<1> **アー** [感] ①「ああ、いいよ」「ああ、そうだよ」[類]うん ▽目上の人には「はい」を使う。 **アークライト** [人名] 一七三三ー九二年。イギリスの発明家。一七六九年、水車を使った紡績機を発明して、工場生産制を確立し、産業革命のさきがけとなった。 **アーケード** [名] 商店街などで、屋根におおわれた通路。 **アース** [名] 安全のため、あるいは器具を保護するために、電気器具と地面とを銅線などでつなぎ、よぶんな電流をにがす装置。接地。▽大地という意味から。 **アーチ** [名] ①柱を使わずに上方を半円形にした、建築様式や建築物。建物の入り口・トンネル・橋などに見られる。②野球で、ホームランのこと。「―をかける」▽弓という意味から。 **アーチェリー** [名] 洋弓[ようきゅう]。また、それを使って的をねらいうつスポーツ。 **アーティスト** [名] 芸術家。とくに、演奏家や美術家。アーチスト。 **アート** [名] 芸術。とくに、美術。また、技術。「モダンー」 **アートし【アート紙】** [名] つやのある、あつでの印刷用紙。美術印刷に適する。アートペーパー。 **アートディレクター** [名] 映画・テレビ・広告宣伝などで、美術部門を担当する責任者。 **アーム** [名] うで。また、うでに似たもの。「―チェア(=ひじかけいす)」 **アーメン** [感] キリスト教で、いのりの最後に唱えることば。▽ヘブライ語で、「まことに」「そのように」という意味。 **アーモンド** [名] バラ科の落葉高木。実はモモ形で、種子は食用や薬用。巴旦杏[はたんきょう]。 **アーリアじん【アーリア人】** [名] インド・ヨーロッパ語族のうち、インド‐イラン語派の言語を話す種族。とくに紀元前一五〇〇年ごろ北インドに定着した民族。▽「アーリア」は梵語で、高貴という意味。 **アール** [名] [造語] メートル法で、面積の単位。一〇〇平方メートル。一〇〇アールで一ヘクタール。記号はa。 **アールエイチいんし【Rh因子】** [名] ヒトの赤血球[せっけっきゅう]中に見られる抗原[こうげん]の一つ。赤血球の中にRh因子をもつものをプラス、もたないものをマイナスとする。マイナスの人は少ない。マイナスの人がプラスの人から輸血を受けると障害を起こすことがある。 **アールエヌエー【RNA】** [名] リボ核酸[かくさん]。リボースを糖[とう]の成分とする核酸で、動植物と一部のウイルスの細胞[さいぼう]質中にふくまれる。たんぱく質の合成を推進し、DNAが伝える遺伝情報を実体化するはたらきがある。 **アールヌーボー** [名] 一九〇〇年前後、ヨーロッパを中心に流行した工芸・建築・絵画の様式。優美で曲線的なデザインが特徴。ミュシャ・ガレ・クリムトらが代表。▽新芸術の意味。 **あい** [愛] [名] (親子や男女のあいだで、また、音楽や絵に対してなど)胸がいっぱいになるほど切ない、好きだ、だいじにしたいと思う気持ち。②おしむ。③神仏のめぐみ。「神の―」[動]愛する **あい** [哀] [名] ①かなしみ。②かわいそうに思う。③あわれっぽいようす。▽「衰すい(=おとろえる)」は別字。 **あ** [亜] (亞) ①それに次ぐ。二番目の。②「亜細亜」の略。亜鉛・亜聖・亜熱帯・亜流・亜硫酸 ②大東亜戦争・亜米利加・亜爾然丁 **あ** [阿] ①曲がって入りくんだところ。すみ。②きげんをとって、気に入られようとする。③中国で人を親しんで呼ぶときに付けた語。▽日本では女性の名に付ける「お」に当てた。「阿国[おくに]」など。④「阿弗利加[アフリカ]」の略。①曲阿[きょくあ]・山阿[さんあ]②阿付[あふ]・阿諛[あゆ]・曲学阿世[きょくがくあせい]③阿父[あふ]・阿兄[あけい]④南阿戦争[なんあせんそう] **ああ** [感] 気がついたときや、おどろいたときなどに思わず出ることば。「―、忘れてた」「―、危ない」 **ああ** [副] あのように。あんなふうに。「―まで言わなくても」「―いうことになろうとは」 **ああ言えばこう言う** [慣] いろいろ言いわけをして人の言うことに従わないこと。 **ああ** [感] ①深く感動したときに思わず出ることば。「―、よかった」「―、びっくりした」▽「嗚呼」と当てる。②承知した、そのとおりだ、という返事のことば。 <2> **あわれ・あわれむ** [動] 哀れを誘う/同病相哀れむ・哀しむ・可哀相 **あい【相】** [造語] 【「相~」の形で】●「たがいに」「いっしょに」という意味をあらわす。「―寄る」「―対する」「―乗り」「―宿」▽動詞や名詞に付く。②しっかりと、たしかに。やや改まった表現をつくる。「―すみません」「このほどぶじ竣工のはこびと―なりました」▽動詞に付く。▼「合う」の連用形。 **あい【愛】** →漢字項目を見よ。 **あい【藍】** [名] ①タデ科の一年草。葉や茎[くき]からこい青色の染料をとるため、古くから栽培された。②アイで染めた暗い青色。あいいろ。 **藍より出でて藍より青し** →「しゅつらん(出藍)の誉れ」 **あいあいがさ【相合い傘】** [名] 一本の傘を仲のいい男女がさすこと。 **アイアン** [名] ゴルフのクラブで、頭部が金属製のもの。☆ウッド ▽鉄という意味から。 **アイイーエー【IEA】** [名] 国際エネルギー機関。一九七六年発足。産油国の原油供給削減[さくげん]に対抗して、おもな石油消費国が長期のエネルギー計画を立てるためにつくった国際協調機関。 **あいいく【愛育】** [名] [動] かわいがって、だいじに育てること。 **あいいれない【相容れない】** [慣] たがいの気持ちや考えかたなどが一致[いっち]しない。たがいの立場などを認めあわない。「―仲」「―思想」 **あいうち【相打ち・相討ち・相撃ち】** [名] 剣道[けんどう]などで、両者が同時に相手をうつこと。 **アイエーイーエー【IAEA】** [名] 国際原子力機関。一九五七年、原子力の平和利用を進め、軍事利用を防止するために発足した。 **アイエスディーエヌ【ISDN】** [名] デジタル総合サービス網[もう]。各種の通信サービスを統合して一本の回線で提供する、デジタル化された通信網。 **アイエヌエフぜんぱいじょうやく【INF全廃条約】** [名] 中距離核[ちゅうきょりかく]戦力全廃条約。一九八七年、アメリカと旧ソ連のあいだで、地上から発射する中距離核兵器の廃棄[はいき]をとりきめて、調印したもの。 **アイエフシー【IFC】** [名] 国際金融[こくさいきんゆう]公社。一九五六年に設立された国際的な金融機関。おもに発展途上国の民間企業[きぎょう]の育成を目的とする。 **アイエムエフ【IMF】** [名] 国際通貨基金。一九四五年、国際通貨制度の安定のために設立された、国連の専門機関。国際収支の悪化した国に資金の貸し付けをおこなう。 **アイエムオー【IMO】** [名] 国際海事機関。一九五八年、船舶[せんぱく]の安全や海洋汚染の防止のために設立された国連の専門機関。本部はロンドン。 **アイエルオー【ILO】** [名] 国際労働機関。一九一九年、労働者の生活向上のために設立された国連の専門機関。労働関係の法律や保健に関して指導・勧告をする。 **あいえんきえん【合縁奇縁・合縁機縁】** [四漢] 気が合うのも合わないのも、人と人との仲はふしぎな縁でまるのだということ。 **あいおい【相生い】** [名] ①一つの根から二つの幹が育つこと。いっしょに生まれ育つこと。「―の松」②夫婦がそろって長生きすること。▽「相老い」に音が通じることから。 **アイオーシー【IOC】** [名] 国際オリンピック委員会。一八九四年創設。オリンピック大会を主催する。 **あいか【哀歌】** [名] 悲しい気持ちをあらわした歌。エレジー。 **あいかぎ【合い鍵】** [名] もとになるかぎに合わせて、あとからつくったかぎ。 **あいかた【合方】** [名] 歌舞伎[かぶき]で、場面に合わせた三味線[しゃみせん]の曲。また、能楽の伴奏[ばんそう]が。 **あいかた【相方】** [名] いっしょに何かをする相手。[類]相棒 **あいがも【間鴨・合鴨】** [名] カモ科の鳥。マガモとアヒルとの雑種。肉は食用。 **あいかわらず【相変わらず】** [副] ①ひきつづき何の変化もなく。「―元気です」②変化が期待されても、ちっとも変わらず。「―勉強しない」▼改まったときは、「相変わりませず」。 **あいかん【哀感】** [名] もの悲しい気分や感じ。「ひとしお―を深くする」 **あいかん【哀歓】** [名] 悲しみと喜び。「人生の―をともにする」「―こもごもいたる(=悲しみと喜びが次々にやってくる)」 **あいがん【哀願】** [名] [動] 相手が同情して願いをうけいれてくれるように、ひたすらたのむこと。 **あいがん【愛玩】** [名] [動] いつもだいじにしてかわいがり、心のなぐさめとすること。「―動物」「―の茶器」▽おもに、小動物や美術工芸品についていう。 **あいぎ【合い着・間着】** [名] ①「合い服」に同じ。②上着と下着とのあいだに着る服。 **あいきどう【合気道】** [名] 相手の急所を突いて気絶させたり、関節をひねったりするわざを主とする武道。本来は護身術。 **アイキュー【IQ】** [名] 知能指数。知能の発達程度を示す数字。 **あいきょう【愛敬・愛嬌】** [名] ①表情や話しかた・動作などにあらわれる、かわいらしい魅力[みりょく]。「―のある子」「―をふりまく」②「ごあいきょう」▼「愛恭」は誤り。 **あいくち【合口・匕首】** [名] つばのない短刀。「ふところに―をのむ(=かくしもつ)」 **あいくち【合い口】** [名] 相手として関係がうまくいこと。相性[あいしょう]。 <3> **あいくるしい【愛くるしい】** [形] 子供などが見るからにあいきょうがあってかわいらしい。「―笑顔[えがお]」 **あいこ【愛顧】** →「ごあいこ」 **あいこ** [名] たがいに勝ち負けや損得のないこと。ひきわけ。「これでお―だ」 **あいご【愛護】** [名] [動] いつもかわいがってだいじに守ること。「動物―週間」「目の―デー」 **あいこう【愛好】** [名] [動] たいへん好きでそれに親しむこと。「すもう―家」「音楽を―する」 **あいことば【合い言葉】** [名] ①戦いなどで、味方どうしがたがいに確かめあうために、あらかじめきめておく合図[あいず]のことば。▽こちらが「海」と言えば、相手が「山」と答えるなど。②ある目的をやりとげるため、その考えや運動の目標を簡単にあらわし、仲間の心を一つにしようとすることば。標語。モットー。「政治改革を―にする」 **あいさい【愛妻】** [名] いとしく思い、たいせつにしている妻。また、妻をたいせつにすること。「―弁当」 **あいさつ【挨拶】** [名] [動] ①人と出会ったときや別れるときに、礼儀[れいぎ]としてとり交[か]わすことばや動作。「朝の―」「お客様に―する」②式典や会合で、儀礼として、あるいは、お祝いやお礼・おわびの気持ちなどをあらわすためにことばを述べること。また、そのことば。「開会の―」「新入生を代表して―する」③返事。応対。「こちらとしてはーのしようがない」④→「ごあいさつ」 **あいし【哀史】** [名] 悲しくもあわれな出来事をしるした物語や歴史。「女工―」 **あいじ【愛児】** [名] 親がかわいがり、だいじにしている子。いとしご。 **アイシー【IC】** [名] 集積回路。電子回路。「―カード」 **アイシービーエム【ICBM】** [名] 大陸間弾道[だんどう]弾[だん]。核弾頭[かくだんとう]を装備した戦略用の長距離大陸間ミサイル。 **アイシーユー【ICU】** [名] 集中治療[ちりょう]室。重症患者の特別な治療をおこなうための病室。患者の状態を調べる記録装置・酸素テント・人工呼吸器などを備え、医師らがチームを組み、常に加療する。 **アイシャドー** [名] 目もとをひきたたせるために、まぶたにぬる化粧品[けしょうひん]。 **あいしゅう【哀愁】** [名] 悲しみうったえること。また、なんとなく悲しい感じ。もの悲しい気分。「後ろ姿に―がただよう」▽「愛愁」は誤り。 **あいしょう【相性・合い性】** [名] たがいにつきあっていくうえでの、気性[きしょう]や性質の合いぐあい。「なぜか二人は―がいい」 **あいしょう【愛称】** [名] 本名や正式な名前の代わりに、親しみをこめて使う呼び名。ニックネーム。ペットネーム。「―で呼びあう」[類]あだ名 **あいしょう【愛唱】** [名] [動] 好きでよく歌うこと。「―歌」 **あいしょう【愛誦】** [名] [動] いつも好きで朗読したり、暗誦[あんしょう]したりすること。「藤村[とうそん]の詩を―する」 **あいじょう【愛情】** [名] ①人やものをいとおしみ、だいじに思う心。「草花にも―を注ぐ」②異性を恋[した]い、たいせつにする心。「―を告白する」 **あいしょうか【哀傷歌】** [名] 人の死をいたむ歌。「古今集」以後の勅撰[ちょくせん]集での部立[ぶだ]ての一つ。「万葉集」の挽歌[ばんか]にあたる。 **あいじるし【合い印】** [名] ①ひとそろえのものが他とまぎれたり、二つのもののつなぎ目がずれたりしないようにつける目じるし。②戦場などで味方であることを知らせるためにつけるしるし。 **あいじん【愛人】** [名] 愛する人。とくに、あまり人に知られたくない関係の相手をいう。[類]情夫・情婦 **あいす【愛す】** [動] →「あいする」 **アイス** [造語] ①こおり。また、食べものなどを冷やすこと。冷やしたもの。「―コーヒー」②「アイスクリーム」の略。 **あいず【合図】** [名] [動] あらかじめきめた方法で相手にことを知らせること。また、その方法や信号。「開始の―がある」「手まねで―する」▽ふつう、「合い図」とは書かない。 **アイスキュロス** [人名] 前五二五ー前四五六年。古代ギリシャの詩人。ソフォクレス・エウリピデスとともに三大悲劇詩人の一人。「アガメムノン」など、神話を題材に雄大な構成でえがいた。 **アイスクリーム** [名] 牛乳や卵などを原料として、クリーム状にこおらせた菓子。とくに、乳脂肪分が八%以上のものをいう。 **アイススケート** [名] スケートで氷上をすべるスポーツ。フィギュア・スピードなどの種類がある。スケート。 **アイスバーン** [名] 雪の表面が一度解けて、またこおったところ。自動車などがスリップしやすい。 **アイスホッケー** [名] スケート競技の一つ。氷上でおこなうホッケー。一チーム六人で、スケートをはいて、スティックでパック(=ゴム製の小円板)を相手ゴールに打ちこみ、得点を競[きそ]う。 **アイスランド** [国] 正式国名は、アイスランド共和国。大西洋北部、北極圏[ほっきょくけん]に接する島国。火山やフィヨルドが多く、水力・地熱発電が発達している。面積約一〇万平方キロ。首都レイキャビク。主要言語アイスランド語。 **あいする【愛する】** [動] ①男女間で、相手を恋[した]しく思う。愛情をもつ。「―人と別れる」「―女性」②たいせつにする気持ちをもつ。「わが子を―」「―母校」[対]憎む③非常に好んで、それを楽しむ。「こよなく酒を―」[動]愛好する[対]嫌う▼「あいす」とも。 **あいせき【相席・合い席】** [名] [動] 飲食店などがこんでいたりして、よその人と同じテーブルにつくこと。 **あいせき【哀惜】** [名] [動] 人の死を悲しみ、その死を残念に思うこと。「―の念にたえない」 <4> **あいせき【愛惜】** [名] [動] 人・物・場所に愛着をもって、その失われることをおしむこと。「あいじゃく」とも。 **あいせつ【哀切】** [形動] 身にしみてあわれでもの悲しいこと。「―きわまりない物語」「―な趣[おもむき]」 **アイゼン** [名] すべりどめのため、登山ぐつの底につける鋼鉄製のつめ。 **あいぜんみょうおう【愛染明王】** [名] 真言密教で、全身が赤く、一つの目と六本のうでをもち、いかりの相[そう]をおもてにする愛欲の神。 **あいそ【哀訴】** [名] [動] 同情を求めて、なげきうったえること。「窮状を―する」[類]哀願・愁訴[しゅうそ] **あいそ【愛想】** [名] ①人によい感じをあたえようとしてする表情や応対のしかた。「―をふりまく」②人に対してもつ親しみや好意。また、好意あるもてなし。「今度こそ―がづきた」「なんのーもなく」③→「おあいそ」▼「あいそう」とも。 **愛想もこそも尽き果てる** [慣] 相手のことがすっかりいやになって、見限ってしまう。 **あいぞう【愛憎】** [名] 一つの対象にもつ、愛情とにくしみ。「父に対する―相なかばする思い」 **あいぞう【愛蔵】** [名] [動] だいじにしまってもっていること。「―版」「祖父の―する書画」 **あいそづかし【愛想尽かし】** [名] 相手に対する好意が報[むく]いられないことが重なり、相手に対して愛情がなくなって、つきあうのがいやになること。 **アイソトープ** [名] 同位体。同位元素。原子番号が同じで質量数の異なる元素。 **あいそわらい【愛想笑い】** [名] 相手に気に入ってもらいたいために見せる笑い。 **あいだ【間】** [名] ①ものともの、時間と時間とにはさまれているところ。「電車は駅と駅の―で立ち往生[おうじょう]する」「夏と秋とのーに」②ものとものとのへだたり。「―をつめる」③時間の経過。ほど。「この―はごちそうさま」「しばらくーを置く」④ある範囲[はんい]内の連続した時間「連休の―にかたづける」⑤ある仲間の範囲内。「若者の―では常識だ」⑥人と人、ものとものとの関係。仲。「親子の―」「両家の―をとりもつ」⑦中間。平均。まんなか。「―をとる」「当事者双方の―に立って調停する」 **あいたいずく【相対尽く】** [名] たがいに納得しあったうえですること。「―でとりきめる」 **あいたいする【相対する】** [動] ①たがいに向かいあう。さしむかう。「川をへだてて両軍が―」②対立する。「―二つの意見」 **あいだがら【間柄】** [名] ①人と人との関係。とくに、血のつながった者どうしの続きがら。「師弟の―」「姉妹[しまい]のー」②交際。関係。「きみとぼくのーじゃないか」 **あいちしゃ【愛知者】** [名] 知を愛する者。哲学者。▽古代ギリシャのソフィストがみずからを知者と呼んだのに対し、自分の無知を自覚している者として、ソクラテスが自分自身についていったことば。 **あいちゃく【愛着】** [名] 人やものに対していとしさが残ってはなれにくく、思いきれないこと。また、そう思う気持ち。[類]執着[しゅうじゃく]▽古くは「あいじゃく」と読む。 **あいちょう【哀調】** [名] いかにも悲しそうな調子。「―をおびた民謡」 **あいちょうしゅうかん【愛鳥週間】** [名] 野生の鳥類をたいせつにしていつくしむためにつくられた、五月一〇日からの一週間をいう。 **あいつ【彼奴】** [代] 三人称単数。にくしみや軽べつ、または非常に親しみをこめて使う。「みんな―のせいだ」「―にまかせろ」▽「あやつ」の変化した形。 **あいつぐ【相次ぐ】** [動] 次から次へと続いて起こる。「―地震におびえる」「―列車事故」 **あいづち【相槌】** [名] 相手の話に調子を合わせて入れる短い受けこたえ。「まあ」「へえ」「ふうん」「なるほど」など。「―を打つ」▽昔、刀などをつくるとき、親方[おやかた]の打つ槌[つち]の合間に弟子[でし]が槌を打ったことから。 **あいづやいち【会津八一】** [人名] 一八八一ー一九五六年。大正・昭和期の歌人・美術史家・書家。新潟県生まれ。号は秋艸[しゅうそう]道人・渾斎[こんさい]。歌集に「鹿鳴集」「寒燈集」など。 **あいて【相手】** [名] ①たがいにはたらきかけたり、協力しあう人の一方を片方からいうことば。また、あるはたらきかけの対象となる人。「遊びの―をする」「若者―の店」[類]相棒[あいぼう]②勝ち負けを争う人。「―にとって不足はない」 **アイデア** [名] ①おもいつき。着想。かんがえ。「実にいい―だ」「―マン」②理念。理想。▼「アイディア」とも。 **アイディーエー【IDA】** [名] 国際開発協会。一九六〇年設立。発展途上[とじょう]国が経済開発をするのに必要な資金を融資[ゆうし]する国際金融機関。第二世界銀行とも。 **アイティーユー【ITU】** [名] 国際電気通信連合。国際連合の専門機関の一つ。国際的な電気通信業務の合理化を目的とする。 **あいてどる【相手取る】** [動] s争い、とくに訴訟[そしょう]の相手とする。「国を相手取ってうったえる」 **アイテム** [名] 項目。品目。条項。 **アイデンティティー** [名] 自己同一性。自己証明。「―を確立する」「―カード」 **あいとう【哀悼】** [名] [動] 人の死をなげきかなしむこと。「―の辞」「つつしんで―の意をあらわす」[類]哀惜[あいせき]・哀傷[あいしょう] **あいどく【愛読】** [名] [動] ある本や雑誌を好んで、いつも読むこと。「推理小説を―する」「―者」 **あいとにんしきとのしゅっぱつ【愛と認識との出発】** [名] 一九二一年。倉田百三[くらたひゃくぞう]の評論。西田幾多郎[にしだきたろう]の影響[えいきょう]を受けた、宗教的ヒューマニズムによる思索的な愛の思想を示した。 <5> **アイドル** [名] あこがれの的[まと]。多くの人に好かれる人気者。「若者の―」「―歌手」▽偶像[ぐうぞう]という意味から。 **あいなかばする【相半ばする】** [動] 五分五分である。対立する二つのものが同じくらいずつである。「賛成と反対が―」「功罪―」 **あいなめ【鮎魚女・鮎並】** [名] アイナメ科の魚。近海にすみ、体長は約三〇センチ。多く、緑色をおびた茶色をしており、食用にする。アブラメ。 **あいなる【相成る】** [動] 「なる」の改まった言い方。手紙文などに用いる。「新緑の候と相成りました」 **あいにく【生憎】** [形動] [副] 期待にはずれたり、目的のじゃまになったりするようす。都合が悪いようす。「―の天気」「母は―留守ですが」[類]折[おり]あしく▽「あやにく」の変化した形。 **アイヌ** [名] おもに北海道に住む少数先住民族。系統は不明。明治政府の同化政策によって固有の文化や生活が失われ、人口も激減[げきげん]した。文学としては、叙事詩ユーカラが口承された。▽アイヌ語で、人間の意味。 **あいのて【合いの手・間の手】** [名] ①歌やおどり、また、話の途中[とちゅう]に入れる手拍子[てびょうし]やことば。「演説に―を入れる」②邦楽で、歌と歌をつなぐ楽器だけの演奏。 **あいのり【相乗り】** [名] [動] ①乗り物にいっしょに乗ること。とくに、つれではない人と乗ること。「オートバイのー」「タクシーに―する」②人が何かをするのに便乗[びんじょう]すること。また、共同でことをおこなうこと。「―でスポンサーになる」 **アイバンク** [名] 角膜[かくまく]提供者を募集[ぼしゅう]・登録したり、目の見えない人のために角膜を供給したりする機関。眼球銀行。 **アイビーアールディー【IBRD】** [名] 国際復興開発銀行。通称[つうしょう]は世界銀行・世銀。一九四五年に設立された国連の専門機関。第二次世界大戦後の復興や開発のための、資金の長期貸し付けをおこなう。本部はワシントン。 **あいびき【合い挽き】** [名] 牛肉とぶた肉をまぜたひき肉。 **あいびき【逢い引き・媾曳】** [名] [動] 恋人[こいびと]どうしが人目をさけて会うこと。[類]忍[しの]び会い・密会 **あいぶ【愛撫】** [名] [動] いとしんで、なでたりさすったりすること。 **あいふく【合い服・間服】** [名] 夏と冬とのあいだ、つまり春と秋に着る洋服。合い着[あいぎ]。あい。 **あいべつりく【愛別離苦】** [名] 仏教で、八苦[はっく]のうちの一つ。愛する人との別れの苦しみ。 **あいべや【相部屋】** [名] 旅館などで、同じ部屋によその人ととまること。「―でがまんする」[類]同室 **あいぼう【相棒】** [名] いっしょに何かをする仲間。「仕事の―」[類]相方[あいかた]▽いっしょにかごをかつぐ相手という意味から。「合棒」は誤り。 **アイボリー** [名] 象牙[ぞうげ]。また、象牙色。クリーム色がかった白。「―ホワイト」 **あいま【合間】** [名] 続いているものごとの短い切れ目。「梅雨[つゆ]の―をぬって出かける」▽ふつう、「合い間」とは書わない。 **あいまい【曖昧】** [形動] 区別が不確かではっきりしないようす。「―な態度」「―屋(=売春宿[ばいしゅんやど])」[対]明瞭[めいりょう] > **つかいわけ** →「あやふや」を見よ。 **あいまいもこ【曖昧模糊】** [四漢] はっきりせず、ぼんやりしてよくわからないこと。「―とした話」 **あいまって【相俟って】** [連語] 二つの力が合わさって。たがいに重なりあって。「両々―すばらしい成果をおさめた」▽悪い場合にも使う。 **あいみたがい【相身互い・相見互い】** [名] 似た境遇[きょうぐう]にある者どうしは、たがいにその立場が理解できること。また、同情して助けあうこと。「武士は―」 **あいよう【愛用】** [名] [動] 好んで、いつも使うこと。「―のかばん」「国産車を―する」 **あいよく【愛欲・愛慾】** [名] 異性に対する強い性的欲望。[類]性欲・情欲 **アイライン** [名] 目の輪郭[りんかく]。また、まつげのきわをふちどりして目もとをはっきりさせる化粧[けしょう]。めばり。 **あいらしい【愛らしい】** [形] いかにも可憐[かれん]で愛すべきようす。「―姿[すがた]」「愛らしく笑う」 **アイリス** [名] アヤメ科の植物をまとめた呼び方。園芸・生け花用。▽ギリシャ神話の、虹[にじ]の女神の名から。 **アイルランド** [国] ①イギリス、グレートブリテン島の西にある島。②①の南部にある国。住民の多くはケルト民族。農牧業に加え、繊維・製紙工業なども発達している。面積約七万平方キロ。首都ダブリン。主要言語、英語・アイルランド語。 **あいろ【隘路】** [名] ①山あいなどのせまくて通りにくい道。②ものごとを実行するのにじゃまになること。障害。ネック。「教育改革の―」 **アイロニー** [名] ことばの表面上とは反対の意味をもたせて言う皮肉[ひにく]。いやみ。また、反語法。イロニー。 **アイロン** [名] ①熱と重みで衣類などのしわをのばしたり、折り目をつけたりする器具。②熱で髪[かみ]を縮[ちぢ]らせる器具。 **あいわ【哀話】** [名] かわいそうな話。[類]悲話 **アインシュタイン** [人名] 一八七九ー一九五五年。ドイツの理論物理学者。「相対性理論」を完成後、ナチスに追われてアメリカに亡命。戦争廃止[はいし]を唱え、平和運動にも力を注いだ。ノーベル物理学賞受賞。 **あう【会う・逢う・遇う】** [動] ①たまたま出会う。行きあわせる。「駅で友人とー」②面会する。対面する。「―約束をする」 **会うは別れの始め** [慣] 出会ったものは必ず別れるものだ。人と人とのつながりのはかなさをいったことば。 > **古語** ≪あふ≫もとの意味は「調和がとれる」「一致する」ということ。そこから古語では、結婚するという意味もあった。 <6> **あう【合う】** [動] [造語] ①ものとものとが一つになる。「本線と支線が―地点」[類]合[がっ]する②性格や傾向[けいこう]が一致[いっち]する。調和する。「彼とは気が―」「着物に―帯」③基準などにうまくあてはまる。「サイズがー」「希望に―仕事」④[「〜あう」の形で]たがいに同じ動作をするという意味をあらわす。「話し――」「信じー」「なぐり―」▽動詞の連用形に付く。 **あう【遭う】** [動] たまたま好ましくないことを経験する。「夕立にー」「ひどい目に―」[類]遭遇[そうぐう]する **アウェー** [名] サッカーなどで、相手方の競技場でおこなう試合。↔ホーム **アウグスティヌス** [人名] 三五四ー四三〇年。初期キリスト教会の教父・哲学[てつがく]者。原罪を負う人間は神のめぐみによってのみ救われると説いた。著書に「神の国」「告白」「三位一体[さんみいったい]論」など。 **アウシュビッツ** [名] ポーランド南部の都市。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの強制収容所がつくられ、ユダヤ人や捕虜[ほりょ]など多数が虐殺[ぎゃくさつ]された。 **アウストラロピテクス** [名] 約三百万年から百万年前ごろに生息したと考えられる最古の人類で、猿人[えんじん]に属する。南アフリカ各地で発見された。直立歩行し、石器を使用した。オーストラロピテクス。 **アウタルケイア** [名] 自分の内面的なものに満足し、外に求めるもののないこと。自足。禁欲主義を主張する古代ギリシャ哲学のキニュク派やストア派が理想とする境地。 **アウト** [名] ①野球で、打者や走者がその資格を失うこと。死。↔セーフ ▽だめになることのたとえにも使う。「その提案は費用の点で―だ」②テニスなどで、球がコートの線外に出ること。☆イン・フェア③ゴルフで、一ラウンド一八ホールの、前半の九ホール。↔イン ▽外、外側という意味から。 **アウトコース** [名] ①野球で、打者から遠い側を通る球[たま]すじ。↔アウトサイド・外角②陸上競技で、トラックの外寄りの走路。↔インコース **アウトサイダー** [名] 部外者。とくに、社会のわくからはみ出し、うけいれられない者。無頼[ぶらい]の徒。または体制に対する反骨[はんこつ]の人。 **アウトサイド** [名] ①外部。外側。また、外観。②野球で、打者の手もとから遠い側。[類]アウトコーナー・外角↔インサイド **アウトドア** [名] 戸外。屋外。「―スポーツ」↔インドア **アウトバーン** [名] ドイツの自動車専用の高速道路。 **アウトプット** [名] [動] 出力。とくに、コンピュータから文字や図形などの情報をとりだすこと。また、とりだした情報。↔インプット **アウトライン** [名] ①概略[がいりゃく]。あらすじ。「計画の―を聞く」②外側の線。輪郭[りんかく]。「―ステッチ」「―フォントの拡大文字」 **アウトロー** [名] 社会からはみ出した者。また、無法者。ならず者。 **アウフヘーベン** [名] 対立する二つの要素が、たがいに否定しあいながらも、それぞれの本質を失うことなく、より高い段階で統合され、発展していくこと。止揚[しよう]。▽ドイツの哲学者ヘーゲルの説く弁証法[べんしょうほう]の重要な概念[がいねん]。 **あうん(阿吽)の呼吸** [慣] 二人で一つのことをするときの、両者の微妙[みみょう]な気持ちや調子。「―が合う」▽もと、対[つい]になった仁王[におう]や狛犬[こまいぬ]の口の形で、一方が開き、一方が閉じたもの。梵字[ぼんじ]で、「阿」は最初の、「吽」は最後の字。 **あえか** [形動] 若い女性などの、いかにも弱々しくはかなげなようす。「夕やみに消えた―な姿」 **あえぐ【喘ぐ】** [動] ①息を切らす。苦しそうに呼吸する。「あえぎあえぎ急坂を登る」②くるしむ。四苦八苦[しくはっく]する。「不景気に―」 **あえず【敢えず】** [造語] [「〜あえず」の形で]・・・しきれないで。・・・も終わらないうちに。「とるものもとりあえずかけつける」「言いも―」▽動詞の連用形に付く。 **あえて【敢えて】** [副] ①困難を知りながらも、すすんで。しいて。「―主張する」「―危険な道を選ぶ」②[「あえて〜ない」の形で]わざわざ・・・することはない。とりたてて・・・することはない。「―書く必要はない」「―おどろくにはあたらない」 > **古語** [「あえて〜ざらんや」の形で]反語の句法の一つ。「どうして・・・しないことがあろうか、いや必ず・・・する」という意味。「敢へて来たらざらんや(=どうして来ないことがあろうか、いや必ず来る)」▽「敢不」〜」。 **あえない【敢えない】** [慣] 相手と対等にわたりあうだけの力がなくて、もろくあっけない。「―最期」「あえなく敗退する」▽「敢え」は「敢う(=こらえる)」の名詞形。 **あえもの【和え物】** [名] 野菜・魚・貝などを、酢[す]みそ・ごま・からしじょうゆなどで、まぜあわせた料理。 **あえる【和える・韲える】** [動] 野菜や魚などを、みそ・酢・ごまなどとまぜあわせる。 **あえん【亜鉛】** [名] 金属元素の一つ。青白色の金属。めっきや合金の材料にする。元素記号Zn **あお【青】** [名] [造語] ①[名]三原色の一つ。青色。また、緑色・水色など青系統の色をまとめた呼び方。②[造語][「青~」の形で]「年若い」「未熟な」という意味をあらわす。「―二才」「―ざむらい」 **青は藍より出でて藍よりも青し** →「しゅつらん(出藍)の誉まれ」 **あおあお【青青】** [副] [形動] いちめんに、とても青いようす。「―と広がる海原[うなばら]」「ひげそりあとがーしている」 <7> ②深い緑色をしているようす。「―としげった草木」 **あおあらし【青嵐】** [名] 青葉のころにふくさわやかな風。せいらん。[類]薫風[くんぷう] **あおい【青い・蒼い】** [形] ①青の色をしている。緑色もふくめていう。「―空」「山が―」②顔に血の気がない。顔色が悪い。「―顔」「車をぬすまれて青くなる」③果実や人の精神などが未熟であるようす。「まだ―実」「考えが―」 **あおい【葵】** [名] アオイ科のタチアオイ・トロロアオイや、ウマノスズクサ科のフタバアオイなどをまとめた呼び方。「―の御紋(=徳川家の家紋)」「―祭」 **あおいきといき【青息吐息】** [四漢] 困りはてたときに出る力のないため息。また、そのようなため息の出る状態。「借金を返すのに―だ」 **あおいとり【青い鳥】** [名] 一九〇九年。ベルギー、メーテルリンクの戯曲[ぎきょく]。チルチルとミチルのきょうだいが、夢の中で「幸福のしるし」の青い鳥を探して歩くが見つからない。目が覚めると青い鳥は家の中にいて、幸福は身近にあっても気づかないでいることを知る。 **あおいはな【青い花】** [名] 一八〇二年。ドイツ、ノヴァーリスの小説。夢に見た青い花の中の少女を探しもとめて、旅をする青年をえがいたメルヘン小説。 **あおいまつり【葵祭】** [名] 京都の上賀茂・下鴨神社の祭り。毎年五月一五日におこなわれる。▽古くは、祭りといえば葵祭をさした。ふつう、「葵祭り」とは書かない。 **あおいろしんこく【青色申告】** [名] 所得税などの申告方法の一つ。大蔵省できめた帳簿[ちょうぶ]に記入し、青色の申告用紙を使う。税法上の特典を受ける。 **あおうなばら【青海原】** [名] 青々とした広い海。 **あおがえる【青蛙】** [名] 体色が緑色をしたカエルをまとめた呼び方。モリアオガエルなどアオガエル科のカエルやアマガエルなど。 **あおかび【青黴】** [名] もち・パン・ミカンなどに生える緑色のかび。その一種からペニシリンがつくられる。 **あおきこんよう【青木昆陽】** [人名] 一六九八ー一七六九年。江戸中期の儒学者・蘭学[らんがく]者。幕府の書物奉行[ぶぎょう]。江戸日本橋生まれ。本名は敦書[あつのり]、通称[つうしょう]は文蔵。サツマイモの栽培を奨励[しょうれい]したので、甘藷[かんしょ]先生と呼ばれた。 **あおきしげる【青木繁】** [人名] 一八八二ー一九一一年。明治期の洋画家。福岡県生まれ。黒田清輝[くろだせいき]に学び、文学的なロマン性の強い作品で注目を集めたが、早逝[そうせい]。代表作「海の幸[さち]」「わだつみのいろこの宮」。 **あおきしゅうぞう【青木周蔵】** [人名] 一八四四ー一九一四年。明治期の政治家。長門[ながと]生まれ。長州藩士[はんし]から外相[がいしょう]となり、条約改正にとりくむ。日英改正通商航海条約に調印し、領事裁判権の撤廃[てっぱい]と関税自主権の一部回復を実現した。 **あおぎり【青桐・梧桐】** [名] アオギリ科の落葉高木。樹皮は緑色で街路樹や庭木に多い。家具用。 **あおぐ【仰ぐ】** [動] ①顔をあげて高いところを見る。「空を―」↔うつむく②尊敬する。「人生の師と―」③命令や援助などを求める。「指示を―」「寄付を―」「技術を外国に―」④一気に飲む。「毒を―」[類]呷[あお]る **あおぐ【扇ぐ・煽ぐ】** [動] うちわなどで風を起こす。 **あおくさい【青臭い】** [形] ①青い草などを切ったようなにおいがする。②精神が未熟である。「まだ―青年」「―議論」 **あおざめる【青褪める】** [動] 顔色が青白くなる。血の気を失う。「おそろしさに―」 **あおじゃしん【青写真】** [名] ①青地に白で線や文字をあらわした写真。設計図などの複写に使う。白地に青もある。[類]青焼き②将来についての計画。「会社再興の―をえがく」 **あおじろい【青白い・蒼白い】** [形] ①青みがかって白い。「―月の光」②顔に血の気がない。青ざめたようす。「青白きインテリ(=行動力がともなわない知識人)」 **あおすじ(青筋)を立てる** [慣] かんしゃくをおこす。激しくおこる。▽こめかみに静脈が青くうきでるほどおこることから。 **あおぞら【青空】** [名] [造語] ①[名]晴れわたった空。②[造語][「青空~」の形で]ふつうは屋内[おくない]でおこなうことが、屋外でおこなわれることをあらわす。「―教室」「―市場」「―駐車場」 **あおた【青田】** [名] イネの苗[なえ]がのびて、いちめんに青々とした田。まだイネが実らない田。 **あおだいしょう【青大将】** [名] 日本でいちばん大きなヘビ。体長約二メートル。からだは暗緑色。毒はない。 **あおたがい【青田買い】** [名] [動] ①会社が、卒業予定の学生や生徒に対し、正規の採用試験より前に採用を内定すること。▽「青田刈り」は誤った使いかた。②青田のうちに収穫量を予想して買うこと。 **あおてんじょう【青天井】** [名] ①あおぞら。▽空を天井[てんじょう]に見たてたことば。②株価・物価などが、どこまでも上がりつづけること。「相場は―だ」 **あおとぞうしはなのにしきえ【青砥稿花紅彩画】** [名] 一八六二年。河竹黙阿弥[かわたけもくあみ]の作。日本駄右衛門[にっぽんだえもん]・忠信利平[ただのぶりへい]・南郷力丸[なんごうりきまる]・赤星十三郎[あかぼしじゅうざぶろう]・弁天小僧[べんてんこぞう]の五人の盗賊たちをあつかった世話物[せわもの]の歌舞伎脚本[きゃくほん]。「白浪[しらなみ]五人男」とも。 **あおな【青菜】** [名] 葉が食用となる、こい緑色の野菜をまとめていう。ホウレンソウ・コマツナなど。 **青菜に塩** [慣] 元気をなくしてしょんぼりするようす。 **あおにさい【青二才】** [名] 経験のない若者をあざけっていうことば。「―のくせに生意気なことを言うやつだ」[類]若僧[わかぞう]▽「青二歳」は誤り。 **あおねこ【青猫】** [名] 一九二三年。萩原朔太郎[はぎわらさくたろう]の詩集。題名は「ものうげなネコ」という意味だとも。ドイツの哲学者ショーペンハウエルに影響[えいきょう]され、厭世的[えんせいてき]に生の倦怠[けんたい]感をうたったもの。 **あおのすえきち【青野季吉】** [人名] 一八九〇ー一 <8> 九六一年。大正・昭和期の文芸評論家。新潟[にいがた]県佐渡に生まれ。プロレタリア文学運動の理論的な指導者。のち、ヒューマニズムの立場で評論を発表。著書に「転換気期の文学」「文芸と社会」など。 **あおのり【青海苔】** [名] アオサ科の海藻[かいそう]。浅い海の岩などに生え、干して食用にする。 **あおば【青葉】** [名] 緑色の木[こ]の葉。とくに、初夏のころの葉。「V目には―山ほととぎす初鰹[はつがつお]」 **あおみ【青み・青味】** [名] ①ある色のなかにふくまれる青い色合いの程度。「―をおびる」②料理で、いろどりをそえる緑色の野菜。 **あおみどろ【水綿・青味泥】** [名] ホシミドロ科の淡水藻[たんすいそう]。池や沼などに生える、緑色の細い糸のような藻も。 **あおむく【仰向く】** [動] 上を向く。↔うつむく **あおむけ【仰向け】** [名] 胸や腹のある面を上に向けこと。「―にねかせる」↔うつぶせ **あおむし【青虫】** [名] チョウやガの幼虫のうち、毛がなくて緑色のもの。モンシロチョウの幼虫など。 **あおもの【青物】** [名] ①緑色の野菜。また一般に、野菜のこと。「―市場」②背が青緑色の魚。あおざかな。イワシ・サンマ・サバなど。[類]光り物 **あおやぎ【青柳】** [名] ①若芽の緑がみずみずしい、春さきのヤナギ。②バカガイのむき身。すし種[だね]などに使う。 **あおり【煽り】** [名] ①とつぜんの強い風。「爆発の―で窓ガラスがふきとんだ」②大きな出来事があたえる影響[えいきょう]をいう。余波[よは]。「戦争のー」「不況[ふきょう]のーをくう」③人をけしかけること。扇動[せんどう]。「―行為」 **あおる【呷る】** [動] あおむいて一気に飲む。「コップ酒を―」 **あおる【煽る】** [動] ①風がふきつけて動かす。「カーテンを風がー」②風がふいて、または風を起こして火の勢いを強くする。「突風[とっぷう]が火事場の火を―」③そばでおだてたり、けしかけたりする。「競争心を―」[類]扇動[せんどう]する **あか【赤】** [名] [造語] ①[名]三原色の一つ。赤色。また、朱色[しゅいろ]・だいだい色・茶色など赤系統の色をまとめた呼び方。②共産主義者。広く、左翼思想や社会主義者をふくめてもいう。▽革命旗が赤色であることから。③[造語][「赤~」の形で]「まったくの」「あきらかな」という意味をあらわす。「―はだか」「―はじ」 **赤の他人** [慣] 自分となんの関係もない人。 **あか【垢】** [名] ①からだの表面にたまったよごれ。あせ・あぶら・ほこりなどのまざったもの。「―を流す」▽生活上のけがれやよごれの意味にも使う。「浮[う]き世の―がたまる」「心の―」②水中の成分や不純物が分離したもの。「湯―」「水―」 **あかあか** [副] [明明] 辺りいちめんがとても明るいようす。「―と照らしだされた室内」 **あかあかと【赤赤と】** [副] 赤色がこいようす。まっか。「―と燃える火」「夕日がーさす」 **あかい【赤い】** [形] ①赤の色をしている。広く、朱色・茶色などをふくめていうこともある。「はずかしさで顔が赤くなる」▽関西[かんさい]方言では「明るい」という意味で使う。②共産主義思想をもっている。左翼的だ。 **あかいとり【赤い鳥】** [名] 児童文学雑誌。一九一八ー三六年。鈴木三重吉[すずきみえきち]が創刊。芸術性の高い童話や童謡を創作し、大正期の児童文学の指導的地位をしめた。 **あかいはね【赤い羽根】** [名] 一〇月一日から一か月間おこなわれる共同募金運動で、寄付した人にわたされる赤い色の羽根。 **あかがい【赤貝】** [名] フネガイ科の二枚貝。海にすむ。肉はこいだいだい色。すし種[だね]などにする。 **あかがえる【赤蛙】** [名] アカガエル科のカエルをまとめた呼び方。体色は赤褐色。食用にもする。 **あかがえる【赤蛙】** [名] 一九四六年。島木健作[しまきけんさく]の短編小説。伊豆修善寺の川で、アカガエルが急流を横切ろうと何度も試みるが失敗する。 **あかがみ【赤紙】** [名] さしおさえのときにはる赤色の紙。また、旧日本軍の召集令状をさす。▽紙が赤いことから。 **あがき【足掻き】** [名] ある状況からにげだそうとして、もがくこと。「最後の―」「悪[わる]―」「―がとれない(=どうすることもできない)」 **あがく【足掻く】** [動] ①手足を動かしてもがく。じたばたする。「にげようとして―」②状況を打開しようと、気をもむ。「どうあがいでもだめだ」 **あかげ【赤毛】** [名] ①赤みをおびた髪[かみ]の毛。▽西洋の芝居」を「赤毛もの」ともいう。②イヌやウマなどの毛色で、赤褐色のもの。 **あかご【赤子】** [名] 「あかんぼう」の古い言い方。 **赤子の手をねじる** [慣] か弱い者を負かすこと。また、とても簡単にできることのたとえ。 **あかし【灯】** [名] ともしび。あかり。また、神仏に供えるみあかし。灯明[とうみょう]。 **あかし【証し】** [名] 確かな証拠[しょうこ]。後ろ暗いことのないことの証明。「愛の―」「身の―を立てる」 **あかじ【赤字】** [名] ①支出が収入より多いこと。「家計が―になる」[類]欠損↔黒字②校正で、訂正または書きくわえた文字や記号。「―を入れる」[類]朱[しゅ]▼赤色で記入することから。 **アカシア** [名] マメ科の常緑高木をまとめた呼び方。日本では、落葉樹のニセアカシア(ハリエンジュ)をいうことが多い。 **あかしお【赤潮】** [名] プランクトンが急にふえて、海水が赤茶色に見える現象。魚や貝などに有害。 **あかじこうさい【赤字公債】** [名] 国が収入不足の予算を補うために発行する公債。 **あかしんごう【赤信号】** [名] ①交通信号で、停止せよの合図[あいず]を示す赤色灯や赤旗。▽危険が近づいているから注意せよ、という合図[あいず]。 <9> **あからさま**[形動]かくさずに、ありのままあらわしてしまうようす。ことばや態度にはっきり出すようす。「―に不平を言う」[圏]露骨▽相手への非難や不満あるいは秘密など、ふつうはかくしておくことについていう。 > 「つかいわけ」[↓「明け透け」を見よ。 **あかす**[日]【明かす】[国]かくしていることをはっきりさせる。うちあける。「手品[てじな]の種を―」「秘密を―」「鼻を―」②夜を過ごして、朝をむかえる。「一夜を―」「朝まで語り―」「明かし暮らす」 **あかす**[目]【証す】[国]疑いを晴らす証拠[しょうこ]を出す。事実をはっきり示す。「身の潔白を―」[圏]証明する **あかす**【飽かす】[国]●[「~に飽かして」の形で]おしまず、じゅうぶん使う。「かねに飽かして建てた家」②あきさせる。「人を飽かさない話しぶり」 **あかず**【飽かず】あきないで。いつまでも。「庭を―ながめる」 **あかぞめえもん**【赤染衛門】[人]生没年未詳[みしょう]。平安中期の女流歌人。三十六歌仙の一人。大江匡衡[おおえのまさひら]の妻。和泉式部と並ぶ女流歌人。和歌は「後拾遺[ごしゅうい]集」などに収録。また、家集「赤染衛門集」がある。 **あかだし**【赤出し】[図]赤みそを使ったみそしる。▽もと、大阪[おおさか]風で、魚の切り身を入れたもの。 **あかちゃける**【赤茶ける】[下□]日に焼けたり、色あせたりして、うすよごれた茶色になる。あかっちゃける。「赤茶けたしょうじ」 **あかちゃん**【赤ちゃん】[図]「あかんぼう」の親しみをこめた言い方。▽世間知らずの人や幼稚な人をたとえてもいう。 **あかちょうちん**【赤提〝灯】[図]赤いちょうちんをのきさきにつるした大衆向けの酒場。いっぱい飲み屋。あかぢょうちん。 **あかつき**【暁】[図]夜の明ける前のうす明るいころ。「―の空」[圏]あけぼの ②[「~の暁には」の形で]・・・が実現した、そのときには。「みごと合格の―には」 **あかつきやみ**【暁闇】[図]夜明け前に、月が出ていなくて辺りが暗いこと。▽陰暦[いんれき]で、一四日ごろまでは月が早くしずむのでいう。 **あがったり**【上がったり】[図]商売がうまくいかず、手の打ちようのないこと。俗[ぞく]な言い方。「冷夏で商売は―だ」 **あかね**【×茜】[図]①アカネ科の多年生つる草。茎[くき]にとげがある。赤黄色の根は染料・薬用にする。②アカネで染めた色。黒みをおびたしずんだ赤色。あかねいろ。「西の空を―色に染めて日がしずむ」 **あかつち**【赤土】[図]鉄分を多くふくむ赤茶色の土。農業には適さない。関東平野の台地をおおう赤土は関東ローム層と呼ばれる。 **アカデミー**[図]学問や芸術の研究に指導的な役割を果たす専門家の団体。学士院。また、大学や研究所などの学会。[―]academy **アカデミーしょう**【アカデミー賞】[図]一九二七年にアメリカで設けられた、優秀[ゆうしゅう]な映画や映画人に毎年おくられる、もっとも権威[けんい]のある賞。受賞者にオスカーという像がおくられる。オスカー賞。 **アカデミズム**[図]学問や芸術の伝統・権威[けんい]を重んじる傾向[けいこう]。▽理論や伝統を優先して、実際的でないという意味で使われることも多い。[―]academism **アカデミック**[形動]①学問的。学究的。②多少古くさいが手がたい。また、官学的。権威[けんい]主義的。[―]academic **あかでんわ**【赤電話】[図]商店の店さきや駅などに置かれた公衆電話。▽設置当初、赤色の電話機だったことからその名が残る。 **あかとくろ**【赤と黒】[圏]一八三〇年。フランス、スタンダールの小説。貧しい育ちのジュリアン-ソレルが、上流社会に進出し、名門の娘マチルドを手に入れようと野心を燃やすが挫折する。王政復古期の社会をえがいた。▽「赤」は軍服、「黒」は僧[そう]衣を示すという。[―]Le Rouge et le Noir **あかとんぼ**【赤×蜻×蛉】[図]からだが赤い色をしたトンボ。アキアカネ・ナツアカネなど。 **あがなう**[日]【×贖う】[国]罪や失敗のうめあわせをする。罪をつぐなう。「死をもって罪を―(←贖罪[しょくざい])」 > 「つかいわけ」→「償[つぐな]う」を見よ。 **あがなう**[目]【購う】[国]かねを出して買い求める。「書物を―(←購買)」 **あかぬける**【×垢抜ける】[下]姿・衣服・動作にやぼなところがなくなり、都会的に洗練される。いきになる。「あか抜けた身なり」 **あかはじ**【赤恥】[図]「はじ」を強めた言い方。たいへんなはじ。あかっぱじ。「人前で―をかく」 **あかはだか**【赤裸】[図]①「はだか」を強めた言い方。まったくのはだか。すっぱだか。まるはだか。②動物などの毛や羽をむしられた状態。 **あかふだ**【赤札】[図]特価品や売約済み商品につける赤い札。 **アガペー**[図]キリスト教的な神の愛。また、隣人[りんじん]愛。[―]agape ☆エロス **あかまつ**【赤松】[図]マツ科の常緑高木。幹が赤茶色のマツ。建築・家具用のほか、庭木にもする。雌松[めまつ]。▽マツタケはアカマツ林に生える。 **あかまつみつすけ**【赤松満祐】[人]一三七三-一四四一年。室町[むろまち]前期の武将。嘉吉の乱で、六代将軍足利義教[あしかがよしのり]を自邸[じてい]に招き殺害したが、のち幕府軍にせめられて自刃。 **あかみ**【赤身】[図]⊕けものや魚の肉で、あぶらの少ない赤い色の部分。[↔]白身 ②材木の中心の赤い部分。心材。[↔]白太[しらた] **あかみ**【赤み・赤味】[図]ある色のなかにふくまれる、赤い色合いの程度。「―をおびる」「顔に―がさす」「日焼けした―の男」 **あがめる**【崇める】[下□]神仏のように高いところにあるもの、尊いものとして敬う。「祖先を―」[圏]崇拝する **あからがお**【赤ら顔】[図]赤みをおびたつやのある顔。 <10> **あからむ【赤らむ】** [動] 赤くなる。赤みをおびる。「顔が―思い」 **あからむ【明らむ】** [動] 明るくなる。「東の空が―」▼日と目の「あか」は語源が同じである。たとえば、「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、紫[むらさき]だちたる雲の細くたなびきたる」(枕草子)。これは「山近くの空が明るくなって」という意味だが、「むらさきがかった雲」とあるように、朝焼けの赤い色にもつながっている。 **あからめる【赤らめる】** [動] 顔などを赤くする。「はずかしさに顔を―」 **あかり【明かり】** [名] ①辺りを照らす光。光線。「―がさす」「月のー」②辺りを明るくするためのもの。電灯やともしびなど。照明。「―をつける」「―をともす」 **あがり【上がり】** [名] [造語] ①[名]①位置や値段などが下から上へ高くなること。「階段の―ー降り」「物価の―下がり」↔下がり②ものごとが終わりになること。「練習は三時で―だ」「双六[すごろく]のー」③ものごとが完成すること。また、仕上がりぐあい。「ラーメン一丁―」「染め物の―がみごとだ」④何かをしてえた利益。収入。「店の―がふえる」⑤すし屋や料理屋で、お茶のこと。②[造語][「〜あがり」の形で]それ以前にその状態や職業にあったことをあらわす。「雨―」「病[や]みー」「役者―」 **あがりがまち【上がり框】** [名] 家の上がり口のはしに横にわたした木。あがりかまち。 **あがりこむ【上がり込む】** [動] 人の家の中に上がって座る。また、強引に家の中にはいってしまう。 **あかりとり【明かり取り】** [名] 外の光をとりいれるための窓。 **あがりゆ【上がり湯】** [名] ふろから出るとき、からだを清めるのに使うきれいな湯。[類]おか湯・掛かり湯 **あがる【上がる】** [動] [造語] ①上または高いとこへ移る。「二階に―」「階段を―」「船から陸へ―」「ふろから―」②温度・成績・人気・技術などが高くなる。「気温が―」「首席に―」「名声が―」「うでまえが―」③値段・価値が高くなる。「物価が―」「地価が―」▽「騰がる」とも書く。④はいる。「座敷[ざしき]に―」「ことし小学校に―」「政治―」⑤おこる。発せられる。「悲鳴が―」「歓声が―」⑥効果や利益などがあらわれる。「練習の成果が―」「月に三〇万円は―」⑦のぼせる。緊張[きんちょう]して頭がはたらかなくなる。「面接試験でー」「人の前に出ると―」⑧おわる。やむ。つきる。すむ。死ぬ。「仕事は五時でー」「雨が―」「車のバッテリーが―」「修理代が一万円で―」「魚が―」▽とまるという意味にも。「お乳[ちち]が―(=出なくなる)」⑨「行く」「訪ねる」のへりくだった言い方。「いただきに―」▽京都の町では、御所[ごしょ]のある北の方向へ行くことを「上[あ]がル」という。⑩「食べる」「飲む」の敬った言い方。「ご遠慮[えんりょ]なくお上がりください」⑪[「〜あがる」の形で]①…できあがる。「刷りー」「書き―」「染め―」②すっかり・・・である。「晴れ―」「縮み―」「干[ひ]ぃー」③敬意をあらわす。「召[め]し―」▼動詞の連用形に付く。 > **つかいわけ** →「のぼる」を見よ。 **あがる【挙がる】** [動] ①つかまる。「犯人が―(↑検挙)」②よく見えるようにしめされる。「例が挙がっている(←挙例)」「証拠[しょうこ]が―(←挙証)」 **あがる【揚がる】** [動] ①高いところにかかげられる。「花火が―」「国旗が―(↑掲揚[けいよう])」②高まり、盛[さか]んになる。「士気が―」「意気が―」③あげものができる。「てんぷらが―」 **あかるい【明るい】** [形] ①光がじゅうぶんにさして、ものがよく見える状態である。「―部屋」↔暗い②性格やふんいきなどにかげりや不安がなく、陽気でほがらかである。「―将来」↔暗い③色がくすんでいない。澄[す]んでいる。「―青」④かくされたところや不正がない。公明正大である。「―政治」⑤[「~に明るい」の形で]・・・の方面のことをよく知っている。くわしい。「地理に―」↔暗い **あかるみ【明るみ】** [名] ①明るいところ。明るい状態。「トンネルから急に―に出る」↔暗がり②世間[せけん]の人がだれでも見聞きできるところ。おもてだったところ。「事件が―に出る」 **あかんたい【亜寒帯】** [名] 気候区分の一つ。温帯のうちで寒帯に近い針葉樹林の広がる地方。ユーラシア・北アメリカ大陸の北部など。冷帯。↔亜熱帯 **あかんべえ【赤んべえ】** [名] 指さきで下まぶたをさげて、相手に軽べつ・拒否[きょひ]をあらわす動作。あかんべ。 **あかんぼう【赤ん坊】** [名] 生まれてまもない子供。あかちゃん。▽考えかたや行動が幼いことのたとえにも使う。「いくつになってもーだ」 > **つかいわけ** →「幼児」を見よ。 **あき【秋】** [名] ①四季の一つ。九月から一一月までの期間。木々が紅葉し、穀物や果実などが実る季節。「→天高く馬肥。ゆる―」↔春▽初めのころを「初秋[しょしゅう]」「秋口[あきくち]」、中ごろを「仲秋」「秋たけなわ」、終わりのころを「晩秋[ばんしゅう]」「行く秋」「秋深し」などという。気候がよく活動しやすいので、「読書の秋」「芸術の秋」「食欲の秋」などともいう。紅葉・名月・夕暮れの風情[ふぜい]など、秋は昔から日本人にくに好まれ、詩歌[しいか]にも多くうたわれてきた。 **秋の日は釣瓶落とし** [慣] 秋は日が短いので、井戸[いど]につるべを落すように、すぐに日が暮れてしまうこと。 **あき【空き】** [名] ①ある場所や空間にものがつまっているないこと。「座席に―がある」「―箱」②なにもする予定がなく、ひまであること。「仕事に―ができる」「―時間」③ある役職や地位などに欠員があること。「役員のポストに―が生じる」 > **つかいわけ** →「暇[ひま]」を見よ。 <11> **あき【飽き・厭き】** [名] じゅうぶんに味わって満足してしまい、もはや興味がなくなり、いやになること。「―がくる」 **あき【安芸】** [名] 旧国名。今の広島県西部。山陽道の一国。芸州[げいしゅう]。「―の宮島」▽高知県に同名の市がある。 **あきあき【飽き飽き・厭き厭き】** [動] [副] うんざりするほどじゅうぶんな、またはくりかえしの状態でいやになること。「いつもながらの長話には―する」 **あきかぜ【秋風】** [名] 秋にふく、さわやかな風。▽「秋風がたつ」などの形で、「秋」に「飽[あ]き」という意味をもたせ、男女の愛情が冷める意味にも使う。 **あきぐち【秋口】** [名] 秋になったばかりのころ。秋の初め。「―にかけて長雨[ながさめ]が続いた」[類]初秋[しょしゅう] **あきさめ【秋雨】** [名] 秋に降る、冷たい長雨[ながあめ]。[類]秋霖[しゅうりん] **あきさめぜんせん【秋雨前線】** [名] 九月なかばから一〇月なかばにかけて、日本列島の上空に停滞する気圧前線。秋の長雨を降らせる。 **あきす【空き巣】** [名] ①鳥がいなくなったからっぽの巣。また俗[ぞく]に、留守にしている家。②「空き巣ねらい」の略。留守宅にはいるどろぼう。 **あきたりない【飽き足りない】** [形] 満足できない。あきたらない。「今の仕事に―」 **あきち【空き地】** [名] 現在なにも使われていない土地。とくに、建物がたっていない土地。 **あきつしま【秋津島・秋津洲】** [名] 「大和[やまと]」「日本」の古い呼び名。[類]秋津島根。 **あきっぽい【飽きっぽい】** [形] すぐにあきてしまいがちだ。くだけた言い方。[類]飽きやすい **あきない【商い】** [名] 商売。品物の売り買い。また、売上高。「手びろく―をする」「予想以上のーがある」 **あきなう【商う】** [動] 品物を売買する。商売する。「とうがらしを―」 **秋なす(秋茄子)は嫁に食わすな** [慣] 秋ナスはおいしいので、嫁などに食べさせるな。しゅうとめの嫁いびりのたとえの一つ。▽秋ナスは種が少ないので子供ができないと困るからともいう。 **あきのそら【秋の空】** [名] 男女の愛情の変わりやすさのたとえ。「女心と―」▽秋の天候の変わりやすさからいう。 **あきのななくさ【秋の七草】** [名] 秋に咲[さ]く代表的な花とされる七種の植物。ハギ・オバナ(=ススキ)・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウ(または、アサガオ)。↔春の七草 **あきばれ【秋晴れ】** [名] 秋に、空が青くさわやかに晴れわたっていること。「台風一過のー」 **あきびより【秋日和】** [名] 秋らしい、よく晴れた天気。「―にめぐまれた一日」 **あきま【空き間】** [名] ①ものとものとのあいだの、なにもつまっていないところ。②使っている人がなく、あいている部屋へ。あきべや。 **あきや【空き家】** [名] 現在、人の住んでいない家。人の使っていない家。「―探し」 **あキューせいでん【阿Q正伝】** [名] 一九二一年。中国、魯迅[ろじん]の小説。辛亥[しんがい]革命当時の半植民地状態に置かれた中国の民衆たち、革命の犠牲[ぎせい]となって処刑にされる、ルンペン阿Qのむなしい一生をえがいたもの。 **あきらか【明らか】** [形動] ①ものごとがはっきりしているようす。疑いなく確かなようす。「真相を―にする」「問題は―だ」[類]明白・明瞭②明るくてはっきり見えるようす。「―な月」 **あきらめる【諦める】** [動] 望んでいたことが実現できないと知り、思いきる。「進学を―」[類]断念する **あきる【飽きる・厭きる】** [動] [造語] ①じゅうぶん味わって、もうたくさんだと思う。いやになる。「遊びにー」②[「~飽きる」の形で]いやになるほど・・・する。「聞き―」「食べ―」▽動詞の連用形に付く。 **あきれかえる【呆れ返る】** [動] すっかりあきれる。言いようもないほど、はなはだしくあきれる。「父のがんこさには―」[類]あきれ果てる▽「かえる」は、「むせかえる」「わきかえる」の「かえる」と同じく、「すっかり・・・だ」という強めの意味。 **アキレスけん【アキレス腱】** [名] ①ふくらはぎの筋肉とかかとの骨とをつなぐ、太いすじ。②絶対的な強者のもつ、ただ一つの弱点。よわみ。▽ギリシャ神話の不死身の英雄[えいゆう]アキレスでも、アキレス腱を射られて死んだことから。 **あきれはてる【呆れ果てる】** [動] あまりのことにひどくあきれる。[類]あきれ返る **あきれる【呆れる】** [動] ばかばかしいと思うほどの、予想もできないことにびっくりする。あっけにとられる。「あきれてものが言えない」 **あきんど【商人】** [名] 「商人[しょうにん]」の古い言い方。「根っからの―」▽「あきびと」→「あきゅうど」→「あきんど」と変化した形。 **あく【悪】** (惡) わるい。正しくない。 <12> **あく【握】** [動] 手のひらでつかむ。 **あく【渥】** [形] てあつい。 **あく【悪】** →漢字項目を見よ。 **あく【空く】** [動] ①からになる。すきまや穴ができる。「席が―(↑空席)」「部屋[へや]が―」「あいだがー(↑空間)」②欠員ができる。「部長のポストがー」③ひまになる。使わなくなる。「時間が―」「手が―」「パソコンがーのを待つ」↔ふさがる **あく【開く】** [動] ひらく。はじまる。とだてやおおいがとりのぞかれる。「門が―(↑開門)」「幕が―(←開幕)」「店が―(←開店)」↔閉じる・閉まる **あく【明く】** [動] 明るくなる。「目が―」 **あく【灰汁】** [名] ①灰を水にひたしたときにできる上[うわ]ずみ。アルカリ性が強く、ものを洗うときに使う。②植物類から出る、しぶみやえぐみなどの成分。「たけのこの―をぬく」③その人の性質や表現などに感じられる、独特のどぎつさ。「―の強い人」「―の強い文章」 **アクアラング** [名] 圧搾[あっさく]空気をつめた、潜水[せんすい]用の水中呼吸器。スキューバ。▽商標名。 **あくい【悪意】** [名] ①人を傷つけようとする気持ち。「―をいだく」↔好意②相手の言動を理解するときに、わざと悪くとらえること。「―に解釈[かいしゃく]する」↔善意 **あくうん【悪運】** [名] ①悪いことをしていながら、その報[むく]いを受けないような運。「―の強い男」「―がつきる」[類]強運②生まれつき運が悪いこと。「―につきまとわれる」[類]不運↔幸運 **あくえん【悪縁】** [名] はなれたいと思ってもはなれられないくされ縁。▽多く、男女関係についていう。 **あくぎゃく【悪逆】** [名] 主君や親を殺すなど、人の道にそむいた悪いおこない。「―無道」 **あくぎょう【悪行】** [名] 道徳や法律にそむいた、悪いおこない。「―のかぎりをつくす」↔善行[ぜんぎょう] **あくごう【悪業】** [名] 仏教で、悪い結果を起こすようなおこない。とくに前世[ぜんせ]での悪事。↔善業[ぜんごう] **あくさい【悪妻】** [名] 夫にとって悪い妻。↔良妻 **あくじ【悪事】** [名] 社会的に許されないような、悪いおこない。「―をはたらく」「―が露見する」↔善事 **悪事千里を走る** [慣] 悪いことの評判は、あっという間[ま]に世間[せけん]に広まる。▽中国、「伝灯録」から。 **あくじき【悪食】** [名] ふつうの人なら食べないような変わったものを食べること。いかものぐい。「―家」 **あくしつ【悪疾】** [名] 人に言えないような、また、なかなか治らない、たちの悪い病気。「―になやむ」 **あくしつ【悪質】** [形動] ①人のおこないで、たちの悪いこと。「―な妨害」②ものの品質が、おとっていて悪いこと。「素材がーだ」[類]粗悪☆良質 **アクシデント** [名] とつぜんの思いがけない出来事。事故。「―で中止になった」 **あくしゅ【悪手】** [名] 囲碁・将棋[しょうぎ]で敗戦につながるようなよくない手。 **あくしゅ【握手】** [名] [動] あいさつや、仲直り・親しみ・喜びの気持ちをあらわすために、手をにぎりあうこと。「―を交わす」 **あくしゅう【悪臭】** [名] 気分が悪くなるような、いやなにおい。「―を放つ」[類]異臭↔芳香 **あくしゅう【悪習】** [名] よくない習慣・ならわし。「―に染まる」[類]悪弊・悪風 **あくしゅみ【悪趣味】** [形動] 品[ひん]がなく、洗練されていない好み・態度。「―な服装」「女の子をからかうなんてーだ」 **あくじゅんかん【悪循環】** [名] あることが他に悪い影響をあたえ、その結果が、また悪くはねかえるという関係がくりかえされ、際限もなく悪い方向に進んでいくこと。「―におちいる」 **あくしょ【悪書】** [名] 読む人に悪い影響[えいきょう]をあたえるような内容の本。「―の追放」↔良書▽とくに、青少年向けのものにいうことが多い。 **あくじょうけん【悪条件】** [名] ものごとが成り立つさまたげとなることがらや状態。「―が重なる」 **あくじょ(悪女)の深情け** [慣] みにくい女ほど愛情がこまやかで深いものだ。▽ありがた迷惑だという意味で使われる。 **アクション** [名] 行動。みぶり。動作。とくに、映画や演劇で、格闘[かくとう]やたちまわりなど、激しくからだを動かす演技。「ーゲーム」「ードラマ」 **あくしん【悪心】** [名] 悪いことをしようとする気持ち。「―をいだく」↔善心▽「おしん」と読めば別の語。 **あくせい【悪声】** [名] ①いやな感じをあたえるような声。「―でお耳ざわりでしょうがひと言」↔美声②よくない評判。悪いうわさ。「―が鳴りひびく」[類]悪評↔名声 **あくせい【悪性】** [形動] 病気などで、たちのよくないこと。「―のはれもの」「―インフレ」↔良性▽「あくしょう」と読めば別の語で、心根[こころね]やおこないがよくないこと。 <13> **あくせい【悪政】** [名] 人々の生活を苦しめる悪い政治。↔善政・仁政 **あくせく** [動] [副] こせこせとして、心に余裕がないようす。「―働く」「年じゅう―している」 **アクセサリー** [名] ①衣服以外にかざりとして身につけるもの。装身具。ブローチ・指輪など。②機械などの付属品。 **アクセス** [名] [動] ①コンピュータの情報を出し入れすること。「―タイムが短い」②ある場所に至る手段や道すじ。「その会場なら―がいい」 **アクセスけん【アクセス権】** [名] ①人々が行政機関などの情報を公開させて知る権利。②マスメディアを利用して、一般の人々が意見を発表する権利。 **アクセル** [名] 自動車の加速装置。加速ペダル。「―をふむ」 **あくせんくとう【悪戦苦闘】** [四漢] [動] 不利な状況のもとで、死にものぐるいで戦ったり、うち勝とうと努力したりすること。「―の末、勝ちぬいた」 **アクセント** [名] ①デザインや演奏などで、とくに強調する部分。力点。「そで口に―をつける」②語句の発音で、必ず強く言ったり高くしたりする部分。▽日本語は高低アクセント。たとえば「ハシ(=箸)」「ハシ(=橋)」のようにアクセントの位置によって別の語になることがある。 **あくせん(悪銭)身につかず** [慣] 不正にえたかねはむだ使いしやすく、すぐになくなってしまう。 **あくた【芥】** [名] 「ごみ」「くず」の古い言い方。「―のごとく捨てられる」「ちりー」 **あくたい【悪態】** [名] 下品[げひん]で乱暴なことばをつかって、ののしること。にくまれぐち。「―をつく」[類]悪たれ▽「悪体」は誤り。 **あくたがわしょう【芥川賞】** [名] すぐれた純文学作品を発表した新人作家におくられる年二回の文学賞。芥川竜之介[あくたがわりゅうのすけ]を記念して、一九三五年に菊池寛[きくちかん](文芸春秋社)が設けた。 **あくたがわりゅうのすけ【芥川竜之介】** [人名] 一八九二ー一九二七年。大正期の小説家。東京生まれ。現実をするどい知性で見つめ、技巧をこらした構成と格調ある文体で、すぐれた短編を発表した。「今昔[こんじゃく]物語集」などの説話に取材したものも多い。小説に「羅生門[らしょうもん]」「鼻」「芋粥[いもがゆ]」「地獄変[じごくへん]」「奉教人[ほうきょうにん]の死」「河童[かっぱ]」「或阿呆[あるあほう]の一生」、随筆[ずいひつ]に「侏儒の言葉」など。 **あくだま【悪玉】** [名] 悪人。↔善玉▽江戸時代の草双紙[くさぞうし]で、人の顔の真ん中に、善人には善の字を、悪人には悪の字を、丸で囲んだことから。 **あくたれ【悪たれ】** [名] ①乱暴やひどいいたずらをすること。また、そのようなことをする子供。「―小僧[こぞう]」「この―め」②下品なことばでののしること。あくたれぐち。「―をたたく」[類]悪態 **あくたれる【悪たれる】** [動] わざとむりを言ったり、にくまれ口をきいたりして反抗[はんこう]する。 **あくてん【悪天】** [名] 悪い天候。悪い天気。悪天候。「―をついて出発する」[類]荒天↔好天 **あくどい** [形] ①やりかたがどぎつく、たちが悪い。「―手口でもうける」「―宣伝」[類]悪辣[あくらつ]・えげつない②色や味などがしつこくていやな感じだ。「―デザインの服」「―化粧[けしょう]」▽「悪どい」とは書かない。 **あくとう【悪党】** [名] 道徳や法にそむくような悪いことをする仲間。また、悪いことをする人。悪人。 **あくどう【悪童】** [名] ひどいいたずらをする男の子。いたずらっ子。わんぱく。「―連」[類]悪太郎 **あくとく【悪徳】** [名] 道徳にそむくような、ひどいおこないや心。「―を重ねる」「―業者」↔美徳 **あくなき【飽くなき】** [形] これで満足ということがない。終わりのない。「―野望」「―戦い」 **あくにん【悪人】** [名] よくない心をもち、道徳にそむくようなことを平気でする人。わるもの。[類]悪党・悪漢↔善人 **あくにんしょうき【悪人正機】** [四漢] 親鸞[しんらん]の説いた浄土真宗の中心思想。仏陀[ぶっだ]の本願は悪人を救うことにあるから、罪深い悪人こそ阿弥陀[あみだ]に救われて往生[おうじょう]できると説いた。「歎異抄[たんにしょう]」などにある。 **あくぬき【灰汁抜き】** [名] [動] 野菜などの、しぶみやいがらっぽい味を水にさらしたりしてとりさること。「ごぼうの―をする」 **あぐねる【倦ねる】** [動] [造語] [ふつう、「〜あぐねる」の形で]続けて努力しても・・・できなくて困る。・・・できずもてあます。「考え―」「さがし―」▽動詞の連用形に付く。 **あくのはな【悪の華】** [名] 一八五七年。フランス、ボードレールの詩集。近代詩、とくに、フランス象徴詩のさきがけとなった作品。詩人の誕生[たんじょう]から死までの、たましいの遍歴をうたった。はやく、上田敏[うえだびん]らが、わが国でも一部紹介[しょうかい]した。 **アクバル** [人名] 一五四二ー一六〇五年。インドのイスラム国家、ムガル帝国の三代皇帝。インドの統一を目ざして、ヒンドゥーとイスラムとの融和をはかり、帝国の基礎を築いた。 **あくび【欠伸】** [名] [動] つかれたとき、ねむいとき、退屈[たいくつ]なときなどに、口がしぜんに大きく開いてする息。「なまーが出る」「―をかみころす」 **あくひつ【悪筆】** [名] ①字がへたなこと。また、へたな字。「生来[せいらい]の―」↔達筆・能筆②自分の書いた字のへりくだった言い方。 **あくひょう【悪評】** [名] よくないという評判や批評。不評。「―が広まる」「―を買う」↔好評 **あくびょうどう【悪平等】** [名] 形式的な平等を重んじたために、かえって本質的な平等が失われること。 **あくふう【悪風】** [名] よくない慣習や風習。悪習。「―に染まる」↔良風・美風 **あくぶん【悪文】** [名] むずかしいことばをつかったり、文脈の流れぐあいがよくなかったりして、意味が通りにくい文章。表現のしかたがへたな文章。↔名文 **あくへい【悪弊】** [名] 社会にはびこっている、人々に <14> 害をあたえるような悪いならわし。「―を除く」▽「悪幣」は誤り。 **あくへき【悪癖】** [名] 悪いくせ。「―を直す」 **あくほう(悪法)もまた法なり** [慣] たとえ国民のためにならないような法律であっても、法は法として尊重しなければならない。▽古代ギリシャの哲学者ソクラテスが服毒する前、弟子[でし]に残したことば。 **あくま【悪魔】** [名] 人の心をまどわし、悪や不正に導こうとする魔物[まもの]。「―にたましいを売る」▽ユダヤ教やキリスト教では、神の敵対者サタンをいう。 **あくましゅぎ【悪魔主義】** [名] 一九世紀末、アメリカやヨーロッパでおこった文学上の考えかた。社会の道徳や良識に対し、怪異[かいい]、恐怖・退廃[たいはい]など、悪の中に美を求める。ポー・ボードレール・ワイルドらが代表。日本では初期の谷崎潤一郎[たにざきじゅんいちろう]作品の唯美的傾向をさしていう。 **あくまでも【飽く迄も】** [副] ①どこまでもその状態をつらぬくようす。「―戦う」「―青く澄みきった空」[類]とことん・徹底的に②どんなにおし進めても、結局は。「―仮定にすぎない」[類]しょせん▼「あくまで」とも。 **あくみょう【悪名】** →「あくめい」 **あくむ【悪夢】** [名] 縁起の悪いおそろしい夢。「―にうなされる」▽常識では考えられないあやまちや、おそろしい現実をたとえてもいう。「―のような事件」 **あぐむ【倦む】** [動] 「あぐねる」に同じ。「攻め―」 **あくめい【悪名】** [名] 悪い人や悪いものとして、その名が世間に知られていること。「あくみょう」とも。「―高い」「―をはせる」[類]汚名 **あぐら【胡坐】** [名] [動] 両ひざを左右に開き、足を前で組みあわせて楽に座ること。「―をかく」▽「~の上にあぐらをかく」の形で、心配りや努力もせず、いばりかえっていることをあらわす。 **あくらつ【悪辣】** [形動] 自分の利益のためには他をかえりみず、たちが悪くひどいようす。「―な手段」 **あぐらなべ【安愚楽鍋】** [名] 一八七二年。仮名垣魯文[かながきろぶん]の作、明治初期の文明開化期の世相をえがいた戯作[げさく]。 **アグリビジネス** [名] 総合的に見た農業関連産業。農産物の生産・加工・流通に加えて、農業機械や肥料の供給などもおこなう、企業[きぎょう]としての農業。 **あくりょう【悪霊】** [名] 人にたたる死人の霊魂[れいこん]。 **あくりょう【悪霊】** [名] 一八七二年。ロシア、ドストエフスキーの小説。無神論的革命思想家を、聖書の中の悪霊につかれておぼれ死ぬブタに見たて、それを信じた人々の破滅する姿をえがく。 **あくりょく【握力】** [名] ものをにぎる力。「―計」 **アクリル** [名] ①合成樹脂の一つ。透明[とうめい]で、風防[ふうぼう]ガラスや絵の具などの原料になる。②アクリロニトリルを合成してできる繊維。軽くて水に強く、保温性がある。 **あくる【明くる】** [連体] 基準とする日・月・年などが明けて、次の。「―日」「―月」「―年」 **あくれい【悪例】** [名] あとあとに悪い影響[えいきょう]をあたえるような先例。悪い手ほん。「―を残す」 **あくろ【悪路】** [名] でこぼこしたり手入れがいきとどかなかったりして、通りにくい道。 **アクロバット** [名] 曲芸。かるわざ。また、曲芸を演じる人。「―飛行」「―ダンサー」 **アクロポリス** [名] 古代ギリシャで、ポリス(=都市国家)の中心となる丘の上に設けられた城砦[じょうさい]。守護神をまつる神殿が建てられ、信仰[しんこう]や軍事の中心となった。 **あけ【明け】** [名] ①夜が明けるころ。よあけ。「―の明星」②年が明けること。「―四歳[よんさい]」③「~(の)明け」の形で]・・・の期間が終わること。また、…の終わった直後。「寒[かん]のー」「連休―に連絡[れんらく]をとる」↔入り **あけ【朱・緋】** [名] 真っ赤な色。朱色[しゅいろ]。 **朱に染まる** [慣] ①真っ赤になる。「東の空が―」②血まみれになる。「朱に染まってたおれる」 **あげ【上げ】** [名] ①あげること。「値[ね]ー」☆下げ②長すぎる着物をからだに合わせるために、かたやこしのあたりを少し折りこんでぬうこと。また、折りこんだひだの部分。「―を下ろす」 **あげ【揚げ】** [名] ①油であげたもの。「厚―」②「油揚げ」の略。 **あげあし(揚げ足)を取る** [慣] 相手のことばじりなどをとらえて、とがめたり、からかったりする。▽「あげあし」は「挙げ足」とも書く。 **あげおろし【上げ下ろし】** [名] [動] ①上げたり下ろしたりすること。「箸[はし]の―にも文句をいう」②荷物の積みおろし。▽「揚げ卸し」とも書く。 **あけがた【明け方】** [名] 夜が明けようとするころ。まだ暗さが残っている日の出前後の時間。↔暮れ方 **あげく【挙げ句・揚げ句】** [名] ①連歌[れんが]や連句を仕上げる、最後の七・七の句。↔発句[ほっく]▽ふつう、「挙句」と書く。②いろいろやってみた最後。「なやみぬいたー、やっと決断した」▽①②の意味から出た使いかた。 **挙げ句の果て** [慣] 「あげく」を強めた言い方。 **あけくれ【明け暮れ】** [名] [動] ①[名]夜明けと日暮れ。あさばん。また、朝から晩までのあいだ。「―寒さが増してきた」②[名・スル]その日その日を過ごすこと。また、過ごす毎日。「平凡な―」「農作業に―する日々」③[副]しじゅう、とぎれることのないようす。あけてもくれても。いつも。「―悲しみにしずむ」 **あけくれる【明け暮れる】** [動] 一日じゅうずっと・・・ばかりしている。いつも一つのことにうちこむ。 <15> 「読書に―」[動]没頭する②月日が過ぎる。「泣きのなみだで―」▽「夜が明け、日が暮れる」という意味から。 **あげさげ【上げ下げ】** [名] [動] ①あげたりさげたりすること。「金利の―」②ほめたりけなしたりすること。「あまりーするな」③潮の満ち引き。 **あげしお【上げ潮】** [名] ①満ちてくる潮。[類]満ち潮・差し潮↔下げ潮②潮が満ちてくるように、ものごとの勢いが盛[さか]んになること。「チームは今―ムードだ」「―に乗る」[類]上のぼり調子 **あけすけ【明け透け】** [形動] ふつうはかくすようなことでも、おおっぴらにことばや態度にあらわしてしまう。心づかいがたりず品が悪いようす。「―に話す」 > **つかいわけ** あからさま・あけすけほか どれも、ふつうならかくしておくようなことをさらけだしてしまうことをいう。「あからさま」には、相手の迷惑[めいわく]などかまわない気持ちがあるが、「あけすけ」「開けっ広げ」「ざっくばらん」などは、自分をさらけだす遠慮しのなさ、率直さに通じるような、明るさを相手にあたえる。 **あげぜんすえぜん【上げ膳据え膳】** [慣] 食事の用意を自分は何もしないで、他人が全部してくれること。 **あげぞこ【上げ底】** [名] 品物をよく見せるため、箱などの底を上げて見ばえより中身が少ないこと。また、その入れもの。「この菓子折りはーだ」 **あけたて【開け閉て】** [名] [動] 戸やしょうじなどを、あけたりしめたりすること。「―のぐあいが悪い」 **あけちみつひde【明智光秀】** [人名] 一五二八ー八二年。安土桃山時代の武将。織田信長[おだのぶなが]に仕えたが、一五八二年、京都本能寺に信長を討っ。急を聞き、中国[ちゅうごく]ぜめからもどった羽柴秀吉[はしばひでよし](豊臣秀吉)に山崎[やまざき]の戦いで敗れ、逃走中に農民に殺された。 **あけっぱなし【開けっ放し】** [形動] 戸やふたなどを、あけたままにしておくこと。②かくしたり、うわべをかざったりしないで、ありのままを見せること。あけっぴろげ。「―な性分[しょうぶん]」▼「あけはなし」の変化した形。 **あけっぴろげ【開けっ広げ】** [形動] おおらかで心の中を包みかくさないこと。「―な性格」[類]ざっくばらん > **つかいわけ** →「明け透け」を見よ。… **あげつらう【論う】** [動] 何かについてあれこれと議論する。「欠点を―」「会の方針についてー」▽「論じる」が、たがいに意見を述べあって結論を出そうとするのに比べて、「あげつらう」は、欠点を言いたてるところに重点がある。 **あけて【明けて】** [副] 新年になって。「―一五歳[さい]になる」 **あげて【挙げて】** [連語] 残らず全部。ことごとく。「国を―祝う」[類]こぞって **あけても(明けても)暮れても** →「あける」 **あけのみょうじょう【明けの明星】** [名] 明けがた、東の空にひときわ明るくかがやく金星[きんせい]のこと。☆宵[よい]の明星 **あげはちょう【揚げ羽蝶】** [名] アゲハチョウ科に属するチョウ。キアゲハ・クロアゲハ・カラスアゲハなど。また、とくに、キアゲハのこと。黄色[きいろ]の羽に黒のまだらのある大形のチョウ。あげは。 **あけはなす【開け放す】** [動] 窓[まど]や戸などをすっかりあける。「台所の窓を―」[動]開放する **あけはらう【明け払う】** [動] ①窓やドアなどをすっかりあける。「しょうじを―」②家や部屋の中をすっかりかたづけてあけわたす。「屋敷[やしき]を―」 **あけび【木通・通草】** [名] アケビ科の、つる性落葉低木。山地に生え、秋、楕円形のあまい実をつける。つるでかごなどの工芸品をつくる。 **あげひばり【揚げ雲雀】** [名] ヒバリが空高くまいあがってさえずること。また、そのヒバリ。 **あけぼの【曙】** [名] 夜がほのぼのと明けるころ。東の空がほんのりと明るくなるころ。▽新しいものごとが起こるよいきざしのたとえにも使う。「文明の―」。また、「枕草子[まくらのそうし]」の書きだしの部分、「春はあけぼの」のように、多く春の場合にいう。 **あげまいのせい【上米の制】** [名] 江戸[えど]幕府八代将軍徳川吉宗[とくがわよしむね]が、享保[きょうほう]の改革でおこなった財政政策。大名に対し、一万石[ごく]について一〇〇石を納めさせ、かわりに参勤交代で江戸に滞在する期間を短くした。 **あげまき【揚巻・総角】** [名] ①昔の子供の髪形[かみがた]の一つ。髪の毛を左右二つの角[つの]の形に巻いたもの。②ナタマメガイ科の二枚貝。浅い海にすむ。食用。 **あげまく【揚げ幕】** [名] ①能の舞台[ぶたい]で、橋がかりの出入り口にある幕。→図「のう(能)」②歌舞伎[かぶき]などで、花道[はなみち]への出入り口にある幕。 **あけむつ【明け六つ】** [名] 昔の時刻で、明け方の六つ時[どき]。現在の午前六時ごろ。また、そのときに鳴らす鐘[かね]。↔暮れ六つ **あげもの【揚げ物】** [名] 野菜や魚肉などを油であげた食べもの。てんぷら・フライ・からあげなど。 **あけらかんこう【朱楽菅江】** [人名] 一七四〇ー一八〇〇年。江戸中期の狂歌師。唐衣橘洲[からころもきっしゅう]・大田南畝[おおたなんぽ]とともに、狂歌三大家の一人。狂歌集「故混馬鹿集」など。 **あける【空ける】** [動] ①からのからにする。「さかずきを―」②ひまにする。別の目的に使えるように時間などを使わないでおく。「次の日曜日を―」「からだを―」③そこをふさいでいるものをとりさる。「道を―」「すきまを―」「あなを―」☆ふさぐ **あける【開ける】** [動] ①閉じているものをひらく。ふさいでいるものをとる。「扉[とびら]を―(↑開扉[かいひ])」「票を―(←開票)」 <16> **あける【明ける】** [動] ①時が過ぎて年月が新しくなる。「年が―」②明るくなる。「夜が―」↔暮れる③おわる。満期になる。「年季奉公[ねんきぼうこう]が―」 **明けても暮れても** [慣] しょっちゅう。いつも。「―とごとを言う」[類]朝から晩まで・年がら年じゅう **あげる【上げる】** [動] [造語] ①上または高いところへ動かす。「荷物をたなに―」「頭を―」「ふとんを―」②成績・人気・技術・温度・効果・利益などを高くする。「課長から部長に―」「男を―」「うでを―」「室温を―」「宣伝効果を―」「販売実績を―」③値段・価値を高める。「米価を―」「評価を―」④いれる。「高校に―」「家に―」⑤出す。発する。「大声を―」⑥ほめる。「上げたり、下げたり(=けなしたり)」⑦終える。仕上げる。「小説を一本―」「会費を五〇〇〇円でー」⑧神仏に供える。「供物[くもつ]を―」「お経[きょう]を―」⑨もどす。はく。「バスに酔[よ]ってー」⑩「やる」「あたえる」のていねいな言い方。「お祝いにアルバムを―」⑪[補助][「〜てあげる」の形で]「・・・してやる」のていねいな言い方。「案内して―」「犬をもらって―」⑫[造語][「〜あげる」の形で]①・・・しおえる。「勤め―」「書き―」「歌い―」②すっかり・・・する。「しめ―」「調べ―」③敬意をそえる。「申し―」「願い―」▼動詞の連用形に付く。 > **つかいわけ** →「もらう」を見よ。 **あげる【挙げる】** [動] ①上へ動かす。「手を―(←挙手)」②つかまえる。「犯人を―(←検挙)」③をしめす。「例を―(←挙例)」「証拠[しょうこ]を―」④とりおこなう。「結婚式を―(←挙式)」⑤おこす。うごかす。「兵を―(←挙兵)」⑥出しきる。あつめる。「全力を―」「国を挙げて戦う(←挙国一致[きょこくいっち])」 **あげる【揚げる】** [動] ①高いところにかかげる。「国旗を―(←国旗掲揚[けいよう])」「たこを―」「花火を―」「のろしをー」②油で食品を加熱する。「てんぷらとフライを―」 **あけわたす【明け渡す】** [動] 住みなれた場所をたちのいて、他人にわたす。「部屋[へや]を―」「城を―」 **あご【顎・頤】** [名] 人や動物の口の上下にある部分。ものをかんだり、ことばを発したりするときに働く。 **顎が干上がる** [慣] 収入がなくなり生活できなくなる。 **顎で使う** [慣] いばった態度で人に指図[さしず]する。 **顎を出す** [慣] つかれきってしまう。 **あこうろうし【赤穂浪士】** [名] 主君浅野長矩[あさのながのり]の仇[あだ]を討[う]って切腹となった、四七人の旧赤穂藩士[きゅうあこうはんし]。一七〇一年、侮辱[ぶじょく]した吉良義央[きらよしなか]に切りつけた浅野が切腹、藩とりつぶしとなったのを不服として、翌年一二月一四日、大石良雄[おおいしよしお]を中心に吉良邸[てい]に討ち入ってその首級をあげた。赤穂義士。四十七士[しじゅうしちし]。▽この一連の事件は「忠臣蔵[ちゅうしんぐら]」のモデルとなった。 **アコーディオン** [名] 蛇腹[じゃばら]をのばしたり、たたんだりして空気を送りながら、ボタンや鍵盤[けんばん]をおして演奏する楽器。手風琴[てふうきん]。アコーデオン。 **あこがれ【憧れ・憬れ】** [名] 何かに強く心がひかれたり、そうなりたいと思って身がうかれてしまうような気持ち。「―の人」[類]憧憬[どうけい] **憧れの的** [まと] 多くの人があこがれる対象。 **あこがれる【憧れる・憬れる】** [動] そうありたいと望むものに強くひかれて、身がうかれてしまうような気分になる。「プロ野球の選手に―」 > **古語** ≪あくがる≫「あこがれる」の古形。もとは、心も身も何かにひかれて、本来居る場所からはなれてさまよいでるという意味だったが、現代語の「あこがれる」は、それが心理的な面だけに片寄ったもの。 **あこぎ【阿漕】** [形動] 欲ばりでやりかたがあくどく、ずうずうしいようす。「―なまねをする」▽三重県津[つ]市の海岸、阿漕ヶ浦[うら]で、漁師が禁じられた漁をあくどくくりかえしたという伝説から。 **あこめ【袙・衵】** [名] ①昔、男子が束帯[そくたい]や直衣[のうし]姿のとき、下襲[したがさね]と単[ひとえ]のあいだに着た衣服。②昔、女子が上着[うわぎ]と単のあいだに着た衣服。 **あごやがい【阿古屋貝】** [名] ウグイスガイ科の二枚貝。海にすむ。真珠[しんじゅ]をとるために養殖[ようしょく]する。真珠貝。 **アゴラ** [名] 古代ギリシャで、ポリス(=都市国家)の公共広場。集会・裁判・交易などがおこなわれ、市民生活の中心であった。 **あさ【麻】** [名] ①クワ科の一年草。茎[くき]の皮の繊維から強い糸をつくる。②アサからつくった糸や織物。麻糸。麻布。 **あさ【朝】** [名] 夜が明けてから日が高くならない数時間の間。また、夜明けから正午まで。↔晩▽夜から朝にかけての時間の推移は、「夕方」「宵[よい]」「夜中」「夜更け」「暁[あかつき]」「明け方」「朝」となる。 **あざ【字】** [名] 町や村などをいくつかの区域に分けたとき、その一区域の名。▽「大字[おおあざ]」「小字[こあざ]」に分かれることもある。 **あざ【痣】** [名] 皮ふの表面で、まわりの色とちがって赤・青・むらさきなどに変わっている部分。 **あさい【浅い】** [形] ①表面や外側から奥や底までの距離が短い。「―川」「傷は―」②程度がじゅうぶんなところに達していない。「―考え」「ねむりがー」「―緑のネクタイ」↔深い③始まってからあまり日時がたっていない。「春まだ―ころ」「歴史が―」 **あさいちゅう【浅井忠】** [人名] 一八五六ー一九一一年。明治期の洋画家。江戸[えど]生まれ。フォンタネージに洋画を学び、フランス留学後、明治美術会をつくり、後進を指導した。作品に「春畝[しゅんぽ]」「収穫」「グレーの柳[やなぎ]」など。 **あさいりょうい【浅井了意】** [人名] 一六一二?ー九一年。江戸前期の僧[そう]。仮名草子[かなぞうし]作者。仏 <17> 典や中国の小説などに精通。代表作「御伽婢子[おとぎぼうこ]」も、中国の怪異[かいい]小説集「剪灯新話[せんとうしんわ]」がもとにある。ほかに「東海道名所記」など。 **あさおき【朝起き】** [名] [動] ①[名・スル]はやおき。↔朝寝②[名]朝起きた時のきげん。寝おき。「―のいい子」 **朝起きは三文の得** [慣] 「早起きは三文の徳」に同じ。→「はやおき」 **あさがえり【朝帰り】** [名] [動] 外泊[がいはく]し、翌朝になって家に帰ること。 **あさがお【朝顔】** [名] ヒルガオ科の一年草。夏の朝、らっぱ形の花が咲き、昼前にはしぼむ。「―市[いち]」 **あさがけ【朝駆け】** [名] [動] 朝早く敵を不意に攻撃[こうげき]すること。また、朝早くから不意に他人の家を訪ねること。「新聞記者の夜討ちー」→夜討ち **あさがた【朝方】** [名] 朝のころ。朝の早い時刻。「―の冷えこみ」→夕方・晩方[ばんがた] **あさぎ【浅黄】** [名] 色の名。うすい藍[あい]色。▽古くは「浅葱」と書き、「葱[ねぎ]の葉の色」(うすい藍色)を意味した。 **あさぎり【朝霧】** [名] 朝、辺りにたちこめる霧。 **あさぐろい【浅黒い】** [形] はだの色が少し黒い。 **あさげ【朝餉】** [名] 朝の食事。朝食。古い言い方。↔夕餉[ゆうげ] **あざける【嘲る】** [動] 人を見くだして悪口を言う。ばかにして笑う。「臆病者と―」[動]嘲笑する **あさじ【浅茅】** [名] あれた土地に生える、たけの低いチガヤ。古い言い方。「―が原」 **あさせ【浅瀬】** [名] 川や海などの水が浅いところ。瀬。「川の―をわたる」 **あさぢえ【浅知恵】** [名] あさはかな知恵。考えが行きとどかないこと。 **あさつき【浅葱・糸葱】** [名] ユリ科の多年草。ネギに似るが、細く短い。食用。 **あさづけ【浅漬け】** [名] ①野菜を塩やぬかなどで少しのあいだつけたもの。「大根の―」[類]一夜漬け②べったら漬け。 **あさって【明後日】** [名] あしたの次の日。「紺屋[こうや]の―」▽改まった言い方は「みょうごにち」。 **明後日の方を向く** [慣] 見当ちがいの方向に関心が向く。 **あさっぱら【朝っぱら】** [名] 朝の早いころ。早朝。俗な言い方。「―からおしかける」▽朝食前の空腹という意味の「朝腹[あさはら]」が変化した形。 **あさつゆ【朝露】** [名] 朝、草葉の上などにたまった露。↔夜露 **あさで【浅手・浅傷】** [名] 程度の軽い傷。「―ですむ」[類]薄手↔深手 **あざとい** [形] こりこうでぬけめがなく、あくどい。「―商売」 **あざな【字】** [名] ①昔、文人・学者・武士などが、名のほかに付けた呼び名。またの名。「孔子[こうし]は、名は丘[きゅう]、―は仲尼[ちゅうじ]」②通称[つうしょう]。あだな。 **あさなあさな【朝な朝な】** [副] 毎朝。朝ごとに。「―の参拝」→夜な夜な **あさなぎ【朝凪】** [名] 朝、海岸などで風が一時なくなり、波が静かになること。そのあと、陸風から海風に変わる。↔夕なぎ **あさなゆうな【朝な夕な】** [副] あさゆう。朝にも夕方にも、常に。「―あの人のことを思う」[類]日ごと夜[よ]ごと **あさね【朝寝】** [名] [動] いつも朝おそくまでねていること。あさねぼう。「日曜日は―をする」→☆朝起き・早起き **あさねぼう【朝寝坊】** [名] 朝寝をすること。また、朝寝の人。「宵[よい]っぱりの―」 **あさはか【浅はか】** [形動] 考えが浅いようす。「きみの考えは―だ」 **あさはん【朝飯】** [名] 朝食。あさめし。↔夕飯 **あさばん【朝晩】** [名] [副] ①[名]あさと、ばん。「―はかなりすずしい」②[副]いつも。つねに。「子のぶじを―心にかける」「―目にする」[類]朝夕 **あさひ【朝日・旭】** [名] 朝のぼる太陽。また、その光。「―がさす」→夕日 **あさぼらけ【朝ぼらけ】** [名] 朝、空がうす明るくなるころ。よあけ。「―の月」[類]あけぼの **あさましい【浅ましい】** [形] ①根性[こんじょう]がいやしくて見苦しい。「なんという―考えだ」[類]卑劣[ひれつ]②みじめで情けない。「―姿に落ちぶれる」 **あさまだき【朝まだき】** [名] 朝のまだ明けきらないころ。早朝。▽「まだき」は、まだそうなっていないという意味。 **あざみ【薊】** [名] キク科の多年草。葉はぎざぎざしていてとげがある。春から秋にかけて赤むらさき色の花を開く。オニアザミ・ノアザミなど。 **あさみどり【浅緑】** [名] うすい緑色。若葉の色をいう。「―にもえたつ春の野」 **あざむく【欺く】** [動] ①人をだます。「敵を―」②…とまちがえさせる。・・・におとらない。「昼を―ばかりの照明」 **あさめしまえ【朝飯前】** [名] 朝食前でもできるようなたやすいこと。[類]お茶の子さいさい **あさもや【朝靄】** [名] 朝たちこめるもや。 **あざやか【鮮やか】** [形動] ①目立って美しいようす。色や形がはっきりしているようす。「―ないろどり」②動作や技術がみごとなようす。「―な手さばき」 **あさやけ【朝焼け】** [名] 日の出前、東の空が赤く見えること。「―に染まる空」↔夕焼け **あさゆう【朝夕】** [名] [副] 「朝晩[あさばん]」に同じ。 **あざらし【海豹】** [名] アザラシ科の哺乳[ほにゅう]動物。北海や南極地方にすむ。頭が丸く、四肢[しし]はひれ状。体長一~二メートル。 **あさり【浅蜊】** [名] マルスダレガイ科の二枚貝。浅い海の砂の中にすむ。食用。 **あさる【漁る】** [動] ①手にいれようとして探しまわる。「古本を―」②食物を探しもとめる。「ごみ箱を―」▽もと、海辺や川辺で魚や貝をとること。 **あざわらう【嘲笑う】** [動] 相手をばかにしてわらう。「他人の失敗を―」 > **つかいわけ** <18> あざわらう・せせらわらう 「あざわらう」は相手をあざけって、毒々しく笑う。「相手の敗北をみんなであざわらう」。「せせらわらう」は内心で冷ややかに、自分のほうが上だと思って笑う。「鼻さきでせせらわらう」。 **あし【足・脚】** [名] ①人や動物の胴[どう]について、歩行やからだを支えるはたらきをする部分。足首から下の部分も、ももから足首までの、どちらもいう。英語では、foot と legを区別するが、「あし」は両方をかねる。「―の長い子」「―の裏」→手②ものの下部にあって支えるはたらきをするもの。「机のー」▽正しくは「脚」と書く。③歩くこと。また、その進みかた。「―がおそい」④行き来すること。おとずれること。「客の―がとだえる」「―が向く」⑤(出かけた)ついで。「荷物を出しに行ったその―で銀行に寄る」⑥のりもの。交通機関。「―代」⑦[「~脚」の形で]雨・雲・風などの動きを、人の歩みに見立てていう。「雨―がしだいに遠のく」⑧「おあし」 **足が地に着かない** [慣] 気持ちがうわついて、しっかりしない。また、あまりにうれしくて落ち着かない。 **足がつく** [慣] 犯人の逃亡の経路がわかる。 **足が出る** [慣] 支出が予算をこえて赤字になる。「足が出た分は寄付で補った」[類]足を出す **足が遠のく** [慣] 以前ほどには足しげくおとずれない。 **足が速い** [慣] ①食べものがくさりやすい。②商品の売れゆきがよい。「―商品」 **足の踏み場もない** [慣] 室内などがとても散らかっているようす。 **足を洗う** [慣] かかわっていたよくない社会からぬけだす。「どろぼうから―」 **足を奪われる** [慣] 交通機関がストップする。「大雨で一○万人が―」 **足を取られる** [慣] 道が悪くてうまく歩けない。「ぬかるみに―」 **足を伸ばす** [慣] ①予定外の遠いところまで行く。②楽な姿勢をとる。 **足を引っ張る** [慣] 人の仕事や成功をかげでじゃまする。 **足を棒にする** [慣] 歩きまわってひどくつかれる。 **足を向けて寝られない** [慣] 感謝の気持ちをいつも忘れることができない。「大恩人だから―」 **あし【葦・芦・蘆・葭】** [名] イネ科の多年草。水辺に生え、高さ二~四メートル。秋、うすむらさき色の小花をつけた穂を出す。形はススキに似る。茎[くき]ですだれを編む。よし。 **葦の節の間** [慣] 非常に短い時間。▽アシの節と節のあいだが短いことから。 **あじ【味】** [名] ①飲食物が舌にふれたときに受ける感じ。「―がこい」「―かげん」▽「味」とは「口」で感じる「未(=かすかなもの)」の意味。②体験を通して知った感じ。「貧乏[びんぼう]のー」③おもむき。おもしろみ。「―のある会話」「―もそっけもない返事」「―な文章」④[「味な」の形で]ちょっと気がきいて手ぎわのいいようす。「―なまねをする」[類]おつ **味もそっけもない** [慣] なんの気を引くところもない。 **味を占める** [慣] たまたま経験したおもしろさや利益が忘れられず、またそれを期待する、 **味をやる** [慣] 気のきいたことをする。 **あじ【鯵】** [名] アジ科の魚をまとめた呼び方。側線上にひし形のかたいうろこ(=ぜいご)がある。マアジ・ムロアジなど。ひものやたたきにして食べる。 **アジ** [名] [動] 激しい調子の演説によって、人をあおりたてること。そそのかすこと。扇動[せんどう]。アジテーション。▽「アジる」の形で動詞として使うこともある。 **アジア** [名] 六大州の一つ。ユーラシア大陸のウラル山脈や黒海より東の地域と、周辺の島々からなる。世界の人口の半数以上が住む。▽「亜細亜」と当てる。 **アジア・アフリカかいぎ【アジア‐アフリカ会議】** [名] 一九五五年、日本・中国をふくむアジアとアフリカの二九か国の代表が、インドネシアのバンドンで開いた会議。民族の独立や人種の平等など、平和一○原則を決議した。AA会議。バンドン会議。 **アジアたいへいようけいざいきょうりょくかくりょうかいぎ【アジア太平洋経済協力閣僚会議】** →「エイペック」 **あしあと【足跡】** [名] ①歩いたあとに残る足の裏の形。あしあと「―をたどる」②にげた人のゆくえ。あしどり。「―をくらます」③過去の業績。積みあげてきた仕事の成果。「そくせき」とも。「かがやかしい―を残す」 **あしおと【足音】** [名] 歩くときの足の音。「―をしのばせる」「春の―が聞こえる」 **あしおどうざんこうどくじけん【足尾銅山鉱毒事件】** [名] 明治時代、栃木県の足尾銅山から流出した鉱毒が、渡良瀬[わたらせ]川を汚染して住民に被害をあたえた事件。 **あしか【海驢】** [名] アシカ科の哺乳[ほにゅう]動物。北太平洋にすむ。足はオットセイに似てひれ状。おすは体長二メートル以上。 **あしかががっこう【足利学校】** [名] 鎌倉時代に創立し、室町[むろまち]中期に上杉憲実[うえすぎのりざね]が再興[さいこう]した学校。今の栃木県足利市に史跡[しせき]として残る。関東の学問の中心で、「坂東[ばんどう]の大学」と呼ばれた。 **あしかがたかうじ【足利尊氏】** [人名] 一三〇五ー五八年。室町[むろまち]幕府の初代将軍。初名は高氏[たかうじ]。建武の新政を成功させたが、のちに後醍醐[ごだいご]天皇の南朝と対立。北朝側により、一三三八年征夷[せいい]大将軍に任命され、京都の室町に幕府を開いた。 **あしかがもとうじ【足利基氏】** [人名] 一三四〇ー六七年。室町[むろまち]前期の武将。初代将軍尊氏の子。初代の鎌倉公方[くぼう]となり、関東管領[かんれい]上 <19> 杉憲顕[うえすぎのりあき]とともに室町幕府の関東支配を進めた。 **あしかがよしあき【足利義昭】** [人名] 一五三七ー九七年。室町[むろまち]幕府の一五代将軍。織田信長[おだのぶなが]におされて将軍となったが、のち不和となって追放され、室町幕府もほろんだ。 **あしかがよしのり【足利義教】** [人名] 一三九四ー一四四一年。室町[むろまち]幕府の六代将軍。三代将軍義満[よしみつ]の子。対立する足利持氏[もちうじ]らを討[う]ち、将軍の権力を強めたが、反感を買い、赤松満祐[あかまつみつすけ]に殺された(=嘉吉[かきつ]の乱)。 **あしかがよしまさ【足利義政】** [人名] 一四三六ー九〇年。室町[むろまち]幕府の八代将軍。六代将軍義教[よしのり]の子。応仁[おうにん]の乱の原因をつくった。また、慈照寺銀閣を建立し、東山[ひがしやま]文化を育て、東山殿と呼ばれた。 **あしかがよしみつ【足利義満】** [人名] 一三五八ー一四〇八年。室町[むろまち]幕府の三代将軍。二代将軍義詮[よしあきら]の子。南北朝を統一し、幕府の全盛をむかえたのち、出家[しゅっけ]。北山[きたやま]に鹿苑寺金閣を建て、北山文化を開花させたことから、北山殿と呼ばれた。 **あしがかり【足掛かり】** [名] ①高いところに登るときに足の支えとするものや場所。あしば。②よりどころ。いとぐち。「相手に反論するーをつかむ」[類]手掛かり **あしかけ【足掛け】** [名] ①年数などを計算するときに、初めと終わりの端数[はすう]をそれぞれ一年にくりあげて数えること。「もう―三年になる」↔丸[まる]②柔道・すもうなどで、自分の足を相手の足にかけてたおすわざ。 **あしかせ【足枷】** [名] ①昔、罪人の足にはめて自由に動けないようにした刑具[けいぐ]。②身動きならないようにさせるもの。自由をうばうもの。「家庭が―となる」「―をはめられる」 **あしがため【足固め】** [名] [動] ①[名・スル]足を訓練すること。あしならし。②将来に備えて基礎[きそ]をしっかりしておくこと。[類]地固め **あしからず【悪しからず】** [副] 悪く思わないで。どうかよろしく。「―ご了承ください」▽相手の許しをえたいときなどに使う。 **あしがる【足軽】** [名] 昔、もっとも身分の低い武士。ふだんは農業などに従事し、戦時は歩兵[ほへい]となった。 **あじきない【味気ない】** [形] →「あじけない」 **あしくせ【足癖】** [名] ①歩いたり座[すわ]ったりするときのくせ。「―が悪い」②すもうで、足わざ。 **あしくび【足首】** [名] くるぶしの上の細くなっている部分。↔手首 **あしげ【足蹴】** [名] [動] ①足でけること。②相手にひどいしうちをすること。「親を―にする」 **あしげ【葦毛】** [名] ウマの毛色の一つ。白い毛の中に、黒や茶の毛がまじったもの。白あし毛・黒あし毛・連銭[れんぜん]あし毛など。 **あじけない【味気ない】** [形] なんのおもしろみも味わいも感じられないで、気持ちがはなれていく。つまらない。「あじきない」とも。「―毎日を過ごす」[類]無味乾燥[むみかんそう]・味も素っ気もない **あじさい【紫陽花】** [名] ユキノシタ科の落葉低木。六月ごろ小花が半球状にむらがり、白・青・むらさき・うす紅などに変わる。観賞用。「―の七変化[しちへんげ]」 **あしざまに【悪し様に】** [副] 実際より悪いように。「人を―けなす」「―ののしる」 **アシスタント** [名] 手助けをする人。助手。「―ディレクター」 **アシスト** [名] [動] てつだうこと。とくにサッカーなどで、シュートをする選手にパスすること。 **アシッド** [名] 酸。酸性。 **あした【朝】** [名] 夜が明けてめぐってくる、「あさ」の古い言い方。「雪のー」→タベ **朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり** [慣] 朝[あさ]、人間の生きるべき道を聞くことができたなら夕方に死んでも心残りはない。▽中国、「論語」から。 **あした【明日】** [名] 今夜が明けた日。あす。▽改まった言い方は「みょうにち」。「翌日」は、ある日を基準にして、その次の日。 **明日は明日の風が吹く** [慣] さきのことはくよくよ心配せずに、なりゆきまかせでよい。 **あしだ【足駄】** [名] 高い歯のげた。たかげた。 **あしだい【足代】** [名] 「交通費」の俗な言い方。「―がかかる」 **あしだまり【足溜まり】** [名] ①何かをするため、途中[とちゅう]でしばらくとどまるところ。根拠[こんきょ]地。②足をかけるところ。あしがかり。 **あじつけ【味付け】** [名] [動] 料理に味をつけること。味のつけかた。「こいーの料理」「―のり」 **あしでまとい【足手纏い】** [形動] まつわりついて、仕事や活動のじゃまになるもの。また、そういう人。あしてまとい。「子供が―になる」[類]足かせ **アジト** [名] 政治活動家などの秘密本部。地下運動家のかくれが。 **あしどめ【足止め・足留め】** [名] [動] 一時、外出や通行を止めること。「交通事故で―をくう」[類]禁足 **あしどり【足取り】** [名] ①足の運びかた。「―も軽く進む」[類]歩調②歩いた道すじ。犯人などの逃走経路。「―を追う」[類]足跡 **あしながばち【足長蜂】** [名] スズメバチ科の昆虫[こんちゅう]。腹に黄と黒の横じまがあり、あと足が長い。ハスの実のような巣をつくる。 **あしなみ【足並み】** [名] ①並んで歩くときの足のそろいかた。「―をそろえる」②考えや行動のそろいかた。「野党の―が乱れる」[類]歩調 **あしならし【足慣らし・足馴らし】** [名] [動] ①歩く練習をすること。歩行訓練。「退院前に―をする」②本格的に行動する前の準備行動。 **あしば【足場】** [名] ①工事などのために、作業の足がかりとして鉄パイプや丸太[まるた]を組んでつくったもの。「―を組む」②ものごとや考えかたのよりどころ。あしがかり。 <20> 「―を固める」③交通の便[べん]。「駅が近くてーのいい場所」 **あしばや【足早】** [形動] 歩く速度がはやいようす。「―にたち去る」 **あしはらのなかつくに【葦原の中つ国】** [名] 「日本国」の古い呼び名。[類]葦原の瑞穂の国▽アシがしげり、穀物が豊かに実る国という意味。 **あしび【馬酔木】** →「あせび」 **あしぶみ【足踏み】** [名] [動] ①前に進まず、同じ場所でただ、足を上下させること。「―して暖をとる」②ものごとが思いどおりに進まないこと。「事業はー状態だ」 **あしまかせ【足任せ】** [名] 気の向くままに歩くこと。「―の一人旅」[類]風任せ **あしまめ【足まめ】** [形動] めんどうがらず、気軽に出かけること。また、その人。「―にさがす」 **あじみ【味見】** [名] [動] 料理の途中[とちゅう]などで、ちょっと味加減をみること。 **あじむ【味も】** [動] 食べ物の味をためすこと。 **アショーカおう【アショーカ王】** [人名] 生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。インド、マウリヤ朝三代の王。紀元前三世紀なかばに、インド全土の統一を達成し、マウリヤ朝全盛期を築いた。仏教に帰依[きえ]し、仏典の編さん事業などを援助[えんじょ]。阿育[あいく]王とも。 **あしよわ【足弱】** [形動] 足こしが弱くて長くは歩けないようす。▽老人・婦人・子供についていうことが多い。 **あしらい** [名] ①もてなし。あつかい。応対。「客―がうまい」②とりあわせ。配合。「色の―がじょうずだ」 **あしらう** [動] ①相手をどんな人かと見定めて、それに応じてあつかう。とくに、いいかげんに応対する。ばかにして軽くあつかう。「冷たく―」「→鼻で―」②まわりに応じてバランスよくとりあわせる。「テーブルに菊[きく]の花を―」 > **つかいわけ** →「扱う」を見よ。 **あしもと【足元・足許】** [名] ①立っている足の辺り。「―にご用心」②生活や仕事の、土台となるところ。「―を固める」③歩く足つき。「老人で―が危ない」 **足もとから鳥が立つ** [慣] よう 急に思いたって、あわただしく始めるようす。 **足もとに火がつく** [慣] 危険がせまる。 **足もとにも及ばない** [慣] 比べものにならないくらい相手におとっている。「わたしなどは先輩の―」 **足もとの明るいうちに** [慣] ①日が暮れないうちに。②自分の立場が悪くならないうちに。 **足もとを見る** [慣] 弱みにつけこむ。 **あじゃり【阿闍梨】** [名] 仏教で、師となって弟子[でし]を教えみちびく高徳の僧[そう]。天台宗や真言[しんごん]宗では、僧の階級の一つ。 **あしゅう【阿州】** →「あわ(阿波)」 **あしゅら【阿修羅】** [名] 仏教で、仏法を守る神。また、六道の一つで、人間以下の存在。争いの絶えない阿修羅道に住む。しゅら。「―のような形相[ぎょうそう]」▽もと、インドの戦いを好む神。 **あしわざ【足技】** [名] 柔道[じゅうどう]やすもうで、足を使って相手をたおすわざ。「―が得意」 **あす【明日】** [名] きょうの次の日。「―の命も知れぬ」▽「あした」のやや改まった、また「みょうにち」よりはくだけた言い方。②近い将来。「日本の―を開く」▼常用漢字表付表の語。 **あすかきよみはらのみや【飛鳥浄御原の宮】** [名] 六七二年から六九四年までの、天武[てんむ]・持統[じとう]天皇の皇居。現在の奈良県明日香村[あすかむら]にあった。 **あすかじだい【飛鳥時代】** [名] 六世紀末ー七世紀。日本史の時代区分で、奈良県飛鳥地方に都があり、仏教文化の栄えた時代。 **あすかぶんか【飛鳥文化】** [名] 七世紀前半、聖徳太子[しょうとくたいし]時代の文化。大陸の影響を受けた仏教文化で、建築では法隆寺や四天王[してんのう]寺、彫刻[ちょうこく]では法隆寺金堂釈迦三尊像[こんどうしゃかさんぞんぞう]や百済観音[くだらかんのん]像、絵画では法隆寺の玉虫厨子[たまむしのずし]の須弥座[しゅみざ]絵などが有名。 **あずかり【預かり】** [名] ①まかされて、責任をもってあずかること。②勝ち負けをきめないでおくこと。ひきわけ。 **あずかる【預かる】** [動] ①たのまれたものをひきうけて守る。「荷物を―」②処理をまかせてもらう。「家計を―」「けんかを―」③公表しないで保留する。「辞表を―」 **あずかる【与る】** [動] ①かかわる。関係する。「分け前に―」「相談に―」②目上の人の好意を受ける。「お招きに―」 **あずき【小豆】** [名] マメ科の一年草。種はダイズより小さく黒みをおびた赤色で、あんや赤飯[せきはん]などの材料に使う。▽取引所[とりひきじょ]では「しょうず」という。常用漢字表付表の語。 **あずける【預ける】** [動] ①たのんで保管や世話をしてもらう。「かぎを―」「知りあいに犬を―」②処置や決定をまかせる。「↓げたを―」③からだをもたせかけるようにする。「体[からだ]を―」 **あすと【彼処】** [代] 「あそこ」のくだけた言い方。 **アスコットタイ** [名] スカーフ風のネクタイ。▽イギリ <21> スのアスコット競馬場に集まる人たちが使ったことから。 **あずさ【梓】** [名] カバノキ科の落葉高木。▽昔、弓(=梓弓)や版木の材料にした。 **アスター** [名] キク科の多年草をまとめた呼び方。とくに、エゾギク。 **アステカていこく【アステカ帝国】** [名] 一四ー一五世紀にメキシコ高原に建設された国。マヤ文明をうけついで、太陽のピラミッドなどを建てた。一五二一年、スペイン人のコルテスに征服[せいふく]されて滅亡[めつぼう]。アズテック帝国。 **アステリスク** [名] 文中の語に注をつけるときなどに用いる記号。星印。アステ。「*」 **アストリンゼン** [名] 化粧水[けしょうすい]の一つ。はだをひきしめる作用がある。アストリンゼント。 **あすなろ【翌檜】** [名] ヒノキ科の常緑高木。山奥[やまおく]に自生し、高さ三〇メートルにも達し、ヒノキに似る。建築用材。「あすなろう」とも。▽「あすはヒノキになろう」という意味とも。 **アスパラガス** [名] ユリ科の多年草。若い茎[くき]は食用。観賞用のものも。アスパラ。 **アスピリン** [名] 白色で、熱さましや痛みどめに使う、非ピリン系の薬。▽アセチルサリチル酸の商標名。 **アスファルト** [名] 石油精製のさいの残留物からつくられる、黒色のねばりけのある物質。道路の舗装[ほそう]などに使う。 **アスベスト** →「いしわた」 **あずま【東・吾妻】** [名] 古くは、東国といっても関東地方より北。長野県・静岡県の西境より東。岐阜・愛知県の東の三段階があった。▽貴族文化の中心である京の都に対し、貴族文化から遠い貧しいところといったニュアンスがあった。 **東男に京女** [慣] 男らしい関東の男と、やさしい京都の女は相性[あいしょう]がいい。 **あずまうた【東歌】** [名] 古代、東国地方(=現在の東北・関東・中部地方)の民衆が素朴な感情を東国の方言でうたった和歌。「万葉集」巻き一四や「古今[こきん]集」巻き二〇などにある。たとえば「信濃路[しなのじ]は今の墾道[はりみち]刈株[かりばね]に足踏[ふ]ましなむ履[くつ]はけわが夫[せ]」は、山道を行く夫が足を傷つけないように気づかう妻の歌。 **あずまかがみ【吾妻鏡・東鑑】** [名] 鎌倉時代の成立。著者未詳[みしょう]。鎌倉幕府の一二〇〇年ころの事跡[じせき]を編年体で記録した歴史書。五二巻。 **あずまくだり【東下り】** [名] [動] 昔、京都から東国へ行くこと。 **あずまじ【東路】** [名] 昔、京都から関東地方へ通じる公道。東海道や東山[とうさん]道をさす。また、東国や関東地方のこと。 **あずまや【東屋・四阿】** [名] 柱だけでかべがない小さな建物。庭園などに休息所としてつくる。[類]亭[ちん]▽都風でない、東国風の簡素な家屋のこと。 **アスレチック** [名] 体育。運動競技。スポーツ。「―クラブ」 **あせ【汗】** [名] [動] 暑いときや運動のあとに皮ふの汗腺[かんせん]から出る水分。「テニスでーを流す」▽ものの表面にできる水滴をたとえてもいう。「かべが―をかく」 **汗の結晶** [慣] 苦心を重ねてえた成果。 **あぜ【畔・畦】** [名] ①水田のさかいとして土を盛りあげたところ。くろ。②かもいや敷居のみぞのあいだにあるしきり。 **アセアン【ASEAN】** [名] 東南アジア諸国連合。一九六七年にインドネシア・フィリピン・シンガポール・マレーシア・タイが結成した、経済・社会・文化促進に関する地域協力機構。 **あぜくらづくり【校倉造り】** [名] 古代に多い、倉の建築法。材木を井[い]げたに組みあげてかべをつくる。木材の伸縮[しんしゅく]により、中の温度や湿度[しつど]がしぜんに調節される。東大寺正倉院などが代表。 **アセスメント** [名] 総合評価。事前査定。アセス。「環境―」 **あせする【汗する】** [動] あせをかく。「ひたいに―」▽多く、努力する意味で使う。 **あせだく【汗だく】** [形動] あせでびっしょりになるようす。あせまみれ。「―になって働く」[類]汗みずく・汗みどろ **アセチレン** [名] 炭化水素ガスの一つ。無色で有毒。点火すると強い光と熱が出、いやなにおいがする。溶接用。「露店[ろてん]のー灯」 **アセテート** [名] 化学繊維[せんい]の一つ。天然[てんねん]セルロースと酢酸[さくさん]からつくり、軽くて絹に似たつやがある。 **あせばむ【汗ばむ】** [動] あせがにじみでて、はだ全体がじっとりする。「―ような初夏の日ざし」 **あせび【馬酔木】** [名] ツツジ科の常緑低木。早春、つぼ状の白い花が咲[さ]く。葉は有毒。「あしび」「あせみ」とも。▽「馬酔木」と書くのは、葉を食べたウマが酔[よ]ったようになるところからという。 **あせまみれ【汗まみれ】** [形動] あせにびっしょりぬれたようす。あせだく。「―になって働く」[類]汗みずく・汗みどろ **あせみず【汗水】** [名] 水のようにたくさん流れるあせ。「―垂らして(=一生けんめい)働く」 **あせみずく【汗みずく】** [形動] 全身があせでびっしょりぬれるようす。あせまみれ。「炎天下の道をーになって歩きつづける」[類]汗みどろ・汗だく **あぜみち【畔道・畦道】** [名] 田と田のあいだが細い道のようになっているところ。「―をたどる」 **あせみどろ【汗みどろ】** [形動] ふきでるあせに全身がまみれること。[類]汗だく・汗みずく **あせも【汗疹・汗疣】** [名] 夏、あせをかいた皮ふにできる、赤くて小さいふきでもの。「あせぼ」とも。 **あせる【焦る】** [動] 早く思いどおりにしたいと、ひどく気をもむ。いらだつ。「勝ちを―」 **あせる【褪せる】** [動] 色や光沢が消えてなくなる。また、美しさや勢いなどがうすれて弱くなる。「カーテンの色が―」「思い出が―」[類]さめる **あぜん【唖然】** [形動] あきれてものが言えないようす。あっけにとられるようす。「あまりのことにしばしーとする」 <22> **あそこ【彼処】** [代] ①自分からも相手からも見えるけれども、遠い場所をさすことば。「―にいるのはだれ」②自分も相手もわかっている、はなれたところをさすことば。例の場所。「七時に―で待ってるよ」③自分も相手も知っている時点や状況などを、距離をおいてさすことば。「―まで言うとは」 **アソシエーション** [名] 会。協会。連盟[れんめい]。連合。「―フットボール(=サッカー)」 **あそばす【遊ばす】** [動] ①あそばせる。「子供を砂場で―」②なにもしないでおく。「田んぼを遊ばせておく」③「する」の敬った言い方。「どうあそばしますか」④[補助][「お(ご)〜あそばす」の形で]話題にする行為について、尊敬・ていねいの気持ちをあらわす。「お帰りー」「ごめんあそばせ」▽女性の話しことば。多く、「〜あそばせ」の形をとる。「あそばせことば」ともいう。動詞の連用形、またはサ変動詞の語幹に付く。ふつう、かな書き。 **あそび【遊び】** [名] ①あそぶこと。「―相手になる」[類]遊戯②仕事がなくてひまなこと。「きょうは―だ」③ばくちや酒や女遊びにふけること。「―を覚える」④気持ちにゆとりのあること。「―のない生活」⑤機械の部品のつなぎめの動きに多少のゆとりがあること。「車のハンドルの―」 > **古語** 古くは、日常生活をはなれた詩歌・音楽・狩りなどの楽しみをいった。とくに平安時代には、管弦[かんげん]の演奏をいうことが多かった。 **あそぶ【遊ぶ】** [動] ①運動や趣味など、好きなことをして楽しむ。「キャッチボールをして―」②何もしないでぶらぶら過ごす。「失業して半年―」③他の土地を旅行する。また、外国へ行って勉強する。遊学する。「京都に―」「アメリカの大学に―」④かね・土地・機械などが使われないままでいる。「遊んでいる土地の利用法」 **あそん【朝臣】** [名] 天武天皇が制定した、八種[やくさ]の姓[かばね]の第二位。あそみ。のち、五位以上の人につけて、敬っていう呼び名。 **あだ【仇】** [名] ①うらみ。また、うらみを返すべきう相手。「親の―を討[う]つ」②害をあたえること。また、害となるもの。「恩を―で返す」「親切が―になる」 > **つかいわけ** →「敵[かたき]」を見よ。 **あだ【徒】** [形動] ①役に立たないこと。むだ。「せっかくの好意を―にしてしまった」②いいかげんなこと。「―やおろそか」 **あだしごころ【徒し心】** [名] あてにならない変わりやすい心。うわきごころ。古い言い方。 **アダージョ** [名] 音楽の速度標語の一つ。「ゆるやかに」という意味。アダジオ。▽ふつう、かな書き。 **あたい【価】** [名] 商品の値段。代金。「高い―をつける」 **あたい【値】** [名] ①[名・スル]ねうち。価値。「賞賛に―する」「―千金」②[名]数学で、文字や数式があらわす数。また、計算して出した数。数値。「xの―を求めなさい」 **あたい【私】** [代] 「わたし」のくだけた言い方。▽もと、東京下町[したまち]の子供などが使った。 **あたう【能う】** [動] できる。なしうる。「―かぎり援助[えんじょ]をおしまない」▽肯定[こうてい]形で使うのはヨーロッパ語の翻訳[ほんやく]としての用法で、漢文では、ふつう打消しの語をともなう。「子曰[のたま]わく、未[いま]だ人に事[つか]ふるこ能[あた]わず」。文章語。 **あだうち【仇討ち】** [名] 主君や肉親などを殺した者をしかえしに殺すこと。かたきうち。 **あたえる【与える】** [動] ①上の人が目下[めした]の者にもものなどをやる。さずける。「子供に部屋へを―」「金品を―」↔奪[うば]う②人に悪い影響[えいきょう]をおよぼす。こうむらせる。「損害を―」「苦痛をー」③わりあてる。あてがう。「仕事[しごと]を―」「反省の機会を―」 **あたかも【恰も・宛も】** [副] ①[「あたかも〜のよう」などの形で]ちょうど・・・みたいだ。まるで・・・のよう。「―花びらのようにまう雪」「―自分一人でやったような顔をする」▽たとえに使う場合と、ほんとうはちがうのにそういうふりをする、という非難をこめて使う場合とがある。②[「時あたかも〜」の形で]まさにその時。「時―一八六八年」「時―紅葉の季節」▽下に時をあらわすことばをともなう。 **あたくし【私】** [代] 「わたくし」のくだけた言い方。 **あたし【私】** [代] 「わたし」のくだけた言い方。 **あたたか【温か・暖か】** [形動] ①温度や気温がほどよく感じられる高さであるようす。「温かなスープ」「暖かな気候」②かねがたくさんあるようす。「ふところが暖かだ」③愛情がほどよくゆきわたっているようす。「温かな家庭」 **あたたかい【温かい】** [形] ①ものが熱くない程度に、心地よい高さで、ぬくもりがある。「心の一人」「―もてなし」「子供の成長を温かく見守る」◆冷たい **あたたかい【暖かい】** [形] ①気温がほどよい高さでここちよい。「―季節」「―ふとん」②かねがたくさんあるようす。「ふところが―」↔寒い▼「温」と「暖」の厳密な使い分けはむずかしいが、料理や水など、からだの一部で感じるものや愛情の表現には「温」。気候・ふとんなど、からだ全体でぬくもりを感じる場合は「暖」を使う。 **あたたまる【温まる・暖まる】** [動] ①あたたかくなる。「こたつで温まる」「ふろで温まる」「席の温まるいとまもない(=たいへんいそがしい)」②気持ちがなごみ、安まる。「心温まる話」③経済的に豊かになる。「ふところが暖まる」▽「あたたまる」より「ぬくもる」のほうがふれてみた感じがある。 <23> **あたためる【温める・暖める】** [動] ①あたたかくする。あっためる。「スープを温める」「部屋を暖める」②長いあいだ、だいじにかかえておく。「長年温めていたテーマ」③とぎれていたものをとりもどす。「↓旧交を温める」④こっそり自分のものとする。「公金を温める」[類]着服する **アタック** [名] [動] ①攻撃[こうげき]。また、せめること。②むずかしいことに向かっていくこと。挑戦。「山頂に―する」「国家試験に―する」 **アタッシュケース** [名] 書類などを入れる箱形のかばん。アタッシェケース。▽「アタッシュ」は、大使館員という意味のフランス語から。 **あだっぽい【婀娜っぽい】** [形] 色っぽくてなまめかしい。「―姿」 **あだな【渾名・綽名】** [名] その人の名前を縮めたり、特徴[とくちょう]などをとらえたりしてつけた呼び名。ニックネーム。[類]愛称・通称 **アタナシウス** [人名] 二九五?ー三七三年。アレクサンドロス大王がエジプトに建設した都市アレクサンドリアの司教。キリストの人間性を主張するアリウス派に反対し、父なる神・子なるキリスト・聖霊は分けえないとする三位一体[さんみいったい]説を唱え、カトリックの正統教義を確立した。 **あだばな【徒花】** [名] 咲きくだけで実を結ばない花。▽見かけははなやかだが、実質がともなわないことのたとえにも使う。 **あたふた** [副] [動] あわてふためくようす。「―とかけつける」「急な来客で―する」 **アダプター** [名] 機械などに、さらに別の機能をもたせるためにとりつける器具。 **あたま【頭】** [名] ①人や動物の首から上の部分。[類]かしら・こうべ②頭脳のはたらき。考えかた。「―がいい」「―が古い」③頭髪[とうはつ]。「―をかる」④ものの上部。ものの先端[せんたん]。てっぺん。「鼻の―」⑤ものごとのはじめ。「―から否定する」⑥上に立つ人。首脳。トップ。「―にすえる」「―株の人」[類]かしら **頭が上がらない** [慣] 対等にふるまえない。「先輩にはいつまでもー」 **頭が痛い** [慣] 心配になる。「そのことを思うと―」 **頭隠して尻隠さず** [慣] 悪事などの一部分だけかくして、全部かくしたつもりになっているおろかさをあざけることば。 **頭が下がる** [慣] 敬服する。「彼の勇気には―」 **頭が低い** [慣] だれにもいばらず、ていねいである。[類]腰が低い▽「頭[ず]が低い」ということが多い。 **頭にくる** [慣] かっと腹が立つ。 **頭の黒い鼠** [ねずみ] [慣] 主人の目をかすめてものをぬすむような、油断のできない人間。 **頭の天辺から足の爪先まで** [慣] 上から下まで。一から十まで。全部。 **頭の蠅も追えない** [慣] 自分一人のしまつもろくにできない。 **頭を抱える** [慣] どうしていいかわからず、ほとほと困りはてる。 **頭を下げる** [慣] おじぎをする。また、屈服する。 **頭をはねる** [慣] 他人の利益の一部を自分のものにする。ピンはねする。「こっそりと―」 **頭を冷やす** [慣] 興奮を静めて冷静に判断できるようにする。 **頭を丸める** [慣] ①僧侶[そうりょ]になる。出家[しゅっけ]する。②責任をとって坊主頭になること。 **あたまかず【頭数】** [名] 必要な人の数。「―がそろう」「―にすぎない」 **あたまかぶ【頭株】** [名] 人の上に立つ者。おもだった人。親分。首領。 **あたまから【頭から】** [副] ①はじめから。いっさいかまわず。「―悪いときめつける」②[「頭から〜ない」の形で]まるっきり・・・ない。てんで・・・ない。「―信用しない」 **あたまきん【頭金】** [名] 契約を申しこむときなどに、手つけとして最初にはらうかね。 **あたまごし【頭越し】** [名] [動] あいだに立つはずの者をさしおいて、直接相手にはたらきかけること。「―の交渉[こうしょう]」▽当然ふむべき段階を無視したり飛びこえたりすること。 **あたまごなし【頭ごなし】** [名] [動] 相手の言い分も聞かずに一方的に言いたてること。「―にしかる」 **あたまでっかち【頭でっかち】** [形動] ①からだの大きさに対して不つりあいに頭が大きいこと。また、頭部だけが大きい人やもの。②知識や思考力だけがすぐれていて、行動や人間性がともなわないこと。また、その人。「勉強ばかりしてーな人」 **あたまわり【頭割り】** [名] [動] かねなどを人数に応じて平等に割りあてること。わりかん。「費用は―にする」 **アダム** [名] 「旧約聖書」で、神が土でつくった最初の人間(男性)の名。妻のイブとともに禁断の木の実を食べて、エデンの園[その]から追われた。 **アダムズ** →「ウィリアム・アダムズ」 **アダム・スミス** [人名] 一七二三ー九〇年。イギリスの経済学者・哲学者。重農主義・重商主義を批判し、古典派経済学を確立した。経済学の父と呼ばれる。著書に「道徳感情の理論」「国富論」 **あだやおろそか【徒や疎か】** [形動] あつかいがいいかげんなようす。対応がいいかげんなようす。あだおろそか。「せっかくの親切を―にはできない」▽「あだ」「おろそか」は、むだ・そまつという意味。多く、下に打消[うちけ]しの語をともなう。 **あたら【可惜】** [副] おしくも。もったいないことに。むざむざと。「―チャンスをのがす」 **アタラクシア** [名] なにものにも乱されない心の平静な状態。▽古代ギリシャのエピクロス派が理想とした境地。 <24> **あたらしい【新しい】** [形] ①生じてから、まだあまり時間がたっていない。「―ニュースがはいる」「―友人」②野菜や魚などが、とれたてで生き生きしている。新鮮である。「―うちに食べる」③いままでになかった状態である。「―技術が開発される」「考えかたが―」「新しくつくりなおす」↔古い **あたらしがりや【新しがり屋】** [名] 好んで流行を追いかけ、また、それをほこらしげにする人。 **あたらしきむら【新しき村】** [名] 武者小路実篤[むしゃのこうじさねあつ]が、一九一八年、宮崎県旧[きゅう]児湯郡木城村(今の木城町)に建設した農業共同体。トルストイの影響[えいきょう]を受け、ユートピアの実現を目ざした。三九年には埼玉県毛呂山町[もろやままち]にも第二の村を建設。 **あたらずさわらず【当たらず障らず】** [慣] どこにもさしさわりがないような態度をとること。核心[かくしん]にふれないでおくようす。「―の返答」 **あたり【辺り】** [名] [造語] ①[名]その付近。ちかく。周囲。「―の人を気にする」「―をはらう(=まわりを威圧[いあつ]する)」②[造語][「〜あたり」の形で]およその時間・場所・事物の例などを示す。・・・ごろ。・・・近辺。たとえば・・・など。「あすーは雨だろう」「今ごろは京都―にいるはずだ」「彼―が妥当[だとう]だ」 **あたり【当たり】** [名] [造語] ①[名]①ねらった場所に命中すること。的中。②くじや懸賞に当選すること。「大―、一等賞」③計画やもよおしものが成功すること。「予想外の―をとる」↔外れ④めあて。見当。「あの家だろうとーをつけて行く」⑤人に接したときの感じ。応対ぶり。「―のやわらかい人」⑥野球などの打撃[だげき]。「いいーのライナー」⑦囲碁[いご]で、あと一つ置けば相手の石をとれる状態。②[造語][「〜当たり」の形で]①悪いものにぶつかる意味から)からだが害を受けること。「暑気―」「食―」▽ふつう、かな書き。「中り」とも書く。②・・・に対して(の割合)。「一人―三つ」「一日―一万円」 **あたりさわり【当たり障り】** [名] ぐあいの悪いところにふれること。さしさわり。「―のない話」▽多く、下に打消の語をともなう。 **あたりちらす【当たり散らす】** [動] 周囲の人にいらだちやいかりをぶつける。やつあたりする。「妻に―」 **あたりどし【当たり年】** [名] ①農作物の収穫の多い年。「ことしはりんごの―だ」②ものごとがうまくはこぶ年。「ことしの彼は―だ」 **あたりばち【当たり鉢】** [名] 「すりばち」の忌[い]みことば。▽「する(=うしなう)」をきらって使う。 **あたりまえ【当たり前】** [形動] ①世間[せけん]で、ふつうはそうあるべきだとしていること。当然。「―の礼儀[れいぎ]」②変わったところがなく、ふつうであるようす。「ごく―の人間」 **あたりめ【当たりめ】** [名] 「するめ」の忌[い]みことば。▽「する(=うしなう)」をきらって使う。 **あたりやく【当たり役】** [名] その俳優にぴったり合っていて、評判の高い役。 **あたる【当たる】** [動] ①ものとものがぴったりとふれあう。接触[せっしょく]する。「バットにボールがー」「すずしい風に―」②相当する。あてはまる。ちょうどそれにぶつかる。「おじに一人」「海側が南に―」「子[ね]の刻は今の午前零時に―」「日本語に―英語がない」「創立五〇周年に―」「事にあたって」③命中する。的中する。適合する。成功する。「矢が的[まと]に―」「―も八卦[はっけ]当たらぬも八卦」「勘[かん]が―」「天気予報が―」「彼の批判は当たっている」「商売が―」④向き合う。ぶつかる。対戦する。「優勝候補と―」⑤中毒する。暑気・毒などがからだにさわる。「暑さに―」「湯気に―」「ふぐに―」『ふつう、かな書き。「中る」とも書く。⑥しらべる。確認する。「辞書に―」「在庫を版元[はんもと]に―」⑦する。「ゴマを―」▽「摺[す]る」「磨する」の忌[い]みことば。縁起をかついで、「すり鉢」を「あたり鉢」、「すりこぎ」を「あたり棒」というなど。⑧そる。「ひげを―」▽「剃る」のなまり「する」の忌みことば。⑨ある意図をもって人に対する。「嫁[よめ]につらく―」 **当たって砕けろ** [慣] もともと成算があるはずでもないから、失敗をおそれず思いきりやってみろ。 **当たらずといえども遠からず** [慣] 推測がぴったり的中してはいないが、それほどまちがってもいない。▽中国、「大学」から。 > **つかいわけ** 当たる・ぶつかる 「当たる」は、ねらったところに命中するのがもとの意味で、相当する、適合する、接触するなど広く使う。「ボールがラケットの中心に当たる」。「ぶつかる」は、偶然[ぐうぜん]で、勢いよくものとものとが衝突[しょうとつ]する意味。「ボールが窓ガラスにぶつかる」。 **アダルト** [形動] 成人。また、おとな向き。「―ファッション」 **アチーブメントテスト** [名] 学習の結果がどれくらい身についたかを測る学力検査。アチーブメント。アチーブ。 **あちこち【彼方此方】** [副] [代] ①[代]あちらこちら。ほうぼう。「―にあいさつしてまわる」②[名・スル]あべこべ。反対。「左右がーになる」③順序が乱れること。うろうろすること。「話が―して理解できない」 **あちら【彼方】** [名] [代] ①[代]①現在いる自分の位置からも相手からもはなれた場所や方向、また、その近くのものや人をさすことば。「―へ行きましょう」「―様はどなた?」②自分にも相手にも属さないものなどをさすことば。 <25> 「―に問いあわせよう」③[名]外国。とくに、欧米。「―帰り」 **あちらこちら【彼方此方】** [代] 近くから遠くまでの広い範囲の、いろいろな場所や方向。あちこち。「―の人にたずねる」「―で手が挙がる」 **あっ【圧】** (壓) おさえつける。 **あっ** [感] 気がついたり、おどろいたり、感動したりしたときなどに思わず出ることば。「―、車が来た」「―、流れ星だ」 **あっという間に** [慣] 「あっ」と声を出すだけの短いあいだに。たちまち。「―できあがった」 **あっと言わせる** [慣] 意外なすばらしさなどでびっくりさせる。また、感心させる。「世間[せけん]を―」 **あつあげ【厚揚げ】** [名] とうふを厚く切って油であげた食品。なまあげ。 **あつあつ【熱熱】** [形動] ①非常に熱いようす。「―のうちに食べよう」②男女が強く愛しあって夢中であるようす。「新婚[しんこん]でまだ―の仲」 **あつい【厚い】** [形] ①表から裏までのへだたりが大きい。あつみがある。「―本」「―雨雲[あまぐも]」↔薄い②人情や尊敬の気持ちなどが強くて深い。「―友情」「信仰[しんこう]が―」「厚く御礼[おんれい]申し上げる」◆薄っぺら▽「篤い」とも書く。 **あつい【篤い】** [形] 病気が重い。「―病[やまい]」 **あつい【暑い】** [形] 不快になるほど気温が高い。「―一日」「蒸しー」↔寒い **あつい【熱い】** [形] ①温度が高い。「風邪[かぜ]でからだが―」「鉄は―うちにきたえよ」↔冷たい②感情が高まるようす。熱中するようす。「興奮のあまり頭が熱くなる」「平和への―思い」→冷たい▽とくに、男女が熱烈に恋[こい]するようすをからかってもいう。「二人はお―仲だ」 **あっか【悪化】** [名] [動] ものごとの状態が悪くなること。「病状が―する」「日米関係が―する」→好転 **あつかい【扱い】** [名] ①手厚く心を入れてとりあつかうこと。「機械の―」②もてなし。せわ。待遇[たいぐう]。「客の―が悪い」「子供の―がうまい」③仲裁。調停。「けんかの―」 **あつかう【扱う】** [動] ①道具や機械などを使いこなす。操作する。「パソコンを―」「薬品を―」②仕事などをうけもつ。とりさばく。処理する。「事務を―」「小物[こもの]を―店」「出席として―」③世話する。もてなす。待遇[たいぐう]する。「病人を―」「客を―」「一人前に―」[類]取り扱う > **つかいわけ** 扱う・あしらう・使う 「扱う」は、心を入れて、ものや人をじょうずに使いこなしたりすること。「あしらう」は、相手を軽く見て冷淡[れいたん]に応対する場合が多い。「使う」は、ものを自分の目的をなしとげるための道具として、思うままに役立たせること。「人を使う」といえば、相手をものと同じように見ているけはいがある。 **あっか(悪貨)は良貨を駆逐する** [慣] 額面価格が同じで、金[きん]のふくまれている量がちがう二種類の金貨があると、金の量が少ないほう(=悪貨)ばかりが使われ、多いほう(=良貨)は使われずにしまいこまれるようになる。一六世紀のイギリスの商人、グレシャムが唱えた法則。▽近年では、悪い人・悪いものがはびこり、良い人・良いものは片すみに追いこまれるという意味で使う。 **あつかましい【厚かましい】** [形] 遠慮[えんりょ]がなく、ずうずうしい。身のほどをわきまえず、はじ知らずである。「そんなことをたのんでくるとは―」「―お願いですが」 **あつがみ【厚紙】** [名] 厚みのある紙。ボール紙など。↔薄紙 **あつかん【熱燗】** [名] 酒のかんを熱めにすること。また、ふつうより熱くあたためた酒。 **あっかん【圧巻】** [名] ひとつづきの書物やもよおしものなどで、もっともすぐれた部分。▽他の巻を圧するという意味。昔、中国で官吏[かんり]登用試験の答案中、最優秀[さいゆうしゅう]のものをいちばん上にのせたことから。 **あっかん【悪漢】** [名] 悪事をする男。悪いやつ。「―退治」[類]悪党・悪人 **あつぎ【厚着】** [名] [動] 衣服を何枚も重ねて着ること。「寒いのでつい―する」[類]重ね着↔薄着[うすぎ] **あつくるしい【暑苦しい】** [形] 熱気がこもって息苦しい。また、暑そうに見えて不快なようす。あつっくるしい。「閉めきった―部屋[へや]」「―かっこう」 **あつげしょう【厚化粧】** [名] [動] 口紅やおしろいなどをこくぬること。また、こくぬった化粧。↔薄化粧 **あっけない【呆気ない】** [形] 思ったよりも簡単で拍子[ひょうし]ぬけする感じだ。「―幕切れ」[類]あえない **あっけ(呆気)に取られる** [慣] 思いがけないことで、おどろきあきれる。 **あっけらかんと** [副] ①少しもこだわらず、平気でいるようす。「失敗しても―している」②意外なことにおどろいて、口をぽかんとあけたようす。「―見とれる」 **あっこうぞうごん【悪口雑言】** [四漢] さんざん悪口を言うこと。「―を浴びせる」「―の数々」 <26> **あっさく【圧搾】** [名] [動] 高圧をかけておし縮めり、しぼったりすること。「―空気」「―機」[類]圧縮 **あつさ(暑さ)寒さも彼岸まで** [慣] 暑さは、秋の、寒さは、春の、それぞれ彼岸のころまでのことで、その後はしのぎやすくなるものだ。 **あっさつ【圧殺】** [名] [動] ①おしつぶすようにして殺すこと。②活動をおさえつけて封[ふう]じこめること。「少数意見をーする」 **あっさり** [副] [動] ①味や色がうすかったり単純だったりして、刺激が少なく、さっぱりしているようす。「―した味つけ」↔こってり②ものごとにこだわらないようす。「―した気性[きしょう]」[類]さばさば③骨折っていろいろする間もないほどたやすく、簡単なようす。「―負けてしまう」「―断られた」 **あっし【圧死】** [名] [動] おしつぶされて死ぬこと。「車の下じきになって―した」 **あっし【私】** [代] 「わたし」のくだけた言い方。▽職人や商売人の使う歯切れのいいことば。 **あつじ【厚地】** [名] 厚い布地。「―のカーテン」[類]厚手↔薄地 **あっしゅく【圧縮】** [名] [動] 力を加えておし縮めること。「―空気」「予算を―する」[類]圧搾 **あっしょう【圧勝】** [名] [動] 相手に大差をつけて勝つこと。「二〇対一で―した」 **あっする【圧する】** [動] 力でおさえつける。圧倒[あっとう]する。「大軍で敵を―」「豪華さで他を―」 **あっせい【圧制】** [名] [動] 権力や暴力を使って人々をむりに従わせること。「―を防ぐ」 **あっせい【圧政】** [名] 権力で人々をおさえつける政治。「幕府のー」 **あっせん【斡旋】** [名] [動] あいだにはいって両者がうまくいくように世話をしたり、仲をとりもったりすること。「就職を―する」[類]周旋[しゅうせん]・仲介 **あっち【彼方】** [代] 「あちら」のくだけた言い方。「うるさいからーへ行け」 **あづちじょう【安土城】** [名] 一五七九年に織田信長[おだのぶなが]が近江[おうみ]に建てた城。狩野永徳[かのうえいとく]の障壁[しょうへき]画や、壮大な天守閣があったが、一五八二年本能寺の変の混乱で焼失。 **あづちももやまじだい【安土桃山時代】** [名] 一六世紀終わり、織田信長[おだのぶなが]・豊臣秀吉[とよとみひでよし]が政権をにぎった約三十年間。天下が統一され、平和がもどり、中世から近世へと進んだ。織豊[しょくほう]時代。 **あつで【厚手】** [名] 紙・布・陶器などで、厚みのあること。また、厚いつくりのもの。「―の紙」[類]厚地↔薄手 **あっとう【圧倒】** [名] [動] ①強い力で相手をおしたおすこと。「敵を―する」②他のものよりはるかにすぐれて強いこと。「あまりの迫力~に―される」▼「圧到」は誤り。 **あっとうてき【圧倒的】** [形動] 相手をおしたおすほど多い、または強いようす。「―多数」「―な勝利」 **アットホーム** [形動] くつろいだようす。家庭的。アトホーム。 **アッパーカット** [名] ボクシングで、相手のあごを下からつきあげるようにして打つこと。アッパー。 **あっぱく【圧迫】** [名] [動] ①強い力や重みを加えておさえつけること。「胸を―する」②精神的な力、または経済力や軍事力などで相手を従わせること。「敵を―する」 **あっぱれ【天晴れ】** [感] [形動] ①[形動]深く感動して賞賛の気持ちをあらわす。すばらしい。「―なうでまえ」[類]みごと②[感]ほめる気持ちをあらわす。[類]でかした > **古語** 感動をあらわす古語「あはれ」からできたことば。「天晴れ」は当て字。 **アップ** [名] [動] ①[名・スル]上がること。上げること。「給料が―する」「レベルー」↔ダウン②[名]「クローズアップ」の略。「―で撮る」☆ロング③後ろ髪[うしろがみ]を上げてまとめた、女性の髪形。アップスタイル。 **あっぷあっぷ** [副] [動] 水におぼれて苦しむようす。また、非常に困ってもがきくるしむようす。「経営不振[けいえいふしん]でーする」 **アップリケ** [名] 地の布の上に模様に切りぬいた別の布をぬいつける手芸。 **アップルパイ** [名] 砂糖でにたリンゴを、パイ皮で包んでオーブンで焼いた洋菓子。 **あつぼったい【厚ぼったい】** [形] 厚くふくらんでいかにも重そうな感じである。「―上着[うわぎ]」 **あつまり【集まり】** [名] ①集まりぐあい。「会員の―が悪い」②集まったもの。「銀河は無数の星の―だ」③小さな会合。「町内会の―に出る」 **あつまる【集まる】** [動] 同じ種類のものが多く一か所に寄りあう。集中する。「花に―虫」「データがー」「視線が―」 > **つかいわけ** 集まる・たかる・群がるほか 「集まる」は、ばらばらになっているものが一点に寄る。一般的で広く使う。「集[つど]う」は、何か目的があって、それを中心に気持ちを一つにして人が集まる。「クリスマスに集う」。「たかる」は、興味本位で、また金品をせしめようなどと思ってまわりに集まる。「事故現場に野次馬[やじうま]がたかる」。「群がる」は、おし寄せて群れをなすこと。「バーゲンセールに人が群がる」。 **あつみ【厚み】** [名] ①厚いこと。厚さが感じられること。「―がある板」②ふかみ。おくゆき。「人間の―をます」 **あつめる【集める】** [動] ばらばらのものを一か所にあつめ寄せあわせる。「一堂に―」「注目を―」 **あつもの【羹】** [名] 野菜や肉などを入れた熱いしる。▽「熱物[あつもの]」という意味。 **羹に懲りて膾ますを吹く** [慣] 一度の失敗にこりて、 <27> 度の過ぎた用心をすることのたとえ。▽熱いしるで舌をやけどした者が、それにこりて冷たいなますをふいて食べる、という故事(中国、「楚辞[そじ]」)から。 **あつらえ【誂え】** [名] 特別に注文すること。また、その品。「―の背広」↔出来合い **あつらえむき【誂え向き】** [形動] →「おあつらえむき」 **あつらえる【誂える】** [動] 注文をしてつくらせる。「スーツを一着―」 **あつりょく【圧力】** [名] ①おしつける力。おさえつける力。プレッシャー。「―を加える」②物理学で、二つのものが、たがいに接する面を垂直におしあう力。単位面積あたりに受ける力であらわす。 **あつりょくだんたい【圧力団体】** [名] 自分たちの利益になる政策を実現させるために、政府や議会などに強くはたらきかける団体。 **あつれき【軋轢】** [名] 仲たがい。争いごと。「社内に―が生じる」[類]摩擦・不和・いざこざ▽車輪が きしるという意味から。 **あて【当て】** [名] [造語] ①[名]①期待。たより。「親の財産を―にする」「―がはずれる」②目標。めあて。「―もなくさまよう」②[造語][「〜当て」の形で]ものを保護したり、補強したりするためにあてがうもの。「かた―」 **あて【宛】** [造語] [「〜あて」の形で]①わりあて。・・・あたり。「一人一五本」②送りさきをあらわすことば。「母―の手紙」 **アディオス** [感] さようなら。 **あてうま【当て馬】** [名] 相手のようすを探ったりじゃましたりするために、代わりに立てる人。たとえば選挙のときに、相手を不利にするために、かりに対抗させるかたちでおしたてられた候補者。▽めすウマの発情をうながすために、ためしにあてがってみるおすウマのこと。 **あてがいぶち【宛てがい扶持】** [名] しはらう側で金額を勝手[かって]にきめてあたえる給料。▽江戸時代、主君が家来[けらい]にあたえた「扶持米[ふちまい]」から。 **あてがう【宛てがう】** [動] ①ちょうどいいところにあてる。ぴったりとくっつける。「まくらを―」「肩に服を―」②一方的にあたえる。「子供におもちゃを―」「作業を―」 **あてこする【当て擦る】** [動] それとなく悪口や皮肉を言う。あてつける。「同僚の失敗を―」 **あてこむ【当て込む】** [動] よい結果がえられるだろうとひとりぎめして期待する。「ボーナスを―」「親の遺産を―」 **あてさき【宛て先】** [名] 手紙・書類や荷物などを送る相手の住所・氏名。[類]あて名 **あてじ【当て字・宛て字】** [名] 漢字の本来の意味に関係なく、その音や訓を借りて書きあらわしたもの。借字。たとえば「やはり」を「矢張り」、「アメリカ」を「亜米利加」と書くなど。 **あてずいりょう【当て推量】** [名] 確かな証拠[しょうこ]も根拠[こんきょ]もないのに、ものごとを自分勝手[かって]にこうだろうと思いこむこと。憶測[おくそく] **あてずっぽう【当てずっぽう】** [名] [形動] でたらめ。いいかげん。俗な言い方。「―に答える」 **あてつける【当て付ける】** [動] ①他のことにかこつけて皮肉を言う。「聞こえよがしに―」②わざと見せつける。「仲のよさを―」 **あてどなく【当て所なく】** [副] 確かな目あてやたよりもなく。あてどもなく。「―さまよう」 **あてな【宛て名】** [名] 手紙や荷物を送る相手の氏名。住所をふくめていうことも。あてさき。アドレス。 **あてにげ【当て逃げ】** [名] [動] 自動車などが他に衝突[しょうとつ]して損傷をあたえ、なんの処置もしないままにげること。 **アテネ** [名] ギリシャの首都。また、古代ギリシャの都市国家の一つで、民主政治を生み、文化の中心地でもあったが、スパルタクスにほろぼされた。今もパルテノン神殿[しんでん]など遺跡が多い。 **アデノイド** [名] 扁桃腺[へんとうせん]がはれる病気。鼻づまりになり、ひどくなると記憶力が低下する。 **アデュー** [感] さようなら。永い別れのときに使う。 **あてはまる【当て嵌まる】** [動] ぴったりと合う。ぐあいよく合う。「現代にも―ことわざ」[類]適合する **あてはめる【当て嵌める】** [動] うまく合うようにする。適用する。「わが身に―」 **あてみ【当て身】** [名] 柔道[じゅうどう]や合気道[あいきどう]で、こぶしやひじで相手の急所をつき、一時気絶させるわざ。▽試合では禁止されている。 **あでやか【艶やか】** [形動] はなやかで美しく、なまめかしいようす。「―な衣装」「―にほほえむ」▽ふつう、女性についていう。 > **古語** ≪あてやか≫「あでやか」は、もと「あてやか」という形。「あて」は身分が高貴なこと。また、その高貴な身分にふさわしく、上品なようす。「あてやか」は、品のよい、奥ゆかしさをいった。 **あてレコ【当てレコ】** [名] [動] 外国映画などのせりふを日本語に訳して録音しなおすこと。ふきかえ。▽「あてる」と「アフレコ」を合わせたとことば。 <28> **アテンションプリーズ**[圏]英語で場内放送をするときに言う最初のこば。「お知らせいたします」にあたる。[―]Attention please **アテンポ**[図]音楽の速度標語の一つ。「演奏の速度をもとにもどして」という意味。[―]a tempo **あと**[日]【跡】[図]①何かがおこなわれたり、あったりした場所。「古い城の―」「―も形もない」②過去にあったことが、うかがわれるしるし。「たき火のーがある」「努力の―がみられる」③消えずに残るもの。「ぶたれた―」「灸[きゅう]のー」④足あと。ゆくえ。「犯人は―をくらました」⑤つぐべき家業や地位・立場。名跡。「―をとる」「―をつぐ」[類]家督[かどく]「足(あ)所(と)」の意味から。 **あと**【後】[図]画①〈名〉⊕しのこしたもの。「―の仕事はあしたにしよう」「―は彼にまかす」②前の人がいなくなってあいているところ。また、そこにつく人。後継者。「―に座[すわ]る」「―がきまる」③死んでからのこと。死後。「―をたのむ」「―をとむらう」④このさき、順に続いていくはずのもの。とくに、子孫。「―が絶える」⑤その時よりものち。また、今よりものち。「―から考えると」「―にも先にもその一回だけ」「―で電話するよ」「一台―のバス」[◆]前・先[さき]◎過去。「―をふりかえる」●背中の方向。うしろ。「―からついていく」「もはやーへは引けない」「―を追う」「日本を―にする」①〈創〉のこり。その時点や場所などから数えて、残りの部分をあらわす。「―一時間でかたづく」[▼]「足(あ)所(と)」の意味から。 **後が無い** 余裕がない。絶体絶命である。 **後の雁が先になる** 後輩が先輩を追いこすことのたとえ。 **後の祭り** チャンスをのがすこと。ておくれ。「後悔[こうかい]してもーだ」▽時期を過ぎた祭りは意味がない。 **後は野となれ山となれ** 今さえよければ、結果はどうなろうとかまわない。 **後を引く** なかなか途中[とちゅう]でやめられない。また、あとに影響[えいきょう]が残る。[圏]尾を引く **あとくち**【後口】[図]①申しこみなどで、順番があとのもの。また、次に続く約束。「―がかかっている」[☆]先口 ②「後味[あとあじ]②」に同じ。 **あど**【アド】[図]狂言[きょうげん]で、主役(シテ)の相手をするわき役。[☆]シテ **アド**[図]広告。宣伝。「―マン」▷advertisement の略。[―]ad **あとあじ**【後味】[図]飲んだり食べたりしたあとに、口の中に残る味。後口[あとくち]。②ものごとが済んだあとに残る感じや気分。「―の悪い結末」 **あとあし(後足)で砂をかける** 去りぎわに、恩を忘れて相手に迷惑をかける。 **あとあと**【後後】[図]画したことの結果としての将来。「―までひびく」「―困ることになる」 **あとおし**【後押し】[図]』●荷車などを後ろからおすこと。また、その人。②進んでいくことに対する目に見えない応援[おうえん]。また、その応援をする人。[園]後援 **あとがき**【後書き】[図]本などの終わりに書きそえる文章。[圏]後記・跋[ばつ][↔]前書き・端[はし]書き ②手紙で、日付[ひづけ]・あて名のあとに書きたした短い文章。[圏]追伸・二伸・なおなお書き **あとかた**【跡形】[図]あとに残ったしるしや形。「―もなく消えはてた」[圓]形跡[こんせき] > 「つかいわけ」→「痕跡[こんせき]」を見よ。 **あとかたづけ**【後片付け・跡片付け】[図][凶]行事や仕事などが終わったあとで、ちらかったりよごれたりしたものを、きちんと整理すること。あとしまつ。 **あとがま**【後×釜】[図]前の人がいなくなってあいた地位。また、その地位につく人。後任。「―に座[すわ]る」 **あとぎん**【後金】[図]①まだはらっていない、残りのかね。残金 ②品物を受けとったあとでしはらう代金。[↔]前金[まえきん] **あとくされ**【後腐れ】[図]ものごとの済んだあとがかたづかないままで、めんどうなことや悪い影響[えいきょう]が残ること。あとぐされ。「―がない」 **あどけない**[圏]幼くて、むじゃきでかわいらしい。「―笑顔[えがお]」 **あとさき**【後先】[図]①まえと、うしろ。まわり。「―を見回す」②どれがさきで、どれがあとかの順序。また、ものごとのいきさつや見通し。「―を考えずに行動する」③順序が逆になること。「話が―になる」[圏]前後 **あとじさり**【後退り】[図]「忍」→「あとずさり」 **あとしまつ**【後始末・跡始末】[図]ものごとが済んだあとのかたづけや整理。あとかたづけ。「―をつける」②不都合なことが起きたあとの始末。「けんかの―」[類]しりぬぐい **あとずさり**【後退り】[図][下]山前を向いたままで後ろに下がること。「あとじさり」「あとしざり」とも。 **あとつぎ**【跡継ぎ・後継ぎ】[図]家や流派のあと(=名跡[みょうせき])をうけつぐこと。また、その人。あととり。相続人。「名門の跡継ぎ」②仕事や学問などを、前の人や師からひきつぐこと。また、その人。後継者。「総裁の後継ぎ」 **あとづけ**【後付け】[図]日本[にほん]などで、本文の終わったあとについている後書きや索引[さくいん]のこと。[↔]前付け ②手紙で、本文のあとに書く日付[ひづけ]や自分の名、また、あて名など。 **あとづける**【跡付ける】[下□]あとをたどって確かめる。変化の過程を調べる。 **あととり**【跡取り】[図]「跡継[あとつ]ぎ①」に同じ。 **アドバイザー**[図]助言者。忠告者。顧問。「ファッション―」[―]adviser **アドバイス**「忍」助言。忠告。「―を受ける」[―]advice **あとばらい**【後払い】[図]さきに品物を受けとり、あとで代金をしはらうこと。料金あとばらい。[金]前払 <29> **アナトール** **アドバルーン**[図]広告をつけてあげる気球。▽「アド」は、広告という意味。[―]ad と balloonから。[和] **アドバルーンを揚げる** 世間[せけん]の反応や相手の出かたなどをみるために、わざと言ったり知らせたりする。[圏]観測気球を揚げる **アドバンテージ**[図]テニスなどで、ジュース(=同点)のあと、さきに一点とること。▽有利な立場という意味から。[―]advantage **アトピー**[図]過敏な反応を起こしやすい体質。ぜんそくや皮ふ炎[えん]など、アレルギー性の疾患[しっかん]になりやすい人。アトピー性体質。[―]atopy **アドベンチャー**[図]冒険。[―]adventure **あとまわし**【後回し】[図]ものごとの順序を変えてあとにすること。「宿題を―にして遊ぶ」 **アドレナリン**[図]副腎[ふくじん]から出るホルモンの一つ。血糖量や血圧などを上昇[じょうしょう]させる。止血剤[しけつざい]や強心剤に使う。[―]adrenaline **あな**【穴・“孔】[図]えぐれてくぼんだところ。「―に落ちる」「―をほる」②向こう側までつきぬけているところ。「ボタンの―」●弱いところ。不完全なところ。欠点。「敵の守りの―をさがす」④必要なのに欠けた位置や役目。「やめた人の―をうめる」「メンバーに―があく」⑤不足したかね。会計上の赤字。損失[そんしつ]。「先月分のーをうめる」◎一般には知られていない、有利な場所。「釣[つ]りの―場を教える」D競馬[けいば]などの番くるわせの勝負。「大―を当てる」[▼]「穴」は底があってもなくてもいうが、「孔」はつきぬけているものだけをいうことが多い。 **穴があったら入りたい** かくれてしまいたいほどはずかしい。「あんな失敗をしでかして―」 **穴のあくほど見つめる** 他人の顔などをじっと見つめる。 **穴をあける** ①赤字を出す。「経理に―」②演劇などで、出演者が休むこと。「舞台」に―」 **アナーキスト**[図]無政府主義者。プルードン・バクーニン・クロポトキンらが有名。[―]anarchist **アナーキズム**[図]完全な自由の実現を求めて、国家権力を否定する考えかた。一九世紀のロシアで発展した。無政府主義。アナキズム。[―]anarchism **あなうめ**【穴埋め】[図][下]忍不足や損失を補うこと。「欠場者の―」「借金の―をする」 **アナウンサー**[図]ラジオ・テレビ、また駅・劇場などの放送で、しゃべる役目の人。アナ。[―]announcer **アナウンス**[図]音声によって情報を伝えること。放送。「場内―」[―]announce **アドリブ**[個]台本を楽[がくふ]にないことを、本番でいきなり言ったりすること。 **アドレス**[図]住所。あて名。「―帳」[―]address **あなかして**[「]女性が手紙の最後に書きそえる結びのことば。「あなかしこ、他言すな」のように、「他の人に見せないでください」の意味だったが、のちに形式だけになった表現。 **あながち**【強ち】画[「あながち〜ない」の形で]一方的にきめつけることはできないという意味をあらわす。かならずしも・・・ない。「―悪いとは言えない」「―まちがいではない」[圏]一概に > 古語[古語]では、周囲にかまわず心のままにふるまう自分勝手[かって]なようすをいった。そこから、むやみ、ひたむきに、という意味も生まれた。現代語の「かならずしも・・・でない」という意味の使いかたが出たのは中世ごろから。 **あなぐま**【穴×熊】[図]イタチ科の哺乳[ほにゅう]動物。形はタヌキに似て、山野に穴居し、夜、活動する。 **あなぐら**【穴蔵】[図]地面に穴をほって食物などをたくわえておくところ。 **アナクロニズム**[図]昔のまねをした、今の時代に合わない考えかたやおこない。時代錯誤[さくご]。時代後れ。アナクロ。[―]anachronism **あなご**【穴子】[図]アナゴ科の魚。近海の砂底にすみ、形はウナギに似ている。すし種[だね]などにする。 **あなた**【『彼』方】[代]角「あちらの方」「むこう」の古い言い方。「山の―の空遠く」[類]かなた **あなた**【『貴。方・“貴。女】[代]角二人称単数。相手にいくらか距離を置いて、あらたまった気持ちで対するときに使う。▽もと尊敬語だったが、現在では尊敬の気持ちはうすれ、未知の人なら目下とでも正式に対するときには使う。だから、よく知っている目上の人に使うと失礼になる。目上には名前か役職名で呼ぶ。妻が夫を呼ぶときに使うのは尊敬表現のなごり。親しいあいだがらでは「きみ」などを使う。 **あなたまかせ**【“貴。方任せ】[図]自分ではなにもしないで、相手の力をたよりにしたり、なりゆきにまかせたりすること。人まかせ。[圏]他力本願[たほんがん] **アナトール・フランス**[人]一八四四―一九二四年。フランスの小説家。するどい風刺[ふうし]や皮肉をまじえながら知的な作品をあらわした。小説「タイス」「神々は渇[かわ]く」など。[―]Anatole France <30> **あなどる**【侮る】[国]相手を軽く見てばかにする。みくびる。「敵を―」 **あなば**【穴場】[図]遊びや釣[つ]りで、あまり人に知られていないが、うまみのある場所。 **あなぼこ**【穴ぼこ】[図]「あな」のくだけた言い方。くぼみ。 **アナムネーシス**[図]人間のたましいが、肉体に宿る前に見ていたイデア(=真の知識)を思いおこすこと。想起。▽古代ギリシャの哲学者プラトンの用語。真の認識[にんしき]は想起であると説く。[―]anamnesis **アナログ**[図]数値や情報の量を数字でなく、長さや角度などの連続した量であらわしたもの。[↔]デジタル [―]analog **アナロジー**[図]あるものと似た点をもとに、推量すること。類推。[―]analogy **あに**【兄】[図]年上の男のきょうだい。[☆]弟▽夫や妻の兄、姉の夫を「義兄」と書いて「あに」と読ませることがある。 **あに**【×豈に】[国]][「あに~んや」の形で]反語の句法の一つ。「どうして・・・だろうか、いや・・・ない」という意味。「豈[あ]に千里[せんり]を遠しとせんや(=どうして千里の道のりを遠いと思おうか、いや思わない)」 **豈に図らんや** 思いがけないことに。意外にも。▽どうしてそんなことを考えようか、思ってもみないことだ、という意味から。 **あにき**【兄貴】[図]「兄」を尊敬、または親しんで呼ぶことば。②若者ややくざの仲間うちで、兄分とされる人。 **あにでし**【兄弟子】[図]自分よりさきに、自分と同じ先生についた人。[↔]弟弟子 **アニミズム**[図]あらゆる現象や生物に霊魂が宿っているという考えかた。原始宗教や民間信仰[しんこう]などに多く見られる。精霊崇拝[せいれいすうはい]。[―]animism **アニメーション**[図]一連の多数の絵をひとこまずつ撮影[さつえい]し、それを連続映写して動いて見えるようにつくった映画。動画。アニメ。[―]animation **あによめ**【兄嫁・×嫂】[図]兄の妻。[↔]弟嫁 **あね**【姉】[図]年上の女のきょうだい。[↔]妹[いもうと]▽夫や妻の姉、兄の妻を「義姉」と書いて「あね」と読ませることがある。 **あねご**【姉御・×姐御】[図]①「姉」を尊敬、または親しんで呼ぶことば。②やくざの親分・兄貴分の妻や、女親分。 **あねさんかぶり**【姉さん《被り】[図]女性のてぬぐいのかぶりかた。広げたてぬぐいを、ひたいから後ろへまわし、両端[りょうはし]を上へ折りあげたり結んだりする。そうじのときのほこりよけなどにする。 **あねさんにょうぼう**【姉さん女房】[図]夫よりも年上の妻。姉女房。 **あねったい**【亜熱帯】[図]気候区分の一つ。温帯のうち熱帯に近い地域。砂漠が多い。[→]亜寒帯 **アネモネ**[図]キンポウゲ科の多年草。春、赤・白・むらさきなどの花が咲く。[―]anemone **あの**【『彼の】[連体]①自分からも相手からも、遠くに見える人やものごとをさすことば。「―かた、どなた」「―ビルはなんだろう」②自分も相手もよくわかっていても、いま目の前にはない人やものごとをさすことば。例の。「ああ、―人のことか」「―映画はぼくも見たよ」③今から遠い昔経験したことなどを思いだしてさすことば。「―時は楽しかった」「―事件は忘れない」 **あの**[感]話をきり出すときや、次のことばがすぐ出ないときなどに言うことば。「―、すみませんが」 **あのよ**【彼の世】[図]死後に行くといわれている世界。来世・冥土。[↔]この世 **アノラック**[図]防寒や防風用の、フードがついた上着。登山やスキー用。[―]anorak **アパート**[図]いくつもの世帯が独立して住めるように、一棟[むね]を多くの住居にしきった建物。共同集合住宅。「木造―」[圏]マンション ▽apartment から。 **あばく**【暴く・発く】[国]かくれているものを人目にさらす。「悪事を―」[圏]暴露する ②土を掘ってものをとり出す。「墓を―」 > つかいわけ[一]暴く・ばらす・すっぱぬく[一] どれもかくされているものを人前に出す意味だが、「暴く」は、秘密をほりだすことに、「ばらす」は、秘密をばらまくように広く知らせることに、「すっぱぬく」は、思いがけない秘密を、だしぬけに世間に知らせるところに重点がある。「秘密を暴いて世間にばらす」「スキャンダルをすっぱぬく」。 **あばずれ**[図]世間[せけん]ずれしていて、ずるくずうずうしいこと。「―者」▽「阿婆擦れ」と当てる。 **あばた**【痘痕】[図]天然痘[てんねんとう]の治ったあと、顔に残るでこぼこ。また、それに似たもの。「月の一」 **あばたもえくぼ** その人を好きになってしまうと、欠点も美点に見えるものだ。 **アパッチ**[図]アメリカインディアンの部族の一つ。北アメリカ南西部に住み、白人による支配に強く抵抗[ていこう]した。[―]Apache **あばらぼね**【×肋骨】[図]↓「ろっこつ」 **あばらや**【『荒ら家】[図]あれはてた、そまつな家。みすぼらしい家。▽自分の家のことをへりくだっていうときにも使う。「―ですがおいでください」 **アパルトヘイト**[図]南アフリカ共和国でおこなわれた有色人種隔離[かくり]政策。少数の白人が、黒人を差別して居住地・職業・結婚を制限した。一九九一年、関連法律が廃止[はいし]された。[―]apartheid **あばれる**【暴れる】[下]暴力をふるったり、ものをこわしたりする。「酔[よ]って―」「暴走族が―」②思いっきり活躍[かつやく]する。「政界で大いに―」 **アパレル**[図]衣服。服装。とくに、服飾業や服飾業界をいうことが多い。「―産業」[―]apparel <31> **あばれんぼう【暴れん坊】**[名]よく暴れる男。乱暴者。 **アバンギャルド**[名]いままでの方法や価値観をうち破る、大胆な芸術の傾向。第一次世界大戦後のヨーロッパにおこった、革新的な芸術運動をいう。前衛派。ダダイスム・シュールレアリスムなど。▽前衛という意味から。|avant-garde **アバンゲール**[名]①第二次世界大戦前のヨーロッパにあった、伝統的な芸術上の主義や流派。自然主義・写実主義などをさす。②第二次世界大戦前の考えかたをもちつづけている人。戦前派。◆アプレゲール▼「アバン」は前、「ゲール」は戦争のこと。|avant-guerre **アバンチュール**[名]冒険。とくに、冒険じみた恋愛。「ひと夏の―」|aventure **アピール**[名]①人々に、意見などを強くうったえかけること。うったえ。「戦争反対の―」②人を引きつける魅力[ょく]。「セックス―」|appeal **あびきょうかん【阿鼻叫喚】**[名][漢]非常に苦しくむごい目にあって、泣きさけぶこと。また、そのようなむごたらしいようす。▽仏教から出たことば。阿鼻地獄[じごく](=もっとも罪の重い者が落ちる地獄)に落ちた者が、救いを求めて上げる苦しみのさけびのこと。 **あびせる【浴びせる】**[他下一]◎湯や水などを注ぎかける。「熱湯を―」②激しいことばや攻撃[げき]をぶつける。「非難を―」「集中砲火を―」「罵声[ばせい]を―」 **あひる【《家×鴨】**[名]ガンカモ科の鳥。マガモを改良したもので、飛べない。肉や卵は食用。 **あびる【浴びる】**[他上一]◎湯や水などをかぶる。また、その中にひたる。「ひとふろー」②光やことばなどを全身に受ける。「朝日を―」「脚光[きゃっこう]を―」「暴言を―」 **あぶ【×虻】**[名]アブ科の昆虫[ちゅう]。ハエよりも少し大きい。めすは人や家畜[ちく]の血を吸う。 **虻蜂取らず** 同時に両方とろうと欲ばって、結局一つもとれないこと。類二兎を追うものは一兎をも得ず。 **あぶなく【危なく】**[副]「あやうく」に同じ。 **アフォリズム**[名]簡潔なことばで人生や社会の真理をたくみに言いあらわした表現。警句。格言。金言。箴言[しんげん]。それをまとめたものがパスカルの「パンセ」、芥川竜之介[あくたがわりゅうのすけ]の「侏儒の言葉」など。|aphorism **アフガニスタン**[国名]アジア南西部の内陸国。国土の大半は高原で、遊牧民が多い。一九七九年から約十年間、旧ソ連軍が進駐。撤退後、内戦が起こり、二〇〇一年のアメリカの多発テロ事件を機に、米軍の空爆などを経て、国連主導の国家再興が進んでいる。面積約六五万平方㌔。首都カブール。 **あぶく【泡】**[名]「あわ」「あわぶく」のくだけた言い方。 **あぶくぜに【泡銭】**[名]苦労せずにえたかね。また、正しくない方法でえたかね。[類]悪銭[あくせん] **アブストラクト**[名][形動]抽象。抽象的。とくに、抽象絵画。②要約。要旨。|abstract **アフターケア**[名]①事後処理。あとしまつ。②回復期にある患者を保護したり、社会復帰の手助けをしたりすること。|aftercare **アフターサービス**[名]売った商品の手入れや修理をあとあとまですること。▽after と serviceから。[和] **アフタヌーン**[名][造語]①午後。「―コンサート」②昼間のパーティーなどに着る社交用の婦人服。アフタヌーンドレス。|afternoon **あぶつに【阿仏尼】**[人名]?―一二八三年。鎌倉中期の女流歌人。藤原為家[ふじわらのためいえ]の後妻。のち、出家[しゅっけ]。紀行文「十六夜[いざよい]日記」など。 **あぶない【危ない】**[形]①被害[ひがい]が生じそうである。危険である。「―目にあう」[類]あやうい②不確かで、あてにならない。信頼[しんらい]できない。「あしたの天気は―」「―話に乗る」「―手つき」 **危ない橋を渡る** 失敗する可能性が大きく、相当ひどい目にあうと予想しながらかまわずにする。 **あぶなげない【危なげない】**[形]やりかたなどが、確実で信頼[しんらい]できるように見えるようす。「―経営」「危なげなく勝ちすすむ」 **あぶなっかしい【危なっかしい】**[形]いかにも危なく感じられる。「―足どり」 **アブノーマル**[形動]病的に異常なようす。⇔ノーマル|abnormal **あぶみ【×鐙】**[名]馬に乗るとき、足をかけるために、くらの両わきに垂らしておく用具。 **あぶら**[名]【油】①動植物や鉱物などからとれるもので、水にとけにくく、燃えやすい。食用・薬用・燃料用など。②活動のみなもと。人やものを動かす力になるもの。エネルギー。「―が切れる」 **油を売る** 用事の途中[とちゅう]でおしゃべりをして、時間をむだにする。 **油を絞る** 失敗などを厳しく問いつめる。「宿題を忘れて油を絞られた」 **油を注ぐ** 勢いをいっそう強くする。「争いに―」▽火に油を注げば火勢が強くなるところから。 **あぶら**[名]【脂・×膏】①動物の脂肪[しぼう]。食用・薬用など。②魚や肉などに脂肪が多くふくまれておいしくなる。「脂が乗ったさんま」③仕事の調子が出る。「脂が乗りきった演技」 >つかいわけ 油・脂・膏[あぶら] 「油」は、熱を加えなくても液体で、火をつけると燃える。「脂」「膏」は、熱を加えない状態では固体のもの。「脂」は、魚や肉の脂肪、あるいは松やになどもさす。「膏」は、肉のあぶらだけをさす。 **あぶらあげ【油揚げ】**[名]うすく切ったとうふを油であげたもの。あぶらげ。あげ。 **あぶらあせ【脂汗】**[名]からだが弱っているときや苦しいときに出る、ねばりけのあるあせ。 <32> **あぶらえ【油絵】**[名]油で練った絵の具でかいた絵。ふつう、キャンバスなどの上にかく。 **あぶらがみ【油紙】**[名]油をしみこませて、水を通さないようにした紙。防水紙。「ゆし」とも。 **あぶらぎる【脂ぎる】**[自五]表面にあぶらがのって、ぎらぎらする。「脂ぎった顔」 **あぶらけ【油気・脂気】**[名]①油をふくんでいること。また、つやがあること。「油気のない髪[かみ]」②脂肪[しぼう]でつやつやしていること。「脂気のない顔」「脂気の多い食べもの」▼「あぶらっけ」とも。 **あぶらげ【油げ】**[名]あぶらあげ。 **あぶらしょう【脂性】**[名]はだがあぶらぎる体質。⇔荒れ性 **あぶらぜみ【油×蟬】**[名]セミ科の昆虫[ちゅう]。日本の各地で見られる。からだは黒褐色で、はねは褐色。夏、木の上でジージーと鳴く。 **あぶらっこい【脂っこい】**[形]◎食品などのあぶらけが強い。「―料理」②性質や態度がしつっこい。「―男」 **あぶらでり【油照り】**[名]夏の、うすぐもりで風がなく、じりじりと照りつけるような蒸し暑い天気。 **あぶらな【油菜】**[名]アブラナ科の二年草。春、黄色い小花をつける。若い葉はおひたしなどにし、種からは菜種油[なたねあぶら]をとる。なのはな。なたね。 **あぶらみ【脂身】**[名]肉の、白っぽい色をした脂肪[しぼう]の多い部分。⇔赤身 **あぶらむし【油虫】**[名]◎アブラムシ科の小さな昆虫[こんちゅう]。植物にむらがり、しりからあまい蜜[みつ]を出し、それにアリが集まるので、アリマキともいう。②「ごきぶり」のこと。 **アプリオリ**[形動]持って生まれたもの。経験に先立ってあたえられているもの。先験的。先天的。⇔アポステリオリ|a priori **アフリカ**[国名]六大州の一つ。ヨーロッパの南にあるアフリカ大陸とその周辺の島々からなる。大部分が二〇世紀なかば以降の独立国で、政情不安が続いている国が多い。▽「阿弗利加」と当てる。|Africa **あぶりだし【×炙り出し】**[名]火であぶると字や絵が見えてくるようにしたもの。また、その紙。みょうばん水やミカンのしるなどでかく。 **あぶる【×炙る・×焙る】**[他五]火などでほどよく焼いたり、かわかしたりする。「するめを―」「手を―」 **アプレゲール**[名]①第一次世界大戦後、フランスを中心に起こった芸術上の新しい主義や傾向[ぶ]。②第二次世界大戦後の日本で、新しい文学の探究をめざした若い世代。また、古い道徳や社会通念にとらわれない世代。戦後派。アプレ。⇔アバンゲール|après-guerre **アフレコ**[名]映画やテレビで、さきに映像だけをとり、あとでせりふや音楽を録音すること。▽after recordingから。[和] **あふれる【×溢れる】**[自下一]中にはいりきれないで、あまって外に出てくる。「川が―」「活気が―」 >つかいわけ →「こぼれる」を見よ。 **あぶれる**[自下一]仕事や職を求める人が多くて職にありつけず、はみ出る。「不景気で仕事に―」▽「あふれる」と語源が同じ。 **アプローチ**[名]①〈名・―スル〉対象にせまること。また、その方法。接近。「数学的な―」②〈名〉◎門から建物などに通じる小道。③ゴルフで、グリーンへの寄せ打ち。アプローチショット。④スキーで、ジャンプの助走路。|approach **アフロディテ**[名]ギリシャ神話で、愛と美の女神。ゼウスの娘[むすめ]。ローマ神話のビーナスにあたる。|Aphrodite **あべあきら【阿部昭】**[人名]一九三四―八九年。昭和期の小説家。広島県生まれ。日常生活をよりどころに私小説的な短編小説を書いた。代表作に「司令の休暇[きゅうか]」「千年」など。 **あべいそお【安部磯雄】**[人名]一八六五―一九四九年。明治から昭和期の政治家。筑前[ちくぜん]生まれ。キリスト教の立場から社会主義運動に参加。日本最初の社会主義政党である社会民主党の創立者の一人。また、学生野球の普及[ふきゅう]にも努めた。 **あべいちぞく【阿部一族】**一九一三年。森鷗外[もりおうがい]の短編小説。藩主の死に際し、阿部弥一右衛門[やいちえもん]は殉死[じゅんし]を許されず追い腹[ばら]を切る。その結果起きた阿部一族滅亡[めつぼう]の悲劇をえがく。 **あべかわもち【安倍川×餅】**[名]もちを焼いて湯に通し、きな粉などをまぶしたもの。▽静岡県安倍川の名物だったことから。 **あべこうぼう【安部公房】**[人名]一九二四―九三年。昭和期の小説家・劇作家。東京生まれ。本名は公房[きみふさ]。「第二次戦後派」に属する。敗戦の悲惨[ひさん]な体験から出発して、シュールレアリスムの手法に発展した。小説に芥川[あくたがわ]賞受賞作「壁[かべ]―S・カルマ氏の犯罪」のほか「砂の女」「箱男」、戯曲[ぎきょく]に「幽霊はここにいる」「榎本武揚」など。 **あべこべ**[名][形動]順序・位置・関係がひっくり返っていること。さかさまなこと。[類]反対・逆 **あべじろう【阿部次郎】**[人名]一八八三―一九五九年。大正・昭和期の哲学者・評論家。山形県生まれ。夏目漱石[なつめそうせき]の門下。理想主義・人格主義を主張し、和辻哲郎・安倍能成[あべよししげ]とともに大正教養主義者の一人。代表作「三太郎の日記」。 **アベック**[名]二人づれの男女。また、一つの場で並んで起きた二つのこと。「―ホームラン」▽「・・・と共に」という意味のフランス語の前置詞から。|avec **あべともじ【阿部知二】**[人名]一九〇三―七三年。昭和期の小説家・評論家。岡山[おかやま]県生まれ。主知的文学論を唱え、ヒューマニズムの立場から、戦中・戦後の知識人の心の動きをえがいた。評論に「主知的文学論」、小説に「冬の宿」「日月[じじつ]の窓」など。 **アベニュー**[名]大通り。並木道。|avenue **あべのなかまろ【阿倍仲麻呂】**[人名]六九八―七七〇年。奈良時代の遣唐[けんとう]留学生。玄宗[げんそう]に仕えたが、海難のため帰国できなかった。李白・王維らと交わる。三笠[みかさ]の山を恋う望郷の歌で有名。 **あべのひらふ【阿倍比羅夫】**[人名]生没年未詳[みしょう]。七世紀なかばに日本海沿岸の蝦夷[えぞ]や粛慎[みしはせ](=中国古代の北方民族)を討[う]った武将。 <33> **あべまさひろ【阿部正弘】**[人名]一八一九―五七年。幕末の政治家。福山藩主。老中[ろうじゅう]としてアメリカほか三か国と和親条約を結び、開国政策を進めた。また、公武協調をはかり、海軍や洋学所を設立するなど、安政の改革を実施[じっし]した。 **アベマリア**[名]カトリックで、聖母マリアをたたえるいのりのことば。また、それに音楽をつけた歌曲。▽「マリアに幸あれ」という意味。|Ave Maria **あべよししげ【安倍能成】**[人名]一八八三―一九六六年。大正・昭和期の哲学者・教育者。愛媛[えひめ]県生まれ。夏目漱石[なつめそうせき]の門下で、カント哲学の研究で知られる。第一高等学校長、文部大臣などを歴任。著書に「西洋近世哲学史」「文化・思想・哲学」など。 **アペリティフ**[名]西洋料理で、食欲を増進させるために食事の前にちょっと飲む酒。食前酒。アペリチフ。|apéritif **アベレージ**[名]①平均。標準。②野球で、打率。「―ヒッター」◎ボウリングで、ふつう一〇ゲーム以上の得点の平均。|average **あへん【×阿片】**[名]ケシの実からでる乳状の液を乾燥[かんそう]させた麻薬[まやく]。痛みをしずめる作用があるが、常用すると感覚を異常にする。 **アヘンせんそう【×阿片戦争】**[名]一八四〇―四二年。清[しん]とイギリスの戦争。清は、イギリスがおこなったアヘンの密輸を禁じようとしたが敗北。イギリスは、南京[ナンキン]条約で、香港[ホンコン]をゆずりうけた。 **アポイントメント**[名]面会や会合の約束。予約。アポイント。アポ。「―をとる」「appointment **あほう【×阿呆・×阿〝房】**[名][形動]頭のはたらきがにぶいこと。おろかもの。また、人をののしることば。あほ。[類]ばか **あほうどり【信天翁・天×翁】**[名]アホウドリ科の大形の海鳥。北太平洋の島にすみ、カモメに似る。つばさを広げると三㍍にもなる。特別天然記念物。 **あほくさい【×阿呆臭い】**[形]ばからしい。ばかばかしい。あほうくさい。 **アポステリオリ**[形動]経験によってえられるもの。後天的。↓アプリオリ|a posteriori **アポストロフィー**[名]欧文などで使う記号。文字の右肩につけて、省略や所有格などをあらわす。「'」。|apostrophe **あほらしい【×阿呆らしい】**[形]ばかげている。 **アポロン**[名]ギリシャ神話で、理想的な美しい青年の姿をした、予言・詩歌[しいか]・音楽などの守護神。また、光明の神、太陽神。アポロ。|Apollon **あま【天】**[造語]①〈名〉天上にある世界。「―の川」「―つ空」▽古代に信仰[しんこう]された考えかた。①〈造語〉「天~」の形で】「てん」という意味。「―がける」「―下[くだ]り」「―照らす」 **あま【尼】**[名]①髪[かみ]をそり、仏門にはいった女性。比丘尼[びくに]。⇔僧[そう]②キリスト教のカトリック寺院で神に仕える女性。修道女。シスター。 **あま【亜麻】**[名]アマ科の一年草。茎[くき]の繊維[せんい]からリンネルという洋服地などをつくり、種からは亜麻仁油[あまにゆ]をとる。 **あま【海女】**[名]海にもぐって貝や海藻[かいそう]などをとる仕事をする女性。▽常用漢字表付表の語。「海人」「海士」と書く場合は男性もさす。 **アマ**[名]「アマチュア」の略。 **あまあし【雨脚・雨足】**[名]雨の降るようす。雨が降りそそぐようすが、すじのように見えるもの。「―が激しくなる」「―が速い」 **あまい【甘い】**[形]①砂糖のような味がする。また、塩味がうすい。「みそしるが―」⇔辛[から]い②快く、うっとりさせるようす。「―ことばでだます」「ばらの―かおり」③人やものごとに対してゆるやかな態度である。「子に―」「点が―」[類]手ぬるい⇔辛い④考えなどが浅くておろかである。厳しさやするどさに欠けている。「世の中を甘く見る」「詰[つ]めが―」⑤もののとめかたなどが、ゆるい。「ねじが―」⑥刃物[はもの]のきれあじがよく切れない。「包丁[ほうちょう]が―」 **甘い汁を吸う** 自分の地位などを利用して、努力せずに利益を得る。うまい汁を吸う **あまえ【甘え】**[名]相手の好意をあてにして、なれなれしくしたり、むりをいったりする気持ち。「親への―を捨てる」「世間[に―がある」 **あまえる【甘える】**[自下一]相手の好意を期待して、わがままを言う。あまったれる。「親切に―」 **あまえんぼう【甘えん坊】**[名]人にあまえる気持ちが強い子供や人などを、軽くからかって言うことば。あまえんぼ。「いつまでも―で困る」 **あまがえる【雨蛙】**[名]アマガエル科の小形のカエル。からだは緑色をしているが、まわりの色によって変わる。▽雨が降りそうになると鳴きだすことから。 **あまがける【天×翔る】**[自五]大空を、とくに神や霊魂[れいこん]などがかけめぐる。あまかける。 **あまがさ【雨傘】**[名]雨にぬれないようにするために使うかさ。⇔日傘 **あまかわ【甘皮】**[名]①木の幹や木の実の皮の内側にある、うすい皮。しぶかわ。⇔粗皮[あらわ]②つめの根もとを包む、うすくやわらかな皮ふ。 **あまぐ【雨具】**[名]雨の日にぬれないように身につけるもの。雨がさ・レインコート・雨ぐつなど。 **あまくさしろう【天草四郎】**[人名]一六二一?―三八年。本名は益田時貞[ますだときさだ]。キリシタン一揆[いっき]の首領となり、島原の乱を起こし、原城で幕府軍と戦って敗死した。 **あまくだり【天下り・天×降り】**[名]上級の役人が退職したあと、関係の深かった公社・公団や民間会社などの高い地位に再就職すること。「―人事」▽もと、神話で、神が天上の世界から人間の住む世界へ降りてくること。 **あまくち【甘口】**[名]飲食物などで、からみの少ないもの。また、みそ・しょうゆなどで塩けの少ないもの。「―のワイン」⇔辛口・薄口 <34> **あまぐも【雨雲】**[名]空の低いところで厚く広がり、雨を降らせる雲。「低く―が垂れこめる」 **あまごい【雨乞い】**[名]ひでり続きで作物に害が出るときに、雨が降るように神や仏にいのること。 **あまざけ【甘酒】**[名]米のかゆにこうじをまぜてつくった、あまい飲みもの。アルコール分はほとんどない。 **あまざらし【雨曝し】**[名]雨にぬれるのもかまわずに、外にほうりだしておくこと。 **あまじお【甘塩】**[名]塩味のうすいこと。うすじお。「―のしゃけ」 **あます【余す】**[他五]●使いつくさずに残す。「夕食を―」②[「余すところ」の形で]「残っているもの」という意味をあらわす。「大会まで―ところ一か月」「―ところなく」 **あまずっぱい【甘酸っぱい】**[形]あまくてすっぱい。▽においや切ない気分にもいう。「―思い出」 **あまぞら【雨空】**[名]◎いまにも雨が降りだしそうなくもり空。②雨が降っているときの空。 **アマゾンがわ【アマゾン川】**[名]ブラジル北部を赤道とほぼ平行して東に流れ、大西洋に注ぐ川。水量・流域面積は世界最大で、ジャングルが広がる。 **あまた【『数多】**[副]たくさん。数多く。古い言い方。「引く手―」「失敗は―あれど」 **あまだい【甘鯛】**[名]アマダイ科の海産魚。タイより長くて平たい。食用。グジ。 **あまだれ【雨垂れ】**[名]のきさきや木の枝などから、ぽとぽととしたたりおちる雨のしずく。 **あまちゃ【甘茶】**[名]①ユキノシタ科の落葉低木。六月ごろアジサイに似た白色などの花が咲く。アマチャノキ。②アマチャノキの新芽を干してつくったあまい飲みもの。四月八日の花祭りに釈迦[しゃか]の像にかける。 **アマチュア**[名]スポーツや芸術などを、職業としてではなく、趣味で楽しむ人。アマ。[類]素人⇔プロフェッショナル|amateur **あまつさえ【剰え】**[副]よくないことが重なるさまをあらわす。そればかりか。「雨が激しく降り、―風も出てきた」[類]そのうえ・さらに▽「あま(余)りさえ」の変化した形「あまっさえ」の「っ」を「つ」と発音してできたもの。文章語。 **あまったるい【甘ったるい】**[形]①いやになるほどあまい。「―しる粉」②あまえが過ぎて、だらけている。「―声」 **あまったれる【甘ったれる】**[自下一]ひどくあまえる。「甘ったれた口をきく」 **あまっちょろい【甘っちょろい】**[形]考えかたなどが安易[あんい]で、厳しさに欠けている。 **あまでら【尼寺】**[名]尼が住む寺。また、キリスト教で、修道女が住むところ。 **あまてらすおおみかみ【天照大神】**[名]「古事記」「日本書紀」の神話の最高神。イザナギノミコト・イザナミノミコトの娘[むすめ]で高天[たかま]が原を治めた。天皇家[てんのうけ]の祖先神とされ、伊勢神宮にまつられている。 **あまど【雨戸】**[名]風雨・盗難[とうなん]よけ、保温などのため、しょうじやガラス戸の外側にとりつけてある戸。 **あまどい【雨×樋】**[名]屋根などの雨水[あまみず]を受けて地面に流すための、半円形の管。 **あまとう【甘党】**[名]菓子[かし]などのあまいものが好きな人。酒を飲まない人をさすこともある。⇔辛党 **あまなっとう【甘納豆】**[名]糖蜜[とうみつ]を使ってあまく煮た豆に、砂糖をまぶした菓子[かし]。 **あまねく【普く・“遍く】**[副]広い範囲にゆきわたるようす。古い言い方。「―天下に知れわたる」[類]すみずみまで **あまのかぐやま【天の香具山】**[名]→「かぐやま」 **あまのがわ【天の川・天の河】**[名]夜空を横切って、川のように白く見える無数の星の集まり。年に一度、七夕の夜、牽牛[けんぎゅう]と織女[しょくじょ]が、この川をわたって会うという。銀河。 **あまのじゃく【天の邪鬼】**[名]人の言うことやすることにわざと逆らったり、じゃまをしたりする人。つむじ曲がり・へそ曲がり▽もと、昔話に出てくる、人の心をよんでそれに逆らう悪い鬼のこと。また、仁王像がふみつけている小鬼。 **あまのはごろも【天の羽衣】**[名]天人が着るという、軽くてうすい衣。 **あまのはしだて【天の橋立】**[名]日本三景の一つ。京都府北部、宮津湾[みやづわん]に細長くつき出た砂州[さす]。全長約三㌔の松林[まつばやし]がある。 **あまのはら【天の原】**[名]①神の支配する天上界。高天[たかま]が原。▽古代の考え方。②おおぞら。「―ふりさけ見れば」 **あまのむらくものつるぎ【天×叢雲の剣】**[名]三種の神器の一つ。スサノオノミコトが八岐大蛇[やまたのおろち]の尾からとりだしたという剣[つるぎ]。草薙[くさなぎ]の剣。 **あまみ【甘み・甘味】**[名]あまい味。あまさの程度。また、あまいもの。菓子。「―処[どころ]」⇔辛[から]み **あまみず【雨水】**[名]雨が降ってたまった水。 **あまもよう【雨模様】**[名]↓「あめもよう」 **あまもり【雨漏り】**[名]雨が屋根や天井などからもること。 **あまやかす【甘やかす】**[他五]厳しくしつけないで、わがままにさせておく。「末っ子をー」 **あまやどり【雨宿り】**[名]山のきしたや木陰[こかげ]などで雨をよけ、やむのを待つこと。 **あまり【余り】**[名][形動][副][造語]①〈名〉使ったあとの残り。余分。「―は捨てなさい」②割り算で、割りきれないで出る数。「商は五―三」③[「~のあまり」の形で]程度が過ぎた結果。「うれしさの―泣きだした」①〈形動〉度をこしてひどいようす。「―に静かなのでねむくなる」「―の寒さに水道がこおりつく」〈副〉①ふつうをはるかにこえるほどひどく。「―働いたのでからだをこわした」②[「あまり〜でない」の形で]それほど…でない。「テニスはーうまくない」[類]大して・さほど▼口語では「あんまり」とも。 <35> **あまりある【余りある】**[自五]しきれないほどである。「おしんでもー」 **アマリリス**[名]ヒガンバナ科の多年草。夏に、赤・黄などの花が咲く。南アメリカ原産。|amaryllis **あまる【余る】**[自五]⊕●必要なだけ使っても、予定した全部を使いきれない。「弁当が一人分―」「人手が―」②ある範囲や程度をこえる。「身に―光栄」「思案にー」「目にー」 >つかいわけ 余る・残る 「余る」は、必要量を上回るいらない部分が出ること。「三人で分けたら一個余る」。「残る」は、変化が進んでいったあとに、一部分がそのまま変化せずにとどまっていること。「消え残る雪」。 **アマルガム**[名]水銀と他の金属との合金。歯の治療[ちりょう]などに使われる。|amalgam **あまんじる【甘んじる】**[自上一]あたえられたものに満足する。がまんしてうけいれる。あまんずる。「清貧にー」「甘んじて罰[ばつ]を受ける」 **あみ【網】**[名]糸や針金などを、目をあらくして編んだもの。また、魚や虫をとらえたり、食べものを焼いたりする道具。ネット。 **網を張る** 犯人などをつかまえるために、手はずをととのえて待ちぶせする。 **あみ【×醬蝦】**[名]アミ科の節足動物。体長一~二㍉。エビに似ている。つくだにや養魚のえさにする。 **アミーバ**[名]↓「アメーバ」 **あみがさ【編み×笠】**[名]イグサ・スゲなどを編んだ、頭に直接かぶるかさ。「―の浪人[ろうにん]」 **あみだ【×阿弥陀】**[名]極楽にあって、すべての人々を救うという仏。阿弥陀仏。阿弥陀如来。[図]「ぶつぞう」②帽子を後ろのほうにかたむけ、ひたいが見えるようにしたかぶりかた。あみだかぶり。まぶか▽阿弥陀仏が光背[こうはい]を背負った形から。③人数分の縦線を引き、それに段ちがいになるように横線を入れ、上から順に線をたどって当たりをきめるくじ。あみだくじ。▽線の引きかたが阿弥陀Dの光背の形に似て放射状であったことからという。 **あみだす【編み出す】**[他五]くふうして新しいものごとや方法を考えだす。「独自の技術を―」 **あみだな【網棚】**[名]電車・バスなどで、手荷物をのせるための、座席の上のあみを張ったたな。 **あみど【網戸】**[名]虫よけのために、金[かな]あみやビニールのあみを張った戸。 **アミノさん【アミノ酸】**[名]たんぱく質を分解してできる有機化合物。生物に必要不可欠の物質。 **あみめ【網目】**[名]あみの糸と糸とのすきまの部分。あみの目。「―が細かい」 **あみめ【編み目】**[名]編んだものの、糸などで囲まれたすきま。また、その囲みの一つ一つ。 **あみもと【網元】**[名]漁船や漁網[ぎょもう]をもち、漁師[りょうし]を使って漁業を営む人。漁師の親方[おやかた]。「―制度」☆網子 **あみもの【編み物】**[名]毛糸やレース糸などを編んで、衣服や装飾品をつくること。 **あむ【編む】**[他五]⊕糸・竹・髪[かみ]の毛などを、たがいちがいに組みあわせる。「マフラーをー」②書かれたものを集めて本にまとめる。「詩集を―」 **アムール**[名]愛。恋愛[れんあい]。|amour **アムールがわ【アムール川】**[名]ロシアと中国の国境を東に流れ、間宮海峡[まみやかいきょう]に注ぐ川。中国では「黒竜江[こくりゅうこう]」と呼ぶ。冬には結氷するが、夏は航行でき、内陸交通路となる。 **アムネスティーインターナショナル**[名]一九六一年に設立された、民間の国際的人権擁護団体。宗教や政治的思想を理由に拘束された人(=良心の囚人[しゅうじん])の釈放[しゃくほう]、死刑[しけい]の廃止[はいし]をうったえ、亡命者の保護活動などをおこなう。本部はロンドン。|Amnesty International **アムンゼン**[人名]一八七二―一九二八年。ノルウェーの探検家。一九一一年、世界ではじめて南極点に到達。一九二八年、北氷洋で遭難[そうなん]した隊の救出に向かい、消息を絶った。|Roald Amundsen **あめ【天】**[名]天上の世界。てん。⇔地[つち] **あめ【雨】**[名]①水蒸気が空中で冷えてしずくになり、地上に落ちてくるもの。②雨の降る天気。雨天。天気図の記号は●③雨のように、連続して落ちたり、降りそそいできたりするもの。「なみだの―」▼降りかたからみた雨は、「こぬか雨」「霧雨[きりさめ]」「煙雨[えんう]」「小雨[こさめ]」「大雨[おおあめ]」「篠突[しのつ]く雨」「豪雨」「暴風雨[ぼうふうう]」「雷雨」「長雨[ながめ]」「にわか雨」「通り雨」「村雨[むらさめ]」「夕立[ゆうだち]」「きつねの嫁入り」など。季節からみた雨は、「春雨[はるさめ]」「五月雨[さみだれ]」「梅雨[つゆ]」「秋雨[あきさめ]」「秋霖[しゅうりん]」「時雨[しぐれ]」「氷雨[ひさめ]」など。 **雨が降ろうが槍[やり]が降ろうが** たとえ、どんな困難が生じても。▽ものごとを最後までやりぬくという意味をあらわすことば。 **雨降って地固まる** もめごとのあと、かえっていい状態に落ち着く。 **あめ【×飴】**[名]①イモ・米などからつくり、なめて食べるあまい菓子[かし]。キャンディー。②人をだますための、うまいことばや金品など。「―をしゃぶらせる」▼「あま(甘)」の変化した形。 **飴と鞭[むち]** うまいことを言っておだてたり、逆に厳しくたしなめたりすること。支配者が人民に対して譲歩と弾圧[だんあつ]の手法を同時に使うことをいう。▽ドイツ、ビスマルクの、産業を保護する一方で、社会主義運動を弾圧した政策から出たことば。 **あめあがり【雨上がり】**[名]雨のやんだすぐあと。「あまあがり」とも。「―のさわやかな空」 **あめあられ【雨霰】**[名]弾丸[だんがん]や矢などが、雨やあられのように次々に激しく飛んでくること。▽人から受けるものごとの程度がはなはだしいことをたとえていう。「賞賛のことばがー」 <36> **アメーバ**[名]単細胞[たんさいぼう]の原生動物。大きさは数㍉で、さまざまに形を変えて移動する。アミーバ。「―運動」|Amöbe **あめがした【天が下】**[名]天下。せけん。世界じゅう。あめのした。 **アメダス**[名][AMeDAS]地域気象観測システム。気象に関する情報を、自動的に測定・通報する装置。全国の観測所から集めた観測資料をコンピュータで処理し、配信する。▽Automated Meteorological Data Acquisition Systemの略。 **あめつち【天地】**[名]「てんち」の古い言い方。 **あめつゆ(雨露)をしのぐ** 生きるための最低の暮らしをする。[類]雨風をしのぐ **あめのした【天の下】**[名]↓「あめがした」 **あめもよう【雨模様】**[名]雨の降りそうな空のようす。「あまもよう」「あめもよい」「あまもよい」とも。 **アメリカ**[国名]正式国名は、アメリカ合衆国。多くが北アメリカ大陸の南半分にある、五〇州とコロンビア特別区からなる連邦[れんぽう]共和国。一七七六年、イギリスから独立。急速に発展し、第二次世界大戦後、国際連合の創設などによって世界を動かす大国となった。農工業・経済・軍事などの先進国。米国。USA。面積約九三六万平方㌔。首都ワシントン。主要言語英語。[図]六大州のうち、南・北アメリカをさす。米州[べいしゅう]。▼イタリアの航海者アメリゴ=ベスプッチの名から。「亜米利加」と当てる。|America **アメリカインディアン**[名]南・北両アメリカの先住民族。ネイティブアメリカン。アメリカンインディアン。▽コロンブスが、アメリカ大陸をインドと思いこみ、先住民をインディアンと呼んだことから。|American Indian **アメリカこうくううちゅうきょく【アメリカ航空宇宙局】**[名]↓「ナサ」 **アメリカちゅうおうじょうほうきょく【アメリカ中央情報局】**[名]→「シーアイエー」 **アメリカナイズ**[名]「―スル」アメリカ風になること。アメリカ化すること。|Americanize **アメリカンコーヒー**[名]アメリカ式のうす口のコーヒー。American と coffee から。[和] **アメリカンフットボール**[名]球技の一つ。一チーム一一人で、楕円[だえん]形のボールを相手のゴールに持ちこんで得点を争う競技。選手はたがいに激しくぶつかりあうので、防具をつける。アメフト。アメフト。|American football **あめんぼ【《水×黽】**[名]アメンボ科の昆虫[ちゅう]。足が細長くて、水上をすべるように進む。あめんぼう。 **あや【×綾・文】**[名][形動]①〈名〉⊕文章やことばの言いいまわし。「ことばの―にごまかされる」②ものごとの入りくんだしくみ。すじみち。「事件の―を解く」③ななめに交わった線模様。④模様を織りだした美しい絹の布。「―錦[にしき]」①〈名・形動〉ものの表面にあらわれた、さまざまな模様の美しさやいろどりのおもしろさのあるようす。「目も―な衣装」 **あやうい【危うい】**[形]現在の状態や安全が今にもくずれそうなようす。危険だ。「―ところを助かる」「国を危うくする」 >かいわけ あやうい・あぶない どちらも危険ということだが、「あやうい」は、物ならばこわれそう、人ならば死にそうだということ。「あぶない」は、人に傷をあたえそうだということ。 **あやうく【危うく】**[副]やっとのことで助かるようす。「―難をのがれた」[類]かろうじて②[「危うく〜するところだった」などの形で]もうちょっとで危険な目にあっていたようす。「―車にひかれるところだった」 **あやおり【×綾織り】**[名]細いななめのしま模様がうきでる布の織りかた。また、その布。 **あやかし**[名]①船があらしにあったときなどに、海上にあらわれるという怪物[ばけもの]。②能面の一つで、亡霊に使われる面。▽「怪士」と書く。 **あやかる【肖る】**[自五]好ましい状態にある人と同じようになる。「祖母にあやかって長生きしたい」 **あやしい【怪しい】**[形]①ようすがおかしい。ふだんとちがい異様な感じがする。気味が悪い。「―人影[ひとかげ]」②疑わしい。「あいつが絶対―」③信用できない。「その情報は―」[類]いかがわしい・危ない④男女間について、秘密の関係があるらしい。俗な言い方。「あの二人はー」⑤ふしぎにひきこまれるような魅力[みりょく]のあるようす。「―美女」▽「妖しい」とも書く。⑥悪い状態になりそうである。「雲行きが―」 >古語《あやし》もと、ふつうとちがっていて理解できず、想像もおよばなくてふしぎだという意味だった。ところが貴族は、身分の低い人やそまつなものを見ても、見なれないため変なものと思ったので、「あやし」をいやしいという意味にも使った。 **あやしむ【怪しむ】**[他五]あやしいと思う。「だまされたのではないかと―」 **あやす**[他五]赤んぼうや幼児のきげんをとる。なだめる。「ぐずる子をー」 **あやつりにんぎょう【操り人形】**[名]①糸や棒を動かして、人形に演技をさせる芝居[しばい]。また、その人形。手や指で動かす場合もある。②自分の意志をもたず、ただ他人の言うままに動く人。[類]傀儡[かいらい] **あやつる【操る】**[他五]①思いどおりにうまくとりあつかう。「舟[ふね]を―」②ことばや道具をうまく使う。「二か国語を―」◎糸やしかけなどを使って、うまく動かす。「人形を―」「政界を―人物」 **あやとり【×綾取り】**[名]輪にしたひもを左右の手首や指にかけ、次々といろいろな形をつくったり、相手と代わるがわるとりあったりする遊び。糸取り。 <37> **あやなす【×綾なす】**[他五]美しくかざる。美しくいろどる。「錦[にしき]―秋の山」 **あやぶむ【危ぶむ】**[他五]こわれたり失敗したりしないかと不安で、気がかりに思う。「開催[かいさい]が危ぶまれる」 **あやふや**[形動]言うことや考えが、どっちつかずで不確かなようす。「―な返事では困る」[類]いいかげん >つかいわけ あやふや・あいまい 「あやふや」とは、言うことや考えが確かな形をとらないということ。「あいまい」とは、かすみがかかっているようにはっきりしない、よくわからないという意味。ただし、英語のambiguousの訳語の場合は、同じ「あいまい」といっても、「両義的(二つの意味をもつ、はっきり一つにきめられない)」ということで、本来の日本語でいう意味とはちがう。 **あやまち【過ち】**[名]①法律や道徳に対する違反[いはん]。過失や罪。「初心者によくある―」②とくに、男女間の過失。「―を犯[おか]す」「若気の―」▼「誤ち」は誤り。 **あやまる**[他五]【謝る】自分が過失をしたと認めてわびる。「謝ってすむ問題ではない」 >つかいわけ →「詫びる」を見よ。 **あやまつ【過つ】**[自五]①やりそこなう。失敗する。「ねらった的[まと]を―」「過って茶わんを落とした」②まちがえる。気づかずに罪を犯[おか]す。「あやまって人を殺す」▼文章語。 **過ちては改むるに憚[はば]かることなかれ** もし過失をしたときは、面目[めんぼく]などにこだわらず、すぐに改めるべきである。▽中国、「論語」から。 **あやまり【誤り】**[名]①まちがい。正しくないこと。「計算の―」②やりそこない。失敗。「運転の―」 **あやまる**[自五]【誤る・×謬る】①まちがえる。道理からはずれる。「道を―」「誤った考え」②悪い方向に向かわせる。「身を―」「後人を―」 **あやめ【×菖×蒲】**[名]①アヤメ科の多年草。葉は細長い。五~六月ごろに白またはむらさきの花が咲く。「いずれーか杜若[かきつばた]」②「しょうぶ」の古い呼び名。 **あやめ(文目)も分[わ]かぬ** ものの形などがはっきり見分けられない。また、ものごとの区別もつかないほどである。「―やみ夜」[類]文目も知らぬ▽「文目」は、模様や柄[がら]のこと。 **あやめる【危める】**[他下一]危害を加えたり殺したりする。「人を―」▽文章語。 **あゆ【×鮎】**[名]アユ科の淡水魚。体長約二〇㌢。姿・かおりがよくて美味。▽「年魚」「香魚」とも当てる。 **あゆみ【歩み】**[名]①歩くこと。歩行。「―をとめる」②あしなみ。歩調。「―をそろえる」③進みぐあい。うつりかわり。「近代日本の―」 **あゆみより【歩み寄り】**[名]問題を解決するために、たがいに意見や主張を相手に近づけること。[類]妥協 **あゆみよる【歩み寄る】**[自五]◎歩いて近寄る。②問題の解決に向けて意見や主張などをたがいにゆずりあって近づける。「交渉[こうしょう]で労使が―」 **あゆむ【歩む】**[自五]①一歩一歩ゆっくりと足を運ぶ。「海辺を―」②ものごとが着実に進行する。「苦難の道を―」▼文章語。 **あら**[名][造語]【粗】①〈名〉魚をおろしたあとの、肉の少し残った骨や頭。「―煮」「―汁」②他人の欠点や落ち度。「―を探す」①〈造語〉[「粗~」の形で]大ざっぱな。未完成の。手を加えていない。「かべの―ぬり」「―けずり」 >つかいわけ →「欠点」を見よ。 **あら**[名][造語]【荒】[「荒~」の形で]「暴力的で激しい」という意味をあらわす。「―療治[りょうじ]」「―仕事」 **あら**[名][造語]【新】[「新~」の形で]「あたらしい」「まだ使っていない」などという意味をあらわす。「―所帯」「―湯」 **あら**[感]①意外だったり感動したりしたときに、思わず出ることば。「―、知らなかったわ」「―、きれい」②疑問を感じたときなどに、思わず出ることば。「―、場所をまちがえたかしら」▼語源は、指示代名詞の「あれ」に同じ。アクセントの位置は、①は「あら」、②は「あら」となる。 **アラー**[名]イスラム教における唯一[ゆいいつ]の神。アッラー。|Allah **アラーム**[名]警報。警報装置。とくに、時計の目覚まし装置。「―ウオッチ」|alarm **あらあらかしこ【粗粗かしこ】**[文]女性が手紙の最後に書きそえる結びのことば。▽「いきとどかない書きかたですみません」という意味。 **あらあらしい【荒荒しい】**[形]動作などがいかにも乱暴である。あらっぽい。「荒々しく戸を閉める」「―ふるまい」 **あらい【洗い】**[名]◎洗うこと。せんたく。「木綿のシャツはーがきく」②白身魚[しろみざかな]のさしみを冷水に通し、身をひきしめた料理。「鯉[こい]の―」 **あらい【荒い】**[形]①勢いが激しく、動きのはばが大きいようす。「波が―」「呼吸が荒くなる」②行動や性格などが激しすぎる。乱暴でいきすぎである。「気が―」「人づかいが―」「鼻息が―」 **あらい【粗い】**[形]①編み目やつぶなどが大きい。「目の―あみ」「コーヒーを粗くひく」⇔細かい②ざらざらして、なめらかでない。「手ざわりがー」③やりかたが大ざっぱである。雑である。「仕事が―」「―計算」⇔細かい **あらいぐま【洗い×熊】**[名]アライグマ科の哺乳[ほにゅう]動物。タヌキに似る。北アメリカにすむ。▽食物を洗って食べるので、この名がある。 **あらいざらい【洗い×浚い】**[副]なにからなにまで。かくれているものごとを、すべて残らず。「日ごろの不満を―ぶちまける」[類]何でもかんでも **あらいざらし【洗い×晒し】**[名]何回も洗って色がさめたり、張りがなくなった布地のや衣服。「―のジーンズ」 <38> **あらいそ【荒磯】**[名]荒波のうち寄せる岩の多い海岸。「ありそ」とも。「北海の―」 **あらいだす【洗い出す】**[他五]かくれていることを調べて明らかにする。「問題点を―」 **あらいはくせき【新井白石】**[人名]一六五七―一七二五年。江戸中期の儒学者・政治家。木下順庵[きのしたじゅんあん]の門下で、六代将軍徳川家宣[いえのぶ]・七代将軍家継[いえつぐ]に仕え、幕政の改革をはかった。その政治は正徳の治[しょうとくのち]と呼ばれる。著書に「読史余論[とくしよろん]」、自叙伝「折たく柴[しば]の記」など。 **あらいはり【洗い張り】**[名]着物をほどいて反物[たんもの]の形にぬいあわせ、洗って、のりをつけ、板などに張ってかわかすこと。「―して仕立てなおす」 **あらう【洗う】**[他五]●水や湯などを使ってよごれを落とす。「顔を―」「ユニホームを―」「心が洗われる思い」②波が寄せたり返したりする。「岸辺を―波」③人の育ちやおこないなどを調べあげる。「身もとを―」 **あらうみ【荒海】**[名]波風[なみかぜ]のあらい海。「―や佐渡にに横たふ天の川(芭蕉[ばしょう])」 **あらがう【抗う】**[自五]反抗[はんこう]する。あらそう。抵抗する。「権勢に―」 **あらかじめ【『予め】**[副]事に先立って。「―温めておいた皿に盛りつける」[類]前もって・事前に **あらかせぎ【荒稼ぎ】**[名]①手段を選ばず、乱暴な方法でもうけること。「にせものを売って―する」②一度にたくさんもうけること。「相場でーする」 **あらかた【粗方】**[副]およそのところ。ほぼ全部。「作品は―できあがった」[類]だいたい・ほとんど **あらかべ【粗壁】**[名]あらぬりをしただけで、まだ仕上げをしていないかべ。また、かべの内部の、わらをまぜた土が見える部分。「―もくずれたあばら家[や]」 **アラカルト**[名]客が組みあわせを自由に選んで注文する料理。一品料理。お好み料理。▽「メニューによって」という意味から。|à la carte **あらきだもりたけ【荒木田守武】**[人名]一四七三―一五四九年。室町[むろまち]後期の連歌・俳諧師。俳諧の独立をおし進め、山崎宗鑑[やまざきそうかん]とともに俳諧の始祖とされる。俳諧連歌集「守武千句」など。 **あらぎも【荒肝】**[名]太いきもったま。度胸。「―をひしぐ(=強敵をふるえあがらせる)」 **あらぎょう【荒行】**[名]僧[そう]や山伏[やまぶし]などの厳しい修行[しゅぎょう]。滝[たき]に打たれたり、不眠不休で山野を歩いたり、断食[だんじき]してこもったりなどする。 **あらくれ【荒くれ】**[名]気質や動作があらあらしいこと。また、そういう人。「海の―男」 **あらけずり【粗削り・荒削り】**[名][形動]①〈名〉木などを大ざっぱにけずること。「―をした木材」①〈名・形動〉仕事や人間が大ざっぱで、すみずみまで仕上げられていないこと。「―な芸」[類]粗野 **あらごと【荒事】**[名]歌舞伎[かぶき]で、勇士・鬼神などが演じる勇ましいしぐさ。また、勇士を主役にした芝居。「―は市川家のお家芸だ」「―師」▽和事 **あらさがし【粗探し】**[名][他サ変]他人の欠点やあやまちをむりに探して、言いたてること。 **あらし【嵐】**[名]①激しくふく風。また、雨をともなった激しい風。暴風雨。「―をついて出発する」②事件や大さわぎ。また、心の激しい動揺[どうよう]など。 **嵐の前の静けさ** 大変事の前のぶきみな静けさ。 **あらしがおか【嵐が丘】**[小説]一八四七年。イギリス、エミリー=ブロンテの長編小説。ヨークシャのあれ地に住む二家族、二代の歴史を、宿なし子のヒースクリフという悪魔的復讐[ふくしゅう]者を中心にえがいたもの。|Wuthering Heights **あらしごと【荒仕事】**[名]①力を使ってする苦しい仕事。激しい肉体労働。「―でからだをすりへらす」②殺人や強盗などの犯罪。 **あらす【荒らす】**[他五]①あれさせる。いたませる。「台風が庭を―」「日焼けではだを―」②侵入[しんにゅう]して乱暴し、損害をあたえる。「留守宅をー」 **アラスカ**[名]アメリカ合衆国の一州。北アメリカの北西端[ほくせいたん]にある。|Alaska **あらすじ【粗筋・荒筋】**[名]小説・事件・考えなどのだいたいのすじみち。「計画の―を話す」[類]概略・あらまし >かいわけ 要約・粗筋 「要約」は、その論の中の重要な箇所[かしょ]をつづめてまとめること。「論文の要約」。「粗筋」は、述べてあることのすじみちを一連の流れとしてとらえることに重点がある。「小説の粗筋」。 **あらずもがな【非ずもがな】**[文]むしろないほうかいい。よけいだ。「―の口出し」[類]無くもがな▽「もが」は願望、「な」は詠嘆[えいたん]。文章語。 **あらそい【争い】**[名]相手に勝とうと、張りあったりけんかをしたりすること。「首位―」「―を仲裁する」 **あらそう【争う】**[自五]①相手に勝とうとする。はりあう。「さきを―」「優劣を―」「血は争えない」[類]競う②言い分の正しさを主張しあう。「法廷[ほうてい]でー」 **あらた【新た】**[形動]新しいようす。「―な出発」「認識を―にする」 **あらたか**[形動]↓「れいげん(霊験あらたか」 **あらだてる【荒立てる】**[他下一]感情的にあらあらしくしたりして、事態をいっそうめんどうにする。「声を―」「事を―」 **あらたまる**[自五]【改まる】①古いものが新しいものにかわる。「年がー」②変わって前よりよくなる。「習慣が―」③格式ばったものになる。「態度が―」 **あらたまる**[自五]【革まる】急変して危篤になる。「容態[ようだい]が―」 **あらためて【改めて】**[副]①もう一度、新しく。「―言うまでもない」②別の機会にまた。別の折に。「―うかがいます」 <39> **あらためる【改める】**[他下一]①新しく変える。「日を[ひ]―」「契約を―」②よいほうに変える。「おこないを―」③正式にする。「服装を―」「ことばを―」④検査する。「切符[きっぷ]を―」「死体を―」▽「検める」とも書く。 **あらっぽい**[形]【荒っぽい】ふるまいやあつかいがあらあらしくて乱暴である。「―性格」 **あらっぽい**[形]【粗っぽい】おおまかで、いいかげんである。「―細工」 **あらて【新手】**[名]①あらたに仲間に加わった人。とくに、まだ戦っていない元気な兵士や選手。「―をくりだして防ぐ」⇔古手②あらたに考えだした方法・手段。「―の商売」 **あらなみ【荒波】**[名]あらあらしく激しい波。「岸壁[がんぺき]を打つ―」▽世の中の厳しさ・つらさをたとえることもある。「人生の―にたえる」 **あらなわ【荒縄】**[名]わらをよってつくった、手ざわりのざらざらした太いなわ。「荷物を―でしばる」 **あらぬ**[連体]見当はずれの。とんでもない。「―うわさにまどわされる」「―ことを口ばしる」②別の。「―方[かた]に目をやる」 **あらの【荒野・×曠野】**[名]雑草がおいしげり、あれはててさびしい野原。あれの。「寒[さむ]ざむとした―」 **あらばこそ** あるどころではない。さっぱりない。 **アラビアはんとう【アラビア半島】**[名]アジア大陸の南西部、アラビア海と紅海のあいだにある世界最大の半島。サウジアラビア・イラク・クウェートなどの国々がある。大部分が砂漠[さばく]。 **アラビアもじ【アラビア文字】**[名]アラビア語・ペルシア語などで使う表音文字。右から左へ横書きする。 **アラビアン・ナイト**[作品]アラビアの民話類を集めたもの。一六世紀初めに現在の形になる。編者未詳。「アリババと四〇人の盗賊」「アラジンのランプ」など。千夜一夜物語。|Arabian Nights **あらひとがみ【現人神】**[名]人の姿でこの世にあらわれる神。▽もと、天皇をさした。 **アラブ**[名]イスラム教を信仰[しんこう]し、アラビア語を話す諸民族。アラビア人。|Arab **アラブしゅちょうこくれんぽう【アラブ首長国連邦】**[国名]アラビア半島東部、ペルシア湾[わん]に面する連邦国家。一九七一年にイギリスから独立。国土の大部分は砂漠[さばく]で大量の石油を産する。面積約八万四〇〇〇平方㌔。首都アブダビ。主要言語アラビア語。 **アラブせきゆゆしゅつこくきこう【アラブ石油輸出国機構】**[名]↓「オアペック」 **アラベスク**[名]おもにアラビアで発達した装飾模様。唐草模様。また、その模様のようにはなやかな器楽曲。|arabesque **あらまき【新巻き・荒巻き】**[名]◎あま塩にしたサケ。はらわたをとり除き、塩をつめてつくる。多く年末・年始に食べる。あらまきざけ。あらまきじゃけ。②魚を竹の皮やわらなどで巻いたもの。「ぶりの―」▼もと、あらなわで巻いたことから。 **あらまし**[名][副]①〈名〉事件や話などの、おおよその内容。だいたいのこと。「計画の―を説明する」[類]概要・概略[がいりゃく]・大筋[おおすじ]②〈副〉[「~とあらまし」などの形で]望ましい「宿題は―かたがついた」という願望の助動詞「まほし」が付いた形。 **あらむしゃ【荒武者】**[名]勇ましくあらあらしい武士。勇ましく戦う人。また、乱暴者。「一騎当千[いっきとうせん]の―」「―ぞろいのチーム」 **アラモード**[名]①服装などが流行に合っていること。最新流行の型。②プリンやパイにクリームやくだものなどをそえたもの。「プリンー」|à la mode **あらもの【荒物】**[名]ほうき・ちりとり・おけ・ざるなど、ふだんの生活に必要な実用品。「―屋」[類]雑貨・小間物 **あらゆる**[連体]あるかぎりの。すべての。「―人の役に立つ」「―努力を試みる」[類]有りとあらゆる **アララギ**[名]短歌雑誌。正岡子規[まさおかしき]の没後、一九〇八年に伊藤左千夫[いとうさちお]を中心に創刊。長塚節[ながつかたかし]、や斎藤茂吉[さいとうもきち]らが参加。万葉調の写生歌をつくり、歌壇[かだん]の主流をしめてきた。 **あらりょうじ【荒療治】**[名]患者の苦痛を考えずに、手あらい治療をすること。▽難問を解決するため、思いきった処置をすることをたとえてもいう。 **あられ【霰】**[名]①空気中の水蒸気が急に冷やされ、小さな氷のつぶになって降ってくるもの。ひょうより小さい。天気図の記号は②もちをさいの目に切り、いったりあげたりして味をつけた菓子[かし]。また、干した米をいってあまくした菓子。「ひなー」③料理で、材料を細かく立方体に刻んだもの。 **あられもない**[文]姿やふるまいなどが、その場にふさわしくない。見るにたえない。多く、女性がだらしなく品位に欠けるようすにいう。「―姿」▽「あられ」は「有られる(=ありえる)」の名詞形。 **あらわ【露わ】**[形動]かくしておくべきものが外にあらわれ、丸見えのようす。「―な肌[はだ]」「敵意を―にする」[類]むき出し・露骨 **あらわす**[他五]【現す・×顕す】見えなかったものを見える形にする。「姿を―」「正体を―」「頭角を―」☆隠す **あらわす**[他五]【表す】意味をことばなどで他人にわかるようにする。「悲しみを―」「図でー」 **あらわす**[他五]【著す】意見や研究などを書物にまとめあげて世に出す。 **あらわれる**[自下一]【現れる・×顕れる】①かくれていたものが姿を見せる。「雲から―」「成果が―」☆隠れる <40> **あらわれる**[自下一]【表れる】中にあるものが別の形で外へ出てくる。「心が顔に―」「態度に―」 **あらんかぎり【有らん限り】**[副]あるだけ全部。のこらず。ありったけ。「―の力を出す」 **あり【×蟻】**[名]アリ科の昆虫[ちゅう]。土中や木の中に巣をつくり、一ぴきの女王アリと少数のおすアリ、さらに多数の働きアリが集団生活を営む。 **蟻の穴から堤[つつみ]も崩れる** ちょっとした油断から大きな失敗が起きる。 **蟻の這い出る隙もない** 警戒が厳重で、わずかなすきまもない。 **アリア**[名]オペラなどの中で中心となる叙情的な独唱曲。|aria **ありあけ【有明・有り明け】**[名]⊕月が空に残っているまま夜が明けること。また、その月。「―の月」▽満月よりあと、とくに陰暦二十日[はつか]すぎに起こる。▷巻末「月齢表」参照。②夜明けごろ。あけがた。 **ありあまる【有り余る】**[自五]多すぎるほどある。よけいにある。「かねがー」「―才能」 **ありありと**[副]①今、目の前で実際に見ているかのようになまなましいようす。「―目にうかぶ」②心の動きが顔や態度にはっきりと出るようす。「苦悩の色が―見える」[類]まざまざと **ありあわせ【有り合わせ】**[名]わざわざ用意したものではなく、ちょうどその場にあること。また、ちょうどあるもの。「―の材料で料理をつくる」 **ありうべき【有り得べき】**[文]生じうるはずの。存在しうるはずの。「―話」⇔有り得べからざる **ありえない【有り得ない】**[文]あるはずがない。考えられない。「そんなことは―」⇔有り得る **ありか【在り処】**[名]もののある場所。人のいるところ。「宝物の―をつきとめる」[類]所在▽「か」は、「住みか」の「か」と同じく、所・場所の意味。 **ありかた【在り方】**[名]●現在の姿。実情。「医学の―に疑問をもつ」②あるべき姿。当然のこととして期待される理想的な状態。「政治家の―を考える」[類]有り様[よう] **ありしひのうた【在りし日の歌】**[詩集]一九三八年。中原中也の詩集。「山羊の歌」以後の詩を集めたもの。日常をはなれて生の本質を見つめようとした。 **ありがたい【有り難い】**[形]⊕感謝の気持ちがする。「有り難くいただきます」②とうとい。おそれおおい。「坊[ぼう]さんの一話」 >周《ありがたし≫「有る」ことが「難かたい(=困難だ)」、つまり、めったにない、めずらしいというのが本来の意味だった。めったにないからそれを喜び、いじにする気持ちから、現代語の感謝の意味が出た。 **ありがたがる【有り難がる】**[他五]ありがたいと思い、だいじにする。「勲章[くんしょう]を―」 **ありがたみ【有り難み】**[名]ありがたいと思う感じ。ありがたさの度合い。「親の―がわかる」 **ありがためいわく【有り難迷惑】**[名][形動]人の親切や好意が、かえってよけいなことに感じられるようす。「こんなにもらっても―だ」[類]大きなお世話 **ありがち【有り勝ち】**[形動]特別でなく、よくあるようす。「えてして―なこと」 **ありがとう【有り難う】**[感]感謝やお礼の気持ちをあらわすことば。▽「ありがたい」の連用形「ありがたく」の変化した形。ていねいに言うときや、目上[めうえ]の人には「ございます」「存じます」を付ける。 **ありがね【有り金】**[名]現在、手もとにある金。「―をはたいて買う」 **ありきたり【在り来たり】**[形動]前からいくらでもあって、めずらしくないこと。ありふれたこと。⇔「―の考えしかうかばない」[類]月並み・平凡[へいぼん] **ありくい【×蟻食い・〝食×蟻〝獣】**[名]アリクイ科の哺乳[ほにゅう]動物。細長いひものような舌で、アリをとらえて食べる。 **ありさま【有り様・有様】**[名]ものごとのようすや状態。「難民の悲惨な―をつぶさに記録する」 **ありし【在りし】**[連体]①過ぎさった。以前の。「―世」②生前の。「―日のおもかげ」 **ありじごく【×蟻地獄】**[名]ウスバカゲロウの幼虫。すりばち状の穴をほり、おちてくる虫をとらえて食う。▽もがいてもぬけだすことのできない苦しい状況をたとえてもいう。 **ありしま たけお【有島武郎】**[人名]一八七八―一九二三年。大正期の小説家。東京生まれ。有島生馬・里見弴[さとみとん]の兄。雑誌「白樺[しらかば]」の同人。人道主義的傾向が強く、北海道の農園を解放したり財産を捨てたりしたのち、女性記者波多野秋子と恋愛[れんあい]して軽井沢で心中。小説「カインの末裔」「生まれ出[い]づる悩[なや]み」「或る女」など。 **アリストテレス**[人名]前三八四―前三三二年。古代ギリシャの哲学者。プラトンの弟子[でし]で、あらゆる学問を体系化し、後世の学問の基礎を築いた。その学徒を逍遥[しょうよう]学派と呼ぶ。著書に「形而上[けいじじょう]学」「動物誌」など。|Aristoteles **アリストファネス**[人名]前四四五?―前三八五?年。古代ギリシャの喜劇作者。社会問題をユーモラスに風刺。「雲」「女の平和」など一一編が現存。|Aristophanes **ありづか【×蟻塚】**[名]アリやシロアリが巣をつくるため、地中の土を運びだしてこんもりと積みあげたもの。ありの塔[とう]。 **ありつく【在り付く・有り付く】**[自五]望んでいたものを、やっと手に入れる。「食事に―」「仕事に―」 **ありったけ【有りっ丈】**[名]あるだけ全部。くありたけのくだけた言い方。「―の知恵[ちえ]をしぼりだす」 **ありてい【有り体】**[名]かくさずに、ありのまま。事実のまま。「―を申せば」「―に言えば」 **ありとあらゆる【有りとあらゆる】**[連体]「あらゆる」を強めた言い方。ありとある。「―品を集める」 **ありのまま【有りの×儘】**[名]かくしたりかざったりせず、実際にあるとおり。事実そっくりそのまま。「―の自分をさらけだす」「―に話す」[類]あるがまま **ありのみ【有りの実】**[名]「梨[なし]」の忌[い]みことば。▽「無し」をきらっていう。 <41> **アリバイ**[名]犯罪がおこなわれたとき、その場にいなかったという証明。現場[げんじょう]不在証明。「―がある」「―がくずれる」▽ラテン語で、「別のところに」という意味から。|alibi **ありふれた【有り触れた】**[連体]どこにもある。めずらしくない。「ごく―品物」 **ありまき【×蟻巻】**[名]↓「あぶらむし」 **ありまのみこ【有間皇子】**[人名]六四〇―六五八年。古代の皇族・歌人。孝徳天皇の皇子。謀反[むほん]の罪に問われて刑死[けいし]した。紀伊に護送されるときの歌が「万葉集」に残る。ありまのおうじ。 **ありゅう【亜流】**[名]学問や芸術などで、一流の人のまねをするだけで独創性のないこと。また、その人。[類]エピゴーネン▽「亜」は「次」「第二」のこと。 **ありゅうさんガス【亜硫酸ガス】**[名]二酸化硫黄[いおう]の気体。硫黄が燃えるときに出る気体。無色でにおいが強く、有毒。硫酸の原料。また、漂白剤[ひょうはくざい]・殺菌剤[さっきんざい]用。 **ありよう【有り様】**[名]①ありのまま。実際の状態。実情。「―を言うと、再建は不可能に近い」②理想的な姿。ありかた。「教育の―を討議する」③[「ありようがない」の形で]あるはずがない。「そんなおそろしいことは―がない」 **ありよしさわこ【有吉佐和子】**[人名]一九三一―八四年。小説家。和歌山県生まれ。伝統芸術から現代社会の問題まで、作品の題材は広範囲におよぶ。小説「紀ノ川[きのかのう]」「華岡青洲[はなおかせいしゅう]の妻」「恍惚[こうこつ]の人」など。 **ありわらのなりひら【在原業平】**[人名]八二五―八八〇年。平安前期の代表的歌人・官人。六歌仙・三十六歌仙の一人。阿保親王[あぼしんのう]の子。在五中将・在中将とも呼ばれた。「伊勢物語」の主人公といわれる。和歌の才能にすぐれ、「古今集」以下の勅撰[ちょくせん]集に多くの歌がある。 **ある【有る・在る】**[自五]①⊕ものが存在する。「家の裏に山がー」「ここにビデオカメラがー」▽ものがあると、単に目などで認識する意味では「有る」、動かない所在をあらわす意味では「在る」と書く。②もつ。所有する。「子供が二人―」「責任が―」③おこなわれる。おこる。「朝礼が―」「二度―ことは三度―」④身についている。そなわる。「品が―」「理解が―」◆無い⑤いる。ある位置や状態に置かれる。「特別な任務に―」「逆境に―」▽ふつう、「在る」と書く。⑥時間や事態が進む。「ややあって、返事が返ってきた」「どうあろうとも」⑦[「~にある」の形で]属する。左右される。「すべてが彼の証言に―」⑧[「~とある」の形で]…と書いてある。「手紙には元気だと―」①〈補助〉[「〜て(で)ある」の形で]その状態が続いている、また完了していることをあらわす。「机の上にはさみが置いて―」「ノートにはさんでー」「とっくに用意して―」▽動詞の連用形に付く。②[「〜である」の形で]「・・・だ」という断定をあらわす。「これは料理の本で―」③形容詞・形容動詞に付いて、その状態であることなどをあらわす。「人にはやさしくありたい」「海は静かでー」 **有るか無し** あるかないかわからないほど。ごくわずか。「―の音」[類]有るか無きか >つかいわけ ある・いる 現代語の「いる」は、人間や動物の存在をいう。「牛がいる」「公園にいた子供が家に帰った」。昔、「いる」は、「座っている」というせまく限られた意味だったので、本来は活動するものがつづけてそこにとどまっているという意味をあらわしている。現代語の「ある」は、動物以外のものごとの存在をいう。「木がある」「誠実さはあるが能力がない」。古語の「あり」は、もっと広く、「昔、男ありけり」のように、人間についてもそれを一つの存在として表現するときに使った。今でもその流れをひいて、「昔々、おじいさんとおばあさんがありました」「こんな字を書く人がある」「あのかたは男の子が三人あるが、女の子はない」という言いかたがある。これは、人間を活動するものとしてよりも存在するものとしてとらえた言いかたである。また、「・・・てある」は、意志的な動作が完了してその結果が残っているときに使う。「結果はノートに書いてある」。「・・・ている」は、多くは動作や作用が進行していることをあらわすが、結果として残っていることをいうこともある。「ノートに感想を書いている」。 **ある【×或る】**[連体]存在するのは確かだがくわしくわからないこと、くわしく言う必要がなかったり、言いたくなかったりすることなどをさす。「昔々、―ところに」「―事情でひっこした」 **あるいは【×或いは】**[接][副]①〈接〉いくつかあるものとは別の一つであること。ある場合は。「黒―青で書く」「黒、白、赤―青」[類]又は・若しくは②[「あるいは〜、あるいは〜」の形で]ことがらを並べるときに使うことば。・・・とか、・・・とか。「―山、―海へと出かける」①〈副〉もしかすると。ひょっとすると。「―そうかもしれない」 **あるおんな【或る女】**[小説]一九一九年。有島武郎の長編小説。国木田独歩の前妻をモデルに、新時代に目覚めた女性の、情熱に身をほろぼすような悲劇的な恋愛[れんあい]をえがく。 **あるがまま【有るが×儘】**[名]わざと変えたりかくしたりしないで、しぜんにそうなっているとおり。「―の自分をたいせつにする」[類]ありのまま **アルカリ**[名]水にとけたときに、電離[でんり]して水酸イオン(=OH⁻)を出す化合物。たとえば水酸化ナトリウム(=NaOH)は、水にとけると NaOH→Na⁻+OH⁻のように電離してOH⁻を出し、水溶液はアルカリ性を示す。ほかに、水酸化カルシウム・水酸化バリウムなど。赤色リトマス紙を青色に変え、また、フェノールフタレイン液を赤色に変える。[類]塩基⇔酸|alkali <42> **アルカロイド**[名]植物中の、窒素[ちっそ]をふくむ塩基[えんき]性化合物。多くは毒性が強い。ニコチン・コカイン・モルヒネなど。|alkaloid **アルキメデス**[人名]前二八七―前二一二年ころ。古代ギリシャの数学者・物理学者。てこの原理や浮力に関するアルキメデスの原理を発見するなど、幾何学や力学に貢献した。|Archimedes **あるく【歩く】**[自五][造語]①足や乗り物などを使って移動する。「山道を―」「名所を―」①〈造語〉「〜(て)歩く」の形で]・・・してまわる。「食べー」「飛びー」「探し―」「売って―」▽動詞の連用形に付く。 **アルケー**[名]万物の根源。また、根拠[こんきょ]。▽古代ギリシャの自然哲学者タレスは、「万物の根源は水である」とした。|arkhe **アルコール**[名]①独特のにおいのする無色の揮発性の液体。燃料や消毒薬などに使う。エチルアルコール・メチルアルコールが代表的。「―ランプ」②酒のこと。また、酒の主成分であるエチルアルコール。|alcohol **アルコールちゅうどく【アルコール中毒】**[名]多量の酒を飲むことで起こる中毒症状。急性と慢性[まんせい]とがある。アル中。アルコール依存症。 **アルゴン**[名]非金属元素の一つ。他の元素と化合しない、無色無臭の気体。電球などの中に入れる。元素記号 Ar |Argon **あるじ【主】**[名]①主人。「一家の―」「一国一城[いちじょう]のー」②もちぬし。「宿の―」⇔客 **アルジェリア**[国名]正式国名は、アルジェリア民主人民共和国。アフリカ北西部の、地中海に面した産油国。一九六二年フランスから独立したが、現在も経済的にはフランスに大きく依存している。面積約二三八万平方㌔。首都アルジェ。主要言語、アラビア語・フランス語。 **アルゼンチン**[国名]正式国名は、アルゼンチン共和国。南アメリカ南部の、大西洋に面した国。南部にはパンパと呼ばれる草原が広がり、農牧業が盛[さか]ん。面積約二七八万平方㌔。首都ブエノスアイレス。主要言語スペイン語。 **アルツハイマーびょう【アルツハイマー病】**[名]老人性の痴呆症[ちほうしょう]の一つ。原因は不明で、記憶[きおく]力が減退し、異常な行動をするなどの病状が進行する。▽ドイツ人、アルツハイマーが報告したことから。|Alzheimer **アルト**[名]①女性の声のもっとも低い音域。また、その音域の歌手。「―歌手」|alto②管楽器で、中間の音域にあたる楽器。「―サックス」 **あるときばらい【有る時払い】**[名]期日をきめず、かねの都合[つごう]のできたときにしはらうこと。「―の催促[さいそく]なし」 **アルバイト**[名]①本来の仕事や勉学の合間[あいま]にする仕事。バイト。「―でかせぐ」②仕事。「あの人は―がない」|Arbeit **アルパカ**[名]ラクダ科の哺乳[ほにゅう]動物。アンデス地方の高地にすむ。また、その毛からつくった毛糸や織物。|alpaca **アルバム**[名]①写真や切手などをはって保存しておくための記念帳。写真帳。「卒業―」②いくつかの曲が一つのテーマにまとめて収められたレコードなど。「ニュー―」「ヒットー」|album **アルピニスト**[名]登山家。▽アルプス登山家という意味から。|alpinist **アルファ【A・a】**[名]①ギリシャ語のアルファベットの最初の字。②ものごとの最初。「―とオメガ(=最初と最後)」③プラスする未知数。「基本給プラスー」④野球で、最終回裏の攻撃をしないで勝ったり、攻撃の途中[とちゅう]で勝ちがきまったりしたときにつけるしるし。「―勝ち」▽未知数のxをαと見まちがえたことからという。現在はXを使う。|alpha **アルファせん【アルファ線・α線】**[名]放射線の一つ。ヘリウム原子核[かく](=アルファ粒子[りゅうし])の高速な流れ。ものをつきぬける力は弱く、紙などでさえぎられる。 **アルファベット**[名]きめられた順序で並べられた、ある言語の文字体系。とくに、A・B・C・・・の二六文字をいう。▽ギリシャ文字のアルファベットの初めの二字、アルファ(α)とベータ(β)から。|alphabet **アルプスさんみゃく【アルプス山脈】**[名]ヨーロッパ中南部を東西にのびる山脈。四〇〇〇㍍級の山が連なり、アルプ(=高地牧場)では、放牧がおこなわれている。 **アルプスヒマラヤぞうざんたい【アルプスヒマラヤ造山帯】**[名]世界の二大造山帯の一つ。ユーラシア大陸の南部をほぼ東西にのびる造山帯。 **あるべき【有るべき】**[文]そうでなければならない。あるはずの。「国家の―姿」→あるまじき▽文章語。 **アルペン**[名]スキー競技で、滑降[かっこう]・回転・大回転の三種目をまとめた呼び方。アルペン種目。⇔ノルディック|Alpen **アルマイト**[名]アルミニウムの表面を酸化させて膜[まく]をつくり、さびないようにしたもの。台所用品などに利用する。▽もと、商標名。 **あるまじき【有るまじき】**[文]そうあってはならない。「学生として―おこない」[類]もってのほか・言語道断[ごんごどうだん]↔あるべき▽文章語。 **アルマジロ**[名]アルマジロ科の哺乳[ほにゅう]動物。背中にこうらがある。夜行性で、木の根や小動物を食べる。ヨロイネズミ。|armadillo **アルミサッシ**[名]アルミニウム製の窓や戸。アルミサッシュ。▽aluminium sash から。 **アルミニウム**[名]金属元素の一つ。銀白色で軽く、やわらかい。加工しやすく、さびにくいので、台所用具のほか、軽合金の材料としても使われる。アルミ。アルミニューム。元素記号 Al |aluminium **あれ【荒れ】**[名]①あれて混乱すること。とくに、天候などがひどく悪くなること。「海も山も大―だ」 <43> **あれ【。彼れ】**[代名]◎自分からも相手からも遠くにあって、手の届かないものなどをさすことば。「―が北極星だ」「―はだれだろう」②自分も相手もわかっているが、遠くはなれたところにあるものごとをさすことば。「―から一年だね」③自分も相手もわかっていて、遠くにいる目下[めした]の者をさすことば。「―にやらせよう」「―にはがっかりさせられたよ」④はっきりとことばに出したくないものごとをさすことば。「きょうはーでね」▽何をさすか、考えつかない人には何のことか分からないことがある。⑤適当なことばが見つからないときに代用することば。「そんなことは―(=失礼)ですから」 **あれ**[感]おどろいたときや、疑問に思ったときなどに、思わず出ることば。「―、もうこんな時間だ」「―、おかしいな」「あれえ、たすけて」 **あれい【亜鈴・×啞鈴】**[名]うでの筋力をつけるための、短い棒の両はしに重い球をつけた体操用具。 **アレクサンドル**[人名]①一世。一七七七―一八二五年。ロシア皇帝。ナポレオンの攻撃[こうげき]をしりぞけ、キリスト教の精神にもとづく神聖同盟を提唱した。|Aleksandr I②二世。一八一八―八一年。ロシア皇帝。農奴解放令を発布するなど、自由主義的な改革をおこなった。のち弾圧[だんあつ]政治に転じたため暗殺された。|Aleksandr II③三世。一八四五―九四年。ロシア皇帝。革命運動を弾圧[だんあつ]し、フランスと同盟を結び、その資本援助を受けてシベリア鉄道を敷[し]くなど、資本主義の発展に努力した。|Aleksandr III **アレクサンドル・デュマ**[人名]↓「デュマ」 **アレクサンドロスだいおう【アレクサンドロス大王】**[人名]前三五六―前三二三年。マケドニアの王。ペルシアを討つために兵を率いて東方遠征し、ギリシャ・エジプトからインドに至る大帝国を建設して、ヘレニズム文化を築いた。アレキサンダー大王。|Alexandros **あれくるう【荒れ狂う】**[自五]おさえきれないように、ひどく暴れる。「―波風」 **アレグレット**[名]音楽の速度標語の一つ。「少し速く」という意味。アレグロとアンダンテの中間の速さ。|allegretto **アレグロ**[名]音楽の速度標語の一つ。「速く」という意味。|allegro **あれこれ【彼れ此れ】**[名][副]いろいろ。あれやこれや。「―指図する」 **あれしき**[名]たったあの程度。あれくらい。「―のことでへばるものか」▽俗語[ぞくご]的表現。 **あれしょう【荒れ性】**[名]はだのあぶらけがなくなり、かさかさになりやすい体質。「―の手」⇔脂性 **あれち【荒れ地】**[名]◎岩石などが多くあって、耕作に適さない土地。「―を切り開く」②利用されないで、うち捨てられたままになっている土地。 **アレテー**[名]古代ギリシャ哲学で、徳のこと。▽ソクラテスは「徳は知である」と主張し、プラトンは「知恵[ちえ]・勇気・節制・正義の四つが基本的な徳である」と説いた。|aretē **あれの【荒れ野】**[名]あれて、草のおいしげった野原。あらの。 **あれはてる【荒れ果てる】**[自下一]すっかりあれてしまう。「家屋敷[いえやしき]も―」「人心もー」 **あれほど【彼れ程】**[副]あんなにも、はなはだしく。あのように。「―注意しておいたのに」 **あれもよう【荒れ模様】**[名]①天候が急にひどく悪くなりそうなようす。「山は―だ」②人のきげんや、その場の状況が悪くなりそうなようす。「会議は―だ」 **あれる【荒れる】**[自下一]①おだやかでなくなる。風雨などが激しくなる。「天気が―」②状態が悪くなる。「田畑が―」③まとまりがつかないで、乱れる。「会議が―」④はだがあぶらけを失い、かさかさになること。「―止めのクリーム」 **アレルギー**[名]①あるものを食べたり、それにふれたりすると過敏に反応すること。じんましん・ぜんそく・花粉症[かふんしょう]などをひき起こす。「―体質」②特定の人物やものごとに、精神的な拒否反応をすること。「核[かく]―」|Allergie **アレンジ**[名]編曲したり、脚色[きゃくしょく]だしたりすること。アレンジメント。「ピアノ曲をジャズに―する」②手はずを整えること。配列すること。「会合を―する」|arrange **アロエ**[名]ユリ科の多年草。熱帯に産し、ぶ厚い葉からとる液は胃薬などになる。|Aloe **アロハ**[名]すそをズボンの外に出して着る、はでな花柄[はながら]などの半そで開襟[かいきん]シャツ。アロハシャツ。▽ハワイ語で、「さようなら」「こんにちは」など、あいさつのことば。|aloha **あわ【泡】**[名]①液体が空気などをふくんで、小さく丸くふくれたもの。「せっけんの―」②口のはしにでる細かいつば。「口角[こうかく]―を飛ばす」「―を吹いて倒れる」③非常にはかないもの。「せっかくの苦心も水の―」 **泡を食う** ふいをつかれて、おどろきあわてる。「泡を食ってにげだした」 **泡を吹かせる** 相手を出しぬいて、あわてさせる。「敵に―」 **あわ【×粟】**[名]イネ科の一年草。五穀の一つ。実は小つぶで黄色。米にまぜたり、もちにしたりして食べる。また、小鳥のえさ。 **あわ【安房】**[名]旧国名。今の千葉県南部。東海道の一国。房州[ぼうしゅう]。 **あわ【×阿。波】**[名]旧国名。今の徳島県。南海道の一国。阿州[あしゅう]。「―おどり」 **あわい【淡い】**[形]①色や味などがうすくて消えそうである。「―黄色」⇔濃い②気持ちがかすかである。わずかである。「―期待をいだく」「―恋心」 **あわさる【合わさる】**[自五]二つのものがぴったりくっつく。いっしょになる。 <44> **あわじ**【淡路】[図]旧国名。今の兵庫県の淡路[あわじ]島。南海道の一国。淡州[たんしゅう]。「―人形」 **あわす**【会わす/合わす/併す/遭わす】[国]↓「あわせる」 **あわせ**【×袷】[図]裏地をつけた和服。秋から春さきにかけて着る。[↔]ひとえ **あわせかがみ**【合わせ鏡】[図]自分の後ろ姿を見るために、後ろに別の鏡をかざして、前の鏡に映しだすこと。 **あわせて**【併せて】[圓]二つ以上のものをいっしょにして。それとともに。「―考える」「この点も―検討する」 **あわせる**[日]【会わせる・逢わせる】[下口]あうようにしむける。面会させる。あわす。「社長に―」「二人をー」 **あわせる**[目]【合わせる】[下]二つ以上のものをいっしょにする。一致[いっち]させる。「手を―」「力を―」「心を―」②同じにする。「話を―」③似つかわしくする。調子をととのえる。「身分に―」④まぜあわせる。「酢[す]と砂糖を―」⑤ひきあわせる。「答えを―」[▼]「あわす」とも。 **あわせる**[目]【併せる】[下]二つ以上のものを一つにする。一体にする。あわす。「二つの会社を―」 **あわせる**[回]【遭わせる】[下]よくないことに、あうようにしむける。経験させる。あわす。「ひどい目に―」「つらい目に―」 **あわただしい**【慌ただしい】[囲]急いでいたり、いそがしかったりして、落ち着かない。「―生活を送る」「慌ただしく出発する」[圏]せわしない **あわだつ**[日]【泡立つ】[国]小さいあわがたくさんできる。「シャンプーが―」 **あわだつ**[目]【×粟立つ】[国]寒さやおそろしさで、皮ふにつぶつぶができる。「肌に粟が―」 **あわび**【×鮑・×鰒】[図]ミミガイ科の巻き貝。肉は食用で美味。貝殻は螺鈿細工[らでんざいく]やボタンの材料にする。[かぞえ方]杯[はい] **鮑の片思い** 貝はふつう二枚貝なのに、アワビは見た目が一枚の貝のようであることから、二人で愛しあうのではなく、一方的に恋[こい]こがれることのたとえ。 **あわもり**【泡盛】[図]アワや米を原料とする、強い焼酎[しょうちゅう]の一種。沖縄産。 **あわや**[画]もう少しで大事になりそうだったが、ならずにすんだようす。すんでのことに。「―大事故になるところだった」「ーというところで救助された」[風]危[き]一髪[いっぱつ] **あわてふためく**【慌てふためく】[国]ひどくびっくりして、どうしていいかわからずまごまごする。「思わぬ事故で―」 **あわてもの**【慌て者】[図]そそっかしくて落ち着きのない人。 **あわてる**【慌てる】[下]ふいをつかれて、対応できず、落ち着きをなくして急ぐ。「質問されて―」「時間がおなくて―」 > つかいわけ[―]慌てる・うろたえる・とり乱す・まごつく[―]どれも、とつぜんのことに落ち着きを失うこと。「慌てる」は、すぐに対応しようとして、さわがしく動く。「隣家[りんか]の火事に慌てる」。「うろたえる」は、どうしたらいいか考えがまとまらないでうろうろする。「悪事がばれてうろたえる」。「とり乱す」は、理性を失い、はしたない行動をする。「とり乱して泣きわめく」。「まごつく」は、判断に迷い、まごまごする。「職場が変わってまごつく」。 **あわゆき**「「泡雪】[図]◎春さきに降る、解けやすい雪。②卵の白身[しろみ]でつくったふわふわした菓子[かし]。 **あわゆき**[日]【淡雪】[図]うすく降りつもった雪。 **あわよくば**[画]ふつうではとても不可能だが、ことがうまく運んだならばと欲張るようす。「―ひともうけしようと」[類]うまくいったら **あわれ**【哀れ・憐れ】[図][形動][圏]①〈名・形動〉同情したり悲しんだりする気持ち。「―をもよおす光景」「―な身の上」②しみじみと心に深く感じるおもむき。「旅の―をそそる」「ものの―を感じる」①〈感>深い悲しみや感動をあらわすことば。ああ。「―、無残な死をとげた」 > 古語≪あはれ≫もとは、しみじみとした感傷的な気持ちをもつことだった。そこから広く、ものを見て情趣[じょうしゅ]を感じ、愛情やかわいいと思う気持ちなど、いろいろな感情をあらわすようになった。強く心を打つ場合にも「あはれ」と使ったので、そこから「あっぱれ」と強い賛嘆感をあらわす形も生まれた。 **あわれっぽい**【哀れっぽい】[圏]相手にかわいそうな気持ちをおこさせる。「―話しかたをする」 **あわれむ**【哀れむ・×憐れむ】[国]気の毒がる。かわいそうに思う。「友の境遇[きょうぐう]を―」[V]同病相[あい]あわれむ **あん**[安] 安[あん]安[ぜん]安[たい]安[ちゃく]安[ぴ]安[あん]安[ぜん]安[ほ]②安[じゅう]安[しん]安[せい]安[てい]慰[い]安[あん]③安[い]安[ちょく]、④安[か]安[い]物価が安い[やすい]安値[やすね]割安[わりやす]物安[ものやす]げ **あん**[い]くんぞ 安[あ]芸[き]安[あ]宅[たか]安[あ]土[づち]安[あ]房[わ] **あん**[案] ①かんがえる。また、考え。計画。予想。「―に相違して」②もとになる考え。したがき。アイデア。「―を会議に出す」③しらせ。④つくえ。[一]「案じる」を見よ。 [アン] ①案外[あんがい]考案[こうあん]思案[しあん]提案[ていあん]②図案[ずあん]草案[そうあん]法案[ほうあん]③案内[あんない]④案下[あんか] **あん**[山]山子[かかし] <45> **あん**[暗] [暗] ①くらい。光がなくて見えない。また、黒い。[↔]明 ②かくれて見えない。ひそかに。[♪]「暗に」も見よ。「あんさつ」③おろか。④そらで覚える。 [アン] ①暗雲[あんうん]暗黒[あんこく]暗室[あんしつ]暗緑色[あんりょくしょく][↔]明 ②暗号[あんごう]暗殺[あんさつ]暗示[あんじ]暗礁[あんしょう]暗躍[あんやく]③暗愚[あんぐ]暗君[あんくん]④暗記[あんき]暗算[あんざん]暗唱[あんしょう] [日]あん[ぐらい]暗[くらい]夜道[よみち]後[うし]ろ暗[ぐら]い過去[かこ]暗闇[くらやみ] **あん**[晏] ●時刻がおそい。②やすらか。 [アン] 晏起[あんき]。②晏如[あんじょ] **あん**[行]↓「こう」 **あん**【案】[図]漢字項目を見よ。 **あん**【×庵】[図][造語]①〈造語〉』「〜庵」の形で]風流な住宅の雅号[がごう]。また、そば屋や料理屋の屋号[やごう]。①〈名〉世を捨てた人の住む、草ぶきのそまつで小さな家。いおり。「芭蕉[ばしょう]―」 **あん**【×餡】[図]マメやイモなどをにてすりつぶし、砂糖を加えてあまくしたもの。あんこ。②味つけしたしるにくず粉を加え、熱してとろみをつけたもの。とうふやうどんなどにかける。くずあん。あんかけ。③まんじゅうやもちなどの中に入れる、味つけしたひき肉や野菜など。「ギョーザのー」 **あんい**【安易】[形動]深く考えずに、たやすくことをするようす。「―な手段をとる」「問題を―に考える」[類]いいかげん・安直 **あんいつ**【安逸・安×佚】[図][形動]なにも仕事をせずに遊んで暮らしていること。「―をむさぼる」 **あんうつ**【暗×鬱】[形動]暗くうっとうしいようす。~分がしずむようす。「―な冬空」「―な気分」[圏]陰鬱[いんうつ]・憂鬱[ゆううつ] **あんうん**【暗雲】[図]①大雨が降りだしそうな黒い雲。「―垂れこめる空」②争いや事件など、ひどく悪いことが起こりそうな不穏なけはい。「将来に―がただよう」 **あんえい**【暗影・暗×翳】[図]暗いかげ。また、悪いことが起こりそうな、不安なきざし。「前途[ぜんと]に―を投げかける」 **あんか**【行火】[図]炭火を入れて手足をあたためるための土製の道具。小型の暖房[だんぼう]器具。「―こたつ」 **あんか**【安価】[形動]⊕値段が安いこと。安い値段。「―な品物」[邇]廉価[れんか][↔]高価 ②安っぽいこと。いいかげんなこと。「―な満足」「―な同情」[類]安直 **アンカー**[図]船のいかり。②リレー競技の最後の走者、または泳者。③ニュース番組などで、取材報告をまとめて報道する人。また、総合司会者。アンカーマン。[―]anchor **あんがい**【案外】[圓][形動]ふつう予想されるところとはちがって。「―知られていない事実」「やってみると―やさしい」[類]存外 > つかいわけ[↓]「意外」を見よ。 **あんかん**【安閑】[形動]のんびりとして静かなようす。「―と暮らす」「―としてはいられない」 **あんき**【安危】[図]安全か危険かということ。「国の―にかかわる大事件」 **あんき**【暗記・×諳記】[図][函]書いたものを見ないでも、そらで言えるように覚えこむこと。「名文を―する」[類]暗唱 **あんぎゃ**【行脚】[図][下][凹]⊕僧[そう]が修行[しゅぎょう]のために各地をめぐること。「―僧」②各地を旅すること。「全国―を試みる」 **あんきょ**【暗渠】[国]外から見えないように地下などにつくった水路。「―排水[はいすい]」[→]明渠[めいきょ] **あんぐ**【暗愚】[形動]おろかで道理を知らないこと。また、そういう人。[↔]賢明 **アンクタッド**[UNCTAD][図]国連貿易開発会議。一九六四年、発展途上[とじょう]国の経済開発のためにつくられた国連の常設機関。▽United Nations Conference on Trade and Development の略語。 **アングラ**[図]映画や演劇などで、とくに実験的な前衛的試運動。また、前衛的な映画や演劇。アンダーグラウンド。「―劇場」▽地下という意味。[―]under-ground から。 **あんぐり**[画]「スとぼんやりして、またあきれて、口を大きくあけているようす。 **アングル**「カメラアングル」の略。[―]angle **アングロアメリカ**[図]アメリカ合衆国とメキシコとの国境より北の地域。[→]ラテンアメリカ ▽コロンブスの新大陸発見後、おもにアングロサクソン系のイギリス人が移住したことから。[―]Anglo-America **アングロサクソン**[図]イギリス国民の大部分を占[し]める民族。五世紀ごろヨーロッパ大陸からブリテン島へわたったゲルマン民族の一部。[―]Anglo-Saxon **アンケート**[図]ある問題について、多くの人に同じ質問をして意見を調査すること。「全校生徒から―をとる」[―]enquête **あんけん**【案件】[図]会議で審議するために提出される法案。「臨時国会の重要―」②訴訟[そしょう]問題になっている事件。 **あんこ**【×餡こ】[図]「あん」のくだけた言い方。 **あんご**【安居】[図]陰暦四月一六日から三か月間、僧たちが一室にこもって修行すること。夏[げ]安居。 **あんこう**【×鮟釕】[図]アンコウ科の深海魚。からだは平たく、口が異常に大きい。冬、なべ料理などにする。「―のつるしぎり」▽すもうで、太って腹の出ている力士[りきし]を「あんこう型」という。 **あんごう**【暗号】[図]秘密が他人にもれないように、発信者と受信者だけにわかるようにとりきめた記号やそれによる通信。「―情報」 <46> **アンコール**[図]音楽会などで、予定の演奏を終えたあと、客が拍手やかけ声で再度演奏をしてほしいと願うこと。また、それにこたえて演奏をすること。[類]カーテンコール ②再上演。再放送。[▼]フランス語の、「もっと」「まだ」をあらわす語から。[―]encore **アンコールいせき**【アンコール遺跡】[図]カンボジア北西部にあるクメール族の遺跡。一二世紀前半に建てられた石造の大寺院アンコール・ワットと、九世紀の王城アンコール・トムがある。 **あんこく**【暗黒】[図][形動]⊕真っ暗であること。くらやみ。[↔]光明[こうみょう]②道徳や秩序が乱れ、犯罪などの多い状態。「―街のボス」「―時代」 **アンゴラ**[図]アンゴラウサギの一品種。白く長くやわらかい毛をもつ。アンゴラウサギ。また、その毛の織物。[―]Angora **あんさつ**【暗殺】[図]「とおもに政治のうえで対立する人物を、ひそかにねらって殺すこと。「大統領が―される」[類]やみ討ち **あんざん**【安産】[図]「苦しまないでぶじに出産すること。軽いお産。「―のお守り」[↔]難産 **あんざん**【暗算】[図][函]頭の中だけで計算すること。[↔]筆算[ひっさん] **あんざんがん**【安山岩】[図]火山岩の一種。暗い灰色でかたく、土木建築などに使う。 **アンサンブル**[図]①合奏。合唱。また、少人数の合奏団・合唱団。②生地や柄[がら]を合わせてつくった、ひとそろいの婦人服。ワンピースと上着[うわぎ]など。[―]ensemble **あんじ**【暗示】[図]「それとなく手がかりを知らせること。「未来を―する」[類]示唆[↔]明示 ②直接ことばなどによることなく、相手に無意識のうちにあることを伝え、また思いこませること。「―をかける」 **あんしつ**【暗室】[図]実験や写真現像などのために、外から光線がはいらないようにした部屋。 **アンシャンレジーム**[図]旧制度。とくに、フランス革命当時、以前の絶対君主体制をさしていった。[―]ancien régime **あんじゅう**【安住】[図][函]⊕安心して住むこと。「―の地を求める」②その状態に満足していて、変化を望まないこと。「現在の地位に―する」 **あんしゅつ**【案出】[図][函]くふうして新しいものを考えだすこと。[圏]発案・創案 **あんしょう**【暗唱・暗×誦】[図][函]なにも見ないで、記憶[きおく]した文章などを正確に言うこと。[類]暗記 **あんしょう**【暗証】[図]あらかじめ登録し、本人だけが知っている秘密の数字や記号。「―番号」 **あんしょう**【暗礁】[図]海の中にかくれていて、船の航行のじゃまになる岩。 **暗礁に乗り上げる** 思いがけない障害にあうことのたとえ。「計画が―」 **あんしょく**【暗色】[図]暗い感じのする色。[→]明色 **あんじる**【案じる】[圧□]あれこれと考える。心配する。あんずる。「一計を―」「将来を―」 **あんしん**【安心】[図][形動]「スと心配なことがないとと。気持ちが落ち着くこと。「彼にまかせておけば―だ」[圏]安堵[あんど][↔]心配 **あんしんりつめい**【安心立命】[■]くよくよしな よしなで心の平安をえること。「―の境地」▽仏教語では、「あんじんりゅうめい」と読み、信仰によって迷いを去ることをいう。 **あんず**【×杏・×杏子】[図]バラ科の落葉高木。早春に、白またはうす紅色の花を開く。実はあまずっぱく、食用や薬用。アプリコット。 **あんずる**【案ずる】[サ変]→「あんじる」 **案ずるより産むがやすし** 前もってあれこれ心配するよりも、やってみれば意外にうまくいくものだ。 **あんせい**【安静】[図][形動]病人がからだを動かさないで静かにしていること。「絶対―」 **あんせいのたいごく**【安政の大獄】[図]一八五八—五九年。大老井伊直弼[いいなおすけ]が、尊王攘夷派[そんのうじょういは]を弾圧[だんあつ]した事件。将軍の後継[あとつ]ぎや開国の問題について幕府に反対した一○○名以上がとらえられ、吉田松陰[よしだしょういん]らが処刑された。 **あんぜん**【安全】[図][形動]危なくないこと。からだやものを傷つけられたり、ぬすまれたりする心配がないこと。「家内[かない]が―をいのる」[→]危険 **あんぜん**【暗然】[形動]暗いようす。「前途[ぜんと]は―としている」②悲しみで心がふさがれるようす。「―たる面持[おもも]ち」 **あんぜんき**【安全器】[図]規定以上の電流が流れると、自動的に電流を止めて危険を防ぐ装置。安全開閉器。ブレーカー。 **あんぜんせい**【安全性】[図]危なくないこと。害がないこと。また、危なくない程度。「―を第一に考える」「―の高い機械」[↔]危険性 **あんぜんちたい**【安全地帯】[図]危険のない場所。とくに、歩行者の安全を守るために道路の中央に設けられた、車の通れない場所。 **あんぜんべん**【安全弁】[図]◎ボイラーなどの破裂[はれつ]を防ぐ装置。圧力が限度をこすと弁が開いて、中の蒸気などが出され、圧力が下がる。②危険や崩壊・破滅へなどを前もって防ぐはたらきをするものや人のたとえ。 **あんぜんほしょうじょうやく**【安全保障条約】[図]外国からの侵略[しんりゃく]に対して防衛するために、安全を保障しようとする、個別的または集団的な国際条約。安保。 **あんぜんほしょうりじかい**【安全保障理事会】[図][名]国連の主要機関の一つ。拒否権をもつアメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国の五常任理事国と、任期二年の一〇の非常任理事国とからなる。国際平和の維持[いじ]を任務とし、経済的・軍事的制裁をきめることができる。安保理事会。安保理。 **あんそく**【安息】[図][忍]心身を静かにやすめること。「―をあたえる」 <47> **あんそくび**【安息日】[図]仕事を休んで神にいのる日。キリスト教では日曜日。 **アンソロジー**[図]詩や文章などを選びあつめたもの。詞華集。「―を編む」[―]anthology **あんた**[代名]「あなた」のくだけた言い方。友達や目下[した]の者、とても親しい人に使う。 **あんだ**【安打】[図]「凶]野球で、相手のエラーなどによらず、打者が安全に塁[るい]に出られたときの打球。ヒット。 **アンダーグラウンド**[図]↓「アングラ」 **アンダーシャツ**[図]男性用の下着。はだ着。とくに、野球などのユニホームの下に着るシャツ。[―]undershirt **アンダースロー**[図]野球などで、投法の一つ。うでをかたより下にして投げる。下手[したて]投げ。アンダーハンド。[↔]オーバースロー ▽underhand throw から。 **アンダーライン**[図]横書きの文章で、重要と思われる文字の下に引く線。下線。[―]underline **あんたい**【安泰】[図][形動]世間[せけん]に不安や危険がなく、ぶじなこと。「国家の―を願う」[圏]泰平・太平 **アンタック**[UNTAC][図]国連カンボジア暫定統治機構。一九九一年に調印されたパリ和平協定にもとづき、翌年、国連の安全保障理事会が設定。九三年に総選挙で新政権が成立するまで、カンボジア行政の中核であった。▽United Nations Transitional Authority in Cambodia の略語。 **あんたん**【暗澹】[形動]⊕風景などが、暗くてすごみのあるようす。「―たる冬の日本海」②将来に希望がもてず、気持ちがしずんでいるようす。見通しが立たなくて、ゆううつだ。「―とした思い」 **アンダンテ**[図]音楽の速度標語の一つ。「歩く速さで」という意味。[―]andante **あんち**【安置】[図]「凶]神仏や遺体などをたいせつに置いておくこと。「仏像を―する」 **アンチ**[造語]「・・・に反対の」「・・・でない」などという意味をあらわす。反。アンティ。「―テーゼ」「―巨人」[―]anti- **アンチック**[図]和文[わぶん]の活字体の一つ。「アンチック」のように肉太でやわらかみのある字体。[♪]交点「表「活字の書体」 @V「アンティーク」[―]antique **アンチテーゼ**[図]最初に立てられた命題を否定する命題。反定立。また、ある主張に対立する主張。[◆]テーゼ[―]Antithese **アンチモン**[図]金属元素の一つ。銀白色でもろく、活字や半導体などに使う。有毒。アンチモニー。元素記号Sb[―]Antimon **あんちゃく**【安着】[図][凶]事故なく到着[とうちゃく]すること。「昨日―いたしました」 **あんちゃん**【兄ちゃん】[図]兄や若い男性を親しんで呼ぶことば。また、不良[ふりょう]じみた若い男。 **あんちゅうひやく**【暗中飛躍】[四][邁]ひそかに計画をめぐらして活動すること。暗躍。 **あんちゅうもさく**【暗中模索】[四][国]手がかりのない問題を解決しようとして、あれこれ試みること。▽暗やみの中で、手さぐりでものを探すことから。 **あんちょく**【安直】[形動]⊕値段が安く、たやすいようす。「―な処理法」「―な食事」[園]手軽・簡便 ②気軽で簡単にするようす。「―に相談に応じてくれる」「―な態度をとる」[圏]容易 **あんちょこ**[図]教科書などの手軽な自習書。参考書。ガイド。[圏]とらの巻[ま]き▽「あんちょく(安直)」の変化した形。 **アンチョビー**[図]カタクチイワシ科の小形の海魚。また、それを塩づけしたのち、油づけにした食品。酒のさかななどにする。[―]anchovy **アンツーカー**[図]水はけのいい、赤茶色の人工土。テニスコートや陸上競技場のトラックなどに使われる。[―]en-tout-cas **あんてい**【安定】[図]「と]激しい変化がなく、落ち着いた状態。「精神の―を保つ」[↔]動揺[どうよう]②物質や物体に変化をあたえたときに、もとの状態を保とうとする性質。 **アンティーク**[図]骨[こっ]とう品。古美術。[―]antique **あんていりくかい**【安定陸塊】[図]先カンブリア代に起きた地殼運動や造山運動のあと、現在にいたるまで激しい変動を受けていない地殻。古代陸塊。 **アンデスさんみゃく**【アンデス山脈】[図]南アメリカの太平洋岸を南北にのびる山脈。インカ文明の栄えた地で、今も多くの高山都市が発達している。 **アンテナ**[図]①電波を送りだしたり、受けたりするための装置。「衛星放送用—」②広く、情報を手に入れるための手段となるもの。「―ショップ」「―を張りめぐらす」[―]antenna **アンデパンダン**[圏]フランスの独立美術家協会。一八八四年以来、審査をしない展覧会を開く。▽「独立の」という意味から。[―]Indépendants **アンデルセン**[人名]一八〇五——七五年。デンマークの詩人・童話作家。長編小説「即興詩人」で名をあげ、「マッチ売りの少女」「絵のない絵本」「親指姫[おやゆびひめ]」など、多くのロマン主義的童話も書いた。[―]Hans Christian Andersen **あんてん**【暗転】[図]「演劇などで、幕を下ろさず舞台[ぶたい]を暗くしたまま、場面を変えること。②ものごとが悪いほうへ転じること。 **あんど**【安堵】[図][函]不安がなくなって、ほっとすること。「顔に―の色がうかぶ」[類]安心 **あんとう**【暗闘】[図]「とかげでひそかに争うこと。「水面下で―がくりかえされた」 > 「つかいわけ」→「紛争」を見よ。 **あんどうしょうえき**【安藤昌益】[人]?1一七六二年。江戸中期の医者・思想家。封建制度を批判し、神仏からもはなれて、万人が平等な社会を説いた。著書に「統道真伝」「自然真営道」など。 **あんどうのぶまさ**【安藤信正】[人]魚一八一九一八七一年。幕末の政治家。大老井伊直弼[いいなおすけ]の死後、老中[ろうじゅう]として公武合体を進めた。和宮[かずのみや]の降嫁を実現したが、尊攘[そんじょう]派に江戸城坂下門外でおそわれ、失脚[しっきゃく]した(=坂下門外の変)。 **あんどうひろしげ**【安藤広重】[入後]一七九七一八五八年。江戸後期の浮世絵師。別名、歌川[うたがわ]広重。遠近法を用いた風景画の名作を残した。「東海道五十三次」「名所江戸百景」など。 <48> **アントニム**[園]反対語。対義語。[◇]シノニム[―]antonym **アンドレ・ジード**[入名]→「ジード」 **アンドロメダ**[図]星座の一つ。冬、北の空にあらわれる。また、その中にあるうず巻き形の大星雲の名。▽ギリシャ神話の、エチオピアの王女の名から。[―]Andromeda **あんどん**【行灯】[図]昔の照明器具の一つ。木や竹のわくに紙をはった中に、油を入れた皿を置いて火をともす。「昼―(=ぼんやりした人)」[かぞえ方]張[はり] **あんな**[形動]「あのような」のくだけた言い方。相手の人物やことがらを見くだしたり軽く考えたりして、重くあつかわないときなどに使う。ああいう。「結果は―だ」「―なのによくやった」「―やつにはまかせられない」▽「のに」「ので」などは、連体形「あんなな」に付くが、名詞などは、連体形ではなく、語幹「あんな」に直接付く。そのため、形容動詞ではなく連体詞とする説もある。②[「あんなに」の形で]あれほどまでにはなはだしく。「―に大きくなった」「―にかわいい子はほかにない」 **あんない**【案内】[図]①〈名・スル〉知らない場所までの道を教えたり、ある場所を説明しながらいっしょに見てまわったりすること。「―係」「展覧会場をーする」②ものごとのなかみやようすを知らせること。てびき。ガイド。しらせ。「学校―」「―状」①〈名〉事情やようすをよく知っていること。「皆様すでにごーのとおり」 **アンナ・カレーニナ**[一]八七三―七七年。ロシア、トルストイの小説。人妻アンナの悲劇的な恋愛は「アンブル」[図]注射液などを密封[みっぷう]した、小さなガラス製の容器。[―]ampouleを通して、当時のロシア社会の現実をいろいろな角度からとらえようとした。[―]Anna Karenina **あんに**【暗に】[画]はっきりあらわさずに、それとなく知らせるようす。「―引退をほのめかす」 **アンニュイ**[図]退屈なこと。ものうい気分。[―]ennui **あんねい**【安寧】[図]世の中が平和でおだやかなこと。「社会の―を保つ」[類]安泰 **あんのじょう**【案の定】[画]あらかじめ思っていたとおり。「―おくれて来た」[圏]果たして・予想どおり **あんのん**【安穏】[図][形動]おだやかなこと。気楽なこと。「―ぶじ」「―な人生を送る」[圏]平穏[へいおん]・安楽 **あんば**【×鞍馬】[図]器械体操の用具の一つ。また、それを使う体操競技。 **あんばい**[日]【塩梅】[図]「ズとものごとのぐあい。とくに、健康状態や天候。「いい―だ」「―が悪くてねている」[圏]加減▽もと、塩と梅酢[うめず]で料理の味かげんをしたことから。 **あんばい**【×按配・×按排】[図][山]ほどよく並べたり、とり合わせたりすること。「適当に―する」 > 「つかいわけ」→「調子」を見よ。 **アンバランス**[図][形動]つりあいがとれていないこと。不つりあい。不均衡[ふきんこう]。「収支の―」[―]unbalance **あんび**【安否】[図]ぶじであるかどうかということ。「友人の―を気づかう」▽「安非」は誤り。 **アンビシャス**[形動]大きな望みをもったようす。野心的。意欲的。「ボーイズビー-(=少年よ大志をいだけ)」[―]ambitious **あんぶ**【×鞍部】[図]山の尾根で、ウマの鞍[くら]のように周囲より低くなっているところ。 **あんぷ**【暗譜】[囱]「スル楽譜を暗記すること。 **アンプ**[図]トランジスターやICなどを使って、電流や電圧を大きくする装置。増幅器。▽amplifier の略。[―]amp **アンパイア**[図]野球などで、審判[しんぱん]員。アンパイヤ。[―]umpire **あんぶん**【案分・按分】[図]割合に応じてものを分けること。「―比例(=比例配分)」 **あんぶん**【案文】[図]下書きの文章。また、案としてつくった文章。 **アンペア**[図][造語]電流量の単位。記号はA▽フランスの物理学者アンペールの名から。[―]ampere **あんぼ**【安保】[図]「日米安全保障条約」の略。 **あんぽう**【×罨法】[図][函]炎症[えんしょう]や充血[じゅうけつ]をとるために患部を冷やしたり、温めたりする療法。 **あんま**【×按摩】[図]―」からだをもんで筋肉のこりや痛みを治すこと。また、その職業の人。マッサージ。 **あんまく**【暗幕】[図]室内を暗くするために張りめぐらす黒い幕。 **あんまり**[画][形動]①〈形動〉度を過ぎてひどいようす。「そのやりかたは―だ」「―な態度」①〈副〉程度が必要以上、想像以上であるようす。「―雨が続くと困る」②[「あんまり〜ない」の形で]それほど・・・ない。たいして・・・ない。「―熱はない」「あまり」を強めた言い方。 **あんみつ**【×餡蜜】[図]アズキのあんをそえたみつ豆。 **あんみん**【安眠】[図]「ズとぐっすりと安心してねむること。「―妨害」[類]熟睡 **あんもく**【暗黙】[図]だまっていること。わかっていても外にあらわさないこと。「―の了解をえる」 **アンモナイト**[図]頭足類[とうそくるい]の化石動物。オウムガイに似る。中生代にもっとも栄え、絶滅した。アンモン貝。[―]ammonite **アンモニア**[図]窒素と水素との化合物。鼻につくにおいのする無色の気体。水にとけやすい。肥料の製造や冷却[れいきゃく]用として使われる。[―]ammonia **あんや**【暗夜・×闇夜】[図]月も星も出ない真っ暗な夜。やみ夜。 <49> **あんやく【暗躍】**[図][函]知られないところで、ひそかに活動すること。暗中飛躍。「スパイが―する」 **あんやこうろ【暗夜行路】**一九二一-三七年。志賀直哉[しがなおや]の長編小説。祖父と母との過失で生まれた主人公が、その出生の秘密になやみ、結婚生活ではまた妻の過失になやまされるが、大山[だいせん]に登り感銘を受け、すべてを許す気持ちになる。 **あんゆ【暗喩】**[国語]「いんゆ」 **あんらく【安楽】**[図][形][動]心配も苦痛もなく、おだやかで満ちたりていること。「―いす」[類]安穏[あんのん] **あんらくあんさくでん【安楽庵策伝】**[人名]一五五四—一六四二年。江戸初期の僧・文人。笑話集「醒睡笑[せいすいしょう]」の作者として知られる。また、茶道の安楽庵流の祖でもある。 **あんらくし【安楽死】**[図]助かる見こみのない病人を、苦痛の少ない方法で死にいたらせること。 **アンラッキー**[図][形][動]運の悪いこと。不運。⇔ラッキー [unlucky] **アンリ**[Henri IV]四世。一五五三―一六一〇年。フランス国王。ブルボン朝の創始者。一五九八年、信教の自由を認めたナントの勅令[ちょくれい]を出し、六二年か ら続いたユグノー戦争を終結させて、絶対王政を確立したが、旧教徒によって暗殺された。ヘンリー。-[位] **あんりゅう【暗流】**[図]表面にあらわれない水の流れ。底流。また、外にあらわれない策動。 **あんるい【暗涙】**[図]悲しいときやくやしいときに、人知れず流すなみだ。「―にむせぶ」 **あんろくざん【安禄山】**[人名]七〇三?-七五七年。中国、唐代のソグド系の胡人[こじん](=中国西方の異民族)。玄宗[げんそう]皇帝の信頼[しんらい]をえたが、楊貴妃[ようきひ]の兄で宰相[さいしょう]の楊国忠[ようこくちゅう]らと対立。七五五年に反乱を起こし(=安史の乱)、洛陽・長安[ちょうあん]などを占領し、国号を大燕[だいえん]として雄武皇帝と称[しょう]したが、息子に殺された。 **い**[以] 人・3画 全5画 以 以 以 以 ①そこをもとにして。…から。②それによって。③以上[いじょう] 以前[いぜん] 以内[いない] 以来[いらい] ②以心伝心[いしんでんしん] **い**[衣] 衣・0画 全6画 衣 衣 衣 衣 着るもの。衣食住[いしょくじゅう]、衣類[いるい]、更衣[こうい]、脱衣[だつい]、*浴衣[ゆかた] 産衣[うぶぎ] 衣紋[えもん] 狩衣[かりぎぬ] 衣被[きぬかずき] 一衣[いちえ]擦れ 衣魚[しみ] 濡れ衣[ぬれぎぬ] 単衣[ひとえ] 白衣[びゃくい] **い**[位] 人・5画 全5画 位 位 位 位 ①場所。②基準。③くらい。身分。等級。「第一―」④人に対する敬意をあらわす語。⑤数字のくらいどり。「百―の数」[イ(ヰ)]①位置[いち] 方位[ほうい]、②単位[たんい] 本位[ほんい]、③位階[いかい] 王位[おうい]、従三位[じゅさんみ] 順位[じゅんい] 地位[ちい] 各位[かくい]、三位一体[さんみいったい] ④気位[きぐらい]が高い 位[くらい]する **い**[囲](圍) □・4画 全7画 囲 囲 囲 囲 ①とりまく。②かこんでいるあたり。まわり。③囲碁[いご] 範囲[はんい] 包囲[ほうい] ②胸囲[きょうい]、周囲[しゅうい] かこむ・かこう 取り囲む[とりかこむ] 囲み[かこみ]記事[きじ] 塀[へい]で囲い[かこい] 板囲い[いたがこい] **い**[医](醫) 医・5画 全7画 医 医 医 医 ①病気を治すこと。「―を業とする」②病気を治す人。①医院[いいん] 医学[いがく] 医者[いしゃ] 医療[いりょう] ②外科医[げかい] 校医[こうい] 獣医[じゅうい] 女医[じょい] 名医[めいい] ③医は仁術[じんじゅつ]なり 医療[いりょう]はかねもうけではなく、人を温かい心で救うものだ。 **い**[委] 女・5画 全8画 委 委 委 委 ①人にまかせる。②くわしい。③「委員会」の略。①委員[いいん] 委託[いたく] 委任[いにん] ②委曲[いきょく] 委細[いさい] ③教委[きょうい] 公取委[こうとりい] 委[くわ]しい 委[ゆだ]ねる **い**[胃] 月・5画 全9画 胃 胃 胃 胃 食道と小腸のあいだにある消化器官。いぶくろ。▷図「ないぞう(内臓)」[イ]胃液[いえき] 胃炎[いえん] 胃酸[いさん] 胃腸[いちょう] **い**[異] 田・6画 全11画 異 異 異 異 ①ほかとちがう。べつの。よその。とくに、ちがう考えや意見。「―をさしはさむ」「―を唱える」[同]②ふつうでない。ふしぎな。また、すぐれている。「異[い]な」も見よ。③正当でない。①異議[いぎ] 異口同音[いくどうおん] 異国[いこく] 異質[いしつ] 差異[さい] ②異才[いさい] 異色[いしょく] 怪異[かいい] 奇異[きい] ③異学[いがく] 異端[いたん] 意見を異[こと]にする 異なる[ことなる]立場[たちば] <50> 異とするに足りない とくに変わったこと、おどろくようなことではない。 **異を立てる** ちがう考えをうち出す。「定説に―」 **い**[移] 禾・6画 全11画 移 移 移 移 ◎場所・位置が変わる。②時間・状態が変わる。①移住[いじゅう] 移籍[いせき] 移転[いてん] 移動[いどう] 移民[いみん] 転移[てんい] ②移行[いこう] 推移[すいい]、変移[へんい] うつる・うつす 飛び移る[とびうつる]・移り香[うつりが]が/住まいを移す[うつす] **い**[意] 心・9画 全13画 意 意 意 意 ◎心に思うこと。かんがえ。きもち。「感謝の―を表[ひょう]する」「―のままにふるまう」→知[ち]・情[じょう] ②わけ。意味。内容。「⇨読書百遍[どくしょひゃっぺん]―おのずから通ず」①意見[いけん] 意志[いし] 決意[けつい]、注意[ちゅうい]、生意気[なまいき] ②意義[いぎ] 大意[たいい]、同意語[どういご]、反意語[はんいご] *意気地[いくじ]・意固地[いこじ] **意に介[かい]さない** 気にしない。「細かいことはー」 **意に適[かな]う** 希望に合って満足する。 **意に染まない** 考えと合わず、気に入らない。 **意に満たない** 満足できない。気に入らない。 **意を汲む** 相手の言いたいことを察する。 **意を強くする** はげまされて自信をもつ。「味方を得てー」 **い**[遺] ・12画 全15画 遺 遺 遺 遺 ①あとに残す。②わすれる。そのままにする。③もらす。もれる。「遣(=つかわす)」は別字。[イ・ユイ]①遺言[ゆいごん] ②遺言[いごん](法律用語) 遺産[いさん] 遺書[いしょ] 遺族[いぞく] 遺伝[いでん] ②遺棄[いき] 遺失物[いしつぶつ]。③遺尿[いにょう] 遺漏[いろう] 拾遺[しゅうい] 補遺[ほい] **い**[依] イ・6画 全8画 依 依 依 依 ◎よりかかる。たよる。②もとのまま。③よりどころとする。①依存[いそん] 依頼[いらい] ②依然[いぜん] ③依願[いがん] 依拠[いきょ] ◎依怙贔屓[えこひいき] 帰依[きえ] 依[よ]る 依怙地[いこじ] **い**[威] 女・6画 全9画 威 威 威 威 ①おどす。おそれさせる。「とらの―を借るきつね」②おごそかで、いかめしい。③勢いの盛[さか]んな。①威圧[いあつ] 威嚇[いかく] 威力[いりょく] 脅威[きょうい] ②威厳[いげん] 威容[いよう] 権威[けんい] ③威勢[いせい] 猛威[もうい] 威[おど]す **い**[為](爲) ・5画 為 為 為 為 ◎する。わざわざおこなう。②役に立つ。①為政[いせい] 行為[こうい]、作為[さくい]、②有為[うい]、無為[むい] 為[た]め 為[な]す 以為[おもえ]らく *為替[かわせ] 為体[ていたらく] 為人[ひと]ごと **い**[尉] 寸・8画 全11画 尉 尉 尉 尉 軍隊や自衛隊の、将校の階級の一つ。▽火のしで布を上からおさえのばす意味。[イ]尉官[いかん] 大尉[たいい] 遠山左衛門尉[とおやまさえもんのじょう] **い**[慰] 心・11画 全15画 慰 慰 慰 慰 いたわって人の心を安らかにさせる。▽心をおさえのばして落ち着かせる意味。[イ]慰安[いあん] 慰謝料[いしゃりょう] 慰問[いもん] 慰労[いろう] 弔慰[ちょうい] なぐさめる・なぐさむ 友を慰める[なぐさめる]/心が慰む[なぐさむ] 手慰み[てなぐさみ] **い**[偉] イ・10画 全12画 偉 偉 偉 偉 すぐれている。堂々としてりっぱである。[イ]偉業[いぎょう] 偉丈夫[いじょうふ] 偉人[いじん] 偉大[いだい] えらい偉[えら]い人物[じんぶつ] 偉物[えらぶつ] 偉[えら]ぶる **い**[違] ・10画 全13画 違 違 違 違 ◎くいちがう。②したがわない。そむく。①違和感[いわかん] 相違[そうい] ②違憲[いけん] 違反[いはん] ちがう・ちがえる 話が違う[ちがう]/取り違える[とりちがえる] 違[たが]える 方違え[かたたがえ] 仲違い[なかたがい] **い**[緯] 糸・10画 全16画 緯 緯 緯 緯 ①織物の横糸。ぬき。⇔経[たていと] ②地球表面の南北の位置を表示するための線。⇔経[けい]①経緯[けいい] ②緯度[いど] 南緯[なんい] 北緯[ほくい] 経緯[いきさつ] **い**[維] 糸・8画 全14画 維 維 維 維 ●細いすじ。つな。②つなぎとめる。ささえる。③発語のことば。これ。[圏]惟[い]。②繊維[せんい] ②維持[いじ] ③維新[いしん](=「維[こ]れ新たなり」という意味) 維納[ウィーン] 維摩経[ゆいまきょう] **い**[伊] イ・4画 全6画 伊 伊 伊 伊 ①これ。この。かれ。かの。②「伊太利[イタリア]」の略。[イ]②日独伊三国同盟[にちどくいさんごくどうめい] 伊[い] <51> **い**[惟] [・8画] [全11画] 惟[い]惟[い]惟[い]惟[い] ①よく考える。おもう。②ただ。唯[ただ]③発語のことば。これ。[↔]維 [イ・ユイ] 思惟[しい]●惟神[かんながら] **い**[易]↓「えき」 **い**【井】[図]「井戸」の古い言い方。 **井の中の蛙[かわず]大海を知らず** 世間[せけん]だ知らずのたとえ。 **い**【医/胃/異/意/威】[図]↓漢字項目を見よ。 **い**【×亥】[図]◎十二支の第一二番目。イノシシ。②昔の方角の呼び名で、北北西。③昔の時刻の呼び名で、今の午後一○時ごろ。また、その前後二時間。「―の刻[こく]」 **いあい**【遺愛】[図]死んだ人が生前いつもたいせつにしていたもの。「師の―の品」 **いあいぬき**【居合い抜き】[図][片]ひざをついて、刀をぬいた瞬間に相手をきるわざ。 **いあつ**【威圧】[図]「強い威力でおどし、相手をおさえつけること。「―感」 **いアトニー**【胃アトニー】[図]胃壁[いえき]の筋肉がゆるんで、消化運動がおとろえている状態。 **いあわせる**【居合わせる】[下□]たまたまそのとき、同時にそこにいる。いあわす。「その場に―」 **いあん**【慰安】[図]「ス」なぐさめて、気持ちを安らかにすること。「―旅行」[團]慰労 **いい**【飯】[図]「めし」の古い言い方。「強[こわ]ー」 **いい**【好い・善い・良い】[圏]◎「よい」のくだけた言い方。「それが―」「―声で歌う」[→]悪い[わるい]②[「いい〜」の形で]逆説的に使って、「ひどい・・・」などという意味をあらわす。「―迷惑だ」「―かっこうだ」「―ざまだ」[▼]終止形と連体形しかない。 **好い面[つら]の皮** ざまを見ろという気持ちで、あざけって言うことば。「あんな目にあいやがってーだ」②面目[めんぼく]まるつぶれだ、と自分自身をあざけることば。「持ちにげされるなんてーだよ」 **好い目が出る** 幸運にめぐまれる。「晩年にやっと―」▽「目」は、さいころの目のこと。 **いい**【×謂い】[図]わけ。意味。いわれ。「幸福とは満足の―にほかならない」「何の―ぞや」▽文章語。 **いいあう**【言い合う】[国]たがいにあれこれ言う。「言いたいことを―」「子供のことでー」 **いいあてる**【言い当てる】[下□]おしはかって正しい答えを言う。 **いいあらそう**【言い争う】[国]口論する。口げんかをする。 **いいあらわす**【言い表す】[国]ことばで表現する。 **いいあわせる**(言い合わせる】[下□]前もって話しあって約束する。[圏]申し合わせる **イーイーカメラ**【EEカメラ】[図]自動的に露出[ろしゅつ]計がはたらくようにつくられたカメラ。▽electric eye camera の略語。 **イーイーシー**[EEC][図]ヨーロッパ経済共同体。一九五八年に発足、六七年にECに統合された。▽European Economic Community の略語。 **いいえ**[圏]相手の言ったことをうち消したり、相手の意見に反対したりするときに使うことば。「―、わたしではありません」「―、そうは思いません」[類]いや[☆]はい▽「いや」よりもていねいな言い方。また、「行かないのですか?」という否定形の質問に対し、「行く場合、日本語では「いいえ、行きます」と答えるが、英語では「Yes, I go.」と答えるので要注意。 **いいえて(言い得て)妙[みょう]** ↓「いう」 **いいおく**【言い置く】[国]言いのこしておく。「あとのことを言い置いて出る」 **いいおくる**【言い送る】[国]●手紙などで直接言ってやる。②次々と仲間などに言いつたえる。 **いいおそうぎ**【飯尾宗祇】[人]後一四二二一一五〇二年。室町[むろまち]後期の連歌師。東山[ひがしやま]文化の代表者として正風[しょうふう]連歌を普及[ふきゅう]・大成させた。「いのおそうぎ」とも。「新撰[しんせん]핬菟玖波[つくば]《集」「竹林抄[ちくりんしょう]」など。 **いいおとす**【言い落とす】[国]うっかりして、言うべきことの一部を言いわすれる。 **いいかえす**【言い返す】[国]注意されたりからかわれたりしたとき、ことばでやりかえす。口ごたえする。「負けずにー」 **いいかえる**【言い換える】[下□]意味を変えないで、別の言いかたに直す。ほかのことばで表現する。「難解なことばをやさしくー」 **いいかお**【好い顔】●整った顔。②顔がきくこと。「町では―だ」③きげんのいい顔つき・表情。すました顔。「―をしない」「―見せてよ」 **いいがかり**【言い掛かり】[図]根拠[こんきょ]のないことを言ってきっかけをつくり、相手をおどしたり、難題をもちだしたりすること。「―をつける」 **いいかげん**【好い加減】[図][形動]画①〈名・形動〉ほどよいようす。適度。「冗談[じょうだん]もーにしろ」②無責任であるようす。おおざっぱ。「―な返事」「―に並べる」①〈副〉だいぶ。かなり。「―くたびれた」「―いやになる」▽同じことが続いてうんざりしたときに使うことが多い。 **いいかねる**【言い兼ねる】[下]言いたくても言えないでいる。「今はなんともー」 **いいかわす**【言い交わす】[国]◎ことばをやりとりする。たがいに話す。「冗談[じょうだん]を―」「あいさつを―」②男女が直接結婚を約束する。「少年のころから言い交わした仲」 **いいきかせる**【言い聞かせる】[下二]教えさとすように話す。説明してやる。「かんでふくめるように―」 **いいき**【《好い気】[形動]①自分一人で得意になり、うぬぼれているようす。「つい―になる」@自分一人で満足し、のんきなようす。「人にめいわくかけておいて―なもんだ」 <52> **いいきみ**【好い気味】[圏]にくらしい相手の不幸や失敗を喜んで、胸がすっとする気分。「あいつが負けてーだ」 **いいきる**【言い切る】[国]きっぱりと言う。断言する。「まちがいないと―」②言いおわる。話や文を終わる。「言い切らないうちに」「終止形は―形」 **いいぐさ**【言い種・言い草】[図]①ものの言いかた。言った内容。「―が気にくわない」▽相手の言うことをとがめる気持ちで使う。②きまって出ることば。「いつもの―」[類]口癖[くちぐせ] **いいくらす**【言い暮らす】[国]そのことばかり毎日くりかえし言って過ごす。また、一日じゅう同じことばかり言う。 **いいくるめる**【言いくるめる】[下口]さきでうまくごまかして、自分の言うことを信じさせる。「ことばたくみに―」「黒を白と―」 **いいこ(好い子)になる** 自分だけよく思われるように、うまくたちまわる。 **いいこめる**【言い込める・言い×籠める】[下]言いあらそって、相手をやりこめる。 **いいさす**【言いさす】[国]話を途中でやめる。言いかけてやめる。 **いいざま**【言い様】[図]ものの言いよう。言いかた。「その―はなんだ」 **イーシーエスシー**[ECSC][図]ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体。一九五二年、石炭と鉄鋼の共同管理のために結成された国際機関。六七年、ECに統合された。▽European Coal and Steel Community の略語。 **イージーオーダー**[図]洋服の仕立てかたで、きめられた型や布の中から選んで注文し、仮縫いしないで仕上げる方法。▽easy と order から。[和] **イージーゴーイング**[形動]ものごとをいいかげんにするようす。安易[あんい]な。のんきな。[―]easygoing **いいしぶる**【言い渋る】[国]言いにくそうにする。言いたがらない。「わけを―」 **いいしれぬ**【言い知れぬ】言うに言われない。ことばであらわせない。いいしれない。「―不安」 **イースター**[図]キリストの復活を祝う祭り。春分のあとの満月の次の日曜日におこなう。復活祭。「―パレード」[―]Easter **いいすてる**【言い捨てる】[下]言いたいことだけを言いっぱなしにする。むぞうさに言う。 **イースト**[図]パンをふくらませるために使う酵母菌[こうぼきん]。パンだね。[―]yeast **イーゼル**[図]絵をかくときに、キャンバスや画板を立てかける台。画架。[―]easel **いいせん**【好い線】①ものごとの程度・段階・方向、また相手から受ける印象などが、こちらの期待にかなうこと。「―いってる」②ぎりぎりの限度。「値引きといっても二割が―だ」 **いいそこなう**【言い損なう】[国]⊕いいまちがえる。「せりふを―」②言うべきことを言わないでしまう。「お礼を―」[圏]言いそびれる **いいそびれる**【言いそびれる】[下]言おうと思いながら言いだす機会をなくす。「うそだったと、つい―」 **いいだくだく**【唯唯諾諾】[圓][国]自分の考えをもたず、なんでも人の言うことに「はいはい」と従ってししまうようす。「―として命令に従う」▽「唯」「諾」はともに、「はい」という答え。文章語。 **いいだこ**【飯×蛸】[図]マダコ科の小さなタコ。食用。▽腹にめしつぶ状の卵をもつところから。 **いいだしっぺ**【言い出しっ×屁】[図]最初に言いだした人。また、最初に言いだした人が、まずそれをする人だということ。いいだしぺ。「―のきみがやれ」▽最初にくさいと言った人が、じつはおならをした本人であることからという。 **いいだす**【言い出す】[国]言いはじめる。ことばとして出しはじめる。「おかしなことを―」②さきに言う。「言い出したものがやる」 **いいだだこつ**【飯田蛇笏】[人]一八八五一一九六二年。大正・昭和期の俳人。山梨県生まれ。本名は武治。別号、山廬[さんろ]。高浜虚子に師事し、雑誌「ホトトギス」の中心となって活躍[かつやく]した。句集「山廬集」「霊芝[れいし]」など。 **いいたてる**【言い立てる】[下□]◎とりたてて強く言う。「人のまちがいを―」②数えあげて言う。「一つ一つ理由を―」 **いいちがい**【言い違い】[図]いいあやまり。いいそこない。いいちがえ。 **いいつかる**【言い付かる】[国]目上の人から言いつけられる。命令される。 **いいつぐ**【言い継ぐ】[国]ことばを続ける。いいつたえる。伝言する。 **いいつくす**【言い尽くす】[国]言うべきことを全部残らず言う。存分に言う。「ことばに言い尽くせない喜び」 **いいつくろう**【言い繕う】[国]あやまちなどを、うまくごまかして言って目立たなくする。「その場を―」 **いいつけ**【言い付け】[図]目上の人からの命令。[→]命令 **いいつける**【言い付ける】[下]命令する。②告げ口をする。「先生に―」③ロ[くち]ぐせのように言う。いいなれる。 <53> **いいとおす**【言い通す】[国]自分の考えをおし通す。「いやだとー」 **いいつたえ**【言い伝え】[図]⊕昔から語りつがれてきた話。伝説。②ことづて。伝言。 **いいつのる**【言い募る】[国]勢いに乗ってますます激しく言う。「興奮して―」 **いいとし**【好い年】◎生活してきて世の中の分別[ふんべつ]のつく年齢。「―をしてみっともない」②相当の年齢。年をとっていること。「若く見えるが、彼女ももう―だ」 **いいなおすけ**【井伊直弼】[人]圏一八一五一六〇年。江戸末期の幕府大老[たいろう]。開国を進め、一四代将軍に徳川家茂[いえもち]を定めたうえ、安政の大獄[あんせいのたいごく]で、反対派を徹底[てってい]して弾圧[だんあつ]したため、水戸浪士[ろうし]らに暗殺された(=桜田門外の変)。 **いいなか**【“好い仲】愛しあっている男女の親しい関係。好いたどうし。「―になる」 **いいなずけ**【許嫁・〝許〝婚】[図]婚約者。フィアンセ。▽もと、幼いときから両方の親どうしがきめた婚約者をいう。 **いいならわす**【言い習わす】[国]口ぐせのように言う。また、昔から言いつたえる。「世間[せけん]で―」 **いいなり**【言いなり】[図]自分の意志をもたないで、人の言うことにそのまま従うこと。いうなり。いうがまま。「他人の―になる」「―放題[ほうだい]」 **いいぬける**【言い抜ける】[下]」うまく言いのがれる。「ことばたくみに―」 **いいね**【言い値】[図]売り手がつけた値段。「―で買う」[↔]付け値 **いいのがれる**【言い逃れる】[下□]うまく言いわけをして、とがめを受けないようにする。「質問をどうにか―」[類]言い抜ける **いいのこす**【言い残す】[国]◎言いたいことを、全部は言わないで残す。「あわてていて言い残したこと」②別れるときや死ぬときに、あとのために言っておく。「なにも―ことはない」 **いいはなつ**【言い放つ】[国]きっぱりと断言する。「絶対に勝つと―」 **いいはる**【言い張る】[国]言いたいことをあくまで言う。 **イーピー**[EP][図]一分間に四五回転するレコード。EP盤[ばん]。中心に大きな穴があいているので「ドーナツ盤」とも。▽extended playing の略語。 **いいひと**【好い人】好きな人。こいびと。「わたしのー」 **いいひらき**【言い開き】[図]誤解などを解くための弁解。いいわけ。[類]申し開き **いいふくめる**【言い含める】[下]よくわかるように言ってきかせる。「あきらめるようにー」 **いいふらす**【言い触らす】[国]多くの人々に言ってまわる。悪いうわさなどを言いひろめる。「デマを―」 **いいふるす**【言い古す】[国]何度もくりかえし言われてきたので、古びてめずらしくなくなる。「言い古されたしゃれ」 **いいぶん**【言い分】[図]対立する話しあいの中での主張。「人の―を聞く」▽「いいわけ」と読まれないためには「言いぶん」と書く。 **イーブン**[図]スポーツ競技で、同点であること。ひきわけ。互角。「―パー」[―]even **いいまかす**【言い負かす】[国]議論して相手をまかす。[邇]言い伏せる **いいまくる**【言い×捲る】[国]盛[さか]んに言いたてる。まくしたてる。 **いいまわし**【言い回し】[図]言いあらわしかた。ことばの使いかた。「わかりやすい―にかえる」 **いいもらす**【言い漏らす】[国]うっかりして、伝えるべきことの一部を言いわすれる。[邇]言い落とす ②秘密や言ってはならないことなどを話してしまう。 **いいやる**【言い遣る】[国]手紙や使いを先方へ出して伝える。 **イーユー**[EU][図]↓「イーシー」 **いいよう**【言い様】[図]言いあらわしかた。いいかた。「ほかに―がない」 **いいよどむ**【言い×淀む】[国]言おうとしてためらう。すらすらと言えない。 **いいよる**【言い寄る】[国]近づいて話しかける。とくに、求愛する。「若いころは―男が多かった」 **いいわけ**【言い訳】[図][下]忍自分の失敗について、やむをえなかった事情などを釈明、して正当化すること。「―がたつ」[圏]申し訳・釈明、弁解 > 「つかいわけ」→「申し開き」を見よ。 **いいわたす**【言い渡す】[国]決定したことを言いつたえる。宣告する。「判決を―」 **いいん**【医院】[図]病院より規模が小さく、医者が個人的に経営している診療[しんりょう]所。「内科―」 **いいん**【委員】[図]選ばれてその団体の特定の仕事にあたる人。「学級―」「大会実行―」 **いう**【言う・×云う】[国]◎◎心に思うことを、声でことばとしてあらわす。「考えを―」「厳しく―」「―までもない」「―に言われぬ苦労があった」[↔]聞く ②音を立てる。「ゆかがみしみし―」▽擬音語に付く。①〈補助〉[「〜という」の形で]名づける。世間[せけん]で呼ぶ。「釣[つ]りと―釣りはすべてやった」「おまえと―やつは」「修行」と―ものはつらいものだ」②[「ああいう」「そういう」などの形で]・・・のようすであることをあらわす。「どう―人」「こうーことか」「ゆう」と発音されるが、かなづかいは「いう」。 **言い得て妙[みょう]** じつにうまく言ったものだ。 **言うに事を欠いて** そんな表現をすべきではないのに。 **言うは易[やす]く行うは難[かた]し** 口で言うのは簡単だが、実行するのはむずかしいということ。 **言わぬが花** あえてはっきり言わないところに、かえって価値や味などがあるものだ。また、言わないほうが無難だという意味にも。 **言わん方なし** なんとも言いようがない。表現できない。「その美しさ―」▽文章語。 **言いたいこと**。何が言いたいか。言わんとする事。「―がわからない」▽文章語。 **いうなれば**【言うなれば】ことばにして言ってみるなら。いわば。言うならば <54> **いえ**【家】[図]人が住むための建物。家屋。うち。わがや。[かぞえ方]軒[けん]・戸[こ]・棟[むね]②家庭。家族。「―をもつ」「―を飛びでる」③家系。「―をつぐ」「名門のー」 **いえ**【家】[雁][園]一九一○年。島崎藤村[とうそん]の長編小説。二つの旧家の没落の歴史を克明にたどったもので、「家」にもてあそばれる人々の悲劇を客観的に見すえる。「春」に続く自伝的作品。 **いえい**【遺詠】[図]なくなった人が残した未発表の詩歌[しいか]。また、辞世[じせい]の詩歌。 **いえい**【遺影】[図]死んだ人が、まだ生きていたときの姿をうつした肖像[しょうぞう]写真や肖像画。 **イェーツ**[人名]一八六五—一九三九年。アイルランドの詩人・劇作家。神秘的な叙情詩にすぐれ、現代詩への道を開いた。イエイツ。詩集「アシーンの放浪[ほうろう]」「塔[とう]」など。[―]William Butler Yeats **いえき**【胃液】[図]胃から分泌される酸性の消化液。たんぱく質の分解酵素[こうそ]ペプシンをふくむ。 **いえじ**【家路】[図]自分の家へ帰る道。「―を急ぐ」 **イエス**[圏][図]肯定[こうてい]をあらわすことば。はい。「―かノーか」[↔]ノー[―]Yes **イエス・キリスト**[名]キリスト教の開祖。紀元前四年ごろ、ヨセフとマリアの子としてイスラエルに生まれ、人々に愛を説いたが、反対者のために十字架[じゅうじか]にかけられた。神と人間の仲立ちとされる。▽「キリスト」は救世主という意味。[―]Jesus Christ **イエズスかい**【イエズス会】[図]一五三四年、プロテスタントに対抗するため、スペイン人のイグナティウス・デ・ロヨラを中心に設立したカトリック修道会。来日したフランシスコ・ザビエルたちも所属していた。ヤソ会。 **イエスマン**[図]他人、とくに権力者などの言いなりになる人。[―]yes man **いえつき**【家付き】[図]①その家にもとから住みついていること。「―娘[むすめ]」②家がいっしょについていること。「―の土地」 **いえで**【家出】[園]「自分の家をひそかにはなれたきり帰らないこと。「―人の捜索」「―少年」 **いえども**【×雖も】[國][接助][「〜といえども」の形で]・・・ではあるが。・・・といっても。逆接の確定条件をあらわす。「春と―朝夕は寒い」「当たらずと―遠からず」②たとえ…でも。逆接の仮定条件をあらわす。「親と―そこまではしてくれない」「千万人と―われ行かん」[▼]漢文の訓読法から。 **イエロー**[図]黄色。▽注意の意味で使うことも多い。「ーカード(=サッカーなどで、反則した選手に対して、審判[しんぱん]の示す警告カード)」@黄色人種。[―]yellow **いえん**【以遠】[造語][「〜以遠」の形で]そこをふくめて、そこより遠いさきの場所。「神戸[こうべ]―」 **いえん**【胃炎】[図]胃の粘膜が炎症を起こす病気。胃カタル。「神経性―」「急性―」 **いおう**【硫黄】[図]非金属元素の一つ。青いほのおを出して燃える黄色い結晶。硫酸[りゅうさん]・火薬・医薬品の原料。元素記号S▽常用漢字表付表の語。 **いえなみ**【家並み】[図]◎家がたち並んでいること。「やなみ」とも。「古い―が続く」②家ごと。のきなみ。「――に被害が出た」 **いえのころうどう**【家の子郎党】[図]武家社会で、主従の関係にある一族と子分。「―が勢ぞろいする」 **いえがら**【家柄】[図]●昔から続いてきている、その家の社会的地位。家の格式。「―のよさ」②名家。「―の出」 **いえもと**【家元】[図]生け花や茶道[さどう]、その他の芸道で、流派の本家として技芸を伝える地位。また、その地位にある人。[圏]宗家[そうけ], **いえやしき**【家屋敷】[図]財産としての家とその敷地。「―が人手[ひとで]ごとにわたる」 **いえる**【癒える】[下□]病気や悲しみなどが治る。「心の傷が―」 > つかいわけ[―]なおる・いえる[―]「なおる」は、古語「なほ(=まっすぐ・平凡[へいぼん]・日常的)」ということばからできたことば。だから本来は病気やけがが、「日常的なふつうの状態になる」という意味だった。「いえる」は、「いや(=いよいよ豊か)」ということばからできたので、傷などが「すっかり快復して元気になる」ということだった。今は二つの意味が近づき、「いえる」は古めかしい言い方になった。 **いえのころうとう**[図]政財界などで、ある有力者の部下や配下にある者をたとえてもいう。いえのころうどう。 **イオン**[図]電気を帯びた原子、または原子の集まり。陽イオンと陰[いん]イオンとがある。たとえば、水酸化ナトリウム(NaOH)は、水の中では陽イオン(Na+)と陰イオン(OH-)に分かれる。[―]Ion **いおんびん**【イ音便】[関][園]音便の一つ。動詞連用形や形容詞の連体形に「き」「ぎ」の音があるとき、発音をなめらかにするために、それらが「い」に変化する現象。「咲ききて」が「咲いて」、「高き」が「高い」となるなど。ほかに、ウ音便・促音便・撥[はつ]音便がある。 **いか**【以下】[図][圈]語①〈名〉そこからあと。「―省略」[↔]以上 ①〈造語〉[「~以下」の形で]数量や程度が、それと同じか、それより下であること。また、それよりおとっていることをあらわす。「六歳[さい]ーは無料」「村長―の出むかえ」[圏]以内[↔]以上▽「一万円以下」は一万円をふくむが、「一万円未満」は一万円をふくまない。また、数量以外の場合はそれをふくまないことがある。「中学生―の読解力」 **いか**【烏賊】[図]海にすむ軟体[なんたい]動物。足は一〇本。腹部に墨[すみ]ぶくろがあり、敵にあうと墨を出す。食用。[かぞえ方]杯[はい]・匹[ひき] **いが**【×毬】[図]クリなどの実を包む、とげのついた外側の皮。 <55> **いが**【×伊賀】[図]旧国名。今の三重県西部。東海道の一国。賀州[がしゅう]。伊州[いしゅう]。「――者[もの]」 **いかい**【位階】[図]くらい。功績のあった者にあたえられる。「―勲等[くんとう]」▽現在は、故人にあたえられる。 **いかい**【遺戒・遺×誡】[図]故人の残した、いましめのことば。「ゆいかい」とも。[圏]遺訓 **いがい**【以外】[遷][語][「〜以外」の形で]・・・を除いたほかのもの。「関係者―立ち入り禁止」 **いがい**【意外】[形動]考えていたことと、まったくちがうようす。「―な結果」「―にたいへんだ」[圏]思いのほか > つかいわけ[―]案外・意外・心外・望外[―]「案外」は、予想していたのと程度がちがうようす。「交通費は案外安かった」。「意外」は、まったく予想しなかったようすで、おどろきの気配がある。「事件は意外な方向に展開した」。「心外」は、予想外の不当な評価・出来事を不愉快[ふゆかい]に思う。「心外な非難」。「望外」は、望んでもいなかったよいこと。過去にだけ使う。「こんな幸せをえて望外の喜びだ」。 **いがい**【遺骸】[図]なくなった人のからだ。「―をほうむる」[類]遺体・なきがら **いかいよう**【胃潰×瘍】[図]胃の内側のかべが炎症[えんしょう]を起こしてただれる病気。 **いかが**【《如何】[圓][形動]①ようすや方法などをたずねることば。どのよう。どんなぐあい。「ごきげんーですか」「―いたしましょうか」②相手の気持ちをたずねながら、すすめることば。「もう一ぱいー」「少し休養なさったら―ですか」①〈感〉なるほど。いかにも。古い言い方。「―、もっともだ」「―さよう」 **いかがわしい**【如“何わしい】[囲]ほんとうかどううか疑いがもたれる。信用できない。「―宝石をつかまされる」②道徳上や風紀上、よくなくておおっぴらにできない。「―場所に出入りする」怪[あ]しい[▼]古語「いかがは」(=そんなことありえない、の意味)の形容詞化。 **いかく**【威嚇】[図]「こちら側の力のすごさを示して、相手側をおどしつけること。「―射擊」 **いがく**【医学】[図]病気の原因・治療法・予防法を研究する学問。 **いかくちょう**【胃拡張】[図]胃が異常に広がってもとにもどらず、消化機能が低下する病気。 **いがぐり**【×毬栗】[図]⊕いがに包まれたままのクリの実。②髪[かみ]の毛を短く丸がりにした男の子の頭。いがぐり頭。「―坊主[ぼうず]」 **いかさま**【〝如“何様】[図][圏]①〈名〉いかにもほんものらしく見せかけること。いんちき。また、ほんものらしく見せかけたもの。「―師」 **いかす**【生かす・『活かす】[国]生きつづけさせる。死なないようにする。「もっと生かしておきたかった」「―も殺すもご自由に」[↔]殺す ②よさをひき出す。役立てる。活用する。「味を―」「長所を―」 **いかす**[国]なかなかいい。魅力[みりょく]的だ。俗[ぞく]な言い方。「ちょっと―男」 **いかすい**【胃下垂】[図]胃が異常に垂れさがって重苦しく感じる病気。 **いかずち**【《雷】[図]「かみなり」の古語。 **いかだ**【×筏】[図]木材を並べてつなぎ、水にうかべたもの。材木の運搬[うんぱん]や乗り物として使う。「―流し」 **いがた**【鋳型】[図]鋳物[いもの]をつくるのに使う、とかした金属を流しこむ型。▽「鋳形」は誤り。 **鋳型にはめる** 人の性格や行動などを、むりやり同じタイプにはめこんでしまう。「―ような教育」 **いカタル**【胃カタル】[囵]「胃炎」の別名。 **いかつい**【厳つい】[圏]ごつごつしていて頑丈[がんじょう]である。「―肩[かた]」 **いかなる**【《如“何なる】[連体]どんな。どのような。「―言いわけも許さない」「―ときもあわてるな」▽「いかなる・・・も・・・ない」の形をとることが多い。 **いかに**【“如何に】[画]①どのように。どう。方法や手段をたずねたり、自問するときなどに使うことば。「人生―生きるべきか」「―してきりぬけるか」②どれほどまでに。どんなにか。程度の大きさをあらわす。「―たいせつかを思いしる」③[「いかに~でも」などの形で]どれほど・・・でも。どんなに・・・でも。「―がんばってもむりだろう」●どうして。なぜ。原因や理由などをたずねるときに使うことば。「夏に火鉢[ひばち]とは、これ―」⑤どうであるか。いかん。「さて、その運命や―」 **いかにせん**【如何にせん】↓「いかん[目]」「いかんせん」 **いかにも**【如何にも】[画][圏]①〈副〉まったくそのように思われるという気持ちをあらわす。「―痛そうだ」「―おかしい」[類]どうみても ①〈感〉相手に賛成する気持ちをあらわす。「―、そのとおりです」[類]なるほど **いかばかり**【如何。許り】[画]程度のはかり知れないことをあらわす。どれほど。どんなに。古い言い方。「―お喜びのことでしょう」「悲しみは―かとお察しいたします」 **いかほど**【如何程】[剛]⊕分量や値段などについてたずねることば。どのくらい。ていねいな言い方。「―さしあげますか」「お代は―ですか」[類]いくら ②程度のはかり知れないことをあらわす。どんなに。どれほど。「―言われても、できないものはできません」▽「どれほど・・・しても・・・でない」というような否定の気持ちで使う。 **いがみあう**【×啀み合う】[国]たがいに敵意をむき出して争う。「きょうだいでー」 **いかめしい**【厳めしい】[圏]人におそれを感じさせるように重々しい。威厳がある。「―門構え」 ③よくない、賛成できない、という気持ちを遠回しにいうことば。「途中[ちゅう]でやめるのは―なものか」「そんな言いかたは―でしょうね」[▼]「どう」のていねいな言い方。下に推量や疑問のことばをともなう。 <56> **いカメラ**[図]口から入れて胃の内部を映し、診断[しんだん]する超[ちょう]小型カメラ。ガストロカメラ。▽日本で発明された。 **いかものぐい**【如何物食い】[図]ふつうの人は食べないような変わったものを好んで食べること。また、その人。 **いかよう**【《如、何様】[形動]どのよう。どんなふう。古い言い方。「―にもおつくりします」 **いからす**【怒らす】[国]強がっておどすようにする。いからせる。「目を―」 **いがらっぽい**[囲]のどに不快感がある。むせるような感じがする。えがらっぽい。 **いかり**【怒り】[図]おこること。また、おこった気持ち。「―を買う」[團]立腹・憤怒 **怒り心頭[しんとう]に発する** 心の底からひどくおこる。 **いかり**【×錨・×碇】[図]船をとめておくために、つなやくさりをつけて水底にしずめる鉄の重り。「港に―を下ろす」 **いかりがた**【怒り肩】[図]かどばった感じのかた。[↓]なで肩 **いかる**【怒る】[国]●相手の不正なおこないや、自分に対する不当なあつかいに対して、心の中で強くいらだちあれる。「烈火[れっか]のごとく―」「怒りくるう波」②かどばる。「かたを怒らせる」 > 「つかいわけ」→「しかる」を見よ。 **いかるが**【×斑鳩】[図]奈良県北部の町。聖徳太子[しょうとくたいし]が斑鳩の宮を築き、飛鳥[あすか]文化の中心地となった。法隆寺や中宮寺などがある。 **いかれる**[下]相手にしてやられる。「最後に―」②古くなって使いものにならなくなる。「テレビがー」③熱中して自分を忘れる。「ロックに―」「彼女に―」●まともでなくなる。不良[ふりょう]じみる。「いかれた服装」[▼]俗[ぞく]な言い方。 **いかん**【威観】[以降、貴族の男性が朝廷に出るときに使った束[そく]帯に次ぐ正装。「―束帯」 **いかん**【尉官】[図]自衛隊では一尉・二尉・三尉、昔の軍隊では大尉、中尉・少尉をまとめた呼び方。 **いかん**【移管】[図]管理を他へ移すこと。「国から民間に―する」 **いかん**[日]【異観】[図]変わったながめ。めずらしい景色[けしき]。 **いかん**【偉観】[図]堂々としてすばらしいながめ。「富士山頂からの―」[類]壮観 **いかん**【遺憾】[図][形動]期待どおりにいかず、残念に思うようす。「―千万[せんばん]」「―ながら出席できません」 ①自分側の行為について、「残念です」とわびる気持ちをあらわす。 ②相手側の行為が、自分にとって残念なことだと非難したり抗議[こうぎ]したりする気持ちをあらわす。 **いかん**【如何・×奈〝何】[目][図]状態やぐあいなどがどのようなようすであるかということ。「なりゆき―によっては行動を起こす」「理由の―を問わず」 **いかん**[日]][「〜いかん」「~をいかんせん」の形で]疑問の句法の一つ。ようすや方法などを問う。「・・・はどうであるか」、「をどうしたらよいか」という意味。「今日のこと―(=きょうのようすはどうであるか)」「この良夜を―せん(=このすばらしい夜をどう過ごしたらいいのか)」▽「~をいかんせん」という目的語をとるときは、「如[いかん]〜」何[せん]という形になる。 **いがん**【依願】[図][函]本人からの願い出によって処置すること。「―退職」 **いがん**【胃癌】[図]胃にできたがん。体重が減り、嘔吐[おうと]・貧血を起こす。 **いかんせん**【《如何せん】とるべき方法がなくて残念な気持ちをあらわす。どうしようにも。残念だが。「―ひまもかねもない」[▼]下に、「しかたがない」という意味をともなう。 **いかんとも**【如何とも】[画]とるべき方法がなくてあきらめるようす。どうにも。「もはやーしがたい」▽下に打消の語をともなう。 **いき**[域] [土・8画] [全11画] 域[いき]域[いき]域[いき]域[いき] ●くぎり。限られた場所。一定の範囲[はんい]や段階。「趣味の一[いち]を出ない」「名人の―に達する」②地方。国。 [イキ] 域外[いきがい]区域[くいき]水域[すいいき]聖域[せいいき]地域[ちいき]領域[りょういき],②異域[いいき]西域[さいいき] **いき**【息】[図]生物が鼻や口から空気を吸ったり、はいたりすること。また、その空気。呼吸。「―が切れる」「―せききってかけつける」②(比喩的に)いのち。「まだ―がある」「―が絶える」③たがいの調子や気分。「―の合った演技」 **息がかかる** 有力者が世話をしたり、支配し影響[えいきょう]をおよぼす力がある。 **息の下** 弱々しい息づかいで。「苦しい―から話す」 **息の長い** ①完成に時間のかかる。活躍[かつやく]する期間や売れゆき期間が長い。「―仕事」「―歌手」「一商品」②センテンスの区切れまでが長い。「―文章」 **息の根を止める** 生命を絶つ。また、徹底的にやっつける。[同]息を止める **息も絶え絶え** 呼吸が苦しく、いまにも息が止まりそうなようす。 **息を凝らす** じっと息をおさえている。「息を凝らして見守る」[圏]息を殺す・息を詰[つ]める **息をつく** 緊張[きんちょう]や苦しみを解かれてほっとする。ひとやすみする。「―ひまもない」[圏]息を抜く・一息[ひといき]も入れる **息を飲む** ひどくおどろいて一瞬息を止める。 **息を引き取る** 死ぬ。「おだやかに―」 **息を吹き返す** ほとんど死んだものが生きかえる。「久しぶりの雨で草木が―」 **いき**【域】[図]漢字項目を見よ。 **いき**【意気】[図]何かしようという積極的な心持ち。いきごみ。元気。また、心のもちかた。「―があがる」「人生―に感ず」「―消沈[しょうちん]」「―軒昂[けんこう]」「―揚々[ようよう]」「——投合」[圏]気概[きがい] <57> **いき**【遺棄】[図][乏]捨ててかえりみないこと。置きざりにすること。「死体を―する」 > 「つかいわけ→「投棄」を見よ。 **いき**【生き・「活き】[図]①生きること。生きていること。「―死にの問題」②生き生きしていること。魚などがとれたてで鮮度[せんど]のいいこと。「―のいい若者」「―のいい鰹[かつお]」③校正などで、一度訂正[ていせい]したものをとり消す記号。▽ふつう、「イキ」と書く。[▼]「息[い]き」と語源が同じ。 **いき**【行き・“往き】[図][遷][語]①〈名〉目的地に向かうこと。また、そこまでの道のり。「―はバスに乗る」「―は雨だったが帰りは晴れた」[圏]往路[↔]帰り ①〈造語〉「〜行き」の形で]①地名などのあとに付けて、行き先をあらわす。「青森―の特急」②自分あての郵便物などで、あて名の下にそえることば。▽返信用の郵便物の敬称[けいしょう]は、「・・・行(き)」を個人あてならば「・・・様」、複数の人あてには「・・・御中[おんちゅう]」と書きなおすのが礼儀。[▼]「ゆき」とも。 **いき**【《粋】[図][形動]気がきいて、きりっとしていて、しかもあかぬけていること。また、人情、とくに男女間のことに通じていること。「あの服装は―だ」「―なはからい」[→]野暮[やぼ]▽江戸後期の、江戸下町の美意識の一つ。 **いき**【壱岐】[図]旧国名。今の長崎[ながさき]県の壱岐島[いきのしま]。西海道の一国。壱州[いしゅう]。対馬[つしま]とともに朝鮮[ちょうせん]への交通の要所であった。 **いぎ**【威儀】[図]礼式にかなった重々しい態度や姿。 **威儀を正す** 身なりや動作をきちんとする。[類]威儀を繕[つくろ]う **いぎ**[□]【異義】[図]ちがった意味。「同音―」[↔]同義 **いぎ**【異議】[図]他人とちがった意見。反対や不服の意思。「審判に―を申したてる」[邇]異存・異論 **いぎ**【意義】[図]①ことばのあらわす内容。②ものごとの価値や重要さ。「―ある会合」 > 「つかいわけ」→「意味」を見よ。 **いきあう**【行き会う・行き合う】[国]出かけていったところで相手とであう。ゆきあう。「道でー」 **いきあたりばったり**【行き当たりばったり】[図][形動]前もっての考えがなくて、その場その場の思いつきなどで、ものごとをかたづけていくしかた。 **いきかう**【行き交う】[国]行くものと来るものとがすれちがう。往来する。ゆきかう。「車が絶えず―」 **いきかえる**【生き返る】[国]ほとんど死んでいたものが生命をとりもどす。よみがえる。「病人が―」②活動力を失っていたものが勢いをとりもどす。「しおれた花が―」 **いきがかり**【行き掛かり】[図]ものごとのなりゆきにかかわって生じた事情。やりかけてついた勢い。ゆきがかり。「―上断れない」 **いきがけ**【行き掛け】[図]目的地まで行くついで。行く途中[とちゅう]。ゆきがけ。「―に買う」[→]来掛け・帰り掛け **いきがみさま**【生き神様】[国]人の姿をして、この世にあらわれた神。また、非常に徳の高い人。 **いきき**【行き来・『往き来】[図][下]と行くことと来ること。「人の―が激しい」[圏]往来 ②他人とのつきあい。交際。交流。「彼の家とはよくーする」[▼]「ゆきき」とも。 **いきぎも**【生き肝・生き。胆】[図]生きている動物からとったきも。 **生き肝を抜く** 非常にびっくりさせる。「―ような出来事」[麵]度肝を抜く **いきぎれ**【息切れ】[図]「忍]⊕呼吸が苦しくて続かず、あえぐこと。「階段をのぼると―する」②途中で力が続かなくてやめてしまうこと。 **いきぐるしい**【息苦しい】[圏]呼吸するのが苦しい。「胸が―」「閉めきった部屋[へや]は――」②ふんいきなどに圧迫[あっぱく]感があって重苦しい。「―沈黙が続く」 **いきくれる**【行き暮れる】[下]↓「ゆきくれる」 **いきけんこう**【意気軒昂】[四][漢]元気にあふれ、意気ごみが盛[さか]んなようす。「―として論じる」「―たる英姿[えいし]」[↔]意気消沈[いきしょうちん] **いきがい**【生き甲斐】[図]生きていることで感じるはりあい。生きている価値。 **いきごみ**【意気込み】[図]ものごとをしようとするときの張りきった気持ち。「成功への―がちがう」 **いきあたる**【行き当たる】[国]●進んで行ったさきでつきあたる。「この道を行くとへいに―」②前に進めなくなって困る。「難問に―」[類]行き詰[づ]まる[▼]「ゆきあたる」とも。 **いきいき**【生き生き】[副]「函]活気にあふれるようす。「目が―している」②新鮮[しんせん]なようす。「当時のようすが―とえがかれている」 **いきうつし**【生き写し】[図]姿や動作が死んだ親族とそっくりなこと。姿や動作が非常によく似ているとと。「父に―の子」[類]うり二つ **いきうま(生き馬)の目。を抜く** 他人を出しぬいて、すばやくたちまわる。▽油断[ゆだん]もすきもないことのたとえ。 **いきうめ**【生き埋め】[図]生きたまま土砂にうめること。また、うまること。「大地震[じしん]で―になる」 **いきおい**【勢い】[図]画①〈名〉強い動きや速い動きをもって広がる力。活力。「―よく走ってくる」「火のー」②他を圧倒[あっとう]するような勢力。「―のある新政党」[類]威勢[いせい]①〈副〉強い力に動かされるしぜんのなりゆきで。必然[ひつぜん]と。「品不足なので―値が高くなる」▽ふつう、かな書きにする。 **いきおいこむ**【勢い込む】[国]強く思いこんで張りきってする。いきごむ。 <58> **いきごむ**【意気込む】[国]やる気を態度にあらわす。「いわけ」↓「張り切る」を見よ。 **いきさき**【行き先】[図]行ったさき。目的地。②将来。▼「ゆくさき」とも。 **いきさつ**【経緯】[図]ものごとの経過や原因。ことのなりゆき。「けいい」とも。「これまでの―を聞く」 **いきじ**【意気地】[図]↓「いくじ」 **いきじごく**【生き地獄】[図]地獄のように思えるほど、むごたらしい現実のありさま。「戦場は―だった」 **いきしな**【行きしな】[図]行く途中[とちゅう]。いきがけ。ゆきしな。[↔]来[き]しな **いきじびき**【生き字引】[図]規則や先例など、すみずみまでよく知っている人。「彼は会社の―だ」 **いきしょうちん**【意気消沈・意気×銷沈】[個][漢]すっかり元気を失ってしょげること。「失敗して―する」[囿]意気阻喪[いきそそう]⇔意気軒昂[いきけんこう]・意気揚々 **いきすぎ**【行き過ぎ】[図]目的より先に行ってしまうこと。また、適当な程度をこえること。ゆきすぎ。 **いきずり**【行きずり】[図]↓「ゆきずり」 **いきせききる**【息、急き切る】[国]たいそう急いで息を切らす。「息せき切ってかけつける」 **いきだおれ**【行き倒れ】[図]病気・疲労・飢えなどで道ばたにたおれること。また、たおれて死ぬこと。そうなって死んだ人。ゆきだおれ。 **いぎたない**【寝×穢い】[囲]のねむりこんでいてなかなか起きない。ねぼうである。②ねぞうが悪い。だらしないねかたをしている。「いぎたなくねむる」「い(寝)」は古語で、ねむりのこと。 **いきちがい**【行き違い】[図]手ちがいですれちがってしまい、たがいに出会えなくなること。「手紙がーになる」②意思や気持ちが通じなくて、誤解やくいちがいが起こること。「二人のあいだには感情的な―がある」[▼]「ゆきちがい」とも。 **いきづかい**【息遣い】[図]息のしかたや調子。「―があらい」 **いきつぎ**【息継ぎ】[図]演奏したり、泳いだりしている途中[とちゅう]で、息を吸うこと。②仕事の合間[あいま]に少し休むこと。息休め。 **いきつく**【行き着く】[国]目ざしているところへ達する。ゆきつく。「どんなやりかたをしてもーところは一つだ」 **いきづく**【息衝く】[国]◎いかにも生きている感じがする。「伝統が―」②あらく息をする。あえぐ。「はあはあと、かたでー」 **いきづくり**【生き作り・『活き作り】[図]↓「いけづくり」 **いきつけ**【行きつけ】[図]ふだんからよく行って親しく思っていること。ゆきつけ。「―の店」[圏]なじみ **いきづまる**【息詰まる】[国]息苦しいほど気を張りつめる。「―熱戦」 **いきづまる**【行き詰まる】[国]道がなくなって、さきへ行けなくなる。②ものごとがうまく進まず、どうにもならなくなる。「交渉[こうしょう]が―」「経営に―」[▼]「ゆきづまる」とも。 **いきつもどりつ**【行きつ戻りつ】↓「ゆきつもどりつ」 **いきとうごう**【意気投合】[同][園]前に進もうとするおたがいの気持ちや考えが、一挙にぴったりと合うこと。「初対面でーする」[剿]共鳴 **いきどおり**【憤り】[図]心の底からこみあげてくるいかり。はらだち。「不公平なあつかいに―をおぼえる」 **いきどおる**【憤る】[国]相手のしたことや状態を、許せないとひどくおこって非難する。「不正を―」 **いきとしいけるもの**【生きとし生ける物】生命あるもののすべて。あらゆる生物。 **いきとどく**【行き届く】[国]細かいところまですべてに気をつかって、手落ちがない。ゆきとどく。「注意がー」 **いきどまり**【行き止まり】[図]さきに道がなくて、それ以上は進めない場所。また、さきに進む方法がない状態。ゆきどまり。「このさきー」「捜査は―だ」 **いきながらえる**【生き長らえる・生き、存える】[下]□長く生きつづける。また、危なく命を落としそうになっても、どうにか助かって生きている。いきのびる。 **いきなやむ**【行き悩む】[国]↓「ゆきなやむ」 **いきなり**[画]なんの予告もなしに、だしぬけに。「―なぐりかかる」[類]突然[とつぜん]・不意に **いきぬき**【息抜き】[図][函]仕事などの途中[とちゅう]でしばらく休んで気分をかえること。いきやすめ。「―に散歩に出る」 **いきぬく**【生き抜く】[国]つらいこともがまんして終わりまで生きつづける。「多難な時代を―」 **いきのこる**【生き残る】[国]死なずにほかの人よりあとまで生きる。「戦場で―」「津波[つなみ]で一人―」 **いきのびる**【生き延びる】[圧]死ぬかもしれないような命が死なずに生きながらえる。 **いきば**【行き場】[図]たどりつくべき場所。ゆきば。「もはやーがない」「―のないいかり」 **いきはじ**【生き恥】[図]生きているあいだに受けるはじ。また、死ねば受けなくてすんだのに、生きているばっかりに受けねばならないはじ。「―をさらす」[→]死に恥 **いきぼとけ**【生き仏】[図]人間でありながら仏のように情けぶかく、徳の高い人。「―とあおぐ」 **いきまく**【息巻く】[国]息をあらくして激しくおこる。「息巻いてたんかを切る」 **いきむ**【息む】[国]息をとめながら、腹に力を入れる。いきばる。 **いきもの**【生き物】[図]生命のあるもの。おもに動物をさす。また、生命があるかのようなはたらきを示すもの。「ことばは―だ」 **いきょう**[日]【異郷】[図]故郷から遠くはなれた、よその土地。他郷。「―で故郷[こきょう]を恋[こ]う」[↔]故郷 **いきょう**[目]【異境】[図]母国からはるか遠くはなれた土地。他国。外国。また、人間世界ではない世界。仙境[せんきょう][↔]異域・異国 **いきょう**【異教】[図]自分の信仰する宗教とちがう宗教。とくに、キリスト教で他宗教をさしていう。異端[いたん] <59> **いぎょう**【異形】[図]ふつうとちがうあやしい形や姿。ばけもの。「いけい」とも。「―の者」 **いぎょう**【偉業】[図]すぐれた仕事。偉大な事業。「三連覇の―をなしとげる」 **いぎょう**【遺業】[図]なくなった人がやりとげた事業。また、やりきれないで残した事業。「父の―をつぐ」 **いきょうと**【異教徒】[図]自分とは異なる宗教を信仰[しんこう]する人。とくに、キリスト教以外の宗徒[しゅうと]。 **いきようよう**【意気揚揚】[四][圍]得意になって胸を張るようす。ほこらしげなようす。「―と引きあげる」[↔]意気消沈[いきしょうちん] **いきょく**【医局】[図]病院などで、医師が診療[しんりょう]したり治療したりするところ。 **いきょく**【委曲】[図]くわしい事情。細かいこと。「―をつくして説明する」[圏]委細 **イギリス**[園名]正式国名は、グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国。ヨーロッパ大陸の西の、大西洋上にある島国。立憲君主国。一八世紀に産業革命を起こし、一九世紀には全世界に植民地をもつ大帝国となった。現在は加工貿易国。英国。面積約二四万平方[キロ]。首都ロンドン。主要言語英語。▽「英吉利」と当てる。 **イギリスこっきょうかい**【イギリス国教会】[図]一六世紀にローマ法王の支配をはなれて成立したイギリスの国家教会。首長は国王。イングランド教会。 **イギリスれんぼう**【イギリス連邦】[図]イギリスと、かつての自治領諸国(カナダ・オーストラリアなど)が友好的に構成する連合体。 **いきりたつ**【熱り立つ】[国]からだじゅうが熱くなって、かっかとおこる。「侮辱[ぶじょく]されて―」 **いきりょう**【生き霊】[図]生きている人のたましいがからだをはなれ、うらみのある相手にとりついて災いをなすというもの。生霊。いきすだま。[↔]死霊 **いきる**【生きる・「活きる】[圧]命があって、生存している。「この世に―すべてのもの」[↔]死ぬ ②生活を成り立たせる。「うで一本でー」③一つのことにうちこんで暮らす。「剣道[けんどう]に―」④生き生きとする。「その一語で文章が―」[→]死ぬ[▼]「息[い]き」と語源が同じ。⑤野球で走者が、また、囲碁[いご]で石が、死なずにはたらく。[↔]死ぬ **いきわかれ**【生き別れ】[図]親子・夫婦[ふうふ]・きょうだいなどが、生きながら別れて暮らすこと。生別。[→]死に別れ **いきわたる**【行き渡る】[国]↓「ゆきわたる」 **いく**[育] [月・4画] [全8画] [五]育[いく]育[いく]育[いく]育[いく] 養い、大きくする。成長する。 [イク] 育児[いくじ]育成[いくせい]教育[きょういく],飼育[しいく]体育[たいいく]そだつ・そだてる 寝[ね]る子は育[そだ]つ/後輩らを育[そだ]てる 育[はぐく]む紐育[ニューヨーク] **いく**[郁] [・6画] [全9画] 郁[いく]郁[いく]郁[いく]郁[いく] 文化が盛[さか]んなようす。②かおりが盛んなようす。 [イク] 郁々[いくいく]郁文[いくぶん]②馥郁[ふくいく]郁子[むべ]」(植物名) **いく**【幾】[造語][「幾〜」の形で]●数量や程度が不明であることをあらわす。いくつかの。「―人集まるか」「―山河」「―夜重ねたか」②わからないほど多いことをあらわす。「―千年ののちまでも」「―久しく」 **いく**【行く】[国]●目ざす方へ進む。目的があって出かける。移動する。「学校へ―」「嫁[よめ]に―」「車でー」②ものごとがはかどる。すすむ。「仕事がうまく―」「この方法でー」「簡単にはいかない」③とどく。「連絡[れんらく]が―」「一時間で―」④満足できる結果になる。じゅうぶんになる。「なっとくがー」⑤すぎさる。「―秋をおしむ」◎立ち去る。「家を出て―」「代金をはらって―」①〈補助〉[「〜ていく」の形で]動作や状態が続いて進行する意味をあらわす。だんだんと・・・する。「月が上って―」「成人して―」[▼]動詞の連用形に付く。 **いく**【逝く】[国]→「ゆく」 **いくえい**【育英】[図]すぐれた才能をもつ青少年を育てること。また、そのために学資などを援助にすること。「―資金」 **いくえにも**【幾重にも】[画]何回もくりかえして。ひたすら。「―おわび申しあげます」[類]重ね重[かさねがさ]ね **いくさ**【戦・軍】[図]戦争。たたかい。「―の庭(=戦場)」 **いぐさ**【×藺草】[図]イグサ科の多年草。約一[メートル]の細長い茎[くき]をもつ。たたみおもて・花むしろ・ござなどを編む。藺[い]。 **いくじ**【育児】[図]乳幼児を育てること。 **いくじ**【意気地】[図]自分の考えでやりぬこうとする気力。意地。「―がない」▽「いきじ」の変化した形。常用漢字表付表の語。「男の意気地」の場合は「いきじ」と読む。 **いくせい**【育成】[図][下]忍りっぱなものに育てあげること。「人材の一をめざす」 **いくたの**【幾多の】[運][俠]非常にたくさんの。「―苦難を乗りこえて」[類]あまたの▽「幾多」の形で、副詞として使うこともある。「―先人の努力がある」 **いくたび**【幾度】[図][画]なんど。何回。「―読んでもわからない」「―となく」 **いくたり**【幾。人】[図]なんにん。 **いくつ**【幾つ】[図]画①〈名〉数えられるものの数や年齢が不明であるようす。何個。何歳[さい]。「ボールはーありますか」「ことしでー」①〈副〉はっきりきまっていない数をあらわす。①[「いくつも」の形で]かなり多いことをあらわす。「―も呼び名がある」②[「いくつも〜ない」の形で]少ししかないことをあらわす。「―も残っていない」③[「いくつか」の形で]あまり多くはない数をあらわす。「山を―かこえる」「―かの思い出がある」[は]「も」「か」をともなって副詞となるもの。何匹・何冊など、特別な数えかたがあるものには使わない。 <60> **いくど**【幾度】[国]なんど。何回。「―呼びかけても返事がない」「―もやりなおす」 **いくどうおん**【異口同音】[國][護]何人かが口をそろえて同じことを言うこと。多くの人の意見が一致[いっち]すること。「―にほめる」▽「異句同音」は誤り。 **いくとせ**【幾年】[図]どれほどの年数。また、多くの年。いくねん。「苦難の―を経る」 **イグナティウス・デ・ロヨラ**[人]一四九一-一五五六年。スペインの宗教家。ザビエルらとともにイエズス会を結成して、初代総長となる。宗教改革期のカトリックの復興と伝道に努めた。[―]Ignatius de Loyola **いくにち**【幾日】[図]どれほどの日数。なんにち。 **いくばく**【幾許】[日][圓]「「いくばくも〜ない」の形で」いくらも・・・ない。ほとんど・・・ない。「余命―もない」②「「いくばくか」の形で」ほんのわずか。「―かのかねを手にした」[▼]文章語。 **いくばく**[日][漢][図]疑問の句法の一つ。「・・・はどれくらいか」という意味。分量を問う。「我[われ]々のごときはよく―に将[しょう]たるか(=わたしのような者はどれくらいの軍勢の大将となれるか)」▽「幾何・幾所」も同じ読み。 **いくび**【×猪首】[図]イノシシのように短くて太い首。 **いくひさしく**【幾久しく】[圓]いつまでも変わらずに。「―お幸せに」[鬨]末長く▽結婚式のあいさつなどで用いる。 **いくぶん**【幾分】[図]画①〈名〉いくつかに分けること。また、その一部分。「財産の―かをあたえる」▽文章語。①〈副〉いくらか。少しばかり。多少。「雨は―小降りになった」▽ふつう、かな書き。 **いくら**【幾ら】[図]画①〈名〉金額が不明であること。額をたずねるのに使う。「費用は―かかりますか」「②おおまかに数をあらわすことば。「五万ーの背広」①〈副〉はっきりきまっていない数をあらわす。①[「いくら〜ても(でも)」の形で]どんなに・・・しても。「―練習しても勝てない」「―遊んでもかまわない」②[「いくら〜でも」の形で』たとえ・・・でも。「―子供でも許せない」③[「いくら(で)も」の形で』不確実だが、かなり多いことをあらわす。「時間はまだ―もある」④「「いくらも〜ない」の形で」少ししかないことをあらわす。あまり・・・ない。「もうこづかいがーも残っていない」⑤[「いくらか」の形で』わずかな程度をあらわす。「―か雨が降っている」「―かのたくわえがある」[の](3) ⑤は「も」「か」をともなって副詞となるもの。 **イクラ**[図]サケ・マスの卵を一つぶずつばらばらにして塩水につけた食品。▽魚の卵という意味。かたまりのままのものは筋子[すじこ]という。[―]ikra **いくらなんでも**【幾ら何でも】どんな事情があるにしろ。どう考えても。「坪[つぼ]一○○万円とは―高すぎる」 **いくん**【遺訓】[図]故人が残した教え。「―を守る」 **いけ**【池】[図]人工的に水をためたところ。くぼ地に自然に水がたまっているところ。▽ふつう、湖より小さく、沼より澄んでいるものをいう。 **いけ**[造語][「いけ〜」の形で]性質・状態をののしり、いやしめる気持ちを強めることば。「―しゃあしゃあ」「―ずうずうしい」「―好かない」 **いけい**【異形】[図]↓「いぎょう」 **いけい**【×畏敬】[図][下ル]心からおそれうやまうこと。「―の念をいだく」「―する友」 **いけいれん**【胃痙攣】[図]胃が発作的に収縮して激しく痛む症状。 **いけがき**【生け垣】[図]植木を並べてつくったかき根。 **いけしゃあしゃあ**[圃]にくたらしいほど厚かましく、平気なようす。「―とした態度」 **いけす**【生け簀】[図]魚を飼ってたくわえておくとろ。「一料理」 **いけすかない**【いけ好かない】[囮]感じが悪くて好きになれない。[圏]虫が好かない **いげた**【井×桁】[図]「井」の字の形に組みあげた、井戸[いど]のふちの木の囲い。また、「井」の字の形や文様[もんよう]。「―模様のかすり」[♪]図「もよう」 **いけだはやと**【池田勇人】[人]一八九九一一九六五年。昭和期の政治家。広島県生まれ。一九六○年、首相[しゅしょう]として内閣を組織し、国民総生産を十年間で倍増すると宣言して、高度経済成長政策を推進した。 **いけだみつまさ**【池田光政】[人]一六○九一八二年。江戸以前期の大名[だいみょう]”。岡山藩主。熊沢蕃山を登用し、藩校の設置、新田開発など藩政の改革に努めた。名君とされる。 **いけづくり**【生け作り・『活け作り】[図]魚を生きたまま肉をとって、もとの姿に盛りつけて出す料理。いきづくり。「鯛の―」 **いけどり**【生け捕り】[図]生きたままとらえること。生きたままとらえた獲物[えもの]。 **いけない**[囲]よくない。望ましくない。「どうも気になって―」「風邪[かぜ]』をひくとーよ」「あの病人はもう―(=命があぶない)」▽困っている人に同情をあらわしてなぐさめるとき、「それはいけませんね」などと言う。②「「〜てはいけない」の形で]禁止の意味をあらわす。「廊下を走っては―」…してはならない。③[「~なくてはいけない」「~なければいけない」の形で]する義務や責任がある意味をあらわす。「なにがなんでも生きなければー」④酒が飲めない。「―ロ」[食]いける本来、動詞「いける」の打消形。 **いけにえ**【生け贄・“犠牲】[図]◎人や動物など、生きたまま神にささげる供えもの。また、そのもの。「―をささげる」 <61> ・いざ ②他人やある目的のために、生命や利益などをなげ捨てること。また、その人。犠牲[ぎせい]。「政略結婚の―となる」「革命の―となる」 **いけのたいが【池大雅】** [人名]一七二三—一七七六年。江戸中期の南画家・書家。文人画を大成したほか、和歌や書にもすぐれた。「楼閣山水図」などの山水画、「五百羅漢図」などの人物画など。 **いけのぼうせんけい【池坊専慶】** [人名]生没年未詳[しょう]。室町[まち]中期の僧・華道家。生け花を芸術的に高めた池坊華道の祖で、立花[りっか]の名手として有名。 **いけばな【生け花・〝活け花】** [名]草木の枝・葉・花をととのえ花器にさすこと。また、その技術。華道。▽「生花」は「せいか」と読み、生きた花のこと。 **いける【生ける】** [連体]生きている。生きていた。「―あかし(=証拠[しょうこ])」 **生ける屍[しかばね]** 生きていても、生きるはりあいや希望を失った、死んだも同じである人。 **いける【生ける・』活ける】** [下一]花や植物の美を観賞するために、切って花びんなどにさす。「びんに―」 **いける【“埋ける】** [下一]土や灰に浅くうめる。「土中にごぼうを―」「火鉢[ひばち]に炭火を―」 **いける** [下一]①うまくすることができる。かなりよくできる。「この方法なら―」「スキーも泳ぎもー」②おいしい。「このそばは―よ」③酒がかなり飲める。「彼は―ロだ」☆いけない(行くことができる)という意味から。 **いけん【異見】** [名]まわりの人とはちがった考え。「―を立てる」 **いけん【意見】** [名]①ある問題についての考え。「自分の―を言う」 ②[名・スル]目下[の]人に注意すること。「後輩に―する」[類]忠告・説教 **いけん【違憲】** [名]憲法に違反すること。↔合憲 **いげん【威厳】** [名]他人をおそれさせるような、いかめしさとおごそかさ。「―を保つ」[類]威風 **いけんりっぽうしんさけん【違憲立法審査権】** [名]国裁判所にあたえられた、すべての法律・命令・規則・処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限。▽日本では具体的訴訟[しょう]に関する事例にのみ適用されている。 **いご【以後】** [名]①これから(それから)あとずっと。「―注意します」「どろぼうは―絶えた」 ②ある基準の時間をふくんで、そのときよりもあと。「九時―の作業を禁止する」→以前 > つかいわけ=以後・以降・以来 どれも「その時からあと」の意味だが、「以後」は、「その時」に重点がある。「一〇時以後外出禁止」。「以降」は、あとの経過に重点がある。「終戦以降の日本のあゆみ」。「以来」には、「現在まで」の意味が加わる。「入学以来、無欠席だ」。 **いご【囲碁】** [名]碁を打つこと。碁。[かぞえ方]局・番 **いこい【憩い】** [名]心身をゆっくり休めること。「―の場となる」 **いこう【以降】** [名]あるときからのちずっと。「八時―は家にいる」→以前 ▽「つかいわけ」→「以後」を見よ。 **いこう【威光】** [名]しぜんにまわりの人を服従させるようなふんいき。「社長の―をかさに着る」[類]威厳・威勢・威信 **いこう【移行】** [名・スル]他の状態に移りかわっていくこと。「新制度に―する」「―措置」 **いこう【移項】** [名・スル]等式や不等式で、一方の辺にある項を、符号[ふごう]をかえて他の辺に移すこと。 **いこう【意向】** [名]ある問題などについて、どうするかという考えのだいたいの方向。「先生のごーをうかがう」「先方の―をくみとる」[類]意図・思わく **いこう【遺稿】** [名]死後に残された未発表の原稿。「父の―を整理する」「―集」 **いこう【憩う・『息う】** [四]仕事をはなれて、のんびり心身を休める。「公園でー」 **いこう【衣×桁】** [名]着物などをかけておく家具。 **イコール** [名]①数式で、左辺と右辺が等しいことをあらわす記号。等号。「=」 ②等しいこと。同じであること。[英]equal **いこく【異国】** [名]ちがった風習の国。よその国。「―趣味」「―の町」[類]外国・異郷 > つかいわけ 外国・異国 「外国」は、自分の国以外の国。「外国貿易」。「異国」は、風俗や習慣がちがう国。「異国情趣[じょうちょ]」。 **いこくじょうちょ【異国情緒】** [名]外国の風物に接したときにおこる気分。エキゾチシズム。異国情調。 **いごこち【居心地】** [名]ある特定の場所や地位などにいるときに感じる気分。「―のいい部屋」 **いこじ【依×怙地】** [形動]自分の主張をがんこに通そうとする態度。片意地[かたいじ]。[笑]「えこじ」とも。「―になる」▽「意固地」とも当てる。 **いこつ【遺骨】** [名]死者の骨。「―を埋葬する」 **いこん【遺恨】** [名]いつまでも忘れられないうらみ。「―をいだく」▽「意恨」は誤り。 **いざ** [感]人をさそったり、重要なところにさしかかろうとしたり、行動を勢いよく起こすときなどに言うことば。いよいよそうするぞ、という強い気持ちをあらわす。さあ。「―さらば」「―参らん」「―となるとできない」「―自分のこととなるとなやむ」 **いざ鎌倉** 一大事が起きた場合。さあ、たいへん。「―というときには」▽非常事態で、鎌倉幕府が諸国の武士を召集したときの武士の気持ちをあらわしたことば。 <62> **いさい【委細】** [名]くわしく、細かいこと。すべて。万事。「―面談」「―承知」[類]詳細[しょうさい]・子細 **いさい【異彩】** [名]ほかと比べてとくに目立つ点。また、ひときわちがったようすやおもむき。「―を放つ人物」[類]異色▽「偉彩」は誤り。 **いさい【偉才・異才】** [名]非常にすぐれた才能。また、人並みすぐれた人物。「―をあらわす」[類]英才・俊才 **いさお【功・勲】** [名]「てがら」の古い言い方。功績。いさおし。「―を立てる」 **いさかい【×諍い】** [名]いいあらそい。くちげんか。「嫁[よめ]としゅうとめの―が絶えない」 **いざかまくら【いざ鎌倉】** ↓「いざ」 **いざかや【居酒屋】** [名]大衆的で、手軽[てがる]に安く酒を飲ませる店。 **いざかや【居酒屋】** [小説]一八七七年。フランス、ゾラの小説。パリに愛人と子供を連れて出てきた女が、まもなく捨てられ、見つけた実直な夫は屋根から落ちて一家は転落の道をたどる。自然主義文学の代表作。L'Assommoir **いさき【×伊佐木】** [名]イサキ科の海魚。体長は四○㌢ぐらい。さしみや塩焼きにする。 **いさぎよい【潔い】** [形]思いきりがいい。悪びれずさっぱりしていて、卑怯[ひきょう]なところがない。「潔く罪を認める」 **潔しとしない** 自分のとろうとする行為が、ひきょうではずかしいことに思えるので、そうしたくはない。「いまの地位にとどまることを―」 **いさく【遺作】** [名]死後に残された未発表の作品。 **いざこざ** [名]それほど大したことのないもめごと。小さな争いごと。「―を起こす」「―が絶えない」 **いささか【×些か・×聊か】** [副]①ほんの少しばかり。ごくわずか。「―おどろいた」「―飲みすぎたようだ」▽「思った以上に」という気持ちでいうことが多い。 ②[「いささかも〜ない」の形で]少しも・・・ない。全然・・・ない。「―の不安もない」「この信念は―もゆるがない」 **いざしらず【いざ知らず】** [「〜はいざ知らず」の形で]・・・はどうか知らないが。・・・は別として。・・・はともかく。「人はー、わたしは許せない」 **いざなう【誘う】** [五]すすめて連れだす。「夢の世界へー」 > つかいわけさそう・いざなう 「さそう」は、そうしないかと相手をうまくその気にさせる。「映画にさそう」。「いざなう」は、相手に、いざ、いざ(さあ、さあ)とはたらきかけて自分側の世界に引きこむ。「音楽の世界へいざなう」。 **いさましい【勇ましい】** [形]①相手をおそれずに勢いよくたち向かうようす。勇敢である。「勇ましく戦う」 ②元気があって活発である。「―マーチを演奏する」 **いさみあし【勇み足】** [名]①すもうで、相手を追いつめながら、勢いあまって自分のほうからさきに土俵の外に足を出して負けること。 ②つい調子に乗り、やりすぎて失敗すること。「ーの発言」 **いさみはだ【勇み肌】** [名]弱い者を助け、曲がったことをきらう性格。また、威勢のいい気性[きだて]の人。「―の男」 **いさむ【勇む】** [五]張りきって、気が高ぶる。「勇んで試合に出る」[類]気負う **いさめる【×諫める】** [下一]目上の人のよくないところを、改めるように注意する。▽目下の人には「いましめる」「たしなめる」を使う。 **いざよい【十六夜】** [名]陰暦[いんれき]一六日の夜。また、陰暦一六日に出る月。▽「いざよう」は、ためらうという意味で、十五夜より月の出る時間かおそくなるのを、ためらっていると表現したもの。♪巻末「月齢表」参照。 **いざよいにっき【十六夜日記】** [書名]一二八〇年。阿仏尼[あぶつに]の作。夫の死後、まま子が土地を横領[おうりょう]したことを幕府にうったえるため、鎌倉[かまくら]へ下った折の紀行文。一巻。 **いざよう** [五]進もうとしてためらう。心がゆれうごいて、きまらない。いさよう。「―月」「―波」 **いさりび【漁火】** [名]夜、沖[おき]の漁船が、魚を船のほうへ集めるためにともす火。 **いざる【×躄る】** [五]座[すわ]ったまま、ひざで前へ進む。 **いさん【胃散】** [名]胃病の薬。▽「散」は散薬[さんやく](=こなぐすり)のこと。 **いさん【胃酸】** [名]胃液の中にある酸。塩酸を多くふくみ、消化酵素のはたらきを助ける。 **いさん【遺産】** [名]①死後に残った財産。「父の―をつぐ」「―相続」 ②前の時代の人々が残した価値あるもの。「文化―」 **いさんかたしょう【胃酸過多症】** [名]胃酸が多過ぎて起こる病気。胸やけなどがする。 **いし【石】** [名]①岩より小さく、砂より大きいもの。岩石。また、鉱物。「焼け―に水」 ②宝石や特定の鉱物加工品。「時計の―」 ③碁石[ごいし]。「盤面[ばんめん]から相手の―を上げる」 ④じゃんけんの「ぐう」。 **石にかじりついても** どんなに苦しい思いをしても。「―りっぱな医者になる」 **石に漱[くちすす]ぎ流れに枕[まく]らす** 強情で負けおしみの強いこと。▽「石に枕し、流れに漱ぐ」というべきところを、「石に漱ぎ、流れに枕す」と誤り、それを指摘されてもなんとかこじつけて訂正[せい]しなかったという故事(中国、「晋書[しんじょ]」)から。夏目漱石[そうせき]の号はこれによる。 **石に立つ矢** 強い意志さえもてば、どんなことでもできるというたとえ。▽石をトラと思いこんで矢を放ったら射[い]ぬいたという故事(中国、「史記」)から。 **石の上にも三年** なにごとも、しんぼうづよくやればなんとかなるものだ。▽石の上でも三年のあいだ座[すわ]っていれば温かくなるという意味から。 <63> **いし【医師】** [名]医者。「日本―会」 **いし【意思】** [名]あることをしようとする気持ち。「相手に―が通じる」「―表示」「―の疎通[そつう]」▽とくに、法律関係で使う。 **いし【意志】** [名]障害を乗りこえてもやりとげようとする積極的な心のはたらき。知識や感情と対立するもの。「―が強い」「―薄弱[はくじゃく]」 **いし【意志】** [文法]こうしようという積極的な気持ちをあらわすときの言いかた。口語では、動詞などの未然形に助動詞「う」「よう」を付ける。「行こう」「見よう」。また文語では、助動詞「む」「べし」などを付けてあらわす。「行かむ」「行くべし」。 **いし【遺志】** [名]なくなった人が果たせなかった目標や、持ちつづけた信念。「親の―をつぐ」 **いし【×縊死】** [名・スル]自分で首をくくって死ぬこと。 **いじ【意地】** [名]①自分の思いや考えをどこまでも通そうとする心。「―を通す」「―を張る」[類]意気地[いくじ] ②その人の心構えや性格。「―きたない」「―の悪い人」[類]気立て・根性 **いじ【維持】** [名・スル]同じ状態を保ちつづけること。「現状の―」[類]保持▽「つかいわけ」→「保存」を見よ。 **いじ【遺児】** [名]親が死んだあとに残された子供。「交通―」 **いしあたま【石頭】** [名]①石のようにかたい頭。 ②他人の言うことや新しい事態を、うけいれようとしない人。頑固者。 **いしがき【石垣】** [名]建物などのまわりに、石を積んでかべのようにつくったしきり。 **いしかわじゅん【石川淳】** [人名]一八九九—一九八七年。昭和期の小説家・評論家。東京生まれ。東西の文学に通じ、独特の幻想[げんそう]世界をつくりだした。小説に「普賢[ふげん]」「焼跡のイエス」「紫苑[しおん]物語」、評論に「文学大概」など。 **いしかわたくぼく【石川啄木】** [人名]一八八六—一九一二年。明治期の歌人・詩人。岩手県生まれ。本名は一[はじめ]。明星派に属し、貧困や孤独の苦しみを三行書きの短歌で表現した。歌集「一握の砂」「悲しき玩具」、詩集「あこがれ」など。 **いしかわたつぞう【石川達三】** [人名]一九〇五—八五年。昭和期の小説家。秋田県生まれ。「蒼氓[そうぼう]」で第一回芥川賞を受けた。時代の動きに敏感[びんかん]であり、社会的関心も広かった。小説「風にそよぐ葦[あし]」「人間の壁[かべ]」など。 **いしかわまさもち【石川雅望】** ↓「やどやのめしもり」 **いしき【意識】** [名・スル]①自分の現在していること、置かれている立場や状況などが自分ではっきりわかっている状態。「―をとりもどす」 ②気にしたり、こだわったり、思いこんだりすること。「罪の―」「目的―」「自―過剰[かじょう]」 ③飲食物や金銭をむやみに欲しがって、いやしい感じがする。「意地汚く料理をむさぼる」「かねに―」 **いしきてき【意識的】** [形動]自分のやっていることや状況[じょうきょう]などが、どういうことかわかっていながらわざとするようす。「―な妨害」[類]故意 **いしく【石工】** [名]石を山から切りだしたり、刻んでものをつくったりする職人。石大工。「せっこう」とも。 **いじくる【×弄くる】** [五]「いじる」のくだけた言い方。 **いじける** [下一]気が弱くて、ちぢこまってのびやかでない。活気がない。「いじけて、すみっこにかくれる」「寒さでいじけた花」[類]ひねくれる▽[つかいわけ]→「すねる」を見よ。 **いしころ【石ころ】** [名]どこにでもあるような、価値のない小さな石。[類]石くれ **いしざかようじろう【石坂洋次郎】** [人名]一九〇〇—八六年。昭和期の小説家。青森県生まれ。教員生活の経験を生かして、青春時代をあつかった健康的な作品を数多く書いた。小説「若い人」「青い山脈」「陽[ひ]のあたる坂道」「光る海」など。 **いしずえ【礎】** [名]①建物の柱の下に置く土台の石。礎石[そせき]。 ②ものごとの基礎となる、だいじなもの。「国の―となる」 **いしだい【石鯛】** [名]イシダイ科の海産魚。青みをおびた灰色をしており、幼魚のころは横じまがあるので、シマダイともいう。食用。 **いしだたみ【石畳・甃】** [名]①四角いたいらな石をしきつめた場所。また、その敷石。 ②石段。▽「いちまつもよう」 **いしだばいがん【石田梅岩】** [人名]一六八五—一七四四年。江戸中期の思想家。儒教・仏教・神道を独自に学び、平易な生活哲学「石門心学」を民衆に説いた。著書に「都鄙問答」など。 **いしだはきょう【石田波郷】** [人名]一九一三—六九年。昭和期の俳人。愛媛[えひめ]県生まれ。本名は哲大[てつお]。水原秋桜子[しゅうおうし]に師事し、「馬酔木[あしび]」で活躍。「鶴[つる]」を主宰[しゅさい]。中村草田男[くさたお]らとともに人間探究派と呼ばれた。句集「鶴の眼」など。 **いしだみつなり【石田三成】** [人名]一五六〇—一六〇〇年。安土桃山時代の武将。豊臣秀吉[ひでよし]に仕え、治部少輔[じぶのしょう]と称[しょう]した。秀吉の死後、関ヶ原[せきがはら]の戦いで西軍を率いて、徳川家康に敗れ、処刑された。 **いしつ【異質】** [形動]性質がちがうこと。「―な文化」↔同質 **いしつ【遺失】** [名・スル]品物やかねなどを置きわすれたり、落としたりしてなくすこと。↔拾得 **いしづき【石突き】** [名]①かさ・つえなどの柄[え]のさきで、地面につく部分。また、その部分の金具。 ②キノコの根もとの、かたい部分。 **いじっぱり【意地っ張り】** [形動]自分の思いや考えを、どこまでも通そうとすること。また、そういう人。[類]強情[ごうじょう]っ張り **いしつぶつ【遺失物】** [名]置きわすれたり、落としたりしてなくした品物。[類]忘れ物・落とし物 ↔拾得物 <64> **いじどうくん【異字同訓】** [名]いくつかのちがう漢字[かんじ]が、同じ訓で読まれ、似た意味をもつこと。「見る・診る・看[み]る・観る」「暖かい・温かい」など。 **いしばい【石灰】** [名]↓「せっかい」 **いしばし(石橋)をたたいて渡[わた]る** 念には念を入れて、用心しておこなう。慎重[しんちょう]に行動する。 **いしひょうじ【意思表示】** [名・スル]自分の意思をあらわすこと。法律上は、法的効果を発生させるために意思をあらわす行為。▽「意志表示」は誤り。 **いしぶみ【石文】** [名]人の功績[こうせき]などを長く後世に伝えるために、石に文字を刻みこ[と]んだ碑[いしぶみ]。 **いじましい** [形]①みじめったらしい。あわれっぽい。 ②せせこましい。けちくさい。「―根性」 **いじめっこ【×苛めっ子】** [名]小さい子や弱い者などをいじめてばかりいる子。 **いじめる【×苛める】** [下一]弱い相手につらくあたり、苦しい目にあわせる。 **いしもち【石持・石首魚】** [名]ニベ科の海産魚。体長約三〇㌢で銀白色。かまぼこの材料。グチ。 **いしゃ【医者】** [名]病人やけが人の診察・治療[ちりょう]を仕事とする人。「―にかかる」[類]医師・ドクター **医者の不養生[ふようじょう]** 人には注意しながら、言う本人がそれを実行しないこと。[類]紺屋[こうや]の白袴[しろばかま] **いじゃく【胃弱】** [名]胃の消化力が弱いこと。 **いしやまでら【石山寺】** [名]滋賀県大津市にある真言宗の寺。八世紀後半、良弁[ろうべん]の創建。平安貴族の崇敬を集め、ここで紫式部[むらさきしきぶ]が「源氏[げんじ]物語」を書いたといわれる。 **いしやまほんがんじ【石山本願寺】** [名]大坂[おおさか]にあった一向宗の寺。一四九六年、蓮如[れんにょ]が創建。のちに、証如[しょうにょ]が織田信長[のぶなが]と対立し、十一年間にわたって争ったが、一五八〇年に敗れて焼失した。 **いしゃりょう【慰謝料・慰藉料】** [名]相手にあたえ苦しみや損害に対して、つぐなう意味ではらうかね。「加害者に―を請求する」 **いしゅ【異種】** [名]種類のちがうこと。また、ちがった種類のもの。別種。「―交配」 **いしゅう【異臭】** [名]不快なにおい。ふつうではない変なにおい。「―を放つ」[類]悪臭 **いしゅう【×伊州】** [名]↓「いが」 **いじゅう【移住】** [名・スル]①いままで住んでいた場所をはなれ、国外へ行って暮らすこと。「海外―者」▽「つかいわけ」→「転居」を見よ。 **いしゅがえし【意趣返し】** [名・スル]仕返しをして、うらみをはらすこと。[類]意趣晴らし・復讐[ふくしゅう] **いしゅく【委縮・萎縮】** [名・スル]①活気がなくなって、小さくまとまること。「失敗して気持ちが―する」 ②[×畏縮][名・スル]おそれおののいて小さくなること。「先生の前で―する」 **いしゅつ【移出】** [名・スル]国内の、ある地域から別の地域へ、ものを送りだすこと。↔移入▽国外へ送りだす場合は「輸出」。 **いじゅつ【医術】** [名]病気や傷を治す技術。医学。 **いしょ【遺書】** [名]①遺言[ゆいごん]を書きしるした文書。かきおき。「―をしたためる」[類]遺言状 ②後世に残された著書。[類]遺著 **いしょう【衣装・衣×裳】** [名]①きもの。衣服。とくに、晴れ着。「花嫁―」 ②演劇などで、出演者が身につける衣服。「―係」 **いしょう【異称】** [名]正式の名前とは別の呼び名。「マイマイはカタツムリの―」[類]異名[いみょう]・別称 **いしょう【意匠】** [名・スル]①美術工芸品や商品が美しく見えるように、形や色などにほどこすくふう。デザイン。「―登録」 ②くふうをめぐらすこと。「―をこらす」[類]趣向 **いじょう【以上】** [名]①いままで述べたこと全部。「―で報告を終わります」▽文章や話の最後に使うと、「これで終わり」という意味。 ②[形動]〈名〉[「~する(した)以上」の形で]「せっかく・・・するからには」という意味をあらわす。「ひきうける―は成功させる」 ③[形動]〈名〉数量や程度が、それと同じか、それより上であること。また、それよりすぐれていることをあらわす。「五○人―は割引」「期待―の成績」↔以下▽「一万円以上」は一万円をふくむが、数量以外の場合はそれをふくまないことがある。「きみ―に苦しんでいる」 **いじょう【委譲】** [名・スル]権限などを、下級の役所や下の職務の人にゆずりまかせること。「権限の一部を―する」▽対等のあいだで土地などをゆずりわたすことは「移譲」という。 **いじょう【異状】** [名]ふだんとちがって、よくない状態。平常でないこと。別状。「からだの―をうったえる」 **いじょう【異常】** [形動]ふつうとちがう、特別なようす。正常でないようす。「―に興奮する」「―気象」[英]アブノーマル ↔正常▽「異状」は、故障などが起きて、ふだんのはたらきができない状態。「異常」は、ふつうの人、ふつうの状態とちがい、特別で片寄った状態であること。 **いじょう【囲繞】** [名・スル]↓「いにょう」 **いじょうふ【偉丈夫】** [名]からだが大きくたくましく、りっぱな男性。いじょうぶ。 **いしょく【衣食】** [名]着るものと食べるもの。生活に必要なもの。また、生活。くらし。 **衣食足りて礼節を知る** 生活が安定して、はじめて礼儀、正しくする余裕ができる。 **いしょく【委嘱】** [名・スル]ある仕事を外部の人にたのんでしてもらうこと。「設計の―をうける」[類]委託・委任 **いしょく【異色】** [形動]ふつうとは異なった、目立つ特色のあること。「―の人物」[類]異彩[いさい] **いしょく【移植】** [名・スル]①植物などを別の場所に植えかえること。「苗木を―する」 ②からだの組織の一部や臓器をとり出して、別の部分や他の人に移しかえること。「腎臓[じんぞう]―」 **いしょくじゅう【衣食住】** [名]着るものと食べると住むところ。生活にぜひとも必要な三つの条件。 **いじらしい** [形]幼い者や弱い者が一生けんめいやっている姿が、痛々しくかわいそうだ。けなげだ。 <65> **いじる【×弄る】** [五]①手や指でやたらにさわる。もてあそぶ。手入れをする。「盆栽を―」 ②安易にうごかす。修正する。「打順を―」 **いしわた【石綿】** [名]変成岩の一種が、綿のようにやわらかく変化したもの。熱や電気を通しにくいので防火や保温に使用したが、肺がんの原因になるとして現在は使わない。アスベスト。「せきめん」とも。 **いじわる【意地悪】** [形動]わざと困らせたり、いやがらせをしたりすることを好む性質。また、その人。「―な質問」 **いしん【威信】** [名]力のある人が感じさせる威厳と、まわりの人がその人に寄せている信頼[しんらい]。「―にかかわる問題」 **いしん【維新】** [名・スル]すべてが改められて、すっかり新しくなること。とくに、明治維新をさす。▽中国、「詩経[しきょう]」の「其[そ]の命[めい]維[こ]れ新[あら]たなり」から。 **いじん【異人】** [名]①「外国人」の古い言い方。「―館」 ②別の人。「同名―」 **いじん【偉人】** [名]世の中のためになるりっぱな仕事をした、尊敬すべき人。「―伝」 **いしんでんしん【以心伝心】** [名・スル]口に出して言わなくても、考えていることがたがいにわかること。▽仏教の禅宗[ぜんしゅう]から出たことば。 **いす【×椅子】** [名]①こしをかけるための家具。「座―」[かぞえ方]脚[きゃく] ②高い地位。役職。ポスト。「社長の―をねらう」 **いず【×伊豆】** [地名]旧国名。今の静岡県南部と東京都の伊豆諸島。東海道の一国。豆州[ずしゅう]。昔は罪人の流刑地。江戸時代は幕府の天領。幕末には下田[しもだ]に奉行が置かれ、外交関係を処理した。 **いすか【×腸・交喙】** [名]アトリ科の小鳥。くちばしが上下に交差してくいちがっている。冬、日本にわたってくる。 **いすかの嘴[はし]** くいちがって、うまくいかないこと。 **いずくにか【安くにか】** [漢文]疑問の句法の一つ。「どこに・・・か」という意味。「子[し]将[まさ]に―之[ゆ]かんとす(=あなたは今どこへ行こうとするのか)」 ②反語の句法の一つ。「どこに・・・か、いやどこにも・・・ない」という意味。「我[われ]―適帰[てきき]せん(=わたしはどこに身を落ち着けようか、いやそんなところなどどこにもない)」▼ほかに「何・焉・烏」なども同じ読み。 **いすくまる【居×竦まる】** [五]おそろしさなどで座りこんだまま動けなくなる。「その場に―」 **いすくめる【射×竦める】** [下一]①矢を射[い]て、相手をこわがらせ動けなくする。「敵を―」 ②にらみつけて、こわがらせる。「―ような目」 **いずくんぞ【安くんぞ】** [漢文]①疑問の句法の一つ。「どうして・・・か」という意味。「―能[よ]く皆是[かいぜ]ならんや(=どうしてすべてが正しいなどと言えるだろうか)」 ②反語の句法の一つ。「どうして・・・だろうか、いや・・・ない」という意味。「鶏[にわとり]を割[さ]くに―牛刀を用いん(=どうしてニワトリをさばくのに、ウシ用の刀を使う必要があろうか、いや必要ない)」「いずくんぞ〜や」の形になることも多い。「悪・焉・烏」なども同じ読み。 **いずこ【何処】** [代名]「どこ」の古い言い方。いずく。「―ともなくたち去る」 **イスタンブール** [地名]トルコ最大の都市。ボスポラス海峡[かいきょう]をはさんで、アジアとヨーロッパにまたがる交通の要地。古くはコンスタンチノープルといった。Istanbul **いずのおどりこ【伊豆の踊子】** [小説]一九二六年。川端康成[やすなり]の小説。一高生の「私」が、伊豆の旅さきで旅芸人の一家と会い、若いおどり子にあわい恋心[こいごころ]をいだく。青春の哀感[あいかん]をえがいた小説。 **イスパニア** [国名]→「スペイン」[西]España **いずまい【居住まい】** [名]座[すわ]っているときの姿勢。「―を正す」 **いずみ【泉】** [名]①地中から水のわきでてくるところ。また、その水。[類]わき水 ②ものごとが生じるみなもと。「知識の―」「希望の―」[類]源泉 **いずみ【和泉】** [地名]旧国名。今の大阪府南部。五畿内[ごきない]の一国。泉州[せんしゅう]。江戸時代は幕府の天領。堺[さかい]は貿易都市として独自に繁栄[はんえい]した。▽同府に同名の市がある。 **いずみきょうか【泉鏡花】** [人名]一八七三—一九三九年。明治から昭和期の小説家。石川県生まれ。本名は鏡太郎。尾崎紅葉の門下。江戸情緒[じょうちょ]を受けながら、特異な幻想[げんそう]美の世界を築いた。小説「照葉[てりは]狂言」「高野聖[こうやひじり]」「婦系図」「歌行灯[うたあんどん]」など。 **いずみしきぶ【和泉式部】** [人名]生没年未詳。平安中期の歌人。情熱的な恋[こい]の歌を多く残した。家集「和泉式部集」のほかに、「和泉式部日記」がある。 **いずみしきぶにっき【和泉式部日記】** [書名]一〇〇七年ころか。和泉式部の作とする説が有力。帥宮敦道との恋愛[れんあい]を物語風にしるした日記。「和泉式部物語」とも。 **いずも【出雲】** [地名]旧国名。今の島根県東部。山陰[さんいん]道の一国。雲州[うんしゅう]。出雲神話の舞台[ぶたい]の地。 **いずもたいしゃ【《出《雲大社】** [名]島根県大社町にある神社。祭神はオオクニヌシノミコト。本殿[ほんでん]は大社造りという様式で、古代神社の代表。 **いずものおくに【出雲阿国】** [人名]生没年未詳[みしょう]。安土桃山時代の、出雲大社の巫女[みこ]。歌舞伎の始祖といわれ、念仏おどりを阿国歌舞伎に発展させた。 **いずものかみ【出。雲の神】** [名]①オオクニヌシノミコト。 ②一〇月に出雲大社に集まって男女の縁[えん]を結ぶといわれる神々。 **イスラエル** [国名]正式国名は、イスラエル国。アジア南西部の、地中海東岸にある共和国。一九四八年、世界各地に散らばっていたユダヤ人が、古代ユダヤ国家のあったこの場所に建国したため、それまで住んでいたアラブ人との対立が続き、いまだ最終的な解決を見ていない。面積約二万一〇〇〇平方㌔。首都エルサレム(国際的には未承認)。主要言語ヘブライ語。 <66> **イスラエル**[国名]中東の地中海にのぞむ共和国。一九四八年に独立。面積約二万一○○○平方[キロ]。首都エルサレム(国際的には未承認)。主要言語へブライ語。 **イスラムきょう**【イスラム教】[図]七世紀の初め、アラビアでマホメットがおこした宗教。キリスト教・仏教と並んで、世界三大宗教の一つ。アラーを唯一の神として信仰[しんこう]する。経典[きょうてん]はコーラン。回教。マホメット教。フイフイ教。▽「イスラム」は、神の意志への服従の意味。 **イスラムていこく**【イスラム帝国】[図]七世紀に、マホメットの死後、正統カリフ(=後継者)の支配の下にイスラム教徒が建てた国。最盛期には、インド西部からスペインをふくむ大帝国となった。のちに、小国に分裂、モンゴルやスペインにほろぼされた。サラセン帝国。 **いずれ**【何れ・×孰れ】[目][代名][画]①〈副〉どちらにしても。どういうなりゆきをたどるにしても。どっちみち。[類]どのみち「―わかってくれるだろう」②いつとははっきりきめられないが、近いうちに。「くわしいことは―お話しします」[類]そのうち①〈代名〉どれ。どちら。「―か一つを選ぶ」「―が勝つか予測できない」「―もおとらぬ」 **いずれ菖蒲[あやめ]か杜若[かきつばた]** だれがいちばん美しいかきめられないほどの美女たちをさしていうことば。▽アヤメとカキツバタが似ていて、どちらも美しいことから。 **いずれ**[日][漢][図][「いずれか〜」「いずれをか〜」「いずれぞ〜」の形で]疑問の句法の一つ。「どちらが・・・か」という意味。「女[なんじ]と回[かい]とは―か愈[まさ]れる(=おまえと顔回とでは、どちらがすぐれているのか)」 **いすわる**【居座る・居坐る】[国]こしをおろしたまま、動かないでいる。また、同じ場所や地位などにいつづける。「入り口にー」「会長に―」▽早くどいてほしいのにという気持ちでいう。 **いせ**【伊勢】[人]生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。平安前期の女流歌人。三十六歌仙の一人。「古今集」以下の勅撰[ちょくせん]、集に多くの歌がある。また、家集「伊勢集」がある。 **いせい**【威勢】[図]①元気があって勇ましいこと。「―のいいかけ声」②まわりが、とてもかなわないと思うような勢い。「―を示す」[圏]威風 **いせい**【異性】[図]男性から女性を、女性から男性をさしていうことば。「―に関心をもつ年ごろ」②同種の生物のあいだで、男女・雌雄[しゆう]。③性質がちがうこと。「構造式の異なる―体」[◆]同性 **いせいしゃ**【為政者】[図]政権をにぎり、政治をおこなう人。「―の責任を問う」 **いせえび**【×伊勢海老】[図]イセエビ科の大形のエビ。はさみはない。かざりものにしたり祝いごとに使ったりする。カマクラエビ。 **いせき**【移籍】[図]「函]戸籍[こせき]や所属団体を変えること。「別のチームに―する」[鬨]転籍・トレード **いせき**【遺跡・遺×蹟】[図]古代の住居・建物・墓などのあとが残されている場所。[園]史跡 > 「つかいわけ」→「旧跡」を見よ。 **いせじんぐう**【×伊勢神宮】[図]三重県伊勢市にあり、皇室の祖先にあたる神々をまつるところ。内宮はアマテラスオオミカミ、外宮はトヨウケノオオカミをまつる。長く国家神道[しんとう]の中心であった。正殿の建築様式は神明造り。 **いせつ**【異説】[図]一般の説とはちがった説。「―を唱える」[類]異論[↔]通説・定説 **いせものがたり**【伊勢物語】[屋]九二〇年ころか。作者未詳[みしょう]。在原業平[ありわらのなりひら]と思われる主人公の一生をしるした短編からなる歌物語。「在五中将[ざいごちゅうじょう]の日記」とも。 **いせ**【伊勢】[図]旧国名。今の三重県北部。東海道の一国。勢州[せいしゅう]。「―平氏」▽同県に同名の市がある。 **いせん**【緯線】[図]地球上の位置をきめるために、かりに赤道と平行に引いてあらわした線。緯度を示す。[↔]経線 **いぜん**【以前】[図]むかし。かなり前。「―行ったことがある」②ある基準の時間をふくんで、そのときよりも前。「鎌倉時代―」[↔]以後・以降 ③ある段階・レベルまで至っていないこと。「常識―の問題」 **いぜん**【依然】[形動]前と変わらないようす。もとのままであるようす。「―として悪いくせが直らない」「旧態―」 **いぜんけい**【×已然形】[文]文語文法の活用形の一つ。係助詞「こそ」の結びになったり、助詞「ば」が付いて「・・・なので」、「ども」が付いて「・・・だが」の意味をあらわしたりする。口語文法にはこれのかわり に仮定形がある。 **いそ**【×磯】[図]岩の多い、海岸の波うちぎわ。「―のかおりがする」「―あそび」 **磯の鮑[あわび]の片思い**「鮑の片思い」に同じ。[→]「あわび」 **いそいそ**[圃]「とうれしく楽しいことを期待して、動作にはずみがついているようす。「―出かけていった」「旅行じたくでーする」 **いそう**【位相】[図]①地域・性別・職業・年齢などの相違によって起こることばのちがい。「―語」②周囲の状況や原因によって、概念[がいねん]などがちがってくること。[▼]物理学で、周期運動中の、ある瞬間の位置や状態を示すことばから。 **いそう**【移送】[図]「と]ある場所から他の場所へ移しおくること。「患者[かんじゃ]を―する」[圏]転送 **いそうろう**【居候】[図]よその家に住み、養ってもらっている人。「―三杯[さんばい]めにはそっと出し」[圏]食客[しょっかく] **いそがしい**【忙しい】[囲]やるべきことが次から次へと続いて、ひまがない。「仕事が―」②ふるまいがめまぐるしくて落ち着きがない。[▼]「急がしい」は誤り。 **いそがす**【急がす】[国]急ぐようにさせる。いそがせる。せかす。 <67> **いそぎんちゃく【×磯×巾着】** [名]腔腸動物の一種。筒形[とうけい]で、岩などにはりつき、たくさんの触手[しょくしゅ]を広げてえさをとる。刺激を受けると巾着(=ロひも付きの小形のふくろ)のような形にからだが収縮する。 **いそぐ【急ぐ】** [五]①することを短い時間でしおわろうとする。「完成を―」「勝ちを―」 ②はやく着くようにする。「家路[いえじ]を―」 > つかいわけ急ぐ・せく・はやる 「急ぐ」は、行動を実際に早くする。「急いで駅に向かう」。「せく」は、早くしようと気持ちがさきにたってあせる。「心はせくがいっこうに足が進まない」。「はやる」は、早く始めようと気負いたつ。「はやる気持ちをおさえて連絡[れんらく]を待つ」。 **いぞく【遺族】** [名]死んだ人のあとに残された家族や親族。「―補償[ほしょう]」 **いそじ【五十路・五“十】** [名]五〇歳[さい]。 **いそしむ【勤しむ】** [五]つとめはげむ。精を出す。「勉学に―」 **イソップ** [人名]紀元前六世紀ころの人。古代ギリシャの寓話[ぐうわ]作家で、「イソップ物語」の作者といわれる。アイソポス。[英]Aesop **イソップものがたり【イソップ物語】** [書名]紀元前三世紀ころ。ギリシャ、イソップが語ったものと、後世の寓話[ぐうわ]をまとめたもの。動物にことよせた教訓的な話を集めてある。日本に来て「伊曾保物語」となった。[英]Aesop's Fables **いそづり【×磯釣り】** [名]海岸の岩場でする釣り。→沖[おき]釣り **いそほものがたり【伊曾保物語】** [書名]一五九三年。「イソップ物語」の訳本。訳者未詳[みしょう]。当時の話しことばに訳して、ローマ字で書いてある。ヨーロッパ人宣教師の日本語学習や布教などに使った。▽江戸時代に、仮名草子[かなぞうし]として刊行された翻訳[ほんやく]をさすこともある。 **いぞん【依存】** [名・スル]他のものにたよることによって生かされ、存在していること。いそん。「外国の資源にーする」 **いぞん【異存】** [名]反対の意見や不満な気持ち。「その提案に―はない」[類]異議・異論 **いた【板】** [名]木材などをうすく、たいらに切ったもの。「鉄のー」「ーガラス」 **板につく** 仕事や役がらなどに慣れて、その人にぴったり合ってくる。「白衣がすっかりー」▽演劇で、舞台ばえを板ということから。 **いたい【遺体】** [名]死んだ人のからだ。死体。「―を安置する」[類]なきがら・遺骸[いがい]▽「死体」に比べて、死者への敬意がこめられた表現。[かぞえ方]体[たい] **いたい【痛い】** [形]①けがや病気などによって、神経に強い刺激[しげき]を感じる。「腹が―」「切り傷が―」 ②弱点をつかれたり、困ることがあったりして心理的につらい。「―ところをつかれる」「―目にあう」「この失敗はー」「耳が―」 **痛くも痒[かゆ]くもない** 他人に何かをされても、まったく困らず平気だ。「そんないやがらせなど―」 **痛くもない腹を探られる** なにも悪いことをしていないのに、思いがけないところで疑われる。 **いだい【偉大】** [形動]非常にすぐれてりっぱなようす。「―な人物」 **いたいけ【幼気】** [形動]子供が幼くて、弱々しく痛々しいようす。また、あどけなくいじらしいようす。いたいけない。「遺児の―な姿がなみだをさそう」 **いたいたしい【痛痛しい】** [形]見るからにこちらが痛みを感じるようなようすである。「松葉づえの―姿」[類]痛ましい▽多く、心身が傷ついて気の毒なようすをいう。 **いたがき【板垣】** [名]板塀[いたべい]。 **いたがきたいすけ【板垣退助】** [人名]一八三七—一九一九年。幕末・明治期の政治家。土佐生まれ。討幕運動・戊辰戦争に参加ののち、自由民権運動を指導して自由党を結成し、伊藤博文内閣・大隈重信内閣の内務大臣をつとめた。 **いたく【委託】** [名・スル]自分の仕事を人にたのんで、代わりにやってもらうこと。処理を他人にたのむこと。「―販売」[類]委嘱[いしょく]▽「依託」は別語で、もたせかけること。 **いたく【痛く・甚く】** [副]ひどく。非常に。たいへん。「―悲しむ」「―感心する」 **いだく【抱く・『懐く】** [五]①うでの中にかかえる。だく。「母の写真を―」「山々に抱かれた村落」 ②心の中にもつ。「希望を―」「大志を―」 **いたけだか【居丈高・威《猛高】** [形動]人をおどしておさえつけるようなようす。「―になる」[類]高姿勢・高飛車[こうびしゃ]▽「居丈」は、座[すわ]ったときの背の高さ。胸を張って座って、いばっているようすから。 **いたご(板子)一枚下したは地獄[じごく]** 船乗りの仕事が非常に危険だということ。▽「板子」は、船底にしく板。 **いたしかたない【致し方ない】** どうしようもない。しかたがない。 **いたしかゆし【痛し痒し】** かけば痛いし、かかなければかゆいし、それぞれにぐあいのいい面も悪い面もあって困ること。「特別あつかいされるのも―だ」 **いたじき【板敷き】** [名]ゆかに板を張ったところ。板の間。 **いたす【致す】** [五]①「する」のへりくだった言い方。「わたしがいたします」 ②「する」のていねいな言い方。「なにやら胸さわぎがいたします」 ③ひきおこす。「不徳の―ところ」 ④とどかせる。およぼす。「思いを―」 ⑤[補助][「お(ご)〜いたす」の形で]へりくだる意味をつけくわえる。「お願いいたします」「お供―つもりです」「ご努力ー」▽動詞の連用形、またはサ変動詞の語幹に付く。 <68> **いたずら【悪戯】** [形動]①[名・スル]ふざけて、ちょっとした悪さをすること。「―半分」▽遊びでちょっとつくったものなどをへりくだっていうときにも。「退屈しのぎに―してみました」 ②子供の遊びの一つ。たがいに手の甲[こう]とうをつねりあって手を重ねていくもの。 **いたずらに【徒らに】** [副]無益に。むだに。「―時を過ごす」 **いただき【頂】** [名]もののいちばん高いところ。てっぺん。「山の―に雪が残る」▽俗な言い方で、自分のものになることの意味でも。「この試合は―だ」 **いただく【頂く・×戴く】** [五]①頭や頂上にのせる。「雪を―山々」 ②上に立つ人として敬い仕える。「国王に―」[類]仰ぐ ③「もらう」のへりくだった言い方。ちょうだいする。「お中元を―」「先生に頂いた本」↔差し上げる ④「食べる」「飲む」のへりくだった言い方。「ごちそうを―」「お茶を―」 ⑤[補助][「〜ていただく」などの形で]「・・・してもらう」のへりくだった言い方。「話して―」「読んで―」「帰らせて―」▽漢語の場合、直接付くことがある。「ご心配(して)―」「ご覧(になって)―」▽「つかいわけ」→「もらう」を見よ。 **いただけない【頂けない】** 感心できない。「あの態度は―」 **いたたまれない【居た堪れない】** [形]とてもその場にいられない。とうていその場所に続けていることはたえられない。「重なる失敗に―気持ちだ」 **いたち【×鼬】** [名]イタチ科の哺乳動物。夜行性で、ネズミや昆虫[ちゅう]などを食べる。敵に追いつめられると肛門から悪臭[あくしゅう]のある液を発する。 **鼬の最後っ屁[さいごっぺ]** せっぱつまって最後に非常手段をとること。 **鼬の道** 交際や音信が絶えること。▽イタチは同じ道を二度と通らないことから。 **いたちごっこ【×鼬ごっこ】** [名]①たがいに同じことをくりかえすばかりで、ものごとがはかどらないこと。どうどうめぐり。 **いたって【至って】** [副]程度のはなはだしいことをていねいにあらわす。この上なく。きわめて。「小生―健康です」[類]すこぶる ▽「いたりて」の変化した形。 **いたみ【痛み】** [名]①病気や傷などによる肉体的な苦しさ。また、心に受けた傷やなやみごとなどの精神的な苦しさ。「―にたえかねる」 ②ものが古くなったりぶつかったりして、そこなわれたところ。「くつの―がひどい」 **いたで【痛手・傷手】** [名]①大きな打撃[だげき]。損害。「―をこうむる」 ②からだや心に受けるひどい傷。重傷。[類]深手 **いだてん【×韋駄天】** [名]走るのが非常に速い人。「―走り」▽バラモン教の神。足が速く、仏舎利[ぶっしゃり]をうばった鬼[おに]を追いかけてつかまえたという。 **いたどり【×虎×杖】** [名]タデ科の多年草。夏、白い小花をつける。若芽を食べる。根は薬用。 **いたのま【板の間】** [名]ゆかに板を張った部屋[へや]。「―かせぎ(=ふろ屋などのどろぼう)」[類]板敷き **いたば【板場】** [名]料理屋の調理場。また、調理人。いたまえ。▽まな板のある場所という意味から。 **いたばさみ【板挟み】** [名]対立している二つのもののあいだに立って、どうしたらいいかきめかねて思いなやむこと。「義理と人情の―」[類]ジレンマ **いたぶる** [五]おどして金品をとる。また、いためつける。「女を―」▽「いたく(=ひどく)振[ふ]る」こと。 **いたまえ【板前】** [名]日本料理専門の料理人。調理師。いたば。 **いたましい【痛ましい】** [形]見ていられないほどかわいそうで心が痛む。「―事故現場」「親を失った子の―姿」[類]痛々しい > つかいわけいたわしい・痛ましい 「いたわしい」は、動詞「いたわる」と語源が同じ。気の毒で手を貸してやりたくなるようなようす。「足の悪いお年寄りをひとり歩かせるのはおいたわしい」。「痛ましい」は、動詞「いたむ」と語源が同じ。気の毒で目をそむけたくなるようなようす。「痛ましい傷を負った老人」。 **いたみいる【痛み入る】** [五]よくしてもらって、すまなく思う。めいわくをかけて、すまないと思う。「ご好意痛み入ります」 **いたむ【痛む】** [五]①心身に痛みを感じる。「傷が―」「胸が―」 ②ものがこわれたり、傷つく。破損する。「屋根が―」 ③食べものがくさる。「傷んだりんご」 **いたむ【悼む】** [五]人の死を悲しみ、おしむ。「友の死を―」 **いため【板目】** [名]①板と板との合わせ目。 ②木目が山形や波形になっているもの。↔正目[まさめ] **いためつける【痛め付ける】** [下一]いじめてひどい目にあわせる。「悲鳴を上げるまでー」 **いためる【痛める】** [下一]①からだに傷や故障をつくる。いたくする。「足首を―」「腹を―」 ②なやます。「頭を―」「心を―」 ③ものをきずつけて、だめにする。「引っこしのときに家具を―」 ④食べものをくさらせる。また、きずつける。 **いためる【×炒める】** [下一]肉や野菜などをなべに入れ、油を少し加えてこがさないように熱を加える。 **いたり【至り】** [名]①ものごとの最高の状態。「感激の―」「汗顔の―」[類]極み・極[きょく] ②勢いに乗ってひき起こすやりすぎ。「若気の―」 **イタリア** [国名]正式国名は、イタリア共和国。ヨーロッパ南部の、地中海につき出た長ぐつ形の半島と、シチリアなどの島々からなる国。古代ローマ帝国の中心地。ルネサンスの舞台ともなり、文化的遺産[いさん]が多い。面積約三○万平方㌔。首都ローマ。主要言語イタリア語。▽「伊太利」と当てる。 <69> **イタリック** [名]欧文[おうぶん]の活字体の一つ。italics のように少し右にかたむいた字体。「italics」 **いたる【至る・「到る】** [五]①進んでいって、ある場所や時間などに行きつく。「駅に―道」「今日[こんにち]に―」 ②ある状態・段階に行きつく。「中止するに―」「大事に至らなくてよかった」「事ここに至っては」 ③向こうからやってくる。「好機―」「悲喜こもごも」 ④[「至らぬ〜」の形で]いきとどかない。未熟の。「至らぬ者ですがよろしく」 ⑤[「~に至っては」の形で]しだいに程度がひどくなるが、・・・になると」と言って、極端[きょくたん]に悪い例として挙げる表現。「彼に至っては問題にならない」 **いたるところ【至る所】** [名・副]行くところ、どこでも。どこもかしこも。「―で火の手が上がる」 **いたれりつくせり【至れり尽くせり】** 気くばりがよくいきとどいているようす。「―のもてなし」 **いたわしい【労しい】** [形]気の毒で助けてやりたいようなようす。「なんともおーことです」 **いたわり【『労り】** [名]相手を傷つけないように、たいせつにあつかうこと。なぐさめ。また、ねぎらい。「老人への―」「―のことば」 **いたわる【労る】** [五]①老人や子供などの弱い者をだいじにする。 ②苦労した人をなぐさめる。「部下を―」 **いたん【異端】** [名]その時代に正しいと認められている思想や信仰[しんこう]からはずれたもの。「―者」「―視」[類]邪道 ↔正統 **いち[一]** [数]①ひとつ。♪「一[いっ]に」も見よ。▽重要な書類では書きかえを防ぐため「壱」を使う。②ある一つの。イチ(金壱万円[まんえん]) ③ひとつめ。また、ものごとの初め。「―から出直す」④最上級のもの。トップの。「―といって二とはくだらない」⑤おなじ。ひとしい。「時期を―[いっ]にする」⑥全体。すべて。それだけ。もっぱら。▷「一[いっ]に」も見よ。⑦わずか。すこし。⑧あるときには。イチ・イツ(一個・一度・一枚・万一・唯一・一説・一読者[しゃ]・一例・一月・一番目[ばん]・一姫二太郎[ひめにたろう]・一位・一等・一流[りゅう]・世界一・一致・一般[ぱん]・一樣[よう]・画一・同一・一家[っか]・一座[ざ]・一切[っさい]・一式[っしき]・一族[ぞく]・一心[っしん]・一途[ず]・一念[ねん]・専一・一覧[らん]・一見[けん]・一考[っこう]・一刻[っこく]・一瞬[っしゅん]・一助[じょ]・一喜一憂[ゆう]・一長一短[たん]) ひと・ひとつ(一筋[すじ]・一肌脱ぐ・一[ひと]つ覚え・一言居士[こじ]・一昨日[さくじつ]・一昨年[さくさく]・一昨々日[さくさくさくじつ]・一寸[ちょっと]・一日[いちにち]・一向[ひたすら]・一人[ひとり]・一人一人[ひとりひとり]) いつき(一か八[ばち]か・一から十まで・にも二にも・一姫二太郎・一富士二鷹三茄子[なすび]・一も二もなく・一を聞いて十を知る) **いち[壱](壹)** [漢]領収書や証書などで、「一」の代わりに使う字。▽「二」や「十」に書きかえられたりするのを防ぐため。 **いち【市】** [名]一定の日に多くの人が集まって、ものを交換し、売り買いをすること。また、その場所。マーケット。「―が立つ」「門前―をなす」 **いち【位置】** [名・スル]①もののある場所。「―につく」「北に―する」 ②社会的地位や立場。「有利な―をしめる」 **いちあくのすな【一握の砂】** [書名]一九一○年。石川啄木[たくぼく]の歌集。口語調の親しみやすさと新鮮[しんせん]な内容と三行書きの形式とで、近代短歌を広く大衆のものとした。 **いちい【一位・『水』松】** [名]イチイ科の常緑高木。細長い葉で、赤い実は食用。木材は家具やえんぴつに使用する。アララギ。 **いちいせんしん【一意専心】** [名・スル]そのことだけに熱中するようす。「―勉学にはげむ」「―の心構え」 **いちいたいすい【一衣帯水】** [名]ひとすじの帯のようなせまい川や海。また、それによってへだてられていること。「日本と―をなす韓国[かんこく]」 **いちいち【一一】** [副]一つ一つ、全部に。「―説明する」「―文句をつける」[類]逐一[ちくいち]▽わずらわしいという気持ちがこめられる。 **いちいん【一因】** [名]原因の一つ。「油断も事故の―となる」 **いちいん【一員】** [名]ある団体や組織をつくっている一人。「家族の―」 **いちいんせい【一院制】** [名]議会を一つの議院だけで構成する制度。市町村議会など。↔二院制 **いちえん【一円】** [名]ある地域全体。「県下―」▽「つかいわけ」「一面」を見よ。 **いちおう【一応・一往】** [副]①最低の基準には達する程度をいう。じゅうぶんとはいえないが、ひととおり。「―の評価を得る」「これで―かっこうがついた」 ②不要と思われるが、念のために。とりあえず。ひとまず。「―メモしておく」「―行くだけは行ってみる」 <70> **いちがいに【一概に】** [副]すべてをひっくるめて。「―悪いとも言いきれない」「―信じるわけにはいかない」[類]一口に▽多く、打消の語をともなう。 **いちかわだんじゅうろう【市川団十郎】** [人名]①初世。一六六〇—一七〇四年。歌舞伎俳優。江戸前期に活躍[かつやく]。立ち回りを主とする江戸歌舞伎の荒事の創始者。屋号は成田[なりた]屋。 ②七世。一七九一—一八五九年。江戸後期の名優。「勧進帳[かんじんちょう]」を初演し、また初世以来の当たり役を選び「歌舞伎十八番」を定めた。 ③九世。一八三八—一九〇三年。明治時代の名優。活歴という、史実を重んじた新史劇を創始し、「新歌舞伎十八番」を制定。五世尾上菊五郎[おのえきくごろう]、初世市川左団次とともに「団・菊・左」と称[しょう]せられた。 **いちがん(一丸)となる** 団結して一つにまとまる。「打って―」「一丸となってたたかおう」▽「一丸」は、一つのかたまりのこと。 **いちがんレフ【一眼レフ】** [名]一つのレンズにはいる光を、鏡で反射させながらピントを合わせるカメラ。↔二眼レフ▽「レフ」は「レフレックス(=反射の)」の略。 **いちぎてき【一義的】** [形動]①もっとも重要な意味のあるようす。第一義的。 ②一つの意味しかないようす。↔多義的 **いちぎ(一議)に及ばず** とくに相談するまでもなく。あれこれ言うまでもなく。「―可決した」 **いちぐう【一隅】** [名]すみっこ。かたすみ。「庭の―」 **いちぐん【一軍】** [名]①ひとまとまりの軍隊。また、軍全体。「―を率いる」 ②プロ野球などで、公式試合に出場する、レギュラー選手のチーム。「―に上がる」↔二軍 **いちげい(一芸)に秀[ひい]でる** 何か一つの技能や芸能にすぐれている。[類]一芸一能に秀でる **いちげき【一撃】** [名・スル]強く相手をひとうちすること。「敵に―を加える」 **いちげん【一元】** [名]①ものごとの根本がただ一つであること。「―論」↔多元 ②ひとつの元号。「一世―」 ③数学で、一つの未知数。「―二次方程式」 **いちげん【一見】** [名]なじみでなく、はじめての客であること。初対面。「―の客」「―さんお断り」▽「見」は、見参[げんざん](=お目にかかること)のこと。 **いちげんこじ【一言居士】** [名]どんなことにも、自分の意見をひとことは言わないと気がすまない人。うるさがた。▽常用漢字表付表の語。 **いちげんしき【一見識】** [名]他人から、すぐれていてりっぱだと思われるような考え。ひとかどの見識。「―をもつ」 **いちげんはんく【一言半句】** [名]↓「いちごんはんく」 **いちげんろん【一元論】** [名]世界や宇宙のすべてのことを一つの原理で説明しようとする考えかた。↔二元論・多元論 **いちご【一期】** [名]人が生まれてから死ぬまで。一生涯[しょうがい]。「―の思い出になる」「▷―一会」▽仏教から出たことば。「いっき」と読めば別の語。 **いちご【×苺・×莓】** [名]バラ科の多年草。種類は多い。とくに、オランダイチゴ。実は赤く、食用。ストロベリー。 **いちごいちえ【一期一会】** [名]出会いは一生にただ一度かぎりのものだということ。▽人との出会いをたいせつにせよという、茶道から出たことば。「一期一得」は誤り。 **いちごう【一×毫】** [名]ほんのわずかなこと。「―の私心もない」[類]寸毫[すんごう]▽「毫」は、一本の細い毛のこと。 **いちこじん【一個人】** [名]おおやけの資格をはなれた一人の人間。一私人。いっこじん。 **いちごん【一言】** [名]ひとこと。短い語句。「―もない(=まったく言いわけできない)」 **いちごんはんく【一言半句】** [名]ほんのわずかのことば。「いちげんはんく」とも。「―もらさずに聞く」[類]片言隻句[へんげんせっく] **いちざ【一座】** [名]①ひとつの芝居や興行[こうぎょう]に加わる役者などの集団。「―の座長」 ②同じ場所にいる人々全体。「―を見わたす」 **いちじ【一次】** [名]①第一回目。「―試験」 ②数学で、二乗[じじょう]以上の項[こう]をふくまないこと。「―方程式」 **いちじ【一時】** [名]①少しのあいだ。しばらく。「―停止」「―預かり」「―解雇[かいこ]」 ②過去のある時。その当時。「―はあきらめた」 ③その場だけ。「―しのぎ」▽「つかいわけ」→「臨時」を見よ。 **いちじ(一事)が万事[ばんじ]** 一つのことが、ほかのすべてにあてはまること。すべてのことが、その一つのことと同じやりかただ。「彼は―この調子だ」 **いちじかんすう【一次関数】** [名]数学で、二乗[じじょう]以上の項[こう]のない方程式であらわされる関数。 **いちじきん【一時金】** [名]定期的ではなく、そのとき一回だけ支給されるかね。賞与[しょうよ]や退職金など。「見舞[みまい]金として会社から―が出る」 **いちじく【無花果】** [名]クワ科の落葉小高木。卵形の実とされるものは、中にうす紅色の多数の小花が集まったもの。食用。▽花が果実の内側にあって見えないことから「無花果」と当てる。 **いちじさんぎょう【一次産業】** [名]↓「だいいちじさんぎょう」 **いちじさんぴん【一次産品】** [名]生産したままで、加工しないで取り引きされるもの。農産物や水産物など。 **いちじせんきん【一字千金】** [名]すぐれた文字や文章のほめことば。一字に千金の価値があるという意味。▽中国、秦[しん]の呂不韋[りょふい]が、自分の文章(「呂氏春秋」)に一字でも増減することができるなら千金をあたえよう、と言った故事から。 **いちじつせんしゅう【一日千秋】** [名]待つ時間や日にちが非常に長く感じられること。一日が千年もの長さに感じられるほど待ちどおしいこと。「いちにちせんしゅう」とも。「―の思い」[類]一刻千秋・一日三秋 <71> **いちじつ(一日)の長[ちょう]がある** 他の人より少しよけいに経験を積んで、すぐれている。▽「一日」は「いちにち」とも。「論語」から。 **いちじてき【一時的】** [形動]しばらくのあいだだけ。そのときだけ。「ほんの―な現象」[類]かりそめ **いちじに【一時に】** [副]ものごとがその時点に集中して起こるようす。「いちどきに」とも。[類]一度に **いちじのがれ【一時逃れ】** [名]その場だけのいいかげんな言いわけでごまかすこと。 **いちじふさいり【一事不再理】** [名]裁判で、一度確定した判決については、再度とりあげないという刑事訴訟[そしょう]の原則。 **いちじゅういっさい【一汁一菜】** [名]質素な、またはそまつな食事。[類]三汁八菜▽副食がしると菜の各一種類ずつだということ。 **いちじゅん【一巡】** [名・スル]ひとまわり。ひとめぐり。「打者―の猛攻」 **いちじゅん【一旬】** [名]十日間。旬日。 **いちじょ【一助】** [名]少しの助け。「生活費の―」 **いちじょう【一条】** [名]①ひとすじ。「―の光がさす」 ②箇条[かじょう]書きのひとくだり。「―ごとに審議[しん]」 **いちじょう【一場】** [名]①まとまったひと区切り。ひとくさり。「―のあいさつ」 ②その場かぎり。「―の夢に終わる」 **いちじょうかねら【一条兼良】** [人名]一四〇二—八一年。室町中期の政治家。有職故実[ゆうそくこじつ]に詳しく古典にも通じた。「かねよし」とも。著書に「樵談治要[しょうだんちよう]」「花鳥余情[かちょうよじょう]」など。 **いちじるしい【著しい】** [形]程度がはっきり目立って、それとわかるようす。「―発展」「著しく異なる」[類]顕著 **いちじん(一陣)の風[かぜ]** さっと通りすぎていく風。「―がふく」▽「一陣」は、いっとき盛[さか]んなこと。 **いちず【一〝途】** [形動]他のことに気をとられず、一つのことだけに向かっていくようす。「―に思いつめる」「あの人は―な人だ」[類]ひたすら▽「つかいわけ」→「ひたむき」を見よ。 **いちぞく【一族】** [名]血すじのつながりがある人々。「―郎党をひき連れる」[類]血族・親族 **いちぞん【一存】** [名]自分一人だけの考え。「わたしの一ではきめられない」[類]独断 **いちだい【一大】** [連語][「一大~」の形で]「一つの大きな」「無視できない」という意味をあらわす。「―決心」「―転機」「―発見」「―イベント」 **いちだい【一代】** [名]①人が生まれてから死ぬまでのあいだ。一生。「人は―、名は末代」 ②君主や店主などが、その地位にいる期間。「―で財産を築く」 ③ある一つの時代。「―の英雄[えいゆう]」 **いちだいじ【一大事】** [名]きわめて重大な事件。「お家の―」 **いちだん【一団】** [名]ひとかたまり。ひとつの集団。「―となって進む」「学生の―」[類]一群・一行 **いちだん【一段】** [副]①[名]①階段などのひと刻み。 ②文章のひと句切り。 ③[副]以前に比べて程度が高くなっているようす。「また―ときれいになった」「―と厳しい寒さ」 **いちだんらく【一段落】** [名・スル]ものごとなどのひと区切り。「仕事が―する」「―つく」 **いちづける【位置付ける】** [下一]全体との関連で、適切な位置をきめる。相応な判定を下す。 **いちど【一度】** [名]一回。いっぺん。「一日に―は顔を出す」「―おいでください」 **いちどう【一同】** [名]同じ場所や立場にいる人、みんな。「―起立」「家族―」 > つかいわけ一同・全員 「一同」は、仲間全体をひっくるめた表現。個人のかげが見えない。「生徒一同で花をおくる」。「全員」は、個々を重視したうえで、それぞれの人がすべての意味。「生徒全員ががんばって優勝した」。 **いちどう(一堂)に会[かい]する** たくさんの人々が同じ場所に集まること。▽「一堂」を「一同」と書くのは誤り。 **いちどきに【一時に】** [副]二つ以上のものごとがまとまって起こるようす。「いちじに」とも。「まとめて―かたづけよう」[類]一度に > つかいわけいちどきに・同時に 「いちどきに」は、たくさんのものがある時点に集中すること。「申しこみがいちどきに殺到[さっとう]する」。「同時に」は、(別の場所でも別のことでもかまわないが)同じ時間に進行すること。「騒乱[そうらん]が同時に発生する」。 **いちどく【一読】** [名・スル]ひととおり読むこと。「―に値[あたい]する」 **いちどくさんたん【一読三嘆・一読三×歎】** [名・スル]文章を一回読むあいだに何度も感嘆すること。文章を一度読んで三度感心する、非常に感心すること。▽詩歌[しいか]の場合は「一唱三嘆」とも。 **いちどに【一度に】** [副]同時に。いっぺんに。「―爆発する」 **いちなん(一難)去ってまた一難** 次から次へと災難が起こること。 **いちにち【一日】** [名]①一昼夜。二十四時間。 ②日の出から日の入りまで。「きょうは―雨だった」[類]終日 ③ある日。「夏休みの―、海へ出かける」 **いちにちせんしゅう【一日千秋】** [名]↓「いちじつせんしゅう」 **いちにょ【一如】** [名・スル]根本は一つであること。「物心―である」「形影[けいえい]―(=夫婦仲のいいこと)」▽仏教から出たことばで、真理はただ一つであること。 <72> **いちにをあらそう【一二を争う】** 首位を争う。「―成績」 **いちにん【一任】** [名・スル]すべてをまかせること。「議長に―する」 **いちにんしょう【一人称】** [名]話し手が自分をさすことば。「わたし」「ぼく」など。[類]自称。▽ほかに、二人称・三人称。 **いちにんとうせん【一人当千】** [名]「一騎当千」に同じ。 **いちにんまえ【一人前】** [名]①一人に割りあてられる分量。ひとりぶん。「すしー」 ②ふつうのおとな並みの能力をもっていること。「からだだけはもうーだ」→半人前 ③技術などが人並みのレベルに達すること。「職人として―になるには十年かかる」↔半人前 **いちねん【一年】** [名]①一月から一二月までの期間。「―の計は元旦[がんたん]にあり(=その年の計画は年の始めにきめておくのがよい)」 ②十二か月の長さ。「あれからちょうどーたった」 ③学校での第一学年。「小学校―生」 **いちねん【一念】** [名]ひとすじに思うこと。「―岩をもとおす(=強い信念でことにあたれば、どんなことでもなしとげられる)」「―発起[ほっき]」 **いちねんそう【一年草】** [名]芽が出た年のうちに、花が咲き、実を結んでかれる植物。一年生植物。アサガオ・イネなど。▽ほかに、二年草・多年草。 **いちねんぼうず【一年坊主】** [名]一年生のういういしさを親しんでいうことば。 **いちねんほっき【一念発起】** [名・スル]あらたにものごとを始めようと決意すること。▽もと、決心して仏道にはいること。 **いちのぜん【一の×膳】** [名]正式な日本料理で最初に出す料理。本膳[ほんぜん]。 **いちのとり【一の酉】** [名]一一月の第一の酉の日。また、その日におこなわれる酉の市[いち]。初酉。▽ほかに、二の酉・三の酉。 **いちば【市場】** [名]①魚や野菜などを集め、商人が売り買いするところ。「魚—」「青物[あおもの]―」[類]市場[しじょう]▽経済関係の「株式市場」「商品取引市場」などは「しじょう」と読む。 ②いっそう。「試験が―むずかしくなった」 **いちばい【一倍】** [名]①二倍。「人―(=他人の二倍)勉強する」▽多く、「人一倍」の形で使われる。 **いちはつ【×鳶尾・一〝八】** [名]アヤメ科の多年草。春、むらさきや白の花が咲く。葉はアヤメよりはばが広い。 **いちばまち【市場町】** [名]きまった日に市[いち]が立つことによって発達した町。四日市[よっかいち]・十日市など。 **いちはやく【《逸早く・“逸速く】** [副]人に先んじて。「―現場にかけつける」「―情報をつかむ」 **いちばん【一番】** [名]①[名]①第一の順番。また、最上のもの。「―に着いた」「健康が―だ」 ②勝負ごとで、番で数えるものの、一つ。一回の勝負。「ここーの大勝負」「将棋[しょうぎ]を―さす」 ③[副]もっとも。「―好きな食べもの」 ④思いきって試してみるようす。「ここは―当たってくだけろだ」 **いちばんどり【一番〝鶏】** [名]早朝、最初に鳴くニワトリ。また、最初の鳴き声。 **いちばんのり【一番乗り】** [名・スル]ある場所に最初に乗りこむこと。また、その人。「わたしがーだ」「教室に―する」 **いちひめにたろう【一姫二太郎】** [名]子供は一番目に女の子、二番目に男の子の順に生まれるのが理想的で、育てやすい。▽最近では、女一人、男二人の三人きょうだいをいう場合もある。 **いちぶ【一分】** [名]①ごくわずか。「―のすきもない」 ②一割の一○分の一。一パーセント。 ③昔の長さの単位(尺貫[しゃっかん]法)で、一寸の一〇分の一。約○・三センチメートル。「いちぶん」と読めば別の語。 **いちぶ【一部】** [名]①全体の中のあるところ。部分。「本文の一を引用する」←全部 ②新聞や雑誌など、部で数えるものの、一つ。 **いちぶしじゅう【一部始終】** [名]ものごとの始めから終わりまでの全部。「事件の―を語る」[類]一伍一什[いちごいちじゅう]▽もと、一冊の本の始めから終わりまでという意味。 **いちぶぶん【一部分】** [名]全体の中の限られた一つの部分。「歯の―が欠けた」 **いちぶん【一分】** [名]一人前[まえ]として最低の威厳[いげん]。ささやかな面目[めんぼく]。「男の―が立たない」 **いちべつ【一×瞥】** [名・スル]ちらっと見ること。「―もくれない」「―をあたえる」「―を投げる」 **いちべついらい【一別以来】** [「一別以来〜ない」の形で]以前に別れてからずっと…していない。 **いちぼう【一望】** [名・スル]広い範囲をひと目で見わたすこと。「港がーのもとにながめられた」 **いちぼうせんり【一望千里】** [名]広びろとして見晴らしがいいこと。「―の大海原」▽ひと目で千里さきが見わたせるという意味。 **いちぼくいっそう【一木一草】** [名]そこにある草や木すべてのこと。「―もない砂漠[さばく]」「―に至るまで焼きつくされた」 **いちまい【一枚】** [名]①紙・板・貨幣・田畑のひと区切りなど、うすいものの数えかたで、一つ。「―の絵」 ②ある役割をもった、一人。「専門家を―加える」 ③[「一枚上手[うわて]」「一枚上」の形で]能力が一段階まさっていること。「彼のほうが―上手だ」▽もと、役者の順位を一枚目、二枚目・・・と数えたことから。 **一枚かむ** あるものごとに関係し、一つの役割をひきうける。 **いちまいいわ【一枚岩】** [名]強く結ばれた組織のたとえ。▽さけ目なく続いているところから。 **いちまいかんばん【一枚看板】** [名]①宣伝できるたった一つのもの。「店の―」 ②一座やグループなどの中心人物。「わがチームの―」▽もと芝居[しばい]で、主要な役者は看板一枚に一人の名を書いたことから。 <73> **いちまつ(一抹)の不安[ふあん]** わずかな心配。「―が残る」▽「一抹」は、絵筆でひとふでぐらいのわずかな分量という意味。 **いちまつもよう【市松模様】** [名]色の違う二種類の四角形を交互に並べた碁盤目の模様。いしだたみ。▽江戸中期の歌舞伎役者佐野川市松が、この模様のはかまを愛用したことから。[図]「もよう」 **いちみ【一味】** [名]①同じ目的をもった仲間。とくに、悪事をくわだてる仲間。「―同心」「―の犯行」 ②一つの味。また、一種独特の味。「―とうがらし」「―の涼風[りょうふう]」 **いちみととう【一味徒党】** [名]同じ仲間。とくに、悪い仲間。「盗賊の―」 **いちみゃく(一脈)相通じる** わずかながら一つのつながりがあること。いくらか似ていること。「両者の作風には―ものがある」 **いちめい【一名】** [名]①ひとり。 ②本名以外の別の名。「塩を―波の花と呼ぶ」 **いちめい【一命】** [名]一つしかないいのち。「―をとりとめる」「―を投げうつ」 **いちめがさ【市女笠】** [名]中央部がつき出たうるしぬりの笠。▽もと、市で働く女がかぶったスゲ製のもの。のちに身分の高い女性も外出に用いた。 **いちめん【一面】** [名]①広い範囲[はんい]全体。「―の銀世界」「―にまきちらす」 ②ある側面。「彼のちがった―を見た」[類]半面 ③新聞の第一ページ。「―に目を通す」 ④一度の面会。一面識。「―の識[しき]もない(=一度も会ったことがない)」 > つかいわけ一面・一円・一帯 地域・範囲[はんい]全体をいう点では共通だが、「一面」は、あまり広くなくてもいう。「庭一面に雑草がしげる」。「一円」は、広大だが、境界がある。「関東一円」。「一帯」は、ひとつづきになっているところに力点がある。「町一帯が浸水[しんすい]した」。 **いちめんしき【一面識】** [名]一度顔を合わせた程度で、わずかに見知っていること。「―もない人物」 **いちめんてき【一面的】** [形動]ものの見かたや考えかたなどが、一方的にせまくて片寄っているようす。「あまりにも―な見かた」[類]偏頗[へんぱ] ↔多面的 **いちもうさく【一毛作】** [名]同じ田畑に一年に一回だけ作物をつくること。[類]単作▽ほかに、二毛作・多毛作。 **いちもうだじん【一網打尽】** [名・スル]一度に全部をつかまえること。「犯人グループを―にする」▽もと、一つのあみで大量の魚をとりつくすという意味。 **いちもく(一目)置く** 相手を自分よりすぐれた者とし、一歩ゆずること。▽囲碁[いご]で、弱いほうが一目さきに置いてから勝負を始めることから。 **いちもくさんに【一目散に】** [副]その場から、わき目もふらずにまっしぐらに走るようす。「―にげる」 **いちもくりょうぜん【一目瞭然】** [形動]ひと目見ただけで、すべてがはっきりわかるありさま。「どれが正しいかは―だ」 **いちもつ【一物】** [名]①一つの品物。「無―」 ②あるたくらみ。「胸に―がある」 ③あからさまに口に出して言えないもの。 **いちもん【一文】** [名]①ごくわずかの金銭。江戸時代の最下位の通貨単位。「―無し」「―半銭(=きわめてわずかなかね)もまけられない」 ②一つの文字。「―不通」「―不知」 **いちもんなし【一文無し】** [名]わずかなかねも持っていないこと。▽「文[もん]」は、昔のかねの最低の単位。 **いちもんふち【一文不知】** [名]まったく文字が読めないこと。 **いちもんふつう【一文不通】** [名]文字が一字も理解できないこと。 **いちや【一夜】** [名]①日暮れから次の日の夜明けまでのあいだ。「―の宿をたのむ」[類]ひと晩・ひと夜[よ] ②ある夜。「―友と語りあかす」 **いちやく【一躍】** [名・スル]急に高い地位や名声などをえる。「―有名になる」「―トップにおどりでる」[類]一足飛びに **いちゃつく** [五]男女がおたがいになれあってふざける。いちゃいちゃする。 **いちやづけ【一夜漬け】** [名]①ひと晩つけただけで食べるつけもの。「きゅうりの―」 ②テストの前の晩に、あわてて勉強すること。 **いちゃもん** [名]「いいがかり」「もんく」の俗[ぞく]な言い方。「―をつける」 **いちゅう【意中】** [名]心に思うこと。「―を察する」 **意中の人** 恋[こい]しく思っている人。また、適任だと心にきめている人。 **いちょ【遺著】** [名]著者の死後に出版された本。 **いちよう【一様】** [形動]どれも同じで、そろっているようす。「―にうなずく」「―な見かた」[類]同様 ↔多様 **いちょう【胃腸】** [名]消化器官である胃と腸。 **いちょう【移調】** [名・スル]音楽で、一つの曲を形を変えることなく、別の高さの調に移すこと。「ハ調をニ調に―する」 **いちょう【銀×杏・』公〝孫。樹】** [名]イチョウ科の落葉高木。雌雄異株[しゆういしゅ]。葉はおうぎ形で、秋に黄葉する。黄色い実の中の白色の種は「ぎんなん」と呼ばれ、食用。 **いちよう(一葉)の秋[あき]** ほんの小さな動きから大きな変化を知ること。▽もと、他の木にさきがけて落葉するアオギリの葉が一枚落ちたことにより、秋が来たのを知ること。中国、「淮南子[えなんじ]」の「一葉落ちて天下の秋を知る」から。 <74> **いちようらいふく【一陽来復】** [名]①冬が去り、春が来ること。「―の日ざし」 ②悪いことが続いたあとに、やっとよいことが来ること。「―を待つ」▼「一陽来福」は誤り。 **いちよく(一翼)を担[にな]う** 大きな仕事などの一部をうけもつ。「改革の―」 **いちらん【一覧】** [名・スル]①ひととおり、ざっと目を通すこと。「書類を―する」[類]通覧 ②ひと目でわかるようにまとめたもの。「―表」 **いちり【一理】** [名]ひとつの理屈[りくつ]。一応の理由づけ。「きみの意見も―あるよ」「たしかに―も二理もある」 **いちりいちがい【一利一害】** [名]利益もある代わりに害もあること。また、都合のいいこともあるが、悪いこともあること。[類]一得一失 **いちりつ【一律】** [形動]①すべて同じ調子で変化のないこと。「千編――」[類]一樣 ②多くのものを平等・同率にあつかうこと。「―に値上げする」[類]均一 **いちりつ【市立】** [名]↓「しりつ」▽「私立」と音が同じなので、区別するためにいう。 **いちりづか【一里塚】** [名]江戸時代、街道の一里(=約四㌔)ごとに土を盛り、そこに木を植えてつくった道しるべ。▽大事業を達成するまでの一段階の意味でもいう。 **いちりゅう【一流】** [名]①ある方面でたいへんすぐれていること。「―の選手」 ②独特のやりかた。一つの流派。「彼―の考えかた」▽人をあらわすことばの下に付く。 **いちりょうじつ【一両日】** [名]一、二日。きょう、またはあした。「―中に仕上げてください」 **いちりん【一輪】** [名]①車輪や花の数えかたで、一つ。「―のばらの花」「―車」 **いちる(一縷)の望[のぞ]み** 一本の糸のようなわずかな希望。ほんの少しの望み。「―を託[たく]する」 **いちれい【一礼】** [名・スル]軽く、一度礼をすること。「先生に―する」 **いちれん【一連】** [名]①ひとつながり。「―の事件」 ②洋紙や数珠[じゅず]などの数えかた。▽紙は一連で一○○○枚。 **いちれんたくしょう【一×蓮托生】** [名]よくても悪くても、最後まで行動をいっしょにして、運命をともにすること。[類]死なばもろとも▽死後、極楽[ごくらく]で、同じハスの花の上にともに生まれかわろうという仏教の考えかたから。 **いちろ【一路】** [名・副]①[名]①まっすぐなひとすじの道。「真実―」 ②目的地へ向かう旅のあいだ。「―の平安をいのる」 ②[副]わき道にそれたり寄り道したりせずに、まっすぐ。ひたすらに。「―帰国の途に就く」 **いつ[逸]** (逸) -8画 全11画 逸 ①とりにがす。うしなう。②はずれる。③世間[せけん]からかくれる。④気ままにする。⑤すぐれている。[動]→「逸する」を見よ。イツ(後逸・散逸[さんいつ]・逸脱[だつ]・逸話[わ]・隠逸[いんいつ]・逸楽[らく]・安逸[あんい]・逸材[ざい]・逸品[ぴん]・秀逸[しゅういつ]・逸れる・逸[は]やる・逸早く[は]・逸物[いつもつ]・独逸[ドイツ]) **いつ[一]** ↓「いち」 **いつ【何時】** [代名]①はっきりわからない時。なんどき。「―出発したのか」 ②はっきりいつと特定できない、過去のある時。いつだったか。「―会ったことがある」[類]いつぞや・以前 ③そうと気づかないが、長い時間のうちに状態が変化していたことをあらわす。「―夏も過ぎていた」「―その事件も忘れられてしまった」[類]いつのまにか ▽強めて「いつしか」とも。 **いっか【一家】** [名]①一つの家に住む家族全体のこと。独立した暮らしを立てている一つの家。「―だんらんを楽しむ」「―一門」「―眷属[けんぞく](=一族すべての者)」「―を構える」[類]家 ②ある分野で、独自の主義・主張によって、認められていること。また、そのような人やグループ。「―をなす」「―を立てる」「―言[げん]」[類]大家 ③親分・子分の関係で結ばれた一団。「次郎長[じろちょう]―」 **いっか【一過】** [名・スル]短時間にさっと過ぎさること。「台風―の秋晴れ」「―性」 **いっかいき【一回忌】** [名]「一周忌」に同じ。 **いっかいの【一介の】** [連体]ひとりの。ただの。「―書生にすぎない」▽つまらない、とるにたりないという気持ちで使う。文章語。 **いっかく【一角】** [名]①はしのほうの一部分。かたすみ。「町の―」「→氷山の―」[類]コーナー・一隅 ②一つの、かど。「三角形の―」 ③一つの、つの。「―獣[じゅう]」 **いっかく【一画】** [名]①土地のひと区切り。「分譲[ぶんじょう]地の―」 ②漢字を形づくるひと続きの線。「一点―まできちんと書く」 **いっかくせんきん【一獲千金・一×攫千金】** [名・スル]苦労なしに一度に大もうけすること。「―を夢見る」[類]一獲万金[まんきん]・ぬれ手で粟[あわ]▽ひとつかみで千金(=多額のかね)をえるという意味。 **いっかげん【一家言】** [名]ある分野での、自分独特の考えかたや意見。一家の言。「―をもつ」▽一家をなした者の発言という意味から。 <75> **いつかしら【“何時かしら】** [副]知らないうちに。いつのまにか。「―夜になっていた」 **いっかつ【一括】** [名・スル]ひとまとまりにすること。ひっくるめる。「―して購入する」[類]包括・総括 **いっかつ【一喝】** [名・スル]ひと声、大きな声でしかりつけること。どなりつける。「父の―にあう」 **いっかな** [副][「いっかな〜ない」の形で]なんとしても・・・しない。どうしても…しない。「―聞こうとしない」▽「如何な」を強めて発音した形。 **いっかん【一貫】** [名・スル]始めから終わりまで、一つの考えかたや方針を曲げずにつらぬきとおすこと。「―教育」「終始―した態度」 **いっかん【一環】** [名]全体としてひとつながりであることがらの一部分。「計画の―として」 **いっかん(一巻)の終わり** ものごとのすべての結末がついてしまうこと。手おくれになってしまうこと。また、死ぬこと。「ここで見つかったら―だ」[類]万事休す ▽物語などの一巻[ひとまき]が終わることから。また、無声映画の活弁(=解説者)の最後のことばから。 **いっき【逸機】** [名・スル]よい機会をのがすこと。「―を重ねる」 **いっき【一揆】** [名]中世や近世において、圧政に苦しむ武士・農民・信徒たちが、権力をもつ者に対して力を合わせて抵抗したこと。「百姓[ひゃくしょう]―」 **いっきいちゆう【一喜一憂】** [名・スル]ささいな変化に喜んだり心配したりして、心が安まらないようす。「実験の成績に―する」 **いっきうち【一騎打ち・一騎討ち】** [名・スル]一対一で正々堂々と戦うこと。 **いっきかせい【一気呵成】** [名・スル]途中[とちゅう]で休まずに、ひと息でやりとげること。「―に仕上げる」[類]一瀉千里[いっしゃせんり]▽もと、ひと息に詩文をつくりあげるという意味。「一気可成」は誤り。 **いっきとうせん【一騎当千】** [名]一人で千人の敵に対抗[たいこう]できるほど強いこと。ある方面の能力にきわめてすぐれていること。「―の勇者」「―の活躍をする」[類]一人当千 **いっきゅう【一休】** [人名]一三九四—一四八一年。室町[むろまち]中期の禅僧[ぜんそう]。名は宗純。号は狂雲子[きょううんし]。詩歌[しいか]や書画などにすぐれ、諸国を歩き、奇行[きこう]も多かった。「一休とんち話」は伝説化されたもの。代表作は詩集「狂雲集」。 **いっきょいちどう【一挙一動】** [名]手を挙げたり、頭をかしげたりする、一つ一つのふるまいや動作。「その人の―に注目する」[類]一挙手一投足・立ち居振る舞い **いっきょう【一興】** [名]それなりの楽しみ、おもしろみ。「月見をするのもーだ」 **いっきょしゅいっとうそく【一挙手一投足】** [名]ちょっと手を挙げたり足を動かしたりする、細かい一つ一つの動作や行動のこと。[類]一挙一動 **いっきょに【一挙に】** [副]一度の動作でやりおえてしまうようす。いっぺんに。「―運んでしまおう」 **いっきょりょうとく【一挙両得】** [名]一回の行動で、同時に二つの利益をえること。「―の策」[類]一石二鳥 **いつく【居着く】** [五]そこに座[すわ]ったまま帰らずに同じところにいる。▽「住みつく」は、もっと長くその場所にとどまる意味。 **いっく【一句】** [名]①ひとこと。「最後の―」 ②俳句の数えかたで、一つ。「―詠[よ]む」▽和歌の場合は「一首」という。 **いつくしま【厳島】** [地名]日本三景の一つ。広島湾[わん]の南西部にある島。「安芸の宮島」とも。 **いつくしまじんじゃ【〝厳島神社】** [名]広島県宮島町にある神社。平氏の氏神[うじがみ]。平家一門が奉納[ほうのう]した「平家納経」は国宝。 **いつくしむ【慈しむ】** [五]心をそそいで幼い者をかわいがる。「孫を―」 **いっけい【一系】** [名]昔から続く同じ血すじ。「万世[ばんせい]―」 **いっけい【一計】** [名]困難な問題を解決しようとする、一つの計画。「―を案じる」[類]一策 **いっけつ【一決】** [名・スル]相談や議論が一つにまとまること。「衆議―」 **いっけん【一件】** [名]一つの出来事。また、事件などの数えかたで、一つ。「あの―はどうなった?」「―落着く」 **いっけん【一見】** [名・スル]①[名・スル]一度見ること。また、全体的にぱっと見ること。「―の価値がある」「百聞は―にしかず」「―したところ」 ②[副]ちょっと見た感じでは。「―こわそうに見える」[類]一瞥[いちべつ]・ひと目 **いっけん(一犬)虚[きょ]に吠[ほ]えて万犬[ばんけん]実[じつ]を伝[つと]う** 一人がうそを言うと、万人がそれを真実として言いひろめてしまう。 **いっこ【一顧】** [名・スル]ふりかえってちらっと見ること。また、ちょっと心にとめること。「―だにしない」「―の価値もない」▽多く、下に打消の語をともなう。 **いっこう【一行】** [名]いっしょに旅行などをしている、ひとまとまりの人々。「○○高等学校御――様」[類]一団・パーティー **いっこう【一考】** [名・スル]一度、または少し考えてみること。「―を要する」「―の余地がある」 **いっこう【一向】** [副]①[「いっこう(に)〜ない」の形で]ちっとも・・・ない。全然・・・ない。「―勉強しない」「―にかまいません」[類]からっきし ②まったく。まるで。「―平気だ」▼もと、ひたすら一つのことをする意味から。 **いっこう【一更】** [名]昔の時刻の名。一夜を五つに分けて五更とする。その第一で、およそ午後八時、およびその前後の二時間。初更。 **いっこういっき【一向一揆】** [名]戦国時代、一向宗の信者が各地で起こした一揆。守護大名[しゅごだいみょう]が敗れた加賀(=現在の石川県)のものが有名。 **いっこうしゅう【一向宗】** [名]「浄土真宗[しんしゅう]」のこと。▽ひたすら(一向)に阿弥陀仏にすがる意味から。 **いっこく【一刻】** [名]①[形動]①[名]ほんのわずかな時間。「―を争う」「―千金」「―千秋」[類]寸刻▽もとは昔の時間の単位で、一時[いっとき]の約の四分の一(=約三十分)のこと。 ②[名・形動]がんこで他人の言をうけいれようとしないこと。「―な職人」「―者」▽「一国」とも書く。 <76> **いっこくいちじょう(一国一城)の主[あるじ]** 他から支配や干渉[かんしょう]を受けず、独立してやっている人。▽一つの国や一つの城の主人という意味から。 **いっこくせんきん【一刻千金】** [名]わずかなひと時が千金に値[あたい]するほどすばらしいこと。貴重な時間を惜しんでいうことば。▽中国、蘇軾[そしょく]の詩「春宵一刻値[あたい]千金」から。 **いっこくせんしゅう【一刻千秋】** [名]待っている時間が非常に長く感じられること。「―の思い」[類]一日千秋 **いっこん【一献】** [名]さかずきいっぱいの酒。また、酒のふるまい。「まずは、―どうぞ」 **いっさ【一茶】** [人名]↓「こばやしいっさ」 **いっさい【一切】** [名・副]①[名]なにもかも。のこらずすべて。「―はわたしの責任だ」 ②[副][「いっさい〜ない」の形で]まったく・・・ない。なにひとつ・・・ない。「―許さない」 **一切衆生悉有仏性[いっさいしゅじょうしつうぶっしょう]** この世のすべての生きものは仏性をもっており、みな成仏できる。▽大乗仏教の根本的な考えかた。 **いっさい【逸材】** [名]とびぬけてすぐれた才能。また、すぐれた才能をもつ人。「一門の―」 **いっさいかいく【一切皆苦】** [名]人生は欲望をもつかぎり、すべて苦しみにつながるものである。仏陀[ぶっだ]が説いた四つのさとりのうちの一つ。 **いっさいがっさい【一切合切・一切合財】** [副]「一切」を強めた言い方。のこらずみんな。すっかり。「火事で財産の―を失う」「―ぬすまれる」 **いっさいならず【一再ならず】** 一度や二度でなく。何回もくりかえして。改まった言い方。「―お目にかかっております」 **いっさく【一策】** [名]一つのはかりごとや策略。「―を講[こう]じる」「窮余の―」[類]一計 **いっさくじつ【一昨日】** [名]「おととい」の改まった言い方。 **いっさくねん【一昨年】** [名]「おととし」の改まった言い方。→再来年[さらいねん]・明後年[みょうごねん] **いっさつ【一札】** [名]あとで約束などの証拠[しょうこ]となるように書きつけた一通の書類。証書。「―入れる」[類]一筆 **いっさつたしょう【一殺多生】** [名]↓「いっせつたしょう」 **いっさんかたんそ【一酸化炭素】** [名]石油や炭などが、酸素のたりないところで燃えるときに出る有毒ガス。色・におい・味はない。「―中毒」 **いっさんに【一散に・逸散に】** [副]わき目もふらずに急ぐようす。「――かけだす」[類]一目散に **いつしか【何時しか】** [副]そうと気づかないが、長い時間のうちに状態が変化していたことをあらわす。「―春も過ぎて」[類]いつの間にか▽「いつか」を強めた言い方。「し」は強めの助詞。 **いっしき【一式】** [名]それに関係する道具などの全部。ひとそろい。「学用品―をそろえる」 **いっしそうでん【一子相伝】** [名]学問や技芸のもっとも本質的で大切なことがらは、子一人だけに伝えて他にもらさないこと。「―の秘術」▽仏教から出たことば。 **いっしどうじん【一視同仁】** [名]だれかれの区別なく、すべての人を平等にたいせつにすること。▽「一視同人」は誤り。 **いっし(一糸)乱[みだ]れず** 糸一本すら乱れないで、整然としているようす。「―行進する」 **いっし(一糸)も纏[まと]わず** なにも着ていない。まっぱだかである。 **いっしゃせんり【一×瀉千里】** [名・スル]①仕事などがはかどり、一気に進むこと。「―にかたづける」「―の勢い」[類]一気呵成[かせい] ②文章や話が流れるようにすらすらと進むこと。「―の演説」▼川が一度流れだすと千里も流れるという意味から。「瀉」は、そそぐ。「一瀉千里」は誤り。 **いっしゅ【一種】** [名・形動]①[名][多く、「う〜の一種」の形で]ひとつの種類。「桜の―」 ②[「一種の~」の形で]ある意味では、その種類にふくめてもいいもの。「彼は―の天才です」 ③[副]どことなくふつうと変わっているようす。「―独特のふんいきをもつ」 **いっしゅう【一周】** [名・スル]ひとまわり。また、ひとまわりして、もとのところへもどること。[類]一巡[いちじゅん] **いっしゅう【壱州】** [名]↓「いき(壱岐)」 **いっしゅう【一×蹴】** [名・スル]①簡単に相手をやっつけること。「敵を―する」 ②要求などを足でけとばすようにはねつけること。「抗議[こうぎ]を―する」[類]ける **いっしゅうき【一周忌】** [名]人がなくなって満一年目の命日[めいにち]。また、その日にする法事。一回忌。 **いっしゅくいっぱん【一宿一飯】** [名]旅の途中で一晩とめてもらい、食事をふるまってもらうこと。ちょっとした世話になること。「―の恩義にあずかる」▽ばくち打ちは、これをたいせつな恩と考える。 **いっしゅん【一瞬】** [名]まばたきをするあいだくらいの、ほんのわずかな時間。「―、時が止まった気がした」「歷史的―」[類]瞬間・刹那[せつな] **いっしょ【一緒】** [名・スル]①全体がひとまとめで、中に区別のない状態。「水と油は―にならない」「彼女と―になる(=夫婦になる)」 ②ともに同じ行動をすること。「―に飲む」「ごーしましょう」 ③時を同じくすること。同時。「声をかけるのとふり向くのとがーだった」 > つかいわけ一緒に・共に 「一緒に」は、場所も時間も同じ状態をいう。「みんないっしょに行く」。「共に」は、それぞれ別々でも、性質や状態が共通であるならば使える。「母子共に健康だ」「日本もクレタ島も共に、北緯[ほくい]三五度のあたりだ」。 <77> **いっしょう【一生】** [名]生まれてから死ぬまで。生きている期間。「―を終える」「―のお願い」[類]生涯[しょうがい]・終生 ↔半生 **いっしょう【一笑】** [名・スル]①ちょっと笑うこと。「↓破顔[はがん]―」 **一笑に付す** 笑ってそれを問題にしない。相手にしない。 **いっしょうがい【一生涯】** [名]生きているあいだじゅう。生涯。「芝居に―をかける」[類]終生 **いっしょうけんめい【一生懸命】** [名・形動]必死になって一つのものごとをおこなうようす。▽「一所懸命」が変化したことば。 **いっしょう(一将)功[こう]成[な]って万骨[ばんこつ]枯[か]る** 一人の将軍が立てる功名のかげには、多くの名もない兵士の犠牲[ぎせい]があるものだ。▽成功を独りじめにする不当さを批判することば。 **いっしょくそくはつ【一触即発】** [名]ちょっとふれただけで、すぐにも爆発しそうなこと。また、そのような危険な状態。「両国は―の関係にある」 **いっしょけんめい【一所懸命】** [名・スル]命がけでものごとをするようす。[類]一生懸命▽昔、武士が、一か所の領地に命をかけ、それを守りとおそうとしたことから。現在は、「一所」を「一生」に改めて使うことが多い。 **いっし(一矢)を報[むく]いる** やられてばかりいないで、少しはやりかえす。「最終回に、連続安打で―」 **いっしん【一身】** [名]自分ひとりだけ。また、自分のからだ。「責任を―にひきうける」「注目をーに浴びる」[類]一身一己[いっこ] **いっしん【一新】** [名・スル]すっかり新しく変わること。また、新しくすること。「改装して店内が―した」「人心を―する」 **いっしんいったい【一進一退】** [名・スル]進んだり、あともどりしたりすること。大きな変化のないようす。「病状が―をくりかえす」 **いっしんきょう【一神教】** [名]神はただ一つと認めて、それを信仰する宗教。キリスト教やイスラム教など。↔多神教 **いっしんじょう【一身上】** [名]自分の身の上や境遇[きょうぐう]に関すること。「―の理由で退職する」 **いっしんとう【一親等】** [名]親族関係で、本人の父母・子供、また、配偶者の父母・子供などとの関係。↔一等親。 **いっしんどうたい【一心同体】** [名]二人以上の人の心とからだが、強く結びついて考えや行動が一つになること。理想的な夫婦などをいう。「チーム全員が―となる」▽「一身同体」は誤り。 **いっしんに【一心に】** [副]ただそのことだけに、ひたすら心をかたむけるようす。「家族のぶじを―いのる」 **いっしんふらん【一心不乱】** [名・形動]一つのことに心を集中して、ほかのことに乱されないようす。「―にピアノを弾[ひ]く」 **いっすい【一睡】** [名・スル]ちょっとねむること。ちょっとしたねむり。「心配で―もできなかった」▽多く、下に打消の語をともなう。 **いっすい(一炊)の夢[ゆめ]** 「邯鄲[かんたん]の夢」に同じ。↓「かんたん」 **いっする【逸する】** [サ変]①わきへはずれる。「常軌[じょうき]を―」 ②とりにがす。「チャンスを―」 > つかいわけ逸する・失う 「逸する」は、手にはいりそうなものをつかもうとしてつかみそこなう。とりにがす。「好機を逸する」。「失う」は、すでに所有しているものを自分の手もとからはなす、なくす。「財産を失う」。 **いっすん【一寸】** [名]①尺貫[しゃっかん]法で、一尺の一○分の一、約三・○三センチメートル。 ②わずかな長さや時間。「―刻みのスケジュール」 **一寸先[さき]は闇[やみ]** ちょっとでもさきのことは、まったく予測できないこと。「人生―だ」 **一寸の光陰軽[かろ]んずべからず** わずかな時間でもむだにしてはならない。 **一寸の虫にも五分の魂[たましい]** どんなに小さく弱いものにも、それなりの意地があること。 **いっすんぼうし【一寸法師】** [物語]御伽草子[おとぎぞうし]の一つ。非常に小さな主人公が、姫を助けて鬼退治[おにたいじ]をし、打ち出の小槌で身長をのばし、立身出世する話。[類]一巻。 **いっせ【一世】** [名]仏教で、前世[ぜんせ]・現世[げんぜ]・来世[らいせ]を三世[さんぜ]といい、その中の一つ。「親子の縁[えん]は―、夫婦は二世、主従(師弟)は三世まで」 **いっせい【一世】** [名]①生まれてから死ぬまでのあいだ。一生。一代。「いっせ」とも。 ②その時代。「―を風靡[ふうび]する(=広く流行する)」 ③同名の国王や皇帝などのうち、最初にその地位についた人。「ナポレオンー」[類]初代 ④移民などの最初の代の人。 **いっせいいちげんのせい【一世一元の制】** [名]天皇一代のあいだは、元号を一つだけ用いて改元しない制度。一八六八年、明治改元のみことのりで定められた。 **いっせいちだい【一世一代】** [名]①一生に一度だけのこと。「―の大勝負」▽もと、能や歌舞伎[かぶき]の役者が引退するとき、最後に得意の芸をりっぱに演じて見せること。 **いっせいに【一斉に】** [副]みんなで同時に同じことをするようす。「各地で―とりしまりがおこなわれた」 **いっせき【一席】** [名]①宴会や演説・演芸などの、一回。「―もうける」「お笑いを―」 ②コンクールなどの、第一位。「―に人選」[類]首席 **いっせきにちょう【一石二鳥】** [名・スル]一つのことをして、同時に二つの利益をえること。[類]一挙両得[いっきょりょうとく]▽一つの石を投げて二羽の鳥をうち落とすことから。 <78> **いっせき(一石)を投じる** 静かにおさまっているところに問題を投げかけて、人々の関心をよびさま。静かな水面に石を投げこむと、波紋が広がることから。 **いっせつ【一説】** [名]①一つの考えかたや意見。 ②ほかのちがった説。異説。「―によれば」 **いっせつたしょう【一殺多生】** [名]大を生かすために小を捨てること。「いっさつたしょう」とも。▽一人を殺して多くの人を生かすという意味から。 **いっせつな【一×刹那】** [名]非常に短い時間。一瞬間[しゅんかん]。▽仏教から出たことば。 **いっせん【一戦】** [名・スル]ひと勝負。「―を交える」 **いっせん【一線】** [名]①一本の線。「―に並ぶ」 ②ほかのものと区別する、はっきりしたけじめ。「―を画する」「―をこえる」 ③中心となって活動する位置や立場。最前線。第一線。「社会の―で活躍する」 **いっせん【一×閃】** [名・スル]電光などがぴかりと光ること。「電光―」「白刃[はくじん]―」 **いっそ** [副]いろいろ迷うことがあるが、ひと思いに決定するとすれば、むしろ・・・するほうが望ましいという意味をあらわす。いっそのこと。「もめるなら―中止してしまおう」「―一生独身で通したほうがいい」[類]一思いに **いっそう【一掃】** [名・スル]きれいにとりはらうこと。「走者―の三塁打[さんるいだ]」「悪者を―する」 **いっそう【一層】** [副]①[名]重なるものの、一つ。「ー」 ②[副]前より程度がひときわ激しいようす。さらに。「風が―激しくなった」[類]一段と・なおさら **いっそくとびに【一足飛びに】** [副]①ふつうの順序をふまずに、とびこしていっぺんに進むようす。「―出世する」 ②大急ぎで走るようす。「―帰る」 **いつぞや【何時ぞや】** [副]はっきりいつとは断定できない、過去のある時。改まった言い方。「―は失礼しました」[類]過日 **いったい【一体】** [名・副]①[名]①一つのからだ。また、一つのからだのように、ひとまとまりであること。「表裏―」「―となって働く」[類]一心同体 ②仏像や彫像[ちょうそう]などの数えかたで、一つ。 ③[副]強い疑問をあらわすことば。相手を責めるときにも使う。「―何が起きたのだ」[類]一体全体 ④[「いったいに」の形で]全体的に見て。「子供は―にお菓子[かし]が好きだ」[類]概[おおむ]して・総じて **いったい【一帯】** [名]その地域じゅう全部。「東北地方―に大雪が降った」[類]一円▽「つかいわけ」→「一面」を見よ。 **いったいぜんたい【一体全体】** [副]「一体」を強めた言い方。強い疑問や、相手を責める気持ちをあらわす。「―何のために呼びだしたのだ」 **いつだつ【逸脱】** [名・スル]本すじからそれること。「本来の目的から―する」[類]脱線 **いったん【一端】** [名]①一方のはし。↔両端 ②全体の中の一つの部分。「真相の―を知る」「―をになう」▽「いっぱし」と読めば別の語。 **いったん【一×旦】** [副]①一時的に。しばらく。「一家に―帰ってまた出なおす」 ②「一度[いちど]」を強めた言い方。ひとたび。「―きめた以上は最後までやりぬく」「―緩急[かんきゅう]あらば(=万一事件があれば。いざというときは)」[類]一朝[っちょう]▽「旦」は、朝のこと。 **いっち【一致】** [名・スル]いくつかの意見や判断、事実がうまく合って一つになること。一つであること。「満場―」「―団結」[類]合致[がっち] **いっちはんかい【一知半解】** [名]理解が浅く、知識などがしっかり自分のものになっていないこと。[類]生かじり。「―の知識をふりまわす」[類]半可通[はんかつう] **いっちゅうぶし【一中節】** [名]江戸[えど]時代、京都で都一中[みやこいっちゅう]が始めた浄瑠璃[じょうるり]の一派。のち、江戸の上層町人にもてはやされた。 **いっちゅうや【一昼夜】** [名]二十四時間。まる一日。「作業は―続いた」「事故から―たった」 **いっちゅう(一籌)を輸する** ややおとる。ひけをとる。▽「籌」は勝負の点を数える棒、「輸する」は相手にわたすこと。 **いっちょう【一丁】** [名]①とうふや一品料理などの数えかたで、一つ。「ギョーザー―」 ②元気を出してやろうというときにかけることば。「―やってみるか」[類]一番▽もと、勝負事の一回をいう。ひと勝負。 **いっちょう【一朝】** [名・副]①[名]ひとあさ。あるあさ。また、わずかの時間。「―にして名をなす」 ②[副]ひとたび。いったん。古い言い方。「―ことあればはせ参じる」 **いっちょういっせき【一朝一夕】** [名]ほんの少しの期間。「英語は―には上達しない」▽多く、下に打消のことばをともなう。 **いっちょういったん【一長一短】** [名]長所も短所もどちらもあるということ。「どれも―あって選びにくい」 **いっちょうまえ【一丁前】** [名]↓いちにんまえ。 **いっちょうら【一張羅】** [名]一着しかもっていない、よそいきの衣服。また、それ一枚しかなくて着がえられない衣服。▽「張」は、紙や絹布[きれ]を数えることばで、「枚」に同じ。「羅」は、うす絹のこと。 **いっちょくせんに【一直線に】** [副]まっすぐに。真一文字[まいちもんじ]に。「―並ぶ」 **いつつ【五つ】** [数]①ご。いつ。また、五個。五歳[さい]。 ②昔の時刻の呼び名で、今の午前または午後八時ごろ。 **いづつ【井筒】** [名]井戸の周囲に木や石でつくった囲い。また、その形にかたどったもの。 **いっつい【一対】** [名]二個でひと組みとなるもの。[類]対[つい]・一双[いっそう]・ペア **いつつもん【五つ紋】** [名]正式の礼服。▽着物や羽織りの背に一つ、左右のそでと胸に一つずつ、合計五つの家紋をつけたことから。 **いって【一手】** [名]①囲碁や将棋[しょうぎ]で、石や駒[こま]を一度だけ打ったり動かしたりすること。 ②たった一つの方法。「おしの―しかない」 ③他人をまじえずに、自分一人の手ですること。「仕事を引き受ける」「―販売」 <79> **いってい【一定】** [名・スル]一つにきまっていて変わらないこと。「―の条件」「―不変」「―した周期」 **いってじ【一丁字】** [名]一個の文字。「―を知らず(=無学であること)」「目に―もない」 **いってつ【一徹】** [形動]思いこんだことを最後までおしとおそうとするようす。「老いの―」「頑固[がんこ]―」 **いってん【一点】** [名]①一つの点。「直線の交わる―」 ②一か所。また、ほんの少し。「―を見つめる」「―のくもりもない」 ③点数の数えかたで、一つの得点。「―差で勝つ」 ④商品や作品などを数えるときの、一つ。「机を―、お買いあげですね」「―豪華主義」 **いってん【一転】** [名・スル]①一回転のこと。ひとまわり。「空中でーする」 ②ようすがまったく変わること。「―して苦しい場に立たされた」「心機—」[類]一変 **いってん(一天)俄[にわ]かにかき曇る** 急に空全体がくもる。▽「一天」は空全体のことで、「一転」と書くのは誤り。 **いってんばり【一点張り】** [名]思いこんだ一つのことをおし通すこと。また、そればかりのこと。「何を聞いても、わからないの―だ」▽かたくななことをなげく気持ちをこめていう。 **いっと【一途】** [名]その方向ばかり、ひとすじに。「悪化の―をたどる」▽「いちず」と読めば別の語。 **いっとう【一等】** [名・副]①[名]第一の等級。最上。「―賞」 ②等級の一段階。「罪―を減ずる」 ③[副]もっとも。いちばん。「―美しい」 **いっとう【一統】** [名・スル]①[名]一同。全員。「親族―」 ②[名・スル]一つにまとめること。統一。「天下—」 **いっとうせい【一等星】** [名]肉眼で見える恒星を、その明るさで六段階に分けたとき、もっとも明るく見える星。シリウス・ベガなど。 **いっとう(一頭)地を抜く** ほかの人よりいちだんとすぐれている。[類]抜群[ばつぐん]▽「頭の高さだけぬけてでるという意味から。 **いっとうぼり【一刀彫り】** [名]一本の小刀だけでほりあげること。また、その作品。 **いっとうりょうだん【一刀両断】** [名・スル]ひと太刀[たち]でものを真っ二つにきるように、ものごとを思いきってすみやかに処理すること。「―に決定した」 **いっとき【一時】** [名]①ちょっとのあいだ。「―のしんぼうだ」「聞くは―のはじ聞かぬは末代のはじ」[類]ひととき・一刻 ②過去の、ある一時期。「―はやった歌」 ③昔の時間の区分で、今の二時間にあたる。 **いっときのがれ【一時逃れ】** [名]責任などを、その場だけでものがれようとすること。「―のうそをつく」[類]一寸[ちょっと]逃れ **いっとくいっしつ【一得一失】** [名]利益もあれば損失もあること。▽都合のいいこともあれば悪いこともあるという場合には、「一利一害」を使う。 **いつなんどき【“何“時何時】** [副]いつとはいえないが、いつでもありうるようす。「いつ」を強めた言い方。これからさき、どんなときに。「―地震が起こるかわからない」 **いつに【一に】** [副]ほかのことは関係なく、その一つだけにかかわるようす。「この成果は―みなさんの努力のたまものです」[類]もっぱら・ひとえに **いっぱい【一杯】** [名・形動]①[名]①コップや茶わんなどの入れもの一つを満たす量。「大さじーの塩」 ②酒を少し飲むこと。「今夜―やろう」「―きげん」 ③イカ・タコ・カニや船などの数えかたで、一つ。 ④[形動]①限度ぎりぎりであるようす。可能なかぎり。「速度は一○○㌔でーだ」 ⑤あふれるほどたくさん。「なみだを―うかべる」 ⑥[造語][「〜いっぱい」の形で]「ぎりぎり」「満ち満ちている」などの意味をあらわす。「力―」「時間―」「元気―」▽名詞に付く。 **一杯食わせる** 相手をうまくだます。「まんまと一杯食わされた」↔一杯食わす **いっぱいきげん【一杯機嫌】** [名]適度に酒を飲んで、いい気持ちになること。ほろよいきげん。▽「一杯気嫌」は誤り。 **いっぱい(一敗)地[ち]に塗[まみ]れる** 二度とたちなおれないほど完全に負ける。▽「一敗」は、まったく敗れるという意味。 **いっぱし【一端】** [名・形動]たいしたことはないが、やっと一人前にふるまえるようす。「―の口をきく」「ようやくーになった」「―やってのける」[類]ひとかど▽半人前に見える他人の行動などに使うことが多い。自分について使うと、「こんなわたしでも何とか」という気持ちがこめられる。 **いっぱつ【一発】** [名]①弾丸[だんがん]の、一つ。また、弾だまを一度撃[う]つこと。 ②野球で、ホームラン。また、ためしに一度だけやること。一回。俗な言い方。「―のあるバッター」「―やってみる」「―回答」 **いっぱつ【一髪】** [名]非常にわずかなこと。「間[かん]―まにあう」「危機―」▽髪[かみ]の毛一本ほどという意味から。 **いっぱん【一半】** [名]二つに分けたものの、どちらか一方。半分。「責任の―はきみにもある」 **いっぱん【一般】** [名・形動]①全体に広く言えること。全般。「このところ―に不景気だ」 ②ごくありふれていること。ふつう。また、ふつうの人々。「―市民」↔特殊 **いっぱんか【一般化】** [名・スル]広くゆきわたること。また、広くあてはめること。「ワープロはすっかりーした」「―して言うと」 <80> **いっぱんかいけい【一般会計】** [名]国または地方公共団体において通常の活動にともなう会計。租税や債券[さいけん]の発行などによる収入で、公共事業・社会保障・教育・外交などの一般的な行政に支出する会計をいう。↔特別会計 **いっぱんてき【一般的】** [形動]広く全体にあてはまるようす。「―に使うことば」[類]普遍的 **いっぱんろん【一般論】** [名]一つ一つの場合を考えずに、全体をひとまとめにした考えかた。 **いっぱん(一斑)を見て全豹[ぜんぴょう]を卜[ぼく]す** 一部分だけを見るだけで、全体を判断する。 **いっぴきおおかみ【一匹狼】** [名]仲間をつくらず、一人でできるだけのことをやりぬいて生きていく人。 **いっぴつ【一筆】** [名・スル]①途中[とちゅう]で線を切らないで一気に書くこと。ひとふで。「―でかいた似顔絵」 ②簡単な文章を書くこと。また、その文章。「感想を―したためる」 **一筆啓上[けいじょう]** 簡単な手紙の書きだしのことば。「ひとこと申しあげる」という意味。古い言い方。 **いっぴ(一臂)の力[ちから]を仮[か]す** わずかの助力をする。「一臂を仮す」とも。▽「一臂」は片うで、「仮す」は、かりにあたえること。 **いっぴん【一品】** [名]①一つの品物。また、ただ一つの品。「―料理」「天下―」 **いっぴん【逸品】** [名]すぐれた品物や作品。「このつぼは江戸時代の―だ」[類]絶品・天下一品 **いっぴんいっしょう【一×顰一笑】** [名・スル]顔をしかめたり笑ったりすること。ちょっとした表情の変化。きげん。「―をうかがう」 **いっぷいっぷ【一夫一婦】** [名]一人の夫と一人の妻によって成り立つ婚姻[こんいん]のかたち。「―制」 **いっぷう(一風)変わった** ふつうとは少しちがった感じの。独特のおもむきのある。「―な性格」 **いっぷく【一服】** [名・スル]①茶・タバコ・粉薬などを一回飲むこと。また、その一回分。「食後に―する」「―の清涼剤[せいりょうざい](=気分をさわやかにするもの)」 ②ひと休みすること。「この辺でーしよう」[類]小休止 **一服盛る** 毒薬を飲ませる。「敵に―」 **いっぷく【一幅】** [名]書や絵のかけ軸[じく]などの数えかたで、一つ。「―の絵のような景色[けしき]」 **いっぷたさい【一夫多妻】** [名]一人の男が、二人以上の妻を同時にもつことが社会として認められている婚姻[こんいん]のかたち。 **いつぶん【逸聞】** [名]あまり知られていない珍[めずら]しい話。逸話。 **いっぺん【一片】** [名]①花びら・紙などの数えかたで、一つ。「―の木[こ]の葉」[類]ひとひら ②大きいものから切りとった一つ。ひときれ。 ③ほんの少し。わずか。「―の良心もない」 **いっぺん【一変】** [名・スル]がらりと変わること。「態度が―する」[類]一転・豹変[ひょうへん] **いっぺん【一遍】** [名]①一回。一度。「まだ―も使ってない」 ②ただそれだけ。「彼は正直―だ」 ③[「いっぺんに」の形で]いちどに。同時に。「―に桜が咲いた」 **いっぺん【一遍】** [人名]一二三九—八九年。鎌倉[かまくら]中期の僧[そう]。時宗の開祖。諸国を歩き、おどり念仏をすすめた。円照大師。遊行上人[ゆぎょうしょうにん]。のちにそのことばは、「一遍上人語録」にまとめられた。 **いっぺんとう【一辺倒】** [名]一方にだけかたむいて信じこみ、または力を使うこと。「彼は考古学―だ」 **いっぽ【一歩】** [名]①ひと足ふみ出した距離。「―も動かない」▽わずかなことをたとえてもいう。「倒産[とうさん]の一手前」 ②品質や能力が少しおとる。「値段の点では、これはそれに―」 **一歩譲[ゆず]る** 少しひきさがって相手の主張を認める。「一歩譲ってもきみの論は全部正しくはない」 **いっぽう【一方】** [名・接]①[名]二つあるもののうち、どちらか一つ。かたほう。かたいっぽう。「―の羽を傷つける」↔他方・両方 ②一つの方向や方面。「海の―をながめやる」 ③[「〜いっぽう」の形で]ある方面に片寄って進行すること。「物価は上昇[じょうしょう]する―だ」「食い気[け]―」 ④[接]もう一つ別の面では。さて。「―、親の側からみれば」 **いっぽう【一報】** [名・スル]簡単に知らせること。また、その知らせ。「欠席の場合はごーください」 **いっぽうつうこう【一方通行】** [名]車などを道路の一つの方向にだけ通すこと。「工事中のため―になる」▽発言が一方的におこなわれてやりとりがないことなどをたとえてもいう。「―で話がかみあわない」 **いっぽうてき【一方的】** [形動]①自分の都合や判断だけを主張するようす。「―な証拠[しょうこ]を並べる」「―にきめつける」 ②片方に片寄っているようす。「―な試合になる」 **いつぼう(鷸蚌)の争[あらそ]い** 争っている当事者とは無関係な者に利益を横どりされること。[類]漁夫の利▽シギ(鷸)とハマグリ(=蚌)がけんかしているときに、そこを通りかかった漁師が両方ともつかまえたという故事(中国、「戦国策」)から。 **いっぽん【一本】** [名]①[造語]①[名]書物で、一冊の本。また、別の写本。異本。「―によれば」 ②細長いものの数えかたで、一つ。「お銚子[ちょうし]―つけてください」「草―ない庭」▽手紙・電話などにも使う。「手紙―よこさない」 ③柔道や剣道[けんどう]で、わざがきまること。「―とる」「―勝負」 ④[造語][「~一本」の形で]ひとすじ。それだけ。「正直―」「まじめ―」「生[き]っ粋[すい]の生き―(=純粋な酒)」 **いっぽんか【一本化】** [名・スル]ばらばらになっている政策や意見を一つにまとめること。「法案を―する」 **いっぽんぎ【一本気】** [形動]一つのことだけを深く信じこんで、それをつらぬく性質。[類]直情径行[ちょくじょうけいこう] **いっぽんだち【一本立ち】** [名・スル]他の助けをかりずに、ひとりで生活していくこと。独立。自立。ひとりだち。「―する日も近い」 **いっぽんぢょうし【一本調子】** [名・形動]いつも同じような調子で変化がないこと。単調。「―な話についねむくなる」[類]平板 <81> **いっぽんやり【一本×槍】** [名]一つの方法でおし通すこと。「直球―の投球」[類]一点張り・一辺倒[いっぺんとう] **いつも【何時も】** [名・副]①[副]どんなときでも。いつでも。「―笑っている」[類]常に ②[名・副]ふつうの場合。日常。通常。「―の服装」「―は九時に着く」「―やっているようにしてごらん」[類]ふだん・平生 **いつわ【逸話】** [名]世の中にあまり知られていない興味深い話。エピソード。「偉人[いじん]の―」[類]逸聞[いつぶん] **いつわり【偽り】** [名]ほんとうでない、つくりあげたうそ。「うそ―は申しません」↔まこと **いつわる【偽る】** [五]①真実でないことを知りながら、ほんとうとちがったことを言う。「本心を―」「身分をー」 ②あざむく。だます。「世を―」 **イデア** [名]理性のみがとらえられる、事物の本質。▽古代ギリシャの哲学者プラトンの用語。[ギ]idea **イディオム** [名]↓「かんようく」[英]idiom **イデオロギー** [名]人の行動の基本となる考えかた。とくに、政治や社会に対する考えかた。思想傾向。[独]Ideologie **いてき【×夷狄】** [名]外国人。▽昔、中国で辺境の民をいやしめて、東方の者を「夷」、北方の者を「狄」と呼んだ。さらに、西方は「戎[じゅう]」、南方は「蛮[ばん]」。[類]東夷・北狄・西戎[せいじゅう]・南蛮[なんばん]。 **いでたち【《出で立ち】** [名]身じたく。よそおい。「りりしい―」▽昔、旅立ちのために特別のよそおいをしたことから。 **いてつく【凍て付く】** [五]こおって、かたまりつく。「―道」 **いても(居ても)立ってもいられない** ↓「いる(居る)」 **いでゆ【出で湯】** [名]温泉。「―の街をそぞろ歩く」 **いてん【移転】** [名・スル]会社や役所などの場所が変わること。ひっこし。「今月末に事務所が―する」▽「つかいわけ」→「転居」を見よ。 **いでん【遺伝】** [名・スル]親のからだの特徴や性質が、子や孫に伝わること。「―の法則」 **いでんし【遺伝子】** [名]染色体の中にあって親の特性を子に伝える役割を果たすと考えられている物質。 **いと【糸】** [名]①動植物の繊維[せんい]や化学繊維をよりあわせて細く長くのばしたもの。また、糸のように細くて長いもの。「針と―を用意する」「くもの―」「やなぎの―」[かぞえ方]筋[すじ]・本[ほん] ②琴[こと]や三味線[しゃみせん]などに張ってある弦[げん]。また、琴や三味線。「―の調子が悪い」 ③つなぐもの、結びつけるもの。また、手がかりや道すじなどをたとえてもいう。「記憶[きおく]の―をたぐる」 ④糸のように細長くのびる。「なっとうが―を引く」 ⑤裏から人を操[あやつ]る。「かげでー」 **いと【意図】** [名・スル]何かを目ざして心の中でねらっていること。「映画製作の―を述べる」[類]思わく・意向 **いど【井戸】** [名]地下水をくみあげるために、地面をほってつくった設備。「―水」「―端[ばた]会議」 **いど【緯度】** [名]地球上のある地点が、赤道から北または南にはなれている度合いを角度であらわしたもの。赤道を零[れい]度、北極・南極を九○度とする。赤道の北側は「北緯[ほくい]」、南側は「南緯[なんい]」。↓経度 **いとう【×厭う】** [五]①いやに思ってさける。「世を―」「労をいとわない」 ②害があるものをさける。だいじにする。気をつける。「寒さをおいといください」「からだを―」▽「つかいわけ」→「憎くむ」を見よ。 **いとおしい** [形]↓「いとしい」 **いとおしむ** [五]①かわいそうに思って、子供や恋人を愛する。「わが子を―」 ②おしみ、たいせつにする。「散る花を―」 **いときりば【糸切り歯】** [名]前歯の両側にある、さきのとがった歯。犬歯[けんし]。「―がのぞく」▽糸をかみきるのに使うことから。 **いとうさちお【伊藤左千夫】** [人名]一八六四—一九一三年。明治期の歌人・小説家。上総[かずさ]生まれ。本名は幸次郎[こうじろう]。正岡子規の門下で、万葉風の写生主義を主張した。「左千夫歌集」のほかに、小説「野菊の墓」がある。 **いとうしずお【伊東静雄】** [人名]一九〇六—五三年。昭和期の詩人。長崎[ながさき]県生まれ。四季派に属し、叙情性の中にするどい思想をもつ詩風に特色をもつ。詩集「わがひとに与[あた]うる哀歌[あいか]」「夏花[かか]」など。 **いとうじんさい【伊藤仁斎】** [人名]一六二七—一七〇五年。江戸[えど]前期の儒学者。京都堀川生まれ。直接、古典「論語」「孟子」に学ぶことを主張した。古義学派の祖。堀川学派とも。主著「童子問」は、その思想を体系づけたもの。 **いとうせい【伊藤整】** [人名]一九〇五—六九年。昭和期の小説家・評論家。北海道生まれ。本名は整[ひとし]。ジョイスなどの影響[えいきょう]で、新心理主義を唱え、創作と文学理論の両面で活躍[かつやく]した。小説に「鳴海仙吉[なるみせんきち]」「火の鳥」、評論に「小説の方法」「日本文壇[だん]史」など。 **いとうとうがい【伊藤東涯】** [人名]一六七〇—一七三六年。江戸中期の儒学者。父の仁斎[じんさい]の学説から古義学を継承し、古義学派を大成した。中国や日本の制度を研究して「制度通[せうどつう]」をあらわす。 **いとうひろぶみ【伊藤博文】** [人名]一八四一—一九〇九年。明治期の政治家。周防[すおう]生まれ。初名は利助、のち俊輔[しゅんすけ]。吉田松陰[しょういん]の弟子に。討幕運動に参加し、明治政府では、憲法の制定・内閣制度の創設に尽力[じんりょく]する。一八八五年、初代内閣総理大臣となる。さまざまな要職を歴任したが、ハルビンで暗殺された。 <82> **いとく【遺徳】** [名]死んでからもほめたたえられるりっぱな人格。「師の―をしのぶ」 **いとぐち【糸口・〝緒】** [名]ものごとの始まりや手がかり。きっかけ。「出世[しゅっせ]の―をつかむ」[類]端緒・発端 **いとこ【従兄弟・従姉妹】** [名]両親のきょうだいの子供。▽性別・年齢[ねんれい]の上下によって、「従兄」「従弟」「従姉」「従妹」と書きわける。 **いどころ【居所】** [名]居る場所。居場所。住所。居住地。「―がわからない」「虫の―が悪い」▽長い期間そこで生活している場合や、正式の場合には、「住所」という。 **いとしい【愛しい】** [形]①だいじにしてかわいがりたい気持ちだ。「―人」「たよりないのがかえってー」[類]かわいい ②気の毒でいじらしい。「残された子供が―」[類]かわいそう「いとおしい」とも。 **いとしご【愛し子】** [名]かわいがっているわが子。だいじな子。 **いとぞこ【糸底】** [名]陶磁器で、底の円形の部分。▽ろくろから糸をつかって切りはなすのでいう。 **いとづくり【糸作り】** [名]イカなどを糸のように細く切ったさしみ。 **いとなむ【営む】** [五]①生活のために働く。また、営業する。「暮らしを―」「小売店を―」 ②つくる。したくする。「巣を―」 ③儀式[ぎしき]などをおこなう。「彼岸の法要を―」 **いとのこ【糸×鋸】** [名]「糸のこぎり」の略。刃[は]が糸のように細いのこぎり。曲線に切ったり、中をくりぬいたりするときに使う。 **いどばたかいぎ【井戸端会議】** [名]数人が集まっておしゃべりをすること。▽昔は共同で使う井戸のまわりが、女の人たちの情報交換の場だったことから。 **いとま【暇】** [名]①時間の余裕[よゆう]。ひま。「食事をする―もないほどいそがしい」「↓枚挙に―がない」 ②休み。休暇[きゅうか]。また、勤めなどを辞めること。「奉公人[ほうこうにん]に―を出す」「―をとる」「―を願う」 ③[多く、「おいとまする」の形で]別れること。「そろそろお―する時間です」▽「つかいわけ」→「時間」「暇[ひま]」を見よ。 **いとまき【糸巻き】** [名]糸を巻きつけること。また、巻きつけておくもの。 **いとまごい【暇×乞い】** [名・スル]別れのあいさつをすること。また、辞職を願いでること。 **いどむ【挑む】** [五]競争をしかける。たちむかう。「対決を―」「冬山に―」[類]挑戦する **いとめ【糸目】** [名]①たこをあげるときに、つりあいがとれるようにつける糸。「たこの―を調節する」「かおにーをつけない」 ②陶器[とうき]などの表面に刻みつけた糸のようなすじ。「―模様の茶わん」 **いとめる【射止める】** [下一]①矢や弾丸[だんがん]を命中させて殺す。射殺する。「熊[くま]を―」 ②ねらいどおりに自分のものにする。獲得する。「賞金を―」 **いとも** [副]まったく。いかにも。「―簡単にやってのける」「―あっさりと罪を認めた」[類]殊[こと]の外[ほか]▽多く、予想したより簡単だという意味で使う。 **イドラ** [名]事物を正しく認識しするのにさまたげとなる偏見[へんけん]や先入観のこと。▽「偶像」という意味。イギリスの哲学者ベーコンの用語。[ラ]idola **いとわしい【×厭わしい】** [形]いやで気が乗らない。そういう気になれない。「顔を見るのもー」[類]疎[うと]ましい **いな【否】** [名・感]①[名]賛成できないということ。不承知。「賛成かーか」 ②[感]相手のことばや自分のことばをうち消すことば。いや。いいえ。「子供には、―おとなにだってむりなこと」▽文章語。 **いな【異な】** [連体]へんな。みょうな。ふつうと違っている。「―ことを言う」「縁は―もの味なもの」 **いない【以内】** [造語][「~以内」の形で]数量が基準と同じか、それより少ないこと。また、限られた範囲内であることをあらわす。「一時間―で帰る」[類]以下 ↔以上▽「一万円以内」は一万円をふくむ。 **いなおりごうとう【居直り強盗】** [名]ぬすみにはいったこそどろが、見つけられ、急に開きなおって強盗になること。また、その強盗。 **いなおる【居直る】** [五]①追いつめられてとつぜん態度を変え、強く出たりふてぶてしくふるまったりする。ひらきなおる。「返事に困って―」 ②座[すわ]りなおして形を正す。居ずまいを正す。「居直って話に耳をかたむける」 **いなか【田舎】** [名]①都会からはなれた土地。田畑や野山の多いところ。[類]地方・田園 ↔都会 ②都会で生活している人が生まれ育ったところ。出身地。「盆[ぼん]と正月には―に帰る」[類]郷里・故郷▼常用漢字表付表の語。 **いなかきょうし【田舎教師】** [小説]一九〇九年。田山花袋[かたい]の長編小説。家庭の貧困から、学問へのこころざしをいだきながらも、村の代用教員として終わらざるをえなかった若者の姿をえがく。実在のモデルの日記を使った。 **いなかもの【田舎者】** [名]いなかから出てきた人をあざけってさすことば。また、その人自身がへりくだって自分をいうことば。 **いながらにして【居×乍らにして】** [副]今いるところに座[すわ]ったままで。その場を動かないで。いながら。「―世界の動きを知る」 **いながれる【居流れる】** [下一]上位の人から順番に席を連ねて並んで座る。 <83> **いなご【×蝗】** [名]バッタ科の昆虫[こんちゅう]。黄緑色または茶色で、体長は三~四㌢。あと足が長くよく跳[は]ねる。イネを食べる害虫。食用にも。 **いなさく【稲作】** [名・スル]①イネを栽培すること。 ②イネの実りぐあい。「―状況」[類]米作 **いなす【《往なす】** [五]①相手がせめてくるのを、軽くあしらってかわす。「相手の追及を―」 ②すもうで、急に体[たい]をかわして相手をよろめかす。 ③帰らせる。▽古語「往[い]ぬ(=行ってしまう)」の使役形。 **いなずま【稲妻】** [名]かみなりが鳴るときに、空に走るぎざぎざした強い光のすじ。いなびかり。「西の空に―が走る」▽雷雲[らいうん]のあいだ、あるいは雲と地上の物体とのあいだに電気が流れて起こる。 **いなり【稲荷】** [名]①イネをはじめとする穀物[こくもつ]の神。また、その神をまつった神社。キツネはその使いといわれる。「伏見[ふしみ]―」 ②「いなりずし」 **いなりずし【稲荷鮨】** [名]あまからく煮た油あげの中に、すしめしをつめたもの。おいなりさん。しのだずし。 **いなりやまこふん【稲荷山古墳】** [名]埼玉県行田市にある前方後円墳。一九六八年に出土した鉄剣[てっけん]に刻まれた銘[めい]の存在が一九七八年に判読されて、五世紀末の大和[やまと]政権の支配が東国におよんでいたことが確認された。 **イニシアチブ** [名]先頭に立って、人々に呼びかけ、行動を起こすこと。率先すること。主導権。イニシアティブ。[英]initiative「―をとる」 **イニシアル** [名]姓名[せいめい]を欧文[おうぶん]で書いた場合の最初の文字。かしら文字。イニシャル。[英]initial **いにしえ【古】** [名]遠い昔。過ぎさった日。「―の奈良の都の八重桜[やえざくら]」▽「往[い]にし方[かた]」で、過ぎ去った(=往)あたり(=方)という意味。なつかしむ気持ちがこもる。 **いにゅう【移入】** [名・スル]①移しいれること。「感情―」 ②国内の、ある地域から別の地域へ、ものを運びいれること。「海産物を―する」↔移出 ▽外国から運びいれる場合は「輸入」。 **いにょう【囲繞】** [名・スル]まわりをとり囲むこと。「いじょう」とも。「湖を―する山々」 **いにん【委任】** [名・スル]仕事の処理や権限の実行などを他人にまかせること。「欠席者の―状」[類]委託[いたく] **いぬ【犬】** [名]①[造語]〈名〉イヌ科の哺乳[ほにゅう]動物。ペットで飼われるほか、家や家畜の番をしたり、狩猟や捜査[そうさ]などに使われる。 ②「スパイ」「まわしもの」をいやしめた言い方。「あいつは敵の―にちがいない」 ③[造語][「犬~」の形で]つまらないもの、むだなことという意味をあらわす。「―侍[ざむらい]」「―死に」 **犬と猿[さる]** 仲が悪いこと。[類]犬猿[けんえん]の仲。 **犬の遠吠え** 弱い者が遠くで、強がりや悪口などを言うこと。 **犬も歩けば棒にあたる** なんでも積極的にやってみると、思いがけない幸運にあう。▽もと、でしゃばって災難にあうという意味。 **犬も食わない** ばかばかしくて、なんの値打ちもない。「夫婦げんかは―」 **いぬ【×戌】** [名]①十二支の第一一番目。 ②昔の方角の呼び名で、西北西。 ③昔の時刻の呼び名で、今の午後八時ごろ。また、その前後二時間。[類]五つ **イヌイット** [名]エスキモーの自称[じしょう]。▽エスキモーのことばで、人間という意味。[英]Innuit **いぬおうもの【犬追物】** [名]放したイヌを、ウマに乗ったまま射る競技[きょうぎ]。笠懸[かさがけ]などとともに、弓術と馬術の訓練として、とくに鎌倉時代の武士などがおこなった。 **いぬかいつよし【犬養毅】** [人名]一八五五—一九三二年。明治から昭和期の政治家。備中[びっちゅう]生まれ。第一回衆議院選挙から連続一八回当選し、政友会を率いて活躍。一九三一年首相となったが、軍部との対立を深め、翌年五・一五事件で暗殺された。 **いぬかき【犬×掻き】** [名]イヌをまねた泳ぎかた。頭を出し、両手で水をかき、両足で水をける泳法。 **いぬかみのみたすき【犬上御田鍬】** [人名]生没年未詳[みしょう]。推古[すいこ]朝のころの廷臣[ていしん]。六一四年に遣隋[けんずい]使、六三〇年に、初の遣唐使として中国にわたった。 **いぬじに【犬死に】** [名・スル]なんの意味もないむだな死。「彼の死を―にさせてはならない」[類]徒死[むだじに] **いぬちくしょう【犬畜生】** [名]イヌや畜生と同じくはじ知らずで、道徳にそむく人をののしることば。「―にもおとるやつ」 **いね【稲】** [名]イネ科の一年草。種が米で、日本人の主食。四~五月に種もみをまき、一〇月ごろかりとる。田んぼでつくる水稲[すいとう]と、畑でつくる陸稲[りくとう]とがある。 <84> **いねこき【稲扱き】** [名]かりとったイネの穂[ほ]から、もみをしごいて落とすこと。脱穀。また、そのための道具。 **いねむり【居眠り】** [名・スル]横にならないで、座[すわ]ったままねむること。「―運転」▽「つかいわけ」→「仮眠[かみん]」を見よ。 **いのいちばん【いの一番】** [名]最初。まっさき。「教室を―にとびだす」▽「い」は「いろは」の最初の文字であることから。 **いのう【異能】** [名]他人にはない特別な才能。[類]異才。 **いのうえかおる【井上馨】** [人名]一八三五—一九一五年。明治期の政治家。長州藩士[はんし]。周防[すおう]生まれ。通称[つうしょう]は聞多[もんた]。討幕運動に参加。維新[いしん]後、大臣を歴任。外相として条約改正のために進めた極端[きょくたん]な欧化政策は非難を浴びた。 **いのうえこわし【井上毅】** [人名]一八四三—九五年。明治期の政治家。熊本藩士[はんし]。伊藤博文[ひろふみ]のもとで大日本帝国憲法の起草にあたる。また、軍人勅諭・教育勅語の起草にもかかわった。 **いのうえやすし【井上靖】** [人名]一九〇七—九一年。昭和期の小説家。北海道生まれ。物語性豊かな小説や歴史に取材した作品を多数発表した。一九四九年、「闘牛[とうぎゅう]」で芥川賞受賞。ほかに「氷壁[ひょうへき]」「楼蘭[ろうらん]」「蒼[あお]き狼[おおかみ]」など。 **いのうただたか【伊能忠敬】** [人名]一七四五—一八一八年。江戸後期の地理学者。西洋の測量技術を学び、全国を歩いて日本最初の実測図「大日本沿海輿地全図」を完成した。 **いのこる【居残る】** [五]他の人たちが帰ったあとまで、その場に残る。「定刻を過ぎても会社に―」 **いのしし【猪】** [名]山林にすむ哺乳[ほにゅう]動物。ブタに似ているが、きばをもつ。性質はあらい。全力でまっすぐに走るといわれる。肉は山鯨[やまくじら]・ぼたんともいい、食用。 **イノシンさん【イノシン酸】** [名]かつおぶしなどのうまみの主成分。調味料の原料。 **いのち【命】** [名]①生物が生きるもとになる力。生命。「かけがえのない―」「―を投げだす」 ②生きている期間。寿命[じゅみょう]。「―の縮む思い」 ③非常にたいせつなもの。もっともたよりになるもの。「長年の勘だけが―の仕事」 **命あっての物種[ものだね]** 何よりも命がいちばんたいせつだということ。「―だからむりはするな」 **命の洗濯[せんたく]** 日ごろの苦労を忘れる気ばらし。「温泉で―をする」 **命の綱[つな]** 生きていくうえで、何よりもたいせつなよりどころ。 **いのちがけ【命懸け】** [名・形動]死を覚悟[かくご]しておこなうようす。「―の救出作業」[類]決死・捨て身 **いのちからがら【命辛辛】** [副]やっとこさっとこ、命だけは助かるようす。かろうじて。「―にげだす」 **いのちごい【命乞い】** [名・スル]命を助けてくれるようにたのみ願うこと。「必死に―する」[類]助命 **いのちしらず【命知らず】** [形動]死ぬことをおそれないで行動すること。また、その人。「―の若者」[類]向こう見ず **いのちづな【命綱】** [名]①水中や高いところで仕事をする人が、安全のためにからだをしばっておくつな。 ②生命を失う原因となるもの。「大量の出血が―となった」 ③地位・財産など非常にたいせつなものを失って、破滅する原因となるもの。「汚職[おしょく]事件が内閣の―になる」[類]致命傷[ちめいしょう] **いのちびろい【命拾い】** [名・スル]死にそうなめにあったときに、運よく助かること。「転落したが、あやうくーした」 **いのちみょうが【命×冥加】** [形動]神仏のおかげで命拾いすること。「大けがで助かったーなやつ」 **イノベーション** [名]新しい生産方法や経営方式をとりいれたり、市場開拓[かいたく]などをすること。技術革新。[英]innovation **いのり【祈り・×禱り】** [名]神仏に願うこと。また、そのことば。祈願[きがん]。「―をささげる」 **いのる【祈る・×禱る】** [五]①神仏に願う。「ぶじを―」 ②心から希望する。「ご健康を祈ります」[類]祈願する **いはい【位牌】** [名]死者の戒名[かいみょう]などを書いて、仏壇[ぶつだん]にまつる木の札だ。「先祖の―を守る」[かぞえ方]柱[はしら] **いばしょ【居場所】** [名]居るところ。座るところ。「家の中に自分のーがない」[類]居所[いどころ] **いばしんえん【意馬心猿】** [名]情欲や妄念[もうねん]をおさえることができないこと。▽意(=おもい)をあばれるウマに、心をさわぐサルにたとえたもの。仏教から出たことば。「意馬身猿」は誤り。 **いはつ【遺髪】** [名]死んだ人の形見[かたみ]として残された髪[かみ]の毛。「友人の―を持ちかえる」 **いばら【×茨】** [名]ノバラ・カラタチなど、とげのある低い木。▽苦しみや苦労が多いことをたとえてもいう。「―の道を歩むような人生」 **いはらさいかく【井原西鶴】** [人名]一六四二—九三年。江戸[えど]前期の浮世草子作者・俳人。本名は平山藤五味。一五歳[さい]にで俳諧[はいかい]心を始め、一昼夜で二万三五○○句を詠[よ]んだという。「好色一代男」をはじめ、人間の欲望や義理・人情をテーマとした作品を多数残した。作品は、好色物・武家物・町人物・説話物に分けられる。代表作「好色五人女」「日本永代蔵[えいたいぐら]」「世間胸算用[せけんむねさんよう]」。 **いばる【威張る】** [五]いかにもえらそうに、または強そうにふるまう。おこる。▽「えばる」はなまり。 **いはん【違反】** [名・スル]法律や規則などを破ること。「選挙―をとりしまる」「駐車,―」[類]違法▽「違犯」は別の語で、法にそむいて罪を犯すこと。↔遵守[じゅんしゅ] **いびき【×鼾】** [名]ねむっているときに、呼吸とともに鼻や口から出る音。「かみなりのような―をかく」 <85> **いびつ【×歪】** [形動]ゆがんでいること。「―な形」「―な心」 **いひょう(意表)を突く** 相手の思ってもいなかったことをする。「意表を突いた発言」 **いびりだす【いびり出す】** [五]相手の心を傷つけ、いじめて追いだす。そこにいられないようにする。 **いびる** [五]意地の悪いことばや態度で、相手の心を傷つける。いじめる。「嫁[よめ]を―」▽「いびる」は精神的なものに限られるが、「いじめる」は肉体的なものもふくまれる。 **いひん【遺品】** [名]死んだ人が残した品物。かたみ。[類]遺物 **いふ【異父】** [名]母が同じで父がちがうこと。↔異母 **いふ【×畏怖】** [名・スル]相手の強さや大きさ・りっぱさを非常におそれ、かしこまること。神や人、自然などに対していう。「雄大な山の姿に―の念をいだく」 **いぶ【慰撫】** [名・スル]いたわりなぐさめること。「人心を―する」 **イブ** [名]①祭りなどの前夜。とくに、クリスマスの前、一二月二四日の夜をいう。[英]eve ②「旧約聖書」にある、神がつくった最初の女性の名。禁断の木[き]の実を食べ、夫アダムとともにエデンの園[その]を追放された。エバ。[ヘブライ]Eve **いふう【威風】** [名]まわりを圧倒[あっとう]するような勢いがあってりっぱなようす。「―堂々と行進する」[類]威厳 **いふう【遺風】** [名]①今も残っている昔の風俗。「平安時代の―が色こい宮中の歌会」 ②死んだ人が残した教え。「なき社長の―を守る」 **いぶかしい【×訝しい】** [形]はっきりとわからなくて疑わしい。どうしても合点[がてん]がいかない。「―点がある」「いぶかしそうな顔」[類]不審[ふしん] **いぶかる【×訝る】** [五]どうも変だと、あやしく思う。疑わしく思う。「相手のようすを―」 **いぶき【息吹】** [名]はく息。生き生きとしたけはい。「春の―」▽常用漢字表付表の語。 **いふく【衣服】** [名]着るもの。身にまとうもの。「―をととのえる」[類]衣装[いしょう]・衣料 **いふく【異腹】** [名]腹ちがい。異母。「―の兄」→同腹 **いぶくろ【胃袋】** [名]「胃」のくだけた言い方。 **いぶしぎん【×燻し銀】** [名]じみであるが、実力やかくれた魅力[みりょく]のあること。「―の芸」▽表面をいぶして、本来のかがやきをおさえた銀。 **いぶす【×燻す】** [五]①けむりがたくさん出るように燃やす。また、けむりでまいらせる。「松葉を―」「たぬきを―」 ②硫黄などを燃やしたけむりで、金属に黒い光沢[こうたく]位をつける。「銀を―」 **いぶせますじ【井伏鱒二】** [人名]一八九八—一九九三年。昭和期の小説家。広島県生まれ。本名は満寿二。独特の詩情とユーモアを交えて、人生の哀感[あいかん]をえがいた。小説「山椒魚[さんしょううお]」「ジョン万次郎漂流記」(直木賞受賞)「多甚古村[たじんこむら]」「本日休診[きゅうしん]」「黒い雨」など。 **イプセン** [人名]一八二八—一九〇六年。ノルウェーの劇作家。近代劇の確立者として、社会性のあるドラマをつくった。戯曲[ぎきょく]「人形[にんぎょう]の家」「幽霊[ゆうれい]」など。[丁]Henrik Ibsen **いぶつ【異物】** [名]外からはいってきて、中のものとなじまないもの。「目の中の―をとり除く」 **いぶつ【遺物】** [名]①現在も残っている昔の人の残した過去の品物。「前世紀の―のような建物」 ②死んだ人があとに残した品物。かたみ。遺品。 **イブニング** [名]①[造語]夕方。「ーショー」 ②婦人の正式の礼装となる夜会[やかい]服。胸や背を広くあけたもの。イブニングドレス。[英]evening **いぶる【×燻る】** [五]燃えずにけむりだけが出る。くすぶる。「かまどが―」 **いぶん【異聞】** [名]変わっためずらしい話。また、あまり知られていない話。 **いぶん【遺文】** [名]①死んだ人が生前に書きのこし、発表されなかった文章。「―集」 ②現在残されている古い文献[ぶんけん]。 **いぶんし【異分子】** [名]同じ集団の中で、ほかの人たちとは性質や考えかたが異なる人。「党内の―を除く」[類]異端者 **イベリアはんとう【イベリア半島】** [名]ヨーロッパ南西部、大西洋と地中海のあいだにある半島。スペイン・ポルトガルがある。地中海沿岸ではオリーブの栽培が盛[さか]ん。高地ではヒツジの放牧がおこなわれる。 **いへん【異変】** [名]①とつぜんの変わった出来事。また、目立った変化。「病状に―が起きる」「暖冬―」[類]変異・変事 ②異常な天変地異[てんぺんちい]。 **いへんさんぜつ【×韋編三絶】** [名・スル]本をくりかえし熱心に読むこと。▽孔子が「易経[えききょう]」を愛読するうち、とじてあった革ひもが三たび切れたという故事(中国、「史記」)から。「韋」はなめしがわ、「三」は度数が多いこと。 **イベント** [名]行事。もよおしもの。だしもの。また、試合。エベント。「メインー」[英]event **いぼ【異母】** [名]父が同じで母がちがうこと。「―きょうだい」[類]異腹[いふく]・腹違[はらちが]い↔異父▽下に兄・弟・姉・妹などが付く。 **いぼ【×疣】** [名]皮ふの表面にできる、小さい豆つぶのようなふくらみ。また、ものの表面にある小さなでっぱり。 **いほう【異邦】** [名]自分の国とは異なる国。外国。「―の人」[類]異郷・異国▽「邦」は、国のこと。 **いほう【違法】** [形動]法律にそむくこと。「―行為」[類]不法・非合法 ↔適法・合法 **いほうじん【異邦人】** [小説]一九四二年。フランス、カミュの小説。主人公ムルソーを通して、現実の社会と人間本来の実存とのあいだに見られる不条理をえがいたもの。「L'Étranger」 **いぼく【移牧】** [名]家畜を季節によって移動させて飼育する牧畜。おもに、夏は山地で放牧し、冬は低地の牧舎で飼育する。アルプス・ヒマラヤなどでおこなわれる。 <86> **いぼく【遺墨】** [名]死後に残された書画や筆跡[ひっせき]。「―展」 **いほん【異本】** [名]もとは同一の本が、書写などの過程で、多少文字や語句のちがった本。↔定本 **いま【今】** [名・副]①[名]①過去と未来のさかいであるこの一瞬[いっしゅん]。現在。「―何時ですか」 ②現在をふくむ、ある期間。こんにち。現代。「―の若者に人気のある作家」↔昔 ③[副]現在の少し前、または、少しあとの時間。さっき。すぐ。「―来たところだ」「―行きます」 ④もう少し。さらに。「―一歩のところで優勝をのがす」「―ひとつ」 ⑤[造語][「今〜」の形で]まるで現代の・・・のようだという意味をあらわす。「久しぶりに帰省したので―浦島[うらしま]になったようだ」「―業平[なりひら]」「―小町[こまち]」「―太閤[たいこう](=立身出世の数をとげた人)」▽昔の有名な人の名に付ける。 **今泣いたからすがもう笑う** 子供のきげんが変わりやすいようす。 **今はこれまで** 死や敗北がさけられないとあきらめて、覚悟[かくご]をきめるようす。「―と覚悟[かくご]する」 **今は昔** もう昔のことだが。むかしむかし。「―世に二人の盗人[ぬすびと]ありけり」▽「このことの起こった時は昔のこと」という意味で、昔話や説話の最初に使うきまり文句[もんく]。とくに「今昔物語集」のすべての説話がこれで始まる。 **今を時めく** 現在、世の中にもてはやされて栄えている。「―人気女優」 **いま【居間】** [名]家の中でふだん家族が集まってくつろぐ部屋[へや]。茶の間[ちゃのま]。リビングルーム。↔客間 **いまいましい【忌ま忌ましい】** [形]しゃくにさわって、のろいたいような気持ちである。「―やつめ」[類]腹立たしい **いまいまし** [古語]「忌[い]む(=死のけがれ)」から出たことば。決して手をふれてはいけないほど不吉だ、けがわらしいという意味。たとえば、服喪中の身は、「いまいまし」である。いやだがどうすることもできないというところから、しゃくにさわるという意味が出た。 **いまかがみ【今鏡】** [書名]一一七○年ころか。作者未詳[みしょう]。四鏡[しきょう]の一つ。「大鏡」に続く百四十六年間を老女が語る形式でしるした歴史物語。「小鏡」「続世継ぎ」とも。 **いまがわやき【今川焼き】** [名]小判形の型に、水でといた小麦粉を流しこみ、あんを入れて焼いたもの。たいこ焼。▽江戸[えど]今川橋近くで始めたことから。 **いまがわよしもと【今川義元】** [人名]一五一九—六〇年。戦国時代の大名[だいみょう]。駿河[するが]・遠江[とおとうみ]・三河の三国を治めたが、桶狭間の戦いで、織田信長[のぶなが]に急襲され敗死した。 **います【《在す・『座す】** [五]「いらっしゃる」「おいでになる」の古い言い方。「天に―神」 **いましがた【今し方】** [副]ほんの少し前。ついさきほど。「―帰りました」「―まで雨が降っていた」 **イマジネーション** [名]想像。想像力。空想。「―をかきたてる」[英]imagination **いまじぶん【今時分】** [名]いまごろ。いまどき。「きのうの―」「―来てもおそい」 **いましめ【戒め】** [名]①あやまちをしないように前もって注意すること。また、注意することば。「先生の―を守る」[類]訓戒 ②しばること。また、しばったなわ。「―を解く」 **いましめる【戒める】** [下一]①目下の者に悪いことやまちがったことをしないように、前もって教え、注意する。「将来を!」▽目上の人に対しては「いさめる」を使う。 ②禁じる。「喫煙を―」 ③こらしめる。しかる。「いたずらを―」 **いましも【今しも】** [副]たった今。今まさに。「―レスリングをする太陽」 **いますこし【今少し】** [副]もう少し。あと少し。「―の努力がいる」 **いまだ【未だ】** [副]①まだ。「―発見されない」「―独り暮らしです」 ②[漢文][「いまだ〜ず」の形で]再読文字の一つ。「まだ・・・ない」という意味。「万里[ばんり]長征[ちょうせい]して人―還[かえ]らず(遠いかなたに遠征したあの人はまだ帰ってこない)」 **いまだかつて【未だ×曾て】** [副][「いまだかつて〜ない」の形で]いままで一度も・・・ない。「このような冷夏は―なかった」▽「いまだかって」とは書かない。 **いまごろ【今頃】** [名]今の時刻。今の季節。いまどき。いまじぶん。「―さわいでもおそい」「去年の―」 **いまさら【今更】** [副]①今、はじめてわかったように。あらためて。「力不足を―のように感じた」「親の愛情を―思いしる」 ②今となってはもうおそいという気持ちをあらわす。「―あとへは引けない」「―うらんでもしかたない」 **いまちのつき【居待ちの月】** [名]陰暦[いんれき]の一八日の月。▽「居待ち」は、月の出を座[すわ]って待つという意味。 **いまどき【今時】** [名]世の中のなりゆきから見た今の時代。このごろ。いまじぶん。「―めずらしく古風な若者」 **いまに【今に】** [副]①いつとはいえないが、近い将来必ずそうなるという予想をあらわす。そのうち。「―わかるだろう」「―見ていろ」[類]いずれ ②今になっても、なお。現在も、まだ。「事件は―解決しない」 **いまにも【今にも】** [副]今すぐにも。たった今、そうなってもおかしくないようす。「雪が降りだしそうだ」 **いまめかしい【今めかしい】** [形]現代風である。当世風だ。↔古めかしい **いまもって【今以て】** [副]今になっても。いまだに。「―ゆくえ不明だ」 **いまや【今や】** [副]①[多く、「今や〜のとき」などの形で]何かをするのにふさわしいのは今しかない、という気持ちを強調していう。まさに今・・・のときだ。「—決断のときが来た」「―公表すべきときだ」 ②現在では。昔に比べて今は。「あのいたずらっ子が―大スターだ」「―オートメーションの時代だ」 <87> **今や遅[おそ]しと** 早くそうならないかと期待して待つようす。「―待ちかねる」[類]今か今かと **いまよう【今様】** [名]①現代風。今の世の中のはやり。 ②七五調の四句からなる平安時代の流行歌。今様歌。▽「梁塵秘抄[りょうじんひしょう]」にその歌詞が見える。 **いまわしい【忌まわしい】** [形]①よくないことが起こりそうなけはいが感じられる。縁起が悪い。「―夢を見た」「―ことば」[類]不吉[ふきつ] ②考えるだけでも不吉と思われるほど不愉快[ふかい]だ。「―事件」[類]いとわしい **いまわのきわ【今わの際】** [名]死ぬまぎわ。最期[さいご]。臨終。 **いみ【意味】** [名・スル]①ことばがその場で指しあらわしている具体的な内容。「―をつかむ」 ②そのことばや行動などの奥[おく]にふくまれる、目的・ねらい・理由など。「―もなくさわぐ」「―深長」 ③ものごとの価値。「無―な争い」 > つかいわけ意味・意義 「意味」は、ことばやものごとが指し示す内容が中心。「意味をとりちがえる」。「意義」は、社会的に通用する、正しい重要な価値が中心。「医師は意義のある仕事だ」。 **いみあい【意味合い】** [名]前後の事情をふくめたわけ。「お礼の―で品物を送る」 **いみあけ【忌み明け】** [名]喪[も]の期間が終わって、ふつうの生活にもどること。[類]忌明け **いみきらう【忌み嫌う】** [五]それにふれるのをいやがって、さけようとする。ひどくいやがる。 **いみ【移民】** [名・スル]とくに、労働の目的で外国に移り住むこと。また、その人。 **いみことば【忌み言葉・忌み、詞】** [名]縁起が悪[わる]いとして使うのをさけたり、その代わりに使ったりすることば。財産を使いはたす意味の「する」に通じるので「するめ」といわず「あたりめ」といったり、結婚式のとき、「閉会」のことを「おひらき」といったりするなど。 **いみじくも** [副]おそろしいほどみごとに、ぴったりと当たるようす。「仕事の鬼[おに]とは―言ったものだ」「きょうは―父の命日にあたる」 **いみしんちょう【意味深長】** [形動]ある表現の裏に深い意味がかくされているようす。意味深[しん]。「―に笑う」▽「意味慎重」は誤り。 **いみだんらく【意味段落】** [名]一つの文章を、意味や内容によってまとめて、いくつかに分けたもの。形式段落が文頭一字下げの形をとるのに対していう。 **いみづける【意味付ける】** [下一]意義や価値をもたせる。 **イミテーション** [名]まねること。模倣[もほう]。また、にせもの。模造品。「―のダイヤ」[類]コピー[英]imitation **いみな【×諱】** [名]①死んだ人の生前の名。また、死後、尊んでつけた呼び名。諡号[しごう]。おくり名。のちのいみな。たとえば、後鳥羽天皇のいみなは尊成[たかひら]、死後のいみなは顕徳[けんとく]院。 ②昔、貴人の実名を敬っていうことば。▼「忌[い]み名」という意味から。 **いみょう【異名】** [名]本来の名や呼び名のほかにつけられた名。あだな。別名。「いめい」とも。「ウルフのーをとる」「一月の―は睦月[むつき]」 **いみん【移民】** [名・スル]おもに、経済的な理由で外国に永住する目的で移り住む人。 **イメージダウン** [名・スル]もともとよかった印象や評判が悪くなること。幻滅を感じること。イメージダウン。▽imageとdownから。 **イメージチェンジ** [名・スル]見かけや印象を改めて、新鮮さを出そうとすること。「―をはかる」▽imageとchangeから。 **いも【芋・×薯・×藷】** [名]①植物の根や地下茎[ちかけい]が発達したもの。ジャガイモ・サツマイモなど。 ②やぼったいもの。また、程度の低いもの。 **【芋】** 音は「ウ」。「芋粥[いもがゆ]」 **いも** 芋掘り・芋虫[いもむし]・里芋・山芋・芋茎[ずいき] **芋の煮えたもご存じない** ごくふつうのことも知らない。世間知らず。 **芋を洗うよう** 人出でが多くて混雑するようす。「海水浴場は―だ」 **いもうと【妹】** [名]年下の女のきょうだい。↔姉▽夫や妻の妹、弟の妻を、「義妹」と書いて「いもうと」と読ませることがある。 **いもがゆ【芋粥】** [名]サツマイモをまぜてたいたかゆ。また、ヤマノイモをうすく切ったものを、アマズラのしるにまぜてにたかゆ。 **いもせやまおんなていきん【妹背山婦女庭訓】** [物語]一七七一年。近松半二[はんじ]らの合作。入鹿[いるか]と中臣鎌足[なかとみのかまたり]の抗争[こうそう]をえがいた、時代物の浄瑠璃[じょうるり]。 **いむ【忌む】** [五]不吉なこと、ふれてはならないこととしてさける。「西洋人は一三という数字を―」 **イメージ** [名]①心のなかに思いうかべた姿や情景など。心象。「―がわく」「完成した形を―する」 ②人やものがあたえる印象。ふんいき。「ーアップ」「ーチェンジ」[英]image **いもちびょう【『稲〝熱病】** [名]いもち病菌[びょうきん]の寄生によるイネの代表的な病気。低温多湿の年に多発しやすい。 <88> が首を横にふること。「―をする」 **いもづるしき【芋蔓式】**[図]イモのつるをたぐるとたくさんのイモがついてくるように、一つのことがきっかけになって、関連のあるものが次々にあらわれること。「―に犯人をとらえる」 **いもねられず**「『寝[い]も寝られず」ねむることもできない。▽「い(寝)」は古語で、ねること。 **いもの【鋳物】**[図]とかした金属を型に入れてつくった道具や器物。「―工場」 **いもむし【芋虫】**[図]ガ・チョウの幼虫のうち、毛のない虫。とくに、スズメガの幼虫をいう。 **いもめいげつ【芋名月】**[図]「中秋の名月[ちゅうしゅうのめいげつ]」の別名。陰暦八月一五日の夜の月。▽サトイモを供えたことからいう。陰暦九月一三日の月は、栗名月または豆名月という。 **いもり【井守・×蠑螈】**[図]イモリ科の両生類。トカゲに似ている。背は黒く、腹は赤くて黒い斑点[はんてん]がある。アカハラ。 **いもん【慰問】**[図][忍]病気や災害などで苦労している人々をなぐさめはげますこと。 **いや【嫌・×厭】**[形動]気に入らないようす。うけいれたくないようす。「―なやつ」「勉強が―になる」 **嫌というほど** これ以上はかんべんしてもらいたいというほど、たくさん。ひどく。「―聞かされた」 **いや【否】**[圏][圏]①〈接〉今言ったことを、それだけではないと言いなおすときに使うことば。いやいや。「わが国の、―世界のほこりだ」①〈感〉相手のことばを否定したり、反対したりするときに使うことば。「―、ちがう」「―、それは困る」■いえ・いいえ **否が応でも** したい、したくないにかかわらず。何がなんでも。いやもおうもなく。いやでもおうでも。「―やりとげねばならぬ」[圏]是が非でも **いやいや【嫌嫌・×厭厭】**[図][画]①〈名〉赤んぼうなどが首を横にふること。「―をする」①〈副〉いやだと思いながら、しかたなくするようす。「―ひきうける」[類]しぶしぶ **いやいや【『否』否】**[国]「いや①」を強めた言い方。いえいえ。「―、そうではない」 **いやおうなしに【否応無しに】**相手の気持ちなど関係なく。むりやりに。「―連れていかれる」▽「否」は、拒否すること、「応」は承知すること。 **いやがうえにも【×弥が上にも】**ますますその上に。さらにいっそう。いやがうえに。「―興奮が高まる」▽「いや」は、ますますの意味。 **いやがらせ【嫌がらせ】**[図]相手がいやがることをわざとしたり、言ったりすること。 **いやがる【嫌がる・×厭がる】**[国]いやだというようすをする。きらう。「てつだいを―」 **いやき【嫌気】**[図]↓「いやけ」 **いやく【医薬】**[図]①病気を治す薬。「―品」②医療[いりょう]と薬。「―分業」 **いやく【違約】**[図][忍]約束にそむくこと。「―金を しはらう」 **いやく【意訳】**[図][函]翻訳[ほんやく]などで、原文の一語一語にこだわらないで、全体の意味内容をつかんで訳すこと。⇔直訳・逐語訳 **いやけ【嫌気】**[図]もういやだと思う気持ち。気がすすまないこと。「いやき」とも。「つくづくーがさす」 **いやさか【×弥栄】**[図]いよいよ栄えること。「―をいのる」▽祝いの席などのあいさつに使う。文章語。 **いやしい【卑しい・×賤しい】**[圏]心のありかたが低く、みにくい欲望がむきだしであるようす。「根性[こんじょう]がー」「いやしく食べる」[類]はしたない ②身分や地位が低い。「―生まれ」⇔貴[とうと]い ③そまつでみすぼらしい。「―身なり」 **いや**[圏]おどろきや感動をあらわすことば。まあ。ああ。「ー、ものすごいのなんのって」「―、まいった」▽おもに、男性が使う。 **イヤーブック**[図]その年ごとに出る出版物。年鑑[ねんかん]。年報。[year book] **いやしくも【×苟くも】**[日][圏]①かりにも。少なくとも。改まった言い方。「―人に疑われるようなことはつつしめ」「教師たるもののことばとは思えない」[圏]かりそめにも ②「「いやしくもせず(しない)」の形で」おろそかにしない。いいかげんにしない。古い言い方。「一言一句も―せず」[日][漢文] [「いやしくも〜ば」の形で]仮定の句法の一つ。「かりにも…ならば」という意味。「―天運あらば勝利を得ん(=かりにも天運があるのならば、勝利をえるだろう)」 **いやしめる【卑しめる・賤しめる】**[下]相手を、下品なものとして見下し、さげすむ。あなどる。「人を―おこない」 **いやす【癒やす】**[国]傷や苦しみなどをすっかりなおす。「心の傷を―」 **いやに**[画]ふつうとちがって、みょうにはなはだしく。よくないことや不快なことなどを感じたときにいう。「―もったいぶっている」「―やさしい男」 **いやはや**[圏]おどろきあきれはてたときのことば。まったく。ほんとに。「―、まいった」 **イヤホーン**[圏]ラジオなどの音が外にもれないように、耳にさしこんで聞く装置。イヤホン。[earphones] **いやますます【弥益益】**[画]いよいよ多く。いよいよひどく。古い言い方。「――盛[さか]んになってきた」 **いやみ【嫌味,〝厭味】**[図][形][動]遠まわしに、相手にいやな感じをあたえることばや態度。皮肉。あてつけ。「―を言う」「―なやつ」 **いやらしい【嫌らしい・×厭らしい】**[圏]節度がなく、下品でみだらである。「―目で見る」②やりかたが堂々としてなくていやな感じだ。「皮肉ばかり言って―」 **イヤリング**[図]耳かざり。イアリング。[earring] **いゆう【×畏友】**[図]尊敬している友人。また、「友人」の敬った言い方。「―山本君」 **いよ【×伊予】**[図]旧国名。今の愛媛[えひめ]県。南海道の一国。予州[よしゅう]。「―柑[かん]」「―絣[がすり]」▽同県に同名の市がある。 **いよいよ【×愈・×弥】**[圏]①前よりさらに程度が増すようす。いっそう。「雨が―激しくなる」[類] ますます ②前よりさらに確信が増すようす。ほんとうに。「― <89> **いよう【威容】** [名]いかめしくおごそかで、近づきがたいようないくい姿。「―を保つ」 **いよう【偉容】** [名]堂々としてりっぱな姿。「―をほこる」 **いよう【異様】** [形動]見るとふつうとちがって変なようす。「―にふくれる」「―な空気」 **いよく【意欲】** [名]すすんで何かをしようとする気持ち。「彼の―を買う」「―を燃やす」 **いらい【以来】** [副]そのときから、ずっと今まで。「入社―病気したことがない」▽多く、何年にもわたるような長い期間についていう。▽「つかいわけ」「以後」を見よ。 **いらい【依頼】** [名・スル]①人にたのむこと。「知人に仕事を―する」 ②人をたよりにすること。「―心が強い」 **いらいら【×苛苛】** [名・スル]気持ちがあせったり、思うようにいかなかったりして落ち着かないこと。「―がつのる」「―して歩きまわる」 **いらか【×薨】** [名]かわら。また、かわらを使った屋根。「―を連ねる」 **イラク** [国名]正式国名は、イラク共和国。西アジアの、チグリス・ユーフラテス両河の流域にある国。古代メソポタミア文明・イスラム文化の中心地。イスラム教徒が多い。産油国だが、大部分は、ナツメヤシなどの農業をおこなっている。周辺の国々と国境紛争[ふんそう]が絶えない。面積約四四万平方㌔。首都バグダッド。主要言語アラビア語。 **イラスト** [名]雑誌やポスターなどの絵や図解。また、文章の内容を補うための挿絵や図解。イラストレーション。▽illustration から。 **イラストレーター** [名]挿絵や図案などをかく職業の人。[英]illustrator **いらせられる** [下一]「いらっしゃる」より敬意の高い言い方。 **いらだたしい【×苛立たしい】** [形]思いどおりにならず、あせっていらいらする。「公式が覚えられなくて―」「赤信号が長くてー」 **いらだつ【×苛立つ】** [五]落ち着かず、不きげんでおこりっぽくなる。いらいらする。「長電話に―」 **いらっしゃい** [感]歓迎[かんげい]の意味をあらわすあいさつのことば。よくおいでくださいました。「―ませ」▽「いらっしゃる」の連用形から変化した命令形。 **いらっしゃる** [五]①「居る」「来る」「行く」「ある」の敬った言い方。おいでになる。 ②[補助][「〜ていらっしゃる」の形で]「ている」「である」の敬った言い方。「書いて―」「喜んでー」▼「いらせられる」の変化した形。「居らっしゃる」と書くのは誤り。 **いらぬ【要らぬ】** [連体]必要のない。よけいな。「―おせっかい」 **イラン** [国名]正式国名は、イラン‐イスラム共和国。西アジアの、カスピ海の南にある国。旧称ペルシア。紀元前から大帝国[ていこく]として栄えた。一九七九年、王の独裁に対してイラン革命が起きた。産油国で、アバダンに大精油所がある。宗教はイスラム教。民族はペルシア人が多い。面積約一六三万平方㌔。首都テヘラン。主要言語ペルシャ語。 **イラン・イラクせんそう【イラン・イラク戦争】** [名]一九八○—八八年。イランとイラクのあいだの戦争。国境問題のほか、イスラム教内の対立などが原因。国連安全保障理事会の調停を受けて停戦。 **いり【入り】** [名]①はいること。また、はいっているものの数や量。「政界―」「客の―がいい」 ②必要なかね。ものいり。費用。「―がかさむ」 ③はいってくるかね。みいり。収入。「―の多い仕事にありつく」 ④太陽や月がしずむこと。「日の―」↔出[で] ⑤彼岸・土用・寒[かん]の最初の日。「彼岸の―」↔明け **いりあい【入り相】** [名]「ゆうがた」の古い言い方。ゆうぐれ。「―の鐘[かね]が鳴る」 **いりあいち【入会地】** [名]特定の地域の住民が共同で利用する山林や原野。住民は慣習的にその草やたきぎなどを採取する権利を認められる。 **イリアス** [書名]紀元前九世紀ころ。ギリシャ、ホメロスの叙事詩。ギリシャ軍の勇士アキレウスがトロイの大将ヘクトールをたおす物語。「オデュッセイア」とともにギリシャ最古の叙事詩。[ギ]Ilias **いりうみ【入り海】** [名]海が陸地に深くはいりこんだところ。湾[わん]・入り江・潟[かた]など。 **いりえ【入り江】** [名]海や湖が陸地の中まではいりこんで、池のようになったところ。 **いりおもてやまねこ【西表山猫】** [名]ネコ科の哺乳[ほにゅう]動物。沖縄[おきなわ]の西表島[いりおもてじま]にいる特別天然記念物。 **いりぐち【入り口】** [名]①建物などの中にはいるためにつくられたところ。↔出口 ②ものごとの最初の段階。初歩。 **いりくむ【入り組む】** [五]ものごとが複雑にからみあう。こみいる。「話が入り組んでわかりにくい」 **イリジウム** [名]金属元素の一つ。銀白色。合金にして、万年筆のペンさきや電極などに使われる。元素記号 Ir [英]iridium **いりひ【入り日】** [名]夕方、西の空にしずもうとする太陽。夕日。落日。 **いりびたる【入り浸る】** [五]よその家や場所などに、しょっちゅう行ったり、はいりこんだりする。「ゲームセンターにー」▽水にずっとつかっているのがもとの意味。 **いりふね【入り船】** [名]港へはいってくる船。↓出船[でふね] **いりまじる【入り交じる】** [五]異なるものがいろいろと交じりあう。「複雑な思いが―」 **いりみだれる【入り乱れる】** [下一]さまざまなものがごちゃごちゃと交じりあう。「敵味方が―」 **いりむこ【入り婿】** [名]妻の家にはいって、その家の婿となること。また、その人。婿養子[むこようし]。 <90> **いりもやづくり【入り“母屋造り】** [名]日本の建築様式の一つ。切り妻の下にひさしがついた形の屋根のあるのが特徴。[図]「やね」 **いりゅう【慰留】** [名・スル]やめようとする人をなだめて、その地位や立場などにとどまらせること。「辞任を―する」 **いりゅう【遺留】** [名・スル]①置きわすれること。「犯人の―品」 ②死後に残すこと。「―分(=相続が保障されている遺産の比率)」▽法律関係で使う。 **イリュージョン** [名]幻影[げんえい]。幻想。幻覚。[仏]illusion **いりよう【入り用】** [形動]必要なこと。また、費用。「―な品をそろえる」 **いりょう【衣料】** [名]着るもの。衣服。また、衣服の材料。「―品店」 **いりょう【医療】** [名]病気やけがを治すこと。「―器具」「―費控除」 **いりょく【威力】** [名]①人をおそれさせるような強い力。「―を発揮する」 ②すぐれて大きな力。すばらしい力。「コンピュータの―」 **いる【入る】** [五]①外からはいる。「山に―」 ②しずむ。「月が―」 ③熟す。「実が―」 ④ある環境にみずから身を置く。「仏門に―」「政界にー」「堂に―」 ⑤ある場所に達する。「京に―」 ⑥[造語][「〜いる」の形で]「すっかり・・・する」「ひたすら・・・する」という意味をあらわす。「おそれ―」「寝[ね]―」「恥じ―」「聞き―」▽動詞の連用形に付く。 **いる【居る】** [上一]①人や動物がその場所にある。とどまる。「きょうはずっと家に―」「犬が二匹[ひき]―」 ②[補助][「〜ている」の形で]●動作や作用が続いていることをあらわす。「見て―」「晴れてー」 ●過去に動作や作用があったことがわかる。「彼は日記にこう書いてー」▼動詞の連用形に付く。 **居ても立ってもいられない** 気持ちが落ち着かなくて、じっとしていられない。「合格発表が気になってー」▽座っていることも立っていることもできないという意味。 > つかいわけいる・ある 「いる」は、人や動物などについて使う。「子供がいる」。「ある」は、植物や無生物について使う。「木がある」。「いらっしゃる」「おいでになる」は「いる」の敬った言い方。「先生がいらっしゃる」。▽「ある」についても、敬意を表す場合は、「おありになる」という。 **いる【要る】** [五]それがなくてはならない。必要とする。かかる。「集中力の―作業」「大金が―」 **いる【射る】** [五]①矢を放つ。「弓を―」 ②目標にあてる。「鳥を―」 ③するどくあたる。「まぶしい光が目を―」「眼光、人を―」 **いる【鋳る】** [五]金属をとかして型に流しこんで器物をつくる。鋳造する。「鐘[かね]を―」 **いる【×炒る・×煎る・×熬る】** [五]食品を火にかけて動かしながら、水分がなくなるまで熱する。「卵を―」「ごまを―」▽「いためる」は、油を使うが、「いる」は、油を使わない。 **いるい【衣類】** [名]からだに着るもののすべて。 **いるか【海豚】** [名]ハクジラ亜目[あもく]イルカ科の哺乳動物。知能が高く人になれやすい。海にすみ、群れをつくって泳ぐ。 **いるす【居留守】** [名]家にいながら、いないふりすること。「―をつかう」 **イルミネーション** [名]たくさんの電灯やネオンで、建物などをかざること。また、かざりの電灯やネオン。[英]illumination **いれあげる【入れ揚げる】** [下一]好きな人やものに夢中になって、たくさんのかねや財産をつぎこむ。「道楽に―」「愛人に―」 **いれい【威令】** [名]強い力をもつ命令。 **いれい【慰霊】** [名・スル]死んだ人の霊をなぐさめること。「―塔[とう]」「―祭」 **いれかえ【入れ替え・入れ換え】** [名・スル]あったものを出して他のものを入れること。「空気の―」「―作業」 **いれかえる【入れ替える・入れ換える】** [下一]①現在あるものの代わりに他のものを入れる。「お茶の葉を―」 ②他の場所やいれものに入れる。「たるから瓶[びん]に―」 **いれかわりたちかわり【入れ替わり立ち替わり】** [副]次々に、いろいろな人がやってくるようす。いりかわりたちかわり。「友人が―見まいに来た」 **いれかわる【入れ替わる】** [五]新しくはいったものが、前のものにとってかわる。交替[こうたい]する。「選手が―」 **イレギュラー** [形動]①[形動]不規則であるようす。変則的な。[英]regular ②[名・スル]球技で、ボールが予想外のはずみかたをすること。イレギュラーバウンド。[英]irregular **いれずみ【入れ墨・文“身・刺青】** [名]人の皮ふに針などで絵や模様をほり、墨[すみ]や朱[しゅ]で色をつけること。ほりもの。 **いれぢえ【入れ知恵】** [名]人にあまりよくない考えを教えこむこと。 **いれちがう【入れ違う】** [五]①一方が出たあと、一方がはいってきて、行きちがう。たがいちがいになる。「彼女とは入れ違って会えなかった」 ②入れまちがえる。 **いれば【入れ歯】** [名]ぬけた歯のあとに入れた人工の歯。[類]義歯[ぎし] **イレブン** [名]とくに、サッカーチームおよびそのメンバー。▽一一人で構成されることから。[英]eleven **いれもの【入れ物】** [名]中にものを入れておくための容器。 **いれる【入れる】** [下一]①外からわくの中に移す。「部屋[へや]へ―」「仲間に―」 ②しまう。おさめる。「箱に―」「金庫に―」 <91> **いれる**【入れる】[下]①外から中へ移す。「箱に―」「部屋に―」②まじえる。くわえる。「塩を―」③はいらせる。「病院に―」「学校に―」[↔]出す ④ふくめる。「計算に―」「勘定[かんじょう]に―」[↔]除く ⑤望ましい状態にする。「朱[しゅ]を―」「本腰[ほんごし]を―」◎情報や気持ちを伝える。「電話を―」「わびを―」⑦はたらく状態になるようにする。「電源を―」◎さしはさむ。「疑いを―」「話に口を―」◎うけいれる。「忠告を―」◎湯を注いで飲みものをつくる。「お茶を―」[▼]「中にはさみこむ」というのがもとの意味。⑧⑧は「容[い]れる」、◎は「淹[い]れる」とも書く。 **いろ**【色】[図]目で感じとる大きさ・形・動き以外の感覚。赤・青・黄・緑など。「―えんぴつ」②はなやかな感じ。「―をそえる」③人のはだの色。「―が白い」「―がこい」④気持ちの変化があらわれた表情。「あせりの―がこくなる」「安堵[あんど]の―をうかべる」「―に出る」⑤けはい。おもむき。「秋の―が深まる」「敗北感の―がこい」◎男と女の仲。恋愛[れんあい]。「英雄[えいゆう]―を好む」「―は思案のほか」 **色を失う** おどろきや恐怖[きょうふ]で顔色が青ざめる。「惨状を見て―」 **色をつける** ものを売るとき、少し値引きする。また、相手が喜ぶようなものをつけくわえる。 **色をなす** 顔色を変えておこる。 **いろあい**【色合い】[図]色のぐあい。色の調子。「はでなーを好む」[類]色調 **いろいろ**【色色】[圓][形動]ちがうものがたくさんあるようす。[類]さまざま **いろおとこ**【色男】[図]女性に好かれやすい男。美男子。二枚目。「―かねと力はなかりけり」 **いろか**【色香】[図]女性の美しい姿や顔かたち。とくに、男をひきつける魅力[みりょく]。「―に迷う」 **いろがみ**【色紙】[図]いろいろな色に染めた紙。折り紙などに使う。▽「しきし」と読めば別の語。 **いろけ**【色気】[図]◎異性をひきつける魅力[みりょく]。「―たっぷりな表情」「おーがある」②異性への関心。「―がつく年ごろ」③ものごとに対する欲望や野心。「社長のいすに―を示す」④あいきょうやおもしろみなどが感じられること。「―のない返事」「―をそえる」⑤女性がいるはなやかな気分。「―ぬきの会合」◎色のぐあい。色調。「―のいいブラウス」 **いろこい**【色恋】[図]恋愛[れんあい]。古い言い方。「―沙汰[ざた]だ」 **いろごと**【色事】[図]情事。また、芝居[しばい]などで男女がなまめいたしぐさをすること。ぬれごと。 **いろじかけ**【色仕掛け】[図]ある目的のために、色気を利用して誘惑したりだましたりすること。「―でせまる」 **いろずり**【色刷り】[図]①黒以外の色で印刷すること。また、印刷したもの。「赤い―」②二色以上の色で印刷すること。また、印刷したもの。「―の図鑑[ずかん]」[類]多色刷り **いろづく**【色付く】[国]その季節になって、木の葉や果実の色が美しく変わる。「山の木々が―」 **いろつや**【色×艶】[図]顔やはだの色。「―がよくて健康そのものという感じだ」 **いろどり**【彩り】[図]①いくつかの色のとりあわせ。「―のいい料理」[團]色彩[しきさい]②おもしろみや、はなやかさ。「パーティーに―をそえる」[▼]「色どり」とは書かない。 **いろどる**【彩る】[国]●きれいに色をつける。「夕日が山を赤く―」②いくつかの色をとりあわせて美しくかざる。「紅葉[こうよう]が山々を錦[にしき]に―」 **いろう**【慰労】[図]「スル]いままでの苦労をなぐさめいたわること。「―会を開く」[類]慰安 **いろう**【遺漏】[図]だいじなことが、もれおちること。ておち。てぬかり。「万事―なくことをはこぶ」 **イロニー**[図]→「アイロニー」[―]Ironie **いろは**【伊呂波・以呂波】[図]⊕いろは歌。また、いろは四七文字。②ものごとの初歩。ABC。「―から教える」 **いろはうた**【×伊呂波歌】[国]平安時代の中ごろに発音し分けられていた四七文字のかなを、どれも一回ずつ使ってよんだ七五調の歌。「色[いろ]は匂[にお]へど散りぬるを わが世は誰[たれ]ぞ常[つね]ならむ 有為[うい]の奥山 今日越[こ]えて 浅[あさ]きき夢見[ゆめみ]じ酔[よ]ひもせず」▽内容は、この世のはかなさと仏教の教えを説いたもの。現在はない「ゐ」と「ゑ」があり、当時はそれを〔wi〕 〔we〕と発音して、「い」「え」の[i][ye]とそれぞれ区別されていたことがわかる。 **いろはガルタ**【伊呂波ガルタ】[図]いろは四七文字を頭に詠みこんだことわざのカルタ。「犬も歩けば棒に当たる」など。 **いろめ**【色目】[図]異性の気をひくような目つき。流し目。「―をつかう」▽そのことに関心をもっていることをほのめかす態度をとることにもいう。②着物をかさねて着たときの、色のとりあわせ。 **いろめがね**【色眼鏡】[図]色つきレンズの眼鏡。サングラス。②あらかじめきめつけて、片寄った見かたをすること。先入観。偏見[へんけん]。「人を―で見てはならない」 **いろめきたつ**【色めき立つ】[国]急に緊張[きんちょう]したり、動揺[どうよう]したりする。また、元気が出て活気づく。「すわ、解散と―」「群衆が―」 **いろめく**【色めく】[国]●活気づく。気持ちが高ぶる。「事件の知らせに―」②時期が来てはなやかさをかもしだす。「―秋の山々」 **いろもの**【色物】[図]①白黒以外の色のついた紙や織物。がらもの。②寄席[よせ]演芸で、講談や落語以外の、奇術[きじゅつ]や声色など。 **いろよい**【色。好い】[連体]このましい。深い関心がある。「―返事を聞かせてほしい」 <92> **いろり** [名] ゆかを四角に切って、中に灰を入れ、火をたくようにしたところ。暖房や炊事などに使った。▽現在はあまり見られない。「囲炉裏」は当て字。 **いろわけ** [名] ①いろいろな色をつけて区別すること。 ②種類によって分類すること。 **いろん** [名] 人とはちがう意見。反対の意見。「―を唱える」 [類]異議 **いろんな** [連体] 「いろいろな」のくだけた言い方。「この一年―ことがあったね」 **いわ** [名] 石の大きなもの。岩石。 **いわい** [名] 祝うこと。また、祝っておくる品物やことば。「入学―」 [類]祝賀 **いわいごと** [名] 喜びいわうべきこと。 [類]慶事 **いわう** [動] ①めでたいことやよいことが起こるように、前もっていのる。「前途[ぜんと]を―」 ②めでたいこととして喜びあう。祝福する。「還暦[かんれき]を―」 >語源 «いはふ»「斎ふ」と書く。現代語ではすでに起こったよいことを喜ぶ場合も多いが、もとの意味は①だった。だから古語では将来の幸福や安全を願い、まじないなどをすることをいった。 **いわお** [名] 大きくてどっしりした岩。古い言い方。 **いわかん** [名] まわりにとけこめず、しっくりしない感じ。「―をおぼえる」▽「異和感」は誤り。 **いわき** [名] 旧国名。今の福島県東部から宮城県南部。東山道の一国。磐州[ばんしゅう]。一八六八年、陸奥[むつ]の国を分割して設置された。▽福島県にある市は「いわき」と書く。 **いわく** [名] ①言うことには。「作者―」「ある人の―」「―言いがたし(=ことばでは説明しにくいとしか言えない)」▽漢文の訓読では、人のことばを引くときに、「孔子曰く」のようにいう。 ②かくされた事情。「いかにも―ありげな人物」「―因縁[いんねん](=ものごとの由来・いきさつ)」▽おもに、よくないことについていう。 **いわくつき** [名] ①こみいった事情やよくない評判などがあること。「―の部屋」 ②前に罪を犯した人。前科者。 **いわくらともみ** [人] 一八二五~八三年。幕末・明治期の公卿[くぎょう]・政治家。京都生まれ。公武合体に努力し、維新後は右大臣となり、天皇制の確立と内政の充実に努めた。 **いわさきやたろう** [人] 一八三四~八五年。明治初期の実業家。三菱財閥[ざいばつ]の創始者。土佐生まれ。とくに海運業でめざましく発展し、のちに三井と並んで二大財閥をなした。 **いわし** [名] マイワシ・カタクチイワシ・ウルメイワシなどをまとめた呼び方。暖流に群れをつくってすむ。 >鰯の頭も信心から つまらないものでも深く信じるとありがたく思われる。 **いわしぐも** [名] 巻積雲[けんせきうん]の一つ。秋にさざなみのように広がる雲。うろこ雲。▽この雲が出るとイワシがとれだすという。 **いわしみずはちまんぐう** [地] 京都府八幡市にある神社。伊勢神宮に次ぐ神社として歴代朝廷に重んじられ、源氏の氏神[うじがみ]として武家にも崇拝[すうはい]された。男山八幡宮とも。 **いわじゅくいせき** [地] 群馬県みどり市岩宿にある、旧石器時代の遺跡。一九四九年に、相沢忠洋氏がここで打製石器の石のやじりを発見し、その後の調査で、それが旧石器時代の石器とわかり、旧石器時代の文化が日本にあったことが確認された。 **いわしろ** [名] 旧国名。今の福島県中央部および西部。東山道の一国。一八六八年、陸奥の国を分割して設置された。 **いわずかたらず** 何も言わないこと。無言。「―のうちに気持ちが伝わる」 [類]以心伝心 **いわずもがな** ①言わないほうがいい。 ②言うまでもない。もちろん。「子供は―、おとなも夢中になるゲーム」▽「いう」に打消しの助動詞「ず」と、願望の助詞「もがな」が付いた形。 **いわでも** いわなくても。いわずもがな。「―のことを言う」 **いわな** [名] サケ科の魚。谷川の上流にすむ、代表的な川魚。 **いわのほうめい** [人] 一八七三~一九二〇年。明治・大正期の詩人・小説家・評論家。兵庫県生まれ。本名は美衛[よしえ]。新体詩から出発したが、小説「耽溺[たんでき]」を発表して自然主義小説に転じる。作中人物の目を通して観察する一元描写と一刹那[せつな]の緊張を説く「神秘的半獣主義」を主張した。 **いわば** [名] 岩の多い場所。とくに登山ルートで、岩がむき出しになったところ。 **いわば** [副] ほかのことばで言いかえるとすれば。たとえて言えば。「彼は―現代のキリストだ」 **いわはだ** [名] 草などでおおわれていない岩の表面。「雪がとけて―がむきだしになる」 **いわや** [名] しぜんにできた岩のほら穴。 **いわみ** [名] 旧国名。今の島根県西部。山陰道の一国。石州[せきしゅう]。「―銀山」 **いわやさざなみ** [人] 一八七〇~一九三三年。明治・大正期の小説家・児童文学者。東京生まれ。本名は季雄[すえお]。尾崎紅葉らと硯友社[けんゆうしゃ]を育成し、「妹背貝[いもせがい]」などの小説を書いたが、のち転じて「こがね丸」「日本昔噺[むかしばなし]」など、児童文学の基礎をつくった。 **いわゆる** [連体] 世間で言う。一般に言われるところの。「ぶりやすずきは―出世魚[しゅっせうお]だ」 **いわれ** [名] ①理由。わけ。「どなられる―は何もない」「―ない差別を受ける」 ②ものの始まりや起こりなどについての言いつたえ。由来。「神社の―を説ききかせる」 <93> **イワン・デニーソヴィッチのいちにち** [作品] 一九六二年。ソ連、ソルジェニーツィンの小説。スターリン体制下にあって、強制収容所に入れられた無実の人々の悲惨な生活をえがき、旧ソ連社会をするどく批判した。 [露]Odin den'Ivana Denisovicha **いわんや** [副] [「いわんや〜をや」の形で]抑揚の句法の一つ。「まして・・・はなおさらだ」「・・・は言うまでもない」という意味。前に程度の軽いものや意外に思われるものを挙げて、「まして・・・だ」と、後に程度の重いものを挙げて強調する。「善人猶[なお]もて往生を遂ぐ、―悪人をや」「死馬すら且[かつ]これを買ふ、―生ける者をや(=死んだウマさえ買うのだから、まして生きたウマならなおさらだ)」▽前文に「且つ」「猶ほ」がはいる場合も多い。 **いん** [引] ①ひっぱる。ひきのばす。 ②みちびく。ひきつれる。 ③ほかからもってくる。 ④ひきうける。 ⑤ひっこむ。しりぞく。 [名] ①引力 ②延引・牽引・強引 ③引率・引率者・引率団 ④引用・引例・博引・旁証 ⑤引責・承引 ⑥引退・引退届 ⑦印鑑 ⑧消印・検印・調印・封印 ⑨索引・誘引 [動] ひく・ひける・陰[かげ]で糸を引く・引っ越す・長引く・字引き・気が引ける **いん** [印] ①しるしをつける。 ②木・石・つのなどに文字を刻み、文書などにおして証明として使うもの。はんこ。「―をおす」 ③はんこをおした、確認のしるし。「社長の―をもらう」 ④版木・活字版などで刷する。 ⑤仏教で、指さきでつくる、さとりやちかいなどを示す形。「―を結ぶ」 ⑥「印度」の略。 [動] 「印する」を見よ。 [名] ①印字・印象 ②押印・実印・捺印 ③しるし・印半天・目印 **いん** [姻] 嫁入り。組みをすること。よめいり。 [名] 姻戚・姻族・婚姻 **いん** [因] ①ものごとの起こるもと。おこり。 [対]果 ②よる。したがう。▼「困る」「囚われる」は別字。 [名] ①因果・因縁・原因・死因・要因 ②因習・因襲・因循姑息 ③過失に因る事故 **いん** [員] ①人やものの数。 ②組織などにはいっている人。また、その中で役割や係りをもつ人。 ③まわり。 [名] ①員数・人員・定員・満員 ②委員・会員・社員・乗務員 ③幅員 **いん** [院] ①大きな建物。公共的な施設・機関。 ②上皇・法皇などを敬った呼び方。また、その御所。 [名] ①院長・学院・議院・寺院・病院 ②院政・建礼門院・後鳥羽院 **いん** [飲] のむ。 [名] 飲酒・飲料・牛飲馬食・痛飲 [動] のむ・息を飲む・酒飲み **いん** [陰] ①日光の当たらないところ。かげ。 ②人目に立たない。かくれていること。ひそか。「―に陽に(=時にはこっそりと時には堂々と)力になる」 ③気分などが暗くうっとうしい。「―にこもる」 ④ものを二つに分けたとき、消極的・受動的な性質のほう。マイナス。とくに、易では「天」に対する「地」、「太陽」に対する「月」、「男性」に対する「女性」など。 ⑤時間。 [名] ①陰影・山陰・夜陰・緑陰 ②陰徳・陰謀・陰気・陰惨・陰湿 ③陰画・陰極・陰暦 ④光陰・寸陰 [動] かげ・陰干し・木陰・日陰・物陰 かげる・日が陰る・陰りが見える **いん** [隠] ①かくす。また、おもてに見えない。 [対]顕 ②世間からしりぞく。 ③いたむ。あわれむ。▼「穏やか」は別字。 [名] ①隠花植物・隠語・隠匿 ②隠居・隠者・隠退 ③惻隠 [動] かくす・かくれる・覆い隠す・隠し芸・月が隠れる・雲隠れ [地] 隠岐・隠密・雪隠 **いん** [韻] 音のひびき。また詩や歌で、一定の場所に使われる同一の音。「―をふむ」 [名] 韻文・韻律・押韻・音韻・脚韻・余韻 <94> **いん** [允] ①ほんとうに。まことに。 ②みとめる。ゆるす。 [名] ①允恭天皇 ②允可・允許 **いん** [胤] ①あとをつぐ。 ②血すじ。たね。 [名] ①後胤・落胤 ②胤裔 **いん** [寅] 十二支の第三番目。とら。 [名] 甲寅 [動] とら **いん** [印・院・陰・韻] →漢字項目を見よ。 **イン** [名] ①テニスなどで、ボールがコートの内部にあること。フェア。インサイド。 ②ゴルフで、一ラウンド一八ホールの、後半の九ホール。 [対]アウト >語源 内、内側という意味から。 **いんイオン** [名] 電子がついて陰電気をおびた原子、または原子の集まり。水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液の水酸化イオン(OH⁻)など。マイナスイオン。 [対]陽イオン **いんいんめつめつ** [形動] 陰気で気がめいるようす。 **いんうつ** [形動] 暗く、うっとうしいようす。心がしずんで晴ればれしないようす。「―な雪空」「―な表情をうかべる」 [類]陰気 **いんえい** [名] 紙などにおした、はんこのあと。 **いんえい** [名] ①光がさえぎられてできるかげの部分。「画面に―をつける」 ②微妙な味わいのある変化。ニュアンス。「―に富む作品」 **いんえいらいさん** [作品] 一九三四年。谷崎潤一郎の評論。関西に移住した作者が、日本の伝統を再認識して、古典文化がほのかな光の中で生まれた美であると説く。 **いんか** [-スル] [名] 他の火や熱によって燃えだすこと。「ガソリンにーする」 **いんが** [名・形動] ①<名>原因と、その結果。「事件の―関係」 ②前世の悪いおこないの報いとして生じた不幸な状態。不幸なめぐりあわせ。「これも―とあきらめよう」「親の―が子に報い」 [類]―応報 ③<形動>不運な。不幸な。「―な身の上」「―な性分」▼仏教の、前世のおこないによって運命がきまるという考えかたから出たことば。 >因果を含める 事情をていねいに説明して、しかたがないと納得させる。 **いんが** [名] 写真のフィルムを現像したもの。白黒が実物と逆になっている。ネガ。 [対]陽画 **いんがおうほう** [四漢] おこないのよしあしに応じて、必ずその報いがあるということ。とくに、悪いことをすると、あとで必ず自分の身によくないことが起こること。 **いんがかんけい** [名] ある原因からある結果が必ず生まれるという関係。「工場排水と水質汚染との―」 **いんがし** [名] 写真を焼きつける感光紙。 **いんかしょくぶつ** [名] 花が咲かず、種もつけないで、胞子でふえる植物。菌類・藻類・シダ類・コケ類など。 [対]顕花植物 **インカていこく** [地] 一五世紀後半、南アメリカのアンデス山中に建設された国。首都クスコ。高度な土木技術によって神殿・宮殿・道路をつくった。文字はなく、なわの結び目を記録に利用した。一五三二年、スペイン人のピサロに征服されて滅亡。 **いんがりつ** [名] 原因があって、その結果があるという法則。 **いんかん** [名] ①はんこ。印。印章。 ②あらかじめ役所などに届けでておく実印の印影。「―証明」 **いんかん(殷鑑)遠からず** 自分のいましめとなる例は、案外手近なところにあるというたとえ。▽中国の古代王朝、殷のてほん(=鑑)となるいましめは、すぐ前の時代の夏[か]の滅亡にあるという故事(「詩経」)から。 **いんき** [形動] 暗い感じがすること。しずんで、晴ればれしないようす。「―な性格の人」「―な町」 [類]陰鬱 [対]陽気 **インキ** [名] →「インク」 **いんきくさい** [形] いかにも陰気である。暗い感じがする。「―話はやめよう」 **いんきょ** [名] 仕事を辞めたり、家のことを子にまかせたりしてのんびり暮らすこと。また、そのような状態の人。「楽―」「ごーさん」 **いんきょく** [名] 電流が流れこんでいく電位の低いほうの極。マイナス極。負極。 [対]陽極 **いんぎん** [名・形動] ①<名・形動>ていねいで礼儀正しいようす。「―なあいさつ」 [類]丁重 ②<名>親しい交わり。「―を重ねる」 [類]親交・よしみ **いんぎんぶれい** [四漢] 表面上はていねいなようでいて、内心は相手を見くだしていて失礼なこと。「―な態度」「―な口のききかた」 **インク** [名] 文字や図などを書いたり、印刷したりするのに使う、色のついた液体。インキ。 **イングランド** [地] イギリスのグレートブリテン島の中南部地方。 **いんけい** [名] 男性の生殖器の一部。男根。ペニス。 **いんけん** [名] 身分や地位の高い人が、相手を呼びよせて会うこと。 [類]引接・謁見 **いんけん** [形動] 表面はよく見せかけて、かげで意地悪いことをするようす。「―な手段をろうする」「―な顔つき」 [類]腹黒い <95> **いんげんまめ** [名] マメ科のつる性一年草。さやは細長く、若いうちはさやごと、熟したものは種子を食べる。▽江戸時代に、中国明代の僧の隠元が日本へ伝えたという。 **いんこ** [名] オウム科の小鳥。色彩が美しく、家庭でも飼われる。セキセイインコなど。 **いんご** [名] 仲間のあいだだけで通じる特別なことばや言いまわし。たとえば、警察で麻薬を「ぶつ」、株式市場で繊維会社の株を「糸へん」というなど。▽「陰語」は誤り。 **いんこう** [名] 咽頭と喉頭を合わせていう言い方。のどのこと。「耳鼻―科」 **いんこう** [名] みだらなおこない。不純な性行為。 **いんごう** [形動] がんこで欲が深く、むごいしうちを平気でするようす。「―なやりかた」「―おやじ」 [類]非情・冷酷▽仏教から出たことば。報いの原因となる行為のこと。前世のおこないの結果が現在や未来にあらわれるという考えかたによる。 **インコース** [名] ①野球で、打者に近い側を通る球すじ。 [類]インサイド・内角 ②陸上競技で、トラックの内寄りの走路。 [対]アウトコース >語源 inとcourseから。 **インサイダーとりひき** [名] 未公開の内部情報を利用した、不正な証券取引。部内者取引。 **インサイド** [名] ①内部。内側。また、頭脳。「ーストーリー」「ーベースボール」 ②野球で、打者の手もとに近い側。 [類]インコース・内角 [対]アウトサイド **いんさつ** [名] 印刷版にインキをつけ、文字や絵などを紙などに一度に大量に写すこと。活版印刷・グラビア印刷・オフセット印刷など。 **いんさん** [形動] 暗くむごたらしくて気がめいるようす。「事件現場の―なありさま」 [類]凄惨 **いんし** [名] あることをひき起こすもとになる要素。「遺伝―」 [類]ファクター **いんし** [名] 「収入印紙」の略。手数料や税金などを納めたことを証明するためにはる切手状の紙。 **いんじ** [名] ワープロやタイプライターなど、機械を使って文字や符号を打ちだすこと。 **いんしつ** [形動] 人の性質や行動が暗くじめじめしているようす。「―ないじめ」 **いんじゃ** [名] 世俗をはなれて山奥などにこもり、心静かに独りで暮らす人。よすてびと。▽おもに中世に、隠者によって書かれた随筆などを「隠者文学」という。「方丈記」「徒然草」などが有名。 **いんしゅ** [名] 酒を飲むこと。「―運転」▽仏教では「おんじゅ」と読み、「五戒」の一つ。 **いんしゅう** [名] →「いなば」 **いんしゅう** [名] 古くから続いていて、進歩をさまたげるような習慣やしきたり。「―にとらわれる」 [類]旧習 >つかいわけ →「習慣」を見よ。 **いんしゅう** [名] →「おき(隠岐)」 **インシュリン** [名] 膵臓から出るホルモンの一つ。血糖値を下げる。糖尿病の治療に使う。インスリン。 **いんじゅん** [形動] ①昔からの習慣を守って、改めようとしないこと。「―姑息」 ②ぐずぐずして決断力に欠けるようす。「―な性格」 [類]優柔不断 **いんじゅんこそく** [四漢] 昔の習慣に従うだけで積極的にものごとにとりくまず、一時の間にあわせをすること。「―な政治家」 **いんしょう** [名] はんこ。印。また、印をおしてできる文字や模様。 **いんしょう** [名] 見たり聞いたりしたときに、心に深く刻まれる感じ。「第一―」「―に残る」 **いんしょうしゅぎ** [名] 一九世紀後半、フランスの絵画から始まった芸術運動。古典的な写実をしりぞけ、自然の光などを感覚的な印象によって表現しようとした。画家ではモネ・マネ・ルノアール・ゴッホらがおり、印象派という。また、音楽にも影響し、ドビュッシーなどが代表。▽モネの作品の題名「印象―日の出」から。 **いんしょうてき** [形動] とくに強く心に残るようす。「あのことばがーだ」 **いんしょうひひょう** [名] 芸術作品を自分の印象や直観によって主観的に批評すること。 **いんしょく** [名] ものを食べたり飲んだりすること。のみくい。「―店」「―物」「無銭―」 **いんしん** [形動] 非常に活気にあふれ、にぎやかで盛んなこと。「―をきわめる」▽「殷」は盛んなこと。文章語。 **いんすう** [名] 数学で、ある整数や式をいくつかの数や式の積であらわすときの、それぞれの数や式。「―分解」 **いんずう** [名] ものの個々の数。とくに、規則できめられている一定の数。「いんすう」「いんず」とも。「―外」「―をそろえる」 **いんすうぶんかい** [名] 数学で、あたえられた整数や式を、いくつかの数や式をかけた形に置きかえること。たとえば、a²-b²を因数分解すると(a+b)(a-b)となるなど。 **インスタント** [名] すぐにその場で、できること。即席。「―ラーメン」「―食品」 **インストラクター** [名] 技術の指導や訓練をする人。指導者。 **インスピレーション** [名] とつぜん、頭にうかんだ名案。ひらめき。霊感。「―がわく」 **いんする** [動] あとを残す。しるしを付ける。「月に足跡を―」 **いんせい** [名] 天皇が、位をゆずったのちも、上皇や法皇として政治をおこなうこと。一〇八六年白河上皇が始めた。「―をしく」▽いったん引退した人がひきつづき実権をにぎることをたとえてもいう。 **いんせい** [形動] ①内にこもる消極的な性質。「―な人」 ②病気の検査の結果、その反応があらわれないこと。「ツベルクリン反応がーと出る」 [対]陽性 <96> **いんせい** [名] わずらわしい世間からはなれて、ひっそりと暮らすこと。「人里はなれた山奥に―する」 [類]隠遁 **いんぜい** [名] 著者や作詞・作曲家などに、著作物の使用料として定価や発行部数に応じてしはらわれる一定の割合のかね。 **いんせき** [名] ご自分で責任をひきうけること。「―辞任」 **いんせき** [名] 結婚によって新しくできた、血のつながらない親類。 [類]姻族 **いんせき** [名] 大気中で燃えつきないで、宇宙から地球に落ちてきた流れ星などの破片。 **いんぜん** [形動] おもてだっていないが、かげで強い影響力をもつようす。「―たる勢力をもつ」 **いんそつ** [名] 多くの人を責任をもってひき連れていくこと。「修学旅行の―者」 **インター** [名] ①「インターチェンジ」の略。 ②「インターナショナル」の略。 **インターカレッジ** [名] 大学間でおこなう対抗競技会。インカレ。 **インターセプト** [名] サッカーやラグビーなどで、相手のパスを途中で横取りすること。 **インターチェンジ** [名] 高速道路の出入り口。インター。「横浜―まであと四キロ」 **インターナショナル** [名・形動] ①<形動>国際的。国際間の。 ②<名>労働者の解放を目ざす国際団体。社会主義運動が盛んだった一九世紀なかばに、マルクスを指導者としてつくられた。 ③一八七一年にフランスでつくられた、世界の労働者の歌。インター。 **インターハイ** [名] 全国高等学校総合体育大会。高校総体。▽「インターカレッジ」にならってつくったことば。 **インターバル** [名] ①間隔。とくに、途中の休憩時間。中休み。 ②野球で、投手の投球と投球のあいだの時間。投球間隔。 **インターバルトレーニング** [名] 激しい運動とゆるやかな運動とを組みあわせたトレーニング方法。 **インターフェア** [名] 競技中、相手選手のプレーをわざと妨害すること。 **インターフェロン** [名] たんぱく質の一つ。ウイルスの感染や増殖をくい止めるはたらきをする。ウイルス抑制因子。 **インターホン** [名] 受話器にも送話器にもなる、小型の室内用電話器。玄関の外と家の中とで通話するときなどに使う。インターフォン。 **インターン** [名] 理容師や美容師などが国家試験の受験資格をえるためにおこなう実習。また、実習生。▽医師のインターンは廃止になった。 **いんたい** [名] 役職や地位をつとめおえて身を引くこと。「現役をーする」 **いんたい** [名] 社会的活動から身を引いて静かに暮らすこと。「郷里に―する」 **インダストリアルデザイン** [名] 機能と美をかねそなえた、工業製品のデザイン。工業デザイン。 **いんちき** [スル・形動] まやかし。不正。人をごまかすこと。俗な言い方。「―な商品」 [類]いかさま **いんちょう** [名] 病院・学院・少年院など、院と呼ばれる施設の最高責任者。 **インディアン** [名] →「アメリカインディアン」 **インディオ** [名] 中南米地方に住むアメリカインディアン。 **インデックス** [名] ①索引。見出し。 ②基準となる指標。指数。 **インテリ** [名] 知識と教養のある人。知識階級。知識人。インテリゲンチア。 **インテリア** [名] 部屋の中をかざること。また、かざる品。室内装飾。室内調度品。「―デザイン」 **インテリジェンス** [名] 知性。 **インテリジェントビル** [名] コンピュータによる高度の情報通信機能と管理機能を備えたビル。 **インテルサット** [名] 国際電気通信衛星機構。通信衛星の開発や打ち上げをおこない、電話やテレビなどの回線を提供する国際的な組織。世界を結ぶ商業通信の確立を目的とする。 **いんでんき** [名] エボナイト棒を毛皮でこすったときに、エボナイト棒に発生するのと同じ性質の電気。負の電気。マイナス電気。 [対]陽電気 **インダスぶんめい** [名] 紀元前二三〇〇年ころから前一八〇〇年ころまで、インダス川流域に栄えた古代文明。青銅器や象形文字を使い、計画都市を築いた。上流のハラッパや下流のモヘンジョダロの遺跡が有名。 **インタビュー** [名] 記者などが記事を書いたり、放送をしたりするために、人に会って話を聞くこと。取材のための会見。インタヴュー。 **インチ** [名] ヤード・ポンド法で、長さの単位。一二分の一フィート。約二・五四センチメートル。▽「吋」と当てる。 **インドア** [名] 室内。屋内。「―スポーツ」 [対]アウトドア **いんとう** [名] のどの入り口の部分。鼻腔や口腔の下部、喉頭の上部にあたる。のど。 <97> **いんとう** [形動] 酒色にふけり、みだらなこと。「―な生活に染まる」 **いんどう** [名] 死者が迷わず冥土へ行けるように、経を読み、いのること。 >引導を渡す これで最後だという宣告をする。 **インド・ヨーロッパごぞく** [名] インドからヨーロッパにかけての、もとは一つだったと考えられている多くの言語をまとめた呼び方。インド・ゲルマン語族。印欧語族。ギリシャ語・スラブ語・ゲルマン語など。 **イントロダクション** [名] ①まえおき。序論。 ②音楽で、序奏。前奏。イントロ。 **いんとん** [-スル] [名] 俗世間からはなれ、ひっそりと住むこと。「―生活」 [類]隠棲 **いんにく** [名] 印をおすときに使う、朱などをしみこませたもの。にく。 **いんにん** [名] こらえにくいことを表面に出さず、じっとがまんすること。 **いんにんじちょう** [四漢] つらさや不満などをじっとがまんして、軽がるしく行動をしないこと。「―の日々を送る」 **いんねん** [名] ①ものごとが起こるもとの原因また、ものごとが起こった理由。由来。 ②運命的なつながり。縁。宿縁。宿命。「前世からの―」「浅からぬ―」 ③人にからもうとする、むりな言いがかり。「―をつける」▼仏教から出たことば。 **インバーター** [名] ①入力した符号を反転して出力する回路。反転回路。 ②直流の電力を、周波数などを制御した交流電力に変換する装置。 **インパクト** [名] 強い印象をあたえる力。衝撃。「―があるポスター」 **いんび** [形動] おもてに出ない、かすかなこと。わかりにくい微妙なようす。 **いんぶ** [名] 男女の体外生殖器。かくしどころ。 [類]恥部 **インフォメーション** [名] ①知らせること。情報。「―サービス」 ②受付。案内所。 **インプット** [名] コンピュータに処理させる情報を入れること。入力。また、入力した情報。 [対]アウトプット **インフルエンザ** [名] ウイルスによって起こる感染症の一つ。高熱が出て、のどや頭が痛むなどの症状がある。流行性感冒。流感。 **インフレ** [名] 長期にわたって物価が上がり、貨幣の価値が下がること。商品の量に対して、通貨の量がふえすぎることなどが原因。通貨膨張。インフレーション。 [対]デフレ **インプレッション** [名] 印象。感銘。「ファースト―」 **いんぶん** [名] ある一定のリズムをもって表現された文章。詩・短歌・俳句などをいう。 [対]散文 **いんぺい** [名] 悪事や秘密などを見えないようにおおいかくすこと。「―工作」 [対]暴露 >つかいわけ →「隠匿」を見よ。 **インベーダー** [名] 侵略者。侵入者。 **いんぼう** [名] 人を傷つけようと、こっそりかげでたくらむ悪い計画。わるだくみ。「―をくわだてる」 **いんめつ** [名] 証拠になるようなものを消してしまうこと。「証拠―をはかる」 **いんゆ** [名] 比喩の一つ。「・・・のようだ」を使わないで、たとえるものとたとえられるものを直接結びつける表現法。「花の顔」「月の眉」など。暗喩。メタファー。 [対]直喩 **いんよう** [名] 自分の話や文章の中に、他の人が述べたことばや文章をそれとわかるようにして、そのままとりいれること。「―文」▽引用するときは、「」をつけて示すか、改行したり、字を下げたりして区別する。 **いんよう** [名] ①陰と陽。古代中国の易学の考えで、世界は二つの相反するものからできているとする。「太陽と月」「男と女」など。▽「陰陽道」は「おんようどう」「おんみょうどう」と読む。 ②電気や磁気などの陰極と陽極。マイナスとプラス。 **いんよう** [名] 飲んで用いること。飲むためのもの。「―に適する」 <98> **いんらん** [形動] みだらなおこないにふけること。性的に無軌道なようす。 **いんりつ** [名] 詩歌の音楽的な調子。ことばのリズム。音の高低や強弱などによるものと、音数によるもの、また頭韻・脚韻などがある。 **いんりょう** [名] 飲むためのもの。のみもの。「―水」「清涼―」 **いんりょく** [名] 物理で、二つの物体がたがいに引きあう力。「万有―の法則」 [対]斥力 **いんれい** [名] 証拠を示すために例を引くこと。 [類]用例 **いんれき** [名] ①「太陰暦」の略。 [対]陽暦 ②「太陰太陽暦」の略。日本の旧暦。▽各月は次のように呼ぶ。睦月[むつき](=一月)、如月[きさらぎ](=二月)、弥生[やよい](=三月)、卯月[うづき](=四月)、皐月[さつき](=五月)、水無月[みなづき](=六月)、文月[ふみづき](=七月)、葉月[はづき](=八月)、長月[ながつき](=九月)、神無月[かんなづき](=一〇月)、霜月[しもつき](=一一月)、師走[しわす](=一二月)。 **いんろう** [名] 昔、薬や印などを入れてこしに提げた携帯用の小箱で、細工や飾りにこったものが多い。 **いんわい** [形動] 性欲をそそるようなみだらなようす。 [類]卑猥 **う** **う** [右] ①みぎ。 ②そば。かたわら。 ③古くからのやりかたを守っていこうとする考えかた。保守。 ④野球で右の方向。ライト。 [対]左 [動] ①右往左往・右岸・右折 ③右翼・極右 ④右中間 [名] ①左右 ②右筆・座右 [造語] 右側・右利き・右手 **う** [宇] ①天地四方。そら。 ②やね。のき。 ③こころ。 ④寺院などの建物を数えることば。「仏堂一―」 [名] ②宇宙 ③堂宇 ④気宇広大 **う** [羽] 鳥や昆虫のはね。 [動] 羽化登仙・羽毛・羽翼 [名] は(わ)・羽織・羽子板・羽二重・一羽の鳥 はね・羽布団・矢羽・合羽・出羽 **う** [雨] あめ。 [動] 雨天・雨量・降雨・雷雨 [名] あめ(さめ)・あま・雨模様・長雨・小雨・春雨・雨脚・雨具・雨雲・雨垂れ・雨虎・五月雨・時雨・梅雨 **う** [有] →「ゆう」 **う** [卯] ①十二支の第四番目。ウサギ。 ②昔の方角の呼び名で、東。 ③昔の時刻の呼び名で、今の午前六時ごろ。また、その前後二時間。「―の刻」 **う** [鵜] ウ科の水鳥。くちばしは長く、魚をとって食道にたくわえることができるので、鵜飼いに使う。 >鵜の真似をする烏 できもしないのに人のまねをして失敗すること。 >鵜の目鷹の目 油断なく機会をうかがうようす。「―でねらう」 **う** [助動] [意味]意志・勧誘・推量「ぼくがやろう」(意志)。「食事に行こう」(勧誘)。「紅葉がきれいだろう」(推量)。「それでもよかろう」(推量)。▽動作の為手が一人称だと意志、二人称だと勧誘、三人称だと推量をあらわす。 [接続]五段動詞および形容詞・形容動詞の未然形に付く。それ以外の動詞には「よう」が付く。 [活用]無活用。 >▼文語の助動詞「む」が変化してできたもの。 **ヴァリニャーノ** [人] 一五四九~一六〇六年。イタリアの宣教師。一五七九年に来日、織田信長のもとで、神学校の設立、天正遣欧使節などを実現させた。キリシタン版の出版のために、活版印刷機の輸入にも尽力。 **うい** [初] [造語] [「初〜」の形で]はじめての。「―孫」「―陣」「―産」 >つかいわけ →「初」を見よ。 **うい** [愛い] [連体] かわいい。殊勝な。愛すべきだ。目下の者に言う、古い言い方。「―やつ」 **ウイ** [感] はい。ええ。 [対]ノン **ウイークエンド** [名] 金曜日の夜または土曜日から、日曜日にかけての期間。週末。また、その間の休暇。 [対]ウイークデー **ウイークデー** [名] 一週間のうち、土曜日と日曜日、または日曜日を除いた日。平日。週日。 [対]ウイークエンド **ウイークポイント** [名] 弱いところ。弱点。欠点。急所。「―をつく」 **ウイークリー** [名] 毎週一回発行される新聞や雑誌。週刊誌。週刊紙。 **ウィーン** [地] オーストリアの首都。ドナウ川の右岸にあり、音楽の都として有名。 **ういういしい** [形] 世間ずれしていなくて、純粋な感じである。「―新入生」 [類]うぶ **ヴィクトリアじょおう** [人] 一八一九~一九〇一年。イギリスの女王。ディズレーリ内閣に支えられ、帝国主義・資本主義・植民地主義を発展させ、ヴィクトリア時代と呼ばれる大英帝国の最盛期をもたらした。 <99> **ヴィクトル・ユーゴー** →「ユーゴー」 **ウィクリフ** [人] 一三三〇?~八四年。イギリスの神学者。ローマカトリック教会からの独立を主張し、聖書が信仰の唯一のよりどころであると説いた。宗教改革の先駆者とされる。 **ういざん** [名] はじめて子を産むこと。「はつざん」「しょざん」とも。 **ういじん** [名] はじめて戦いに出ること。スポーツ競技などの初出場のときにもいう。「―をかざる」 **ウイスキー** [名] 洋酒の一つ。オオムギ・トウモロコシなどを発酵させ、蒸留してつくる。ウィスキー。 **ういた** [連体] 世間で認めている以外の、男と女の関係の。浮気の。「―うわさ一つない」 **ウィッテ** [人] 一八四九~一九一五年。ロシアの政治家。日露戦争後、全権大使としてポーツマス条約を自国に有利な内容で調印。首相となってロシアの近代化を進めた。 **ウイット** [名] 気のきいたことを、その場に応じて、とっさに言える頭のはたらき。機知。「―に富んだ会話」 **ういてんぺん** [四漢] 世の中は常に移りかわって、一時も同じ状態にはないこと。この世のはかなさをいう。「―は世の習い」 [類]有為無常・万物流転・諸行無常 ▽仏教から出たことば。 **ウイニングショット** [名] 野球で、投手が得意とするきめだま。また、テニスで、勝ちをきめる打球。 **ウイニングボール** [名] 野球やゴルフなどで、勝利をきめたボール。 **ういのおくやま** [名] この世の無常を、こえがたい深い山に見たてたことば。 **ういまご** [名] はじめて出生した孫。「はつまご」とも。 **ウィリアム** [人] ①一世。一〇二七~八七年。イギリス国王。イングランドを征服して、ノルマン朝を建てる。征服王。 ②三世。一六五〇~一七〇二年。イギリス国王。名誉革命後、権利宣言を承認して王位につく。議会を尊重して立憲君主制の基礎を固めた。 **ウィリアム・アダムズ** [人] 一五六四~一六二〇年。日本に最初に来たイギリス人。オランダの帆船リーフデ号の水先案内として、一六〇〇年ヤン・ヨーステンらとともに豊後の臼杵湾に漂着した。徳川家康に仕え、相模三浦の地をもらい、三浦按針と名のった。▽「按針」は、水先案内という意味。 **ウイルス** [名] ①電子顕微鏡でなければ見えないような非常に小さな病原体。肝炎・インフルエンザ・エイズなどの原因となる。ろ過性病原体。ビールス。▽ウイルス・リケッチアは生きた細胞内でだけふえるが、細菌は単独で生きられる。大きさは、小さいほうからウイルス・リケッチア・細菌の順。 ②他のコンピュータプログラムに侵入して、プログラムやデータをこわすもの。 **ウィルソン** [人] 一八五六~一九二四年。アメリカの第二八代大統領。第一次世界大戦後、パリでの講和会議を指導し、国際連盟の設立に努めた。 **ヴィルヘルム** [人] ①一世。一七九七~一八八八年。ドイツ皇帝。宰相にビスマルクを起用して軍国主義を強化。普仏戦争に勝利し、ドイツ統一を達成して初代皇帝となる。 ②二世。一八五九~一九四一年。ドイツ皇帝。積極的に軍備を拡充して国際関係を緊張させ、第一次世界大戦を招いた。敗戦により退位、オランダに亡命。 **ウインカー** [名] 自動車などの点滅式の方向指示器。フラッシャー。 **ウインク** [名] 目を軽くつぶって合図をすること。 [類]色目 **ウイング** [名] ①飛行機などのつばさ。 ②建物などの左右につき出た部分。 ③サッカーやラグビーなどで、左右の両はしにいて、攻撃をうけもつ選手。 **ウインタースポーツ** [名] スキーやスケートなど、主として冬におこなうスポーツ。 **ウインチ** [名] ワイヤロープなどを使って重いものを巻きあげる機械。巻きあげ機。 **ウインドー** [名] ①窓。 ②「ショーウインドー」の略。 **ウインドーショッピング** [名] 陳列された商品を 見てあるいて楽しむこと。 **ウインドサーフィン** [名] 帆を張ったサーフボードで、風力により水上を進むスポーツ。ウインド。ボードセーリング。 **ウインナソーセージ** [名] ウシやブタの肉をヒツジの小腸につめた、指の太さくらいの細長いソーセージ。 **ウーマン** [名] [造語]女性。婦人。「ワーキングー」 [対]マン **ウーマンリブ** [名] 女性に対する差別などをなくそうとする運動。女性解放運動。 **ウール** [名] ヒツジの毛を原料とする毛糸や織物。「―のセーター」 **ウーロンちゃ** [名] 中国茶の一つ。葉の発酵の程度が紅茶と緑茶の中間にあたる。 **うえ** [上] [名・造語] ①<名>高いところ。「丘のー」 ②おもて。表面。「机の―をかたづける」「ーにカーディガンを着る」 ③年齢・地位・能力などが高いこと。「妹より二つ―」「―の人に相談する」「彼のほうが一枚ーだ」 ④・・・に関して。・・・の面。「身の―相談」「仕事の―」 ⑤「〜うえで」の形で・・・をしたあとで。「よく練習した―で出場する」「承知の―でしたこと」 ⑥[「~うえに」の形で]・・・につけくわえて。「うぐいすは美しい―にいい声で鳴く」 ⑦「〜うえは」の形で・・・からには。「聞かれた―はいたしかたない」 ⑧<造語>[「〜上」の形で]尊敬の気持ちをあらわす。「父―」「姉―」▽目上の親族をあらわすことばに付ける。 >上には上がある 最上だと思っていても、さらにすぐれたものがある。よいものには限りがない。 >上を下への大騒ぎ 上にあるものと下にあるものとがごったがえしになるように、ひどく混乱して大さわぎになること。「火災現場は―だ」 >語源 «うへ»天皇・上皇・貴族の妻などの居所をいうが、その人自身を敬ってさすこともある。「常陸守の上(=常陸守の奥方)」 <100> **うえ** [飢え・餓え] [名] 食べものがなく、ひどく空腹な状態。「―に苦しむ」 [類]飢餓 **ウエア** [名] [造語]着るもの。衣服。「アンダーー」「フォーマルー」 **ウエーター** [名] 食堂や喫茶店などで、客の注文をとったり、注文された飲食物を運ぶ男性。ウエイター。 [対]ウエートレス **ウエート** [名] ①体重。重量。ウエイト。「―トレーニング」 ②重点。力点。「会話に―を置いた英語教育」 **ウエートレス** [名] 食堂や喫茶店などで、客の注文をとったり、注文された飲食物を運ぶ女性。ウェイトレス。 [対]ウエーター **ウエートリフティング** [名] 重量挙げ。 **ウエーブ** [名] ①髪の毛などが波うった形になっていること。「―がかかる」 [類]カール ②電波や音波などの波。「マイクロ―」 **うえき** [名] 庭や鉢に植えた木。「―屋」▽ふつう、「植え木」とは書かない。 **うえきえもり** [人] 一八五七~一九二二年。明治期の思想家・政治家。土佐生まれ。板垣退助らと自由民権運動や国会開設に尽力し、自由党の理論家となった。著書に「民権自由論」「一局議院論」など。 **うえこみ** [名] 庭などで植木をたくさん植えたところ。また、植えてある木。 **うえさま** [名] 領収書などで、相手の名前の代わりに書くことば。▽もと、将軍など身分の高い人を敬って呼んだことば。 **うえじに** [名] 食糧がなくて空腹のために死ぬこと。 [類]餓死 **うえすぎかげかつ** [人] 一五五五~一六二三年。安土桃山・江戸初期の武将。叔父は上杉謙信の養子。豊臣秀吉の時代の五大老の一人。関ヶ原の戦いで石田三成方につき敗れた。 **うえすぎけんしん** [人] 一五三〇~七八年。戦国時代の武将。長尾為景の子。初名は景虎。のち、関東管領上杉憲政より管領職と上杉氏を受ける。越後を中心に北陸一帯を治め、武田信玄と数回にわたり川中島などで戦った。 **うえすぎのりざね** [人] 一四〇一?~六六年。室町中期の武将。関東管領として幕府と鎌倉公方足利持氏の調停に努めたが、持氏が討たれると出家して全国を行脚した。学問を好み、足利学校の再興者でもある。 **うえすぎはるのり** [人] 一七五一~一八二三年。江戸後期の大名。米沢藩主。鷹山と号す。新田開発、新しい産業の導入など藩政改革に努めた。藩校を設置し、教育にも熱心であった。 **ウエスタン** [名] ①西部劇。 ②アメリカ西部地方の音楽。ウエスタンミュージック。カントリーアンドウエスタン。「西の」という意味で、とくにアメリカ西部をさす。 **ウエスト** [名] 腹部のいちばん細い部分。また、洋裁で、その寸法。胴まわり。 **ウエストボール** [名] 野球で、投手が盗塁やバントなどを防ぐため、わざとストライクゾーンを大きくはずして投げるボール。 **うえだあきなり** [人] 一七三四~一八〇九年。江戸後期の国学者・歌人・読本作者。本名は東作。中国の小説や「万葉集」などに通じ、特異な世界を題材に、人間の心の奥にひそむ執念をえがいた。代表作「雨月物語」「春雨物語」。 **うえだびん** [人] 一八七四~一九一六年。明治期の詩人・英文学者。東京生まれ。海外文学を翻訳紹介しながら、象徴詩の運動を進めた。訳詩集「海潮音」「牧羊神」など。 **うえつける** [動] ①他の場所から移した植物を、そこに根づかせる。「苗を―」 ②人の心にはっきりと刻みこませる。「不信感を―」 **ウエット** [形動] ①しめった。ぬれた。「―ティッシュ」 ②情にもろいこと。「―な性格」 [対]ドライ **ウエディング** [名] [造語]結婚。結婚式。ブライダル。「―ケーキ」「ードレス」 **ウエハース** [名] 小麦粉・卵・砂糖などを材料としてうすく焼いた洋菓子。アイスクリームにそえたりする。ウエファース。ウエハー。 **うえる** [飢える・餓える] [動] ①食物がなくてひどく腹がすく。「―難民」 ②たまらなくほしがる。「母性愛に―」 **うえる** [植える] [動] ①種をまいたり、根を土の中にうめたりして、育つようにする。「球根を―」 ②他の場所から移して育てる。移植する。「菌を―」「思想を―」 ③はめこむ。「髪の毛を―」「活字を―」 **ウエルカム** [感] ようこそ。歓迎。 **ヴェルギリウス** [人] 前七〇~前一九年。古代ローマ最大の詩人。トロヤの英雄アエネアスがローマを建国するまでをえがいた、長編「アエネイス」(全一二巻)は叙事詩の傑作。ウェルギリウス。 <101> **ヴェルサイユきゅうでん** [地] フランスのパリ郊外にある宮殿。一七世紀後半、ルイ一四世時代につくられた代表的なバロック建築。豪華な室内装飾や庭園も有名。 **ヴェルサイユじょうやく** [約] 一九一九年、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿で結ばれた第一次世界大戦の講和条約。ドイツは領土が減り軍備を制限され、多額の賠償金を課せられた。 **ウェルターきゅう** [名] ボクシングの階級の一つで、六七kg以下。ライト-ウェルター級の上で、ライト・ミドル級の下。 **うえん** [名] かかわりがあること。とくに、仏教で菩薩の教えを受けたこと。たがいに縁があること。「―の衆生」 [対]無縁 **うえん** [形動] 遠まわりで、事の中心に当たらないようす。「―な話しぶり」▽もと、道が曲がりくねっていることから。 **うお** [魚] [名] 水中にすみ、えらで呼吸し、ひれで泳ぐ動物。▽食用にするものは「さかな」という。 **うおいちば** [名] 魚や貝を売り買いする市場。魚河岸。 **うおうさおう** [四漢] どうしたらいいかわからず、まごつきうろたえること。「火事で―する」▽右へ行ったり、左へ行ったりすることから。 **ウォーキングディクショナリー** [名] 生き字引。ものしり。 **ウォークマン** [名] 携帯用の小型ステレオカセットレコーダー。ヘッドホンやイヤホーンで聞く。▽商標名。 **ウォーターシュート** [名] ボートに乗って、急な斜面を下の池まですべりおりる遊び。 **ウォータープルーフ** [名] 時計などの防水。耐水。 **ウォーミングアップ** [名] スポーツを始めるまえにおこなう、からだ慣らしの軽い運動。準備運動。ウォームアップ。 **ウォールがい** [地] ニューヨークにある、株式取引所などの金融機関が集まる地区。世界の金融市場の中心地。 **うおがし** [名] 船から陸あげした魚介類をせりうりする市場。魚市場。▽昔は、日本橋の河岸にあったが、現在は築地にある。 **うおごころ(魚心)あればみずごころ** 相手が好意を示してくれれば、こちらもそれに応じる気持ちになる。 **うおのめ** [名] 足の裏など皮ふの一部がかたくなって、深くくいこんでできるいぼ状のもの。 **ヴォルテール** [人] 一六九四~一七七八年。フランスの作家・啓蒙思想家。合理主義を尊重する態度で、「哲学書簡」や小説「カンディド」をあらわし、百科全書運動を展開した。 **ウォン** [名] 大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の貨幣の単位。記号は₩。▽朝鮮語。 **うおんびん** [名] 音便の一つ。たとえば、形容詞連用形の活用語尾の「く」の音が、下の「ございます」などに続くとき、発音をなめらかにするため、「う」に変化する現象。「寒く」が「寒う」となるなど。また、「みじかく」「苦しく」などは、語幹から変化して「みじこう」「苦しゅう」となる。▽関西方言では、動詞にも見られる。「買いて」が「買うて」になるなど。ほかに、イ音便・促音便・撥音便がある。 **うか** [名] 昆虫のさなぎが、羽の生えた成虫に変わること。 **うかい** [名] 回り道をすること。「道路工事中は―してください」「―路」 [類]遠回り **うかい** [名] 夏、かがり火をたき、飼いならしたウを使って魚をとること。また、それを職業とする人。鵜匠。岐阜県長良川のものが有名。「う飼い」「鵜飼」とも書く。 **うかうか** [副] 注意力がたりず、必要なことに気がつかないようす。考えたり努力したりせず、のんびりしすぎているようす。「つい―と毎日を過ごす」「―して追いぬかれる」 **うかがい** [名] ①事情を話して指示をあおぐこと。「おーを立てる」「進退―」 ②神仏にお告げをこうこと。 **うかがう** [動] ①「聞く」のへりくだった言い方。お聞きする。「先生のお話を―」「ご託宣を―」 ②「訪問する」のへりくだった言い方。参上する。「先生のお宅に―」 **うかがう** [窺う] [動] ①そっとようすをのぞきみる。「顔色を―」 ②ひそかに機会をねらう。「チャンスをー」「すきを―」 ③だいたいのようすを察知する。「当時の暮らしがうかがわれる遺跡」 **うかされる** [動] ①正気でなくなる。「高熱に―」 ②心をうばわれる。夢中になる。 **うかす** [浮かす] [動] ①うくようにする。「こしを―」 [対]沈める ②使うかね・もの・時間などに余分や残りが出るようにやりくりする。「交通費を―」▼「うかせる」とも。 **うかせる** [浮かせる] [動] →「うかす」 **うかつ** [形動] 注意がたりず、うっかりしているようす。「―に手が出せない」「―にもとりにがしてしまった」▽もと、道が回り遠いことから。 **うがつ** [穿つ] [動] ①穴をあける。「岩を―」 ②かくれた真実をとらえる。「―ったことを言う」 **うかとうせん** [四漢] 羽が生えて、仙人となって天にのぼること。非常にいい気持ちになること。「―の境」▽中国、神仙思想から。 **うかぬかお** [名] 心配そうな、元気のない顔つき。「―をして、いったいどうした」 <102> **うかばれる** [動] ①死者のたましいがなぐさめられて、成仏できる。「これで仏もー」 ②「浮かばれない」の形で面目が立たない。立場がない。「一年もかけて準備したのに中止では浮かばれない」 **うかびあがる** [動] ①水面などに姿をあらわす。「沈没船が―」 ②見なかったり、知られていなかったりしたものが、表面に出るようになる。「犯人の実像が―」 ③暮らし向きや地位がよくなる。 **うかぶ** [浮かぶ] [動] ①水底や地面からはなれて水面や水中、または空中にある。「船が―」「雲が―」 [対]沈む ②表面や外面にあらわれる。「不安の色が顔に―」 ③思いだされる。思いつく。「なつかしい友の顔が目に―」「いい考えが―」 >つかいわけ 浮く・浮かぶ 「浮く」は、基盤からはなれて安定せず、ふわふわと落ち着かない状態であることに、「浮かぶ」は、ゆれながらでも表面に見える状態であることに重点がある。「計画が宙に浮く」「木の葉が流れに浮かぶ」「母の面影がまぶたに浮かぶ」。 **うかぶせ** [名] 現在のよくない状態からぬけだせる機会。運が開ける機会。「身を捨ててこそ―もあれ」 **うかべる** [浮かべる] [動] ①水面や空中にうかせる。 [対]沈める ②表面にあらわす。「ほほえみを―」 ③意識にのぼらせる。「少年のころを心に―」 **うかる** [受かる] [動] 試験に合格する。「入試に―」 [対]落ちる・すべる **うかれる** [浮かれる] [動] 心がうきうきして陽気に動きまわる。「祭りで町じゅうが―」 **うがん** [名] 川の流れていく方角に向かって右側の岸。 [対]左岸 **うき** [名] 縦書きの文章で、それより右の部分。それまでに書いた部分。「―のとおり決定した」 [類]以上 [対]左記▽横書きのときは「上記」を使う。 **うき** [雨季・雨期] [名] 一年の中でその地域に降る雨がもっとも多い時期。日本では六月の梅雨どき。 [対]乾季・乾期 **うき** [浮子] [名] 魚がかかったことを知るための道具で、釣り糸につけて水面にうかべる小さなしるし。 **うきあがる** [浮き上がる] [動] ①水面や空中にういて出る。「溺死体が―」 ②いままで接していた面からもちあがり、すきまができる。「土台が―」 ③ふれあいがなくなり、基盤からはなれてしまう。「社長が社員から―」 **うきあしだつ** [浮き足立つ] [動] 足がしっかりと大地につかないほど落ち着きを失って、不安になり弱気になる。「立ちあがりに点をとられてすっかり浮き足立った」 **うきいね** [浮稲] [名] 水田の減水期にじかまきされ、水位の上昇につれ、穂さきを水面から出して生長するイネ。東南アジアなどで見られる。 **うきうき** [副] うれしくて心がはずみ、落ち着いていられないようす。「旅行が近づいて―している」 [類]わくわく **うきぎ** [浮き木] [名] 水にうかんだ木。流木。また、いかだ。 **うきくさ** [浮き草] [名] ウキクサ科の多年草。小さな卵形の葉で、池や川の水面にうかんで生育する。▽きまった家や職業がないような、不安定でよりどころのない生活をたとえてもいう。「―稼業」 **うきぐも** [浮き雲] [名] ①空にうかんでいる雲。▽たよりなくて将来の見こみがたたないさまをたとえていう。「―のような生活」 ②一八八九年。二葉亭四迷の長編小説。日本の近代小説のさきがけとなった作品。はじめて言文一致体を用いて、明治二〇年代の知識人の苦悩する心理を、写実的にきめ細かくえがいた。 **うきしずみ** [浮き沈み] [名] ①ものがういたり、しずんだりすること。 ②人の地位や生活がよくなったり、悪くなったりすること。「―の多い人生」 [類]盛衰 **うきしま** [浮き島] [名] ①水面にうかんだように見える島。 ②水草がしげって島のように見えるもの。 **うきだす** [浮き出す] [動] ①背景から表面に文字や模様などがくっきりとうかびでる。 ②水面にうかびでる。▼「うきでる」とも。 **うきたつ** [浮き立つ] [動] 心がうきうきと楽しくなる。「早春の―ような気分」 **うきな** [浮き名] [名] 男女関係についてのうわさ。「―を流す」 [類]艶聞 **うきね** [浮き寝] [名] ①水鳥などが水面にういたままねること。 ②船中でねること。 ③定まったところがなく、夜ごとに場所を変えてねること。「―の旅」 **うきぶくろ** [浮き袋] [名] ①水におぼれないために使う、空気をつめたゴムやビニール製のふくろ。 ②魚の体内にある、うきしずみを調節するふくろ。 **うきぼり** [浮き彫り] [名] ①ものの形が平面からうきでるようにほること。また、その作品。レリーフ。 ②ものごとのようすやなりゆきを、はっきりと見えるようにすること。「現代の世相を―にした小説」 **うきみ** [浮き身] [名] 水泳で、力をぬき、からだをあおむけにして水面にうかすこと。 **うきみ(憂き身)をやつす** もともとできそうもないことに、からだがやつれるほど心をなやます。からだがやせるほど心をつかう。「おしゃれに―」▽「憂き身」は、苦労の多い身の上。「やつす」は、やつれるほどなやむという意味。 <103> **うきめ** [憂き目] [名] つらいなりゆき。苦しい経験。「惨敗の―をみる」「倒産の―にあう」 **うきよ** [浮き世] [名] ①定まるところのない、不安定なこの世。はかなくつらいことの多い、この世の中。▽平安時代には貴族社会で高い地位につけないから、「憂き世」の意味。室町時代から「浮きたつような世」の意味。 ②現実社会。世間。「―のならい」「―ばなれ」▽江戸時代には、多く「浮世〜」の形で、流行の風俗を写した、という意味で使った。「―絵」「―草子」「―風呂(=銭湯)」「―床(=床屋)」 >浮き世の風 思うままにならないこの世の風潮や風習。「―に当たる」 >浮き世の情け この世の人間どうしの思いやり。 >浮き世の波 人生の悲しみや喜び。また、うきしずみ。 **うきょう** [右京] [名] 平城京や平安京で、大内裏から見て右手、朱雀大路の西側にあたる地域。 [対]左京 **うきよえ** [浮世絵] [名] 江戸時代の風俗画。一七世紀後半に菱川師宣が基礎を築いた。肉筆画から版画となり、一八世紀なかばに鈴木春信が多色刷りの錦絵を始めて、文化・文政期に全盛となった。喜多川歌麿の美人画、東洲斎写楽の役者絵、葛飾北斎・安藤広重の風景画などが有名。 **うきよぞうし** [浮世草子] [名] 江戸時代の小説の一種。仮名草子のあとをうけて町人の生活をえがいたもの。元禄時代、井原西鶴を中心に上方で流行した。「好色五人女」「日本永代蔵」「世間胸算用」など。西鶴以後は、八文字屋本とよばれる浮世草子が、傾城物や気質物という新分野を開いた。 **うきよどこ** [浮世床] [名] 一八一四年。式亭三馬の作。滑稽本。髪結い床に集まる人々の話を通して、町人の生活を生き生きとえがきだしたもの。 **うきよぶろ** [浮世風呂] [作品] 一八一三年。式亭三馬の作。滑稽本。町人の社交場でもあった銭湯での世相や人情を、写実的にえがいたもの。 **うく** [浮く] [動] ①底からはなれて水面や空中にある。「水草が―」「宙に―」 [対]沈む ②かくれていたものが表面にあらわれる。「顔にあぶらが―」 ③根からはなれる。「歯が―」 ④仲間と調子が合わず、相手にされなくて一人はなれてしまう。「クラスの中で浮いてしまう」 ⑤やりくりして余りが出る。「二〇〇〇円―」 ⑥心がうきうきする。「浮かない顔をする」 [連体] →「ういた」 >つかいわけ →「浮かぶ」を見よ。 **うぐいす** [鶯] [名] ヒタキ科の鳥。茶色のまじったうす緑色をした声の美しい小鳥。「梅に―」▽古来詩歌に詠まれ、「春告げ鳥」とも呼ばれる。 **うぐいすばり** [鶯張り] [名] 廊下などのゆか板をふむとウグイスの鳴き声に似た音色を出す木造建築のしくみ。京都の知恩院など。 **ウクレレ** [名] ハワイアンに用いられる、ギターに似た小さい四弦の楽器。 **うけ** [受け] [名・造語] ①<名>周囲の人へのうけいれられかた。評判。「―がいい」「一般―する」 ②スポーツで、攻撃を防ぐ側。「―にまわる」 ③<造語>[「〜受け」の形で]受けとめたり、支えたりするものをあらわす。「郵便―」「軸―」 **うけ** [請け] [名] 「請け人」の略。保証人。「―に立つ」 **うけあう** [請け合う] [動] ①責任をもってひきうける。「この仕事は当社が―」 ②確かであると保証する。「人がらはわたしが―」 **うけい** [右傾] [名] 右にかたむくこと。とくに、思想が保守的に片寄ること。 [対]左傾 **うけいれ** [受け入れ] [名] ①自分が承諾した条件を実行すること。「―態勢をつくる」 ②会計帳簿で、収入。 **うけいれる** [受け入れる] [動] ①相手の出した条件を承諾する。「要求を―」 [対]拒む ②ひきうけて世話をする。「留学生を―」 ③受けとって収めいれる。 **うけうり** [受け売り] [名] 他人から聞いたり、本からえたりした知識などを、そのまま自分の意見のようにして伝えること。「人の話を―する」 **うけおい** [請負] [名] 注文された仕事を、責任をもってひきうけること。「―業」「―郎」「―人」▽ふつう、「請け負い」とは書かない。 **うけおう** [請け負う] [動] 注文された仕事を、一定の期日・費用・報酬などをきめてひきうける。「建設工事を―」 **うけぐち** [受け口] [名] ①もののうけいれ口。「郵便物の―」 ②下くちびるが上くちびるより少し前につき出している口。うけくち。 **うけこたえ** [受け答え] [名] 質問などをしっかり理解して答えること。応答。「たくみに―する」 **うけざら** [受け皿] [名] ①水などがこぼれるのを受けとめるための皿。「コーヒーカップのー」▽人やものごとをうけいれる態勢をたとえてもいう。「しっかりした―をつくる」 **うけたまわる** [承る] [動] ①相手の言うことをしっかり聞きとる。「聞く」のへりくだった言い方。「ご意見を―」 ②「引き受ける」のへりくだった言い方。「委細承りました」 **うけつぐ** [受け継ぐ] [動] 前からあったものごとを、そのままひきうけてあとをつぐ。継承する。「親の遺志を―」「伝統を―」 **うけつけ** [受付・受け付け] [名] ①来客の用件をうけついだり、とりついだりする場所。また、用件をうけつぐ係りの人。「受付でおたずねください」「受付係」 ②書類などの申しこみを受けつけること。「願書の受付」「受け付け開始」 >つかいわけ ①は「受付」、②は「受け付け」と書くことが多い。 <104> **うけつけ**【受付・受け付け】[図]①申しこみや質問などに応じたり、とりあつかったりすること。また、その係や場所。「―で名前を言う」「―時間」②申しこみを受け入れること。応じること。 [うけつけ] ①は「受付」、②は「受け付け」と書くことが多い。 **うけつける**【受け付ける】[下]□●相手の申しこみや質問などに応じたとりあつかいをする。受理する。「願書を―」[→]申し込む ②飲食物や薬を体内にとりこむ。「牛乳を受けつけない体質」 **うげつものがたり**【雨月物語】[一]七七六年。上田秋成[うえだあきなり]の作。読本[よみほん]。日本や中国の奇怪[きかい]な話を題材にしてつくりかえたもの九編から成る。鬼気[きき]せまる怪異小説の傑作。五巻。 **うけとめる**【受け止める】[下]□●しっかりととらえ、自分の中にとりこむ。「批判を―」②来るものを受けて、その進みを止める。くいとめる。「敵の攻撃[こうげき]を―」 **うけとり**【受取・受け取り】[図]金品を受けとったことを証明する書類。「新聞代の受取をもらう」「受取伝票」[圓]領収書 ②金品を受けること。「受け取り拒否」[▼]①は「受取」、②は「受け取り」と書くことが多い。ただし、「差出人[さしだしにん]」に対しては「受取人[うけとりにん]」と書く。 **うけとる**【受け取る】[国]●自分のところに来たものを手に受けてとる。「手紙を―」「領収書を―」②解釈[かいしゃく]する。理解する。「愛情表現と―」 **うけながす**【受け流す】[国]まともにとりあわず、軽くあしらう。「柳[やなぎ]に風と―」 **うけ(有卦)に入る** 幸運にめぐりあう。運が向く。▽「有卦」は、陰陽道[おんみょうどう]で、七年間幸運が続くという年まわり。 **うけみ**[日]【受け身】[図]自分からせめていかず、他からのはたらきかけを待つこと。他からさきにせめられて、防ぐ立場になること。「―の考えかた」「つい―になる」「―にまわる」②柔道で、けがをしないでたおれるわざ。「後ろ―」「―をとる」 **うけみ**[日]【受身】[送][法]ほかから何かをされたり、ほかの動作が自分に影響[えいきょう]をあたえることを表現する言いかた。口語では、動詞の未然形に助動詞「れる」「られる」(文語では「る」「らる」)を付けてあらわす。「雨に降られる」「先生にほめられる」[圏]受動態 **うけもち**【受け持ち】[図]自分の仕事としてひきうけること。また、その仕事や人。「―の生徒」「三年生のー」[類]担当 **うけもつ**【受け持つ】[国]自分の仕事として責任をもってひきうける。担当する。「一年生を―」 **うける**【受ける】[下]●自分に向かってくるものを自分のものとしてとる。「ボールを―」「質問を―」「批判を―」「注文を―」②自分に向けられたはたらきかけに応じる。「試験を―」③こうむる。「被害」を―」「影響[えいきょう]を―」④思いこむ。信じる。「真[ま]に―」⑤さずかる。天からいただく。「この世に生を―」▽「享ける」とも書く。◎よい評判でむかえられる。「大衆に―商品」 **うける**【承ける】[下]あとをひきつぐ。「家業を―」「がんこな父の血をう―」▽「承ける」とも書く。 **うける**【請ける】[下]ひきうける。「仕事を―」 **うけわたし**【受け渡し】[図][下]金品を、一方がわたし、他方が受けとること。「積み荷の―」 **うげん**【右×舷】[図]船の進行方向に向かって右側の部分。「―前方に島が見える」[→]左舷[さげん] **うご**【羽後】[図]旧国名。今の秋田県と山形県の一部。東山[とうさん]道の一国。一八六八年、出羽[でわ]の国を分割して設置された。 **うごう(烏合)の衆[しゅう]** カラスの集まりのように、規律のない寄り集まりの群集、または軍勢。まとまった力となってはたらくことはできないもの。▽中国、「後漢書[ごかんじょ]」から。 **うごかす**【動かす】[国]ものの場所や位置を移す。「ピアノをー」②状態を変える。「歴史を―」③感動させる。「心を―」④目的に合うように行動させる。あやつる。「軍隊を―」「人を―」 **うごき**【動き】[図]動くこと。動作。活動。「―がとれない」②うつりかわり。変化。「世の中のー」 **うごく**【動く】[国]ものの場所や位置が移る。「人事異動で営業部〈―」「大金が―」②状態や情勢が変わる。「時代が大きく―」③心がゆれて考えかたが変わる。「転職に心が―」④ある目的のために行動を起こす。「理事会が―」 **うこさべん**【右顧左眄】[四][国]右を見たり、左を見たり、まわりを気にして、なかなか決心がつかないこと。[圏]左顧右眄[さこうべん]▽「顧」はふりかえる、「眄」は横目で見るという意味。 **うご(雨後)の筍[たけのこ]** 同じものが次から次へとあらわれること。「―のようにビルが建つ」▽雨あがりの竹林に、たけのこがいっせいに生えることから。 **うごめく**【×蠢く】[国]からだをくねらせて細かく動く。「いも虫が―」 **うこんのたちばな**【右近の橘】[図]紫宸殿[ししんでん]から見て、南階段の下、右側に植えてあるタチバナ。[☆]左近の桜 **うさ**【憂さ】[図]つらく苦しいこと。気持ちがすっきりしないこと。「―を晴らす」 **うさぎ**【×兎】[図]ウサギ科の哺乳動物。耳が長く、しっぽは短い。肉は食用、毛皮を衣料に利用する。▽昔、四つ足の動物を食べてはいけなかった時代に、ウサギは月夜鳥[つきよどり]と呼ばれ、鳥としてあつかわれて食用にされた。[かぞえ方]羽[わ]・匹[ひき] **うさばらし**【憂さ晴らし】[図]「忍]つらいことやいやなことなどを、別のことでまぎらすこと。「―に酒をくらう」[圏]気晴らし **うさんくさい**【×胡散臭い】[囲]なんとなく疑わしく、信用できない。「一人物」「―話」[題]あやしい **うし**[日]【牛】[図]ウシ科の哺乳動物。ウマと並ぶ家畜の代表。農耕に使うほか、乳・肉・皮などを利用する。[かぞえ方]頭[とう] <105> **うし** [丑] ①十二支の第二番目。 ②昔の方角の呼び名で、北北東。 ③昔の時刻の呼び名で、今の午前二時ごろ。また、その前後二時間。「草木もねむる―三つ時」 >丑の時参り 午前二時ごろ、願いごとをかなえてもらうために神仏に参拝すること。 **うじ** [氏] [名・造語] ①<名>血すじのつながった人々。氏族。 ②家がら。「―素性」 ③<造語>[「〜氏」の形で]昔、武士階級などで使われた、姓に付けて敬っていうことば。「鈴木―」 >氏より育ち 人間は家がらや血すじより、環境によって人がらがきまるものだ。 **うじ** [蛆] [名] ハエやハチなどの幼虫。からだは筒形で足がない。うじむし。 **うじうじ** [副] 心がきまらないで、ためらうようす。「―せずにはっきり言え」 **うしお** [潮] [名] 海水。また、海水の満ち干き。 **うじがみ** [氏神] [名] ①一族の先祖としてまつる神。 ②その土地の守り神。うぶすな神。 **うじこ** [氏子] [名] 同じ氏神(=土地の守り神)をまつる信者の人々。「―総代」 **うじしゅういものがたり** [宇治拾遺物語] [作] 一二一八年ころ。編者未詳。仏教的色彩のこい説話集。一五巻。一九七話。 **うじすじょう** [氏素性・氏素姓] [名] 家がらや家系。「―も知れぬ男」 **うじむし** [蛆虫] [名] ハエなどの幼虫。うじ。▽他人を見さげ、ののしって言うことば。「この―どもめ」 **うじゃうじゃ** [副] ①小さな虫などが、たくさんひしめきあうようす。 ②未練がましく、ぐずぐず言うようす。 **うしゅう** [羽州] [名] →「でわ」 **うじょう** [有情] [名] 石や木など感情をもたないものに対して、人や動物などの心をもつもの。また、愛やにくしみなど、人間らしい感情があること。 [対]無情・非情▽仏教から出たことば。 **うじでら** [氏寺] [名] 昔、豪族が一族の冥福と権勢を示すために、古墳に代わって建立した寺。蘇我氏の飛鳥寺、秦氏の広隆寺、藤原氏の興福寺など。 **うしとら** [艮・丑寅] [名] 昔の方角の呼び名で、北東。鬼門。▽悪鬼が出入りする方角としてさけられた。 **うしなう** [失う] [動] ①それまでもっていたものをなくす。「地位も名誉も―」「津波で家を―」 ②とりにがす。「機会を―」 [対]得る ③判断力や正常さをなくす。「度を―」 ④死に別れる。亡くす。「両親を―」 >つかいわけ →「逸する」を見よ。 **うしなわれたときをもとめて** [失われた時を求めて] [作] 一九二七年。フランス、プルーストの長編小説。一人称の自叙伝的回想小説の形をとりながら、無意識的記憶からとつぜんあらわれる生の歓喜をえがき、二〇世紀文学に新生面を開いた。 **うしのひ** [丑の日] [名] 十二支の「丑」にあたる日。とくに、夏の土用(=立秋前の十八日間)の丑の日をいう。▽この日、夏ばてを防ぐため、ウナギを食べる。 **うしみつどき** [丑三つ時・丑満時] [名] 昔の時刻の名。丑の時を四つに分けた第三番目の時刻。今の午前二時から二時半ごろ。また、真夜中。「草木もねむるー」 **うしろ** [後ろ] [名] ①ものの正面・前面と反対の側。後方。「―をふり向く」「―に目なし」 ②せなか。背面。「敵に―を見せる(=にげだす)」 ③後部。「列の―に並ぶ」「―の席」 [対]前 **うしろがみ(後ろ髪)をひかれる** 死んだ、または出発したあとのことが気がかりで、思いきることができない。「―思いで家をあとにする」 **うしろぐらい** [後ろ暗い] [形] 人に知られては困ることをかくしていて、良心がとがめるようす。「―ことは何もない」 [類]やましい **うしろだて** [後ろ盾・後ろ楯] [名] かげにいて助け、力になること。また、その人。「政治家になってもこれという―がない」 [類]後見・後ろ見 **うしろで** [後ろ手] [名] ①両手を後ろに回すこと。「―にしばりあげる」 ②後ろの方。「―に回る」 **うしろはちまき** [後ろ鉢巻き] [名] 頭の後ろで結んだはちまき。向こう鉢巻き **うしろまえ** [後ろ前] [名] 衣服の後ろと前を反対に着ること。「シャツをーに着る」 **うしろむき** [後ろ向き] [名] ①こちらに後ろを見せていること。 ②考えかたやとりくみかたなどが消極的なようす。「―の対応策」 [対]前向き >後ろ向きで唾 相手が気にくわないときにする態度。 **うしろめたい** [後ろめたい] [形] 自分のおこないがよくないと自分で感じて気がとがめる。「自分だけ助かって―」 [類]やましい >語源 «うしろめたし»古くは「後ろ目痛し」の意味。自分が仕えている人を後ろから見守って、その将来を気づかう気持ちをあらわす。気がかりで安心していられない。そこから、他人の思わくが気になる、やましいという現代語の意味につながってきた。 **うしろゆび(後ろ指)をさされる** かげで悪口を言われたり、非難されたりする。 **うしん** [有心] [名] ①中世の歌論の一つ。「幽玄」と並ぶ基本的概念。叙情性の豊かさと、歌題を深く理解し機知的にあつかう知性とをかねそなえた美をいう。鎌倉初期、藤原定家が唱えた。「心あり」とも。 ②「有心連歌」の略。和歌的な情趣を重んじる連歌。この派の作者を「有心の衆」と呼ぶ。こっけいを主とする「無心連歌」に対していう。 <106> **うしんしつ** [右心室] [名] 心臓の下半分の二室のうち、右側の肺動脈に連なる部分。心房から送られた血液を動脈におしだす。 [対]左心室 **うしんぼう** [右心房] [名] 心臓の上半分の二室のうち、右側の大静脈に連なる部分。はいってきた血液を心室に送る。 [対]左心房 **うす** [薄] [造語] [「薄~」の形で]①色・味・厚みなどがうすい意味をあらわす。「―むらさき色」「―口」 ②ちょっと。かすか。「―暗がり」「―笑い」 ③なんとなく。どことなく。「―気味悪い」「―暗い」 [「~薄」の形で]少ない意味をあらわす。「望み―」「気乗りー」「手―」 **うす** [臼] [名] ①もちをつくための道具。つきうす。 ②穀物などを細かくくだく道具。ひきうす。 **うず** [渦] [名] ①中心に向かってぐるぐる回っている水や空気などの流れ。また、そのような形。▽ものごとが入りくんで、とてもぬけだせないような状態をたとえてもいう。「事件の―に巻きこまれる」 **うすい** [雨水] [名] ①あまみず。 ②二十四節気の一つ。二月一八日ごろ。 **うすい** [薄い] [形] ①表面から裏面までのへだたりが小さい。厚みがない。「―本」「かべが―」 [対]厚い ②色や味が弱い。濃度や密度が少ない。「―青」「あまみがー」「ひげがー」 [対]濃い ③利益・希望・人情などの程度が少ない。「利が―」「勝つ望みは―」「情が―」 **うすうす** [薄薄] [副] そぶりやようすなどから、かすかながら感じているようす。「彼がしたということは―気づいていた」「身近な人は―察していた」 [類]ぼんやり **うずうず** [副] そうしたい気持ちがおさえられなくて、じっとしていられないようす。今すぐにしたくて、たまらない気持ちをあらわす。 >うすがみ(薄紙)を剝ぐよう 病状が少しずつだが日ごとによくなっていくようす。 **うすぎ** [薄着] [名] 寒くても衣服を少ししか着ないこと。「伊達の―」 [対]厚着 **うすぎたない** [薄汚い] [形] なんとなくきたならしい感じがする。「―服」「―考え」 **うすきみわるい** [薄気味悪い] [形] なんとなくふつうでなく、ぶきみな感じがして気持ちがよくない。「―笑い声」 **うずく** [疼く] [動] ずきずきと痛む。「古傷が―」 **うすくち** [薄口] [名] 厚さ・味・色がうすいこと。「―の茶わん」「―のにもの」「―しょうゆ」 **うずくまる** [踞る・蹲る] [動] からだを丸くしてしゃがむ。「腹痛で―」 **うすぐもり** [薄曇り] [名] 空全体にうすい雲がかかっている天気。 **うすぐらい** [薄暗い] [形] 光が弱くてどことなく暗い感じだ。ほのぐらい。「―林の中」 **うすげしょう** [薄化粧] [名] うすく目立たないようにした化粧。「初雪で―した山」 [対]厚化粧 **うすじ** [薄地] [名] 布などで厚みのうすいもの。 [類]薄手 [対]厚地 **うずしお** [渦潮] [名] うずまいて流れている海水。「鳴門のー」 **ウスターソース** [名] ふつう使われる、さらっとした黒っぽいソース。野菜の煮にじるに香料や調味料を加えて熟成させたもの。▽イギリスのウスター地方の原産。 **うずたかい** [堆い] [形] 高く盛りあがっている。「うずたかく積まれた本」「―砂の山」 **うすちゃ** [薄茶] [名] 茶道で、抹茶の分量を少なくしてたてた茶。おうす。「―手前」 [対]濃い茶 **うすっぺら** [薄っぺら] [形動] ①厚みがなくて安っぽい感じがするようす。「―な毛布」 ②考えがたりなかったり、内容が貧弱で軽がるしいようす。「―な教養」 [類]軽薄・浅薄 **うすで** [薄手] [形動] 布・紙・陶器などで、厚みのうすいこと。また、うすいつくりのもの。「―の画用紙」 [類]薄地 [対]厚手 **うすば** [薄刃] [名] ①刃をうすくした刃物。また、刃のうすい包丁。 **うすばかげろう** [薄羽蜉蝣] [名] ウスバカゲロウ科の昆虫。トンボに似ている。夏の夕方に出る。幼虫はアリジゴク。 **うすび** [薄日] [名] うすぐもりのときなどにさす、弱い太陽の光。「木の間から―がさす」 **うすべり** [薄縁] [名] 敷物の一種。へりのついたござ。 **うずまき** [渦巻き] [名] うずになって回ること。また、うずを巻いている形。 **うずまく** [渦巻く] [動] ①水などがうずになって回る。▽あやしさが激しく感じられるようすにも使う。「不信感が―」「陰謀―政界」 **うずまる** [埋まる] [動] ①土などにおおわれて外から見えなくなる。「雪に―」 ②すきまなくおおわれる。「会場は観客で―」 **うずみび** [埋み火] [名] 早く燃えつきないように、灰の中にうずめてある炭火。 [類]いけ炭 **うすめる** [薄める] [動] 色や味などのこさを下げる。「シロップを―」 **うずめる** [埋める] [動] ①地中に入れて外から見えないようにする。「骨を―」 [対]掘る ②すきまをなくする。「空欄を―」 **うずもれる** [埋もれる] [動] ①地中にはいって外から見えなくなる。うもれる。「砂にうずもれた古代の遺跡」 ②価値を世に知られずにいる。「うずもれた人材」 **うすら** [薄ら] [造語] [「薄ら~」の形で]程度が少なく、かすかなようすをあらわす。「―明かり」「一笑い」 ②なんとなく。どことなく。「―寒い」 [類]うっすら **うずら** [鶉] [名] キジ科の鳥。小形で、褐色まだらがある。肉と卵は食用。 <107> **うすらぐ** [薄らぐ] [動] だんだんと弱くはかないものになってゆく。うすれる。「印象が―」 **うずらごろも** [鶉衣] [作] 一七八七年。横井也有の作。江戸後期の風俗や人情を軽妙なタッチでえがいた俳文集。 **うすらさむい** [薄ら寒い] [形] なんとなく寒い感じがする。 >語源 少し、なんとなく、の意をあらわす。「うそ寒い」「うそさびしい」▽「薄らす」の変化した形。 **うぞうむぞう** [有象無象] [名] どこにでもある、つまらないもの。また、どこにでもいるつまらない人。「―の集まり」▽仏教語で、有形・無形のいっさいの存在をいう。 **うそさむい** [うそ寒い] [形] なんとなく寒ざむとした感じ。 **うそつき** [嘘吐き] [名] よくうそを言う人。「この―め」 [類]ほら吹き >嘘吐きは泥棒の始まり 一度うそをつくと、次はもっと悪いぬすみでも平気でするようになる。 **うそっぱち** [嘘っぱち] [名] 「うそ」を強めたことば。まっかなうそ。「そんなの―だよ」▽「ぱち」も、うそという意味で、方言にある。 **うそのかわ** [嘘の皮] [名] まったくのうそ。うそでつくったうわべ。「―をはぐ(=見やぶる)」 **うそはっぴゃく** [嘘八百] [名] たくさんのうそ。うそばかり。「―を並べる」▽「八百」は、数の多いこと。 **うそぶく** [嘯く] [動] ①大口をたたく。「天下を取るとー」 ②知っているくせに知らないふりをする。そらとぼける。「ぬすんでいないと―」 **うた** [歌・唄] [名] ①メロディーやリズムをつけたことば。「―は世につれ、世は歌につれ」 ②韻律のあることば。詩。とくに、和歌。「―を詠む」 **うたあわせ** [歌合わせ・歌合] [名] 平安・鎌倉時代に流行した歌の遊び。歌人を左右に分け、きめられた題で詠んだ歌を出しあって、左右の歌の優劣を比較し、勝負の判定をする。▽「寛平御時后宮歌合」「亭子院歌合」などが有名。 **うたい** [謡] [名] 能楽の歌詞。また、その歌詞をうたうこと。 [類]謡曲 **うだいじん** [右大臣] [名] 昔、太政官の長官。左大臣の次の位。 **うたいて** [歌い手] [名] ①歌をうたう人。 ②歌うことを職業とする人。歌手。「彼は日本の代表的な―だ」 **うたいもんく** [謳い文句] [名] 特長などをとくに強調した宣伝のためのことば。キャッチフレーズ。「費用が半分ですむというのが―だ」 **うたう** [歌う] [動] ①ことばにメロディーやリズムをつけて声を出す。「―」 ②詩や和歌をつくる。「別れの悲しみを―」 **うたう** [謡う] [動] 謡を節をつけてうたう。 **うたう** [謳う] [動] ①はっきりとことばや文章で強調して述べる。「憲法は主権在民を―」 ②ほめたたえる。「青春を―」「名人とうたわれる」 **うたがい** [疑い] [名] あやしいと思うこと。「―をいだく」「―が晴れる」 [類]疑念 >疑いを挟む 疑いの気持ちをもつこと。 **うたかいはじめ** [歌会始め] [名] 新年はじめ、宮中でおこなわれる歌会。歌御会始め。 **うたがいぶかい** [疑い深い] [形] 何かにつけてまず疑って、たやすく信じない性質である。「何度もだまされて疑い深くなる」 **うたがう** [疑う] [動] ①真実でないだろう、正しくないだろうと、人やことがらについて否定的な判断をさしはさむ。「事件の存在そのものを―」 ②・・・ではないだろうかと思う。あやしむ。「犯人かと―」 **うたがき** [歌垣] [名] 古代、春と秋に男女が、二つの峰のある山や浜辺などに集まり、たがいに歌を詠みあったり、おどりあったりして求婚した行事。かがい。 **うたかた** [泡沫] [名] 水にうかぶあわ。また、すぐ消えるあわのように、はかなく、たよりないこと。古い言い方。「―の恋」「―の夢」 [類]みなわ **うたがたり** [歌語り] [名] →「うたものがたり」 **うたガルタ** [歌ガルタ] [名] 小倉百人一首の上の句(五・七・五)を読み札、下の句(七・七)をとり札とするカルタ。また、それを使ってする遊び。 <108> **うたがわしい** [疑わしい] [形] ①ほんとうかどうかは不確実で信用できない。「効果のほどは―」 ②悪いことをかくしていそうであやしい。「―そぶり」 [類]不審 **うたがわひろしげ** [歌川広重] →「あんどうひろしげ」 **うたぐる** [疑る] [動] たぶん真実でないだろう、正しくないだろうと執念ぶかく思いこむ。 **うたげ** [宴] [名] 酒宴。宴会。さかもり。「勝利のー」 **うたごころ** [歌心] [名] ①和歌をつくったり、味わったりする気持ちや能力。「―がある」 ②和歌の意味するところ。 **うたた** [転た] [副] 状態が進んで、いっそうはなはだしくなるようす。古い言い方。「―同情の念にたえない」 [類]ますます **うたたね** [転た寝] [名] 寝床にはいらず、ねるつもりもないのに、ついうとうととねてしまうこと。「こたつでーする」 [類]居眠り >つかいわけ →「仮眠」を見よ。 **うだつ(梲)があがらない** いつまでたっても出世の芽も出ない。▽「梲」は、家屋の棟木を支える短い柱のこと。家が建つしるし。また、屋根の上に設けた小屋根付きの土壁。防火用だが、富裕さを示すからとも。 **うたまくら** [歌枕] [名] 昔から和歌に多く詠まれて有名になり、きまったイメージをもつようになった地名。たとえば、「吉野」といえば「桜」が、「飛鳥川」といえば「無常の世」が連想される。 **うたものがたり** [歌物語] [名] 平安前期の物語の一種。和歌を中心にして、それが詠まれた状況などを物語る短い話。歌集の詞書からの発達とみられ、和歌が物語のテーマに深くかかわっている。「伊勢物語」「大和物語」など。▽その短いものをとくに「歌がたり」という。 **うたよみ** [歌詠み] [名] 歌人。和歌をつくる人。 **うたよみにあたうるしょ** [歌よみに与ふる書] [作] 一八九八年。正岡子規の歌論。短歌の革新を唱え、着想の変化や用語を豊かにし、写生の態度を重視。また、「古今集」を否定し、「万葉集」とそれにつながる源実朝の歌を高く評価した。 **うだる** [茹る] [動] ①ゆであがる。ゆだる。 ②暑さのため、からだがのぼせあがり、ぐったりする。「―ような炎天」 **うち** [内] [名] ①内部。ものの中。「―に秘めた情熱」「手の―を明かす」 [対]外 ②時間や数量の範囲の中。「明るい―に帰ろう」「若いーにきたえろ」「三人の―一人を選ぶ」 ③自分のいる会社や団体など。なかま。「―の新製品」「―の生徒」 [対]よそ ④自分の家族。とくに、自分の夫あるいは妻をさす。「―の母」「―の人」 ⑤いえ。とくに、自分の家。家庭。「ーへいらっしゃい」 >語源 自分を中心にして、自分と関係が深いと思っている範囲をいう。「外」に対することば。「鬼は外、福は―」「―弁慶」①以外はふつう、かな書き。古語では、とくに宮中・内裏や、そこにいる天皇をさすことがある。 **うち** [打ち] [造語] [「うち~」の形で]①「さっと」「ぱっと」などの意味をあらわす。「―切る」「―消す」「―はらう」 ②意味を少し強めたり、語調をととのえたりする。「―続く」「―寄せる」「―しずむ」「動詞に付く。「うち」は、動作や作用が瞬間的であることを示すのがもとの意味。 **うちあげ** [打ち上げ] [名] ①興行や仕事などを終えること。また、その慰労会。 ②空に向けて発射すること。「ロケットのー」 **うちあげはなび** [打ち上げ花火] [名] 筒にこめて、空高くあげる花火。 [対]仕掛け花火 **うちあける** [打ち明ける] [動] 秘密にしていたことを、かくさずに話す。「なやみごとを―」 **うちあげる** [打ち上げる] [動] ①打って高く上げる。「人工衛星を―」 ②波が海岸までものを運んでくる。また、波がうち寄せて岸に上がる。「魚が大量に打ち上げられた」 ③興行や仕事を完了させる。「巡業を―」 **うちあわせる** [打ち合わせる] [動] ①前もってものごとの進行について話しあう。「大会の日程を―」 ②ものとものとを、ぶつけあわせる。「石と石とを―」 **うちいわい** [内祝い] [名] 身内や親しいものだけでする祝いごと。また、結婚や入学など、めでたいことがあった当人が、身近な人におくる記念品。 **うちうち** [内内] [名] おもてに出さずに親しい人たちだけですること。「―に済ませる」 [類]内輪・内々 **うちうみ** [内海] [名] ①陸に囲まれた入り海。「ないかい」とも。 [対]外海 ②みずうみ。 **うちおとす** [打ち落とす] [動] ①たたいて落とす。 ②きって落とす。「首を―」▽「討ち落とす」とも書く。 **うちおとす** [撃ち落とす] [動] 銃などで撃って落とす。 **うちかえす** [打ち返す] [動] ①打ってきたものを打って返す。 ②すもうなどで、しかけられたわざを相手にしかえす。 ③田や畑をすきかえす。 ④古い綿をやわらかく再生する。 **うちかけ** [打ち掛け・裲襠] [名] 和服で、武家の女性が帯をしめた上に着る礼装。現在は結婚式のときに花嫁が着る。 [類]かいどり **うちかつ** [打ち勝つ] [動] 困難や苦しみを、努力して乗りこえる。「悲しみに―」▽「打ち克つ」とも書く。 <109> **うちがわ** [内側] [名] ものの中になっているほう。内面・内部・裏側。 [対]外側 **うちき** [内気] [形動] 気が弱く、思ったことを言ったりしたりできない性格。小心。「―な性質」 [類]消極的・内向的 **うちきる** [打ち切る] [動] 時間的に続いていたものを途中でしまいにする。「番組を―」 **うちきん** [内金] [名] 取り引きなどで、契約のしるしに前もってはらう代金の一部。てつけ。 [類]手付金 **うちくだく** [打ち砕く] [動] ①打って粉にする。「野望を―」 **うちくび** [打ち首] [名] 刀で首をきりおとす昔の刑罰。「―獄門」 [類]斬罪 **うちけし** [打ち消し] [名] 否定すること。 **うちけし** [打消] [名] 文法で動作や状態を否定することをあらわすときの言いかた。口語では、動詞の未然形に助動詞「ない」「ぬ(ん)」を付けてあらわす。「行く」をうち消すと「行かない」「行かぬ(ん)」となる。文語では、「行かず」となる。 **うちけす** [打ち消す] [動] きっぱりと、そうではないと言う。否定の形で述べる。「犯行を―」 **うちゲバ** [内ゲバ] [名] 学生運動で、組織の内部での暴力的な対立や抗争。▽「ゲバ」は「ゲバルト(=暴力)」の略。 **うちこむ** [打ち込む] [動] ①熱中して全力をそそぐ。「剣道に―」 ②打って中へ入れる。たたきこむ。「くさびをー」 **うちころす** [打ち殺す] [動] たたいて殺す。また、「殺す」を強めた言い方。 [類]ぶち殺す **うちころす** [撃ち殺す] [動] 銃などで撃って殺す。 **うちこわし** [打ち壊し・打ち毀し] [名] 江戸中期以後、大衆が起こした集団暴動。米の値段がひどく上がったことを理由に、大商人の家をおそって品物をうばったり、安売りを強要したりした。 **うちじに** [討ち死に] [名] 戦場で敵と戦って死ぬこと。戦死。「大勢が―した」 **うちすえる** [打ち据える] [動] ①強くたたいて立てなくさせる。 ②「据える」を強めた言い方。しっかりすえる。 **うちすてる** [打ち捨てる] [動] ぱっと捨ててかえりみない。そのままに放っておく。 **うちだし** [打ち出し] [名] ①芝居やすもうなどで、一日の興行のおわりの終わり。「―太鼓」 [類]跳ね ②紙や金属板を裏側からたたいて、模様をうかびあがらせる。 **うちたてる** [打ち立てる] [動] りっぱになしとげる。また、しっかりと定める。「新記録を―」「方針を―」 **うちつける** [打ち付ける] [動] ①くぎなどを打ってとめる。 ②ぶつける。なげつける。 **うちつづく** [打ち続く] [動] 時間的に次から次へと続く。ずっと続く。「―災害」 **うちづら** [内面] [名] 家族や親しいものだけに見せる態度や表情。「―が悪い(=家族にやさしい顔をしない)」 [対]外面▽「ないめん」と読めば別の語。 **うちでし** [内弟子] [名] 先生の家に住みこんで、てつだいをしながら、芸ごとなどを習う弟子。 **うちでのこづち** [打ち出の小槌] [名] 打てば望みの品がなんでも出るという、ふしぎな小づち。 **うちとける** [打ち解ける] [動] 気まずさやへだてがなくなって、なごやかなふんいきになる。「心が―」 **うちどめ** [打ち止め・打ち留め] [名] ①すもうなどで、興行のおわりの終わり。「この一番にて本日の―」 ②パチンコで、一定量の玉が出たときに機械を止めること。 **うちとる** [打ち取る] [動] 野球で、投手が打者との勝負に勝つ。「内野ゴロにー」 **うちとる** [討ち取る] [動] ①刀などを使って、相手を殺す。「敵将の首を―」 ②残らず殺す。 **うちとる** [撃ち取る] [動] 銃などで、撃って殺す。しとめる。 **うちぬく** [打ち抜く・打ち貫く] [動] ①突っさしたりして穴をあける。 ②型をあてて、その形にぬきだす。 ③徹底して最後までやりぬく。「無期限ストを―」 **うちぬく** [撃ち抜く] [動] 銃などで撃って穴をあける。 **うちのめす** [打ちのめす] [動] ①相手が起きあがれなくなるまで激しくたたく。「棒で―」 ②二度とたち直れないほどの大打撃をあたえる。「とどまることのない円高に打ちのめされる」 **うちのり** [内法] [名] 箱や管などの内側の寸法。 [対]外法 **うちはたす** [討ち果たす] [動] きり殺す。うちとる。 **うちひしがれる** [打ち拉がれる] [動] 意欲や気力がくじかれる。「長引く不況に国民は―」 **うちべんけい** [内弁慶] [名] 自分の家の中ではいばっているのに、外ではいくじがなくて何もできないこと。また、その人。陰弁慶。 **うちぼり** [内堀・内濠] [名] 城の内部にあるほり。 [対]外堀 **うちまかす** [打ち負かす] [動] 打って負かす。また、完全に負かす。 **うちまく** [内幕] [名] 外からはわからない内部の事情。内情。「政界の―」 [類]楽屋裏 **うちまご** [内孫] [名] 自分のあととり夫婦の子。 [対]外孫 >内孫より外孫 内孫より、嫁に行った娘が生んだ子供(=外孫)のほうがかわいいこと。 **うちまた** [内股] [名] ①ふとももの内側。 ②つまさきを内側に向ける歩きかた。 [対]外また ③柔道のわざの一つ。相手のもものあいだに足をかけて投げるわざ。 **うちまたごうやく** [内股膏薬] [四漢] 自分の考えをしっかりもたず、あっちにつき、こっちについて従う人。「二股膏薬」とも。▽内股に膏薬をはると、右についたり左についたりすることから。 <110> **うちまわり** [内回り] [名] 環状に回る線などで、内側を回る線。「山手線の―」 [対]外回り **うちみ** [打ち身] [名] からだを強く打ったとき、皮ふの下にできた傷。 [類]打撲傷 **うちみず** [打ち水] [名] すずしくするためや、ほこりをしずめるために、庭さきや道などに水をまくこと。また、その水。 **うちむらかんぞう** [内村鑑三] [人] 一八六一~一九三〇年。明治・大正期の宗教家・思想家。江戸生まれ。無教会主義のキリスト教を唱え、また、日露戦争にあたって非戦論を説いた。著書に「余は如何にして基督信徒となりし乎。」。 **うちやぶる** [打ち破る] [動] ①敵や目標にいどんで勝つ。「大軍を―」「記録を―」 ②たたきこわす。また、「やぶる」を強めた言い方。「とびらを―」「厳重な包囲網を―」 **うちゅう** [宇宙] [名] ①すべての天体をふくむ広大な空間。とくに、地球の大気圏外。 **うちゅうかいはつ** [宇宙開発] [名] 人工衛星や打ち上げロケットなどの調査により、宇宙にある資源を人類のために利用しようとすること。 **うちゅうかん** [宇宙観] [名] 統一体としての宇宙に対する見かたや考えかた。また、広く自然や人生についての考えかた。 **うちゅうくうかん** [宇宙空間] [名] 天体と天体とのあいだ。地球についていうと、ふつうの航空機が飛べる限度以上の空間。高度三〇㎞以上をいう。 **うちゅうさんぎょう** [宇宙産業] [名] ロケットや人工衛星など、宇宙開発に必要な資材の製作にあたる産業。常に最先端の技術を研究開発しているアメリカ・ロシアなどで発達。 **うちゅうじん** [宇宙塵] [名] 天体と天体とのあいだにただよう、細かいつぶ状の物質。 **うちゅうステーション** [宇宙ステーション] [名] ロケットなどの中継基地となる大型の人工衛星。 **うちゅうせん** [宇宙線] [名] 宇宙空間に存在している高いエネルギーの放射線。また、それが大気中の原子核と衝突して発生した放射線。 **うちゅうろん** [宇宙論] [名] 宇宙の根本原理についての理論。コスモロジー。 **うちょうてん** [有頂天] [形動] 喜びのあまり、われを忘れること。得意の絶頂。「―になる」▽「有頂点」は誤り。 **うちわ** [内輪] [名] ①身内や親しい者だけのこと。「―の集まり」「―もめ」 ②実際より少ないこと。ひかえめ。「―に見積もる」 **うちわ** [団扇] [名] あおいで風を起こす道具。ふつう、まるい形で竹と紙でできている。「―を使う」 **うちわけ** [内訳] [名] 金額や品物の内容を項目別に分けたもの。「支出のーを見る」 [類]明細 **うちわもめ** [内輪揉め] [名] 身内や親しい者どうしの争いごと。 [類]内紛 **うつ** [打つ] [動] ①二つのものを瞬間的に強く当てる。「球を―」「頭を―」 ②たたく動作をする。その結果、音を出したり、固定させたり、つくったり、のばしたり、きたえたりなどする。「太鼓を―」「くぎを―」「そばを―」「金箔を―」「刀を―」 ③強い感動や刺激をあたえる。「心を―」「胸を―」「鼻を―臭気」 ④さして入れる。「注射を―」「鍼を―」 ⑤興行や勝負をする。「芝居を―」「碁を―」「ばくちを―」 ⑥広がるように投げる。「あみを―」「水を―」 ⑦かける。「罪人になわを―」 ⑧目立つような勢いのある動きをする。「雪崩を―」「選挙に打って出る」 ⑨手段を講じる。「先手を―」「別の手を―」 ⑩しるしをつける。「番号を―」「句点を―」ほか、「手付金を―(=内金を払う)」「電報を―」「コンクリを―(=流しこむ)」「畑を―(=たがやす)」などと使う。 >打って一丸となる 目的のために全員が団結する。一致団結する。 >打てば響く すぐに適切な反応があらわれる。▽一つ教えれば、一〇のことを理解するような、教えがいのあることをいう。 **うつ** [討つ] [動] 敵をせめてやっつける。「敵を―」「不意を―」「あだを―」 **うつ** [撃つ] [動] 銃などを発射する。「鳥を―」 >つかいわけ 打つ・たたく・殴る どれも打撃を加える意味だが、「打つ」は、一回の、瞬間的な動作をいう。「たたく」は、動作をくりかえすことに重点がある。「殴る」は、対象が生きものに限られる。 **うつうつ** [鬱鬱] [形動] 心が晴れないようす。「毎日を―と過ごす」 [類]憂鬱 **うっかり** [副] 注意がそれて、気づかないようす。「―忘れた」「―して乗りすごした」 **うづき** [卯月] [名] 陰暦で、四月のこと。卯の花月。 **うつくしい** [美しい] [形] ①形・色・声などが快く、好ましい感じである。「―花」「―音楽」 ②行動・心がけ・感情などがりっぱで、心を打つ。「―友情」 [類]麗しい >語源 「うつくしい」は、心にしみ入ってくるような美をいう。「きれい」は、表面的な美をいう。「妻子を見ればめぐしうつくし(=妻子を見るといとしくかわいい)」(万葉集)。平安時代には、「小さきものはみなうつくし」(枕草子)と、小さく可憐なものへの愛にかわり、梅の花などについてもいった。そこから、きれいだという現代語の意味が生まれた。 **うっくつ** [鬱屈] [名] 気分がくさくさすること。ふさぎこむこと。 **うっけつ** [鬱血] [名] からだの一部に静脈の血がたまって流れにくくなること。 <111> **うつけもの** [空け者] [名] ぼんやりした人。ばかもの。古い言い方。「この―め」 **うつし** [写し] [名] ①そのとおりに写すこと。また、写したもの。コピー。 ②ひかえの書類。 [類]副本・謄本 **うつす** [写す] [動] ①文字・図表・絵などをそっくり別のものに書きとる。転写する。コピーする。「借りたノートを―」 ②撮影する。写真にとる。「卒業写真を―」 ③原物そっくりにつくる。「塔を写した模型」 **うつす** [映す] [動] ①鏡や水面などにものの姿や形がそのままあらわれるようにする。「美しい夕焼けを―湖面」 ②スクリーンに映像をあらわす。「スライドを―」 **うつす** [移す] [動] ①別のところへ動かす。「席を―」「話を―」▽「都を移す」は「遷す」とも書く。 ②次の段階に進める。「計画を実行に―」 ③病気を伝染させる。「風邪を―」▽ふつう、かな書き。 ④色やにおいをしみこませる。「着物に香を―」 ⑤関心を別のものに向ける。「心を―」「目を―」 ⑥「時を移さず」の形で時間を費やさずに。ただちに。すぐに。「時を移さずに対策を練る」 **うっすら** [副] 程度がわずかであるようす。「子供のころ住んでいたことは―と覚えている」「―雪化粧した山」 [類]かすか **うっせき** [鬱積] [名] 心の中に、不平や不満などがたまること。 **うっそう** [鬱蒼] [形動] 樹木がこんもりとしげってうす暗いようす。「―とした神宮の森」 **うったえ** [訴え] [名] ①不満や苦しみを、人に告げること。また、申したて。「本人の―」 ②裁判所に対する提訴。「原告のー」 [類]訴訟 **うったえる** [訴える] [動] ①裁判所に善悪を明らかにするよう願いでる。提訴する。 ②不満や痛みなどを人に告げ知らせる。「空腹を―」 ③人の気持ちを動かそうと感覚や心にはたらきかける。「良心に―」 ④解決する手段としてたよる。「腕力にー」 **うっちゃらかす** [打遣らかす] [動] かまわないで、そのままほうりだしておく。くだけた言い方。 **うっちゃり(打遣り)をくう** どたん場で形勢を逆転される。 **うっちゃる** [打遣る] [動] ①なげすてる。ほうり出す。「ごみを―」 ②世話をしないでほうっておく。「あんな子はうっちゃっておけばいい」 ③すもうで、土俵ぎわに追いつめられた力士が、相手の力を利用して、身をひねって相手を土俵の外へ投げだす。また、不利な形勢を最後のところで、一気に逆転する。▼「うちやる」の変化した形。 **うつつ** [現] [名] ①目がさめている状態。「夢か―か」 ②気がしっかりしている状態。正気。本心。「―に返る」 >うつつを抜かす 何かに夢中になって正気を失い、やるべきことを忘れてしまう。「かけごとにー」 **うってかわる** [打って変わる] [動] 急にがらっと変わる。「前日とはうって変わって、上天気になった」 **うってつけ** [打って付け] [形動] ぴったり合っていること。ちょうどふさわしいこと。「きみに―の仕事だ」 [類]最適・もってこい **うってでる** [打って出る] [動] ①自分から積極的に出る。「選挙に―」 ②はなばなしい活動や攻撃を開始する。「芸能界に―」「城門から―」 **ウッド** [名] ゴルフのクラブで、頭部が木製のもの。 [対]アイアン▽木という意味から。 **うっぷん** [鬱憤] [名] 心の中に積もり積もったいかりや不満などの感情。「日ごろの―をはらす」 **うっとうしい** [鬱陶しい] [形] ①天候が悪くて気分が晴れない。「―梅雨空」 [類]重苦しい ②じゃまなものがあって、わずらわしい。「髪がのびて―」 [類]うるさい **うっとり** [副] 美しさやここちよさなどに、すっかり心をうばわれるようす。「名曲に―聞きほれる」「―してながめる」 [類]陶然 **うつびょう** [鬱病] [名] 精神病の一種。無気力になり、ものごとを悲観的に考えてしまう。 [対]躁病 **うつぶす** [俯す] [動] 顔・腹などを下にしてふせる。腹ばいになる。うつぶせる。また、頭をさげげて下を向く。▽「うつ」は「内」。 **うつぶせ** [俯せ] [名] 顔・腹などを下にした状態。また、そのようにねること。「―になる」 **うつぼかずら** [靫蔓・猪籠草] [名] ウツボカズラ科の多年草。葉さきにつぼ形のふくろがあり、虫をとらえて消化する。 **うつほものがたり** [宇津保物語] [作] 一〇世紀後半。作者未詳。貴宮の姫をめぐる求婚物語と皇位継承をめぐる勢力争いを中心とする物語。貴族社会を写実的にえがいたもの。二〇巻。 **うつむきかげん** [俯き加減] [名] 顔がふせがちになること。「―に歩く」 **うつむく** [俯く] [動] 顔などを内側に向ける。「うつむいたまま返事をしない」「花瓶の花が―」 [対]あお向く▽「うつ」は「内」の古形。 **うつらうつら** [副] なかばねむっているために、意識がはっきりしないようす。「高熱のため―する」「―しているうちに夜が明けた」 [類]うとうと >つかいわけ うとうと・うつらうつら どちらも半分ねむったような、覚めたような状態をいうが、「うとうと」は、ねむりのほうに重点があり、浅く短くてもここちよい。「いつのまにか日だまりでうとうとしていた」。「うつらうつら」は、半分目覚めているほうに重点があり、発熱や心配などのためによくねむれないようす。「風邪薬のせいでうつらうつらしている」。 <112> **うつりが【移り香】**[図]ものや人と接することで、移って付いたよいかおり。「ほのかなーがただよう」 **うつりかわり【移り変わり】**[図]ものごとが時とともに、しだいに変わっていくこと。「季節の―」「時代の―」[類]推移 **うつりぎ【移り気】**[図][形][動]興味や関心の対象が、次から次へと変わりやすいこと。あきっぽい。うわきっぽい。「―な性格」 **うつる【写る】**[国]●写真で、画像にあらわれる。「写真に―あやしげな物体」@うっすら見える。「裏のページの文字がすけてー」 **うつる【映る】**[国]日光や影ががが別のものの上にそっくりあらわれる。「しょうじに―人影」「鏡に―姿」②スクリーンなどに映像があらわれる。「テレビに―」◎印象をあたえる。そのように思われる。「他人にはどうーのだろう」④にあう。色の配合がいい。「ネクタイが洋服の色によくー」 **うつる【移る】**[国]①ものの中身は変わらないで、ある場所や地位が変わる。移動する。「となりの席に―」「四月から総務課に―」②前とはそっくり別のものに変わる。次の段階に進む。「季節が―」「さっそく予定の行動に―」③病気などが感染する。「あくびが―」「風邪[かぜ]が―」▽ふつう、かな書き。④色やにおいが他へ伝わる。「いやなにおいがー」⑤心や気持ちが別のものや相手のほうへ近づく。「興味が―」「情が―」◎時間がたつ。「年月が―」 **うつろ【虚ろ・空ろ】**[形動]からっぽなようす。空虚[くうきょ]。②ぼんやりしているようす。「―な目」 **うつろう【移ろう】**[国]しだいに色が移りかわっていく。おとろえる。「―花の色」 **うつわ【器】**[図]①いれもの。容器。「ガラスのー」②人物や能力の大きさ。「社長の―ではない」「彼は―が小さい」[類]器量・度量 **うで【腕】**[図]①かたから手首までの部分。とくに、ひじより上を「二の腕」という。②身につけた能力や技術。うでまえ。「―を競[きそ]う」「―が上がる」「たいした―だ」[圏]手腕[しゅわん]③腕力[わんりょく]。「―にものをいわせる」「―ずく」 **腕が立つ** 技術がすぐれている。「―職人」 **腕が鳴る** 力や技術をふるいたくて、うずうずする。「出番を前にしてー」 **腕に覚えがある** 力や技術に自信がある。 **腕によりをかける** いつもにまして、うでまえをふるおうとはりきる。「腕によりをかけて料理する」 **腕をこまぬく** 手出しができないで、手を組んだままなりゆきを見ている。[類]手をこまぬく▽「こまぬく」は「こまねく」とも。 **腕をふるう** 力や技術をじゅうぶんに発揮する。 **腕を磨みがく** 技術を高めようと訓練を重ねる。腕に磨きをかける **うてき【雨滴】**[図]雨のしずく。あまだれ。「―の音を聞く」 **うでぎ【腕木】**[図]柱などから、横につき出すかたちでとりつけられた木。アーム。 **うできき【腕利き】**[図][形][動]すぐれたうでまえをもっていること。また、その人。「―の職人」[圏]腕っこき・敏腕[びんわん] **うでぐみ【腕組み】**[図]「両方のうでを胸の前で組みあわせること。 **うでくらべ【腕比べ・腕、競べ】**[図]力や技術を競[きそ]いあい、どちらがすぐれているかを比べること。[類]力比べ **うでじまん【腕自慢】**[図]うでまえや腕力[わんりょく]を見せびらかすこと。 **うでずく【腕尽く】**[図]事件の解決に、道理よりも腕力[わんりょく]にたよること。「―でとりかえす」[圏]力ずく **うでずもう【腕相撲】**[図]台をはさんで向かいあい、ひじを立ててたがいの手のひらをにぎって、相手の手の甲[こう]とを台につけようとする力比べ。 **うでたてふせ【腕立て伏せ】**[図]体操で、両手をゆかにつき、両足をのばしたままの姿勢で、うでの屈伸をくりかえす運動。 **うでだめし【腕試し】**[図]自分の能力や技術などがどれくらいあるかを知るために、ためしにやってみること。[類]力試し **うでっこき【腕っ〝扱き】**[図][形][動]「腕利き」に同じ。うでこき。 **うでっぷし【腕っ節】**[図]うでの力の強さ。けんかの強さ。腕力[わんりょく]。「―が強い」 **うでどけい【腕時計】**[図]手首にはめて使う、携帯用の小形の時計。 **うてな【台】**[図]四方を見わたすような台[だい]。②ものを置く台[だい]。「蓮[はす]の―」③植物の、がく。「花のー」 **うでまえ【腕前】**[図]身につけた能力や技術の程度。「―が上がる」[圏]技量・手並み **うでまくり【腕×捲り】**[図][下][ス]そで口をまくりあげること。また、意気ごみを示すこと。 **うでる【×茹でる】**[下][□]「ゆでる」の変化した形。 **うてん【雨天】**[図]雨の降っている天気。あめふり。「運動会は―順延となる」⇔晴天 **うど【『独』活】**[図]ウコギ科の多年草。山野に生えるほか、栽培[さいばい]もされる。若い芽や、やわらかい茎[くき]を食用にする。 **独活の大木[たいぼく]** 大きいだけで役に立たない人を、ばかにしていうことば。「―柱にならぬ」 **うとい【疎い】**[圏]①くわしく知らない。事情がわかっていない。「世事に―」[圏]暗い ②親しく交際していない。「近所との関係が―」「去る者は日々に疎し」[圏]疎遠[そえん] **うとうと**[副][「スツ]浅いねむりの状態にあるようす。「縁側でつい―する」[類]とろとろ「つかいわけ↓「うつらうつら」を見よ。 **うとそうそう【×烏兎×匆匆】**[回][圏]月日のたつのが早いこと。▽昔、中国で太陽を「金烏[きんう]」、月を「玉兎[ぎょくと]」といった。 **うとましい【疎ましい】**[囮]見聞きするのがいやで、 <113> **うとむ**【疎む】[国]いやなものとして遠ざける。うとんじる。「仲間から疎まれる」 **うどん**【×餛飩】[図]めん類の一種。小麦粉に少量の塩と水を加えてこね、細長いひも状に切ってゆでた食品。[かぞえ方]玉[たま] **うどんげ**【《優曇華】[図]①クワ科の落葉高木。仏典には、三千年に一度花が咲くとある。②木の枝などに産みつけたクサカゲロウの卵。めでたいしるし、または不吉な前ぶれという。 **優曇華の花** めったにないもののたとえ。 **うどんこ**【×饂飩粉】[図]小麦粉。 **うとんじる**【疎んじる】[圧□]親しみがもてず、軽視して相手にしない。うとむ。うとんずる。 **うながす**【促す】[国]①まわりから、はやくするようにせきたてる。急がせる。催促[さいそく]する。「返済を―」②そうなるように仕向ける。促進する。「注意を―」 **うなぎ**【×鰻】[図]ウナギ科の魚。細長くて、表面はぬるぬるしている。淡水[たんすい]にすむが、産卵は海。近年は養殖[ようしょく]も盛[さか]ん。とくに、土用の丑の日に暑気ばらいにかば焼きを食べる風習がある。 **鰻の寝床** 細長い住まいをたとえていう。 **うなぎのぼり**【×鰻登り】[図]ぐんぐん上がって止まらないこと。値段・地位・気温などが急速に上がるときにいう。「物価が―だ」 **うなされる**【×魘される】[下□]おそろしい夢などを見て、苦しそうな声を出す。「悪夢に―」 **うなじ**【項】[図]首の後ろ側の部分。えりくび。「しかられて―を垂れる(=下を向く)」 **うなずく**【×頷く・《首肯く】[国]「わかった」「承知した」などということをあらわすために、首を上下に動かす。「軽く―」 **うなだれる**【《項垂れる】[下□]気持ちがしずみこんで首を前へ垂れる。うつむく。「だまったまま―」 **ウナでん**【ウナ電】[図]至急電報。現在は廃止[はいし]。 **うなばら**【海原】[図]広びろとした海。遠く広がる海面。「大[おお]ーに乗りだす」▽常用漢字表付表の語。 **うなり**【×唸り】[図]①うなる音や声。②凧[たこ]につけて風にうならせるもの。◎振動[しんどう]数のわずかに異なる二つの音波が干渉[かんしょう]しあって、周期的に音が強くなったり弱くなったりする現象。 **うなる**【×唸る】[国]痛みやいかりなどのために、低い声を長く引いて出す。うめく。「犬が―」②音を長く鳴りひびかせる。「モーターが―」③腹に力を入れて、長く声を引いてうたう。「義太夫を―」④[「うなるほど」の形で]ものがたくさんあることをたとえていう。「かねは―ほどある」⑤[多く、「うならせる」の形で]感心させる。「観客をうならせる名演奏」 **うに**[〝海〝胆】[図]棘皮[きょくひ]《動物の一種。海中の岩のあいだなどにすみ、クリのいがのような多数のとげをもつ。食用。 **うに**【雲丹】[図]ウニの卵巣[らんそう]を加工した食品。 **うぬぼれ**【〝自×惚れ・〝己×惚れ】[図]自分の能力や姿かたちなどが、実際以上にすぐれていると自分独りで思いこんでいい気になること。おもいあがり。 **うぬぼれる**【自×惚れる】[下二]実際以上に自分がすぐれていると思いこんで、いい気になる。思いあがる。「いい成績だからといって―な」 **うね**【畝・×畦】[図]畑で、作物[さくもつ]を植えるために、せまい幅で長く土を盛りあげたところ。 **うねうね**[副]「山脈[さんみゃく]や道などが、高くなったり低くなったり、曲がりくねったりして続いているようす。「―と続く山脈」「―した山道を行く」 **うねびやま**【畝傍山】[図]大和[やまと]三山の一つ。奈良県橿原[かしはら]市にある山で、「万葉集」に詠[よ]まれる。 **うねめ**【×采女】[図]昔、天皇の食事や衣服の世話をした後宮[こうきゅう]の女官。 **うねり**[図]波が大きく上下に動くこと。また、道や川がゆるやかに曲がること。「海上は―が高い」 **うねる**[国]①左右に曲がりくねって続く。蛇行する。「道が―」②上下に大きくゆるやかに動く。「波が―」 **うのけ(兎の毛)で突いた程[ほど]** きわめて小さなことのたとえ。「―のすきもない」▽ウサギの毛は非常に細いことから。 **うのこうじ**【宇野浩二】[閃][図]一八九一一一九六一年。大正・昭和期の小説家。福岡県生まれ。本名は格次郎。ユーモアをまじえた文体で身辺世界をえがいた。後年は現実的な作品に変わる。代表作「蔵の中」「苦の世界」「思ひ川」「世にも不思議な物語」。 **うのはな**【×卯の花】[図]①ウツギ(=ユキノシタ科の落葉低木)の花。②とうふをつくるときにできる、ダイズをしぼったかす。おから。 **うのはなくたし**【×卯の花。腐し】[図]「五月雨[さみだれ]」のこと。▽「くたし」は、くさらすという意味。 **うのはなぐもり**【×卯の花曇り】[図]陰暦四月ごろのくもった空。 **うのみ**【×鵜呑み】[図]が魚を丸のみするように、食べものをかまないでのみこむこと。まるのみ。②ものごとをよく理解もせずに、そのままうけいれること。「人の言うことを―にする」 **うは**【右派】[図]政党などの団体で、現在の体制を変えないでやっていこうという、保守的な考えをもつ人々の集まり。[圏]右翼[↔]左派 **うば**[目]【×乳母】[図]母の代わりに乳をやって子供を育てる女性。また、子供のめんどうをみたり世話をしたりして育てる女性。「めのと」とも。▽常用漢字表付表の語。 **うば**[目]【×姥】[図]年をとった女性。「―桜」 **うばう**【奪う】[国]①むりやりとりあげてしまう。「かねを―」「命を―」②人の目や関心をこちらにひきつける。「心を―」 **うばぐるま**【乳母車】[図]乳幼児を乗せて歩く、手おし車。ベビーカー。 **うばざくら**【×姥桜】[図]●葉が出るよりさきに花が開く種類のサクラ。②若くはないが、まだ美しさや色気[いろけ]をもつ女性。 <114> **うばすてやま**【×姨捨山】[図]↓「おばすてやま」 **ウパニシャッドてつがく**【ウパニシャッド哲学】[図]インドで、紀元前七世紀から紀元前四世紀ころにつくられた哲学の体系。宇宙の絶対者のブラフマンと自己の本質であるアートマンは、究極的には一体であると説く。バラモン教の根幹をなす説。 **うぶ**【《初】[図][形動]世間[せけん]慣れしないで純情なこと。また、男女のことに経験のないこと。 **うぶぎ**【産着・産〝衣】[図]生まれてまもない赤んぼうが着る着物。ベビーウエア。 **うぶげ**【産毛】[図]①生まれたときから生えている髪[かみ]の毛。②顔やからだに生えている、やわらかくてうすい毛。 **うぶごえ**【産声】[図]子供が生まれたときに、はじめて上げる泣き声。「―を上げる(=誕生する)」 **うぶすながみ**【産土神】[図]生まれた土地の守り神。また、氏神。 **うぶゆ**【産湯】[図]生まれたばかりの赤んぼうを、はじめて湯に入れて洗うこと。また、そのときに使う湯。「―をつかわせる」 **うべなう**【諾う・《宜う】[国]承知する。同意する。古い言い方。 **うま**[日]【馬】[図]ウマ科の哺乳動物。首や顔が長い。走る能力にすぐれ、ウシと並ぶ重要な家畜[かちく]。畑の耕作や荷物の運搬[うんぱん]・競走用・食用。「馬車―のように(=わき目もふらずに)働く」[かぞえ方]頭[とう]・騎[き] **馬が合う** 気が合う。「彼とは―」 **馬には乗ってみよ、人には添うてみよ** ウマのよしあしは乗ってみなくてはわからない。それと同じだから、ともかくいっしょにやってごらん。 **馬の背を分ける** 夕立[ゆうだち]などで、降っている場所と降っていない場所とのさかいがきわどいところではっきり分かれていること。 **馬の耳に念仏** いくら言いきかせてもむだなこと。「彼に説教しても―だ」[圏]馬耳東風[ばじとうふう] **馬を牛に乗り換える** よいものを捨てて悪いものとかえること。▽足の速いウマからおそいウシに乗りかえるという意味から。 **うま**【午】[図]十二支の第七番目。②昔の方角の呼び名で、南。③昔の時刻の呼び名で、今の昼の一二時ごろ。また、その前後二時間。「―の刻[こく]」▽「正午」「午前」「午後」は、午[う]まの刻[こく]を基準にしたことば。 **うまい**[囲]味がいい。「ごはんがー」[園]美味[びみ]「旨い」「甘い」と書き、「美味い」とも当てる。「おいしい」のほうが上品な言い方。「うまい」は露骨[ろこつ]?な言い方。②たくみである。「絵が―」「お世辞が―」[圏]上手[↔]下手[へた]▽「巧い」と書き、「上手い」とも当てる。③都合がいい。「―話がある」「交渉[こうしょう]はうまく いった」[→]まずい▽「旨い」と書く。 **うまい汁を吸う** 自分だけが苦労もせずに利益をえる。 > 「つかいわけ」→「巧[うま]み」を見よ。 **うまうまと**[副]ねらったとおりに。たくみに。まんまと。「―だまされた」 **うまおい**【馬追い】[図]⊕ウマに人や荷物を乗せて追っていくこと。また、その人。②放牧しているウマをさくの中に追いこむこと。③キリギリス科の昆虫[こんちゅう]”。ウマオイムシ。その鳴き声からスイッチョとも。 **うまかた**【馬方】[図]ウマをひいて人や荷物を乗せて運ぶ仕事をする人。[圏]馬子 **うまごやし**【馬肥やし・×苜蓿】[図]マメ科の二年草。春、チョウ形の黄色い花が咲く。クローバーに似る。▽肥料や牧草にすることからこの名がついた。 **うまに**【旨煮・《甘煮】[図]肉や野菜などをあまくこい味ににしめた料理。 **うまのあし**【馬の足・馬の脚】[図]芝居で、ウマのあしなどの役をする役者。下っぱの役者やへたな役者をあざけっていうことば。 **うまのはなむけ**【×餞】[図]旅立つ人の前途[ぜんと]を祝って金品をおくること。せんべつ。▽昔、旅立つ人を送るとき、旅さきの方にウマの鼻を向けて、安全をいのったことから。 **うまのほね**【馬の骨】[図]生まれや育ちなどがはっきりしない人のことを、ばかにしていうことば。「どこの――かわからない」 **うまのり**【馬乗り】[図]①ウマに乗るかっこうで、上にまたがること。また、その姿勢。「―になる」②ウマに乗ること。乗馬。また、ウマに乗る人。 **うまみ**【旨み・旨味】[図]◎おいしさを感じさせるよい味わい。「材料の―をひきだす料理」「―調味料」②芸術や芸能などで、たくみなわざによる味わい。「―のある芸」③商売や取り引きなどで、もうけや利益が多く見こめること。「あまりーのない仕事だ」 **うまや**【馬屋・×厩】[図]ウマを飼っておく小屋。馬小屋。圏厩舎。 **うまやどのおうじ**【厩戸皇子】「しょうとくたいし」 **うまる**【埋まる】[国]◎地中にすべてあって、表面から は見えなくなっている。②くぼんだ場所やあいている場所がいっぱいになる。「席が―」③足りない分が補われる。「欠員が―」④たくさんのものにおおわれて、かくれてしまう。「山全体が桜の花でー」 **うまれ**【生まれ】[図]①生まれること。「四月―」「明治―」[團]出生 ②生まれた土地。「どこの―ですか」[圏]生地[せいち]③生まれた家がら。「―がいい」[圏]出自[しゅつじ] **生まれもつかぬ** 生まれた姿とはすっかり変わった。「―姿になる」 **うまれいずるなやみ**【生れ出づる悩み】[一]九一八年。有島武郎[たけお]の短編小説。青年画家の芸術と実生活とのなやみ、さらにそれを乗りこえる情熱や喜びを語る。評論「惜しみなく愛は奪[うば]う」を具体化した作品。 <115> **うまれおちる**【生まれ落ちる】[圧□]この世に生まれでる。生まれてくる。 **うまれかわる**【生まれ変わる】[国][田]一度死んで、再びほかのものとなって、この世に生まれてくる。転生する。「こんどは男に生まれ変わりたいものだ」②性格や行動などが、別人のように変わってよくなる。「まじめな人間に生まれ変わった」▽また、ものごとが新しくなる意味にも。「国際都市に―」 **うまれつき**【生まれつき】[図][画]生まれたときからその性質や能力をもっていること。うまれながら。「運動神経のよさは―だ」「―からだがじょうぶだ」[圈]天性・生来 **うまれながら**【生まれながら】[圃]生まれたときからその状態であるようす。生まれたままで。「―の音楽家」「―にして君主の風格がある」 **うまれる**【生まれる・産まれる】[下□]●母体や卵からこの世に出る。誕生する。「東京で―」[↔]死ぬ ②新しくできる。「すばらしい作品が―」「疑問が―」 **うみ**【海】[図]①地球の表面の約七○[パーセント]をしめる、塩水をたたえた部分。「―をわたる船」「―の幸[さち]」[類]海洋[↔]陸 ▽古くは湖もふくめた。「近江[おうみ]の海(=琵琶湖)」②[「~の海」の形で]大きくいちめんに広がって見えるもの。「辺りいちめん火の―だ」「血の―」③すずりの、すった墨[すみ]をためるへこんだ部分。墨をする部分は「陸」という。 **海に千年山に千年** 「うみせんやません」 **海のものとも山のものともつかない** これからさきどうなるか予測できない。「彼の能力はまだ―」 **うみ**【×膿】[図]傷やはれものの化膿した部分から出る黄色がかった液。こわれた白血球や菌[きん]などをふくむ。▽長いあいだにたまった、とりのぞくべき害のあるものにもたとえる。 **膿を出す** 思いきって改革するために悪い点を人目にさらけだす。「腐敗[ふはい]、政治の―」 **うみおとす**【生み落とす】[国]子や卵などを体外に出す。出産する。 **うみがめ**【海×亀】[図]海にすむカメをまとめた呼び名。アオウミガメ・アカウミガメなど。 **うみさち**【海幸】[図]海でとれる獲物。海産物。魚・貝・海藻など。海の幸。[☆]山幸[やまさち] **うみせんやません**【海千山千】[四][漢]長年多くの経験を積んで、ずるがしこく知恵[ちえ]がまわること。また、わる知恵にたけた人。海に千年山に千年。▽海に千年、山に千年すんだヘビは竜[りゅう]になるという。 **うみだす**【生み出す・産み出す】[国]新しくつくりだす。「新しい理論を―」「時間を―」 **うみなり**【海鳴り】[図]海のかなたからひびく、かみなりの鳴るような低い音。台風や津波が来る前ぶれとされる。また、波が海岸にうち寄せてくだける音。 **うみねこ**【海猫】[図]カモメ科の海鳥。カモメによく似ているが、背と羽は青灰色。岩の上などに群れをつくってすむ。鳴き声がネコに似ている。 **うみのおや**【生みの親】[図]自分を生んだ親。[↔]育ての親 ▽ものごとを最初につくった人をたとえてもいう。「民主主義のー」 **生みの親より育ての親** 実の親より、苦労して育ててくれた他人の養父母のほうがありがたい。 **うみ(産み)の苦しみ** 新しく何かをつくりだしたり、やりはじめたりするときの苦労。 **うみのひ**【海の日】[図]国民の祝日の一つ。七月第三月曜日。海洋国日本の国民が、海のめぐみに感謝し、海をたいせつにする心を育てるために制定された。 **うみびらき**【海開き】[図]その年はじめて海水浴場を公開すること。多くは、七月一日。 **うみべ**【海辺】[図]海に近いところ。海のほとり。浜辺・海浜 **うみべのこうけい**【海辺の光景】[一]九五九年。安岡章太郎[しょうたろう]の小説。海辺の精神病院で、復員してきた父と息子が、狂気[きょうき]に追いつめられて死ぬ母をみとる。 **うみぼうず**【海坊主】[図]海上にあらわれるという、頭の丸い化けもの。▽船がこれに合うと不吉[ふきつ]だという。 **うみぼうず**だという。②「あおうみがめ」の別名。 **うみやま**【海山】[囝]うみと、やま。「―のシーズン」▽親や師の愛情や恩恵[おんけい]が海のように深く、山のように高いことのたとえにも。 **うむ**【有無】[図]①あることと、ないこと。あるかないか。「品物の在庫の―を確認する」②承知と不承知。「―を言わせず(=むりやりに)」 **有無相[あい]通[つう]ず** 融通しあってうまくいく。 **うむ**[日]【生む】[国]●親が子を世にあらわれさせる。②新しくつくりだす。「アイデア商品を―」 **うむ**[目]【産む】[国]子や卵を母体から外へ出す。出産する。「子を―」「卵を―」[圏]分娩[ぶんべん]する **うむ**【×倦む】[国]同じことが長く続いて、いやになる。退屈[たいくつ]する。あきてつかれる。「生活に―」 **倦まず弛まず** あきたり、なまけたりしないで、一生けんめいにするようす。「―練習しなさい」 **うむ**【熟む】[国]果実などが熟す。うれる。成熟する。「柿[かき]が―」 **うむ**【×膿む】[国]傷などがうみをもつ。化膿する。 **うめ**【梅】[図]バラ科の落葉高木。早春、白または紅のかおりのいい花が咲き、マツ・タケとともにめでたい植物とされる。実は梅ぼしや梅酒などにする。「―一輪一輪ほどの暖かさ(嵐雪[らんせつ])」 **梅にうぐいす、柳[やなぎ]につばめ** とりあわせがいいことのたとえ。 **うめあわせ**【埋め合わせ】[図][下]忍不足分や損失などを補うこと。[類]つぐない **うめきごえ**【×呻き声】[困]苦しくてうなる声。 **うめく**【×呻く】[国]苦痛のためにうなる。苦しい声を出す。「低く―声がする」 **うめくさ**【埋め草】[図]雑誌や新聞などの紙面の余白をうめる、短い記事。 **うめざきはるお**【梅崎春生】[人名]一九一五一六五年。小説家。福岡[ふくおか]県生まれ。第一次戦後派作家の一人。戦争体験をもとにした「桜島[さくらじま]」で出発し、直木賞受賞作「ボロ家[や]の春秋」や「幻化」などで生の不安や不毛をえがいた。 <116> **うめしゅ**【梅酒】[図]青ウメの実を焼酎につけこんでつくった果実酒。 **うめたてち**【埋め立て地】[図]浅い海や湖などに、土砂を運んでうめた土地。工業用地や住宅用地に利用する。 **うめたてる**【埋め立てる】[下]川や海などに土を入れて陸地にする。干拓[かんたく]する。「東京湾を―」 **うめはらりゅうざぶろう**【梅原竜三郎】[人]一八八八一一九八六年。大正・昭和期の洋画家。京都府生まれ。本名は良三郎。浅井忠やルノアールに学び、日本洋画界の中心となる。強い色彩と東洋風の華麗な画風で知られ、代表作「北京秋天」「紫禁城」「桜島[さくらじま]」。 **うめぼし**【梅干し】[図]塩づけにしたウメの実をいったん日に干してから、シソの葉を入れてつけこんだ保存食品。すっぱい。「―と友達は古いほどいい」 **うめる**【埋める】[下]□◎土や灰などの中に入れて外から見えなくする。②ものをつめこんで、くぼんだところや低いところなどをふさぐ。「穴を!!」[↔]掘る ③人やもので、すきまがないくらい、いっぱいにする。「民衆が広場を―」[類]うずめる ④たりないところや欠けているところを補う。「赤字をー」⑤温度や濃度をちょうどよくするために水を入れる。とくに、湯をぬるくする。「ふろを―」 **うもう**【羽毛】[図]鳥の、ふわふわした毛のような羽。「―ぶとん」 **うもれぎ**【埋もれ木】[図]樹木が長い年月、土の中にうまっていて炭化し、かたくなったもの。▽世間[せけん]から見すてられて、注目してもらえない状態をたとえてもいう。「―のままで人生を終わる」 **埋もれ木に花が咲く** 世間にかえりみられなかった者に幸運がおとずれるたとえ。 **うもれる**【埋もれる】[下]土などの中にうずもれる。うまったままになる。 **うやうやしい**【恭しい】[圏]相手を敬い、礼儀正しくふるまうようす。「―態度で接する」「恭しくおじぎをする」 **うやまう**【敬う】[国]相手をりっぱなものとしてたいせつに思い、だいじにあつかう。尊敬する。とうとぶ。「神仏を―」「三宝(=仏・法・僧[そう])を―」 **うやむや**【有耶無耶】[形動]あるのやら、ないのやら。ものごとがはっきりしないようす。いいかげんで、あいまいなようす。「事件が―になる」 **うゆう(烏有)に帰[き]す** 火災ですべてあとかたもなくなってしまうこと。▽「烏有」は「いずくんぞあらんや」と読み、何もないという意味。中国、「漢書[かんじょ]」から。 **うようよ**[副]「小さい生きものがたくさん集まって、動きまわっているようす。「うじ虫がーいる」[類]うじゃうじゃ▽悪人やとるにたりない者などが、勢いづいてうごめいているようすをたとえてもいう。「都会には他人のすきをうかがう人間が―している」 **うよきょくせつ**【×紆余曲折】[四][速]いろいろな事情があってすんなりいかないこと。「―を経る」▽「紆」も「余」も、道などが曲がりくねっていること。 **うよく**【右翼】[図]●飛行機の右のつばさ。②隊列などで、つばさのように横に張りだしている右側のほう。③非常に保守的な、または国粋主義的なものの考えかたをする立場。また、その人。「―団体」④野球で、本塁[ほんるい]から見て右側の外野。ライト。「―手[しゅ]」[→]左翼 **うら**【浦】[図]海が陸地にはいりこんだところ。「田子[たご]の―」[劇]入り江・湾 ②はまべ。うみべ。 **うら**【裏】[図]◎おもてや正面の反対側。「建物のーに回る」[劇]裏面・後ろ・背[↔]表[おもて]②おもてからではよくわからない、かくれた部分や事情。内部。「―には―がある」「―工作」[↔]表[おもて]③あるものごとが確かであることの証拠[しょうこ]。うらづけ。「供述の―をとる」④野球で、先攻[せんこう]のチームが守備につき、後攻のチームが打撃[だげき]をする番。「九回の―」[→]表[おもて][▼]「うら(裏)」は「うへ(表)」の対。人についていえば、内心・こころという意味。「うらやましい」「うらがなしい」などの「うら」も、心のことである。 **裏で糸を引く** かげで操[あやつ]る。 **裏を返せば** 裏面の意味をいえば。 **裏をかく** 相手の計画を見ぬき、相手が予想もしないような方法をとる。[類]出し抜く **うら**【心】[造語][「らら~」の形で]それらしい感じがするという意味をあらわす。心の中で。なんとなく。「―さびしい」「―悲しい」 **うらうち**【裏打ち】[図]「忍]⊕衣服や書画などで、布や紙の裏に別の布や紙などをはりあわせて、じょうぶにすること。②あるものごとが確実であることを、他の面から証拠[しょうこ]を立てて証明すること。「経験に―された理論」[圏]裏付け・裏書き **うらうら**[圃]日ざしが明るくやわらかで、のどかなようす。「―に照れる春日[はるひ]にひばりあがり、こころかなしもひとりし思へば(大伴家持[おおとものやかもち])」 **うらおもて**【裏表】[図]①うらと、おもて。ものごとの内側にかくれた部分と表面にあらわれた部分。「―に着る」②裏とおもてが、ひっくり返った状態。うらがえし。③人の言動の見せかけと実際とのくいちがい。かげひなた。「あの人には―がある」 **うらかいどう**【裏街道】[図]公式の本街道以外の道。間道。▽まともでない生き方・生活をたとえてもいう。「人生の一を歩く」 **うらがえし**【裏返し】[図]裏返すこと。裏とおもてをひっくりかえした状態。「シャツをーに着る」▽実際とは反対の面がおもてにあらわれることにもいう。「彼の暴言は気の小ささの―だ」 **うらがき**【裏書き】[図][四]◎手形[てがた]でや小切手などの証券の裏に、保証や確認[かくにん]のために住所や氏名などを書くこと。また、その書かれたもの。「手形の―」 <117> **うらうち**[裏打ち] ②ある事実が確実であることを別の面から証明すること。また、その証明。「犯行を―する物的証拠[ぶつてきしょうこ]はあがっていない」 **うらかぜ**[浦風] [名]海辺をふく風。 **うらかた**[裏方] [名]①芝居の舞台裏で、道具や衣装[いしょう]などを担当する人。[対]表方[おもてかた] ②おもてには出ず、かげで働いてものごとの進行を支えている人。「―にまわる」 **うらがなしい**[うら悲しい] [形]なんとなく悲しい。ものがなしい。「―笛の音」▽「うら」は、こころ。 **うらがね**[裏金] [名]取り引きで、おもて向きとは別にこっそりやりとりするかね。「―が動く」 **うらがれる**[‘末枯れる] [自下一]草木の、葉さき[はさき]や枝さき[えださき]がかれる。▽「うら」は、こずえのこと。 **うらぎる**[裏切る] [他五]❶こっそりと味方[みかた]にそむいて、敵側[てきがわ]に利益をあたえる。内通[ないつう]する。「仲間を―」 ❷期待[きたい]や約束[やくそく]と反対の結果になる。そむく。「両親の期待を―」[類]添う **うらぐち**[裏口] [名]①建物の裏側[うらがわ]にある出入り口。[類]勝手口[かってぐち]・通用口[つうようぐち][対]表口[おもてぐち] ②正しい手続きをしないで、かげでこっそりとおこなう不正なやりかた。「―入学」「―営業」[類]闇[やみ] **うらげい**[裏芸] [名]芸人が専門とする芸以外の、とっておきの芸。[対]表芸[おもてげい] **うらごえ**[裏声] [名]非常に高い音で歌うときに、特別な発声法[はっせいほう]で出す声。スイスのヨーデルなど。[類]ファルセット **うらごし**[裏漉し] [名]つぶしたイモやマメなどを、細かいあみや布を使ってこすこと。また、こすための、木のわくにあみをはった調理器[ちょうりきぐ]。 **うらさく**[裏作] [名]主となる作物を収穫[しゅうかく]したあと、翌年またはその作物をつくるまでの期間を利用して、同じ土地に別の作物をつくること。また、その作物。[対]表作[おもてさく] **うらさびしい**[うら寂しい] [形]なんとなくさびしい。ものさびしい。「―冬の海岸」▽「うら」は、こころ。 **うらじ**[裏地] [名]衣服の裏につける布。[対]表地[おもてじ] **うらじろ**[裏白] [名]①ウラジロ科のシダ植物。葉[は]の裏が白い。正月のかざりに使う。 ②紙や布の裏側が白いこと。 **うらだな**[裏’店] [名]裏通りや路地[ろじ]の奥[おく]などにある、そまつな家。 **うらづけ**[裏付け] [名]あるものごとが成り立つことを証明する別の材料。証拠[しょうこ]。「アリバイの―をとる」[類]裏打ち **うらづける**[裏付ける] [他下一]他の材料でものごとが成り立つことを証明する。証拠[しょうこ]だてる。「理論を―実験結果」 **うらて**[裏手] [名]建物や通りなどの裏の方。背後。 **うらない**[占い] [名]星の動き・夢・手相・名前・カードなどから、人の運命を予測したり、吉凶を判断したりすること。「トランプ―」「―師」 **うらなう**[占う] [他五]人の運勢や世の中の動きがどうなるかを、前兆などによって予想する。「景気の先行きを―」 **うらなり**[末生り・“末成り] [名]ウリやカボチャなどで、つるのさきのほうに実がなること。また、その実。[対]本生[もとなり]▽顔が青白く弱々しい人をいうこともある。「―びょうたん」 **ウラニウム** [名]↓「ウラン」「uranium」 **うらにほん**[裏日本] [名]本州の日本海側の古い呼び方。現在は「日本海側」という。[対]表日本[おもてにほん] **うらば**[《末葉] [名]草や木の茎[くき]やこずえの葉。↔本葉[もとば] **うらばなし**[裏話] [名]おもてには出ず、限られた人しか知らない内部の話。うちわばなし。 **うらはら**[裏腹] [形動]反対であること。ぎゃく。あべこべ。「考えていたのと―の結果になった」 **うらばんぐみ**[裏番組] [名]ある番組と同じ時間帯に放送される、他局の番組。 **うらぶれる** [自下一]おちぶれて、みすぼらしいようすになる。「うらぶれた姿は見せたくない」 **うらべかねよし**[卜部兼好] [人名]→「よしだけんこう」 **うらぼん**[×盂蘭盆] [名]七月(または八月)一五日を中心におこなう仏教の行事。祖先やなくなった人の霊[れい]を家にむかえてまつる。一三日にむかえ火、一六日に送り火をたき、墓参・灯籠流し・盆踊りなどをする。盆。[類]精霊会[しょうりょうえ]・魂祭り[たままつり]▽陰暦[いんれき]によって、八月に「月おくれの盆」をする地方もある。 **うらまち**[裏町・裏街] [名]おもて通りからはずれた、あまりにぎわっていない町。 **うらみ**[恨み] [名]つらいと感じ、にくんで忘れないこと。「―をいだく」「―つらみ」 恨み骨髄に徹っする 心の底から激しくうらむ。▽うらみが骨身に深くしみるという意味から。 恨みを買う 人からうらまれるようなことをする。うらみを受ける。 恨みを飲む うらみを外にあらわさず、がまんする。 恨みを晴らす しかえしをして、すっきりする。 **うらみ**[憾み] [名]残念な点。ものたりない感じ。「よい出来だけれど完成されていない―がある」[類]きらい **うらみごと**[恨み言] [名]うらみの気持ちをこめたことば。「―を言う」 **うらみち**[裏道] [名]本道からはずれた、目につかないところにあるせまい道。「急ぐので―を通ろう」[類]裏通り・裏街道[うらかいどう]▽正しくないやりかた、まともでない生活をたとえてもいう。「人生の―を行く」 **うらみつらみ**[恨みつらみ] [名]さまざまなうらみ。「長年の―を述べたてる」▽「つらみ」は「うらみ」と語調を合わせた語。 **うらむ**[恨む・×怨む] [他五]相手のしうちなどが不満で、機会があればしかえしをしたいという気持ちをもちつづける。根にもつ。「世の中を―」 **うらむ**[×憾む] [他五]残念に思う。惜しいと思う。「あの一言[ひとこと]がうらまれる」 <118> **うらめ**[裏目] [名]予測や期待と反対の不利な結果。「選手交替が―に出る」▽もと、さいころで、ねらった目の反対側にあたる目のこと。 **うらめしい**[恨めしい・×怨めしい] [形]相手に対するうらみをいつかは晴らしたいと、じっと忘れられないでいるようす。「だましたやつが―」 **うらもん**[裏門] [名]建物の裏側にある門。[対]表門・正門 **うらやましい**[×羨ましい] [形]うらやむ気持ちである。「お金持ちが―。いい着物が着られる」 >つかいわけ ねたましい・うらやましい= 他人がめぐまれた状態にいるのを見て、ひきずりおろしたいとにくしみをいだくのが「ねたましい」。「友人の成功がねたましい」。自分もそうなりたいとあこがれるのが「うらやましい」。「うらやましい豪華な旅」。 **うらやましがる**[×羨ましがる] [他五]言動にうらやましさがあらわれる。 **うらやむ**[×羨む] [他五]容姿・財産・地位・才能などのすぐれた人を見て、一方では自分はああはなれないと思い、一方ではそのすぐれた人にあこがれる気持ちをもつ。「ピアノのうまい友達を―」 **うららか**[麗らか] [形動]①太陽がのどかに照っているようす。「―な春の日ざし」[類]清朗[せいろう] ②心が晴ればれとして明るいようす。「―な気分で散歩する」[類]明朗[めいろう] **ウラルさんみゃく**[ウラル山脈] [名]ロシア西部を南北にのびる山脈。アジアとヨーロッパのさかいとなる。地下資源や森林資源にめぐまれる。 **うらわかい**[末若い] [形]女性が若くてういういしい。「―乙女[おとめ]」 **ウラン** [名]金属元素の一つ。天然の元素の中でもっとも重い。放射能をもち、核燃料などに使う。ウラニウム。元素記号U | Uranium **うり**[×瓜] [名]ウリ科の植物やその果実をまとめた呼び方。カボチャ・メロン・スイカ・キュウリなど。 瓜の蔓[つる]には茄子[なすび]は生[な]らぬ ふつうの親からすぐれた子供が生まれることはなく、血すじは争えない。▽「なすび」はナスのこと。 瓜二つ よく似ていること。いきうつし。「彼は弟と―だ」[類]瓜を二つに割ったよう **うりあげ**[売り上げ・売上] [名]品物を売ってえた金額。「きょうの売り上げ」「売上高[だか]」「売上品目」「売上金」 **うりいそぐ**[売り急ぐ] [他五]機会をのがすまいとして、急いで売る。[対]売り惜しむ **うりおしむ**[売り惜しむ] [他五]値上がりするのを見こして、売るのをさしひかえる。[対]売り急ぐ **うりオペレーション**[売りオペレーション] [名]中央銀行がおこなう公開市場操作の一つ。中央銀行が所有する債券[さいけん]などを市中銀行などに売りだすことにより、民間の資金を吸収して通貨量を減少させること。金融[きんゆう]をひきしめるためにおこなう。売りオペ。↔買いオペレーション **うりかい**[売り買い] [名]売ったり買ったりすること。[類]売買[ばいばい] **うりかけ**[売り掛け・売掛] [名]あとばらいする約束で、商品を売りわたすこと。また、その代金。「売り掛けで品物をわたす」「売掛金」「売掛勘定」↔買い掛け **うりきれる**[売り切れる] [自下一]全部売れてしまって、売る品物がなくなる。 **うりぐい**[売り食い] [名]収入がなく、手持ちの品物を売り、そのかねで生活すること。「―してなんとか食いつなぐ」[類]竹の子生活 **うりこ**[売り子] [名]店・駅・車内・映画館などで品物を売る仕事をする人。[類]店員・販売員 **うりことば**(売り言葉)に買い言葉 [連]相手の乱暴なことばに対し、負けずに乱暴なことばをはくこと。「―でけんかになった」 **うりこむ**[売り込む] [他五]❶この人と見こんだ相手に、うまく宣伝したりすすめたりして買わせる。 ❷相手に認めてもらうために積極的にはたらきかける。「名前を―」「新人歌手を―」 ③利益をえようとして、秘密などを知らせる。「情報を―」 **うりざねがお**[×瓜実顔・×瓜〝核顔] [名]ウリの種に似た、色白で、鼻すじがとおって中高[なかだか]の、やや細長い顔。昔の美人の一つの型。▽「さね(核)」は植物の種のこと。 **うりさばく**[売り×捌く] [他五]売れのこらないようにうまく手配して売る。「入場券を―」 **うりだす**[売り出す] [他五]❶新しく売りはじめる。発売する。「秋物[しゅうもの]の新作を―」 ②広く宣伝して、たくさん売る。 ③広く知らせて有名にする。「アイドル歌手を―」 **うりつける**[売り付ける] [他下一]むりやり買わせる。「粗悪品を―」 **うりて**[売り手] [名]品物を売る立場にある人。「―すじ」[対]買い手 **うりてしじょう**[売り手市場] [名]買い手が多く、売り手に有利な取引市場。[対]買い手市場 **うりとばす**[売り飛ばす] [他五]かけがえのないものをおしげもなく売る。また、売って遠方にやってしまう。「母の形見の品を―」 **うりね**[売値] [名]品物を売りわたすときの値段。売価[ばいか][対]買値[かいね]▽ふつう、「売り値」とは書かない。 **うりば**[売り場] [名]①商品や入場券などを売る場所。「食品―」 ②売るのにいい時機。売りに出る時。うりどき。「―をのがす」[対]買い場 **うりはらう**[売り払う] [他五]きれいさっぱり売ってしまう。「先祖伝来の土地を―」[類]売却[ばいきゃく]する **うりもの**[売り物] [名]売るための品物。商品。▽人々の関心をひくような得意わざや看板となるもの(=セールスポーント)にもいう。「温泉が―の町」 <119> 「のどをー」 **うりょう【雨量】**[図]雨の量。また、広くは雨や雪・雹[ひょう]などの量。「―計」「各地のあすの―」 **うりわたす【売り渡す】**[国]●売って先方にわたす。「人手に―」⇔買い受ける ②裏切って敵にわたす。「味方を―」 **うる【売る】**[国]①品物や権利などを代金とひきかえに相手にわたす。「アイデアを―」→買う ②名前を世間[せけん]に広める。「顔を―」③けんかなどを、こちらからしかける。おしつける。「こびを―」「恩を―」→買う ④利益を求めて、情報などを敵側にわたす。うらぎる。「国を―」 **うる【得る】**[下二][造語]①「える」の古語。「―ところが多い」①〈造語〉「〜うる」の形で』…することができる。可能性がある。「あり―」「考え―」「成功し―」▽動詞の連用形に付く。 **うるう【×閏】**[図][造語]実際の天体の動きとこよみとのあいだにできたずれを調節すること。太陽暦[たいようれき]では、地球が太陽を一周するのに三六五・二四二三日かかるため、四年に一回、二月を二十九日と一日多くしてその差を調節する。「―月」▽太陰暦[たいいんれき]では、一か月ふやして十三か月の年をつくり、調整する。「関」は誤字。「閏」は「潤」と同字と見なされて、それを「うるう」と読んだ。 **うるうどし【×閏年】**[図]太陽暦[たいようれき]で、四年に一度、二月を二十九日とする年。[動][可] **うるおい【潤い】**[図]水分をふくんで、ほどよいしめりけがあること。②落ち着いてしっとりしたおもむき。「―のある表現」「―のある生活」③物質的なゆとり。「家計の―となる」 **うるおう【潤う】**[国]◎水分をもらって生気をおびる。「雨が降って草木が―」②豊かさが広がって、豊かでなかった人にまで、少しばかりのゆとりがおよぶ。「会社ができて、町中の人々が―」「ふところが―」 **うるおす【潤す】**[国][団]いくらかの水分をあたえる。「のどを―」②いくらか豊かにする。「聞く人の心を―話」「家計を―」 **ウルグアイ**[国名]正式国名は、ウルグアイ東方共和国。南アメリカ大陸の南東部の、大西洋に面した国。スペイン・ポルトガル・ブラジルなどの国々の支配を経て、一八二八年独立。パンパと呼ばれる草原が広がり、農牧業が盛[さか]ん。面積約一八万平方[キロ]。首都モンテビデオ。主要言語スペイン語。 **うるさい【煩い・五〝月×蠅い】**[囷]①くりかえされる音がじゃまに感じられて不快だ。「車の音が―」「客席の話し声が―」[圏]やかましい・騒[さわ]がしい ②しつこくつきまとって、うっとうしい。「―はえ」「うるさく要求する」③口やかましい。その方面にくわしい。「礼儀に―」「ワインにはちょっと―」④めんどうだ。わずらわしい。「―ことはごめんだよ」 **うるさがた【うるさ型】**[図]なんにでも口やかましくもんくを言いたがる性質の人。「まわりに―が多い」[類]一言居士[こげんこじ] **うるし【漆】**[図]ウルシ科の落葉高木。秋に真っ赤に紅葉する。かぶれやすい。樹液からつくるつやのある塗料[とりょう]は、接着・防水・装飾のために木や竹の道具などにぬる。 **うるしかぶれ【漆かぶれ】**[図]ウルシにさわるか近づくかして、皮ふ炎[ひふえん]を起こすこと。うるしまけ。 **うるしぬり【漆塗り】**[図]ウルシを器物にぬること。また、その器物。 **うるち【×梗】**[図]日本で、ふだん主食にしているねばりけの少ない米。⇔もち・もち米 **ウルトラ**[造語]超[ちょう]。極端[きょくたん]な。「―ナショナリズム」「ーマリン(=群青色)」[ultra] **ウルバヌス**[人名]二世。一○四二?—九九年。ローマ教皇。教皇の権威[けんい]を高め、一○九五年クレルモン公会議で聖地回復の戦いを決議し、第一次十字軍の派遣を決定。のち、占領[せんりょう]してイエルサレム王国を建てた。[Urbanus II] **うるむ【潤む】**[国]しめりけをおびる。ぼやけてはっきりしなくなる。「目が―」「声が―」 **うるわしい【麗しい】**[圏]①整っていて美しい。「妙齢[みょうれい]の―女性」[圏]端麗[たんれい]②人間関係がうまくいって、心あたたまるようすである。「―助けあい」「―きょうだい愛」③きげんがいい。晴れやかである。「ごきげん―」 [固語]《うるはし》現代語では、「美しい」と近い意味だが、もとは、整っていてりっぱだという意味。「うるはしき友(=きちんとしたりっぱな友人)」。肉親的なあたたかみのある「うつくし」とは異なり、冷たい感じのする端正な美をあらわす。 **うれい**[日]【愁い】[図]なんとなくもの悲しく、ものうい感じ。「―をふくむ」「―にしずむ」 **うれい**[目]【憂い】[図]心配。きがかり。「後顧(=あとのこと)の―なし」 **うれえる【憂える】**[下][口]ものごとが悪い方向へ進むのではないかと心配する。心をいためる。[類]憂慮[ゆうりょ]する。「国を―」「将来を―」▽「愁[うれ]える」と書けば、悲しみなげくという意味。 **うれくち【売れ口】**[図]商品が売れていくさき。また、就職や結婚[けっこん]するさき。「―がない」「―を探す」 **うれしい【×嬉しい】**[囲]願っていること、求めていることがかない心が明るい。「優勝できて―」⇔悲しい つかいわけ」→「楽しい」を見よ。 **うれしがる【×嬉しがる】**[国]言動にうれしさをあらわす。うれしそうにする。 **うれしなき【×嬉し泣き】**[図][忍]うれしさのあまり泣くこと。「合格と聞いて―する」 **うれしなみだ【×嬉し涙】**[図]うれしさのあまり、こぼれでるなみだ。「―を流す」 **ウレタン**[図]「ウレタン樹脂[じゅし](=ポリウレタン)」の略。アルコールなどからつくる化合物。タイヤ・クッション・断熱材などに使われる。[urethane] **うれっこ【売れっ子】**[圀]役者など、その時期に世間の人々にもてはやされ、ひっぱりだこの人。「― <120> 歌手」 **うれのこる【売れ残る】**[国]売れないで残る。▽いつまでも嫁[よめ]に行かずに婚期[こんき]を失うこともいう。 **うれゆき「売れ行き】**[図]品物が売れていく速さや度合い。うれぐあい。「飛ぶような―」 **うれる【売れる】**[下][□]◎商品が買われる。②広く知られる。有名になる。「名が―」 **うれる【熟れる】**[下][□]果実が食べごろになる。熟す。「よく熟れたみかん」 **うろ【雨露】**[図]あめと、つゆ。「あめつゆ」とも。「―をしのぐだけの家(=そまつな家)」 **うろうろ**[と]あてもなく、ただあちこち歩きまわるようす。「あやしい男が―する」②困ってうろたえるようす。「道に迷って―する」 **うろおぼえ【うろ覚え】**[図]あやふやな記憶[きおく]。ぼんやり覚えていること。「―の地名」 **うろこ【×鱗】**[図]魚などのからだの表面を、重なりあっておおい、保護するうすくてかたい小片。「目からーが落ちる」 **うろこぐも【×鱗雲】**[図]巻積雲[けんせきうん]の一つ。魚のうろこのような形の雲で、秋に多い。いわし雲。さば雲。 **うろたえる**[下]とつぜんのことに、どうしたらいいか考えがまとまらない。「そんなことぐらいでーな」[関]狼狽[ろうばい]する・まごつく「「かいわけ」→「慌[あわ]てる」を見よ。 **うろつく**[国]限られた場所を目的もなく歩きまわる。うろうろする。「盛[さか]り場を―」[圏]徘徊[はいかい]する **うろぬく【疎抜く】**[国]あいだをおいてぬく。まびく。「大根を―」 **うろん【×胡乱】**[形動]あやしく疑わしいようす。「―な人物」「―な目つきをする」[類] うさんくさい **うわがき【上書き】**[図][函]郵便物や届けものの表面にあて名などを書くこと。また、その文字。「小包のー」[類]表書き **うわがけ【上掛け】**[図]ふとんなどで、いちばん上にかけるもの。②衣服の上にかけて着るもの。うわっぱり。③かけぶとんなどがよごれないようにかける布。④荷物などで、外側にかけるひもや紙。 **うわき【浮気】**[図][凸][形動]⊕気持ちが変わりやすく、興味が次々に移ること。うつりぎ。②気まぐれに妻や夫以外の異性と性的な関係をもつこと。「―の虫」▼常用漢字表付表の語。 **うわぎ【上着・上衣・表着】**[図]上半身のいちばん外側に着る服。 **うわぐすり【上薬・×釉薬】**[図]素焼[すや]きの陶磁器の表面につやを出すための、ガラス質の粉。釉薬[ゆうやく]。 **うわごと【×譫言・×囈語】**[図]①高熱にうなされているときなどに無意識に言う、わけのわからないことば。「―を口ばしる」②すじみちが通らないことば。たわごと。 **うわさ【×噂】**[図]①人の言動や事件について、かげで無責任に話すこと。「―の種になる」「人の―も七十五日」②世間[せけん]で言いふらされている話。[類]風説・世評・ゴシップ **噂をすれば影[かげ](がさす)** 人のうわさをしていると、ちょうどその人がやってくるものだ。 **うわすべり【上滑り】**[園][凸][形動]調子がよくて軽薄[けいはく]なこと。ものごとを表面的にしか見ないで、深く考えないこと。「 な行動」[圏]軽はずみ・上調子 **うわずみ【上澄み】**[函]液体で、まじっていたものが下にしずみ、上の方にできた澄んだ部分。 **うわ【上】**[造語][[「上〜」の形で]●位置がうえかおもてであることをあらわす。「―あご」「―着[ぎ]」「―包[づつ]み」②特定の物や人よりも、数量・価値・程度などが大きいことをあらわす。「―役」「―まわる」「一手[うわて]」③家の中で使う意味をあらわす。「―ばき」「―ぐつ」 **うわちょうし【上調子】**[図][形][画]落ち着きがなく、軽率な気分。うわっちょうし。 **うわつく【浮つく】**[国]気持ちや態度に落ち着きがない。調子に乗ってうきうきしている。「浮ついた気持ちでは成功しない」▽常用漢字表付表の語。 **うわっつら【上っ面】**[図]おもてから見えるところ。表面。また、本質からはなれて表面的であること。うわべ。うわつら。「―の見かた」 **うわっぱり【上っ張り】**[図]衣服をよごさないために、上にはおる仕事着。「そうじ用の―」 **うわづみ【上積み】**[圏]①積み荷の上に、さらに荷物を積みあげること。また、その積みあげた荷物。⇔下積み ②ある数量や金額の上に、さらに加えること。うわのせ。「ボーナスのー」 **うわて【上手】**[図][形][画]①〈名〉上の方。とくに、川上[かわかみ]や風上[かざかみ]をさす。⇔下手[しもて]②すもうで、相手のうでの上側からまわしをとること。「右ーをとる」「―投げ」⇔下手[したて]①〈名・形動〉才知や技量などの程度が、ある人より上なこと。「一枚―だ」「彼の―をいく」②人をおさえつけようと、威圧的な態度をとること。「―に出て意見を通す」⇔下手。「じょうず」「かみて」と読めば別の語。 **うわぬり【上塗り】**[図][山]かべ土やうるしなどをぬる工程で、下ぬりの上にする仕上げぬり。「―がはげる」「恥[はじ]のー」⇔下塗り **うわのせ【上乗せ】**[図][凶]すでに示された金額や数量に、さらにつけくわえること。 **うわのそら【上の空】**[図][形][動]他のことに気をとられ、気が散って心が集中しないこと。「何をきいても―だ」[圏]心ここにあらず **うわばき【上履き】**[図]屋内だけで使うはきもの。うわぐつ。⇔下履き **うわばみ【×蟒・×蟒蛇】**[図]大きなヘビ。おろち。大蛇[だいじゃ]。▽大酒飲みをたとえてもいう。 **うわべ【上辺】**[図]外から見えるおもて側。表面。み <121> かけ。「―をとりつくろう」[類]上っ面 ⇔中身 **うわまえ【上前】**[図]着物の前を重ねあわせたとき、おもて(=上)になるほう。⇔下前 **上前を撥[は]ねる** 相手にとりついでわたすかねの一部をかすめとる。「仲介料として労賃の―」▽「上前」は「上米[うわまい]」とも。 **うわまわる【上回る】**[国]あるものと比較して、数量や技術などが、それをこえている。「昨年を―観客」「予想を―好タイム」→下回る **うわむき【上向き】**[図]上を向いていること。「表紙を―に置く」②ものごとがいい方向に進行すること。盛[さか]んになること。「景気は―だ」「調子が―になってくる」 **うわめづかい【上目遣い】**[図]顔をそのままにして、目だけを上に向けて見ること。「―にじろっと見る」 **うわやく【上役】**[図]職場の中で自分より地位が上の人。上司 ⇔下役 **うん**[運] ・9画 全12画 運 運 運 運 ①はこぶ。ものをほかへ移す。②うごかす。はたらかせる。③うごく。めぐる。④人間の力ではどうしようもない、幸不幸[こうふこう]のめぐりあわせ。「―を天にまかせる」「―が向く」[ウン]①運送[うんそう] 運賃[うんちん] 運搬[うんぱん] 運輸[うんゆ] 海運[かいうん] はこぶ 足を運ぶ[はこぶ]②運営[うんえい] 運転[うんてん] 運筆[うんぴつ] 運用[うんよう] ③運行[うんこう] 運動[うんどう] ④運勢[うんせい] 運命[うんめい] 幸運[こううん] 不運[ふうん] 命運[めいうん] **運の尽き** 幸運から見放されてしまうこと。 「つかいわけ →「運命」を見よ。 **うん**[雲] 雨・4画 全12画 雲 雲 雲 雲 くも。また、くものようなもの。[ウン]雲海[うんかい] 雲散霧消[うんさんむしょう] 暗雲[あんうん] 星雲[せいうん] くも 雲隠れ[くもがくれ] 黒雲[くろくも] 飛行機雲[ひこうきぐも] 出雲[いずも] 雲丹[うに] 雲母[うんも] きらら 東雲[しののめ] 雲雀[ひばり] 雲脂[ふけ] 雲吞[ワンタン] **うん**[ろん] 漢字項目を見よ。 **うん**[ろん]①承知した、そのとおりだ、という返事のことば。「―、あしただね」「―、ぼくだ」▽目上の人には「はい」を使う。②軽い疑問をあらわすことば。「―、何か言った?」▼アクセントの位置は、①は「うん」、②は「うん」となる。 **うんざり**[■][「ス]同じことがくりかえされて、すっかりあきてしまい、いやになるようす。「母の小言には―する」「毎日雨で、―だ」 **うんえい【運営】**[図]集団や会合などをとりしきって、さしさわりなく進めていくこと。「議会の―」 **うんおう【×蘊奥】**[図]学問や技芸のもっとも深いところ。奥義[おうぎ]。「うんのう」とも。「学の―をきわめる」 **うんか【浮塵子】**[図]ウンカ科の昆虫[こんちゅう]。体長五[ミリ]くらい。緑色で、形はセミに似る。大量発生し、イネなどをからす害虫。 **うんか【雲×霞】**[図]くもと、かすみ。人が多く群れあつまっているようすをたとえていうことば。「―のような大軍」「―のごとくおし寄せる敵」 **うんが【運河】**[図]船の通行や給水のためにつくった人工の川。「パナマー」 **うんかい【雲海】**[図]飛行機や山の上などから見下ろしたとき、海のように広がって見える雲。 **うんき【運気】**[図]自然の現象と人間の運勢とには関係があるとして、それによって吉凶を判断すること。「―がいい」 **運気は根気** 運のよしあしは、その人の根気のあるなしによるものだ。なにごとも辛抱だ。 **うんきゅう【運休】**[図][忍]「運転休止」の略。乗り物の運転や運航を休むこと。「事故のため一時―」 **うんけい【運慶】**[名]?-一二二三年。鎌倉前期の仏師。写実的で男性的な彫刻が特色。代表作は快慶[かいけい]との共作、東大寺南大門の仁王像。 **うんこう**[日]【運行】[図]「天体や交通機関がきまった道すじを進んでいくこと。「星の―」「―表(=ダイヤ)」 **うんこう**[目]【運航】[図][ン]船や航空機が航路を進むこと。 **うんざん【運算】**[図][函]式に従って計算をして答えを出すこと。 **うんさんむしょう【雲散霧消】**[四漢]雲や霧が消えて散るように、のこらず消えさること。「長年の不満が―した」 **うんじょうびと【雲上人】**[図]ふつうの人とはちがう高貴な人。くものうえびと。▽もと、内裏[だいり]の清涼殿[せいりょうでん]、殿上[てんじょう]の間ににつとめる身分の高い人。 **うんしん【運針】**[図]裁縫[さいほう]で、針の進めかた。ぬいかた。 **うんすい【雲水】**[図]行く雲と流れる水のように、定めなく諸国を回り修行[しゅぎょう]する僧[そう]。 **うんせい【運勢】**[図]将来の運のなりゆき。運命のめぐりあわせ。「―をうらなう」[類][つかいわけ」→「運命」を見よ。 **うんそう【運送】**[図][函]旅客[りょかく]や貨物を目的地まで運ぶこと。「―業を営む」[類]輸送[ゆそう]「つかいわけ」→「運輸」を見よ。 **うんだめし【運試し】**[図]運がいいかどうかを知るために、結果がどうなるかわからないことをちょっとやってみること。「―にくじを引く」 **うんちく【×蘊蓄】**[図]研究を積みかさねて身にたくわえた、学問・技芸上の深い知識。 **蘊蓄を傾[かたむ]ける** 深い知識をそそぎこむ。 **うんちん【運賃】**[図]旅客[りょかく]や貨物を運ぶときの料金。運送料。 **うんぜい(雲泥)の差。** 大きなちがいがあること。天と地ほどのちがい。[麺]月とすっぽん・ちょうちんにつり鐘[がね] **うんてん【運転】**[図][下][位]機械や乗り物を動かし、操[あやつ]ること。「―手[しゅ]」②かねをやりくりして使うこと。「事業の―資金」[類]運用 **うんと**[圃]程度や分量のはなはだしいようす。ひじょう <122> に。たくさん。「―食べなさい」 **うんどう【運動】**[図][「四]①心身をきたえたり、楽しみのためにからだを動かすこと。スポーツ。「―不足」「野外―」②物体が時間の経過につれて位置を変えること。「周期―」⇔静止 ③目的を実現するため、人々に広くはたらきかけること。「選挙―」 **うんどういん【運動員】**[図]政党や団体で、ある目的のために活動する人。「選挙の―」 **うんどうしんけい【運動神経】**[図]筋肉[きんにく]を刺激[しげき]して、運動を起こさせる神経。また、運動する能力。「―が発達している」 **うんともすんとも**[「うんともすんとも・・・ない」の形で]こちらのはたらきかけに対し、何も応答しないようす。「あれっきり―言ってこない」 **うんぬん【×云云】**[図]〈名・スル〉あれこれ言うこと。「まわりから―することはない」①〈名〉文を途中まで引用して、そのあとを略すときに使うことば。[類]しかじか・これこれ **うんのう【×蘊奥】**[図]↓「うんおう」 **うんばん【運搬】**[図][函]人や品物を運ぶこと。「機材を現場に―する」 「つかいわけ↓「運輸」を見よ。 **うんぴつ【運筆】**[図]文字や絵などを書くときの筆の動かしかた。ふでづかい。「―の練習」[團]筆法 **うんぷてんぷ【運否天賦】**[四][圏]運があるかどうかは、天があたえることだということ。 **うんめい【運命】**[図]人間の意志ではどうしようもない、人間の生きかたやものごとのなりゆきの吉凶[きっきょう]。「悲しい―」「―のいたずら」「国の―を左右する」[類]命運 つかいわけ[運・運勢・運命・宿命] 「運」は、具体的な一つ一つの事件について、めぐりあわせがよいとか悪いとかをいう。「運悪く失敗した」。「運勢」は、うらなうもので、ある期間の幸不幸の進みぐあい。「今週の運勢」。「運命」は、人生を支配する人知[じんち]をこえた力によるなりゆき。「運命に従う」。「宿命」は、生まれる前(=前世[ぜんせ])から定められている運命。「宿命のライバル」。 **うんめいろん【運命論】**[図]あらゆることがらはあらかじめ決定されていて、人間の意志や努力をもってしては変えることはできない、という考えかた。宿命論。「一者」 **うんも【雲母】**[図]花崗岩[かこうがん]などの中にふくまれている珪酸塩[けいさんえん]鉱物。六角形の板のような結晶で、うすくはがれやすい。熱に強く、電気の絶縁[ぜつえん]材料として利用される。きらら。「うんぼ」とも。 **うんゆ【運輸】**[図]乗り物を使って、旅客[りょかく]や貨物を運ぶこと。「―行政」[圏]輸送 つかいわけ[運搬・運送・運輸] 「運搬」「運送」は、実際に、具体的にものを運ぶこと。「運送」のほうが「運搬」より大がかりである。「手荷物を運搬する」「貨車で運送する」。「運輸」は、一般的・抽象的な言いかたに使うか、造語成分として使う。「運輸機関」。 **うんゆしょう【運輸省】**[図]旧行政機関。海上保安庁や気象庁が属し、陸・海・空の交通や観光などの仕事をした。運輸大臣を長として組織された。二〇〇一年、国土交通省に再編成された。 **うんよう【運用】**[図][函]資金やきまりなど、その機能をじょうずにはたらかせて使うこと。「資金を―する」「法のー」 **うんりょう【雲量】**[図]雲が空をおおっている割合。空に雲が全くないときを○、空いちめんが雲でおおわれているときを一〇とし、○~一を「快晴」、二~八を「晴れ」、九)一〇を「くもり」とする。人の目で測る。 **え**[会/絵]↓「かい」 **え**[之][恵]「けい」 **え【会】**[周語][[「~会」の形で]仏事や祭事に関する集まり。「法―」「灌仏―」「大嘗―[だいじょうえ]」 **え【柄】**[図]手で持って使うために、道具につけた棒のような部分。とって。「―をすげかえる」 **柄の無い所に柄をすげる** むりな理屈をこねる。 **え【絵】**[図]見たものや想像したことなどを、色や形で平面上にえがいたもの。絵画。 **絵にかいた餅[もち]** 役に立たない計画。「そのプランは―でしかない」[類]画餅[がべい] **絵にかいたよう** 典型的なようす。「満塁ホームランでーな逆転勝ちだ」②風景などが美しくすばらしいようす。 **絵になる** 見るにたえる。また、しぐさや姿がその場にぴったりはまっている。「なにをやっても―選手だ」 **え【餌】**[図]鳥や動物などを育てたり、捕らえたりするための食物。えさ。「―づけに成功する」「まき―」 **え**[圏]①相手の言うことにおどろいたり、疑ったりする気持ちをあらわすことば。「―、ほんとうですか」「―、それはたいへんだ」②聞きとれなくて、問いかえすときに使うことば。「―、なんて言ったの」 **エア**[図][造語]①空気。とくに、機械や装置に使われる圧縮空気。「―をぬく」「ーブレーキ」②航空。空中。「―ターミナル」③電波放送。「オンー」[air] **エアカーテン**[医]熱やほこりをさえぎるために、建物の出入り口からふきだす空気によってつくられる幕。 <123> エアドア。[air curtain] **エアクリーナー**[図]空気中のほこりなどをとり除く装置。空気清浄器。[air cleaner] **エアコンディショナー**[図]室内の空気の温度や湿度[しつど]などを、快適な状態に保つための装置。空気調節器。空調。エアコン。[air conditioner] **エアゾール**[図]缶[かん]につめた薬剤[やくざい]を、霧[きり]状にふきださせるもの。化粧品用・殺虫剤用など。エアロゾル。[aerosol] **エアターミナル**[図]空港で、旅客が発着手続きなどをするための施設[しせつ]。空港ビル。[air terminal] **エアバス**[図]中近距離用の大型旅客機。[airbus] **エアポート**[圏]飛行機が発着するための施設[しせつ]。空港。[airport] **エアポケット**[圏]飛行中の飛行機が下降気流のために失速し、急に降下する場所。山地の上空などに発生しやすい。[air pocket] **エアメール**[図]航空郵便。[air mail] **エアライン**[図]航空機の路線。定期航空路。また、航空会社。エア。[air line] **エアロビクス**[図]酸素の消費量をふやし、心臓や肺などの機能を高める運動法。有酸素運動。エアロビクス。[aerobics] **えい**[永] 水・1画 全5画 永 永 永 永 ●時間がながい。②いつまでも。無限の。[圏]長[エイ]永続[えいぞく] 永年[えいねん] 永遠[えいえん] 永久[えいきゅう]、永劫[えいごう] 永眠[えいみん] ながい 日が永い[ながい] 永年[ながねん] 永の別れ[ながのわかれ] 永[とこし]え 永久[とわ] **えい**[泳] ・5画 全9画 泳 泳 泳 泳 およぐ。[エイ]泳法[えいほう] 遠泳[えんえい] 水泳[すいえい] 背泳[はいえい] 力泳[りきえい] およぐ 魚のように泳ぐ[およぐ] 平泳ぎ[ひらおよぎ] **えい**[英] +5画 全8画 英 英 英 英 ひいでる。すぐれる。②「英吉利[イギリス]」の略。[エイ]英才[えいさい] 英断[えいだん] 英明[えいめい] 英雄[えいゆう] 俊英[しゅんえい] ②英語[えいご]、英文[えいぶん] 日英[にちえい] 蒲公英[たんぽぽ] 英彦山[ひこさん] 英桃[ゆすらうめ] **えい**[映] 日・5画 全9画 映 映 映 映 ●光が当たって画像があらわれる。②ものの姿・形があらわれる。一◆「映じる」を見よ。[エイ]映画[えいが] 映写[えいしゃ] 映像[えいぞう] 上映[じょうえい]、放映[ほうえい] ②反映[はんえい] うつる・うつす 影[かげ]が映る[うつる]/スクリーンに映す[うつす] はえる 陽光に映える新緑 夕映え[ゆうばえ] 目映い[まばゆい] **えい**[栄](榮) 木・5画 全9画 栄 栄 栄 栄 盛[さか]んになる。②名誉。ほまれ。「受賞の―に浴する」[エイ]①栄華[えいが] 栄枯[えいこ] 共存共栄[きょうそんきょうえい] 繁栄[はんえい] ②栄冠[えいかん] 栄光[えいこう] 栄誉[えいよ] 光栄[こうえい] さかえる 港町として栄える[さかえる] はえ・はえる 栄えある勝利[しょうり] 出来栄え[できばえ]/優勝に栄える[はえる] 栄耀栄華[えいようえいが]、栄螺[さざえ] 見栄[みえ] **えい**[営](營) 口・9画 全12画 営 営 営 営 ①こしらえる。②仕事をする。③すまい。居住地。とくに、兵士のとまるところ。[エイ]①営繕[えいぜん] 設営[せつえい] 造営[ぞうえい] ②営業[えいぎょう] 営利[えいり] 運営[うんえい] 経営[けいえい] 自営[じえい] ③営舎[えいしゃ] 陣営[じんえい] 兵営[へいえい] 野営[やえい] いとなむ 書店を営む[いとなむ] 日々の営み[いとなみ] **えい**[衛](衞) 行・10画 全16画 衛 衛 衛 衛 まわりにいて害を防ぎまもる。[エイ]衛生[えいせい] 衛星[えいせい] 護衛[ごえい] 自衛[じえい] 守衛[しゅえい] 親衛[しんえい] 門衛[もんえい] 衛士[えじ] 左衛門[さえもん] **えい**[詠] 言・5画 全12画 詠 詠 詠 詠 詩歌[しいか]を、声を長くひいてうたう。②詩歌をつくる。また、詩歌。「選者の―」③深く感動して声に出す。一◆「詠じる」を見よ。[エイ]吟詠[ぎんえい] 朗詠[ろうえい] 詠歌[えいか] 詠草[えいそう] 即詠[そくえい] 題詠[だいえい] 詠嘆[えいたん] よむ 月を詠む 歌詠み[うたよみ] 詠う[うたう] 詠め[ながめ] **えい**【影】 彡・12画 全15画 影 影 影 影 光がさえぎられた暗い部分。かげ。②ひかり。あかり。③すがた。かたち。また、水面などに映しだされたものの像。[とう]影響[えいきょう]、陰影[いんえい] ②月影[つきかげ] 灯影[とうえい] ③影像[えいぞう] 遺影[いえい] 幻影[げんえい] 撮影[さつえい] 樹影[じゅえい] 投影[とうえい] かげ 影絵[かげえ] 影武者[かげむしゃ] 影人形[かげにんぎょう] 面影[おもかげ] 月影[つきかげ] 火影[ほかげ] 影向[ようごう] **えい**[鋭] 金・7画 全15画 鋭 鋭 鋭 鋭 ●さきがとがっている。②よく切れる。⇔鈍[どん] ③勢いがよく、はたらきがすぐれている。[エイ]鋭角[えいかく] 先鋭[せんえい] ②鋭利[えいり] ③鋭敏[えいびん] 気鋭[きえい] 新鋭[しんえい] 精鋭[せいえい] するどい 鋭い[するどい]刃物[はもの] <124> **えい[瑛]** 瑛 瑛 瑛 瑛 玉の澄みきった光。 エイ 玉瑛[ぎょくえい] 石瑛[せきえい] **えい[叡]** 又・14画 全16画 睿 睿 睿 叡 ●①すぐれて、かしこい。②天子に関するものごとに付ける語。 エイ 叡才[えいさい] 叡明[えいめい] ②叡覧[えいらん] 叡慮[えいりょ] **えい【栄/詠】** 图→漢字項目を見よ。 **えい** 圏①自分に気合いを入れたり、思いきってものごとをしたり、きめたりするときに使うことば。「―とばかりに打ちこむ」「―、やってみるか」 ②思いどおりにいかず、腹立たしいときなどに出ることば。「―、またまちがえた」「―、ままよ」 **えいい【営為】** 图いとなみ。しごと。行為[こうい]。 **えいい【鋭意】** 圃気力を集中して目的にとりくむようす。一生けんめいにはげむようす。「―努力する」「調査報告書は―作成中です」 **えいいんぼん【影印本】** 图古い書物を写真にとり、製版印刷した本。 **えいえい【営営】** 形動目的に向かって休むことなく働きつづけるようす。「―と仕事に努力する」 **えいえん【永遠】** 图時が限りないこと。永久。「―の真理」関とこしえ・永劫[えいごう] **えいが【映画】** 图連続して撮影[さつえい]したフィルムを編集し、スクリーンに動きのある映像として映しだして見せるもの。初期のころは活動写真といった。シネマ。「―の上映」「一館」 **えいが【栄華】** 图地位や財産をえて栄えること。「―をきわめる」「栄耀[えいよう]ジー」 **栄華の夢[えいがのゆめ]** 栄華は夢のように短くはかないものだというたとえ。 **えいかく【鋭角】** 图直角より小さい角度。「―三角形」鈍角 **えいがものがたり【栄花物語・栄華物語】** [作品名] 正編は一○三○年ころ。作者は正編(前三○巻)を赤染衛門[あかぞめえもん]の作とする説もあるが、未詳[みしょう]。藤原道長[ふじわらのみちなが]の栄華を中心に、宮廷[きゅうてい];貴族の歴史を編年体でしるした歴史物語。四○巻。 **えいかん【栄冠】** 图競技で勝った者がかぶるかんむり。かがやかしい名誉[めいよ]やほまれの意味でも使う。「優勝の―を勝ちとる」「―に輝く」 **えいごう【永劫】** 图きわめて長く果てしない年月。永遠。永久。「未来―」久遠[くおん]が▽仏教のことばで、「劫[ごう]」はきわめて長い時間の単位。 **えいごうかいき【永劫回帰】** 四議世界のあらゆるものは永遠に無意味にくりかえされているにすぎない。したがって、現在の一瞬[いっしゅん]にこそ生の充実[じゅうじつ]があるという考え。永遠回帰。▽ドイツの哲学者ニーチェの根本思想。 **えいき[英気]** 图すぐれた気質。また、何かをしようとする気力。「―を養う」 **目[鋭気]** 图強くするどい気性[きしょう]。激しい意気ごみ。「―をくじく」「―におされる」 **えいきごう【×嬰記号】** 图音楽で、半音上げることをあらわす記号。シャープ。「#」変記号 **えいきゅう【永久】** 图未来にわたって時が果てしないこと。永遠。「―不変」圏とこしえ・永劫[えいごう] **えいきゅうし【永久歯】** 图乳歯[にゅうし]のあとに生える歯。生えかわらない歯。全部で三二本ある。 **えいきゅうとうど【永久凍土】** 图年間を通じて凍結しているが、夏期に表面の氷だけが解ける土。寒帯の地域に見られる。凍土の厚さは数十[すうじゅう]から三○○[さんびゃく]に達する。 **えいきょう【影響】** 图「とある力が他のものにはたらきかけて、変化や反応を起こさせること。「西洋文化の―を受ける」 **えいぎょう【営業】** 图乏利益をえる目的で商店や会社などが仕事をすること。「―活動」 **えいけつ【英傑】** 图非常にすぐれた大人物。英雄 **えいけつ【永訣】** 图と永久の別れ。とくに、死別をいう。ながのわかれ。 **えいご【英語】** 图イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなどで話されていることば。アメリカ英語を、とくに「米語[べいご]」という。 **えいこう【栄光】** 图かがやかしさ。「勝利の―にかがやく」厦栄誉 **えいこう【×曳航】** 图忍船が別の船をひいて航行すること。 **えいこく【英国】** 图イギリス。▽「英」は、イギリスの当て字「英吉利」の略。 **えいこせいすい【栄枯盛衰】** 國盛んになったり、おとろえたりすること。「―は世のならい(=あたりまえのこと)」興亡▽草木がしげったり、かれたりするようすから。 **えいさい【英才・×穎才】** 图すぐれた才能。また、その持ち主。秀才。「―教育」圈俊才[しゅんさい] **えいさい【栄西】** 一一四一-一二一五年。鎌倉[かまくら]初期の禅僧[ぜんそう]。臨済説宗の祖。鎌倉に寿福寺、京都に建仁[けんにん]寺を創建。また、宋[そう]から茶を移入した。「ようさい」とも。 **えいし【英姿】** 图堂々としたりっぱな姿。「馬上の―をあおぐ」圏雄姿, **えいじ【英字】** 图英語を書きあらわす文字。また、英語。「―新聞」 **えいじ【×嬰児】** 困生まれたばかりの赤んぼう。ちのみご。「みどりご」とも。 **えいじはっぽう【永字八法】** 图「永」の一字にふくまれる、毛筆で漢字を書くさいの八種類の基本的な筆の運びかた。中国漢代の蔡邕[さいよう]が考えたといわれる。履永字八画 **えいしゃ【映写】** 图「ル映画やスライドなどをスクリーンに映しだすこと。「一機」 <125> **えいじゅう【永住】** 图函移った土地に死ぬまで住むこと。「―の地」「外国に―する」 **えいしょう【詠唱】** 图―スとオペラなどで、中心となる独唱曲。アリア。また、節[ふし]をつけて歌うこと。「賛美歌を―する」 **えいじる【映じる】** 圧①ものの光や影[かげ]が他のものの表面にうつる。「湖面に―山の姿」 ②光に照らされてかがやく。はえる。「夕日に映じて、紅葉がいちだんとあざやかだ」 **えいじる【詠じる】** 圧□詩歌[しいか]を声に出して歌う。また、詩歌をつくる。 **えいしん【栄進】** 图下と上の地位や階級に進むこと。類栄達 **えいしん【詠進】** 图]詩歌を詠[よ]んで、宮中や神社にたてまつること。「―歌」 **エイズ[AIDS]** 圀後天性免疫[めんえき]不全症候群。性交や輸血、血液製剤[けつえきせいざい]の注射などで、HIVによって感染する四類感染症。からだの免疫のしくみがこわされるため、リンパ球が破壊され、腫瘍や肺炎[はいえん]などが治りにくくなる。死亡率が高い。▽acquired immune deficiency syndrome の略語。 **えいずる【映ずる/詠ずる】** 田変→「えいじる」 **えいせい【衛生】** 图清潔にして健康を守り、病気を予防すること。「―的な設備を整える」「公衆―」 **えいせい【衛星】** 图⊕惑星[わくせい]のまわりを回る、小さな天体。「月は地球の―」 ②「人工衛星」の略。「通信―」「―中継」 ③中心となるもののまわりにあって、その影響[えいきょう]を受けているもの。「―都市」 **えいせいこく【衛星国】** 图強力な大国の近くにあって、政治や経済の上で、その支配や影響[えいきょう]を受ける小国。 **えいせいちゅうりつこく【永世中立国】** 图永久に国際間の中立の立場を守り、国際法上戦争に関係しない義務を負う代わりに、独立と領土の安全を他の諸国によって保障されている国。スイス・オーストリア。 **えいせいつうしん【衛星通信】** 图人工衛星によって地上からのテレビなどの電波を中継させておこなう通信。 **えいせいてき【衛生的】** 形動清潔で、衛生にかなっているようす。 **えいせいとし【衛星都市】** 图大都市周辺にあって、大都市と密接に関連を保ちながら発達してきた中小都市。 **えいぜん【営繕】** 图函公共の建物を新築したり、修理したりすること。「―課」▽「営」は営造、「繕 」は修繕のこと。 **えいそう【営巣】** 图函動物、とくに鳥が自分の巣をつくること。 **えいぞう** 日【映像】图①テレビや映画などに映しだされた、ものの形。「一多重放送」 ②頭の中にえがきだされるものの姿。イメージ。 **目【影像】** 图絵画・彫刻・写真などにあらわされた神仏などの姿。えすがた。肖像[しょうぞう]。「亡父の―」 **えいぞく【永続】** 图函ある状態が長いあいだ続くこと。ながつづき。「―性」類持続 **えいぞん【叡尊】** 入名一二〇一九○年。鎌倉[かまくら]中期の僧[そう]。密教を学んだのち、奈良西大寺で戒律[かいりつ]の復興と民衆の教化に努めた。蒙古襲来[もうこしゅうらい]の際、石清水八幡宮[いわしみずはちまんぐう]に祈願して、神風を起こしたといわれる。思円[しえん]。興正菩薩[こうしょうぼさつ]。 **えいたい【永代】** 图永久。「寺に―供養料を納める」圏とこしえ・永世▽仏教用語。 **えいたつ【栄達】** 图「スと高い地位にのぼること。立身出世。圏栄進 **えいたん【詠嘆・詠歎】** 日图圮深く感動すること。また、感動を声やことばにあらわすこと。類感嘆 **目文法** 深い感動をあらわす語法。口語では助詞「な」「か」など、文語では助詞「や」「か」「かな」「かも」、助動詞「けり」などであらわす。「大きいな」「こころぼそくもおもほゆるかな」▽「けり」は、今はじめて気がついたというおどろきをこめた詠嘆。「花咲ききにけり(=気がつくと花が咲いていたのだなあ)」 **えいだん【英断】** 图思いきってきっぱりきめること。また、すぐれた決断。「―をくだす」「大―」「週勇斷 **えいだん【営団】** 图「経営財団」の略。第二次世界大戦中に設立された公共事業をおこなう法人。ほとんど廃止は、されたが、「営団地下鉄」のみが残る。 **えいち【英知・×叡智】** 图ものごとの本質を見とおす、深くすぐれた知性。「―を集める」 **エイチアイブイ[HIV]** 图ヒト免疫[めんえき]不全ウイルス。エイズの原因とされる。感染しても必ず症状[しょうじょう]があらわれるとは限らない。▽human immunodeficiency virus の略語。 **えいてん【栄典】** 国世の中のためになるはたらきに対して、名誉、のしるしに天皇からあたえられる勲章[くんしょう]や褒賞[ほうしょう]。「―制度」 **えいてん【栄典】** ⑧めでたい儀式[ぎしき]。「国家の―に参列する」 **えいてん【栄転】** ⑧「いままでよりも高い地位に転任すること。類昇進[しょうしん]↔左遷 **エイト** 图八人の漕手[そうしゅ](=こぎて)と一人の舵手[だしゅ](=かじとり)で競漕[きょうそう]するボートレース。一 eight **エイドス** 图あるものの形態や構造など、そのものをそのものたらしめる本質のこと。形相[けいそう]。▽古代ギリシャの哲学者プラトンやアリストテレスの用語。エイドスは、素材すなわちヒュレーを規定するものだとされる。eidos **えいねん【永年】** 图長い年月。「―勤続者」 **えいのう【営農】** 图「スと農業を営むこと。 **えいびん【鋭敏】** 形画●頭の回転がはやく、かしこいようす。「―な頭脳」團銳利[えいり] ②ものごとに反応する感覚がするどいようす。「―な神経」敏感 **えいぶん【英文】** 图①英語で書いた文章。 ②「英文学」「英文学科」の略。「―出身」 **えいへい【衛兵】** 图警備や監視などをする兵士。衛卒 **えいへいじ【永平寺】** 图福井県吉田郡永平寺町にある寺。一二四四年に道元が開いた曹洞宗の大本山[だいほんざん]。山号は吉祥[きちじょう]山。 <126> **えいべつ【永別】** 图下永久の別れ。多く、死に別れること。類永訣 **エイペック[APEC]** 图アジア太平洋経済協力閣僚[かくりょう]会議。アジアや太平洋域の国や地域が経済協力のためにおこなう経済および外務担当閣僚の会議。一九八九年以降、毎年開かれる。▽Asia-Pacific Economic Cooperation Conference の略語。 **えいほう【泳法】** 图泳ぎかた。泳ぎの型。 **えいほう【鋭×鋒】** 图●攻撃[こうげき]のときの、するどいほこさき。 ②文章やことばで、するどく人をせめたてる勢い。「―をかわす」 **えいまい【英×邁】** 形動才知が人並み以上にすぐれているようす。英明。 **えいみん【永眠】** 图函人が死ぬこと。永遠のねむりにつくこと。「父は昨日[さくじつ]―いたしました」圏逝去[せいきょ]・永逝 **えいめい【英明】** 形動才能や知恵[ちえ]がすぐれていて、判断が的確なようす。「―な君主」圏英邁▽君主としての力量について使うことが多い。 **えいやく【英訳】** 图「とある言語を英語に訳すとと。また、英語に訳されたもの。「和文―」 **えいゆう【英雄】** 图才能や武勇にすぐれた人。ヒーロー。「―崇拝[すうはい]」 **英雄色を好む[えいゆういろをこのむ]** 英雄と呼ばれる人は、何に対しても意欲が盛[さか]んなので、女性も好む傾向[けいこう]がある。 **えいよ【栄誉】** 图すぐれたものと認められ、ほめたたえられること。「―に浴する」圏ほまれ・栄光 **えいよう【栄養】** 图生物が生命を保ったり、成長したりするのに必要な成分。「―をとる」関滋養[じよう] **えいよう【栄耀】** 图高い地位を得て、したいだけぜいたくをして暮らすこと。「―栄華」▽古くは「えよう」とも。 **えいようか【栄養価】** 图その食品がふくむ栄養分が、いかにからだに役立つかを質や量で示すもの。「―が高い」 **えいようし【栄養士】** 图資格をとって、食生活に関する指導をする人。 **えいようしっちょう【栄養失調】** 图栄養分が不足したり、バランスがとれなくなったりして、体調が悪くなること。 悪くなる **えいようそ【栄養素】** 图生物が生活し、成長していくために必要な物質。たんぱく質・脂肪・炭水化物のほか、ビタミンや無機塩類など。 **えいらくてい【永楽帝】** 一三六〇一四二四年。中国、明朝[みんちょう]第三代皇帝。成祖。太祖洪武[こうぶ]帝の子。名は朱棣。靖難[せいなん]の変を起こし、南京[ナンキン]を占領[せんりょう]、建文帝をたおして即位。皇帝の権力を強化し、北京[ペキン]を首都とする。モンゴルやベトナムなどに遠征をくりかえした。 **えいり【営利】** 图経済的な利益をえるために活動すること。「―事業」「非—団体」 **えいり【鋭利】** 图①形動刃物[はもの]などが、切れ味がいいようす。「―なナイフ」 ②頭のはたらきがはやく、かしこいようす。「―な頭脳」圏鋭敏園するどい **えいりん【映倫】** 園「映画倫理規定管理委員会」の略。映画の表現の道徳面での審査や規制をする民間の団体。▽審査にパスしたものには映倫マークをあたえる。 **えいりんしょ【営林署】** 图国有林の造林や管理などをする役所。 **えいれい【英霊】** 图死者の霊、とくに戦死者の霊を敬った言い方。「靖国[やすくに]の―」圏英魂[えいこん] **えいわ【英和】** 图①英語と日本語。「―対訳」 ②「英和辞典」の略。◆和英 **エウリピデス** [名前]前四八五?1前四○六?年。古代ギリシャの詩人。アイスキュロス・ソフォクレスとともに、三大悲劇詩人の一人。神話を題材にしながらも現実の人間心理をえがいた。代表作「メディア」「エレクトラ」など。| Euripidēs **ええ** 圏承知した、そのとおりだ、という返事のことば。「―、そうです」「―、わかりました」▽改まった言い方としては「はい」を使う。 ②話のはじめに発したり、また途中[とちゅう]でことばがすぐ出なかったり、ためらったりするときのことば。「―、何でしたか」 ③おどろきや疑いの気持ちをあらわすことば。「―、まさか」アクセントの位置は、①は「ええ」、③は「ええ」となる。②は高さが同じ。 **エーアイ[AI]** 图人工知能。▽ artificial intelligence の略語。 **エーエーかいぎ【AA会議】** 图↓「アジア・アフリカかいぎ」 **エーエーグループ【AAグループ】** 圀国連に加盟する国のうち、アジア・アフリカグループ。▽Afro-Asian group の略語。 **エーエフピー[AFP]** 图フランスの通信社。一九四四年設立、本社はパリ。▽Agence France Presse の略語。 **エーエム[AM]** 图信号波で、搬送波の振幅[しんぷく]を変える放送方式。中波や短波のラジオなどに使われる。振幅変調。⇔FM ▷amplitude modulation の略語。 **エーエム[A.M., a.m.]** 图午前。⇔ P.M. ▷ante meridiem[アンテメリディエム]の略語。 **エーカー** 图造語ヤード・ポンド法で、面積の単位。約四○四七平方メートル。-acre **エーきゅうせんばん【A級戦犯】** 图第二次世界大戦後、連合国により侵略戦争を計画・実行したとして、ニュルンベルク裁判および極東国際軍事裁判(=東京裁判)で裁かれた、日本とドイツ側の重要戦争犯罪人。日本では東条英機[とうじょうひでき]ら二八名。 **エークラス【Aクラス】** 图A級。第一級。最高級。「―入りする」「A class **エーゲぶんめい【エーゲ文明】** 图紀元前二〇世紀から前一二世紀ころ、エーゲ海で栄えた青銅器文明。前期をクレタ文明、後期をミケーネ文明と呼ぶ。宮殿[きゅうでん]や壁画[へきが]などが発掘されている。 <127> ドルー」「アトミックー」「age **エージ**[名][年齡。世代。時代。エイジ。「ミドルー」 **エージェンシー**[名]代理店。代理業。「ニュースー(=通信社)」[agency] **エージェント**[名]旅行・広告・芸能関係などの事業の代理人。代理業者。仲介業者。また、秘密捜査員。エイジェント。「―に依頼する」[agent] **ええじゃないか**[名]一八六七年、東海地方から各地に広がった民衆乱舞。伊勢神宮のお札[ふだ]が空から降ったのをきっかけに、人々は「ええじゃないか」と歌いおどりながらめぐりあるき、世直しの要求をあらわしたといわれる。 **エース**[名]①トランプの一[いち]。切り札[ふだ]。記号はA。②第一人者。いちばんよくできる人。とくに、野球の主戦投手。③テニスやバレーボールで、サービスで点をとること。また、その打球。[ace] **エーディー**[A.D.][名]「西暦紀元」を示す記号。B.C.。[Anno Domini]の略語。 **エーティーエス**[ATS][名]自動列車停止装置。事故を防ぐため、運転を誤った時などに自動的に列車を止める装置。[automatic train stop]の略語。 **エーティーシー**[ATC][名]自動列車制御装置。危険がせまると、運転士が操作しなくても自動的に列車を徐行・停止させる装置。[automatic train control]の略語。 **エーテル**[名]①二つの炭水素基が、一つの酸素原子によって結合された構造をもつ有機化合物。とくに、エチルエーテルをさす。揮発しやすく麻酔性のある液体。②もと、光や電磁波を伝えると考えられていた物質。[ether] **エーデルワイス**[名]キク科の多年草。アルプスなどの高山に多く、夏、白い小花をつける。西洋ウスユキソウ。[Edelweiss] **エード**[造語]くだもののジュースに味つけしたもの。「オレンジー」「-ade」 **エーばん**[A判][名]ジス規格による紙の仕上がり寸法の一つ。基本となるA0判は八四一×一一八九ミリで、その半切ごとにA1・A2…となる。文庫本はA6判。ほかにB判がある。[『一二三、表「判型」] **エーピー**[AP][名]アメリカ連合通信社。一九四八年設立、UPIと並んで世界最大の通信網をもつ。[Associated Press]の略語。 **エービーシー**[ABC][名]①英語のアルファベットの最初の三文字。また、二六文字全体をあらわす。②ものごとの初歩。「セールスの―」[類]いろは **エーブイ**[AV][名]映像と音響。視聴覚。「―機器」[audio-visual]の略語。 **エープリルフール**[名]四月一日には軽いうそをついたり、人をだましてもいいという西洋の風習。四月ばか。[April fool] **エール**[名]スポーツ競技などで、声をそろえてする応援。「―を交換する」[yell] **えがお**[笑顔][名]にっこりと笑った顔。「客を―で出むかえる」[常用漢字表付表の語。] **えかき**[絵描き][名]職業として絵をかく人。画家。 **えがく**[描く・画く][動]①ものの形や状態を絵や図、また文章などにあらわす。「風景を―」「当時の社会を描いた小説」②心に思いうかべる。「まぶたに―」 **えがたい**[得難い][形]手に入れにくい。「―経験をする」「―人物」[類]貴重 **エカチェリーナ二世**[人名]一七二九~九六年。ロシアの女帝。夫ピョートル三世を廃[はい]し、皇帝となる。啓蒙[けいもう]専制君主として、好んでフランス文化をとりいれ、のちに農奴制を強化し、領土拡張に努めた。カザリン。キャサリン。エカテリーナ。[Ekaterina II] **えがら**[絵柄][名]絵模様。図案。構図。[図柄][がら] **えがらっぽい**[形]↓「いがらっぽい」 **えき**[易] [日][エキ]①とりかえる。②かわる。かえる。③占い。うらないの一つ。古代中国の「易経[えききょう]」の考えかたにより、吉凶[きっきょう]をうらなう方法。「―をたてる」 [日][イ]たやすい。[↔]難 [エキ]交易 貿易 易姓革命 改易 不易 変易[↔]不易 [イ]安易 簡易 難易[↔]容易 平易 **えき**[益] [エキ]①ふえる。また、もうけ。「多大なーを上げる」[↔]損②役に立つ。また、役に立つこと。「なんの―にもならない」[↔]害 [→]「益する」を見よ。 [エキ]実益 収益 純益 増益 利益 [ヤク]益虫[↔]害虫 益鳥[↔]害鳥 無益[↔]有益 [ヤク]益体 御利益[ごりやく] **えき**[液] [エキ]水のように、きまった形のない流動体。しる。「―をしぼる」 [エキ]液化 液汁 液体 血液 樹液 **えき**[駅][驛] [エキ]①列車や電車の発着するところ。停車場[ていしゃば]。②昔、旅人がとまったり、ウマを休ませたりした街道の要所。宿場[しゅくば]。③次から次へと送りとどける。 [エキ]①駅員 駅弁 駅前 始発駅 ②駅馬宿[うまやど] ③駅伝 **えき**[疫] [エキ]疫病。はやりやまい。 [エキ]防疫 検疫 免疫 <128> **えき[亦]** ・4画 全6画 亦 亦 亦 亦 ①……もまた。……もやはり。②おおいに。ほんとうに。 朋有り遠方より来たる、亦楽しからずや[ともありえんぽうよりきたるまたたのしからずや] **えき[役]** →「やく」 **えき【役】** 图戦争。古い言い方。「西南の―」▽もとは、人々を強制的におおやけの労働に使うことをいった。 **えき【易/益/液/駅】** 图↓漢字項目を見よ。 **えきいん【駅員】** 图鉄道の駅で仕事をする人。 **えきか【液化】** 園「函気体や固体が、冷却[れいきゃく]、または圧縮されて液体に変わること。また、液体に変えること。「―天然ガス」 **えきか【×腋窩】** 图わきの下のくぼんだところ。 **えきがく【易学】** 图易を研究する学問。 **えきかてんねんガス【液化天然ガス】** 图↓「エルエヌジー」 **えきぎゅう【役牛】** 图農耕や運搬などの力仕事に使うウシ。 **えききょう【易経】** 图五経の一つ。中国、周代の経書[けいしょ]。自然・人事・物象を陰陽[いんよう]二つの原理で説明する。「周易」とも。 **えきざい【液剤】** 图液状の薬。 **エキサイト** 「スと興奮[こうふん]すること。「観衆が―する」「excite **エキシビション** 图①公開すること。とくに、展示会。展覧会。 ②技術やルールなどを紹介するためにおこなう公開競技。模範[もはん]競技。エキシビションゲーム。「「エキジビション」とも。「exhibition **えきしゃ【易者】** 图易を立てて運勢や人相[にんそう]・手相[てそう]などをうらなうことを職業とする人。圏八卦見[はっけみ] **えきしょう【液晶】** 图電圧や温度の変化によって分子の配列を変え、色調[しきちょう]を変化させるもの。コンピュータ画面などに使う。「液状結晶」の略。 **エキス** 图①薬や食物の有効成分をとり出して、濃縮[のうしゅく]したもの。精。「にんにくの―」 ②ものごとのもっともたいせつな部分。圏精髄[せいずい]・本質・エッセンス extract から。 **エキストラ** 图①映画などで臨時にやとわれる端役[はやく]の出演者。「―のアルバイをする」 ②規定外のもの。臨時のもの。番外。一extra **エキスパート** 图その道の達人。専門家。くろうと。ベテラン - expert類 **エキスパンダー** 图筋肉をきたえる運動具の一つ。ゴムやスプリングなどでできたものを、手や足を使ってひっぱる。一expander **えきする【益する】** 囲変利益をあたえる。ためになる。「国民に―ところが大きい」 **えきせいかくめい【易姓革命】** 四国古代中国の政治思想。天命により、徳のある者が徳のない者をたおし、新しい王朝を開くこと。▽「天子の姓[せい]を易[か]え、天命を革[あらた]にす(=君主の姓が変わるのは天帝の命令が改まるからだ)」という意味。 **エキセントリック** 形動ふつうの人とはひどく変わっているようす。風変わりな。一eccentric **エキゾチシズム** 图異国情緒[いこくじょうちょ],。異国趣味[いこくしゅみ]。エキゾチズム。-exoticism **エキゾチック** 形動異国情緒[いこくじょうちょ],のあるようす。異国風。「どことなく―な容貌」「exotic **えきたい【液体】** 图物質三態の一つ。体積はきまっているが、形は自由に変わり、熱すると気体に、冷やすと固体に変わるもの。▽たとえば、水は液体なので、入れものによってさまざまな形になり、温度によって水蒸気や氷に変化する。 **えきたいさんそ【液体酸素】** 图圧力を加えて液状にした酸素。溶接や酸素吸入などに使う。 **えきちく【役畜】** 图農耕や運搬[うんぱん]などに使う家畜。 **えきちゅう【益虫】** 图人間生活に役立ったり、利益をもたらしたりするとされる昆虫[こんちゅう]。絹をとるカイコや、はちみつをとるミツバチなど。↔害虫 **えきちょう【益鳥】** 图作物を食いあらす害虫を食べ、人間生活に役立つ鳥。ツバメ・ヒバリなど。↔害鳥 **えきちょう【駅長】** 園駅で仕事をする人の中で、役のいちばん上の人。 **えきでん【駅伝】** 图①「駅伝競走」の略。道路でおこなわれる、長距離のリレー競走。「正月恒例の箱根―」▽肯、宿駅[しゅくえき]から次の宿駅へ人やものを送ったことから。 **えきとう【駅頭】** 国駅付近。また、駅前。「―で募金運動をする」 **えきどめ【駅留め・駅止め】** 图鉄道輸送で荷物を送るとき、受取人があてさきの最寄り駅まで受けとりに行く方法。直接受取人への配達はされない。 **えきびょう【疫病】** 图悪性の伝染病。はやりやまい。「―が流行する」▽「疫病神」は「やくびょうがみ」と読む。 **えきビル【駅ビル】** 图乗り物の駅としての機能と、商店・食堂などの機能とをかねそなえたビル。 **えきべん【駅弁】** 图駅の売店・ブラットホーム・列車の中で売っている弁当。 **えきり【疫痢】** 图四類感染症の一つ。子供がかかる急性の中毒性感染症。おもに、赤痢菌によって高熱や下痢が起きる。 **エクアドル** 正式国名は、エクアドル共和国。南アメリカ大陸北西部の、太平洋に面した国。おもな産物は、石油・コーヒー・バナナ・カカオ。面積約二八万平方[キロ]。首都キ卜。主要言語スペイン語。 **えぐい【×蔹い】** 囲のどを刺激するような味がする。「のどがー」「なまのたけのこは―」圏いがらっぽい **エクスクラメーションマーク** 图感嘆符[かんたんふ]。エキスクラメーションマーク。「!」「 exclamation mark **エクスタシー** 图快感が最高潮に達して、われを忘れた状態になること。忘我[ぼうが]。恍惚[こうこつ]。一ecstasy <129> **エグゼクティブ** 图重役。管理職。エクゼクティブ。executive **えくぼ【笑×窪・×靨】** 图笑ったとき、ほおにできるかわいい小さなくぼみ。「あばたも―」 **えぐる【×抉る・×刳る】** 国①刃物などをつき入れてくりぬく。また、ひどい苦しみをあたえる。「わきばらを―」「胸を―ような悲しみ」▽ものの核心[かくしん]をつき、かくれた事実などをつかみとる意味でも使う。「社会の暗黒面をするどく―」 **エクレア** 图チョコレートを上にぬった細長いシュークリーム。エクレール。一éclair **えげつない** 圏やりかたや言いかたがむきだしで無遠慮[ぶえんりょ]だ。「商売のしかたが―」▽もと、関西[かんさい]方言。 **エゴ** 图①自我[じが]。自己。一ego ②「エゴイズム」の略。「地域―」 **エゴイスティック** 形動自分勝手なようす。利己的。エゴイスチック。「―なふるまい」「egoistic **エゴイスト** 图自分の利益だけを考える人。また、自分勝手[じぶんかって]で、うぬぼれの強い人。利己主義者。| egoist **エゴイズム** 图自分の利益などを第一とする考えかた。利己主義。一 egoism **えこう【回向・×廻向】** 图「凶死者のために経[きょう]を読み、冥福[めいふく]をいのること。圏供養・法要 **エコー** 图①こだま。やまびこ。 ②音響[おんきょう]装置によってつくられた反響や残響。「―をかける」「echo **えごころ【絵心】** 图絵をかいたり、鑑賞[かんしょう]したりする能力。「―をそそる」 **えこじ【依怙地】** 图形動↓「いこじ」 **えことば【絵詞】** 图絵巻物を説明した文章。また、説明文(=詞書[ことばがき])のついている絵巻物。「伴大納言[ばんだいなごん]―」 **エコノミー** 图①経済。また、費用がかかりすぎないこと。経済的。節約。「ークラス」「economy **エコノミスト** 图経済の専門家。経済学者。また、節約家。| economist **エコノミックアニマル** 圏経済上の利益だけを追求する動物。▽国際社会における日本人に対する非難をこめたことば。一economic animal **えこひいき【依×怙贔屓】** 四漢自分の気に入っている人だけに、とくによくすること。 **エコロジー** 图生物と、それをとりまく生活環境[かんきょう]との関係をあつかう学問。生態学。「ecology **えさ【×餌】** 图動物を育てたり、とらえたりするための食物。圏飼料▽人を集めたり、誘惑したりするためにさし出す金品や、さそいの手段という意味でも使う。「大臣のいすを―に自派にひき入れる」 **えし【絵師】** 图「絵かき」の古い言い方。 **えし【『壊死】** 图乏生体の組織の一部が力を失って、そのはたらきが止まること。 **えじ【衛士】** 图律令制で衛門[えもん]府や士府に配属された兵士。諸国の軍団から交替りで上京し、宮中の警護にあたった。任期は一年。 **えじき【×餌食】** 图⊕鳥やけもののえさとして食われる生きもの。 ②他人の思いのままに利用される人。「悪者の―となる」類食い物 **エジソン** [名]一八四七—一九三一年。アメリカの発明家。電信機・電話機・蓄音[ちくおん]機・白熱電球などを次々と発明し、発明王と呼ばれた。- Thomas Alva Edison **エジプト** [国名]正式国名は、エジプト・アラブ共和国。アフリカ大陸北東部、ナイル川下流域にあり、地中海と紅海とに面した国。古代文明の起こった地。人口の大部分は、農業の発達したナイル川の三角州[さんかくす]に集中。アスワンハイダム・スエズ運河は有名。面積約一○○万平方[キロ]。首都カイロ。主要言語アラビア語。▽「埃及」と当てる。 **エジプトはナイルの賜物[たまもの]** エジプト文明は、ナイル川のめぐみで栄えたということ。ナイル川は毎年夏にあふれ、そのあとに肥えた土を残して流域の農業を発展させた。 **エジプトぶんめい【エジプト文明】** 图北アフリカのナイル川流域で、メソポタミア文明の影響を受けて発達した文明。紀元前三○○○年ころには統一国家が成立、宮殿やピラミッドを築いた。太陽暦[たいようれき]を使い、象形[しょうけい]文字を発明してパピルスに記録を残している。 **えじまきせき【江島其磧】** 人阁一「六六六一一七三五年。江戸中期の浮世草子[うきよぞうし]作者。井原西鶴[いはらさいかく]の影響を受け、八文字屋自笑[はちもんじやじしょう]と協力して、「傾城色三味線[けいせいいろじゃみせん]」などを出版。ほかに「世間子息気質[せけんむすこかたぎ]」など、気質物[かたぎもの]という新分野を開いた。 **えしゃく【会釈】** 图函①ちょっと頭を下げて礼をすること。一礼。「―を交わす」 ②人の気持ちを思いやること。「遠慮に―もなく」 **えしゃじょうり【会者定離】** 四漢出会った者はいつかは必ず別れる運命にあること。この世の変わりやすくはかないたとえ。▽もと、仏教のことば。「会者常離」は誤り。 **えしんそうず【恵心僧都】** 道→「げんしん」 **えず【絵図】** 图●絵。絵画。 ②土地・家屋・庭園などの平面図。 **エスエスティー[SST]** 图超音速[ちょうおんそく]旅客機。音速以上の速さで飛ぶジェット輸送機。▽super-sonic transportの略語。 **エスエフ[SF]** 图科学技術の知識をもとに、未来や宇宙を舞台[ぶたい]としてつくられた空想物語。空想科学小説。「―映画」▽ science fictionの略語。 **エスエル[SL]** 图蒸気機関車。▽ steam locomotive の略語。 **エスオーエス[SOS]** 图船や飛行機が遭難したときに、救助を求めるための国際的な無線信号。「―を発信したままゆくえ不明となる」 ②助けを求めること。危険信号。▼文字そのものに意味はない。 **えすがた【絵姿】** 图絵にかいた人の姿。肖像[しょうぞう]。 **エスカルゴ** フランス料理で使われる大きなカタツムリ。| escargot <130> **エスカレーション**[図]しだいに拡大すること。激しくなること。段階的拡大。「反政府運動の地方への―」デスカレーション [escalation] **エスカレーター**[図]ビルや駅などに設けられた、人や荷物を自動的に運ぶ階段状の装置。自動階段。▽自動的に進学できるしくみなどをたとえることもある。「―式に大学まで進む」[escalator] **エスカレート**[圏]「とものごとの程度や大きさがしだいに大きくなっていくこと。段階的拡大。「抗議[こうぎ]行動が―する」[escalate] **エスキモー**アラスカやグリーンランド、シベリア東北端[とうほくたん]などに住むモンゴル系の民族。▽現在、公式名称は、イヌイット。[Eskimo] **エスケープ**[図][函]にげること。脱出[だっしゅつ]。とくに、授業をぬけだしてさぼること。②コンピュータで、コマンドメニューを呼びだすキー。エスケープキー。[escape] **エスコート**[「スル]つきそい。とくに、男性が女性につきそうこと。[escort] **エスサイズ【Sサイズ】**[図]衣服などで、標準より小さいもの。S判。→Lサイズ [▽small のかしら文字から。] **エステル**[図]酸とアルコールの化合物。食品や飲料の香料などに使う。[Ester] **エストニア**[国名]正式国名は、エストニア共和国。バルト三国の一つ。フィンランド湾岸[わんがん]にある。一九九一年、旧ソ連から分離独立。面積約四万五〇〇〇平方[キロ]。首都タリン。 **エスニック**[形動]民族の。民族調の。「―料理」「[ethnic] **エスピー [SP]**[図]一分間に七八回転するレコード。SP盤[ばん]。[▷ standard playing の略語。] **エスピー[SP]**[図]要人の警護をする私服の警官。[▷ security police の略語。] **エスプリ**[図]①こころ。精神。「現代のー」②たくみで洗練された表現をする心のはたらき。才気。機知。知的センス。「―をきかした表現」「[esprit] **エスペラント**[図]世界じゅうのだれもが使えることばとして、ロシア領ポーランドに住むユダヤ人のザメンホフがつくり、一八八七年に発表した国際語。[▽希望する人という意味。一Esperanto] **えずめん【絵図面】**[図]建物・土地・庭園などの平面図。絵図。 **えせ【似非・似×而《非】**[造語]『「えせ〜」の形で]外見は似ているが、じつはそうでないという意味をあらわす。「―者[もの]」「―紳士」▽「似て非[ひ]なるもの」という意味。 **えそ【《壊×疽】**[图]やけどや凍傷[とうしょう]などで、からだの一部が黒褐色の死んだ状態になること。脱疽[だっそ]。「肺ー」[類]壊死[えし] **えぞ【×蝦夷】**[図]①昔、東北や北海道に住んでいた種族。アイヌ民族をさすともいう。②「北海道」の古い呼び方。「―地探検」 **えぞうし【絵双紙・絵草紙】**[图]⊕江戸時代の挿絵[さしえ]入りの黄表紙[きびょうし]や青本・赤本などの草双紙[くさぞうし]。②事件などを絵入りで説明したかわら版。 **えぞぎく【×蝦×夷菊】**[図]キク科の一年草。夏から秋に、むらさき・赤・白などのギクに似た花をつける。サツマギク。アスター。 **えぞまつ【×蝦夷松】**[図]マツ科の常緑高木。寒い地方に産する。建築・器具・製紙用パルプ材に使う。 **えそらごと【絵空事】**[図]絵にはかけても、現実にはありえないきれいごと。でたらめのつくりごと。 **えだ【枝】**[図]草木の幹や茎[くき]から分かれて生長した部分。「―分かれ」②本[もと]から分かれでたもの。「―道」 **えたい(得体)が知れない** ほんとうの姿がわからなくて、あやしげな感じがする。「―恐怖[きょうふ]」 **えたふなやまこふん【江田船山古墳】**[图]熊本県玉名郡菊水町にある五世紀後半から六世紀初頭の前方後円墳。出土した鉄製大刀[たち]の銘に、雄略[ゆうりゃく]天皇と考えられるワカタケル大王の名前がある。 **えだぶり【枝振り】**[図]枝の出ぐあい。枝のかっこう。「―のいい松」[類]枝つき **えだまめ【枝豆】**[図]ダイズのまだ青いうちに、茎[くき]ごと切りとったもの。塩ゆでにして食べる。 **えだみち【枝道】**[図]本道から分かれた道。また、話題などが本題からはずれること。「話が―にそれる」[圏]わき道・横道 **えたりがお【得たり顔】**[図]得意そうな顔つき。したりがお。 **えたりかしこし【得たり賢し】**しめた、うまくいった。▽ものごとが都合よくはこんだときにいう。文章語。 **エチオピア**[園名]正式国名は、エチオピア連邦民主共和国。アフリカ北東部の、紅海に面した国。アフリカ最古の独立国。九七四年、君主国から社会主義国となったが、九○年にはそれも放棄され、|混乱が続いている。面積約一一〇万平方[キロ]。首都アディスアベバ。主要言語、アムハラ語・英語。 **エチケット**[図]その場にふさわしい社交上の作法や心づかい。類マナー [étiquette] **えちご【越後】**[図]旧国名。今の佐渡島[が]を除く新潟[にいがた]県。北陸道の一国。「―上布[じょうふ]」▽古名「こしのみちのしり」。 **えちごじし【《越後獅子】**[図]新潟[にいがた]県地方から出た獅子舞[ししまい]。獅子頭[ししがしら]をかぶった子供が逆立ちなどの芸をする。かくべえじし。 **えちぜん【“越前】**[図]旧国名。今の福井県東部。北陸道の一国。「―蟹[がに]」「――紙[がみ]」▽古名「こしのみちのくち」。 **エチュード**[图]◎楽器の練習のための曲。練習曲。②美術で、練習のためにつくられた作品。習作。試作。[étude] [タブロー] **エチルアルコール**[图]無色でにおいのある揮発性の液体。酒の主成分。また、医薬品・燃料・工業用原料として広く利用される。エタノール。[メチルアルコール] [ethyl alcohol] <131> **エチレン** 图炭化水素の一つ。無色の気体。天然ガスなどにふくまれるほか、エチルアルコールを脱水[だっすい]してつくることもできる。ポリエチレンなどの原料。| ethylene **えっ[悦]** ・7画 全10画 悦 悦 悦 悦 満足してよろこぶ。楽しく思う。「独りーに入ぃる」 エッ 悦楽[えつらく] 喜悦[きえつ] 恐悦[きょうえつ], 法悦[ほうえつ] 満悦[まんえつ] 悦[よろこ]ぶ **えっ[越]** 走・5画 全12画 越 越 越 越 ①こす。のりこえる。②程度や限界をうわまわる。 エッ 越境[えっきょう]”越権[えっけん] 越冬[えっとう] 越年[えつねん] ②卓越[たくえつ] 超越[ちょうえつ], 優越[ゆうえつ] こす・こえる 追い越す[おいこす] 頭越し[ずこし]/病気が峠[とうげ]を越える 山越え[やまごえ] 越後[えちご], 越前[えちぜん] 越度[えつど], 越訴[えっそ], 越南[えつなん] **えっ[謁](謁)** 言・8画 全15画 謁 謁 謁 謁 身分の高い人に会う。「殿下〜に―する」 エッ 謁見[えっけん] 親謁[しんえつ] 内謁[ないえつ] 拝謁[はいえつ] **えっ[閲]** 門・7画 全15画 閱 閱 閱 閲 ●①あらためしらべる。注意深く目を通すこと。「―をこう」②経過する。「年月を―する」 エッ 閲読[えつどく] 閱兵[えっぺい] 閲覧[えつらん] 検閲[けんえつ] 校閲[こうえつ] ②閱年始[けみし] 閲歴[えつれき] 閲[けみ]する **えつ【悦/閲】** 图→漢字項目を見よ。 **えづけ【×餌付け】** 图野生動物にえさをあたえて、人に慣れさせること。「―に成功する」 **えっけん【越権】** 图許されている権限をこえること。「―行為[こうい]」 **えっけん【謁見】** 图函身分の高い人や、目上の人などに会うこと。「―式」圏お目通り→引見[いんけん] **エッジ** スキーやスケートなどのふちにつけた刃[は]のような金具[かなぐ]。また、その金具のふち。▽端[はし]という意味から。一 edge **えっしゅう【越州】** 图「越前[えちぜん]」「越中[えっちゅう]」「越後[えちご]」をまとめた呼び方。 **エッセイスト** 图エッセーを書く人。随筆[ずいひつ]家。一essayist **エッセー** 图形式にとらわれず、考えや感想を自由に述べた文章。随筆[ずいひつ]。随想。エッセイ。「essay **エッセンス** 图①ものごとのもっとも重要な部分。本質。神髓[しんずい]。「研究の―ともいうべき本」 ②植物からとり出した純粋なかおりの成分。香料になどに使う。「バニラー」類エキス -essence **エッチ[H]** 图えんぴつのしんの、かたさをあらわす記号。▽hard の略語。 **エッチ** 图形動いやらしいこと。・ 图形動いやらしいこと。また、いやらしい人。 **えっちゅう【越中】** 图旧国名。今の富山県。北陸道の一国。「―おわら節~」▽古名「こしのみちのなか」。 **えっちゅうふんどし【越中×褌】** 图一[ひとはば]ほどの小。はばの布にひもをつけたふんどし。 **えっちらおっちら** 画重荷などを背負って、たどたどしく歩くようす。「―山を登る」▽ロ語表現。 **えっきょう【越境】** 图凼国境や境界をこえ、他国や他の区域にはいること。「―入学」 **えづく【×餌付く】** 国鳥やけものなどが人間に慣れて、あたえたえさを食べるようになる。 **えつどく【閲読】** 图函内容に気をつけて、調べながら読むこと。「関係書類を―する」 **えつねん【越年】** 图 古い年を送って新年をむかえること。としこし。「―資金」「―草」 **エッフェルとう【エッフェル塔】** 图フランスのパリにある、高さ約三○○[メートル]の鉄骨の塔。一八八九年、パリ万国博覧会を記念して建てられた。 **えっぺい【閲兵】** 图「司令官などが兵隊を整列・行進させて検閲すること。「―式」 **えつぼ(笑壷)に入る[えつぼにいる]** 思いどおりになって、思わず笑いがうかぶ。 **えつらく【悦楽】** 图楽しみにふけること。「音楽を聴きくことに無上の―をおぼえる」「圏歓楽[かんらく]・享楽[きょうらく]。 **えつらん【閲覧】** 图函図書館などで、書物などを読んで調べること。「―室」圏閲読 **えつれき【閲歴】** 图これまでに過ごしてきたあと。人生で経験してきたことがら。経歴。履歴[りれき]。「不幸な―を語る」 **えて【得手】** 图形画①その人の得意なこと。↔不得手 **得手に帆を揚げる[えてにほをあげる]** 自分の得意なことをじゅうぶんに発揮するときがきて、ますます調子がよくなる。すっかり得意になって調子に乗る。 **エディター** 图編集者。編集人。また、映画のフィルムを編集する機械。| editor **エディプスコンプレックス** 图男の子が父親を無意識ににくみ、母親をしたう心理。◆エレクトラコンプレックス ▽ギリシャ神話で、父と知らずに父を殺し、母と結婚した王オイディプスの名から。一Oedipus complex **えてかって【得手勝手】** 四漢自分の都合だけで行動するようす。「―なふるまい」「自分勝手 **えてして【得てして】** 画どうしてもある傾向になりやすいようす。「急ぐと―失敗する」「圏とかく・ややもすると **エデン** 图「旧約聖書」で、神がつくった最初の人間アダムとイブが住んだという楽園。エデンの園[その]。▽もと、ヘブライ語で、快楽という意味。「Eden <132> **エデンのひがし【エデンの東】** 一九五二年。アメリカ、スタインベックの小説。自分の家の歴史に原罪を認め、そこからの解放を意図した作品。East of Eden **えてんらく【越天楽】** 图平安時代に流行した雅楽[ががく]曲の一つ。舞[まい]がない。 **えとき【絵解き】** 图「忍●絵の意味を説明すること。また、説明することば。 ②文字の代わりに絵を使って説明すること。図解。下图説。 **えと【干支】** 图昔のこよみで、十干[じっかん]と十二支を組みあわせて年・月・日をあらわしたもの。甲子[きのえね]から癸亥[みずのとい]まで六○とおりで、ひとまわりする。また、十二支だけをもいう。「かんし」とも。▽もと、「兄弟」のこと。六〇歳[さい]になって生まれ年が再びめぐってくることを還暦[かんれき]という。『下段表「干支表」 **えど【江戸】** 图東京の昔の呼び名。一四五七年、太田道灌が城を築き、その後徳川氏が幕府を開いてから「将軍のおひざもと」と呼ばれ、政治の中心地として繁栄した。一八六八年(明治元年)東京と改められ、一九四三年に東京都となる。 **江戸の敵を長崎で討つ[えどのかたきをながさきでうつ]** 意外なところや、すじちがいなところで昔のうらみを晴らすこと。 **えど【×穢土】** 图けがれている現実の世の中。「V厭離[おんり]―」浄土[じょうど]▽仏教語。 **えとうしんぺい【江藤新平】** [名]一八三四一七四年。幕末・維新[いしん]の政治家。佐賀藩士[はんし]。討幕運動に参加して、維新後は司法卿となったが、征韓論[せいかんろん]がいれられず、下野。翌年、佐賀の乱を起こしたが敗れ、刑死した。 **エドガー・アラン・ポー** 「名「ポー」 **えどがろう【江戸家老】** 图江戸時代、江戸の各藩邸に勤務していた諸侯の家老。↔国家老[くにがろう] **えどがわらんぼ【江戸川乱歩】** [名]一八九四一一九六五年。大正・昭和期の小説家。三重県生まれ。本名は平井太郎。筆名はアメリカの作家エドガー・アラン・ボーにちなむ。日本の探偵小説・推理小説のさきがけとして活躍。代表作「二銭銅貨」「陰獣[いんじゅう]」「怪人二十面相」など。 **えとく【会得】** 图スと精神やわざを、よく理解して自分のものとすること。「剣道[けんどう]の極意[ごくい]を―する」体得[たいとく] **えどじだい【江戸時代】** 犬一六〇三一八六七年。初代将軍徳川家康[とくがわいえやす]の開いた江戸幕府が、ほぼ日本全体を支配した時代。経済が発達し、町人文化が栄えた。徳川時代。 **エトセトラ** 图いくつかのことがらについて続けて述べるときに、以下を省略したという意味をあらわすことば。その他いろいろ。▽ふつう、「etc.」と略して書く。「et cetera **えどむらさき【江戸紫】** 图江戸時代の染め色。青みの強いむらさき色。▽これに比べて、赤みの強いものは古代紫。 **えどまえ【江戸前】** 图①いかにも江戸のものらしい、すっきりとしたいきな感じ。江戸風。「―のすし」▽もと、江戸湾[えどわん](=東京湾)で釣[つ]れる魚のこと。 ②江戸でつくられた良質の品。 **えどっこ【江戸っ子】** 图江戸の、とくに下町で生まれ育った人。「―らしい気っぷのよさ」▽威勢[いせい]がよく、気性[きしょう]がさっぱりしていて人情に厚いとされる。 **江戸っ子は五月の鯉の吹き流し[えどっこはごがつのこいのふきながし]** こいのぼりは腹がからっぽで何もないことから、江戸っ子はたくらみをもったりしないということ。 **えどづめ【江戸詰め】** 区江戸時代、参勤交代[さんきんこうたい]で諸匡の大名[だいみょう]とその家臣が江戸藩邸にとどまって勤務したこと。糸国詰め **エトランゼ** 图旅行中の外国人。見知らぬ人。異邦人。エトランジェ。一étranger **エナメル** 图①顔料とワニスをまぜてつくる、つやのある塗料[とりょう]。エナメルペイント。また、それをぬった革[かわ]「ると――のハンドバッグ」 ②金属や陶器の表面にぬるガラス質の塗料。ほうろう。一 enamel **えにし【縁】** 匿縁[えん]。ゆかり。古い言い方。「二人の <133> **エニシダ【金×雀。枝・“金×雀〝児】** 图マメ科の落葉低木。高さ一・五[メートル]ほどで、初夏に黄金色のチョウのような形の花が咲く。」「hiniesta **エニセイがわ【エニセイ川】** 图ロシアのシベリア中央部を北に流れ、北極海に注ぐ川。ニシン・サケなどの漁場。水量が豊富で発電にも利用される。 **エヌアイ[NI]** 图国民所得。▽national income の略語。 **エヌエイチケイ[NHK]** 图日本放送協会。▽Nippon Hoso Kyokai の略語。 **エヌエヌピー[NNP]** 图国民純生産。国民総生産から減価償却費を引いたもの。付加価値の総計に等しい。▽net national product の略語。 **エヌジー[NG]** 图映画などで、撮影[さつえい]や録音などを失敗すること。「―を出す」▽no good の略語。 **エヌジーオー[NGO]** 图非政府組織。政府に属さない民間機関で、平和・人権問題などのために活動している団体。▽ nongovernmental organization の略語。 **エネルギー** 図①電気やガスなど、人間の日常生活や生産活動に必要な動力資源。「一産業」 ②ものごとをしようとする元気。活力。精力。「仕事で―を使いはたす」 ③物体がもつ、仕事のできる力。位置のエネルギーや運動のエネルギーなど。- Energie **エネルギーかくめい【エネルギー革命】** 图社会のおもなエネルギー源が急に変わって、経済に大きな影響[えいきょう]が出ること。たとえば、一九六〇年ころの石炭から石油への変化など。 **エネルギッシュ** 形動活力にあふれたようす。精力的。「―に行動する」「energisch **えのき【×榎】** 图ニレ科の落葉高木。高さは約一○[メートル]。葉は広い楕円形で、初夏に淡黄色の花が咲く。昔、一里塚に植えたりした。 **えのぐ【絵の具】** 图絵を色づけするための材料。水彩絵の具・油絵の具など。 **えのもときかく【榎本其角】** [人名]一六六一一一七〇七年。江戸前期の俳人。蕉門十哲[しょうもんじってつ]の一人。軽妙でしゃれた句をつくり、「虚栗[みなしぐり]」を編んだ。宝井[たからい]其角。 **えのもとたけあき【榎本武揚】** 省一八三六ー一九〇八年。幕末・明治期の政治家。江戸[えど]生まれ。幕臣として、江戸開城後も五稜郭[ごりょうかく]にたてこもったが降伏。のち、明治政府の要職を歴任。 **えはがき【絵はがき】** 图裏に絵や写真が刷ってある郵便はがき。 **えび【海老・×蝦・×鰕】** 图節足動物の一つ。海や川にすみ、全身がかたい殻[から]におおわれ、腹部を折りまげて進む。食用。 **海老で鯛を釣っる[えびでたいをつる]** わずかな元手[もとで]とや労力で大きな利益をえること。略して「えびたい」とも。 **海老の鯛も交じり[えびのたいもまじり]** 小物が大物にまじっていること。また、価値のないものが、価値のあるものにまじっていること。類雑魚のとと交じり[ざこのととまじり] **えびがに【“海“老×蟹】** 图「ざりがに」の別名。 **エピキュリアン** 图享楽主義者。快楽主義者。| epicurean **エピグラム** 图機知に富んだ短い詩句。警句。寸鉄詩。一epigram **エピゴーネン** 图独創性をもたない者。模倣者。亜流[ありゅう]。| Epigonen **えびす【×夷・×戎】** 图☉昔、東北地方や北海道に住んでいた人々。圏えみし・えぞ ②昔、文化の中心の都から遠くはなれた、未開地に住む人々をさした。とくに、京の都の貴族が関東におこったあらあらしい武士を軽べつして呼んだことば。「あらー」「東[あずま]―」▽「えみし」の変化した形。 **えびす【恵比×須・恵比〝寿】** 图七福神の一人。右手に釣[つ]りざお、左手にタイをかかえる。えびすさま。えびす三郎[さぶろう]。▽もとは豊漁や豊作をもたらす神だったが、現在は大黒[だいこく]とともに商売繁盛[しょうばいはんじょう]の神。「♪図「しちふくじん」 **えびすがお【恵比×須顔】** 图えびすのように、にこやかで幸せそうな笑顔。 **えびすこう【恵比×須講】** 图陰暦[いんれき]一〇月二〇日、商人が商売繁盛りを願って、七福神の一人、恵比須をまつる祭り。 **エピソード** 圏①ちょっとした、おもしろい話。逸話[いつわ]。「少年時代のー」 ②話の本すじとは関係なくはさまれた短い話。挿話| episode **えびちゃ【葡萄茶・海老茶】** 图黒みがかった茶色。▽「えび」は、ヤマブドウのこと。 **エピローグ** 图①小説や演劇などの最後のしめくくりの部分。終章。むすび。 ②ものごとの結末。◆プロローグ - epilogue **エフアールピー[FRP]** 图繊維強化プラスチック。合成樹脂[ごうせいじゅし]にガラス繊維などをうめこんだもの。軽くて強度にすぐれ、形を整えることも容易なので、船体・航空機材・浴槽・波板など、さまざまに使われる。▽fiber reinforced plastics の略語。 **エフエーオー[FAO]** 图国連食糧農業機関。一九四五年に設立された国連の専門機関の一つ。食糧の増産や、農民をはじめ世界の人々の生活向上を目的とする。日本は五一年に加盟。本部はローマ。▷ Food and Agriculture Organization of the United Nations の略語。 **エフエム[FM]** 图信号波で、搬送波の周波数を変える放送方式。雑音が少ないので音楽放送に向いている。周波数変調。↔AM▷ frequency modulation の略語。 **エフタ[EFTA]** 图ヨーロッパ自由貿易連合。六〇年、EECに参加しなかったイギリス・ノルウェー・スイスなど、七か国によって設立された経済統合体。工業製品の貿易自由化を目的とする。現在はECと結び、大自由貿易圏[けん]をつくっている。▽European Free Trade Association の略語。 **えふで【絵筆】** 图絵をかくのに使う筆。画筆。「―を折る(=絵をやめる)」 **エフビーアイ[FBI]** 图アメリカ連邦[れんぽう]捜査,局。司法省の一部門。各州にまたがる犯罪捜査・情報収集などをおこなう。▽ Federal Bureau of Investigation の略語。 <134> **エプロン** 图①料理やそうじなどのときに、衣服をよごさないためにつける前かけ。「――姿の主婦」 ②空港で、乗客の乗り降りや貨物の積み降ろしなどをする広い場所。 ③舞台で、客席の方に張りだした部分。エプロンステージ。| apron **エベレスト** 圏ネパールとチベットとのさかい、ヒマラヤ山脈にある、世界の最高峰。海抜八八四八[メートル]。▽チベット語で、チョモランマ。 | Everest **えぼし【×烏帽子】** 图昔、成人男子がかぶった帽子の一つ。現在は、神主[かんぬし]やすもうの行司[ぎょうじ]などがかぶる。 **エポック** 图それまでとはちがう新しい時代。新時[しんじだい]代。新段階。一epoch **エポックメーキング** 形動画期的。新時代を開くようす。「―な事件」「epoch-making **エボナイト** 图なまゴムに硫黄を加えてつくる、黒くてかたい物質。絶縁[ぜつえん]性が高いので、かつて電気器具などに使われていた。「ebonite **エホバ** 图↓「ヤハウェ」 **えま【絵馬】** 图願いごとをするときや願いごとがかなったお礼に、神社や寺に奉納する、ウマをえがいた額[がく]。▽もとは、ほんもののウマを奉納した。 **エマーソン** 一八〇三一八二年。アメリカの思想家・詩人。人間の崇高さを自覚し、徹底した個人主義を唱えた。著書に「自然論」「代表的偉人論」など。|Ralph Waldo Emerson **たまきもの【絵巻物】** 图物語や寺の由来などを巻き物にえがき、開くにつれて変化する画面を鑑賞[かんしょう]するもの。えまき。「葵祭[あおいまつり]の行列は―を見るようだ」▽ふつう、「絵巻き物」とは書かない。 **えみ【笑み】** 園にこやかに笑った表情。微笑[びしょう]。「満面に―をうかべる」 **エミール** 一七六二年。フランス、ルソーの小説風の教育論。孤児にエミールが田園の自然の中で、理想的な姿に成長していくさまをえがく。一Émile ou de l'éducation **えみし【×蝦夷】** 图「えぞ」の古い言い方。 **えみのおしかつ【恵美押勝】** ↓「ふじわらのなかまろ」 **えむ【笑む】** 国①にこにこする。「うれしげに―」 ②花が咲く。また、ザクロの実やクリのいがなどがよく熟して割れる。 **エムサイズ【Mサイズ】** 图衣服などで、標準の大きさ。M判。Sサイズ・Lサイズ ▷ middle size の略語。 **エムピー[MP]** 图アメリカ陸軍の憲兵。▽military police の略語。 **エメラルド** 图緑色で透明な宝石。緑玉石。翠玉[すいぎょく]。▽五月の誕生石。一emerald **えもいわれぬ【得も言われぬ】** とうていことばで表現できない。なんとも言えない。「―美しさ」 **えもじ【絵文字】** 图昔、中米のマヤ族などの使った、歴史上もっとも原始的な文字。ものの形を絵であらわし、文字の代用にしたもの。 **えもの【得物】** 图もっとも得意とする道具。「手に手に―を持つ」▽もと、手に持つ武器のこと。 **えもの【獲物】** 图狩[か]りや漁でとれたもの。戦争などでうばったものにもいう。「―を神にささげる」圏収穫 **えもんかけ【“衣紋掛け】** 图衣服をつるしておくもの。ハンガー。 **えら【×鰓】** 图魚など、水中にすむ動物の呼吸器官。人のあごの両端[りょうはし]についてもいう。「―の張った男」 **エラー** 图失敗。あやまり。とくに、野球で守備側の失策。また、コンピュータなどで、操作上の誤り。誤操作。「メッセージ」類ミス-error **えらい【偉い・豪い】** 圏①人がらや行動がすぐれていてりっぱである。「正直に言えるのは」 ②地位や身分が高い。「政府の人」 ③程度がはなはだしい。ふつうでない。「――人出」「えらく小さい」 ④予想外だ。「―目にあう」「―ことになった」 ④は、かな書き。 **エラスムス** 一四六六——五三六年。オランダの人文主義者。占典を研究し、聖書の校訂[こうてい]を手がけてルネサンスや宗教改革に影響をあたえた。主著「愚神礼讃」は、当時のカトリック教会を風刺[ふうし]・批判している。-Desiderius Erasmus **えらぶ【選ぶ・択ぶ】** 国二つ以上の中から、目的や条件によりよくあうものをとりだす。選択[せんたく]する。「代表選手を― **選ぶ所がない[えらぶところがない]** 異なる点がない。同じである。 **えらぶつ【偉物・“豪物】** 图人並みはずれた行動力やうでまえのある人。実力者。できぶつ。▽口語表現。 **えり【襟・×衿】** 图①衣服の首のまわりの部分。また、その部分につける布地の。 ②首の後部。えりくび。 **襟を正す[えりをただす]** 気持ちをひきしめる。「襟を正して先生の話を聞く」 **エリア** 图区域。地域。「サービスー」「商業―」area **えりあし【襟足・襟脚】** 图えり首のあたりの髪の生えぎわ。「―の長い女性」 **エリート** 图選ばれた、少数のすぐれた人。「パワーー(=権力者層)」「―社員」「élite **エリカ** 图ツツジ科エリカ属の植物をまとめた呼び方。ヒース。一erica **えりがみ【襟髪】** 图えり首のあたりに生える髪。また、えり首の部分。「―をつかんでひきたおす」 **えりくび【襟首】** 图①衣服で、首の後ろの部分。また、うなじ。「ねこの―をつかむ」 **えりぐり【襟×刳り】** 图洋服の仕立てで、首のまわりに沿ってくりあけた部分。また、それに沿った線。ネックライン。 **えりごのみ【選り好み】** 图「忍↓「よりごのみ」 **エリザベス一世** 一五三三―一六〇三年。イギリスの女王。英国教会をたて、海外に積極的に出て産業の育成や貿易に力を注ぎ、絶対王政の最盛期をもたらした。| Elizabeth I <135> **えりしょう【襟章】** 图制服のえりにつける記章。所属や階級などをあらわす。 **えりすぐる【選りすぐる】** 国↓「よりすぐる」 **えりぬき【『選り抜き】** 图↓「よりぬき」 **えりまき【襟巻き】** 图寒さを防ぐために首のまわりに巻くもの。くびまき。マフラー。 **えりもと【襟元】** 图衣服のえりのあたり。また、首や胸の、えりのあたる部分。「―をかき合わせる」 **えりわける【選り分ける】** 下↓「よりわける」 **える【得る】** 下造語①自分のものとする。手に入れる。「知識を―」「共感を―」「要領を得ない」 ①〈造語〉[「〜(を)える」の形で』・・・できる。「ありえない」「言いえて妙[みょう]」「やめざるをえない」▽終止形や連体形の「える」は「うる」となることが多い。「知りうる限り」 **エル・グレコ** 入图一五四一?—一六一四年。ギリシャ生まれのスペインの画家。細長い肖像画や神秘的な宗教画に特徴がある。その名エル・グレコは、ギリシャ人という意味。本名は、ドメニコス・テオトコプーロス。代表作「オルガス伯の埋葬[まいそう]」。一El Greco **エルサイズ【Lサイズ】** 图衣服などで、標準より大きいもの。L判。↔Sサイズ▽large のかしら文字から。 **エルサルバドル** [国名]正式国名は、エルサルバドル共和国。中央アメリカの、太平洋に面する国。面積約二万一○○○平方[キロ]。首都サンサルバドル。主要言語スペイン語。▽救世主という意味。 **エルサレム** 图イスラエルの首都(国際的には未承認)。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地。一Jerusalem **エルディーケイ[LDK]** 图居間・食堂・台所をかねた部屋へ。「三―(=三部屋にLDKがついていること)」▷living, dining, kitchen からの略語。和 **エルニーニョ** 图数年に一度、赤道太平洋域で海水の温度が二~五度上がる現象。一年以上続き、各地に不漁・不作・異常気象などをもたらすといわれる。- El Niño **エルピー[LP]** 图一分間に三三と三分の一回転するレコード。LP盤。▽long playing の略語。 **エルピーガス【LPガス】** 图プロパンガスなどを液化したもの。おもに燃料に使う。液化石油ガス。LPG。▷liquefied petroleum gas の略語。 **エレガント** 形動上品で優雅なようす。「―な服装」「elegant **エレキギター** 图音をアンプ(=増幅器)で大きくして演奏するギター。エレキ。▽electric guitarから。 **エレキテル** 图江戸中期、オランダから伝わった摩擦起電機。一七七六年に平賀源内[ひらがげんない]がはじめて自作に成功した。のちには、広く電気をさした。▷ electriciteitから。 **エレクトーン** 图日本で開発された、さまざまな楽器の音色[ねいろ]が出せる電子オルガン。▽商標名。一Electone **エレクトラコンプレックス** 图女の子が母親を無意識ににくみ、父親をしたう心理。→エディプスコンプレックス ギリシャ神話で、父を母に殺されたエレクトラが、母をにくみ復讐[ふくしゅう]したことから。一Electra complex **エレクトロニクス** 電子(=エレクトロン)のはたらきや、それを応用した技術の研究をする学問。電子工学。電子技術。「―産業」▽おもに、情報の伝達・処理などを対象とする。-electronics **エレクトロン** 圏電子。「electron **エレジー** 图悲歌。哀歌。一elegy **エレベーター** 圏電力を利用して人や荷物を上下に運ぶ箱形の装置。昇降機。リフト。| elevator **エレメント** 图要素。成分。元素。一element **エロ** 图「エロティシズム」「エロティック」の略。 **エロキューション** 图雄弁[ゆうべん]術。発声法。俳優のせりふまわし。一 elocution **エログロ** 图色情的で怪奇なこと。▽erotic [エロチック]と grotesque [グロテスク]から。和 **エロス** 图①ギリシャ神話で、愛の神。ローマ神話のキューピッドにあたる。 ②性的な愛。肉体的な愛。↔アガペー ③生の本能(フロイトの考え)。-Eros **エロティシズム** 图肉体的な恋愛[れんあい]や官能的な性愛を強調する傾向[けいこう]。エロ。エロチシズム。eroticism **エロティック** 形画好色的なようす。エロ。エロチック。「―な演技」| erotic **えん[円](圓)** 冂・2画 全4画 円 円 円 円 ①まる。まるい形。数学では、中心から等距離[とうきょり]にある点の軌跡を。↔方 ②かどや欠けたところがない。③あたり一帯。④日本の貨幣[かへい]の単位。 エン 円形[えんけい] 円周[えんしゅう]”円陣[えんじん] 円卓[えんたく] 円盤[えんばん] 楕円[だえん] ②円滑[えんかつ] 円熟[えんじゅく] 円満[えんまん] ③関東一円[かんとういちえん] 円高[えんだか] まるい 円い窓[まるいまど] 円天井[まるてんじょう] 円[つぶ]ら 円[まど]か 円[まろ]やか 円居[まどい] 円座[えんざ] <136> がない。③あたり一帯。④日本の貨幣[かへい]の単位。 **えん[円]** [名]①まるい形。②順調で、かどだたないようす。 > エン ①円形 円周 円陣 円卓 円盤 楕円②円滑 円熟 円満 ③関東一円 ④円高 > まるい 円[まる]い窓 円天井[てんじょう] > 円[つぶ]ら 円[まど]か 円[まろ]やか 円居[まどい] 円座[えんざ] **えん[延]** ・5画 全8画 延 延 延 延 **えん[延]** [動]①長さがのびる。また、広がる。②おくれる。くりのべる。 > エン ①延焼 延長 延命 蔓延[まんえん]②延会[えんかい] 延納 延期 延滞 順延 遅延 > のびる・のばす 生き延[の]びる/引き延[の]ばす > のべる 日程を延[の]べる 延[の]べ人数 > 延[ひ]いては 延縄[はえなわ] **えん[沿]** ・5画 全8画 沿 沿 沿 沿 **えん[沿]** [動]①長く延びているものにそう。②今までの例に従う。 > エン ②沿海 沿岸 沿線 沿道②沿革 沿習 > そう 方針に沿[そ]う 道路沿[ぞ]いの並木 **えん[園]** □・10画 全13画 園 園 園 園 **えん[園]** [名]①にわ。その。また、花・野菜・くだものなどの畑。②人々が集まる施設[しせつ]。③幼稚園。また、保育園。「―の運営」 > エン ①園芸 園丁 庭園 楽園 ②学園 公園 動物園 ③園児 卒園 通園 > その 学びの園[その] 花園[はなぞono] > 園城寺[おんじょうじ] 祇園精舎[ぎおんしょうじゃ] **えん[遠]** ・10画 全13画 遠 遠 遠 遠 **えん[遠]** [形]①距離や時間がはなれている。⇔近②おくふかい。③とおざける。とおざかる。 > エン ①遠因 遠征 遠足 遠方 永遠 ②遠謀 遠慮 深遠 ③遠心力[えんしんりょく] 敬遠 疎遠 > オン 遠国[おんごく] 遠流[おんる] 久遠[くおん] > とおい 遠[とお]い昔 遠浅[とおあさ] 遠出[とおで] > 遠方[おちかた] 遠近[おちこち] 遠江[とおとうみ] 永遠[とわ] **えん[塩](鹽)** 土・10画 全13画 塩 塩 塩 塩 **えん[塩](鹽)** [名]①「食塩」。②「塩素」の略。③化学で、酸と金属の化合物。 > エン ①塩田 塩分 岩塩 食塩 ②塩酸 ③塩基 硫酸塩[りゅうさんえん] > しお 塩水[しおみず] 甘塩[あまじお] 塩辛[しおから] > 塩梅[あんばい] 苦塩[にがり] **えん[演]** ・11画 全14画 演 演 演 演 **えん[演]** [動]①おし広げて、くわしく意味をのべる。とく。②人前で劇・音楽などをおこなう。③実際にけいこしてみる。一◆「演じる」を見よ。 > エン ①演説 演壇 演繹[えんえき] 講演 ②演技 演出 演奏 出演 熱演 ③演算 演習 > 演[だ]し物[もの] **えん[炎]** 火・4画 全8画 炎 炎 炎 炎 **えん[炎]** [名]①ほのおを出して燃えあがる。また、そのほのお。②暑さが厳しい。③熱や痛みを起こす病気。▼「災[さい](=わざわい)」は別字。 > エン ①炎焼 炎上 火炎 気炎 ②炎暑 炎天下[えんてんか] 炎熱 ③炎症 胃炎 中耳炎[ちゅうじえん] 肺炎 > ほのお 炎[ほのお]に包まれる > 炎[も]ゆら 陽炎[かげろう] **えん[宴]** ・7画 全10画 宴 宴 宴 宴 **えん[宴]** [名]さかもり。「―を張る」「―もたけなわ」 > エン 宴会 宴席 饗宴[きょうえん] 酒宴 祝宴 披露宴 > 宴[うたげ] **えん[援]** ・9画 全12画 援 援 援 援 **えん[援]** [動]手をさしのべてたすける。 > エン 援軍 援護 援助 応援 義援金[ぎえんきん] 救援 後援 声援 > 援[たす]ける **えん[煙]** 火・9画 全13画 煙 煙 煙 煙 **えん[煙]** [名]①火が燃えるときに、たちのぼるけむり。②すす。③タバコ。④けむりのように、たちこめるもの。かすみ。もや。 > エン ①煙突 煙幕 黒煙 噴煙 ②煤煙[ばいえん] 油煙 ③愛煙家[あいえんか] 喫煙 禁煙 ④煙雨 煙霞[えんか] 煙波 煙霧 水煙[すいえん] > けむる 雨に煙[けむ]る山々 > けむり 煙[けむ]りになる 土煙[つちけむり] 水煙[みずけむり] 湯煙[ゆげ] > けむい タバコが煙[けむ]い 煙[う]たい存在 > 狼煙[のろし] 煙火[えんか] **えん[猿]** 犭・10画 全13画 猿 猿 猿 猿 **えん[猿]** [名]動物のサル。 > エン 猿人 犬猿[けんえん] 野猿 類人猿[るいじんえん] > さる 猿楽[さるがく] 猿芝居[さるしばい] 猿[さる]だるまね 小猿[こざる] > 猿[ましら] 猿公[さるこう] 猿子[ましこ] **えん[鉛]** 金・5画 全13画 鉛 鉛 鉛 鉛 <137> **えん[縁】(緣)** 糸・9画 全15画 綠 綠 綠 綠 ①へり。ふち。ものの周辺。②日本家屋[かおく]の外周の板じきの部分。「―に出る」③もとづく。よる。④めぐりあわせ。「前世の―」⑤人と人とのつながりや関係。「親子の―」▼「緑[りょく](=みどり)」は別字。 エン(ネン) 縁辺[えんぺん] 外縁[がいえん] ②縁側[えんがわ] 縁先[えんさき] 縁台[えんだい] ③縁起[えんぎ] 由縁[ゆえん] ④因縁[いんねん] 宿縁[しゅくえん] ⑤縁故[えんこ] 縁談[えんだん] 血縁[けつえん] 内縁[ないえん] 離縁[りえん] ふち 川の縁[かわのふち] 縁取り[ふちどり] 額縁[がくぶち] 縁[えにし] 縁[ゆかり] **縁なき衆生は度し難し[えんなきしゅじょうはどしがたし]** 相手のためを思ってする忠告を聞きいれない者は、救いようがない。 **縁は異なもの味なもの[えんはいなものあじなもの]** 男女の結びつきは、ふしぎでおもしろいものだ。 **縁もゆかりもない[えんもゆかりもない]** まったくつながりがない。いっさい関係がない。 **えん[苑]** +・5画 全8画 苑 苑 苑 苑 ●①まきば。また、庭園。その。②人々が集まっているところ・社会。 エン 外苑[がいえん] 御苑[ぎょえん] 禁苑[きんえん]/鹿苑[ろくえん] ②学苑[がくえん] 芸苑[げいえん] 文苑[ぶんえん] 苑[その] **えん[媛]** 女・9画 全12画 媛 媛 媛 媛 美しい女性。 エン 才媛[さいえん] 淑媛[しゅくえん] ひめ 愛媛[えひめ] 弟橘媛[おとたちばなひめ] **えん[艶](艶)** 色・13画 全19画 艷 艷 艷 艷 ◎①あでやかで美しい。なまめかしい。②色恋[いろこい]にかかわること。 エン 艶美[えんび] 豊艶[ほうえん] 妖艶[ようえん] ⓐ艶書[えんしょ] 艶福家[えんぷくか] 艶聞[えんぶん] 艶[つや] 艶[あで]やか 艶[なま]めかしい **えん【円/園/塩/宴/縁】** 图↓漢字項目を見よ。 **えんいん【延引】** 图函予定が延びておくれること。「長雨[ながあめ]で工事が―する」圏遅延 **えんいん【遠因】** 图遠い原因。間接的な原因。「事件の―をたどる」→近因 **えんう【煙雨】** 图けむるように降る雨。細雨。「―にかすむ対岸の村」圏霧雨[きりさめ]・ぬか雨 **えんえい【遠泳】** 图長い距離を泳ぐこと。また、その競技。 **えんえき【演繹】** 图「前提となる一般的な原理から、論理的な規則に従って個々の具体的なことがらを推論すること。三段論法(=AはB、BはC、ゆえにAはC)など。「―法」→帰納▽「演」はひろめる、「釋」は糸を引きだすこと。 **えんえん【炎炎】** 形動火が勢いよく燃えさかるようす。「―たる猛火」「―と燃える山火事」 **えんえん【延長】** 延長[えんちょう]時間的に、おわりなく長く続くようす。「―五時間におよぶ会議」 **目【×蜿蜒】** 形動うねうねと、ヘビのように曲がりくねりながら、長く続くようす。「―長蛇[ちょうだ]の列をつくる」▽日の「延々」で代用されることも多い。▼息が絶えだえのようすの「気息えんえん」は、「奄々」と書く。 **えんおう【×鴛鴦】** 图おしどり。おす(=鴛)とめす(=鴦)とがいつもいっしょにいるので、夫婦の仲むつまじいことにたとえる。「―のちぎり」 **えんか【演歌・×艶歌】** 图歌謡曲の一種。日本的な心情を、小節[こぶし]をきかせてうったえかけるように歌う。「―師」 **えんか【煙×霞・×烟×霞】** 图けむりと、かすみ。また、もやとかすみ。かすみのかかった景色も。 **えんか【×嚥下】** 图ズ」のみくだすこと。「えんげ」とも。「丸薬を―する」 **えんかい【沿海】** 图①海岸に沿った陸地。臨海 ②陸地に沿った浅い海。「―漁業」團近海↔遠洋沿岸 **えんかい【宴会】** 图酒を飲み、歌をうたって楽しむ集まり。さかもり。うたげ。宴。 **えんかい【遠海】** 图陸地から遠くはなれた海。「―魚」遠洋↔近海 **えんがい【塩害】** 图海水や潮風[しおかぜ]の塩分のために、作物[さくもつ]や送電線などが受ける被害[ひがい]」。 **えんがい【煙害】** 图工場や火山などから出るけむりや有毒ガスのために、人や家畜[かちく]・農作物などが受ける被害[ひがい]。 **えんかく【沿革】** 图組織や制度などの、初めから現在までの移りかわり。「議会政治の―を述べる」類変遷[へんせん] **えんかく【遠隔】** 图遠くへだたっていること。遠方。「―の地」「―操作」↔近接 **えんかくじ【円覚寺】** 图神奈川[かながわ]県鎌倉市にある臨済宗の寺。鎌倉五山の第二位。舎利殿[しゃりでん]は宋[そう]の様式を伝える代表的な禅宗様[ぜんしゅうよう]建築。 **えんかくそうさ【遠隔操作】** 图下忍はなれた場所から機械や装置などを動かすこと。リモートコントロール。 **えんかつ【円滑】** 图形動ものごとがなめらかにおこなわれること。「―を欠く」「会議が―に進む」 **えんかナトリウム【塩化ナトリウム】** 图塩素とナトリウムの化合物。食塩として調味料などに使う。 **えんかビニール【塩化ビニール】** 图塩化水素とアセチレンの化合物。無色の気体。塩化ビニール樹脂[じゅし](=ポリ塩化ビニール)の原料。塩ビ。 <138> **えんがわ【縁側】** 图日本家屋[かおく]で、座敷[ざしき]の外側に沿って板じきにした部分。縁。 **えんかん【鉛管】** 图なまりでつくった、くだ。水道管やガス管などに使う。 **えんがん【沿岸】** 图①海・川・湖などの水辺に沿った陸地。「バルト海―の三国」 ②海・川・湖などの岸に沿った水域。「一漁業」國沿海 **えんき【延期】** 图「実行するときめた期日をさきに延ばすこと。「雨のため、あすに―する」 **えんき【塩基】** 图酸と反応して塩[えん]をつくる化合物。その水溶液はアルカリともいい、赤いリトマス試験紙を青く変える。↔酸 **えんぎ【演技】** 图「忍⊕芸能人やスポーツ選手などが観客の前で演じて見せる動作や表情。「抜群の―力」「平行棒の―」 ②本心をかくすために見せかけのふるまいをすること。「あのときの彼女のなみだは―だ」園芝居 **えんぎ【演義】** 国①道理や意味をわかりやすく述べること。 ②史実をわかりやすい文章で書いた通俗[つうぞく]的な小説。演義小説。「三国志[さんごくし]――」 **えんぎ【縁起】** 图①これからさき、いいことや悪いことが起こる前ぶれと思われるような出来事。「茶柱[ちゃばしら]もが立つとは―がいい」 ②事物や社寺などの起源・由来・移りかわりを書いたもの。「信貴山[しぎさん]―」 **縁起でもない[えんぎでもない]** 悪いことの前ぶれになるような。とんでもない。「―ことを言うな」 **縁起を担ぐ[えんぎをかつぐ]** 縁起がいいか悪いかをひどく気にする。「縁起を担いで大安[たいあん]を選ぶ」 **えんぎしき【延喜式】** 图九二七年に完成した、平安時代の法典。儀式[ぎしき]や制度についてしるす。藤原時平らが醍醐[だいご]天皇の命令で編集した。 **えんぎなおし【縁起直し】** 图縁起の悪いのをよくなるようにするまじない。 **えんぎもの【縁起物】** 图いいことがあるようにと願ってかざるもの。正月の門松やしめかざり・だるま・招きねこ、酉の市のくま手など。 **えんきょく【×婉曲】** 日形動①相手の感情をそこなわないように、間接的でおだやかな表現をするようす。「―に断る」「―な言いまわし」圏遠回し▽「欠席する」と言わずに「遠慮[えんりょ]する」、「嫌[きら]い」と言わずに「苦手[にがて]」というなど。 **目文法** 断定を避け、推量の形でひかえめに言う語法。口語では、助動詞「らしい」「ようだ」などを付けてあらわす。「彼は休みらしい」「おまちがえになったようです」。文語では、助動詞「む」「らむ」「けむ」「めり」などであらわす。「花奉[たてまつ]るゆり(=花をおそなえしているように見える)」「人の言ふらむとと(=人の言うようなこと)」 **えんきょり【遠距離】** 图遠くはなれていること。遠い道のり。「―輸送」「―通話」⇔近距離 **えんきり【縁切り】** 图親子・夫婦・主従などの関係を絶って他人になること。絶縁。「―寺[でら]」↔縁組み **えんきん【遠近】** 图遠いことと、近いこと。「―両用眼鏡[めがね]」 **えんきんほう【遠近法】** 图絵画などで、物体の遠近感をえがきだす方法。パースペクティブ。 **えんくう【円空】** 一六三三一九五年。江戸前期の禅僧[ぜんそう]。円空仏[えんくうぶつ]と呼ばれる、木をのみでほるだけの素朴な仏像を全国各地に残した。 **えんぐみ【縁組み】** 图夫婦や親子などの関係を結ぶこと。とくに、結婚[けっこん]。「両家の―がととのう」「養子―」園縁結び → 縁切り **えんグラフ【円グラフ】** 图円をいくつかのおうぎ形に区切り、その大小で数量の割合を示した図。 **えんぐん【援軍】** 图味方を助けるための軍隊。「一〇〇万の―をえた思い」圏救援 **えんげ【×嚥下】** 图「函↓「えんか」 **えんけい【円形】** 图まるい形。「―劇場」↔方形 **えんけい【遠景】** 图遠くに見える景色と。バック。「――に松を配する」← 近景 **えんげい【園芸】** 图野菜・くだもの・草花などを育てること。また、それらを栽培[さいばい]したり、造園したりする技術。「―作物[さくもつ]」 **えんげい【演芸】** 園観客の前で演じる芸。落語・漫才・舞踊などの大衆的な芸。「しろうと―大会」 **えんげいのうぎょう【園芸農業】** 图都市に出荷する目的で、野菜・果樹・草花などを集約的に栽培さする農業。 **エンゲージリング** 图 婚約[こんやく]のしるしに交換する指輪。婚約指輪。▽engagement ring から。 **えんげき【演劇】** 图俳優[はいゆう]が脚本[きゃくほん]と演出によって舞台[ぶたい]の上で演技をし、観客に見せる芸術。劇。芝居。 **エンゲルけいすう【エンゲル係数】** 图食費が家計の消費支出にしめる割合。百分率であらわされ、この数値が大きいほど生活水準が低いとされる。▽ドイツの社会統計学者エンゲルの名から。 **エンゲルス** 一八二〇―九五年。ドイツの社会主義者・経済学者。マルクスとともに労働者の苦境を救おうと、社会主義運動を指導した。「資本論」「共産党宣言」などを刊行。| Friedrich Engels **えんげん【×淵源】** 图ものごとの発生するみなもと。起源。根源。「―にまでさかのぼって考える」 **えんこ【円弧】** 图円周の一部分。弧。「打球が―をえがく」 **えんこ【縁故】** 图親戚[しんせき]関係。また、人と人との特別なつながり。コネ。「―採用」 **えんこ** 图「子供がしりをつけて座[すわ]ること。おすわり。▽幼児語。 **えんご【援護】** 图「忍」困っている人を守りたすけるために、力を貸すこと。「―の手をさしのべる」「―射擊」 **えんご【縁語】** 国遷和歌などで、そのことばと意味の上でつながりのあることばを使って、おもしろみや奥行[おくゆ]きを深める表現方法。たとえば、「唐衣[からころも]着つなれにし妻しあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ」では、「妻(=着物の褄[つま])」、「はるばる(=衣を張る)」、「来ぬる(=着る)」が「衣」の縁語。 <139> **えんこうきんこう【遠交近攻】** 回漢遠い国とは仲よくし、近い国をせめとるという外交上の政策。▽中国、戦国時代に魏の范雎[はんしょ]が唱えた。 **えんこうるい【円口類】** 图もっとも原始的な脊椎動物の仲間。からだはウナギ形で、口は上下のあごがなく円形。無顎[むがく]類。ヤツメウナギなど。 **えんごく【遠国】** 图遠方の国。都から遠くはなれた地方。「おんごく」とも。→近国 **えんこん【×怨恨】** 图深いうらみ。「―による犯罪」「―をいだく」類遺恨 **えんさ【×怨嗟】** 图函深くうらみなげくこと。「国民の―の声」 **えんざ【円座】** 图函①〈名・スル〉大勢の人々がまるく輪になって座ること。類車座[くるまざ] ①〈名〉わらなどを、まるく編んだ敷物。 **えんざい【×冤罪】** 图何もしていないのに、罪があるとされること。無実の罪。ぬれぎぬ。「―を晴らす」 **エンサイクロペディア** 图百科事典。百科全書。encyclopedia **えんさん【塩酸】** 图塩化水素の水溶液。鼻をさすようなにおいがする。 **えんざん【演算】** 图函式に従って計算をすること。運算。「―が速い」 **えんし【遠視】** 图遠くのものは見えるが、近くのものがはっきり見えないこと。凸レンズの眼鏡などで調整する。「―眼」⇔近視 **えんじ【園児】** 图幼稚園や保育園などに通っている子供。「―服」 **えんじ【×衍字】** 图文章中にまちがってはいった不要な文字。↔脱字 **えんじ【×臙脂】** 图黒みがかった赤色。 **エンジニア** 图機械や土木関係などの技術者。技師。engineer **えんじゃ【縁者】** 图親戚の人。身内の人。「親」 **エンジョイ** ⑧「スとじゅうぶんに楽しむこと。享受」「学生生活を―する」-enjoy **えんじゃく(燕雀)いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや[えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや]** 小人物には、大人物の遠大なこころざしはわからない。ツバメやスズメのような小鳥には、オオトリやハクチョウのような大きな鳥の高く遠く飛びたいという気持ちはわかりはしない。▽中国秦朝末期、農民出身の陳渉[ちんしょう]が王になってみせると言ったのを、仲間が笑ったのに対して言ったことば。「史記」から。 **えんしゅう【円周】** 图円のまわり。円のまわりを囲む曲線。▽直径に円周率をかけて求める。 **えんしゅう【遠州】** 图↓「とおとうみ」 **えんしゅう【演習】** 图凼●実際と同じようにおこなう訓練。「実戦さながらの―」→実戦 ②大学で、研究法を実習するために学生の発表を中心に進める授業。ゼミナール。ゼミ。 **えんしゅうりつ【円周率】** 图円周の直径に対する比率。円周を直径で割った数。約三・一四一五九。「『バィ」であらわす。 **えんじゅく【円熟】** 图「ス凸ものごとに慣れしたしんで、じょうずになること。また、年をとって知識や人間味が備わり、おだやかで深みのある人がらになるとと。「―味を増す」「―した演技」圈熟達・熟練 **えんしゅつ【演出】** 图乏劇や映画で、脚本[きゃくほん]をもとにして、俳優の演技・舞台装置・音楽などを監督[かんとく]・指導し、作品にまとめあげること。「―家」 ②式や会を効果的に盛りあげるくふうりをすること。 **えんしょ【炎暑】** 图真夏のひどい暑さ。「―の候、お元気でお過ごしですか」圏猛暑[もうしょ]・酷暑 **えんしょ【×艶書】** 图「ラブレター」の古い言い方。恋文[こいぶみ]。 **えんじょ【援助】** 图「忍苦しい立場にある人に、金品や人手を送って助けること。「―の手をさしのべる」「―物資」「人的―」 > 「つかいわけ」→「応援」を見よ。 **えんしょう【炎症】** 圏からだの一部が赤くなって、はれたり、熱をおびたり、痛んだりすること。「―を起こす」 **えんしょう【延焼】** 国「山火事が、火もとから別の建物にまで燃えひろがること。「―をまぬがれる」劇類焼 **えんしょう【遠称】** 図法指示代名詞の一つ。話し手の目の前に見えない、あるいは遠くにある事物や場所、また方向などをさすことば。「あれ」「あそこ」「あちら」「あんな」など。▽ほかに、近称・中称。 **えんしょう【×艶笑】** 国色気のある中におかしみをふくむこと。「―落語」 **えんじょう【炎上】** 图函大きな建物が燃えあがること。「城が―する」 **えんしょくはんのう【炎色反応】** 图金属化合物が燃えるとき、その元素特有の色を示す反応。たとえば、ナトリウムは黄色、銅は青緑色。 **えんじる【演じる】** 圧□●劇や映画の中で、一つの役をつとめる。「主役を―」 ②目立つことをしてしまう。やらかす。「醜態を―」「大立ち回りを―」 ▼「えんずる」とも。 **えんじん【円陣】** 图大勢の人が頭を寄せあうようにまるく集まること。「試合開始前に―を組む」 **えんじん【猿人】** 图三百万年くらい前に生息した、最古の化石人類。原人以前のもので、立って歩き、そまつな打製石器を使うものもいた。アウストラロピテクスなど。 **えんじん【煙塵】** 图①煙突[えんとつ]のけむりにふくまれる細かなすすなど。 ②けむりと、ちり。とくに、戦場の兵馬のあげる砂塵。 **えんしんぶんりき【遠心分離機】** 图高速回転による遠心力を利用して、二つの液体、または液体と固体を分ける機械。 <140> **えんしんりょく【遠心力】** 图ものが回っているときに、回転の中心から外に向かってはたらく力。↔求心力▽たとえば、脱水機で水が切れるのは、遠心力がはたらくため。 **えんすい【円×錐】** 图底がまるくさきのとがった立体。数学で、直角三角形の、直角をはさむ二辺のどちらかを軸にして一回転した形。↔角錐 **えんずい【延髄】** 图脳髄の下で脊髄[せきずい]に続く部分。呼吸や心臓のはたらきを支配する。 **エンスト** 图」 エンジンが故障して、自動車などが止まること。▽engine と stop から。和 **えんずる【演ずる】** 変↓「えんじる」 **えんせい【延性】** 图金属などの細長くひき延ばせる性質。金・銀・白金[はっきん]などはこれが大きい。類展性 **えんせい【遠征】** 图「忍◎遠いところまではるばる出かけて、試合や登山などをすること。「海外―」 ②軍隊が遠くはなれたところへ、せめていくこと。「ナポレオン一世の―」 **えんせいがい【袁世凱】** 一八五九一一九一六年。中国の軍人・政治家。辛亥[しんがい]革命で清[しん]の宣統帝(=溥儀)を退位させ、中華民国[ちゅうかみんこく]初代大総統に就任。帝政をもくろんだが、国内外の反対にあい、失意のうちに病死した。 **えんせいしゅぎ【×厭世主義】** 图この世は生きるに値[あたい]しないとする考えかた。厭世観。ペシミズム。悲観主義↔楽天主義 **えんせいてき【×厭世的】** 形動すべてに積極的な価値が認められず、生きていてもしかたがないと思うようす。ペシミスティック。 **えんせき【宴席】** 图宴会をする場所や席。「―にはべる」「―に連なる」 **日【遠×戚】** 图血のつながりの遠い親戚。 **えんせき【縁戚】** 園縁つづきの身内[みうち]』。親類。親戚。 **えんぜつ【演説】** 图スと大勢の前で自分の意見を述べること。スピーチ。「―の草稿をつくる」 **エンゼル** 图①天使。また、天使のような人。エンジェル。一angel ②エンゼルフィッシュ图カワスズメ科の熱帯魚。黒いしまと細長い胸[むな]びれをもつ。アマゾン川原産。エンジェルフィッシュ。| angelfish **えんせん【沿線】** 图鉄道や国道などに沿った土地。「―の住民」「私鉄―」 **えんぜん【×嫣然・×艶然】** 形動あでやかににっこりするようす。「―とほほえむ」 **えんそ【塩素】** 图非金属元素の一つ。黄緑色で悪臭のある有毒の気体。消毒や漂白[ひょうはく]に使う。元素記号 Cl **えんそう【演奏】** 图函楽器を使って音楽をかなでること。「ピアノ―会」 **えんそうば【円相場】** 图外国為替[がいこくかわせ]相場で、外貨に対する円の交換比率。 **エンターテイナー** 图多くの人を楽しませる能力をもつ芸能人、とくにコメディアンや作家。エンターテナー。一 entertainer **エンターテイメント** 图娯楽[ごらく]。演芸。エンターテインメント。| entertainment **えんたい【延滞】** 图「凶かねのしはらいが期限におくれること。「―料金」「税金の―」團滞納 **えんだい【遠大】** 形動こころざしや計画などの規模が大きく、遠い将来まで考えてあるようす。「―な計画を立てる」 **えんだい【演台】** 图演説などをする人の前に置く台。 **えんだい【演題】** 图講演や演説などの題名。 **えんだい【縁台】** 图縁さきなどに置いて、夕すずみなどに使う細長いこしかけ台。「―将棋[しょうぎ]」 **えんだか【円高】** 图為替[かわせ]相場で、日本の円が外国の通貨に対し価値を増すこと。日本の輸出には不利で、輸入・海外旅行などには有利な状態。 **えんたく【円卓】** 图まるいテーブル。「ーを囲む」 **えんたくかいぎ【円卓会議】** 图席順をきめず、まるいテーブルを囲んで自由に意見を出しあり会議。▽席に順位をつけないために国際会議などに用いられる。 **エンタシス** 图古代ギリシャやローマの建築で、柱の中央部につけられたわずかなふくらみ。法隆寺金堂の柱などにも見られる。一entasis **えんだん【演壇】** 图 演説などをするために、いちだんと高く設けられた壇。「―に立つ」 **えんだん【縁談】** 图見合い結婚や養子縁組みの相手を紹介する話。「―をまとめる」 **えんちゃく【延着】** 图列車や航空機が予定の時刻よりもおくれて着くこと。「雪のために新幹線が―した」 **えんちゅう【円柱】** 图①まるい柱。 ②筒形[とうけい]。数学で、長方形の一辺を軸にして一回転した形。圏円筒 ↔角柱 **えんちょう【延長】** 图「スと①長さや時間をさきに延ばすこと。「国会の会期―」「―戦」⇔短縮 ②ちょっと見たところでは別のもののように見えるが、性質がひと続きと考えられること。「クラブ活動も授業の―だ」 ③線路や道路などを一本につなげた、延べの長さ。 **えんちょう【園長】** 囹動物園や幼稚園など、園と呼ばれるところで地位のいちばん上の人。 **えんちょく【鉛直】** 图形動糸に重りをつるしたときの方向。重力の向き。水平面と直角の方向。「―線方向」圈垂直↔水平 **えんちん【円珍】** 入国八一四一八九一年。平安前期の僧[そぅ]。唐[とぅ]にわたり、修学。帰国して天台座主[ざす]だとなり、園城[おんじょう]の寺を再興した。天台宗寺門派の祖。智証大師[ちしょうだいし]。著書に「法華[ほっけ]っ論記」や、在唐中の漢文日記「行歴抄[ぎょうりゃくしょう]」など。 **えんづく【縁付く】** 国①嫁入りする。婿入[むこい]りする。「娘[むすめ]が北海道に―」 **えんつづき【縁続き】** 图血のつながりや結婚[けっこん]によって親類関係であること。圏親戚[しんせき]・身内[みうち] **えんてい【園丁】** 图公園や庭園などの番や手入れをする人。 **えんてい【×堰堤】** 图川や谷の水などをせきとめるためにつくった堤防[ていぼう]。ダム。「―を築く」 <141> **エンディング** 图おわり。最後。結末。「―テーマ」☆オープニング | ending **えんてん【炎天】** 图真夏の焼けつくような暑い空。また、その天気。「―下』の熱戦」 **えんてん【塩田】** 图海水を蒸発させて塩をつくるために、海岸につくった砂地。▽昔は瀬戸内海[せとうち]沿岸などに見られたが、化学的な方法で塩をつくるようになってほとんどなくなった。 **えんてんかつだつ【円転滑脱】** 四圏ものごとや人との応対を、とどこおりなく自由自在に進めていくようす。「―な性格」「―な応対ぶり」 **エンド** 图造語おわり。また、端[はし]。「ハッピーー」「―マーク」「ーライン」「end **えんとう【円筒】** 图まるい筒[つつ]。円柱。 **えんとう【遠投】** 图遠くへボールを投げること。 **えんとう【遠島】** 图江戸時代、罪人を遠くはなれた島へ追放した刑罰[けいばつ]。しまながし。しまおくり。「―を申しつける」 **えんどう【沿道】** 图道路に沿ったところ。「―の群衆」邇道路沿い **えんどう【×豌豆】** 图マメ科の一年草・二年草。春、白またはむらさきのチョウの形の花が咲く。つる性で、種やさやを食用にする。 **えんどおい【縁遠い】** 囮①あまり縁がない。関係がうすい。「われわれには―話」 ②結婚[けっこん]相手になかなかめぐりあわない。「―娘[むすめ]」 **えんどく【鉛毒】** 图なまりにふくまれている毒。 **えんとつ【煙突】** 图けむりを外に出したり、通風をよくしたりするための長い筒[つつ]。 **エントリー** 「競技会やコンテストなどに参加・出場の申しこみをすること。また、その参加者名簿。「―ナンバー」 | entry **エンドレス** 图形動終わりのないこと。無限であるようす。「―テープ(=両はしをつないで無限に動くようにした録音テープ)」「endless **えんにち【縁日】** 图神社や寺で、祭りや供養[くよう]をする日。露店や見世物小屋などでにぎわう。 **えんにん【円仁】** 囚者七九四一八六四年。平安前期の僧[そう]。唐[とぅ]にわたり密教を学ぶ。帰国して天台座主[ざす]となり、日本天台宗の大成に努める。天台宗山門派の祖。慈覚大師[じかくだいし]〜い。著書に「入唐求法巡礼行記[にっとうぐほうじゅんれいこうき]」など。 **えんねつ【炎熱】** 图夏の焼けつくような暑さ。「―地獄~」邇炎暑・酷暑 **えんのう【延納】** 图―ス」かねや品物を期日を過ぎてから納めること。とくに税金などを期限をのばしてもらって納めること。「学費を―する」 **えんのおづの【役小角】** 人鱼生没年[せいぼつねん]怒っ未詳[みしょう]。平安初期の人。大和[やまと]の葛城[かつらぎ]ら山で修行をした呪術者。修験道の開祖。役行者[えんのぎょうじゃ]。「えんのおづぬ」とも。 **えんのした【縁の下】** 图日本家屋の縁側の下。また、ゆかの下。 **縁の下の力持ち[えんのしたのちからもち]** 団体の活動などを、目立たないところで苦労して支えている人。裏方[うらかた]。 **えんば【煙波・×烟波】** 图もやのたちこめる水面。また、遠くまでけむったように波が続いていること。 **えんばく【×燕麦】** 图イネ科の一年草・二年草。家畜の飼料[しりょう]やオートミールにする。 **えんばん【円盤】** 图まるくて平たい形のもの。とくに、「円盤投げ」の競技に使う用具。 **えんばん【鉛版】** 图活版[かっぱん]印刷などで、紙型[しけい]になまりやすずなどの合金を流しこんでつくる印刷版。ステロタイプ。ステロ版。 **えんばんなげ【円盤投げ】** 图陸上競技の種目の一つ。円盤を投げて、その距離を競[きそ]う。 **えんぶん【塩分】** 图固体や液体にふくまれる塩の量。「―のとりすぎに注意」 **えんぶん【×衍文】** 图文章中にあやまってはいった不必要な文句。↔脱文[だつぶん] **えんぶん【×艶聞】** 图恋愛関係のうわさ。「―が絶えない」 **えんぼう【遠望】** 国「スと遠くまで見わたすこと。また、そのながめ。「―がきく」 **えんぼう【遠謀】** 图さきざきのことまで考えに入れた計画。「深慮[しんりょ]一」 **えんぼう【遠方】** 图遠くはなれたところ。遠くの方。「友、―より来たる(論語)」 **えんぼうしんりょ【遠謀深慮】** 四漢「しんぼうえんりょ」 **えんま【×閻魔】** 图地獄の王。死者の生前のおこないを裁くという。「うそをつくと―様に舌をぬかれるよ」「―大王」 **えんまく(煙幕)を張る[えんまくをはる]** ①敵の目をくらますために、けむりをまきちらす。 ②知られたくないことをかくすために、話をそらす。 **えんまちょう【×閻魔帳】** 图教師が生徒の成績やおこないなどを書きとめておく帳面。▽えんま大王が死者の生前におかした罪悪を書きしるすという帳面の名から。 **えんび【猿×臂】** 图長くのばしたうで。「―をのばす」▽サルのように長いうでという意味から。 **えんぴつ【鉛筆】** 图筆記用具の一つ。木の軸に黒鉛[こくえん]などのしんを入れたもの。「赤―」 **えんびふく【×燕尾服】** 图男性の礼服の一つ。夜の正装用。▽上着[うわぎ]の後ろがツバメの尾に似ていることから。昼用はモーニング。 **えんぶ【演武】** 图武芸をおこなって見せること。また、武芸を練習すること。 **えんぶきょく【円舞曲】** 図はなやかな四分の三拍[びょう]しのおどりの曲。ワルツ。 **えんぷくか【×艶福家】** 图多くの女性に愛される男性。 **えんぶん【×衍文】** 图文章中にあやまってはいった不必要な文句。↔脱文[だつぶん] **えんまん【円満】** 羽動とげとげしいところがなく、まるやかで、おだやかなようす。「事件が―に解決する」「夫婦―」 **えんまんぐそく【円満具足】** 四漢ものや人がらなどが、じゅうぶんに備わっていて、たりないものがないこと。「―の表情」 **えんむ【煙霧】** 图工場のけむりや自動車の排気ガスなどのほこりがよどみ、大気をにごらせたもの。スモッグ。 <142> **えんむすび【縁結び】** 图男女の仲をとりもって結婚恐させること。縁組み。「―の神」 **えんめい【延命】** 图「命を延ばすこと。「内閣[ないかく]の―をはかる」「―長寿,」 **えんや【×艶×冶】** 形動美しくてなまめかしいようす。「―な姿」 **えんやす【円安】** 国為替[かわせ]相場で、日本の円が外国の通貨に対して、価値を下げること。日本にとって、輸入には不利で、輸出には有利な状態になる。↔円高 **えんゆうかい【園遊会】** 图客を招いて庭園でもてなす会。ガーデンパーティー。 **えんよう【援用】** 图下忍自分の説のよりどころとして、他の文献[ぶんけん]などを引いてきて利用すること。 **えんよう【遠洋】** 图陸から遠くはなれた海。「―漁業」↔沿海 **えんらい【遠来】** 图遠くからやって来ること。「―の客をむかえる」 **えんらい【遠雷】** 图遠くの方で鳴るかみなり。 **えんりえど【×厭離×穢土】** この世をよごれたいとわしいものとして、きらいはなれること。 **えんりゃくじ【延〝暦寺】** 图滋賀県大津市にある天台宗の総本山。七八八年、最澄[さいちょう]が創建。奈良[なら]の興福寺を南都と呼ぶのに対して北嶺[ほくれい]、また、園城寺の寺門に対して山門ともいう。 **えんりょ【遠慮】** 图下①ひかえめにすること。「―がちになる」「―会釈[えしゃく]もなく」 ②やんわりと断ること。「出席を―します」 ③遠いさきのことを考えること。「深謀[しんぼう]―」 **えんりょぶかい【遠慮深い】** 圏他人に対する言動が、ふつうよりひかえめである。 **えんれい** 日婉麗】形動しとやかで美しいようす。 **目【×艶麗】** 形動なまめかしくて優美なようす。 **えんろ【遠路】** 图遠い道のり。「―はるばるやってくる」 **お[污]** ・3画 全6画 污 污 污 ①よごれている。きたなくて不快である。②けがす。不正のおこないをする。 お 汚水[おすい] 汚染[おせん] 汚点[おてん] 汚物[おぶつ] ②汚職[おしょく] 汚名[おめい] 汚吏[おり] きたない 汚い文字[きたないもじ] けがす・けがれる・けがらわしい 末席を汚す[まっせきをけがす]/家名が汚れる[かめいがけがれる]/汚らわしい金[けがらわしいかね] よごす・よごれる 手を汚す[てをよごす]/薄汚れる[うすよごれる] **ぉ[於]** 方・4画 全8画 於 於 於 於 目的語(「~を」)や補語(「~に」「〜と」)の前に置いて、場所・対象・原因などをあらわす語。▽「於体育館(=体育館に於いて)」のように書く。 於[おい]て 於[お]ける 於乎[ああ] **お【悪】** →「あく」 **お【小】** 造語』「小~」の形で」「小さい」「少し」などの意味をあらわす。「―川」「―暗[ぐらい]」「―やみ」 ②ことばの調子を整える。「―琴[ごと]~」「―笹[ささ]」 **お【尾】** 图①動物のしりなどから長くのびたもの。しっぽ。また、しっぽに似たもの。「犬がーをふる」「行列のー」 **尾を引く[おをひく]** 後ろへ長くのびる。 。また、あとまで影響[えいきょう]が残る。「流れ星が―」「最初の失敗が―」 **お【緒】** 图①細いひも。とくに、げたやぞうりのはなお。「勝ってかぶとの をしめよ」「をすげかえる」 ②弓や弦楽器の糸。「琴[こと]の―」 **お【男】** □【男】造語[「男〜」の形で]「おとこの」という意味をあらわす。「―神[がみ]」「―びな」 ②二つ対[つい]になっているもののうち、大きいほうやあらあらしいほう。「―岳[だけ]」「―滝[だき]」↔女▽「男坂」は「おとこざか」と読む。 **目【雄・×牡】** 周語[「雄~」の形で」「おすの」という意味をあらわす。「―牛」「―しべ」 ②二つ対[つい]になっているもののうち、つき出ているほう。「―ねじ」↔雌。 **お【御】** 造語[「お~」の形で]①他人のもの・行為・状態をあらわすことばに付いて、尊敬の意味をあらわす。「―からだをたいせつに」「―着きになる」「―若な書き。 ②自分の行動をあらわすことばに付いて、へりくだりの意味をあらわす。「―願いします」「―わたしする」 ▼「お~になる」の形で、他人の動作に対する尊敬をあらわす。「お取りになる」「お食べになる」。また、「お~する」の形で、他人に対する敬意と自分の動作の謙譲りをあらわす。「お取りする」「おうかがいする」 ③表現をやわらげる。また、ていねいな気持ちをあらわす。「―世話」「―菓子」「―天気」▽これを美化語ということがある。 ②女性の名前に付ける。古い言い方。「―花さん」 **おあいそ【お愛想】** 图飲食店で、勘定[かんじょう]”のこと。「―お願いします」→「あいそ」も見よ。 **おあいにくさま【お〝生憎様】** 圏相手の期待にはずれたときや、皮肉をこめた応答をするときにいうことば。「売りきれでー」「けちんぼでー」 **おあし【お足】** 图しはらいをするかね。俗[ぞく]ぎな言い方。「―がたりない」「―をいただく」▽足があるように、すぐ出ていってしまうところから。ふつう、か うに、すぐ出ていってしまうところから。 **オアシス** 图①砂漠で、水がわき、草や樹木が生えているところ。 <143> ②心がやすらぎ、ほっとできる場所。いこいの場。「公園はいわば都会の―だ」[oasis] **おあずけ【お預け】**[図]①イヌなどの前にえさを置き、「よし」と言うまで食べさせないこと。②約束や話だけで、実行が延ばされていること。「―をくう」「休暇[きゅうか]は当分―だ」 **おあつらえむき「お×誂え向き】**[図][形][動]まるで注文したように、望みにぴったり合っているようす。「―の家が見つかる」 **オアペック [OAPEC]**[図]アラブ石油輸出国機構。「石油の取り引きなど、石油関連の経済の問題を協議|するために、一九六八年にアラブの産油国が設置した。[▽Organization of the Arab Petroleum Exporting Countries の略語。] **おい【老い】**[図]年をとること。また、その人。「―を実感する」「―のくりごと」「―も若きも」 **老いの一徹** 思いこんだらゆずらない、老人のがんこさ。「―でがんばる」 **おい【×甥】**[図]その人の兄弟[きょうだい]や姉妹[しまい]の生んだ男子。⇔姪[めい] ▽甥・姪と呼ばれる人から見て、親の兄弟は「おじ」、姉妹は「おば」。 **おい**[圏]呼びかけたり、呼びとめたりするときに使うことば。「―、道をあけてくれ」「―、こっちだ」▽親しい者や目下[めした]の者に対して、おもに男性が使う。 **おいあげる【追い上げる】**[下][□]相手との距離を縮める。「後ろのランナーが激しくー」 **おいうち【追い打ち・追い討ち・追い撃ち】**[図]負けてにげる敵を追いかけてうつこと。追撃[ついげき]。「―をかける」▽打撃[だげき]を受けて弱っている者に、さらに打撃をあたえるという意味にも使う。[滅亡[めつぼう]に―をかける] **おいえげい【お家芸】**[図]その流派や団体が得意とする芸。十八番。おはこ。「柔道[じゅうどう]は日本の―だ」▽もと、歌舞伎[かぶき]で、一門が得意とする芸をいった。「荒事[あらごと]は市川家の―だ」 **おいえそうどう【お家騒動】**[図]江戸時代、大名[だいみょう]などの一家に起こった家督相続の争い。▽大企業[きぎょう]や家元[いえもと]など、ある団体の内部勢力争いなどについてもいう。 **おいえりゅう【御家流】**[図]書道の一派。鎌倉[かまくら]時代に尊円法親王[そんえんほうしんのう]が開いた。流麗・穏和な書風で、室町[むろまち]時代に栄え、江戸時代には公用文書に用いられた。御家様[おいえよう]。青蓮院[しょうれんいん]流。 **おいおい【追い追い】**[画]しだいに。だんだん。順を追って。「―わかってくるはずだ」 **おいおとす【追い落とす】**[国]下位にある者が上の地位にある者を追いはらう。「社長の座から―」 **おいかける【追い掛ける】**[下][□]①あとから追いつこうとする。「すりを―」「流行を―」②ひきつづいて、すぐに次のことが起こる。「追い掛けて電話がかかってきた」 **おいかぜ【追い風】**[図]進む方向に後ろからふく風。順風。⇔向かい風 ▽もと、「負ひ風」の意味。 **おいごえ【追い肥】**[図]植物が生育する途中[とちゅう]で、基肥[もとごえ]の補助としてあたえる肥料。追肥[ついひ]。⇔基肥[もとひ] **おいこす【追い越す】**[国]さきにいたものに追いついて、その前に出る。おいぬく。「トラックをー」「先輩[せんぱい]の地位を―」 **おいこみ【追い込み】**[図]ものごとの最終段階で、さらにいっそう努力すること。ラストスパート。「試験勉強が―にはいる」「―をかける」 **おいこむ【老い込む】**[国]すっかり年をとっておとろえる。ふけこむ。「退職後は、すっかり老い込んだ」 **おいこむ【追い込む】**[国]力で追いつめて、ある場所や状態にむりやりはいらせる。「魚をあみに―」「破産に―」 **おいさき【生い先】**[図]子供の、これからさきの人生。将来。「―が楽しみだ」 **おいさき【老い先】**[図]老人の、残りの人生。余生。「―短い命」 **おいさらばえる【老いさらばえる】**[下]年をとっておとろえ、みじめな姿になる。「老いさらばえた姿をさらす」 **おいしい【美味しい】**[圏]①味ががいい。うまい。美味である。⇔まずい ▽「うまい」の古語「いしい」に、ていねいを示す「お」を付けた形。もと、女性語。②都合がいい。「―話がある」 **おいしげる【生い茂る】**[国]草木が生長して、枝や葉をのばす。「うっそうと生い茂った森」 **おいすがる【追い縋る】**[国]追いついて、はなれまいとしてしがみつく。とりすがる。 **オイスター**[図]海産のカキ。[oyster] **おいせん【追い銭】**[図]一度しはらったうえに、余分にはらうかね。「盗人[ぬすっと]に―」 **おいそれと**[圃][「おいそれと〜できない」などの形で]ただちにひきうけるわけにはいかない、という意味。今すぐ簡単には・・・できない。「そればかりは―承知できない」「―わたすわけにはいかない」▽「おいそれ(ヲ取ッテクレ)」「おいそれ(ヲシテクレ)」というように、気安く命じられても(できない)ということか **おいたち【生い立ち】**[図]子供が成育すること。また、その過程・経歴。「孫[まご]の―を楽しみにする」「―を話す」 **おいたてる【追い立てる】**[下][□]◎追いだしてよそに行かせる。「借家人を―」②せきたてる。せかす。「仕事に―」 **おいちらす【追い散らす】**[国]追いたてて散りぢりにさせる。「にげまどう敵を―」 **おいつく【追い付く】**[国]あとから追いかけてきて、前の人やものに並ぶ。「最終回に同点に―」 **おいつめる【追い詰める】**[下二]にげ場のないところまで相手を追いこむ。「そこまで―のは気の毒だ」 **おいて【×於て】**[「~において」の形で]●場所や時間を指定する。…という場所で。…のときに。「公民館に―展示」「この混乱期に―」②関連・比較のよりどころをあらわす。…の点で。…に関して。「規模に―おとる」③[「~するにおいては」の形で]・・・する場合には。「校則に反するに―は断固厳罰[げんばつ]に処す」▽文章語。 <144> ▼「おきて」の変化した形。 **おいて【追い風】**[図]順風。「―に帆[ほ]をあげる(=ものどとが順調に進む)」▽もと、「負ひ手(風)」の意味。 **おいて【措いて】**[「~をおいて」の形で]・・・をのぞいて。・・・以外に。「彼を―いない」「それはさてー」▽「おきて」の変化した形。 **おいで【お出で】**[図]①「出る」「行く」「来る」「居る」ことなどの敬った言い方。「―を願う」②「おいでなさい」の略。「来い」の親しみをこめた言い方。「ちょっとー」▽おもに、子供や目下[めした]の者に使う。 **おいでおいで【お出でお出で】**[図]幼児などを呼ぶときの手まねき。「―をする」 **おいてきぼり【置いてきぼり】**[図]置きざりにすること。おいてけぼり。「―をくう」 **おいぬく【追い抜く】**[国]追いついてさらに前に出る。おいこす。「自転車で―」②相手よりまさる。目標より上に出る。「先生を―」 **おいはぎ【追い×剝ぎ】**[図]通行人をおどして、衣類やかねをうばうこと。また、うばう者。 **おいばね【追い羽根】**[図]二人で向きあって、羽子板[はごいた]で羽根を打ちあう、正月の女子の遊び。はねつき。 **おいはらう【追い払う】**[国]じゃまなものや、うるさいものを追いたてて遠ざける。おいやる。 **おいぼれる【老い×耄れる】**[下]年をとって、からだや頭のはたらきがおとろえて、にぶくなる。 **おいまくる【追い×捲る】**[国]激しく追いちらす。また、せきたてる。「敵を―」「練習に追いまくられる」 **おいまわす【追い回す】**[国]あちこちと追いかける。「スターをー」②休ませずに使う。「仕事に追い回される」 **おいめ【負い目】**[図]人から受けた恩を返さなければならないと思ったり、自分のせいで人が不幸になったりしたことを、重荷に感じていること。借り。ひけめ。「借金があるので彼には―を感じる」 **おいもとめる【追い求める】**[下]手にはいるまで求めつづける。「理想を―」 **おいやる【追い遣る】**[国]追いたてて、その場にいられなくなるようにする。「敵地へ―」「死に―」 **おいら【×俺〝等・〝己“等】**[代名]「おれ」「おれたち」のくだけた言い方。 **おいらく【老いらく】**[図]年をとっていること。老年。「―の恋[こい]」 **おいらん【花魁】**[図]昔、遊郭で、格の高い遊女のこと。太夫[たゆう]。「正月の一道中」 **おいる【老いる】**[二]年をとる。年をとって、おとろえる。「老いてますます盛[さか]ん」 「つかいわけ」→「老[ふ]ける」を見よ。 **老いては子に従え** 年をとったらあまり自己主張をせずに、なにごとも子供にまかせるほうがいい。 **オイル**[図]あぶら。食用・燃料用・潤滑用など。「―交換」「[oil] **オイルサンド**[図]原油または炭化水素類をふくんでいる砂や岩。タールサンド。油砂。[oil sand] **オイルシェール**[図]炭素・水素・窒素[ちっそ]・硫黄[いおう]などからなる有機化合物をふくむ粘土性のけつ岩。加熱・分解処理することで石油と同質の油がえられる。[oil shale] **オイルショック**[図]一九七三年の第四次中東戦争の際に、アラブの産油国が原油の減産・値上げをおこない、先進工業国に打撃[だげき]をあたえた事件(第一次オイルショック)。また、七八年にイラン革命によって原油価格が上がったこと(第二次オイルショック)。石油危機。[oil shock] **オイルフェンス**[図]事故などで海面に流出した石油などが広がるのを防ぐための囲い。[-oil fence] **オイルマネー**[図]一九七三年、産油国が原油価格をひき上げてえた巨額の余剰[ようじょう]資金。ドルが大部分をしめるためオイルダラーともいう。[oil money] **おいろなおし【お色直し】**[図]結婚披露宴で、花婿や花嫁が式服から別の衣装に着がえること。 **おいわけ【追分】**[図][田]街道[かいどう]が二つに分かれているところ。▽現在でも各地に地名として残っている。②「追分節[ぶし]」の略。「江差―」▼ふつう、「追い分け」とは書かない。 **おいわけぶし【追分節】**[図]民謡[みんよう]の一つ。もと、長野県追分地方の馬子唄[まごうた](=馬子がウマをひきながらうたう歌)から出たもの。 **おう**[王] 王・0画 全4画 王 王 王 王 ●国の最高の権力者。②皇室の、男子。③その世界で、いちばんすぐれたもの。第一人者。「百獣のー」④将棋[しょうぎ]の駒[こま]の「王将」の略。玉[ぎょく]。[オウ(ノウ)]①王位[おうい] 王子[おうじ]、国王[こくおう] 女王[じょおう] 尊王[そんのう]②親王[しんのう] ③三冠王[さんかんおう] 四天王[してんのう] 発明王[はつめいおう] **王は君臨すれども統治せず** 王は最高権力者ではなく、議会が権限をもっているのだ。▽フランスの政治家ティエールのことば。 **おう**[央] 大・2画 全5画 央 央 央 央 ◎なかほど。まんなか。②つきる。尽きる。[オウ]①震央[しんおう] 中央[ちゅうおう]、②未央宮[びおうきゅう] **おう**[応](應) 心・3画 全7画 応 応 応 応 相手の問いかけや呼びかけにこたえる。また、承知すること。「いやもーもない」②他のはたらきかけを受けて動く。③ふさわしい。つりあう。一▼「応じる」を見よ。[オウ(ノウ)]①応諾[おうだく] 応答[おうとう] 呼応[こおう] ②応接[おうせつ] 順応[じゅんのう] 反応[はんのう] 臨機応変[りんきおうへん] ③応分[おうぶん] 相応[そうおう] 適応[てきおう] こたえる 応え[こたえ] 手応え[てごたえ] 相応[ふさわ]しい **おう**[往] イ・5画 全8画 往 往 往 往 <145> **おういん** お **おういん** [名]①(目的地に向かって)いく。来[く]。②いき。復[かえ]り。③過ぎさった昔。 > オウ ①往診 往来 往還 右往左往 往復 ②往路 往古 往時 往年 ③往[い]ぬ 往[ゆ]く **おう[桜](櫻)** 木・6画 全15画 桜 桜 桜 桜 **おう[桜](櫻)** [名]サクラの木。サクラの花。 > オウ 桜花 桜桃[おうとう] 観桜[かんおう] > さくら 桜前線[さくらぜんせん] 桜湯[さくらゆ] 山桜[やまざくら] 夜桜[よざくら] > 桜桃[さくらんぼ] 山桜桃[ゆすらうめ] **おう[横](横)** 木・11画 全15画 横 横 横 横 **おう[横](横)** [名]①よこ。→縦[じゅう]②勝手[かって]気ままな。③正しくない。よこしま。④あふれる。さかん。 > オウ ①横断 横転 縦横[じゅうおう] ②横行 横暴 横着[おうちゃく] 専横[せんおう] ③横死 横領[おうりょう] 横溢[おういつ] > よこ 横顔[よこがお] 縦横[たてよこ] 横町[よこちょう] 横綱[よこづな] **おう[凹]** ・3画 全5画 凹 凹 凹 凹 **おう[凹]** [名]くぼみ。へこみ。⇔凸[とつ] > オウ 凹凸[おうとつ] 凹版[おうはん] 凹面鏡[おうめんきょう] 凹レンズ > 凹[へこ]む 凹[ぼこ]む 凸凹[でこぼこ] **おう[押]** 手・4画 全8画 押 押 押 押 **おう[押]** [動]①力を加える。②力でおさえ、動かないようにする。③詩で、韻[いん]をふむ。 > オウ ①押印[おういん] 押捺[おうなつ] 花押[かおう] ②押収 押領[おうりょう] ③押韻[おういん] > おす・おさえる 念を押[お]す 押[お]しの一手[いって]/証拠[しょうこ]を押[お]さえる > 長押[なげし] **おう【欧】(歐)** 殳・4画 全8画 欧 欧 欧 欧 **おう【欧】(歐)** [名]「欧羅巴[ヨーロッパ]」の略。 > オウ 欧州 欧文 欧米 渡欧 訪欧 北欧 **おう[殴](毆)** 殳・4画 全8画 殴 殴 殴 殴 **おう[殴](毆)** [動]相手を打つ。たたく。なぐる。 > オウ 殴打 殴殺 殴殺 > なぐる 顔を殴[なぐ]る 横殴[よこなぐ]りの雨 **おう[翁]** 羽・4画 全10画 翁 翁 翁 翁 **おう[翁]** [名]①男の年寄り。おきな。⇔媼[おう]・嫗[おう]②男の老人の名前のあとに付けて、敬う気持ちをあらわすことば。「蕉[しょう]―(=松尾芭蕉)」「福[ふく]―(=福沢諭吉)」「沙[さ]―(=シェークスピア)」「奈[な]―(=ナポレオン)」 > オウ 白頭翁[はくとうおう] 老翁[ろうおう] > 翁[おきな] 信天翁[あほうどり] **おう[奥】(奥)** 大・9画 全12画 奥 奥 奥 奥 **おう[奥】(奥)** [名]おくふかいところ。 > オウ 奥義[おうぎ] 深奥[しんおう] > おく 奥座敷[おくざしき] 奥様[おくさま] 奥地 山奥[やまおく] > 陸奥[むつ] **おう[旺]** 日・4画 全8画 旺 旺 旺 旺 **おう[旺]** [名]さかんなようす。 > オウ 旺盛[おうせい] 旺気[おうき] **おう[皇/黄]** [名]↓「こう」 **おう【王/応/翁】** 図→漢字項目を見よ。 **おう【負う】** 国①背中などにのせる。背負う。②自分でひきうける。こうむる。「わたしの手には負えない」「責任を―」「痛手を―」③おかげを受ける。「先人の努力に―ところが多い」 負うた子に教えられて浅瀬[あさせ]を渡る 時には逆に、未熟な者から教えられることがあるものだ。 **おう【追う】** 国①さきに進んでいるものを目がけて進む。「獲物のを―」②せきたてて前に進ませる。「牛を―」③もとめる。たどる。「理想を―」「目で―」④順序をふんでいく。「日を追って病気が回復する」⑤その場所や地位から、むりに去らせる。追放する。「公職を追われる」 **おうあんせき【王安石】** 人名一〇二一―八六年。中国、宋代の政治家。小農や小商人を保護する新法や富国強兵策をうち出すが失敗。文人・学者としては、唐宋八大家の一人。詩文集「臨川[りんせん]集」がある。 **おうい【王位】** 図王のくらい。「―につく」「―継承」 **おうい【王維】** 人名七〇一?―七六一年。中国、唐代の詩人・画家。深く仏教に帰依[きえ]して自然を詠[よ]み、また山水画に才能を示して、南宗[なんしゅう]画の祖といわれる。 **おういつ【横溢】** 図[スル]満ちあふれていること。あふれるばかりに盛[さか]んなこと。「気力がーする」 **おういん【押印】** 図[スル]はんをおすこと。「書類に―する」圏捺印[なついん] **おういん【押韻】** 曰図詩句の初め、または終わりに、同じ音読や似たひびきの音をくりかえし用いて詩の音律の美しさをあらわすこと。▽初めは「頭韻[とういん]」、終わりは「脚韻[きゃくいん]」という。 日漢図漢詩では、五言の場合は偶数句の末尾字、七言忌の場合は第一句目と偶数句の末尾字で、漢字の音をそろえる。ただし第一句目は、五言詩でも押韻することがあり、七言詩でしないこともある。次の七言絶句では、・印の字「塵」「新」「人」が韻をふむ。 渭城[いじょう]の朝雨[ちょうう]軽塵[けいじん]を浥[うるお]す 客舎[かくしゃ]青青[せいせい]柳色[りゅうしょく]新たなり <146> **おうう【奥羽】** 图東北地方。もとの陸奥[むつ](=青森・岩手・宮城・福島)と出羽[でわ](=秋田・山形)をさす。「―」 **おうえん【応援】** 图乏①力を貸すこと。手助けをすること。「仕事の―をたのむ」 ②味方をはげますこと。「―団」「―合戦」声援 > **つかいわけ** 応援・援助・支援・後援||「応援」は、精神的に助けるだけでもいうが、「援助」は、経済的にも助ける場合が多い。「日本代表を応援する」「新事業を援助する」。「支援」は、考えかたや方針に賛成して助けること。「ストライキを支援する」。「後援」は、後ろだてとなって必要な費用などを助けること。「人気歌手の後援会」。 **おうおうにして【往往にして】** ■そうなりやすい傾向[けいこう]があるようす。好ましくないことが生じる場合に使うことが多い。「―誤りやすい」「文化が異なると―誤解が生じるものだ」圏しばしば▽往[ゆ]く時々、往[ゆ]く所々という意味から。 **おうか【欧化】** 图「スとヨーロッパ風になること。西洋化。 **おうか【桜花】** 图サクラの花。「―爛漫[らんまん]」 **おうか【×謳歌】** 图「スと声を高く上げて、そのよさをほめたたえること。また、現在の幸福感をだれはばかることなく言動にあらわすこと。「青春を―する」類賛美・称賛 **おうが【横臥】** 图下と横向きにねること。横たわること。「―の姿勢」邇側臥[そくが]↔仰臥[ぎょうが]・伏臥[ふくが] **おうかくまく【横隔膜】** 图哺乳[ほにゅう]動物の胸と腹とのさかいにある、弓のような形の膜。のびたり縮んだりして呼吸を助ける。 **おうかん【王冠】** 图①王のかぶる、かんむり。 ②ビール瓶[びん]などの金属製のふた。「栓[せん]えぬきで―をぬく」▽形がかんむりに似ていることから。 **おうかん【往還】** 图①〈名・・・スル〉行くことと帰ること。往来。いきき。「電車の―が激しい」 ①〈名〉とおりみち。道路。往来。「人通りの少ない―」 **おうぎ【扇】** 图あおいで風を起こす道具。折りたたむことができ、儀式[ぎしき]や舞[まい]などにも使う。せんす。すえひろ。「舞―」 **おうぎ【奥義】** 图学問や芸術などで、もっとも重要なことがら。「おくぎ」とも。「茶道の―をきわめる」極意・神髄[しんずい] **おうぎし【王羲之】** 入鱼三〇七一三六五年。中国、東晋[とうしん]の書家。楷[かい]・行[ぎょう]・草[そう]の三書体を芸術的に完成し、書聖といわれる。代表作「楽毅[がっき]論」「蘭亭序[らんていじょ]」。 **おうきゅう【王宮】** 图王が住む宮殿。国王城 **おうきゅう【応急】** 图急な場合に、とりあえずまにあわせること。「傷口の―手当てをする」 **おうきゅうしょち【応急処置】** 国とつぜんのけがや病気に、とりあえず手当てをすること。 **おうけん【王権】** 图国王のもつ権力。 **おうけんしんじゅせつ【王権神授説】** 图王の権力は神から授[さず]けられたものであり、いかなる制限も受けないという考えかた。一六世紀後半のヨーロッパで、絶対王政を正当化するために説かれた。 **おうこ【往古】** 图遠く過ぎさった昔。おおむかし。太古[たいこ] **おうこう【王侯】** 图王と諸侯。また、非常に身分の高い人。 **王侯貴族の暮らし[おうこうきぞくのくらし]** きわめてぜいたくな生活。 **王侯将相寧んぞ種有らんや[おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや]** 実力しだいで、だれでも王侯にも将軍にも宰相[さいしょう]にもなれる。どうして生まれた血すじの上下でそんなことがきめられるものか。▽中国の秦朝末期、農民出身の陳勝[ちんしょう]が民衆を集めて挙兵したとき(=陳勝・呉広[ごこう]の乱)に言ったことば。反乱は各地に広がり、秦朝の滅亡[めつぼう]を招いた。「史記」から。 **おうこう【横行】** 图―ス凶悪者が勝手[かって]にふるまうこと。また、悪いことが盛[さか]んにおこなわれること。「盗賊が―する」「汚職はよくがーする」 **おうこく【王国】** 图①王が支配する国。 ②一つの分野で絶大な力をもっているところ。「かつては水泳―日本といわれた」 **おうごん【黄金】** 图①金[きん]。「こがね」とも。 ②かね、とくに金貨。「―をばらまく」 ③非常に価値のあるもの。「―の左腕[さわん]」 **おうごんじだい【黄金時代】** 图もっとも栄えた、かがやかしい時期。「国風文化の―をむかえる」類全盛時代・最盛期 **おうごんぶんかつ【黄金分割】** 图線分を約一対一・六一八の割合の長さに分けること。この割合が、見た目にもっとも安定した美しさをもつといわれる。 **おうぎ【王座】** 图①王が座る席。王位。「―につく」玉座 ②第一の地位。「一決定戦」圈首位 **おうさま【王様】** 图「王」を敬った言い方。もっとも強い者。もっとも価値の高いもの。「メロンはくだものの―」 **おうし【横死】** 图「凶」事故や災難などのために思いがけず死ぬこと。不慮の死。非業の死。「転落事故で―した」 **おうじ** 日【王子】图王の息子[むすこ]。また、皇子以外の皇族の男子。↔王女 **目【皇子】** 图天皇の息子[むすこ]。親王[しんのう]。↔皇女 **おうじ【往時】** 图過ぎさった昔。「―をなつかしむ」昔日・往年 **おうしつ【王室】** 图国王の家族。国王の一族。「イギリスのーと交流がある」圏王家・王族 **おうじゃ【王者】** 图◎王。とくに、武力によってではなく、高い徳によって国を治める人。↔覇者や②もっともすぐれたもの。もっとも強いもの。「マラソンのー」 **おうじゅ【応需】** 图需要や要求に応じること。「入院―」 **おうしゅう【応酬】** 图下忍相手の言動に対してたがいにやりかえすこと。ことばのやりとりをすること。 <147> **おうしん【往信】** 图返事を求めて、こちらから出す手紙。「―のはがきを出す」→返信 > 「つかいわけ」→「返事」を見よ。 **おうしん【往診】** 图下忍医者が患者の家に出かけていって診察すること。「電話で―をたのむ」圏来診↔宅診▽患者の側からは「来診」というべきだが、それを広く「往診」ともいう。「―の先生が見えた」 **おうじんてんのう【応神天皇】** [人生没年[せいぼつねん]然未詳[みしょう]。四世紀末の天皇。母は神功皇后といわれる。この時期、大和朝廷[やまとちょうてい]の勢力が拡大した。 **おうすい【王水】** 图濃塩酸[のうえんさん]と濃硝酸[のうしょうさん]との割合が三対一の混合液。他の酸ではとけない金や白金[はっきん]もとかすことができる。 **おうずる【応ずる】** 研変→「おうじる」 **おうせ【×逢瀬】** 图恋愛[れんあい]関係にある男女が人目をしのんで会う機会。「つかの間[ま]の―を楽しむ」 **おうせい【王政】** 图国王や天皇が直接おこなう政治。「―復古[いっこ]」 **おうせい【×旺盛】** 形動活力にあふれているようす。「―な食欲」「元気―」圏盛[さか]ん **おうせいふっこ【王政復古】** 国政治体制が王政から武家政治や共和政治に進んだのちに、再び王政にもどること。江戸幕府から朝廷[ちょうてい]はらに政権がもどった明治維新[めいじいしん]など。 **おうせつ【応接】** 图「函訪ねてきた人の相手をすること。類応対 **応接に暇いとまがない[おうせつにいとまがない]** ものごとが次から次へと起こっていそがしい。「事故・事件が続いて―」 **おうせん【応戦】** 图下凹敵の攻撃[こうげき]に対抗[たいこう]して戦うこと。「力のかぎり―する」 **おうぞく【王族】** 图王の一族。圏王家・王室 **おうたい** 日【応対】** 图「相手になって受けこたえすること。「電話の―がまずい」圏応答 **目【応待】** 图忍」相手になってもてなすこと。接待 **おうたい【横隊】** 图横に並んだ列。「二列―で行進する」縦隊 **おうだく【応諾】** 图函人のたのみや申し出をひきうけること。「就任を求められ―する」 **おうだん【横断】** 图下と①横に切ること。「―面」↔縦断 ②道を横切ること。「―歩道」 ③広い地域を東西の方向に通過すること。「大陸—鉄道」→縦断 **おうだん【黄×疸】** 图胆汁[たんじゅう]談』の黄色い色素が血液中にふえ、皮ふが黄色くなる症状[しょうじょう]に。 **おうちゃく【横着】** 图「ス凹形画ずうずうしく勝手がてなこと。なまけること。「―な態度をとる」「―者」 **おうちょう【王朝】** 图◎王や天皇が政治をおこなうところ。朝廷[ちょうてい]に。また、とくに平安時代のこと。「―貴族の政治」「―文学」 ②同じ家系の王家全体。また、その王家が支配している期間。「ヴィクトリアー」 **おうちょうめい【汪兆銘】** 入名一八八三一一九四四年。中国の政治家。国民党の幹部。日中戦争で共産主義勢力が拡大したのをきらい、親日反共を主張して南京政府を樹立し、主席となった。 **おうて【王手】** 图①将棋で、次の一手で相手の王将をとることができるように、駒を進めたり打ったりするせめ手。 **王手飛車取り[おうてびしゃとり]** 絶体絶命の状態に追いこむこと。 **王手をかける[おうてをかける]** これ以上、にげ場のないところまで相手を追いこむ。次の一手で勝ち。「優勝に―」 **おうてっこう【黄鉄鉱】** 图鉄と硫黄でできた鉱物。金色でつやがある。肥料や硫酸[りゅうさん]場の原料。「こうてっこう」とも。 **おうてん【横転】** 图「四●横に転ぶこと。よこだおし。「事故で車が―する」 ②左右に回転すること。 **おうと【×嘔吐】** 图下忍胃の中の食べものや胃液をはくこと。もどすこと。「―をもよおす」 **おうと【嘔吐】** 個一九三八年。フランス、サルトルの小説。教師ロカンタンを通して、現代人の外界の事物に対する不安・矛盾[むじゅん]・絶望などを克明な日記にしるしていく。「La Nausée <148> **おうど【黄土】** 图砂漠[さばく]などの細かい砂が風によって運ばれて堆積[たいせき]した、黄褐色の土壌[どじょう]。中国の黄河流域に見られる。「こうど」とも。▽アメリカ・ヨーロッパのものはレスという。 **おうどいろ【黄土色】** 图黄色みの強い茶色。 **おうとう【応答】** 图下凶相手の問いかけに対して答えること。うけこたえ。「無線の―がとだえる」「質疑[しつぎ]もっ―」 > 「つかいわけ」→「返事」を見よ。 **おうとう【桜桃】** 图サクランボがなるサクラの木。また、サクランボ。▽太宰治[だざいおさむ]を追悼する日(=六月一九日)を作品「桜桃」にちなみ、「桜桃忌[おうとうき]」という。 **おうどう【王道】** 图王の仁徳[じんとく]によって理想的に国を治める方法。「―にそむく悪政」↔覇道”▽儒家の政治思想。 **おうどう【横道】** 图正しい道からはずれること。邪道↔正道[せいどう] **おうとつ【凹凸】** 图低い部分と高い部分。でこぼこ。「―の激しい道」園高低[こうてい]ひ・起伏[きふく]〜 **おうな【×媼・×嫗】** 图年をとった女性。老女。古い言い方。↔翁[おきな] **おうのう【×懊悩】** 图下と心の底でなやみくるしむこと。深くなやむこと。「―の日々を送る」圏煩悶[はんもん]・悲苦悩[くのう] **おうはん【凹版】** 图印刷用の版の一つ。インクのつく部分がへこんでいるもの。紙幣・切手[きって]などの印刷に使われる。▽ほかに、凸版[とっぱん]・平版[へいはん]。 **おうばんぶるまい【×椀飯振る舞い】** 图「おおばんぶるまい」 **おうひ【王妃】** 图王の妻。圏皇后・きさき **おうふう【欧風】** 图ヨーロッパ風。洋風。西洋風。 **おうふく【往復】** 图「ときまった場所まで行って帰ること。また、行ったり来たりすること。「―はがき」「圈往来↔片道[かたみち] **おうぶん【応分】** 图その人の身分や能力にふさわしいこと。相応。「―の給料をはらう」→過分 **おうぶん【欧文】** 图ヨーロッパやアメリカの国々の文字。また、その文字で書かれた文章。「ータイプライター」 **おうへい【横柄】** 形動いばって無礼[ぶれい]がいなようす。「部下に―な態度をとる」「―な口をきく」圏尊大 **おうべい【欧米】** 图ヨーロッパとアメリカ。 **おうへん【応変】** 图不意の出来事に対して、適切な処置[しょち]をとること。「臨機―」 **おうぼ【応募】** 图下と求めに応じて申しこむこと。「―作品」「クイズ番組に―する」↔募集[ぼしゅう] **おうほう【応報】** 图仏教で、善悪の因縁[いんねん]に応じて、当然受ける吉凶禍福[きっきょうかふく]などの報い。「↓」因果―」 **おうぼう【横暴】** 图形動自分勝手[じぶんかって]で乱暴なこと。わがままなこと。「領主の―なふるまい」 **おうま【黄麻】** 图シナノキ科の一年草。八~九月に黄色の小さい花が咲く。茎[くき]からとれる繊維でズックや麻[あさ]ぶくろなどをつくる。ツナソ。ジュート。 **おうまがとき【×逢魔が時】** 图夕方のうす暗くなった時分。ゆうぐれ。たそがれ。おうまどき。▽「大禍時 が(=大きな災いの起こりやすい時)」からという。 **おうみ【近江】** 图旧国名。今の滋賀県。東山[とうさん]道の一国。江州[ごうしゅう]。「―商人もきんど」▽淡水[たんすい]湖をいう「あわうみ」の変化した形。 **おうみのおおつのみや【『近。江大津宮】** 图滋賀県大津市にあった都。六六七年に都となり、翌年には天智天皇の即位[そくい]もあって栄えた。六七二年の壬申[じんしん]の乱で焼けて荒廃[こうはい]ら。 **おうみのみふね【淡海三船】** 色七二二一七八五年。奈良時代の漢学者。大友皇子[おおとものおうじ]ものの曾孫[そうそん]。漢詩五首が「経国集」に収められている。ほかに「唐大和上東征[とうだいわじょうとうせい]伝」がある。 **おうみはっけい【近江八景】** 图琵琶湖南岸の八つのすぐれた景観。三井の晩鐘、唐崎[からさき]の夜雨、堅田の落雁[らくがん]、粟津[あわづ]の晴嵐[せいらん]、矢橋[やばせ]の帰帆[きはん]、比良[ひら]いの暮雪、石山[いしやま]の秋月、瀬田[せた]の夕照[せきしょう]。▽中国の瀟湘八景になぞらえたもので、安藤広重[あんどうひろしげ]形の版画で知られる。 **おうむ【×鸚鵡】** 图オウム科の鳥。熱帯産で、太くて短い上のくちばしが内側に曲がっている。人のことばをまねる。小形のものはインコ。 **おうむがえし【×鸚鵡返し】** 图相手の言ったことばをすぐにそのまま相手に返すこと。 **おうめんきょう【凹面鏡】** 图中央がまるくくぼんでいて、光を集める鏡。反射望遠鏡やヘッドライトなどに使われる。↔凸面鏡 **おうもう【王莽】** [名]前四五一後二三年。中国、前漢末の政治家。平帝を毒殺して、新[しん]を建国。復古主義の政治を急激に進めたため、重税に苦しむ農民らの反乱(=赤眉の乱)にあい、劉秀[りゅうしゅう](=光武帝)にほろぼされた。 **おうよう【応用】** 图下忍法則や理論を、実際の場合にあてはめて用いること。「てこの原理を―する」 **おうよう【×鷹揚】** 形動小さなことにこだわらず、おっとりと落ち着いて、上品なようす。「―に構える」医大様・おおらか▽もと、タカが空中を飛ぶようにおおらかで威厳のあるさまをあらわしたが、のち <149> **おおあざ【大字】** 图町村内の区画の一つで、小字[こあざ]をふくむ比較的広い地域。 **おおあじ【大味】** 图形動①食べものの味にこまやかな味わいやうま味がないようす。「この魚はーでうまくない」↔小味▽作品などのできばえが大まかで、おもむきに欠けるようすもいう。「―な作品だ」 **おおあたり【大当たり】** 图「①ねらったことが完全に的中すること。「予想が―する」 ②ねらった商売や興行[こうぎょう]が、大成功すること。「アニメーション映画が―だ」 **おおあな【大穴】** 图①多額の損害。「―をあける」 ②競馬[けいば]や競輪[けいりん]で、番くるわせ(の結果、手にはいる大金)。「―をねらう」 **おおあまのおうじ【大海人皇子】** 「てんむてんのう」 **おおあれ【大荒れ】** 图●ひどい暴風雨。 ②激論が交[か]わされること。「会議は―にあれた」 ③スポーツやかけごとなどで、予想もつかない結果になること。「―の最終レース」 **おおい【多い】** 囲数や量がたくさんある。「人通りが―」「苦労が―」「地震の―国」↔少ない **おおい【覆い・被い】** 图ものをかくしたり保護したりするために、上からかぶせるもの。カバー。 **オーイーイーシー[OEEC]** 图ヨーロッパ経済協力機構。一九四八年、アメリカのマーシャルプラン[う]けいれのため、西ヨーロッパ一六か国が組織。六一年にOECDとなる。▽ Organization for European Economic Cooperation の略語。 **オーイーシーディー[OECD]** 图経済協力開発機構。一九六一年に発足した、先進資本主義諸国の国際協力機関。経済の発展や貿易の拡大をはかり、発展途上[とじょう]国への援助[えんじょ]を目的とする。▷ Organization for Economic Cooperation and Development の略語。 **おおいなる【大いなる】** 運体①気持ちなどが、おおきな。「―感謝」「―野望をいだく」 ②偉大[いだい]な。「―功績」▼「大きなり」の連体形「大きなる」の変化した形。文章語。 **おおいに【大いに】** 画数量や程度のはなはだしいようす。さかんに。どんどん。「―遊ぼう」「―議論する必要がある」▽「おおきに」の変化した形。 **おおいり【大入り】** 图興行場などで、観客が大勢はいること。「芝居は―満員だ」→不入り **おおいりぶくろ【大入り袋】** 图興行場などで、観客が大勢はいったときに、従業員や劇団員に祝いとしてかねを入れて配る小さなふくろ。おもてに「大入」と書いてある。 **おおう【覆う・『被う・×蓋う・×蔽う】** 国⊕広く全面的にかぶせる。「山が雪で覆われる」 ②つつみかくす。「覆いきれない事実」 ③広く全体にゆきわたる。「会場を―喚声」 **オーウェン** [人名]一七七一一一八五八年。イギリスの社会主義運動家。アメリカにわたって理想的な共同体の建設を試みたが失敗。帰国後は労働組合運動を指導した。空想的社会主義を代表する一人。オーエン。|Robert Owen **おおうちよしひろ【大内義弘】** 入後一三五六一九九年。室町[むろまち]初期の武将。周防[すおう]などの守護。幕府に対立して、応永の乱を起こすが、足利義満[あしかがよしみつ]笠にせめられ、堺[さかい]で敗死。 **おおおつし【大写し】** 图↓「クローズアップ」 **おおうなばら【大海原】** 图海の広さを強調し、たたえた言い方。広びろとした海。大海。 **オーエー[OA]** 图コンピュータなどを使って事務処理を自動化すること。「―機器」▽ office automation の略語。 **オーエーエス[OAS]** 图米州機構。アメリカやラテンアメリカ諸国が一九四八年に「米州機構憲章」を採択[さいたく]して成立。国際平和の維持、経済的・社会的・文化的な国際協力を図ることなどを目的とする。現在三〇か国以上が加盟。▽Organization of American States の略語。 **おおえど【大江戸】** 图「江戸」の広さを強調し、たたえた言い方。「――八百八町[はっぴゃくやちょう]ぎ」 <150> **おおえのあさつな【大江朝綱】** 「大叔父」と書く。八八六一九|五七年。平安中期の学者・書家。儒学[じゅがく]や歴史に通じ、村上天皇の勅[ちょく]を受けて「新国史」などを編んだ。後江相[ごうこうしょう]。 **おおえのひろもと【大江広元】** 人一一四八―一二二五年。鎌倉[かまくら]初期の政治家。幕府に招かれ公文所[くもんじょ]、のちの政所[まんどころ]”の初代別当となる。守護・地頭の設置を発案するなど、幕府の体制固めに貢献した。 **おおえのまさふさ【大江匡房】** 一〇四一―一一一一年。平安後期の歌人・学者。博学で名高く、有職故実[ゆうそくこじつ]を「江家次第」にまとめた。ほかに「続本朝往生[しょくほんちょうおうじょう]伝」や、その談話を記録した「江談抄[ごうだんしょう]」がある。和歌は「後拾遺[ごしゅうい]集」に入集。 **オーエル[OL]** 图会社や事務所などで働く女性。▷ office lady からの略語。和 **おおおじ【大伯父・大叔父】** 图両親のおじ。祖父母の男のきょうだい。←大伯母・大叔母さ▽祖父母より年上の場合は「大伯父」、年下の場合は **おおおとこ(大男)総身に知恵が回りかね[おおおとこそうしんにちえがまわりかね]** からだばかり大きくて、動作や頭の回転がにぶい男をばかにしていった川柳[せんりゅう]。 **おおおば【大伯母・大叔母】** 图両親のおば。祖父母の女のきょうだい。→大伯父・大叔父 祖父母より年上の場合は「大伯母」、年下の場合は「大叔母」と書く。 **おおかがみ【大鏡】** 一一一七年ころ。作者未詳[みしょう]。四鏡[しきょう]の一つ。文徳天皇から後一条天皇までの一四代百七十六年間の歴史が紀伝体で書かれた歴史物語。二人の老人が対談し、若いさむらいが聞くという形式をとって語られる。「世継ぎ物語」とも。 **おおがかり【大掛かり】** 形動規模が大きく、費用や人手などが多くかかるようす。「―な舞台[ぶたい]装置」「―な計画」圏大規模 **おおかた【大方】** 图画①〈名〉多くの人々。ほとんどの部分。「―ーの評判はいい」大半 ②〈副〉たぶん。おそらく。「―そんなことだろうな」 ③だいたい。おおよそ。「仕事は―かたづいた」類あらかた **おおがた** 日【大形】** 图形①かたちが大きいこと。「―の鳥」「―のポスター」↔小形 **目【大型】** 图同類のものの中で、規模や能力が大きいほうであること。「―台風」「―店舗[てんぽ]ㄛ~」「―新人歌手」↔小型「大形」は見た目の大きさだけにいうが、「大型」は性能や規模についてもいう。 **おおかみ【×狼】** 图イヌ科の哺乳[ほにゅう]動物。イヌよりも口が大きくきばがするどい。夜行性で、人や家畜〈をおそう。日本では絶滅した。 **おおがら【大柄】** 图形動①からだがふつうより大きいようす。「な選手をそろえる」 ②模様やしまがらが大きいようす。「―な布地」→小柄[こがら] **おおかれすくなかれ【多かれ少なかれ】** 圓程度の差はあるが、どちらにせよ。「台風で すべての家が被害を受けた」「―全員に責任がある」 **おおきい【大きい】** 囲①体積・数量・規模・程度などが、ふつうより上である。「―ビル」「額が―」「―計画」「音が―」「身代が―」 ②年齢が上である。「いとこは三歳[さい]―」「―子にいじめられる」▽子供に使うことが多い。 ③心が広い。度量がある。「人物がー」 ④行動などが、年齢や地位に合わずいばっている。「態度が―」 ⑤ものごとが重大である。影響[えいきょう]しい”が強い。「この失敗は―」「―意味がある」 ◎おおげさである。「―ことばかり言う」↔小さい **おおきな【大きな】** 連体①おおきい。「―声」↔小さな▽古語「大きなり」の連体形「大きなる」、 **大きなお世話[おおきなおせわ]** よけいなおせっかい。世話をしてくれたのが、かえってめいわくだ。 **大きな顔をする[おおきなかおをする]** いばったえらそうな態度をとる。「新米[しんまい]のくせに―な」 **大きなことを言う[おおきなことをいう]** おおげさなことを言う。できそうにないことを、できるかのように話す。圏大きな口をたたく・大きな口を利きく **おおきに【大きに】** 圓圈①〈副〉たいそう。おおいに。「―迷惑だ」「―お世話[せわ]」 ①〈感〉どうもありがとう。▽関西[かんさい]方言。ふつう、かな書き。 **オーきゃく【○脚】** 图立ったときにひざが外側に出て、全体が0の字形になる足。↔X脚[エックスきゃく]ス **おおぎょう【大形・大仰】** 形動①おおげさで、わざとらしいようす。ぎょうさん。「―な身ぶり」 ②規模の大きいようす。おおじかけな。 **おおぎり【大切り】** 图◎芝居[しばい]『や寄席[よせ]などで、その日演じる最終のもの。▽「大喜利」とも書く。 ②ものごとの終わり。 ③大きく切りわけること。大きな切り身。 **おおく【多く】** 图画①〈名〉量が多いこと。たくさん。また、全体の大部分。「―の人々の考え」「―は語らない」「国民の―が反対」 <151> **おおしおへ** **オーク** [カシ]や[ナラ]などの木・木材。[―]oak **オークション** [图]せりうり。競売。とくに、美術品などの競売。[―]auction **おおぐち【大口】** [图]①大きな[ロ]。[「―をあけて笑う」] ②金額が多いこと。[「―の借金」]→小口[に]ち ③おおげさに言うこと。えらそうに言うこと。[「―をたたく」] [圏]大言壮語・高言▽「おおくち」とも。 **おおくにぬしのかみ【大国主神】** [图]「古事記」に記された、日本の国土をつくり、支配した神。天孫[ニニギノミコト]の降臨ののちは、[ニニギノミコト]に国をゆずった。「日本書紀」では[オオナムチノカミ]。出雲大社の祭神。また、七福神の大黒天と混同されて福の神とされる。 **おおくびえ【大首絵】** [图]浮世絵[きょ]の役者絵や美人画で、上半身をえがいたもの。 **おおくぼとしみち【大久保利通】** [人名]一八三〇―七八年。幕末・維新[』]の政治家。薩摩藩士[感は]。通称[いり]、一蔵[骛]。西郷隆盛[ぶら]と討幕運動を進め、維新後、明治政府の中心部にあって重職を歴任したが、暗殺された(=紀尾井坂[きぃ]の変)。 **おおくましげのぶ【隈重信】** [人名]一八三八[一]一九二三年。明治・大正期の政治家。佐賀藩士[し]。自由民権運動に参加し、国会開設を唱え、改進党を結成。最初の政党内閣を組織して首相をつとめた。 **おおくらしょう【大蔵省】** [图]旧行政機関。予算・通貨・金融・税金に関する仕事をし、大蔵大臣を長として組織された。今の財務省にあたる。 **おおくらながつね【大蔵永常】** [人名]一七六八—7。江戸後期の農学者。豊後[びん]生まれ。諸国を見聞して歩き、「農具便利論」「広益国産考」などの農業指導書をあらわした。 **オーケー [OK]** [图] [感]①〈感〉よろしい。承知した。オーライ。①〈副〉たいてい。たびたび。「このことわざは―まちがって使われる」 「オッケー」とも。①〈名・スル〉承知。承諾[なぁ]。許可。「―をとる」 **おおげさ【大×袈裟】** [形動]実際よりもはでに大きく表現するようす。[「―なジェスチャー」「―に痛がる」] [類]おおぎょう・オーバー▽もと、大きな袈裟(=法衣)を身につけているという意味。 >つかいわけ→「仰々しい」を見よ。 **オーケストラ** [图]弦[ぇ]楽器・管楽器・打楽器で合奏する楽団。管弦楽団。交響楽団。また、管弦楽。[オケ]。[―]orchestra **おおごと【大事】** [图]たいへん困る出来事。[「しくじったら―になる」] [一大事]・[大事] **おおさかじょう【大坂城】** [图]安土桃山時代、豊臣秀吉が石山本願寺のあとに建てた城。一六一五年、大坂夏の陣[んで]焼失したが、江戸幕府が再建した。 **おおさかふゆのじん・なつのじん【大坂冬の陣・夏の陣】** [图]一六一四年冬・一六一五年夏。徳川家康が、大坂城の豊臣秀頼に[腸]をせめた二度の戦い。敗れた豊臣氏は滅亡した。 **おおざけのみ【大酒飲み】** [国]いつも多量の酒を飲む人。酒豪[”] **おおざっぱ【大雑把】** [形画]全体をあらく大づかみにとらえるようす。[「―な話」「―な計算」] >つかいわけ大まか・大ざっぱ・杜撰[ん]一 「大まか」は、要点はおさえながらこまごましたことはすてておくようす。とくに非難する気持ちはこめられていない。「大ざっぱ」は、粗雑で落ちがあり、よくないという意味が加わってくる。「杜撰」になると、仕事ぶりに手落ちや誤りが多くて、いいかげんだという悪い意味だけになる。 **おおじ【大路】** [图]はばの広い道。おおどおり。[「朱雀[한]―」]小路[に] **おおしい【雄雄しい・男男しい】** [囲]男らしく、困難に勇ましくたち向かうようす。[「―いでたち」] [類]勇敢[女々しい] **オージー [OG]** [图]女性の卒業生。[烟]OB [Vold]と girl からの略語。[和] **オーシーアール [OCR]** [国]光学式文字読み取り装置。書かれた文字を、自動的に読みとる。▽optical character reader の略語。 **おおごしょ【大御所】** [图]その世界で、かげで大きな力をもっている実力者。[「文壇[甃]の―といわれる作家」] [圏]大立て者[もの]・重鎮[延],▽もと、隠居[訟]した将軍の呼び名。[「―が政治を動かす」] **おおしお【大潮】** [图]潮の満ち引きの差が、もっとも大きいとき。月に二回、新月と満月のあとに起こる。☆小潮 **おおしおへいはちろう【大塩平八郎】** [入]一七 <152> **おおしおへいはちろう【大塩平八郎】** [入]一七九三一八三七年。江戸後期の陽明学者。大坂町奉行[鈣よう]与力[はき]。洗心洞塾[続しんどう]を開き、子弟の教育や著述にあたった。一八三七年、争乱を起こし、天保[既]の大飢饉[さん]に苦しむ人々に、豪商[でしょ]から金品をうばってあたえたが、すぐにしずめられ自殺した(=大塩平八郎の乱)。著書に「洗心洞劄記[きっ]」「古本大学刮目[紗]」など。 **おおじかけ【大仕掛け】** [形動]しかけやしくみが大きいようす。[「―な舞台[がい]」] [圏]大掛かり・大規模 **おおしこうちのみつね【凡河内躬恒】** [生没]年[然っ]未詳[いよう]。平安前期の歌人。「古今集」の撰者の一人。三十六歌仙[芯]の一人。家集「躬恒集」。 **おおじだい【大時代】** [图形動]古めかしくて、時代後れなこと。[「―なやりかた」] ②時代がかって大げさなこと。「しごく―な話しぶり」 ▽「だいじだい」と読むのは誤り。 **おおしまつむぎ【大島×紬】** [图]鹿児島県、奄美[『]大島特産のかすり織りのつむぎ。おおしま。 **おおすぎさかえ【大杉栄】** [一八八五一一九二三年]。大正期の社会主義運動家。香川県生まれ。幸徳秋水[い]を知り、無政府主義者となって、大正期の労働運動に大きな影響[もり]をおよぼしたが、関東大震災[訟]の混乱の中、軍人らに妻の伊藤野枝とともに殺害された。 **おおすじ【大筋】** [图]おおよそのすじみち。あらまし。また、要点。[「話の―を聞く」] **オーストラリア** [日图]南半球にある、世界でいちばん小さい大陸。■国産オーストラリア大陸とタスマニア島などからなる連邦[穴]共和国。イギリス連邦に属する。世界一の牧羊国。金・銀・鉄鉱など、地下資源も豊富。豪州。面積約七七四万平方[しゅ]。首都キャンベラ。主要言語英語。▽「豪太刺利亜」と当てる。 **オーストリア** [国室]正式国名は、オーストリア共和国。中央ヨーロッパの南東部にある国。鉄鋼などの資源をもつ工業国。国土の約三分の二はアルプス山地で、観光地としても知られる。永世中立国。面積約八万四〇〇〇平方[心]。首都ウィーン。主要言語ドイツ語。▽「墺太利」と当てる。 **おおすみ【大隅】** [图]旧国名。今の鹿児島県東部と大隅諸島・奄美諸島。西海道の一国。隅州[り] **おおずもう【大相撲・大“角“力】** [图]日本相撲協会がおこなう、一年に六度のすもうのもよおし。②すもうで、おたがいに力のこもった見ごたえのある取組。[「水入りの―」] **おおせ【仰せ】** [图]「言うこと」「言いつけ」の敬った言い方。おことば。ご命令。[「―に従う」「―のとお[り]」] **おおぜい【大勢】** [图]たくさんの人数。小勢[もい]▽「たいせい」と読めば別の語。 **おおぜき【大関】** [图]すもうの階級の一つ。横綱[誌]の下で、関脇[麓]の上。三役(=大関・関脇・小結[びび])の中の最上位。 **おおせつかる【仰せ付かる】** [国]「言いつかる」の敬った言い方。目上の人から命令される。 **おおせられる【仰せられる】** [下□]「言う」の敬った言い方。「おっしゃる」よりも敬意が高い。 **おおせる【《果せる】** [造語][「〜おおせる」の形で]・・・しとげる。・しおえる。[「仕事をやり―」「まんまとだまし―」]▽動詞の連用形に付く。 **おおそうじ【大掃除】** [图]大がかりで、ていねいにするそうじ。[「年末の―」]▽じゃまなものや反対する人などを、思いきって除くことをたとえてもいう。「反主流派を―する」 **オーソドックス** [形動]考えかたや方法などが伝統的で、正しいとされていること。正統派の。正統的な。[「―なデザイン」] [orthodox] **オーソリティー** [図]専門的な深い知識と独自な意見をもち、信頼されている人。権威者。大家[い]。[authority]権威。 **オーダー** [图]①〈名・スル〉注文。また、注文すること。[「ラストー」]▽食事や洋服に使うことが多い。①〈名〉順序。「バッティングー」[-order] **オーダーメード** [图]客が注文してつくらせること。また、つくらせたもの。とくに、洋服についていう。☆レディーメード ▽order と made から。[和] **おおだい【大台】** [函数]量や金額などの大きなさかいめとなるけた。[「年収一〇〇〇万円のーをこえる」] ②株式相場で、「○○円を単位とする値段の範囲[ぃ]。▽一〇円単位で示すのを「台」という。 **おおだすかり【大助かり】** [图]「たいへん助かること。[「てつだってくれてーだ」] **おおたちまわり【大立ち回り】** [图]芝居で、とっくみあいや、きりあいを演じること。また、はでで激しいけんか。おおげんか。[「白昼―を演じる」] **おおだてもの【大立て者】** [図]ある社会を代表する実力者。おおもの。[「経済界の―」] [圏]大御所▽もと、芝居の一座でもっとも重要な役を演じる役者。 **おおたどうかん【太田道灌】** [入編]一四三二[十]八六年。室町[鷲]中期の武将・歌人。上杉[鼓]家の重臣で、一四五七年に江戸[以]城を築いたことで有名。のち、主君上杉定正[謀]により暗殺された。 **おおたなんぼ【大田南畝】** [一七四九一一八二三年]。江戸後期の狂歌師・戯作者。本名は覃[ぇん]。別号、四方赤良・蜀山人[じん]など。朱楽菅江[効]・唐衣橘洲とともに狂歌三大家の一人。和漢の学識と才能を多方面に発揮した。江戸文人の典型。狂詩集「寐惚」先生文集」、黄表紙「岡目八目[効く]」、随筆「半日閑話[然]」。 **おおづかみ【大×摑み】** [图形動]ものごとのだいたいのすじみちをつかむこと。[「―にとらえる」] **おおつきげんたく【大槻玄沢】** [人看]一七五七ー一八二七年。江戸後期の蘭医[吃]・蘭学者。杉田玄白[骸く]、前野良沢[たく]に学ぶ。蘭学の入門書「蘭学階梯[ご]」をあらわし、江戸に芝蘭堂を開くなど、蘭学教育につくした。 **おおつきふみひこ【大槻文彦】** [人图]一八四七[一]一九二八年。明治・大正期の国語学者。江戸[以]生ま <153> **おおのやす**まれ。本名、清復[隷]。号は復軒。幕末の儒学者大槻磐渓[説]の子。文部省に命じられて、国語辞書「言海」を一〇数年かけて完成した(のち、増補して「大言海」)。ほかに、文法書「広日本文典」「口語法別記」など。 **おおつごもり【大×晦〝日】** [图]「おおみそか」の古い言い方。一二月三一日。▽「つごもり」は、旧暦[熱]の二十日[帰っ]過ぎの月が日ごとに小さくなっていき、月末の三〇日にはついにこもって見えなくなること。 **おおつづみ【大鼓】** [图]大きなつづみ。とくに、能楽[ぃ]などで使う大形のつづみ。小鼓[がみ] **おおつのみこ【大津皇子】** [人图]六六三―六八六年。歌人・漢詩人。天武天皇の第三皇子。文武[に]すぐれたが、壬申[点]の乱後、草壁皇子[だかべの]と対立し、謀反の疑いで処刑にされた。「万葉集」「懐風藻[訟]」に和歌や詩がのる。 **おおっぴら【大っぴら】** [形動]人目につくことをだれにも遠慮ししないようす。すすんで人目にさらすようす。[「―に出歩く」「事件を―にする」] [圏]公然 **おおづめ【大詰め】** [图]ものごとの終わりの段階。終局。[「政局も―をむかえる」「事件の―」] [圏]大団円▽もと、芝居のいちばん終わりの幕。 **おおて【大手】** [图]◎大きな取り引きをおこなう会社。[「私鉄―の賃金交渉に」] [圏]大手筋[すじ] ②城の正門。おもてぐち。また、正門の敵をせめる軍勢。からめ手 **おおで【大手】** [图]両手をいっぱいに広げること。正々堂々とした態度やいばったようすをいう。[「―をふって通る」「―を広げて歓迎する」] **オーディーエー[ODA]** [图]政府開発援助。発展途上[により]国などに対する、先進国の政府機関からの経済援助や技術協力。▽official development assistance の略語。 **オーディオ** [图]●ステレオなどの音響[誌”]再生装置。「―テープ」「ービジュアル」②ラジオやテレビなどの音声部分。[- audio] **オーディション** [图]舞台公演などの出演者をきめる審査[ん]。実技テスト。[「―を受ける」] [audition] **おおでき【大出来】** [图]予想以上のりっぱなできばえ。[「はじめてにしては―だ」] [圏]上出来▽ほめことばに使う。 **オーデコロン** [图]アルコールに香料を加えた、うすい香水。[一]eau de Cologne **おおど【大戸】** [图]古い商店などで、おもて口の大きな戸。[「―を閉ざす」] **おおどうぐ【大道具】** [图]舞台装置のうち、建物・樹木・背景など、しかけの大きなもの。また、その装置をつくったり、あつかったりする人。小道具 **おおどか【大どか】** [形動]おおらかで、のびのびとしているようす。[「―な人がら」] **オートクチュール** [图]高級な洋装店。また、高級婦人服。[一]haute couture **オートバイ** [图]ガソリンエンジンによって走る二輪車。自動二輪車。単車。▽autobicycle から。 **オートフォーカス** [图]レンズの焦点[잖;]が自動的に合うようになっていること。自動焦点。[「―のカメラ」] [auto-focus] **オードブル** [图]西洋料理で、献立[甃]の最初に出る軽い料理。前菜。[一] hors-d'œuvre **オートマチック** [形動]①自動的。自動式。「―コントロール(=自動制御)」②変速装置が自動式になっている車。オートマ車。AT。[| automatic] **オートミール** [图]エンバクをひき割りにして加工した食品。牛乳や砂糖を加えて、おかゆのようにして食べる。[一]oatmeal **オートメーション** [图]機械が自動的に仕事をするしくみ。オートメ。[-automation] **おおともそうりん【大友宗麟】** [入围]一五三〇―八七年。戦国時代のキリシタン大名[び”]。豊後・腕。ポルトガルとの貿易を進め、北九州を支配し、ローマに天正[ん’]使節を派遣した。 **おおとものおうじ【大友皇子】** [人名]六四八六七二年。天智天皇の第一皇子。壬申[点]の乱で、叔父[ぃ]の大海人[誌の]皇子に敗れ、自殺。弘文[怒]天皇。漢詩二編が「懐風藻[いょう]」に収められている。 **おおとものくろぬし【大友黒主】** [名]生没年未詳[ぃょう]。平安前期の歌人。六歌仙[恋]の一人で、その歌は古風で素朴。「古今集」序にも、その歌風が評されている。 **おおとものさかのうえのいらつめ【大伴坂上郎女】** [人图]生没年[怒っ]未詳[ょう]。奈良[は]前期の女流歌人。万葉後期の代表的歌人の一人。旅人[姿]の妹。家持[ゞ]の叔母[は]。才気豊かな秀歌が多い。 **おおとものたびと【大伴旅人】** [入图]六六五一七三一年。奈良[は]前期の歌人。大伴安麻呂[ゞ]の長男で、家持[ゞ]の父。大宰帥[びぃ]。となって九州に下ったことがある。山上億良[のうえの]とも親交があった。「万葉集」に七〇余首を収める。 **おおとものやかもち【大伴家持】** [人鱼]七一八?—七八五年。奈良時代の歌人。旅人[望]の子。万葉後期を代表する歌人で、理知的で繊細[説な]傾向[2]をもつ。「万葉集」に収められた歌の数ももっとも多く、編者の一人といわれる。 **オートレース** [圏]オートバイや自動車による競走。[autorace] から。[和] **オーナー** [图]持ち主。とくに、会社などの組織や施設[밝]の所有者。[「球団の―」] [-owner] **オーナードライバー** [图]自家用車をもち、自分で運転する人。[-owner-driver] **おおなかとみのよしのぶ【大中臣能宣】** [入省]九二一一九九一年。平安中期の歌人。三十六歌仙[梵]の一人で、和歌は「拾遺集」などに見える。また、梨壷[ご]の五人の一人で、「後撰集」の撰進にもたずさわった。 **おおなた(大鉈)を振るう** 思いきって整理や縮小をする。 **おおにゅうどう【大入道】** [图]坊主頭の大きな男。また、坊主頭の大きな化けもの。 **おおのやすまろ【太安万侶】** [入围]?[|]七二三年。奈良時代の学者。安麻呂とも。稗田阿礼[絵だのの]ロ <154> **オーバー**伝えを筆録して「古事記」とし、舎人親王[”七二]。広幅[翳]。並幅[愍]らと「日本書紀」を編修した。 **オーバー** [图形動]①〈名・スル〉ものの上や数量・えること。[「センターーの二塁打[怒]」「定員を―する」] ⑪〈形動〉表現や動作がおおげさなようす。誇張[びようし]た。「―なしぐさ」 〈名〉「オーバーコート」の略。[一]over **オーバーコート** [图]防寒のために洋服の上から着るあつでの長い服。外套[認]。オーバー。[| overcoat] **オーバースロー** [图]野球などで、投法の一つ。うでをかたより上にして投げる。もっともふつうの投げかた。上手投げ。オーバーハンド。▽ほかに、アンダースロー・サイドスロー。[overhand throw] から。 **オーバータイム** [图]①時間外勤務。超過勤務。②スポーツ競技で、規定の時間や回数をこえてプレーすること。[-overtime] **オーバーヒート** 「機械などが熱くなりすぎる過熱。「エンジンがーする」[「overheat] **オーバーホール** [图]「一定時間使用した機械などを分解して、検査・修理すること。[一]overhaul **オーバーラップ** [图]「函◎二つのイメージが重なること。「孫の姿に若いころの自分を―させる」②映画やテレビなどで、一つの場面が消えないうちに次の場面を映す手法。二重映し。[一] overlap] **オーバーラン** [图]函野球で、走者が止まるべき塁上りをよけいに走りこしてしまうこと。また、飛行機などが止まるべき地点で止まらずに走りすぎること。[overrun] **オーバーワーク** [图]働きすぎ。勤務時間や体力以上に仕事をすること。[類]過労[一]overwork **おおばこ【大葉子・車《前《草】** [图]オオバコ科の多年草。道ばたなどに生え、夏に白い小さな花をつける。葉・種子は薬用。 **おおはば【大幅】** [图形動]①〈形動〉数量や値段の変化の程度が大きいようす。[「―な値上げ」]☆小幅 ①〈名〉和服の布のはばで、ふつうの二倍のもの。約 **おおはらえ【大×祓え】** [图]宮中や神社などで、人々の罪やけがれをはらい清める神事。六月と一二月末日におこなう。「おおはらい」とも。 **おおばん【大判】** [图]①紙や本などで、ふつうよりも大きめのもの。②江戸時代につくられた、楕円形の大形金貨。一枚で小判一〇両にあたる。小判 **おおばんぶるまい【大盤振る舞い】** [图]函気前よくごちそうをふるまうこと。また、はでにかねを使うこと。[「年に一度の―」]▽もと「椀飯烤振る舞S」。 **オービー[OB]** [图]卒業生。その学校などの出身者。先輩。在校生に対していう。ふつう、男性をさす。[類]OG [V▷old boy]の略語。 **オービー[OB]** [图]ゴルフで、競技区域の外。また、そこに球を打ちこむこと。▽out of bounds の略語。 **おおびけ【大引け】** [图]取引所などで、その日の最終回の立ち会い相場が終了したこと。また、その値段。寄り付き **おおふう【大風】** [形動]いばって人を見下すようなようす。おうへい。[「―な態度」] [劂]尊大 **オープニング** [图]はじまり。開始。開会。エンディング [| opening] **おおぶね(大船)に乗った気持ち** すっかりまかせきって安心すること。「どうぞ―でいてください」 [園]親船に乗ったつもり **おおぶり【大ぶり】** [图形動]形がふつうより大きめなこと。[「―な茶わん」]→小ぶり **おおぶろしき(大風呂敷)を広ぃっげる** 実際にはできそうもない大きなことを言う。おおげさに話す。ほらをふく。 **オーブン** [图] 食品を蒸し焼きする調理器具。天火び。[「―でケーキを焼く」] [「oven] **オープン** [图形動]①〈形動〉ⓘあけっぴろげなようす。開放的。「経営を―にする」②公開の。「ーゲーム」①〈名・・・・スル〉開くこと。開場。開店。[「支店が今月―する」]: open[tion] **オープンカー** [图]屋根のない乗用車。[「―でパレードする」] [一open car] **オープンシャツ** [图]えりもとが広くあいたシャツ。開襟シャツ。[-open shirt] **オープンショップ** [图]労働組合への加入が雇用の条件でなく、労働者が自由に選択できるという協定や制度。▽ほかに、クローズドショップ・ユニオンショップ。[open shop] **オープンセット** [图]映画やテレビなどの撮影のために、屋外につくられた町並みや建物などの装置。野外装置。[open set] **オープン・マーケット・オペレーション** [图]↓「こうかいしじょうそうさ」[open market opera-] **おおべや【大部屋】** [图]田病院や旅館などで、大勢の病人やとまり客をいっしょに入れる大きい部屋。②個室をもてない無名の俳優がたちがみんなで使うひかえ室。また、無名の俳優。 **オー・ヘンリー** [一八六二―一九一○年]。アメリカの作家。ユーモアと哀愁[り]をたくみなすじ立てに盛りこんだ短編を数多く残した。[-O. Henry] **オーボエ** [图]木管楽器の一つ。管のはしに二枚の舌(=リード)をつけた、たてぶえ。管弦楽[戮見]では高音部をうけもつ。オーボー。[一oboe ㄌ!]図「オーケストラ」 **おおまか【大まか】** [形動]おおようで細かいことにこだわらないようす。要点だけをおさえるようす。[「―に言う」「―なつくり」] >「つわけ」→「大雑把[ば]」を見よ。 **おおまじめ【大真面目】** [形動]特別まじめなようす。他人が見るとこっけいなほどまじめに考えたり、おこなったりするようす。[「―に失敗をやらかす」] **おおまた【大股】** [图]両足を広く開くこと。また、歩はばが広いこと。小また <155> **オーロラ** **おおみえ(大見得)を切る** 自信のあることを、人に目立つようなしぐさであらわす。 **おおみそか【大晦日】** [图]一年の最後の日。一二月三一日のこと。[麺]大つごもり▽「みそか」は三〇日のことで、月末をいう。 **おおみやびと【大宮人】** [图]昔、宮中に仕えた役人。公家。殿上人[既じよう]。 **オーム** [图]造語電気抵抗の単位。一オームは、一ボルトの電圧で一アンペアの電流が流れるときの抵抗の大きさ。記号はC▽ドイツの物理学者オームの名から。[一]ohm **おおむぎ【大麦】** [图]イネ科の二年草。米にまぜて食べるほか、みそ・しょうゆ・ビールなどの原料にもなる。 **おおむこう【大向こう】** [图]劇場で、観客席の後ろの立ち見席。また、その席の見物客。広く、一般の見物客もいう。 >大向こうをうならせる ①多くの観客を感動させる。▽立ち見席には芝居通[ぃ]が多いことから。②大衆にうけて人気をえる。 **おおむね【概ね】** [圓]大部分がその状態であるようす。[「仕事は―順調です」「―理解した」] [圏]だいたい **おおむら すみただ【大村純忠】** [人名]一五三三—八七年。戦国時代のキリシタン大名[び”]。肥前大村城主。領内の長崎[誌]をポルトガル船との貿易のために開港したり、教会に寄進するなどした。 **おおむら ますじろう【大村益次郎】** [人备]一八二四一六九年。江戸[以]末期の軍政家。初名は村田蔵六。緒方洪庵[鋏ん]の適塾に[焼くに]学び、戊辰戦争では官軍を率いて活躍[愆]。維新後、近代軍制を整備したが、反対派におそわれ死亡。 **おおめ日【大目】** [图]大ざっぱに見積もること。▽もと、二〇〇匁[もんぁ](=約七五〇)を一斤[きん]とする量りかた。ふつう、一斤は一六〇匁。 >大目に見る ちょっとしたあやまちなどを厳しくとがめず、寛大にあつかう。 **目【多目】** [图形動]ふつうより少し量をふやすこと。やや多い程度。多いめ。[「―に入れる」]☆少な目 **おおめだま【大目玉】** [图]ひどくしかること。[「―を食う」] **おおめつけ【大目付】** [图]江戸幕府の職名で、老中の下にあり、諸大名[様”]の行動を監視する役目をした。 **おおもじ【大文字】** [图]アルファベットのA・B・・・のように、小文字とは異なった字形で大きく書く文字。英語ならば、文頭や固有名詞の初めの文字などに使う。小文字[もじ] **おおもて【大持て】** [图]大いに歓迎[灬]されること。たいへんちやほやされること。 **おおもと【大本】** [图]いちばんのもと。もとになっている最初。[「―から正さなければならない」] [圏]根本 **おおもの【大物】** [图]◎大きなもの。[「―を釣っる」] ②その社会で大きな勢力のある人。「経済界の―」 [大立て者]小物の >おおものぐい【大物食い】 [图]競技や勝負で、自分より実力のはるかにすぐれた相手をよく負かす人。 **おおもり【大盛り】** [图]食べものを入れものいっぱいに盛ること。また、いっぱいに盛ったもの。[圏]山盛り **おおもりふさきち【大森房吉】** [人名]一八六八ー一九二三年。地震学者。福井県生まれ。震源までの距離はと初期微動に関する公式を発見するなど、日本の近代地震学の発展につくした。 **おおや【大家・大屋】** [图]貸家[で]やアパートなどの持ち主。家主[」]。「―といえば親も同然」↔店子 **おおやけ【公】** [图]田国や都道府県、市町村。また、その機関。[「―の建物」] ②個人の属する組織や社会。また広く、社会一般。世間[だ]。◆私[わたくし] >公にする 一般の人々に発表する。世間[だ]に公表する。 >古語≪おほやけ》古語では、「おほ」は「大きい」、「やけ」は「家」という意味なので、日本の中心だった天皇家やその人々のこと。そこから朝廷[にちも]さした。 **おおよう【大様】** [形動]小さなことにこだわらず、ゆったりと落ち着いているようす。[「―に構える」] [圏]鷹揚育ちがいいという気持ちで使うことも多い。♪「鷹揚」の口も見よ。 **おおよそ【“凡そ・大凡】** [图画]「およそ」 **オーライ** [圏]よろしい。オーケー。[「発車―」] [all right] **おおらか【大らか】** [形動]心が広くゆったりとして、せせこましくないようす。[「―な気持ちの人」] [おおよう] **オール** [图]ボートをこぐ[闇]かい。[一]oar **オール** [造語]●すべて。全。[「―ウェザー(=全天候[型])」] ②卓球[誇り]などで、両者の得点が同じこと。「ワンオール[一]」 [all] **オアナッシング** すべてか、無か。全部をとるか、失うか。▽中間のないことをいう。[「all or nothing] **オールスターキャスト** [图]花形俳優が総出演すること。[| all-star cast] **オールスターゲーム** [图]プロ野球で、セ・パ両リーグから選ばれた選手でおこなう対抗試合。夢の球宴[穂ぅ]。オールスター。▽アメリカンフットボールなどでもおこなわれる。[-all-star game] **オールド** [图]造語年とった。昔の。古い。「ーファン」「ースタイル」[「old] **オールナイト** [图]夜通しおこなうこと。終夜。とくに、終夜興行 [| all night] **オールマイティー** [图形画]なんでもできること。全知全能。全能の神。また、トランプでいちばん強い札[ふだ]。[| almighty] **オールラウンド** [形動]多方面の能力をもち、なんでもこなせるようす。万能。[「―プレーヤー」] [all-round] **オーロラ** [图]北極や南極などの近くの空で観測される、さまざまな色の帯状の光。太陽から届く電子などが、大気中の粒子[ぃゅぅ]にぶつかってできる。極光。▽ローマ神話の夜明けの女神の名から。[-aurora] <156> **おおわざ** **おおわざ【大技】** [图]柔道やすもうなどで、大きく豪快なわざ。[「―をかける」] **おおわだのとまり【大輪田泊】** [图]神戸市西部の港。平清盛の日宋[5]貿易や室町時代の勘合[硫]貿易により、鎌倉時代以降は兵庫[ょぅ]の港と呼ばれて栄えた。 **おおわらい【大笑い】** [图]その場の人みんなが笑うこと。また、みんなが笑わずにはいられないような、どくばかげていること。 **おおわらわ【大童】** [形動]なりふりかまわずに全力で働くようす。いそがしく動きまわるようす。[「文化祭の準備に―だ」]▽合戦[診]の際、髪形が乱れて、髪を結[ゅ]わない童[ゃちゃ](=子供)のようになって奮戦[裁]することから。 **おか【丘・×岡】** [图]山よりやや低めの小高い土地。 **おか【陸】** [图]海や湖に対して、陸地。②すずりで、黒ずみをするところ。▽すった墨をためるところは「海」という。 >陸に上がった河童[かっば] 自分の得意分野ではないので、まったく力がふるえないことのたとえ。 **おかあさん【お母さん】** [图]母親を親しんで呼びかけるときのことば。[鬨]母[かぁ]さん お父さん▽他人に言うときには「母[はは]」といい、「お母さん」とはいわない。常用漢字表付表の語。 **おかいこぐるみ【お蚕ぐるみ】** [图]絹[き]ものばかり着て、ぜいたくな生活をすること。[「―のご身分」] **おかえし【お返し】** [图]①おくりものに対してお礼をすること。また、お礼の品。[「入学祝いの―」] ②しかえし。報復。③つり銭。[「一〇円の―です」] **おかか** [图]かつおぶし。▽女房詞[とらぼう]。 **おかかえ【お抱え】** [图]個人的にやとっていること。また、やとわれた人。[「―運転手」] **おかき【お欠き】** [图]かきもち。▽女房[訶] **おがくず【《大×鋸屑】** [图]のこぎりで木を切ったあとに出るくず。 **おかがみ【大鏡】** [图]平安時代後期に成立した、最初の「鏡物[かがみもの]」。作者未詳。文徳天皇から後一条天皇までの一七代、約二〇〇年間の歴史を、一九〇歳と一八〇歳の二人の老人[ひと]が対話する形式でえがく。 **おかみ【お上】** [图]●天皇。また、政府。[「―の御用を一方。」] [「―をあげる」] **おかくらてんしん【岡倉天心】** [名]一八六二本名は覚。明治の美[顔]評論家横浜生まれ[おかく]立して新日本画運動を推進。日本美術界を指導し、広く外国にも紹介した。著書に「東洋の理想」「茶の本」など。 >おかくれ(お隠れ)になる 身分の高い人が死ぬ。 **おかげ【お陰・お×蔭】** [图]⊕神仏の助け。ご加護。②人から受けた恩恵[憾]。[「みんなのーで完成した」] **おかげさま【お陰様】** [图]相手の好意などに対して、感謝の気持ちをあらわすことば。 **おかざり【お飾り】** [图]①神仏へのかざりつけ。とくに、正月のしめかざり。②名前だけで、実質のないもの。[「会長といっても―だ」] **おかしい【可笑しい】** [囲]へんなところがあって笑いたくなる。こっけいである。[「―漫画[雙]」] [圏]面白い ②はたらきが正常ではない。「機械の調子が―」「胃が―」[圏]異常 ③ふつうとちがっていて、なっとくできない感じだ。うたがわしい。「この二、三日ようすが―」「―ことばかり起こる」「挙動が―」[圏]あやしい・いぶかしい >語≪をかし≫動詞「招きく(=まねく)」が形容詞となったもので、ものごとを招き寄せたいと心がひかれる感じをあらわす。そこから、魅力的で美しい、おもむき深いという意味が出たという。別に「をこ (1)変わっていて、ばかげている)」ということばから「変わっていて面白い」という意味があらわれ、「陽気な面白さ」をいったという見方もある。平安時代の美意識をあらわす、「あはれ」と並ぶ代表的なことば。「あはれ」がしんみりした印象をいうのに対して、明るく知的な感じをいった。 **おかしな【可笑しな】** [連体]へんな。奇妙[ような]。また、こっけいな。[「―話」「―身ぶり」] **おかしらつき【尾頭付き】** [图]多く、タイなどの魚を尾と頭のついたまま焼いたもの。祝いの膳[ん]などに出す。 **おかす「日【0犯す】** [国]の法律や規則などを破る。[「法をー」] 目【侵す】[国]他人の領域にはいり、相手に損害をあたえる。侵害する。侵入する。侵略する。「国境を―」「人権を―」目【冒す】[国]危険や困難を承知でむりにする。「ふぶきを冒して救助に向かう」②害をあたえる。侵食[しんく]する。「病[ゃまぃ]に冒される」③たいせつなものをけがす。ぼうとくする。「神を―ふるまい」④他人の姓を名のる。「松平の姓を―」 **おかず【お数】** [图]主食にそえて出す料理のこと。副食。そうざい。▽あれこれと数をそろえて出すことから。もと、女房詞[的恨5]。ふつう、かな書き。 **おかた【お方】** [图]他人を敬っていうことば。また、他人の妻を敬っていうことば。おくさま。 **おがたけんざん【尾形乾山】** [入]一六六三十一七四三年。江戸中期の陶工・画家。陶芸を野々村仁清[熘ち]に、絵を兄の光琳に学ぶ。「八橋[ヴ]図」「花籠[び]図」などの書画渾然[愁]とした絵のほか、兄と合作の色彩豊かな陶器も多い。 **おがたこうあん【緒方洪庵】** [鱼]一八一〇一六三年。江戸後期の蘭学者・教育者。適塾[にく]を開いて、大村益次郎[誌”]や福沢諭吉[数ゅ]らを育てた。著書に「病学通論」など。 **おがたこうりん【尾形光琳】** [图]一六五八一一七一六年。江戸[以]中期の画家。乾山[説]の兄。画風は華麗[』]で、蒔き絵などの下絵にもひいでた。代表作「燕子花図屏風」「紅白梅図屏風」。 **おかっぱ【お、河童】** [图]少女の髪の形。前髪[競]をまゆの上、横は耳のあたりで切りそろえたもの。▽ <157> **おきかえる**かっぱに似ているところから。 **おかっぴき【×岡っ引き】** [图]江戸時代、上役の与力[も]や同心の手伝いをして、罪人をさがしたりとらえたりする仕事をした人。[週]目明かし **おかどちがい【お門違い】** [图]求めるところをまちがえること。見当ちがい。[「彼を責めるなんて―もいいところだ」]▽訪ねる家(=門)をまちがえる意味。 **おかぶ【お株】** [图]その人の得意とするわざ。 >お株を奪っ[う] 他人の得意とすることを、それ以上にうまくやる。 **おかぼ【《陸、稲】** [图]水田でつくるイネ(=水稲[鉱])に対して、畑でつくるイネ。やや質が落ちる。「りくとう」とも。 **おかぼれ【傍×惚れ・×岡×惚れ】** [图]下[凶]相手の心も確かめずに一方的に好きになること。[類]片思い ②他人の恋人[ひ]などに、横合いから恋をしかけること。[関]横恋慕 **おかまい【お構い】** [图]◎客に対するもてなし。[「どうぞ―なく」「なんの―もしませんで」] ②気をつかうこと。「相手の気持ちなど―なしにずけずけ言う」▼下に打消[迄]の語をともなう。③江戸時代の刑罰[歌]の一つ。追放の刑。 **おかみ【お上】** [图]●天皇。また、政府。[「―の御用をう。」] [「―に逆らう」] ②昔、身分の高い人や主君などを敬っていうことば。 **おかみ【《女“将】** [图]料理屋や旅館などの女主人。 **おかみさん【お〝内、儀さん】** [图]他人の妻。とくに、商家の主婦などを敬い親しんでいう言い方。「八百屋の―」 **おがみたおす【拝み倒す】** [国]手を合わせてたのんで、むりに承知させる。 **おがむ【拝む】** [国]①手を合わせて神仏などにいのる。②ひたすらたのむ。お願いする。「助けてくださいと拝まれた」③「見る」のへりくだった言い方。たいせつなものを見せてもらう。拝見する。「顔を拝ませてもらう」 **おかめ【お×亀・×阿×亀】** [图]①おでこで、ほっぺたがふくらみ、鼻の低い女の面[ん]。また、そのような顔の女性をののしっていうことば。おたふく。ひょっとこ ②うどんやそばの一種。かまぼこ・ゆば・ふなどを並べて、おかめの面に似せたもの。 **おかめはちもく【傍目八目・×岡目八目】** [四漢]はたから見ている人のほうが、実際にかかわっている人よりもなりゆきをよく見きわめられること。▽囲碁[訟]で、対局者より見物人のほうが、八目[愕]さきの手を見こすということから。 **おかもち【×岡持ち】** [图]飲食店などで配達に使う、料理を入れて運ぶ箱。 **おかもときどう【岡本綺堂】** [人鱼]一八七二十一九三九年。明治から昭和期の劇作家・小説家。東京生まれ。本名は敬二。江戸情緒に[うちよ]あふれる作品が多い。戯曲[ぎよく]に「修禅寺[にゅぎ]物語」「鳥辺山心中[び]」、小説に「半七捕物帳[説し。ちよう]」など。 **おかやき【傍焼き・×岡焼き】** [图]忍仲のいい男女を、関係のない者がねたむこと。 **おから** [图]とうふをつくるときにできる、豆のしぼりかす。うのはな。きらず。▽「雪花菜」と当てる。 **おがら【麻幹・×苧殼】** [图]皮をはいだアサの茎[くき]。盆[ぼん]のむかえ火や送り火をたくのに使う。 **オカリナ** [图]ハトに似た形の土製の笛。胴[ど]の穴を指で調節して演奏する。はとぶえ。[一]ocarina **オカルト** [图]神秘的なこと。秘儀[郡]。密教的。[「―ブーム」] [「occult] **おがわみめい【小川未明】** [人图]一八八二―一九六一年。昭和期の童話作家・小説家。新潟県生まれ。日本の新しい童話創作を始めた一人。代表作に「赤い船」「赤い蠟燭と人魚」など。 **おかん【悪寒】** [图]発熱のために、寒けがして気分が悪くなること。[「風邪[がぎ]で―がする」] **おかんむり【お冠】** [图]きげんの悪いこと。おこっていること。俗な言い方。[「すっかりーだ」]▽かんむりをまげる意味から。 **おき【沖】** [图]海や湖の岸から遠くはなれた水の上。「―に停泊[怒中]の船」 **おき【置き】** [造語][「〜おき」の形で]一定のあいだを〈だてること。[「三日―」「一メートルーに立つ」]▽時間や距離をあらわすことばに付く。 **おき【×燠・×熾】** [图]炭や[まき]が、ほのおを上げないで赤く熱していること。[「火鉢[も]に―をつぐ」] **おき【隠岐】** [图]旧国名。今の島根県の隠岐諸島。山陰[悠]道の一国。隠州[ぶり]。朝鮮[に]。への交通の要地。後鳥羽上皇や後醍醐[さいと]天皇らが流された。 **おぎ【×荻】** [图]イネ科の多年草。水辺[学]にしげり、二[松]以上になるものもある。徳はススキに似る。 **おきあい【沖合い】** [图]岸からはなれたところ。沖の方。[「―に船を出す」] **おきあいぎょぎょう【沖合い漁業】** [图]沿岸漁業と遠洋漁業の中間、沖合いで操業する漁業。一〇[トン]以上の漁船で、ほぼ日帰りのできる海域でおこなわれる。近海漁業。 **おきあがりこぼし【起き上がり小法師】** [图]たおしてもすぐに起きあがるように、底に重りがついているだるま人形。 **おきあがる【起き上がる】** [国]ねていたからだを起こす。[「寝床から―」] **おきあみ【沖×醬×蝦】** [图]甲殻類の、エビに似た小さな生物。クジラなどのえさ。食用。 **おきいし【置き石】** [图] 庭などにすえおく石。また、のき下の敷石[比]。②囲碁[ぃ]で、弱い者があらかじめ二か所以上の星(=碁盤上にある黒点)に石を置くこと。 **おかわり【お代わり】** [图]下[函]前に飲食したものと同じものを、ひきつづき重ねて飲食すること。[「ごはんは―する」] **おきかえる【置き換える】** [下□]◎他の場所にものを移す。 <158> **おきごたつ**②ものをとりかえて置く。「冷蔵庫と食器棚[だき]を―」 **おきごたつ【置き×炬×健】** [图]ゆかに置いて、持ちはこびができるこたつ。掘りごたつ・切りごたつ **おきざり【置き去り】** [图]あとに残して、置いていってしまうこと。おいてきぼり。[「荷物を―にする」] **おきじ【置き字】** [漢文]文中や句末で、文法上の役割は果たすが訓読はしない文字。「於[”]」「焉[ん]」「矣「」「乎。」など。たとえば、「良薬苦於口」(=良薬は口に苦し)」の「於」は、場所をあらわすが、読まない。→「助字」も見よ。 **オキシダント** [图]大気中の有害な酸化性物質。排気ガスなどが太陽の紫外線[ない]と反応してできる。その濃度によって光化学スモッグ注意報が出される。[一]oxidant **オキシドール** [图]薬用の過酸化水素溶液[態]。ふつう、約三[%]にも。消毒などに使う。▽「オキシフル」は商標名。[一]oxydol **おきづり【沖釣り】** [图]沖[き]に出て魚を釣っること。 **おきて【×掟】** [图]きまり。必ず守らなくてはならないしきたり。[「―を守る」] **おきてがみ【置き手紙】** [图]「ご用件を手紙に書いて置いてくること。また、その手紙。願書き置き **おきどころ【置き所】** [图]置く場所。置いた場所。また、落ち着ける場所。[「身の―がない」] **おきな【《翁】** [图]年をとった男性。老爺。古い言い方。[「能のの―の面[ん]」]おうな **おぎなう【補う】** [国]不足したり欠けたりしているところに、つけくわえたりうめあわせたりする。[「赤字を―」「失敗を―」] [園]補充する・補填する >つかいわけ→「償っ[ぐょう]」を見よ。 **おきなかし【沖仲仕】** [图]港で小船を使って、本船から荷物の積みおろしをする人。 **おきなわ【沖縄】** [图]日本のもっとも南にある県。一五世紀には琉球王国が栄えた。太平洋戦争中は戦場となり、戦後アメリカに占領されたが、一九七二年に日本に返還された。今もアメリカの軍事基地が多くある。 **おきにいり【お気に入り】** [图]その人の好みに合うこと。また、好みに合う人。[「―の本」「先生の―」] **おきぬけ【起き抜け】** [图]朝、寝床から出てすぐ。おきがけ。[「―に仕事をする」] **おきのどくさま【お気の毒様】** [圏]相手にわびたり、同情したりして言うことば。[「やり直しとは―」] ②相手の要求に応じられないときのことば。 **おきびき【置き引き】** [图]函置いてある他人の荷物を、ぬすんで持ちにげすること。また、その人。 **おきふし【起き伏し】** [图]起きることと、ねること。毎日の生活。[「―も独りではままならない」] **おきまり【お決まり】** [图]いつもきまってすること。「飲むと―の歌が出る」「朝は―の納豆[誇]」 **おきみやげ【置き土産】** [图]立ち去るときに残していくもの。[「孫へのー」「やめていく人が残した仕事の成果ややりかけのことをたとえてもいう。」] **おきもの【置物】** [图]床の間などに置くかざり[もおく][屋]の。▽見かけだけで、内容のない人をたとえてもいう。「社長はいわば―同然だ」。ふつう、「置き物」とは書かない。 **おきや【置き屋】** [图]芸者などを養っておく家。求めによって芸者をさし向ける商売の家。 **おきゃん【お×俠】** [图形動]おてんば。▽「きゃん」は「俠」の唐音だ。 **おぎゅうそらい【荻生徂徠】** [國]一六六六一七二八年。江戸中期の儒学者。別号は譲園[愆]。林鵞峰に朱子学を学び、古典を重んじる立場を主張した。徳川吉宗[良ゞ]に用いられ、著書に「政談」「弁道」「論語徴」などがある。 **おきる【起きる】** [圧□]◎横になっていたものが立つ。たちあがる。「転んでもすぐに―だるま」②目が覚める。起床[ぃよう]する。「毎朝六時には―」↔寝る ▽「覚める」は神経についていうが、「起きる」は神経も動作もあらわせる。③ねむらないでいる。「昨夜はひと晩じゅう起きて待っていた」↔眠[ねむ]る ④事件や新しい事態が発生する。生じる。「戦争が「おく[億]」「―」] **おぎわらせいせんすい【荻原井泉水】** [国]一八八四―一九七六年。明治から昭和期の俳人。東京生まれ。本名は藤吉。新傾向[ぶ]俳句運動に参加し、自由律俳句の実作と理論づけをおこなった。門下に尾崎放哉[」]や種田山頭火[びりから]がいる。「井泉水句集」など。 **おぎわらもりえ【荻原守衛】** [盖]一八七九一一九一○年。明治期の彫刻家。長野県生まれ。号は碌山[殻]。はじめ、洋画をこころざしたが、ロダンの作品にふれて彫刻に転じ、「労働者」「文覚[戮]」「女」など写実的な作品を発表、近代日本彫刻を確立した。 **おぎわらろくざん【荻原碌山】** [「おぎわらもりえ」] **おく[屋]** [尸]・6画 屋屋屋屋 ●いえ。すまい。建物。②やね。「屋上―を架»す」「や(屋)」も見よ。オク 屋外家屋ˇ社屋②屋上[り]屋号”屋敷[き]屋根[が]楽屋[~]問屋®*母屋*数寄屋*部屋*八百屋 **おく[億]** [億億億億] イ・13画 全15画 ①数の名。一万の一万倍。「―という大金」②数量が非常に多いこと。オク ②億兆[絃5]億万長者[該誌”]巨億[機] **おく[憶]** [憶憶 憶憶] ・13画 全16画 ①おぼえる。②おもいおこす。③おしはかる。オク ②記憶[謔‹]②追憶[訟]⑧憶説[焚] 憶測[絃] 憶[きよ]える憶[ゃもう] **おく【屋/億】** [图]→漢字項目を見よ。 **おく【奥】** [图]①中へ深くはいったところ。[「里の―」] <159> **おくびょう**「―の院」表[ゃして] ②表面に出ない、知りにくいところ。「心の―」◎身分の高い人の妻を呼ぶ言い方。奥方[愁]。④「東北地方」の古い呼び方。みちのく。[「―の細道」] **日【置く】** [国]ものをある場所にすえる。まおくた、設置する。もうける。「机を真ん中に―」「専門委員会を―」②人やものを残してくる。「郷里に家族を―」③時間をあける。「なか四日―」「間を―」「冷却期間を―」④終わりにする。「筆を―」▽「筆を置く」は「擱く」とも書く。⑤やとう。「秘書を―」◎同居させる。「下宿人を―」◎露[っゅ]や霜[しも]が降りる。「霜が―」①〈補助〉[「〜ておく」の形で』①そのままにする。「しばらくほうって―」「窓をあけて―」②前もって…する。「練習して―」「耳に入れて―」 **目【措く】** [国]わきに置く。やめる。「感嘆[愆]―あたわず」②「おいて」 **おくがい【屋外】** [图]建物の外。アウトドア。[関]戸外 屋内 **おくがき【奥書】** [图]⊕書物の最終部分に、発行年月日や著者名などをしるしたもの。▽もと、写本についていうことば。②公用文で、記載[さい]の事実が正しいことを証明するために書いた文章。 **おくがた【奥方】** [图]身分の高い人の妻を敬った言い方。夫人。おくさま。 **おくぎ【奥義】** [图]↓「おうぎ」 **おくさま【奥様】** [图]他人の妻をていねいにいう言い方。[「となりの―」]令夫人・御内儀[ないき] **おくさん【奥さん】** [图]他人の妻を親しんでいう言い方。 **おぐし【お髪】** [图]他人の髪の毛をていねいにいう言い方。[「きれいな―ですこと」]▽もと、貴人の髪の毛を敬っていうことば。「―上げ」 **おくじょう【屋上】** [图]屋根の上。ビルなどの最上部のたいらなところ。[「―ビアガーデン」] >屋上屋[く]を架かす むだなことをするたとえ。 **おくじょちゅう【奥女中】** [图]江戸時代、将軍や大名[びり]家の奥向[くき]に仕えた婦人。御殿女中。 **おくする【×臆する】** [研変]おどおどする。気おくれする。[「―ことなく堂々とふるまう」] **おくせつ【憶説・×臆説】** [图]いいかげんな推測による情報。[「さまざまな―が乱れとぶ」] **おくそく【憶測・×臆測】** [图]函確かな根拠[説の]ない、自分勝手でいいかげんな想像。あて推量。「ただの―にすぎない」 >つかいわけ」→「推し量る」を見よ。 **おくそこ【奥底】** [图]いちばん奥のかくされたところ。[「心のー」] **オクターブ** [图]音階で、たとえばドから次のドまでのような、八度へだたった音。その音程。▽八番目という意味から。[| octave] **オクタヴィアヌス** [人名]前六三—後一四年。ローマ帝国の初代皇帝。シーザーの養子。クレオパトラと結んで対立していたアントニウスを破り、「アウグストゥス(=尊厳者)」の尊称[』]を受け、帝政をしいて、ローマに平和と繁栄[説]をもたらした。オクタビアヌス。[|Octavianus] **おくだん【憶断・×臆断】** [图]下[忍]不確かな想像で、ものごとをきめること。[「―をつつしみたまえ」] **オクタンか【オクタン価】** [图]ガソリンの異常燃焼を起こしにくい性質をあらわす基準数値。数値が大きいほど質がいい。 **おくち【奥地】** [图]海岸や都市から遠くはなれていて、内陸にはいった土地。「アフリカのー」 **おくづけ【奥付】** [图]出版物のいちばん最後の、著者・発行者・発行年月日などが印刷されたところ。 **おくて【奥手・晩〝生】** [图]田野菜やくだもので、生長・成熟のおそいもの。▽イネの場合だけ「晩稲」と書く。②心やからだの成長がおそくて子供っぽい人。[「うちの子は―だから」]わせ **おくでん【奥伝】** [图]師匠[しょう]などから、その道の奥義を伝授されること。奥許し。 **おくない【屋内】** [图]建物の中。家の中。[「―競技場」]屋外 **おくに【お国】** [图]①他人の母国・出身地のていねいな言い方。[「―はどちらですか」] ②いなか。郷里。また、地方。[「―ことば」「―自慢麦」] **おくにいり【お国入り】** [图]函代議士などが故郷や出身地などにもどること。▽もと、領主が自分の領地に、また武士が主君の領地におもむくこと。 **おくにかぶき【×阿国歌舞伎】** [图]一六〇〇年ごろ、出雲阿国[に]。がはじめたおどりや演劇。はでな服装の女性が演じた。のちに歌舞伎に発展した。 **おになまり【お国×訛り】** [图]その地方独特の発音やアクセント。方言。 **おくのいん【奥の院】** [国]寺院の本堂より奥にあって、本尊[び]などを安置してある堂。▽広く、だいじな場所もいう。 **おくのて【奥の手】** [图]ふだんは見せないとっておきの手段や方法。[「―を見せる」] [類]切り札[なだ] **おくのほそみち【奥の細道】** [一七〇二年]。松尾芭蕉[いり]の作。江戸[以]を出て奥羽・北陸を経て大垣[鶴]に着くまでの紀行文。一卷。 **おくば【奥歯】** [图]口の奥のほうにある歯。臼歯[ゅっ]など。 >奥歯に物が挟まったよう 何かかくしているようなものの言いかた。「―な口ぶり」 **おくびにも出さない** ほんの少しでも口に出して言わない。▽「おくび」は、げっぷのこと。 **おくびょう【×臆病】** [图形画]ひどく小さなことでもびくびくすること。小心[点], >臆病風に吹かれる 臆病な気持ちが起こる。[圏]臆病風を吹かす <160> **おくぶかい** **おくぶかい【奥深い】** [圏]の奥まで続いている。[「―森」「一座敷き」] ②意味が深い。[「―経典のことば」] [圏]深遠 **おくまる【奥まる】** [国]奥深くなる。[「奥まった部屋ち入るな」] **おくまん【億万】** [图]非常に数量の多いこと。[「―長者」「一年」] **おくむき【奥向き】** [图]家の奥の方。また、家庭生活に関することや、その方面の仕事。[「―のことにた」] **おくめんもなく【×臆面もなく】** 気後れしたり、おどおどしたりするようすがなく。ずうずうしく。[「―やってのけた」「―うそをつく」] **おくゆかしい 【奥ゆかしい】** [圏]上品で深い心づかいが感じられて、ひきつけられる。[「―女性」]▽「奥床しい」とも当てる。 **おくゆき【奥行き】** [图]●おもてから奥までの距離[り]。[「この家は―がある」「たんすの―」] ②人がらや知識・考えなどの深さ。[「―の深い学問」] **おくら【お蔵・お倉】** [图]できあがっても発表しないでしまっておくこと。[「―入ぃりの映画」] >お蔵にする 予定していた芝居や映画などの公開を中止する。▽広く、企画・計画してきたことをとりやめにする意味でもいう。 **おぐらあん【小倉餡】** [图]あずきつぶの入ったあん。おぐら。 **おくらせる【遅らせる】** [下□]おくれるようにする。おくらす。[「出発を―」「時計をわざとー」] **おぐらひゃくにんいっしゅ【小倉百人一首】** [一二三五年]。藤原定家[ごと]の撰だといわれる。天智天皇から順徳天皇の時代までの、一〇○人の歌人の秀歌各一首を選んだもの。近世以降は歌がるた[ま]に広まっていた「百人一首」と **おくり【送り】** [图]◎見送ること。î迎え ②送りとどけること。「―主[ゃこ]」③他〈回すこと。「検察庁―」「順送りおおかみ【送り×狼】** [图]若い女性を、親切をよそおって送るふりをし、誘惑しようとする男。 **おくりがな【送り仮名】** [图]田漢字の読みかたをわかりやすくするために、漢字の下に付けるかな。たとえば、「細い」は「ほそい」、「細かい」は「こまかい」と読むように、送りがなによって読みかたがきまる。②漢文で、漢字の右下にそえる活用語尾や助詞・助動詞のかたかな。すてがな。▽ふつう、活用のある語については活用語尾からおくる。 **おくりこむ【送り込む】** [国]人やものを送って、目的の場所に届ける。また、ある目的で人をはいりこませる。[「救援[瑟隊]を―」「スパイをー」] **おくりじょう【送り状】** [图]荷物を送るとき、その内容を書いて付ける書状。 **おくりだす【送り出す】** [国]●出ていく人を送る。また、卒業生を出す。「客を玄関から―」②すもうで、相手の背中をおして土俵の外に出す。 **おくりつける【送り付ける】** [下一]方的に送りとどける。[「請求[獣’]書を―」] **おくりな【贈り名・×諡】** [图]人の死後、その人の生前のおこないをたたえておくる名。諡号[り]。たとえば、弘法大師は、空海のおくり名。 **おくりび【送り火】** [图]盆[だ]の最後の日に、先祖のたましいを送りかえすためにたく火。京都の「大文字[咲]」の送り火が有名。迎え火 **おくりむかえ【送り迎え】** [图]下[忍]人が出かける(帰る)のを送って行き、帰る(来る)のをむかえに行くこと。[「保育園の 」] **おくりもの【贈り物】** [图]祝いのときなどにおくる品。プレゼント。[「クリスマスのー」] >つかいわけ」→「進物」を見よ。 **おくる日送る** [国]人やものをはなれた[―」]②去っていく人につきそっていく。「駅まで―」③時を過ごす。「歳月がを―」④順番に移す。「三行を次ページに」⑤送りがなを付ける。 **目【贈る】** [国]⊕感謝や愛情などの気持ちをあらわすために、かねや品物をわたす。「花束を―」②称号や官位などを授[き]ずける。「勲章に[いっ]を―」 **おくるみ【お包み】** [图]寒さを防ぐため、赤んぼうを服の上からくるむもの。 **おくれげ【後れ毛】** [图]女性が髪[かぁ]を結ったとき、生えぎわのあたりでほつれたり、垂れたりしたもの。おくれがみ。 **おくればせ【後れ、馳せ】** [图]おくれてかけつけること。時機におくれること。[「―ながらご報告します」] **日【遅れる】** [下]時間にまにあわなくなる。きまった時刻よりおそくなる。「学校に―」「列車が―」「完成が―」②進行がおそくなっていく。「時計が―」 **目【後れる】** [下]他に比べてあとになる。とり残される。[「出発が―」「知能が―」「流行に―」]▽親しい人が死んで、あとに一人残されるという意味で使われることもある。死に別れる。先立たれる。「妻に―」 >おくれ(後れ)を取る 競争相手に負ける。さきをこされる。 **おけ【×桶】** [图]細長い板を並べ、まわりを「たが」で巻き、底をつけた円筒[甃]形の入れもの。かぞえ方[荷が] **おけはざまのたたかい【×桶。狭間の戦い】** [图]一五六〇年、織田信長[銭なが]が、今川義元を桶狭間(愛知県)で破った戦い。駿河[》]から勢力の拡大をはかる義元は、上洛[態]を目ざして尾張[替]をせめたが、信長の急襲[5]を受けて敗死した。 **おけら【×螻蛄】** [图]①☆↓「けら①」②一文[総]なしになること。俗[な]言い方。 **おける【×於ける】** [【「~における」の形で】]①…での。・にある。・・・の場合の。[「日本に―教育」] ②…に関しての。…に対する。「人生に―意味」 **おこ【痴・×鳥×滸・尾×籠】** [图形動]ばかげたこと。おろかなようす。[「―の沙汰」] **おこえがかり【お声掛かり】** [图]力のある人の口[ぞ] <161> **おさえる**えや紹介。[「社長の―」] **おこがましい【痴がましい・×鳥×滸がましい】** [囲]の行動が、身のほどをわきまえず生意気だ。出すぎている。「―言いかたですが」[類]さしでがましい ◎笑いをさそうようで、ばかげている。「―話」[圏]おろかしい **おこげ【お焦げ】** [图]釜[かま]などにこげついためし。 **おこし【お越し】** [图]「行く」「来る」ことの敬った言い方。「おいで」よりも敬意が高い。[「またの―をお待ちします」] **おこし【×炬×敉】** [图]もち米やアワを蒸[ぇ]し、いって、水あめと砂糖で固めた菓子[ぃ]。 **日【起こす】** [国]●横になっているものを立ておこする。[「からだを―」]↔倒[だぁ]す ②目を覚まさせる。「六時に―」「ねた子を―」③発生させる。「問題を―」「事件を―」④地面をほりかえす。「畑を―」⑤新しく始める。つくる。「文章を―」「会社を―」 **日【興す】** [国]盛んにする。「国を―(←興国)」「産業を―(←興業)」「家を―」 **おこす【×熾す】** [国]炭などの火を赤く燃えさせる。「炭火を―」 **おこぜ【×騰・×虎《魚】** [图]カサゴ目の海魚。とくにオニオコゼ。背びれに毒のとげがあり、形はぶかっこだが味はいい。 **おごそか【厳か】** [形動]威厳があって近寄りにくいようす。[「―な儀式[びき]」] [圏]厳粛・荘重[好いう] **おこそずきん【お〝高祖頭×巾】** [图]目のほかは顔が全部かくれるずきん。昔の女性が外出用にした。 **おこたる【怠る】** [国]やるべきことをしていないる。いつもの調子を落とす。ずるける。「練習をー」 >古語 古語では、「おこ」はものごとがきちんと進行することだった。「たる」は「垂れさがる」「とまってしまう」ということだから進行が止まる意味にも使い、「病気がよくなることも意味した。「悩[なゃ]みわたるがおこたりぬるも、うれし(=ずっと病気だったのが快復したのもうれしい)」(枕草子)。 **おことてん【ヲコト点・×乎古“止点】** [国画]↓「をことてん」 **おこない【行い】** [图]日生活上の動作やふるまい。また、品行[災]。素行[”]。「―を改める」②仏道を修行すること。また、仏事をおこなうこと。 **おこないすます【行い澄ます】** [国]まじめらしく神妙にふるまう。とりすます。きどる。▽いましめを守り、仏道修行[”]にはげむという意味から。 **おこなう【行う】** [国]何かをすること。「する」の形式ばった言い方。「式典を―」 >古語≪おこなふ》古語では、仏教の行事や修行[い]・勤行[数り]などのように形式どおりにするという意味で使うことが多い。 **おこなわれる「行われる】** [下口]のきまったやりかたで行為がなされる。実施[にっ]される。「テストがー」②世の中で広く使われる。ひろまる。「世に―風習」 **おこのみやき【お好み焼き】** [图]小麦粉を水にとき、好みの材料を加えて、鉄板の上で焼きながら食べる料理。 **おこぼれ【お、零れ】** [图]こぼれおちたもの。あまり。また、たくさんあるものの中からあたえられた、ごくわずかな利益。[「―にあずかる」] **おこり【起こり】** [图]ものごとの始まり。もと。原因。「地名の―」 **おごり日【×奢り】** [图](あまり豊かでないのに)自分のかねで他人にごちそうすること。[「きょうはぼくのーだ」] ②ぜいたくをすること。[「―をきわめる」] [類]奢侈[しゃ] **目【×傲り・×驕り】** [图]思いあがって、勝手[ぃっ]なふるまいをすること。[「―の態度」] [類]驕慢[きよう] **おこりじょうご 【怒り上戸】** [图]酒に酔[よう]とおこりっぽくなるたち。また、その人。 **おこる【怒る】** [国]①腹を立てる。[「―とこわい人」] ②しかる。「父に怒られた」▼「熾[ょこ]る」と同源で、炭火がおこるような活力があるということ。 >つかいわけ」→「しかる」を見よ。 **日【起こる】** [国]はじまる。発生する。「反乱が―」「竜巻が―」「持病が―」 **目【興る】** [国]盛んになる。「国が―(←興国)」↔滅[ほろ]びる **おごる日【×奢る】** [国]ぜいたくをする。「口が―」②自分のかねで、人にごちそうする。「食事を―」 **目【×驕る】** [国]自分はえらいものだと思いこんだ態度をとる。わがままにふるまう。「―平家は久しからず」 **おこわ【お。強】** [图]もち米を蒸[ぃ]してつくる、こわめし。アズキを入れた赤飯[賤]など。▽「こわ」は、かたいものという意味。 **おさ【『長】** [图]集落などを支配する人。かしら。古い言い方。[「村の―」] **おさえ日「押さえ】** [園]おす力を加えて動くもので飛ばないように石を―にする」 **目【抑え】** [图]勝手[ぃっ]なことができないようにすること。支配力。[「他への―がきかない」] ②相手の反撃[数]を防ぐこと。[「―のピッチャー」] **おさえつける【押さえ付ける・抑え付ける】** [下□]①力や重しで強くおさえる。動かないようにおさえる。②言論や行動を自由にさせないようにする。「反対派の要求を―」 **おさえるい【押さえる】** [下□]おしつけて動かないようにする。[「重しでー」] ②手やものをあててふさぐ。[「耳を―」「傷口を―」] ③自由にできないようにする。「財産を―」④しっかりとつかむ。にぎる。「証拠[しょう]を―」「ポイントをー」⑤つかまえる。「犯人を―」 **目【抑える】** [下]勢いをくいとめる。おしとどめ <162> **おさおさ**る。「インフレを―」「攻撃[ち]を―」②自由にさせないようにする。[「まわりの発言を―」] ③がまんする。「なみだを―」「いかりを―」④一定のわくをこえないようにする。[「一〇ページに―」「塩けを―」] >つかいわけ 押す・押さえる || 「押す」は、力を加えてものを手前から向こうへ移動させること。「自転車を押す」。「押さえる」は、相手の動く力に応じる力を加えて相手の動きを止めること。「風で飛ばないように帽子を押さえる」。▽押さえるための力は、相手の力が大きければこちらも大きい力を出す。 **おさおさ** [剛] [「おさおさ〜ない」などの形で]どんな点から見ても・・・でない。ほとんど・・・ない。[「用意―おこたりなし」「―おとらぬ仕上がり」] [圏]ほとんど・少し **おさかべしんのう【忍壁親王・刑部親王】** [色]?[7]-七〇五年。天武[妖]天皇の皇子。壬申の乱で活躍。文武[雙]天皇の命を受け、藤原不比等[ごらの]らと「大宝律令」を制定した。 **おさがり【お下がり】** [图]神仏の供えものをとりさげたもの。また、客に出した食べものの残り。②年上の人からもらった、使いふるしの品物。おふる。[「兄の―でまにあわせる」] **おざき かずお【尾崎一雄】** [人名]一八九九―一九八三年。昭和期の小説家。三重県生まれ。志賀直哉に師事。芥川賞受賞作「暢気眼鏡」や「虫のいろいろ」などの私小説を書いた。 **おざきこうよう【尾崎紅葉】** [名]一八六七—一九○三年。明治期の小説家。東京生まれ。本名は徳太郎。山田美妙[縒り]らと硯友社を結成し、写実的な作品を残した。出世[ゅっ]作「二人比丘尼色懺悔[がん]」のほか、「多情多恨,」「金色夜叉べ」など。 **おざき ほうさい【尾崎放哉】** [人名]一八八五—1九二六年。大正期の俳人。鳥取県生まれ。本名は秀雄[で]。口語体の自由律俳句を詠[ょん]だ。句集「大空」など。 **おさきぼう(お先棒)を担かっぐ** 軽がるしく人の手さきになって動く。[「調子に乗って―」] **おさきまっくら【お先真っ暗】** [形動]将来の見通しが全然つかないこと。 **おざき ゆきお【尾崎行雄】** [入名]一八五八一一九五四年。明治から昭和期の政治家。相模[さがみ]生まれ。第一回総選挙以来、連続して二五回衆議院議員に当選し、文相や法相などを歴任、政党政治家の代表的存在となった。 **おさげ【お下げ】** [图]少女の髪[か]みの結[ゅ]いかた。左右に分け、編んで両かたに垂らす。「一髪」 **おざしき(お座敷)がかかる** さそわれる。まねかれる。▽芸人などが宴席[数]に呼ばれることから。 **おさだまり【お定まり】** [图]いつもきまってすること。おきまり。[「―の長いあいさつ」]▽やや皮肉まじりにいう。 **おさと(お里)が知れる** 言動などから、生まれや育ちが大したものではないとわかる。 **おさない【幼い】** [囲]年が少ない。[「―子」] [類]幼少 ②未熟で考えがたりない。子供っぽい。[「―やりかた」]幼稚 **おさないかおる【小山内薫】** [人名]一八八一-一九二八年。明治・大正期の演出家・劇作家。広島県生まれ。二世市川左団次[っと]自由劇場を創立。一九二四年には土方与志[じょぇ]と築地小劇場を設立、多数の西洋翻訳[機]劇を上演し、新劇の基礎を築いた。また、日本最初のトーキー「黎明[然]」をつくった。戯曲[だよく]「息子」など。 **おさなご【幼子】** [图]幼い子供。幼児。[「――のようなつぶらな目」] **おさなごころ【幼心】** [图]まだ理解力や判断力のない子供の心。[「―にも忘れない」] **おさななじみ【幼馴染み】** [图]子供のころ親しくしていた人。[邇]竹馬[咲く]の友・幼友達 **おざなり【お座成り・お座、形】** [图形動]その場のがれ。いいかげんなこと。[「―にする」「―な仕事」] **おさまり【収まり】** [图]①ものごとのきまりがつくこと。[「やっとーがつく」] ②もののはいりぐあい。おちつき。「―が悪い」 **おさまる□【収まる】** [国]いつもの整った状態になる。[「争いが―」「腹の虫が収まらない」] ②はいるべきところにはいる。「倉庫に―」「→元のさやに―」 **目【納まる】** [国]つくべき地位について安定する。「社長のいすにー」 **■【治まる】** [国]政治がうまくおこなわれて平和になる。[「よく治まった世(←治世)」] ②苦しみや痛みなどがなくなる。「足の痛みが―」 **回【修まる】** [国]悪いおこないがやんで、社会の秩序[砦]に従うようになる。「素行が―」 **おさむい【お寒い】** [圏]情けないほど貧弱なようす。また、たよりなく心細いようす。[「理念からは程遠い、―教育現場だ」「給料日前で、ふところが―」] **おさめる日【収める】** [下]入れるべきところに入れる。「蔵[くら]に―(↑収蔵)」「全集に―」「録画に―(↑収録)」②自分のものにする。「手中に―」「利益を―(1収益)」③予定したとおりの結果をえる。「成功を―」「好成績を―(←納税)」「注文の品を―(←納品)」 **目【納める】** [下]かねや品物などをきまりや約束のとおりにわたす。「税金を―(←納税)」「注文の品を―(←納品)」②もとの安定した状態にする。「いかりを―」③しまう。「胸中に―」 **目【治める】** [下□]◎支配する。「国を―(←治国)」②しずめる。「乱を―」 **回【修める】** [下□]①学問や技術を身につける。「学業を―(←修業)」②おこないを正しくする。「身を―(←修身)」 <163> **おしこむ** **おさらい【お×浚い】** [图]①習ったことを忘れないように、くりかえしやってみること。復習。②おどりなどの芸ごとで、師匠[い]ように習ったことを演じる発表会。温習会。 **おさらば** [圏图]」①〈感〉「さらば」のていねいな言い方。別れのあいさつに言う。①〈名・スル〉別れること。おわかれ。[「やっと―できる」「この世と―する」] **おさんじ【お三時】** [图]午後三時ごろの間食。おやつ。 **おさんどん** [图]①おてつだいさん。②台所仕事。炊事[に]。[「毎日の―はたいへんだ」] **おし【押し・“圧し】** [图]圈語①〈名〉☉力を出してものをおすこと。②おもし。[「つけものの―」] ③どんどんおしていく力。[「―がきく」] ④あくまでも自分の意見を通すやりかた。[「―が強い」] [시스]⑤すもうで、両手でおすわざ。「はずー」「つき―」①〈造語〉[「おし〜」の形で』①しいて…する。むりに…する。「―かける」「―こめる」「―通す」「―売[り]」②下のことばの意味を強める。「―だまる」「―つまる」「―殺す」 >押しの一手 目的に向かって強引に、自分の思いを通そうとすること。「―でせまる」 **おし【×啞】** [图]ものが言えないこと。 **おじ【伯父・叔父】** [图]父母の男のきょうだい。[伯母ぁば]・[叔母ぁば]父母の兄は「伯父」、弟は「叔父」と書く。常用漢字表付表の語。 **おしあいへしあい【押し合い、圧し合い】** [图]大勢の人々がおしあって混雑すること。 **おしい【惜しい】** [圏]たいせつなものを失ったり、むだにしたりしたくない。[「時間が―」「―人を亡くした」] [関]もったいない ②少しのところで思いどおりにならなくて、くやしく思うようす。[「惜しくも敗れた」「今のシュートは惜しかった」]残念 **おじいさん日【お祖父さん】** [图]祖父を親しん[する]。で呼びかけるときのことば。おばあさん▽他人に言うときには「祖父[録]」という。 **目【お×爺さん】** [图]よその年をとった男の人を親しみをこめて呼ぶことば。おばあさん **おしいただく【押し頂く・押し×戴く】** [国]ありがたいという気持ちをあらわして、頭上にものをささげもつこと。[「賞状を―」] **おしいる【押し入る】** [国]むりにはいる。「強盗が―」 **おしいれ【押し入れ】** [图]日本間[まで]、ふすまや戸のついた、ふとんや道具などをしまうところ。 **おしうり【押し売り】** [图]「三強引に売りつけること。また、その人。「―お断り」▽むりにおしつけることをたとえてもいう。「親切の―」 **おしえ【押し絵】** [图]人物や花鳥などの形を厚紙[勢]でかたどり、羽子板[ど]などにはりつけたもの。 **おしえ【教え】** [图]教えること。教育。学問。また、教える内容。教訓。教義。[「キリストの―」] **おしえご【教え子】** [图]教えた生徒。でし。 **おしえる【教える】** [下□]◎知識や技術を身につけさせるようにする。「歴史を―」②知っていることを、人に伝える。「道順を―」③教訓をあたえ、いましめる。「人の道を―」「負うた子に教えられる」 >教えるは学ぶの半ば 人に教えることは、半分は自分の勉強になる。 **おしおき【お仕置き】** [图]「子供のいたずらやあやまちを、こらしめること。[「―を受ける」] **おしかくす【押し隠す】** [国]ひたすらかくそうとする。むりをしてかくす。 **おしかけにょうぼう【押し掛け女房】** [图]男性のもとにおしかけていき、むりやり妻になった女性。 **おしかける【押し掛ける】** [下□]◎大勢の人がどっと集まる。「見物人が―」②招かれないのに、勝手[ぃっ]に出かける。 **おしがる【惜しがる】** [国]おしいと思う。おしそうにする。 **おしき【“折敷】** [图]食器などをのせる、ふちのついたヒノキのうす板製の角盆[窓]や隅切り盆(=四すみを切りおとした形の角盆)。足付き折敷・そば折敷・山折敷など。 **おじき【伯父貴・叔父貴】** [图]「おじ」を尊敬、または親しんで呼ぶことば。▽両親より年上の場合は「伯父貴」、年下の場合は「叔父貴」と書く。 **おじぎ【お辞儀】** [图]乏頭を下げ、こしをかがめる礼。尊敬や感謝の気持ちをあらわす。 **おしきせ【お仕着せ・お。為着せ】** [图]目上の人からあたえられたもの。型どおりのもの。[「―の規則」]▽昔、季節に応じて主人が使用人に衣服をあたえたことから。 **おしきる【押し切る】** [国]むりやりに自分の主張を通す。[「親の反対を―」] **おしくも【惜しくも】** [画]残念にも。残念ながら。[「―一点差で負けた」「―亡くなってしまった」] **おしくらまんじゅう【押し、競×饅頭】** [图]子供たちがかたまって、たがいにおしあう遊び。おしくら。おしっくら。 **おじけ【怖じ気】** [图]事にあう前から恐ろしいと思いこむ気持ち。恐怖心。おぞけ。[「―をふるう」] **おじけづく【『怖じ気付く】** [国]こわくなってしりごみする。おじける。[「おどかされて―」] **おしげ(惜しげ)もなく** 失うのを残念に思っているようすもなく。[「―捨てる」] **おじける【怖じける】** [下□]身がすくむほどおそろしいと思う。こわくてしりごみする。おじけづく。 >つかいわけ」→「恐れる」を見よ。 **おしこみ【押し込み】** [国]人の家におし入って金品をうばいとること。[「―強盗」] ②おしいれ。とだな。 **おしこむ【押し込む】** [国]●むりに中に入れる。つめこむ。「ポケットに―」②強盗にはいる。 <164> **おしこめる** **おしこめる【押し込める】** [下]むりに中に入れる。[「たんすに―」] ②人を室内にとじこめて、外へ出さないようにする。「納屋に―」[類]監禁する **おじさん日【伯父さん・叔父さん】** [图]「おじ」を親しんで呼びかけるときのことば。おばさん ▽他人に言うときには「おじ」という。 **【小父さん】** [图]よその中年以上の男性を親しみをこめて呼ぶことば。[「管理人の―」]→おばさん **おしずし 【押し×鮨】** [图]箱形の器[ぅっゃ]にすしめしをつめ、上に魚肉などをのせておしかためたもの。はこずし。大阪ずし。 **おしすすめる【推し進める】** [下」]ものごとを積極的に おこなう。推進する。[「ダムの建設を―」] **おしずもう【押し相撲】** [图]相手をおしてせめていくすもう。四つ相撲 **おしせまる【押し迫る】** [国]いよいよまぢかになる。「年の瀬も―」 **おしたじ【お下地】** [图]しょうゆ。また、にもののつゆ。▽「下味[殻]」の意味。多く、女性が使う。 **おしだし【押し出し】** [图]◎おして出すこと。とくにすもうで、相手を土俵の外におしだすわざ。②野球で、満塁のとき、フォアボールかデッドボールで三塁走者がホームインすること。③人前に出たときに、他人にあえる全体的な印象。[「彼は―が[りっ]ぱだ」] [類]恰幅 **おしだす【押し出す】** [国]●おして中のものを外へ出す。「一気に土俵の外に―」②大勢で出かける。[類]繰り出す **おしたてる【押し立てる】** [下]勢いよく立てる。[「前面に―」] ②推挙する。「会長に―」 **おしだまる【押し黙る】** [国]なにもしゃべらず、じっとだまったままでいる。 **おしちや【お七夜】** [图]子供が生まれて七日目の夜。また、その夜する、名づけの祝い。 **おしつけがましい【押し付けがましい】** [圏]相手の状態にかまわず、自分の考えややりかたをむりにおしつける感じがしていやだ。[「―親切」] **おしつける【押し付ける】** [下□]◎強くおさえつける。[「地面に相手を―」] むりやり仕事や責任を負わせる。「大会役員を―」③むりに受けとるようにさせる。また、むりに買わせる。「高価な指輪を―」 **おしつまる 【押し詰まる】** [国]ぐっと年末が近づく。[「ことしもいよいよ押し詰まった」]▽余裕がない感じ。 **おして【押して】** [副]障害を排除[認]して積極的におこなうようす。[「風邪[かぜ]を―出席する」「風雨を―決行する」] [類]むりに >おして(推して)知~るべし 少し想像すればすぐにわかるはずだ。「こう遊んでばかりいるのでは、テストの結果は―だ」 **おしとおす【押し通す】** [国]自分の考えややりかたを、最後までつらぬく。[「主張を―」] **おしとどめる【押し。止める】** [下]相手のことばや動作をおさえてとめる。 **おしどり【×鴛鴦】** [图]カモ科の水鳥。おすは、だいだい色のかざり羽をもつ。古くは「おし」とも。▽オシドリのように仲がよくて、いつもいっしょにいるような夫婦をたとえてもいう。「―夫婦」 **おしなべて【押し。並べて】** [■]すべて同じように。「今回は―みな成績がいい」[圏]総じて **おしのける【押し、退ける】** [下□]おして他の場所にどける。また、強引におしやる。 **おしのび【お忍び】** [图]身分の高い人が、身分をかくしてこっそり外出すること。[「―の旅」] **おしはかる【推し量る】** [国]あることをもとにして、他のことの見当をつける。 >つかいわけ推測・推量・推察・推理ほか || どれも「おしはかる」意味だが、「推測」は、経験やデータなどをもとにして見当をつけること。「事故の原因を推測する」。「推量」「推察」は、事情や相手の心中をおしはかること。「彼の胸中を推量する」。とくに論理的におしはかる場合は、「推理」「推論」を使う。「推定」は、推理して結論づけること。「死亡推定時刻」。「憶測」は、確かなデータがない、不確かな推測。「憶測でものを言ってはいけない」。 **おしばな【押し花】** [图]標本などにするために、花を紙のあいだにはさんで重しをかけ、乾燥させたもの。[類]押し葉 **おしひろめる【押し広める】** [下□]広くゆきわたら **おしべ【雄×蕊】** [图]種子植物の花びらの中にある、せる。ひろめる。「仏教を―」粉をつくる器官。花粉を包む葯[ゃく]と、それを支える花糸[ぃと]からできている。雌しべ **おしぼり【お絞り】** [图]顔や手をふくために客に出す、手ぬぐいやタオルを湯や水につけてしぼったもの。おてふき。 **おしまい【お終い】** [图]①おわり。[「これでーにする」] ものごとがだめになること。[「失敗したら―だ」] **おしまくる【押し×捲る】** [国]一方的におす。おして相手を圧倒する。 **おしむ【惜しむ】** [国]もっているものをなくさないようにと、だいじにする。「名を―」②残念に思う。「別れを―」労力を使うのをいやがる。「努力を―な」▽多く、「惜しまない(惜しまず)」の否定形で、「大いに・・・する」という意味で使われる。「骨身[』]を惜しまない」 **おしむぎ【押し麦】** [图]蒸したオオムギをおしつぶし、平たくして乾燥したもの。米と混ぜてたく。 **おしむらくは【惜しむらくは】** おしいことには。残念なことには。[「優秀な子だが、―からだが弱い」]▽ただ一つの欠点を挙げるときなどに使う。文章語。 **おしめ【×襁褓】** [图]赤んぼうのしりにあてて、大小便を受ける布や紙。おむつ。[「―カバー」] [圏]むつき <165> **おせいぼ** **おしめり【お湿り】** [图]適度な降雨。[「いい―ですね」]」 **おしもんどう【押し問答】** [图]「たがいに主張をゆずらず、言いあらそうこと。[「―をくりかえす」] **おじや** [图]雑炊[だら]。 **おしゃか** [圀]つくりそこない。不良品。[「―ーが出る」] >おしゃかになる ものごとがだめになる。使いものにならなくなる。 **おしゃかさま【お〝釈迦様】** [图]「釈迦」を敬った言い方。[「―でもご存じあるまい(=だれ一人知らないS)」] **おしゃく【お酌】** [图]函①〈名・スル「しゃく」のていねいな言い方。さかずきに酒をつぐこと。①〈名〉酌をする女性。酌婦[ゃく]。 **おしゃぶり** [图]赤んぼうに持たせてしゃぶらせるおもちゃ。 **おしゃべり** [图]「凸形動①〈名・スル〉友達などと気楽に雑談すること。①〈名・形動〉口数が多く、何でも人に話してしまうこと。また、口数の多い人。[園]多弁 **おしゃま** [图形動]年のわりにおとなびてませていること。また、そのような少女。 **おしゃれ【お洒落】** [图形動]服装や化粧[ょう]などに気をつかい、自分を美しく見せようとすること。また、その人。[「―したい年ごろ」] [類]おめかし **おじゃん** [图]せっかくの計画がだめになること。あてがはずれること。俗[ぞく]な言い方。「―になる」▽「じゃん」は、鎮火[焼]を知らせる半鐘[ん”]の音。 **おじゅう【お重】** [图]重箱。[「―につめる」] **おしょう【和尚】** [图]寺の住職。僧[そう]。おぼうさん。▽もと、禅宗のことば。天台宗では「かしょう」、真言宗などでは「わじょう」と読む。 **おじょうさん【お嬢さん】** [图]女の子や、他人の娘[じまぁ]を敬って呼ぶことば。②苦労しないで育った、世間[だ]知らずの女性。[「―育ち」] [類] 箱入り娘お坊っちゃん **おじょうず【お上手】** [图形動]①〈名・形動〉「じょうず」のていねいな言い方。「あんよは―」①〈名〉おせじ。「―を言う」 **おしょく【汚職】** [图]政治家や役人などが職権や地位を利用して、わいろをとるなどの不正な行為をすること。[「―事件」] **おじょく【汚辱】** [图]名誉、などをけがし、はじをかかせること。はずかしめ。はじ。[「―にまみれる」] [圏]恥辱[ちよく] **おしよせる【押し寄せる】** [下]多くの人やものが一度にやってくる。殺到する。[「敵が―」] **おしろい【白粉】** [图]化粧[ぃよう]のために顔などにぬる白い粉。▽「お白い」の意味。 **おしろいばな【白、粉花】** [图]オシロイバナ科の多年草。秋、黄・赤・白などの花が咲[き]く。球形の黒い実の中に白い粉(=胚乳[は歌う])がつまっている。 **オシログラフ** [图]電流や電圧などの時間的変化の速い現象を観察し、記録する装置。心電図などに使う。[| oscillograph] **おしんこ【お新香】** [图]ぬか・塩などでつけた野菜。つけもの。しんこ。おしんこう。 **おす【雄・×牡】** [图]動物で、精巣[誌]をもち精子をつくるもの。雌[ぁす] **おす日【押す】** [国]手前から向こうへ圧力を加える。[「ドアをー」]↔引く ②上から力や重みを加える。▽「圧す」とも書く。また、「印を押す」は「捺す」とも書く。③圧倒する。優位に立つ。「押しぎみに試合を進める」▽「圧す」とも書く。④さらに、確かめる。「念を―」「だめを―」⑤むりに何かをする。あえてする。「病を押して出席する」「反対を押して」◎「時間が押す」の形で」進行が予定の時間よりおくれている。◎↓「おし」 >つかいわけ」→「押さえる」を見よ。 **目【推す】** [国]その人を支持してすすめる。推薦[怠]する。「学級委員に―」②あることをもとにして、他のことを判断する。「雲の動きから推して、あすは晴れるだろう」「推して知るべし」 **おすい【汚水】** [图]家庭や工場などで使ったあとのきたないよごれた水。[「―処理場」] [團]廃水・下水 浄水[花], **おずおず【怖ず。怖ず】** [圓]相手をおそれたり、自信がなかったりして、動作がためらいがちなようす。「―そばに近づく」「―返事をする」[圏]おそるおそる・こわごわ **オスカー** [图]アメリカの映画賞であるアカデミー賞受賞者におくられる、金色の彫像[琲]。[| Oscar] **おすきやぼうず【お数寄屋坊主】** [图]江戸幕府で、茶の湯の儀式[びき]をあつかった坊主頭の役人。 **おすそわけ【お×裾分け】** [图]「忍」もらいものの一部を分けること。また、分けたもの。お福分け **おすべらかし** [图]平安時代ごろの貴婦人の正装のときの髪形[殺]。前髪[襞]を横に張り、もとどりを背後に長くすべらせて下げる。 **おすまし【お澄まし】** [图]女性や子供がとりすますこと。気どること。②すましじる。 **おすみつき【お墨付き】** [图]権威[ヅ]のある人からもらった許可や保証。[「社長の―をいただく」]▽もと、将軍や大名[びり]の署名と花押[り]のある書類のこと。 **オスロ**ノルウェーの首都。港湾都市として古くから栄えた。毎年一二月一〇日に、ノーベル平和賞の授与式がおこなわれる。[| Oslo] **オセアニア** [图]六大州の一つ。太平洋諸島・オーストラリア大陸・ニュージーランドからなる。大洋州。[一Oceania] **おせいぼ【お歳暮・“御歳暮】** [图]年末に、日ごろ世話になったお礼におくるもの。せいぼ。 >押しも押されもしない 実力があり、それをまわりに認められているようす。 >押すな押すな 大勢の人がさきを争って、「おすな、おすな」とさけぶほど混雑しているようす。「―の大盛況[いう]」 <166> **おせおせ【押せ押せ】**[図][日]仕事や用事などが重なり、予定がずれこんで、あとのものに影響[えいきょう]がおよぶこと。「仕事が―になる」②優位に立って、ものごとを進めること。「ームードの試合はこび」 **おせじ【お世辞】**[図]「せじ」のていねいな言い方。相手のきげんをとろうとして口さきだけでほめることば。「―がうまい」「―わらい」[圏]お追従[ついしょう] **おせちりょうり【お節料理】**[図]正月に特別につくる料理。きんとん・こぶ巻き・ごまめや、ニンジン・ゴボウ・レンコンの煮[に]しめなど。おせち。▽古くは節句につくる料理もさした。 **おせっかい【お節介】**[図][形][動]よけいな世話をすること。また、その人。「―を焼く」 **オセロ**[図]白と黒の円形の駒[こま]を、盤上[ばんじょう]で交互にはさみあって、相手の駒を自分の色に変え、駒の多さを競[きそ]うゲーム。オセロゲーム。▽商標名。[Othello] **オセロ**[Othello]一六○四年ごろ。イギリス、シェークスピアの戯曲[ぎきょく]。ムーア人の将軍オセロが妻を疑い、殺してしまうが、それが部下イアーゴの計略だったことを知り、自殺する。→「ハムレット」の▽も見よ。 **おせん【汚染】**[園]「水や空気などが、細菌[さいきん]・ガス・放射能など、有害なものでよごれること。また、よごすこと。「大気―」「環境[かんきょう]―」 **おぜんだて【お膳立て】**[図]「とうまくことがはこぶように、前もって準備をしておくこと。「会議の―をする」▽すぐに食事ができるように食卓[しょくたく]をととのえることから。 **おそい【遅い】**[圏]◎動きやはたらきに時間がかかる。「足が―」「計算が―」[圏]のろい ⇔速い ②はじめから終わりまでの、きまった時間の中で、終わりに近い。「夜遅く帰る」「―からもうねる」←早い ③そうすべき時刻や時機を過ぎている。まにあわない。「いまさら後悔しても―」「お礼が遅くなりまして」早い **遅かりし由良之助。** おくれて役に立たないこと。手おくれだ。▽歌舞伎[かぶき]の「仮名手本忠臣蔵[かなでほんちゅうしんぐら]。偽[にせ]乳」で、大星[おおぼし]由良之助が主君の切腹にまにあわなかったことから。 **おそう【襲う】**[国][田]急に相手にかぶさるようにして害などを加える。「台風が―」「敵を―」②とつぜん人の家などにおしかける。「友人宅を―」③あとをつぐ。「先代のあとを―」「名を―」▽「襲」は、かさねて着るという意味。 **おそうまれ【遅生まれ】**[図]四月二日から一二月三一日までのあいだに生まれること。また、その人。⇔早生まれ ▽日本の学校では、翌年の早生まれの人と同じ学年になる。 **おそかれはやかれ【遅かれ早かれ】**[圃]おそい早いのちがいはあっても、そのうち必ず。「―わかっていることだ」「―人は死ぬ」[圏]いつかは・早晩[そうばん] ▽「おそくはあれ、はやくはあれ」の変化した形。 **おそくとも【遅くとも】**[副]どんなにおそくなったとしても。「―あしたには届く」 **おそざき【遅咲き】**[図]ふつうの開花時期よりおくれて咲くこと。「―の桜」→早咲き ▽人よりおくれて才能を発揮した人を「―の花」などという。 **おそなえ【お供え】**[図][田]神仏に供えること。供えるもの。[圏]お供物[くもつ]②かがみもち。 **おそれ**[虞] 音は「グ」。うれえる。おもんぱかる。「憂真」おそれ 洪水の虞[おそれ] 虞美人草[ぐびじんそう] **おそまつ【お粗末】**[形動]↓「そまつ③」 **おそらく【恐らく】**[画] 『「おそらく〜~だろう」などの形で]ようすやなりゆきから想像して、たぶん…だろう。「わたしがあなたの立場でも―そうしただろう」[類]きっと・おおかた「「恐れることには」という意味。そうなるかもしれないと不安やためらいの気持ちでいうことが多い。 **おそるおそる【恐る恐る】**[画]こわいことが起こるのではないかと、ひどくおそれながら。「―箱を開ける」「―上司に申しでる」[類]こわごわ **おそるべき【恐るべき】**[連体]だれもが当然おそれるほどたいへんな。「―破壊力」 **おそるべきこどもたち【恐るべき子供たち】** 一九二九年。フランス、コクトーの小説。孤児[みなしご]である姉と弟のあいだに、少年と少女が同居して起こる愛憎[あいぞう]のもつれの悲劇的な結末をえがく。[Les Enfants Terribles] **おそれ【恐れ】**[図]こわいと思うこと。「―をいだく」「―をなす」[類]恐怖 **おそれ**[目]【×畏れ・恐れ】[図]神や身分の高い人などを敬い、近寄りがたく思う気持ち。「―多い」「―ながら(=恐縮ですが)」[圏]畏敬[いけい]・畏怖[いふ] ▽ふつう、かな書き。 **おそれ**[目]【真】**[図]悪いことになるのではないかという心配。「肺炎[はいえん]になる――がある」[圏]懸念[けねん] ▽ふつう、かな書き。 **おそれいる【恐れ入る・×畏れ入る】**[国]●相手があまりにもすぐれているので感心して降参する。まいる。「すばらしい演技で―」②相手にかけた迷惑[めいわく]をわびる気持ち、また、もったいないという気持ちをあらわす。「お待たせしまして、恐れ入ります」「いつもながらのお心づかい、恐れ入ります」[圏]痛み入る ③あきれる。「彼のワンマンぶりにはー」 **おそれおおい【×畏れ多い・恐れ多い】**[囲]◎力のある人や目上の人に対して、身のほどをわきまえず、失礼な感じがする。「口に出すのも―」[圏]申し <167> **おたまじゃ**訳ない ②目上の人に対して、ありがたくて心苦しい。「おそれおおくも、おいでいただく」[圏]もったいない **おそれる【恐れる】** [下□]◎とうてい自分の力がおよばないものや、ぶきみなもの、起こるかもしれない悪いことなどを緊張[さん]らしながら警戒[灬]する。「死を―」②心配する。気づかう。「冷害を―」▽「惧れる」とも書く。③神仏などに対する、敬う気持ちをあらわす。もったいないと思う。「神をも恐れぬ所業」▽「畏れる」とも書く。 >つかいわけ恐れる・おびえるほか || みな恐怖に関係しているが、「恐れる」は、心理的な反応や状態をいう。「おびえる」その他は、恐怖にともなう身体的な動きをあらわしている。「おびえる」は、恐ろしいことを予想してびくびくして からだが自由に動かなくなる。「こわがる」は、恐怖でからだがかたくこわばる。「おじける」は、恐ろしさに気力をなくしてしりごみするようすをいう。 **おそろしい 【恐ろしい】** [囲]⊕危険を感じてにげだしたくなる。おっかない。「地震に』は―」[類]怖[にゃ]い ②おどろくべきである。「自然の法則というものは―もので」③こわいほど程度がはなはだしい。「おそろしく寒い土地」[類]ひどい▽ふつう、かな書き。 **おそわる【教わる】** [国]他人から教えてもらう。「数学を―」 >つかいわけ」→「習う」を見よ。 **おそん【汚損】** [图]函よごれ、傷つくこと。また、そのよごれや傷。[「――箇所[ぃょ]を調べる」] **オゾン** [图]酸素原子が三つ結合した気体。かみなりの発生などによって生じる。特有のにおいがあり、消毒や漂白[ぃぅ]などに使う。[「大気中の―層」] [「ozone] **おだい【お代】** [图]「代金」のていねいな言い方。「―は済み」「―は見てのお帰り」 **おたいこ【お太鼓】** [图]太鼓の胴[どぅ]のようにふくらませた、女帯の結びかた。おたいこ結び。 **おだいもく【お題目】** [图]◎↓「だいもく③」②口で言うだけで、さっぱり実行できそうもないことがら。 >お題目を唱える できもしないことを言う。[圏]お題目を並べる **おたいらに【お平らに】** [圓]足をくずし、楽な座[ぁ]りかたをすすめるときにいうことば。「どうぞー」 **おたおた** [副]「」出来事に向かっていく気力をなくして、うろうろするようす。どうしていいかわからず、動けなくなるようす。[「血を見て―する」] **おたがいさま【お互い様】** [图]相手に自分も同じ状態に置かれていることを伝えることば。[「困ったときはーです」] **おたかく(お高く)とまる** 他の人とはちがうというようすで、上品ぶって気どっている。 **おたから【お宝】** [图]非常にたいせつなもの。②「かね」の古い言い方。③紙に刷った宝船[跡]の絵。 **おたく【お宅】** [图]代名①〈名〉相手の家などの敬った言い方。「あす―にうかがいます」①〈代名〉二人称単数。自分と同等で、あまり親しくない相手に軽い敬意をもっていうことば。「―はどう思いますか」▽ふつう、かな書き。 **おだく【汚濁】** [国]「とよごれ、にごること。「海水の一」▽仏教語では「おじょく」と読む。 **おたけび【雄。叫び・雄×哮び】** [图]勇ましくさけぶこと。また、そのさけび声。[「―を上げる」] **おたずねもの【お尋ね者】** [图]警察などが、つかまえようとゆくえをさがしている容疑者。 **おたち【お立ち】** [图]出発すること、また客が帰ることを敬っていうことば。「あす―ですか」 **おたっし【お達し】** [图]「達し」のていねいな言い方。役所や上役などからの指示や命令。 **おだて【×煽て】** [图]ほめて相手を得意にさせること。「あいつには―がきかない」「―に乗る」 **おだてる【×煽てる】** [下]しきりにほめて相手をいい気にさせる。「きみならできると―」 **おたなもの【お店者】** [图]商店などの使用人。古い言い方。 **おだのぶなが【織田信長】** [人名]一五三四一八二年。戦国時代末期の武将。今川義元・武田勝頼[り]らを破り勢力を広げた。さらに室町幕府をたおして全国統一をはかろうとしたが、部下の明智光秀に本能寺でおそわれ、自刃した。 **おたふく【お多福・×阿多福】** [图]丸顔でひたいが高く、ほっぺたがふくらみ、鼻の低い女の面[ぇ]。おかめ。▽おたふく面に似た不美人をののしっていうこともある。 **おたふくかぜ【お多福風邪】** [图]「流行性耳下腺炎[瑟克]」の俗[な]言い方。ウイルスによって起こり、耳の下部がはれておたふく面のようになる。 **おたふくまめ【お多福豆】** [图]大つぶのソラマメの実。また、それをあまくにたもの。 **おだぶつ【お×陀仏】** [图]①人が死ぬこと。[「―になる」] ②ものごとに失敗してだめになること。[類]おしゃか・おじゃん[俗な]言い方。 **おたま【お玉】** [图]①「お玉杓子[にゃく②]」の略。②ニワトリのたまご。 **おだまき【×苧環】** [图]つむいだ麻糸をまるく輪に巻いたもの。②キンポウゲ科の多年草。初夏、白やむらさきの花をつける。 **おたまじゃくし【お玉×杓子】** [图]卵からかえったばかりのカエルの幼生[驚]。頭がまるく、えら呼吸で尾だけで水の中を泳ぐ。②しるをすくうための、長い柄[ぇ]のついたまるい小形のしゃくし。 <168> **おたまや**③音符[袋]記号。俗な言い方。▽形が①に似ているところからいう。 **おたまや【お霊屋・《御霊屋】** [图]高貴な人の霊[ぁぃ]をまつるところ。みたまや。 **おためごかし【お、為ごかし】** [图]表面は相手のためになるように見せかけて、じつは自分の利益をはかること。「―の親切」 **おだやか【穏やか】** [形動]①なにごともなく静かなようす。[「―な海」「―に事を運ぶ」] [類]平穏[松] ②性質がおとなしく、もの静かなようす。[「―な人がらが好まれる」] [関]穏和・柔和[水] **おだわらぢょうちん【小田原《提“灯】** [图]細長い筒形[粉]で、折りたためるちょうちん。→図 **おだわらひょうじょう【小田原評定】** [图]いつまでたっても会議の結論が出ないこと。また、長びくだけの会議や相談。▽豊臣秀吉[さん]が北条氏の小田原城をせめたとき、城内で、戦うか降伏するかの相談がなかなかまとまらなかったことから。 >おだを上げる 勝手[ぃっ]な威勢いのいいことを言う。▽「おだ」は「お題目」の略か。 **おち【落ち】** [图]あるべきものが落ちて、欠けていること。[「名簿に―がある」] ②ものごとの行きつくところ。おそらくこうだろうと、予想できる結末。「失敗するのが―だ」[圏]関[せき]の山 ③落語などで、最後をしめくくるおもしろいしゃれなど。さげ。[「話に―が付いている」] ④戦線からにげること。「―武者[じゃ]」「落人[銭]」⑤価値の低いところへやられること。「都―」 **おちあいなおぶみ【落合直文】** [人名]一八六一―一九〇三年。明治期の歌人・国文学者。宮城県生まれ。短歌の革新をこころざして浅香社を結成、門下から与謝野鉄幹・金子薫園[はにん]らを輩出[ぶっ]した。長詩「孝女白菊[にこの]歌」、歌集「萩之家遺稿[はぎのゃ]」など。 **おちあう【落ち合う】** [国]約束しておいた場所で会う。[「駅で―約束をする」] ②川や道が合流する。「二つの川が河口の手前で―」 **おちあゆ【落ち鮎】** [图]秋、産卵のために川を下るアユ。[類]下りあゆ・さびあゆ **おちいる【陥る】** [国]◎悪い状態にはいりこんでしまう。[「危篤[くに]―」「苦境に―」] ②計略にひっかかる。「まんまと敵の術中に―」せめおとされる。陥落[認]する。「城が―」▼もと、穴に落ちこむ意味。 **おちうど【落人】** [图]戦いに負け、人目をさけてにげていく人。「おちゅうど」とも。「―伝説」▽「おちびと」の変化した形。 **おちおち【落ち落ち】** [画][「おちおち〜できない」などの形で』落ち着いて…できない。ゆったりと安心して・・・できない。[「日曜も―休んでいられない」「心配で―ねむることもできない」] **おちくぼものがたり【落窪物語】** [九九○年ころ]。作者未詳[いよう]。まま母にいじめられていた姫君[鶏]が、貴公子に愛されて幸福になる。四巻。 **おちこち【遠近・〝彼〝方×此“方】** [图]あちらこちら。[「―の村々」] **おちこぼれ【落ち〝零れ】** [图]田落ちて散らばったもの。のこりもの。②学校で、授業についていけない児童や生徒。▽もと、収穫[ぅ]のとき、こぼれおちた穀物。 **おちこむ【落ち込む】** [国]◎すとんと落ちて中にはい[まい]る。「穴に―」②深くへこんでいる。「地面が―」③元気がなくなる。悪い状態になる。「精神的に―」「景気が―」 **おちつき【落ち着き】** [图]①ゆったりと安定した状態。また、おだやかな態度。[「―をとりもどす」] ②もののすわりぐあい。安定感。「―の悪い机」 >おちつきはらう【落ち着き払う】 [国]平然として、少しもあわてないでいる。「落ち着き払った態度」 **おちつく【落ち着く】** [国]心や動作が安定する。[「気分が―」「落ち着いたものどし」] ②場所・地位・仕事などが安定する。「天気が―」「住みなれた土地に―」「やっと今の仕事に―」③まとまる。決着する。「二リーグ制にー」 **おちつける【落ち着ける】** [下]心やものを安定した状態にさせる。おちつかせる。 **おちど【落ち度・“越度】** [图]過失。失敗。[「彼に―はない」] **おちのびる【落ち延びる】** [□]敗者が安全な場所までにげきる。[「西国に―」] **おちば【落ち葉】** [图]枝から散って落ちた葉。落葉[は]。「―たき」 **おちぶれる【落ちぶれる】** [下]地位や財産を失い、みじめな状態になる。[圏]零落[認]する **おちぼ【落ち穂】** [图]イネやムギをかりとったあとに落ちこぼれている穂。おちほ。[「―拾い」] **おちむしゃ【落ち武者】** [图]戦いに負けて戦場からはずれる武士。 **おちめ【落ち目】** [图]商売や運勢などが下り坂になって、思うようにうまくいかないめぐりあわせ。[「―になるとだれも寄りつかない」] **おちゃ【お茶】** [图]団茶の葉をせんじて飲む飲みもの。その茶の葉。また、紅茶・コーヒーなど。②仕事の途中[ゅり]などのちょっとした間食。休憩[「一○時になったら―にしよう」] ③茶道。茶の湯。「―をたしなむ」「茶」のていね >お茶の子さいさい 簡単にできること。俗[な]言い方。朝飯前[髪色]▽「お茶の子」は、お茶菓子[ぃ]のこと。 >お茶を濁[にだ]す いいかげんなことを言って、その場をごまかす。「どうにかお茶を濁してにげかえる」 **おちゃっぴい** [医形動]おちゃめで、おしゃべりなこと。また、そういう女の子。▽お茶をひきながらおしゃべりする意味の「おちゃひき」の変化した形。 **おちゃめ【お茶目】** [图形動]↓「ちゃめ」 <169> **おっぽりだ** **おちゅうど【落人】** [图]↓「おちうど」 **おちょうしもの【お調子者】** [图] 相手にいいかげんに調子を合わせる人。②おっちょこちょいで、軽はずみな人。調子に乗りやすい人。 **おちょぼぐち【おちょぼ口】** [图]小さくすぼめた、かわいらしい口つき。おつぼぐち。▽「ちょぼ」は、小さいという意味。 **おちる【落ちる】** [圧□]①ものや状態が、高いところから低いところへ重力によってしぜんに動く。「木からー」②日がしずむ。「日が―」③失敗したり、程度や調子が下がったりする。「試験に―」「スピードが―」「品が―」④あるべきものが、とれたりもれたりする。「筋肉が―」「色が―」「リストから名前が―」⑤はまる。「敵の策に―」「みぞに―」◎自白する。「犯人が―まで、時間はかからない」「→問うに落ちず、語るに―」 **おっ [乙]** 乙・0画 全1画 乙 ◎十干[砦]の第二。きのと。②順位の二番目。甲とと丙[へぃ]のあいだ。「甲―つけがたい」③風変わりで気のきいているようす。[「―な味」]④「おつに」の形で」少し変わっているようす。へんに。[「―に澄けます」]オッ乙種 乙姫*乙女[呓]*早乙女[とめ]不乙乙甲 乙張[膠] **おつかい【お使い】** [图]たのまれて用事をたしに行くこと。また、その人。「お使いに行ってくる」[圏]使者 **おっかない** [囲]「おそろしい」「こわい」の俗[な]言い方。[「一先生らー」] **おっかなびっくり** [画]慣れないことなどを、こわがりながらもするようす。俗[ぞく]な言い方。[「―でつり橋をわたる」「―〈びにさわる」]「おそるおそる **おっかぶせる【押っ。被せる】** [下]ものごとをすっぽりと包むような態度をとる。[「―ように言う」] ②責任などを他人になすりつける。「彼に何もかもおっかぶせた」③人の言動にかぶせるように、すぐ次の行為をする。▽「覆[ぉぉ]いかぶせる」のつまった形から。 **おつき【お付き】** [图]身分の高い人のそばに仕えるつきそい。[類]お供[とも] **おっくう【億×劫】** [形動]めんどうで気が進まないようす。[「―で口もききたくない」] [圏]大儀[談い] **おつくり【お作り】** [图]◎「つくり(=さしみ)」のていねいな言い方。②「化粧[ぃよう]」のていねいな言い方。 **おつけ【お付け】** [图]「みそしる」のていねいな言い方。おみおつけ。▽ふつう、かな書き。女房詞[ぢゅぅ]。 **おつげ【お告げ】** [图]神や仏が、人間に意志や予言を知らせることば。[「神の―を受ける」] [團]託宣[慈] **おっこちる【落っこちる】** [圧□]「落ちる」のくだけた言い方。 **おっさん** [图]中高年の男性をぞんざいに呼ぶことば。▽「おじさん」の関西[診]方言。 **おっしゃる【仰しゃる】** [国]「言う」の敬った言い方。「言われる」より高い敬意をあらわす。▽「おおせある」→「おおしゃる」→「おっしゃる」と変化した形。 **おったてる【押っ立てる】** [下□]「立てる」を強めた言い方。勢いよく立てる。▽「おしたてる」の変化した形。 **おっちょこちょい** [图形動]落ち着きがなく、うわついていて考えの浅いこと。また、そういう人。 **おっつかっつ** [形動]ほとんど同時であるようす。また、同じ程度であるようす。おつかつ。[「あの二人は年かっこうもーだろう」] **おっつけ【追っ付け】** [副]まもなく。すぐに。[「夕食の時間だから―帰るだろう」]▽話しことば。 **おって【追っ手】** [図]にげる者をつかまえようとして、あとを追う人。おいて。[「―がかかる」] **おって【追って・追×而】** [國圏]①〈創〉少しあとで。「くわしくは―連絡[込]いたします」[圏]のちほど ①〈接〉手紙などで、追加して書くときに、そのはじめに書くことば。つけくわえて。なお。[「―、お返事は月末までに願います」] [圏]追伸・なおなお **おってがき【追って書き】** [图]手紙で、本文の終わったあとに、さらにつけくわえたいことを書きそえる文。おいがき。[圏]追伸・二伸 **おっと【夫】** [圀]夫婦のうちの男性のほう。配偶者である男。[麺]亭主・主人↔妻 **オットー** [入後]一世。九一二―九七三年。ザクセン朝第二代のドイツ王。ハインリヒ一世の子。北イタリアに出兵し、ローマ教皇を助け、神聖ローマ帝国[Otto I]初代皇帝となる。オットー大帝。[-] **おっとせい【×膃×肭×臍】** [图]アシカ科の哺乳[ゅう]動物。アシカより小さい。北太平洋に群れをなしてすみ、毛皮が珍重[談り]される。 **おつとめ【お勤め】** [图]●職場へ働きに行くこと。[「毎日の―ごくろうさんです」] ②商店などが客に値引きなどをすること。[「―の品」] ③僧侶が仏前で、経を読むこと。「朝の―」 [勤行数”]「つとめ」のていねいな言い方。 **おっとり** [画]「忍]がらや態度がゆったりして、こせこせしていないようす。[「あの子は―構えている」「―したしゃべりかた」] [おおよう] **おっとりがたな【押っ取り刀】** [图]急を聞いて、とるものもとりあえずかけつけること。▽急ぎの場合、刀をこしにささないで手にさげて持つことから。 **おつに【乙に】** 漢字項目④を見よ。 **おっぱい** [图]乳[ちち]。乳房[と]。▽幼児語。 **おっぱらう【追っ払う】** [国]「おいはらう」を強めた言い方。 **おっぽりだす【押っ。放り出す】** [国]「ほらりだす」を強めた言い方。 <170> **おつむ** **おつむ** [圀]「おつむり」の略。あたま。▽幼児語。 **おつもり【お積もり】** [图]酒の席で、これで飲むのをやめるという最後の酌[しゃく]。[「これで―にしよう」] **おつゆ【お汁】** [图]「つゆ」「すましじる」などのていねいな言い方。 **おつり【お釣り】** [图]「つり」「つり銭」のていねいな言い方。[「四〇〇○円で―がくる」] **おてあげ【お手上げ】** [图]どうにも解決する手段のないこと。[「こうむずかしくてはもうーだ」]▽両手を上げて降参するという意味から。 **おでき【お出来】** [图]できもの。はれもの。 **おでこ** [圏]のひたい。②ひたいが張りだしていること。また、そういう人。▼俗[な]言い方。 **おてだま【お手玉】** [图]小さな布[ぶくろ]にアズキなどを入れたおもちゃ。また、それをいくつか手に持ち、歌に合わせて交互に投げあげたり、受けたりする遊び。▽野球で、確実に捕球できずに、グラブの中ではねたり、落としたりすることにもいう。 **おてつき【お手付き】** [图]①カルタ遊びで、まちがって別の札に手をつけること。②主人が使用人の女性と関係すること。 **おてつだい 【お手伝い】** [图]家事の手伝いを職業としている女性。お手伝いさん。 **おてのもの【お手の物】** [图]慣れていて、楽にできること。もっとも得意なもの。[「卵料理は―だ」] [圏]おはこ・十八番[うはち] **おてまえ【お手前】** [图]代名①〈名〉茶道で、茶をたてる作法。うす茶手前・こい茶手前など。「結構な―でした」▽広く、お手並みという意味でも使う。「―拝見」。「お点前」とも書く。①〈代名〉二人称単数。▽武士が、同じくらいの身分の武士に対して使う。 **おでまし【お出座し】** [图]出かけること、出席することなどの敬った言い方。[「殿様[詰]が―になる」] **おてもと【お手元・お手許】** [图]料理屋などで、「箸[はし]」をいうことば。 **おてもり【お手盛り】** [图]自分に都合のいいよう[ば]。[圏]父さんお母[かぁ]さんに、ものごとをきめること。「―予算」 **おてやわらかに【お手柔らかに】** 厳しくせず、ゆるやかにあつかってほしいとたのむ、あいさつのことば。[「―願います」] **オデュッセイア** [紀元前八世紀ころ]。い 「紀元前八世紀ころ。ギリシャ、ホメロスの叙事詩。英雄[祭]オデュッセウスがトロイ戦争から帰国途中[ゅう]あらしにあい、十年間漂流する話と、帰国後、不在中、妻ペネロペに求愛した男たちに報復する話からなる。オデッセー。[| Odysseia] **おてん【汚点】** [图]よごれ。しみ。また、不名誉なことがら。[「歴史に―を残す」] **おでん** [图]ダイコン・コンブ・こんにゃく・ちくわなどを、うすいしょうゆ味でにこんだ料理。▽「でん」は「でんがく」の略。 **おてんきや【お天気屋】** [图]気分の変わりやすい人。 **おてんとさま【お天道様】** [图]「太陽」を敬い親しんで呼ぶことば。「おてんとうさま」とも。 **おてんば【お転婆】** [图形動]若い娘[むずぁ]や女の子が、男の子のように活発に行動すること。また、活発に行動する女の子。[「―娘」] [類]おきゃん▽「お転婆」は当て字。 **おと【音】** [图]耳で聞きとれるひびき。「くぎを打つ―」「足―」[音信]たより。通信。「―沙汰[だ]なし」[類]>音に聞く 評判が高い。「これが―[天ぁま]の橋立[梵]か」▽「音」は、うわさ。 >かいわけ音[ぉと]・音[ね] || 「おと」は、耳で聞こえるものすべて。瞬間的なものもいう。「風のおと」「ピストルのおと」。「ね」は、連続して聞こえるおと。多く、耳に快くひびくときに使う。「たえなる笛のね」。 **おとうさん【お父さん】** [图]父親を親しんで呼ぶこと[さん] ▽他人に言うときには「父」といい、「お父さん」とはいわない。常用漢字表付表の語。 **おとうと【弟】** [图]年下の男のきょうだい。↔兄▽夫や妻の弟、妹の夫を、「義弟」と書いて、「おとうと」と読ませることもある。 >古画《おと》古語では、年下の同性のきょうだいをいい、女性についても使う。平安時代以降「おとうと」という形になる。 **おとおし【お通し】** [图]料理屋で、酒のさかなとして最初に出す簡単な料理。つきだし。 **おどおど** [副]「ス]と自信がなかったり、おびえたりして落ち着かないようす。[「―辺りを見まわす」「慣れない場に出て―する」] [圏]びくびく **おとがい【×頤】** [图]「したあご」の古い言い方。[「―を解く(=大口をあけて笑う)」「―をたたく(=悪口を言う)」] **おどかす【脅かす・嚇かす・“威かす】** [国]相手をこわがらせる。おどす。②不意をついて、人をびっくりさせる。おどろかす。 **おとぎぞうし【《御伽草子】** [圖騰]室町[甏]時代から江戸初期につくられた短編小説をまとめた呼び方。絵入りでわかりやすく、教訓的で宗教的な内容のものが多い。鎌倉時代までの歌物語から、近世の仮名草子」や浮世草子への橋わたしとなった。「浦島太郎[貌]」「ものぐさ太郎」など。 **おとぎばなし【お×伽×噺】** [图]子供に聞かせるための空想的な昔話・伝説・童話。[「桃太郎」「さるかに合戦[診]」など。 **おとくい【お得意】** [图]「得意」のていねいな言い方。「―さき」「―さま」 **おどける** [下]人を笑わせようとして、わざとふざける。[「おどけたしぐさ」] **おとこ【男】** [图]①人間を性によって二つに分けたときの一方で、子供を生む能力をもたないほう。男性。男子。「犯人は中肉中背の―」←女 ②一人前の男。また、男としての名誉[以ぃ]や面目[愍]。 <171> 「彼を―にする(=面目[めんぼく]をほどこさせる)」③愛人である男性。情夫。 **男が廃[すた]る** 男としての面目[めんぼく]が立たなくなる。「ここで引きさがっては―」 **男が立つ** 男としての面目[めんぼく]が保たれる。 **男は度胸[どきょう]女は愛敬[あいきょう]** 男には気力が、女にはかわいらしさがたいせつだ。 **男を上げる** りっぱなことをして、男らしい面目[めんぼく]をほどこす。⇔男を下げる **おとこぎ【男気】**[図]困っている人を見てそのままにしてはおけない男らしい気性[きしょう]。「―を出す」[圏]義俠[ぎきょう]心[しん] **おとこごころ【男心】**[図]①男に特有の気持ち。②男が女を思う気持ち。また、うわきごころ。◆女心[おんなごころ] **男心と秋の空** 秋の空が変わりやすいように、男の女を思う気持ちも移り気である。[圏]女心と秋の空 **おとこざか【男坂】**[図]神社・寺などに通じる一対[いっつい]の坂道のうち、急で険しいほう。⇔女坂[おんなざか] **おとこざかり【男盛り】**[図]男が、一生のうちでいちばん元気盛んな時期。⇔女盛り[おんなざかり] **おとこしゅう【男衆】**[図]男たち。また、下働きの男。「おとこしゅ」「おとこし」とも。⇔女子衆[おんなしゅう] **おとこじょたい【男所帯】**[図]男性だけで生活している所帯。女性のいない家庭。⇔女所帯[おんなじょたい] **おとこずき【男好き】**[図]●男性の好みに合うこと。「―のする女」②男性との情事を好むこと。多情。◆女好き[おんなずき] **おとこだて【男×伊〝達】**[図]弱きを助け、強きをくじくこと。また、男の意地や面目[めんぼく]をたてた行動のために身を捨てるような俠客[きょうかく]。 **おとこっぷり【男っ振り】**[図]↓「おとこぶり」 **おとこで【男手】**[図]①男性の働き手。「―を失う」②男性の筆跡[ひっせき]。また、男文字。漢字。⇔女手[おんなで] **おとこなき【男泣き】**[図]「ごめったに泣かないはず」の男が、感[かん]きわまって泣くこと。「―に泣く」 **おとこぶり【男振り】**[図]男としての顔つき・態度・心意気[こころいき]。また、男の面目[めんぼく]。おとこっぷり。「―がいい」「―を上げる」→女振り **おとこまえ【男前】**[図]①「男ぶり」のこと。②美男子。「あいつは―だ」 **おとこまさり【男勝り】**[図][形][動]男性以上に気性[きしょう]がしっかりしていること。また、そのような女性。「―の経営手腕[しゅわん]」[團]女丈夫[じょじょうふ] **おとこいっぴき【男一匹】**[図]一人前の男子という意味を強めていうことば。 **おとこみょうり【男×冥利】**[図]男に生まれた幸せ。男に生まれたかいがあること。「―につきる」[圏]男冥加[みょうが] **おとこもじ【男文字】**[図]「漢字」のこと。平安時代ごろ、女[おんな]文字(=ひらがな)ができたものの、男性は正式には漢字を使ったことからいう。「真名[まな]」「男手[おとこで]」とも。⇔女文字[おんなもじ] **おとこもち【男持ち】**[図]男性の持ちものとしてつくられたもの。「―のかばん」⇔女持ち[おんなもち] **おとこやもめ【男×鰥】**[図]妻と死別、または離別して、独り暮らしをしている男性。⇔女やもめ **男やもめに蛆[うじ]がわく** 男やもめの暮らしは家事がいきとどかずに、きたなくなりがちなことのたとえ。「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」 **おとこらしい【男らしい】**[囲]いかにも男のような体格や気性[きしょう]をもっている。まさに男にふさわしい。[類]雄々[おお]しい ⇔女らしい 「つかいわけ」→「男性的」を見よ。 **おとさた【音×沙×汰】**[図]手紙などでの便り。連絡[れんらく]。消息[しょうそく]。「なんの―もない」 **おどし【脅し・威し】**[図]①おどすこと。おどかし。「―をかける」②鳥などをおどして追いはらうしかけ。かかしなど。 **おどしつける【脅し付ける】**[下]ひどくおどろかせて、おそれさせる。 **おとしあな【落とし穴】**[図]◎動物などをおとしいれる、表面をわからないようにおおったしかけの穴。②人をだまそうとする悪いたくらみ。「反対派の―にはまる」[類]わな **おとしだま【お年玉】**[図]新年を祝って子供などにあたえる、かねやおくりもの。 **おとしばなし【落とし話・落とし×噺】**[図]「落語」に同じ。 **おとしめる【×貶める】**[下][□]他人を自分よりおとったものとして見下すこと。さげすむ。軽べつする。「人を―態度」 **おとしもの【落とし物】**[図]気づかずにうっかり落としてしまったもの。遺失物[いしつぶつ]。↔拾い物[ひろいもの] **おとしいれる【陥れる】**[下][□]①だましたりなどして、そこからぬけだせないようにする。「人を―」「不幸に―」②城などをせめおとす。陥落[かんらく]させる。 **おとす【落とす】**[国]●重力によって、ものや状態が高いところから低いところへ行くようにさせる。「石をー」②なくす。消す。また、ぬかす。「かねを―」「命を―」「火を―」「よごれを―」「郵便番号を―」③質や程度を下げる。「話を―」「スピードをー」「声の調子を―」④まもりをくずす。「城を―」「容疑者を―(=自白させる)」⑤試験などで不合格とする。「五○点以下はー」◎落札する。「ルノアールの絵を一億円で―」◎悪い状態にさせる。「罪に―」◎柔道で、気絶させる。「絞めわざでー」⑨かたづけて始末する。「接待費で―」 **おどす【脅す・『威す】**[国]こわいのだぞと相手をおじけさす。「ナイフでー」 **おとずれる【訪れる】**[下二]訪問する。たずねる。「恩師を―」「アメリカを―」②ある状態がやってくる。「春が―」 **おととい【。一昨日】**[図]きのうの前の日。「おとつい」とも。「―来い(=もう来るな)」▽やや改まった場合は「いっさくじつ」を使う。 **おととし【△一。昨年】**[図]去年の前の年。▽やや <172> **おとな**まった場合は「いっさくねん」を使う。 **おとな【大人】** [图]一人前[趁たん]に成長した人。成人。②判断力や分別[愛]がじゅうぶんにあり、人間として一人前だと思われること。「考えかたが―だ」↔子供 常用漢字表付表の語。 **おとなげない【大人気ない】** [圏]落ち着きやしんぼう強さがなく、子供のようでたよりないようす。[「そんなことでおこるなんてー」] **おとなしい** [歴]①性質や行動などが、静かでおだやかである。[「家でおとなしくしている」] [圏]温和 ②見聞きした感じが、おだやかで目立たない。「―柄がらの服」「ーメロディー」[関] 地味・無難▼「大人しい」「音無しい」「温和しい」などと当てる。 >古語《おとなし≫「大人[ぇぇぇ]」から出た形容詞で、古語では、おとならしい、おとなっぽいという意味。現代語の意味は、中世以後にあらわれた。 **おとなびる【大人びる】** [圧□]おとならしいようすを示す。 **おとなぶる【大人ぶる】** [国]いかにもおとならしくふるまってみせる。おとなだと、わざわざ態度で示す。 **おとひめ【《乙姫】** [图]浦島太郎[説]の伝説で、海底にある竜宮に住むという美しい姫君。 **おとめ【乙女・少女】** [图]若い女性。清純な感じの少女。▽「乙女」は常用漢字表付表の語。 **おとも【お供】** [图]下[忍]目上の人などにつきしたがっていくこと。また、その人。「どこへでおともする」 **おとり【×囮】** [图]鳥や動物をさそいよせてつかまえるために、にげられなくして出しておく同類の鳥や動物。②他人に操[ぁゃっ]られて行動する。[「彼のことばに踊らされるな」]③相手をさそいよせるために利用する人やもの。[「―になる」「―捜査[ぞ。」] **おどり【踊り】** [图]音楽に合わせて身ぶり手ぶりなどをしながらからだを動かし、美しい動きをつくりだすこと。ダンス。[園]舞い・舞踊[ら] **おどりあがる【躍り上がる】** [国]喜びやおどろきなどで勢いよくはねあがる。▽「踊り上がる」は誤り。 **おどりかかる【躍り懸かる】** [国]勢いよくとびかかる。[「敵に―」]▽「踊り懸かる」は誤り。 **おどりくるう【踊り狂う】** [国]夢中になっておどる。[「一晩じゅう―」] **おどりこ【踊り子】** [图]おどりを職業とする女性。ダンサー。また、おどりをおどる少女。 **おとりさま【お×酉様】** [图]「酉の市[ぃち]」のていねいな言い方。 **おどりじ【踊り字】** [图]同じ語句や字がくりかえされるとき、二つ目以下に代わって使われる符号。くりかえし符号。畳字[でょう]。「あ、」「ハ、、、」「人々」「それぐ」の「、」「、」「々」「ぐ」など。「、」はひらがな用、「、」はかたかな用。▽現在では漢字一字のくりかえしの「々」以外はあまり使わない。また、「学生生活」「民主主義」などのように熟語が二つつながった形のものや、次の行にまたがる場合には「々」は使わない。 **おどりねんぶつ【踊り念仏】** [图]太鼓[ぃ]や鉦[かぁ]などを打ち鳴らして念仏を唱えながらおどること。空也☆に始まり、一遍[心]の時宗[じゅう]で盛[きゃん]になった。ねんぶつおどり。 **おどりば【踊り場】** [图]階段の途中[ゅう]や曲がるところにある、やや広い場所。 **おとる【劣る】** [国]他と比べて、力やできばえが落ちる。[「性能が―」]↔勝る **おどる日【踊る】** [国] リズムに合わせて手足を動か[おどる日、ゆかたを着てい]②他人に操[ぁゃっ]られて行動する。「彼のことばに踊らされるな」 **目【躍る】** [国]高くとびはねる。「身を躍らせる」@うれしいことや楽しいことがあり心がはずむ。わくわくする。「旅行を前に心が―」 **おとろえる【衰える】** [下□]調子がおちて元気がなくなる。[「年とともに体力が―」] **おどろおどろしい** [囲]いかにもぶきみである。異様である。 **おどろかす【驚かす】** [国]びっくりさせる。おどろかせる。 **おどろき【驚き】** [图]びっくりすること。また、おどろくべきこと。[「―の声をあげる」「なんとも―だ」] >驚き桃の木山椒の木 これはおどろいた、という意味。「おどろき」に音[ん]を合わせたしゃれ。 **おどろきいる【驚き入る】** [国]ひどくおどろく。非常にびっくりする。 **おどろく【驚く】** [国]はっとして心の落ち着きを失う。びっくりする。[「技術の進歩に―」] もともと、はっと目が覚めるという意味。そこから、急に気づく、びっくりする、という意味が出た。 **おないどし【同い年】** [图]同じ年齢[惚]。▽「おなじとし」の変化した形。 **おなか【お腹・お中】** [图]「はら」のていねいな言い方。▽ふつう、かな書き。 **おなが【尾長】** [图]カラス科の鳥。全体には灰色で、つばさと尾は美しい青色をおび、名前のとおり、とくに尾が長くて目立つ。 **おながどり【尾長鳥・尾長、鶏】** [图]ニワトリの一種。尾が長いものでは八[松]をこえる。特別天然記念物。ナガオドリ。長尾鶏[にぅぃ]。▽オナガとは別種の鳥であるが、よく混同される。 **おながれ【お流れ】** [图]①計画していた行事や会合が中止になること。とりやめ。[「雨で運動会がーになる」] [圏]流会 ②目上の人から受けたさかずきで飲む酒。[「―をちょうだいする」] **おなぐさみ【お慰み】** [图]気持ちが満足すること。おたのしみ。[「うまくいったら―」]▽ふざけたり、皮肉をこめたりしていう。 **おなご【女子】** [图]「女の子」「女性」の古い言い方。「―衆」▽「おみなど」の変化した形。 **おなじ【同じ】** [圓形動]①〈形動〉二つ以上のものの性質や形などに差がないようす。[「―洋服を着る」「どっちみちーなのに」] [圏]等しい・共通・同様▽「のに」 <173> **おのえさい**「ので」などに付く場合は連体形だが、名詞に付く場合は語幹が直接付く。「同じなのに」「同じ色」①〈副〉[「同じ〜なら」の形で】他の動作を選択[愆]する余地がなくて結局その行為をするのならば、という気持ちをあらわす。どうせ…するのならば。「―買うならいい品を選ぶ」[團]同様・同然「おんなじ」「おなし」とも。 >つかいわけ↓「同一」を見よ。 >同じ穴の狢[むじ]た 結局同じように悪いことをしている仲間であることのたとえ。[圏]一つ穴のむじな >同じ釜の飯を食う 仲間となって、いっしょに生活する。「あいつとは同じ釜の飯を食った仲だ」[厠]寝食を共にする **おなじく【同じく】** [圏]同様に。ならびに。同じ立場や状態のものを列挙するとき、省略するために使うことば。[「通行人A、―B」] [類]同[どう] **オナニー** [图]自分の性器を刺激をして快感をえること。自慰[に]。マスターベーション。[-Onanie] **おなみだ(お涙)頂戴** [ぃぅ] 映画や芝居などが、観客のなみだをさそうような目的でつくられていること。 **おなら** [图]屁、。▽「なら」は、鳴らすという意味。もと、女房詞[ぼう]。 **おなり【お成り】** [图]身分の高い人の外出や来訪を敬った言い方。[「殿様[詰]の―」] **おなわ(お縄)に掛かる** 罪人がつかまる。 **おに【鬼】** [图]造語①〈名〉世にうらみをもって死んだ人。天国に行けず、人間を害しようとする。形は人に近いが、髪[か]みの毛を垂らし、両手を前に出し、頭にはつのを生やし、きばがある。人に災いをおよぼす。②人間らしい温かさをもたない、冷たい心の持ち主。「―か蛇[じゃ]か」「心を―にする(=わざと冷たくする)」③自分を一つのことに賭けて、それ以外のことや人に対する心づかいを切りすてている人。「仕事の―」「土俵のー」④鬼ごっこなどの遊びで、人をつかまえる役の人。[「―さん、こちら」] ①〈造語〉「鬼~」の形で』①「つよい」「きびしい」「むごい」などという意味をあらわす。「―神[がみ]」「―検事」「―軍曹」「―婆[ばば]」②「異様におおきい」「大形の」などという意味をあらわす。「―ひとで」「―やんま」「―ゆり」▼見えないものという意味の「隠[ぇ]」から変化したことば。 >鬼が住むか蛇[じゃ]が住むか 人は心の底でどんなことを考えているか、わからないということ。 >鬼が出るか蛇[じゃ]が出るか 次にどんなことが起こるか予想もつかないこと。 >鬼が笑う 実現しそうもないことや、予想もできないことを言ったときに、からかうことば。「来年のことを言うとー」 >鬼に金棒[かな] 強いものがさらに助けを得て、もっと強くなること。 >鬼の居ぬ間に命の洗濯[愆] こわい人がいないあいだに、のんびりくつろぐこと。 >鬼の霍乱[絵] いつもはじょうぶな人がめずらしく病気になること。▽「霍乱」は、日射病のこと。 >鬼の首を取ったよう 大きなてがらをたてたように得意になるようす。 >鬼の目にも涙[なみだ] どんなにあわれみの心のない人でも、時には人間らしいやさしさを見せるものだ。 >鬼も十八、番茶も出花[など]んな女性でも、年ごろには美しく見えるものだ。▽鬼でも一八歳[ょぃ]のころはそれなりに美しいし、 し、安い番茶もいれたてはかおりがいいという意味から。 **オニオン** [图]タマネギ。[「―スープ」] [「onion] **おにがわら【鬼×瓦】** [图]かわら屋根の棟[もぉ]の両はしに置く、鬼の顔などがついた魔よけのための大きなかわら。 **おにぎり【お握り】** [图]「にぎりめし」のていねいな言い方。おむすび。▽単に「にぎり」といえば、多く「にぎりずし」のこと。 **おにご【鬼子】** [图]①親に似ていない子。②歯がはえて生まれた子。▼「おにっこ」とも。 **おにごっこ【鬼ごっこ】** [图]子供の遊びの一つ。鬼の役となった者が他の者を追いかけ、つかまった者が次の鬼となる。 **おにばば【鬼婆】** [图]老女の姿をした鬼。▽残酷で思いやりのない老女をたとえることも。 **おにび【鬼火】** [图]暗い夜に、墓場やじめじめしたところで燃える青白い火。きつねび。[圏]燐火[呢] **おにもつ【お荷物】** [图]負担に感じるもの。やっかい者。[「人の―にはなりたくない」] **おにやらい【鬼〝遣らい】** [图]節分の夜、災いを除くためにする豆まきの行事。追儺[い]。▽昔は、おおみそかの夜に宮中などでおこなった儀式[だき]。 **おにやんま【鬼×蜻蜓】** [图]オニヤンマ科の昆虫[説ぅ]。日本最大のトンボ。体長は約八[に似]で、黒と黄色のしまがある。 **おにゆり【鬼、百合】** [图]ユリ科の多年草。夏、黒い点のある赤黄色の花を開く。根は食用。 **おぬし 【お主】** [代名]「おまえ」の古い言い方。[「―できるな」] [類]そなた▽同輩[照]以下に使う。 **おね【尾根】** [图]山の頂上から頂上へと続く、両側を見下ろせるような連なり。みねつづき。[「―づたい」] [圏]稜線[りよう]。 **オネーギン** [品]一八三一年。ロシア、プーシキンの叙事詩。詩人オネーギンと魅力的な女性タチヤーナの恋[にぃ]の遍歴[む]をえがいたもの。[|Evgenij Onegin] **おの【×斧】** [图]刃[ぃ]のある厚い鉄片に柄をつけた、木を切るための道具。小形のまさかり。「かぞえ方挺[ちょう] **おのえさいしゅう【尾上柴舟】** [人图]一八七六一一九五七年。明治から昭和期の歌人・書家・国文学者。岡山県生まれ。本名は八郎。落合直文[就加]に短歌を学び、自然を題材に叙景に歌を詠んだ。歌集に「静夜[ぃ]」「永日[邸]」、歌論に「短歌滅亡?私論」など。 <174> **おのおの** **おのおの【各各・各】** [图]何人かいる人のうちの、ひとりひとり。各自[ごく]。[「弁当は―持参のこと」]▽「各」一字で「おのおの」と読むが、ふつう「おのおの」「各々」と書く。 >つかいわけおのおの・てんでにほか || 「おのおの」や「めいめい」は、ひとりひとりが独立して自分だけのものをもっていること。「めいめいの判断にまかせる」。「それぞれ」は、ひとりひとり、ひとつひとつちがうということに重点がある。「感じることは人それぞれだ」。「てんでに」は、ばらばらでそろわないということ。「てんでに走りだす」。 **おのずから「【《自ずから】** [画]ひとりでに。おのずと。「―真相は明らかになる」「V読書百遍[ぶっ]意―通ず」[関]しぜんに▽「自ら」は、「みずから」と読む。 **おのずと【《自ずと】** [画]しぜんに。ひとりでに。「努力すれば―道は開ける」 **おののいもこ【小野妹子】** [人生]没年[然だっ]未詳[いよう]。飛鳥[あすか]時代の宮廷人。聖徳太子[いいとく]の命を受け、第一回の遣隋使となって中国にわたった。 **おののく【戦く】** [国]おそろしさなどがもとで、心が動揺して心身がふるえること。[「恐怖[ょう]に―」] [類]わななく **おののこまち【小野小町】** [人生]没年[燃ぼっ]未詳[と5]。平安前期の女流歌人。六歌仙[芝]・三十六歌仙の一人。はなやかな恋[にぃ]の歌で知られる。絶世の美女といわれ、伝説が多い。家集「小町集」。 **おののたかむら【小野篁】** [人名]八〇ニー八五二年。平安前期の漢学者・歌人。清原夏野[びらの]らとともに「令義解[設っ。」]を編集。詩文は「経国[ぶ]集」「本朝文粋。」などに収められている。野相公[いより]に。野宰相[ざいしよう]。 **おのぼりさん【お上りさん】** [图](見物などのために)大都会へ出てきたばかりのいなかの人を、ややからかう気持ちでいうことば。 **オノマトペ** [图]擬声語。擬態語。[「雨がざあざあ降る」]の「ざあざあ」、「日がかんかん照る」の「かんかん」など。[一 onomatopée] **おのれ【己】** [图]代名[豳]①〈名〉自分自身。自己。「―にかつ」▽文章語。①〈代名「おまえ」の古い言い方。相手を低くみていうことば。「―ごときに何がわかる」[類]貴様[きま]●〈感〉自らをはげますとき、またおこったときやくやしいときに発することば。「―、負けるものか」[類]ちくしょう・このやろう▽ふつう、かな書き。 >己の欲せざる所、人に施[ほどこ]すなかれ 自分が受けることを望まないことを、他人にしてはならない。▽中国、「論語」から。 >己を虚[むなしゅう]する 自分本位の考えや感情を捨てる。謙虚な心になる。 **おば【伯母・叔母】** [图]父母の女のきょうだい。[伯父ぉじ]・[叔父ぉじ] 父母の姉は「伯母」、妹は「叔母」と書く。常用漢字表付表の語。 **おばあさん日【お祖母さん】** [图]祖母を親しん[で呼びかけるときのことば]。☆おじいさん▽他人に言うときには「祖母」という。 **目【お婆さん】** [图]よその年をとった女の人を親しみをこめて呼ぶことば。おじいさん **オパール** [图]宝石の一つ。半透明[説かい]で、虹[じ]のようなかがやきがある。▽一〇月の誕生石。[一]opal **おはぎ【お×萩】** [图]もち米とうるちをまぜてたき、軽くついて小さく丸め、あん・きなこ・すりごまなどをまぶした食べもの。ぼたもち。『ふつう、ハギの花にちなんで、秋の彼岸に食べる。春はボタンの花から、ぼたもちという。 **おはぐろ【お歯黒】** [图]歯を黒く染めること。かねつけ▽古くからおこなわれてきたが、とくに江戸[以]時代には、結婚[ぶ]したすべての女性がおこなった。女房詞[にたち]。 **おばけ【お化け】** [图]ばけもの。妖怪[ぅ]。[「―屋敷」]変わった形のものや異常に大きいものについてもいう。「―かぼちゃ」 **おはこ【十八番】** [图]とっておきの、得意とする芸。「じゅうはちばん」とも。「―が出る」 **おばさん日【伯母さん・叔母さん】** [图]「おば」を親しんで呼びかけるときのことば。おじさん 他人に言うときには「おば」という。 **【小母さん】** [图]よその中年以上の女性を親しみをこめて呼ぶことば。[「となりのー」]おじさん **おはじき【お弾き】** [图]ガラス玉や貝殻などをばらまき、指さきではじいてあてる遊び。 **おはしょり【お端。折り】** [图] 女性が、着丈[げよ]り長い着物をこしのあたりでたくしあげ、ひもでしめてちょうどいい長さにすること。また、その部分。②着物のすそをはしょって、こしの上でとめること。 **おばすてやま【×姨捨山】** [图]長野県北部の冠着山の別名。歌枕[髪』]の一つで、月の名所。老婆のを捨てた男が明月を見て後悔し、翌朝、連れ帰ったという伝説が残る。「うばすてやま」とも。 **おはち【お鉢】** [图]ごはんを入れておく入れもの。[圏]飯[芑びつ]・おひつ >お鉢が回ってくる 当番や順番が回ってくる。また、悪いことが順番に起きることにもいう。▽めしびつが回って、めしを盛る順番が来ることから。 **おはつ【お初】** [图]はじめてであること。また、その年ではじめて食べるもの。[「―にお目にかかります」「かつおの―を食べる」] **おばな【尾花】** [图]秋の七草の一つ。ススキの穂のこと。▽花が、けものの尾に似ていることから。 **おばな【雄花】** [图]おしべだけあって、めしべのない花。↔雌花▽カボチャ・キュウリなどには、おばなとめばながあり、おばなの花粉がめばなのめしべについて実ができる。 **おはなばたけ【お花畑】** [图]高山[慈]植物がいちめんに咲きひろがっている草原。 **おはよう【お早う】** [圏]朝、人に会ったときなどに、 <175> **オフサイド**はじめに言うあいさつのことば。▽ていねいに言うときや目上の人には「ございます」を付ける。「おはやい」の連用形「おはやく」が変化した形。 **おはらい【お×祓い】** [图]下[函]災いを除くために、神社などでおこなう儀式[も]。また、そのお札[らだ]。おはらいばこ【お払い箱】 [图]やとい人を辞めさせたり、いらなくなったものを捨てたりすること。「不景気で会社を―になる」「―にする」 **おはらめ【『大原女】** [图]京都市郊外の大原の里から市内へ、たきぎなどを頭にのせて売りに来る女。「おおはらめ」とも。 **おび【帯】** [图]和服の上から胴に巻いて結ぶ細長い布。また、そのように横に巻いたもの。[「―をしめる」「本の―」]かぞえ方 筋[すじ]・本[ほん]・条[じよう] >帯に短し襷[たすき]に長し 状態が中途[ちゅうはん]ぱで、どっちにもぴったりとは役に立たないこと。 **おびあげ【帯揚げ】** [图]女性の帯の結び目が下がらないように、結び目にあてて用いる布。しょいあげ。 **おびえる【×怯える】** [下□]本能的に大きな恐怖[ょう]を感じて、びくびくする。[「悪夢に―」] >つかいわけ」→「恐[き]れる」を見よ。 **オビがわ【オビ川】** [图]ロシアのシベリア西部を北に流れ、オビ湾に注ぐ川。中・上流部には炭田や油田、工業地帯があり、シベリア開発の重要な水路。 **おびきだす【《誘き出す】** [国]相手をだまして、さそいだす。[「犯人を―」] **おびきよせる【誘き寄せる】** [下□]相手をうまくだまして、こちらへさそいよせる。「敵を―計略」 **おびグラフ【帯グラフ】** [图]グラフの一種。細長い長方形をいくつかに区切って、その各部分の長さによって数量の割合をあらわすもの。 **おひさま【お日様】** [图]「太陽」を親しんで呼ぶことば。▽幼児語。 **おひざもと【お×膝下】** [图]身分の高い人のそばで、その力が強くおよぶところ。[「将軍の―(=江戸[以])」] **おびじめ【帯締め】** [图]女性が帯をしめるとき、解けないように、結んだ帯の上にしめるひも。 **おひたし【お浸し】** [图]青菜[誌]をゆでて、しょうゆ・かつおぶしなどをかけた料理。 **おびただしい【×夥しい】** [圏]数量が非常に多く、あふれでるようなようす。[「―人出」「―出血」] [圏]すさまじい ②[多く、「〜ことおびただしい」の形で』好ましくないことの程度が激しい。「やっかいなこと―」[類]甚[はな]はだしい **おびどめ【帯留め】** [图]女性が帯を留めるために、帯の上からしめるひもに通したかざり。 **おひとよし【お人好し】** [图]いつでも他人に好意[ば]かりもっている人。気がよくてだまされやすい人。人のたのみを何でも聞きいれてつくす人。 **おひなさま【お雛様】** [图]「ひな人形」「ひな祭り」のていねいな言い方。 **オピニオンリーダー** [图]世論の動きを左右する指導者や評論家。理論的指導者。[「opinion leader] **おひねり【お×捻り】** [图]かねを紙に包んでひねったもの。賽銭[誌]や祝儀[しゅぅ]などに使う。 **おびばんぐみ【帯番組】** [图]テレビやラジオで、毎日同じ時刻に放送される連続番組。 **おびふう【帯封】** [图]新聞や雑誌などを郵送するときにあて名を書いて巻く、帯のような紙。おびがみ。また、お札[ょっ]を束ねるのに使う細い紙。 **おひや【お冷や】** [图]飲むための冷たい水。[「―をください」] **おびやかす【脅かす】** [国]●おびえさせて、相手を不安な気持ちにさせる。こわがらせる。「心を―」②現在の地位や状態などが続くことをあやうくする。「会長のポストを―」「平和を―」 **おびる【帯びる】** [圧□]①身につける。[「こしに刀を―」]▽「佩びる」とも書く。②ある性質や傾向[訟]をもつ。「酒気を―」③役目をもつ。「特命を―」 **おひれ(尾鰭)を付っける** 事実でないことを勝手につけくわえて、話をおおげさにする。 **おひろめ【お披露目】** [图]結婚・開店・襲名[灬],などの「披露[”]」のていねいな言い方。▽「広める」という意味。「披露目」は当て字。 **オフ** [图]①電気器具や機械のスイッチが切れていること。停止。休止。↔オン ②割りびくこと。[「三○パーセントー」] ③「シーズンオフ」の略。[「off] **オフィシャル** [形画]公式の。公認の。[「―レコード(公認記録)」] [「official] **オフィス** [圀]事務所。事務室。また、会社・役所など。職場。[|office] **オフィスオートメーション** [图]↓「オーエー」「office automation] **オフィスレディー** [图]女子事務員。OL。[office と lady] から。[和] **おぶう【負ぶう】** [国]せおう。しょう。[「赤ちゃんをおぶう」]→「おぶ[obu]」→「おぶう―」▽「おふ(負ふ)[ofu]」と変化した形。 **おぶう** [图]湯。茶。水。ふろ。▽幼児語。 **おふくかげん【お服加減】** [图]↓「ふくかげん」 **おふくろ【お袋】** [困]男性が、自分の母親を親しみをこめて呼ぶことば。[「―の味(=家庭料理)」]→おやじ ▽ふつう、かな書き。 **オフコン** [图]事務処理用の小型コンピュータ。オフィスコンピュータ。▽office computerから。 **おひゃくどまいり【お百度参り】** [图]神社や寺で、きまった場所を一○○度往復し、願いごとがかなうよういのること。②人を何度も訪ねてたのみごとをすること。 **おひらき【お開き】** [图]祝いごとや宴会[説]などが終わること。閉会。▽「おわる」「とじる」をさけて、縁起をかついでいう。 **オブザーバー** [图]会議に出席することだけを許されて、発言はできない人。また、その場で意見は言えるが、議決権のない人。傍聴人。[一]observer **オフサイド** [图]サッカーやラグビーなどで、選手がプレーしてはいけない位置でプレーする反則。[「offside] <176> **おぶさる【負ぶさる】**[国]人に背負ってもらう。「母に!」②他人の力にたよる。「借金の返済を父に―」 **オブジェ**[図]現代芸術で、象徴的または幻想[げんそう]的効果を生みだすための素材。また、それを使った立体的作品。▽物体という意味から。[objet] **オブジェクト**[図]①目的語。目的格。②対象。客体。客観。[object] [サブジェクト] **オフレコ**[図]インタビューなどで、内容の公表をしない約束で話すこと。記録外。非公式談話。[▽off the record から。] **オペ**[図]「オペレーション」の略。 **おべっか**[図]目上の人に気に入られようと、むやみにほめたり、ごきげんをとったりすること。お世辞。「―をつかう」[類]ごますり・追従[ついじゅう] **オペック [OPEC]**[図]石油輸出国機構。一九六○年、産油国の利益を守るためにつくられた国際機構。原油の生産量を調整し、価格を安定させることを目的とする。[▽Organization of Petroleum Exporting Countries の略語。] **オペラ**[図]歌や音楽を中心にして物語が進行する舞台劇。一七世紀初めにイタリアでおこり、ヨーロッパで発達した。歌劇。「一座」[opera] **オペラグラス**[囝]観劇のときに使う小型の双眼鏡[そうがんきょう]。[opera glasses] **オペラハウス**[図]歌劇用の劇場。歌劇場。[opera house] **オベリスク**[図]古代エジプトで、神殿の前などに建てられた、さきのとがった高い石の四角柱。方尖塔[ほうせんとう]。[obelisk] **オペレーション**[図]①機器類の操作。運転。②株式市場の操作。③手術。オペ。[operation] **オペレーター**[囹]機械を操作する人。とくに、電話交換手・無線通信士など。「コンピュータのー」[operator] **オペレッタ**[図]ポルカやワルツなどのおどりと、歌や会話で展開する喜劇的な音楽劇。喜歌劇。軽歌劇。[operetta] **おべんちゃら**[図]目上の人などに気に入られようと、口さきだけでうまいことを言うこと。俗[ぞく]な言い方。「―を言う」[圏]おべっか・お世辞・ごますり **おぼえ【覚え】**[図]①経験したことの記憶[きおく]。また、記憶力。「身にーがない」「―がわるい」②以前身につけた技術があって、それに自信があること。「うでにーがある」③目上の人の評価。信用があり、有能と思われていること。「社長の―がめでたい」 **おぼえがき【覚え書き・覚書】**[図]①忘れないために書いておく文。メモ。②のちのちのために、話しあいの内容を書きのこして、たがいに保存しておく書類。「地境[じざかい]について―をとり交わす」③自国の希望や意見を述べて相手国に示す、略式の外交文書。▽ふつう、「覚書」と書く。 **おぼえず【覚えず】**[副]無意識におこなうようす。おもいがけず。知らずに。「―なみだをこぼした」[類]思わず ▽文章語。 **おぼえる【覚える・“憶える】**[下][□]◎記憶[きおく]する。「漢字を―」②身につける。習得する。「仕事を―」「酒・タバコをー」③ある感覚を感じとる。「痛みをー」 **オホーツクかい【オホーツク海】**[図]北海道・サハリン・カムチャツカ半島・千島列島などに囲まれた海。ニシン・サケ・カニなどがとれ、冬は結氷する。 **おぼこ【未通。女】**[図]世慣れないこと。また、うぶな人。②男性と性的に関係したことのない女性。処女。きむすめ。 **おぼしい【思しい】**[圏][「〜とおぼしい」の形で]…のように思われる。:のように見える。「少女と一人かげ」「リーダーと―男」▽名詞の上に付く。文語の「おぼしき」の形でも使う。 **おぼしめし【『思し召し】**[図]◎「考え」「気持ち」の敬った言い方。「これも神様の―だ」▽目上の人の好意や異性への特別な関心をいうこともある。「社長の―があつい」「彼女にーがある」②ほんの気持ちだけの少ない分量。「―で結構です」 **おぼしめす【“思し召す】**[国]「おもう」の敬った言い方。「お思いになる」。▽「思われる」より高い敬意をあらわす。 **オプション**[図]自由選択[せんたく]。選択権。「―契約[けいやく]」[option] **オフサイド**[図]球技で、待ち伏せ攻撃を禁じる反則。サッカー・ラグビーなど。一[off side] **オフシーズン**[図]行楽地など、それを使うのに適した季節からはずれたとき。「―のスキー場」[off-season] **おふくろ【お袋】**[図]自分の母親を親しんで呼ぶことば。[⇔]おやじ **おふざけ**[図]ふざけること。「―がすぎる」 **おぶつ**[汚物]**[図]大小便やごみなど、よごれたきたないもの。「―をまきちらす」 **おぶつみょう【お仏名】**[図]宮中などでおこなわれた仏事。陰暦[いんれき]一二月一九日から三日間、過去・現在・未来にわたる仏[ほとけ]の名号[みょうごう]を唱え、一年間の罪やけがれの消えることをいつる。仏名会[ぶつみょうえ]。 **オプティミスト**[囱]楽天家。楽観論者。オプチミスト。[金]ペシミスト [optimist] **オプティミズム**[図]楽天主義。楽観論。オプチミズム。[ペシミズム] [-optimism] **オブラート**[圏]でんぷんなどでつくった、半透明[はんとうめい]のうすい膜[まく]。粉状の薬などを包んで、飲みやすくするのに使う。[Oblate] **オブラートに包む** 直接的な表現をさけて、遠回しなものの言いかたをする。 **オフリミット**[図]立ち入り禁止。また、立ち入り禁止区域。オフリミッツ。[off limits] **おふる【お古】**[図]使って古くなったもの。「兄のーでがまんする」[類]お下がり **おふれ【お触れ】**[図]↓「ふれ」 <177> **おめしもの** **オポチュニスト** [图]自分の都合によって、その場その場で態度を変える人。ご都合主義者。日和見主義者。便宜[~]主義者。[一]opportunist **おぼつかない【覚束ない】** [囲]うまくいくかどうか確かでない。「試合に勝つことは―」「成功は―」[類]疑わしい ②あぶなっかしい。心もとない。「酔[ょっぱら]って足どりも―」「―手つきで料理する」[圏]頼[たょり]ない ③あやふやで、はっきりしない。「―知識」[圏]あいま」 >古語≪おぼつかなし≫「おぼ」は「おぼろ」などと同じ。もと、ぼんやりしていて、はっきりわからないものに対していだく、不安でもどかしい気持ちをいった。はっきりわからないので気がかりだ、不安だという意味だった。 **おぼれる【×溺れる】** [下□]◎水中で泳げずに死ぬ。また、死にそうになる。「川で―」②夢中になる。ふける。「酒色に―」 >溺れる者は藁[ゃち]をもつかむ 自分の身が危ないと思った人は、たよりにならないものでもたよって、なんとか助かろうとする。 **おぼろ【×朧】** [图形動]①〈形動〉ぼんやりかすんで、もののはいがはっきりとわからないようす。「―に見える」「前競」という意味なので、高貴な人自身に向かって使うようになった。目上に対するていねいなことばが、親愛をあらわすようになり、しだいに目下に対するぞんざいな言い方に変わった。 **おまけ【お負け】** [图]函商品の値段を特別に安くしたり、景品や付録をつけたりすること。また、そのつけた品。[「一○円―する」「―つき」] **おまけに【お負けに】** [圏]そのうえに。さらに加えて。「発車が三○分もおくれ、―車内は超満員[にらんだ]」▽ふつう、かな書き。 **おまちどおさま【お待ち遠様】** [國]相手を待たせたときにいうあいさつのことば。[「どうもーでした」] **おまつりさわぎ【お祭り騒ぎ】** [图]大勢でにぎやかにさわぐこと。必要以上におおげさにさわぐこと。どんちゃん騒ぎ **おまもり【お守り】** [图]災いをよけるために身につける、神社や寺などの守り札[ょだ]。[「交通安全の―」] **おまる** [图] 幼児や病人のための、持ちはこびができる便器。[圏]おかわ▽「お虎子」と当てる。 **おまわりさん【お巡りさん】** [图]「警察官」を親しんで呼ぶことば。▽常用漢字表付表の語。 **おみおつけ** [图]「みそしる」のていねいな言い方。 **おみき【お神酒】** [图]①神前に供える酒。②「さけ」をしゃれていう言い方。▼常用漢字表付表の語。 **おみきどっくり【お神酒。徳利】** [图]①お神酒を入れて神前に供える一対のとっくり。②同じ姿をしている二人。また、いつもいっしょにいる仲よしの二人のたとえ。▼「おみきどくり」とも。 **おみくじ【お、神×籤】** [图]神社や寺にお参りして、吉凶[きらり]をうらなって引くくじ。 **おみずとり【お水取り】** [图]奈良東大寺の二月堂でおこなう仏事。三月一三日未明、堂の井戸水をくみ、本堂に納める儀式[も]。修二会[しゅに]の一つ。 **おみそれ【お見“逸れ】** [图]函会ってだれだかわからなかったり、相手がすぐれていることに気づかなかったりするときに、その相手に対して謝る気持ちをあらわすことば。「これは―いたしました」 **オミット** [名] 「止]除くこと。省略すること。[「その部分は―しよう」] [「omit] **おみなえし【女郎』花】** [国]秋の七草の一つ。オミナエシ科の多年草。秋、黄色の小花をたくさんつける。▽女性(=おみな)にたとえて和歌に詠まれた。▷図「あきのななくさ」 **おむすび【お結び】** [⑧]「にぎりめし」のていねいな言い方。おにぎり。 **おむつ【お×襁褓】** [图]↓「おしめ」 **オムニバス** [图]映画や小説などで、いくつかの短編を並べ、全体で一つの作品にまとめたもの。[「―ドラマ」]▽もと、乗り合い馬車という意味。[一]omnibus **オムレツ** [图] 卵料理の一つ。卵をとき、ふんわりとやわらかく焼いたもの。[「プレーン―」] [一 omelette] **おめい【汚名】** [图]不名誉な悪い評判。悪評。「―返上」「―を着せる」「―をすすぐ」▽よく「汚名挽回」と使われるが、「挽回」はもとにひきもどすという意味で矛盾[じょん]する。汚名は「返上」、名誉は「挽回」に続ける。また、「汚名を晴らす」は、「汚名をすすぐ(=ぬぐいさる)」の誤り。 **おめおめ** [画]はじをはじとも思わず、平気なようす。平気で。[「よくもまあ―と顔を出せたものだ」「このままーひき下がれない」] [類]のこのこ **オメガ【2・3】** [图]●ギリシャ語のアルファベットの、最後の字。②ものごとの最後。最終。◆アルファ ③電気抵抗の単位、オームの記号。[| omega] **おめかし** [图] 入念にかざりたてて、おしゃれをする **おめがね(お眼鏡)に叶う** ↓「めがね」 **おめし【お召し】** [图]①「着る」「招く」「呼ぶ」「乗る」ことの敬った言い方。「―になる」「―かえ」「―列車(=天皇などの特別列車)」②「おめしちりめん」の略。練り糸を使い、表面にしわのような凹凸を寄せた絹織物。 **おめしもの【お召し物】** [图]他人の衣服を敬ってい ①〈名〉白身の魚をすりみにして味つけしたもの。そぼろ。[類]でんぶ **おぼろげ【×朧げ】** [形動]はっきりしないで、ぼんやりしているようす。[「―な記憶によれば」] **おぼろづきよ【×朧月夜】** [图]春の、ぼんやりかすんで見える月の夜。おぼろ夜。「おぼろづくよ」とも。 **オマージュ** [图]①尊敬。敬意。②賛辞。[|hommage] **おまいり【お参り】** [图]「四]神社や寺などに行って、神仏を拝むこと。参拝・参詣[スラ] **おまえ【お前】** [代名]二人称単数。おもに男性が、親しい人や目下[との]者に対して使う。「おれと―の仲じゃないか」 >古語≪おまへ≫もともと、神仏や身分の高い人の「御 <178> **おめずおく**うことば。「すてきな―ですね」 **おめず(怖めず)臆[ゃく]せず** 少しも気後れせずに。ものともせず。 **おめだま(お目玉)を食う** 目上の人にひどくしかられる。 **おめでた** [图]めでたいこと。とくに、結婚・妊娠・出産などにいう。 **おめでたい** [囲]気がよく、まのぬけたところがある。お人よしだ。ばかにした言い方。「そんなことを信じるなんてーね」「―考え」 **おめでとう** [圏]喜ばしいことやめでたいことを祝う、あいさつのことば。[「新年―」「誕生日―」「合格―」]▽目上の人には「ございます」を付ける。「めでたい」の連用形「めでたく」が変化した形。「お目出度う」「お芽出度う」と当てる。 **おめ(お目)に掛かる** 「会う」のへりくだった言い方。お会いする。 **おめみえ【お目見え・お目見得】** [图]「はじめて人々の前に姿を見せること。「来月新製品が―する」▽歌舞伎[ょ]で、役者がはじめて観客の前で芝居をすること。「―興行[おう]」②身分の高い人にはじめて会うこと。へりくだった言い方。▽江戸時代、将軍に直接会うことのできた身分を、お目見得以上(=旗本)といった。 **おめもじ【お目文字】** [图]「お目にかかる。「くわしくはーの上で」▽多く手紙に使う。女房詞[ぼう]。 **おも【主】** [形動]主要なようす。また、大部分であるようす。[「―な成分」「四○代が―だ」] **おも【面】** [图]圏語①〈名〉表面。おもて。[「水の―」] ①〈造語〉[「面〜」の形で】顔のようすをあらわす。「―長[なが]」「―やつれ」「―変わり」 **おもい 【思い・想い】** [图]①胸の中にいだく感じや判断。[「―をめぐらす」「―をきめる」] ②胸にいだく希望や期待。「―がかなう」「―のまま」「―どおりにはこぶ」③想像や予想。[「―のほか」「―もよらぬ(=まったく想像しなかった)結果」]④恋愛[熱]・なつかしさ・心配などの感情。「熱い―を寄せる」「学生時代に―をはせる」「―にしずむ」 >思い内にあれば色[いろ]外[そと]に現[ぁらぁ]る 心の中で思っていれば、それは必ず顔や態度にあらわれる。 >思い半ばに過ぎる ①言わなくても大半はわかる。思いあたるところが多い。②事実が想像をこえていて、思うことが多い。 >思いを晴らす ①うらみや不満を除く。②長いあいだの願いをとげる。 **おもい 【重い】** [囲]◎持ちあげたり動かしたりするのに、強い力が必要だ。めかたが大きく感じられる。「―かばん」「戸が―」②心身にのしかかる感じがある。晴ればれしない。「熱で頭が―」「先生に会うのは気が―」「―足どり」③程度がはなはだしく深刻である。また、重大である。「―病気」「責任が―」「事件を重く見る」④動きやはたらきがにぶい。「Vロがー」「こしが―」◆軽い **おもいあがる【思い上がる】** [国]実力以上にうぬぼれて、いい気になる。「勝ったからといってーな」 **■≪おもひあがる》**古語には、現代語のような悪い意味はなく、高い望み・ほこり・自信などをもつという意味で使った。 **おもいあたる【思い当たる】** [国]まさにこれだとう。「そういえばーふしがある」 **おもいあまる【思い余る】** [国]自分一人だけの思案では、どうしたらいいかわからない状態になる。「思い余って自殺をはかる」 **おもいあわせる【思い合わせる】** [下□]あれとこれとを比べて考える。二つ以上のものごとを考えあわせる。 **おもいいれ【思い入れ】** [图]特別に深い思いをもつこと。また、芝居などで、何も言わずに、心理状態を表情やしぐさで表現すること。[「この本には著者の深い―がある」] **おもいうかべる【思い浮かべる】** [下□]頭の中に、その形を思いえがく。[「故郷の山を―」] **おもいおこす【思い起こす】** [国]改めて過去を思いだす。想起する。「思い起こせば十年前」 **おもいおもい【思い思い】** [画]それぞれ、自分の思いのままに。各自、好きなように。[「―の衣装[いよう]を身に着ける」「―にくふうをこらす」] **おもいかえす【思い返す】** [国]決心を変える。おもいなおす。[「思い返して家に帰る」] ②過去のことを思いうかべる。「少年時代を―」 **おもいがけない【思い掛けない】** [囲]予想したこともない。思いもよらない。思いもかけない。[「―出来事」「―ところで一人に会う」] [圏]意外 **おもいきや【思いきや】** [ [「〜と思いきや」の形で」そ]うだと思っていたら、予想外に。意外にも。[「受験に失敗したと―、みごと合格した」] **おもいきり【思い切り】** [图]画①〈名〉決心。[「一よく外国へ出かけた」]断念。「―がついた」①〈副〉思うぞんぶん。じゅうぶんに。[「―遊びたい」] **おもいきる【思い切る】** [国]①きっぱりとあきらめる。「進学を―」[類]断念する ②[「思い切って」の形で」迷いの中で、判断をこれ一つときめて。[「思い切って会いに行く」] ③[「思い切った」の形で」びっくりするほど大胆[感]な。「思い切った改革」 **おもいこむ【思い込む】** [国]かたく信じきる。[「勝つものと―」] ②かたく決心する。「命がけでー」 **おもいしらせる【思い知らせる】** [下□]相手に身にしみてわからせる。[「ばかさかげんを思い知らせてやる」] **おもいしる【思い知る】** [国]身にしみてわかる。さとる。[「世の中の厳しさを―」] **おもいすごし【思い過ごし】** [图]想像する必要のないことまで、よけいに心にえがくこと。かんがえすぎ。「―ならいいが」[圏]取り越し苦労・杞憂[う] **おもいだす【思い出す】** [国]忘れていたことや昔のことを、頭に思いうかべる。「夏が来ると―」 <179> **おもしろい** **おもいたつ【思い立つ】** [国]急にあることをしようという気になる。[「思い立って旅に出る」] **おもいちがい【思い違い】** [图]事実とちがって判断すること。かんちがい。誤解。 **おもいつき【思い付き】** [图]①とつぜん心にうかんだ考え。着想。②きまぐれ。[「―でものを言うな」] **おもいつく【思い付く】** [国]ふと、ある考えがうかぶ。[「名案を―」] ②忘れていたことを思いだす。 **おもいつめる【思い詰める】** [下一]つの問題、一つのことがらをさきのさきまでつきつめて考え、そこから動きがとれなくなる。 **おもいで【思い出・想い出】** [图]前にあったことや経験したことが心によみがえってくること。[「少女時代の―にふける」] **おもいで【思ひ出】** [国]一九一一年。北原白秋の第二詩集。故郷、福岡[紗]県柳川[錠]の風物にまつわる幼年期からの思い出を、叙情小曲集として、感覚的にうたいあげたもの。 **おもいとどまる【思い“止まる】** [国]やろうとしていたことを、考えなおしてやめる。「立候補を―」 **おもいなおす【思い直す】** [国]一度きめたことを、もう一度改めて考える。かんがえなおす。 **おもいなしか【思い×倣しか】** [圃]そうだろうと思ってみるせいか。「―やせたようだ」[類]心なしか **おもいのこす【思い残す】** [国]やっておくべきだったという残念な気持ちをあとに残す。[「―ことはない」] **おもいのたけ【思いの丈】** [心]に思っていることのすべて。[「―をうち明ける」] **おもいのほか【思いの外】** [画]予想に反して。[「―時間がかかった」「―簡単だ」] [圏]案外・意外に **おもいのまま【思いの×儘】** 思うとおり。思うぞんぶん。[「―にふるまう」] **おもいみだれる【思い乱れる】** [下]あれこれと思いなやむ。 **おもいめぐらす【思い巡らす】** [国]昔のことや将来のことをいろいろと考える。 **おもいやり【思い遣り】** [图]相手の立場になって考えてやる気持ち。[「―が深い」]週同情 **おもいやる【思い遣る】** [国]◎遠くはなれている人や場所などに考えをおよぼす。[「はるか日本を―」] ②将来が心配になる。「さきが思いやられる」 **おもいわずらう【思い煩う】** [国]あれこれ考えてなやむ。[「将来のことを―」] **おもう【思う・『想う】** [国]●胸の中で判断する。[「ぼくはこうー」] ②希望する。ねがう。「アメリカへ行きたいと―」③想像する。「未来を―」④かわいくて愛情を感じる。愛する。「子を―」 >つかいわけ思う・考える | 「思う」は、胸の中で単純な、一つの希望・意志・判断をもつ。「数学はむずかしいと思う」。「考える」は、あれこれと比較したうえで結論を出す。「数学の問題を考える」。 **おもうさま【思う様】** [画]思いどおり、じゅうぶんに。「―遊びたい」 **おもうぞんぶん【思う存分】** [画]したいだけ、じゅうぶんに。満足するまで。[「―ねむりたい」「―のはたらきをする」] [類]思い切り **おもうつぼ【思う×壷】** [願]って待っているとおり。[「そんなことをすれば相手の―だ」]▽「つぼ」は、ばくちでさいころをふる道具。 >思う壷にはまる 待ちうけていたとおりの結果になる。計略どおりになる。[圏]思うつぼに当たる▽さいころの目が、賭けたとおりに出る意味。 **おもうに【思うに】** [圓]心にうかぶ一つの結論として。[「―学問とは、これで終わりということのないものだ」] **おもえる【思える】** [下□]しぜんにそう思われる。また、思うことができる。[「二度と来ないように―」] **おもおもしい【重重しい】** [囷]どっしりと落ち着いて、おごそかである。[「―存在」「―ロ調[がよう]」]→軽々しい **おもかげ【面影・×俤】** [图]⊕思いだされる顔かたち。②昔のことを思いださせる、ものごとのようす。[「一五世紀の―を残す町並み」] **おもかげ【於母影】** [国]一八八九年。森鷗外[がい]らによる訳詩集。バイロン・ゲーテ・ハイネらの作品に漢詩訳なども加えた斬新[に]な詩形のもので、異国趣味[紫]やロマン的なかおりが、のちの北村透谷[達法法も]や島崎藤村[さらに]影響をあたえた。 **おもかじ【面×舵】** [图]船の進路を右に向けるときの、かじのとりかた。[「―いっぱい」]→取りかじ **おもがわり【面変わり】** [图]函顔つきが以前と変わること。[「苦労のせいでーする」] **おもき(重き)を置く** 重要に思う。重点を置く。「成績よりも人がらに―」 **おもき(重き)をなす** 力のある人として重んじられ **おもくるしい【重苦しい】** [囲]重いものにおさえつけられる感じがする。のびのびできない。[「―沈黙[説]」] **おもさ 【重さ】** [图]①重いこと。また、重い程度。②重大であること。「責任の―」③物体に作用する重力の大きさ。重量。「―五キロの荷物」 **おもざし【面差し】** [图]かおつき。かおだち。顔のようす。[「―が母親に似る」] **おもし【重し】** [图]①ものをおさえつけるために置くもの。おし。[「つけものに―をする」] ②人々をおさえつける威力[がよく]。また、威力をもつ人。[「世のーとなる」] **おもしろい【面白い】** [圏]興味深い。[「―意見」「―研究」] ②楽しくて夢中になるほどだ。[「テレビゲームはー」「遠足は面白かった」「―ようにうまく運ぶ」]↔つまらない ③こっけいだ。おかしい。[「―顔」「―ことを言う」]④「おもしろくない」の形で」自分にとって、望まし <180> **おもしろお**くなくていやだ。[「おもしろくない結果になる」「いまひとつ売り上げがおもしろくない」] >古語≪おもしろし≫もと、明るい景色[も]などを見て、目の前が白く開け、心が晴ればれする感じ。気分が晴れて快いところから、音楽などについて使うことが多く、やがて現代語②の愉快[ぃ]という意味に発展した。 **おもしろおかしい【面白可笑しい】** [圏]話などが、楽しくて愉快」である。いかにも興味をそそる。 **おもたい【重たい】** [囮]重い感じがするようす。[「―荷物」「まぶたが―」「―気分」] **おもだか【沢×瀉】** [图]オモダカ科の多年草。水田や池などに生え、夏、三弁の白い花が咲く。▽「沢潟」は誤り。 **おもたせ【お持たせ】** [图]客がみやげに持参したものを敬っていうことば。おもたせもの。[「―で失礼ですが」]▽それを持参した客にすすめるときなどに使う。 **おもだち【面立ち】** [图]かおだち。[類]目鼻立ち **おもだつ【主立つ・重立つ】** [国]集団の中で中心になる。[「主立った仲間に相談する」] **おもちゃ【×玩具】** [图]●子供が持って遊ぶ道具。がんぐ。②ただ楽しむだけのもの。もてあそぶもの。なぐさみ。[「―にされる」] **おもて日【表】** [图]ものの二つの面のうち目立つほう。上側。外側。正面。[「たたみの―」「便貨の―」「―側」] ②社会の人の面前。正式なこと。「事件を―に出す」「―をつくろう」「―門」「―芸」◆裏 ③たいらなものの表面。おも。[「鏡の―」] ④建物の前。また、戸外。そと。[「―にだれかいる」「―で遊んできなさい」「―〈出ろ」]④一対のもののうち、前のほう。とくに野球で、各回の前半の、さきぜめのチームが攻撃するとき。「三回ーの攻撃」⇔裏 **目【面】** [图]「顔」の古い言い方。「―を上げる」「―(=表情)を変える」「細―」②能面[燃]。[「―をつける」] **おもてがき【表書き】** [图]手紙などのおもてに書くあて名。また、書かれた文字。うわ書き。 **おもてがまえ【表構え】** [图]家の正面のつくりかた。 **おもてかんばん【表看板】** [图]⊕劇場などの正面にかかげる看板。②世間[だ]に対する正式な名目[認]。 **おもてげい【表芸】** [图]本業として当然習得しなければならない技芸。また、専門として世間[だ]で評価される技芸。→裏芸 **おもてげんかん【表玄関】** [图]⊕正面の正式な玄関。↔内玄関 ②国や都市の入り口にあたる、空港・港・駅など。 **おもてさく【表作】** [图]同じ田畑で、一年間に二種類の作物をつくるとき、はじめにつくるおもなほうの作物。↔裏作 **おもてぎた【表×沙汰】** [图]事件として世間[だ]に広く知れわたること。とくに、裁判などで正式に争うようになること。裁判ざた。[「事件が―になる」] **おもてだつ【表立つ】** [国]表面に出る。人目につく。[「表立った動きはない」] **おもてどおり【表通り】** [图]市街地などの主要な道路。↔裏通[り]。大きな道路。 **おもてにほん【表日本】** [图]本州の太平洋側の地方の古い呼び方。現在は「太平洋側」という。☆裏日本 **おもてむき【表向き】** [图]①実際はともかくとして、表面上の体裁。世間体。うわべ。[「―はうまく いっている」「―をつくろう」] ②世間[だ]に公然と知れわたること。「―にはしたくない」[圏]表ざた ③公式、また、正式であること。たてまえ。[「―の理由は病気欠席だ」「―の用件」] **おもな【主な】** [「おも」] **おもなが【面長】** [图形動]顔が細長めであるようす。 **おもに【重荷】** [图]重い荷物。また、精神的な負担をたとえてもいう。[「―に感じる」「―を下ろす」] **おもに【主に】** [圓]大部分は。主として。[「夏休みは―海辺で過ごす」「だいずは―中国からの輸入」] **おもねる【×阿る】** [国]気に入られるように、あれこれと細工[ぃ]をする。へつらう。[「上役に―」] **おもはゆい【面。映ゆい】** [囲]顔を合わせるのが恥ずかしい。きまりがわるい。「ほめられて―」「面はゆく▽顔を合わせるのがま[て]目をそらす」[圏]てれくさいぶしいという意味から。 **おもみ【重み】** [图]●重さの程度。重い感じ。「雪の―で屋根がつぶれた」↔軽み ②重要であること。「事実の―・③性質や態度などが、どっしりと落ち着いていること。重々しい貫禄[欲]を備えていること。「伝統の―」「―のある人」 **おもむき【趣】** [图]●しみじみとした味わい。おもしろみ。「―のあるたたずまい」「―が深い」[類]風情[がい]情趣 ②しぜんにそう感じられるようす。それらしい感じ。「―を異にする」「深山幽谷のー」伝えたいと思う内容。[「お話の―は承知しました」「ご入院の―をうけたまわり」] [圏]趣旨[にゅ]▽ふつう、手紙文で使う改まった言い方。 **おもむく【赴く・“趣く】** [国]①ある場所へでかけて行く。「任地へ―」②ある状態に向かって変化する。「病気が快方に―」 **おもむろに【“徐ろに】** [画]ゆっくりと始めるようす。もったいぶって始めるようす。[「うながされて―歩きだす」「―話しはじめる」] [圏]ゆっくり **おももち【面持ち】** [图]気持ちのあらわれている顔つき。表情。「不安げなー」 **おもや【母屋・母家】** [图]①納屋[修]・はなれ座敷[き]などに対して、すまいにするおもな建物。②家の中央のおもな部分。廊下・ひさしなどに対していう。もや。「↓庇[ぃさし]を貸して―を取られる」▼常用漢字表付表の語。 <181> **おもやつれ【面×窶れ】**[図][凼]病気や心配ごとなどのために、顔が力なくやせて見えること。「病みあがりで―した顔」 **おもゆ【重湯】**[図]多めの水で米をたき、のり状のしるだけとったもの。病人や乳児用の食事。[圏]おかゆ **おもり【重り・×錘】**[図]重さを加えたり、つりあいをとったりするために下につけるもの。釣[つ]り糸につけるものや、はかりの分銅[ふんどう]など。 **おもり【お守り】**[図]子供のめんどうをみること。また、その人。 **おもろそうし【おもろさうし】**[作品名]沖縄・奄美[あまみ]に伝わる古代歌謡[かよう]「おもろ」を集成したもの。古代琉球人の民俗[みんぞく]や信仰[しんこう]などを知る資料でもある。 **おもわく【思わく・思惑】**[図]①ものごとがどうなるかについての予想。みこみ。「―がはずれる」②自分に対する他人の評判や反応。「世間[せけん]の―が気になる」 **おもわくがい【思わく買い】**[図]相場があがることを予想し、株を買うこと。 **おもわしい【思わしい】**[囲]望ましい。「病状は思わしくない」「―返事がもらえない」▽多く、下に打消[うちけ]しの語をともなう。 **おもわず【思わず】**[画]とくにそうする気持ちがないのに、しぜんと。「―なみだがこぼれた」 **おもわせぶり【思わせ振り】**[図][形][動]意味があるようなようすを見せながら、それをなかなかあらわさないこと。「―な態度をとる」 **おもんじる【重んじる】**[圧][□]価値あるものとしてたいせつにする。おもんずる。「個性を―」→軽[かろ]んじる **おもんぱかる【《慮る】**[国]あれこれと考える。深く思案する。▽「おもいはかる」の変化した形。 **おや【親】**[図][造語]①〈名〉◎子供を生んだ父と母。また、子供を養育する人。「―の欲目」「生みの―より育ての―」「孝行したいときに―はなし」②トランプのゲームなどで中心となる人。[③][「親〜」の形で]もとになるものや大きいほうのもの。「―会社」「―指」「―株」→子 **親の心子知らず** 親の愛情を子はなかなか理解できず、勝手[かって]なことをするものだ。 **親の臑[すね]かじり** 独立した生活ができずに、親に学費や生活費を出してもらうこと。 **親の光は七光[ななひかり]** 本人の力はそれほどではないのに、親の地位や評判のおかげで出世[しゅっせ]すること。 **親はなくても子は育つ** 実の親が死んでも、どうにか子供は育っていくものだ。成育にはそれほど心配はいらない。 **おや**[圏]①ふしぎに思ったり変に感じたときに出ることば。「―、これはなんだろう」②思いがけないことなどにあったときに出ることば。「―、あなたでしたか」▼アクセントの位置は、①は「おや」、②は「おや」となる。 **おやがいしゃ【親会社】**[図]ある会社に資本を出して、その会社の支配権をもつ会社。⇔子会社[こがいしゃ] **おやがかり【親掛かり】**[図]子供が経済的に独立できず、親の世話になっていること。 **おやかた【親方】**[図]すもうや職人の社会で、弟子に技術を教え、生活のめんどうもみて指導する人。 **親方日の丸** 役所や公共企業[きぎょう]は倒産[とうさん]しないので安心だ。▽「親方」が「日の丸(=国家)」だから、いいかげんな経営でもつぶれない、役所などの安易な考えを皮肉った言い方。 **おやがわり【親代わり】**[図]親の代わりになって、子供の世話をすること。また、その人。 **おやくしょしごと【お役所仕事】**[図]役所の、形式的で能率の悪い仕事のやりかたを皮肉っていうことば。 **おやこ【親子】**[図]おやと、こ。また、親と子のような関係の二つのもの。「―電話」「―どんぶり」 **おやご【親御】**[図]他人の親を敬った言い方。「世の―さんたち」 **おやこうこう【親孝行】**[図][凸][形動]子が親をたいせつにし、心配をかけないこと。「―な息子」[類]親思い・孝行 ⇔親不孝[おやふこう] **おやごころ【親心】**[囝]子を思う親の愛情。また、親のように目下[めした]の者を親切にかわいがる気持ち。 **おやこでんわ【親子電話】**[図]一本の電話線を二台以上の電話機で共用するもの。 **おやじ【親字】**[図]漢和辞典で、熟語のもとになる、見出しの漢字。親文字。 **おやじ【親、父・親仁】**[図]男性が、自分の父親を親しみをこめて呼ぶことば。「地震、かみなり、火事、―」⇔おふくろ ②店の主人などを、客が親しんで呼ぶことば。「そば屋の―」 **おやしお【親潮】**[図]ベーリング海から南下し、北海道と本州の太平洋岸を通る寒流。千島海流とも。☆黒潮[くろしお] **おやしらず【親知らず】**[図]①歯のうち、最後に生える四本の奥歯[おくば]。「―が痛む」▽生えるころにはすでに親がなくなっているという意味から。②生みの親の顔を知らないこと。 **おやすい【お安い】**[囲]わけもない。簡単にできる。「―ご用だ」②「お安くない」の形で】男女のあいだがらが特別な関係にあることを、ひやかしていうことば。 **おやだま【親玉】**[図]グループの中心人物。親分。かしら。ボス。 **おやつ【お八つ】**[図]午後三時ごろに食べる菓子[かし]やくだもの。お三時。▽今の三時ごろを、昔は「八つどき」といったことから。 **おやばか【親馬鹿】**[図]親が子供をかわいがるあまり、あまやかしたりおろかなことをしたりすること。子供を実際以上にすぐれていると思いこむこと。[類]子煩悩[こぼんのう] **おやふこう【親不孝】**[図][形][動]子が親をたいせつにしないで、心配や苦労ばかりかけること。⇔親孝行 ▽「親不幸」は誤り。 **おやぶね【親船】**[図]小船を従えて、作業などの中心となる大きな船。母船。本船。 **親船に乗ったつもり** すっかりまかせて安心するこ <182> と。[類]大船に乗った気持ち **おやぶん【親分】** [名] 仲間うちで、いちばん上に立つ人。とくに、やくざのかしら。ボス。[対]子分 **おやぶんはだ【親分肌】** [名] 仲間のリーダーとなってみんなのめんどうをみるような、たよりになる人がら。 **おやま【女形】** [名] 歌舞伎で、女の役を演ずる男の役者。「おんながた」とも。▽女性の出演が、風紀を乱すと禁じられたために生まれた。 **おやまのたいしょう【お山の大将】** [名] 小さな社会の中で、自分がいちばんえらいと思っていばっている人。「―われ一人」▽盛り土の山上に立って、登ってくる者をつき落とす子供の遊びから。 **おやみなく【小止みなく】** [副] 雨や雪が少しのあいだもやまずに降るようす。「こやみなく」とも。「―降る雨」 **おやもじ【親文字】** ①アルファベットの大文字。かしら文字。キャピタル。 ②「親字」に同じ。 ③「字母」に同じ。 **おやもと【親元・親許】** [名] 親が生活している家。親のそば。「―をはなれて自活する」[関]実家 **おやゆずり【親譲り】** [名] 親から受けつぐこと。財産や性格についていう。「彼の強気は―だ」 **おやゆび【親指】** [名] 手足の指の中でもっとも太い指。 **およぐ【泳ぐ】** [動] ◎手足やひれを動かして、水上や水中を運動する。「プールでー」 ②うまく世の中をわたる。「政界をたくみに―」 ③人ごみをかき分けて進む。「雑踏の中を―」 ④よろめいて前のめりになる。「つまずいて前にー」 **およそ【凡そ】** ①[名・副] 完全ではないが、ほとんど全部。大部分。「―の見当はつく」「準備は―終了した」[類]あらかた・おおむね ②[副] 全体から見当をつけるようす。一般に。「―人間というものは欲深いものだ」[類]一体に ③正確ではないが、見当として。だいたいのところ。「参加者は―一万人」「―五○メートルの行列」[類]約 ▽下に数量をあらわす語がくる。 ④[「およそ〜ない」の形で] 全然・・・ない。「―信用できない話」「―考えつかない戦法」[類]全く・絶対に **およばずながら【及ばずながら】** [副] 自分の力は不じゅうぶんで、いきとどかないが。「―ひきうけましょう」▽仕事をまかされたときなどに、けんそんしていうことば。 **および【及び】** [接] [「〜及び〜」の形で] 同類のものをつけくわえて挙げるときに使うことば。改まった言い方。「新入生—在校生の諸君」▽甲・乙・丙・丁というように、並列してあげるときなどは、「甲・乙・丙および丁」のように最後のものの前に「および」を置く。 **およびごし【及び腰】** [名] 少し腰をかがめ、手だけのばして、ものをとろうとするような不安定な姿勢。へっぴり腰 ▽自信がなく中途はんぱな態度でとりくむことをたとえてもいう。「この問題にははじめからーの政府」 **およびもつかない** がんばってもそこまでの力がなく、とてもかなわない。「世界記録には―」 **およぶ【及ぶ】** [動] 一つのところを出発点として、他の点や範囲に達する。「被害が友人に―」 ②ある時刻や数量などに達する。「深夜に―会議」 ③ある行動をとるにいたる。「犯行に―」 ④追いつく。できる。「彼に―者がない」「足もとにも及ばない」▽多く、下に打消の語をともなう。 ⑤[「~には及ばない」の形で] ・・・する必要がない。「礼には及ばない」「わびるには及ばない」 **およぼす【及ぼす】** [動] とどくようにする。およぶようにする。「悪影響を――」「害を―」 **おらがはる【おらが春】** 一八五二年。小林一茶の作。その年一年間の見聞や感想に発句をまじえて日記体でしるした随筆。 **オラトリオ** [名] 聖書などの物語に曲をつけた宗教的音楽。合唱が中心。聖譚曲。[ラテン]oratorio **オランウータン** [名] 類人猿の一つ。からだは赤褐色で、二本足で立つことができる。ボルネオやスマトラなどにすむ。猩々。▽マレー語で、「森の人」という意味から。[マレー]orangutan **オランダ** [国名] 正式国名は、オランダ王国。西ヨーロッパ、北海に面した立憲君主国。日本が鎖国時代、通商した唯一の西欧の国。国土の約四分の一は干拓地(ポルダー)で、球根栽培や酪農が盛ん。EUの共同港、ユーロポートがある。ネーデルラント。面積約四万二〇〇〇平方km。首都アムステルダム。主要言語オランダ語。▽「和蘭」「和蘭陀」と当てる。 **おり【折り・折】** ①[名] 折ること。「四つ折りにする」 ②うす板や厚紙でつくった箱。折り箱。また、折り箱に菓子や料理などをつめたもの。折り詰め。 ③とき。時機。機会。「折をみて」「折も折(=ちょうどその時)」「ついでの折に」「折節」▽ふつう、「折り」とは書かない。 ①[造語] 折りかさねたものや折り箱を数えることば。「半紙一―」「菓子一―」 **おり【織り・織】** ①[名] 布を織ること。また、織ったもの。「毛織り」「つむぎ織り」「織り元を訪ねる」 ②工芸品としての織物。「博多織」「西陣織」▽ふつう、「織り」とは書かない。 **おり【澱】** [名] 液体の底のほうにしずんだかす。「ワインのーがしずむ」[類]沈殿物 **おり【檻】** [名] 罪人や動物をとじこめておく格子付きの囲いや部屋。「―を破る」「―からぬけでる」 **おりあい【折り合い】** [名] ◎人と人との仲。「嫁と姑の―が悪い」 ②たがいにゆずりあって解決すること。「―がつく」[類]協調・妥協 **おりあう【折り合う】** [動] たがいにゆずりあって、まとまる。おれあう。「値段が折り合わない」 **おりあしく【折悪しく】** [副] 時機の悪いことに。「―雨が降りだした」[類]あいにく[対]折よく **おりいって【折り入って】** [副] 相手に改まって何かをたのむときなどに使うことば。「―お願いがあります」 <183> とば。「―お願いがあります」③くりかえす。ぜひとも **オリーブ**[図]①モクセイ科の常緑小高木。夏、黄白色の花をつける。果実は油をとるほか、塩づけにする。日本では小豆島[しょうどしま]などで栽培[さいばい]される。葉は平和のシンボルとされる。②オリーブの実の色。くすんだこい緑。黄色がかったこい緑色。オリーブ色。[olive] **オリエンタル**[形動]東洋の。東洋風。「―ムードの建築」[oriental] **オリエンテーション**[図]新入生や新入社員などに対する説明会。新人の指導や教育。▽方向づけという意味から。[orientation] **オリエンテーリング**[図]地図と磁石[じしゃく]を使って、きめられたいくつかの地点を通り、目的地に着く速さを競[きそ]う競技。[orienteering] **オリエント**[図]①エジプトやメソポタミアを中心とする古代文明の栄えた地域。「―文明」②東洋。東方。▽ラテン語で、ヨーロッパから見て「日ののぼるところ」という意味。[Orient] **おりおり【折折】**[図][画]①〈名〉その時その時。「四季―の花」①〈副〉ときどき。ときおり。機会があるたびに。「―見かける」 **オリオンざ【オリオン座】**[図]冬の代表的な星座。中央に三つ星がある。▽「オリオン」は、ギリシャ神話に出てくる狩人[かりゅうど]の名。 **おりかえし【折り返し】**[図][画]①〈名〉衣服などの折って二重にした部分。「ズボンのー」②詩や歌詞のくりかえしの部分。リフレイン。③ある場所まで行って、来た方向にひき返すこと。ひき返す地点。「マラソンの―地点」「―運転」①〈副〉相手の手紙や電話などに、すぐ返事をするようす。「―ご返事ください」 **おりかえす【折り返す】**[国]紙や布を裏がおもてに出るように重ねる。「すそを―」②来た方向へひきかえす。「中継点から―」 **おりかさなる【折り重なる】**[国]多くのものがいくえにも重なりあう。「人馬折り重なってたおれる」 **おりがみ【折り紙】**[図] 色紙を折って、動物などの形をつくる遊び。また、それに使う紙。色紙。②美術品などが確かな品物であるという証明書。鑑定[かんてい]書。「―つきの茶わん」▽世間[せけん]の評判や、信頼[しんらい]できる人などの保証。よいことにも悪いことにも使う。「師匠[ししょう]が―をつけたうでまえ」「―つきの悪人」 **おりから【折から】**[図][画]①〈副〉ちょうどそのとき。「―降りだした雨」「―の雨」①〈名〉時節。季節。「向寒[こうかん]の―おからだたいせつに」▽「折柄[おりから]」とも書く。 **おりく【折句】**[国語]短歌・俳句などで、各句の最初に題の文字を一字ずつ詠[よ]みこんだもの。たとえば「伊勢物語」の「からころもきつつなれにしづましあればはるばるきぬるたびをしぞおもふ」は、「かきつばた」の五文字を詠みこんでいる。 **おりくちしのぶ【折口信夫】**[角]一八八七—一九五三年。大正・昭和期の国文学者・歌人。大阪[おおさか]生まれ。号は釈迢空[しゃくちょうくう]。国文学を民俗[みんぞく]学的な方法で研究し、その論考は神道[しんとう]や芸能にまでおよぶ。著書に「古代研究」、詩集「古代感愛集」、歌集「倭[やまと]をぐな」、小説「死者の書」など。 **おりこみ【折り込み】**[図]新聞や雑誌などに、広告のちらしをはさみこむこと。また、そのちらし。「新聞の―広告」 **おりこむ【織り込む】**[国]⊕模様を出すために、色や種類の異なる糸を織りいれる。「金糸を―」②前もって考えに組みいれておく。組みこむ。「予定に織り込まれている」 **オリジナル**[図][形][動]①〈名〉原作。原画。原曲。[originality]①〈形動〉独創的。「―なデザイン」[original] **おりしも【折しも】**[剛]ちょうどそのとき。「―桜が満開であった」[類]折から▽「しも」は強めの助詞。 **おりたくしばのき【折たく柴の記】**[省]一七一六年。新井白石[あらいはくせき]の著。先祖のことから自分の経歴や事績などを述べた自叙伝。 **おりたつ【降り立つ・下り立つ】**[国]高いところから下の低いところにおりて立つ。「庭に―」「ホームに―」 **おりづめ【折り詰め】**[国]料理を折りにつめたもの。 **おりづる【折り鶴】**[図]紙を折ってツルの形にしたもの。 **おりなす【織り成す】**[国]織って布や模様などをつくる。おりだす。また、いろいろな要素を組みあわせて構成する。「錦[にしき]を―」「人間の―ドラマ」 **おりばこ【折り箱】**[図]うすい板やボール紙などを折りまげてつくった箱。 **おりひめ【織り姫】**[図]「織女[しょくじょ]」に同じ。 **おりふし【折節】**[図][画]①〈名〉季節。おりおり。「―の移りかわり」①〈副〉ときどき。たまに。「―思いだすことがある」②ちょうどそのとき。「出かけようとする―、雨が降ってきた」 **おりめ【折り目】**[図][田]ものを折りたたんだあとにできるすじ。「ズボンのー」②ものごとのきまりやけじめ。「―正しい人」 **おりもの【織物】**[図]縦糸と横糸を組みあわせて織った布。「絹―」「毛―」『ふつう、「織り物」とは書かない。かぞえ方[反][タン]・[疋][ひき] **おりよく【折。好く】**[画]ちょうど都合のいいことに。「―彼は家にいた」「―本人が通りかかった」→折あしく[おりあしく] **おりる**[日]【下りる】[□]①注意をはらって高いところから低いところへ動く。「階段を―」「五階から四階〈―」▽「落ちる」は、重力でしぜんに地面につく。「下りる」は、自分で意識的に下につくようにする。②ものが上から下へ動く。「幕が―」⇔上がる ③乗り物から地上に移る。「船から―(下船)」 <184> 「馬から―(←下馬)」⇔乗る ④体外に出る。「回虫が―」⑤役所などから許可や支給品が出る。「免許[めんきょ]が―」 **おりる**【降りる】乗り物から外へ出る。「車から―(←降車)」「電車から―」⇔乗る ②役職や地位などからしりぞく。また、仲間からぬける。「会長を―」「仕事から―」③露[つゆ]などが生じる。「霜[しも]が―」 **オリンピア**[図]ギリシャのペロポネソス半島北西部にある聖地。ゼウスの神殿[しんでん]のあとがある。また、古代オリンピック発祥の地。[Olympia] **オリンピック**[図] 世界的なスポーツ競技大会。夏季と冬季があり、それぞれ四年に一度開かれる。五輪[ごりん]とも。古代ギリシャでゼウス神にささげる祭りとして四年に一度この地で開かれたオリンピア祭の競技会(古代オリンピック)にならって、一八九六年に始まった。[Olympic] **おる【折る】**[国]直線的なもの、平面的なものを曲げて重ねあわせる。「ひざを―」「紙を―」②強く曲げて、二つにきりはなす。「枝を―」③紙をたたんでいろいろな形をつくる。「鶴[つる]を―」④続けてきたことを中断する。「筆を―」⑤くじく。屈服させる。「我[が]を―」 **おる【織る】**[国]糸を縦横[たてよこ]に組みあわせて、機[はた]にかけて布などをつくる。「ござを―」 **おる【《居る】**[国]①「いる」の古い言い方。「昔一人の男がおったそうな」▽もとは、ある場所に「すわっている」意味。①〈補助〉[「〜ておる」「〜ております」の形で]動作や状態が続いている意味をあらわす。「同じ所に住んでおります」▽動詞の連用形に付く。▼「おります」は、「います」よりへりくだったていねいな言い方だが、「おる」で言い切ると、尊大な言い方になる。「家におる」「聞いておる」。 **オルガナイザー**[図]大衆や労働者を、政党や組合に組織する人。オーガナイザー。オルグ。[organizer] **オルガン**[図] 鍵盤楽器の一つ。パイプオルガン・リードオルガンなどがある。[organ] **オルゴール**[図]ぜんまいじかけで、自動的にきまったメロディーをかなでる装置。[orgel] **オルコット**[国]一八三二—一八八年。アメリカの女流小説家。南北戦争に看護婦として参加。代表作に、半自伝的作品「若草物語」がある。[Louisa May Alcott] **おれ【×俺】**[代名]一人称単数。おもに男性が、親しい人や目下[めした]の者に対して使う。「―にまかせておけ」⇔お前 ▽改まった言い方としては「わたくし」を使う。 **おれあう【折れ合う】**[国]↓「おりあう」 **おれい【お礼】**[図]感謝の気持ちをあらわすことばやおうりもの。「―の品物」[圏] 謝礼 **おれんばかりの**[おれしいかがなった] **おれいもうで**[お礼参り] **[図]①神仏に願をかけて、それがかなったお礼に参詣[さんけい]すること。②やくざなどが、しかえしをすること。 **おれせんグラフ【折れ線グラフ】**[図]数量を示す目もりの点を線で結び、その上がり下がりで変化をあらわしたグラフ。 **おれる【折れる】**[下][□]◎直線的なもの、平面的なものが曲がって重なる。おれまがる。「紙のかどが―」②曲がってこわれる。「足の骨が―」③急に曲がって進む。「二つ目のかどを左に―」④相手にゆずって従う。「こちらから折れて出る」 **オレンジ**[図]①ミカン属の常緑高木をまとめた呼び方。白い花が咲[さ]き、実は食用。とくに、実がややたてながで、ミカンより大きい種類をさす。②オレンジ色のこと。赤みがかった黄色。[orange] **おろおろ**[副][「スル]起こったことにどう対応していいかわからず、うろたえるようす。「父がたおれたと聞いて母は―した」 **おろか【愚か】**[形動]知恵[ちえ]や考えなどが欠けて、いきとどかないようす。「―者」「―なおこない」 **おろか【《疎か】**[画][「~はおろか」の形で]・・・はいうまでもなく、そのうえに。「家は―、土地までとられる」 **おろし【卸し・卸】**[図]①おろすこと。「棚卸し」②問屋[とんや]が小売店に品物を売ること。おろしうり。また、卸売りの値段。「卸で一○○円」「卸問屋」⇔小売り[こうり] ふつう、「卸し」とは書かない。 **おろし【嵐】**[図]山からふきおろす風。「六甲[ろっこう]―」「赤城[あかぎ]―」 **おろしうりぶっかしすう【卸売物価指数】**[図]卸売商品の価格の指数。商品の需要[じゅよう]と供給の動向や景気の変動の判断などに利用される。日本銀行が算出して発表する。 **おろしがね【下ろし金】**[図]ダイコンやワサビなどをすりおろすための調理器具。 **おろしたて【下ろし立て】**[図]新品を使いはじめてまもないこと。「―のくつ」 **おろす**[国]〈高いところから低いところ〉〈人の力で移す。「幕を―」「荷を―」〉②生えているものを切りおとす。「枝を―」③僧[そう]や尼[あま]になるために、髪[かみ]の毛をそり落とす。④貯金[ちょきん]をひきだす。「銀行から―」⑤新品を使いはじめる。「くつを―」◎魚肉を切りわける。「鯖[さば]を三枚に―」◎下ろし金[がね]で細かくする。「大根を―」◎かぎをかける。「錠[じょう]を―」 **おろす**[目]【降ろす】[国]●乗り物の中から外へ出す。「乗客を―」⇔乗せる ②役目や地位を辞めさせる。「社長の座から―」③かかげたものをはずす。「看板を―」「旗を―」↔揚[あ]げる **おろす**[目]【卸す】[国]問屋[とんや]が小売商に商品を売る。「仕入れた品を安く―」 **おろす**[卸] ・7画 全9画 卸 卸 卸 卸 音は「シャ」。●荷物などを下に移し置く。「卸下[しゃか]」②のがれる。のぞく。「卸責[しゃせき]」 おろす 商品を卸す 棚卸し[たなおろし] おろし卸商[おろししょう] 卸問屋[おろしどんや] 卸値[おろしね] <185> **おろそか【疎か】** [形動] ぬけおちているところが多いようす。やりかたがいいかげんなようす。「遊びに夢中で勉強が―になる」[類]ぞんざい **おろち【大蛇】** [名] 非常に大きなヘビ。古い言い方。「八岐の―(=頭と尾がそれぞれ八つあるおろち)」[類]うわばみ・大蛇 **おわい【汚穢】** [名] 大小便。「おあい」とも。 **おわらい【お笑い】** [名] 思わず笑ってしまうような、ばかばかしいこと。お笑いぐさ。 **おわり【終わり】** [名] 続いてきたものがそこでとぎれること。また、最後に近い部分。おしまい。末期。「一年の―」「―よければすべてよし」「―を告げる」「一巻の―」[対]始め・始まり **おわり【尾張】** [旧国名] 今の愛知県西部。東海道の一国。尾州。張州。 **おわる【終わる】** [動] ①始まってから続いていたものがおしまいになる。また、おしまいにする。「会議が―」「報告を―」[対]始まる ②[「~に終わる」の形で] 結局・・・となる。「失敗に―」 **おん【音】** ●耳に聞こえるもののひびき。おと。②ことばを発するときの声。③音楽のねいろ。ふし。④たより。⑤中国の発音をもとにした、日本語の読みかた。「―で読む」[対]訓 **オン** 音響 音波 音量 騒音 録音 ②音韻 音声 音読 発音 ③音階 音楽 音曲 音符 ④音信 音沙汰/足音/音色 弱音 ⑤音訓 音読 漢音 字音 ▽他に「観音」など。 **おと・ね** **おん【恩】** めぐみ。人から情けを受けて、ありがたいと思うこと。「―に報いる」「親の―」 **オン** 恩恵 恩師 恩情 恩人 謝恩 **恩に着せる** 親切にしたことをことさら相手にありがたがらせる。 **恩に着る** 世話になったことを感謝しつづける。 **恩をあだで返す** 親切に報いないばかりか、かえって相手に害をあたえる。 [類]後足で砂をかける **恩を売る** 将来、相手が自分のために動いてくれるように、今のうちから相手に親切にしておく。 **おん【温】** ①ほどよいあたたかさ。[対]寒②温度。③おだやか。④たいせつにする。⑤おさらいする。 **オン** 温室 温泉 温暖 ②気温 高温 保温③温厚 温和 温存⑤温故知新 温習 **あたたか・あたたかい** 温かい家庭/生温かい **あたたまる・あたためる** 心温まる話/旧交を温める **温い** **温** 温い 温るい 温む 温和しい 温州 温明殿 温突 **おん【穏】** ものごとや心が、静かで落ち着いている。激しくない。やすらか。▽「隠(=かくれる)」は別字。 **オン** (ノン) 穏健 穏当 穏便 安穏 不穏 平穏 **おだやか** 穏やかな人柄 **おん【音/恩】** →漢字項目を見よ。 **オン** [名] スイッチが入れてあること。操作中。点灯。「スイッチを―にする」[対]オフ[英]on **おんあい【恩愛】** [名] めぐみいつくしむ気持ち。親と子、夫と妻などのあいだのこまやかな気持ち。「おんない」とも。「―のきずな」 **おんいき【音域】** [名] 楽器や歌声などで、出せる音の最高から最低の範囲。「―の広い楽器」[類]声域 **おんいん【音韻】** [名] 一つの言語で、別々の音として区別する音。 **オンエア** [名] 放送局で番組を放送すること。また、放送中。▽on the airから。 **おんかい【音階】** [名] 音楽で、一オクターブの音を高さの順に一定の間隔で並べたもの。「短―」 **おんがえし【恩返し】** [名] 人から受けた恩に報いること。「鶴の―」[類]報恩 **おんがく【音楽】** [名] 音を組みあわせて、感情などを表現する芸術。器楽と声楽がある。 **おんかん【音感】** [名] 音の高低・長短・強弱などを聞きわける能力。「―教育」「―がいい」 **おんがん【温顔】** [名] やさしく、あたたかな顔つき。「師の―に接する」 **おんぎ【恩義・恩誼】** [名] 報いなくてはならない義理のある恩。「―を感じる」「―に報いる」 **おんきせがましい【恩着せがましい】** [形] 相手に対して、いかにも恩をほどこしてやるというような態度を示す。「―人にはてつだってほしくない」 **おんきゅう【恩給】** [名] もと、公務員が退職したり死亡したりしたあとに、本人や遺族に対して国から支給されるかね。現在は共済年金。 **おんきょう【音響】** [名] 耳にはいる音のひびき。「大―」「―機器」 **おんきょうこうか【音響効果】** ①[名] テレビや映画などで、音を使って演出効果を高めること。 ②建物や部屋へなどの、音のひびきのよしあし。「―のいいホール」 **おんぎょく【音曲】** [名] 三味線など、日本の古典音楽の演奏や曲。「歌舞―」 **オングストローム** [造語] 長さの単位。一億分の一センチメートル。光の波長などを測る。記号はÅ。▽スウェーデンの物理学者オングストレームの名から。[スウェーデン]angstrom **おんくん【音訓】** [名] 漢字の音読みと訓読み。たとえば「川」の、音読みは「セン」、訓読みは「かわ」。 <186> **おんくんさくいん【音訓索引】** [名] 漢和辞典などで、探している漢字を、その音読みからでも訓読みからでも引くことのできる一覧表。▽ほかに、総画索引・部首索引など。 **おんけい【恩恵】** [名] 利益や幸福となるもの。めぐみ。「―を受ける」「―をほどこす」[類]恩沢 **おんけつどうぶつ【温血動物】** [名] 「定温動物」のこと。[対]冷血動物 **おんけん【穏健】** [形動] おだやかで、しかもしっかりした考えかたをするようす。「―な意見」[対]過激 **おんこ【恩顧】** [名] 目上の者が目下の者に情けをかけてひきたてること。「―を受ける」「―に報いる」[類]愛顧・ひいき **おんこう【温厚】** [形動] 性格がやさしくて、おだやかであるようす。「―な人がら」 **おんこうとくじつ【温厚篤実】** [四適] 性格がおだやかで情があつく、まじめなこと。「―の士」 **おんこちしん【温故知新】** [名] 昔のことを勉強して、そこから新しい考えを見つけること。▽中国、「論語」の「故きを温ねて新しきを知る」から。 **おんさ【音叉】** [名] U字形に曲げた鋼の棒。たたくと一定の高さの音が出るので、楽器の調律や音響の実験などに利用する。 **オンザロック** [名] コップに氷のかたまりを入れて、ウイスキーなどを注いだ飲みもの。[英]on the rocks **おんし【恩師】** [名] 教えを受け、世話になった先生。 **おんし【恩賜】** [名] 天皇や君主が、ものをあたえること。また、その品物。「―の勲章」「―公園」 **おんしつ【音質】** [名] 音や声のよしあしや性質。「―のいいステレオ」 **おんしつ【温室】** [名] 野菜や草花を寒さから保護するために、室温を高くする設備をした建物。「―栽培」「―育ち(=苦労知らずの人)」 **おんしゃ【恩赦】** [名] 国の祝いごとなどのとき、特別に政府が犯罪者の刑罰を許したり、軽くしたりすること。「―に浴する」▽大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除、復権の五種。 **おんしゅう【恩讐】** [名] 情けと、うらみ。 **おんしゅうのかなたに【恩讐の彼方に】** [小説名] 一九一九年。菊池寛の短編小説。耶馬渓の洞門ほりにまつわる話。敵討ちに来た男が、洞門ほりを手助けするうちに、にくしみの心が消えて、恩讐をこえた人間愛に目覚める。 **おんじゅん【温順】** [形動] 性質がおだやかで、人に逆らわないようす。「―な人は好かれる」[類]従順 **おんしょう【恩賞】** [名] 部下のてがらをほめて、金品・地位などのほうびをあたえること。また、そのあたえられるほうび。「―にあずかる」 **おんしょう【温床】** [名] ①農作物の苗を早く育てるために、高い温度を保つ設備をもつ苗床。フレーム。 ▽悪いことをするのに都合のいい環境をたとえてもいう。「悪の―」 **おんじょう【温情】** [名] 思いやりのあるやさしい心。「―を示す」「―ある判決」 **おんじょうじ【園城寺】** [寺名] 滋賀県大津市にある天台宗の寺。奈良時代末の創建。円珍が八五九年に再興。延暦寺の山門に対して、寺門という。通称は三井寺。 **おんしょく【音色】** [名] 楽器やステレオなどが出す独特の音の感じ。「ねいろ」とも。「やわらかい―」 **おんしらず【恩知らず】** [名・形動] 恩を受けても感謝せず、それに報いようとしないこと。また、恩を返さない人。「―なやつ」 **おんしん【音信】** [名] 手紙や電話などでようすを知らせること。たより。「いんしん」とも。「久しく―がない」「―不通」[類]消息 **おんじん【恩人】** [名] 世話になった人。恩を受けた人。「命の―」 **おんしんふつう【音信不通】** [名] 長い間連絡がないこと。「いんしんふつう」とも。「卒業以来―だ」 **オンス** [造語] ヤード・ポンド法で、質量の単位。一ポンドの一六分の一で、約二八・三五グラム。記号は oz。[英]ounce **おんすうりつ【音数律】** [名] 母音の数でつくる定型詩のリズム。五七調・七五調など。 **おんせい【音声】** [名] 人の話す声。また、スピーカーなどから出る音や声。「―言語」「―多重放送」 **おんせつ【音節】** [名] ことばを発音するとき、音声をいちばん小さなまとまりで区切ったひと区切り。ふつう、母音(=ア・イ・ウ・エ・オの五つの音)を中心とした音声の単位。シラブル。▽日本語では、かな一字が一音節。ただし、「キャ」や「シュ」などの拗音は二字だが一音節。英語では、catは一音節、waterは母音が二つあるので二音節になる。 **おんせん【温泉】** [名] 地下で温められた湯が地上にわきでたところ。ふつう、セ氏二五度以上のものをいい、それ未満のものを「冷泉」という。「―がわきだす」「―にはいる」[類]いで湯 **おんぞうし【御曹司・御曹子】** [名] 名門や資産家の息子。「梨園(=歌舞伎界)の―」▽もと、貴族や武士のあとつぎをいった。 **おんそく【音速】** [名] 音の伝わる速さ。セ氏一五度の空気中で、秒速約三四〇m。 **おんぞん【温存】** [名] 使わないでだいじに保存しておくこと。また、改めずにそのままにしておくこと。「戦力を―する」「悪習が―される」 **おんたい【御大】** [名] 仲間のかしらを親しんで呼ぶことば。▽「御大将」の略。 **おんたい【温帯】** [名] 気候区分の一つ。熱帯と寒帯のあいだで、温暖で四季の区別がある。日本はこれに属している。「―低気圧」 **おんだん【温暖】** [形動] 気候がおだやかであたたかいようす。「―な地方」[対]寒冷 **おんだんしつじゅんきこう【温暖湿潤気候】** [名] 大陸の東側に見られる温帯気候。季節風の影響を受け、とくに夏は雨が多い。北海道を除く日本の大部分に分布する。 **おんだんぜんせん【温暖前線】** [名] 暖かい空気のかたまりが、冷たい空気のかたまりに乗りあげてできる接触面。この付近では雨が降りやすい。[対]寒冷前線[図]「てんきず」 <187> たまりが、冷たい空気のかたまりに乗りあげてできる接触面。この付近では雨が降りやすい。⇔寒冷前線 図「てんきず」 **おんち【音痴】**[図]◎音程やリズムがはずれること。調子っぱずれ。また、音感のにぶい人。②[「〜音痴」の形で]…に対する感覚がにぶいこと。…がよくわからない人。「方向―」「味―」「機械―」 **おんちゅう【御中】**[澄語]会社や団体など、複数の人あてに郵便を出すときに、あて名の下に付けることば。「編集部―」▽個人あての場合は「様」がふつう。古くは「おんなか」と読んだ。 **おんなごろしあぶらのじごく【女殺油地獄】**[作品名]一七二一年。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の作。油屋河内[かわち]屋の与兵衛は、が借金に苦しめられ、思いあまって同業の女房お吉[きち]を殺した事件を脚色[きゃくしょく]した、世話物[せわもの]の浄瑠璃[じょうるり]。 **おんとう【穏当】**[形動]考えかたや判断が片寄らず、おだやかで理にかなっているようす。「―を欠く言動」「―な処置」[團]無難 つかいわけ[妥当・穏当] 「妥当」は、判断や処置が原則に合って正しいという評価。「停止処分は妥当」。「穏当」は、おだやかでむりがないとする評価。「訓戒[くんかい]にとどめたのは穏当な処置」。 **おんちょう【音調】**[図]①音の高低の調子。「―を整える」②話すときの声の高低。単語のアクセントや文のイントネーション。また、詩や歌のリズム。 **おんちょう【恩寵】**[図]神や君主からあたえられるめぐみ。「―をこうむる」 **おんつう【音通】**[国語]●同じ字音をもつ漢字を共通の意味として代用すること。「義」と「誼」など。②五十音図の同行また同段の音が転換[てんかん]しあうこと。「酒」が「さけ」と「さか」、「煙」が「けむり」と「けぶり」になるなど。 **おんてい【音程】**[図]二つの音どうしの、高い低いの差。「―がくるう」「―を合わせる」 **おんてん【恩典】**[図]利益になる特別のはからい。情けのあるあつかい。「―をあたえる」「―に浴する」 **おんてん【温点】**[図]皮ふに分布しているあたたかさや熱さを感じるところ。⇔冷点[れいてん] **おんど【音頭】**[図]①多人数で何かをするときに、さきに立って合図すること。「乾杯[かんぱい]の―をとる」▽さきに立って指導したり、主張したりすることにもいう。「計画の―をとる」②多人数で歌ったり、おどったりすること。また、その歌やおどり。「花笠[はながさ]―」「東京―」 **おんど【温度】**[図]熱さ・温かさ・冷たさ・寒さなどの程度。▽単位にはセ氏と力氏があり、現在、日本ではふつうセ氏を使う。 **おんどり【雄鳥・“雄、鶏】**[図]おすの鳥。とくに、おすのニワトリ。「―がときをつくる」→めんどり **オンドル【温、突】**[図]朝鮮[ちょうせん]などで使われる暖房装置。ゆか下につくったみぞに、けむりを通して部屋を暖めるもの。▽朝鮮語。 **おんとろうろう【音吐朗朗】**[四漢]声量が豊富で、明るくさわやかなようす。「―と読みあげる」 **おんな【女】**[図]①人間を性によって二つに分けたときの一方で、子を生む能力をもつほう。女子。⇔男[おとこ]②愛人である女性。情婦。「あいつはこのごろーができた」 **女三人寄れば姦[かしま]しい** 女が三人寄りあつまると非常にやかましい。▽「姦」という字から。 **おんながた【女形】**[図]↓「おやま」 **おんなごころ【女心】**[図]①女に特有の気持ち。②女が男を思う気持ち。また、うわきごころ。◆男心[おとこごころ]と **女心と秋の空** 女心と秋の天候は、同じように変わりやすいものだ。[圏]男心と秋の空 **おんなごろしあぶらのじごく【女殺油地獄】**[作品名]一七二一年。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の作。油屋河内[かわち]屋の与兵衛は、が借金に苦しめられ、思いあまって同業の女房お吉[きち]を殺した事件を脚色[きゃくしょく] **おんなざか【女坂】**[図]神社や寺などの参道で、二つある坂の、傾斜のゆるいほう。⇔男坂[おとこざか] **おんなざかり【女盛り】**[図]女性が心身ともに成熟して美しい年ごろ。⇔男盛り **おんなじ【同じ】**[圓][形動]→「おなじ」 **おんなじょたい【女所帯】**[図]女性だけで暮らしている所帯。男性のいない家庭。⇔男所帯 **おんなずき【女好き】**[図] 女性の好みに合うこと。「―のする顔」②女性との情事を好むこと。また、その人。◆男好き **おんなたらし【女誑し】**[図]見さかいもなく女性を誘惑して、もてあそぶ男性。 **おんなで【女手】**[図]①女性のはたらき。女の力。「―ひとつで子を育てた」②女性の筆跡。また、女文字[おんなもじ]。ひらがな。◆男手[おとこで] ▽昔、ひらがなを「女手」といった。女性が、また女性に向けての手紙などに男性が使った文字。漢字は「男手[おとこで]」といって男性が使うもので、平安時代には一般に女性は漢字を習わなかった。紫式部[むらさきしきぶ]や清少納言[せいしょうなごん]などは特別。 **おんなのいっしょう【女の一生】**[國]一八八三年。フランス、モーパッサンの小説。自然主義文学の代表作の一つ。女主人公ジャンヌの結婚から、妻として母として成長する過程で経験する、さまざまな不幸をえがく。[Une Vie] **おんなぶり【女振り】**[図]女としての容姿[ようし]の美しさや心のやさしさ。おんなっぷり。「―が上がる」→男振り **おんなもじ【女文字】**[圏]「ひらがな」のこと。平安時代に、「万葉仮名[まんようがな]」を草書体にくずした形からでき、当時歌を書くなど、多く女性が使い、また女性が読むように男性が使ったことからいう。「仮名[かな]」「女手[おんなで]」とも。⇔男文字[おとこもじ] <188> **おんなもち【女持ち】**[図]女性の持ちものとしてつくられたもの。「―の財布」→男持ち **おんならしい【女らしい】**[圏]女にふさわしく、こまやかさや、やわらかさがある。⇔男らしい **おんねん【×怨念】**[図]うらみやにくしみのこもった深い思い。「―がこもる」 **おんのじ【御の字】**[図]非常に結構でありがたいこと。「五万円で売れればーだ」▽敬意をあらわす「御」の字をつけたいほどのものという意味。 **おんぶ**[図]背負うこと。▽幼児語。「おふ(負ふ)」[ofu]→「おぶobu」→「おんぶombu → onbu」と変化した形。 **おんぶにだっこ** なにもかも人の世話になること。 **おんぶ【音符】**[図]音の高さや長さを楽譜[がくふ]にしるす記号。「♪」など。「八分―」 **おんぷ【音譜】**[図]曲を譜面に記号でしるしたもの。楽譜。 **オンブズマンせいど【オンブズマン制度】**[図]議長などに任命された人が、行政に対する人々の不満や苦情を調査する制度。行政監察委員制度。▽「オンブズマン」はスウェーデン語で、代理人のこと。 **おんぱ【音波】**[図]波のように伝わる音の振動。「音はーとなって耳に届く」 **おんばひがさ【《乳。母日傘】**[圏]子供を過保護に育てること。「おんばひからかさ」とも。▽乳母[うば]をつけて世話をさせたり、すぐに日傘をさしかけたりすることから。 **オンパレード**[図]勢ぞろい。総出演。「スターのー」▽歌手や俳優などに使うことが多い。[on parade] **おんびき【音引き】**[図]辞書などで、ことばを発音や漢字の音[おん]で引けるようにしたもの。「五十―の国語辞典」→画[かく]引き ②のばす音(=長音)をあらわす記号。「ー」 **おんぴょうもじ【音標文字】**[図]発音を示すためにとくにつくった記号。音声記号。発音記号。たとえば、日本語の「ア」に近い音が、英語では[A・a・a・œ]などで区別される。▽表音文字とは別。 **おんびん【音便】**[図法] 発音のしやすさのために、言葉の中や終わりの部分で、音の結合のしかたが規則的に変化すること。母音や子音が脱落したり、変わったりする。「イ音便」「ウ音便」「促音便」「撥[はつ]音便」の四種類がある。たとえば、「書きて」が「書いて」になる(イ音便)など。『それぞれの項を見よ。 **おんびん【穏便】**[形動]おだやかに、あらだてないでものごとを処理するようす。「―にことをはこぶ」 **おんぼろ**[図][形][動]使いふるされて、ひどく傷[いた]んでいること。ぼろぼろ。俗[ぞく]な言い方。「―車に乗る」 **おんみ【御身】**[図][代名]①〈名〉相手のからだを敬った言い方。「―たいせつに」▽手紙文で使う。①〈代名〉「あなた」の古い言い方。 **おんみつ【隠密】**[図][形][動]①〈名〉江戸時代のスパイ。[類]間諜[かんちょう]①〈形動〉人に知られないように、こっそりとするようす。ひそか。「―に行動する」[圏]内密[ないみつ] **おんみょうどう【《陰陽道】**[図]↓「おんようどう」 **おんめい【音名】**[図]音楽で、音をその振動数によってきめた呼び名。「CDEFGAH」や「ハニホヘトイロ」などであらわす。⇔階名[かいめい] **おんもと【御。許】**[図]その人のおそば。▽女性が、手紙のあて名のわきにそえることば。「―へ」「―に」などの形で使う。 **おんやく【音訳】**[図][四]漢字の音[おん]で、外国語の音を書きあらわすこと。パリを「巴里」と書くなど。 **おんよう【温容】**[圏]やさしく温かな人がらや顔つき。「師の―に接する」 **おんようどう【《陰陽道】**[図]中国の陰陽五行説[いんようごぎょうせつ]にもとづいて、吉凶[きっきょう]などをうらなう学問。「おんみょうどう」とも。 **おんよく【温浴】**[医]「湯にはいること。温水浴。 **おんよみ【音読み】**[図] 漢字の読みかたの一つ。「山」をサン・セン、「海」をカイなどと、中国の発音にもとづいて読むこと。音読[おんどく]。⇔訓読み[くんよみ] **オンライン**[図]中央のコンピュータと端末[たんまつ]の装置とが直接つながっていて、相互の情報が交換できること。「ーシステム(=即時処理組織)」「[on-line] **オンリー**[造語]それだけに限ること。ひとすじ。「仕事―の人」「[only] **おんりょう【音量】**[図]音の大きさや豊かさ。ボリューム。「―を上げる」 **おんりょう【×怨霊】**[図]うらみをもって死んだ人の、たたりをおよぼすたましい。「菅原道真[すがわらのみちざね]。の―」 **おんわ【温和】**[形動]①性質がおだやかでおとなしいようす。「―な性格」[圓]柔和[にゅうわ],▽「穏和」とも書く。②気候がおだやかであたたかいようす。「一年じゅう―な国」[類] 温順・温暖 **か**[か] 一・2画 全3画 か 位置が低いほう。②程度・地位・品性などが低いほう。③順番があとのほう。④動きや流れがさきのほう。⑤低いほうに動く。⑥上から下へさがる。おりる。⑦都など、中央からはなれていく。⑧上[かみ]◎支配や影響[えいきょう]を受けること。…のもと。⑨当面しているなりゆき。局面。⑩命令などを言いつける。ものをあたえる。⑪おもてにあらわれないところ。⑫相手を敬ってそえる語。①下方[かほう] 下等[かとう] 下降[かこう] 階下[かいか] 地下[ちか] ②下位[かい] 下級[かきゅう] 部下[ぶか] ③下記[かき] 下流[かりゅう] 以下[いか] ④落下[らっか] ⑤西下[せいか] 南下[なんか] ⓑ影響下[えいきょうか] <189> **か** > 下 [ゲ]①支配下[しはいか] 城下町[じょうかまち] 条件下 門下[もんか] ⑦現下 時下 目下 下賜[かし] ⑧以下[↔]以上 下命[↔]上命 ⑨意識下 形而下[けいじか] [カ]①貴下 殿下 陛下[へいか] [ゲ]①下水 下段 上下[じょうげ] ②下品 下劣 卑下 ③下巻 下旬[げじゅん] ④下山 下車 ⑤下向 下野[げや] [した・しも]下着 下準備 下見 靴下/下座。下々[しもじも] 風下[かざしも] [もと]足下[そっか] 法の下[もと]に平等 [さげる・さがる]頭を下げる/値下げ/音が下がる [くだる・くだす・くださる]山道を下る/下り列車/敵を下す/お書き下さる [おろす・おりる]見下ろす/書き下ろし/主役を下りる [カ]下衆[げす] 下種[げす] 下枝[しずえ] 下絵 下野[しもつけ] [ゲ]下手[へた] **か**[化] [カ・ケ]①形や性質が別のものになる。かわる。ばける。②教えて、よいほうに導く。影響をあたえる。③「・・・の状態にする」「・・・の状態になる」という意味をあらわす。「機械―」「映画―」「画一―」④「化学」の略。[→]「化する」を見よ。 [カ]①化学 化合 化石 消化 進化 変化 ②感化 教化 徳化 ④化粧 化身 権化[ごんげ] 七変化[しちへんげ] [ばける・ばかす]別人に化ける/人を化ばかす **か**[火] [カ]①ほのお。ひ。②あかり。ともしび。③もえる。もやす。やく。やける。④勢いが激しい。さしせまる。⑤「火曜日」の略。 [カ]①火気 発火 噴火 ②漁火[いさりび] 螢火[ほたるび] 灯火 ③火災 火薬 出火 耐火 防火 ④火急 [ひ]火の用心 炭火 天火 花火 [カ]火影 火照る 火屋 [カ]下火 火燵[こたつ] 火傷[やけど] **か**[加] [カ]①たす。くわえる。ふやす。[↔]減 ②仲間にはいる。くわわる。③「加奈陀[カナダ]」の略。 [カ]①加害 加減 加工 加速 増加 追加 ②加入 加盟 参加 [くわえる・くわわる]書き加える/寒さが加わる [カ]加特力[カトリック] 加比丹[カピタン] **か**[可] [カ]①よいと認めること。とくに、成績の評価の一つで、合格の中の最下位。優・良の次。不合格の場合は、「不可」となる。「―とする」「分売も―」②…することができる。 [カ]①可決 可否 許可 認可 ②可能 不可解 不可抗力[ふかこうりょく] 不可避 [べし]可惜[あたら] 可笑しい 可愛い[かわいい] 可哀相[かわいそう] > 可もなく不可もなし [ことわざ]とくに、よくも悪くもなく平凡である。 **か**[仮][假] [カ・ケ]①かりの。まにあわせ。[↔]実 ②にせ。ほんものでない。[↔]真 ③ゆるす。 [カ]①仮定/仮令[たとえ] ②仮装 仮面/仮病 虚仮[こけ] ③仮借[かしゃく] [かり]仮処分[かりしょぶん] 仮の住まい [カ]仮名[かな] 仮令[たとい] **か**[何] [カ]わからないことを問いただす語。 [カ]幾何[きか] 誰何[すいか] [なに・なん]何食わぬ顔/何者[なにもの]/何時[なんどき]何度[なんど] [カ]何れ[いずれ] 何だれ 如何[いかん] 何処[いずく]どこ 何時[いつ] 何故[なぜ] 何卒[なにとぞ] **か**[花] [カ]①植物のはな。②はなのように美しいもの。[「はなやか」の意味の「華」と区別して、あとからつくられた字。] [カ]①花壇 花弁 開花 造花 落花 ②花押[かおう] 花柳界[かりゅうかい] 名花(=美女) [はな]花盛り 草花 火花 [カ]花車[かしゃ] 沈丁花[じんちょうげ] 紫陽花[あじさい] 無花果[いちじく] 花魁[おいらん] 女郎花[おみなえし] 山茶花[さざんか] 石南花[しゃくなげ] 浪花節[なにわぶし] **か**[華] [カ]①はなやか。はで。②はな。[類]花 ③中国で、自分の国をいう呼び名。 [カ]①華美 栄華 豪華 繁華 華道 ②華厳[けごん] 華鬘[けまん] 香華[こうげ] ③華僑[かきょう] 華南 華北 [ゲ]蓮華[れんげ] [はな]華やかな衣装/華々しい活躍 [カ]華奢[きゃしゃ] 華盛頓[ワシントン] 中華 法華[ほっけ] 万華鏡[まんげきょう] **か**[価][價] [カ]①ねだん。あたい。②ねうち。価値。 [カ]①価格 安価[↔]高価 定価 物価 ②価値 評価 <190> **か【果】** ●木の実。くだもの。②やりとげて、えたもの。また、あることが原因となって生まれたもの。むくい。「因となりーとなる」→因③思いきりよくする。思ったとおり。 **カ** ①果実 果樹 青果②果報 因果 結果 効果 成果③果敢 果断④果然 **はたす・はてる・はて** 使い果たす/荒れ果てる/揚げ句の果て **か【菓】** かし。▽もと、「くだもの」の意味。現在では「果」を「くだもの」に、「菓」を加工された「かし」に使う。 **カ** 菓子 茶菓 製菓 駄菓子 名菓 **か【河】** 大きなかわ。また、河のようなもの。[類]川▽中国では、「江」は揚子江、「河」は黄河をさす。 **カ** 河口 河川 運河 銀河 氷河 **かわ** 河辺 **か【科】** ◎区分けしたもの。[類]課②動植物の分類上の一段階。「目」の下で「属」の上。③犯した罪。とが。[類]罪④おきて。一「科する」を見よ。 **カ** ①科学 学科 外科②科目③前科 金科玉条 **しな** 科白 **か【夏】** 季節の、なつ。[対]冬 **カ・ゲ** 夏季 夏期 初夏 盛夏 晩夏 夏至 半夏生 **なつ** 夏木立ち 夏場所 夏山 常夏 真夏 **か【家】** ①人の住む建物。すまい。いえ。②血のつながりのある人々。一族。③その道にすぐれた人。また、それを職業とする人。④ある性向や特性をもつ人。 **カ・ケ** ①家屋 家業 家具 農家 隣家②家族 家庭 家風 国家 実家/家来 分家 本家 良家③画家 作家 儒家 政治家 大家④好事家 財産家 読書家 **いえ・や** 家柄 家路/家出/家元 家主/一軒家 大家 **うち** **か【荷】** ①にもつ。②になう。かつぐ。ひきうける。③たるやつづらなど、かたでかつぐ程度のにもつを数えることば。「たきぎ一―」▽てんびん棒でかつぐひと組みの荷物を「一荷」とした。④植物のハス。 **カ** ①荷担②集荷 出荷 入荷 荷重③荷物④荷花 荷葉 **に** 荷揚げ 荷車/重荷/積み荷 **か【貨】** ◎値打ちのある品物。荷物。②かね。[類]幣 **カ** ①外貨 金貨 硬貨②貨車 貨物 財貨 雑貨 貨幣 **か【過】** ①とおりこす。②時がたつ。③度をこす。いきすぎる。④しくじる。あやまち。とが。 **カ** ①過程 通過②過去 経過③過激 過度 過労 超過④過失 過料 **すぎる・すごす** 通り過ぎる/寝過ごす **あやまつ・あやまち** 身を過つ/過ちを犯す **か【渦】** 水などがぐるぐる巻いて流れていること。うずまく。うず。また、ものごとがぐるぐる巻くように混乱しているさま。 **カ** 渦中 渦紋 **うず** 興奮の渦 渦潮 渦巻き **か【禍】** 悪い出来事。ふしあわせ。[類]災[対]福 **カ** 禍根 禍福 災禍 惨禍 水禍 舌禍 戦禍 **わざわい** 禍々しい **か【歌】** ①節をつけてうたう。うた。[類]唄②和歌。 **カ** ①歌劇 歌詞 歌手 歌舞伎 校歌②歌集 歌人 短歌 連歌 **うた・うたう** 歌心/替え歌/自然を歌う **かるた** 歌留多 <191> **か【課】** ◎わりあてる。割りあてられたひとまとまり。とくに教科書で、学習内容のひとまとまり。「次の―に進む」②役所や会社で、仕事上の割りあて。[同]科か「課する」を見よ。 **カ** ①課税 課題 課程 日課 放課後②課長 会計課 **か【佳】** ◎よい。すぐれている。②うつくしい。③めでたい。 **カ** ①佳境 佳作 絶佳②佳人 佳麗③佳日 佳節 **か【架】** ①かける。空中にかけわたす。[類]掛・懸②ものをのせたりもたせかけたりするたなや台。一「架する」を見よ。 **カ** ①架橋 架空 架線 高架②衣架 画架 十字架 書架 担架 **かける・かかる** 電線を架ける/橋が架かる **か【嫁】** ①よめ。また、よめ入りすること。②罪や責任などを人になすりつける。「「嫁する」を見よ。 **カ** ①降嫁 再嫁②転嫁 **よめ・とつぐ** 嫁入り道具/兄嫁 花嫁/旧家に嫁ぐ/嫁ぎ先 **か【稼】** ◎暮らしを立てるために、精を出して働くこと。@穀物を植えつける。 **カ** ①稼業 稼働②耕稼 **かせぐ** 点数を稼ぐ/共稼ぎ **か【暇】** 仕事がなく、自由な時間。ひま。 **カ** 閑暇 休暇 寸暇 暇 **ひま** 暇人 暇つぶし/手間暇 暇乞い **か【靴】** くつ。革でつくったはきもの。 **カ** 軍靴 製靴 短靴 長靴 **くつ** 靴下 運動靴 革靴 **か【寡】** すくない。[対]多②夫または妻に死に別れた人。 **カ** ①寡言 寡聞 寡黙 衆寡 多寡②寡婦 寡夫 **やもめ** 寡男 寡婦 **か【箇】** ①ものごとの一つ一つ。②ものを数えるときにそえることば。「六―月」「五―国」[類]個 **カ** ①箇所 箇条②別箇 **か【伽】** 仏教関係のことばの音訳にあてる字。 **カ・ガ・キャ** 閼伽/伽藍/伽羅 **とぎ** 夜伽 御伽草子 **か【茄】** 植物のナス。 **カ** 茄子 **か【樺】** 植物のカバ。 **カ** 白樺 **からふと** 樺太 **か【嘉】** ①うまい。②めでたい。よろこばしい。りっぱな。③ほめる。多く、「佳」に書きかえる。 **カ** ①嘉肴②嘉宴 嘉言 嘉祥 嘉節③嘉納 嘉賞 **よし** **か【霞】** ①かすみ。また、ぼんやりとかすむ。②朝やけ。また、夕やけ。 **カ** 春霞 **あさ** 朝霞 **か【化/荷】** →造語漢字項目を見よ。 **か【日】** [造語] 和語の数詞の下に付けて、日数をあらわすことば。「来月二―」「十月十―」 **か【可/果/科】** →漢字項目を見よ。 **か【香】** [名] いいにおい。かおり。「木の―も新しい家」 **か【蚊】** [名] カ科の昆虫。夏にふえて、めすは人の血を吸い、日本脳炎などの病気を伝染させる。 [蚊] 音は「ブン」。「蚊蚋」「蚊虻(=カとアブ)」 **か** 蚊取り線香 蚊柱 藪蚊 蚊帳 <192> **か**[蚊] 虫・4画 全10画 蚊 蚊 蚊 蚊 蚊取り線香[かとりせんこう] 蚊柱[かばしら] 藪蚊[やぶか] 蚊帳[かや] **蚊の鳴くような声** カの羽音のように、ほとんど聞きとれないような小さな声。 **蚊の涙[なみだ]** 非常に少量なことのたとえ。[類]雀[すずめ]の涙 **か【課】**[図]漢字項目を見よ。 **か**[造語][「「か〜」の形で]いかにもそのようなようすである、という意味をあらわす。「―弱い」「―細[ぼそ]い」▽形容詞に付く。 **か**[画][副助]①その中の一つを選択[せんたく]することをあらわす。「月曜日―火曜日―に会おう」「生きる―死ぬ―、それが問題だ」②不確かなことをあらわす。「だれ―来たようだ」「なに―飲むものをください」③不確かな対比をあらわす。「やる―やらない―、わからない」▽打消[うちけ]しの語をともなう。また、「やら」とのちがいについては「やら」の▼を見よ。④不確かな原因をあらわす。「気のせい―、どうもおかしい」「飲みすぎたの―、胃の調子が悪い」 **か**[終助]⊕疑問・質問をあらわす。「どうすればいいのだろう―」「ここはどこですー」②反語をあらわす。「笑わずにいられようー」「負けてたまる―」「そんなことわかる―」③勧誘[かんゆう]をあらわす。「食事に行きません―」「うちに来ない―」④依頼[いらい]をあらわす。「かさを貸していただけません―」⑤非難の気持ちをあらわす。「冗談だならもやすみやすみ言わない―」「さっさとしない―」 ③④⑤は上に否定の形がくる。◎自問自答して、気づいたり感動したりする気持ちをあらわす。「ついに成功したー」「これが恋とぃというものー」「もうだめー」▼副助詞の「か」は、文中にあって意味をそえ、終助詞の「か」は、文末に位置して話し手の判断をあらわす。 **が**[我] 戈・3画 全7画 我 我 我 我 じぶん。自己。また、人にゆずれない自分の考えや意見。わがまま。「―が強い」[ガ]我慢[がまん] 我欲[がよく]、我流[がりゅう] 自我[じが] 無我[むが] われ・わ我[われ]を忘れて応援[おうえん]する/明日は我が身 **我を折る** 意地[いじ]を張るのをやめて、人の考えに従う。「説得されてとうとうー」 **我を張る** 自分の考えをおし通そうとする。「みんなが我を張っていては解決しない」[類]我がを通す **が**[画](畫) 田・5画 全8画 画 画 画 画 [日][ガ]形にあらわす。また、その形。絵。テレビや映画の画面。[目][カク]①くぎる。くぎり。②あれこれと考えて、くわだてる。はかる。はかりごと。③漢字を書くとき、ひと筆で書く点や線。[ガ]画家[がか] 画質[がしつ]、画餅[がべい] 絵画[かいが]、図画[ずが] [カク]①画然[かくぜん] 画期的[かっきてき] 区画[くかく] ②画策[かくさく] 企画[きかく] 計画[けいかく] ③画数[かくすう] 字画[じかく] 総画[そうかく] 点画[てんかく] 画[えが]く 画師[えし] **が**【芽] +5画 全8画 芽 芽 芽 芽 ●草や木の、め。②ものごとの始まるきざし。ものごとの起こり。[ガ]①胚芽[はいが]、麦芽[ばくが]、発芽[はつが]、②萌芽[ほうが]、 め 芽生え[めばえ] 木の芽[きのめ]どき 新芽[しんめ] 若芽[わかめ] **が「賀」** 貝・5画 全12画 賀 賀 賀 賀 よろこび、いわう。お祝い。「長寿の―」一↓「賀する」を見よ。[ガ]賀正[がじょう] 賀状[がじょう] 謹賀新年[きんがしんねん] 祝賀[しゅくが] **が**【雅] 佳・5画 全13画 雅 雅 雅 雅 上品で風流なおもむきがあること。みやびやか。[ガ]①雅趣[がしゅ] 風雅[ふうが]、優雅[ゆうが] 雅楽[ががく] 雅語[がご] ②俗[ぞく] ③由緒正しい。④ゆったりとして広いこと。●相手を敬って呼ぶことば。[ガ]③雅量[がりょう] 雅兄[がけい] みやびやか 雅やか[みやびやか] 雅楽頭[うたのかみ] 雅楽寮[うたりょう] **が**[餓] 食・7画 全15画 餓 餓 餓 餓 腹がへってひもじい。うえる。[類]飢[き][ガ]餓鬼[がき] 餓死[がし] 飢餓[きが] 餓える[うえる] 餓[かつ]える **が**【我】[図]漢字項目を見よ。 **が**【×蛾】[図]チョウに似た昆虫[こんちゅう]りをまとめた呼び方。触角[しょっかく]が翅[はね]のような形で、おもに夜活動するものが多い。 **が**[画][格助]①目の前にある主体の状態や性質を写生する。「花―咲きいている」「波―静かだ」「庭―広い」「海―見える」②目の前にある主体の存在すること、主体の動作や状態が進行するさまを写生する。「山―ある」「雨―降る」「車―かどを曲がる」③下にくる状態の対象を提示する。可能・願望・好悪[こうお]など。「字―書ける」「水―飲みたい」「音楽―好きだ」「おどりーうまい」④所有・所属をあらわす。名詞をうけて、その下に名詞がくる。「我[わ]―国(=わたしの国)」「君[きみ]―代(=あなたの命)」▽前記の「が」の下にくる名詞の代わりに、名詞句がくることがある。「あなた―買った本はおもしろい」「わたし―おそれたことは起こらなかった」 「が」と「は」の使い分けには諸説あるが、次のように考えられる。「が」は、上にくる語を、まだ知らないもの、新しいもの、不確定で不確実なものとあ <193> つかってあらわす。「は」は、上にくる語を、すでに知っているもの、確定した確実なものとあつかって示し、下にあらたな情報を要求するはたらきをもつ。 A「わたしは田中です。」―――これは、「わたしは(だれか、どんな人か)」という問題に、「田中です」と答えを出す形。「は」の上が問題で、「は」の下に答えをいう形式。 B「わたしが田中です。」――――これは、「田中」の存在はすでにわかっていて、それがどの人かを知らせる形。「が」の上は新しい知らせとあつかわれる。 A「海は見える。」――ここの「は」には「しかし山は見えない」のように、「海」と「山」とを対比する気持ちがあらわされている。 B「海が見える。」―――これは、「海」が目前に見えると発見し、描写するときの形。「桜が咲いていた」「犬が走る」なども同じ表現の形式。 A「犬は走る。」――これは、「犬という動物は走るものだ」という形式。「一日は二十四時間だ」といえば、「一日」は「二十四時間」にきまっているという形式。 B「一日が二十四時間だ。」――これは、「二十四時間」なのは「一日」で「二日ではない」という意味。 **が**[接助]●逆接の確定条件をあらわす。「気温は低い―風はない」「考えた―わからなかった」②逆接の仮定条件をあらわす。「何と言われよう―気にしない」「雨が降ろう―風がふこう―走るんだ」▽助動詞「う」「よう」「まい」のあとに付く。③話のきっかけを軽くあらわす。「元気がない―どうかしたのか」▽逆接の意味はない。 **が**[終助]文末に付けてまだ終わっていないことを示し、強く断定しないで調子をやわらげる。「そのことなんですー」「それは困るんですー」 ▼格助詞の「が」は体言に、接続助詞の「が」は用言に付く。また、接続助詞の「が」と接続詞の「が」は、いずれも逆接で意味は近いが、接続詞は一度文を切って、あらためて文と文をつなぐので、はっきりした表現になる。「本を読んだが、おもしろくない(接続助詞)」「本を読んだ。が、おもしろくない(接続詞)」 **カーキいろ【カーキ色】**[图][阁]茶色がかった黄色。かれ草色。軍服に使うことが多い。▽「カーキ」は、ウルドゥー語で土ぼこりという意味。 **かあさん【母さん】**[図]母の尊敬語「かかさま」のくだけた言い方。⇔父さん[とうさん] **カースト**[図]インドの階級制度。バラモン(=僧侶)・クシャトリヤ(=武士・貴族)・ヴァイシャ(=庶民[しょみん])・シュードラ(=奴隷[どれい])に分かれる。▽血統という意味。法律で廃止[はいし]されたが、実際には根強く存続して問題となっている。[caste] **ガーゼ**[図]目をあらく織ったやわらかい綿布。脱脂[だっし]・消毒したものは包帯など医療[いりょう]用に使う。また、乳児のはだ着やハンカチーフなどにも。[Gaze] **カーソル**[図]コンピュータの表示画面上で、入力開始位置を示すしるし。[cursor] **ガーター**[圏]くつしたどめ。また、女性用くつしたつり。[garter] **ガーター**[図]↓「ガター」 **カーディガン**[図]毛糸などでつくられた前あきのセーター。カーデガン。[cardigan] **カーテン**[図]窓の内側などにつりさげる布。外の光をさえぎったり、部屋へのしきりや装飾にしなどのために つける。▽中のことが外部にもれないようにさえぎるものをたとえてもいう。「鉄の―」[curtain] **ガーデン**[図][造語]庭。庭園。「ビアー」「ーパーティ」[garden] **カーテンコール**[図]演劇や音楽会などの幕切れに、観客が拍手をして、退場した出演者を舞台[ぶたい]や幕の前に呼びもどすこと。[curtain call] **カード**[図]①小形に切りそろえた厚紙や札[ふだ]。また、トランプ。「クリスマスー」「―を使った手品」②「テレホンカード」「キャッシュカード」「クレジットカード」などの略。③試合の組みあわせ。「好―が組まれる」「[card] **ガード**[図]「見張ったり、守ったりすること。また、見張り役。護衛。「ボディー―」「首相の―につく」②スポーツなどで、守りや受けの構えをすること。守備。防御。「―がかたい」[guard] **ガード**[図]鉄道用の橋。「―下」▷ girder bridge から。 **ガードマン**[国]人や建物などを守る民間の警備員。監視[かんし]人。護衛。▽guard と manから。和 **カートライト**[入备]一七四三—一八二三年。イギリスの発明家。牧師だったが、蒸気機関による力織機[りきしょっき]をつくり、木綿工業における産業革命を達成した。[Edmund Cartwright] **カートリッジ**[図]なかみをとりださずに、それごと簡単に交換できるようにした容器。スペアインク・テープ・フィルムなど。[cartridge] **ガードレール**[図]道路のはし、車道と歩道のさかいなどにとりつけてある、事故を防ぐためのさく。[guardrail] **カートン**[図]厚紙などでつくった箱。とくに、紙巻きタバコを一○箱、または二○箱まとめて包装したもの。[carton] **カーニバル**[図]◎謝肉祭。▽カトリックの祭り。②仮装[かそう]をしたり、にぎやかな音楽に合わせておどったりする祭り。[carnival] **カーネーション**[図]ナデシコ科の多年草。春から夏にかけて、赤・ピンク・白などの花をつける。「母の日に赤い―をおくる」 「carnation] **ガーネット**[図]宝石の一つ。暗い赤色が多い。ざくろ石。▽一月の誕生石。[garnet] **カーバイド**[図]炭化物。とくに、炭化カルシウム。アセチレンガスを発生させたり、肥料の原料となったりする。カーバイト。[carbide] **カービンじゅう【カービン銃】**[図]小型の自動式小銃。[carbine] **カーブ**[図] 曲がること。曲がるところ。曲線。「このさき急―」「道が左に―している」 <194> **カーフェリ** か **カーフェリ** [名]②野球で、投手の投げる球種の一つ。打者の近くで、右投手の場合は左、または下方に曲がる球。シュート | curve **カーフェリー** 図自動車と旅客を同時に運ぶ、大型の連絡船[れんらくせん]。▽car と ferryから。和 **カーペット** 図部屋[へや]のゆかをおおう厚い織物。じゅうたん。敷物。| carpet **ガーベラ** 図キク科の多年草。赤・黄・ピンクなどの花が咲く。オオセンボンヤリ。「garbera **カーポート** 図屋根をつけただけの自動車置き場。簡易車庫。-carport **カーボン** 図[名]①炭素。また、電極に使う炭素棒・炭素片。②「カーボン紙」の略。紙のあいだにはさみ、複写に使う、黒や赤などのうすい紙。-carbon **カーラー** 図髪[かみ]の毛をカールさせるための筒形[つつがた]の器具。一 curler **カーリダーサ** 人名生没年未詳[みしょう]。五世紀、インドのグプタ朝で活躍した詩人・劇作家。バラモンの娘[むすめ]と王の恋[こい]をえがいた戯曲[ぎきょく]「シャクンタラー」や叙事詩「ラグヴァンシャ」は、サンスクリット文学の傑作。|Kalidasa **ガーリック** 図ニンニク。とくに、粉末状に加工したもの。「ートースト」 「garlic **カール** 國[名・スル]髪[かみ]の毛に巻きぐせをつけること。巻きぐせのついた髪の毛。巻き毛。一 curl **カール** [人名]下一世。七四二―八一四年。フランク王国の国王。西ヨーロッパを統一し、ローマ教皇に認められて西ローマ皇帝となり、法制を整え、中世ヨーロッパの理想的英雄[えいゆう]とされた。カール大帝。チャールズ大帝。シャルルマーニュ。| Karl I **カール** [人名]②五世。一五〇〇―五八年。ドイツ皇帝でスペイン王。宗教改革に反対したが、一五五五年のアウクスブルクの宗教和議でルター派の信仰を容認した。カルロス一世。-Karl V **ガール** [造語]女の子。少女。ギャル。「―フレンド」「キャンペーンー」ボーイ | girl **ガールスカウト** 図 社会奉仕活動などを通して心身を訓練する少女の国際的団体。その組織の団員。ボーイスカウト | Girl Scouts **ガールフレンド** 図女の友達。ボーイフレンド-girl friend **かい[会](會)** 人・4画 全6画 会 会 会 会 **かい[会](會)** [動]①人にあう。②人々がある目的であつまること。もよおし。「―をもよおす」③何かをするためにつくった集団。組織。④とき。おり。めぐりあわせ。⑤わかる。さとる。⑥数を合わせる。あつめる。一➡「会する」を見よ。 > カイ・エ ①会見[かいけん] 会話 面会 ②会議 会合 集会 展覧会/法会[ほうえ] ③会員 会社 学会 社会 同窓会[どうそうかい] ④機会/一期一会[いちごいちえ] ⑤会釈[えしゃく] 会得[えとく] 理解[りかい] ⑥会計 照会/図会[ずえ] > あう 会[あ]うは別れの始め 出会[であ]い > 会津[あいづ] 会々[ええ] **かい[回]** □・3画 全6画 回 回 回 回 **かい[回]** [動]①ぐるりとまわる。まわす。めぐらす。類[廻]②もとにもどる。もどす。③ひとまわり。たび。また、ものごとが起こった度数、ものごとのおこなわれる順序をあらわすことば。「―を重ねる」「―がおしつまる」 > カイ・エ ①回転[かいてん] 回覧[かいらん] 回路[かいろ] 巡回 旋回[せんかい] 回向[えこう] ②回収 回送 回復[かいふく] 撤回[てっかい] ③回数 今回 最終回[さいしゅうかい] > まわる・まわす 前に回[まわ]る 回[まわ]り道/気を回[まわ]す **かい [灰]** 火・2画 全6画 灰 灰 灰 灰 **かい [灰]** [名]ものが燃えたあとに残るもえがら。はい。 > カイ 灰燼[かいじん] 灰白色[かいはくしょく] 死灰[しかい] 石灰[せっかい] > はい 灰色[はいいろ] 灰神楽[はいかぐら] 灰皿[はいざら] 火山灰[かざんばい] > 灰汁[あく] **かい[快]** ・4画 全7画 快 快 快 快 **かい[快]** [名]①気持ちがいい。⇔不快②病気が治る。 > カイ ①快活 快晴[かいせい] 快速[かいそく] 快楽[けらく] 軽快 愉快 ②快気[かいき] 快方[かいほう] 全快[ぜんかい] > こころよい 快[こころよ]い春風 > 快[こころよ]く **かい[改]** 攵・3画 全7画 改 改 改 改 **かい[改]** [動]①前からのものを新しく変える。②しらべる。 > カイ ①改革[かいかく] 改正 改築[かいちく] 改良[かいりょう] 更改[こうかい] 朝令暮改[ちょうれいぼかい] ②改札[かいさつ] > あらためる・あらたまる 所持品を改[あらた]める/態度が改[あらた]まる **かい[海](海)** ・8画 全11画 海 海 海 海 **かい[海](海)** [名]①うみ。陸[おか]②海のように広く大きいもの。また、いちめんに多く集まったもの。 > カイ ①海外[かいがい] 海岸[かいがん] 海洋 航海 公海[こうかい] 大海[たいかい] ②雲海[うんかい] 樹海[じゅかい] 人海戦術[じんかいせんじゅつ] > うみ 海[う]みの幸[さち] 海辺[うみべ] 荒海[あらうみ] > 海豹[あざらし] 海女[あま] 海豚[いるか] 海原[うなばら] 臨海[りんかい] > 海老[えび] 海月[くらげ] 海象[せいうち] 海嘯[つなみ] 海馬[とど] 海鼠[なまこ] 海苔[のり] 海星[ひとで] 海松[みる] > 海獺[らっこ] 海神[わだつみ] **かい[界]** 田・4画 全9画 界 界 界 界 **かい[界]** [名]①さかいめ。くぎり。類[境]②区切られた、ある範囲の内。 > カイ ①界域[かいいき] 界隈[かいわい] 境界[きょうかい] 限界[げんかい] ②学界[がっかい] 芸能界[げいのうかい] 視界[しかい] 世界[せかい] 政界[せいかい] <195> **かい【械】** しかけ。からくり。道具。 **カイ** 器械 機械 **て** 手械 **かい【階】** ①のぼりおりのための段。はしご。②建物の上下の層。「次の―で降ります」③上下の等級。 **カイ** ①階上 階段 階梯②階層 地階③階級 音階 段階 **きざはし** **かい【絵】** ものの形やありさまをえがいたもの。え。[類]画 **カイ・エ** 絵画/絵図 絵本 絵馬 絵巻物/口絵 挿絵 **え** **かい【開】** ①とじていたものをひらく。あく。②はじまる。はじめる。◆閉③切り開いて役立つようにする。 **カイ** ①開花 開閉 開放 公開 展開②開業 開始③開墾 開拓 開発 文明開化 未開 **ひらく・ひらける** 心を開く/店開き/道が開ける **あく・あける** 目が開く/窓を開ける/幕開け **はだける** **かい【解】** ●ばらばらになる。[同]結②問題などをときあかす。わかる。また、問題に対する答え。「―を示せ」③ときほぐす。ゆるめる。とりさる。一◆「解する」を見よ。 **カイ・ゲ** ①解散 解体 解剖 分解②解釈 解説 解答 誤解 理解③解禁 解放/解脱 解毒 解熱 **とく・とかす・とける** 問題を解く/絵解き/氷を解かす/帯が解ける/雪解け **ほどく** **かい【介** ●あいだにはいる。なかだち。②たすける。つきそう。③かたい。④ひとり。つまらない。ただの。一「介する」を見よ。 **カイ** ①介在 介入 紹介 仲介 媒介②介護 介抱 介錯③魚介類④狷介 **すけ** 上野介 **かい【戒】** ●前もって用心する。②教え、注意する。また、おきて。いましめ。「―を破る」「戎(=えびす)」は別字。 **カイ** ①戒厳令 警戒②戒告 戒律 訓戒 自戒 十戒 破戒 **いましめる** 自らを戒める/父の戒め **かい【怪】** ●ふつうと変わっていて、ふしぎなようす。あやしい出来事。②人並みはずれている。 **カイ・ケ** ①怪奇 怪獣 怪談 妖怪②怪傑 怪童 怪力 **あやしい・あやしむ** 怪しい行動/怪しむに足りない **けが** 怪我 **かい【拐】** だましとる。だまして連れていく。 **カイ** 拐帯 誘拐 **かどわかす** **かい【悔】** しくじったことを反省し、残念に思う。くいる。▽「侮(=あなどる)」は別字。 **カイ** 悔恨 悔悛 後悔 **くいる・くやむ** 前非を悔いる/失敗を悔やむ **くやしい** 負けて悔しい/悔し涙 **ざんげ** 懺悔 **かい【皆】** みな。ぜんぶ。すべて。[類]全 **カイ** 皆既食 皆勤 皆出席 皆無 **みな** 皆殺し 皆様 **かい【塊】** ●土のかたまったもの。つちくれ。②かたまりになっているもの。 **カイ** ①土塊②塊根 塊状 金塊 山塊 団塊 肉塊 **かたまり** 土の塊/欲の塊 **つちくれ** **かい【壊】** くずれる。くずす。▽「壌(=つち)」は別字。 **カイ** 壊滅 決壊 倒壊 破壊 崩壊 壊死 壊疽 金剛不壊 **こわす・こわれる** 取り壊す/雰囲気が壊れる **やぶる** <196> る 壊れ物[こわれもの] 壊死[えし] 壊疽[えそ] 金剛不壊[こんごうふえ] **かい**[懐](懷) 忄・13画 全16画 懐 懐 懐 懐 ①心の中におもいいだく。②思いだされて心がひきつけられる。なつかしむ。③手なずける。④ふところ。⑤身ごもる。[カイ・エ]①懐疑[かいぎ] 述懐[じゅっかい]、本懐[ほんかい] ②懐旧[かいきゅう] 懐古[かいこ] ③懐柔[かいじゅう] ④懐紙[かいし]、懐中[かいちゅう] ⑤懐胎[かいたい] 懐妊[かいにん] ふところ懐[ふところ]が寒い[さむい] 懐手[ふところで] なつかしい・なつかしむ懐[なつ]かしい故郷[こきょう]/昔を懐しむ[なつかしむ] なつく・なつける人に懐く[なつく]/獣[けもの]を懐ける[なつける] ●手懐ける[てなずける] **かい**[魁] 鬼・4画 全14画 魁 魁 魁 魁 ●まっさき。さきがけ。②いちばん上に立つ者。かしら。③大きく、堂々としている。[カイ]②渠魁[きょかい] 首魁[しゅかい] ③魁偉[かいい] 魁傑[かいけつ] さきがけ魁[さきがけ]の功名[こうみょう] 花魁[おいらん] **かい【会/回/戒】**[図]↓漢字項目を見よ。 **かい【貝】**[図]軟体動物で、外側が殻[から]でおおわれているもの。アサリのような二枚貝や、サザエのような巻き貝があり、多く水中にすむ。 **かい**[貝] 貝・0画 全7画 貝 貝 貝 貝 音は「バイ」。「貝貨」▽古代中国では、コヤスガイの貝殻を貨幣[かへい]の代わりに使ったので、これを部首に「財」「買」「貿」など、経済に関する多くの漢字をつくる。[かい]貝殻[かいがら] 貝塚[かいづか] 貝柱[かいばしら] 貝独楽[バイゴマ] **かい【怪/階/解】**[図]→漢字項目を見よ。 **かい【下位】**[図]くらいや順位が低いこと。下のくらい。「―チームと当たる」→上位 **かい【×櫂】**[図]手に持って水をかき、舟[ふね]を進める、さきを平たくした棒のような道具。オール。「―を操[あやつ]る」[類]櫓[ろ] **かい【甲斐・効】**[図]行為[こうい]に値[あたい]するだけの報[むく]い。効果。また、行為するだけの値打ち。「努力のがい[かい]あって成功した」「苦労の―がない」 **かい【《甲斐】**[図]旧国名。今の山梨県。東海道の一国。甲州[こうしゅう]。 **かい【×搔い】**[造語]「かき」の変化した形。「―つまむ」「―出す」「―くぐる」 **かい**[外] 夕・2画 全5画 外 外 外 外 ①もののそとがわ。うわべ。②ある範囲[はんい]のほか。③「外国[がいこく]」の略。④本すじからはずれている。わき道の。また、はずす。のけものにする。⑤母かたの身内[みうち]。◆内[ない][ガイ・ゲ]①外観[がいかん] 外形[がいけい] 外部[がいぶ] 外面[がいめん] ②外国[がいこく] 外出[がいしゅつ] 海外[かいがい] 区域外[くいきがい] 号外[ごうがい] 望外[ぼうがい] 問題外[もんだいがい] ③外交[がいこう] 外資[がいし] 外人[がいじん] 外地[がいち] 排外思想[はいがいしそう]、対外貿易[たいがいぼうえき] ④外史[がいし] 除外[じょがい] 疎外[そがい] ⑤外戚[がいせき] 外祖父[がいそふ] [ゲ]①外科[げか] 外題[げだい] 外道[げどう] そと・ほか外側[そとがわ] 外孫[そとまご] 外回り[そとまわり]/外[ほか]三名[さんめい] 思いの外[おもいのほか] はずす・はずれる席を外す[はずす]/的[まと]が外れる[はずれる] 外郎[ういろう] 外記[げき](昔の官位) 外宮[げくう] 外連[けれん] 外方[そっぽ] 外様[とざま] 外つ国[とつくに] 外山[とやま] **かい**[害] ・7画 全10画 害 害 害 害 ◎そこなう。きずつける。[類]損[そん] ②じゃまする。さまたげる。③わざわい。悪い影響[えいきょう]。「健康に―がある」益[えき] 守りやすく、せめにくいところ。[一→「害する」を見よ。] [ガイ]①害心[がいしん] 害虫[がいちゅう] 自害[じがい] 迫害[はくがい] ②障害[しょうがい],妨害[ぼうがい] 水害[すいがい] 損害[そんがい] 毒害[どくがい] 災害[さいがい] 被害[ひがい] 要害[ようがい] 害[がい]となう 害[がい]とねる **がい**[街] 行・6画 全12画 街 街 街 街 まちなか。大通り。⇔麹町[こうじまち][ガイ・カイ]街灯[がいとう] 街頭[がいとう] 街路[がいろ] 市街[しがい] 商店街[しょうてんがい] 地下街[ちかがい] 繁華街[はんかがい]/街道[かいどう] まち街角[まちかど] 学生の街[がくせいのまち] **がい**[劾] 力・6画 全8画 劾 劾 劾 劾 罪をあばき、とり調べること。[ガイ]弾劾[だんがい] **がい**[該] 言・6画 全13画 該 該 該 該 ①それにあてはまる。あたる。②広くゆきわたる。かねそなわる。[ガイ]①該案[がいあん] 該人物[がいじんぶつ] 該当[がいとう] ②該博[がいはく] **がい**[涯] ・8画 全11画 涯 涯 涯 涯 終わるところ。かぎり。はて。▽「崖[がけ]](=がけ)」は別字。[ガイ]境涯[きょうがい]。生涯[しょうがい]、天涯孤独[てんがいこどく] 涯[はて] **がい**[慨](櫃) ・11画 全14画 慨 慨 慨 慨 なげく。うれえる。いきどおる。[圏]嘆[たん][ガイ]慨世[がいせい] 慨嘆[がいたん] 感慨[かんがい] 憤慨[ふんがい] 慨[なげ]かわしい <197> **がい【概】** ①だいたいの内容。おおよそ。②こころもち。 **ガイ** ①概算 概念 概略 一概 梗概 大概②気概 **おおむね** **がい【亥】** 十二支の第一二番目。いのしし。 **ガイ** 亥月 **い** 亥の子餅 **がい【凱】** ●戦いに勝つこと。また、勝利を喜ぶ声。かちどき。②やわらぐ。 **ガイ** ①凱歌 凱旋②凱風 **がい【害】** →漢字項目を見よ。 **がい【我意】** [名] 自分の考えをおし通そうとする心。わがまま。「―を通す」 **かいあく【改悪】** [名] 変えて、かえって前よりも悪くすること。「憲法の―」[対]改善・改良 **がいあく【害悪】** [名] 害となるような悪いこと。「世の中に―を流す」[類]害毒 **かいあげる【買い上げる】** [動] 官公庁などが民間からものを買う。[対]払い下げる **かいあさる【買い漁る】** [動] 欲しいものを探しまわって、次々に買いあげて買う。「古書を―」 **かいい【会意】** [文法] 漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。二つ以上の漢字を意味によって組みあわせて一つの漢字をつくる方法。「木」と「木」を合わせて「林」、「木」を三つ合わせて「森」、「人」と「立」を合わせて「位」とするなど。 **かいい【怪異】** [名・形動] ふしぎであやしいこと。また、化けもの。「―現象」[類]怪奇 **かいい【魁偉】** [形動] 顔やからだが大きくて、いかついようす。「―な容貌」 **かいいき【海域】** [名] 限られた範囲内の海。「日本海―」[類]水域 **かいいぬ(飼い犬)に手をかまれる** 日ごろめんどうをみて、かわいがっていた人に裏切られる。 **かいいれる【買い入れる】** [動] 代金を払って品物を手に入れる。「外国から小麦を―」 **かいいん【会員】** [名] 会に加わっている人。メンバー。 **かいいん【改印】** [名] 届けてあった印鑑を別の印に変えること。「―届け」 **かいいん【海員】** [名] 商船・漁船などの乗組員。船長は除く。「―組合」 **がいん【外因】** [名] そのものの外部にある原因。外在する原因。→内因 **かいうける【買い受ける】** [動] 人が売ろうとしているものを買ってひきとる。「知人から書画を―」[対]売り渡す **かいうん【海運】** [名] 船で人や荷物を運ぶこと。海上輸送。「―業」[類]水運[対]陸運 **かいうん【開運】** [名] 運が、いいほうに向かうこと。運が開けること。「―のお守り」 **かいおき【買い置き】** [名] すぐには使わず、必要なときに備えてたくさん買っておくこと。また、そのもの。ストック。 **かいオペレーション【買いオペレーション】** [名] 中央銀行がおこなう公開市場操作の一つ。中央銀行が市中銀行などから債券などを買い入れることで、通貨を供給し、民間の資金をふやすこと。金融を緩和するためにおこなう。買いオペ。[対]売りオペレーション **かいか【階下】** ①[名] 二階建て以上の建物で、その階よりも下の階。 ②階段の下。◆階上 **かいか【開化】** [名] 知識が発達し、文化が開けること。「文明―」 **かいか【開花】** [名] ①花が咲くこと。「桜の―予想」▽花が開くように芸術が盛んになったり、成果があらわれたりすることもいう。「才能が―する」 **かいえき【改易】** [名] 江戸時代、武家に科した刑罰の一つ。士分の籍から除き平民の身分に落とし、領地や家屋敷をとりあげた。▽切腹より軽く、蟄居より重い。 **かいえん【開園】** ①[名] 幼稚園や遊園地など、「園」のつく施設をつくり、業務を始めること。 ②遊園地や動物園などで、当日の業務を始め、客を入場させること。また、そのあいだ。→閉園 **かいえん【開演】** [名] 演劇や音楽会などが始まること。「―五分前」[対]終演 **がいえん【外延】** [名] ある概念が適用されるものごとの範囲。たとえば、動物という概念の外延は、哺乳類・鳥類・魚類など。[対]内包 **がいえん【外苑】** [名] 皇居や神社などの外まわりにある庭。「神宮―」[対]内苑 **かいか【開架】** [名] 図書館で、閲覧者が書棚から自由に本をとり出して利用できる閲覧方式。[対]閉架「―式図書館」 **かいが【絵画】** [名] 絵。図画。「―館」 **がいか【外貨】** ①[名] 外国のかね。「―の獲得」[対]邦貨 ②外国の商品。「―排斥」 **がいか【凱歌】** [名] 戦いに勝ったことを祝ってうたう歌。「―をあげる」 **ガイガーけいすうかん【ガイガー計数管】** [名] 放射線を検出する装置。ガイガーミュラー計数管。ガイガーカウンター。ドイツの物理学者ガイガーとミューラーの名から。 **かいかい【開会】** [名] 会議や集会などが始まること。会を始めること。「―式」[対]閉会 <198> **かいがい【海外】** [名] 海の向こうにある外国。[類]国外 **がいかい【外海】** [名] 陸地に囲まれていない海。外に向かって開かれている海。陸地から遠くはなれた海。外洋。「そとうみ」とも。[対]内海 **がいかい【外界】** [名] 自分をとりまく外の世界。[対]内界 **かいがいしい【甲斐甲斐しい】** [形] 骨身をおしまず、せっせと働くようす。「かいがいしく仕える」「かいがいしく看病する」[類]まめ **かいかく【改革】** [名] 制度やしくみを新しく変えること。「選挙制度の―」 > **つかいわけ 改革・変革・革命・クーデター** > 「改革」「変革」は、古くなったり、不適当になったりした社会のしくみを、新しくしたり適切なものに変えること。「政治改革」「制度を変革する」。「革命」は、国家や社会の政治上・社会上の組織を根本的に変える、急激で大きな変革のこと。たとえば貴族にかわって市民が政治権力をにぎるというように、国家を支配している階級全体が入れかわること。「フランス革命」。「クーデター」は、支配階級自体は変わらず、非合法的手段で最高権力をにぎること。「クーデターで大統領が暗殺される」。 **がいかく【外角】** ①[数学] 多角形の一つの辺を延長したとき、その線ととなりの辺とがつくる角。 ②[野球] ホームベースの、バッターから遠いほうの側。アウトコーナー。「―低めの速球」◆内角 **がいかく【外郭】** [名] 外の囲い。かこみ。「城の―をひとめぐりする」 **がいかくだんたい【外郭団体】** [名] 政党や官庁などの活動を、外部から助ける団体。 **がいかじゅんびだか【外貨準備高】** [名] 一つの国がもつ外国通貨の総額。その国の経済的な対外信用度を示す。外貨保有高。 **かいかつ【快活】** [形動] 元気で明るく、生き生きとしているようす。「―なテンポの曲」 **がいかつ【概括】** [名] だいたいの内容を一つにまとめること。要約。「研究発表を―する」[類]総括 **かいかぶる【買い被る】** [動] あまり力のない人の能力などを実質以上に高く評価する。「あまり買いかぶられては困る」 **かいがら【貝殻】** [名] 貝の外側をおおうかたい殻。 **かいかん【会館】** [名] 人々が集まって会やもよおしなどを開くための建物。「市民―に集合する」 **かいかん【快感】** [名] こころよい感じ。いい気持ち。「―をおぼえる」 **かいかん【開館】** ①[名] 新しく図書館や映画館などを開くこと。 ②図書館などがその日の業務を始めること。「九時に―する」[対]閉館 **かいがん【海岸】** [名] 海と陸とが接しているところ。うみべ。「―段丘」 **かいがん【開眼】** ①[名] 目が見えるようにすること。「―手術」 ②ものごとの本質やこつをつかむこと。「女優―」「打撃を―」▽正しくは「かいげん」。 **がいかん【外患】** [名] 外国や外部からうける攻撃や圧迫。また、それを受ける心配。「―をおそれる」[対]内憂 **がいかん【外観】** [名] 外から見たようす。みため。みかけ。「―にだまされる」[類]表向き・上辺・外見 **がいかん【概観】** [名] 全体のようすを大ざっぱに見ること。「アジアの情勢を―する」 **かいがんせん【海岸線】** [名] 海と陸との境界線。 **かいき【回忌】** [造語] [「~回忌」の形で] 仏教で、人の死後何年目の命日にあたるかをあらわすことば。「母の三―」[同]周忌・年忌▽一年目だけ一回忌(一周忌)、二年後を三回忌と、以後数え年でいう。七回忌・一三回忌・一七回忌などにも供養を行う。 **かいき【回帰】** [スル] ひとまわりして、もとにもどること。「鮭は―性がある」 **かいき【会期】** [名] 会の開かれている期間。「国会の―は百五十日間とする」 **かいき【怪奇】** [名・形動] あやしくて気味が悪いようす。また、異様でおそろしく感じられるようす。「―な事件」「複雑―」 **かいき【開基】** [名] ①ものごとの基礎をつくること。とくに、寺院や宗派を創立すること。また、その僧そう。[類]開山 **かいぎ【会議】** [名] 人々が集まって、ある問題について話しあうこと。「編集―」 > **つかいわけ 会議・会談・協議** > どれも「はなしあい」だが、「会議」は、議長が議事を進行する。「学術会議」。「会談」「協議」は、それほど形式にこだわらない。「会談」は、団体の代表者どうしのあいだで、おおやけにおこなわれる。「日中首脳会談」。「協議」は、問題について関係者の意見を調整してなんとか折りあいをつける。「協議離婚」。 **かいぎ【懐疑】** [名] 疑いをもつこと。あやしむこと。「―の念をいだく」「―的」 **がいき【外気】** [名] 建物の外の空気。外部の空気。「―にふれる」 **かいきいわい【快気祝い】** [名] 病気が治った祝いに、療養中、世話になった人に礼の品をおくること。 **かいきげっしょく【皆既月食】** [名] 太陽と月のあいだに地球がはいって一直線上に並び、月が地球の本影の中に完全にはいってしまう現象。[対]部分月食 **かいきせん【回帰線】** [名] ↓「きたかいきせん」「みなみかいきせん」 **かいきにっしょく【皆既日食】** [名] 日食の一種。太陽と地球のあいだに月がはいって一直線上に並び、月が太陽に重なって太陽の全面をおおいかくしてしまう現象。[対]部分日食▽月の本影の中にはいった地域だけで、ダイヤモンドリングやコロナなどの現象が見られる。 <199> **かいぎゃく【諧謔】** [名] おもしろいしゃれや冗談。ユーモア。「―に富む会話」 **かいきゅう【階級】** [名] ①社会での身分・地位などの順位。「二―特進」 ②社会の中で、地位や生活の状態などが同じような人々の集団。「上流―の人々」「支配―」 **かいきゅう【懐旧】** [名] 昔のことを思いだして、なつかしむこと。「―のなみだにくれる」[類]懐古 **かいきゅうとうそう【階級闘争】** [名] 政治的・経済的にちがう階級の人々のたたかい。とくに、資本主義社会での、資本家(ブルジョア)階級と労働者(プロレタリア)階級とのあいだのたたかい。 **かいきょ【快挙】** [名] 胸のすくような、すばらしい行為。「前人未踏の――をなしとげる」[類]壮挙 **かいきょう【回教】** [名] ↓「イスラムきょう」 **かいきょう【海峡】** [名] 陸と陸とにはさまれた、はばのせまい海。「津軽―を通過する」[類]水道 **かいきょう【懐郷】** [名] ふるさとをなつかしく思うこと。「―の念にかられる」[関]望郷 **かいぎょう【改行】** [名] 文章で、行を変えて次の行からあらたに書くこと。ふつうは一字下げて書きはじめる。「段落ごとに―する」 **かいぎょう【開業】** ①[名] 新しく商売を始めること。開店。みせびらき。「本日ー」→廃業 ②営業をしていること。「毎日一○時から―する」 **がいきょう【概況】** [名] だいたいのようす。「―を報告する」「天気―」[類]概要・概略 **かいぎょうい【開業医】** [名] 病院などに属さず、個人で医療をおこなう医者。町医者。 **かいきょく【開局】** [名] 郵便局や放送局など、「局」と名のつく施設をつくり、業務を始めること。「―二十周年」 **かいきる【買い切る】** [動] ①品物を残らず買う。また、劇場や乗り物などの座席の権利を全部買う。「在庫品を―」「特別席を―」[類]買い占める ②小売店が、返品しない約束で問屋などから品物を買う。 **かいぎろん【懐疑論】** [名] 絶対的な真理を疑い、したがって究極的な真理の認識をさける立場。「ク・セ・ジュ(われ何をか知る)」と述べたモンテーニュは、この考えかたに立つ思想家。 **かいきん【皆勤】** [名] 一定の期間、一日も休まず出勤・出席すること。「―賞」「―手当」[類]精勤 **かいきん【解禁】** [名] それまで禁止していたことを解き、ゆるすこと。「鮎漁りの一日」 **がいきん【外勤】** [名] 会社の外で販売・集金などの仕事をすること。また、その人。「―にまわされる」[対]内勤 **かいきんシャツ【開襟シャツ】** [名] 前えりが開いた形のシャツ。おもに夏用で、ネクタイなしで着る。オープンシャツ。 **かいぐい【買い食い】** [名] 子供が自分で菓子などを買って食べること。「―してしかられた」 **かいくぐる【掻い潜る】** [動] すばやくくぐりぬける。「人波を―」「監視の目を―」▽「かきくぐる」の変化した形。 **かいぐん【海軍】** [名] おもに海上・海中での戦いをうけもつ軍隊。 **かいけい【会計】** ①[名] 役所や会社などで、金銭や品物の出し入れを計算する仕事。また、その事務をする人。経理。「―係」 ②商店や飲食店などで、代金をしはらうこと。「おーをお願いします」[類]勘定 **かいけい【塊茎】** [名] 養分をたくわえ、大きくなった地下茎。ジャガイモ・サトイモなど。[類]塊根 **かいけい【快慶】** [人名] 生没年未詳。鎌倉時代の仏師。運慶の力強さに対して、快慶の作品は親しみやすい繊細さを特色とする。二人で共作した東大寺南大門の仁王像は有名。 **がいけい【外形】** [名] 外から見た形やようす。外見。外観。「人は―からだけでは判断できない」 **かいけいねんど【会計年度】** [名] 会計の都合がいいように区切った一か年。ふつう、四月一日から翌年の三月三一日までをいう。 **かいけい(会稽)の恥じをすすぐ** 決して忘れられないひどいはじをぬぐいさる。▽中国の春秋時代に越王勾践が、会稽山で呉王夫差に敗れて受けたはずかしめを、後年、夫差を破ってそそいだ故事(「史記」)から。 **かいけつ【解決】** [名] 問題を解いたり、事件の起きたすじみちを明らかにしたりして、求める答えを決定すること。「事件の―にあたる」「未―」 **かいけつびょう【壊血病】** [名] ビタミンCの不足により起こる病気。出血しやすく、食欲不振・貧血などの症状がある。 **かいけん【会見】** [名] 正式の場で人と会うこと。「記者―に応じる」 **かいけん【改憲】** [名] 憲法を改めること。「―論争」 **かいけん【懐剣】** [名] ふところに入れてもちあるく、身を守るための短刀。ふところがたな。 **かいげん【改元】** [名] 年号を改めること。改号。「一九八九年一月八日、平成と―する」 **かいげん【開眼】** ①[名] 新しくつくった仏像や仏画に目を入れて、たましいをむかえいれること。また、その儀式。「大仏―供養」 ②仏教の真理をさとること。▽技芸などの本質やこつをつかむこともいう。「かいがん」とも。「演技―」 **がいけん【外見】** [名] 外から見たようす。うわべ。みかけ。「―が悪い」「―にとらわれる」[類]外観 **かいげんれい【戒厳令】** [名] 戦争や国内の動乱などの非常事態のとき、それをしずめるために、政府が軍隊に行政権や裁判権をあたえる命令。「―を布く」▽日本では一九四七年廃止された。 **かいこ【蚕】** [名] カイコガの幼虫。その口からはいた糸でつくったまゆから絹糸をとる。 **かいこ【回顧】** [名] 昔のことを思いだすこと。ふりかえってみること。「往時を―する」「―録」 <200> **かいこ【解雇】** [名] 経営者が契約を解いて、やとっていた人を辞めさせること。くびきり。[類]解職 **かいこ【懐古】** [名] 昔を思いだして、なつかしく思うこと。「―趣味」[類]懐旧 **かいご【介護】** [名] 病人や老齢者など、心身の不自由な人の看護や世話をすること。「自宅―」 **かいご【悔悟】** [名] 自分のおこないがまちがっていたことに気づき、くいあらためること。「―の情」[類]改悛 **かいこう【回航】** ①[名] 別の場所へ船を回すこと。「横浜へ―する」 ②各地を船でめぐること。「東南アジアを―する」 **かいこう【改稿】** [名] 原稿を書きなおすこと。また、書きなおした原稿。[類]改作 **かいこう【海溝】** [名] 海底の細長く深いみぞ。ふつう六○○○m以上の深さのものをいう。マリアナ海溝・日本海溝など。 **かいこう【開校】** [名] 学校を新しく設立し、授業を始めること。「―記念日」[対]閉校・廃校 **かいこう【開港】** ①[名] 外国との貿易のために港を開放すること。 ②港や空港を新設すること。 **かいこう【邂逅】** [名] 思いがけなく人に出会うこと。めぐりあい。「幼なじみとの―」[類]奇遇 ▽文章語。 **かいごう【会合】** [名] 対話・相談・討議のために人が集まること。また、その集まり。 **がいこう【外交】** [名] ①外国との交渉・交際。また一般に、外部との交渉。「平和―」 ②「外交員」の略。「保険の―」 **かいこういちばん【開口一番】** [四漢] 口をあけてものを言いはじめたとたん。「―こごとを言われる」 **がいこういん【外交員】** [名] 銀行や会社などで、取引先や家庭などを回り、契約・勧誘・注文とりなどの仕事をする人。そとまわり。セールスマン。 **がいこうかん【外交官】** [名] 自国と外国との外交の仕事や自国民の保護などの仕事をする公務員。大使・公使・領事など。 **がいこうじれい【外交辞令】** [四漢] 相手との関係をよくするための、表面をかざったあいそのいいことば。また、口さきのお世辞。「単なる―だ」[類]社交辞令▽「外交辞礼」は誤り。 **かいこう たけし【開高健】** [人名] 一九三〇—一八九年。昭和期の小説家。大阪生まれ。寓話的な作品「パニック」「裸の王様」(芥川賞受賞)、ほかに「日本三文オペラ」「輝ける闇」など。また、ルポルタージュや紀行文も多い。 **がいこうてき【外向的】** [形動] 社交的で、自分の気持ちを積極的に外にあらわすことを好むようす。[対]内向的 **かいこく【戒告・誡告】** ①[名] 悪いところを直すようにいましめ、注意すること。 ②公務員が義務に違反したときの罰の一つ。「訓告」よりも重い。 ③法律で定められた義務を果たさない人に、それを果たすように役所が求める手続き。 **かいこく【海国】** ①[名] まわりを海に囲まれた国。島国。「日本―」 **かいこく【開国】** [名] 外国との交流を始めること。[対]鎖国▽とくに、江戸幕府が鎖国をやめ、欧米諸国との外交や貿易を再開したことをいう。 **がいこく【外国】** [名] 自分の国以外のよその国。「―製の時計」[類]とつ国 **がいこくかわせ【外国為替】** [名] 国際的なかねのやりとりを、現金を運ばずにふりこみなどでおこなう方法。略して「外為」とも。」 **がいこくご【外国語】** [名] 外国のことば。◆自国語 **がいこくじん【外国人】** ①[名] 外国の国籍をもつ人。[類]異邦人・異人 ②法律上、その国の国籍をもたない人。他国籍をもつ人と無国籍の人。「―登録法」▽原則的には国民と平等だが、義務や権利の上で一部制限がある。 **がいこくせんうちはらいれい【外国船打ち払い令】** [名] 一八二五年、江戸幕府が、日本に接近する外国船の撃退を命じた法令。 **がいこつ【骸骨】** [名] ①肉がくさってなくなり、骨だけになった死体。「―のようにやせほそる」[類]白骨 **骸骨を乞う** 辞職を願いでること。▽家臣は主君に一身をささげたものだから、辞めるときは骸骨だけをいただきたいという意味。 **かいことば【買い言葉】** [名] ↓「うりことば(売り言葉)に買い言葉」 **かいこむ【買い込む】** [動] ものを大量に買う。「バーゲンだからと、ついー」 **かいごろし【飼い殺し】** [名] ①役に立たないものを、死ぬまでただ養っておくこと。 ②その人の能力を生かすような仕事もさせずに、ただやとっておくこと。「左遷されて―も同然だ」 **かいこん【悔恨】** [名] あやまちや悪いおこないを、後悔し残念がること。「―の情にかられる」 **かいこん【開墾】** [名] 山や野原を切り開き、耕して田畑にすること。 **かいこん【塊根】** [名] 養分をたくわえ、かたまりになった根。サツマイモ・ダイコンなど。[類]塊茎 **かいさい【開催】** [名] 各種の会合や展覧会・博覧会などのもよおしを開くこと。「バザーをーする」 **かいざい【介在】** [名] 二つのもののあいだに別のものがはさまっていること。「複雑な事情が―する」 **がいさい【外債】** [名] 「外国公債」の略。国や会社などが、外国でかねを借りた証拠に発行する書きつけ。外国債。[対]内債 **かいさい(快哉)を叫ぶ** うまくいったと喜びの声をあげること。胸がすくように思うこと。「逆転してー」▽「快哉」は、「快なるかな」という意味。 **かいさく【改作】** [名] 作品をつくりなおすこと。また、つくりなおした作品。[類]リメイク **かいさく【開削・開鑿】** [名] 山野をきり開いて、道路や運河をつくること。「―工事」 <201> **かいさつ【改札】** [名] 駅の出入り口で、乗降客の乗車券・入場券を調べること。「―ロを通る」 **かいさん【海産】** [名] 海でとれること。海でとれるもの。水産。「―物問屋」 **かいさん【開山】** ①[名] はじめて寺院を建てること。また、建てた僧そう。[類]開基 ②仏教で、一つの宗派を始めた人。[類]開祖 **かいさん【解散】** ①[名] 集会や行事が終わって人々が別れること。[対]散会[対]集合 ②会社や団体などの組織をばらばらにして活動をとめること。 ③衆議院で、総理大臣が任期中の議員の資格を解くこと。「―総選挙」▽参議院には解散がない。 **かいざん【改竄】** [名] 多く、悪用するために、文書の語句や文字などをわざと書きかえること。 **がいさん【概算】** [名] だいたいの計算をすること。おおよその計算。「―を出す」[類]見積もり →精算 **かいさんぶつ【海産物】** [名] 海でとれるもの。魚・貝・海藻など。水産物。 **かいし【開始】** [名] ものごとを始めること。また、始まること。「選挙運動を―する」[対]終了 **かいし【懐紙】** [名] たたんでふところに入れておく白い和紙。たとうがみ。茶道で菓子を食べるときなどに使う。「ふところがみ」とも。 **かいじ【開示】** [名] 外部になかみを明らかにして示すこと。また、法廷で示すこと。「勾留理由の―」 **がいし【外史】** [名] 役所が正式にまとめたのでなく、一般の人が書いた歴史。[類]野史[対]正史 **がいし【外資】** [名] 外国から国内の事業に投入された資本。「―導入」「―系の会社」 **がいし【碍子】** [名] 電線を支えるための絶縁器具。ふつう、陶磁器や合成樹脂でつくる。 **がいじ【外耳】** [名] 耳の鼓膜から外の部分。 **がいじしんぶん【外字新聞】** [名] 外国の文字で印刷された新聞。外字紙。 **がいして【概して】** [副] 大ざっぱにいって。「―夜ふかしはからだによくない」[類]だいたい **かいしめる【買い占める】** [動] 値上がりなどを予想して、それによる利益をえるために、商品や株式などを残らず買うこと。「土地を―」[類]買い切る **かいしゃ【会社】** [名] 利益をえることを目的としてつくられた法人組織。株式会社・合資会社・合名会社・有限会社など。 **かいしゃ【膾炙】** [名] 人々の口にのぼり、もてはやされること。世間に広く知れわたること。「人口に―する」▽「膾」は、なますで、細かく切ったなまの肉。「炙」は、あぶり肉。ともに味がよく、人々に賞味されることから。「膾灸」は誤り。 **がいしゃ【外車】** [名] 外国製の自動車。 **がいしゃ【害者】** [名] 被害者。とくに、殺人事件の被害者のこと。▽警察関係の隠語。 **かいしゃく【解釈】** [名] 出来事や、ことばの意味を理解すること。また、それを説明すること。「―を誤る」「古文の―」「善意に―する」 **かいしゃく【介錯】** [名] 切腹する人の首をきりおとすこと。また、その役の人。 **がいじゅ【外需】** [名] 外国からの需要。[対]内需 **かいしゅう【回収】** [名] 一度配ったものや使ったものを、とりもどしたり集めたりすること。「アンケートを―する」「廃品―」 **かいしゅう【改宗】** [名] 信じていた宗教や宗派を捨て、別の宗教や宗派を信仰すること。[類]宗旨替え **かいしゅう【改修】** [名] 建物や道路などの古くなったりこわれたりしたところに、手を加えてつくりなおすこと。「校舎の―工事」[類]修理・改築 **かいじゅう【怪獣】** [名] 正体のわからない、あやしいけもの。とくに、映画やテレビなどで親しまれている、空想上の動物。「―映画」 **かいじゅう【海獣】** [名] 海にすむ哺乳動物をまとめた呼び方。紡錘形のからだと、ひれ状の四肢をもつ。アザラシ・オットセイ・クジラなど。 **かいじゅう【懐柔】** [名] 人をうまく手なずけて、自分の思いどおりに従わせること。まるめこむ。「―策」[類]籠絡 **かいじゅう【晦渋】** [形動] 表現がむずかしく、意味・内容がわかりにくいこと。難解。「―な文章」 **がいしゅういっしょく【鎧袖一触】** [四漢] ごく簡単に敵をうち負かすこと。▽よろいのそでで、ちょっとふれるという意味。 **がいじゅうないごう【外柔内剛】** [四漢] 見かけはやさしいが、しんは強くしっかりしていること。[対]内柔外剛 **がいしゅつ【外出】** [名] 家や職場などからよそへ出かけること。「―さきを教える」 **かいしゅん【回春】** [名] ①老人が若返ること。「―の妙薬」 ②春が再びめぐってくること。新年になること。 ③病気が治ること。快癒。「―を喜ぶ」 **かいしゅん【改悛】** [名] 悪かったことをくいて、心をあらためること。改心。「―の情」[類]悔悟 **かいしょ【楷書】** [名] 漢字の書体の一つ。点画をくずさない、きちんとした書きかた。▽歴史的には、篆書や隷書を簡略化した行書・草書を整えてできた。→[表]「漢字の書体」 **かいじょ【解除】** [名] ①一時的な禁止や制限をとりやめて、もとの状態にもどすこと。「大雨注意報を―する」「武装―」[対]解禁 ②とりかわした契約をとり消すこと。「契約―」 **かいしょう【改称】** [名] 呼び名を変えること。また、その変えた名。「社名を―する」[同]改名 **かいしょう【快勝】** [名] 胸がすくような気持ちのいい勝ちかたをすること。[類]大勝・圧勝 **かいしょう【解消】** [名] それまでの関係や状態をなくすこと。また、なくなること。「婚約を―する」「疑念が―する」「ストレスー」 **かいしょう【甲斐性】** [名] しっかりしていて、たよりになる気性。また、生活のために働こうとする気力やかねをかせぐ能力。「―のない男」 **かいじょう【会場】** [名] もよおしや集会などをおこなう場所。「講演のー」 <202> **かいじょう【海上】** [名] 海の上。また、海面。「―輸送」[類]洋上[対]陸上 **かいじょう【階上】** ①[名] 二階建て以上の建物で、その階よりも上の階。 ②階段の上。[対]階下 **かいじょう【開城】** [名] 敵に降伏して城を明けわたすこと。「江戸城の―」 **かいじょう【階乗】** [数学] 1からnまでの自然数の積。n!またはnと書く。たとえば、4の階乗は4! =4×3×2×1=24。また、0の階乗は1とする。 **かいじょう【開場】** [名] 劇場などの入り口をあけて入場させること。「六時―、六時半開演」[対]閉場 **かいじょう【塊状】** [名] 土くれのように固まっている状態。 **がいしょう【外相】** [名] 「外務大臣」のこと。 **がいしょう【外商】** [名] ①デパートなどで、客のところへ直接出向いて商売をすること。外売。「―部」 ②外国の商社や商人。また、外国との商売。 **がいしょう【外傷】** [名] 切り傷ややけどなど、外からからだの表面に受けた傷。けが。「―を負う」 **かいじょうじえいたい【海上自衛隊】** [名] 自衛隊の一つ。海上幕僚長の補佐で、防衛庁長官が統轄する。自衛艦隊・地方隊・教育航空集団・練習艦隊などからなる。 **かいじょうたつ【下意上達】** [四漢] 下位の者や民衆などの意見・考えが、上位の人に通じること。[対]上意下達▽「下意」を「げい」と読むのは誤り。 **かいしょうなし【甲斐性なし】** [形] 気力がなく、たよりにならないこと。また、いくじがなく、生活能力のない人。「―呼ばわりする」 **かいじょうほあんちょう【海上保安庁】** [名] 国土交通省の外局の一つ。海上における人命や財産の保護、法律違反の予防や捜査などにあたる。 **かいしょく【会食】** [名] 集まって食事をすること。 **かいしょく【海食・海蝕】** [名] 海流や波などが陸地をけずりとり、地形がしだいに変化していくこと。「―洞」 **かいしょく【解職】** [名] 職務を辞めさせること。「—処分」[類]免職・解任・解雇 **がいしょく【外食】** [名] 外出して飲食店などで食事をすること。「―産業」 **かいしん【会心】** [名] ものごとがうまくいって満足すること。心にかなうこと。「―の作」「―の笑みをもらす」▽「快心」は誤り。 **かいしん【回診】** [名] 病院で、医者が入院患者を診察して回ること。「院長の―」 **かいしん【改心】** [名] 悪い考えやおこないに気づいて、心を入れかえること。[類]改悛 **かいしん【戒心】** [名] 気をひきしめて用心すること。油断しないこと。「深く―すべきだ」[類]自戒 **かいしん【改新】** [名] 古い制度や方法をやめて新しくすること。「大化の―」[類]刷新・革新 **かいじん【怪人】** [名] 正体不明のあやしい人物。「―二十面相」 **かいじん【海神】** [名] 海を治める神。わたつみ。竜王。かいしん。 **がいしん【外信】** [名] 外国からの通信や情報。「新聞社の一部」 **かいじん(灰燼)に帰す** すっかり燃えてなくなってしまう。「戦火で東京は灰燼に帰した」[類]水泡に帰す▽「灰燼」は、灰と燃えさし。 **かいず【海図】** [名] 海の深さ、潮の流れ、島の形など、海のようすをしるした航海用の地図。 **かいすいよく【海水浴】** [名] 海で泳いだり、遊んだりすること。 **かいすう【回数】** [名] ものごとがくりかえしおこなわれる数。「―を重ねる」[同]度数 **がいすう【概数】** [名] おおよその数。だいたいの数。「―をつかむ」 **かいすうけん【回数券】** [名] 乗車券・入場券などで、何回分かがひとつづりになっているもの。「バスのー」 **かいする【介する】** [動] ①あいだに置く。仲立ちにする。「人を介してたのむ」「V意に介さない」 **かいする【会する】** [動] 人々が集まる。また、出会う。「一堂に―」「二つの川が―地点」 **かいする【解する】** ①[動] 解釈する。とく。「文章の大意を―」 ②深い意味や味わいがわかる。理解する。「風流を―」 **がいする【害する】** [動] ◎健康や気持ちなどをそこなう。「感情をー」 ②殺す。「人を―」 **かいせい【回生】** [名] 生きかえること。また、生きかえらせること。「→起死―」「―の一打を放つ」[類]蘇生 **かいせい【改正】** [名] 規則などを正しく改めること。「規約を―する」「憲法―」[類]改定 **かいせい【改姓】** [名] 姓を変えること。▽ふつう、結婚したとき、夫婦のどちらかが相手の姓に変えることをいう。[同]改名 **かいせい【快晴】** [名] 気持ちよく晴れた天気。天気図の記号は○。「雲一つない―」[類]日本晴れ▽気象観測では、空をおおう雲の割合(=雲量)が空全体の一割以下の場合をいう。 **がいせい(蓋世)の気** 世をおおうほどの盛んな気力や勢い。「―に欠ける」[類]抜山蓋世▽「蓋」は、おおいかくすこと。 **かいせき【会席】** ①[名] 集会の席。とくに、茶や俳句などの集まりの席。 ②「会席料理」の略。正式な本膳料理(=本膳・二の膳・三の膳からなる)を略式にした、宴会用の日本料理。 **かいせき【解析】** [名] ①ものごとを細かく分析して、理論的に研究すること。「データのー」「―雨量」 ②数学で、関数の性質を研究する一部門。微分・積分など。解析学。 **かいせき【懐石】** [名] 「懐石料理」の略。茶の湯の席で、茶をすすめる前に出す簡単な料理。茶懐石。もと、禅院で、温めた石をふところに入れて空腹をしのいだことから。 <203> **かいせき[外戚]** [名]母かたの親類。▽平安時代には、貴族にとって天皇の外戚になることが、政治権力をにぎる重要な手段だった。 **かいせつ[開設]** [名]ご施設などを新しくつくって業務をはじめること。[類]新設 **かいせつ[解説]** [名]ものごとの内容や事情をわかりやすく説明すること。また、その説明。「ニュース―」「―文」 > つかいわけ 解説・説明 >「解説」は、知識や経験の豊富な人が、ことがらや問題を広い全体の中に位置づけて、ときほぐすように語ること。「時事問題を解説する」。「説明」は、起きたこと、原因・理由・将来の方法などを、まったく知らない人に向かってはっきりさせること。「爆発の状況を説明した」「入試説明会」。 **がいせつ[概説]** [名]全体をおおまかに説明すること。[類]概論 **かいせん[回船・廻船]** [名]おもに江戸時代、商品を輸送したり、旅客を運んだ船。とくに、きまった航路を往来したものをいう。「―問屋[といや]」 **かいせん[会戦]** [名]大きな軍団どうしでおこなわれる戦闘。「ワーテルローの―」 **かいせん[改選]** [名]議員や役員を新しく選びなおすこと。「町会議員の―」 **かいせん[海戦]** [名]海上での戦い。「日本海―」 **かいせん[開戦]** [名]戦争を始めること。[対]終戦 **かいせん[疥癬]** [名]カイセンチュウ[=ヒゼンダニ]の寄生[きせい]によって起こる、かゆい皮ふ病。皮癬[ひぜん]。 **かいぜん[改善]** [名][-スル]悪いところを改めてよりよいものにすること。「生活の―をはかる」「体質の―」[対]改悪 > つかいわけ 改良・改善・改正 >「改良」は、品物や技術などの質を高めてよくすること。「品種改良」。「改善」は、人間のする行為、たとえば人に対するあつかいとか、ものごとの処理のしかたをよくすること。「待遇改善」。「改正」は、法律や規則などを改めること。「料金改正」。 **がいせん[外線]** [名]会社などで、外部に通じる電話。[対]内線 **がいせん[凱旋]** [名]戦いに勝って国に帰ること。「―将軍」 **がいぜんせい[蓋然性]** [名]たぶんこうなるだろうという、ものごとが起こる度合い。確からしさ。「―が高い」 **がいせんもん[凱旋門]** [名]古代ローマで凱旋軍を歓迎[かんげい]したり、戦勝を記念するために主要街路などに建てた門。これにならってその後もパリのエトワール凱旋門などが建てられた。 **かいそ[改組]** [名]会社や役所の組織を改めること。「役員の―」 **かいそ[開祖]** [名]仏教で、一つの宗派を開いた人。[類]開山[かいさん]▽学問・芸道で一派を開いた人もいう。 **かいそう[回送]** [名]①送られてきた郵便物などを、そのまま別のところへ送ること。[類]転送 ②電車や車を、からのままもどすこと。「―車」 **かいそう[会葬]** [-スル]葬式に参列すること。「―御礼[おんれい]」「―者」 **かいそう[回想]** [名]昔のことをあれこれと思いめぐらすこと。「―にふける」 > つかいわけ 想起・回顧・回想ほか >「想起」は、過去にあった出来事をあるきっかけから思いおこすこと。「事件を想起する」。「回顧」は、過去を見直す気持ちでふりかえること。「回顧と展望」。「回想」は、それからそれへと思い出にふけること。「学生時代を回想する」。「懐古」は、昔はこんなことがあったっけと、昔の時代をしみじみとなつかしがること。「懐古の情にたえない」。「追憶」は、悲しく、あるいは恋しく思いだす感じ。「なき母の追憶にひたる」。 **かいそう[快走]** [-スル]胸がすくように速く走ること。「マラソンコースを―する」 **かいそう[改装]** [名]①建物の外観や内装を新しく変えること。模様変え。「店内を―する」 ②荷づくりをしなおすこと。 **かいそう[海草]** [名]海中に生える種子植物。アマモ・スガモなど。[対]海藻 **かいそう[海藻]** [名]海中に生える藻類。花をつけず、胞子[ほうし]でふえる。ワカメ・テングサ・ノリなど。[対]海草 **かいそう[階層]** [名]①社会を構成する人々を、職業・身分・年齢・収入などを尺度として分けたときのそれぞれのグループ。階級。「知識―」 ②建物の階の上下の重なり。 **かいぞう[改造]** [名]機械や建物、ものごとのしくみなどの、ぐあいの悪いところをつくりなおすこと。「自動車を―する」「内閣―」 **がいそう[外装]** [名]①建物などの外見の設備やかざり。「ビルの―工事」[対]内装 ②荷物などの包装。「―をとく」 **かいぞうりょく[解像力]** [名]光学器械で、細部を識別できるレンズの能力。また、テレビやフィルムの画像で、微細な部分をあらわせる能力。 **かいぞえ[介添え]** [名]つきそって世話をすること。また、その人。「花嫁[はなよめ]の―」「病人の―」 **かいそく[会則]** [名]会の規則。[類]会規 **かいそく[快足]** [名]速く走ること。また、走るのが速い人。「―ランナー」 <204> **かいそく【快速】** ①[名] すばらしく速いこと。「―船」 ②「快速電車」の略。おもな駅だけに止まり、各駅停車よりはやく着く電車。 **かいぞく【海賊】** [名] 他の船や沿岸の集落をおそい、金品をうばう盗賊。「―船」 **かいぞくばん【海賊版】** [名] 出版物・レコード・ビデオテープなどを無許可で複製した商品。「―が出回る」 **がいそふ【外祖父】** [名] 母かたの祖父。母の父。[対]外祖母 **がいそぼ【外祖母】** [名] 母かたの祖母。母の母。[対]外祖父 **がいそん【外孫】** [名] 他家にとついだ娘が産んだ子。「そとまご」とも。[対]内孫 **かいたい【解体】** [名] ①ばらばらに分解すること。また、ばらばらになること。「家屋の―」「組織のー」 **かいたい【懐胎】** [名] 妊娠すること。身ごもること。改まった言い方。[類]懐妊▽文章語。 **かいだい【改題】** [名] 本などの題名を変えること。「―して再発行する」 **かいだい【海内】** ①[名] 国内。[対]海外▽古代中国で、国の四方は海に囲まれていると考えたことから。 ②天下。「―無双(=国内に並ぶ者がいないほどすぐれていること)」 **かいだい【解題】** [名] 書物や作品の成立・作者・内容などについて解説すること。 **がいだ(咳唾)おのずから珠を成す** なにげなく口に出たことばでさえ、珠玉のような美しさがある。詩文の才能が非常に豊かなことをいう。 **かいたく【開拓】** ①[名] 山やあれ地を切り開いて、田畑をつくること。「―者精神」[対]開墾 ②仕事や研究の、新しい方面を切り開くこと。「市場を―する」 > **つかいわけ 開墾・開拓・開発** > 「開墾」は、あれ地や山林を切り開いて田畑をつくること。「原野を開墾する」。「開拓」は、大規模に山野を開墾すること。比喩的に、研究の分野などにもいう。「北海道の開拓」「新分野の開拓」。「開発」は、土地や資源などに手を加えて、人間生活に役立つように改良し、また、製品をつくりだし実用化すること。「海洋開発」。 **かいだく【快諾】** [名] たのみごとなどを気持ちよくひきうけること。「―をえる」 **かいだし【買い出し】** [名] 市場や生産地に直接行って、まとめて買ってくること。「食料の―に行く」 **かいだす【掻い出す】** [動] 水などを外にくみだす。「船底の水を―」▽「かきだす」の変化した形。 **かいたたく【買い叩く】** [動] 売り手側の弱みにつけこんで、法外に安い値段で買う。「二束三文でー」 **かいたて【買い立て】** ①[名] 買ったばかりのもの。 ②むやみに買うこと。[類]買いあさり **かいだめ【買い溜め】** [名] 品物がなくなったり、値上がりしたりするのを予想して、必要以上に買いこんでおくこと。 **がいため【外為】** [名] 「外国為替」の略。 **かいだん【会談】** [名] 責任ある立場の人たちが、公式に会って話しあうこと。「日米首脳―」 **かいだん【怪談】** [名] 化けものや幽霊の出てくるこわい話。「東海道四谷―」 **かいだん【階段】** [名] ①高さのちがうところを上り下りするための段々。はしごだん。「―をあがる」「非常―」 ▽だんだんと上がっていく地位や階級をたとえてもいう。「出世の―をのぼりつめる」 **がいたん【慨嘆】** [名] これはよくないことだと、なげきかなしんだり、残念に思ったりすること。「―にたえない」 **かいだんこうさく【階段耕作】** [名] 傾斜地を階段状にして田畑をつくり、作物を栽培する方法。棚田や段々畑など。 **かいだんじ【快男児】** [名] 気性のさっぱりとした、好感のもてる男。好漢。快男子。 **ガイダンス** [名] 新しいことにとりくむ人に必要な知識や情報を前もってあたえ、指導すること。説明会。「新入生のための―」[英]guidance **がいち【外地】** [名] 外国の土地。「―で働く」[対]内地 **かいちく【改築】** [名] 建物の全部、または一部を建てなおすこと。「―工事」「校舎の―」[類]改造 **かいちゅう【回虫・蛔虫】** [名] 人や動物の小腸などに寄生するミミズに似た虫。 **かいちゅう【改鋳】** [名] 鋳造しなおすこと。鋳なおすこと。「貨幣を―する」 **かいちゅう【懐中】** [名] ①ふところやポケットの中。また、そこに入れて持ちあるくこと。とくに、持ちあるくかね。「―電灯」「―時計」「―をねらう」「―がとぼしい」 **がいちゅう【外注】** [名] 自分の会社や工場などで生産しきれない商品を、別の会社に注文してつくらせること。「部品は―でまにあわす」 **がいちゅう【害虫】** [名] 人間や家畜・農作物などに害をおよぼす虫。カ・ハエ・ウンカなど。[対]益虫 **かいちゅうこうえん【海中公園】** [名] 自然保護や観光資源に活用する目的で、国立公園・国定公園の海面内に設けた公園。吉野熊野国立公園の串本、足摺宇和海国立公園の宇和海など。 **かいちょう【会長】** ①[名] 会を代表する人。 ②多くは社長をしりぞいた人のなる、社長の上の位。 **かいちょう【快調】** [形動] からだやものごとの調子が非常によいこと。「気分は―だ」「―な出だし」[類]好調 **かいちょう【開帳】** ①[名] 寺で、厨子のとびらを開いて、ふだんは拝めないたいせつな仏像を人々に見せること。 ②賭博の座を開くこと。 **かいちょう【諧調】** [名] 調和がよくとれていること。ハーモニー。▽おもに、音楽のリズムや絵画の色彩などについていう。 <205> **がいちょう【害鳥】** [名] 農作物を食いあらすなど、人間生活に有害な鳥。[対]益鳥 **かいちょうおん【海潮音】** [詩集名] 一九〇五年。上田敏の訳詩集。フランス近代のマラルメやヴェルレーヌを中心としたすぐれた訳業は、日本近代詩のうちでも、蒲原有明・薄田泣菫らの象徴詩に深い影響をあたえた。 **かいちん【開陳】** [名] 意見を人の前で述べること。「自説を―する」[類]陳述 **かいつう【開通】** [名] 道路・鉄道・電話などが通じるようになること。「トンネルがーする」 **かいづか【貝塚】** [名] 古代人が捨てた貝殻などが積もってできた遺跡。日本では縄文時代のものが多く、石器や土器もいっしょに発掘され、当時の生活を知る手がかりになる。「大森―」 **かいづか しげき【貝塚茂樹】** [人名] 一九〇四—一九八七年。昭和期の中国史学者。東京生まれ。小川琢治(地理学者)の次男。湯川秀樹(理論物理学者)・小川環樹(中国文学者)の兄。甲骨文字・金石文を研究。主著に「中国古代史学の発展」。 **かいつける【買い付ける】** [動] ①商売で、ものを大量に買いいれる。「フィリピンから加工野菜を―」 ②買い慣れている。「買い付けている店なら安心だ」 **かいっぷり** →「かいつぶり」 **かいつまむ【掻い摘む】** [動] 要点をとらえてまとめる。「話をかいつまんで話す」「かきつまむ」の変化した形。 **かいて【買い手】** [名] 買う側の人。「品物の―がつく」[類]買い主・買い方[対]売り手 **かいてい【改定】** [名] これまでのきまりなどを改めること。「運賃の―」「年金制度の―」 **かいてい【改訂】** [名] 書物などの内容を改めて、なおすこと。「―版の教科書」 **かいてい【海底】** [名] 海の底。「―ケーブル」 **かいてい【開廷】** [名] 法廷で裁判を始めること。「裁判を―する」→閉廷 **かいてい【階梯】** ①[名] 階段。また、段階・過程のたとえ。 ②学問や芸術の入門。てびき。「仏語―」[文章語] **かいていかざん【海底火山】** [名] 海底の噴火によってできた火山。海面上にあらわれたものは、火山島となる。 **かいていゆでん【海底油田】** [名] 海底に分布する油田。ペルシア湾沿岸や北海の大陸棚に多い。 **かいてき【快適】** [形動] 気分にぴったり合って心地よいようす。「―な室温」「―に暮らす」 > **つかいわけ 快い・快適・愉快** > 「快い」は、身体的・精神的にいい気分だということ。今では精神的にすがすがしさを感じることに多く使う。「快い親切」「快い眠り」「快くうけいれる」。「快適」は、ぴったり条件に合って心地よい。「愉快」は、おもしろい、たのしいという意味が加わる。「愉快な出来事」。 **がいてき【外的】** [形動] ①外から関係してくるようす。また、外にあるようす。「―な条件が整う」 ②心などの内面にはなく、身体にかかわるようす。 **がいてき【外敵】** [名] 外部からせめてくる敵。「―から身を守る」 **かいてしじょう【買い手市場】** [名] 需要量より供給量が多く、売り手よりも買い手にとって有利な取引市場。「―で買いたたかれた」[対]売り手市場 **かいてん【回天・廻天】** ①[名] 世の中の形勢をすっかり変えること。「―のこころざしをつらぬく」「―の事業」 ②おとろえた国の勢いを盛りかえすこと。 **かいてん【回転・廻転】** ①[名・スル] くるくる回ること。「こまの―」「頭の―がはやい」 ②一か所にとどまらず、絶えず入れかわること。「資金の―がいい旅館」 ③[名] 「回転競技」の略。 **かいてん【開店】** ①[名] 新しく店を開くこと。みせびらき。「―記念セール」[類]開業・オープン ②店を開き、その日の営業を始めること。「午前一〇時―」「―休業」→閉店 **かいでん【皆伝】** [名] 武道・芸道などの、もっともだいじな奥義を、師からすべて伝えられること。「免許―」 **がいでん【外電】** [名] 「外国電報」の略。外国の通信社から送られてくるニュース用の電報。 **かいてんきゅうぎょう【開店休業】** [名] 開店はしているが、客がなく休業と同じ状態であること。 **かいてんきょうぎ【回転競技】** [名] アルペンスキー競技種目の一つ。急斜面に立てられた一定数の旗門を、左右にターンしてくぐりぬけながらすべりおり、そのタイムを競う。スラローム。 **かいてんしきん【回転資金】** [名] 事業の運営に必要な資金。投資と回収をくりかえす。運転資金。 **ガイド** ①[名・スル] 案内。また、案内人。とくに、旅行や登山についていう。「バスー」「観光―」 ②[名] 「ガイドブック」の略。[英]guide **かいとう【回答】** [名] 質問や要求などに対するこたえ。「アンケートに―する」 **かいとう【解答】** [名] 問題を解いてその答えを出すこと。こたえ。「模範―」「―用紙」 **かいとう【怪盗】** [名] 手口があざやかで正体のわからない盗賊。「―が出没する」「ールパン」 **かいとう【解凍】** [名] 冷凍したものを解かしてもとにもどすこと。「食品の―」 **かいどう【怪童】** [名] 人並みはずれてからだが大きく、力の強い子供。 **かいどう【海道】** ①[名] 海岸に沿った大きな道。とくに、東海道をさす。「―記」「―下り(=東海道を下ること)」[対]山道 ②「街道」に同じ。 <206> **かいどう【街道】** [名] 大きな町を結ぶ重要な道路。とくに江戸時代には、江戸に集まる五街道を中心に全国に街道が整備された。日光街道・甲州街道など。「―すじ」▽人生をたとえてもいう。「出世―まっしぐら」「人生の裏―(=まともでない生活)」 **かいどう【海棠】** [名] バラ科の落葉低木。春、うす紅色の五弁花をつける。観賞用。▽中国では、よく美人にたとえられる。 **がいとう【外灯】** ①[名] 屋外にとりつけた電灯。「防犯のため―をつける」 ②「街灯」に同じ。 **がいとう【街頭】** [名] 人通りの多い路上。まちなか。「一演説」 **がいとう【該当】** [名] 資格や条件がちょうどあてはまること。「―者は申しでてください」 **がいとう【外套】** [名] オーバー。コート。 **かいどうき【海道記】** [紀行] 一二三三年。作者未詳。都から鎌倉へ下り、再び帰京するまでの身辺の消息や印象をしるした紀行文。 **がいとうぼきん【街頭募金】** [名] 災害救助などの目的で、町なかに立ち、人々から資金を集めること。 **かいどく【解読】** [名] 古い文章や文字、または記号などを読みといていくこと。「暗号を―する」 **かいどく【買い得】** [名] 値段のわりにものがいいなど、買うと得になること。買って得をすること。「おーですよ」[対]買い損 **がいどく【害毒】** [名] 悪い影響をおよぼすもの。「社会に―を流す」[類]害悪 **ガイドブック** [名] 案内書。手引き書。ガイド。[英]guidebook **ガイドライン** [名] 基本線。指針。とくに、政府の示す経済政策。[英]guideline **かいどり【搔い取り】** [名] 婦人の礼服の一つ。帯をしめた上からかけて着る長い小袖。うちかけ。 **かいとる【買い取る】** [動] 買って自分のものとする。「他社の機械を―」 **かいな【腕】** [名] 「うで」の古い言い方。かたからひじ、または手首までのあいだ。「―ひねり(=すもうのわざの一つ)」[類]二の腕 **かいなで【搔い撫で】** [名] ものごとの表面にふれただけで、深くは知らないこと。とおりいっぺん。「―の知識」▽「かきなで」の変化した形。 **かいなん【海難】** [名] 火災・衝突など、航海中の船の事故。「―救助」 **かいにゅう【介入】** [名] 関係のない者が二つの勢力のあいだに割りこむこと。「第三者がーする」「軍事―」[類]干渉 **かいにん【解任】** [名] 職や役目を辞めさせること。「理事を―する」[類]免職・罷免 **かいにん【懐妊】** [名] 「妊娠」の改まった言い方。[類]懐胎 **かいぬし【買い主】** [名] その品物を買う人。買い手。[対]売り主 **かいぬし【飼い主】** [名] その動物を飼っている人。 **かいね【買値】** [名] 買いとるときのものの値段。[対]売値▽ふつう、「買い値」とは書かない。 **がいねん【概念】** [名] ①似たものの中から、共通した特徴や性質をとりだしてまとめた考え。「美の―」 ②はじめからきめつけたものの理解や考え。「教師はこわいという―をもつ」「固定―(=先入観)」 ③大まかな認識・把握。「―図」 > **つかいわけ 観念・概念・理念** > 「観念」は、個人が頭にえがくかたち。「山の観念」「責任の観念」。「概念」は、その一つ一つのかたちから共通の性質をとりだしてまとめたもの。「自由の概念」。「理念」は、理想とする概念。「教育の理念」。 **がいねんてき【概念的】** [形動] ①個別的な性質を捨てて、全体に共通するものをとりあげるようす。「―操作」 ②頭の中だけでつくった、具体的・現実的ではないようす。「―な計画」▽多く、非難して言う。 ③大ざっぱなようす。「―な判断」 **かいば【飼い葉】** [名] ウシやウマにえさとしてあたえる干し草やわら。まぐさ。飼料。「―おけ」 **かいはい【改廃】** [名] 法律や制度などを改めたり、やめたりすること。「法令の―」 **がいはく【外泊】** [名] 自宅など、いつも帰るべきところに帰らず、他のところにとまること。「病院の—許可」「無断―」▽旅行のときはいわない。 **がいはく【該博】** [形動] 非常に広い知識をもっているようす。「―な知識におどろかされる」[類]博識 **かいはくしょく【灰白色】** [名] 灰色がかった白色。明るい灰色。 **かいばしら【貝柱】** [名] 二枚貝の、貝殻を閉じる筋肉。さしみや乾物にして食べる。 **かいはつ【開発】** [名] ①山野や未開発の土地を切り開き、産業をおこして、天然資源を生活に役立てること。「乱―による自然破壊」」 ②新しいものを考えだし、実用化すること。「技術―が進む」 ③才能や知識などをひき出してのばすこと。「能力を―する」 **かいはつえんじょいいんかい【開発援助委員会】** [名] ↓「ダック」 **かいはつとじょうこく【開発途上国】** [名] これから開発・発展しようとしている国々。経済的先進国に比べて実質所得が低く、産業は第一次産業が中心。発展途上国。 <207> **かいばらえきけん【貝原益軒】** [人名] 一六三〇—一七一四年。江戸前期の儒学者。博学で、「大和本草」は動植物や鉱物を分類・解説し、「和俗童子訓」は教育を説き、医書は「養生訓」をあらわすなど、活躍は多方面にわたる。 **かいはん【改版】** [名] 版を新しく組みなおして出版すること。 **かいひ【会費】** [名] 会の活動を続けていくために会員がはらうかね。また、会合を開くために出席者がはらうかね。「毎月―を納める」 **かいひ【回避】** [名] ぶつかるのをおそれてにげること。「危険を―する」「責任―」 **かいびゃく【開闢】** [名] ①天地の始まり。また、ものごとの始まり。「天地―」「―以来の出来事」 **かいひょう【開票】** [名] 投票箱を開いて投票のなかみを調べること。「―速報」 **がいひょう【概評】** [名] 全体についてのおおまかな批評をすること。また、その批評。[対]細評 **かいひん【海浜】** [名] うみべ。すなはま。「―植物」 **がいぶ【外部】** [名] ①ものの外側。外の部分。「建物のー」 ②その組織や団体以外の人。「―にもらす」◆内部 **かいふう【海風】** ①[名] 海の上をふく風。 ②昼間、海から陸へ向かってふく風。◆陸風 **かいふう【開封】** ①[名・―スル] 手紙などの封をあけること。 ②[名] 雑誌などを送るとき、封筒の一部を切りとって中が見えるようにする郵便。▽第三種・四種郵便は、開封しなければならない。 **かいふうそう【懐風藻】** [詩集名] 七五一年。撰者未詳。わが国最古の漢詩集。中国の影響がこい。漢詩一二○編を収める。一巻。 **かいふく【回復・恢復】** [名] ①もとどおりによくなること。「景気が―する」「国交―」 ②病気が治ること。「ごーをいのります」[類]快癒 **かいふく【開腹】** [名] 手術するために、腹を切り開くこと。「―手術」 **かいぶつ【怪物】** [名] あやしい生きもの。大きくて力の強い化けもの。▽おそろしいほどの力や才能をもった人をたとえてもいう。「政界の―」 **かいぶん【回文・廻文】** [名] 上から読んでも下から読んでも同じになる文。「たけやぶやけた」など。 **がいぶん【外聞】** [名] ①世間の評判。世間体。人のうわさ。「―を気にする」「恥じもーもない」 **かいぶんしょ【怪文書】** [名] 人の悪口を書いた、出どころのわからない文書。「―が出まわる」 **かいぼう【解剖】** ①[名] 生物のからだを切り開いて、内部のしくみを調べること。「かえるのー」 ②ものごとを細かく調べること。「心理を―する」[類]分析 **かいほう【会報】** [名] 会のようすを会員に伝えるために発行する印刷物。「学会の―」 **かいほう【快方】** [名] 病気やけがなどが、よくなっていくこと。「―に向かう」 **かいほう【開放】** ①[スル] あけはなすこと。「窓を―する」「―厳禁」 ②制限せずに自由に出入りできるようにすること。「大学を社会人に―する」「門戸―」[対]閉鎖 **かいほう【解放】** [名] 自由をうばわれたり、制限を受けたりしていた人を自由にすること。「人質を―する」「奴隷―」「婦人―運動」[対]束縛 **かいほうてき【開放的】** [形動] かくしごとや制限がなくて、だれでもうけいれようとするようす。あけっぴろげ。「―な性格」「―な校風」[対]閉鎖的 **かいほう ゆうしょう【海北友松】** [人名] 一五三三—一六一五年。安土桃山時代の画家。個性的な金碧画と水墨画で知られ、建仁寺や妙心寺などの襖絵等をえがいた。 **がいまい【外米】** [名] 外国から輸入した米。外国産の米。[対]内地米 **かいまき【掻い巻き】** [名] 寝具の一つ。綿を入れた、そでつきの夜着。はだがけとして用い、かたの保温にすぐれる。 **かいまく【開幕】** ①[名] 舞台の幕があいて、劇などが始まること。開演。まくあき。「―五分前」 ②一連のもよおしや、スポーツのシーズンなどが始まること。「Jリーグがーする」→閉幕 **かいまみる【垣間見る】** [動] もののすきまからちょっとのぞき見る。また、ちらりと見る。「人なかでかいま見た美人」「世の中の裏面を―」▽「かきまみる」の変化した形。 **かいみょう【戒名】** [名] 仏教で、死んだ人につける名前。ふつう、位牌や墓石に書く。法名。[対]俗名 <208> **かいむ【皆無】** [形動] まったく何もないこと。「成功の可能性は―に等しい」[類]絶無 **がいむしょう【外務省】** [名] 国の行政機関の一つ。外国との交渉や条約のとりきめ、国際会議などの仕事をする。外務大臣を長として組織される。 **かいめい【改名】** [名] 名前を変えること。また、変えた名。 **かいめい【階名】** [名] ふつう、「ドレミファソラシ」が使われる。各音の高さの相対的な関係をあらわすもので、転調すると階名も変わる。[対]音名 **かいめい【解明】** [名] 不明な点を調べてはっきりさせること。「事件の―を急ぐ」[類]究明 **かいめつ【壊滅】** [形動] 形や組織などがすっかりこわれてなくなること。「犯罪組織がーする」「―的被害」[類]崩壊 **かいめん【海面】** [名] 海の表面。海上。「―にうかぶ」 **かいめん【海綿】** [名] ①「海綿動物」の略。海底の岩などにつく無脊椎動物。 ②①の組織をくさらせ、漂白したもの。やわらかく細かな穴があり、水をよくすいとるので、化粧用具や文房具に使う。スポンジ **がいめん【外面】** ①[名] ものの外側の面。うわべ。 ②外から見えるようすや感じ。みかけ。「とかく―をかざりたがる」[対]内面 **かいもく【皆目】** [副] [「皆目〜ない」の形で] そうなる見込みのないようすをあらわす。少しも・・・ない。「―見当がつかない」「だれのしわざかーわからない」[類]まったく、全然 **かいもどす【買い戻す】** [動] 一度売ったものを、また買いとる。「手放した土地を―」 **かいもの【買い物】** [名] ①品物を買うこと。ショッピング。また、買って得になる品物。[同]かいどく。「いい―をした」 **かいもん【開門】** [スル] 大きな建物の門を開くこと。[対]閉門 **がいや【外野】** [名] ●野球で、本塁から見て、一塁・二塁・三塁などの内野の後ろの地帯。また、そこを守る人。外野手。「―フライ」[対]内野 ②直接関係のない、まわりの人。「―は口を出すな」 **かいやく【解約】** [名] 約束をとり消すこと。契約を解くこと。キャンセル。「―手続きをとる」 **かいゆ【快癒】** [名] 病気やけががすっかりよくなること。[類]全快・全治 **かいゆう【回遊】** ①[名] あちこちをめぐりあそぶこと。「―庭園」[類]周遊 ②魚の群れが季節に応じて移動すること。「―魚」▽「回游」とも書く。 **がいゆう【外遊】** [名] 視察や留学のため、外国を旅行すること。「ヨーロッパを―する」[類]洋行 **かいよう【海洋】** [名] 広びろとした大海。大洋。「―気象台」[対]大陸 **かいよう【海容】** [名] 寛大な心で、人の罪や過失などを許すこと。「失礼をいくえにもごーください」▽海は広くて、何でもうけいれられることから。 **かいよう【潰瘍】** [名] 皮ふや粘膜がただれてくずれる状態。「十二指腸―」 **がいよう【外洋】** [名] 陸地から遠くはなれた、広びろとした海。外海。遠洋。[対]内洋 **かいようせいきこう【海洋性気候】** [名] 海岸地方や島などの、海の影響を強く受ける気候。気温の変化が小さく、湿度が高い。[対]大陸性気候 **がいようやく【外用薬】** [名] 皮ふにぬったりはったりする薬。ぬりぐすり。[対]内用薬 **かい(隗)より始めよ** まず言いだした人から始めなさい。また、遠大な計画は手近なことから始めなさい。--中国の戦国時代に、郭隗が燕王に、りっぱな家臣を集めるにはどうしたらいいかときかれ、「まずわたしをやとって優遇すれば、すぐれた人々が集まりますよ」と答えた故事(「戦国策」)から。 **かいらい【傀儡】** [名] ①操り人形。また、そのように、他人の手さきとなって思いのままに操られる人。「―政権」 **がいらい【外来】** ①[名] 外国など、よその地域からはいること。「―の文化」 ②「外来患者」の略。入院患者でなく、通院して診療を受ける患者。「―受付」 **がいらいご【外来語】** [名] 外国からはいってきて、その国のことばとして使われるようになったことば。▽おもにヨーロッパ系の言語からはいった、ふつう、かたかなで書くものをいう。パン(ポルトガル語)、ガラス(オランダ語)、ズボン(フランス語)、テレビ(英語)、ワンタン(中国語)など。漢語のなかには、古く中国からはいってきたものがあるが、外来語とはしない。[対]和語・漢語 **かいらく【快楽】** [名] 気持ちよく楽しいこと。欲望が満たされた快さ。「―にふける」「―主義」 **かいらくえん【偕楽園】** [名] 日本三名園の一つ。茨城県水戸市にある公園。ウメの名所。 **かいらん【回覧】** [名] 通知や本などを順々に回して見ること。「―板」 **かいり【海里・浬】** [造語] 海上での距離の単位。一海里は緯度約一分の長さで、約一八五二メートル。 **かいり【乖離】** ①[名] 結びつくべきものが、たがいにそむきはなれること。「人心の―になやむ」 ②まったく同一性が欠けていること。「―概念(たとえば、「米」と「賛成」)」 **かいりき【怪力】** [名] 人並みはずれて強い力。「―の持ち主」[類]剛力 **かいりくふう【海陸風】** [名] 海岸地方で、海と陸地との気温差によってふく風。日中は海から陸に海風がふき、夜間は陸から海に陸風がふく。 **かいりつ【戒律】** [名] 同じ宗教などを信仰する人たちが守らなくてはならないきまり。規律。おきて。 **がいりゃく【概略】** [名] ものごとのだいたいのようす。あらまし。「―を述べる」[類]概要・大略 **かいりゅう【海流】** [名] いつもほぼ一定方向に流れている海水の流れ。暖流と寒流とがある。「千島―」▽「海流」は、地球の自転や海水の温度差などによって起こるといわれ、いつも同じ方向に流れているが、「潮流」は、潮の干満によって起こるため、一日のうちで流れの方向が変わる。 <209> **かいりょう【改良】** [名] 悪いところを直して、以前よりよくすること。「パソコンを―する」→改悪 **がいりんざん【外輪山】** [名] 噴火口が二重になっている火山(=複式火山)の、外側で、さきにできたほうの噴火口のかべ。阿蘇山や浅間山に見られる。[対]内輪山 **かいれい【海嶺】** [名] 海底山脈。起伏の多い地形で、地震活動も盛ん。大西洋中央海嶺・東太平洋海嶺などがある。 **かいろ【回路】** [名] ①電気装置などで、電源から出た電流がひと回りして、再び電源にはいる通路。「―を組む」「―記号」「集積―(=IC)」 **かいろ【海路】** [名] ①船が通る道。航路。船路。また、船の旅。「―大島へ向かう」「待てば―の日和あり」[対]陸路・空路 **かいろ【懐炉】** [名] ふところに入れてからだを温める器具。「使い捨て―」「―灰」 **がいろ【街路】** [名] 都市にある広い道路。「―樹」 **かいろう【回廊・廻廊】** [名] 寺や神社などの建物のまわりをとりまいている長い廊下。「―をめぐる」 **かいろうどうけつ【偕老同穴】** [四漢] 夫婦の仲が非常にいいこと。「―のちぎり」▽ともに老い同じ墓にはいること。中国、「詩経」から。 **カイロプラクチック** [名] 背骨のゆがみを整え、神経機能を正常化させることで、病気を治す技術。脊椎指圧療法。▽一九世紀末に、アメリカの民間で創始されたもの。[英]chiropractic **がいろん【概論】** [名] 全体のあらましだけを述べること。また、その述べたもの。「文学―」[類]概説 **かいわ【会話】** [名] 小人数で向かいあって話すこと。また、その話のやりとり。「英―ができる」「―を交わす」▽二人のときは、ふつう「対話」。 **かいわい【界隈】** [名] そのあたり。付近。「銀座―」 **かいん【下院】** [名] イギリス・アメリカなど、二院制をとる国会で、一般の有権者の投票(=公選)により選ばれた議員が組織するほうの議院。上院に優越する権限をもつ場合が多い。日本では衆議院がこれにあたる。[対]上院 **かう【買う】** [動] ①品物などを、代金をはらって自分のものにする。「ノートを―」→売る ②値打ちを認める。評価する。「努力を―」 ③すすんでひきうける。すすんで求める。「困難な仕事を買ってでる」「歓心を―(=相手にとりいる)」 ④人に悪感情をもたれる。「人のうらみを―」「いかりを―」「反感を―」 **かう【飼う】** [動] 動物にえさをあたえたり世話をしたりして、養い育てる。 **かう【支う】** [動] あてがって支えにする。「つっかい棒をー」 **ガウス** [造語] 磁束密度の単位。磁場の強さをあらわす。記号はG[独]gauss **カウボーイ** [名] アメリカ西部の牛飼い。「ーハット」[英]cowboy **かうん【家運】** [名] 一家の運命。「―がかたむく」 **ガウン** ①[名] 長くてゆったりした部屋着。 ②長くてゆったりした上着。裁判官や大学教授などが正装として洋服の上からまとう。[英]gown ③カイロウドウケツ科の長い筒状の海綿動物。▽胃の中に、おすとめすの小エビがいっしょにいることからこの名がある。 **カウンセラー** [名] 個人的ななやみをもつ人の相談相手をする職業の人。[英]counselor **カウンセリング** [名] 心理学などの専門的訓練を受け、個人的ななやみの相談に対して心理学の立場から助言すること。[英]counseling **カウンター** ①[名] 計算器。また、計算係。 ②銀行や飲食店などで、客と店員とのあいだをしきる横に長い台。 ③スポーツなどで、相手がせめこんでくるところを、逆にうって出ること。即座に反撃すること。「―パンチ」「―攻撃」[英]counter **カウント** ①[名・スル] 数を数えること。とくに競技などでの得点。ボクシングでは、選手がダウンしたとき、レフェリーが秒数を数えること。野球では、投手が打者に投げるストライクとボールの数。「―を悪くする」 ②[名・造語] 放射性元素の数をガイガー計数管で測るときの単位。[英]count **かえ【替え】** ①[名] かえること。とりかえること。「―がきく」[類]交替 ②かわり。代わりのもの。代用。予備。「ズボンの―がない」「電池の―を用意する」 **かえうた【替え歌】** [名] もとの歌とメロディーは同じで、歌詞だけをかえた歌。[対]元歌 **カエサル** [人名] 前一〇〇?—前四四年。古代ローマの武将・政治家。第一次三頭政治ののち、ガリア(ほぼ現在のフランス)を平定して終身独裁官となったが、共和派に暗殺された。シーザー。著書に「ガリア戦記」「内乱記」。[ラテン]Gaius Julius Caesar **かえし【返し】** [名] ①→「おかえし」 ②返事。とくに、和歌の返事の歌。返歌。 ③地震・津波などが、いったんおさまってから、また起こること。「ゆり―」 **かえす【帰す】** [動] 来た人やものを、もとのところへやる。「いなかに―」「客を―」 **かえす【返す】** ①[造語] おもてと裏、上と下、または向きを反対にする。「手のひらを―」「きびすを―」▽「反す」とも書く。 ②他人からのはたらきかけに対して、こちらからも同じはたらきかけをする。「あいさつを―」「恩を―」 ③ものをはじめにあったところへやる。「本をたなに―」「借金を―」 ④もとの状態にする。「白紙に―」 ①[造語] [「~かえす」の形で] されたのと同じように・・・する。「言い―」「なぐりー」「ほほえみ―」 ②あらたにもう一度はじめから・・・する。「読み―」「書き―」「煮に―」▽動詞の連用形に付く。 <210> > **つかいわけ 返す・戻す** > 「返す」も「戻す」も同じ意味で使うことが多いが、「返す」のほうが使いかたが広い。「お金を返す」は、一度借りて、使ったあとで返すこともある。ところが「お金を戻す」は、うけいれずに返すこと。「食べものを戻す」とは、胃におさまらずに吐いてしまうこと。 **かえす【孵す】** [動] 卵をあたためてひなにする。「にわとりの卵を―」[類]孵化させる **かえすがえす【返す返す】** [副] くりかえし考えても同じ結果になるようす。どう考えても。「あの失敗はーもくやまれる」▽後悔する場合などに使うことが多い。 **かえだま【替え玉】** [名] 本人やほんものの代わりのにせもの。「―を使う」「―受験」 **かえって【却って】** [副] 予想とは逆に。期待の反対に。「よかれと思ってしたことが―悪い結果を招いた」 **かえで【楓】** [名] カエデ属の植物をまとめた呼び方。多く、葉は手のひら形で、秋になると紅葉する。もみじ。 **かえり【帰り】** ①[造語] 帰ること。「―がおくれる」 ②帰る途中。帰り道。「学校の―に本屋に寄る」 ③[造語] [「帰変り」の形で] ・・・から帰る途中。また、・・・へ行った経験があることをあらわす。「勤め―」「アメリカー」[対]行き **かえりうち【返り討ち】** [名] かたき討ちをしようとして、逆に相手にうち殺されること。 **かえりがけ【帰り掛け】** [名] ちょうど帰ろうとするとき。かえりしな。[対]行き掛け **かえりざく【返り咲く】** [動] ◎花が季節はずれに咲く。春咲いた花が、秋再び咲く。くるいざく。 ②一度力や地位を失ったものが、再びもとの状態にもどって活躍する。「東の正大関に―」 **かえりしな【帰りしな】** [名] ちょうど帰ろうとするとき。かえりがけ。「―に客が来る」[対]行きしな **かえりしんざん【帰り新参】** [名] 一度辞めた職場などにまたもどること。また、その人。 **かえりち【返り血】** [名] 自分にかかった、きりつけた相手の血。「―を浴びる」 **かえりてん【返り点】** [漢文] 漢文を訓読するときに日本語の語順に従い、上にもどって読むことを示す符号。「レ一二三上中下甲乙」など。漢字の左下に小さくつける。 **かえりみる【省みる】** [動] ①自分のおこないのよしあしをふりかえって見る。「わが身を―」「省みてはじるところがない」 **かえりみる【顧みる】** [動] ①後方をふりかえって見る。 ②自分の過去のことを考えてみる。「少年期を―」 ③気にかける。世話をする。「家事を―いとまもない」 **かえる【帰る】** [動] 来た人がもといた場所に向かって行く。「家に―」「帰らぬ人となる(=死ぬ)」[対]行く **かえる【返る】** ①[造語] おもてと裏、上と下が逆の向きになる。「風に木の葉が―」▽「反る」とも書く。 ②ものがもとの持ち主にもどる。「忘れ物が―」 ③もとの状態になる。「正気に―」「われに―」 ④[造語] [「~返る」の形で] 程度のはなはだしい意味をあらわす。すっかり・・・する。「あきれ―」「煮え―」「しょげ―」▽動詞の連用形に付く。 **かえる【代える】** [動] ①すでにあるものや人のかわりに別のものをあてる。代理させる。「人命には代えられない」「あいさつに―」 **かえる【換える】** [動] 他のものととりかえる。交換する。「金に―(換金)」「代金と引き換えに品物を手に入れる」 **かえる【替える】** [動] ①前のものをやめて新しくする。「商売を―」「たたみを―」 **かえる【変える】** [動] 以前とちがう状態にする。あらためる。「髪形を―」「方針を―」 **かえる【蛙】** [名] 両生類の一種。幼時はオタマジャクシ。田んぼ・小川・池などにすみ、後ろ足が長く、水かきがある。古くは「かわず」とも。 **蛙の子は蛙** 子は親に似るものだということ。平凡な親の子は、やはり平凡であるというたとえ。 **蛙の面に水** 何を言われても平気なこと。「何度注意しても―だ」 **かえる【蛙】** [詩集名] 一九三八年。草野心平の詩集。「第百階級」以後の詩を集め、カエルを通して、自己や社会、また時代のありようを知ろうとした。 **かえる【孵る】** [動] 卵がひなや稚魚などになる。 **かえん【火炎・火焔】** [名] 火が燃えるときに出るほのお。「―びんを投げる」「―放射器」「―太鼓」 **がえんずる【肯んずる】** [動] 承知する。がえんじる。「断固としてがえんじない」▽多く、下に打消の語をともなう。文章語。 **かお【顔】** ①[名] ◎目・鼻・口などのある、頭の前面の部分。顔面。「―をそむける」「―が合う」「―を直す(=化粧する)」[類]つら・おもて ②顔のつくり。かおだち。「整った―」「いかつい―」[類]目鼻立ち・容貌 ③顔のようす。かおつき。表情。「いやなーをする」「すずしいー」「うかぬ―」「―がくもる」 ④面目。体面。また、評判。信用。「―が立つ」「合わす―がない(=面目ない)」「町内ではちょっとした―だ」 ⑤そこに集まるはずの個々。メンバー。「会議に―を出す」「いつもの―がそろう」「―が見えないとさびしい」 ⑥代表するもの。表面をかざるもの。「チームの―」「雑誌の―となる企画」 ①[造語] [「〜顔」の形で] 心の動きや思っていることが、いかにもあらわれているようす。「人待ち―」 <211> **かおいろ**【顔色】[図] ①顔の色やつや。「―がいい」圏血色く ②顔にあらわれた感情の動き。表情。「―が変わる」「相手の―をうかがう」「―を読む」圏気色を **かおう**【花押・華押】[図] 古文書などで、自筆であることを証明するために書く署名の記号。図案化された書体で、平安中期ごろから用いられた。かきはん。 >徳川家康 かおう **かおかたち**【顔形・顔貌】[図] 顔つき。容貌。「―がうり二つの姉妹」圏顔立ち **かお**「わがもの―」「得意―」「心得―」「したり―」「思案―」 **顔が売れる** 有名になる。世間だに広く知られる。 **顔が利きく** 地位や勢力があって、むりなことでもしてもらえる。その社会で自分の思うとおりになる。 **顔がつぶれる** ひどくはじをかいて、面目艶が失われる。 **顔が広い** つきあいが広く、知人が多い。 **顔から火が出る** あまりにもはずかしくて顔が真っ赤になる。 **顔に泥を塗る** ひどく、はじをかせる。「親の―ようなことをするな」圏顔をつぶす・顔を汚ょです **顔を貸す** たのまれて、人に会う。「ちょっと顔を貸してくれ」 **顔を立てる** 相手の名誉、や面目覧を保たせる。「ここはわたしの顔を立ててがまんしてくれ」 **かおあわせ**【顔合わせ】[図] ⊕いっしょの仕事をする人がはじめて集まること。「新役員の―」 ②映画や舞台」で共演すること。「二大スターのー」 ③スポーツなどで、チームや選手の組みあわせ。「横綱どうしのー」 **かおく**【家屋】[図] 人の住む建物。「木造―」 **カオス**[図] 天地創造以前の世界。秩序のない混乱した状態。混沌。コスモス-khaos **かおだし**【顔出し】[図] 知り合いの家をときどき訪問したり、会合などに出席すること。また、あいさつをしに行くこと。「―だけでもしたほうがいい」 **かおだち**【顔立ち】[図] 顔の形。顔のつくり。「上品な―」圏 目鼻立ち・容貌 **かおつき**【顔付き】[図] 心の動きをあらわす顔のようす。表情。「おそろしい―をする」圏面持ち **かおつなぎ**【顔×繋ぎ】[図] ⊕将来、関係をもつ人どうしを紹介しぃぅすること。「―をたのむ」 ②忘れられないように、ときどきあいさつに行くこと。「―に出席する」 **かおなじみ**【顔×馴染み】[図] 長年にわたってときどき会って顔をよく知っていること。また、その人。「―の客」圏顔見知り **かおぶれ**【顔触れ】[図] 会合や仕事に参加する人々。メンバー。「にぎやかなーがそろう」 **かおまけ**【顔負け】[図] 相手のずうずうしさや、実力に圧倒されて、とてもかなわないと思うこと。「おとな―の演技」 **かおみしり**【顔見知り】[図] たがいに顔を知っているあいだがら。また、その人。「―の犯行」圏顔なじみ **かおみせ**【顔見せ・顔見世】[図] ●はじめて人前に顔を見せること。「新メンバーの顔見せ」 ②歌舞伎ょで、一座の役者全員が出演すること。「顔見世狂言笈,」「顔見世興行影”」▽江戸以時代、役者は各座元どと一年契約恕を結んでいたので、毎年一一月に出演者がそろって観客に顔を見せた。ふつう、「顔見せ」とは書かない。 **かおむけ**【顔向け】[図] 人と顔を合わせること。「―ができない(=ひけめがあって顔を合わせられない)」 **かおやく**【顔役】[図] その土地や仲間のあいだでよく知られていて、おしのきく人。とくに、暴力団などの親分。「町の―」 **かおり**【香り・薫り】[図] いいにおい。「花の―がただよう」「―高い芸術」▽「香り」は、鼻で感じるものをいうが、「薫り」は、はだでなんとなく感じるさわやかさもいう。「風の薫り」 **かおる**【香る・薫る】[国] いいにおいがする。においがただよう。「梅の花が―」 **かが**【加賀】[図] 旧国名。今の石川県南部。北陸道の一国。加州ぃゅう。賀州びゅう。「―象眼嗎」「——友禅ぜ」▽同県に同名の市がある。 **がか**【画架】[図] 絵をかくとき、キャンバスをのせる三脚しく台。イーゼル。 **がか**【画家】[図] 絵をかくことを仕事としている人。えかき。 **かかあでんか**【×鼻天下・×嬶天下】[図] 夫よりも妻のほうが家庭内での権力をもち、いばっていること。かかあてんか。亭主関白 **ガガーリン** 人名 一九三四一六八年。旧ソ連の宇宙飛行士。一九六一年、人工衛星ボストーク一号で、人類ではじめて地球を一周、「地球は青かった」のことばを残した。「Yurii Alekseevich Gagarin **かがい**【課外】[図] きめられた学課以外のもの。「―授業」「―活動」[正課] **がかい**【×瓦解】[図] 「凹一部がくずれることによって全体がだめになってしまうこと。「支配体制が―する」「土崩―」圏崩壊 ▽屋根の瓦かぁちが一枚落ちると全部がくずれ落ちてしまうことから。 **かがいしゃ**【加害者】[図] 人に危害を加えたり、損害をあたえたりする人。被害者 **かかえ**【抱え】[図] 造語 ①〈名〉[多く、「お抱え」の形で] ある仕事のために人をやとって使うこと。また、やとわれた人。「おーの運転手」 ①〈造語〉』「〜抱え」の形で』両うででかかえるほどの大きさや量をあらわす。「三ゅーはある老杉」▽数をあらわすことばに付く。 **かかえこむ**【抱え込む】[国] ①両うでで囲むようにして持つ。「だいじな品物を―」 ②自分の力にあまることをひきうける。「難問を―」 <212> **かかえる**【抱える】[下二] 重いものを両うでで胸の前に、またはわきにささえている。「米ぶくろを―」「小わきに―」 ②負担になるものとしてもつ。「問題を―」 ③人をやとって使う。「使用人を―」 >つかいわけ 抱だく・抱える=「抱く」は、しっかりと胸にだきしめること。「抱える」は、もと「懸ゅく(=ひっかけてつるす)」からできたことばだから、わきにつるして持つ意味で、負担になるものや難問といったものの場合が多い。 **かかく**【価格】[図] ものの値打ちを、金額であらわしたもの。ねだん。「米の生産者―」 **かかく**【過客】[図] 訪ねてくる人。また、行きすぎる人。たびびと。「月日は百代問の―にして(芭蕉よう「奥の細道」)」類[行人] **かがく**[日]【科学】[図] ものごとの性質、他のものとの関係などを、一定の目的や方法で系統的に研究して法則を見つけ、その応用を考える学問。人文科学・社会科学・自然科学に分けられるが、とくに、自然科学をさすことが多い。サイエンス。「―技術庁」「一捜査」「一万能」「一者」 [目]【化学】[図] 自然科学の一部門。物質の性質や構造、物質と物質のあいだに起こる変化などを研究する。「―エネルギー」「生―」「―物質過敏症」「一兵器」「一肥料」▽「科学」と区別して、「ばけがく」ということがある。 **かがく**【歌学】[図] 和歌の意義・本質・作歌の方法・古歌の訓話・解釈ぶくなどに関する学問。とくに、中世に盛んであった。 **ががく**【雅楽】[図] 奈良時代に、中国や朝鮮に。の影 >ががく 楽器例 鉦鼓 しょうこ 篳篥 ひちりき 釣り太鼓 横笛 琵琶 びわ 羯鼓 かっこ 箏 そう 響しぶりを受けてできた音楽や舞い。平安時代、宮廷ぶで盛んにおこなわれた。下段図 **かがくきごう**【化学記号】[図] 化学物質を示す記号、とくに、元素記号。 **かがくてき**[日]【科学的】[形動] ものごとの考えかたや処理のしかたが、実証的・合理的・体系的であるようす。「―なものの考えかた」 [目]【化学的】[形動] 化学の法則にあてはまっているようす。「―な方法でつくられた肥料」 **かがくはんのう**【化学反応】[図] ある物質が、もとの物質とはまったく性質のちがう他の物質に変わる過程。物質をつくっている原子の組みかえが起こる。中和・酸化・化合など。化学変化。 **かがくはんのうしき**【化学反応式】[図] 化学式を使って、化学反応を書きあらわしたもの。たとえば、2H2+O2→2H₂Oなど。 **かがくひりょう**【化学肥料】[国] 化学的に合成してつくった肥料。硫安い・窒素もっなど。天然肥料 **かがくへんか**【化学変化】[園] 「化学反応咒」に同じ。物理変化 **かかげる**【掲げる】[下二] 人目につくように高くあげる。「プラカードを―」 ②主義や方針などを広く示す。「スローガンをー」 ③新聞や書物にのせる。「論文を新年号に―」 **かがくこうぎょう**【化学工業】[図] 化学反応を利用して製品をつくりだす工業。石油・ガラス・セメント・染料・肥料などに関する各種の工業が属する。 **かがくしき**【化学式】[図] 元素記号を使って物質の構造を書きあらわしたもの。分子式など。たとえば、水の分子式 H₂Oは、H(=水素原子)二個とO(=酸素原子)一個が結合していることをあらわす。 **かがくしょうせつ**【科学小説】[図] V-エスエフ」 **かがくじょうたつ**【下学上達】[四漢] 身近なところから学んで、しだいに深い学問に進んでいくこと。 **かがくせんい**【化学繊維】[図] 化学的に合成してつくられた繊維。人絹・ナイロン・ビニロンなど。化繊。合成繊維。令天然繊維 **かかくせんどうせい**【価格先導制】[図] 寡占状態にある産業などで、有力な企業類よりが設定した管理価格に、他の企業も追随すること。プライスリダ・シップ。 **かかし**【案山子】[図] 作物装をあらす鳥やけものを おどかすために、田畑に立てる人形。かがし。▽見かけばかりで役に立たない人にもたとえる。 **かかす**【欠かす】[国] なしですませる。「入部以来、練習を欠かしたことがない」▽多く、下に打消悦の語をともなう。 **かかずらう**[国] ひっかかって関係がきれない。かかずらわる。かかずりあう。「もめごとに―」 **かかたいしょう**【×呵呵大笑】[四漢] 大声で笑うようす。▽「呵々」は笑い声をあらわす。 **かかと**【×踵】[図] 足の裏の後ろの部分。また、はきもののの後ろの部分。ヒール。「くつの―」圏きびす **かがのちよ**【加賀千代】人鱼一七○三―七五年。江戸以中期の女流俳人。「朝顔につるべとられてもらひ水」の句で知られる。千代女。千代尼嗎。素園。「千代尼句集」「松の声」がある。 **かがまる**【屈まる】[国] からだを前に曲げてしゃが <213> む。かがむ。また、こしが曲がる。圏うずくまる **かがみ**[日]【鏡】[図] 形や姿を映して見るための道具。ミラー。「―のような湖面」「子は親の―」 ②酒樽びのふた。「―をぬく」 [目]【鑑】[図] 見ならうべきもの。もはん。てほん。「人のーとなる」 **かがみしこう**【各務支考】角一六六五一一七三一年。江戸中期の俳人。美濃の人。蕉門十哲ちんの一人。芭蕉の没後びっに美濃派を開き、俳句を平易いぃに説いて地方への普及びゅうに努めた。芭蕉追善の句文集「笈日記ぶき」など。 **かがみびらき**【鏡開き】[図] 正月に供えた鏡もちを割って食べる行事。正月一一日におこなう。▽縁起髪をかついで「割る」をさけていう。もと武家で、甲冑に供えた鏡もちを食べたことから、この日に剣道や柔道の初はっげいこをおこなう。 **かがみもち**【鏡餅】[図] 正月などの祝いに神前に供える、大小二つの丸もちを重ねたもの。おかがみ。「かぞえ方」重ね **かがみもの**【鏡物】[国語] 歴史物語のうち、題名に「鏡」の文字がつく「大鏡み」「今鏡み」「水鏡砂が」「増鏡詩み」などをまとめた呼び方。 **かがむ**【“屈む】[国] ●ひざやこしを曲げて姿勢を低くする。しゃがむ。こごむ。「人目につかぬように―」 ②こしが曲がる。「こしのかがんだ老人」 **かがめる**【『屈める】[下] からだを前方に折れるように曲げる。かがませる。こごめる。「こしを―」 **かがやかしい**【輝かしい】[囲] まぶしいくらい、はなやかでりっぱだ。「―未来」 **かがやかす**【輝かす】[国] ◎美しく光らせる。まぶしく、きらめかす。「目を輝かせて聞きいる」 ②広く知れわたるようにする。「その名を後世に―」 **かがやく**【輝く】[国] ●明るくはなやかに光る。「夕日に―海」「―前途ぜん」 ②晴れやかに名誉めぃや名声をえる。「優勝の栄冠愁ビー」 >つかいわけ 一輝く・きらめく・ひらめく「輝く」は、まばゆく光りつづけること。「輝く太陽」。「きらめく」は、強く光ったり、弱く光ったりすること。「星がきらめく」。「ひらめく」は、瞬間炒的に光ること。「いなずまがひらめく」。 **かかり**■【係り】[図] 造語 ①〈名〉◎関係すること。かかわりかかわること。「―の人」「―検事」 ②文語文法で、係助詞いが文末の結びにかかること。結び ①〈造語〉→「がかり」 **かかり**【掛かり】[図] 造語 ①〈名〉☉費用。出費。「―がかさむ」 ②釣っり針などにかかること。「魚の―が悪い」 ①〈造語〉→「がかり目」 **がかり**[日]【係】遷語【「~係」の形で] きまった仕事を受けもつこと。また、受けもつ役の人。「受付―」「進行―」「会計―」類[担当] [目]【掛】造語[「〜掛」の形で] 職名。多く、鉄道関係で使う。「乗客——」「出札——」「配車―」 ■造語[「~がかり」の形で] ●仕事をするのに必要な人数や時間などをあらわす。「社員総―(=全員)で売りこむ」「一日―」 ②・・・のついでであること。「行き―上、あとにはひけない」「通りー」 ③・・・ふうであること。・・・じみていること。「芝居―」「能―」 ④・・・に養われること。「親―」 **かかりあう**【掛かり合う】[国] あるものごとに関係する。たずさわる。「最初からこの仕事に―」 ②巻きぞえをくう。「これ以上―のはいやだ」 **かかりいん**【係員】[図] きまった仕事を受けもつ人。「―の指示に従う」類[担当者] ふつう、「係り員」とは書かない。 **かかりきり**【掛かり切り】[図] あることだけに関係して、他のことはしないこと。かかりっきり。「子育てにーだ」 **かかりじょし**【係助詞】[文法] 文語文法で、助詞の分類の一つ。強調や疑問・反語などをあらわす。係り結びの関係をつくる「ぞ・なむ(=なん)・や・か・こそ」と、「は・も」。「係助詞」」とも。▽口語文法では、ふつう係助詞をたてず、「は・も・こそ」は副助詞に、「か」は終助詞にふくめる。 **かかりつけ**【掛かり付け】[図] いつも診察説・治療はしてもらっていること。「―の医者を呼ぶ」 **かがりび**【×篝火】[図] 夜間、まわりを照らすために燃やす火。「―をたく」 **かかりむすび**【係り結び】丈逵文語文法のきまり。文中に、係助詞の「ぞ・なむ(=なん)・や・か」のどれかがあるとき、文末の活用語は終止形ではなく、連体形をとる。また、「こそ」があるときは、已然形をとる。たとえば「花咲ききけり」は、「花ぞ咲きける」、「花こそ咲きけれ」となる。意味は、「ぞ・なむ・こそ」が強め、「か・や」が疑問・反語。▽「は・も」は終止形をとる。 **かかる**[□]【掛かる】[国] 造語 ①①ある一点で支えとめられたり、ぶらさがったりする。「かぎがー」「やかんがガス台に―」「幕が―」「ハンガーにワイシャツがー」 ②ひっかかってとらえられたり、とまったり、だまされたりする。「魚があみに―」「暗示に―」「わなに―」「詐欺に―」 ③広くかぶさったり、こうむったりする。「もやが―」「雨が―」「圧力が―」「迷惑恕が―」「税金が―」 ④一方から他方(作用がおよぶ。「電話が―」「呼びだしが―」「さそいが―」「待ったが―」 ⑤必要とされる。「半日―」「人手でが―」「手間がー」 ◎処分される。あつかわれる。「手に―(=殺される)」「やつに掛かっちゃかなわんよ」 ⑦つくりもうけられる。話題にとりあげられる。また、上演・上映される。「議題に―」「小屋が―」 <214> ⑧強い者にいどむ。「束になってー」 ⑨はじめる。「そろそろ仕事に―か」 ⑩道具や機械の機能がはたらく。「アイロンの掛かったズボン」「エンジンがー」 ①〈造語〉[「~かかる」の形で] ①相手にかぶさるようにして・・・する。「打ち―」「切りー」「せめ―」「のし―」「つかみー」 ②まさに・・・しようとする。少しばかり・・・の状態になっている。「落ちー」「くずれ―」「暮れー」「死に―」▼動詞の連用形に付く。 **かかる**【懸かる】[国] ひっかかる。ぶらさがる。うかぶ。「雲が月に―」「にじが―」「命が―(↑懸命~)」 ②とりあう目的物になる。「優勝が―」「賞金が―(↑懸賞)」 **かかる**【架かる】[国] 高いところにわたした状態になる。「橋が―(←架橋ひより)」「ケーブルがー(←架線)」 **かかる**【×罹る】[国] こうむる。悪いことにあう。「病気に―(↑罹病いよう)」「盗難に―」 **かかる**【×斯かる】[連体] このような。こんな。改まった言い方。「―行為には許されるはずがない」 **かがる**【×縢る】[国] 糸やひもなどを、からげるようにして編む。「ボタン穴をー」 **がかる**[造語] [「~がかる」の形で] 「・・・のようである」「・・・に似ている」という意味をあらわす。「神がかったもの言いをする」「雲の色がむらさき―」「芝居ょ―」▽名詞に付いて動詞をつくる。 **かがわかげき**【香川景樹】冈一七六八一一八四三年。江戸後期の歌人。賀茂真淵ららの万葉調に対し、「古今集」をもとにして、感情をしぜんな流れで詠む「調しらべ」の説を唱え、桂園ស្លា派を確立した。歌集「桂園一枝」など。 **かかわらず**「『拘らず】[「~に(も)かかわらず」の形で] 予想や条件に反して。・・・に関係なく。・・・にかまわず。「雨に―決行した」「注意したにも―失敗するなんて」 **かかわり**」係わり・関わり】[图] たがいに関係しあうこと。「あの事件には何のもない」 **かかわる**【係わる・関わる・拘わる】[国] 関係する。影響むりをあたえる。「人命に―重大事」「会社の経営にー」 ②こだわる。かかずらう。「小事に―な」 **かかん**【花冠】[图] 一つの花の花弁全体。サクラのように花弁が一枚ずつはなれているものを離弁花冠、アサガオのように一つにくっついているものを合弁花冠という。 **かかん**【果敢】[形動] 決断力をふるってたち向かうようす。「―に攻撃ちをしかける」「勇猛」 **かがんだんきゅう**【河岸段丘】[图] 川沿いの斜面怨」が階段状に高くなった地形。地盤にんの隆起しゅっと河川の浸食し~のくりかえしで形成される。 **かき**【垣】[图] 家や土地のまわりを囲うしきり。かきね。「―をめぐらす」圏フェンス >【垣】土・6画 全9画 音は「エン」。「垣牆ん」「籬垣ん」かき 垣根 生ぃけ垣がき 石垣戮人垣斃 垣間見ぃま 透垣 **かき**【下記】[图] 横書きの書類などで、その文章のあとに書かれたこと。「―のとおり」→上記▽縦書きの「左記」にあたる。 **かき**【火気】[图] 火のついているものがあること。ひのけ。また、火の勢い。「―厳禁」「―が弱まる」 **かき**【火器】[图] 鉄砲や大砲邸などの、火薬を用いた武器。 **かき**【花器】[图] 花を生ける花瓶や花かごなど。はないれ。 **かき**[□]【夏季】[图] 夏の季節。「―のスポーツ」 **かき**[目]【夏期】[图] 夏の期間。「―講習」 **かき**【×柿】[图] カキノキ科の落葉高木。秋、赤い実がなり、シブガキとアマガキがある。「干しーがぞ」「↓桃栗三年——八年」 **かき**【花卉】[图] 花の咲く草木。草花。とくに、観賞用のもの。▽「卉」は、草のこと。 **かき**【×牡蠣】[图] イタボガキ科の二枚貝。海中の岩などにつく。食用で、養殖はいくもする。 **かき**【×掻き】[造語] [「かき~」の形で] 動詞に付いて、語調を整えたり、語勢を強める。かい。「―集める」「―ロ説説く」「―消す」「―くもる」 **かぎ**[日]【×鉤】[图] さきが曲がっている金属製の器具。ものをかけたり、とめたりするのに使う。また、かぎの形をしているもの。「―かっこ」「―鼻」 [目]【鍵】[图] 錠しょうをあけたりしめたりする器具。キ1。また、錠の意味でも使われる。「―をかける」「玄関炊の―」▽問題を解きあかすための重要な手がかりをたとえてもいう。「事件の―をにぎる」 **がき**【餓鬼】[图] 仏教で、犯した罪のために、死んでからいつも空腹に苦しんでいる亡者忌。「―外道」 ②子供をののしっていうことば。「うるさい―どもだ」 **かきあげ**【×掻き揚げ】[图] てんぷらの一種。細かく切ったイカ・エビ・野菜などを、ころもでつないで油であげたもの。 **かきあげる**【書き上げる】[下□] ◎すっかり書き終える。書いて完成させる。「長編小説を―」 ②一つずつ書きならべる。「注意事項ごりを―」 **かきあげる**【×掻き揚げる】[下二] 指さきやつめなどで、垂れているものをひき上げる。「ほつれ毛を―」 **かきあつめる**【×掻き集める】[下□] 少しずつあちこちから寄せあつめる。「紙くずを―」「資金を―」 **かぎあてる**【×嗅ぎ当てる】[下□] ①かくされていたものをさぐって見つける。さぐりあてる。かぎだす。「かくれ家がを―」 ②においをかいで、もののなかみをあてる。 **かぎあな**【×鍵穴】[图] かぎをさしこむための、錠じょうの穴。 **かきあらわす**【書き表す】[国] 文章や絵にかいて表現する。▽著述をするという意味では「」と書く。 **かきあわせる**【×搔き合わせる】[下] 衣服のえりなどを手で寄せてきちんと整える。つくろう。「乱 <215> **かきちらす** ②琴[こと]や琵琶などを合奏する。また、弦[げん]の調子を整える。 **かきいれどき【書き入れ時】** 图商売が繁盛[はんじょう]して、いそがしい時期。「大みそかはそば屋の―だ」 **かきおき【書き置き】** 图①用件などを書きのこしておくこと。また、その置き手紙。②遺書[いしょ]。 **かきおこす【書き起こす】** 国新しく書きだす。かきはじめる。「調査結果をレポートに―」 **かきおとす【書き落とす】** 国不注意から書くべきことを書かずにぬかしてしまう。かきもらす。「うっかり名前を―」 **かきおろし【書き下ろし】** 图小説・論文などを新しく書くこと。一度も雑誌・新聞などにのせず、はじめから単行本として出版するために書かれたもの。 **かきかえる【書き換える・書き替える】** 下□①他の内容や体裁にするために、もう一度書く。かきなおす。「看板を―」②証書などで、いままでのものを破棄して、新しく作成する。「免許証を―」 **かきかた【書き方】** 图①文章や書類、また絵などを書く方法や技術。「感想文の―」②字を書くときの筆のはこびかたや順序。運筆。③旧制小学校の、国語科の一分野としての習字。書写。▽ほかに、つづり方・読み方などがあった。 **かぎかっこ【×鉤括弧】** 图文章中で会話や引用などをあらわす記号。「」『』など。 **かききえる【×掻き消える】** 下あとかたもなく消える。すっかり消える。「その姿はやみの中にかき消えた」 **かききる【×搔き切る】** 国刀を手前に向けて、ひっかくように勢いよく切る。かっきる。「腹を―」▽多く、人間や動物のからだの一部を切るときに用いる。 **かきくだしぶん【書き下し文】** 漢文[かんぶん]を日本語の語順に合わせてよみ、漢字かなまじりの文に書きあらためたもの。読み下し文。たとえば、「不入虎穴不得虎子」を書き下し文にすると「虎穴[こけつ]に入[い]らずんば、虎子[こじ]を得ず」となる。 **かきくだす【書き下す】** 国①上から下へと順に書きつづける。「話の要点を―」②漢文を日本語の語順に従って、漢字かなまじり文に書きなおす。▷「書き下し文」も見よ。 **かきくどく【×搔き口説く】** 国「くどく」を強めた言い方。相手を自分の思いどおりにしようと、あれこれくりかえしうったえる。「なみだながらに―」 **かきくもる【×掻き曇る】** 国「くもる」を強めた言い方。急に、すっかりくもる。「一天にわかに―」 **かきくれる【×掻き暮れる】** 下□①すっかり暗くなる。急に暗くなる。②悲しみなどで、心が暗くなること。「なみだに―」 **かきけす【×掻き消す】** 国勢いよく消す。さっと消す。また、すっかり消す。「―ように見えなくなった」 **がきげどう【餓鬼外道】** 回漢正しい道にそむいている者を、ののしっていうことば。「―ならいざ知らず」▽「餓鬼」は亡者[もうじゃ]、「外道」は仏教以外の教えを信じる人々のこと。仏教から出たことば。 **かきことば【書き言葉】** 图文章を書くときに使うことば。話しことばに比べて、漢語やかたい言い回しが多い。「である」体も書きことばの特徴。たとえば、居住・就寝・午餐[ごさん]など。類[文章語]⇔話し言葉 **かきこみ【書き込み】** 图本などの余白に文字や文章などを書きいれること。また、その文字や文章。 **かきこむ【書き込む】** 国余白や行間に書きいれる。書きくわえる。また、所定のところにしっかりと記入する。「手帳に―」 **かきこむ【×掻き込む】** 国①めしなどを急いで食べる。かっこむ。「お茶づけを―」②自分のほうへひき寄せる。 **かぎざき【×鉤裂き】** 图衣服をくぎなどにひっかけて、かぎ形にさいてしまうこと。また、そのさけ目。 **かきしるす【書き記す】** 国文字や文章などを、あとに残すために書く。記録する。「事件のいっさいを」―」類[書き付ける] **かきすて【×掻き捨て】** 图①はじになる行為を平気ですること。「旅のはじは―」 **かきすてる【書き捨てる】** 下□●書いて、そのままほうっておく。②文章などを気ままに書く。また、なげやりに書く。 **かきぞめ【書き初め】** 图新年にはじめてする習字。ふつう、正月二日におこなう。「―大会」 **かきそんじ【書き損じ】** 図書きそこなうこと。かきそこない。また、書きそこなって捨てる紙。反古[ほご]。「原稿の―」 **がきだいしょう【餓鬼大将】** 图わんぱくな、いたずら盛[ざか]りの子供たちの、遊びのリーダー。 **かきだし【書き出し】** 图文章の書きはじめの部分。類[書き起こし・冒頭] **かきだす【書き出す】** 国大事なこと、必要なことをぬきだして書く。「要点をノートに―」「黒板に議題をー」 **かきだす【×掻き出す】** 国指さきや道具などで、かいて外へ出す。かいだす。「かまどから灰を―」 **かぎだす【×嗅ぎ出す】** 国●秘密などを探りあてる。かぎつける。「かくれ場所を―」②かいで、ものをさがしだす。「警察犬が麻薬を―」 **かきたてる【書き立てる】** 下□①一つ一つ書きならべる。「必要な品物を―」②目立つようにおおげさに、くりかえし書く。「新聞が事件を―」 **かきたてる【×掻き立てる】** 下□①勢いよく、かきまわしてまぜる。「卵白を―」②刺激して、その気持ちをおこさせる。「好奇心を―」③灯心[とうしん]をひき出して明るくする。「灯明[とうみょう]を―」 **かきたまじる【×搔き玉汁】** 图澄[す]ましじるの一つ。くず粉などを入れただしじるに卵をかきまわしながら流しいれたもの。ネギやミツバを散らす。かきたまご。 **かきちらす【書き散らす】** 国①筆にまかせて思い か <216> ②あちこちに書く。「注文に応じて雑文を―」 **かきつけ**【書き付け】[图] 必要なことを書いた文書。メモ。「―を残す」 **かきつける**【書き付ける】[下□] ◎心覚えに書きとめる。かきとどめる。「予定を手帳に―」 **かぎつける**【×嗅ぎ付ける】[下□] においをかいで、ものを見つけだす。「魚を焼くにおいを―」 ②かくされていることを、何かあると気づいて探る。「秘密を―」 **かぎっこ**【×鍵っ子】[图] 学校から帰っても家族が留守で、いつも家の鍵を持ち歩いている子供。 **かきつばた**【×杜若】[图] アヤメ科の多年草。池や沼などに生え、夏の初めごろ、アヤメに似た白やむらさき色の大きな花が咲く。「DVいずれ菖蒲ぁゃぁか―」 **かきつらねる**【書き連ねる】[下] 同種のものを並べて次々と書く。列記する。「出演者名を―」圏書き並べる ②長々と書く。「思いのたけを書き連ねた手紙」 **かきて**【書き手】[图] 文章をかく人。また、書いた人。筆者。読み手 ②書画や文章のたくみな人。類[書家]・[文章家] **がきどう**【餓鬼道】[图] 仏教で、六道の一つ。飲食が自由にならず、飢えと渇きに苦しむ世界。▽地獄に次ぐ苦しみの多いところで、亡者が食べようとするものは、みな火になってしまうという。 **かきとめ**【書留】[图] 「書留郵便」の略。確実に届けるために、郵便局でひきうけから配達までの記録をとり、特別にあつかう郵便物。「簡易ヅー」「ふつう、「書き留め」とは書かない。 **かきとめる**【書き留める】[下] 忘れないように何かに書きつけておく。「電話番号」を手帳に」 **かきとり**【書き取り】[宮] 書きうつすこと。また、書さうつしたもの。「―の練習」 **かきとる**【書き取る】[国] ◎文章や文字を書き写す。「黒板の問題を―」 ②人の話すことばなどを文字に書きしるす。「講義のを―」 **かきながす**【書き流す】[国] 無造作ぎにすらすらと書く。「思いついたことを―」 **かきなぐる**【書きなぐる】[国] 文字や絵を乱雑に書く。「太い筆でー」 **かきならす**【×掻き鳴らす】[国] ギターや琴ととを指さきではじくようにひく。 **かきぬく**【書き抜く】[国] ●文章の要点や必要な部分をぬきだして書く。「筆者の主張を―」 ②がんばって最後まで書きとおす。 **かきね**【垣根】[国] 家のまわりや庭などにつくる囲いやしきり。「―ごしの立ち話」 垣根を取り払はらう 人とのへだてをなくす。瀬垣根を外はずす **かきのこす**【書き残す】[国] ⊕文章を書いてあとに残す。あとに伝えるために書いておく。「遺書を―」 ②書くべきことの一部を書かないで残す。終わりまで書かないで残す。圏書き漏もらす・書き落とす **かぎのて**【×鉤の手】[图] かぎの形のように、直角に曲がっていること。また、かぎの形に曲がったもの。 **かきのもとのひとまろ**【柿本人麻呂】人生没年然だっ未詳いよう。七世紀末、天武~・持統・文武もの三天皇に仕えた歌人。三十六歌仙の一人。「万葉集」の代表的歌人で、雄大な長歌と感情にあふれた短歌をともによくし、歌聖と呼ばれる。 **かぎぼり**【×鉤針】[图] さきの曲がった針。とくに、編み物用の針。「―編み」←棒針 **かきはん**【書き判】[图] 「花押」に同じ。↔印判 **かきぶり**【書き振り】[區] ◎文字や文章を書くときのようす。「堂々とした―」 ②書いた人の個性があらわれた文字や文章のおもむき。文体。かきっぷり。 **かきまぜる**【×掻き混ぜる】[下□] 手や棒などを回して中のものをまぜあわせる。「卵に小麦粉を入れて―」―」圏攪拌煕 ▽混乱させる意味にも。「話を―」 **かきまわす**【×掻き回す】[国] 容器などの中へ手や棒を入れて、中のものを動かしまわす。「たんすの中を―」 ②秩序などを乱して混乱させる。「会議を―」乱させる。「心を―」 **かきみだす**【×掻き乱す】[国] 平静な状態を乱す。混 **かきむしる**【×掻き毟る】[国] 指さきやつめなどで、むやみに強くひっかく。「髪かみの毛を―」「胸をかきむしられるような思い」 **かきもち**【欠き×餅・×掻き×餅】[图] 正月の鏡もちを小さくくだいたもの。▽縁起をかついで、刃物のを使わず手や槌っちで欠き割ることから。うすく切ったもちを、焼いたり揚げたりしてつくる菓子ぃ。おかき。 **かきもの**【書き物】[图] 文字や文章を書くこと。「―をする」 ②書いたもの。文章。書類。「―を整理しておく」 **かきもらす**【書き漏らす】[国] 書くべきことの一部を書きわすれる。 **かきゃくせん**【貨客船】[图] 貨物船で、旅客を乗せる設備もあるもの。 **かきゅう**【下級】[图] 等級や段階が低いこと。下の段階。「一生」上級 **かきゅう**【火急】[形動] 非常に急ぐようす。または、ひどくさしせまっていること。大至急。「―の用件」圏緊急しら **かぎゅう(蝸牛)角上よりの争あらそい** 小さな世界でのつまらない争い。また、意味のない細かい議論など。▽「蝸牛」はカタツムリ。カタツムリのつのの上のようなせまいところでの争いという意味。中国、「荘子」から。 **かきゅうさいばんしょ**【下級裁判所】[图] 最高裁判所の下位に置かれる裁判所。高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所をいう。 <217> **かく** か **かきゅうてき【可及的】** [副]なるべく。できるだけ。「―すみやかに伝達せよ」▽多く、公文書に使う。 **かきょ【科挙】** 图昔、中国でおこなわれた、役人の登用試験。▽隋[ずい]から清[しん]代まで。 **かきょう【佳境】** 图①すばらしい景色[けしき]のところ。②おもしろいところ。「物語はいよいよ―にはいった」 **かきょう【架橋】** 图[名・スル]橋をかけること。 **かきょう【歌境】** 图和歌に表現された境地。また、和歌を詠むときの心境。 **かきょう【華×橋】** 图外国、とくに東南アジアなどに住んでいる中国人。商人をさすことが多い。華商。 **かぎょう** 日【家業】** 图その家の者が代々うけついで**きた職業。「長男が―をつぐ」「―は造り酒屋だ」生業 **【稼業】** 图生活費をえるための仕事。「役者―」「サラリーマンー」圏商売▽自分の職業を、つまらないおとったものとしていうことが多い。 **がきょう【画境】** 图絵に表現された境地。また、絵をかくときの心境。 **がぎょうびおん【ガ行鼻音】** 图↓「びだくおん」 **かぎょうへんかくかつよう【カ行変格活用】** [文法]動詞の活用型の一つ。カ行の「イ」「ウ」「オ」の三段にわたって不規則に活用する。「来る」(文語「来[く]」)一語だけ。力変。♪巻末「活用表」参照。 **かきょく【歌曲】** 图クラシックの独唱曲。リート。 **かきよせる【×搔き寄せる】** 下□①手や道具で、かくように自分のほうにひき寄せる。「毛布を―」②散らばっているものを一か所に寄せて集める。「落ち葉を―」 **かぎり【限り】** 图[造語]①〈名〉これ以上はないというぎりぎりのところ。「―ある命」「―ある世(=この世)」「力の―走る」類[限界・限度]②ある条件が続くあいだ。「許可のある―は休め」③範囲。「休日の場合はその―ではない」 **かぎり【限り】** ①〈造語〉[「~限り」の形で]その範囲内であること。…だけ。また、その範囲ぎりぎり。…まで(で)。「この場―の話」「今月―で退社する」 **かぎりない【限りない】** 圏①きりがない。果てのない。「限りなく広がる夢」②それ以上のものがない。このうえない。「―感謝をささげる」 **かぎる【限る】** 国①時間・空間・数量・範囲などを、ここまでと定める。限定する。「期間を―」「限られた予算」②『〜に限る」の形で』それ以外にない。もっともいい。最高だ。「花は桜に―」「こんな夜は飲むに―」③「~に限って」の形で』他はともかく…だけは。「あの人に限って、そんなことはない」▽下に打消しの語をともなう。④「〜とは限らない」などの形で』そうときまっているわけではない。必ずしも…ではない。「うまくいくとは限らない」 **かきわける【書き分ける】** 下□①ちがいを区別して書く。ある基準に従って分けて書く。「登場人物の性格をたくみに―」 **かきわける【×掻き分ける】** 下」じゃまになるものを左右におしやる。「人ごみをかき分けて進む」 **かきわり【書き割り】** 图芝居[しばい]の大道具の一つ。舞台[ぶたい]で、建物・座敷・景色[けしき]などの背景をえがいたもの。▽木わくに布や紙を張ったもので、何枚かに分かれていることからの呼び名という。 **かきん【家禽】** 图肉や卵を食用にしたりするために、家で飼う鳥。ニワトリ・アヒルなど。⇔野禽[やきん] **かきん【×瑕×瑾】** 图ものについている傷。欠点。あやまち。「いささかの―なしとせず」▽「瑕」は玉のきず、「瑾」は美玉のこと。文章語。 **かく「各]** 口・3画 全6画 各 各 各 各 **かく「各]** [名]それぞれ。めいめい。いろいろな。 > カク 各位[かくい] 各員[かくいん] 各自[かくじ] 各種[かくしゅ] 各地[かくち] > おのおの 各[おのおの]の意見 > 各務原[かかみがはら](地名) **かく[角]** 角・0画 全7画 角 角 角 角 **かく[角]** [名]⊕動物の頭部にあるつの。また、つののようにつき出たもの。②四角い形のもの。「―に切る」③二直線が交わってつくる図形。「―をなす」④競[きそ]いあい。⑤すもう。◎将棋[しょうぎ]の駒[こま]の「角行[かくぎょう]」の略。 > カク ①一角獣[いっかくじゅう] 互角[ごかく] 触角[しょっかく] 頭角[とうかく] ②角材[かくざい] 角砂糖[かくざとう] 角柱[かくちゅう] 角帽[かくぼう] ③角度[かくど] 鋭角[えいかく] 三角形[さんかくけい] 直角[ちょっかく] ④角逐[かくちく] ⑤角界[かっかい] > かど・つの 角番[かどばん] 街角[まちかど] 四[よ]つ角[かど]/角笛[つのぶえ] 角叉[つのまた] 角袋[つのぶくろ] 角盥[つのだらい] > 角[すみ] 総角[あげまき] 角力[すもう] 角髪[みずら] **かく[拡](擴)** 扌・5画 全8画 拡 拡 拡 拡 **かく[拡](擴)** [動]ひろげる。ひろがる。 > カク 拡散[かくさん] 拡充[かくじゅう] 拡大[かくだい] 拡張[かくちょう] 拡幅[かくふく] **かく[革]** 革・0画 全9画 革 革 革 革 **かく[革]** [名]①毛を取り去った皮。また、なめしがわ。類[皮]②新しく変える。あらためる。 > カク ①革質[かくしつ] 皮革[ひかく] ②革新[かくしん] 革命[かくめい] 沿革[えんかく] 改革[かいかく] 変革[へんかく] > かわ 革靴[かわぐつ] 革張[かわば]り/革[かわ]本の背革[せがわ] > 革[あらた]まる **かく[格]** 木・6画 全10画 格 格 格 格 **かく[格]** [名]日〔カク〕①基準となるきまり。②人やものの、位置づけやありかた。「彼のほうが―が上だ」③文法で、文中の語と語の関係をあらわす。目〔コウ〕四角に組みあわさった形。 > カク □①格式[かくしき] 規格[きかく] 合格[ごうかく] 資格[しかく] 失格[しっかく] ②格差[かくさ] 格調[かくちょう] 価格[かかく] 人格[じんかく] 性格[せいかく] <218> **かく** **かく**「覚」(覺) 見・5画 全12画 カク 覚覚覚覚 特 おぼえる ●感じる。おぼえる。②さとる。はっきりと知る。③正気に返る。目がさめる。④あらわれる。 カク 感覚 視覚ㄥˇ知覚②覚悟〈錯覚 自覚~先覚⑧覚醒④発覚 漢字を覚える 見覚え さめる・さます 夢から覚める/迷いを覚きます 覚える 覚束ない **かく**「閣] 門・6画 全14画 閣閣閣閣 ◎二階建て以上の高いりっぱな建物。たかどの。楼 ②中心となって国の政治をおこなうところ。また、「内閣」の略。「闇に(=ごてん)」は別字。 カク 閣下 天守閣びしゅ 仏閣 楼閣 閣議 閣僚 組閣~入閣う **かく**「確] 石・10画 全15画 確確確確 ●しっかりして動かないようす。→「確たる」も見よ。②はっきりとしていて、まちがいがないようす。 カク 確認 確立깢 確固ぃっ 確信 確定 ②確実 確証”正確怼 的確 明確 たしか・たしかめる 確かな人物 不確どか/答えを確かめる 確しかと **かく**「核] 木・6画 全10画 核核核核 ◎さね。果実の種子。②ものごとの中心となるたいせつな部分。「組織の―」③生物の細胞感の中心にある、遺伝などに関係する物質。④原子の中心にあるもの、「原子核」。また、「核兵器ぶき」の略。「―を保有する」 核果 ②核家族裟、核心 中核 ③核膜 細胞核感 ④核戦争惑そう 核爆発くはつ 核融合がどう 瓜核顔がりざね **かく**「殻](殻) 殳・7画 全11画 殻殻殻殻 表面をおおっている、かたい皮。▽「穀~~(=イネ・ムギなど)」は別字。 カク 外殼 甲殼5 地殼 皮殼~卵殻 から 貝殻 卵の殻から 抜け殻がら **かく**「郭] ・8画 全11画 郭郭郭郭 町や城、とりでなどを守る外囲い。また、ものの外まわり。 カク 外郭然 胸郭,城郭沁,遊郭 輪郭 郭くるぁ 郭公(誤って「ほととぎす」とも) **かく**「較] 車・6画 全13画 較較較較 くらべる。 カク 較差。比較~ 較くらべる 較差, **かく**「隔] ・10画 全13画 隔隔隔隔 ①あいだにものを入れてはなす。しきる。②一つおき。 カク ㊣隔世 隔絕핬 隔離〝〝隔靴搔痒いり 遠隔 間隔赟 ②隔月 隔日 へだてる・へだたる 年月を隔へぇてる/遠く隔へぇたる **かく**「獲] ・13画 全16画 獲獲獲獲 狩猟をして、えものをとらえる。手に入れる。 カク 獲得 一獲千金點設 漁獲 捕獲 獲る 優勝旗を獲る 獲物のを狙う **かく**「穫] 禾・13画 全18画 穫穫穫穫 穀物災をとりいれる。 カク 刈穫 収穫,多穫~ **かく**「嚇] 口・14画 全17画 嚇嚇嚇嚇 ①真っ赤になって激しくおこる。②相手をおどす。 カク 嚇怒、②威嚇 脅嚇びら 嚇す **かく**「鶴] 鳥・10画 全21画 鶴鶴鶴鶴 鳥のツル。 カク 鶴首 鶴寿 鶴翼ㄍ つる 鶴っるの一声延 田鶴 **かく**「画]→「が」 **かく**「客]→「きゃく」 **かく**【角/格/核】[图] ↓漢字項目を見よ。 **かく**【欠く】[国] かたいものの一部分をこわす。「茶わんのふちを―」 ②必要なものの一部分がぬけて、完全でない。「統一を―」「公徳心を―」 **かく**【書く】[国] ◎文字をしるす。▽絵画は「画ゅく」「描く」と書く。 ②文章にしるす。「論文を―」 **かく**【×斯く】[圓] 「こう」の古い言い方。このように。「―言うあなたはだれですか」「―も多数のご参加をいただき」 **かく**【×掻く】[国] 指さきや細いものの先端愆でこする。「かゆいところを―」「頭を―」 <219> **がく**[学](學) 子・5画 全8画 特 学学学学 ◎教えを受け、勉強する。まなぶ。②まなびおぼえた知識。また、すじみちだった知識。教養。「―がある」「十有五にして―に志す」③まなぶ場所。④まなぶ人。 ガク 学習 学生 共学び,見学戦②学説焚 学問談 学力~医学 科学 無学~③進学 大学 入学,先学微 まなぶ 英語を学ぶ 学び舎ゃ **がく**[楽](樂) 木・9画 全13画 特 [日]〔ガク〕音楽。また、音楽を演奏する。「―の音』」 [目]〔ラク〕たのしむ。安らかでたのしい。②たやすい。「―あれば苦あり」「楽らく」も見よ。 ガク □楽団 楽譜べく楽器びっ器楽焼く声楽燃 ラク □楽園 楽天的致安楽統 行楽地55 **がく**「額] 頁・9画 全18画 額額額額 ●ひたい。顔の上部。おでこ。②かねの数量。金高。「一定の―をしはらう」③書画などを入れ、かべなどにかかげておくもの。 ガク 前額部蟹』②額面 金額競 全額び 半額 額縁 扁額 ひたい 猫ぉとの額ぃたいほどの庭 富士額とい 額かずく 額田王誌(人名) **がく**「岳](嶽) 山・5画 全8画 岳岳岳岳 ①高くて大きな山。②いかめしく威厳」がある。 ガク 山岳競 富岳~②岳々 岳父がく たけ 御岳試 谷川岳がぁ **がく**【学/楽/額】[图] →漢字項目を見よ。 **がく**【×萼】[图] 花のいちばん外側にあって、花弁を支えているもの。▽一枚一枚を「がく片」といい、ふつう花弁の数と同じ。また、アジサイなどのように、色も変化し、花弁のように見えるものもある。 **かくあげ**【格上げ】[图] 函資格・等級・地位などを、それまでより高くすること。「課長から部長に―された」「圏昇格 格下げ **がくい**【各位】[图] 大勢の人に対して、そのめいめいを敬っていうことば。みなさまがた。「会員―」「父母―」▽改まった席や書類などで使う。 **がくい**【学位】[图] 研究者の業績に対して、大学がその価値を認めてあたえる呼び名。学士・修士・博士がある。「―論文」 **かくいつてき**【画一的・×劃一的】[形動] 個性を無視して、すべてを同じ基準で考えたりあつかったりするようす。「―な教育」圏杓子定規 **かくいん**【各員】[图] 集団のひとりひとり。めいめい。「―いっそう奮励努力せよ」類[各自]・[各人] **かくいん**【客員】[图] 正式な構成員ではないが、とくにむかえられて客分として待遇”される人。「きゃくいん」とも。「―教授」→正員 **がくいん**【学院】[图] 学校。▽多く、私立の学校の校名などに用いる。 **かくう**【架空】[図] 形動 事実ではなく、想像でつくりだしたこと。また、つくりだしたもの。「―の人物」虚構▽「仮空」は誤り。 **かぐう**【仮×寓】[国] 「忍かりに住むこと。かりずまい。古い言い方。「十日ほど姉のところに―する」「類寓居 **がくえん**【学園】[图] 学校。とくに、小学校から高校または大学までの、一貫した教育を目ざしている私立学校をいうことが多い。 **かくおち**【角落ち】[图] 将棋しょうで、うでまえが上の者が、角行を使わぬハンディキャップをつけて対局すること。 **かくおび**【角帯】[图] 二つ折りに仕立てた、かたくてはばのせまい男子用の帯。ふつう、長さ約三に、はば約一八。正装用。 **かくかい**【角界】[图] ↓「かっかい」 **かくがい**【閣外】[图] 内閣の外部。内閣の構成員にはいっていない人々。「一協力」閣内 **かくかく**【×斯く×斯く】[圃] 具体的な内容を省略して、それに代えることば。こうこう。これこれ。古い言い方。「―しかじかの事情でおくれた」 **がくがく**【×諤々】[形動] おそれはばかることなく、正しいと信じることを率直に述べるようす。直言するようす。「侃侃然―」▽もと、臣下が君主に直言すること。 **がくがく**[画「凼] ①固定されているものがゆるんで動くようす。「テーブルの足が―してきた」 ②からだがひどくふるえるようす。緊張し・恐怖きょう・疲労などによって起こる。「ひざがーする」 **かくかくさんぼうしじょうやく**【核拡散防止条約】[图] 一九六八年、国連総会で採択怒された条約。核兵器もをもたない国が、あらたに核兵器を開発したりゆずりうけたりすることを禁止する。一一○か国以上が参加。略称NPT。 <220> **かくかぞく**【核家族】[图] ひと組みの夫婦だけを中心とした家族。夫と妻とその子供だけの小人数の家族。 **かくがり**【角刈り】[图] 男子の頭髪のかりかたの一つ。てっぺんをたいらに、前後左右を短くして、全体が四角に見えるようにしたもの。 **かくぎ**【閣議】[图] 圏内閣の各大臣によっておこなわれる会議。内閣総理大臣によって開かれる。 **がくぎょう**【学業】[图] 学校の勉強。「―にとりくむ」 **がくげい**【学芸】[图] 学問と芸術。「新聞の―欄」 **がくげいいん**【学芸員】[图] 博物館の専門職員。資料を集めたり、調査・研究などをおこなう。 **がくげき**【楽劇】[图] ワーグナーが始めたオペラの一形式。歌劇が歌唱中心であるのに対し、音楽と劇の一体化を目ざした。「―トリスタンとイゾルデ」 **かくげん**【格言】[图] 人生の教訓やいましめを簡潔にあらわしたことば。たとえば、「百聞は一見にしかず」など。類[金言]・[箴言] **かくげん**【確言】[图] 「川はっきりと言いきること。また、そのことば。「約束を守ると―した」類[断言] **かくご**【覚悟】[園] 「スル] さけられないことやよくない結果を予想し、心の準備をしておくこと。また、もうだめだとあきらめて、心のきまりをつけること。「失敗は―のうえだ」「もはやこれまでとーをきめる」 **かくさ**【格差】[图] 価格・資格・等級などの平均的な程度のちがい。「男女の賃金―」「―をつける」 **かくさ**【較差】[图] あるものが最高である場合と最低である場合を比べたときの、ちがいの程度。「温度―」「一票のー」 **かくざい**【角材】[图] 切り口の四角な細長い木材。 **がくさい**【学才】[图] 学問上の才能。「―のある人」 **がくさいてき**【学際的】[形動] 複数の領域にわたる各研究分野の専門家が協力してとりくむようす。 **かくさく**【画策】[宮ス] なにかをたくらみ、ひそかに計画を立てて、あれこれやってみること。「政府の転覆紙を―する」▽多く、悪い意味で使う。 >つかいわけ」→「計画」を見よ。 **かくさげ**【格下げ】[图] 函資格・等級・地位などを、それまでより下げること。園降格 格上げ **かくざとう**【角砂糖】[图] 白砂糖を小さなさいころの形に固めたもの。 **かくさん**【拡散】[图] 「函◎広く散らばること。「核兵器きの―防止」 ②一つの物質に他の物質を入れたとき、時間とともに二つがまじりあって、どの部分も同じ濃度になる現象。 **かくさん**【核酸】[图] 細胞黙の核の中にふくまれていて、たんぱく質の合成や遺伝に重要なはたらきをする物質。デオキシリボ核酸とリボ核酸がある。 **かくし**【客死】[图] 下乏旅さきや外国などで死ぬこと。「きゃくし」とも。「パリでーする」 **かくし**【隠し】[图] ①かくすこと。人に知られないようにすること。「うそも―もない」「―撮どり」「―マイク」 ②「内ポケット」の古い言い方。「―〈かねを入れる」 **かくじ**【各自】[图] おのおの。めいめい。ひとりひとり。「昼食は―で準備してください」 **がくし**【学士】[图] 大学を卒業した者にあたえられる、資格をあらわす呼び名。学位の一つ。文学士・法学士・工学士など。 **がくし**【学資】[图] 学校に通うのに必要なかね。 **がくし**[日]【楽士】[图] 音楽を演奏する人。とくに戦前、劇場などにやとわれ、音楽を演奏する人。楽手。楽人。 [目]【楽師】[图] 宮内庁式部職楽部の職員。奏楽に従事する。▽もと、平安時代の雅楽寮の職員。 **がくじ**【学事】[图] 学問・学校に関すること。「―課」 **がくしいん**【学士院】[图] 「日本学士院」の略。すぐれた研究をした学者を手厚く待遇するための国家の機関。 **がくしき**【学識】[图] 学問からえた深い知識と、ものごとを正しく見分ける判断力。圈学殖 ▽「きゃくしき」と読めば別の語。 **がくしきけいけんしゃ**【学識経験者】[图] 学問の上で高い評価を受け、経験豊かですぐれた見識があると認められる人。 **かくしきばる**【格式張る】[国] 礼儀作法を重んじて、かたくるしくふるまう。 **かくしげい**【隠し芸】[图] ふだんは人に見せないで、宴会などでやってみせる芸。「―を披露ひ”する」 **かくしご**【隠し子】[图] 自分がその子の親であることを、世間だに公表していない子。 **かくしごと**【隠し事】[图] 人にかくしていること。ひめごと。秘事。 **かくしだて**【隠し立て】[图] 函人に知られないように、ことさらにかくすこと。「親にまで―する」 **かくしつ**【角質】[图] つの・つめ・毛・くちばし・うろこなどをつくる、たんぱく質。ケラチン。「―層」 **かくしつ**【確執】[图] 「たがいに自分の意見を強く主張してゆずらず、それによって仲が悪くなったり争ったりすること。「かくしゅう」とも。「父と子の―」類[反目號] **かくじつ**【確実】[形動] 確かなこと。まちがいのないこと。「―な情報」「当選―」 >「つかいわけ」→「確か」を見よ。 **かくじっけん**【核実験】[图] 原子爆弾愆や水素爆弾などの核兵器をいろいろな条件の中で爆発させて、その性能や破壊力認を調べること。核分裂・核融合などの実験。 **かくして**【×斯くして】[圏] 「かくて」を強めた言い方。このようにして。こうして。 **がくしゃ**【学者】[图] 学問の研究を仕事としている人。また、学問のある人。「彼はなかなかの―だ」 **かくしゃく**【×矍鑠】[形動] 年をとっても、心身ともに元気でしっかりとしているようす。「古武士のようなーたる老人」 **かくしゅ**【各種】[图] いろいろな種類。さまざま。「―とりそろえる」「―学校」 <221> **かくしゅ**【×馘首】[图] 下一方的に職を辞めさせること。解雇。「――断固反対」▽もと、首を斬きるという意味。文章語。 **かくしゅ**【×鶴首】[图] 「スッツルのように首を長くして待ちわびること。「返事を―して待つ」▽多く、手紙文に用いる。文章語。 **かくじゅう**【拡充】[图] 「函組織や設備などを広げて、内容を充実させること。「施設を―する」 **がくしゅう**【学習】[图] 函新しい知識や技術を身につけること。とくに、学校で勉強すること。「―目標」「ワープロには―機能がある」▽心理学では、経験をもとに、新しい適応方法を習得すること。 **がくしゅうしどうようりょう**【学習指導要領】[图] 学校教育法にもとづき、文部大臣が公示する教育課程の基準。小・中・高校、盲・聾・養護学校の学習事項』の編成基準、また、教科書の編集基準などを示す。指導要領。 **がくじゅつ**【学術】[图] 専門的な学問。また、学問と芸術。「―調査」「―会議」 **がくじゅつかいぎ**【学術会議】[图] 「日本学術会議」の略。国内の最高の学術諮問機関。 **かくしょう**【確証】[图] 確かな証拠しょう。「事件の―をにぎる」 **がくしょう**【楽章】[图] 音楽で、ソナタや交響曲などの長い曲を構成している、一つ一つの区切り。ふつう、交響曲は第四楽章まで。 **がくしょく**【学殖】[图] 身につけた学問上の知識。「―が豊かだ」関学識 **かくじょし**【格助詞】[図法] 助詞の分類の一つ。名詞・代名詞に付いて、その下にくる動詞・形容詞・形容動詞との関係を示す。たとえば、「彼が来る」の「が」、「彼のくる時間」の「の」、「彼を見る」の「を」、「彼にわたす」の「に」。ほかに、「へ・と・より・から・にて・して」など。 **かくする**【画する・×劃する】[サ変] 時期や範囲などをはっきりと区切る。「一線を―」 ②くわだてる。計画する。「脱出つを―」 ▼「かくす」とも。 **かくせい**【覚醒】[图] 凼ねむりから覚めること。②迷いから覚めたり、今までの誤りに気づいたりすること。「悪の道から―する」 **がくせい**[【学生】[图] 学校で学問をしている人。とくに、大学生。▽中学・高校生は「生徒」、小学生は「児童」という。 [【学制】[图] 学校教育に関する制度。がくせい **がくせい**【楽聖】[图] 歴史上の偉大な音楽家をたたえて、敬っていうことば。「―ベートーベン」 **かくせいいでん**【隔世遺伝】[图] ある特徴が遺伝して一代、または数代をへだててあらわれること。「ひたいが広いのは祖母からの―だ」 **かくしん**【革新】[图] ―スとそれまでの制度や習慣・組織・方法などを改めて、新しくすること。「―政党」「技術―」圏改革 ↔保守 **かくしん**【核心】[圏] ものごとの中心となるたいせつな部分。「話が―にふれる」「―をついた質問」圏中核・中枢 **かくしん**【確信】[图] 「たしかにそうであると、かたく信じて疑わないこと。「―をもって答える」「成功を―する」 **かくじん**【各人】[图] それぞれの人。めいめい。「―の役割」「―各樣(=人によって方法がさまざま)」「―各説」圏各自・おのおの **かくす**【画す・×劃す】[国] →「かくする」 **かくす**【隠す】[国] 団ものを何かでおおったり、人目にふれない場所に置いたりする。「床下にかねを―」 ②秘密にする。「年齢を―」 **かくすい**【角錐】[图] 多角形の底面と、その各辺を底辺とする三角形の側面に囲まれた立体。円錐 **かくすう**【画数】[图] 漢字を書くとき、ひと筆で書く線や点の数。たとえば、「乙」は一画、「子」は三画、「凹」は五画に数える。 **かくせいざい**【覚醒剤】[图] 神経を興奮させて、ねむけやつかれを一時的におさえる薬。▽常用すると中毒を起こす。 **かくせい(隔世)の感ん** はなはだしく時代が変わったという感じ。「―がある」「―にひたる」 **がくせき**【学籍】[图] 学生・生徒・児童として、その学校に在学していることを示す籍。「―簿」 **かくぜつ**【隔絶】[图] 函他と遠くかけはなれていて関係がないこと。「世間から―された山奥だ」 **がくせつ**【学説】[图] 学問や研究上のまとまった考え。 **かくぜん**【画然・×劃然】[形動] ちがいをはっきりうきださせて、明らかに区別できるようす。「―とした相違がある」類[顕然] **がくぜん**【×愕然】彩画予想もしなかったことに出あってひどくおどろくようす。「仲間の裏切りにあって―とする」「―として色を失う」▽おもに、よくないことが起こって、おどろきおそれるときにいう。 **がくそう**【学窓】[图] 学校。まなびや。「―を巣立つ」▽「学校の窓」という意味。 **がくそう**【学僧】[图] 学問をして、深い知識をもつ僧。 ②修行中の若い僧。 **がくそく**【学則】[图] その学校の教育上の規則。校則。「―違反応をとりしまる」 **かくだい**【拡大】[图] 函広がって大きくなること。広げて大きくすること。「―コピー」縮小 >「つかいわけ」→「拡張」を見よ。 **がくたい**【楽隊】[图] いろいろな楽器を合奏する人々の集まり。音楽隊。 **かくだいかいしゃく**【拡大解釈】[图] ふつうらの意味よりも広げて理解すること。▽多くは、不当だという気持ちで使う。 **かくだいさいせいさん**【拡大再生産】[图] 拡大された規模でおこなわれる再生産。生産によってえた利潤じゅんの一部が、次の生産のための資本として投入されること。▽ほかに、単純再生産・縮小再生産。 **かくたる**【確たる】[連体] 他のものによって動かされない。たしか。「―証拠」 <222> **かくだん**【格段】[圓形動] 程度の差がはなはだしいようす。「―の進歩を見せる」「彼のほうが―優秀だ」圏格別・とりわけ **がくだん**【楽団】[图] 音楽の合奏をする人々の団体。「交響をう―」 **がくだん**【楽壇】[图] 音楽家の社会。圈音楽界 **かくだんとう**【核弾頭】[图] ミサイルのさきにとりつける、原子爆弾愆や水素爆弾。「―ミサイル」 **かくち**【各地】[图] それぞれの土地や地方。いろいろな場所。「―の名産」「全国―でストがある」 **かくちく**【角逐】[图] ―』権勢をえるため、実力差のない者どうしが争うこと。たがいに競争すること。 **かくちゅう**【角柱】[图] ①切り口が四角い形の柱。②同一で平行な多角形の底面と、長方形の側面に囲まれた立体。底面の形によって三角柱・四角柱などという。円柱 **かくちょう**【拡張】[图] 「広げて大きくすること。「校庭を―する」「勢力の一を図はかる」 >つかいわけ 拡大・拡張「拡大」は、形や範囲を大きくすること。「顕微鏡で拡大する」「拡大委員会」。「拡張」は、面積や規模を大きくすること。「事業の拡張」。 **かくちょう**【格調】[图] 芸術作品などがもっている、気品にあふれる味わい。「―の高い文章」製風格 **がくちょう**【学長】[图] 大学の教育上の代表者・最高責任者。類[総長] **かくちょうし**【拡張子】[图] パソコンなどで、個々のファイル名の後ろのピリオドの次に並ぶ、三文字の分類記号。どういうファイルかをチェックする役目をもつ。 **かくづけ**【格付け】「スル] ものや人を、品質・能力・価値によって差をつけて段階に分けること。「偏差値かんきによって学校をする」「ニンキング **かくて**【×斯くて】[圏] 「こうして」の古い言い方。 **かくてい**【画定・×劃定】[图] 土地などの区切りをはっきりきめること。「国境を―する」 **かくてい**【確定】[图] 下スとまちがいなく、はっきりと きまること。また、きめること。「第一位が―した」 **かくていしんこく**【確定申告】[图] 申告納税制度で、税額を確定するために、過去一年間の所得額や控除額を税務署長に申告すること。 **カクテル**[图] 洋酒に、果汁ぃゅうなどをまぜた飲みもの。コクテール。「ーグラス」「ーツー」「ーソース」「―光線」「cocktail **カクテルドレス**[图] 婦人服で、イブニングドレスよりも略式の礼装。▽カクテルパーティーなどで着ることから。「cocktail dress **カクテルパーティー**[图] 立食形式で、カクテルと軽食だけでする宴会。| cocktail party **がくてん**【楽典】[图] 西洋音楽で、楽譜べくをよみかきする基本的な規則。また、その規則を書いた本。 **かくど**【角度】[图] 二つの直線、あるいは二つの平面が交わってできる角の大きさ。 ②ものの見かた。見る立場。アングル。「―を変えて考える」類[視点] **がくと**【学徒】[国] ●学生と生徒。「―動員(=学生が戦争にかり出されること)」 ②学問の研究にはげむ専門家。「経済―」学究 **かくとう**【格闘】[图] 山組みあってたたかうこと。とっくみあい。「犯人と―する」「宿題と―する」 **かくとう**【確答】[图] 「スとはっきりした返事。責任のある答え。「―をさけて問題をうやむやにする」 **がくどう**【学童】[图] 小学校で学ぶ子供。小学生。「―保育」「履児童 **がくどうそかい**【学童疎開】[图] 第二次世界大戦末期、戦局の悪化を受けて大都市の学童を強制的に集団で地方に移動させたこと。 **かくとく**【獲得】[图] 努力して自分のものにすること。「一等賞を―する」取得 **がくとしゅつじん**【学徒出陣】[国] 图第二次世界大戦中の一九四三年、文科系学生の徴兵猶予へい制が廃止され、学生が在学のまま入隊し、戦争に参加したこと。 **かくない**【閣内】[国] 内閣の内部。内閣を構成する人々。総理大臣および各大臣の範囲呢。「―の意見を統一する」↔閣外 **かくにん**【確認】[图] ―ス」ほんとうにまちがいないことを確かめること。はっきりと認めること。「身元―を急ぐ」「未―情報」 **かくねん**【隔年】[图] 一年おき。「―に開かれる会議」「―一年が過ぎた」▽「隔~」にはほかに、「隔月」「隔週」「隔日談」などの使いかたがある。 **がくねん**【学年】[图] 学校生活でひと区切りになる一年間。日本ではふつう、四月から始まり翌年の三月で終わる。「―末試験」 ②入学年度によって分けた学生や生徒の集団。「漢字の―別配当表」 **かくねんりょう**【核燃料】[图] 原子炉っで、核分裂を起こしてエネルギーを生む物質。たとえば、天然ウラン・プルトニウムなど。 **かくのうこ**【格納庫】[图] 飛行機など、とくに大きなものをしまっておくところ。 **がくは**【学派】[图] 学問の上で、同じ考えかたをもつ人たちのグループ。また、研究の方法を同じくする学問の系統。 **かくばくはつ**【核爆発】[图] 核兵器などで、核分裂や核融合によって起こる爆発。 **がくばつ**【学閥】[图] 同じ学校を卒業した人たちだけでつくられたグループ。 **かくばる**【角張る】[国] ①四角い形になる。丸みがなくなる。「角張った顔」 ②くだけたところがなく、しかつめらじくする。四角ばる。「角張ったあいさつ」 **かくはん**【各般】[图] それぞれの方面・分野。あれこれ。「―の事情を考慮する」圏諸般 <223> **かくはん**【×攪拌】[图] 凸ものがよくまざるようにかきまわすこと。「卵と牛乳を―する」▽「こうはん」の慣用読み。 **がくひ**【学費】[图] 学校の授業料や本代など、勉強するために必要な費用。園[学資] **かくびき**【画引き】[图] 辞典で、画数で漢字を引けるようにしたもの。「―索引烺(=総画索引)」⇔音引き▽漢和辞典で多く使われる。 **かくひつ**【×擱筆】[图] 函文章を書きおえること。→起筆▽「筆を擱*(=置)く」という意味から。 **がくふ**【岳父】[图] 妻の父親を敬っていうことば。しゅうと。 **がくふ**【楽譜】[图] きめられた記号を使って音楽を書きあらわしたもの。「―がよめる」類[譜]・[音譜] **がくぶ**【学部】[图] 大学で、学問の専門によって大きく分けた分野。文学部・理学部など。 **がくふう**【学風】[图] ①学問上での考えかたや方法の特色や傾向ぶ。 ②その学校に古くから伝わっているふんいきや特徴5。校風。スクールカラー。「自由な―」 **かくぶそう**【核武装】[图] 核兵器を装備し、配置して戦争の用意をすること。 **がくぶち**【額縁】[图] ⊕絵や写真などをかざるために使うわく。 ②窓や出入り口のまわりにつけた、かざりのわく。 **かくぶつちち**【格物致知】[回漢] 朱子学で、ものゝ本質や道理をきわめ、自己の知識を極限まで追いもとめること。 ②陽明焓学で、自己の考えなどの誤りを正し、先天的なしぜんな心のはたらきをみがきあげること。は①では「物に格ぃぇり、知を致ぃぇす」と読み、②では「物を格ぇぇし、知を致ぃぇす」と読む。「格」をどう読むかによって、解釈ごくも異なってくる。理想的な政治として治国・平天下・修身・斉家ぃ・誠意・正心・格物・致知が必要とされる、そのうちの二つ。中国、「大学」より。 **かくぶん**【確聞】[图] ―スと話などをはっきりと聞くこと。たしかに聞くこと。 **かくぶんれつ**【核分裂】[图] ◎ウランやプルトニウムなどの重い原子核が、二つの原子核に割れること。次々と分裂が起こると、非常に大きなエネルギーが出る。原子爆弾愆や原子炉,はこれを利用したもの。原子核分裂。↔核融合5 ②生物で、細胞感が分裂するときに、細胞の中の核が二つに分かれること。 **かくへいき**【核兵器】[图] 核分裂ゞや核融合のときに出る、大きなエネルギーを利用した強力な兵器。原子爆弾愆・水素爆弾・中性子爆弾など。 **かくべえじし**【角。兵。衛×獅子】[图] ししの面をかぶった子供が、逆立ちなどをまじえたおどりをする芸。越後じし。▽「角兵衛」は、ししの面をつくる名人の名。 **かくべからざる**【欠くべからざる】[連体] 欠くことのできない。不可欠の。「―条件」▽「べから」は可能の助動詞「べし」の未然形、「ざる」は打消の助動詞「ず」の連体形。 **かくへき**【隔壁】[图] もののあいだをしきり、へだてているかべ。 **かくべつ**【格別】[圓形動] 他と比べて程度が大きくちがうようす。「―なあつかいを受ける」「きょうは―暑い」「―悪いことはありませんが」 **かくほ**【確保】[图] 「たいせつなものを、しっかりとつかんでおくこと。「食料を―する」「信頼訟の―に努める」 **かくほう**【確報】[图] まちがいのない信用できる知らせ。「―を待って行動を起こす」 **かくぼう**【角帽】[图] 上が四角でつばのある黒い帽子。おもに、大学の制帽。▽もと、「大学生」の俗な言い方にも。 **がくぼう**【学帽】[图] 学生や生徒が登下校のときにかぶる、学校できめた帽子。類[制帽] **かくまう**【匿う】[国] 追われている人などを、ひそかにかくしておく。「犯人を―」 **かくまき**【角巻き】[图] 毛織物でつくった四角形のかたかけ。おもに、雪国の女性が防寒用に用いる。 **かくまく**【角膜】[图] 眼球の前面にある、すきとおった膜。「―移植」→図「め(目)」 **かくまで**【×斯く×迄】「こうまで」の古い言い方。こんなにまで。「―だいじにしてくれるとは」 **かくめい**【革命】[图] ①国や社会のしくみを急激に、多くは武力を使って、根本から変化させること。 ②それまでの常識がまったく通用しなくなるような、急激で大きな変化。「産業―」 >→「改革」を見よ。つかいわけ **がくめい**【学名】[图] ⊕動植物の学問上の名前。世界共通で、ラテン語を用いる。たとえば、「人」はHomo sapiens(ホモサピエンス)。 ②学者としての評判。「―が大いに上がる」 **がくめん**【額面】[图] ①「額面価格」の略。株券や貨幣ぃなどに書いてある金額。「―五○○円の株」「―を割る(=額面より安くなる)」 ②税金などが引かれる前の、おもて向きの金額。「給料は―二〇万、手取りで一七万ぐらいだ」▽ことばやものごとの、表面上の意味をあらわすこともある。「彼の話は―どおりには受けとれない」 **がくもん**【学問】[图] 函①〈名・スル〉事実・真実を知り、道理の発見のしかたを習うこと。また、習いおぼえた知識。「―のない人」「耳―」類[学がく] ①〈名〉基礎から積みかさねられ、すじみちだてて考えられた専門の知識。哲学・科学など。 学問に王道なし 学問を修得するのに、王様のための特別楽な方法はない(だれのためにもない)。 **がくもんのすすめ**【学問のす丶め】[個圈] 一八七二年。福沢諭吉歓びの評論。人間の平等を宣言し、幸福の実現のために、実用的な学問を奨励に。したもので、広く社会にうけいれられた。 **がくや**【楽屋】[图] ①劇場やホールで、出演者が舞台がいに出る準備や休憩場などをする部屋へ。 ②うちまく。ないしょ。「―話」 **がくやうら**【楽屋裏】[图] おもてからはわからない、内部の事情。内情。うちまく。「―を暴露~する」 **がくやらら** **かし** **かす** <224> **がくやおち**【楽屋落ち】[图] 仲間にしか通じないこと。▽もと、寄席数などで、楽屋の仲間にだけわかって、客にはわからないしゃれという意味から。 **かくやく**【確約】[图] 「四必ず実行すると約束すること。また、必ず守る約束。「―はできない」 **かくやす**【格安】[形動] けたちがいに安いようす。「中古品を―な値段で買う」圏割安竹 **がくやすずめ**【楽屋×雀】[图] ①楽屋によく出入りして、芝居『社会の内情にくわしい人。芝居通っぅ。 ②ある方面・社会の事情に通じている人。類[事情通]・[消息通] **かぐやま**【香具山・香〝久山】[图] 大和やまと三山の一つ。奈良県橿原市にある山で、「万葉集」にも詠まれている。天ぁきの香具山。 **かくゆう**【覚献】 人名「とばそうじょう」 **がくゆう**【学友】[图] 同じ学校でともに学ぶ友達。 **かくゆうごう**【核融合】[图] 水素やヘリウムなどの軽い原子核が結びついて、一つの重い原子核になること。このとき大きなエネルギーが生まれる。水素爆弾数はこれを利用したもの。原子核融合。↔核分裂 **かくよう**【各様】[图] それぞれが他と異なったようすであること。「各人一」 **がくようひん**【学用品】[图] ノートや消しゴムなど、勉強をするときに使う品物。類[文房既具]・[文具] **がくようろう**【岳陽楼】[图] 中国湖南省にある楼閣”砂の名。洞庭湖のほとりにあり、眺望は雄大で、多くの詩人が詩を詠んだ。なかでも杜甫の「岳陽楼に登る」は有名。 **かぐら**【神楽】[图] 宮廷ぃょで、神をまつるためにおこなう、日本に古くから伝わる音楽やおどり。「を奉納する」▽地方の神社でおこなわれるものは「里神楽」という。 ②「「おかぐら」「常用漢字表付表の語。 **かくらん**【、霍乱】屋夏に起こる激しい下痢や嘔吐などをともなう病気の古い呼び名。暑気あたり。現代医学でいう日射病・食中毒・急性胃腸炎ぇぇなどにあたる。「鬼ぉにの―」 **かくらん**【×攪乱】[图] 「かきまわして、めちゃめちゃに乱すこと。「―戦法」「敵を―する」▽「こうらん」の慣用句読み。 **かくり**【隔離】[名「スル] まざらないように、あいだをはなすこと。とくに、伝染病にかかった人を、他の人にうつらないように、はなれた場所に置くこと。「―病棟」 **かくりつ**【格率】[图] 人間の意志の主観的な原則。▽ドイツの哲学者カントは、格率が普遍的な道徳に合致ゞっするように行動すべきことを説いた。 **かくりつ**【確立】[图] 「ス止めったなことではぐらつかない、しっかりとしたものをうちたてること。「体制を―する」「自我の―」 **かくりつ**【確率】[图] ①あることが起こるだろうと予測される割合。可能性の度合い。確からしさ。「入学できる―が高い」圏公算 ②数学で、あることが起こる場合の数の、すべての場合の数に対する比率。たとえば、サイコロで、3の目の出る確率は六分の一。 **かくりょう**【閣僚】[图] 内閣を組みたてている各国務大臣。大蔵大臣・文部覺大臣など。▽内閣総理大臣は閣僚とはいわない。 **がくりょく**【学力】[图] 勉強をして身についた知識や能力。「―が上がる」「一不足」 **がくれい**【学齢】[图] 義務教育を受ける期間。六歳から一五歳まで。「―期」▽とくに、小学校に入学する六歳をさすこともある。「―に達する」 **がくれき**【学歴】[图] その人がどんな学校で勉強をしたか、また、どの段階の学校まで卒業したかということ。一が高い」「偏重なり」 **がくれきしゃかい**【学歴社会】医人の評価に学歴を重要視して、人を差別する社会。 **かくれみの**【隠れ×蓑】[图] ほんとうの心や姿をかくすための手段。「慈善戦』事業の名を―にする」▽もと、着ると姿が見えなくなるという、みののこと。 かくれ(隠れ)もない まぎれもない。だれにもよく知られている。周知の。「―事実」 **かくれる**【隠れる】[下] かげになって外から見えなくなる。「月が雲に―」 ②世間だに名前や能力が知られていない。「隠れた才能」 ③人目をさけて、山里などでひっそりと生活する。 ④「「お隠れになる」の形で」身分の高い人が死ぬという意味の尊敬語。「源氏の君き♪がお隠れになった」 >つかいわけ」→「潜む」を見よ。 **かくれんぼう**【隠れん坊】[图] 子供の遊びの一つ。一人の子供が鬼になり、ものかげにかくれている他の子供たちをさがしだすもの。最初に見つけだされた子が次の鬼になる。かくれんぼ。 **かくろう**【客臘】[图] 去年の一二月。旧臘。▽「臘」は陰暦鋭一二月の別名。 **かくろん**【各論】[图] 全体の中の、一つ一つの問題についての意見や説明。「総論では賛成だが、―は反対だ」総論 **かぐわしい**【芳しい・馨しい】[圏] 上品な、いいにおいのする。「―梅」圏かんばしい▽「香+くはし(=美しい)」から。 **がくわり**【学割】[图] 「学生割引鹞」の略。鉄道の運賃や映画館・美術館などの入場料を、学生・生徒だけ割り引くこと。また、その割引証。▽ふつう、「学割り」とは書かない。 **かくん**【家訓】[图] その家に代々伝えられている教え。厦家法・家憲がん **がくんと**[画] 急に強い衝撃なちを受けたり、ものが急に折れまがったりするようす。「急ブレーキをかけたので―つんのめった」「ひざが―なる」 **かけ**【掛け】[图] 造語 ①〈名〉「掛け売り」「掛け買い」の略。あとで清算する約束でおこなう売り買い。「―で仕入れる」 <225> ②「掛けそば」「掛けうどん」の略。熱いしるをかけただけのそばやうどん。 ③定価に対する仕入れ値の割合。「これは―が高いので値引きできません」 ①〈造語〉[「〜掛け」の形で] 「・・・をかけるもの」という意味をあらわす。「帽子―」「洋服―」▽名詞に付く。 ②「・・・している途中ゅう」、「・・・している途中でやめたままになっている」という意味をあらわす。「読み―」「食べ―」「書き―」▽動詞の連用形に付く。 ③→「がけ」 **かけ**【×賭け】[图] ①かねや品物を出しあって、勝った人がそれを受けとる約束で、勝負ごとやゲームをすること。「トランプで―をする」 ②ものごとの結果を運にまかせること。「成功するかどうかは―だ」 **かげ**【影】[图] ①水面や鏡などに映るものの姿。「池に映る山の―」 ②光によって見えるものの形や人の姿。ひとかげ。「母親の―をしたう」「うわさをすれば―がさす」「見る―(=おもかげ)もなくやせおとろえる」▼もと、光そのものを「影」といった。「朝日の―がさす」「月―」 ③ものが光をさえぎるときできる黒い像。「―をふむ」「―法師」「―絵」 影が薄ぅぅい 元気がなくて目立たないようす。「教室では―が、部活ではリーダーだ」 影の形に添うよう 二つのものがいつもいっしょで、はなれずにいるようす。 影も形もない まったく姿が見えない。あとかたもない。 影を落とす 影響怒りをおよぼす。「その事件が、彼の前途に暗い―」 影を潜ぃそめる おもてだったところから姿を消す。 **かげ**【陰・×蔭】[图] ①ものにさえぎられて光の当たらない、うす暗い場所。「ビルのー」「木のー」 ②ものにかくれて直接見えないところ。目立たないところ。「―で悪口をいう」「―ながら応援結する」「草葉もの―(=あの世)」圏裏 ③暗い印象やよくない予感を思わせるもの。「彼女の顔には―がある」「好景気に―がさす」類[かげり] ④助けかばってくれる力。「寄らば大樹の―」 ⑤「おかげ」 陰で糸を引く 自分は目立たないところにかくれていて、人を思いどおりに動かす。類[陰で操ぁゃっる] 時には目立たないように、陰になり日なたになり 時にはおもてに出たりしながら、いつも助けかばうようす。類[陰日なたになり]・[陰んに陽ょうに] ▼「影」は光によってできるものの形。「陰」は光の当たるものの裏側の、光の側からは見えないところ。 **がけ**【掛け】[造語] [「〜掛け」の形で] ①それを身につけている意味をあらわす。「たすきー」「げたー」 ②その人数まで座れるという意味をあらわす。「七人―の座席」 ③割合をあらわす。「定価の八―(=八割)」 ④「・・・したばかり」「・・・するついでに」という意味をあらわす。「出―に寄る」「行き―の駄賃びん」 **がけ**【×崖】[图] 山や岸の斜面殻で、まっすぐに切ったようにするどい傾斜ぶになっているところ。 **かけあい**【掛け合い】[图] むずかしい要求などを通すために相手と話しあいをすること。交渉にり。「賃金ひき上げについて―をする」圏談判焼・折衝う ②演芸などで、二人以上で、代わるがわる話したり歌ったりすること。「―漫才」 **かけあう**【掛け合う】[国] 要求を出して相手と話しあう。交渉にする。「家賃のことで家主どと―」類[談判する] **かけあし**【駆け足・×駈け足】[图] ①走ること。 ②ものごとをとり急ぎおこなうこと。「―で用事を済ませる」 **かけあわせる**【掛け合わせる】[下□] かけ算をする。 ②動植物を交尾・交配させる。 ③印刷などで、二つ以上の色を重ねて異なる色を出す。 ▼「かけあわす」とも。 **かけい**【家系】[图] その家の先祖から続いてきた血すじ。「―を調べる」「―図」圏血統・血縁結 **かけい**【家計】[图] その家庭の暮らしむき。収入と支出から見た生活状態。「アルバイトで―を助ける」 **かけうり**【掛け売り】[图] あとから代金をもらう約束で品物をさきに売りわたすこと。かけ。掛け買い **かげえ**【影絵】[图] 手や紙などを使って、動物などの形をつくり、そのかげをかべなどに映す遊び。 **かけおち**【駆け落ち】[图] 「ご結婚を許されない恋人が連れだって、人目につかないようによその土地へにげること。 **かけがい**【掛け買い】[图] あとから代金をはらう約束で品物をさきに買いとること。かけ。掛け売り **かけがえのない**【掛け替えのない】 なくなったとき、かわりになるものがない。なによりもたいせつな。唯一無二惚ぃっの。「―命」「―わが子」▽「かけがえ」は、かわりになるものという意味。 **かけがね**【掛け金】[图] 窓やしょうじなどが開かないようにするためにかける金具でな。 **かげき**【過激】[形動] 考えかた・感情・行動などが激しすぎるようす。「―な思想の持ち主」「一派」圈急進 穏健 **かげき**【歌劇】[图] 「オペラ」のこと。 **かけきん**【掛け金】[图] 一定の期間ごとに、一定の金額を積みたてること。「保険の―」 ②掛け売りや掛け買いで、受けとったり、しはらったりした代金。 **かげぐち**【陰口】[图] 本人のいないところで、その人の悪口を言うこと。「―をたたく」「―をきく」 **かけごえ**【掛け声】[图] ⊕芝居や競技などで、ひいきの役者や味方のチームを応援結する声。「客席から―がかかる」 ②調子をとったり、勢いをつけたりするために出す声。「―ばかりでなにもしない」「―だおれ」 **かけごと**【×賭け事】[图] 金品をかけてする勝負ごと。ギャンブル。類[賭博]・[ばくち] <226> **かけことば**【掛け、詞・懸け、詞】[国語] 和歌などで、一つの音の連続によってあらわせる二つの意味を次々にあらわし、文の続きかたに変化をもたせる表現技法。たとえば、「立ち別れいなばの山の峰みゃに生#ふるまつ・・・」では、「イナバ」という一つの音の連続に対して、上からは「立ち別れ去ぃなば(=行ってしまったら)」と続け、下に対しては「因幡ぼの」と続ける。このように一つの音の続きに二つの意味をもたせる技巧。 **かけこみ**【駆け込み】[图] 走りこむこと。「―乗車は危険だ」 ②ある時期や機会をのがさないように、大急ぎでことをおこなうこと。「改訂ご前の―申請」 **かけこみでら**【駆け込み寺】[图] 江戸以時代、不幸な結婚で苦しむ女性がにげこんだ寺。足かけ三年とどまると離婚が認められた。縁切えり寺。鎌倉はの東慶寺が有名。 **かけこむ**【駆け込む】[国] 走って中にはいる。また、直接うったえる。「派出所に―」 **かけざん**【掛け算】[图] 二つ以上の数や式をかけあわせる計算。答えは「積せき」。乗法。割り算 **かけじく**【掛け軸】[图] 床との間などにかける、書や日本画などを他の紙や布にはって仕立てた巻き物。「かぞえ方」幅なく・軸じく **かけす**【懸巣】[图] カラス科の鳥。ハトより少し小さい。背はぶどう色で、羽に黒や白のまだらがある。よく他の鳥の鳴き声をまねる。Γεν **かけず**【掛け図】[图] 説明するときなどに広げて、かけられる形にした地図や絵。 **かけずりまわる**【駆けずり回る】[国] あちこちいそがしく走って回る。「庭を―」 ②あちこちに出向いて力をつくす。「金策に―」「履東奔西走する▼「かけまわる」を強めた言い方。 **かげぜん**【陰、膳】[图] 家を長くはなれている人のぶじをいのって、留守宅の家族が毎日供える食事。 **かけそば**「掛け、蕎麦】[固器] くさに入れて、こるだけをかけたそば。かけ。圏掛けうどん **かけだし**【駆け出し】[图] その仕事を始めたばかりで慣れていない人。「―の編集者」圏新人・新米熱 **かけつ**【可決】[图] 乏会議などで、議案をよいと認めてきめること。「賛成多数で―する」→否決 かけつけ(駆け付け)三杯 宴会などで、おくれてきた者に、罰ょっとして、酒を続けざまに三ばい飲ませること。 **かけつける**【駆け付ける】[下□] 大急ぎでその場に着く。「急を聞いて―」圏はせつける **かけっこ**【駆けっこ】[图] どちらが速いか、走って速さを競きそうこと。かけくらべ。かけくら。かけっくら。邇競走▽幼児語。 **かけて**①『「~にかけて」「〜へかけて」の形で] ・・・にわたって。「春から夏に―」「日曜へ―一泊松で出かける」 ②『「~にかけては」の形で』…に関しては。「音楽に―は右に出る者はない」 ③・・・にちかって。「良心に―」「神―」 **かげながら**【陰ながら】[圓] おもてだっていないようす。人に知られない状態で。「―応援結しております」「―ご成功をおいのりしています」圏よそながら・人知れず▽はげますときなどに、なんの力にもなれませんが、という気持ちでへりくだって言う。 **かけぬける**【駆け抜ける】[下□] 走って通りぬける。走って通りすぎる。 **かけね**【掛け値】[图] ①実際にひきあう値段よりも高くつけた値段。 ②「多く、「掛け値なし」の形で』とりつくろったり、おおげさにしたりしないで、ありのままであること。「―なしの賛辞」 **かけはし**【懸け橋・掛け橋】[图] 険しいがけなどに、板などで簡単につくった仮の橋。「にじの―」▽仲よくいくように、あいだをとりもつことをたとえてもいう。「両国の友好のとなる」 **かけひ**【×覚・懸け×樋】[图] 庭に水を引くために、地上にかけわたした竹や木のとい。「かけい」とも。 **かけひき**【駆け引き】[图] 商売や交渉にいりなどで、相手の出かたを見て方法や態度を変え、自分に有利になるように進めていくこと。「商売上の―がうまい」「恋ぃの―」▽もと、戦場で、敵の出かたを見て兵を進めたり、しりぞかせたりすること。 **かげひなた**【陰日向】[图] 人の見ているところと見ていないところとで、言うことややることにちがいの あるようす。「―なく働く」▽日の当たる場所と日の当たらない場所という意味から。 **かけぶとん**【掛け布団】[图] ねるときに、からだの上にかけるふとん。敷き布団 **かげべんけい**【陰弁慶】[图] 「内弁慶けい」に同じ。 **かげぼうし**【影法師】[图] 光が当たって地面やしょうじなどに映しだされる人などのかげ。 **かげぼし**【陰干し・陰乾し】[图] 日かげでものをかわかすこと。また、かわかしたもの。日干し **かけまわる**【駆け回る】[国] ぐるぐる走って回る。「グラウンドを―」圏駆け巡る ②仕事などで、あちこちに出向く。「新商品の宣伝に、得意さきを―」「圏奔走する **かげむしゃ**【影武者】[图] ⊕敵をだますために、ふだんから大将と同じ服装をさせ、いざというときにかわりになる武士。「武田信玄以解」の―」「替え玉 ②表面には出ないで、裏で指図覚する権力者。「事件の裏には―がいるにちがいない」圏[黒幕] **かけめぐる**【駆け巡る】[国] ある場所のあたりを、あちこち走りまわる。「山野を―」 **かけもち**【掛け持ち】[图] 「いくつかの仕事を、一人で同時にうけもつこと。また、同種の仕事を二つ以上の場所でおこなうこと。「二つの予備校を―で教える」兼務・兼任 **かけよる**【駆け寄る】[国] 走って近寄る。はせよる。 **かけはなれる**【掛け離れる・懸け離れる】[下] 遠くはなれる。ひどくちがう。「現実から掛け離れた」 **かけら**【欠けら】[图] ①こわれてとれた小さな一部分。「割れた茶わんの―」 <227> ②「~の欠けらもない」の形で」ほんの少しもふくまれない。「反省の―もない」 >つかいわけ 欠けら・破片・切れ端はし・断片 「欠けら」「破片」は、かたいものがくだけてできる。「ガラスの破片」。「切れ端」は、やわらかいものが切れてできる。「布の切れ端」。「断片」は、抽象的なことにも使う。「断片的な知識」。 **かげり【陰り・×翳り】** [图]①かげの部分。「一点の―もない空」 ②暗い印象があること。また、勢いが弱まりそうな感じがすること。「―のある表情」「好景気に―が見えはじめる」類陰 **かける【欠ける】** [下]①かたいものの一部がこわれる。「コップがー」 ②あるべきものが不足している。一部分がたりない。「常識に―」「メンバーがー」 ③月が細くなる。→満ちる▽「虧ける」とも書く。 **かける【掛ける】** [下]造語支えとめたり、ぶらさげたり、あずけまかせたりする。「ボタンをー」「かぎを―」「帆』を―」「はかりに―」「気に―」「家がらを鼻に―」「なべを火に―」「ベンチにこしを―」 ②ひっかけてとらえたり、処理したり、だましたりする。「魚をあみに―」「お目に―」「裁判に―」「会議に―」「わなに―」「ペテンに―」 ③かぶせたり、こうむらせたりする。「ふとんを―」「水を―」「圧力を―」「苦労を―」「世話を―」「税を―」「保険を―」 ④他に向けてはたらきかけたり、作用をおよぼしたりする。「電話を―」「術を―」「ことばを―」「目を―」「愛情を―」「ちょっかいを―」「火を―」 ⑤機械や道具などをはたらかせる。「かんなをー」「エンジンをー」「ブレーキをー」「レコードをー」「アイロンをー」「ふるいに―」 ⑥ついやす。「時間を―」「手間を―」「かねを―」「かげる【陰る・×翳る】[国]さえぎられて光が当たらなくなる。「雲が出て日が―」 暗くなる。「表情が―」 **かげろう【陽炎】** [图]春や夏の晴れた日に、地面から暖められた空気がゆらゆらと立ちのぼり、地表近くの景色もがゆらめいて見えるもの。 **かげろう【×蜉蝣】** [图]カゲロウ目の昆虫のまとめた呼び方。形はトンボに似ている。▽成虫の寿命が一時間から数日と短いことから、はかないもののたとえに使う。「―の命」 **かげろうにっき【蜻蛉日記】** [雁屬]九七五年ころか。藤原道綱の母の作。兼家婦との恋愛熱・結婚生活・道綱への母性愛など、二十一年間の苦しい生活を自叙伝的につづった日記。三巻。 **かげん【下弦】** [图]満月のあと新月になるまでの、右側がしだいに欠けていく月。下弦の月。圏弓張り月 上弦炸,▽弓の形にたとえ、月がしずむとき、つるにあたるほうが下向きになることから。♪巻末「月齢表」参照。 **かげん【下限】** [图]①数量や値のはばがあるとき、その最低の限界。「価格が―を割る」 ②区切られた時代の、もっとも現在に近い時期。「近世の―」→上限 **かげん【加減】** [图]―[ス][造語]①〈名〉①ものごとの調子や程度。とくに、からだのぐあい。「おーはいかがですか」類あんばい ②足し算と引き算。「―乗除。」 ①〈名・スル〉ちょうどいいぐあいに調節すること。「力の入れかたを―する」 ●〈造語〉[「~加減」の形で』①…の程度やぐあい。「湯——」「塩」「手―」「匙―」 ②やや・・・気味であるようす。「うつむき―」「ほろよい―」 ③ちょうどいい状態であることをあらわす。「飲みー」 >「つかいわけ」→「調子」を見よ。 **かと【過去】** [日]图室過ぎてしまった時。むかし。「―をふりかえる」「―の人(=今は勢いがない人)」現 ・かこ ◎交配させる。 **【掛】** ・8画 全11画 掛掛掛掛 への形にものをひっかけて垂らすこと。音は「カ」「ケ」。「掛帆」「掛念」 かける声を掛ける 裁判に掛かける 迷惑惣を掛かけるやり掛かける呼び掛ける掛け軸じく掛け時計 行き掛けの駄賃びん食べ掛け かかる疑いが掛かる手が掛かかる費用が掛かかる掛かり合い 親掛かり かかり 掛員唸,出札掛っさっ **【架ける】** [下]鉄道や橋などをわたす。「橋を―(↑架橋)」「電線を―(←架線)」 **【懸ける】** [下]①結果を運にまかせて何かをさし出す。「その仕事に命を―(←懸命)」 ②だれかわからないが、勝った者にそれをあたえることにする。「優勝を―」「賞金を―(↑懸賞金)」 **かける日【翔る】** [国]空高く飛びまわる。「大空を―」「鳥」 **【駆ける・×駈ける】** [下]□◎生物が速く走る。「学校まで駆けていく」 ▼「走る」は車などにも使うが、「駆ける」は生物に使う。 ②馬に乗って走る。「荒野を―」 **かける【×賭ける】** [下]かけごとをする。勝った人がとる約束でかねや品物を出す。「このレースに一万円をー」 <228> **かご**【加護】[图] 神や仏が大きなめぐみの力で守ること。「神のーをいのる」類[守護] **かご**【過誤】[图] まちがい。あやまち。過失。 **かご**【歌語】[图] 和歌を詠ょむときに使う、詩的な語句。たとえば、ツルを「たず」、ガンを「かりがね」などという。また、枕詞能・掛かけ詞・歌枕などをふくめていうこともある。 **かご**【籠】[图] 竹・つる・針金などを編んでつくった入れもの。 籠の鳥 自由をうばわれた状態にあること。 **かご**【×駕籠】[图] 昔の乗り物。竹などでできた箱に人を乗せ、上につけた棒を二人で前後からかついで運ぶ。「―かき」「早―」 **がご**【雅語】[图] 上品で優美なことば。とくに、平安時代の和歌に使われるような、貴族の洗練されたことば。類[雅言] 俗語 **かこい**【囲い】[图] まわりを囲うもの。とくに、へいやかき根など。「雪―がこい」 **かこう**【下降】[图] へ下にさがること。低くなること。「成績が―線をたどる」「類」低下 上昇 **かこう**【火口】[图] 火山で、溶岩撃やガスなどのふきだし口。「噴ょん―」 **かこう**【加工】[图] 人手を加えて、原料や製品をちがうものにつくりかえること。「―乳」 **かこう**【河口】[百] 川が海や湖に流れこむところ。一利根川―にある銚子ょう港」 **かこう**【囲う】[国] まわりをとりまいて安全にする。かこむ。「板塀でー」 ②たくわえておく。「野菜を―」 めかけを人に知られないようなところに住まわせる。 **かごう**【化合】[图] 「スと二種類以上の純粋な物質から、ただ一種類のまったく別の純粋な物質ができる変化。たとえば、銅と硫黄を強く熱すると硫化銅ゅぅかができるが、これは銅とも硫黄ともまったく別の性質をもつ。分解 **がごう**【雅号】[图] 書家や画家・作家などが仕事上で使う、本名以外の風流な名。たとえば、夏目漱石(本名は金之助読。)など。圏ペンネーム・筆名 **かこうがん**【花崗岩】[图] 石英・長石・雲母をおもな成分とする火成岩。白っぽい地に黒いつぶが多くはいっている。みかげいし。建築材料にする。 **かこうげん**【火口原】[图] 複式火山で、中央の火口と周囲の外輪山慈見とのあいだにある平地。箱根と仙石原蹴どくや阿蘇穂谷など。 **かごうぶつ**【化合物】[图] 化合によってできる物質。化合物は分解できるので、たとえば、化合物である酸化銀を加熱すると、銀と酸素とに分解する。銀や酸素は化学的操作を加えても分解せず、これらを単体という。▽食塩水や空気のように、いくつかの物質がまざりあっているだけのものは「混合物」という。 **かこうぼうえき**【加工貿易】[图] 原料を輸入して、工業製品を輸出する貿易。 **かこく**[日]【×苛酷】[形動] むごくて、非常に厳しく苦しめるようす。「税金の―なとりたて」「ーに過ぎる刑罰」「無慈悲 [目]【過酷】[形動]」並はずれて、ひどすぎるようす。「―な労働でたおれる」「―にとりあつかう」 **かこちょう**【過去帳】[医] その家の死んだ先祖の俗名そう、戒名認・死亡年月日などを書きしるしておく帳簿ょう。鬼籍き・点鬼簿き **かこつ**【託つ】[国] ぐちや不平を言う。なげく。「不遇を―」 **かこつける**【託ける】[下□] 言いのがれるために他のせいにする。口実にする。「クラブ活動にかこつけて勉強をおこたる」 **かこみ**【囲み】[图] ●周囲をとり巻くこと。また、とり巻くもの。包囲。「―をつくる」「―を解く」 ②新聞・雑誌などで、罫ぃぃやわくで囲んだ記事や読みもの。「―記事」 **かこむ**【囲む】[国] ぐるりとまわりをとり巻く。かう。「番号を丸で―」 ②囲碁・将棋しょう・マージャンなどをする。「一局―」▽盤やテーブルを囲むことから。 **かこん**【禍根】[图] 災いが起こる原因。不幸のみなもと。「年来の―を除く」「将来に―を残す」 **かどん**【過言】[图] [多く、「〜といっても過言ではない」の形で] …といっても言いすぎではない。「世界に通用するといっても―ではない」 **かさ**[日]【傘】[图] 雨や日ざしをよけるためのもの。からかさ・こうもりがさ・日がさなど。パラソル。「―をさす」「核の―の下(=核兵器で守られる範囲児)にある」 [目]【×笠】[图] 雨や日ざしを防ぐため頭にかぶるもの。また、それに似た形のもの。「すげー」「電灯の―」 笠に着る 自分の強い立場を相手に見せつけて、大きな態度をとる。「権力をかさに着ていばりちらす」 [て]【×暈】[图] 太陽や月のまわりにできる、ぼんやりした光の輪。「月が―をかぶる」 **かさ**【×嵩】[图] ものの大きさ。容積。分量。「―がふえる」「水―が増す」「―上げ」 嵩にかかる 権力をふりかざしたり、勢いに乗ったりして、相手をむりやりおさえつける。 **かさ**【×瘡】[图] 皮ふ病。できもの。かさぶた。梅毒。 **がさ**[图] 家宅捜索。「―入れ」▽「さがす」のさかさことば。 <229> **かざあな**【風穴】[图] ①風を通すためにあけた穴。通風口。 ②山腹などにある穴。外部との温度差で風がふきとおる。ふうけつ。 風穴をあける ●胴体ぶに弾きを撃っちこむ。「どてっ腹がらに―ぞ」 ②新風をふきこむ。「閉鎖的社会に―」 **かさい**【火災】[图] 「火事」の改まった言い方。「―予防週間」「—保険」 **かさい**【家裁】[图] 「家庭裁判所」の略。「―に送る」 **かざい**【家財】[图] 家庭で使う道具。また、一家の財産。「——道具一式」「―をなげうつ」 **がざい**【画材】[图] ①絵をかくための材料。絵の具・筆・カンバスなど。 ②絵にかく対象。絵の題材。 **かさいぜんぞう**【葛西善蔵】 一八八七—一九二八年。大正期の小説家。青森県生まれ。自然主義的私小説作家。貧しく孤独な自身を冷静な目でえがいた「哀かなしき父」「子をつれて」「椎しいの若葉」などの作品がある。 **かさがけ**【×笠懸】[图] ウマで走りながら、二、三〇ひさきの笠の的とを射る競技。犬追物訟や流鏑馬ょきとともに、馬術や弓術の訓練として、鎌倉時代以降、盛だぁんにおこなわれた。 **かさかさ**[画「ス」形動] ①〈副・スル〉かわいたものが軽くふれあうようす。また、そのときに出る小さな音。「落ち葉が―鳴る」 ①〈形動〉油気ょらや水気にとぼしく、全体にうるおいがないようす。「はだが―だ」 **がさがさ**[副「スン形動] ①〈副・スル〉かわいたものがふれあって出る音。「かさかさ」よりも強い音。 ①〈形動〉干からびてうるおいのないようす。「かさかさ」よりひどい状態をいう。「―になった手」 **かざかみ**【風上】[图] 風のふいてくる方向。「―なので類焼をまぬがれた」風下 風上にも置けない 仲間のいやしくずるい行動をののしっていうことば。「武士の―やつだ」▽くさいものを風上に置くと、一帯に広がることから。 **かさく**【佳作】[图] 団できばえのいい作品。圈佳品 ②入賞した作品に次いですぐれた作品。「選外―」 **かさく**【家作】[图] 人に貸すためにつくった家。「―持ち」類[貸家で] **かさく**【寡作】[図] 形動 芸術家が作品を少ししかつくらないこと。「―な作家」⇔多作 **かざぐるま**【風車】[图] ①紙やセルロイドでできた羽根車に、風が当たると回転するおもちゃ。 ②「ふうしゃ」 **かざごえ**【風邪声】[图] 少し風邪がきを引いたときの、かすれた声や鼻のつまった声。「かぜごえ」とも。 **かささぎ**【×鵲】[图] カラス科の鳥。大きさはカラスより小さく、つやのある黒で尾が長い。日本では筑紫いく平野のみに生息している。天然記念物。 牽牛蹴りと織女にくを会わせるために、カサ鵲の橋サギが天ぁまの川にかけるという橋。 **かざしも**【風下】[图] 風のふいていく方向。風上ゞ **かざす**【×翳す】[国] 光をさえぎるため、手などをひたいのあたりにさしかける。「小手にを―」 ②上に手を出しておおうようにする。「火に手を―」 ③手に持って高くかかげる。「たいまつを―」 **がさつ**[形動] ことばや動作があらっぽくて品がないようす。「ものの言いかたが―である」圏粗暴・粗雑 ②細かいところに気を配る態度やおくゆかしさに欠け、落ち着きがない状態である。「がさついた人」 **がさつく**[国] がさがさと音がする。 **かさなる**【重なる】[国] ものの上に同じ種類のものが置かれる。「時計の針が―」 ②一つのことにさらに同じことが加わる。「不幸が一」 **かさね**【重ね】[图] 造語 ①〈名〉重ねること。また、重ねたもの。「―着き」「―もち」▽平安時代には、貴族が着物を重ねて着るときの配色をいい、季節や年齢によってきまっていた。紅梅がさね・紅葉もみじがさねなど。「襲かさね」とも書く。 ①〈造語〉重ねたものを数えることば。「着物ひとー」「三段―の重箱」 **かさねがさね**【重ね重ね】[副] 同じようなことを何度もくりかえすようす。「―お礼を申しあげます」「―のご支援んありがとうございます」類[重々] ▽いさつなどに使うことが多い。 **かさねぎ**【重ね着】[图] 函防寒や盛装のために、衣服を何枚も重ねて着ること。 **かさねて**【重ねて】[■] さらに、もう一度。念のため、くりかえして。「―お願いする」 **かさねる**【重ねる】[下□] ◎ものの上にさらに同じものをのせる。「ふとんを―」 ②同じことをくりかえす。「失敗を―」 >「つかいわけ」→「積む」を見よ。 **かざばな**【風花】[图] 田風にふかれた積雪が、小さな雪片となって風上鍵から飛んでくるもの。 ②冬季、大陸の高気圧がわが国に広がってくる前ぶれに、軽く降る粉雪。「かざはな」とも。 **かさばる**【×嵩張る】[国] 体積が目立って大きい。「かさばった荷物がじゃまになる」 **かさぶた**【×瘡蓋・×痂】[图] 傷やできものが治りかけたときにできる、かわいた皮。 **かさだか**【×嵩高】[形動] ①目方に比べて、体積が大きく、かさばるようす。「―な荷物」 ②人を見くだした横柄なようす。 **かざまち**【風待ち】[图] 帆船殻が、港で出発するために順風を待っていること。「かぜまち」とも。 **かざみ**【風見】[图] 風の向きを知るために、屋根の上や船などにつける、矢やニワトリの形をした道具。類[風向計]・[風信器] **かざみどり**【風見鶏】[图] ⊕ニワトリの形をした風向計。 ②自分の考えがなく、まわりのようすを見て態度を変える人。▽風向計は風のふく方向によってしじゅう向きを変えることから。 **かざむき**【風向き】[图] 風のふいてくる方向。▽ものごとのなりゆきや人のきげんなどをたとえてもいう。「どうもーがおかしい」 <230> **かざり**【飾り】[图] ①かざること。かざったもの。「クリスマスのー」圏装飾・デコレーション ②「おかざり」 ③外面につけくわえられただけで、なかみや実体のないもの。うわべだけのこと。「社長といっても―だ」「―のないことば」圏虚飾く **かざりけ**【飾り気】[图] 自分をよく見せるために表面をかざろうとする気持ち。「―のない人」 **かざりたてる**【飾り立てる】[下] 人目を引くように、ことさらはでにかざる。「飾り立てて、芝居見物に出かける」「店内を―」 **かざりつける**【飾り付ける】[下] かざりになるものを、効果的に配置したり、とりつけたりする。 **かざりまど**【飾り窓】[图] 商品を展示する窓。ショーウインドー。 **かざる**【飾る】[国] ◎美しく見せるために、効果を考えてものを配置する。「部屋へを―」「巻頭を―」「うわべを―」 ②りっぱにやりとげることによって、全体を意義あるものにする。「有終の美を―」「引退の花道を―」 **かさん**【加算】[图] 「凸◎基準となるものに、ある数量を加えること。「元金びに利子を―する」「―税」 ②加え算。足し算。寄せ算。減算説 **かさん**【火山】[图] 地下のマグマやガスなどが地表にふきだして積もり、できた山。▽円錐形燃ぃの成層火山(=コニーデ。富士山など)、ねばりけの高い溶岩でできた溶岩円頂丘さぁ^(=トロイデ。有珠山静など)をはじめ、爆発によってできたくぼ地や割れ目などの地形もふくまれる。また、現在の火山活動の状態から、活火山・休火山・死火山に分けられる。▷下段図 **がさん**【画賛・画、讚】[图] 同一画面に、画の内容を補うように書きいれた文章や詩歌い。 **かさんかすいそ**【過酸化水素】[图] 酸素と水素の化合物。無色の液体。殺菌作用や漂泊,作用がある。化学式はHO、「実験で酸素をつくるには、「かし」うすい過酸化水素水に二酸化マンガンを加える。 >かざん コニーデ(成層火山) ベロニーデ(溶岩尖塔) アスピーテ(楯状火山) トロイデ(溶岩円頂丘) ホマーテ(砕屑丘) **かざんがん**【火山岩】[图] マグマが地表や地表近くで急速に冷え固まってできた火成岩。玄武岩戏。・安山岩・流紋岩機もんなど。噴出岩。 **かざんたい**【火山帯】[图] 火山がいくつも集まり、帯状誌りに連なっている地域。日本には、千島ま・那須・鳥海・富士・乗鞍・大山燃・霧島などの火山帯がある。▽世界には、環流太平洋火山帯と、地中海火山帯があり、日本列島は環太平洋火山帯の中にある。 **かざんばい**【火山灰】[图] 火山からふきだされた灰のような細かいつぶ。直径四歳以下をいう。「―地」 **かざんばいだいち**【火山灰台地】[图] 火山灰や軽石などが堆積した台地。新しい火山灰におおわれているところは乾燥試しやすく、土地のやせているところが多い。 **かし**【下肢】[图] 動物の後ろ足。人間の脚色。砂上肢 **かし**【下賜】[图] ス」身分の高い人からものをあたえられること。「―の品」☆☆献上 **かし**【可視】[图] 目で見ることができること。「―光線」 **かし**【仮死】[图] 意識がなく呼吸が止まって、死んだように見える状態。「―状態」 **かし**【河岸】[图] ●川の岸。 ②川岸にたつ魚市場。「魚―ぞ」▼常用漢字表付表の語。 河岸を変える 遊んだり、飲み食いしたりする場所を変える。 **かし**【菓子】[图] 米・コムギ・砂糖・あんなどでつくった、間食用のあまい食べもの。 **かし**【貸し】[图] 貸すこと。また、貸してあるかね。「ちょうど一万円―になる」「―をとりたてる」 ②相手にあたえた恩を、まだ返してもらっていないこと。「―をつくる」借り **かし**【×樫】[图] ブナ科の常緑高木。アカガシ・シラカシなど。実はドングリ。材質はかたくて弾力びくがあり、器具・建築材などに使う。 **カし**【カ氏・華氏】[图] 温度の単位。水の氷点殴りを三三度、沸点給を二一二度として、そのあいだを一八○等分した目盛りであらわす。記号はF▽「華氏」は、発明者のドイツ人ファーレンハイトの中国音表記「華倫海」による当て字。現在、温度の単位としてはふつうセ氏を使う。 **かじ**【火事】[图] 山林・建物などが焼けること。「山―」「対岸のー」火災 **かじ**【加持】[图] 「山密教で、手で印んを結び、呪文隣を唱えながら病気や災難から救われるようにいのること。「―祈禱り」 **かじ**【家事】[图] 家庭内のいろいろな仕事。炊事ぃ・せんたくなど。「―に追われる」「―てつだい」 **かじ**【×舵・×梶・×楫】[图] 船や飛行機の進む方向をきめる装置。 かじを動かして目的の方向に進む。舵を取る <231> **かじ[鍛冶]** [名]鉄などを熱し、打ちきたえていろいろな器具をつくること。また、その仕事をする人。「―屋」「刀[かたな]―」▽「鍛治」は誤り。 **がし[餓死]** [名]食べものがなくて、うえて死ぬこと。うえじに。「―寸前」 **かじいもとじろう[梶井基次郎]** [人]一九〇一-三三年。昭和期の小説家。大阪生まれ。繊細な感受性と特異なイマジネーションで青春期の不安をえがいたが、結核のため早く死んだ。代表作「檸檬[れもん]」のほか、「城のある町にて」「闇[やみ]の絵巻」「交尾」など。 **カシオペアざ[カシオペア座]** [名]北極星をはさんで北斗七星と並ぶW字形の星座。 **かしおり[菓子折り]** [名]菓子を折りづめや箱づめにしたもの。手みやげや贈答品に使う。 **かじか[鰍]** [名]カジカ科の魚。川にすむ。ハゼに似て、頭が大きく、からだは細長い。食用。ゴリ。 **かじかがえる[河鹿蛙]** [名]アカガエル科のカエル。谷川にすみ、おすは美しい声で鳴く。カジカ。 **かじかむ[悴む]** [動]寒さのために、手足がこごえて思うように動かなくなる。「手が―」 **かしかり[貸し借り]** [名]貸すことと借りること。とくに、金銭についていう。「これで―なしだよ」 **かじき[梶木・舵木・旗魚]** [名]マカジキ科・メカジキ科の魚。マグロに似ているが、上あごが長くのびている。体長は二㍍以上。食用。カジキマグロ。 **かじきとう[加持祈禱]** [名]密教で呪文を唱え、仏の加護をいのること。奈良・平安時代に現世利益と結びつき、盛んにおこなわれた。 **かしきり[貸し切り]** [名]乗り物や劇場などを、ある期間、約束した人や団体にだけ貸すこと。「―バス」 **かしきんこ[貸金庫]** [名]金融機関が使用料をとって客に使用させる金庫。金庫室内に多数の保管箱が設けられ、営業時間中、客は専用のかぎで自由に開閉できる。 **かしぐ[傾ぐ]** [動]立っているものがかたむく。ななめになる。「地震で塔が―」 **かしげる[傾げる]** [動]かたむける。ななめにす る。「首を―」 **かしこ[彼処]** [代]自分からも相手からも遠くはなれた場所をあらわすことば。あの場所。あそこ。「ここ―から集まる」「どこも―も大にぎわいだ」▽単独では使わない。 **かしこ** [感]女性が手紙の最後に書きそえる、結びのことば。[類]あらあらかしこ▽「畏[かしこ]し(=おそれおおい)」の略で、古くは「あな、かしこ」と書いて、他の人に決して見せないようにという意味だった。その省略形。 **かしこい[賢い]** [形]①頭がよくはたらき、りこうである。才知がある。「―生きかた」[類]賢明・さとい[対]愚か②要領がよく、ややずるいところもあるようす。「―立ちまわりかた」 **かしこうせん[可視光線]** [名]人間の目に光として感じる電磁波。波長は三八〇~八〇〇㍉㍍程度のもので、ふつう言われる光線のこと。波長によってさまざまな色として見える。[対]不可視光線 **かしこくも[畏くも]** [副]ありがたく、もったいないようす。おそれおおくも。古い言い方。「―おことばをたまわる」 **かしこどころ[賢所]** [名]①宮中で、アマテラスオオミカミの御霊代[みたましろ]として、八咫鏡[やたのかがみ]を模した神鏡が置かれている場所。内侍所[ないしどころ]。現在は、皇居吹上御苑にあり、神殿・皇霊殿とともに宮中三殿という。②神鏡。 **かしこまる[畏まる]** [動]①きちんと正座する。「かしこまらずに楽にしてください」「かしこまってお話を聞く」 ②つつしんで命令を受ける。「承知する」のへりくだった言い方。「かしこまりました」 **かしずく[傅く]** [動]つきそって世話がをする。「おそばに―」 **かしだおれ[貸し倒れ]** [名]貸したかねを返してもらえず、そのまま損になってしまうこと。 **かしだし[貸し出し・貸出]** [名]銀行などがかねを貸しつけること。また、図書などを外へ貸しだすこと。「貸し出しを禁止する」「貸出金」「貸出票」[対]借り入れ・借入 **かしつ[過失]** [名]不注意から起こるあやまち。「―致死」[対]故意 **かじつ[佳日]** [名]縁起のいい、めでたい日。改まった言い方。[類]吉日[きちじつ] **かじつ[果実]** [名]草や木の実。くだもの。「―酒」 **かじつ[過日]** [名]先日。このあいだ。「―はお世話さまでした」▽多く、手紙文で使う。[文]文章語。 **かしつけ[貸し付け・貸付]** [名]料金や利子、期間などをきめて金銭や品物を貸すこと。ローン。「資金の貸し付けを受ける」「貸付信託」「貸付金」 **かして[貸し手]** [名]金銭や品物などを貸す側の人。[対]借り手 **かじとり[舵取り]** [名]①船のかじをとり、進む方向をきめること。また、その役目をうけもつ人。[類]操舵手・舵手[だしゅ]②ものごとがうまく進むように導くこと。また、団体のリーダー。「―がうまい」 **かしぬし[貸し主]** [名]貸した金銭や品物などの所有者。[対]借り主 **カジノ** [名]①ルーレット・ダイスなどを備えた公認の賭博場。ラスベガスやモンテカルロが名高い。②音楽やダンスを楽しむ娯楽場。[F]casino <232> かじばどろぼう【火事場泥棒】[图]火事場のどさくさにまぎれて、ものをぬすむ人。▽混乱やごたごたにつけこんで不正に利益をえる人をたとえてもいう。 かじば(火事場)の馬鹿力ら ここ一番というときに出る、あきれるほど強い力。▽焼けている家の中から、ふつうではとても一人で持てそうもない、たんすなどを背負って難をのがれることから。 **かしほん【貸本】** [图]料金をとって一定期間内、書籍・雑誌を貸すこと。また、貸した本。かしぼん。▽ふつう、「貸し本」とは書かない。 **かしま【貸問】** [图]月ごとに、使用料をとって貸す部屋へ。▽ふつう、「貸し間」とは書かない。 **かしましい【×姦しい】** [囮]話し声や鳴き声などがうるさい。「かしましく鳴くせみの声」「女三人寄ればー」類やかましい・かまびすしい **カシミア** [圏]カシミアヤギの毛を使った高級な毛織物。インド北部、カシミール地方原産。カシミヤ。| cashmere **かしもと 【貸元】** [图]金銭を貸す人。金主。 ②賭博場を開いている親分。かけ金を貸すことからいう。▽ふつう、「貸し元」とは書かない。 **かしや【貸家】** [图]月ごとに家賃をとって貸す家。↔借家しゃくふつう、「貸し家」とは書かない。 **かしゃ【貨車】** [图]貨物を運ぶ鉄道の車両。客車「かぞえ方 両りよろ **かしゃ【仮借】** [国語]漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。もとの字の意味とは無関係に字の音だけを借りてほかの意味をあらわす用法。たとえば、「まめ」はもと「荳とぅ」と書いたが、音が同じ「豆(=たかつき。食物を盛る器)」を借用するようになった。また、外来語の表記にも用いる。阿片ぶ・基督歌留多など。▽「かしゃく」と読めば別の語。 **かしゃく【仮借】** [图]函[多く、「仮借なく」の形で」見のがさないで。許さないで。「―なく追及歌うする」類容赦▽「かしゃ」と読めば別の語。 **かしゃく【×呵〝責】** [图]厳しく責めること。「良心の―にさいなまれる」 **かしゅ【歌手】** [图]歌をうたうことを職業とする人。シンガー。「アイドルー」 **かじゅ【果樹】** [图]食用の果実がなる木。「―園」 **がしゅ【雅趣】** [图]上品で心ひかれるおもむき。「―豊かな景色き」類雅致が **カジュアル** [图形]動ふだんの。気軽な感じの。「―ウエア」「―な店」→ フォーマル - casual **かしゅう【加州】** [图]↓「かが」 **かしゅう【河州】** ↓「かわち」 **かしゅう【家集】** [图]個人の和歌を集めた歌集。私家集。「いえのしゅう」とも。 **かしゅう【歌集】** [图]和歌を集めた本。「―を編む」 ②歌謡曲・民謡などの歌を集めた本。「愛唱―」 **かじゅう日【加重】** [图]一山重さや負担をさらにふやすこと。「―平均(=重要度も考えた平均値)」「累犯愍―」「負担を―する」☆軽減 **【荷重】** [图]機械・橋・車などに加わる力。また、それらがたえられる限界の重さ。「―制限」 **かじゅう【果汁】** [图]くだものをしぼったしる。 **かじゅう【過重】** [形動]負担がこらえきれないほど重いようす。「責任が―になる」「―な労働」 **がしゅう【我執】** [图]自分中心のせまい考え。また、自分中心の考えにとらわれること。▽仏教から出たことば。 **がしゅう【画集】** [图]絵を集めた本。 **かじや【鍛、冶屋】** [图] 金属をきたえ、加工して器物をつくる職業。また、その職業の人。「村のー」 **かじゃ【冠者】** [图]狂言煒、で、大名びに仕えている召使いの若者。「太郎―」「狂言の登場人物には、地主(-主人)に対して召使の太郎冠者・次郎冠者・三郎冠者があり、太郎冠者は頭がよく、もっとも活躍する役目が多い。 **がしゅう【賀州】** [图]「伊賀」「加賀」の別名。 **がしゅん【賀春】** [图]新年を祝って年賀状に書くことば。履賀正・頌春炫 **かしょ【箇所・《個所】** [图]造語「~箇所」の形で」〈名〉・・・の場所。「危険」「修正すべき―」 ①〈造語〉部分や場所を数えることば。「数―」「11とも。 **かしょう【火傷】** [图]やけど。熱傷。 **かしょう【仮称】** [图]下と正式の名がきまるまで、かりに名前をつけておくこと。また、その名前。 **かしょう【河床】** [图]川底の地盤感。「かわどこ」 **か しょう日【過少】** [形動]標準・必要・実際などよりよう少なすぎるようす。「報酬が―だ」「―申告」過多 **【過小】** [形動]標準・必要・実際などよりずっと小さいようす。小さすぎるようす。「―な評価」過大 **かしょう【寡少】** [形動]数が非常に少ないようす。ごくわずか。 **かしょう【歌唱】** [图]函歌をうたうこと。また、歌。「―力がある」「―指導」 **かじょう【過剰】** [图形]動多すぎてあまること。数量や程度が必要以上であること。「―生産」「自信―」「——防衛」團過多 **かじょう【箇条・個条】** [图]造語①〈名〉一つ一つ並べあげた項目や文章。「―書き」「圏条項・項目 ②〈造語〉条項や項目を数えることば。「五ーのご誓文誌」▽「か条」「ケ条」とも書く。 **がしょう【画商】** [图]絵の売買をする商人。 **がしょう【賀正】** [图]新年を祝って年賀状などに書くことば。「正月を賀す」という意味。圈賀春・頌春しゅん **がしょう【×臥床】** [图]函①〈名〉ねどこ。 ①〈名・スル〉床についてねること。▽多く、病気のときにいう。▼文章語。 **がじょう【賀状】** [图]祝いの手紙。ふつうは年賀状のこと。 **がじょう【×牙城】** [图]ある勢力の中心。ねじろ。「敵のーにせまる」「反対派の―」▽もと、牙旗(=大将の旗)のある城のこと。 **がじょう【画×帖】** [图]絵をかくための折り本や冊子。また、画帳。スケッチブック。 <233> かいた絵をとじあわせて一冊の本にしたもの。とくに折り本や冊子。 **かじょうがき【箇条書き】** [图]必要なことがらを項目に分けて書きならべること。「要点を―にする」 **かじょうさはん【家常茶飯】** [四漢]「日常茶飯」に同じ。 **かしょろひょろか【過小評価】** [图]ㄥものごとの価値や力を実際よりも小さく判断すること。「自分を―する」→過大評価 **かしょくのてん【華×燭の典】** [图]結婚式をほめた言い方。「―を挙げる」▽身内については使わない。「華燭」は、はなやかなともしびのこと。 **かしら【頭】** [图][造語]①〈名〉①あたま。また、あたまの毛。「―右(=右を向け)」 ②いちばん上の地位にある人。「―にすえる」「とびの―」圓頭領・親分 ③いちばん最初。「中学生を―に五人の子がいる」「一文字」類先頭・筆頭あたま ①〈造語〉→「がしら」 頭に霜しもをおく 年をとって白髪になる。 頭を下ろす 髪かみをそって出家しゅっする。僧たちや尼ぁまになる。 **かしら** [画] [終助] 疑問・質問をあらわす。「もう始まった―」「もう、お忘れ―」▽「か知らぬ」→「かしらん」→「かしら」と変化した形。 **がしら【頭】** [造語]「~頭」の形で]①・・・したとたん。「出会い―にぶつかる」▽ふつう、かな書き。 ②その中の最上位の人。「出世―—」「旗」 ③上やさきのはし。「目―」「波―」『動詞の連用形や名詞に付く。 **かしらもじ【頭文字】** [图]欧文絵で、文の最初の大文字(=キャピタル)。また、固有名詞の最初の大文字(イニシャル)。 **かじりつく【×齧り付く】** [国] かみつく。食いつく。「りんごにー」 ②はなれないように必死にしがみつく。「机に―」 **かじる【×齧る】** [国]かたいものを少しずつかむ。「せんべいをー」「すねを―」 ②ものごとを勉強する気になって、少しばかりやってみる。「芝居を―」 **かしわ【柏】** [图]ブナ科の落葉高木。葉は大きく、かしわもちを包むのに使う。 **かしわ【黄鶏】** [图]①羽が茶褐色のニワトリ。 ②ニワトリの肉。鶏肉恕。 **かしわで【×柏手・。拍手】** [图]神を拝むとき、両手のてのひらを打ちあわせて、パンパンと音を立てること。「―を打つ」 **かしわもち【×柏餅】** [图]カシワの葉で包んだ、あん入りのもち。五月五日の端午饶の節句につくる。 かしわもちのように、一枚のふとんを二つに折り、その中にはいってねることもいう。 **かしん【家臣】** [图]大名びりなどに仕える家来”。家人。「徳川家の―」 **かしん【過信】** [图]「実力以上に信用したり、思いこんだりすること。「自分の力を―する」 **かじん【佳人】** [图]美しい女の人。「J―薄命」 **かじん【家人】** [图]家族の中で主人以外の者。「夜中に―を起こす」▽主人が自分の家族、とくに妻をさしていう。 **かじん【歌人】** [图]和歌を詠ょむ人。うたよみ。 **がしんしょうたん【×臥薪嘗胆】** [四邁]目的を達するため、長いあいだ苦労を重ねること。▽中国の春秋時代、争っていた呉王がりと越王勢が、たきぎの上にねたり、苦いきもをなめたりしてみずからを苦しめ、うらみを忘れないようにして敵かたきを討っったという故事(「十八史略」)から。 **かじんはくめい【佳人薄命】** [四漢]美人はとかく早死にする者が多いということ。類美人薄命 **かす【化す/架す/科す/課す/嫁す】** [国]↓「かする」 **かす【貸す】** [国]自分のものを一時他人が使うことをゆるす。「本をー」 ②知恵結や力を人に役立てる。たすける。「手を―」「顔を―」借りる▽「借す」とは書かない。 かす日【滓】[图]液体の底にしずむ不純物。おり。 **かす目【×粕・×槽】** [图]酒をしぼったあとに残るもの。さけかす。「鯛たぃの―づけ」 **かず【数】** [图]ものがいくつあるかを名づけたもの。一つ、二つ、三つなど、それぞれを数えた値。「―が合わない」「―がある(=そろっている)」 ②数量の多いこと。「―をこなす」「―ある中」 ③数えあげるだけの価値のあること。なかま。「―に入れる」「ものの―ではない」 数知れない 数えきれないほど多い。 数ならぬ身 とるにたりない存在。 **ガス** [图]①気体。とくに、都市ガス・プロパンガスなど、燃料用の気体。「炭酸―」「―レンジ」 ②海や山に発生する、こい霧きり。「―がたちこめる」 ③毒ガス。「―兵器」 ④ガソリン。「―欠で車が止まる」 ⑤おなら。屁、。▼「瓦斯」と当てる。「gas **かすい【仮睡】** [图]「ス凶少しのあいだねむること。「午後の―」圏仮眠・うたた寝ぉ **かすいたい【下垂体】** [图]「脳下垂体」の略。 **かすいぶんかい【加水分解】** [图]有機化合物が水と反応して分解すること。また、水により塩類が分解され、酸性またはアルカリ性になること。 **かすか【幽か・徴か】** [形動]いまにも消えそうなほど弱々しいようす。わずかにしか感じられないようす。「―な光」「――に聞こえる音」類あるかなきか >つかいわけ かすか・ほのか= 「かすか」は、今まさに消えようとするときの、ものの少なさや弱さをいう。「まだかすかに息がある」。「ほのか」は、背後に多くのものがありながら、片はしだけがわずかにあらわれるさまをいう。「明かりがほのかにもれる」。 ・かすか 間の―」 <234> **かすがい[錠]** [名]①戸じまりに使うかけがね。②材木をつなぎとめるために打ちこむ両はしの曲がった大きなくぎ。「子は―」 **かすかす** [副]①食物本来の水分がとぼしいように食べる。「このみかんは―でうまくない」「―のりんご」 ②かろうじて達するようす。すれすれのようす。「電車賃さえ―だった」「―合格した」 **かすがたいしゃ[春日大社]** [名]奈良市春日野にある神社。藤原氏の創建により、氏神[うじがみ]として重んじられた。もとは春日神社といった。本殿の建築様式は春日造り。 **かずかず[数数]** [名]数や種類の多いこと。いろいろ。たくさん。「―とりそろえる」「思い出の―」 **かずく[被く]** [動]衣服などを頭にかぶる。上にかけておおう。古い言い方。「うす衣[ごろも]を―女」 **かずさ[上総]** [名]旧国名。今の千葉県中央部。東海道の一国。南総。「―木綿」「―掘り」▽「かみ(上)つふさ(総)」の変化した形。 **かすじる[粕汁]** [名]酒かすを加えたみそしる。実に塩鮭や野菜などを入れる。冬の食べもの。 **カスタードプリン** [名]牛乳・卵・砂糖・バニラエッセンスなどをまぜてあたためたものを型に流しこみ、蒸し焼きにした洋菓子。プリン。プディング。[E]custard pudding **ガスタンク** [名]ガスを貯蔵し、必要に応じて送りだせる装置を備えた円筒形や球形の大型容器。[E]gas tank **かすちゅうどく[ガス中毒]** [名]一酸化炭素・シアン化水素・ベンゼンなどのガスを吸ったためにひき起こされる機能障害。 **かすづけ[粕漬け]** [名]調味したかす床に魚・肉・野菜などをつけこむこと。また、つけこんだ食品。 **カステラ** [名]小麦粉・卵・砂糖・水あめなどをまぜて蒸し焼きにしたスポンジ状の洋菓子。カステーラ。[P]Castella **かずのこ[数の子]** [名]ニシンの卵を干したり、塩づけにしたりした食品。子孫繁栄に結びつけ、正月に用いる。 **かずのみや[和宮]** [人]一八四六-七七年。孝明天皇の妹。幕末の公武合体派の要請で、一四代将軍徳川家茂[いえもち]に降嫁[こうか]した。朝廷と幕府のあいだに立ち、江戸無血開城に力をつくした。 **カスピかい[カスピ海]** [名]ロシア南方からイラン北部にまたがる世界最大の湖。塩湖で、湖面は黒海海面より低い。チョウザメの漁場。 **ガスマスク** [名]有毒ガスなどから目や呼吸器などを守るために、顔や頭にかぶる器具。防毒面。[E]gas mask **かすみ[霞]** [名]①春、山のふもとなどに白くぼうっとたなびく雲のようなもの。空気中の細かい水滴による。「仙人[せんにん]は―を食う」「花[はな]―」[類]もや②目がぼんやりとしか見えないこと。「目に―がかかる」「―目」 **かすみあみ[霞網]** [名]小鳥をとらえるために、見えないほどに細い絹糸でつくったあみ。二本の棒に高く張りわたし、飛んでくる小鳥をとらえる。かすみ。▽一九四七年の狩猟法改正で使用禁止となった。 **かすみがせき[霞が関]** [名]東京都千代田区南部の中央官庁街。国会議事堂をはじめ各省庁舎が集まり、日本の政治や行政の中心地。▽昔、同名の関所が置かれていたことから。 **かすむ[霞む]** [動]①かすみがかかる。かすみがたつ。「山が―」 ②はっきりとは見えなくなる。「目が―」 **かすめる[掠める]** [動]①すきをねらってすばやくぬすむ。「品物を―」 ②人の目をごまかす。くらます。「親の目を―」 ③わずかにふれて通る。すれすれに通り過ぎる。「打球が頭上を―」 **かずら[葛・蔓]** [名]①植物のつる。また、つる草をまとめた呼び方。つたかずら。②古代の髪かざりの一種。つる草などを髪に巻きつけたもの。③うすい髪や短い髪を補うために加える髪。かもじ。かつら。 **かすり[絣・飛白]** [名]十文字や井桁[いげた]などのかすれたような模様。また、それを織りだした織物。「―の着物」「久留米[くるめ]―」 **かすりきず[擦り傷]** [名]皮ふをものがこすってできる軽い傷。「―がたえない」[類]擦過傷[さっかしょう]▽小さな損害をたとえてもいう。「被害はほんの―だ」 **かする[化する]** [動]①まったく別のものに変わる。「火事で灰と―」 ②他から影響を受けて変わる。「復讐[ふくしゅう]の鬼と―」「かす」とも。 **かする[架する]** [動]一方から他方へかけわたす。かける。「かす」とも。「橋を―」 **かする[科する]** [動]法律に違反した者に刑罰をあたえる。「かす」とも。「実刑を―」 **かする[課する]** [動]仕事などを割りあてる。「かす」とも。「税を―(←課税)」 **かする[嫁する]** [動]よめに行く。とつぐ。また、よめにやる。②人になすりつける。転嫁する。「責任を―」▽「かす」とも。 **かする[擦る]** [動]かすかにふれて通り過ぎる。かすめる。「ボールがバットを―」 **がする[賀する]** [動]相手に金品を送って祝福する。また、祝いのことばを言う。「がす」とも。「新春を―」ことほぐ▽[文]文章語。 <235> かすれる【×掠れる】[下]□◎墨ぁやインクなどが少なくて、白い部分がきれぎれに見える。「印刷が―」 ②声がしわがれる。「声が―」 **ガスレンジ** [图]ガスを燃料とする、料理用のこんろ。| gas range **かせ【×枷・械】** [图]罪人の首や手足にはめて、動かせないようにした昔の刑具。「足―をはめる」▽人の自由をさまたげ、行動のじゃまになるものをたとえてもいう。「手―足―になる」 **かせい【火勢】** [图]燃える火の勢い。「―が強い」 **【加勢】** [图]「と力を貸して助けること。また、助ける人。「―をたのむ」「弱いほうに―する」圏応援・助太刀筋 **かぜ【風】** [图]温度や気圧の差で起こる空気の流れ。「―光る五月」「一陣の―」▽気象学では、はふつう風力階級(=0~12)と風向(=一六方位)であらわす。季節によって、「春一番ばん」「青嵐ご」「緑風닔く」「薫風災」「涼風等」「野分き」「木枯らし」「空からっ風」などと呼ぶ。また、強さによって、「そよ風」「疾風勢」「突風」「強風」「暴風」などと呼ぶ。 ②かぜのように人体に当たるもの。その感じ。「どこふく―(=知らん顔)」「世間だの―は冷たい」 ③[「~風」の形で」いかにもそうであるような、わざとらしいそぶり。「先輩蹴―をふかせる」 風が吹けば桶屋がもうかる めぐりめぐって思いがけない結果になる。また、あてにならない期待をすることのたとえ。 風の便ょり どこからともなく伝わってくるうわさ。風聞始。 風の吹き回し その時のなりゆき。もののはずみ。「どういう―か、いつになくやさしい」 風を切る 勢いよく進む。「かたでー」 風を食らう 都合の悪くなりそうなようすに感づいて、すばやくにげる。 **かぜ【風邪】** [图]ウイルスによって起こる呼吸器系の炎症”。発熱・頭痛・鼻水殺・せきなどの症状が出る。「―をひく」「―は万病のもと」類感冒 ▽常用漢字表付表の語。 **かぜあたり【風当たり】** [图]世間だの人が加える反発や非難。「―が強い」 **かせい【化生】** [图]函形を変えて生まれでること。」 ②生物の組織の形態や機能が大きく変わること。 **かせい【化成】** [图]下化合して他の物質になること。「―肥料」 ②感化されてよいほうにうつること。 ③育てて成長させること。 **かせい 【火星】** [图]太陽から四番目の惑星故。地球のすぐ外側を回る赤く光る星で、二つの衛星獣をもつ。直径は地球の約半分、質量は約一〇分の一。大気はうすく、気温は低い。 **かせい【仮性】** [图]病気の原因はちがうが、症状がその病気によく似ていること。「―近視」↔真性 **かせい【歌聖】** [图]きわめてすぐれた歌人。とくに、柿本人麻呂との・山部赤人べいをいう。園歌仙 **かぜい【課税】** [图]「税金をかけること。「土地にーする」 **かせいがん【火成岩】** [图]マグマが冷え固まってできた岩石。堆積熱岩に比べてかたくすきまがなく、中のつぶが角ばっている。マグマの冷えかたの速さによって、鉱物の組織が異なり、火山岩と深成岩に分けられる。 **かせいきんし【仮性近視】** [图]読書の姿勢や照明の悪さなどが原因で起こる、一時的な近視。 **かせいソーダ【×苛性ソーダ】** [图]「水酸化ナトリウム」のこと。 かせい(苛政)は虎とらよりも猛なり 人々にとって、ひどい政治はトラよりもおそろしい。▽ある婦人が、しゅうとも夫も子供もトラに食われたのにここから去らないのは、ひどい政治の土地に住むよりはまだましだと言ったという故事(中国、「礼記」)から。 **かせいふ【家政婦】** [图]家事などのてつだいを職業とする女性。類お手伝いさん **かせいぶんか【化政文化】** [图]一九世紀初め、文化・文政年間を中心として、江戸以で栄えた町人文化。しゃれや皮肉が好まれ、滑稽点本・川柳よう。狂歌ょうが流行。浮世絵らきょの技術が進み、錦絵がしきに発達した。 **かせい(河清)を待つ** いつまで待っても実現しない希望をいだきつづけること。「百年河清を待つ」とも。いつもにごっている黄河の水が澄むのを待つという意味から。中国、「左氏伝」から。 **カゼイン** [图]牛乳にふくまれているたんぱく質。栄養価が高い。酸を加えると固まって下にしずむ。チーズなどの原料。また、接着剤ぎぃや水性塗料ょうなどつくるのにも使う。乾酪素。|Kasein **かせき【化石】** [图]地質時代の生物の死体や生活のあとなどが、地層中に保存されているもの。▽古い考えにこりかたまっていることをたとえてもいう。 **かせぎ【稼ぎ】** [图]働いて収入をえること。また、働いてえたかね。「共―」「―が少ない」圈収入・所得 **かせぐ【稼ぐ】** [国]一生けんめいに働く。働いて収入をえる。「―に追いつく貧乏なし」 ②有利な状態になるのを待つ。「時間を―」 >つかいわけ 稼ぐ・もうける| 「稼ぐ」は、あくせく休まず働く。そしてそれ相当のおかねを手に入れること。「もうける」は、思いがけない得をすること。利益をえること。 **かぜたちぬ【風立ちぬ】** [雁圖]一九三六—三八年。堀辰雄の長編小説。結核愕で入院した婚約者にサナトリウムでつきそう「私」が、自然の移りかわりの中で生と死を克明に見つめようとした作品。 **かせつ日【仮設】** [图]下凹まにあわせで、かりにつくること。「舞台がいを――する」「――住宅」 ②数学や論理学で、結論を導くための前提条件。仮定。「命題の―」 **【仮説】** [图]ことがらを合理的に説明するために、かりにきめた考え。それに向かって実験や研究を進めて確かめる。「―を検証する」 ・かせつ <236> かせつ【架設】[图]―橋や電線などをかけわたすこと。「電話をーする」 **カセット** [图]録音テープやフィルムを収めたケース。そのまま機械に入れて録音・録画や再生ができる。「ーテープ」「ーデッキ」 | cassette **かぜとおし【風通し】** [图]風がふきとおること。「―のいい部屋へ」 **かせん【化繊】** [園]「化学繊維慣」の略。石炭・石油などの原料から化学的につくった繊維。合繊。合成繊維。「―のシャツ」圏人造繊維 **かせん【河川】** [图]「川」の正式な言い方。「―の氾濫然防止対策」「一級一」 **かせん【架線】** [图]電線や電話線をかけわたすこと。また、かけわたした電線や電話線。「―工事」 **かせん【寡占】** [图]ある商品の生産や販売戯を、少数の企業がようで支配すること。「―市場」園独占 **かせん【歌仙】** [图]和歌にすぐれた人。六歌仙・三十六歌仙など。歌聖 ②三六句からなる、連歌や俳諧心の形式の一つ。「―を巻く」 **がぜん【×俄然】** [剛]あるきっかけで、急に勢いが変化するようす。「ほめられて―やる気が出てきた」類にわかに **がせんし【画仙紙・画、箋紙】** [图]書画用の、厚くて大判の白い紙。 **かせんしき【河川敷】** [图]法律で河川の一部として定められた土地。河原からや堤防断など。「―のゴルフコース」▽ふつう、「河川敷き」とは書かない。 **かそ【過疎】** [图]ある地域の人口が極端にくに少なくなってしまうこと。「農村の化現象」←過密 **かそう【下層】** [图]重なっているもののうち、下になっている部分。 ②社会や組織の中で、財産が少なく、地位の低い階層。「一階級」「社会」上層 **かそう【火葬】** [图]死体を焼いて、骨を墓に納める葬儀のやりかた。 **かそう【仮装】** [图]「ス」かりに他の人や動物の姿に変装すること。「―行列」 **かそう【仮想】** [图]「実際に起こっていないことを、かりにそうだと思うこと。「―敵国」 仮定 **かそう【家相】** [国家]の位置・方角・間取りなどのありかた。▽これによって、その吉凶きいのを判断する。 **がぞう【画像】** [图]絵にえがかれた姿・かたち。「自―をかく」類肖像礼 ◎テレビやスクリーンなどに映った映像。「鮮明然な」「超音波能による―診断」 **かぞえあげる【数え上げる】** [下]一つ一つ数える。「彼の武勇伝は―と切りがない」圏数え立てる ②かぞえおわる。すべてを数える。 **かぞえうた【数え歌】** [图]「ひとつとせ・・・、ふたつとせ・」というように、数を歌詞によみこんで続けていく歌。手まり歌・お手玉歌などにある。 **かぞえたてる【数え立てる】** [下]一つ一つとりあげて数える。「欠点を―」 **かぞえどし【数え年】** [图]生まれたその年を一歳ょぃとし、新年をむかえるたびに一歳ずつ加えて数える年齢ん。かぞえ。満年齢 **かぞえる【数える】** [下]□●数を一つ一つ順に明らかにして行く。「人数を―」 ②一つ一つあげる。「三大祭りに数えられる」 **かそく【加速】** [图]「忍スピードをあげること。「―して追いこす」減速 **かぞく【家族】** [图]ふつう、同じ家で生活をともにしている、夫婦・親子・きょうだいなど。ファミリー。「―を養う」「核なく―化が進む」圏一家 **かぞく【華族】** [图]明治時代に貴族としてあつかわれた特権的身分の一つ。公爵にく・侯爵にく・伯爵・子爵しゃく・男爵んくの五つの位。一九四七年に廃止。 **がぞく【雅俗】** [图]風雅なことと、卑俗なこと。みやびなことと、ひなびたこと。 ②雅語と俗語。「―折衷らう文」 **かぞくせいど【家族制度】** [图]法的・社会的にきめられた家族のありかた。とくに昔の日本で、家長協とりが家族を統率ぢし、財産を長男態。だけが相続する「家」を社会の基礎とする制度。 **がぞくせっちゅうぶんたい【雅俗折衷文体】** [国画]文語文体の一種。地ぃの文の伝統的な雅文と、会話部分の日常的な俗語でくの二つがまざった文体。明治二〇~三〇年代の、坪内逍遥の「当世書生気質がき」、尾崎紅葉の「金色夜叉じゃ」など。たとえば「うち連れてこの浜辺を逍遥せるは貫一鋭と宮ゃなりけり。『僕『くはただ胸が一杯で、何も言ふことができない』」(金色夜叉)など。 **かそくど【加速度】** [图]●時間が過ぎるにしたがって、ますます速度が増していくこと。「―がつく」「―的に増加する」 ②物理で、一定時間に速度が変化する割合。速さの変化量を、かかった時間で割って求める。単位はcm/s² m/s²など。 **かそせい【可塑性】** [图]固体に圧力を加えたとき、形が変わり、その力を除いてももとにもどらない性質。粘土頃などにみられる。塑性。 **カソリック** [图]→「カトリック」 **ガソリン** [图] 原油からとれる揮発性の液体。自動車や航空機などの燃料。| gasoline **ガソリンスタンド** [图]道路沿いにあって、自動車などのガソリンを売るところ。給油所。▽gasoline stand から。和 **かた【方】** [图]圏語①〈名〉「方角」の古い言い方。「西の―」 ②[「~方ない」の形で」…する方法がない。「言わん―なし」「無念やる―ない(=くやしい思いを晴らしようがない)」「せんーない(=しかたがない)」 ③「ひと」を敬っていうことば。「親切な―」「あの④「おかた」 ①〈造語〉[「~方」の形で」「・・・の方法」「・・・のようす」という意味をあらわす。「教え―」「書き―」「悲しみーがふつうでない」▽動詞の連用形に付く。 ②そちら側に属すること。また、それに関係する人や <237> 仲間という意味をあらわす。「母——」「東——」「囃子دー「 ③姓名の下に付けて、寄宿している家などを示す。「鈴木―」▽手紙のあて名に書くときは、「鈴木様方 山田五郎様」のように書く。 ④[「お~方」の形で』人数を敬って数えるときの言い方。「お一ひと―」「お二ふぇー」「お三さん―」▽四人以上についてはいわない。 ⑤「がた(方)」 **かた【片】** [造語]「片~」の形で]二つそろったものの一方であることをあらわす。「―親」「―思い」 ②完全でない、また少ないことをあらわす。「―言談を話す」「―時もはなれない」 ③中心からはなれたへんぴなところをあらわす。「―いなか」「―すみ」 **かた日【形】** [図]もののかたち。「―がくずれる」 ②借金が返せないときの保証。「土地を借金の―にする」「圏 抵当・担保▽ふつう、かな書き。 ③→「がた(形)」 **【型】** [图]同じかたちのものをつくるときの、もとになるかたち。ひながた。「―をとる」「―紙」 ②習慣できまっている形式。「―を破る」「―にはまる」「―やぶり」類しきたり・習わし・慣例 ③スポーツ・芸道などで、てほんとなるきまった動きや方式。フォーム。「基本の―を覚える」 ④同じ種類のものに共通している特徴や性質。タイプ。パターン。「新しい―の車」 ⑤「がた(型)」 **かた【肩】** [图]①うでのつけねから首までの部分。また、動物の前足・つばさなどのつけねの部分。「なで―がぇ」「―をたたく」「責任が―にかかる」 ②衣服で、①にあたる部分。「―あげ」 ③文字やものの上のかどにあたる部分。「封筒の右―」「―上がりの文字」 ④ものを投げたり、かついだりする力。「―が強い」 肩で息をする 苦しそうにかたを動かして息をする。 肩で風を切る 得意そうにいばってふるまう。類闊歩唸っする 肩の凝らない 気をつかわないですむような。きらくな。「―つきあい」 肩の荷が下りる 責任や義務を果たしてほっとする。「息子が就職して―」圏肩の荷を下ろす 肩を怒ぃからせる かたをわざと高くしていばった態度をとる。 肩を入れる 熱心に応援結する。「地元チームに―」類肩入れする 肩を落とす がっくりと力を落とす。 肩を並べる 同じくらいの力や地位に立つ。「先輩既に―」 肩を持つ 味方をする。ひいきをする。 **かた【潟】** [图]遠浅の海岸で、潮の満ち引きによって海底があらわれたりかくれたりするところ。「―に群れる鳥」 ②海の一部分が、砂丘ぎゅうなどで囲まれてできた湖。 [潟] ・12画 全15画 潟潟潟潟 音は「セキ」。▽「瀉しゃ(=そそぐ)」は別字。 かた 八郎潟鍔ろう干潟がた **かた【過多】** [图]多すぎること。「胃酸―」「情報―の現代」類 過剰いよう☆過少 **がた【方】** [造語]「〜方」の形で』複数の人を敬っていうときのことば。「あなた―」「先生―」 ②そちら側に属していることをあらわす。「敵―」「尊王」 ③だいたいの程度やころあいをあらわす。「三割―」「夜明けー」 **日【形】** [造語]「〜形」の形で』・・・のかたち。「卵がた―」「三日月―」「うりざねー」 **目【型】** [造語]「〜型」の形で』その種類や型式に属することをあらわす。「天才ー」「一九九五年―の車」 **ガター** [图]ボーリングのレーンの両側のみぞ。また、そこにボールが落ちること。「gutter ・がたい **かたあげ【肩上げ・肩揚げ】** [图]大きめにつくった子供の着物の裄きを、かたの部分で調節して短くぬいあげること。また、その部分。 肩上げが取れる おとなになる。 **かたあて【肩当て】** [图]①ものをかつぐとき、かたに当てるあつでの布。 ②形を整えるためなどに衣服の裏のかたの部分にぬいつける布。 ③防寒のために、かたとかけぶとんとのすきまに当てる布。 **かたい【歌体】** [图]和歌の形式のこと。五音と七音の単位で、短歌・長歌・旋頭歌・片歌談などがある。 **かたい日【固い】** [物を]ぶつけてもたやすくこわれない。「―石」 ②ことがらや状態が簡単には変わらない。強く厳しい。「―決意」「―団結」「—友情」「固く信じる」「固く禁ずる」「頭が―」 **【堅い】** [圏]ものごとの性質がしっかりしている。確実で信用できる。「身持ちが―」「合格は―」「ロがー」「―話」柔ゃゃらかい 目と目の漢字の使い分けは明確ではない。 **【硬い】** [囲]ものの性質や心情などがこわばっているようす。ゆとりやおもしろみなどがない。「表情が―」「長青―」「態度が―」「―文章」↔軟ゃぁらかい **かたい【難い】** [囲]むずかしい。「想像に難くない」「言うは易ゃく行ぉとぉうは難かたし」▽文章語。 **かだい【仮題】** [图]正式に決まる前に、かりにつけた題名。 **かだい【過大】** [形動]標準・必要・実際などに比べてずっと大きいようす。「―に報告をする」「―評価」↔過小▽具体的なものには使わない。 **かだい【課題】** [图]解決しなければならないものとしてあたえられた問題。「―をあたえる」「緊急」―」 **がたい【難い】** [造語]「~がたい」の形で」「・・・するのがむずかしい」「・・・しにくい」という意味をあらわす。「得ぇー」「言い―」「動かし―」「筆舌につくし―」☆やすい動詞の連用形に付いて形容詞をつくる。 >「つかいわけ「にくい」を見よ。 <238> がだい【画題】[图]絵につけられた題名。 ②絵の主題。絵の題材。テーマ。 **かたいじ【片意地】** [图形]動自分の考えややりかたを、がんこにおし通すこと。「―を張る」 強情 **かたいっぽう【片一方】** [图]二つのうちの一つのほう。かたほう。いっぽう。 **かたいなか【片田舎】** [图]都会から遠くはなれて、交通や生活に何かと不便な土地。圏僻地ひき・辺地ん▽「片」は、中心からはなれていること。 **かだいひょうか 【過大評価】** [图]函ものごとの価値や力を実際よりも大きく判断すること。類買いかぶり過小評価 **かたいれ【肩入れ】** [图]函特別にひいきにして、力を貸したり応援結したりすること。ちからぞえ。圏後援 **かたうた【片歌】** [国語]五・七・七の三句で一首をつくる歌。「古事記」や「日本書紀」に見られるが、「万葉集」にはない。 **かたうで【片腕】** [图]片一方のうで。両腕 ②もっとも役に立ち、たよりにできる部下。「社長の―」腹心・右腕逄 **かたうらみ【片恨み】** [图]乏理由がないのに、一方的にうらむこと。また、そのうらみ。「恋とぃのー」 **がたおちがた落ち】** [图]量・人気・評価などが急激に減少すること。俗くな言い方。「あのひと言で評判が―になった」「売りあげが―だ」圏急落・暴落 **かたおもい【片思い】** [图]一方だけが相手を恋とぃしく思うこと。「初恋は―に終わった」圏片恋・おかぼれ **かたおや【片親】** [图]父か母のどちらか一方。 ②両親のうち、どちらか一方がいないこと。二親 **かたがき【肩書き】** [图]その人の社会的地位や身分、または職場での役職。「―がつく」「―がものをいう社会」「名刺、の氏名の右かたに、役職名などをつけることから、 **がたがくる** 機械などが古くなって調子が悪くなる。「この車は相当がたがきている」 ②からだのあちこちにぐあいの悪いところが出てくる。 **かたかけ【肩掛け】** [图]防寒と装飾しをかねて、かたにかける婦人用の布。ショール。 **かたがた【方方】** [图]代최①〈名〉「ひとびと」のていねいな言い方。「ご参会の―」 ①〈代名〉二人称複数。あなたがた。みなさまがた。「―に申しあげます」 **かたがた【×旁】** [圏][造語]①〈接〉その機会にまた。ついでに。「参拝するし、―見物もする」 ①〈造語〉[「~かたがた」の形で」・・・をかねて。・・・がてら。「お礼―おうかがいします」「ごあいさつ―お願いまで」▽動作をあらわす名詞に付いて副詞をつくる。 **がたがた** [画]「山形動①〈副・スル〉◎大きくて重いものがふれあって、音を立てるようす。「看板が風で―と鳴る」 ②恐怖ょちや寒さなどのために、からだが激しくふるえるようす。「冬空の下で―ふるえる」 ③調和・秩序が乱れて落ち着かないようす。「組織が―になる」 ①〈形動〉組み立てがゆるんだり、こわれかかっているようす。「―のいす」「からだがあちこち―だ」 **かた(方・型)が付っく** なかなかきまらなかったことが一つにきまる。 **かたかな【片仮名】** [国語]かなの一つ。平安時代の初めに、漢文を訓読するときの助詞や送り仮名(=訓点)を書くために、漢字の省略形や草書体などからつくられた表音文字。たとえば、「ア・イ・ウ」は「阿・伊・宇」の省略から、「キ・シ・セ」は「幾・之・世」の草書体から、また「チ・ハ」は「千・八」の字形全体からできた。今の形になったのは、明治時代。漢文の訓読のほか、外来語や動植物名の表記などにも使う。『二三恣「表 **かたがみ【型紙】** [图]洋裁や染色などで、その形に合わせて布地を切ったり、色をつけたりするための紙。 **かたがわ【片側】** [图]一方のがわ。「道の―が通行止めだ」 めだ」→両側▽多く、道路についていう。 **かたがわり【肩代わり・肩替わり】** [图]乏人の負担や仕事を、別の人がひきうけること。「弟の借金の―をする」 **かたき【敵】** [图]深いうらみがあって、しかえしをしてやろうと思う相手。「親の―をとる」「江戸の一を長崎で討っつ」「目の―にする」仇敵, ②[「~敵がき」の形で]競争する相手。ライバル。「商売―」「恋とぃー」「碁で―」 >つかいわけ 敵でき・かたき・あだ | 「敵」は、戦う相手一般をいうが、「かたき」は、本来うらみをはらそうという気持ちがふくまれ、「あだ」は、その気持ちがさらに強い。「敵できに不足はない」「かたきとつけねらう」「主君のあだをうつ」。 **かたぎ【堅気】** [图形]動まじめでしっかりした性質。また、まじめな仕事や生活。「―な役人」 律儀やくざ 堅気になる まじめな仕事につく。 **かたぎ【気質】** [图]「~かたぎ」の形で」同じ身分・職業・年代の人に共通してみられる型にはまった性格。「職人―」「昔―」圈気質・気性よう・気風 **かたきうち【敵討ち】** [图]主君や肉親を殺された者が、しかえしに殺した相手を殺すこと。江戸時代にもっとも多くおこなわれた。圏あだ討ち・復讐ぃう・報復▽やられた相手にしかえしをすることをたとえてもいう。「去年の試合の―をする」 **かたきやく【敵役】** [图]⊕演劇の中で悪人を演じる役。悪役。 ②人にいやがられるようなことを、あえておこなう役割。にくまれ役。「―にまわる」 **かたく【仮託】** [国]「凹他のことにかこつけること。ことよせること。「作中人物に―して、おのれの気持ちを表現する」 **かたくそうさく【家宅捜索】** [国]「スと裁判官・検察 <239> かたかなの成り立ち・ ア「阿」の行書の偏より イ伊「伊」の偏より ウ宇「宇」の冠より エ江「江」の旁っくりより オ枚「於」の偏より カ加「加」の傷より キ华、「幾」の草書の省略形より ク久「久」のはじめの二画より ケ今「介」の行書の省略形より コ己「己」のはじめの二画より サ茗「散」のはじめの三画より シ乏「之」の草書の変形より ス須「須」の終わりの三画より セや「世」の行書の省略形より ソ曽「曽」のはじめの二画より タ多「多」の上部より チチ「千」の変形より ツ州「州」の一部分より。古くは「乙」と書いた テ夫「天」のはじめの二画より。 ト上「止」のはじめの二画より ナ奈「奈」のはじめの二画より ニニ 「この全画より ヌ奴「奴」の旁より ネ行「祢」の偏より ノ乃「乃」の第一画より ハハ「八」の全画より ヒ比「比」の一部分より フ 不「不」のはじめの二画より へ「部」の旁の草書より。はは「末」のはじめの二画より。 ホ保「保」の終わりの四画より。昔は「了」とも書いた マま古くは「二」と書いた。 ミ三:一「三の全画より ム「牟」のはじめの二画より メ女「女」の終わりの二画より モも「毛」の省略形「も」より ヤや「也」の草書より ユ由「由」の縦画と最終画より ヨ「与」の下部の変形より ラ「良」のはじめの三面直角。 リ利「利」の旁より ル流「流」の終わりの二画より レ礼「し」と直角に書いた レ「礼」の旁より。古くは「ム」 口吕「呂」の一部分より ワークや「和」の旁より (牛メ「井」の変形より (ヱを「恵」の草書の下部より) ヲ糸「平」のはじめの三画より。 ンホ「赤」(㎡)のはじめのより 官・警察官などが、職権により、刑事、事件の容疑者や証拠物件を発見するために住居の内外をさがすこと。▽一般に、裁判官の令状を必要とする。 **かたぐち【肩口】** [图]かたさき。「―に布をあてる」 **かたくな【頑な】** [形動]心をとざして自分の考えややりかたを守り、変えようとしないようす。いこじ。強情。「―に拒否する」類頑迷 >「つかいわけ」→「頑固」を見よ。 **かたくりこ【片栗粉】** [图]ユリ科の植物、カタクリの根からとる白いでんぷん。料理で、しるやあんかけのあんなどの、とろみをつけるのに使われる。現在ではジャガイモからとったでんぷんが多い。 **かたくるしい【堅苦しい】** [圏]形式を守ることに重い価値を置いてのびのびしたところがない。「―あいさつはぬきにしよう」「類窮屈さら **かたぐるま【肩車】** [图]「かたに子供などをまたがらせてかつぐこと。「―をして川をわたる」 **かたこと【片言】** [图]田幼児や外国人などの、文章としてつづけて言えない、単語をいくつか並べるだけの、たどたどしいしゃべりかた。「―の英語で話す」 ②ことばの、ほんの一部分。「―も聞きもらさない」 ③ なまりのあることばや、方言。 **かたさき【肩先】** [图]かたのうでのつけ根に近い部分。かたぐち。「―をむんずとつかまれた」 **かたじけない【辱い・×忝い】** [圏]まったく感謝以外の何ものもない。古い言い方。「―おことばをいただいた」「ご親切まことに―」類ありがたい **かたしろ【形代】** [图]①神をまつるとき、神体の代わりに置くもの。 ②みそぎや祓ぃらいなどに使う、人の形に切りぬいたもの。ひとがた。それでからだをなでたり、息をふきかけたりして災いをうつして川に流す。 ③代わりになるもの。みがわり。 **かたす【片す】** [国]ものをかたづける。整理する。「机の上を―」 **かたすかし【肩透かし】** [图]すもうのわざの一つ。勢いよくぶつかってくる相手から身をかわしながら、相手のかたをはたいて相手をつんのめらせる。 肩透かしを食わせる 期待して意気どんできた相手を、うまくはぐらかすこと。 ・かたすかし <240> **カタストロフィー** [名]悲劇的な結末。破局。とくに、演劇などの終幕の悲劇的場面。[E]catastrophe **かたすみ[片隅]** [名]一方のすみ。「庭の―に咲く花」[類]一隅[いちぐう] **かたずをのむ[固唾を飲む]** [慣用]緊張し、心配しながらなりゆきを見まもる。「固唾を飲んで決勝戦を見守る」 **かたたがえ[方違え]** [名]陰陽道[おんようどう]で、外出の目的地の方角が凶[きょう]とされるとき、前夜のうちによい方角の家に行って泊まり、方角を変えてから出発すること。かたたがい。かたふたがり。▽平安時代以降おこなわれた風習で、院政期にもっとも盛んであった。客をむかえた家ではもてなしをするのが通例。 **かただより[片便り]** [名]こちらから出した便りに、相手から返事が来ないこと。 **かたち[形]** [名]①見たりさわったりしてわかる、ものの外側の線。輪郭。「家の―が美しい」[類]外形・格好・形状▽ふつう、色をふくめない。②なかみに対して、外面や形式。「―にこだわる」「―ばかりのあいさつ」 ③人の顔つきや服装などのようす。「整った顔―」「―を改める」[類]容貌[ようぼう]・なり・姿 **かたちづくる[形作る]** [動]一つのまとまったものをつくりあげる。「プランを―」 **かたつ[下達]** [名]下と上の人の意思や命令などを、下の者に伝えること。「上意―」[対]上達 **かたづく[片付く]** [動]①ものがあるべき場所に置かれる。きれいになる。「部屋が―」 ②解決する。おわる。「事件が―」 ③嫁に行く。「長女がやっと―」 **かたづける[片付ける]** [動]①あるべき場所にきちんとおさめる。きれいにする。「道具を―」 ②解決する。終わらせる。「仕事を―」 ③じゃまな者を殺す。「あいつを―」 ④嫁に行かせる。「娘を三人とも―」 **がたっと** [副]①かたいものなどがぶつかって出る音。「裏の物置で―音がした」 ②急激に量や価値が下がるようす。「不況で客足が―減った」 **かたっぱしから[片っ端から]** [副]はしから次々と。「―かたづける」[類]手当たりしだいに **かたつむり[蝸牛]** [名]陸にすむ巻き貝。うず巻き状の殻[から]を背負ってゆっくりとはう。頭に四本の触角[しょっかく]があり、長い二本のさきに目がある。マイマイ・デンデンムシ・マイマイツブリなど、多くの呼び名がある。▽フランス料理で使う大形の食用カタツムリはエスカルゴという。 **かたて[片手]** [名]一方の手。[類]片腕[かたうで][対]両手 **かたておち[片手落ち]** [名]一方にだけ注意をはらい、もう一方についての考えがたりないこと。[類]えこひいき・不公平 **かたてま[片手間]** [名]本来の仕事の合間。「育児の―に絵をかく」 **かたどおり[型通り]** [名]きまったやりかたのとおり。「司会者が―のあいさつをする」[類]定石[じょうせき]通り **かたとき[片時]** [名][多く、「片時も~ない」の形で]ほんの少しのあいだも…ない。「―も仕事を休まない」[類]一時[いちじ]・暫時[ざんじ] **かたどる[象る]** [動]ものの形を写しとる。あるものに似せる。「動物をかたどった菓子」 **がたつく** [動]①がたがた音を立てる。「風で戸が―」 ②こわれかかって調子が悪くなる。「機械が―」[類]がたがくる **かたな[刀]** [名]片側が刃になっている長い刃物。昔、さむらいがこしに差した。「―をぬく」[類]剣▽両側が刃になっているものは「つるぎ」という。 **かたなかじ[刀鍛冶]** [名]鉄を打ちきたえ、刀をつくる職人。刀工。刀匠[とうしょう]。 **かたながり[刀狩り]** [名]農民・商人・僧など、武士以外の者から刀などの武器をとりあげる政策。一五八八年に豊臣秀吉のおこなったものが有名。 **かたなし[形なし]** [名]もともとの値打ちが全面的に傷つけられること。面目を失い、みじめになること。「三連敗では横綱も―だ」 **かだのあずままろ[荷田春満]** [人]一六六九-一七三六年。江戸中期の国学者。契沖[けいちゅう]に「万葉集」を学び、記紀や有職故実[ゆうそくこじつ]を研究。復古神道を唱え、国学の学校建設を進言した。著書に「万葉集僻案抄[へきあんしょう]」「創学校啓[そうがくこうけい]」。 **かたは[片刃]** [名]片側にだけ刃がついている刃物。かたば。「―のかみそり」[対]両刃・諸刃 **かたはし[片端]** [名]①一方のはし。「棒の―を固定する」[類]一端[いったん][対]両端[りょうたん]②ほんの一部分。「思い出の―を話す」[類]片鱗[へんりん] **かたはだぬぐ[片肌脱ぐ]** [動]①人の手助けをする。ひとはだぬぐ。②着物の片そでをぬいで、一方のかたをあらわす。 **かたはば[肩幅]** [名]①左右のかたの、はしからはしまでのはば。「―が広い」 ②和服で、背ぬいからそで付けまでのはば。洋服で、えりぐりからかたさきまでのはば。 <241> かたばみ【《酢×漿。草】[图]カタバミ科の多年草。地面をはうように生える。葉はハートが三つ合わさった形で、黄色の小花が咲きく。実は熟すと裂きけて種子をはじきだす。 **かたはらいたい【片腹痛い】** [圏]こっけいで、見ていられない。「おまえのような弱いやつが相手とは―」「▽「傍かたぁら痛い(=そばで見ていられない)」の意味からの「傍ら」の歴史的かなづかい「かたはら」を「片腹」の意味に誤ってできたことば。 **がたびし** [圃]「囮●立てつけや組みたてが悪く、なめらかに動かないようす。「ふすまが―する」 ②組織や人間関係がうまくいっていないようす。 **かたひじ(肩肘)を張る** かたをそびやかし、ひじを張る。いばるようすをいう。 ②かたくるしい思いこみを持っていて、いつも緊張誌ぅしている。「肩ひじ張って生きてきた」 **かたびら【×帷子】** [图]麻ぁきや絹でつくった、裏のない夏の和服。「経きょち―」圏ひとえ・浴衣ゆかた **かたふたがり【方×塞がり】** [图]陰陽道號ょぅで、行こうとする方角に吉凶きらりをつかさどる神がいて行かれないこと。♪「方違絞え」も見よ。 **かたぶつ【堅物】** [图]まじめすぎて、融通がきかない人。「―の父が外泊感を許さない」 **かたぶとり【堅太り】** [图]太ってはいても、肉づきがかたくしまっていること。また、そのような人。 **かたほう【片方】** [图]二つあるうちの、どちらか一つ。圈一方・片一方↔両方 **かたぼう(片棒)を担ゅっぐ** よくないことをいっしょにする。▽かどの前か後ろの、片方の棒をかつぐという意味から。 **かたまり【塊・固まり】** [图]①やわらかいものや細かいものが集まって固くなったもの。「砂糖の―」 ②一つの場所に人や動物が集まること。「群衆の―がいっせいに動きだす」園集まり・集団・一群 ③一つの傾向ぶが極端膝くに集中している状態、そのもの。「あいつは欲の―だ」「うその―」 **かたまる【固まる】** [国]やわらかいものが固くなる。かたまりになる。「ゼリーが―」 ②一か所に寄りあつまる。「すみっこにー」 ③確実なものになる。しっかり定まる。「基礎が―」 ④一つのものに熱中して、他のものをうけいれない。こりかたまる。「信仰弘に―」「欲で―」 **かたみ【片身】** [图]背骨』をさかいに左右に分けた魚の半分。「はまちを―だけ買う」圏半身观 **かたみ【形見】** [图]死んだ人や別れた人が残した思いの品の物。「母の―の着物」圏遺品 **かたみ【肩身】** [图]「肩身がせまい(広い)」の形で』世間だに対して、ひけめを感じる(誇らしい)。 **かたみち【片道】** [图]行き、または帰りのどちらか一方。「―は電車で行こう」「―切符錢,」往復 **かたみわけ【形見分け】** [图]死んだ人の持ちものを親族や知人などに分配すること。 **かたむき【傾き】** [图]①水平でなく、ななめになること。また、その程度。「屋根の―が急だ」圏傾斜勾配 ②ものごとが左右どちらかの方向に片寄っていくとと。「集団で行動する―がある」圏傾向 **かたむく【傾く】** [国]①ななめになる。「建物が―」 ②太陽や月がしずみかける。「日が西に―」 ③一方に片寄る。「気持ちが―」 ④勢いがおとろえる。「会社が―」 **かたむける【傾ける】** [下]□①ななめにする。「ジョッキをー」 ②一つのことに集中する。「耳を―」 ③勢いをおとろえさせる。ほろぼす。「国を―」 **かため【固め】** [图]①かたい約束。「夫婦の―のさかずき」 ②しっかりとした守り。「敵の―を破る」圏警固・警備・防備 **かためる【固める】** [下]□①やわらかいものを固くする。「土をふみ―」 ②一か所に集める。「荷物を固めておく」 ③しっかりしたものにする。「決心を―」「身を―」 **かためん【片面】** [图]両面あるうちの一方の面。片方の面。半面。「―刷り」「ものの―だけしか見ない」片側・一面両面 **かたや【片や】** 片一方は。「―大関隷、―横綱」 **かたやぶり【型破り】** [图形]動世間だの習慣にひどくはずれたことを、平気で考えたりしたりすること。また、その人。「―の生きかた」團風変わり・奇想天外 **かたやません【片山潜】** [入图]一八五九一一九三三年。明治から昭和期の社会主義運動家。美作諱生まれ。アメリカ留学から帰国後、労働運動に参加し、社会民主党の結成に尽力影。のちに共産主義に転じ、モスクワでコミンテルンの活動をし、日本共産党の結成を指導した。 **かたよせる【片寄せる】** [下]□一方へ寄せる。また、寄せてまとめる。「荷物を片寄せて座る」 **かたよる【片寄る・偏る】** [国]●一方に寄る。「人口が都市に―」 ②一方にかたむいて、正しさを失う。「考えかたが片寄っている」 **かたらい【語らい】** [图]①たがいに親しく話しあうこと。「楽しい―のひととき」圏懇談怼 ②男女の約束。 **かたらう【語らう】** [国]●親しく話しあう。「友と―」 ②腹をわった話をして、仲間にひき入れる。さそう。「語らって会をつくる」 **かたり【×騙り】** [图]人をだまして、かねや品物をとること。また、その人。「ゆすりー」「―をはたらく」詐欺 **かたりあかす【語り明かす】** [国]話をしあって夜を明かす。夜が明けるまで親しく話しあう。 **かたりぐさ【語り草】** [图]人の話の種になるようなこと。話題。「あとあとまでも―になる」 **かたりくち【語り口】** [图]話をするときの調子や態度。「俳優の―をまねる」「類口ぶり・話しぶり **かたりつぐ【語り継ぐ】** [国]世間だの人々やのちの世の人々に、順々に語り、ひきついでいく。いっつたえる。「語り継がれてきた民話」類 語り伝える ・かたりつぐ <242> かたりつた **かたりつたえる**[語り伝える][下二]世間だの人人やのちの世に次々に話して伝える。類語り継ぐ **かたりて**[語り手][名]◎すじのある話を人に向かってする人。また、話のじょうずな人。「昔話の―」「彼はなかなかの―だ」類話し手聞き手②ドラマなどで、登場人物の心情やすじなどを説明する人。ナレーター。 **かたりべ**[語り部][名]古代、朝廷に仕え、太古からの神話や伝説などを口から口へと伝えることを職務とした氏族。▽記紀[きき]や風土記[ふどき]などは、その伝承に負うところが多い。 **かたりもの**[語り物][名]節[ふし]をつけ、楽器の演奏に合わせて語る物語。平家琵琶[びわ]・浄瑠璃[じょうるり]・浪曲[ろうきょく]など。 **かたる**[語る][他五]①すじのある話を声に出して人に伝える。「民話を―」「問うに落ちず、―に落ちる」②文章などを、節[ふし]をつけて読む。「浪曲[ろうきょく]を―」 **かたる**[騙る][他五]まことしやかに言って人をだます。また、だまして金品をとる。「他人の名を―」 **カタル**[名]粘膜[ねんまく]の炎症[えんしょう]。鼻カタル・胃カタルなど。catarrh **カタルシス**[名]精神的な浄化作用。とくに、悲劇の鑑賞[かんしょう]によって抑圧された感情が解放されること。▽もと、「排便」という意味。古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの用語。katharsis **カタログ**[名]商品目録。名称や価格などがのっている、商品の説明書。「―をとりよせる」▽「型録」と当てることも。|catalogue, catalog **かたわら**[傍ら][名]①すぐ近く。わき。「店の―にポストがある」②何かをしながら別のことをしているようす。その一方で。「家業の―小説を書く」▽ふつう、かな書き。 **かたわれ**[片割れ][名]①割れたものの一部。かけら。「コップのーを拾う」類一片②多く、悪い仲間の一人。「銀行強盗の―をつかまえる」 **かたん**[加担・荷担][-スル]味方になること。力をかすこと。片棒をかつぐこと。「たくらみに―する」 **かだん**[花壇][名]土を盛ったり、囲いをしたりして草花を植えるところ。「―の草取りをする」圏花園 **かだん**[果断][形動]すぱっと判断をきめて思いきったことをおこなうこと。「―に処理する」 **かだん**[歌壇][名]歌人たちの社会。歌人の世界。「―に登場した新星」 **がだん**[画壇][名]画家の社会。「―の新しい傾向[けいこう]」 **カタンいと**[カタン糸][名]ミシン用のもめん糸。▽「カタン」は、コットン(=もめん)のこと。 **がたんと**[副]①かたいものが激しくぶつかったりして出る音。「戸が―はずれる」②数量や程度などが、急激に下がるようす。「成績がー落ちる」 **かち**[価値][名]値打ち。そのもののよさや、たいせつさの程度。「なんの―もない古い家」類値[あたい] **かち**[勝ち][名]勝つこと。「決勝戦で―をおさめる」類勝利↔負け **かち**[徒・徒歩][名]①「徒歩[とほ]」の古い言い方。「―にて行く」②江戸時代、乗馬を許されなかった下級武士。また、主君の行列に歩いて供した武士。▽「徒士」とも書く。 **がち**[勝ち][造語][「~がち」の形で]①とかく、そうなりやすい傾向[けいこう]。「雨の日はバスがおくれーだ」多くは、望ましくないことにいう。②その割合が多いようすをあらわす。「病気―」「黒目―のひとみ」▽名詞や動詞の連用形に付く。 **かちあう**[搗ち合う][自五]ぶつかりあう。衝突[しょうとつ]する。二つのことが重なる。「曲がり角でかちあった」「日曜と祭日が―」 **かちえる**[勝ち得る][他下一]努力した結果として獲得する。かちとる。「名声を―」「信頼を―」 **かちかち**[副][形動]①〈副〉かたいものがふれあって連続的に出す軽い音。「時計が―鳴る」「火打ち石を―と打つ」②〈形動〉かたくなっているようす。「―のパン」③考えかたや性格がかたくるしく、融通がきかないようす。がんこ。「あの―の頭にはまいるよ」④おそれや緊張[きんちょう]でからだが自由にならないようす。 **がちがち**[副][形動]①〈副〉かたいものがぶつかって、連続的に出すにぶい音。「寒くて歯を―いわせる」②ゆとりがなく、欲が深いようす。がつがつ。③〈形動〉非常にかたいようす。「―にとおった湖」「大観衆の前で―だ」④ゆとりがなく一つのことにこりかたまるようす。「―の勉強家」 **かちかん**[価値観][名]何に価値があるとするかについての考えかた。ものごとに対する評価や態度。「あの人とは―がちがう」 **かちき**[勝ち気][形動]人にせめ勝とうという気持ちが強い性格。「―でしっかり者の母親」圏負けん気・利きかん気・負けず嫌[ぎら]い **かちく**[家畜][名]人間の生活に役立つように飼われる動物。イヌ・ウマ・ウシ・ヒツジなど。▽「家畜」は哺乳類だけをさし、ニワトリやアヒルなどの鳥は「家禽[かきん]」という。 **かちぐり**[搗ち栗・勝ち栗][名]干したクリの実をうすでついて、外皮としぶ皮をとり除いたもの。しらぐり。▽「搗ち」は「勝ち」に音が通じるので、出陣[しゅつじん]・勝利・正月などの祝いごとの料理に使う。 **かちこす**[勝ち越す][自他五]勝った数が負けた数より多くなる。「対戦相手に―」↔負け越す **かちっぱなし**[勝ちっ放し][名]一度も負けずに勝ちつづけること。かちどおし。↔負けっ放し **かちどき**[勝ち鬨][名]勝ったときにあげる、喜びのさけび声。「味方がいっせいに―をあげる」圏凱歌[がいか]・鬨[とき]の声 **かちなのり**[勝ち名乗り][名]◎すもうで、行司[ぎょうじ]が勝った力士の名を呼びあげ、そちらに軍配[ぐんぱい]を上げること。「―を受ける」②競争や戦いで、勝利を宣言すること。「今回の選挙では早々に―をあげた」 <243> ・かつ **かちにげ**[勝ち逃げ][-スル]勝負に勝ち、相手の再度の挑戦[ちょうせん]に応じないまま、その場を去ること。 **かちぬき**[勝ち抜き][名]勝ったものどうしが次々と勝負をしていく戦いかた。トーナメント。「―戦」↔総当たり **かちぬく**[勝ち抜く][他五]◎次々と勝つ。「予選を勝ち抜いて決勝に進出する」圏勝ち進む②最後まで勝つ。圏勝ち通す **かちはんだん**[価値判断][名]あるものごとについて、一定の基準にもとづき、その値打ちの有無をきめること。 **かちほこる**[勝ち誇る][自五]勝って得意になる。 **かちぼし**[勝ち星][名]すもうで、勝ったしるしにつける白い丸。また広く、勝負に勝つこと。「―をあげる」類白星↔負け星・黒星 **かちみ**[勝ち味][名]勝つ見こみ。勝ち目。 **かちめ**[勝ち目][名]勝つ見こみ。勝ちみ。「―のない試合」 **かちゅう**[火中][名]火の中。また、火に入れて焼くこと。「この手紙は読後―のこと」 > 火中の栗を拾う 自分が不利益になるかもしれないのに、他人のために危険をおかす。 **かちゅう**[渦中][名]うずの中。もめごとや混乱のまっただなか。「争いの―に巻きこまれる」「―の人」 **かちょう**[家長][名]一家のあるじ。▽古い民法のことば。現在は「世帯主[せたいぬし]」という。 **かちょう**[課長][名]会社や役所などの一つの課の責任者。剩係長・部長 **がちょう**[鵞鳥][名]野生のガンを飼いならしてできた水鳥。長い首と黄色いくちばしをもつ。肉や卵は食用。羽はふとんなどにつめて、防寒具にする。 **かちょうふうえい**[花鳥諷詠][名]高浜虚子[きょし]が唱えた俳句の基本的な理念。俳句に欠かせない季題を花と鳥の二字で代表させ、自然描写を優先させることを主張した。 **かちょうふうげつ**[花鳥風月][名]自然の美しい景色[けしき]。「―をたのしむ旅」類雪月花 **かつ**[活] ・6画 全9画 活活活活 ◎いきる。いかす。また、勢いがあって生き生きとしている。「死中に―を求める」②うごかす。 ②活字[かつじ]活栓[かっせん] ●活[い]ける 活[い]かす 独活[うど] 活を入[い]れる 気絶[きぜつ]した人の息をふきかえさせる。また、元気のない人をはげましたり、気力のない人にショックをあたえて目覚めさせる。 **かつ**[括] ・6画 全9画 括括括括 カツ 括弧[かっこ]括約筋[かつやくきん] 一括[いっかつ]包括[ほうかつ]総括[そうかつ]特括[とっかつ] 括[くく]る 括[くく]れる ●しめくくる。ひとまとめにする。②ひとまとめにしたものを数えることば。「一○枚つづりで三ー」 **かつ**[割] ・10画 全12画 割割割割 カツ 割愛[かつあい]割拠[かっきょ]割譲[かつじょう]割腹[かっぷく]分割[ぶんかつ] 割[わ]る・割[わ]り・割[わ]れる ガラスを割[わ]る/割合[わりあい]割引[わりびき]/役割[やくわり]/意見が割[わ]れる/割[わ]れ目[め] 割[さ]く 時間を割[さ]く 割木瓜[われもこう] **かつ**[轄] 車・10画 全17画 轄轄轄轄 カツ 管轄[かんかつ]所轄[しょかつ]直轄[ちょっかつ]統轄[とうかつ]分轄[ぶんかつ] とりまとめる。要所をとりしまる。 **かつ**[喝](喝) 口・8画 全11画 喝喝喝喝 カツ 喝采[かっさい]喝破[かっぱ]一喝[いっかつ]恐喝[きょうかつ]大喝一声[だいかついっせい] 大きな声を出しておどす。とくに禅宗[ぜんしゅう]で、迷いをさますはげましの声。 **かつ**[渇](渇) ・8画 全11画 渇渇渇渴 カツ 渇水[かっすい]枯渇[こかつ]飢渇[きかつ]渇望[かつぼう] ①水がなくなる。かれる。②のどがかわく。「―をいやす」③ひどく欲しがる。「―する」を見よ。 渇[かわ]く のどが渇[かわ]く/渇[かわ]きをいやす **かっ**[褐](褐) ネ・8画 全13画 褐褐褐褐 カツ 褐色[かっしょく]褐炭[かったん]褐鉄鉱[かってっこう] 褐色[かち] 黒ずんだ茶色。こげ茶。 **かっ**[滑] 滑滑滑滑 カツ 滑空[かっくう]滑車[かっしゃ]滑走[かっそう]円滑[えんかつ]潤滑[じゅんかつ] 滑[すべ]る 氷上を滑[すべ]る/滑[すべ]り台[だい] 滑[なめ]らか 滑[なめ]らかな肌[はだ] 滑[ぬめ]る 滑稽[こっけい]常滑[とこなめ](地名)滑子[なめこ] **かつ**[活/渇][-スル]→漢字項目を見よ。 **かつ**[喝][名]漢字項目を見よ。 **かつ**[且つ][副][接]①〈副〉二つの動作が同時におこなわれるようす。一方では。「―おどろき、―喜ぶ」②〈接〉同時にもう一方で。さらに。その上。「仕事は早く―正確に」「細心[さいしん]―大胆[だいたん]」▼ふつう、かな書き。 **[且]** 一・4画 全5画 且且且且 音は「ショ」。「苟且[こうしょ](=かりそめ)」 且[か]つ 歌い、且[か]つ踊る 且[しばら]く 且[まさ]に **かつ**[勝つ][自他五]戦って相手を負かす。相手よりまさる。 <244> がつ っている。「敵に―」「荷が―(=責任が重すぎる)」②がまんする。たえる。「病気に―」▽「克つ」とも書く。↔負ける > 勝って兜[かぶと]の緒を締めよ 成功しても油断しないで、ますます心をひきしめなさい。▽「緒」は、ひものこと。 > 勝てば官軍、負ければ賊軍 勝ってしまえば、どんないきさつがあろうと勝ったほうが正しいことになってしまうということ。▽「官軍」は政府側の軍、「賊軍」は反乱軍のこと。 **がつ**[月]→「げつ」 **がっ**[合]→「ごう」 **かつあい**[割愛][-スル]おしいと思うものをしかたなく省くこと。「時間がないので説明は―します」類省略 **かつえる**[飢える・餓える][自下一]ひどく腹がへる。うえる。また、ひどく欲しがる。「愛情に―」 **かつお**[鰹][名]サバ科の海産魚。暖流に群れをつくってすみ、初夏に日本沿岸に近づく。体長は約八〇㌢で、背に青いしまがある。たたき・なまりぶし・かつおぶしなどにして食べる。 **かつおぶし**[鰹節][名]カツオの身をにてから、けむりでいぶしたり、かびを使って、かたく乾燥[かんそう]させたもの。うすくけずってだしをとったり、料理に使ったりする。かつぶし。かぞえ方節[ふし] **かっか**[閣下][名]もと、大臣や将軍などの地位にある人を敬って呼ぶことば。「大臣―のお出まし」 **かっか**[副]①火が盛[さか]んに燃えるようす。また、ひどくほてるようす。腹を立てて興奮するようす。「―と燃える」「見くびられて―している」 **がっか**[学科][名]学校で教える科目。国語・理科・社会など。また、大学などの学問の分野。文学科・史学科など。 **がっか**[学課][名]学習の範囲と段階。「所定の―を修了する」 **がっかい**[学会][名]①学問の発展や研究発表のためなどにつくる研究者の団体。②研究の発表や討論の集会。「生物―で発表する」 **がっかい**[学界][名]学問の世界。学者の社会。「日本の医―の進歩に役立つ」「―の権威[けんい]」 **かつかいしゅう**[勝海舟][人名]一八二三―九九年。幕末・明治期の政治家。江戸[えど]生まれ。名は安房[あわ]、のち安芳[やすよし]と改名。通称[つうしょう]は麟太郎[りんたろう]。蘭学[らんがく]をよくし、咸臨丸[かんりんまる]で太平洋横断に成功。江戸城の明けわたしに尽力した。のち、参議・枢密顧問[すうみつこもん]官など。自伝「氷川清話[ひかわきよわ)」がある。 **かっかく**[赫赫][形動]①日照りの厳しいようす。激しく光りかがやくようす。「―たる夏の太陽」類煌々[こうこう]②功名や名声などが盛[さか]んにあがるようす。かがやかしいようす。「―たる戦果」▼「かくかく」とも。文章語。 **かっかざん**[活火山][名]現在、噴火[ふんか]で活動をしている火山。日本では三原山[みはらやま]・浅間山[あさまやま]・桜島[さくらじま]など。▽ほかに、死火山・休火山。 **かっかそうよう**[隔靴搔痒][名]ものごとの核心になかなかふれられずに、もどかしいこと。じれったいこと。▽くつの上からかゆいところをかくという意味から。 **かつかつ**[副]ある状態をかろうじて保っているようす。余裕のないようす。ぎりぎり。かつがつ。「―定刻にまにあった」「―の生活」 **がつがつ**[副]①ひどく空腹で、むさぼるように夢中で食べるようす。「―めしを食う」②ものごとに対する飢えや欲をむき出しにして、いやしいようす。「かねに―するな」「いまさらーと勉強しても始まらない」 **がっかり**[副][-スル]期待や希望を失って気を落とすようす。「がっかりして、ねこんでしまう」類失望・落胆[らくたん] **かっき**[活気][名]生き生きとして、何かをしようとする元気があること。「―に満ちた新入生」圏生気[せいき] **がっき**[楽器][名]音楽を演奏するための道具。弦楽器・管楽器・打楽器など。 **かっかい**[角界][名]すもうの社会。すもう界。かくかい。▽「相撲」は「角力」とも書くことから。 **かっきてき**[画期的・劃期的][形動]これまでの考えやしかたとははっきりとちがって、ここから新しい時代が始まるようす。エポックメーキング。「―な出来事」 **かつぎや**[担ぎ屋][名]①縁起のよしあしをたいそう気にかける人。縁起をかつぐ人。②人をだましておもしろがる人。③食品を生産地から直接消費者に運んで売る人。 **がっきゅう**[学究][名]学問研究を専門にする人。「―はだの人」「―の徒[と]」類学者 **がっきゅう**[学級][名]学年の生徒を数十人ずつに分けた集まり。組。クラス。「―委員を選ぶ」 **かっきょ**[割拠][-スル]それぞれが領地を地盤として、自分の勢力を張ること。「群雄―」 **かつぎょ**[活魚][名]料理する寸前まで生かしておいた魚。いけうお。また、新鮮な魚。「―料理」 **かっきょう**[活況][名]生き生きとして景気がいいようす。「朝市[あさいち]が―を呈[てい]する」劇好況・盛況 **がっきょく**[楽曲][名]音楽の曲をまとめた言い方。声楽曲・器楽曲・管弦[かんげん]楽曲など。 **かっきり**[副]過不足なく、まさにその数量であるようす。ちょうど、ぴったり。「―一○○○円」「一二時―」類きっかり **かつぐ**[担ぐ][他五]①かたにのせる。「荷物を―」②上に立つ人としておしたてる。「会長に―」③軽いいたずらの気分で、人をだます。「人を―」④迷信[めいしん]などを本気にする。「縁起を―」▽御幣[ごへい]をかつぐことから。 > つかいわけ↓「だます」を見よ。 **がっく**[学区][名]公立学校を中心として分けた通学区域。「―制」「―外入学」▽地域によって「校区」「地区」ともいう。 **かっくう**[滑空][-スル]エンジンを使わないで、風の力や気流によって空を飛ぶこと。「グライダーがーする」 **がっくり**[副]急に気力がなくなって、くずれるようす。 <245> ・かっしょく 「その場に―とひざをつく」②急に折れまがるようす。「―首を落とす」 **かっけ**[脚気][名]ビタミンB₁が不足して、足がしびれたりむくんだりする病気。 **がっけい**[学兄][名]「学友」を敬った言い方。▽手紙文などで、男どうしで用いる。同輩・後輩に対して使い、学問上の先輩としてあつかう意味。 **かつげき**[活劇][名]◎動きが激しく、とっくみあいやなぐりあいの場面が多い演劇や映画。②はでなとっくみあいやなぐりあいをすること。類大立ち回り・殺陣[たて] **かっけつ**[喀血][-スル]せきと同時に、肺や気管支から出血した血をはくこと。▽胃から血をはくことは「吐血[とけつ]」。喀血による出血は鮮紅色であわ状、吐血のものは暗黒色でコーヒーのかすのようなもの。 **かっこ**[括弧][名]他の部分と区別するために、文字や数字の前後をくくる記号。くくり符[ふ]。( )[ ]「」など。 **かっこ**[確固・確乎][形動]考えかたや心のもちかたが、確かでゆれ動かないようす。「―たる信念をもつ」「―とした決意」「―不抜[ふばつ]」類しっかり **かっこう**[格好・恰好][名][形動][造語]①〈名〉外から見た、ものの姿やようす。体裁[ていさい]。「かっこ」とも。「―をつける」「―が悪い」類形・姿②〈形動〉ちょうどいいこと。てごろなこと。「ハイキングに―な場所だ」類あつらえむき・うってつけ③〈造語〉「~格好」の形で]ちょうど・・・歳[さい]ぐらい。「四○―の男に道をきかれた」圏がらみ▽中年以上の人の年齢に付ける。 > つかいわけ 格好・絶好 > 「格好」は、ちょうどつりあいがとれていてよいかたち。また、よい程度。「サラリーマンに格好の値段」。「絶好」は、何かをするのにこの上なく条件がいいこと。「絶好の遠足日和」。 **かっこう**[郭公][名]ホトトギス科のわたり鳥。初夏に日本に来る。ハトより小形。茶色の羽で、「カッコウ」と鳴く。モズやホオジロなどの巣に卵を産み、ひなを育てさせる。かんこどり。よぶこどり。 **かっこう**[滑降][-スル][名]①〈名・-スル〉スキーなどですべりおりること。「直―」②〈名〉アルペンスキーで、高度差の大きな急斜面[きゅうしゃめん]をすべりおりる競技。ダウンヒル。 **かっこう**[渇仰][-スル]仏教のことばで、水を欲しがるように仏をあおぎしたうこと。②強くあこがれしたうこと。 **がっこう**[学校][名]生徒を集めて、一定の期間教育をおこなうところ。小学校・中学校・高等学校・大学・専門学校など。 **かっこふばつ**[確固不抜][名][形動]心がしっかりしていて、動揺[どうよう]せず、くじけないようす。「―の意志」 **かっこむ**[掻っ込む][他五]せわしくはしを動かして、流しこむようにして食べる。「茶づけをかっ込んで出かけた」▽「かきこむ」の変化した形。 **かっさい**[喝采][-スル]拍手をしたり声を上げたりして、盛[さか]んにほめること。「会場全体の―を浴びる」「拍手―」「―を博する」 **がっさく**[合作][-スル][名]二つ以上の団体または何人かが共同で一つの作品をつくること。「日米―の映画」類共作 **かっさつじざい**[活殺自在][名][形動]生かすも殺すも自分の思うがままであること。類生殺与奪[せいさつよだつ] **がっさん**[合算][-スル]すべての数を足して計算すること。「売り上げを―する」類加算・合計 **かっしかほくさい**[葛飾北斎][人名]一七六〇―一八四九年。江戸後期の浮世絵師。風景画[ふうけいが]を得意とし、フランス印象派にその影響をおよぼした。代表作「富嶽三十六景」「北斎漫画」。 **かっしゃ**[活写][-スル]生き生きと写しとること。「人間心理を―した小説」 **かっしゃ**[滑車][名]円盤[えんばん]のまわりのみぞにつなをかけた道具。力の方向を変えられる定滑車、小さな力で物体を支えられる動滑車などがある。歯車やチェーンと組みあわせることが多い。 **がっしゅうこく**[合衆国][名]二つ以上の国が連合してできた一つの国。とくに「アメリカ合衆国」をさしていうことが多い。▽「合州国」は誤り。 **がっしゅく**[合宿][-スル]スポーツなどの練習や勉強・研修などの効果をあげるために、集まってとまりがけで生活し、専念してはげむこと。「夏季―」「強化―」 **かつじょう**[割譲][-スル]土地などの一部を他に分けあたえること。「領土の―」 **がっしょう**[合唱][-スル][名]⊕同じ曲をみんなでいっしょに歌うこと。「校歌の―」↔独唱②声の高さによって分かれたグループごとに、異なったメロディーを同時に歌って、全体で一つの曲を歌うこと。コーラス。「混声―」↔斉唱[せいしょう] **がっしょう**[合掌][-スル][名]①〈名・―スル〉両方の手のひらを、顔や胸の前で合わせて拝むこと。「ご仏前[ぶつぜん]にーする」▽仏事を通知する手紙の終わりに「敬具」のかわりに使うことも。②〈名〉「合掌造り」の略。 **がっしょうづくり**[合掌造り][名]木材を山形(へ)に組んで並べ、急な大屋根が特徴の民家の建築法。屋根裏部屋をもつ。 **がっしょうれんこう**[合従連衡][名]たがいにいろいろと計略をめぐらしながら、他と協力して敵に向かうこと。▽古代、中国で、小国がたて(=従。南北のこと)に合わさったり、よこ(=衡。東西のこと)に連[つら]なったりして大国にあたろうとしたこと。「合従」は趙[ちょう]の蘇秦[そしん]、「連衡」は魏[ぎ]の張儀[ちょうぎ]が唱えた外交政策。 **かっしょく**[褐色][名]黒みがかった茶色。こげ茶色。 <246> がっしり ブラウン。「―に焼けたはだ」 **がっしり**[副]ものの構造や組みあわせなどが、しっかりと安定して力強いようす。がっちり。「―したからだつき」 **かっすい**[渇水][名]ひでりなどのために水がなくなること。みずがれ。「―期」 **かっする**[渇する][自サ変]のどがかわく。また、ものがたりず、それを強く欲しがる。 > 渇しても盗泉[とうせん]の水を飲まず どんなに苦しくても決して悪事はしないこと。▽孔子[こうし]はのどがいくらかわいても、盗泉という名前の泉の水は飲まなかったという故事(中国、「淮南子[えなんじ]」)から。「盗泉」は中国山東省泗水[しすい]県にある泉。 **がっする**[合する][自サ変]合う。合わせる。一つになる。一つにする。「二つの川が―場所」 **かっせい**[活性][名]物質の化学的な反応が活発なこと。「―炭」▽生き生きとよく動くこともいう。「組織の―化をはかる」 **かっせん**[合戦][名]武士が刀ややりで戦った昔の戦争。いくさ。「―の火ぶたを切る」「源平の―」▽現在は「〜合戦」の形で、対抗戦という意味で使う。「応援―」「歌―」「雪―」 **かっそう**[滑走][-スル]なめらかに、すべるように走ること。「―路」「スケートでーする」 **がっそう**[合奏][-スル]一つの曲を、二つ以上の楽器を合わせていっしょにひくこと。アンサンブル。↔独奏 **カッター**[名]①紙を切る道具。刃物[はもの]。「ーナイフ」②船に備えつけた大型ボート。|cutter **がったい**[合体][-スル]合わさって一つのものになること。「公武,—」 **かったつ**[闊達・豁達][形動]心が大きく、ものにとらわれないで広びろとしたようす。「自由―」「―な人がら」 **かったつじざい**[闊達自在][名][形動]ものごとにまったくこだわらずに、思いのままであるようす。「―にふるまう」 **かったん**[褐炭][名]質が悪く、発熱量が低い茶色の石炭。 **がっち**[合致][-スル]ぴったりとよく合うこと。一致。「目的と―する」 **かっちゅう**[甲冑][名]よろいと、かぶと。「―に身を固めた武士」 **ガッツ**[名]へこたれない根性[こんじょう]。やる気。「―がある選手」。「guts **ガッツポーズ**[名][-スル]スポーツ選手などが、成功の喜びの表現として、にぎりこぶしをつきあげる動作。▽gutsと pose から。和製英語。 **かつて**[曾て・嘗て][副]①以前。むかし。「―はそんなこともあったなあ」「―のおもかげはもうない」②「かつて〜ない」の形で]昔からいままで一度も・・・ない。「―ない大事件」圏ついぞ▽「かって」と発音することもある。 **かって**[勝手][名][形動]①〈名〉⊕台所。また、家庭の経済のぐあい。「おーをてつだう」「―が苦しい」「―向き(=暮らし向き)」②ようすや、やりかた。また、使いぐあい。「―がわからない」「―がちがう」「使い―がいい」③〈名・形動〉他人のことを考えずに、自分のしたいようにふるまうこと。「身―」「―気まま」 > 「つかいわけ」→「わがまま」を見よ。 **かってぐち**[勝手口][名]台所の出入り口。うらぐち。↔玄関口・表口[おもてぐち] **がってん**[合点][-スル]「承知すること。「わかった」と、うなずくこと。「―だ」「―承知」▽もと、和歌などを批評して、すぐれたものに付けたしるしのこと。 **カット**[名][-スル]①〈名・スル〉あるものの一部を切りすてること。はぶくこと。「給料の一割を―する」②つながっているものを切ること。「テープー」③テニスや卓球[たっきゅう]などで、球をななめに切るようにして打つこと。④髪[かみ]を切ること。また、髪形。⑤〈名〉印刷物に入れる小さな挿絵や写真。⑥映画の一こま。一場面。|cut **ガット**[名]ヒツジの腸などからつくった糸。ラケットのあみや楽器の弦[げん]に使う。「―を張る」 「gut **ガット**[GATT][名]関税と貿易に関する一般協定。関税の引き下げや貿易の制限の撤廃をおこなうことで、世界経済の発展を図る協定と機構。本部はジュネーブ。General Agreement on Tariffs and Trade の略語。 **かっとう**[葛藤][名][-スル]心の中でいろいろな感情が対立し、なやみくるしむこと。ジレンマ。また、人間関係がうまくいかず、もめごとが起こること。「心の―」「父親との―になやむ」圏悶着[もんちゃく]▽カズラやフジのつるがもつれからむ意味から。 **かつどう**[活動][-スル]①〈名・スル〉活発に動き、働くこと。「火山―」「クラブー」②〈名〉「活動写真」の略。「映画」の古い言い方。 **かつどうてき**[活動的][形動]生き生きとしているようす。また、活発に動くのにふさわしいようす。「―な女性」「―な服装」 **カットグラス**[名]表面に彫刻[ちょうこく]や切りこみ細工[ざいく]をほどこしたガラスの器[うつわ]。切り子。-cut glass **かっとばす**[かっ飛ばす][他五]球を強く打って勢いよく遠くへ飛ばす。「ホームランを―」 **カットバック**[名]映画などで、過去と現在など二つの場面を交互に対照させながら劇を進行させる方法。cutback **かっぱ**[喝破][-スル]正しいことを見ぬき、はっきりと言うこと。「一言で―される」 **かっぱ**[河童][名]①川や沼にすむ空想上の動物。こうらがあり、頭に皿がのっていて、その中の水がかわくと死ぬという。かわたろう。▽泳ぎのじょうずな人をたとえてもいう。 > 河童の川流れ どんな名人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。圏猿も木から落ちる・弘法も筆の誤り **カッパ**[名]雨よけ用のコート。また、荷物などにかぶせる雨具。▽「合羽」と当てる。ポルトガル語capa **かっぱつ**[活発・活發][形動]生き生きとして元気のいいようす。 <247> ・かつろ 「―な少年」「取り引きの―な市場」 **かっぽう**[割烹][名]日本風の料理をつくること。また、日本料理を出す料亭[りょうてい]。「―着[ぎ]」「―旅館」 **がっぽん**[合本][名][-スル]本や雑誌を、何冊かとじあわせて一冊にすること。また、一冊の本として編集しなおしたもの。合冊[がっさつ]。 **かつまた**[且つ又][接]そのうえまた。おまけに。「日ごろご支援をたまわり、―本日は盛大な祝賀会をもよおしていただきまして」▽あいさつなどに使う改まった言い方。 **かつもく**[刮目][-スル]目を大きく見開いて見つめること。「―に値[あたい]する」 > 刮目して待つ 非常に期待する。 **かつやく**[活躍][-スル]盛[さか]んに動き、めざましく働くこと。「―の場をあたえる」 **かつゆ**[活喩][名]「擬人法」に同じ。 **かつよう**[活用][-スル]①ものの性質や能力を生かして、じゅうぶんに役立てること。「辞書を―する」②[文法]動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の語尾が、下に続くか切れるか、続きかたによって形を変えること。たとえば、動詞「咲く」は、「咲かない」「咲きます」「咲く」「咲くとき」「咲けば」などと形を変える。▷巻末「活用表」参照。 **かつようがた**[活用型][名]用言と助動詞の活用の種類。規則的なものと不規則なものがある。口語では動詞には、五段活用・上一段活用・下一段活用・カ行変格活用・サ行変格活用の五種類があり、形容詞・形容動詞はそれぞれ一種類である。助動詞は不規則なものが多い。▽動詞の活用型を見分けるには、「ない」を付けたとき、活用語尾がア段なら五段活用、イ段なら上一段活用、工段なら下一段活用。また文語には、動詞は九種類、形容詞・形容動詞はそれぞれ二種類の活用型がある。♪巻末「活用表」参照。 **かつようけい**[活用形][名]用言や助動詞が活用したときの、一つ一つの形。口語では下に「ない」や「う」などが付く形(=未然形)、「ます」「た」などが付く形(=連用形)、おもに文末にくる形(=終止形)、下に名詞が付く形(=連体形)、「ば」が付く形(=仮定形)、命令の形(=命令形)の六種類。▽文語には仮定形がないが、已然形[いぜんけい]がある。♪巻末「活用表」参照。 **かつようご**[活用語][名]単語の中で、活用する語。日本語では、用言(=動詞・形容詞・形容動詞)と助動詞をまとめていう。 **かつようごび**[活用語尾][名]用言や助動詞が活用するとき、語末の変化する部分。たとえば「書く」の活用語尾は「く」で、「書かない」「書きます」「書く」「書くとき」「書けば」「書け」と変化する。▽変わらない部分、「書く」の「書」などを「語幹[ごかん]」という。 **かつようじゅ**[闊葉樹][名]「広葉樹」の古い呼び方。 **かつようひょう**[活用表][名]用言・助動詞の六つの活用形を示した表。♪巻末「活用表」参照。 **かつら**[桂][名]カツラ科の落葉高木。雌雄[しゆう]異株。初春に紅色の花を開く。木材は木目がまっすぐで軽いので、建築・家具などに使う。▽月にはカツラの木が生えているという伝説があり、よく和歌に詠[よ]まれる。 **かつら**[鬘][名]演劇の扮装[ふんそう]用やおしゃれのために、髪[かみ]の毛でつくったかぶりもの。 **かつらこごろう**[桂小五郎][人名]→「きどたかよし」 **かつらたろう**[桂太郎][人名]一八四七—一九一三年。明治期の政治家・軍人。長州藩士[ちょうしゅうはんし]。陸軍をつくる。また、三度組閣し、対外的には日英同盟締結・日露戦争・韓国併合など、国内では大逆事件で社会運動の弾圧[だんあつ]などをおこなった。 **かつりょく**[活力][名]生き生きと動く力。活動する力。生命力。エネルギー。「―に満ちる」 **カツレツ**[名]うす切り肉に、小麦粉・とき卵・パン粉をまぶして油であげた料理。カツ。「cutlet **かつろ**[活路][名]苦しい立場からぬけでる道。生きのびる方法。 <248> かて 「―を開く」「―を見いだす」 **かて**[糧][名]食糧。食料。古い言い方。「生活の―をえる」▽精神的に成長し、活動するもとになるものの意味でも使う。「心の―にする」 **かてい**[仮定][-スル]事実とは関係なく、かりにそうだときめて考えること。「合格したと―する」「―条件」類想定・仮想 **かてい**[家庭][名]①親子・夫婦など、家族の集まり。また、家族がいっしょに生活するところ。マイホーム。「仕事と―を両立させる」「―円満」類家②「家庭科」の略。 **かてい**[過程][名]ものごとが進んでいく、すじみち。プロセス。「結果よりも―を重んじる」圏経緯・経過 **かてい**[課程][名]修得するために割りあてられた、一定の学習や作業の範囲や段階。「高校の―を修了する」 **かていけい**[仮定形][名][文法]口語文法で、用言や助動詞の活用形の一つ。これからさきのことを、「もしも・・・ならば」とかりに考える形。助詞の「ば」が下につく。たとえば、「晴れれ(ば)」「美しけれ(ば)」「静かなら(ば)」は、「晴れる」「美しい」「静かだ」の仮定形。▽文語文法には仮定形がないが、已然[いぜん]形がある。文語では未然形に「ば」を付けて仮定を、已然形に「ば」を付けて確定をあらわす。たとえば「風吹かば(=もしも風が吹くならば=仮定)」、「風吹けば(=風が吹くと=確定)」。♪巻末「活用表」参照。 **かていさいばんしょ**[家庭裁判所][名]家族の争いごとや未成年者の犯罪などをとりあつかう下級裁判所の一つ。略して「家裁」。 **かていそうぎ**[家庭争議][名]夫婦げんか・親子げんかなど、家庭内で起こる争いごと。▽「労働争議」をもじったことば。 **カテゴリー**[名]分類によって立てられた部門や範囲[はんい]。また哲学[てつがく]で、範疇[はんちゅう]。|Kategorie **かててくわえて**[糅てて加えて][副]そのうえに。さらに、おまけに。「ふだんの、よくないものごとが重なるときに用いる。 **がてら**[造語][「~がてら」の形で]・・・するついでに。「散歩―友人を訪ねる」「花見に行き―」圏かたがた▽動詞の連用形や名詞に付く。 **かでん**[家伝][名]ある家に代々伝わってきたこと。「―の秘宝」↔伝家 **かでん**[荷電][名]物体が電気をおびること。帯電。また、その電気の量。 **がてん**[合点][-スル]理解してなっとくすること。「―がいかない」「早―」「独りー」▽「がってん」の変化した形。♪「がってん」も見よ。 **がでんいんすい**[我田引水][名][形動]ものごとを自分の都合のいいように考えたり、利益になるようにはからったりすること。▽みんなのためにある用水を、自分の田だけに引くという意味から。 > かでん(瓜田)に履[くつ]を納[い]れず 疑われるようなおこないは、不用意にしてはならない。圏李下[りか]に冠[かんむり]を正さず ▽ウリ畑でかがんでくつをはきなおすと、ウリ盗人[ぬすびと]と思われるという意味。 **かど**[角][名]⊕道の折れまがったところ。まがりかど。「―のタバコ屋」②とがって、つき出た部分。「岩―に立つ」③他人の気分を害するような点。「―のあることば」 > 角が立つ やりかたがおだやかでないために、人間関係が円満にいかない。「そんな言いかたでは―」 > 角がとれる 経験を積んで、人がらがおだやかになる。類まるくなる > 古語《かど(角・才)》 古語では、つののように目立つ、すぐれた点という意味。才能。「かどある御琴[こと]の音[ね]なり(=才能あるお琴の音色だ)」 **かど**[門][名]家などの出入り口。もん。また、家。「―の人かげ」「笑う―には福来たる」 **かど**[過度][形動]必要以上に程度がすぎること。いきすぎ。「―の期待がかけられる」↔過大 **かど**[廉][名]よくないことの理由として問題にする点。「脱税の―で調べる」 **かとう**[下等][形動]程度が低いこと。また、質がおとっていてなかみが悪いこと。「―動物」「―な人間」↔上等・高等 **かとう**[果糖][名]単糖類の一つ。白色の粉末で水にとけやすく、強いあま味をもつ。果実などに多くふくまれている。 **かとう**[過当][形動]適当な程度をこえているようす。過度。「―な賃上げ要求」「―競争」 **かどう**[可動][名]動かせること。動くしかけになっていること。「―橋」 **かどう**[華道・花道][名]いけばなの技法や作法。「―の家元[いえもと]」 **かどう**[歌道][名]和歌の技法や研究。和歌の道。「―をたしなむ」 **かどう**[稼働・稼動][-スル]◎収入をえるために働くこと。「―人口」圓就労②機械などを動かし、生産させること。「―時間」 **かとうかげまさ**[加藤景正][人名]生没年未詳[みしょう]。鎌倉時代の陶工。道元[どうげん]とともに宋[そう]にわたって陶法を学ぶ。帰国して尾張[おわり]の瀬戸に窯[かま]を開き、製陶法を伝え、瀬戸焼の祖とされる。 **かとうきよまさ**[加藤清正][人名]一五六二—一六一一年。安土桃山時代の武将。豊臣秀吉[とよとみひでよし]に仕え、朝鮮出兵でも活躍[かつやく]。関ヶ原[せきがはら]の戦いでは徳川方につき、肥後[ひご]五二万石[ごく]の領主となった。 **かとうしゅうそん**[加藤楸邨][人名]一九〇五—。昭和期の俳人。東京生まれ。水原秋桜子[しゅうおうし]に師事。人間の内面や生活実感を重んじる句風で、中村草田男[くさたお]らとともに「人間探究派」と呼ばれた。句集「寒雷[かんらい]」「山脈」など。 **かとうせいじ**[寡頭政治][名]少数の人間に権力が集中する独裁的な政治。 **かとうたかあき**[加藤高明][人名]一八六〇—一九二六年。明治・大正期の政治家。愛知県生まれ。第二次護憲運動をおこなった護憲三派(=憲政会・革新倶楽部・政友会)による連立内閣を組織。普通選挙法や治安維持法などを制定した。 <249> ・かなざわぶ **かとうちかげ**[加藤千蔭][人名]一七三五—一八〇八年。江戸後期の歌人・国学者。本姓は橘[たちばな]。賀茂真淵[かものまぶち]に和歌や国学を学び、師の没後は村田春海[はるみ]らとともに歌壇の中心となる。また、書家としても著名。歌文集「うけらが花」のほか、「万葉集略解[りゃくげ]」など。 **かとき**[過渡期][名]ものごとが移りかわる途中[とちゅう]の、不安定な状態の時期。「会社再建の―」 **かとく**[家督][名]①相続すべき家のあとめ。また、家のあとつぎ。長男。「―をつぐ」「——相続」▽旧民法では、戸主がもつ権利と義務。 **かどぐち**[門口][名]家の出入り口やその辺り。 **かどだてる**[角立てる][他下一]①ものの表面にかどをつくる。かどをとがらせる。②感情を刺激[しげき]して、ことをあらだてる。 **かどづけ**[門付け][名]家々の門口[かどぐち]で音楽や舞[まい]を演じたり、経を読むなどして、金品をもらって歩くこと。また、その芸人。万歳[まんざい]・人形回し・門説経[かどぜっきょう]など。 **かどで**[門出][名]①長い旅行などのために、わが家を出て出発すること。出立[しゅったつ]。②新しい生活や仕事を始めること。「新生活への―」 **かとてき**[過渡的][形動]ものごとが新しい状態に移りかわる途中[とちゅう]にあるようす。「今回の措置は―なものだ」「―政権」 **かどばん**[角番][名]その勝負に負けると全体として負けこしになる番組。囲碁や将棋[しょうぎ]などで、たとえば五番勝負で二敗したときの次の対戦。また、すもうで、負けこすと大関[おおぜき]の地位から落ちてしまうときにいう。「―大関」 **かどまつ**[門松][名]新年を祝って、元日から七日まで、家の戸口に立てるマツ。まつかざり。 **カドミウム**[名]金属元素の一つ。青みをおびた銀白色で、つやのあるやわらかい金属。有毒。電池や合金に使う。元素記号Cd |cadmium **かとりせんこう**[蚊取り線香][名]カを殺すためにたく線香。ジョチュウギクの粉末を固め、棒状またはうず巻き状にしたもの。蚊やり線香。 **カトリック**[名]キリスト教の一派。また、その信徒。とくに、ローマカトリックをさす。旧教。天主教。カソリック。プロテスタント ▽ギリシャ語で、普遍[ふへん]的という意味。|Catholic **カトレア**[名]ラン科の多年草。ピンクや赤むらさき色などの、大輪[たいりん]の花が咲[さ]く。洋ランの代表。園芸用。カトレヤ。|cattleya **かどわかす**[他五]だまして連れていく。誘拐[ゆうかい]する。「子供を―」 **かとん**[火遁][名]忍術の一つ。火の中にはいって姿をかくすもの。「―の術」 **かとんぼ**[蚊蜻蛉][名]「ががんぼ」の別名。ガガンボに似ているが、はるかに大きい。▽やせて背の高い人や、ひ弱な人をからかっていうこともある。 **かな**[仮名][名]日本語の表音文字。「万葉仮名[まんようがな]」をもとに、それをくずした「ひらがな」と、漢字の一部分を省略してできた「かたかな」とがある。平安時代の初めごろできた。▽漢字を「真名[まな]」と呼んだのに対していう。常用漢字表付表の語。 **カナート**[名]イランの乾燥[かんそう]地域の地下用水路。山麓[さんろく]でえられる地下水を、遠くはなれた集落や耕地まで配水するためのもの。途中[とちゅう]には修理や通風のための立て坑[こう]がほられている。 **かなあみ**[金網][名]針金をあんでつくったあみ。 **かない**[家内][名]①家の中。また、家族。「―工業」「―安全」②他人に対して、自分の妻をいうことば。女房[にょうぼう]。 **かなう**[適う][自五]うまくあてはまる。「道理に―」 **かなう**[叶う][自五]思いどおりになる。望んでいたことが実現する。「願いが―」 **かなう**[敵う][自五]能力がおよぶ。力が相手とつりあう。「チャンピオンに―者はいない」 **かなえ**[鼎][名]昔、中国でものをにるのに使った、三本足の鉄のかま。▽王位と権力のしるしとされた。 > 鼎の軽重[けいちょう]を問う 王や権力者の実力を疑って、その地位につこうとすること。また、人の能力をうたがうこと。▽楚[そ]王が周王に、天下をねらう下心から周王室のかなえの大小をたずねた故事(中国、「左氏伝」)から。 > 鼎の沸[わ]くがごとし かなえの中の湯がわきかえるように、多くの人がさわぎたてて論争するようすをいう。 **かなえる**[適える][他下一]うまくあてはめる。みたす。「条件を―ー」 **かなえる**[叶える][他下一]思いどおりにする。望みを実現させる。「願いごとを―」 **かながきろぶん**[仮名垣魯文][人名]一八二九—九四年。幕末・明治初期の戯作者[げさくしゃ]。文明開化にわく世相を風刺[ふうし]をきかせてこっけいにえがいた。代表作「安愚楽鍋[あぐらなべ]」「西洋道中膝栗毛[ひざくりげ]」など。 **かなかな**[蜩][名]「ひぐらし」のこと。夏の終わりにカナカナと鳴く。 **かなきりごえ**[金切り声][名]金属を切る音のような細く甲高[かんだか]い声。「―を張りあげる」 **かなぐ**[金具][名]いろいろな道具類に付ける金属製の部品。「たんすの―」 **かなくぎりゅう**[金釘流][名]くぎをつないだように、たどたどしくへたな字。 **かなくさい**[金臭い][形]金属のもつ独特のにおいや味がする。かなけくさい。「―水」 **かなぐりすてる**[かなぐり捨てる][他下一]乱暴にぬぎすてる。思いきって捨てる。「上着を―」「はじも外聞も―」 **かなけ**[金気][名]①水にとけている鉄の成分。「―の多い井戸水[いどみず]」②新しい鉄のなべやかまなどを使ったときに出る、赤黒いしぶ。「湯をわかして―をとる」 **かなざわぶんこ**[金沢文庫][名]鎌倉時代、北条実時[ほうじょうさねとき]が <250> かなしい 武蔵[むさし]の国、金沢(=横浜市金沢区)につくった図書館。多くの書籍を所蔵したが、北条氏滅亡後に衰退[すいたい]した。称名寺[しょうみょうじ]文庫。「かねさわぶんこ」とも。 **かなしい**[悲しい・哀しい][形]心がいたみ、胸がしめつけられて、泣きたいような気持ちだ。「―思い出がある」「友をなくして―」 > 古語《かなし》 古くは、強い悲哀[ひあい]に限らず、どうしようもないほどの切ない心情を広くあらわした。この場合、身にしみていとしいという意味で、「かなしき人」といえば恋人・愛人をさした。 **かなしきがんぐ**[悲しき玩具][作品名]一九一二年。石川啄木[たくぼく]の歌集。「一握の砂」以後の、晩年の病気と貧困をうたった悲痛な短歌が多く、政治や社会にも目を向けている。 **かなしばり**[金縛り][名]①きつくしばられたように身動きのできない状態。「恐怖[きょうふ]で、―にあったように立ちすくむ」②かねの力で相手を自由に動けなくすること。「借金でーにする」 **かなしみ**[悲しみ・哀しみ][名]心が痛み泣きたくなるような気持ち。「―に胸がふさがれる」「―に暮れる」↔喜び **かなしむ**[悲しむ・哀しむ][他五]心が痛み、泣きたいような気持ちになる。「友の死を―」↔喜ぶ > つかいわけ 悲しむ・嘆く > どちらも「悲哀[ひあい]」をあらわす。「悲しむ」は、事態に対して何かしようと思ってもまったく手のほどこしようのないとき、たとえば人の死の場合などの感情。「嘆く」は、本来ためいきをつく意味で、かたわらから見ていて胸にいだくあきらめや、批判的な気持ちをこめた感情をあらわすこと。 **かなぞうし**[仮名草子][名]江戸前期の小説をまとめた呼び方。御伽草子[おとぎぞうし]のあとをうけてできた読みもので。恋[こい]物語や名所案内などがあるが、啓蒙[けいもう]的なものが多い。浅井了意[りょうい]の「浮世物語」、如儡子[にょらいし]の「可笑記[かしょうき]」など。 **かなた**[彼方][代名]遠くの方を漠然[ばくぜん]とさすことば。あちらのほう。「はるか―の人」「海の―にある国」→こなた **カナダ**[国名]北アメリカ大陸の北半分をしめる国。イギリス連邦[れんぽう]に属する。世界第二の面積をもつ国土の大部分は冷帯で、広大なタイガの森林資源が豊富。地下資源も多い。面積約九九七万平方㌔。首都オタワ。主要言語、英語・フランス語。▽「加奈陀」と当てる。 **かなだらい**[金盥][名]アルミニウムなどでできた洗面器。 **かなづかい**[仮名遣い][名]日本語をかなで書くときのきまり。ほぼ現代の発音をもとにして書く現代かなづかいと、平安時代の発音をもとにした歴史的かなづかいがある。▽もと発音とかなとは一致していたが、発音は時代とともに変化するため、しだいにかなと対応しなくなり混乱が生じる。この混乱を整理するためのきまりが、かなづかいである。 **かなづち**[金槌][名]①鉄でできた、くぎなどを打つつち。▽泳げない人をたとえてもいう。 **カナッペ**[名]小さなうす切りパンの上にハムやチーズなどをのせたもの。|canapé **かなつぼまなこ**[金壺眼][名]落ちくぼんで、小さくまるい目。「―のばあさん」 **かなてこ**[金梃][名]鉄でできたてこ。重いものを動かすときに使う。 **かなでほんちゅうしんぐら**[仮名手本忠臣蔵][作品名]一七四八年。竹田出雲[いずも]らの合作。赤穂[あこう]浪士の仇討ち事件を、「太平記」の時代に移すなどの脚色[きゃくしょく]をした時代物の浄瑠璃[じょうるり]。 **かなでる**[奏でる][他下一]音楽を演奏する。とくに、楽器を弾[ひ]く。「琴[こと]を―」 **かなぼう**[金棒][名]⊕武器になる太い鉄の棒。「鬼[おに]に―」②頭部に輪のついた鉄棒。昔、夜の見まわりのときなどにひきずって鳴らしながら歩いた。「―引き(=うわさなどを言いふらすこと)」 **かなめ**[要][名]①おうぎの骨をまとめているくぎ。②もっともたいせつな、中心となるところ。急所。要点。「守りの―」「肝心―」 **かなもの**[金物][名]金属でつくった道具や部品をまとめていうことば。なべやくぎなど。「―屋」 **かならず**[必ず][副]行動や現象などが、まちがいなく起こるようす。たしかに。絶対に。「―約束は守ります」「人は―死ぬ」 **かならずしも**[必ずしも][副][「必ずしも〜ない」の形で]例外なく・・・するとは限らない。「―不可能ではない」▽部分否定。すべてがそうとは限らず、例外もありうることをあらわす。 **かならずや**[必ずや][副][「必ずや〜だろう」などの形で]「かならず」を強めた言い方。絶対確実に・・・するだろう。「―彼は勝つだろう」「―成功するにちがいない」類きっと **かなり**[副][形動]ふつうの程度をこえているようす。非常にとまではいかないが、予想以上であるときに使う。「病気は―よくなりました」「―の借金がある」圏相当・随分[ずいぶん]▽「可成り」「可也」と当てる。 **カナリア**[金糸雀][名]アトリ科の小鳥。スズメ大で、多くは黄色。鳴き声が美しい。▽原産地がカナリア諸島であることから。|canaria **がなる**[自五]大声で、わめくように言う。俗[ぞく]な言い方。「やかましくー」 **かなわない**[敵わない][連語]①やりきれない。「こう暑くてはー」②「かなわぬ〜」の形で]願ってもとても実現できない。「かなわぬ恋[こい]」 **かなぶん**[金畜][名]コガネムシ科の昆虫[こんちゅう]。青銅色のつやがあり、樹液などを吸う。かなぶんぶん。▽羽音[はおと]がブンブンいうところから。 **かなん**[火難][名]火が原因となって起こる災難。「―の相」類火災↔水難 <251> ・かねて **かに**[蟹][名]海や川にすむ甲殻類。からだは固いこうらでおおわれ、一〇本の足のうち二本ははさみで、横に歩く。食用。かぞえ方杯[はい]・匹[ひき] > 蟹は甲羅に似せて穴を掘る 人は自分の力に応じたことしか望まず、またそれ以上のことはできない。 **かにく**[果肉][名]果実の内側にあるしるの多い部分。食用になる果実の部分。 **かにこうせん**[蟹工船][名]とったカニをすぐ船内で加工し、缶詰めなどにする船。 **かにこうせん**[蟹工船][作品名]一九二九年。小林多喜二[たきじ]の中編小説。北洋の蟹工船で働く労働者が、階級的に目覚めて、資本家とのたたかいに立ちあがる姿をえがいた。 **カニシカおう**[カニシカ王][人名]生没年未詳[みしょう]。インド、クシャナ朝の王。二世紀前半に在位か。北部インドを領土とした。仏典の編さんを援助[えんじょ]するなど仏教を保護し、都のあったガンダーラ地方では仏教美術が発達した。|Kanishka **がにまた**[蟹股][名]つまさきが外側を向き、両ひざのあいだがはなれている脚部[きゃくぶ]の形。○脚[おうきゃく]。「―で歩く」類外股[そとまた]↔内股[うちまた] **かにゅう**[加入][-スル]団体や組織に加わり、その一員になること。「組合に―する」「―者番号」類入会↔脱退 > つかいわけ 加入・参加 > どちらも仲間に加わること。「加入」は、組織体の一員になること。「生命保険に加入する」。「参加」は、仕事や活動の仲間に加わって、いっしょに何かをすること。「遠足に参加する」。 **カヌー**[名]木の幹をくりぬいた丸木舟[まるきぶね]。また、プラスチック製の丸木舟に似た舟でおこなう競技。カヤックとカナディアンの二種目がある。-canoe **かね**[金][名]①金属。「―の食器」②貨幣。金銭。おかね。「―になる商売」「土一升[いっしょう]、―一升(=土地の値段が高いこと)」「にせ―」類銭[ぜに]・マネー > 金がうなる たくわえたかねが、ありあまる。「あの家には金がうなっている」 > 金がものをいう 困難なことでも、かねの力で解決できる。「―時代」 > 金に糸目をつけない 目的のためには、おしまずにどんどんかねを使う。類金に飽[あ]かす▽「糸目」は、凧[たこ]のつりあいをとり、ひきしめるための糸。 > 金の切れ目が縁の切れ目 かねのあるうちはもてはやすが、かねがなくなるととたんに冷たくなる。 > 金のなる木 なにもしなくても大金が出てくるもと。 > 金のわらじで捜[さが]す 根気よくさがしまわる。「生き別れの母を―」▽鉄のわらじはいくら歩いてもすりきれないことから。「きんのわらじ」とはいわない。 > 金は天下の回りもの かねは人の手から手へと回っていくものだから、金持ちもいつかはそれを失い、貧乏[びんぼう]人のところへもいつかは回ってくる。 > 金を食う かねがかかる。「ひっこしは―」 **かね**[鐘][名]①寺や教会などで、つるして打ち鳴らす金属製の道具。つりがね。「除夜の―をつく」②「鉦[かね]」とも。「かなぐり」とも。「―に困る」 **かね**[鉦][名]念仏を唱えるときなどに、手で持ってたいて鳴らす金属製の器具。たたきがね。 > 鉦や太鼓で探す 大さわぎをして、あちこち探しあるく。 **かねあい**[兼ね合い][名]一方に片寄らずにほどよくバランスがとれていること。つりあい。「―を考える」 **かねかし**[金貸し][名]利子をとって金銭を貸すこと。また、それを職業とする人。 **かねがね**[予て予て][副]前々からずっと。機会あるごとに。「―心配していたとおりだった」「おうわさはーうかがっております」類かねて **かねぐり**[金繰り][名]必要な金銭をやりくりすること。「―の音」 **かねこくんえん**[金子薫園][人名]一八七六—一九五一年。明治から昭和期の歌人。東京生まれ。本名は雄太郎[ゆうたろう]。落合直文[おちあいなおぶみ]の浅香社[あさかしゃ]の門人。白菊会を結成、温和で優雅な叙景[じょけい]歌をつくった。歌集「片われ月」「覚めたる歌」など。 **かねこみつはる**[金子光晴][人名]一八九五—一九七五年。大正・昭和期の詩人。愛知県生まれ。詩集「こがね虫」の美しい象徴[しょうちょう]詩で注目され、のちに強いニヒリズムをあらわす詩を書いた。ほかに詩集「鮫」「落下傘」「人間の悲劇」など。 **かねざわさねとき**[金沢実時][人名]↓「ほうじょうさねとき」 **かねじゃく**[曲尺・矩尺][名]OL字形の金属製のもののさし。大工などが使う。かねざし。②ものさしで、約三〇・三㌢を一尺とするもので、鯨尺[くじらじゃく]の八寸にあたる。かね。▷「鯨尺」も見よ。 **かねずく**[金尽く][-スル]金銭の力でものごとを解決しようとすること。金銭ずく。 **かねそなえる**[兼ね備える][他下一]二つ以上のものや性質を同時にもっている。「美貌と才能をー」類兼備する **かねつ**[加熱][-スル]①熱を加えて温めること。「―殺菌[さっきん]」「ビーカーを―する」↔冷却②熱くなりすぎること。「ストーブの―で火事になる」③競争や流行などの勢いが異常に高まること。「人気が―する」「―したブーム」 **かねづかい**[金遣い][名]金銭の使いかた。金銭を使う程度。「―があらい」 **かねづまり**[金詰まり][名]資金のやりくりができなくなること。「―で倒産する」 **かねづる**[金蔓][名]必要なかねを出してくれる人。また、かねを手に入れる手がかり。スポンサー。「よいーをつかむ」 **かねて**[予て][副]前もって。以前から。「―からの約束を果たす」 <252> かねない **かねない**[兼ねない][連語][「〜かねない」の形で]・・・しないとはいえない。・・・する可能性がじゅうぶんある。「彼ならやりー」 **かねばなれ**[金離れ][名][「金離れがいい(悪い)」の形で]かねの使いかた、出しっぷりがいい(悪い)。 **かねまわり**[金回り][名]◎収入の状態。ふところぐあい。「商売があたって―がいい」②一般社会での、かねの動き。金銭の流通。「不況[ふきょう]で―が悪い」 **かねめ**[金目][名]金銭にかえたときの値打ちが高いこと。高価なこと。「―のものは何もない」 **かねもち**[金持ち][名]財産をたくさんもっている人。厠富豪・金満家[きんまんか] > 金持ちけんかせず 金持ちはけんかをすると損になることを知っていて、他人と争わない。 **かねる**[兼ねる][他下一][造語]①一つのものが二つ以上のはたらきを同時にする。「趣味と実益を―」②〈造語〉[「~かねる」の形で]①「・・・できない」「・・・しにくい」という意味をあらわす。「言い―」②「・・・することにがまんできない」という意味をあらわす。「見るに見―」『動詞の連用形に付く。③→「かねない」 **かねんせい**[可燃性][名]燃えやすい性質。「―物質」↔不燃性 **かの**[彼の][連体]例の、あの。「これが一有名なゴッホの絵か」▽知ってはいるが、実際に見るのははじめてだ、などというときに使うことが多い。 **かのう**[可能][名][形動]①しようと思えばできること。実際にありうること。「実現―」「―なかぎり早く行く」↔不可能②[文法]「・・・することができる」という意味をあらわすときの言いかた。口語では、動詞の未然形に助動詞「れる」「られる」を付けてあらわす。「行く」が「行かれる」になるなど。また、五段活用の動詞の中には可能動詞の形をもつものもある。「行ける」「書ける」など。文語では、「る」「らる」を付けてあらわす。最近は「見れる」「受けれる」「起きれる」など、上一段・下一段などの未然形に直接「れる」を付ける形が方言として発生し、都会にまで広まっている。→「ら抜け言葉」も見よ。 **かのう**[化膿][-スル]傷やはれものがうむこと。「―止めの注射」「傷口が―する」 **かのうえいとく**[狩野永徳][人名]一五四三—九〇年。安土桃山時代の画家。織田信長[のぶなが]や豊臣秀吉[ひでよし]に仕え、多くの装飾[そうしょく]画をえがき、狩野派を発展させた。代表作「洛中洛外図屏風[らくちゅうらくがいずびょうぶ]」。 **かのうさんらく**[狩野山楽][人名]一五五九—一六三五年。安土桃山[あづちももやま]から江戸初期の画家。永徳の死後、狩野派を代表する画家となる。代表作は大覚寺の襖絵[ふすまえ]「牡丹図」「松に鷹[たか]図」。 **かのうせい**[可能性][名]どの程度実現できるかどうか。そうなる見こみ。「成功の―が高い」圏確率 **かのうたんゆう**[狩野探幽][人名]一六〇二—七四年。江戸初期の画家。永徳の孫。幕府の御用絵師となる。代表作は二条城・名古屋城・大徳寺の障壁画、「東照宮縁起絵巻」。 **かのうどうし**[可能動詞][名][文法]「・・・することができる」という意味をもつ下一段活用の動詞。命令形はない。「読める」「書ける」など。▽五段活用の動詞に可能の助動詞「れる」が付いてできたもの。最近では、「着る」「食べる」のような五段活用以外の動詞を、「着れる」「食べれる」の形で使うことも多くなったが、これは一種の可能動詞が生じつつあることを示すもの。本来は「着られる」「食べられる」の形。▷「ら抜け言葉」も見よ。 **かのうは**[狩野派][名]室町[むろまち]時代に狩野正信[まさのぶ]が開いた日本画の一流派。江戸時代まで画界の中心であった。 **かのうほうがい**[狩野芳崖][人名]一八二八—八八年。明治期の日本画家。従来の狩野派の画風に洋画の手法をとりいれた作品は、岡倉天心やフェノロサにも認められ、日本画革新運動に参加した。代表作「大鷲」「悲母観音[ひぼかんのん]」。 **かのうもとのぶ**[狩野元信][人名]一四七六—一五五九年。室町[むろまち]後期の画家。中国の絵画様式に大和絵[やまとえ]をとりいれ、父正信[まさのぶ]とともに狩野派独自の画風を確立。また、数人が共同してえがくことにより、大量の障壁画を製作することを可能にした。大徳寺大仙院の襖絵[ふすまえ]「四季花鳥図」など。 **かのえ**[庚][名]十干[じっかん]の第七。こう。かのとの次。▽五行[ごぎょう]で、「金[かね]の兄[え]」という意味。 **かのこ**[鹿の子][名]①シカの子。②「鹿の子まだら」「鹿の子餅(=和菓子[わがし]の一つ)」「鹿の子絞[しぼ]り(=絞り染めの一つ)」などの略。▽シカの毛のように茶褐色に白いまだらのあるもの。また、それに似た形のものをいう。 **かのこまだら**[鹿の子斑][名]シカの毛のように茶褐色の地[じ]の中に白い斑点[はんてん]の散っている模様。 **かのじょ**[彼女][代名][名]①〈代名〉三人称単数。話し手や聞き手以外の女性。あの女性。②〈名〉恋人[こいびと]である女性。「ぼくの―」→彼氏[かれし] > 彼[かれ] 明治時代以降、ヨーロッパ語の三人称単数、女性代名詞の訳語として定着した。はじめは「かのおんな」「あのひと」などと読んだ。 **かのと**[辛][名]十干[じっかん]の第八。しん。庚[かのえ]の次。▽五行[ごぎょう]で、「金[かね]の弟[と]」という意味。 **カノン**[名]①同じ旋律[せんりつ]がある規則にしたがって、次々に追いかけるように出てくる形式の曲。輪唱[りんしょう]など。②基準。とくにキリスト教で、信仰や生活の基準となる書物。「canon **かば**[河馬][名]カバ科の哺乳[ほにゅう]動物。アフリカの川や湖にすむ。体長約四㍍、ゾウの次に大きい。からだは太っていて、首と足が短く、口が大きい。草食。 **カバー**[名][-スル]①内部を保護するために、外側をおおったり、包んだりするもの。「ふとんー」②たりないところや欠点などを補うこと。「ミスをーする」「cover **カバーガール**[名]雑誌の表紙やテレビコマーシャルのモデルとなる女性。|cover girl <253> ・カフェテラ **かばいだて**[庇い立て][名]何かにつけてかばうこと。「へたに―してはいけない」 **かばいろ**[樺色・蒲色][名]赤みをおびた黄色。 **かばう**[庇う][他五]他から害を受けないように、おおいかつむようにして守ってやる。「弱者を―」 **がはく**[画伯][名]すぐれた画家。また、画家を敬った呼び方。「梅原竜三郎[りゅうざぶろう]―」 **かばしら**[蚊柱][名]夏の夕暮れなどに、カが群れをなして飛ぶようすが柱のように見えるもの。「古木の下に―が立つ」 **がばと**[副]急に起きあがったり、たおれふしたりするようす。「―はね起きる」「―泣きふす」 **かばね**[姓][名]豪族が大和朝廷[やまとちょうてい]から授[さず]けられた呼び名。朝廷内での地位や役目をあらわす。はじめ、臣[おみ]・連[むらじ]・造[みやつこ]など、数十種。大化の改新のあと、「八色[やくさ]の姓」に改められた。 **かばね**[屍][名]「死体」の古い言い方。「―を山野にさらす」圏死骸[しがい]・なきがら・しかばね・むくろ **かばやき**[蒲焼き][名]ウナギ・ハモなどをさいて骨をぬき、くし刺しにして、たれをつけて焼いた料理。 **かはん**[河畔][名]川のほとり。古い言い方。「隅田川―」類川端・川岸 **かはん**[過半][名]全体の半分より多いこと。「参会者の―の賛同をえる」▽大部分に近いという意味で使うことが多い。「過半」→「大半」→「大方」の順に数が多い感じになる。 **かばん**[鞄][名]書類やさまざまなものを入れて持ちはこぶ物入れ。バッグ。 **がばん**[画板][名]絵をかくとき画用紙の下に置き、台にする板。 **かはんしん**[下半身][名]からだのこしから下の部分。「しもはんしん」とも。「―をきたえる」☆上半身[じょうはんしん] **かはんすう**[過半数][名]全体の半数をこえる数。「―の会員の支持を受ける」「議員のー」 **かばんもち**[鞄持ち][名]上役[うわやく]のそばで、こまごました仕事をする人。また、上役のきげんをとる人。▽もと、かばんを持って供をする人という意味から。 **かひ**[可否][名]①ものごとのよしあし。よいか悪いか。「入試制度の―を論じる」類是非②賛成と反対。「―を問う」「―同数」圏賛否 **かひ**[歌碑][名]歌を刻みつけた記念碑。多く、すぐれた歌人のつくった和歌を石碑にほり、その関連の地に建てる。類句碑・詩碑 **かび**[華美][形動]はなやかで美しいこと。また、いたずらにぜいたくではでなようす。「―な色彩」「生活がーに流れる(=はでになりすぎる)」圏華麗[かれい] **かび**[黴][名]食品や衣類に生えたり動植物に寄生したりする、下等な菌[きん]。また、その集まり。「もちに―が生える」▽古くさくて価値のないという意味を、「かびの生えたような」という。 **がび**[蛾眉][名]細く美しいまゆ。また、美人のたとえ。▽ガの触角[しょっかく]のような三日月形のまゆのこと。 **かびくさい**[黴臭い][形]①かびの生えているようなにおいがする。「―ふとん」②時代後れで古くさい。「―思想」 **かひつ**[加筆][-スル]文章や絵画などの不じゅうぶんなところを、書きくわえたり訂正[ていせい]したりすること。「―訂正」「原稿[げんこう]に―する」團補筆・添削[てんさく] **がびょう**[画鋲][名]板やかべに紙などをとめるのに使う、頭のついた短い針。 **かびる**[黴びる][自上一]かびが生える。「パンが―」 **かぶ**[株][名][造語]①〈名〉◎植物の根もとの部分。また、きりかぶ。「菊の―を分ける」③ある社会での地位や身分、特権。「男としての―が上がる」(=評価)④〈造語〉草木の本数を数えることば。「苗[なえ]五―」 **[株]** 株株株株 音は「シュ」。「守株[しゅしゅ]」 株[かぶ] 分[わ]け/株価[かぶか]/株主[かぶぬし]/親分[おやぶん]株[かぶ] 株[くいぜ] 古株[ふるかぶ]/年寄株[としよりかぶ] **かぶ**[下部][名]まとまったもののうちの、下の部分。「―組織」圏末端[まったん]↔上部 **かぶ**[歌舞][名]うたと、まい。また、歌ったりおどったりすること。「―音曲[おんぎょく]」 **かぶ**[蕪][名]春の七草の一つ。アブラナ科の一年草または二年草。根は球形で白いものが多いが、赤もある。根と葉は食用。スズナ。カブラ。カブラナ。 **がふ**[画布][名]油絵をかくための布。キャンバス。 **がふ**[楽府][名]●昔の中国で、音楽をつかさどった役所。②①で、音楽に合わせて歌われた詩。また、唐代以後、楽府の題を借りてつくられた古体詩の形式についてもいう。 **かふう**[家風][名]その家に独特な生活のしかたや習慣。「―に合わない」 **かふう**[歌風][名]和歌のつくりかたや表現上の特色。よみぶり。▽たとえば、「万葉集」の歌風はおおらかで力強く、「古今集」の歌風は理知的で、優雅である。 **がふう**[画風][名]絵にあらわれた作風。「ピカソの―」 **カフェイン**[名]アルカロイドの一つ。神経を興奮させる作用がある。茶やコーヒーなどにふくまれている。|caffeine **カフェオレ**[名]ミルクとコーヒーを半々に入れた飲みもの。ミルクコーヒー。|café au lait **カフェテラス**[名]歩道などに面した戸外に席のある喫茶[きっさ]店。 <254> カフェテリア ▽café[カフェ]とterrasse[テラス]だから。和製英語。 **カフェテリア**[名]客自身が好みの料理を選んでテーブルに運ぶ方式の食堂。キャフェテリア。-cafeteria **カフカ**[人名]一八八三—一九二四年。チェコの小説家。現代人のおかれた孤独や不安を日常生活を通して鮮明に象徴的なイメージで示した。小説「変身」「城」など。|Franz Kafka **かぶか**[株価][名]株式を売買する価格。株券の値段。「―が上がる」▽株式市場の相場にもとづく。 **がぶがぶ**[副][形動]①〈副〉水や酒などを、勢いよくたくさん飲むようす。また、その音。「水をー飲む」②〈形動〉胃に液体がたまっているようす。だぶだぶ。「腹がーだ」 **かぶき**[歌舞伎][名]能・狂言[きょうげん]などと並ぶ、日本の代表的な古典演劇。江戸時代、出雲阿国[いずものおくに](=もと、出雲大社[たいしゃ]の巫女[みこ]と)の念仏おどりに始まり、女形[おやま]をつかう野郎[やろう]歌舞伎に発展して、民衆に親しまれた。歌舞伎おどりと、歌舞伎劇とがある。劇は歴史上の人物の登場する時代物と、同時代の民衆生活に取材した世話物とに分かれる。隈取[くまどり]や衣装[いしょう]・所作[しょさ]・舞台装置などに独特の様式美をもつ。 **かふきゅう**[過不及][名]多すぎたり、たりなかったりすること。適度でないこと。「―なく述べる」圏過不足 > かふく(禍福)はあざなえる縄[なわ]のごとし 不幸と幸福は、なわがよりあわされるように代わるがわるやってくるものだ。「塞翁が馬[さいおうがうま]」▽「禍」は災い、「福」は幸せ、「あざなう」はなわをなうこと。中国、「史記」から。 **かぶけん**[株券][名]資本金を出した証拠に、株式会社が発行する書きつけ。株式の証券。 **かぶさる**[被さる][自五]包むように、ものの上をおおう。上に重なる。「前髪がひたいに―」 **かぶせる**[被せる][他下一]①上から形にそって、くるむように包む。「帽子を―」②罪や責任などを他人におわせる。「人に責任を―」③負担になる。影響[えいきょう]がおよぶ。「責任が親に―」 **かぶしき**[株式][名]株式会社が資本金を小、額に等分し発行した株券。株式会社の資本の単位。一人何株でも買え、他人に売ることも自由である。 **かぶしきがいしゃ**[株式会社][名]会社の種類の一つ。多くの人々(=株主)から資本を集めてつくる会社。多額の資本を集めるのに有利なしくみ。株主総会・取締役会・監査役などを置く。▽ほかに、合資会社・合名会社・有限会社。 **カフス**[名]①ワイシャツやブラウスなどのそで口の布。②「カフスボタン」の略。「cuffs **カフスボタン**[名]カフスの穴に通してとめる、かざりのボタン。▽cuffsとbotão[ボタン]、から。和製英語。 **カプセル**[名]①ゼラチンでつくった筒形[つつがた]の小さな入れもの。中に薬を入れて飲む。②空気などが出入りしないように密閉した容器。「タイムー」「―ホテル」「capsule **かふそく**[過不足][名]多すぎることと、たりないこと。「―なく説明する」圏過不及[かふきゅう] **かぶと**[兜・冑][名]頭部を保護する武具。頭にかぶる鉢[はち]と、鉢から垂らすしころからなる。多く、鉄や革[かわ]などでつくった。「勝って―の緒をしめよ」▽「甲[かぶと]」と書くこともあるが、本来「甲」は、よろいのこと。かぞえ方頭[かしら] > 兜を脱ぐ 相手の能力などを認めて降参する。シャッポを脱ぐ・脱帽する **かぶとちょう**[兜町][名]①東京都中央区にある町名。東京証券取引所があり、証券会社が集中している。②「東京証券取引所」の通り名。 **かぶとむし**[兜虫・甲虫][名]コガネムシ科の昆虫[こんちゅう]。体長は五㌢ほどで、黒褐色をしており、おすは先端[せんたん]がふたまたに分かれた長いつのをもつ。夜、クヌギなどに集まり樹液を吸う。 **かぶなかま**[株仲間][名]江戸時代、幕府や藩[はん]が許可した商工業者の同業組合。一定のかねを納める代わりに、営業の独占[どくせん]などの特権が認められた。 **かぶぬし**[株主][名]株式会社の株式を買って資本金を出している人。もっている株式の数によって、その会社に利益が出たときは利益の配当を受ける。株主総会で発言して会社の経営に参加することもできる。また、損失が出ても出資した範囲内の損ですむ。「ー株―」 **かぶぬしそうかい**[株主総会][名]株式会社の最高議決機関。株主が一株につき一票の議決権をもち、会社の経営方針をきめ、役員の選任や解任などをおこなう。 **がぶのみ**[がぶ飲み][-スル]水や酒などを続けざまにたくさん飲むこと。がぶがぶと飲むこと。 **かぶら**[蕪・蕪菁][名]「かぶ」の別名。 **かぶらや**[鏑矢][名]木やシカのつの製で、穴のあいた中空のカブラ形のものをさきにつけた矢。穴に風がはいって高い音をひびかせて飛び、矢合わせなどに使う。なりかぶら。かぶら。 **カプリチオ**[名]形式の自由な器楽曲。狂想[きょうそう]曲。奇想曲。カプリッチオ。「capriccio **かぶりつき**[噛り付き][名]劇場の最前列の客席。▽舞台にかぶりつくようにして見ることから。 **かぶりつく**[噛り付く][自他五]①口を大きくあけて勢いよくかみつく。「にぎりめしに―」②はなれないようにしっかりとくっつく。「母親にかぶりついて泣く」▽「かぶる」は、かじること。 **かぶりもの**[被り物・冠り物][名]頭にかぶるもの。帽子・ずきん・笠[かさ]など。 **かぶり**(頭)を振る[自五]承知しない。週首を横に振る▽頭を左右にふって「反対」「否定」の意思を示す。 **かぶる**[被る・冠る][他五]①頭や顔をおおう。「帽子を―」②頭の上からかける。「水を―」 <255> ・かま ③損な役をひきうける。「罪を―」 **かぶれ**[名]①皮ふが赤くはれあがり、かゆくなったりすること。また、かぶれてできたはれもの。②ほんとうに理解することなく、うわべだけを見てひどく影響[えいきょう]を受けること。皮肉をこめた言い方。「西洋一」 **かぶれる**[自下一]①うるしや薬品などにふれて皮ふが赤くはれたり、かゆくなったりする。まける。②好ましくない形で影響を強く受ける。感化される。「フランスの詩に―」 **かぶわけ**[株分け][名]植物の根を親株[おやかぶ]から分けて、植えかえてふやすこと。「きくのー」 **かふん**[花粉][名]おしべの葯[やく](=ふくろ状の部分)の中にできる粉。これが虫や風に運ばれてめしべの柱頭につき、実を結ぶ。 **かぶん**[過分][形動]自分にふさわしい程度をこえているようす。身分不相応。「―なおほめにあずかる」↔過度 ▽多く、へりくだって相手に感謝する意味で使う。 **かぶん**[寡聞][名]見聞きしたことや知識が少ないこと。多く、けんそんしていうときに使う。「―にして知りません」 **かふんしょう**[花粉症][名]花粉を吸いこむことによって生じるアレルギー。鼻炎・結膜炎・喘息[ぜんそく]などを起こす。スギ・ヒノキ・ブタクサなどによるものが多い。最近になって広まった。まだ、よい治療[ちりょう]法がない。 **かぶんすう**[仮分数][名]分子が分母より大きい分数。↔真分数[しんぶんすう] **がぶんたい**[雅文体][名]漢語を使わずに、大和ことばだけで書いたやわらかな調子の文体。平安時代に発達し、また後世それをまねたもの。和文体。擬古文体。▽たとえば、樋口一葉の文体。「ある霜[しも]の朝水仙[すいせん]の作り花を格子門の外よりさし入れ置きし者のありけり(たけくらべ)」 **かべ**[壁][名]建物のまわりや部屋を区切るためのしきり。「コンクリートの―」▽困難や障害をたとえてもいう。「捜査が―にぶちあたる」 > 壁に耳あり、障子[しょうじ]に目あり だれがどこで聞いたり見たりしているかわからないから、秘密はもれやすい。注意せよ、の意味。 **かへい**[貨幣][名]政府が発行する硬貨や紙幣。商品を交換する仲立ちとなるもの。かね。圏通貨[つうか] **がべい**[画餅][名]実際の役に立たないこと。結果的にむだなこと。がへい。▽絵にかいたもちは食べられないことから。 > 画餅に帰す 計画が失敗し、いままでの苦労がむだに終わる。 **カペイカ**[名]ロシアの貨幣[かへい]単位。一ルーブルの一〇〇分の一。コペイカ。コペック。-kopeika **かへいかち**[貨幣価値][名]かねの値打ち。商品が多く買えるほど、貨幣価値は高い。「―が下がる」 **かへいけいざい**[貨幣経済][名]貨幣によって商品の交換や流通がおこなわれる経済体制。 **かべかけ**[壁掛け][名]かべにかけて、室内にかざる美術工芸品。 **かべがみ**[壁紙][名]かざりや補強のために、部屋へのかべに張りつける厚紙。「―を張りかえる」 **かべしんぶん**[壁新聞][名]ニュースや主張などを記事にして、職場や学校の掲示板・かべなどに張りだしたもの。 **かへん**[カ変][名][文法]「カ行変格活用」の略。 **かべん**[花弁][名]「はなびら」の正式な言い方。数片からなる花冠[かかん]の各片。 **かへんしほん**[可変資本][名]生産に投下される資本のうち、労働力にあてられるもの。労働力は生産過程で剰余[じょうよ]価値(=資本家がしはらった賃金以上の価値)を生みだし、価値の大きさを変えるところからいう。↔不変資本▽マルクス経済学の用語。 **かほう**[加法][名]足し算。加え算。寄せ算。f減法 **かほう**[果報][形動]よい報[むく]いを受けること。幸運。「―者」「―な男」▽仏教で、前世[ぜんせ]でしたことの結果が、現世[げんぜ]で報いとなってあらわれるということから。 > 果報は寝て待て 幸運はえようと思ったところでえられるものではないから、あせらずに、めぐってくるのを待て。製待てば海路[かいろ]の日和[ひより]あり **かほう**[家宝][名]その家で代々伝えている宝物。 **がほう**[画報][名]写真や絵を中心にして編集した雑誌や刊行物。「写真―」邇グラフ **かほうわ**[過飽和][名]物質が溶液中に、その温度でとける限度以上にとけていること。また、空気中に蒸気が、その温度での最大限以上にふくまれていること。▽最大限の量がとけている状態を「飽和」という。 **かほご**[過保護][形動]子供などのめんどうを、必要以上にみること。「―に育てる」 **かぼそい**[か細い][形]細くて弱々しい。「―声」▽「か」は調子を整えたり、意味を強めたりする語。 **カボチャ**[南瓜][名]ウリ科のつる性一年草。実は黄色で、ビタミンAを多くふくむ。とうなす。ナンキン。▽カンボジア・ボーブラ(=カンボジアのウリ)の名で日本に伝わったことから。 **ガボット**[名]一六世紀ころフランスにおこった、四分の四拍子[びょうし]、あるいは二分の二拍子の活発で軽快な舞曲[ぶきょく]。|gavotte **かほど**[斯程][副]「これほど」の古い言い方。これくらい。「―悲しかったことはない」 **かま**[釜][名]①めしをたいたり湯をわかしたりするのに使う、金属製の器具。なべより深く、ふつう、こしまわりにつばがついている。炊事[すいじ]用のほか、茶の湯でも使う。「電気―」「同じーのめしを食う」→図「ちゃせん」②→「窯[かま]」③→「缶[かま]」 **かま**[窯][名]ものを熱したり、とかしたりするための設備。れんがやねんどで築き、陶磁器や炭などを焼く。「炭焼き―」「―元[もと]」 **かま**[缶・罐][名]動力源としての高温・高圧の蒸気を発生させる綱鉄製の装置。ボイラー。「―たき」 **かま**[鎌][名]草・イネ・ムギなどをかる道具。三日月形の刃を、柄[え]につけたもの。かぞえ方挺[ちょう]♪図 <256> 鎌をかける 相手にほんとうのことを言わせるために、関係のないような話でひっかける。 **がま【×蒲】** [图]ガマ科の多年草。池や沼に生え、たけが高い。夏、赤褐色の円柱形の大きな穂をつける。葉は、むしろやすだれの材料。花粉は漢方で止血剤いっ。かば。 **がま【×蝦蟇】** [图]「ひきがえる」の別名。ガマガエル。 **かまいたち【×鎌鼬】** [图]とつぜん、かまで切ったような切り傷ができる現象。▽目に見えないイタチのしわざと考えられたところから。 **かまう【構う】** [国]気にかける。かかわる。「服装に構わない」「小さなことには構わない」 ②さしつかえる。「見ても構わない」 ③世話を焼く。相手にする。「わたしをちっとも構ってくれない」「多く、下に打消がちの語をともなう。 ④からかう。「子供を―」「子ねこをー」 **かまえ【構え】** [图]①建物や門などの全体のつくり。構造。「どっしりした―の屋敷いき」 ②いつでも応じられるような用意や姿勢。「敵をむかえうつー」「つけいるすきのない―」 ③漢字の部首で、まわりをとり巻いているもの。「国」の「口」(くにがまえ)や「間」の「門」(もんがまえ)など。 **かまえる【構える】** [下]□◎相手に対して用心した姿勢や態度を保つ。「刀を構えて向きあった」「のんきピー」 ②自分の家や店などをしっかり整えてもつ。「新居を―」「店を―」 ③ことをつくりだす。「言がを―(=口実をつくる)」「事を―(=ことさら問題を起こす)」 **がまがえる【×墓】** [图]「ひきがえる」の別名。ガマ。 **かまきり【、蜡、螂】** [图]カマキリ科の昆虫敲う。草むらにすみ、かまのような前足で他の虫をとらえて食う。イボジリ。イボムシリ。「とうろう」とも。 **がまぐち【×蝦蟇口】** [图]口金脳のついた、ふくろ状の財布ぃ。かねいれ。▽開いた口がガマガエルのロに似ていることから。 **かまくび(鎌首)をもたげる** すきあらば、とびかかろうとねらうようすをたとえていう。▽ヘビなどが獲物のをねらい、かまのように首を立てることから。 **かまくら** [图] 雪国で、小と正月(陰暦一月一五日ごろ)におこなわれる子供たちの行事。また、このときにつくる雪の室むぅ。中に祭壇獄を設け、もちを食べたり、あま酒を飲んだり、歌をうたったりして遊ぶ。 **かまくらじだい【×鎌倉時代】** [图]一一八五一一三三三年。源頼朝숯し。が守護・地頭の設置を朝廷に許されてから、鎌倉幕府の執権として政権をにぎった北条氏がほろびるまでの時代。封建制度の上に立ち、武士がはじめて政治の権力をにぎった。▽一一九二年は頼朝が征夷大将軍になった年。 **かまくらぶんか【×鎌倉文化】** [图]中国の影響もりを受けた力強い武家文化。浄土宗などの新しい鎌倉仏教がおこり、禅宗がりも伝えられた。宋の技術をとりいれた寺院建築や、軍記物ぶきなども発達した。 **かまける** [下]一つのことにもっぱら気をとられ、他のことをしない。「遊びに―」 **がましい** [造語]「「~がましい」の形で」いかにもそのようなようすで感じが悪いという意味をあらわす。「言いわけー」「未練―」「当てつけー」「さしでー」▽名詞・副詞や動詞の連用形に付いて形容詞をつくる。 **かます【×叭】** [图]透語穀物災・肥料・塩・石炭などを入れる、むしろでできたふくろ。また、それを数えることば。「―入りのだいず」「コークス一ー」 **かます【×師】** [图]カマス科の魚。体長約三〇にょぐらで、細長くつき出た長い口にするどい歯をもつ。干ものにする。 **かまど 【×竈】** [图]土・れんがなどで築き、なべ・かまなどをかけて火をたき、にたきする設備。「へっつい」とも。「の灰」 **かまとと** [图]わざと知らないふりをしてたずね、無邪気じゃきに見せかけたり、上品ぶったりすること。また、そのようにふるまう人。「―ぶる」▽「かまぼこはとと(=魚)からつくるのか」とたずねるところから。 **かまびすしい【×喧しい・×囂しい】** [囲]さわぎたててうるさい。やかましい。「―鳥のさえずり」「絶対反対をさけぶ世論が―」「類かしましい **かまぼこ【×蒲鉾】** [图]白身の魚肉をすりつぶし、味つけして、板の上に盛りあげ、蒸ぃしたり焼いたりした食品。▽もと、くしにさして焼いた形やその色がガマの穂に似ていたことから。 **かまめし【×釜飯】** [图]小さなかまで、一人前趁んずつ米と肉や野菜などをたきあわせた、まぜごはん。かまのまま食卓にくに出す。 **かまもと【窯元】** [图]陶磁器を焼いてつくる製造元。また、つくる人。 **かまゆで【×釜茹で】** [图]①かまでものをゆでること。「―うどん」 ②戦国時代におこなわれた極刑にっ。罪人を沸騰した湯や油のはいったかまに入れ、にて殺すもの。かまいり。▽伝説的盜賊、石川五右衛門鉈ゞはここの刑に処せられたという。 **がまん【我慢】** [图]「忍苦痛などをこらえ、たえしのぶこと。また、こらえて相手を許すこと。「暑さを―する」「多少の失敗は―する」「忍耐梵・辛抱怨 **がまんづよい【我慢強い】** [囲]気持ちをおさえて、たえしのぶ力がすぐれている。圏辛抱影強い・忍耐梵強い **かみ【上】** [图]造語地位・身分や席順・格式などの位置が高いほう。「お―(=政府・役所など)のお達し」「一座」「一手。」 ②ひと続きのもののはじめのほう。「―半期」「川―」「―の句」「その―(=昔)」 ③中心に近いほう。都のあるほう。「―方殺(=関西)」「―屋敷き」下しも **かみ【神】** [图]宗教的、民俗敌的信仰の対象となるもの。人間をこえた力をもち、人間に幸せや災いを がま <257> ・かみさま とくに、仏教の仏[ほとけ]に対する、日本の神話や神道[しんとう]の神。「全知全能の―」「困ったときの―だのみ」「福の―」「八百万[やおよろず]の―」▽世界の神の観念はさまざまで、キリスト教・イスラム教などは一神教で、唯一絶対の神が人間を支配する。「神」の複数形はない。ギリシャ神話や日本神道は多神教で神々は多数存在する。もともと日本人にとっての神は、神秘的な力をもった支配者をいい、おそれ敬う対象、場合によってはたたりをする存在で、人間に親しまれ苦しみを救ってくれる存在ではなかった。それが仏教の伝来によって、人間の苦しみを助ける存在ともなった。キリスト教文化が進出してきて、明治時代にはGodを「神」と訳したために、「神」はさまざまの意味をもつようになった。 > 神即[すなわ]ち自然 精神も物体も一切の事物は神から必然的に生ずるものであるということ。▽汎神[はんしん]論を唱えたオランダの哲学者スピノザのことば。 > 神は死んだ キリスト教にもとづくヨーロッパの価値観は生命力を失い、人間は劣悪化しているという思想を表現したもの。▽ドイツの哲学者ニーチェが「ツァラトゥストラはかく語りき」で述べたことば。 **かみ**[紙][名]①植物の繊維などをすいてつくった、うすく平たいもの。字や絵をかいたり、ものを包んだりするのに使う。洋紙と和紙がある。▽中国四大発明の一つ。かぞえ方枚[まい]・葉[よう]②じゃんけんで、指を全部開く形。ぱあ。「石(=ぐう)」に勝ち、「はさみ(=ちょき)」に負ける。 **かみ**[髪][名]①頭の毛。髪の毛。「―をかる」類頭髪[とうはつ]②頭の毛を結[ゆ]った形。かみがた。「日本―」 > 髪は烏[からす]の濡れ羽色[ぬればいろ] 髪の毛が真っ黒で、つややかなようす。 > 髪を下ろす 髪の毛をそって、僧[そう]や尼[あま]になる。出家[しゅっけ]する。頭[かしら]を下ろす **かみ**[加味][-スル]①味をくわえること。「酢[す]を―する」②あるものに他の要素をつけくわえること。「平常点を―して成績をつける」 > つかいわけ↓「付加」を見よ。 **かみあう**[噛み合う][自五]①たがいにかみつきあう。また、激しく争う。「小犬がじゃれて―」②歯車などがぴったり合う。また、考えかたや意見が一致[いっち]する。「話が―」 **かみあわせる**[噛み合わせる][他下一]かみあうようにさせる。 **かみいちだんかつよう**[上一段活用][名][文法]動詞の活用の一つ。活用語尾の最初の音が五十音図のイ段であるもの。「着る」「見る」のように語幹[ごかん]と活用語尾の区別がないもの(これは古語でも上一段活用)と、「起きる」「過ぎる」のように区別があるもの(これは古語では上二段活用)とがある。▽五十音図の工段で活用する下一段に対して、上にあるイ段で活用することからいう。♪巻末「活用表」参照。 **かみいれ**[紙入れ][名]お札[さつ]や懐紙[かいし]などを入れて持ちあるく細長い財布[さいふ]。 **かみがかり**[神懸かり・神憑り][名][-スル]神の霊[れい]が乗りうつり、正気[しょうき]とは思えない言動をすること。また、科学や理論を無視して、神秘的なことをひたすら信じこむこと。「―になる」「―的なことば」 **かみがた**[上方][名]関東地方から見て「お上[かみ](=皇居)」のあった京都・大阪[おおさか]の方。関西地方。「―漫才[まんざい]」 **かみがたぶんがく**[上方文学][名]江戸[えど]文学の一区分。元禄年間を中心に、京都や大坂[おおさか]でつくられた町人文学。井原西鶴[さいかく]の浮世草子[うきよぞうし]、近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の浄瑠璃[じょうるり]、八文字屋自笑[はちもんじやじしょう]が出版した八文字屋本といわれる浮世草子など。 **がみがみ**[副]強い調子で、口やかましく小言[こごと]や文句を言うようす。「―しかる」 **かみがもじんじゃ**[上賀茂神社][名]京都市北区にある、賀茂別雷神社[かもわけいかずちじんじゃ]の通称[つうしょう]。祭神はカモワケイカズチノミコト。 **かみき**[上期][名]一年を二期に分けたうちの前半の六か月。前半期。上半期。↓下期[しもき] **かみきりむし**[髪切り虫・天牛][名]カミキリムシ科の昆虫[こんちゅう]をまとめた呼び方。種類は多く、大きな強いあごで小枝などをかみきる。幼虫は木の幹に穴をあける害虫。 **かみくず**[紙屑][名]使いおわって、いらなくなった紙切れ。ほご紙。「もはや―同然」 **かみくだく**[噛み砕く][他五]①かんで細かくする。②むずかしいことをわかりやすく説明する。「かみ砕いて話す」 **かみかくし**[神隠し][名]子供などが、とつぜんゆくえ不明になってしまうこと。「―にあう」▽昔は、神やてんぐのしわざと考えられていたことから。 **かみかけて**[神掛けて・神懸けて][副]神にちかって、絶対に。「―そんなことはしない」「―約束しよう」▽自分の言動の確かさを強調していう。 **かみかざり**[髪飾り][名]髪につけるかざりもの。くし・こうがい・かんざしなど。 **かみかぜ**[神風][名]①神がふきおこすという、めぐみの大風。とくに、鎌倉時代の元寇[げんこう]のとき、日本をおそってきた元[げん]の船をしずめ、日本を救ったとされる暴風雨。②人の命をそまつにするような、むこうみずな行動をたとえていう。「―タクシー」▽第二次世界大戦中、特攻隊に「神風」の名をつけたことから。 **かみさま**[神様][名]①「神」を敬った言い方。②ふつうの人にはないすぐれた能力や才能をもち、神のようにあがめられている人。 <258> かみさん 「ロックのー」 **かみさん**[上さん][名]商人や職人などの主婦をいうことば。また、親しいあいだがらで、他人や自分の妻をさすことば。おかみさん。「うちのー」 **かみしばい**[紙芝居][名]物語の場面をえがいた何枚かの厚紙を、順番に見せながら語るもの。もと、街かどで子供たちを集めてあめを売りながら見せた。 **かみじまおにつら**[上島鬼貫][人名]一六六一—一七三八年。江戸[えど]中期の俳人。貞門[ていもん]・談林[だんりん]の両方に交わったが、独自に率直な句をつくった。俳論「独言[ひとりごと]」がある。姓は「うえじま」とも。 **かみしめる**[噛み締める][他下一]①力を入れてかむ。強くかむ。「くちびるを―(=がまんする)」②深く考えて、その意味をよく味わう。「先人のことばをー」 **かみしも**[上下][名]①うえと、した。じょうげ。上位と下位。また、和歌の上[かみ]の句(=五・七・五)と下[しも]の句(=七・七)。 **かみしも**[裃][名]江戸時代の武士の礼服。上に、かたの張ったかたぎぬを、下に、はかまをつける。「―をぬいで(=うちとけて)話す」 **かみそり**[剃刀][名]髪[かみ]・ひげなどをそるのに使う刃のうすいするどい刃物[はもの]。「電気―」▽頭のはたらきがするどい人をたとえてもいう。「―のように頭の切れる人」かぞえ方丁[ちょう] **かみそりまけ**[剃刀負け][名]かみそりでひげをそったときの小さな傷から、皮ふに小さな炎症[えんしょう]を起こすこと。 **かみだのみ**[神頼み][名]人間の力ではとうていまにあわないと考えて、神に助けてもらおうといのること。「苦しいときの―」 **かみタバコ**[噛み煙草][名]かんで、かおりを味わうタバコ。タバコの葉に香料などを加えて固めたもの。 **かみつ**[過密][形動]ある範囲[はんい]にものごとが集中しすぎるようす。「―なスケジュール」↔過疎[かそ] **かみつく**[噛み付く][自五]①食いつく。強くかんではなさない。「犬が―」②ことばで激しく攻撃[こうげき]する。「審判に―」 **かみつぶす**[噛み潰す][他五]①かんで細かくつぶす。「苦虫[にがむし]をかみつぶしたよう」圏かみ砕[くだ]く②口を閉じて言わない。 **かみつぶて**[紙礫][名]投げつけて的[まと]に当てるため、紙をかんで小さく丸めたもの。 **かみて**[上手][名]①上[かみ]の方。上座[かみざ]に近い方。②舞台[ぶたい]の、客席から見て右の方。↔下手[しもて]▽「うわて」「じょうず」と読めば別の語。♪図「ぶたい」 **かみでっぽう**[紙鉄砲][名]子供のおもちゃの一つ。竹筒の先端[せんたん]に、ぬらしてかたく丸めた紙玉をつめ、もう一つの紙玉を棒で突[つ]きいれるもの。空気の圧力でさきの紙玉が勢いよく筒からとび出る。 **かみなづき**[神無月][名]↓「かんなづき」 **かみなり**[雷][名]①電気をおびた雲の放電現象。いなびかりと、ごろごろという大きな音をともなう。古くは「いかずち」とも。「―が鳴って夕立が降る」②雲の上にいて、かみなりを起こす神。人間のへそをとるという。雷神[らいじん]。かみなりさま。 > 地震、―、火事、おやじ ▽口やかましく、がみがみとどなりつけるようすをたとえてもいう。「先生が―を落とす」「―おやじ」 **かみにだんかつよう**[上二段活用][名][文語文法で、動詞の活用の一つ。活用語尾での最初の音[おん]が、五十音図のイ段とウ段の二段にまたがるもの。「起き[き]」「老[お]ゆ」など。▽下二段活用(=五十音図の下方のウ段とエ段で活用する)に対していう。口語文法にはない。右の例は、口語では「起きる」「老いる」で、上一段活用になる。『巻末「活用表」参照。 **かみのく**[上の句][名]短歌で、五・七・五・七・七のうち、初めの五・七・五の三句。↔下[しも]の句 **かみばさみ**[紙挟み][名]紙や書類などをはさむ文具。ペーパーホールダー。 **かみはんき**[上半期][名]一年を二期に分けたうちの、前半分の期間。上期[かみき]。↔下半期[しもはんき] **かみひとえ**[紙一重][名]紙一枚の厚さほどの、きわめてわずかなちがい。「―の差」 **かみふぶき**[紙吹雪][名]歓迎[かんげい]やお祝いなどのために、色紙などを細かく切って、空中にまきちらすもの。▽紙がふぶきのようにまうのでいう。 **かみもうで**[神詣で][-スル]神社に参詣[さんけい]すること。かみまいり。邇宮詣[みやもう]で **かみやすり**[紙鑢][名]厚紙や布に、金剛砂[こんごうしゃ]やガラス粉をいちめんに付着させたもの。やすり紙。サンドペーパー。 **カミュ**[人名]一九一三—六〇年。フランスの小説家・評論家。存在の不条理を説き、小説「異邦人」「ペスト」をはじめ、評論「反抗的[はんこうてき]人間」でその哲学を追究した。|Albert Camus **かみゆい**[髪結い][名]①髪を結うこと。また、それを職業にする人。「―床(=江戸時代の床屋)」 > 髪結いの亭主 あまり仕事をせず、働き者の妻の収入で養われている夫。 **かみよ**[神代][名]神が国を治めていたという時代。日本神話では、天地の始まりから神武天皇以前の時代をいう。「じんだい」とも。「―の昔」 **かみわける**[噛み分ける][他下一]①よくかんで味のちがいを区別する。「酸[す]いもあまいもー」②よく考えてものごとを区別したり判断したりする。「善悪をよくー」 **かみわざ**[神業][名]人間の力ではとうてい不可能なすぐれたおこないや、ふしぎなことがらをなしとげること。「ほとんど―に近い」↔人間業[にんげんわざ]圈神技[しんぎ] **かみん**[仮眠][-スル]仕事の合間[あいま]などに、短時間だけねむること。「夜勤[やきん]にそなえて―をとる」類仮睡[かすい] > つかいわけ 仮眠・居眠り・うたた寝 > どれも本式でなくねむること。「仮眠」は、意識的にねむろうとしている場合。「交替[こうたい]で仮眠をとる」。「居眠り」は、座[すわ]ったまま、こしかけたままねむってしまった場合。 <259> ・かもしか 「居眠り運転」。「うたた寝」は、不用意に、夜具をじゅうぶん使わずにねむってしまうこと。「本を読むつもりが、うたた寝してしまった」。 **かむ**[擤む][他五]鼻水をふきだしてふきとる。「鼻を―」 **かむ**[噛む・咬む][他五]①歯で食べものを細かくくだく。「めしをよくー」②歯やきばをたてて傷つける。「犬にかまれる」③激しくぶつかる。「激流が岩を―」④重要な部分に加わって関係をもつ。「この話には彼も一枚かんでいる」 > 噛んで含める じゅうぶんわかるように言いきかせる。類言い含める **カム**[名]機械などで、おもに回転運動を往復運動に変える装置。|cam **がむしゃら**[形動]むこうみずに、むちゃくちゃに一つのことにつき進むこと。「―に勉強する」▽「我武者羅」と当てる。 **ガムテープ**[名]荷づくりなどに使う、はばの広い粘着[ねんちゃく]テープ。▽gum と tapeから。和製英語。 **カムバック**[-スル]もとの仕事や地位などにもどること。復帰。かえりざき。|comeback **カムフラージュ**[名][-スル]①軍隊や施設などで、敵の目をあざむくために偽装すること。②人目をあざむいて、ほんとうの姿や心を知られないようにすること。▼「カモフラージュ」とも。「camouflage **かめ**[瓶・甕][名]液体を入れたり、花を生けたりする、底の深い陶磁器。類つぼ **かめ**[亀][名]爬虫類[はちゅうるい]カメ目[もく]をまとめた呼び方。かたいこうらの中に頭・足・尾をかくすことができる。多く、水中にすみ、冬眠[とうみん]する。ツルとともに、長生きするめでたい動物とされる。「鶴[つる]は千年、―は万年」「つる―つる―(=縁起直しに言うことば)」 > 亀の甲により年の功 長年の経験は何よりもたいせつだということ。▽「甲」と「功」をかけた語呂合わせ。「功」は「劫」とも書く。 **かめい**[下命][名]下[しも]の者に命じること。また、その命令。▽「ご下命」の形で使われることが多い。「その節は当店にごーください」 **かめい**[加盟][-スル]団体がある約束で結ばれた、より大きな団体の仲間にはいること。「国連の―国」「福引きの―店」↔脱退[だったい]▽ふつう、個人には「加入」「参入」などを使う。 **かめい**[仮名][名]実名をかくす必要から、仮につける名。偽名・変名↔実名▽「かな」と読めば別の語。 **かめい**[家名][名]家代々の名。また、一家の名誉[めいよ]。「―を上げる」 **かめいかついちろう**[亀井勝一郎][人名]一九〇七—六六年。昭和期の評論家。北海道生まれ。日本の伝統と宗教を中心に、美意識を追究した。「大和[やまと]古寺風物誌」「日本人の精神史研究」など。 **カメオ**[名]貝殻や瑪瑙[めのう]などにうきぼりをした装身具。ペンダントやブローチにする。|cameo **がめつい**[形]欲が深く、利益をえることにぬけめがない。俗[ぞく]な言い方。「―商売」▽もと、大阪[おおさか]方言。 **カメラ**[名]写真機。撮影[さつえい]機。スチールカメラと映画用のムービーカメラがある。キャメラ。「二眼レフー」|camera **カメラアングル**[名]撮影[さつえい]するときのカメラの角度。また、写真や画面などの構図。アングル。|camera angle **カメラマン**[名]●写真をとることを職業とする人。写真家。②テレビや映画の撮影[さつえい]技師。-cameraman **カメラワーク**[名]テレビ・映画などのカメラ操作や撮影[さつえい]の技術。-camera work **カメレオン**[名]カメレオン科の爬虫類[はちゅうるい]をまとめた呼び方。形はトカゲに似る。まわりの色に合わせて体色を変える。「chameleon **かめん**[仮面][名]①顔をかくしたり、劇中の人物になりきったりするためにかぶる面。マスク。「―劇」▽本心や本性[ほんしょう]をかくして別のものに見せかけるものという意味でも使う。「聖者の―をはぐ」「―をぬぐ」 **がめん**[画面][名]①映画やテレビに映しだされた映像。②絵のかかれている面。絵の表面。 **かめんのこくはく**[仮面の告白][作品名]一九四九年。三島由紀夫[みしまゆきお]の長編小説。上流社会に生まれた主人公の幼年期から青年期にかけての半生を、男色[だんしょく]という仮面を通してえがこうとしたもの。 **かも**[鴨][名]カモ科の水鳥をまとめた呼び方。わたり鳥で日本には冬、北から飛んできて、春に帰るものが多い。「―南蛮[なんばん](=かも肉を入れたそば)」▽だまして利用しやすいお人よしや、勝負ごとで、弱い相手などをたとえてもいう。「いい―が来た」 > 鴨がねぎをしょってくる 願いどおりにととのった状況が向こうからやってくる。▽カモの肉とネギがあれば、すぐに「かもなべ」ができることから。 **かもい**[鴨居][名]引き戸やしょうじなどをすべらせて開閉する、みぞのついた横木の上側のもの。▽下側のものは敷居[しきい]。▷図「なげし」 **かもく**[科目][名]①予算や会計などの小さい区分。また、学科の区分。国語・数学など。「勘定―」「得意な―」「試験―」②→「課目[かもく]」 **かもく**[課目][名]しなければならない項目の一つ一つ。とくに学校で、学ばなければならない学課の種類。「選択[せんたく]―」「必修―」 **かもく**[寡黙][形動]ことば数が少ないようす。むくち。「―な人」 **かもしか**[羚羊][名]①アジア産の、ウシ科の哺乳[ほにゅう]動物。日本の特産でヤギに似ており、二本のつのをもつ。高山帯にすみ、木の葉や若芽などを食べる。特別天然記念物。ニホンカモシカ。②「レイヨウ」のこと。ウシ科の哺乳動物。草食で、アジアやアフリカの草原などにすむ。走るのが速くて足が細い。「―のようにすらりとした足」 <260> かもしだす **かもしだす**[醸し出す][他五]①気分などをつくりだす。「なごやかなふんいきを―」▽もと、酒などをつくりだす意味から。 **かもす**[醸す][他五]①穀類を発酵させて、酒やしょうゆなどをつくる。②ある気分や状態などをつくりだす。「物議[ぶつぎ]を―」 **かもつ**[貨物][名]◎貨車・トラックなどで運ぶ大きな荷物。②「貨物列車」の略。 > つかいわけ 荷物・貨物 > 「荷物」は、大小にかかわりなく、人が持ったり車で運んだりするものすべてをさす。「手に荷物預かり所」「鉄道小荷物」。「貨物」は、比較的大きくて、運送業者によって運ばれるもの。「貨物船」。 **かものちょうめい**[鴨長明][人名]一一五五—一二二六年。鎌倉[かまくら]初期の歌人・随筆家。神官の家に生まれたが神官になれず出家[しゅっけ]。『方丈記』「発心集」「無名抄[むみょうしょう]」など。 **かものはし**[鴨嘴][名]カモノハシ科の原始的な哺乳[ほにゅう]動物。カモのようにはば広いくちばしをもち、水かきで遊泳し、卵を産むが、子は乳で育てる。オーストラリア特産。 **かものまつり**[賀茂の祭][名]京都上賀茂・下鴨神社の祭り。昔は陰暦[いんれき]四月の中[なか]の酉[とり]の日、現在は五月一五日におこなわれる。単に「祭」、また「葵祭[あおいまつり]」とも。 **かものまぶち**[賀茂真淵][人名]一六九七—一七六九年。江戸中期の国学者。荷田春満[かだのあずままろ]に学び、田安宗武[むねたけ]に仕えた。「万葉集」を中心に古典を研究し、古代精神の復活をはかった。著書に「万葉考」など。 **カモフラージュ**[名][-スル]→「カムフラージュ」 **かもめ**[鷗][名]カモメ科の海鳥。からだは白色で、つばさは灰色。冬、日本にわたってくる。 **かもる**[他五]相手の弱点につけこんだり、無知を利用したりして利益をせしめる。かもにする。▽「鴨」を動詞化した、俗[ぞく]な言い方。 **かもん**[下問][名]目下[めした]の者にたずねること。圏下聞[かもん]▽「ご下問」の形で用いられることが多い。「ごーになる」 **かもん**[家門][名]その家の一族。また、家がら。「―の名誉[めいよ]」「―をほこる」 **かもん**[家紋][名]それぞれの家で定めている、家のしるし。紋所[もんどころ]。 **かや**[蚊帳・蚊屋][名]夏、ねるときにカを防ぐためにつる、あみ状の布。▽「蚊帳」は常用漢字表付表の語。かぞえ方張[はり]・帳[ちょう] > 蚊帳の外 仲間からはずされる立場に置かれること。なかまはずれ。「彼一人―だ」 **かや**[茅・萱][名]屋根をふくのに用いる草をまとめた呼び方。ススキ・チガヤ・スゲなど。 **かや**[榧][名]イチイ科の常緑高木。山野に自生する。木材はかたく、建築材・碁盤[ごばん]などに使う。 **がやがや**[副]多くの人がさわがしく声を立てるようす。 **かやく**[火薬][名]衝撃[しょうげき]を受けたり火をつけたりすると、急激な化学反応を起こし爆発する薬品。硝石[しょうせき]・硫黄[いおう]・木炭などをまぜてつくり、ダイナマイト・花火などにする。▽中国四大発明の一つ。 **かやく**[加薬][名]①関西[かんさい]で、五目[ごもく]めしやうどんなどに入れる肉や野菜。「―ごはん」②香辛料として食物にふりかけるもの。サンショウ・ショウガ・ネギなど。薬味[やくみ]。 **かやつ**[彼奴][代名]あいつ。きゃつ。人をいやしめ、ののしって言うことば。古い言い方。 **カヤック**[名]カヌー競技の一つ。また、その競技に使う舟[ふね]。▽イヌイットが使ったアザラシの皮を張った小舟から。-kayak **かやぶき**[茅葺き][名]カヤで屋根をふくこと。また、その屋根。 **かやり**[蚊遣り][名]①カを追いはらうために、いぶしてけむりを立てること。また、そのための線香[せんこう]など。蚊取り線香。「―をたく」「―火」 **かゆ**[粥][名]水を多くして、米やアワなどをやわらかくたいたもの。「―をすする」類重湯[おもゆ] **かゆい**[痒い][形]皮ふがむずむずして、かきたい感じがする。「虫にさされて―」「痛くもかゆくもない」 > 痒いところに手が届く 細かい点まで配慮[はいりょ]がいきとどく。 **かよい**[通い][名]①行き来すること。「はしけの―」②自宅からかよって勤めること。↔住み込み **かよいじ**[通い路][名]行き来する道。いつも通る道。古い言い方。「雲の―」「夢の―」 **かよいちょう**[通い帳][名]掛け買いや掛け売りなどの金額や品物の出入り、日付などを記録する帳面。通帳。かよい。 **かよう**[火曜][名]週の第三番目の日。火曜日。 **かよう**[歌謡][名]詩歌[しいか]の中で、節[ふし]をつけ、その時代の民衆に広くうたわれる歌。「記紀(=古事記と日本書紀)―」「ラジオー」 **かよう**[通う][自五]●目的をもって、きまったところを行き来する。「学校へ―」「東京と函館を―船」②たがいに通じあう。「気持ちが―」「心が―」③奥深いところで通じ合う。「血が―」●似る。共通している。「面影[おもかげ]が母に―」「―ところのない両者の考え」 <261> ・からがら **かよう**[斯様][形動]「このよう」の古い言い方。このとおり。「―しかじか」「―に存じます」 **かようきょく**[歌謡曲][名]一般大衆のあいだで広くうたわれる歌。流行歌。「ことしヒットした―」 **がようし**[画用紙][名]絵をかくためのやや厚めの紙。 **がよく**[我欲・我慾][名]他人のことはかまわず、自分の利益だけを求める欲望。「―が強い」圏我利[がり] **かよわい**[か弱い][形]いかにもたよりない感じがする。よわよわしい。「―女の身ではむりだ」▽「か」は調子を整えたり、意味を強めたりする語。 **かよわす**[通わす][他五]通うようにさせる。行き来させる。通じさせる。「けいこに―」「バスをー」 **から**[空][名][造語]①〈名〉⊕中に何もないこと。「—箱」「家を―にする」願うつろ②何も持たないこと。「―手にする」①〈造語〉「空~」の形で]うわべだけの見せかけで、なかみがないこと。「―いばり」「―手形~」「―元気」「―念仏」「―約束」▽名詞に付く。 **から**[殻][名]①表面をおおっているかたい皮。「卵の―」「実質をとりさったあとの部分。「もぬけのー」「せみのぬけ―がら」「茶―がら」 > 殻に閉じこもる 自分だけの心の世界にはいって、まわりに目を向けず、かたくなになる。 > 殻を破る いままでの慣習などを破って、そこからぬけでる。 **から**[副]程度がはなはだしいようす。まったく。まるで。からきし。「―いくじがないやつだ」▽下に、打消[うちけし]の語をともなう。 **から**[格助]●動作の起点となる場所や人をあらわす。「会社―帰る」「電車―降りる」「ぼく―始めよう」「先輩[せんぱい]―ほめられる」②「~から〜まで」の形で]範囲[はんい]をあらわす。「東京―京都まで」「おとな―子供まで」「何―何まで」③時間の起点をあらわす。「五時―始まる」「夕方ー雨になる」「夏―調子が悪い」④原因・理由・手段をあらわす。「練習不足一失敗した」「あしたは早い―もうねる」「資料―判断する」⑤原料・構成要素などをあらわす。「とうふはだいず―つくる」「団員は男性と女性―なる」⑥…より多いことをあらわす。「二○○○―の人が参加した」「これだけの品は一万円―する」▽数量をあらわすことばのあとに付ける。▼動作や時間の起点をあらわす点では「より」と同じ用法をもつが、「より」のほうがやや古い、あるいは改まった言い方。また、「より」は原因・理由をあらわす用法をもたない。[接助]原因・理由・根拠[こんきょ]をあらわす。「勉強した―成績が上がった」「ねぼうした―遅刻した」「からだに悪い―やめなさい」「男らしい―好きだ」▽「ので」よりも判断の根拠を強くあらわしたり、主張する気持ちをあらわす。「ので」は、「しぜんのなりゆきの結果だ」という気持ちをあらわす。 **がら**[柄][名][造語]①〈名〉からだつき。体格。「―の大きい人」「小―」圏なり②その人にふさわしい立場。また、態度や品位。「そんなことをする―ではない」「―の悪い人」③布や織物などの模様。「はでな―」④〈造語〉「~がら」の形で]・・・の性質や特徴。「時節―」「土地―」「場所―」「仕事―」 **がら**[名]①肉をとったあとのニワトリの骨。とりがら。「―でスープをとる」②石炭の燃えかす。「石炭の―」 **カラー**[名]①色。色つき。「―テレビ」②特色。特徴”。「スクールー」「color **カラー**[名]洋服やシャツのえり。「フラットー」-collar **がらあき**[がら空き・がら明き][形動]①中がほとんどからっぽであること。「映画館は―だった」②まったく無防備なこと。「ボディーがーだぞ」 **からあげ**[空揚げ・唐揚げ][名]衣[ころも]をつけないで、油であげる調理法。また、あげたもの。 **からい**[辛い][形]①口に入れたとき、舌や口の中がひりひりする。「このカレーはとてもー」②塩味が強い。しおからい。「みそしるが―」③評価が厳しい。「点が―」↔甘[あま]い > 古語《からし》 古語では、味覚のほかに、心理的な苦痛・不快もあらわした。身にこたえるように残酷だ、つらい、危ないといった意味。「からき目」といえば「つらい目」のこと。 **からいせんりゅう**[柄井川柳][人名]一七一八—九〇年。江戸中期の前句付[まえくづけ]点者(=評者)。川柳の創始者。川柳集に「誹風柳多留[はいふうやなぎだる]」など。 **からいばり**[空威張り][名][-スル]実力がないのに表面だけえらそうにしたり、強そうなようすをしたりすること。邇虚勢[きょせい] **からうた**[唐歌][名]「漢詩」のこと。大和歌[やまとうた](=和歌)に対していう。 **からえ**[唐絵][名]中国から伝わった絵。のちには、広く中国の風物を題材にえがいたものをさした。↔大和絵[やまとえ] **からオケ**[空オケ][名]①伴奏[ばんそう]だけで歌のない演奏。また、伴奏だけを録音したテープ。それに合わせて素人[しろう]とが歌を歌う設備。「―ボックス」▽「オケ」は「オーケストラ」の略。 **からかう**[他五]冗談[じょうだん]半分に相手を困らせたり、苦しめたりしておもしろがる。かまう。 **からかさ**[傘・唐傘][名]竹の骨に紙を張り、油をぬった、昔の日本の雨[あま]がさ。ばんがさ。↔洋傘[ようがさ] **からかされんぱん**[傘連判][名]一つの円を中心に放射状に名を書きつらねた証文。江戸時代の農民一揆[いっき]などで、中心人物がだれかをかくす必要がある場合などにつくられた。「―状」 **からかみ**[唐紙][名]美しい色模様がついた紙。おもに、ふすま紙。また、ふすま。 **からから**[副][形動]①〈副〉かわいたものやかたいものがふれあって立てる音。「矢車が―と回る」②気分よく、高らかに笑うようす。③〈形動〉水分がまったくなくなって、かわいたようす。「のどが―だ」「―に干[ひ]あがる」 **からがら**[辛辛][副]かろうじて。やっと。「命―にげる」▽「辛[から]し」の語幹を重ねたことば。 <262> がらがら **がらがら**[副][名]①〈名〉ふると、がらがらと音の出る子供のおもちゃ。②〈副〉かたいものがぶつかったり、転がったりして出る音。 **がらがらへび**[がらがら蛇][名]クサリヘビ科の毒ヘビ。アメリカ大陸にすむ。頭は三角形で、からだの表面にまだら模様があり、おこると尾をふって音を出す。 **からきし**[副][「からきし〜ない」などの形で]まったく・・・ない。からっきし。俗[ぞく]な言い方。「―客が来ない」「数学は―できない」類まるで・まるっきり **からぎぬ**[唐衣][名]平安時代以降、女子が正装に用いた衣服。そではばの細い、こしまでの短衣で、上衣の上に着る。▽下に裳[も]を着けた唐衣裳[からぎぬも]姿をふつう「十二単[じゅうにひとえ]」という。▷図「じゅうにひとえ」 **からくさもよう**[唐草模様][名]つる草がからみあっているようすを図案化した模様。エジプトやメソポタミアに始まり、中国を経て日本に伝わった。 **からくじ**[空籤][名]くじびきで、なにも当たらないくじ。「―なし」 **がらくた**[名]価値や使いみちのない、雑多な品物。 **からくち**[辛口][形]①みそや酒など、塩けやからみが強いもの。「―の酒」②から味を好むこと。また、その人。↔甘口[あまくち]③ぴりっとして、手厳しいことも。「―の批評」 **からくも**[辛くも][副]危ないところだったが、なんとかうまくいったようす。やっとのことで。「一点差でーにげださった」類辛うじて **からくり**[絡繰り・機関][名]①糸・ぜんまい・水などの力で動かすしかけ。「―人形」「―芝居」②人の目をごまかして、だますようにしくんだ計略。「手品の―を見破る」「脱税[だつぜい]のーがばれる」 **からくれない**[唐紅・韓紅][名]こく美しい紅色[べにいろ]。▽「から」は、外国(=中国または朝鮮[ちょうせん])から渡来してきたという意味。在原業平[ありわらのなりひら]の歌「ちはやぶる神代[かみよ]もきかず竜田川[たつたがわ]唐紅に水くくるとは」は、川面にうかんだもみじを、紅色のくくり染め(=しぼり染め)に見たてたもの。 **からげる**[絡げる・紮げる][他下一]①ぐるぐる巻きつける。束ねてしばる。「古新聞を―」②着物のすそをまくりあげて帯にはさむ。「すそを―」 **からげんき**[空元気][名]うわべだけ元気があるように見せかけること。「―を出す」圏虚勢[きょせい] **からごろもきっしゅう**[唐衣橘洲][人名]一七四三—一八〇二年。江戸中期の狂歌[きょうか]師。大田南畝[なんぽ]や朱楽菅江[あけらかんこう]とともに、狂歌三大家の一人。「狂歌若葉集」「狂歌初心抄[しょしんしょう]」など。 **カラザ**[名]卵の黄身の両はしから出ている白いひも状のもの。黄身を安定させる。-chalaza **からさわぎ**[空騒ぎ][-スル]わけもなく、大さわぎすること。無意味に、おおげさにさわぐこと。「政治改革も―に終わった」 **からし**[芥子・辛子][名]カラシナの種からつくった黄色のからい粉。香辛料・薬用。マスタード。 **からじし**[唐獅子][名]ライオンのこと。また、これを美術的に装飾[そうしょく]化したもの。とくに、桃山時代のはなやかな絵画や彫刻に多い。「ぼたんに―」▽イノシシやカノシシ(=シカ)に対して「唐(=外国)のシシ」という意味。 **からす**[枯らす][他五]①草木をかれさせる。「盆栽の松を―」②→「涸らす[からす]」③→「嗄らす[からす]」 **からす**[涸らす][他五]①水をくみつくす。「井戸を―」②使ってすっかりなくしてしまう。「才能を―」 **からす**[嗄らす][他五]声を出しすぎてかすれさせる。「応援で声を―」 **からす**[鳥・鴉][名]カラス科の鳥のうち、黒色で大形の陸鳥をまとめた呼び名。人家付近にすみ、知能が高く、雑食性。ハシブトガラス・ハシボソガラスがふつう。「三羽[さんば]―」「髪は―のぬれ羽[ば]色」 > 鵜のまねをする― > 今泣いた―がもう笑う > 烏の行水 カラスのように入浴時間が短くて、洗いかたも雑なこと。 > 烏を鷺[さぎ]と言う まちがいを強引に正しいと言いくるめる。▽黒いカラスを白いサギだと言いはることから。 **ガラス**[名]石灰[せっかい]や炭酸ソーダなどを高温でまぜあわせ、冷やして固めた物質。透明[とうめい]で、かたいが割れやすい。食器や建築などに広く使われる。▽「硝子」と当てる。-glas **からすき**[唐鋤・犂][名]ウシやウマに引かせて田畑を耕すのに使う農具。 **からすぐち**[鳥口・鴉口][名]製図用具の一つ。さきがカラスのくちばしのような形で、そこに墨をふくませて線を引く。 **ガラスせんい**[ガラス繊維][名]ガラスを高炉でとかし、繊維状にしたもの。絶縁[ぜつえん]材・断熱材・吸音材・光通信用材などに使う。グラスファイバー。 **ガラスばり**[ガラス張り][名]①ガラスを張ってあること。「―の部屋」②外から中がはっきり見えること。秘密がなく、公明正大で、外部の人によくわかること。「―の経営」 **からすみ**[鱲子][名]ボラやサワラなどの卵巣を塩づけにし、干して固めた食品。酒のさかなとして珍重[ちんちょう]される。▽中国の良質な「唐墨[からすみ]」に形が似るところから名づけられたという。 **からすむぎ**[鳥麦][名]イネ科の越年[えつねん]草。エンバクの原種。また、エンバクのこと。 **からせき**[空咳][名]⊕たんのからまないせき。からぜき。②気取ったり、ごまかしたり、合図[あいず]したりするためなどに、わざとするせき。せきばらい。 **からせじ**[空世辞][名]口さきだけで人をほめること。誠意のないおあいそ。 <263> ・からみ **からっきし**[副]→「からきし」 **からっけつ**[名]かねをまったく持っていないこと。無一物。からけつ。俗[ぞく]な言い方。▽「空っ穴」と当てる。 **カラット**[名][造語]●宝石などの質量の単位。一カラットは二〇〇ミリグラム。記号はcar, ct②合金の中の金の割合をあらわす単位。純金を二四カラットとする。金[きん]。記号はK, kt▼「キャラット」とも。|carat, karat **からっぽ**[空っぽ][形動]なかみが何もないようす。「頭の中がーになる」 **からつゆ**[空梅雨][名]梅雨[つゆ]の季節に雨がほとんど降らないこと。「―で農作物の生育が心配だ」 **からて**[空手][名]①手に何も持たないこと。素手[すで]。てぶら。「―で帰る」類徒手[としゅ]②沖縄[おきなわ]で発達した、武器を持たず、手足だけで戦う術。突[つ]き・受け・けりを基本のわざとする。▽「唐手」とも書く。 **からてがた**[空手形][名]①商取引はせずに、資金を融通するためにふり出す手形。融通手形。②実行されない約束。守らない約束。「公約は―に終わった」 **からに**[副助]ちょっと・・・するだけで。「見る―いやなやつだ」 **からには**[接助]・・・する以上は。「入学した―、勉強しなくてはならない」 **からねんぶつ**[空念仏][名]①心をこめずに唱える、口さきだけの念仏。「そらねんぶつ」とも。②表面はりっぱで、実行がともなわない主張。 **ガラパゴスしょとう**[ガラパゴス諸島][地名]東太平洋の赤道直下の群島。エクアドル領。ゾウガメなど特異な生物が多く、一八三五年にこの島を観察したダーウィンがのちに進化論を唱えた。コロン諸島。 **カラハリさばく**[カラハリ砂漠][地名]アフリカ大陸南部、ボツワナ・ナミビア・南アフリカにまたがる砂漠。ステップが散在し、降雨量も比較的多いが、住民は少ない。 **からびつ**[唐櫃][名]ふたつきで、ふつうは六本の足がある中国風の箱。衣服や調度などを入れておく。 **からぶき**[乾拭き][-スル]ゆか板や家具などをかわいた布でふいてつやを出すこと。↔水ぶき **からふとちしまこうかんじょうやく**[樺太千島交換条約][名]一八七五年、日本とロシアの国境を定めた条約。樺太をロシア領、千島列島を日本領とした。千島樺太交換条約。 **からぶり**[空振り][名][-スル]①野球・テニスなどの球技で、ふったバットやラケットにボールが当たらないこと。「―三振」▽期待はずれに終わったり、努力がむだになったりすることをたとえてもいう。「計画は―に終わった」 **カラフル**[形動]いろどり豊かで、はなやかなようす。色とりどり。多彩[たさい]。「―な衣装[いしょう]をまとう」colorful **カラマーゾフのきょうだい**[カラマーゾフの兄弟][作品名]一八八〇年。ロシア、ドストエフスキーの長編小説。父と三人の息子[むすこ]、異腹の私生児らの対立・抗争[こうそう]を通じて、人間の本質や神の問題にせまる壮大な作品。|Brat'ya Karamazovy **からませる**[絡ませる][他下一]①からみつかせる。「指を―」②ものごとを複雑に関係させる。「人事問題を―」▼「からます」とも。 **からまつ**[唐松・落葉松][名]マツ科の落葉高木。葉は針状であざやかな緑色。晩秋、黄葉にしたあと落葉する。材は建築用。 **からまる**[絡まる][自五]①まわりに巻きつく。まつわりつく。「朝顔のつるが―」②複雑に入[い]りくんで関係する。「義理が―」 **からまわり**[空回り][-スル]①車や機械などがむだに回ること。「車輪が―する」②考えや行動が同じところを回っていて、発展しないこと。どうどうめぐり。「議論が―する」類空転 **からみ**[辛み・辛味][名]①からい味。「―がほしい」②調味料としてのからい味の食品。トウガラシ・コショウ・ワサビなど。 <264> がらみ また、食欲をそそる薬味[やくみ]。おろしショウガ・刻みネギなど。↔甘み **がらみ**[搦み][造語][「~がらみ」の形で]①それにかかわりのあることをあらわす。「政治家―の事件」「選挙―」②年齢[ねんれい]や値段などが、およそそのくらいであることをあらわす。・・・ぐらい。「五○―の男性」③それといっしょであることをあらわす。・・・ぐるみ。「ふくろ―買ってきた」▽現在、あまり使わない。 **からみあう**[絡み合う][自五]①たがいに巻きつく。「釣[つ]り糸がー」②二つ以上のものごとがもつれて複雑な関係になる。「利害が絡み合って話が進展しない」 **からみつく**[絡み付く][自五]①まわりに巻きつくようにしてくっつく。巻きついてはなれない。「朝顔のつるがかき根に―」②うるさくつきまとって困らせる。「酔[よ]って人に―」 **からむ**[絡む][自五]①まわりに巻きつく。からまる。「糸がー」②かかわる。「利害が―」「選挙に―汚職[おしょく]」③言いがかりをつける。「酒を飲んでー」 **からめて**[搦め手][名]①城の裏門。敵の後ろ側。「―からせめる」↔大手[おおて]②相手の弱点や、ものごとの裏面。「―工作」 **からめとる**[搦め捕る][他五]人になわをかけて、しばる。捕縛[ほばく]する。 **からめる**[絡める][他下一]からんだ状態にする。からませる。「揚[あ]げたさつまいもに蜜[みつ]を―」 **カラメル**[名]砂糖[さとう]を高温で熱し、黒褐色のあめ状にしたもの。食品の着色や風味づけ、製菓用などに使う。「caramel **からよう**[唐様][名]①中国の様式。中国風②中国風の書体。とくに、江戸中期のもの。③建築で、「禅宗様[ぜんしゅうよう]」に同じ。 **からり**[副]①明るく気持ちのいいようす。「―晴れた空」②性格や気持ちなどが、さっぱりしているようす。「―とした人」③よくかわいて、しめりけがないようす。「てんぷらが―とあがる」 **がらり**[副]①戸・しょうじ・窓などを勢いよくあけるようす。②ある状態が急に、すっかり変わるようす。「顔ぶれが―と一変する」 **カラン**[名]水道などの蛇口。-kraan **がらん**[伽藍][名]⊕本堂・僧房[そうぼう]など、寺の建物。「七堂―」「―配置」②僧が仏道を修行する場所。 **がらんと**[副]何もなく、だだっ広く感じられるようす。「―した家」 **がらんどう**[形動]大きなものの中に何もないようす。「建物の中は―だった」 **かり**[仮][名]一時的なまにあわせ。臨時。また、ほんものではないこと。「―住[ず]まい」「―契約[けいやく]」「世をしのぶ―の姿」「―の名」 > 仮の宿 一時的にとまったり、住んだりする家。また、旅の宿。 > 仮の世 はかないこの世。かりそめの現世[うつしよ]。▽仏教では、この世は無常で、かりそめの住まいでしかないとする。 **かり**[狩り][名]①鳥やけものを射[い]たり、撃[う]ったりしてとらえること。狩猟。②「~狩がり」の形で]季節の魚・貝・キノコなどをとったり、季節の花などをたずねて、その美しさを観賞したりすること。「潮干―」「ほたるー」「もみじ―」 **かり**[借り][名]①人から借りること。借りたもの。とくに、借金。「一万円の―だ」「給料の前―が…」②人に世話になったり親切にしてもらったことの、恩返しをしていないこと。また、ひどい目にあわされて、そのしかえしをしていないこと。「―ができる」「―をつくる」「―を返す」↔貸し **かり**[雁][名]「雁[がん]」の別名。▽和歌などでは「がん」でなく、「かり」「かりがね」を使うのがふつう。秋になると列をなして北国からわたってきて、春になると帰っていく姿がよく詠まれた。 > 雁の便り 手紙を運ぶ人。また、手紙。圏雁の使い▽中国で、匈奴[きょうど]にとらわれた蘇武[そぶ]がカリの足に手紙をつけて漢に便りしたという故事(「漢書」)から。 **カリ**[名]①「カリウム」の略。また、炭酸カリウムやカリウム塩をいう。▽「加里」と当てる。-kali **かりあげる**[刈り上げる][他下一]●頭髪の後ろと横の部分を、えりもとを短く、だんだんと上の方へ長く残るようにかる。②草やイネなどをすっかりかる。かりおえる。 **かりあげる**[借り上げる][他下一]政府が民間から、また、目上[めうえ]の人が目下[めした]の者から、土地や品物などを借りる。 **かりあつめる**[駆り集める][他下一]あちこちからかりたてて集める。「人手を―」 **かりいれ**[借り入れ・借入][名][-スル]資金などを借りて自分のほうにとり入れること。「住宅資金の借り入れ」「借入金」「借入残高」 **かりいれる**[刈り入れる][他下一]イネやムギなどの農作物をかってとり入れる。収穫する。 **かりうける**[借り受ける][他下一]高価なものなどを他から借りる。「土地を借り受けて家を建てる」 **かりうど**[狩人][名]↓「かりゅうど」 **カリウム**[名]金属元素の一つ。銀白色でやわらかい。せっけんやガラスなどの原料。また、窒素[ちっそ]・リン酸とともに植物の三大栄養素の一つ。カリ。元素記号K|Kalium **カリエス**[名]骨が結核菌[けっかくきん]などでおかされる病気。「脊椎[せきつい]―」|Karies **かりおや**[仮親][名]①一時的に親の代わりをつとめる人。親代わり。②養父母。 **カリカチュア**[名]人物などの特徴[とくちょう]をきわだたせるために、誇張[こちょう]して表現する絵画。戯画。漫画[まんが]。|caricature **かりかつよう**[カリ活用][名]→「くかつよう」 <265> ・かりゅう **かりかつよう**[クリ活用][名]→「しくかつよう」 **かりがね**[雁が音・雁金][名]①ガンの鳴き声。また、ガンのこと。▽「雁[かり]の音[ね](=鳴き声)」という意味。▷「雁」の▽も見よ。 **がりがりもうじゃ**[我利我利亡者][名]自分の利益だけを求める人を、ののしっていうことば。▽「我利我利」は当て字。 **かりぎ**[借り着][名]他人の衣服を借りて着ること。また、借りた衣服。「成人式は―ですます」 **かりぎぬ**[狩衣][名]平安時代の貴族のふだん着。丸えりで、わきがあき、そでにくくり緒がついていて、下に、すそ口をひもでくくって着用する指貫[さしぬき]ばかまをつけ、はかまの上に出して着る。のちに、武家の礼服になった。▽もと、狩りのときに用いたことから。 **カリキュラム**[名]教育内容を、発達段階や学習目的に合わせて配列したもの。教育課程。一curriculum **かりきる**[借り切る][他五]場所や座席などを、一定期間専用で借りる。「バスを一台―」☆貸し切る **かりこむ**[刈り込む][他五]草木や頭髪を切って、手入れをする。「かき根の木を―」 **かりしゅつごく**[仮出獄][-スル]懲役または禁錮[きんこ]刑[けい]の受刑者が、刑期満了[まんりょう]の前に出獄を許されて出ること。仮出所。 **かりしゅっしょ**[仮出所][名]「仮出獄[かりしゅつごく]」の俗[ぞく]な言い方。 **かりしょぶん**[仮処分][名]裁判中、権利がおかされる心配のあるとき、判決が出るまでのあいだ、裁判所が一時的に仮の権利を認める処置。 **カリスマ**[名]大衆をひきつける超人,的資質。また、予言や奇跡[きせき]をおこなうことのできる超能力。「―性をもつ人」▽もとギリシャ語で、神のたまものという意味。charisma **かりずまい**[仮住まい][-スル]一時的に住むこと。また、かりに住む住居。類仮寓[かぐう] **かりそめ**[仮初め][形動]①その場かぎりのこと。「―の恋[こい]」「―の住まい」②ちょっとしたこと。ふとしたこと。「―の病がもとで、なくなる」③いいかげん。おろそか。「父母の教えを―にする」▼語源は「仮染め」で、かりにちょっとだけ染めること。 **かりそめにも**[仮初めにも][副]①ほんとうではない、ほんものではないとしても。とにかく。「―彼は医者だ」「―社長ともあろう者が」②[「かりそめにも〜ない」などの形で]ほんの少しでも・・・しない。決して・・・しない。「―うそはつくな」▼「かりにも」とも。 **かりたおす**[借り倒す][他五]借りたまま全然返さない。ふみたおす。「借金を―」 **かりだす**[駆り出す][他五]①ある目的のためにうながして引っぱり出す。「選挙に駆り出された」②→「狩り出す[かりだす]」 **かりだす**[狩り出す][他五]動物などを追いたてて出す。「うさぎを―」「犯人を―」 **かりたてる**[駆り立てる][他下一]◎動物などを追いたてる。②人をむりに行動させる。「受験戦争に―」 **かりちん**[借り賃][名]借りたものに対してしはらう料金。貸し賃[かしちん]。 **かりて**[借り手][名]金品などを借りる側の人。「貸し手と―がきまる」☆貸し手 **かりとる**[刈り取る][他五]●イネやムギなどをかってとり入れる。収穫する。②ものをとりのぞく。「雑草を―」「悪の芽を―」 **かりにも**[仮にも][副]①たいしてりっぱではないにしても。「―大学教授だ」②[「仮にも〜ない」などの形で]決して・・・するな。「―死ぬなんて口に出すな」▼「かりそめにも」とも。 **かりぬい**[仮縫い][名][-スル]洋服を仕立てるとき、本[ほん]ぬいの前に、かりにぬいあわせ、からだに合わせてみること。 **かりぬし**[借り主][名]金品などを借りた、その人。↔貸し主[かしぬし] **かりね**[仮寝][名]①そのままのかっこうで、ちょっとねること。うたたね。仮眠[かみん]。②旅さきで宿泊[しゅくはく]すること。旅寝[たびね]。野宿。「―の旅まくら」 **ガリバーりょこうき**[ガリバー旅行記][作品名]一七二六年。イギリス、スウィフトの小説。船医ガリバーが四度にわたる難破[なんぱ]、漂流を経た体験を通して、当時の宮廷[きゅうてい]や学者の社会を批判した風刺[ふうし]小説。 **がりばん**[がり版][名]「謄写版[とうしゃばん]」のくだけた言い方。がり。▽鉄筆で、ガリガリ音を立てて原紙をきることから。 **カリひりょう**[カリ肥料][名]カリウムを多くふくむ肥料。草木灰・硫酸[りゅうさん]カリ・塩化カリなど。 **カリフ**[名]イスラム教国の最高責任者で、教主と国王をかねる者。一三世紀にとだえた。▽もと、アラビア語で、後継者という意味。一caliph, calif **カリブかい**[カリブ海][地名]中央アメリカ・西インド諸島・南アメリカ大陸に囲まれた大西洋の内海。ハリケーンが多発する地域。観光地も多い。 **カリフラワー**[名]キャベツの変種。肥大した白い花の集まりと、そのつけねを食べる。はなやさい。はなキャベツ。「cauliflower **がりべん**[がり勉][-スル]がむしゃらに学校の勉強だけをすること。また、勉強だけをする人。▽はたからからかって言うことば。 **かりもの**[借り物][名]他人から借りた、かねや品物など。「―のドレス」「―の知識」 **かりゅう**[下流][名]①川の流れの、河口に近い部分。かわしも。②社会の中で、地位や経済力が下のほうの階層。下層。 <266> かりゅう →上流 **かりゅう**[顆粒][名]つぶ。また、つぶ状のもの。とくに、薬や調味料などにいう。「―状の薬」 **がりゅう**[我流][名]正式なやりかたではなく、自分勝手[かって]なやりかた。自己流。「―で茶をたてる」「―我見(=自分勝手な考え)」 **かりゅうかい**[花柳界][名]芸者や遊女などの社会。 **かりゅうど**[狩人][名]野山で、鳥やけものをとらえて生活をしている人。猟師[りょうし]。ハンター。 **かりょう**[加療][-スル]「病気やけがの治療をすること。「一か月の入院―を要する」 **かりょう**[科料][名]刑罰[けいばつ]の一つ。刑法上の軽い犯罪を犯した者に出させるかね。「拘留[こうりゅう]または―にあたる罪」▽罰金より軽い。□と区別して「とがりょう」とも。 **かりょう**[過料][名]行政処分の一つ。軽い規則違反[いはん]を犯した者に出させるかね。「―の規定」▽刑罰[けいばつ]ではない。□と区別して「あやまちりょう」とも。 **がりょう**[雅量][名]人をうけいれる、おおらかな心。「―を示す」「―にとぼしい」劉度量[どりょう] **がりょうてんせい**[画竜点睛][名]ものごとの最後のたいせつな仕上げ。「がりゅうてんせい」とも。「―を欠く」▽「画竜点睛」は誤り。「晴」は、ひとみのこと。中国の絵の名人が、竜の絵の仕上げにひとみをかきいれたところ、生命を得てたちまち天に飛びさったという故事から。 **かりょく**[火力][名]①火の燃える勢い。火のもっているエネルギー。「―が強い」 **かりょくはつでん**[火力発電][名]石炭・重油・天然ガスなどを燃料とする蒸気タービンを回転させ、その力によって発電機を動かし、電気を発生させる方式。▽ほかに、水力発電・原子力発電。 **かりる**[借りる][他上一]◎他人のものを一時的に使わせてふらう。「本を―」「部屋を―」②あるものを別の目的のために使う。代用する。「この場を借りて一言申しあげます」←貸す③助けを受ける。「彼の力を借りたい」 **がる**[造語][「~がる」の形で]いかにもそうであるようなかっこうをする。外に形であらわす。「うれしー」「強―」「粋[いき]―」▽形容詞・形容動詞の語幹に付く。 **かるい**[軽い][形]①持ちあげたり動かしたりするのに、弱い力でたりるようす。めかたがあまり感じられない。「―かばん」「戸が―」圏軽量②心身に負担が感じられず、のびのびしているようす。「心が―」「よくねたら、からだが軽くなった」③程度が小さいようす。「―病気」「―食事」「相手を軽く見る」←重い④言動に考えがたりないようす。なかみのない。「口が―」↔軽薄[けいはく]⑤努力や手間がかからないようす。簡単。「軽くやっつける」「六○点とるのは―」類容易[ようい] **ガリレイ**[人名]一五六四—一六四二年。イタリアの天文学者・物理学者。望遠鏡をつくって天体を観測、また、慣性の法則など力学上の諸法則を発見したが、地動説を唱えて宗教裁判にかけられた。|Galileo Galilei **かりん**[花梨][名]バラ科の落葉高木。春、うす紅色の花が咲く。果実は黄色の卵形で、かおりが高い。砂糖[さとう]づけや果実酒にする。 **かりんさんせっかい**[過燐酸石灰][名]灰色の粉末で、化学肥料の一つ。 **かりんとう**[花林糖][名]かたくこねた小麦粉を短冊[たんざく]形に切って油であげ、黒砂糖[ざとう]で固めた菓子[かし]。 **かる**[刈る][他五]ぎっしりと生えているものを短く切りそろえる。「頭を―」「イネを―」 **[刈]** リ・2画 全4画 刈刈刈刈 音は「ガイ」。「刈穫[がいかく]」「刈除[がいじょ]」 刈[か]る 稲[いね]を刈[か]る/草刈[くさか]り/丸刈[まるが]り **かる**[狩る][他五]鳥やけものをとらえる。「獲物[えもの]を―」 **かる**[駆る・駆る][他五]◎走らせる。追いたてる。「馬を―」②「・・・に駆られる」の形で]ある強い気持ちへと追いたてられる。「不安に駆られる」「衝動[しょうどう]に駆られる」 **かるいし**[軽石][名]火山の溶岩[ようがん]が急に冷えてできた、もろくて穴のたくさんあいた石。水にうく。足の裏のあか落としなどに使う。 **かるかや**[刈萱][名]イネ科の多年草。しめった土地に生える。秋、イネの穂に似た褐色[かっしょく]の小さな花をつける。ひげ根で、たわし・はけなどをつくる。 **かるがる**[軽軽][副]いかにも軽そうに。簡単に。「―と荷物を持ちあげる」「谷川を―とびこえる」 **かるがるしい**[軽軽しい][形]気分がうわついている。かるはずみである。「軽々しくひきうけるな」↔重々しい **カルキ**[名]①水酸化カルシウムと塩素からつくる白い粉。漂白や水道水の消毒などに使う。さらし粉。クロールカルキ。「―くさい」▽Chlorkalkから。②石灰。-kalk **かるくち**[軽口][名]●さらっとして気がきいていることば・はなし。じょうだん。しゃれ。「―をたたく」類地口[じぐち]・ジョーク②深く考えないで軽はずみにしゃべること。「―をつつしむ」 **カルシウム**[名]金属元素の一つ。銀白色でやわらかい。動物の骨や歯の主成分。元素記号Ca「—不足」 |calcium **ガルシン**[人名]一八五五—八八年。ロシアの小説家。人道主義の立場から、社会悪をうったえる作品を書いたが、精神を病み自殺。代表作「四日間」「赤い花」。|Vsevolod Mikhailovich Garshin **カルストちけい**[カルスト地形][名]石灰岩が雨や地下水などで浸食されてできた地形。地表にはすり鉢状のくぼ地、地中には鍾乳洞[しょうにゅうどう]などができる。 **カルタ**[名]①厚紙の長方形の札[ふだ]に、絵や文字などを書いたもの。また、それを使って正月などにするゲーム。歌ガルタ(=百人一首)・いろはガルタ・花ガルタ(=花札)などがある。▽「歌留多」「骨牌」などと当てる。carta <267> ・かれる **カルチャーショック**[名]異質の文化に接したときに受ける精神的な衝撃。|culture shock **カルチャーセンター**[名]主として、社会人を対象とした教養講座。また、その講座を開く文化施設。|culture とcenter から。和製英語。 **カルテ**[名]医者が患者の病状や治療[ちりょう]の方法などを記録するカード。診療録。|Karte **カルテット**[名]四重奏。四重唱。また、その曲や演奏団。クァルテット。|quartetto **カルデラ**[名]火山の山頂部にある、直径数㌔におよぶくぼ地。爆発・浸食・陥没などによってできる。「―湖(=カルデラに水がたまってできる湖)」▽スペイン語で、「釜[かま]」という意味。一caldera **カルテル**[名]競争をさけて市場を独占するために、同種の企業[きぎょう]が生産量・価格・販売[はんばい]地域などについて協定を結ぶこと。企業の独立性は保たれる。企業連合。▽ほかに、トラスト・コンツェルン。|Kartell **カルト**[名]①ある人やものなどを熱狂的に崇拝[すうはい]する、少数派の集団。「―集団」②一部に熱狂的な支持をえる、人やもの。「―的人気」「―ムービー」「cult **かるはずみ**[軽はずみ][形動]深く考えずにしゃべったり、行動したりすること。「―な行動をつつしむ」園軽率[けいそつ] **カルバン**[人名]一五○九—六四年。フランスの宗教家。カトリック教会に対立して宗教改革をおこない、実践活動による救済をおし進めた。カルビン。-Jean Calvin **カルメン**[作品名]一八四五年。フランスの作家メリメの小説。スペインを舞台に、自由奔放なジプシーの女カルメンと純情な青年ドン=ホセの愛憎を描く。ビゼーがこれをオペラ化。 > カルメン幻想曲[げんそうきょく] > カルメン組曲[くみきょく] **かるみ**[軽み][名]松尾芭蕉[ばしょう]が主張した、俳諧[はいかい]の理想的な作風の一つ。「さび」や「しおり」の境地がさらに高められた晩年の作風で、身近なことがらに美を見いだし、さらりと表現する。「俳諧七部集」の最後の二つ、「炭俵[すみだわら]」「続猿蓑[ぞくさるみの]」によくあらわれる。 **カルメラ**[名]赤ざらめをにつめ、重曹[じゅうそう]を加えてふくらませ、焼きかためた菓子[かし]。カルメ焼き。カルメル。|caramelo **かるわざ**[軽業][名]①つなわたりなどの危険なわざを、身軽にやって見せる芸。「―をこなす」「―師」圏曲芸・アクロバット ▽危険の多い仕事、きわどい仕事をたとえてもいう。「そんな―はできない」。「軽技」は誤り。 **かれ**[彼][代名][名]①〈代名〉三人称単数。話し手や聞き手以外の男性。あの男。②〈名〉恋人[こいびと]である男性。圏彼氏[かれし] > もと、男性のほか女性や人間以外のものにも使った。明治時代以降、ヨーロッパ語の三人称単数、男性代名詞の訳語として定着した。 > 彼を知り己[おのれ]を知れば、百戦殆[あや]うからず 敵と自分の実力をはっきり知ったうえで戦えば、何回戦っても負けることはない。▽中国の兵法書「孫子」から。 **かれい**[佳麗][形動]容姿などが美しく整い、品のいいようす。端麗[たんれい] **かれい**[華麗][形動]美しく、はでであるようす。「―な舞[まい]」「―に着かざる」圏華[はな]やか **かれい**[鰈][名]カレイ科の海にすむ魚。形はヒラメに似てたいらであるが、両目が右側にある。食用。「左[ひだり]平目に右―(=目のついている側をいう)」 **カレー**[名]①多くの香辛料をまぜてつくった調味料。カレー粉。②「カレーライス」の略。一curry **カレーライス**[名]園肉や野菜など、多くの香辛料またはカレー粉を加えてにこんだソースを、めしにかけた料理。ライスカレー。カレー。カリー。▽curry and rice から。 **かれおばな**[枯れ尾花][名]穂[ほ]がかれたススキ。「幽霊の正体に見たり―」 **かれき**[枯れ木][名]かれた木。葉の落ちた木。 > 枯れ木に花 一度おとろえたものが、再び栄えることのたとえ。かえりざき。 > 枯れ木も山のにぎわい つまらないものでも、ないよりあるほうがましだ。 **がれき**[瓦礫][名]かわらと小石。また、なんの値打ちもないもの。「―の山」「―と化す」 **かれくさ**[枯れ草][名]⊕枯れた草。↔青草②ほしくさ。まぐさ。 **かれこれ**[彼此][副]①いくつかに関係することをあらわす。なんやかや。とやかく。「―するうちに日が暮れた」②数量を限定できないことをあらわす。およそ。ほぼ。「―もう三時になる」「―二○回目だ」 **かれさんすい**[枯山水][名]日本式庭園で、水を使わず、石や白砂などを配置して山水に見たてる様式。かれせんすい。こせんすい。▽禅宗[ぜんしゅう]の影響[えいきょう]を受けた、室町[むろまち]時代の大徳寺塔頭[たっちゅう]大仙院や竜安寺[りょうあんじ]の石庭が有名。 **かれし**[彼氏][代名][名]①〈代名〉かれ。あの人。くだけた気持ちやからかいの気持ちをふくめて言う。②〈名〉恋人である男性。◆彼女[かのじょ] **かれつ**[苛烈][形動]厳しく激しいこと。「攻撃[こうげき]は―をきわめる」圏激烈・熾烈[しれつ] **カレッジ**[名]一つの学部や学科だけでできている大学。単科大学。また、専門学校。「―ライフ」↔ユニバーシティー |college **かれの**[枯れ野][名]草や木がかれはてた、冬の野原。 **かれら**[彼等][代名]三人称複数。あの人たち。▽女性もふくめていうこともある。 **かれる**[自下一]①[枯れる]草木の生気がとぼしくなる。水分がなくなって命が終わる。②人格や技芸などに余分なところがなくなり、深みが出てくる。円熟する。「枯れた芸」 **かれる**[自下一]①[涸れる]池や川などの水がなくなる。ひあがる。「井戸が―」②使いはたしてすっかりなくなる。「財源が―」「文藻(=文才)が―」 <268> かれん **かれる**[自下一][嗄れる]声がかすれる。のどを使いすぎたりして声が出なくなる。「声が―」 **かれん**[可憐][形動]かわいらしくて、いたわりたい感じのするようす。「―なすみれの花」「―な少女」類かわいい・いじらしい **カレンダー**[名]一年、十二か月間の日付・曜日・祝日などを示してあるもの。こよみ。|calendar **かれんちゅうきゅう**[苛斂誅求][名]人々から重い税金などを厳しくとりたてること。 **かろう**[家老][名]江戸時代、大名[だいみょう]の家来の中でいちばん身分が高く、藩政[はんせい]を総括し、家中[かちゅう]の武士を統率する者。「国[くに]がろう」 **かろう**[過労][名]働きすぎてつかれがたまること。つかれすぎ。「―でたおれる」「―死」 **がろう**[画廊][名]絵を並べて、見せたり売ったりするところ。麺ギャラリー **かろうじて**[辛うじて][副]ぎりぎりのところで、見こみや希望どおりにうまくいったようす。やっとのことで、どうにか。「―生きのこった」圏辛[から]くも▽「からくして」の変化した形。 **かろく**[家禄][名]昔、主君から家臣に親子代々給与[きゅうよ]された米や金銭。 **カロン**[名]ヤードーポンド法で、体積の単位。一ガロンは、アメリカでは約三・ハリットル、イギリスでは約四・五リットル。|gallon **カロン・カボチャ・卵黄**[おうこう]などに多くふくまれる赤黄色の色素。動物体内でビタミンAに変化する。carotene **かろとうせん**[夏炉冬扇][名]時期に合わなくて、役に立たないもの。また、使いものにならないことのたとえ。園六日[むいか]の菖蒲[あやめ]・十日の菊[きく]▽松尾芭蕉[ばしょう]が自分の俳諧[はいかい]を、夏の火鉢[ひばち]や冬のおうぎのようなものだといったことから。 **かろやか**[軽やか][形動]気分が明るく、いかにも軽そうなようす。「―におどる」「―な春のよそおい」圏軽快[けいかい] **カロリー**[名][造語]①熱量の単位。一カロリーは、一気圧のところで一グラムの水の温度をセ氏一度上げるのに必要な熱量。記号はcal ▽国際単位としてはジュール(J)を使う。一カロリーを四・一八五五ジュールとする。②栄養学で、食べものが体内で消化吸収されたとき得られる熱量の単位。①の一○○○カロリー(=一キロカロリー)を一カロリーとする。大カロリー。記号はCal「―制限」「低—食品」「Kalorie **かろん**[歌論][名]和歌の本質や表現法などについての文学理論。平安後期以後、歌合わせが盛[さか]んになるにつれて発達した。歌論書では藤原定家[ていか]の「近代秀歌」、順徳院の「八雲御抄[やくもみしょう]」などが有名。 **がろん**[画論][名]絵画に関する理論や評論。 **かろんじる**[軽んじる][他上一]軽く見てたいせつにしない。ばかにする。かろんずる。「人命を―」↔重んじる **かわ**[川・河][名]自然の水が集まって山から流れだし、大地の低いところに沿って流れて海に注ぐ水路。「―をわたる」「―の字に(=子供を真ん中にはさんで)ねる」▽ふつう、「河」は大きな川をいう。 **かわ**[皮][名]①生物のからだやものの表面を、おおいつつんでいるもの。「―をはぐ」「ギョウザの―」▽ほんとうの姿をかくしているものという意味でも使う。「化けの―がはげる」「うその―」②→「革[かわ]」 **かわ**[革][名]動物の皮をむいて、加工したもの。なめしがわ。レザー。「―ぐつ」「牛[ぎゅう]ー」 **かわ**[側][名][造語]①〈名〉◎対立するものの一方の立場。「被害者の―からの発言」「敵の―」②まわりをとり囲むもの。「金―の時計」③かたわら。はた。「―の者があわてる」④〈造語]』「~側」の形で]・・・の方。・・・の方面。「西―」「裏―」「海―」 **かわあかり**[川明かり][名]日が暮れて暗い中で、川の水面だけがわずかに明るいこと。 **かわあそび**[川遊び][名]川で魚をとったりして遊ぶこと。また、川に船をうかべて、歌をつくったり、飲食などをして楽しむこと。 **かわいい**[可愛い][形]①小さくてほほえましい。愛らしい。「―男の子」「―しぐさ」②愛情や、たいせつにする気持ちをもたずにいられない。いとしい。「わが子がかわいくてならない」◆憎くい自分より小さく弱いものに使うことが多い。 > かわいい子供のためかわいい子には旅をさせよを思うなら、他人の中で苦労させたほうがいい。 > 古語《かはゆし》 もと、はずかしさなどで顔がほてるようだ、という意味だった。そこから、つらくてまともに見ていられない、いたいたしいという意味が生じた。かわいそうに思う気持ちは、しだいに恋慕[れんぼ]の気持ちに移り、中世末期から現代語の「おまえがかわいい」といった意味につながってきた。 **かわいがる**[可愛がる][他五]①かわいいと思って、やさしくたいせつにあつかう。「ねこを―」↔いじめる▽逆説的に相手をかまっていじめる意味でも使う。「生意気だから少しかわいがってやろう」 **かわいそう**[可哀相][形動]あわれで、人の気持ちを動かすようす。「―なくらいしょげかえる」「―に思う」 > つかいわけ かわいそう・気の毒 > 「かわいそう」は、弱い者をあわれんで保護したくなるような気持ち。「かわいそうなみなし子」。「気の毒」は、他人の困難が身にしみて自分のことのように感じられ、心が痛むさま。「気の毒な身の上」。 **かわいそら**[河合會良][人名]一六四九—一七一○年。江戸[えど]前・中期の俳人。松尾芭蕉[ばしょう]の門人で、「鹿島紀行[かしまきこう]」や「奥の細道[ほそみち]」などの芭蕉の旅に随行[ずいこう]した。随行日記の「曾良旅日記」は資料として貴重。 **かわいらしい**[可愛らしい][形]いかにも小さくてほほえましい感じがする。「―小鳥」瀬愛くるしい <269> かわいい」よりも客観的に見た感じが強い。 **かわうお【川魚】** [图]川にすむ魚。淡水魚。かわざかな。「―料理」 **かわうそ【川×獺・×獺】** [图]イタチ科の哺乳動物。体長七○ほどで、川にすみ、小魚をとって食べる。特別天然記念物。 **かわかす【乾かす】** [国]水分をとる。「タオルを―」 >「つかいわけ」→「千す」を見よ。 **かわく日【渇く】** [国]水などが飲みたくなる。「のどが―」 ②心のうるおいを求める。「知識に―」 **【乾く】** [国]熱や風のために水分がなくなる。「道路が―」 **かわぐち【川口・河口】** [图]川が海や湖に注ぐところ。瀬川じり・河口 **かわぐつ【革靴・皮靴】** [图]革でつくったくつ。とくに、男性用の短靴をさす。 **かわかみ【川上】** [图]川の上流。川のみなもとに近いほう。「―までさかのぼる」類上流川下 **かわかみ おとじろう【川上音二郎】** [人图]一八六四—一九一一年。明治期の俳優。福岡県生まれ。自由民権の思想を織りこんで歌った「オッペケペー節」で名をなす。また、自由党の壮士を集めて組織した壮士芝居」は、のちに新派んに発展した。 **かわかみ はじめ【河上肇】** [闪图]一八七九―一九四六年。大正・昭和期の経済学者。山口県生まれ。マルクス主義経済学を研究したために京都大学教授の職を追われ、のちに日本共産党に入党。検挙され、出獄後っ後は自伝など著述に従事した。著書に「資本論入門」「経済学大綱」など。 **かわかみびざん【川上眉山】** [角]一八六九一一九○八年。明治期の小説家。大阪誌生まれ。本名は亮ぁきら。硯友家社の同人。泉鏡花むら』と並んで、観念小説「書記官」「うらおもて」などを発表。 **かわき日【渇き】** [圀]のどに、うるおいがなくなること。また、心が満たされないこと。「飢えと―」「心の―をいやす」 **【乾き】** [图]湿気もっや水分がなくなること。「せんたくものの―が早い」 **かわぎし【川岸・河岸】** [图]川に接するところ。川のほとり。類川辺・河畔・河岸も **かわきり【皮切り】** [图]ひと続きのものごとの始まり。「乾杯唸を―に式が始まる」圏手始め▽もと、最初にすえる灸きゅうのこと。 **かわぎり【川霧】** [图]川の水面に立つ霧。 **かわざんよう【皮算用】** [图]結果が出ないうちから、いい結果が出ることをあてにして計画を立てること。「とらぬ狸たぬきの―」 **かわす日【交わす】** [国]たがいにことばや気持ちなど をやりとりする。「あいさつを―」 ②たがいにまじわる。交差する。「枝を―」 **【×躱す】** [国]よける。さける。「身を―」「相手の攻撃にちを―」 **かわず【×蛙】** [图]「かえる」の古い言い方。また、カジカガエルのこと。「→井ぃの中の―大海を知らず」▽和歌や俳句で使う。松尾芭蕉はいりの「古池やかはづ飛びこむ水の音」は、さびの境地を示すという。 **かわすじ【川筋】** [图]川の流れる道すじ。また、川沿いの地。「―に国道が走る」 **かわせ【川瀬】** [图]川の水の浅くて流れの速いところ。 **かわせ【為替】** [图]現金の代わりに、手形や小切手もってなどによってかねを送る方法。また、その手形や証書。「―で送金する」「郵便―」▽常用漢字表付表の語。 **かわせそうば【為替相場】** [图]自国通貨と外国通貨の交換比率。固定為替相場制と変動為替相場制があるが、主要国は変動制を採用。外国為替相場。為替レート。 **かわせみ【川×蟬・〈翡翠】** [图]カワセミ科の鳥。スズメくらいの大きさで、背は青緑色、腹は赤く美しい。川の小魚をとって食べる。ヒスイ。 **かわせレート【為替レート】** [图]→「かわせそうば」 **かわぞい【川沿い】** [图]川に沿うこと。また、川に沿っているところ。かわべ。「―に歩く」「―のやなぎ」 **かわたけもくあみ【河竹黙阿弥】** [闪图]一八一六—九三年。歌舞伎狂言い作者。庶民怨の生活を写実的にえがく生世話きり物や、盗賊を主人公とする白浪鉱物が得意であった。新しい社会を題材に、散切説物なども手がけた。代表作「青砥稿花紅彩画はこれと」「三人吉三廓初買だ私がんはちがい」。 **かわたれどき【『彼』者×誰時】** [图]夜明けがた。fたそがれ時 ▽うす暗くて、「彼、は誰だれ」か見わけのつかない時という意味。 **かわたろう【川太郎】** [国]「河童かっば」の別名。人名めかした呼び方。 **かわち【河内】** [图]旧国名。今の大阪府南東部。畿内さいの一国。河州ぃゅう。「―音頭」「―木綿ん」 **かわづら【川面】** [图]①川の水面。「かわも」とも。 ②川のほとり。かわべ。 **かわどこ【川床】** [图]川の底の地面。「―にすむ魚」瀬川底・河床ぃよう **かわとじ【革×綴じ】** [图]●革ひもでとじること。 ②書物の表紙・背に革をはって製本したもの。 **かわどめ【川止め】** [图]江戸以時代の交通政策の一つ。街道訟すじの大きな川に橋や船の設備をせず、徒歩やウマでわたらせたが、増水して危険なときには川ごえを禁じたこと。たとえば、東海道の大井川では二尺(=約六〇だ)以上増水すると禁止。かわづかえ。川明け **かわなかじまのかっせん【川中島の合戦】** [图]一五五三一六四年。武田信玄以笑んと上杉謙信炊が、川中島(長野市南部)などでおこなった数回にわたる戦い。 **かわながれ【川流れ】** [图]川の水に流されること。川でおぼれること。「かっぱの―」 **かわはぎ** [图]カワハギ科の近海魚。からだは側面が平たく、フグに似て口さきは突出っっして小さいが、するどい歯をもつ。皮は厚いが、身は美味。 ・かわはぎ 下流川上 ・かわき <270> **かわばた** か **かわばた【川端】** 图川のほとり。「―のやなぎ」類[川辺] **かわばた ぼうしゃ【川端茅舎】** 囚图一八九七―一九四一年。大正・昭和期の俳人。東京生まれ。本名は信一[しんいち]。高浜虚子[きょし]に師事して、「ホトトギス」同人となる。対象に深くはいりこんで、自然と一体となった句を詠[よ]んだ。句集「茅舎句集」など。 **かわばたやすなり【川端康成】** 人名一八九九―一九七二年。大正・昭和期の小説家。大阪生まれ。横光利一[よこみつりいち]らと新感覚派として出発し、日本美の伝統を追究し、独自の世界を象徴的にえがいた。ノーベル文学賞受賞。小説「伊豆の踊子[おどりこ]」「雪国」「山の音」など。 **かわばり【革張り・革×貼り】** 图表面を皮ではること。また、はったもの。「―の宝石箱」 **かわひがしへきごとう【河東碧梧桐】** 人名一八七三―一九三七年。明治・大正期の俳人。愛媛[えひめ]県生まれ。本名は秉五郎[へいごろう]。正岡子規[しき]の弟子[でし]だったが、同門の高浜虚子と対立し、定型や季語にとらわれない新傾向[しんけいこう]俳句を唱えた。句集「三千里」など。 **かわびらき【川開き】** 宫夏の初めに、川辺での納涼始めを祝う年中行事。「両国の―」 **かわべ【川辺】** 宫川のほとり。川端[かわばた]。 **かわむこう【川向こう】** 宫川をへだてた向こう側。▼江戸で、隅田川の東の地区をいう。 **かわも【川面】** 宫川の水面。「かわづら」とも。「―に波が立つ」川底[かわぞこ] **かわや【、厠】** 医「便所」の古い言い方。後架[こうか] **かわら「【河原・川原】** 区川辺[かわべ]の土地。砂や小石の多い場所。土手した・河川敷[かせんしき]「常用漢字表付表の語。 **かわら、瓦】** 医土を板の形に焼いたもの。屋根[やね]をふくのに用いる。こだわら・平[ひら]がわら・鬼[おに]がわらなどの種類がある。「ーせんべい」圏「瓦」がいいか **かわらけ。土器】** 匠素焼きの土器。また、素焼 きのさかずき。「遺跡[いせき]から―が出土する」 **かわらばん【×瓦版】** 图江戸時代につくられた、木版一枚刷りの新聞。▽はじめ、文字などをほった粘土版をかわらのように焼いて、印刷用の原版にしたところから。 **かわる** 目【代わり】** 国①あるものがもっていた役割を、**する別のものや人。「先生の―に教える」「―がきかない」「肩―[がわ]」類[代用・代理・交代]②あるものごとにつりあうような別のものごと。「おつかいをもらう―にてつだう」類[代償]③「おかわり」 **かわる** 目【代わる】** 国あるものが他のものの役割を**つとめる。代理となる。「父に代わってあいさつをする」 **かわる** 目【換わる】** 国自分のものと相手のものとがとりか**えられる。交換する。「名義が―」 **かわる** 目【交替りする。】** 「出演者が―」「年が―」** **かわる** 回【変わる】** 国●状態や位置などが以前とちがった**ものになる。変化する。「街のようすが―」②[「変わった〜」の形で]ふつうの状態とちがう。「ちょっと変わった人」 **かわるがわる【代わる代わる】** 國何人かで代わりあって、同じことをするようす。交替で。「三人で―歌う」類[交互に] **かん[千]** 干・1画 全3画 干干 **かん[千]** [動]①水をなくす。かわかす。かわく。ひる。類[旱・乾]②おかかわる。おかす。③武器の、たて。⇔と。④ささえる。支⑤いくらか。◎てすり。▼「于[う](=行く)」は別字。 > カン ①干害[かんがい] 干拓[かんたく] 干潮[かんちょう] ②干渉[かんしょう] 干犯[かんぱん] 干与[かんよ] ③干戈[かんか] 干城[かんじょう] ④干支[かんし] 十干[じっかん] 若干[じゃっかん] ⑥欄干[らんかん] > 干[ほ]す 洗濯物を干[ほ]す 陰干[かげぼ]し > 干[ひ]る 潮が干[ひ]る 干[ひ]上がる 干物[ひもの] 潮干狩[しおひが]り > 若干[そこばく] 干支[えと] **かん[刊]** 刂・3画 全5画 刊 刊 刊 刊 **かん[刊]** [動]本や新聞などを印刷して出す。出版する。「一九九五年―」▽「刑[けい](=しおき)」は別字。 > カン 刊行[かんこう] 月刊[げっかん] 創刊[そうかん] 増刊[ぞうかん] **かん[完]** ・4画 全7画 完 完 完 完 **かん[完]** [動]①まるくて欠けたところがなく、そろっている。②お <271> わる。終わりまでいく。 カン 完ょっとうする完全数 完納얐完備、②完成完了未完 **かん[官]** 宫官官官 ①国やおおやけの機関。役所。また、その仕事をする人。役人。「―を辞して野に下くだる」→民・野。 ②生物のからだの、きまったはたらきをする一部分。▼「宦ん(=つかえる)」は別字。 カン ①官庁玆”官僚怼”警官恕 半官半民贶笈 ②官能銃器官がん 五官がん **かん[巻](卷)** 己・6画 全9画 卷卷卷卷 ◎書物。まきもの。「―をおかずに(=夢中になって)読みふける」②もののまわりに、ぐるぐるとからみつける。また、まるめる。うずをえがいてまわる。まく。厠捲苋③書物や巻いたものの数や順序を数えることば。「全一〇―」「第五―」 カン 巻子本赋,巻頭欬 圧巻 全巻 まく・まき 舌を巻く 巻き物 絵巻物き竜巻耖葉巻き/巻きの一 巻雲巻繊汁席巻 **かん[看]** 目・4画 全9画 看看看看 注意ぶかく見る。みまもる。▽「盾じゅん(=たて)」は別字。 カン 看過ㄟ看経甃看護笕看視《看破看板唸看病 ●看る 看取る 看做す **かん[寒]** ・9画 全12画 寒寒寒寒 ●気温が低くてさむい。さむさ。暖・暑②暦にみのうえで、一年じゅうでもっとも寒さの厳しい時期。一月初旬から立春までで、前半を小寒なっ、後半を大寒恋という。「―の入ぃり」「―のもどり(=春になってからまた一時的に寒くなること)」③ぞっとする。④さびしい。まずしい。 カン 寒暖愁 寒暖甃 寒風삯 寒冷灬 厳寒2 ②寒稽古唸寒中說,③寒心 ③寒苦寒村稔貧寒蚣 さむい 懐ょところが寒さむい 肌寒説い 寒気も寒空站 **かん[問]** 門・4画 全12画 間間間間 ①ものとものとの、あるいは時と時とのあいだ。へだたり。ひろがり。ひま。ゆとり。「その―に食事を済ませる」「指呼しの―(=きわめて近いこと)」②相手のようすを探り、うかがう。スパイ。 カン・ケン (D)間隔赟間居髭間食い、間接赟間話〜空間始時間~瞬間/世間だ間燃眉間㌧②間者間諜いう あいだ・ま 間柄訟/間際』間引き合間、仲間、床とこの間* 間服絃 谷間핬 幕間山間憔 間に、髪はっを入れず すぐに。「―実行に移る」▽あいだに髪かぁの毛一本を入れるすきまもないという意味から。「かん、はつ・・・」と読むのが正しく、「かんぱつ・・・」は誤り。 **かん[幹]** 干・10画 全13画 幹幹幹幹 ◎木のみき。また、ものごとの中心となる部分や人。②能力。うでまえ。 カン ①幹事幹線 基幹②才幹 みき 幹きが太い **かん「感** 心・9画 全13画 感感感感 ①ものごとにふれて心が動かされる。また、その思いや感動。「隔世の―」②からだに影響もうを受ける。一「感じる」を見よ。 カン ②感情”感心 感想試 反感戏 敏感 ②感染 感電 感極きゃまる 深く感激する。「感極まって泣きだす」感動の気持ちをおさえられない。感に堪えない▽誤って、「感に堪える」という言い方もする。 **かん[漢](漢)** ・10画 全13画 漢漢漢漢 ●中国の王朝名。②中国(の)。和③おとなの男。 カン ②漢語뎔漢字녈漢文愆 漢民族愆ぞく和漢③悪漢好漢鮨 熱血漢怒っ門外漢んがい 漢歌 **かん[慣]** ・11画 全14画 慣慣慣慣 なれしたしむ。動作や状態がいままでどおり、変わらずに続くこと。ならわし。 カン 慣行號慣性慣用砹 慣例짢習慣, なれる・ならす 見慣れる/体を慣らす 慣たらわし **かん[管]** 竹・8画 全14画 管管管管 ●細長い、筒状のもの。くだ。②ふえ。③筆の軸じく。④とりしまる。支配する。⑤笛や筆を数えることば。「尺八脚く一―」 管見燃管状”気管血管炤水道管怼ど土管②管楽器赟き 管弦楽赟笕⑧彩管怼 筆管貽圉管轄赟管制管理笕所管殼 保管 くだ ゴムの管くだ手練手管 ●煙管只管ひたすら 防寒 悪寒が 後 人間 ・かん <272> かん[関](關)[门]・6画 全14画 関関関関 ●出入りをとりしまるところ。せきしょ。②ものを動かすしくみの中心となるところ。③他とかかわりあう。一「関する」を見よ。 カン 関税関門 玄関愆 税関얐 難関競せき 関所 ②関節甃機関』③関係 関心関知ㄘ関与笕連関炊 関取貸 関せきの山 箱根の関せき 関かかわる **かん[館]** 食・8画 全16画 館館館館 ①やど。宿泊施設しくはく。②多くの人が利用する、公用の大きな建物。③やしき。やかた。「舘」は俗字く。 カン ⊙迎賓館쌌旅館⁑ ②会館쌌 公民館大使館図書館虼ょⓐ帰館洋館 館たち」たて」やかた 高館館舟 かた **かん[簡]** 竹・12画 全18画 簡簡簡簡 ◎書きつけ。とくに、手紙。「―をしたためる」②たやすい。また、手軽なこと。「―にして要をえる」「―にすぎる」 カン ②書簡핬 断簡얐 竹簡鸩 木簡簡易かん、簡素簡単찼簡便烒簡略 料簡了簡 **かん[観](觀)** 見・11画 み全18画 簡餐餐観 ◎念を入れてよく見る。みわたす。②見た感じ。ながめ。「十年前とは別人の―がある」③ものの見かた。考えかた。一「観じる」を見よ。 カン ①観客観察 参観 静観燃観光景観 美観③観点ぶ 観念は客観っ人生観惑、悲観 **かん[勧] (勸)** 力・11画 全13画 創創創勧 はげまして、ものごとをおこなうようにしむける。 カン 勧業説勧告勧奨”勧進谂 勧善懲悪かんぜんく勧誘 すすめる 保険の加入を勧める お勧めの品 **かん[歓](歡)** 欠・11画 全15画 歓歓歓歓 よろこぶ。よろこびたのしむ。「―をつくす」 カン 歓喜歓迎 歓声 歓楽笠 哀敏德 合歓ねむの木 **かん[甘]** 甘・0画 甘甘甘甘 あまい。うまい。おいしい。②満足する。また、相手を喜ばせる。 カン ②甘藷 甘味赟甘露笕②甘言炊 甘受甘心甘美ん あまい 甘ぁまい言葉 判断が甘ぁまい 甘口線 甘酒酵 甘酒 あまえる・あまやかす お言葉に甘ぁまえる/子供を甘あまやかす 甘い 甘煮甘味甘藍 **かん[缶】(罐)** 缶缶缶缶 ブリキなどの金属でできている入れもの。 カン 缶切り 缶詰ん製缶然石油缶 **かん[汗]** ・3画 汗汗汗汗 あせ。あせが出る。 カン 汗顔 汗牛充棟545 汗腺贰 発汗汗水汗疹脂汗なら冷や汗ぁせ 汗衫かざみ チンギス汗、(人名) **かん[肝]** 月・3画 全7画 肝肝肝肝 ●内臓愁の一つ。肝臓。また、まごころ・精神力の意味にも使う。②もっともたいせつなとこ カン ④肝胆怼肝油雙心肝핬 肺肝뱄②肝腎肝要 きも 肝もっ玉生き肝ぎも **かん[冠]** 7画 全9画 冠冠冠冠 ●頭にかぶるもの。かんむり。また、名誉。②成人すること。元服説。③もっともすぐれている。「世界に―たる偉業ょう」④かぶさる。「寇(=外敵)」は別字。一◆「冠する」を見よ。 カン ①栄冠怒 王冠戏月桂冠、②冠婚葬祭弱冠戏,③冠絶蛻④冠詞冠水 かんむり 冠かんむりを曲げる 竹冠赔むり 冠かぶる 初冠ぶり冠木門悠太郎冠者 鶏冠とさか頬冠ぶり **かん[陥](陷)** ・7画 全10画 陷陷陷陥 ①おちこむ。くぼむ。②計略にはめて、困った状態に追いこむ。おとしいれる。③たりないところ。 ①陥没覽 陥落铊②陥穽苡③欠陥 失敗 おちいる 危機に陥ぉちいる おとしいれる 無実の罪に陥としいれる **かん[乾]** 乙・10画 全11画 乾乾乾乾 水分がなくなる。かわく。かわかす。干湿っ カン 乾燥 乾杯 乾物愛 かわく・かわかす 洗濯物読たくが乾かぁく 生乾き/髪かみを乾かぁかす 乾いぬい乾す乾からっ風乾飯乾坤댔 かん <273> かん[勘]力・9画 全11画 勘勘勘勘 ●つきあわせて考える。②罪を問いただす。③理屈っでなく、ぴんとくる直感。第六感。「―がいい」「―がさえる」 カン 勘案競勘定”勘弁忒②勘気焚勘当筑勅勘縫っ③勘違絃い勘所説”土地勘 山勘 勘解由 **かん[堪]** 堪堪堪堪 ◎こらえる。たえる。②すぐれている。じゅうぶんである。 カン 堪忍②堪能 たえる 悲しみに堪える 堪こたえる堪こらえる 堪らない堪能얐 **かん[患]** 患患患患 ①病気。病気になること。②心配する。なやむ。うれい。 カン ①患者患部〝急患瑟,疾患 ②内憂外患 わずらう 胸を患わずらう長患絞らい **かん[貫]** 貝・4画 全11画 貫貫貫貫 ●つらぬきとおす。最後までやりとおす。②尺貫鷲っ法で、重さの単位。一〇〇〇匁もんめ。三・七五キログラム。③昔のかねの単位。銭でに一○○○文人。④武士の知行高ょう(=給料)の単位。一〇石く。 カン 貫通깢貫徹巯縱貫赐,終始一貫突貫貫禄 つらぬく 初心を貫っちゃく ●指貫き **かん[喚]** 口・9画 全12画 喚喚喚喚 大声でさけぶ。②声をかけて呼びよせる。 カン 喚声叫喚,②喚問號召喚, 喚ゃぁく喚子鳥に **かん[換]** ・9画 全12画 換換換換 他のものととりかえる。いれかえる。 カン 換気換言짰 換算玆 交換転換 かえる・かわる 電車を乗り換ゅえる/名義が換ゅわる **かん[敢]** 攵・8画 全12画 敢敢敢敢 むりをおしきってする。思いきってする。あえてする。 カン 敢行就敢然핬 敢闘兌果敢勇敢 敢えて取り敢ぁえず果敢はかない **かん[棺]** 木・8画 全12画 棺棺棺棺 死人を納めるはこ。かんおけ。ひつぎ。 カン 棺桶試 出棺心,石棺鷲 納棺2015 棺ひっぎ **かん[款]** 款款款款 ●法令などの箇条書じょぅき。また決算書などで、部と項とらのあいだの区分の名。「第一―」②字を刻みける。とくに、書画におすはんこ。③まごころ。よしみ。「―を通ずる」 カン ①款項目もく借款怨,定款蚣 約款②落款款待交款 **かん[閑]** 門・4画 全12画 閑閑閑閑 ●しずか。②何もしないでいる。ひま。「忙中ぶらり(=いそがしい中)―あり」③いいかげんにして、ほうっておく。なおざり。 カン ①閑散玆 閑静訟 森閑핬 ②閑職、安閑渋農閑期ぅん③閑却就く等閑贱 等閑なおざり 長閑のどか閑人段 **かん[寛](寬)** ・10画 全13画 寬寬寬寬 心がおおらかで、ひろいこと。狭きよう カン 寛闊寬厳짰 寛大營寛容城 寛くっろぐ寛ぃぁい寛ゅるやか **かん[監]** 皿・10画 全15画 監監監監 ●見張ってとりしまる。とりしまる人。②ろうや。 カン ①監禁甃 監査役挖監視監督谂 舎監毖 総監 ②監獄 監房監 監物蚘 将監乾燥;(昔の官位) **かん[緩]** 糸・9画 全15画 緩緩緩緩 ゆるい。ゆっくりしている。ゆるめる。急・緊ん カン 緩急緩衝いい”緩慢緩和ヅ弛緩ん ゆるい・ゆるやか 緩ゅるい坂/緩ゅるやかな流れ ゆるむ・ゆるめる 気が緩む/スピードを緩ゅるめる **かん[憾]** 忄・13画 全16画 憾憾憾憾 残念に思う。うらむ。 カン 遺憾 憾うらみ **かん[還]** ○・13画 全16画 還還還還 もとにかえる。もどす。 カン 還元 還暦甃 帰還生還怂 返還众 還ぇす還かえる 還俗説 ・かん <274> かん[環]王・13画 全17画 環環環環 ①まるい輪の形。「カーテンにーをつける」②ぐるりとまわる。まわりをとり囲む。 カン 環境訟環礁”環状砂”金環食なん②環視環流クタ循環ㄦ 苧環まき 花環〝指環 **かん[艦]** 舟・15画 全21画 艦艦艦艦 戦争に用いる船。軍艦怒。「―にもどる」 カン 艦船 艦隊Ṁ 戦艦 潜水艦燃すい **かん[鑑]** 金・15画 全23画 3鑑鑑鑑鑑 ●てほん。かがみ。②みわける。みきわめる。 カン ②印鑑殼 殷鑑蚣 亀鑑㌧図鑑が年鑑炊 ②鑑識鑑賞い鑑定 鑑かんがみる 鑑真談(人名)手習鑑 **かん[侃]** イ・6画 侃侃侃侃 強く正しい。 カン 侃々諤々侃直致 **かん[栞]** 木・6画 全10画 栞栞栞栞 ◎山を歩くときに、枝を折ったり木に傷をつけたりして道しるべとしたもの。枝折り。②てびき。案内。葉木 しおり旅の栞しま **かん[莞]** +7画 全10画 莞莞莞莞 ●植物のイグサ。②にっこりとほほえむようす。 カン ②莞爾け、 **かん【刊/缶/官/巻/勘/貫/寒/棺/款/間/閑/感/漢/管/歓/簡/観】** [图]↓漢字項目を見よ。 **かん【甲】** →「こう」 **かん【×燗】** [图]日本酒をとっくりなどに入れて温めること。また、その温めぐあい。「―をつける」「熱ぁっ―」 **かん【×癇】** [图]興奮したり、いらいらしたり、おこったりしやすい性質。「―が高ぶる」類積しゃく 癇に障ざぁる いやなことにふれられたりして神経がいらいらする。「もの言いが―」類癪に障る **がん[丸]** ・2画 全3画 丸丸 まるい。まるめたもの。たま。類円~ ガン 丸薬 一丸戏 弹丸競砲丸 まる 丸暗記慧き丸太妹。牛若丸しゃか氷川丸瑟日の丸まる まるい・まるめる 丸まるく納める/背中を丸まるめる **がん[岸]** 山・5画 全8画 岸岸岸岸 陸と水とのさかいめ。水ぎわの切りたったがけ。 ガン 岸壁沿岸愁 海岸쌌 対岸愁 彼岸 きし 岸伝しい岸辺~川岸向こう岸ぎし *河岸かし **がん[岩]** 山・5画 岩岩岩岩 大きな石。いわお。 ガン いわ岩登り岩場岩屋岩魚岩塩 岩石 岩盤駁火成岩縫、巨岩により **がん [眼]** 目・6画 全11画 眼眼眼眼 ①ものを見る器官。目。②見分ける力。判断力。③たいせつなところ。要点。④あな。 ガン・ゲン 眼球試,眼光談 開眼愁一恋 肉眼漿複眼發②眼識眼力 観察眼唸っ慧眼主眼④銃眼腦,眼目 まなこ 血眼もなこで探す どんぐり眼まきたと寝ぼけ眼またこ 眼医者じゃ*眼鏡 眼を付ける 相手の顔をじっとにらむ。俗くな言い方。 **がん[顔]** 頁・9画 全18画 顔顔顔顔 ①かおつき。かお。②いろどり。 ガン ①顔色ば、顔面얐 温顔戏 汗顏戣 厚顔酔顔핬 洗顔贶 童顔②顔料がら かお顔負け得意顔漿、似顔絵が寝顔*笑顔がお **がん[願]** 頁・10画 全19画 願願願願 望みがかなうようにたのむ。とくに、神仏に願うこと。「―をかける」 ガン 願書式 願望覽 祈願梵志願~ 請願然 大願愁 念願戏 悲願〞満願얬 ねがう 平和を願ぉぉう願ぉぉい事 退職願懿 **がん[頑]** 頁4画 全13画 頑頑頑頑 ●道理にくらく、にぶい。融通がきかない。片意地饶。「―としてゆずらない」②じょうぶで強い。 ガン ①頑固饒頑迷營 頑冥營②頑強髭”頑健燃頑丈 頑かたくな **がん[含]** 口・4画 全7画 含含含含 内に包みこんでいる。ふくむ。 ガン 含嗽説含蓄燹含味碱含有號包含悲 ふくむ・ふくめる水を含む含み笑い/言い含める かん かがみ <275> **かんがい** **がん[巌](巖)** 巖 巖 巖 巌 ①いわ。いわお。 ②けわしい。▼多く、「岩」に書きかえる。 カン 巌窟[がんくつ] 巌石[がんせき] 巌壁[がんぺき] ②厳阻[げんそ] いわお 千引[ちび]きの厳[いわお] **がん[元]** ↓「げん」 **がん【眼/願】** 图→漢字項目を見よ。 **がん【×雁】** 图カモ科の水鳥。わたり鳥で、日本には秋に来て、春、北へ去る。かり。かりがね。 **がん【雁】** 图一九一一年。森鷗外[もりおうがい]の長編小説。医学生岡田[おかだ]と、彼がいつも散歩する無縁坂[むえんざか]に囲われためかけ、お玉との交情をえがく。岡田に思慕[しぼ]をよせたお玉は自我に目覚めるが、それは、ささいな偶然だからとざされてしまう。 **がん【×癌】** 图皮ふや粘膜[ねんまく]・腺[せん]などにできる悪性の腫瘍[しゅよう]。▽組織などを運営するうえで、大きな障害になっているものをたとえてもいう。「合理化の―」 ガン 图造語[ぞうご]にゅう。小銃。また、小銃の形にしたもの。「マシンー」「スプレーー」| gun **かんあけ【寒明け】** 图大寒[たいかん]の時期が終わって、立春になること。二月四、五日ごろ。↔寒入[かんい]り **かんあみ【観阿弥】** 角一三三三—一八四年。室町時代の能役者・能作者。名は清次[きよつぐ]。通称[つうしょう]、観世三郎[かんぜさぶろう]。観世流をおこし、子の世阿弥[ぜあみ]とともに能の基礎を確立した。代表作「卒都婆小町[そとばこまち]」。 **かんおう【観桜】** 图サクラの花を見て楽しむこと。 **かんおけ【棺桶】** 图死者を入れるための箱。「―に片足を入れる(死期が近い)」圏ひつぎ **かんあん【勘案】** 图[―ス]あれこれ考えあわせること。「事情を―する」 **かんい【官位】** 图①官職と位階。「―の剝奪[はくだつ]」 ②官職の等級。 **かんい【簡易】** 形動簡単でたやすいようす。手軽なようす。「―住宅」「―書留」「―軽便[けいべん](=手軽で便利なこと)」類 簡略・簡潔 「つかいわけ」→「簡単」を見よ。 **かんいさいばんしょ【簡易裁判所】** 图最下級の裁判所。軽い犯罪をとりあつかう。 **かんいじゅうにかい【冠位十二階】** 图六〇三年、聖徳太子[しょうとくたいし]が定めた役人の地位。徳・仁・礼・信・義・智[ち]の六つを、さらに大小で分けて一二階とする。個人の功績や能力に応じてあたえられた。 **かんいっぱつ【間一髪】** 图事態がさしせまっていること。「―のところを助かる」関危機一髪[ききいっぱつ] ▽髪[かみ]の毛一本ほどのわずかなすきましかないという意味。 **かんいほけん【簡易保険】** 囷「簡易生命保険」の略。民営化以前の郵便局があつかった、手続きの簡単な国営の生命保険。 **かんいん【×姦淫】** 图函男女の不道徳な関係。古い言い方。「―するなかれ」類不倫 **かんえいこうじょう【官営工場】** 图明治初期に建てられた政府の直営工場。民間企業[きぎょう]を近代化するための模範として設立された。 **かんえん【肝炎】** 图肝臓の炎症性疾患[しっかん]をまとめた呼び方。急性と慢性とがあり、食欲不振・倦怠[けんたい]感とともに、多く黄疸[おうだん]があらわれる。ウイルス感染やアルコール・薬物などによる。 **がんえん【岩塩】** 图岩石のあいだからとれる塩の結晶[けっしょう]。工業原料や食塩の原料にする。山塩[やまじお]。 **かんか【感化】** 图 「他人の影響で、性質や行動などがしぜんに変わること。「先生の―を受ける」 > つかいわけ 教化・感化 > 「教化」は、相手にはたらきかけて教え、よい方向へ向かわせること。「善男善女[ぜんなんぜんにょ]を教化した」。「感化」は、無意識に影響をうけて変わることで、善悪どちらの方向にも使う。「友人の感化でタバコをおぼえる」。 **かんか【管下】** 图役所などの権限がおよぶ範囲[はんい]。「警視庁―」圏管轄下[かんかつか] **かんが【閑雅】** 形動①しとやかで奥ゆかしいようす。落ち着いて上品なようす。「―な舞まい」 ②静かでおもむきがあるようす。「―な景色[けしき]」 **がんか【眼下】** 图目の下。高いところから見わたせる辺り一帯。「―に見おろす」 **がんか【眼科】** 图目の病気をあつかう医学の一分科。目医者。 **がんか【眼窩】** 图眼球のはいっている頭骨のくぼみ。▷図「こっかく」 **かんかい【官界】** 图役人の世界。官吏[かんり]の社会。「―の波にもまれる」「――で出世[しゅっせ]を果たす」 **かんかい【感懐】** 图心に深く感じ、ある思いをもつこと。「―を胸にいだく」 **かんがい【干害・×旱害】** 图ひでり続きのために、農作物がかれたりする被害[ひがい]。「から梅雨[つゆ]で―が心配だ」 **かんがい【寒害】** 图春さきまで長びく寒さのために農作物が受ける被害が」。「遅霜[おそじも]で―にあう」▽「冷害」は、夏に日射量が少なかったり、気温が低かったりしたために起こる農作物の被害。 **かんがい【感慨】** 图しみじみと心に深く感じること。「ひとしおーが深い」「無量」類感動 **かんがい【×灌漑】** 图「水を人工的にひき入れて、田畑をうるおすこと。「―用水」 **かんおん【漢音】** 国語日本漢字音の一つ。中国の唐代、長安(現在の西安)地方でおこなわれていた音。平安時代の初めごろ遣隋[けんずい]使・遣唐使などによって日本に伝わった。漢字音の中ではもっとも一般的で、「行」を「コウ」、「静」を「セイ」と読むなど。▽漢字音はほかに、「行」を「ギョウ」と読む呉[ご]と音、「アン」と読む唐音がある。これは中国の地域・年代によって、同じ漢字でも発音がちがうため。 **かんか【看過】** 图下山見すごしてはいけないことを見すごすこと。「このあやまちは―できない」 <276> **がんかい【眼界】** 图目に見える範囲[はんい]。「―が広がる」「―にはいる」圏視野・視界 **かんがいのうぎょう【×灌漑農業】** 图田畑に人工的に水を入れて、作物の収穫量を増加させたり、安定させたりする農業。ため池・井戸・ダム・スプリンクラーなども利用される。 **かんがいむりょう【感慨無量】** 四圏はかりしれないほど深く身にしみて胸がいっぱいになること。感無量。「―の面持[おもも]ち」「―でことばも出ない」 **かんがえ【考え】** 图考えること。思考。心の中の思い。「―をまとめる」「―があまい」邇見解・所見 **かんがえこむ【考え込む】** 国問題点についてじっと深く考える。あれこれ考えてなやむ。 **かんがえつく【考え付く】** 国新しい考えが頭にうかぶ。おもいつく。 **かんがえもの【考え物】** 图悪い結果になりそうなので、じゅうぶんに考えたほうがいいこと。「その話はちょっとーだ」 **かんがえる【考える】** 下二つ以上のことを頭の中で比較して、正しいか正しくないか、よいか悪いかなどと頭をはたらかせる。「人生を―」 > つかいわけ「思う」を見よ。 > 考える葦[あし] 「人間は考える葦である」に同じ。→「にんげん」 **かんかく【間隔】** 图ものとものとのあいだ。また、時間と時間とのへだたり。「柱を二メートルーで立てる」「五分ーでスタートする」 **かんかく【感覚】** 图◎目・耳・鼻・舌・皮ふなどのはたらきを通して受ける感じ。「―がまひする」 ②ものごとのこまやかな感じをとらえる心のはたらき。「現代―にマッチした作品」 **かんがく【官学】** 图国の財政によって運営される学校。国立の学校。↔私学 **かんがく【漢学】** 图漢文や昔の中国の古典についての学問。儒学など。「―の素養がある」←国学。↔洋学 **かんがく【勧学】** 医学問をすすめること。また、学問の道にはげむこと。 最高の位。 ②浄土宗や真宗本願寺派で、学僧[がくそう]に授きずける **かんがくいん【勧学院】** 图八二一年、藤原冬嗣[ふゆつぐ]らが一門の子弟のためにつくった教育機関。 **かんかけ【願掛け】** 图願いがかなうように、神仏にちかいを立てること。「茶断[ちゃだ]ちして―をする」圏願立[がんだ]て **かんかじ【簡化字】** 图「簡体字」に同じ。 **かんかつ【管轄】** 图」役所などがその権限によって、きまった範囲内のことを管理すること。また、その管理がおよぶ範囲。「―区域」「―外」圈所轄[しょかつ] **かんがっき【管楽器】** 图くだに息をふきこんで音を出す楽器。木管と金管がある。笛・フルート・トランペットなど。圏吹奏楽器 ▽ほかに、弦楽器・打楽器。 **かんがみる【《鑑みる】** 圧□てほんや先例などと比べて考えてみる。「歴史に―」 **カンガルー** 图カンガルー科の哺乳[ほにゅう]動物。草食で、あと足と尾が長く発達し、跳躍力が強い。めすは、子を腹部のふくろに入れて育てる。オーストラリアなどにすむ。「 kangaroo **かんか(干戈)を交える** たたかう。戦争をする。▽「干[かん]」はたて、「戈[か]」はほこ。 **かんかん** 图髪[かみ]の毛。▽幼児語。 **かんかん** 副①金属などをたたいたときに出る音。「鐘[かね]を―鳴らす」 ②日光が強く照りつけるようす。「日が―と照る」 ③火が盛[さか]んにおこるようす。「炭火を―におこす」 ④ひどく、おこるようす。「先生を―にさせる」 **かんがん【×宦官】** 图昔中国で、去勢(=生殖器をとること)されて皇帝や貴族などに仕えた男性。 **がんがん** 画「①〈副〉金属などをたたいたときに、出る大きな音。 ②〈副〉激しい勢いでするようす。「ストーブを―たく」 ①〈副・スル〉頭がひどく痛むようす。「頭が―する」 **かんかんがくがく【×侃侃諤諤】** 回復正しいと思う意見を遠慮なく、どしどし言うこと。「―の議論をたたかわす」圏甲論乙駁[こうろんおつばく] ▽もと、君主に向かって臣下が考えを曲げずに述べること。勝手で「な意見を言いあってやかましいようすという意味では「喧々囂々[けんけんごうごう]」を使う。 **かんがん(汗顔)の至[いた]り** ど、はずかしく思うこと。「そんなにほめていただいてはーです」 顔に冷や汗が出るほど、 **かんき【勘気】** 图君主や父親など、目上の人からとがめを受けること。「―にふれる」「―をこうむる」 **かんき【乾季・乾期】** 图一年のうちで雨の少ない季節。とくに熱帯地方で、雨の少ない季節のこと。↔雨季・雨期 **かんき【寒気】** 图さむさ。冷たい空気。「―がゆるむ」▽「さむけ」と読めば別の語。 **かんき【換気】** 图室内や車内のよごれた空気をきれいな空気と入れかえること。「教室の―に気をつける」「―扇を回す」 **かんき【喚起】** 图函よびおこすこと。注意や行動をうながすこと。「注意を―する」 **かんき【歓喜】** 图―と非常に喜ぶこと。大きな喜び。「―のなみだにむせぶ」圏欣喜[きんき]↔悲哀[ひあい] **がんぎ【×雁木】** 图①雪よけのためにひさしを長くはり出して、その下を通路としたもの。 ②船着き場にある、階段状の桟橋[さんばし]。▽ガンがジグザグに列をなして飛ぶ形に似ていることから。 **かんきだん【寒気団】** 图広い範囲をおおう、冷たい空気のかたまり。「シベリアー」▽発生した場所よりも暖かい地方に移動したもの。 **かんきつるい【×柑橘類】** 图ミカン科ミカン類の植物をまとめた呼び方。ミカンやレモンなど。 **かんきゃく【閑却】** 图四重大なことをいいかげんに考えて、ほうっておくこと。圏等閑[とうかん]・なおざり **かんきゃく【観客】** 图演劇・映画・スポーツなどの見物人。観衆。「―動員数」 **かんきゅう【感泣】** 图「感激して泣きだすこと。「友人の温情に―する」類感涙[かんるい] <277> **かんきゅう【緩急】** 图①おそいことと、はやいこと。また、ゆるいことと厳しいこと。「―自在のピッチング」「ーよろしきをえる」 ②まさかのとき。急な、さしせまった状態。「いったんーあればかけつける」類危急・火急 **がんきゅう【眼球】** 图めだま。 **かんぎゅうじゅうとう【汗牛充棟】** 四漢もっている本の数が非常に多いこと。▽車に積んでひかせるとウシがあせをかくほど重く、家の中に積むと屋根の棟[むね]の高さに届くほどの量があるという意味から。 **かんきょ【閑居】** 图乏世間[せけん]だときりはなされた静かな住まい。また、そこで落ち着いた心で暮らすこと。「―を楽しむ」 ②する仕事もなく、ひまな生活。「小人[しょうじん]―して不善をなす」 **かんきょう【感興】** 图興味を感じて、おもしろいと思うこと。おもしろみ。「―がわく」「―をそそる」 **かんきょう【環境】** 图生物をとり巻き、絶えず影響[えいきょう]をおよぼす外界のようす。「―が変わる」「―保全」「―アセスメント」 **かんぎょう【官業】** 国政府が経営・管理する事業。「郵政や林野など。↔民業 **かんぎょう【勧業】** 图政府が、産業を向上発展させるために力を入れて奨励[しょうれい]しにすること。 **がんきょう【頑強】** 形動がんこでくじけず、強いようす。ねばり強いようす。「―に拒否する」 **かんきょうアセスメント【環境アセスメント】** 图公害を未然に防ぐために、開発が自然環境にもたらす影響[えいきょう]ぶりを事前に予測・評価すること。 **かんきょうしょう【環境省】** 图国の行政機関の一つ。自然環境の保全、公害防止、廃棄物対策などを扱う役所。長は環境大臣。 **かんきょうちょう【環境庁】** 图旧行政機関。総理府の外局として、一九七一年、公害対策行政の一本化のために設置され、二〇〇一年、省となった。 **かんきん【換金】** 图[―ス]ものを売ってかねにかえること。「株のー」「―作物(穀物以外に、現金収入の目的でつくるくだもの・野菜・花など)」 **かんきん【監禁】** 图「とある場所にむりやりとじこめて、自由に行動できないようにすること。「―罪」 **かんきん【×桿菌】** 图細長い棒状の細菌。結核[けっか]菌・大腸菌・乳酸菌など。▽「桿[かん]」は、棒のこと。 **がんきん【元金】** 图●預金したり、貸し借りしたときの、もとの金額。圏元本[がんぽん] ↔利子・利息 ②資本金。もとで。▼「もときん」とも。 **かんぎんしゅう【閑吟集】** 一五一八年。編者未詳[みしょう]。小歌[こうた]となど三一一首を集めた歌謡集。 **かんく【×艱苦】** 图くるしみ。苦労。「―にたえる」「―をなめる」類艱難辛苦[かんなんしんく] **がんぐ【×玩具】** 图おもちゃ。「―工場」 **がんくつ【岩×窟・×巌窟】** 图岩場にできたほら穴。いわあな。いわや。 **がんくび【×雁首】** 图人の首や頭。俗な言い方。「―をそろえる」▽キセルのさきの、タバコをつめる部分。→図「キセル」 **かんぐる【勘繰る】** 国あれこれと気を回して悪いほうに考える。邪推する。 **かんぐん【官軍】** 图朝廷[ちょうてい]。や政府側の軍。「D勝てば―、負ければ賊軍[ぞくぐん]」→賊軍 **かんけい【関係】** 图「凹◎二つあるいはそれ以上のものに結びつくかかわりあい。「―が深い」「利害―」「因果―」「事件に―する」 ②他からの影響[も]いう。「仕事の―で外食が多い」「予算の―で計画を見送る」 ③[「〜関係」の形で]…の方面。とくに、…の方面の職業や担当。「医学―の本」「建築―の会社」圏方面・分野 > つかいわけ→「関連」を見よ。 **かんけい【×奸計・×姦計】** 图よくない計画。わるだくみ。「―をめぐらす」 **かんげい【歓迎】** 图「忍喜んでむかえること。「―会を開く」⇔歓待[かんたい]・歓送[かんそう] **かんげいこ【寒稽古】** 图心やからだをきたえるために、寒[かん]の期間に武芸の練習をおこなうこと。「剣道説の―」 **かんけいづける【関係付ける】** 下二つ以上のものに関係をもたせて結びつける。関係させる。 **かんけいどうぶつ【環形動物】** 图からだが細長く、たくさんの輪の形をした節[ふし]でからできている動物。ミミズ・ゴカイ・ヒルなど。 **かんげき【感激】** 图「ものごとに対して、すばらしいと感じ、心が激しく動かされること。 **かんげき【観劇】** 图囮芝居[しばい]『や演劇を見ること。芝居見物。 **かんげき【間×隙】** 图①ものとものとのあいだの、すきま。すき。「―をつく」類空隙[くうげき] ②仲たがいすること。不和。「―が生じる」 **間隙を縫う** すきまを見つけてうまくすりぬける。また、人の気づかないことをする。 **かんけつ【完結】** 图「ずっと続いていたものが終わって形がつくこと。「人気ドラマがーした」 > つかいわけ→「終結」を見よ。 **かんけつ【間欠・間×歇】** 图一定の時間ごとに起こったり、やんだりすること。「―ワイパー」「―泉」 **かんけつ【簡潔】** 形動ことばにむだがなく、要領よくまとまっているようす。「―な表現」「―に言う」「―明瞭[めいりょう]」邇 簡略・簡易 > つかいわけ→「簡単」を見よ。 **かんげつ【寒月】** 图冬の夜空に白くさえわたって見える月。 **かんけつせん【間欠泉・間×歇泉】** 图周期的に熱湯や水蒸気をふきだす温泉。 **かんけん【官憲】** 图役所や官庁。また、役人。とくに、警察官や検察官。「―の手にゆだねる」 **かんけん【管見】** 图自分の意見や知識を、せまくてつまらないものだと、へりくだった言い方。「―を述べさせていただきます」「―によれば」類卑見・私見 ▽管[くだ]をのぞいて見るようにせまい範囲[はんい]しか知らないという意味。 <278> **かんげん【甘言】** 图相手が気に入るようなうまいことば。「―に乗るな」「―を弄[ろう]する」↔苦言 **かんげん【換言】** 图「言いかたをかえること。いいかえ。「―すれば」 **かんげん【管弦・管×紋】** 图管楽器と弦楽器。「―楽団」爛糸竹[しちく] ②音楽を演奏すること。とくに、雅楽[ががく]の演奏。「詩歌、―の遊び」 **かんげん【還元】** 图「匹もとにかえすこと。もとにかえること。「円高差益を消費者に―する」 ②酸化物から酸素がとれる化学変化。たとえば、酸化銅を水素の気流中で加熱すると銅に変わり、とれた酸素は水素と反応して水になる。↔酸化 **かんげん【×諫言】** 图「忍目上の人に失敗やよくない点を改めるように注意すること。また、そのことば。「主君に―する」願いさめ・忠告 **がんけん【頑健】** 形動からだが非常にじょうぶなこと。「―なからだ」↔強健 **かんげんがく【管弦楽】** 图管楽器・弦楽器・打楽器などで合奏する音楽。オーケストラ。「―団」 **かんこ【歓呼】** 图「心喜びの声を大きく上げること。また、大きな喜びの声。「―の声」團歓声 **かんご【看護】** 图「病人やけが人を手当てしたり、世話したりすること。「母の―に明けくれる」「一人」願看病 > 「つかいわけ」「介抱[かいほう]」を見よ。 **かんご【漢語】** 图日本語のうち、漢字の「音読み」で読むことば。「書」「国語」「平和」「人間」など。⇔和語・外来語 **がんこ【頑固】** 彩動」他人の言うことなどかえりみないで、自分の考えや生活習慣などをおし通すようす。「―な老人」「一―一徹[いってつ]の生涯を送る」類頑迷 ▽なかなか治らないものをたとえてもいう。「な皮ふ病」 > つかいわけ 頑固・強情・かたくな > 「頑固」は、自分の信念などをかたく守ろうとする気持ち。必ずしも悪い意味ばかりではない。「昔風のやりかたを頑固に守る職人」。「強情」は、外からの力に抵抗する感情の強いこと。よくないという意味がふくまれる。「強情を張ってゆずらない」。「かたくな」は、心がひねくれていて外からのはたらきかけをうけつけないようす。「かたくなに心を閉ざす」。 **かんこう【刊行】** 图函本などを印刷して出版すること。発行。「定期一物」 **かんこう【完工】** 圏と工事が終わること。工事を終えること。類竣工[しゅんこう] ↔起工[きこう] **かんこう【勘校】** 图「いろいろと比べあわせて考えたり、異同や誤りを調べたりすること。また、書物を校訂[こうてい]にすること。校勘。「写本を―する」 **かんこう【敢行】** 图困難や障害をおしきって、あえておこなうこと。断行。「突撃[とつげき]を―する」類強行・決行 **かんこう【感光】** 图「スフィルムや印画紙が光に当たって変化すること。「―紙」「―剤[ざい]」 **かんこう【慣行】** 图その社会の習わしとして、いつもおこなわれること。また、昔からおこなわれていることがら。「―に従う」圏慣例 **かんこう【観光】** 图函よその土地の景色[けしき]とや名所などを見物して回ること。「一客」「一旅行」 **がんこう【眼孔】** 图⊕眼球のはいっているくぼみ。 ②ものごとを見分ける力。見識。「―の広さ」 **がんこう【眼光】** 图目の光。また、ものを見ぬく力。「―がするどい」「―炯々[けいけい]」 **眼光紙背[がんこうしはい]に徹[てっ]する** 目の光が紙の裏に書いてある字までとおって読む。書いてあることの深い意味をするどく読みとる。 **がんこう【雁行】** 图スと空を飛ぶガンの行列。また、ガンの群れのようにななめに並んで進むこと。 **がんこうけいけい【眼光炯炯】** 回湊目がするどく光りかがやくしようす。「として人を圧する」▽「炯々」は、するどいこと。 **かんこうし【感光紙】** 图印画紙・複写紙など、写真を焼きつける紙。 **かんこうちょう【官公庁】** 图国や地方公共団体などの、おおやけの仕事をする役所。▽官庁(=国の役所)と公庁(=公共団体の役所)を合わせた呼び方。 **かんこうへん【肝硬変】** 图「肝硬変症[しょう]」の略。肝臓が硬化する病気。食欲不振・嘔吐・下痢・吐血などの症状を起こす。 **かんごうぼうえき【勘合貿易】** 图室町時代の明日[にちみん]貿易。正式の貿易船であることを示すために、勘合符[かんごうふ]という合札[あいふだ]心を使った。 **かんころり【官公吏】** 图国や地方公共団体などの、おおやけの仕事をする役所の職員。公務員。▽官吏(=国家公務員の古い呼び方)と公吏(=地方公務員の古い呼び方)を合わせた呼び方。 **かんこうれい【×箝口令・×鉗口令】** 图特定のことについて他人に口をきくことを禁止する命令。くちどめ。「かたく―をしく」▽古くは、「けんこうれい」と読む。また、「緘口令」とも書く。 **かんごえ【寒肥】** 图冬のあいだに作物や庭木などにあたえる肥料。寒ごやし。 **かんこく【勧告】** 图乏正式に、こうしたらどうかと強くすすめること。「退職を―する」 **かんこく【韓国】** 圍圈「大韓民国[だいかんみんこく]」の略。 **かんごく【監獄】** 图刑務所と拘置所。古い言い方。 **かんこくかん【×函谷関】** 图中国河南[かなん]省北西部にあった関所[せきしょ]。交通の要地。▽秦[しん]」をのがれた孟嘗君[もうしょうくん]が、夜中に従者にニワトリの鳴きまねをさせ、朝であるとだまして関を開かせ、通過した故事(=鶏鳴狗盜[けいめいくとう])は有名。 **かんこくへいごう【×韓国併合】** 图一九一〇年、日韓併合条約を結び、日本が韓国を領土の一部としたこと。ソウルに朝鮮総督府[そうとくふ]を置いて一九四五年の敗戦まで支配した。 **かんごし【看護師】** 图医師を助け、病人の世話をする職業の人。 <279> **かんこつだったい【換骨奪胎】** 四漢他人のつくった詩や小説、あるいは劇などの発想をまね、形式や語句、あるいは時代とか状況を変えて、新しいかのようにして自分の作品とすること。▽「換骨脱胎」は誤り。 **かんこどり【閑古鳥】** 图「郭公[かっこう]」のこと。 **閑古鳥が鳴く** 客が来なくて、商売がはやらないようす。 **かんごふ【看護婦】** 图女性の「看護師」の旧称。 **かんごり【寒×垢離】** 图寒中に冷水を浴びて心身を清め、神仏に祈願すること。 **かんこんそうさい【冠婚葬祭】** 回漢慶弔[けいちょう]の儀式[ぎしき]をまとめた呼び方。成人式・結婚忌式・葬式・法事という、人生で重要な儀式。▽「冠」は昔、成人を祝ってはじめてかんむりをかぶった元服[げんぷく]のこと、「祭」は祖先をまつること。 **かんさ日【監査】** 図「監督[かんとく]し、調べること。を調べること。「会計――役」 **■【鑑査】** 图と美術品などの価値をきめること。「応募作品を―する」「無―」類目利き・鑑定 **かんさい【完済】** 图借りたかねなどを、すべて返しおわること。「ローンを―する」 **かんさい【漢才】** 困漢詩や漢文を深く学んでたしなむ素養。からざえ。「和魂[わこん]ー」 **かんさい【関西】** 图大阪[おおさか]・京都・神戸・奈良などを中心とした地方。「一弁」 **かんさいいん【監査委員】** 图地方公共団体の財務や経営事業をとり調べる機関。 **かんさく【間作】** 图函農作物のうねとうねのあいだに他の作物をつくること。また、その作物。 ②おもな作物の収穫後、あいている期間を利用して他の作物をつくること。また、その作物。 **がんさく【×贋作】** 图 小説・絵画・工芸品などのにせもの。また、にせものをつくること。「―が出まわる」類偽造[ぎぞう] 真作[しんさく] **かんざけ【×燗酒】** 图ほどよくあたためた日本酒。☆冷や酒[ひやざけ] **かんざし【×簪】** 图女性が日本髪[にほんがみ]にかざりとしてさすもの。▽「かみさし(髪挿し)」の変化した形。 **かんさつ□【監察】** 图と視察して監督[かんさつ]ジすること。「行政―」「郵政—官」 **かんさつ【観察】** 图忍ものごとを客観的な立場で、注意してくわしく見ること。「―記録」「保護―」 **かんさつ【鑑札】** 图ある種の商売やおこないを認めたしるしに、役所などが発行する許可証。「犬の―」 **がんさつ【×贋札】** 图ほんものをまねてつくった紙幣。にせさつ。偽造紙幣。 **かんさつがん【観察眼】** 图ものごとを正確に見きわめる能力。「するどい―をもつ」 **かんざまし【×燗冷まし】** 图いちど燗をした酒が冷えたもの。 **かんざらし【寒×晒し】** 图食品や布などを、寒中に乾燥[かんそう]させたもの。 ②「寒晒し粉」の略。寒気にさらしたもち米の粉を菓子[かし]の材料。白玉粉[しらたまこ]。 **かんさん【甘酸】** 图楽しみと苦しみ。「人生の―をなめる」▽あまいことと、すっぱいことという意味から。 **かんさん【閑散】** 形遡りひっそりと静かで、人が少ないようす。「―な店」 ②用事がなくて、ひまなようす。「―な身」 **かんさん【換算】** 图スとある単位の数量を、別の単位に計算しなおすこと。かんざん。「ドルを円に―する」 **かんし【干支】** 图↓「えと」 **かんし【冠詞】** 図法英語・ドイツ語・フランス語などの品詞の一つ。名詞の前に置いて単数か複数か、男性名詞か女性名詞かなどの区別をあらわす。たとえば英語にはa, an(不定冠詞)と the(定冠詞)がある。日本語にはない。 **かんし【漢詩】** 漢文中国の古典的な詩。唐代以前からの古体詩(不定型詩)と、唐代以降に整った近体詩(定型詩)に分けられる。近体詩には四句からなる「絶句[ぜっく]」と八句からなる「律詩[りっし]」がある。それぞれ、一句が五字のものと七字のものがあり、五言絶句・七言絶句、五言律詩・七言律詩と呼ばれる。日本では、とくに唐代の詩(唐詩)が愛好された。詩人では、李白[りはく]・杜甫[とほ]・白居易[はくきょい]らが有名。 > ●漢詩の種類 > 漢詩 古詩[こし](古体詩) 四言古詩[しごんこし] 五言古詩[ごごんこし] 七言古詩[しちごんこし] 雑言[ざつごん] 楽府[がふ] 近体詩[きんたいし](今体詩[きんたいし]) 絶句[ぜっく] 五言絶句[ごごんぜっく] 七言絶句[しちごんぜっく] 律詩[りっし] 五言律詩[ごごんりっし] 七言律詩[しちごんりっし] 排律[はいりつ] 五言排律[ごごんはいりつ] 七言排律[しちごんはいりつ] **かんし、風[ふう]** 異状や違えたらせる **目【環視】** 图函まわりをぐるりととりまいて見ていること。「衆人―の中」 **目【看視】** 图山まちがいのないように注意して見まもること。「計器の―」 **かんし【×諫止】** 图「ご忠告して、思いとどまらせること。 **かんし【×諫死】** 图下忍相手の非を改めさせるために死ぬこと。また、死ぬ覚悟で忠告すること。▽「諫」は、目下の者が目上の人をいさめること。 **かんじ【完治】** 图」→「かんち」 <280> **かんじ【漢字】** 图紀元前一五〇〇年以前に中国でつくられた表意文字。はじめは、占[うらな]いの結果をカメのこうらやウシの骨に刻みつけた甲骨文字[こうこつもじ]だったが、しだいに形が整い、篆書[てんしょ]・隷書[れいしょ]・楷書[かいしょ]・行書[ぎょうしょ]・草書[そうしょ]などの書体ができた。日本語は元来文字をもたなかったが、中国から渡来した漢字を万葉仮名[まんようがな]として使い、ことばを書きあらわせるようになった。それをもとに平安時代の初めに平仮名や片仮名ができた。日本でできた漢字(=国字)、「畑」「峠」「働」などもある。また、表意文字である漢字を組みあわせて熟語にすることにより、多くの日本語がつくられた。類 真名[まな] 漢字の伝来を示す例に、「江田船山古墳[えたふなやまこふん]出土大刀銘」(熊本県)や「稲荷山[いなりやま]古墳出土大刀銘」(埼玉県)の一一五文字などがある。 **かんじ【幹事】** 図①会や団体の中心となって事務を担当すること。また、担当する人。「―長」 ②宴会の世話役[せわやく]。まとめ役。「忘年会の―」 **かんじ【感じ】** 图①外からの刺激[しげき]に対する感覚。「皮ふの―がなくなる」 ②そのものから受ける印象やふんいき。「―のいい人」「つくりものでは―が出ない」 **かんじ【×莞爾】** 形動男性が満足げににっこりとほほえむようす。「―と笑う」▽女性の場合は「嫣然[えんぜん]」を使う。 **ガンジー** 人名「ガンディー」 **かんじいる【感じ入る】** 国すっかり感心する。深く感動する。「彼のことばにさすがだと―」 **がんじがらめ【×雁字搦め】** 图①ひもやなわなどで、ぐるぐる巻きにすること。 ②身動きがとれないこと。「義理と人情で―になる」 **かんしき【鑑識】** 图①ものの真偽や優劣などを見わけること。めきき。「―眼」類眼識 ②警察で、犯人を調べるために指紋[しもん]や血液などを科学的に調査すること。また、その係。「犯人の遺留品を―で調べる」園鑑定 **かんじき、標】** 图雪の中を歩くとき、足がもぐったりすべったりしないように、はきものの底につける道具。木の枝やつるなどで楕円形につくる。 **がんしき【眼識】** 图ものごとの真偽・優劣・美醜[びしゅう]などを見わける能力。目利き。「―のある人」「絵画の―を養う」類鑑識眼 **かんじき** ヒ河東 **ガンジスがわ【ガンジス川】** 图インド北東部を東に流れ、バングラデシュでベンガル湾に注ぐ川。河口付近には三角州[さんかくす]が広がり、米作が盛[さか]ん。ヒンドゥー教徒により、聖なる川としてあがめられる。 **がんじつ【元日】** 图国民の祝日の一つ。一月一日。一年の最初の日。圏元旦[がんたん] **かんじつげつ【閑日月】** 图⊕ひまな月日。とりたてて仕事や用事などがない日。「―を送る」 ②気持ちにゆとりのあること。 **かんしつぞう【乾漆像】** 图土または木の原型に、うるしとアサ布を交互にらに重ねてつくった像。 **かんしゃ【官舎】** 图国などの費用で建てた、公務員の住宅。公舎[こうしゃ] **かんしゃ【感謝】** 图「スとありがたいと感じること。また、感じて礼を述べること。「―の念をささげる」「―状」「―感激」 **かんじゃ【患者】** 图病気やけがをして、医者の治療[ちりょう]を受けている人。「入院―」圃病人 ▽医者や看護師の立場から病人を呼ぶことば。 **かんじゃ【間者】** 图「スパイ」の古い言い方。敵のようすを探る者。「敵陣に足に―を放つ」間諜[かんちょう] **かんしゃく【×癇癪】** 图神経がぴりぴりしていて、ささいなことでもすぐにおこりだすこと。また、むやみにおこりやすい性質。「―を起こす」「―持ち」 **かんじゃく【閑寂】** 形動さびしくひっそりと、もの静かなこと。「―のおもむきにひたる」 **かんしゃくだま【×癇癪玉】** 图火薬を紙に包んでつくった小さな玉。地面に投げつけると大きな音を立てて破裂する。 **癇癪玉を破裂させる** いかりをおさえきれず、大声でどなりつける。 **かんしゃくもち【×癇癪持ち】** 图ちょっとのことで、すぐおこる性質。また、その人。 **かんじやすい【感じ、易い】** 圏ちょっとしたことですぐに感じたり、傷ついたりしやすい。「―年ごろ」 **かんしゅ【看守】** 图刑務所で囚人[しゅうじん]の監視などをする職員。 **かんしゅ【看取】** 園「函見てほんとうのところを知ること。みてとること。「敵の作戦を―する」 **かんじゅ【甘受】** 图「ス」やむをえないものとして、文句を言わず、うけいれること。「非難を―する」 **かんじゅ【官需】** 图政府の需要。また、その物資。↔民需 **かんしゅう【慣習】** 图その社会の生活上のならわし。伝えられてきたしきたり。「―を破る」風習 > つかいわけ [V「習慣」を見よ。 **かんしゅう【監修】** 图「書物や映画などの編集を責任をもって監督[かんとく]すること。また、その人。「辞典の―者」 **かんしゅう【観衆】** 图スポーツやもよおしものなどの見物人。観客。「五万人の大―をわかせる」 **がんしゅう【含羞】** 圏はじらう気持ち。はにかみ。▽文章語。 **かんじゅせい【感受性】** 图外からの刺激[しげき]ををうけいれて、感動できる心のはたらき。「―の強い人」懶感性[かんせい] **かんしょ【寒暑】** 图さむさと、あつさ。「―の差が激しい」類寒暖 **かんしょ【甘蔗】** 图サトウキビ。▽「かんしゃ」の慣用読み。 **かんしょ【甘薯・甘藷】** 图サツマイモ。 **かんじょ【寛恕】** 图下忍心が広く思いやりがあること。また、広い心であやまちなどを許すこと。「―の念が起こる」「―を請う」 **がんしょ【願書】** 图許可を願って提出する書類。多くは、入学を希望する学校へ出すものをさす。 <281> **かんしょう【干渉】** 图下函⊕他人のことにたち入」り、自分の考えに従わせようとすること。よけいな口出しをすること。「外国の内政に―する」園介入り ②音波や光波などがぶつかりあったとき、たがいにその力を強めたり弱めたりする作用。 **かんしょう【完勝】** 图「忍試合などに、まったく危なげなく勝つこと。圏圧勝[あっしょう] ↔完敗 **かんしょう【冠省】** 图手紙で、時候のあいさつなどを省略するときに書くことば。改まった場合に使う。園前略。▽頭にのせる部分(=冠[かんむり])を省いたという意味。「草々」で結ぶ。 **かんしょう【感傷】** 图ものごとに感じて心を痛めること。すぐにさびしくなったり、悲しくなったりすること。センチメント。「―にひたる」「一旅行」「―主義」 **かんしょう【勧奨】** 園「よいこととして積極的にすすめること。ほめてひきたてること。「みかんの栽培[さいばい]を―する」園奨励[しょうれい], **かんしょう【緩衝】** 图対立するもののあいだにあって、それらの衝突[しょうとつ]や不和をやわらげること。また、やわらげるもの。「―地帯」 **かんしょう【環礁】** 图輪の形をしたさんご礁。太平洋やインド洋の熱帯海域に分布。 **かんしょう日【観賞】** 图「動植物や景色[けしき]などを、自然を見て楽しむこと。「熱帯魚を―する」「名月を―する」 **目【鑑賞】** 图芸術作品などを見聞きし、深く味わうこと。「レコードー」「詩を―する」 **名【観照】** 图「感情や主観をまじえないで、ものごとの本質を客観的に冷静に見つめること。「人生を―する態度」 **がんしょう【岩漿】** 图地熱でとけてどろどろになっている岩石。マグマ。▽流出したものが「溶岩[ようがん]」。 **がんしょう【岩礁】** 图海中にかくれている大きな岩。暗礁。「船がーに乗りあげる」 **がんじょう【頑丈】** 形動つくりががっちりしていて、じょうぶなようす。「―にできた身体」「―な建物」 **かんじょういにゅう【感情移入】** 图自分の感情や想像などを、作中人物や自然物といった対象に移しいれることによって、対象の表情などを自分のものとして感じとること。 **かんじょうずく【勘定。尽く】** 图まず損得だけを考えて行動すること。類計算ずく・そろばんずく **かんじょうせん【環状線】** 图都市などを輪のようにまるくとり巻いている線路や道路。たとえば、東京の山手線[やまのてせん]など。 **かんじょうだかい【勘定高い】** 圏損得ばかりを考えて行動するようす。「―商人」類打算的 **かんしょうてき【感傷的】** 形動わずかなことに対しても感じやすく、なみだもろいようす。センチメンタル。「―になる年ごろ」 **かんしょう【×癎性・×癎症】** 形動神経質で、おこりっぽかったり、ひどく潔癖[けっぺき]で、ちょっとしたことでも気にしたりするような性質。「あの子はーで困る」癇癖[かんぺき] **かんじょう【勘定】** 图①計算すること。「おつ」りを―する」「どんぶり―(=大ざっぱな計算)」▽「計算」は、広く数量を数え調べることに使うが、「勘定」は、金銭についていう。 ②代金をしはらうこと。また、その代金。「―をはらう」「お―をお願いします」「―書き」支払[しはら]い ③前もって考えに入れておくこと。「多少の落ちこぼれは―にはいっている」「―高い」 **かんじょう【感状】** 图いくさなどであげたてがらや功績をほめて、上官があたえる賞状。「―をたまわる」 **かんじょう【感情】** 图ものごとにふれて起きる、気持ちのゆれうごき。喜怒哀楽[きどあいらく]などを感じる心のはたらき。「―を害する(=不愉快[ふゆかい]になる)」「―をおもてに出す」「国民―」圏情感・心情 ↔理性 **かんじょう【環状】** 图まるく輪のようになっている形。「一道路」 **がんしょう【岩束】** 国地中にたいらに板状に広がっている岩。 **かんじょうてき【感情的】** 形動⊕感情のほうをより重んじるようす。「―には反対したい」 ②感情の動きがさきに立つようす。「すぐ―になる」 ↔理性的 ▽悪い意味で用いることが多い。 **かんじょうぶぎょう【勘定奉行】** 图①室町[むろまち]時[じだい]とも。代、各大名[だいみょう]家に置かれた職。領内の年貢[ねんぐ]の出納[すいとう]などを管理した。 ②江戸幕府の職。寺社奉行、町奉行とともに三奉行の一つ。定員は四名。直轄領[ちょっかつりょう]の税金や幕府の財政管理、領内の訴訟[そしょう]などをつかさどった。 **かんしょく【官職】** 图公務員としての地位や務め。 **かんしょく【寒色】** 图見た目に寒い感じをあたえる色。青系統の色。↔暖色・温色 **かんしょく【間色】** 图原色と原色とをまぜあわせてできる、やわらかい感じの色。中間色。だいだい・黄緑など。 **かんしょく【間食】** 图「食事と食事とのあいだに菓子[かし]などを食べること。おやつ。 **かんしょく【閑職】** 图たいして重要でない、ひまな務め。「―に移される」→激職 **かんしょく【感触】** 图①手やはだが、外からの刺激[しげき]にふれて受ける感じ。てざわり。はだざわり。「やわらかい―」 ②こちらからの申し出に対して、相手のことばや態度から、それとなく感じられる反応もいう。「ひきうけてもらえそうな―をえた」 **かんしょく【顔色】** 图顔の表情。かおいろ。がんしょく顔色なし 相手にすっかり圧倒されて青くなる。なすすべがないようす。顔色を失う。 **かんじる【感じる】** 圧□◎目・耳・舌・鼻・皮ふにふれたものに反応して感覚をもつ。「寒さを―」 ②心に思う。気持ちが生まれる。「すばらしいと―」 ③感動する。心を強く動かされる。「熱意に―」▼「かんずる」とも。 **かんじる【観じる】** 圧□◎心静かに思いめぐらして、真理をさとる。「無常を観じて出家する」 ②落ち着いて、情勢などを観察する。▼「かんずる」とも。 <282> **かんしん【寒心】** 图ぞっとすること。おそろしく思うこと。 **寒心に堪えない** 心配やおそろしさのあまり、ぞっとする。「学校におけるいじめの問題は―」 **かんしん日【感心】** 形動〈名・・スル〉心に深く感じること。「行動力に―する」「―しない態度」類感服 ②〈形動〉りっぱで、ほめるべきである。「―な生徒」 **目【関心】** 图あることがらに心がひかれること。心にかけること。「政治に―がある」「無―」爛興味 **目【歓心】** 图うれしいと思って喜ぶ心。 **歓心を買う** 相手に気に入られるように努めること。きげんをとること。「減税で有権者の―」 **かんしん【×奸臣・×姦臣】** 图主君に対して、悪事をたくらむ家臣。「―を誅[ちゅっ]する」 **かんじん【肝心・肝、腎】** 形動それが欠けては全体が意味を失うほどたいせつなようす。「―なことを言いわすれる」「―かなめ」劂重要・肝要 ▽人体の中でも、肝臓[かんぞう]と、心臓または腎臓[じんぞう]は、とくにたいせつだという意味から。 **かんじん【勧進】** 图①社寺や仏像の建立[こんりゅう]や修理のため、信者の寄付をつのること。「―ずもう」 ②仏道を人にすすめること。 **がんじん【鑑真】** 囚六八八一七六三年。奈良時代に渡来した唐僧。日本律宗の開祖。東大寺の戒壇[かいだん]院・唐招提寺[とうしょうだいじ]などを建立した。その肖像。「鑑真和上像」が有名。 **かんしんせい【完新世】** 图地質時代の区分の一つ。新生代第四紀の更新[こうしん]世に続く、いちばん新しい時代。約一万年前から現在まで。沖積[ちゅうせき];世。 **かんじんたいど【寛仁大度】** 四漢心が広くて情けぶかく、思いやりがあること。 **かんじんちょう【勧進帳】** 图社寺や仏像の建立[けんりゅう]※・修理のために寄付を集める趣旨[しゅい]。を書いた巻き物。 **かんじんもと「勧進元】** 图①何かを計画し、中心となってその世話をする人。とくに、すもんや芝居の興行[こうぎょう]を世話して客に見せる人。 **かんすい【完遂】** 图函完全になしとげること。最後までやりとおすこと。「事業を―する」▽「かんつい」と読むのは誤り。 **かんすい【冠水】** 图洪水で作物が水につかること。「田畑が―する」「一塔[とう]」 **かんすい【×視水】** 图ラーメンをつくるときに、粉にまぜる天然[てんねん]ソーダ(=炭酸ナトリウムなど)の水。 **かんすい【×鹹水】** 图しおみず。また、海水。↔淡水 **かんすう【関数】** 图数学で、変数xの値[あたい]をきめると、それにつれて変数yの値もきまるとき、yはxの関数であるという。「三角—」 **かんすうじ【漢数字】** 图数をあらわすのに用いる漢字。一・十・百・千・万・億など。 **かんする【冠する】** 刑変①上にのせる。「名人の名を―」▽もと、かんむりをつけること。 **かんする【関する】** 研変かかわる。関係する。「公害に―話」 **かんずる【感ずる/観ずる】** 田変↓「かんじる」 **かんせい【完成】** 图下山すっかりできあがること。完全に仕上げること。「高速道路が―する」 **かんせい【官制】** 图国の行政機関の名称・組織・権限などを定めた法規。 **かんせい【官製】** 国政府がつくること。また、つくったもの。「―談合[だんごう]」↔私製 **かんせい【乾性】** 图①すぐかわく性質。また、水分をあまり必要としない性質。「―油」↔湿性 **かんせい【喚声】** 图①興奮したさけび声。わめきごえ。「―をはりあげる」 ②喜びのあまりさけぶ声。「勝利の―をあげる」 ③大勢が同時にどっとあげる声。ときのこえ。「―をあげて突撃[とつげき]する」 **かんせい【閑静】** 形動町なかのもの音が聞こえず、もの静かで落ち着いているようす。「―な住宅地」 **かんせい【感性】** 图対象からの印象を感じとる心のはたらき。「にうったえる」「劇感受性[かんじゅせい] ↔理性 **かんせい【管制】** 图函●非常の場合などに、国家が強制的に自由な活動・行動を制限したりすること。「報道―をしく」「灯火―」 ②集中的に管理・制御[せいぎょ]にしたり、指示したりすること。 **かんせい【慣性】** 图物体が、他からの力を受けないかぎりは、今の状態を保ちつづけようとする性質。「―の法則」圏惰性[だせい] **かんせい【陥穽】** 图①落とし穴。また、人をおとしいれるはかりごと。「―におちいる」 **かんぜい【関税】** 图輸入または輸出する品物にかけ る税金。「―を課す」 **かんせいいがくのきん【寛政異学の禁】** 图江戸以中期、松平定信[まつだいらさだのぶ]がおこなった朱子学の奨励[しょうれい]っ策。朱子学を正学とし、そのほかの学問を幕府の昌平坂[しょうへいざか]学問所で講義することを禁じた。 **かんぜいじしゅけん【関税自主権】** 图自主的に関税率をきめることのできる国家の権利。日本は幕末の諸外国との条約ではこれが認められず、その後、条約改正が明治政府の課題となった。 **かんせいとう【管制塔】** 图空港で、飛行機などの発着の指示をおこなうところ。コントロールタワー。 **かんぜいどうめい【関税同盟】** 图二つ以上の国家間で関税の撤廃[てっぱい]〜や軽減をする一方で、域外との取り引きには共通の関税をかけて、加盟国の相互利益を追求しようという同盟。一九六八年のEECの関税同盟など。 **かんせいのかいかく【寛政の改革】** 图江戸幕府の老中5松平定信[まつだいらさだのぶ]がおこなった政治改革(一七八七—九三年)。倹約[けんやく]を奨励し、旗本[はたもと]の借金をとり消させるなどした。 **がんせいひろう【眼精疲労】** 图長時間目を使うと、視力が低下して頭痛を起こす症状[しょうじょう]。 **かんぜおんぼさつ【観世音菩薩】** 图仏教で、人々の苦しみを救うために姿をあらわすという、慈悲深い仏だ[ほとけ]。観音[かんのん]。 <283> 人々の苦しみを救うために姿をあらわすという、慈悲深い仏だとけ。観音念。 **かんせき【漢籍】** [图]漢文で書かれた書物。中国の古典。漢書。「―の素読」 **がんせき【岩石】** [图]地殻やその下のマントルをつくっている物質。できかたによって火成岩・堆積岩・変成岩に分けられる。 **かんせつ【間接】** [图]二つのものが、あいだに何かをおいて対すること。「――話法」「―照明」 ②とおまわし。「―に非難を浴びせる」◆直接 **かんせつ【関節】** [图]骨と骨とがつながっている部分。「―炎ぇ」 **かんせつぜい【間接税】** [图]ものを買ったり使ったりするときに、販売感者などを通して、国や地方に納める税金。物品税・入場税など。↔直接税 **かんせん【幹線】** [图]鉄道・道路・電話などで、おおもとになる重要な線。「―道路」圈本線支線 **かんせん【観戦】** [图]―スと試合や競技などを見物すること。「ナイターを―する」 **かんせん【汗腺】** [图]皮ふにある、あせを出す腺。 **かんぜん【完全】** [图形]動すべてがそろっていて、不じゅうぶんなところや欠点がないこと。「―に仕上がっている」「―無欠」團完璧・十全不完全 **かんぜん【敢然】** [形動]心をきめてふるいたつようす。思いきって、おそれずに。「―と敵にたち向かう」 **がんぜん【眼前】** [图]目の前。「―の光景」 **かんぜんこよう【完全雇用】** [图]労働の意志と能力のある者すべてが、そのときの賃金水準で就業の機会をえていて、失業者の存在しないこと。 **かんぜんしあい【完全試合】** [图]野球で、相手チームに一人の走者も出させないで勝った試合。パーフェクトゲーム。 **かんせんしょう【感染症】** [图]病原体の感染によって起こる病気。法律的には一九九八年一〇月の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」により、一類(エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱)、二類(急性灰白髄炎、コレラ、細菌性赤痢、ジフテリア、腸チフス、パラチフス)、三類(腸管出血性大腸菌感染症)、四類(インフルエンザ、ウイルス性肝炎、黄熱、Q熱など、厚生労働省の定める省令によるもの)に分類される。 **かんぜんちょうあく【勧善懲悪】** [四漢]よいおこないをすすめ、悪いおこないをこらしめること。「儒教きょの―思想」 **かんぜんむけつ【完全無欠】** [四漢]完全で、少しも欠点や不足するところがないこと。類完璧 **かんそ【簡素】** [图形]動むだがなく、簡単でかざりけのないこと。「―なたたずまいの部屋へ」 >「つかいわけ→「簡単」を見よ。 **がんそ【元祖】** [图]①あるものごとを最初に始めた人。圏創始者 ②その家の祖先。 **かんそう【完走】** [国]「最後まで走りぬくこと。「マラソンでーする」 **かんそう【乾燥】** [图]「スと湿気もっや水分がなく、かわいていること。また、かわかすこと。「食器の―」「異常」「無味―」 **かんそう【間奏】** [图]曲の主要部分にはさんで演奏すること。また、その部分。「―曲」 **かんそう【感想】** [图]あるものごとについて心にうかんだ感じや考え。「率直にな―」「―文」圈所感 **かんそう【歓送】** [图]函出発する人を祝い、はげまして送りだすこと。「―会」↔歓迎 **かんそう【観想】** [图]心を集中し、一つのことに思いをこらすこと。 ②実践ぢや制作のためではなく、ものごとの本質や真理を深く探究すること。▽古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、知識を求める観想的生活を理想の生活とした。 **かんぞう【甘草】** [图]マメ科の多年草。ハギに似る。夏、チョウの形の淡紅骁色の花をつける。根にはあまみがあり、漢方薬に使う。 **かんぞう【肝臓】** [图]腹部の右上、横隔膜移くの下にある内臓。胆汁談』を出したり、栄養物の代謝や貯蔵、解毒くなどの重要なはたらきをする。『図「ないぞう(内臓)」 **がんぞう【×贋造】** [图]」ほんものに似せてつくること。また、そのもの。「―紙幣~』」圏偽造で **かんそうきょく【間奏曲】** [图]①オペラなどの幕あいに演奏される短い曲。 ②二つの曲のあいだに演奏される器楽曲。インテルメッツォ。 **かんそく【観測】** [图]函①自然現象の移りかわりや変化を調べること。「―データを集める」「天体―」 ②現在のようすを見て、これからのなりゆきを推しはかること。「希望的―を述べる」 **かんそん【寒村】** [图]貧しく、さびれた村。「山奥だのーに生まれる」 ぶれること。「悪習に―する」 **がんせん【官選】** [图]政府で選ぶこと。また、選んだもの。「―弁護人(=国選弁護人の古い言い方)」類国選⇔私選・民選 **かんせん【感染】** [图]病気がうつること。「―経路」「インフルエンザにーする」類伝染 ②よくない影響ひりを受けて、それに染まること。か ・かんそん <284> **かんそんみんぴ「【官尊民卑】** 四適役人や政府を尊び、民間をさげすんで見ること。「―の時代」 **カンタータ** 图独唱・重唱・合唱と、器楽の伴奏[ばんそう]を組みあわせた大がかりな物語風の曲。交声曲。― cantata **カンタービレ** 图音楽の発想標語の一つ。「歌うように演奏せよ」という意味。一cantab **ガンダーラびじゅつ【ガンダーラ美術】** 图紀元前後から数世紀のあいだ、パキスタンのペシャワール地方で発達した仏教美術。ギリシャ彫刻[ちょうこく]の影響を受けた仏像が残っている。▽「ガンダーラ」は、ペシャワールの古い呼び名。 **かんたい【寒帯】** 图気候区分の一つ。地球の南緯・北緯のそれぞれ六六・五度から両極(=南極・北極)までの地帯で、寒さが厳しい。 **かんたい【歓待・款待】** 图客を喜んで親切にもてなすこと。「各地で―を受ける」 **かんたい【艦隊】** 图軍艦が二隻以上で編成された海軍の部隊。「―の移動」 **かんだい【寛大】** 形動他人に対して心が広く、思いやりのあるようす。「―な処置をとる」圏 寛容 **がんたい【眼帯】** 图目のけがや病気などのとき、目にあてるガーゼなど。 **かんたいじ【簡体字】** 图中華人民共和国で、文字改革によって制定された、簡略な字体の漢字。簡化字。たとえば、華→华、電→电、雲→云など。。▽一九五六年以降、数度公布されている。 **かんたいへいようぞうざんたい【環太平洋造山帯】** 图世界の二大造山帯の一つ。太平洋のまわりをめぐり、アンデス・ロッキー山脈や日本列島などがある。地震や火山活動が活発に起こっている。 **かんだかい【甲高い・疳高い】** 囲声がするどく高いようす。「女の子の―さけび声」 **かんたく【干拓】** 图―湖や海などに堤防[ていぼう]をめぐらし、その中の水を干して農地や宅地にすること。「東京湾への―」「一地」 **かんだちめ【上達部】** 屋昔の摂政・関白・大臣・大納言[だいなごん]・中納言・参議、および三位[さんみ]以上の人。公卿[くぎょう]。「かんだちべ」とも。▽殿上人[てんじょうびと]とともに、政治の中枢をしめる上級役人。 **かんたる【冠たる】** 連体漢字項目を見よ。 **かんだん【寒暖】** 图さむさと、あたたかさ。「―の差が少ない」圏寒暑 **かんだん【閑談】** 图函静かにのんびり話すこと。むだばなし。圏閑話 **かんだん【歓談・款談】** 图「うちとけて楽しく話しあうこと。「―に時を忘れる」 **がんたん【元旦】** 图一月一日の朝。元朝[がんちょう]。「一年の計は―にあり」類元日 **かんだんけい【寒暖計】** 图気温を計る温度計。 **かんだんし【感嘆詞】** 文法「感動詞」に同じ。 **かんだん(間断)なく** あいだかとぎれないこと。たえまなく。ひっきりなしに。「―続く車の流れ」 **かんたん【肝胆】** 图心の中。心の底。▽「肝[きも]と胆[い]」という意味から。 **肝胆相[あい]照らす** たがいに心の中をすっかりうち明けて、つきあう。「―仲」圏肝胆を披[ひら]く **肝胆を砕[くだ]く** 心のかぎりをつくす。 **かんたん【感嘆】** 图「スと感心してほめたたえること。「―の声があがる」 **かんたん【簡単】** 形動①こみいっていないようす。「―な見取り図」「V―明瞭[めいりょう]」⇔複雑 ②時間や労力がかからないようす。「―な検査をする」 > つかいわけ 簡単・簡略・簡潔・簡素ほか > 「簡単」は、短い、手軽、こみいってないというだけのこと。「簡略」は、本来複雑なものの細かいところをはぶいてあるようす。「簡略な説明をする」。「簡潔」は、話や文章が短くて要領をえているようす。「要点を簡潔に話す」。「簡素」は、質素でむだがないようす。「簡素な住まい」。「簡易」は、手続きを簡単にして利用しやすいようす。「簡易書留[かきとめ]」 **かんたん【×邯鄲】** 图①カンタン科の昆虫[こんちゅう]”。形は細長くスズムシに似て、あわい黄緑色。秋、美しい声で鳴く。 ②中国、河北省南部の昔の都市の名。 **邯鄲の夢** 人生の栄華[えいが]のはかないことのたとえ。「邯鄲の枕[まくら]」とも。圏一炊[いっすい]の夢・盧生[ろせい]の夢・黄粱一炊[こうりょういっすい]の夢「貧乏[びんぼう]な青年の盧生が趙[ちょう]の都[みやこ]邯鄲で、道士からふしぎなまくらを借りてねたところ、たきかけたアワが、まだにえないほどのほんのわずかの時間に、栄華をきわめた夢を見たという故事(中国、「枕中記[ちんちゅうき]」)から。 **かんたんふ【感嘆符】** 图おどろき・感動・いかり・強調などの感情をあらわす記号。エクスクラメーションマーク。「!」 **かんたんめいりょう【簡単明瞭】** 四漢表現が短く、わかりやすくまとまっていること。「―な答え」 **かんち【完治】** 图―と病気やけがなどが、完全に治ること。「かんじ」とも。類全治[ぜんち] **かんち日【感知】** 图下とけはいや刺激[しげき]などを感じとって、それと気づくこと。「地震[じしん]を―する」類察知 ②聞くと不愉快[ふゆかい]。「悪口は―」である。聞きづらい **目【関知】** 图「関係をもったり、事情を知ったりしていること。「あとのことはいっさい―しない」▽多く、下に打消[うちけ]もの語をともなう。 **かんち【×奸知】** 图ずるがしこい悪知恵[わるぢえ]。「―にたけた人」「圏邪知・狡知[こうち], **かんちがい【勘違い】** 图函思いちがい。「―もはなはだしい」 **がんちく【含蓄】** 图文章や話などの、表面にあらわれない、深い意味や味わい。「―に富むことば」 **かんちゅう【寒中】** 图陰暦[いんれき]で小寒の初めから大寒の終わりまでの約三十日間。また、冬の寒さの厳しいあいだ。「―見舞[みま]い」「―水泳」↔暑中 **がんちゅう【眼中】** 图目の中。また、関心や意識の範囲のうち。 <285> **眼中にない** 目にとまらない。問題にならない。「かねのことなど―」類眼中に置かない **眼中人なし** 他の人を無視して、勝手[みょう]なふるまいをするようす。類傍若無人[ぼうじゃくぶじん] **かんちょう【干潮】** 图ふつう一日に二回、潮[しお]が引いて、海面が低くなる状態。おもに、月と太陽の引力によって起こる。類引き潮 ↔満潮[まんちょう] **かんちょう【官庁】** 图国の政治に関する事務をとりあつかう機関。各省、都道府県庁など。「―街[がい]」⇔役所 **かんちょう【管長】** 图仏教や神道[しんとう]で、宗派の最高責任者。厦貫主・貫長[かんちょう] **かんちょう【×浣腸・×灌腸】** 图函便通をつけたり栄養分をあたえたりするために、肛門から薬や養分を注入すること。また、その薬。 **かんちょう【間×諜】** 图「スパイ」の古い言い方。類間者[かんじゃ] **かんつう【貫通】** 图下凹はしからはしまで、つきとおすこと。また、つきとおること。「トンネルがーする」「―銃創[じゅうそう](=銃弾がからだをつらぬいてできる傷)」 **かんつう【×姦通】** 图男女が道徳やおきてにそむいて情を通じること。不義。密通。 ②旧刑法[けいほう]で、夫または妻以外の異性と肉体関係を結ぶこと。「一罪」 **カンツォーネ** 图イタリアの民謡[みんよう]風の歌。また、イタリアのポピュラーソング。|canzone **かんづく【感付く】** 国なんとなく気がつく。直感的に気づく。「相手に感づかれるな」 **かんつばき【寒椿】** 图 ツバキ科の常緑低木。一二月から二月にかけて、サザンカに似た、淡紅[たんこう]色または紫紅色の八重の花をつける。 ②寒中に咲きくツバキ。 **かんづめ【缶詰】** 图⊕調理した食品などを缶につめて密封[みっぷう]し、長く保存できるようにしたもの。 ②仕事に専念させるなどのために、人を一定の場所に閉じこめること。「ホテルにーになって原稿[げんこう]を書く」▼ふつう、「缶詰め」とは書かない。 **かんてい【官邸】** 图大臣や長官などがそこで公務をとるために、国が貸しあたえる住宅。「首相[しゅしょう]―」 ↔公邸・私邸 **かんてい【鑑定】** 图下凹美術品や筆跡[ひっせき]などがほんものかどうか調べたり、その価値を見きわめたりすること。「美術品の―を依頼する」「――家」類目利き・鑑識 **ガンディー** 人名一八六九—一九四八年。インドの政治家。民族運動の指導者として徹底して暴力[ぼうりょく]を否定し、イギリスからの独立をかちとったが、ヒンドゥー教徒に暗殺された。ガンジー。| Mohandās Karamchand Gandhi **カンディンスキー** 名一八六六一一九四四年。ロシア生まれで、おもにドイツで活躍した画家。抽象画を創始し、そのさまざまな可能性を追求した。代表作に「縞[しま]」など。- Wassily Kandin-sky **かんてつ【完徹】** 图函完全に徹夜すること。俗な言い方。「マージャンでーする」 **かんてつ【貫徹】** 图考えや方針をつらぬきとおすこと。「初志を―する」 **カンテラ** 图 携帯[けいたい]用の小型石油ランプ。-kande-laar **カンデラ** 图造語[ぞうご]光度の単位。光の強さをあらわす。記号は cd candela **かんてん【千天・×旱天】** 图ひでりの空。 **干天の慈雨** 待ちこがれていたものが、やっと手にはいること。▽ひでり続きのときに降るありがたい雨という意味から。 **かんてん【寒天】** 图◎テングサのにじるを固め、こおらせて、さらに乾燥[かんそう]したもの。再びにて冷まし、ゼリー状に固めて食べる。 ②冬の寒ざむとした空。↔炎天[えんてん] **かんてん【観点】** 图ものごとを見たり考えたりするときにとる立場。「―を変える」類視点・見地[けんち] **かんでんち【乾電池】** 图とりあつかいやもちはこびに便利な電池。炭素棒を陽極[ようきょく]、亜鉛[あえん]を陰極[いんきょく]に使ったマンガン電池など。 **かんと【官途】** 图官吏[かんり]としての地位・職務。「―に就[つ]く」 **カント** 人名一七二四―一八〇四年。ドイツの哲学者。在来の哲学を総合して、批判哲学を創始した。著書に「純粋[じゅんすい]理性批判」「実践理性批判」「判断力批判」など。| Immanuel Kant **かんど【感度】** 图刺激[しげき]に対して反応する度合い。「―良好」「―が落ちる」「高―フィルム」 **かんとう【完投】** 图下忍野球で、一人の投手が一試合を最後まで投げとおすこと。「一勝利」 **かんとう【巻頭】** 图書物や巻き物などの初めの部分。「―をかざる論文」類巻首 ↔巻末 **かんとう【敢闘】** 国―と勇ましくたたかうこと。「―をたたえる」「―賞」團奮戦[ふんせん]・奮闘[ふんとう] **かんとう【関東】** 图東京都と神奈川[かながわ]・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城[いばらき]の諸県。 **かんどう【勘当】** 图函親子・主従・師弟の関係を切ること。「―息子[むすこ]」 **かんどう【間道】** 图わきみち。ぬけみち。「―づたい」↔本道 **かんどう【感動】** 图「ズ」ものごとにふれて心が強く動かされること。「すばらしい―の名場面」類感激 **かんとうい【貫頭衣】** 图一枚の布の中央に穴をあけ、首を通して着る衣服。「魏志」倭人伝に、当時の日本の女子の服装としてしるされている。 **かんとうげん【巻頭言】** 图書物や雑誌の初めにのせる短い文章。 **かんとうし【間投詞】** 文法「感動詞」に同じ。 **かんどうし【感動詞】** 丈逵品詞の一つ。話し手の感動・呼びかけ・応答などをあらわす。他の文節とは修飾[しゅうしょく]の関係をもたない独立語。また、それだけで一文となる。「おや」「あっ」「もしもし」「はい」など。間投詞。感嘆[かんたん]詞。→六宗家表 **かんでん【感電】** ⑧「ス」からだが電流にふれてショックを受けること。「―死する」 <286> ・感動詞の種類と例 **感動** ああ あれ まあ おや あっ あら **応答** はい ええ うん いいえ いや **呼びかけ** さあ おい ねえ もしもし **あいさつ** おはよう おやすみなさい いただきます こんにちは さようなら **かんとうじょし【間投助詞】** 図法語調を整えたり、強めたり、感動の意味をそえたりする助詞。文中の文節の終わりなどに付く。口語では「ね・さ・よ・な」など、文語では「や・よ・を」など。現在は終助詞にふくめるのがふつう。 **かんとうだいしんさい【関東大震災】** 图一九二三年九月一日、関東地方をおそった大地震。マグニチュード七・九。大きな被害をもたらし、人々の不安から虐殺事件などが起こった。 **かんとうロームそう【関東ローム層】** 图関東地方の台地や丘陵を広くおおっている赤土層。更新世末期に富士[ふじ]・箱根・浅間[あさま]などのふきあげた火山灰が風で運ばれて堆積[たいせき]したもの。 **かんとく【感得】** 「スル」あることをきっかけにして、真理や本質などをさとること。また、めったに手にはいらないものを何かの縁[えん]でえること。▽文章語。 **かんとく【監督】** 图「スル」団体を率いて見張ったり、指図[さしず]や指導をしたりしてまとめていくこと。また、その人。「映画―」「現場―」 **かんどころ【勘所】** 图①ものごとの急所。「―をおさえる」類つぼ ▽もと、三味線で、正しい音を出すために指でおさえるべき糸の位置のこと。 **がんとして【頑として】** 剛自分の考えを決して曲げず、他の意見をうけいれようとしないようす。「―ゆずらない」「―提案を聞きいれない」 **カントリークラブ** 图ゴルフ場やテニスコートのある郊外の保養施設[ほようしせつ]。▽「カントリー」は、いなかという意味。| country club **かんな【×鉋】** 图材木の表面をけずってたいらにしたり、なめらかにしたりする工具。「―をかける」「―くず」「かぞえ方 挺[ちょう] **カンナ** 图カンナ科の多年草。高さ一~二で、葉が大きい。夏に、赤や黄などの花が咲きく。| canna **かんない【管内】** 图役所や警察署などがうけもっている区域の中。邇管轄[かんかつ] ↔管外 **かんなづき【神無月】** 图陰暦[いんれき]で、一〇月のこと。「かみなづき」「かみなしづき」とも。▽昔、この月に、日本中の神々が出雲大社[いずもたいしゃ]に集まって、ほかのところにはいなくなると考えられていたことから。 **かんなめさい【神×嘗祭】** 图その年に収穫[しゅうかく]された米をアマテラスオオミカミ(天照大神)に奉納する伊勢神宮の儀式[ぎしき]。外宮[げくう]では一〇月一五〜一六日に、内宮[ないくう]では同月一六〜一七日におこなわれる。しんじょうさい。かんなめのまつり。 **かんなん【×艱難】** 图たいへんな苦しみやつらい目にあうこと。類苦難 **艱難汝[なんじ]を玉にす** 多くの苦労を重ねることで、はじめて人間はりっぱに大成する。 **かんなんしんく【×艱難辛苦】** 四困難にぶつかって、つらい苦労をすること。「―をものともせず」 **かんにん【堪忍】** 图下忍いかりをじっとこらえてがまんし、相手を許すこと。「―のなる―はだれもする、ならぬ―するが―」圈勘弁[かんべん] ▽「勘忍」は誤り。 **堪忍袋[かんにんぶくろ]の緒が切れる** もうこれ以上がまんできないくなる。 **カンニング** 图「スと試験のときに、他人の答案や見てはいけない本を見たりする不正な行為[こうい]に。「―ペーパー」▽ずるいという意味から。一cunning **かんぬき【問】** 图門や戸を開かないようにしておくための横木。 ②すもうで、相手の両うでを上からはさみこんで、しめつけるわざ。 かんぬき① **かんぬし【神主】** 图神社で、神をまつり、神に仕える人。園祭主・神官 **かんねい【×奸佞・×姦、佞】** 形動心がねじけていて、悪がしこく、人にこびへつらうこと。「―邪知[じゃち]の心」▽「奸佞」は誤字。 **かんねん【観念】** 图①〈名〉あるものごとに対してもっている、きまった考えや意識。「固定―」 ①〈名・―スル〉あきらめて覚悟[かくご]すること。「―して自供する」 > 「つかいわけ」→「概念」を見よ。 **がんねん【元年】** 图年号の改まった最初の年。また、新しくものごとが始まった年。「平成―」「衛星放送―」 **かんねんしょうせつ【観念小説】** 国観念や理念をうったえることを目的とした小説。とくに、日清戦争後の社会のゆがみをとらえ、それに対する抗議をあらわにした作品をいう。泉鏡花[いずみきょうか]の「夜行巡査」、川上眉山[かわかみびざん]の「書記官」など。 **かんねんてき【観念的】** 形動現実を無視して、頭の中だけで考え、ものごとを組みたてるようす。「―な議論」 **かんねんろん【観念論】** 图①哲学[てつがく]で、ものごとは人間の心がその存在を認めたときにのみ実在するという考えかた。圏唯心論[ゆいしんろん] ↔実在論・唯物論[ゆいぶつろん] ②現実ばなれした、頭の中だけの理想論。 **かんのいり【寒の入り】** 图寒の季節になること。一月六~七日ごろ。⇔寒明け **かんのう【完納】** 图―と納めることになっているものを残らず納めること。「商品を期限内に―する」 **かんのう【官能】** 图①感覚器官のさまざまなはたらき。「―を刺激[しげき]をする」 ②性的な感覚。「―小説」 **かんのう【間脳】** 图脊椎動物の大脳と中脳のあいだの部分。自律神経の中心で、血液の循環[じゅんかん]や呼吸などをつかさどる。 **かんのう【感応】** 图忍ものごとにふれて心が感じ動くこと。 ②導体が磁気や電気をおびること。「―コイル」 <287> じ動くこと。 ②導体が磁気や電気をおびること。「―コイル」 **かんのうてき【官能的】** [形動]性的な感覚を強く刺激肌をするようす。圆肉感的 **かんのむし【×疳の虫】** [图]子供がかかる神経性の病気。ひきつけなど。「夜中に―がおきる」 **かんのもどり【寒の戻り】** [图]春になって、寒さが一時的にもどってくること。 **かんのん【観音】** [图]「観世音菩薩でぉん」の略。 **かんのんびらき【観音開き】** [图]左右のとびらが、中央から両側に開くようにつくられた開き戸。 **かんば【看破】** [⑧]「ス凹ものごとの真相を見破ること。「敵のたくらみを―する」 **かんば【寒波】** [图]冬に激しい寒気が移動してきて、気温が急に下がる現象。「―がおそう」 **カンパス** ある目的のためにかねを出しあうこと。また、そのかね。募金。kampaniyaから。 **かんばい【寒梅】** [图]寒中に咲く早咲きのウメ。 **かんぱい【完敗】** [图]「勝つチャンスがまったくないまま負けること。☆完勝 **かんぱい【乾杯】** [图]函集まった人たちが、祝福のためにさかずきをあげて酒を飲みほすこと。「―の音頭をとる」 **かんばん【岩盤】** [图]地中で、土台のようにひろがる岩石の層。 **かんばせ【顔】** [图]かお。かおつき。かおかたち。また、面目。体面。「花の―(=美しい顔)」▽「かおばせ」の変化した形。 **かんばつ【干×魃・×旱×魃】** [图]長いあいだ、雨が降らずに凶作こちをもたらすほど田畑の水がかれること。日照り **かんぱつ(間髪)を入れず** かん [間](漢字項目)▽正しくは「かん、はつ・・・」と読む。 **カンパニー** [图]会社。商会。コンパニー。Co.と略す。一company **かんば(汗馬)の労** ものごとを解決するために、かけずりまわる苦労。「―をとる」▽もと、戦場をウマでかけまわった功労という意味から。 **かんばら ありあけ【蒲原有明】** [角]一八七六一一九五二年。明治期の詩人。東京生まれ。本名は隼雄ゃ。浪漫髟詩から出発したが、象徴した詩を書くようになり、「春鳥説集」「有明集」にまとめた。薄田泣菫けびんとともに、次代に大きな影響鼓いりをあたえた。 **がんばる【頑張る】** [国]●困難に負けず、最後まで努力する。 ②自分の考えや場所などをゆずらないで、おしとおす。意見を主張しつづける。我がを張る。「相手が出てくるまで玄関炊さきでー」 **かんぱく【関白】** [图]◎平安時代に設けられた令外設の官の一つ。天皇を助けて政治をとりおこなった最高の官職。「摂政―」 ②威力がよくや権力の強い者。「亭主に―」 **かんばしい【芳しい】** [圏]上品ないいにおいがする。「―花のかおり」類かぐわしい・こうばしい古語「かぐはし」の変化した形。 ②「芳しくない」の形で」望ましくない。「芳しくない成績」「景気が芳しくない」 **かんばしる【甲走る】** [国]高くするどい声がひびく。「甲走った声」▽「甲」は、邦楽愕で声や音の調子が高いこと。 **カンバス** 「キャンバス」 **かんパン【乾パン】** [图]かたくつくったビスケットのようなパン。携帯ぶや保存用。 **かんばんだおれ【看板倒れ】** [图]見かけだけはりっぱだが、内容がともなわないこと。類見かけ倒し **かんばんむすめ【看板娘】** [图]店さきにいて、お客をひきつけるような美しい娘。▽看板代わりの娘という意味から。 **かんび【甘美】** [形動]舌がとろけるようにおいしく感じたり、うっとりするほど気持ちよく感じたりするようす。「―な味」「―な音楽」 **かんび【完備】** [图]必要なものが完全に備わっていること。「冷暖房ひぇぇー」 **かんび【官費】** [国]政府から支出する費用。国費。また広く、個人負担でなく会社などが出す費用。「―でまかなう」→私費 **かんび【韓非】** [入名]?—前二三三年。中国、戦国時代の思想家。法家の思想を大成し、「韓非子」にまとめられた。▽敬った言い方で「韓非子」ともいう。 **がんび【×雁皮】** [图]ジンチョウゲ科の落葉低木。温暖な地に五、六月ごろ黄色の花をつける。樹皮からとれる繊維で和紙をつくる。「―紙」 **かんびょう【看病】** [图]函病人に付きそって世話看護をすること。「徹夜にっで―する」類 >「つかいわけ→「介抱邸」を見よ。 **かんぴょう【干瓢・乾×瓢】** [图]ユウガオの実を細長くひものようにむいて干した食品。のり巻きのしんなどに使う。 **がんびょう【眼病】** [图]目の病気。「―をわずらう」類眼疾・目病み **かんぶ【患部】** [图]病気にかかった部分や、傷のできている部分。「―に薬をぬる」 **かんぶ【幹部】** [图]団体や会社などで、組織の中心となって働く人。「―候補生」 **かんぶ【還付】** [图]「国が一時的に借りていた土地やかねを、本来の持ち主に返すこと。「―金」「―請求から」 ・かんぷ <288> かんぶう【完封】[图]乏完全に相手をおさえこんでしまうこと。 ②野球で、投手が完投して相手に得点を許さないこと。シャットアウト。「―勝利」 **かんぶう【寒風】** [图]冬の寒い風。「―に身をさらす」 **かんぷく【感服】** [图]「凹なるほどと感心して心から従うこと。「みごとな技術にはほとほと―した」 >つかいわけ 感服・敬服|| 「感服」は、行動や態度・うでまえなどについて深く感心して、それをあおぎ見ている気持ちがあること。「彼には感服する」。「敬服」には、人格全体に対する、尊敬し、つき従う気持ちがあること。「かねてから深く敬服する先生」。 **かんぶつ【乾物】** [图]かわかして、保存できるようにした食品。干しシイタケ・かんぴょう・にぼしなど。 **かんぶつえ【灌仏会】** [图]釈迦の誕生日の四月八口に、釈迦像の頭上にあま茶を注いで供養する行事。花祭り。 **かんぶ(完膚無きまでに** 徹底的に。「―たたきのめされる」 **カンフル** [图]昔、心臓のはたらきが弱まったときに注射した薬。カンフル剤さい。▽元気のない人にやる気をださせる、強い刺激とをたとえることもある。「選手交代が―剤となる」 「camhor **かんぶん【漢文】** [图]中国の古典の文章。また、それにならって日本人が書いた漢字だけの文章。ふつう送りがな(=活用語尾にや助詞・助動詞)や返り点を付け、日本語の語順に直して読み下す。 **かんぶんくんどく【漢文訓読】** [漢文]漢文を日本語の文脈に直して読みくだすこと。漢文は日本語とは語順が異なるので、原漢文に返り点を付けて日本語の語順に変えたり、甲言・助動詞の活用語尾だや助詞を補うために送りがなを付けたりして読む。 **かんぶんくんどくぶんたい【漢文訓読文体】** [国語]漢文を日本語の語順で読んだ形の文体。平安時代にできたが、それ以降もずっとうけつがれて、明治時代の評論などにまで、公式の文章の文体として使われた。▽たとえば、「ここにおいて、われ憮然として嘆んず、今の時代に沈厳唸高調なる詩歌ぃなきはこれをもってにあらずや」(北村透谷続法も「漫罵「ば」)。 **かんぺき【完璧】** [图形]動欠点がなく、完全なこと。「―なできばえ」園完全無欠▽傷のない玉という意味から。「完璧」は誤り。 **がんぺき【岸壁】** [图]船を横づけさせるために、港や川岸につくられたコンクリートなどの波止場品と。 ②かべのように険しく切りたった岸。 **がんぺき【岩壁】** [图]かべのように切りたった岩。「―をよじ登る」 **かんべつ【鑑別】** [图]函よく調べて見わけること。めきき。「ひよこの雌雄を―する」圏鑑定 **かんべつしょ【鑑別所】** [图]「少年鑑別所」の略。 **かんべん【勘弁】** [图]「ス凶相手のあやまちや罪などを許すこと。「これで―してください」圈堪忍唸▽「堪弁」は誤り。 **かんべん【簡便】** [图形]動手軽で便利なこと。「―な」類 軽便 **かんぼう【官房】** [图]内閣・府・省しょぅ・庁などの長官に直属する事務機関。「―長官」 **かんぼう【感冒】** [图]風邪かぜ。「流行性―(=インフルエンザ)」 **かんぼう【監房】** [图]刑務所で、囚人陽を入れておく部屋へ。 **かんぼう【官報】** [图]国が国民に知らせることがらをのせて、毎日発行する印刷物。大蔵省印刷局が発行する。 **かんぼう【漢方】** [图]中国から伝わった医術。「―医」 **がんぼう【願望】** [图]実現を願い望むこと。「強い―をいだく」 **かんぼう(管鮑)の交わり** 利害をこえた仲のいい友人どうしのつきあい。きわめて親しい交友。水魚の交わり▽中国、斉ぃの管仲訟うと鮑叔くは若いころから共に暮らし、たがいに助けあって親密な仲だったという故事(「史記」)から。 **かんぼうやく【漢方薬】** [图]漢方で使う薬。おもに、草の根や木の皮などからつくる。 **かんぼく【×灌木】** [图]「低木」の古い言い方。たけが低く、幹が発達しない植物。喬木, **カンボジア** [国]正式国名は、カンボジア王国。インドシナ半島南東部の、メコン川流域にある国。もとは豊かな農業国であったが、一九七○年代後半からは内戦が続いた。九三年、アンタック(UNTAC)の監視下で総選挙を実施いっ。面積約一八万平方信心。首都プノンペン。主要言語カンボジア語。 **かんぼつ【陥没】** [图]下凼落ちこんで穴があくこと。とくに、地面などが落ちこむこと。「頭蓋骨ぶ―」「道路が―する」 **かんぽん【刊本】** [图]印刷・刊行された本。写本 **かんぽん【完本】** [图]全集などで、分冊で出た書物の全部がそろったもの。圏丸本甓↔欠本・端本・零本邸 **がんぽん【元本】** [图]元金就。「―保証」 利益や収入を生むもととなる権利や財産。貸家・機械など。類預金・株券など。 **カンマ** [图]↓「コンマ」 **ガンマーせん【ガンマー線・7線】** [图]放射線の一つ。波長の非常に短い電磁波。ものをつきぬける力が強く、うすい金属板などでも通りぬける。医療がよりなどに利用される。ガンマ線。▽「ガンマー」は、ギリシャ語のアルファベットの、三番目。 **かんまつ【巻末】** [图]書物や巻き物などの終わりの部分。圈卷尾巻頭 **かんまん【干満】** [图]海水のみちひき。干潮と満潮。 **かんまん【緩慢】** [形動]動きや変化の速度がゆっくりとしているようす。「―な動作」類緩ゅるやか **かんみ【甘味】** [图]あまい味。また、あまい味のする食べもの。「―が足りない」「―屋」 かんぷら <289> **がんみ【×玩味】** 图 食物をよくかんで味わうこと。また、ものごとの意味をよく理解して味わうこと。「熟読―」 **かんみりょう【甘味料】** 图食品にあまい味をつけるための調味料。砂糖・水あめなど。「人工ー」 **かんみん【官民】** 图官庁と民間。また、官吏[かんり]と民間人。「―一体となる」 **かんむてんのう【桓武天皇】** 闪图七三七一八〇六年。在位、七八一―八〇六年。都を平安京に移し、律令制を再建して、政治体制を整備した。 **かんむり【冠】** 图●頭にかぶるもの。とくに昔、身分の高い人が礼服を着たときにかぶったもの。「―を正す」「李下[りか]に―を正さず」♪図「そくたい」 ②「おかんむり」 **冠を曲げる** きげんを悪くする。 **かんむりょう【感無量】** 图感動や感激が、ちょっとでは言いつくせないこと。類感慨無量 **かんめい【感銘・肝銘】** 图心に深く感じて忘れないこと。「大きな―を受ける」 **かんめい【簡明】** 形動短くすっきりしていて、わかりやすいようす。簡単明瞭。「―な答え」 **がんめい【頑迷・頑×冥】** 形動他人の正しい議論に耳をかたむけず、がんこなようす。わからずや。類かたくな **がんめいころう【頑迷固×陋】** 四漢ものの考えかたが古くてせまく、がんこなこと。「―な老教師」 **がんめん【顔面】** 图かお。顔の表面。「―蒼白」 **がんもく【眼目】** 图もっともたいせつなところ。要点。「話の―」↔主眼 **がんもどき【×雁、擬き】** 图つぶしたとうふに、ニンジン・コンプ・ヒジキなどをまぜて丸め、油であげた食品。がんも。▽関西では「ひりょうず」という。 **かんもん【喚問】** 图[―ス]おおやけの機関が呼びだして、いろいろ問いただすこと。「国会での証人―」圏召喚[しょうかん] **かんもん【関門】** 图◎関所の門。関所。また、通りぬけるのがむずかしいところ。「入学試験の―を突破する」 ②山口県下関[しものせき]市と福岡県北九州市門司[もじ]。「―海峡」 **かんやく【完訳】** 图函外国語の全文を翻訳[ほんやく]すること。また、全訳したもの。↔抄訳[しょうやく] **かんやく【簡約】** 图―ス凸形動まとめて簡単すること。短くまとめてあること。「―な文章」 **がんやく【丸薬】** 图練りあわせて、小さく丸めた薬。 **かんゆ【肝油】** 图タラやサメなどの肝臓[かんぞう]からとった油。ビタミンA・Dを多量にふくむ。「―ドロップ」 **かんゆう【官有】** 国政府がもっていること。「―地」類国有 ↔民有 **かんゆう【勧誘】** 图忍相手にすすめ、さそうこと。「保険の―」「サッカー部に―する」 **がんゆう【含有】** 图成分として中にふくんでいること。「ビタミンAをーする」 **かんよう【肝要】** 形動とくにたいせつなこと。「病後の養生[ようじょう]が―だ」類肝心 **かんよう【寛容】** 形動心が広く、人の考えをよくうけいれること。人のあやまちをとがめないで許すこと。「―な態度」「ごーください」寛大 **かんよう【慣用】** 图①使いなれること。ふつうによく使われること。「―手段」「―語」 ②ある限られた社会での通用語。学術用語・官庁用語・商売用語など。 **かんよう【×涵養】** 图「水がしみこむように、むりなくしぜんに養いそだてること。「徳性を―する」 **かんようおん【慣用音】** 国語呉[ご]を音・漢音・唐音以外で、古くから日本で一般に使われている漢字の音。本来「しょうコウ」と読むべき「消耗」を、「しょうモウ」と読むなど。 **かんようく【慣用句】** 图二つ以上の単語が結びついて句をつくり、一つの特別な意味をもち、よく使われることば。きまり文句。「腹を立てる」「肝[きも]もをつぶす」など。類成句 **かんようご【慣用語】** 图⊕習慣的に使われていることば。「おはよう」「こんにちは」など。 **かんようしょくぶつ【観葉植物】** 图葉の色や形を観賞する植物。ゴムノキ・フェニックスなど。 **がんらい【元来】** 画はじめからずっと。もともと。「それは―別のものだったのだ」▽「本来」も初めからという意味だが、「生まれつき」とか「本質的に」といった感じがある。「彼本来の姿」 **かんらく【陥落】** 图囮⊕地面などがおちくぼむこと。「地盤[じばん]のー」 ②陣地[じんち]や城などがせめおとされること。 ③口説きおとされること。「熱意に負けて―する」 **かんらく【歓楽】** 图喜び、楽しむこと。圏快楽・享楽[きょうらく] **かんらくがい【歓楽街】** 图劇場・映画館・飲食店などが、のきを並べている盛[さか]り場。 **かんよ【関与】** 图「そのことにかかわっていること。「大事件に―する」 > 「つかいわけ」→「関連」を見よ。 **かんらん【観覧】** 图[―ス]ムスポーツや劇などを見物すること。「―席」「―車に乗る」 **かんらん【×橄欖】** 图カンラン科の常緑高木。インドシナ原産。黄白色の花が咲きき、楕円形の実食用。▽オリーブの訳語として用いることもあるが、植物学的には別種。 **かんり【官吏】** 图「公務員」の古い呼び方。政府の仕事をする役人。 **かんり【管理】** 图[―ス]』組織や施設[しせつ]などを、運営したり安全をはかったりすること。「アパートを―する」「健康―」 **がんり【元利】** 图元金と利息。「―合計」 **がんりき【眼力】** 图ものごとをよく見て、真偽・善悪などを見ぬく能力。「―がするどい」 **かんりしゃかい【管理社会】** 图人間が組織に組みこまれて、機械的に操作・管理される社会。マスコミや、コンピュータなどの発達により、情報だけをもとに非人間的な管理がおこなわれ、人間の自由が失われることをあやぶんだとらえかた。 **かんりしょく【管理職】** 图職場で部下を統率する職分。また、その立場にある人。校長・部長など。 <290> **かんりつ【官立】** 图「国立」の古い言い方。国家が設立すること。「―大学」今私立 **かんりつうかせいど【管理通貨制度】** 图国が紙幣の発行を管理・調節し、その通用を保証している制度。紙幣本位制度。 **かんりゃく【簡略】** 形動手軽で簡単なこと。細かいことを略して簡単にしてあること。「―な方式」類簡潔・簡易 > 「つかいわけ」→「簡単」を見よ。 **かんりゅう【貫流】** 图函川などが、ある地域をつきぬけて流れること。「平野を―する」 **かんりゅう【乾留・乾×溜】** 图┬忍空気をさえぎって固体を加熱分解し、さまざまな物質をとりだすこと。「石炭の―装置」 **かんりゅう【寒流】** 图まわりの海水より水温の低い海流。千島海流など。↔暖流 **かんりゅう【還流】** 图流れがもとにかえること。また、その流れ。 ②大気や海流が地球全体にわたって循環[じゅんかん]する、その流れ。 **かんりょう【完了】** 日图「やるべきことがすっかり終わること。「工事が―する」 目文法その動作や状態が現在すでに完全に終わっている、また、実現しているということをあらわす言いかた。「過去」とは別。口語では用言の連用形に助動詞「た」「ている」「てある」を付けてあらわす。「あ、雪が降ってきた」。また、文語では、助動詞「つ」「ぬ」「たり」「り」などを付けてあらわす。「日も暮れぬ」「花咲ききたり」など。▽日本語の「過去」は、「過去に一回そのことが起こった」として表現するもので、完了とは別。ただし現代語では、「た」が「完了」と「過去」の両方をあらわすので見わけにくいことがある。 > つかいわけ 終了・完了・修・満 > 「終了」は、始まったことが進んでいって終わりになること。「作業が終了した」。「完了」は、完全にすっかり終わっているということを明示する表現。「準備が完了した」。「修了」は、きめられた課程を習いおわること。「修了証書」。「満了」は、きめられた期間がすっかり終わったということ。「議員の任期満了」。 **がんりょう【顔料】** 图水や油などにとけない着色剤[ちゃくしょくざい]。化粧品[けしょうひん]や絵の具の原料にする。 **かんりょう【官僚】** 图役人。とくに、上級の官吏[かんり]。「―出身の大臣」 **かんりょうしゅぎ【官僚主義】** 图官僚に共通して見られがちな特権意識や態度。お役所式。 **かんりょうせいじ【官僚政治】** 图上層部の官僚が特権的な権力をもって国を統治する政治形態。 **かんりょうてき【官僚的】** 形動役人に一般的な、保守的で形式を第一とし、自分の安全を第一に考える考えかたや行動のようす。「―な意識が強い人」▽新しい内容よりも形式を重んじるようなやりかた、といった非難の意味で使う。 **かんるい【感涙】** 图深く感激したり、感動したりして流すなみだ。「―にむせぶ」 **かんれい【寒冷】** 形動寒くて冷たいこと。「―の地」↔温暖 **かんれい【慣例】** 图習慣のようになっているやりかた。しきたり。ならわし。「―に従う」恒例[こうれい] **かんれいぜんせん【寒冷前線】** 图冷たい空気と暖かい空気がぶつかったとき、冷たい空気が暖かい空気の下に移動していくところにできる前線。にわか雨や雷雨[らいう]をともない、通過後に気温が下がる。↔温暖前線 図「てんきず」 **かんれき【還暦】** 图数え年で、六一歳[さい]だいをいうことば。「―を祝う」▽満六〇歳で干支がひとまわりして、再び生まれた年の干支に還[かえ]ることから。『一言※表「干支表」 **かんれん【関連】** 图[スル]つながりがいろいろな方面にあること。「―質問」「意外な方面に―がある」 > つかいわけ 関係・関連・関与 > どの語にも「関」があるが、この字はもともと「門」のとびらを閉めるための「かんぬき」を意味していた。だから「関」の付くことばは、みな「門をとじる」「二つのもの(とびら)がしっかり関係をもつ」という意味をもっている。「関係」は広く使い、「結びつきがある」ことをあらわす。「事件の関係者から事情を聞く」。「関連」は、広く各方面に「つながりがある」意味。「事件に関連した発言」。「関与」は、「だいじなことにはいりこんで役割をもつ」こと。「事件に関与している疑い」。 **かんろ【甘露】** 图①あまくておいしいこと。「はぜの―煮」 ②中国の古い伝説で、世の中がよく治まっているしるしとして、天が降らせるあまい液。 **かんろ【寒露】** 图二十四節気の一つ。一〇月八日ごろ。秋分と霜降[そうこう]のあいだ。 **がんろう【×玩弄】** 图―ス」おもちゃのように、もてあそぶこと。なぶりものにすること。「―物」 **かんろく【貫禄】** 图身に備わっている威厳[いげん]。おもみ。「―がつく」「相手に―負けする」 **かんわ【閑話】** 图「スル」①もの静かに話すこと。むだばなし。雑談。「―休題」 **かんわ【漢和】** 图漢語と日本語(和語)。また、「漢和辞典」の略。 **かんわ【緩和】** 图函厳しかったものを、やわらげたりゆるめたりすること。「緊張―」「制限を―する」 **かんわきゅうだい【閑話休題】** 四漢むだ話はそれぐらいにして。それはさておき。▽話を本すじにもどすときに使うことば。 **かんわじてん【漢和辞典】** 图漢字や漢語の読みや意味を、日本語で説明した辞書。漢字はふつう、部首ごとに分かれ、それぞれ画数順に並んでいる。▽部首・音訓索引・総画索引などで引く。 <291> **き[危]** 危 危 危 危 ①なにかよくないことが起こりそうで、不安な状態。☆安心 ②心配する。 ③そこなう。きずつける。 キ ①危機[きき] 危険[けん] 危殆[きたい] 危篤[きとく]、安危[あんき] ②危惧[きぐ] ③危害[きがい] あぶない・あやうい・あやぶむ 危[あぶ]ない橋を渡る/命が危[あや]うい/完成を危[あや]ぶむ **き[机]** 机 机 机 机 つくえ。 キ 机下[きか] 机間[きかん] 机上[きじょう] 机辺[きへん] 浄机[じょうき] つくえ 机[つくえ]を並べた仲 事務机[じむづくえ] 文机[ふづくえ] **き[気](氣)** 気 気 気 気 ●息。呼吸。「彼といると―がつまる(=きゅうくつだ)」 ②ガス。水蒸気。また、空気。「すみきった山頂の―」 ③気持ち。感じ。「音楽で―をまぎらす」「―が変わる」「―が重い」 ④性質。「―が強い」「―が長い」 ⑤なにかをしようとする気持ち。また、活力や精神力。「――を入れて勉強する」「―が進まない」「やるーじゅうぶん」 ◎意識。「―を失う」「―が遠くなる」 その場のふんいき。「清新の―がみなぎる」 ⑧天候などの自然現象。 キ 気化[きか] 気体[きたい]、蒸気[じょうき] 大気[たいき] 排気[はいき] /湯気[ゆげ] ③気軽[きがる] 気分[きぶん] /呆気[あっけ] 気[け]食[ぐ]い 気[き] ④気質[きしつ] 気性[きしょう] 陰気[いんき] 男気[おとこぎ] 陽気[ようき]、⑤気合い[きあい] 気力[きりょく] 意気[いき] 活気[かっき] 元気[げんき] 気絶[きぜつ] 正気[しょうき] ⑦気運[きうん] 雰囲気[ふんいき] /気配[けはい] ⑧気温[きおん] 気候[きこう] 天気[てんき] *意気地[いくじ] *浮気[うわき] *気質[かたぎ] *気障[きざ] **気が合う** 考えかたや気持ちが一致して仲がいい。「同じ趣味で―」 **気がある** 関心、とくに恋心[こいごころ]をもっている。☆気がない **気が多い** 興味や関心をもっていることが多くて、心が定まらない。うつり気である。 **気が置けない** 気を使わずに、気楽につきあえる。「―友達と旅行する」▽「気が置ける」は、相手とのあいだに「しぜんに心づかいが置かれる、つまり何かと配慮がいる」という意味。だから「気が置けない」は、安心していられること。最近、逆の、安心できないという意味で使うことがあるが、それは誤り。 **気が利く** ①細かいところまで注意がいきとどく。 ②センスがよくて、しゃれている。「気が利いたレストラン」 **気が気でない** 心配で落ち着いていられない。「結果がわかるまで―」類 気をもむ **気が差す** 悪いことをしたのではないかと気がかりで、うしろめたい。「だまって借りたので―」 **気が済む** ずっとやろうと思っていたことを、やり終わってすっきりする。「―まで遊びなさい」 **気がせく** あせる。気ぜわしい思いがする。「なんとなく―」 **気が立つ** 興奮していらいらする。「何もかもうまくいかなくて―」 **気が散る** まわりが気になって一つのことに集中できない。類気もそぞろ **気が付く** ①心配りがいきとどく。類気が利く ②意識がもどる。「気が付いたら病院だった」 ③考えがそこにおよぶ。「お釈迦[しゃか]さまでも―めえ」 **気がとがめる** 悪いことをしたと思って、良心が痛む。「仲間はずれにするのは―」 **気が抜ける** ①いままで張りつめていた気持ちがなくなる。「試合中止でー」 ②食べものの風味や刺激[しげき]がなくなる。「気が抜けたわさび」 **気が張る** ①緊張[きんちょう]する。がんばろうという気力がある。「新学期はみんな―」☆気が抜ける **気が引ける** 自分にも弱みがあって相手に強く出られない。気後れがする **気が触れる** 精神状態がおかしくなる。圏気が狂う **気が短い** ゆっくり待っていられなくて、すぐにいらいらしたり、おこったりするようす。↔気が長い **気に入る** 好みに合う。 **気に掛かる** どんなようすか心配で、落ち着かない。「病人のことが―」圏気になる **気に食わない** 気に入らなくて不愉快[ふゆかい]だ。 **気に障[さわ]る** 人の言ったことやしたことで、不愉快[ふゆかい]になる。 **気にする** たいしたことでないのに心配する。「小さなことを―な」気に病む **気に染まない** 気持ちにぴったりしなくて、うけいれる気持ちになれない。☆気に添[そ]う **気に留める** 忘れないように気をつける。気にかける **気になる** どうなるのか心配だったり、興味をそそられたりする。「あしたの天気が―」圏気に掛かる **気に病む** くよくよと心配して思いなやむ。「何でも一人」類気にする **気のせい** 実際にはないことが、自分の気持ちからそのように感じられること。「―か元気がない」 **気のない** 興味ややる気のない。「―返事」 **気は心** 量はわずかだが、心はこもっていること。「少しですが、―ですから」▽おくりものをするときなどに使う。 <292> 気を落とす がっかりする。「お気を落としませんように」類力を落とす 気を配る まわりのものごとに注意して、じゅうぶん心づかいをする。鬨気を遣っゅう 気を付ける 注意深く行動する。 気を取られる ほかのことに注意がいってしまい、すべきことをし忘れる。 気を取り直す 失敗したりしてなげやりな気持ちになっていたのが、やる気をとりもどす。「気を取り直してがんばる」 気を抜く 緊張し”をゆるめてほっとしたり、いSかげんな気持ちになる。「気を抜けない仕事」 気を呑まれる 圧倒続される。「堂々とした相手にー」 気を吐く やる気がじゅうぶんで、勢いがいいようすを見せる。「負け試合でひとりー」 気を引く 相手の心の中をそれとなく探る。また、さそいをかけて興味をもたせる。 気を回す 考える必要がないことまで、あれこれ考える。「変に―な」 気をもたせる 希望がかなうようなようすをして、相手に期待させる。「―ような態度」 気を揉む どうなるか心配でやきもきする。「まわりで気をもんでいてもしかたがない」 気を許す 安心して警戒心をとく。「気を許した友達」 気を悪くする 不愉快かいになる。気を良くする **き[汽]** 汽汽汽汽 ゆげ。水蒸気。 キ 汽車汽船ぜん汽笛でき **き[希]** 巾・4画 全7画 希希希希 ●数量が少ない。めずらしい。まれ。②うすい。③ねがう。のぞむ。 キ ①②希少ぃよう 希代古希②希薄希硫酸ゅらさん ③希求きゅう 希望感う 希こいねがう 希まれ希臘 希有希伯来 **き[季]** 子・5画 季季季季 ①一年を春夏秋冬に区切ったもの。②ある期間。すえ。きょうだいの最年少者。また、四季をさらに三分したときの最後の一か月などをいうときに使う。▼「李」(=すもも)」は別字。 キ ①季刊』 季語 季節の夏季 四季虬②雨季年季③季春じゅん伯仲叔季もいら **き[紀]** 糸・3画 全9画 紀紀紀紀 ◎すじみちを立てて書きしるしたもの。②すじみち。規則。③年代。年月の区分。 キ ①紀行き”紀伝体に紀要本紀類②紀綱きら校紀,風紀話,③紀元々世紀西紀せい **き[記]** 言・3画 全10画 記記記記 書きしるす。また、書いたもの。文章。「思い出の―」②めじるし。③おぼえる。一◆「記する」を見よ。 キ ②記事記入ゅぅ記録伝記筆記むっき「寄]②記号”③記憶く暗記もん しるす 体験を記しるす書き記しるす **き[起](起)** 走・3画 全10画 起起起起 ①おきあがる。②活動をはじめる。③はじまり。おこり。 キ ①起床よう 起立隆起しゅら②起工起訴決起っ発起,起因起源起点ん起承転結んは縁起 おきる・おこる・おとす 事故が起きる 早起き/事件が起こる/やる気を起こす 起居振る舞い **き[帰】(歸)** 巾・7画 全10画 帰帰帰帰 ①もどる。かえる。②あるべきところに落ち着く。③したがう。一「帰する」を見よ。 キ ④帰還帰省帰宅帰納回帰熱復帰っ②帰結う帰着ゃく③帰依帰化 かえる・かえす 故郷に帰変る 日帰り/親元誌へ帰かえす 不如帰ほととぎす **き[基]** 土・8画 全11画 基基基基 ●土台。よりどころ。もとづく。②化学反応のときに分解されず、一つの原子のようにはたらく原子団。③墓・石塔繕・エンジン・エレベーターなど、すえつけられているものを数えることば。「臼一―」 キ ①基礎基準ゅん基地基盤ㄦ基本児開基、②塩基数人 もと・もとい 会社の基とを築く事実に基づく/国の基もとい 基督臂 **き[寄]** ・8画 全11画 寄寄寄寄 ①たよる。身をよせる。②あずける。あたえる。③たちよる。よる。 キ ◎寄宿ゅく寄生』②寄稿ク寄贈ク寄託寄付③寄港 よる・よせる 寄ょり道近寄る年寄り 年寄株靴より/寄ょせ書き取り寄ょせる *数寄屋뜥*最寄り 寄居虫やどかり 寄生木器 寄越す*寄席も寄人よりゅうど き <293> **き** **き[規]** 見・4画 全11画 規 規 規 規 **き[規]** [名]①コンパス。ものさし。②きまり。てほん。③正しくする。 > キ ①定規[じょうぎ] ②規則[きそく] 規定[きてい] 規範[きはん] 規律[きりつ] 正規[せいき] 法規[ほうき] ③規制[きせい] > 子規[ほととぎす] **き[喜]** 口・9画 全12画 喜 喜 喜 喜 **き[喜]** [名]よろこぶ。よろこび。⇔悲 > キ 喜劇[きげき] 喜色[きしょく] 喜怒哀楽[きどあいらく] 一喜一憂[いっきいちゆう] 歓喜[かんき] 狂喜[きょうき] 大喜[たいき] > よろこぶ 無事を喜[よろこ]ぶ **き[揮]** ・9画 全12画 揮 揮 揮 揮 **き[揮]** [動]①ふるう。ふりまわす。②勢いよくまきちらす。 > キ ①揮毫[きごう] 指揮[しき] ②揮発[きはつ] 発揮[はっき] > 揮[ふ]るう **き[輝]** 車・8画 全15画 輝 輝 輝 輝 **き[輝]** [動]ひかりかがやく。かがやかしい。 > キ 輝石[きせき] 光輝[こうき] > かがやく 輝[かがや]く星 照り輝[てりかがや]く **き[期]** 月・8画 全12画 期 期 期 期 **き[期]** [名]①ひと区切りの時間。「―のはじめ」②まちうける。「◆「期する」を見よ。 > キ・ゴ ①期間[きかん] 期限[きげん] 期日[きじつ] 定期[ていき]/最期[さいご] 末期[まっき] ②期待[きたい] 予期[よき] **き[貴]** 貝・5画 全12画 貴 貴 貴 貴 **き[貴]** [形]①値打ちがある。②地位が高い。⇔賤・卑③相手、または相手側のものを尊敬してそえる語。 > キ ①貴金属[ききんぞく] 貴重[きちょう] 騰貴[とうき] 貴賤[きせん] ②貴族[きぞく] 高貴[こうき] 富貴[ふうき] ③貴下[きか] 貴家[きか] 貴兄[けいけい] 貴国[きこく] 貴社[きしゃ] > たっとい・とうとい 貴[たっと]い生命 > たっとぶ・とうとぶ 正義を貴[とうと]ぶ > 貴方[あなた] 貴男[あなた] 貴女[あなた] **き[旗]** 方・10画 全14画 旗 旗 旗 旗 **き[旗]** [名]はた。はたじるし。 > キ 旗艦[きかん] 旗手[きしゅ] 校旗[こうき] 国旗[こっき] 弔旗[ちょうき] > はた 旗揚[はたあ]げ公演 旗色[はたいろ]が悪い 手旗信号[てばたしんごう] **き[器](器)** 口・12画 全15画 器 器 器 器 **き[器](器)** [名]①いれもの。うつわ。②道具。③才能があること。 > キ ①食器[しょっき] 土器[どき] 容器[ようき] ②器具[きぐ] 器材[きざい] 楽器[がっき] 武器[ぶき] ③器用[きよう] 器量[きりょう] 大器晩成[たいきばんせい] > うつわ 器物[うつわもの] 社長の器[うつわ] **き[機]** 木・12画 全16画 機 機 機 機 **き[機]** [名]①複雑なしくみ。②ものごとが起こるきっかけ。しおどき。「―に乗じる(=チャンスをうまく利用する)」「―が熟[じゅく]す(=ちょうどいい時期になる)」③はたらき。④大事なところ。かなめ。⑤「飛行機」の略。また、飛行機を数えることば。 > キ ①機械[きかい] 機関[きかん] 機材[きざい] 織機[しょっき] 洗濯機[せんたくき] ②機運[きうん] 機会[きかい] 危機[きき] 心機一転[しんきいってん] 動機[どうき] ③機知[きち] 機転[きてん] 機能[きのう] ④機密[きみつ] 枢機[すうき] ⑤機体[きたい] 機長[きちょう] 敵機[てっき] > はた 機織[はたお]り 機屋[はたや] > 機[からくり] 機を見るに敏[びん]なり チャンスをつかむのがすばやくてうまいようす。 **き[企]** 人・4画 全6画 企 企 企 企 **き[企]** [動]やろうと思いたって計画する。くわだてる。 > キ 企画[きかく] 企業[きぎょう] 企図[きと] > くわだてる 悪事を企[くわだ]てる 企[くわだ]てが失敗する > 企[たくら]む **き[岐]** 山・4画 全7画 岐 岐 岐 岐 **き[岐]** [名]道が分かれる。えだみち。 > キ 岐路[きろ] 多岐[たき] 分岐点[ぶんきてん] > 岐阜[ぎふ] 讃岐[さぬき] **き[忌]** 心・3画 全7画 忌 忌 忌 忌 **き[忌]** [名]①きらってさける。②死者のために、一定期間つつしむこと。「―が明ける」類[喪]③死者の命日[めいにち]。 > キ ①忌憚[きたん] 忌避[きひ] 禁忌[きんき] ②忌中[きちゅう] 服忌[ぶっき] ③一周忌[いっしゅうき] 漱石忌[そうせきき] 年忌[ねんき] > いむ 忌[い]むべき行い 忌[い]み言葉 > いまわしい 忌[いま]わしい事件 > 忌々[いまいま]しい **き[奇]** 大・5画 全8画 奇 奇 奇 奇 **き[奇]** [名]①ふつうと変わっている。めずらしい。あやしげである。「―を好む」②思いがけない。③すぐれている。④二で割り切れない。はんぱ。⇔偶[ぐう] > キ ①奇怪[きかい] 奇観[きかん] 奇術[きじゅつ] 奇妙[きみょう] 怪奇[かいき] 好奇心[こうきしん] 猟奇[りょうき] ②奇禍[きか] 奇遇[きぐう] 奇襲[きしゅう] ③奇才[きさい] 奇士[きし] 奇勝[きしょう] 奇特[きとく] ④奇数[きすう] > 奇[あや]しい 奇[く]しくも 数奇屋[すきや] > 奇をてらう わざと見せびらかすように、ふつうとはちがうことをしてみせる。 <294> き[祈](祈)ネ・4画 全8画 祈祈祈祈 神仏に願いごとをする。いのる。 キ 祈願祈禱,祈念さん いのる 無事を祈ぃのる 祈ぃのりをささげる **き[軌]** 車・2画 全9画 軌軌軌軌 ●車輪の通ったあと。わだち。動いた道すじ。②人として守るべき道。規則。 キ ②軌跡軌道狭軌ょう広軌軌範き「幾]ん常軌じょっ 軌を一ぃっにする 考えかたややりかたが同じである。「両者の発想は―」 **き[既](既)** 先・5画 全10画 既既既既 ◎まえに。すでに。↔未②すっかりなくなる。つきる。 キ ②既刊 既婚ん既成既製ぜい②皆既日食はよく すでに既に勝負はついた **き[飢]** 食・2画 全10画 食食食食 食べものがなくて空腹に苦しむ。うえる。また、作物がとれない。麵餓 キ 飢餓飢渴 飢寒さん飢饉せん うえる 愛情に飢える飢え死に 飢える **き[鬼]** 鬼・0画 全10画 鬼鬼鬼鬼 ◎死者のたましい。②人に災いをもたらすもの。おに。また、おにのような人。③人並みはずれてすぐれたもの。 キ ①鬼籍ぜき餓鬼②鬼神鬼畜吸血鬼きゅうけっ③鬼才きい神出鬼没きぼ おに 鬼に金棒繄鬼火鬼百合 鬼灯ほおずき **き[棋]** 木・8画 全12画 棋棋棋棋 将棋しょう。囲碁。 キ 棋士棋道棋譜棋風う **き[幾]** 幺・9画 風6.++ 全12画 幾幾幾幾 いくつ。どれだけ。 キ 幾何幾多く幾人眾幾分幾等 幾何 幾許庶幾いねがわくは庶幾らかし **き[棄]** 木・9画 全13画 棄棄棄棄 すてる。圏捨 キ 棄却きゃく 棄権ん自暴自棄,破棄廃棄熱い放棄 棄けてる 投げ棄ちつ自棄ゃけ **き[騎]** 馬・8画 全18画 騎騎騎騎 ウマにまたがって乗る。また、ウマに乗っている人。ウマに乗った人を数えることば。 キ 騎手騎馬軽騎兵灬き 一騎当千らぜん 敵騎にっ **き[亀](龜)** 亀・0画 全11画 亀亀亀亀 ◎動物のカメ。②てほんとなるもの。▽昔、カメのこうらでうらなったことから。 キ ①亀甲 亀裂縫っ②亀鑑ん かめ 亀の甲とより年の功 **き[稀]** 禾・7画 全12画 稀稀稀稀 ①めったにない。まれ。②うすい。まばら。▼多く、「希」に書きかえる。 キ 古稀/稀有稀釈稀少よう稀代さい稀薄く まれ稀まれに見る秀才 **き[葵]** 全12画 葵葵葵葵 植物のアオイ。 キ あおい 葵ぁぉいの紋もん三葉葵 山葵わきび向日葵ひまわり **き[熙]** ・9画 全13画 熙熙熙熙 ●ひかりかがやく。②ひろい。③よろこぶ。たのしむ。▼「熙」は誤字。 キ ①光熙,③照笑じよう **き[暉]** 日・9画 全13画 暉暉暉暉 ●太陽の光。②かがやく。 キ ①春暉託児夕暉,②暉芒”光暉, **き[綺]** 糸・8画 全14画 綺綺綺綺 ◎美しい模様。また、美しいようす。②たくみなようす。 キ ①綺羅綺麗②綺語綺談だん **き[毅]** 殳・11画 全15画② 毅毅毅毅 心が強く、動じない。 キ 毅然剛毅むら いつき キ き <295> **ぎ** **き[槻]** 木・11画 全15画 槻 槻 槻 槻 **き[槻]** [名]植物のツキ。ケヤキ。 **き[嬉]** 女・12画 全15画 嬉 嬉 嬉 嬉 **き[嬉]** [形]たのしい。うれしい。よろこばしい。 > キ 嬉々[きき] 嬉笑[きしょう] 嬉色[きしょく] > うれしい 嬉[うれ]し泣き **き[磯]** 石・12画 全17画 磯 磯 磯 磯 **き[磯]** [名]いそ。かわら。 > キ 磯魚[いそぎょ] > いそ 荒磯[あらいそ] 磯巾着[いそぎんちゃく] 磯辺[いそべ] **き[ㄹ]** 「こ」 **き【木】** 图[名]①立ち木。樹木。「―の枝」②材木。また、木材。「床柱にする―を選ぶ」③拍子木[ひょうしぎ]。芝居[しばい]やすもうの開幕の合図[あいず]に打たれる。「―がはいる」 木から落ちた猿[さる] たよるものがなくなって、身動きできない状態。 木で鼻をくくる そっけなく、無愛想な態度のたとえ。「木で鼻をくくったような応対」 木に竹を接[つ]ぐとってつけたように不[ふ]しぜんで、前後が調和しないこと。 木に縁[よ]りて魚を求む 方法をまちがえては、ことはなしとげられないことのたとえ。▽中国、「孟子[もうし]」から。 木を見て森を見ず 小さいことにこだわって、全体を理解しない。 **き【生】** 图[造語]①〈名〉まじりけのないこと。まじりものがないこと。「ウイスキーをーで飲む」②〈造語〉「生~」の形で』純粋[じゅんすい]なことをあらわす。「―まじめ」「―じょうゆ」「―一本」「―娘[むすめ]」③手を加えていないことをあらわす。「―糸」「―成り」 **ぎ【気/忌/奇/軌/記/期/機/騎】** 图→漢字項目を見よ。 **ぎ【黄】** 图三原色の一つ。きいろ。きい。 **ぎ[技]** ・4画 全7画 技 技 技 技 **ぎ[技]** [名]わざ。うでまえ。「―、神[しん]に入[い]る(=うでまえが非常にさえているようす)」 > ギ 技巧[ぎこう] 技術[ぎじゅつ] 技能[ぎのう] 演技[えんぎ] 国技[こくぎ] > わざ 技[わざ]を競[きそ]う 足技[あしわざ] 早技[はやわざ] **ぎ「義」** 羊・7画 全13画 義 義 義 義 **ぎ「義」** [名]●すじみちが立っていること。人としてしなければならないこと。「―をつくす」②意味。わけ。③血のつながりのない親類。④失われたからだの一部の代わりになるもの。 > ギ ①義務[ぎむ] 義理[ぎり] ②主義[しゅぎ] 正義[せいぎ] 道義[どうぎ] 意義[いぎ] 教義[きょうぎ] 語義[ごぎ] 講義[こうぎ] 定義[ていぎ] ③義兄[ぎけい] 義母[ぎぼ] ④義眼[ぎがん] 義手[ぎしゅ] 義足[ぎそく] 義を見てせざるは勇無[ゆうな]きなり そうすることが正しいとわかっていながらしないのは、勇気がないからである。▽中国、「論語」から。 **ぎ「議]** 言・13画 全20画 議 議 議 議 **ぎ「議]** [名]①はなしあう。論じる。また、正式な議論。「総会の―に付する」「委員会の―を経る」②意見。かんがえ。一「議する」を見よ。 > ギ ⓙ議題[ぎだい] 議論[ぎろん] 会議[かいぎ] 協議[きょうぎ] 討議[とうぎ] ②異議[いぎ] 建議[けんぎ] 抗議[こうぎ] 動議[どうぎ] 和議[わぎ] **ぎ[儀]** イ・13画 全15画 儀 儀 儀 儀 **ぎ[儀]** [名]●作法にかなったおこないやきまり。「婚礼[こんれい]の―」②かたどったもの。模型。③こと。「そのーばかりはお許しください」④…に関しては。「私―[わたくしぎ]このたび転居いたしました」▽改まったときや手紙などで使う。 > ギ ①儀式[ぎしき] 儀法[ぎほう] 行儀[ぎょうぎ] 律儀[りちぎ] 礼儀[れいぎ] ②地球儀[ちきゅうぎ] ③公儀[こうぎ] 難儀[なんぎ] **ぎ[犠](犧)** 牛・13画 全17画 犧 犧 犧 犧 **ぎ[犠](犧)** [名]神に供える動物。いけにえ。また、自分の身を捨ててつくすこと。 > ギ 犠牲[ぎせい] 犠打[ぎだ] **ぎ「疑]** 疋・9画 全14画 疑 疑 疑 疑 **ぎ「疑]** [動]うたがう。信用できないと思う。うたがわしい。 > ギ 疑獄[ぎごく] 疑問[ぎもん] 疑惑[ぎわく] 質疑[しつぎ] 半信半疑[はんしんはんぎ] 被疑者[ひぎしゃ] 容疑[ようぎ] > うたがう 耳を疑[うたが]う 疑[うたが]いを抱[いだ]く > 疑[ぐ]る **ぎ[擬]** ・14画 全17画 擬 擬 擬 擬 **ぎ[擬]** [動]にせる。まねる。▽「凝[ぎょう](=こる)」は別字。「擬する」を見よ。 > ギ 擬人法[ぎじんほう] 擬声語[ぎせいご] 擬造[ぎぞう] 擬態[ぎたい] 模擬試験[もぎしけん] > 擬[なぞら]える 擬[もど]き 雁擬[がんもど]き **ぎ[宜]** ・5画 全8画 宜 宜 宜 宜 **ぎ[宜]** [形]よろしい。都合[つごう]とりがいい。▽「宣[せん](=ひろめる)」は別字。 > ギ 時宜[じぎ] 適宜[てきぎ] 便宜[べんぎ] > 宜[よろ]しく 宜[むべ]なるかな **ぎ[偽](偽)** イ・9画 全11画 偽 偽 偽 偽 き <296> **ぎ[欺]** 欺 欺 欺 欺 うそをついて人をだます。あざむく。 ギ 欺瞞[ぎまん] 詐欺[さぎ] あざむく 敵を欺[あざむ]く **ぎ[戯](戱)** 戲 戲 戲 戲 ●おもしろく遊ぶ。ふざける。 ②芝居。演劇[えんげき]。 ギ 戯画[ぎが] 児戲[じぎ] 遊戯[ゆうぎ],②戯曲[ぎきょく] 戯作[げさく] たわむれる 子供が遊び戯[たわむ]れる 戯[たわむ]れの恋[こい] 悪戯[いたずら] 戯[ざ]れ事[ごと] 戯[たわ]け者[もの] 戯[じゃ] **ぎ[伎]** 伎 伎 伎 伎 演技。また、そのわざやうでまえ。 ギ 伎楽[ぎがく] 伎芸[ぎげい] 歌舞伎[かぶき] **ぎ[誼]** 誼 誼 誼 誼 したしみ。 ギ 厚誼[こうぎ], 友誼[ゆうぎ], よしみ 昔の誼[よしみ] **ぎ【技/義/儀/議】** 图漢字項目を見よ。 **ギア** 医歯車。また、自動車などの変速装置。ギヤ。gear **きあい【気合い】** 图①精神を集中してやろうとするときの、気持ちの勢い。また、そのときのかけ声。「―をかける」 ②しかりつけて、はげます。類活[かつ]を入れる **きあけ【忌明け】** 图↓「いみあけ」 **きあつ【気圧】** 图周語①〈名〉大気の圧力。一般に、高いところほど減少する。「―配置」「―計」 ①〈造語〉気圧の単位。一気圧は、水銀柱七六〇ミリメートルの圧力で、一〇一三ヘクトパスカル。 **きあつのたに【気圧の谷】** 图天気図で、高気圧にはさまれた気圧の低い部分。谷のように細長くのびて、この谷の東側は天気が悪い。 **きあわせる【来合わせる】** 下口ちょうど来て出会う。たまたまその場所にやってきて、人や事件などに出あう。「蜃気楼[しんきろう]が出たところに―」 **きあん【起案】** 图凸もとになる文案をつくること。起草。「条文を―する」 **ぎあん【議案】** 图会議にかけて話しあおうとする問題。「―を提出する」かぞえ方 件[けん] **きい【奇異】** 图形動ふつうとはようすが変わっていること。ふしぎなこと。「―の念をいだく」圏奇妙[きみょう] **きい【忌諱】** 图「忍」→「きき」 **きい【紀×伊】** 图旧国名。今の和歌山県と三重県の南部。南海道の一国。紀の国。紀州[きしゅう]。「―水道」 **キー** ①かぎ。「車の―」 ②ピアノ・タイプライター・コンピュータなどで、指でたたくところ。鍵[けん]。「―ボード」 ③音楽などの高低の調子。音調。「―が高い」 ④重要な手がかり。「ーワード」 ⑤中心。「ーマン」 | key **きいたふう【利いた風】** 形動気どって知ったかぶりをするようす。なまいき。「―な口をきくな」 **きいちご【木苺】** 图バラ科の落葉小低木。白い花をつけ、果実は黄や赤で、食用にする。 **きいつ【帰一】** 图「スと分かれているものが、最後は一つのところに行きつくこと。「―するところは同じだ」 **キーツ** 色一七九五一一八二一年。イギリスの詩人。ロマン主義を代表する、絵画的な作品を残し、日本の詩人にも影響をおよぼした。代表作「エンディミオン」「ギリシャの壷[つぼ]によせて」。|John Keats **きいっぽん【生一本】** 形動①〈名〉まじりけのないこと。純粋[じゅんすい]。また、そのもの。「灘[なだ]の―」▽多く、日本酒をいう。 ①〈名・形動〉思いこんだら、まっすぐ打ちこんでいくこと。「―な性格の男」 **きいと【生糸】** 图蚕[かいこ]のまゆからとったままの、練っていない糸。⇔練り糸 **キーパー** 图守る人。管理人。また、「ゴールキーパ」の略。「ハウスー」-keeper **キーパンチャー** キーを打って、コンピュータ入力用のカードやテープに穴をあける仕事をする人。パンチャー。| keypuncher **キープ** 图①保つこと。確保すること。とくに、球技でボールを敵にわたさないで保持すること。「―力がある選手」| keep ②ポピュラー音楽で、ピアノなどの鍵盤楽器。一keyboard **キーポイント** 困問題を解決するための重要な手がかり。要点。key と point から。和 **キーボード** 图①タイプライターやコンピュータの鍵盤。また、ポピュラー音楽で、ピアノなどの鍵盤楽器。一keyboard **キーホルダー** 图かぎをなくさないようにまとめておく器具。▽ key と holder から。和 **きいろ【黄色】** 图三原色の一つ。黄の色。き。きい。イエロー。 **きいろい【黄色い】** 囲黄色をしている。「―レモン」「くちばしがー」 **黄色い声** 若い女性や子供が出すかん高い声。「―で応援する」 <297> **キーワード** 图①問題解決や理解の手がかりとなる重要な語句。 ②情報を検索[けんさく]するときに手がかりとなることば。| key word **きいん【起因】** 图[―ス]と何かが起こるもと。直接の原因。「大事故も小さなミスに―する」 **ぎいん【議員】** 图国会や地方議会などを構成し、議決する権利をもつ人。「県会―」「衆議院―」 **ぎいん【議院】** 图国会。衆議院と参議院。 **きいんせいどう【気韻生動】** 四漢書や絵などのおもむきが、生き生きとして躍動[やくどう]的であるようす。 **ぎいんないかくせい【議院内閣制】** 图内閣が議会の支持によって成り立つ政治のしくみ。内閣は議会の多数党によって組織され、行政上の責任を議会とともに負う。イギリスで生まれ、日本もこの制度をとっている。 **キウイフルーツ** 图マタタビ科のつる性植物。実は食用。南中国原産で、ニュージーランドの特産。▽実の形がニュージーランドにすむ鳥のキウイに似ていることから。「kiwi fruit **きうけ【気受け】** 图その人に対して他人がもつ感情。世間[せけん]の評判。「―がいい」 **きうそうだい【気宇壮大】** 回漢ものの考えかたや気がまえが、非常に大きく広いこと。「―な計画」 **きうつ【気鬱】** 形動気分が晴れないこと。気がふさぐこと。類憂鬱[ゆううつ] **きうつり【気移り】** 图忍心が一つのことに集中せず、他に移りやすいこと。 **きうん日【気運】** 图しぜんにそうなっていきそうなようす。世のなりゆき。時運。時勢。「政治改革の―が高まる」 **目【機運】** 图だんだんとそうなっていくころあい。ときのめぐり。「―が熟する」 **きえ【帰依】** 图仏を信じ、その教えに従い、たよること。神についてもいう。「信心―」 **きえい【気鋭】** 形動意気が盛[さか]んで、だれにも負けない気持ち。「新進―」 **きえいる【消え入る】** 国①消えてなくなる。だんだん消えていく。「―ような声」▽もと、気を失う、息が絶えるという意味でも使われた。 **きえうせる【消え失せる】** 下すっかり消えてなくなる。「けむりのように―」 **きえつ【喜悦】** 图函喜ぶこと。よろこび。「―満面」「―してむかえる」 **きえる【消える】** 下□◎見えていたものがしぜんに見えなくなったり、聞こえていたものが聞こえなくなったりする。「人影[ひと]が―」「話し声が―」 ②火やガスなどが熱や光を失う。「街灯が―」 ③雪や露[つゆ]などが、とけたりかわいたりしてなくなる。「山の雪が―」 ④心の中で感じていたものがなくなる。「いかりが―」 **きえん【気炎・気×焰】** 图燃えあがるような盛[さか]んな気持ち。「―をあげる」「V―万丈」 **きえん□【奇縁】** 图ふしぎな縁。思いがけないめぐりあわせ。「合縁[あいえん]――」 **目【機縁】** 图ものごとの起こるきっかけ。「知りあう―となる」 **ぎえんきん【義援金・義×捐金】** 图災難や不幸にあった人を助けるための寄付金。▽「義損金」は誤り。 **きえんさん【希塩酸】** 图塩酸を水でうすめたもの。消毒剤[しょうどくざい]などに使う。 **きえんばんじょう【気炎万丈】** 四漢非常に意気盛[さか]んなこと。 **きおい【気負い】** 图自分こそはと、意気ごむこと。いさみたつ。「気負った文章」▽「競[きお]う(=はりあう)」から出たことば。 **きおくれ【気後れ】** 图「何かをしようとするときに、気がかりなことがあったり、自信がなかったりして、気がひるむこと。▽「気遅れ」は誤り。 **キオスク** 国駅などにある、新聞や雑誌の売店。とくに、鉄道弘済会の売店。キヨスク。▽もとトルコ語・ペルシア語で、あずまやという意味。|kiosk **きおち【気落ち】** 图「ご期待[きたい]で張りつめていた気持ちがゆるんで、がっかりすること。失望すること。「試合に負けて―する」圏落胆[らくたん] > 「つかいわけ」→「拍子抜[ひょうしぬ]け」を見よ。 **きおも【気重】** 形動①気分が晴れず、しずんでいるようす。 ②相場で、活気のないこと。 **きおん【気温】** 图大気の温度。ふつう、地上一・五メートルの高さで測った温度。 **ぎおん【擬音】** 图実際の音に似せてつくった、人工の音。劇や放送などで使う。「―効果」 **ぎおん【×祇園】** 图⊕京都八坂神社。また、その付近の地名。 ②祇園会(=八坂神社の祭礼)。 ③祇園精舎。昔、インドにあった、釈迦が説法[せっぽう]らした寺。▼「祇園」は誤り。 **ぎおんご【擬音語】** 图自然の音を人間が区別できる声でとらえたことば。「イヌがワンワン鳴く」「ゴトッとした」など。類擬声語 **きか【机下】** 图手紙で、あて名の左下にそえ書きして、相手に敬意をあらわすことば。類侍史[じし] **きか【気化】** 图函液体や固体が、気体に変わること。類蒸発 **きか【奇禍】** 图思いがけない災難。「―にあう」 **きおうしょう【既往症】** 图以前かかったことのある病気。▽「既往」は、過去のこと。 **きおく【記憶】** 图「ご経験や学習したことを忘れずに、心にとどめておくこと。また、心にとどめられたこと。ものおぼえ。「―力」 **きか【帰化】** 图本人の意志でよその国の国籍[こくせき]をえて、その国民となること。「日本に―する」 ②よその国に運ばれた生物が、その土地に根を下ろして繁殖[はんしょく]すること。「―植物」 **きか【貴下】** 代名二人称単数。おもに対等の男性どうしで手紙文に使う、改まった言い方。「―のお手紙拝見いたしました」「類貴君[きくん]・貴兄[きけい]・貴殿[きでん] **きか【幾何】** 图「幾何学」 <298> **きか【×麾下】** 图①指揮下にあること。また、指揮下の者。「将軍―の精鋭[せいえい]部隊」「―にはいる」▽「麾」は、旗のこと。 **きが【飢餓】** 图食べものがなくて、飢えること。うえ。「―に苦しむ」「―地獄[じごく]」 **きが【起臥】** 图「凸起きることと、ねること。 ②毎日の暮らし。起居。「―を共にする」 **ぎが【戯画】** 图①たわむれにかいた絵。風刺[ふうし]いをふくんだ、こっけいな絵。「鳥獣[ちょうじゅう]―」 ②不都合[ふつごう]で望ましくないようす。きっかい。「―な言動」「一千万[いっせんまん]」顯奇々怪々 **きかい日【器械】** 函しかけのある道具。器具。「医療[いりょう]―」「光学―」「―体操」 **【機械】** 图動力によって作業をする、複雑なしくみの装置。「―工業」「精密―」「一的」 **きかい【機会】** 图何かをするのにちょうどいいおり。チャンス。「絶好の―をのがす」麵時機 **きがい【危害】** 图人の生命をおびやかしたり、からだを傷つけたりするような害。「―を加える」 **きがい【気概】** 图困難にくじけない強い意志。「―のある人」「―を見せる」園 気骨 ▽「気慨」は誤り。 **ぎかい【議会】** 图国民によって選ばれた議員が、国や地方の政治について議論し、決定する機関。とくに、国会をいう。「―政治」 **きかいか【機械化】** 图生産・労働などで、人間のしていた仕事を、機械を使っておこなうこと。「農作業のー」 **きかいきんとう【機会均等】** 四漢だれもが平等に活動する場をあたえられていること。「教育の―」 **きかいたいそう【器械体操】** 图鉄棒・鞍馬・つり輪・平行棒・平均台などの器具を使っておこなう体操。「機械体操」は誤り。 **きかいてき【機械的】** 形動機械のように、きめられたとおりに型にはまった動きをするようす。深く考えず、また感覚をはたらかさないようす。「―に処理する」 **きがえ【着替え】** 图衣服を着かえること。また、着かえるための衣服。 **きかえる【着替える】** 下□いままで着ていた衣服をぬいで、ほかの衣服ととりかえる。きがえる。「ふだん着[ぎ]に―」 **きか(奇貨)居[お]くべし** めずらしいものだから、むりをしてでも今買っておけば、将来必ず利益を生むだろう。えがたいチャンスはのがしてはならないということ。▽中国、「史記」から。 **きかがく【幾何学】** 图図形や空間の性質を研究する学問。幾何。→代数学 **幾何学に王道なし** 学問の世界には王様用の特別な道はない、つまり俗世間の権威[けんい]は通用しない。▽古代ギリシャの数学者ユークリッドのことば。 **きかく【企画】** 图「スと新しい仕事やもよおしなどをはじめるための具体的な計画を立てること。また、その計画。「―会議」圏企[くわだ]て > 「つかいわけ」→「計画」を見よ。 **きかく【規格】** 图品物の形や寸法などについてのきまり。標準。「―に合う製品」「ジスー」「ジャスー」 **きかく【其角】** ↓「えのもときかく」 **きがる【気軽】** 形動こだわりを感じないで、あっさりと行動するようす。きらく。「―に仕事をひきうける」 **ぎがく【器楽】** 图楽器を使って演奏する音楽。「―合奏」「―曲」⇔声楽 **ぎがく【×伎楽】** 图仮面をつけ、音楽に合わせて演じる劇。七世紀ごろ百済[くだら]から伝わり、奈良時代にもっとも栄えた。 **きかげき【喜歌劇】** 图せりふがはいり、こっけい味のある軽い歌劇。オペレッタ。 **きがさなり【季重なり】** 国画俳諧[はいかい]で、一句の中に季語が二つ以上あること。主題がぼやけるので、ふつうはきらう。 **きかざる【着飾る】** 国美しい衣服を着て身をかざる。人目をひくようにはなやかによそおう。「着飾って出かける」「―な集まり」 **きかしょくぶつ【帰化植物】** 图外来の植物がその土地に根づき、しぜんに繁殖したもの。セイタカアワダチソウなど。 **きかじん【帰化人】** 图自分の意志で他の国の国籍[こくせき]をえ、その国民となった人。 **きかす【利かす/聞かす】** 国▽「きかせる」 **きかせる【利かせる】** 下□じゅうぶんにはたらかせる。きかす。「機転を―」「塩を―」 **きかせる【聞かせる】** 下□●聞くようにする。わからせる。「よく話して―」 ②聞こえるようにする。「父に聞かせてはまずい」 ③耳をかたむけさせる。聞く価値がある。「なかなか―声だね」「きかす」とも。 **きがた【木型】** 图鋳型[いがた]をつくるもとになる木の型。また、帽子やくつをつくる木の型。 **きがかり【気掛かり・気懸かり】** 形動気にかかる心配なこと。「母の病気が―だ」圏懸念 **きかつ【飢渇】** 图うえと、かわき。食べものも飲みものもないこと。「けかつ」とも。 **きがね【気兼ね】** 图忍人に対して気をつかうこと。遠慮[えんりょ]。「となり近所に―する」 **きかねつ【気化熱】** 图液体または固体が、気体になるのに必要な熱量。 **きがまえ【気構え】** 图何かをしようとしたり、待ちうけたりするときの心の準備。心構え。「―が違う」 **きかん【気管】** 图脊椎動物で、のどから肺に通じる呼吸用のくだ。「―支」♪図「ないぞう(内臓)」 **きかん【汽缶・汽罐】** 图蒸気を発生させるかま。ボイラー。 **きかん【季刊】** 图一年に四回、季節ごとに定期的に発行すること。また、発行した出版物。季刊誌。クオータリー。 **きかん【奇観】** 图変わったながめ。めったに見られない、めずらしい景色[けしき]。「天下のー」類奇勝 **きかん【既刊】** 图すでに刊行されていること。また、すでに刊行された出版物。↔未刊 <299> **きかん【帰還】** 图 宇宙や戦場から、母国や基地などに帰ること。「ベースキャンプにーする」 > つかいわけ 帰還・生還・帰省・帰国ほか > 「帰還」は、遠くはなれたところから基地などに帰ること。「宇宙から帰還する」。「生還」は、生命の危険があるところからぶじに生きて帰ること。「墜落事故から奇蹟的に生還する」。「帰省」「帰郷」は、ふるさとの親もとに帰ること。「盆休みに帰省する」。「帰国」は、外国から自分の国に帰ること。とくに、日本へ帰ることを「帰朝」という。「帰朝報告」。「復帰」は、もとの位置や状態にもどること。「けがが治りチームに復帰する」。 **きかん【帰館】** 图「スとやかたに帰ること。 ②[「ご帰館」の形で]自宅に帰ること。おおげさな言い方。「連日、深夜のごーだ」 **きかん【基幹】** 图中心となる、たいせつなもの。いちばんのおおもと。「会の―となる人」「一産業」 **きかん【期間】** 图あるときから、他のあるときまでのあいだ。「有効」 **きかん【旗艦】** 图艦隊の指揮をとる司令官の乗っている軍艦。 **きかん【器官】** 图体内にあって、生きていくために必要[ひつよう]なはたらきをたえずしているもの。心臓・胃など。「消化―」「呼吸―」 **きかん【機関】** 图日火力・水力・電力などのエネルギーを、機械を動かすエネルギーに変える装置。エンジン。「―停止」 ②ある活動をするためにつくられた組織。「情報―」「金融―」 **きかん【×亀鑑】** 图てほん。かがみ。行動や判断の基準となるもの。 **きがん【奇岩】** 图変わった形をしためずらしい岩。「一怪石[かいせき]」 **きがん【祈願】** 图神仏などに願いがかなうよう、いのること。「合格を―する」「祈念[きねん] **きがん【帰×雁】** 图春が来て、南から寒い北国へ帰っていくガン。 **ぎかん【技官】** 图学術・技芸関係の専門的な仕事をする国家公務員。「農林―」「厚生―」 **ぎがん【義眼】** 图病気や事故などで目をなくした人が、代わりに入れる人工の眼球。人造の目。 **きかんき【利かん気】** 形動勝ち気で、人の言いなりになったり負けたりすることをきらう性質。負けん気。▽「きかぬき」の変化した形。 **きかんさんぎょう【基幹産業】** 图その国の根本を支える重要な産業。電力・石油・鉄鋼など。 **きかんし【気管支】** 图気管から左右二つに分かれて肺にはいるくだ。「―炎[えん]」 **きかんし【機関紙】** 图団体などが、その活動内容の報告や宣伝などのために発行する新聞。▽雑誌の場合は「機関誌」と書く。 **きかんしゃ【機関車】** 图電気・重油・蒸気などのエネルギーにより、客車・貨車を引っぱる鉄道車両。 **きかんじゅう【機関銃】** 图引き金をひけば自動的に連続発射できる銃。機銃。マシンガン。「―を乱射する」 **きかんぼう【利かん坊】** 图人にゆずったり負けたりするのがきらいな、わんぱくで元気な子供。きかんぼ。▽「きかんき」の子供の意味。 **きき【危機】** 图あぶない状態。右するか左するかが浮来を決定するような分岐点。「絶体絶命の―に見まわれる」「―管理」「―一髪」 **きき【鬼気】** 图ぞっとするようなすごみのある、気味悪い感じ。「―せまる場面」 **きき【記紀】** 图「古事記」と「日本書紀」をまとめた呼び方。▽「きぎ」とは読まない。また、古事記と日本書紀に採録されている古代歌謡[かよう]』を、「記紀歌謡」という。 **きき【機器・器機】** 图機械・器械・器具のまとめた呼び方。「OA―」 **きき【利き】** 图①きくこと。はたらき。「左―」 **きき【効き】** 图ききめ。効能。「薬の―がいい」 **きき【忌諱】** 图ズといみはばかること。君主のいかり。「―にふれる」▽「きい」は慣用読み。 **きき【×嬉×嬉・喜喜】** 形動喜びたのしがるようす。楽しそうに遊ぶようす。「―として波とたわむれる」 **きぎ【機宜】** 图その機会にちょうど適しているやりかた。「―をえた処理」圈時宜 **ぎぎ【疑義】** 图意味や内容にある疑わしい点。また、疑わしいとする主張。「―をただす」「―をさしはさむ」 **ききいっぱつ【危機一髪】** 四漢髪の毛一本ほどのわずかなちがいで、たいへんなことになるような危険な状態。あぶないせとぎわ。「―のところで助かった」類間一髪[かんいっぱつ] ▽「危機一発」は誤り。 **ききいる【聞き入る】** 国①身を入れて熱心に聞く。一心になって聞く。「先生の話にー」 **ききいれる【聞き入れる】** 下□相手の要求や願いを聞いて承知する。承諾[しょうだく]する。「彼のたのみを―」 **ききうで【利き腕】** 图何かをするときによく使うほうのうで。よくきくうで。ききて。 **ききおく【聞き置く】** 国相手の言い分や要求を聞くだけで、自分の考えなどは示さないままにする。「話を―にとどめる」▽返事は保留する。 **ききおさめ【聞き納め】** 图それが最後で、二度と聞けないこと。「ことしの―となるコンサート」 **ききおとす【聞き落とす】** 国うっかり聞きもらす。聞かないでしまう。「話の一部を―」 **ききおぼえ【聞き覚え】** 图前に聞いた覚えがあること。また、耳で聞いて覚えること。「―のある音楽」 **ききおよぶ【聞き及ぶ】** 国人から伝え聞く。以前から耳にはいっている。「―かぎりそんな事実はない」「お聞きおよびのこととは存じますが」 **ききかえす【聞き返す】** 国相手のことばを不明として、もう一度聞く。 <300> **ききがき【聞き書き】** 图人から聞いたことを書きとめること。また、その書きとめたもの。 **ききかじる【聞き×齧る】** 国ものごとの一部分、または表面だけを聞いて知っている。「スコラ哲学を聞きかじったことがある」▽名詞形では「聞きかじりの知識」などと使う。 **ききかた【聞き方】** 图①聞く方法や態度。「―が悪い」 ②おもに人の話を聞くだけの立場の人。聞き手。「―にまわる」 **ききぐるしい【聞き苦しい】** 囲①聞いていて不快[ふかい]だ。聞くにたえない。「人の悪口はー」 ②聞きとりにくい。「おー点はお許しください」願聞きにくい **ききごたえ【聞き、応え】** 图聞いて充足感のあること。「―のある講義」 **ききこみ【聞き込み】** 图刑事などが事件の手がかりをつかむため、関係のありそうな人からようすを聞いてまわること。「―捜査」 **ききこむ【聞き込む】** 国①求めている少ない情報をたまたま耳にする。「彼が現場近くにいたと―」 **ききざけ【利き酒・聞き酒】** 图酒を口に少量ふくんで、味のよしあしや産地などを判断すること。 **ききじょうず【聞き上手】** 图形動うまく受け答えして、相手にじゅうぶん話させること。また、その人。⇔聞き下手[べた] **ききすごす【聞き過ごす】** 国だいじなことを聞いても心にとめず、記憶に残さない。願聞き流す **ききずて【聞き捨て】** 图聞いてもとりあげないで、そのままにしておくこと。ききすて。「―ならない事実」▽多く、下に打消の語をともなう。 **ききすてる【聞き捨てる】** 下口聞いても気にとめずそのままにしておく。聞いても心にとめない。 **ききそこなう【聞き損なう】** 国①聞く機会をのがす。聞くべきことを聞かないでしまう。「ぼんやりしていて―」 ②まちがって聞く。類聞き誤る **ききただす【聞き。質す・×訊き×糺す】** 国疑問点を質問して、答えの内容や事実などをはっきりさせようとする。問いただす。「事実を―」 **ききちがい【聞き違い】** 图聞き手が内容をちがえて聞いてしまうこと。ききあやまり。ききちがえ。 **ききつける【聞き付ける】** 下□●偶然[ぐうぜん]伝え聞いて知る。「事件のうわさを聞き付けて人が集まる」 ②聞きなれる。いつも聞いている。「日ごろ聞き付けた声」 **ききづたえ【聞き伝え】** 图人づてに伝えきくこと。また、その話。伝聞。ききつたえ。 **ききづらい【聞き。辛い】** 囲⊕聞きとりにくい。「声が小さくて―」 ②聞くにたえない。「悪口は―」 **ききて【利き手】** 图↓「ききうで」 **ききて【聞き手・聴き手】** 图①人の話などを聞くほうの立場の人。「もっぱらーにまわる」邇聞き役 ☆話し手・読み手 ②うでまえのすぐれた人。うできき。 **ききとがめる【聞き×咎める】** 下□人の話を聞いて変だなと思うところを、問いただしたり、非難したりする。「なにげない一言[ひとこと]ごとを―」 **ききどころ【聞き所】** 图聞く価値のあるところ。 **ききとどける【聞き届ける】** 下二目下[めした]の相手の願いや申し出を聞いて、承知して許す。「彼の望みを―」類聞き入れる **ききとり【聞き取り】** 图①事情を聞くこと。「―調査」 査 ②外国語を聞いて理解すること。ヒアリング。 **ききとる【聞き取る】** 国相手の声をはっきりと聞く。「聞き取りにくい発音」 **ききなおす【聞き直す】** 国真意を確かめるために、改めて聞く。圏聞き返す **ききながす【聞き流す】** 国聞くだけで心にとめない。聞いても心に特別にとがめだてしない。聞きすてる。「悪口をやなぎに風と―」「腹は立ったが聞き流した」▽類義語「聞き過ごす」は、うっかりしていて聞いても心にとめないという意味。 **ききにくい【聞き、難い】** 圏①よく聞こえない。聞きとれない。「まわりがうるさくて―」 ②うまくは質問できない。「個人的なことは―」 ③聞くと不愉快[ふゆかい]。「悪口は―」 **ききふるす【聞き古す】** 国何回も聞いて、もはやめずらしくなくなる。「聞き古した話」 **ききべた【聞き下手】** 形動受け答えがまずくて、相手から話をひき出せないこと。また、その人。↔聞き上手[じょうず] **ききほれる【聞き惚れる】** 下心をうばわれて聞きいる。うっとりとして一心に聞く。「名演奏に―」 **ききみみ(聞き耳)を立てる** よく聞こうとして注意力を集中する。 **ききめ【利き目】** 图ものを見るとき、主体になるほうの目。▽右か左かは人によって異なる。 **ききめ【効き目・利き目】** 图効いたしるし。よい効果。「薬の―があらわれる」圏効能 **ききもの【聞き物】** 图聞く価値のあるもの。 **ききもらす【聞き漏らす・聞き×洩らす】** 国聞いておくべきことを、不注意などで聞かないままにしてしまう。聞きおとす。「うっかりしていて―」 **ききやく【聞き役】** 图人の言うことを聞くほうの立場。圏聞き手 **ききゃく【棄却】** 图「すてて用いないこと。とりあげないこと。「権利の―」「要求を―する」 ②裁判所が、申し立てを受けつけないこと。「控訴[こうそ]―」園却下[きゃっか] > 「つかいわけ」→「投棄[とうき]」を見よ。 **ききゅう【危急】** 图 危険が目の前にさしせまっている <301> ききゅう【気球】[图]熱した空気や空気より軽い水素・ヘリウムなどの気体をつめて、空中にあげる球形のふくろ。広告や観測用。軽気球。 **ききゅう【希求・×冀求】** [图]函望み、願いもとめること。「ひたすら平和を―する」 **ききゅうそんぼう【危急存亡】** [四漢]生きのびるか、ほろびさるかのせとぎわ。「まさに―の秋とき」こと。「―存亡」 **ききょ【起居】** [图]「立つことと座ること。たちいふるまい。「―動作を監視ぃんされる」 ②ふだんのようす。日常生活。「―を共にする」 **ききよい【聞きよい】** [囲]のききとりやすい。「はっきり話すのでー」 ②聞いていて気持ちがいい。「――音色」「―ほめことば」聞きづらい・聞きにくい **ききよう【聞き様】** [图]ききかた。たずねるときの態度。「ものには―がある」 **ききょう【奇矯】** [图形]動風変わりなようす。とっぴな言行をするようす。「―なふるまい」「類奇抜だっ **ききょう【帰京】** [图]都みやこへ帰ること。 ]都みやこへ帰ること。現在は、東京にもどることをいう。「本日ーの予定です」 **ききょう【帰郷】** [图] 「スルふるさとに帰ること。類帰省⇔出郷・離郷 >「つかいわけ」→「帰還さん」を見よ。 **ききょう【×桔梗】** [图]秋の七草の一つ。キキョウ科の多年草。山野に生え、夏から秋に、青むらさきや白のつりがね形の花をつける。→図「あきのななくさ」 **きぎょう【企業】** [图]ものをつくり、営業する目的で事業をおこなう、会社などの組織。「中小—対策」 **きぎょうごうどう【企業合同】** [图]↓「トラスト」 **ぎきょうしん【義×俠心】** [图]強い者をくじき、弱い者を助けようとする心。おとこぎ。類任俠ひ **ぎきょうだい【義兄弟】** [图]たがいの心意気に感じて約束を交わし、きょうだいのような関係になった人。「―のちぎりを結ぶ」 @夫や妻のきょうだい。義理のきょうだい。 **きぎょうれんけい【企業連携】** [图]↓「コンツェルン」 **きぎょうれんごう【企業連合】** [图]↓「カルテル」 **ぎきょく【戯曲】** [图]劇が上演できるような形で書かれた文学作品。ドラマ。「シェークスピアのー」 **ききょらい【帰去来】** [图]官職を辞めて、故郷へ帰るためにその地を去ること。▽「帰りなんいざ」と訓読して、「さあ、帰ろう」という意味。中国、陶淵明愁めぃの「帰去来辞ききよらいの」から。 **ききわける【聞き分ける】** [下]□◎音や内容を聞いて、そのちがいを区別する。「声の高さを―」 ②子供などが注意されたことの意味をじゅうぶんに理解する。聞いてなっとくし、それに従う。「親の言うことを―」類得心する **ききわすれる【聞き忘れる】** [下]□●聞くべきことを忘れて、たずねないでしまう。「住所を―」 ②聞いた内容を忘れる。 **ききん【基金】** [图]かねをもうける目的ではない事業や社会的活動をおこなうための元手になるかね。また、それによって活動する財団。「国際文化交流―」 **ききん【飢饉】** [图]①農作物のできが悪く、食物がたりなくなること。「―に見まわれる」 ②生きていくのに欠かせないものがたりなくなること。「水ー」 **ききんぞく【貴金属】** [图]産出量が少なく、酸化などの化学変化を起こしにくい貴重な金属。金・銀・白金鶏など。卑金属んぞく **きく [菊]** +・8画 全11画 菊菊菊菊 キク科の多年草。秋に白・黄・むらさきなどの花が咲きく。「六日の菖蒲ぁゃぁ十日ぉの―」 キク 菊人形感ぎよう菊花きっ春菊灣白菊野菊 **きく[鞠]** 革・8画 全17画 鞠鞠鞠鞠 遊びに使うまり。②やしないそだてる。③問いつめて調べる。 キク 鞠問悲蹴鞠;②鞠育③鞠訊 まり 鞠まりつき **きく日【効く】** [国]何かしただけの効果がある。ききめがあらわれる。「薬がよく―(←薬効)」「宣伝きくが―」 **【利く】** [国]ある部分の能力がすぐれていて、よくはたらく。「気が―」「機転が―」「融通が―」「右手が―」「鼻が―」「目が―」「パンチがー」 ②できる。「見晴らしが―」「とりかえが―」「むりが―」「せんたくが―」「修理が―」 ③『口を利く」の形で」ものをいう。また、あいだに立って話をとりもつ。 ④有効である。「顔が―」「保険が―」 **□【聞く】** [国]音や声を耳の感覚でとらえる。「―ともなく雨音を―」「風のたよりにうわさを―」 ②聞いて内容を理解する。また、相手の要求や忠告・命令などに従う。「うったえを―」「親の言いつけを―」「―耳をもたない(=聞こうとしない)」 ③知りたいことをたずねる。わからないことを質問する。「道順を―」「事情を―」「手紙で都合のを―」▽「訊く」とも書く。 ④味やかおりのよしあしをためしてみる。「香を―」「酒を―」▽酒については「利く」とも書く。 聞いて極楽見て地獄~ 安楽・快適だと話に聞いたのと実際に見たのとでは、あまりにも大きなちがいがある。 聞きしに勝る 評判として聞いていた以上に程度がはなはだしい「―一人物だ」 聞くは一時の恥と聞かぬは末代の恥知らな いことを他人にたずねるのは、そのときだけのはじですむが、聞かずに知らないままでいると、一生のはじになる。 **目【聴く】** [国]自分からすすんで、注意したり関心をもったりしてきく。「講義を―(←聴講ぅ)」「聞き ・きく き <302> **きく[聞く]** [動]「―」は「聞き入れる」というかたむきが強い。複合語の場合は「聞く」を用いることが多い。たとえば「聞きかじる」「聞き手」「立ち聞き」など。 **きぐ[器具]** [名]簡単なつくりの器械や道具。「電気―」「ガス―」 **きぐ[機具]** [名]機械や器具類をまとめた呼び方。「農―」 **きぐ[危惧]** [名][-スル]うまくいくのではないかと、心配しおそれること。「―の念をいだく」 **きぐう[奇遇]** [名]思いがけず出あうこと。「旅行さきで会うとは―だ」 **きぐう[寄寓]** [名]他家に同居すること。また、仮の住まい。「おじの家に―する」 **ぎくしゃく** [副][-スル]動作や関係がなめらかでないようす。ぎこちないようす。「二人の関係が―する」 **きくじゅんじょう[規矩準縄]** [名]ものごとの規準となるもの。てほん。やかましい規則。「―に従う」▽「規」はコンパス、「矩」はものさし、「準」は水平を定める器具、「縄」はすみなわ。 **きくする[掬する]** [動]事情などをくみとる。推察する。両手で水をすくうという意味から。 **きくずれ[着崩れ]** [名]着付けをした着物の形がくずれること。「おどったのでーする」 **きぐち[木口]** [名]①建築用の材木の種類・性質・等級。「―がいい」 ②木材の切り口。こぐち。③手さげなどの口につけた木製の取っ手。 **きくちかん[菊池寛]** [人]一八八八-一九四八年。大正・昭和期の小説家・劇作家。香川県生まれ。「文芸春秋」の発刊や芥川賞・直木賞などを設定する。小説に「忠直卿行状談」「真珠夫人」「恩讐の彼方に」、戯曲に「屋上の狂人」「父帰る」など。 **きくならく[聞くならく]** [副]聞くところによれば。▽漢文の「聞道」「聞説」の訓読から出たことば。[文]文章語。 **きくにんぎょう[菊人形]** [名]物語や劇の一場面をキクの花をとりあわせて人形につくった見せもの。 **きくのせっく[菊の節句]** [名]五節句の一つ。陰暦九月九日の重陽の節句。 **きくばり[気配り]** [名][-スル]あちこちに広く、細かく気をつかうこと。「―がたりない」[類]心配り・配慮 **きくばん[菊判]** [名]①印刷用紙の旧規格寸法の一つ。九三九㍉×六三六㍉に。②書物の判型の一つ。二一八㍉×一五二㍉。A5判よりやや大きい。 **きくびより[菊日和]** [名]秋、キクの花が咲くころのいい天気。 **きぐみ[気組み]** [名]こころがまえ。積極的な意気ごみ。 **きぐらい[気位]** [名]自分はすぐれた者の仲間なのだと思い、その地位にふさわしく行動しようとする気持ち。自尊心。「あの人は―が高い」 **きくらげ[木耳]** [名]クワやニワトコに生える寒天質のきのこ。人の耳に似た形で、茶褐色。食用。 **ぎくりと** [副]思いあたることを示されて、強くおどろきおそれるようす。どきっと。「まちがいを指摘されて―する」 **きぐろう[気苦労]** [名]いろいろと心をつかい、精神的に苦労すること。「―が絶えない」[類]心労 **きくん[貴君]** [代]二人称単数。男性が、対等以下の男性に対して、おもに手紙で使う、敬った言い方。「―の精進をいのる」[類]貴下・貴兄・貴殿▽「きみ」よりていねいなことば。 **ぎくん[義訓]** [名]「万葉集」に、「漢字をきけん【危険】」によって読む用字法。一般的な「冬(ふゆ)」「霰(あられ)」に対して「寒」「丸雪」を「ふゆ」「あられ」とよむ類。 **ぎくん[戯訓]** [名]「万葉集」などで、漢字をことば遊びにした用字法。「山上復有山(=山上に復た山有り)」を「出づ」に、「十六」を「しし」に当てるなど。[名]戯書[ぎしょ]。 **きけい[奇形・畸形]** [名]動植物で、ふつうとちがった、不完全な形をしているもの。 **きけい[奇計]** [名]ふつうでは考えつかないような、たくみな計略。「―を用いる」[類]奇策 **きけい[詭計]** [名]他人をだますためのはかりごと。ペテン。「―をめぐらす」[類]詭策[きさく] **きけい[貴兄]** [代]二人称単数。おもに、対等に近い男性どうしで手紙文で使う、改まった言い方。「―のご発展をおいのりいたします」[類]貴下・貴君・貴殿 **ぎけい[義兄]** [名]義理の兄。夫や妻の兄。また、姉の夫。[対]実兄 **ぎげい[技芸]** [名]美術・工芸など、芸術に関する技術。 **ぎげい[伎芸]** [名]歌舞・音曲など、芸能に関するわざ。 **きげき[喜劇]** [名]①こっけいな明るい演劇。コメディ。「―俳優」 ②思わず笑ってしまうような、こっけいな出来事。[対]悲劇 **きけつ[既決]** [名][-スル]すでにきまっていること。「―事項」「―囚」[対]未決 **きけつ[帰結]** [名][-スル]ものごとが最後にたどりつくとこ ろ。また、たどりついた結論や結果。「当然の結論にーする」 **ぎけつ[議決]** [名]会議によってきめること。また、きまったこと。「国会で―する」 **きけもの[利け者]** [名]するどくすぐれたはたらき手で、目立つ者。先見の明のある、りこう者。きれもの。 **きけん[危険]** [名]あぶないこと。こわしたり人を傷つけたりしかねないこと。「―をさける」「―信号」[対]安全 **きけん[棄権]** [名][-スル]権利を捨てて使わないこと。「選挙は―しないこと」 <303> きけん【貴顕】[图]身分が高く名声のあること。また、地位や名声のある人。「内外の―」「―紳士」 **きげん【紀元】** [图]歴史上で年数を数えるもとになる年。現在、国際的にはキリストが誕生したとされた年を元年とする西暦が広く用いられている。「―前(=B.C.)」「一後(=A.D.)」 **きげん【起源・起原】** [图]ものごとの起こり。はじまり。「人類の―を探る」 **きげん【期限】** [图]前もってきめられ、そこまでと限られている時期。「提出―を守る」 >つかいわけ 期日・期限 「期日」は、きめられた日そのものをいう。「約束の期日」。「期限」は、その日までと定められた期間。「有効期限」。 **きげん【機嫌】** [图形]動①〈名〉人の心の状態。気分。「―をそこなう」▽「気嫌」は誤り。 ①〈形動〉→「ごきげん」 機嫌を取る 相手の気に入るようにする。 **きげんきこう【奇言奇行】** [四漢]ふつうの人とちがうことを言ったり、変わったことをしたりすること。「彼の―になやまされる」 **きげんせつ 【紀元節】** [图]一八七二年に制定された祝日。二月一一日。「日本書紀」で、神武天皇即位の日にあたることから。▽第二次世界大戦後、廃止されたが、同じ日を一九六六年「建国記念の日」と制定した。 **きご【季語】** [国語]俳句や連歌で、春夏秋冬という季節をあらわすために詠ょみこむようにきめられたことば。季題。たとえば、芭蕉いようの「山路来て何やらゆかしすみれ草」では、「すみれ草」が「春」の季語。 **きこう【気候】** [图]ある地域の、長期間にわたる温度や天気などの状態を平均して見たもの。「温暖な―の土地」「―帯たい」 >つかいわけ 気候・気象 ともに日照・雨・雪・風・温度・湿度にっなどについていうが、「気候」は、その地域の長年にわたる平均の、一般的な状態をいう。「海洋性気候」。「気象」は、個々の地域の、ある時間の状態についていう。「気象情報」。 **きこう【奇行】** [图]ふつうとは変わったおこない。「―の多い人物」「―癖〈き」「奇言―」 **きこう【紀行】** [图]旅行中に見聞きしたことや感想などを書いた文章。旅行記。「―文」 **きこう【起工】** [图]工事を始めること。「―式」着工 完工 **きこう□【帰航】** [图]船や航空機が帰りの航路に就くこと。また、その航路。「本国に―する」出航 **きこう【帰港】** [图]と船が出発した港に帰ること。「母港に――する」→出港 **きこう□【寄航】** [图]と船や航空機が、途中ゅうの港や空港にたち寄ること。 **きこう【寄港】** [图] 航海中の船が、途中ゅうの港にたち寄ること。 **きこう【寄稿】** [图]』おもに依頼されて、雑誌や新聞などにのせるための原稿説を書きおくること。また、その原稿。「雑誌に―する」→投稿 **きこう【機構】** [图]会社などの組織を組みたてているしくみ。「流通―」「―改革」 ②機械内部の構造。しくみ。 **きごう【記号】** [图]あるきまった意味やことがらをあらわすしるし。広い意味では、文字・符号・信号などをまとめていうが、ふつう文字に対しての符号をさす。文字はきまったことばを書いて、読みかたと意味をもつが、記号はきまった読みかたをもたないことが>「つかいわけ」→「しるし」を見よ。 ある。「地図にある郵便局の―」「辞書の―一覧」 **きこう【揮毫】** [图]函じょうずな人が毛筆で、文字や書画を書くこと。「書家に―を依頼する」▽「毫」は、筆(の毛)のこと。 **ぎこう【技工】** [图]手で加工する技術。また、その技術をもった人。「歯科―士」 **ぎこう【技巧】** [图]技術のたくみなこと。とくに、芸術作品をたくみに制作する技術。くふう。テクニック。「―をこらす」「―にはしる」 **きこうし【貴公子】** [图]身分の高い家の、若い男子。また、気品のある男子。 **きこうぼん【希×覯本・×稀覯本】** [图]数が少なくめったに見られない本。珍本愍。▽「きかんぼん」と読むのは誤り。 **きこえ【聞こえ】** [图]①聞こえること。聞こえる程度。「左耳の―が悪い」 ②他の人が聞いた感じ。ひとぎき。「大学教授といえばーがいい」類 外聞 ③世間』でのうわさ。評判。「巨匠”の―が高い」「世の―」 **きこえよがし【聞こえよがし】** 当人がいるのに気づかないふりをして、わざと悪口などが聞こえるように言うこと。▽もと、「きこえよ(命令形)+かし(助詞)」で、聞こえるがいいという意味。 **きこえる【聞こえる】** [下]聞こうという意志がなくてもしぜんに耳に感じられる。「風の音が―」 ②聞いた人に意味を解釈いぐされる。「変に―かもしれないが」 ③広く知れわたる。有名である。「世間だに聞こえた名投手」「音に聞こえた」 古語《きこゆ》古語では「言ふ」をへりくだっていうことば。高貴な人に直接ものを言うのは失礼なことだったので、しぜんに相手に聞こえるようにするということから、「きこゆ」が申しあげるという意味になった。また、他の動詞の下に付き、補助動詞としても用いられた。「恋ひ聞こゆ(=お慕い申しあげる)」 きこう【気孔】[图]植物の葉などの表皮にある、呼吸したり水分を出し入れするための小さな穴。 きこえる <304> **きこく【帰国】**[名]外国から自分の国に帰ること。「―の途[ミチ]に就[ツ]く」[類]帰郷 ②故郷へ帰ること。[つかいわけ]→「帰還[キカン]」を見よ。 **ぎごく【疑獄】**[名]こみいっていて、有罪か無罪か判決しにくい事件。政治にからむ大がかりな不正事件。▽とくに大臣など、政府高官が関係している、複雑で大規模な贈収賄[ゾウシュウワイ]事件をいう。 **きこくしゅうしゅう【鬼哭啾啾】**[四漢]うかばれない亡霊がしくしくと泣くようす。「―として声もなし」 **せきごころ【気心】**[名]その人がもとからもっている考えかたや気質。きだて。「―の知れたあいだがら」 **きこしめす【聞こし召す】**[動]「酒を飲む」ことを、気どっていう言い方。「したたかに―」▽古語では「聞く」の尊敬語。また、「飲む」「食う」の尊敬語。この「召し上がる」という意味から。 **ぎこちない**[形]動作などがなめらかでないようす。ぎくしゃくしている。「話しかたが―」 **きこつ【気骨】**[名]自分の信念はどこまでもつらぬこうとする強い心。「―のある男」[類]気概[キガイ]▽「きぼね」と読めば別の語。 **ぎこてんしゅぎ【擬古典主義】**[名]古典にならって創作しようとすること。とくに明治初期のヨーロッパ偏重[ヘンチョウ]の風潮に反発し、尾崎紅葉[オザキコウヨウ]や幸田露伴[コウダロハン]らが文語体で小説を書いたことをいう。 **きこなす【着こなす】**[動]自分のからだに合わせて似合うように、衣服をじょうずに着る。「流行の服をうまく―」 **きこ(騎虎)の勢い**[慣]ものごとのなりゆきで、はずみがついて引くに引けない勢い。途中でやめることのできないこと。▽トラに乗って走る者は、途中で下りられない。中国、「隋書[ズイジョ]」から。 **ぎこぶん【擬古文】**[名]古い時代の文体をまねてつくった文。とくに、江戸時代の国学者が奈良・平安時代の文体をまねた文章。「たとえば、本居宣長の「すべて、なべての人の願ふ心にたがふ事を、みやびとするは、つくりごとぞ多かりける」(玉勝間)など。 **きこむ【着込む】**[動]衣服を何枚も重ねて着る。「寒いので下着を―」▽改まった服装をするという意味でも使う。「スーツなんか着込んでどうしたんだ」 **ぎこものがたり【擬古物語】**[名]物語の分類の一つ。「源氏[ゲンジ]物語」などの平安時代の物語をまねて、おもに鎌倉・南北朝時代につくられた物語。「松浦宮物語」「住吉物語」など。 **きこり【×樵】**[名]山林の木を切りだす職業の人。 **きこん【気根】**[名]①地上の茎[クキ]から張りだして、気中[キチュウ]に出ている根。▽トウモロコシなどでは、実[ミノ]がついて重くなった茎全体を支える役目をする。 ②ものごとにたえる力。根気。 **きこん【既婚】**[名]すでに結婚していること。「―者」[対]未婚 **きざ【気障】**[形動]服装や態度があまりにも気どっていて、不愉快[フユカイ]に感じられるようす。「教養をひけらかすーなやつ」 **きさき【后・〝妃】**[名]天皇や国王などの正式な妻。皇后。中宮。 **きさく【奇策】**[名]ふつうでは思いつかないような変わったはかりごと。「―妙計[ミョウケイ]を用いる」「―を弄[ロウ]する」[類]奇計 **きさく【気さく】**[形動]性格に気どりがなく、さっぱりしていて、すぐに親しめるようす。[つかいわけ]→「明朗[メイロウ]」を見よ。 **ぎさく【偽作】**[名]有名な芸術作品などをまね、いかにもほんものらしく見せかけてつくること。また、そのにせの作品。[類]贋作[ガンサク][対]真作[シンサク] **きざし【兆し・×萌し】**[名]ものごとが起こりそうなしるし。兆候。「回復の―が見える」 **きざす【兆す】**[動]ものごとの起こるけはいがあらわれる。「景気回復の気運が―」▽心が動きはじめるときにも使う。「大慈悲[ダイジヒ]を見て悪心が―」 **【×萌す】**[動]草木の芽が出はじめる。めばえる。「雪間[ユキマ]に若草が―」[類]萌[モ]える **きさい【奇才】**[名]世にもめずらしいすぐれた才能。また、その持ち主。「天下の―」[類]偉才[イサイ] **【鬼才】**[名]人間とは思えないほどすぐれた才能。また、その持ち主。「映画界の―」「文壇[ブンダン]の―」 **きざっぽい【気障っぽい】**[形]いかにも気どっていていやみな感じがするようす。 **きざはし【階】**[名]階段。古い言い方。「石の―」 **きさま【貴様】**[代]二人称単数。親しい男性どうしで、相手をののしったり、親しみをこめたりするときに使う。「―とおれとは同期の桜」▽もとは、「貴い方」の意味で、目上の相手を敬った語。親愛の気持ちの表現からぞんざいな言いかたに変わった。 **きさい【起債】**[名]国・地方公共団体・会社などが、資金を集めるための債券を発行すること。 **きさい【記載】**[名]書類・文書などに必要なことを書きしるすこと。「名簿[メイボ]に―する」「―もれ」[つかいわけ]→「記述[キジュツ]」を見よ。 **きさい【機才】**[名]機敏にはたらく才知。その場に応じてすばやく対応する頭のはたらき。「―がきく」 **きざい【器材】**[名]器具の材料。また、器具とその関係材料。「照明―」 **【機材】**[名]機械の材料。また、機械とその関係材料。「建築―」 **きさいぶんがく【記載文学】**[名]文字でしるされた文学。[対]口承[コウショウ]文学 **きざみ【刻み】**[名]①細かく切ること。「―目」 ②時間・空間の、等間隔[トウカンカク]で細かいひと区切り。「一分―」 ③「刻みタバコ」の略。キセルにつめて吸う。 **きざみあし【刻み足】**[名]小またで急いで歩くこと。また、その歩きかた。「―に歩く」 **きざみつける【刻み付ける】**[動]①刻んで形をほりつける。 ②忘れないように強く印象づける。「心に―」 **きざむ【刻む】**[動]①切って細かくする。細かく区切る。 <305> 「ねぎを―」「時を―(=時間が経過していく)」 ②刃物でほりつける。彫刻[チョウコク]する。「仏像を―」「銘[メイ]を―」 ③強く心に残す。深く心にとどめる。「思い出を胸に―」 **きさらぎ【如月】**[名]陰暦で、二月のこと。 **きざわり【気障り】**[形動]相手の態度や行動が不快に感じられること。いやみな感じを受けるようす。 **きさん【帰参】**[名]長いあいだはなれていた人が帰ってくること。とくに、いちど主家を去った武士や勘当[カンドウ]された子供が許されて家に帰ってくること。「―がかなう」 **きさん【起算】**[名]あるときから数えはじめること。「―日は毎月一日とする」 **きさんじ【気散じ】**[形動]①気ばらし。「―に旅に出る」 ②のんきなこと。「―者」[注]文章語。 **きし【岸】**[名]海・湖・川・池などの、陸地と水のさかい。みずぎわ。「―を洗う波」 **きし【棋士】**[名]職業として囲碁・将棋[ショウギ]をする人。▽プロの世界では、四段以上をいう。 **きし【騎士】**[名]①ウマに乗っている武士。 ②中世ヨーロッパで、封建領主の最下位にある武士の称号。ナイト。「―道」▽勇気・礼儀・名誉[メイヨ]を重んじ、中世の華[ハナ]とたたえられた。 **きじ【木地】**[名]①木材の地質。もくめ。「―を生かしたテーブル」 ②うるしなどをぬる前の、地肌[ジハダ]のままの状態。 ③「木地塗り」の略。木目があらわれるようにぬった、うるしぬり。 **きじ【生地・素地】**[名]①生まれつきの性質。「―が出る」 ②まだ加工をしていない布地。「スカートの―」 ③まだうわぐすりをぬらない陶磁器。 **きじ【記事】**[名]新聞・雑誌などに報道されていることがらや文章。「三面―」 **きじ【×雉・×雉子】**[名]キジ科の鳥。日本の国鳥。おすは尾が長く色も美しい。「けんけん」とするどい声で鳴く。 **きじも鳴かずば撃たれまい**[ことわざ]余計なことを言ったばかりに、災難を招いてしまうたとえ。 **ぎし【技師】**[名]特別の技術をもち、それを専門の職業とする人。「建築―」「設計―」[類]技術者[ギジュツシャ]▽「無線ぎし」は「技士」を用いる。 **ぎし【義士】**[名]正義をかたく守る人。とくに、赤穂義士をさすことが多い。「―の討ち入り」 **ぎし【義姉】**[名]義理の姉。夫や妻の姉。また、兄の妻。[対]実姉[ジッペイ] **ぎし【義肢】**[名]義手や義足。手足の一部を失った人が、その機能を補うためにつける人工の器具。 **ぎし【義歯】**[名]入れ歯。 **ぎじ【疑似・擬似】**[名]ほんものと区別のつけにくいほど、よく似ていること。「―裁判」「―赤痢[セキリ]」[つかいわけ]→「類似[ルイジ]」を見よ。 **ぎじ【議事】**[名]集まって協議すること。また、協議することがら。「―進行」「本日の―日程」[類]議[ギ] **きしかいせい【起死回生】**[四漢]死にかかっている病人を生きかえらせること。また、今にもだめになりかかっているものを立てなおすこと。「―の妙薬」「―の一発で逆転する」 **きしかた【来し方】**[名]過ぎ去った昔。過去。「こしかた」とも。[対]行く末[ユクスエ] **ぎしき【儀式】**[名]神事・仏事・即位・結婚[ケッコン]その他について、きまった作法・形式にのっとっておこなわれる集団行事。 **ぎしぎし**[副]①かたいものがきしむ音。「ゆか板がーする」 ②すきまなくつまって窮屈なようす。 **ぎしきばる【儀式張る】**[動]形式を重んじて、わざとものものしくことをおこなう。「儀式張ってあいさつをする」[類]格式張[カクシキバ]る **きじく【機軸】**[名]①活動の中心となる考えややりかた。「新―を出す」 ②機関や車輪などの軸。 **きしせんめい【旗幟鮮明】**[四漢]立場や主張がはっきりしていること。▽「旗幟」は、はたとのぼりのことで、対外的に示した態度や立場をいう。「きしょく」と読むのは誤り。 **きしだりゅうせい【岸田劉生】**[人]一八九一-一九二九年。明治から昭和期の洋画家。東京生まれ。黒田清輝[クロダセイキ]が絵に学び、北欧[ホクオウ]の古典の影響もいう受けた写実的な作品をえがいた。とくに娘[むすめ]の麗子[レイコ]をモデルにした一連の「麗子像」は有名。 **きしつ【気質】**[名]①個人の性格を形成する、感情面での特有の性質。「おこりっぽい―」[類]気性[キショウ] ②ある職業や集団などに特有な、ものの考えかたや生きかた。かたぎ。「職人―」「サラリーマン―」 **きじつ【忌日】**[名]→「きにち」 **きじつ【期日】**[名]仕事を仕上げる日として前もってきめてある日。約束の日。「―におくれる」[つかいわけ]→「期限[キゲン]」を見よ。 **きしどう【騎士道】**[名]中世ヨーロッパの騎士階級特有の気風。キリスト教を信仰し、勇気・忠誠・名誉・道徳・婦人への奉仕を重んじた。「―精神」 **ぎじどう【議事堂】**[名]議員が会議をするための建物。とくに、国会議事堂。 **きしな【来しな】**[名]来る途中[トチュウ]。来ようとするとき。きがけ。「―に寄る」[対]帰りしな・行きしな **きしのぶすけ【岸信介】**[人]一八九六-一九八七年。昭和期の政治家。山口県生まれ。東条英機[トウジョウヒデキ]内閣の商工大臣をつとめ、戦犯となるが不起訴[フキソ]。政界に復帰して自由民主党第三代総裁となる。一九五七年に首相に就任し、六〇年には日米安全保障条約改定を強行し、総辞職。 **きしべ【岸辺】**[名]岸のあたり。岸のほとり。 **きしむ【×軋む】**[動]かたいものとものとがすれあって、なめらかに動かず、ぎしぎし音を立てる。きしる。「雨戸が―」▽円満な関係が失われた場合にも使う。「両国間の関係がきしみがちになる」 **きしめん【×棊子×麵】**[名]平打ちのうどん。名古屋地方の名産。ひもかわ。 <306> きしもじん **きしもじん** [鬼子母神] 一〇〇〇人の子を産んだが、他人の子をうばって食べたので、仏は彼女の末子をかくしていましめた。以後、仏法の護神となり、安産[あんざん]や育児の女神となった。「きしぼじん」とも。「恐れ入谷の〜」 **きしゃ** [汽車] 蒸気機関車に引かれて、レールのうを走る機関車。 **きしゃ** [記者] 新聞・雑誌・放送などの記事を取材したり、書いたり、編集したりする人。「放送〜」 **きしゃ** [喜捨] [名・スル] 仏教で、すすんで金品を寄付すること。「浄財を〜する」 [類]寄進 **きしゃく** [希釈・×稀釈] [名・スル] 溶液[ようえき]に水などの溶媒を加えて、濃度をうすくすること。 **きじゃく** [着尺] おとなの和服の一着分を仕立てるのに必要な反物の長さとはば。 **きしゅ** [奇手] だれもが考えつかないような、ふつうとはちがったやりかたや手段。 **きしゅ** [期首] ある期間のはじめ。「〜の予算」「〜編成(=テレビ番組改編期の特別番組など)」 [対]期末 **きしゅ** [旗手] ①旗を持つ役目の人。「国体の〜をつとめる」▽新しい運動・思想などの中心になる人の意味でも使う。「前衛演劇の〜」 **きしゅ** [機首] 飛行機の前の部分。「〜を下げる」 **きしゅ** [騎手] ウマの乗り手。ジョッキー。 **きじゅ** [喜寿] 七七歳。また、七七歳の祝い。喜の字の祝い。▽「喜」の草書体が「㐂」で、「七十七」と読めることから。 **ぎしゅ** [技手] 技師のもとで技術関係の仕事をする人。▽「技師(ぎし)」と音がまぎらわしいので「ぎて」ともいう。 **ぎしゅ** [義手] 手を失った人が、手の機能を補うためにつける人工の手。 [類]義肢 **きしゅう** [奇習] めずらしい習慣。奇妙[きみょう]な習慣や風習。 **きしゅう** [奇襲] [名・スル] 相手の考えもつかない方法で不意に敵をせめること。「〜戦法」「背後から〜する」 **きしゅう** [紀州] ↓「きい」 **きじゅう** [機銃] 「機関銃」の略。自動で連続発射できる銃。「〜掃射」 **きじゅうき** [起重機] 重い荷物のあげおろしや移動をさせる機械。クレーン。 **きしゅく** [寄宿] [名・スル] 学校や会社に生活すること。とくに、学校・会社などの宿舎[しゅくしゃ]に生活すること。「友人の家に〜する」 **きしゅくしゃ** [寄宿舎] 寄宿用の建物。寮[りょう]。 **きじゅつ** [奇術] てじな。マジック。「〜師」 **きじゅつ** [記述] [名・スル] 文章に書きしるすこと。「順序立てて〜する」 > つかいわけ 記述・記載・記録・執筆 「記述」は、細かに話すように順を追って書くこと。「内容をつぶさに記述する」。「記載」は、そのことを捨てないで書きとめておくこと。また書きとめられたものごと。「台帳に記載する」。「記録」は、のちまで伝えるようにしっかりと書きしるすこと。「会議の経過を記録する」。「執筆」は、文章をつくりだして書くこと。「連載小説を執筆中だ」。 **きじゅつ** [既述] [名・スル] すでに述べたこと。「理由は〜の通り」 [類]前述 **ぎじゅつ** [技術] 学問や知識を具体的に応用して役立たせるわざ。「科学〜庁」 [類]技能 **ぎじゅつかくしん** [技術革新] 新しい科学技術・原材料・燃料などを採用して、新製品の製造や大量生産を可能にすること。イノベーション。 **ぎじゅつしゃ** [技術者] 専門の技術をもつ人。エンジニア。 **ぎじゅつや** [技術屋] 事務系に対する技術系の職員や技術家をからかい、ややいやしめていうことば。 **きしゅりゅうりたん** [貴種流離×譚] 昔物語の型の一つ。神や身分の高い家がらの人が、各地を放浪して、苦難を動物や女性に助けられてしのいで、のちに再び幸福をつかむ。光源氏の話やオデュッセウスの話など。▽折口信夫[おりくちしのぶ]の命名。 **きじゅん** [帰順] [名・スル] 逆らうことをやめ、従うこと。「武器を捨てて〜する」 **きじゅん** [基準] ①何かを比べるとき、そのもとになるもの。「地価〜」「建築〜」 ②守るべき規律。また、判断などのよりどころとなるもの。「道徳の〜」「社会生活の〜に従う」 **きしょ** [希書・稀書] 古かったり少なかったりして、手に入れにくい本。 **きしょ** [奇書] めずらしい本や文書。 **きしょう** [気性] 生まれつきの性格。きだて。「〜が激しい」 [類]気質・性分 **きしょう** [気象] ある地域の、ある時の晴雨・気圧・気温・湿度[しつど]など、大気の変化の状態。「各地〜台の予報」「〜衛星」 > つかいわけ →「気候」を見よ。 **きしょう** [希少・×稀少] [名・形動] めったにないこと。まれなようす。「〜金属(=レアメタル)」「〜価値」 **きしょう** [奇勝] めずらしく、すばらしい景色[けしき]。「天下の〜」 [類]奇観 **きしょう** [起床] [名・スル] 寝床から起きでること。「〜時間」 **きしょう** [記章・徽章] 身分・職業・資格などを示すために、帽子や服につけるしるし。バッジ。 **きじょう** [机上] 机の上。「〜旅行」 > 机上の空論 頭の中だけで組みたてた、実際には役に立たない理屈[りくつ]。 **きじょう** [気丈] [形動] 気のもちかたがしっかりしていて、どんなことにもとり乱さずに対応できるょうす。きじょうぶ。「暴漢を撃退[げきたい]した〜な娘[むすめ]」▽多く女性や子供に使う。 **きじょう** [機上] 飛んでいる飛行機の中。機中。 <307> > きずつける **きじょう【騎乗】**[名]ウマに乗ること。[類]騎馬[キバ] **ぎしょう【偽称】**[名]いつわりの名。また、うその名や身分を言うこと。 **ぎしょう【偽証】**[名]いつわりの証明をすること。とくに裁判所で、証人がわざとうその証言をすること。「―罪に問われる」 **ぎじょう【議場】**[名]会議をする場所。「―騒然[ソウゼン]」 **ぎじょう【義浄】**[人]六三五-七一三年。中国、唐代の僧[ソウ]。海路でインドにはいり、仏跡をめぐって仏典を集め、六九五年に帰国した。このときの旅行記「南海寄帰内法伝[ナンカイキキナイホウデン]」のほか、「大唐西域求法高僧伝[ダイトウサイイキグホウコウソウデン]」がある。 **きしょうかち【希少価値】**[名]数が少なく、めずらしいという点で生じる値打ち。 **きしょうだい【気象台】**[名]気象庁の下で、各地の気象・地震・火山などの観測・調査・研究をし、予報などを出す機関。 **きしょうちょう【気象庁】**[名]国土交通省の外局の一つ。気象や地震に関する仕事をする中央の役所。全国的な天気予報や気象警報を出す。 **きしょうてんけつ【起承転結】**[四漢]①漢文・文章の、組みたてや展開のしかた。[類]序破急[ジョハキュウ] ②漢詩、とくに四句で構成する絶句の組みたてかた。第一句(起句)で詩の思いを起こし、第二句(承句)でそれを受け、第三句(転句)で一転し、第四句(結句)で全体をまとめる。 **きじょうぶ【気丈夫】**[形動]①たよりになるので、安心できるようす。「案内人がいるので―だ」[類]心丈夫[ココロジョウブ] ②気持ちがしっかりしていて何が起こっても動揺[ドウヨウ]しないようす。きじょう。「―な女性」 **ぎじょうへい【儀仗兵】**[名]外国の元首などを送迎[ソウゲイ]する儀式や警備のためにつけられる兵士。▽「儀仗」は、儀式に用いる武器のこと。 **きじょうゆ【生醬油】**[名]なまのままで、熱を加えないしょうゆ。 **きしょく【気色】**[名]①感情や気持ちが顔つきにあらわれること。また、その顔つき。「―をうかがう」 ②こころもち。きぶん。「―が悪い(=不愉快[フユカイ]だ)」 **ぎしょく【寄食】**[名]他人の家に住み、衣食の世話を受けること。いそうろう。 **ぎしょく【喜色】**[名]喜びをあらわした顔つき。「―満面[マンメン](=喜びを顔全体にあらわすこと)」[対]憂色[ユウショク] **ぎじろく【議事録】**[名]会議での発言の記録。 **きしん【寄進】**[名]神社や寺に金品を寄付すること。「灯籠を―する」[つかいわけ]→「寄付[キフ]」を見よ。 **きじん【奇人・×畸人】**[名]性質や行動が、ふつうの人とはちがった人。[類]変人[ヘンジン] **きじん【鬼神】**[名]①あらあらしく、おそろしい神。「おにがみ」とも。「断じておこなえば―もこれを避[サ]く」 ②死者のたましい。▽「きしん」とも。 **きすう【奇数】**[名]二で割りきれない整数。[対]偶数[グウスウ] **きすう【基数】**[名]数をあらわすとき、もとになる数。十進法では、一から九までの整数。 **きじん【貴人】**[名]地位や家がらの高い人。高貴な人。 **ぎしんあんき【疑心暗鬼】**[四漢]いったん疑いだすと、なんでもないことまで疑わしくなり、なにも信じられなくなること。▽「疑心暗鬼を生ず(=ありもしない鬼の形が見える)」の略。 **ぎじんか【擬人化】**[名]人でないものを、人にたとえること。 **ぎじんほう【擬人法】**[名]比喩の一つ。人でないものを、人にたとえる表現法。活喩[カツユ]。たとえば、「山は呼ぶ」「風のささやき」「鳥がうたう」など。[類]直喩[チョクユ]・隠喩[インユ] **きしん(帰心)矢のごとし**[ことわざ]故郷や家に早く帰りたいといちずに思う心のたとえ。 **きす【帰す/記す/期す】**[動]→「きする」 **きす【×鱚】**[名]キス科の魚。体長約三〇㌢。岸に近い砂地にすむ。白身[しろみ]であっさりしており、てんぷら・塩焼きにして食べる。 **キス**[名]尊敬や愛情をあらわすため、また、あいさつとして、相手のくちびるや手などに口づけすること。接吻[セップン]。キッス。[英]kiss **きず【傷・×疵・×瑕】**[名]①切ったり打ったりして、皮ふや肉などをいためたところ。「―を負う」 ②心のいたで。「心に受けた―」 ③ものがいたんでいたり、不完全であったりするところ。また、欠点ややましいところ。「柱の―」「玉に―」「すねに―をもつ」[類]きず **きずあと【傷跡・傷×痕・×疵×痕】**[名]傷のついたあと。傷の治ったあと。また、災害の痛手や心に受けて残った影響。「噴火の―」 **きすい【既遂】**[名]犯罪をすでに、してしまったこと。「―の殺人事件」[対]未遂[ミスイ] **きずいきまま【気随気×儘】**[形動]自分の気のおもむくままにふるまうようす。勝手[カッテ]きまま。 **ぎすぎす**[副]①やせて骨張っているようす。「―とやせほそったからだ」 ②人がらやふんいきなどが親しみにくく、とげとげしいようす。「―した応対ぶり」「―した世の中」 **きずく【築く】**[動]①土や石をつきかためて積みあげてつくる。「堤防[テイボウ]を―」 ②基礎をしっかり固めて、その上につくりあげる。「伝統を―」「新生活を―」 **きずぐち【傷口・×疵口】**[名]傷で皮ふが破れたところ。▽過去の、ふれられたくないできごとをたとえてもいう。 **きずつく【傷つく・×疵つく】**[動]①傷ができる。けがをする。「家具が―」「転んでー」 ②心に痛手を受けたり、名誉[メイヨ]がそこなわれたりする。「自尊心がー」 **きずつける【傷つける・×疵つける】**[動]①人や品物に傷をつける。「かたを―」「机を―」 <308> **きずな** ②心に痛手をあたえたり、人の名誉[メイヨ]をそこなうことをする。「プライドをー」 **きずな【×絆】**[名]人と人とのあいだの、断ちきることのできない結びつき。「親子の―」 **きずもの【傷物・×疵物】**[名]傷がついたために価値が下がったりなくなったりしたもの。「―半値市」 **きする【帰する】**[動]①最終的な結果としてそうなる。あるところに落ち着く。「無に―」「水泡[スイホウ]に―」「烏有[ウユウ]に帰す」「灰燼[カイジン]に帰す」▽多く、よくない状態に落ち着くことをいう。 ②罪や責任などをだれかのせいにする。おわせる。なすりつける。「罪を人に―」「きす」とも。[注]文章語。 **きする【記する】**[動]①書きつける。しるす。 ②記憶[キオク]する。おぼえる。「心に―」「きす」とも。[注]文章語。 **きする【期する】**[動]①期限をきめる。約束する。「年内を期して刊行する」「再会を―」 ②やりとげようと決心する。覚悟[カクゴ]する。「必勝を―」「きず」とも。 **ぎする【擬する】**[動]①あるものをほかのもののように見立てる。なぞらえる。また、似せる。「悲劇のヒロインに擬せられる」 ②刀などの凶器[キョウキ]をつきつける。「ナイフを胸にー」▽「ぎす」とも。 **ぎする【議する】**[動]集まって会議を開き、話題をきめて意見を述べあう。「ぎす」とも。 **きせい【気勢】**[名]意気ごみ。元気。いきおい。「―をあげる」「―をそがれる」 **きせい【奇声】**[名]奇妙[キミョウ]な声。とんきょうな声。「―を発する」 **きせい【既成】**[名]すでにできあがって広まっていること。「―の考え」「―事実」「―概念[ガイネン]」 **きせい【既製】**[名]前もってつくりあげられている品物。レディーメイド。「―服」「―品」 **きせい【帰省】**[名]ふるさとに帰ること。「―客」[類]帰郷[キキョウ][つかいわけ]→「帰還[キカン]」を見よ。 **きせい【寄生】**[名]生物が他の生物のからだにとりついて、その養分を吸いとって生きていくこと。「やどりぎは―植物である」「―虫」 **きせい【規制】**[名]①あることを制限すること。また、制限を定めたきまり。「交通―」「―緩和」 ②規則によって悪いところを正すこと。「政治資金―法」 **きせい【期成】**[名]あるものごとを、必ずなしとげようと約束すること。「―同盟」▽「成功を期する」という意味。 **ぎせい【犠牲】**[名]①ある目的のために自分の命やたいせつなものを投げだすこと。「わが身を―にして人の命を救う」「―をはらう」 ②戦争や事故などで、命を失ったり傷ついたりすること。「戦争の―者」 ③神などにささげる、生きた動物。いけにえ。 **ぎせいご【擬声語】**[名]人や動物の声を、人間が区別できる音であらわしたもの。「ワイワイさわぐ」「メエメエ鳴く」など。[類]擬音語[ギオンゴ] **きせいちゅう【寄生虫】**[名]他の生物に寄生して生きる虫。シラミ・ダニ・回虫など。 **きせき【奇跡・奇蹟】**[名]ふつうでは考えられないような、ふしぎなすばらしい出来事。とくに、神の力によって示されるふしぎなこと。「―の脱出[ダッシュツ]」 **きせき【軌跡】**[名]①車輪の通ったあと。 ②数学で、ある条件を満たす点のえがく図形。▽人やものごとのたどってきたあとをたとえていうこともある。「人生の―」 **ぎせき【議席】**[名]議場にある議員の席。議員の数。また、議員としての資格。「―をふやす」「―を失う」 **きせきてき【奇跡的】**[形動]奇跡としか思えないほどめずらしいようす。「―に助かる」 **きせき(鬼籍)に入る**[ことわざ]死ぬ。▽「鬼籍」は、死者の名などをしるす過去帳のこと。 **きせずして【期せずして】**[副]予期しないのに、思いがけなく。申しあわせたわけでもないのに。「―意見が一致[イッチ]した」[類]偶然・図らずも **きせつ【季節】**[名]一年を気候の変化にもとづいて、いくつかに分けた期間。「―の変わり目」[類]時節[ジセツ]▽あることにいちばん適した時期という意味でも使う。「鍋物[ナベモノ]の―」 **きぜつ【気絶】**[名]一時的に気を失うこと。[類]失神[シッシン] **ぎぜつ【義絶】**[名]親子・きょうだい・師弟などの関係を絶つこと。[類]絶縁[ゼツエン] **きせつふう【季節風】**[名]季節によって風向きを変え、夏は南から北へ、冬は北から南へ向かってふく風。モンスーン。東アジアとインドに顕著[ケンチョ]。海上交通に利用された。日本もその地帯の中にある。 **きせる【着せる】**[動]①衣服を身につけさせる。「服を―」[対]脱がす ②罪や責任などを無関係な人におしかぶせる。「罪を―」「ぬれぎぬを―」 ③背おわせる。「恩に―」 **キセル【煙管】**[名]①刻みタバコを吸うときに使う道具。 ②乗降駅付近だけのきっぷを持ち、途中[トチュウ]をただで乗る不正乗車。▽キセルは、タバコをつめる部分と吸い口の部分の両はしに金[カネ](=金属)を使っているところから。▽もと、カンボジア語。 **きぜわ【生世話】**[名]歌舞伎[カブキ]の世話物[セワモノ]狂言のうち、当時の世相や風俗[フウゾク]を写実的にえがいたもの。きぜわもの。「お染[ソメ]の七役[ナナヤク]」「髪結新三[カミユイシンザ]」など。 **きぜわしい【気忙しい】**[形]あれこれ気を配ることが多くて、いそがしく、落ち着かないようす。「何かと―年の暮れ」「せかせかと―人」 **きせん【汽船】**[名]蒸気機関の力で動く船。型の大きいものをいう。 <309> > きたいにひ **きせん【機先】**[名]ものごとが始まろうとする、ちょうどその時。「―を制する(=先手をうって相手より優位に立つ)」 **きせん【貴賤】**[名]身分の高い人と低い人。とうといことと、いやしいこと。「職業に―なし」 **きぜん【×毅然】**[形動]信念や意志がしっかりしていて、ものに動じないようす。「―たる態度で臨[ノゾ]む」 **ぎぜん【偽善】**[名]いかにも善人であるように見せかけるおこない。うわべだけのよいおこない。「―者」[対]偽悪[ギアク] **きせんほうし【喜撰法師】**[人]生没年未詳[ミショウ]。平安前期の歌人で、六歌仙[ロッカセン]の一人。和歌は「古今集」に収められた一首のみ知られ、同じ歌が「小倉百人一首」にもはいっている。 **きそ【起訴】**[名]刑事事件で、検察官が犯罪者の処罰を求めて裁判所にうったえること。「―状を朗読する」「―猶予」 **きそ【基礎】**[名]①ものごとのもとになる、だいじな部分。「―知識」[類]基本[キホン] ②建物や大きな装置の土台。いしずえ。「―工事」 **きそう【起草】**[名]文章、とくに条約や条文などの原案や下書きをつくること。「法案の―」 **きそう【競う】**[動]たがいに張りあう。負けまいと競争する。「速さを―」「わざを―」 **きぞう【寄贈】**[名]品物やかねを、団体におくりあたえること。きそう。[類]寄付・贈呈[ゾウテイ][つかいわけ]→「寄付[キフ]」「贈与[ゾウヨ]」を見よ。 **ぎそう【偽装・擬装】**[名]他のものとまぎらわしくして、人、とくに敵の目をあざむくこと。カムフラージュ。「―工作」 **ぎぞう【偽造】**[名]悪用する目的ににせものをつくること。「―紙幣[シヘイ]」[類]贋造[ガンゾウ] **きそうてんがい【奇想天外】**[四漢]思いもよらない風変わりなようす。▽「奇想天外より落つ」の略。「天外」は、はるか空の上のことで、「転外」と書くのは誤り。 **きぞく【規則】**[名]人のおこないや手続きなどのよりどころの基準として定めたきまり。ルール。「交通―」[類]規約[キヤク] **きぞく【帰属】**[名]財産や権利などが、特定の国や団体・個人などのものとして所属すること。「領土の―をめぐる争い」 **きぞく【貴族】**[名]家がらや身分が高いと認められて、社会的に特権をもっている階級。「―政治」「―院」[類]華族[カゾク]▽経済的にめぐまれ、豊かな生活をしている人をたとえてもいう。「独身―」 **ぎそく【義足】**[名]足を失った人が、足の機能を補うためにつける人工の足。[類]義肢[ギシ] **ぎぞく【義賊】**[名]金持ちからぬすんだかねや品物を、貧しい人々に分けあたえるどろぼう。 **きそくえんえん【気息×奄×奄】**[四漢]息も絶えだえで、今にも死にそうな状態。 **きそくてき【規則的】**[形動]あるきまりに従ってくりかえすようす。規則正しいようす。「―な生活」 **きそたいしゃ【基礎代謝】**[名]人が生命を維持するための、最低限のエネルギー。活動せず、じっとしているときに消費するエネルギーの量。一日およそ、日本人成人男子で一四〇〇㌔㌍、女子で一二〇〇㌔㌍。 **きそば【生×蕎麦】**[名]そば粉だけでつくった、まぜもののないそば。 **きそゆうよ【起訴猶予】**[名]不起訴処分の一つ。犯人の年齢や境遇[キョウグウ]などの事情を考慮して、検察官が裁判所に起訴するのを見合わせること。 **きそよしなか【木曾義仲】**[人]→「みなもとのよしなか」 **きそん【既存】**[名]以前からあること。すでに存在していること。きぞん。「―の施設[シセツ]」「―の勢力」 **きそん【棄損・×毀損】**[名]名誉[メイヨ]を傷つけたり、こわしたりすること。「名誉―」 **きた【北】**[名]太陽の出る東に向かって左の方角。地図や地球儀[チキュウギ]ではふつう上にあたる。記号はN。[対]南 **ぎだ【犠打】**[名]「犠牲打」の略。野球などで、犠牲フライや犠牲バントなどのこと。打者自身はアウトになるが、ランナーは次の塁[ルイ]に進むことが可能な打撃[ダゲキ]。▽打数にはふくめない。 **ギター**[名]ふつう、六本の弦を指さきやピックなどではじいて胴で共鳴させ、演奏する楽器。[かぞえ方]挺[チョウ][英]guitar **きたアメリカ【北アメリカ】**[名]六大州の一つ。北半球の西部をしめる大陸で、アメリカ合衆国・カナダ・メキシコなどの国がある。北米。▽アングロアメリカをさすこともある。 **きたい【気体】**[名]物質の三態の一つ。形や体積が一定ではなく、圧力によって体積が変化する状態。ガス。 **きたい【奇態】**[形動]ふつうと変わっているようす。ふしぎなようす。「―な身なりをした人物」 **きたい【期待】**[名]将来のよい結果や状態を、心待ちにすること。「―はずれ」[類]嘱望[ショクボウ] **きたい【機体】**[名]飛行機のエンジン以外の部分。胴体[ドウタイ]など。 **きだい【希代・×稀代】**[形動]めったにないこと。めずらしいこと。きたい。「―の英雄[エイユウ]」[類]空前絶後[クウゼンゼツゴ] **きだい【季題】**[名]俳句を詠[ヨ]む題としての季語。 **ぎたい【擬態】**[名]他のものに似せること。また、動物が身を守るために、まわりの環境[カンキョウ]や他の生物に似た色や形になること。 **ぎだい【議題】**[名]会議にもちだして討論する問題。 **ぎたいご【擬態語】**[名]ものごとの状態やようすを、いかにもそれらしい、人間が区別できる音であらわしたことば。「キラキラ光る」「ニコニコ笑う」など。▽日本語・朝鮮[チョウセン]語に多い。 **きたいっき【北一輝】**[人]一八八三-一九三七年。大正・昭和期の国家主義者。新潟[ニイガタ]県生まれ。本名は輝次郎[テルジロウ]。一九一九年にあらわした「日本改造法案大綱[ニホンカイゾウホウアンタイコウ]」は右翼[ウヨク]、青年将校に理論的影響[エイキョウ]をあたえた。二・二六事件の黒幕的首謀者とされて死刑[シケイ]。 **きたい(危殆)に瀕する**[ことわざ]国家や会社などがつぶれてしまいそうな非常に危険な状態にさらされる。 <310> **きたえる【鍛える】**[動]①厳しいトレーニングをくりかえして心身を強くする。鍛練[タンレン]する。「からだを―」 ②金属を熱して打ち、また冷やすことをくりかえして、強くする。精錬[セイレン]する。「刀を―」 **きだおれ【着倒れ】**[名]衣服にかねをかけすぎて、財産をなくしてしまうこと。「京の―、大阪[オオサカ]の食いだおれ」 **きたかいきせん【北回帰線】**[名]北緯[ホクイ]二三度二七分の緯線。太陽は夏至の日に、地球に対してもっとも北にきてこの線の真上を通る。[対]南回帰線[ミナミカイキセン] **きたかぜ【北風】**[名]北からふいてくる冷たい風。「ほくふう」とも。[対]南風[ミナミカゼ] **きたがわうたまろ【喜多川歌麿】**[人]一七五三-一八〇六年。江戸後期の浮世絵[ウキヨエ]師。狩野[カノウ]派に学び、優艶な美人画の名手とうたわれ、浮世絵の全盛期をつくった。 **きたきゅうしゅう【北九州】**[名]①福岡県を中心とする九州北部地域。 ②福岡県北部の市名。一九六三年、もとの門司[モジ]・小倉・戸畑[トバタ]・八幡[ヤハタ]・若松[ワカマツ]の五市が合併してできた。 **きたきゅうしゅうこうぎょうちたい【北九州工業地帯】**[名]日本四大工業地帯の一つ。北九州市が中心で、製鉄・化学・機械などの重化学工業を主とする。 **きたきりすずめ【着た切り雀】**[名]今着ている一枚の衣服きりで、着がえのない人。▽「舌切り雀」と語呂を合わせたことば。 **きたく【帰宅】**[名]外出さきから自分の家へ帰ること。「六時には―する」 **きたく【寄託】**[名]かねや品物を人に預け、その処理をたのむこと。「図書館[トショカン]蔵書を―する」 **きたけ【着丈】**[名]衣服の、えりからすそまでの長さ。 **きたざとしばさぶろう【北里柴三郎】**[人]一八五二-一九三一年。明治から昭和期の細菌[サイキン]学者。ドイツに留学してコッホに学び、破傷風菌の培養[バイヨウ]に成功。また、血清療法[ケッセイリョウホウ]を完成し、ペスト菌を発見した。 **きたす【来す】**[動]よくない結果をひき起こす。「健康に支障を―」「破局を―」 **きたたいせいようじょうやくきこう【北大西洋条約機構】**[名]→「ナトー」 **きたちょうせん【北朝鮮】**[国]→「ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく」 **きだて【気立て】**[名]外にあらわれる性格。ひとがら。「―のいい娘[むすめ]」▽多く、よい場合にいう。 **きたない【汚い・×穢い】**[形]①よごれている。「―服」[類]不潔[フケツ] ②整っていなくて、不快な感じがする。「―字」「部屋[ヘヤ]が散らかって―」[類]乱雑[ランザツ] ③心にけがれや欲があって、いやしい。「かねに―」「―やりくち」[類]卑劣[ヒレツ][対]きれい **きたならしい【汚らしい・×穢らしい】**[形]いかにもきたない感じがする。「―部屋[ヘヤ]」[類]汚[ヨゴ]らわしい **きたのかた【北の方】**[名]貴人の奥方[オクガタ]。▽昔の寝殿造[シンデンヅク]りの屋敷[やしき]では、正妻は「北の対[タイ]の屋」に住んでいたことから。→図「しんでんづくり」 **きたのてんまんぐう【北野天満宮】**[名]京都市上京区にある神社。太宰府[ダザイフ]に流されて不遇のうちに死んだ、菅原道真[スガワラノミチザネ]の怨霊[オンリョウ]をしずめるために、一〇世紀中ごろ創建された。学問の神としてあがめられる。北野天神。北野神社。 **きたばたけちかふさ【北畠親房】**[人]一二九三-一三五四年。南北朝時代の武将。後醍醐[ゴダイゴ]天皇に仕え、建武の新政につくした。著書に「神皇正統記[ジンノウショウトウキ]」など。 **きたはらはくしゅう【北原白秋】**[人]一八八五-一九四二年。明治から昭和期の詩人・歌人。福岡県生まれ。本名は隆吉[リュウキチ]。はじめ、明星派の歌人。のちに耽美主義運動を展開して、官能的で異国情緒[イコクジョウチョ]あふれる詩をつくった。詩集「邪宗門[ジャシュウモン]」「思ひ出」、歌集「桐[キリ]の花」など。 **きたはんきゅう【北半球】**[名]地球の赤道より北の部分。陸地が多く、日本列島などをふくめたユーラシア大陸や北アメリカ大陸などがある。[対]南半球[ミナミハンキュウ] **きたまくら【北×枕】**[名]まくらを北に向けてねること。▽死者を安置するときの向きなので、生きている人がするのは不吉[フキツ]とされている。 **きたむらきぎん【北村季吟】**[人]一六二四-一七〇五年。江戸前期の学者・俳人。古典を解説した注釈書を多く残した。主著に「源氏物語湖月抄[ゲンジものがたりこげつしょう]」「枕草子春曙抄[まくらのそうししゅんしょしょう]」。 **きたむらとうこく【北村透谷】**[人]一八六八-一八九四年。明治期の詩人・評論家。相模[さがみ]生まれ。本名は門太郎。島崎藤村[シマザキトウソン]と「文学界」を創刊し、ロマン主義運動を展開したが、二五歳で自殺した。詩集に「楚囚之詩[ソシュウのシ]」、評論に「厭世詩家と女性」「内部生命論」など。 **きたやまぶんか【北山文化】**[名]室町[むろまち]初期、三代将軍足利義満[あしかがよしみつ]のころの文化。公家[くげ]と武家の文化がとけあった豪華なもの。能楽・水墨[スイボク]画・五山文学などが盛[さか]んになった。京都北山の金閣が代表とされる。 **ぎだゆうぶし【義太夫節】**[名]浄瑠璃[ジョウルリ]の一流派。初世竹本義太夫が、一六八四年に竹本座を結成して始めた。当時のいろいろな音曲[オンギョク]を統一したもので、せりふの部分と、三味線[しゃみせん]の旋律[せんりつ]をつけて語る部分に大きく分けられる。一八世紀前半、大いに流行した。今日[こんにち]では文楽[ぶんらく]の音楽として親しまれ、歌舞伎[かぶき]でも語られる。義太夫。 **きたる【来る】**[連体]近いうちに来る。今度の。「―五月一日」[対]去る ▽日付[ひづけ]の上に付けて用いる。 **きたる【来たる】**[動]やってくる。「待ち人来たらず」「朋[トモ]も遠方よりー」「―べき選挙には」 **きたん【忌憚】**[名][多く、「忌憚なく」などの形で]遠慮しないこと。「―なく述べる」「―のない意見」 **きだん【気団】**[名]温度や湿度[シツド]がほぼ同じような大気のかたまり。寒気団と暖気団がある。シベリア気団・熱帯海洋性気団など。 <311> **きつい** 団・熱帯海洋性気団など。 **きだん【奇談・綺談】** [名]めずらしく、ふしぎな話。「珍談[ちんだん]―」 **きち[吉]** 口・3画 全6画 吉 吉 吉 吉 **きち[吉]** [名]運勢や縁起のいいこと。めでたいこと。「おみくじでーと出る」→きょう > キチ・キツ 吉日[きちにち] 吉例[きちれい] 大吉[だいきち]/吉凶[きっきょう] 吉兆[きっちょう] 吉報[きっぽう] 不吉[ふきつ] > 吉利支丹[キリシタン] 吉野[よしの] 吉方[きっぽう] 吉備[きび] **きち【危地】** 图危険な立場。「―を脱[だっ]する」類[窮地] **きち【既知】** 图すでに知っていること。「―のことがら」⇔未知[みち] **きち【基地】** 图軍隊や探検隊などが行動するよりどころとなる場所。根拠[こんきょ]地。「空軍——」「南極―」▽業務や作業の中心となるところをたとえてもいう。 **きち【機知・機×智】** 图その時、その場に応じてとっさにはたらく才知。ウイット。「―に富んだ会話」「―縦横(=自由に知恵[ちえ]をめぐらすこと)」 **きちがい【気違い】** 图⊕精神が正常にはたらかないこと。また、その人。狂人。「―ざた」②度をこして一つのものごとに夢中になること。また、その人。「野球―」 **きちく【鬼畜】** 图はじ知らずで残酷[ざんこく]なおこないをする人。「―にもおとる人物」▽「鬼[おに]と畜生[ちくしょう](=けだもの)」という意味から。 **きちじ【吉事】** 图縁起のいいこと。結婚[けっこん]などのめでたいこと。「―を祝す」類[慶事]⇔凶事[きょうじ] **きちじつ【吉日】** 图→「きちにち」 **きちじょう【吉祥】** 图↓「きっしょう」 **きちじょうてん【吉祥天】** 图インド神話の女神で、毘沙門天[びしゃもんてん]のきさきといわれ、衆生[しゅじょう]に福徳を授[さず]ける美女。吉祥天女。「きっしょうてん」とも。 **きちょうひん【貴重品】** 图非常にたいせつで、えがたい品物。「―はお預かりします」 **きちにち【吉日】** 图何かをするのに縁起がいいとされる日。「きちじつ」「きつじつ」とも。「大安[たいあん]―」「―良辰[りょうしん](=めでたくよい日)」 **きちょうめん【、几帳面】** [形動]細かなところまで気を配って、きまりどおりにするようす。「―な性格」 **きちれい【吉例】** 图めでたいしきたり。よい先例。「きつれい」とも。 **きちんと** [副]画①きまりのとおり、正確なようす。「かねを―はらってください」②あいまいなところがないようす。「―断る」③乱れがなく整っているようす。「―した生活」 **きちんやど【木賃宿】** 图そまつな安い宿屋。▽とまり客が自分で食事を用意し、燃料代(=木賃)だけをはらったことから。 **きっ [喫]** 6.1口 全12回 喫 喫 喫 喫 **きっ [喫]** [動]たべる。のむ。すう。一「喫する」を見よ。 > キッ 喫煙[きつえん] 喫茶[きっさ] 満喫[まんきつ] **きっ [詰]** 言・6画 全13画 諾 諾 諾 詰 **きっ [詰]** [動]①といつめる。責めたてて聞く。②つめる。つまる。 > キッ ①難詰[なんきつ] 詰責[きっせき] 詰問[きつもん] ②缶詰[かんづめ] 箱詰[はこづめ]/胸が詰[つ]まる 生活が行き詰[づ]まる/目が詰[つ]んだ布地。王将が詰[つ]む > 詰[なじ]る **きっ [橘]** 木・12画 全16画 橘 橘 橘 橘 **きっ [橘]** [名]植物のタチバナ。ミカン。 > キッ 橘柚[きつゆう] 柑橘類[かんきつるい] > たちばな 花橘[はなたちばな] **きつ「吉」** 「きち」 **きつい** [形]①ゆとりや すきまがない。「―服」「目をきつく閉じる」類[窮屈]⇔緩い②いいかげんなことが許されない。「―練習の毎日」 き <312> **きつえん** き **きつえん** [形]③するどい。はげしい。「日ざしがー」「―酒」團強[つよ]い **きつえん【喫煙】** 图「スタバコを吸うこと。「―室」 **きつおん【×吃音】** 图どもること。どもった声。 **きっかい【奇っ怪】** [形動]「奇怪[きかい]」を強めた言い方。「―至極[しごく]」 **きづかい【気遣い】** 图あれこれと気をつかうこと。心配。「おーは無用に願います」「一応、留年の―はない」 **きづかう【気遣う】** 国どうなっているかとあれこれ心配する。気にかける。「乗組員の安否を―」 **きっかけ【切っ掛け】** 图ものごとを始める手がかりや動機。「話の―をつかむ」「けんかのーとなる」 **きっかり** [副]画①時間や数量などが正確で、きりのいいようす。ちょうど。「六時―に出発する」②きわだって、はっきりしたようす。きっちり。「―と区分けする」 **きづかれ【気疲れ】** 图「あれこれと心配したり、緊張[きんちょう]したりして、心がつかれること。類[心労] **きづかわしい【気遣わしい】** 囲気がかりであるようす。「―容態[ようだい]」類[心配] **きづけ【気付】** 图手紙を相手の住所でないところへ送り、手わたしてもらうときなどに書きそえることば。きつけ。「山田様― 佐藤様」▽ふつう、「気付け」とは書かない。 **きっこう【×拮抗・×頡×頏】** 图[名・スル]ㄇ」力がたがいに接近し、張りあっていること。「勢力がーする」 **きっこう【×亀甲】** 图①カメのこうら。また、カメのこうらのような六角形の続き模様。▷図「もよう」②かっこの種類の一つ。[] **きっすい【喫水・×吃水】** 图船の水につかっている部分。水面から船底までの深さ。「―線」 **きっすい【生っ粋】** 图まじりけのないこと。「―の江戸っ子」「―の商人[あきんど]」▽「純粋」の意味だが、「生っ粋」は出身・素姓[すじょう]に関する場合しか使わない。 **きっすいせん【喫水線・×吃水線】** 图船が水にうかんだとき、船体と水面がふれてできる線。 **きっする【喫する】** 岡[スル]①変悪い結果をこうむる。わが身に受ける。「完敗を―」②飲食物をとる。タバコを吸う。「茶を―」▼「きっす」とも。 **ぎっちょ** 图「ひだりきき」の俗[ぞく]な言い方。ひだりぎっちょ。 **きっちょう【吉兆】** 图よいことが起こる前[まえ]ぶれ。圏瑞兆[ずいちょう]⇔凶兆[きょうちょう] **きっさ【喫茶】** 图お茶やコーヒーなどを飲むこと。また、「喫茶店」の略。「ジャズーに入[い]りびたる」 **きっさき【切っ先・×鋒】** [名]刃物[はもの]などのとがったさき。「―するどくきりこむ」図「かたな」 **きっさてん【喫茶店】** [名]飲みものやケーキ、また軽い食事などを出す店[みせ]。「―でひと休みする」 **きつじつ【吉日】** 图⇨「きちにち」 **ぎっしゃ【牛車】** 图昔、身分の高い人をのせ、ウシに引かせた屋形[やかた]の車。「ぎゅうしゃ」とも。 **きっしょう【吉祥】** 图めでたいしるし。よいきざし。 **きっしょうてん【吉祥天】** 图↓「きちじょうてん」 **ぎっしり** [副]圃中いっぱいに、すきまなくつまっているようす。「本だなに―と本がつまっている」 **キッス** 图↓「キス」 **きつけ【気付け】** 图気絶した者を正気[しょうき]にもどすこと。また、「気付け薬」の略。 **きつけ【着付け】** 图和服をきちんと着ること。また、着せてあげること。着こなしかた。「―教室」「―がうまい」 **キッチン** 图台所。調理室。「ダイニングー」「kitchen **きつつき【×啄木鳥】** 图キツツキ科の鳥。長いくちばしで木をつついて穴をあけ、中の虫を食う。キタタキ。ケラ。 **きって【切手】** 图①「郵便切手」の略。「―の収集」②「商品切手」の略。前もってかねをはらっておき、品物とひきかえられる札[ふだ]。商品券。 **きっての【切っての】** [連体]【「~切っての」の形で]…の中で比べるもののない。…一番の。「クラスー秀才。」▽集団などをあらわす語に付く。 **きっと** [副]画①予想や推量のとおりになることを強調することば。まちがいなく。「あすは―雪になるよ」「今ごろは―神戸あたりだろう」②強い意志や要望をあらわす。何がなんでも。「―やりとげてみせる」「―またお会いしましょう」圏必ず③いつもそうなることをあらわす。必ずというほど。 <313> **きどうりょ** 「兄は街に出ると―本屋に寄る」「日曜というと―雨が降る」圏決まって▽多く、前に条件をともなう。④気の強さなどをおもてに出して、表情や態度などを厳しくするようす。「―にらみつける」「―顔を上げる」⑤意志が強く、しっかりしたようす。きっぱりと。厳重に。「―言いつけておくぞ」▼「屹度」「急度」と当てる。 **きつね【×狐】** 图イヌ科の哺乳[ほにゅう]動物。尾が長く、毛皮をえり巻きなどにする。▽人をよくだますといわれた。他人をだます人をたとえてもいう。「―と狸[たぬき]のだましあい」 狐につままれる わけがわからず、ぼんやりする。▽人をだますというキツネに、とりつかれるということから。 狐の嫁入り 日が照っているのに小雨[こさめ]ものが降ること。 **きつねうどん【狐×餛飩】** 固油あげを入れたかけうどん。▽油あげがキツネの好物であるところから。 **きつねけん【×狐×拳】** 图拳の遊びかたの一つ。両手で、キツネ・庄屋・鉄砲(=かりゅうど)の形をつくり、勝負を争う。藤八拳[とうはちけん]。庄屋拳。▽キツネは庄屋に、庄屋は鉄砲に、鉄砲はキツネに勝つ。 **きつねつき【×狐付き・×狐×憑き】** 图キツネにとりつかれたという異常な精神状態。また、そういう状態の人。 **きつねび【×狐火】** 图暗い夜、湿地[しっち]や墓地などに見える、青白く燃える火。鬼火[おにび]。 **きっぷ【切符】** 图 交通機関や劇場などの料金をしはらったしるしとなる札[ふだ]。また、品物とひきかえにわたす札。チケット。「―を切る」▽ふつう、「切っ符」とは書かない。 **きっぷ【気っ風】** 图その人の言動にあらわれる心のもちかたや傾向[けいこう]。きまえ。「―のいい人」圏気性 **きっぽう【吉報】** 图よい知らせ。うれしい知らせ。「―を待つ」圏朗報⇔凶報[きょうほう] **きづまり【気詰まり】** [形動]気分的に窮屈なこと。「―なふんいき」 **きつもん【詰問】** ⑧「[名・スル]相手を厳しく責めて、問いただすこと。「おくれた理由を―される」 **きづよい【気強い】** 囲①たよるものがあって安心である。こころづよい。「彼がいると―」圏たのもしい②負けん気が強く、弱みを見せない。「―母」圏気丈[きじょう] **きつりつ【×屹立】** 图[名・スル]高くそびえたつこと。「―するビル」 **きてい 【既定】** 图すでにきまっていること。「―の方針どおり」⇔未定 **きてい【基底】** 图基礎となる土台。もとになるもの。 **きてい** 图①きめ。また、きめられた規則。「第三条の―による」②ある性格をもつものとして形をきめること。「問題の性質を―する」 目【規程】** 图事務や手続きなどのきまり。「職務―」**▼「規定」は、条文などの一つ一つについていい、「規程」は規則全体についていう。 **ぎてい【義弟】** 图義理の弟。夫や妻の弟。また、妹の夫。⇔実弟 **ぎていしょ【議定書】** 图国際間の会議などできまったことをしるし、代表者が署名した公式文書。 **きてき【汽笛】** 图蒸気で鳴らす汽車や汽船の笛[ふえ]。 **きてん** 日【起点】** 图始まるところ。出発点。「東海**道の―となる日本橋」團始点⇔終点 **【基点】** 图基準となる点。もとになる点。「グリニッジ天文台を経度の―とする」 **きてん【機転・気転】** 图とっさの場合に、すばやく心や知恵[ちえ]がはたらくこと。「―がきく」 **きでん【貴殿】** [代名]二人称単数。手紙や賞状などで使う、改まった言い方。手紙ではふつう、男性 が対等以上の男性に使う。「―のご協力に感謝いたします」「貴下・貴君さん・貴兄[けいけい] **ぎてん【疑点】** 图疑わしいところ。疑問点。「―をただす」 **きざんたい【紀伝体】** 图歴史書で、個人の伝記を中心とする書きかた。中国の「史記」、日本の「大鏡[おおかがみ]」など。⇔編年体[へんねんたい] **きと【企図】** 图[名・スル]くわだてること。くわだて。もくろみ。「―に反した結果」 **きと【帰途】** 国かえりみち。帰路。「―に就く」 **きど【木戸】** 图◎簡単な開き戸。「裏―」②見世物小屋などの出入り口。「―銭をはらう」 **きどあいらく【喜怒哀楽】** 四漢よろこび・いかり・かなしみ・たのしみなど、人の感情のすべて。「―の激しい人」 **きとう【祈禱】** 图[名・スル]神や仏にいのること。 **きどう【気道】** 因鼻から肺までの空気の通路。鼻腔[びくう]・咽頭[いんとう]炎[えん]・気管など。 **きどう【軌道】** 图①天体やロケットなどの、きまって動く道。「―修正」②汽車や電車が通るレールのしかれた道。圏軌条 軌道に乗る ものごとがスムーズに進む。順調に進行する。「事業が―」 **をどうしゃ【気動車】** 图ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどで走る列車。ガソリンカー・ディーゼルカーなど。 **ぎどうしゅうしん【義堂周信】** 入一三二五―八八年。南北朝時代の僧[そう]ち。漢詩文を多くつくり、絶海中津[ぜっかいちゅうしん]らと並び、五山文学を代表する一人。詩文集「空華集」など。 **をどうたい【機動隊】** 图「警察機動隊」の略。緊急事態に出動して、警備や鎮圧[ちんあつ]などにあたる警察官の部隊。 **をどうらく【着道楽】** 图衣服におしまずかねをかけること。衣服をそろえ、着かざって楽しむ人。 **をどうりょく【機動力】** 图状況の変化に応じ き <314> **きとく** き て、すばやく行動できる戦術上の能力。「―のあるチーム」「―を発揮する」 **きとく【危篤】** 图病気やけがなどで、いまにも死にそうなこと。「―におちいる」「―状態」 **きとく【奇特】** [形動]おこないなどがめったにないほどりっぱで、感心なようす。「―な心の持ち主」「―にも休みを返上して働く」類[殊勝] **きとくけん【既得権】** 图すでに手に入れている権利。法律上、正当に手に入れた権利。 **きどせん【木戸銭】** 图入場料。見物料。▽芝居[しばい]や見世物小屋の出入り口でしはらうかね。 **きどたかよし【木戸孝允】** 人圈一八三三―七七年。幕末・維新の政治家。長州[ちょうしゅう]藩士。はじめは桂小五郎[かつらこごろう]と称[しょう]した。吉田松陰[しょういん]に学び、討幕運動を指導し、維新後は明治政府の中心となり、重職を歴任した。 **きどる【気取る】** 国①自分をかっこうよく見せようとして、もったいぶったりすましたりする。「気取った歩きかた」②自分がなりたいものになったつもりで、そのほんもののようすをする。「紳士を―」「役者を―」 **キナ【規那】** 图アカネ科の常緑高木。熱帯に多い。樹皮からとるキニーネはマラリアの薬。「kina **きない【×畿内】** 图昔、都の近辺の、山城[やましろ]・大和[やまと]・河内[かわち]・和泉[いずみ]・摂津[せっつ]の五国をまとめた呼び方。 **きなが【気長】** [形動]急がず、あわてないようす。「―に待つ」⇔気短[きみじか] **きながし【着流し】** 图男性の和服姿で、はかまをつけないふだん着のままの姿。「―の浪人[ろうにん]」「―姿」 **きなくさい【きな臭い】** **きなこ【黄な粉】** 图ダイズをいってひいた黄色い粉。もちやだんごなどにつけて食べる。「―餅[もち]」 **きなり【生成り】** 图①染めたりさらしたりしていない糸や布地。②生地のままで、かざりけのないこと。 **きなん【危難】** 图命にかかわるような危ないこと。非常に危ない目。「―を救う」類[危機] **ギニアわん【ギニア湾】** 图アフリカ中西部、赤道直下の湾。沿岸は昔、奴隷海岸・黄金海岸・象牙[ぞうげ]海岸・穀物[こくもつ]海岸などと呼ばれた。 **キニーネ** 图キナの木の皮からとる白色の粉薬。マラリアの特効薬。解熱剤[げねつざい]などにも。| quinine **きにち【忌日】** 图その人の死んだ月と日とが同じ日。命日[めいにち]。この日に供養をする。 **きにゅう【記入】** 图[名・スル]書きをいれること。「氏名を―する」 **ギニョール** 图指人形。また、指人形でする芝居| guignol **きにん【帰任】** 图[名・スル]ととはなれていたもとの任務や任地にもどること。「昨日談―いたしました」 **□【絹】** 图蚕[かいこ]のまゆからとった糸。また、きめの糸でつくった織物。シルク。「―を裂[さ]くような女の悲鳴」「―の道(=シルクロード)」「かぞえ方疋[ひき]・端[たん]」 目【衣】** 图「きもの」「ころも」の古い言い方。ま**た、なかみをおおっているもの。羽や皮など。「―ずれの音」「歯に―を着せない」 **きぬいと【絹糸】** 图蚕[かいこ]のまゆからとった、つやのある糸。生糸[きいと]と練り糸がある。 **きぬおりもの【絹織物】** 图絹糸でつくった織物。 **きぬがさ【絹傘・“衣×笠】** 图昔、行列の中の貴人[きじん]にさしかざしたもの。絹を張った長柄[ながえ]の傘。 **きぬかつぎ【衣被ぎ】** 图サトイモの子[こ]いもを皮のままゆでたもの。 **きぬぎぬ【衣衣・後、朝】** 图男女が共寝[ともね]した翌朝。また、その朝の別れ。「―の別れ」▽重ねてかけた衣を、それぞれ着て別れることから。 **きぬけ【気抜け】** 图[名・スル]張り合いがなくなって、ぼんやりすること。「試験が済むと―する」 **きぬごし【絹漉し】** 图絹の布でこしたもの。とくに、絹でこしたようなきめの細かいとうふ。▽きめのあらいとうふは「もめんごし」。 **きぬずれ【衣擦れ】** 图着物が、着た人の動きにつれてこすれること。また、その音。 **きぬた【×砧】** 图昔、布を打ってやわらかくしたり、つやを出したりするために使った、木や石の台。「―を打つ音」 **きね【×杵】** 图蒸した米などを、うすに入れてもちなどをつく木の道具。 **ギネスブック** 图イギリスのギネス社が発行する年刊の世界一記録集。|Guinness Book **キネマ** 图映画。シネマ。▽ kinematographから。 **きねん【祈念】** 图[名・スル]と心をこめていのること。「平和を―する」 **きねん【記念】** 图「[名・スル]思い出に残すこと。思い出として残したもの。「―写真」「―切手」「―碑[ひ]。」 **ぎねん【疑念】** 图疑いの気持ち。「―をいだく」「―をはらう」⇔疑惑 **ねんさい【祈年祭】** 图↓「としどいのまつり」 **きのう【昨日】** 图きょうの前日。「―の敵はきょうの友」▽やや改まった言い方としては「さくじつ」を使う。常用漢字表付表の語。 昨日の今日[きょう] 昨日の淵[ふち]は今日[きょう]の瀬[せ] 世の中は無常で、変わりやすいことのたとえ。▽「古今集」の「世の中は何か常なるあすか川昨日の淵ぞ今日は瀬となる」から。 **きのう【帰納】** 图」論理的な考えかたの基本となる方法の一つ。一つ一つの具体的なことがらから、それらに共通にあてはまる結論や法則をひき出すこと。「―的に推論する」「―法」↔演繹[えんえき]▽イギリスの哲学者ベーコンが重視した考えかた。 **きのう【機能】** 图囚人や組織などのもつはたらき。「大地震で都市は―を停止した」 「つかいわけ」→「能力」を見よ。 **ぎのう【技能】** 困ものごとをおこなう、うでまえ。わざ。「―賞」圏技術・技量 <315> **ぎのうオリンピック[技能オリンピック]** [名]工業技術を競う国際職業訓練競技大会。 **きのうきょう[昨日今日]** [名]ちかごろ。ごく最近。「―の出来事」 **きのうてき[機能的]** [形動]むだがなく効率のいいようす。「―な建物」 **きのえ[甲]** [名]十干の第一。こう。▽五行で、「木の兄」という意味。 **きのえね[甲子]** [名]干支の第一番目。十干の「きのえ」と、十二支の「ね」にあたる年・月・日。「かっし」とも。 **きのかいおん[紀海音]** [人]一六六三-一七四二年。江戸中期の浄瑠璃作者。豊竹座専属の座付き作者として、竹本座の近松門左衛門に対抗。作品に「椀久末松山[わんきゅうすえのまつやま]」など。 **きのくにやぶんざえもん[紀伊国屋文左衛門]** [人]生没年未詳。江戸前・中期の豪商。ミカンを紀州から江戸に運んだり、材木を買いしめたりして巨万の富をえ、奈良屋茂左衛門とともに栄華をきわめた。略して「紀文」。 **きのこ[茸・蕈]** [名]朽ち木などに生える菌類をまとめた呼び方。多くは傘形で、胞子でふえる。マツタケ・シイタケ・シメジなど。「毒―」 **きのさきにて[城の崎にて]** [作品名]一九一七年。志賀直哉の短編小説。交通事故の療養中に、宿で見聞した虫や小動物の死と生を、あざやかな文章でとらえたもの。作者のたどりついた静かな心境を示す。 **きのしたじゅんあん[木下順庵]** [人]一六二一-九八年。江戸前期の朱子学者。加賀藩邸に仕え、のち将軍徳川綱吉に学問を説いた。門下に新井白石や室鳩巣[むろきゅうそう]らがいる。 **きのしたもくたろう[木下杢太郎]** [人]一八八五-一九四五年。明治から昭和期の詩人・劇作家・医学者。静岡県生まれ。本名は太田正雄。自然主義文学に対抗する「パンの会」の結成に参加し、耽美的な作品を発表した。詩集「食後の唄」など。 **きのしたりげん[木下利玄]** [人]一八八六-一九二五年。大正期の歌人。岡山県生まれ。本名は利玄。白樺派ただ一人の歌人。年とともに写実的な作風に移った。歌集「銀」「紅玉」など。 **きのじのいわい[喜の字の祝い]** [名]「喜寿」に同じ。 **きのつらゆき[紀貫之]** [人]八六八?-九四五年ころ。平安中期の歌人。三十六歌仙の一人で、「古今集」の撰者の一人。歌風は理知的で、技巧的。土佐守となり、帰京するときの日記が「土佐日記」。家集「貫之集」。 **きのと[乙]** [名]十干の第二。おつ。▽五行で、「木の弟」という意味。 **きのときぶみ[紀時文]** [人]生没年未詳。平安中期の歌人。父は貫之。「後撰集」を選んだ梨壺の五人の一人。 **きのどく[気の毒]** [形動]相手に同情をおぼえ、かわいそうで心が痛むこと。また、めいわくをかけて申しわけないと思うこと。「―な身の上」「それは―しました」 **きのとものり[紀友則]** [人]生没年未詳。平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。紀貫之のいとこ。「古今集」の撰者の一人。おだやかな歌風をもつ。家集「友則集」。 **きのみきのまま[着の身着のまま]** [連語]現在着ているもの以外、何一つもっていないこと。「―で飛びだす」 **きのめ[木の芽]** [名]木の新芽。このめ。とくに、サンショウの若葉。「―どき」「―でんがく」 **きのめあえ[木の芽和え]** [名]サンショウの芽に、みそや砂糖などをすりまぜたもので、魚やタケノコなどをあえた料理。 **きのめどき[木の芽時]** [名]樹木の芽の出るころ。早春の三~四月ごろ。このめどき。 **きのやまい[気の病]** [名]精神のつかれなどから起こる病気。[類]気病み **きのり[気乗り]** [名]したい気になること。気が向くこと。「なんとなく―がしない」 **きのりうす[気乗り薄]** [形動]すすんで積極的にする気があまりないようす。 **きば[木場]** [名]材木を集めて、たくわえておくところ。また、材木商の多い町。 **きば[騎馬]** [名]ウマに乗ること。多くは、兵士がウマに乗ることをいう。「―巡査」「―戦」「―民族」▽「乗馬」は、ただウマに乗るという動作をいう。 **きば[牙]** [名]肉食性の動物でとくに発達した、するどい犬歯。 **きばえ[着映え]** [名]衣服を身につけると、着た人の美しさがひときわひきたつこと。 **きはく[気迫・気魄]** [名]おそれずに、たち向かっていく気力。意気ごみ。「―がこもる」「―に負ける」 **きはく[希薄・稀薄]** [形動]液体や気体などの濃度や密度が低いようす。また一般に、少なかったり、うすかったりするようす。「高地の―な空気」「やりとげようという熱意が―だ」 **きばくざい[起爆剤]** [名]①火薬を爆発させるために用いる点火薬。②ものごとのきっかけとなるもの。「変革の―」[類]起爆薬 **きはずかしい[気恥ずかしい]** [形]なんとなくはずかしい感じがする。きまりが悪い。「気恥ずかしくて言いだせない」 **きばたらき[気働き]** [名]そのときどきにかなった気配りがすばやくできること。「―がある人」[類]機転 **きはつ[揮発]** [名]ふつうの温度で、液体が気体に変わること。「―性の油」 **きばつ[奇抜]** [形動]①とびぬけて風変わりなようす。「―な服装」[類]とっぴ②他をぬきんでてすぐれているようす。「―な着想」 **きはつゆ[揮発油]** [名]石油を蒸留してできた透明な液体。ガソリン・ベンジンなど。 **きばみんぞく[騎馬民族]** [名]馬に乗り、遊牧・交易などをおこなう民族。組織力にすぐれ戦闘的で、農耕社会のたくわえた富を略奪して、時には政府をたてる。紀元前、南ロシアの草原にいたスキタイ、モンゴル高原の匈奴[きょうど]などが代表的。 **きばむ[黄ばむ]** [動]黄色みをおびる。黄色がかる。「木の葉が―」「カーテンが―」 **きばや[気早]** [形動]気が早いようす。思ったことをすぐ実行せずにはいられない性分。せっかち。 **きばらし[気晴らし]** [名]しずんだ気持ちを、さっぱりとした晴ればれしい気持ちにさせること。また、させるもの。うさばらし。「―に旅に出る」[類]気分転換・気散じ **きばる[気張る]** [動]①元気のあるところを見せようとする。意気ごんで張りきる。「必ず勝つんだと気張って試合に臨む」 ②気前よくかねを出す。はずむ。奮発する。「気張ってステレオを買う」 **きはん[規範・軌範]** [名]評価や行動の規準となるもの。てほん。 **きばん[基盤]** [名]ものごとを積みあげ発展させていく、おおもととなる土台や基礎となるもの。「経済の―が弱い」▽「基礎」は、建築物の土台。すべてのものごとを成り立たせ安定させる土台。 **きはんせん[機帆船]** [名]エンジンをのせた小型の帆船。 **きひ[忌避]** [名][-スル]いやがって、さけること。「徴兵をーする」 ②裁判で、不公平な裁判のおそれがあるとして、当事者が担当の裁判官を拒否すること。[類]回避 **きび[機微]** [名]表面からはわかりにくい、かすかで細かな事情。「人情の―を心得たあつかい」 **きび[黍、稷]** [名]イネ科の一年草。実は黄色で、きびもち・きびだんごをつくる。 **きび[吉備]** [名]古代国名。のち、備前・備中・備後・美作の四国に分かれる。 **きびき[忌引き]** [名]親族が死んだとき、その喪に服するために勤めや学校を休むこと。また、そのためにあたえられる特別の休暇。 **きびきび** [副]動作にむだがなく、すばやくて活気のあるようす。「―と働く看護婦」「内野手の―した動き」 **きびしい[厳しい]** [形]①態度について、すきがない。いいかげんなところがない。また、人をあまえさせない。「―練習」「厳しくしつける」 ②程度がはなはだしい。するどい。ひどい。「―寒さ」 **きびす[踵]** [名]「かかと」の古い言い方。「くびす」とも。 **きびだんご[黍団子]** [名]キビの粉でつくっただんご。 **きひつ[起筆]** [名]書きおこすこと。筆をおこすこと。[対]擱筆[かくひつ] **ぎひつ[偽筆]** [名]他人の字や絵をまねてかいたにせの文字や絵画。[対]真筆 **きびのまきび[吉備真備]** [人]六九五-七七五年。奈良時代の学者・廷臣。吉備地方(=岡山県)の豪族。唐に二回わたり、書籍や兵器を持ち帰る。藤原仲麻呂の乱を平定した。著書に「私教類聚」。 **きびょう[奇病]** [名]めったに患者のいない、めずらしい病気。 **ぎひょう[戯評]** [名]漫画や漫文などの形を借りてする社会批評。 **きびょうし[黄表紙]** [名]江戸時代の草双紙の一種。風刺とこっけいにあふれた、おとな向けの絵入り小説であったが、寛政の改革以後は複雑なすじだての敵討ち物に変わった。恋川春町の「金々先生栄花夢」、山東京伝の「江戸生艶気樺焼」など。▽表紙が黄色いことから。 **きひん[気品]** [名]人やものにしぜんと備わった、気高い感じ。「―がただよう」[類]品格・品位 **きひん[貴賓]** [名]身分の高い客。VIP。「―席」 **きびん[機敏]** [形動]行動が、そのときに応じてすばやいようす。「―に対処する」[類]敏速・敏捷 **きふ[寄付・寄附]** [名][-スル]学校・公共団体・寺院などの団体の役に立つように、金品を出して使いかたをまかせること。「お祭りに一万円―する」 **ぎふ[義父]** [名]義理の父。養子縁組みや結婚などによって父となった人。養父や継父や、夫や妻の父。[対]実父 **ギブアップ** [名][-スル]勝負などをあきらめること。降参する。[E]give up **ギブアンドテーク** [名]相手に利益をあたえ、相手からも利益をえること。もちつもたれつ。[E]give-and-take **きふう[気風]** [名]ある地域や集団の人々に共通している性質や考えかた。「自由を重んじる―」 <316> **きばみんぞ** き **きばみんぞ** [名]な液体。ガソリン・ベンジンなど。 **きばみんぞく【騎馬民族】** 图馬に乗り、遊牧・交易などをおこなう民族。組織力にすぐれ戦闘[せんとう]的で、農耕社会のたくわえた富を略奪して、時には政府をたてる。紀元前、南ロシアの草原にいたスキタイ、モンゴル高原の匈奴[きょうど]などが代表的。 **きばむ【黄ばむ】** 国黄色みをおびる。黄色がかる。「木の葉が―」「カーテンがー」 **きばや【気早】** [形動]気が早いようす。思ったことをすぐ実行せずにはいられない性分[しょうぶん]。せっかち。 **きばらし【気晴らし】** 图しずんだ気持ちを、さっぱりとした晴ればれしい気持ちにさせること。また、させるもの。うさばらし。「―に旅に出る」圏気分転換・気散じ **きばる【気張る】** 国●元気のあるところを見せようとする。意気ごんで張りきる。「必ず勝つんだと気張って試合に臨[のぞ]む」②気前よくかねを出す。はずむ。奮発[ふんぱつ]する。「気張ってステレオを買う」 **きはん【規範・軌範】** 图評価や行動の規準となるもの。てほん。 「つかいわけ」「模範[もはん]」を見よ。 **きばん【基盤】** 図ものごとを積みあげ発展させていく、おおもととなる土台や基礎[きそ]となるもの。「経済のーが弱い」▽「基礎」は、建築物の土台。すべてのものごとを成り立たせ安定させる土台。 **きはんせん【機帆船】** 图エンジンをのせた小型の帆船。 **きひ【忌避】** 图[名・スル]①いやがって、さけること。「徴兵をーする」②裁判で、不公平な裁判のおそれがあるとして、当事者が担当の裁判官を拒否すること。回避 **きび【機徴】** 图表面からはわかりにくい、かすかで細かな事情。「人情の―を心得たあつかい」 **きび【黍、稷】** 图イネ科の一年草。実は黄色で、きびもち・きびだんごをつくる。 **きび【吉備】** 图古代国名。のち、備前[びぜん]・備中[びっちゅう] 備後[びんご]・美作[みまさか]の四国に分かれる。 **きびき【忌引き】** 图親族が死んだとき、その喪[も]に服するために勤めや学校を休むこと。また、そのためにあたえられる特別の休暇[きゅうか]。 **きびきび** [副]画「動作にむだがなく、すばやくて活気のあるようす。「―と働く看護婦」「内野手の―した動き」 **きびしい【厳しい】** 囲①態度について、すきがない。いいかげんなところがない。また、人をあまえさせない。「―練習」「厳しくしつける」②程度がはなはだしい。するどい。ひどい。「―寒さ」 **きびす【×踵】** 图「かかと」の古い言い方。「くびす」とも。 踵を返す ひきかえす。類[踵をめぐらす] 踵を接する あとからあとから続く。「きびすを接してゴールインする」 **きびだんご【×黍団子】** 图キビの粉でつくっただんご。 **きひつ【起筆】** 图[名・スル]と書きおこすこと。筆をおこすこと。⇔擱筆[かくひつ] **ぎひつ【偽筆】** 图他人の字や絵をまねてかいたにせの文字や絵画。⇔真筆[しんぴつ] きび(驥尾)に付[ふ]ぃす すぐれた先輩[せんぱい]のあとにつき従って、自力ではとうてい行けないところまで出世すること。驥尾に付[つ]く。▽アオバエが良馬のしっぽについて遠くまで行ったことから。「驥」は、一日に一○○○里も走るという駿馬[しゅんめ]ん。中国、「史記」から。 **きびのまきび【吉備真備】** 人图六九五―七七五年。奈良時代の学者・廷臣[ていしん]。吉備地方(=岡山県)の豪族。唐に二回わたり、書籍や兵器をもたらす。藤原仲麻呂[ふじわらのなかまろ]の乱を平定した。著書に「私教類聚[しきょうるいしゅう]」。 **きびょう【奇病】** 图めったに患者のいない、めずらしい病気。 **ぎひょう【戯評】** 图漫画や漫文などの形を借りて する社会批評。 **きびょうし【黄表紙】** 圓圖江戸時代の草双紙[くさぞうし]の一種。風刺[ふうし]とこっけいにあふれた、おとな向けの絵入り小説であったが、寛政[かんせい]の改革以後は複雑なすじだての敵討[かたきう]ち物に変わった。恋川春町[こいかわはるまち]の「金々先生栄花夢[きんきんせんせいえいがのゆめ]」、山東京伝[さんとうきょうでん]の「江戸生艶気樺焼[えどうまれうわきのかばやき]」など。▽表紙が黄色いことから。 **きひん【気品】** 国人やものにしぜんと備わった、気高い感じ。「―がただよう」類[品格・品位] **きひん【貴賓】** 图身分の高い客。VIP。「―席」 **きびん【機敏】** [形動]行動が、そのときに応じてすばやいようす。「―に対処する」圏敏速・敏捷[びんしょう] **きふ【寄付・寄附】** 图[名・スル]学校・公共団体・寺院などの団体の役に立つように、金品を出して使いかたをまかせること。「お祭りに一万円―する」「かぞえ方口[くち]」 「つかいわけ」→「贈与」を見よ。 つかいわけ寄付・寄贈・寄進 「寄付」は、個人の力でできる範囲[はんい]で団体にものやかねをさし出す。「一○○○円ずつ寄付を集める」。「寄贈」は、相手が公的な立場の団体で金品の額が大きい場合に使う。「母校に蔵書を寄贈する」。「寄進」は、社寺に金品を寄付する場合に使う。「神社に太鼓は、を寄進する」。 **ぎふ【義父】** 图義理の父。養子縁組みや結婚などによって父となった人。養父や継父[けいふ]や、夫や妻の父。⇔実父 **ギブアップ** 图[名・スル]勝負などをあきらめること。降参すること。「give up **ギブアンドテーク** 图相手に利益をあたえ、相手からも利益をえること。もちつもたれつ。-give-and-take **きふう【気風】** 图ある地域や集団の人々に共通している性質や考えかた。「自由を重んじる―」 <317> **きふく[起伏]** [名][-スル]①土地が高くなったり、低くなったりしていること。高低。「―の多い土地」 ②盛んになったり、おとろえたりすること。高まったり、落ちこんだりすること。「―に富んだ一生」「激しく―する感情」[類]変化 **きふく[帰服・帰伏]** [名][-スル]敵であるのをやめて、服従すること。「朝廷に―する」 **きぶくれる[着膨れる・着脹れる]** [動]重ね着などをして、からだ全体がふくれる。 **きふじん[貴婦人]** [名]身分が高く、上品な女性。 **ギプス** [名]骨折した部分などを固定するために使う、包帯を石膏で固めたもの。[G]Gips **きぶつ[器物]** [名]生活に使う、器や道具類。「―損壊罪」 **キブツ** [名]イスラエルの農業共同体。また、そこで管理する集団農場。▽ヘブライ語。 **ギフト** [名]おくりもの。進物。「―券」[E]gift **ギフトカード** [名]贈答用の商品券。また、おくりものにそえるあいさつ状。 **きぶとり[着太り]** [名]厚着をしたため、太って見えること。きぶくれ。また、衣服をつけると実際より太って見えること。[対]着やせ **きふるし[着古し]** [名]長いあいだ着て古くなった衣服。ふるぎ。 **キプロス** [国名]正式国名は、キプロス共和国。地中海の東部にある島国。トルコ系とギリシャ系住民の対立が続いている。面積約九〇〇〇平方㌔。首都ニコシア。 **きぶん[気分]** [名]①そのときどきの状況に反応して起こる心とからだの状態。「船酔いで―が悪い」「―転換に散歩する」 ②それらしい感じ。ふんいき。「正月―」 **ぎふん[義憤]** [名]正義にはずれたことに対して感じるいかり。「―にかられる」[類]公憤 **ぎぶん[戯文]** [名]いたずら半分に書いた文章。たわむれに書いた文章。 **きへい[騎兵]** [名]ウマに乗って戦う兵士。軍隊。「―隊」 **きへいたい[奇兵隊]** [名]幕末、長州藩の軍隊。高杉晋作が足軽・農民・町人を集めて組織し、第二次長州征伐や戊辰戦争で活躍した。 **きへき[奇癖]** [名]ふつうの人にはない奇妙なくせや習慣。「―の持ち主」 **きべん[詭弁]** [名]道理に合わないことを正しいように言いくるめる、ごまかしの理屈。「―を弄する」 **きぼ[規模]** [名]ものの構えや仕組みの大きさ。「全国的な―の環境整備」「壮大な―のキャンパス」 **ぎぼ[義母]** [名]義理の母。養子縁組みや結婚などによって母となった人。養母や継母、夫や妻の母。[対]実母 **きほう[気泡]** [名]液体や固体の中にある気体のあわ。 **きほう[既報]** [名]すでに報道・報告してあること。「―のとおり実施」 **きぼう[希望]** [名]①「こうしたいと願う気持ち。また、こうなってほしいと期待する気持ち。のぞみ。「進学を―する」「将来に―がもてる」[類]願望②[文法]そうなることを望む気持ちを表現する言いかた。口語では、動詞の連用形に助動詞「たい」を付けてあらわす。「食べたい」。文語では、「たし」「まほし」を付けてあらわす。「咲かまほし(=咲いてほしい)」。▽「たがる」は、…したいという気持ちを形にあらわすこと。 **ぎほう[技法]** [名]芸術やスポーツなどで、表現技術とその方法。[類]手法 **ぎぼうしゅ[擬宝珠]** [名]⇒「ぎぼし」 **きぼうてき[希望的]** [形動]そうなってほしいという期待にかたむいているようす。「―観測」 **きぼく[亀卜]** [名]古代の占いで、カメの甲らを焼き、そのさけ目から吉凶を判断したもの。 **ぎぼし[擬宝珠]** [名]①欄干の柱の頭などにつける、球形で頂部のとがった、ネギの花に似たかざり。「ぎぼうし」「ぎぼうしゅ」とも。②ユリ科の多年草。夏、白やうすむらさきのユリに似たじょうご状の花が咲く。 **きぼね[気骨]** が折れる 気づかれする。 **きぼり[木彫り]** [名]木を使って彫刻したもの。木彫。「―の熊」 **きほん[基本]** [名]ある分野のものごとが成り立つのに必要な条件、または技術。「ピアノ演奏のー」「―料金」 **きほんご[基本語]** [名]ある分野のことを理解するための、もとになる必要な単語。「平安朝文学研究の―」▽「基礎語」は、その言語のどの分野にも土台として必要な単語。「ひと・もの・取る・見る」などは基礎語である。 **きほんてきじんけん[基本的人権]** [名]人間が人間らしく生きるために、人種や身分によって左右されずに当然もっているべき権利と自由。▽日本国憲法では、生命の尊重、法のもとの平等の保障、思想・信教・集会・表現・学問の自由、参政権など。 **ぎまい[義妹]** [名]義理の妹。夫や妻の妹。また、弟の妻。[対]実妹 **きまえ[気前]** [名]ものを、おしがらずに出す。「―よくおごる」 <318> **きまぐれ[気紛れ]** [形動]①長続きせず、そのときどきの気分でものごとをすること。「―な性格」 ②変わりやすく予想の立たないこと。「―な空模様」 **きまじめ[生真面目]** [形動]まじめすぎて、融通のきかないようす。「―な若者」▽「気まじめ」は誤り。 **きまずい[気不味い]** [形]たがいの気持ちが合わず、人間関係がうまくいかなくて困る。「―思いをする」「―空気」 **きまたおさむ[木俣修]** [人]一九〇六-八三年。昭和期の歌人・国文学者。滋賀県生まれ。本名は修二。北原白秋に師事し、ロマン主義からしだいに現実への関心を深めていった。歌集「冬暦」など。 **きまつ[期末]** [名]きめられた期間の終わり。「―試験」「―決算」[対]期首 **きまって[決まって]** [副]①習慣的に。例外なく。いつも。「―通る道」「―四時に目が覚める」 ②当然の。「呼ばれたら返事をするのはーことだ」 **きまま[気儘]** [形動]自分のしたいようにすること。「勝手―」「―にふるまう」 **きまり[決まり・極まり]** [名]①きめられたこと。規則。「―を破る」 ②ものごとの区切りやおさまり。決着。「仕事に―をつける」「勝負の―がつく」 ③[-お決まり]の形で、いつもと同じようで、かわりばえのしないことを皮肉をこめて言う表現。「おーのコース」 **きまりきった[決まり切った]** [連体]①型にはまった。代わりばえのしない。「―質問」「―やりかた」 **きまりて[決まり手]** [名]すもうで、勝負がついたときのわざ。 **きまりもんく[決まり文句]** [名]その場面になるといつも使われる、型にはまった表現。紋切り型。 **きまりわるい[きまり悪い]** [形]ほめられたとき、失敗したときなど、その場でどんな顔つきをしていいかわからず、落ち着かないようす。 **きまる[決まる・極まる]** [動]①結果や結論がはっきり出る。決定する。「委員長が―」 ②スポーツなどで、しかけたわざがうまくかかる。勝負がつく。「上手投げが―」 ③服装や身のこなし、ものの言いかたなどが、その場にふさわしくぴたりとはまる。「彼の司会ぶりはみごとに決まっていた」▽冷やかしぎみにほめても言う。「お父さん、きょうのネクタイ決まってるね」 ④[-に(と)決まっている]の形で、必ず…するにちがいない、という意味をあらわす。「あとでくやむに決まっている」 ⑤[-決まって~する]の形で、いつも…する。「当てられると彼は決まってできないという」 **ぎまん[欺瞞]** [名]ごまかし、相手をだますこと。「国民を―する発言」▽[文]文章語。 **きみ[君]** [代]①〈名〉国を治める人。君主。②自分の仕える人。主君。③人に対する敬意をあらわす。お方。「背の―」 ④〈代〉二人称単数。おもに男性が、自分と同じくらいか、目下の相手を呼ぶことば。「―とは同じ大学の出身だ」[対]僕 **きみ[気味]** [名]①感じ。気持ち。きび。「―が悪い」▽「いい気味だ」の形で、相手の失敗を喜ぶ表現となる。②そのような傾向。「働きすぎの―がある」 **きみ[黄身]** [名]卵の中にある、丸く黄色い部分。卵黄。[対]白身▽「黄味」は誤り。 **ぎみ[君]** [接尾][-君]の形で、他人の親族などを敬って呼ぶときにつける語。「母―によろしく」[類]上 **ぎみ[気味]** [接尾][-ぎみ]の形で、やや…の傾向があることをあらわす。「かぜ―」「あせり―」 **きみじか[気短]** [形動]せかせかと行動したり、じっとしていられず、すぐ人をしかったりするようす。「年をとって―になる」「―な男」[対]気長 **きみつ[気密]** [名]空気などの気体を通さないこと。「―状態」「―性の高い服」 **きみつ[機密]** [名]政治・軍事・企業などの、たいせつな秘密。「―書類」 **きみゃく[気脈]** を通じる ひそかに連絡をとりあって、たがいの気持ちを通じあう。 **きみょう[奇妙]** [形動]ふつうにはありえないようなふしぎなようす。「ここで会うとは―な縁だ」「―希代な出来事」 **きみょうきてれつ[奇妙奇天烈]** [形動]ふつうとはひどくちがうようす。ふしぎに変わっているようす。▽「きてれつ」は、「奇妙」を強めることば。 **きみょうちょうらい[帰命頂礼]** [名]仏に深く帰依して、身をささげること。▽「頂礼」は、頭を仏の足につけて礼拝すること。 **きみわるい[気味悪い]** [形]なんとなくおそろしくていやな気持ちだ。 **ぎむ[義務]** [名]人が社会で生活するうえで、しなければならないことがら。「―を負う」[対]権利 <319> **きやく** ばならないことがら。「―を負う」⇔権利 「つかいわけ義務・任務| 「義務」は、道徳的・法律的に当然しなければならないこと。おこたらないことを強制される。「納税の義務」。「任務」は、組織の中で自分にあたえられた、責任をもってなすべき仕事。「重大な任務」。 **ぎむきょういく【義務教育】** 图国民が、子供に受けさせなければならない普通[ふつう]教育。日本では小学校と中学校の九年間。 **きむずかしい 【気難しい】** 囲自分の好みにこだわりすぎて気に入るものの少ないようす。なかなか他人に心をひらかない。「―老人」 **きむすめ【生娘】** 图まだ、世の中のことや男性のことをよく知らない純真な娘[むすめ]。処女。 **キムチ【沈、菜】** 图ハクサイなどを塩づけにし、いろいろな香辛料を加えた朝鮮[ちょうせん]のつけもの。朝鮮づけ。▽朝鮮語。 **きむらひさし 【木村栄】** 闪图一八七〇―一九四三年。明治から昭和期の地球物理学者。石川県生まれ。地球の緯度変化を観測し、それまでの変化の関係式を正す「Z項[ゼットこう](木村項)」を発見した。 目【木目】** 图木材の表面の模様。もくめ。** **きめ** 目【肌理】** 图皮ふやものの表面の手ざわり。**「―があらい」 **きめい【記名】** 图「[名・スル]名前を書くこと。「持ちものにはーすること」▽法律では、「記名」は手書きのほかゴム印・印刷・代筆でもよい。「署名」は手書き。 **ぎめい【偽名】** 图にせの名前。「―を使う」→本名[ほんみょう]・実名[じつめい] **きめこまか【木目細か・『肌、理細か】** [形動]皮ふやものの表面、心くばり、仕事などから受ける感じがこまやかなようす。「―な配慮」 **きめこみにんぎょう【木目込み人形】** 图木ぼりの人形に溝を刻み、金襴[きんらん]やちりめんなどの布地の はしをうめこんで衣装をつけたもの。賀茂川[かもがわ]人形。 **きめこむ【決め込む】** 国①勝手[かって]にきめてしまう。②そしらぬ顔でまわりをあざむくことをする。「たぬき寝入りを―」「ねこばばを―」 **きめつける【決め付ける】** 下①自分の一方的な断定を下す。断定的にものを言う。「犯人だと―」②型どおりに、その場にぴったり合わせている。「ダークスーツでー」 **きめて【決め手】** 图勝負やもめごとなどを決定したり解決したりするための、最後の手段やよりどころ。「―を欠く」「―となる証拠[しょうこ]」 **きめどころ【決め所】** 图①決めるのによいところ。また、その時機。②急所。 **きめる【決める・“極める】** 下□①結果や結論を出す。決定する。はっきりさせる。「勝敗を―」「役員をー」②決心する。「選挙に出馬することを―」③決定的なわざなどを成功させる。「外がけを―」「トライをー」④いつもそうする。「酒はビールときめている」⑤そうなるものと思いこむ。「父がはらってくれるものと決めている」 **きめん(鬼面)** 人[ひと]とを驚[おどろ]かす 鬼の面のように、みせかけをおおげさにして人をおどろかす。 **きも【肝・胆】** 图①内臓。とくに、肝臓。レバー。②精神。また、精神力。 肝が据わる どんなときでも落ち着いていて、おどろかない。びくともしない。 肝が太い ものごとをおそれず、大胆[だいたん]である。ずぶとい。 肝に銘[めい]ずる 心に深く刻みこんで忘れない。 肝を煎[い]る 気をいらいらさせる。 肝を潰[つぶ]す ひどくびっくりする。非常におどろく。 肝を消す 肝を嘗[な]める 自分から苦しみを経験する。圏臥薪嘗胆[がしんしょうたん] 肝を冷やす ぞっとする。おどろきおそれて、ひやりとする。 **きもいり【肝煎り】** 图あいだに立っていろいろと世話をすること。また、その人。「知人の一で就職する」▽「肝入り」は誤り。 **きもだめし【肝試し】** 图おそろしそうな場所へ行かせて、勇気があるかどうかをためすこと。また、そのためのもよおし。 **きもち【気持ち】** 图①周囲のものごとや人に対して起こる心の状態。また、心のもちかた。「―のいい一日」「―をひきしめる」類[心情]②健康状態についての感じ。気分。「車酔[くるまよ]いして―が悪い」③実際の行為の内容はともかく、この行為をしようとする意志。わずかな意志。「―ばかりの品ですが」④ほんのわずか。そのちがいが、わかるかわからないかぐらいの程度。「―だけ、音をしぼってくれ」 「つかいわけ」→「気分」を見よ。 **きもったま【肝っ玉・肝っ。魂】** 图何ものもおそれない度胸。きもたま。「―のすわった人」 **きもの【着物】** 图①身につけて着るもの。衣服。衣類。②洋服に対して、和服。「家では―だよ」 **きもん【鬼門】** 图陰陽道説[おんみょうどう]で、悪鬼[あっき]がいるとした艮[うしとら](=北東)の方角。↔裏鬼門[うらきもん]②苦手な相手や場所など。「あの先生は―だ」 **ぎもん【疑問】** 图ほんとうかどうか、わからないと、自分の心の中で思うこと。「―をいだく」「―の余地はない」▽「質問」は他人にそれをたずねること。 **ぎもんふ【疑問符】** 图ヨーロッパ語で、疑問文に付ける符号[ふごう]」。クエスチョンマーク。「?」 **ギヤ** 图↓「ギア」 **きやく【規約】** 圀関係者で相談してきめた、会や団体を動かしていくためのきまり。「同好会の―」圏規定 き <320> **きゃく** き **きゃく [客]** ・6画 全9画 客 客 客 客 **きゃく[客]** [名]◎たずねてきて身を寄せる人。招かれた人。「―をもてなす」↔主②かねをはらって、ものを買ったり、見物したり、乗り物に乗ったりする人。「―の入[い]りがいい」③その方面で、かなりの実力をもつ人。④主体・自分に対するもの。↔主⑤旅さき。旅人。「不帰の―となる(=死ぬ)」◎過ぎさったこと。⑦器[うつわ]などを数えることば。「吸い物椀[わん]五―」 > キャク ①客員[きゃくいん] 客間[きゃくま] 接客[せっきゃく] 珍客[ちんきゃく] 来客[らいきゃく] ②客足[きゃくあし] 客車[きゃくしゃ] 客席[きゃくせき] 観光客[かんこうきゃく] 乗客[じょうきゃく] ④客観[きゃっかん] 客体[きゃくたい] ⑤食客[しょっかく](殺) ⑥俠客[きょうかく] 剣客[けんかく](乾く) 論客[ろんかく](穀) ⑦主客転倒[しゅかくてんとう] 客死[かくし] 過客[かかく] 旅客[りょかく](敷く) ⑧客月[かくげつ] 客年[きゃくねん] 客臘[かくろう] > 客人[まろうど] **きゃく [知]** ・5画 全8画 却 却 却 却 **きゃく [知]** [動]◎後ろへさがる。②しりぞける。おしかえす。③すっかりなくす。と。 > キャク ①退却[たいきゃく] ②却下[きゃっか] 返却[へんきゃく] ③焼却[しょうきゃく] 売却[ばいきゃく] 忘却[ぼうきゃく] 滅却[めっきゃく] > 却[かえ]って **きゃく[脚]** 月・7画 全11画 脚 脚 脚 脚 **きゃく[脚]** [名]①あし。②足下にあって全体を支えているもの。③机・いすなど、あしのある家具を数えることば。「いす一ヤ1―」 > キャク ①脚光[きゃっこう] 脚力[きゃくりょく] 健脚[けんきゃく] ②脚注[きゃくちゅう] ③脚本[きゃくほん] 三脚[さんきゃく] > キャ 脚絆[きゃはん] > あし 脚気[かっけ] > 行脚[あんぎゃ] > 雨脚[あまあし] 雲脚[くもあし] 机の脚[あし] **きゃく【客】** 图→漢字項目を見よ。 **きゃく【脚】** [造語]→漢字項目を見よ。 **ぎゃく「逆]** ・6画 全9画 逆 逆 逆 逆 **ぎゃく「逆]** [名]①順序や方向などが反対であること。さかさま。「左右が―になる」「―をつく」「―もまた真なり」⇔順②さからう。そむく。③うまくいかない。順調でない。④来るものをむかえる。 > ギャク ①逆縁[ぎゃくえん] 逆行[ぎゃっこう] 逆転[ぎゃくてん] 逆輸入[ぎゃくゆにゅう] 逆流[ぎゃくりゅう] 順逆[じゅんぎゃく] ②逆襲[ぎゃくしゅう] 逆上[ぎゃくじょう] 反逆[はんぎゃく] ③逆運[ぎゃくうん] 逆境[ぎゃっきょう] > さか 逆恨[さかうら]み 逆子[さかご] 逆様[さかさま] 逆手[さかて] 逆立[さかだ]つ > さからう 流れに逆[さか]らう > 逆上[のぼ]せる 逆旅[げきりょ](=旅館) 逆鱗[げきりん] 逆浪[げきろう] > 吃逆[しゃっくり] 逆は必ずしも真ならず たとえば「犬は動物である」という判断(原判断)に対して、「動物は犬である」という逆は、必ずしも真ではないということ。 逆を取る 相手がしかけてきた方法を使って逆に相手をやりこめる。 **ぎゃく[虐]** 虍・3画 全9画 虐 虐 虐 虐 **ぎゃく[虐]** [動]むごいあつかいをする。 > ギャク 虐殺[ぎゃくさつ] 虐使[ぎゃくし] 虐待[ぎゃくたい] 悪虐[あくぎゃく] 残虐[ざんぎゃく] > ぎゃ 自虐[じぎゃく] 弑虐[しいぎゃく] 暴虐[ぼうぎゃく] > しいたげる 動物を虐[しいた]げる > 虐[いじ]める **ぎゃく【逆】** 图[形動]→漢字項目を見よ。 **ギャグ** 图見る人を笑わせる、即興[そっきょう]のこっけいな動作やせりふ。「gag **きゃくあし 【客足】** 图商店や劇場などに来る客の集まりぐあい。「雨で―がにぶる」 **きゃくあしらい【客あしらい】** 图客をもてなすこと。客への応対のしかた。履客扱[きゃくあつか]い **きゃくあつかい【客扱い】** 图客としてあつかうこと。また、客に接する態度や方法。客あしらい **きゃくいん【客員】** 图団体や会社などに正式の職員でなく、外部から招かれて短期間加わる人。「かくいん」とも。「―教授」 **きゃくいん【脚韻】** 图詩歌[しいか]の句末を同じ音にそろえること。「―をふむ」⇔頭韻[とういん] **きゃくうけ【客受け】** 图客の受ける感じ。客からの評判。 **きゃくえん【客演】** 图[名・スル]」俳優や演奏家などが、よその劇団や楽団などに招かれて出演すること。 **ぎゃくえん【逆縁】** 图①親が生きのこって子の供養[くよう]をすること。⇔順縁②仏教で、悪事をはたらいたことが縁で仏道にはいること。 **きゃくご【客語】** [文法]目的語。 **ぎゃくこうか【逆効果】** 图予想とは反対の効果。ぎゃっこうか。「彼のためを思ってしたことが、―だった」 **ぎゃくこうせん【逆光線】** 图自分と向かいあったものの後ろからさす光。逆光。ぎゃっこうせん。 **ぎゃくコース【逆コース】** 图①道順がふつうとは反対であること。②政治や社会の進歩に逆らう動きや思想。 **ぎゃくさつ【虐殺】** 图「[名・スル]むごたらしいやりかたで殺すこと。「捕虜[ほりょ]を――する」「類[惨殺] **ぎゃくさん【逆算】** 图[名・スル]終わりのほうから初めのほうへと、数えること。ふつうとは逆の順序でする計算。「没年[ぼつねん]から生年を―する」 **ぎゃくさんかくけい【逆三角形】** 图底辺が上、頂点が下になった三角形。ぎゃくさんかっけい。 **きゃくしき【格式】** 图「格」は、律令を補足する法令。「式」は、律令を施行するための細則。「律令―」「弘仁―」「延喜―」 **きゃくしゃ【客車】** 图鉄道で、乗客を乗せて運ぶ車両。⇔貨車 **ぎゃくしゅう【逆襲】** 图[名・スル]とせめられて守っていた <321> **キャスト** ほうが、逆にせめにまわること。「土壇場[どたんば]にたんの―」 **ぎゃくじょう【逆上】** 图[名・スル]かっとなって冷静な判断のできなくなること。「―してつかみかかる」 **きゃくしょうばい【客商売】** 图客をもてなす商売。旅館や飲食店など。 **ぎゃくたい【虐待】** 图「[名・スル]とひどく残酷[ざんこく]にあつかうこと。しいたげること。「動物を―する」→愛護[あいご] **きゃくだね【客種】** 图店などに来る客の階層[かいそう]。客筋[きゃくすじ] **きゃくしょく【脚色】** 图[名・スル]函◎小説や事件の記録などを、劇や映画などの脚本に書きかえること。②話をおおげさにしたり、ないことをつけくわえたりしておもしろくすること。類[潤色] **ぎゃくすう【逆数】** 图ある数に対して、1をその数で割った数。たとえば、2の逆数は1/2。 **きゃくすじ【客筋】** 图店に来る客の身分・職業や人柄。刀客種[きゃくだね] **きゃくせき【客席】** 图客の座る席。 **ぎゃくせつ【逆接】** 図[文法]前の文(句)のいうことに対して、逆の関係(=矛盾[むじゅん]や対立)にある後の文(句)が続く関係。「しかし」「けれども」などの接続詞、「が」「でも」「のに」などの接続助詞であらわす。たとえば、「能力はある。しかし、成績はよくない」「日はしずんだが、まだ外は明るい」など。⇔順接 **きゃくちゅう【脚注】** 图書物の、本文の下につけた注釈。フットノート。⇔頭注[とうちゅう] **きゃくて【逆手】** 图①ものをふつうと反対ににぎること。「鉄棒を―ににぎる」→順手[じゅんて]②柔道;などで、相手の関節を逆に曲げてせめるわざ。「―をとる」③相手の言ったことを利用して、逆にやりこめること。「―にとる」▼「さかて」とも。 逆手を打つ 相手の予想とは反対の方法をとる。 **ぎゃくてん【逆転】** 图[名・スル]―』①それまでと反対の向きに回転すること。「エンジンを―させる」②ことのなりゆきが、それまでと反対になること。「形勢がーする」「―ホームラン」▽「逆点」は誤り。 **ぎゃくせつ【逆説】** 图修辞法の一つ。表現の上では一見真理に反するように見えて、実は真理を言いえていることば。パラドックス。「急がば回れ」「負けるが勝ち」など。 **きゃくせん【客船】** 图旅客を乗せて運ぶ船。豪華[ごうか] *客船には、食堂・プール・劇場などの設備もある。⇔貨物船[かもつせん] **ぎゃくせんでん【逆宣伝】** 图[名・スル]乏相手の宣伝を利用して、逆に相手が不利になるように宣伝すること。 **きゃくせんび【脚線美】** 图女性の足の、すんなりと のびた長さや曲線の美しさ。 **ぎゃくぞく【逆賊】** 图主君にそむいて謀反[むほん]を起こした悪者。逆臣[ぎゃくしん] **ぎゃくふう【逆風】** 图田①進行方向からふいてくる風。向かい風。②不利であること。不利な状況[じょうきょう]。「保守派に―の選挙」「―にたえる経済界」順風[じゅんぷう] **きゃくほん【脚本】** 图演劇や映画の、せりふ・動作・舞台装置などを書いた本。台本。シナリオ。「―家」 **きゃくま【客間】** 图客を通してもてなす部屋へ。応接間。「―に通す」→居間 **ぎゃくもどり【逆戻り】** 图[名・スル]もとの状態にもどること。「冬に―したような寒さ」圏逆行[ぎゃっこう] つかいわけ後戻り・逆戻り 「後戻り」は、もと来た方向(ひき返すこと。「今来た道を後戻りする」。「逆戻り」は、進むべき方向に進まずに、もとの状態にもどること。「交渉にいっはふりだしに逆戻りだ」。 **ぎゃくゆにゅう【逆輸入】** 图[名・スル] 一度輸出した品や、それを加工した品を輸入すること。 **ぎゃくよう【逆用】** 图[名・スル]下ともとの目的とは反対の目的に、うまく利用すること。「敵の宣伝を―する」 **きゃくよせ【客寄せ】** 图買い物客や観客などを、数多く集めること。また、そのための手段。 **ぎゃくりゅう【逆流】** 图「[名・スル]ふだんとは反対の方向に流れること。「高潮で川が―する」 **きゃくりょく【脚力】** 图歩いたり走ったりするための足の力。「―がある」 **ギャザー** 图布をぬいちぢめて細かいひだをつくること。また、そのひだ。「ースカート」「―をよせる」| gather **きゃしゃ【華奢・『花車】** [形動]①姿や形がほっそりとしていて弱々しく、品のいいようす。「―なからだつき」②つくりかたががんじょうでなく、こわれやすそうなようす。「―にできた机」 **きやすい【気安い】** 囮①遠慮[えんりょ]や気がわがない。「気安く話しかける」類[気楽・気軽] **キャスター** 图①「ニュースキャスター」の略。②家具などを移動させるためにつける、方向が自由に変わる小さな車。「caster **キャスティングボート** 图①賛成と反対が同数のとき、議長がもつ決定権。②二大勢力の力が同程度のとき、第三の勢力がもつことになる決定権。「―をにぎる」」「casting vote **キャスト** 图映画や演劇で、配役。「オールスター」- cast き <322> **きやすめ[気休め]** [名]そのときだけの安心。また、安心させるためのあてにならないことば。「―を言う」 **きやせ[着痩せ]** [名]衣服を着ると、実際の体格よりもやせて見えること。[対]着太り **きゃたつ[脚立]** [名]ふみ台の一種。はしごを両側から合わせ、上にふみ板をつけた形。 **キャタピラ** [名]鋼鉄の板を帯状にして、前後の二つの車輪をつなぎ、回転するようにしたもの。でこぼこ道などでも走れる。トラクターやブルドーザーなどにつける。無限軌道。▽商標名。もと、毛虫・いも虫という意味。[E]caterpillar **きゃっか[却下]** [名][-スル]役所や裁判所が願い出や訴訟をとりあげないこと。「申請を―する」[類]棄却[ききゃく] **きゃっか[脚下]** [名]あしもと。足の下。「―は切りたつ断崖絶壁[だんがいぜっぺき]」 **きゃっかん[客観]** [名]①主観の、はたらきかける対象。②人間の精神作用とは独立に存在するもの。[類]客体[対]主観 **きゃっかんてき[客観的]** [形動]頭で考えただけの見かたや気持ちによるのではなく、事実にもとづいて判断を下すようす。また、だれの目から見ても確かだと思われる見かたや考えかたによるようす。「―な報告」[対]主観的 **ぎゃっきょう[逆境]** [名]思いどおりにいかず、苦労やつらいことが多くて、めぐまれない身の上。「―にたえて生きる」[対]順境 **きゃっこう[脚光]** [名]舞台で俳優を足もとから照らす光。フットライト。 **ぎゃっこう[逆行]** [名][-スル]いままでの流れや進む方向とは反対の方向に進むこと。「時代に―する考えかた」[対]順行 **キャッシュ** [名]現金。「―でしはらう」[E]cash **キャッシュカード** [名]銀行や郵便局などで、機械でかねをひき出したり、預けたりするときに使う磁気カード。[E]cash card **キャッシュレス** [名]現金を使わないで、カードなどではらいを済ませること。[E]cashとlessから。和 **キャッチ** [名][-スル]とらえること。つかまえること。また、受けとること。「情報を―する」「ボールをーする」[E]catch **キャッチフレーズ** [名]宣伝などのための短くて印象に残る文句。うたい文句。[E]catch phrase **キャッチボール** [名]二人でボールを投げあうこと。[E]catchとballから。和 **キャッチャー** [名]野球で、投手のボールを受け、本塁を守る選手。捕手。[E]catcher **キャッツアイ** [名]①宝石の一つ。猫目石。▽ネコの目のような、光るすじが見えることから。②道路にうめこまれた鋲。車のライトを受けて光る。[E]cat's-eye **キャップ** [名]①ペンや瓶などのふた。②まわりにつばがない帽子。③報道関係などで、グループの責任者。長。「キャプテン」の略。[E]cap **ギャップ** [名]みぞ。へだたり。くいちがい。「理想と現実との―をうめる」▽考えかたなどについて使うことが多い。[E]gap **キャディー** [名]ゴルフ場で、道具を運んだりして競技者の手助けをする人。キャデー。[E]caddie **キャパシティー** [名]①容量。収容能力。受容力。「劇場の―」 ②能力。才能。「ビジネスー」[E]capacity **キャビア** [名]チョウザメの卵を塩づけにしたもの。トリュフ・フォアグラとともに、世界三大珍味の一つ。[R]caviar **キャピタル** [名]①首都。首府。②アルファベットの大文字。「―レター」 ③資本。もとで。[E]capital **キャピタルゲイン** [名]株式や土地などの売買によって得る収益。売買益。資本利得。☆キャピタルロス[E]capital gain **キャビネ** [名]写真の印画紙の大きさの一つ。縦一六・五㌢×横一二㌢。キャビネサイズ。カビネ。[F]cabinet **キャビネット** [名]①書類やレコードなどを整理しておくための戸だなや箱。②テレビ・ラジオ・ステレオなどの機械を中に収めてある外箱。③内閣。[E]cabinet **キャビン** [名]船室。また、飛行機の客室。ケビン。[E]cabin **キャプション** [名]印刷物の見出しやタイトル。また、図や写真につける本文とは別の説明文。[E]caption **キャプテン** [名]①スポーツなどで、チームをまとめる選手。主将。②船長。艦長。また、機長。[E]captain **キャプテンシステム[CAPTAIN]** [名]文字図形情報ネットワークシステム。中央のコンピュータから家庭のテレビなどに、利用者の求める情報を送るシステム。▽商標名。Character and Pattern Telephone Access Information Networkの略語。 **キャバレー** [名]舞台やダンスホールのある酒場。[F]cabaret **きゃはん[脚半・脚絆]** [名]動きやすくするために、すねに巻きつけ、ひもで結ぶ布。昔、旅行や作業をする人が着用した。[類]はばき・ゲートル **キャブレター** [名]ガソリンを気化させて空気とまぜあわせる装置。気化器。[E]carburetor **キャベツ** [名]アブラナ科の二年草。厚い大きな葉が巻きこむように重なりあい、球状になっている野菜。たまな。かんらん。[E]cabbage **ギヤマン** [名]ガラスやガラス工芸品の古い言い方。「―細工」[類]ビードロ▽もと、ダイヤモンドのこと。 <323> **キャメル** [名]①ラクダ。また、ラクダ色。②ラクダの毛織物。[E]camel **ギャロップ** [名]ウマのもっとも速い走りかた。はやがけ。ガロップ。[E]gallop **ギャング** [名]組織的な犯罪グループ。また、そのグループに属する人。「―のボス」「―映画」[E]gang **ギャラ** [名]芸能人などの出演料。[E]guarantee **キャラクター** [名]①人の性格。性質。「ユニークな―の持ち主」 ②小説や映画などに登場する人物や動物。「―商品」「―グッズ」[E]character **キャラコ** [名]うすくてつやのある平織りの白い木綿の布地。シーツやシャツなどに使う。キャリコ。[E]calico **キャラバン** [名]①隊を組んで砂漠を行き来する商人。隊商。②登山隊。秘境などへの探検隊や調査隊。③宣伝・販売のため、商品を持って各地を回ること。「全国―に出る」[E]caravan **キャラメル** [名]牛乳・砂糖・水あめなどをにつめて固め、小さく切ったあめ菓子。[E]caramel **ギャラリー** [名]①美術品を展示する広間。画廊。②ゴルフなどの見物人。観客。③長い廊下。回廊。[E]gallery **ギャランティー** [名]①出演料。ギャラ。②保証金。手数料。[E]guarantee **きやり[木遣り]** [名]①重い材木などを大勢で、かけ声をかけながら運ぶこと。また、そのときにうたう歌。木やり節。木やり歌。②江戸の消防の仕事始め。 **キャリア** [名]①経歴。実際の経験。「長年の―を生かす」「―は五年です」 ②専門的な仕事・職業。「―志向」 ③上級国家公務員試験の合格者。幹部職への道が開かれているエリート。「彼は―組だ」[E]career **キャリアー** [名]保菌者。[E]carrier **キャリアウーマン** [名]専門的な技術や知識をもって第一線で働く女性。[E]career woman **ギャル** [名]若い女性。[E]gal **キャンセル** [名][-スル]予約や契約をとり消すこと。「―は三日前まで」「―待ち」[E]cancel **キャンディー** [名]①砂糖などをにつめて固めた、洋風のあめ菓子。キャンデー。②「アイスキャンディー」の略。果汁などをこおらせた菓子。[E]candy **キャンドル** [名]ろうそく。「クリスマスー」[E]candle **キャンドルサービス** [名]①結婚式で、新郎新婦が客のテーブルのろうそくに火をつけて回ること。②教会でろうそくをともしてするいのり。[E]candle service **キャンバス** [名]①油絵をかく厚い布。カンバス。②綿や麻のあつでの布。テント・帆・くつなどに使われる。帆布。③野球で、一塁・二塁・三塁のベース。「ファースト―」[E]canvas **キャンパス** [名]大学の構内。学園。「―ライフ」[E]campus **キャンピングカー** [名]キャンプに必要な設備をそろえ、中で生活できる自動車。[E]campingとcarから。和 **キャンプ** [名]①〈名・スル〉山や海辺でテントを張ってとまること。また、その小屋。「―用品」 ②〈名〉スポーツの練習のための合宿。「トレーニング―」 ③兵営。「米軍の―」 ④難民や捕虜などの収容所。[E]camp **キャンプファイア** [名]キャンプで、夜たかれる大きな たき火。そのまわりに集まって、歌ったり、おどったりする。[E]campfire **キャンプむら[キャンプ村]** [名]山林や海岸などで、テントを張ってキャンプができるように設備をととのえた地域。キャンプ場。 **ギャンブラー** [名]ばくちうち。勝負師。賭博師。[E]gambler **ギャンブル** [名]かけごと。ばくち。賭博。「―で身をもちくずす」[E]gamble **キャンペーン** [名]ある目的のために、新聞や放送などを使って、組織的・継続的に広く呼びかけること。宣伝活動。「暴力団追放―」[E]campaign **きゅう[杞憂]** [名]必要のないことまで心配すること。とりこし苦労。「―に終わる」▽中国古代、杞の国の人が、天がくずれおちてきはしまいかと心配したという故事(「列子」)から。 **きゅう[九]** ①ここのつ。九番目の。②数が多いこと。 **きゅう[久]** 長いあいだ。ひさしい。 **きゅう[弓]** 矢を射るためのゆみ。また、ゆみの形をしているもの。 **きゅう[灸]** 漢方医学の治療法の一つ。全身にあるつぼの上にもぐさを置いて火をつけ、皮ふをあたためて病気を治す。「三里に―をすえる」[類]やいと▽「炙」(=焼き肉)は別字。 **キュー** [名]①テレビの演出などで、ディレクターの出す開始の合図。記号はQ「―を出す」 ②ビリヤードで、玉をつく棒。[E]cue **ぎゅう[義勇]** [名]正しい道を守ろうとする信念から出た勇気。「―軍」「―の士をつのる」 **ぎゅう[牛]** ウシ。牛肉。「―の焼き肉」 **きゅうあい[求愛]** [名]異性に愛情を示して、自分を愛してくれるように求めること。「動物の―行為」 **きゅうあく[旧悪]** [名]以前におこなった悪いおこない。昔の悪事。「―を暴露する」 **キューアンドエー[Q&A]** [名]質問と答え。質疑応答。「―形式の記事」[E]question and answerの略語。 **きゅういん[吸引]** [名][-スル]ものを吸いこむこと。また、心を引きつけること。「ポンプでーする」「―力のある人」 **ぎゅういんばしょく[牛飲馬食]** [名]ウシやウマのように、むやみにたくさん飲み食いすること。[類]鯨飲馬食[げいいんばしょく] **きゅうえん[休演]** [名]演劇や映画などの上演や出演を休むこと。「主役の病気でーする」 **きゅうえん[救援]** [名]災害などにあって困っている人を助けること。「難民の―活動」[類]援助 <324> **きゅう**[旧][舊] [キュウ]①ふるい。むかしの。また、もとのとおりの。「―に復する」「―に倍するご愛顧[あいこ]」[↔]古・故[↔]新 ②「旧暦[きゅうれき]」の略。「―の正月」 [キュウ]①旧交 旧式 旧字体 旧跡 ②旧盆 旧臘[きゅうろう] [ふるい]旧[ふる]い 旧事記[くじき] **きゅう**[休] [キュウ]①仕事などをしないでやすむ。また、やすみ。②一時的にやめる。[→]「休す」を見よ。 [キュウ]①休暇 休憩 休日 休息 週休 定休 ②休火山 休止 休戦 運休 休学 休職 休退 [やすむ・やすまる・やすめる]昼休み/心の休まる暇[いとま]がない/手を休める/気休め **きゅう**[吸] [キュウ]すいこむ。すいとる。[↔]呼 [キュウ]吸引 吸湿 吸収 吸着 吸入 吸盤 呼吸 [すう]タバコを吸う 吸い口 吸い物 **きゅう**[求] [キュウ]さがしもとめる。ほしがる。 [キュウ]求愛 求刑 求職 求人 請求 要求 探求 追求 [もとめる]職を求める [キュウ]求肥[ぎゅうひ] 求道[ぐどう] 欣求浄土[ごんぐじょうど] **きゅう**[究] [キュウ]ものごとの極限や奥深くまで調べて明らかにする。 [キュウ]究極 究明 学究 研究 探究 追究 論究 [きわめる]真理を究める/真相を究める [キュウ]究竟[くっきょう] **きゅう**[泣] [キュウ]なみだを流す。声を出さずになく。[類]鳴 [キュウ]泣訴[きゅうそ] 感泣 号泣 [なく]忍び泣く/泣き面に蜂[はち] **きゅう**[急] [キュウ]①はやい。早くしようとする。いそぐ。「―な進展」「―を要する」[↔]緩 ②とつぜん。にわかに。「―に笑いだす」「―な話」③さしせまっているようす。「―を聞いてかけつける」「風雲―を告げる」「焦眉[しょうび]の―」④かたむきが大きい。「―な坂道」⑤だいじなところ。⑥「急行列車」の略。 [キュウ]①急速 急用 早急 至急 ②序破急[じょはきゅう] 急変 急死 急転直下 急落 ③急場 急迫 応急 火急 緊急 ④急傾斜 急峻[きゅうしゅん] 急坂 ⑤急所 ⑥準急 特急 [いそぐ]夜道を急ぐ/急がば回れ/急ぎ足 [キュウ]急[せ]く **きゅう**[級] [キュウ]①順序。品等。格づけ。「―が一つ上」「国宝―」「特―酒」②組。クラス。③階級を数えることば。「そろばん一―」④活字の大きさの単位。〇・二五ミリ(四分の一[クォーター]-quarter)。Q「一三ーゴチック体」 [キュウ]①級数 階級 ②級友 学級 進級 等級 **きゅう**[宮] [キュウ・グウ・ク]①天子や皇族などのすまい。②皇族を敬って呼ぶ言い方。③神社。 [キュウ]①宮城 宮中 宮廷 宮殿 迷宮 ③宮司 神宮 [グウ・ク]行宮[あんぐう] 竜宮/宮内庁[くないちょう] [みや]宮仕え 弟宮[おとみや]/お宮参り 外宮[げくう] 内宮[ないくう] 守宮[やもり] **きゅう**[救] [キュウ]力を貸して困っていることや危ないことから助ける。 [キュウ]救援 救急 救済 救出 [すくう]命を救う 救い主 [キュウ]救世観世音菩薩[くせかんぜおんぼさつ] **きゅう**[球] [キュウ]①丸いたまの形をしているもの。「―の体積を求めよ」②玉。③ボール。また野球で、投手が投げるたまを数えることば。「第三ー、ファウル」④「野球」の略。 [キュウ]①球形 球根 眼球 蹴球[しゅうきゅう] 気球 地球 ②球技 速球 庭球 野球 ③球界 球児 球団 [たま]球拾い 赤球[あかだま] **きゅう**[給] [キュウ]①たりるようにする。②あたえる。また、てあて。給料。[→]「給する」を見よ。 [キュウ]①給仕 給油 自給自足 補給 ②給与 給料 月給 支給 [キュウ]給[たま]う <325> **きゅうえん** 給[たま]う 給孤独園[きゅうこどくおん] **きゅう[及]** 又・1画 全3画 及 及 及 **きゅう[及]** [動]おいつく。とどく。達する。 > キュウ 及第[きゅうだい] 及落[きゅうらく] 可及的[かきゅうてき] 言及[げんきゅう] 遡及[そきゅう] 追及[ついきゅう] 普及[ふきゅう] > およぶ 夜半[やはん]に及[およ]ぶ豪雨 及[およ]ばずながら > および・およぼす 生徒及[およ]び父母[ふぼ]/影響[えいきょう]を及[およ]ぼす > 及[し]かず **きゅう[丘]** 一・4画 全5画 丘 丘 丘 丘 **きゅう[丘]** [名]◎小高いところ。小さい山。おか。圏岡[おか]5②孔子[こうし]の名。孔丘という。 > キュウ①丘陵[きゅうりょう] 火口丘[かこうきゅう] 砂丘[さきゅう] 段丘[だんきゅう] > おか 鐘[かね]の鳴る丘[おか] > 比丘尼[びくに] **きゅう[朽]** 木・2画 全6画 朽 朽 朽 朽 **きゅう[朽]** [動]くさって形がくずれる。役立たなくなる。 > キュウ 朽木[きゅうぼく] 不朽[ふきゅう] 腐朽[ふきゅう] 老朽[ろうきゅう] > くちる 柱が朽[く]ちる 朽[く]ち木[き] 朽[く]ち葉[ば] **きゅう[糾]** 糸・3画 全9画 糾 糾 糾 糾 **きゅう[糾]** [動]①よりあわせる。あつめる。②よじれて、もつれる。混乱する。③とりしらべる。ただす。 > キュウ ①糾合[きゅうごう] ②紛糾[ふんきゅう] ③糾弾[きゅうだん] 糾明[きゅうめい] > 糾[あざな]う 糾[ただ]す **きゅう[窮]** 穴・10画 全15画 窮 窮 窮 窮 **きゅう[窮]** [動]①行きつくところまでいく。②行きづまって困る。一■「窮する」を見よ。 > キュウ ①窮極[きゅうきょく] 無窮[むきゅう] ②窮屈[きゅうくつ] 窮地[きゅうち] 窮迫[きゅうはく] 窮乏[きゅうぼう] 困窮[こんきゅう] 貧窮[ひんきゅう] > きわめる・きわまる 貧困を窮[きわ]める/進退窮[きわ]まる **きゅう[玖]** 玉・3画 全7画 玖 玖 玖 玖 **きゅう[玖]** [名]領収書や証書などで、「九」の代わりに使う字。 > キュウ 金玖千円也[きんきゅうせんえん] **きゅう [赳]** 走・3画 全10画 赳 赳 赳 赳 **きゅう [赳]** [形]強く勇ましい。 > キュウ 赳々[きゅうきゅう] **きゅう [毬]** 毛・7画 全11画 毬 毬 毬 毬 **きゅう [毬]** [名]●まり。また、まりのようにまるいもの。②いが。 > キュウ 蹴毬[しゅうきく] > まり 毬藻[まりも] 手毬[てまり] > 毬栗[いがぐり] > 毬打[ぎっちょう] 毬杖[ぎちょう] **きゅう [鳩]** 鳥・2画 全13画 鳩 鳩 鳩 鳩 **きゅう [鳩]** [名]①鳥のハト。②あつまる。 > キュウ ①鳩舎[きゅうしゃ] ②鳩合[きゅうごう] 鳩首[きゅうしゅ] > はと 伝書鳩[でんしょばと] > 鳩尾[みぞおち] 斑鳩[いかるが] **ぎゅう [牛]** 牛・0画 全4画 牛 牛 牛 牛 **ぎゅう [牛]** [名]ウシ。牛肉。「―の焼き肉」 > ギュウ 牛乳[ぎゅうにゅう] 牛馬[ぎゅうば] 水牛[すいぎゅう] 闘牛[とうぎゅう] > うし 牛飼[うしか]い 雄牛[おすうし] 子牛[こうし] > 蝸牛[かたつむり] 牛車[ぎっしゃ] 牛蒡[ごぼう] 牛耳[ぎゅうじ]る **きゅうあい 【求愛】** 图「[名・スル]異性に愛情を示して、自分を愛してくれるように求めること。「動物の―行為」 **きゅうあく【旧悪】** 图以前におこなった悪いおこない。昔の悪事。「―を暴露する」 **キューアンドエー[Q&A]** 图質問と答え。質疑応答。「―形式の記事」▽question and answerの略語。 **きゅういん【吸引】** 图下①ものを吸いこむこと。また、心を引きつけること。「ポンプでーする」「―力のある人」 **ぎゅういんばしょく【牛飲馬食】** 四漢ウシやウマのように、むやみにたくさん飲み食いすること。類[鯨飲馬食] **きゅう【九/旧/急/級/球】** 图↓漢字項目を見よ。 **きゅう【×灸】** 图漢方医学の治療[ちりょう]法の一つ。全身にあるつぼの上にもぐさを置いて火をつけ、皮ふをあたためて病気を治す。「三里(=ひざがしらの下)に―をすえる」「類[やいと]▽「炙[しゃ](=焼き肉)」は別字。 灸を据える 厳しくしかり、こらしめる。痛い目にあわせる。 **キュー** 图①テレビの演出などで、ディレクターの出す開始の合図[あいず]。記号はQ「―を出す」②ビリヤードで、玉をつく棒。「cue **ぎゆう【義勇】** 图正しい道を守ろうとする信念から出た勇気。「―軍」「―の士をつのる」 **きゅうえん【休演】** 图凼演劇や映画などの上演や出演を休むこと。「主役の病気でーする」 **きゅうえん【救援】** 图「凶災害などにあって困っている人を助けること。「難民の―活動」圏援助 つかいわけ救助・救援| 「救助」は、命の危険にさらされている人を安全な状態に移すこと。「遭難[そうなん]者を救助する」。「救援」は、災害にあって、病気や衣食住に困っている人に必要なものを提供すること。「救援物資を送る」。 き <326> **きゅらおん** き **きゅうおん 【旧恩】** 图昔、人に受けた恩。「―を忘れる」 **きゅうか【旧家】** 图①その土地に古くから続いている家がら。「―の没落」②もと住んでいた家。「―にあった大きな木」 **きゅうか【休暇】** 图学校・会社・役所で、日曜や祝日以外に認められている休日。「有給——」「夏期——」 「つかいわけ」→「休憩[きゅうけい]」を見よ。 **きゅうかい 【旧懐】** 图過ぎさった昔をなつかしく思う気持ち。懐旧。「―の情」 **きゅうかい 【休会】** 图四会議を、一時中断して休むこと。とくに国会などで、議決によって会期中に一定期間を休みにすること。「―あけ国会」 **きゅうかい【球界】** 图野球、とくにプロ野球の社会。「―の話題となる」 **きゅうかく【×嗅覚】** 图においを感じとる感覚。また、情報などを感じとる能力などにもいう。「―のするどい人」「―がはたらく」圏臭覚▽「しゅうかく」と読むのは誤り。 **きゅうがく【休学】** 图[名・スル]学生や生徒が病気などで、長期間学校を休むこと。「―願[ねが]い」▽再び学校にもどるのは「復学」。 **きゅうかざん【休火山】** 图過去に噴火した記録はあるが、現在は活動していない火山。ただし、今後活動する可能性があるもの。富士山もその一つ。▽ほかに、活火山・死火山。 **きゅうかなづかい 【旧仮名遣い】** 国語「歴史的かなづかい」の別の言い方。「現代かなづかい」を「新かなづかい」と呼ぶのに対して用いる。 **きゅうかん【休刊】** 图新聞や雑誌などの発行を一時、休むこと。▽再び発行するのは「復刊」。 **きゅうかん【急患】** 图医師が急いで手当てをしなければならない患者。急病人や事故でけがをした人。 **きゅうかんちょう【九官鳥】** 图ムクドリ科の鳥。全身が黒くつやがあり、くちばしと足が黄色で、人のことばのまねがうまい。 **きゅうき【吸気】** 图①人や動物などの吸いこむ息。⇔呼気②エンジンなどで、シリンダーの中にガスや蒸気を吸いこむこと。また、その吸いこんだ気体。⇔排気 **きゅうぎ【球技】** 图ボールを使ってするスポーツ。野球・テニス・バレーボール・サッカーなど。 **きゅうきゅう【救急】** 图急な病気やけがの手当てをすぐにすること。「―病院」 **きゅうきゅう【×汲汲】** [形動]それをするだけで全力を使いきってしまい、ゆとりのないようす。「出世[しゅっせ]にーとする」類[あくせく]▽自分一人の利益や欲に夢中になる場合に使うことが多い。 **ぎゅうぎゅう** [副]画①こすれたりきしんだりして出る音。「新しいくつが―と鳴る」②強くつめこむようす。「バスにーにつめこむ」 **きゅうきゅうしゃ【救急車】** 图けが人や急病人を病院に運ぶ自動車。消防署に用意されている。 **ぎゅうぎゅうづめ【ぎゅうぎゅう詰め】** 图すきまなく強くおしつけてつめこむこと。類[すし詰め] **きゅうぎゅう(九牛)の一毛** 多数の中のどく一部分で、とるにたりないこと。▽多くのウシの中の一本の毛という意味から。 **きゅうきょ【急×遽】** 画とつぜんのことに、あわただしく急いで対応するようす。「―予定を変更する」「危篤[きとく]の知らせに―病院へ向かった」 **きゅうきょう【旧教】** 图キリスト教で、「カトリック」のこと。▽プロテスタントを「新教」と呼ぶのに対していう。 **きゅうきょう【窮境】** 图追いつめられてどうにもできない苦しい状況[じょうきょう]。「―に立たされる」圏窮地 **きゅうきょく【究極・窮極】** 图ものごとをつきつめていき、最後に行きつくところ。「―の目的をとげる」 究極するところ つまり。とどのつまり。▽文章語。 **きゅうきん【給金】** 图「給料」の古い言い方。「一番ずもう(「勝ちこしのかかった一番)」 なり」とも。 **きゅうきんなおし【給金直し】** 图すもうで、勝ちこすこと。▽勝ちこすと給金が上がることから。 **きゅうくつ 【窮屈】** [形動]①せまくて身動きが自由にならないようす。「―な座席」②制限されてゆとりがないようす。また、かたくるしくて気づまりなようす。「―な予算」「先生の前だと―だ」 **きゅうけい【弓形】** 图弓のように曲がった形。「ゆみなり」とも。 **きゅうけい【休憩】** 图[名・スル]仕事や運動などをやめて、ひと休みすること。「―時間」 つかいわけ休息・休憩・休暇[きゅうか]| 「休息」は、比較的長時間にわたって休む場合にいうことが多い。「ゆっくりと休息する」。「休憩」は、仕事の途中[とちゅう]などに短時間休む場合にいうことが多い。「五分間休憩する」。「休暇」は、日曜や祭日以外で学校や勤めが休みの日。「休暇をとって旅行する」。 **きゅうけい【求刑】** 图[名・スル]下裁判で、検察官が裁判官に、被告人に対して一定の刑罰[けいばつ]を科するようにもとめること。 **きゅうけい【球形】** 图ボールのように丸い立体の形。「―をした地球儀[ちきゅうぎ]」 **きゅうげき【急激】** [形動]変化や動きが急で激しいようす。「―な変化」「人口が―に増加する」 **きゅうけつき【吸血鬼】** 图夜、墓からぬけでて、人の生き血を吸うという魔物の。バンパイア。「―ドラキュラ」▽他人にしつこくつきまとい、どこまでも搾取[さくしゅ]しようとする残酷[ざんこく]な人をたとえてもいう。「―のような金貸し」 **きゅうご 【救護】** 图「[名・スル]災害などのとき、けが人や病人の世話をしたり手当てをしたりすること。「―班」「―の手をさしのべる」 **きゅうこう【休耕】** 图[名・スル]ある期間、田畑に作物 <327> **きゅうしょ** をつくらないこと。「―田」 **きゅうこう【休校】** 图[名・スル]学校が授業をせずに、休みになること。「大雪のため臨時―」 **きゅうこう【休航】** 图[名・スル]飛行機や船などが運航を休むこと。「台風のため―になる」圏欠航 **きゅうこう【休講】** 圀「[名・スル]教師が担当する講義や授業を休むこと。「出張のため―」 **きゅうし 【急死】** 图[名・スル]元気だった人が、にわかに死ぬこと。「旅行さきで―する」「類[急逝] つかいわけ『急死・即死・頓死[とんし]냣= どれも、とつぜん死ぬということだが、「急死」は、病状の急変や思いがけないことで死ぬ場合。「即死」は、事故などでその場で死ぬ場合。「頓死」は、ぱったりとあっけないことで死ぬ場合。 **きゅうごう【糾合・×鳩合】** 園「[名・スル]ある目的のために、仲間を集めてまとめること。「同志を―する」 **きゅうこうか【急降下】** 图[名・スル]下忍飛行機などが、空から地上に向かって急角度で降りていくこと。「―爆撃」「はやぶさがーする」 **きゅうこう(旧交)を温**ぁたためる 古い友達と久しぶりに会って、昔のように親しくつきあう。 **きゅうこく【急告】** 图「[名・スル]函急いで知らせること。急ぎの知らせ。「掲示板の―」 **きゅうこく【救国】** 图災いをとりのぞいて、国を救うこと。「―の士」 **きゅうごしらえ【急×拵え】** 图まにあわせのために、急いでつくること。また、そのもの。「ーのバラック」「―の手料理」類[にわかづくり・急造] **きゅうこん【求婚】** 图「[名・スル]ご結婚を申しこむこと。プロポーズ。「―のことば」 **きゅうこん【球根】** 图根や地下茎が、球状やかたまりになっているもの。ユリ・チューリップなど。 **きゅうさい【救済】** 图[名・スル]函困っている人を救いたすけること。「難民——」圏救援[きゅうえん] **きゅうさく【旧作】** 图前につくった作品。「―に手を直しを加える」⇔新作 **きゅうし【旧師】** 图前に教えを受けた先生。「―の消息を知る」圏恩師 **きゅうし 【休止】** 图「[名・スル]活動していたものが、一時その活動をやめること。「列車の運転を―する」 **きゅうし【急使】** 图急ぎの用事で出す使い。「―をたてる」 **きゅうし【×臼歯】** 图哺乳動物の両あごの奥[おく]ゃくの上下にある、うすの形をした歯。食べものをすりつぶす役目をする。奥歯。 **きゅうじ【給仕】** 图[名・スル]函食事の席につきそって、世話をすること。また、その人。「―係」▽もと、会社や役所などで、雑用をした人。 **ぎゅうし【牛脂】** 图ウシのあぶら肉からとった脂肪5。せっけんなどの原料。ヘット。 **きゅうしき【旧式】** [形動]ものの型や、ものごとに対する考えかたなどが古くさいこと。「―自動車」「―な考えから出られない」圏時代後れ⇔新式 **きゅうじつ【休日】** 图会社や学校などが休みの日。「一出勤」 **きゅうしつせい【吸湿性】** 图湿気[しっけ]を吸収しやすい性質。「―に富む」圏吸水性 **きゅうし(九死)に一生を得る** ほとんど助かる見こみがなかったところを、どうにか助かる。▽九分[くぶ]の「死[し]~」と一分の「生[せい]ぃ」という意味から。 **きゅうしふ【休止符】** 图楽譜[がくふ]で、音のないところとその長さを示す符号。休符。「も」「ヶ」など。 **きゅうしゃ【×鳩舎】** 图ハトを飼う小屋。 **きゅうしゃ【×厩舎】** 图ウマやウシなどを飼う小屋。馬小屋。とくに、競走馬を世話するところ。 **ぎゅうしゃ【牛車】** 图①馬車に対して、ウシに引かせる荷車。うしぐるま。②「ぎっしゃ」 **きゅうしゅ【鳩首】** 国「[名・スル]忍人々が集まり、ひたいを寄せて相談すること。「―協議する」▽「鳩」は、集めるという意味。 **きゅうしゅう【九州】** 图日本列島の西南部に位置する島で、福岡・佐賀・長崎[ん]・熊本・鹿児島・宮崎・大分[おおいた]の七県をまとめた呼び方。 **きゅうしゅう【旧習】** 图昔からのならわし。「―を守る」 **きゅうしゅう【吸収】** 图[名・スル]函外にあるものを中に吸いとって自分のものにすること。「養分を―する」「知識を―する」 **きゅうしゅう【急襲】** 国「[名・スル]凶相手のすきをつき、とつぜんおそうこと。「背後から―する」圏不意打ち **きゅうしゅつ【救出】** 国「[名・スル]救い出すこと。「―作戦」「人質を―する」 **きゅうじゅつ【弓術】** 图弓で射[い]る技術。弓道。 **きゅうしゅん【急×峻】** [形動]山や坂の傾斜が急で険しいさま。「―な坂をよじのぼる」▽文章語。 **きゅうしょ【急所】** 图①からだの中で、傷つくと生命を落とすようなだいじなところ。「幸い傷は―をはずれた」②ものごとのいちばんたいせつな点。「―をおさえる」 **きゅうじょ【救助】** 函「[名・スル]危険にさらされている人を救いたすけること。「人命―」 「つかいわけ」→「救援[きゅうえん]」を見よ。 **きゅうじょう【休場】** 困[名・スル]もよおしものや試合などで、出る予定の人が休んで出ないこと。多く、力士が場所を休むことをいう。 **きゅうじょう【宮城】** 图「皇居」の古い言い方。 **きゅうじょう【球場】** 图野球場。「甲子園[こうしえん]―」 **きゅうじょう【窮状】** 图追いつめられてどうしようもなく、困りきっている状態。「―をうったえる」 **きゅうしょうがつ【旧正月】** 图旧暦の正月。▽新暦より約一か月おくれる。 <328> **きゅうしょく[休職]** [名]会社員や公務員が、その資格を失わないまま、一定期間勤めを休むこと。「病気のため一年―する」▽再び仕事にもどるのは「復職」。 **きゅうしょく[求職]** [名]職業を探しもとめること。「―票」[対]求人 **きゅうしょく[給食]** [名]学校や会社などで、大勢の生徒や社員などに同じ食事を出すこと。「学校―」 **ぎゅうじる[牛耳る]** [動]団体や組織の中心となって、思うとおりに全体を支配する。牛耳を執る。「党を―」「政財界を―」 **きゅうしん[休心]** [名]気を楽にして安心すること。手紙文に用いる。「どうぞごーください」 **きゅうしん[休診]** [名]病院や医院が、診察や治療を休むこと。「本日―」 **きゅうしん[急進]** [名]急いで前進すること。とくに、目的や理想などを一気に実現させようとすること。「―主義」[対]漸進 **きゅうしん[球審]** [名]野球で、捕手の後方にいる審判員。投球や打球の判定、試合進行の指示などをおこなう。主審。チーフアンパイア。▽一塁・二塁・三塁のそばにいるのは「塁審」。外野のラインぎわにいるのは「線審」。 **きゅうじん[旧人]** [名]①古くからいて知られている人。また、考えかたなどに新しみのない人。[対]新人②旧石器時代の人類。ネアンデルタール人など。 **きゅうじん[求人]** [名]会社や商店などで、働く人を募集すること。「―広告」[対]求職 **きゅうしんりょく[求心力]** [名]物体が円運動をするとき、物体にはたらく円の中心に向かおうとする力。向心力[対]遠心力 **きゅうす[休す]** [動]「やむ」「おわる」の古い言い方。おしまいになる。「万事―」 **きゅうす[急須]** [名]茶を入れるときに使う、取っ手と口のついた道具。 **きゅうすい[給水]** [名]水、とくに飲料水を供給すること。「―塔」「―制限」 **きゅうすう[級数]** [名]数列の項を順番にプラスの記号で結んだもの。「等差―」「等比―」▽以前は「数列」の意味でも用いた。 **きゅうする[給する]** [動]かねや品物をあたえる。支給する。「学資を―」 **きゅうする[窮する]** [動]①かねや品物がなくて苦しむ。困窮する。「生活に―」 ②行きづまって、どうしていいかわからなくなる。「返答に―」「処置に―」 **きゅうせい[九星]** [名]陰陽道で、九つの星を人の生まれ年にあてはめて、吉凶を判断するもの。星は、五行と方位にあててある。一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫の九つ。 **きゅうせい[旧制]** [名]昔の制度。とくに、第二次世界大戦前の学校制度。「―中学校」[対]新制 **きゅうせい[旧姓]** [名]結婚や養子縁組みなどで姓が変わった人の、もとの姓。本姓。☆新姓・現姓 **きゅうせい[急性]** [名]症状が急にあらわれ、激しく進行すること。「―肺炎」[対]慢性 **きゅうせい[急逝]** [名]「急死」の改まった言い方。「母は昨夜―しました」 **きゅうせい[救済]** [名]⇒「ぐさい」 **きゅうせいぐん[救世軍]** [名]キリスト教プロテスタントの一派。軍隊に似た組織をもち、教えを広め、めぐまれない人々のために活動をする。 **きゅうせいしゅ[救世主]** [名]①キリスト教で、イエス・キリストのこと。メシア。②不振の会社やチームなどを救う大活躍をする人のたとえ。「わがチームの―」 **きゅうせき[旧跡・旧蹟]** [名]後世に残るような事件や建物のあった場所。神社や城あとなど。 **きゅうせっきじだい[旧石器時代]** [名]石器時代の前半にあたる時代。人類が打製石器や動物の骨やつのなどでつくった道具を使い、狩猟や採集によって生活していた時代。[対]新石器時代 **きゅうせん[休戦]** [名]話しあいで、戦争を一時中止すること。勝負ごとや論争などについてもいう。「―ライン」「―協定」[類]停戦 **きゅうせんぼう[急先鋒]** [名]戦争や社会運動をするときに、先頭に立って激しく行動すること。また、その人。「反対運動の―に立つ」 **きゅうぞう[急造]** [名]必要にせまられて、急いでつくること。にわかづくり。「―の仮校舎」 **きゅうぞう[急増]** [名]急にふえること。「人口の―対策」 **きゅうそく[休息]** [名]仕事をしないでからだや心を休めること。「しばらく―をとる」 **きゅうそく[急速]** [形動]ものごとの進む速度が非常に速いようす。ハイピッチ。「技術の―な進歩」 <329> **きゅうそねこをかむ[窮鼠猫を噛む]** [連語]追いつめられて必死になれば、弱者も反撃して強者を負かすこともある。 **きゅうたい[旧態]** [名]昔からずっと続いている状態。「―をとどめる町」「―依然」 **きゅうだい[及第]** [名]試験や検査などに合格すること。「どうにか―点をとる」[対]落第 **きゅうたいいぜん[旧態依然]** [四字]ほかが進歩発展しているのに比べ、昔のままで少しも変わらないこと。「―とした政界」 **きゅうたいりく[旧大陸]** [名]アメリカ大陸の発見以前に知られていたヨーロッパ・アジア・アフリカの三大陸。とくに、ヨーロッパ大陸をいう。[対]新大陸 **きゅうだん[糾弾・糺弾]** [名]罪や責任を問いだし、厳しくとがめだてること。「汚職議員を―する」[類]弾劾[だんがい] **きゅうだん[球団]** [名]プロ野球のチームをもち、試合を見せることを事業とする団体。「―のオーナー」 **きゅうち[旧知]** [名]昔からの知りあい。「―のあいだがら」[類]昔なじみ **きゅうち[窮地]** [名]追いつめられて、どうにもならない苦しい立場。「―におちいる」[類]窮境・苦境 **きゅうちゃく[吸着]** [名]他のものに吸いつくこと。「足が排水口に―する」 **きゅうちゅう[宮中]** [名]天皇の住まい。皇居の中。また、天皇家。 **きゅうてい[宮廷]** [名]皇帝や国王が住んでいるところ。「―文学」 **きゅうてき[仇敵]** [名]うらみ、にくんでいる相手。かたき。「―を討つ」 **きゅうてん[急転]** [名]ものごとのようすが急に大きく変わること。「事態が―する」「試合の展開が―する」[類]急変 **きゅうでん[宮殿]** [名]皇帝や国王などが住んでいるりっぱな建物。「ヴェルサイユー」 **きゅうてんちょっか[急転直下]** [四字]事件などの困難ななりゆきが急に変わって、解決に向かうこと。「問題が―、解決した」 **きゅうと[旧都]** [名]もと、都のあったところ。「―奈良」[類]古都[対]新都 **キュート** [形動]かわいらしく、生き生きとした魅力のあるようす。「―な女の子」[E]cute **きゅうとう[旧冬]** [名]去年の冬。昨冬。▽新年になってから、あいさつのことばとして使う。 **きゅうとう[急騰]** [名]物価や株の値段などが、急に高く上がること。「地価がーする」[対]急落 **きゅうどう[弓道]** [名]武道の一つ。弓で矢を射る技術や作法。弓術。 **きゅうどう[旧道]** [名]もとからある道。昔からの街道。「静かな―を歩く」[対]新道 **きゅうとうぼくしゅ[旧套墨守]** [四字]昔からの古い形式ややりかたをかたく守って、融通のきかないこと。▽「墨守」は、中国、春秋時代の思想家の墨子が、楚のたび重なる攻撃に対してよく城を守った故事(「墨子」)から。 **きゅうとぎゅうばく[牛刀をもって鶏を割く]** [連語]大きなことのできる人物に小さな仕事をさせるのはもったいない。また、小さなことを解決するのに大げさな手段を用いる。 **ぎゅうなべ[牛鍋]** [名]「すき焼き」の古い言い方。肉なべ。 **きゅうなん[急難]** [名]さしせまった災難。とつぜん起こった災難。 **きゅうなん[救難]** [名]危険や災難にあっている人を救いだすこと。「―訓練」[類]救助 **ぎゅうにく[牛肉]** [名]食用にする、ウシの肉。ビーフ。ぎゅう。 **きゅうにゅう[吸入]** [名]吸いこむこと。とくに、病気を治すために、霧状の薬を口や鼻から吸いこむこと。「酸素―」 **ぎゅうにゅう[牛乳]** [名]飲みものとしてのウシの乳。脂肪の・たんぱく質・ビタミンなどをふくむ。バターやチーズの原料。ミルク。 **きゅうねん[旧年]** [名]前の年。去年。年賀状や新年のあいさつに使う。「―中はお世話になりました」 **きゅうば[急場]** [名]急いで解決しなければならない、さしせまった場合。「―のまにあわせ」「―をしのぐ」 **キューバ** [国名]正式国名は、キューバ共和国。中央アメリカ、西インド諸島にある島国。一九五九年のキューバ革命後、社会主義国となる。おもな産物は砂糖・タバコなど。チャチャチャなどの、音楽やダンスでも有名。面積約一一万平方㌔。首都ハバナ。主要言語スペイン語。 **きゅうはい[九拝]** [名]何回となく頭を下げて深く敬意を表すること。また、手紙の最後などに書いて相手に敬意をあらわすことば。 **キューバきき[キューバ危機]** [名]一九六二年、キューバをめぐってアメリカと旧ソ連が対立した事件。ソ連がキューバにミサイル基地の建設を進めたのに対し、アメリカは海上封鎖をおこない、核戦争の勃発も心配されたが、ソ連がミサイルを撤去、アメリカも不侵攻を約束して解決した。 **きゅうはく[窮迫]** [形動]かねが不足して、追いつめられて困ること。「生活が―する」[類]窮乏・逼迫[ひっぱく] **きゅうばしのぎ[急場凌ぎ]** [名]一時その場をとりつくろうための、とっさの処置。 <330> **きゅうはん【旧版】**図書物で、改訂する前の古いもの。「―を絶版にする」→新版 **きゅうばん【吸盤】**タコやイカの足などにある、くぼんでいて他のものに吸いつく器官。また、吸いついてものを固定するゴムやプラスチック製の道具。 **きゅうひ【給費】**必要な費用、とくに学費を国・学校・団体などがあたえること。「一生」 **きゅうび【鳩尾】**胸の中央のくぼみ。みぞおち。 **ぎゅうひ【求肥】**白玉粉[しらた]まを蒸し、砂糖や水あめを加えてつくった菓子。 **キューピー**はだかで頭のさきがとがった、目の大きな人形。▽商標名。ローマ神話の恋愛の神キューピッドから。一kewpie **キュービズム**二〇世紀初めに、フランスを中心におこった美術運動。対象を単純化し、さまざまな角度から見た面を、ひとつの画面にえがく様式。ピカソやブラックらに代表される。立体派。キュビスム。▽立方体という意味から。-cubism **きゅうピッチ【急ピッチ】**作業や動作などの進行の速度が急であること。「工事は―で進む」 **キューピッド**ローマ神話で、恋愛の神。背中につばさがあり、手には弓矢を持つはだかの少年。その矢で胸を射られた者は恋に落ちるという。類エロス - Cupid **きゅうふ【給付】**「公共機関が金や品をあたえること。「災害見舞い金を―する」圏交付・支給 **きゅうぶん【旧聞】**以前に聞いた話で、いまさ新しいとはいえない話。「いささか―に属する」 **きゅうへい【旧弊】**①[名]昔から続いていて、いまはよくないと考えられている制度や習慣。「―を改める」②[形動]古い考えや習慣にとらわれているようす。「―な老人」 **きゅうへん【急変】**[名・スル]ものごとのようすが急に悪いほうに変わること。「病状が―する」[名]とつぜん起こった出来事。思いがけない事故。「―を知らせる使い」 **きゅうぼ【急募】**急いで募集すること。「従業員―」 **ぎゅうほ【牛歩】**ウシの歩みのように、のろのろと歩くこと。また、ものごとが少しもはかどらないこと。「―戦術」 **きゅうほう【急報】**急いで知らせること。また、急ぎの知らせ。「事件を―する」速報 **きゅうぼう【窮乏】**かねやものがなくなり、生活に困ること。「―生活」類窮迫 **キューポラ**鋳物の工場などで使う鉄をとかすための円筒形の炉。|cupola **きゅうぼん【旧盆】**旧暦でおこなわれる盆。旧暦の七月一五日におこなう盂蘭盆[うらぼんえ]。▽新暦より約一か月おくれる。 **きゅうみん【休眠】**①生物が、ある期間、活動をやめた状態になること。動物の冬眠など。「―芽が」②組織や施設などが一時的に活動をやめている状態。また、利用されていないこと。「―状態の工場」「―中の遊園地」 **きゅうむ【急務】**急いでしなければならない仕事。「難民救済が目下の―だ」 **きゅうめい【究明】**真実や道理などを、じゅうぶんに調べてはっきりさせること。「真相を―する」圏解明 **きゅうめい【糾明・糺明】**事件や犯罪について、厳しく問いただし、悪事や不正の真相をはっきりさせること。「責任を―する」類糾問 **きゅうめい【救命】**危険にさらされている人の命を助けること。人命救助。「―ボート」「―胴衣」 **きゅうめいぐ【救命具】**事故などで生命の危険にさらされている人の救助に用いる器具。救命ブイ・救命ボートなど。 **きゅうめん【球面】**①球の形をしたものの表面。②あるきまった点から等しい距離にある点が、集まってできた図形。 **きゅうもん【糾問・糺問】**罪や不正などを問いただすこと。 **きゅうやくせいしょ【旧約聖書】**ユダヤ教・キリスト教で尊重される書物。神がイスラエル民族と契約を結び、キリストの出現による救済を約束したもの。創世記・詩篇・イザヤ書などからなる。旧約。⇔新約聖書▽「旧訳聖書」は誤り。 **きゅうゆ【給油】**自動車や機械などにガソリンや油を補給すること。「―のため停車」 **きゅうゆう【旧友】**昔からの親しい友達。むかしなじみ。「―と久しぶりに会う」 **きゅうゆう【級友】**学校で同じクラスの友達。同級生。クラスメート。「―の集まり」 **きゅうよ【給与】**①[名]会社などで働いている人にはらうかね。給料や賞与[しょう]。サラリー。②[名・―スル]かねや品物などをあたえること。また、その金品。「仕事着を――する」 **きゅうよく【窮余】**どうしようもなく困りきったあげく。苦しまぎれ。「―の一策」 **きゅうよう【休養】**からだや心を休めて、体力を回復すること。「―をとる」 > 一休養・保養・静養= 「養」は「羊(おいしいものの代表)」を「食べる」こと。「休養」は、からだを休めて栄養のあるものを食べていること。「二、三日休養をとる」。「保養」は、遠出したりして心身をそっとしておいておいしいものを食べ、活力を回復させること。「別荘で保養する」。「静養」は、病後の体力回復のために、じっと静かに栄養をとること。「退院後も二~三週間は静養しなさい」。 **きゅうよう【急用】**急いでしなければならない用事。「―のため欠席」 **きゅうらい【旧来】**古くからずっと続いていること。「―の風習」従来 <331> **きゅうらく【及落】**試験などに受かることと落ちること。及第と落第。「―を判定する」類 合否 **きゅうらく【急落】**物価や株の値段が急に下がること。「株価が―する」→急騰 **きゅうり【胡瓜】**ウリ科のつる性一年草。初夏に黄色の五弁花をつけ、緑色の細長い実を結ぶ。なまで食べるほか、つけものなどにする。▽「黄瓜」という意味から。 **きゅうりゅう【急流】**川で、流れの速いところ。また、流れの急な川。「――を下る」激流・奔流 **きゅうりょう【丘陵】**なだらかな小山が連なっている地形。おか。「―地帯」 **きゅうりょう【給料】**働いた人に、しはらわれるかね。「―生活者」圏俸給・給与・賃金 **きゅうれき【旧暦】**太陰暦。陰暦。↔新暦 **きゅうろう【旧臘】**去年の一二月。年があけて、年賀状や年頭のあいさつで、去年のことをいうときに使う。「―中はひとかたならぬお世話になりました」▽「旧」は去年、「臘」は陰暦一二月のこと。 **キュリーふじん【キュリー夫人】**[人名]一八六七―一九三四年。フランスの物理学者・化学者。夫のピエールとともに放射能を研究し、ウラン鉱からラジウムとポロニウムをとりだすことに成功した。ノーベル物理学賞・化学賞受賞。|Marie Curie **キュロット**半ズボン。乗馬用のズボン。また、すそが半ズボンのように分かれたスカート。-culotte **きよ【寄与】**役立つこと。貢献すること。「会社の発展に―する」 **きょ[去]**[ム・3画 全5画 キョ 去去去去]①その場からはなれていく。時が過ぎる。②とりのぞく。③漢字の四声の一つ。キョ・コ[去就][去年][去来][死去][辞去][退去]/[過去]②[去勢][除去][消去]さる[去る者は追わず][置き去り] **きょ[居]**[尸・5画 全8画 居居居居]①こしを落ち着けてその場にいる。すわる。住む。また、住まい。「―を構える」②何もせず、じっとしている。キョ[居室][居住][居留][隠居][閑居][起居][皇居][住居]②[居然]いる[自宅に居る][居候][居丈高][居所][居眠り][芝居][鳥居][居る][一言居士] **きょ[挙]**(擧)[手・6画 全10画 挙挙挙挙]①上へ高くもちあげる。②たくさんの中からとりあげる。③並べあげて示す。④儀式や行事などをおこなう。⑤ふるまい。とくに、思いきった行為に。「反撃戦の―に出る」⑥つかまえる。⑦のこらず。みんな。こぞって。キョ・コ②[挙手]②[挙用][推挙][選挙]③[挙例][枚挙][列挙]④[挙行][挙式]⑤[挙動][快挙][暴挙]⑥[検挙]⑦[挙国][挙党]あげる・あがる[結婚式を挙げる]/[証拠が挙がる]こぞって[こぞって出挙] **きょ[許]**[言・4画 全11画 許許許許]願いを聞きいれる。ゆるす。みとめる。キョ[許可][許諾][許否][特許][免許]ゆるす[時間の許す限り][許しを請う]ばかり[許多]また[許婚][幾許][親許][国許] **きょ[巨]**[・5画 全5画 巨巨巨巨]①たいへんおおきい。偉大な。②数量がおおい。たくさん。キョ①[巨匠][巨人][巨大][巨頭]②[巨額][巨万][巨利][巨細][巨勢](姓氏)[巨頭鯨] **きょ[拒]**[・5画 全8画 拒拒拒拒]こばむ。ことわる。はねつける。キョ[拒止][拒絶][拒否][抗拒][峻拒]こばむ[申し出を拒む] **きょ[拠]**(據)[手・8画 全16画 拠拠拠拠]よる。もとづく。よりどころ。キョ・コ[拠点][群雄割拠][根拠][占拠][本拠]/[証拠]◎[拠る][拠り所] **きょ[虚]**(虛)[虍・5画 全11画 虚虚虚虚]①うわべだけで、なかみがない。から。⇔実②うそ。つくりごと。③悪い心をもたない。④備えがないこと。すき。油断。「―に乗ずる」「―を衝く」キョ・コ①[虚栄][虚無][虚礼][空虚]/[虚空]②[虚偽][虚言][虚構]/[虚仮]③[虚心][謙虚][虚々実々]むなしい[虚しい][虚ろ] **きょ[距]**[足・5画 全12画 距距距距]へだたる。あいだがかけはなれる。キョ[距離] **きょ【居/挙/虚】**↓漢字項目を見よ。 <332> **ぎょ[魚]**[魚・0画 全11画 魚魚魚魚]うお。さかな。ギョ[魚介類][金魚][鮮魚][熱帯魚]うお[魚市場][魚河岸][白魚][太刀魚]さかな[魚屋][焼き魚]いわな[岩魚]ざかな[雑魚]さんま[秋刀魚]たこ[章魚]こ[魚子]かご[魚籠]まないた[真魚板]やまめ[山女魚] **ぎょ[漁]**[・11画 全14画 漁漁漁漁]①さかなをとる。②むさぼる。あさる。ギョ①[漁獲][漁業][漁村][半農半漁]②[漁色]リョウ[漁師][出漁][大漁][密漁]あさる[漁る]いさりび[漁火]りょうぶね[漁舟] **ぎょ[御]**[彳・9画 全12画 御御御御]①うまくあやつる。思いのままにあつかう。②敬う気持ちをあらわす語。③「御前(=貴人の敬称)」の略。一■「御する」を見よ。ギョ①[御者][制御][統御][防御]②[御意][御製][御物][崩御][御殿][御飯][御幣][御用][御霊前]③[親御][若御]おん[御大][御中][御身][御侠][御菜][御虎子][御神籤][御手洗][御息所][御幸][御代] **きよい【清い】**①よごれやにごりなどがない。「―水のわく泉」きれい・清潔②心にけがれや欲望がない。「―交際」頗清浄 **ぎょい【御意】**①[名]相手の考えや命令を敬っていうことば。おかんがえ。ご命令。「―にかなう」類おぼしめし②お目にかかる。③[感]「御意のとおり」の略。目上の人の問いに対する返事。ごもっとも。古語。●[御意を得る]お考えをうけたまわる。 **きよう【紀要】**大学や研究所などで、定期的に刊行する研究論文集。 **きよう【起用】**大勢の中から、とくにその人を選んで、重要な仕事をさせること。「新しいポストに―する」類登用・抜擢 **きよう【器用】**[形動]①手さきを使う細かな作業がじょうずなようす。「はさみを―に使いこなす」「―貧乏(=何でもそれなりにこなすが、一つに集中したり、大成したりしないこと)」②要領がよく、ぬけ目なくやりこなすようす。「―にたちまわる」「世の中を―に泳ぐ」類たくみ⇔不器用 **きょう[共]**[八・4画 全6画 共共共共]①いっしょに。ともに。②「共産主義」「共産党」の略。キョウ[共学][共通][共同][共有][共存]②[反共][容共]とも[共食い][共倒れ][共働き][共々]ども[私共] **きょう[供]**[イ・6画 全8画 供供供供]日[キョウ]①さしだす。役立てる。②もてなす。ごちそうする。③事情を話す。一「供する」を見よ。日[ク]神仏にそなえる。キョウ①[供給][供出]②[供応]③[供述][供託][提供][自供]ク[供花][供華][供米][供物][供養]そなえる[仏前に花を供える][お供え]とも[供を連れる][子供]ども[供奉][人身御供] **きょう[京]**[・6画 全8画 京京京京]①みやこ。②「京都」の略。③「東京」の略。④数の名。兆[ちょう]の一万倍。けい。キョウ[帰京][上京][平安京]②[京人形][京風]ケイ[京師]②[京阪神]③[京浜][京葉]まめ[南京豆]ペキン[北京] **きょう[協]**[十・6画 全8画 協協協協]①力や心を一つにあわせる。類共②一致するように調子をあわせる。③集まって相談しあう。④「協会」「協同組合」「協議会」の略。キョウ①[協賛][協同][協力]②[協調][協和]③[協議][協定][協約]④[農協][生協]かた[協] **きょう[胸]**[月・6画 全10画 胸胸胸胸]①首と腹のあいだの部分。むね。②むねにある思い。こころ。類心キョウ①[胸囲][胸像][胸部][気胸][胸奥][胸中][胸底][度胸]むね・むな[胸焼け]/[胸騒ぎ][胸算用] **きょう[強]**[弓・8画 全11画 強強強強]①つよい。こわばっている。②つよくする。③むりにさせる。④数字に付けて、それよりやや多いことをあらわすことば。「八割―の賛成をえる」⇔弱キョウ[強弱][強風][強力][頑強][屈強]②[強化][強調][増強][補強]③[強行][強制][強要][勉強]ゴウ①[強情][強直][強欲][強引]うばう[強奪][強盗]つよい[風当たりが強い][心強い][強火]つよまる・つよめる[風が強まる]/[語気を強める]しいる[寄付を強いる][無理強い][強いて言う]つわもの[強者]こわめし[強飯]こわもて[強面]したたか[強か者]じゃばる[強請る]てごわい[手強い]ねだる[強請る] <333> **きょう[教]**[攵・7画 全11画 教教教教]①説明してわからせる。おしえる。②神・仏などのおしえ。③漢文で、使役の助字。「(・・・をして・・・せ)しむ」と読む。キョウ①[教育][教訓][教養][説教][調教]②[教会][教義][宗教][布教][仏教]おしえる・おそわる[国語を教える][教え子]/[道を教わる] **きょう[郷]**(鄕)[・11画 全14画 郷郷郷郷]①生まれ育った土地。ふるさと。②土地。場所。ところ。③むらざと。いなか。▼「卿[きょう](=貴族)」は別字。キョウ・ゴウ①[郷愁][郷土][郷里][帰郷][望郷][異郷]②[温泉郷][仙郷][理想郷]③[水郷]③[郷士][近郷][在郷]ふるさと[故郷] **きょう[境]**[土・11画 全14画 境境境境]①土地などのさかい。くぎり。②置かれている状態や場所。「無人の―」「無我の―」③環境が、心持ち。心境。④土地のはて。へんぴな場所。キョウ[境界][越境][国境]②[境遇][境内][境地][環境][逆境][心境]④[秘境][辺境]さかい[生死の境をさまよう][境目][国境] **きょう[橋]**[木・12画 全16画 橋橋橋橋]川や道などにかけわたして通路としたもの。キョウ[橋脚][架橋][鉄橋][歩道橋]はし[橋を架ける][石橋][桟橋][釣り橋] **きょう[鏡]**[金・11画 全19画 鏡鏡鏡鏡]①かがみ。②レンズを使った、ものを見る器具。キョウ[鏡台][三面鏡][反射鏡]②[眼鏡][顕微鏡][望遠鏡]かがみ[鏡餅][合わせ鏡][手鏡]めがね[眼鏡] **きょう[競]**[立・15画 全20画 競競競競]相手に勝とうとしてあらそう。せりあう。きそう。キョウ[競泳][競技][競争][競走]ケイ[競馬][競輪]きそう・せる[技を競う]/[競り市][つば競り合い]くらべる[競べる] **きょう[凶]**[・2画 全6画 凶凶凶凶]①心がわるいこと。わるもの。②人を傷つける。わざわい。縁起がわるい。不吉。「占いでは―と出た」吉④作物が実らない。不作。⇔豊キョウ①[凶悪][凶行][凶手][凶暴][吉凶]②[凶器][凶刃]③[凶事][吉凶]④[凶作][凶年] **きょう[叫]**[口・3画 全6画 叫叫叫叫]大声を出す。さけぶ。キョウ[叫喚][叫号][絶叫]さけぶ[無実を叫ぶ][叫び声] **きょう[狂]**[犭・3画 全7画 狂狂狂狂]①気がくるう。ものごとの調子が正常でない。⇔正②くるったように激しい。また、くるったように夢中になる人。類鬼③こっけい。ふざける。キョウ①[狂気][発狂][狂喜][狂暴][狂奔][酔狂][熱狂][野球狂]③[狂歌][狂言]くるう・くるおしい[海が荒れ狂う]/[狂おしい思い][物狂おしい] **きょう[享]**[・6画 全8画 享享享享]うけいれる。▽「亨(=とおる)」は別字。キョウ[享受][享年][享有][享楽]うける[享ける] **きょう[況]**[・4画 全7画 況況況況]①ようす。ありさま。②くらべる。キョウ①[概況][近況][実況][状況][不況]②[比況]いわんや[況や][況して] **きょう[峡]**(峽)[山・6画 全9画 峡峡峡峡]山と山とにはさまれた谷あい。細長くせまい地形。また、せまい海。キョウ[峡谷][峡湾][海峡][地峡]はざま[山峡] **きょう[挟]**(挾)[手・6画 全9画 挟挟挟挟]両側からはさむ。さしはさむ。キョウ[挟撃][挟殺][挟持]はさむ・はさまる[小耳に挟む][紙挟み]/[奥歯にものが挟まったような] <334> **きょう[狭]**(狹)[犭・6画 全9画 狭狭狭狭]はばや範囲が小さくゆとりがない。せまい。せまくする。⇔広キョウ[狭隘][狭義][狭小][狭量][広狭]きょ[偏狭]せまい[世間が狭い][手狭]せばめる・せばまる[範囲を狭める]/[差が狭まる]さ[狭霧][狭衣]はざま[狭間] **きょう[恐]**[心・6画 全10画 恐恐恐恐]①こわがる。おそれる。②おそれいる。かしこまる。③おどす。キョウ①[恐慌][恐怖]②[恐悦][恐惶][恐縮]③[恐喝]おそれる・おそろしい[失敗を恐れる][恐れ入りますが][恐らく]/[末恐ろしい子供]おそろしい[恐ろしい] **きょう[恭]**[小・6画 全10画 恭恭恭恭]礼儀正しくつつしむ。敬った気持ちをもってへりくだる。キョウ[恭賀][恭倹][恭順]うやうやしい[恭しい態度] **きょう[脅]**[月・6画 全10画 脅脅脅脅]力ずくでせまっておどす。おそれさせる。危ない状態にさせる。キョウ[脅威][脅迫]おびやかす[平和を脅かす]おどす・おどかす[脅し文句]/[ピストルで脅かす] **きょう[矯]**[矢・12画 全17画 矯矯矯矯]①ゆがみやまちがいなどを正しく直す。②つよい。はげしい。③いつわる。キョウ①[矯正][矯風]②[矯激][奇矯]③[矯飾]ためる[角を矯めて牛を殺す] **きょう[響]**(響)[音・11画 全20画 響響響響]①音がなりわたる。②広くはたらきかけ、変化をおよぼす。キョウ①[音響][交響楽][残響]②[影響]きょ[反響]ひびく[足音が響く][響き渡る][地響き]とよむ[響む] **きょう[驚]**[馬・12画 全22画 驚驚驚驚]意外なものに出会って緊張する。びっくりする。おどろく。おどろかす。▽「警(=まもる)」は別字。キョウ[驚異][驚喜][驚嘆][驚天動地][驚倒][一驚][喫驚][焦]おどろく・おどろかす[驚くべき美しさ]/[耳目を驚かす]びっくり[吃驚][喫驚] **きょう[叶]**[口・2画 全5画 叶叶叶叶]①一致させる。②思いどおりになる。かなう。かなう[心に叶う] **きょう[匡]**[・4画 全6画 匡匡匡匡]ゆがんだものを正しくする。キョウ[匡救][匡正]ただす[国政を匡す] **きょう[杏]**[木・3画 全7画 杏杏杏杏]植物のアンズ。キョウ・ギョウ[杏花][杏仁]/[杏林]/[杏葉]アン[杏子]いちょう[銀杏] **きょう[喬]**[口・9画 全12画 喬喬喬喬]①高くそびえる。②おごりたかぶる。類驕キョウ①[喬木]②[喬志][喬然] **きょう【兄/経】**↓「けい」 **きょう【興】**「こう」 **きょう【凶/京/境】**↓漢字項目を見よ。 **きょう【香】**将棋の駒の一つ。香車。香子。「持ち駒は金、銀、桂、―」 **きょう【強】**[造語]漢字項目を見よ。 **きょう【経】**①仏の教えを文章にしるしたもの。経文。「―を読む」かぞえ方巻・部②儒教の教えを説いた書。「四書五―」 **きょう【興】**ものごとに接して感じるおもしろみや楽しみ。「―に入る」「―がわく」「―に乗る」 **きょう【今日】**今、現実に生きているこの日。また、別の月や週の、同じ日付や同じ曜日の日。本日。「―じゅうにまいります」「来月の―」▽「こんにち」と読めば別の語。常用漢字表付表の語。 **今日という今日**「きょう」を強めた言い方。まさに、きょうの日。 **今日は人の身、明日は我が身**きょうは他人に起こった災難も、あしたは自分の身にふりかかってくるかもしれない。他人ごとと簡単に見すごしてはならない。 **きょう【卿】**[造語]①[名・造語]奈良時代以後、参議と三位以上の要職にある人を尊敬して呼んだことば。 <335> **きょう【×卿】** ①〈造語〉[「~卿」の形で]イギリスで、ナイトや準男爵[じゅんだんしゃく]の称号をもつ人の名にそえる敬称[Sir](サー)。「ウィンストン・チャーチルー」 **ぎょう[業]** [業業業業] **ぎょう[業]** [ギョウ]①しごと。つとめ。「医を―とする」②学問。「―を修める」 **ぎょう[業]** [ゴウ]仏教で、善や悪の報[むく]いのもととなる前世のおこない。また、その報い。 **ぎょう[業]** [ギョウ]①業績[ぎょうせき],業務[ぎょうむ]偉業[いぎょう]営業[えいぎょう]工業[こうぎょう]作業[さぎょう]職業[しょくぎょう]②学業[がくぎょう]授業[じゅぎょう]卒業[そつぎょう] **ぎょう[業]** [ゴウ]業火[ごうか]業腹[ごうはら]業病[ごうびょう]罪業[ざいごう]自業自得[じごうじとく]非業[ひごう] **ぎょう[業]** [わざ]業物[わざもの]至難の業[しなんのわざ]神業[かみわざ]軽業[かるわざ]仕業[しわざ]離れ業[はなれわざ] **ぎょう[仰]** [イ・4画][全6画][仰仰仰仰] **ぎょう[仰]** ◎上の方を見あげる。あおぐ。[⇔]俯②あがめる。尊敬してしたう。 **ぎょう[仰]** [ギョウ]仰臥[ぎょうが]仰角[ぎょうかく]仰視[ぎょうし]仰天[ぎょうてん]俯仰[ふぎょう]②賛仰[さんぎょう]信仰[しんこう] **ぎょう[仰]** [コウ]②渇仰[かつごう] **ぎょう[仰]** [あおぐ・おおせ]天を仰[あお]ぐ/仰[おお]せの通り **ぎょう[仰]** 仰[あお]のけ 仰[おっ]しゃる 仰[の]け反[ぞ]る 仰[のっ]けから **ぎょう[暁](曉)** [日・8画][全12画][暁暁暁曉] **ぎょう[暁](曉)** ◎あけがた。よあけ。[↔]暮・宵[しょう]②さとる。あきらか。よくわかっている。 **ぎょう[暁](曉)** [ギョウ]☉暁雲[ぎょううん],暁星[ぎょうせい],暁天[ぎょうてん],今暁[こんぎょう]早暁[そうきょう]払暁[ふつぎょう]②暁達[ぎょうたつ]通暁[つうぎょう] **ぎょう[暁](曉)** [あかつき]暁[あかつき]の空 合格の暁[あかつき]には **きょうえつしごく【恐悦至極】** [四漢]目上の人の厚意に大いに感謝すること。きわめて喜ばしいようす。「―に存じます」 **ぎょう[凝]** [・14画][全16画][凝凝凝凝] **ぎょう[凝]** ◎こりかたまる。②一か所に集中させる。▼「擬[ぎ](=似せる)」は別字。 **ぎょう[凝]** [ギョウ]凝血[ぎょうけつ],凝結[ぎょうけつ],凝固[ぎょうこ]②凝視[ぎょうし]凝思[ぎょうし]凝縮[ぎょうしゅく] **ぎょう[凝]** [こる]碁[ご]に凝[こ]る 凝り固まる[こりかたまる]凝り性[こりしょう] **ぎょう[凝]** [こらす]目を凝[こ]らす **ぎょう[凝]** 凝[しこ]り 煮凝り[にこごり]混凝土[コンクリート] **ぎょう[尭] (堯)** [儿・6画][全8画][尭尭堯堯] **ぎょう[尭] (堯)** ●山などが高い。②中国古代、伝説上の帝王の名。舜[しゅん]帝と並び称[しょう]され、理想的な天子とされた。 **ぎょう[尭] (堯)** [ギョウ]尭階三尺[ぎょうかいさんじゃく] **ぎょう[行]** ↓「こう」 **ぎょう[形]** ↓「けい」 **ぎょう【行】** [名]⊕縦書きなら縦、横書きなら横の並び。「一―あける」「改―」[⇔]列②五十音図の縦の並び。「か―」[◆]段③書道で、「行書[ぎょうしょ]」のこと。「楷[かい]・―・草[そう]」④僧たちや修験者の修行[しゅぎょう]。「無言の―」 **ぎょう【業】** [名]→漢字項目を見よ。 **きょうあい【狭隘】** [形動]空間や心などがせまいこと。「―な土地」「―な度量」 **きょうあく【凶悪・×兇悪】** [形動]残忍[ざんにん]でむごいようす。「―性をおびている」「―な犯人」▽おもに、犯罪や事件にかかわることに使う。 **きょうあす【今日明日】** [名]きょうか、あした。ごく近い将来。「―にも届くはず」 **きょうい【胸囲】** [名]胸のまわりの長さ。バスト。 **きょうい【脅威】** [名][-スル]大きな力や勢いで、おびやかすこと。「―をあたえる」 **きょうい【強意】** [名]意味を強める語法。おもに助詞であらわす。口語では、「走りに走る」「行きますとも」「今度こそうまくやろう」「行くぜ」など。文語では「うぐひすぞ鳴く」「これなむ都鳥」「涙[なだ]流る」など。 **きょうい【驚異】** [名]おどろくほどふしぎで、すばらしいこと。「大自然の―」「―的大記録」 **きょういく【教育】** [名][-スル]知識や技能を教え、教養や能力をのばすこと。「家庭―」「―ママ」 **きょういくいいんかい【教育委員会】** [名]都道府県や市町村にあって、その地域内の教育・学術・文化などに関する行政をとりあつかう機関。 **きょういくかんじ【教育漢字】** [名]常用漢字二一三六字のうち、義務教育の小学校の六年間に、読み書きができるように指導される漢字。一○○六字。学習漢字。配当漢字。 **きょういくきほんほう【教育基本法】** [名]教育に関する基本的な原理を規定した法律。日本国憲法の民主主義や平和主義にもとづき、教育の機会均等や義務教育制などを定めている。一九四七年に制定。 **きょういくちょくご【教育勅語】** [名]一八九〇年に、国家主義教育の基本を示した天皇のことば。天皇を神格化し、儒教[じゅきょう]にもとづく国民道徳の根本を説いた。一九四八年に廃止。 **きょういくてき【教育的】** [形動]教育していくうえで望ましいようす。「―配慮」 **きょういん【教員】** [名]学校で、生徒や学生を教育する人。教師。先生。[類]教官 **きょうえい【共栄】** [名][-スル]二つといくつかのものが、ともに栄えること。「共存―」 **きょうえい【競泳】** [名][-スル]きまった距離を泳いで、その速さを競うこと。また、その水泳競技。「―種目」 **きょうえきひ【共益費】** [名]集合住宅などで、生活上共用するエレベーターや外灯などの設備のために、居住者が共同して負担する費用。 <336> **きょうえん【共演】** [名][-スル]映画や舞台[ぶたい]に、いっしょに出演すること。「―の女優」 **きょうえん【競演】** [名][-スル]同じような作品や役を、競争して上演し、人気を張りあうこと。「真打ち―」 **きょうえん【供宴・×饗宴】** [名]客をもてなすための酒宴。[類]酒盛り **きょうおう【供応・×饗応】** [名][-スル]酒や料理をとりそろえてもてなすこと。ごちそうすること。 **きょうおく(胸臆)を開く** 人には知られない心の中をうち明ける。[類]胸襟[きょうきん]を開く **きょうか 【狂歌】** [名]風刺・皮肉やこっけいを目的とした、俗[ぞく]な表現の短歌。江戸時代中期に盛んになり、大田南畝[おおたなんぽ]や朱楽菅江[あけらかんこう]らが有名。「一つとり二つとりては焼いて食ふ鶉[うずら]なくなる深草の里」(藤原俊成[ふじわらのとしなり]の「夕されば野べの秋風身にしみて鶉鳴くなり深草の里」のもじり)など。 **きょうか 【強化】** [名][-スル]たりないところを補って、いっそう強くすること。「―ガラス」「オリンピックの―合宿」[⇔]弱化 **きょうか 【教化】** [名][-スル]人をいい方向に教えみちびくこと。「―活動」▽仏教では「きょうげ」という。 >つかいわけ→「感化」を見よ。 **きょうがい【境涯】** [名]人がこの世に生きていくうえで、置かれている立場や地位。境遇[きょうぐう]。身の上。 **ぎょうかい【業界】** [名]同じ種類の仕事にたずさわっている人々の社会。「―紙」「出版―」 **きょうかいし【教戒師・教×誨師】** [名]刑務所で、神仏などの教えによって囚人[しゅうじん]を教えさとす人。 **きょうかく【胸郭・胸×廓】** [名]胸をとりまく骨格。胸椎・肋骨・胸骨が、かご状に組みあわさって肺や心臓を保護している。「―呼吸」 **きょうかく【×俠客】** [名]江戸時代、強きをくじき弱きを助けることをたてまえにしていた男たちの仲間。おとこだて。 **きょうがく【共学】** [名][-スル]男女が同じ学校や教室で、いっしょに学ぶこと。[⇔]別学 **きょうがく【驚愕】** [名][-スル]非常におどろくこと。「―にたえない」 >つかいわけ驚愕・仰天,「驚愕」は、悲しみやおそれなどの気持ちをともなうおどろき。「友の死を聞いて驚愕する」。「仰天」は、単なる瞬間[しゅんかん]的な強いおどろき。「宝くじに当たって仰天する」。 **きょうか 【教科】** [名]学校で児童や生徒が学習する科目。国語・社会・算数など。[類]学科 **きょうが【恭賀】** [名][-スル]つつしみ敬って祝うこと。年賀状に使うことば。「―新年」「謹賀[きんが]」 **ぎょうが【仰、臥】** [名][-スル]あおむけにねること。[⇔]伏臥[ふくが]・横臥[おうが] **きょうかい 【協会】** [名]ある目的のために会員が協力して設立し、維持[いじ]する会。 **きょうかい【教会】** [名]キリスト教の教えを説きつたえるために礼拝や儀式[ぎしき]をおこなう建物。また、キリスト教徒の組織。「―堂」「カトリックー」 **きょうかい【境界】** [名]二つのもの、とくに土地などのさかいや。「―線」 **きょうかい【景戒】** [人名]生没年未詳[みしょう]。平安初期の薬師寺の僧[そう]。日本最古の仏教説話集「日本霊異記[にほんりょういき]」を編集した。 **ぎょうかく【仰角】** [名]目の高さより上にあるものを見る視線と水平線とのなす角度。 **きょうかしょ【教科書】** [名]学校で各教科の授業の中心となる教材を集めた本。「検定―」 **きょうかしょたい【教科書体】** [名]活字の書体の一つ。教科書や字典など筆画をはっきりさせたいときに使う。楷書体を筆で書いたものに近い。[→]六点表「活字の書体」 **きょうかたびら【経×帷子】** [名]仏式で死者をほうむるとき、死者に着せる白い着物。麻[あさ]や木綿[もめん]でつくり、経文[きょうもん]などを書く。 **きょうかつ【恐喝】** [名][-スル]相手の弱点などにつけこんでおどしつけて自分の意志に従わせ、金品を求めたり、むりやり何かをさせようとしたりすること。ゆすり。たかり。[類]脅迫 **きょうかん【叫喚】** [名][-スル]大声でわめきさけぶこと。「阿鼻[あび]―」 **きょうかん【共感】** [名][-スル]他人の感情や考えを、自分もそのとおりだと思うこと。「人々の―を呼ぶ」[類]共鳴 **きょうかん【教官】** [名]国公立学校や研究所などの教員や、研究に従事する公務員。 **ぎょうかん【行間】** [名]文章の行と行のあいだ。「―をあける」 **ぎょうかん【行間】** 行間を読む[ぎょうかんをよむ]文字にあらわれていない書き手の真意を読みとる。 **きょうき【凶器・×兇器】** [名]人を殺したり傷つけたりするのに使われる道具。ピストルや刃物[はもの]のなど。 **きょうき【狂気】** [名]気がくるうこと。精神のはたらきに異常が起こること。「―の沙汰[さた]だ」[⇔]正気 **きょうき【狂喜】** [名][-スル]気がくるいそうなほど、大喜びすること。「―乱舞[らんぶ]」 **きょうき【驚喜】** [名][-スル]思いがけないうれしいことに出会っておどろき、かつ喜ぶこと。 **きょうき【狭軌】** [名]鉄道で、レールのあいだが標準軌間(一四三五㍉)以内のもの。[⇔]広軌 **きょうき【×俠気】** [名]強きをくじき、弱きを助けようとする気持ち。[類]義俠[ぎきょう]心・男気[おとこぎ] **きょうぎ【協議】** [名][-スル]関係者が寄りあって相談すること。「対策を―する」 >つかいわけ→「会議」を見よ。 **きょうぎ【狭義】** [名]ことばの意味の範囲[はんい]に広さのちがいがあるとき、せまいほうの意味。[⇔]広義 **きょうぎ【経木】** [名]スギやヒノキなどを紙のようにうすくけずったもの。和菓子[わがし]ややなっとうなどを包んだり、舟形[ふながた]にしてさしみなどを入れたりする。[類]へぎ▽経文を書きうつすのに用いたことから。 <337> **きょうぎ【教義】** [名]宗教で、各宗派の教えの内容や主張。[類]教理 **きょうぎ【競技】** [名][-スル]スポーツなどで、技術の優劣[ゆうれつ]や勝敗を争うこと。「珠算[しゅざん]―会」「―場」 **ぎょうき【行基】** [人名]六六八一七四九年。奈良時代の僧[そう]。諸国をめぐって民間に布教し、社会事業もおこなった。最古の日本総図「行基図」をつくったともいわれる。聖武天皇の要請で東大寺や国分寺の造営に努め、大僧正[だいそうじょう]に任じられた。 **ぎょうぎ【行儀】** [名]礼儀正しいたちいふるまいのしかた。「―がいい」「―作法[さほう]」 >つかいわけ→「礼儀、」を見よ。 **きょうきゅう【供給】** [名][-スル]①要求や必要に応じてものをあたえること。「食料を―する」[類]提供②販売[はんばい]・交換のために商品を市場[しじょう]に出すこと。また、出された商品の量。「―源」[⇔]需要 **きょうきょうきんげん【恐恐謹言】** [四漢]手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「おそれいって、つつしんで申しあげました」という意味。[類]恐惶謹言 **ぎょうぎょうしい【仰仰しい】** [形]りっぱすぎたり、改まりすぎたりしているようす。「―看板が立つ」「―あいさつ」[類]大仰[おおぎょう] >つかいわけおおげさ・仰々しいほか ||「おおげさ」は、ただ実際以上に大きく表現するようす。「仰々しい」「事々しい」は、重要でもないことなのに、わざとらしくもったいをつけている感じがするという、否定的な感じをともなう。 **きょうきらんぶ【狂喜乱舞】** [四漢]われを忘れて喜び、入り乱れておどること。大喜びするようすをいう。「優勝に―する」▽「狂気乱舞」は誤り。 **きょうきん【胸襟】** [名]胸のうち。心の中。 **きょうきん【胸襟】** 胸襟を開く[きょうきんをひらく]心の中をうち明ける。[類]胸臆[きょうおく]を開く **きょうく【狂句】** [名]こっけいな俳句。川柳[せんりゅう]。 **きょろく【恐懼】** [名][-スル]おそれいってかしこまること。「―感激する」▽文章語。 **きょうぐう【境遇】** [名]その人が置かれている生活の状況。家庭環境・経済状態・友人関係など。[類]身の上。「不幸な―にあまんじる」[類]境涯, **きょろくん【教訓】** [名][-スル]教えさとすこと。また、その教え。「―をかみしめる」 **ぎょうけい 【行啓】** [名][-スル]皇太后・皇后・皇太子・皇太子妃[ひ]などの外出を敬っていうことば。▽天皇の場合は「行幸」。 **きょうげき【京劇】** [名]中国の北京で発達した古典劇。「けいげき」とも。▽「北京」にちなむ名。 **きょうげき【挟撃・×夾撃】** [名][-スル]はさみうちにすること。「―作戦」 **きょうけつ【供血】** [名][-スル]輸血用の血液を提供すること。「―者」[類]給血・献血 **ぎょうけつ【凝血】** [名]体外に出た血液が固まること。また、その固まった血。 **ぎょうけつ【凝結】** [名][-スル]気体が液体になること。とくに、水蒸気が水滴[すいてき]になること。[類]凝縮。 **きょうけん【強肩】** [名]野球で、ボールを遠くまで投げたり、速い球を正確に投げたりできること。また、そのような強いかた。「―の野手」 **きょうけん【強健】** [形動]からだが強く、じょうぶであること。「―なからだ」[類]壮健[⇔]虚弱 **きょうけん【強権】** [名]強力な権力。国家が、警察や軍隊などによって示す強制的な権力。「―を発動する」 **きょうげん【狂言】** [名]能楽の合間に演じる、こっけいな劇。室町[むろまち]時代に発達した。本狂言と間[あ]い狂言との二種がある。能狂言。②歌舞伎[かぶき]の台本。また、出し物。歌舞伎狂言。③それらしく仕組んだうそ。「―強盗[ごうとう]」 **きょうげんきご【狂言綺語】** [四漢]つくりごとや、大げさにかざりたてたことば。小説・物語などをいう。▽「綺語」は「きぎょ」とも読む。 **きょうけんびょう【狂犬病】** [名]四類感染症の一つ。イヌの感染症。狂暴になり、まひを起こして死亡する。病犬にかまれると人にも感染する。恐水[きょうすい]病。 **きょうげんまわし【狂言回し】** [名]ものごとの進行をつかさどる役目の人物。▽歌舞伎や芝居で、すじのはこびや主題の解説に必要な役がら。 **きょうこ【強固・×鞏固】** [形動]強くてじょうぶなようす。確かで動じないようす。「―な地盤」「意志―な人」 **ぎょうこ【凝固】** [名][-スル]液体や気体が固体になること。「―点」[⇔]融解 **きょうごいん【教護院】** [名]児童福祉[ふくし]施設の一つ。不良行為をするおそれのある児童を入所させて教育する。 **きょうこう【凶行・*兇行】** [名]殺人や傷害などのおそろしいおこない。「―現場」「―を重ねる」 **きょうこう【恐慌】** [名]①急に不景気になったときなどに起こる経済の混乱状態。物価が暴落したり、会社が倒産したり、失業者がふえたりする。「金融―」②不安やおそれで混乱し、あわてること。「―をきたす」[類]パニック **きょうこう【強行】** [名][-スル]①むりやりおこなうこと。「―突破[とっぱ]を図はかる」 **きょうこう【強硬】** [形動]強く主張して妥協[だきょう]せず、引きさがらないようす。「―な意見をはく」「―に反論する」[⇔]柔軟・軟弱 **きょうこう【強攻】** [名][-スル]危険をかえりみないで、積極的にせめること。「―策をとる」 **きょうこう【教皇】** [名]ローマカトリック教会で最高位の僧[そう]。法王。パパ。「きょうおう」とも。 **きょうごう【強豪・強剛】** [名]貫禄[かんろく]も実力もあって強いこと。また、そういう人。「―チームと対戦する」 **きょうごう【競合】** [名][-スル]たがいにせりあって争うこと。「類似の商品と―する」 <338> **きょうごう【校合】** [名][-スル]基準とする本と照合して、異同などを検討すること。「こうごう」とも。 **ぎょうこう【行幸】** [名][-スル]天皇が外出すること。と敬った言い方。「みゆき」とも。▽行くさきが二か所以上にわたるときは「巡幸[じゅんこう]」という。 **ぎょうこう【暁光】** [名]夜明けの空の光。[類]曙光[しょこう] **ぎょうこう【×僥倖】** [名]思いがけない幸運。「ひたすらーを願う」 **きょうこうきんげん【恐惶謹言】** [四漢]手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「おそれかしこまって、つつしんで申しあげました」という意味。[類]恐々謹言 **きょうこうぐん【強行軍】** [名][-スル]厳しいスケジュールで、旅行や仕事をすること。▽もと、軍隊がじゅうぶんな休息もとらずにむりな行軍をすること。 **きょうこく【峡谷】** [名]はばがせまく、両側のがけが切りたって険しい谷。[類]渓谷[けいこく] **きょうこく【強国】** [名]強い軍隊や大きな経済力をもつ国。[類]大国・列強 **きょうこつ【胸骨】** [名]胸の前面中央部にあって、肋骨をつなぎあわせている骨。[→]図「こっかく」 **きょうこのごろ「今日、此の頃】** [副]現在に近い時点。ごく最近。ちかごろ。 **きょうさ【教唆】** [名][-スル]他人をそそのかすこと。とけしかけること。「―扇動する」②法律で、他人をそそのかして犯罪を犯させる気持ちにさせること。「―犯」 **きょうさい【共済】** [名][-スル]組織をつくって、たがいに助けあうこと。「―組合」[類]互助[ごじょ] **きょうさい【共催】** [名][-スル]二つ以上の団体が共同で、一つのもよおしものをおこなうこと。 **きょうさい【恐妻】** [名]夫が妻に頭が上がらないこと。「―家」 **きょうざい 【教材】** [名]学校の授業で使うもの。教科書・模型・スライドなど。「―研究」 **きょうさいくみあい【共済組合】** [名]団体に属する人々が共同で相互[そうご]に助けあう組織。かけ金を積み立てて、病気・死亡・災害・失業の場合に役立てる。 **ぎょうこう【行司】** [名]すもうで、軍配[ぐんばい]を手に土俵に上がり、勝負の進行や判定をする役。また、その人。「立て―(=最高位の行司)」 **きょうさく【凶作】** [名]農作物のできが非常に悪いこと。「二十年来の―に見まわれる」[類]不作[⇔]豊作 **きょうさく【競作】** [名][-スル]競[きそ]って作品をつくること。 **きょうさく【狭窄】** [名][-スル]あいだがすぼまっていてせまいこと。「幽門[ゆうもん]―」「視野―」 **きょうざめ【興醒め】** [形動]それまではあったおもしろみが、急になくなること。「せっかくのパーティーも―だ」 **きょうさん【共産】** [名][-スル]財産を個人のものとせず、その社会全体で共有し、公平に分配しようとすること。 **きょうさん【協賛】** [名][-スル]計画の趣旨[しゅし]に賛成し、その実現に協力すること。「―企業[きぎょう]」[類]賛助・後援 **ぎょうさん【仰山】** [名][形動]数量や程度が大きいようす。また、おおげさなようす。たいそう。「―人が出る」「―なおどろきよう」▽もと、関西[かんさい]方言。 **きょうさんしゅぎ【共産主義】** [名]私有財産を認めず、ものを生産する手段を社会全体で共有し、貧富の差のない平等な社会を目ざす考えかた。マルクス・エンゲルスにより確立された。コミュニズム。 **きょうし【教師】** [名]①学問や技術を教えることを仕事としている人。先生。「小学校の―」「ピアノの―」[類]教員・教諭[きょうゆ]・師匠[ししょう]②宗教上の指導者。[類]宣教師 **きょうじ【凶事】** [名]不吉な出来事。縁起の悪い出来事。[⇔]吉事[きちじ] **きょうじ【教示】** [名][-スル]わかりやすく教えること。「ご―たまわりたい」 **きょうじ【×矜持・×矜×恃】** [名]自分の能力をすぐれたものと確信して、ほこること。プライド。[類]自負▽慣用読みで「きんじ」とも。 **ぎょうし【凝視】** [名][-スル]目をこらして一点を見つめること。穴のあくほど、じっと見つめること。[類]熟視[じゅくし] **ぎょうじ【行事】** [名]社会や団体などが、きまった時期に、きまった形でおこなう儀式[ぎしき]やもよおし。「年中[ねんじゅう]―」「学校―」 **きょうしきょく【狂詩曲】** [名]→「ラプソディー」 **きょうしつ 【教室】** [名]①学校で、授業や講義をする部屋。[類]教場②大学で、専攻[せんこう]科目ごとの組織。研究室。③技術を教えるところ。「話し方―」「料理―」 **きょうしゃ【香車】** [名]将棋の駒[こま]の一つ。前方へ直進するのみの駒。香子[きょうこ]。やり。 **きょうしゃ【強者】** [名]強くて力ある者。[⇔]弱者 **きょうしゃ【×驕×奢】** [形動]おごりたかぶり、ぜいたくをすること。「―をほしいままにする」「―をいましめる」 **きょうじや【経師屋】** [名]書画の表装[ひょうそう]や、ふすま・びょうぶなどをはる職業の人や店。[類]表具屋 **ぎょうしゃ【業者】** [名]①商工業を営んでいる人。②同業者。「―間の話」「出入りの―」 **ぎょうじゃ【行者】** [名]仏教や修験道[しゅげんどう]の修行をする人。 **きょうじゃく【強弱】** [名]強いことと弱いこと。また、強さの程度。「発音に―をつける」 **きょうしゅ【興趣】** [名]おもしろみ。おもむき。「―がつきない」「祭りに―をそえる」 **きょうじゅ【享受】** [名][-スル]うけいれて自分のものにすること。また、味わい楽しむこと。「生を―する」「都会の生活を―する」 **きょうじゅ【教授】** [名][-スル]①学問や技術を教えること。「生け花を―する」②大学や高等専門学校などの教員での最高位。「文学部―」「名誉[めいよ]―」▽上から教授・助教授・講師・助手の順。 **ぎょうしゅ【業種】** [名]事業や産業の種別。 <339> **きょうしゅう【郷愁】** [名]故郷をなつかしく思う気持ち。ノスタルジア。「―にかられる」[類]望郷 **きょうしゅう【強襲】** [名][-スル]猛烈な勢いでおそいかかること。「ショートーのヒット」 **ぎょうしゅう【凝集・凝✕聚】** [名][-スル]散らばっていたものが一か所に集まって固まること。「―反応」 **ぎょうじゅうざが【行住座×臥・行住坐臥】** [四漢]日常のふるまい。また、ふだん。つねづね。「―をつつしむ」[類]立ち居振る舞い▽歩く(=行)、止まる(=住)、すわる(=座)、ねる(=臥)ことから。 **きょうしゅうじょ【教習所】** [名]実際に即した知識や技能を身につけるための施設[しせつ]。「自動車―」 **きょうしゅく【恐縮】** [名][-スル]身が縮むほど申しわけなく、ありがたく思うこと。ていねいにものをたのむときや、お礼を言うときにも使う。「―ですが、しばらくお待ちください」 **ぎょうしゅく【凝縮】** [名][-スル]①こり固まって縮むこと。まとまったり、こくなったりすること。「一語に―する」「内容が―される」②気体が液体に変わる現象。液化。[関]凝結・凝固 **きょうしゅつ【供出】** [名][-スル]国などの求めに応じてさし出すこと。とくに、農家が農作物を法律できめられた値段で政府に売りわたすこと。「―米」 **きょうじゅつ【供述】** [名][-スル]裁判官や捜査官のとり調べに対し、事実や意見を述べること。「犯行を―する」「―書」 **きょうしゅぼうかん【×拱手傍観・*拱手×旁観】** [四漢]手をこまねいて何もせず、そばで見ていること。[類]袖手傍観▽「拱手」は、慣用読みで「こうしゅ」とも読む。 **きょうじゅん【恭順】** [名][-スル]つつしみ深い態度でおとなしく命令に従うこと。「―の意をあらわす」 **きょうしょ【教書】** [名]◎アメリカ合衆国で、大統領が議会に出す、政治上の意見書。「年頭―」②ローマ法王が信徒を教え導くために出す正式な文書。 **ぎょうしょ【行書】** [名]漢字の書体の一つ。楷書[かいしょ]を少しくずした書体。歴史的には、隷書[れいしょ]をはやく書くことからできた書体。▽ほかに、楷書・草書など。[→]六点表「漢字の書体」 **きょうしょう【狭小】** [形動]せせこましいようす。せまくて小さいようす。「―な土地」「心が―である」[⇔]広大 **きょうじょう【教条】** [名]キリスト教で、教会が正式に認めた教え。ドグマ。また、権威ある人の考え。 **きょうじょう【教場】** [名]授業する場所。教室。「分―」 **ぎょうしょう【行商】** [名][-スル]店をもたず、商品を荷って売りあるくこと。また、その人。「魚の―で生計を立てる」 **ぎょうしょう【暁鐘】** [名]夜明けに鳴らす鐘[かね]の音。[類]明けの鐘[⇔]暮鐘[ぼしょう]・晩鐘[ばんしょう] **ぎょうじょう【行状】** [名]日ごろのおこない。「―記」[類]身持ち・品行・行跡, **きょうじょうしゅぎ【教条主義】** [名]原理・原則や権威ある人の考えかたなどを、少しも変更を加えることをうけいれないかたくなな考えかた。 **きょうしょく 【教職】** [名]学生・生徒・児童などを教育したり、また信徒を教え導いたりする職務。「―に就く」 **きょうしん 【狂信】** [名][-スル]理性を失って、異常なまでにひたすら信じこむこと。[類]妄信 **きょうしん【強震】** [名]地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。かべに割れ目がはいり、れんが塀[べい]や石垣[いしがき]などがこわれるほどの強い地震。 **きょうじん【凶刃・×兇刃】** [名]人を殺すために使われた刃物[はもの]。「―にたおれる」 **きょうじん【狂人】** [名]精神のはたらきに異常をきたした人。狂者。 **きょうじん【強靭】** [形動]しなやかでねばり強いようす。「―な肉体」「―な精神力を養う」 **ぎょうしんざい 【強心剤】** [名]おとろえた心臓のはたらきを強めるための薬。ジギタリスなど。 **きょうしんしょう【狭心症】** [名]冠状動脈の血液循環[じゅんかん]障害などのために、とつぜん心臓に激しい痛みが起きる発作[ほっさ]。 **ぎょうずい【行水】** [名][-スル]湯や水をたらいなどに入れ、その中にはいって簡単にあせなどを洗いながすこと。「―を使う」 **きょうすいびょう【恐水病】** [名]「狂犬[きょうけん]病」の別名。 **きょうする【供する】** [サ変]●食べてもらうようにさし出す。そなえる。「茶菓を―」②利用できるように準備しておく。役立ててもらう。「閲覧[えつらん]に―」▼「きょうす」とも。 **きょうじる【興じる】** [サ変] **きょうずる【興ずる】** [サ変] **きょうじる【興じる】** [上一]おもしろがる。たのしむ。 **きょうずる【興ずる】** 「ゲームに興[きょう]じて時のたつのを忘れる」 **きょうせい【共生・共×棲】** [名][-スル]別種の生物が、いっしょに生活すること。ともに利益を受ける相利共生(ヤドカリとイソギンチャク)と、片方だけが利益を受ける片利共生(サメとコバンザメ)がある。 **きょうせい【強制】** [名][-スル]力ずくや権力でむりやりおこなうこと。「―送還[そうかん]」「―収容」「―労働」[類]無理強い **きょうせい【強請】** [名][-スル]むりにたのむこと。「寄付のー」「署名を―する」[類]ゆすり **きょうせい【矯正】** [名][-スル]欠点を直して正常にすること。「視力のー」「歯並びを―する」 **きょうせい【×匡正】** [名][-スル]誤りを正し直すこと。「不正を―する」 **きょうせい** **きょうせい** **ぎょうせい【行政】** [名]①立法と司法以外の、内閣の統治権力に属するはたらき。法律にもとづいて国の政治を実際に動かすこと。「―官庁」②法律や制令に従って、実際に政府や地方自治体などがおこなう活動。また、その担当者。「救助の失敗は―の怠慢[たいまん]によるものだ」 **ぎょうせいいいんかい【行政委員会】** [名]独立して専門的な仕事をする行政機関。公正取引委員会・ <340> **ぎょうせいかいかく 【行政改革】** [名]国や地方の行政機関について、制度や内容を改めること。一九八一年に設置された第二次臨時行政調査会の答申などに従い、行政組織や特殊法人の整理、補助金の合理化、公務員の削減[さくげん]、情報公開制などが進められた。行革。 **ぎょうせいけん【行政権】** [名]行政をおこなう権限。現在は内閣にある。▽司法権・立法権に対していう。 **ぎょうせいさいばんしょ【行政裁判所】** [名]行政事件の裁判をするために、司法裁判所から独立して行政部にもうけられる特別裁判所。大日本帝国[だいにっぽんていこく]憲法はその設置を認めていたが、日本国憲法はそれを廃止[はいし]にした。 **きょうせいしっこう【強制執行】** [名][-スル]かねなどを借りている人が返す義務を果たさないとき、国が権力によって強制的に差し押さえや競売をしたり、建物をとりこわしたりなどする法律上の手続き。 **ぎょうせいしどう【行政指導】** [名]行政機関が、多くは法令によらずに業界などに対しておこなう指導・助言・勧告。 **ぎょうせいしょぶん【行政処分】** [名]行政機関が、国民や住民に対して法的地位を定める行為[こうい]。営業の許可や認可、自動車の運転免許[めんきょ]をあたえることなどがその例。 **きょうせいそうかん【強制送還】** [名][-スル]密入国者などを、強制的に本国に送りかえすこと。 **ぎょうせき【行跡】** [名]日ごろのおこない。「不―」[類]行状・身持ち **ぎょうせき【業績】** [名]仕事や研究などであげた成果。「―が上がる」 **きょうそ【教祖】** [名]ある宗教を始めた人。 **きょうそう【狂騒・狂、躁】** [名][-スル]くるったように大さわぎすること。「―の巷[ちまた]」[類]喧騒[けんそう] **きょうそう【強壮】** [形動]体力がとくに充実[じゅうじつ]しているようす。「滋養―」「―剤[ざい]」[類]強健・壮健[⇔]虚弱[きょじゃく] **きょうそう【競争】** [名][-スル]同じ目的を目ざして、たがいに優劣や勝ち負けなどを競うこと。「―心をあおる」「生存―」 **きょうそう【競走】** [名][-スル]一定の距離を走って速さを競うこと。かけっこ。「一万メートルー」「モーターボートー」「―馬」 **きょうそう【競×漕】** [名][-スル]ボートで一定の距離を速くこぐ競争。ボートレース。レガッタ。 **きょうぞう【胸像】** [名]人物の胸から上をかたどった彫像や塑像。 **ぎょうそう【形相】** [名]ふつうでない顔つき。「必死の―」「鬼[おに]のようなー」▽おそろしい、ぶきみ、などの感じを受ける場合にいう。 **きょうそうきょく【狂想曲】** [名]→「カプリチオ」 **きょうそうきょく【協奏曲】** [名]↓「コンチェルト」 **きょうそく 【×脇息】** [名]座[すわ]ったときに、ひじをもたせかけてからだを休める道具。かぞえ方 脚[きゃく] **きょうぞく【凶賊・×兇賊】** [名]むやみに人を殺傷する凶暴な悪人。[類]凶徒 **きょうぞめ【京染め】** [名]京都で染めた染め物。また、京都風の染め物。 **きょうそん【共存】** [名][-スル]対立するものがどちらもいっしょに存在すること。きょうぞん。 **きょうそんきょうえい【共存共栄】** [名][-スル]たがいに助けあって生存し、ともに栄えること。「―をはかる」 **きょうだ【強打】** [名][-スル]①強く打つこと。力をこめてたたくこと。「頭を―する」②球技、とくに野球で、バットを思いきりよくふる、強い打撃[だげき]。また、強い打球。 **きょうだ【×怯×儒】** [形動]臆病でいくじのないようす。 **きょうたい【狂態】** [名]とても正気[しょうき]とは思われないような態度やふるまい。「―を演じる」 **きょうだい 【兄弟】** [名]①同じ父母から生まれた子供たちを、男女の別なくいう。縁組みなどによって生じた子供どうしの関係なども。兄弟姉妹[しまい]もい。②親しい男の仲間どうしの呼びかた。兄弟分。 **きょうだい 【兄弟】** 兄弟牆[かき]に閲[せめ]ぐ ↓「けいてい(兄弟)牆に閲ぐ」 **きょうだい 【強大】** [形動]勢力などが強くて大きいようす。「―な権力を行使する」[→]弱小 **きょうだい 【鏡台】** [名]鏡をとりつけた化粧[けしょう]用の台。かぞえ方 基[き]・台[だい] **きょうだいぶん【兄弟分】** [名]他人どうしが約束を交わして、きょうだい同様の親しいあいだがらになること。また、そうなった人。 **きょうたく【供託】** [名][-スル]保証などのために、金品などを法律に従って預けること。「―金」 **きょうたん【驚嘆・驚歎】** [名][-スル]ひどくおどろき、感心すること。「―に値[あたい]する」[類]感嘆 **きょうだん【凶弾・×兇弾】** [名]悪漢が殺害のために撃[う]った銃弾[じゅうだん]。「―にたおれる」 **きょうだん【教壇】** [名]教室で、先生が教えるときに立つ一段高いところ。「―に立つ(=教師になる)」「―を去る(=教師を辞める)」 **きょうち【境地】** [名]何かを経験した結果、たどりついた心の状態。「聖人の―に達する」「新―を開く」 **きょうちくとう【×夾竹桃】** [名]キョウチクトウ科の常緑低木。夏、赤や白の花が咲[さ]く。庭木や薬用にする。 **きょうちゅう【胸中】** [名]心に思っていること。心のうち。心中。「―を察する」[類]胸裏[きょうり] **ぎょうちゅう【×蟯虫】** [名]ギョウチュウ科の線虫類。体長は約一㌢。人の腸に寄生し、肛門[こうもん]の付近に産卵する。 **きょうちょ【共著】** [名][-スル]二人以上の人が、共同で一冊の本を書きあらわすこと。また、その本。 **きょうちょう【協調】** [名][-スル]考えかたや利害のちがいなどをこえて、共通の目標に向かって力を合わせること。「―性に欠ける」 **きょうちょう【強調】** [名][-スル]全体の中で、とくにその一部だけを強く主張すること。[類]力説 <341> **きょうつう【共通】** [名][形動]二つ以上のものに同じ要素があること。どれにもあてはまること。「―の話題」「―点」 **きょうつうご【共通語】** [名]①方言に対して、国内のどこででも通用することば。日本では、東京語をもとにする。▽「標準語」というと、みんなが従うべき規範的な言語という意味あいをもつので、それをさけて使うようになった。②さまざまな言語の人が集まる国際会議などで、共通に使うことば。英語の場合が多い。 **きょうてい 【協定】** [名][-スル]関係者が協議・相談して約束ごとをとりきめること。また、とりきめた約束。とりきめ。「紳士―を結ぶ」 **きょうてい 【教程】** [名]ある科目を教える順序や方法。また、それにもとづく教科書。「書法の―」 **きょうてい 【競艇】** [名]モーターボートの競走。「―場」 **きょうてい(筐底)に秘。す** 他人に見られないように、箱の奥深くにしまっておく。▽「筐」は、箱のこと。 **きょうてき【強敵】** [名]強い敵。手ごわい相手。「―にいどむ」[→]弱敵 **きょうてん【教典】** [名]①その宗教の教えの基本となる書物。[類]教範,②教育上のよりどころとなる本。 **きょうてん【経典】** [名]①仏の説いた教え。仏教の経文を書いた本。お経。②宗教上の守るべき教えやきまりを書いた本。キリスト教の聖書、イスラム教のコーランなど。 **ぎょうてん【仰天】** [名][-スル]ひどくおどろくこと。ひっくりかえりそうになるほど、たまげること。「びっくり―」 >つかいわけ→「驚愕」を見よ。 **きょうてんどうち【驚天動地】** [四漢]世間[せけん]をひどくおどろかすこと。「―の大事件」[類]震天動地[しんてんどうち]▽天をおどろかし、地を動かすという意味から。 **きょうと【教徒】** [名]その宗教や宗派の信者。信徒。「カトリックー」 **きょうど【郷土】** [名]生まれ育った土地。ふるさと。いなか。また、特有の伝統や文化をもつ土地。ローカル。「―愛」「―芸能」 >つかいわけ郷里・郷土・ふるさと ||「郷里」は、生まれ育った土地をそこからはなれて生活する者がさしていう。「郷里は青森です」。「郷土」は、特別な伝統や芸能などをもつ土地としての地方。「郷土のほこり」「郷土料理」。「ふるさと」は、広く「郷里」と「郷土」にわたってさす。 **きょうど【強度】** [名]◎強さの程度・度合い。「鉄板の―をためす」②程度のはなはだしいこと。「―の近視」 **きょうど【×匈奴】** [名]北方アジアの遊牧民族。紀元前三世紀から紀元後五世紀にかけてモンゴル地方で活躍し、漢民族をおびやかした。フンヌ。フン族。 **きょうとう【共闘】** [名][-スル]「共同闘争」の略。二つ以上の組織が、共通の目的のために一致してたたかうこと。 **きょうとう【教頭】** [名]小・中・高等学校で、校長を補佐する役。校長の次の位。 **きょうどう【共同】** [名][-スル]①二人以上の人が、同じ資格でいっしょに何かをしたり、同じ条件で結びついたりすること。「―経営」「―募金」「―戦線を張る」「―正犯[せいはん]」「ロッカーをーで使う」[⇔]単独 **きょうどう【協同】** [名][-スル]大勢が力を合わせ、助けあって仕事をすること。「生活―組合」「―出資」 **きょうどういっち【協同一致】** [四漢]目的に向かってたがいに力を合わせ、心を一つにすること。「―の精神」「―で事にあたる」 **きょうどうくみあい【協同組合】** [名]農民や漁民、中小商工業者、また消費者などが経済的な利益を守るために組織した組合。生産者協同組合と消費生活協同組合がある。 **きょうとうほ【橋頭×堡】** [名]①橋を守るために築く陣地。②作戦の助けとするための拠点[きょてん]。また一般に、足がかり・根拠地。「―を築く」 **きょうどしょく【郷土色】** [名]その地方特有の気風や風俗。ローカルカラー。「―豊かなもよおし」 **きょうねん【凶年】** [名]①農作物のできがひどく悪い年。不作の年。[⇔]豊年②不幸な出来事のあった年。災難の多い年。 **きょうねん【享年】** [名]人が死んだときの年齢[ねんれい]。「―八○歳[さい]」[類]行年[ぎょうねん],▽天から享[う]けた年という意味から。 **きょうばい【競売】** [名][-スル]たくさんの買い手を集め、競争で値段をつけさせて、最高価格をつけた人に売ること。せりうり。オークション。「けいばい」とも。「―にかける」 **きょうはく【脅迫】** [名][-スル]①相手をおどしてこわがらせるために、害を加えると知らせること。「―状」「―罪」 **きょうはく【強迫】** [名][-スル]むりにおしつけてせまること。むりじい。「―による意思表示」 **きょうはくかんねん【強迫観念】** [名]いくらうち消しても、心につきまとって、たえず心にうかんでくる恐怖や不安な気持ち。「―にかられる」 **きょうはん【共犯】** [名]二人以上の者が共同して罪を犯かすこと。また、その罪を犯した者。共同正犯(=実行者)・教唆犯(=そそのかした者)・従犯(=正犯の手助け)をまとめていう。 **きょうび【今日日】** [名]いまどき。きょうこのごろ。くだけた言い方。「―の若者」 **きようびんぼう【器用貧乏】** [名]何でもそれなりにこなせるため、かえって一つのことに集中できず、大成できないこと。 **きょうふ【恐怖】** [名][-スル]おそろしく感じること。また、おそろしさ。「―がつのる」 <342> **きょうぶ【胸部】** [名]胸の部分。また、呼吸器。「―疾患」 **きょうふう【強風】** [名]①強く激しい風。②強風注意報の「強風」は、樹木全体がゆれうごき、歩くのが困難な程度をいう。風力7。 **きょうふせいじ 【恐怖政治】** [名]反対者を投獄・殺害したり、弾圧したりしておこなう政治。 **きょうへい 【強兵】** [名]強い兵士や軍隊。また、兵力や軍備を強くすること。「→富国―」 **きょうべん【強弁】** [名][-スル]むりに理屈をつけて言いはること。 **きょうべん【教鞭】** [名]授業のとき教師が持つむち。現在は多く、細い棒を使う。 **きょうべん【教鞭】** 教鞭を執る[きょうべんをとる]教職につく。 **きょうほ【競歩】** [名]一定の距離を速く歩く競技。どちらか一方のかかとをいつも地面につけていなければならないのが規則。 **きょうほう【凶報】** [名]悪い知らせ。とくに、人の死去の知らせ。[類]悲報・訃報[⇔]吉報 **きょうぼう【凶暴・*兇暴】** [形動]残忍[ざんにん]で非常に乱暴なようす。「―性を発揮する」 **きょうぼう【狂暴】** [形動]くるったようにあばれるようす。「―なふるまい」 **きょうぼう【共謀】** [名][-スル]二人以上の人が共同で悪事をたくらむこと。「―者」 **きょうほうのかいかく【享“保の改革】** [名]江戸幕府八代将軍徳川吉宗[よしむね]の政治改革(一七一六—四五年)。倹約や武芸を奨励し、裁判の基準となる公事方御定書[くじかたおさだめがき]の制定、民間の意見を知るための目安箱[めやすばこ]の設置などをおこなった。 **きょうぼく【×喬木】** [名]「高木」の古い言い方。[⇔]灌木 **きょうほん【狂奔】** [名][-スル]目的をとげるために、夢中になって動きまわり努力すること。「金策に―する」[類]東奔西走 **きょうま【京間】** [名]一間[けん]を六尺五寸(一・九七㍍)とする関西風の部屋[へや]やたたみなどの寸法。江戸間では一間を六尺(=一・八二㍍)とする。 **きょうまい 【京舞】** [名]上方舞[かみがたまい]の一つ。三味線曲の地歌[じうた]を用い、能の動きをとりいれた優雅[ゆうが]な舞踊[ぶよう]。 **ぎょうまつ【行末】** [名]一行の末尾。行の終わり。[⇔]行頭 **きょうまん【×驕慢】** [形動]自分だけがえらいと思って人を見くだし、気ままにふるまうようす。「―なふるまいが目にあまる」[類]高慢 **きょうみ【興味】** [名]おもしろくて心がひきつけられること。「―を失う」 **きょうみさくぜん【興味索然】** [名][形動]興味がなくなること。[⇔]興味津々[しんしん] **きょうみしんしん【興味津津】** [名][形動]そのことについて、あとからあとから興味がわき、つきないこと。[→]興味索然▽「興味深々」は誤り。 **きょうむ【教務】** [名]学校で授業計画などに関する事務の仕事。また、事務の仕事にあたる人。「―課」 **ぎょうむ【業務】** [名]職業として毎日継続[けいぞく]しておこなう商売上の仕事。「―上の過失」「―命令」 **きょうめい【共鳴】** [名][-スル]①振動数の等しい音を出すものを並べ、一方を鳴らすと、もう一方もしぜんに鳴りだす現象。②他人の意見や考えをすばらしいと思ったり、そのとおりだと感じたりすること。「彼の意見に―する」 **きょうもん【経文】** [名]仏教の経典にある文章。お経の文句。 **きょうやく【協約】** [名]個人や団体などで、相談して約束をとりきめること。また、その約束。「労働―」 **きょうゆ【教諭】** [名]小・中・高等学校、養護・ろう・盲学校および幼稚園の正教員の正式な呼び方。 **きょうゆう【共有】** [名][-スル]品物や土地を二人以上で所有すること。共同でもつこと。「―林」[⇔]専有 **きょうゆう【享有】** [名][-スル]権利や能力などを生まれつきもっていること。 **きょうよ 【供与】** [名][-スル]相手が望む品物や資金などをあたえること。「武器を―する」 **きょうよう【共用】** [名][-スル]二人以上の者が共同で使うこと。「台所を―する」[→]専用 **きょうよう【強要】** [名][-スル]そうすることをむりやり要求すること。「自白を―される」[類]無理強い **きょうよう【教養】** [名]学問・知識などによって養われた、豊かで広い知識。「―を高める」 **きょうようしょうせつ【教養小説】** [名]近代小説の一つ。主人公の思想の発展や人間的成長などを中心にえがいた小説。ビルドゥングスロマン。ゲーテの「ウィルヘルム・マイスター」など。 **きょうらく【享楽】** [名][-スル]楽しみをじゅうぶんに味わうこと。「―主義」[類]悦楽 **きようらけいご【清浦奎吾】** [人名]一八五〇一一九四二年。明治・大正期の政治家。熊本県生まれ。貴族院議員、枢密顧問[すうみつこもん]官を経て、一九二四年首相になったが議会を無視したために第二次護憲運動が起こり、わずか五か月で総辞職した。 **きょうらん【狂乱】** [名][-スル]ひどく乱れて、ふつうの状態でなくなること。また、めちゃくちゃに異常なこと。「―状態になる」「―物価」 **きょうらん【供覧】** [名][-スル]公開して多くの人に見せること。 **きょうらんどとう【狂瀾怒濤】** [四漢]あれくるう大波。また、ものごとの秩序[ちつじょ]がひどく混乱している状態。「―の勢い」▽「瀾」は、あらなみ。「濤」は、おおなみのこと。 **きょうり【胸裏・胸×裡】** [名]胸の中。心の中。「―にうかぶ母の思い出」 **きょうり【郷里】** [名]自分の生まれ育った土地。ふるさと。故郷。「わたしの―は北海道です」 >つかいわけ→「郷土」を見よ。 **きょうり【教理】** [名]宗教で、その基礎となる教え。宗教上の理論。「―を説く」 **きょうりゅう【恐竜】** [名]中生代にいた爬虫類[はちゅうるい]の一種。種類が多く、体長三〇㍍になるものもあり、化石として残っている。 <343> **きょきょじつじつ**[虚虚実実]漢あらゆる計略をめぐらし、相手のすきをつくなどして、力のかぎり戦うこと。「―のかけひき」▽「虚」は備えのすき、「実」はかたい備えのこと。 **きょきん**[×醵金・拠金]目的達成のために、かねを出しあうこと。また、集めた金。 **きょく**[曲]①まがる。まがったもの。⇔直②ゆがんでいて正しくない。③くわしい。こまかい。④変化があっておもしろい。「―がない」⑤音楽のふし。メロディー。また、音楽作品。「詩に―をつける」「明るいー」 **キョク** 曲折、曲線、湾曲、②曲解、曲学阿世、歪曲、委曲、④紆余曲折、⑤曲目、歌曲、作曲 **まがる・まげる** 運命の曲がり角/へそを曲げる **曲尺**、**曲舞**、**曲者**、**曲輪**。**千曲川** **曲玉**[まがたま] **きょく**[局]①区切られた部分。②官庁や会社などの組織で、仕事を区分してうけもつ一部門。とくに、「郵便局」「放送局」などの略。「―に問いあわせる」③碁・将棋の盤面・勝負。また、それを数えることば。「これも一―の碁だ」④(③の意味から)当面のなりゆき。情勢。「その―に当たる」 **キョク** 局所、局部、②局員、局長、事務局、部局、本局、③局面、結局、対局、④局外中立、時局、政局、大局、難局 **御局**[おつぼね]、**春日局** **きょく**[極]①これ以上はないところ。きわみ。「疲労の―に達する」②一方のはし。 **キョク** 極限、極端、究極、終極、②極地、陰極、対極、南極 **ゴク** 極寒、極上、極秘、極楽、至極 **きわめる・きわまる** 見極める/感極まる **きわみ** 感謝の極み **月極**[つきぎめ] **きょうりょう**[狭量]形動心のゆとりのないこと。心のせまいこと。「―な人物」⇔広量 **きょうりょう**[橋×梁]川や線路などにかけわたす大規模な橋のこと。「―工事」 **きょうりょく**[協力]一つの目的のために、力を合わせて助けあうこと。「一致―」「ぜひとも―を願いたい」 **きょうりょく**[強力]形動力がとても強いようす。「―な助っ人」「―に推す」▽「ごうりき」と読めば別の語。 **きょうりん**[×杏林]「医者」をほめた呼び方。▽昔、中国の董奉という人が病気を治し、治療代がわりにアンズの木を植えさせたところ、たちまちアンズの林になったという。 **きょうれつ**[強烈]形動力や影響が非常に強く激しいようす。「―な印象を受ける」 **ぎょうれつ**[行列]人やものなどが順序よく並んで列をつくって行くこと。また、その列。「仮装―」 **きょうれん**[教練]教えきたえること。とくに軍事上の訓練。▽日本の学校教練は一九四五年廃止された。 **きょうわ**[共和]共同の合議によって政策や方針をきめること。 **きょうわ**[協和]心を合わせて仲よくすること。 **きょうわおん**[協和音]高さのちがう二つ以上の音がとけあって、快く一つの音に聞こえる音。⇔不協和音 **きょうわこく**[共和国]共和制の政治をおこなっている国。⇔君主国 **きょうわせい**[共和制]国家の政治が、国民の意思で決定され、行使されるしくみ。⇔君主制 **きょえい**[虚栄]むなしくうわべをかざって、りっぱに見せようとすること。みえ。「―心」 **ぎょえん**[御苑]天皇家のもっている庭園。 **ギョーザ**[×餃子]中国料理の一つ。小麦粉でつくったうすい皮にひき肉や野菜などを半月形にくるんだもの。ゆでたり、蒸したりして食べる。チャオズ。▽中国語。 **きょか**[許可]願いでていることを許し認めること。「無―」「―制」 >つかいわけ『許可・認可・承認』「許可」も「認可」も、してもよいと許すこと。「許可」は、一般に禁止されていることを解くこと。「病院の外出許可が出る」。「認可」は、公的な機関が、願い出に対してそれを認めること。「政府が使用を認可する」。「承認」は、ことがらが正当だとかもっともだとかいうことを認めてうけいれること。「新国家の独立を承認する」。 **きょか**[×炬火]かがりび。たいまつ。 **ぎょかい**[魚介]魚類と貝類をまとめた言い方。海産物。▽「魚貝」と書くことも。 **きょがく**[巨額]金額が非常に多いこと。「―の負債をかかえる」▽「多額」「高額」に比べて、比較するものがないほど大きな金額をあらわす。 **ぎょかく**[漁獲]魚や貝などの水産物をとること。漁でとれた獲物。「―量」「―高」 **きょかん**[巨漢]からだが特別に大きい男。大男。「二メートルをこえる―」 **ぎょがんレンズ**[魚眼レンズ]カメラなどに使われる広角レンズのこと。▽魚の眼は一八〇度の視野があるとされることから。 **きょぎ**[虚偽]真実であるかのように、いつわってだますこと。うそいつわり。「―の申し立て」 **ぎょき**[漁期]魚介類のよくとれる時期。 **きょぎきょれい**[虚儀虚礼]四漢心のこもっていない、形だけの礼儀。▽「虚偽虚礼」は誤り。 **ぎょぎょう**[漁業]魚介類や海藻などの水産物をとったり、養殖したりする仕事。「沿岸―」「―補償」類水産業 <344> ②一方のはし。キョク①[極限][極端][究極][終極]②[極地][陰極][対極][南極]ゴク①[極寒][極上][極秘][極楽][至極]きわめる・きわまる[見極める]/[感極まる]きわみ[感謝の極み]つきぎめ[月極] **きょく[旭]**[日・2画 全6画 旭旭旭旭]あさひ。キョク[旭光][旭日] **きょく【曲/局/極】**⇨漢字項目を見よ。 **ぎょく[玉]**[玉・0画 全5画 玉玉玉玉]①たま。高価で美しい石。②玉のように美しくりっぱな。③卵のこと。「ー付きのざるそば」④将棋の駒の「玉将」の略。⑤天子や他人に関する事物を敬う気持ちをあらわす語。⑥(一人前の)芸者。ギョク①[玉砕][玉石混交][珠玉][宝玉]②[玉杯][金科玉条]④[入玉]⑤[玉音][玉顔][玉稿][玉座][玉代][半玉]たま[玉にきず][玉の輿][目玉焼き]とうもろこし[玉蜀黍] **ぎょく【漁区】**漁業することを許されている区域。 **きょくう【極右】**極端に右翼的な政治思想(の人)。⇔極左 **ぎょくおん【玉音】**①もと、天皇の声を敬っていったことば。「一九四五年八月一五日の―放送」②笛などの清らかな音。「ぎょくいん」とも。 **きょくがい【局外】**そのことがらに直接かかわりのないこと。「―者」「―中立の立場を守る」 **きょくがくあせい【曲学阿世】**正しい考えや学説を曲げてまで、時勢や権力に調子を合わせたり、世間の人気をえようとへつらうこと。また、そのような学者。「―の徒」▽中国、「史記」から。 **きょくげい【曲芸】**ふつうではできない、はっとおどろくようなはなれわざ。玉乗り・つなわたりなど。かるわざ。「―師」 **きょくげん【局限】**範囲をせまく限ること。「対象をーする」 **きょくげん【極限】**これ以上はない、ぎりぎりのところ。限界。「―状態に置かれる」「―に達する」 **きょくげん【極言】**極端な言いかたをすること。「―をさける」「―すれば彼はうそつきだ」 **きょくさ【極左】**極端に左翼的な政治思想(の人)。⇔極右 **ぎょくざ【玉座】**天皇の席を敬っていうことば。 **ぎょくさい【玉砕】**不名誉な生きかたをせずに、高貴な玉のくだけるようにりっぱに死ぬこと。「軍隊は孤島で―した」 **きょくじつしょうてん【旭日昇天】**ものごとの勢いが、朝日が天にのぼるように、非常に盛んであること。「―の勢いがある」 **きょくせん【曲線】**曲がった線。「なめらかな―をえがく」⇔直線 **きょくせんび【曲線美】**女性のからだなどの、なめらかな曲線の美しさ。 **きょくだい【極大】**①きわめて大きいこと。②数学で、関数の値がしだいに大きくなり、これから減りはじめようとするときの値。⇔極小 **きょくたん【極端】**[形動]非常に片寄ること。常識からひどくはずれていること。「―な意見にはしる」「―にきらう」類極度▽いちばんはしの意味。 **きょくち【局地】**ある限られた地域。「―的な豪雨」 **きょくち【極地】**いちばんはずれの土地。とくに、南極と北極をさす。「―探検」 **きょくち【極致】**それ以上はない最高の状態にまで達すること。「これぞ芸の―」 **きょくちょく【曲直】**曲がっていることと、まっすぐなこと。正しくないことと、正しいこと。「理非―」 **きょくていばきん【曲亭馬琴】**[人名]↓「たきざわばきん」 **きょくしょ【局所】**①限られた一部の場所。「地磁気の―的変化」②からだの一部分。局部。「―麻酔」 **きょくしょう【極小】**①きわめて小さいこと。②数学で、関数の値がしだいに小さくなり、これからふえはじめようとするときの値。⇔極大 **きょくすいのえん【曲水の宴】**陰暦三月三日の節句に、宮中などでおこなわれた宴会。庭園の小川に沿って座り、流れてくるさかずきが目の前を通りすぎないうちに詩歌をつくり、そのさかずきで酒を飲むもの。「ごくすいのえん」とも。 **ぎょくせきこんこう【玉石混交・玉石混淆】**すぐれたものとくだらないものが、まじっていること。▽中国、「抱朴子」から。 **きょくせつ【曲折】**①曲がりくねっていること。②こみいった事情。「―を経る」「紆余―」 **きょくてん【極点】**①これ以上はない、最後に行くところ。類極致・極限②南極点。または、北極点。 **きょくど【極度】**これ以上にはならないという限度。「―の緊張」 **きょくとう【極東】**ヨーロッパから見て東方の果ての地域。アジアの東部地域。日本・中国・朝鮮・フィリピンなど。東アジア。⇔近東・中東 **きょくどめ【局留め】**郵便物をあてさきまで配達しないで、差出人の指定した郵便局にとめておくこと。 **きょくのり【曲乗り】**ウマ・自転車・玉などに乗りながら、いろいろな芸をすること。「オートバイのー」 **きょくび【極微】**非常に小さく、目に見えないほど細かいこと。「ごくび」とも。「―の世界」 **きょくぶ【局部】**からだの限られた一部分。傷などの生じた部分。局所。 <345> **きょくぶ【局部】** ②陰部[いんぶ]。 **きょくめん【局面】** [名]①ものどとのなりゆきや形勢。「重大な―をむかえる」②囲碁や将棋[しょうぎ]で、勝負の形勢。戦いの場面。 **きょくもく【曲目】** [名]音楽の曲の名前。演奏される曲のプログラム。「演奏会の―」 **ぎょくよう【玉葉】** [名]①天皇家を敬っていうことば。「金枝―」②相手からのはがきを敬っていうことば。「―拝受[はいじゅ]いたしました」 **ぎょくようわかしゅう【玉葉和歌集】** [名]一三一三年。伏見[ふしみ]院の命により、藤原為兼[ふじわらのためかね]の撰[せん]。第一四の勅撰[ちょくせん]和歌集。玉葉集。約二八○○首。二○巻。 **きょくりょく【極力】** [副]全力をつくして。できるだけ努力して。「―仕事をまにあわせる」 **ぎょくろ【玉露】** [名]かおりが高く味もよい、最上の緑茶[りょくちゃ]。▽美しい玉のような露[つゆ]の意味から。 **きょくろん【極論】** [名][-スル]極端[きょくたん]な意見を言うこと。「―にはしる」「―すれば」[類]極言 **ぎょぐん【魚群】** [名]水中を泳いでいる魚の群れ。「ー探知機」 **きょげん【虚言】** [名]うそを言うこと。うそ。「―癖[へき]がある」「―を並べる」 **きょこう【挙行】** [名][-スル]儀式[ぎしき]や行事などをおこなうこと。「入学式を―する」 **きょこう【虚構】** [名]実際にはないが、いかにもあるかのようにつくられたもの。つくりごと。フィクション。[類]架空[かくう] **ぎょこう【漁港】** [名]漁船が水産物を水揚げする港。 **きょこくいっち【挙国一致】** [四漢]国民全体が一つになって、同じ目的に向かうこと。 **ぎょじ【御璽】** [名]天皇のおす印[いん]。玉璽。「御名[ぎょめい]―」▽「天皇御璽」の四文字がほられている。 **きょしき【挙式】** [名][-スル]儀式ををとりおこなうこと。とくに、結婚式を挙げること。 **きょじつ【虚実】** [名]つくりごとと事実。うそとまこと。「―とりまぜて話す」 **きょじつひまくろん【虚実皮膜論】** [名]江戸時代の浄瑠璃[じょうるり]作者、近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の芸術論。芸は「虚構」と「事実」とのあいだのつかずはなれずの関係のうちに成立するという考えかた。「きょじつひにくろん」とも。▽穂積以貫[ほづみいかん]の「難波土産[なにわみやげ]」にしるされている。 **きょしてき【巨視的】** [形動]●社会現象などを、部分にとらわれず、全体的にとらえたり理解したりするようす。マクロ的。「時代の動きを―につかむ」②肉眼で直接見分けられる大きさのものを対象とするときの、見かたのようす。「―世界」[⇔]微視的 **ぎょしゃ【御者・×馭者】** [名]馬車を操[あやつ]り、走らせる役目の人。 **きょじゃく【虚弱】** [形動]からだの力がなく、弱いようす。「―体質」「―な子供」 **ぎょしやすい【御し、易い】** [形]将来のことを思いどおりにさせやすい。「―相手」 **きょしゅ【挙手】** [名][-スル]①意志を示したり、質問の合図[あいず]をするために手を挙げること。「―により採決する」②右手を顔の横にあげる敬礼。「―の礼」 **きょしゅう【去就】** [名]去ることと、とどまること。「―に迷う」「―進退を決する」[類]進退・出処 **きょじゅう【居住】** [名][-スル]住むこと。また、住む場所。「―地」 **きょじゅうせい【居住性】** [名]住宅などの、住みごこちや居ごこちがいいか悪いか。「―に富んだつくり」▽乗り物についてもいう。 **きょしゅつ【×醵出・拠出】** [名][-スル]ある目的のために金品を出しあうこと。「―金」「資金を―する」 **きょしょ【居所】** [名]現在いるところ。いどころ。「常に―を明らかにせよ」▽一時的に住む場所をいう。 **きょしょう【巨匠】** [名]文学や芸術などの分野で、りっぱな仕事をした人。その道の大家[たいか]。「洋画の―」[類]泰斗[たいと] **きょしょう【去声】** [名]漢字の四声[しせい]の一つ。日本では最初が低く終わりの高い調子のもの。「きょせい」とも。▽ほかに、上声・入声[にっしょう]・平声[ひょうじょう]。 **ぎょじょう【漁場】** [名]漁[りょう]をする場所。また、漁に適した場所。「ぎょば」とも。「日本海の―」 **きょしょく【虚飾】** [名]うわべだけをかざりたてること。[類]虚栄 **きょしん【虚心】** [名][形動]先入観をもたず、心がすなおなこと。「―に聞く」「―坦懐[たんかい]」[類]無心 **きょじん【巨人】** [名]⊕背が高く、からだが大きい人。大男。ジャイアント。[⇔]小人~②とくにすぐれた偉大な人。[類]巨星・巨匠、 **きょしんたんかい【虚心坦懐】** [四漢]先入観をもたず、さっぱりとした広い心。わだかまりのない、、すなおな態度。「―に話す」▽「虚心胆懐」「虛心坦懐」は誤り。 **きょすう【虚数】** [名]数学で、負の数の平方根。二乗して負になる数。[⇔]実数 **ぎょする【御する】** [サ変]⊕ウマや馬車をじょうずに乗りまわす。「あら馬を―」▽「馭する」とも書く。②人を指図して、自分の思いどおりに動かす。▼「ぎょす」とも。 **きよせ【季寄せ】** [名]俳句の季語を集めて、四季に分類した本。[類]歳時記[さいじき] **きょせい 【去声】** [名]↓「きょしょう」 **きょせい【巨星】** [名]①恒星[こうせい]のうち、光が強く、形が大きいもの。さそり座のアンタレスなど。②偉大[いだい]な人物のたとえ。「―墜[お]つ(=死ぬ)」 **きょせい【去勢】** [名][-スル]●動物の生殖機能をとこと。「―手術」②元気や勢いを失わせること。 **きょせい【虚勢】** [名]うわべだけ勢いよく見せかけること。から元気。「―を張る」 **ぎょせい【御製】** [名]天皇の詠[よ]んだ詩歌[しいか]。 **きょぜつ【拒絶】** [名][-スル]要求などをうけいれないで断ること。[類]拒否 **きょぜつはんのう【拒絶反応】** [名]生体に他者の組織を移植したとき、それを異物として拒絶しようとするからだの反応。 <346> **きょぜつはんのう【拒絶反応】**組織や臓器を移植したとき、それを排除しようとする免疫反応がはたらき、定着できない現象。拒否反応。▽また広く、異なった力がはいりこむことを最初から拒絶しようとする態度にもいう。 **ぎょせん【漁船】**りょうをする船。いさりぶね。 **きょそ【挙措】**身の動かしかた。たちいふるまい。「―のしとやかな人」 **挙措を失う**どうしていいかわからなくなって、とり乱したふるまいをする。 **きょぞう【虚像】**①凹レンズなどの向こう側に実際にあるように映る像。⇔実像②実際とはちがう見せかけだけの姿。「―をあばく」あます」 **ぎょそん【漁村】**漁業によって生計を立てる人たちの多い村。 **きょたい【巨体】**非常に大きなからだ。「―をもてあます」 **きょだい【巨大】**[形動]同じ種類のものの中で、規模などがとても大きなこと。「―都市」「―な組織」☆微小 **きょだく【許諾】**相手の願いごとなどを聞きいれ、ひきうけること。類受諾 **ぎょたく【魚拓】**釣った魚の表面に墨をぬり、その形を和紙に写しとって残したもの。魚の拓本。 **きょだつ【虚脱】**気力がぬけ、ぼんやりとすること。「―状態」 **きょっかい【曲解】**わざとねじまげてまちがった解釈をすること。「意図を―する」 **きょっけい【極刑】**きわめて重い刑。死刑のこと。「―に処す」 **きょっこう【極光】**オーロラ。 **ぎょっと**[副]思いがけないことにあっておどろき、心が動揺するようす。ぎくっと。 **きょてん【拠点】**さまざまな活動のよりどころとなる地点。「活動の―」類足場 **きょとう【巨頭】**国家や政界など、ある方面を代表する指導的立場の人。「―会談」 **きょとう【挙党】**党全体が気持ちと力をそろえること。「―体制をつくる」「―一致」 **きょどう【挙動】**動作やふるまい。「―不審の人物」 **きょときょと**[副]不安やものめずらしさのため、落ち着かずに辺りを見まわすようす。 **きょとんと**[副]あっけにとられて、目玉を大きくしているようす。「―した顔」 **きよはらのもとすけ【清原元輔】**[人名]九〇八―九九〇。平安中期の歌人。清少納言の父。三十六歌仙の一人。また「後撰集」を選んだ梨壷の五人の一人。家集「元輔集」。 **きょひ【巨費】**非常に多額の費用。「―を投じる」 **きょひ【拒否】**相手の要求や願いを断ること。「たちのきを―する」類拒絶 **きょひ【許否】**許すか許さないかということ。「―をうかがう」 **きょひけん【拒否権】**会議の決定に同意することを断り、それを成立させない権利。「―を行使する」「国連安保理事会の常任理事国の―」 **ぎょふ【漁夫・漁父】**漁業をする人。漁民。漁師。▽漁父は「ぎょほ」とも読む。 **漁夫の利**双方の争いのすきにつけこんで、無関係な者が利益を横取りすること。「漁夫の利」とも。関鷸蚌の争い▽ハマグリとシギが争っているところを通りかかった漁師が、両方を生けどってしまったという故事(中国、「戦国策」)から。 **ぎょぶつ【御物】**皇室が所有するもの。「正倉院の―が一般に公開される」▽古くは「ごもつ」「ぎよもつ」と読む。 **きょへい【挙兵】**兵を集めて戦いをおこすこと。「各地で―の動きがある」圏旗揚げ **きょほう【巨峰・巨峯】**①非常に高い山。「ヒマラヤの―」▽非常にすぐれた人物にもたとえる。②ブドウの品種の一つ。暗紫色の大つぶで、あま味が強い。 **きょほう【虚報】**いつわりの知らせ。まちがった報道。デマ。「―にまどわされる」圏誤報 **きよほうへん【毀誉褒貶】**ほめることと、けなすこと。「―相あいなかばする」▽「毀」はそしる、「貶」はけなす、「誉」「褒」はともにほめること。 **きょねん【去年】**ことしの前の年。昨年 **きよまる【清まる・浄まる】**清らかになる。清くなる。けがれを捨てる。「身も心もー」 **きょまん【巨万】**非常に多くの数量。「―の富を築く」 **きよみずでら【清水寺】**京都市東山区の法相宗の寺。七九八年、坂上田村麻呂の創建と伝えられる。 **きよみず(清水)の舞台から飛び降りる**思いきってものごとをする。▽清水寺の本堂の舞台は、切り立ったがけの上にあるところから。 **きよみずやき【清水焼】**京都市の東山にある清水寺近辺でつくられる陶磁器。▽ふつう、「清水焼き」とは書かない。 **ぎょみん【漁民】**魚をとることを仕事にしている人。漁夫。漁師。 **きょむ【虚無】**価値があると考えるものがなにもなく、すべてがうつろでむなしいこと。「―感におちいる」圏空虚 **きょむしゅぎ【虚無主義】**世の中のすでにある制度や権力を認めず、また、すべての価値や真理を否定する考えかた。ニヒリズム。 **きょめい【虚名】**実力以上の名声。実際よりもよい評判。「―が広がる」 **きよめる【清める・浄める】**よごれやけがれなどをとりのぞいて、きれいにする。また、不吉なものをはらいさる。「身を―」 **きょもう【虚妄】**事実ではないこと。うそいつわり。「―の証言に腹を立てる」圏虚偽 **ぎょもう【漁網・魚網】**魚をとるためのあみ。定置あみ・さしあみなど。 <347> **ぎょゆ**[魚油]イワシやニシンなどの魚からとった油。せっけんや薬の原料に使う。 **きょよう**[許容]その程度ならよいと、とがめないで許すこと。「―量」 >つかいわけ『容認・許容』「容認」も「許容」も、それでもよいとして認めることだが、「容認」は、それを大目に見て、まあそれでもよいとすること。「彼の行為には容認できない」。「許容」は、限度を決めて、その程度までならうけいれられる、よろしいとすること。「これぐらいなら許容範囲ぎりぎりだ」。 **きょらい**[去来]行ったり来たりすること。また、ある思いがうかんだり消えたりすること。「思い出が胸中を―する」 **きょらい**[去来]人名⇨「むかいきょらい」 **ぎょらい**[魚雷]「魚形水雷」の略。水中を進み、目標にぶつかると爆発する、魚の形の爆弾。「―を発射する」 **きょらいしょう**[去来抄]書名一七〇四年。向井去来の作。芭蕉およびその門人らの句評を集めたもの。「三冊子」と並び称される。 **きよらか**[清らか]形動清潔ですがすがしい感じがするようす。けがれのないようす。「―な月の光」「―な心」 **きょり**[巨利]非常に大きなもうけ。「―をむさぼる悪徳商人」⇔暴利・小利 **きょり**[距離]二つのもの、または二地点のあいだのへだたり。「車の走行―を調べる」 **きょりゅう**[居留]①一時的にある場所に住むこと。「冬のあいだ―する温泉」類寄留②外国の特定地域に住むこと。条約によって認められる。「―民」 **きょりゅうち**[居留地]条約によって、外国人の居住を特別に認めた地域。 **ぎょるい**[魚類]魚の仲間をまとめていう言い方。「日本近海の―の生態を調べる」類魚族 **きょれい**[虚礼]形式だけの、まごころのこもらない礼儀。「―廃止」「虚儀―」 **ぎょろう**[漁労・漁×撈]魚・貝・海藻などをとる仕事。とくに漁船で、魚をとる仕事。「―長」 **きょろきょろ**副落ち着きなく目を動かして、辺りを見まわすようす。 **ぎょろぎょろ**副大きな目をあちこちに向けて、するどくにらむようす。 **ぎょろりと**副大きな目を動かしてにらむようす。 **きよわ**[気弱]形動すぐに心がくじけたり、ものおじしたりする性質。「一度失敗したぐらいでーになるな」 **きら**[×綺羅]①美しい衣装。あやぎぬと、うすもの。「―をかざる」②きらびやかで、はなやかなこと。また、栄華をきわめること。 **キラー**造語特定の相手に強い人。また、その魅力でなやます人。「横綱―」「マダムー」▽殺し屋という意味から。「killer」 **きらい**[機雷]「機械水雷」の略。水中にしかけ、船がふれると爆発する爆弾。 **きらい**[嫌い]形動①〈形動〉不快に思い、さけたがるようす。「かみなりが―だ」「―な科目」⇔好き②〈名〉[「~するきらいがある」などの形で]・・・の傾向がある。「独断の―がある」▽よくないことにつかう。③[「~のきらいなく」の形で]・・・の区別なく。「男女のーなく」類別 **ぎらい**[嫌い]造語[「~嫌い」の形で]・・・をいやがる性質。「学校―」「勉強―」「食わず―」「負けずー」⇔好き▽「負けず」は「負けんず(=負けようとする)」の意。 **きらう**[嫌う]①いやだと思う。いやだから、そのことにかかわりたくない。すかない。「勉強を―」「湿気を―」②「「~きらわず」の形で」あれこれ区別せずに。選ばずに。「所嫌わず座りこむ」「時を嫌わず」⇔好く・好む >「つかいわけ」→「憎む」を見よ。 **きらきら**副光を反射するように美しくかがやいているようす。「星が―と光る」「―した目の子供」 **ぎらぎら**副強く光りかがやいて、どぎついようす。「真夏の太陽が―と照りつける」「脂肪がういたてーしたスープ」 **きらく**[気楽]形動周囲に気をつかわず、心配ごとや不安がないようす。のんきなさま。「―な独り暮らし」類安楽 **きらす**[切らす]切れた状態にする。また、使ってしまってたくわえがなくなる。「息を―」「タバコを―」「しびれを―」 **ぎらつく**副強い光が反射してぎらぎらと光る。 **きらびやか**形動きらきらとかがやくばかりにはなやかなようす。「―な衣装」「圏絢爛豪華」 **きらぼし**[綺羅星]美しくきらめく多くの星。「―のごとく居並ぶ(=実力者がずらっとそろう)」▽もと「綺羅、星のごとし」で、誤って続けたもの。 **きらめく**[×煌めく]きらきらと光る。「ダイヤモンドがー」「才能が―」 >つかいわけ→「輝く」を見よ。 **きらら**[雲母]鉱物。 **きり**[霧]①空気中の水蒸気が冷えて地面の近くで細かい水滴となり、けむりのように見える現象。天気図記号 ②液体を細かくして空中に飛ばしたもの。「しょうじにーをふく」 >つかいわけ『霧・靄・霞』「霧」「靄」「霞」は、発生的には同じであるが、見通しの程度が一km未満のものを「霧」、一km以上のものを「靄」という。「霧」は、季節としては秋、時刻は朝夕夜に出るものをいい、「霞」は、春の霧をさし、主として昼間に見られるものをいう。「霧」「靄」は遠くに見えるもの。「霧」はその中にいていう。 <348> **きり**[切り]①続いていたものの終わり。くぎり。「―をつける」「―のいいところでやめる」圏限り②「「切りがない」の形で」終わりがない。際限がない。「いくらやってもーがない」▽「限り」とも書く。③芝居などの最後の部分。また、寄席の最後の一席。④最後のもの。いちばん低級なもの。最低。最後。「同じ品物でもピンからキリまである」 **きり**[×桐]ゴマノハグサ科の落葉高木。初夏にうすむらさきの花が咲く。材質は軽く、湿気を吸いにくいので、げた・たんす・琴などに使う。 **きり**[×錐]小さな穴をあけるための大工道具。「―をもむ」「嚢中のー」 **きり**副助①数量の限度をあらわす。「二人―になりたい」「一度―の人生」②ものごとの限界をあらわす。それだけしか、あるいはそれ以外ない。「もう、これっーだよ」「きのうから泣いている―だ」「それ―連絡もない」③継続をあらわす。「正月以来ねたっーだ」「つきっーで教える」「ぎり」とも。また、強めて言うときには「・・・っきり」ともいう。 **ぎり**[義理]①人とつきあううえで、どうしても守らなければいけないこと。「―が立たない」「―と人情の板ばさみ」「―一遍(=心がこもっていないこと)」▽「義」は世間に対して正しいとされること。「理」は「道理」。②血がつながっていなくても血縁と同じ関係であること。「―の妹にあたる人」 **きりあう**[切り合う・斬り合う]刃物を持って、たがいにきりつける。②ものとものとが十文字に交わる。きりむすぶ。 **きりあげる**[切り上げる]適当なところで、区切って終わりにする。一段落つける。「仕事を―」②計算で、概数を求めるとき、必要なけた以下の端数を上の位に一として加える。たとえば、二・三を三とするなど。くりあげる。⇔切り捨てる③通貨の、外貨に対する価値をひき上げる。「円を―」⇔切り下げる **きりうり**[切り売り]①一つにまとまったものを少しずつ分けて売ること。「リボンを―する店」②少しずつ小出しにすること。「知識の―をする教授」▽よくない意味で使う。 **きりおとす**[切り落す]①切って落とす。②堤防の一部をくずして、たまった水を流す。 **きりかえ**[切り替え・切り換え]①切りかえること。「チャンネルの―」「気持ちの―」②森を開いて耕作し、収穫が減れば、また木を植えてもとにもどすこと。「―畑」 **きりかえす**[切り返す]①ハンドルを逆に切る。②相手の攻撃に対して、ただちにこちらからやりかえす。 **きりかえる**[切り替える・切り換える]進んできた道や進みかたを別な道や行きかたに変える。「考えかたを―」「スイッチをー」圏転換する **きりかけ**[切り掛け]昔の板べいの一種。柱に板を横に重ねてはり、すきまをふさいだもの。 **ぎりがたい**[義理堅い]義理をたいせつに考えて守るようす。「万事に―人」 **きりかぶ**[切り株]木や草を切ったあとの、根もとの部分。「―をテーブル代わりにする」 **きりがみ**[切り紙]紙を人や動植物、景色などいろいろな形に切りぬいたもの。「―細工」 **きりかわる**[切り替わる・切り換わる]いままでの体制や価値などが一変する。すっかり変わる。 **きりきざむ**[切り刻む]細かく切る。細かに刻む。「ずたずたに―」 **きりぎし**[切り岸]切り立った険しいがけ。断崖。絶壁。「見上げれば―、見下ろせばあら波」 **きりきず**[切り傷]刃物などで切ってできた傷。「―がずきずきと痛む」厦創傷 **きりきり**副①ものがきしみながら回るようす。強く巻きつけるようす。また、さすように痛むようす。「腹が―痛む」 **ぎりぎり**副許される限度。それ以上ゆとりがないこと。「発車時間―まで待ってみよう」 **きりぎりす**[×螽×蜥]①キリギリス科の昆虫。茶色がかった緑色で、バッタに似ている。おすは秋に草むらで鳴く。②「こおろぎ」の古い言い方。 **きりきりまい**[きりきり舞い]①目がまわりそうなくらい、いそがしく動きまわること。「お客が多いのでウエイトレスは―だ」圏てんてこ舞い②相手のペースにまきこまれて、思いどおりにされること。「速攻に―する」▽こまのように速く回るようすから。 **きりくずす**[切り崩す]①切りとって形をこわす。「山を切り崩して住宅地にする」②相手側の団結を乱して、その力を弱める。「反対派を―」 **きりくち**[切り口]①ものを切ったあとの断面。切ったところ。切断面。「―を上に向ける」②ふくろなどを、そこからあけるためにつけた目じるし。「―を矢じるしで示す」③処理方法や視点。「これまでとはちがうー」 **きりこ**[切り子]①立方体や直方体のかどかどを切りおとした形。「―細工」②「切り子ガラス」の略。↓「カットグラス」 **きりこうじょう**[切り口上]一語一句をはっきり区切って言うしゃべりかた。よそよそしく、かたくるしい話しかたをいう。「―であいさつする」 **きりこみ**[切り込み]①深く切りいれること。また、刃物などでつけた切れ目。②ぶつ切りにした魚肉を塩づけにしたもの。 **きりこむ**[切り込む・×斬り込む]①刃物で深く切る。②敵陣にするどくせめいる。③たち入って問いつめる。 <349> **きりさいなむ**[切り×苛む・×斬り×苛む]少しずつ切って苦しめる。また、むごたらしく切る。 **きりさげがみ**[切り下げ髪]かたのあたりで切りそろえた髪。 **きりさげる**[切り下げる]①上から下へと切る。きりおろす。②切って垂らす。「髪を―」③通貨の、外貨に対する価値をひき下げる。⇔切り上げる **きりさめ**[霧雨]霧のようにつぶが細かくて、音もなく降る雨。「―のけむる道」圏煙雨・こぬか雨 **キリシタン**一六世紀、室町時代末期に日本に伝えられたローマカトリック教。また、その派の信者。「かくれ―」圏伴天連▽「切支丹」「吉利支丹」と当てる。「Christão」 **キリシタンぶんがく**[キリシタン文学]国語キリシタンの宣教師らが、室町末期から江戸初期にかけて、ヨーロッパ語を翻訳した宗教文学。「サントスの御作業」「天草本《伊曾保物語》」など。 **きりじに**[切り死に・×斬り死に]勇ましくきりあって死ぬこと。 **ギリシャ**国名正式国名は、ギリシャ共和国。ヨーロッパ南東部の、バルカン半島の南端にある国。古代、都市国家が栄えた。その文明はローマに伝わり、現在のヨーロッパ文化の一つのみなもととなった。おもな産物はオリーブ・ブドウなど。海運業も盛ん。ギリシア。面積約一三万平方km。首都アテネ。主要言語ギリシャ語。▽「希臘」と当てる。 **ギリシャせいきょう**[ギリシャ正教]キリスト教三大教派の一つ。一一世紀にローマカトリック教会から分離。神秘的傾向が強い。現在、ギリシャ・東ヨーロッパ・ロシアなどに信者が多い。東方正教会。 **ギリシャひげき**[ギリシャ悲劇]紀元前五世紀前後のギリシャで発達した、神話や伝説をもとにした悲劇。「エレクトラ」「オイディプス王」など。アイスキュロス・ソフォクレス・エウリピデスを三大悲劇詩人という。 **ギリシャもじ**[ギリシャ文字]ギリシャ語をあらわす文字。▽フェニキア文字からとりいれたもの。ローマ字のもとになった。二四文字。 >・ギリシャ文字・Α α アルファ Β β ベータ Γ γ ガンマ Δ δ デルタ Ε ε エプシロン Ζ ζ ゼータ Η η エータ Θ θ シータ Ι ι イオタ Κ κ カッパ Λ λ ラムダ Μ μ ミュー Ν ν ニュー Ξ ξ クシ Ο ο オミクロン Π π パイ Ρ ρ ロー Σ σ シグマ Τ τ タウ Υ υ ユプシロン Φ φ ファイ Χ χ カイ Ψ ψ プシ Ω ω オメガ **きりすてごめん**[切(=×斬)り捨て御免]江戸時代、武士が無礼をはたらいた町人や農民などを、その場できり殺しても罪にならなかったこと。 **きりすてる**[切り捨てる]①人などを刀できって、あとはかまわない。「一刀のもとに―」②計算で、概数を求めるとき、端数を捨てて計算に入れない。たとえば、二・三を二とするなど。「小数点以下を―」⇔切り上げる **キリスト**人名「イエス・キリスト」 **キリストきょう**[《基督教]イエス・キリストを中心として開かれた宗教。仏教やイスラム教と並んで、世界三大宗教の一つ。ユダヤ教から独立、父なる神の正義と愛と平等を説く。経典は聖書(バイブル)。 **きりだし**[切り出し]①木や石を山から切って運びだすこと。「杉の―に人手が必要だ」②先端にななめに刃がついた工作用のナイフ。「―で版画をほる」 **きりだす**[切り出す]①木や石などを、山から切りとって運びだす。「材木を―」②用意していた用件や相談などを持ち出して話しはじめる。「別れ話を―」 **きりたつ**[切り立つ]垂直に切ったように急な角度でそびえ立っている。「切り立ったがけ」 **ぎりだて**[義理立て]自分の感情よりも世間の義理を重んじること。 **きりつ**[起立]スいすなどから立ちあがること。「返事をしてから―する」⇔着席 **きりつ**[規律]人が生活のきまりとして守らなければいけないきまり。「―正しい生活習慣」團規則 **きりづま**[切り妻]建築で、屋根の形式の一つ。建物の両側に、屋根を山形にふきおろしたもの。「―造り」「―屋根」→図「やね」 **きりつめる**[切り詰める]①切って短くする。「洋服のたけを―」②節約する。出費を少なくする。「生活費を―」 **きりど**[切り戸]とびらの一部などにつけた小さな出入り口の戸。くぐりど。 **きりどおし**[切り通し]山などをけずりとって切り開いた、両側が高いがけの道。「―のとうげ」 **きりとり**[切り取り]①切ってとること。「―線」②人を殺して金品をうばうこと。「―強盗」▽「斬り取り」とも書く。 **ぎりにんじょう**[義理人情]四漢世間で正しいとされる行動の上のすじみち(=義理)と、それに反する人間の感情(=人情)。その二つのせめぎあいの中に世間の生活があるとする。日本的な人生を象徴的にいうことば。「―のしがらみ」 **きりぬき**[切り抜き]必要な部分を切りぬくこと。また、切りぬいたもの。「新聞の―」 **きりぬける**[切り抜ける]苦しい立場や困難な状態を、なんとかしてぬけでる。「ピンチを―」 **きりのはな**[桐の花]書名一九一三年。北原白秋の歌集。田園的要素と都会的要素、また、異国情緒と江戸情緒とをうまく盛りこんで、鋭敏な感覚を表現した。 <350> **きりはなす**[切り離す]ひと続きのものを、切って別々にする。分離する。「小説は、それが書かれた時代と―ことはできない」「後ろの車両を―」 **きりはなす**[切り放す]牛馬や風船など、つなぎとめられていたものを放す。 **きりはらう**[切り払う・×斬り払う]①草木を切ってとりのける。「小枝を―」②きりこんで敵を追いはらう。 **きりばり**[切り張り・切り貼り]①紙を切りぬいて、別の紙にはること。②紙の破れたところを切りとって、新しい紙をはること。「しょうじのーをする」 **きりひとは**[×桐一葉]いちばん早く落葉するアオギリの葉が、一枚落ちるのを見て秋が来たことを知ること。また、勢力や心身のおとろえのきざしを感じとること。「―落ちて天下の秋を知る」 **きりひらく**[切り開く]①山やあれ地を開拓して、田畑や道路・宅地などをつくる。「山を切り開いて畑にする」▽新しい分野などを開拓する意味でも使う。「新時代を―」②困難な状態をつき破って、自分の進んでいく道をつくる。「運命を―」「突破口を―」 **きりふき**[霧吹き]液体を細かい霧状にしてふきつけること。また、そのための道具。類スプレー・噴霧器 **きりふせる**[切り伏せる・斬り伏せる]きって相手をたおす。また、征服する。 **きりふだ**[切り札]①トランプで、ほかのどの札よりも強いときめられた札。②とっておきの手段や方法。「これが最後の―だ」履奥の手 **きりまくる**[切り、捲る・斬り、捲る]①手あたりしだいに激しくきりたてる。②激しく論じ、相手を非難する。 **きりまわす**[切り回す]多くある仕事を手ぎわよくかたづける。うまくやりくりする。「店を一人で―」「大所帯を―」 **キリマンジャロ**山名アフリカ東部、タンザニアにある山。アフリカでもっとも高い。海抜五八九五m。|Kilimanjaro **きりみ**[切り身]一ぴきの魚をいくつかに切りわけたもの。「鮭のー」 **きりむすぶ**[切り結ぶ・×斬り結ぶ]刀を交えて激しくきりあう。 **きりもみ**[×錐×揉み]まるで錐をもむように飛行機が機首を下にして、回転しながら落ちること。「―状態になって墜落した」 **きりもり**[切り盛り]うまくとりしきること。「家計を―する」 **きりゃく**[機略]そのときどき、その場その場に敏速に応じたはかりごと。「―をめぐらす」「―縦横(=自由にはかりごとをめぐらすこと)」 **きりゅう**[気流]温度や地形の変化によって起こる空気の流れ。「上昇―」「乱―」 **きりゅう**[寄留]一時的に他人の家やよその土地に住むこと。「知人の家に―する」圏居留 **きりょ**[×羈旅・×羇旅]旅に出ること。旅行。とくに和歌の分類の一つで、旅を詠んだもの。 **きりょう**[器量]①ものごとをやりとげる能力。その地位にふさわしい才能。「指導者としての―に欠ける」類器②女性の顔だち。「―よしの姉妹」圏見目容色・容貌 **ぎりょう**[技量・×伎倆]うまくものごとをおこなう能力。うでまえ。「彼のほうが―は上だ」圏手腕・手並み **きりょうまけ**[器量負け]①才能があるため、かえって失敗すること。②容姿がよすぎて、なかなか結婚できなかったり、不幸になったりすること。 **きりょく**[気力]ものごとをやりとげようとする強い意志。つらいことや苦しいことにたえる心。精神力。「決勝戦に向けて―を充実させる」 **きりりと**副引きしまってゆるみのないようす。「―結んだくちびる」 **きりん**[×麒麟]①キリン科の哺乳動物。首と足が長く、背の高さは五~六mに。からだはうすい黄色で、茶色の大きなまだらがある。草や木の葉を食べる。アフリカ産。②古代中国の想像上の動物。からだはシカ、ひづめはウマ、尾はウシで、聖人の出現の前ぶれとしてあらわれ、火をふきながら速くかけるという。すぐれた人物のたとえにもいう。 **きりん**[×麒麟]一日に千里を走るという名馬。すぐれた人物のたとえにもいう。 **騏驎も老いては駑馬に劣る** ことわざどんなにすぐれた人物でも、年をとればふつうの人にもおよばなくなる。▽「駑馬」は、のろいウマのこと。 **きりんじ**[×麒麟児]技芸や才能がぬきんでてすぐれている少年。「球界の―」圏神童 **きる**[切る]造語㉠㉠①刃物などで傷をつけたり、ひと続きのものをはなしたりする。「ひもを―」「紙を―」「胃を―」「世相を―」「空を―」▽「人を―」「首を―」などは「斬る」、「木を―」などは「伐る」とも書く。②つながりを断つ。連続しているものを途中でやめる。また、つきるようにする。「縁を―」「手を―」「電話を―」「テレビを―」「ことばを―」「水を―」「油を―」③かぎる。制限する。「期日を―」「応募者を五○人でー」④方向を変える。その方向に向ける。「ハンドルを―」「右にカーブを―」「正面を―」⑤新しく始める。最初にする。「口火を―」「ロをー(=話しはじめる)」「スタートを―」「先頭を―」「炉を―」⑥きわだった、思いきった行動をする。「たんかを―」「みえを―」「札びらを―」⑦まぜあわせる。「トランプを―」⑧ある数量にたりない。わる。「六○キロを少しー」「一万円を―」「原価を―」「残り一分を―」⑨テニス・卓球で、ボールに回転をあたえるように打つ。カットする。『ほかに、「とんぼを―(=宙返りをする)」「伝票を―」「がり版の原紙を―」などの言いかたがある。⑩〈造語〉[「〜きる」の形で]①終わりまで・・・する。「読み―」「走りー」「投げー」②限度まで…する。「つかれ―」「困りー」③あることをきっぱりとやめる。「思い―」「断ちー」▼○は動詞の連用形に付く。 <351> **きる**[着る・著る]①衣服でからだを包む。「着物を―」「シャツをー」類まとう▽全身、または上半身をおおう衣服以外のものは、「(ズボンを)はく」、「(帽子を)かぶる」、「(手ぶくろを)はめる」などという。②自分の身にひきうける。負う。「人の罪を―」「人の好意を恩に―」▽「手早く衣服を身に着ける」というと、ごく表面的な感じがする。それに対して、「着る」は全身をすっぽり包みこむ感じなので、そこから②の用法が生まれた。 **キルク**⇨「コルク」 **キルケゴール**人名一八一三一五五年。デンマークの哲学者。ヘーゲルの合理主義を批判し、実存主義の先駆者となる。著書に「あれかこれか」「現代の批判」「死に至る病」など。キェルケゴール。|Sören Kierkegaard **キルティング**二枚の布のあいだに綿などをはさみ、さしぬいにしたもの。防寒具などに用いられる。キルト。「ーガウン」|quilting **ギルド**中世、ヨーロッパの都市で発達した商工業者の同業組合。価格や生産量などをきめて市場を独占し、組合員の仕事の安定をはかった。「guild」 **きれ**[切れ]造語①〈名〉きれぐあい。きれあじ。するどさ。「―の悪いはさみ」②能力やわざのするどさ。「頭の―がいい」「―のいい文章」③紙や木を切ったものの一部分。きれはし。また、魚を切り身にした、その一つ。「紙―が風にまう」④ぬの。また、布を切ったもの。「端―をぬいあわせる」▽「布きれ」「裂きれ」とも書く。⑤昔の書の名人の筆跡の断片。「高野―」▽「裂」とも書く。⑥〈造語〉切ったものを数えることば。「ひとーの肉」 **きれあじ**[切れ味]①刃物の切れぐあい。「包丁の―をためす」②うでまえや頭のさえ。「―のいい評論」 **きれい**[奇麗・×綺麗]形動①整った美しさがあるようす。「花が―だ」「―な顔だち」「字を―に書く」②耳で聞いて快い感じのするようす。「―な声」「―なことばづかい」③表面によごれやよけいなところがないようす。「手を―に洗う」「古くても―な家」「台所を―にする」④心にけがれや欲がなく、清潔なようす。「―な選挙」「―な心」「かねに―な人」圏いさぎよいない⑤[「きれいに」の形で]きわだってあざやかに。また、すっかり。完全に。「―にだまされてしまった」「世界記録を―に書きかえた」「―に忘れる」 **ぎれい**[儀礼]身分・地位・時・場所に応じた社会的な習慣や作法。「昔からの―に従う」「通過―(=一生の中で年齢に応じておこなわれる重要な儀式。成人式・結婚式など)」 >「つかいわけ」→「礼儀」を見よ。 **きれいごと**[奇麗事]表面だけはりっぱで、きれいにとりつくろったこと。「―を言うな」 **ぎれいてき**[儀礼的]形動①作法や礼儀にはかなっているが、心がこもっていないようす。「―なあいさつ」團形式的 **きれいどころ**[奇麗所]きれいな女性。とくに、芸者をさす。「―をそろえる」 **きれぎれ**[切れ切れ]形動①細かくいくつにも切れているようす。また、細かい断片。「―の記憶」②とぎれては続くようす。 **きれじ**[切れ字]国語俳句の句中や句末で、言いきるときに用いられることば。調子を整えたり、味わいを深めたりする。「や」「かな」「けり」など。たとえば、「菜の花や月は東に日は西に(蕪村)」 **きれつ**[×亀裂]ものの表面にひびがはいること。また、そのさけ目。ひびわれ。「かべに―がはしる」 **きれなが**[切れ長]形動目じりが細長く切れたようになっていること。「―の美しい目」 **きれはし**[切れ端]布や紙などの切りはなされた一部分。きれっぱし。断片。 >つかいわけ→「かけら」を見よ。 **きれま**[切れ間]続いているものが切れてできたあいだ。「雲の―から月が出る」 **きれめ**[切れ目]①とぎれたところ。とだえたところ。「―なく続く行列」「話の―」「文章の―」「かねのーが縁の―」②切りこみを入れたところ。きりこみ。「目じるしに―を入れておく」 **きれもの**[切れ者]頭のはたらきが早くてするどく、ものごとをうまくおこなう能力のある人。圏敏腕家・やり手 **きれる**[切れる]下二造語㉠㉠①刃物などによって傷ついたり、二つに分かれる。「つなが―」「手の―ような札(=新札)」②くずれたり、破れて裂け目ができたりする。「堤防がー」「ひびがー」③続いているものがとぎれて、終わりになる。なくなる。つきる。「定期が―」「麻酔が―」「電池が―」「在庫が―」④関係がなくなる。「縁が―」「悪い友達とやっと手がー」⑤方向が変わる。それる。「打球が右に―」⑥頭脳や能力がすぐれる。「頭のー人」⑦〈造語〉[「〜きれる」の形で]完全に・・・することができる。「食べー」「逃げきれない」「死んでも死に切れない」▽動詞の連用形に付いて、多く打消の語をともなう。 <352> **きろ**[岐路]道が分かれているところ。わかれ道。「人生のーに立つ」 **きろ**[帰路]かえり道。「出張さきから―に就く」爛帰途・復路⇔往路 **キロ**造語①〈造語〉単位の上に付けて、その一○○○倍をあらわす。記号はk②〈名・造語〉「キログラム」「キロメートル」「キロワット」などの略。|kilo- **キロカロリー**造語熱量の単位。一○○○カロリー。また、栄養学の大カロリー。記号はkcal, Cal|kilocalorie **きろく**[記録]①あとに残すために書きしるすこと。また、書きしるしたもの。「会議のー」②競技などの成績や結果。「―をぬりかえる」「―に残る名勝負」 >「つかいわけ」→「記述」を見よ。 **きろくてき**[記録的]形動記録として書きとめる価値のあるようす。「―な大雪」 **きろくぶんがく**[記録文学]国語現実の出来事を忠実に記録した文学。手記や報告などの形をとる「ルポルタージュ」、事件を客観的に伝える「ドキュメンタリー」などがある。 **きろくやぶり**[記録破り]いままでの最高の記録をこえること。「―の炎暑」 **キログラム**造語メートル法で、質量の単位。一○○○グラム。キロ。記号はkg▽「瓩」と当てる。|kilogramme **ギロチン**フランス革命で使われた処刑装置の一つ。おの状の刃を落として受刑者の首をきる。また、その装置を使った処刑法。断頭台。「―にかける」|guillotine **キロメートル**造語メートル法で、長さの単位。一○○○メートル。キロ。記号はkm▽「粁」と当てる。|kilomètre **キロリットル**名造語メートル法で、体積の単位。一○○○リットル。一立方メートル。記号はkl▽「竍」と当てる。「kilolitre」 **キロワット**造語電力・仕事率の単位。一○○○ワット。記号はkW|kilowatt **キロワットじ**[キロワット時]造語電力量・仕事量の単位。一キロワットの電力で一時間にする仕事量。キロワットアワー。記号はkWh **ぎろん**[議論]たがいに考えを述べあい、意見をたたかわせること。「―をつくす」團討論・論議 **議論百出** ことわざ議論が次々と出て、まとまらないこと。 **きわ**[際]ぎりぎりのさかいめ。また、そのそば。「道路の―を歩く」「今わの―」 **ぎわ**[際]造語[「~ぎわ」の形で]①…にくっついて近いところ。「窓―」「水―」②まさに…しようとするとき。ちょうど・・・しかけたそのとき。「引き―を心得る」「はなれ―に一発食らう」 **ぎわく**[疑惑]何かあやしいことがあると、強い疑いをかけること。また、その疑い。「―に満ちた人物」團疑念 **きわだつ**[際立つ]すぐれていてひときわ目立つ。まわりとのちがいがはっきり見える。「美しさが―」「際立った技術」 **きわどい**[際、疾い]あと少しで危なくなる、限界ぎりぎりのようす。「―ところで助かった」▽とくに、あと少しで、下品でいやらしくなりそうなようす。「―話をする」 **きわまりない**[窮まりない・極まりない]限りがない。はなはだしい。「危険―」「無礼―」 **きわまる**[極まる]①ぎりぎりの状態や段階までくる。極限に達する。「感極まって泣きだす」「感激ここに―」②果てまでくる。終わりとなる。つきる。「空想は―ところを知らない」▽「窮まる」とも書く。 **きわまる**[窮まる・谷まる]これ以上、どうにもならないというところまで行きづまる。それ以上進めなくなる。「視界が―」「進退―」 **きわみ**[極み・窮み]もうこれ以上はないというところ。「ぜいたくの―をつくす」類限り・極 **きわめつき**[極め付き]高い評価の確立しているもの。定評のあるもの。「―の演技に見とれる」類折り紙付き▽「極め」は、鑑定証明書のこと。 **きわめて**[極めて]副程度がとても大きいようす。この上なく。かぎりなく。「―順調にことをはこぶ」「病状は―深刻だ」 **きわめる**[極める]ぎりぎりのころに達する。「山頂を―」「困難を―」 **きわめる**[究める]ぎりぎりのところまで深く研究する。ものごとの本質や正しい事実をつきつめて知る。「学問を―」「真理を―」 **きわもの**[際物]①ひな人形やこいのぼりのように、特定の時期にだけ売れる商品。②実際の事件などを題材にした映画や小説。③一時的な流行をとりいれて売られる品物。そのときかぎりのもの。 **きん**[均]たいらにならす。ひとしい。 **キン** 均一、均衡、均整、均等、平均 **均す**[ならす]、**均しい**[ひとしい] **きん**[近]①距離・時間・関係がちかい。⇔遠②ちかよる。ちかづく。 **キン** 近況、近視、近似、近所、近接、最近、親近感、付近、②接近 **ちかい** 近い将来/近寄る/間近な夏休みが近づく/灯を近づける **右近**[うこん]、**近江**[おうみ]、**遠近**[おちこち]、**近衛**[このえ]。**左近**[さこん] **きん**[金]①金属元素の一つ。黄金のつやのある貴金属。こがね。元素記号Au。こがね色。また、黄金のように美しく貴重なもの。「沈黙は―」②金属。かなもの。また、非常にかたいもの。③かね。金額。「―三万円也」④金の純度をあらわす単位。カラット。記号はK。「一八―」「二四―(=純金)」⑤「金曜日」の略。⑥将棋の駒の「金将」の略。⑦中国の王朝名。女真族が建てた国。一一一五一一二三四年。 **金貨**、**金科玉条**、**金魚**、**金言**、**金類**、**冶金**、③**金融**、**金利**、**現金**、**税金**、**貯金**、**成金** **コン** ①**金色**、**金泥**、**金堂**、**金銅**、**黄金**、**砂金**、**金剛** **かね・かな** 時は金なり/金目はした金/金具/鬼に金棒/金物 **金糸雀**[かなりあ]、**金盞花**[きんせんか]、**金鳳花**[きんぽうげ]、**金平**[きんぴら] (米)糖 <353> ①金属元素の一つ。黄金[こがね]のつやのある貴金属。こがね。元素記号 Au②こがね色。また、黄金のように美しく貴重なもの。「沈黙は―」③金属。かなもの。また、非常にかたいもの。④かね。金額。「―三万円也」⑤金の純度をあらわす単位。カラット。記号はK「一八―」「二四―(=純金)」⑥「金曜日」の略。⑦将棋の駒の「金将」の略。⑧中国の王朝名。女真族が建てた国。一一一五一一二三四年。キン①[金貨][金科玉条][金魚][金言][金類][冶金]③[金融][金利][現金][税金][貯金][礼金][成金]④[金星]②[金城湯池][金石]⑤[合コン]①[金色][金泥][金堂][金銅][黄金][砂金][金剛]②[時][金]なり[金目]はした[金][金具][鬼]に[金棒][金物][金糸雀][金盞花][金鳳花]びんぼう[金平糖] **きん[勤]**(勤)[力・10画 全12画 勤勤勤勤]①心をつくしてはげむ。精を出して働く。②会社などの仕事。つとめ。キン・ゴン①[勤王][勤勉][精勤]/[勤行]②[勤務][皆勤][出勤][転勤]つとめる・つとまる[学校に勤める][会社勤め]/[彼には勤まらない]いそしむ[勤しむ] **きん[謹]**(謹)[言・10画 全16画 謹謹謹謹]細かく気を配って、慎重にする。かしこまる。つつしむ。キン[謹賀][謹啓][謹厳][謹慎][謹製]つつしむ[謹んで新年のお慶びを申し上げます] **きん[筋]**[竹・6画 全12画 筋筋筋筋]①骨についていてのびちぢみし、運動をおこすすじ状の肉。②全体をつらぬいて支えているすじ状のもの。キン①[筋骨][筋肉][括約筋][腹筋]②[鉄筋]すじ[筋を通す][筋道][血筋][消息筋]かえり[筋斗返り] **きん[禁]**[示・8画 全13画 禁禁禁禁]①してはならないと、さしとめる。やめさせる。「―を破る」②とじこめる。③皇居。④さける。一「禁じる」を見よ。キン①[禁煙][禁止][禁酒][解禁][厳禁]②[禁固][監禁]③[禁中][禁裏]④[禁忌][禁句] **きん[斤]**[斤・0画 全4画 斤斤斤斤]①手おの。②尺貫法で、重さの単位。一六〇匁[もんめ]。六〇〇グラム。▽「斥(=しりぞける)」は別字。キン②[斧斤]②[斤量] **きん[菌]**[+・8画 全11画 菌菌菌菌]①きのこやかびなどの下等植物。②いろいろなものに寄生して、ものをくさらせたり病気の原因になったりする、目に見えない小さな生物。ばいきん。バクテリア。「腸内ではたらく―」キン①[菌糸][菌類]②[細菌][殺菌] **きん[琴]**[王・8画 全12画 琴琴琴琴]①弦楽器の一つ。こと。▽七弦のものをいう。一三弦のものは箏[そう]。②鍵盤楽器。キン①[琴瑟][琴線][弾琴]②[手風琴][木琴]こと[琴唄][琴座][竪琴][自鳴琴][和琴] **きん[緊]**[糸・9画 全15画 緊緊緊緊]①きつくしめる。しまる。かたい。⇔緩②せまっている。キン①[緊縮][緊張][緊密]②[緊急][緊切][緊迫][緊要]しまる[引き締まる] **きん[襟]**[ネ・13画 全18画 襟襟襟襟]①衣服のえり。②心の中。キン①[開襟][青襟](=学生)②[襟度][胸襟]えり[襟を正す][襟足][襟元][半襟] **きん[芹]**[+4画 全7画 芹芹芹芹]植物のセリ。キン[芹菜][芹藻][献芹](=寸志)せり[芹を摘む] **きん[欣]**[欠・4画 全8画 欣欣欣欣]よろこぶ。たのしむ。キン[欣快][欣喜雀躍][欣然]よろこぶ[欣んで浄土を欣う] **きん[衿]**[・4画 全9画 衿衿衿衿]衣服の首の部分。えり。また、えりくび。類襟▽「矜[きょう](=ほこる)」は別字。キン[開衿][青衿](=学生)えり[詰め衿] <354> **きん[菫]**[++・8画 全11画 董董董董]植物のスミレ。すみれ[菫の花] **きん[欽]**[欠・8画 全12画 欽欽欽欽]①うやまいつつしむ。②天子に関する事物に付けて敬意をあらわす語。キン①[欽仰][欽慕]②[欽勅][欽定憲法][欽命] **きん[錦]**[金・8画 全16画 錦錦錦錦]①美しく高価な織物。にしき。また、にしきのように美しいようす。②相手側の事物に付けて、敬う気持ちをあらわす語。キン①[錦衣][錦地][錦旗][錦紗][錦繡]②[錦心]にしき[錦絵][錦木][錦蛇][綾錦] **きん【今】**「こん」 **きん【斤/金/菌/禁】**図漢字項目を見よ。 **ぎん【銀]**[金・6画 全14画 銀銀銀銀]①金属元素の一つ。白色のつやのある貴金属。やわらかく、熱や電気をよく伝える。しろがね。元素記号Ag「―の食器」②銀のように白くかがやく色。③かね。④「銀行」の略。⑤将棋の駒の「銀将」の略。ギン①[銀貨][銀杯][金銀][洋銀]②[銀河][銀世界][銀髪][銀幕][銀嶺]③[路銀]④[日銀][都銀]いちょう[銀杏]しろがね[銀] **ぎん[吟]**[口・4画 全7画 吟吟吟吟]①うめく。うなる。また、漢詩や和歌などを音を長くのばしてうたう。②詩歌をつくる。③よく調べ、深く味わう。一「吟じる」を見よ。ギン①[吟詠][吟唱][吟遊詩人][詩吟][呻吟]②[吟行][苦吟]③[吟味] **ぎん【銀】**図→漢字項目を見よ。 **きんいつ【均一】**[形動]すべて同じであること。どれもが等しいこと。「一〇〇円―セール」圏一律 **きんいっぷう【金一封】**ひと包みのかね。賞金や寄付金などで、金額をはっきりさせないでおくときに使う。「―の賞金が出る」 **きんいろ【金色】**金のような美しいつやのある黄色。こがね色。「こんじき」とも。 **きんいん【近因】**あることを起こした直接の原因。「大気汚染の―を調べる」→遠因 **きんいん【金印】**一七八四年に福岡県志賀島で発見された純金の印。「漢委奴国王」の文字がある。紀元前後に、漢の光武帝が、博多付近にあった奴国の国王にあたえたものという。 **きんえい【近詠】**最近つくった詩・短歌・俳句。 **きんえい【近影】**最近写した、その人の写真。「本の口絵に著者の―をのせる」 **ぎんえい【吟詠】**①詩や歌に節をつけて歌うこと。「漢詩を―する」類朗詠・朗吟②詩や歌をつくること。また、つくった詩歌。 **きんえん【禁煙】**①タバコを吸うのを禁止すること。「車内は―になっている」「終日―」②タバコを吸う習慣をやめること。「―してから五年になる」 **きんか【近火】**近所におきた火事。「―お見舞い」 **きんが【謹賀】**つつしんで喜びを申しあげること。年賀状などに使うことば。「―新年」恭賀 **ぎんが【銀河】**夜空に白く、帯のように見える星の集まり。あまのがわ。「青白く光る―」 **きんかい【近海】**陸に近い海。「日本―でとれる魚」沿海⇔遠海 **きんかい【金塊】**金のかたまり。 **きんかいっちょう(槿花一朝)の夢**栄華のきわめてはかないこと。類槿花一日の栄▽ムクゲの花は朝咲いて夕方にはしぼんでしまうことから。 **きんかいわかしゅう【金槐和歌集】**一二一三年ころ。源実朝の家集。万葉調の力強い歌風の歌をふくむ。金槐集。六六三首。一巻。 **きんかぎょくじょう【金科玉条】**守らなければならない重要なきまり。心のよりどころとなるたいせつな教え。「不言実行を―とする」▽「金」「玉」はたいせつなもの、「科」「条」は法律のこと。 **きんがく【金額】**数字で示された金銭の量。かねだか。 **きんかくじ【金閣寺】**京都市北区にある臨済宗の寺、鹿苑寺の通称。足利義満の山荘であったが、死後は寺となった。寝殿造りと禅宗様をとりいれて、金箔をはり、北山文化の象徴とされる。 **きんかくじ【金閣寺】**一九五六年。三島由紀夫の小説。金閣寺の放火事件をもとに、美にとりつかれた青年の戦後社会への復讐劇としたもの。 **ぎんかくじ【銀閣寺】**京都市左京区の臨済宗の寺、慈照寺の通称。足利義政の山荘であった。金閣寺にならって建てられたもので、東山文化の象徴とされる。 **ぎんがけい【銀河系】**地球が属する太陽系をふくむ、多数の星の集団。凸レンズ形をしている。 **ギンガム**格子がらやしま模様を平織りにした、うす地の綿布。夏の服地用。一 gingham **きんかん【近刊】**①近いうちに出版されること。また、その本。②最近、出版されたこと。また、その本。 **きんかん【金冠】**①金でつくったかんむり。 <355> **きんかん**[金柑]ミカン科の常緑低木。夏に白い花が咲く。秋に親指のさきくらいの黄色の実がなり、食用や薬用にする。皮があまい。 **きんがん**[近眼]①遠くのものがはっきり見えない目。近視眼。②さきを見通せないこと。また、目さきのことにとらわれた、せまい考えの人をあざけっていうことば。⇔近目 **きんかんがっき**[金管楽器]金属製の管楽器。トランペット・ホルンなど。▽フルート・ピッコロなどは木管楽器。 **きんかんしょく**[金環食・金環蝕]日食の一種。月の見かけの大きさが太陽より小さくて月が太陽をおおいきれないとき、太陽の中央部が月にかくされ、ふちがはみだして金の輪のようにかがやいて見える現象。▽月は楕円軌道で回っているため、地球との距離は一定でなく、見かけの大きさが変わる。 **きんかんばん**[金看板]金文字で目立つ看板。また、世間にほこらしげに示す商品や主張など。 **きんき**[禁忌]ある社会の中で信仰や習慣上、してはいけないと禁じられていること。月日・方角・食物などにいう。さわり。タブー。 **きんき**[近畿]京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・奈良県・三重県・滋賀県の二府五県。▽都(=京都)の付近という意味。 **きんきじゃくやく**[×欣喜雀躍]四漢うれしさのあまり、おどりあがって喜ぶこと。▽「雀躍」は、こおどりすること。 **きんきゅう**[緊急]形動起こったことが重大で、急いでなんとかしなければいけない状態。「―事態」「―の場合に備える」 **きんきゅうどうぞ**[緊急動議]会議の途中で、予定にない議題をとりあげるように求める提案。 **きんぎょ**[金魚]フナの変種。姿の美しさを見て楽しむために改良されたもので、種類も多い。 **金魚の糞**[きんぎょのふん]ことわざ人につきしたがって、はなれないようす。金魚のうんこ。 **きんきょう**[近況]生活や世の中の、近ごろの動きやようす。「―を知らせる」「―報告」 **きんきょり**[近距離]近い距離。⇔遠距離 **きんきらきん**形動きらきらと、ことさらはでにかざりたてるようす。強めた言い方。「―の衣装」 **きんきん**[近近]近いうちに。「―おうかがいします」類ちかぢか **きんきん**[×僅×僅]副数量がごくわずかなようす。「―一年間で技術を習得した」▽文章語。 **きんぎん**[金銀]宝物や財産としての金や銀。「―財宝」「―珠玉をちりばめた王冠」 **きんきんせんせいえいがのゆめ**[金々先生栄花夢]書名一七七五年。黄表紙。恋川春町の作。金持ちの養子金兵衛が、栄華をきわめ、放蕩の果て追放される夢を見る話。婦女子向けだった絵本がおとなの読みもの、黄表紙となった。 **きんく**[禁句]①相手に不快な思いをさせるので、言ってはいけないことば。「試験前に、落ちるは―だ」②晴れの場などで、言ってはいけないことば。▽婚約式で、「もどる」「われる」など。③和歌や俳句などで、使ってはいけないとされている語句。止め句 **キング**①王。国王。|king②チェスの王の駒。また、トランプの王のカード。一三にあたる。記号はK③最高、最上位の男性。「ホームランー」⇔クイーン **キングサイズ**洋服などの寸法が標準より特別に大きいこと。特大型。特大判。|king-size **キングメーカー**大統領や総理大臣など、要職の人事に決定的な発言力をもつ人。|kingmaker **きんけい**[近景]近くの景色。また、絵や写真などで、画面の手前の風景。⇔遠景 **きんけい**[謹啓]手紙で、初めに書くあいさつの一。つつしんで申しあげます」という意味。▽「拝啓」より改まった場合に使い、「謹言」「敬白」で結ぶ。 **きんけつびょう**[金欠病]かねのないことを病気にたとえたことば。▽「貧血病」の語呂合わせから。 **きんけん**[金券]金貨と交換できる紙幣。また、ある範囲だけでかねの代わりに通用する券。商品券や図書券など。 **きんけん**[金権]多額のかねをもつことによって生まれる権力。また、ものごとをかねの力でかたづけること。「―政治」 **きんけん**[勤倹]仕事を一生けんめいして、むだづかいをしないこと。「―貯蓄」 **きんげん**[金言]生きていくうえで、てほんとなるような教えや深い真理などを、短いことばで言いあらわしたもの。「時はかねなり」など。類格言・箴言 **きんげん**[謹言]手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「つつしんで申しあげました」という意味。「恐惶――」「恐々―」 **きんげん**[謹厳]形動言うことやふるまいがひかえ目で、軽がるしくないようす。「―をもってなる先生」圏まじめ **きんげんじっちょく**[謹厳実直]四漢つつましくおごそかで、非常にまじめなこと。「―な性格」 **きんこ**[近古]中古と近世のあいだの時代。日本史では鎌倉・室町時代をさす。 **きんこ**[金庫]①かねや貴重品・重要書類などを盗難や火災から守るために入れておく、特別にじょうぶにつくった鉄製の箱や部屋。「貸し―」②国や公共団体の現金の出し入れをとりあつかうところ。「信用―」 **きんこ**[禁固・禁錮]室内に閉じこめて、外出させないこと。とくに、刑罰で、刑務所に入れておくだけで、労働させない刑。自由刑の一つ。 **きんこう**[近郊]都市の近くの地域。「東京―の地価が下がった」圏郊外・近在 **きんこう**[均衡]力などのつりあいがとれていること。バランス。「―を保つ」圏調和 >「つかいわけ」→「均整」を見よ。 <356> **きんこう**[金鉱]金をふくんでいる鉱石。また、それをほりだす鉱山。 **きんごう**[近郷]都市の近くの村。圏近在 **ぎんこう**[吟行]①和歌や俳句をつくるために、景色のいいところや名所などに出かけること。②漢詩や和歌などを、声を出してうたいながら歩くこと。 **ぎんこう**[銀行]預金の受け入れ・資金の貸し付け・手形割引・為替取引きなどの仕事をする金融機関。中央銀行・普通銀行・外国為替銀行などがある。「市中―」②必要なものや不足しているものを集めて保管し、融通しあうしくみ。「血液―」「人材―」 **ぎんこうけん**[銀行券]中央銀行が独占的に発行する紙幣。管理通貨制度のもとでは通貨の中心となっている。日本では日本銀行券。 **きんこうのうぎょう**[近郊農業]大都市近郊で、野菜・果樹・草花などの作物を生産する農業。 **きんこく**[謹告]会社や商店などが、広告文やあいさつ文の最初に使うことば。「つつしんでお知らせします」という意味。 **きんこつ**[筋骨]筋肉と骨。「―たくましい」「―隆々」▽男性のからだつきのたくましさをいう。 **きんこんしき**[金婚式]結婚後、五十年目を祝う式。 **ぎんこんしき**[銀婚式]結婚後、二十五年目を祝う式。 **きんさ**[僅差]ほんの少しの差。「試合に―で敗れる」 **きんざ**[金座]江戸幕府の金貨鋳造所。小判の鋳造・鑑定・封印などをおこなった。 **ぎんざ**[銀座]①東京都中央区にある繁華街。▽江戸時代、徳川幕府の銀貨鋳造所があった。②町名などのあとにつけて、その辺りでいちばんにぎやかな通りや商店街をあらわす。「熱海―」 **きんざい**[近在]都市の近くの村。「東京―の農家」圏近郷 **きんさく**[金策]必要なかねをあちこちから借りるなど、苦労してそろえること。かねのくめん。「―に走りまわる」 **きんざん**[金山]金をほりだす鉱山。園金鉱 **きんし**[近視]近くは見えるが、遠くははっきり見えないこと。凹レンズの眼鏡などで調節する。「―眼」⇔遠視 **きんし**[菌糸]カビやキノコなどの、菌類のからだをつくっている糸のような細長い細胞。 **きんし**[禁止]スとしてはいけないと止めること。「発売―」 **きんじ**[近似]似ている度合いが大きく近いこと。ちがいがないこと。「―値」 >つかいわけ」→「類似」を見よ。 **きんじ**[×矜持・×矜×恃]⇨「きょうじ」 **きんじえない**[禁じ得ない]おさえてとめることができない。「笑いを―」 **きんしがんてき**[近視眼的]形動さしせまったことにとらわれて、全体のことが見えないようす。 **きんしぎょくよう**[金枝玉葉]四漢天子の一族。「―の御身」▽金や玉(=宝石)でできた枝葉(=子孫)という意味から。 **きんじさん**[禁治産]⇨「きんちさん」 **きんジストロフィー**[筋ジストロフィー]筋肉がしだいにおとろえて縮み、筋力が低下する病気。進行性筋ジストロフィー。 **きんじち**[近似値]ある数にたいへん近く、ほとんど真の値と考えていい数。たとえば、3.1416は円周率の近似値。 **きんしつ**[均質]形動どの部分をとっても成分や性質が同じであること。むらのないこと。「―な水溶液」「商品の―化に努める」圏等質 **きんじつ**[近日]きょうから数えて二、三日さき。近いうち。「―中にうかがいます」 **きんしつ(琴瑟)相和す** ことわざ夫婦仲がとてもうまくいつおり、円満なことのたとえ。圏琴瑟調和▽ふつうの琴とと糸の多い大琴(=瑟)を合奏すると、よく調和すること。中国、「詩経」から。 **きんじとう**[金字塔]のちの世まで伝わるような、りっぱな業績。「―をうち立てる」▽もと、「金」の字の形をした塔、ピラミッドのこと。 **きんしゅ**[禁酒]①酒を飲む習慣をやめること。②酒をつくったり飲んだりすることを禁止すること。「―法」 **きんしゅう**[×錦繡]①にしきとぬいとりをした絹織物。また、美しい衣服。②美しいもみじや花。また、みごとな詩文のたとえ。 **きんじゅう**[×禽獣]鳥とけもの。また、恩義や人の道を知らない者。「―にもおとるおこない」 **きんしゅく**[緊縮]財政をたてなおすために、支出をきりつめてかねを使わないようにすること。「―予算」 **きんじょ**[近所]自分の家の近く。「―迷惑」 **きんしょう**[近称]国語指示代名詞の一つ。話し手に近い事物・場所・方向をさすことば。「これ」「ここ」「こちら」など。「こ」で始まる。▽ほかに、遠称・中称。 **きんしょう**[×僅少]形動わずかなこと。ほんの少し。「―の差で勝つ」「残部―」 **きんじょう**[近状・近情]世の中や人などの最近のようす。類近況 **きんじょうてっぺき**[金城鉄壁]四国守りがきわめて堅固であること。「守備は―の構え」▽金でつくった城と鉄の城壁という意味から。 **きんじょうてんのう**[今上天皇]現在の天皇。当代の天皇。 **きんじょうとうち**[金城湯池]四圏守りがかたくて、外からの侵入が不可能なこと。▽金でつくった城と熱湯をたたえた堀りという意味から。 **きんじょう(錦上)に花を添える** ことわざにしきの上に花を置くように、美しいものの上に、さらに美しいものをそえる。よいことの上によいことが重なる。 <357> **きんじる**[禁じる]エ□いけないと言ってやらせないようにする。きんずる。「立ち入りを―」⇔許す **ぎんじる**[吟じる]圧詩歌などを、節をつけてうたう。また、詩歌などをつくる。ぎんずる。 **きんしん**[近親]親や兄弟姉妹など、血のつながりの深い人。「―者」 **きんしん**[謹慎]①失敗や犯した罪を反省して、おとなしくしていること。また、罰として家にとじこもり、人と会わずに静かに反省すること。「自宅―処分」「―閉門の罰」 **きんす**[金子]「貨幣」の古い言い方。 **きんずる**[禁ずる]サ変→「きんじる」 **ぎんずる**[吟ずる]サ変→「ぎんじる」 **きんせい**[近世]中世と近代のあいだの時代。日本史では、ふつう江戸時代をさす。 **きんせい**[均整・均斉]ものの形などが片寄らず、つりあいがとれて整っていること。「―のとれた体形」 >つかいわけ『調和・均整・均衡』どれも「つりあい」ということ。「調調」は、色・形・重さなどのどれにも、また考えかたなど抽象的なものにも使う。「均整」は、形のつりあいに使う。「均整のとれたからだつき」。「均衡」は、量や力のつりあいにいう。「三対三の均衡が破れた」。 **きんせい**[金星]太陽系で、水星の次に太陽に近い惑星。地球の軌道のすぐ内側にあり、太陽・月に次いで明るい天体。直径は地球よりやや小さく、質量は約○・八倍。表面は雲でおおわれている。▽明け方に東の空に見えるものを「明けの明星」、夕方に西の空に見えるものを「宵の明星」という。 **きんせい**[禁制]法律や命令で、あるおこないをさしとめること。「さんごの輸出を―する」「ごーの品」類法度 **きんせい**[謹製]心をこめて、ていねいにつくること。「当店―の桜餅。」 >「つかいわけ」→「製造」を見よ。 **ぎんせかい**[銀世界]いちめんに雪が降りつもって、真っ白にかがやいている景色。「一面の―」 **きんせき**[金石]①金属と岩石。また、金属器と石器。「―併用時代」②たいへんにかたいこと。 **金石の交わり** ことわざきわめて友情のかたいこと。▽中国、「漢書」から。 **きんせきぶん**[金石文]石や金属器などに刻まれた古代の文字や文章。 **きんせつ**[近接]①すぐ近くにあること。「空港に―する地区」⇔隣接・遠隔②近くに寄ること。接近。 **きんせん**[金銭]かね。貨幣。「―で解決する」 **金銭は他人** ことわざかねのことは、たとえ身内でも問題が起こりやすいので、貸し借りなどのけじめはつけておくべきである。 **きんせん**[琴線]胸の奥に秘められた、こまやかで感じやすいまごころ。「―にふれる」 **きんぜん**[×欣然]形動心から喜んでするようす。「―として死地におもむく」 **きんせんか**[金×盞花]キク科の一年草。春から夏にかけて、さかずき形でだいだい色の花が咲く。 **きんせんずく**[金銭尽く】何でもかでも、かねの力でものごとを解決しようとすること。かねずく。 **きんそく**[禁足]外出を許されず、ある場所にいることを命じられること。類足止め・謹慎 **きんぞく**[金属]金・銀・銅などの鉱物。独特のつやがあり、熱や電気を通しやすい。加工しやすくじょうぶなので、広く利用される。 **きんぞく**[勤続]スと同じ勤めさきで何年も働きつづけること。「―三十年の大ベテラン」 **きんぞくきじだい**[金属器時代]新石器時代に続く、人類が金属を使うようになった時代。一般に青銅器時代と鉄器時代に分けられるが、日本には弥生時代に青銅器と鉄器がほぼ同時に伝来した。 **きんだい**[近代]近世と現代のあいだの時代。日本史では、明治維新から第二次世界大戦終結までをさす。 **きんだいごしゅきょうぎ**[近代五種競技]一人の選手が、馬術・フェンシング・射撃・水泳・陸上競技の五種目の競技をおこない、総合得点で順位を争う競技。 **きんたいし**[近体詩]漢文漢詩の詩体の一つ。古くからある「古体詩」に対して、初唐に確立した詩形。一句の字数や平仄・押韻などに厳格な規則がある。全体の句数が、四句からなる絶句、八句からなる律詩、一〇句以上の偶数からなる排律に分類され、それぞれに一句の字数が五字のもの(=五言)と七字のもの(=七言)がある。 **きんだいてき**[近代的]形動①表現の方法や思考法などについて、近代の特色をよくあらわしているようす。モダン。「―な建築」「―感覚」團現代的⇔前近代的 **きんだいてきじが**[近代的自我]外的な事物や身体から独立した人間の意識や精神。▽フランスの哲学者デカルトが「われ思う、ゆえにわれあり」と唱えたことにより始まる。 **きんだか**[金高]計算したかねの額。金額。 **きんだち**[『公』達]昔、貴族の子弟を尊敬して呼んだことば。「平家の―」▽「きみたち」の変化した形。 **きんだん**[禁断]ーズ」絶対にしてはいけないと、かたく禁じられていること。類禁制 **禁断の木の実** ことわざかたく禁じられてはいるが、ついいしたくなるような誘惑的なもののたとえ。▽「旧約聖書」で、神から食べることを禁じられていた知恵の木の実。アダムとイブがこれを食べてエデンの園から追放された。 **きんだんしょうじょう**[禁断症状]アルコールや麻薬・覚醒剤などの常用による慢性中毒で、それらが切れたときに起こる苦痛・けいれん・幻覚・妄想などの症状。 <358> **きんちさん**[禁治産]精神や神経の病気などによって、自分の行動の善悪が判断できない状態の人を守るために、その人の財産を管理する後見人をつけること。「きんじさん」とも。「―者」 **きんちゃく**[×巾着]布や革でつくった、口をひもでしめる小さなふくろ。昔は、おもに財布として使った。 **きんちゃくきり**[×巾着切り]すり。古い言い方。 **きんちゅう**[禁中]皇居。宮中。烟禁裏▽禁闕(=皇居の門)の中という意味。 **きんちゅうならびにくげしょはっと**[禁中並《公家諸法度]一六一五年、江戸幕府が朝廷や公家の力を弱めるためにつくった法律。天皇には政治をはなれて学問にはげむよう求め、公家や僧侶の階級などを規定した。 **きんちょ**[近著]その人の最近の著書。 **きんちょう**[禁鳥]法律でとることを禁じている鳥。保護鳥。 **きんちょう**[緊張]①失敗してはいけないという気持ちの高まりから、心身がひきしまり、かたくなること。「大舞台に立って―する」⇔弛緩②二つのものの関係がうまくいかず、争いが起こりそうになること。「二国間の―が高まる」 **きんちょう**[謹聴]人の話を、尊敬する気持ちをこめて注意深く聞くこと。類拝聴 **きんちょく**[謹直]形動行動がつつしみ深くて正直なようす。謹厳実直。「見るからに―な人物」類まじめ **きんつば**[金鍔]水でこねた小麦粉であんを包み、刀のつばに似せて鉄板の上で焼いた和菓子。 **きんてい**[謹呈]名「スル」「どうぞお納めください」という気持ちをこめて、ものを人にさしあげること。贈呈。短冊状の紙に「謹呈 著者」と書いて著書をおくったりする。 >「つかいわけ」→「進呈」を見よ。 **きんでい**[金泥]金粉をにかわでといたもの。書画などに使う。「こんでい」とも。 **ぎんざい**[銀泥]銀粉をにかわでといてかきまぜたもの。書画などに使う。 **きんていけんぽう**[×欽定憲法]君主の命令によって制定した憲法。大日本帝国憲法など。⇔民定憲法 **きんてき**[金的]だれもがねらいながらも、なかなかぴったりと手に入れることのできないもの。「―を射止める」▽もと、まん中に金紙をはった弓の的のこと。 **きんでんぎょくろう**[金殿玉楼]四漢金や玉(=宝石)などでかざった美しくてりっぱな御殿。 **きんてんさい**[禁転載]記事や図版などを、無断で他に転載するのを禁じること。 **きんとう**[近東]ヨーロッパに近い東方に続く国々をいう。バルカン諸国・トルコ・シリア・エジプトなど。⇔極東・中東 **きんとう**[均等]形動数量や程度の差がないこと。「―に分ける」「教育の機会―」▽「平等」は身分や年齢による上下の差別のないこと。 **きんとき**[金時]①坂田金時の略。おとぎ話の金太郎が成人したときの名。②つぶの大きいアズキ。また、ゆであずき。③サツマイモの一品種。皮が赤い。 **金時の火事見舞い** ことわざ酒を飲んだりして、非常に顔が赤いことのたとえ。類金時のしょう油焚き **きんとん**[金団]インゲンやサツマイモをにてつぶし、砂糖を多くしてクリなどとともに煮たもの。正月料理の一つ。 **ぎんなん**[銀×杏]イチョウの実。いったり、茶わん蒸しに入れたりして食べる。▽「ぎんあん」の化した形。 **きんにく**[筋肉]動物が運動するのに必要な、のびたり縮んだりする肉。横紋筋(骨格筋・心筋)と平滑筋(内臓筋)に分けられる。 **きんにっせい**[金日成]人名一九一二一九九四年。朝鮮の政治家。一九四八年に朝鮮民主主義人民共和国を建て、首相となる。七二年には国家主席として地位を不動のものとし、南朝鮮の韓国と対立した。キム-イルソン。 **ぎんねず**[銀鼠]銀色がかったねずみ色。 **きんねん**[近年]ここ数年。ちかごろ。 **きんのう**[勤王・勤皇]天皇のために力をつくすこと。とくに、江戸時代の末に天皇による政治を目ざして、幕府をたおそうとした思想。「―の志士」⇔尊王・佐幕 **きんばぎんば**[金波銀波]四月の光が映って、きらきらと美しくかがやく波。「―をさざめかして進む船」 **きんぱく**[緊迫]ものごとのようすが非常に緊張し、油断のできない状態になること。「中近東情勢が―する」 **きんぱく**[金箔]金をたたいてうすくのばし、紙のようにしたもの。「―をほどこす」「―をはる」 **きんぱつ**[金髪]金色の髪の毛。ブロンド。 **ぎんぱつ**[銀髪]銀色の髪の毛。また、老人の白くなった髪。 **ぎんばん**[銀盤]スケートリンクの氷の表面。「—の女王」 **きんぴか**[金ぴか]形動金色にぴかぴか光ること。美しくはでなもの。 **きんびょうぶ**[金×屛風]金箔をいちめんにはったびょうぶ。 **きんぴらごぼう**[金平。牛×蒡]ゴボウを細く切っていため、あまからく味つけした料理。きんぴら。 **きんぴん**[金品]金銭や品物。「―をまきあげる」 **きんぶん**[均分]平等に分けること。等分。 **きんぶん**[金文]昔、中国で鐘や武器などの、青銅器・鉄器などに刻んだ文字や文章。 **きんぶん**[金粉]金のこな。また、金色のこな。 **きんぶんそうぞく**[均分相続]遺産を数人の相続人が均等に分割して相続すること。性別や年齢や長男かどうかに関係なく等分すること。 <359> **きんぺいばい**[金瓶梅]書名一六○○年ころ。中国、明代の長編小説。作者未詳。豪商西門慶に悪女の潘金蓮らを配し、当時の腐敗した政治や人情・風俗をえがく。中国四大奇書の一つ。 **きんべん**[勤勉]形動なまけずに一生けんめい働いたり勉強したりするようす。 **きんぺん**[近辺]その場所に近いあたり。付近。 **きんぼう**[近傍]ちかく。近辺。「―の町村」 **きんぽうげ**[金×鳳、花]キンポウゲ科の多年草。山や野原に生える。春の終わりに黄色の小さな花が咲く。有毒。 **きんぼし**[金星]すもうで、平幕の力士が横綱に勝つこと。「―をあげる」▽広く、予想以上の大きなてがらをたとえてもいう。 **きんほんいせい**[金本位制]金を貨幣の基準とする通貨制度。貨幣の価値が一定量の金の価値と等しいと定める。▽一九三○年代まで世界の主要貿易国のあいだで採用されていたが、現在は変動相場制に移行した。 **ぎんまく**[銀幕]映画を映す幕。スクリーン。また、映画界。「―の女王」 **きんまんか**[金満家]大金持ち。富豪。 **ぎんみ**[吟味]①細かく念入りに調べること。「材料を―する」②罪をとり調べること。古い言い方。園詮議 **きんみつ**[緊密]形動ものごとがたがいに強く結びついているようす。「―な協力関係」「―に連絡をとる」⇔密接 **きんみゃく**[金脈]金の鉱脈。また、資金の出どころ。金主。 **きんみらい**[近未来]現代からそう遠くない未来。「―小説」 **きんむ**[勤務]会社や官庁などに勤めて、仕事をすること。また、その仕事。「―時間」 **きんめいてんのう**[欽明天皇]人名生没年未詳。継体天皇の皇子。六世紀のなかばに即位し、このころ仏教が伝えられた。 **きんめだい**[金目鯛]キンメダイ科の深海魚。あざやかな紅色で目が大きい。食用。ニシキダイ。 **きんモール**[金モール]①細い針金や糸に金糸をからませたかざりもの。▽軍服などに使うことから、将校をさすこともある。②金糸と絹糸で織った織物。 **きんもくせい**[金木×犀]モクセイ科の常緑小高木。中国原産の庭木。秋、赤黄色でかおりの高い小さな花が多数咲く。 **ぎんもくせい**[銀木犀]モクセイ科の常緑小高木。中国原産の庭木。キンモクセイより葉が大きい。秋、かおりの高い白い花をつける。 **きんもつ**[禁物]禁止されていること。また、さけるべきこと。「油断は―だ」 **きんゆ**[禁輸]輸出入を禁止すること。 **きんゆう**[金融]かねを貸したり借りたりすること。資金の需要と供給との関係。「―公庫」 **きんゆうかんわ**[金融緩和]景気が停滞したときにとられる方策。公定歩合や預金準備率のひき下げ、買いオペレーションなどの景気刺激策により、金融市場への資金の供給量をふやすこと。資金の調達が容易になり、経済は活発になる。 **きんゆうきかん**[金融機関]かねを預かったり貸し出ししたりすることを専門におこなう機関。銀行・保険会社・質屋など。 **ぎんゆうしじん**[吟遊詩人]中世ヨーロッパで、各地をめぐり、楽器を演奏しながら詩を歌きかせて歩いた詩人。 **きんゆうせいさく**[金融政策]景気を安定させるために、通貨量の調節をおこなうこと。金利政策や公開市場操作など。 **きんゆうひきしめ**[金融引き締め]景気が過熱したときにとられる方策。公定歩合や預金準備率のひき上げ、売りオペレーションなどの景気抑制策により、通貨の流通量を減らすこと。企業への投資や消費がおさえられて経済活動は鈍化する。 **きんよう**[金曜]週の第六番目の日。金曜日。 **きんよう**[緊要]形動さしせまっていて、きわめてたいせつなようす。「―な問題」圏肝要 **きんようわかしゅう**[金葉和歌集]書名一一二七年。白河院の命により、源俊頼の撰。第五の勅撰和歌集。金葉集。約六五○首。一〇巻。 **きんよく**[禁欲]いろいろな欲望、とくに性欲をおさえること。「―主義」「―生活」 **ぎんよく**[銀翼]飛行機の銀色にかがやくつばさ。また、飛行機。 **きんよくしゅぎ**[禁欲主義]本能的な欲望をおさえ、道徳的な理想を実現しようとする考えかた。 **きんらい**[近来]ちかごろ。最近。「―にない豊作」「―まれにみる出来事」 **きんらん**[金×欄]にしきの地に金糸で模様を織りだした豪華な織物。「―どんすの帯」 **きんり**[金利]預金などの利子の割合。利率。また、利息。「―を下げる」「―がつく」 **きんりせいさく**[金利政策]中央銀行が、公定歩合を上下させることで通貨量を調節すること。 **きんりょう**[禁猟]①法律で、一定の期間や区域を限って、鳥獣をとることを禁じること。ふつう、四月一六日から一〇月一四日まで。「―区」「―期」②[禁漁]水産資源を保護するため、期間や場所を限って、魚介類をとることを禁じること。 **きんりん**[近隣]となり近所。「―諸国」 **ぎんりん**[銀輪]自転車。▽車輪が銀色に光るところから。 **ぎんりん**[銀×鱗]銀色のうろこ。また、魚。「―おどる(=魚が勢いよくはねる)」 **きんるい**[菌類]カビ・キノコ・酵母などをまとめた呼び方。葉緑素をもたず、寄生して育つ。 **ぎんれい**[銀×嶺]雪が積もって銀色にかがやく山。「遠くに―をのぞむ」 <360> **きんろう**[勤労]賃金をもらって定められた仕事をすること。労働。「―意欲がわく」 **きんろうかんしゃのひ**[勤労感謝の日]国民の休日の一つ。一一月二三日。働くことを尊び感謝する日。もと、新嘗祭。 **く**[区]●しきりをする。また、くぎり。②都市の行政上の単位。「―の方針」③まちまち。 **ク** ①区域、区画、区別、学区、選挙区、②区議会、区民、区立、区々 **く**[句]◎詩歌や文章のひとくぎり。ひとまとまりのことば。「上のー」「下のーがつげない(=あきれてことばもない)」②「俳句」の略。また、俳句を数えることば。「―をひねる」「一茶の―」「旬(=十日間)」は別字。 **ク** ②句点、句読点、語句、対句、文句、②句集、名句 **く**[苦]●味がにがい。また、にがにがしい。甘②くるしむ。くるしみ。また、骨を折って努力する。「―にしない」「―もなく」「楽あればーあり」⇔楽③きびしい。はげしい。 **ク** ②苦境、苦心、苦痛、四苦八苦、貧苦、労苦、③苦寒、苦熱 **くるしい・くるしむ・くるしめる** 聞き苦しい/苦し紛れ/産みの苦しみ/心を苦しめる **にがい・にがる** 苦い顔/苦々しい/苦手/苦り切った表情 **苦力**[クーリー]、**苦汁**[にがり] **く**[駆]◎ウマを走らせる。②かりたてる。おいはらう。 **ク** ①駆動、疾駆、先駆、使、馳駆、長駆、②駆使、駆除、駆逐 **かける** 野を駆ける/駆け足/抜け駆けの功名 **かる** 不安に駆られる **く**[矩]●直角に曲がった定規。さしがね。②法則。おきて。のり。③四角形。 **ク** ◎規矩、矩則、③矩形 **のり** 矩を越えず **矩差**[かねざし]、**矩尺**[かねじゃく] **く**[駒]◎動物のウマ。二歳馬。②小さなもの。 **ク** ①隙駒、②白駒 **こま** 将棋の駒/三味線の駒/春駒 **く**[九]⇨「きゅう」・「こう」 **く**[区/句/苦]⇨漢字項目を見よ。 **く**[ロ/エ]⇨「こう」 **ぐ**[具]①必要なものや条件などがそなわる。そろっている。②そなえておくべき道具。また、手段。「政争の―に使う」③ことこまかに。くわしく。④五目ずしや、しるの中に入れる実。「うどんの―」「◆「具する」を見よ。」 **グ** ①具足、具備、不具、家具、道具、文房具、③具現、具象、具体的 **具に**[つぶさに]、**玩具**[おもちゃ]、**香具師**[やし] **ぐ**[愚]◎おろか。ばかなこと。⇔賢②自分をへりくだって言うことば。また、自分に関する事物に付けて、へりくだった気持ちをあらわす語。「―案ずるに」 **グ** ①愚鈍、愚問、愚劣、暗愚、賢愚、②愚見、愚考、愚妻、愚息 **おろか** 愚か者 **愚にもつかない** ことわざ話にならないほど、ばかばかしい。 **愚の骨頂** ことわざこの上なくおろかなこと。 **ぐ**[具/愚]⇨漢字項目を見よ。 **ぐあい**[具合・工合]①ものごとの状態や調子。かげん。「からだの―が悪い」「動き―を調べる」②ものごとのやりかた。方法。また、仕上がりのようす。「こんな―にやれ」「いい―にごはんがたけた」③都合。体裁。「きょうは―が悪い」「人前では―が悪い」 >「つかいわけ」⇨「調子」を見よ。 **グアテマラ**国名正式国名は、グアテマラ共和国。中央アメリカ北部の、メキシコに接する国。マヤ文明発祥の地。面積約一一万平方km。首都グアテマラシティ。主要言語スペイン語。 **くい**[悔い]悔いること。心のこり。後悔。「―を残す」「―はない」 **くい**[×杭・×杙]地中に打ちこんで、目じるしや支柱にする棒。「―を打つ」「出る―は打たれる」 **くいあう**[食い合う]①たがいに相手にかみつく。また、相手のものを食う。②一つのものをいっしょに食う。③二つのものがぴったりとあう。かみあう。 **くいいる**[食い入る]じっと見つめる。「画面に―ように見る」 **くいちがう**[食い違う]両者の話や考えなどがあわない。行きちがいになる。 **くいこむ**[食い込む]①無理にはいりこむ。また、深くはいりこむ。「ベルトが腰に―」②他人の利益を侵す。「縄張りを―」 **くいさがる**[食い下がる]相手が承知しないのに、あきらめないでどこまでもせまる。 **くいしばる**[食いしばる]歯を固くかみあわせる。「奥歯を―」 **くいしんぼう**[食いしん坊]食べることが好きで、いやしい人。 **くいだおれ**[食い倒れ]飲食に金をかけて、財産をなくすこと。 **京の着だおれ、大阪の食いだおれ** ことわざ京都の人は衣装に、大阪の人は飲食に金をかけるということ。 **くいちぎる**[食い千切る]かみきる。 **くいつく**[食いつく]①動物がかみつく。「のどに―」②相手の弱点などにつけこんで、するどくせめる。「失言に―」③食べものにありつく。「やっとー」 **くいつめる**[食い詰める]生活の手段がなくて、暮らしていけなくなる。「やくざになって―」 **くいてい**[喰い止め]敵の攻撃やものごとの進行をふせぎとめること。 **くいもの**[食べ物]食べるもの。食物。また、えじき。 **くう**[食う]①食べものを口に入れて、かんで飲みこむ。「ごはんを―」「虫が葉を―」食べる②生活する。暮らす。「どうにかこうにかー」③(相手のものを)自分のものにする。侵す。「敵の領地を―」④(ある動作を)受ける。「パンチを―」 >「つかいわけ」→「食べる」を見よ。 **くう**[空]●何もない。から。むなしい。実質がない。②おおぞら。③仏教で、万物は因縁によって生じたもので、実体がないということ。「色即是―」 **クウ** 空白、空虚、空前絶後、空理空論、②空間、領空、航空、制空権、③空観 **そら** 空色/空耳/空々しい/夜空 **から** 空っぽ/空元気/空回り/空振り **あく・あける** 空き巣/空き地/席が空く/家を空ける **むなしい** 空しい望み **くういき**[空域]航空機が飛行する区域。 **くういん**[空員]「航空機乗組員」の略。 **くうかい**[空海]人名七七四―八三五。平安初期の僧。真言宗の開祖。高野山金剛峰寺を創建。能書家としてもすぐれ、三筆の一人。弘法大師。 **くうが**[空画]自分の利益を考えない、無我の境地。 <361> **くいる** ③組みあわせがぴったり合う。かみあう。「歯車が―」 →食い違う **くいあげ【食い上げ】** [名]暮らしていく手段をなくすこと。「これではめしの―だ」 **くいあらす【食い荒らす】** [他五]乱暴に食いちらす。「せっかくの料理を―」「害虫が作物を―」 **くいあらためる【悔い改める】** [下一]いままでの自分のおこないを反省して、あやまちを二度とくりかえさないようにする。「軽率[けいそつ]な言動を―」 **くいあわせ【食い合わせ】** [名]いっしょに食べると中毒を起こすとされている、食べもののとりあわせ。「すいかとてんぷらは―が悪い」 **くいいじ【食い意地】** [名]食べものをなんでもむさぼり食おうとする気持ち。「―が張る」 **くいいる【食い入る】** [自五]相手の中に深くはいりこむ。「―ように見つめる」 **クイーン** [名]①女王。王妃。②チェスの女王の駒[こま]。また、トランプの女王のカード。一二にあたる。記号はQ。③ある集団の花形となる女性。また、最上位の女性。「社交界の―」→キング [queen] **くいき【区域】** [名]ある区切った範囲の場所。エリア。「立ち入り禁止―」[同]地域 **ぐいぐい** [副]①強い力で続けてするようす。「―引く」②酒などを勢いよく続けて飲むようす。 **くいけ【食い気】** [名]食べたいと思う気持ち。食欲。「色気より―」 **くいこむ【食い込む】** [自五]①別のものの領分にはいりこむ。「こしに―」「授業が休み時間に―」②予定以上のかねがかかって、予算では足りなくなる。「一〇〇万円食い込んだ」 **くいさがる【食い下がる】** [自五]ねばり強く相手に付いてはなれない。「強敵に―」 **くいしばる【食い縛る】** [他五]歯を強くかみしめる。「歯を―(=苦痛やくやしさをがまんする)」 **くいしんぼう【食いしん坊】** [名・形動]なんでもむやみに食べたがること。また、その人。くだけた言い方。 **くいつぶす【食い潰す】** [他五]働かずに遊んで暮らして、財産を使いはたす。「遺産を―」 **くいつめる【食い詰める】** [下一]ぎりぎりまで財産を使ってしまって、暮らしていけなくなる。「食い詰めて夜にげする」 **クイズ** [名]質問を出して、それに答えさせる遊び。なぞあて。なぞなぞ。「テレビの―番組」[quiz] **くいぞめ【食い初め】** [名]生後一〇〇日か一二〇日目の赤んぼうに、はじめてめしを食べさせて成長を願う儀式。箸[はし]ぞめ。▽昔の百日の祝いにあたる。 **くいたおす【食い倒す】** [他五]飲食店で大いに飲んだり食べたりして、しかもその代金をはらわない。 **くいだおれ【食い倒れ】** [名]食べものにぜいたくをして貧乏[びんぼう]になること。「京の着倒れ、大阪の―」 **くいだめ【食い溜め】** [名]あとで食べずにすますために、一度にたくさん食べておくこと。くいおき。 **くいたりない【食い足りない】** [形]①腹いっぱいになるまで食べていない。②不じゅうぶんで満足できない。ものたりない。「この作品はちょっと―」 **くいちがう【食い違う】** [自五]二つのものごとがたがいにちがいになって、うまく一致しない。「合わせ目が―」「話が―」 > **「つかいわけ」** →「矛盾[むじゅん]」を見よ。 **くいちらす【食い散らす】** [他五]①食べているものをこぼしたり、散らかしたりしてよごす。②あれこれと少しずつやってみる。「趣味としていろいろ食い散らしたが、何一つものにならなかった」 **くいつく【食い付く】** [自五]①かみつく。くらいつく。「魚がえさに―」②利益になりそうなものに喜んで飛びつく。「もうけ話に―」 **クイック** [名]《造語》動作などがすばやいこと。「―モーションで投げる」⇔スロー [quick] **くいつくす【食い尽くす】** [他五]あるだけすべて食べてしまう。「食糧を―」 **くいつなぐ【食い繋ぐ】** [自五]少しずつ食べて生きのびる。また、少ないかねをやりくりして生活する。「家屋敷を売って―」 **くいで【食いで】** [名]たしかに食べたと思える分量。くいごたえ。食べで。くだけた言い方。「―のある天丼」 **くいどうらく【食い道楽】** [名]めずらしいものやうまいものを食べるのを楽しみにすること。また、その人。しょくどうらく。 **くいとめる【食い止める】** [他下一]被害がそれ以上におよぶのを防いでとめる。「延焼を―」 **くいな【水鶏】** [名]クイナ科の水鳥。全長三〇㌢ぐらいの茶色の鳥。水辺の草むらにすむ。冬鳥であるところからフユクイナとも。▽鳴き声が戸をたたく音に似ているのは夏鳥のヒクイナ。 **くいにげ【食い逃げ】** [名]飲食店で、食べたり飲んだりした代金をはらわずににげること。また、その人。無銭飲食。 **ぐいのみ【ぐい飲み】** [名]①《名・スル》勢いよく一気に飲むこと。②《名》大きくて底の深いさかずき。 **くいはぐれる【食いはぐれる】** [下一]①たべそこなう。「いそがしくて昼めしを―」②失業して生活できなくなる。「くいっぱぐれる」は強めた言い方。 **くいぶち【食い扶持】** [名]食料を買うかね。「―をあてがう」「家に―を入れる」 **くいほうだい【食い放題】** [名]食べたいだけ食べられること。いくら食べてもいいこと。 **くいもの【食い物】** [名]①たべもの。しょくもつ。「―のうらみはおそろしい」②人の利益のために利用されるものや人。「他人を―にする」 **くいる【悔いる】** [他上一]いままでの自分の心がけや行動を反省して、しなければよかったと思う。「前非[ぜんぴ]を―」 <362> > **つかいわけ** 悔やむ・悔いる 「悔やむ」は、日常的なことや小さなことに、「悔いる」は、道徳的なことや重大なことに使うことが多い。「不勉強を悔やむ」「あやまちを悔いる」。「後悔する」は、どちらにも使う。 **クインテット** [名]五重奏。五重唱。また、その曲や演奏団。 [quintetto] **くう[空]** [名]①そら。「―をまう」「―を切る」②なかみがない。から。「―をつかむような話」→満③役に立たない。むだな。「努力が―に帰す」④仏教の、あらゆるものは仮の姿で、実体は存在しないという考えかた。☆☆色⑤「航空機」の略。●空気。空中[くうちゅう]滑空[かっくう]上空[じょうくう]低空[ていくう]②空虚[くうきょ]空想[くうそう]空腹[くうふく]架空[かくう]空転[くうてん]空費[くうひ]空論[くうろん]④色即是空[しきそくぜくう]⑤空軍[くうぐん]空港[くうこう]空輸[くうゆ]防空[ぼうくう]空[から]涙[なみだ]空[そら]模様[もよう]空[うわ]の空[そら]そら[ぞら]寒[さむ]空[そら]恐ろしい[おそろしい] **あく・あける** 席が空[あ]く空[あ]き巣[す]空[あ]き家[や]/家を空[あ]ける **から** 空[から]元気[げんき]空梅雨[からつゆ]空手[からて]。空[から]回り[まわり] **うつろ** 空[うつ]ろ[ろ]空[うつ]木[ぎ](植物名)空蝉[うつせみ]空穂[うつぼ] **くう【食う】** [他五]食物を口に入れ、かんでのみこむ。たべる。「そろそろ昼飯でも食いに行くか」▽現代語では、おもに男性が使うやや乱暴な言い方だが、古語ではふつうに使われた。「つとめて(=早朝)食ふ薬といふもの」(蜻蛉日記)。「たべる」は、「たまわる」「いただく」という謙譲語からできた語。②暮らしを立てる。生活する。「―に困る」「文筆で食っていけない」③虫がかみつく。さす。「虫が食ったセーター」「のみに食われる」④相手の勢力範囲にくいこむ。また、自分より力のある相手を負かしてしまう。「対立候補の地盤を―」「子役の名演技が主役を―」「人を食った(=ばかにした)話」⑤時間・費用・数量などがよけいにかかる。消費する。「道草[みちくさ]を―」「年を食った(=年配の)男」「ガソリンを―」⑥よくないことを身に受ける。被害をこうむる。くらう。「お小言[こごと]を―」「げんこつを―」「一杯[いっぱい]―(=だまされる)」「その手は食わないぞ」 食うか食われるか 相手を食うか、こちらが食われるかの、さしせまった命がけの争いをいう。 食うや食わず 三度の食事も食べたり食べなかったりの、ひどく貧しい生活状態をいう。「―の生活」 **ぐう[偶]** [名]①にんぎょう。②対[つい]をなす。ならぶ。二つそろってひと組みのもの。③二で割りきれる整数。⇔奇④思いがけなく。たまたま。●偶像[ぐうぞう]土偶[どぐう]②対偶[たいぐう]配偶者[はいぐうしゃ]匹偶[ひつぐう](=つれあい)③偶数[ぐうすう]④偶然[ぐうぜん]偶発[ぐうはつ]偶[たま]々[たま]木偶[でく] **ぐう[遇]** [他サ変]①思いがけなく出あう。②もてなす。あしらう。→「遇する」を見よ。●グゥ ①奇遇[きぐう]千載一遇[せんざいいちぐう]遭遇[そうぐう]②厚遇[こうぐう]待遇[たいぐう]知遇[ちぐう]優遇[ゆうぐう]冷遇[れいぐう] **ぐろ[隅]** [名]かたすみ。かど。すみ。●一隅[いちぐう]四隅[しぐう]辺隅[へんぐう]すみ[すみ]隅[すみ]に置けない隅[すみ]っこ片隅[かたすみ] **ぐう[宮]** →「きゅう」 **ぐらい【寓意】** [名]何かにかこつけて、それとなくある意味をほのめかすこと。アレゴリー。 **ぐろいしょうせつ【寓意小説】** [名]ある意味や教訓などをそれとなく示そうとした小説。 **クウェート** 正式国名は、クウェート国。アラビア半島北東部の、ペルシア湾岸にある立憲君主国。世界有数の石油産出量をほこる。国民は納税義務がなく、教育と医療[いりょう]は無料。大部分がイスラム教徒。面積約一万八〇〇〇平方㌔。首都クウェート。主要言語アラビア語。 **くうかい【空海】** 七七四-八三五年。平安初期の僧[そう]。真言宗[しんごんしゅう]の祖。弘法大師。最澄[さいちょう]とともに唐に学び、日本に密教を導入。高野[こうや]山に金剛峰寺[こんごうぶじ]を創建した。漢詩文にすぐれ、書もよくして、嵯峨[さが]天皇・橘逸勢[たちばなのはやなり]とともに三筆の一人。著書に「三教指帰[さんごうしいき]」「十住心論」など。 **くうかん【空間】** [名]①すべての方向にある無限の広がり。「宇宙―」⇔時間②自然現象の生じる場所。「―を利用する」 **くうかんげいじゅつ【空間芸術】** [名]一定の空間を表現の場とする芸術。絵画・彫刻・建築など。⇔時間芸術 **くうき【空気】** [名]①地球を包む色もにおいもない透明[とうめい]な気体。酸素[さんそ]一、窒素[ちっそ]四の割合からなり、二酸化炭素やヘリウムも少量ふくんでいる。大気。②その場の状態やふんいき。「険悪な―に包まれる」 **くうきちょうせつ【空気調節】** [名]室内の温度や湿度[しつど]を最適の状態に保つため、自動的に調節する装置。空調。エアコンディショニング。エアコン。 **くうきでんせん【空気伝染】** [名]空中にとび散った病原菌[びょうげんきん]で病気がうつること。インフルエンザなど。⇔接触[せっしょく]伝染 <363> **クーペ** 満車[まんしゃ] **くうきょ【空虚】** [名・形動]①なにもないこと。から。②価値や内容がないこと。むなしいこと。「―な理論」「―な生活」[類]うつろ **ぐうきょ【寓居】** [名]かりずまい。また、自分の住まいをへりくだった言い方。 **くうくうばくばく【空空漠漠】** [形動]実質的なものがなく、とらえどころもないようす。「―たる思い」 **クー・クラックス・クラン** →「ケーケーケー」 **くうぐん【空軍】** [名]航空機やミサイルなどを使い、空中での戦闘[せんとう]をうけもつ軍隊。 **くうげん【空言】** [名]①事実でないうわさ。うそ。②口さきだけで、実行できないことば。 **くうこう【空港】** [名]航空機が出発したり、到着[とうちゃく]したりする施設[しせつ]。飛行場。「東京国際―」 **ぐうじ【宮司】** [名]神社の祭事の長である神官。 **くうしゃ【空車】** [名]①客や荷物を乗せていない車。②駐車場にあきがあること。「ただ今―有り」 **くうしゅう【空襲】** [名]航空機を使って空から爆撃すること。「―警報が鳴る」 **ぐうしゅう【隅州】** →「おおすみ」 **ぐうすう【偶数】** [名]二で割りきれる整数。0(ゼロ)もふくむ。⇔奇数 **ぐうする【遇する】** [他サ変]人をもてなす。あつかう。「客として―」 **ぐうする【寓する】** [自サ変]はっきり言わずに、それとなく他のものにかこつけてほのめかす。「この小説には作者の意が寓されている」 **くうせき【空席】** [名]①あいている座席。人のいない席。「―が目立つ」②欠員になっている職や地位。「―をうめる」 **くうぜん【空前】** [名]いままでに例のないこと。「―のヒット商品」[同]未曾有[みぞう] **ぐうぜん【偶然】** [名・形動]①《名・形動》思いがけずなること。「―が重なる」「―の一致[いっち]」⇔必然②《副》思いがけず。たまたま。ふと。「―出会った」 **くうぜんぜつご【空前絶後】** [名]いままでに例がなく、これからもありえないような、めずらしいこと。「―の事件」 **くうそ【空疎】** [名・形動]形だけはあるけれども、充実したなかみのないこと。「―な議論」「―な話」 **くうそう【空想】** [名]現実にはないこと、また起こりそうもないことを、あれこれ想像すること。また、その想像。「ぼんやりと―にふける」 > **「つかいわけ」** →「想像」を見よ。 **ぐうぞう【偶像】** [名]①神仏にかたどってつくられ、信仰の対象となる像。「―崇拝[すうはい]」②あこがれや尊敬の対象となっている人やものごと。アイドル。「―視する」 **くうそうかがくしょうせつ【空想科学小説】** →「エスエフ」 **くうそくぜしき【空即是色】** [名]万物には実体がなく、空[くう]であることによって事物そのものが成り立つということ。▽仏教から出たことば。▷「色即是空」も見よ。 **ぐうたら** [名・形動]なまけて、ぐずぐずしていること。また、働く気力のない人。なまけもの。俗な言い方。「―者」「―な生活」 **くうちゅう【空中】** [名]地上をはなれたところ。そら。 **くうちゅうぶんかい【空中分解】** [名]飛行中に、航空機などがばらばらに分解すること。▽計画などが途中[とちゅう]でこわれてしまうこともいう。 **くうちゅうろうかく【空中楼閣】** [名]空中に高い建物をつくるのと同じような、なんの根拠もない、絵空事[えそらごと]。[同]砂上の楼閣②蜃気楼[しんきろう]。 **くうちょう【空調】** [名]「空気調節」の略。エアコン。「―設備」 **クーデター** [名]武力などの急激な非合法手段によって政権をうばいとること。「軍部による―は失敗した」[coup d'État] > **「つかいわけ」** →「改革」を見よ。 **くうてん【空転】** [名]①機械などがからまわりすること。「エンジンが―する」②進んでいるようでもむだな時間がすぎるばかりで、何の成果もないこと。「国会での審議が―する」 **グーテンベルク** 一四〇〇?-一四六八年。ドイツの活版印刷の発明者。鋳造[ちゅうぞう]活字による印刷技術を完成し、聖書などを印刷した。[Johannes Gutenberg] **くうどう【空洞】** [名]中ががらんどうで、からっぽなこと。また、からっぽな穴。「肺に―ができる」[同]ほら **グードずほう【グード図法】** [名]地図の投影法の一つ。低緯度地方はサンソン図法、高緯度地方はモルワイデ図法を合わせた、面積の正しい図法。断裂図とも。▽アメリカ人グードの考案による。▷「ちず」 **ぐうのね(音)も出ない** 完全にやりこめられて、一言の弁解もできない。▽「ぐう」は、苦しいときに出す声。 **くうはく【空白】** [名]①紙面などの、なにも書かれていない部分。「―を残す」②むなしく、なにもおこなわれないこと。ブランク。「政治の―」「歴史の―をうめる」 **くうばく【空漠】** [形動]①広びろとしていて、なにもないようす。「―たる荒野」②とりとめがないようす。つかみどころがないようす。「―とした議論」「―たる内容」 **くうばく【空爆】** [名]「空中爆撃」の略。航空機による爆撃。 **ぐうはつ【偶発】** [名]思いがけなく起こること。偶然に発生すること。「―事件」 **くうひ【空費】** [名]時間や費用などを、むだに使うこと。むだづかい。「時間を―する」[同]浪費 > **「つかいわけ」** →「浪費」を見よ。 **くうふく【空腹】** [名・形動]腹が減っていること。すきっぱら。「―をかかえる」⇔満腹 **くうぶん【空文】** [名]実際にはなんの役にも立たない文章や法律などの条文。「ほとんど―化した法律」 **クーペ** [名]二枚ドアで二人乗りのスポーティーな車。 <364> [coupé]▷「じょうようしゃ」 **クーベルタン** 一八六三-一九三七年。フランスの教育者。近代オリンピック大会の創始者。IOC(国際オリンピック委員会)を組織し、一八九六年、第一回オリンピックをアテネで開催[かいさい]した。[Pierre de Coubertin] **くうぼ【空母】** [名]「航空母艦[ぼかん]」の略。 **くうほう【空包】** [名]実弾[じつだん]のかわりに、発射音だけ出る銃弾[じゅうだん]。⇔実包 **くうほう【空砲】** [名]実弾[じつだん]をこめないで撃つ鉄砲や大砲。 **クーポン** [名]何枚もつながっていて一枚ずつ切りとって使う切符[きっぷ]。乗車券・指定券・宿泊券などをひとつづりにしたもの。「旅行用の―」[coupon] **くうろ【空路】** [名]①航空機の飛ぶコース。[同]航路②航空機を利用すること。「アメリカより―帰国する」 **くうや【空也】** 九〇三-九七二年。平安中期の名僧[そう]。諸国をめぐり、念仏の功徳を庶民[しょみん]に説いて、「市聖[いちのひじり]」「阿弥陀聖[あみだひじり]」と呼ばれた。鎌倉時代に康勝[こうしょう]がほった、木像「空也上人[しょうにん]像」が六波羅蜜寺[ろくはらみつじ]にある。「こうや」とも。 **くうゆ【空輸】** [名]「空中輸送」の略。航空機で人や荷物を運ぶこと。「新鮮な野菜を―する」 **クーラー** [名]①冷房[れいぼう]装置。冷却[れいきゃく]器。エアコンディショナー。「ルーム―」②釣[つ]りやキャンプなどで使う携帯用の冷蔵庫。アイスボックス。[cooler] **くうらん【空欄】** [名]あとから書きこめるようにあけてある、しまった場所。「―をうめる」 **くうり【空理】** [名]現実とかけはなれていて、実際の役に立たない理論や理屈[りくつ]。「―空論」 **クーリングオフ** [名]分割払い形式などで購入[こうにゅう]契約をした者が、一定期間内なら無条件で解約できる制度。[cooling-off] **クール** [名]《造語》特定の治療をおこなう期間のひと区切り。ふつう、効果や副作用を見ながら、何クールかくりかえす。[Kur] **クール** [名]《造語》放送で、連続番組のひと区切り。一クールは、ふつう三か月、一三回。[cours] **クール** [形動]①すずしそうなようす。冷たそうなようす。②冷静なようす。感情におぼれないようす。「―に対応する」[cool] **クールベ** 一八一九-七七年。フランスの画家。現実を直視してえがく写実派の代表の一人。労働者が起こした革命的な自治政府、パリコミューンにも参加し、のちスイスに亡命した。代表作「オルナンの埋葬[まいそう]」「石割り」。[Gustave Courbet] **くうれい【空冷】** [名]「空気冷却[れいきゃく]」の略。エンジンなどを空気で冷やすこと。「―式エンジン」⇔水冷 **くうろん【空論】** [名]現実ばなれしていて、実際の役に立たない議論。「机上[きじょう]の―」 **クーロン** [名]《造語》電気量の単位。一クーロンは、一アンペアの電流が一秒間に運ぶ電気量。記号はC。▽「クーロンの法則」を発見したフランスの物理学者クーロンの名から。[coulomb] **クエーカー** [名]プロテスタントの一派。イギリスでおこり、絶対的な平和主義を唱える。フレンド派の俗称[ぞくしょう]。ふるえる人という意味。[Quaker] **ぐうわ【寓話】** [名]教訓的な内容や風刺[ふうし]を盛りこんだたとえ話。「イソップ物語」など。 **くえき【苦役】** [名]①苦しい肉体労働。「―にたえる」②罪を犯した人に、罰[ばつ]としてあたえられる労働。懲役[ちょうえき]。「―に服する」 **クエスチョンマーク** [名]疑問をあらわす記号。疑問符[ぎもんふ]。インタロゲーションマーク。「?」[question mark] **くえない【食えない】** [形]気が許せない。安心してつきあえない。「なかなか―やつだ」▽「煮ても焼いても食えない」という表現から。 **くえる【食える】** [下一]①食用になる。また、味がよくて食べる値打ちがある。②収入があって生活できる。「印税だけで五年は―」 **くえんさん【枸櫞酸】** [名]カンキツ類の果実などに多くふくまれている酸。すっぱい味がする。 **クォータリー** [名]年四回、三か月おきに発行される定期刊行物。季刊誌。クオータリー。[quarterly] **クオーツ** [名]水晶[すいしょう]。とくに、それを使った精度の高い時計。クオーツクロック。[quartz] **クォーテーションマーク** [名]引用符。英語の‘’ “”や日本語の「 」『 』など。[quotation mark] **くおん【久遠】** [名]時間が無限であること。永遠。「―の理想」「―仏」 **くがい【苦界】** [名]①仏教で、苦しみのたえない人間世界。②遊女のつらい境遇[きょうぐう]。「―に身をしずめる(=遊女になる)」▽「くかい」とは読まない。 **くかく【区画】** [名]しきりをつけて土地などを区切ること。また、区切られた土地。「―整理」 **くがく【苦学】** [名]働いて学費をかせぎながら苦労して勉強すること。「―生」「―して大学を出る」 **くかつよう【ク活用】 [文法]文語文法で形容詞の活用の種類の一つ。「シク活用」に対していう。たとえばク活用の「高し」は、「高く(て)」「高し」「高き(とき)」「高けれ(ば)」となる。また、「高から(ず)」「高かり(けり)」「高かる(とき)」「高かれ」と活用する。後者の活用を別に「カリ活用」ともいう。ク活用の形容詞は「広く」「高く」「長く」など多くはものごとの状態をいい、シク活用が情意をあらわすのと対照的である。▽ク活用は口語ではシク活用と一つになり「かろ・かっ・く・い・けれ」という形になった。『巻末「活用表」参照。 **くかん【区間】** [名]長い距離をいくつかに分けたうちの二つの地点のあいだ。「駅伝で―新記録を出す」 **ぐがん【具眼】** [名]ものの善悪や是非を判断し、本質を見ぬく力をもっていること。「―の士」 **ぐかんしょう【愚管抄】** 一二二〇年。慈円[じえん]の作。神武天皇から順徳天皇までのことを仏教的世界観で解釈[かいしゃく]し、末法思想を説いた歴史書。 **くき【茎】** [名]植物の器官の一つ。植物体を支え、根から吸収した水分や養分の通路となる。 <365> **くぎ【釘】** [名]金属や木の一方のさきをとがらせた細い棒。板や木材をとめたり、ものをかけたりする。 釘をさす あとでまちがいの起こらないように念をおす。警告する。 **くぎづけ【釘付け】** [名]①くぎを打ちつけて動かないようにすること。「台風の前に、窓を―する」②その場から動けないようにすること。「敵を城内に―にする」 **ぐきょ【愚挙】** [名]おろかなおこない。失敗するのが目に見えるようなくわだて。「―に出る」[同]愚行 **くきょう【苦境】** [名]追いつめられた苦しい立場。「―におちいる」「―を脱[だっ]する」[同]窮地[きゅうち] > **つかいわけ** 逆境・苦境 どちらも苦しくつらい状況[じょうきょう]をいう。「逆境」は、「順境(=めぐまれた境遇)」の反対。少年のころに経済的にめぐまれないなど、長く続いてぬけだしにくい状態。「逆境に育ったから、ねばり強い」。「苦境」は、一時的に追いこまれた状態。努力しだいでなんとか乗りきれるかもしれないというニュアンスがともなう。「不況で苦境に立つ」。 **くぎょう【苦行】** [名]仏の教えをさとるためのつらく苦しい修行[しゅぎょう]。また、目的をとげるための苦しい仕事。「難行[なんぎょう]―」▽「苦業」は誤り。 **くぎょう【公卿】** [名]昔、朝廷[ちょうてい]に仕えた身分の高い貴族。大臣・大納言[だいなごん]・中納言・参議および三位以上。公家[くげ]。 **くぎょう【公暁】** 一二〇〇-一二一九年。鎌倉[かまくら]幕府二代将軍源頼家[よりいえ]の子。三代将軍源実朝[さねとも]を父のかたきとして、鶴岡八幡宮[つるがおかはちまんぐう]で暗殺したが、自身もとらえられ殺された。 **くぎり【区切り・句切り】** [名]①ものごとにつくる切れ目。「仕事にひと―つける」②文章や詩歌[しいか]などの切れ目。▽ふつう、「句切り」と書く。 **くぎりふごう【句切り符号・区切り符号】** [名]文章の切れ目をあらわす符号。くぎり符。「、」「。」「,」「・」などの句読点や、( )「 」の括弧[かっこ]など。 **くぎる【区切る】** [他五]土地・区域や仕事などに切れ目をつける。 **くぎる【句切る】** [他五]詩や文章などに切れ目をつける。「段落を―」 **くぎれ【句切れ】** [名]和歌の結句以外の句で文が終止していること。その切れる句の位置によって、初句切れ・二句切れ・三句切れ・四句切れとなる。 **くぎん【苦吟】** [名]苦心して詩歌[しいか]をつくること。また、つくられたその作品。 **くく【九九】** [名]一から九までの、それぞれの数どうしのかけあわせ。また、それを書いた表や唱えかた。 **くく【区区】** [形動]①ばらばらでまとまりのないようす。「―の意見」「―としてまとまらない」[類]まちまち②小さくてとるにたりない。「―たる小事にすぎない」 **くぐつ【傀儡】** [名]あやつり人形。また、それを操[あやつ]る芸や芸人。「かいらい」とも。 **くぐもる** [自五]声などが口の中にこもって、はっきりしなくなる。 **くくりつける【括り付ける】** [他下一]ひもなどでしばりつける。「自転車の荷台に―」 **くぐりど【潜り戸】** [名]かがんではいる、低く小さな戸口。切り戸。 **くぐりぬける【潜り抜ける】** [他下一]①くぐって通りぬける。「カーテンを―」②困難や危険をうまくきりぬける。「戦火を―」 **くくる【括る】** [他五]ひもやなわなどを巻きつけて一つにまとめる。ばらばらなものを一つにまとめる。「荷物を―」「首を―」→腹を―」「☆木で鼻を―」「高を―」「かっこで―」 > **つかいわけ** 縛る・くくる 「縛る」は、動かないように、活動できないように、しめつける。「両手を縛る」「かねで縛る」。「くくる」は、ばらばらにならないようにまとめてひもをかける。「古新聞をまとめてくくる」。 **くぐる【潜る】** [他五]①ものの下を、からだをすぼめるようにして通りぬける。「門を―」「のれんを―」②水の中にもぐる。「海にくぐって貝をとる」③油断やすきを見つけて、うまくのがれる。「法のあみを―」 **くげ【公家】** [名]①朝廷[ちょうてい]。また、昔朝廷に仕えた身分の高い貴族。⇔武家②「公卿[くぎょう]」の古い言い方。 **くけい【矩形】** [名]「長方形」の古い言い方。 **くける【絎ける】** [他下一]ぬい目が外から見えないように、ぬう。[類]まつる **くげん【苦言】** [名]言われる人には聞きづらいが、その人のためになることば。「―を呈[てい]する」[同]忠言 **ぐけん【愚見】** [名]自分の意見のへりくだった言い方。おろかな意見。「―を申しのべました」 **ぐげん【具現】** [名]目に見える形で実際にあらわすこと。「理論を―する」 **くこ【枸杞】** [名]ナス科の落葉低木。山野に自生する薬用植物。夏、むらさき色の小花が咲き、赤い実をつける。葉は解熱剤[げねつざい]に使われる。 **ぐこう【愚行】** [名]ばかげたおこない。人に笑われるような行為という。 **ぐこう【愚考】** [名]おろかな考え。また、自分の考えのへりくだった言い方。 **くさ【草】** [名]《造語》①《名》かたい幹でなく、やわらかい茎[くき]をもつ植物。ほとんど一~二年で枯れる。②《造語》[「草~」の形で]本式でないものや、しろうとが楽しみでするものという意味をあらわす。「―野球」「―ずもう」「―競馬[けいば]」 草の根を分けても探す あらゆる場所を徹底的に探す。 草を結ぶ 旅寝をする。 **ぐさ【種】** [名]《造語》[「~ぐさ」の形で]原因や材料となるいろいろの種類。…のたね。「語り―」「お笑い―」「物見[ものみ]の―」 <366> **くさい【臭い】** [形]《造語》①《形》◎いやなにおいがする。「なまごみが―」②あやしく、疑わしいところがある。「言動からすると彼はどうも―」[同]不審③《造語》「~臭い」の形で]…の(悪い)においがする。「ガス―」「酒―」「あせ―」④「~くさい」の形で]…めいた感じがする。…の感じが強い。「年寄り―」「けち―」「陰気[いんき]―」「バタ―(=外国かぶれだ)」▽好ましくないという気持ちで使う。 臭い飯を食う 刑務所で服役[ふくえき]する。 臭い物にふたをする 解決しなければならない、いやな問題や知られたくないことが、世間にもれないようにすっぽりとかくす。 **ぐさい【愚妻】** [名]自分の妻のへりくだった言い方。[同]荊妻[けいさい]「愚(=自分)の妻」がもとの意味。 **ぐさい【救済】** 一二八〇?-一三七六?年。南北朝時代の連歌師。二条良基[よしもと]と共に「菟玖波集[つくばしゅう]」をえらんだ。「ぐせい」「きゅうせい」とも。 **くさいきれ【草いきれ】** [名]夏、しげった草が強い日ざしを受けて、むっとにおうこと。 **くさいろ【草色】** [名]草の葉のような、青みのある緑色。 **くさき【草木】** [名]くさと、き。植物。「―染め」 草木もなびく まわりのすべてのものが従うほど、勢いが盛[さか]んなことのたとえ。 草木も眠る 夜がすっかりふけて、辺りのすべてのものが寝静まるたとえ。「―丑三[うしみ]つ時[どき]」 **くさく【句作】** [名]俳句をつくること。 **ぐさく【愚作】** [名]つまらない作品。また、自分の作品のへりくだった言い方。 **ぐさく【愚策】** [名]つまらない計画。おろかなはかりごと。また、自分の考えや計画のへりくだった言い方。 **くさくさ** [副]気が重かったり、おもしろくないことがあったりして心が晴れないようす。 **くさぐさ【種種】** [名]「いろいろ」「さまざま」の古い言い方。 **くさけいば【草競馬】** [名]地方の町村などでおこなう小規模の競馬。 **くさす【腐す】** [他五]他人の欠点をとりたてて悪く言う。「人の作品をさんざんに―」[類]けなす▽「くさす」「けなす」よりも、「こきおろす」のほうが程度がひどい。 **くさずもう【草相撲】** [名]祭りのときなどに、しろうとが楽しみでとるすもう。 **くさぞうし【草双紙】** [名]江戸時代の、絵入りの通俗的な読みもの。赤本・黒本・青本・黄表紙[きびょうし]・合巻をまとめていう。 **くさなぎのつるぎ【草薙の剣】** →「あまのむらくものつるぎ」 **くさのしんぺい【草野心平】** 一九〇三-八八年。昭和期の詩人。福島県生まれ。雑誌「歴程」を創刊。カエルの詩が有名。詩集「第百階級」「定本蛙[かえる]」など。 **くさのねうんどう【草の根運動】** [名]一般大衆の立場での政治運動。 **くさのねみんしゅしゅぎ【草の根民主主義】** [名]一般大衆の生活の中から育った民主主義。 **くさばな【草花】** [名]草に咲く花。また、花の咲く草。 **くさば(草葉)のかげ** 墓の下。あの世。「―から見守る」 **くさび【楔】** [名]木や鉄でできたV字形の道具。すきまに打ちこみ木や石を割ったり、つぎめに打ちこんでとめたりする。 楔を打ち込む 敵陣に割りこんで、勢力を二分する。 **くさびがたもじ【楔形文字】** [名]紀元前三五〇〇年ごろから約三〇〇〇年間、メソポタミア地方で広く用いられた古代文字。粘土板にほられていて字画がくさび形をしている。「せっけいもじ」とも。 **くさぶえ【草笛】** [名]草の葉や茎[くき]でつくった笛。 **くさぶかい【草深い】** [形]①草が奥深くまでおいしげっている。「―原野」②都会からはなれたいなかである。ひなびている。「―里に住む」 **くさぶき【草葺き】** [名]屋根をカヤやわらなどの茎[くき]を重ねてふくこと。また、その屋根。 **くさまくら【草枕】** [名]①野宿すること。旅寝。また、「旅」「結[ゆ]う」などにかかる枕詞[まくらことば]。▽草を結んでまくらにしてねるという意味から。 **くさまくら【草枕】** 一九〇六年。夏目漱石[そうせき]の短編小説。主人公の青年画家は現実に生き悩み、俗世間[ぞくせけん]をのがれ、非人情の世界を求めて旅をする。山村の温泉場で出会った女性を絵にしようとするが、彼女の表情にあわれを発見したとき、胸中に一枚の絵が完成する。 **くさみ【臭み】** [名]①ものから出る、いやなにおい。「肉の―をとる」②わざとらしくて感じの悪いこと。いやみ。「―のある口のききかた」 **くさむす【草生す】** [自五]あれて雑草がおいしげる。「草むした庭」 **くさむら【叢】** [名]草がたくさん生えしげっているところ。 **くさもち【草餅】** [名]ヨモギの若葉を入れてついたもち。 **くさや** [名]ムロアジなどを腹開きにし、古いほど上等とされる塩じるにつけて干し、これを数回くりかえした干[ひ]もの。特有のくさみがある。 **くさやきゅう【草野球】** [名]しろうとが集まって、あき地などで楽しむ野球。 **くさらす【腐らす】** [他五]①ものをくさらせる。腐敗[ふはい]させる。②不快にさせる。いやにさせる。「気を―」 **くさり【鎖】** [名]①金属の輪をつなぎあわせて、ひものようにしたもの。「―につながれた犬」②ものとものとを、つなぎあわせるもの。きずな。 **ぐさり** [副]勢いよく突っきさすようす。「短刀を―突きたてる」 <367> **くさる【腐る】** [自五]《造語》①◎食べものや動物の死骸[しがい]などが、いたんでくさくなる。「魚が―」「―ほどある(=あり余るほどある)」②木や金属などが、さびたりくちたりして、ぼろぼろになる。「柱が―」③心が堕落している。「根性[こんじょう]が―」④仕事などが思いどおりにいかず、やる気をなくす。「失敗して―」「課長におこられて―」▽ふつう、かな書き。⑤《造語》[「・・・くさる」の形で]相手の目立つ動作をとがめてよくないとする気持ちをあらわす。「いばりー」「ふて―」「まじめ―」「寝[ね]―」▽動詞の連用形に付く。 腐っても鯛[たい] 本来すぐれた価値のあるものは、だめになったように見えても、やはりそれだけの値打ちがあるものだ。 **くされえん【腐れ縁】** [名]切ろうとしても断ちきることができない悪い関係。「あいつとは昔からの―だ」 **くさわけ【草分け】** [名]①あれ地を耕して村や町のもとをつくること。また、その人。「土地の―」②最初の基礎を築くこと。また、その人。「プロゴルファーの―」 **くし【駆使】** [名]思いどおりに、自由に使いこなすこと。「才能を―する」 **くし【串】** [名]食物などをさす、さきのとがった細い棒。竹や鉄などでつくる。「―にさす」 **くし【櫛】** [名]髪[かみ]の毛をとかしたり、髪にかざったりする道具。▽昔は一本の棒に髪を巻きつけたりした。「串[くし]」と語源が同じ。かぞえ方 枚[まい] 櫛の歯が欠けたよう そろっていて続くはずのものが、ところどころぬけているたとえ。 櫛の歯を挽くがごとし ひんぱんに、ものごとがおこなわれるたとえ。 **くじ【籤】** [名]多くの紙きれなどの中から一つを選びだせ、そこに書かれた文字や記号で幸運をうらなったり、当たりはずれをきめたりするもの。「―が当たる」 **くじうん【籤運】** [名]くじを引いて、当たるか当たらないかの運。「―が強い」 **くしゃみ【嚏】** [名]鼻の奥が刺激[しげき]を受けて、急に息をふきだすこと。「くさめ」とも。 **くしがき【串柿】** [名]しぶがきの皮をむいて、くしに通して干したもの。 **くしがた【櫛形】** [名]半月形の、昔風のくしのような形。「―にトマトを切る」 **くじかたおさだめがき【公事方御定書】** [名]一七四二年に、八代将軍徳川吉宗[よしむね]が定めた江戸[えど]幕府の政治の根本法典。警察・裁判・刑罰[けいばつ]などの法令を収める。 **くじく【挫く】** [他五]①むりな力がかかって手や足の関節を傷[いた]める。捻挫[ねんざ]する。「足首を―」②相手の出てくる勢いをさっとおさえて弱める。「出[で]はなを―」「強きをくじき、弱きを助ける」 **くしくも【奇しくも】** [副]ふしぎな偶然だで。「二十年目の同じ日に―再会した」 **くしけずる【梳る】** [他五]髪[かみ]の毛をくしでとかして、きちんとする。すく。古い言い方。 **くじける【挫ける】** [下一]何かのきっかけで、勢いや気力をなくしてしまう。「意志が―」 **くしざし【串刺し】** [名]①くしにさしとおすこと。また、さしとおしたもの。「魚の―を焼く」②くしでものをさすように、人をさし殺すこと。「やりで―にする」 **ぐしぬい【ぐし縫い】** [名]ぬい針で、針目をそろえて並ぬいにぬうこと。もっともふつうのぬいかた。 **くじびき【籤引き】** [名]くじを引いて、ものごとをきめること。くじ。 **ぐしゃ【愚者】** [名]おろかもの。ばかもの。⇔賢者[けんじゃ] 愚者の一得[いっとく] おろか者でも、ときには名案を出すことがある。[同]愚者も千慮[せんりょ]に一得あり **くじゃく【孔雀】** [名]キジ科の鳥。大形で、インドや東南アジアにすむ。おすはおうぎ形に開く、緑・むらさき・金色などの美しい羽がある。ピーコック。 **くしゃくしゃ** [副]《形動》①《副・スル》心がふさぎ、いらだつようす。くさくさ。「気分が―する」②《形動》◎布や紙などがしわだらけであるようす。②まとまりがなく、乱れているようす。「―な髪[かみ]」 **くじゅう【苦汁】** [名]にがいしる。「―をなめる(=苦しくつらい思いをすること)」 **くじゅう【苦渋】** [名]ものごとがうまく進まなくて苦しくつらい思いをすること。「顔に―の色をうかべる」「人生の―を味わう」▽にがくてしぶい意味から。 **くじょ【駆除】** [名]害虫などを追いはらったり、殺したりすること。「だにの―」 **くしょう【苦笑】** [名]心内の不快感や動揺[どうよう]などをまぎらわすために笑ってみせること。にがわらい。 **くじょう【苦情】** [名]不平や不満などの気持ちを述べること。「―が出る」「―相談」 **ぐしょう【具象】** [名]ものが実際に目に見える形をもっていること。「―画」[類]具体⇔抽象 **くじょうかねざね【九条兼実】** 一一四九-一二〇七年。鎌倉[かまくら]初期の貴族で、九条家の祖。源頼朝[よりとも]の援助[えんじょ]を受け、摂政・関白[かんぱく]など、朝廷[ちょうてい]の要職を歴任した。その日記「玉葉[ぎょくよう]」は、当時を知る貴重な史料。弟に慈円[じえん]がいる。 **くじょうよしつね【九条良経】** →「ふじわらのよしつね」 **くじょうよりつね【九条頼経】** →「ふじわらのよりつね」 **ぐしょぬれ【ぐしょ濡れ】** [名]雨などでひどくぬれること。びしょぬれ。ずぶぬれ。くだけた言い方。 **くじら【鯨】** [名]クジラ目の哺乳動物をまとめた呼び方。ヒゲクジラ亜目・ハクジラ亜目などがあり、大形のものをクジラ、小形のものをイルカという。ナガスクジラ・セミクジラ・ミンククジラなど。かぞえ方 頭[とう] **くじらじゃく【鯨尺】** [名]和裁用のものさし。約三七・九㌢を一尺、その一〇分の一を一寸[すん]とする。くじらざし。 **くじらまく【鯨幕】** [名]黒と白の布を交互に縦にぬいいあわせた幕。葬儀用。▽クジラの、皮の黒と脂肪[しぼう]の白の合わさりに似ているところから。 <368> **くじる【抉る】** [他五]①ほじくって穴をあける。また、穴をあけて中のものをとりだす。えぐる。「足の裏を―」 **くじ(九字)をきる** 仏教や忍術[にんじゅつ]などで、身を守るために「臨兵闘者[りんぴょうとうしゃ]皆陣列在前[みなじんれつざいぜん]」の九字のまじないを唱える。 **くしん【苦心】** [名]うまく仕上げようと、あれこれくふうし、心をつかうこと。「―の作」[同]腐心 > **「つかいわけ」** →「苦労」を見よ。 **ぐしん【具申】** [名]目上の人に、自分の意見や希望などをくわしく申しのべること。「解決案を―する」 **くしんさんたん【苦心惨憺】** [名]あれこれと、ひどく苦心すること。「―の末できた作品」▽「苦心惨胆」は誤り。 **くず【屑】** [名]①使いみちのない残りもの。くだけてしまったもの。かす。「―かご」「人間の―」 **くず【葛】** [名]秋の七草の一つ。マメ科の多年草。夏の終わりにむらさきの花をつける。根からくず粉や漢方薬をつくる。▷「あきのななくさ」 **ぐず** [名・形動]行動や決断がおそいこと。また、そういう人。▽「愚図」と当てる。 **くずおれる【崩れる】** [下一]急に気力がぬけて、その場にくずれるようにたおれたり座[すわ]ったりする。「ゴールしたとたん、その場にくずおれた」 **ぐずぐず** [形動]《副》①《形動》かたくしまらず、くずれそうなようす。「積み荷がゆるんでーになる」②《副・スル》決心・行動・動作がおそいようす。「―してるとまにあわないぞ」③《副》ぶつぶつ不平などを言うようす。「気にくわないと―言う」[同]愚図愚図[ぐずぐず] **くすぐったい【擦ったい】** [形]①くすぐられて皮ふがむずむずする。「わきのしたがいちばん―」②きまりがわるい。てれくさい。「面と向かってほめられるのは―」[同]こそばゆい **くすぐる【擦る】** [他五]①皮ふを軽くこすって、むずむずするような、笑いだしたいような感じを起こさせる。②わざと人を笑わせたり、おせじを言っていい気持ちにさせたりする。「自尊心を―」 **くずこ【葛粉】** [名]クズの根からとった、でんぷん質の白い粉。食用にする。 **くすし【薬師】** [名]「医者」の古い言い方。「薬[くすり]人を殺さず、―人を殺す」 **くずしがき【崩し書き】** [名]草書体か行書体で書くこと。また、その文字。 **くずす【崩す】** [他五]①形の整った体積のあるものに力を加えて形をこわす。「山を―」「積み木を―」②整っているものを乱す。「体調を―」「ひざを―」③楷書[かいしょ]でなく、行書[ぎょうしょ]や草書で書く。④かねを細かくする。小銭[こぜに]にかえる。「一万円札を―」 > **「つかいわけ」** →「壊[こわ]す」を見よ。 **くすだま【薬玉】** [名]祝賀の式などのときに色紙などを入れてつるし、引くと割れるようにした、かざりの玉。▽昔は、五月五日の節句にかざり、魔[ま]よけにした。美しい布[ぬの]ぶくろに香料を入れ、五色の糸をかざりに垂らす。 **ぐずつく** [自五]①雨が降ったりやんだりして、晴れとか雨とかにきまらない。「天気が―」②ぐずぐずして態度や意志がはっきりしない。「出席するかどうか、まだぐずついている」③はかどらない。てまどる。「連日の雨で工事が―」▼「愚図つく」と当てる。 **くずてつ【屑鉄】** [名]使えなくなった鉄製品。また、鉄製品をつくるときに出るくず。スクラップ。「―同然の事故車」 **くすねる** [他下一]人のものをこっそりとごまかして自分のものにする。「つり銭[せん]を―」[同]盗む▽「盗む」にくらべて見つからないぐらいの少量、ほんの一部についていう。 **くすのきまさしげ【楠木正成】** 一二九四-一三三六年。南北朝時代の武将。後醍醐[ごだいご]天皇に応じて兵をあげ、鎌倉幕府をたおして建武の政権を樹立したが、足利尊氏[たかうじ]と戦って敗死した。 **くすぶる【燻ぶる】** [自五]①ほのおを立てずに焼けて、けむりばかりを出している。「ストーブが―」②いつまでもことが進まないで、はっきりと解決しないでいる。「不満が―」▽大した働きもなかったり、出世[しゅっせ]もしなかったりで、ぱっとしないようすをたとえてもいう。「家の中でくすぶっている」 **くすみもりかげ【久隅守景】** 生没年未詳[しょう]。江戸前期の画家。絵を狩野探幽[かのうたんゆう]に学んだが、のちに狩野派を破門された。加賀に移り、農村生活に取材した詩情豊かな作品を残した。代表作「夕顔棚納涼図屏風[ゆうがおだなのうりょうずびょうぶ]」。 **くすむ** [自五]①色合いがじみで、さえない。②ひきたたず、だれも気にかけなくなる。「くすんだ暮らしをしていた」 **くずもち【葛餅】** [名]水にといたくず粉[こ]をにて固めたもの。黒砂糖[くろざとう]のみつなどをつけて食べる。 **くずゆ【葛湯】** [名]くず粉[こ]に砂糖を入れ、熱湯を注いですきとおるまでかきまぜた飲みもの。 **くすり【薬】** [名]①病気や傷を治すために、飲んだり、ぬったり、注射したりするもの。「痛み止めの―」②特別な効果を出すための化学物質。うわぐすり。③心身のためになること。「苦労は身の―」「ちょっと―が効きすぎたようだ」 薬九層倍[くそうばい] 薬の売値は原価に比べて非常に高いことから、暴利をむさぼっていることのたとえ。 薬にしたくも無い ほんの少しも見つからない。「良心など―」 薬人を殺さず、薬師人を殺す ものは使いかたによって毒にも薬にもなる。▽薬のせいで人が死ぬのではなく、薬の使いかたを誤った医者に責任があるという意味から。 **くすりゆび【薬指】** [名]親指から四本目の指。中指と小指のあいだにある指。べにさしゆび。▽昔、薬を水でとくときに使ったことから。 **くすのき【楠・樟】** [名]クスノキ科の常緑高木。建材や家具などに広く使う。また、防虫剤[ぼうちゅうざい]の樟脳[しょうのう]をとる。くす。 <369> **くする【具する・俱する】** [自サ変]①つれていく。ともなう。「供を具していく」②とりそろえる。「書類を具して願い出る」▼「ぐす」とも。文章語。 **ぐずる** [自五]子供が泣いたり言うことをきかなかったりして、まわりの人を困らせる。むずかる。「背中の赤ちゃんが―」▽「愚図る」と当てる。 **くずれ【崩れ・頹れ】** [名]《造語》[「~くずれ」の形で]もと…で、今は落ちぶれた人。「ボクサー―」[同]上がり▽身分や職業などをあらわす語に付く。 **くずれる【崩れる】** [下一]◎①高く盛りあがっていたものがくだけてばらばらになり、落下してしまう。「山が―」②整っていたものが乱れる。「姿勢が―」「午後から天気がーでしょう」「―た生活に落ちる」③かねを小銭[こぜに]にかえることができる。細かくなる。 **くせ【癖】** [名]①◎無意識のうちに習慣になっていて、人から見て気になる動作や好み。「なくて七―」②はじめとは形などが変わって、もとにもどらない状態。「髪[かみ]に―がつく」③ふつうとちがった性質や傾向[けいこう]。「―のあるしゃべりかた」▼多く、よくないことにいう。「臭[くさ]い」「癖[くせ]」「糞[くそ]」は同じ語源から分かれたことば。 **ぐせい【救済】** →「ぐさい」 **クセジュ** 「われ何をか知る」という意味で、謙虚[けんきょ]に自分自身を反省しようという心構えをあらわしたもの。▽フランスの思想家モンテーニュが主著「随想録[ずいそうろく]」の中で述べたことば。[Que sais-je ?] **くせつ【苦節】** [名]苦しみや困難にたえて、信じることをやりとおすこと。「―十年」 **くぜつ【口舌・口説】** [名]くちげんか。とくに、男女間の口論。 **くせに** [「~くせに」の形で]…であるのに。…にもかかわらず。非難の気持ちをこめていう。「知らない―口出しするな」「先生の―知らないのかしら」 **くせもの【曲者】** [名]①あやしい者。「―がしのびこむ」②そう簡単にあつかえない人物。したたか者。③油断のできないところ。用心すべきところ。「いやにやさしいのが―だ」 **くせん【苦戦】** [名]勝てそうもない、苦しい戦い。また、苦しい戦いをすること。「―が予想される」「強いチーム相手に―する」[同]苦闘[くとう] **くそ【糞】** [名]《造語》①《名》◎動物が、とった食物を消化して肛門から出すかす。ふん。大便。②あか。かす。「耳―」「目―」③《感》しゃくにさわるときに言うことば。「―、おぼえてろ」④《造語》[「くそ~」「~くそ」の形で]相手をののしるときのことば。「―じじい」「へた―」⑤ある限度を過ぎたことを強めていうことば。「―まじめ」「―度胸」「やけ―」 糞食らえ 人やものごとをののしるときに言うことば。「試験なんて―」 糞も味噌も一緒 よいものと悪いもの、美しいものとみにくいもの、清いものときたないものなどの区別がないこと。 **ぐそう【愚僧】** [名]僧が自分をへりくだっていうことば。おろかな僧。[類]拙僧[せっそう] **ぐそく【具足】** [名]①《名・-スル》ものごとがじゅうぶん備わっていること。古い言い方。「円満―」②《名》戦[いくさ]の道具。よろいかぶと。[類]甲冑[かっちゅう] **ぐそく【愚息】** [名]自分の息子[むすこ]をへりくだっていうことば。[同]豚児[とんじ]▽「愚(=自分)の息子」がもとの意味。 **くそぢから【糞力】** [名]やたら強い力。ばかぢから。「―を出す」 **くそまじめ【糞真面目】** [名・形動]まじめすぎて気がきかないようす。 **くそみそ【糞味噌】** [名・形動]①価値のあるものと、ないものの区別をつけようとしないようす。「傑作[けっさく]と駄作[ださく]を―にあつかう」[類]めちゃくちゃ②相手をひどくやりこめるようす。「―にけなす」[類]ぼろくそ「みそ」も「くそ」も区別せず、いっしょにするという意味から。「みそくそ」とも。 **くだ【管】** [名]中がからの、棒に似た細長いもの。 管を巻く 酒に酔[よ]って、とりとめのないことをしつこく言う。▽糸車の管を巻くとき、ぶんぶんと音を立てるのでいう。 **ぐたい【具体】** [名]はっきりと目に見える形をもっていること。「―例」[同]具象⇔抽象 **ぐたいか【具体化】** [名]実際に形のあるものにすること。計画などを実行に移すこと。「緑化運動の―」⇔抽象化 **ぐたいてき【具体的】** [形動]現実の姿・形や数量が、ありのままにわかるようす。「―に指示する」「―な例を挙げる」⇔抽象的 **くだく【砕く・摧く】** [他五]①固まっているかたいものをたたきこわして、こなごなにする。「氷を―」「望みを―」②あれこれと気をつかって心身をすりへらす。力をつくす。「心を―」「身を―」③むずかしい説明などを、やさしいことばを使ってわかりやすくする。「砕いて話す」 > **つかいわけ** 砕く・割る・つぶす 「砕く」は、かたいものをたくさんの破片にすること。「岩を砕く」。「割る」は、固体に力を加えてひび・すじを入れ、分かれる状態にする。「ガラスを割る」「卵を割る」「中に割ってはいる」。棒状のものならば「折る」という。「つぶす」は、おして平たくしてくずしてしまうこと。「いちごをつぶして食べる」。機能をだめにすることもある。 **くたくた** [形動]①つかれきったようす。「もう―で歩けない」[同]へとへと②布や紙が古くなって張りのなくなったようす。「―のシャツ」[同]よれよれ <370> ③形を失うほど、よくにえたようす。「白菜を―になるまでにる」 **くだくだ** [副]話にまとまりがなく、長ったらしいようす。「―としゃべりつづける」 **くだくだしい** [形]話が、一つのことについてこまごまと長ったらしい。「ことの次第[しだい]をくだくだしく述べる」[類]くどい▽「くどい」は同じ話題をくりかえす場合にも使う。 **くだける【砕ける】** [下一]①こわれてこなごなになる。「波が―」「当たって砕けろ」②整った形がとれなくなる。くじける。「こしがー」③かたを張らないで、気楽にする。かたくるしくなく、うちとける。「―た話しぶり」⇔改まる **ください【下さい】** [補助]①「あたえてくれ」の、ていねいな言い方。「お手紙を―」②[「~(て・で)ください」「お(ご)~ください」の形で]「…してほしい」の、ていねいな言い方。「どうぞお待ち―」「聞かせて―」「ご覧―」▽漢語や動詞の連用形に付く。「くださる」の連用形「くださり」から変化した形。 **くださる【下さる】** [他五]①上の人が下の者に向かってものをくれる。下の者が上の人からものをいただく。敬った言い方。「先生が、賞状を―」⇔差し上げる②《補助》[「~(て・で)くださる」「お(ご)~くださる」の形で]そのことをしてくれる上の人に対して、尊敬の気持ちをあらわす。「書いて―」「ご推薦[すいせん]―」「お話し―」▽漢語や動詞の連用形に付く。 **くだされる【下される】** [下一]下の者が上の人からものをいただく。▽「くださる」よりさらに敬意を強めた言い方。 **くだす【下す】** [他五]《造語》①①高いところから低いところへ行かせる。「川上からいかだを―」「官位を―」②上の人が命令や判定などを出す。「判決を―」「厳命を―」③自分の責任でおこなう。「手を―」「結論を―」④上から下にどっと流し出す。「腹を―(=下痢[げり]する)」「虫を―(=体外に出す)」⑤《造語》[「~くだす」の形で]つかえることなく、すらすらと一気に下まで行かせる。「読み―」「書き―」▽動詞の連用形に付く。⑥【降す】争って相手を下にする。降伏させる。「強敵を―」 **くだにやき【九谷焼】** [名]石川県九谷地方で産する磁器。細かい模様に多彩[たさい]な色を使う。くたに。▽ふつう、「九谷焼き」とは書かない。 **くたばる** [自五]①ひどくつかれる。へたばる。②死ぬ。「おまえなんかくたばってしまえ」▽ののしって言う、俗[ぞく]な言い方。 **くたびれもうけ【草臥れ儲け】** [名]ただつかれただけで、なんの利益も効果もないこと。「骨折り損[ぞん]の―」 **くたびれる【草臥れる】** [下一]①◎つかれる。「走り回って―」②つかれていやになるほど…する。「待ち―」③長く使ったために、傷[いた]んだり型がくずれたりする。「くたびれたコート」 **くだもの【果物】** [名]食用になる木や草の実。水菓子[みずがし]。フルーツ。▽昔、広く菓子類をいったことば。常用漢字表付表の語。 **くだら【百済】** [名]四世紀なかば、朝鮮[ちょうせん]半島南西部におこった国。日本と友好関係を結び、仏教などの大陸文化を伝えた。六六〇年、唐[とう]と新羅[しらぎ]の連合軍によってほろぼされる。救援[きゅうえん]に出兵した日本軍も白村江[はくすきえ]の戦いで大敗。「ひゃくさい」とも。 **くだらない【下らない】** [形]ちゃんとした価値がなくてばかばかしい。とるにたりない。「―話をする」「あいつはーやつだ」▽「つまらない」よりも価値が低いと、けなす気持ちの表現。 **くだり【下り】** [名]①高いほうから低いほうへ線条的におりていくこと。また、そのような道や流れなど。「―の道」「川―」「ここからは―ーになる」②鉄道・バス・道路などが、東京や都会から地方へ向かうこと。「―の電車」③都[みやこ]から地方へ行くこと。「東[あずま]―」◆上り▽上方の産物で、地方に送られるものもいう。くだりもの。 **くだり【行】** [名]《造語》文書の一行。また、それを数えることば。「三―半(=離縁状)」 **くだり【件】** [名]文章中の、ある一節。部分。箇所。また、前文にかかげたことがら。「壇[だん]ノ浦[うら]合戦[かっせん]の―」 **くだりざか【下り坂】** [名]①下っていく坂。②盛[さか]りを過ぎて、しだいにおとろえていくこと。「体力が―に向かう」「今夜半から天気は―になる」⇔上り坂 **くだる【下る】** [自五]①◎高いところから低いところへ、線条的に一気に移る。「川を―」「坂[さか]を―」▽気を使いながら下に行くときは「おりる」という。「馬から下りる」②中央から地方へ行く。また、公職をはなれて民間人になったり、与党が政権からはなれて野党になる。「東国へ―」「野に―」③上の人から命令や判定などが出る。「判決が―」「厳命が―」④時代がさがって現代に近づく。「年代が―」⇔さかのぼる⑤上から下にどっと流れ出る。「腹が―」「寄生虫が―」⑥[多く、「~を下らない」の形で]ある数量を下回らない。「犠牲者は二〇〇人を下らない」 **くだる【降る】** [自五]戦いに敗れて相手に従う。降参する。「敵に―」「軍門に―」 **くだんの【件の】** [連体]例の。いつもの。問題のあの。「―男がまた来た」▽「くだん」は「くだり」の変化した形。 件のごとし 前に書いてあるとおりである。「よって―」▽証文の末尾[まつび]に書く。②いつものとおりだ。 <371> **くち【口】** [名]《造語》①《名》◎人や動物が飲食物をとりいれたり、声を出したりする器官。「―に入れる」▽「しり(尻)」の対。②食べものを味わう力。味覚。「―に合う」「―がこえる」「から―の酒」③人やものの出入りするところ。「登山―」「びんの―」④ものごとの始まり。「まだまだ序の―だ」「―あけ」⑤うけいれてもらえるさき。「勤め―」⑥さそい。「―がかかる」⑦食べさせる必要のある人数。「―べらし」⑧ことば。また、話しぶりやものの言いかた。「そんなことは―に出すべきではない」「―をにごす」「世間の―がうるさい」「―がうまい」⑨いくつかあるうちの、一つの種類。「その―はもう製造しておりません」⑩《造語》回数や個数をあらわす。「ふた―で食べる」「ひと―三万円の寄付」 口がおごる おいしいものを食べなれていて、好みがぜいたくになる。[同]口が肥える 口が重い ことば数が少ない。無口である。なかなかほんとうのことをいわない。⇔口が軽い 口が堅い 秘密などを決してしゃべらない。⇔口が軽い 口が軽い おしゃべりで、言ってはならないことまで、考えなしにすぐに人に言う。→口が堅い 口が過ぎる 言いすぎる。言ってはならないことまで言う。 口が滑する ついうっかり、言ってはいけないことを言ってしまう。[同]口を滑らす 口が減らない 次から次へと、いつまでも負けおしみや理屈[りくつ]を言いかえす。[同]減らず口をたたく 口から先に生まれる 口の達者な人やおしゃべりな人をあざけって言うことば。 口が悪い 悪口や辛辣[しんらつ]な皮肉を言う。 口と腹とは違う 口に出して話すことと、心の中で考えていることが、まるで別である。[同]口と腹が裏表 口にする ①話題にする。ことばに出して言う。②たべる。 口の端にのぼる 人にうわさされる。話題になる。 口は禍[わざわ]いの門[かど] うっかり言ってしまったことが災難をまねくことがあるので、ことばには注意しなさい。[同]口は禍のもと 口ほどにもない 日ごろ自信のありそうなことを言っているわりには実力のないようす。 口も八丁手も八丁 →「くちはっちょうてはっちょう(口八丁手八丁)」 口を合わせる ①相手の話に調子を合わせる。また、相手と同じ内容の話にする。口裏を合わせる。②紹介して仲をとりもつ。 口を利く 話をする。 口を切る 会議などで最初に発言する。[同]口火を切る 口を酸っぱくする 注意や忠告などを何度もくり返して言うようす。 口を添える 他人の話しあいなどがまとまるように、わきからとりなしたり、たのんだりする。 口を出す 自分には直接かかわりのないことに、さし出た意見を述べる。 口を衝いて出る すらすらとことばが出る。次々によどみなく話す。 口を噤[つ]ぐむ 口を閉じて話そうとしない。 口をとがらす 不服があることを表情にあらわす。[類]唇[くちびる]をとがらす 口を閉ざす ある問題について一切の発言をしない。[同]口をつぐむ 口をぬぐう 悪いことをしながら、そしらぬふりをする。また、知っているのに知らないふりをする。 口を糊[のり]する なんとか生活していく。[同]糊口を凌[しの]ぐ 口を挟む 人が話している途中[とちゅう]にわりこんで意見を言う。[同]口を出す・くちばしを入れる 口を封じる 言われては困ることを、何としても言わせないようにする。口をふさぐ 口を割る 犯人が、かくしていた罪を白状する。 **ぐち【愚痴】** [名]言ってもどうしようもないことを、あれこれとしゃべりなげくこと。「―をこぼす」 **くちあけ【口開け】** [名]①封[ふう]をあけること。②ものごとの最初。とくに、商売などのしはじめ。「―の客」[類]皮切り **くちあたり【口当たり】** [名]①飲食物が口にはいったときの感じ。「―のいい飲みもの」▽他人への応対ぶりという意味で使うこともある。「―のいい人」 **くちいれ【口入れ】** [名]①仕事やかねの貸し借りなどの世話をすること。「―屋」②人の話に口出しすること。 **くちうつし【口移し】** [名]①飲食物を直接口から口に移[うつ]しいれること。②ことばで直接言いつたえること。[類]口伝[くでん] **くちうら(口裏)を合わせる** 仲間で話がくいちがわないように、前もって、話す内容を合わせる。 **くちうるさい【口煩い】** [形]ささいなことでもうるさく注意するようす。くちやかましい。 **くちえ【口絵】** [名]本や雑誌[ざっし]で、本文の前に入れる絵や写真。 **くちおしい【口惜しい】** [形]思いどおりにならず、残念でしゃくにさわるようす。古い言い方。「彼に負けて―」[類]くやしい > **古語** くちをし・くやし この二語は現代語では意味が近いが、古語でははっきり使いわけられていた。「くやし」は、してしまったことについて、しなければよかったと後悔する気持ち。一方、「くちをし」は、ものがくちるのがおしい、「朽[く]ち惜[お]し」から出たことばで、たいせつなものが期待に反しだめになっておしい気持ち、あてがはずれて残念な気持ち。 **くちかず【口数】** [名]①話すことばの量。「―が多い」②養うべき家族の人数。「四月から―が減る」③一口単位で数える申しこみなどの数。「くちすう」とも。「―は三口」 <372> **くちがね【口金】** [名]電球・びん・道具などのはしにつける金具[かなぐ]。 **くちき【朽ち木】** [名]くさった木。また、世間から忘れられて一生を終わろうとする人という意味にも。 **くちきき【口利き】** [名]話をまとめるように、両方の人のあいだにはいって、ことばを使うこと。また、そういうことをする人。「おじの―で就職した」 **くちぎたない【口汚い・口穢い】** [形]下品なことばをあれこれと使って相手をののしるようす。「口汚く文句を言う」 **くちきり【口切り】** [名]①入れものの口や封[ふう]を切ってあけること。くちあけ。「―の洋酒」「―の茶事」②ものごとの最初。てはじめ。「まず話のーに」 **くちきりいっぱい【口切り一杯】** [名]入れものの口もとぎりぎりのところまで。 **くちく【駆逐】** [名]①追いはらうこと。「―艦[かん](=小型の速い軍艦[ぐんかん])」「▷悪貨は良貨を―する」 **くちぐせ【口癖】** [名]いつも同じようなことを、くりかえし言うこと。また、無意識によく言うことば。 **くちぐちに【口口に】** [副]ひとりひとりがみな口に出して言うようす。「―さけぶ」 **くちぐるま【口車】** [名]口さきだけでだまそうとする、うまいことば。 口車に乗せる じょうずなうそをついて人をだます。 **くちげんか【口喧嘩】** [名]ことばだけでののしりあい、けんかすること。くちあらそい。口論。 **くちごたえ【口答え】** [名]目上の人の意見に従わず、言いかえすこと。「親に―するな」 **くちコミ【口コミ】** [名]口から口へ情報が伝えられること。「この店は―で評判になった」「―戦術」▷「マスコミ」にならってつくられたことば。 **くちごもる【口籠る】** [自五]音声が口の中にこもって、はっきり発音しない。また、言いにくいことがあって、ことばがつかえる。「言いにくそうに―」 **くちさがない【口さがない】** [形]無遠慮[ぶえんりょ]にあれこれ批評したり、うわさしたりするようす。「―連中にかかったらおしまいだ」[類]口うるさい **くちさき【口先】** [名]本心からでなく、うわべだけのことば。「彼は―だけの人だよ」 **くちじゃみせん【口三味線】** [名]①ロで三味線の音や調子をまねること。②口さきで人をうまくごまかすこと。くちぐるま。「―に乗せる」 **くちずから【口ずから】** [副]じかに自分のことばで。自分自身の口から。 **くちずさむ【口遊む】** [他五]心にうかんだ詩や歌を、気のむくままに軽く声に出す。 **くちぞえ【口添え】** [名]うまくいくように、そばからことばを言ってとりなすこと。「―をたのむ」 **くちだし【口出し】** [名]ほかの人の話にわきから割りこんで、意見を言うこと。「人事に―する」 **くちだっしゃ【口達者】** [名・形動]①ロさきのじょうずなこと。また、その人。くちじょうず。②よくしゃべること。また、その人。おしゃべり。 **くちぢゃ【口茶】** [名]出がらしの茶に新しい茶の葉を加えること。また、そうしていれた茶。さし茶。 **くちつき【口付き】** [名]①口もとの形。②ものの言いかた。口ぶり。③吸い口のついたタバコ。 **くちづけ【口付け】** [名]キス。接吻[せっぷん]。 **くちづたえ【口伝え】** [名]①直接、口頭で教えつたえること。口伝[くでん]。「師の―」②人から人へ話して伝えること。くちづて。 **くちづて【口伝】** [名]人の口から口へと話して伝えること。くちづたえ。「―に聞くうわさ」 **くちどめ【口止め】** [名]他人に話すのを禁じること。くちふさぎ。「―料をもらう」 **くちとり【口取り】** [名]①牛馬の口につけたつなを引く人。馬丁[ばてい]。②日本料理のはじめに出す、きんとん・かまぼこ・魚などの盛りあわせ。くちとりざかな。 **くちなおし【口直し】** [名]①前に食べたものの味を消すために、別のものを飲み食いすること。また、その飲食物。「―の和菓子」②不愉快[ふゆかい]な気持ちを消すために、何かをすること。また、そのもの。「―ににぎやかな音楽を聴きましょう」 **くちなし【梔子・山梔子】** [名]アカネ科の常緑低木。初夏に、いいにおいのする白い花が咲く。実は黄色の染料や薬用にする。 **くちなわ【蛇】** [名]「へび」の古い言い方。▽「朽[く]ち縄[なわ](=くさったなわ)」に似ているところからとも。 **くちば【朽ち葉】** [名]かれおちてくさった木の葉。「―色(=赤みのある黄色)」 **くちばし【嘴・喙】** [名]鳥の口が、長くつき出たところ。 嘴が黄色い 若くて経験のたりない人をさげすんでいうことば。▽ひなのくちばしは黄色いことから。 嘴を挟[はさ]む 人の話に割りこんで横から口出しをする。[類]嘴を入れる **くちばしる【口走る】** [自五]調子に乗って、うっかりよけいなことを言ってしまう。また、意識しないで、ことばを口に出す。「あらぬことを―」 **くちはっちょうてはっちょう【口八丁手八丁】** [名]しゃべることも、することも非常に達者なこと。口も八丁手も八丁。 **くちはてる【朽ち果てる】** [下一]◎すっかり腐[くさ]ってしまう。②世に知られることなく死ぬ。「片いなかで―」 **くちはばったい【口幅ったい】** [形]自分の地位や立場に合わない、えらそうなことや生意気なことを言うようす。「―ことを申しあげるようですが」 **くちび【口火】** [名]①ガス器具などに点火する小さな火。昔は、火なわ銃[じゅう]や火薬に点火するための火。②はじめ。きっかけになること。 口火を切る ものごとを最初に始める。きっかけをつくる。「話の―」 **くちびる【唇】** [名]口のまわりの、うすい皮でおおわれた、飲食や発音を助ける器官。 唇を噛む くやしさや腹立たしさをこらえる。 唇をとがらす 不満な気持ちをあらわに見せる。不平がましいもの言いをする。 <373> **くちぶえ【口笛】** [名]くちびるをすぼめたり、指を口に入れたりして、息を強く出し、音を鳴らすこと。また、そのとき出る音。「―をふく」 **くちふさぎ【口塞ぎ】** [名]情報をもらさせないようにすること。くちどめ。 **くちぶり【口振り】** [名]話しかたのようす。ことばつき。くちつき。口調。「気の向かない―」 **くちべた【口下手】** [名・形動]話しかたがへたなこと。また、その人。「―で損をする」[同]話し下手 **くちべに【口紅】** [名]くちびるを美しく見せるためにぬる化粧[けしょう]品。「―をさす」 **くちべらし【口減らし】** [名]家計を楽にするため、養う人数を減らすこと。たとえば、子供を奉公に出したり、養子にやったりすること。 **くちまね【口真似】** [名]人のことば・声・話しかたなどをまねること。「―のうまい芸人」 **くちもと【口元・口許】** [名]①ロのあたり。また、口のようす。「小さい―が愛らしい」②出入り口のあたり。 **くちやかましい【口喧しい】** [形]細かいところまであれこれ文句をつけたがるようす。「食べものについては―だ」[類]口うるさい **くちやくそく【口約束】** [名]文書にして確かめずに、ことばだけでする約束。「―だけではあてにならない」[類]口約 **くちゅう【苦衷】** [名]苦しくつらい心のうち。「こちらの―も察してくれ」▽「衷」は、まごころ。 **くちゅう【駆虫】** [名]薬品などを使って、寄生虫や害虫などをとりのぞくこと。「―剤[ざい]」[同]除虫 **くちょう【口調】** [名]ことばの調子。話しかたのようす。くちぶり。「歯切れのいい―」「命令―」 **ぐちょく【愚直】** [名・形動]正直[しょうじき]すぎて、気がきかないこと。ばか正直。⇔狡猾 **くちよごし【口汚し】** [名][「お口汚し」の形で]客にすすめる料理をへりくだっていうことば。「ほんのお―ですが」▽料理の量が少なかったりまずかったりして、口をよごすだけだという意味から。 **くちる【朽ちる】** [自上一]①木が腐って、形がくずれたり、役に立たなくなったりする。「朽ちかかった家」②(名声などが)すたれる。「その名は永遠に―ことはない」 **ぐちる【愚痴る】** [他五]ぐちを言う。こぼす。▽「ぐち」を動詞化したことば。 **くつ[掘]** [他五]穴をほる。ほりだす。▽「堀」(=水をためたところ)は別字。●クッ 掘削[くっさく]採掘[さいくつ]試掘[しくつ]盗掘[とうくつ]発掘[はっくつ]ほ[ほ]る 井戸を掘る 芋掘り **くつ[屈]** [自五]①おれまがる。おりまげる。かがむ。⇔伸[しん]②したがう。くじける。③いきづまる。④つよい。→「屈する」を見よ。●クッ ①屈指[くっし]屈伸[くっしん]屈折[くっせつ]前屈[ぜんくつ]②屈従[くつじゅう]屈辱[くつじょく]屈服[くっぷく]不屈[ふくつ]③窮屈[きゅうくつ]退屈[たいくつ]屈[かが]む 屈[かが]める **くつした【靴下】** [名]くつをはくときなどに、足に直接はく衣類。ソックス。ストッキング。 **くつ【靴・沓】** [名]革[かわ]・布・ゴムなどでつくったはきもの。長靴・短靴・運動靴など。かぞえ方 足[そく] **くつう【苦痛】** [名]心やからだに感じる苦しみや痛み。「―をうったえる」⇔安楽 **くつがえす【覆す】** [他五]◎①大きなものをひっくりかえして、さかさまにする。裏がえす。「舟[ふね]を―大波」②たおしてほろぼす。「政権を―」③いままでのことを根本から否定して改める。「定説を―」「常識を―」「一審判決を―」 **くつがえる【覆る】** [自五]◎①ひっくりかえる。裏がえる。②たおれる。ほろびる。「国が―」③いままでのことが根本から否定されて変わる。「判決が―」 **くっきょう【屈強】** [名・形動]力が強く、がんじょうなようす。「―な青年」[同]たくましい **くっきょう【究竟】** [名・形動]①《形動》非常に都合のいいようす。あつらえむき。もってこい。「―な道具」「―のかくれ場所」[同]最適▽ぎりぎりに追いつめたところの意味から。②《副》つまり。結局。「―するに」 **くっきょく【屈曲】** [名]折れまがること。「―した山道」[同]屈折 **クッキー** [名]小麦粉に卵・砂糖・バターなどをまぜて、オーブンで焼いた菓子[かし]。[cookie] **くっきり** [副]さかいめがはっきりとして、きわだってあざやかに見えるようす。「青空に―とうかぶ富士[ふじ]」「目鼻が―した顔だち」 **クッキング** [名]料理。調理。また、料理法。「―クール」[cooking] **クック** 一七二八-七九年。イギリスの探検家。一七六八年からニュージーランド・オーストラリア・タヒチなどを探検し、イギリスの太平洋方面進出に道を開いた。キャプテン・クック。[James Cook] **くっさく【掘削・掘鑿】** [名]土砂[どしゃ]や岩石などをけずりとったり、穴をあけたりすること。「―機」 **くっし【屈指】** [名]とくに指を折って数えられる中にはいるほどすぐれていること。指折り。「―の名勝負」 **くつじゅう【屈従】** [名]相手の権力や勢いをおそれ、いやいやながら自分の意志を曲げて従うこと。「大国の圧力の前に―する」[同]屈服 **くつじょく【屈辱】** [名]①相手に屈して深く心に刻まれた、はじの気持ち。ひどくはずかしい思いをさせられること。「―を受ける」 **クッション** [名]①パンヤやスポンジなどをつめた、いす用の座ぶとん。また、座席やベッドなどの弾力[だんりょく]。「―のいいソファー」②ショックをやわらげるもの。「ワンー置いてから話す」[cushion] <374> **くっしん【屈伸】** [名]①かがむことと、のびること。②かがめたり、のばしたりすること。「―運動」[同]伸縮 **ぐっすり** [副]深くねむっているようす。「ゆうべは―ねむれた」 **くっする【屈する】** [自サ変]①外からの圧力や困難に負けて、自分の考えや行動を曲げて従う。くじける。「敵に―」「権力に―」②おれまがる。おりまげる。「身を―」 **くっせつ【屈折】** [名]①折れまがること。「―した道」②光や音波が、ある物質から他の物質へはいるとき、そのさかいめで進む方向を変えること。「光の―」③自分は劣等[れっとう]だと思うことがいつも心にあって、素直にできない心理的な状態。「―した感情」 **くっせつご【屈折語】** [名]語形の上からみた言語の分類の一つ。おもに語尾が変化によって、語の文中における他の語との関係や、文法的な役割をあらわす言語。ラテン語・英語など。 **くったく【屈託】** [名]小さなことを気にかけ、くよくよと心配すること。こだわり。「―のない顔つき」 **ぐったり** [副]からだの力がぬけたようになるようす。「疲労でーする」 **くっつく** [自五]①すきまをあけず、ぴったりとつく。接着してはなれない。②男女が深い関係になる。俗[ぞく]な言い方。「あの二人はいつのまにかくっついていた」 **くってかかる【食って掛かる】** [自五]相手を激しくせめたてて、自分の意見をおし通そうとする。「審判[しんぱん]に―」 **ぐっと** [副]①力を入れてするようす。「―飲みこむ」「―こらえる」②いっそう。いちだんと。「―ひきたつ」③息やことばが一時つまるようす。「―つまる」 **ぐっと来る** 強い感動を受ける。「胸に―」 **グッド** [名]《造語》①《感》よし。「ベリー―」②《名・造語》よい。すぐれた。「―アイデア」[good] **グッドデザインマーク** [名]通産省が優秀[ゆうしゅう]なデザインであると認めた商品にはる証紙。Gマーク。▽good designとmarkから。 **グッドバイ** [感]さようなら。ごきげんよう。[good-bye] **くつぬぎ【沓脱ぎ】** [名]玄関[げんかん]や縁側[えんがわ]などの、はきものをぬぐところ。また、そこにおいてある石。くつぬぎ石。 **グッピー** [名]カダヤシ科の熱帯魚。形はメダカに似ている。淡水[たんすい]にすむ。[guppy] **くっぷく【屈服・屈伏】** [名]勢いや権力などに負けて、いやいや相手の言いなりになること。 **くつろぐ【寛ぐ】** [自五]心やからだの緊張[きんちょう]をといて、楽にする。ゆったりとして休む。「休日は家で―」 **くつわ【轡】** [名]たづなをつけるため、ウマの口にふくませる金具[かなぐ]。「―をとる」[類]くつばみ▽「くちわ(口輪)」という意味から。「くつ」は「くち」の古形。 轡を並べる いままで張りあってきた好敵手が、いっしょに同じことをすること。▽ウマの首を並べて進むという意味から。 **くつわむし【轡虫】** [名]キリギリス科の昆虫[こんちゅう]。草むらにすみ、夜、がちゃがちゃと鳴く。 **くてん【句点】** [名]日本語の文章で、文の終わりにつけるしるし。まる。「。」 **くでん【口伝】** [名]秘密にしているだいじなことを、師から弟子[でし]へ口伝えに教えること。また、それを書きしるしたもの。「―の妙法[みょうほう]」[同]口授[こうじゅ] **くどい【諄い】** [形]①同じことをくりかえして言うので、わずらわしい。「説明が―」②味や色などがこすぎたり、重なったりして不快だ。「―味」[同]しつこい **くとう【苦闘】** [名]たやすくは勝てない、手ごわい相手と苦しいたたかいをすること。また、困難にたえてたち向かうこと。「悪戦―」⇔苦戦 **くどう【駆動】** [名]動力を伝えて動かすこと。「前輪―車」「四輪―」 **ぐどう【求道】** [名]仏の正しい教えを求めること。[類]求法[ぐほう] **くとうてん【句読点】** [名]文の最後を示す「。」(句点)と、文の途中[とちゅう]で意味の切れ目を示す「、」(読点)のまとめた呼び方。▽横書きでは、コンマとピリオドを使うこともある。 **くどうへいすけ【工藤平助】** 一七三四-一八〇〇年。江戸中期の医師。儒学[じゅがく]や蘭学[らんがく]を修め、海防や開国を論じた。とくに、著書「赤蝦夷風説考[あかえぞふうせつこう]」では、蝦夷地[えぞち]の開発が急務であることを説き、幕府に対策をせまった。 **くどきおとす【口説き落す】** [他五]相手を口説いて、ついに承知させる。「父親を―」 **くどく【功徳】** [名]①いつかその人に幸せをもたらす、よいおこない。また、よいおこないの結果。神仏の御利益[ごりやく]。「―をほどこす」▽仏教から出たことば。 **くどく【口説く】** [他五]①相手を自分の考えに従わせようとして、あれこれしきりに言う。「泣いて―」 **くどくど** [副]相手がうんざりするほど、何度もくりかえして言うようす。「―説明されなくてもそれくらいわかります」 **ぐどん【愚鈍】** [名・形動]頭のはたらきがまったく悪く、動作ものろいこと。のろま。⇔利発 **くないちょう【宮内庁】** [名]内閣府の外局の一つ。天皇や皇室に関する事務をあつかう役所。 **くなん【苦難】** [名]苦しみや困難。「―を切りぬける」 **くに【国】** [名]①一つの政府が治めている一定の土地。国家。②生まれ育ったところ。ふるさと。故郷。いなか。「―へ帰る」「お―自慢」③漠然[ばくぜん]と、ある地域をさす。「北の―」「夢の―」④昔の日本の行政区画。「武蔵[むさし]の―」 国破れて山河あり 戦乱で国はほろんで、もとの姿はないが、自然はもとのままである。人生は変わりやすく、はかないが、自然は悠久[ゆうきゅう]であること。▽中国、杜甫[とほ]の詩「春望」の第一句。 **くにいっき【国一揆】** [名]室町時代、有力名主[みょうしゅ]などを指導者とした農民一揆。一四八五年の山城の国一揆など。 <375> **くにいり【国入り】** →「おくにいり」 **くにおもて【国表】** [名]大名[だいみょう]が治めている領地。江戸時代、江戸や京都にあった各藩[はん]の屋敷[やしき]に対していう。「―に下向する行列」⇔江戸表・京表 **くにがら【国柄】** [名]その国や地方の性質・特色・持ち味など。「開放的なお―」 **くにきだどっぽ【国木田独歩】** 一八七一-一九〇八年。明治期の詩人・小説家。千葉県生まれ。本名は哲夫[てつお]。ロマン主義的な詩的散文「武蔵野[むさしの]」に始まり、自然主義的な小説「牛肉と馬鈴薯[ばれいしょ]」「運命」へと移っていった。 **くにく(苦肉)のさく** 苦しまぎれに考えだした計略や手段。 **くにざかい【国境】** [名]国と国との境界。 **くになまり【国訛り】** →「おくになまり」 **くにもと【国元・国許】** [名]①生まれ故郷。父や母のいるふるさと。「―をはなれる」「―に帰省する」②諸大名[しょだいみょう]の治めている土地。領地。本国。「―へ下る」 **くぬぎ【櫟】** [名]ブナ科の落葉高木。初夏、穂状[すいじょう]の黄色い花をつける。実はどんぐり。材は薪炭[しんたん]やシイタケ栽培の原木などにする。 **くねる** [自五]Sの字を連続的に描くようにまがる。「へびがー」「うねうねとくねった道」 **くのう【苦悩】** [名]心の中で苦しみなやむこと。「―に満ちた顔つき」 **くはい(苦杯)をなめる** つらい経験をする。▽「苦杯」は、にがい水を入れたさかずきのこと。 **くばる【配る】** [他五]①それぞれにゆきわたるように分ける。また、すみずみにまでいきとどくようにする。「資料を―」「気を―」 **くひ【句碑】** [名]俳句を刻みつけた石碑。[同]歌碑・詩碑 **くび【首】** [名]①頭と胴[どう]とをつなぐ細い部分。また、これに似た形。「とっくりの―」「手―」②あたま。かしら。「人形の―」「―を出す」③勤めを辞めさせること。免職。「会社を―になる」「―にする」[同]馘首[かくしゅ]▽「打ち首」によって命が絶たれることから。 首が飛ぶ 勤めを辞めさせられる。首になる。 首がつながる ⇔首が飛ぶ 首が回らない 借金が多くてやりくりできない。 首をかしげる わからない、賛成しかねるなどの気持ちを首をななめにして示す。 首をすげ替える その地位や役職にある人を辞[や]めさせて、別の人と交替[こうたい]させる。 首を縦に振[ふ]る 承知する。賛成する。 首を突っこむ 自分から参加する。また、そのことに深くかかわる。「アイヌ語の研究に―」 首を長くする まだかまだかと待ちかまえているたとえ。「―して待つ」 首を捻[ひね]る 疑問だという気持ちを首を少しひねる動作であらわす。 **ぐび【具備】** [名]必要なものがじゅうぶんにそろっていること。また、そろえること。「条件を―する」[同]完備・具有 **くびかざり【首飾り・頸飾り】** [名]宝石や貴金属などをつなぎ、首にかける装身具。ネックレス。 **くびかせ【首枷・頸枷】** [名]①昔、罪人の首にはめて自由に動けないようにした刑具。②行動の自由をさまたげるもの。「子は三界[さんがい]の―」 **くびきり【首切り・首斬り】** [名]①罪人の首をきりおとすこと。また、その役目の人。「―役人」②仕事を辞めさせること。「大量―」[同]免職・解雇[かいこ] **くびじっけん【首実検】** [名]実際に会ってみて、本人かどうかを確かめること。「容疑者の―」▽昔、戦場で討[う]ちとった敵の首が、本人のものかどうかを確かめたことから。「首実験」は誤り。 **ぐびじんそう【虞美人草】** [名]「ひなげし」の別名。▽中国の武将項羽[こうう]の愛姫[あいき]、「虞美人」の墓に生えたという。 **くびす【踵】** →「きびす」 **くびすじ【首筋】** [名]首の後ろの部分。えりくび。「―をつかむ」[類]うなじ **くびったけ【首っ丈】** [名]異性にほれこんで夢中になること。「彼女に―だ」 **くびったま【首玉・頸っ玉】** [名]「くび」「くびすじ」のくだけた言い方。「―にしがみつく」 **くびっぴき【首っ引き】** [名]辞書や参考書を常にそばに置いて参照すること。「辞書と―で洋書を読む」 **くびつり【首吊り】** [名]首にひもを巻き、ぶらさがって自殺すること。首くくり。[同]縊死[いし] **くびつるし【首吊るし】** [名]①首をつって自殺すること。②「既製服」の俗[ぞく]な言い方。つるし。店頭につるしてあるところから。 **くびねっこ【首根っこ】** [名]「くびすじ」のくだけた言い方。首の根もと。▽相手の弱みや急所の意味にも。「―をおさえる」 **くびれる【括れる】** [下一]ものの中ほどの部分が、くくられたように細くなっている。「こしが―」 **くびわ【首輪・頸輪】** [名]ペットの首にはめる輪。 **ぐぶ【供奉】** [名]高い身分の人の供[とも]をして行列に加わること。また、その人。 **くふう【工夫】** [名]よい方法をあれこれと考えること。また、考えついた方法。「―をこらす」 **くぶくりん【九分九厘】** [名]ほとんど完全に近いこと。「成功は―まちがいない」▽一〇分[じゅうぶ]のうち一厘だけ不足しているという意味。[同]十中八九[じゅっちゅうはっく] **くぶどおり【九分通り】** [副]ほとんど完全に。「そこまでできれば―完成です」「準備は―終わった」[類]九割がた・九分九厘[くぶくりん] **くぶん【区分】** [名]大きなものや多量のものを区切って分けること。区分け。「土地を―する」 **くぶんでん【口分田】** [名]律令[りつりょう]時代、班田収授[はんでんしゅうじゅ]の法にもとづいて支給された田。六歳、以上の良民男子は二段[たん](=約二三アール)、女子はその三分の二などときめられていた。 **くべつ【区別】** [名]あるものと他のものとの、性質や特徴[とくちょう]などによるちがい。また、そのちがいによって分けること。「公私の―」 <376> **くべる** [他下一]ものを火の中に入れて燃やす。「だるまストーブに石炭を―」 **くぼう【公方】** [名]幕府。将軍(家)。「犬―綱吉[つなよし]」▽もと、おおやけ・朝廷などの意味。 **くぼたうつぼ【窪田空穂】** 一八七七-一九六七年。明治から昭和期の歌人・国文学者。長野県生まれ。本名は通治[みちはる]。平明で現実的な歌風をもつ。歌集「まひる野」「土を眺[なが]めて」など。 **くぼち【窪地】** [名]まわりよりも低くへこんでいる土地。「―に水を引く」 **くぼみ【窪み】** [名]まわりより低くなっているところ。へこみ。「石の―に水がたまる」 **くぼむ【窪む・凹む】** [自五]そこだけが、まわりよりも低くなっている。「寝不足[ねぶそく]で目が―」 **くほんぶつ【九品仏】** [名]極楽浄土の九種の階層をあらわした九体の阿弥陀仏[あみだぶつ]。▽「九品」は、上品・中品・下品のそれぞれに上生・中生・下生[げしょう]があるもの。 **くま【隈】** [名]①つかれたときなどに目のまわりにできる黒っぽいかげ。「―ができる」②もののすみの奥くまって目立たない部分。③「隈取り」の略。 **くま【熊】** [名]《造語》①《名》クマ科の哺乳[ほにゅう]動物。からだが大きく、四足は太く短い。黒褐色や白色の体毛におおわれ、冬眠[とうみん]する。胆嚢[たんのう]は「くまのい」といって胃の薬にする。②《造語》「熊~」の形で]形が大きい、また、あらく強大なという意味をあらわす。「―ばち」「―ぜみ」 **ぐまい【愚昧】** [名・形動]おろかで道理のわからないこと。▽「昧」は、暗いこと。 **くまぐま【隈隈】** [名]あちこちのすみ。すみずみ。「―まで念入りにさがす」 **くまざさ【隈笹・熊笹】** [名]イネ科の多年草。ササの一種。山野に自生する。葉は大きく緑色だが、冬になるとへりが白くなって隈[くま]どりしたように見える。料理のかざりや、すし・あめなどを包むのに使う。 **くまざわばんざん【熊沢蕃山】** 一六一九-九一年。江戸前期の儒学者。中江藤樹[なかえとうじゅ]に学び、岡山藩主池田光政[みつまさ]に仕えて治績をあげた。「大学或問[わくもん]」をあらわし、幕政を批判したためにとがめられ、下総古河[しもうさこが]に幽閉された。 **くまそ【熊襲】** [名]古代、九州南部に住んでいたという種族。「古事記」「日本書紀」に、ヤマトタケルノミコトが征伐[せいばつ]したとある。 **くまで【熊手】** [名]①長い柄[え]のさきにクマの手状の、かぎ形に曲げたものをとりつけた竹製の道具。落ち葉などをかき集めるのに使う。▽もと、柄のさきに鉄のつめをつけた、敵をひっかけるための武器。②①の形をした竹に、おかめの面や小判のつくりものをかざりつけた縁起物。酉の市で売られる。▽かねや福をかき集めるといわれるところから。 **くまどり【隈取り】** [名]●歌舞伎[かぶき]特有の化粧[けしょう]法。役がらの性格や表情を強調するために、赤・青・黒などの線で顔をいろどること。また、その模様。くま。②日本画で、遠近やでこぼこの感じをあらわすため、色の濃淡[のうたん]をつけてぼかすこと。また、そのようにえがいた部分。ぼかし。 **くまなく【隈なく】** [副]①くもりやかげが、まったくなく。「月が―照る」②余すところなく、すべてにわたって。「家じゅうを―さがす」[類]すみずみまで **くまばち【熊蜂】** [名]ミツバチ科の昆虫[こんちゅう]。大形で、からだは黒くてつやがあり、胸部には黄色い毛が密生する。性質はおとなしく、おそわれないかぎりは攻撃[こうげき]しない。▽俗にいうクマンバチとは別。 **くまらじゅう【鳩摩羅什】** 三四四-四一三年。クチャ国(=中国新疆[しんきょう]ウイグル自治区)生まれのインド人の僧[そう]。本名はクマラジーヴァ。長安に招かれ、多くの仏典を漢訳し、三論宗や成実[じょうじつ]宗の基礎を築いた。「くもらじゅう」とも。 **くまんばち【熊ん蜂】** [名]「すずめばち」の俗称[ぞくしょう]。 **くみ【組・組み】** [名]《造語》①《名》◎いくつかまとまって、ひとそろいになったもの。「―のふとん」「五人―」◎ひと組みのグループ。②全体をいくつかに分けた、その一つの集まり。とくに、学級。クラス。「一年二―の男子」「一学年を五つの組に分ける」「赤―」▽ふつう「組み」とは書かない。③活字を原稿[げんこう]のとおりに配列すること。組み版。「三七行三段―(この辞書の組みかた)」④《造語》ふとん・重箱・トランプなどを数えることば。「せいろう三―」「猪口[ちょこ]二―」 **ぐみ【茱萸】** [名]グミ科の落葉または常緑低木。山野に自生する。赤い実はしぶみがあるが食用。 **くみあい【組合】** [名]同じ目的や利害をもつ人々が集まり、たがいに助けあうために組織する団体。労働組合・共済組合・協同組合など。▽ふつう、「組み合い」とは書かない。 **くみあう【組み合う】** [自五]①いっしょになる。仲間になる。②たがいに組みついて争う。「四つに―」 **くみあげる【組み上げる】** [他下一]◎①すっかり組んでしまう。「予算を―」②組んで高く積みあげる。「足場を―」 **くみあげる【汲み上げる】** [他下一]◎①水などをくんで高いところに上げる。「井戸水を―」②組織の下部の意見や希望をとりいれる。「社員の要望を―」 **くみあわせ【組み合わせ】** [名]①いくつかのものをとりあわせて、組にすること。とくに試合などで、対戦相手とのとりあわせ。「優勝候補どうしの―」②数学で、異なるいくつかのものの中から、順序にかかわりなく一定数をとりだすときの選びかた。また、その総数。 <377> **くみあわせる【組み合わせる】** [他下一]①いくつかのものをとりあわせて、ひとそろいにする。セットにする。「くつとバッグを―」②試合などで、戦う相手をきめる。「抽選で―」▼「組み合わす」とも。 **くみいれる【組み入れる】** [他下一]組織や計画の中に新しく加えて入れる。「計画に―」[同]組み込む **くみかえる【組み替える】** [他下一]①組みかたを変える。また、組みあわせてあったものをやめて、あらたに組む。「足を―」「遺伝子を―」 **くみかわす【酌み交わす】** [他五]さかずきをやりとりして、酒を飲む。「久しぶりに酒を―」 **くみきょく【組曲】** [名]いくつかの楽曲を組みあわせて一つにまとめた器楽曲。 **くみこむ【組み込む】** [他五]全体の中に加えて入れる。「予定に―」 **くみしく【組み敷く】** [他五]組みあって相手をたおし、上に乗っておさえつける。「どろぼうを―」[同]組み伏せる **くみしやすい【与し易い】** [形]相手としてとりくみやすく、おそれる必要のないようす。「―相手だとあなどる」 **くみする【与する】** [自サ変]賛成して力を貸す。仲間にはいる。「暴動に―」「きみの考えに―」 **くみたて【組み立て】** [名]①部品などを組みあわせて、まとまったものにつくること。また、組みたてられたもののしくみ。「―作業」「文章の―」 **くみたてる【組み立てる】** [他下一]組みあわせて、まとまった形につくりあげる。「ラジオの部品を―」 **くみつく【組み付く】** [自五]相手にとりついて組む。「背後から―」 **くみとる【汲み取る】** [他五]①水などをすくいとって他に移す。「汚水を―」[同]汲み出す②おもてにあらわれていない、相手の気持ちや事情を察する。「彼女の心中を―」 **くみはん【組み版】** [名]活字を組んで印刷用の版をつくること。また、その活字版。 **くみひも【組み紐】** [名]糸を組んでつくったひも。帯じめや羽織[はおり]のひもなど。[同]組み緒[お] **くみふせる【組み伏せる】** [他下一]相手に組みついてたおし、動けないようにおさえつける。「犯人を―」[同]組み敷く **ぐみんせいさく【愚民政策】** [名]支配者が人民に教育や正しい情報をあたえず、批判力をもたせずに思いのままにしようとする政策。 **くむ【組む】** [他五]◎①細長いものどうしを、たがいちがいに交わらせる。「ひもを―」「うでを―」「四つに―」②部分を合わせてまとまった形をつくる。構成する。「やぐらを―」「日程を―」「プログラムを―」▽しばって一つのものをつくるのがもとの意味。③編成する。仲間になる。「徒党を―」 **くむ【汲む】** [他五]①液体をすくいあげる。「井戸水を―」②相手の気持ちや事情などをすくいとるように察する。「他人の気持ちを―」「そこを汲んでもらいたい」▽「酌む」とも書く。③考えかたややりかたのもとになるものをとって受けつぐ。「流れを―」 **くむ【酌む】** [他五]酒などを器[うつわ]やにつぐ。また、ついで飲む。「酒を―」 **ぐむ** [造語][「~ぐむ」の形で]「…が形をとって外にあらわれそうになる」という意味をあらわす。「なみだ―」「芽[め]―」▽名詞に付いて動詞をつくる。 **くめまさお【久米正雄】** 一八九一-一九五二年。大正・昭和の小説家・劇作家。長野県生まれ。「新思潮」の同人。現実を冷静にえがく新現実派の作風で、「破船」などを発表。その後、通俗小説に転じた。ほかに戯曲[ぎきょく]「牛乳屋の兄弟」、小説「父の死」など。「微苦笑[びくしょう]」は彼の造語。 **くめん【工面】** [名]必要な金銭や品物をくふうして用意すること。また、かねまわり。「資金の―をつける」[同]算段 **くも【雲】** [名]①空気中の水蒸気が冷えて細かい水滴や氷片となり、空にうかんでいるもの。「雨―」▽遠くから見ていう。 雲を霞[かすみ]と 一目散[いちもくさん]ににげだして、姿をくらましてしまうようす。 雲をつかむよう ぼんやりとしていて、とらえどころのないようす。「―な話」 雲を衝[つ]くよう 非常に背の高いようす。「―な大木」 **くも【蜘蛛】** [名]八本足の小形の節足動物。腹のさきから糸を出して、あみのような巣を張り、昆虫[こんちゅう]を捕食[ほしょく]する。 蜘蛛の子を散らすよう 多くのものがいっせいに、散りぢりににげるようす。▽クモの子のはいったふくろを破ると、四方八方に散ってにげることから。 **くもあし【雲脚・雲足】** [名]雲の動くようす。「―が速い」[同]雲行き **くもがくれ【雲隠れ】** [名]急に姿をくらますこと。また、にげて姿をかくすこと。「だいじなときに―する」▽月が雲にかくれることから。 **くもすけ【雲助・蜘蛛助】** [名]江戸時代、宿場や街道すじなどにいた、住所不定のかごかき。たちの悪い者が多かった。「―根性[こんじょう](=客の弱みにつけこむようないやしい根性)」 **くもつ【供物】** [名]神仏に供えるもの。おそなえ。 **くものうえ【雲の上】** [名]宮中。「―人」[同]雲居▽雲のある高いところという意味から。 **くものみね【雲の峰】** [名]山のような形に盛りあがってわきたっている夏の雲。入道雲。 **くもま【雲間】** [名]雲の切れ目。また、雨続きの晴れ間。「―よりさす月光」 **くもまくかしゅっけつ【蜘蛛膜下出血】** [名]脳出血の一種。脳を包むうすい外側の膜(=蜘蛛膜)の下の血管が破れて出血する病気。激しい頭痛がし、生命の危険が大きい。 <378> **くもゆき【雲行き】** [名]①雲の動くようす。②ものごとのなりゆき。形勢。「会談の―」「政界の―を見る」▼多く、悪くなっていく場合にいう。「―があやしい」 > **「つかいわけ」** →「天気」を見よ。 **くもらす【曇らす】** [他五]①雲がかかるように、はっきりしないようにする。「判断を―」②心配そうな、また、悲しそうなようすをする。「顔を―」 **くもり【曇り】** [名]①空が雲におおわれている天気。雲量が九以上。天気図の記号は◎②よごれなどのため、すきとおって見えないこと。「眼鏡[めがね]の―」③気持ちがすっきり晴れないこと。また、うしろめたさ。やましさ。「心になんの―もない」 **くもりガラス【曇りガラス】** [名]「擦[す]りガラス」に同じ。 **くもる【曇る】** [自五]①空が雲やかすみなどにおおわれる。「にわかに空が―」☆晴れる②かがやいていたものやすきとおっていたものが、ぼんやりする。「鏡が―」「声が―(=なみだ声になる)」☆澄む▽「目が―」「心がー」のように、正しい判断ができなくなることをたとえてもいう。③心配や悲しみで、顔つきなどが暗くなる。「事故の知らせに顔が―」[同]陰[かげ]る☆晴れる **くもん【苦悶】** [名]痛みやなやみがひどくて、苦しみもだえること。「―の表情」[類]煩悶 **ぐもん【愚問】** [名]①的[まと]はずれで、くだらない質問。「―愚答をくりかえす」「―を発する」②自分の質問をへりくだっていうことば。「―を呈しますが」 **くやくしょ【区役所】** [名]区の事務をとりあつかう役所。 **くやしい【悔しい・口惜しい】** [形]自分の失敗や力不足が腹立たしい。「負けて―」「悔しかったらかかってこい」[類]くちおしい▷「くちおしい」の古語見よ。 **くやしなき【悔し泣き】** [名]くやしがって泣くこと。「試合に敗けて―する」 **くやしなみだ【悔し涙】** [名]くやしがって流すなみだ。「―に暮れる」 **くやしまぎれ【悔し紛れ】** [名・形動]くやしさのあまり、見さかいがなくなるようす。「―にけっとばす」 **くやみ【悔やみ】** [名]①あとで残念に思うこと。「―が残る」[同]後悔②[「お悔やみ」の形で]人の死を悲しみ、残された家族などをなぐさめることば。「おーを述べる」 **くやむ【悔やむ】** [他五]①失敗をふりかえって、しなければよかったと思う。「悔やんでも悔やみきれない」②人の死を悲しみおしむ。「友の死を―」 > **「つかいわけ」** →「悔いる」を見よ。 **ぐゆう【具有】** [名]性質や資格などを、もともと身にそなえていること。「高い知性を―する」 **くゆらす【燻らす】** [他五]けむりを細くゆるやかに立てる。くゆらせる。「パイプを―」 **くよう【供養】** [名]仏や死者の霊[れい]にものを供えたり、経[きょう]を読んだりしてなぐさめ、冥福[めいふく]をいのること。「先祖の―」「大仏開眼[かいげん]―」 **くよくよ** [副]ささいなことを思いなやむようす。「いまさら―したってしかたない」 **くら【倉・蔵・庫】** [名]家財や商品などをしまっておく建物。倉庫。かぞえ方 棟[むね]・戸[こ] 倉が建つ 事業などに成功して金持ちになる。 **くら【鞍】** [名]《造語》①《名》ウマやウシなどの背に置いて、その上に人や荷物をのせる道具。②《造語》乗馬の回数を数えることば。「きょうは五[いつ]―乗った」 **クラーク** 一八二六-八六年。アメリカの教育者。札幌農学校の教頭として来日し、キリスト教による教育をおこない、「青年よ大志を抱[いだ]け」のことばを残した。教え子に新渡戸稲造[にとべいなぞう]・内村鑑三[うちむらかんぞう]らがいる。[William Smith Clark] **くらい【位】** [名]《助》①《名》社会的身分や階級。「高い―にのぼる」[類]称号②等級。順位。「―が上がる」③十進法で、数をあらわすために一〇倍ごとにつける名称。百の位、千の位など。[同]桁[けた] 位人臣[いじんしん]を極める 臣下として最高の位につく。 ④《助》[副助]だいたいの程度・分量をあらわす。「駅までは歩いてどれ―ですか」「これ―できれば上等だ」⑤程度の軽さをあらわす。「お茶―飲んでいきませんか」「日常会話ぐらいはできる」「けんかした―で泣くな」「そうじ―自分でやりなさい」⑥最高の程度をあらわす。「彼―正直な人はない」▼「ぐらい」ともいう。意味は「ほど」に近いが、「ほど」は平安時代からあることばで、「くらい」がこの使いかたをもつようになったのは新しい。 **くらい【暗い】** [形]①光がたりなくて、ものがよく見えないようす。「うすー部屋へ」②色が黒や灰色がかって、くすんでいるようす。「―緑の山なみ」③希望や明るさ・晴れやかさがなく、しずんだようす。「―性格」「―過去」[同]陰気[いんき]④[「~に暗い」の形で]…についてよく知らない。「地理に―」「数字に―」[同]疎い◆明るい **クライアント** [名]①得意さき。広告主。②何らかのなやみをかかえて、カウンセリングを受けにきた人。[client] **くらいえ【暗い絵】** 一九四六年。野間宏[のまひろし]の小説。反戦運動に身を置く学生たちの青春を、ブリューゲルの暗い絵に重ねてえがきだした、戦後派文学の代表作。 **くらいこむ【食らい込む】** [自五]①やっかいなことをしょいこむ。「借金を―」②とらえられて刑務所に入れられる。「人身事故で半年―」[俗]な言い方。 **グライダー** [名]エンジンによらず、上昇気流などを利用して飛ぶ飛行機。離陸するときは、機首につけたロープを自動車などでひっぱる。滑空機。[glider] <379> **くらいつく【食らい付く】** [自五]①大きな口をあけてしっかりとみつく。また、はなされまいとしがみつく。 **くらいどり【位取り】** [名]一・十・百・千など、数の位を定めること。 **くらいまけ【位負け】** [名]◎①実力以上の地位についたため、かえって仕事がうまくいかないこと。「―して力が出ない」②相手の高い地位や実力に圧倒されること。「―しておどおどする」 **クライマックス** [名]緊張[きんちょう]や興奮が最高に達すること。最高潮[さいこうちょう]。やまば。「いよいよこの芝居[しばい]の―をむかえる」[climax] **クライミング** [名]よじのぼること。登攀[とうはん]。「ロック―」[climbing] **グラインダー** [名]円形の砥石[といし]を回転させて、工作物の表面をみがく機械。研磨盤[けんまばん]。[grinder] **くらう【食らう・喰らう】** [他五]①がつがつと食べる。がぶがぶと飲む。くだけた言い方。「大めしを―」「酒を―」②痛い目やいやな目にあう。よくないことを身に受ける。「げんこつを―」「しっぺ返しを―」 **クラウン** [名]①王冠[おうかん]。王位。[crown] **グラウンド** [名]運動場。競技場。グランド。「ホーム―」[ground] **くらがえ【鞍替え】** [名]勤めさきや職業などをかえること。「政治家に―する」 **くらがり【暗がり】** [名]暗いところ。また、人目につかないところ。「―で出くわす」→明るみ 暗がりから牛を引き出す ①ものの区別がつかないことのたとえ。②動作ののろいことのたとえ。▼暗がりに黒いウシがいてもわからないことから。「暗やみから牛を引き出す」とも。 **くらく【苦楽】** [名]苦しみと楽しみ。「人生の―を共にする」 **クラクション** [名]自動車の警笛。「―を鳴らす」[類]ホーン ▽もと、商標名。[klaxon] **くらげ【水母・海月】** [名]海にすむ腔腸[こうちょう]動物。からだは、ぶよぶよした寒天質で、かさのような形をしており、のびちぢみさせて泳ぐ。 水母の骨 あるはずのないもの、きわめてまれなことのたとえ。 **くらざらえ【蔵浚え】** [名]在庫品を整理するために安売りすること。くらざらい。 **くらし【暮らし】** [名]◎①生活するための収入や支出。生計。「―に困る」「―が立つ(=食べていける)」②毎日の生活のようす。「北陸地方の冬の―」 **グラジオラス** [名]アヤメ科の多年草。夏、茎[くき]に沿ってついた小花が、下から上に咲きいていく。種類も花の色も豊富。球根によってふえる。[gladiolus] **くらしきりょう【倉敷料】** [名]倉庫に品物を保管してもらうときにしはらう料金。くらしき。▽ふつう、「倉敷き料」とは書かない。 **クラシック** [名・形動]①《名》◎古典芸術。てほんになるようなすぐれた作品。とくに、古代ギリシャーローマの作品。◎ヨーロッパの古典音楽。②《形動》古典的。古風な。「―カー」[classic] **くらしむき【暮らし向き】** [名]収入や支出の面から見た、毎日の生活のようす。家計の状態。「―がよくなる」 **くらす【暮らす】** [他五]《造語》①一日を過ごす。月日を送る。また、生計を立てる。「安月給で―」②《造語》[「~暮らす」の形で]ずっと…しつづける。「遊び―」「泣き―」▽動詞の連用形に付く。 **クラス** [名]①学校の組。学級。「―分け」「―会」②等級。階級。「トップーの成績」[類]レベル・ランク[class] **グラス** [名]①冷たい飲みものを入れるガラスの器[うつわ]。とくに、洋酒用のもの。「ワインー」②眼鏡[めがね]や双眼鏡[そうがんきょう]の類。「サンー」「オペラー」③ガラス。「ステンドー」[glass] **グラスファイバー** [名]ガラスをごく細い繊維状[せんいじょう]にしたもの。断熱材・防音材やスキー・釣[つ]りざおなどに広く利用されている。ガラス繊維。[glass fiber] **クラスメート** [名]同級生。級友。[classmate] **くらだし【蔵出し・倉出し】** [名]倉庫などに保管してある品物を出すこと。また、倉から出したばかりのもの。「―の酒」⇔蔵入れ **くらたひゃくぞう【倉田百三】** 一八九一-一九四三年。劇作家・評論家。広島県生まれ。西田幾多郎[きたろう]の哲学に傾倒[けいとう]して、その影響下で、論文「愛と認識との出発」を書いた。また、戯曲[ぎきょく]「出家[しゅっけ]とその弟子」は、大正期の宗教文学の代表作でもある。 **グラタン** [名]魚・肉・野菜などをホワイトソースであえて、オーブンで焼いた料理。[gratin] **クラッカー** [名]①うすい塩味のビスケット。②紙筒のひもを引くと、大きな音がして中から細い紙テープなどが飛びだすおもちゃ。パーティーなどに使われる。[cracker] **ぐらつく** [自五]しっかりしていないために、ぐらぐらとゆれうごく。「札が―」「決心が―」 **くらつくりのとり【鞍作鳥・鞍作止利】** →「とりぶっし」 **クラッチ** [名]①エンジンなどの動力を他へ伝えたり、止めたりする装置。連軸[れんじく]装置。②自動車のクラッチペダル。「―をふみこむ」③ボートのオールを受けるU字形の金具[かなぐ]。[clutch] **グラニューとう【グラニュー糖】** [名]細かい粒状に精製した砂糖。 **くらはらこれひと【蔵原惟人】** 一九〇二-九一年。昭和期の評論家。東京生まれ。一九二八年、中野重治[なかのしげはる]らとともにプロレタリア芸術を主張する文芸家団体「ナップ」を結成。機関誌に発表した「プロレタリア・レアリズムへの道」は、小林多喜二らに大きな影響[えいきょう]をあたえた。 **グラビア** [名]①絵や写真のカラー印刷に適した凹版[おうはん]印刷の一つ。「―印刷」の略。②雑誌などの口絵ページ。▽グラビア印刷されることから。[gravure] <380> **くらびらき【蔵開き】** [名]その年初めて蔵を開き、商売を始めること。また、それを祝うこと。▽ふつう、一月一一日。 **クラブ** [名]①共通の趣味や目的などをもった人々の集まり。同好会。「老人―」「―活動」▽「倶楽部」と当てることも。②トランプで、黒い三つ葉のマーク。「♣」③ゴルフで、球を打つための棒状の用具。④「ナイトクラブ」の略。[club] **グラフ** [名]①数量や割合などを図にあらわしたもの。図表。折れ線・円・帯・棒などの種類がある。②写真中心の雑誌。画報。[graph] **グラブ** →「グローブ」 **グラフィックデザイン** [名]写真や絵や文字をあしらったポスターや広告などの印刷物のデザイン。とくに、商業デザイン。[graphic design] **クラフト** [名]①手工業。また、手工芸品。民芸品。「ペーパー―」「―デザイン」②クラフト紙。うす茶色のじょうぶな紙。封筒などにする。ハトロン紙。[craft/kraft] **くらべもの【比べ物】** [名]比較して優劣をつけられるもの。「―にならない」 **くらべる【比べる・較べる・競べる】** [他下一]①二つ以上のものについて、同じ点やちがう点、すぐれている点やおとっている点などをみる。[類]比較する②他のものと競争する。はりあう。「力を―」 **グラマー** [名・形動]女性が豊かなからだつきをしていて、性的魅力[みりょく]があること。また、そのような女性。「―な女優」[glamour] **グラマー** [名]文法。文法書。[grammar] **くらます【晦ます】** [他五]①見つからないようにかくす。わからないようにごまかす。「姿を―」「人目を―してにげる」[もと、暗くするという意味。 **くらむ【眩む】** [自五]①目がまわる。目さきが暗くなる。「トンネルを出たら目がくらんだ」②魅力[みりょく]や誘惑にまどわされて、正しい判断ができなくなる。「欲に目が―」▼もと、暗くなるという意味。必ず「目がくらむ」の形で使う。 **グラム** [名]《造語》メートル法で、質量の単位。一グラムは、キログラム原器の一〇〇〇分の一で、およそセ氏四度の水一立方センチメートルの質量。記号はg。▽「瓦」と当てる。[gramme] **くらやしき【蔵屋敷】** [名]江戸時代、幕府や諸大名[しょだいみょう]が、領内の年貢米[ねんぐまい]や特産物などを売りさばくために、江戸や大坂などに設けた倉庫と取引所を兼ねた屋敷。 **くらやみ【暗闇】** [名]◎①まったく光のないこと。また、光のないところ。「―にまぎれる」②人目につかないこと。また、人目につかないところ。「事件を―にほうむる」 暗闇から牛を引き出す 「暗がりから牛を引き出す」に同じ。→「くらがり」 **クラリネット** [名]木管楽器の一つ。音域が広く、表現力に富む。クラリオネット。[clarinet]▷「オーケストラ」 **くらわす【食らわす】** [他五]◎①強烈な打撃ををくわえる。「二、三発―」「げんこつを―」②飲み食いさせる。くわす。くだけた言い方。 **クランク** [名]①往復運動を回転運動に、また回転運動を往復運動に変える装置。②手動式の映画撮影[さつえい]機のハンドル。[crank] **クランクアップ** [名]映画の撮影が完了[かんりょう]すること。⇔クランクイン[crank up] **クランクイン** [名]映画の撮影[さつえい]を開始すること。[crank in] **クランケ** [名]患者。▽病院用語。[Kranke] **グランド** →「グラウンド」 **グランドオペラ** [名]歌唱と音楽からなる壮大な歌劇[かげき]。悲劇的なものが多い。正歌劇。[grand opera] **グランドスラム** [名]①テニスやゴルフなどで、年間を通して主要な大会のすべてに勝つこと。▽テニスは、全英・全仏[ぜんふつ]・全米[ぜんべい]・全豪オープンの四大タイトル。ゴルフは、全米オープン・マスターズ・全英オープン・全米プロの四大タイトル。②野球で、満塁ホームラン。[grand slam] **グランドピアノ** [名]弦[げん]を水平に張った三本足の大型ピアノ。アップライトピアノ。[grand piano] **グランプリ** [名]コンテストやレースなどの最優秀[さいゆうしゅう]賞。大賞。「―受賞作品」「―レース」[grand prix] **くり【庫裏・庫裡】** [名]①寺院の台所。②住職やその家族などの住むところ。 **くり【栗】** [名]ブナ科の落葉高木。山地に生え、果樹としても栽培される。材はくさりにくく、建築用。秋、いがに包まれた実がなり、食用。 **くり【刳り】** [名]刃物などでえぐること。また、えぐってある部分。「―小刀」「えりーぐ」「―が浅い」 **クリアー** [名・形動]①《名・スル》計算機などで、始める前の状態にもどすこと。②水準や障害などを乗りこえること。「五メートルのバーをーする」「難問を―する」③サッカーで、ゴール前の攻撃[こうげき]からのがれること。④《形動》澄んでいて、すみずみまではっきりわかるようす。さえているようす。鮮明[せんめい]。明晰[めいせき]。「―な画像」[clear] **くりあげる【繰り上げる】** [他下一]①順番を上におくりあげる。前にずらす。「当選者を―」⇔繰り下げる②期日などを予定より早める。「出発を一日―」⇔繰り下げる **クリアランスセール** [名]在庫品を一掃するための大売り出し。見切り売り。[clearance sale] **くりあわせる【繰り合わせる】** [他下一]予定を前や後にずらして、なんとか都合をつける。「万障お繰り合わせのうえ、ご出席ください」▽もと、糸などを繰[く]って合わせるという意味。 **グリー** [名]無伴奏[むばんそう]で三部以上の男声合唱曲。「―クラブ(=男声合唱団)」[glee] **クリーク** [名]排水[はいすい]・灌漑[かんがい]などのためにつくられた水路。交通にも利用される。小運河。[creek] <381> **グリース** [名]機械の摩擦部分などに使う潤滑[じゅんかつ]油。[grease] **グリーティングカード** [名]誕生日・結婚祝い・クリスマスなどにおくるカード。[greeting card] **クリーナー** [名]①そうじ用の道具。とくに、電気そうじ機。②よごれを落す薬品。洗剤[せんざい]。[cleaner] **クリーニング** [名]専門の業者がおこなうせんたく。「スーツをーに出す」「ドライー」[cleaning] **クリーム** [名]①牛乳からとった白っぽい脂肪分。とくに、なまクリーム。②牛乳・卵・砂糖などをまぜてつくった、どろりとした食べもの。「カスタードー」「―ソース」③「アイスクリーム」の略。「ーソーダ」④はだや髪[かみ]の毛につける、やわらかな化粧[けしょう]品。「コールドー」「ヘアー」⑤くつずみ。⑥うすい黄色。クリーム色。[cream] **クリームソーダ** [名]ソーダ水にアイスクリームをうかべた飲みもの。▽creamとsodaから。 **くりいれる【繰り入れる】** [他下一]①あるものをちがうものの中に送り入れる。くりこむ。「利子[りし]を元金[がんきん]にー」「繰越金を来期の予算に―」②長いものを順々にたぐりいれる。「つなを―」 **グリーン** [形動]①清潔な。公正な。「―な政治」②みごとな。あざやかな。「―ヒット」[clean] **グリーン** [名]①草木の緑。緑地。「―ベルト」②緑色。「―のカーデガン」③ゴルフ場のこと。また、ホールのまわりにある芝生[しばふ]の短い区域。「ひさしぶりに―に出る」[green] **グリーンアップ** [名]野球で、四番打者。また、「クリーンアップトリオ」の略。三番・四番・五番を打つ強打者。クリーンナップ。▽走者を一掃[いっそう]するという意味から。[cleanup] **グリーンピース** [名]エンドウの種子。青エンドウ。グリンピース。[green peas] **グリーンヒット** [名]野球で、みごとなヒット。快打。また、企画や興行[こうぎょう]などで、大当たりや大手がら。[clean hit] **グリーンベルト** →「りょくちたい」[green-belt] **グリーンランド** [名]北アメリカ北東部にある世界最大の島。デンマーク領。大部分が氷におおわれ、海岸にはフィヨルドが発達している。水産資源に富む。[Greenland] **クリエーター** [名]①創造者。創作者。[creator]②造物主。神。[Creator] **クリエーティブ** [形動]創造的。独創的。「―な仕事」[creative] **くりかえす【繰り返す】** [他五]以前にしたと同じことを何度もする。また、以前と同じことが何度も起きる。「あやまちを―」「噴火を―」[類]反復する **くりからもんもん【倶利伽羅紋紋】** [名]背中などにほどこした入れ墨[いれずみ]。また、入れ墨をした人。▽「倶利伽羅」は、岩上に立てた不動明王の化身[けしん]である剣[けん]に、黒竜が巻きついた形。 **くりこしきん【繰越金】** [名]収支決算で、次の年度にくりこされるかね。 **くりこす【繰り越す】** [他五]会計上残ったかねや、やりきれなかった仕事を、順々に次へ回す。「残金を来月に―」 **くりごと【繰り言】** [名]同じことをくどくどと、くりかえして言うこと。とくに、ぐち。「老いの―」 **くりこむ【繰り込む】** [自五]①一団となってどんどんはいる。「鳴りもの入りで会場に―」②一部として組みいれる。くりいれる。「予備費に―」▽多く、費用についていう。 **くりさげる【繰り下げる】** [他下一]◎①順番をあとへずらす。②期日などを予定よりおくらせる。「大雪のため試験開始を一時間―」[同]繰り延べる⇔繰り上げる **クリスタル** [名]①水晶[すいしょう]。②「クリスタルガラス」の略。[crystal] **クリスタルガラス** [名]水晶[すいしょう]いりのように透明で屈折率の高いなまりガラス。また、その製品。[crystal glass] **くりき【功力】** [名]修行[しゅぎょう]によってえた力。功徳の力。 **ぐりぐり** [名・副]①《名》淋巴腺[りんぱせん]などのはれもの。②《副・スル》おしつけて回すようす。③まるいものが動くようす。「―した目玉」 **くりくりぼうず【くりくり坊主】** [名]髪[かみ]の毛をすっかりそった頭。また、その人。 **くりげ【栗毛】** [名]ウマの毛色で、地色が赤黒く、たてがみと尾が赤茶色をしているもの。 **クリケット** [名]球技の一つ。一チーム一一人で、こん棒[ぼう]の広いバットでボールを打ち、得点を競[きそ]いあう。イギリスの国民的なスポーツ。野球の原型とされる。[cricket] **グリコーゲン** [名]肝臓[かんぞう]や筋肉にたくわえられている炭水化物。必要に応じて分解され、エネルギー源となる。[Glykogen] **グリセリン** [名]油脂を分解してできる、無色でねばりけのある液体。医薬品・化粧[けしょう]品・ダイナマイトの原料などに使われる。グリスリン。リスリン。[glycerin] **くりだす【繰り出す】** [他五]①大勢の人が次から次へと連れだって出かける。「家族そろって応援[おうえん]に―」「軍勢を―」▽もと、糸をくって出すという意味。 <382> クリップ图紙や髪の毛などをまとめてはさんだり留めたりする器具。一clip グリップ图バット・ラケット・クラブなどのにぎりの部分。また、そのにぎりかた。「―エンド」「grip クリニック图診療所。外来診察室。「clinic グリニッジじ【グリニッジ時】**ロンドン郊外にあったグリニッジ天文台を通る子午線(=経度0)を基準とする時間。国際的な標準時刻。 **くりぬく【刳り貫く】**①えぐって穴をあける。「りんごのしんを―」「山中にトンネルを―」②えぐって丸ごととりだす。「魚の目玉を―」 **くりのべる【繰り延べる】**予定していた期日や期間をさきにのばす。「会は来週に―」類延期する・繰り下げる **くりひろげる【繰り広げる】**二人の前に次々に開いて、見えるようにする。展開する。「熱戦を―」 **クリミアせんそう【クリミア戦争】**一八五三―五六年。南下政策をとるロシアと、トルコ・イギリス・フランスなどの連合軍がクリミア半島でおこなった戦争。ロシアが敗れ、パリで講和条約が結ばれた。▽看護婦のナイチンゲールが活躍した。 **グリムきょうだい【グリム兄弟】**[人名]兄は一七八五一一八六三年。弟は一七八六一一八五九年。ともにドイツの言語学者。ゲルマンの民間伝承を集めて、「グリム童話」を編集し出版した。「Jacob Ludwig Karl Grimm/Wilhelm Karl Grimm **くりめいげつ【栗名月】**陰暦九月一三日の夜の月。関豆名月・のちの月▽月見にクリを供えることから。陰暦八月一五日の月は芋名月という。 **くりや【厨】**「台所」の古い言い方。 **くりょ【苦慮】**状況をきり開くためのいい方法はないかと思いなやむこと。「対策に―する」 **グリル**①肉や魚を焼くあみ。また、あみを使って焼く調理法。「―機能のついた電子レンジ」②おもに、一品料理などを出す、小さな西洋料理店。| grill **くりん【九輪】**五重の塔などの頂上にある、柱につけられた九つの輪。▽水煙と露盤のあいだにある。―」 **クリンチ**[名・スル]ボクシングで、攻撃をのがれるために、うでで相手と組みあうこと。一 clinch **くる【来る】**[か変]①こちらへ近づく。自分のいるところに着く。「バスが―」「客が―」「小包が―」「台風が―」⇔行く②ある季節・時期・時間・順番などが近づく。「春が―」「出発の日が―」「出番が―」③ある状態が生じる。「頭に―」「ぴんとー」「かっとー」④あることが原因でよくない状態になる。「冷えからくる神経痛」①〈補助〉[「〜てくる」の形で]①(自動詞を受けて)しだいにある状態になる。また、なりつつある意味をあらわす。「夜が明けて―」「頭がぼうっとして―」「だんだんわかって―」「世間に名を知られて―」「雪が降って―」②ある状態・動作が自分の方へ近づく。また、到着する。「桃が流れて―」「あとから追いかけて―」「試験日がせまって―」③(他動詞を受けて)出かけて行ってある動作・行為をしてここにもどる。「タバコを吸って―」「ちょっとのぞいて―」「動詞の連用形に付く。 **来た、見た、勝った**シーザー(カエサル)がポンツスとの戦いに勝利したときのことば。いかにも武将らしい簡潔さで知られる。 **来る者は拒まず**去っていく者は追いかけたりせず、すすんで教えを求めて近づいてくる者は喜んでむかえよう。▽中国、「孟子」から。 **くる【繰る】**①細長いものを巻きとる。たぐる。「糸を―」②順々に送る。「雨戸を―」「数珠を―」③順々に数える。「札を―」「日数ずを―」④順々にめくる。「ページを―」 **くる【繰】**[糸・13画 全19画 繰繰繰繰]音は「ソウ」。もと、こん色の絹という意味。くる[こよみを繰る][勘繰る][繰り言] **くる【刳る】**刃物などをぐるりと回して穴をあける。えぐる。 **ぐる**悪いことをする仲間。俗な言い方。「―になる」園共謀者 **ぐるい【狂い】**[造語][「〜ぐるい」の形で]夢中になって、正常な状態からずれてしまうこと。また、その状態になった人。「競馬―」 **くるいざき【狂い咲き】**花が季節はずれに咲くこと。類返り咲き・返り花 ▽盛りの時期を過ぎてしまったあとに一時期、盛りのころのような状態にもどることという意味でも使う。 **くるう【狂う】**①ふつうの調子からはずれてしまう。「悲しみのあまり気が―」「時計が―」「勘が―」②予定や見こみがはずれる。「順番が―」「寸法が―」③度をこして夢中になる。「かけごとに―」▽「〜くるう」の形で、動詞の連用形につくこともある。「おどりー」「いかりー」 **クルー**①船や飛行機の乗員。乗組員。②ボートレースで、チームの選手。一crew **クルーザー**船室などをもち、外洋を航海できる大型のヨットやモーターボート。「cruiser <383> **グループ** [名]なかま。集団。「―分け」[group] **くるおしい【狂おしい】** [形]気がくるってしまいそうなようす。「―までに恋[こい]しく思う」 **くるしい【苦しい】** [形]①からだや心の痛み・熱・状況[じょうきょう]りの圧迫感などによって、こらえがたく感じる。「友の苦労を見ると胸が―」「走って息が―」「―息の下(=死にそうな状態)でうち明ける」②むりがあって、うまくいかない。「―言いわけ」「家計が―」 苦しい時の神頼み ふだん神仏を敬っていないのに、困ったときだけ神仏に助けてもらおうとすること。▽ご都合主義の態度をいう。 **ぐるしい【苦しい】** [形]《造語》[「〜ぐるしい」の形で]…にしんぼうできない。…しにくい。「聞き―」「見―」「寝[ね]―」▽動詞の連用形に付く。 > **「つかいわけ」** →「にくい」を見よ。 **くるしまぎれ【苦し紛れ】** [名・形動]苦しさのあまりのがれたい一心ですること。「―のにげ口上[こうじょう]」 **くるしみ【苦しみ】** [名]からだや心の、痛みやなやみ。「―をなめる」「塗炭[とたん]の―」 **くるしむ【苦しむ】** [自五]①心身のつらさで、がまんできないほどなやむ。「腹痛に―」②[「~に苦しむ」の形で]…することがなかなかうまくいかずに苦労する。苦しんで努力しても…できない。「理解に―」「判断に―」 **くるしめる【苦しめる】** [他下一]苦痛を感じさせる。こまらせる。「われとわが身を―」 **クルス** [名]十字架[じゅうじか]。十字。また、十字形のもの。クロス。[cruz] **グルタミンさん【グルタミン酸】** [名]アミノ酸の一つ。コムギなどのたんぱく質に多くふくまれる。調味料の原料。 **クルップ** [名]のどや気管に皮膜[ひまく]のようなものができて呼吸困難などを起こす急性の炎症[えんしょう]。クループ。[Krupp] **クルトン** [名]さいの目に小さく切ったパンを油であげたもの。スープなどにうかべる。[croûton] **くるぶし【踝】** [名]足首の両側の出っ張った骨。 **くるま【車】** [名]①自動車。「―を拾う(=タクシーをつかまえる)」▽明治時代は人力車[じんりきしゃ]をさした。②軸を中心にして回るしくみの輪。車輪。 車の両輪 たがいに助けあい、はなれられない密接な関係のたとえ。 **くるまいす【車椅子】** [名]病人やけが人が、こしをかけたまま移動できるようにいすに車をつけたもの。 **くるまえび【車海老】** [名]クルマエビ科の節足動物。からだを曲げると、しま模様が車の輪のように見える。てんぷらなどにする。 **くるまざ【車座】** [名]多くの人々が輪になって座[すわ]ること。「―になる」[同]円座[えんざ] **くるまだい【車代】** [名]自動車などの乗車料金。また、その名目[めいもく]でしはらう謝礼。おくるまだい。 **くるまよせ【車寄せ】** [名]車を乗り入れられるよう、玄関口[げんかんぐち]に屋根を張りだしたところ。 **くるまる** [自五]布やふとんなどをまきつけて、からだをすっぽりと包む。「毛布に―」 **くるみ【胡桃】** [名]クルミ科の落葉高木。実は油が多く、食用にする。オニグルミやサワグルミなど。 **ぐるみ** [名]《造語》「〜ぐるみ」の形で]…ごと全部。…は残らず。「家族―」「町―」「身―」 **くるむ** [他五]布や紙などを巻きつける。「真綿[まわた]で―」 > **つかいわけ** 包む・くるむ 「包む」は、全体をすっぽりとおおうこと。「弁当を包む」「一万円包む(=ふくろに入れてかねを人にあげること)」。「くるむ」は、大ざっぱで一部だけに布や紙を巻きつけること。「赤んぼうを毛布にくるむ」。赤んぼうを包んだりしない。これは「包む」が「筒[つつ]」に入れることから発したことばだから。 **グルメ** [名]食通。美食家。[gourmet] **くるめく【眩めく】** [自五]目が回る。めまいがする。「目も―ばかりのスピード」 **ぐるり** [名・副]①《名》周囲。まわり。「グリーンのーをとり巻くギャラリー」②《副》まわりをとりかこむようす。「垣[かき]がきを―とめぐらす」③一回転するようす。「池を―と回る」▽「くるり」より重い感じがする。 **くるり** [副]①すばやく回転したり、反転したりするようす。②それまでの方針や態度などが急に変わるようす。「―と態度を変える」 **くるわ【郭・廓・曲輪】** [名]①城やとりでの、まわりにめぐらした囲い。②昔、遊女屋が集まっていた場所。遊里・遊郭[ゆうかく] **くるわせる【狂わせる】** [他下一]①正常でなくする。くるうようにする。「調子を―」「人生を―た事件」 **くれ【暮れ】** [名]①一年の終わりのころ。年末。「盆—のつけとどけ」[類]歳暮・歳末[さいまつ]②ゆうがた。ひぐれ。「―六つ」⇔明け③季節の終わりのころ。「秋のー」 **グレー** [名]①灰色。ねずみ色。また、白髪[しらが]まじりの髪[かみ]。「ロマンスー(=魅力的な中年男性)」[gray] **クレーヴのおくがた【クレーヴの奥方】** 一六七八年。フランス、ラ‐ファイエット夫人の小説。宮廷内の男女の恋愛心理をたくみにえがきだした。[La Princesse de Clèves] **クレージー** [形動]熱狂的な。ばかげた。[crazy] **クレーしゃげき【クレー射撃】** [名]粘土でできた皿状の標的を銃[じゅう]で撃つ競技。▽「クレー」は、粘土のこと。 **クレーター** [名]月の表面などにある、円形にくぼんだ地形。[crater] **グレード** [名]等級。階級。「―の高い車」「―をつける」「ハイー」[grade] **グレートプレーンズ** [名]北アメリカ、ロッキー山脈の東側に広がる大平原。灌漑[かんがい]農業や牛馬の放牧[ほうぼく]が盛[さか]ん。[Great Plains] <384> の東側に広がる大平原。灌漑農業や牛馬の放牧が盛ん。| Great Plains **クレープ**①小麦粉に卵などをまぜて、うすく焼いた洋風の菓子。ジャムやクリームを包んで食べる。②表面全体にしわのある布地。ちりめん。「―のシャツ」| crêpe **グレープ**ブドウ。「ージュース」 | grape **グレープフルーツ**ミカン科の小高木。ナツミカンに似た形の、水分の多い実は食用。▽ブドウのように、一つの枝に房状に実をつけるところからつけられた名。一grapefruit **クレーム**[国]苦情。もんく。「―をつける」「claim **クレーン**建設現場などで、大きくて重いものをつりあげてうごかす機械。起重機。「―車」▽その姿が、ツル(英語でクレーン)に似ているところから。一crane **クレオソート**強い刺激臭をもった油状の液体。防腐剤や消毒剤などに使う。一creosot **クレオパトラ**[人名]七世。前六九——前三〇年。古代エジプト、プトレマイオス朝最後の女王。その才知と美貌でカエサルやアントニウスを魅了し、王位を保った。アクチウムの海戦でローマに敗れ、毒蛇に身をかませて自殺した。| Kleopatra VII **クレオパトラの鼻がもう少し短かったら、世界は変わったであろう**クレオパトラの鼻が低かったら、男が魅惑されず、歴史上の事件にもかかわらず、歴史は、ごく小さなことによって左右されがちなことをたとえたもの。▽フランスの哲学者パスカルが「パンセ」の中で述べたことば。 **くれがた【暮れ方】**日の暮れかかるころ。一日が終わろうとするころ。ゆうがた。⇔明け方 **くれぐれも【呉呉も】**何度もくりかえして念をおすようす。「―よろしくお伝えください」「時節がら―ご自愛ください」類なにとぞ・どうか **クレタぶんめい【クレタ文明】**前二〇世紀|前一五世紀。エーゲ海のクレタ島で栄えた文明。活発な海上交易をおこなったが、アカイア人の侵入で滅亡。クノッソス宮殿、多彩な陶器などで知られる。ミノア文明。 **グレゴリオれき【グレゴリ暦】**ローマ法王グレゴリウス一三世がユリウス暦を改めてつくった太陽暦。現在の太陽暦の基礎となるもの。ゴレゴリオ暦。 **グレコローマンスタイル**レスリングの種目の一つ。下半身への攻撃や足わざなどは禁じられている。⇔フリースタイル | Greco-Roman style **クレジット**①代金あとばらいで販売すること。月賦販売。信用販売。「―カード」②政府や企業が、外国の政府や企業から外貨を借り入れること。借款。③出版物・新聞記事・テレビ番組などで、制作者や提供者の名を書いたもの。一credit **クレジットカード**企業が発行する、信用販売で使用できる会員証。「credit card **グレシャムのほうそく【グレシャムの法則】**↓「あっか(悪貨)は良貨を駆逐する」 **クレゾール**あわい黄色か茶褐色の、油状の液体。消毒液・殺虫剤などに使う。一cresol **クレソン**アブラナ科の多年草。セリに似て、からみがあり、かおりが強い。肉料理にそえたり、サラダに使ったりする。一cresson **くれたけ【呉竹】**「淡竹」の古い呼び方。▽呉(=中国)から渡来したのでいう。 **ぐれつ【愚劣】**[形動]ばかげていてくだらないようす。「―な考え」「―きわまりない」 **クレッシェンド**音楽の強弱記号の一つ。「音をだんだん大きくせよ」という意味。記号は <⇔デクレッシェンド | crescendo **くれない【紅】**あざやかな赤い色。べにいろ。「から―」「柳は緑、花は―」 **くれなずむ【暮れ、泥む】**日が暮れそうでいて、なかなか暮れないでいる。「―春の夕べ」 **くれのこる【暮れ残る】**日没後、なおうす明かりが残る。 **クレバス**雪渓や氷河などにできる深い割れ目。| crevasse **クレパス**棒状に固めた絵の具。クレヨンよりやわらかい。▽商標名。crayon と pastelから。和 **くれはてる【暮れ果てる】**①日がすっかり暮れて、暗くなる。 **クレペリンけんさ【クレペリン検査】**ドイツの心理学者クレペリンが考案した、性格検査の一つ。数の計算作業を通して性格を判断する。 **くれむつ【暮れ六つ】**昔の時刻で、暮れ方の六つ時。現在の午後六時ごろ。また、そのときに鳴らす鐘。⇔明け六つ **クレムリン**モスクワにある宮殿の名。もと、ロシア皇帝の居城で、旧ソ連政府の中枢機関があった。「Kremlin **くれゆく【暮れ行く】**しだいに暮れていく。終わりに近づいていく。「―秋」 **クレヨン**ろうなどを棒状に固めた絵の具。クレオン。「crayon **くれる【暮れる】**①太陽がしずんで暗くなる。「日が―」「明けても暮れても仕事の山だ」②一年が終わる。「年が―」◆明ける ▽春と秋が終わることもいう。「春(秋)が―」③ [「~にくれる」の形で」・・・ばかりしているうちに一日、一年が過ぎていく。「思案に―」「悲しみに―」「途方に―」 **くれる【呉れる】**①●相手が自分に、好意によって、あるいは恩恵としてものをよこす。「母がくれた指輪」②自分が人にものをあたえる。▽この使いかたは一般的でなく、「なんでもくれてやる」のように、「やる」などの動詞とともに使う。また、皮肉をこめて「あいつを困らせてくれよう」のように使うこともある。③〈補助〉[「〜てくれる」の形で]人が自分に対して、好意または恩恵として何かをする。「写真をとってー」「先生がいじめっ子をしかって―」④[「〜てくれ」の形で]自分が望むことを他人に恩恵として要求する。「静かにして―」「金をかして―」 <385> **くろ【黒】** [名]①墨[すみ]のような色。「―髪[かみ]」②囲碁[いご]で、「黒石」の略。▽さきに打つほうの人がもつ。③犯罪の事実があること。有罪。また、罪のある人。「彼は―だ」「白[しろ]―をつける」↔白 **くろ【畔】** [名]田と田のあいだの、土を盛りあげたところ。あぜ。 **グロ** [形動]「グロテスク」の略。 **くろい【黒い】** [形]①黒の色である。「―靴[くつ]」②黒に近い色である。くろっぽい。「そでロのーよごれ」「日に焼けてー」→白い③悪事や不正がありそうな感じである。「―うわさが流れている」「腹が―」 **くろいあめ【黒い雨】** 一九六六年。井伏鱒二[いぶせますじ]の小説。一被爆者の回想形式で、広島の原爆の悲劇を、結婚できない姪[めい]の話など、日常生活の身近なところから淡々[たんたん]とえがいたもの。 **くろう【苦労】** [名]「スル」[形動]①生きていく上で、苦しいことを辛抱したり、骨を折って働いたりすること。「一人―だ」「若いときの―は買ってでもせよ」「ごーなことです」 > **つかいわけ** 苦労・苦心・労苦 「苦心」は、よい結果をえようとあれこれと心をくだくこと。「苦心して話をまとめる」。「苦労」は、貧乏[びんぼう]をきりぬけたり、むつかしいことをしとげようとして心もからだも使うこと。「生活の苦労」。「労苦」は、仕事のうえでの苦労。「労苦をいとわず働く」。 **ぐろう【愚弄】** [名]相手をばかにしてからかうこと。軽べつして、まともにあつかわないこと。「―するにもほどがある」 **くろうしょう【苦労性】** [名]つまらないことまで気にかけて、あれこれと心配する性質。 **くろうと【玄人】** [名]①非常にすぐれた技術をもつ人。一つのことにうちこみ、それを職業または専門としている人。プロ。専門家。「彼の油絵は―はだしだ」「―好み」⇔素人[しろうと]▽常用漢字表付表の語。 **くろうにん【苦労人】** [名]苦労を重ねてきて、世事や人情に通じた人。 **くろうほうがんよしつね【九郎判官義経】** →「みなもとのよしつね」 **クローヴィス** 四六五-五一一年。フランク王国の王。フランク族を統一して王国を創建した後、カトリックに改宗。ローマ教会と結ぶことにより、フランク発展の基礎を固めた。[Clovis] **クローク** [名]ホテル・劇場などで、手荷物やコートなどを一時預けるところ。▽cloakroomから。 **クロース** [名]布地。とくに、本の表紙に用いる布。「テーブルー」「―装の本」[cloth] **クローズアップ** [名]①カメラのレンズを被写[ひしゃ]体に近づけて、画面[がめん]いっぱいに大写しにすること。また、その画面。アップ。②大きくとりあげ、問題にすること。[close-up] **クローズドショップ** [名]使用者と組合の協定によって組合員だけをやとう制度。▽ほかに、オープンショップ・ユニオンショップ。[closed shop] **クローナ** [名]スウェーデンの貨幣単位。[krona] **クローネ** [名]ノルウェーやデンマークの貨幣[かへい]単位。記号はKr。[krone] **クローバー** [名]マメ科の多年草。夏に白い花をつける。シロツメクサ。クローバ。▽ふつう三つ葉で、四つ葉のものは幸福をもたらすという。[clover] **グローバル** [形動]地球規模の。全世界的。「―な視点をもつ」[global] **グローブ** [名]野球やボクシングなどで使う、革製のてぶくろ。グラブ。[glove] **クロール** [名]泳法の一つ。足を交互に上下させ、両手も交互に水をかいて進む。もっとも速い泳ぎかた。▽這うという意味。[crawl] **くろがね【鉄】** [名]「てつ」の古い言い方。[同]まがね▽黒い金属という意味。「しろがね」は銀。 **くろかみ【黒髪】** [名]黒くてつややかな髪の毛。「緑なすー」 **くろこ【黒子・黒衣】** [名]歌舞伎[かぶき]などで、役者の後見役。「くろご」とも。▽黒い衣服を着ていることから。 **くろじ【黒字】** [名]支出よりも収入のほうが多いこと。利益。「相当の―が見こまれる」⇔赤字 **くろしお【黒潮】** [名]日本列島に沿って太平洋側を南から北へと流れる暖流。日本海流。⇔親潮 **クロス** [名]①十字架[じゅうじか]。また、十字形のもの。クルス。「ーステッチ」②交差。「ーカウンター」「国道とーする」[cross] **グロス** [名]《造語》個数を数える単位。一グロスは一二ダースで、一四四個。[gross] **クロスオーバー** [名]異なる分野のものが交差したり、まざったりすること。▽音楽関係で使うことが多い。[crossover] **クロスカウンター** [名]ボクシングで、攻撃[こうげき]してきた相手のうでに、自分のうでを交差させるようにして打つパンチ。[cross counter] **クロスカントリーレース** [名]山野や森林などを横断するコースを走る長距離競走。クロスカントリー。[cross-country race] <386> **クロスゲーム** [名]実力の差が少なく、切迫[せっぱく]した試合や競技。接戦。[close game] **くろずむ【黒ずむ】** [自五]黒っぽくなる。黒みをおびる。「目のまわりがー」 **クロスワードパズル** [名]四角のます目の中に、ヒントにもとづいて文字を書きいれ、縦横にどちらでも意味の通じることばにする遊び。[crossword puzzle] **くろだい【黒鯛】** [名]タイ科の海魚。銀黒色で、形はマダイに似る。関西ではチヌという。 **くろダイヤ【黒ダイヤ】** [名]①不純物をふくむ黒いダイヤモンド。②石炭。▽石炭が主要燃料だったころの呼び方。 **くろだきよたか【黒田清隆】** 一八四〇-一九〇〇年。明治期の政治家。薩摩藩士[さつまはんし]。五稜郭[ごりょうかく]の戦いや西南戦争に参加し、戦功を立てたのち、北海道開拓[かいたく]長官などを経て、一八八一年首相に就任した。 **くろだせいき【黒田清輝】** 一八六六-一九二四年。明治・大正期の洋画家。フランスに留学し、印象派の画風を学び、日本洋画を確立した。代表作「湖畔[こはん]」「読書」。 **ケロッカス** [名]アヤメ科の多年草。春、むらさき。白・黄色などの花をつける。観賞用。ハナサフラン。クローカス。[crocus] **クロッキー** [名]全体の感じをおおまかな線で短時間にえがいた絵。速写。圏スケッチ[croquis] **グロッキー** [名・形動]ボクシングで、パンチを受けて意識がなくなりかけるようす。また広く、つかれてふらふらになるようす。[groggy] **グロティウス** 一五八三-一六四五年。オランダの法学者。国家や宗教の対立をこえて、普遍的な自然法の存在を主張し、国際法の父と呼ばれる。著書に「海洋自由論」「戦争と平和の法」など。[Hugo Grotius] **グロテスク** [名・形動]①異様で気味が悪いようす。奇怪[きかい]。醜怪。グロ。[grotesque] **くろパン【黒パン】** [名]ライムギの粉でつくった、色の黒ずんだパン。 **くろビール【黒ビール】** [名]こがした麦芽[ばくが]でつくる、色のこいビール。 **くろふね【黒船】** [名]江戸時代の末、欧米から来航した船。船体が黒ぬりであったことから、唐船[とうせん]系の船と区別して呼んだ。 **くろぼし【黒星】** [名]①すもうの星取り表で、負けたしるしの黒丸。また、負けること。「―先行」②重大な誤りを犯[おか]すこと。おちど。失敗。「警察側は―続きだ」◆白星③的[まと]の真ん中にある黒点。 **くろまく【黒幕】** [名]◎①黒い幕。とくに歌舞伎[かぶき]などで、場の変わり目に用いる。②表面には立たないで、かげであれこれと指図する人。「政界の―」 **くろまつ【黒松】** [名]マツ科の常緑高木。皮は黒く、海岸地方に多い。材は建築・器具・パルプ・薪炭[しんたん]用。雄松[おまつ]。 **クロマニョンじん【クロマニョン人】** [名]約四万年前から一万年前に南西ヨーロッパに生息した、最古の現生人類で新人に属する。フランス南西部のクロマニョンで化石人骨が発見された。洞穴に彩色壁画[さいしょくへきが]を残した。[Cro-Magnon] **くろまめ【黒豆】** [名]ダイズの一種。皮が黒い。正月料理に使う。 **クロム** [名]金属元素の一つ。銀白色で光沢があり、さびにくい。めっきや合金の材料などに使う。元素記号Cr[chrome] **クロムウェル** 一五九九-一六五八年。イギリスの政治家。ピューリタン革命を指揮し、共和制を樹立したのち護国卿となり、軍事独裁政治をおこなった。[Oliver Cromwell] **くろめがち【黒目勝ち】** [形動]目がぱっちりして美しいようす。▽黒目の部分が多いという意味。 **くろもじ【黒文字】** [名]①クスノキ科の落葉低木。山地に生え、葉から油をとって香料とし、材は芳香[ほうこう]があるので、はしや楊枝をつくる。②「つまようじ」のこと。 **くろやき【黒焼き】** [名]黒くなるまで蒸し焼きにすること。また、そうしたもの。「いもりの―」 **くろやま【黒山】** [名]大勢の人々がむらがっていることの形容。「―の人だかり」▽人の頭が黒いことから。 **クロレラ** [名]クロレラ科の藻[そう]も。淡水[たんすい]に育つ緑色の単細胞[たんさいぼう]植物。たんぱく質に富むので食用・飼料用にする。[chlorella] **クロロフィル** [名]葉緑素。[chlorophyll] **クロロホルム** [名]無色透明で、特有のにおいのある揮発性の液体。合成樹脂製造に使う。クロロフォルム。トリクロロメタン。[chloroform] **くろわく【黒枠】** [名]死亡通知状で、まわりをふちどった黒いわく。また、死亡通知状。 **クロワッサン** [名]バターを多く使った、三日月形のパン。[croissant] **ぐろん【愚論】** [名]①おろかで、とるにたりない議論。②自分の意見や論文をへりくだっていうことば。 **くわ【桑】** [名]クワ科の落葉高木。実は黒色に熟し、あまい。葉は蚕[かいこ]の飼料にする。 **くわ【鍬】** [名]刃をつけた鉄板に柄をつけた農具。耕作や地ならしに使う。「植樹の―入れの儀式[ぎしき]」 **くわい【慈姑】** [名]オモダカ科の水生多年草。球状の地下茎は食用にする。 **くわえる【加える】** [他下一]◎①新しくつけたして数量や程度をふやす。「塩分を―」②相手に、ある行為をあたえ、作用をおよぼす。「打撃[だげき]を―」「手心[てごころ]を―」③仲間や集まりに入れる。「チームのメンバーに―」 > **つかいわけ** →「足す」を見よ。 **くわえる【咥える・銜える】** [他下一]①くちびるではさんだり、歯で軽くかむようにして支える。「タバコを―」「指を―(=欲しいのに手を出せないでいる)」 **くわがたむし【鍬形虫】** [名]クワガタムシ科の昆虫[こんちゅう]。おすのあごは発達して二本のつの状になっている。ミヤマクワガタ・ノコギリクワガタなど。 <387> **くわけ【区分け】** [名]全体をいくつかに分類したり、区切ったりして分けること。[類]区分 **くわしい【詳しい・委しい・精しい】** [形]①細かいところにまで知識や説明がゆきわたっているようす。「―内容を聞く」[類]詳細②[「~に詳しい」の形で]細かいところまでよく知っているようす。「歴史に―」[類]精通 > **古語** 《くはし》 古くは、こまやかな美しさをいった。平安時代以降、美しいという気持ちがうすれ、ものごとやようすの細かさをあらわすようになり、もっぱら現代語の、詳細[しょうさい]である、精通しているの意味へと移ってきた。 **くわずぎらい【食わず嫌い】** [名]①まだ、食べたこともないのに、それを食べるのをきらうこと。また、その人。たべずぎらい。②まだ経験しないうちから、ものごとのおもしろさもわからず、わけもなくきらうこと。また、その人。 **くわせもの【食わせ物・食わせ者】** [名]見かけはよいが、なかみはひどい品物や人物。にせもの。「食わせ物をつかまされた」「彼はとんだ食わせ者だ」 **くわせる【食わせる】** [他下一]◎①生活していけるようにする。食べさせる。「家族を―」②相手に痛みをあたえる。みまう。「一発―」③相手をだます。くわす。「一杯[いっぱい]―」 **くわだて【企て】** [名]何かをしようと計画すること。[類]企画・もくろみ > **「つかいわけ」** →「計画」を見よ。 **くわだてる【企てる】** [他下一]思いついて計画を立てる。心の中で仕組む。もくろむ。「家出を―」 **くわばら【桑原】** [名]落雷をさけるために唱える呪文[じゅもん]。また一般に、いやなことをさけたいときにも。「くわばら、くわばら」と重ねて言う。 **クァルテット** →「カルテット」 **くわわる【加わる】** [自五]①さらにふえる。度合いが強まる。「責任が―」「寒さが―」②仲間にはいる。参加する。「遊びにー」 **くん[君]** [名]①国を治める人。天子。王。⇔臣②軽く敬う気持ちをあらわす語。●クン 君主[くんしゅ]君臨[くんりん]主君[しゅくん]名君[めいくん]②王昭君[おうしょうくん]貴君[きくん]厳君[げんくん]細君[さいくん]諸君[しょくん]父君[ふくん]山田君[やまだくん]きみ[きみ]君[きみ]が代[よ]姫君[ひめぎみ] **くん[訓]** [名]①おしえさとす。また、おしえ。②漢字を、その意味にあたる本来の日本語にあてて読むこと。また、その読みかた。⇔音③漢字の意味の解釈[かいしゃく]。●クン ①訓育[くんいく]訓戒[くんかい]訓示[くんじ]訓練[くんれん]教訓[きょうくん]垂訓[すいくん]②訓読[くんどく]音訓[おんくん]③訓話[くんわ]訓解[くんかい]訓釈[くんしゃく]くん[ども]え 十訓抄[じっきんしょう]庭訓[ていきん] **くん[勲]** [名]①国家のためにつくした、りっぱなはたらき。てがら。②勲章の等級の上に付ける語。「―一等」●クン  ①勲功[くんこう]勲章[くんしょう]偉勲[いくん]殊勲[しゅくん]叙勲[じょくん]勲[いさお] **くん[薫]** [自五]①かおり。いいにおい。②よい感化をあたえる。③いぶす。[同]燻[くん]●クン ①薫風[くんぷう]余薫[よくん]②薫育[くんいく]薫陶[くんとう]③薫製[くんせい]かお[かお]る 風薫る五月 薫り高い芸術 薫[た]き物[もの] **くん[君/勲]** [造語]→漢字項目を見よ。 **くん[訓]** [造語]→漢字項目を見よ。 **ぐん[軍]** [名]①戦争。たたかい。②戦争のための兵士の集団。「―を率[ひき]いる」●グン ①軍医[ぐんい]軍鶏[しゃも]軍艦[ぐんかん]軍需[ぐんじゅ]軍備[ぐんび]②軍勢[ぐんぜい]軍隊[ぐんたい]海軍[かいぐん]賊軍[ぞくぐん] **ぐん[郡]** [名]都・道・府・県で、区や市以外の町村を一つにまとめた行政上の区画。●グン 郡部[ぐんぶ]北多摩郡[きたたまぐん]郡山[こおりやま](地名) **ぐん[群]** [名]①あつまる。また、あつまり。集団。「―をなす」「―をぬく」②多くの。●グン ①群衆[ぐんしゅう]群発[ぐんぱつ]魚群[ぎょぐん]大群[たいぐん]抜群[ばつぐん]②群臣[ぐんしん]群像[ぐんぞう]群雄[ぐんゆう]む[む]れる・む[む]れ・むら[むら] 鳥が群れる/群れをなす/蟻[あり]が群がる群[むら]すずめ群千鳥[むらちどり] **ぐん[軍/郡/群]** →漢字項目を見よ。 **ぐんい【軍医】** [名]軍隊で、医者として診察や治療[ちりょう]をする将校。 **くんいく【訓育】** [名]児童や生徒に、社会人として必要な心がけや習慣が身につくように教育すること。 **くんいく【薫育】** [名]徳をもって人を感化し、そだてること。 **ぐんえき【軍役】** [名]①戦争。戦役。また、軍人として服役[ふくえき]すること。[類]兵役 **ぐんか【軍歌】** [名]兵士の士気を高める、あるいは軍国思想を広めるための歌。マーチ風のものが多い。 **くんかい【訓戒・訓誡】** [名]善悪を説ききかせ、まちがいをしないように注意すること。「―を垂れる」[類]訓辞 <388> **ぐんかく【軍拡】** [名]軍事上の設備や兵士の数をふやすこと。「軍備拡張」の略。↔軍縮 **ぐんかん【軍艦】** [名]戦闘[せんとう]に使うために武器を備えた船。「―旗」 **ぐんきものがたり【軍記物語】** [名]合戦をテーマとして、その時代や人物をえがいた叙事的な文学作品。主として鎌倉・室町[むろまち]時代につくられた。「平家[へいけ]物語」「太平記」など。 **ぐんきょ【群居】** [名]同じ種類の生物がたくさん集まって、生活すること。[類]群生 **ぐんぐん** [副]①力強く進むようす。[同]ぐいぐい②速度の速いようす。どんどん **くんこう【勲功】** [名]国家や君主のために、つくしたてがら。いさお。「―をたてる」 **くんこう【薫香】** [名]よいかおり。また、くゆらせてよいかおりをたてさせる香料。[同]芳香[ほうこう] **くんこがく【訓詁学】** [名]古典の字句の読みや意味を研究する学問。 **くんこく【訓告】** [名]教えや注意をあたえること。とくに、公務員の義務違反に対する指導の一つ。▽口頭による注意より重いが、戒告より軽い。 **ぐんこくしゅぎ【軍国主義】** [名]軍事力を強め、戦争によって他国を侵略[しんりゃく]し、国力をのばそうとする考えかた。 **くんし【君子】** [名]広い知識をもち、人格やおこないがすぐれた、りっぱな人。「聖人―」⇔小人[しょうじん] 君子危[あや]うきに近寄らず 君子は考えが深いので、あぶないとわかることははじめからさける。 君子の交わりは淡[あわ]きこと水の如[ごと]し 君子の交際は水のようにさらっとしているが、永く変わらない。▽中国、「荘子[そうじ]」から。 君子は独[ひと]りを慎[つつ]しむ 君子は人の見ていないところでも、あやまちをおかさないようにする。▽中国、「大学」から。 君子は豹変す 君子はあやまちに気づくとすぐに改める。▽本来はよい意味だが、態度や意見を急に変えることを非難する気持ちで使われることも。「豹変」は、ヒョウの毛がぬけかわって、まだらがあざやかになること。中国、「易経」から。 **くんじ【訓示】** [名]◎仕事上の注意などを、上の人が下の者に教えしめすこと。また、その注意。「―を垂れる」 **くんじ【訓辞】** [名]何かをする前に、組織の長などが自覚をうながすために教えさとすことば。「校長の―」[同]訓戒 **ぐんし【軍師】** [名]昔、大将のもとで作戦をあれこれ練った人。参謀[さんぼう]。▽策略を用いるのがたくみな人の意味でも使う。 **ぐんし【軍事】** [名]軍隊・軍備・戦争などに関すること。「―教練」[同]兵事⇔文民 **ぐんしきん【軍資金】** [名]①戦いに必要なかね。また、何か行動を起こすのに必要な資金。もとで。「選挙の―をかき集める」 **くんしひょうへん【君子豹変】** [名]「君子は豹変す」に同じ。「くんし」 **くんしゃく【訓釈】** [名]漢字の読みかたと意味の解釈。 **くんしゅ【君主】** [名]親から子へ代々ひきついで国を治める者。王や皇帝など。「立憲―制」 **ぐんじゅ【軍需】** [名]軍事上の必要なこと。また、軍隊に必要なもの。「―産業」↔民需 **ぐんしゅう【群衆】** [名]一か所にむらがり集まった多くの人々。「―の歓声[かんせい]」 **ぐんしゅう【群集】】** [名]人や動物が一か所にむらがり集まること。また、集まった群れ。「―したハチ」 **ぐんしゅうしんり【群集心理】** [名]群集の中で起こる特殊な心理状態。興奮[こうふん]が高まって、判断力がにぶり、他人の言動にひきずられやすくなる。 **ぐんしゅく【軍縮】** [名]「軍備縮小」の略。軍事上の設備や兵士の数を減らすこと。⇔軍拡 **ぐんじゅさんぎょう【軍需産業】** [名]戦争のために必要な兵器などを製造する産業。↔平和産業 **くんしゅ(葷酒)山門[さんもん]に入るを許さず** 仏道修行[しゅぎょう]のさまたげとなるニンニクや酒は、清浄な寺の中へもちこんではならない。▽禅寺[ぜんでら]の門のかたわらに書かれている文句。 **くんしょう【勲章】** [名]国や人々のためにつくした功績により、国から授[さず]けられる記章。「文化—受章」 **くんじょう【燻蒸】** [名]ガスなどで病菌[びょうきん]や害虫をいぶしたり蒸[む]したりすること。「―剤[ざい]」 **ぐんしょう【群小】** [名]多くの小さいもの。また、価値が低く、とるにたりないもの。「―国家」 **ぐんじょう【群青】** [名]あざやかで、みごとな青色。また、その色の絵の具。 **くんしん【君臣】** [名]君主と臣下。主人と家来。「―主従のあいだがら」 **ぐんじん【軍人】** [名]軍籍[ぐんせき]を持つ陸・海・空軍に所属する将校・下士官・兵をまとめた呼び方。「職業―」 **くんずほぐれつ【組んず解れつ】** とっ組みあったり、はなれたりすること。▽「ず」は接続助詞の「つ」(組みつほぐれつ)の変化した形。「〜つ〜つ」の形で、「…たり…たり」という意味。ほかに「追いつ追われつ」など。 **くんせい【薫製・燻製】** [名]肉や魚を塩づけにし、けむりでいぶして乾燥[かんそう]させた食品。独特な風味があり、保存がきく。ハム・ベーコンなど。「鮭[さけ]のー」 **ぐんせい【軍政】** [名]軍隊が直接、政治をおこなうこと。⇔民政 **ぐんせい【群生】** [名]◎①同種の植物が一か所にむらがって生えること。「はまゆうの―地」②【群棲】同種の動物が多数集まって生活すること。群居。「猿[さる]が―する」 **ぐんぜい【軍勢】** [名]軍を構成する兵士の数。軍の勢力。また、軍隊。▽「ぐんせい」と読めば別の語で、軍隊の勢いという意味。 **ぐんぞう【群像】** [名]絵画や彫刻[ちょうこく]で、多くの人の姿を通してテーマをあらわした作品。「青春―」 **ぐんぞく【軍属】** [名]軍人ではなくて軍に所属する者。技師・嘱託[しょくたく]など。 <389> **くんそく(君側)のかん** 君主のそば近くに仕える悪がしこい臣。「―を除く」 **ぐんたい【軍隊】** [名]組織された軍人の集団。 **くんだり** [造語][「〜くんだり」の形で]中心地から遠くはなれた地名につけて、その辺りの意味をあらわす。「網走[あばしり]ー」▽「くだり(下り)」の変化した形。 **ぐんだん【軍団】** [名]軍の集団。軍隊では、歩兵二個師団以上からなる部隊。 **ぐんて【軍手】** [名]太い白木綿で編んだ作業用手ぶくろ。▽もと、軍人用だったことから。 **くんてん【訓点】** [名]漢文[かんぶん]を訓読するための符号[ふごう]。返り点や送りがななど。「白文に―をほどこす」 **ぐんと** [副]①力を入れるようす。「―引く」②いっそう。ひどく。「―ふえる」 **くんとう【勲等】** [名]勲章の等級。最高を大勲位とし、勲一等から勲八等まで。 **くんとう【薫陶】** [名]すぐれた人格が知らず知らずのうちに人を感化し、りっぱな人間をつくること。「先生の―を受ける」▽香[こう]をたいてかおりをしみこませ、土を焼いて陶器をつくることから。 **ぐんとう【軍刀】** [名]軍人が身につける戦闘[せんとう]用の刀。 **ぐんとう【群島】** [名]むらがった多くの小さな島。「八重山[やえやま]―」 **ぐんどう(群堂)** [名]①多くの堂。②多くの村が集まっていること。集落。 **くんどく【訓読】** [名]①漢文を日本語の文法に従って訓点をつけて読みくだすこと。▷「漢文訓読」も見よ。②漢字を訓で読むこと。訓読み。⇔音読[おんどく] **ぐんばい【軍配】** [名]「軍配うちわ」の略。 軍配が上がる 勝ちがきまる。▽すもうで、勝ち力士のほうに行司[ぎょうじ]が軍配を上げて、勝ちを告げることから。 **ぐんばいうちわ【軍配団扇】** [名]すもうの行司[ぎょうじ]が力士[りきし]の勝負を判定するのに使ううちわ。▽もと、武将が軍勢の指揮に使った革[かわ]や鉄製のうちわをいう。 **ぐんばつ【軍閥】** [名]軍事力を背景にして、政治的権力をにぎる軍人の一団。「―政治」 **ぐんぱつ【群発】** [名]一定期間に集中して次々と起こること。「―地震[じしん]」 **ぐんび【軍備】** [名]軍事上の兵力や武器などの備え。「―を縮小する」 **ぐんぶ【軍部】** [名]陸・海・空軍の当局。政府・民間に対していうことば。「―独裁の政治」 **ぐんぶ【郡部】** [名]都道府県内で、市以外の郡といわれる地域。⇔市部 **ぐんぶ【群舞】** [名]大勢の人がいっしょにおどること。また、そのおどり。 **くんぷう【薫風】** [名]初夏、若葉のころにふく、さわやかで気持ちのいい風。「―かおる五月」 **ぐんぽうかいぎ【軍法会議】** [名]軍人の裁判をおこなう特別刑事裁判所。「―にかける」 **くんめい【君命】** [名]主君の命令。「―に逆らう」 **くんもう【訓蒙】** [名]子供や初学者に教えさとすこと。また、そのための書物。「きんもう」とも。 **ぐんもう(群盲)象[ぞう]を撫でる** 多くの盲人が象のからだをなでて、それぞれ自分のなでた部分によって象を理解したと思いこむように、凡人[ぼんじん]は大人物の全体像を理解できないこと。[類]群盲象を評す **くんりん【君臨】** [名]◎①君主として臣下に臨[のぞ]み、国を支配すること。②ある分野で絶大な力をもつこと。「球界に―する」 **くんれい【訓令】** [名]上級の官庁から、下級の官庁に対して出される命令。「内閣―」 **くんれいしき【訓令式】** [名]日本語をローマ字で表記するときの一方式。一九三七年に内閣訓令で発表されたもの。「第一表式」ともいう。「シ」をsi「ジ」をzi、「シャ」をsyaと書くなど。⇔ヘボン式 **くんれん【訓練】** [名]技術などがじょうずになるように、練習させて慣れさせること。「避難―」「盲導犬を―する」[類]練習 **くんわ【訓話】** [名]生きるうえでの心構えを教える話。「校長先生の―を聞く」[同]訓辞 **け[化/家]** →「か」 **け[気]** →「き」 **け[袈]** [名]梵語の音訳にあてる字。 **け【毛】** [名]◎①動物の皮ふや植物の表面に生えている、細い糸のようなもの。②髪の毛。毛髪[もうはつ]。「―がうすくなる」③わずかなもの。「後悔する気は―ほどもない」「うさぎ小屋に―の生えたようなもの」 毛を吹いて疵[きず]を求む ①ことさら人の欠点や弱点を探しだす。②(誤って)他人の弱点などをあばこうとして、かえって自分の弱点をさらけだす。▼中国、「漢書」から。 <390> ②(誤って)他人の弱点などをあばこうとして、かえって自分の弱点をさらけだす。▼中国、「漢書」から。 **け【気】**[造語]①[名]はっきりとはとらえられないが、何かあるらしいようす。「火の―のない部屋へ」「その―もない」②成分。あじわい。「塩―のない食べもの」①〈造語〉[「け〜」の形で]「なんとなく・・・である」という意味をあらわす。「―おされる」「―ぎらいする」「―だるい」▽動詞・形容詞に付く。②[「〜け」の形で]そのようなけはい・気分・傾向が感じられることをあらわす。「人―」「女っ―」「寒さむ―」「子供っ―」「しゃれっー」とも、ふつうかな書き。 **け【卦】**易で、算木にあらわれる形。これで吉凶をうらなう。「よい―が出る」「八―」 **け【褻】**日常のこと。ふだん。また、おおやけでないわたくしごと。⇔晴れ **け**[終助]忘れていたことに気づいたり、忘れたことをたずねたりする。「子供のころ、よくこの公園であそんだっ―」「きょうの宿題なんだっー」▽文語の「けり」が縮まったもの。ふつう、「・・・っけ」の形になる。「けり」の、今あらたに思いだしたり、人から聞いて知った過去の出来事に気づいて詠嘆するといった意味が残っている。 **げ[下]**「か」 **げ[外]**「がい」 **げ[解]**「かい」 **げ【下】**①した。しも。「上中―」②いやしいこと。おとっていること。「―の―」③本の下巻。⇔上 **げ【気】**[造語]「くげ」の形で]動詞の連用形や形容詞・助動詞などの語幹に付いて、名詞や形容動詞の語幹をつくる。・・・そう。・・・のようす。・・・の感じ。・・・のふう。「いかにもあり―な話」「楽し―」「はかな―」「帰りた―なそぶり」 **ケア**[名・スル]世話。介護。ていれ。「アフターーがいきとどく」 |care **けあげる【蹴上げる】**下から上に向けてける。また、けってものを上にあげる。 **けあな【毛穴・毛孔】**皮ふにある、毛の生える小さな穴。 **ケアレスミス**不注意による誤り。「―が多い」▷careless mistake から。 **けい[兄]**[儿・3画 全5画 兄兄兄兄]①あに。⇔弟②同輩・友達などを敬って用いる語。⇔姉ケイ①[兄事]②[雅兄][学兄][貴兄][大兄][実兄][舎兄][長兄][父兄]キョウ[兄弟]あに[兄上][兄貴][兄弟子][兄嫁]にいさん[兄さん][従兄弟]いとこ[妹兄] **兄たり難く弟たり難し**両者とも負けずおとらずである。 **けい[形]**[彡・4画 全7画 形形形形]①かたち。すがた。ようす。類型②かたちづくる。あらわす。あらわれる。ケイ①[形式][形態][象形][図形][変形]②[形成][形容][造形]ギョウ[形相][異形][僧形]にんぎょう[人形]かた・かたち[形無し][形見][形跡][形][花形]/[形ばかりのあいさつ]なり[顔形]かたち[女形][身形][弓形] **けい[型]**[土・6画 全9画 型型型型]①もとになるかた。②てほん。基準となる様式。類かたケイ①[型式][原型][紙型]②[典型][模型][類型]かた[型にはまる][型破り][大型][血液型][新型][紋切り型]かたろぐ[型録] **けい[系]**[糸・1画 全7画 系系系系]すじみち。つながり。つながりをもった分類。ケイ[系図][系統][系列][家系][太陽系] **けい[径]**(徑)[彳・5画 全8画 径径径径]①こみち。ちかみち。②円のさしわたし。「―一○センチ」③まっすぐなこと。すぐに。ケイ①[径路][小径][捷径]②[口径][直径][半径]③[直情径行]こみち[小径] **けい[経]**(經)[糸・5画 全11画 経経経経]①織物のたていと。すじ。南北の方向。たて。⇔緯②すじみちに沿って進む。へる。③すじみちを立てておこなう。いとなむ。④いつも変わらない。つね。⑤中国の聖人の教えを説いた書物。また、おきょう。ケイ①[経緯][経線][経度][神経][西経][東経]②[経過][経験][経由][経歴]③[経営][経済][経世][経理][経略]④[経常][経費]⑤[経書][経典](碌)キョウ⑤[経文][四書五経][写経]へる[年を経る]いきさつ[経緯]どきょう[読経] **けい[係]**[イ・7画 全9画 係係係係]①つなぐ。つながる。②かかわりをもつ。ケイ①[係留]②[係争][係累]③[関係]かかる・かかり[生死に係る][係りの人]/[係員][進行係][係官] <391> **けい**[計]①かぞえる。②合わせたもの。「―五万円になる」③数量をはかる器具。④考えをめぐらすこと。くわだてる。はかりごと。「一年の―は元旦にあり」 **ケイ** ◎計算、計量、会計、②合計、集計、統計、③寒暖計、湿度計、④計画、計略、一計、早計 **はかる・はからう** 時間を計る/計り知れない/時機を見計らう/粋な計らい **時計**[とけい] **けい**[敬]うやまう。うやうやしくする。 **ケイ** 敬意、敬語、敬服、敬礼、敬老 **うやまう** 師を敬う **愛敬**[あいきょう] **けい**[景]◎けしき。ながめ。ようす。②あおぐ。③おもしろみをそえるもの。④大きい。めでたい。 **ケイ** 景観、景気、景勝、風景、夜景、②景仰、景慕、ⓐ景品、景物、④景雲、景福 **景印本**[けいいんぼん]、**景色**[けしき] **けい**[軽]●めかたが少ない。程度がかるい。②かろやかで。③てがるな。簡便な。④考えが浅くて軽はずみな。⑤人を軽がるしくあつかう。みくびる。⇔重 **ケイ** 軽金属、軽症、軽重、軽量、軽犯罪、②軽快、軽妙、③軽食、軽装、軽便、④軽率、軽薄、軽視、軽侮、軽蔑 **かるい** 口が軽い/軽業/気軽/身軽 **かろやか** 軽やかに踊る **剽軽**[ひょうきん] **けい**[警]◎いましめる。用心させる。②まもる。そなえ。③「警察」「警察官」の略。④はっとさせる。目のつけどころが、思いがけなくてすぐれていること。▼「驚(=おどろく)」は別字。 **ケイ** 警告、警報、②警戒、警官、警備、夜警、③県警、婦警、④警句、警抜、奇警 **けい**[刑]法によって、罪を犯した人に加える罰。しおき。「―を執行する」「―に服す」▽「刊(=出版する)」は別字。 **ケイ** 刑事、刑罰、刑法、求刑、処刑、刑部、刑部親王 **けい**[茎]草花の、花や葉を支え、養分や水分の通路となる部分。くき。 **ケイ** 球茎、根茎、地下茎 **くき** 草花の茎/歯茎/水茎 **けい**[契]●割り印。②割り符をぴたりと合わせる。約束する。③きざむ。 **ケイ** 契印、②契合、契約、黙契、契機、書契 **ちぎる** 再会を契る/夫婦の契り **契丹**[きったん] **けい**[恵]目〔ケイ]ものをあたえる。恩をほどこす。めぐむ。いつくしむ。目〔エ〕かしこい。さとい。類慧 **ケイ** 恵贈、恵存、恵与、恩恵、互恵、知恵 **めぐむ** 才能に恵まれる/恵みの雨 **恵比寿**[えびす]、**恵比須**[えびす]。 **けい**[啓]●おしえみちびく。②ひらく。③申しあげる。 **ケイ** 啓示、啓発、啓蒙、②啓蟄、啓明、③一筆啓上、謹啓、拝啓 **啓く**[ひらく] **けい**[掲]人目につくように高くあげる。かかげる。 **ケイ** 掲載、掲示、掲揚、上掲、前掲 **かかげる** 目標を掲げる **けい**[渓]たに。たにがわ。 **ケイ** 渓谷、渓流、雪渓 **渓**[たに]**川**[がわ] **けい**[蛍]ホタル。水辺にすみ、光を出す昆虫。 **ケイ** 蛍光灯、蛍雪 **ほたる** 蛍烏賊[ほたるいか]。蛍狩り/蛍火/蛍袋 <392> **けい**[傾]①ななめになる。かたむく。②かたむける。そのほうに集中させる。③くつがえす。 **ケイ** 傾向、傾斜、傾度、②傾注、傾聴、傾倒、③傾国、傾城 **かたむく・かたむける** 家が傾く/耳を傾ける **傾げる**[かしげる] **けい**[携]①手にさげて持つ。②手をつなぐ。かかわりあう。 **ケイ** ①携行、携持、携帯、必携、②提携、連携 **たずさえる・たずさわる** 手を携える/農業に携わる **けい**[継]●つぐ。うけつぐ。②血のつながらない親子関係。 **ケイ** 継承、継続、中継、②継子、継母 **つぐ** 家を継ぐ/仕事を引き継ぐ/後継ぎ **継子**[ままこ]、**継母**[ままはは] **けい**[慶]よろこぶ。めでたい。 **ケイ** 慶賀、慶事、慶祝、慶弔、同慶、余慶 **慶ぶ**[よろこぶ]、**天慶**[てんぎょう](年号) **けい**[憩]やすむ。ひと息つく。 **ケイ** 休憩、小憩 **いこい・いこう** 憩いのひと時/木陰で憩う **けい**[鶏]ニワトリ。 **ケイ** 鶏舎、鶏肉、鶏鳴、鶏卵、闘鶏、養鶏 **にわとり** 鶏の卵 **鶏冠木**[かえで]、**風見鶏**[かざみどり]、**黄鶏**[かしわ]、**軍鶏**[しゃも] **矮鶏**[ちゃぼ]、**鶏冠**[とさか] **けい**[圭]昔、中国で、天子から土地をあたえられたしるしの玉。また、玉のかど。 **ケイ** 圭角、圭玉 **けい**[奎]星座の名。 **ケイ** 奎宿 **けい**[勁]力強い。 **ケイ** 勁草、勁直、雄勁 **けい**[桂]植物のカツラ。 **ケイ** 桂月 **かつら** 月の桂 **桂林**[けいりん]、**月桂冠**[げっけいかん]、**肉桂**[にっけい] **けい**[慧]頭がいい。かしこい。 **ケイ** 慧眼、慧敏、聡慧、智慧(ちえ) **けい**[馨]いいにおいを出す。かおる。かおり。 **ケイ** 馨香、馨聞、芳馨 **けい**[京/競]⇨「きょう」 **けい**[兄/刑/径/計]⇨漢字項目を見よ。 **けい**[京]①「東京」のこと。「―浜工業地帯」②「京都」のこと。「―阪神」③数の名。一兆の一万倍。 **けい**[×罫]①紙などに、きめられたあいだをあけて引いた線。「―を引く」②碁盤や将棋盤などの面に引いた、縦と横の線。 **げい**[芸]●習って身につけたわざ。「―をみがく」②人を楽しませるために歌ったり、演じたりすること。「犬に―をしこむ」「かくし―大会」③草木を植えたり、育てたりする。 **ゲイ** 芸術、学芸、工芸、手芸、文芸、②演芸、無芸大食、③園芸 **芸が細かい** ことわざ注意がいきとどいている。すみずみまでくふうしてある。「あの人のすることは―」 **芸がない** ことわざこれといった特色がなくて平凡だ。 **芸は身を助ける** ことわざ趣味で身につけた技術が、いざというとき、生活費をかせぐのに役立つ。 **げい**[迎]①来るのを待ちうける。むかえる。⇔送②相手の気に入られようとする。 **ゲイ** 迎撃、歓迎、春、歓迎、②迎合 **むかえる** 出迎える/盆の迎え火 **来迎**[らいごう] <393> **げい**[鯨] ◎クジラ。②多いもの、大きいもののたとえ。 ゲイ ①鯨波[げいは]②鯨飲馬食[げいいんばしょく] くじら 鯨尺[くじらじゃく] 鯨油[げいゆ] 白鯨[はくげい] 捕鯨[ほげい] 鯨波[ときのこえ] 鯨幕[くじらまく] 長須鯨[ながすくじら] **げい**【芸】 图漢字項目を見よ。 **ゲイ** 图同性愛。同性愛者。とくに、男性の場合をいう。gay **けいあい**【敬愛】 图心からりっぱだと思い、敬いしたうこと。「―する先生」類[たぐい]敬慕[けいぼ] **けいあんげんじゅ**【桂庵玄樹】[人名]一四二七—一五〇八年。室町時代の僧[そう]で朱子学者。明[みん]で学び、帰国後は肥後・薩摩[さつま]におもむき、薩南学派をおこす。朱熹[しゅき]の著「大学」の注釈書「大学章句」を伊地知重貞[いじちしげさだ]とともに刊行。 **けいあんのおふれがき**【慶安の、御触書】 图一六四九年、江戸幕府が出した農民の統制法。農業のこころえや衣食住について細かく規定した。 **けいい**【経緯】 图①経線と緯線。経度と緯度。②あることが、そうなったわけ。いきさつ。「事件の―を説明する」「経」はたて、「緯」はよこ。 **けいい**【軽易】 [形動]手軽でたやすいようす。「―な作業」類[たぐい]容易[ようい] **けいい**【敬意】 图相手を心からりっぱだと敬う気持ち。「―をはらう」「―を表[ひょう]す」 **げいいき**【芸域】 图到達した芸の範囲[はんい]。芸の広さや深さなど。 **げいいんばしょく**【鯨飲馬食】[四字漢語]大いに飲み食いすること。類[たぐい]牛飲馬食[ぎゅういんばしょく] ▽クジラのように飲み、ウマのように食うという意味。 **けいえい**【経営】 图①店や会社の利益が上がるように、計画的に事業を営むこと。「会社を―する」類[たぐい]運営[うんえい] ②方針を立て、くふうしてものごとをおこなうこと。「国家の―」「学級の―」 **けいえん**【敬遠】 图[名・スル]⊕尊敬しているように見せかけて、それとなく遠ざけること。また、最初からさけて近づかないこと。「けむったい社長を―する」 ②野球で、わざと打者に四球をあたえること。「―のフォアボール」 **けいえんげき**【軽演劇】 图軽い気分で楽しめる、娯楽的な大衆向きの演劇。 **けいおんがく**【軽音楽】 图ジャズやシャソンのように、軽い気持ちで楽しめる音楽。 **けいか**【経過】 图[名・スル]◎時間が過ぎていくこと。「事件から三年が―した」②時間とともに移りかわっていく状態。なりゆき。「手術後の―がいい」 **けいが**【慶賀】 图めでたいことを喜びいわうこと。「―の至り」「―パレード」圏祝賀[しゅくが] **けいかい**【軽快】 图[名・形動]①〈形動〉明るくて、こころよい速さが感じられるようす。「―に走る車」「―なリズム」「―な服装」類[たぐい]軽[かろ]やか②〈名・スル〉病状がおさまって、元気が出てくること。「一時―したが、またぶりかえした」 **けいかい**【警戒】 图[名・スル]災害や犯罪などのよくないことが起こらないように、用心して備えること。「―線突破[とっぱ]」「家のまわりを―する」 >つかいわけ→「注意」を見よ。 **けいがい**【形骸】 图①精神や命のないからだ。ぬけがら。②価値や内容がなく、外形だけのもの。「―化した風習」 **けいかいしょく**【警戒色】 图毒やくさみをもつ動物に多い、あざやかでまわりに目立つからだの色や模様。他の動物が警戒して近よらないので、身を守るのに役立つ。毒ヘビやスズメバチなど。↔保護色[ほごしょく] **けいかいしん**【警戒心】 图何かが近づくことを警戒する気持ち。「―が強い動物」「―をとく」 **けいがい**(警咳)に接[せっ]する 尊敬する人に直接会ったり話を聞いたりする。▽「警」「咳」ともに「せき」のこと。 **けいかく**【計画】[名・スル]事前に、どう進めるかを考えたり、くふうしたりすること。また、その手順や方法。プラン。「夏休みの―を立てる」「―だおれ」 >つかいわけ一計画・企画・画策・企てほか 「計画」は、ものごとをなしとげ、つくりあげるための手順や方法を立て、考えること。「旅行の計画」。「企画」は、会社や団体などで、新しい事業や案を考えだし、それについて計画すること。「企画会議」。「画策」は、かげでこそこそ計画するような悪い意味で使うことが多い。「会社の乗っとりを画策する」。また、「企て」や「もくろみ」は、実行までの手順や方法というより、あらたにことを起こすねらいという意味が強い。「会社設立の企てがある」「もくろみがはずれる」。 **けいかく**(圭角)が取れる 性質や言動などのかどがとれて、人格が円満になる。 **けいかくけいざい**【計画経済】 图国家によって、生産・流通・消費などの経済活動を統一的、または計画的に運営するしくみ。社会主義経済でおこなわれる。↔自由経済[じゆうけいざい] **けいかん**【景観】 图すぐれた景色[けしき]。すばらしいながめ。「湖の―が見わたせる」 **けいかん**【警官】 图「警察官[けいさつかん]」の略。警察の仕事をする公務員。とくに、巡査[じゅんさ]。おまわりさん。 **けいがん**【×炯眼】 图するどい眼光。また、ものごとの本質をするどく見ぬく力。 **けいがん**【×慧眼】 图ものごとのほんとうの姿を見ぬく、すぐれた眼力[がんりき]。「―におそれいる」「―の士」 **けいき**【刑期】 图刑罰[けいばつ]を受ける期間。「三年の―をつとめる」 **けいき**【計器】 图ものの大きさ・重さ・長さ・速さなどをはかる器械や器具。はかり。メーター。「―飛行」 **けいき**【契機】 图ものごとを変えたり、さらによくしようとしたりするきっかけ。「事故を―に点検を強化する」類[たぐい]動機[どうき]・転機[てんき] <394> **けいき**【景気】 图①世の中の経済や商売のようす。「ことしは―がいい」「―回復のきざし」②ものごとの勢いや元気。「―をつけて応援[おうえん]をする」類[たぐい]威勢[いせい] **けいき**【継起】 图[名・スル]同じような出来事が続いて起こること。続発。「暴動が―する」 **げいぎ**【芸妓】 图「芸者[げいしゃ]①」に同じ。 **けいききゅう**【軽気球】 图「気球」に同じ。 **けいきへんどう**【景気変動】 图資本主義経済で、好景気と不景気を周期的にくりかえすこと。景気循環[じゅんかん]。 **けいきょく**【×荊棘】 图①いばら。バラ。また、あれ地。「―の地」②困難・障害に満ちた状態。荊棘の道[いばらのみち] 苦難の多い人生のたとえ。 **けいきょもうどう**【軽挙妄動】[四字漢語]よく考えもしないで、他人に迷惑[めいわく]をかけるような軽はずみな行動をすること。「―をつつしむ」 **けいきんぞく**【軽金属】 图比重の小さな軽い金属。アルミニウムやマグネシウムなど。↔重金属[じゅうきんぞく] **けいく**【警句】 图すぐれた考えや真実をするどくついた、短いことば。「沈黙[ちんもく]は金、雄弁は銀」など。アフォリズム。類[たぐい]格言[かくげん]・金言[きんげん] **けいぐ**【敬具】 图手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「つつしんで申しあげました」という意味。▽「拝啓[はいけい]」「拝復[はいふく]」で書きだす場合に使う。 **けいぐん**(鶏群)の一鶴[いっかく] 多数の凡人[ぼんじん]の中に、一人だけすぐれた人がいること。▽ニワトリの群れにツルが一羽いるという意味。 **けいけい**に【軽軽に】 [副]かるがるしく。よく注意しないで。「―行動するなかれ」 **げいげき**【迎撃】 图[名・スル]せめてくる敵をむかえうつこと。「―用ミサイル」 **けいけん**【経験】 图[名・スル]「実際に見たり聞いたり、ためしたりして、それによって人が変わっていくこと。また、実際にやってみて、えた知識や技能。「人生―に富む」「―不足」 >つかいわけ↓「体験」を見よ。 **けいけん**【敬虔】 [形動]敬いつつしむようす。とくに、神仏を深く信仰[しんこう]して敬いつかえるようす。「―な信徒」「―ないのりをささげる」 **けいげん**【軽減】 图[名・スル]減らして少なくすること。「仕事の量を―する」「労力を―する」→加重[かちょう] **けいけんしゅぎ**【経験主義】 图①自分の経験したことにもとづいて、すべてのことを考えようとする立場。②哲学[てつがく]で、いっさいの認識は生得のものでなく、感覚的経験にもとづくとする考えかた。経験論。▽イギリスの哲学者ベーコンが始め、ロックらに受けつがれた。 **けいこ**【×稽古】 图[名・スル]武道や芸ごとを習うこと。じょうずになるために、くりかえし練習すること。また、その練習。「剣道[けんどう]の―に通う」「―をつける」 **けいご**【敬語】 [名]話し手が相手に対して、また、話題中のものごとや人物、その行為などに対して、敬う気持ちをあらわす特別なことばづかい。敬語には次の三種類がある。尊敬語は、相手側のことや相手の動作を高めて言うことば。「いらっしゃる」「召[め]し上がる」「おっしゃる」「ご意見」など。また、尊敬の助動詞「れる」「られる」をつけたり、「お(ご)~になる」という言いかたでも敬意をあらわすことができる。「散歩される」「お書きになる」など。謙譲[けんじょう]語は、自分側のことを低めることで相手に対する敬意をあらわすことば。「参[まい]る」「いただく」「申し上げる」「卑見[ひけん]」など。丁寧[ていねい]語は、動作やものごとについてではなく、聞き手そのものに対する敬意をあらわすことば。「です」「ます」「ございます」「お飯」など。▽文語の場合は、話し手の敬意の方向によって区別する。すなわち、話題中の動作の為手[して]に対する敬意は尊敬語で、動作の受け手に対する敬意は謙譲語で、また聞き手に対する敬意は丁寧語である。 **けいご**【警固・警護】 图[名・スル]危険なことや、よくないことが起こらないように、用心をして守ること。また、その人。「要人の―にあたる」圏警備[けいび] **けいこう**【径行】 图思ったとおりに、つらぬきおこなうこと。「直情―」 **けいこう**【経口】 图薬や細菌[さいきん]などが、口からからだの中にはいること。「―ワクチン」「―感染」 **けいこう**【蛍光】 图①ホタルの光。②ある物質が、光・放射線などの刺激[しげき]や化学的・生物学的変化によって光を出す現象。ルミネセンス。「―塗料[とりょう]」「―ペン」 **けいこう**【傾向】 图ものごとの性質・状態が、ある方向にかたむくこと。「物価は上がる―だ」圏動向[どうこう] **けいこう**【携行】 图[名・スル]持っていくこと。身につけていくこと。「食物を―する」「―に便利な手帳」 **げいごう**【迎合】 图[名・スル]相手の気に入られようとして、わけもなく賛成したり、調子を合わせたりすること。「社長に―する」類[たぐい]追従[ついしょう] **けいこうぎょう**【軽工業】 图織物や食料品など、ふだんの生活に使う品物をつくる工業。↔重工業[じゅうこうぎょう] **けいごうきん**【軽合金】 图マグネシウムやアルミニウムなどに他の金属元素を組みあわせた、軽くて強い金属。ジュラルミンなど。自動車や航空機に使う。 **けいこうとう**【蛍光灯】 图照明器具の一つ。細長いガラスのくだの内側に蛍光物質をぬって、放電で出る紫外線で光らせるもの。 **けいこう**(鶏口)となるも牛後[ぎゅうご]となるなかれ 大きな団体のしりにくっつくよりも、小さくてもその集団のかしらになれ。▽ニワトリの口となっても、ウシのしっぽにはなるなという意味。中国、「戦国策」から。 **けいこうとりょう**【蛍光塗料】 图光線や放射線などを当てると発光する物質を使用した塗料[とりょう]。 **けいこうぶんがく**【傾向文学】 图プロレタリア文学。左翼的傾向をおびた文学。 **けいこく**【渓谷・谿谷】 图両側に山がせまり、あいだに川が流れる谷間[たにま]。たに。 <395> **けいこく**【傾国】 图王が政治を忘れて、国をほろぼしかねないほど夢中になってしまう美人。圏傾城[けいせい] **けいこく**【警告】 图[名・スル]よくないことが起きないように、前もって注意をうながすこと。「環境汚染[かんきょうおせん]に―を発する」 **けいこくさいみん**【経国済民】[四字漢語]国を治めて民衆を救うこと。圏経世済民[けいせいさいみん] **けいこくしゅう**【経国集】[書名]八二七年。勅撰[ちょくせん]漢詩文集。良岑安世[よしみねのやすよ]らの撰[せん]。平安初期の漢文学全盛期の作品を集めた。二十巻。現存六巻。 **げいごと**【芸事】 图歌・三味線[しゃみせん]・おどりなど、芸能に関すること。「―に身を入れる」 **けいさい**【掲載】 图[名・スル]新聞や雑誌などに、文章や写真をのせること。「―許可をとる」圏登載[とうさい] **けいざい**【経済】[名・形動]①〈名〉生活するのに必要なものをつくったり使ったり、また、売り買いしたりする金銭上のはたらきやしくみ。「―成長率」②〈名・形動〉かねや時間が少なくて済むこと。やすあがり。「そのほうが時間の―だ」▼「経国(世)済民」から作った略語。 **けいざいかい**【経済界】 图経済活動がおこなわれる社会。とくに、実業家の社会。圏財界[ざいかい] **けいざいかんねん**【経済観念】 图経済に関する考えや知識など。 **けいざいきかくちょう**【経済企画庁】 图旧行政機関。経済政策の企画立案、経済情勢の調査分析数をおこなった中央官庁。 **けいざいきょうりょくかいはつきこう**【経済協力開発機構】 图↓「オーイーシーディー」 **けいざいさんぎょうしょう**【経済産業省】 图国の行政機関の一つ。民間経済の活性化や、エネルギーの安定供給確保を主な仕事とする役所。長は経済産業大臣。 **けいざいすいいき**【経済水域】 图沿岸国が、水産資源や海底鉱物資源を所有し、開発する権利をもつ範囲。また、海洋汚染の規制に対する権限をも認められている。海岸線から二〇〇海里(=約三七〇キロ)以内をいう。排他[はいた]的経済水域。 **けいざいせいちょうりつ**【経済成長率】 图国民総生産が、前年に比べて、どれだけの割合で増加・減少しているかを示す指標。 **けいざいそうごえんじょかいぎ**【経済相互援助会議】 图V「コメコン」 **けいざいてき**【経済的】 [形動]①費用の節約になるようす。「まとめて買えば―だ」圏やすあがり ②経済上のことに関係のあるようす。「―な問題」 **けいざいはくしょ**【経済白書】 图政府が、毎年発表する経済の推移[すいい]や実態の報告書。 **けいざいふうさ**【経済封鎖】 图[名・スル]敵対関係にある国との経済交流を、制限したり禁止したりすること。 **けいざいブロック**【経済ブロック】 图経済面でとくに関係の強い国々が、共通する目的を達成するために結びついてつくる排他[はいた]的な経済連合。 **けいざいまさつ**【経済摩擦】 图国家間の経済的な利害の対立。国際収支の不均衡[ふきんこう]がその要因。 **けいさつ**【警察】 图人々の命や財産を守り、安心して暮らせるようにするための行政機関。また、それらの業務をあつかう役所。「―庁長官」 **けいさつしょ**【警察署】 图都道府県の各区内で、警察関係の事務をおこなう役所。 **けいさつちょう**【警察庁】 图警察制度の中央行政機関。国家公安委員会のもと、警察行政全般をつかう。 **けいし**【軽視】[名・スル]いいかげんに軽く考えること。「―してはならない問題だ」→重視[じゅうし] **けいし**【継子】 图ままこ。↔実子[じっこ] **けいし**【継嗣】 图あとつぎ。相続人。 **けいし**【警視】 图警察官の階級の一つ。警視正[けいしせい]の下で、警部の上。 **けいし**【×罫紙】 图文字を書きやすくするために、縦や横に線の引いてある紙。 **けいじ**【刑事】 图①「刑事巡査[けいじじゅんさ]」の略。事件を調べたり、犯人をつかまえたりする私服の警官。②刑法にふれる、殺人や強盗などの事件。「―責任はまぬがれない」⇔民事[みんじ] **けいじ**【計時】 图[名・スル]競技などで、ストップウォッチを使って時間をはかること。 **けいじ**【啓示】 图[名・スル]キリスト教などで、人の力では知ることのできないことを神が教えしめすこと。「神の―を受ける」圏黙示[もくし] **けいじ**【掲示】 图[名・スル]人目につく場所に、紙などに書いてかかげること。また、その文書。「―板」「合格者の氏名を―する」 **けいじ**【慶事】 图結婚や出産などのめでたい出来事。いわいごと。↔弔事[ちょうじ] **けいじかてき**【形×而下的】 [形動]形のある、つまり、見たりさわったりして感覚でとらえることができる。↔形而上的[けいじじょうてき] **けいさん**【計算】 图[名・スル]①ものの数や量を数えること。また、数式を解いて答えを出すこと。②そうなることを予測し、前もって考えておくこと。「むだになることを―に入れておく」 **けいさんじゃく**【計算尺】 图かけ算・割り算・累乗[るいじょう]などが簡単にできる、ものさし形の計算器具。 **けいさんずく**【計算。尽く】 [名]損得を前もって考えてことがおこなわれること。履[くつ]勘定[かんじょう]ずく **けいさんだかい**【計算高い】 [形動]なにごとにも損得を計算してから行動に移すようす。圏勘定高い[かんじょうだかい] **けいし**【刑死】 图刑に処せられて死ぬこと。 **けいしき**【形式】 [名]①一定の形や、きまったやりかた。「手紙―の文章」②体裁[ていさい]や見かけ。外形。「―にとらわれる」「―ばったあいさつ」圏方式[ほうしき]↔内容[ないよう] >つかいわけ↓「形状」「様式」を見よ。 **けいしき**【型式】 图商品の型。タイプ。「―番号」▽「形式」と区別して「かたしき」とも読む。 **けいしきけいようし**【形式形容詞】 [名]逵↓「ほじょけいようし」 **けいしきしゅぎ**【形式主義】 图内容よりも形式に重点をおく考えかたや態度。 **けいしきだんらく**【形式段落】[国語]形の上でひとつのまとまりになっている段落。文頭は一字下げで改行の形をとる。↔意味段落[いみだんらく] <396> 区切りになっている段落。文頭は一字下げで改行の形をとる。⇔意味段落 **けいしきてき【形式的】**[形動]内容や実質よりも形や体裁をさきに考えるようす。うわべだけ。「審査といっても―なものだ」→実質的 **けいしきどうし【形式動詞】**[文法]↓「ほじょどうし」 **けいしきめいし【形式名詞】**[文法]名詞の一つ。そのことばだけでは具体的な意味をもたないが、連体修飾語の下に付いて広く使われ、さまざまな意味の名詞句をつくる名詞。「六時間後ということは夜中過ぎの到着だ」「早く行ってやることだね」「あすは一時に来ること」の「こと」。ほかに「もの」「ところ」「とき」「はず」など。 **けいじさいばん【刑事裁判】**犯罪者に刑罰を科すかどうかをきめるための裁判。⇔民事裁判 **けいじじょうてき【形而上的】**[形動]形がないので感覚ではとらえられない、精神的なもののさま。また、科学的でなく、実証できないさまにもいう。抽象的。観念的。⇔形而下的 **けいじじょうがく【形而上学】**存在や宇宙の本質や神など、感覚でとらえることのできないものを研究する学問。 **けいじせきにん【刑事責任】**刑罰を受けなければならない法律上の責任。「―を問われる」 **けいしそうかん【警視総監】**警察官の最上位。警視庁の長官。 **けいしちょう【警視庁】**東京都の警察行政の本部。長は警視総監。「―捜査一課」▽道府県では、警察本部。 **けいしつ【形質】**①ものの形態と性質。②生物がもつ形態上や遺伝上の特色。 **けいしゃ【傾斜】**①かたむいて、ななめになること。また、その度合い。かたむき。「急なーの坂道」麵勾配▽心が、ある方向にひきつけられること。②「傾斜生産方式」の略。 **けいしゃ【鶏舎】**ニワトリを飼う小屋。とり小屋。 **げいしゃ【芸者】**①酒の席などに出て、歌やおどりで客を楽しませることを職業としている女性。②いろいろな芸をじょうずにできる人。芸達者な人。圏芸人 **けいじゅう【軽重】**↓「けいちょう」 **げいしゅう【芸州】**↓「あき(安芸)」 **けいしゅうさっか【閨秀作家】**才能のある女性の小説家。女流作家。 **けいしゅく【慶祝】**めでたいことを喜びいうこと。「―行事」圏祝賀 **げいじゅつ【芸術】**美しいと感じたり、心を動かされたりしたことを、形・色・音・ことばなどで表現すること。また、美術・音楽・文学・演劇などの作品。 **芸術のための芸術**芸術は他の目的の手段としてあるのでなく、美の創造という芸術自身が目的であり価値であるとすること。芸術至上主義。▽フランスの哲学者クーザンのことば。 **芸術は長く、人生は短し**人生は短くはかないものだが、芸術は深遠できわめがたいものだ。▽古代ギリシャの医者ヒポクラテスのことば。 **げいじゅついん【芸術院】**芸術各界の中心人物を会員とした、芸術活動の指導的機関。正式には「日本芸術院」。 **げいじゅつか【芸術家】**芸術活動をおこない、芸術作品を創造する人。 **げいじゅつさい【芸術祭】**芸術を盛んにし広めるために、毎年、文化の日を中心におこなわれる行事。「―参加作品」 **げいしゅん【迎春】**新年をむかえること。年賀状などのあいさつのことば。 **けいしょ【経書】**中国古代の儒学のよりどころとなる書物。四書・五経など。 **けいしょう【形象】**知覚によってとらえられた、ものの形や姿。「美的―」 **けいしょう【景勝】**景色がすぐれていること。景色のいい土地。「―の地として知られる」園名勝 **けいしょう【軽少】**[形動]ほんのわずかな数量や程度。「被害は―な金額ですんだ」→多大 **けいしょう【敬称】**人名や官職名のあとに付けて、その人を尊敬する気持ちをあらわすことば。 ●敬意をあらわす接頭語・接尾語 [貴]貴方 貴女 貴社 貴家-相手や相手の属する語に付けて敬意をあらわす [令]令室 令息 令夫人-他人の家族に対する敬意をあらわす [尊]尊兄 尊台 尊父「尊い」の意味で、相手や相手に属する語に付けて敬意をあらわす [様]~様~殿-人名につけて敬意をあらわす。もともと、公用文や改まった場合には「殿」を用いたが、現在では「様」を使うことが多くなってきた [君]~君 諸君-同輩・目下の人に付けて、軽い敬意をあらわす。おもに男性の用語 [氏]~氏-名前などに付けて、ていねいに呼ぶことば [兄]大兄 学兄-男性が先輩・同輩などをうやまっていう語 [君]父君 母君-他人の親族などをうやまっていう語 [上]父上 母上-目上の親族をあらわす語に付けて敬意を示す [拙]拙稿 拙宅 拙者-自分側のものごとをへりくだっていう語 [愚]愚息、愚妻 愚考 愚見-身内や自分に関することに付けてへりくだった気持ちをあらわす [生]愚生、小生-男性が自分のことをへりくだっていう <397> **けいしょう**【軽症】 图病気が軽いこと。軽い症状。↔重症[じゅうしょう] **けいしょう**【軽傷】 图浅い傷。軽いけが。「交通事故にあったが―ですんだ」↔重傷[じゅうしょう] **けいしょう**【継承】 图[名・スル]地位・財産・権利などを、先代や前任者などから受けつぐこと。「債務を―する」類[たぐい]後継[こうけい] >つかいわけ 継承・相続・世襲 「継承」は、身分・地位・学問などをそのまま受けつぐこと。「王位継承」。「相続」は、親の財産を法的に生じた権利によって受けつぐこと。「みにくい相続争い」。「世襲」は、家がら・地位・財産を子孫が代々受けつぐこと。「家元[いえもと]を世襲する」。 **けいしょう**【警鐘】 图①火事や大水の危険を知らせるために鳴らす鐘[かね]。②人々の注意をうながすもの。いましめ。「―を鳴らす」類[たぐい]警告[けいこく] **けいじょう**【刑場】 图死刑をおこなう場所。しおきば。「―の露[つゆ]と消える(=刑死する)」 **けいじょう**【形状】 图ものや人の形やありさま。「―を観察する」 >つかいわけ 形状・形態・形象・形式 「形状」は、目に見えるものの形やようす。「縄文式土器の形状を備える」。「形態」は、内部の構造や組織の形までいうこともあり、また、抽象的なものにも使う。「民主主義の形態が整う」。「形象」は、心の中にイメージを具体的に形づくること。「理想の教育を形象化する」。「形式」は、「内容」に対することばで、見かけの型・やりかた・わく組み、時には固定した体裁。「試験は小論文の形式でおこなう」。 **けいじょう**【計上】[名・スル]計算して全体の中にふくめること。「来年度予算に―する」 **けいじょう**【啓上】[名・スル]手紙の書きだしに使うことば。申しあげること。「一筆―」 **けいじょう**【経常】 图いつもきまっていて変わらないこと。「―費」→臨時[りんじ] **けいじょうきおくごうきん**【形状記憶合金】 图一定の形を記憶させ、変形してもある温度になるともとの形にもどる金属。コーヒーメーカー・ブラジャー・灰皿[はいざら]などに使われている。 **けいじょうしゅうし**【経常収支】 图貿易収支(=輸出入に関する収入と支出)・貿易外収支(=保険料・海外渡航の運賃・対外投資の利子などによる収入と支出)・移転収支(=外国や外国人に対する送金などによる収入と支出)を総計したもの。 **けいしょく**【軽食】 图軽い食事。簡単で手軽な食事。「―をとる」 **けいしん**【敬神】 图神を敬うこと。「―の念が厚い」 **けいしん**【軽震】 图地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。戸やしょうじが少し動くほどの軽い地震。 **けいず**【系図】 图先祖から伝わる血すじのつながりを書きつけた表[ひょう]。系譜[けいふ]。「家―」 **けいすう**【計数】 图[名・スル]数をかぞえること。また、経理に関すること。「―に明るい」 **けいすう**【係数】 图①代数で、方程式などの項の中の変数(記号文字)にかけた定数(数字や文字)。たとえば、5xの5、axのaなど。②比率をあらわす数字。比例定数。「膨張[ぼうちょう]―」 **けいせい**【形成】 图[名・スル]完全な形にしあげること。形を整えること。「人間―」 **けいせい**【形声】[国語]漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。音をあらわす部分と意味をあらわす部分を合わせて一つの漢字をつくる方法。「住」では「主」が音を、「亻(=人)」が意味をあらわす。「―文字」類[たぐい]諧声[かいせい]▽「形成」は誤り。 **けいせい**【形勢】 图移りかわる、そのときそのときのようす。「―不利」「―が逆転する」圏情勢[じょうせい] **けいせい**【警世】 图世間の人々に警告をあたえること。「―の一文を書きおくる」 **けいせい**【傾城】 图①すばらしい美人。↔傾国[けいこく]▽王がその容色に迷って城をあやうくするほどの美人という意味。②遊女。「―買い」 **けいせいげか**【形成外科】[医学]で、外科の一分科。からだの形の異常なものを外科的な治療[ちりょう]によって治すもの。▽整形外科とは別。 **けいせいさいみん**【経世済民】[四字漢語]「経国済民」に同じ。 **けいせき**【形跡】 [名]ものごとがあったことを示すあと。「犯人がたち回った―はない」類[たぐい]痕跡[こんせき] >つかいわけ」→「痕跡」を見よ。 **けいせつ**(蛍雪)の功[こう] 苦労しながら勉強した成果。「―を積む」▽昔、中国で、貧しくて灯油の買えなかった車胤[しゃいん]がホタルの光で、孫康[そんこう]が窓外の雪明かりで本を読んだ故事(「晋書」)から。 **けいせん**【経線】 图北極と南極を結び地球を一周すると仮定した縦の線。子午線。↔緯線[いせん] **けいせん**【×罫線】 图紙面の区切りやしきりとなる線。 **けいそ**【×珪素・×硅素】 图非金属元素の一つ。Si土や岩石に多くふくまれる。特殊鋼[とくしゅこう]などの原料、また半導体としても使われる。シリコン。元素記号 **けいそう**【係争・×繋争】 图当事者間の、法律上の争い。訴訟[そしょう]して争うこと。「現在―中の事件」 **けいそう**【軽装】 图身軽で活動しやすい服装。「―で旅立つ」 **けいぞう**【恵贈】 图[名・スル]他人がものをおくってくれることを敬った言い方。「ご―たまわり、ありがとうございます」類[たぐい]恵与[けいよ]・恵投[けいとう] **けいそうど**【×珪藻土】 图非常に小さい珪藻の遺骸[いがい]が水の底に積みかさなってできた土。れんがやみがき粉に使う。 **けいそく**【計測】 图[名・スル]器械や道具を使って、長さや重さをはかること。「距離を―する」類[たぐい]測定[そくてい] <398> **けいぞく**【継続】 图[名・スル]以前からのことを続けること。また、以前からのことが続くこと。「―は力なり」圏続行[ぞっこう] >つかいわけ「連続」を見よ。 **けいそじゅし**【×珪素樹脂】 图珪素をふくむ合成樹脂。電気や熱の絶縁[ぜつえん]や防水などに利用する。シリコーンの一つ。 **けいそつ**【軽率】 [形動]深く考えもしないで実行するようす。かるはずみ。「―な言動はつつしみなさい」「彼はいつも―だ」↔慎重[しんちょう] **けいそん**【恵存】 图「保存してくだされば幸いです」という意味。けいぞん。▽自分の著作などを送るときに相手の名にそえて書く。 **けいたい**【形態・形体】 图組織化されたものの形や姿。「総合病院の―を備える」「―学」 >つかいわけ」→「形状」を見よ。 **けいたい**【敬体】[国語]口語文体の一つ。話しことばに多く使う、文末がていねい語の「です」「ます」などで終わる文体。ですます体。↔常体[じょうたい] **けいたい**【携帯】 图[名・スル]身につけて持ったり、手にさげて持ったりすること。「―に便利」「―電話」 **けいだい**【境内】 图神社や寺院の敷地の中。「―をはききよめる」▽「けいない」と読むのは誤り。 **けいたく**【恵沢】 图恩恵を受けること。めぐみ。 **げいだん**【芸談】 图芸能や芸道の、奥義や修業に関する話。 **けいだんれん**【経団連】 图財界の指導的経営者団体の連絡[れんらく]機関。経済問題に関する財界の意見をまとめて政府に建議し、経済の発展を図る。「経済団体連合会」の略。 **けいちつ**【啓、蟄】 图二十四節気の一つ。三月五日ごろ。「冬ごもりしていた虫が地上に出てくるという意味。 **けいちゅう**【傾注】 图[名・スル]心を一つのことに集中すること。心からうちこむこと。「全力を―する」 **けいちゅう**【契沖】 [人名]一六四〇—一七〇一年。江戸以前期の国学者・歌人。古典の注釈やかなづかいなどを研究し、国学の基礎を確立した。著書に「万葉代匠”記」「和字正濫鈔」、家集に「漫吟慧集」など。 **けいちょう**【軽重】 图●軽いことと重いこと。②たいせつなことと、つまらないこと。「かなえの―を問う」 ▼「けいじゅう」とも。 **けいちょう**【傾聴】 图[名・スル]熱心に耳をかたむけて聞くこと。「―に値[あたい]する」 **けいちょう**【慶弔】 图結婚や出産などのおめでたいことと、葬式[そうしき]などの不幸なこと。「―休暇[きゅうか]」 **けいちょうのえき**【慶長の役】 图↓「ちょうせんしゅっぺい」 **けいちょうふはく**【軽×佻浮薄】[四字熟語]言動が軽がるしく、考えなどがあさはかなこと。「―に流れる」 **けいてい**(兄弟)牆[かき]に鬩[せめ]ぐ きょうだいどうし、うちわげんかする。仲間どうし、けんかする。▽「牆に鬩ぐ」は、かき根の中で争うという意味。中国、「詩経[しきょう]」から。 **けいてき**【警笛】 图人々に危険を知らせたり、注意をうながしたりするために鳴らす笛やサイレンなど。 **けいてん**【経典】 图聖人のことばや教えなどを書いた本。「儒教の―である論語」▽「きょうてん」と読めば別の語。 **けいと**【毛糸】 图ヒツジの毛などをつむいだ糸。編み物や織物用。 **けいど**【経度】 图地球上のある地点の位置を示すために、両極とイギリスの旧グリニッジ天文台を通る子午線を基準(零度[れいど])にして、東西それぞれ一八〇度に分けてあらわしたもの。↔緯度[いど] **けいど**【軽度】 图ものごとの程度が軽いこと。「―の乱視」↔強度・重度 **けいとう**【系統】 图①順序を追った、ものごとのすじみち。統一のあるつながり。「―立てて話す」「電気―を調べる」②同じ一族の血すじ。「父の―をひく」「源氏の―」類[たぐい]血統[けっとう] ③同じ種類・部門。「事務―の仕事」 **けいとう**【継投】 图[名・スル]野球で、一試合の中で前の投手から引きついで投げること。リリーフ。「―策が成功する」 **けいとう**【傾倒】 图[名・スル]ある人物や作品などに心を寄せ、夢中になること。「師の教えに―する」 **けいとう**【鶏頭】 图ヒユ科の一年草。夏から秋にかけて、ニワトリのとさかに似た赤などの花が咲く。 **げいとう**【芸当】 图びっくりさせるような、特別なはなれわざ。「だれにもできない―」 **げいどう**【芸道】 图芸能や芸ごとの道。花道・茶道・おどりなど。 **けいとうてき**【系統的】 [形動]順序がついて、すじみちどおりになっているようす。「―な作業手順」「―に考える」 **けいどうみゃく**【×頸動脈】 图首の左右にあり、頭部に血液を送る太い動脈。 **げいなし**【芸無し】 图なんの芸もできないこと。また、できない人。 **げいにん**【芸人】 图⊕芸能をする人。とくに、伝統的な演芸をする人。役者や落語家など。②いろいろな芸を身につけた人。芸達者[げいたっしゃ]な人。 **げいのう**【芸能】 图映画・音楽・演劇・おどりなど、おもに大衆演芸をまとめた呼び方。「―番組」「―人」 **けいば**【競馬】 图プロの騎手[きしゅ]が競走馬に乗ってスピードを争う競技。観客は勝ち馬を予想して馬券(=勝ち馬投票券)を買う。「草[くさ]―」 **けいはい**【軽輩】 图地位や身分の低い人。また、経験の浅い人。 **けいはく**【敬白】 图手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「つつしんで申しあげました」という意味で、非常に丁重[ていちょう]な気持ちをあらわす。「店主―」▽「拝啓[はいけい]」または「拝復[はいふく]」で書きだす場合に使う。 **けいはく**【軽薄】 [形動]考えが浅く、言動がいいかげんなようす。うすっぺら。「見るからに―な態度」圏あさはか↔重厚[じゅうこう] <399> **けいはくたんしょう**【軽薄短小】[四字漢語]かるい・うすい・みじかい・ちいさいの四語をまとめた言い方。「技術革新による―型の産業」↔重厚長大[じゅうこうちょうだい]▽日本の工業製品の得意とする特長をとらえたことば。 **けいはつ**【啓発】 图[名・スル]知識が古くせまくかたまっていたことに気づかせ、新しい知識へと目をひらかせること。「―される点が多い」圏啓蒙[けいもう] **けいばつ**【刑罰】 图罪を犯した人に対してあたえられる法律上の罰[ばつ]。 **けいばつ**【×閨閥】 图妻の親類を中心とする勢力。▽「閨」は寝室[しんしつ]の意味で、深窓に育った女性のこと。 **けいはん**【京×阪】 图京都と大阪[おおさか]。また、京都と大阪を一つにした呼び方。上方[かみがた]。「―地区」 **けいはんざい**【軽犯罪】 图公衆道徳に反するような軽い犯罪。はだかで道を歩いたりすること。罰則[ばっそく]はきめられていない。 **けいはんしん**【京×阪神】 图京都・大阪・神戸を一つにした呼び方。 **けいひ**【経費】 图あることをするために必要な費用。コスト。「―がかさむ」「―の節約になる」 **けいび**【軽微】 [形動]程度がわずかであるようす。「損害は―だった」「―な被害」で済んだ」 **けいび**【警備】 图[名・スル]非常の場合に備えて、用心しながら守ること。「―員」 **けいひん**【京浜】 图東京と横浜。また、東京と横浜を一つにした呼び方。「―工業地帯」 **けいひん**【景品】 图商品にそえて客にただであげるおまけ。また、行事の参加者などにおくる品。 **げいひんかん**【迎賓館】 图外国からの元首などを接待するために設けられた建物。 **けいふ**【系譜】 图①血の続きがらを時代を追ってあらわしたもの。「藤原氏の―」類[たぐい]系図[けいず]②学問などの、つながりや流派の分かれなどをあらわしたもの。類[たぐい]系統[けいとう] **けいふ**【継父】 图実母の夫ではあるが、自分と血のつながらない父。ままちち。麴養父[ようふ]↔実父[じっぷ] **けいぶ**【軽侮】 图[名・スル]人をあなどり見さげること。↔軽蔑[けいべつ]。「―のまなざしで見る」 **けいぶ**【警部】 图警察官の階級の一つ。警視の下で、警部補の上。 **げいふう**【芸風】 图役者や演芸家の芸で、その人やその流派などの独特なやりかたや持ち味。 **けいふく**【敬服】 图[名・スル]心から感心し、尊敬する気持ちをもつこと。 >つかいわけ」→「感服」を見よ。 **けいぶつ**【景物】 图①四季おりおりに、ふさわしいおもむきをそえるもの。「夏の―のほたる」圏風物詩[ふうぶつし]②景品。おまけ。 **けいべつ**【軽蔑】 图[名・スル]人を軽くみてばかにすること。類[たぐい]軽侮[けいぶ]・侮蔑[ぶべつ]↔尊敬[そんけい] **けいべん**【軽便】 [形動]手軽で便利なようす。「―鉄道」「―かみそり」類[たぐい]簡便[かんべん] **けいぼ**【敬慕】 图[名・スル]尊敬する気持ちからしたうこと。「先生を―してやまない」圏敬愛[けいあい] **けいぼ**【継母】 图実父の妻ではあるが、自分と血のつながらない母。ままはは。類[たぐい]養母[ようぼ]↔実母[じつぼ] **けいほう**【刑法】 图生命や財産にかかわる犯罪と、それにともなう刑罰[けいばつ]を定めた法律。⇔民法[みんぽう] **けいほう**【警報】 图[名・スル]危険なことが起こりそうなとき、前もって用心するよう注意する知らせ。「火災―器」 **けいぼう**【警防】 图災害などが起こらないように用心して防ぐこと。「―団」 **けいぼう**【警棒】 图警官がこしにさげている木の棒。 **けいみょう**【軽妙】 [形動]文章や話しかたなどが、気がきいていてじょうずであるようす。「―なしゃれ」 **けいみょうしゃだつ**【軽妙洒脱】[四字漢語]気がきいていて味があり、あかぬけているようす。「―な文章」▽「軽妙洒脱」は誤り。 **けいむしょ**【刑務所】 图刑のきまった犯罪者を一定期間収容しておくところ。 **げいめい**【芸名】 图本名[ほんみょう]とは別の、芸のうえで使う名前。 **けいめいくとう**【鶏鳴狗盜】[四字漢語]いやしい小細工[こざいく]をろうすること。また、どんなにつまらない技能でも役に立つことがあるというたとえ。▽ニワトリの鳴きまねをしたり、イヌのようにこそこそものをぬすむという意味。中国、「史記」, **けいもう**【啓蒙】 图[名・スル]正しい知識をあたえみちびくこと。「―主義」圏啓発[けいはつ] **けいもうしそう**【啓蒙思想】 图一八世紀のヨーロッパ、とくにフランスでおこった合理主義的な考えかた。正しい教育などによって古い思想をうち破る思想。ヴォルテールやモンテスキューらが代表。 **けいもうせんせいくんしゅ**【啓蒙專制君主】 图一八世紀のヨーロッパで、啓蒙思想の広がりを受けて、後進的な自国の近代化を進めた専制君主。プロイセンのフリードリヒ二世やロシアのエカチェリーナ二世など。 **けいやく**【契約】 图[名・スル]法律にもとづいて、たがいに合意してとり交わした約束。「―違反」 >つかいわけ→「約束」を見よ。 **けいゆ**【経由】 图[名・スル]目的地へ行く途中で、ある地点を通っていくこと。「香港―バンコク行き」▽「けいゆう」と読むのは誤り。 **けいゆ**【軽油】 图原油からとれる油の一つ。ディーゼル燃料などに使う。▽ガソリンや灯油より重い。 **けいよ**【恵与】 图[名・スル]①苦しんでいる人にめぐみあたえること。②手紙などで、人からもらいものをしたことに対して敬意をあらわすことば。「ご―の品」 **けいよう**【形容】 图[名・スル]かたちや、ようす。また、形やようすをことばなどで表現すること。 **けいよう**【京葉】 图東京と千葉。また、東京と千葉を一つにした呼び方。「―道路」 **けいよう**【掲揚】 图[名・スル]旗などを高くかかげること。「大会旗を―する」「―台」 **けいようし**【形容詞】[文法]品詞の一つ。ものごとの性質や状態、感覚、人の感情などをあらわす。自立語で、活用する。口語では、終止形が「い」で終わるものは、多くはものごとの状態をあらわす。「高い」「低い」「かたい」「長い」など。終止形が「しい」で終わるものは、多くは感情をあらわす。「うれしい」「悲しい」など。文語では、「赤し」「暑し」などの「ク活用」(状態をあらわすものが多い)と、「さびし」「恋[こい]し」などの「シク活用」(感情をあらわすものが多い)に分けられる。▽「ク活用」と「シク活用」は、動詞「なる」を付けて、連用形の語尾が「く」になるか「しく」になるかで見分ける。たとえば、「高くなる」「悲しくなる」など。巻末「活用表」参照。 <400> **けいようどうし**【形容動詞】[文法]品詞の一つ。形容詞と同じく、おもにものごとの性質や状態をあらわす。自立語で、活用する。口語では、「静かだ」「愉快[ゆかい]だ」など、終止形が「だ(です)」で終わる。文語では、「静かなり」「はなやかなり」など、「なり」で言い切る「ナリ活用」と、「堂々たり」「悠々[ゆうゆう]たり」など、「たり」で言い切る「タリ活用」に分けられる。▽形容動詞は形容詞の数が少なくてたりない表現を補うために、奈良・平安時代に発達したもので、両者は活用がちがうだけで、意味の役割の上からは同じものである。形容動詞の用例は圧倒的に連用形が多い。「ナリ活用」は和語に「なり」が、「タリ活用」は漢語に「たり」がついたもの。♪巻末「活用表」参照。 **けいら**【警邏】 图[名・スル]警戒のために見回ること。パトロール。「―隊」 **けいらん**【鶏卵】 图ニワトリの卵。 **けいり**【経理】 图会社などで、かねの出し入れに関係する事務。 **けいりし**【計理士】 图「公認会計士」の古い呼び方。 **けいりゃく**【計略】 图相手をうまくだますためのはかりごと、策略。「―をめぐらす」 **けいりゅう**【係留・、繫留】[名・スル]船などをつなぎとめておくこと。 **けいりゅう**【渓流】 [名]谷間を流れる川。谷川。「―を下る」 **けいりょう**【計量】 图[名・スル]ものの分量や重さをはかること。「―カップ」 **けいりょう**【軽量】 图めかたの軽いこと。「―力士」↔重量[じゅうりょう] **けいりん**【競輪】 图プロの選手が自転車でスピードを競[きそ]う競技。観客は勝者を予想して車券(=勝者投票券)を買う。 **けいるい**【係累】 图めんどうをみなければならない家族。両親・妻子・きょうだいなど。「―が多い」 **けいれい**【敬礼】 图[名・スル]尊敬の気持ちをこめて礼をすること。また、敬意をこめた挙手の礼。 **けいれき**【経歴】 图過去に経てきた学業・職業・地位など。「―を生かした仕事」圏履歴[りれき] **けいれつ**【系列】 图すじみちだった一連のこと。また、一連の配列。「―会社」 **けいれん**【×痙攣】 图[名・スル]急に筋肉がひきつること。「―を起こす」 **けいろ**【毛色】 图⊕動物の毛の色。「―のいい馬」②性質や種類。「―の変わった人物」 **けいろ**【経路】 图移りかわってきた道すじ。到達するまでの道すじ。「入手―をたどる」「感染―」 **けいろう**【敬老】 图老人を敬うこと。「―の精神」 **けいろうのひ**【敬老の日】 图国民の祝日の一つ。九月第三月曜日。老人を敬い長寿[ちょうじゅ]をたたえる日。 **ケインズ** [人名]一八八三—一九四六年。イギリスの経済学者。自由放任経済では失業をなくすことは不可能で、政府の積極的な介入[かいにゅう]が完全雇用[こよう]につながると論じた。これはケインズ革命と呼ばれ、経済学の大変革を起こした。主著に「雇用・利子および貨幣[かへい]の一般理論」。「John Maynard Keynes **けう**【希有・稀有】 [形動]まったく、まれにしかないようす。「―な出来事」 **けろり**と [副]それからはなれたい気がする。うとましい。 **ケーオー**[KO] 图ボクシングで、相手をたおし、一○秒たっても起きあがれなくすること。ノックアウト。knockout の略語。 **ケーキ** 图小麦粉に、バター・卵・砂糖などを加えて焼いた台の上に、くだものや生クリームなどをのせた洋菓子。一cake **ケーケー**[KK] 图ローマ字つづりの「kabusiki kaisya (株式会社)」の略。会社名の前、またはあとに付ける。 **ケーケーケー**[KKK] 图クー-クラックス-クラン。アメリカの白人至上主義を唱える秘密組織。▽Ku Klux Klan の略語。 **ゲージ** 图①機械製品の寸法・形状などの基準となるもの。また、その検査に使う計器。gauge ②編み物で、一定の大きさの中の目数と段数。ふつう、10㌢×10㌢の中の編み目の密度。③鉄道で、二本のレール間の内側のはば。軌間[きかん]。case **ケース** 图①はこ。容器。「スーツ―」「―入り」②場合。事件。事例。「モデル―」「―スタディ」 **ケースバイケース** 图その時その時の事情に応じて処理すること。そのつど。-case by case **ケースワーカー** 图社会福祉、行政で、相談や指導にたずさわる人。| case worker **ゲーテ** 一七四九—一八三二年。ドイツの詩人・小説家。シラーとともに、「疾風怒濤」時代を経て古典主義を完成させた。小説「若きウェルテルの悩[なや]み」、戯曲[ぎきょく]「ファウスト」など。|Johann Wolfgang von Goethe **ゲート** 图門。出入り口。とくに、出入りをチェックするところ。「マラソン―」▽空港や競技場などに使うことが多い。一 gate **ゲートボール** 图球技の一つ。一チーム五人で、T字形の木のスティックで木のボールをたたいて三つのゲートを通過させ、ゴールポールに当てる早さを競[きそ]う。日本で考案された。▽gateとball から。和製語 **ケープ** 图かた・うで・背などをおおう、そでのない短いマント。|cape <401> **ケープタウン** 图 南アフリカ共和国の港湾都市。古くからヨーロッパとアジアとを結ぶアフリカ航路の港として発展した。| Cape Town **ケーブル** 图①電線。絶縁[ぜつえん]した導線を束ねて外装をほどこしたもの。②「ケーブルカー」の略。「cable **ケーブルカー** 图坂や山の急斜面[きゅうしゃめん]のレールの上を鋼鉄のつなによって移動する電車。一cable car **ケーブルテレビジョン** 图同軸ケーブルや光ファイバーケーブルで映像を分配する方式の有線テレビ。ケーブルテレビ。CATV。-cable television **ゲーム** 图①スポーツなどの試合。▽ボクシングやレスリングはマッチという。②テニスの試合でセットを構成するひと区切り。六ゲームを先取したほうが、そのセットをとる。③あそび。勝負[しょうぶ]ごと。「テレビ―」game **ゲームセット** 图試合終了。ゲームオーバー。▽game と set から。和製語 **ゲームセンター** 图いろいろな種類のゲームの機械がそろっている娯楽施設[ごらくしせつ]。▽game له centerから。和製語 **けおされる**【気圧される】 [下二]相手の勢いに気分的に圧倒される。のまれる。 **けおとす**【×蹴落とす】 [四]①けって下へ落とす。「山頂から石を―」②自分が地位につくために、他人を強引におしのけたり、引きずりおろしたりする。「ライバルを―」 **けおりもの**【毛織物】 图動物の毛を糸にして織ったもの。 **けが**【怪我】 图[名・スル]①傷を負うこと。また、その傷。②ちょっとしたあやまち。 >怪我の功名[こうみょう] まちがってしたことが、思いがけずよい結果を生むこと。 **げか**【外科】 图医学の分科の一つ。病気や傷を手術によって治す。 **げかい**【下界】 图天から見た人間の住むこの世界。また、高い山などから見た地上。↔天上界[てんじょうかい] **けかえす**【×蹴返す】 [四]①けってもとの位置にもどす。また、しかえしにける。「ボールを―」②けってたおす。 **けがす**【汚す・×穢す】 [四]①たいせつなものや美しいものを、きたなくしたり傷つけたりする。「名を―」「純粋[じゅんすい]な気持ちを―」②自分にふさわしくない高い地位や席につくことを、へりくだっていうことば。「末席を―」よごす **けがらわしい**【汚らわしい・×穢らわしい】 [形]相手のきたなさや品の悪さが、こちらにも移るようないやな感じのするようす。「聞くのも―話」 **けがれ**【汚れ・×穢れ】 图いつも清らかであるべきものがよごれていること。きたないこと。「―を知らぬ少年の目」▽古くは血を見ることを「けがれ」とし、「けがれ」を除くために「みそぎ」をした。 **けがれる**【汚れる・×穢れる】 [下二]たいせつなものや美しいものや神聖[しんせい]なものなどが、きたなくなる。「身が―」「家名が―」 **けがわ**【毛皮】 图毛をつけたまま加工したけものの皮。「―のコート」 **げき**[劇] ●程度がはげしい。圏激[げき]②いそがしい。③しばい。ドラマ。「―を演じる」 ゲキ ㉠劇痛[げきつう] 劇毒[げきどく] 劇薬[げきやく]②劇職[げきしょく] 劇務[げきむ] 演劇[えんげき] 喜劇[きげき] 悲劇[ひげき] 劇団[げきだん] ③劇場[げきじょう] 劇[はげ]しい **げき**[激] ①勢いや程度がはげしい。類[たぐい]劇[げき]②心を強く動かす。「◆「激する」を見よ。 ゲキ ①激職[げきしょく] 激痛[げきつう] 激動[げきどう] 激突[げきとつ] 過激[かげき] 急激[きゅうげき]②激越[げきえつ] 激励[げきれい] 感激[かんげき] 憤激[ふんげき] はげしい 激[はげ]しい風 **げき**[撃](撃) ●強くうつ。たたく。②せめかかる。③つきあたる。 ゲキ ①撃沈[げきちん] 撃墜[げきつい] 射撃[しゃげき] 打撃[だげき] 鼓腹撃壌[こふくげきじょう] ②撃退[げきたい] 撃破[げきは] 攻撃[こうげき] 突撃[とつげき] ③衝撃[しょうげき] 電撃[でんげき] 目撃[もくげき] うつ ピストルを撃[う]つ 早撃[はやう]ち **げき**【劇】 图漢字項目を見よ。 **げき**【×檄】 图世の人に自分の考えや主張を強くうったえる文章や文書。檄文[げきぶん]。ふれぶみ。 >檄を飛ばす 自分の考えや主張を広く人々に知らせ、決起を呼びかける。 **げきえいが**【劇映画】 图物語としてのすじをもち、俳優が演じる映画。↔記録映画[きろくえいが] **げきえつ**【激越】 [形動]感情や声が高ぶってあらあらしいようす。「―な口調で話す」「―な文章」 **げきか**【劇化】 图[名・スル]事件や小説などを劇にしくむこと。類[たぐい]ドラマ化 **げきか**【激化】 图[名・スル]以前よりも激しくなること。また、激しくすること。げっか。「戦争が―する」 **げきが**【劇画】 图物語性をもつ長編漫画[まんが]。 **げきげん**【激減】 图[名・スル]ものの数量が、急に減ること。「収入が―する」↔激増[げきぞう] **げきこう**【激高・激昂】 图↓「げっこう」 **げきさく**【劇作】 图[名・スル]劇の脚本[きゃくほん]を書くこと。また、その脚本。「―家」 **げきし**【劇詩】 图戯曲[ぎきょく]の形式で書かれた詩。ゲーテの「ファウスト」、バイロンの「マンフレッド」など。圏叙事詩[じょじし]・抒情詩[じょじょうし] **げきしょう**【激賞】 图[名・スル]盛[さか]んにほめたたえること。「新聞各紙が―した」圏絶賛[ぜっさん] **げきじょう**【劇場】 图映画や演劇などを見物するための建物。 **げきじょう**【激情】 图おさえきれない、激しく高ぶる感情や欲望。「一時の―にかられる」 **げきしょく**【激職・劇職】 图職務上、休むひまがないほどいそがしく重要な地位。圏激務[げきむ]⇔閑職[かんしょく] <402> **げきしん**【激震】 图地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。家屋の倒壊三〇%以上、山くずれ・地割れ・断層が起こる、もっとも激しい地震。▽一九九五年、兵庫県南部地震で、はじめて観測が発表された。 **げきじん**【激甚・劇甚】 [形動]きわめて激しいようす。はなはだしいようす。「―な被害を受ける」 **げきする**【激する】 [サ変]ものごとの状態が激しくなる。また、気持ちが高ぶり興奮する。「感情が激して声がふるえる」 **げきせん**【激戦】 图[名・スル]戦争や試合などで全力をつくしあう激しい戦い。「―区でトップ当選する」 **げきぞう**【激増】 图[名・スル]ものの数や量が以前に比べて急にふえること。「人口が―する」↔激減[げきげん] **げきたい**【撃退】 图[名・スル]せめこんでくる敵を攻撃して追いはらうこと。 **げきだん**【劇団】 图劇の上演や研究などを目的として組織された団体。「児童―」 **げきちゅうげき**【劇中劇】 图劇の中で演じられる、別の劇の一場面。 **げきちん**【撃沈】 图[名・スル]敵の艦船を撃[う]ちしずめること。 **げきつい**【撃墜】 图[名・スル]航空機やミサイルを、砲撃または銃撃によって撃ちおとすこと。 **げきつう**【激痛・劇痛】 图こらえきれないような激しい痛み。「背中に―がはしる」↔鈍痛[どんつう] **げきてき**【劇的】 [形動]演劇のように波乱にとんでいたり、感動的であったりするようす。ドラマチック。「―な最期[さいご]」 **げきど**【激怒】 图[名・スル]激しくおこること。また、激しいいかり。類[たぐい]憤怒[ふんぬ] **げきとう**【激闘】 [名・スル]激しく戦うこと。激戦。 **げきどう**【激動】 图[名・スル]社会や人の心などが、激しくゆれうごくこと。「―期にはいる」「―する現代」 **げきどく**【劇毒】 图激しい作用をともなう毒。圏猛毒[もうどく] **げきとつ**【激突】 图[名・スル]激しくぶつかること。「東西両雄の―」 **げきは**【撃破】 图[名・スル]敵をせめ、うち破ること。また、敵に大損害をあたえること。 **げきはつ**【激発】 图[名・スル]激しく起こること。また、激しくひき起こさせること。 **げきひょう**【劇評】 图上演された劇に対する批評。 **げきぶん**【×檄文】 图決起を呼びかける文章。檄[げき]。 **げきへん**【激変・劇変】 图[名・スル]状態が急に大きく変わること。「事態が―する」 **げきむ**【激務・劇務】 图非常にいそがしい仕事。「―にたえる」圏激職[げきしょく] **げきめつ**【撃滅】 图[名・スル]敵などを完全にうちほろぼすこと。 **げきやく**【劇薬】 图少量でも作用が激しく、生命にもかかわるのでみだりに使用することを禁じられている薬物。▽毒薬についで危険なものをいう。 **げきらい**【毛嫌い】 图[名・スル]はっきりとした理由もなく、ただ感情的にきらうこと。▽「気嫌い」は誤り。もと、鳥やけものが相手の毛並みによって好ききらいすることという意味。 **げきりゅう**【激流】 图川の水などが激しく流れること。また、激しい流れ。圏急流[きゅうりゅう]・早瀬[はやせ]・激湍[げきたん] **げきりょ**【逆旅】 图旅館。▽「逆」はむかえる、「旅」は旅人のこと。文章語。 **げきりん**(逆鱗)に触れる えらい人や目上の人などから激しいいかりをかう。▽竜ののどに一枚だけある逆さのうろこにさわると、いかりくるってその人を殺すという故事(中国、「韓非子[かんぴし]」)から。 **げきれい**【激励】 图[名・スル]はげまし、元気づけること。「甲子園出場選手の―会」 **げきれつ**【激烈】 [形動]すごく激しいようす。「―な競争」↔猛烈[もうれつ] **げきろん**【激論】 图[名・スル]たがいに激しく議論すること。また、その議論。「―をたたかわす」 **げき**(隙)を過[す]ぐる駒[こま] 時がたつのが非常に早いこと。類[たぐい]白駒[はっく]の隙を過ぐるがごとし・光陰矢のごとし▽せまいすきまの向こう側をあっという間に通過するウマという意味。中国、「荘子」から。 **げげん**【怪訝】 [形動]へんだなと思われて、ふしぎがるようす。「―な顔をする」「―そうに見つめる」いぶかしげ **げこ**【下戸】 图酒の飲めない人。↔上戸[じょうご] **げこう**【下向】 图[名・スル]①高いほうから低いほうへ下ること。②都[みやこ]から地方へ行くこと。③参拝して社寺から帰ること。 **げこう**【下校】 图[名・スル]児童・生徒が学校から帰ること。↔登校[とうこう] **げこく**【下刻】 图昔の時刻で、一刻(=二時間)を上・中・下に三分したうちの最後の刻。 **げごく**【下獄】 图[名・スル]裁判で実刑がきまり、牢獄・刑務所にはいること。↔出獄[しゅつごく] **げこくじょう**【下克上・下×剋上】 图地位の 下の者が上の者をおしのけること。南北朝末期から戦国時代にかけ、下層階級の者が力によって実権をにぎった風潮をいう。▽「下が上に克[か]つ」という意味。 **けこむ**【×蹴込む】 [四]足でけって中に入れる。「ゴールに―」 **けごん**【華厳】 图①修行[しゅぎょう]を積んでりっぱな功徳[くどく]をえること。また、仏を美しく花でかざること。②「華厳経(=仏典の一つ)」、また「華厳宗(=大乗仏教の宗派の一つ)」の略。 **けさ**【今朝】 图きょうの朝。この朝。「―の新聞」▽常用漢字表付表の語。 **けさ**【×袈裟】 图僧[そう]が衣[ころも]の上に、左かたから右わき下にかけてまとう長方形の布。「坊主[ぼうず]に―までにくい」類[たぐい]法衣[ほうえ]「かぞえ方」[かぞえかた]領[りょう] **げざ**【下座】 图①昔、貴人に対して座を下がって平伏[ひれふ]した礼。②しもての座。末座。③芝居などで、囃子方[はやしかた]のいる左手の席。→図「ぶたい」 **げざい**【下剤】 图便通をよくするため、一時的に下痢を起こさせる薬。類[たぐい]下し薬・通じ薬 <403> **けさがけ**【×袈裟懸け】 图一方のかたさきから他方のわきの下にかけて、ななめにものを身につけること。また、ななめに刀をきりおろすこと。けさぎり。 **げさく**【戯作】 图[名・スル]たわむれに詩文をつくること。また、おもしろ半分につくった作品。とくに、江戸後期の通俗小説。黄表紙・洒落[しゃれ]本など。「―者」 **げざん**【下山】 图[名・スル]①山を下りること。↔登山[とざん]②山寺での修行を終えて家に帰ること。 **けし**【×芥子・×罌粟】 图ケシ科の二年草。初夏、白・むらさき・赤などの四弁花を開く。未熟な果実はアヘンの原料になる。 **げし**【夏至】 图二十四節気の一つ。太陽がもっとも北により、北半球では一年じゅうで昼がもっとも長い日。六月二三日ごろ。↔冬至[とうじ], **けしいん**【消印】 图郵便局で、郵便物を受け付けたしるしに切手やはがきにおす日付印[ひづけいん]。スタンプ。▽ふつう、「消し印」とは書かない。 **けしかける**【×嗾ける】 [下二]そそのかしてやる気にさせる。また、たち向かわせる。あおる。「犬を―」 **けしからん**【怪しからん】 [形]まったくすじみちにはずれていてよろしくない。「―ふるまい」▽「けしからぬ」の変化した形。 **けしき**【気色】 图①顔などにあらわれた態度や表情。「ひるんだ―もなく」②何かが起こりそうなけはい。きざし。 >固語 古くは、広く自然や人の心の動き・前兆[ぜんちょう]などで、目に見えるさまざまなようすをいった。たとえば、「春のけしき」は「春のようす」、「この人けしきよし」は「この人はきげんがいい」という意味だった。 **けしき**【景色】 图山・川・海など、自然のながめ。圏風景[ふうけい]・光景[こうけい]▽常用漢字表付表の語。 **けしきばむ**【気色ばむ】 [四]むっとして、いかりを顔にあらわす。「悪口を言われて―」 **げじげじ** 图ゲジ科の節足動物。からだは淡褐色で多くの節[ふし]と一五対[つい]の足をもつ。「―まゆ」 **けしゴム**【消しゴム】 图えんぴつで書いた字などをこすって消すのに使うもの。ゴム消し。 **けしずみ**【消し炭】 图まきや木炭の火を途中[とちゅう]で消してつくった炭。火つきがいいので火種[ひだね]として利用する。 **けしつぶ**【×芥子粒・×罌粟粒】 图ケシの種。また、きわめて小さいもの。「―ほどのダイヤ」 **けしとぶ**【消し飛ぶ】 [四]はねとばされて、なくなる。「心配ごとなど―んでしまう」 **けしとめる**【消し止める】 [下二]火が燃えひろがるのをくいとめる。また、うわさが広がるのをとめる。 **けじめ** [名]立場や状況[じょうきょう]にふさわしい、おこないや心のありかたの区別。「公私の―をつける」 **げしゃ**【下車】 图[名・スル]電車や自動車などの乗り物からおりること。類[たぐい]降車[こうしゃ]↔乗車[じょうしゃ] **げしゅく**【下宿】 图[名・スル]他人の家に部屋を借りて住むこと。また、その家。「―屋の娘[むすめ]」 **ゲシュタポ** 图ナチス独裁体制下のドイツの秘密国家警察。| Gestapo **げしゅにん**【下手人】 图みずから手をくだした、人殺しの犯人。古い言い方。「げしにん」とも。 **げじゅん**【下旬】 图一か月を十日ごとに上・中・下の三つに分けたうちの、二一日から末日までの約十日間。↔上旬[じょうじゅん] **げじょ**【下女】 图家庭内の雑用に使われる、下働きの女性。古い言い方。↔下男[げなん] **けしょう**【化粧】 图[名・スル]⊕顔などにおしろいや紅べになどをつけて、美しく見えるようにすること。②外観をきれいにかざりたてること。「―箱入り」 **げじょう**【下乗】 图[名・スル]車やウマなどの境内[けいだい]への乗り入れを禁じること。圏下馬[げば]▽昔、貴人に会ったときや社寺の境内などでは礼儀[れいぎ]として乗り物からおりた。 **けしょうまわし**【化粧回し】 图すもうで、十両[じゅうりょう]以上の力士が土俵入りなどのときに用いる、かざりのある前垂れのついたまわし。 **けしん**【化身】 图①神仏が人々を教えみちびくため、姿を変えてこの世にあらわれたもの。また、けものや妖怪[ようかい]が、人間の姿をとってあらわれたもの。「神の―」「悪魔[あくま]の―」「きつねの―」圏権化[ごんげ] 化生[けしょう]②抽象的なものが形をとってあらわれたもの。「美の―」 **けす**【消す】 [四]①火や光をなくする。「明かりを―」②スイッチを切って、そのはたらきをとめる。「ステレオを―」「ガスを―」↔つける ③ものを見えなくしたり、存在をなくしたりする。「姿を―」「じゃま者を―(殺す)」 **げす**【下衆・下“種】 [名・形動]身分が低く、いやしいこと。品性のいやしい人。「―な根性」 >下衆の勘繰り[かんぐり] 品性のいやしい人は変に気をまわして、下品にものごとを考えるものだ。 **げすい**【下水】 图①台所・ふろ場・工場などから流れでるよごれた水。「―管」圈汚水[おすい] ②「下水道」の略。↔上水[じょうすい] **げすいどう**【下水道】 图下水を流すために設けられた管やみぞなどの排水設備。↔上水道[じゅすいどう] **けすじ**【毛筋】 图①髪[かみ]の毛の一本一本。また、髪の毛をとかしたあとのすじ目。②きわめて小さなこと。「―ほどのこと」③「毛筋ほども〜ない」の形で」まったく・・・ない。「―ほども疑わない」 **ゲスト** 图①テレビやラジオなどで、特別に出演する人。↔レギュラー ②招待客。⇔ホスト -guest **けずる**【削る】 [四]●刃物[はもの]でものの表面をうすくそぎとる。「えんぴつを―」「しのぎを―」②一部分をとりのぞいたり、少し減らしたりする。「予算を―」 **げせない**【解せない】 [形]理解できない。「どうにも―話」 **ゲゼルシャフト** 图共通の利益を中心にして作為に、的に形成された社会。国家や会社など。利益社会。☆ゲマインシャフト ▽ドイツの社会学者テンニースの用語。| Gesellschaft <404> **けだし**【×蓋し】 [副]確信をこめて判断する気持ちをあらわすようす。考えてみると。ほんとうに。古い言い方。「―名言である」 **けたたましい** [形]びっくりするほど高く大きい音や声がするようす。「―ベルで目が覚める」 **げせわ**【下世話】 图世間[せけん]の人々がよく口にすること。うわさ話やことわざ。「―にも言うとおり」 **げせん**【下船】 图[名・スル]船からおりること。↔乗船[じょうせん] **げせん**【下×賤】 [形動]身分が低く、教養に欠けていること。「―の身」邇下衆[げす]・卑賤[ひせん]↔高貴[こうき] **けそう**【懸想】 图[名・スル]思いをかけること。恋[こい]をすること。古い言い方。「―文[ぶみ](=ラブレター)」 **げそく**【下足】 图劇場や料理屋などで、客がぬいだはきもの。「―番」 **けた**【×桁】 图①家の柱や橋のくいなどの上にわたしてその上の部分を支える横木。②数の位[くらい]どり。「―をまちがえる」「三―の数字」 >桁が違[ちが]う 程度や規模などに、格段の差がある。けたちがい。 **げた**【下駄】 图木をくりぬいて歯をつくり、はなおをつけたはきもの。②印刷物の校正刷りで、活字がない場合に代わりに入れておく、げたの歯の形(■)をしたふせ字。げた文字。 >下駄を預ける 相手に処理を一任する。すべてをまかせる。 >下駄を履かせる ●実際よりもよく見せる。点数などをふやす。②校正刷りで、ふせ字の「げた」を入れる。 **けたい**【×懈怠】 图[名・スル]なまけること。おこたるこ と。「けだい」とも。「―なくはげむ」▽文章語。 **げだい**【外題】 图①表紙に書いてある書名。②芝居[しばい]、とくに歌舞伎や浄瑠璃[じょうるり]の題名。名題[なだい]・芸題[げいだい] **けたおす**【、蹴倒す】 [四]①足でけってたおす。②借金を返さずに済ます。ふみたおす。 **けだかい**【気高い】 [形]上品でとうとい感じのするようす。 **けたぐり**【、蹴手繰り】 [名]すもうで、相手の足をける同時に、うでをたぐってたおすわざ。 **けたてる**【×蹴立てる】 [下二]①勢いよく進んで、土けむりや波などを起こす。「モーターボートが波を―」▽乱暴にふるまうことをたとえてもいう。「席をけたてて出ていく」 **けたはずれ**【×桁外れ】 [形動]標準や規格から、非常にかけはなれていること。類[たぐい]けた違い **けだもの**【獣】 图けもの。また、不人情な人や残酷[ざんこく]な人をののしっていうことば。 **けだるい**【気怠い】 [形]なんとなくだるくて、何もする気が起こらないようす。「病[や]みあがりで―」 **げだん**【下段】 图①たななどで、いくつかある段のうち、下のほうの段。②剣道[けんどう]などで、刀のきっさきを水平より少し下げて構える型。◆上段[じょうだん] **けち** [名・形動]①〈名・形動〉かねやものを出すことを、むやみにおしむこと。また、何につけても金品を出そうとしない人。類[たぐい]しみったれ・吝嗇[りんしょく]な根性」②〈名〉縁起の悪いこと。また、なんくせ。いんねん。「―がつく」「―をつける」 **げち**【下知】 图[名・スル]さしず。命令。古い言い方。「げじ」とも。 **けちがん**【『結願】 图仏教で、日数をきめておこなった法会・修法[しゅほう]が終わること。願立てが終わること。満願[まんがん]。 **けちくさい**【けち臭い】 [形]①かねやものを出しおしみして感じがよくない。「一つしかあげないとは―」②考えや心がせまくて、こせこせしている。「―考えは捨てなさい」類[たぐい]みみっちい **けちみゃく**【《血脈】 图↓「けつみゃく」 **ケチャップ** 图トマトなどをにつめて香辛料を加えたソース。とくに、トマトケチャップ。「ketchup **けちらす**【×蹴散らす】 [四]①足でけるようにしておい散らす。けちらかす。「むらがる敵を―」 **けちんぼう**【けちん坊】 [形動]ものおしみをするようす。また、けちな人。けちんぼ。 **けつ**[欠](缺) ●一部分がかけて、たりない。あるべきものがない。「―を補う」→完[かん]②あくび。 ケツ 欠員[けついん] 欠如[けつじょ] 欠席[けっせき] 欠点[けってん] 欠乏[けつぼう] 完全無欠[かんぜんむけつ] 不可欠[ふかけつ] 補欠[ほけつ] かける・かく 常識に欠[か]ける 月の満ち欠[か]け/礼儀[れいぎ]を欠[か]く あくび **けつ**[穴] ほらあな。くぼみ。 ケツ 穴居[けっきょ] 虎穴[こけつ] 洞穴(どうけつ) 墓穴[ぼけつ] あな 穴埋[あなう]め 穴子[あなご] 穴場[あなば] 風穴[かざあな] **けつ**[血] ①ち。ちしお。②ちすじ。血のつながり。③生き生きとして勢いのあるようす。④血の出るほど厳しい。 ケツ ①血圧[けつあつ] 血液[けつえき] 血管[けっかん] 出血[しゅっけつ] 鮮血[せんけつ] ②血縁[けつえん] 血族[けつぞく] 血統[けっとう] 純血[じゅんけつ]③血気[けっき] 心血[しんけつ] 熱血漢[ねっけつかん]④血税[けつぜい] 血戦[けっせん] 血相[けっそう] 血涙[けつるい] 血路[けつろ] 血潮[ちしお] 血筋[ちすじ] 血走[ちばし]る 血眼[ちまなこ] 鼻血[はなぢ] <405> **けつ**[決] ①きれる。こわれる。②最終的にきめる。さだめる。とくに、議会などで賛成か反対かの結論を出すこと。「―をとる」「―に従う」③思いきってする。一「決する」を見よ。 ケツ ②決心[けっしん] 決断[けつだん] 決定[けってい] 決壊[けっかい] 決裂[けつれつ] 解決[かいけつ] 多数決[たすうけつ]③決起[けっき] 決行[けっこう] 決死[けっし] 決然[けつぜん] きめる・きまる 心を決[き]める 取り決[き]め/方針が決[き]まる 本決[ほんき]まり **けつ**[結] ◎一つにまとまる。一つにたばねる。↔解[かい]②まとまりがつく。最後のしめくくりをつける。 ケツ ①結合[けつごう] 結婚[けっこん] 結晶[けっしょう] 結束[けっそく] 結団[けつだん] 連結[れんけつ]②結語[けつご] 結実[けつじつ] 結末[けつまつ] 結論[けつろん] 完結[かんけつ] 起承転結[きしょうてんけつ] むすぶ・ゆう・ゆわえる 実を結[むす]ぶ 結び目[むすびめ]/髪[かみ]を結[ゆ]う 結納[ゆいのう] 元結[もとゆい]/ひもで結[ゆ]わえる 結縁[けちえん] 結願[けちがん] 小結[こむすび] 結城紬[ゆうきつむぎ] **けつ**[潔] けがれがない。きよい。 ケツ 潔白[けっぱく] 潔癖[けっぺき] 簡潔[かんけつ] 純潔[じゅんけつ] 清潔[せいけつ] いさぎよい 潔[いさぎよ]い最期[さいご] 潔[いさぎよ]しとしない **けつ**[傑] ずばぬけてすぐれている。また、すぐれた人。 ケツ 傑作[けっさく] 傑出[けっしゅつ] 傑物[けつぶつ] 英傑[えいけつ] 怪傑[かいけつ] 豪傑[ごうけつ] 女傑[じょけつ] **けつ**【欠/決】 图→漢字項目を見よ。 **けつ**【×尻・穴】 图⊕しり。②順番の最後。びり。▼俗[ぞく]な言い方。 >けつの穴[あな]もが小さい 度量が小さい。 >けつをまくる 追いつめられていなおる。 **げつ**[月] ◎地球の衛星である、つき。②一年を一二分した一つ。また、それを数えることば。③「月曜日」の略。 ゲツ ①月光[げっこう] 月世界[げっせかい] 満月[まんげつ] 名月[めいげつ]②月刊[げっかん] 月謝[げっしゃ] 月例[げつれい] 今月[こんげつ] 歳月[さいげつ] ②三月[さんがつ] 正月[しょうがつ] 生年月日[せいねんがっぴ] つき 有明[ありあけ]の月[つき] 朧月[おぼろづき] 三日月[みかづき] 五月蠅[うるさ]い 如月[きさらぎ] 海月[くらげ] 月代[さかやき] *五月晴[さつきば]れ *五月雨[さみだれ] *月次[つきなみ] **けつあつ**【血圧】 图心臓から出た血液が血管のかべをおす力。「―が高い」 **けつい**【決意】 图自分のとるべき行動・態度などをはっきりさせ、実行しようと心にきめること。「辞任の―がかたい」「―表明」團決心[けっしん] **けついん**【欠員】 图定員に満たないこと。また、定員にたりない人数。「―が出る」 **けつえき**【血液】 图動物の体内をめぐりながれる液体。からだの各部に酸素・栄養分・ホルモンなどを供給し、二酸化炭素・老廃[ろうはい]物を運びだす。また、体内にはいった病原菌[びょうげんきん]を殺してからだを守る。 **けつえきがた**【血液型】 图血液について、かたまりかたのちがいなどで分類した型。A・B・AB・Oの四つの型に分類するABO式、アールエイチ(Rh)因子のあるなしによって分類するRh式などがある。 **けつえきぎんこう**【血液銀行】 图いろいろな血液型の血液を貯蔵し、必要に応じて提供する施設[しせつ]。 **けつえん**【血縁】 图親・きょうだいなど血のつながりのあるあいだがら。また、血のつながっている親族。類[たぐい]血族[けつぞく] **けっか**【結果】 图◎あることがもとでそうなった状態。また、目標を立てて努力してえたもの。↔原因[げんいん]②植物が実を結ぶこと。また、その結んだ実。「りんごの―期」圏結実[けつじつ] **けっかい**【血塊】 图血のかたまり。 **けっかい**【決壊・決潰】 图[名・スル]堤防[ていぼう]などが破れたり、くずれたりすること。また、切りくずすこと。 >つかいわけ」→「破壊」を見よ。 **けっかく**【欠格】 图必要な資格を欠いていること。「会長としては―者だ」↔適格[てきかく] **けっかく**【結核】 图結核菌[けっかくきん]によって起こる慢性[まんせい]の感染症。おもに、肺結核をいう。結核症[けっかくしょう]。 **げつがく**【月額】 图一か月あたりの金額。 **けっか**(決河)の勢[いきお]い 非常に勢いの激しいこと。猛烈な勢い。▽洪水[こうずい]で堤防[ていぼう]が切れて水があふれだすような勢いという意味。 **げっかひょうじん**【月下氷人】[四字漢語]男女の仲をとりもつ人。媒酌人。▽「月下老人」と「氷人」を合わせた語。ともに中国では縁結びの神。 **けっかふざ**【結跏趺坐】[四字漢語]座禅[ざぜん]のときの座[すわ]りかた。右の足を左ももの上に、左の足を右もも の上にのせる。 **けっかろん**【結果論】 图原因や過程を問題にせず、ただ結果だけにもとづいてする議論。 **けっかん**【欠陥】 图構造や機能などがうまく成り立つ上でたりない点。不完全な点。「―車」圈不備[ふび] **けっかん**【血管】 图血液の通るくだ。動脈・静脈・毛細血管に分けられる。 **げっかん**【月刊】 图毎月定期的に出版すること。また、毎月出る出版物。▽他に、年刊・季刊・旬刊・週刊・日刊などがある。 **けっき**【血気】 图生き生きとした生命力。若者らしい盛[さか]んな意気。「―盛んな年ごろ」 >血気にはやる 向こう見ずに勢いこんでことをおこなう。「―若者」 >血気の勇[ゆう] その場かぎりの向こう見ずな勇気。 **けっき**【決起・×蹶起】 图[名・スル]ある目的のために決意をあらたにして立ちあがり、行動を起こすこと。「総―集会」 <406> **けつぎ**【決議】 图[名・スル]会議や大会などで、あることがらをきめること。また、そのきめたことがら。「―案を採択[さいたく]する」 **げっきゅう**【月給】 图月単位でしはらわれる賃金。サラリー。「初[はつ]―」類[たぐい]月俸[げっぽう] **けっきょ**【穴居】 图[名・スル]ほら穴の中に住むこと。「原始的な―生活」 **けっきょく**【結局】 [副]①〈名〉最後の結果として。とどのつまり。「―は失敗した」圏挙げ句の果て・とうとう▽もと、囲碁[いご]を一局打ち終えること。②〈副〉けっきょく。ついに。 **けっきん**【欠勤】 图[名・スル]勤めを休むこと。↔出勤[しゅっきん] **けっく**【結句】 图画①〈名〉漢詩で、絶句の最後の句。また広く、詩歌[しいか]の終わりの句。 **げっけい**【月経】 图成熟した女性に、ほぼ月に一度の周期で起こる子宮出血。つきのもの。メンス。 **げっけいかん**【月桂冠】 图古代ギリシャで、競技の勝利者にあたえたゲッケイジュの枝葉でつくったかんむり。最高の名誉[めいよ]や地位をあらわす。 **げっけいじゅ**【月桂樹】 图クスノキ科の常緑高木。葉はこい緑でかたく、香料として料理に使う。実もかおりがいい。 **けつご**【結語】 图文章などの結びのことば。 **けっこう**【欠航】 图[名・スル]船や航空機などが、事故や悪天候のため、運行をとりやめること。「台風の接近により―いたします」「―便[びん]」 **けっこう**【血行】 图血のめぐり。「適度の酒は―をよくする」 **けっこう**【決行】 图[名・スル]多少障害はあっても、思いきっておこなうこと。「雨天―」 **けっこう**【結構】[名・形動・副]①〈名〉つくりかた。かまえ。用意。「みごとな―の建築物」①〈形動〉相手のした用意・準備が、いきとどいていてりっぱだ。「―なお味です」②(自分について、すでに用意がととのっているという気持ちから、相手に向かって)自分はいらないと、すすめを断るときに使う。「もう―でございます」●〈副〉かなり。そうとう。「―おもしろい映画だ」 **けつごう**【結合】 图[名・スル]二つ以上のものが一つに結びつくこと。また、結びあわせること。「分子の―」「―組織」 **げっこう**【月光】 图月のひかり。つきかげ。 **げっこう**【激高・激昂】 图[名・スル]激しくいかること。かっとなって、いきりたつこと。げきこう。 **けっこうずくめ**【結構“尽くめ】 [形動]何から何までよくて、欠点のないようす。 **けっこん**【血痕】 图血のついたあと。 **けっこん**【結婚】 图[名・スル]男女が正式に夫婦になること。「恋愛[れんあい]―」▽法律上は婚姻[こんいん]という。 **けっさい**【決済】 图[名・スル]商取引きで、代金の受けわたしを済ませること。 **けっさい**【決裁】 图[名・スル]責任者が部下の出した案の採否をきめること。「社長の―をあおぐ」 **けっさい**【潔斎】 图[名・スル]神事などのまえに、心身を清め、おこないをつつしむこと。「精進[しょうじん]―」 **けっさく**【傑作】[名・形動]①〈名〉とびぬけてすぐれたできばえの作品。「彼の二〇代の―」→駄作[ださく]①〈形動〉とっぴでこっけいなようす。「―な人物」 **けっさん**【決算】 图[名・スル]ある期間内の収入と支出の計算をまとめること。「―報告」 **げっさん**【月産】 图一か月あたりの生産量・生産高。「―三万台を目標にする」 **けっし**【決死】 图死んでもよいと思うこと。いのちがけ。「―の覚悟[かくご]で臨[のぞ]む」 **けつじつ**【結実】 图[名・スル]』①植物が実を結ぶこと。②よい結果が生まれること。「長年の努力が―する」 **けっして**【決して】 [副]『「決して~ない」などの形で』どうしても・・・ない。「―人には話したくない」「―行くな」類[たぐい]断じて・絶対に **けっしゃ**【結社】 图多くの人が共通の目的のために組織した団体。「―の自由」「秘密―」 **げっしゃ**【月謝】 图毎月ごとに出す謝礼金。授業料。「塾[じゅく]に―を納める」 **けっしゅう**【結集】 图[名・スル]ばらばらなものをとりまとめて一つにかたく合わせること。「総力を―する」 **げっしゅう**【月収】 图毎月の収入。 **けっしゅつ**【傑出】 图[名・スル]他の者よりずばぬけてすぐれていること。「―した人物」邇卓抜[たくばつ]・卓越[たくえつ] **けっしょ**【血書】 [名]「強い覚悟[かくご]を示すために、血で文字を書くこと。また、その文書。圏血判[けっぱん] **けつじょ**【欠如】[名・スル]必要なものが欠けていて、たりないこと。「処理能力が―している」 **けっしょう**【決勝】 图競技などで、最後の勝負をきめること。また、その試合。「―点をあげる」「―戦」 **けっしょう**【結晶】 图[名・スル]①一定の規則正しい原子配列をした固体。また、そのようになること。②苦心や努力などの積みかさねが、よい結果となってあらわれること。「あせの―」「愛の―」 **けっしょう**【血漿】 图血液から赤血球・白血球・血小板を除いた残りの、液体の成分。たんぱく質・塩類などをふくむ。プラズマ。 **けつじょう**【欠場】 图[名・スル]出場する予定の者が出ないこと。「発熱のため試合を―する」→出場[しゅつじょう] **けっしょうばん**【血小板】 图血液の有形成分の一つ。血液を固まらせるはたらきをする。 **けっしょく**【欠食】 图[名・スル]食事を満足にしていないこと。「―児童」 **けっしょく**【血色】 图顔のいろつや。健康状態についていう。「いつも―がいい」圏顔色[かおいろ] **げっしょく**【月食・月×蝕】 图太陽と月とのあいだに地球がはいって、太陽の光をさえぎり、月の一部または全部が見えなくなる現象。↔日食[にっしょく] **けっしん**【決心】 图[名・スル]はっきりと心にきめること。また、きめた心。「進学する―を固める」圏決意[けつい] **けっしん**【結審】 图[名・スル]裁判で、その件に関する取り調べがすべて終わること。審理をうち切ること。 **けっする**【決する】 [サ変]①きまる。きめる。「運命が―」「雌雄を―」 **けっせい**【血清】 图血液が固まるときに上部に分離する、黄色くすきとおった液体。免疫抗体などをふくむ。 <407> **けっせい**[血清]血液から血球などをのぞいた、うす黄色の液体。病気の治療や血液型の判定などに使う。 **けっせい**[結成]人を集めてグループをつくりあげること。「新党を―する」「―大会」 **けつぜい**[血税]血の出るような思いで納めた税金。「国民の―をむだにする」 **けっせき**[欠席]―学校や会合などを休んで出ないこと。「会議に―する」⇔出席 **けっせき**[結石]内臓の中にできる石のようにかたいもの。「腎臓―」 **けっせきさいばん**[欠席裁判]①被告人が欠席したままでおこなわれる裁判。②本人のいないところで、その人にかかわりのあることを一方的にきめること。「―で委員にされてしまう」 **けっせん**[血栓]血管内で、血液が固まったもの。「脳―」 **けっせん**[血戦]血みどろになって激しく戦うこと。また、その戦い。類死闘 **けっせん**[決戦]勝敗をきめるために戦うこと。また、その戦い。「最後の―」 **けつぜん**[決然]形動思いきって覚悟をきめるようす。かたく決意しているようす。「―として要求をしりぞける」「―たる面持ち」 **けっせんとうひょう**[決選投票]「決定選挙投票」の略。最初の投票で当選者が確定しないとき、上位二人でもう一度おこなう投票。▽「決戦投票」は誤り。 **けっそう**[血相]いかりやおどろきのあらわれた顔色。「―を変える」 **けっそく**[結束]―と同じ考えのものが一つにまとまること。「―がかたい」「―してことにあたる」類団結▽わらなどを一つにたばねるという意味から。 **けっそん**[欠損]①一部分が欠けていて、ないこと。②金銭上の損失。決算で、収入より支出が多いこと。赤字。 **けったい**[希代]形動ふしぎなようす。奇妙なようす。▽おもに関西でいう。「世にも希な」という意味。 **けったく**[結託]悪事をたくらんで、たがいに力を合わせること。「悪徳商人と―する」 **けったん**[血×痰]血液のまじったたん。 **けつだん**[決断]右か左かはっきりと態度をきめること。また、その決定したことがら。「―をせまる」「―力」⇔決心 **けっちゃく**[決着・結着]スとものごとのきまりがつくこと。「争いに―をつける」圏落着 **けっちょう**[結腸]大腸で、盲腸と直腸を除いた部分。小腸で消化した食物の水分を吸収する。 **けっちん**[血沈]「赤血球沈降速度」の略。血球がしずむ速さで健康状態をはかる検査法。病気のときはその速度が速い。・赤沈。 **ゲッツー**野球で、一つの流れのプレーで二人続けてアウトにすること。併殺。ダブルプレー。|get two **けってい**[決定]「凸はっきり、きめること。きまること。また、きまったことがら。「―をくだす」「―権をもつ」 **けっていてき**[決定的]形動ものごとのなりゆきや、正否などがきまっていて動かないようす。「勝利は―だ」「―瞬間」「―な証拠」 **けっていばん**[決定版]これ以上はない、最上質のもの。また、これ以上字句を正す必要のない出版物。「―全集」 **けってん**[欠点]不じゅうぶんで、補わなければならない箇所。「―を指摘される」 >つかいわけ『欠点・短所・弱点・あら』「欠点」「難点」は、欠けているところ、よいといえないところで、不じゅうぶんで直さなければならないところ。「あきらめやすいのが欠点だ」。「短所」は、他に比べておとっているところ。「ひどくまじめなのは、長所でもあり短所でもある」。「弱点」「弱み」は、そこを突っかれると困るところ。「弱点につけこむ」。「あら」は、しいて探して指摘するようなささいな欠点。 **けっとう**[血統]ちすじ。血のつながり。「―のいい犬」「―書」 **けっとう**[血糖]血液中にふくまれているぶどう糖。栄養やエネルギー源となる。「―値が高い」 **けっとう**[決闘]争いを解決するため、武器などで勝負をつけること。はたしあい。「―状」 **けっとう**[結党]政党をつくること。「―の精神」 **けっとうしょ**[血統書]動物などの血すじの正しさを証明する文書。「―付きの馬」 **けつにく**[血肉]血のつながった一族。「―のあいだあら」圏血族・骨肉 **けっぱい**[欠配]主食や給料などの配給や支給がとまること。 **けっぱく**[潔白]形皿清く正しく、やましいところのないこと。「身の―を証明する」「清廉―」 **けつばん**[欠番]ある番号にあたるところがかけていること。また、その番号。「永久―」 **けっぱん**[血判]函指などを傷つけた血で、ちかいを守るしるしの印をおすこと。「―状」 **けっぴょう**[結氷]氷が張ること。また、その氷。 **げっぴょう**[月評]新聞や雑誌などで、毎月おこなわれる批評。「―でとりあげる」 **げっぷ**[月賦]ある金額を月割りにしてはらうこと。月ごとの分割ばらい。「―販売」⇔割賦 **げっぷ**[げっぷ]胃の中から口外に出るガス。おくび。 **けつぶつ**[傑物]非常にすぐれた人物。大人物。「本校はじまって以来の―」傑士 **けっぺき**[潔癖]形動不潔や不正を非常にきらう性質。また、そのような人。「―な人」 **けつべつ**[決別]きっぱりとわかれること。「過去と―する」 **けつぼう**[欠乏]必要なものが欠けて、不足すること。「食糧が―する」 **けつまつ**[結末]ものごとの最後のしめくくり。終わり。おしまい。「事件の―」 **けつろん**[結論]議論のすえに到達した、最後のまとめ。「―を出す」 **けつるい**[血涙]血のまじった涙。また、血の涙が出るほどの悲しみ。 **けつろ**[血路]追いつめられた状態から、決死の覚悟で切り開いて進む道。「―を開く」 **けづめ**[×蹴爪]にわとりなど、鳥のあしのうしろにある、角質のするどいとげ。 **けなげ**[健気]形動弱い者が、困難に負けずに、いっしょうけんめい努力するようす。「―に戦う」 **けなす**[×貶す]ことさらに悪い点ばかりとりあげて、悪く言う。そしる。「口を開けば人を―」⇔ほめる **けだかい**[気高い]気品があって、りっぱなようす。「―理想」 **けだもの**[×獣]全身が毛でおおわれた動物。けもの。 **けち**[けち]①〈形動〉金銭や品物をおしむようす。「―な人」しみったれ②〈名・形動〉心のせまいこと。いやしいこと。「―な根性」③〈名〉縁起の悪いこと。「―がつく」 **けちゃく**[けり]⇨「きりがつく」 **けちをつける** ことわざわざと欠点を指摘したり、不吉なことを言ったりして、人の気を悪くさせる。 <408> **けつべつ**【決別・×訣別】 图[名・スル](いとまどいを述べて)きっぱりと別れること。「過去と―する」「―の辞」 **ケッヘル** 圏モーツァルトの作品の整理番号。ケッヘル番号。記号はK▽ ドイツのルートウィッヒーケッヘルがつけたことから。| Köchel[独] **ケッペン** [人名]一八四六—一九四〇年。ドイツの気象学者。世界の気候と植生分布とを結びつけた気候区分を発表した。| Wladimir Peter Köppen **けつぼう**【欠乏】 图[名・スル]必要なものが少なすぎて、障害が起こるほどであること。「ビタミン―症[しょう]」▷ 類義語「不足」は、不じゅうぶんという意味。 **げっぽう**【月報】 图毎月出す報告や文書。「―を書く」「古典全集の一」 **けつまくえん**【結膜炎】 图まぶたの裏や白眼の表面をおおう粘膜[ねんまく]の炎症[えんしょう]。充血し、目やにが出る。 **けつまずく**【×蹴躓く】 [四]①足さきをものにあてて、つまずく。「敷居[しきい]に―」②中途で失敗する。 **けつまつ**【結末】 图しめくくり。ものごとの終わり。「―を告げる」「―をつける」 **げつまつ**【月末】 图その月の終わり。また、そのころ。つきずえ。「―には完成させます」 **けつみゃく**【血脈】 图①血管。②ちすじ。血のつながり。「―をたどる」圏血縁[けつえん]▽仏教では、仏法の伝統のことで、「けちみゃく」という。 **けつるい**【血涙】 图激しい悲しみやいきどおりのために出るなみだ。「―を流す」圏血の涙 >血涙を絞る ひどく悲しんで泣く。 **けつれい**【欠礼】 图[名・スル]礼を欠くこと。必要なあいさつをしないこと。「喪中[もちゅう]につき賀状―いたします」 **げつれい**【月例】 图毎月一度、きまっておこなわれること。「―テスト」 **げつれい**【月齢】 图新月から次の新月までの、月の満ち欠けの状態を示す日数。新月をゼロとし、満月を一五としてあらわす。♪巻末「月齢表」参照。 **けつれつ**【決裂】 图[名・スル]会談や交渉にちりがまとまらず、ものわかれになること。「話しあいが―した」 **けつろ**【血路】 图①敵の囲みを切りぬける道。「―を開く」↔活路[かつろ]②困難なことを切りぬける方法。「―を求める」 **けつろ**【結露】 图[名・スル]温度差によって空気中の水蒸気が凝結[ぎょうけつ]し、ものの表面に水滴ができる現象。 **けつろん**【結論】 图①いろいろ考えたり議論したりした結果、まとまった意見や判断。「―を出す」「―からさきに言いますと」②前提から導かれる論理的な判断。 **げてもの**【下手物】 图ふつうの人はいやがる、風変わりなもの。いかもの。「―料理を好む」「―食い」 **けとう**【毛唐】 图「毛唐人」の略。体毛のこい外国人の意味で、欧米人をさげすんだ言い方。 **げどう**【外道】 图①道理からはずれた悪いこと。②仏教からみて、仏教以外の教え。また、それを信じる人々。「餓鬼[がき]―」③釣[つ]りで、ねらった魚とちがって釣れた魚。 **けづめ**【、蹴爪】 图①ニワトリの足の後ろにするどくつき出たつめ。武器となる。②ウシやウマの足の、地にふれない小さなひづめ。 **げつめい**【月明】 图月の明るいこと。つきあかり。 **げつめん**【月面】 图月の表面。「―着陸」 **げつよう**【月曜】 图週の第二番目の日。月曜日。 **けつらく**【欠落】 [名・スル]あるはずのものが欠けていること。「ページの―」「記憶[きおく]が―している」 **げどく**【解毒】 图[名・スル]体内の毒を消しさること。毒消し。「―作用がある」「―剤[ざい]」 **けとばす**【×蹴飛ばす】 [四]①足でけって飛ばす。ひどくける。「ボールを―」②申し出をはねつける。「要求を―」「けっとばす」とも。 **けどる**【気取る】 [四]まわりのそぶりや、けはいなどから感じとる。察知する。「本心を―られる」 **けなげ**【健気】 [形動]幼い者や力の弱いものが、困難なことにけんめいにたち向かうようす。また、心がけが感心であるようす。「なみだを見せない―な子」「―に親を助ける少年」 **けなす**【×貶す】 [四]わざと欠点をとりたてて言う。くさす。「口をきわめて―」 **けなみ**【毛並み】 图①毛の生えぐあい。毛の生えそろったようす。「―のいい三毛[みけ]ねこ」②血すじや育ち。「あの人は―がいい」 **げなん**【下男】 图下働きの男。しもべ。↔下女[げじょ] **げに**【実に】 [副]同意や賛成をあらわす。なるほど、そのとおり。ほんとうに。古い言い方。「―おそろしきは骨肉の争い」 **ケニア** 国正式国名は、ケニア共和国。アフリカ東部の赤道直下にある国。野生動物を保護し、サファリパークなどの観光業も盛[さか]ん。面積約五八万平方㌔。首都ナイロビ。主要言語、英語・スワヒリ語。 **げにん**【下人】 图身分の低い者。とくに中世では、荘園[しょうえん]の武士や荘官などの下で、耕作や主家の家事、また軍事にもつかわれた下層の農民。 **げねつ**【解熱】 图[名・スル]病気などで高くなった体温を下げること。「―剤[ざい]」「―作用」 **ケネディ** [人名]一九一七—六三年。アメリカの第三五代大統領。ニューフロンティア政策をかかげ、旧ソ連のフルシチョフ首相との協調外交をとりながら、内政では人種差別の撤廃[てっぱい]や宇宙開発をおし進めたが、遊説中にテキサス州のダラスで暗殺された。John Fitzgerald Kennedy **けねん**【懸念】 图[名・スル]気がかりなことがあってその見通しが立たず、不安に思うこと。また、そのような状態。「なりゆきが―される」圏心配[しんぱい] >つかいわけ↓「憂慮」を見よ。 **けば**【毛羽・×毳】 图①布や紙の表面がこすれてできる、細長い毛のようなもの。②地図で、高低をあらわすための小さな線。 **げば**【下馬】 图[名・スル]ウマからおりること。とくに、敬意を表[ひょう]して社寺などの境内[けいだい]で馬をおりること。下乗[げじょう] <409> **けはい**【気配】 图まわりからうかがわれるようす。「秋の―が感じられる」 **けばけばしい** [形]はでにかざりたてて、いやらしい感じのするようす。「―身なりをした女」類[たぐい]どぎつい **けばだつ**【毛羽立つ・×毳立つ】 [四]紙や布などがこすれて、細い毛などが表面にできる。そそける。 **げばひょう**【下馬評】 图世間[せけん]の評判。あて推量。「次期監督の―が高い」▽寺社の前で下馬した主人を待つあいだにするうわさ話という意味から。 **けばり**【毛×鉤】 图擬餌[ぎじ]ばりの一つ。鳥の羽を巻きつけて、えさの虫に見せかけた釣[つ]り針。フライ。 **ゲバルト** 图国家権力に対する実力闘争[とうそう]。ゲバ。▽力・暴力という意味から。| Gewalt[独] **けびいし**【検非違使】 图平安時代に置かれた官職名。警察や裁判にあたる仕事をあつかった。 **けびょう**【仮病】 图病気でもないのに、病人のふりをすること。「―をつかう」 **げびる**【下卑る】 [ラ変]品性がいやしく下品に見える。「下卑たまねをする」 **げひん**【下品】 [彩動]人がらがいやしく、不快な感じをあたえるようす。「―なことばづかいをする」「―にふるまう」類[たぐい]下劣[げれつ]☆上品[じょうひん] **ケプラー** [人名]一五七一-一六三〇年。ドイツの天文学者。惑星の運行を観測し、軌道に関する三つの法則を発見した。この「ケプラーの惑星三法則」によって、地動説を確認することになった。著書に「新天文学」など。「Johannes Kepler **けぶる**【《煙る】 [四]↓「けむる」 **げぼく**【下僕】 图召使いの男。下男[げなん]。 **けぼり**【毛彫り】 图彫金[ちょうきん]技法の一つ。髪[かみ]の毛のように、細かな線で模様や文字をほること。また、ほったもの。 **ゲマインシャフト** 图利害関係からでなく、血縁[けつえん]や地縁によってしぜんに結合した社会集団。共同社会。☆ゲゼルシャフト▽ドイツの社会学者テンニースの用語。- Gemeinschaft[独] **けまり**【×蹴鞠】 图昔、貴族のあいだでおこなわれた遊び。数人が革製[かわせい]のまりを高くけって、地におとさないように続けるもの。また、そのまり。 **ケマル・パシャ** [人名]图一八八一—一九三八年。トルコの軍人・政治家。トルコ共和国を創設し、初代大統領として、君主制の廃止[はいし]、大国民議会を開設するなど、近代化を進めた。ケマル・アタチュルク。Ke|Kemal Pasha **けみする**【閲する】 [サ変]◎事情をよく調べる。あらためる。「文書を―」②年月を経る。「完成までに十年を―」『文章語。 **けむ**【煙・×烟】 图「けむり」の略。 >煙に巻く 一方的に言いたてて相手をまどわせる。 **けむい**【煙い】 [形]けむりが目や鼻などにはいって苦しい。けむたい。「たき火が―」 **けむくじゃら**【毛むくじゃら】 [形動]けもののように毛が密生しているようす。毛深いようす。俗[ぞく]でな言い方。 **けむし**【毛虫】 图①チョウやガなどの幼虫で、からだに毛の多いもの。植物の葉や茎[くき]を食べる。②人にきらわれる人物のたとえ。▽見るからに気味が悪いところから。 **けむたい**【煙たい】 [形]①けむい。②うちとけられず、いっしょにいると窮屈な感じがする。けむったい。「―存在」圏気詰まり **けむたがる**【煙たがる】 [四]①けむりがうっとうしいと思う。②気づまりで近づきにくく思う。「父親を―」 ▼「けぶたがる」とも。 **けむだし**【煙出し】 图けむりを外に出すために、屋根などに設けた煙突[えんとつ]や窓など。 **けむり**【煙】 图①ものが焼けるとき立ちのぼる、黒・白・灰色などの気体。②かすんだり、たちこめたりして、けむりのように見えるもの。「土―を立てる」「古くは「けぶり」。 >煙になる 死んで火葬[かそう]にされる。「野辺の―」 ②焼けてすっかりなくなる。消えうせる。 **けむる**【煙る】 [四]⊕けむりがたつ。「たきぎが―」②けむりがたちこめるように、かすんで見える。「雨に―町」「けぶる」とも。 **けもの**【獣】 图全身毛におおわれた、四つ足の動物。けだもの。▽「毛」物[もの]。」の意味。 **けものみち**【獣道】 图けものがよく通るので、しぜんにできた山中の道。 **げや**【下野】 图[名・スル]官職を辞めて民間人になること。▽「野々[のの]に下[くだ]る」こと。政権からはなれて、与党[よとう]から野党となる意味にも。 **けやき**【×欅】 图ニレ科の落葉高木。庭木や並木として植えられ、春に花をつける。材はかたく、木目[もくめ]が美しいので建築・器具などに使う。 **けやぶる**【×蹴破る】 [四]①足でけって破る。②敵をけちらす。 **けやり**【毛×槍】 图さやに鳥の毛のかざりをつけたやり。▽大名行列の先頭に立つやり持ちがもった。 **けら**【×螻蛄】 图①ケラ科の昆虫[こんちゅう]”。体長約三㌢で、褐色[かっしょく]。地中にトンネルをほり、農作物の根を食べる。おけら。◎↓「おけら②」 **ゲラ** 图活版の組み版をおさめた木箱。また、組み版を校正用に刷ったもの。ゲラ刷り。▽galleyから。 **けらい**【家来】 图主君や主人に仕える者。麺家臣[かしん]・従者[じゅうしゃ] **げらく**【下落】 图[名・スル]物価や等級などが下がること。「―傾向を示す」↔騰貴[とうき]・高騰[こうとう] **けり** [名]ものごとの終わり。結末。決着。「―がつく」「―をつける」▽和歌・俳句などの終わりに助動詞「けり」が付くことが多いことから。 **げり**【下痢】 图大便が固まらず、液状になって出ること。はらくだり。はらくだし。 **げりゃく**【下略】 图[四字熟語]以下の文章や語句を略すこと。「かりゃく」とも。類[たぐい]後略[こうりゃく]↔上略[じょうりゃく] **ゲリラ** 图敵のすきをねらって少人数で攻撃[こうげき]し、敵を混乱させる戦法。また、そういう攻撃をする部隊。「―戦」「guerrilla[西] <410> **ける**【×蹴る】 [四]①足にはずみをつけて、足さきやかかと、ひざを強く相手にぶつける。「ボールを―」②受けつけずにはっきり断る。はねつける。拒絶する。「提案を―」 **ゲル** 图コロイド溶液[ようえき]が、ゼリー状に固まったもの。寒天やゼラチンなど。↔ゾル | Gel[独] **ケルビン** [造語]絶対温度の単位。一ケルビンは、セ氏マイナス二七三・一五度。記号はK | kelvin **ゲルマニウム** 图金属元素の一つ。電気の半導体[はんどうたい]などに使う。元素記号 Ge - Germanium[ラ] **ゲルマン** 图北西ヨーロッパを中心に広く分布する、ゲルマン系の言語を話す民族。とくに、ドイツ民族。▽四世紀後半、南に大移動して、ドイツ・オランダ・イギリスなどの国を建てた。「Germane[独] **ケルン** 图登山路や山頂に記念に積みあげた石の道標。一cairn **げれつ**【下劣】 [形動]行動や考えかたが下品で、人々よりおとっているようす。「―な根性」「品性―」 **けれども** 圏①〈接〉前の文の内容(原因)とは順当に結びつかない内容(結果)を続けるときのことば。しかしながら。「勉強した。「落第した」▽一度文を切り、文頭にくる。①〈助〉[接助]①逆接の確定条件をあらわす。「むずかしい―がんばってみる」「三月になった―まだ寒い」②話のきっかけを軽くあらわす。「ぼくもその映画を見た―、やはり感激した」▽逆接の意味はない。③文末に付けて、自分の言いたいことを一応否定して、相手の気持ちを遠まわしに聞く。「きょうは休みたいんですー」「通りたいんですー」▼「けれど」とも。「が」と用法が似ているが、「けれども」のほうが話しことば的。 **けれん**【《外連】 图①俗[ぞく]受けをねらったはったりやごまかし。けれんみ。「なんの―もない人」②芝居などで、見た目の奇抜[きばつ]さをねらった演出。早がわい・宙乗りなど。 **けれんみ**【外連味】 图↓「けれん」 **ケロイド** やけどなどのあとに皮ふにできる、赤みをおびたでこぼこの傷あと。「Keloid[独] **げろう**【下郎】 图人に使われている身分の低い男。また一般に、男をののしっていうことば。 **けろり**と [副]何もなかったように平気でいるようす。「―忘れていた」「しかられても―している」 **けわしい**【険しい】 [形]●山道などがとげとげしく急で、登るのが困難である。「―登り道」②困難や危険がさしせまっている。「きみたちの前途はー」③ものの言いかたや態度が厳しくとげとげしい。「目つきがー」 **けん**[犬] ①イヌ。②つまらないもののたとえ。「―馬の労をとる」 ケン 犬歯[けんし] 愛犬[あいけん] 番犬[ばんけん] 野犬[やけん] 猟犬[りょうけん] いぬ 犬侍[いぬざむらい] 犬死に[いぬじに] 野良犬[のらいぬ] 山犬[やまいぬ] 雌犬[めすいぬ] **けん**[件] ①ことがら。できごと。・・・のこと。「例の―」②事件などを数えることば。「交通事故三―」 ケン 件数[けんすう] 事件[じけん] 条件[じょうけん] 物件[ぶっけん] 用件[ようけん] 件[くだん]の **けん**[見] ◎目でみる。②ものの見かた。かんがえ。③人にあう。会④表面にあらわれる。現 ケン ②見学[けんがく] 見物[けんぶつ] 散見[さんけん] 拝見[はいけん]②見解[けんかい] 見地[けんち] 意見[いけん] 所見[しょけん] 偏見[へんけん]③謁見[えっけん] 会見[かいけん] 接見[せっけん]④外見[がいけん] 露見[ろけん] みる 見る影もない 見事[みごと] 見本[みほん] 花見[はなみ] お目見え 見えすく 見栄[みえ] みえる・みせる 反省の色が見える お目見え/そぶりを見せる 顔見せ 見まみえる一見[いっけん] 為[ため]に見[み]る 参見[さんけん] 見栄[みば]え **けん**[券] 証書。切符[きっぷ]。「―を買う」▽「巻[かん](=まく)」は別字。 ケン 株券[かぶけん] 証券[しょうけん] 乗車券[じょうしゃけん] 旅券[りょけん] **けん**[建] ①建物をつくる。きずく。②しくみなどを新しくうちたてる。③意見や計画などを申したてる。 ケン・コン ①建材[けんざい] 建設[けんせつ] 建造[けんぞう] 建築[けんちく]/建立[こんりゅう]②建学[けんがく] 建国[けんこく] 創建[そうけん] 封建[ほうけん] ③建議[けんぎ] 建言[けんげん] 建白書[けんぱくしょ] たてる・たつ 銅像を建てる 二階建て 建具[たてぐ] 建坪[たてつぼ] 建値[たてね] 建物[たてもの]/ビルが建つ 建ち並ぶ **けん**[研](研) ●みがく。とぐ。また、学問や技術を深くきわめる。②「研究会」「研究所」の略。 ケン ①研究[けんきゅう] 研鑽[けんさん] 研修[けんしゅう] 研磨[けんま] とぐ 包丁[ほうちょう]を研ぐ 刀研ぎ 研ぎ師 研[みが]く 薬研[やげん] **けん**[県](縣) 市町村をふくむ、地方公共団体の一つ。都・道・府と並ぶ最大の行政区画。一八七一(明治四)年、廃藩置県[はいはんちけん]により、藩に代わって設置された。現在四三県ある。「―の財政」▽中国にもあり、現在は省[しょう]の下。「安徽省阜陽[ふよう]―」 ケン 県議会[けんぎかい] 県知事[けんちじ] 県庁[けんちょう] <411> **けん**[健]◎からだがじょうぶで力強いこと。また、すこやか。②ふつう以上に。ひじょうに。 **ケン** ①健脚、健康、健在、剛健、壮健、保健、②健啖、健闘、健忘症 **すこやか** 健やかに育つ **健**[したたか]、**健気**[けなげ]、**健児**[こんる] **けん**[険]●切り立っていてけわしい。「箱根の山は天下の―」②あやうい。③顔つきがとげとげしいこと。「―のある目つき」④わるだくみがあるようす。 **ケン** ①険阻、険路、峻険、②危険、冒険、保険、③険相、④陰険 **けわしい** 険しい山道/表情が険しい **けん**[検]①しらべる。あらためる。②とりしまる。③「検察庁」の略。④「検定試験」の略。 **ケン** 検閲、検査、検討、探検、点検、②検挙、検束、検問、③最高検、地検、④英検、大検 **検める**[あらためる]、**検非違使**[けびいし] **けん**[倹]つつましい。むだなかねを使わない。 **ケン** 倹素、倹約、勤倹、節倹 **倹やか**[つづまやか]、**倹しい**[つましい] **けん**[絹]カイコのまゆからとった糸。それで織った布。きぬ。 **ケン** 絹雲、絹糸、絹布、正絹、人絹 **きぬ** 絹糸、絹織物、薄絹 **けん**[権]日〔ケン]他を支配する力。いきおい。②法律などで認められた資格。③はかりごと。たくらみ。目〔ゴン〕かりの。正規のものに準じる。 **ケン** 燃②権限、権利、主権、人権、権威、権勢、権力、実権、政権、選挙権、きょ③権謀 **ゴン** 権化、権現、権中納言う **けん**[憲]おきて。政治のもとになる法律。また、「憲法」の略。②法を守らせる役人。 **ケン** ①憲章、憲政、家憲、護憲、合憲、立憲、②憲兵、官憲 **憲**[のり] **けん**[験]ためして確かめる。②修行や祈禱の効果。ききめ。しるし。▷「験」も見よ。 **ケン・ゲン** 験算、経験、試験、実験、体験、②効験、修験道、霊験 **けん**[肩]かた。うでのつけ根の上部。 **ケン** 肩甲骨、肩章、双肩、比肩 **かた** 肩書き/肩車/肩幅/なで肩 **けん**[堅]じょうぶでこわれにくい。かたい。しっかりした。▽「竪(=たて)」は別字。 **ケン** 堅固、堅持、堅実、堅忍不抜、堅牢、強堅、中堅 **かたい** 口が堅い/手堅い商売/堅気/堅物 **けん**[兼]二つ以上のものをあわせもつ。かれる。「講堂―体育館」 **兼任**、**兼務**、**兼用**、**才色兼備**、**昼夜兼行** **かねる** 大は小を兼ねる/兼ね合い/気兼ね **けん**[剣]つるぎ。両刃の直刀。「―(=剣術)を学ぶ」「舟に刻みて―を求む」 **ケン** 剣士、剣道、剣舞、真剣、短剣 **つるぎ** 剣の舞/諸刃の剣 **剣吞**[けんのん] **剣を執る者は、剣にて亡ぶ** ことわざキリストがとらえられるのを見て、剣できりかかろうとした者に教えさとしたことば。▽「新約聖書」マタイ伝から。 **けん**[軒]●屋根のひさし。のき。②いえ。また、家を数えるときや屋号・雅号にそえることば。「志道軒(=江戸中期の講釈師、深井栄山の号)」③高くあがるようす。 **ケン** ②軒灯、②軒数、③意気軒昂 **のき** 軒を連ねる/軒先/軒並み/軒端 **けん**[圏]●限られた区域。しきり。範囲。②まる。 **ケン** ①圏外、首都圏、成層圏、勢力圏、北極圏、②圏点 **けん**[嫌]◎いやがる。きらう。②うたがう。 **ケン・ゲン** 嫌煙、嫌悪、/機嫌、②嫌疑 **きらう・いや** お世辞を嫌う/所嫌わず/好き嫌い/嫌というほど/嫌気がさす <412> **けん[嫌]**[女・10画 全13画 嫌嫌嫌嫌]①いやがる。きらう。②うたがう。ケン①[嫌煙][嫌悪]/[機嫌]②[嫌疑]きらう・いや[お世辞を嫌う][所嫌わず][好き嫌い]②[いやというほど][嫌気がさす] **けん[献]**(獻)[犬・9画 全16画 献献献献]日[ケン]①神や目上の人にものをさしあげる。ささげる。②客に酒や料理をすすめる。③賢者の知識。一「献じる」を見よ。日[コン]①客に酒をすすめる度数を数えることば。②料理の品目や順序。ケン①[献金][献上][献身的][献納][貢献]②[献酬][献杯]③[文献]コン①[一献][九献]②[献立]ささげる[献げる] **けん[遣]**[・10画 全13画 遣遣遣遣]①使いとして行かせる。②使用する。「遺(=のこす)」は別字。ケン①[遣外][遣唐使][先遣隊][派遣]つかう・つかわす[金を遣う][仮名遣い][小遣い]/[使者を遣わす]づかい[気遣い]やりて[遣り手]やりみず[遣り水]おもいやる[思い遣る]やりとげる[遣り遂げる] **けん[賢]**[貝・9画 全16画 賢賢賢賢]①頭のはたらきがすぐれている。また、才知のすぐれた人。⇔愚②相手に関する事物に付けて敬う気持ちをあらわす語。ケン①[賢者][賢明][先賢][良妻賢母]②[賢兄][賢察][賢慮]かしこい[賢い犬][悪賢い]さかしら[賢しら]こざかしい[小賢しい]さかき[賢木] **けん[謙]**[言・10画 全17画 謙謙謙謙]へりくだる。自分のほうをひかえめにして、相手にゆずる。ケン[謙虚][謙称][謙譲][謙遜]へりくだる[謙る] **けん[繭]**[糸・12画 全18画 繭繭繭繭]カイコのさなぎがこもる殻。生糸の原料。まゆ。ケン[繭糸]まゆ[繭ごもり][繭玉] **けん[顕]**(顕)[頁・9画 全18画 顕顕顕顕]①はっきりと表面にあらわれる。あらわす。②あきらか。目立つようす。③身分が高い。ケン・ケ①[顕花植物][顕彰][顕微鏡][露顕]②[顕在][顕示][顕著]③[顕官][貴顕]あらわす[顕す] **けん[懸]**[心・16画 全20画 懸懸懸懸]①ぶらさがる。②かける。かかる。③距離がかけはなれる。ケン・ケ①[懸崖][懸垂]②[懸案][懸賞][懸命]/[懸想][懸念]③[懸隔][懸絶]かける[賞金を懸ける][手懸ける]いのちがけ[命懸け]かかる[責任が懸かる][総懸かり] **けん[拳]**[手・6画 全10画 拳拳拳拳]①にぎりこぶし。②「拳法」の略。ケン・ゲン①[拳銃][拳闘][空拳]/[拳固]②[太極拳]こぶし[握り拳]さざえ[拳螺] **けん[絢]**[糸・6画 全12画 絢絢絢絢]織物の美しい模様。また、美しいようす。ケン[絢爛] **けん【間】**↓「かん」 **けん【件/券/県/剣/険】**図↓漢字項目を見よ。 **けん【兼】**圏↓漢字項目を見よ。 **けん【軒】**[造語]漢字項目を見よ。 **けん【間】**[造語]①[名]あいだ。「眉―」②碁盤や将棋盤の目。「二ーとび」「四―飛車」③[名・造語]尺貫法で、長さの単位。六尺。約一・八二メートル。土地・建物などに使う。 **けん【腱】**筋肉を骨に結びつけているじょうぶなすじ。「アキレスー」 **けん【鍵】**ピアノ・オルガン・タイプライターなどで、指でたたく部分。キー。鍵盤。 **げん[元]**[儿・2画 全4画 元元元元]①はじめ。第一。②もと。根本。③いちばん上の地位の人。第一人者。かしら。④年号。「元号」の略。⑤数学で、方程式の未知数。⑥中国の通貨の単位。ゲン①[元始]②[元気][元素][還元][根元]③[元首][元帥][元老]④[一代一元][改元][紀元]⑤[二元一次方程式]ガン[元日][元祖][元来]②[元金]もと[元も子もない][元手][火の元][身元] <413> **げん**[言]①ことば。②ものをいう。 **ゲン** 言語、格言、失言、方言、名言、②言及、言論、宣言、断言、発言、不言実行、予言 **ゴン** ①言語道断、悪口、雑言、伝言、無言、遺言、②言上、他言 **いう** ああ言えばこう言う/言い訳/物言い **こと** 言伝/言葉/小言/寝言 **一言居士**[いちげんこじ] **言を左右にする** ことわざあれこれと言うことが変わってはっきりしない。「―ばかりでらちがあかない」 **言をまたない** ことわざ言うまでもない。「彼が優秀な人物であることは―」 **げん**[限]さかいめ。くぎり。かぎる。 **ゲン** 限界、限定、限度、期限、制限 **かぎる** 人数を限る/見限る/力の限り **げん**[原]①もとの。基本。②広くてたいらな土地。はら。③「原子力」の略。 **ゲン** ①原因、原稿、原始、原色、原則、原理、②原野、高原、平原、③原水爆、原潜、原発 **はら** 原っぱ/草原/野原/松原 **海原**[うなばら]、**河原**[かわら]、**川原**[かわら] **げん**[現]◎かくれたものが見えてくる。あらわれる。②いま、目の前にある。いまの。 **ゲン** 現象、再現、実現、出現、表現、②現在、現実、現状、現場 **あらわれる** 効果が現れる **あらわす** 頭角を現す **現**[うつつ]、**現身**[うつしみ]、**現世**[うつしよ] **げん**[減]●少なくなる。少なくする。〈ること。「一割―」⇔増②さしひく。加一◆「減じる」を見よ。▼「滅(=ほろびる)」は別字。 **ゲン** 減少、減税、減退、削減、増減、②減点、減法、加減乗除 **へる** 減らず口をたたく/目減り **へらす** 人員を減らす/口減らし **げん**[源]◎水流のみなもと。ものごとの始まり。②「源」姓の音読。源氏。 **ゲン** 源泉、源流、起源、語源、財源、資源、②源平 **みなもと** 日本語の源を探る/源義経 **げん**[厳]◎いいかげんでなく、きちんとしている。きびしい。②おごそか。いかめしい。 **ゲン・ゴン** 厳格、厳寒、厳重、厳密、冷厳、②厳粛、威厳、尊厳、/荘厳 **おごそか・きびしい** 厳かな儀式/手厳しい批判 **厳つい**[いかつい]、**厳しい**[いかめしい]、**厳島**[いつくしま] **げん**[幻]①実際にないものがあるように見えるようす。まぼろし。②人の目をまどわすもの。▼「幼(=おさない)」は別字。 **ゲン** ①幻影、幻覚、幻想、幻滅、夢幻、②幻術、幻惑、変幻自在 **まぼろし** 幻に浮かぶ/夢幻 **げん**[玄]①くろい。②おくふかい。 **ゲン** 玄武岩、《玄米、②玄関、玄妙、幽玄 **玄人**[くろうと] **げん**[弦]◎弓のつる。②月が弓形であるとき、その「つる」にあたる部分。③楽器に張った糸。また、弦楽器。④数学で、円周上の二点を結ぶ直線。また、直角三角形の斜辺。 **ゲン** ②弦月、上弦、の月、③管弦楽、調弦、正弦、余弦 **つる** バイオリンの弦/弦音/糸弦/弓弦 **げん**[彦]学問や容姿のすぐれた男性。また、男性をほめていう語。 **ゲン** 彦士、諸彦 **ひと** 山彦 **げん**[絃]楽器に張る糸。つる。また、その楽器。▽多く、「弦」に書きかえる。 **ゲン** 管絃楽、三絃 **げん**[元/言/弦/減]⇨漢字項目を見よ。 **げん**[験]①仏教や神道で、修行や祈禱の効果。しるし。ききめ。「―があらわれる」「―がもらえる」②手品。 <414> **げん**【×舷】 图船の左右の側面。ふなばた。ふなべり。「右―」「―側」 **けんあく**【険悪】 [形動]①今にも争いがおこりそうで、油断できないようす。「情勢が―になる」「―な仲」②顔の表情や天候などが、今にも悪い状況がやってきそうなけわしいようす。「―な目つき」「―な雲行き」 **げんあつ**【減圧】 图[名・スル]圧力が減ること。また、圧力を減らすこと。↔加圧[かあつ] **けんあん**【懸案】 图前[まえ]から問題とされながら、いまだに解決も実現もされていないことがら。「―事項[じこう]が山積する」 **げんあん**【原案】 图討議にかけられる、もとになる案。「―どおり可決する」↔草案[そうあん]・成案[せいあん] **けんい**【権威】 图①他をおさえて従わせる威光[いこう]。②その方面で、第一人者であると認められている人。大家[たいか]。オーソリティ。「英文学の―」 **けんいん**【検印】 图①検査済みのしるしにおす印[いん]。②書物の奥付[おくづけ]に著者がおす印。「―廃止」 **けんいん**【×牽引】 图[名・スル]ひっぱること。自分のほうへひき寄せること。「―車」 **げんいん**【原因】 [名・スル]あるものごとや状態をひき起こすもとになること。「―をつきとめる」→結果[けっか] **げんいん**【減員】 图[名・スル]人員を減らすこと。また、人員が減ること。↔増員[ぞういん] **けんうん**【巻雲・絹雲】 图雲の種類の一つ。雲の中でもっとも高いところ、ふつう五~一三㌔の上空にできる、すじ状の白い上層雲。まきぐも。 **けんえい**【県営】 图県が経営・管理すること。「―球場」 **げんえい**【幻影】 图実際はないのに、あるかのように見えるもの。まぼろし。 **けんえき**【検疫】 图[名・スル]伝染病の予防のため、空港や港で病原体の有無の検査・消毒や隔離[かくり]などの処置をすること。「―官」 **けんえき**【権益】 图権利とそれにともなう利益。多く、ある国が他国の領土内でえた権利と利益。「|がおかされる」 **げんえき**【現役】 图●現在、ある地位や職務について実際に活動していること。また、その人。②高校三年生で大学受験に臨[のぞ]む人。また、それに合格した人。↔浪人[ろうにん] **げんえき**【減益】 图[名・スル]利益が減ること。↔増益[ぞうえき] **けんえつ**【検閲】 图[名・スル]国の機関などが新聞・出版・放送・映画などの表現内容を強制的に検査すること。現在は憲法で禁止されている。 **けんえんけん**【嫌煙権】 图タバコを吸わない人が、自分の近くで喫煙[きつえん]されることを拒否する権利。▽タバコのけむりがからだによくないのだから、吸わない人はそれをこばむ権利があるとする考えから。 **けんえん**(犬猿)の仲[なか] イヌとサルのように、非常に仲が悪いこと。 **けんお**【嫌悪】 图[名・スル]感情的にひどくにくみきらうこと。「―感がさきにたつ」「自己―」 **けんおん**【検温】 图[名・スル]体温を計ること。「―器」 **げんおん**【原音】 图①外来語などで、もとになった言語の本来の発音。②レコードやテープなどで再生した音に対して、もとの音。 **けんか**【県下】 图県内の地域。「―一円」 **けんか**【×喧嘩】 图[名・スル]言いあらそったり、うでずくで争ったりすること。類[たぐい]いさかい >喧嘩両成敗[けんかりょうせいばい] けんかや争いごとを起こした両者を、ともに同じように処罰すること。 >喧嘩を売る けんかを相手にしかける。 **げんか**【言下】 图『多く、「言下に」の形で』相手が言いおわったすぐあとに。「―に断る」 **げんか**【原価】 图①「仕入れ原価」の略。仕入れ値段。もと値[ね]。②商品をつくるまでにかかった費用。またそれが、商品一つにつき、いくらになるかを計算したあたい。生産費。コスト。「―を割る」「―計算」 **げんか**【現下】 图ただいま。現在。目下。「―の情勢」「―の情熱」 **げんが**【原画】 图印刷や複製した絵に対して、もとの絵。 **けんかい**【見解】 图あるものごとについての見かたや考えかた。「あらたな―を表明する」 **けんかい**【×狷介】 [形動]心がせまく、がんこで、うちとけないようす。「性―にして人と容[い]れず」「―孤高」▽多く、よい意味では使わない。「肩」は意志を曲げないこと、「介」はかたいこと。 **けんがい**【圏外】 图ある資格や条件のわくのそと。また、ある地域・区域のそと。「当選―」↔圏内[けんない] **けんがい**【懸崖】 图●切り立ったがけ。断崖。②鉢植えの植物が、根より下に垂れさがるようにつくったもの。「―の菊[きく]」 **げんかい**【限界】 图能力や程度などの、これ以上はないというぎりぎりのところ。「おのれの―をわきまえる」圏限度[げんど]・極限[きょくげん] **げんかい**【厳戒】 图[名・スル]厳しく警戒すること。また、厳重な警戒。「―体制をしく」 **げんがい**【言外】 图ことばで直接あらわされていないところ。「―ににおわせる」 **けんかいここう**【×狷介孤高】[四字漢語]自分の信念をがんこにかたく守って俗世間からはなれ、理想を高くかかげていること。 **けんかく**【剣客】 图剣の達人。また、剣道を修行[しゅぎょう]する人。剣士。「けんきゃく」とも。 **けんがく**【見学】 图[名・スル]実際に見て、知識をひろめること。「工場―」 **げんかく**【幻覚】 图実際には何もないのに、あるように見えたり、聞こえたりする異常な感覚。幻視[げんし]や幻聴[げんちょう]など。 **げんかく**【厳格】 [形動]人の行動について、厳しいきまりに従って、誤りやなまけなどを少しも許さないようす。「―なしつけを受けて育つ」 >つかいわけ↓「厳重」を見よ。 **げんがく**【弦楽・×絃楽】 图バイオリン・ビオラ・チェロなどの弦楽器で演奏される音楽。 <415> **げんがく**[弦楽]バイオリン・チェロなどの弦楽器で演奏される音楽。 **げんがく**[減額]金額などをこれまでより減らすこと。また、その減らした分量。→増額 **げんがく**[×衒学]学問や知識があることを自慢したり、見せびらかしたりすること。ペダントリー。「―的な説明ぶり」 **げんがくしじゅうそう**[弦楽四重奏]第一バイオリン・第二バイオリン・ビオラ・チェロによる合奏。 **けんかごし**[×喧嘩腰]いまにもけんかをしかけそうな態度。「―でくってかかる」 **げんかしょうきゃく**[減価償却]企業などで、建物・設備・機械などを使用して価値が減る分を算定し、費用として計上しておくこと。固定資本減耗。 **けんかしょくぶつ**[顕花植物]「種子植物」の古い呼び方。花を開き、実を結び、種子をつくる植物。⇔隠花植物 **げんがっき**[弦楽器]弦を鳴らして曲を演奏する楽器。バイオリン・チェロ・ハープなど。▽ほかに、管楽器・打楽器。 **けんが(懸河)の弁**[けんがのべん]勢いよく、よどみのない話しかた。「―をふるう」圏立て板に水▽「懸河」は「けんか」とも。 **けんがみね**[剣が峰]①少しの余裕もない、絶体絶命の状態。ものごとが成功するかどうかのさかいめ。「―に立たされる」②土俵の周囲を囲む俵の上。「―でこらえる」 **けんがん**[検眼]函視力を検査すること。 **げんかん**[玄関]家の正面の、または正式の出入り口。類表口⇔裏口・勝手口 **げんき**[元気]形動①〈名〉生き生きとした活動力。「―を出す」②〈形動〉からだの調子がよくて健康なようす。「―潑刺」 **げんき**[原器]長さや重さなどの基準となる器物。「キログラムー」▽メートル原器は廃止された。 **げんぎ**[原義]そのことばが、もともともっていた意味。圏本義・原意⇔転義 **けんきゃく**[剣客]⇨「けんかく」 **けんきゃく**[健脚]形動足がじょうぶで、歩くのが達者なこと。また、じょうぶな足。「―家」 **けんきゅう**[研究]函ものごとを深く考えたり、くわしく調べたりして、本質を明らかにすること。圏研鑽 **けんぎゅう**[×牽牛]牽牛星。わし座の一等星アルタイルの中国名。牛飼いで、年に一度、七月七日の七夕の夜、天の川で織り姫(=織女星)と会うという伝説がある。ひこぼし。 **げんきゅう**[言及]「と話しているうちに、その話題にまでふれること。「―をさける」 **げんきゅう**[減給]函給料の額を減らすこと。「―処分」圏減俸⇔増給 **けんきょ**[検挙]函警察が、犯人などをつかまえること。「過激派を―する」「―率」圏逮捕、 **けんきょ**[謙虚]形動えらそうにせず、すなおでつつましいようす。「人の話を―に聞く」「―な気持ちを忘れない」⇔高慢 **けんぎょう**[兼業]本業のほかに、別の副業をもち、収入を上げていること。また、その副業 **けんぎょう**[検校・撿校]昔、盲人にあたえられた最高位の官名。むらさき色の衣(=紫衣)を着ることを許された。 **げんきょう**[元凶・元×兇]悪事をたくらむ中心人物。また、もろもろの悪の根源。「車の排ガスは環境汚染の―である」 **げんきょう**[現況]ものごとが現在どうなっているか、どうなりつつあるかというようす。「―をお知らせします」⇔現状 **げんぎょう**[現業]事務や管理ではなく、工場や作業場などの現場でおこなう仕事。「―に従事する」 **けんぎょうのうか**[兼業農家]農業以外の産業からも収入をえている農家。農業収入のほうが多いものを第一種兼業農家、農業以外の収入のほうが多いものを第二種兼業農家という。⇔専業農家 **けんきょうふかい**[×牽強付会]四漢都合のいいように、むりに理屈をこじつけること。「―の説」 **けんきん**[献金]「ごある目的に役立ててもらうために、かねをさし出すこと。また、そのかね。「政治―」⇔寄付 **げんきん**[現金]形画①〈名〉通用する貨幣。また、すぐに貨幣と交換できる銀行振り出しの為替など。「―書留」▽小切手や手形などに対していう。②〈形動〉目さきの利害によって、態度や主張などをがらっと変えるようす。「―なやつだ」 **げんきん**[厳禁]「絶対にしてはならないと、かたく禁じること。「火気―」 **げんくう**[源空]人名⇨「ほうねん」 **げんくん**[元勲]困国家につくした大きな功績。また、功績のある人。「維新の―西郷隆盛」 **げんげ**[『紫。雲。英]「れんげそう」の別名。 **けんけい**[賢兄]男性が同輩や先輩を敬っていうことば。手紙文で用いる。圏大兄・貴兄②かしこい兄。また、他人の兄を敬っていうことば。「―愚弟」 **げんけい**[原形]はじめの形。もとの形。「―を保つ」 **げんけい**[原型]洋裁・彫刻・鋳物などで製作物のもとになる型。パターン。「スカートのーをとる」 **げんけい**[減刑]刑罰を軽くすること。「―を嘆願する」 **けんぎ**[嫌疑]悪いことをしたのではないかという疑い。「―がかかる」園容疑 **げんかんばらい**[玄関払い]訪問客を家の中に入れず、玄関で帰すこと。また、面会せずに追いかえすこと。「―をくわせる」 **けんぎ**[建議]「函意見や希望などを役所などに申したてること。また、その意見や希望。圏建白 <416> **げんけい**[厳刑]厳しい刑罰。「―に処する」類厳罰 **げんけいしつ**[原形質]生物の細胞をつくっている核と細胞質。生命活動の基本となる。 **けんげき**[剣劇]刀できりあう場面が中心となる演劇や映画。ちゃんばら。ちゃんちゃんばらばら。 **けんけつ**[献血]下輸血に使うために、自分の血をすすんで提供すること。「―運動に協力する」 **けんげん**[権限]組織や個人が、法令や契約などにもとづいて、実行できる権利の範囲。「部長の―」「職務―」 **けんけんがくがく**[×喧×喧×諤諤]四漢議論が活発で、おさまりのつかないほどさわがしいようす。▽「喧々囂々」と「侃々諤々」が誤って結びついてできたことば。 **けんけんごうごう**[×喧×喧囂×囂]四漢多くの人々がそれぞれ勝手にやかましくさわぎたてるようす。「―たる場内」「―たる非難」▽議論をたたかせるという意味では「侃々諤々」を使う。 **けんけんふくよう**[×拳×拳服膺]四漢人の教えをよく覚えていて、忘れずに守ること。「―すべき三つのちかい」 **けんご**[堅固]形動しっかりしていて、ゆるがないようす。「―な決意」「―な防備」「⇨要害―」 >つかいわけ『堅固・堅牢』「堅固」は、守りなどが非常にかたいこと。「堅固な守備」。「堅牢」は、つくりかたが頑丈なこと。「堅牢な製本」。 **げんこ**[拳固]にぎりこぶし。げんこつ。 **げんご**[言語]音声や文字を使って、考えや感情を表現し、相手に伝える方法。ことば。▽古くは「げんぎょ」「ごんご」ともいった。音声言語(話しことば)と文字言語(書きことば)とがある。また、世界には約三○○○の言語がある。 **言語に絶する** ことわざ非常にはなはだしくて、とうていことばに言いあらわせない。 **げんご**[原語]翻訳などのもとになったことば。もとの外国語。 **けんこう**[兼行]函①二つのものごとを一人でおこなうこと。「一身―」②ものごとを急いでおこなうこと。「昼夜―」▽一日の行程の二倍を行く意味から。 **けんこう**[健康]形動①〈名〉からだの状態のよしあし。「―診断」「―をそこなう」②〈形動〉からだのどこにも悪いところがなく、じょうぶで元気なこと。圏壮健 >つかいわけ『健康・丈夫・達者・健全』「健康」は、肉体的にも精神的にも生きていくのに良好な状態。「丈夫」は、体質がしっかりしていてなかなか病気などにかからないこと。「丈夫な歯」。「達者」は、年配の人などが健康状態やからだの機能をじゅうぶんに保っているようす。「目も耳も達者だ」。「健全」は、弱いところ、いたんだところがなく安定していること。「健全な生活」「健全な財政」。 **けんこう**[軒昂]形動⇨「いきけんこう」 **けんごう**[剣豪]剣術の達人。圏劍客 **げんこう**[玄黄]天と地。宇宙。▽「玄」は天の黒色、「黄」は地の黄色のこと。 **げんこう**[言行]ことばと、おこない。日常のふるまい。「―不一致」「―録」 **げんこう**[原稿]印刷や人前での話のためのもとになる文章を書きしるしたもの。「―のしめきり」 **げんこう**[現行]法律や制度などが、現在おこなわれていること。「―法」 **げんこう**[元×寇]鎌倉時代、中国の元が、文永一一年(一二七四)、および弘安四年(一二八一)に、北九州にせめてきた事変、いわゆる「文永・弘安の役」。二度とも大風が起こって、元は敗退した。蒙古襲来。 **げんごう**[元号]年につけた呼び名。年号。「大化」「昭和」など。明治以後はその天皇が位にいるあいだは、一つの元号だけを使う「一世一元」制となる。▽中国から伝わり、日本では大化の改新で採用。「平成」は中国の「書経」の一節、「地平らかに天成る」からとったもの。 **けんこうこつ**[肩甲骨・肩×胛骨]背中の上部に左右一個ずつある平たい三角形の骨。かいがらぼね。図「こっかく」 **けんこうてき**[健康的]形動心身ともに異状がなく、元気あふれるようす。また、健康によいようす。「―な生活」 **げんこうはん**[現行犯]実際におこなっている現場で見つかった犯罪。また、その現場でとりおさえられた犯人。逮捕状がなくても逮捕できる。「すりの―でつかまる」 **けんこうほけん**[健康保険]病気やけがの治療費・入院費などを、国または会社が一部負担する医療保険。健保。 **げんこうようし**[原稿用紙]原稿を書くために便利なように罫を引いた紙。▽一行二〇字で一〇行の二○○字詰め、二〇行の四○○字詰めがふつう。 **げんこうろく**[言行録]その人の言ったことやおこなったことを記録したもの。 **げんごがく**[言語学]言語に関して研究する学問。多くは、音韻・文字・文法・語彙・文体などに分けてあつかう。 **けんこく**[建国]函新しい国をつくること。「―の父」 **げんこく**[原告]うったえを起こして裁判を請求する人。刑事事件では、検察官。⇔被告 **けんこくきねんのひ**[建国記念の日]国民の祝日の一つ。二月一一日。建国を祝う日。建国記念日。▽戦前の紀元節にあたる。 <417> **げんこつ**[×拳骨]にぎりこぶし。げんこ。「―でなぐる」⇔平手 **げんごろう**[源五郎]ゲンゴロウ科の昆虫。黒茶色の甲虫。池や沼にすむ。ゲンゴロウムシ。 **けんこん**[《乾坤]①天と地。「―一擲」②陰と陽。③いぬい(乾=西北)と、ひつじさる(坤=西南)。 **げんこん**[現今]いま、現在。こんにち。「―の情勢は予断を許さない」鬨昨今 **けんこんいってき**[《乾坤一×擲]四漢自分の運命をかけて大勝負をすること。類一か八か▽さいころで、乾(天=奇数)が出るか、坤(地=偶数)が出るかをかけるという意味から。 **けんさ**[検査]基準に照らしあわせて悪いところや異状がないかどうかを調べること。「身体―」 >「つかいわけ」→「調査」を見よ。 **けんざい**[建材]建築に用いる材料。 **けんざい**[健在]形動①じょうぶで元気に暮らしていること。「両親は―です」類壮健②変わりなく、じゅうぶんに機能を発揮していること。「会社はまだ―だ」 **けんざい**[顕在]函形にあらわれてはっきりと存在すること。「失業―率」⇔潜在 **げんさい**[減殺]「と量や程度を減らして少なくすること。また、減ること。「興味がーする」▽「げんさつ」と読むのは誤り。 **げんざい**[原罪]キリスト教で、最初の人間アダムとイブが犯した罪。また、そのために、子孫である人間が生まれながらにして負っている罪。関宿罪 **げんざい**[現在]①〈名〉過去と未来のあいだにあって、生きている今、その時。現時点。「―地」「九月二五日―の進行状況」②〈名・スル〉現に存在すること。「―する多くの問題」 **げんざいかんりょう**[現在完了]文法英文法などで時制の一つ。動作や状態がたった今終わったこと、過去から現在に続いていること、経験があることをあらわす。英語ではhave(has)+過去分詞の形。たとえば、He has gone to school. (=彼は学校へでかけたところだ)▽日本語ではとくにきまった形はないが、「書きつづける」「読み通す」「食べ終わった」「帰ったばかりだ」「書いちゃった」などの言いかたで同様の内容をあらわすことができる。 **げんざいけい**[現在形]国語現在の動作や状態をあらわす用言の形。日本語では終止形であらわす。たとえば、「学校へ行く」「花がうつくしい」など。 **けんさく**[検索]調べさがすこと。「ワープロのー機能」「索引でーする」 **げんさく**[原作]翻訳・映画・演劇のもとになった作品。「―をしのぐ映画のできばえ」園原著 **げんさくどうぶつ**[原索動物]脊椎動物に進化する前の段階にあると考えられている動物。ホヤ・ナメクジウオなど。 **けんさつ**[検札]「凶車内で、車掌が乗客の切符を調べること。 **けんさつ**[検察]「凶犯罪の証拠を集めて、その事実を明らかにすること。 **けんさつ**[賢察]「凶相手が推察することを敬っていうことば。「ごーのとおりでございます」圏高察 **けんさつかん**[検察官]犯罪を捜査し、その処罰を求めて裁判所に起訴する行政官。検事総長・次長検事・検事長・検事・副検事の五階級がある。 **けんさつちょう**[検察庁]検察官が事務をあつかう役所。法務省に属する。最高検察庁・高等検察庁・地方検察庁・区検察庁があり、それぞれ最高裁判所・高等裁判所・地方裁判所・簡易裁判所に対応する。 **けんさん**[研×鑽]「学問などを深くきわめること。「―を積む」圏研究 **けんざん**[剣山]生け花で、花をつきさして固定する道具。金属製の台にたくさんの針を上向きに植えつけたもの。 **けんざん**[検算・験算]「計算まちがいがないかどうか、もう一度計算してみること。ためしざん。 **げんさん**[原産]動植物が最初に産出されたところ。最初の産出地。「アメリカーの植物」 **げんさん**[減産]「生産が減ること。また、生産を減らすこと。⇔増産 **げんさん**[減算]引き算。→加算 **げんさんち**[原産地]囶動植物や原料・製品などの、最初の産出地。 **けんし**[犬歯]門歯の両側にある、とがった歯。上下二本ずつ計四本ある。「糸切り歯」ともいい、猛獣では、きばにあたる。 **けんし**[剣士]剣術にすぐれた人。圈劍客 **けんし**[検死・検屍]」「「検視」に同じ。 **けんし**[検視]下丕変死者の死体を、検察官が調べること。検死。「―官」②事実を知るために、検察官が事件現場などをよく調べること。類検分 **けんし**[絹糸]まゆからとった糸。生糸。きぬいと。「人造―」 **けんじ**[健児]からだがじょうぶでたくましい若者。健男児 **けんじ**[検字]字引で、漢字をその画数から引けるように総画数順に並べた索引。「―番号をふる」 **けんじ**[検事]検察官の階級の一つ。検事長の下、副検事の上。また、「検察官」の古い呼び方。 **けんじ**[堅持]下囶考えや態度をかたく守って妥協しないこと。「従来の立場を―する」 **けんじ**[献辞]著者や発行者が、その本を献呈する人のために書いたことば。献詞。 **けんじ**[顕示]下位人目につくようにはっきりと示すこと。「自己―欲が強い」 **げんし**[元始]图ものごとのはじめ。おこり。「―女性は太陽であった」は、平塚らいてうの「青鞜」創刊の辞の冒頭。明治時代、女性解放運動の象徴となった一文。 **げんし**[原始]图自然のままでまだ文明にふれていないこと。「一休」「一時代」「一人」②ものごとのはじめ。おこり。元始。始原。 <418> け **げんし【原子】** [名] 物質を構成する単位。一〇三種ある元素のうち、各元素の性質を失わない範囲で分割できる最小の微粒子が原子で、原子が集まって分子を形成する。原子は、中心に原子核[かく]をもち、電子がそのまわりを回転している。アトム。 **げんし【原紙】** [名] ①「謄写版原紙」の略。印刷するときの原版になる、ろう引きのうすい紙。 原紙を切る 原紙に、さきに針のついた鉄筆で文字を書く。 **げんし【原資】** [名] もとになる資金。もとで。 **げんじ【言辞】** [名] ①ことば。ことばづかい。[同]言詞 ②いつまでも空想や理想を追わずに、実際にあてはまるような決定をだいじにするようす。「あきらめるほうがーだ」[同]実際的↔理想的 言辞を弄[ろう]する ことばをもてあそぶ。不まじめな態度で勝手[かって]なことを言う。 **げんじ【源氏】** [名] ①源[みなもと]姓の氏族。平安時代、皇族から臣下になった。「清和[せいわ]―」 ②「源氏物語」の略。また、その主人公「光源氏」の略。 **げんしかく【原子核】** [名] 原子の中止となる部分。陽子と中性子[ちゅうせい]からできている。 **けんしき【見識】** [名] ものごとの本質を見ぬく、すぐれた判断力や意見。「高い―を備えた人物」 **げんしきごう【原子記号】** [名] ↓「げんそきごう」 **けんしきばる【見識張る】** [動] 見識があるような、気位[きぐらい]の高い態度をとる。 **げんしじだい【原史時代】** [名] 考古学上の時代区分。文献史料が不じゅうぶんな時代。史料のまったくない先史時代と、史料の豊富な歴史時代の中間。日本では弥生時代から古墳[こふん]時代をいう。 **げんしじだい【原始時代】** [名] 文明が開けず、食糧の生産の技術なしに人類が狩猟・採集の生活をしていた時代。▽「先史時代」の意味で使うことも。 **げんしじん【原始人】** [名] ①原始時代の人類。また、原始的な生活をしている人類。 **けんじつ【堅実】** [形動] 考えかたや性格が確かで、しっかりしているようす。「―な仕事ぶり」「履[ふ]んで地道[ちどう]を歩む」 >つかいわけ 「着実」を見よ。 **げんじつ【現実】** [名] 現に目の前にあることがらや状態。「現代日本の―」「理想と―の差」 **げんじつしゅぎ【現実主義】** [名] 理想や空想にとらわれず、あるがままの現実を直視した合理的な考えかた。リアリズム。⇔理想主義 **げんじつてき【現実的】** [形動] ①考えやおこないに理想や夢がなく、目さきにある現実の利益をだいじにするようす。「―な考えの人だ」 **げんしてき【原始的】** [形動] 自然のままで、文化や文明の進歩が見られないようす。「―生物」「―な生活」[同]未開[みかい] **げんじな【源氏名】** [名] 芸者や遊女などにつける優雅な名前。▽女官[にょかん]の名前を「源氏物語」の巻名にちなんでつけたことから。 **げんしばくだん【原子爆弾】** [名] ウランやプルトニウムなどの原子核[かく]が分裂[ぶんれつ]するときのエネルギーを利用した爆弾。ふつうの爆弾の数百万倍の破壊力がある。原爆。▽第二次世界大戦末(一九四五年)、広島[ひろしま]と長崎[ながさき]に投下された。 **げんじぼたる【源氏蛍】** [名] ホタル科の昆虫[こんちゅう]。体長一五㍉前後で、日本産のホタルでは最大。黒色で前胸に十字形の紋[もん]がある。 **げんじものがたり【源氏物語】** [書名] 一一世紀初めに成立。平安時代の長編物語。五四帖[じょう]から成る。作者は紫式部[むらさきしきぶ]で、中宮彰子[しょうし]に仕えた宮廷の女房[にょうぼう]。構成はふつう三部に分ける。第一部は主人公光源氏がなき母のおもかげを求めて恋愛遍歴[へんれき]を重ねるようすを中心に、栄華[えいが]をきわめるまでをえがく。第二部では一転して、男女の三角関係がもたらす苦悩の種々相をえがいて、源氏の死を暗示して終わる。第三部では宇治[うじ]を舞台[ぶたい]に(とくに「宇治十帖」と呼ばれる)、源氏ゆかりの貴公子、匂宮[におうのみや]と薫[かおる]の二人にかかわり、その板ばさみになった浮舟[うきふね]の心理を細かく描写[びょうしゃ]し、男と女のあいだには本質的にくいちがいがあるばかりだとして物語は終わる。文学史上では、伝奇物語・歌物語・女流日記などの仮名文学の集大成、日本の代表的な古典として後世に多大な影響[えいきょう]をおよぼした。一[雑]参照 **げんじものがたりたまのおぐし【源氏物語玉の小櫛】** [書名] 一七九九年。本居宣長[もとおりのりなが]の作。「源氏物語」の本質を「もののあはれ」と論じ、全巻にわたり語句の注釈をほどこしたもの。九巻。 **けんじゃ【賢者】** [名] 道理に通じた、かしこい人。[同]賢人⇔愚者[ぐしゃ] **げんしゅ【元首】** [名] 外国に対して国を代表する者。君主国では君主、共和国では大統領。 **げんしゅ【原種】** [名] 動植物で、品種改良などが加えられる以前の野生の品種。 **げんしゅ【厳守】** [名][-スル] 規則・命令・約束などをかたく守ること。「秘密―」 **けんしゅう【研修】** [名][-スル] 仕事をするうえで、必要な知識や技能を身につけるため、特別に勉強すること。「社員―」 **けんじゅう【拳銃】** [名] 片手で発射できる小型の銃。短銃。ピストル。 **げんしゅう【減収】** [名][-スル] 収入や収穫が、以前に比べて少なくなること。⇔増収 **げんじゅう【厳重】** [形動] 少しもゆるめず厳しいようす。いかめしいようす。「―注意」「―な警戒」 >つかいわけ |厳重・厳格・厳正| 「厳重」は、少しもゆるめたり、すきを見せたりしないようす。「厳重なとりしまり」。「厳格」は、正・不正について厳しく、人のあやまちや怠慢[たいまん]を少しも許さないようす。「厳格な父」。「厳正」は、不公平やずるさを、少しも許さないようす。「厳正な審査[しんさん]」。 **げんじゅうしょ【現住所】** [名] 現在住んでいる所番地。 <419> >源氏物語巻名一覧 第一部 33巻 1 桐壷(きりつぼ) 2 帚木(ははきぎ) 3 空蟬(うつせみ) 4 夕顔(ゆうがお) 5 若紫(わかむらさき) 6 末摘花(すえつむはな) 7 紅葉賀(もみじのが) 8 花宴(はなのえん) 9 葵(あおい) 10 賢木(さかき) 11 花散里(はなちるさと) 12 須磨(すま) 13 明石(あかし) 14 澪標(みおつくし) 15 蓬生(よもぎう) 16 関屋(せきや) 17 絵合(えあわせ) 18 松風(まつかぜ) 19 薄雲(うすぐも) 20 槿(あさがお) 21 少女(おとめ) 22 玉鬘(たまかずら) 23 初音(はつね) 24 胡蝶(こちょう) 25 蛍(ほたる) 26 常夏(とこなつ) 27 篝火(かがりび) 28 野分(のわき) 29 行幸(みゆき) 30 藤袴(ふじばかま) 31 真木柱(まきばしら) 32 梅枝(うめがえ) 33 藤裏葉(ふじのうらば) 第二部 8巻 34 若菜(わかな)上 35 若菜(わかな)下 36 柏木(かしわぎ) 37 横笛(よこぶえ) 38 鈴虫(すずむし) 39 夕霧(ゆうぎり) 40 御法(みのり) 41 幻(まぼろし) 第三部 13巻 宇治十帖 42 匂宮(におうのみや) 43 紅梅(こうばい) 44 竹河(たけかわ) 45 橋姫(はしひめ) 46 椎本(しいがもと) 47 総角(あげまき) 48 早蕨(さわらび) 49 宿木(やどりぎ) 50 東屋(あずまや) 51 浮舟(うきふね) 52 蜻蛉(かげろう) 53 手習(てならい) 54 夢浮橋(ゆめのうきはし) 第一部のゴシック数字の巻が最初に一貫して書かれ、2・3・4・6・15・16などが後から書かれて挿入されたといわれている。 け **げんじゅうみん【原住民】** [名] あとからやって来た人々に対して、その土地にもとから住んでいる民族。先住民族。[同]土着民 **げんしゅく【厳粛】** [形動] ①厳しくおごそかなようす。「式は―にとりおこなわれた」 ②かくしもごまかしもできないようす。「死は―な事実である」 ③厳しくつつしむようす。「―に受けとめる」 **けんしゅつ【検出】** [名][-スル] ふくまれている成分などをいろいろ調べて見つけだすこと。「毒物を―する」 **けんじゅつ【剣術】** [名] 刀剣で戦う技術。[同]剣法 **げんしゅつ【現出】** [名][-スル] 実際にあらわれでること。また、あらわしだすこと。「地獄―図を―する」 **げんじゅつ【幻術】** [名] 人の目をくらます、ふしぎな術。妖術。魔法[まほう]。また、手品[てじな]。奇術[きじゅつ]。 **げんしょ【原書】** [名] 翻訳[ほんやく]書に対して、そのもとになった本。「―で読む」「―講読」[同]原本 **けんしょう【健勝】** [形動] 健康がすぐれて元気なこと。手紙文で相手の健康についていう、あいさつのことば。「ご―のことと拝察いたします」 **けんしょう【検証】** [名][-スル] ものごとを実際に調査して、事実関係を明らかにすること。「現場―」 **けんしょう【憲章】** [名] 国際機関や国家などが、理想として定めた重要な原則。「児童―」 **けんしょう【顕彰】** [名][-スル] かくれた功績を広く世間[せけん]だに明らかにして表彰すること。「―碑を建てる」 **けんしょう【懸賞】** [名] 問題の正解や優秀な作品などを広く求めるために、賞金や賞品を出すこと。また、その賞金や賞品。「―小説入選作」「―に応募する」 **けんじょう【献上】** [名][-スル] 身分の高い人にものをさしあげること。「―の品々」[同]献進・献納⇔下賜[かし] **けんじょう【謙譲】** [名] ①[形動]自分はへりくだって、相手をたててゆずること。「―の美徳」[同]謙遜[けんそん]・謙退[けんたい] ②[文法]敬語表現で、自分側の行為をへりくだってあらわす言いかた。「手紙を読みました」を「お手紙を拝読いたしました」というなど。→「謙譲語」も見よ。 **げんしょう【現象】** [名] 表面にあらわれた出来事。形となって存在する事実やことがら。 **げんしょう【減少】** [名][-スル] へって少なくなること。また、少なくすること。→増加 **げんじょう【原状】** [名] もとあったままの状態。「―の復元」 **げんじょう【現状】** [名] 現在ある状態やありさま。「―に即[そく]して考える」「―維持」[同]現況 **げんじょう【現場】** [名] ものごとが実際におこなわれたところ。事件などが起こったところ。「げんば」とも。「殺人の―に急行する」「―不在証明(=アリバイ)」 **げんじょう【玄奘】** [人名] 六〇二~六六四年。中国、唐代の僧[そう]。仏典をたずねて西域からインドにはいり、ナーランダ僧院で仏教を研究し、帰国後、「大般若経」などを漢訳した。また、旅行記「大唐西域記」をあらわした。世に三蔵法師とも。 **げんしょうがく【現象学】** [名] 事象が自分とは無関係に存在するという考えかたをやめ、自分の純粋な意識にたち返って、意識されるがままの事象の本質を探究しようとする立場。▽ドイツの哲学者フッサールが提唱した。 **けんじょうご【謙譲語】** [名] 敬語の一つ。口語では、話し手が、相手または話題にのぼった人を尊敬し高めるために、自分側を低めることば。「粗品[そしな]」「申しあげる」「いただく」など。「私が社長に申しあげる」。文語では、話し手が、話題の中の人物のうち、動作を受ける人を尊敬し高めるために、動作をする人を低めることば。「参る」「聞こゆ」「たまはる」など。たとえば、「翁[おきな]、親王[みこ]のもとに参る」で、謙譲語「参る」は来られる側(=動作の受け手)である親王を話し手が尊敬するために翁を低めて用いたもの。けんそん語。▽口語でも文語でも敬意の出どころは話し手だが、自分の行為[こうい]を低めるものと、相手の行為を高めるものと敬意の方向がちがうので要注意。文語では謙譲語というよりも「動作の受け手尊敬語」といったほうがわかりやすい。 **げんしょく【原色】** [名] ①いろいろな色のもとになる色。ふつう、三原色をいう。→「三原色」も見よ。②あざやかではでな色。⇔中間色 **げんしょく【現職】** [名] 現在就いている職務や職業。また現在、ある職業に就いていること。「―をおわれる」「―の警察官」 **げんしょく【減食】** [名][-スル] 食事の量や回数を減らすこと。 **げんしりょう【原子量】** [名] 原子の質量を、炭素原子の質量一二を基準にしてあらわしたもの。 **げんしりょく【原子力】** [名] 原子核の分裂[ぶんれつ]や融合[ゆうごう]のとき、放出されるエネルギー。原子エネルギー。「―発電」「―の日(=一〇月二六日)」 **げんしりょくはつでん【原子力発電】** [名] 原子炉[げんしろ]で発生する熱エネルギーを利用して発電する方式。日本の原子力発電所は茨城県東海村で試験運転が始まり、現在は福井県の若狭湾沿岸などにある。▽ほかに、火力発電・水力発電。 **げんしりん【原始林】** [名] 自然のままで人手[ひとで]が加えられていない森林。[同]原生林 **けんじる【献じる】** [動] 目上の人にさしあげる。献上[けんじょう]する。けんずる。「霊前[れいぜん]に花を―」 **げんじる【減じる】** [動] ①もとと比べて減る。また、減らす。「罪一等を―」 ②引き算をする。「一〇から三を―と七」「げんずる」とも。 **げんしろ【原子炉】** [名] ウランやプルトニウムなどの核分裂[かくぶんれつ]の速度を調節してエネルギーをとり出す装置。「―衛星(=原子炉を電源とする人工衛星)」 **げんしろん【原子論】** [名] すべてのものにそれ以上分割不可能な原子があり、この原子の動きによってあらゆる現象が起こるという考えかた。▽古代ギリシャにすでにみられ、近代になって科学の分野で多くの理論家によって説かれている。 <420> **けんしん【検針】** [名][-スル] 電気・ガスなどの使用量を知るために、メーターの針の示す目盛りを調べること。「水道の―日」 **けんしん【検診】** [名][-スル] 病気にかかっているかどうかためすこと。「成人病の―」 >つかいわけ →「調査」を見よ。 **けんしん【健診】** [名] 「健康診断」の略。「乳児―」 **けんしん【献身】** [名][-スル] 社会や人のために、自分の利益を考えないで力をつくすこと。「―的努力」 **けんじん【賢人】** [名] 知恵[ちえ]があり、おこないがすぐれている人。かしこい人。[同]賢者⇔愚人[ぐじん] **げんしん【源信】** [人名] 九四二~一〇一七年。平安中期の僧[そう]。「往生[おうじょう]要集」をあらわして極楽往生をするための教えをまとめ、浄土信仰を髪[ひろ]めた。恵心僧都[えしんそうず]。横川僧都。 **げんじん【原人】** [名] 現在の人類の祖先にあたる原始時代の人類。直立歩行をして、打製石器を使った。北京原人・ジャワ原人など。 **げんず【原図】** [名] 複写や模写[もしゃ]のもととなる図。「―を保存する」 **けんすい【懸垂】** [名][-スル] 鉄棒や平行棒につかまってぶらさがり、うでの筋力でからだを上下する運動。 **げんすい【元帥】** [名] 軍人のもっとも高い地位。大将の上。 **げんすい【減水】** [名] 水かさが減ること。⇔増水 **けんずいし【遣隋使】** [名] 大和朝廷[やまとちょうてい]が中国の隋王朝に、文化をとりいれるために送った使節。「日本書紀」には、六〇七年、第一回の正使として小野妹子[おののいもこ]の名が見える。 **けんずる【献ずる】** [動] →「けんじる」 **げんずる【減ずる】** [動] →「げんじる」 **げんすん【原寸】** [名] 実物と同じ大きさ。もとのままの寸法。[同]原寸大。 **げんせ【現世】** [名] 生きている現在の世の中。この世。[同]現在世。「―の幸せ」▽仏教では「げんぜ」と読み、三世[さんぜ]の一つ。前世[ぜんせ]・来世[らいせ]に対していう。 **けんせい【権勢】** [名] 権力をにぎっていて勢力が強いこと。「―をふるう」 **けんせい【牽制】** [名][-スル] 相手の動きを制限して、自由にさせないこと。「たがいに―しあう」「―球をなげる」 **げんせい【現勢】** [名] 現在の勢力。また、現在の情勢。 **げんせい【厳正】** [形動] 厳しく、公平を守って、ずるいことをだれにも許さないこと。「―中立」 >つかいわけ →「厳重」を見よ。 **げんぜい【減税】** [名][-スル] 税金を安くすること。税金を減らすこと。「―を求める」→増税 **げんせいどうぶつ【原生動物】** [名] 一つの細胞[さいぼう]でできている、もっとも下等[かとう]な動物。アメーバ・ゾウリムシなど。 **げんせいりん【原生林】** [名] 人の手が加わらない自然のままの森林。[同]原始林 **けんせき【譴責】** [名][-スル] よくないおこないや過失をいましめること。「―処分にする」 **げんせき【原籍】** [名] 戸籍を移す前の、もとの本籍。 **けんせきうん【巻積雲・絹積雲】** [名] 雲種類の一つ。白く小さなかたまりが、五~一三㌔の上空に集まってうろこのように見える上層雲。さばぐも。いわしぐも。 **けんせつ【建設】** [名][-スル] ①建物や道路などを新しくつくること。「―中のビル」[同]建造⇔破壊[はかい] >つかいわけ →「建築」を見よ。 **げんせつ【言説】** [名] ことばで述べること。意見を言ったり、ものごとを説明したりすること。 **けんせつしょう【建設省】** [名] 旧行政機関。都市計画・土地利用・上下水道・河川・道路・住宅などに関する仕事をし、建設大臣を長として組織された。二〇〇一年、国土交通省に再編成された。 **けんせつてき【建設的】** [形動] ものごとをまとめあげ、よくしていこうと努めるようす。「―な意見」⇔破壊的 **げんぜりやく【現世利益】** [名] 信仰[しんこう]のおかげで、 <421> **けんち**[名]神仏から授げずけられる延命や得財などの、この世での幸せ。 **げんぞう**【幻像】[名]実際にはないものが、あるように見える姿や形。[類]幻影 **けんぜん**【健全】[形動]①心身ともに健康で異常がないようす。「―なからだ」②片寄ったところやよくないところがなく、まっすぐで安定しているようす。「―経営」 >健全なる精神は健全なる肉体に宿る 健康なからだにして、はじめて健全な思想をもつことができる。▽ローマの詩人、ユベリウスの詩句から。 >つかいわけ→「健康」を見よ。 **げんせん**【源泉・原泉】[名]①もと。おおもと。ものごとの初め。「エネルギーのー」②水や温泉のわきでるみなもと。 **げんせん**【厳選】[名][-スル]厳しい基準によって選ぶこと。「―された材料でつくる」 **げんせんかぜい**【源泉課税】[名]所得税の課税方法の一つ。給料や利子収益などに対する税金を、しはらい者が前もって所得からさし引いてとりたてる方法。源泉徴収。[類]源泉徴収。 **げんせんちょうしゅう**【源泉徴収】[名]「源泉課税」に同じ。 **けんそ**【険阻・×嶮岨】[形動]道や地形が険しいこと。険しい場所。「―な山」[類]峻険 **げんそ**【元素】[名]①すべてのものをつくりだす、もとの働き。②化学的に、それ以上他の成分には分解できない原子の集まり。▽「原子」と「元素」は混用されることもあるが、多く、名前をあらわすときは「元素記号」、重さをあらわすときは「原子量」という。 **けんそう**【×喧騒・×喧噪】[名]さわがしく、やかましいこと。「都会の―からのがれる」「―をきわめる」 **けんぞう**【建造】[名][-スル]大きな船や建物などをつくること。「―物破壊」の罪。[類]建設 >つかいわけ→「建築」を見よ。 **げんそう**【幻想】[名][-スル]現実にはありそうもないことを、まとまりもなく思いうかべること。思いうかんだこと。「―文学」「―をいだく」 >つかいわけ→「卑下心」を見よ。 **げんぞう**【現像】[名][-スル]形をあらわすこと。また、あらわれた形。とくに、写真でフィルムや印画紙を薬品で処理して、映っている像をあらわしだすこと。 **けんそううん**【巻層雲・絹層雲】[名]雲の種類の一つ。上空五~一三㎞ぐらいの高さにできる、ベール状のあわい白色の上層雲。 **げんそうてい**【玄宗帝】[人名]六八五―七六二年。中国、唐の第六代皇帝。賢臣を登用して「開元の治[ち]」といわれる善政をおこなったが、楊貴妃を寵愛[ちょうあい]してからは政治が乱れ、安禄山[あんろくざん]らによる安史の乱(七五五―七六三年)を招いた。 **げんそきごう**【元素記号】[名]化学で、元素の種類をあらわす、H(水素)・O(酸素)などの記号。▽同位体(たとえば、¹²C・¹³C・¹⁴Cなど)を考えなければ原子記号もこれに同じ。 **けんぞく**【×眷属・×眷族】[名]①血すじのつながる、すべての親族。一族。②家来。郎党。 **げんそん**【現存】[名][-スル]現在、実際に存在していること。現実にあること。げんぞん。「万葉集は―する最古の歌集である」 **げんそん**【厳存】[名][-スル]まぎれもなく存在すること。確実に存在すること。「神は―すると信じる」 **けんたい**【献体】[名][-スル]解剖実習に役立てるために、自分から遺体を提供すること。 **けんたい**【倦怠】[名][-スル]①いやになって、なまけおこたること。「―期」②心身がつかれて、だるいこと。「―感がぬけない」 **けんだい**【見台】[名]「書見台」の略。書物などをのせて見るための台。 **げんたい**【減退】[名][-スル]力や勢い、また分量などが減っておとろえ、弱くなること。「体力の―を感じる」「食欲が――する」[対]増進 **げんだい**【現代】[名]①今の時代。現在の世。「―社会」[類]当世②歴史で、時代区分の一つ。今をふくむ時代。日本史では、第二次世界大戦が終わったあとの時代。 **げんそく**【原則】[名]簡単には動かせない、おおもとのきまり。根本の法則。「―として許可しない」 >つかいわけ|原理・原則| >「原理」は、ものごとをすべてにわたって成り立たせる根拠そのもの。また、ものを知り、事をおこなうときの根本をなす体系。「アルキメデスの原理」。「原則」は、人間の活動の根本的な規則として人がつくったもの。時には例外もありうる。「それはあくまで原則だ」。 **げんそく**【減速】[名][-スル]速度を落とすこと。また、速度が落ちること。「カーブでーする」[対]加速 **けんそん**【謙遜】[名・形動][-スル]へりくだって、ひかえめな態度でふるまうこと。また、へりくだっているようす。「―して答える」[類]謙譲 **げんだいかなづかい**【現代仮名遣い】[名]現代の日本語をかなで書くときのきまり。ほぼ現代語の発音にもとづいた書きかた。一九四六年に定められ、一九八六年に改定された。新かなづかい。[対]歴史的仮名遣い ▽助詞の「は・へ・を」や、「ぢ・づ」と「じ・ず」の書きわけは発音どおりでなく、歴史的かなづかいを残している。 **げんだいぶん**【現代文】[名]多く、明治時代以後の現代語で書かれた文章をさす。 **けんたん**【健啖】[名・形動]食欲が旺盛で好ききらいなく、たくさん食べるようす。「―家」「大食らい」とちがって、好感がこめられる。 **げんたん**【減反】[名][-スル]イネやムギなどの作物をつくる面積を減らすこと。「―による米の生産調整」 **けんち**【見地】[名]観察したり議論したりすることのよりどころとなる立場。「大局的な―からものを言う」[類]観点・視点 <422> **けんち**【検地】[名]耕地の面積や等級、収穫高を実地に調べ、年貢の石高数をきめたこと。「―帳」▽豊臣秀吉がおこなった天正の石直しといわれる「太閤検地」が有名。 **げんち**【言質】[名]後日、証拠となるような約束のことば。「―をとる」▽「げんしつ」「げんしち」とも読むが、本来は誤り。 **げんち**【現地】[名]①現在あることがおこなわれ、進められている土地。「―採用」「―法人」[類]現場②現在住んでいる土地。 **けんちく**【建築】[名][-スル]家などをつくること。また、つくられた家など。「木造―」[類]普請 >つかいわけ|建築・建造・建設・造営・土木 >「建築」は、建物一般についていう。「建造」は、とくに大きな建物や船をつくること。「タンカーの建造」。「建設」は、都市・道路・鉄道などの工事についていう。「高速道路の建設計画」。「造営」は、社寺や宮殿を建てる場合。「大神殿の造営」。また、道路・橋・水道・ダムなどの工事をとくに「土木」という。 **けんちょ**【顕著】[形動]明らかではっきりと目につくようす。「変化のきざしがーである」「―な進歩が見られる」[類]著しい **げんちょ**【原著】[名]翻訳や改作のもととなった作品や文章。原作。「―にあたって調べる」 **けんちょう**【県庁】[名]県の中心機関として行政上の仕事をする役所。「―所在地」 **げんちょう**【幻聴】[名]実際にはない音や話し声が聞こえること。「―にまどわされる」 **けんちょうじ**【建長寺】[名]神奈川県鎌倉市にある臨済宗の寺。鎌倉五山の第一位で、関東の禅寺の中心。北条時頼の創建。 **けんてい**【検定】[名][-スル]検査して資格や等級、合格・不合格などをきめること。「――試験を受ける」「文部省―済み教科書」 >つかいわけ→「調査」を見よ。 **けんてい**【献呈】[名][-スル]目上の人や尊敬する人に、つつしんでものをさしあげること。[類]進呈・献進 **げんてい**【限定】[名][-スル]一定の範囲をきめて限ること。「参加者を小学生のみに―する」「―出版」 **げんてん**【原典】[名]翻訳や引用のもとにした書物。「―にあたって確かめる」 **げんてん**【原点】[名]①基準となる、おおもとのところ。「―にたち返って考える」②数学で、座標を定めるときの基準となる点。座標軸の交わる点。記号は○。 **げんてん**【減点】[名][-スル]点数を減らすこと。また、減らす点数。[対]加点 **げんど**【限度】[名]それ以上はこえられない、ぎりぎりの範囲や度合い。「がまんにも―がある」「非課税―額」[類]限界 **けんとう**【健闘】[名][-スル]力いっぱいたたかって、ある成果をあげること。「―をいのる」「―をたたえる」[類]敢闘 **けんとう**【検討】[名][-スル]判断するために多くの面から調べ、よく考えること。「―を要する課題」 >つかいわけ→「調査」を見よ。 **けんとう**【×拳闘】[名]革[かわ]のグラブを両手につけて、二人の選手がリング上で打ちあう競技。ボクシング。 **けんどう**【県道】[名]県がつくり管理をしている道路。 **けんどう**【剣道】[名]刀剣を使って戦う武道。現在は、スポーツとして、防具を身につけて竹刀[しない]で打ちあう競技。「―三段のうでまえ」[類]剣法・剣術 **げんとう**【幻灯】[名]写真のフィルムに光を当てて拡大し、スクリーンに映して見せるもの。スライド。 **げんとう**【厳冬】[名]冬の寒さがとくに厳しいころ。「―の候」▽手紙文の時候のあいさつに使う。 **げんどう**【言動】[名]言うことと、おこなうこと。ことばと行動。「―に注意する」[類]言行 **げんどうき**【原動機】[名]水車や風車、モーターやエンジンなどのように、機械を動かすもととなる力を生みだす装置。「―付きの自転車」 **けんとうし**【遣唐使】[名]奈良時代から平安時代のはじめにかけて、唐の文化をとりいれるために、日本から送られた使節。犬上御田鍬[いぬがみのみたすき]が派遣された六三〇年に始まるが、菅原道真[すがわらのみちざね]によって八九四年に廃止された。 **げんどうりょく**【原動力】[名]①ものごとを活動させるもととなる力。「社会を変革する―となる」②機械に運動を起こさせるもとの力。エンジンなど。 **ケントし**【ケント紙】[名]純白で上質の厚い紙。おもに製図用。▽イギリスのケント地方ではじめてつくられたことから。 **けんとう**【見当】[名]①<名>㋐だいたいの見こみ。めあて。「およその―をつける」「―ちがい」㋑だいたいの方向。方角。「東はこの―になる」②<造語>[-見当」の形で]およその数量をあらわす。…ぐらい。「二〇歳[さい]―の女性」 **けんどじゅうらい**【×捲土重来】[四字熟語]一度失敗した者が、力をつけてもう一度いどむこと。「けんどちょうらい」とも。「―を期する」 **けんない**【圏内】[名]ある一定の範囲の中。「合格―にある」[対]圏外 **げんなり**[副]疲れたりいやけがさして、元気ややる気がでないようす。「この暑さには―する」「仕事の山を見て―とした顔をする」[類]うんざり **げんに**【現に】[副]現実のこととしてまちがいなく。「―言ったとおりのことが起こった」「―この目で見た」[類]実際に **げんに**【厳に】[副]小さなことも見すごさずに。厳重に。「―いましめたい」▽文章語。 **けんにん**【兼任】[名][-スル]一人で二つ以上の役割や仕事を同時にうけもつこと。「議長と委員長とを―する」[類]兼務[対]専任 **けんにんふばつ**【堅忍不抜】[四字熟語]じっとたえしのんで、心をぐらつかせないこと。「―の志」 **けんのう**【献納】[名][-スル]神仏や地位の高い人に対して、ものをたてまつること。[類]奉納 <423> **げんのう**【玄翁・玄能】[名]大工などが使う鉄製の鎚[つち]。▽南北朝時代、玄翁和尚[げんのうおしょう]が、これで災いをなす殺生石[せっしょうせき]を打ちくだいて悪霊を除いたという伝説から。 **けんのん**[形動]あぶないようす。ぶっそうなようす。「―な坂道」「―な雲行き」▽「剣呑」と当てる。 **げんば**【現場】[名]①事件などが起こった場所。「げんじょう」とも。「事故―」②実際の作業が進められている場所。「工事―」 **げんばく**【原爆】[名]「原子爆弾[げんしばくだん]」の略。 **げんばくししゅう**【原爆詩集】[書名]一九五一年。峠三吉[とうげさんきち]らの編。原爆体験をもとに、ヒューマニズムに裏打ちされた被爆者の悲しみといかりをうったえたもの。 **げんばくしょう**【原爆症】[名]原爆の放射能などを受けたことが原因で起こる、さまざまな病気の症状。 **げんばつ**【厳罰】[名]厳しく罰すること。また、厳しい罰。「―に処する」 **けんば(犬馬)の労をとる** 他人のために、骨身をおしまず力をつくす。▽イヌやウマ程度のはたらきという意味で、へりくだった言い方。 **けんばん**【×鍵盤】[名]ピアノやオルガンなどの楽器で、指でたたいたりおしたりして音を出す部分。キー。タイプライターやコンピュータのものもいう。「―楽器」 **げんばん**【原板】[名]写真で、焼きつけや引きのばしのもとになる、現像したフィルム。ネガ。げんぱん。 **げんばん**【原版】[名]①印刷のもととなる版木や組んだ活字のこと。②写真印刷や複製のもとになる版。 **けんび**【兼備】[名][-スル]二つ以上のよいことがらを、かねそなえていること。「知勇―の将」「才色―」 **けんびきょう**【顕微鏡】[名]きわめて小さなものや組織などを拡大して観察するための装置。「電子―」 **けんぴつ**【健筆】[名]達者に字を書いたり、文章や詩を盛んにつくったりすること。「―をふるう」 **げんぴん**【現品】[名]現に、そこにある品物。実際の品物。「―限り半額」 **けんぶ**【剣舞】[名]刀や剣を手にして、詩吟に合わせてまう舞。 **けんぷ**【絹布】[名]絹[きぬ]で織った布。絹織物。 **げんぶ**【玄武】[名]天の四神の一つ。カメの姿で、北をつかさどる。▽他の三神は、青竜・白虎[びゃっこ]・朱雀[すざく]。 **げんぷ**【厳父】[名]①しつけや態度の厳しい父親。「―慈母」②他人の父親を敬っていうことば。 **げんぷう**【厳封】[名][-スル]厳重に封をすること。「重要書類を―して送る」 **げんぶがん**【玄武岩】[名]火山岩の一種で、黒っぽく粒子の細かい、かたい岩石。「―質マグマ」 **げんぷく**【元服】[名]昔、男子が成人したことを示すために、公家や武家でおこなわれた儀式。古代中国の風習にならい、一二歳から一五、六歳までのあいだにおこなう。今の成人式にあたる。 **けんぶつ**【見物】[名][-スル]もよおしものや名所などを見て楽しむこと。また、出来事が進むのをながめること。ものみ。「高見の―」「―人」 **げんぶつ**【現物】[名]①現に、そこにあるもの。見たりさわったりできる、手もとにあるもの。②かねに対して、品物。「―で支給する」 **けんぶん**【見聞】[名][-スル]実際に見たり聞いたりすること。また、見たり聞いたりして身についた知識。「―を広める」 **けんぶん**【検分・見分】[名][-スル]現場に立ちあって検査すること。その場に出向いて状況をくわしく調べること。「実況―」 **げんぶん**【原文】[名]もとの文章。翻訳したり、書きなおしたり、つけくわえたりした文章に対していう。 **げんぶんいっち**【言文一致】[名]文章を書くときに、文語文ではなく、話しことばに近い口語文で書いていくこと。とくに、明治時代の初め、二葉亭四迷[ふたばていしめい]・山田美妙[やまだびみょう]らがおこなった、小説の文体を、それまで用いてきた文語体をやめて話しことばに近い口語体に変えようとした運動をいう。明治四〇年代に盛んになった自然主義小説に引きつがれ、小説の文体として確立した。大正時代になると新聞の社説も口語文の文体になった。 **げんぶ**【玄武】[名]天の四神の一つ。カメの姿で、北をつかさどる。▽他の三神は、青竜・白虎[びゃっこ]・朱雀[すざく]。 **けんぺい**【憲兵】[名]もと軍隊で、軍人などの犯罪を調べたり、行動を監視したり、警察官のような役割をしたりする部隊や隊員。 **げんぺい**【源平】[名]①源氏と平家。②白組と赤組、または敵と味方など、二組に分かれること。また、分かれて戦うこと。▽源氏が白旗を立て、平家が赤旗を立てて争ったことから。 **げんぺいとうきつ**【源平藤橘】[名]奈良時代以来の名家、源[みなもと]・平[たいら]・藤原[ふじわら]・橘[たちばな]の四氏。 **けんぺいりつ**【建蔽率】[名]敷地面積に対する一階部分の建築面積の割合。建築面積率。「―五割」▽建築基準法により、必要な空地を残すよう制限している。地域によって異なる。 **げんぼ**【原簿】[名]いちばんもとになる帳簿。元帳。「戸籍の―」 **けんぽう**【憲法】[名]①国の組織や作用などの根本的なきまりを定めた、国家の最高の法。②ある集団で、ものごとの大原則となるきまり。「わが家の―」 **げんぽう**【減法】[名]引き算。[対]加法 **けんぽうきねんび**【憲法記念日】[名]国民の祝日の一つ。五月三日。一九四七年、日本国憲法が制定され、施行されたのを記念する日。 **けんぼうじゅっすう**【権謀術数】[四字熟語]人をだましたり、あざむいたりするためのはかりごと。策略。「―をめぐらす」「―にたけている」▽「術数」は、はかりごとのこと。 **けんぼうしょう**【健忘症】[名]①記憶障害の一つ。ある期間に経験したことを、思いだすことができないこと。②ものごとを忘れやすいこと。 <424> **けんぽん**【献本】[名][-スル]本をだれかにさしあげること。また、その本。「図書館に著書を―する」 **げんぽん**【原本】[名]訳したり、写したり、引用したり、改訂したりしたものの、もとになった本や文書。「一字一句―のとおりに引用した」[類]原書 **けんま**【研磨・研摩】[名][-スル]①刃物や宝石などを、研いだりみがいたりすること。「―材」②学問や技術をさらに深めるために努力すること。 **げんまい**【玄米】[名]もみ殻[がら]をとりさっただけで、まだ精白していない米。くろごめ。「―パン」[対]白米 **けんまく**【剣幕・見幕・権幕】[名]ひどくおこっている気持ちや激しい攻撃的な気持ちがあらわれている、顔つきや態度。「たいへんな―でつめよる」 **げんみつ**【厳密】[形動]考えかたや研究などが、きちんと細かなところまで気をつけてあって、すきまがないようす。「―な調査」「―に言うと」 **けんむ**【兼務】[名][-スル]本務のほかにも別の職務についていること。また、その別の職務。「図書係のほか健康係を―する」[類]兼任 **けんむのしんせい**【建武の新政】[名]一三三三年、鎌倉幕府の滅亡後、後醍醐[ごだいご]天皇がおこなった親政。公家と武家の統一を目ざしたが、武家の不満が大きく、足利尊氏[あしかがたかうじ]の反乱で崩壊した。建武の中興[ちゅうこう]。 **けんめい**【賢明】[形動]かしこく道理にかなっているようす。「―な選択」 >つかいわけ→「利口」を見よ。 **けんめい**【懸命】[形動]力の限りがんばるようす。一生けんめい。「―にこらえる」「―の努力」 **げんめい**【言明】[名][-スル]ことばに出してはっきり言うこと。「―をさける」「公式の場で大臣が―する」 **げんめい**【原名】[名]訳したり改めたりしたものの、もとの名前。 **げんめい**【厳命】[名][-スル]必ず守るようにと、厳しく命令すること。また、その命令。「―を受ける」「事故のないよう―する」 **げんめいてんのう**【元明天皇】[人名]六六一―七二一年。在位、七〇七―七一五年。天智天皇の皇女で、夫は草壁皇子[くさかべのみこ]。文武・元正天皇の母でもある。在位中に都を平城京に移し、「古事記」や「風土記」の撰進[せんしん]を命じた。 **げんめつ**【幻滅】[名][-スル]心の中で思っていたことが、実際とはまったくちがっていることを知って、がっかりすること。「―の悲哀」「―を感じる」 **げんめん**【減免】[名][-スル]税金・料金・刑罰などの負担を軽くしたり、なくしたりすること。「授業料の―」「恩赦により刑を―する」 **けんもほろろ**[形動]人のたのみを冷たくはねつけて、相手にしないようす。とりつくしまもない。「―に断られる」▽「けん」「ほろろ」はキジの鳴き声で、あいそがなく聞こえるからという。 **けんもん**【検問】[名][-スル]あやしい点がないか、問いただして調べること。「―にひっかかる」「―所」 **げんや**【原野】[名]人間の手が加えられていない、自然のままの野原。「北海道の―」「―商法(=二束三文の土地を高く買わせる商売)」 **けんやく**【倹約】[名][-スル]かねや品物をむだに使わないようにすること。「―家」「こづかいを―して本を買う」[類]節約▽「険約」は誤り。 **げんゆ**【原油】[名]まだ精製していない石油。黄色がかった茶色で、ねばねばしている。 **げんゆう**【現有】[名][-スル]いま自分のものとしてもっていること。「―勢力」「―する資金」 **けんゆうしゃ**【×硯友社】[名]一八八五年、尾崎紅葉[おざきこうよう]らが結成した文学結社。機関誌「我楽多[がらくた]文庫」を発行し、広津柳浪[ひろつりゅうろう]や泉鏡花[いずみきょうか]らも参加。井原西鶴[いはらさいかく]の文体の復活をはかり、明治二〇~三〇年代の文壇の中心的な位置をしめた。 **けんよう**【兼用】[名][-スル]①一つのものやものごとを、二つ以上の使い道や役目に使うこと。「冷暖房―のエアコン」[対]専用②一つのものを、二人以上で使うこと。「兄と自転車を―している」 **けんらん**【×絢爛】[形動]はなやかで美しくりっぱなようす。きらびやか。「―たる絵巻」「豪華―」 **けんり**【権利】[名]①一定の利益を主張することができ、また一定の利益を受けることができる資格。法律によって個人にあたえられている。「生きる―」「―を侵害する」[対]義務②あるものごとを自由にすることができる資格。「店の―を人にゆずる」「―金」 **げんり**【原理】[名]ものごとを成り立たせる根本となるきまり。「てこのー」 >つかいわけ→「原則」を見よ。 **けんりつ**【県立】[名]県がつくって維持・運営する組織。「―高校」 **けんりのしょうてん**【権利の章典】[名]一六八九年、イギリス議会が発布した法律。法律の制定に議会の承認が必要なこと、議会における言論の自由など、議会の権利を大きく認めている。 **げんりゅう**【源流】[名]①川の水が流れでる、いちばんもとのところ。水源。「利根川の―を訪ねる」②絶えることなく続いてきているものごとの始まったところ。「日本文化の―」[類]起源 **けんりゅうてい**【乾隆帝】[人名]一七一一―九九年。中国、清[しん]の第六代皇帝。清の全盛期を築く。古今の書物を集め分類した「四庫全書[しこぜんしょ]」の編集を命じるなど、学術を奨励にする一方で、統制も強化した。モンゴル高原、台湾などに遠征をして領土を広げた。 **けんりょう**【見料】[名]①見物するときにしはらう料金。見物料。②手相や人相など、占いを見てもらうときにしはらう料金。 **げんりょう**【原料】[名]品物を製造したり加工したりするもとになるもの。「麦芽[ばくが]を―にビールをつくる」 >つかいわけ|材料・原料| >「材料」の形や性質はできあがったものの中に残っている。 <425> 「カレーライスの材料」。「原料」となったものの形や性質は見えないことが多い。「木材を原料にしてパルプをつくる」。 **げんりょう**【減量】[名][-スル]①分量や重量を減らすこと。また、減ること。「薬剤を――する」[対]増量②運動選手などが体重を減らすこと。「試合の前に二キローする」 **けんりょく**【権力】[名]人々を支配し、従わせる力。とくに、国家・政府・集団の支配者がもっている、人々への強制力。「―をふるう」「―の座につく」 **けんれいもんいんうきょうのだいぶしゅう**【建礼門院右京大夫集】[書名]一二三二年ころ。建礼門院右京大夫の家集。源平の争乱で死んだ愛人の追憶を、和歌三〇〇首にして、年代順に配列したもの。二巻。 **けんろう**【堅牢】[形動]仕上げがしっかりしていて頑丈なようす。「―なつくりの家」「―染め」 >つかいわけ→「堅固」を見よ。 **げんろう**【元老】[名]①長いあいだ国家につくし、大きなはたらきをした大政治家。②その社会で長いあいだ仕事を続け、功労のあった老人。「経済界の―」[類]長老 **けんろくえん**【兼六園】[名]日本三名園の一つ。石川県金沢市にある庭園。一八〇〇年代の前半に完成。▽宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六勝をかねるという意味。 **げんろくぶんか**【元×禄文化】[名]江戸時代、一七~一八世紀に上方で栄えた町人文化。浄瑠璃・歌舞伎・俳諧などが発達。浮世絵もこのころに確立した。▽元禄年間が中心であることから。 **げんろん**【言論】[名]話したり文章に書いたりして、自分の意見や考えをおおやけに発表すること。また、その発表した意見や考え。「―の自由」「―統制」 **げんわく**【幻惑】[名][-スル]①目さきをまどわすこと。「手品師の指の動きに―される」②人の目をくらまして、きちんと した判断ができなくすること。また、正しい判断ができなくなること。「あまいことばに―される」 **けん(妍)を競う** 女性が美しさやあでやかさを競争しあう。▽「妍」は、容姿が美しいこと。 **こ**【己】[字]①じぶん。②十干の第六。つちのと。▼「巳」(=み)」「已」(=すでに)」は別字。 **コ**[字]自己/利己主義/克己心/知己 **おのれ**[字]己に克つ **こ**【戸】[字]①家の出入り口。と。②いえ。また、家を数えることば。「倒壊家屋六―」③酒を飲む量。 **コ**[字]①戸外/門戸②戸主/戸数/戸籍/戸別③下戸/上戸 **と**[字]戸締まり/戸棚/戸袋/雨戸/納戸/引き戸/神戸/八戸(地名) **こ**【古】[字]①長い時間がたっている。②むかし。いにしえ。[対]今 **コ**[字]①古書/古色/古物/中古品/古墳/懐古/考古学/太古②故事/故実/温故知新 **ふるい・ふるす**[字]古い考え/古めかしい/古本/古巣 **こ**【呼】[字]①息をはく。はく息。[対]吸②声を出してよびかける。③なづける。 **コ**[字]①呼気/呼吸②呼応/呼号/歓呼/点呼/連呼③呼称/称呼 **よぶ**[字]話題を呼ぶ/呼び捨て/呼び声/嗚呼 **こ**【固】[字]①じょうぶでしっかりしていて、動かない。かたい。②自分の考えを変えずにおし通す。かたくな。③もとからの。 **コ**[字]①固体/固定/強固/凝固/堅固②固辞/固執/意固地/頑固③固有/固より **かためる・かたまる**[字]基礎を固める/足固め/凝り固まる **かたい**[字]団結が固い **こ**【故】[字]①ふるい。むかしの。②ふるくからのなじみ。もとの。③死んでしまった人。また、姓名の上に付けてすでになくなっていることをあらわす。④わざと。ことさらに。⑤さしさわりのある出来事。⑥わけ。理由。 **コ**[字]②故郷/故国/縁故③故人/物故④故意/故殺/故買⑤故障/事故⑥故に/それ故/何故 **ゆえ**[字]故郷/故里/何故 <426> **こ**【個】[字]①ひとつのもの。ひとりの人。「―の集合」「―を生かす指導」②ものを数えることば。 **コ**[字]①個々/個人/個性/個別/別個②一個 **こ**【庫】[字]ものをしまっておく建物。くら。[類]倉・蔵 **コ**[字]金庫/倉庫/文庫/宝庫/庫裏 **くら**[字]文庫 **こ**【湖】[字]みずうみ。陸地に囲まれた、水をたたえているところ。池・沼より大きい。「山の―に憩う水鳥」 **コ**[字]湖沼/湖水/湖畔/湖面/琵琶湖 **みずうみ**[字]湖のほとり/近江の湖 **こ**【孤】[字]①両親のない子。みなしご。②仲間からはなれていること。ひとり。ただ一つ。「―を守る」 **コ**[字]①孤児②孤軍奮闘/孤高/孤島/孤独/孤立 **こ**【弧】[字]①弓のように曲がった形。カーブ。「―をえがいて飛ぶ」②数学で、円周や曲線の一部。 **コ**[字]②弧状/括弧。②円弧 **こ**【枯】[字]①水気がなくなる。草木がかれる。②なまなましさがなくなり、落ち着いた味わいが増す。③勢いがおとろえる。 **コ**[字]①枯渇/枯死/枯木②枯淡③栄枯盛衰 **かれる・からす**[字]書風が枯れる/枯れ木/庭木を枯らす/木枯らし **こ**【雇】[字]かねをはらって人をつかう。やとう。 **コ**[字]雇員/雇用/解雇 **やとう**[字]車を雇う/雇い入れる/日雇い **こ**【誇】[字]おおげさに言う。自慢する。 **コ**[字]誇示/誇称/誇大/誇張 **ほこる**[字]腕前を誇る/勝ち誇る/誇り高い **こ**【鼓】[字]①打楽器の一つ。つづみ。②つづみを打ってはげまし、元気づける。 **コ**[字]①鼓笛/鼓動/鼓膜/太鼓②鼓吹/鼓舞 **つづみ**[字]鼓を打つ/舌鼓/腹鼓 **こ**【虎】[字]動物のトラ。 **コ**[字]虎穴/虎視眈々/猛虎 **とら**[字]虎の巻/虎杖/虎魚/虎列刺 **こ**【胡】[字]①古代中国の北方・西方に住む異民族。えびす。また、広く異民族。外国。②漢文で、疑問をあらわす助字。なんぞ。③でたらめ。 **コ**[字]①胡越/胡笳/胡楽/胡椒/胡人/胡麻③胡説/胡散/胡乱 **あぐら**[字]胡坐/胡瓜/胡頹子/胡桃/胡濱 **こ**【瑚】[字]「珊瑚」のこと。 **こ【去/拠】** →「きょ」 **こ**【小】[造語]①「ちいさい」「すくない」などという意味をあらわす。「―鳥」「―銭」②「程度がかるい」「ほんのちょっと」などの意味をあらわす。「―雨だ」「―ぜりあい」「―太り」③それより少したりないが、ほぼそのくらい、という意味をあらわす。「―一時間」「―半日」▽数量をあらわす語に付く。④どことなくそんなふうに感じられる、という気持ちをあらわす。「―にくらしい」「―ぎれい」⑤大したものではない、という気持ちをあらわす。「―役人」「―せがれ」「―娘」⑥ちょっとそのような動作をする、という意味をあらわす。「―手をかざす」「―首をかしげる」「―耳にはさむ」▽からだの一部分をあらわす語に付く。⑦語調を整えてそえることば。「夕焼け―焼け」 **こ**【子・児】[名]①<名>㋐親が生んだ生命体。こども。「―を産む」「―にまさる宝はない」[対]親 <427> **ご** **こ【子】** [名] ①人間や動物の、まだおとなにならないもの。②魚の卵。「たら―」 ③まだ一人前[いちにんまえ]になっていないもの。「男の―」「かえるの―」「あの―は気だてがいい」▽女性ならば「娘」とも書く。④もとになる部分から分かれて出たもの。「みょうがの―」「竹の―」「―会社」→親 ⑤利子。利息。「元も―もない」 ⑥キリスト教で、イエス・キリスト。「父と―と聖霊[せいれい]」 <造語> [「~子」の形で] ①親しみをこめて「ひと」という意味をあらわす。「売り―」「江戸っ―」「売れっ―」 ②「こども」という意味をあらわす。「いじめっ―」「ひとりっ―」「だだっ―」 ③「もの」という意味をあらわす。「ふり―」「呼び―の笛」「張り―の虎[とら]」「背負[しょ]い―」 ④女性の名前につける語。「あき―」「由美―」 子はかすがい 仲の悪い夫婦でも、子供の存在によって夫婦仲が保たれ、なんとかやっていけるものだ。▽「かすがい」は、建物などで二つの材木をつなぎとめる大きな金具[かなぐ]。 子は三界の首枷[くびかせ] 親は子供を思う愛情によって、一生その自由をしばられるものだ。いつまでたっても親の苦労は絶えないこと。▽「三界」は過去・現在・未来、「首枷」は罪人の首にはめる刑具[けいぐ]のこと。 子ゆえの闇[やみ] わが子かわいさのため、親が理性を失うこと。 子を持って知る親の恩 親のありがたさは、自分が親になってみてはじめてわかるものだ。 ▼「子」と「親」に関することわざ―――「子に甘[あま]いは親の常[つね]」「子の悪いのと盆[ぼん]の窪[くぼ]には見えぬ」「子は一世、夫婦は二世、主従は三世、他人[たにん]は五世(=親子関係はこの世限り、夫婦はあの世まで続き、…。つまり、身内[みうち]より他人との関係をだいじにせよということ)」「子を見れば親がわかる」「子を持って泣かぬ親は無い」 **こ【戸/弧/個】** [名] →漢字項目を見よ。 **こ【故】** <造語> →漢字項目を見よ。 **こ【此・是】** [代名] 「これ」の古い言い方。「―はいかに(=これはどうしたことだ)」 <造語> [「〜こ」の形で] ①擬声語[ぎせいご]や擬態語などについて、その状態であることをあらわす。「ごっつん―」「ぺしゃん―」「どろん―」 ②たがいに何かをすること。また、競[きそ]うことをあらわす。「くらべっ―」「かけっ―」 ③方言などで、ことばの調子を整える。「ありん―」「どじょっ―」「うそっ―」「ちゃわん―」 ④[「〜っこない」の形で]…するはずがない。「まだ帰りっ―ない」「そんなにできっ―ない」 **ご【五】** [数] いつつ。五番目の。 五月晴[さつきば]れ 五月雨[さみだれ]五月蠅[うるさ]い 五十路[いそじ] 五百[いお] 五指 五体[ごたい] 五里霧中[ごりむちゅう] 五常 五節句[ごせっく] 五臓六腑[ごぞうろっぷ] **ご【午】** [名] ①十二支の第七番目。うま。②時刻で昼の一二時。午[うま]の刻。③真南の方角。 午[うま]年 初午[はつうま] 丙午[ひのえうま] 午飯[ごいい] **ご【後】** [名] ①背中[せなか]の方。うしろ。②時間的にあと。あとのほう。のち。⇔先[さき] ③順番があとになる。おくれる。まつ。 あと 後ろ 後ろ髪[うしろがみ]を引かれる 後ろ暗い 後[あと]もとの祭り 後足[あとあし] 後味[あとあじ] 後始末[あとしまつ] おくれる 流行に後[おく]れる 気後[きおく]れ 時代後[じだいおく]れ ご 後光[ごこう] 後背[こうはい] 後刻[ごこく] 後日[ごじつ] 空前絶後[くうぜんぜつご] 戦後[せんご] 後手[ごて] 午後[ごご] 今後[こんご] こう 後援[こうえん] 後退[こうたい] 後方[こうほう] 後悔[こうかい] 後期[こうき] 後世[こうせい] 後輩[こうはい] 後進[こうしん] 後発[こうはつ] のち 後々[のちのち] 後[のち]の世 後程[のちほど] あす 明後日[みょうごにち] 後朝[こうちょう] **ご【語】** [名] ①話をする。かたる。②ことば。また、ことばづかい。「―を改める」「―の意味を調べる」 語気[ごき] 語調[ごちょう] 豪語[ごうご] 私語[しご] 語学[ごがく] 語句[ごく] 外国語[がいこくご] 敬語[けいご] 国語[こくご] 単語[たんご] かたる 身の上を語る 語り手 物語[ものがたり] かたらう 友人と語[かた]らう 夫婦の語らい **ご【誤】** [名] まちがえる。[類]錯[さく] 誤解[ごかい] 誤差[ごさ] 誤算[ごさん] 誤字[ごじ] 錯誤[さくご] あやまる 使用法を誤[あやま]る 誤[あやま]りを正す **ご【護】** [名] かばって、まもる。 護衛[ごえい] 護身[ごしん] 愛護[あいご] 看護[かんご] 弁護[べんご] まもる **ご【互】** [名] たがいに。かわるがわる。 互角[ごかく] 互助[ごじょ] 互選[ごせん] 交互[こうご] 相互[そうご] たがい 互[たがい]に助け合う 互い違い[たがいちがい] <428> **ご**【呉】[字]中国の国名。また古く、中国から日本へわたってきたものをさす。 **ゴ**[字]呉越同舟/呉音/呉服/呉竹 **くれる**[字]呉 **ご**【娯】[字]たのしむ。たのしみ。 **ゴ**[字]娯楽/歓娯 **たのしむ**[字]娯 **ご**【悟】[字]ものごとがはっきりわかる。迷いがなくなる。 **ゴ**[字]悟性/悔悟/覚悟 **さとる**[字]真理を悟る/悟りを開く **ご**【碁】[字]縦・横各一九本の線でつくられたます目の盤の上に、白と黒の石を交互に並べて、囲みとった場所の広さを争う。「―を打つ」かぞえ方[局・番] **ゴ**[字]碁石/碁会/碁盤/囲碁/持碁 **ご**【伍】[字]①仲間になること。また、仲間。▽もと、五人ひと組みの軍隊の最小単位をいう。②領収書や証書などで、「五」の代わりに使う字。[対]一「伍する」を見よ。 **ゴ**[字]①隊伍/落伍/列伍②伍長 **ご**【吾】[字]①自分。われ。②他人を親しんで呼ぶ語。 **ゴ**[字]②吾人②吾兄 **わが・われ**[字]吾輩/吾等 **あ**[字]吾子/吾妻/吾妹/吾亦紅 **ご**【冴】[字]こおる。また、澄んでいる。 **ゴ**[字]冴寒 **さえる**[字]月が冴える/冴えない顔色 **ご**【梧】[字]①植物のアオギリ。▽「梧下」「梧右」「梧前」は、アオギリでつくった机のそばの意味で、手紙のあて名のわきに書き、敬意をあらわすことば。②大きいようす。③ささえる。 **ゴ**[字]①梧桐/梧葉②魁梧③枝梧 **お**[字]梧桐 **ご**【御】→「ぎょ」 **ご**【五/碁/語】[字]→漢字項目を見よ。 **ご**【期】[名]何かをきめなければならないとき。きまるとき。また、臨終のとき。「この―におよんではやめられない」 **コア**[名]核。芯。中心。「―メモリー」「ータイム」[英]core **ごあいきょう**【御愛〝敬・御愛×嬌】[名]人々を楽しませるためにその場にそえる、ちょっとした言動。「では―に一曲」 **ごあいこ**【御愛顧】[名][-スル]客がひいきにすること。目をかけること。おひきたて。「平素の―にこたえる大バーゲン」 **ごあいさつ**【御挨拶】[名]相手の失礼な態度にあきれた気持ちをあらわすことば。「呼んでおいて、早く帰れとは―だね」 **こあきない**【小商い】[名]わずかな資金でする小規模な商売。 **ごあく**【五悪】[名]仏教で、五つの悪事。殺生・偸盗[ちゅうとう]・邪淫[じゃいん]・妄語[もうご]・飲酒[おんじゅ]の五戒を守らないこと。 **こあざ**【小字】[名]町村内の区画の単位。大字をさらに細分化したもの。 **こあじ**【小味】[形動]こまやかなおもむきのある味わい。[対]大味 **コアラ**[名]コアラ科の哺乳動物。樹上で生活し、ユーカリの葉を好んで食べる。めすは、子を腹部のふくろに入れて育てる。オーストラリア原産。コモリグマ。[英]koala **こい**【恋】[名][-スル]男と女のあいだで、相手のことが好きになり、いつもいっしょにいたい、独りじめにしたいと激しく思う気持ち。恋愛。「―に落ちる」「―に破れる」 >恋の鞘当て 恋がたきの男性どうしが一人の女性をめぐって争うこと。 >恋の関守 恋愛をさまたげる人。▽旅人の足をとめる関所の役人にたとえていったことば。 >恋の病 相手を恋いしたう気持ちが強すぎて、病気にかかったような状態になること。恋わずらい。「―に薬なし」 >恋は思案の外 恋愛は常識や理性では判断できないものだ。 >恋は盲目 恋愛をすると冷静さを失い、正しい判断ができなくなる。 **こい**【故意】[名]何かの目的があって、わざとすること。「―に負ける」「未必の―」[対]過失 **こい**【濃い】[形]①色や味などが強い。しつこい。「―赤」「あまみが―」「―化粧」②液体にとけている成分の割合が大きい。濃度が高い。「―塩水」③密度が高い。「―まゆ」「ひげが―」「―霧」④人間どうしの関係が深い。「血のつながりが―」「→血は水よりも―」[対]薄い⑤表面にそのような感じが強くあらわれている。「敗色が―(=敗けそうだ)」「疲労の色が―(=ひどくつかれている)」 <429> **こい**【×鯉】[名]コイ科の魚。川や池など、淡水にすむ。食用・観賞用。 >鯉の滝登り 勢いのいいこと。また、勢いよく立身出世すること。▽コイは滝の急流でもさかのぼりするほど元気がいいことから。 **ごい**【語意】[名]一つ一つのことばのもつ、具体的な意味。[類]語義 **ごい**【語×彙】[名]ある範囲で使われる単語の集まり。たとえば、現代日本語で用いる単語のすべてとか、ある作品で使われている単語のすべてなど。また、単語を集めたもの。ボキャブラリー。「―を豊かにする」▽「彙」は、集めること。 **こいかぜ**【恋風】[名]恋の切なさを、風が身にしみわたるのにたとえたことば。 **こいがたき**【恋敵】[名]自分と同じ異性を恋いしたっている競争相手。 **こいかわはるまち**【恋川春町】[人名]一七四四―八九年。江戸中期の黄表紙[きびょうし]作者。松平家の家臣であったが、「鸚鵡返文武二道[おうむがえしぶんぶにみち]」で松平定信の政治を風刺したために弾圧された。ほかに「金々先生栄花夢[きんきんせんせいえいがのゆめ]」など。 **こいき**【小意気・小粋】[形動]どことなく洗練されてしゃれているようす。「―な身なりをした女」「―な構えの店」 **こいぐち**【×鯉口】[名]刀のさやの入り口のところ。▽コイの口に似ているところから。 >鯉口を切る 刀がすぐぬけるように、鯉口をゆるめる。[類]鯉口をくつろぐ **こいこがれる**【恋い焦がれる】[動]恋しさにあえられず、なやみもだえる。 **こいこく**【鯉濃】[名]コイの輪切りを入れて、にこんだみそしる。 **ごいさぎ**【五位鷺】[名]サギ科の鳥。水辺にすみ、足が短い。後頭部に二~三本の長くて白い羽がある。▽昔、醍醐天皇が五位の位をあたえたことからという。 **こいじ**【恋路】[名]思いをとげようとする恋心を、道にたとえたことば。こいごころ。恋。「人の―をじゃまするやつは犬に食われて死ぬがいい」 **ごいし**【碁石】[名]囲碁に使う、平たくてまるい白と黒の小さな石。▽上等のものは、ハマグリの貝殻(=白石)や那智黒(=黒石)からつくる。 **こいしい**【恋しい】[形]相手に心が強くひきつけられて、そばにいたいと思うようす。したわしい。「一人が待っている」「故郷が―」▽時間的・空間的にへだたったものごとにひかれる気持ちをいう。 **こいずみやくも**【小泉八雲】[人名]一八五〇―一九〇四年。明治期の英文学者・小説家。イギリス人で、本名はラフカディオ・ハーン。来日したのち帰化し、東大などで英文学を講じるかたわら、日本研究をまとめた。著書に「知られざる日本の面影」、小説に「怪談」「心」など。 **こいする**【恋する】[動]異性に身も心もひかれる。男女間で愛情を寄せる。「美しい女性に―」 **こいそくにあき**【小磯国昭】[人名]一八八〇―一九五〇年。大正・昭和期の軍人・政治家。栃木県生まれ。一九四四年、太平洋戦争末期に東条内閣のあとを受けて首相となる。戦況はきわめて敗色がこくなり、翌年、内閣は総辞職した。戦後、A級戦犯として終身刑となる。 **ごいちごじけん**【五・一五事件】[名]一九三二年五月一五日、海軍青年将校を中心に起こしたクーデター事件。軍部独裁をねらい、犬養毅[いぬかいつよし]首相らを暗殺した。クーデターは失敗したが、政党政治が弱められ、日本はファシズムへと進むことになった。 **こいちゃ**【濃い茶】[名]茶道で、抹茶の分量を多くしてたてた茶。「―手前」[対]薄茶 **こいつ**【×此奴】[代名]三人称単数。身近なものに対して、にくしみや軽べつ、また逆に、親しみをこめていう。人にもものにも使う。「―を運ぼう」「―め、うまくやったな」▽「こやつ」の変化した形。 **こいなか**【恋仲】[名]たがいに恋しあう男女のあいだがら。恋愛関係。 **こいにょうぼう**【恋女房】[名]夫が深く愛している妻。好いて結婚したかわいい女房。 **こいねがう**【希う・冀う・庶幾う】[動]強く希望する。切望する。「ひたすらぶじをー」 **こいねがわくは**【希くは・冀くは・庶幾くは】[副]強く希望することには。ひたすら願うのは。 **こいのぼり**【鯉幟】[名]布や紙で、コイの形につくったのぼり。端午の節句(五月五日)に、男の子の成長を祝って立てる。 **こいびと**【恋人】[名]男女のあいだで、恋しく思っている相手。「―どうし」▽「サッカーが―」のように、いま夢中になっているものをいうこともある。 **こいぶみ**【恋文】[名]男女間で、恋しく思う気持ちを書いた手紙。「ラブレター」の古い言い方。 **コイル**[名]導線を螺旋状に巻いたもの。電流を通すと磁場が生じる。[英]coil **こいわずらい**【恋煩い】[名]恋いしたう気持ちがかなえられないでなやみ、病気のようになること。恋のやまい。 **コイン**[名]金属でできたまるいかね。硬貨。[英]coin **コインランドリー**[名]硬貨を入れると使用できる洗濯機や乾燥機を備えてある店。▽[英]coinと[英]laundryから。[和]コイン洗濯 **コインロッカー**[名]硬貨を入れて、荷物を一時預けておくロッカー。▽[英]coinと[英]lockerから。[和]コイン預け **こ**【口】[字]①食べたり、ものを言ったりする器官。くち。②くちで言う。また、くちで言ったこと。③出入りするところ。④人やものごとの数。 **コウ**[字]①口角/口腔/開口②口外/口語/口述筆記/口論/悪口③火口/河口④口座/人口/災いの口 **ク**[字]①異口同音②口調/口伝/口分田 **くち**[字]口が軽い/憎まれ口/口笛/無口/口先 <430> **くち**[字]口吻/口遊ぶ/口惜しい **こう**【工】[字]①ものをつくる。②…をつくる人。職人。[類]匠 **コウ**[字]①工芸/工事/工場/加工/人工衛星/陶工/名工②工夫/細工 **ク**[字]②石工/大工/工 **こう**【公】[字]①個人でなく社会一般。おおやけ。「―と私の区別」[対]私②広く一般の人に知られること。おおっぴら。③政府や市町村に関すること。[対]私・民④一方にかたよらない。[対]私⑤広く一般にあてはまる。⑥人名などに付け、尊敬・親愛・軽べつなどの気持ちをあらわす語。⑦五等の爵位の第一位。公爵。 **コウ**[字]②公園/公害/公共/公衆③公開/公然/公表/公募/公約④公式/公約数/公正/公理⑥家康公/虎公/忠犬八公/殆ん公⑦公侯伯子男 **ク**[字]③公営/公立/官公庁④公平 **おおやけ**[字]公の行事/事件が公になる/公孫樹/公達/公卿/公家/蒲公英/公魚 **こう**【功】[字]①りっぱになしとげた成果。てがら。「―を立てる」「亀の甲より年の―」「内助の―」②ききめ。「―を奏する(=うまくいく)」 **コウ・ク**[字]①功名/成功/年功/功罪/功績②功用/功徳 **いさお**[字]功 >功成り名を遂げる りっぱな仕事をなしとげて、名誉をえる。 **こう**【巧】[字]技術がじょうずで、できばえがいい。[対]拙 **コウ**[字]巧言令色/巧拙/巧妙/技巧/精巧 **たくみ**[字]巧みな細工/悪巧み **たくらむ**[字]巧む **こう**【広】(廣)[字]①ひろい。ひろびろとした。[対]狭②ひろげる。ひろめる。 **コウ**[字]①広義/広狭/広大/広野②広言/広告/広報/長広舌 **ひろい**[字]視野が広い/手広い商売/広場 **ひろまる・ひろめる**[字]デマが広まる/知識を広める **ひろがる・ひろげる**[字]道はばが広がる/末広がり/地図を広げる **こう**【交】[字]①ものがまじわる。いりまじる。②人がまじわる。つきあう。いききする。③いれかわる。かわるがわる。 **コウ**[字]①交差/交通②交流/混交③交歓/交際/交渉/外交/社交④交換/交互/交代/交番 **まじわる・まじえる**[字]道が交わる/ひざを交える **まじる・まざる・まぜる**[字]悪い仲間に交じる/漢字仮名交じり文/綿に麻が交ざる/カードを交ぜる **から・かわす**[字]人が行き交う/羽交い絞め/あいさつを交わす/交喙/交野(地名)/交尾 **こう**【光】[字]①ひかりかがやく。ひかり。②目をひくありさま。けしき。③ほまれ。名誉。④時間。月日。 **コウ**[字]①光彩/光線/光沢/光明/月光②風光/光景/観光③威光/栄光/光栄④光陰/消光 **ひかる・ひかり**[字]風光る五月/親の七光/竹光 **こう**【向】[字]①その方へむかう。むく。②むかっている方。かたむき。おもむき。 **コウ**[字]①向学/向暑/向上②対向車/内向/意向/傾向/趣向/動向 **むく・むける**[字]気が向く/出向く/風向き/差し向ける/顔向け **むかう・むこう**[字]面と向かう/向かい風/向こう側/日向/向日葵/日向 **こう**【后】[字]皇帝や王の妻。きさき。 **コウ**[字]皇后/皇太后/后妃/太后 **きさき**[字]后 **こう**【好】[字]①このましく思う。すきだ。[対]悪②非常によい。すぐれている。③仲よくつきあう。④じょうずな。 **コウ**[字]①好意/好悪/好物/愛好/同好②好感/好日/好調/好評/絶好/良好③好誼/修好/友好④好技/好守/好投手 **このむ**[字]音楽を好む/好ましい結果/派手好み **すく**[字]好き嫌い/物好き **よい**[字]好み/好事家/相好を崩す/仲好し <431> **こう**【行】[字] **コウ**[字]①うごいていく。すすむ。②ものごとをする。ふるまい。「―を共にする」③世間に広くゆきわたる。④みせ。⑤漢詩の一体。「琵琶―」 **ギョウ**[字]①歩いていく。②とりおこなう。おこない。③僧侶などが心身をきたえること。修練。「―を修める」「無言の―」④一列に並んだもの。「―を改める」[類]列⑤書体の一つ。 **アン**[字]①めぐりあるく。②もちあるく。 **コウ**[字]①行程/行楽/徐行/進行/旅行/非行/品行/決行/実行/慣行/断行②刊行/発行③流行④銀行/行員 **ギョウ**[字]①行住坐臥/行商②行事/行政/興行③行者/苦行/勤行/修行/難行苦行④行間/行列/改行⑤行書/行草 **アン**[字]①行脚/行宮/行在所②行火/行灯 **いく・ゆく**[字]船で行く/行く末 **おこなう**[字]執り行う/行いを慎む **その他**[字]微行/流行/奉行/三行半/行幸/行方/旅行 **こう**【考】[字]①かんがえる。②しらべる。ためす。 **コウ**[字]①考案/考察/考慮/思考/熟考②考査/考証/参考/備考 **かんがえる**[字]立場を考える/考え込む **こう**【孝】[字]父母を敬い、たいせつにすること。「親に―をつくす」 **コウ**[字]孝行/孝心/孝養/忠孝/不孝 **こう**【効】(效)[字]ききめ。はたらき。「薬石―なく(=薬や治療のかいもなく)」 **コウ**[字]効果/効能/特効薬/有効 **きく**[字]薬が効く/効き目 **こう**【郊】[字]町はずれ。 **コウ**[字]郊外/遠郊/近郊 **こう**【幸】[字]①ものごとがうまくいったり、めぐまれた状態にあったりして、満足しているようす。さいわい。「―か不幸か」②天皇が出かけること。みゆき。 **コウ**[字]①幸運/幸福/多幸/薄幸/不幸②行幸/巡幸 **さいわい・さち**[字]不幸中の幸い/海の幸 **しあわせ**[字]ありがたき幸せ/幸せ者 **みゆき**[字]幸/幸う/幸多し/幸先/御幸/行幸 **こう**【厚】[字]①あつみがある。[対]薄②心をこめて手厚くあつかう。ゆたかにする。③あつかましい。 **コウ**[字]①重厚/濃厚②厚意/厚遇/厚情/厚生③厚顔 **あつい**[字]手厚い看護/分厚い/厚紙/厚着/厚朴 **こう**【皇】[字]①国やキリスト教会などで位のいちばん高い人。②天皇。 **コウ**[字]①ローマ法皇/教皇②天皇/皇帝/皇居/皇后/皇室/法皇②勤皇/尊皇攘夷 **おう**[字]皇子/皇女 **こう**【紅】[字]①あざやかな赤。②女性。 **コウ**[字]①紅灯/紅茶/紅白/紅葉/鮮紅色/紅一点/紅涙/真紅/深紅②紅玉/紅葉 **べに**[字]紅生姜/紅花/口紅/頬紅 **くれない**[字]薄紅/唐紅/紅蓮 **こう**【候】[字]①ようすをうかがう。②きざし。状態。③まちうける。④時節。とき。「早春の―」▽手紙の書きだしのあいさつに使う。 **コウ**[字]①斥候/測候所②症候群/兆候/天候③候補④候鳥/気候/時候 **そうろう**[字]候/候文/居候 **こう**【侯】[字]①封建時代の領主。大名。②五等の爵位の第二位。侯爵。 **コウ**[字]①王侯/諸侯②公侯伯子男 **こう**【校】[字]①学問や技術を教えるところ。「わがーの教育方針」②比べあわせて調べる。「―を重ねる」③軍の指揮官。 **コウ**[字]①校舎/校風/学校/母校②校異/校閲/校正/校訂③将校 <432> **こう**【校】[字]校倉造り/校合/検校 **こう**【耕】[字]①田畑をたがやす。②筆写や講演で生計を立てる。 **コウ**[字]①耕運機/耕作/耕地/晴耕雨読②舌耕/筆耕 **たがやす**[字]畑を耕す **こう**【航】[字]船や飛行機で行く。 **コウ**[字]航海/航空/航路/出航/難航 **こう**【降】[字]①上から下へさがる。おりる。[対]昇②空からふる。③敵に負けて従う。④ある時からあと。 **コウ**[字]①降下/降誕/降臨/下降/昇降③降参/降伏/投降④以降 **おりる・おろす**[字]初霜が降りる/乗り降り/役を降ろす/雪降ろし **ふる**[字]降るような星空/土砂降り **くだる**[字]天降り/降伏/降魔 **こう**【高】[字]①位置がたかい。また、たかさ。[対]低②数量・程度などが上である。[対]低③心がすぐれてけだかい。④相手に関する事物に付けて、敬う気持ちをあらわす語。⑤おごりたかぶる。⑥「高等学校」の略。「中・―一貫教育」「高じる」を見よ。 **コウ**[字]①高空/高山/高層/座高/標高②高音/高価/高級/高速/高齢/最高③高雅/高潔/高尚/孤高/崇高④高説/高評⑤高圧/高言/高慢⑥高卒 **たかい・たか**[字]値段が高い/名高い/高値/高飛車/円高/割高/背高 **たかまる・たかめる**[字]関心が高まる/感情の高まり/生活水準を高める **その他**[字]高梁/高砂/高見 **こう**【康】[字]ぶじで、やすらかなこと。 **コウ**[字]安康/健康/小康/不健康 **こう**【黄】(黃)[字]きいろ。きいろの。 **コウ・オウ**[字]黄河/黄色/黄土/黄金/黄銅/卵黄/硫黄/黄泉/黄葉/黄楊/黄昏 **き・こ**[字]黄色い/黄な粉/黄身/浅黄/黄金 **こう**【港】[字]船や飛行機が発着するところ。 **コウ**[字]港湾/漁港/空港/入港/良港 **みなと**[字]港を出る船/港町/香港 **こう**【鉱】(鑛)[字]地中にある、金属や石炭をふくむ岩石。 **コウ**[字]鉱山/鉱石/鉱脈/金鉱/採鉱 **こう**【鋼】[字]①きたえて強くした鉄。②はがねのようにかたい。 **コウ**[字]①鋼材/鋼鉄/製鋼/鉄鋼/特殊鋼②鋼玉 **はがね**[字]鋼板/鋼筆 **こう**【綱】[字]①つな。②ものごとの、おおもとのきまり。③生物分類上の一区分。門の下、目の上。「網(=あみ)」は別字。 **コウ**[字]②綱紀/綱領/大綱/要綱 **つな**[字]綱引き/命綱/手綱/横綱 **こう**【構】[字]①組みたててつくる。また、そのしくみ。②建物のかまえ。かこい。 **コウ**[字]①構図/構成/構想/構造/虚構/結構/構内/遺構 **かまえる**[字]家を構える/身構える/門構え **かまう**[字]子猫を構う/なりふり構わず **こう**【講】[字]①わかりやすく説明してきかせる。②ならう。けいこする。③仲なおりする。④神仏を信仰したり、お参りしたりする仲間の組織。⑤かねの貸し借りや貯金のための民間の金融組織。「講じる」を見よ。 **コウ**[字]①講演/講義/講座/講堂/聴講②講習③講和④講中/伊勢講/富士講⑤頼母子講/無尽講 **こう**【溝】[字]水を流すためのみぞ。ほりわり。また、そのような地形。 **コウ**[字]溝渠/海溝/側溝/排水溝 **みぞ**[字]親子の間の溝 <433> **こう[購]**[貝・10画 全17画 購購購購]代金をはらって品物を手に入れる。買う。⇔販コウ[購読][購入]あがなう[購う] **こう[興]**[臼・9画 全16画 興興興興]日[コウ]勢いが盛んになる。もりたてる。→廃日[キョウ]おもしろみ。おもしろがる。「―をそえる」「―に乗る」コウ[興奮][興亡][興隆][再興][新興]キョウ[興趣][興味][座興][即興][余興]おこる・おこす[産業が興る]/[国を興す] **こう[孔]**[・4画 全7画 孔孔孔孔]①つきぬけたあな。類穴②古代中国の思想家、孔子。コウ①[孔版][眼孔][気孔][鼻孔]②[孔孟][孔門]あな[孔]くじゃく[孔雀] **こう[甲]**[田・0画 全5画 甲甲甲甲]①なかみを保護するためのかたい殻。こうら。よろい。「かめの―」②手や足のおもて側。「手の―」③十干の第一。きのえ。④成績などの順位の第一位。もっともすぐれたもの。⑤二つ以上のものごとをあらわすとき、そのうちの一つを示すことば。▽公文書を作るときなどに用いる。「―は乙に代金をしはらう」⑥音声の調子が高い。コウ②[甲殻][甲虫]③[甲羅][亀甲][装甲車]④[手甲][甲子園][甲乙][甲種][甲論乙駁]かぶと[甲]きのえ[甲]こうら[甲羅] **こう[江]**[・3画 全6画 江江江江]大きな川。▽中国では揚子江(=長江)をいう。類河コウ[江河][江湖][江南][長江]え[江戸][入り江][近江][江州] **こう[坑]**[土・4画 全7画 坑坑坑坑]①石炭や鉱物をとるために地中にほったあな。②あなうめにする。コウ①[坑道][坑夫][炭坑][廃坑]②[坑殺][焚書坑儒]あな[坑] **こう[抗]**[手・4画 全7画 抗抗抗抗]さからう。はりあう。」→「抗する」を見よ。コウ[抗議][抗争][対抗][抵抗][反抗]あらがう[抗う] **こう[攻]**[攵・3・ 全7画 攻攻攻攻]①敵をせめる。⇔守・防②学問を研究する。コウ①[攻撃][攻勢][攻防][速攻][難攻不落]②[攻究][専攻]せめる[敵陣にを攻める][水攻め] **こう[更]**[日・3画 全7画 更更更更]①あらためる。新しくなる。とりかえる。②夜がおそくなる。③昔、一夜を五つに分けて時刻をあらわした語。コウ①[更衣室][更新][更生][更迭][変更]②[深更]③[三更][初更]さら[更に][更紗][今更][満更]ふける・ふかす[秋が更ける]/[夜更かし]かえる[更える]きさらぎ[更衣]さらしな[更科紀行][更級日記] **こう[狗]**[犭・5画 全8画 拘拘拘拘]①つかまえておく。とらえる。②こだわる。コウ①[拘禁][拘束][拘置][拘留]②[拘泥]かかわる[拘わる]こだわる[拘泥る] **こう[肯]**[月・4画 全8画 肯肯肯肯]そのとおりだと、聞きいれる。うなずく。⇔否コウ[肯定][首肯]うべなう[肯う] **こう[恒]**(恆)[心・6画 全9画 恒恒恒恒]いつも変わらない。一定している。類常コウ[恒久][恒産][恒常][恒星][恒例][恒河](=ガンジス川) **こう[洪]**[・6画 全9画 洪洪洪洪]あふれて大きく広がったもの。コウ[洪恩][洪水][洪積層][洪大]ハンガリー[洪牙利] **こう[荒]**[+・6画 全9画 荒荒荒荒]①土地があれはてる。実りのない。☆豊②あらあらしい。③でたらめでとりとめがない。④地のはて。 <434> コウ①[荒廃][荒野][荒涼]②[救荒][凶荒][備荒]③[荒天]④[荒唐無稽]⑤[八荒][破天荒]あらい[気性が荒い][手荒な扱い][荒波]あれる・あらす[海が荒れる][大荒れの試合][荒れ地]/[縄張りを荒らす]すさぶ[荒む]あら[荒ら屋][荒磯] **こう[慌]**[心・9画 全12画 慌慌慌慌]おどろいて、まごまごするようす。動揺してうろたえる。コウ[慌忙][恐慌]あわてる・あわただしい[急報に慌てる][慌て者]/[慌ただしい出発] **こう[香]**[香・0画 全9画 香香香香]日[コウ]①いいにおい。②かおりを出すもの。「一をたく」日[キョウ]将棋の駒の一つ。コウ①[香水][香料][芳香][香炉][焼香][線香]キョウ[香車]か[色香がうせる][移り香]かおり・かおる[香り高い芸術]/[花が香る]こうぎょ[香魚]ほんこん[香港]やし[香具師] **香を聞く**香をたいて、そのかおりをかぐ。 **こう[貢]**[貝・3画 全10画 貢貢貢貢]さしだす。支配者に金品を献上する。また、何かのために力をつくすこと。コウ・ク[貢献][朝貢][来貢]/[年貢]みつぐ[かねを貢ぐ][貢ぎ物] **こう[控]**[手・8画 全11画 控控控控]①さしひく。②ひかえる。おさえる。③うったえる。コウ①[控除]②[抑制][控訴]ひかえる[差し控える][控え室][控え目] **こう[硬]**[石・7画 全12画 硬硬硬硬]①かたい。かたいもの。⇔軟②こわく、ものに屈しない。コウ①[硬貨][硬球][硬直][硬度][硬筆][生硬]②[硬骨漢][強硬]かたい[表現が硬い][硬さがほぐれる] **こう[絞]**[糸・6画 全12画 絞絞絞絞]①ひもでしめつける。②しぼる。コウ①[絞刑][絞殺][絞首]②[絞汁]しぼる[声を振り絞る][お絞り]しめる・しまる[絞め殺す][羽交い絞め]/[首が絞まる] **こう[項]**[頁・3画 全12画 項項項項]①小分けした、一つ一つのことがら。「―に分けて説明する」②数学で、数式を組みたてている数や式。「―を移す」コウ①[項目][事項][条項][別項][要項]②[移項][同類項]うなじ[項]うなだれる[項垂れる] **こう[酵]**[酉・7画 全14画 酵酵酵酵]酒やみそをつくるバクテリアのはたらき。コウ[酵素][酵母][発酵] **こう[稿]**[禾・10画 全15画 稿稿稿稿]文章や詩の下書き。「―を起こす」「―を改める」▽屋根をふく材料の、わらの意味から。コウ[稿本][稿料][投稿][寄稿][玉稿][原稿] **こう[衡]**[行・10画 全16画 衡衡衡衡]①重さをはかる。はかり。②つりあいがとれている。③よこ。「衝(=つきあたる)」は別字。コウ①[衡量][度量衡]②[均衡][平衡]がっしょうれんこう[合従連衡] **こう[弘]**[弓・2画 全5画 弘弘弘弘]大きくて広い。また、広める。コウ[弘遠][弘毅][弘済][弘報][弘誓][弘徽殿]ひろさき(地名) **こう[亘]**[二・4画 全6画 亘亘亘亘]わたる。また、わたす。▽「亙」は別字だが、混用されている。コウ[亘古]わたる[長時間に亘る討議] **こう[宏]**[・4画 全7画 宏宏宏宏]広く大きい。すぐれている。▽多く、「広」に書きかえる。コウ[宏遠][宏儒][宏壮][宏大] **こう[亨]**[・5画 全7画 亨亨亨亨]①すらすらと通る。順調な。②食物をにる。圏京③「享[きょう](=うける)」は別字。コウ①[亨運] <435> **こう**【昂】[字]①高く上がる。②気が高ぶる。[類]高『多く、「高」に書きかえる。「昂」は俗字。また、「昴(=すばる)」は別字。 **コウ**[字]①昂騰②昂進/昂然/昂揚/激昂/意気軒昂 **こう**【虹】[字]にじ。 **コウ**[字]虹橋/虹彩 **こう**【洸】[字]水がわいて光るようす。また、水が広がるようす。 **コウ**[字]洸々/洸洋 **こう**【晃】[字]あきらか。ひかりかがやく。 **コウ**[字]晃々/晃然 **こう**【倖】[字]①思いがけない幸い。②気に入りの。 **コウ**[字]①僥倖/射倖心②倖臣 **こう**【浩】[字]水がひろびろと広がる。また、広く大きい。ゆたか。 **コウ**[字]浩恩/浩瀚/浩々/浩然 **よう**[字]浩 **こう**【紘】[字]①ひも。また、つな。②境界。はて。▼「絃(=つる)」は別字。 **コウ**[字]②八紘一宇 **こう**【皐】[字]①陰暦五月。さつき。②水辺の地。▼「皋」は正字。 **コウ**[字]①皐月②皐壌 **さつき**[字]皐月 **こう**【皓】[字]白く光って明るい。あきらか。 **コウ**[字]皓月/皓々/明眸皓歯 **こう**【滉】[字]水が深く広びろとしているようす。 **コウ**[字]滉蕩/滉瀁 **こう**【鴻】[字]①オオトリ。また、ヒシクイ。②おおきい。さかん。 **コウ**[字]①鴻鵠②鴻恩/鴻志/鴻図 **こう**【後】→「ご」 **こう**【公/功/甲/行/孝/効/幸/香/侯/候/項/稿/講】[字]→漢字項目を見よ。 **こう**【恋う】[動]おもいしたう。恋いをする。また、なつかしがる。「人を―」「ふるさとを―」 **こう**【請う・×乞う】[動]せつに願う。のぞむ。「ご指示を―」「許しを―」「―御期待」 **こう**【×斯う】[副]このように。こんなふうに。「―なればしめたものだ」「ああ言えば―言う」▽「かく」の変化した形。 **ごう**【号】(號)[字]①大声を上げる。さけぶ。②あいず。しるし。③よび名。また、文学者や画家などが本名のほかに付ける名。「―は漱石」④乗り物・動物などの名につける語。[類]丸⑤数字のあとに付けて順位をあらわす語。とくに、活字や絵画の大きさ、雑誌など定期的に発行されるもののそれぞれ。「―を重ねる」「号する」を見よ。 **ゴウ**[字]①号泣/怒号②号砲/号令③記号/信号/番号④雅号/山号/寺号/称号/年号/俳号/屋号/たま号⑤号外/五号活字/三号車 **ごう**【合】[字]①一つにする。一つになる。②ぴったりあう。一致する。あてはまる。③尺貫法で、容積の単位。一升の一〇分の一。約〇・一八リットル。④尺貫法で、面積の単位。一坪の一〇分の一。約〇・三三平方メートル。⑤山頂までの道のりの一〇分の一。「八―目」 **ゴウ**[字]①合計/合点/合成/合同/集合②合意/合格/合理的/都合/適合 **ガッ・カッ**[字]①合戦/合宿/合唱/合体/合併/合掌 **あう・あわす・あわせる**[字]話し合う/合図/試合/顔を見合わす/打ち合わせる/合羽/合点/合歓/百合 **ごう**【拷】[字]うつ。打ちたたいて責める。 **ゴウ**[字]拷問 **ごう**【剛】[字]①かたい。②つよくて、外からの力にくじけない。「柔よく―を制す」「―の者」[対]柔 <436> **ゴウ**[字]①剛毛/金剛石②剛健/剛胆/剛直/剛力/外剛内柔 **つよ**[字]手強い **ごう**【豪】[字]①並みはずれて勢いが盛んである。②えらい。並みはずれた能力をもっている人。③「豪太剌利亜」の略。 **ゴウ**[字]①豪雨/豪華/豪語/豪遊②豪傑/豪族/豪勇/酒豪/文豪③豪州/日豪会談/白豪主義 **ごう**【強/郷】→「きょう」 **ごう**【業】→「ぎょう」 **ごう**【号/合/剛】[字]⇨漢字項目を見よ。 **ごう**【郷】[名]いなかの土地。 >郷に入っては郷に従え その土地に住むことになったら、そこの風俗や習慣に従いなさい。 **ごう**【業】[名]人がそれぞれ、になっている運命。とくに、前世でおこなったことの悪い報いをいう。カルマ。「―が深い」「女のー」 >業を煮やす 思うようにならず、いらいらして腹を立てる。[類]業を沸かす **こうあつ**【高圧】[名]①高い圧力。「ーのガス」②高い電圧。「一線」 **こうあつてき**【高圧的】[形動]頭ごなしにおさえつけて従わせようとするようす。「―なものの言いかた」[類]高飛車・威圧的 **こうあん**【公安】[名]国家や社会の安全が保たれていること。「―委員会」 **こうあん**【公案】[名]①禅宗で、修行者をさとりに到達させるために、師があたえる研究課題。日常的な思考では解きえない難問が多い。②公文書などの案文。 **こうあん**【考案】[名][-スル]いろいろくふうして、新しい方法やアイデアを考えだすこと。「新しい製法を―する」 >つかいわけ|考案・思案| >「考案」は、新しい方法や考えをくふうして考えだすこと。「便利な道具を考案する」。「思案」は、どうしたら問題を解決できるか、あれこれ考えること。「思案に余る難問だ」。 **こうい**【好意】[名]①相手にいい感じをもって、その人によいことが起こるようにとはからう気持ち。「―にあまえる」「―を無にする」②好きだ、したわしいと思う気持ち。「―をいだく」「―を寄せる」[類]好感 **こうい**【厚意】[名]思いやりのこもった気持ち。厚情。「ご―に感謝します」▽他人の行為についていうことば。 **こうい**【更衣】[名]①衣服を着がえること。「―室」②平安時代、天皇に仕えた女官で、女御の下位に位置する人。 **こうい**【皇位】[名]天皇のくらい。「―継承」 **こうい**【校医】[名]学校からたのまれて、児童・生徒・学生の健康管理や診察をする医師。学校医。 **こうい**【校異】[名]古典などで、諸伝本を照合してわかった本文の異同。また、その異同を調べること。 **ごうい**【合意】[名][-スル]たがいの考えや気持ちが一致すること。「―に達する」 **こういき**【広域】[名]ものごとのおよぶ範囲や区域が広いこと。「市町村をこえた―の行政」「―暴力団」 **こういしょう**【後遺症】[名]①病気やけがが治ったあとに、まだ残るからだの障害。手足の麻痺など。②大きな出来事や事件のあとに残った、悪い影響。「台風の―」 **ごういつ**【合一】[名][-スル]多くのものが一つになること。また、一つにすること。 **こういっつい**【好一対】[名]よく調和のとれた、似合いの組みあわせ。「―の夫婦」 **こういってん**【紅一点】[名]大勢の男性の中に、女性がただ一人はいっていること。また、その女性。▽中国、王安石の詩の一節、「万緑叢中紅一点のみ(=一面の青葉の中にただ一輪の赤い花が咲きいている)」から。 **こういん**【工員】[名]工場の労働者。職工。 **こういん**【光陰】[名]つきひ。時間。年月。歳月。▽「光」は日、「陰」は月のこと。文章語。 >光陰矢の如し 月日のたつのは飛ぶ矢のように早い。[類]光陰夢の如し **こういん**【拘引・×勾引】[名][-スル]とらえて引っぱっていくこと。とくに、被告人などを裁判所に強制的に連れていくこと。 **ごういん**【強引】[形動]反対や障害をおしきって、むりやりにものごとをおこなうようす。「―な手口」 **こうう**【降雨】[名][-スル]雨が降ること。また、降った雨。「一量」 **こうう**【項羽】[人名]前二三二―前二〇二年。中国、秦末の武将。劉邦(=漢の初代皇帝)とともに秦をほろぼしたが、のちに劉邦と争い、垓下の戦いに敗れ自殺した。 <437> **ごうう**【豪雨】[名]激しい勢いで降る雨。「集中―」 **こううん**【幸運・好運】[名・形動]運がいいこと。たまたま、その人の望むようになること。「―にめぐまれる」「―児」[対]悲運・不運 **こううんき**【耕耘機・耕運機】[名]田畑を耕す機械。▽「耘」は、田畑の草をとりのぞく意味。 **こううんりゅうすい**【行雲流水】[四字熟語]しぜんのなりゆきにまかせること。空をゆく雲や川を流れる水のように淡々としていること。 **こうえい**【公営】[名]公共団体・公団・公社などが経営していること。「―住宅」[類]国営[対]民営・私営 **こうえい**【光栄】[名・形動]その人にとって名誉であること。「身にあまる―」「―にも叙勲された」 **こうえい**【後衛】[名]①軍隊で、後方を守る部隊。②テニスやバレーボールなどで、コートの後ろのほうを守る選手。[対]前衛 **こうえい**【後×裔】[名]何代もあとの子孫。末流。末裔。「源氏の―」 **こうえき**【公益】[名]社会全体の役に立つこと。公共の利益。「―法人」[対]私益 **こうえき**【交易】[名][-スル]国と国とのあいだで品物の交換や売り買いをすること。[類]貿易 **こうえきじぎょう**【公益事業】[名]電力・ガス・水道・医療など、おおやけの利益に関する事業。 **こうえつ**【校閲】[名][-スル]原稿や印刷物などの内容や表現の誤りを正し、不足の部分を補うこと。 **こうえん**【口演】[名][-スル]落語・講談・浪曲などの話芸を演じること。「浪曲を―する」 **こうえん**【公演】[名][-スル]演劇・舞踊・音楽などを大勢の客の前で演じること。「海外―」[類]上演 **こうえん**【講演】[名][-スル]あらかじめきめた題目について、人々の前で話をすること。「―会」「公害について―する」[類]講義 **こうえん**【公園】[名]街中にあって、人々が自由に利用できる庭園や遊園地。また、広く自然を保護し、人々のレクリエーションに役立てるために、国や 都道府県が指定した地域。国立公園・国定公園・県立公園など。 **こうえん**【好演】[名][-スル]みごとな演技や演奏をすること。また、その演技や演奏。「大役を―する」 **こうえん**【後援】[名][-スル]かげで助力すること。あとおしすること。「―会」「住民運動を―する」 >つかいわけ→「応援」を見よ。 **こうえん**【高遠】[形動]考えなどがけだかく、広くて深いようす。「―な理想に燃える」 **こうお**【好悪】[名]好きなことと、きらいなこと。すききらい。「―の念」▽「こうあく」と読むのは誤り。 **こうおつ**【甲乙】[名]二つのものを比べて、どちらがすぐれていて、どちらがおとっているかということ。ものごとの順位。「―つけがたい」[類]優劣▽十干の第一番目の甲と第二番目の乙。評価の段階をあらわすのに使ったところから。 **こうおん**【高音】[名]①高い音。大きな音。②声楽では、テノール(男声)、ソプラノ(女声)の音域。[対]低音 **こうおん**【高温】[名]高い温度。「―多湿」[対]低温 **ごうおん**【×轟音】[名]ごうごうとひびきわたる大きな音。「―を発する」▽「轟」は、とどろきわたること。 **こうおんどうぶつ**【恒温動物】[名]「定温動物」のこと。 **こうか**【工科】[名]工学を研究する学科。また、工学部のこと。「―大学」 **こうか**【効果】[名]①やってみたことから生じる、よい結果。ききめ。「薬の―があらわれる」「―覿面」[類]効用・効能②演劇・映画・放送などで、ふんいきを出すために使うほんものらしい音。音響効果。効果音。 **こうか**【降下】[名][-スル]高いところからおりること。「パラシュートでーする」 **こうか**【高価】[名・形動]値段の高いこと。また、値打ちが高いこと。「―な指輪」「―につく」[対]安価・廉価 **こうか**【高架】[名]鉄道・道路・電線などを、地上に高くかけわたすこと。「―鉄道」 **こうか**【降嫁】[名][-スル]皇女や王女が臣下にとつぐこと。 **こうか**【校歌】[名]その学校の建学の精神や特色などをあらわした歌。「―斉唱」 **こうか**【硬化】[名][-スル]①やわらかいものがかたくなること。「接着後五分でーする」②意見や態度が、他にゆずろうとしない、かたくななものに変わること。「大臣の放言で野党が―した」[対]軟化 **こうか**【硬貨】[名]金・銀・銅・ニッケルなどでつくった、金属製の貨幣。コイン。「五〇〇円―」[対]紙幣 **こうが**【高雅】[形動]格調が高く、優雅なようす。「―な文章」[対]低俗 **ごうか**【豪華】[形動]ぜいたくで、はなやかなようす。「―なパーティー」「―客船の旅」[類]絢爛 **ごうか**【×劫火】[名]①仏教で、全世界を焼きつくすという大火。こうか。②仏教で、悪業の報いで地獄に落ちた人を焼く火。[類]業火 **こうかい**【公海】[名]どこの国にも所属せず、世界各国が自由に航行したり、漁をしたりできる海。「―自由の原則」[対]領海 **こうかい**【公開】[名][-スル]広く一般の人々が、見たり聞いたり利用できるように開放すること。「施設を一般―する」「―討論会」[対]非公開 **こうかい**【更改】[名][-スル]契約や制度などを変え、あらためて、新しくすること。「プロ野球選手の契約―」[類]更新 **こうかい**【後悔】[名][-スル]何かをしたあとで、その誤りに気づいてなやむこと。「いまさら―してもおそい」 >後悔先に立たず 後悔してもとりかえしがつかないのだから、そうなる前にじゅうぶん考えて行動することだ。 **こうかい**【紅海】[名]アラビア半島とアフリカ大陸にはさまれた海。アフリカ大地溝帯の一部分が海水に気づいてなやむこと。「いまさら―してもおそい」 <438> 中にしずんでできた。北はスエズ運河で地中海に、南はインド洋に通じる。 **こうかい**【航海】[名][-スル]船で海を進んでいくこと。「豪華客船でーする」 **こうがい**【口外】[名][-スル]話してはならないことを口に出して話すこと。「うっかりーする」 **こうがい**【公害】[名]工場の活動や交通量の増加などによって、周辺の住民が受ける生活や健康上の被害。大気や水のよごれ・騒音・振動・悪臭など。「―病の認定」 **こうがい**【郊外】[名]都市のまわりの農地や森林の多い地域。「―電車」[類]近郊 **こうがい**【鉱害】[名]鉱山の採掘・製錬などによって出るほこりや有毒物質が、自然や農作物・住民におよぼす害。 **こうがい**【構外】[名]囲いのそと。施設や敷地のそと。「駅のー」[対]構内 **こうがい**【×笄】[名]髪にさすかざりの一つ。もと、髪をかきあげるのに使った細長い、はし状の道具。 **こうがい**【口蓋】[名]口の中の上側の部分。 **ごうかい**【豪快】[形動]ものすごく力強くて、見ていると気持ちのいいようす。「―に笑う」「―な走り」 **ごうがい**【号外】[名]重大な事件の起こったとき、新聞社が朝夕刊以外に臨時に発行する新聞。 **こうかいしじょうそうさ**【公開市場操作】[名]金融政策の一つ。日本銀行が公債や証券などを民間の銀行などに売買して、市場に出まわる通貨の量を調節すること。 **こうかいじょう**【公開状】[名]特定の個人などにあてた書状の内容を、一般の人の批判を求めるために、雑誌などに公表したもの。 **こうがいたいさくきほんほう**【公害対策基本法】[名]一九六七年に制定された公害の防止と対策に関する基本を定めた法律。公害の定義・環境基準・事業者や国の公害妨止に関する責務などを規定している。 **こうかいどう**【公会堂】[名]地方自治体などが、地域の人々の集会のためにつくった建物。公民館 **こうかいどおう**【広開土王】[人名]→「こうたいおう」 **こうかがくスモッグ**【光化学スモッグ】[名]自動車や工場の排出した二酸化窒素が日光に反応してオキシダントとなり、大気中にたまったもの。目を刺激し、頭痛をひき起こす。 **こうかく**【広角】[名]写真撮影などで、写す範囲が広いこと。また、野球で左右に広く打ちわけること。「ーレンズ」「―打法」 **こうかく**【降格】[名][-スル]階級や資格などが下がること。また、下げること。格下げ。[対]昇格 **こうがく**【工学】[名]科学の理論を、工業製品の生産に応用するための技術を研究する学問。「電気―」 **こうがく**【光学】[名]物理学の一分野で、光の性質について研究する学問。「―ガラス」「―器械」 **こうがく**【向学】[名]学問にはげもうと思うこと。「―心に燃える」 **こうがく**【後学】[名]①のちのち役に立つ知識・学問。「―のために読んでおく」②後輩の研究者。「―に期待する」[対]先学 **ごうかく**【合格】[名][-スル]①試験に通ること。「―して喜ぶ中学生たち」[類]及第②ある条件や規格に合うこと。「検査に―した品」 >こうかく(口角)泡を飛ばす 激しく議論する。▽「口角」は、口の両わきのこと。 **こうがくきかい**【光学器械】[名]レンズ・プリズム・鏡などを使い、光の反射・屈折などを利用した装置のこと。カメラ・望遠鏡・顕微鏡など。 **こうがくしきもじよみとりそうち**【光学式文字読み取り装置】[名]→「オーシーアール」 **こうがくねん**【高学年】[名]小学校で、上のほうの学年。ふつう、五、六年生をさす。[対]低学年 **こうかくるい**【甲殻類】[名]節足動物の一種。エビやカニのように、かたいこうらでおおわれたもの。 **こうかくろう**【黄鶴楼】[名]中国の湖北省、長江に面して建つ高楼。ながめがすばらしく、古来多くの詩人が詩に詠んだ。仙人がかべにミカンの皮でえがいた黄色いツルが、手を打つとかべからぬけでて舞まったという伝説がある。▽崔顥[さいこう]の「黄鶴楼」、李白[りはく]の「黄鶴楼にて孟浩然[もうこうねん]の広陵に之くを送る」の詩が有名。 **ごうかけんらん**【豪華絢爛】[四字熟語]ぜいたくではなやかで美しく、非常にりっぱなようす。 **こうかつ**【×狡猾】[形動]ずるがしこいやりかたをするようす。「―な手段」「―にたちまわる」 **こうかてき**【効果的】[形動]思ったとおりのよい結果や効き目があるようす。「―なトレーニング」 **こうかてきめん**【効果覿面】[四字熟語]効き目がたちどころにあらわれること。▽「覿面」は、まのあたりということで、ほかに「天罰覿面」などと使う。 **ごうかばん**【豪華版】[名]①書物で、用紙・印刷・装丁などが豪華なもの。②すばらしくて、りっぱなこと。「夕食は―だ」 **こうがぶんめい**【黄河文明】[名]前四〇〇〇―前三〇〇〇年ころ。中国の黄河流域に発達した農耕文明。彩文土器を使った中流域の彩陶文化、三本足の黒色磨研土器を使った下流の黒陶文化に分かれる。次の殷や周の青銅器文明のもとになった。 **こうかほうぎん**【高歌放吟】[四字熟語]あたりかまわず、声を張りあげて歌うこと。[類]放歌高吟 **こうかん**【公刊】[名][-スル]広く世間に向けて出版すること。「文集を―する」 **こうかん**【公館】[名]領事館・公使館・大使館など。 <439> **こうかん【交換】**[名・スル]①ものとものをとりかえること。また、やりとりすること。「物々ー」「部品を―する」②単線で列車が、せまい道で自動車が、すれちがうこと。③「電話交換台」「交換手」の略。「一度―にもどす」 > つかいわけ交換・変換・転換| 「交換」は、たがいにやりとりすること。「意見交換」。「変換」は、別のものに置きかえること。「図式の変換」。「転換」は、別の方向に変えること。「気分転換」。 **こうかん【向寒】**寒い季節に向かうこと。手紙文などに使うことば。「―のみぎり」⇔向暑 **こうかん【好漢】**男らしく、感じのいい男。圏快男児 **こうかん【好感】**人やものごとを、好ましいと思う気持ち。「―をいだく」類 好意 **こうかん【交歓】**人々が集まり、たがいにうちとけて楽しむこと。「―試合」「留学生と―する」 **こうかん【高官】**高い地位の官職。また、その地位にある役人。大臣・次官など。「高位―」 **こうかん【校勘】**古典などで、本文の異同を比較研究すること。校合。「諸本を―する」 **こうかん【鋼管】**鋼鉄製のくだ。 **こうかん【巷間】**町の中。世間。「―の伝えるところによれば」 **こうかん【浩瀚】**[形動]①書物の分量の多いようす。ページや巻数の多いこと。「―な蔵書」②広く大きいようす。 **こうがん【紅顔】**若者の血色のいい顔。「―の美少年」 **こうがん【厚顔】**[形動]あつかましいようす。ずうずうしいようす。「無恥」⇔鉄面皮 **こうがん【睾丸】**哺乳動物のおすの生殖器の一部。精子をつくる。精巣。きんたま。 **ごうかん【合巻】**江戸時代に流行した絵入り小説、草双紙の一種。長編化したため、数冊とじ合わせて一巻にまとめたもの。柳亭種彦が代表作者で、作品は「偐紫田舎源氏」など。 **ごうかん【強姦】**女性の意志に反して性交を強要すること。暴行。手ごめ。レイプ。⇔和姦 **ごうがん【傲岸】**[形動]おごりたかぶって、妥協しないようす。「―無礼な態度」「―不遜」 **こうかんしゅ【交換手】**通話しようとしている人の電話線を、相手の電話線につなぐ仕事をする人。 **こうかんじょうけん【交換条件】**相手の要求に応じる代わりに、自分の要求も相手に承知させる条件をつけること。 **こうかんしんけい【交感神経】**自律神経の一つ。呼吸・循環・消化などを調整する神経。副交感神経に対していう。 **ごうがんふそん【傲岸不遜】**おごり高ぶって従わず、思いあがっているようす。 **こうがんむち【厚顔無恥】**はじ知らずであつかましいようす。ずうずうしいようす。「―にもほどがある」圏鉄面皮▽つらの皮が厚いという意味から。「厚顔無知」は誤り。 **こうき【公器】**世間一般のためのもの。公共の機関。「新聞は社会の―」 **こうき【広軌】**鉄道で、レールの間隔が標準軌間(=一四三五)より広いもの。⇔狭軌▽日本では一〇六八心の狭軌が一般的。新幹線は標準軌間。 **こうき【好奇】**はじめてのものやめずらしいものに興味をもつこと。ものずき。「―の目を向ける」 **こうき【光輝】**①かがやく光。かがやき。②ほまれ高いこと。名誉。「―ある伝統」 **こうき【好機】**またとない機会。よいチャンス。「―到来」「―逸すべからず」 **こうき【香気】**よいにおい。かおり。「―がただよう」圏芳香⇔臭気 **こうき【皇紀】**神武天皇が即位した年(西暦紀元前六六〇年)を元年とする紀元。▽「日本書紀」の記述による。 **こうき【後記】**①[名・―スル]文章のあとのほうに書くこと。後述。「理由は―する」☆前記②[名]本のあとがき。「編集―」 **こうき【後期】**ある期間を二つ、または三つに分けたときの、最後の時期。「平安時代の―」「鷗外の―の作品」→前期 **こうき【校紀】**学校内で守るべき道徳。学校内の風紀。「―を乱す」 **こうき【校規】**学校がきめた規則。校則 **こうき【高貴】**[形動]①身分や家がらが高く、気品のあるようす。「―な身分」⇔下賤②値段が高く、めったに手にはいらないようす。「―な薬」 **こうき【校旗】**学校のしるしとする旗。「―入場」「―の掲揚」 **こうき【綱紀】**政治家や公務員などが守るべき規律。「―粛正」 **こうき【興起】**①勢いが盛んになること。②心がふるいたつこと。 **こうぎ【公儀】**①朝廷。また、幕府・将軍家のこと。お上。「―隠密」②おもてむきのこと。おおやけ。 **こうぎ【広義】**ことばの意味にはばのあるとき、範囲の広いほうの意味。「―に解釈する」⇔狭義▽たとえば、「きょうだい」は、狭義では「兄弟」だが、広義では「姉妹」もふくめる。 **こうぎ【抗議】**[名・スル]あることがらに対し、満足できない、相手が正当でないと強く主張すること。また、その主張。「審判の判定に―する」 **こうぎ【講義】**[名・スル]学問的な内容について説明して聞かせること。また、大学の授業。「―ノート」類講演 <440> **こうぎ**【交誼】[名]親しいつきあい。交際。「よろしくごーのほどお願いいたします」 **こうぎ**【好誼】[名]相手が親しく交際してくれること。「ご―感謝いたします」 **こうぎ**【厚誼】[名]心のこもったつきあい。深い交情。「私同様にご―をお願い申しあげます」 **こうぎ**【高×誼】[名]ひととおりでないつきあい。「平素、格別のごーをたまわり…」▽手紙文などで、相手の交情に対する敬意をあらわすことば。 **ごうき**【剛毅】[形動]意志が強くて他からの圧力に負けないようす。「―な性格」「―果断」 **ごうき**【豪気】[形動]細かいことにこだわらず、大胆なようす。「―に構える」[類]豪放 **ごうぎ**【合議】[名][-スル]人々が集まって相談すること。「関係官庁とーする」 **ごうぎ**【豪儀・強気】[形動]威勢がよくてすばらしいようす。「そいつは―だね」[類]豪勢 **こうきあつ**【高気圧】[名]大気中で、周囲よりも気圧の高い範囲。ここでは天気がよく、中心から外に向けて風がふきだす。「移動性―」[対]低気圧 **ごうきかだん**【剛毅果断】[四字熟語]強い意志をもって、思いきってものごとをおこなうようす。 **こうきぎょう**【公企業】[名]国や地方公共団体が経営する企業。利潤の追求を目的とせず、公共の利益のために営まれる。国営企業・金融公庫・公団・地方公営企業など。[対]私企業 **こうきしゅくせい**【綱紀粛正】[四字熟語]国家の規律を正しくして、不正を厳しくとりしまること。▽「綱紀粛清」は誤り。 **こうきしん**【好奇心】[名]未知のものに対して強い興味を示す心。 **ごうぎせい**【合議制】[名]合議によってものごとを決定するやりかた。 **こうき(紅旗)征戎吾がことにあらず** 戦争さわぎなどは自分にはなんのかかわりもないことだ。源平の争乱のとき、藤原定家が日記「明月記」に書いたことば。 **こうきてい**【康熙帝】[人名]一六五四―一七二二年。中国、清[しん]の第四代皇帝。清を混乱させていた呉三桂[ごさんけい]らの「三藩の乱」を鎮圧。ロシアとネルチンスク条約を結んで国境を確定し、外モンゴル・チベットを平定した。また、大いに学問を奨励して、「康熙字典」「佩文韻府[はいぶんいんぷ]」などを編集させた。中国史上第一の名君といわれる。 **こうきゅう**【考究】[名][-スル]よく調べて、深く考えること。「失敗の原因を―する」 **こうきゅう**【恒久】[名]いつまでも変わりなく続くこと。永久。「―平和を望む」 **こうきゅう**【後宮】[名]皇后やきさきなどの住む奥御殿。また、そこに住む女性たち。 **こうきゅう**【高級】[名・形動]等級・程度・品質などが高くすぐれていること。「―品」「―な車」[類]上等[対]低級 **こうきゅう**【高給】[名]高い給料。「彼は―取りだ」「―でやとう」[対]薄給 **こうきゅう**【硬球】[名]野球やテニスなどで使うボールのうち、かたいボール。[対]軟球 **ごうきゅう**【号泣】[名][-スル]大声をあげて泣くこと。「人前でーする」[類]慟哭 **ごうきゅう**【剛球・強球】[名]投手の投げる速くて重い球。「―投手」 **こうきゅうび**【公休日】[名]①祝日や休日以外に、公式に認められた休日。②同業者などが申しあわせて休む定休日。 **こうきょ**【皇居】[名]天皇の住まい。宮城。▽江戸時代までは京都。内裏。現在は東京都千代田区にある。 **こうきょ**【×薨去】[名]身分の高い人が死ぬこと。「前国王が―された」▽古くは、皇族と三位以上の人の死をいう。 >つかいわけ→「死ぬ」を見よ。 **こうぎょ**【香魚】[名]「あゆ」の別名。▽特有のかおりがあることから。 **こうきょう**【公共】[名]国民全体。社会一般。「―の福祉に役立てる」 **こうきょう**【好況】[名]景気のいい状態。[対]不況 **こうぎょう**【工業】[名]自然の産物を原料にして、生活に必要なものをつくる産業。 **こうぎょう**【鉱業】[名]地下の鉱物や原油などをほりだしたり、手を加えて金属や石油などをとりだしたりする仕事。「―権をえる」 **こうぎょう**【興行】[名]①音楽・スポーツ・映画などのもよおしを料金をとって見せること。「―師」「顔見世―」②事業や産業をおこし、盛んにすること。[類]殖産興業 **こうきょうがく**【交響楽】[名]管弦楽のための曲をまとめていうことば。交響曲や交響詩など。 **こうきょうがくだん**【交響楽団】[名]交響楽を演奏するための大規模な管弦楽団。 **こうきょうきぎょうたい**【公共企業体】[名]国や地方自治体が、公共のために資金を出して経営したり、監督したりする企業体。公社。 **こうきょうきょく**【交響曲】[名]管弦楽のための大規模な多楽章の楽曲。シンフォニー。 **こうきょうじぎょう**【公共事業】[名]公共の利益をはかるためにおこなう事業。学校や病院を建てたり、道路をつくったりすること。 **こうきょうしょくぎょうあんていしょ**【公共職業安定所】[名]法律によって求人や求職の世話をしたり、職業を指導したり、雇用保険のとりあつかいをおこなうところ。職安。一九九〇年からハローワークと改名。 **こうきょうしん**【公共心】[名]公共のためにつくそうとする心。 **こうきょうだんたい**【公共団体】[名]国家から、行政上の権限や特権をあたえられている団体。地方公共団体や農業共同組合など。 **こうきょうとうし**【公共投資】[名]国や地方公共団体が、財政資金によりおこなう投資。道路・港湾のような公共施設への充実が図られ、かつ有効 <441> **こうきょうじぎょう[公共事業]** 国や地方公共団体がおこなう、道路・橋・港湾・ダムなどの建設や、失業対策事業。経済を刺激し、需要[じゅよう]や雇用[こよう]をふやす効果がある。 **こうきょうのふくし[公共の福祉]** 社会一般に共通する幸福と利益。国民の権利や自由を保障する上で、最小限の制約となり、人権を調整する原理となる。 **こうきょうほうそう[公共放送]** 営利を目的とせずに、視聴者から聴取料をとって公共のためにする放送。日本のNHKやイギリスのBBCなど。⇔民間放送[みんかんほうそう] **こうきょうりょうきん[公共料金]** 料金の決定に、政府や地方公共団体の認可[にんか]や議決が必要な料金。鉄道やバスの運賃、電気・ガス・水道料金、郵便・電話料金、診察料など。 **こうぎょく[紅玉]** ①赤い色の宝石。ルビー。 ②こい紅色をした種類のリンゴ。 **こうきん[公金]** 国・県・学校・会社などがもっていて、個人が使ってはいけない性質のかね。「―を使いこむ」「―横領[おうりょう]」 **こうきん[抗菌]** 有害な細菌がふえるのをおさえること。「―性物質」「―剤[ざい]」 **こうきん[拘禁]** とらえた人を、一定の場所に長時間閉[と]じこめておくこと。「留置場に―する」 類[るい]監禁[かんきん] **こうぎん[高吟]** 詩や歌を高らかに読みあげたり、うたったりすること。「→放歌―」 **ごうきん[合金]** 二種類以上の元素からなり、金属的な性質をもつもの。たとえば、銅と亜鉛[あえん]でつくる真鍮[しんちゅう]など、構成元素はおもに金属元素だが、鉄と炭素からなる炭素鋼などもある。「アルミー」 **こうぐ[工具]** 工作に使う、金かなづち・のみ・のこぎりなどの道具や器具。「電動―」 **ごうく[業苦]** 仏教で、前世[ぜんせ]に悪いおこないをした報[むく]いとして、現世[げんせ]で受ける苦しみ。 **こうくう[高空]** 空の高いところ。「―飛行」⇔低空[ていくう] **こうくう[航空]** 飛行機などで空を飛ぶこと。「―ショー」「―写真」 **こうぐう[厚遇]** 手厚くもてなすこと。「高給をはらって経験者を―する」 類[るい]優遇[ゆうぐう]⇔冷遇[れいぐう] **こうくうき[航空機]** 飛行機・ヘリコプター・グライダー・気球などの、空を飛ぶ乗り物。 **こうぐうけいさつ[皇宮警察]** 皇居や御所[ごしょ]などの警備や、皇族の身辺警護を任務とする警察。 **こうくうじえいたい[航空自衛隊]** 自衛隊の一つ。防衛庁に属し、日本の空域を守る。 **こうくうしゃしん[航空写真]** 航空機から地上を撮影[さつえい]した写真。空中写真。 **こうくうびん[航空便]** 航空機で運ぶ郵便。航空郵便。エアメール。 **こうくうぼかん[航空母艦]** 軍用の航空機をたくさん積み、それを甲板[かんぱん]から離着陸[りちゃくりく]させることができる軍艦。空母。 **こうくり[高句麗]** 紀元前後に朝鮮[ちょうせん]半島北部におこった国。四~五世紀ころ、好太王が日本軍をしりぞけるなどして、最盛期となる。六六八年、唐[とう]・新羅[しらぎ]の連合軍によりほろぼされた。高麗[こうらい]。 **こうぐん[行軍]** 軍隊が隊列を組んで、長距離を移動・行進すること。「雪中[せっちゅう]―」 **こうげ[香華]** 仏前に供える香と花。「こうばな」とも。「―をたむける」 **こうげ[高下]** 高いことと低いこと。また、上がったり下がったりすること。「身分の―」「相場が乱―する」 **こうけい[口径]** まるい筒形[つつがた]のものの直径。レンズや銃[じゅう]の直径など。「四五―のコルト」 **こうけい[光景]** 目にうつる景色[けしき]や場面。「身のすくむようなおそろしい―」 **こうけいき[好景気]** かねまわりがよく、経済活動が盛[さか]んなこと。 類[るい]好況[こうきょう]⇔不景気[ふけいき] **こうげき[攻撃]** 相手をせめてやっつけること。「―手段」「―を加える」⇔守備[しゅび] **こうけつ[高潔]** [形動]性格や行動がけだかくて、けがれのないようす。「―な人がら」「―の士」 **ごうけつ[豪傑]** 武勇にすぐれ、度量のある人物。「天下の―」▽小事や結果にこだわらず、わが道を行くというような、いっぷう変わった人という意味でも使う。 **こうけつあつ[高血圧]** 血圧がふつうより高いこと。「―症」⇔低血圧[ていけつあつ] **こうけん[公権]** 公法で認められている権利。国家が国民に対してもつものと、国民が国家に対してもつものとがある。前者には刑罰[けいばつ]権や財政権、後者には選挙権や自由権などがある。⇔私権[しけん] **こうけん[効験]** 効き目やしるしがあらわれること。「―あらたかな薬」 類[るい]効能[こうのう] **こうけん[後見]** ❶人を助けて世話[せわ]をすること。また、その人。うしろだて。 ②未成年者や重病人などに代わって、財産をあずかり、法律上の行為をすること。また、その人。 ③能[のう]や歌舞伎[かぶき]などの舞台[ぶたい]で、演じる人の世話をすること。また、その人。 **こうけん[高見]** すぐれた意見や考えかた。また、他人の意見を敬った言い方。「ご―をうかがう」 **こうけん[貢献]** 学問とか社会などの役に立つよう、力をつくすこと。「―度ナンバーワン」「地域の発展に―する」▽強大な相手にみつぎものをするという意味から。 **こうげん[公言]** みんなの前でおおっぴらに言うこと。「―してはばからない」 類[るい]明言[めいげん] > つかいわけ →「断言」を見よ。 **こうげん[広言]** できそうにもない大きなことを遠慮なく言うこと。「―をはく」 類[るい]大言[たいげん] > つかいわけ →「断言」を見よ。 **こうけい[後継]** やめたあとをひきつぐこと。あとつぎ。「―者をさがす」「―内閣」 **こうげい[工芸]** 陶磁器・漆器[しっき]・染織品など、美術的な実用品をつくること。「―品」 **ごうけい[合計]** いくつかの数量の全部を足しあわせること。また、その数。 類[るい]総計・トータル <442> **こうげん**【高言】[名]いばってえらそうなことを言うこと。また、そのことば。「いちばん強いのはおれだと―する」[類]大言壮語・豪語 **こうげん**【巧言】[名]口さきだけのうまいことば。「―で近づく」「―にはまどわされない」 >巧言令色鮮し仁 口さきや顔つきだけでうまく人のきげんをとろうとする人は、ほんとうは他人への誠意がうすいものだ。▽「令色」は、顔色をやわらげ、へつらうこと。中国、「論語」から。 **こうげん**【光源】[名]光を出すもと。「―のランプ」 **こうげん**【抗原・抗元】[名]体内にはいると対応する抗体ができ、これと結びついて免疫などの反応を起こす物質。免疫状態をつくりだすもの。細菌やたんぱく質など。 **こうげん**【荒原】[名]あれはてた野原。あれの。 **こうげん**【高原】[名]山地でたいらに広がる野原。 **ごうけん**【合憲】[名]憲法の内容・趣旨に合っていること。「―判決」[対]違憲 **ごうけん**【剛健】[形動]身も心も、強くしっかりとたくましいようす。「質実―」 **こうこ**【公庫】[名]政府が資本の全部を出してつくった金融機関。「住宅金融―」「国民金融—」 **こうこ**【好個】[名]いかにもてごろで、ふさわしいこと。「―の材料」▽「個」は、意味を強める語。 **こうこ**【江湖】[名]世の中。世間。「―の絶賛を博す」▽「江」は揚子江、「湖」は洞庭湖をさす。文章語。 **こうこ**【後顧】[名]後ろをふり返ること。あとのことが気になること。 >後顧の憂い 自分が死んだり、その場からいなくなったあとの心配や気づかい。「―なく旅立つ」 **こうご**【口語】[名]①話すときに使うことば。話しことば。口頭語。▽書きことばよりもくだけた言いかたになる。書きことばの「やはり」「とがる」に対して「やっぱり」「とんがる」など。②現代の日本人が話したり書いたりしていることば。 現代語。「―文法」[対]文語▽昔の人が使った古いことばや文章語などに対していう。 **ごうご**【豪語】[名][-スル]えらぶって、りっぱなことを自信ありげに言うこと。「天下をとると―した」[類]大言壮語・高言 **こうこう**【孝行】[名・形動][-スル]親をたいせつにし、よくつくすこと。「―したい時分に親はなし」「―息子」[対]不孝 **こうこう**【後攻】[名]野球の試合などで、あとからせめること。あとぜめ。[対]先攻 **こうこう**【航行】[名][-スル]船が水上を進むこと。「インド洋を―中」[類]航海 **こうこう**【高校】[名]「高等学校」の略。「―総体」 **こうこう**【口×腔】[名]口の中。動物の歯や舌のある部分。▽医学用語では慣用読みで「こうくう」という。「―外科」 **こうこう**【×皓皓•*皎皎】[形動]月や電灯が白く明るくかがやくようす。「―と照る灯」「―たる月光」 **こうこう**【×煌煌】[形動]まぶしくきらきらとかがやくようす。「―たるライトを浴びる」 **こうこう**【×膏×肓】[名]心臓と隔膜とのあいだの部分。奥深いところにあるので治療しにくい。「↓病―に入る」▽「こうもう」と読むのは誤り。 **こうごう**【皇后】[名]三后の一人。天皇または皇帝の正妻。きさき。 **こうごう**【校合】[名][-スル]→「きょうごう」 **こうごうしい**【神神しい】[形]神様のように尊く、けだかい。「―仏の顔をあおぐ」▽「かみがみし」の変化した形。 **こうごうせい**【光合成】[名]葉緑素をもつ植物が、 太陽光線のエネルギーを利用して、二酸化炭素と水から炭水化物をつくるしくみ。 **こうこうや**【好好×爺】[名]やさしく人のいいおじいさん。「あの人もすっかりーになった」 **こうこがく**【考古学】[名]古代人の残したものなどをほりおこして調べ、昔の生活や文化を明らかにする学問。 **こうこく**【公告】[名][-スル]官庁などが、官報などで広く人々に知らせること。 **こうこく**【広告】[名][-スル]新聞・雑誌・テレビなどを通じて、広く世間に知らせること。また、そのための文書や放送など。「車内―」「―代理店」 **こうこく**【公国】[名]ヨーロッパで、君主を「公」と呼ぶ国。モナコ・リヒテンシュタインなど。 **こうこく**【抗告】[名][-スル]裁判所の決定や命令に対して、上級裁判所に不服を申したてること。「即時―」「―訴訟」 **こうこく**【皇国】[名]「日本」の古い呼び方。「―の興廃この一戦にあり」▽天皇の治める国の意味。 **こうこく(鴻鵠)の志** 大人物の心のうち。遠大なこころざし。「燕雀安んぞ―を知らんや」▽「鴻」も「鵠」も大鳥のこと。 **こうごし**【口語詩】[名]口語体による近代詩。自由詩と定型詩があり、とくに高村光太郎や萩原朔太郎の「口語自由詩」をさす。[対]文語詩 **こうごじゆうし**【口語自由詩】[名]日常の話しことばで、制限を加えずに自由につくった詩。萩原朔太郎の「月に吠える」で完成したといわれる。 **こうごたい**【口語体】[名]現代人が使っている話しことばをもとにした文体。文末が「だ」「である」で終わる常体と、「です」「ます」で終わる敬体がある。[対]文語体 ▽明治時代、二葉亭四迷らによって、それまでの文語体にかわる新しい言文一致の文体としてつくりだされた。 **こうこつ**【硬骨・×鯁骨】[名・形動]①<名>かたい骨。「鯛は―魚である」[対]軟骨②<名・-形動>信念が強く、権力などに対して意志を曲げないこと。「―漢」 <443> **こうこつ**【×恍惚】[名・形動]われを忘れてうっとりするようす。「―として見とれる」「―感」②年をとってぼけている状態。老人ぼけ。遠まわしな言い方。「―の人」 **こうこつもじ**【甲骨文字】[名]カメのこうらやけものの骨などに刻まれた、古代中国の殷代の象形文字。漢字の最古の形をあらわす。甲骨文。 **こうごに**【交互に】[副]かわるがわる。たがいちがいに。「―話す」「男女―並ぶ」 **こうごぶん**【口語文】[名]現代人が使っている話しことばをもとにして書かれた文章。[対]文語文 **こうごぶんぽう**【ロ語文法】[名]口語の文法。現代語の文法。[対]文語文法 **こうさ**【考査】[名][-スル]人の能力などを調べること。とくに、学校で生徒の学力などを試験によって調べること。テスト。「期末―」 **こうさ**【交差・交叉】[名][-スル]線路や道路などがななめや十文字に交わること。「立体―」 **こうさ**【黄砂・黄×沙】[名]中国の黄土地帯で、細かい黄土が強風でふきあげられて空をおおう現象。三月から五月ごろに多く発生し、偏西風に乗って日本まで飛来することもある。 **こうざ**【口座】[名]①「預金口座」「振替口座」の略。銀行などが、かねを管理するために利用者別につくる帳簿。「―をひらく」「―—番号」②帳簿で、金銭の出入りを項目別に記入するところ。 **こうざ**【高座】[名]話をする人が上がる一段高いところ。とくに、寄席で芸を見せる場所。 >高座に上がる 寄席で落語を一席語る。 **こうざ**【講座】[名]①大学などで、専門分野の研究と教育のために置かれている、学部・学科。 ②ひとまとまりのものを、すじみちだてて学習するために、講義風に組まれた講習会や放送番組。また、それらの材料となる出版物。「大学受験―」 **こうさい**【公債】[名]国や地方公共団体が、資金不足のため、国の内外から借金をすること。また、借金をしたという証書。国債・地方債など。「赤字―」 **こうさい**【光彩】[名]美しくかがやく光。「―を放つ」 **こうさい**【交際】[名][-スル]他人とのつきあい。「―が広い」「男女―」「―費」[類]交流・社交・交遊 **こうさい**【×虹彩】[名]眼球のひとみのまわりを囲む、うすい膜。光の量を調節する。→図「め(目)」 **こうざい**【功罪】[名]役立つ点と害になる点。よい面と悪い面。 >功罪相半ばする よい面と悪い面が半分ずつあって、どちらともきめられない。 **こうざい**【鋼材】[名]鋼鉄を板や棒などに加工した工業用の材料。「―を輸出する」 **こうさく**【工作】[名][-スル]①小学校で、紙や粘土などで簡単なものをつくること。また、その学科。「図画―」②建築・土木の作業。工事。「土台の補修―」③ある目的をかなえるため、前もて関係者にはたらきかけること。「下―」「事前―」 **こうさく**【交錯】[名][-スル]いくつかのものがいりまじってもつれあうこと。「利害が―する」「期待と不安とがーする」[類]錯綜 **こうさく**【耕作】[名][-スル]田や畑を耕して野菜・米・ムギなどをつくること。農作。 **こうさく**【鋼索】[名]→「ワイヤロープ」 **こうさくきかい**【工作機械】[名]金属を加工して機械の部品をつくる機械。旋盤やフライス盤。 **こうさつ**【考察】[名][-スル]よく調べて考えること。「原因を―する」[類]考究 **こうさつ**【高札】[名]①昔、役所の命令などを知らせるために、目立つところにかかげた札。たかふだ。②他人の手紙を敬った言い方。おたより。 **こうさつ**【高察】[名]すぐれた推察。また、他人の推察を敬った言い方。「ごーの通りです」 **こうさつ**【絞殺】[名][-スル]首をしめて殺すこと。「―死体」 **こうさてん**【交差点】[名]線と線、線路や道路などが交わるところ。「―で信号待ちする」[類]十字路・四つ角 **こうさん**【公算】[名]そうなる見こみ。そうであるという確率。「中止になる―が大きい」 **こうさん**【降参】[名][-スル]①戦いに負けて、敵の下につくこと。②手に負えなくて投げだすこと。「宿題がむずかしくてーだ」[類]閉口 >つかいわけ|降参・降伏・投降| >「降参」は、個人的な争いなどにも使う。「彼のねばり強さには降参だ」。「降伏」は、国家間の戦争のとき。「無条件降伏」。「投降」は、捕虜になるときに使う。「投降兵」。 **こうざん**【鉱山】[名]金・銀・銅などの金属をふくむ岩石を産出する山。 **こうざんきこう**【高山気候】[名]熱帯や亜熱帯の高山にみられる気候。同じ緯度の低地に比べて気温は低く、一年を通じてほぼ一定しているが、天候の変化は大きい。 **こうざんしょくぶつ**【高山植物】[名]高い山に生える植物。コマクサ・チングルマ・エーデルワイスなど。 **こうさん(恒産)なき者は恒心なし** 安定した収入のない人は、変わらない道徳心をもつことはできない。経済と道徳はつながっていることを説いたもの。▽中国、「孟子」から。 **こうざんびょう**【高山病】[名]高いところへ急に登ったとき、気圧が下がり、酸素がたりなくなって起こる症状。山岳病。 **こうし**【公私】[名]みんなのためを考える公的な立場と、自分だけの私的な立場。おおやけと、わたくし。 <444> 「―混同」「―ともに多忙」 **こうし**【公使】[名]「特命全権公使」の略。国の代表として外国で勤務する外交官。大使に次ぐ地位。 **こうし**【行使】[名][-スル](多くは団体が)力や権利などを使うこと。「実力を―する」 **こうし**【厚志】[名]思いやり深い心。親切な気持ち。「ごーにあまえる」[類]厚情 **こうし**【皇嗣】[名]天皇や天子のよつぎ。皇位継承順位第一位の者をいう。 **こうし**【格子】[名]①細い木や竹を縦横に組んだもので、窓や戸にとりつける。「一戸」②「格子縞」の略。「―のシャツ」 **こうし**【講師】[名]①講演会などで話をする人。②大学などで、教員の地位の一つ。准教授の下。また、外部から教えに来る人。「英文科―」「非常勤―」 **こうし**【×皓歯】[名]白くて美しい歯。「→明眸―」 **こうし**【×嚆矢】[名]ものごとの始まり。最初。「これをもってーとする」▽昔、戦いのはじめに合図のかぶら矢を射たことから。 **こうし**【孔子】[人名]前五五一―前四七九年。中国、春秋時代の思想家。儒教の開祖。名は丘。字は仲尼[ちゅうじ]。仁を理想とし、諸国をめぐって道を説いた。「論語」は、その言行をまとめたもの。 >孔子に論語 教える必要のない、すでによく知っている専門家に教えを説くこと。[類]釈迦に説法 **こうじ**【工事】[名][-スル]建物や道路をつくる、建築や土木などの仕事。「トンネルー」「——現場」 **こうじ**【小路】[名]町なかのせまくて細い道。「ふくろ―」[対]大路▽「こみち」が変化した形。 **こうじ**【公示】[名][-スル]政府や役所などが、広く一般の人に知らせること。「選挙の―」[対]内示 **こうじ**【後事】[名]あとあとのこと。死後のこと。「―を託す」 **こうじ**【高次】[名]高い次元。程度の高いこと。「―の問題」「―方程式」[対]低次 **こうじ**【麹・糀】[名]米やムギなどを蒸して、でんぷんを糖類にかえるコウジカビをふやしたもの。 酒・みそ・しょうゆなどをつくるのに用いる。 **こうじ**【好×餌】[名]①人をうまくさそいだす手段。「―にとびつく」[類]おとり②他人の欲望などを満たすための、もってこいのえじき。「悪人の―となる」[類]えじき **ごうし**【合×祀】[名][-スル]二つ以上の神や霊を一つの神社にまつること。[類]合祭。 **ごうしがいしゃ**【合資会社】[名]経営にあたる無限責任社員と、資本を提供するだけの有限責任社員とからなる会社。 **こうしき**【公式】[名]①広く世の中で認められるやりかた。「―の発表」[対]非公式②数学で、例外なくあてはまる法則や関係をあらわした式。 **こうしき**【硬式】[名]テニスや野球などの競技で、硬球を使う方式。[対]軟式 **こうしきせん**【公式戦】[名]正式日程によって勝敗や順位をきめる試合。[対]オープン戦 **こうしじま**【格子×縞】[名]縦横に格子のような線が交差したしま模様。こうし。[類]チェック。 **こうしせい**【高姿勢】[形動]相手に向かって、自分は高い位置にいる人間だという構えで対すること。「―に出る」[対]低姿勢 **こうしつ**【皇室】[名]天皇とその一族。天皇と皇族。 **こうしつ**【後室】[名]①身分の高い人の未亡人。②家の後ろの方にある部屋。後房 **こうしつ**【硬質】[名]質がかたいこと。かたい性質。「―ガラス」[対]軟質 **こうじつ**【口実】[名]おもてむきの理由。いいわけ。「もっともらしい―」「―をあたえる」 **こうじつせい**【向日性】[名]植物が、光の強い方向へのびたり曲がったりする性質。向光性。[対]背日性 **こうしつてんぱん**【皇室典範】[名]天皇・皇族の身分や皇位継承など、皇室に関する事項を規定した法律。現在のものは一九四七年に制定された。 **こうして**【×斯うして】[副]前に述べた内容をまとめてあらわすことば。このようないきさつで。「―、事件は解決した」▽「かくして」の変化した形。 **こうじ(好事)魔多し** よいことには、とかくじゃまがはいりやすい。 **こうじ(好事)門を出でず** よいおこないは、なかなか世間に知れわたらない。 **こうしゃ**【公社】[名]①国が全額出資してつくった公共の企業体。かつては国鉄・電電公社・専売公社の三公社があったが、現在はすべて民営化された。②地方公共団体の出資による公共のための企業体。「住宅供給―」 **こうしゃ**【巧者】[名]技術がすぐれていること。また、すぐれた人。「試合―」 **こうしゃ**【後者】[名]並べて二つあげたもののうち、あとのほうのもの。[対]前者 **こうしゃ**【降車】[名][-スル]車から降りること。「―ロ」[対]乗車 **こうしゃ**【校舎】[名]学校の建物。「鉄筋の―」 **ごうしゃ**【豪奢】[形動]非常にぜいたくで、はでなこと。「―な暮らし」 **こうしゃく**【公爵】[名]貴族の階級の一つで、五爵(公・侯・伯・子・男)の第一位。 **こうしゃく**【侯爵】[名]貴族の階級の一つで、五爵(=公・侯・伯・子・男)の第二位。 **こうしゃく**【講釈】[名][-スル]①語句や文章の意味を説明して聞かせること。また、もったいぶって説明すること。「―を並べる」②講談のこと。 **こうしゃくし**【講釈師】[名]昔の軍記や敵討の物語などの講談を口演する職業の人。講談師。「―見てきたようなうそをつき」 **こうしゅ**【攻守】[名]せめることと、守ること。 >攻守所を変える 形勢が逆転して、たがいの立場が前と反対になる。 **こうじゅ**【口授】[名][-スル]口で述べて、直接教えつたえること。「くじゅ」とも。「秘伝を―する」▽教えを受ける場合は「口受」と書く。 <445> **こうしゅう**【口臭】[名]口から出るいやなにおい。 **こうしゅう**【公衆】[名]正しい生活をいとなむ社会の一般の人々。「―の面前でののしる」[類]大衆・民衆 >つかいわけ→「大衆」を見よ。 **こうしゅう**【甲州】[名]→「かい」 **こうしゅう**【講習】[名][-スル]人を集めて、ある期間知識や技術を教えること。「夏期―」 **ごうしゅう**【江州】[名]→「おうみ」 **こうしゅうえいせい**【公衆衛生】[名]社会の人々の健康を守るための組織や活動。伝染病の予防や上下水道の完備など。 **こうしゅうかいどう**【甲州街道】[名]江戸時代の五街道の一つ。江戸から甲府を通り、途中、下諏訪(=長野県諏訪市)で、中山道に合流する。 **こうしゅうぜん**【洪秀全】[人名]一八一四―六四年。中国、太平天国の指導者。キリスト教の結社のもと、太平天国を建て、みずからを天王と称した。南京を占領し都としたが、内紛が続き、南京をせめおとされる直前に死亡。 **こうしゅうでんわ**【公衆電話】[名]料金をはらえばだれでも自由に使えるように、路上や駅などに設置された電話。 **こうしゅうどうとく**【公衆道徳】[名]社会の一員として生活するうえで、守るべき道徳。 **こうしゅうは**【高周波】[名]周波数の高い電流・電波。[対]低周波 **こうしゅけい**【絞首刑】[名]死刑の一つ。しばりくび。 **こうじゅつ**【口述】[名][-スル]書かないで、口で述べること。「―筆記」 **こうじゅつ**【後述】[名][-スル]あとで述べること。「くわしいことは―する」[対]前述 **こうしょ**【向暑】[名]夏の暑さに向かうこと。「―の候」[対]向寒▽手紙文であいさつに使う。 **こうしょ**【高所】[名]①高い場所。「―恐怖症」②全体を見わたせる立場。「大所―」 **こうじょ**【皇女】[名]天皇の娘。内親王。「おうじょ」とも。 **こうじょ**【控除】[名][-スル]税金などの計算をする前に、ある金額をさし引くこと。「収入総額から必要経費を―する」「基礎―」 **こうしょう**【口承】[名][-スル]口から口へと語りつたえること。「伝説や民話などの―文芸」 **こうしょう**【公称】[名][-スル]おもてむきに発表していること。「―三○万部を発行する新聞」 **こうしょう**【公証】[名][-スル]公的な機関が、法的な事実を、不動産の登記や証明書の発行などで証明すること。また、それを証明する書類や証拠。 **こうしょう**【好尚】[名]それをよしとして好むこと。このみ。また、はやり。流行。「時代の―を追う」 **こうしょう**【交渉】[名][-スル]①あることがらについてとりきめるために、相手と話しあうこと。かけあうこと。「―をまとめる」「団体―」②つきあうこと。かかわりあい。「―が絶える」「―をもつ」[類]交流 >つかいわけ|交渉・折衝・談判| >どれも相手とかけあうこと。「交渉」は、広く一般的に使う。「値引きするよう交渉する」。「折衝」は、組合と会社、国と国など、おおやけの利害が対立するものどうしのかけひきをいう。「組合が会社側と折衝する」。「談判」は、強硬でけんかごしの感じをともなう。「公害問題について会社側と談判する」。 **こうしょう**【考証】[名][-スル]昔の事物について、古い文書などにあたって調べ考えて、確かなものにすること。「時代―」 **こうしょう**【高尚】[形動]品格があって、けだかいようす。「あの人の―な議論にはついていけない」[対]低俗・卑俗 **こうしょう**【校章】[名]学校の記章。 **こうしょう**【鉱床】[名]鉱物が多量に集まっているところ。「―をほりあてる」 **こうしょう**【哄笑】[名][-スル]大きな声で笑うこと。「大口をあけてーする」 **こうじょう**【口上】[名]①口で伝えること。型どおりのあいさつのことば。「にげー」②芝居で、一座の代表者が舞台の上から出しものの説明やあいさつなどをすること。「―を述べる」「前―」 **こうじょう**【工場】[名]機械を使って、ものを加工・製造するところ。「近代的な―がたち並ぶ」「―廃液」→「こうば」の▽も見よ。 **こうじょう**【向上】[名][-スル]よりよい方向に進むこと。「生活水準がーする」[対]低下 **こうじょう**【交情】[名]①つきあうことで生まれる親しみの気持ち。「―を温める」②男女が性的に愛情をかわすこと。 **こうじょう**【厚情】[名]おもいやり。親切な心。「ご―を感謝いたします」[類]厚意 **こうじょう**【恒常】[名]一定の状態のままで、変化がないこと。「人手が一的に不足する」 **ごうじょう**【強情】[形動]自分の考えを変えようとしないこと。「―を張る」[類]意地 >つかいわけ→「頑固」を見よ。 **こうじょうしん**【向上心】[名]現状に満足せず、進歩発展を願う心。 **こうじょうせいしゅこうぎょう**【工場制手工業】[名]→「マニュファクチュア」 **こうじょうせん**【甲状腺】[名]内分泌腺の一つ。のどの下部にあり、発育や新陳代謝のためのホルモンを分泌する。「―ホルモン」→図「ないぞう(内臓)」 **こうしょうにん**【公証人】[名]民事に関する公正証書を作成し、私署した証書に認証をあたえる資格のある公務員。「―役場」 **こうしょうぶんがく**【口承文学】[名]昔、文字によらず、口から口へと語りつがれた文学。神話・伝 <446> 説・昔話・歌謡など。[対]記載文学 **こうしょく**【公職】[名]公務員や議員など、おおやけの職務。「―選挙法」 **こうしょく**【好色】[名・形動]異性との交際に強い関心をもつこと。いろごのみ。「―家」 **こうしょくいちだいおとこ**【好色一代男】[書名]一六八二年。井原西鶴の作。主人公世之介の好色遍歴を世相風俗とともにえがく。浮世草子での第一作。八巻。 **こうしょくいちだいおんな**【好色一代女】[書名]一六八六年。井原西鶴の作。老尼が二人の男に自分の恋愛遍歴を語る。六巻。 **こうしょくごにんおんな**【好色五人女】[書名]一六八六年。井原西鶴の作。世に知られた五組の男女の恋愛実話秘話を小説にしたてたもの。お夏清十郎・樽屋おせん・おさん茂右衛門・八百屋お七・おまん源五兵衛。五巻。 **こうしょくせんきょほう**【公職選挙法】[名]議員などの選挙に関する法律で、一九五〇年に制定された。議員定数・選挙区・選挙運動などについての規定があり、しばしば改正を重ねている。九四年には、衆議院の小選挙区制の導入など改正がなされた。 **こうしょくもの**【好色物】[名]井原西鶴の浮世草子のうち、町人の男女の情愛を主題としたもの。「好色一代男」「好色五人女」など。 **こうじょりょうぞく**【公序良俗】[四字熟語]人の守るべきおおやけの秩序とよい道徳・慣習。これに反するものは犯罪となり、またこれに反する法律は無効である。「―に反する」 **こうじる**【高じる・×昂じる】[動]勢いが進む。たかぶる。こうずる。「わがままが―」「思いが―」 **こうじる**【講じる】[動]①大学などで講義をする。「英文学を―」②問題解決のために必要な方法や手段をとる。「改善策を―」「あらゆる手段を―」③戦争をしていた国と国とが話しあって和解する。「和を―」「こうずる」とも。 **こうしん**【交信】[名][-スル]無線などで、情報のやりとりをすること。「―がとだえる」[類]通信 **こうしん**【行進】[名][-スル]多くの人が列をつくり、進んでゆくこと。「デモー」 **こうしん**【更新】[名][-スル]①古いものを改めて、新しいものにかえること。「契約を―する」「記録の―」②もとからあるものが変化したあとの姿や形。「JRは国鉄の―である」[対]前身▽生まれ変わりという意味から。 **こうしん**【後身】[名][-スル]①あとから進んでくること。また、その人。後輩。「―に道をゆずる(=引退する)」[対]先進②後ろへ進むこと。バック。[対]前進 **こうしん**【高進・×亢進・×昂進】[名][-スル]ものごとの勢いなどがさらに激しくなること。「心悸―(=鼓動がたかぶること)」 **こうじん**【公人】[名]公職にある人。国家や公共の立場で行動する人。「―としての発言」[対]私人 **こうじん**【幸甚】[名]非常にありがたく、幸せなこと。「ご了承いただければーです」▽多く、手紙文に使う。 **こうじん**【荒神】[名]仏教で、仏・法・僧の三つの宝(=三宝)を守護する神。また、台所の火を守るかまどの神。三宝荒神。▽自分を見まもってくれる人や神のたとえにも使う。「―さまがついている」 **こうじん**【黄×塵】[名]①黄色の土けむり。黄砂。「一万丈(=ほこりが空高くまいあがること)」②世の中のわずらわしさ。「―にまみれる」[類]紅塵 **こうしんきょく**【行進曲】[名]行進の歩調に合うようにつくられたリズミカルな曲。ふつう、二拍子または四拍子。マーチ。 **こうしんじょ**【興信所】[名]個人や企業の実情を秘密に調査し、報告する機関。 **こうしんせい**【更新世】[名]地質時代の区分の一つ。新生代第四紀の大部分。約二百万年前から一万年前まで。氷期と間氷期がくりかえされる氷河時代。洪積世。 **こうじんぶつ**【好人物】[名]他人の行動をいつも善意に解釈する人。気のいい人。 **こうしんまち**【×庚申待ち】[名]かのえさるの日の夜、青面金剛などの神をまつり、ねむらずに夜を明かすこと。中国の道教と日本の仏教が混合してできた民俗的行事。庚申会。▽「庚申」は干支の一つで、かのえさる。 **こうしんりょう**【香辛料】[名]料理などにかおりやからみをつけるための調味料。スパイス。コショウ・ワサビ・シナモン・ナツメグなど。 **こうじん(後塵)を拝する** ①人にさきをこされる。おくれをとる。②すぐれた人物にへつらい、つきしたがう。 **こうず**【構図】[名]絵画や写真の画面全体の構成。コンポジション。また、ものごと全体の姿や形。「未来都市の―を考える」「ゼネコン汚職の―」 **こうすい**【香水】[名]香料をアルコールにとかした化粧品。からだや衣服につける。 **こうすい**【硬水】[名]カルシウムやマグネシウムの化合物を多くふくむ天然水。[対]軟水 **こうずい**【洪水】[名]①大雨や雪解けなどのために、川の水が増加してあふれでること。また、ものが一度にどっとあふれていること。「十年ぶりの―に見まわれる」「都会は自動車の―だ」 **こうすいりょう**【降水量】[名]降った雨・雪・霜などを水に換算した量。容器にたまった深さをミリメートルであらわす。 **こうずか**【好事家】[名]変わったことに興味をもつ人。ものずき。また、風流を好む人。 **こうずけ**【上野】[名]旧国名。今の群馬県。東山道の一国。上州。▽古名「上毛野」の略の「かみつけ」の変化した形。 **こうする**【抗する】[動]抵抗する。さからう。はむかう。「われに―者なし」「運命に―」 **こうずる**【高ずる/講ずる】[動]→「こうじる」 **ごうする**【号する】[動]①号を名のる。「漱石と―」 <447> ②公言する。いいふらす。「天下第一と号してはばからない」▼「ごうす」とも。 **こうせい**【公正】[形動]片寄りや誤りがなくて、平等で正しいこと。「―なあつかいを受ける」 **こうせい**【更生】[名][-スル]①よくない状態から立ちなおって、もとのよい状態になること。「―して社会復帰する」②使えなくなったものを、再び使えるようにすること。「衣服の―」「会社―法」 **こうせい**【更正】[名][-スル]改めただすこと。「所得税の―」▽所得税の申告に誤りがある場合は「更正」、無申告の場合は「決定」という課税処分がなされる。 **こうせい**【攻勢】[名]積極的に攻撃する態勢。「守勢から―に転じる」[対]守勢 **こうせい**【厚生】[名]生活を健康で豊かなものにすること。「―年金保険」「福利―」 **こうせい**【後生】[名]①あとから生まれてくる人。後輩。子孫。[類]後進▽「ごしょう」と読めば別の語。 >後生畏るべし 若い人は将来の可能性に満ちみちているのだから、そまつにあつかわずに、おそれうやまうべきだ。▽中国、「論語」から。 ②後の世。「―に名を残す」▽「ごせ」と読めば別の語。 **こうせい**【恒星】[名]太陽のように、みずから光を出し、天球上でのたがいの位置関係がほとんど変わらない星。[対]惑星・衛星 **こうせい**【校正】[名][-スル]印刷前の刷りもの(=校正刷り)と原稿を比べて、文字や図版の不備や誤りを正すこと。「赤えんぴつでーする」 **こうせい**【構成】[名][-スル]いくつかの部分を組みたてて、一つのまとまったものをつくること。また、組みたてられたもの。「論文の―を考える」「―要素」 **ごうせい**【合成】[名][-スル]①二つ以上のものを合わせて、一つのものをつくりだすこと。「―酒」②化学反応を利用して、二つ以上の元素や化合物から新しい物質をつくりだすこと。「―ゴム」 **ごうせい**【豪勢】[形動]すごい力があると感じさせる豊かなようす。「―に暮らす」「―な食事」 **ごうせいご**【合成語】[名]二つ以上の単語を結び合わせて一つにしたことば。複合語。また、同じ単語が二つ重なってできたことば。▽畳語もこの一つ。 **ごうせいしゃしん**【合成写真】[名]二枚以上のネガを組みあわせて、一枚の写真にしあげたもの。また、モンタージュ写真。 **ごうせいじゅし**【合成樹脂】[名]化学的に合成した樹脂状の物質。建築材などに広く使われる。ビニール・プラスチックなど。[対]天然樹脂 **こうせいしょう**【厚生省】[名]旧行政機関。二〇〇一年、厚生労働省に再編成された。 **ごうせいせんい**【合成繊維】[名]化学的に合成してつくった繊維。化学繊維。ナイロン・ビニロン・ポリエステルなど。合繊。[対]天然繊維 **ごうせいせんざい**【合成洗剤】[名]化学的に合成してつくった、中性または弱アルカリ性の洗剤。 **こうせいとりひきいいんかい**【公正取引委員会】[名]総務省の外局の一つ。独占禁止法を実施するために設けられた行政機関。一九四七年に設置。略して「公取委」とも。 **こうせいねんきんほけん**【厚生年金保険】[名]民間企業のサラリーマンが加入する年金保険。老齢年金・遺族年金などが支給される。社会保険庁があつかう。 **こうせいぶっしつ**【抗生物質】[名]細菌の発育や繁殖をおさえるはたらきをもつ物質。医薬用。ペニシリン・ストレプトマイシンなど。 **こうせいろうどうしょう**【厚生労働省】[名]国の行政機関の一つ。雇用の確保、労働条件の整備、社会福祉、社会保障および公衆衛生の向上などを扱う役所。長は厚生労働大臣。 **こうせき**【口跡】[名]ことばづかい。もの言い。とくに役者のこわいろ。せりふまわし。 **こうせき**【功績】[名]社会や文化の発展のためになるはたらき。また、組織や団体などの役に立つりっぱなはたらき。「偉大な―を残す」 **こうせき**【鉱石】[名]有用な金属を多くふくむ鉱物。 **こうせきうん**【高積雲】[名]雲の種類の一つ。白いかたまりが群れをなして、二~七㎞の上空に並んでいる中層雲。むらくも。ひつじぐも。 **こうせきせい**【洪積世】[名]「更新世」に同じ。 **こうせきだいち**【洪積台地】[名]更新世の堆積物でおおわれた台地。沖積平野より高いところにある。武蔵野台地・下総台地など。 **こうせつ**【公設】[名]国や自治体が設立すること。また、公共の団体が設立したもの。「――市場」[対]私設 **こうせつ**【巧拙】[名]じょうずと、へた。「―を問わない」 **こうせつ**【降雪】[名][-スル]雪が降ること。降った雪。「―量」 **ごうせつ**【豪雪】[名]ものすごい量の雪。「―地帯」 **こうせつ**【高説】[名]りっぱな考え。また、他人の説・考えを敬った言い方。「―を拝聴する」 >こうぜつ(口舌)の徒。 口さきはたっしゃだが、実行力がともなわない人。 **こうせん**【公選】[名][-スル]一般の有権者の投票で選挙すること。民選。「―制度」[対]官選 **こうせん**【交戦】[名][-スル]たがいに戦うこと。戦いをまじえること。「一国」 **こうせん**【光線】[名]光の進むすじ。ひかり。「可視―」「逆―」 **こうせん**【抗戦】[名][-スル]敵の攻撃に抵抗して戦うこと。「徹底―の構え」 **こうせん**【高専】[名]「高等専門学校」の略。 **こうせん**【黄泉】[名]死んだ人が行くところ。あの世。冥土。「よみ」とも。▽中国では土は黄色いところから、死人の行くとされる地底の泉という意味。 >死んだ人。死人。黄泉の客 **こうせん**【鉱泉】[名]鉱物質やガスなどを多くふくむわき水。セ氏二五度以下の冷泉をさすことが多い。 **こうぜん**【公然】[形動]一般に知れわたっているようす。かくさず明らかにするようす。「―たる事実」 <448> 「―と口にする」 >公然の秘密 秘密とされてはいるが、実際はすっかり世間に知れわたっていること。 **こうぜん**【×昂然】[形動]意気盛んで自信にあふれているようす。「―たる面持ち」「―と胸を張る」 **ごうぜん**【×傲然】[形動]おごりたかぶり、人を見くだすようす。「―と構える」「―たるふるまい」 **ごうぜん**【×轟然】[形動]大きな音がひびきわたるようす。「―たる雷鳴」「―と鳴りわたる」 >こうぜん(浩然)の気を養う のびのびした、おおらかな気分になる。公明正大で解放された心持ちになる。▽「浩然」は、水が豊かに流れつづけるようす。中国、「孟子」から。 **こうそ**【公租】[名]国税と地方税をまとめた呼び方。 **こうそ**【公訴】[名]検察官が裁判所に起訴状を提出し、犯罪者に対して刑の適用を求めること。▽公訴を起こすことを「起訴」という。 **こうそ**【高祖】[名]①祖父母の祖父母。遠い祖先。②皇帝や宗派などの初代。「中国の漢の―劉邦」 **こうそ**【控訴】[名][-スル]第一審の判決に不服があるとき、さらに高等裁判所にうったえること。「―審」▽第二審のあと、第三審をもとめるのは「上告」。 **こうそ**【酵素】[名]生物の細胞の中でつくられ、生体内の化学反応を助けるはたらきをする物質。アスターゼ・ペプシンなど。「加水分解―」 **こうぞ**【×楮】[名]クワ科の落葉低木。皮は和紙の原料になる。 **こうそう**【広壮・宏壮】[形動]建物が広大でりっぱなようす。「―な屋敷」 **こうそう**【抗争】[名][-スル]たがいに逆らいあらそうこと。「武力ーをくりかす」 >つかいわけ→「紛争」を見よ。 **こうそう**【後送】[名][-スル]あとから送ること。また、後方へ送ること。 **こうそう**【高僧】[名]知徳のすぐれた僧。また、位の高い僧。「―伝」 **こうそう**【高層】[名]①いくつも階を重ねた高い建物。「―建築」[類]高殿②上空の高いところ。「―雲」「一天気図」 **こうそう**【構想】[名][-スル]①全体の構成や実行の手順について考えをまとめあげること。また、その考え。「―をうち出す」②美術や文学などで、主題・構成・表現形式などについて考えを組みたててまとめること。また、その考え。「―を練る」 **こうぞう**【構造】[名]機械や組織などのしくみ。つくり。くみたて。「耐震―のビル」「言語の―」 **ごうそう**【豪壮】[形動]建物などのつくりが、すごく大きくりっぱに見えるようす。「―な別荘」 **こうそううん**【高層雲】[名]雲の種類の一つ。二~五㎞の上空に広がる雲。うす墨色のベール状で、全天をおおい、うすいときは太陽や月がぼんやりと見える。おぼろぐも。 **こうそうるい**【紅藻類】[名]紅色やむらさき色をした海藻。アサクサノリ・テングサなど。 **こうそく**【拘束】[名][-スル]行動の自由を制限すること。「身がらを―される」「―力」 >つかいわけ→「束縛」を見よ。 **こうそく**【校則】[名]学校で、生徒が守るようにきめた規則。「―に反する」[類]校規 **こうそく**【高速】[名]①速度の非常に速いこと。高速度。[対]低速②「高速道路」の略。「東名―」 **こうそく**【×梗塞】[名]ふさがって通じないこと。「心筋―」 **こうぞく**【皇族】[名]天皇の一族。皇后や親王など。 **こうぞく**【後続】[名][-スル]あとから続くこと。また、あとに続くもの。「―部隊」「―のランナー」 **ごうぞく**【豪族】[名]その地方に古くから住み、財力や大きな勢力をもつ一族。 **こうそくど**【光速度】[名]真空の中を、光や電磁波が伝わる速さ。一秒間におよそ三〇万㎞。光速。 **こうそくどうろ**【高速道路】[名]自動車が高速で走るための専用道路。ハイウエー。 **こうぞくりょく**【航続力】[名]艦船や航空機などが、積みこんだ燃料だけで航行できる能力。 **こうそん**【皇孫】[名]天皇や皇帝の孫。また、天皇の子孫。[類]皇胤 **こうそんじゅ**【公孫樹】[名]「いちょう」の別名。▽孫の代になって実がなる樹という意味。 **こうた**【小歌】[名]室町中期以降に流行した短い歌謡。「閑吟集」などに収録されている。 **こうた**【小唄】[名]江戸末期にできた、三味線のつま弾きに合わせてうたう粋な短い歌。 **こうたい**【交替・交代】[名][-スル]居場所や仕事などを入れかえること。また、かわりあうこと。「ピッチャー―」▽「交代」は、後任者などにかわるときに、「交替」は、仲間うちでかわるがわるおこなうときに使うことが多い。「委員長交代」「昼夜交替制」 **こうたい**【抗体】[名]体内に病原体が侵入したとき、それに対抗してつくられ、その病気に再びかかることを防ぐもの。免疫体。 **こうたい**【後退】[名][-スル]①後ろへ下がること。[対]前進②行動などが消極的になったり、おとろえたりすること。「二位から六位〈――する」[対]前進 **こうだい**【広大・×宏大】[形動]広びろとして大きいようす。「―な牧場」[類]無辺 **こうだい**【後代】[名]のちの世。ある時代よりあとの時代。「名を―にとどめる」[類]後世 **こうたいおう**【好太王】[人名]三七四―四一二年。朝鮮、高句麗第一九代の王。広く、百済や新羅を支配下に置いた。その事跡をしるした石碑が中国、ヤールー川中流にあって、古代の日朝関係をしるした文章がある。広開土王。 **こうたいごう**【皇太后】[名]三后の一人。先代の天皇の皇后。 **こうたいし**【皇太子】[名]天皇の位をつぐ皇子。東宮。古くは、「ひつぎのみこ」「はるのみや」などとも呼ばれた。 **こうだいむへん**【広大無辺】[四字熟語]非常に広く大きくて、果てがないこと。「―の荒野」「―な知恵」 <449> **こうだか**【甲高】[名・形動]足などの甲が高いこと。また、くつの甲などをとくに高くつくったもの。 **こうたく**【光沢】[名]ものの表面が光を受けてかがやくこと。つや。「―のある布地」 **ごうだつ**【強奪】[名][-スル]暴力でむりにうばいとること。「現金を―する」 **こうだろはん**【幸田露伴】[人名]一八六七―一九四七年。明治から昭和期の小説家。江戸生まれ。本名は成行。別号は蝸牛庵。尾崎紅葉と並び称される。男性的で理想主義的な作風を特色とする。小説「風流仏」「五重塔」など。 **こうたん**【降誕】[名][-スル]神仏などがこの世に生まれでること。「キリストー祭」 **こうだん**【公団】[名]政府が出資して、おおやけの事業をおこなう特別な団体。日本道路公団・日本住宅公団など。 **こうだん**【高談】[名][-スル]声高に話すこと。また、高尚な話や他人の談話を敬った言い方。 **こうだん**【降壇】[名][-スル]授業や演説などを終えて、講壇や演壇からおりること。[対]登壇 **こうだん**【講談】[名]演芸の一つ。お家騒動や敵討などを、調子をつけておもしろく語って聞かせるもの。[類]講釈 **こうだん**【講壇】[名]講義や講演などをする一段高いところ。「―に立つ」 **こうだん**【×巷談】[名]世間のうわさ。 **ごうたん**【豪胆・剛胆】[形動]きもがすわっていて、危険をおそれないようす。「―な男」[類]大胆 **こうたんさい**【降誕祭】[名]聖人や偉人などの誕生日を記念する祭典。とくに、キリストの降誕祭であるクリスマス。 **こうだんし**【好男子】[名]顔だちの美しい男。ハンサム。また、快活で男らしい男。[類]美男子・快男子 **こうち**【巧遅】[名]じょうずではあるが、できあがりがおそいこと。[対]拙速 >巧遅は拙速にしかず 仕事がおそくてできがいいよりも、早くてできの悪いほうがまだいい。 **こうち**【拘置】[名][-スル]とらえて、一定の場所にとどめておくこと。とくに、まだ刑のきまらない刑事被告人を拘置所にとどめておくこと。[類]勾留。 **こうち**【高地】[名]高い土地。周囲に比べ、小高くなった土地。「―トレーニングを積む」[対]低地 **こうち**【耕地】[名]農作物をつくるために耕してある土地。水田や畑など。耕作地。[類]農地 **こうち**【巧緻】[名・形動]細かいところまで念入りに巧みにできていること。「―をきわめる」「―な細工」[類]精緻 **こうちく**【構築】[名][-スル]基礎から順に組みたてて、しっかりと築くこと。「―物」「理論を―する」 **こうちこうみん**【公地公民】[名]私有地や私有民を廃止して、すべての土地や人民を国家のものとすること。六四五年、大化の改新でうち出され、律令制の基本となった制度。 **こうちしょ**【拘置所】[名]未決囚や死刑囚などを拘禁する施設。 **こうちゃ**【紅茶】[名]茶の若葉をつみとり、発酵させてつくった茶。また、それに湯をさした紅色の飲みもの。インド・スリランカなどで産する。 **こうちゃく**【×膠着】[名][-スル]①ある状態が固定して変化しないこと。「―状態におちいる」②ものがねばりつくこと。くっついてはなれないこと。 **こうちゃくご**【×膠着語】[名]言語の分類の一つ。実質的な意味内容をもつ語や語幹を先頭にして、それに付属する要素があとからあとからくっついて他の語との関係や文法的な役割をあらわす言語。日本語・朝鮮語・トルコ語など。▽たとえば日本語は、助詞・助動詞がつくことによって文法的なはたらきをあらわす。「行か・せ・られ・ない・だろう・か」のように、自立語「行く」に、使役・受身・否定・推量・疑問の助動詞が次々に付着する。それに対して、ラテン語のような屈折語は、おもに語尾変化によって文法的なはたらきをあらわす。 **こうちゅう**【甲虫】[名]甲虫目に属する昆虫をまとめた呼び方。からだは、厚くてかたいはねとかたい外皮とに包まれている。カブトムシ・コガネムシ・ゲンゴロウ・ホタルなど。 **こうちょ**【高著】[名]他人の著書を敬った言い方。「ご―拝読いたしました」[対]拙著 **こうちょう**【好調】[名・形動]ものごとがまうまいこと。調子・ぐあい・景気などがいいこと。「現在の―を保つ」「すべりだし―」[対]不調 **こうちょう**【紅潮】[名][-スル]顔がほてって赤みを帯びてくること。「ほおを―させる」 **こうちょう**【校長】[名]小・中・高等学校などの、最高責任者。また、その地位にある人。学校長。 **こうちょう**【候鳥】[名]わたり鳥。[対]留鳥 **こうちょう**【高潮】[名][-スル]①満潮で潮の高さが極点に達すること。②勢いや程度が高まり、激しくなること。「最―」 **こうちょうかい**【公聴会】[名]国会や議会などで、重要な法案を決定するとき、公正にするため、学識経験者や関係者などから参考意見をきく会。 **こうちょうどうぶつ**【×腔腸動物】[名]体内に腔腸と呼ばれる、食物を消化吸収するためのすきまをもつ下等動物。つぼ形やかさ形などをしている。ヒドラ・クラゲ・イソギンチャクなど。 **こうちょく**【硬直】[名][-スル]①からだがこわばって自由に動かなくなること。「死後―」②態度や方針が固定して、柔軟性にとぼしくなること。「年をとると考えかたが―する」 **ごうちょく**【剛直】[形動]気性が強くて、正しいと信じたことは決して曲げないようす。「―な性格」 **こうちん**【工賃】[名]生産や加工などの仕事をする人にしはらう手間賃。[類]工銭・工料 **こうつう**【交通】[名][-スル]①人や乗り物が行ったり来たりすること。「―整理」「―事故」「―費」②運輸・通信などのしくみ全体をまとめていうことば。「―網」「―の便がいい」 **こうつうきかん**【交通機関】[名]電車・自動車・船舶・航空機など、人や荷物を運ぶしくみ。乗り物・道路・郵便・電信・電話など、運輸機関と通信機関をまとめていうこともある。 <450> **ごうつくばり**【強突く張り・業突く張り】[名・形動]非常に欲ばりでがんこなようす。また、そのような人。 **こうつごう**【好都合】[名・形動]こちらの都合にぴったり合うこと。「延期してくれると―だ」[対]不都合 **こうてい**【工程】[名]ものをつくるときの作業の手順。プロセス。また、作業のはかどりぐあい。「作業―」 **こうてい**【公邸】[名]高級公務員の公務のためにつくられた邸宅。「知事―」[対]私邸▽総理大臣などの場合は「官邸」。 **こうてい**【行程】[名]①目的地までのみちのり。また、旅行などの日程やコース。[類]道程②船や飛行機で行くみちのり。[類]航程 **こうてい**【肯定】[名][-スル]そのとおりで、まちがっていないと認めること。[類]是認・首肯[対]否定 **こうてい**【皇帝】[名]帝国の君主を敬った呼び方。▽中国、秦の始皇帝がはじめて使った。 **こうてい**【高弟】[名]多くの弟子の中で、とくにすぐれた者。[類]高足 **こうてい**【高低】[名]高いことと低いこと。また、あがりさがり。 **こうてい**【校訂】[名][-スル]一つの古典の本文を伝えるいくつかの伝本を比べあわせて、その中から正しいと思われる形を採用し、文字や語句などの誤りを直す作業。校合。いくつかの本文を比べて、どれが正しい本文かを決定することは、「校定」。 **こうてい**【校庭】[名]学校の敷地内の広場。運動場や中庭。 **こうでい**【拘泥】[名][-スル]必要以上に気にして、それにとらわれること。こだわる。「規則に―する」 **こうてき**【公的】[形動]国や地域などの公共のことに関係しているようす。「―な機関でおこなう」「―立場から考える」[対]私的 **こうてき**【好適】[形動]目的にぴったり向いている状態にあるようす。「避暑地に――な場所」 **こうてきしゅ**【好敵手】[名]試合や勝負ごとで、たがいに力が同じぐらいで、戦うのによい競争相手。ライバル。 **こうてきふじょ**【公的扶助】[名]貧困のため生活が困難な人に、国が生活費などを給付して、最低限度の生活を保障すること。生活扶助・教育扶助など。 **こうてつ**【更迭】[名][-スル]その地位や職務の人がかわったり、かえられたりすること。「大臣の―」 **こうてつ**【鋼鉄】[名]鉄で、ふくまれる炭素の量を少なくし、きたえて強くしたもの。機械や刃物など、用途が広い。はがね。スチール。[対]鋳鉄 **こうてん**【公転】[名][-スル]ある天体が他の天体のまわりを周期的に回転すること。太陽のまわりを回る地球の運動など。[対]自転 **こうてん**【好天】[名]晴れていて、何かをするのに都合がいい天気。上天気。「―にめぐまれる」 **こうてん**【交点】[名]①線と線、または線と面とが交わる点。②天球上で、太陽の通り道(=黄道)と、月や惑星・彗星などの軌道とが交わる点。 **こうてん**【好転】[名][-スル]情勢がよいほうへ向かうこと。「景気が―する」[対]悪化 **こうてん**【荒天】[名]風雨の激しい天候。あれている空模様。「―をついて船出する」[類]悪天候 **こうでん**【香典・香×奠】[名]香の代わりに、死者の霊前に供えるかね。香料。「―を包む」「―返し」 **こうていかかく**【公定価格】[名]政府や官庁などがおおやけに定めた販売価格。 **こうていぶあい**【公定歩合】[名]中央銀行が民間の金融機関に貸しだすときの利子率。上下させることで、民間に出まわる通貨の量を調整する。 **こうでんかん**【光電管】[名]光の強弱を電流の強弱に変えるはたらきの真空管。電送写真・テレビカメラ・自動警報器などに用いる。 **こうてんてき**【後天的】[形動]生まれてから環境・経験・学習などによって身についたようす。「―な要因」[対]先天的 **こうど**【光度】[名]①光を放つ物体の、光の強さの程度。単位はカンデラ。「―計」②星の見かけ上の明るさ。ふつう一等星から六等星(=肉眼でかろうじて見える星)に分ける。一等級減るごとに、光の強さはおよそ二・五倍になる。つまり、一等星は六等星の一〇〇倍の明るさということになる。 **こうど**【高度】[名・形動]①<名>海面や地面からの高さ。「―一万メートルで飛ぶ」②<形動>ものごとの程度が高いようす。「―な技術」「―成長」 **こうど**【硬度】[名]①金属や鉱物のかたさの程度。②水一〇〇立方㌢中にふくまれるカルシウムイオン・マグネシウムイオンなどの度合い。二〇度以上を硬水、一〇度以下を軟水という。 **こうとう**【口答】[名]口で答えること。[対]筆答 **こうとう**【口頭】[名]直接、ことばで言うこと。「―で答える」「―試問」 **こうとう**【高等】[名・形動]程度や等級などがすぐれていること。「―な技術」「―教育」「―動物」[対]初等・下等 **こうとう**【高踏・高×蹈】[名]俗世間を超越して、高い理想の境地に自分をおくこと。「―派」 **こうとう**【高騰・×昂騰】[名][-スル]物価などが高くなること。[類]騰貴 **こうとう**【×喉頭】[名]のどの奥の咽頭と気管のあいだの部分。内に声帯を備え、発声器官となる。 **こうどう**【公道】[名]①だれでも通行できると法的に認められた道。国道・県道・市町村道など。[対]私道②世間一般に通用する正しい道理。公正なありかた。正義 **こうどう**【行動】[名][-スル]個人または集団が目的をもって、実際にからだを動かすこと。「直ちに―に移す」 >つかいわけ→「行為」を見よ。 **こうどう**【坑道】[名]地下の通路。とくに、鉱山や炭鉱の内部にほられた地下道。 <451> **こうどう【香道】** [名]一定の作法によって香木をたき、そのかおりを楽しむ芸道。 **こうどう【黄道】** [名]地球から見て、太陽が天球上を一年間に一周するように見える道すじ。「おうどう」とも。 **こうどう【講堂】** [名]①学校や会社などで、多くの人を集めて式や講演などをする建物。②寺院の建物のうち、説教や講話などをするところ。 **ごうとう【強盗】** [名]乱暴したりおどかしたりして、他人の金品をうばうこと。また、その者。「―をはたらく」「居直[いなお]り―」 **ごうどう【合同】** [名]①独立した二つ以上の団体や組織が、一つにまとまること。また、一つにまとめること。「―公演」②数学で、二つ以上の図形の面積と形が等しく、ぴったり重ねあわせることができる状態。記号は「≡」 **こうとうがっこう【高等学校】** [名]中学校卒業者に、高等普通教育または専門教育をおこなう三年制の学校。高校。 **こうとうさいばんしょ【高等裁判所】** [名]地方裁判所の上、最高裁判所の下にある裁判所。高裁。 **こうとうしもん【口頭試問】** [名]試験官の口頭での質問に、受験者がその場で口頭で答える面接試験。口述試験・口頭試験▽「口答試問」は誤り。 **こうとうせんもんがっこう【高等専門学校】** [名]中学卒業者が入学できる五年制の学校で、専門の学芸とその職業に必要な能力を養う高等教育機関。 **こうとうは【高踏派】** [名]明治の末ごろ、自然主義文学全盛の中で、理知的な独自の精神をつらぬいた作家。森鷗外[もりおうがい]と夏目漱石[なつめそうせき]。 **こうどうはんけい【行動半径】** [名]人や動物などが行動したり活動したりできる範囲。 **こうとうぶ【後頭部】** [名]頭の後ろの部分。⇔前頭部 **こうとうむけい【荒唐無稽】** (形動)漢事実の裏づけがなく、空想的でばかげたようす。「―な物語」[関]でたらめ **こうとく【公徳】** [名]社会生活をするうえで、守るべき道徳。公衆道徳。「―心」 **こうどく【鉱毒】** [名]鉱物の採掘[さいくつ]や製錬[せいれん]のときに出る水やガスなどの廃棄物[はいきぶつ]にふくまれ、生きものに害毒をあたえるもの。 **こうどく【講読】** [名]文章を読んで意味を解きあかすこと。「原書を―」 **こうどく【購読】** [名]新聞や雑誌を定期的に買って読むこと。「月ぎめ―料」 **こうとくしゅうすい【幸徳秋水】** [人名]一八七一-一九一一年。明治期の社会主義者。高知県生まれ。本名は伝次郎[でんじろう]。中江兆民[なかえちょうみん]に師事し、平民社を結成して「平民新聞」を出し、非戦論[ひせんろん]を唱えた。無政府主義的傾向を深め、大逆事件[たいぎゃくじけん]で刑死[けいし]した。著書に「社会主義神髄」など。 **こうどけいざいせいちょう【高度経済成長】** [名]経済の成長がいちじるしい状態。とくに一九五五年から七三年までの日本の経済発展のこと。池田勇人[いけだはやと]内閣の所得倍増計画の推進などによって、経済成長率が年平均一〇%をこえ、日本経済は飛躍的な成長をとげた。 **こうと(狡兎)死して走狗[そうく]烹[に]らる** 敵がほろびると、どんなにてがらを立てた家来も不用になって軽んじられるというたとえ。▽ウサギが死にたえると、ウサギ狩りの猟犬[りょうけん]は不用になるので、にて食われる。中国、「史記」から。 **こうない【構内】** [名]囲いのうち。建物や敷地[しきち]の中。「大学の―」⇔構外 **こうなん【後難】** [名]あとになってから受ける災い。後日の災難。「―をおそれる」 **こうなん【硬軟】** [名]かたいことと、やわらかいこと。また、硬派と軟派[なんぱ]。 **こうにゅう【購入】** [名]かねをはらって買いいれること。「―資金」[類]購買 **こうにん【公認】** [名]官庁や公共団体が正式に認めること。また、世間一般が認めること。「―会計士」 **こうにん【後任】** [名]前任者に代わり、その任務に就くこと。また、その人。⇔前任・先任 **こうにんてんのう【光仁天皇】** [人名]七〇九-七八一年。在位、七七〇-七八一年。天智天皇の孫。前の称徳[しょうとく]天皇の代に政治を動かしていた道鏡[どうきょう]を下野[しもつけ]に流し、代わって和気清麻呂[わけのきよまろ]を重用[ちょうよう]して行政の改革に努めた。 **こうねつ【光熱】** [名]明かりと燃料。電気・ガス・石油など。「―費」 **こうねつ【高熱】** [名]高い熱。また、体温が異常に高いこと。「―を発する」 **こうねん【光年】** [名]天体間の距離をあらわす単位。一光年は、光が一年かかって進む距離で、約九兆四六〇〇億キロメートル。 **こうねん【後年】** [名]何かあったときからずっとのち。また、晩年。 **こうねん【高年】** [名]年齢の高いこと。高齢。 **こうねんき【更年期】** [名]性的成熟期から老年期へ移る期間のこと。とくに、女性の月経が閉止する五〇歳前後の時期。「―障害」 **こうのう【効能】** [名]薬などを用いたことによる、よい結果。ききめ。「―書き(=薬の効き目を書いたもの。また広く、ものの値打ちを宣伝する文句)」[類]効用・効果 **ごうのう【豪農】** [名]多くの土地や財産をもち、勢力のある地方の農家。 **こうのとり【×鶴】** [名]コウノトリ科の大形の鳥。形はツルに似ている。からだは純白で、つばさは大部分黒色、足は赤く、くちばしは黒。特別天然記念物。日本の野生は絶滅[ぜつめつ]した。 **こうのもの【香の物】** [名]ぬか・塩・かすなどにつけた野菜類。つけもの。おこうこ。おしんこ。 **ごうのもの【剛の者・強の者】** [名]非常に強い者。つわもの。 **こうは【硬派】** [名]①強く自分の説を主張して、安易[あんい]に妥協[だきょう]しない人たち。[類]たか派 ②女性とのつきあいを好まず、男らしさに関心を示す青少年。⇔軟派[なんぱ] <452> る。 **こうはい【光背】** [名]仏像の後ろについている、光やほのおをあらわすかざり。[類]後光[ごこう]▷図「ぶつぞう」 **こうはい【交配】** [-スル]種類のちがう動植物を人工的に受精させること。品種改良により、新種をつくるのに役立てる。かけあわせ。「一種[いっしゅ]」[類]交雑 **こうはい【後背】** [名]うしろ。背後。 **こうはい【荒廃】** [-スル]あれはてて、すさむこと。「国土の―」「人心が―する」 **こうはい【後輩】** [名]①同じ学校や職場などに、あとからはいってきた人。「中学の―」②年齢・経験・学問・技能などが下の人。[類]後進・後生⇔先輩 **こうはい【高配】** [名]①他人の配慮[はいりょ]を敬った言い方。「ご―をたまわる」②利益の高い配当。高配当。 **こうはい【興廃】** [名]勢いが盛んになることと、すたれること。栄えることと、ほろびること。[類]盛衰・興亡 **こうばい【公売】** [名]さしおさえになった品物などを、一般に知らせて競売すること。「―処分」 **こうばい【紅梅】** [名]こいもも色の花が咲くウメ。また、こいもも色。「―がさね」 **こうばい【購買】** [名]品物などを買いいれること。「学校の―部」「―力が上がる」[類]購入 **こうばい【×勾配】** [名]①かたむき。かたむきぐあい。「―がゆるい」[類]傾斜 ②かたむいている地面。斜面[しゃめん]。「どんな―も楽にのぼるトラック」「急―にさしかかる」 **こうばいすう【公倍数】** [名]数学で、二つ以上の整数に共通な倍数。たとえば、2と3の公倍数は6、12、18…となる。←公約数 ▽もっとも小さいものを「最小公倍数」という。 **こうはく【紅白】** [名]赤い色と白い色。祝いごとに使う色合わせ。また、競技などで対抗[たいこう]する二組をあらわす。「―の幕を張りめぐらす」「―歌合戦」 **こうばく【広漠】** (形動)果てしなく広がっているようす。「―たる大草原」「―とした大地」 **こうばく【荒漠】** (形動)あれはてた土地がどこまでも広がっているようす。「―たる原野」 **こうばしい【香ばしい・芳しい】** [形]こんがりと焼けたような、いいにおいがする。「―せんべい」 **こうはつ【後発】** [名]①あとから出発すること。また、あとから始めること。⇔先発 ②「こうはつかいはつとじょうこく」 **こうはつかいはつとじょうこく【後発開発途上国】** [名]→「エルエルディーシー」 **ごうはら【業腹】** (形動)非常にしゃくにさわるようす。腹立たしく、いまいましいようす。「―なやつ」 **こうはん【公判】** [名]公開の法廷において、被告人の犯罪の有無を審理[しんり]する裁判。 **こうはん【孔版】** [名]謄写版。 **こうはん【広範・広×汎】** (形動)範囲の広いようす。広範囲。「―な支持をえる」 **こうはん【後半】** [名]全体を二つに分けたうちの、あとの半分。「試合の―に力つきた」⇔前半 **こうはん【交番】** [名]警察の派出所。駅前などの要所にあり、巡査[じゅんさ]が常につめているところ。巡査派出所。⇔駐在所[ちゅうざいしょ]。「―で道をたずねる」 **ごうはん【合板】** [名]材木のうすい板を、木目がたがいちがいに重[かさ]ねてはりあわせた板。ベニヤ板など。ごうばん。 **こうはんい【広範囲】** (形動)広い範囲。「被害は―におよぶ」 **こうはんせい【後半生】** [名]人の一生のあとの半分。⇔前半生 **こうひ【工費】** [名]工事にかかる費用。 **こうひ【公妃】** [名]外国で、「公」と呼ばれる身分の人のきさき。 **こうひ【公費】** [名]国または地方公共団体などの、おおやけの費用。「―を節約する」⇔私費 **こうひ【皇妃・后妃】** [名]皇后。きさき。 **こうび【交尾】** [名]動物のおすとめすが生殖[せいしょく]のために交わること。「―期」[類]交接 **こうび【後尾】** [名]長く続いたものの後ろのほう。「行列の―」「―灯」「最―」 **ごうひ【合否】** [名]合格と不合格。「―をきめる」「―の判定」[類]及落 **こうヒスタミンざい【抗ヒスタミン剤】** [名]体内のヒスタミンの作用をおさえる薬。アレルギー性の症状に効く。 **こうひつ【硬筆】** [名]ペンやえんぴつのように、さきのかたい筆記用具。「―習字」⇔毛筆 **こうひょう【公表】** [名]広く世間[せけん]だに明らかにすること。「証拠[しょうこ]が不じゅうぶんで、まだ―の段階ではない」[類]公開 >つかいわけ 発表・公表・披露 >「発表」は、知らせてないことを多くの人々にいっせいに知らせる。「合格発表」。「公表」は、内々[うちうち]ではすでにわかっていることを時期を見て世間[せけん]に向かって発表すること。「本決まりになったので公表する」。「披露」は、めでたいことやよいことを広めること。「開店披露」。 **こうひょう【好評】** [名]評判がいいこと。また、よい評判。⇔不評・悪評 **こうひょう【高評】** [名]評判の高いこと。高い評判。また、他人の批評を敬った言い方。「ご―をたまわる」 **こうひょう【講評】** [名]指導者が説明を加えながら批評すること。「先生に―していただく」 **ごうびょう【業病】** [名]前世の悪事の報[むく]いで起きるとされる病気。また、治りにくい病気。 **こうびん【後便】** [名]この次のたより。「くわしくは―にて」☆前便・先便 **こうふ【工夫】** [名]土木工事や鉄道工事などで働く労働者。「道路―」▽「くふう」と読めば別の語。 <453> **こうふ【公布】** [名]成立した法律・命令・条約・予算などを、政府が官報で国民に広く知らせること。[類]告示 >つかいわけ 公布・発布・布告 >どれも政府が国家の方針を国民に告げるときに使うが、「公布」は、法令などを一般国民に知らせること。とくに、憲法については「発布」という。「布告」は、戦争を始めるというような、国家の決定的意志を知らせること。 **こうふ【交付】** [名]役所が手続きをとって、一般の人や団体にかねや書類などをわたすこと。「―金」 **こうふ【坑夫】** [名]炭鉱・鉱山の坑内で働く労働者。 **こうぶ【後部】** [名]後ろの部分。「―座席」[類]後方⇔前部 **こうふう【校風】** [名]その学校の特色となっている伝統的な気風。「質実剛健な―を受けつぐ」 **こうふうせいげつ【光風×霽月】** (四字熟語)なんのわだかまりもなく、さっぱりとした気分。▽雨後のさわやかな風と晴れわたった空の月という意味から。 **こうぶがったい【公武合体】** [名]江戸末期、朝廷[ちょうてい](公)と幕府(武)が一致[いっち]協力してことにあたるべきだとした考え。 **こうふく【幸福】** (形動)不自由や不満、また苦しみや心配ごとがなく満足で、このまま時が過ぎてもらいたいと思う状態。「―な生活」[類]幸せ⇔不幸 ▷つかいわけ→「幸い」を見よ。 **こうふく【降伏・降服】** [名]国や軍隊が戦いに負けたことを認めて相手に従うこと。「無条件―」[類]投降▽「降伏」を「ごうぶく」と読めば、仏にいのって悪魔[あくま]をおさえしずめるという意味。▷つかいわけ→「降参」を見よ。 **こうふくじ【興福寺】** [名]奈良市にある法相宗[ほっそうしゅう]の大本山[だいほんざん]。藤原氏の氏寺として栄え、比叡[ひえい]山延暦寺の北嶺[ほくれい]に対して、南都[なんと]と呼ばれる。貴重な文化財を多数所蔵する。 **こうぶつ【好物】** [名]好きな食べものや飲みもの。「あまいものが―です」 **こうぶつ【鉱物】** [名]地中や岩石中にふくまれる天然の無機物。「―資源に富む」 **こうふん【公憤】** [名]社会正義が守られていないことに対するいかり。「汚職[おしょく]議員に―をおぼえる」[類]義憤⇔私憤 **こうふん【興奮・×昂奮】** [名]神経のはたらきが高まること。また、気持ちが高ぶってわれを忘れること。「―剤[ざい]」「―をおさえる」 **こうぶん【構文】** [名]文の構造。文の組みたて。 **こうぶんしょ【公文書】** [名]官庁などのおおやけの機関や公務員が発行する正式の文書。公文。「―偽造」⇔私文書 **こうぶんてんのう【弘文天皇】** [人名]→「おおとものおうじ」 **こうふん(口吻)を漏らす** 話しぶりやことばに、それとなく気持ちがあらわれる。 **こうべ【首・頭】** [名]あたま。くび。古い言い方。 **こうべを垂れる** うなだれる。頭を下げる。 **こうべをめぐらす** あとをふりむく。また、昔のことを思いおこす。 **こうへい【公平】** (形動)どちらにも片寄らず、平等なこと。「―を欠く」「―な処分」[類]公正 **こうへいむし【公平無私】** (四字熟語)だれにも同じように接し、自分の利益を考えないこと。「―なあつかい」 **こうへん【後編・後篇】** [名]全体を二つ、または三つに分けたものの、あとの部分。⇔前編 **こうべん【抗弁】** [名]逆らって議論し、反対意見を述べること。「相手の主張に―する」 **こうべん【高弁】** [人名]→「みょうえ」 **ごうべんか【合弁花】** [名]花びらが、全部または基部でたがいに連結しているもの。タンポポ・キキョウなど。⇔離弁花 **ごうべんがいしゃ【合弁会社】** [名]外国と共同出資し、経営する会社。 **こうほ【候補】** [名]ある地位や身分をえる資格や可能性のあること。また、そのような資格や可能性をもつ人。「立―」「優勝―にあがる」 **こうぼ【公募】** [名]広く一般から募集すること。「―の展覧会を開く」 **こうぼ【酵母】** [名]菌類[きんるい]の一つで、多くは出芽してふえる。発酵力が強い。酒やパンの製造に用いる。酵母菌。イースト。 **こうほう【公法】** [名]国家と他の国家および個人との関係をきめた法律や規則。憲法・行政法・刑法[けいほう]・国際法など。⇔私法 **こうほう【公報】** [名]①官庁などが国民に正式に出す機関紙。「選挙―」②官庁が個人にあてて出す正式文書。「戦死の―」 **こうほう【広報・弘報】** [名]役所や会社などで、活動のようすを広く一般に知らせること。また、そのためのパンフレット。「―活動」 **こうほう【後方】** [名]後ろのほう。「―に注意する」⇔前方 **こうぼう【工房】** [名]美術家や工芸家などの仕事場。アトリエ。 **こうぼう【攻防】** [名]せめることと守ること。「激しい―がくりかえされた」[類]攻守 **こうぼう【興亡】** [名]栄えることと、ほろびること。「国家の―」[類]興廃・盛衰 **こうぼう【光×芒】** [名]放射する光線。彗星[すいせい]などのように尾を引いて見える光のすじ。「―を放つ」「―一閃[いっせん]」 **こうぼう【弘法】** [人名]→「くうかい」 **こうぼうにもふでのあやまり【弘法にも筆の誤り】** どんなに学問や技芸にすぐれた人でも、時には誤りもある。▽書の名人といわれた弘法大師でさえ書きそこなうこともある。 **こうぼうふでをえらばず【弘法筆を選ばず】** すぐれた才能や技術をもった人は、どのような道具でも使いこなしてしまう。仕事の出来不出来は道具ではなく、うでまえできまる。 **ごうほう【号砲】** [名]合図[あいず]のために撃つ鉄砲。「―一発スタートする」 <454> **ごうほう【合法】** [名]おこないなどが法律や規則にかなっていること。[類]適法⇔違法・非合法 **ごうほう【豪放】** (形動)度胸があって、小さなことにこだわらず、思いきったことをするようす。「―な性格」「―磊落[らいらく]」[類]豪気・豪胆[ごうたん] **こうぼうだいし【弘法大師】** [人名]→「くうかい」 **ごうほうてき【合法的】** (形動)法律にかなっているようす。「―な手段による」 **ごうほうらいらく【豪放磊落】** (四字熟語)こせこせしたところがなくて、からっと明るく、ものすごく度量の広いこと。「―な気質」「―をよそおう」 **こうぼく【公僕】** [名]国民のために奉仕する人。公務員。 **こうぼく【香木】** [名]よいかおりのする木。とくに、香道でたいせつにするビャクダン・ジンコウなど。 **こうぼく【高木】** [名]高さが人の身長より高く、四~五㍍に達する、ケヤキ・マツなどのような木。[類]喬木⇔低木 **こうほん【校本】** [名]①伝本の異同が一覧できるようにまとめた本。「―枕草子の」②校合[きょうごう]に使った本。 **こうまい【高×邁】** (形動)心や考えが、けだかくすぐれているようす。「―な精神」 **こうまん【高慢】** (形動)自分の能力や地位などがすぐれているとうぬぼれ、見くだすようす。「―の鼻をくじく」[類]尊大⇔謙虚[けんきょ] **ごうまん【傲慢】** (形動)相手を見くだして、なんでも自分中心にふるまうようす。「彼の―無礼[ぶれい]をいきどおる」「―不遜[ふそん]の態度」[類]不遜 **こうまんちき【高慢ちき】** (形動)高慢なことや人を非難した言い方。 **こうみゃく【鉱脈】** [名]岩石の割れ目などに、鉱物が板のようにかたまっているところ。「―をほりあてる」[類]鉱床 **こうみょう【功名】** [名]てがらを立てて有名になり、名誉[めいよ]を手に入れること。「ぬけがけの―」「―心にはやる」「けがの―」 **こうみょう【巧妙】** (形動)こみいったものごとの処理や、複雑な技術にたくみなようす。「―なトリック」「―にたちまわる」⇔拙劣[せつれつ] **こうみょう【光明】** [名]①明るい光。「一条の―」②希望。「前途[ぜんと]に―を見いだす」 **こうみょう【高名】** (形動)→「こうめい」 **こうみょうこうごう【光明皇后】** [人名]七〇一-七六〇年。聖武天皇の皇后。藤原不比等[ふひと]の娘[むすめ]。仏教に帰依し、悲田院や施薬院をつくって孤児[こじ]や病人を救うなど、社会事業に熱心であった。光明子[こうみようし]。 **こうみょうしん【功名心】** [名]てがらを立てて有名になろうとする気持ち。「―にはやって失敗する」 **こうみょうてんのう【光明天皇】** [人名]一三二一-八〇年。足利尊氏[あしかがたかうじ]に擁立された北朝の天皇。在位、一三三六-四八年。兄の光厳天皇のあとを受け、南朝の後醍醐[ごだいご]天皇と対立した。 **こうみん【公民】** [名]①国家の政治に参加する権利と義務をもつ国民。「―権」②政治・経済・法律などを勉強する社会科の一分野。 **こうみんかん【公民館】** [名]住民の教養や文化を高めるため、市町村がつくった集会所。 **こうみんけん【公民権】** [名]公民としてもつ権利。市民権。選挙権・被[ひ]選挙権など。 **こうむ【公務】** [名]おおやけの務め。国家や公共団体の仕事。「―執行妨害罪」[類]公用 **こうむいん【公務員】** [名]国や地方公共団体で仕事をおこない、国民に奉仕する人。国家公務員と地方公務員とがある。 **こうむてん【工務店】** [名]建築や土木に関する仕事をする店や会社。 **こうむる【被る・×蒙る】** [動]①被害や災難などを身に受ける。「損害を―」②目上の人から恩恵[おんけい]やお許しなどをいただく。たまわる。「ご愛顧[あいこ]を―」「ご免[めん]を―(=おことわりする)」 **こうめい【高名】** (形動)①(名・形動)評判の高いこと。有名なこと。「こうみょう」とも。「―な芸術家」[類]著名②(名)他人の名前を敬った言い方。「ご―はかねがねうけたまわっております」▷つかいわけ→「有名」を見よ。 **ごうめいがいしゃ【合名会社】** [名]家族的・個人的なつながりにより、社員全員が共同で経営責任を負うしくみの会社。 **こうめいせいだい【公明正大】** (四字熟語)世間[せけん]に対する行動が正しいすじみちにはずれず、心にやましいところがないようす。「―な態度で臨む」 **こうめいてんのう【孝明天皇】** [人名]一八三一-六六年。在位、一八四六-六六年。江戸末期、公武合体に理解を示して、妹和宮[かずのみや]の降嫁を認めた。宮中の尊攘[そんじょう]派の動きを抑制し、急進派の三条実美[さんじょうさねとみ]らを追放した。 **こうも【×毫も】** [副][「毫も~ない」の形で]少しも…ない。ちっとも…ない。「―はじるようすが見えない」「―意に介さない」▽「毫」は、細い毛のこと。 **こうもう【×膏肓】** [名]→「こうこう」 **ごうもう【剛毛】** [名]太くてかたい毛。こわい毛。☆柔毛[にこげ] **こうもうへきがん【紅毛×碧眼】** (四字熟語)西洋人。赤い髪かみの毛と青い目という意味で、江戸時代に使われたことば。▽オランダ人を「紅毛人」、ポルトガル人・スペイン人を「南蛮[なんばん]人」といった。 **こうもく【項目】** [名]①ものごとや文章などを、ある基準で小分けにした一つ一つの部分。[類]箇条[かじょう]②辞書や辞典の見出し。「大―」 **ごうもくてきてき【合目的的】** (形動)目的にかなっているようす。「―な方法をとる」 **こうもり【×蝙蝠】** [名]①哺乳[ほにゅう]動物の一種。鳥のように空を飛ぶことができる。夜になると活動し、虫をとらえて食べる。休むときはさかさまにぶらさがる。②「こうもり傘[がさ]」の略。金属製の骨に布を張った傘。洋傘。▽開いた形が①に似ているところから。 **こうもん【黄門】** [名]「中納言[ちゅうなごん]」の唐代風の呼び方。とくに、徳川光圀[みつくに]をさす。水戸黄門。 <455> **こうもん【×肛門】** [名]消化器の終わりにある、大便を出す穴。しりの穴。 **こうもん【×閘門】** [名]①運河や放水路で、水量を調節するためにつくった水門。②水面の高さがちがう運河や河川で、船を通すために水をせき止めておく装置。「―式運河」 **ごうもん【拷問】** [名]白状させるために、容疑者に肉体的・精神的苦痛をあたえること。「―にかける」 **こうや【広野・×曠野】** [名]広びろとした野原。「果てしなく続く―」 **こうや【荒野】** [名]あれはてた野原。あれの。あらの。 **こうや【紺屋】** [名]染め物を職業とする家や職人。そめものや。「こんや」とも。 **こうやのあさって【紺屋の明後日】** 期日を約束しても、あてにならないこと。▽染め物は天気に左右されることから。 **こうやのしろばかま【紺屋の白袴】** 他人のためにするのに手がいっぱいで、自分のことまで手が回らないこと。▽染め物が仕事の紺屋なのに、染めていない白ばかまをはいていることから。 **こうや【空也】** [人名]→「くうや」 **こうやく【口約】** [名]口だけで約束すること。くちやくそく。 **こうやく【公約】** [名]世間[せけん]だに対して約束すること。とくに選挙のとき、政党や候補者が当選後におこなうという約束。「―を果たさない」 **こうやく【×膏薬】** [名]あぶらで練りあわせた薬で、布や紙にぬり、傷にあてる。あぶらぐすり。 **こうやくすう【公約数】** [名]二つ以上の整数に共通した約数。たとえば、6と18の公約数は2・3・6である。⇔公倍数 ▽もっとも大きいものを「最大公約数」という。 **こうゆう【公有】** [名]国家や公共団体がもっていること。「―地」「―財産」[類]官有・国有⇔私有 **こうゆう【交友】** [名]友人としてつきあうこと。また、つきあっている友人。「―関係」 **こうゆう【交遊】** [名]人と親しくつきあうこと。気楽なつきあい。[類]交際 **こうゆう【校友】** [名]同じ学校の友人。また、同じ学校の卒業生。「―会」[類]同窓 **ごうゆう【剛勇・豪勇】** (形動)強くて勇ましいこと。「―をほこる」「―な武者」[類]勇猛 **ごうゆう【豪遊】** [名]かねをたくさん使って、ぜいたくに遊ぶこと。また、そういう遊び。 **こうよう【公用】** [名]官庁や公共団体、また会社などの仕事。「―車」「―で出張する」[類]公務⇔私用 **こうよう【孝養】** [名]まごころをこめて、親をたいせつに養うこと。「―をつくす」[類]孝行[こうこう] **こうよう【効用】** [名]①ききめ。「薬の―」[類]効能・効果 ②役に立つ使いみち。「石油の―」 **こうよう【紅葉・黄葉】** [名]秋、落葉する前に葉が赤や黄色に変わること。また、その葉。「全山―」▽カエデには「紅葉」、イチョウには「黄葉」を使う。 **こうよう【高揚・×昂揚】** [-スル]精神や気分が高まり、盛りあがること。「士気の―」「感情が―する」 **こうようじゅ【広葉樹】** [名]うすくて、はばの広い葉をもつ樹木。サクラ・ツバキなど。⇔針葉樹 ▽もとは闊葉樹[かつようじゅ]といった。 **こうやさん【高野山】** [名]和歌山県北東部にある山。八一六年、空海がここに金剛峰[こんごうぶ]寺を開いた。 **こうやどうふ【高野豆腐】** [名]とうふを寒い屋外でこおらせ、さらに乾燥[かんそう]させたもの。しみどうふ。こおりどうふ。▽高野山[こうやさん]で精進料理としてつくりはじめたことから。 **こうやひじり【高野聖】** [人名]一九〇〇年。泉鏡花[いずみきょうか]の短編小説。若い旅の僧が、山中でとまった家での美しい女(じつは魔女[まじょ])との奇妙[きみょう]な体験を、幻想試的にえがき、独自のロマン的世界を築きあげた作品。 **こうらい【高〝麗】** [名]九一八年、朝鮮[ちょうせん]半島北部に新羅[しらぎ]に代わっておこった国。首都は開城[かいじょう]。九三六年に朝鮮半島を統一。仏教文化が栄えたが、一三九二年李成桂[りせいけい]の李氏朝鮮にほろぼされた。「こま」とも。 **こうらいのこう【甲羅の功】** 甲羅[こうら]を経る。長い経験によって熟練する。また、世間がずれしてあつかましくなる。 **こうらく【行楽】** [名]山や野原、観光地などに出かけて楽しむこと。「―客」「―のシーズン」[類]遊山[ゆさん] **こうらくえん【後楽園】** [名]日本三名園の一つ。岡山[おかやま]市にある回遊式の庭園。一七〇〇年に完成。▽東京都文京区にも同名の庭園があり、一部現存。 **こうらん【高覧】** [名]他人が見ることの敬った言い方。「ご―願います」[類]御覧 **こうらん【高欄・勾欄】** [名]宮殿[きゅうでん]などの建物の周囲や廊下、橋の両側などにつけられる、端[はし]にそりのある手すり。欄干[らんかん]。 **こうらん【×攪乱】** [名]→「かくらん」 **こうり【公吏】** [名]「地方公務員」の古い呼び方。 **こうり【公理】** [名]①一般に広く通用する真理。②数学で、証明なしで真理と認めることのできる根本的な仮定。たとえば、「同一平面上で二点間の最短距離は直線である」など。⇔定理 **こうり【功利】** [名]①何かをすることによってえられる功名[こうみょう]と利益。「―を求める」②役に立つ用途[はら]と実際の利益。「―主義」 **こうり【高利】** [名]①ふつうよりも高い利息。「―のかねを借りる」→低利 ②大きな利益。「―を得る」[類]巨利 **こうり【小売り・小売】** [名]卸し売り商(卸問屋[おろしどんや])からまとめて仕入れた品物を、一般消費者に売って利益を得ること。また、その商店。「小売りを営む」「小売価格」「小売店」⇔卸売・卸し売り **ごうよく【強欲】** (形動)非常に欲が深いこと。「―な人」[類]貪欲[どんよく] **こうり【行×李】** [名]ヤナギや竹などで編んだ、衣類などを入れる箱。昔は旅行のときなどに荷物を入れた。やなぎごうり。「―一つで家を出る」「かぞえ方]一合[こう] <456> **ごうり【合理】** [名]道理にかなってむりのないこと。論理のすじみちが正しいこと。⇔不合理・非合理 **ごうりか【合理化】** [名]①企業[きぎょう]が、新技術の導入や組織の再編成などにより、むだを省き生産力が向上するようにすること。「―で職を失う」②適当な理由をつけて、自分が正しいことを主張し、都合のいいようにすること。 **こうりかし【高利貸し】** [名]高い利息をとって、かねを貸すこと。また、その職業の人。こうりがし。 **ごうりき【強力・剛力】** [名]①力の強いこと。また、人並みはずれて力の強い人。「―無双」②登山者の荷物を背負って、道案内をする人。 **ごうりしゅぎ【功利主義】** [名]ある行為が、影響をあたえた人々に、できるだけ多くの幸福をもたらすとき、その行為を正しいとみる立場で、その行為の善悪を判断する立場。▽イギリスの資本主義の確立期に唱えられた倫理思想で、「最大多数の最大幸福」を主張したベンサムのほかミルが代表的な論者である。 **ごうりしゅぎ【合理主義】** [名]①人情やしきたりなどにこだわらず、道理だけを重んじる、合理的に割りきった考えかた。②哲学で、真の認識[にんしき]は経験によってではなく、理性によってのみえられるとする立場。デカルト・スピノザ・ライプニッツら。理性論。⇔経験主義 **こうりつ【公立】** [名]地方公共団体が設立し、運営していること。また、その施設(病院・学校・図書館など)。⇔国立・私立 **こうりつ【効率】** [名]仕事の成果と、それに費やした労力・時間などの割合。仕事の能率。「―のいい仕事」「熱―が悪い」 **こうりつ【高率】** [名]比率が高いこと。また、その高い比率。「―の利息」☆低率 **こうりてき【功利的】** (形動)自分の利益をまず考えるようす。[類]打算的 **ごうりてき【合理的】** (形動)考えかたやおこないが理屈[りくつ]にかなっていて、むだのないようす。「―に解決する」「―な方法」⇔非合理的 **こうりゃく【攻略】** [名]相手の陣地[じんち]や城などをせめてうばいとること。また、相手をせめて負かすこと。「敵の本陣を―する」 **こうりゃく【後略】** [名]引用の文章などで、あとの部分を省略すること。また、それを示す添え書き。⇔前略 **こうりゅう【交流】** [名]①たがいに行き来して交わること。「学校間の生徒の―」[類]交際②一定時間ごとに、流れる方向を交互[こうご]に変える電流。⇔直流 **こうりゅう【興隆】** [-スル]国家などの勢いが盛[さか]んになり、栄えること。「学問の―」⇔衰亡[すいぼう] **こうりゅう【拘留】** [-スル]裁判が終わるまでのあいだのために、被疑者や被告人を一定の場所にとどめておくこと。拘置。 **こうりゅう【拘留】** [名]刑罰[けいばつ]の一つ。一日以上三十日未満のあいだ、留置所にとどめておくこと。 **ごうりゅう【合流】** [名]①二つ以上の流れがまとまって、一つになること。「二つの川の―点」②別々に行動していた人や組織が一つにまとまること。「交差点で―する」「新組織に―する」 **こうりょ【考慮】** [名]ものごとを判断する前に、あれこれとよく考えてみること。「その点も―に入れる」[類]配慮 ▷つかいわけ→「思慮[しりょ]」を見よ。 **こうりょう【香料】** [名]①食品や化粧[けしょう]品などに、よいかおりをつけるために加えるもの。ジャスミン・ニッケイ・バニラなど。②「香典[こうでん]」に同じ。 **こうりょう【荒涼・荒×寥】** (形動)あれはてて、ものさびしいようす。「―とした海」 **こうりょう【校了】** [名]印刷物の校正がすっかり終わり、印刷できる状態になること。 **こうりょう【綱領】** [名]①ものごとの要点。おおもと。②政党や組合などの根本方針を要約したもの。「政策―をまとめる」 **こうりょく【効力】** [名]あるものが他にはたらきかけて、一定の効果をあらわす能力。「薬の―」「―を発揮する」[類]効果・効き目 **ごうりょく【合力】** [名]ある物体に同時にはたらく二つ以上の力を一つに合わせた力。合成力。⇔分力 **こうりん【光臨】** [名]他人の来訪を敬った言い方。おでまし。「―をあおぐ」 **こうりん【降臨】** [名]神仏が天から地におりること。「天孫―」 **こうるい【紅涙】** [名]①美人の流すなみだ。「―をしぼる」②ひどくなげいて流す血のようななみだ。「―にむせぶ」[類]血涙 **こうるさ【口うるさ】** (形動)何かにつけて口出ししたり文句を言ったりしてうるさい。「―い管理人」 **こうれい【好例】** [名]説明するのにちょうどいい例。[類]適例 **こうれい【交霊】** [名]生きている者と死者の霊魂[れいこん]とのあいだで意思が通じあうこと。「―現象」 **こうれい【恒例】** [名]きまった時期にきまった形式でおこなわれる儀式[ぎしき]や行事。「正月―の駅伝」[類]定例 **こうれい【高齢】** [名]年をとっていること。老年。「―化社会」「―者」[類]高年・老齢 **ごうれい【号令】** [名]①(名)大勢の人に同時に同じ行動をさせるために、大声で指図[さしず]することば。「気をつけ」「休め」など。「―をかける」①(名・スル)支配者が、全員に命令すること。「将軍が天下に―する」 **こうれいかしゃかい【高齢化社会】** [名]総人口にしめる六五歳以上の老年人口の割合が大きい社会。国連では、七%以上と規定しており、先進工業国に多く見られる。日本では一九七〇年ころから社会の高齢化が急速に進んでいる。 **こうれつ【後列】** [名]後ろの列。「二列横隊の―」→前列 **こうろ【行路】** [名]①道を行くこと。また、その道。「―病者(=ゆきだおれ)」「―の人」②この世を生きていくこと。世わたり。「人生―」 <457> **こうろ【香炉】** [名]香[こう]をたくのに用いる容器。 **こうろ【高炉】** [名]鉄鉱石から銑鉄[せんてつ]をつくる円筒[えんとう]形の溶鉱炉。 **こうろ【航路】** [名]船や飛行機の通る道。「外国―」「―標識」[類]海路・空路 **こうろう【功労】** [名]社会や人のためになるはたらきをした、そのてがらと骨折り。「長年の―に報いる」「―者」[類]功績 **こうろう【高楼】** [名]高くつくった建物。たかどの。「―から遠望する」[類]高閣 **こうろうい【公労委】** [名]「公共企業体等労働委員会」の略。労働争議の斡旋・調停・仲裁をおこなったり、不当労働行為を監督[かんとく]したりする。 **こうろうきょう【公労協】** [名]「公共企業体等労働組合協議会」の略。公共企業体などの労働組合の協議会。 **こうろうむ【紅楼夢】** [書名]一七九一年ころ。中国、曹霑[そうせん](号は雪芹[せつきん])の長編小説。没落[ぼつらく]していく大家の貴公子と、彼をめぐる美しい女性たちとの恋物語。自叙伝的な要素の強い作品。 **こうろく【高×禄・厚×禄】** [名]多額の給与[きゅうよ]。高給。「―を食[は]む」 **こうろぶんがく【紅露文学】** [名]尾崎紅葉と幸田露伴の二人の小説をまとめた呼び方。 **こうろほう【香炉峰】** [名]中国、江西省九江[きゅうこう]市の南西にある廬山[ろざん]にある峰[みね]。形が香炉に似ているところから名づけられた。「―の雪は簾[すだれ]をかかげてみる(白居易[はくきょい])」 **こうろん【口論】** [名]言いあらそうこと。「つまらないことで―する」[類]口げんか **こうろん【公論】** [名]世間[せけん]一般に支持されている意見や考え。世論。「―に従う」 **こうろんおつばく【甲論乙×駁】** (四字熟語)たがいに論じあって、なかなか議論がまとまらないこと。▽甲が意見を述べると乙がそれに反対するという意味。 **こうわ【講和・×媾和】** [名]話しあいにより、戦争をやめて平和な関係にもどること。「―条約」 **こうわ【講話】** [名]多くの人にわかりやすく説いて聞かせること。また、教えとなるような話や文章。「仏典―」「源氏[げんじ]物語―」 **こうわかまい【幸若舞】** [名]室町[むろまち]初期、越前[えちぜん](=福井県)の桃井幸若丸[もものいこうわかまる]が始めた舞。軍記物に取材した語りを中心に、扇拍子[おうぎびょうし]・小鼓[こつづみ]・笛に合わせてまう。戦国大名[だいみょう]に愛好された。 **こうわん【港湾】** [名]船の停泊[ていはく]、乗客の乗降、貨物のあげおろしなどのできる設備をもつ水域。「―労働者」 **こえ【声】** [名]①人や動物の口から出る音。音声。「―を出す」「―をはすれども姿は見えず」▽下に他のことばをともなうときは、「こわ」となることが多い。「声色[こわいろ]」「声高[こわだか]」「声音[こわね]」など。②ことば。意見。「読者の―」③ものの出す音。「鐘[かね]の―」「水の―」「虫の―」④うわさ。けはい。「値上げの―がする」「師走[しわす]の―を聞くと」 **声が掛かる** さそいを受ける。上の人から特別のはからいを受ける。お声がかかる。②歌舞伎などで、舞台[ぶたい]がいの役者に観客から声援[せいえん]が飛ぶ。 **声なき声** おもてに出ない人々の感想や意見。底辺に生きる人々の意見。「―を聞く」 **声を掛ける** ①呼びかける。さそう。②声援[せいえん]をする。注意を呼びかける。 **声を嗄らす** 大声を出しつづける。くりかえし言う。 **声を殺す** 他人に聞こえないように小さな声で言う。 **声を潜める** [類]声を潜[ひそ]める **声を揃える** 声をいっしょに出す。また、同じ意見を述べる。[関]口を揃える **声を大にする** 意見などをはっきりと主張する。「―にして反対[はんたい]する」 **声を呑む** 強いおどろきや悲しみなどのために声が出ない。 **こえ【肥】** [名]肥料にする糞尿[ふんにょう]。こやし。肥料。 **こえい【孤影】** [名]ただ一人で、さびしそうに見える姿。「―悄然[しょうぜん]」 **ごえい【護衛】** [名]人につきそって守ること。また、その役の人。「要人を―する」[類]警護 **ごえいか【御詠歌】** [名]巡礼[じゅんれい]者などが、霊場[れいじょう]をめぐり、仏をたたえてうたう歌。巡礼歌。 **こえいしょうぜん【孤影×悄然】** (四字熟語)独りぼっちで、さびしそうに見えるようす。「―とたたずむ」 **こえがかり【声掛かり】** [名]目上の人などから、特別なはからいを受けること。おこえがかり。 **こえがわり【声変わり】** [名]思春期におもに男の子の声帯が変化して、声がおとなのものに変わること。[類]変声期 **こえごえに【声声に】** [副]めいめいが同じことを声に出して言うようす。「―ののしる」[類]口々に **ごえつどうしゅう【呉越同舟】** (四字熟語)仲の悪い者どうしが、同じ場所に居合わせること。共通の利害の前には敵かた[てきかた]どうしも協力しあうというたとえ。▽中国、春秋時代に、敵どうしの呉の国と越の国の人が同じ舟に乗りあわせたという故事(「孫子」)から。 **ごえもんぶろ【五右衛門風呂】** [名]かまどに直接[じか]にすえつけた鉄製のふろ。うかせてある底板をしずめてはいる。▽かまゆでの刑に処せられた石川五右衛門にちなんでつけられた。 **こえる【肥える】** [動]①肉づきがよくなる。ふとる。「天高く馬肥ゆる秋」②土地に養分が多くふくまれて農産物がよくできる。「肥えた土地」⇔やせる ③たくさんのものを見たり聞いたり味わったりした結果、ぜいたくなもの、値打ちのあるものしかうけつけなくなる。「舌が―」「口が―」「目が―」「耳が―」 **こえる【越える・超える】** [動]①(越)この上を通り過ぎる。また、向こう側[がわ]へ渡る。すぐれた者を追い越す。「山を―」「国境を―」「先輩を―」「ハードルを―(←跳び越える)」「垣根を―(←乗り越える)」 <458> ②時間・年齢が、あるさかいを過ぎる。「年を―(←越年)」「四〇を―」 **超える**①分量・程度が、ある基準を上まわる「半数を―」「三〇度を―暑さ」②ある範囲や限界の外へ出る。「能力を―(↑超能力)」「利害を―」「予想を―」「現代を―」「党派を―(←超党派)」③ある比較の対象より上に出る。「父を―」 ▼「飛び越える」「乗り越える」などの複合語は、多く「越える」を使う。 **ゴー**①行くこと。進むこと。また、「行け」の合図。「―を出す」「―サイン」&ストップ - go **こおう【呼応】**[名・スル]①一方が呼び、他方がそれにこたえること。また、たがいに意思を通じあって行動すること。「東西―して決起する」②文法上にある一定の語をうける下の語がきまっている場合の、両者の関係。「係り結び」や「呼応の副詞」などがその例。 **こおうのふくし【呼応の副詞】**[文法]副詞の一つ。その副詞をうける語がきまっているもの。「決して負けない」「まさか行くまい」「まるで花のようだ」「たぶん来ないだろう」など。陳述の副詞。 **ゴーカート**遊園地などにある、エンジン付きの小型自動車。▽商標名。-go-cart **コーカソイド**「白色人種」に同じ。|Caucasoid **ゴーガン**[人名]一八四八一一九〇三年。フランスの画家。フランス後期印象派の一人。ヨーロッパ文明を否定し、晩年タヒチにわたり、単純化した輪郭と強い色彩でえがき、フォービスム(野獣派)への道を開いた。作品に「タヒチの女」などがある。ゴーギャン。|Paul Gauguin **コークス**石炭を高熱で処理したあとにできた殻から。無煙で発熱量が多く、燃料として利用される。| Koks **ゴーグル**スキーや水泳をするときなどにつける大型の眼鏡。風防眼鏡。-goggle **ゴーゴー**ロック音楽に合わせて激しくからだを動かすおどり。一九六○年代にはやった。「ーダンス」 | go-go **ゴーゴリ**[人名]一八○九一五二年。ロシアの小説家。人間のおろかさやいやしさを写実的にえがき、ロシア‐リアリズムのさきがけとなった。小説「鼻」「外套」「死せる魂」など。| Nikolai Vasil'evich Gogol' **ゴーサイン**「行け」「進め」のしるしや合図。「―が出る」▽go と signから。和 **ゴージャス**[形動]豪華なようす。華麗なようす。「―なふんいき」 | gorgeous **コース**①進むべき方向。道すじ。道。「ハイキング―」②競技のための進路。走路や水路など。「第一―」③西洋料理で、前菜からデザートまでの料理。「フランス料理のフルー」④課程。学科。「ドクターー」「course **コースター**①遊園地などにある、高低のあるレールの上を走る乗り物。「ジェットー」②コップしき。-coaster **ゴースト**①幽霊。まぼろし。②テレビの映像が二重に見える現象。ゴーストイメージ。| ghost **ゴーストタウン**住む人がいなくなって、すっかりさびれた町。一ghost town **ゴーストップ**交通信号機。▽goとstopから。 **ゴーストライター**おもて向きの著作者に代わって書く、かげの筆者。代作者。-ghost writer **ゴータマーシッダルタ**[人名]「しゃか」 **コーチ**[名・スル]スポーツで、選手に技術指導をすること。また、その人。コーチャー。-coach **コーチゾン**副腎皮質ホルモンの一つ。リューマチやぜんそくなどの薬に利用する。コルチゾン。一cortisone **コーチャー**コーチをする人。とくに野球で、一塁・三塁のベースの横で打者や走者に指示をあたえる人。「―からサインが出る」「coacher **コーチン**ニワトリの品種の一つ。食用。名古屋のものが有名。▽cochichina、から。 **コーディネーター**仕事がうまく進行するように、あいだにはいって調整する人。調整係。進行係。テレビ番組の制作進行責任者。一coordinator **コーディネート**[名・スル]調整。とくに、デザインや色の調和した服装をすること。一 coordinate **コーティング**[名・スル]ものの表面に膜などをはって、保護したり、つやをあたえたりすること。被覆加工。一coating **コーテーションマーク**欧文など、横書きの文で使う記号。引用や会話をあらわす。クォーテーションマーク。「“”」 | quotation marks **コーデュロイ**縦方向にうねがある、ビロードに似た織物。コールテン。|corduroy **コート**①防寒などのために、上着の上に身につけるもの。「レインー」「ブレザーー」「coat②コートテニスやバレーボールなどをおこなう競技場。「芝の―」| court **コード**①和音。②ギターなどの弦。| chord **コード**①規定。「プレスー」「放送―にひっかかる」②情報を表現する符号体系。-code **コード**ゴムやビニールなどで絶縁した、電線。| cord **こおどり【小躍り・雀躍り】**うれしさのあまり、思わずとびあがること。「―して喜ぶ」▽「小踊り」は誤り。 **コードレスでんわ【コードレス電話】**コードなしで、ある範囲内なら持ちはこびして通話できる無線電話。コードレスホン。 **コーナー**①デパートやスーパーなどで、特定の品だけを置いてある売り場。「展示即売―」②かど。すみ。とくに競技場などで、トラックがカーブになっている部分。一corner <459> **コーヒー【×珈琲】** [名]コーヒーの木からとれる豆をいって粉にしたもの。また、それに熱湯を注いでこした飲みもの。「―ポット」 **コーヒーブレイク** [名]コーヒーなどを飲むための休憩[きゅうけい]時間。 **コープ[CO-OP]** [名]消費生活協同組合。また、その店。生協。▽cooperative の略語。 **コーポラス** [名]中高層の鉄筋分譲[ぶんじょう]アパート。コーポ。▽corporate house からか。 **コーラ** [名]熱帯産のコラの木の種子にふくまれる成分を原料とする清涼飲料。 **コーラス** [名]合唱。合唱曲。合唱団。「ママさん―」 **コーラン** [名]イスラム教の聖典。アラーの神からマホメットが受けた啓示を集めたもの。 **こおり【氷】** [名]水が氷点(=セ氏零[れい]度)下で固まったもの。「―が張る」 **こおりとすみ【氷と炭】** 性質が正反対のもの。また、仲が悪いことのたとえ。[類]氷炭[ひょうたん]なら相容[あいい]れず **こおりのやいば【氷の刃】** 冷たくとぎすまされた剣[けん]。 **こおりざとう【氷砂糖】** [名]良質の砂糖をとかし、水分を蒸発させて大きな結晶[けっしょう]にしたもの。食用。 **こおりどうふ【氷豆腐】** [名]→「こうやどうふ」 **こおりまくら【氷×枕】** [名]頭を冷やすために、氷を入れてまくらにするゴム製のふくろ。 **コーリャン【高×梁】** [名]イネ科の一年草。中国東北部に産するモロコシ。▽中国語。 **こおる【凍る】** [動]液体やものの中の水分が低温で固体となる。「川の水が―」「→血の―よう」 **ゴール** [名]①競走などで、勝負や順位がきまる最後の地点。決勝線。決勝点。また、その場所に達すること。「―にはいる」「一位で―する」②サッカーやラグビーなどで、ボールがはいると得点になる一定の場所。また、そこへボールを入れて得点すること。「―をきめる」③目標。目的。「―に到達する」④「ゴールイン」の略。 **ゴールイン** [名]①スポーツ競技で、選手やボールがゴールにはいること。②目的・目標に達すること。とくに、比喩的に、結婚[けっこん]すること。▼goalとinから。 **ゴールキーパー** [名]サッカーやホッケーなどで、ゴールを守る役目の選手。キーパー。GK。 **コールサイン** [名]放送局や無線局などのそれぞれの呼びだし符号[ふごう]。 **コールタール** [名]石炭を高熱で分解するときにできる、黒くてねばりのある液体。道路の舗装[ほそう]などに使う。石炭タール。コールター。 **コールテン** [名]「コーデュロイ」のこと。 **ゴールデンアワー** [名]テレビやラジオでいちばん視聴[ちょう]率の高い時間帯。ふつう、午後七時から九時までをさす。▽goldenとhourから。 **ゴールデンウイーク** [名]四月末から五月初めにかけての、一年じゅうでもっとも休日の多い週。黄金週間。GW。▽golden と weekから。 **コールドウォー** [名]冷たい戦争。冷戦。⇔ホットウォー **コールドクリーム** [名]化粧[けしょう]落としなどに使う油性クリーム。 **コールドゲーム** [名]野球で、予定終了前に審判[しんぱん]がうち切りを宣告する試合。雨や日没、または大差のついた試合などで、五回以上進行している場合に、それまでの得点で勝敗をきめる。 **コールドチェーン** [名]生鮮[せいせん]食品を冷凍[れいとう]などして、鮮度を保ちながら流通させるしくみ。 **ゴールドラッシュ** [名]新しく発見した金鉱に人々が殺到し、周辺の人口が急にふえること。とくに一九世紀に、新大陸アメリカのカリフォルニアで起こった現象をさす。 **こおろぎ【×蟋蟀】** [名]コオロギ科の昆虫[こんちゅう]。黒褐色で長い触角[しょっかく]がある。おすは、秋に澄んだ声で鳴く。▽古くは、「きりぎりす」をさした。 **コーン** [名]①アイスクリームを盛る円錐形のウエハース。②トウモロコシ。「ポップ―」 **ごおん【呉音】** [名]日本漢字音の一つ。五~六世紀ごろの中国、揚子江下流地方の発音が日本に伝わったもの。のちに伝わった漢音(北方音)のほうが、おもに使われるようになったが、仏教語などに多く残る。「行」を「ギョウ」、「経」を「キョウ」と読むなど。▽漢字音には、ほかに「漢音」「唐音[とういん]」などがある。 **コーンフレーク** [名]トウモロコシをひきわりにしてつくった、小さな平たい食べもの。コーンフレークス。 **こか【古歌】** [名]古い時代の歌。古人の詠[よ]んだ歌。「―に詠まれた桜の名所」 **こがい【戸外】** [名]家や建物のそと。「―の空気にふれる」[類]屋外・野外 **こがい【子飼い】** [名]①鳥やけものを、生まれたばかりのときから育てること。「―のうぐいす」②子供のうちから世話をして、仕事などが一人前[いちにんまえ]にできるように育てること。「―の職人」 **ごかい【五戒】** [名]仏教で、人の守るべき五つのいましめ。殺生・偸盗・邪淫・妄語・飲酒。 **ごかい【誤解】** [名]相手の言ったことの意味などを、まちがえて別の意味にうけとること。かんがえちがい。「―を解く」 **こがいし【顧愷之】** [人名]三四四?-四〇五?年。中国、東晋の画家。人物画や山水画にすぐれ、画聖と呼ばれる。代表作「女史箴[じょししん]図」。 **こがいしゃ【子会社】** [名]資本関係などで、大きな会社の支配下にある会社。⇔親会社 <460> **ごかいどう【五街道】** [名]江戸時代、江戸の日本橋を起点とする五つの主要道路。東海道・中山道[なかせんどう]・奥州街道・甲州街道・日光街道。 **コカイン** [名]コカの葉からとれるアルカロイド。麻薬[まやく]だが、麻酔[ますい]薬などにも利用する。 **こかく【顧客】** [名]→「こきゃく」 **ごかく【互角】** (形動)たがいの実力が同じくらいで、優劣の差がないこと。「―にたたかう」[類]五分五分[ごぶごぶ]・伯仲 **ごがく【語学】** [名]①外国語の学習。②ことばを研究する学問。言語学。 **こかげ【木陰】** [名]木の下の、日かげになっているところ。「―ですずむ」 **ごかし** [接尾語][「~ごかし」の形で]それにかこつけて、自分の利益をはかる意味をあらわす。「親切―」「おため―」 **ごかじょうのごせいもん【五か条の御誓文】** [名]一八六八年、明治政府が示した政治の基本方針。木戸孝允[きどたかよし]らが作成し、明治天皇が神にちかうかたちで発表した。公議世論の尊重や、開国和親の対外政策を示した。 **こがす【焦がす】** [動]①火で焼いて黒くする。「魚を―」②心を苦しめなやます。「恋[こい]に身を―」 **こがた【小形】** (形動)かたちが小さいこと。「ひまわりより―の花」→大形 **こがた【小型】** [名]同類のものの中で、規模や能力が小さいほうであること。「―自動車」「―台風」⇔大型 **こがたな【小刀】** [名]細工[さいく]などに用いる小さい刃物[はもの]。ナイフ。きりだし。「―でえんぴつをけずる」 **こかつ【枯渇・、酒渇】** [名]①水がすっかりかわいて、なくなること。かれること。「水源が―する」②ものがつきてなくなること。「資金が―する」 **ごがつにんぎょう【五月人形】** [名]五月五日の節句[せっく]にかざる武者人形。 **こがね【小金】** [名]①大金[たいきん]ではないが、少しまとまった額のかね。「―をためこむ」②黄金[おうごん]。黄金[こがね]。「―の太刀[たち]」③金貨。「―の山」④きんいろ。こがねいろ。かがやきのある黄色。「―の稲穂[いなほ]」 **こがねむし【黄金虫】** [名]コガネムシ科の昆虫[こんちゅう]。からだはかたい殻[から]におおわれ、金色がかった緑色。植物の根や葉を食べる。 **こ(粉)が吹く** くだものの糖分が果肉の中から表面に出て固まり、白い粉をまぶしたように見える。また、それと同じような状態になる。「干しがきに―」 **こがら【小柄】** (形動)①からだが全体としてふつうより小さいこと。「―な女性」[類]小作り②模様が細かいこと。⇔大柄 **こがらし【木枯らし・×凩】** [名]冬の初めにふく、強く冷たい北風。▽木の葉をふきからす風という意味。 **こがれじに【焦がれ死に】** [名]あまりに恋[こい]いこがれて、病気になって死ぬこと。 **こがれる【焦がれる】** [動]①激しく恋[こい]いしたう。「死ぬほど―」「故郷に―」①(造語)[「~こがれる」の形で]いてもたってもいられぬほど、切実に…する。「待ち―」「思い―」「恋い―」▽動詞の連用形に付く。 **こかん【×股間・×胯間】** [名]またのあいだ。「ゴロが―をぬけた」 **こがん【孤雁】** [名]連れもなく、ただ一羽[わ]でいるガン。 **ごかん【五官】** [名]五感を感じとる五つの感覚器官。目・耳・鼻・舌・皮ふの五つ。 **ごかん【五感】** [名]視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五つの感覚。 **ごかん【語感】** [名]①そのことばから受ける微妙[みみょう]な感じ。ことばのニュアンス。「やわらかな―」②ことばのもつ微妙な感じをとらえる感覚。「―がするどい」 **ごかん【語幹】** [名]活用言(=動詞・形容詞・形容動詞)または助動詞が活用するとき、形の変化しない部分。たとえば「読む」は、「よま(ない)」「よみ(ます)」「よむ」「よむ(とき)」「よめ(ば)」「よめ」と活用するが、語幹「よ」は変化しない。▽変化する部分を「活用語尾」という。また、上一段活用と下一段活用の動詞の中には「着る」「寝る」のように、語幹と活用語尾との区別がかな音節ではつかないものがある。かなを使って考えると以上のようになるが、ローマ字を使うと、活用は yom-a, yom-i, yom-u, yom-e のように考えられるから、yom-の部分が語幹と考えられる。この場合、-a, -i, -u, -eの部分が活用語尾となる。 **ごがん【護岸】** [名]水害を防ぐため、川岸や海岸に堤防[ていぼう]などを築くこと。「―工事」 **こかんしれん【虎関師錬】** [人名]一二七八-一三四六年。南北朝時代の僧[そう]。一山一寧に学び、五山文学の先駆[せんく]者となった。「元亨釈書[げんこうしゃくしょ]」は、最初の日本仏教通史。ほかに漢詩文集「済北集」など。 **ごかんせい【互換性】** [名]①機械の部品などをほかの製品ととりかえることが可能なこと。②プログラムやデータが交換でき、別のコンピュータでもそのまま動作すること。 **こかんせつ【×股関節】** [名]またのつけ根の部分の関節。「―脱臼[だっきゅう]」 **こき【古希・古稀】** [名]七〇歳[さい]のこと。▽中国、杜甫[とほ]の詩句「人生七十古来稀[まれ]なり」から。 **こき【呼気】** [名]口からはきだす空気。⇔吸気 **ごき【語気】** [名]ことばを話すときの調子・勢い。「―するどくせまる」[類]語勢・語調 **ごき【誤記】** [名]まちがって書くこと。かきあやまり。「―を点検する」 **ごぎ【語義】** [名]ことばが本来もっている意味。「―を解説する」[類]語意 **コキール** [名]貝殻[かいがら]。また、貝殻に肉や野菜などをつめて天火焼きにする料理。コキーユ。 **こきおろす【扱き下ろす】** [動]ひどくけなす。さんざん悪口を言う。「口ぎたなく―」[類]くさす <461> **ごきげん【御機嫌】** (形動)①(名)相手のきげんのよしあしを話題にするときの敬った言い方。「―いかが」①(形動)きげんのいいこと。「鼻歌[はなうた]まじりで―だ」[類]上機嫌▼「御気嫌」は誤り。 **ごきげんよう【御機嫌よう】** [感]人と出会ったときや別れるときに言う、あいさつのことば。ごきげんよろしゅう。▽もと、相手の健康をいのる意味から。「御機嫌よく」の変化した形。 **こきざみ【小刻み】** (形動)細かく区切ること。また、短い間隔[かんかく]でくりかえすこと。「―にふるえる」「―に点を打つ」 **ごきしちどう【五×畿七道】** [名]律令制下の地方行政区画。五畿は、天皇の住む都の周辺の五国。大和[やまと]・山城・摂津・河内[かわち]・和泉[いずみ]。畿内ともいう。七道は、東海道・東山道・北陸道・山陰[さんいん]道・山陽道・南海道・西海道。地方の諸国は、この七つのいずれかに属した。また、七道は、所属する国々と都とを結ぶ官道の意味にも用いられた。 **こぎたない【小汚い】** [形]むさくるしくて見た目にどことなくきたならしい。「―身なり」[類]薄汚ない☆小ぎれい **こきつかう【扱き使う】** [動]遠慮しなく働かせる。「安月給で―」 **こぎつける【×漕ぎ着ける】** [動]努力してやっと目標とする状態に届かせる。「再開に―」「開店に―」 **こぎって【小切手】** [名]当座預金をしている人が、そこから指定した金額を受取人にしはらうよう銀行にたのむとき、現金の代わりになる証書。 **ごきぶり** [名]ゴキブリ目[もく]の昆虫[こんちゅう]。黒褐色で羽は油のようなつやがある。繁殖[はんしょく]力がきわめて強く、病原菌[しょうげん]を運ぶ害虫。アブラムシ。 **こきみよい【小気味よい】** [形]あざやかで気持ちがいい。胸がすっとして痛快である。「―ピッチング」 **こきゃく【顧客】** [名]いつも来るなじみの客。ひいきの客。おとくい。「こかく」とも。 **ごぎゃく【五逆】** [名]仏教で、五種のもっとも重い罪悪。父を殺すこと。母を殺すこと。阿羅漢[あらかん](=徳をえた者)を殺すこと。僧[そう]の和合を破ること。仏身を傷つけること。 **こきゅう【呼吸】** [名]①生物が、酸素を吸って二酸化炭素を出し、生命を保ちつづける作用。息を吸ったりはいたりすること。「深―する」②ものごとをうまくおこなうときの微妙[みみょう]な調子。こつ。また、おたがいの気分。「―をのみこむ」「―が合う」「―をはかる」 **こきゅう【鼓弓・×胡弓】** [名]中国の民族楽器。形は三味線[しゃみせん]なみに似るが、小さい。ウマの尾の毛を束ねた弓で弦をこすって鳴らす。 **こきゅうき【呼吸器】** [名]呼吸をするための器官。鼻・のど・気管支・肺や、魚類のえらなど。 **こきょう【故京・古京】** [名]昔の都。もとの都。旧京。 **こきょう【故郷】** [名]自分の生まれ育った土地。「―の友」[類]古里・郷里→異郷 **こきょうへにしきをかざる【故郷へ錦を飾る】** ふるさとをはなれていた人が立身出世[りっしんしゅっせ]して、りっぱな姿で帰る。 **ごきょう【五経】** [名]→「ししょごきょう」 **ごぎょう【五行】** [名]古代中国の考えかたで、万物をつくる基本となる、五つの元素。木・火・土・金[きん]・水[すい]。「―思想」 **ごぎょう【御形】** [名]「ははこぐさ」の別名。「おぎょう」とも。▽「春の七草」として呼ぶときの名。▷図「はるのななくさ」 **こぎれい【小奇麗・小×綺麗】** (形動)とくにかざってはいないが、見た目に感じがよく、気がきいているようす。「―な座敷[ざしき]」[類]こざっぱり⇔小汚い **こきんちょう【古今調】** [名]和歌の三大様式の一つ。「古今和歌集」の特徴的な歌風。優美で「たをやめぶり」といわれる。表現は理知的・観念的で、七五調を基調とし、三句切れが多い。また、掛詞[かけことば]・縁語・比喩などの技巧[ぎこう]が多く使われる。明治初期まで伝統的な様式の主流だったが、正岡子規[まさおかしき]の「歌よみに与ふる書」で批判された。♪万葉調・新古今調 **こきんわかしゅう【古今和歌集】** [書名]九〇五年。醍醐天皇の命により、紀貫之[きのつらゆき]らの撰[せん]。最初の勅撰[ちょくせん]和歌集。王朝風のみやびな歌風。古今集。約一一〇〇首。二〇巻。 **こく[告]** [動]①つげる。しらせる。②うったえる。[名]①告示・告知、告白・忠告・月報・報告 ②告訴[こくそ]、告発[こくはつ]・原告[げんこく]・申告[しんこく]・被告[ひこく] **こく[谷]** [名]①山と山のあいだの低くせまい土地。②きわまる。[動]①峡谷[きょうこく]・渓谷・幽谷[ゆうこく] ②気圧の谷[たに]、谷川[たにがわ]・谷間・地獄谷[じごくだに]・大谷石・進退谷[きわ]まる・谷中[やなか] **こく[刻]** [動]①ほりつける。きざむ。②時間の区切り目。③昔の時刻の単位。一昼夜を一二に分けた一つ。約二時間。十二支であらわした。「子[ね]の―」④むごい。きびしい。[名]①刻印・出版・彫刻[ちょうこく]、②刻限[こくげん]・刻々[こっこく]・時刻・即刻・遅刻 ④刻苦[こっく]、深刻 **こく[国](國)** [名]①くに。②わが国の。日本の。[類]和 ③昔の日本の、政治上の区画。④生まれ育った土地。[動]①国家・国籍・国民[こくみん]・外国・本国 ②国技[こくぎ]・国語・国産[こくさん]・国字・国文 ③国守・国分寺[こくぶんじ]・戦国時代[せんごくじだい]・国司・国造[くにのみやつこ]・国府 ④お国[くに]なまり・国境[こっきょう]・島国・雪国・国後島[くなしりとう] <462> ②国技[こくぎ] 国語[こくご] 国産[こくさん] 国字[こくじ] 国文[こくぶん] ③国守[こくしゅ] 国分寺[こくぶんじ] 戦国時代[せんごくじだい] [くに] お国[くに]なまり 国境[くにざかい] 島国[しまぐに] 雪国[ゆきぐに] 国後島[くなしりとう] 国造[くにのみやつこ] **こく[黒]**(黒) [コク] ❶くろい。くろ。くらい。 ②正しくない。⇔白[しろ] [コク] ①黒煙[こくえん] 黒点[こくてん] 黒板[こくばん] 暗黒[あんこく] 漆黒[しっこく] ②黒白[こくびゃく] [くろ・くろい] 黒字[くろじ] 黒星[くろぼし] 黒幕[くろまく] 真[ま]っ黒[くろ] 黒[くろ]い霧[きり] 腹黒[はらぐろ]い ●黒白[こくびゃく](=もよう) 黒子[ほくろ] **こく[穀]**(穀) [コク] 米・ムギ・アワ・ヒエ・豆などの主食となる作物。▽「殻[かく](=から)」は別字。 [コク] 穀倉[こくそう] 穀物[こくもつ] 穀類[こくるい] 雑穀[ざっこく] 米穀[べいこく] **ごく[獄]** [ゴク] ❶ろうや。罪人をとじこめておくところ。「―につながれる」 ②裁判事件。 [ゴク] ①獄舎[ごくしゃ] 地獄[じごく] 投獄[とうごく] 牢獄[ろうごく] ②疑獄[ぎごく] 獄門[ごくもん] **こく[克]** [コク] ❶うちかつ。 類[るい]剋[こく] ②よくする。じゅうぶんに。 [コク] ①克己[こっき] 克服[こくふく] 下克上[げこくじょう] 相克[そうこく] 超克[ちょうこく] ②克明[こくめい] [かつ] 克[か]つ **こく[酷]** [コク] ❶度をこして激しい。 ②きびしい。むごい。「―な言いかた」 [コク] ①酷寒[こっかん] 酷似[こくじ] 酷暑[こくしょ] ②酷使[こくし] 酷薄[こくはく] 酷評[こくひょう] 過酷[かこく] 残酷[ざんこく] 冷酷[れいこく] [ひどい] 手酷[てひど]い **ごく[極]** →「きょく」 **こく[石]** [コク] ❶尺貫[しゃっかん]法で、容積の単位。一〇斗[と]=一〇〇升[しょう]。約一八〇リットル。 ②武家時代、大名[ぶぎょう]や武士の禄高をあらわした単位。「加賀一〇〇万石」「―高」 ③和船の積載[せきさい]量や材木の容積の単位。一〇立方尺の実積量をいう。約〇・二八立方メートル。 **こく[刻]** →漢字項目を見よ。 **こく[酷]** [形動]→漢字項目を見よ。 **こく[扱く]** しごいて、くっついているものをかき落とす。脱穀する。「稲[いね]を―」 **こく[放く]** はなつ。「屁[へ]を―」 **こく[言く]** 「言う」をいやしめた言い方。ぬかす。「うそを―(=言う)」 **こぐ[漕ぐ]** ❶舟[ふね]を進めるために櫓[ろ]や櫂[かい]を動かす。「ボートを―」「舟を―(=いねむりをする)」 ②ひざを曲げたりのばしたりしてブランコや自転車などを動かす。 **ごく[獄]** →漢字項目を見よ。 **ごく[語句]** 語と句。文章を組みたてている、ひとまとまりのことば。「―の解釈[かいしゃく]」 **ごくあく[極悪]** [形動]心やおこないが、この上もなく悪いこと。「―非道」 類[るい]凶悪[きょうあく] **こくい[国威]** 国家の威光。「―を示す」 **こくい[黒衣]** 黒い衣服。とくに、僧たちの墨染めの衣。「こくえ」とも。 **ごくい[極意]** 武道や芸道で、もっとも奥深い技術や精神。「剣の―を体得[たいとく]する」 類[るい]奥義[おうぎ] **こくいっこく[刻一刻]** 時間とともに事態やようすなどが確実に変化・進行するようす。しだいに。「雲の形が―変化する」「決断のときが―とせまっている」 類[るい]刻々・時々刻々 **こくいん[刻印]** ❶印をほること。また、その印。「―を打つ」 ②「極印[ごくいん]」に同じ。 **ごくいん[極印]** ❶消すことのできない証拠[しょうこ]。刻印。「裏切り者の―をおされる」 類[るい]烙印[らくいん]▽悪い評価についていう。 ②昔、金銀貨などの品質証明や偽造防止のためにおしたしるし。 **こくう[虚空]** なにもない空間。空中。おおぞら。「―をつかんでたおれる」 **こくう[穀雨]** 二十四節気の一つ。春の最後にあたる季節。四月二一日ごろ。▽穀物[こくもつ]をうるおす春雨[はるさめ]という意味。 **こくうん[国運]** 国の運命。国の将来。「―をかけた油田開発計画」 **こくえい[国営]** 国が事業を営むこと。また、国が営む事業。「―放送」 類[るい]公営・官営⇔民営[みんえい] **こくえき[国益]** 国家の利益。「開発による―の増加」「―に反する」 **こくおう[国王]** 王制国家の君主。「―の支配下にある国」 類[るい]皇帝・帝王・天子・天皇 **こくがい[国外]** その国の領土のそと。「―退去を命じる」 類[るい]海外⇔国内[こくない] **こくがく[国学]** 江戸時代、「古事記」など日本の古典の研究を通して、日本固有の精神や思想を明らかにしようとした学問。代表的な国学者は、契沖[けいちゅう]・荷田春満[かだのあずままろ]・賀茂真淵[かものまぶち]・本居宣長[もとおりのりなが]・平田篤胤[ひらたあつたね]。 **こくぎ[国技]** その国の伝統的、また代表的なスポーツ。「日本の―はすもうだ」 **ごくげつ[極月]** 陰暦[いんれき]一二月の別の呼び名。しわす。▽年のきわまる月という意味。 **こくげん[刻限]** きめられた時刻。とき。「約束の―にまにあわない」 類[るい]定刻・定時 **こくご[国語]** ①それぞれの国で広く使われている言語。日本では日本語。 <463> **こくごがく【国語学】** [名]日本語の音韻[おんいん]・語法・語彙[ごい]などを研究する学問。 **こくこく【刻刻】** [副]→「こっこく」 **こくごしんぎかい【国語審議会】** [名]国語の改善や国語教育の振興などを審議し、政府に国語政策上の進言をおこなう機関。一九三四年に設置、一九四七年に改組。文化庁に属する。 **こくさい【国債】** [名]国が、財政赤字などを補うために発行する公債。⇔地方債 **こくさい【国際】** [接頭語]国と国との交際、またいくつかの国のあいだに関連すること。「―交流」「―結婚[けっこん]」▽単独では使わない。 **こくさいエネルギーきかん【国際エネルギー機関】** [名]→「アイイーエー」 **こくさいオリンピックいいんかい【国際オリンピック委員会】** [名]→「アイオーシー」 **こくさいかいじきかん【国際海事機関】** [名]→「アイエムオー」 **こくさいかいはつきょうかい【国際開発協会】** [名]→「アイディーエー」 **こくさいかせん【国際河川】** [名]世界各国の船の自由航行が認められている川。多くの国を通過したり国境となったりしている川に多い。ライン川・ドナウ川など。 **こくさいきょうそうりょく【国際競争力】** [名]国際市場における一国の経済力の強弱。製品の生産コスト、生産性の高低により決定する。輸出の競争となる場合が多く、輸出競争力ともいう。 **こくさいきんゆうこうしゃ【国際金融公社】** [名]→「アイエフシー」 **こくさいくうこう【国際空港】** [名]外国と行き来する民間航空機が離[り]発着することを認められた空港。 **こくさいけっこん【国際結婚】** [名]国籍[こくせき]の異なる男女の結婚。 **こくさいげんしりょくきかん【国際原子力機関】** [名]→「アイエーイーエー」 **こくさいご【国際語】** [名]ことばのちがう国々や民族のあいだで、共通語として使用できる言語。世界語。エスペラントなど。▽現在では英語が国際語になりつつある。 **こくさいこうほう【国際公法】** [名]→「こくさいほう」 **こくさいしき【極彩色】** [名]非常にこく、はでな色あい。「―の衣装[いしょう]」 **こくさいしほうさいばんしょ【国際司法裁判所】** [名]加盟国間の紛争[ふんそう]を解決するための裁判所。国連の主要機関の一つ。所在地はオランダのハーグ。 **こくさいしゅうし【国際収支】** [名]ふつう一年間で、一国が外国との取り引きで受けとる額としはらう額の差額の総計。 **こくさいしょく【国際色】** [名]さまざまな国の人や風物などが入りまじっているようす。また、そこにかもしだされるふんいき。「―豊かなもよおし」 **こくさいじん【国際人】** [名]広く世界に通用する人。国際的に活躍する人。コスモポリタン。 **こくさいせきゆしほん【国際石油資本】** [名]→「メジャー」 **こくさいつうか【国際通貨】** [名]世界的に流通していて、国際間の取り引きに通用する貨幣[かへい]。現在はアメリカのドルと、イギリスのポンド。基軸通貨。 **こくさいつうかききん【国際通貨基金】** [名]→「アイエムエフ」 **こくさいてき【国際的】** (形動)外国とつながりをもっているようす。インターナショナル。「―に活躍[かつやく]する」▽「世界的」とちがって二国間のことにも使う。 **こくさいでんきつうしんれんごう【国際電気通信連合】** [名]→「アイティーユー」 **こくさいでんわ【国際電話】** [名]諸外国との電話通信。 **こくさいふっこうかいはつぎんこう【国際復興開発銀行】** [名]→「アイビーアールディー」 **こくさいぶんぎょう【国際分業】** [名]各国が、自国に適した商品を生産し、そのほかのものは貿易によってえるしくみ。 **こくさいほう【国際法】** [名]国と国とのあいだで守らなければならない法律。憲章や条約など。⇔国内法 **こくさいれんごう【国際連合】** [名]世界の平和を守り、各国の友好を深めるための国際的な組織。一九四五年、国際連盟に代わって成立。おもな機関は国連総会・安全保障理事会・経済社会理事会・信託[しんたく]統治理事会・国際司法裁判所など。本部はニューヨーク。国連。UN。 **こくさいれんめい【国際連盟】** [名]第一次世界大戦後の一九二〇年にできた、世界平和のための初の国際機構。四二か国が加盟し、日本は常任理事国。大国であるアメリカや旧ソ連は加わらず、力に欠けていたため、第二次世界大戦を未然に防げなかった。 **こくさいろうどうきかん【国際労働機関】** [名]→「アイエルオー」 **こくさく【国策】** [名]国としての目的をもった政策。「公害問題の解決を―とする」 **こくさん【国産】** [名]その国でできた産物や、つくった製品。「―車を愛用する」⇔舶来 **こくし【国司】** [名]大化の改新で定められ、諸国に置かれた、各地方を治める役人。[類]受領[ずりょう] **こくし【国史】** [名]①その国の歴史。②日本の国の歴史。日本史。 **こくし【酷使】** [名]人やものをむりに、激しく使うこと。こきつかうこと。「児童は、これを―してはならない(日本国憲法)」 **こくじ【告示】** [名]国・都道府県・市町村が、公的な決定を一般の人々に広く知らせること。「選挙の投票日を―する」[類]公告・公示 **こくじ【国字】** [名]①その国のことばを書きあらわす正式の文字。日本語では、漢字・ひらがな・かたかな。また、漢字に対する「かな」。②日本でつくられた漢字。和字。たとえば、峠[とうげ]・畑[はたけ]・凪[なぎ]・働[はたら]くなど。▽訓だけで字音をもたないものが多い。 <464> **こくじ【国事】**国または国の政治に直接関することがら。「法律の公布は天皇の一行為だ」圏国政・国務 **こくじ【酷似】**[名・スル]非常によく似ていること。そっくり。「二つの事件の手口が―している」 **ごくし【獄死】**牢屋に入れられているあいだに死ぬこと。「若いのに―した」圏牢死 **こくじこうい【国事行為】**日本国憲法第七条に定められた範囲で、天皇が内閣の助言と承認をえておこなう形式的・儀礼的な行為。国会の召集・衆議院の解散・栄典の授与など。 **こくしびょう【黒死病】**ペスト。 **こくしむそう【国士無双】**①国士(その国ですぐれた人物)の中でも、とくにすぐれた人。並ぶ者がいないほど、きわめてすぐれた人物。②麻雀の上がり役の、役満貫の一つ。 **ごくしゃ【獄舎】**囚人を入れておく建物。刑務所。牢獄。「―につながれる」 **こくしゅ【国守】**①大化の改新以後、地方を治めた役人(=国司)の長官。くにのかみ。②江戸時代に、一国以上を支配した大名。国主大名。 **こくしょ【国書】**①国の名前で外国に出す正式の文書。「大統領に―を手わたす」②日本語で書かれた日本の書物。「―総目録」類和書 ⇔漢書・洋書 **こくしょ【酷暑】**非常に暑いこと。「―の折、おからだをたいせつに」関極暑・炎暑・大暑・猛暑⇔酷寒▽手紙文のあいさつのことばとして使うことが多い。 **ごくしょ【極暑】**きわめて暑いこと。厳しい暑さ。酷暑・猛暑・炎暑⇔極寒 **こくじょう【国情・国状】**国の政治・経済・文化などの状態。「インドの―を伝えるニュース」 **ごくじょう【極上】**いちばん上等なこと。もっともすぐれていること。「―の品」類最上・特上 **こくじょく【国辱】**国または国民にとってのはじ。 **こくしょくじんしゅ【黒色人種】**皮ふの色が、黒みがかった茶色の人種。アフリカや、アジア・オセアニアの熱帯地方に多く住む。黒人。ネグロイド。▽ほかに、黄色人種・白色人種。 **こくじん【黒人】**黒色人種に属する人。 **こくすい【国粋】**その国特有のよさ。その国の伝統的な長所。 **こくすいしゅぎ【国粋主義】**自分の国の伝統や文化が、ほかの国よりもすぐれていると信じこみ、それをかたく守ろうとする考え。 **こくそ【告訴】**[名・スル]犯罪の被害者やその代理人が、犯罪事実を検察官や警官に知らせ、犯人を裁判にかけるよううったえること。類告発・提訴 **こくそう【国葬】**国家のためにはたらきがあった人に対して、国が国費でおこなう葬式。「前大統領のーに参列する」 **こくそう【穀倉】**米やムギなどの穀物をたくわえておく倉庫。 **こくそうちたい【穀倉地帯】**気候や土壌の自然条件がよく、穀物の収穫量の多いところ。「新潟平野は日本の―の一つだ」 **こくぜ【国是】**国の政治上の基本方針。「永世中立を―とする」国策 **こくせい【国政】**国の政治。「―を左右する人物」圏国事・国務 **こくせい【国勢】**国の勢い。国の人口・産業・資源などの状態。「―調査」 **こくぜい【国税】**国民が国に納める税金。所得税・法人税・相続税など。⇔地方税 **こくぜいちょう【国税庁】**財務省の外局。国税の賦課や徴収などを仕事とする。 **こくせいちょうさ【国勢調査】**政府が、人口の状態を、全国いっせいに調べること。五年ごとに中間調査をし、一〇年ごとに本調査をする。▽日本では一九二〇年に始まった。 **こくせいちょうさけん【国政調査権】**国会が、国の政治に関して調査することのできる権限。証人喚問、調査団の派遣、国務大臣の答弁の要求などができる。 **こくち【告知】**[名・スル]事実を告げ知らせること。「がん―の問題」「―板」告示・通告・通知 **こくせき【国籍】**①その国の国民としての公的な資格。個人と一つの国とを法的に結びつけたもの。「アメリカの―を取得する」②航空機や船がその国に所属するものであること。「―不明の飛行機」 **こくせんやかっせん【国性爺合戦】**一七一五年。近松門左衛門の作。日本に亡命中の明の和藤内が、明の再興をはかる話を脚色した、時代物の浄瑠璃。 **こくぞく【国賊】**自国に害をあたえる者。「―あつかいされる」 **ごくそつ【獄卒】**①もと、囚人を直接とりあつかった下級の役人。②地獄で死者の罪を責めるという鬼。 **こくたい【国体】**①国の主権がどこにあるかによってきまる国の政治形態。民主制・君主制など。②「国民体育大会」の略。 **こくだか【石高】**①米やムギの生産量。②土地の値打ちを、その土地の米の収穫量であらわしたもの。江戸時代には、大名の領地の大きさや、米であたえられた武士の給料をあらわした。「加賀一○○万石」「三○石取り」など。 **こくたん【黒檀】**カキノキ科の常緑高木。東インドやマレー半島などの原産で、材質は黒くてかたい。高級家具などの材料にする。 **こぐち【小口】**①取り引きの金額や量が少ないこと。「―の注文も歓迎します」→大口②細いものの切断面。きりくち。③本の表紙と背以外の三つの面。とくに、背と反対の面。⇔のど図「ほん」 **ごくつぶし【穀潰し】**なにもせず、収入もないのに人並みに食べる人をののしっていうことば。 <465> **こくていこうえん【国定公園】** [名]国立公園に次いで、国が選んだ美しい景色[けしき]の場所。都道府県が管理する。琵琶湖など。 **こくてつ【国鉄】** [名]もとの「日本国有鉄道」の略。▽現在はJR。⇔私鉄 **こくてん【黒点】** [名]①太陽の表面にあらわれる黒い点。周囲より温度が低い。地球に気候の変化や電波障害などの影響[えいきょう]をあたえることもある。②→「こくしぼう」 **こくでん【国電】** [名]もとの日本国有鉄道の電車、「国鉄電車」の略。▽大都市周辺の近距離[きんきょり]電車をさした。 **こくど【国土】** [名]その国の土地。「―開発計画」「―安穏[あんのん]」[類]領土 **こくどう【国道】** [名]国の費用でつくり、国が管理する主要道路。「―一六号線」[類]県道・市道 **ごくどう【極道・獄道】** (形動)おこないや身持ちが非常に悪いこと。また、その人。[類]放蕩[ほうとう] **こくどかいふくうんどう【国土回復運動】** [名]キリスト教徒が、イスラム教徒に占領[せんりょう]されたイベリア半島をとりかえそうとした運動。スペイン・ポルトガル両国が成立して完了[かんりょう]した。レコンキスタ。七一一-一四九二年。 **こくどこうつうしょう【国土交通省】** [名]国の行政機関の一つ。国土の開発と利用、また、そのための社会資本の整備と交通政策の推進などを扱う役所。長は国土交通大臣。 **こくどちたい【黒土地帯】** [名]ウクライナからシベリア南西部にかけての、黒色土が分布する地帯。土地が肥え、コムギの一大生産地である。 **こくはく【告白】** [名]かくしていた心のうちをうち明けること。「あやまちを―する」[類]ざんげ ▷つかいわけ→「白状」を見よ。 **こくはく【酷薄】** (形動)残酷[ざんこく]で薄情[はくじょう]なこと。「―非情な人」[類]むごい **こくはつ【告発】** [名]①被害者以外の人が、検察官や警官に犯罪のあったことを知らせ、裁判を求めること。[類]告訴[こくそ]②悪いことや不正がおこなわれたことをあばき、世間[せけん]だにうったえること。「内部―」 **こくばん【黒板】** [名]白墨[はくぼく](=チョーク)で書くために、黒や緑色にした板。 **こくひ【国費】** [名]国が出す費用。「―留学生」[類]官費・公費⇔私費 **こくび【小首】** [名][「小首をかしげる(かたむける・ひねる)」などの形で]少し首を曲げて、考えたり疑問に思ったりするしぐさを見せる。 **ごくひ【極秘】** [名]最高度に秘密であること。「―に調査する」「―書類」 **こくびゃく【黒白】** [名]正しいことと正しくないこと。「しろくろ」とも。「―を争う」[類]正邪[せいじゃ]・善悪[ぜんあく] **こくひょう【酷評】** [名]手厳[てきび]しく批評すること。また、その批評。「新作が―を浴びる」 **こくひん【国賓】** [名]国の客としてもてなされる外国人。「英国皇太子が―としておとずれる」 **ごくひん【極貧】** [名]非常に貧しいこと。[類]赤貧[せきひん] **こくふ【国府】** [名]律令制下、地方を治めるために国ごとに置かれた国司の役所。また、その所在地。 **こくふ【国富】** [名]その国の富の総体。個人の住宅や耐久[たいきゅう]消費財、企業[きぎょう]の生産設備や商品在庫、国・地方公共団体の建物や道路などと、外国にもつ対外資産がふくまれる。国民経済活動の元本となることから、国民資本ともいう。 **こくふうぶんか【国風文化】** [名]平安中期、藤原[ふじわら]氏の摂関[せっかん]政治のころに栄えた、日本風の貴族文化。ひらがなが広まり、和歌や物語が発達。絵の題材も日本風が好まれ、大和絵[やまとえ]と呼ばれた。貴族は寝殿[しんでん]造りの屋敷[やしき]に住んだ。 **こくふく【克服】** [名]努力して苦しいことや困難にうち勝つこと。「病気を―する」 **ごくぶと【極太】** (形動)きわめて太いこと。また、きわめて太いもの。「―の筆」→極細 **こくふろん【国富論】** [書名]一七七六年。イギリス、アダム・スミスの著。労働を富と価値の源泉とみて、自由競争を基調とする資本主義の発展を分析したもの。「諸国民の富」とも。 **こくぶん【国文】** [名]①日本語で書かれた文章。[類]邦文[ほうぶん]・和文⇔欧文・漢文 ②「国文学」「国文科」の略。 **こくぶんがく【国文学】** [名]日本の文学。また、日本の文学を研究する学問。「大学で―を専攻[せんこう]する」 **こくぶんじ【国分寺】** [名]七四二年、聖武天皇の命令で全国の国府付近に建てられた寺。▽尼寺[あまでら]は国分尼寺という。 **こくぶんぽう【国文法】** [名]日本語の文法。 **こくべつ【告別】** [名]死んだ人や遠くへ行ってしまう人に別れを告げること。「―のことば」 **こくべつしき【告別式】** [名]死んだ人に別れのあいさつをする儀式[ぎしき]。「おごそかに―が営まれる」▽通夜[つや]はふくめない。 **こくぼ【国母】** [名]①皇后。また、天皇の母。皇太后。②国民の母という意味。 **こくほう【国宝】** [名]国のたから。歴史的・芸術的に、とくに価値があるものとして国が特別に指定して、保存するもの。「人間―」 **こくほう【国法】** [名]国の法律。国民の守るべき法律。「―にふれる」 **こくぼう【国防】** [名]外敵から国を守ること。「―費の削減[さくげん]」 **こくぼうしょく【国防色】** [名]カーキ色。また、枯れ草色。▽旧陸軍の軍服の色から。 <466> **ごくぼそ【極細】** (形動)きわめて細いこと。また、きわめて細いもの。「―の毛糸」⇔極太 **こくみん【国民】** [名]その国に所属し、その国を構成する人々。その国の国籍[こくせき]や永久権をもつ人々。 **こくみんかいしょく【国民解職】** [名]→「リコール」 **こくみんきゅうかむら【国民休暇村】** [名]国立公園や国定公園内にもうけた、宿泊[しゅくはく]や保養設備をふくめた施設[しせつ]。 **こくみんけんこうほけん【国民健康保険】** [名]会社員や公務員以外の、自営業などの人々の治療[ちりょう]費の一部を市町村が負担する健康保険。 **こくみんしゅくしゃ【国民宿舎】** [名]地方公共団体などが、国民の宿泊施設[しゅくはくしせつ]として、厚生年金保険で観光地などにつくったもの。 **こくみんしゅけん【国民主権】** [名]主権が国民にあり、国の政治のありかたを決定するのは国民であるということ。主権在民。 **こくみんじゅんせいさん【国民純生産】** [名]→「エヌエヌピー」 **こくみんしょとく【国民所得】** [名]その国で、一年間にあらたに生産された財貨やサービスの総額。国民総生産から減価償却費と間接税を引いて、補助金を加えたもの。 **こくみんしんさ【国民審査】** [名]最高裁判所の裁判官としてふさわしいかどうかを、国民が投票で判定すること。任命後、最初の衆議院議員総選挙の際におこなわれる。 **こくみんせい【国民性】** [名]その国民一般に共通する性質。「ドイツ人は合理的な―をもつ」 **こくみんそうせいさん【国民総生産】** [名]→「ジーエヌピー」 **こくみんたいいくたいかい【国民体育大会】** [名]一九四六年以降、全国の都道府県の代表選手が参加して、毎年おこなわれる体育競技会。国体。 **こくみんとうひょう【国民投票】** [名]直接民主制の一つ。国民が直接投票して議案を決定すること。日本では憲法改正について認めている。 **こくみんねんきん【国民年金】** [名]二〇歳以上六〇歳未満の全国民が加入する年金保険。一般には自営業者や大学生などがこれだけに加入している場合にいうが、各種公的年金の基礎部分もこれにあたる。老齢基礎年金・障害基礎年金などが支給される。 **こくみんのしゅくじつ【国民の祝日】** [名]もとの祝祭日にかわり、一九四八年七月、法律で祝日ときめられた日。その後追加されて、現在は、元日(一月一日)・成人の日(一月第二月曜日)・建国記念の日(二月一一日)・春分の日(三月二一日ごろ)・昭和の日(四月二九日)・憲法記念日(五月三日)・みどりの日(五月四日)・こどもの日(五月五日)・海の日(七月第三月曜日)・敬老の日(九月一五日)・秋分の日(九月二三日ごろ)・体育の日(一〇月第二月曜日)・文化の日(一一月三日)・勤労感謝の日(一一月二三日)・天皇誕生日(一二月二三日)。 **こくむだいじん【国務大臣】** [名]内閣を構成する大臣のうち、総理大臣以外の大臣。また、特定の省を担当しない無任所大臣。 **こくめい【克明】** (形動)細部までもらさずくわしくわかるようす。「―にたどる」「―な描写」[類]丹念[たんねん] **こくもつ【穀物】** [名]人間の主食になる農作物。米・ムギ・トウモロコシなど。「―倉庫」[類]穀類・五穀 **ごくもん【獄門】** [名]①牢獄の門。②昔の刑罰[けいばつ]で、囚人[しゅうじん]の首を牢獄の門にさらしたこと。さらしくび。 **こくゆう【国有】** [名]国が所有していること。「―林」「―地」[類]官有・公有⇔私有 **こくゆうりん【国有林】** [名]国の所有する森林や原野。日本では国土の約二〇%をしめる。 **こくようせき【黒曜石】** [名]火山岩の一種。黒くてガラスのようなつやがある。印材などに使われる。 **ごくらく【極楽】** [名]①「極楽浄土[じょうど]」の略。②苦しみや心配ごとがなく、非常に楽しく安らかな状態や場所。「のんびりできて―気分だ」⇔地獄 **ごくらくおうじょう【極楽往生】** (四字熟語)①死後、極楽浄土[ごくらくじょうど]に生まれかわること。②安らかに死ぬこと。「―をとげる」 **ごくらくじょうど【極楽浄土】** (四字熟語)仏教で、はるか西のかなたにあり、阿弥陀如来[あみだにょらい]を中心に、すべてが満ちたりた、苦しみのない楽しく美しい世界。念仏を唱える者が、死後生まれかわって幸せに暮らすと信じられているところ。[類]西方[さいほう]浄土 **ごくらくとんぼ【極楽×蜻×蛉】** [名]気楽なのんき者をからかっていうことば。 **こくりつ【国立】** [名]国が設立し、管理運営すること。「―大学」「―病院」[類]官立・公立⇔私立 **こくりつこうえん【国立公園】** [名]美しい自然や景観を保護するために、国が指定し、管理する公園。⇔国定公園 **こくりゅうこう【黒竜江】** [名]「アムール川」の別称。 **こくりょく【国力】** [名]経済的・軍事的・文化的に見た総合的な国の力。とくに、経済力。 **こくる** [接尾語][「~こくる」の形で]がんこにその動作を続けるようすをあらわす。「だまりー」「突っき―」 **こくるい【穀類】** [名]人間が主食とする米・ムギなどをまとめた呼び方。 **こくれん【国連】** [名]「国際連合」の略。「―総会」 **こくれんあんぜんほしょうりじかい【国連安全保障理事会】** [名]→「あんぜんほしょうりじかい」 **こくれんかいはつけいかく【国連開発計画】** [名]→「ユーエヌディーピー」 **こくれんかんきょうけいかく【国連環境計画】** [名]→「ユネップ」 **こくれんカンボジアざんていとうちきこう【国連カンボジア暫定統治機構】** [名]→「アンタック」 **こくれんきょういくかがくぶんかきかん【国連教育科学文化機関】** [名]→「ユネスコ」 **こくれんぐんしゅくとくべつそうかい【国連軍縮特別総会】** [名] <467> 一九七八年、国連本部で開かれた特別総会。一四五か国が参加して、軍備の縮小が人類の緊急[きんきゅう]の課題であることを決議した。八二年と八八年に第二・第三回が開かれた。 **こくれんけんしょう【国連憲章】** [名]「国際連合憲章」の略。国際連合の目的・原則・組織などを定めた文書。アメリカ・イギリス・旧ソ連・中国によって原案がつくられ、一九四五年サンフランシスコ会議で調印、国際連合が発足した。国際平和と安全の維持[いじ]、国際協力などを内容とする。 **こくれんこうぎょうかいはつきかん【国連工業開発機関】** [名]→「ユニドー」 **こくれんじどうききん【国連児童基金】** [名]→「ユニセフ」 **こくれんしょくりょうのうぎょうきかん【国連食糧農業機関】** [名]→「エフエーオー」 **こくれんそうかい【国連総会】** [名]国連の最高会議。原則として毎年一回開かれ、全加盟国が投票権を持ち、一般事項は過半数、重要事項は三分の二以上の賛成で決議される。審議・勧告[かんこく]の権限はあるが、執行権はない。 **こくれんなんみんこうとうべんむかんじむしょ【国連難民高等弁務官事務所】** [名]→「ユーエヌエイチシーアール」 **こくれんへいわいじかつどう【国連平和維持活動】** [名]→「ピーケーオー」 **こくれんぼうえきかいはつかいぎ【国連貿易開発会議】** [名]→「アンクタッド」 **ごくろう【御苦労】** (形動)人の骨折りをねぎらい、お礼の気持ちをあらわすことば。「―さまでした」 **こくろん【国論】** [名]国民全体の意見。一般国民の考えかた。「―の統一をはかる」[類]世論[よろん] **こぐんふんとう【孤軍奮闘】** (四字熟語)助ける者もなく、たった一人でけんめいにがんばること。 **こけ【×苔】** [名]湿地[しっち]・木の幹・岩などに生える植物。花をつけず胞子でふえる。スギゴケ・ゼニゴケなど。「―生[む]す」 **こげ【焦げ】** [名]①焼けて黒くなったもの。②→「おこげ」 **ごけ【後家】** [名]夫に死別して、そのあと結婚しないでいる女性。未亡人。 **こけい【固形】** [名]かたくて、一定の形に固まっているもの。「―スープ」「―燃料」 **ごけい【互恵】** [名]国家間で、特別の便宜[べんぎ]や利益などをあたえたり受けたりすること。「―条約」 **ごけい【語形】** [名]ことばの形。「―変化」 **こけおどし【虚仮〝威し】** [名]見せかけだけで、なかみのないおどしかた。また、外見だけをおおげさに見せかけること。 **こげくさい【焦げ臭い】** [形]ものがこげるにおいがする。▽ほどよく焼いたり、いったりしたのは「こうばしい」。焼いたり、いったりしすぎると「こげくさい」となる。 **こけし** [名]おもに東北地方でつくられる民芸品の木の人形。円筒形の胴にまるい頭をつけ、簡単に色つけしてある。 **こげちゃ【焦げ茶】** [名]こい茶色。黒みがかった茶色。[類]褐色[かっしょく] **こげつく【焦げ付く】** [動]①焼けこげて、なべやフライパンにくっつく。「ごはんが―」②かねが回収できなくなる。「貸したかねが―」 **コケットリー** [名]女性の示すなまめかしさ。こび。媚態[びたい]。 **こけつ(虎穴)に入らずんば虎児を得ず** 危険をおかさなければ大きな成功をえることはできない。▽トラのすむ穴にはいらなければ、トラの子を手に入れることはできないこと。「虎児」は「虎子[こじ]」とも。中国、「後漢書」から。 **こけ【虚仮】** [名]①おろかなこと。ばか。「人を―にする」「―の一念」②事実と一致[いっち]しないこと。うそ。「―おどし」 **こけつまろびつ【倒けつ。転びつ】** [副]たおれたりころがったり。また、そのようにあわてたようすをいう。「―しながら、あとを追う」 **コケティッシュ** (形動)なまめかしく色っぽいようす。 **ごけにん【御家人】** [名]①鎌倉・室町[むろまち]時代に、将軍に直接仕えた家臣[かしん]。②江戸時代に、将軍直参[じきさん]の身分で、旗本[はたもと]より下のさむらい。将軍に謁見[えっけん]はできない。けにん。 **こけむす【×苔。生す】** [動]こけが生える。また、長い歳月を経て古くなる。「こけむした寺」 **こけらおとし【×柿落とし】** [名]新築の劇場でおこなわれる初めての興行。▽「こけら」は、材木のけずりくずのこと。また、「柿[かき]」と「こけら」は「柿葺き[こけらぶき]」とは別字。「市」の部分が四画。 **こける【“倒ける・『転ける】** [動]①ころぶ。たおれる。「石につまずいて―」 **こける【×痩ける】** [動]肉が落ちて、やせほそる。「ほおがげっそり―」 **こける** [接尾語][「~こける」の形で]その動作の程度がはなはだしく、また、長く続くことをあらわす。「ねむりー」「笑いー」▽動詞の連用形に付く。 **こげる【焦げる】** [動]火や太陽に焼けて、表面が黒や茶色になる。「きつね色に―」 **こけん【×沽券】** [名]ねうち。体面。「―にかかわる」[類]面目[めんぼく]▽土地売買の証券という意味から。 **ごけん【護憲】** [名]憲法や立憲政治を守ること。「―運動」 **ごげん【語源・語原】** [名]そのことばの起こり。もとの形や意味など。 **ごけんうんどう【護憲運動】** [名]大正時代、政治の中心を藩閥[はんばつ]から政党に移そうとした運動。尾崎行雄[おざきゆきお]や犬養毅[いぬかいいつよし]らが中心。憲政擁護[ようご]運動。 **ここ【個個】** [名]ひとつひとつ。ひとりひとり。「―に意見をきく」[類]個別 **ここ【此。処・*此。所・×茲】** [代名]①自分のいるところ、よく知っているところ、手の届くところをさすことば。「―は暑い国だ」「―においで」②たった今話したことで、自分がとくにとりあげることなどをさすことば。「―が要点だ」 <468> ③今の状態や状況。「―がふんばりどころだ」「―はまかせろ」④今を基準とした、だいたいの期間。「―一年旅行をしていない」「―のところ好調だ」 **ここ一番** 今がよくも悪くも今後に大きく影響[えいきょう]をおよぼす重大な場面だということ。「―でふんばる」「―の大勝負」 **ここで逢ったが百年目** ここで会ったことで、これで最後だ。▽「百年目」は運がつきたという意味。長いあいださがしていたかたきなどにめぐりあったときに言う。 **ここの所** このところ。最近。「―お会いしませんね」 **ここへ来て** このごろになって。やっと。「―だいぶ暖かくなった」 **ここを先途[せんど]と** 今が勝敗や運命を決する重大な時である。大きな覚悟をもってことにあたるようす。「―と戦う」[類]ここを最後 ▽「先途」は最終的に行きつくさき。 **こご【古語】** [名]昔使われたことば。「―辞典」 **ごご【午後】** [名]正午から夜中の一二時まで。また、昼ごろから夕方まで。ひるすぎ。⇔午前 **ココア** [名]カカオの実をいって粉にしたもの。また、それを湯にとかした飲みもの。 **ここいら【此処いら】** [代名]このあたり。ここら。「―は昔とすっかり変わった」「―で一服しよう」 **ここう【孤高】** (形動)一人だけかけはなれて、けだかい理想をもつこと。「―を保つ」「―の詩人」 **こごう【古豪】** [名]経験豊かなすぐれた人。ふるつわもの。ベテラン。「―のチームと対戦する」→新鋭[しんえい] **こごう【呼号】** [-スル]大声で呼びさけぶこと。盛[さか]んに言いたてること。 **ごこう【五更】** [名]昔の時刻の名で、一夜を五等分したもの。また、その最後の時刻で、現在の午前三時から五時ごろをさす。寅[とら]の刻。 **ごこう【後光】** [名]仏や菩薩[ぼさつ]からかがやくという光。また、仏像などの背につけた光の輪。「―がさす」 **ここう(糊口)を凌ぐ** やっと生活していく。どうにか食べていく。▽「糊口」はかゆをすすること。 **ここう(虎口)を脱する** 危険な場所や状態から脱出する。 **こごえじに【凍え死に】** [名]寒さのためにこどえて死ぬこと。凍死。 **こごえる【凍える】** [動]寒さのために感覚がなくなり、からだの自由がきかなくなる。「手足が―」▽「かじかむ」は指さきにしか使わない。 **ここかしこ【×此“処、彼〝処】** [代名]あちらこちら。ほうぼう。「―に見られる花」「―探しあるく」 **ここく【故国】** [名]①自分の生まれた国。「―をしのぶ」[類]祖国 ②ふるさと。「―をはなれる」▷つかいわけ→「母国」を見よ。 **ごこく【五穀】** [名]たいせつな五種類の穀物。米・ムギ・アワ・キビ・豆をさす。また、穀物をまとめた呼び方。「―豊穣[ほうじょう]」 **ごこく【後刻】** [名]のちほど。あとで。改まった言い方。「―改めてうかがいます」→先刻 **ここのえ【九重】** [名]①いくえにも重なっていること。②宮中。皇居。 **ここのつ【九つ】** [名]①きゅう。九個。九歳[さい]。②昔の時刻の名。現在の午前・午後の一二時。 **ココム[COCOM]** [名]対共産圏[きょうさんけん]輸出統制委員会。一九四九年、アメリカの呼びかけによって資本主義国が結成した協定機関。戦略上の重要な物資が共産圏に流出するのを防ぐことを目的とする。九四年に名目上解散。 **こごめ【小米・粉米】** [名]米をついたときにできる、細かくくだけた米。 **こごめる【《屈める】** [動]からだを少し曲げる。かがめる。 **ここら【此処、等】** [代名]このあたり。ここいら。くだけた言い方。「―にあるはずだ」「―でひと休み」▽場所にも時間にも使う。 **ごこくほうじょう【五穀豊穣】** [名]五穀が豊かに実ること。「―をいのる」▽「五穀豊饒」は誤り。 **こごし(小腰)をかがめる** こしをちょっとかがめる。 **ここぞ【×此処ぞ】** [連語]重要な場面をさして、「まさに今、ここだ」という気持ちをあらわす。「―というときには」「―正念場[しょうねん]」 **ここち【心地】** [名]ある状態にあるときの感じ。きぶん。「生きた―がしない」「夢―[ごこち]」▽常用漢字表付表の語。 **ここちよい【心地好い】** [形]気分がさわやかである。こころよい。「―そよ風」 **こごと【小言】** [名]①不平や不満のことば。「ぶつぶつと―を並べる」②口やかましくいましめることば。「―をくう」 **こころ【心】** [名]①人が感じたり考えたりして、外に向かってはたらきかけるもとになっていると思われるもの。精神。「―を奪[うば]う」②思いやり。まごころ。なさけ。「―ないしうち」「―をこめる」「―が広い」「―がせまい」③思い。きもち。かんがえ。「―をうち明ける」「―が晴れる」「―がはずむ」「―が変わる」④ものごとのほんとうの意味や味わい。「歌の―を知る」「茶の―」▼古くは「心臓」をいった。 **心が通う** 気持ちが通じあう。おもいあう。 **心が騒ぐ** 心配で落ち着かない。また、何か悪いことが起こりそうな、いやな予感がする。 **心ここに在らざれば見れども見えず、聴きけども聞こえず** 心がそこに集中していなければ、実際に見聞きしたとしても、真実を知ることはできはしない。▽中国、「大学」から。 **心に描く** 思いえがく。想像する。 <469> **心に掛かる** 気がかりである。心配する。 **心に適う** 自分の思うとおりになる。希望どおりになって満足する。 **心に刻む** 深く心にとめる。[類]肝に銘[めい]ずる **心にまかせぬ** 思うとおりにならない。 **心にもない** 本心から思っているわけではない。 **心を痛める** 非常に心配する。[類]胸を痛める **心を一にする** 気持ちや考えを一つに合わせる。 **心を鬼にする** かわいそうだとは思いながらも、厳しくふるまう。 **心を傾ける** 夢中になる。集中させる。[類]心を打ち込む **心を砕く** あれこれ心配する。苦心する。 **心を配る** あれこれと気をつかう。配慮[はいりょ]する。 **心を汲む** 相手の気持ちをよく理解する。 **心を捉える** 相手の気持ちを確実につかむ。 **心を遣る** 気を晴らす。うさを晴らす。 **こころ【心】** [書名]一九一四年。夏目漱石[なつめそうせき]の長編小説。若き日、恋人[こいびと]を自分のものにしたいと友人を裏切り、彼を自殺に追いやった先生が、罪の意識を背負いながら生きつづけるが、乃木将軍の殉死[じゅんし]を機に、「私」に罪を告白して自殺するにいたる。 **こころあたり【心当たり】** [名]思いあたること。見当のつくところ。「―がまるでない」「―をさがす」 **こころあて【心当て】** [名]①おしはかってみること。「―に手探りする」②こうあってほしいと期待すること。「よい返事を―にする」[類]心頼み **こころいき【心意気】** [名]自分に誇りをもつ、しっかりとした強い気構えや態度。「―を示す」 **こころえ【心得】** [名]①知識や技術を身につけていること。「剣道[けんどう]の―がある」[類]たしなみ②注意したり、守ったりすべきことがら。「修学旅行中の―」[類]規則③職場で、上級の役職を下の者が一時代行すること。「課長―」 **こころえがお【心得顔】** (形動)いかにもよく知っているような顔つきや態度。「万事[ばんじ]―で話す」 **こころえちがい【心得違い】** [名]①おもいちがい。「とんだ―をする」②道理にはずれた考えをよいものと思っていること。「―もはなはだしい」 **こころえる【心得る】** [動]①細かい事情をよく知っている。わきまえる。「葬式の手順を―」②事情をよく知ったうえで承知する。ひきうける。のみこむ。「万事[ばんじ]心得ました」 **こころおきなく【心置きなく】** [副]①気になることや心配がなく。「留守はまかせて―旅に出る」②遠慮[えんりょ]や気がねなどがなく。「―語り合える友」 **こころおぼえ【心覚え】** [名]①記憶に残っていること。「―をたよりにする」②忘れないためのしるし。メモ。「―をしるす」 **こころがけ【心掛け】** [名]心のもちかた。こころがまえ。「ふだんのーがちがう」 **こころがける【心掛ける】** [動]いつも忘れずにしようと努める。すすんで気をつける。「倹約[けんやく]を―」 **こころがまえ【心構え】** [名]前もって待ちうけること。心の準備。「いざというときの―」[類]覚悟[かくご] **こころがわり【心変わり】** [名]愛情がほかに移ること。「相手の―を責める」 **こころぐるしい【心苦しい】** [形]相手に負担をかけて申しわけなく思う。気がとがめる。「わたしだけいい目にあうのは―」「こんなにしていただいては―」 **こころざし【志】** [名]①必ずなしとげようと心にきめたこと。目標や信念。「―を立てる」「高い―」②相手の厚意[こうい]や親切。「ありがたい―を受ける」③自分の気持ちをあらわすために、ものをおくること。また、その金品。 **こころざす【志す】** [動]目標を立てて、それを実現しようと心にきめる。「学問を―」[類]目指す **こころして【心して】** [副]じゅうぶんに注意をして。「―ことにあたれ」▽「こころす」の連用形に助詞の「て」が付いた形。 **こころじょうぶ【心丈夫】** (形動)信頼[しんらい]んできる人やものがあって気強い。「彼といっしょなら―だ」 **こころせく【心急く】** [動]あせって落ち着かない。 **こころぞえ【心添え】** [名]相手のためを思ってする注意。忠告。「お―ありがとうございます」 **こころだのみ【心頼み】** [名]心中ひそかにあてにすること。 **こころづかい【心遣い】** [名]あれとこれと細かいことに注意をはらうこと。「お―を感謝いたします」[類]配慮・心配り **こころづくし【心尽くし】** [名]まごころをこめること。また、まごころのこもったもの。「―の品」 **こころづもり【心積もり】** [名]「あらかじめ、こうしようと考えておくこと。「わたしにも―がある」[類]腹積もり **こころづよい【心強い】** [形]たよりになるものがあって、安心していられる。こころじょうぶだ。「兄がいてくれると―かぎりだ」[類]気強い⇔心細い **こころない【心無い】** [形]①心が浅く、思いやりやなさしさがない。「―しうちを受けた」②味わいやおもむきがよくわからない。「花を折るとは―」⇔心ある **こころなしか【心なしか】** [副]こちらがそう思って見るせいか。気のせいか。「―やつれたように見える」 **こころならずも【心ならずも】** [副]そんな気持ちはなかったのだが、しかたなく。本心に反して。「―土地を手放す」「―うそをついた」[類]不本意ながら **こころにくい【心憎い】** [形]にくらしい気がするほどすぐれている。「―プレーをする選手」 **こころね【心根】** [名]心の底にある、ほんとうの気持ち。性質。「やさしい―の人」[類]真情 <470> **こころのこり【心残り】** (形動)残念に思うこと。思いが残ること。「死んでも―はない」[類]未練 **こころばえ【心ばえ】** [名]心のもちかた。きだて。こころざし。 **こころばかり【心許り】** [名]ほんの気持ちだけ。気持ちだけのもの。「―の品」▽人におくりものをするとき、へりくだっていうことば。 **こころひそかに【心、密かに】** [副]心の中だけでそっと。「―期待する」 **こころぼそい【心細い】** [形]たよりになるものがなくて、不安である。「独りでの留守番は―」[関]心もとない⇔心強い **こころまかせ【心任せ】** [名]心のままにすること。きまま。「―の旅」 **こころまち【心待ち】** [名]あてにして待ち望むこと。「連絡を―にする」 **こころみる【試みる】** [動]実際にどうなるか、ためしにやってみる。「抵抗を―」「結果を出そうと―」[類]試す・ためす **こころもち【心持ち】** [名]①(名)心の状態。きもち。「すっかりいいーになる」①(副)ほんの少し。いくらか。「―首をかたむける」 **こころもとない【心許ない】** [形]いかにもたよりなくて、不安である。「彼女の運転では―」[類]心細い >古語≪こころもとなし≫ もと、今か今かと待ち遠しく思う気持ちをあらわした。待ち遠しくて気がかりな気持ちが、現代語の、ようすがわからず不安な気持ちをあらわす意味につながった。 **こころやすい【心安い】** [形]①親しくて、遠慮[えんりょ]のいらない関係である。「―友人」②安心である。「どうかお心安くお休みください」 **こころゆく【心行く】** [動]じゅうぶんに満足する。気がすむ。「―まで楽しむ」 **こころよい【快い】** [形]気持ちがいい。とくに、態度などが好ましい。「―春の風」「快くひきうける」▷つかいわけ→「快適」を見よ。 **ここん【古今】** [名]むかしと、いま。また、昔から現在に至るまで。「―無双」「―東西」 **ごこん【五根】** [名]①仏教で、感覚をつかさどる五つの器官。目・耳・鼻・舌・身をいう。②さとりにいたる五つの作用。信・勤[ごん]・念・定[じょう]・慧[え]。 **ごこん【語根】** [名]文法で、語構成要素の一つ。意味上、それ以上は分解できない要素。「ほのめく」「ほのぼの」「ほのぐらい」の「ほの」など。 **ごごんぜっく【五言絕句】** [名]漢詩の形式の一つ。一句が五言(五字)からなり、全体が四句(四行)でまとまっているもの。 **ここんちょもんじゅう【古今著聞集】** [書名]一二五四年。橘成季[たちばなのなりすえ]編。貴族社会のさまざまな話を三〇に分類した説話集。二〇巻。 **ここんとうざい【古今東西】** (四字熟語)いつでも、どこでも。場所と時間に関係なく。世界じゅう。「―を通じて例を見ない」 **ここんみぞう【古今未曾有】** [名]昔から今に至るまで、あったためしがないこと。 **ここんむそう【古今無双】** (四字熟語)昔から今に至るまで、並ぶもののないこと。「―の英雄」[類]古今独歩 **ごごんりっし【五言律詩】** [名]漢詩の形式の一つ。一句が五言(五字)からなり、全体が八句(八行)でまとまっているもの。 **ごさ【誤差】** [名]①真の数値と、計算したり測定したりした数値との差。②くいちがい。くるい。 **ござ【×莫×産】** [名]イグサで編んだ敷物[しきもの]。うすべり。「―を敷[し]く」 **こさい【小才】** [名]ちょっとしたことをうまくやってのける才能や機転。「―がきく」 **ごさい【後妻】** [名]妻と死別したり離婚したりした男性が、のちに結婚した妻。 **こざいく【小細工】** [名]①人の目をごまかすような、つまらない手段や策略。「―をろうする」②指さきの細かい細工。 **コサイン** [名]三角関数の一つ。直角三角形の斜辺[しゃへん]分の底辺。余弦[よげん]。記号はcos **こさえる【×拵える】** [動]「こしらえる」のくだけた言い方。 **こざかしい【小賢しい】** [形]①利口ぶった感じで生意気だ。「―ロのききかた」[類]小利口②ぬけめがなくてずるい。「商売のやりかたが―」[類]ずる賢[がしこ]い **こさく【小作】** [名]地主に土地を借りて作物[さくもつ]をつくること。借地料をはらって農業をする人。 **こさくのう【小作農】** [名]地主から土地を借りて借用料をはらい、農業を営む農家。日本では自己所有地が一〇%にも未満の農家をいう。⇔自作農 **こさつ【故殺】** [名]①故意に人を殺すこと。②旧刑法[きゅうけいほう]で、かっとなって考えもなく人を殺すこと。⇔謀殺[ぼうさつ] **こさつ【古刹】** [名]由緒ある寺。古寺。「名所―」 **コサック** [名]帝政ロシア時代に騎兵[きへい]として、辺境の防衛に活躍[かつやく]した農民。コザック。カザーク。 **こざっぱり** (形動)どことなくさっぱりとしたようす。いかにもむだがなく、整って清潔[せいけつ]なようす。「―とした服装」[類]こぎれい **こさめ【小雨】** [名]こぶりの雨。細かい雨。「―にけむる町並み」 **ござる【御座る】** [動]①①「ある」「いる」「来る」「行く」などの尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「そちらへ出向く人が―」②「ある」「いる」の丁寧語。ございます。「私達[わたくしども]めでー」②ものがだめになる。いかれる。くだけた言い方。①(補助)…ございます。「その人ならよく承知して―」▽文語的表現。「御座ある」の変化した形。 **こさん【古参】** [名]古くからその職場や団体に仕えていること。また、その人。古株。「―社員」⇔新参[しんざん] **ごさん【五山】** [名]中国の制度をまねて、室町幕府がつくった禅宗[ぜんしゅう]りの一派、臨済宗の五つの寺。 <471> ござん。▽京都五山と鎌倉五山がある。京都は、天竜寺・相国寺・建仁[けんにん]寺・東福寺・万寿[まんじゅ]寺。京都五山の上位に南禅寺がある。鎌倉は、建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺。 **ごさん【誤算】** [名]①計算ちがい。②考えちがい。見こみちがい。「計画に―があった」 **ごさん【午餐】** [名]昼食。「―会をもよおす」▽文章語。 **ごさんけ【御三家】** [名]①徳川家の一門である、尾張・紀伊・水戸の三家を敬っていう呼び方。また、ある分野でもっとも有力な三者。「演歌の―」 **ごさんじょうてんのう【後三条天皇】** [人名]一〇三四-七三年。在位、一〇六八-七二年。藤原氏と外戚関係になかったため、それまでの藤原氏の政治を改めた。とくに荘園[しょうえん]を整理令を出し、記録荘園券契所[けんけいじょ]を設置した。 **ごさんねんのえき【後三年の役】** [名]一〇八三-八七年。奥羽の清原氏の内紛[ないふん]に源義家[みなもとのよしいえ]らが介入[かいにゅう]した戦い。清原氏はほろびた。▽前九年の役に対していう。 **ござんぶんがく【五山文学】** [名]鎌倉・室町時代の、京都と鎌倉の五山の禅宗の僧による漢詩文。虎関師錬・絶海中津[ぜっかいちゅうしん]らが活躍し、江戸時代の儒学の基礎となった。 **こし【腰】** [名]①(名)人体の一部。上半身を折りまげる曲がり目の部分。上半身を支える部分。「―に手をあてる」「―をかける」②ものの中間よりやや下の部分。「―板」③支えとなるだいじな部分。「話の―を折る」「―くだけ」④ねばり。歯ごたえ。「―のあるうどん」①(造語)[「~腰[ごし]」の形で]…のような態度・ようすであることをあらわす。「にげー」「けんかー」 **こし【古詩】** [名]漢詩の古体詩の形式の一つ。唐以前の詩。また、その形式をならった近体詩成立後の詩。四言・五言・七言古詩など。平仄[ひょうそく]や句数の制限がない。 **こし【枯死】** [-スル]草や木が生えたままでかれること。「―寸前」[類]立ち枯[が]れ **こし【×輿】** [名]昔の乗り物の一つ。家の形をしたものに人を乗せて、二本の棒でかついで運ぶ。 **こじ【固持】** [-スル]自分の考えなどを、かたくなにもちつづけること。[類]固執 **こじ【固辞】** [名]かたく辞退すること。「立候補を―する」 **こじ【孤児】** [名]両親のいない子。みなしご。「―院」 **こじ【故事】** [名]①昔から伝わっている話やいわれ。「中国の―」「―来歴」「―成語」②昔あったこと。 **こじ【誇示】** [名]ほこらしげに示すこと。「戦力を―する」 **こじ【居士】** [接尾語]①(名)男性の戒名[かいみょう]につける称号。⇔大姉②俗人[ぞくじん]のままで仏門にはいった男性。①(造語)[「~居士」の形で]…な(の)おかた。「慎重―」▽からかいの気持ちをこめて言う。 **ごし【五指】** [名]手の五本の指。すぐれたものを数えあげるときにいう。「球界の―にはいる投手」 **ごし【越し】** [接尾語][「~越し」の形で]①あるものをへだてておこなう意味をあらわす。「かきねー」②ある年月にまたがり、続いてきた意味をあらわす。「五年―の工事」 **ごじ【誤字】** [名]まちがった字。字形のちがいとまちがった使いかた。「―・脱字が多い」 **ごじ【護持】** [名]とうといものをたいせつに守っていくこと。「仏法を―する」 **こじあける【×抉じ開ける】** [動]すきまに棒などをさしこんでむりにあける。「窓を―」 **こしあん【×漉し×餡】** [名]アズキをにてすりつぶし、布などでこしてつくったあん。⇔つぶあん **こしいた【腰板】** [名]①かべや建具などのこしにあたる部分に張った板。②はかまのこしの部分にあててある紙板。 **こしいれ【×輿入れ】** [名]とつぐこと。よめいり。嫁[よめ]を乗せた輿[こし]を婿[むこ]の家にかつぎいれたことから。 **こじいん【孤児院】** [名]「養護施設[ようごしせつ]」の古い呼び方。 **こしお【小潮】** [名]潮の干満の差がいちばん小さいこと。差がいちばん小さいとき。月二回半月[はんげつ]のころ起こる。⇔大潮 **こしかけ【腰掛け】** [名]①こしをおろす台。いす。②とりあえず一時的に働く場所・地位。 **こしかける【腰掛ける】** [動]いすなどにこしを下ろす。「公園のベンチに―」 **こしかた【来し方】** [名]→「きしかた」 **こしき【古式】** [名]古いやりかた。昔からの方法。「式典は―にのっとってとりおこなう」「―ゆかしい行事」 **こじき【×乞食】** [名]人からかねやものをめぐんでもらって生活している人。ものもらい。 **こじき【古事記】** [書名]七一二年。元明[げんめい]天皇の命により、稗田阿礼[ひえだのあれ]がよみならい、太安万侶[おおのやすまろ]が編集・執筆したわが国最古の歴史書。神話・伝説と多数の歌謡[かよう]とをふくむ。三巻。 **ごしき【五色】** [名]①いろいろな色。たくさんの色。②五種類の色。青・黄・赤・白・黒。「―の旗」 **こじきでん【古事記伝】** [書名]一七九八年。本居宣長[もとおりのりなが] <472> の作。「古事記」の注釈書として、国学の代表的業績を示す。四四巻。 **こしぎんちゃく【腰×巾着】** [名]①いつも有力者のそばにくっついている人。さげすんだ言い方。「社長の―」②昔、かねを入れてこしにさげたふくろ。 **こしくだけ【腰砕け】** [名]①すもうなどで、こしの力がぬけてからだがくずれること。②ものごとが途中[とちゅう]でだめになり、続かなくなること。「計画が―になる」 **こじせいご【故事成語】** [名]昔から伝えられた物語や言いつたえをもとにしてできた語句。 **こしだか【腰高】** (形動)①こしの位置が高く、不安定なようす。「―の守備」②器物のこしの部分を高くしたもの。「―障子[しょうじ]」 **こしたんたん【×虎視眈眈】** (四字熟語)油断なく機会をねらっているようす。「大臣のいすを―とねらう」▽多く、攻撃[こうげき]や侵略[しんりゃく]の機会を野心[やしん]をもってねらうときに使う。トラが獲物[えもの]をねらってじっと見つめる意味から。 **ごしちちょう【五七調】** [名]和歌や詩などで、五音句と七音句でひとまとまりにして調子をとるもの。七五調に比べて、下の音数が多いので安定感があり、荘重・重厚になる。 **こしつ【固執】** [名]あくまでも自分の考えにこだわって、決して曲げようとしないこと。「こしゅう」とも。「自説に―する」[類]固持 **こしつ【個室】** [名]個人用に独立した部屋[へや]。「病院の―にはいる」 **こしつ【痼疾】** [名]長いあいだ治らない病気。持病。 **こじつ【故実】** [名]昔からの儀式[ぎしき]や作法などのしきたり。「有職[ゆうそく]―」 **ごじつ【後日】** [名]①のちの日。将来。「―おうかがいします」②あることがあったあと。「―談」 **ゴシック** [名]①中世ヨーロッパで流行した建築様式。とがった高い塔とが特徴で、教会などに多い。ゴシック様式。②活字体の一つ。ゴシックのように、線が一様に肉太の文字。ゴシック体活字。ゴチック。ゴチ。 **ごしゃく【語釈】** [名]ことばの意味を説明すること。「―をつける」 **こしゃほん【古写本】** [名]昔の人が書き写した本。ふつう室町[むろまち]時代以前のものをいう。 **こしゅ【戸主】** [名]一家の主人。とくに、律令制で、戸の代表者。明治時代に制定された民法では、一家を支配する権力をあたえられた。 **こしゅ【固守】** [-スル]かたく守ること。 **こしゅう【固執】** [名]→「こしつ」 **ごしゅういわかしゅう【後拾遺和歌集】** [書名]一〇八六年。白河天皇の命により、藤原通俊[ふじわらのみちとし]の撰[せん]だ。第四の勅撰[ちょくせん]和歌集。後拾遺集。約一二〇〇首。二〇巻。 **ごじっぽひゃっぽ【五十歩百歩】** [名]多少ちがうように見えても、じつは本質的には変わりがないこと。似たりよったり。「五十歩を以って百歩を笑う」の略。▽戦場で五十歩逃[に]げた者が百歩逃げた者を笑うようなもので、逃げたことに変わりはない。中国、「孟子」から。 **こしぬけ【腰抜け】** [名]①臆病[おくびょう]なこと。また、臆病者。[類]腑抜け ②こしがぬけて立てないこと。また、その人。 **こしのもの【腰の物】** [名]昔、武士などがこしにさした刀。遠回しな言い方。 **こしばがき【小×柴垣】** [名]小さく細い雑木でつくった低いかき根。 **こしまき【腰巻き】** [名]①女性が和服を着るとき、こしから脚部[きゃくぶ]にかけて巻く下着。ゆもじ。②単行本の表紙の下の部分に巻く紙。その本の見どころなどが書いてある。帯紙[おびがみ]。 **こしもと【腰元】** [名]①昔、姫君[ひめぎみ]などに仕えた女性。侍女[じじょ]。②こしのあたり。「―がおぼつかない」 **ごしゃ【誤写】** [-スル]誤って書き写すこと。 **こしゃく【小×積】** (形動)生意気で、ちょっとしゃくにさわるようす。小生意気[こなまいき]。「―なまねをする」▽あなどっていた相手が、意外な力をみせて自分を困らせたりしたときなどに使う。 **ごじゅうおん【五十音】** [名]かな文字であらわす、ア行からワ行までの五段一〇行。現代では、ヤ行の「イ・エ」とワ行の「ヰ・ウ・ヱ・ヲ」は、ア行の「イ・ウ・エ・オ」と同じ音なので発音の種類は四四。また、ワ行の「ヰ(ゐ)・ヱ(ゑ)」の文字も使わない。▽現代語にはほかに、撥音[はつおん](ン)・濁音[だくおん](ガ・ギ・グ…)など)・半濁音(パ・ピ・プ…)・促音[そくおん](ッ)がある。 **ごじゅうおんず【五十音図】** [名]五十音を、母音と子音で段と行に配列した図表。 **こじゅうと【小×舅・小×姑】** [名]①夫や妻の兄弟[きょうだい]。「小舅」と書く。②夫や妻の姉妹[しまい]。正しくは「こじゅうとめ」。「―根性」「―は鬼[おに]千匹[せんびき]」▽「小姑」と書く。 **ごじゅうのとう【五重の塔】** [名]寺院建築の一つ。屋根を五層に積みかさねた塔。万物を構成するという地・水・火・風・空の五大[ごだい]をあらわす。 **ごじゅうのとう【五重塔】** [書名]一八九二年。幸田[こうだ]露伴[ろはん]の小説。五重の塔を建立するにあたり、封建的な義理人情や障害をこえて、自分の芸道や気風をつらぬく姿に、作者の理想を重ねて見ることができる。 **ごじゅん【語順】** [名]文を構成するうえでの語の順番。日本語では主語→目的語→述語の並びかたが原則。 <473> 語序 **こしょ【古書】** [名]①昔の書物。②古くなった本。古本[ふるほん]。「―展」 **ごしょ【御所】** [名]天皇や皇族の住居。また、天皇や皇族を敬って呼ぶことば。 **ごじょ【互助】** [名]同じような境遇にある人々がたがいに助けあうこと。「―の精神」「―会」 **ごじょ【語序】** [名]「語順」に同じ。 **ごじょう【五常】** [名]儒教[じゅきょう]で、人が守りおこなうべき五つの道。仁・義・礼・智・信。 **ごじょう【互譲】** [名]相手の立場も考えて、たがいにゆずりあうこと。「―の精神」 **こしょうがつ【小正月】** [名]陰暦[いんれき]で、一月一五日のこと。また、一月一四日から一六日までの三日間をいう。⇔大正月(一月一日) **ごしょうだいじ【後生大事】** (四字熟語)ものごとをかけがえのないものとしてたいせつにすること。「―に守る」▽もと、仏教で、後生(=来世)の安楽をたいせつなものと信じていつも忘れないこと。 **こしょう【小姓】** [名]昔身分の高い人のそば近くに仕え、雑用をつとめた少年。 **こしょう【古称】** [名]古い呼び名。古い名称。 **こしょう【呼称】** [名]ものごとにつけられた名前。呼び名。また、その名で呼ぶこと。 **こしょう【故障】** [名]①機械やからだなどの一部に異常が起こること。「テレビがーする」②さしさわり。「―を申したてる」[類]支障 **こしょうを入れる** 不平を言う。じゃまをする。 **こしょう【湖沼】** [名]地面に広く水のたまっているところ。湖・ぬま・池など。 **こしょう【誇称】** [名]自慢して言うこと。おおげさに言うこと。 **こしょう【×胡椒】** [名]コショウ科のつる性常緑低木。南インド原産。実はブドウの房状に緑のつぶがつく。熟すと赤くなり、香辛料として用いられる。 **こじょう【孤城】** [名]①一つだけぽつんとある城。②孤立して援軍[えんぐん]の望めない城。「―落日」 **ごしょう【後生】** [名]①人にあわれっぽくたのみこむときに使うことば。「―だから許してくれ」②仏教で、前生・今生[こんじょう]に対して、死後に生まれかわる世界。来世[らいせ]③心配や苦しみのない、来世の安楽。極楽往生[ごくらくおうじょう]。「―大事」 **後生が悪い** ①あと味が悪い。②運が悪い。「―生まれ」 **後生を願う** ①来世の安楽を願う。また、仏をたのみとして幸運をいのる。 **こしらえる【×拵える】** [動]①形のあるものにつくりあげる。「お菓子[かし]を―」②準備する。用意する。「株を売って資金を―」③その場がうまくいくようにつくろう。「話を―」「言いわけを―」④身なりを整えたり化粧[けしょう]をしてかざる。「役者が顔を―」 **ごしらかわほうおう【後白河法皇】** [人名]一一二七-九二年。在位、一一五五-五八年。崇徳上皇と対立して保元[ほうげん]の乱を生んだ。退位後三四年間院政をしき、平氏や源氏など武家の権力のはざまで朝廷[ちょうてい]の存続はかった。また、今様を好んで「梁塵秘抄[りょうじんひしょう]」を撰だした。 **こじらせる【×拗らせる】** [動]むりなこと、よけいなことをして状態をもつれさせて悪くしてしまう。こじらす。「問題を―」「風邪[かぜ]を―」 **こじる【×抉る】** [動]すきまなどにものを入れてねじる。 **こじれる【×拗れる】** [動]ひもがよじれるように、ものごとが順調に進まず、まずいことをしてめんどうな状態になる。「話が―」「病気が―」 **こじん【古人】** [名]①昔の人。また、古代の聖人・賢者[けんじゃ]。「―の言にもある」「―の糟粕[そうはく]をなめる(=形だけをまねる)」 **こじんあとをもとめず、こじんの** **もとめたるところをもとめよ【古人の跡を求めず、古人の求めたる処を求めよ】** 昔の人の残した形にとらわれることなく、昔の人の追求した精神を学びなさい。▽松尾芭蕉[まつおばしょう]の「許六離別[きょりくびべつ]ノ詞」から。 **こじん【故人】** [名]①死亡した人。「すでに―となる」②古くからの友達。旧友。 **こじん【個人】** [名]集団に対して、それを構成しているひとりひとりの人間。また、社会的な立場をはなれた一人の人間。[類]私人 **ごしん【誤診】** [名]医師が診断を誤ること。また、その診断。 **ごしん【誤審】** [名]裁判やスポーツで、審判を誤ること。また、その審判。ミスジャッジ。 **ごしん【護身】** [名]危険から身を守ること。「―術」 <474> **ごじん【御仁】**「他人」を敬って呼ぶことば。おかた。おひと。▽やや敬遠したり皮肉をこめたりして用いることもある。 **ごじん【吾人】**[代名]「わたしたち」の古い言い方。われわれ。われら。「―の実現すべき理想」 **こじんさ【個人差】**それぞれの人によって異なる精神や能力、また肉体的なちがい。「睡眠時間にはーがある」▽動物の場合は「個体差」という。 **こじんしゅぎ「個人主義】**ひとりひとりの人間の価値を認め、その自由と権利を重んじる考えかた。 **ごしんぞう【御新造】**中流家庭の他人の妻を敬っていうことば。ごしんぞ。▽もと商家の若妻にいったもので、大正時代まで使われた。 **こじんてき【個人的】**[形動]特定の個人にかかわるようす。プライベート。「―な問題にすぎない」 **こじんまり**[副]↓「こぢんまり」 **ごする【伍する】**[サ変]かたを並べる。同じ立場や実力になる。「強豪に伍して戦う」 **こす【越す】**①高いところの上を通過する。また、ある地点を通り過ぎて向こう側へたどりつく。「山を二つー」「病気がとうげをー」「六〇の坂をー」②ある時期を過ごし、次の時期にかかる。「年を―(←越年)」「冬を―(←越冬)」③別のところへ移る。移転する。ひっこす。「郊外へ―」④後ろから来たものが前に出る。「後輩にさきを越される」⑤まさる。すぐれる。「自分の目で確かめるに越したことはない」 ⑥「お越し」の形で」「行く」「来る」の尊敬語。「どちらへお越しですか」「当方へもお越しください」 **超す**ある基準より上になる。「限度を―」「平均を―」「年間の予算を―」 ▼「見越す」「勝ち越す」などの複合語は、多く「越す」を使う。 **こす【鼓す】**[サ変]勇気をふるいたたす。こする。「勇を―」太鼓を打ちならす意味から。 **こする【擦る】**[サ変]ものの表面をすれあうように動かす。「ブラシでー」圏擦する **こすりつける【擦り付ける】**[下二]他のものにこすってくっつける。なすりつける。 **こす【渡す・濾す】**[サ変]細かいすきまを通してかすをとのぞいたり、小さいつぶにそろえたりする。「スープをふきんでー」圏濾過する **こすい【湖水】**みずうみ。また、みずうみの水。 **こすい【鼓吹】**[名・スル]①はげまし勇気づけること。「士気を―する」團鼓舞②広く宣伝すること。思想などを教えこむこと。 **こすい【狡い】**ずるくて、けちけちしている。こすっからい。「―やりくちでかねをかせぐ」 **ごすい【午睡】**[名・スル]昼寝。「―をとる」 **こすう【戸数】**人家の数。「―三〇の村」 **こずえ【梢・杪】**枝や幹のさきのあたり。圏木末がれ▽「木の末」という意味から。 **コスタリカ**[国名]正式国名は、コスタリカ共和国。中央アメリカ南部にある国。おもな産物はコーヒー・バナナ・砂糖など。面積約五万一〇〇〇平方。首都サンホセ。主要言語スペイン語。 **コスチューム**①服装。衣装。とくに、舞台衣装。②地域・時代・民族に固有な服装。一costume **こすっからい【狡っ辛い】**ひどくずるがしこい。けちけちしている。こすからい。 **コスト**①商品の生産に必要な費用。原価。「―割れ」「ーアップ」②値段。費用。一cost **コスモス**①キク科の一年草。一松以上になる。秋、ピンク・赤・白などの花をつける。秋桜。②調和のとれた世界。宇宙。⇔カオス-cosmos **コスモポリタン**国籍などにとらわれず、世界が同じ人類であるという考えをもつ人。世界主義者。また、国際人。一cosmopolitan **ごする【期する】**[サ変]覚悟する。心にきめる。 **こすれる【擦れる】**[下二]他のものとすれあう。すれる。 **ごせ【後世】**生まれかわった、のちの世。来世の安楽。「―を願う」「―をとむらう」類後生▽三世の一つ。前世・現世に対していう。「こうせい」と読めば別の語。 **ごぜ【瞽女】**三味線を弾き、歌や物語を聞かせて歩く盲目の女芸人。 **こせい【個性】**その人またはそのものだけに備わっていて、他から区別される特有な性質。パーソナリティ。個人性。「―豊かな作品」「―をのばす」 **ごせい【互生】**[名・スル]植物の葉が、茎の節ごとに、たがいちがいに出ること。▽ほかに、対生・輪生 **ごせい【悟性】**ものごとを論理的に考え判断する心のはたらきや能力。圏理性▽哲学用語。 **ごせい【語勢】**気持ちの強さがあらわれるような、ことばの調子や勢い。圏語気・語調 **こせいだい【古生代】**地質時代の区分の一つ。約五億五千年から二億五千年前までの期間。カンブリア紀・オルドビス紀・シルリア紀・デボン紀・石炭紀・二畳紀に分ける。 **ごせいばいしきもく【御成敗式目】**一二三二年に、鎌倉幕府の執権、北条泰時が制定した法律。武家社会の慣習をまとめ、幕府政治の根本を示す。貞永式目。 **こせがれ【小倅】**年若い男をあなどっていうことば。また、自分の息子をへりくだっていうことば。 **こせき【戸籍】**国民ひとりひとりの氏名・生年月日・続きがらなどをしるした公式の文書。本籍地の市区町村長がとりあつかう。「―抄本」 **こせき【古跡・古蹟】**昔、歴史的な事件や建物があったあと。旧跡 **こせきしょうほん【戸籍抄本】**戸籍原本のう <475> **こせきとうほん【戸籍謄本】** [名]戸籍原本の全部を写した文書。 **こせこせ** (副)小さなことにこだわり、心にゆとりのないようす。せせこましいようす。「そんなつまらないことに―するな」 **こせつ【古拙】** (形動)たくみさはないが、かざりけがなく素朴な味わいのあること。 **こせつく** [動]こせこせする。あくせくする。 **ごせっけ【五摂家】** [名]昔、摂政[せっしょう]や関白[かんぱく]になる資格をもっていた五つの家がら。近衛・九条・二条・一条・鷹司[たかつかさ]。 **こぜに【小銭】** [名]①小額のかね。こまかいかね。ばら銭。「―入れ」②ちょっとまとまったかね。こがね。「―をためる」 **こぜりあい【小競り合い】** [名]①ちょっとしたもめごと。「遺産をめぐる―」[類]いさかい・ごたごた②小部隊どうしが衝突[しょうとつ]すること。「―が続く」 **こせん【古銭】** [名]通用しなくなった、昔のかね。 **ごせん【互選】** [-スル]仲間が、おたがいの中から話しあいや選挙で選びだすこと。「代表者を―する」 **ごぜん【午前】** [名]夜の一二時から正午までの十二時間。また、夜が明けてから正午までのあいだ。⇔午後 ▽「午」は「午の刻」で、正午のこと。 **ごぜん【御前】** [名](代名)①(名)身分や地位の高い人、とくに天皇の座席の前。「―に出る」「―試合」「―会議」①(代名)昔、主君を敬って呼んだことば。「―様」①(接尾語)昔、神や身分の高い人、また婦人の名の下に付けて、敬意や親しみをあらわしたことば。「えびすー」「静[しずか]ー」 **ごぜん【御膳】** [名]「食事」「食膳」のていねいな言い方。「―をお持ちしました」 **ごぜんきょう【×跨線橋】** [名]鉄道線路の上にかけわたした橋。 **ごぜんさま【午前様】** [名]夜遊びなどで夜中の一二時過ぎに帰宅する人。▽「御前様」をもじった語。 **ごせんし【五線紙】** [名]楽譜をしるすために、五本の平行線をひいてある用紙。 **ごせんじょう【古戦場】** [名]昔、戦争のあった場所。「川中島[かわなかじま]の―」 **ごせんわかしゅう【後撰和歌集】** [書名]九五一年。村上天皇の命により、源順[みなもとのしたごう]らの撰。第二の勅撰[ちょくせん]和歌集。後撰集。一四〇〇余首。二〇巻。 **こそ** [助詞]①強調して示す。「きみー行くべきだ」「これーずっと探していた本だ」「今度―合格するぞ」②逆接の確定条件をあらわす。「感謝―すれ、迷惑[めいわく]になど思っていません」「タバコは害―あれ、益はない」「きみのためを思えば―、厳しいことを言うのだ」▽「きみのためを思えば―だ」のように「こそ」のあとを省略することもある。③「あらばこそ」の形で]強い否定をあらわす。「休むひまもあらばー(いやまったくない)」▽「あらばこそあれ」の略。古い言い方。▼「こそ」は文語では係助詞として、係り結びを成立させるため、文末の活用語は已然[いぜん]形となる。「あらばこそあれ」の「あれ」は「あり」の已然形で、②③の用法は文語の用法が残っているもの。 >こそあどことば >指示すことばの体系。話し手が、自分の領域にあるものごとは「こ」、相手の領域にある場合は「あ」、どちらの領域でもない場合は「そ」で指し示し、領域の決まらない場合は「ど」であらわす。また、話し手の身近なものごとは「こ(近称)」、遠くのものや縁遠い場合は「あ(遠称)」、その中間は「そ(中称)」、遠近の決まらない場合は「ど(不定称)」であらわすとする考え方もある。 **こぞ【〝去。年】** [名]「去年[きょねん]」「昨年」の古い言い方。「―の雪」 **ごそう【護送】** [名]つきそって見張りながら送り届けること。大金や犯人などを、ある場所から他の場所へ移すときにいう。「―車」 **ごぞうろっぷ【五臓六腑】** [名]①漢方で、五つの臓器と六つのはらわたをさす。肺・心・脾・肝[かん]・腎[じん]の五臓と、大腸・小腸・胃・胆・膀胱・三焦[さんしょう]の六腑。②腹の中。心の中。「―にしみわたる」[類]臓腑 **こそく【×姑息】** (形動)一時のまにあわせ。その場しのぎ。「―な手段」▽「姑」は、しばらくという意味。 **ごぞく【語族】** [名]言語学で、同じ系統と見なされる言語の一群。「インド・ヨーロッパー」 **ごそくろう【御足労】** [名]相手にわざわざ来てもらったり、行ってもらったりすること。ていねいな言い方。「―願います」 **こそげる【×刮げる】** [動]こすりけずって落とす。「くつについたどろを―」 **こそこそ** (副)人に見られないように、ひそかにするようす。人に知られたくないようなことをするようす。「―とにげだす」「かげでーするな」 **こぞって【《挙って】** [副]人々が残らず参加するようす。みんなそろって。「―優勝を祝う」「一家―出席する」[類]挙げて ▽「こぞりて」の変化した形。 **こそで【小×袖】** [名]①そで口の小さい和服。②絹の綿入れ。布子[ぬのこ] **こそどろ【こそ泥】** [名]こそこそと、わずかなものをぬすむどろぼう。けちな小ぬすっと。 **こそばゆい** [形]①くすぐったい。くすぐられて皮ふがむずむずする。②てれくさい。「ほめられて―感じがする」 <476> **こそで【小袖】**①そで口の小さい和服。②絹の綿入れ。⇔布子 **こそどろ【こそ泥】**こそこそと、わずかなものをぬすむどろぼう。けちな小ぬすっと。 **こそばゆい**①くすぐったい。くすぐられて皮ふがむずむずする。②てれくさい。「ほめられて―感じがする」「こそばゆい」とも。 **ごぞんじ【御存じ】**①相手が知っていることを敬っていうことば。「―のとおり」御承知②あなたの知りあいの人。「―より(=手紙で、差出人の名をふせておくときに使う)」邇 知己 **ごたい【五体】**①からだ全体。全身。頭・首・胸・手・足、または頭と両手・両足の、五つの部分すべて。「―満足」「―投地(=両ひじ・両ひざ・頭を地につける最高の礼法)」麵身体・肉体②書道の書体で、篆書・隷書・楷書・行書・草書のこと。 > つかいわけ「体」を見よ。 **こだいかんあいしゅう【古代感愛集】**一九四七年。釈迢空(折口信夫)の詩集。戦前からの詩や長歌を集めたもので、学問に根ざす古代へのあこがれをうたいあげている。 **こだいこ【小太鼓】**打楽器の一つ。小形の太鼓。さえた高い音を出す。「図「オーケストラ」 **ごだいこ【五大湖】**アメリカ合衆国とカナダの国境にある。スペリオル・ミシガン・ヒューロン・エリー・オンタリオの五つの湖。豊富な水資源を利用して、沿岸には工業都市が多い。 **ごだいごてんのう【後醍醐天皇】**[人名]一二八八―一三三九年。在位、一三一八—三九年。鎌倉幕府をたおし、みずから政治をおこなおうとして失敗、隠岐に流されたが、建武の新政に成功。しかし、足利尊氏ら、武士との不和で吉野に移り、南朝を建てた。 **こたいし【古体詩】**漢詩の詩体の一つ。おもに唐代以前につくられたもの。唐代に確立した近体詩のきまりからはずれるもので、韻をふむだけで一句の漢字数や全体の句数は自由。また、唐以後の詩のうち、古体詩の形式によってつくられたものもいう。「古詩」と「楽府」に分けられる。民謡として歌われたものが多い。⇔近体詩 **こたい【個体】**①ほかのものと区別され、独立して存在するもの。②それぞれ独立した生活を営む、動物や植物。 **こたい【固体】**物質の三態の一つ。きまった形と体積とをもつもの。石・金・木材など。 **こだい【古代】**①古い昔。いにしえ。「―杉」②時代区分の一つ。三大区分の中世・近代に対するもの。日本史の区分では、ふつう奈良・平安時代をさす。 **こだい【誇大】**[形動]実際よりもおおげさであること。「―広告」「―妄想」 **ごたいそう【御大層】**[形動]言動があまりにもおおげさなようす。「―なふるまい」「―なご身分」▽皮肉をこめて言う。 **こだいもうそう【誇大妄想】**自分の能力や地位は、他人よりはるかにすぐれているとおおげさに考え、信じこむこと。「―狂」 **こたえ【答え】**①質問や呼びかけに対する返事。返答。「いくら呼んでもーがない」「ノーとこたえする」②問題の解答や答案。「―を出す」⇔問い **こたえ【応え】**反応。反響。「手ーを感じる」 **こたえられない【堪えられない】**がまんできないほど、すばらしい。「―味」「―うまさ」 **こたえる【答える】**[下二]①相手にことばを返す。返事をする。「質問に―」「呼びかけに―」②聞かれたことに解答する。「設問に―」⇔問う **こたえる【応える】**[下二]①期待や要望に報いるように行動する。応じる。「手をふって観衆に―」②反響する。ひびく。「やまびこが―」③刺激を受けて強く感じる。しみとおる。「寒さが―」「骨身に―」「胸に―」 **こたえる【堪える】**[下二][造語]ある状態をたえしのんで保つ。「もちー」「ふみ―」 **こだかい【小高い】**まわりよりも少し高い。「―丘にのぼる」 **こだから【子宝】**「こども」をたっとんだ言い方。宝のようにたいせつな子。「―にめぐまれる」 **ごたく【御託】**えらそうに自分勝手なことばかり言いたてること。また、その言い分。「御託宣」の略。「―を並べる」 **こだくさん【子沢山】**[形動]子供がたくさんいること。「V律儀者のー」 **ごたくせん【御託宣】**①神のお告げ。「―が下る」②「ごたく」 **ごたこう【御多幸】**[形動]幸せの多いこと。たくさんの幸せ。「―をいのります」▽多く、手紙文に使う。 **ごたごた**[名・副・スル]①[名・―スル]もめごと。あらそい。また、混乱すること。「―が絶えない」②[副・スル]乱雑なようす。「―した室内」③[副]うるさく言うようす。「―と文句ばかり言うな」 **こだし【小出し】**一度に出さずに何回かに分けてものを出すこと。また、その出したもの。「ためた金を―に使う」 **こだち【木立】**木が何本かかたまって生えているところ。また、その立ち木。「夏―」▽ふつう、「木立」とは書かない。 **こたつ【火燵・炬燵】**暖房器具の一つ。やぐらで囲い、上にふとんをかけたもの。「ほり―」「電気―」▽昔は炭火を使った。 **ごたつく**[動]混乱する。混雑する。また、もめる。「ひっこしで家の中が―」「社内人事で―」 **こだね【子種】**子供のもととなるもの。精子。また、家系や血統をつぐもの。子孫。「―を宿す」 **ごたぶん(御多分)に漏れず**他の多くと同じように。例外ではなく。 <477> **こだま【木霊・木魂・谺】**声や音が山や谷に反響してかえってくること。また、その声や音。やまびこ。▽古くは山の霊が答えると考えたことから。 **こだわる【拘る・拘泥る】**[自動]つまらないことにとらわれてぬけだせない。何かをいつまでも気にかける。「枝葉末節に―」「勝敗に―」圏拘泥する **こたん【枯淡】**[形動]さっぱりしていて、しかも深い味わいのあること。「―の境地」 **ごだんかつよう【五段活用】**[文法]口語文法で、動詞の活用の一つ。活用語尾が、五十音図の五段すべてにわたって変化するもの。「書く」「読む」など。▽ロ語では未然形にオ段の音(助動詞「う」につながる形、「書こう」)があるが、文語にはないので、五段活用の動詞は文語文法では四段活用となる。▷巻末「活用表」参照。 **こち【東風】**東からふく風。春風。古い言い方。「―吹かばにほひおこせよ梅の花(菅原道真)」 **こちこち**[形動]①かたくて柔軟さがないようす。「パンがーになる」②緊張しているようす。「―になってろくに返事もできなかった」③がんこで他の意見をとりいれないようす。「―の頭」 **ごちそう【御馳走】**[名・スル]「ちそう」のていねいな言い方。おいしい食べものや飲みものを出してもてなすこと。また、豪華な食事。 **ごちそうさま【御馳走様】**①食事のあとのあいさつ。また、もてなしを受けたときのお礼のことば。②男女の仲のよさを見せつけられたときの、冷やかしの気質。のことば。 **ゴチック**↓「ゴシック」「Gotik **こちとら**[代名]おれ。おれたち。俗な言い方。「―江戸っ子だい」 **ごちゃごちゃ**[副・スル]いろいろ乱雑にまじっているようす。「―して整理できない」 **ごちゃまぜ**いろいろなものが雑然と入りまじること。ごったまぜ。ごたまぜ。 **こちゅう【古注・古註】**古い時代の注釈。また、昔の古典にほどこした注釈。とくに中国で、経書に漢や唐の時代につけた注釈。 **こちゅう(壷中)の天地**俗世間とははなれた小さい別天地。別世界。 **こちょう【誇張】**[名・スル]目立つように実際よりもおおげさに表現すること。「―したジェスチャー」 **ごちょう【語調】**話すときなどのことばの調子。厦語気・語勢 **こちょう(胡蝶)の夢**自他一体の境地をいう。また、人生のはかないことのたとえ。▽荘子が夢でチョウになり、自分とチョウの区別を忘れたという故事(中国、「荘子」)から。「胡蝶」は、チョウのこと。 **こちら【此方】**[代名]①自分がいる場所や方向、また、その近くのものや人をさすことば。「―へどうぞ」「―は大雨です」「―を下さい」「―様にお茶を」②自分や、自分側の人などをさすことば。「準備は―でする」「―としても考えがある」 **こぢんまり**[副]小さいなりに、ほどよく整っていて感じのいいようす。「―まとまる」「―した家」▽「こじんまり」は誤り。 **こつ[骨]**[骨・0画 全10画 骨骨骨骨]①ほね。とくに、火葬にしたあとのほね。「おーを納める」②ものごとの中心となる組みたて。③ものごとを処理する要領。「仕事のこつをつかむ」▽ふつう、かな書き。④人のからだ。⑤芯のある人がら。コッ①[骨格][遺骨][筋骨]②[骨子][真骨頂]③[鉄骨][骨法]④[万骨][病骨][老骨][気骨][反骨][武骨]ほね[骨組み][骨太][骨身][背骨][無駄骨][骸骨]カルタ[骨牌] **ごつい**ごつごつして、かどばっている。ぶとつで、頑丈である。くだけた言い方。「―手」 **こっか【国花】**国民から愛好され、その国を代表する花。日本のサクラ、イギリスのバラ、フランスのユリなど。 **こっか【国家】**きまった領土の、一つの政府のもとにまとまって住む人々の社会集団。 **こっか【国歌】**その国を代表するものとして、国際的行事や式典などに演奏され歌われる曲。 **こづか【小柄】**刀のさやの外側にさす小刀。 **こっかい【国会】**国民の直接選挙によって選ばれた国会議員で組織される、日本でただ一つの立法機関。衆・参両議院からなる。「―解散」▽大日本帝国憲法では「帝国議会」といった。 **こづかい【小使】**「用務員」の古い呼び方。 **こづかい【小遣い】**日常のちょっとした買い物などにあてる、自分の自由になるかね。ポケットマネー。「―銭」「―かせぎ」 **こっかいかいせつのみことのり【国会開設の詔】**一八八一年、国会開設を約束した明治天皇のことば。自由民権運動の盛りあがりに対して、一八九〇年に開くことを約束した。 <478> **こっかいぎいん【国会議員】**国会を組織する議員。衆議院議員と参議院議員とをまとめた呼び方。選挙によって選ばれ、国民を代表して政治を論じ、決定する。 **こっかいぎじどう【国会議事堂】**国政の重要な議事が決定される建物。議事堂。 **こっかいとしょかん【国会図書館】**一九四八年に設立。国会議員に資料の提供をする。また、一般国民が利用できる日本唯一の国立図書館。 **こっかく【骨格】**①動物のからだを支え、体形をつくっているかたい器官。「たくましいーの男」②ものごとの全体を形づくり、それを保つための中心となるところ。「建物の―ができあがる」「論文のー」類骨組み **こっかこうあんいいんかい【国家公安委員会】**内閣府の外局の一つ。国の公安や警察行政の全般を管理する最高機関。 **こっかこうむいん【国家公務員】**国のおおやけの仕事をする人。一般職と、大臣や裁判官などの特別職に分かれる。⇔地方公務員 **こっかしけん【国家試験】**国家が、特別の資格を認定したり、免許をあたえたりするためにおこなう試験。 **こっかしゅぎ【国家主義】**個人の自由や利益よりも、国家の利益を中心にし尊重する考えかた。 **こっかそうどういんほう【国家総動員法】**一九三八年、国が議会の承認なしで国民や物資を調達できるようにした法律。日中戦争の長期化にともない、軍部の力を強めるために制定された。 **こっかん【酷寒】**厳しい寒さ。極寒・厳寒⇔酷暑▽多く、手紙文のあいさつのことばに使う。 **ごっかん【極寒】**きわめて寒いこと。類酷寒・厳寒⇔極暑 **こっき【克己】**[名・スル]意志の力で自分の欲望や感情をおさえ、うちかつこと。「―心」「ㄇ>——復礼」 **こづくり【小作り】**[形動]①つくりかたが、ふつうより小さいようす。②からだのつくりが小さいようす。こがら。 **こっくん【国訓】**①漢字に、その意味にあたる日本語をあてはめて読むこと。「山」を「やま」と読むなど。訓。和訓。②漢字のもとの意味をはなれて、日本語独自の読みをすること。中国でアヒルをあらわす「鴨」を「かも」と読むなど。 **こっけい【滑稽】**[形動]①ばかばかしくくだらないこと。「―千万」②おもしろおかしいこと。「―なしぐさ」 **こっけいぼん【滑稽本】**江戸後期の小説の一種。日常生活を風刺し、笑いをかもしだす。十返舎一九の「東海道中膝栗毛」、式亭三馬の「浮世風呂」「浮世床」など。 **こっけん【国権】**国を治める権限。「国会は―の最高機関(日本国憲法)」「一乱用」 **こっと【国庫】**国がもっているかねを保管したり、出し入れしたりする機関。「―借入金」 **ごっこ**[造語][「〜ごっこ」の形で]…のまねをする子供の遊び。「電車―」「鬼―」 **こっこう【国交】**国と国との公式な交際。国家間の外交関係。「―を樹立する」「―回復」 **ごつごうしゅぎ【御都合主義】**行為に一貫性がなく、自分の都合や相手の出かたによって、態度をどうにでも変えること。日和見主義。 **こっこきん【国庫金】**財産権の主体である国家を国庫と呼び、そこに属する現金。一般会計や特別会計の運用資金となり、その出納はすべて日本銀行でおこなう。 **こっこく【刻刻】**[副]時を追って確実に変化・進行するようす。一刻ごとに。「―と変わる夕焼けの色」「出発の時が―せまる」圏刻一刻・時々刻々 **こっくり**[副・する]①と副いねむりすること。いねむりするようす。こっくりこっくり。②首を下げて肯定すること。うなずくようす。 **こつこつ**[副]①休まずにじみな努力を続けるようす。「―ためたかねをぬすまれた」「―と働く」 <479> **こっし【骨子】**ものごとを形づくっている主要な部分。ほねぐみ。「プランの―をきめる」 **こつずい【骨髄】**①骨の中心にある、やわらかい組織。赤血球・白血球などをつくる。②心中。心の奥底で。「うらみーに徹する」 **こっせつ【骨折】**[名・スル]からだの骨を折るけが。 **こつぜんと【忽然と】**[副]とつぜん、あらわれたり消えたりするようす。「こつねんと」とも。「ある日ー姿を消す」「―して陸地があらわれた」圏にわかに・突如 **こっそう【骨相】**骨組みなどにあらわれた、その人の運命や性質。「―をうらなう」「―学」 **こっそり**[副]人に気づかれないようにするようす。「―合図を送る」「―家をぬけだす」園ひそかに **ごっそり**[副]一度に多くのものがなくなったり、一か所にまとまってたくさんあったりするようす。「どろぼうに―ぬすまれた」▽多く、そこからものがなくなる場合に使う。 **ごったがえす【ごった返す】**[自動]ひどくこみあって、ごたごたしている。「縁日で大通りが―」 **こっち【此方】**[代名]「こちら」のくだけた言い方。「―へおいで」 **ごっちゃ**[形動]いろいろなものが入りまじって混乱するようす。くだけた言い方。「―になる」 **こっちょう【骨頂】**程度がもっともはなはだしいこと。この上ない、第一のもの。「V愚の―」「真―」▽多く、よくない場合にいう。 **こつつぼ【骨壷】**火葬にした遺骨を入れるつぼ。 **こつづみ【小鼓】**小さいつづみ。右かたにのせ、左手で胴のひもをもって、右手で打つ。⇔大鼓 **こづつみ【小包】**①「小包郵便」の略。書状以外のものを小荷物につくって送る郵便物。「書籍―」②小さな包み。「手に―をさげる」「ふつう、「小包み」とは書かない。 **こってり**[副]①味や色などがこくて、しつこい感じのするようす。「―した味つけ」ごてごて②いやになるほどたくさん。「―しぼられた」 **ゴッド**キリスト教の神。造物主。| God **こっとう【骨董】**①古い道具や美術品で、値打ちのあるもの。アンティーク。「―品の収集家」②古いだけで、役に立たないもの。「―的存在」 **ゴッドファーザー**①洗礼名の名づけ親。教父。②アメリカの犯罪組織、マフィアの首領(=ドン)。| godfather **コットン**①綿花。また、木綿。綿製品。②コットン紙。木綿でつくった、厚くてやわらかい紙。cotton **こつにく【骨肉】**親子・きょうだいなど、たがいに血のつながりのあるもの。肉親。「―の争い」 **骨肉相食む**肉親どうしが財産などを争う。 **こっぱ【木っ端】**①木の切れはし。木のくず。②つまらないもの。とるにたらない人。「―役人」 **こっぱみじん【木っ端微塵】**こなごなにくだけちること。「窓ガラスが―になる」園粉みじん **こつばん【骨盤】**こしの部分の大きく平たい骨。 **こっぴどい【こっ酷い】**非常にひどい。てきびしい。俗な言い方。「―目にあう」 **こつぶ【小粒】**[形動]①つぶが小さいこと。「―のぶどう」⇔大粒②からだつきが小さいこと。「―なからだをいかす」小柄・小兵③力量の大きさに欠けること。「社長になるには―だ」園小者 **コップ**ガラスなどでつくった円筒形の、飲みものを入れる容器。-kop **コップの中の嵐**ごく限られたせまい範囲内だけの争い。当事者はたいへんだが、大勢にはさほどの影響はない。 **コップざけ【コップ酒】**日本酒などをコップで飲むこと。また、そのような飲みかた。 **コッペパン**山形で楕円形のパン。▽ coupé と pão、からか。和 **コッヘル**登山やキャンプ用の組みたて式の炊事用具。コッファー。」Kocher **コッホ**[人名]一八四三―一九一○年。ドイツの細菌学者。結核菌やコレラ菌を発見、ツベルクリンの発明など、近代細菌学での業績は大きい。| Robert Koch **ゴッホ**[人名]一八五三一九○年。オランダの画家。フランス後期印象派の一人。強烈な色彩とタッチが特色。神経を病んで自殺した。代表作「ひまわり」「アルルのはね橋」。「Vincent van Gogh <480> **こつまく【骨膜】** [名]骨を包んでいる白い膜。中に、神経や血管が通り、骨に栄養をあたえる。「―炎[えん]」 **こづめ【小爪】** [名]つめの生えぎわに見える、三日月形の白い部分。 **こて【小手】** [名]①ひじから手首のあいだ。また、手のさき。「高手[かいな](=かたからひじ)―にしばりあげる」「―がきく(=器用である)」→高手②「籠手②」に同じ。 **こて【×鰻】** [名]①かべ土やセメントなどを、たいらにぬるときに使う道具。「―でかべをぬる」[類]へら②熱して、布や髪[かみ]におしあてて、形を整える道具。「―をあてる」[類]アイロン③熱して、金属の接合に使う道具。はんだごて。 **こて【×籠手】** [名]①弓を射[い]るとき、左のひじにかける革[かわ]のおおい。②剣道で、「小手に①」をおおう防具。また、そこを打つきまり手。③よろいの付属具で、かたからうでをおおうもの。 **ごて【後手】** [名]①相手にさきをこされること。「やることなすことーになる」②囲碁や将棋[しょうぎ]で、あとから打ったり指したりすること。また、その人。「一番」⇔先手 **ごてにまわる【後手に回る】** 相手にさきをこされて、受け身の立場に立たされる。[類]後手を引く **こてい【固定】** [名]一つの場所から動いたり変化したりしないこと。また、動かないようにすること。「店の―客がふえる」「物干し台をーする」 **こていかわせそうばせい【固定為替相場制】** [名]外国為替相場の変動を、固定するか、ごく小さなはばに限定する制度。▽第二次世界大戦後、一九七三年にIMF体制が崩壊するまで、円は一ドル三六〇円に固定していた。 **こていかんねん【固定観念】** [名]強く思いこんでいて、容易に変えられない考え。「―にとらわれる」 **こていしさん【固定資産】** [名]企業[きぎょう]の財産で、土地・建物・機械・特許権など、長期間にわたって使用できる財産。「―税」→流動資産 **コテージ** [名]山小屋。小屋。コッテージ。 **こてき【胡適】** [人名]一八九一-一九六二年。中国の文学者。難解な文語を否定し、日常の口語を用いた文学への転換[てんかん]を主張し、白話[はくわ]文学運動をおこした。一九一九年の五・四運動の先導者の一人でもあったが、のち共産主義に反対して、アメリカに亡命。「こせき」とも。 **こてきたい【鼓笛隊】** [名]太鼓と笛とで編成された行進のための楽隊。 **ごてごて** (副)①多くて乱雑なようす。ごたごた。②しつこくてくどい感じのするようす。 **こてさき【小手先】** [名]①手のさきの部分。てさき。②手のさきを使ってする細工[さいく]。また、手のさきでできるような、大したことのない能力。「―の仕事が得意だ」「―がきく」[類]小才[こさい] **こてしらべ【小手調べ】** [名]正式にする前に、ためしにちょっとやってみること。「今の投球はほんの―だ」[類]腕試し・瀬踏み **こでまり【小手毬】** [名]バラ科の落葉小低木。春、白い小花がまりのようにかたまって咲く。 **こてん【古典】** [名]①古い時代の書物。また、明治時代以前の文章や作品。②古くから大勢の人に読まれた芸術作品で、人々から高く評価されているもの。クラシック。「―落語をききにいく」「西洋―音楽」 **こてん【個展】** [名]その人の作品だけを集めた展覧会。「初の―を開く」 **ごてん【御殿】** [名]①身分の高い人の家を敬った言い方。「王女さまが―からお出ましになる」②大きくてりっぱな家。「にしん―(=ニシン漁で大もうけしたかねで建てた大きな家)が立ちならぶ」 **ごでん【誤伝】** [名]まちがって伝えること。また、伝わること。まちがった話やうわさ。「―が広まる」[類]誤報・虚報 **こてんこてん** (副)徹底的にやっつけるようす。俗[ぞく]な言い方。「―痛めつける」[類]こてんぱんに **こてんしゅぎ【古典主義】** [名]一七~一八世紀のヨーロッパの芸術上の考えかた。古代ギリシャ・ローマの古典を規範[きはん]として、伝統・形式・理知などを重んじる。モリエール・ラシーヌ・ゲーテ・シラーや、ハイドン・モーツァルトらに代表される。クラシシズム。 **こてんてき【古典的】** (形動)古典を重んじる傾向[けいこう]。また、古典としての価値のあるようす。 **こと【事】** [名]①①ことがら。できごと。しわざ。また、とくに問題となるようなさわぎ。「悲しいーばかりが続く」「―のしまつをつける」「―をあらだてる」②しごと。つとめ。また、行事や儀式も。「―をやりとげる」「人助けを―とする」「―始め」③ありさまや事態。また、事情・わけ・場合。「―のなりゆきを見守る」「そんなーでやめてはいけない」「―によったら午後留守にするよ」④そのものに関するすべてのことがら。「山の―ならおれにまかせろ」「あなたの―好きよ」⑤なかみ。内容。意味。「言いたい―が伝わらない」①(接尾語)さわぎ。事件。また、大事件。おおごと。「―をあらだてる」「―を起こす」「一朝[いっちょう]―ある時は」「それは―だぞ」①(接尾語)[多く、「わたくしこと」などの形で]…についていえば。改まった言い方。「わたくし―、このたび本社勤務となりました」[類]儀▽体言に付く。⑧[「AことB」の形で]ペンネーム・芸名・通称[とおりな]などの下に付けて、本名[ほんみょう]をいうときに使う。「AすなわちB」という意味をあらわす。「遠山の金さん―遠山左衛門尉[さえもんのじょう]景元[かげもと]」⑨[形容詞の連体形に付いて、副詞的に用いる]「長い―、娘[むすめ]に会わない」「早い―、やってしまおう」⑩(形式名詞)[活用する語の連体形に付いて、体言の資格をあたえるはたらきをする]「絵を書く―よりも見るーのほうが好きだ」「いやな―はいやだが」▽同様の機能を果たす準体助詞の「の」に置きかえられることが多い。⑪[「~したことがある」の形で]経験したことをあらわす。 <481> わす。「ハワイに行った―がある」③「「~ということだ」の形で」伝聞したことをあらわす。「彼はいま上京しているという―だ」④「「~のことはある」などの形で」値打ち・効果・必要などの意味をあらわす。「大口をたたくだけの―はある」「わざわざ見に行く―もない」⑤「「~することにする(しよう)」の形で』決断・決心・さそいなどの意味をあらわす。「釣りには行かない―にする」「あす、いっしょに出かける―にしよう」⑥「「~すること」の形で」命令や要求をあらわす。「食前には手を洗う―」「おしゃべりはしない―」 > つかいわけ「もの」を見よ。 **事ある時**急に何か大事件などが起こったとき。「一朝(=ひとたび)―は」 **事あれかし**何か事件が起こってほしいと待ちのぞむようす。▽「かし」は強めの終助詞。 **事が足りる**それで用が済む。「電話で―」 **事が運ぶ**ものごとが順調に進んでいく。 **事が干る**事件がかたづく。落着する。 **事ここに至る**事態が悪化して、いまさらどうしようもない状態になる。 **事志と違たがう**自分の思いえがいたのとはちがう結果になる。類事心と違ょう **事と次第による**ことがらや状況によって判断する性質のもので、すぐにはきめられない。「事と次第によっては手を貸すよ」圏事と品による **事とする**そのことに心をかたむける。もっぱらにする。また、だいじな仕事とする。「朝夕の念仏を―」 **事ともしない**さして問題にしない。なんとも思わない。 **事無きを得る**めんどうなことにならず、ぶじに終わる。「発見が早く、―」 **事に当たる**ものごとを処理する。ある作業に従事する。 **事に触れて**なにかにつけて。折にふれて。「―思いだす」 **事に依よると**もしかしたら。ひょっとすると。なりゆきによると。圏事によったら・事によれば **事のついで**他のことをするついでに。何かをする折に。 **事の由よし**ものごとの理由・事情・原因。 **事程左様に**これまで述べてきた、そのように。それほどに。「―むずかしい問題だ」 **事もあろうに**いくらでも他の可能性があるのに。よりによって。「―こんなことをするとは」 **事を起こす**事件をひき起こす。 **事を構える**争いごとを、ことさら起こそうとする。 **事を好む**事件やさわぎが起こればよいと考える。みずから好んで争おうとする。 **事を分ける**順序やすじみちを立てて、くわしく説明する。圏条理を尽くす **こと【琴】**日本の弦楽器の一つ。長いキリの板をはりあわせた胴の上に、ふつう一三本の弦が張ってある。「たえなる―の調べ」かぞえ方調・張り・面 **こと【古都】**昔、都だったところ。また、昔からの都。日本では京都・奈良・鎌倉をさす。園 旧都 **こと【糊塗】**[名・スル]うそなどでかためてかくしごまかすこと。「過去のあやまちを―する」▽文章語。 **ごと**[造語][「〜ごと」の形で]①・・・とともに。・・・といっしょに。・・・のまま。「骨―食べる」「丸―かじる」②・・・のたびに。・・・のすべて。「日曜―に釣りに行く」「各階―に注文をとる」 **ことあたらしい【事新しい】**これまでとはちがって新しい。また、わざとらしい感じがする。 **ことう【孤島】**海の中に一つだけある島。はなれ小島。「絶海の―」團離島↔群島 **こどう【鼓動】**[名・スル]①心臓が血液を送りだすために動くこと。また、心臓の動く音。「マッサージで―がよみがえる」拍動②小刻みにふるえ、何かの前ぶれのようなけはいが感じられること。「あわ雪の下で大地が―する」 **ごとう【語頭】**単語のはじめの部分。「―にアクセントがある」⇔語尾 **こどうぐ【小道具】**劇やおどりの中で使う、こまごました道具。☆大道具 **ごとうしょうじろう【後藤象二郎】**[人名]一八三八一九七年。幕末・明治期の政治家。土佐藩士。大政奉還に尽力。維新後、征韓論で敗れて政府をはなれ、自由民権運動、自由党の結成に参加。のち、逓信大臣などをつとめた。 **ごとうゆうじょう【後藤祐乗】**[人名]一四四〇―一五一二年。室町中期の彫金家。後藤家の金工、後藤彫りの祖。将軍足利義政に仕え、刀剣の目貫きや小柄にすぐれた作品を残した。 **ことかく【事欠く】**[自動]①必要なものが不足して不自由な思いをする。「食うに―」「判断の材料には事欠かない」⇔事足りる②「「~に事欠いて」の形で』・・・するにはもっとましなやりかたもあるのに、よりによって。「言うに事欠いて、ばか呼ばわりするなんて」 **ことがら【事柄】**ものごとの内容やありさま。事情。「注意すべき―を説明する」 **ことをれる【事切れる】**[下二]息が絶える。死ぬ。「かけつけたときには事切れていた」 **こどく【孤独】**[形動]気持ちの通う相手やたよれる <482> **五徳**[ごとく] [名]人の五つの徳目。温・良・恭[きょう]・倹[けん]・譲[じょう]。 **五徳**[ごとく] [名]王の五つの徳目。仁・義・礼・智・信。 **五徳**[ごとく] [名]火鉢[ひばち]やこんろの上に置く、三本足または四本足の鉄の輪の台。なべややかんをのせる台として使う。 **誤読**[ごどく] [名][-スル]まちがえて読むこと。また、まちがった読みかた。「―されやすい名前」 **悉く・尽く**[ことごとく] [副]一つ残らず。すべて。「田畑を―売りはらう」「実験は―失敗した」 **事事しい**[ことごとしい] [形]いかにもおおごとであるかのように、おおげさである。「もったいをつけた―話しぶり」[つかいわけ]「仰々しい」[ぎょうぎょうしい]を見よ。 **事毎に**[ことごとに] [副]ことあるたびに。何かにつけて。「―反対する」 **事細か**[ことこまか] [形動]ものごとの細部にわたっているようす。「―に報告する」 **殊更**[ことさら] [形動]わざと。故意に。「―元気そうに見せる」 **殊更**[ことさら] [副]これと言って、特別。とりわけ。「―むずかしい試験ではなかった」▽打消[うちけ]しの語をともなう。 **今年**[ことし] [名]いま過ごしている年。「―も残りわずかだ」[当年[とうねん]・本年[ほんねん]]▽常用漢字表付表の語。 **琴柱**[ことじ] [名]琴の胴[どう]の上に立てて、弦[げん]を支えたり、音を調節したりする道具。「―ににかわさす(=融通がきかない)」 **如し**[ごとし] [助動][意味]比況[ひきょう]。…と同じである。たとえば…と似ている。「人生は夢のごとし」「彼のごとき人間」[接続]用言・助動詞の連体形、または助詞の「の」「が」に付く。[活用]文語形容詞ク型。巻末「活用表」参照。 **言霊**[ことだま] [名]ことばのもつ、ふしぎな力。「―の幸[さきわ]う国[くに](=「日本」のほめことば)」▽古代人は、ことばに霊力[れいりょく]があり、その使いかたで人間の幸・不幸が左右されると信じていた。 **言霊信仰**[ことだましんこう] [名]ことばに霊が宿り、口にされたことばどおりのことが実現すると考えた、古代の信仰。 **事足りる**[ことたりる] [動]何かをするのに、じゅうぶんまにあうだけある。「一〇万円もあれば―」→事欠く[ことかく] **言付かる・託かる**[ことづかる] [動]人に伝言をたのまれる。また、ことづけものをたのまれる。 **言付け・託け**[ことづけ] [名]人にたのんで相手に伝えてもらったり、品物を届けてもらったりすること。また、伝えてもらう内容や届けてもらう品物。「電話で父への―をたのまれる」 **言付ける・託ける**[ことづける] [動]相手がたに言ったり、ものを届けたりするように人にたのむ。 **言伝**[ことづて] [名]人にたのんで相手に伝えてもらうことば。[類]言付け[ことづけ]・伝言[でんごん] **言伝**[ことづて] [名]間接的に人から伝えきくこと。「―に耳にはさんだ話」[類]伝聞[でんぶん]・人づて[ひとづて]・口伝え[くちづたえ] **事勿れ主義**[ことなかれしゅぎ] [名]めんどうなことが起こらないのを第一とする考えかたや態度。 **異なる**[ことなる] [動]同じでない。「二人の意見が―」[つかいわけ]異なる・違う||「異なる」は、同じか、同じでないかが問題。「人によって答えが異なる」というと、それぞれの答えを認めている。「違う」は、正しさに合致しているかどうかが問題。「計算の答えが違う」というと、正解は別にあり、その答えはまちがっている。 **異にする**[ことにする] [動]ものごとにちがいや差がある。「意見を―」「幽明[ゆうめい]さかいを―」 **言の葉**[ことのは] [名]ことば。また、和歌。古い言い方。 **殊の外**[ことのほか] [副]思っていた以上に。意外なほどに。予想外に。「あとしまつに―てまどった」「家族も―喜んでくれた」 **殊の外**[ことのほか] [副]他と比べて、いちだんと。とりわけ。格別。▽「ことに」を強めた言い方。「きょうは―ごきげんだ」「―のお喜び」 **言葉**[ことば] [名]音声や文字によって、ひとつのまとまった意味をあらわす手段。また、その個々の表現そのもの。「―のかべを乗りこえる」「―を交わす」「―を失う」[言語[げんご]] **言葉**[ことば] [名]単語や語句。「早口―」 **言葉が過ぎる**[ことばがすぎる] 言ってはいけないことまで言ったり、必要以上に強く厳しいことを言ったりする。 **言葉に甘える**[ことばにあまえる] ふつう、「お言葉に甘えて」の形で相手の親切な申し出に喜んで従う。 **言葉に余る**[ことばにあまる] ことばではとても言いつくせない。事実や感情が表現力をこえる。 **言葉に角がある**[ことばにかどがある] 相手の感情を害するような、おだやかでない物言いがふくまれている。 **言葉の綾**[ことばのあや] ことばの言いまわし。うまくかざった言葉の表現。また、何通りかの解釈[かいしゃく]ができる表現。 **言葉は国の手形**[ことばはくにのてがた] 方言やなまりなどから、その人の出身地がわかること。[なまりは国の手形] **言葉を返す**[ことばをかえす] 言いかえす。口答えする。 **言葉を飾る**[ことばをかざる] うまく言おうとする。実際よりも美しく言う。うそを言う。 **言葉を尽くす**[ことばをつくす] 相手が理解してくれるように、可能なかぎりくわしく説明する。 **言葉を濁す**[ことばをにごす] あいまいに言う。はっきりとは断言しない。 **殊に**[ことに] [副]多くあるもののうちでも、他と比べてとくに。「―おもしろかったのは上巻だ」「去年の文化祭は―思い出に残った」[とりわけ・ひときわ] **詞書**[ことばがき] [名]和歌の前に置き、題を示したり、その歌や句がつくられた場所や状況を説明したもの。「万葉集」では題詞[だいし]という。たとえば、「水のほとりに梅の花咲きけりけるをよめる」など。 <483> **言葉質**[ことばじち] [名]人の話したことばを証拠[しょうこ]にすること。言質[げんち]。「―をとる」 **事始め**[ことはじめ] [名]はじめて仕事にとりかかること。新しい仕事の始まり。▽昔は、陰暦[いんれき]二月八日にその年の農業を始めること。また、陰暦一二月八日に正月の準備を始めることをさしていった。 **後鳥羽上皇**[ことばじょうこう] [人名]一一八〇-一二三九年。在位、一一八三-九八年。退位後、三代におよぶ院政をしき、鎌倉幕府をたおそうとして失敗、隠岐[おき]に流された。歌にすぐれ、「新古今集」を撰[えら]んだした。家集「後鳥羽院御集」がある。 **言葉尻**[ことばじり] [名]ことばの終わり。「―をにごす」[語尾[ごび]] **言葉尻**[ことばじり] [名]ことばの一部分。「―をとらえて文句を言う」 **言葉少な**[ことばずくな] [形動]ことば数が少なく、ひかえめなようす。「―に語る」 **言葉遣い**[ことばづかい] [名]話すときの単語の選びかた・発音のしかたなどをひっくるめていう。「―がていねいで好感がもてる」 **言葉付き**[ことばつき] [名]ことばづかい。また、ものの言いかた。[語調[ごちょう]] **金刀比羅宮**[ことひらぐう] [名]香川県琴平[ことひら]町にある神社。海上交通の守護神として古くから信仰を集め、各地にも多くの金刀比羅宮がつくられた。金毘羅宮[こんぴらぐう]。 **寿**[ことぶき] [名]めでたいこと。また、めでたいことを祝うこと。結婚[けっこん]とか出産についていう。 **寿ぐ・言祝ぐ**[ことほぐ] [動]めでたいこととしてことばに出して祝う。「新春を―」▽文章語。 **子供**[こども] [名]親に対して、その娘[むすめ]や息子[むすこ]。「はじめての―をさずかる」[子[こ]・親[おや]] **子供**[こども] [名]年の若い、幼い人。一人前[いちにんまえ]のおとなではない人。「―だけでは入場できない」「まだまだ―だ」↔大人[おとな]「小供」とは書かない。 **子供は風の子**[こどもはかぜのこ] 子供の元気のよさを、北風の寒さの中でも戸外で遊ぶ姿で表現したもの。 **子供心**[こどもごころ] [名]ものごとがよく理解できない、幼い子供の心。「―にも母の悲しみがわかる」 **子供騙し**[こどもだまし] [名]子供しかだまされないような、見えすいたこと。ちゃちなもの。「―の変装」 **子供っぽい**[こどもっぽい] [形]もはや子供ではないのに、いかにも幼い言動をするようす。 **事もなげ**[こともなげ] [形動]何ということもないようにものごとをするようす。苦労も不都合[ふつごう]でどうもないようなようす。「―になしとげた」[平然[へいぜん]・無造作[むぞうさ]] **こどもの日**[こどものひ] [名]国民の祝日の一つ。五月五日。端午[たんご]の節句にあたる。子供の人格を尊び、幸福な成長を願う日。 **事寄せる**[ことよせる] [動]関係のないことをおもて向きの理由にする。「病気に事寄せて参加を断る」[かこつける] **小鳥**[ことり] [名]スズメやウグイスなどのように、形の小さい鳥。「―のさえずりで目を覚ます」 **諺**[ことわざ] [名]広く言いつたえられてきた短いことばで、生活の知恵[ちえ]や教訓をあらわすもの。「猿[さる]も木から落ちる」「親の心子知らず」など。[俚諺[りげん]] **断り**[ことわり] [名]人のたのみや申し出などをひきうけないこと。また、そのことば。「―の手紙を書く」[拒絶[きょぜつ]・拒否[きょひ]・辞退[じたい]] **断り**[ことわり] [名]相手に承知しておいてもらうために、あらかじめ知らせておくこと。「―なしに校外へ出てはいけない」 **理**[ことわり] [名]すじみち。道理。また、当然のこと。古い言い方。「盛者必衰[じょうしゃひっすい]の―(平家物語)」「―をわきまえない」 **断る**[ことわる] [動]申し出を辞退[じたい]したり、拒否[きょひ]したりする。こばむ。「縁談[えんだん]を―」「入場を―」 **断る**[ことわる] [動]前もって知らせたり、相手の了解[りょうかい]をとる。「ひと言も断らないで休んだ」 **粉粉**[こなごな] [形動]粉のように細かくくだけたようす。「コップがーになる」[粉みじん[こなみじん]] **熟し**[こなし] [造語]〈名〉からだの細かい動かしかた。しぐさ。「身の―が軽い」 **熟し**[なし] [造語]「〜こなし」の形で●細かくくだくこと。また、消化すること。「腹―となしに散歩する」●もののとりあつかいかた。「着――がうまい」 **熟す**[こなす] [動]細かくくだく。また、食べものを消化する。「土のかたまりを―」「胃の中でー」 **熟す**[こなす] [動]かたづける。処理する。「仕事を―」 **熟す**[こなす] [動]自由自在にあやつる。「三か国語を―」 **熟す**[こなす] [補助]「〜こなす」の形で自由自在にうまく…する。「乗りー」「使い―」「着―」 **此方**[こなた] [代]こちら。この方。古い言い方。↔かなた[かなた]「―へ参れ」 **小生意気**[こなまいき] [形動]ちょっと生意気なようす。「―な口のききよう」 **粉微塵**[こなみじん] [名]かたいものが、一度に細かくくだけること。こなごなになること。「花瓶[かびん]が―になる」[木っ端みじん[こっぱみじん]] **粉ミルク**[こなミルク] [名]牛乳を乾燥[かんそう]して粉にしたもの。粉乳[ふんにゅう]。 **粉雪**[こなゆき] [名]粉のように細かくて、さらさらした雪。「こゆき」とも。「―のまうゲレンデ」 **熟れる**[こなれる] [動]●細かくなる。食べたものが消化される。「こなれやすい食物」●熟練して、ぎこちないところがなくなめらかになる。たくみである。「こなれた文章」▽かどがとれて人あたりがやわらかくなることもいう。「人間がこなれてきた」 **コナン・ドイル**[コナン・ドイル] ↓「ドイル」 **コニーデ**[コニーデ] [名]火山の型の一つ。溶岩[ようがん]や火山灰などが積もってできたもの。すり鉢[ばち]をさかさにした形で、富士山はその代表。円錐状火山[えんすいじょうかざん]。成層火山[せいそうかざん]。 **粉**[こな] [名]非常に小さいつぶ。また、その集まり。「―をひく水車の音」[粉末[ふんまつ]] **小憎らしい**[こにくらしい] [形]ちょっとばかりにくたらしい。こしゃくである。「―チンピラ」 <484> **小西行長**[こにしゆきなが] [人名]?-一六〇〇年。安土[あづち]桃山時代の武将。豊臣秀吉[とよとみひでよし]に仕え、肥後[ひご]の南半分を治め、文禄[ぶんろく]・慶長[けいちょう]の役[えき]にも出兵した。関ヶ原[せきがはら]の戦いで敗れ、刑死。キリシタン大名[だいみょう]としても知られる。 **小荷物**[こにもつ] [名]鉄道で輸送する荷物のうち、客車で運ぶ小形の荷物。 **小荷物**[こにもつ] [名]持ちはこびできるくらいの小さな荷物。 **コニャック**[コニャック] [名]フランスのコニャック地方でつくられるブランデー。最高級品とされる。[cognac] **誤認**[ごにん] [名][-スル]あるものをまちがって、ほかのものだとみとめてしまうこと。「信号の―による事故」 **五人組**[ごにんぐみ] [名]江戸時代の自治組織。五戸ひと組みを原則とし、年貢納入[ねんぐのうにゅう]・犯罪防止・キリシタンとりしまりなどに連帯責任を負った。 **小人数**[こにんずう] [名]少ない人数。人数の少ないこと。「こにんず」とも。↔多人数[たにんずう] **五人囃子**[ごにんばやし] [名]ひな人形のひと組み。謡[うたい]・笛・太鼓[たいこ]・小鼓[こつづみ]の五人。三人官女[さんにんかんじょ]の下の段にかざる。 **小糠雨**[こぬかあめ] [名]しとしとと降る細かい雨。「―が音もなく降りつづく」[類]霧雨[きりさめ]・ぬか雨[あめ] **コネ**[コネ] [名]知人などのつながり。縁故[えんこ]。つて。コネクション。「有力なーがある」▽connectionから。 **捏ねくる**[こねくる] [動]いろいろにこねる。何度もこねる。 **ごね得**[ごねどく] [名]むりや不平をくりかえし言って、得をすること。俗[ぞく]な言い方。 **捏ね回す**[こねまわす] [動]何度もこねる。さんざんいじくる。こねかえす。 **捏ねる**[こねる] [動]水などを加えて、よく練りまぜる。「粘土を―」 **捏ねる**[こねる] [動]あれこれとむりを言って相手を困らす。「屁理屈[へりくつ]を―」「だだを―」 **ごねる**[ごねる] [動]くどくどと文句を言ってなかなか承知しない。「礼金が少ないと―」▽「ごてる」と「こねる」の混同したものという。 **御念**[ごねん] [名]「念」を敬った言い方。からかいの気持ちをふくむ場合もある。「―の入[い]ったことで」 **此の**[この] [連体]自分のすぐ近くのものごとをさすことば。「―本、読んだよ」 **此の**[この] [連体]話題の中で、自分の側[がわ]にあるものごとをさすことば。「―ことは内緒だよ」 **此の**[この] [連体]自分のいる現在の時間・場所・状態などをさすことば。「―春、卒業だ」「―さき行き止まり」 **此の**[この] [連体]目の前にいる人を、失礼をかえりみずにさす。時には親しみ、あるいは見下げる気持ちをこめてさすことになる。「―人はおもしろいよ」「―野郎[やろう]うまくやったな」 **この**[この] [感]次のことばがすぐ出ないときや、腹立たしいときなどに出ることば。「―、なんと申しますか」「えい、―」「もう、―」 **此の間**[このあいだ] [名]さきごろ。先日。また、近ごろ。最近。こないだ。 **此の上ない**[このうえない] [文]最上である。最高である。「―幸福」[無上[むじょう]] **近衛**[このえ] [名]天皇や君主のそばで護衛をつとめた役。「近衛府」「近衛師団」「近衛兵」などの略。 **近衛文麿**[このえふみまろ] [人名]一八九一-一九四五年。昭和期の政治家。東京生まれ。貴族院議長から首相に就任し、三回、内閣を組織した。日中戦争に国家総動員法を制定し、大政翼賛[たいせいよくさん]会を結成。日独伊三国同盟を結び、日米の対立を決定的なものとした。第二次世界大戦後、戦犯容疑の指名を受けて自殺。 **此の方**[このかた] [代名]〈名〉あるときから現在にいたるまで、ずっと。「十年―一度も会っていない友」[以後[いご]・以来[いらい]] **此の方**[このかた] [代名]〈代名〉「この人」の敬った言い方。「―はわたしの恩師です」 **此の間**[このかん] [名]時間や空間の、ある二点の相互にわたるあいだ。「―の事情」 **此の頃**[このごろ] [名]少し前から現在までを、漠然[ばくぜん]とさすことば。「―娘[むすめ]の帰りがおそい」[近頃[ちかごろ]・頃日[けいじつ]・最近[さいきん]] **此の際**[このさい] [名]こういう時や場所。今の場合。「―だから話そう」 **此の先**[このさき] [名]この前方。また、将来。「―工事中」「―どうなるかわからない」 **木の下闇**[このしたやみ] [名]木がしげって、その下が暗いこと。また、その暗くなっているところ。 **鰶**[このしろ] [名]コノシロ科の海魚。ニシンに似る。背中に黒点があり、食用。▽小形の若魚はコハダといい、すしだねにする。 **此の節**[このせつ] [名]このごろ。ちかごろ。最近。「―すっかり見かけなくなった」 **此の度**[このたび] [名]「今度」「今回」の改まった言い方。[この程[このほど]] **木の葉**[このは] [名]きのは。「―がまいおちる」▽小さいものや、とるにたりないものをたとえるときにも使う。「―舟[ぶね]」「―武者[むしゃ]」 **木の葉時雨**[このはしぐれ] [名]木の葉がしぐれのように盛[さか]んに散ること。 **木葉・木菟**[このはずく] [名]フクロウ科の小形の鳥。ミミズクに似る。夏の夜鳴く声が、「ぶっぽうそう(仏法僧)」と聞こえるという。 **此の分**[このぶん] [名]このようす。この調子。「―では大したことはない」 **此の程**[このほど] [名]「今度」「今回」の改まった言い方。現在に近い過去をさす。「―本校に着任された先生です」[この度[このたび]] **好ましい**[このましい] [形]好感がもてる。感じのいい。「―青年」 **好ましい**[このましい] [形]好みや望みに合っている。都合がいい。「―結果をえる」「このもしい」とも。 **木の実**[このみ] [名]木になる実。 **好み**[このみ] [名]生まれつきの性分[しょうぶん]として、それをよいとして選びとること。自分が好むものの傾向。「―のネクタイ」[嗜好[しこう]・趣味[しゅみ]]▽「女性好み」「選り好み」「利休好み」のように、他の語の下に付くときは「ごのみ」となる。 **好み**[このみ] [名]希望によって選択[せんたく]すること。「お―食堂」「お―しだい」 <485> **好む**[このむ] [動]生まれつきの性分[しょうぶん]として、それをよいとして選びとる。愛好する。「音楽を―」「英雄[えいゆう]色を―」 **好む**[このむ] [動]とくに、のぞむ。欲[ほっ]する。「―と好まざるとにかかわらず」[好[す]く] **木の芽**[このめ] [名]木の若い芽。とくにサンショウの芽。「―月[づき](=陰暦[いんれき]二月)」▽「きのめ」より古くからあることば。 **木の芽時**[このめどき] [名]↓「きのめどき」 **好もしい**[このもしい] [形]↓「このましい」 **此の世**[このよ] [名]現在生きている世の中。「―のものとも思えない姿」[類]現世[げんぜ]↔あの世[よ] **好んで**[このんで] [副]好きなので自分からそれをよいとしてとりこんで。もとめて。また、しばしば。よく。「―食べる」「昔―おとずれた土地」 **故買**[こばい] [名][-スル]ぬすんだ品とわかりながら買うこと。「盗品―」 **誤配**[ごはい] [名][-スル]まちがって配達すること。「郵便物の―」 **小馬鹿**[こばか] [名]ちょっとばかり人をばかにしたあつかいをすること。「人を―にした言いかた」 **琥珀**[こはく] [名]大昔の木のやにが、石のように固まったもの。すきとおった黄色または赤茶色で、つやがある。アクセサリーや電気の絶縁[ぜつえん]材に使う。 **御破算**[ごはさん] [名]そろばんで、すべての玉をゼロの位置にもどすこと。「―で願いましては」 **御破算**[ごはさん] [名]いままでのことを、はじめの何もない状態にもどすこと。何もなかったことにすること。「せっかくの商談が―になる」[白紙[はくし]] **小走り**[こばしり] [名]小またで急いで歩くこと。「寒いので―に家へ向かう」 **小鉤・峠**[こはぜ] [名]足袋や書物の帙[ちつ]などを合わせ目でとめる、つめの形をしたもの。「六枚ーの白足袋」 **小鰭**[こはだ] [名]コノシロの若魚。すしだねにする。 **御法度**[ごはっと] [名]「法度[はっと]」を敬った言い方。固く禁じられていること。ご禁制。 **小鼻**[こばな] [名]鼻柱[はなばしら]の左右にあるふくらんだ部分。鼻翼[びよく]。 **小鼻をうごめかす**[こばなをうごめかす] 得意そうにする。 **小鼻をふくらます**[こばなをふくらます] 不満そうにする。 **小話・小咄**[こばなし] [名]気のきいた短い笑い話。「江戸時代の―を集めた本」[一口話[ひとくちばなし]・コント] **拒む**[こばむ] [動]相手のはたらきかけに対して、いやだときつく防ぐ。拒否する。「申し出を―」[断る[ことわる]] **拒む**[こばむ] [動]ふせぎさまたげる。はばむ。「外敵を―」 **小林一茶**[こばやしいっさ] [人名]一七六三-一八二七年。江戸後期の俳人。平易[へいい]なことばや、方言・俗語をまじえた句風が特色。句日記「おらが春」「七番日記」など。 **小林多喜二**[こばやしたきじ] [人名]一九〇三-三三年。昭和期の小説家。秋田県生まれ。プロレタリア文学の代表者。共産党員として活動中にとらえられ、特高警察により虐殺[ぎゃくさつ]された。小説「蟹工船[かにこうせん]」「党生活者」など。 **小林秀雄**[こばやしひでお] [人名]一九〇二-八三年。昭和期の評論家。東京生まれ。文芸評論の分野で、するどい知性と感性を駆使して近代批評を確立した。著書に「様々なる意匠[いしょう]」「無常といふ事」「本居宣長[もとおりのりなが]」など。 **小腹**[こばら] [名]腹。下腹。「―をおさえる」 **小腹**[こばら] [名]腹の、ちょっとした変化をいう。「ちょっと腹が…だ」という意味をあらわす。「―がへる」「―が立つ」 **コバルト**[コバルト] [名]金属元素の一つ。銀白色で、合金の材料や陶磁器の着色料などに使う。放射性をもつ種類は、医療[いりょう]などに利用する。元素記号 Co **コバルト**[コバルト] [名]コバルト色。空色。[cobalt] **コバルトブルー**[コバルトブルー] [名]緑色を帯びた、こい青色。また、その色の顔料。コバルト。[cobalt blue] **小春日和**[こはるびより] [名]一一月ごろの、晴れて春のようにぽかぽかと暖かい日。小春日。▽「小春」は陰暦一〇月のこと。 **湖畔**[こはん] [名]湖のほとり。「―の森」 **小判**[こばん] [名]江戸[えど]時代のかね。金貨[きんか]でつくった楕円形[だえんけい]のもの。一枚が一両にあたる。↔大判[おおばん] **御飯**[ごはん] [名]「めし」「食事」のていねいな言い方。「―をよそう」「―の時間」 **碁盤**[ごばん] [名]碁を打つための正方形の台。表面に、縦横に一九本ずつの線がひいてある。「―の目。のように道路が走る」「かぞえ方面[めん]] **小半時**[こはんとき] [名]昔の一時[いっとき]の四分の一。三〇分。 **媚**[こび] [名]異性の気をひくようなふるまい。人に気に入られようとすること。[類]阿諛[あゆ]・追従[ついしょう] **媚を売る**[こびをうる] 女性が色っぽい態度できげんをとる。 **語尾**[ごび] [名]ことばの終わりの部分。「―がはっきりしない」▽とくに話しことばについていう。 **語尾**[ごび] [名]単語の最後の音。「―にアクセントがある」[語末[ごまつ]]↔語頭[ごとう] **語尾**[ごび] [名]文法活用語の、活用によって変化する部分。活用語尾。「書く」の「く」、「赤い」の「い」など。☆語幹[ごかん] **コピー**[コピー] [名][-スル]書類などを複写すること。複写。 **コピー**[コピー] [名]複製。模造。「ブランド商品の―」 **コピー**[コピー] [名]広告文。[copy] **コピー商品**[コピーしょうひん] [名]外見や味などをほんものらしくつくった商品。複製。模造品。 **コピーライター**[コピーライター] [名]広告などの文案を書く職業の人。[copywriter] **コピーライト**[コピーライト] [名]著作権。版権。記号は©[copyright] **木挽き**[こびき] [名]丸太をのこぎりでひいて、板や角材にすること。また、それを仕事としている人。「―歌」「祖父の代から―をしている」 **ゴビ砂漠**[ゴビさばく] [名]中国北部とモンゴル南部にまたがる砂漠。高原上にあり、ほぼ岩石でおおわれている。一部、草原が広がり遊牧がおこなわれている。▽「ゴビ」は、水のない地という意味。 <486> **古筆切れ**[こひつぎれ] [名]古筆[こひつ]の断片。おもに平安や鎌倉時代に書写された和歌などを一首ごとに切りはなしたもの。 **小人**[こびと] [名]童話や昔話に出てくる、からだがとても小さい人間。「白雪姫[しらゆきひめ]と七人の―たち」[侏儒[しゅじゅ]]↔巨人[きょじん] **媚び諂う**[こびへつらう] [動]相手の気に入られるようきげんをとる。 **語尾変化**[ごびへんか] [名]送用言(動詞・形容詞・形容動詞)や助動詞が活用するとき、ことばの終わりの部分の形が変わること。たとえば、「書く」は「書か(ない)/書こ(う)」「書き(ます)」「書く」「書く(とき)」「書け(ば)」「書け」のように活用し、語尾は「か/こ・き・く・く・け・け」と変化する。 **五百羅漢**[ごひゃくらかん] [名]釈迦[しゃか]の弟子[でし]の五○○人の聖者[せいじゃ]。また、その聖者たちの像。 **誤謬**[ごびゅう] [名]あやまり。まちがい。「―を犯す」「―をおそれず決断する」▽文章語。 **小兵**[こひょう] [名]からだが小さいこと。また、小さい人。「―力士が活躍する」[小柄[こがら]・小粒[こつぶ]]☆大兵[たいひょう]▽スポーツ選手などについていう。 **こびりつく**[こびりつく] [動]鍋[なべ]の底のこげつきのようにかたくくっついて、はなれない。「記憶[きおく]にー」 **媚びる**[こびる] [動]気に入られようと相手のきげんをとる。「大臣に一役人」[おもねる] **媚びる**[こびる] [動]女性が男性の心をひきつけようとしてなまめかしくふるまう。「こびてしなだれかかる」[つかいわけ]こびる・へつらう||「こびる」は、相手の気を引くような表情や動作をして気に入られようとする。「へつらう」は、相手の言うことすることに何でも相づちを打って従う。 **鼓舞**[こぶ] [名][-スル]はげまし、元気づけること。「勇気を―する」「―激励する」[鼓吹[こすい]・鼓舞[こぶ] **瘤**[こぶ] [名]病気や打ち身などによって、皮ふの一部が盛りあがったもの。「転んでひたいにーができる」[たんこぶ] **瘤**[こぶ] [名]ものの表面が一部分だけ盛りあがったもの。「ひと―らくだ」「木の―」 **瘤**[こぶ] [名]じゃまになるもの。やっかいもの。「目の上の―」とくに、子供を連れていることを「こぶつき」といったりする。 **護符**[ごふ] [名]神仏の加護によって、身を守る力をもつというお札[ふだ]。おまもり。 **五分**[ごぶ] [名]一寸の半分。約一・五[センチメートル]。「―刈[が]りの坊主頭」「一寸の虫にも―のたましい」 **五分**[ごぶ] [名]一割の半分。五[パーセント]。「製品が―引きになる」 **五分**[ごぶ] [名]半分。「可能性は―だ」「―程度の仕上がり」どちらも同じくらいで、差がないこと。対等。「決勝戦は―の戦いになるだろう」[五分五分[ごぶごぶ]・互角[ごかく]] **古風**[こふう] [形動]古めかしいようす。昔風であるようす。「今どきの若者にしては考えかたが―だ」 **五風十雨**[ごふうじゅうう] [文]五日目ごとに風がふき、十日目ごとに雨が降ること。農作物にとって望ましい天候で、世の中が平和であること。「―にめぐまれる」「―の世」▽中国、「論衡[ろんこう]」から。 **呉服**[ごふく] [名]和服用の織物。「―屋」[反物[たんもの]]古代中国の呉から伝わった織物の意味という。 **鼓腹撃壌**[こふくげきじょう] [文]世の中がよく治まり、人々が平和を楽しんでいるようす。食物をじゅうぶんに食べて腹つづみを打ち、大地をたたいて上きげんで歌うこと。中国、「十八史略」から。 **子福者**[こぶくしゃ] [名]子宝[こだから]にめぐまれた人。子供が多くて幸せな人。 **五分五分**[ごぶごぶ] [名]どちらも同じくらいの力で、差がないこと。五分。「いままでのところーの試合運びだ」[互角[ごかく]・対等[たいとう]] **御無沙汰**[ごぶさた] [名]「ぶさた」のていねいな言い方。長いあいだ、相手に手紙を書いたり会ったりしていないこと。また、久しぶりに、手紙を書いたり会ったりしたときのあいさつに使うことば。「長らく―いたしました」↔無音[ぶいん] **古武士**[こぶし] [名]信義を重んじた昔の武士。「―の風格がある」 **拳**[こぶし] [名]手の指をにぎりしめたもの。にぎりこぶし。げんこつ。↔平手[ひらて]。 **辛夷**[こぶし] [名]モクレン科の落葉高木。春の初め、葉が出る前に白い大きな花が枝いっぱいに咲く。▽つぼみの形が子供のこぶしに似ているところから。 **御不浄**[ごふじょう] [名]「便所」の女性ことば。 **古物**[こぶつ] [名]使いふるしたもの。また、昔からの由緒[ゆいしょ]ある品物。「―商」 **御仏前**[ごぶつぜん] [名]仏や位牌[いはい]などの前。とくに、仏式の法事に供える香典[こうでん]などに書くことば。▽葬儀のときは、「御霊前[ごれいぜん]」と書く。 **小太り・小肥り**[こぶとり] [形動]少し太っていること。 **コブラ**[コブラ] [名]コブラ科の毒ヘビ。興奮すると首を広げて頭をもたげる。インドコブラが有名。[cobra] **ゴブラン織**[ゴブランおり] [名]豪華なつづれ織りの一種。かべかけや、じゅうたんなどにする。▽一五世紀、パリのゴブラン家で始まったことから。[Gobelins] **小降り**[こぶり] [名]雨や雪の降りかたが弱いこと。「―になってから外に出る」[小雨[こさめ]・小雪[こゆき]]↔大降り[おおぶり]・本降り[ほんぶり] **小ぶり**[こぶり] [形動]ほかのものと比べて、形が少し小さいこと。「―な花瓶に花をさす」→大ぶり[おおぶり] **古墳**[こふん] [名]三世紀から七世紀ごろにつくられた皇族や豪族の墓。近畿地方から、各地に広がった。土を高く盛ってつくり、形によって前方後円墳[ぜんぽうこうえんふん]・円墳・方墳などがある。最大のものは仁徳[にんとく]天皇陵[りょう]。全長約四八五[メートル]。 **子分**[こぶん] [名]親分[おやぶん]の支配下にある人。「親分―のあいだがら」[手下[てした]・配下[はいか]・部下[ぶか]]↔親分[おやぶん]▽盗賊[とうぞく]たちややくざのグループについていうことが多い。 <487> **古文**[こぶん] [名]昔の文章。とくに、江戸時代までの文章をさす。[文語文[ぶんごぶん]]↔現代文[げんだいぶん] **胡粉**[ごふん] [名]日本画に用いる白色顔料。貝殻[かいがら]を焼いてつくる粉末。 **御幣**[ごへい] [名]神に供えたり、神主がおはらいをするときに使ったりする道具。紙を細く切り、折りまげて、短い棒にはさんだもの。▽「御弊」は誤り。 **御幣を担ぐ**[ごへいをかつぐ] 迷信や縁起[えんぎ]などを気にする。 **語弊**[ごへい] [名]ことばのつかいかたがよくないために、害が生じること。誤解されるような言いかた。「そんな言いかたは―があるかもしれない」 **戸別**[こべつ] [名]家ごと。一軒一軒。「―訪問のセールスマン」 **個別・箇別**[こべつ] [名]一つ一つを別々にあつかうこと。「―包装」 **コペルニクス**[コペルニクス] [人名]一四七三-一五四三年。ポーランドの天文学者。体系的な地動説を唱え、従来のキリスト教的宇宙観である天動説を否定した。[Nicolaus Copernicus] **コペルニクス的転回**[コペルニクスてきてんかい] [名]従来の考えかたと根本的に変わった考えかたをすること。一八〇度の転換[てんかん]。▽コペルニクスの地動説は、それまであった天動説をまったくくつがえしたことから、カントが自説と従来の哲学とのちがいをこれになぞらえたことば。 **語法**[ごほう] [名]ことばの形式についてのきまり。話し言葉についていうことが多い。[文法[ぶんぽう]] **誤報**[ごほう] [名]まちがった知らせ。また、まちがったことを報道すること。「―訂正[ていせい]記事」[虚報[きょほう]・誤伝[ごでん]] **牛蒡**[ごぼう] [名]キク科の作物[さくもつ]。葉は大きなハート形で、夏にむらさき色の花が咲く。根を、きんぴらやてんぷらにして食べる。 **牛蒡抜き**[ごぼうぬき] [名]長いものを一気にすっぽりぬくこと。 **牛蒡抜き**[ごぼうぬき] [名]多くの中から次々に勢いよくぬきだすこと。「座[ざ]りこみの学生を―にする」 **牛蒡抜き**[ごぼうぬき] [名]競走などで、多人数を次々と一気にぬきさること。「六人を―にしてトップにたつ」 **零す**[こぼす] [動]あふれださせたり、かたむけたりして外に落とす。「なみだを―」「バケツの水をー」 **零す**[こぼす] [動]不平を心の中にしまっておけずに、つい口に出す。「もう―のはよせ」「ぐちを―」[つかいわけ]こぼす・ぼやく||どちらもどうにもできないことの不満の気持ちをあらわすが、「こぼす」は、他人のすることに対して言う。「給料が少ないとこぼす」。「ぼやく」は、自分の状態について自分で言うことが多い。「身の不運をぼやく」。 **小骨が折れる**[こぼねがおれる] [文]ちょっとした苦労がいる。「―仕事」 **コボル**[コボル] [名][COBOL]コンピュータのプログラム言語の一つ。報告書の作成などの事務的なデータ処理に使う。▽common business oriented language の略語。 **零れ話**[こぼればなし] [名]本すじとは直接関係ないが、ちょっとしたおもしろい話。余話[よわ]。 **零れる**[こぼれる] [動]中にたまったものが外にもれて落ちる。「なみだが―」 **零れる**[こぼれる] [動]包みきれずに、はずみで少しあらわれる。もれる。「笑みが―」「木々のあいだから日ざしが―」[つかいわけ]こぼれる・あふれる||「こぼれる」は、包みきれずにもれ出ること。少量でもいう。「コップの水がこぼれる」。「あふれる」は、内部に大量のものがあり、限度をこえたために外へ多くがおしだされること。「ふろの水があふれる」。 **子煩悩**[こぼんのう] [形動]自分の子供をいつも心にかけて、むやみにかわいがること。また、その人。「―な父親」 **駒**[こま] [名]ウマ。また、「うま」の古形。 **駒**[こま] [名]将棋[しょうぎ]で、盤[ばん]の上に並べて動かす小さな木片。「手持ちの―」 **駒**[こま] [名]三味線[しゃみせん]などの弦楽器[げんがっき]の胴[どう]と弦のあいだにはさみ、弦を支えているもの。 **齣**[こま] [名]映画のフィルムや漫画[まんが]の一画面。「新聞の四―漫画」 **齣**[こま] [名]小説や映画、また講義などのひと区切り。「学生生活のひと―」 **独楽**[こま] [名]心棒を中心に、手やひもで回して遊ぶおもちゃ。「一回し」 **護摩**[ごま] [名]密教の儀式[ぎしき]。無病・利益・戦勝・親愛などをいのって、まきを煩悩、火を知恵[ちえ]とし、燃やして煩悩を焼く。「―をたく」 **胡麻**[ごま] [名]ゴマ科の一年草。種は小つぶで脂肪[しぼう]とたんぱく質に富む食品。「一油」 **胡麻を擂る**[ごまをする] 相手にとびへつらって、自分の利益をはかる。 **胡麻和え**[ごまあえ] [名]いったゴマをすりつぶし、野菜などにまぜた料理。ごまよごし。 **コマーシャリズム**[コマーシャリズム] [名]商業主義。かねもうけ主義。[commercialism] **コマーシャル**[コマーシャル] [造語]〈名〉テレビやラジオで、番組のあいだに流す宣伝や広告。CM。「―ソング」[commercial] **コマーシャル**[コマーシャル] [造語]商業上の。商業的。「―ベース」 **コマーシャルフィルム**[コマーシャルフィルム] [名]テレビなどで放映する宣伝。CF。▽commercial filmから。和[製英語] **コマーシャルベース**[コマーシャルベース] [名]商業上の採算。「―にのせる」[commercial base] **古米**[こまい] [名]とりいれてから一年以上過ぎた古い米。↔新米[しんまい] **狛犬**[こまいぬ] [名]神社の社殿[しゃでん]の前に向かいあわせに置かれる、一対の魔よけのイヌの像。▽朝鮮[ちょうせん]の高麗[こま]から来たイヌという意味。頭は獅子[しし]に似ている。 <488> **細か**[こまか] [形動]こまかいようす。「事―に話す」 **細かい**[こまかい] [形]全体の中の、ひとつぶひとつぶが小さい。「―砂」「細かく刻む」 **細かい**[こまかい] [形]すみずみの小さなことにまでおよんでいる。また、小さなことにまでかかわっていてくわしい。「芸が―」「―心づかい」「細かく説明する」↔粗い[あらい] **細かい**[こまかい] [形]とるにたりない小さなことや金銭などにこだわる感じだ。「―ことは気にならない」「かねに一人」 **ごまかす**[ごまかす] [動]失敗や悪事を人に気づかれないように、うそをついてとりつくろう。「売り上げを―」「その場をー」▽「誤魔化す」と当てる。 **細切れ**[こまぎれ] [名]細かく切ること。また、細かく切ったもの。「ぶた肉の―」▽「小間切れ」とも当てる。 **鼓膜**[こまく] [名]外耳と中耳のあいだにある、うすいまく。空気の振動[しんどう]と共鳴して音を伝える。 **細細**[こまごま] [副]細かいところまでかかわって、くわしいようす。「―注意をあたえる」 **細細**[こまごま] [副]小さいものが、あれこれたくさんあるようす。「―した身のまわりの品」「ほそぼそ」も「細々」と書くので、どちらもかな書きにするとよい。 **胡麻塩**[ごましお] [名]赤飯[せきはん]などにふりかけて食べるゴマと塩のまざったもの。 **胡麻塩**[ごましお] [名]白髪[しらが]のまじった髪[かみ]の毛。「一頭」 **こましゃくれる**[こましゃくれる] [動]子供がませて、おとなびた言いかたや動作をする。こまっしゃくれる。こまっちゃくれる。 **胡麻擂り**[ごますり] [名]自分の利益をはかるために、他人のきげんをとったり、へつらったりすること。また、その人。 **小股の切れ上がった**[こまたのきれあがった] [文]からだつきがすらりとしていて、こいきな女性のようす。「―いい女」 **小町**[こまち] [名]美しい娘[むすめ]。また、その土地で評判の美人。▽平安時代の女流歌人、小野小町[おののこまち]が美しかったということから。 **小松菜**[こまつな] [名]アブラナ科の野菜。葉は楕円[だえん]形。▽東京都江戸川区小松川に産したことから。 **駒鳥**[こまどり] [名]ヒタキ科の小鳥。スズメくらいの大きさの美しい鳥。鳴き声がウマ(=駒[こま])のいななきに似ているところからコマドリの名がついた。 **拱く**[こまぬく] [動]うで組みをする。「こまねく」とも。「うでを―」「手を―」 **独楽鼠**[こまねずみ] [名]ハツカネズミの変種。白色で小さく、自分の尾を追ってくるくる回る習性がある。舞[まい]ねずみ。「―のように働く」 **護摩の灰**[ごまのはい] [名]昔、旅人の姿で、道中の旅客から金品をぬすんだどろぼう。▽もと、江戸時代に護摩をたいた灰を御利益[ごりやく]があると言っておし売りして、金品をだましとっていた坊主姿の者をいった。「灰[はい]」と「蠅[はえ]」が混用され、「護摩の蠅」とも。 **細結び**[こまむすび] [名]ひもの左右を、二度からませてかたく結ぶ結びかた。むすびきり。↔ちょう結び[むすび]▽「小間結び」とも当てる。 **小まめ**[こまめ] [形動]小さいことでもめんどうがらず、よくからだを動かして使うようす。「―に足を運ぶ」 **鱓・田作**[ごまめ] [名]カタクチイワシを干したも。たづくり。▽まめ(=健在)という意味から、正月などのめでたいときに用いられる。 **鱓の歯ぎしり**[ごまめのはぎしり] 力のない者はいくらがんばってもむだだ。「―、あひるの木登り」 **小間物**[こまもの] [名]化粧[けしょう]品や歯ブラシなどの日用のこまごました品物。「―屋」↔荒物[あらもの] **小間物屋を開く**[こまものやをひらく] 酔[よ]ってへどをはきちらす。 **濃やか・細やか**[こまやか] [形動]心がこまかくこもって愛情が深いようす。「―な心づかい」 **濃やか・細やか**[こまやか] [形動]色が濃いようす。「―な松の緑」▽文章語。古語[こご]もともと、肌[はだ]えなどのきめが細かいようす。また、細工[さいく]などが精巧[せいこう]だという意味でも使う。よく似たことば「こまか」が、客観的状態をいうのに比べて、「こまやか」は、話し手の感情がはいる感じが強い。 **困り切る**[こまりきる] [動]すっかり困る。こまりはてる。 **困り抜く**[こまりぬく] [動]どう考えても解決できないでいる。どうしようもなくなる。 **困り果てる**[こまりはてる] [動]まったく困る。どうしようもなく困る。「ほとほと―」 **困り者**[こまりもの] [名]あつかいに困る者。もてあまし者。 **困る**[こまる] [動]ある状態に追いこめられて、どうしていいか動きがとれない。「返事に―」「やきもちをやかれて―」「困ったことに雨になった」 **困る**[こまる] [動]貧乏[びんぼう]で生活できずに苦しむ。「あいつ、最近困っているらしい」「食うに―」 **小回りが利く**[こまわりがきく] ●車などがせまい場所でもすぐ方向を変えられる。●情勢に応じてすばやく適切に対処できる。 **コマンド**[コマンド] [名]コンピュータで、あるシステムや装置などを実行させるための情報。「―メニュー」▽命令という意味から。[command] **コマンド**[コマンド] [名]突撃[とつげき]隊員。[commando] **込み**[こみ] [名]種類のちがうものを、いろいろとりまぜること。「大小―でそろえる」 **込み**[こみ] [名]「〜込み」の形で…をふくめること。「税―の値段」「手数料―」 **芥・塵**[ごみ] [名]ほこり・ちり・紙くずなど、きたなくて役に立たずに捨てられるもの。「―箱」 **込み上げる**[こみあげる] [動]いっぱいになって、つきあげるように外へ出る。おさえきれないで、どっとあふれでる。「うれしさが―」「胸に―ものがある」 **込み入る**[こみいる] [動]ごたごたと複雑に入りくむ。「込み入った事情がある」「話が―」 **コミカル**[コミカル] [形動]こっけいな。おかしみのある。コミック。「―なしぐさ」[comical] **込み込み**[こみこみ] [名]税金やサービス料などを全部ふくんだ料金。 **小見出し**[こみだし] [名]新聞・雑誌などで、大きい見出しのわきにつける小さな見出し。サブタイトル。↔大見出し[おおみだし] <489> **小見出し**[こみだし] [名]文章の段落ごとにつける小さな見出し。 **コミック**[コミック] [造語]〈名〉漫画[まんが]。漫画本。コミックス。 **コミック**[コミック] [造語]「コミックオペラ」の略。喜歌劇[きかげき]。 **コミック**[コミック] [造語]こっけいな。「ーダンス」[comic] **コミッショナー**[コミッショナー] [名]野球やボクシングなどのスポーツで、全体をまとめる最高責任者。[commissioner] **コミッション**[コミッション] [名]商品取引などの手数料。歩合[ぶあい]。[commission] **小耳に挟む**[こみみにはさむ] [文]聞くとはなしに聞く。ちらりと聞こえてくる。 **コミュニケ**[コミュニケ] [名]公式発表。とくに、政府の外交上の公式文書・公式声明。コンミュニケ。「共同―」[communiqué] **コミュニケーション**[コミュニケーション] [名]ことばや文字などによる意思の伝達。通信。「親子の―の欠如」[communication] **コミュニスト**[コミュニスト] [名]共産主義者。共産党員。コンミュニスト。[communist] **コミュニズム**[コミュニズム] [名]共産主義。コンミュニズム。[communism] **コミュニティー**[コミュニティー] [名]市町村や区など、限られた地域社会。共同体。EC(=ヨーロッパ共同体)など。コンミュニティー。「―センター」「―スクール」[community] **コミンテルン**[コミンテルン] [名]一九一九-四三年。レーニンの指導で、モスクワで結成された国際共産主義運動の指導組織。初期は世界革命を目ざし、のちにはファシズムに反対して、第二次世界大戦で連合国との結束[けっそく]を強めるために解散した。第三インターナショナル。[Comintern] **コミンフォルム**[コミンフォルム] [名]共産党・労働者党情報局。一九四七年、西側諸国のマーシャルプランに対抗[たいこう]して、旧ソ連を中心に東欧九か国の共産党が、情報交換のために組織した機関。五六年解散。[Cominform] **込む**[こむ] [動]多数の人やものがぎっしりつまっていて、自由に動けない状態をいう。混雑する。また、一度に重なる。「電車が―」「日程が―」→すく▽「混む」とも書く。 **込む**[こむ] [動]細かいところまでよくできている。複雑に入り組んでいる。「手の込んだ細工[さいく]」 **込む**[こむ] [造語]「〜こむ」の形で●しっかり中に入れて外に出ないように(にげないように)する。「打ちー」「持ちー」「突っっ―」「おどりー」「張りー」●すっかりその状態になってしまって動かなく(変わらなく)する。「寝[ね]ぉー」「落ち―」「しょげー」「ふけ―」『動詞の連用形に付く。 **こむ・こめる**[こむ・こめる] [動]道路が込む[こむ]眠もり込む[ねもりこむ]人込み[ひとごみ]/弾きを込める[ひきをこめる] **護謨**[ゴム] [名]ゴムノキから採取した乳液からつくる、弾性感に富んだ物質。天然[てんねん]のものと化学的に合成したものとがある。用途は広い。「消し―」[gom] **小麦**[こむぎ] [名]イネ科の一年草または二年草。世界でもっとも主要な食用作物。粉にしたり、みそ・しょうゆの原料となる。 **小麦粉**[こむぎこ] [名]コムギの種子をひいて、粉にしたもの。パンやめん類などの材料に使われる。メリケン粉。うどん粉。 **小難しい**[こむずかしい] [形]こまごましてわずらわしい。少しあつかいにくい。「―理屈をならべる」 **小結**[こむすび] [名]すもうの階級の一つ。関脇[せきわけ]に次ぐ三役の最下位。▽大関・関脇・小結の順。 **小娘**[こむすめ] [名]まだ一人前[まえ]んでない娘[むすめ]。少女。多く、あざけっていう。 **虚無僧**[こむそう] [名]禅宗[ぜんしゅう]の一派、普化宗[ふけしゅう]の僧。深編み笠[ふかあみがさ]をかぶり尺八[しゃくはち]をふいて、各地を歩いて修行[しゅぎょう]した。「こもそう」とも。 **腓返り**[こむらがえり] [名]泳いでいるときなどに急に起こる、激しく痛む足の筋肉のけいれん。こぶらがえり。▽「こむら」は、ふくらはぎ。 **濃紫**[こむらさき] [名]黒みがかったこいむらさき色。 **小村寿太郎**[こむらじゅたろう] [人名]一八五五-一九一一年。明治期の外交官。外相[がいしょう]や大使として、日英同盟・日露戦争後のポーツマス条約・日韓併合などに外交手腕[しゅわん]を発揮した。 **米**[こめ] [名]日本人が主食とする穀物[こくもつ]で、イネの実からもみ殻[がら]をとりさったもの。 **顳額**[こめかみ] [名]目じりのわきで、ものをかむと動く部分。 **コメコン**[コメコン] [名][COMECON]経済相互援助会議。一九四九年に設立された、旧ソ連と東ヨーロッパ諸国の経済協力機構。加盟国間の貿易の拡大や発展途上国への援助を進めることを目的とする。一九九一年に活動停止。▽Council for Mutual Economic Assistance の略語。 **米騒動**[こめそうどう] [名]一九一八年に起きた暴動。シベリア出兵時の米価[べいか]値上がりが原因。富山県から全国に広がった。 **米相場**[こめそうば] [名]市場[しじょう]での米穀の値段の高低。また、米穀を中心とする取り引き。 **米搗き飛蝗**[こめつきばった] [名]頭をぺこぺこと下げてへつらう人をあざけっていうことば。▽ショウリョウバッタの別名から。 **米粒**[こめつぶ] [名]米のひとつぶひとつぶ。非常に小さいもののたとえ。「人が―ほどに見える」 **コメディアン**[コメディアン] [名]喜劇役者。[comedian] **コメディー**[コメディー] [名]喜劇。「ラブー」[comedy] **米所**[こめどころ] [名]上質米を多く産出する土地。 **米糠**[こめぬか] [名]玄米[げんまい]を精白したときに出る皮や胚[はい]の黄色い粉。ぬか。飼料・肥料や、つけもの用など。 <490> 皮や胚にぃの黄色い粉。ぬか。飼料・肥料や、つけもの用など。 **こめる【込める・×籠める】**[下二] [造語]①中につめる。また、ふくませる。「たまを―」「皮肉を―」 ②一か所に集中させる。「心を込めたおくりもの」「力を込めて打つ」 **ごめん【御免】**[図] [圏]①[<名>]おゆるし。容赦[ようしゃ]。 ②「免許」「免職」の敬った言い方。「天下―」「お役―となる」 ①[<感>]人を訪問したり、謝ったりするときのことば。「ごめんください」「ごめんなさい」の略。親しいあいだがらで使う。「―、あるじはいるか」「―、泣かせちゃって」 **コメント**[「忍」]意見を述べること。批評。解説。「―を加える」「ノー―」 | comment **こも【薦・菰】**[図]あらく編んだ、わらのむしろ。古くはマコモの葉で織られた。 **こもかぶり【薦、被り】**[図]こもをかぶった四斗と入りの酒さぁだる。約七二心はいる。②こじき。おこも。▽こもで身を包んだことから。 **ごもく【五目】**[図]五種の品、また、いろいろなものが入りまじっていること。「―そば」「ーずし」 ②「五目並べ」の略。 **ごもくならべ【五目並べ】**[図]「連珠[れんじゅ]」の別名。碁盤[ごばん]だんに黒と白の碁石[ごいし]どを交互にに打ち、早く五個一列に並べたほうを勝ちとする遊び。 **こもごも【交交】**[画]かわるがわる。次から次へと入れかわって。「―立って演説する」「内憂外患[ないゆうがいかん]―至る(=国内の乱れと外国からの攻撃ちとで大混乱する)」「悲喜―至る」▽文章語。 **こもじ【小文字】**[図]小さな文字。また、ローマ字の大文字A・Bに対するa・bなど。 **こもち【子持ち】**[図]◎子をもっていること。とくに幼い子をもつ女性をいう。「彼女は―に見えない」 ②魚などが腹に卵をもっている状態。「―ガレイ」 **こもの【小物】**[図]①こまごまとした小さな道具類。「―入れ」 ②能力や地位が大したことのない人。小人物。「やつは―だよ」→大物[たいぶつ] **こもり【子守】**[図] [函]子供の世話をすること。また、その人。「―歌」▽ふつう、「子守り」とは書かない。ただし、「おもり」は「お守り」と書く。 **こもりうた【子守歌】**[図]子供をあやしたり、ねかしつけたりするときの歌。 **こもる【×籠る】**[国]①中に満ちみちていて発散しない。「けむりが―」「陰[いん]に―」「声が―」 ②一歩も外に出ないでいる。「寺に―」「書斎に―」 ③力や気持ちなどが、いっぱいふくめられる。「愛情のこもった弁当」「力のこもった演説」 **こもれび【木漏れ日・木×洩れ〝陽】**[図]木々のあいだからさしこむ日の光。「暖かな―を浴びる」 **こもん【小紋】**[図]いちめんに細かい模様を染めだした和服の布地。「江戸[えど]―」「―染め」 **こもん【顧問】**[図]会社などで相談を受ける役職。また、相談を受ける役目の人。「―弁護士」 **こもんじょ【古文書】**[図]昔書かれた文書・記録・日記など。「―学」 **コモンセンス**[図]常識。良識。| common sense **こや【小屋】**[図]①小さくてそまつな建物。「犬[いぬ]―」「山[やま]―」 ②芝居[しばい]『や見世物[みせもの]絵などに使う建物。「芝居[しばい]―」「―がけ」 **ゴヤ**人名一七四六一一八二八年。スペインの画家。タピスリ工場の下絵かきの職人から宮廷画家になった。王家の肖像画や「裸[はだか]のマハ」をえがく一方、「一八〇八年五月三日」など、戦争に対する憎悪をあらわす作品を制作した。| Francisco de Goya y Lucientes **こやく【子役】**[国]映画や芝居などで、子供の演じる役。また、それを演じる子供。 **ごやく【誤訳】**[図]翻訳を誤ること。また、誤った訳。 **こやし【肥やし】**[図]作物がよく育つように田畑にまく、養分をふくむもの。肥料。 **こやす【肥やす】**[国]栄養をあたえて作物ができようにする。「田畑を―」 ②からだを太らせる。「家畜を―」 ③よいものに多くふれて、ものの価値を判断できる力を養う。「絵画に対する目を―」「口を―」 ④不当に利益をえる。「私腹を―」 **こやつ【×此奴】**[代][角]人をいやしめていうことば。「こいつ」よりも古い言い方。 **こやみ【小“止み】**[図]雨や雪などが少しのあいだやむこと。「―になるまで待とう」 **こやみなく【小。止みなく】**[■]↓「おやみなく」 **こゆう【固有】**[図][形動]他からあたえられたものでなく、そこにもとからあること。また、ほかになくてそこだけに限ってあること。「日本―の文化」[圏]独自・特有▽「固とより有る」という意味から。「個有」とは書かない。 >つかいわけ 「独特」を見よ。 **こゆうめいし【固有名詞】**[園]名詞の一つ。人名・地名などのように、そのものだけを指し示すもの。◇普通名詞 **こゆき【小雪】**[図]降りかたの少ない雪。「―がちらつく」[↔]大雪 **こゆび【小指】**[図]手足のいちばん外側の小さな指。第五指。「―のさきほどの量」 **こよい【今宵】**[図]きょうの夜。「―一夜とは語りあかそう」▽「よい」は、日暮れから夜にかけての時間をいう。 **こよう【雇用】**[図][忍]仕事をさせるために人をやといいれること。「―促進」「終身―」 **ごよう【御用】**[図]①「用事」のていねいな、また敬った言い方。「―はたりましたか」「―きき」 <491> ②官庁などの仕事。「―納め」「―商人」 ③[-御用〜]の形で]権力にこびへつらい、その言いなりになっている人を軽べつして言う形容語。「―学者」「一組合」 ④役人などが官命で犯人をとらえること。古い言い方。「―だ!」「―のすじ」 **ごよう【誤用】**[圏]と本来の使いかたをまちがえること。また、誤った使いかた。「敬語の―」 **ごようおさめ【御用納め】**[図]官庁が年内の仕事を終わりにすること。また、その日。現在は一二月二八日。[↔]御用始め(一月四日) **ごようきき【御用聞き】**[図]●お得意さきの注文などをとりに回ること。また、その人。 ②江戸時代のおかっぴき。めあかし。 **ごようぜいてんのう【後陽成天皇】**人[魚]一五七一—一六一七年。在位、一五八六—一六一一年。秀吉に豊臣[とよとみ]の姓をあたえ、太政[だいじょう]大臣に任命したほか、徳川家康[いえやす]を征夷大将軍とした。また、学問を好み、「日本書紀」などの古典(=慶長勅版)を刊行した。 **ごようたし【御用〝達】**[図]宮中や官庁などに商品を納めること。また、商品を納める御用商人。「ごようたつ」とも。「宮内庁―」 **ごようてい【御用邸】**[国]皇室が避暑[ひしょ]いや避寒に使う別邸。 **ごようはじめ【御用始め】**[図]官庁で新年の仕事を始めること。また、その日。現在は一月四日。[↔]御用納め(一二月二八日) **こようほけん【雇用保険】**[図]社会保険の一つ。失業者に一定期間かねを出して生活を保障し、求職活動を助ける制度。もと「失業保険」。 **こよなく**このうえなく。格別に。「この地を―愛する」 **こよみ【暦】**[図]一日を単位として、一年を月・週などに区分した表。月の運行を基準にした太陰暦[たいいんれき]と、太陽の運行を基準にした太陽暦がある。現在は、グレゴリ暦とも呼ばれる太陽暦。 **こより【紙×縒り・』紙×撚り】**[図]和紙を細長く切って、ひも状によりあわせたもの。かんぜより。 **ごらん【御覧】**[図]①[<名>]◎見ることを敬った言い方。「―になる」「―に入れる」 ②「御覧なさい」の略。「見よ」「見なさい」をていねいにいうことば。「あの山の向こうを―」 ①[<補助>] [「〜てごらん」の形で]「・・・してみなさい」という意味をやさしい気持ちでいうことば。「笑って―」「ゆっくり歩いて―」▽動詞の連用形に付く。 **こら**[圏]近しい者や目下[めした]いとの者をしかったり、注意したりするときに言うことば。「―、静かにしろ」 **コラージュ**[図]シュールレアリスム美術の技法の一つ。一つの画面に針金や木の葉など、異質のものをはりつけたり、絵の具をぬったりして比喩[ひゆ]心や象徴の効果をねらった。▽はりつけるという意味から。| collage **こらい【古来】**[圓]ずっと昔から。昔から今まで。「人生七十―まれなり」「―の風習」 **ごらいが【御来×駕】**[図]四人が訪ねてくることを敬っていうことば。「―をこう」 **ごらいこう【御来光】**[図]山頂から見るおごそかな日の出。「―を拝む」 **ごらいごう【御来“迎】**[図]「来迎」の敬った言い方。臨終[りんじゅう]のときに仏がむかえにきて極楽に導くこと。 **こらえしょう【堪え性】**[図]たえしのぶ気力。がまんする意地。忍耐力。「―がない」 **こらえる【堪える・×悚える】**[下]苦しみなどにじっとたえる。感情をぐっとおさえてがまんする。「痛みを―」「今回だけはこらえてやれ」「なみだを―」[→]忍しのぶ >つかいわけ ↓ 「耐える」を見よ。 **ごらく【娯楽】**[図]人々の心になぐさみや楽しみをあたえてくれるもの。「―番組」 **こらしめる【懲らしめる】**[下]□こりて、二度とくりかえすまいと思わせるために、罰[ばつ]をあたえる。「悪人を―」 **こらす【凝らす】**[国]①一点に集中させる。「目を―」「耳を―」「くふうを―」「趣向を―」 ②こりかたまらせる。 **コラム**[図]新聞や雑誌などで、社会批評・芸術・娯楽などの短い文章などをのせる欄[らん]。| column **コラムニスト**[図]新聞や雑誌などのコラム欄に短文などを定期的に書く人。| columnist **こり【凝り】**[図]血行が悪くなり、筋肉などがこわばること。「―をほぐす」 **こり【×狐狸】**[図]キツネとタヌキ。人を化かすという。また、他人をだまし悪事をはたらく人。「―のすみか」「―妖怪のやから」 **コリー**[図]イヌの品種の一つ。イギリス原産。大形で毛が長く、顔が細い。もと、牧羊犬。| collie **ごりおし【ごり押し】**[図]「ご自分の思うとおりを強引におし通すこと。「自説を―する」 **こりかたまる【凝り固まる】**[国]●集まって固くなる。「疲労[ひろう]で筋肉が―」 ②熱中して他をかえりみなくなる。「新興宗教に―」 **こりこう【小利口】**[形動]小才がきいて、ぬけめのないようす。こざかしいようす。 **こりごり【懲り懲り】**[図][下][函]二度としたくないと思うほど、ひどくこりること。「けんかはもう―だ」 **こりしょう【凝り性】**[図][形][皿]ものごとに自分の好みをいつらぬき通そうとする性格。 **こりつ【孤立】**[図]「[忍]仲間がなく、他からはなれて独りぼっちになってしまうこと。 **こりつご【孤立語】**[図]単語が語形変化せず、並び方の順序で各語の文法的なはたらきがきまる言語。中国語やチベット語など。 **こりつむえん【孤立無援】**[四][漢]集団からはなれてしまって、助けのまったくないこと。「―におちいる」▽「孤立無縁」は誤り。 **ごりむちゅう【五里霧中】**[四][漢]どうしたらいいか、さっぱりわからなくなること。▽五里四方の深い霧の中で、方角がわからなくなってしまうこと。中国、「後漢書[ごかんじょ]」から。「五里夢中」は誤り。 <492> **ごりやく【御利益】**[図]神仏が人々にもたらすめぐみ。御利生[ごりしょう] **こりょ【顧慮】**[図]」そのことに気を配り、深く考えること。「各人の事情を―する」[類]考慮・配慮 **ごりょう【御陵】**[図]天皇・皇后などの墓。みささぎ。 **こりょうりや【小料理屋】**[図]ちょっとした手軽な料理で酒を飲ませる店。 **ゴリラ**[図]最大の類人猿[るいじんえん]。体長は約二[メートル]に、体重は約二五〇[キロ]。全身が黒褐色の毛でおおわれている。草食。アフリカにすむ。大猩々[おおしょうじょう]。| gorilla **こりる【懲りる】**[上]失敗して心に痛手[いたで]を受け、二度とやるまいと思う。「懲りずに再度挑戦する」 **ごりん【五輪】**[図]◎近代オリンピックのシンボルマーク。世界の五大陸を、左から青・黄・黒・緑・赤の順でつなげた五つの輪であらわしたもの。また、オリンピックのこと。「一大会」 ②仏教で、宇宙の構成要素。地・水・火・風・空の五大をさす。「―塔[とう]」 **こる【凝る】**[国]●筋肉が固くなる。「かたが―」 ②目指す一つのことにこちこちに心が集中する。「釣りにー」 ③すごく片寄った趣味。を重んじてつらぬく。「凝ったデザインの服」「凝った家を建てた」 **コルク**[図]コルクガシなどの木の、表皮の下にある組織。軽くて弾力[だんりょく]性に富み、びんの栓[せん]だ・断熱材・防音材などに使う。キルク。| cork **コルセット**[図]昔の婦人用下着の一つ。胸からこしまでの体形を整えるためのもの。②整形外科の医療[いりょう]用具の一つ。傷[いた]めた脊椎[せきつい]や骨盤を固定する。| corset **コルテス**[名]一四八五——一五四七年。スペインの武将。一五二二年、高度な文明をもったアステカ帝国をほろぼし、メキシコを征服した。| Hernán Cortés **コルト**連発式ピストル。▽考案者のアメリカ人、コルトの名から。| Colt **コルネット**[図]金管楽器の一つ。トランペットに似ているが小さい。| cornet **ゴルフ**[図]球技の一つ。一八区域に分けた、シバをはったコースで、ボールをクラブで打って穴(ホール)に入れる競技。最少打数でコースを回りきった人が勝つ。| golf **ゴルファー**[図]ゴルフをする人。「プロー」| golfer **コルベール**[に][色]一六一九一八三年。フランスの政治家。ルイ一四世に蔵相[ぞうしょう]として仕え、コルベール主義と呼ばれる重商主義政策を進めた。保護貿易や東インド会社の振興を図るなど、財政の充実に力を入れた。| Jean-Baptiste Colbert **これ【×此れ・《是れ・×之れ】**[代][角]田自分の手が届く場所にあるものや、今ここでしていることなどをさすことば。「―を見てごらん」「―でいい」 ②自分が今言ったものやことがらなどをさすことば。「中がさびていたのは―が原因だ」 ③今、自分のそばにいたり、話に出たりした、身内の者などをさすことば。「―がわたしの妻です」「弟がいるんですが、―が短気で」 ④今、現在をさすことば。「―までのやりかた」「―からの予定」 **これ**[圏]子供などに注意するときに発することば。また、呼びかけのことば。「―、おやめ」「―、そこのお人」▽多く、年配の人が使う。 **ごれいぜん【御霊前】**[図]死者の霊の前。とくに、死者の霊前に供える香典などに書くことば。▽仏式でも神式でも通用する。 **これから【×此れから】**[図][画]今後。将来。また、今から。ここから。「―がたいへんだ」「―出発するところだ」 **コレクション**「[スル]①[<名>・-スル]趣味として特定の品物を集めること。また、収集品。「切手の―」 ①[<名>]服飾デザイナーがショー形式で開く新作発表会。| collection **コレクター**[図]収集家。| collector **コレクトコール**[図]電話の通話方式で、料金を自信人がはらう約束で相手を呼ぶもの。| collect call **これこれ【×此れ×此れ】**[代][図]多くのものごとや長い内容を省略していうことば。かくかく。「―の理由で欠席します」「―しかじか」 **これしき**[図]これぐらいわずかな。これっぽっち。「―のことでまいるな」▽とるにたりない、という意味で使う。俗[ぞく]な言い方。 **コレステロール**[図]動物の組織や血液などにふくまれる、脂肪のに似た物質。多すぎると高血圧や動脈硬化の原因となる。コレステリン。| cholesterol **これはしたり【×此れはしたり】**[圏]これはしまった。とんでもないことだ。▽おどろいたりあきれたりしたときに発することば。文章語。 **これまで【×此れ×迄】**[図][画]①いままで。ここまで。「―の人生をふりかえる」 ②これで終わり、という意味をあらわす。最後。「今は―」「きょうは―」 **これみよがし【×此れ見よがし】**[図][形動]得意になって見せつけようとするようす。▽「これを見よ」と言わんばかりのほこらしげなようすをいう。 **コレラ**[図]二類感染症の一つ。コレラ菌[きん]による消化器系の感染症で、激しい嘔吐・下痢を起こす。| cholera ▽昔、ころりと死んだところから、「コロリ」とも。 **ころ【×頃】**[図]ある限られた時期を漠然[ばくぜん]とさすことば。「少年の―」「今―どぅ」[圏]時分[じぶん] **ころ(。転】**[図]重いものを動かすとき、下に入れて転がす丸い棒。 **ごろ【語呂】**[図]ことばを発音したときの続きぐあいや調子。「―がいい」 **ゴロ**[図]野球で、球が地面を転がること。また、その球。[←]フライ | grounder からか。 **ころあい【×頃合い】**[図]適当な時機や程度。「―を見はからう」「―の湯かげん」 **ごろあわせ【語呂合わせ】**[図]①「地口[じぐち]」に同じ。②数字に意味をもたせて読ませること。たとえば、 <493> 「一八五三[いやでござんす]髪[ぐし]あう浦賀町」(ペリー来航の年)など。 **コロイド**[図]分子より大きいが顕微鏡では見えない粒子[りゅうし]が分散している状態。でんぷん・霧[きり]・寒天の水溶液など。膠質[こうしつ]。| colloid **ころう【古老・故老】**[図]昔からのことをよく知っている老人。「村の―に聞く」 **ころおい【×頃おい】**[図]ころ。時分。 **ころがき【。転×柿・枯露×柿】**[図]ほしがき。とくに、真っ白に粉をふいた、小さくてまるい干しがき。 **ころがす【転がす】**[国]①ものを回転させながら移動させる。「車を―」「玉を―ような声(=美声)」 @立っているものを横にたおす。「土俵の上に―」 ◎値段をつりあげる目的で、業者間で転売する。「土地を―」 **ころがりこむ【転がり込む】**[国]ころがってはいりこむ。「ボールが池に―」 ②生活に困って他人の家にはいりこんで世話になる。「仕送りが届くまで友人の下宿[げしゅく]に―」 ③思いがけなく手にはいる。「遺産が―」 **ころがる【転がる】**[国]●ころころと回転しながら進む。「球が―」 ②丸いものがひっくりかえる。「花瓶が―」 ③ごろりと横たわる。「たたみに寝[ね]―」 ④むぞうさに置いてある。俗な言い方。「どこにでも転がっている(=ありふれた)問題」 **ごろく【語録】**[図]高僧[こうそう]や偉人のすぐれたことばを集めたもの。「毛沢東[もうたくとう]―」 **ころげこむ【転げ込む】**[国]ころがりこむ。 **ころげる【転げる】**[下]ころがる。「笑いをおさえきれず、転げまわる」 **ころころ**[画]「小さなものが転がっていくようす。「おむすびー」 ②小さくて丸みのある太りかたをしているようす。「―したかわいい女」 ③ものごとが落ち着かないようす。「話が―変わる」 **ごろごろ**と大きくて重いものが転がるようす。「材木を―と転がす」 ②あちこちにいくらでもあるようす。「世間[せけん]だには―ある話」 ③これという仕事もせずに、ひまをもてあましているようす。「休日は家で―している」 >つかいわけ ↓「のらりくらり」を見よ。 **コロシアム**[図]古代ローマ帝国[ていこく]につくられた円形の野外闘技場。剣術[けんじゅつ]の試合や猛獣[もうじゅう]の格闘[かくとう]などがおこなわれた。コロセウム。「Colosseum ②楕円形の大競技場。大体育館。| colosseum **ころしもんく【殺し文句】**[図]相手の心をひと言でひきつけるような、するどい気のきいたことば。「―でプロポーズする」 **ころしや【殺し屋】**[図]かねでやとわれて、殺人をうけおうことを仕事とする人。 **ころす【殺す】**[国]生きものの生命を絶つ。「虫も殺さない顔」▽生きていてほしかった人を死なせてしまったときもいう。「おしい人を殺してしまった」 ②勢いをおさえる。「スピードを―」「声を殺して話す」「あくびを―」「息を―」 ③役に立たないようにする。「彼の才能を殺してはいけない」「味を―」「角[つの]を矯[た]めて牛を―」 ④スポーツなどで、相手の攻撃[こうげき]の力をつぶす。「牽制球[けんせいきゅう]で三塁ランナーを―」[↔]生かす **コロタイプ**[図]写真製版の一つ。ガラスの板に写真などを焼きつけて精巧[せいこう]な版をつくる。美術印刷に用いる。| collotype **ごろつき**[図]きまった職をもたず、あちこちをうろつき、おどしなどの悪事をはたらく連中。ならずもの。[類]やくざ・無頼漢[ぶらいかん]、▽「破落戸」と当てる。 **コロッケ**[図]ひき肉・野菜・カニなどを、ゆでてつぶしたジャガイモやホワイトゾースとまぜ、パン粉をまぶしてあげたもの。| croquette **コロナ**[図]太陽をとりまく大気のいちばん外側の層。皆既日食のときに見える。光冠。| corona **コロニー**[図]植民地。また、入植者の集落。 ②集団生活する長期療養者に、治療[ちりょう]・訓練をおこなう施設[しせつ]もつ。③同種あるいは数種の生物の集まり。群生。集落。群落。| colony **ごろね【ごろ寝】**[⑧]「ふとんもしかず、着がえもしないで、その場で横になってねること。 **ころばす【転ばす】**[国]ころぶようにさせる。ころがす。たおす。 **ころぶ【転ぶ】**[国]足をとられてたおれる。②ものごとがある方向へ進展する。「どっちに転んでも悪くない話」 ③江戸時代、キリシタン信者が信仰を捨てる。 転ばぬ先の杖[つえ] 失敗しないように前もってじゅうぶんに用心しておくことがたいせつだ。 転んでもただでは起きない 失敗してもぬけめなく何かをつかむ。[類]転んでも土をつかむ **ころも【衣】**[図]①からだをおおうもの。衣服。とくに、僧[そう]が身にまとう着物。「―を打つ砧[きぬた]の音」「墨染めの―」 ②天ぷらやフライの外側をおおっている皮。「からっとあがった―」 **ころもがえ【衣替え・衣。更え】**[図][忍]季節の変わり目に衣服を変えること。 ②外側の設備や見た感じなどを改めること。「店の―が始まる」[圏]改装 **ころもで【衣手】**[図]「そで」の古い言い方。 **コロラチュラソプラノ**[図]技巧的ではなやかな声や歌いかたのソプラノ。また、その歌手。| coloratura soprano **ころり**[画]①小さくて軽いものが転がるようす。 ②簡単でわけもないようす。「―とだまされる」「―と意見が変わる」 **ごろり**[画]大きくて重いものが転がるようす。また、横たわるようす。「―と寝転がる」 **コロン**「オーデコロン」の略。| cologne **コロン**[図]欧文[おうぶん]など、横書きの文で使う記号。引用や説明の前、時刻を示すときなどに使う。「:」 | colon <494> **コロンブス** [人]一四五一~一五〇六年。イタリア生まれの探検家。アメリカ大陸の発見者。一四九二年に、スペイン女王イサベルの援助[えんじょ]を受けてインドに向けて出帆[しゅっぱん]し、大西洋を航行して偶然[ぐうぜん]に新大陸を発見した。「Christophorus Columbus」 > コロンブスの卵 簡単なことも最初に気づいてそれをやってのけるのはむずかしい。▽「卵を立ててみよ」という問いを出して、コロンブスが卵の殻[から]を少しこわして立てたという故事から。 **こわい[怖い・恐い]** おそろしくてからだが硬直[こうちょく]する。自分の身に悪いことが起こりそうで、からだがふるえる思いだ。おそろしい。「―目にあう」「火事は―」 > 怖いもの知らず 自信があったり、逆にまるで経験がなかったりして、何もおそれないこと。 > 怖いものなし 何でも思いどおりにして、こわいと思うものがない。 > 怖いもの見たさ こわいものは、かえって好奇心をそそられ、のぞいてみたくなるということ。 **こわい[強い]** ❶かたくてごつごつしている。また、かたくてごわごわしている。「―めし」「―布[きれ]」 ②かたくなである。意地っぱりだ。「情の―女」 類[るい]強情[ごうじょう] **こわいろ[声色]** ❶声の調子やひびき。こわね。 ②役者や有名人の話しかたや、せりふをまねること。「―をつかう」 **こわがる[怖がる・恐がる]** こわいというようすを、からだであらわす。「へびを―」 > つかいわけ →「恐[おそ]れる」を見よ。 **こわき(小脇)に抱かかえる** ちょっとわきにかかえる。 **こわけ[小分け]** 一度分けたものを、さらにいくつかに小さく分けること。また、その小さく分けたもの。「荷物を―にする」 類[るい]小区分[しょうくぶん] **こわごわ[怖怖・恐恐]** こわいこわいと思いながらするようす。びくびくしながら。おそるおそる。「―中をのぞきこむ」「―顔をあげる」 **こわざ[小技]** すもうや柔道[じゅうどう]などで、ちょっとしたしかけわざ。⇔大技[おおわざ] **こわす[壊す・毀す]** ❶くずしたり、傷つけたりして使えなくしてしまう。「橋を―」 類[るい]破損[はそん]する・破壊[はかい]する⇔直[なお]す ②バランスのとれているもの、まとまった計画や約束などをだめにする。「ふんいきを―」「話を―」 ③むりな使いかたをして機能をだめにする。「飲みすぎで胃腸を―」 > つかいわけ **壊す・つぶす・崩す** > 「**壊す**」は、変形させ破損させて、機能(はたらき)しなくすること。「家を壊す」「道具を壊す」。壊れたものは残っている。「**つぶす**」は、強い力を加えて原形をとどめなくする。「卵をつぶす」「財産をつぶす」。「**崩す**」は、しっかりした山とか体制を力でばらばらにする。 **こわだか[声高]** [形動]話す声が高く大きいこと。「辺りをはばからず―に話す」 **こわだんぱん[強談判]** 強い調子で相手と論じあい、交渉にすること。強談義。 **こわっぱ[小童]** 子供や未熟な人をののしっていうことば。「この―めが」 類[るい]小僧・青二才[あおにさい]▷「こわらわ」の変化した形。 **こわね[声音]** 声の音色やひびき。 類[るい]声色[こわいろ] **こわばる[強張る]** やわらかだったものが、ぴんと張ったように表面がかたくなる。「表情が―」 **こわめし[強飯]** もち米を蒸[ふ]しためし。ふつう、アズキをまぜてたいた赤飯[せきはん]をさす。おこわ。 **こわもて[強面]** おそろしい顔つき。「―でおそれられている」▽「こわおもて」のつまった形。 **こわれもの[壊れ物]** ❶こわれたもの。「―をかたづける」 ②こわれやすいもの。「―につき取扱い注意」 **こわれる[壊れる・毀れる]** ❶変形したり、傷ついたりして役に立たなくなる。「器[うつわ]が―」 類[るい]破損[はそん]する・直[なお]す ②まとまっている約束や計画などがだめになる。「話が―」「縁談が―」 ③はたらきがだめになる。故障や障害を起こす。「テレビが―」 ④台なしになる。「ムードが―」 **こん[今]** [コン・キン] ❶いま。現在。このごろ。⇔古・昔[むかし] ②この。いまの。このたびの。いま進行中の。「―シーズン」「―日(=きょう)の。」「―二月一一日」 [コン] ①今後[こんご] 今昔[こんじゃく] 現今[げんこん] 昨今[さっこん] ②今夏[こんか] 今月[こんげつ] 今週[こんしゅう] 今春[こんしゅん] 今生[こんじょう] 今年[ことし] 今夜[こんや] ③今朝[けさ] 今晩[こんばん] 今夕[こんせき] 今上陛下[きんじょうへいか] 古今集[こきんしゅう] [いま] 今頃[いまごろ] 今更[いまさら] 今時[いまどき] 今際[いまわ] 今日[きょう] 今朝[けさ] 今年[ことし] **こん[困]** [コン] こまる。なやみくるしむ。 [コン] 困窮[こんきゅう] 困苦[こんく] 困難[こんなん] 困惑[こんわく] 貧困[ひんこん] [こまる] 返答に困[こま]る [こじ] 困[こじ]らじる **こん[根]** [コン] ❶木や草のねっこ。 ②ものごとのもと。 ③人の活動のもとになる精神力。やりとおす気力。「―をつめる」「精も―もつきる」 ④数学で、方程式の解。また、平方根。「―の公式」 ⑤肉体にそなわる器官のはたらき。 [コン] ①根茎[こんけい] 球根[きゅうこん] 大根[だいこん] ②根源[こんげん] 根絶[こんぜつ] 根底[こんてい] 根本[こんぽん] ③根気[こんき] 根性[こんじょう] 精根[せいこん] 屋根[やね] 六根[ろっこん] <495> 根太[ねだ] 根元[ねもと] 根雪[ねゆき] 垣根[かきね] 屋根[やね] **こん[昆]** [コン] むし。▽「毘[ビ](=たすける)」は別字。 [コン] 昆虫[こんちゅう] 昆布[こんぶ] **こん[恨]** [コン] 思うとおりにならず、不平に思う。うらむ。 [コン] 恨事[こんじ] 遺恨[いこん] 怨恨[えんこん] 悔恨[かいこん] 痛恨[つうこん] [うらむ] 裏切りを恨[うら]む 逆恨[さかうら]み [うらめしい] 力不足が恨[うらめ]しい **こん[婚]** [コン] 夫婦の縁組みをする。 [コン] 婚姻[こんいん] 婚約[こんやく] 婚礼[こんれい] 結婚[けっこん] 新婚[しんこん] 許婚[いいなずけ] **こん[混]** [コン] ❶いっしょになる。 ②はっきりと区別がつかなくなる。 類[るい]交[まじ]わる [コン] ①混合[こんごう] 混雑[こんざつ] 混声[こんせい] 混線[こんせん] 玉石混交[ぎょくせきこんこう] ②混同[こんどう] 混乱[こんらん] 混沌[こんとん] 混迷[こんめい] [まじる・まざる・まぜる] 雑音が混[まじ]る 記憶が混[ま]ざる かき混[ま]ぜる [こむ] 混凝土[コンクリート] **こん[紺]** [コン] 青とむらさきを合わせた色。「―の着物」 [コン] 紺絣[こんがすり] 紺青[こんじょう] 紺碧[こんぺき] 紫紺[しこん] 濃紺[のうこん] 紺屋[こうや] **こん[魂]** [コン] ❶人のからだに宿るたましい。 ②こころ。精神。 [コン] ①鎮魂歌[ちんこんか] 霊魂[れいこん] ②魂胆[こんたん] 商魂[しょうこん] 精魂[せいこん] 闘魂[とうこん] [たましい] 三つ子の魂[たましい]百まで 負けじ魂[たましい] 大和魂[やまとだましい] 魂[たましい]送り 魂消[たまぎ]る 人魂[ひとだま] **こん[墾]** [コン] あれ地を切り開いて田畑にする。 [コン] 墾田[こんでん] 開墾[かいこん] 新墾[しんこん] 未墾地[みこんち] 墾田[こんでん]私財[しざい]始[はじめ] **こん[懇]** [コン] ❶心をこめてする。 ②うちとける。 [コン] ①懇願[こんがん] 懇切[こんせつ] 懇望[こんぼう] ②懇意[こんい] 懇親会[こんしんかい] 懇談[こんだん] [ねんごろ] 懇[ねんご]ろにもてなす **こん[金]** →「きん」 **こん[今]** [連体]→漢字項目を見よ。 **こん[根/紺]** →漢字項目を見よ。 **ごん[言]** →「げん」 **こんい[懇意]** [形動]親しく交際してよく知り合い、仲のいいようす。「―な仲」「―にしていただく」「ご―のほどよろしく」 **こんいん[婚姻]** 男女が正式に夫婦になること。結婚。「―届」▽多く、法律用語。 **こんか[婚家]** 結婚によって嫁入り、または婿[むこ]入りしたさきの家。⇔実家[じっか] **こんかい[今回]** 何回かあったもののうちで今度のもの。このたび。 **こんかぎり[根限り]** 根気の続くかぎり。一生けんめい、がんばるようす。「―努力する」 **こんがらかる** もつれて、からみあったり、わけがわからなくなったりする。「糸が―」「話が―」 **こんがり** ほどよくうす茶色に焼けるようす。「―きつね色に焼けたもち」 **こんかん[根幹]** ものごとを成り立たせている、いちばんおおもとの部分。「―をゆるがす」⇔枝葉[しよう] **こんがん[懇願]** 念入りに、心からたのみ願うこと。 類[るい]嘆願・懇望 **こんき[根気]** ものごとをねばり強く続けていく力。「―負けする」 **こんき[婚期]** 結婚に適しているとされる年ごろ。「―をのがす」 **こんきゃく[困却]** 困って途方に暮れてしまうこと。「難問が続出して―する」 類[るい]困惑[こんわく] **こんきゅう[困窮]** 貧乏[びんぼう]で困りはてること。「生活―者」 **こんきょ[根拠]** ①よりどころとなる理由。「―を示す」「―地」 ②活動をするとき、その中心となる場所。ねじろ。 **ごんぎょう[勤行]** ご仏前で読経[どきょう]や焼香[しょうこう]などをすること。おつとめ。 **こんく[困苦]** こわれやものがなくて、困りくるしむこと。「―にたえる生活」 類[るい]困窮[こんきゅう] **ゴング** ❶打楽器の一つ。金属性の円盤をわくにつるし、ばちで打つ。どら。 ②ボクシングやプロレスなどで、試合やラウンドの開始と終了を知らせる鐘[かね]。|gong **コンクール** 競技会。競演会。コンテスト。「ピアノ―」 | concours **ごんぐじょうど[欣求浄土]** 仏教で、この人間世界の苦しみからはなれ、極楽浄土に往生[おうじょう]することを心から願うこと。↓厭離穢土[えんりえど]▽「欣求」は、よろこびもとめること。 **コングラチュレーション** おめでとう。|congratulation **こんくらべ[根比べ]** どちらが根気が強いかを争うこと。 <496> **こん【今】** **ごんげ【権化】**[図]①仏や菩薩が人々を救うため、仮の姿でこの世に現れたもの。化身。②ある抽象的な性質が、具体的な形をとって現れたかのような人やもの。「悪の―」 **こんけつ【混血】**[図]人種の違う父母の間に生まれること。また、その子。「―児」 **こんげん【根源・根元】**[図]物事の起こるもと。おおもと。「悪の―を絶つ」 **ごんげん【権現】**[図]仏が日本の神の姿をとって、この世に現れたもの。また、その神。 **ごんげんしそう【権現思想】**[図]神は仏が人々を教化するために仮に現れたものであるとする思想。 **こんご【今後】**[図]これから先。以後。「―の課題」 **こんごう【混交・混淆】**[図]性質の異なるものが入りまじっていること。「玉石―」「神仏―」 >つかいわけ 「混合」を見よ **こんごう【金剛】**[図]①「金剛石」の略。 ②きわめて硬く、強いもの。「―心」 **こんごう【混合】**[図]違う種類のものが、まじりあって一つになること。「―ダブルス」 >つかいわけ 混合・混交・混入・混成 >「混合」は、いくつかの別のものがまじりあって一つになること。「三種混合ワクチン」。「混交」は、ちがった性質のものが入りまじって、それぞれの性質を保って存在すること。「和漢混交文」。「混入」は、主となるものがあるところへ別のものが少しまじってはいること。「毒物が混入する」。「混成」は、いくつものちがう所属のものを一つに合わて編成すること。「六大学混成チーム」。 **こんごうせき【金剛石】**[図]「ダイヤモンド」の別名。 **こんごうづえ【金剛×杖】**[図]修験者や巡礼の持つ杖。 **こんごうのうぎょう【混合農業】**[図]食料作物や飼料作物を栽培する一方で、家畜を飼育する農業。 **こんごうぶじ【金剛峯寺】**[図]和歌山県高野山にある真言宗の総本山。空海が創建。 **こんごうぶつ【混合物】**[図]違う種類のものが入りまじっているもの。 **こんごうりき【金剛力】**[図]金剛力士のように、非常に強い力。 **こんごうりきし【金剛力士】**[図]仏法を守る神。非常に力が強い。 **こんごうりん【混合林】**[図]針葉樹と広葉樹の両方が混生する森林。混交林。 **コンコース**[園]駅や空港などで、広場をかねた通路。| concourse **ごんごどうだん【言語道断】**[回][漢]ことばで言い表せないほどひどいこと。とんでもない。「彼のやりかたは―だ」[類]もってのほか ▽「言語同断」は誤り。「道」は、言う。「道断」は、言うことばがないこと。もと仏教で、深いさとりの境地はことばでは言い表わせないという意味から。 **こんこんと【懇懇と】**[圃]ていねいにくりかえし言い聞かせるようす。「―さとす」 **こんこんと【×昏昏と】**[■]深くねむっていて、意識のないようす。「―ねむりこける」 **こんこんと【×滾滾と】**[画]水などがつきずに、わき出るようす。「―わく泉」 **コンサート**[図][造語]演奏会。音楽会。「ピアノ―」 | concert **コンサートマスター**[図]オーケストラの首席演奏者。| concertmaster **こんざい【混在】**[図][函]ちがう種類のものが入りまじってあること。「常緑樹と落葉樹の―する森」 **コンサイス**[形動]簡明な。簡潔な。| concise **こんさいるい【根菜類】**[図]根の部分を食用とする野菜。ダイコン・ニンジンなど。 **こんざつ【混雑】**[図][下]多数の人や自動車などが、やたらと集まって自由に動けない状態。こみあうこと。「連休はどこも―が予想される」 **コンサルタント**[図]企業より経営に関する助言・指導を専門とする人。「経営―」| consultant **こんじ【根治】**[図]病気や悪いくせが根本から治ること。また、根本から治すこと。「こんち」とも。「新薬のおかげで持病が―した」[圏]完治・全治 **こんじき【金色】**[図]「きんいろ」の古い言い方。「―にかがやく仏像」「一堂」 **こんじきやしゃ【金色夜叉】**[圍]一八九七年。尾崎紅葉の未完の長編小説。いいなずけを銀行家にうばわれた男が、自分も高利貸しとなって復讐をちかう話で、資本主義時代を反映した、かねと愛がテーマとなっている。 **こんじゃく【今昔】**[图]いまと、むかし。「東京―」 今昔の感 今と昔とを思いくらべて、その大きな変わりようにおどろいて心を打たれる感じ。「そのころを思うと―にたえない」 <497> **こんじゃくものがたりしゅう【今昔物語集】**一二世紀の作。作者未詳。インド・中国・日本の説話約千話を集めた、わが国最大の説話集。 **こんじょう【今生】**[図]この世に生きている間。 **こんじょう【根性】**[図]①困難に耐えてやり抜こうとする気力。「―がある」 ②生まれつきの性質。「―がくさってる」 **こんじょう【紺青】**[図]濃くあざやかな青色。 **ごんじょう【言上】**[図]身分の高い人に申し上げること。 **こんしょく【混食】**[図]肉や魚と野菜などをまぜて食べること。 **こんじる【混じる】**[圧]□「まじる」「まざる」の古い言い方。「綿に麻[あさ]が―」 **こんしん【混信】**[図]「[忍]無線電信や放送で、他の局の電波がまぎれこんで受信されること。「電波が―して画像が乱れる」[類]混線 **こんしん【懇親】**[図]うちとけて、たがいに親しくすること。「―会」 **こんしん【×渾身】**[図]からだじゅう。全身。「―の力をふりしぼる」[類]満身 **こんすい【×昏睡】**[図]「[函]病気や負傷で、意識をなくしたまま目覚めないこと。「―状態におちいる」[類]人事不省 **コンスターチ**[图]トウモロコシからつくった料理用のでんぷん。コーンスターチ。「cornstarch **コンスタンティヌス**[名]二八〇?―三三七年。古代ローマ皇帝。キリスト教を公認にし、その教義統一に努めた。コンスタンティノープル(=イスタンブールの旧称)に都をうつし、官僚制度の確立を図った。「Flavius Valerius Constantinus **コンセプト**[図]考えかた。概念[がいねん]。| concept **コンスタント**[形動]変わらないようす。一定しているようす。「売りあげはーだ」「constant **コンストラクション**[圀]くみたて。構成。また、建設。建造。| construction **こんせい【混生】**[図]「スと同じ場所にいろいろな植物が入りまじって生えていること。 **こんせい【混成】**[図][函]人やものを寄せあつめて、一つにまとめること。「―旅団」 >つかいわけ→「混合」を見よ。 **こんせい【懇請】**[⑧]「ことばをつくして、ていねいにたのむこと。「―をしりぞける」「会長就任を―する」[類]懇願 **こんせき【×痕跡】**[図]過去に何かがあったり、何かをしたことを示すあと。「―をとどめる」 >つかいわけ=跡形・痕跡・形跡= >「跡」は、もと歩いた足あとの形の意味。「跡形」は、「跡形もない」の形で使うことが多く、ものごとが経過したあとに何も残っていないこと。「痕跡」は、「痕(きずのあと)」のように、しこって消えずに実際に残っているもの。「このあたりが昔海だった痕跡としては、近くに貝塚[かいづか]が発掘されている」。「形跡」は、残されたあとから当初の状況を推測する場合に使う。「人が住んでいた形跡がない」。 **こんせつ【懇切】**[図][形動]細かくいきとどいていて、たいへんに親切なこと。「―ていねいに教える」 **こんぜつ【根絶】**[図][下]山木を根からすっかりぬき去るようにあとかたもなく、なくしてしまうこと。ねだやし。「非行を―する」 **こんせん【混戦】**[図]「敵・味方が入りみだれて戦うこと。勝負がわからないほどの争い。「―模様」 **こんせん【混線】**[国]「[函]①電話で、他の通話が入りまじること。[類]混信 ②話の最中[さいちゅう]に、他の話が入りまじってもつれ、すじがわからなくなること。 **こんぜん【×渾然・混然】**[形][画]別々のものがまじりあって一つになり、区別がつかないようす。「―たる状況」「―一体となる」 **コンセンサス**[図]意見が一致[いっち]すること。合意。総意。「国民の―をえる」 「consensus **コンセント**[図]電気器具に電気をとりいれるために、かべなどに設けてあるプラグの差しこみ口。▽日本でつくられたことば。 **コンソール**[図]大型コンピュータの入出力部分。キーボードとディスプレー画面からなる。「console **コンソメ**[图] 西洋料理で、澄んだスープ。ポタージュ - consommé **こんだく【混濁・圏濁】**[図][下]ごいろいろなものがまじりあって、にごること。また、乱れてはっきりしないこと。「―低迷の日本経済」「白く―した液体」「意識が―する」 **コンダクター**オーケストラの指揮者。 ②案内係。添乗員。| conductor **コンタクト**[図] ①[<名>・-スル]連絡[れんらく]。接触。「―をとる」「―してみる」 ①[<名>]「コンタクトレンズ」の略。| contact **コンタクトレンズ**[圏]近視や乱視などの人が、目に直接あてて視力を矯正[きょうせい]するレンズ。コンタクト。| contact lens **こんだて【献立】**[図]食卓[しょくたく]に出す料理の種類と組み合わせ。また、それをしるした表。メニュー。「学校給食の―」▽ふつう、「献立て」とは書かない。 **こんたん【魂胆】**[図]心のうちにある計略。たくらみ。「会社を乗っとる―」『ふつう、悪い意味で使う。 **こんだん【懇談】**[図][圮]たがいにうちとけて話しあうこと。「父兄が』一会」「担任と―する」 **コンチェルト**[図]ピアノやバイオリンなどの独奏楽器と管弦楽のための合奏曲。協奏曲。コンツェルト。「バイオリンー」| concerto **コンチネンタル**[図][造語]ヨーロッパ風の。ヨーロッパ大陸の。「ータンゴ」| continental <498> **ゴンチャロフ**人[名]一八一二一九一年。ロシアの小説家・劇作家。代表作「オブローモフ」の主人公オブローモフは「余計者」の代名詞となった。-Ivan Aleksandrovich Goncharov **こんちゅう【昆虫】**[図]節足動物の一つ。からだは頭・胸・腹に分かれ、一対[いっつい]の触角[しょっかく]、二対の羽、三対の足をもつ。チョウ・セミ・トンボ・アリなど。 **こんちゅうき【昆虫記】**[附屬]一九〇七年。フランス、ファーブルの著。昆虫の生態を綿密に観察し記録したもの。的確な表現は文学的な評価も高い。| Souvenirs entomologiques **コンツェルン**[図]法律上は独立している各種の企業[きぎょう]が、銀行などに支配・統制され一つに結合すること。トラスト・カルテルより独占[どくせん]が進んだかたち。企業連携[れんけい]。第二次世界大戦前の日本の財閥[ざいばつ]。| Konzern **コンテ**[図]デッサン用のクレヨンの一つ。▽もと、商標名。| conté **コンテ**[図]映画・テレビで、場面をカットごとに絵にした撮影用台本。絵コンテ。[←]continuity から。 **こんてい【根底】**[図]ものごとのよりどころとなるもの。「予想を―からくつがえす」[圏]大本[たいほん]・根源 **こんでい【金泥】**[図]↓「きんでい」 **コンディショニング**[図]からだや機械などの調整、調節。「エアー」 | conditioning **コンディション**[図]条件。状況。また、からだの調子や状態。「グラウンドのーは上々」「ベストー」 | condition **コンテキスト**[図]文章の前後関係。文脈。また、あることがらとその周囲との関係。コンテクスト。「―から判断する」| context **コンテスト**[図]作品の優劣[ゆうれつ]や、参加者の容姿などを競[きそ]いそう会。審査員が評価をきめる。選抜[せんばつ]会。[類]コンクール | contest **コンテナ**貨物輸送に使う金属製の箱。荷造りを必要とせず、くりかえし使用でき、一度にたくさん積める。「―輸送」 「container **こんでんえいねんしざいほう【墾田永年私財法】**[図]七四三年、開墾地の永久私有を認めた法令。班田[はんてん]制の崩壊、荘園[しょうえん]の発生を招いた。 **コンデンサー**[圏]電気をたくわえる装置。金属板などに絶縁[ぜつえん]体をはさんでつくる。ラジオなどに使う。蓄電器。| condenser **コンデンスミルク**[図]牛乳に砂糖を加えてにつめたもの。練乳。| condensed milk **コント**[図]風刺[ふうし]や機知に富んだ短い物語。短編よりさらに短い小説。小話[こばなし]。②演芸場などで、おもな出し物の合間に演じられる寸劇。| conte **こんど【今度】**[図][画]●このたび。今回。「―の地震[じしん]の被害状況[ひがいじょうきょう]」「―転校してきたA君です」 ②この次。次回。また、いつとはきまっていない次回。「―の列車に乗る」「―また会おう」 **こんとう【×昏倒】**[図]目まいがし、気を失ってたおれること。「頭をなぐられて―する」 **こんどう【金堂】**[図]寺の建物の中心で、本尊をまつってある建物。本堂。▽内部を金色[こんじき]にぬるからとも、金色の仏像を安置するからともいう。 **こんどう【混同】**[図]区別のあるものを、同じものとしてあつかうこと。「公私―」「現実と空想とを―する」 **こんどうじゅうぞう【近藤重蔵】**[入][名]一七七一-一八二九年。江戸以後期の探検家。蝦夷地[えぞち]を探検し、国後[くなしり]・択捉[えとろふ]島に達した。択捉島に「大日本恵土呂府[だいにほんえとろふ]」の標柱を建てた。 **コンドーム**[図]避妊や性病予防のために、男性の性器に装着するうすいふくろ。スキン。| condom **こんとく【懇篤】**[形動]心がこもっていて、ていねいなようす。「―なご指導にあずかる」▽文章語。 **ゴンドラ**[図]①イタリアのベネチア特有の、はばのせまい小船。観光用。 ②ロープウエーや気球のつり座席。| gondola **コントラスト**[図]明暗や形などの異なるもので、たがいにきわだたせるような状態。対比。「直線と曲線の織りなす―」「―が強い」| contrast **コンドラチェフ**[名]一八九二一一九三八年。旧ソ連の経済学者。技術革新や資源の開発によって五、六十年を周期として起こる景気の波を発見した。この波を長期波動、また「コンドラチェフの波」という。| Nikolai D. Kondratiev **コントラバス**[図]弦楽器[げんがっき]の一つ。大形で低音域をうけもつ。立って弦を弓でこすったり、指ではじいて音を出す。ダブルベース。ベース。バス。| contrabass [図]「オーケストラ」 **コンドル**[図]コンドル科の鳥をまとめた呼び方。とくに、南アメリカのアンデス山脈にすむ大形の鳥。動物の死肉を食べる。頭と首には羽毛がないのでハゲタカ・ハゲワシとも呼ばれるが、旧大陸に生息するものとは別種。| condor **コンドル** 人[名]一八五二―一九二〇年。イギリスの建築家。来日して建築家の養成に努めた。また、実際に鹿鳴館[ろくめいかん]、東京神田[かんだ]のニコライ堂などを設計した。「Josiah Conder **コントロール**[图]①自分の思うように動かすこと。うまく調節・管理すること。統制。制御[せいぎょ]。「カロリーを―する」「リモートー」 ②野球で、投手が思いどおりに球を投げる能力。制球力。| control **コントロールタワー**[図]空港で、航空機に離着陸の指示をする施設[しせつ]。管制塔[かんせいとう]。| control tower **こんとん【混沌・×渾沌】**[形動]いろいろな力が入まじってはたらき、区別ができない状態。また、状況[じょうきょう]がわからないようす。「前途[ぜんと]がーとしてきた」「―たる世界情勢」▽もと、宇宙ができたころ天地の区別もなくどろどろであったという意味から。 **こんな**[形動]①「このような」のくだけた言い方。「―色」「―形は―だ」「―なのですが」▽「のに」「ので」などは、連体形「こんなな」に付くが、名詞は「こんな男」のように、語幹に直接付く。そのため、「こんな」は形容動詞ではなく、連体詞だとする説もある。 <499> **こんな**[こんな] [形動]②下に来る名詞を重んじていない気持ちをあらわす。「―ものいらない」「―人きらい」 **こんな**[こんな] [形動]③[「こんなに」の形で]これほどまでに、はなはだしく。「―に小さい箱」「―に親切な人はいない」 **困難**[こんなん] [形動]解決したり実行したりするのが、むずかしいこと。「―を乗りこえる」「脱出は―だ」↔容易[ようい] **今日**[こんにち] [名]◎「きょう」の改まった言い方。「―はよくいらっしゃいました」[類]本日[ほんじつ] **今日**[こんにち] [名]②このごろ。現在。現今。「―の政界」『文章語。 **こんにちは**[こんにちは] [感]昼間、人に出あったときに最初に言う、あいさつのことば。こんちは。▽もと、「今日はいい天気ですね」などの略。したがって「こんにちわ」と書くのは誤り。 **蒟蒻**[こんにゃく] [名]サトイモ科の多年草。根はこんにゃく玉と呼ばれ、粉にしてから石灰を加えて固め、みそでんがく・おでんなどにして食べる。灰色または半透明[はんとうめい]で弾力がある。▽昔は、体内の砂を吸収するという俗信[ぞくしん]から、「砂おろし」ともいわれた。かぞえ方 丁[ちょう]・枚[まい] **混入**[こんにゅう] [名][-スル]他のものがはいってまざること。「異物が―している」[つかいわけ]→「混合」を見よ。 **コンパ**[コンパ] [名]学生などが会費を出しあい、食べたり飲んだりして楽しむ会。「新入生歓迎[かんげい]一」▽companyから。 **コンバート**[コンバート] [名][-スル]●変換[へんかん]。とくにコンピュータで、他機種上でも動作するように、プログラムを書きかえること。●野球などで、その選手が前から専門にしてきた守備位置をとりかえること。「投手から外野手に―する」③ラグビーで、トライ後のゴールキックが成功すること。[convert] **コンパートメント**[コンパートメント] [名]列車などで、しきりをした座席や客室。[compartment] **困憊**[こんばい] [名][-スル]心身ともにつかれはてること。「疲労[ひろう]―」 **コンバイン**[コンバイン] [名]作物[さくもつ]のかりとりと脱穀を同時におこなう農業用の機械。[combine] **魂魄**[こんぱく] [名]たましい。霊魂[れいこん]。 **コンパクト**[コンパクト] [形動]①〈名〉鏡のついた携帯[けいたい]用のおしろい入れ。①〈形動〉小型ながら機能や内容がまとまっていて、充実しているようす。「―サイズ」「―な動き」[compact] **コンパクトディスク**[コンパクトディスク] [名]↓「シーディー」 **コンパス**[コンパス] [名]①円や弧[こ]をえがくのに使う、二本足の製図用具。ぶんまわし。②羅針盤[らしんばん]。③歩幅[ほはば]。また、足の長さ。「彼は―が長い」[compass] **コンパニー**[コンパニー] [名]①会社。商会。カンパニー。略号は Co.②仲間。連中。[company] **コンパニオン**[コンパニオン] [名]来客を案内したり接待したりする役目の女性。[companion] **金春禅竹**[こんばるぜんちく] [人名]一四〇五-?年。室町[むろまち]中期の能役者・謡曲[ようきょく]作者。じみで幽玄[ゆうげん]味のある芸風で、禅宗の影響を受けた能楽論をあらわした。謡曲に「雨月」「芭蕉[ばしょう]」「玉葛[たまかずら]」など。 **今般**[こんばん] [名]このたび。今回。改まった言い方。↔先般[せんぱん] **こんばんは**[こんばんは] [感]夜、人に出あったときに最初に言う、あいさつのことば。▽もと、「今晩はお寒うございます」などの略。したがって「こんばんわ」は誤り。 **コンビ**[コンビ] [名]あることをいっしょにおこなう二人組み。「漫才[まんざい]の―を組む」「三遊間のー」[ペア]▽combinationから。 **コンビーフ**[コンビーフ] [名]牛肉に塩味をつけて蒸[む]し煮にした食べもの。コーンビーフ。[corned beef] **コンビナート**[コンビナート] [名]生産工程で関連性のある工場を一つの地区に集めた、大規模な工業地帯。工場結合。「石油―」[kombinat] **コンビニエンスストア**[コンビニエンスストア] [名]早朝から深夜まで、または二十四時間営業している、小型のスーパーマーケット。コンビニ。[convenience store] **コンビネーション**[コンビネーション] [名]①組みあわせること。また、組みあわせ。「投球の―が悪い」「―サラダ」②二つ以上の色や材料を使ってつくった、くつ・かばんなど。③シャツとズボンがひと続きになっている衣服。つなぎ。▼「コンビ」とも。[combination] **コンピュータ**[コンピュータ] [名]電子計算機。プログラムに従って、計算・データ処理・事務管理などの作業を高速度でおこなう装置。コンピューター。[computer] **コンピュータグラフィックス**[コンピュータグラフィックス] [名]コンピュータで、データを図形や画像に処理して表示すること。CG。[computer graphics] **コンピュータ支援教育**[コンピュータしえんきょういく] [名]↓「シーエーアイ」 **コンピュータ断層撮影**[コンピュータだんそうさつえい] [名]↓「シーティー」 **昆布**[こんぶ] [名]こげ茶色で帯のように長い海藻[かいそう]。寒い地方の海に生える。干して、だしをとったり、つくだににしたりする。「こぶ」とも。▽「よろこぶ」に音[おん]が通じるので、お節料理などのめでたいことに使われる。 **コンプレックス**[コンプレックス] [名]劣等[れっとう]感。インフェリオリティコンプレックス。「―をもつ」 **コンプレックス**[コンプレックス] [名]心の奥[おく]にかくれている、あることがらについてのこだわり。しこり。「マザーー」[complex] **コンプレッサー**[コンプレッサー] [名]空気やガスなどの圧縮機。[compressor] **コンペ**[コンペ] [名]競技会。とくに、ゴルフの試合。 **コンペ**[コンペ] [名]設計の公募[こうぼ]。competitionから。 **コンペイトー**[コンペイトー] [名]まわりに小さなとんがりがたくさんある、小つぶの砂糖菓子で。▽「金平糖」「金米糖」と当てる。[confeito]、 <500> **こんぺいとう【金平糖・金米糖】**[図]ケシの実を核にして、砂糖の蜜をかけて固めた菓子。 **こんぺき【紺碧】**[図]濃い青色。 **コンベヤー**[図]工場などで、材料や製品を自動的・連続的に運ぶ機械装置。「―システム」| conveyor **コンボ**[図]小編成によるジャズバンド。| combo **コンポ**[図]「コンポーネント」などの略。 **こんぼう【混紡】**[図]「スとちがう種類の繊維をまぜて糸をつくること。「アクリルーのセーター」 **こんぼう【×棍棒】**[図]手ににぎる、短い木の棒。「―でなぐる」 ②とっくり形の体操用具。新体操などの競技で使う。クラブ。[図]「しんたいそう」 **こんぽう【×梱包】**[図]「紙などで包んだり、箱に入れてひもなどをかけたりして荷物をつくること。荷づくり。「製品を―する」▽とくに、運送できるように荷づくりすること。 **コンポーネント**[圏]ステレオ装置を構成する機器。アンプやスピーカーなど。コンポ。「ーステレオ」| component **コンポジション**[図]写真や絵の構成。構図。 ②作文。とくに、英作文。 ③作曲。| composition **こんぽん【根本】**[図]ものごとのもとになっている土台。おおもと。「―原理を学ぶ」[関]根底 **こんぽんてき【根本的】**[形動]ものごとのおおもとまで届くようす。「―に改革する」「―解決を目ざす」 **コンマ**[図]欧文[おうぶん]など、横書きの文で使う記号。文中の区切りや数字の位[くらい]どりを示す。カンマ。 ②小数点。「,」 | comma **こんまけ【根負け】**[図]相手と張りあう気持ちがつきてしまい、あきらめること。根比べに負けること。「彼のねばりには―した」 **こんめい【混迷】**[図]ものごとが混乱して、わけがわからなくなること。「政局の―」「―する株式市場」 ②正常な理性を失い、どうしたらいいか判断できなくなること。「意識が―する」▽「昏迷」とも書く。 **こんもう【懇望】**[図]熱心に望むこと。心からひたすら望むこと。「こんぼう」とも。「ぜひ会長にと―される」[圏]熱望・懇願 **こんもり**と木などが盛りあがるようにしげっているようす。また、土などがまるく盛りあがっているようす。 **こんや【紺屋】**[図]布の染色をする職人。また、染物屋。「こうや」とも。 紺屋のあさって →「こうや」 紺屋の白袴[しらばかま] →「こうや」 **こんやく【婚約】**[図][函]結婚の約束をすること。また、その約束。「―を結ぶ」「幼なじみと―する」 **こんよう【混用】**[図][下]と種類のちがうものをまぜて使うこと。「日本語と英語を―する」[圏] 併用[へいよう] **こんよく【混浴】**[図][函]温泉などの大浴場で、男女が同じ浴室で湯にはいること。 **こんらん【混乱】**[園]「[ズル]いろいろのものが、整理されないまま入りみだれていること。秩序を失った状態。「頭が―する」「社会の―」 **こんりゅう【建立】**[図][下]山寺院などを建てること。「三重の塔を―する」 **こんりんざい【金輪際】**[圓][[「金輪際〜ない」の形で]]どんなことがあっても・・・ない。断じて・・・ない。「―酒は飲まない」▽仏教から出たことば。「地層のもっとも下の底、無限に深いところにもない」ということ。 **こんれい【婚礼】**[图]結婚の儀式[ぎしき]。「―家具」[→]婚儀 **こんろ【×焜炉】**[図]にたきするための土や鉄でできた道具。ガス・石油・電気・木炭などを燃料とする。▽木炭用のものは「七厘[ひちりん]」ともいう。 **こんわ【懇話】**[图]うちとけて親しく話しあうこと。「一会」[劇]懇談 **こんわく【困惑】**[図]「ス」どうしたらよいか、判断がつかずに困ること。「難題をもちこまれて―する」 **さ[左]** **さ[査]** **さ[砂]** **さ[差]** <501> **さ[差]** ❶へだたり。性質・能力・程度などのちがい。「―をつける」「雲泥の―」 ②ある数からある数を引いた残りの数。さしひき。「―を求める」 ③和[わ] ④さし入れる。つらぬく。 ⑤つかわす。 [サ] ①差異[さい] 差別[さべつ] 千差万別[せんさばんべつ] 大差[たいさ] ②差額[さがく] 格差[かくさ] 誤差[ごさ] 落差[らくさ] ③交差[こうさ] ④差遣[さけん] [さす] 傘[かさ]を差[さ]す 差出人[さしだしにん] 魔[ま]が差[さ]しょうし ●差[さ]し支[つか]える 差[さん]し(=ふぞろい) **さ[佐]** [サ] ❶たすける。 ②旧軍隊・自衛隊の階級の一つ。「将」の下。 [サ] ①佐幕[さばく] 補佐[ほさ] ②佐官[さかん] 一佐[いっさ] 大佐[たいさ] [すけ] 佐[すけ] 助[たす]ける **さ[唆]** [サ] 相手をけしかけて、するようにしむけること。 [サ] 教唆[きょうさ] 示唆[しさ] [そそのかす] 悪事を唆[そその]かす **さ[詐]** [サ] うそを言ってだます。いつわり。 [サ] 詐欺[さぎ] 詐取[さしゅ] 詐称[さしょう] 巧詐[こうさ] 奸詐[かんさ] [いつわる] 詐[いつわ]る **さ[鎖]** [サ] ❶金属の輪をひも状につないだもの。くさり。 ②とざす。 [サ] ①鎖骨[さこつ] 鉄鎖[てっさ] 連鎖[れんさ] ②鎖国[さこく] 封鎖[ふうさ] 閉鎖[へいさ] [くさり] 鎖[くさり]編[あ]み 鎖帷子[くさりかたびら] 金鎖[かなぐさり] 手鎖[てぐさり] [とざす] 鎖[とざ]す **さ[沙]** [サ・シャ] ❶すな。また、砂のように細かな。 ②まじりあった細かいものを水で洗い、よしあしをより分ける。 ③梵語[ぼんご]の音訳にあてる字。 [サ・シャ] ①沙金[さきん] 沙漠[さばく] 沙礫[されき] ②沙汰[さた] ③沙羅双樹[さらそうじゅ](しゃらそうじゅ) 沙弥[しゃみ] 沙門[しゃもん] [すなご] 沙子[すなご] 沙蚕[すなごかい] 沙魚[はぜ] **さ[紗]** [サ・シャ] うすぎぬ。しゃ。 [サ・シャ] 紗綾[さあや] 更紗[さらさ] 袱紗[ふくさ] 金紗[きんしゃ] 羅紗[らしゃ] **さ[裟]** [サ] 梵語の音訳「袈裟[けさ]」にあてる字。 **さ[嵯]** [サ] 山がけわしくて、岩がごつごつしているようす。 [サ] 嵯峨[さが] **さ[瑳]** [サ] ❶玉が白くあざやかにかがやくようす。 ②みがく。 **さ[作]** →「さく」 **さ[茶]** →「ちゃ」 **さ[左/差]** →漢字項目を見よ。 **さ** [造語]「さ~」の形で❶わずかという意味。また、調子を整えることば。「―霧[ぎり]」「―夜[よ]は」「―迷う」 ②「早い」「若い」の意味をあらわす。「―わらび」「―乙女[おとめ]」 ③「五月」の意味をあらわす。「―みだれ」 **さ** [造語]「~さ」の形で❶性質・状態・程度などをあらわす。「おもしろ―」「高―」「活発―」▽形容詞や形容動詞の語幹に付いて名詞をつくる。 ②「とき」「おり」の意味をあらわす。「学校からの帰る―」▽ 動詞の終止形に付く。 **さ** [終助]❶疑問のことばをともなって、非難・反発などの気持ちをあらわす。「その言いかたはなに―」「どうしろっていうの―」 ②軽く言いはなす。「もう、いい―」「失敗するにきまってる―」「それが学問というもの―」▽用言の終止形または名詞に付く。 ③文節の切れ目にそえて、語調を整える。「それが―、彼ったら―」 **ざ[座]** [ザ] ❶すわる。すわる位置。席。「―に直る(=自分の席につく)」「―をはずす」 ②地位。「妻の―」「政権の―」 ③あつまり。会合。また、その席のふんいき。「―が白[しら]ける」「―をとりもつ」 ④何もしないでいる。 ⑤鎌倉・室町[まち]時代の商工業者の同業組合。公家や寺社の保護を受け、特定の商品の製造・販売の独占権をもった。鎌倉の材木座、京都大山崎[おおやまざき]の油座などが有名。 ⑥江戸時代の貨幣[かへい]をつくる公設機関。 ⑦劇団。劇場。 ⑧星の集まり。◆「座する」を見よ。 [ザ] ①座高[ざこう] 座敷[ざしき] 座席[ざせき] 座右[ざゆう] 上座[かみざ] ②王座[おうざ] 銀座[ぎんざ] ③座興[ざきょう] 座談[ざだん] 講座[こうざ] 仲間[ちゅうざ] ④星座[せいざ] ⑤楽市楽座[らくいちらくざ] ⑥金座[きんざ] 銀座[ぎんざ] ⑦座員[ざいん] 歌舞伎座[かぶきざ] 中村座[なかむらざ] ⑧オリオン座[ざ] 小熊座[こぐまざ] [すわる] 居座[いすわ]る 座[すわ]り込[こ]み **さあ** ❶何かを始めるときなどに、他人に呼びかけたり、自分をはげましたりすることば。「―泳ごう」「―がんばるぞ」 類[るい]いざ ②喜んだり、おどろいたりしたときに出ることば。「―できた」「―困った」 ③決心がつかなかったり、知らなかったりして、はっきり言えないときに出ることば。「―、どうしよう」 <502> **サー**[サー] [感]「―、わかりません」[類]さて **サー**[サー] [造語]英語で男性を呼ぶときに使う尊敬語。「イエス、―」 **サー**[サー] [造語]イギリスで、ナイトや準男爵[だんしゃく]の称号をもつ人の名の前に付け、敬っていうことば。卿[きょう]。[Sir] **サーカス**[サーカス] [名]野外にテントなどを張っておこなう、曲芸や奇術[きじゅつ]などの見せもの。また、各地を回ってそれを見せる一団。曲芸団。曲馬団。[circus] **サーキット**[サーキット] [名]●電気回路。回線。●自動車やオートバイ競技用の環状道路。「ーレース」[circuit] **サーキットトレーニング**[サーキットトレーニング] [名]基礎体力をつける訓練[くんれん]法。数種類の運動を組みあわせて、それをくりかえす。循環器トレーニング。[circuit training] **サークル**[サークル] [名]同じ興味や関心をもって活動する人の集まり。クラブ。同好会。「読書―」「―活動」 **サークル**[サークル] [名]円。囲み。「ベビーー」[circle] **サージ**[サージ] [名]あや織りの服地。無地のものが多く、背広や制服などに用いる。[serge] **サーチ**[サーチ] [名][-スル]調査。とくに、コンピュータで、あるデータを探すこと。検索[けんさく]。[search] **サーチライト**[サーチライト] [名]海面や空中などを、遠くまで照らしだすための大型の電灯。探照灯[たんしょうとう]。[searchlight] **サード**[サード] [造語]野球で三塁[さんるい]。また、三塁手。「―ゴロ」 **サード**[サード] [造語]第三の。三番目の。「ギアを―に入れる」[third] **サーバー**[サーバー] [名]テニスやバレーボールなどで、サーブをする人。↔レシーバー **サーバー**[サーバー] [名]西洋料理で、大皿[おおざら]からとりわけるときに使う食器。[server] **サービス**[サービス] [名]奉仕。「―精神」 **サービス**[サービス] [名]客をもてなすこと。接待。「―がいい」「一料」 **サービス**[サービス] [名]客の得になるように、値引きしたり、おまけの品物をつけたりすること。「出血大―」 **サービス**[サービス] [名]「サーブ」[service] **サービスエース**[サービスエース] [名]テニスやバレーボールなどで、相手が受けて返すことのできないサーブ。また、そのサーブであげた得点。[service ace] **サービスエリア**[サービスエリア] [名]①ある局のテレビやラジオなどの電波が届く放送区域。②高速道路に設けられた給油所。休息する設備やレストランなどもある。[service area] **サービスステーション**[サービスステーション] [名]客に商品の案内や故障[こしょう]の修理などのサービスをする場所。また、自動車の給油所。[service station] **サーブ**[サーブ] [名][-スル]バレーボール・テニス・卓球[たっきゅう]などで、攻撃[こうげき]側が相手側コートに球を打ちこんでプレーを始めること。サービス。[serve] **サーフィン**[サーフィン] [名]サーフボードの上に立って、バランスをとりながら波に乗るスポーツ。波乗り。[surfing] **サーフボード**[サーフボード] [名]波乗り用の板。[surfboard] **サーベル**[サーベル] [名]細身の西洋風の刀。洋剣[ようけん]。▽第二次世界大戦前は、日本でも軍人や警官がこしに提げていた。[sabel] **ざあますことば**[ざあますことば] [名]上品ぶったことばつき。「〜でございます」の変化した「〜ざあます」を使う。▽東京山の手の上流婦人が使うという。 **サーモスタット**[サーモスタット] [名]バイメタルなどを利用し、スイッチを切ったり入れたりして、自動的に温度を一定に保つ装置。電気器具や実験装置などに使われる。サーモ。[thermostat] **サーモン**[サーモン] [名]サケ。「―ステーキ」「スモークー」[salmon] **サーモンピンク**[サーモンピンク] [名]サケの肉のように赤みをおびたピンク色。[salmon pink] **サーロイン**[サーロイン] [名]牛肉のうち、こしの上部の肉。ステーキに最上とされる。[sirloin] **才**[さい] [名]生まれつきもっているすぐれた能力。「―におぼれる」「文筆の―」②すぐれた能力のある人。「俗[ぞく]に、年齢を数える「歳[さい]」の代わりに用いる。 **才**[さい] [名]才覚[さいかく]・才気[さいき]・才女[さいじょ]・才能[さいのう]・文才[ぶんさい]・秀才[しゅうさい],天才[てんさい]・猪口才[ちょこざい] **才**[さい] [名]古語《ざえ》現代語の場合は、生まれつきの能力をいうが、古語の場合は、身につけるべき芸ごとや学問などの教養をいう。とくに、漢詩漢文の学識をさすことが多かった。 **再**[さい] [接頭]ふたたび。もう一度。二回目の。「―調査」「―確認」 **再**[さい] [接頭]もう一つさきの。[再発[さいはつ]]・[再会[さいかい]]・[再考[さいこう]]・[再三再四[さいさんさいし]]・[再度[さいど]]・[再来月[さらいげつ]]・[再来週[さらいしゅう]]・[ふたたび]・[二度と再[ふたた]び]・[再従兄弟[またいとこ]] **災**[さい] [名]思いがけなく身にふりかかる悪い出来事。▽「炎[えん](=ほのお)」は別字。[災害[さいがい]]・[災難[さいなん]]・[災厄[さいやく]]・[天災[てんさい]]・[防災[ぼうさい]]・[わざわい]・[雨が災[わざわ]いする] **妻**[さい] [名]つま。また、他人に自分のつまをさしていう。家内[かない]。「―がよろしくと申しておりました」[妻子[さいし]]・[妻帯者[さいたいしゃ]]・[愛妻[あいさい]]・[夫妻[ふさい]]・[つま]・[妻[つま]をめとる]・[新妻[にいづま]]・[人妻[ひとづま]]・[稲妻[いなずま]](「いなずま」に注意)・[後妻[ごさい]] **採**[さい] [動]必要なものを選んでとりだす。[採決[さいけつ]]・[採集[さいしゅう]]・[採点[さいてん]]・[採用[さいよう]]・[伐採[ばっさい]]・[とる]・[血液を採[と]る]・[案を採[と]り入れる] <503> 必要なものを選んでとりだす。 [サイ]採決 採集 採点 採用 伐採 [とる]血液を採る/案を採り入れる **さい**[済][濟] [サイ]①すくう。たすける。②きちんと終わらせる。 [サイ]①済世[さいせい] 済度[さいど] 救済 共済 経済 ②決済 返済 [すむ・すます]気が済む/別人になり済ます [サイ]済[すく]う 百済[くだら] 済美[せいび] 多士済済[たしせいせい] **さい**[祭] [サイ]①神仏や祖先をまつる。②にぎやかなもよおし。 [サイ]①祭日 祭壇 祭典 祭礼 冠婚葬祭[かんこんそうさい] ②芸術祭 文化祭 [まつる・まつり]氏神を祭る/夏祭り [サイ]葵祭[あおいまつり] 祇園祭[ぎおんまつり](送りがなは付けない) **さい**[細] [サイ]①ほそい。[↔]太 ②小さい。こまかい。「微に入り―をうがつ」[↔]大・粗 ③くわしい。④小さい。とるにたらない。 [サイ]①細流 ②細菌 細工 細心 繊細[せんさい] ③細密 詳細 委細 明細 ④細君 細事 些細[ささい] [ほそい・ほそる]食が細い/心細い/細面/身の細る思い/先細り [こまか・こまかい]事細かに話す/芸が細かい [サイ]細々[こまごま]とした雑用 [サイ]亜細亜[アジア] 細波[さざなみ] 細長い 細雪[ささめゆき] 細石[さざれいし] [サイ]細魚[さより] **さい**[菜] [サイ]①食用にする草。なっぱ。②おかず。「弁当のー」 [サイ]①菜園 菜食 山菜 白菜 野菜 ②一汁一菜[いちじゅういっさい] 総菜[そうざい] [な]菜種[なたね] 菜っ葉 菜の花 青菜 若菜 **さい**[最] [サイ]これ以上ない。いちばんの。 [サイ]最近 最期 最高 最先端 [もっとも]最も優秀 [サイ]最上川[もがみがわ] 最中[もなか] 最早[もはや] 最寄り **さい**[裁] [サイ]①服を仕立てるために布をたちきる。②善悪を見きわめて判定を下す。とりさばく。③ようす。④「裁判所」の略。 [サイ]①裁縫 洋裁 和裁 ②裁決 裁断 裁定 裁判 裁量 制裁 ③体裁 [たつ]生地を裁つ/本裁ち [さばく]罪を裁く/裁きの庭 **さい**[栽] [サイ]①苗を植え、手入れをする。②庭さきなどの植えこみ。 [サイ]①栽培 植栽 ②前栽 盆栽 **さい**[載] [サイ]①車や船などに積みこむ。②書物に文章などをのせる。③とし。「年」に同じ。[「截さい(=きる)」「戴たい(=いただく)」は別字。] [サイ]①載貨[さいか] 積載 搭載 満載 ②記載 掲載 連載 ③千載一遇[せんざいいちぐう] [のせる・のる]広告を載せる/雑誌に論文が載る **さい**[際] [サイ]①ぎりぎりまでいったところ。きわ。はて。②おり。場合。また、ちょうどその折に出くわす。「雨天の―には中止」「この―遠慮しよう」③まじわる。つきあう。④身の程。[→]「際する」を見よ。 [サイ]①際限 金輪際[こんりんざい] ②際会 実際 ③交際 国際 ④分際 [きわ]際立つ/際どい/間際[まぎわ] 水際 [サイ]今際[いまわ]の **さい**[砕][碎] [サイ]こなごなに割る。 [サイ]砕石 砕氷船 砕片 玉砕 粉骨砕身 粉砕 [くだく・くだける]野望を砕く/打ち砕く/ガラスが砕ける/砕け散る **さい**[宰] [サイ]とりしきる。おさめる。 [サイ]宰相 宰領 主宰 大(太)宰府[だざいふ] **さい**[彩] [サイ]①美しくいろどる。美しいいろあい。つや。②ようす。おもむき。すがた。 [サイ]①色彩 水彩 多彩 淡彩 ②異彩 精彩 神彩 [いろどる]山を彩る紅葉/彩りを添える [あや]彩[あや] 彩画[さいが] **さい**[斎][齋] [サイ]①心身を清め、おこないや飲食をつつしんで神仏をまつる。②ものごとをひかえる。③書斎。 <504> まつる。②静かに読み書きなどをする部屋。③僧たちに出す料理。とき。 サイ ①斎戒[さいかい]斎場[さいじょう]潔斎[けっさい] ②書斎[しょさい] ③斎会[さいえ]斎食[さいじき] 斎宮[いつきのみや]斎米[ときまい] **さい[債]** [債]債[債]債 ①かり。借りたかね。負いめ。②かし。貸したかね。③「債券[さいけん]」の略。 サイ ①債券[さいけん]債務[さいむ]負債[ふさい] ②債鬼[さいき] (=借金取り)債権[さいけん] ③国債[こくさい]社債[しゃさい] **さい[催]** [催]催[催]催 ①せきたてる。うながす。②おこす。もよおす。③集まりを開く。 サイ ①催告[さいこく]催促[さいそく] ②催眠[さいみん]催涙弾[さいるいだん] ③開催[かいさい]主催[しゅさい] もよおす 展覧会を催[もよお]す/催[もよお]し物 雪催[ゆきもよい] **さい[歳](歲)** [歳]歳[歳]歳 ①としつき。②一年間。③年齢を数えることば。 [類]才 サイ ①歳月[さいげつ] ②歳出[さいしゅつ]歳入[さいにゅう]歳費[さいひ] ③歳末[さいまつ]/歳暮[せいぼ] 幾歳[いくさい]歳男[としおとこ] 二十歳[はたち] **さい[采]** [采]采[采]采 ①えらびとる。 [類]採 ②いろどり。あや。 [類]彩 ③すがた。ありさま。④「采配[さいはい]」の略。「―をとる」 サイ ①採取[さいしゅ]採択[さいたく] ②采色[さいしょく]五采[ごさい]異采[いさい] ③風采[ふうさい] 采女[うねめ] **さい[哉]** [哉]哉[哉]哉 漢文で、感嘆[かんたん]・疑問・反語をあらわす助字。「かな」「や」と訓読する。 サイ 快哉[かいさい]善哉[ぜんざい] かな 妙なる哉[かな] **さい[西]** ↓「せい」 **さい【才/妻/細/際/×采】** →漢字項目を見よ。 **さい【再/歳】** [造語]→漢字項目を見よ。 **さい【×犀】** サイ科の哺乳[ほにゅう]動物。南アジアとアフリカにすむ動物。大形で、鼻の上に一本または二本のつのがある。草食。 **さい【×賽・×骰子】** さいころ。「―をふる」 賽は投げられた もはや決断は下された。いったん始めたからには断行するしかない。▽カエサルのことば。 **ざい[在]** [在]在[在]在 ◎その場所にある。「―、不在を確かめる」②いなか。「―に住む」 ザイ ①在学[ざいがく]在庫[ざいこ]、在職[ざいしょく]、健在[けんざい]現在[げんざい]滞在[たいざい] ②在郷[ざいごう]在所[ざいしょ]近在[きんざい] ある 職に在[あ]る/宝の在[あ]りか/在[あ]り方 在[い]ます/在[おわ]す **ざい[材]** [材]材[材]材 ◎建築や木工などの原料となる木。「よりすぐったーを用いる」②何かの目的のために使う、もとになるもの。「平家物語に―をとる」③才能のある人。「有望な―」 ザイ ①材質[ざいしつ]材木[ざいもく]杉材[すぎざい]木材[もくざい] ②教材[きょうざい]取材[しゅざい]素材[そざい]題材[だいざい] ③逸材[いつざい]人材[じんざい]派遣[はけん]、適材適所[てきざいてきしょ] **ざい[財]** [財]財[財]財 所有している、かね・土地・品物など。値打ちのあるもの。とみ。「一代で―をなす」「―を築く」 ザイ・サイ 財産[ざいさん]財政[ざいせい]家財[かざい]散財[さんざい]文化財[ぶんかざい] 財布[さいふ]一切合財[いっさいがっさい] **ざい[罪]** [罪]罪[罪]罪 法律にふれたり、道徳や神の教えにそむいた悪いおこない。また、仏教で悪い果報を生じる因。 ザイ 罪悪[ざいあく]罪業[ざいごう]罪障[ざいしょう]罪人[ざいにん]謝罪[しゃざい]犯罪[はんざい]無罪[むざい] つみ 罪[つみ]を着せる/罪作り[つみつくり]/罪滅[つみほろ]ぼし **ざい[剤](劑)** [剤]剤[剤]剤 薬をまぜあわせる。また、その薬。「消化―」 ザイ 液剤[えきざい]消化剤[しょうかざい]、錠剤[じょうざい]、洗剤[せんざい]調剤[ちょうざい]、配合[はいごう]薬剤師[やくざいし] **ざい【在/材/財】** →漢字項目を見よ。 **ざい【剤】** [造語]→漢字項目を見よ。 **さいあい【最愛】** もっとも深く愛していること。「―の子」 **さいあく【最悪】** [形動]もっとも悪いこと。いちばん悪い状態であること。「事態は―だ」「―の結果」 ◇最善・最良 **ざいあく【罪悪】** 道徳・法律・宗教の教えなどに反するおこない。つみ。とが。「―感」 **ざいい【在位】** 君主がその地位についていること。また、ついていた期間。「―十年」「六十余年にわたって―した皇帝」 **さいいき【西域】** ↓「せいいき」 **ザイール** [国名]「コンゴ民主共和国」の旧称。一九九七年に改称。アフリカ中央部、赤道直下の国。ダイヤモンドや銅などの地下資源に富む。面積約二 <505> 三五万平方㌔。首都キンシャサ。 **さいいん【斎院】** 昔、京都の賀茂神社に奉仕した未婚の皇女や女王。▽伊勢神宮は「斎宮」。 **さいうん【彩雲】** 朝日や夕日に美しく照りはえる雲。 **さいえん【再演】** [名・スル]一度上演した劇や楽曲などを、同じ劇団・演奏者で、再び上演すること。「好評によりーする」 [対]初演 **さいえん【菜園】** 野菜を育てる小さな畑。野菜畑。「家庭―」 **さいえん【才媛】** すぐれた才能のある女性。才女。 **サイエンス** 科学。とくに、自然科学。一science **サイエンスフィクション** ↓「エスエフ」 **さいおう(塞翁)が馬** 人生の幸・不幸は予測できないことのたとえ。「人間万事[にんげんばんじ]―」▽昔、中国北辺で老人の飼っていたウマがにげたが、りっぱなウマを連れてもどってきた。そのウマに乗った老人の息子は落馬して足を折る。が、そのために戦争に行かずにすんだという故事(「淮南子[えなんじ]」)から。 **さいおんじきんもち【西園寺公望】** [人]一八四九―一九四○年。明治から昭和期の政治家。戊辰[ぼしん]戦争に参加したのち、政友会総裁や首相をつとめ、長く元老として立憲政治の維持に努めた。 **さいか【西下】** [名・スル]東京から関西方面に行くこと。「首相は新幹線で―した」 [対]東上▽身分・地位のある人についていう。 **さいか【災禍】** 天災・火事・交通事故などによって受けるわざわい。 [類]災難 **さいか【裁可】** [名・スル]国王や君主が申したてを判断し、認めること。「―をあおぐ」 **ざいか【財貨】** 財産として価値のある品物。かねや貴金属など。 **ざいか【罪科】** ①法律・道徳・宗教の教えなどにそむいたおこない。つみ。とが。②罪に応じてあたえる罰。しおき。 [関]刑罰 [類]罪過 **ざいか【罪過】** 犯罪と過失。つみと、あやまち。 **さいかい【再会】** [名・スル]長く別れていた人と再び会うこと。「旧友と五年ぶりに―した」 **さいかい【再開】** [名・スル]一度やめたことを再び始めること。「雨がやんだので試合を―する」 **さいかい【際会】** [名・スル]重大な事件・事態などにたまたま出くわすこと。「激動の時代に―する」 [類]逢着[ほうちゃく] ▽文章語。 **さいがい【災害】** 台風・地震・洪水などによって受ける災い。「―地に見舞いの品を送る」 [関]災禍 [類]災難 **ざいかい【財界】** 国の経済に影響をあたえる実業家や金融関係者の集まり。 [関]経済界 **ざいがい【在外】** 外国にいること。外国にあること。「―邦人[ほうじん]」「―公館」 **さいかいもくよく【斎戒×沐浴】** [四漢]神聖なつとめの前にからだを洗い、心身を清めること。 **さいかく【才覚】** ①〈名〉すばやい頭のはたらき。おもいつき。「―のある人」 [類]才能・機転 ②〈名・スル〉くふうしてかねを集めること。くふうしてうまく処理すること。「―して赤字をなくす」 [類]工面・算段 **さいかくおきみやげ【西鶴置土産】** [書]一六九三年。井原西鶴[いはらさいかく]の作。浮世草子[うきよぞうし]。遊蕩[ゆうとう]の果てに落ちぶれた町人のみすぼらしい身の上と生活を、するどくえがいた一五の短編からなる。 **さいかん【才幹】** ものごとをうまく処理する能力。「―のある者を登用する」 [関]才覚・才能▽文章語。 **さいき【才気】** するどい頭のはたらき。「―あふれる文章」「―煥発[かんぱつ]」 [関]才知・機知 **さいき【再起】** [名・スル]病気や失敗による悪い状態からたちなおって、力を盛りかえすこと。「一度は―不能といわれた」 [関]再挙・再生 **さいきかんぱつ【才気煥発】** [四選]するどい頭のひらめきが、目立って外にあらわれるようす。「―な女性」 **さいきょ【再挙】** [名・スル]失敗した事業や計画などをもう一度やりなおすこと。「経営不振[けいえいふしん]から―をはかる」 [関]再起・捲土重来[けんどちょうらい] **さいきょう【最強】** いちばん強いこと。「世界—のチームが来日する」 **さいぎょう【西行】** [人]一一一八―一九○年。平安末・鎌倉初期の歌人・僧。俗名は佐藤義清[さとうのりきよ]。出家[しゅっけ]ののち、各地を旅して、「新古今[しんこきん]集」などに、自然と宗教が一体となった境地を詠んだ歌を残した。家集「山家集」。 **ざいきょう【在京】** 東京にいること。東京にあること。「―の同窓生が集まる」「―球団」 **ざいきょう【在郷】** 郷里に住んでいること。「ざいごう」とも。 **さいきん【細菌】** 顕微鏡[けんびきょう]でしか見えない微生物。寄生しなくても生きることができる。ものを発酵させたり、くさらせたり、病気の原因になったりする。バクテリア。 **さいきん【最近】** 現在に近い過去。少し前から現在までの期間。「―の海外旅行ブーム」「―ひっこしてきたばかりだ」 **ざいきん【在勤】** [名・スル]そこで勤務についていること。「北海道の出張所に―する」 [関]在職・在任 **さいぎんみ【再吟味】** [名・スル]もう一度、よく考え検討してみること。 [関]再検討 **さいく【細工】** [名・スル]①手さきを使って細かいものをつくること。また、その使ったもの。「紙―」「―のひな人形」 ②人の目をごまかすためのくふう。「あれこれ―する」 細工は流々[りゅうりゅう]仕上げを御覧[ごろう]じろ くふうはじゅうぶんこらしてあるから、すばらしい結果を見てください。▽自信のほどを示すことば。 **さいぎ【×猜疑】** [名・スル]他人を信用せず、ねたんだり疑ったりすること。「―心が強い」「―の目で見る」 [類]邪推[じゃすい] **さいぐう【斎宮】** 昔、伊勢神宮に奉仕した未婚の <506> **採掘**[さいくつ] [名][-スル]鉱物などを地中からほりだすこと。「石炭の―場」↔採鉱[さいこう] **サイクリング**[サイクリング] [名][-スル]自転車に乗って遠出したり、旅行をしたりすること。[cycling] **サイクル**[サイクル] [名]〈名・造語〉 電波や音波などの振動[しんどう]数や周波数の単位。現在はヘルツを使う。 **サイクル**[サイクル] [名]自転車やオートバイなど。「―ショップ」 **サイクル**[サイクル] [名]周期。循環[じゅんかん]。過程。「ライフー」[cycle] **サイクロトロン**[サイクロトロン] [名]磁力[じりょく]と高周波電圧によって、イオンを加速する装置。原子核[げんしかく]の破壊などに使う。[cyclotron] **サイクロン**[サイクロン] [名]インド洋・アラビア海に発生する熱帯低気圧。発生場所がちがうだけで、台風と同じように強い風雨をともなって移動する。[cyclone] **細君**[さいくん] [名]親しい人との会話の中で、自分の妻をさしたことば。また、仲間や目下[めした]の者の妻をさしてもいった。▽「妻君」とも当てる。現在はほとんど使わない。 **在家**[ざいけ] [名]僧[そう]でない、ふつうの人。出家[しゅっけ]せずに仏教を信仰する人。[類]在俗[ざいぞく]↔出家[しゅっけ]「ざいか」と読めば別語で、いなかの家のこと。 **最恵国**[さいけいこく] [名]通商条約を結ぶ国の中でもっとも有利なあつかいを受ける国。「―待遇」 **最敬礼**[さいけいれい] [名]もっともていねいなおじぎ。もともと、天皇や神へのおじぎとしておこなった、両手をひざの下までおろした形のもの。 **採血**[さいけつ] [名][-スル]検査や輸血などのために、からだから血をとること。 **採決**[さいけつ] [名][-スル]会議で、出席者の賛成・反対の数によって議案の決定をおこなうこと。「―の結果を発表します」 **裁決**[さいけつ] [名]ものごとが正しいか正しくないかを、上に立つ人が裁くこと。「最終的な―をあおぐ」 **歳月**[さいげつ] [名]としつき。ねんげつ。つきひ。「長い―を経て父と子は再会した」 **歳月人を待たず**[さいげつひとをまたず] [文]年月は、人間の都合[つごう]などかまわず、どんどん過ぎさっていく。 **サイケデリック**[サイケデリック] [形動]幻覚剤[げんかくざい]などを服用したために起こる恍惚[こうこつ]状態。また、その状態をイメージしてえがかれた、強烈[きょうれつ]な色合いや模様。サイケ。[psychedelic] **再建**[さいけん] [名][-スル]こわれた建物を建てなおすこと。「焼けた美術館の―計画」▽神社や寺は「さいこん」という。 **再建**[さいけん] [名]一度おとろえた団体・組織などを、もとのようにつくりあげること。「会社―のめどが立たない」 **債券**[さいけん] [名]国・都道府県・銀行・会社などが必要な資金を調達するために発行する証券。国債・社債など。 **債権**[さいけん] [名]貸してあるかねや品物などを、相手から返してもらうことを請求[せいきゅう]できる法律上の権利。「―者に土地を返す」⇔債務[さいむ] **再現**[さいげん] [名][-スル]一度消えたものが、再びあらわれること。また、一度消えたものを再びあらわすこと。「ビデオで勝利の瞬間[しゅんかん]を―する」 **際限**[さいげん] [名]そこで終わりというところ。限り。切り。「欲をいっても―がない」「―なく続く赤字」[果て[はて]]▽多く、下に打消[うちけ]しの語をともなう。 **財源**[ざいげん] [名]事業などに必要なかね。かねの出どころ。「観光開発によって町の―を豊かにする」 **再検討**[さいけんとう] [名][-スル]方針や事実などをもう一度考えてみること。「計画を―する」[再考[さいこう]] **最古**[さいこ] [名]いちばん古いこと。「わが国―の寺院」↔最新[さいしん] **最後**[さいご] [名]いちばんあと。「学生生活の―をかざる思い出」↔最初[さいしょ] **最後**[さいご] [名]「~したら最後」「~したが最後」の形でいったん…したら、もうどうにもならない。「言いだしたらー、てこでも動かない」 **最後の切り札**[さいごのきりふだ] [文]最後に用いる強力な手段。 **最後の審判**[さいごのしんぱん] [文]キリスト教で、この世界の終わりに神が全人類に下すという公正な裁き。 **最後の晩餐**[さいごのばんさん] [文]キリストが十字架[じゅうじか]にかかる前夜、一二人の弟子にとともにした夕食。 **最期**[さいご] [名]命の終わり。死ぬとき。「壮絶な―をとげる」[死に際[しにぎわ]・臨終[りんじゅう]][つかいわけ]→「最終」を見よ。 **在庫**[ざいこ] [名][-スル]商品が倉庫にあること。また、その商品。ストック。「―を売りつくす」「―商品」 **再考**[さいこう] [名][-スル]もう一度考えなおすこと。みなおし。「―をうながす」「スケジュールを―してみる」[再検討[さいけんとう]] **再興**[さいこう] [名][-スル]おとろえていたものが再び盛[さか]んになること。また、再び盛んにすること。「戦後のめざましいーぶり」[復興[ふっこう]] **採光**[さいこう] [名][-スル]日光をとりいれたり、照明を使ったりして、部屋を明るくすること。 **採鉱**[さいこう] [名][-スル]鉱山で、鉱物をほりだすこと。↔採掘[さいくつ] **最高**[さいこう] [形動]質や程度がもっともすぐれていること。いちばんすばらしいこと。「当店で―の品」「―におもしろい本」↔最低[さいてい] **在校**[ざいこう] [名][-スル]●学校に、生徒や学生として籍[せき]をおくこと。「―生代表」[在学[ざいがく]]●学校の構内にいること。 **罪業**[ざいごう] [名]罪[つみ]となる悪いおこない。また、罪の報い。「―をくいあらためる」 **最高検察庁**[さいこうけんさつちょう] [名]最高裁判所に対応する検察事務をとりあつかう官庁。最高検。 **最高裁判所**[さいこうさいばんしょ] [名]国でいちばん上の裁判所。裁判の判決を最終的におこなう。また、法律や規則が憲法に合っているかどうかを、最終的に判断する。最高裁。 **西郷隆盛**[さいごうたかもり] [人名]一八二七-七七年。幕末・維新[いしん]の政治家。薩摩藩士[さつまはんし]。薩長連合[さっちょうれんごう]に尽力[じんりょく]し、江戸[えど]城を無血開城させ参議となったが、征韓[せいかん]論が入れられず、西南戦争に敗れて自刃[じじん]した。 **最高潮**[さいこうちょう] [名]気持ちやふんいきが、いちばん高まるとき。クライマックス。「祭りの興奮が―に達する」▽「最高頂」は誤り。 <507> **最高峰**[さいこうほう] [名]①ある地域の中でいちばん高い山。「富士山は日本の―だ」②その分野の中でもっともすぐれたもの。「源氏[げんじ]物語は日本古典文学の―である」 **西国**[さいごく] [名]◎西の方の国。とくに、九州地方。◎西国三十三所。京都を中心とする近畿地方三三の観音の霊場[れいじょう]。また、そこを巡礼すること。「―巡礼」▼「さいこく」ともいう。 **最後通牒**[さいごつうちょう] [名]外交交渉で、相手国に出す最後の要求。回答しだいでは、実力行使などの手段にうったえることを書きつけた文書。また広く、最後の要求。「―をつきつける」 **賽・骰子**[さいころ] [名]小さい立方体の面に一から六までの点をうったもの。すごろくなどのゲームでころがし、出た数で勝負を争う。さい。「―をふる」▽向かいあう面の数を足すと、すべて七になる。 **サイコロジー**[サイコロジー] [名]心理。心理学。[psychology] **再建**[さいこん] [名][-スル]神社や寺などを建てなおすこと。「古い寺を―する」[願再建[さいこん]] **再婚**[さいこん] [名][-スル]過去に結婚をしたことのある独身者が、再び結婚すること。「―相手にめぐまれる」[再縁[さいえん]]↔初婚[しょこん] **再再**[さいさい] [副]何回か、くりかえして。いくども。再三。「―注意してもきこうとしない」 **幸先**[さいさき] [名]何かいいことがありそうなきざし。また、ものごとを始めるときの前ぶれ。「―を祝す」「―のいいスタートを切る」[吉兆[きっちょう]] **再三**[さいさん] [副]二度も三度も。たびたび。「―の催促[さいそく]にもかかわらず」「―再四」[再々[さいさい]] **採算**[さいさん] [名]商売や事業などで、利益があがるかどうかを計算すること。「この値段では―がとれない」 **再三再四**[さいさんさいし] [副]「再三」を強めた言い方。何度も何度も。「―たのんでもとりあってくれない」 **才子**[さいし] [名]頭のはたらきがよく、すぐれた才能をもつ男性。「―多病(=才子は病気がちだ)」[類]才人[さいじん]↔才女[さいじょ]・才媛[さいえん]▽才能を鼻にかけるとか、ぬけめがないといった、悪い意味でも使う。 **才子才におぼれる**[さいしさいにおぼれる] [文]才能のある人は、その才能を過信して失敗する。[才子才に倒[たお]れる] **妻子**[さいし] [名]つまと、こ。「―を養う」 **祭司**[さいし] [名]宗教上の儀式[ぎしき]を受けもつ神官。 **祭祀**[さいし] [名]神や祖先をまつること。まつり。「先祖の―をおこなう」 **細事**[さいじ] [名]ささいなこと。細かいこと。「―にこだわる」[瑣事[さじ]・小事[しょうじ]] **歳時記**[さいじき] [名]俳句の季語を季節ごとにまとめ、分野別に分類して解説し、例句をのせた本。俳歳時記。季寄せ[きよせ] **祭日**[さいじつ] [名]①「国民の祝日」の俗[ぞく]な言い方。「日曜―も営業します」②神社で、祭りをおこなう日。 **在室**[ざいしつ] [名][-スル]その部屋[へや]にいること。「午前中は研究室に―する」 **材質**[ざいしつ] [名]材木または材料の性質。「最高のーを選ぶ」 **際して**[さいして] [接][「〜に際して」の形で]…をするときにあたって。「出発に―」 **採取**[さいしゅ] [名][-スル]ある目的のために必要なものを選びとったり、拾いあつめたりすること。「化石を―する」「指紋を―する」 **採集**[さいしゅう] [名][-スル]標本や資料をつくるために、同類のものを広くとり集めること。「植物―の手引き」「昆虫―[こんちゅうさいしゅう]」 **最終**[さいしゅう] [名]①いちばん終わり。「―学年」「このドラマはきょうが―回だ」「―段階にはいる」②その日のいちばん終わりに出発する電車やバスなど。「―に乗りおくれる」「本日の―便」[終発[しゅうはつ]][つかいわけ]最後・最終||「最後」は、このあとにはもはやないという点に重点がある。「最後の人はかぎをしめること」。「最終」は、予定されたいくつかのことの中で時間的に順序のもっともあと。「最終電車」。 **在住**[ざいじゅう] [名][-スル]そこに住んでいること。「東京―のフランス人」「現地―の人にたのむ」 **歳出**[さいしゅつ] [名]国や地方公共団体などの一年間の支出の合計。↔歳入[さいにゅう] **再出発**[さいしゅっぱつ] [名][-スル]気分をあらたにして出直すこと。「病気にうちかって―する」 **最初**[さいしょ] [名]いちばんはじめ。「なにごとも―が肝心だ」↔最後[さいご] **才女**[さいじょ] [名]頭のはたらきがよく、すぐれた才能のある女性。[才媛[さいえん]]↔才子[さいし] **妻女**[さいじょ] [名]つま。また、妻と娘[むすめ]。 **在所**[ざいしょ] [名]都会からはなれた地方。いなか。「―の生まれ」「―育ち」 **在所**[ざいしょ] [名]故郷。国もと。「―ことば」 **宰相**[さいしょう] [名]総理大臣。首相[しゅしょう]。「一国のーとして訪問する」▽もと、中国で、天子を助けて政務を主宰した官。 **最小**[さいしょう] [名]いちばん小さいこと。「作品の中でーの油絵」「―値」↔最大[さいだい] **最少**[さいしょう] [名]①いちばん少ないこと。「―の人数にしぼる」←最多[さいた]②何人かの中でいちばん若いこと。「年は―だが実力は一番だ」[最年少[さいねんしょう]]↔最長[さいちょう] **斎場**[さいじょう] [名]葬式をおこなう場所。 **最上**[さいじょう] [名]◎いちばん上にあること。「マンションの一階に住む」←最下[さいか]◎いちばんすぐれていること。「―のワイン」「―の喜び」[類]最高・極上・無上・至上[しじょう]↔最低[さいてい] **財産**[ざいさん] [名]所有する土地・建物・かね・宝石など、高い値打ちのあるもの。「莫大な―がある」[資産[しさん]・身代[しんだい]] <508> **罪障**[ざいしょう] [名]仏教で、往生や成仏[じょうぶつ]のさまたげとなる悪いおこない。「―消滅を願う」 **罪状**[ざいじょう] [名]犯罪のようすや内容。「―認否[にんぴ](=罪を認めるか認めないか)」 **最小限**[さいしょうげん] [名]できるだけ小さい、ぎりぎりのところ。「被害を―にくいとめた」[最小限度[さいしょうげんど]]↔最大限[さいだいげん]▽「最少限」は誤り。 **最小公倍数**[さいしょうこうばいすう] [名]公倍数の中で、いちばん小さい数。たとえば、4と6の公倍数12・24・30…の、12をいう。↔最大公約数[さいだいこうやくすう] **西条八十**[さいじょうやそ] [人名]一八九二-一九七〇年。大正・昭和期の詩人。東京生まれ。象徴詩から、童謡・歌謡曲の作詩まで、はば広く活躍[かつやく]した。詩集に「砂金」「見知らぬ愛人」、童謡集に「鸚鵡[おうむ]と時計」など。 **才色**[さいしょく] [名]女性の才能と容色。すぐれた頭のはたらきと美しい顔かたち。「―兼備」 **菜食**[さいしょく] [名]肉や魚を食べずに、おもに植物性の食品だけを食べること。「―主義者」↔肉食[にくしょく] **在職**[ざいしょく] [名][-スル]ある職に就いていること。「彼には―中に世話になった」[在勤[ざいきん]・在任[ざいにん]] **才色兼備**[さいしょくけんび] [文]すぐれた才能と容色をかねそなえた女性。「―の花嫁」 **再審**[さいしん] [名]判決が下った事件の裁判を、当事者の要求によってもう一度やりなおすこと。「―請求[せいきゅう]」「一無罪判決」 **細心**[さいしん] [形動]細かいところにまで注意がよくいきとどくこと。「―の注意をはらう」[綿密[めんみつ]] **最新**[さいしん] [名]いちばん新しいこと。「―式の印刷機」↔最古[さいこ] **才人**[さいじん] [名]頭のはたらきがよく、すぐれた才能をもっていて、何でもうまくこなす人。「―のほまれ高い人物」[才子[さいし]い] **祭神**[さいじん] [名]その神社にまつってある神。 **サイズ**[サイズ] [名]ものの大きさ。寸法。規格。「―が合わない」「M-」」[size] **座椅子**[ざいす] [名]背もたれのある、足のついていないいす。 **際する**[さいする] [動]あることに出あう。「大臣就任に―抱負」 **採寸**[さいすん] [名][-スル]洋裁などで、からだの各部の寸法を測ること。 **在世**[ざいせ] [名]↓「ざいせい」 **再生**[さいせい] [名][-スル]死にかけていたものが、生きかえること。「危篤状態を脱[だっ]して―する」[蘇生[そせい]] **再生**[さいせい] [名]心を入れかえて、きちんとした生活を始めること。「師のことばがーのきっかけとなる」[更生[こうせい]・再起[さいき] **再生**[さいせい] [名]生きものが、失ったからだの一部分を新しくつくりだすこと。「とかげのしっぽがーする」 **再生**[さいせい] [名]使えなくなったものを、もう一度使えるようにすること。また、別のものにつくりかえること。「―紙」 **再生**[さいせい] [名]録音・録画したものの音声や画像をもう一度もとのまま出すこと。「ビデオテープをーする」 **在世**[ざいせい] [名]この世に生きていること。「ざいせ」とも。「父の―中は大変お世話になりました」[存命[ぞんめい]]▽多く、死んだ人についていう。 **財政**[ざいせい] [名]①国や地方公共団体の、収入と支出にかかわる経済状態。「国家―の安定をはかる」「―再建」②個人や家庭の経済状態。かねまわり。「わが家の―は母がにぎっている」 **祭政一致**[さいせいいっち] [文]宗教上の祭りと政治が分かれておらず、祭りの主催者が政治上の支配者をかねる状態。古代社会に多い。 **最盛期**[さいせいき] [名]勢いがもっとも盛[さか]んな時期。[全盛期[ぜんせいき]] **再生産**[さいせいさん] [名]生産されたものを使って、さらに新しいものが次々と生産されること。▼単純再生産・拡大再生産・縮小再生産がある。 **財政支出**[ざいせいししゅつ] [名]国や地方公共団体の各方面の活動についての現金のしはらい。 **財政収入**[ざいせいしゅうにゅう] [名]国や地方公共団体の各方面の活動の財源となる現金の収入。税金および公債[こうさい]や社会保険料などからなる。 **財政投融資**[ざいせいとうゆうし] [名]郵便貯金や年金の積立金などを資金として、政府が必要な事業に対しておこなう投資や融資。 **砕石**[さいせき] [名][-スル]細かく石をくだくこと。また、細かくくだいた石。バラス。 **採石**[さいせき] [名][-スル]石材や鉱石を切り出すこと。「―場」 **在籍**[ざいせき] [名][-スル]学校や団体などに属していること。「町の野球チームに―する」 **再選**[さいせん] [名][-スル]二度目の当選をすること。また、同じ人を再び選ぶこと。「市長に―される」 **賽銭**[さいせん] [名]神社や寺で、神仏に供えるかね。「初もうででお―をはずむ」「一箱」 **最前**[さいぜん] [名]①〈名〉いちばん前。いちばんさき。「列の―にいる」①〈名・副〉ほんの少し前。さきほど。さっき。「―お話ししたとおり」「―うかがいました」[先刻[せんこく]] **最善**[さいぜん] [名]①人がつとめてすることのうちのいちばんよいこと。「―の方法」[最良[さいりょう]]↔最悪[さいあく]②できるかぎりのこと。ベスト。「―をつくして戦う」[全力[ぜんりょく]] **截然**[さいぜん] [形動]→「せつぜん」 **細則**[さいそく] [名]細かいことについて定めた規則。「施行[しこう]し―をきめる」↔総則[そうそく] **催促**[さいそく] [名][-スル]急がせること。せかすこと。「借金の―をする」[督促[とくそく]] **在俗**[ざいぞく] [名]出家[しゅっけ]しないままでいること。出家しない俗人。[在家[ざいけ]] **最多**[さいた] [名]いちばん多いこと。「―得点をあげる」←最少[さいしょう] **サイダー**[サイダー] [名]炭酸水に砂糖や香料[こうりょう]にちりを加えた清涼飲料水。▽もと、リンゴ酒のこと。[cider] **妻帯**[さいたい] [名][-スル]妻をもつこと。「―者」 **最大**[さいだい] [名]数量や規模がいちばん大きいこと。「わが国―のコンサートホール」「―瞬間風速」↔最小[さいしょう] <509> **最大多数の最大幸福**[さいだいたすうのさいだいこうふく] [文]多くの人々に最大の幸福をもたらすことが善である、とする功利主義的な考えかた。▽イギリスの思想家ベンサムのことば。 **最大限**[さいだいげん] [名]これ以上はない大きさ。いちばん大きい、ぎりぎりのところ。「―に努力する」[最大限度[さいだいげんど]]↔最小限[さいしょうげん] **最大公約数**[さいだいこうやくすう] [名]公約数の中で、いちばん大きい数。たとえば、30と4の公約数3・6・9・18の、18をいう。→最小公倍数[さいしょうこうばいすう] **細大漏らさず**[さいだいもらさず] [文]小さいことも大きいことも、すべて。「―メモをとる」 **採択**[さいたく] [名][-スル]いくつかのものの中からよいものを選んで採用すること。「宣言を―する」 **在宅**[ざいたく] [名][-スル]自宅にいること。改まった言い方。「―看護」「午後は―しています」 **最たる**[さいたる] [連体]同類中もっとも代表的な。第一番の。「不注意の―もの」「傑作の―ものだ」 **最短**[さいたん] [名]いちばん短いこと。「―距離で優勝する」→最長[さいちょう] **歳旦**[さいたん] [名]元旦[がんたん]。一月一日の朝。▽文章語。 **祭壇**[さいだん] [名]祭りの儀式[ぎしき]をおこなうために設けた場所。神仏や死者の霊[れい]をまつり、供えものをする。「―にぬかずく」 **裁断**[さいだん] [名][-スル]①型に合わせて布や紙などを切ること。カッティング。②ことがらのよしあしを判断してきめること。「―を下す」[裁定[さいてい]] **財団法人**[ざいだんほうじん] [名]公共の利益のために、寄付された財産を活用する目的でつくられた団体。学校法人・宗教法人など。略して「財団」。↔社団法人[しゃだんほうじん] **才知・才智**[さいち] [名]才気と知恵[ちえ]。頭のはたらきがするどく、かしこいこと。「―にたけた人物」 **最中**[さいちゅう] [名]ものごとが盛[さか]んにおこなわれている、そのとき。「さなか」とも。「試合の―に雨が降りだした」▽「もなか」と読めば別の語。 **在中**[ざいちゅう] [名]封筒などの中に、そのものがはいっていること。▽封筒のおもての左すみに「請求[せいきゅう]書在中」などと書く。 **最長**[さいちょう] [名]◎いちばん長いこと。「―不倒距離[ふとうきょり]で優勝する」→最短[さいたん]◎いちばん年上であること。[類]最年長[さいねんちょう]↔最少[さいしょう] **最澄**[さいちょう] [人名]七六七-八二三年。平安初期の僧[そう]。日本天台宗の開祖。空海[くうかい]と唐[とう]にわたり、のち比叡山を中心に布教活動した。伝教大師[でんぎょうだいし]。著書に「顕戒[けんかい]論」。 **最低**[さいてい] [形動]高さや程度などがいちばん低いこと。また、いちばんおとっていること。「―賃金制」「―限度」「おまえは―なやつだ」↔最高[さいこう] **裁定**[さいてい] [名][-スル]ことのよしあしを調べてはっきりきめること。「仲裁―」 **最適**[さいてき] [形動]もっとも適していること。うってつけ。「プレゼントに―の品」 **祭典**[さいてん] [名]まつり。また、祭りの儀式[ぎしき]。フェスティバル。「美の―」 **採点**[さいてん] [名][-スル]点数をつけること。「中間試験の―をする」 **祭殿**[さいでん] [名]祭りの儀式[ぎしき]をおこなうために設けた建物。 **再度**[さいど] [副]ふたたび。もう一度。「―試みる」 **彩度**[さいど] [名]色の三要素の一つ。色のあざやかさの度合い。▽他の二つは色相・明度。 **済度**[さいど] [名][-スル]仏教で、仏が迷い苦しむ人々を救って、さとりの境地に導くこと。「衆生―」 **サイド**[サイド] [造語]のわき。よこ。側面。「プールー」「ーテーブル」 **サイド**[サイド] [造語]対立する一方の側。立場。「消費者―」 **サイド**[サイド] [造語]テニスやラグビーなどで、敵・味方それぞれの側の陣地。[side] **サイドアウト**[サイドアウト] [名]①バレーボールなどで、サーブ権が相手側に移ること。②テニスなどで、打球がサイドラインの外に出ること。[side out] **彩陶**[さいとう] [名]紀元前四〇〇〇年から前三〇〇〇年ころ、中国の北西部でつくられた土器。赤・白・黒などの色彩で文様[もんよう]がえがかれている。 **斎藤道三**[さいとうどうさん] [人名]一四九四?-一五五六年。戦国時代の武将。名は新九郎利政[としまさ]。油売りの商人から身をおこし、美濃[みの]一国を治めるまでになった。息子の義竜[よしたつ]と争い、敗死した。織田信長[おだのぶなが]は娘の濃姫[のうひめ]の夫。 **斎藤実**[さいとうまこと] [人名]一八五八-一九三六年。明治から昭和期の軍人・政治家。岩手県生まれ。一九三三年、五・一五事件の後、首相[しゅしょう]となり内閣を組織。挙国一致[きょこくいっち]内閣と称し、満州国建設・国際連盟脱退[だったい]など、強硬な姿勢をつらぬいた。のち、二・二六事件で暗殺された。 **斎藤茂吉**[さいとうもきち] [人名]一八八二-一九五三年。大正・昭和期の歌人・医者。山形県生まれ。正岡子規[まさおかしき]や伊藤左千夫[いとうさちお]に師事し、「アララギ」を代表する歌人となる。写生説を唱えた。歌集「赤光[しゃっこう]」「あらたま」など。 **サイドカー**[サイドカー] [名]オートバイの側面につけた側車(=座席車)。また、側車のついたオートバイ。[sidecar] **再読**[さいどく] [名][-スル]以前読んだものをもう一度読みなおすこと。「―にたえる作品」 **再読文字**[さいどくもじ] [名]漢文を訓読するとき、一度読んだあと、もう一度もどって読む漢字。一度目は副詞的に、二度目は助動詞的に読む。たとえば、「過猶不及」では、「猶」が「なホ…ごとシ」と読む再読文字なので、訓読すると、「過ぎたるは猶ほ及ばざるがごとし」となる。ほかに、「未(いまダ…ず)」「盍(なんゾ…ざル)」「宜(よろシク…ベシ)」「将(まさニ…す)」など。 **サイドステップ**[サイドステップ] [名]ボクシングやラグビーなどで、相手の攻撃[こうげき]やタックルをかわすために、左右に足をふみだすこと。また、ダンスで、足を横に出し、別の足をそれにひき寄せるステップ。[side step] <510> **サイドスロー**[サイドスロー] [名]野球などで、投法の一つ。うでをかたと同じ高さにして投げる。横手投げ。↔オーバースロー・アンダースロー[sidehand throw]から。和[製英語] **サイドテーブル**[サイドテーブル] [名]机のわきや部屋[へや]のすみなどにおく小さな机。わきづくえ。[side table] **サイドビジネス**[サイドビジネス] [名]本職以外の仕事。副業。サイドワーク。▽sideとbusinessから。和[製英語] **サイドブレーキ**[サイドブレーキ] [名]自動車で、手動式のブレーキ。駐車[ちゅうしゃ]中に動きださないようにするもの。ハンドブレーキ。パーキングブレーキ。▷side brakeから。和[製英語] **サイドボード**[サイドボード] [名]食堂や居間などに置く洋風のたな。食器などをかざる。[sideboard] **サイドライン**[サイドライン] [名]球技などで、コートと外とを区切る長いほうの線。→エンドライン[sideline] **サイドリーダー**[サイドリーダー] [名]副読本。とくに、外国語教材の副読本。サブリーダー。sideとreaderから。和[製英語] **苛む・嘖む**[さいなむ] [動]責める。また、苦しめなやます。「わが身を―」「悪夢にさいなまれる」 **災難**[さいなん] [名]思いがけなく起こる不幸な出来事。わざわい。「―に見まわれる」[難儀[なんぎ]] **歳入**[さいにゅう] [名]国や地方公共団体などの、一年間の収入の合計。↔歳出[さいしゅつ] **再任**[さいにん] [名][-スル]以前の役目や地位に再び就くこと。また、その職務にもう一度就けること。「知事に―する」[重任[じゅうにん]] **在任**[ざいにん] [名][-スル]任務についていること。また、任地にいること。「現在は九州一中」 **罪人**[ざいにん] [名]罪を犯した人。つみびと。[犯罪人[はんざいにん]] **再認識**[さいにんしき] [名][-スル]改めてその価値を認識すること。 **サイネリア**[サイネリア] [名]→「シネラリア」 **再燃**[さいねん] [名][-スル]一時おさまっていたもめごとや論議などが再び問題になること。「インフレが―する」「学園紛争の―」 **再燃**[さいねん] [名]消えた火が再び燃えだすこと。 **才能**[さいのう] [名]つくったり、処理したりするうえで、ものごとをうまくやりとげる力。「特異な―がある」「―豊か」「―をのばす」[類]才・才覚[さいかく] **賽の河原**[さいのかわら] [名]◎親に先立って死んだ子供が行くといわれる三途の川の河原。▽子供がそこで父母の供養に小石を積んで塔をつくるが、何度つくってもすぐ鬼[おに]が来てそれをこわすという。②どんなに続けてもむだな努力。 **賽の目**[さいのめ] [名]①さいころの各面につけた、一から六までの点でしるした数。②料理の材料の切りかたで、さいころの形。「とうふを―に切る」 **再拝**[さいはい] [名][-スル]ていねいに二度続けて拝むこと。重ねて礼をすること。 **再拝**[さいはい] [名]手紙の最後に書きそえる、結びのことば。相手を敬う気持ちをあらわす。[頓首[とんしゅ]] **采配**[さいはい] [名][-スル]◎指図[さしず]や指揮をすること。「―を振る」②厚紙を細く切ってふさをつくり、柄[え]をつけたもの。昔、戦場で大将が兵を指揮するために使った道具。 **栽培**[さいばい] [名][-スル]植物、とくに野菜や果樹などを育てること。また、魚介類を養殖[ようしょく]すること。「促成[そくせい]ー」 **栽培漁業**[さいばいぎょぎょう] [名]人工的に孵化[ふか]した稚魚[ちぎょ]を海に放流し、成長したあと捕獲する漁業。特別な区画だけで育てる養殖業とは区別される。魚種はクルマエビ・マダイなど。 **菜箸**[さいばし] [名]料理をつくるときや、とり分けるときに使う長いはし。 **才走る**[さいばしる] [動]頭の回転が早く、生意気に感じられるほどよく気がつく。「いかにも才走った感じの青年」↔才気、走る **再発**[さいはつ] [名][-スル]いったんおさまっていた病気や事件などが再び起こること。「国境の争いがーした」「事故の―」[再燃[さいねん]] **財閥**[ざいばつ] [名]大資本をもち、大企業[きぎょう]を独占[どくせん]して支配している一族や集団。 **財閥解体**[ざいばつかいたい] [名]第二次世界大戦後、日本の産業界を支配してきた財閥の力を制限・分割した政策。占領[せんりょう]軍の指示で、経済の民主化を目ざした。 **最果て**[さいはて] [名]中央から遠くはなれていて、そのさきはないという、はずれの土地。「―の町」 **サイバネティックス**[サイバネティックス] [名]生物や機械の伝達と制御[せいぎょ]に関する理論。人工頭脳学。サイバネチックス。[cybernetics] **催馬楽**[さいばら] [名]奈良時代の民謡[みんよう]を、平安時代に雅楽[ががく]の中にとりいれたもの。笏拍子[しゃくびょうし]を打ち、和琴・笛[ふえ]・篳篥[ひちりき]などで伴奏[ばんそう]し、神楽[かぐら]の余興とした。 **再犯**[さいはん] [名][-スル]再び罪を犯すこと。また、犯した人。[累犯[るいはん]]→初犯[しょはん]刑法[けいほう]では、釈放後、五年以内にまた罪を犯し、懲役[ちょうえき]刑になること。 **再版**[さいはん] [名][-スル]以前出版した本を、同じ版で再び出版すること。また、その本。[重版[じゅうはん]]↔初版[しょはん] **裁判**[さいばん] [名]法律上の争いについて裁判所が判断を下すこと。内容によって、民事裁判と刑事、裁判に分かれ、形式によって判決・決定・命令に分かれる。公正を期するため三審[さんしん]制度が実施[じっし]されている。『五二図 **裁判官**[さいばんかん] [名]裁判所で、裁判をおこなう国家公務員。判事など。 **裁判所**[さいばんしょ] [名]裁判をおこなう権限をもつ国の機関。最高裁判所と下級裁判所(=高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所)に分かれる。 **再販制度**[さいはんせいど] [名]「再販売価格維持“制度」の略。独禁法の例外として、生産者があらかじめ販売価格を指定できる制度。化粧[けしょう]品・医薬品・書籍など。 <511> > ●裁判<通常の三審制度>● > 最高裁判所 > 上告 > 抗告|特別抗告 > 高等裁判所 > 控訴 > 家庭裁判所 > 地方裁判所 > 簡易裁判所 **さいべつ**[細別] [-スル]細かく区分けすること。↔大別 **さいへん**[再編] [名・スル]あらたに、一つのまとまりのあるものにつくりなおすこと。再編成。 **さいへん**[砕片] [名]くだけたかけら。破片。 **さいへん**[細片] [名]細かいかけら。小さなかけら。 **さいほう**[西方] [名]仏教で、極楽浄土にあるとされる方角。また、極楽浄土。「―浄土」 **さいほう**[裁縫] [名]布地を裁[た]ちきって、衣服をぬいあげること。はりしごと。 **さいぼう**[細胞] [名]生物のからだをつくる基本の単位。核[かく]と細胞質・細胞膜[さいぼうまく]からなる。「多―生物」 **ざいほう**[財宝] [名]財産と宝物。「金銀―」 **さいほうじょうど**[西方浄土] [名]仏教で、阿弥陀仏のいるという西方の極楽浄土。苦しみはいっさいなく、楽しみだけがあるという。西土。 **さいぼうぶんれつ**[細胞分裂] [名]細胞が二つ以上に分かれて増殖[ぞうしょく]すること。 **サイボーグ** [名]SFなどで、からだの一部を改造して超人[ちょうじん]的な力をもつようになった人間。▽cybernetic organismの略。| cyborg **サイホン** [名]①圧力の差を利用して、高さのちがう場所に液体を移す、曲がったくだ。②コーヒーわかし器の一つ。水蒸気の圧力でコーヒーを煮出す。▼「サイフォン」とも。| siphon **さいまつ**[歳末] [名]年の暮れ。「―大売り出し」↔歳暮、年末 **さいみつ**[細密] [形動]細かくてくわしいようす。「―画」↔精密・緻密・綿密 **さいみん**[催眠] [名]ねむけをもよおすこと。ねむった状態にさせること。「―作用」「―剤[ざい]」 **さいみんじゅつ**[催眠術] [名]暗示をあたえて、人をなかばねむった状態に引きいれる術。術をかけた人の命令にすなおに従うので、神経症・心身症の治療などにも用いられる。 **さいむ**[債務] [名]借金などを返さなければならない法律上の義務。「―者」↔債権 **ざいむ**[財務] [名]国家・法人などで、金銭の出し入れなどをあつかう事務。「―相談」 **ざいむしょう**[財務省] [名]国の行政機関の一つ。財政予算・決算、税制、通貨制度、金融・為替管理、金融危機管理に関する仕事を扱う役所。長は財務大臣。 **ざいめい**[罪名] [名]犯した罪の種類をいう名。 **さいもく**[細目] [名]細かな項目。↔大綱 **ざいもく**[材木] [名]国家や家具などの材料にする木。角材・板など。「―屋」[類]木材 **さいもん**[祭文] [名]祭りのとき、神の霊にささげることば。独特の節[ふし]をつけて読みあげる。「さいぶん」とも。↔祭詞・祝詞 **ざいや**[在野] [名]①公職に就かず、民間にいること。②政権をとらず、野党であること。「―精神」 **さいやく**[災厄] [名]災難。わざわい。 **さいゆ**[採油] [名]①石油などをほってとること。②植物の実をしぼって油をとること。 **さいゆうき**[西遊記] 一五七〇年ころ。中国、呉承恩[ごしょうおん]の小説。唐[とう]の玄奘[げんじょう](=三蔵法師)が、インドに経典をとりに行った史実をもとに、供をした三怪物、孫悟空・猪八戒[ちょはっかい]・沙悟浄[さごじょう]らの活躍[かつやく]をえがく。中国四大奇書の一つ。 **さいよう**[採用] [名・スル]適当と思われる人物や意見などをとりあげて用いること。「教員―試験」 **さいらい**[再来] [名・スル]①再びやってくること。「切手ブームの―」②かつての偉人や聖人が再び生まれでること。うまれかわり。「釈迦の―」[類]再生・再誕 **ざいらい**[在来] [名]いままであったこと。今までどおりのもの。「―線」↔従来 **さいりゃく**[才略] [名]知恵とはかりごと。「―にたけた人」 **ざいりゅう**[在留] [名・スル]一時、ある土地、とくに外国にとどまってすむこと。「―邦人[ほうじん]」 **さいりょう**[宰領] [名・スル]とりしまること。また、荷物の管理や作業員の指揮・監督にあたる人。 **さいひ**[採否] [名]採用するか、しないかということ。 **さいひ**[歳費] [名]一年間の費用。国会議員に支給される一年間の手当。 **さいひつ**[才筆] [名]すぐれた文章を書く能力。また、すぐれた文章。「―をふるう」 **さいひょう**[砕氷] [名]氷をくだくこと。また、くだいた氷。「―船」 **さいふ**[財布] [名]かねを入れて持ちあるくための、布や皮などでつくったふくろ。かねいれ。がまぐち。 > 財布の口を締める むだなかねを使わないように気をつける。[類]財布の紐もを締める > 財布の底をはたく 持っているかねを使いはたす。 > 財布の紐もが堅[かた]い なかなかかねを使わない。 **さいふく**[祭服・斎服] [名]祭礼のとき、祭主や神主などが着る衣服。 **さいぶ**[細部] [名]細かい部分。「―まで検討する」 **さいぶつ**[才物] [名]才能のある人物。↔鈍物 **さいぶん**[細分] [名・スル]細かく分けること。「仕事を―化する」 <512> ②団体旅行の世話をすること。また、世話人。[類]幹事 **さいりょう**[最良] [形動]質がいちばんよいこと。「わが人生―の日」↔最善↔最悪 **さいりょう**[裁量] [名]自分の考えで、ものごとをとりあつかったり、きめたりすること。「自由―にまかす」 **ざいりょう**[材料] [名]ものをつくったり考えたりするときなどに、そのもとになるもの。「話の―にはことかかない」[類]素材 > 「つかいわけ」→「原料」を見よ。 **ざいりょく**[財力] [名]①ものや人を思いどおりに動かせるかねの力。↔金力②費用を負担することができる力。↔経済力 **さいりん**[蔡倫] [人]?-一〇七?年。中国、後漢の宦官。樹皮・麻くず・ぼろきれ・魚網などを使って紙をつくり、和帝に献上したと伝えられる。▽紙の発明者とされるが、紙はそれ以前から存在した。 **ザイル** [名]登山用のつな。ロープ。|Seil **さいるいガス**[催涙ガス] [名]なみだを出させるはたらきのある毒ガス。 **さいれい**[祭礼] [名]神社などの祭りやその儀式。 **サイレン** [名]穴のあいた円板を高速で回転させ、音を出す装置。警報や時報などに使う。|siren **サイレンサー** [名]消音装置。また、消音装置のついた銃。|silencer **サイレント**「サイレント映画」の略。無声映画。↔トーキー ②英語やフランス語などのつづり字の中で、発音されない字。たとえば「knife(ナイフ)」の「k」、「handsome(ハンサム)」の「d」など。|silent **サイロ** [名]牧場などにある円筒形の貯蔵庫。中で牧草や穀物を発酵させ、冬のあいだの飼料をつくる。|silo **さいろく**[再録] [名・スル]すでに発表された文章を、改めて書物に収めること。また、再び録音・録画すること。 **さいろく**[採録] [名・スル]とりあげて記録したり、録音したりすること。「要点だけを―する」 **さいろく**[載録] [名]書物や記録に、書いてのせること。↔掲載 **さいわい**[幸い] [名・形動]①〈名・形動〉運や都合がよくて、精神的にも物質的にも満足できる状態にあること。「―なるかな貧しき者よ、天国はなんじらのものなり(新約聖書)」②〈名・スル〉よい結果や幸運をもたらす。「天候が作物に―する」③〈副〉運よく。都合よく。うまいことに。「―まにあってよかった」▼「さきわい」の変化した形。 > 「つかいわけ」 | 幸福・幸い > 「幸福」は、このまま変わらずにあってほしいと思う満足が継続する状態にいう。「幸福な生活」。「幸い」は、一回一回の出来事にいうことが多く、「幸運」や「好都合」に近い。「今回の事件は不幸中の幸いだった」。 **さいわん**[才腕] [名]ものごとをてきぱきと処理する才能と手腕。「―をふるう」↔敏腕 **サイン** [名]①署名すること。また、その文字。「契約書に―する」②あいず。信号。「ゴー―」「―プレー」|sign **サイン** [名]三角関数の一つ。直角三角形の、斜辺分の高さ。正弦。記号はsin | sine **サウジアラビア** [国名]正式国名は、サウジアラビア王国。アラビア半島の大部分をしめる君主国。国土は砂漠で、世界有数の産油国。イスラム教の聖地メッカ(=マホメットの出生地)・メジナ(=マホメットの墓地がある)がある。面積約二一五万平方㌔。首都リヤド。主要言語アラビア語。 **サウスポー** [名]左きき。野球で、左投手。またボクシングで、左半身に構える選手。|southpaw **サウナ** [名]フィンランド式の蒸しぶろ。サウナぶろ。|sauna **サウンド** [名]おと。音声。音響。とくに、映画やステレオなどから出る音。|sound **サウンドトラック** [名]映画フィルムのはしにある録音部分。サントラ。|sound track **さえ**[冴え] [名]①うでまえや頭のはたらきがすぐれていること。「わざの―を見せる」②色や音の澄みきっていること。 **さえ** [副助]①添加をあらわす。「風に加えて雨―降ってきた」「最後の望み―なくなった」②「~さえ〜ば」の形で】最低限の条件をあらわす。「水―あればだいじょうぶだ」「彼―味方につければこっちのものだ」「行き―すればよい」「ひま―あれば本を読んでいる」「命―助かればよい」③極端な例を挙げてほかも類推させる。「初心者で―簡単にできる」「水―受け付けない」「身動き―できない」 **さえかえる**[冴え返る] [動]①ひどくさえる。「―秋の月」②よく晴れて、寒さが厳しくなる。「―冬の夜」 **さえぎる**[遮る] [動]あいだに何かを置いてじゃまをし、見えなくしたり行けなくしたりする。「―ものはなに一つない」「相手の話を―」 **さえずる**[囀る] [動]小鳥がしきりに高く鳴きつづける。▽やかましくしゃべりまくるようすを、からかってもいう。「女生徒たちがさえずっている」 **さえる**[冴える] [動]①光・音・色などが冷たくすきとおっている。「バイオリンの音色が―」「冬の月がそらに―」②神経がすみずみまでとぎすまされてはたらく。「頭が―」「目がさえてねむれない」③技術・うでまえなどがすぐれていて、あざやかである。「板前の包丁が―」「さえない(=ぱっとしない)話」[類]際立つ↔鈍る **さえわたる**[冴え渡る] [動]辺りいちめん、冷たくすみきってはっきり見える。「月が―」 <513> の皇女や女王。 **さお【×竿・×棹】** [造語]①〈名〉竹や木の長い棒。釣[つ]りざお・ものほしざおなど。②三味線の弦を張る、長い柄の部分。①〈造語〉たんす・旗・羊羹など、細長いものを数えることば。「三味線一――」▽「棹」と書く。 **さおう【×沙翁】** 「シェークスピア」のこと。▽「沙翁」と当てたことから。 **さおさす【×棹さす】** [国]①さおを使って舟を進める。「流れに―」 ②流行に乗ってうまく進める。「時流に―」▽夏目漱石[なつめそうせき]の「草枕[くさまくら]」の冒頭、「智[ち]に働けば角[かど]が立つ。情[じょう]に棹させば流される。意地[いじ]を通せば窮屈だ」の一節は有名。あやまって、時流に逆らう意味に用いられることもある。 **さおだけ【×竿竹】** ものほしざおにする竹。 **さおとめ【早乙女】** 田植えをする若い女性。また、単に、若い女性。少女。▽常用漢字表付表の語。 **さおばかり【×竿×秤】** はかりの一種。目盛りのあるさおのはしにものをつるし、反対側につるした分銅[ふんどう]を動かして重さを測る。 **さか【坂】** ①傾斜している状況や道路。「―を転がる」 [類]斜面 ②(のぼりつめる限度の意から)年齢的に活動力の頂点。そこをすぎるとくだりになる年齢。「四○の―をこえる」▽昔は四○歳、今は五○歳か。 **さか【逆】** [造語]『「逆〜」の形で』方向や順序などが、ふつうとは反対であることをあらわす。「―潮[しお]」「―うらみ」 ちゃか [名]一客をもてなすための茶や菓子。「―の用意をする」 **さが【性】** 生まれつきの性質。また、習わし。「かなしき―」「浮き世の―」 [類]習い・習慣[多く、よくない性質や運命を、人間の力ではどうにもならないものととらえていう。文章語。] **ざが【座×臥・×坐臥】** 座ることと、ねること。日常生活。おきふし。「行住―」 **さかあがり【逆上がり】** 鉄棒で、両足を地につけている状態から上にあげ、うでの力で足のほうから一回転してからだを鉄棒の上におしあげるわざ。 **さかい【境】** ①くぎりめ。わかれめ。分かれるところ。「生死の―をさまよう」 ②特定の場所。境地。「幽明[ゆうめい]――を異にする」 **さかい** [町][関西方言で、理由・原因をあらわす。]・・・だから。・・・ゆえに。「そやー」 **さかいだかきえもん【酒井田柿右衛門】** [人名]初代。生没年未詳[しょう]。江戸前期の陶工。肥前[ひぜん]、有田の人。中国の磁器を学び、釉薬[うわぐすり]をつけて焼いた上にさまざまな色で絵付けをする方法を研究し、赤絵[あかえ]を完成した。 **さかいとしひこ【堺利彦】** [人]一八七〇―一九三三年。明治から昭和期の社会主義者。豊前[ぶぜん]生まれ。幸徳秋水[こうとくしゅうすい]と「平民新聞」を創刊し、非戦論を唱えた。日本共産党の創立に参画し、初代委員長となる。 **さかいめ【境目】** それによって区別される分かれ目。 [関]境界・瀬戸際[せとぎわ] **さかうらみ【逆恨み】** [名・スル]①人の好意を悪くとって逆にうらむこと。「親切を―される」 ②うらみに思う人から、かえってうらまれること。 **さかえる【栄える】** [下一]盛んになる。勢いが強く広がる。「町が―」 [関]繁栄する [対]衰[おとろ]える **さかおとし【逆落とし】** ●頭からさかさまに落とすこと。②ウマなどで、急な坂や絶壁などを落ちるように下ること。「ひよどり越えの―」 **さかき【×榊】** ツバキ科の常緑高木。昔から神聖な木とされ、枝葉を神に供える。 **さがく【差額】** さし引いた残りの金額。「―を計算する」「病院のーベッド」 **さかぐちあんご【坂口安吾】** [人]一九〇六一五五年。昭和期の小説家。新潟県生まれ。第二次世界大戦後まもなく、代表作「堕落論」「白痴[はくち]」を発表し、古い道徳観を否定して、混乱した戦後社会に衝撃をあたえた。ほかに「風博士」「日本文化私観」など。 **さかげ【逆毛】** [国]逆立っている毛。また、髪の毛を立ててふくらませたもの。「―を立てる」 **さかご【逆子】** 異常分娩[ぶんべん]の一つ。ふつうとは逆に足のほうから生まれること。また、その子。 **さかさ【逆さ】** 上下の位置やものごとの順序がひっくりかえっていること。さかさま。逆。「―につるす」 [対]反対・あべこべ **さかさことば【逆さ言葉】** ⊕意味を反対にして使うことば。たとえば、「いいやつ」というべきところを「悪いやつ」というなど。②音読を上下逆にしたことば。たとえば、「たね」を「ねた」というなど。 **さかさま【逆様】** [形動][画]位置や順序が入れかわって反対であるようす。さかさ。さかしま。あべこべ。「―に並べかえる」「―になって落ちた」 **さがしあてる【探し当てる・捜し当てる】** [下一]方々をさがし回って見つける。「宝の山を―」 **さかしい【賢しい】** [囲]かしこい。また、りこうぶって生意気だ。「―小僧[こぞう]」 >つかいわけ→「利口[りこう]」を見よ。 **さがしだす【捜し出す・探し出す】** [固]方々をさがして見つけだす。「犯人を―」 **さかしら【『賢しら】** [形動]りこうぶること。また、りこうぶってふるまうこと。「―を言う」▽文章語。 **ざがしら【座頭】** 劇団などで一座の代表者。また、会議などで中心となる人。 [麺]座長▽「ざとう」と読めば別の語。 **さがす** [日][【探す】] たくさんあるものをかきまわして、欲しいものや必要なものを見つけだす。「職を―」「人のあらを―」「アパートをー」 [目]【捜す】] なくしたものなどを多くのものの中から見つけようとする。「犯人を―」「肉親を―」「落としものを―」 [類]捜索する **さかずき【杯・×盃】** 酒を飲むための小さな器。ちょこ。ちょく。「別れの―」「―をほす(=さかずきの酒を全部飲む)」 <514> 杯を返す さされた酒を飲み終わったあと、相手に酒をさしかえす。返杯する。 > 杯を傾ける 酒を飲む。 > 杯をさす 相手のさかずきに酒をつぐ。 > 杯をもらう 相手からさされた酒を飲む。 **さかずきごと**[杯事・盃事] [名]さかずきをとり交わすこと。とくに、夫婦や親分子分などの約束を固めるために、さかずきを交わして酒を飲むこと。 **さかだち**[逆立ち] [名・スル]①両手を地につけて、さかさまに立つこと。「―しても(=どんなにがんばっても)かなわない」↔倒立②ものの上下が反対になっていること。さかさま。 **さかだつ**[逆立つ] [動]さかさまに立つ。反対の方向に立つ。「髪の毛が―」 **さかだてる**[逆立てる] [動]横や下に向いているものを上向きにする。逆方向に立てる。「柳眉[りゅうび]を―」 **さかたとうじゅうろう**[坂田藤十郎] [人]初代。一六四七-一七〇九。江戸前期の歌舞伎俳優。江戸の市川団十郎の荒事に対し、上方の和事の芸を大成した名優。近松門左衛門の脚本にえて活躍した。 **さかて**[逆手] [名]①体操競技の鉄棒などで、手の甲を下にしてにぎる、にぎりかた。↔順手②短刀などを、自分のからだの方に向くように持つこと。 > 逆手に取る 相手のしかけた方法・手段を逆に利用してせめる。 **さかて**[酒手] [名]①酒の代金。酒代。「―に不自由する」②賃金とは別に、余分にあたえる金銭。チップ。「―をはずむ」[類]心付け **さがてんのう**[嵯峨天皇] [人]七八六-八四二年。在位、八〇九-八二三年。桓武天皇の第二皇子。蔵人所や検非違使を設置し、「弘仁」の法制集や、「凌雲集」「文華秀麗集」「経国集」などが編まれた。漢詩文にすぐれ、書もたくみで、空海・橘逸勢とともに三筆の一人。 **さかな**[魚] [名]食用、または観賞用のうお。 > かぞえ方 尾・匹 **さかな**[肴] [名]酒を飲むときにつまみとなるもの。また、そのときに興をそえる歌・おどりや話題など。「人のことを―にして飲む」▽もと、「酒菜」のこと。 **さかなで**[逆撫で] [名]相手のいやがることをわざとすること。「神経を―する」▽毛などが生えている向きとは逆の方向になでることから。 **ざがね**[座金] [名]金具やボルトをしめるとき、ゆるまないように入れる、うすい金属の輪。ワッシャー。 **さかねじ**[逆捩じ] [名]非難や攻撃に対して、負けないでやりかえすこと。「―をくわせる」↔逆襲 **さかのうえのたむらまろ**[坂上田村麻呂] [人]七五八-八一一年。平安初期の武将。征夷大将軍となって蝦夷などを平定し功績をあげた。 **さかのぼる**[溯る・遡る] [動]①川などの流れに逆らって上流へ進む。「鮭[さけ]の群れが川を―」②前の時代やものごとのおおもとへと、時の流れを逆に進んでいく。「歴史を―」「原点に―」 **さかば**[酒場] [名]客に酒を飲ませる店をまとめていうことば。スナック・バー・居酒屋など。 **さかまく**[逆巻く] [動]巻きこむように大きく激しく波立つ。「―波」 **さがみ**[相模] [名]旧国名。今の神奈川県の大半。東海道の一国。相州。鎌倉幕府の所在地。「―湖」「―湾」 **さかみち**[坂道] [名]坂になっている道。「―を転げ落ちるよう」↔勾配 **さかもとりょうま**[坂本竜馬] [人]一八三五-六七年。幕末の志士。江戸に出て勝海舟の塾に入門。土佐藩を出て海援隊を組織し、時代を先取りするかたちで討幕運動に加わり、王政復古をはかったが、京都で暗殺された。 **さかもり**[酒盛り] [名]人々が集まり、酒をくみかわして楽しむこと。↔酒宴・宴会 **さかや**[酒屋] [名]酒を売る店。また、酒をつくって、売る店。「つくり―」 **さかやき**[月代] [名]戦国時代から江戸時代に、成人の男子がひたいから頭の中央にかけて、髪をそったこと。また、髪をそった部分。▽武士がかぶとを着けたとき、頭がのぼせるのを防ぐためにおこなったのが始まりという。 **さかやけ**[酒焼け] [名]よく酒を飲むために、顔が赤く焼けたようになること。 **さかゆめ**[逆夢] [名]実際には、その夢の内容と反対の結果になるような夢。▽よい夢が現実には悪い結果になる場合を「逆夢」といい、そのままよい結果になる場合を「正夢」という。 **さからう**[逆らう] [動]①流れの中にいて、その反対の方向に進もうとする。「風に―」②目上の人の忠告・命令などに従わず、その反対のことをする。「親に―」「→忠言耳に―」 **さかり**[盛り] [名]①勢いの強く盛んな時期。最盛期。「暑い―に出ていく」「人気も―をすぎた」②動物が一定の時期に発情すること。「―がつく」 **さがり**[下がり] [名]①〈名〉位置・価値・程度などが低くなること。「成績の上がりーが激しい」②「おさがり」③すもうで、力士がまわしの前に下げる、ひも状のかざり。「―をさばいてしきる」④〈造語〉「~下がり」の形で】ある時刻を過ぎたころ。「昼―」 **さかり**[盛り] [造語]「~盛り」の形で】勢いがあり、もっともよい時期や状態をあらわす。「男―」「いたずらー」「花―」「働き―」「育ちー」「のびー」▽名詞と、動詞の連用形に付く。 **さかりば**[盛り場] [名]娯楽・飲食などのため、いつも多くの人が集まるにぎやかな場所。「―をうろつく」↔繁華街・歓楽街 <515> さがりめ【下がり目】 [名]目じりのほうが下がった目。たれ目。 ②物価などが下がりはじめたとき。↔上がり目 **さかる**[盛る] [動]①勢いが盛んになる。流行する。「燃え―火」②栄える。繁盛する。「店が―」③動物などが発情する。また、交尾する。 **さがる**[下がる] [動]①上の一点を支えとして、そこから線状に下に垂れる。ぶらさがる。「つららが―」「カーテンが―」②平面的に高いほうから低いほうへ移動する。「地盤が―」↔上がる③勢い・程度・地位・価値・技量などが低くなる。「人気が―」「評判が―」「気温が―」「物価が―」④後ろへしりぞく。「一歩―」↔進む・出る⑤目上の人の前からしりぞく。「御前を―」↔退出する ▽京都の町では、御所と反対の南の方向へ行くことを「下がる」という。⑥時代が新しくなる。「それより―こと一〇〇年」「時代が―」[類]下る↔さかのぼる **さかん**[左官] [名]かべなどをぬる仕事を職業とする人。「しゃかん」とも。 **さかん**[盛ん] [形動]①花がそろって咲きでるように勢いや元気のいいようす。「―に燃える」「―な拍手」「老いてますます―だ」②くりかえし熱心にするようす。「―に質問する」 **さがん**[左岸] [名]川の下流に向かって左側の岸。↔右岸 **さがん**[砂岩] [名]堆積岩の一つ。石英・長石などの砂のつぶが水底にしずみ、固まってできたもの。建築材料など。「しゃがん」とも。 **さき**[先] [名]①進んでいく方向や、目的の場所。「この―に川がある」「訪問する―」「勤め―」↔前方②順番が前であること。「お―に失礼します」「ふろを―にする」「あと―を考えずに」↔後③もののはしの部分。「―のとがった竹の棒」「縁の―」↔先端④ある時間より以前。過去。「―に述べたように」「あとにも―にも」「―に用意しておく」⑤時間的にこれからあと。前途。将来。「―が思いやられる」「五年―をよむ」⑥相手。先方。「―様」⑦続いている部分。つづき。「話の―を急ぐ」 > 先に立つ ①人のさきに立っておこなう。先頭に立つ。「先に立って仕事をする」②何よりもそのことがさきにくる。「不安が―」 > 先を争う 自分がさきになろうとして、人と争う。 **さき**[崎] [名]海や湖につきでた山のはし。みさき。 **さき**[左記] [名]縦書きの文章で、その左の方、つまりあとに書いてあること。横書きの場合は「下記」となる。「―のとおり」↔右記 **さぎ**[詐欺] [名]他人をだまして、金品をうばったり損害をあたえたりすること。「―をはたらく」「―師」↔ぺてん **さぎ**[鷺] [名]サギ科の鳥をまとめた呼び方。くちばし・首・足が長く、ツルに似ているがやや小さい。水辺で小魚や昆虫などをとらえて食べる。ゴイサギ・シラサギなど。 > 鷺を烏と言いくるめる 真実・道理をねじまげて主張する。↔鹿を指して馬となす **さきおととい**[一昨日] [名]おとといの前の日。三日前の日。「さきおとつい」とも。▽改まった言い方としては「いっさくさくじつ」を使う。 **さきおととし**[一昨年] [名]おととしの前の年。三年前の年。▽改まった言い方としては「いっさくさくねん」を使う。 **さきがけ**[先駆け・魁] [名]まっさきに敵陣にせめいること。「―の功名」②他の先頭になるもの。「春の―を告げる花」「新聞事業の―」 **さきがける**[先駆ける・先駆ける] [動]まっさきにものごとをする。「時代に先駆けた新製品」 **さきこぼれる**[咲き溢れる] [動]枝からあふれるばかりにいっぱいに咲く。一面に咲きみだれる。 **さきごろ**[先頃] [名]せんだって。つい最近。このあいだ。 **さきざき**[先先] [名]①将来。今後。「―を案じる」②行くさきの各地。「行く―で歓迎される」 **さきさま**[先様] [名]「先方」の敬った言い方。「―がそう言われますので」 **サキソホン** [名]木管楽器の一つ。音域によって、アルト・テナーなどの種類がある。とくに、ジャズで多く使われる。サクソフォン。サックス。▽発明者のベルギー人サックスの名から。|saxophone **さきそめる**[咲き初める] [動]花が咲きはじめる。 **さきそろう**[咲き揃う] [動]多くの花が、残らずいっせいに咲く。 **さきだつ**[先立つ] [動]①さきに立って進んでいく。率先する。「人に先立って働く」②何よりもさきに必要とする。「―ものはかね」③何かをする前におこなう。「一般公開に先立って試写会をもよおす」④さきに死ぬ。「―不孝をお許しください」「子に先立たれた親」↔後れる **さぎちょう**[左義長・三毬杖] [名]一月一五日ころ、門松や注連飾りなどを燃やし、無病息災をいのる行事。宮中では清涼殿で、青竹におうぎや短冊などを結びつけて焼いた。どんどやき。さいとやき。 **さきどり**[先取り] [名・スル]①将来を見通して、他より早くおこなうこと。「時代を―した政策」「流行を―する」②代金・利子などを前もって受けとること。「利息を―する」 <516> **さきに**[先に] [副]①以前に。かつて。「―ご案内いたしましたとおり」②過去の、ある時。「―お電話をさしあげた者です」「―の件でおじゃましました」[類]先刻↔後程 **さきにおう**[咲き匂う] [動]花が色美しく咲きはえる。みごとに咲く。 **さきのこる**[咲き残る] [動]①他の花が散っても、まだ散らずに咲いている。②他の花が咲いても、まだ咲かないでいる。 **さきのよ**[先の世] [名]①この世に生まれてくる前の世。前世。②死んでから行くあの世。後世。 **さきのり**[先乗り] [名]①目的地にさきに行って準備をしておくこと。また、さきに行って準備をする人。②行列の先頭に立つ騎馬。↔後乗り **さきばしる**[先走る] [動]自分勝手な判断で、他の人よりさきに、はやまった軽はずみな行動をする。「―行動が統一を乱す」 **さきばらい**[先払い] [名]①品物を受けとる前に代金をはらうこと。[類]前払い↔後払い②運賃や郵便料金を受取人にはらわせること。[類]着払い↔元払い③昔、位の高い人が外出したとき、前方の通行人などをどかせたこと。また、その役目の人。先追い。 **さきぶれ**[先触れ] [名]前もって知らせること。何かが起こることを予感させることがら。「春の―」↔前触れ・前兆 **さきぼう**[先棒] [名]①二人でものをかつぐとき、棒の前のほうをかつぐこと。また、その人。↔後棒②[多く、「お先棒」の形で]人の手さきになって行動すること。また、その人。「お―をかつぐ」 **さきほこる**[咲き誇る] [動]ほこらしげに美しく咲く。今を盛りと咲く。「庭に―ぼたんの花」「天平文化が―」 **さきぼそり**[先細り] [名・スル]①さきのほうになるほど細くなっていること。②しだいに勢いがおとろえていくこと。「景気が―する」[類]じり貧↔先太り **さきほど**[先程] [副]少し前。さっき。現在に近い過去。 **さきまわり**[先回り] [名・スル]相手よりさきに行動すること。相手よりさきに目的地に行くこと。「―して話をつける」「―して待ちぶせる」 **さきみだれる**[咲き乱れる] [動]花がいちめんに、入り乱れて咲く。「いろいろな花が―秋の野」 **さきものがい**[先物買い] [名・スル]まだ、はっきりと価値をきめられそうもないものを、将来を見こんで手に入れること。 **さきもり**[防人] [名]奈良時代から平安初期にかけて、おもに東国から派遣され、北九州地方の防備にあたった兵士。▽「崎守(=みさきを守る人)」という意味。 **さきもりのうた**[防人の歌] [名]防人として九州に派遣された東国の兵士とその家族が詠んだ歌。肉親との別れの悲しみをうたったものが多い。「万葉集」に、巻き二〇を中心として約九〇首が収められている。 **さきゅう**[砂丘] [名]海岸や砂漠などで、風にふきよせられてできた砂の小山。「鳥取―」 **さきゆき**[先行き] [名]行く末。将来。さきいき。「この子の―が心配だ」 **さきょう**[左京] [名]平城京や平安京で、大内裏から見て左手、朱雀大路の東側にあたる地域。↔右京 **さぎょう**[作業] [名・スル]からだを動かして仕事をすること。また、その仕事。「農―」「―場」 **ざきょう**[座興] [名]①宴席などにおもしろさをそえるための演芸。「―に手品を見せる」[類]余興②その場をいっときおもしろくするための、たわむれのことば。冗談。「ほんの―に言ったしゃれ」 **さぎょうへんかくかつよう**[サ行変格活用] [文法]動詞の活用の一つ。活用語尾の最初の音がサ行で、不規則に変化するもの。サ変。口語では「する」一語だけで、「さ(せる)」「し(ない)」「し(ます)」「する」「する(とき)」「すれ(ば)」「しろ」と活用する。文語では、終止形は「す」で、未然形が「せ(ず)」、命令形が「せよ」となる。また、「する」はおもに漢語や外来語と結びついて多くの複合動詞をつくるが、活用はすべて一つである。たとえば、「勉強する」「愛する」「アップする」など。 **さぎり**[狭霧] [名]霧。▽「さ」は、ことばの調子をととのえる語。文章語。 **さきん**[砂金] [名]川底や海岸などで、砂にまじってしずんでいる金のつぶ。「しゃきん」とも。 **さきんじる**[先んじる] [動]他の人よりさきに、ものごとをおこなう。また、まわりの人よりすぐれている。さきんずる。「他より一歩―」[類]先手を打つ ▽「先にする」の変化した形。 **さきんずる**[先んずる] [動]→「さきんじる」 > 先んずれば人を制す なにごとも他人よりも早くとりかかればそれだけ有利にことが運べる。 **さく**[作] [名]①つくる。また、つくられたもの。②農作物をつくる。また、農作物のできばえ。「ことしの―はよい」③おこす。なす。わざとつくる。④はたらく。はたらき。⑤ふるまい。 **さく**[昨] [名]前の日。きのう。また、一つ前の。「―平成六年の事件」「―日」↔明・来 <517> **さく[策]** [策]策[策]策 ①計画。はかりごと。「―をめぐらす」②官吏登用試験の問題集。③つえをつく。また、つえ。 サク ①策動[さくどう]策略[さくりゃく]政策[せいさく]得策[とくさく] ②策問[さくもん]対策[たいさく] ③散策[さんさく] **さく[削]** [削]削[削]削 刃物でそぎとる。けずりとる。 サク 削岩[さくがん]削減[さくげん]削除[さくじょ]掘削[くっさく]添削[てんさく] けずる 鉛筆を削[けず]る/荒削[あらけず]り 削[そ]ぐ **さく[索]** [索]索[索]索 ●つな。なわ。②さがしもとめる。③むなしく、ものさびしい。 サク ①索条[さくじょう]索道[さくどう]鉄索[てっさく] ②索引[さくいん]索敵[さくてき]捜索[そうさく]探索[たんさく]模索[もさく] ③索然[さくぜん] 索漠[さくばく] 索麺[そうめん] **さく[酢]** [酢]酢[酢]酢 すっぱい味の液体調味料。す。 [類]酷[こく] サク 酢酸[さくさん]木酢[もくさく] す 酢の物[すのもの]酢漬け[すずけ]甘酢[あまず]梅酢[うめず] 塩酢[しおず] 酢漿草[かたばみ](植物名) **さく[搾]** [搾]搾[搾]搾 しめつけて、しるをとる。しぼりとる。 サク 搾取[さくしゅ]搾乳[さくにゅう]搾油[さくゆ]圧搾[あっさく] しぼる 油を搾[しぼ]る/税金を搾[しぼ]り取る 搾菜[ザーサイ] 搾粕[さくかす] **さく[錯]** [錯]錯[錯]錯 いりまじる。②混乱してまちがえる。 サク 錯雑[さくざつ]錯綜[さくそう]錯乱[さくらん]交錯[こうさく]錯覚[さっかく] 時代錯誤[じだいさくご]倒錯[とうさく] 錯[あやま]る 介錯[かいしゃく] **さく[朔]** [朔]朔[朔]朔 ●陰暦で、月の第一日。ついたち。②北の方角。 サク ①朔月[さくげつ]朔日[さくじつ]朔望[さくぼう]晦朔[かいさく]八朔[はっさく] ②朔風[さくふう]朔方[さくほう]朔北[さくほく] 朔日[ついたち] **さく[冊]** →「さつ」 **さく【作/策/x朔】** →漢字項目を見よ。 **さく【昨】** [連体]→漢字項目を見よ。 **さく【咲く】** [国]花のつぼみが開く。「大輪の花がみごとに―」「話に花が―」 [咲]咲[咲]咲 音は「ショウ」。▽本来は「笑」の本字「咲[しょう]」と書くべきもので、「わらう」という意味。 さく 桜が咲[さ]く/返り咲[ざ]く/遅咲[おそざ]き 咲[わら]う **さく** 【割く】[国]刃物などで切って二つに分ける。「魚の腹をー」 ②貴重なものの一部を分けあたえる。「時間を―」「紙面を―」「人手を―」 【裂く】[国]①手などでひき破って二つに分ける。「胸を裂かれるような思い」 ②むりにひきはなして、へだてる。「恋人の仲を―」「生木[なまき]を―」 >つかいわけ 裂く・破る >どちらも、おもに紙や布など平面的なものを二つ以上に分ける意味だが、「裂く」は、すじ目をつけて、またはすじ目にそって切りはなすこと。あとで使う目的をもって布を「裂く」こともある。「するめを裂く」。ところが、「破る」場合、切り口は線状にならずさまざまである。「障子を破る」。 **さくい** 【作為】[名・スル]①ほんものではなく、つくりごとをすること。わざとそのように見せかけること。「―のあとが目立つ」「―的な笑い」 [対]無作為 ②法律で、とくに自分から積極的にした行動。「—犯」 [対]不作為 【作意】①作品にふくまれた作者の意図。②たくらみ。「―が感じられて不愉快だ」 **さくいん【索引】** 書物の中の事項・語句などを探しだす手がかりにするため、それらを一定の順序に並べて、本文中のページ・行などを示した表。インデックス。「音訓ー」 **さくおとこ【作男】** [困]農作業をするためにやとわれている男。古い言い方。 **さくがら【作柄】** 農作物のできぐあい。「ことしの米の―はよい」 **さくげん【削減】** [名・スル]いままでの数量・金額などをけずって、少なくすること。「人員を―する」 **さくご【錯誤】** ①まちがい。あやまり。「試行―」 ②事実と認識とのあいだにずれがあって一致しないこと。「時代―」 **さくざつ【錯雑】** [名・スル]複雑に入りまじること。さまざまに入りみだれること。「―した関係」「―紛糾する」 **さくさん【酢酸】** 酸味と強いにおいのある無色の液体。酢の主成分。食用、薬品の原料用。 <518> **さくし**[作詞] [名・スル]歌の文句をつくること。「―家」「―作曲」 **さくし**[策士] [名]好んではかりごとを用いる人。はかりごとのじょうずな人。「油断のならない―」 > 策士策に溺れる はかりごとのうまい人は、計略にたよりすぎてかえって失敗する。 **さくじつ**[昨日] [副]「きのう」の改まった言い方。↔明日 > 「つかいわけ」→「先日」を見よ。 **さくしゃ**[作者] [名]小説・詩歌・戯曲・絵画・彫刻などの作品をつくった人。 **さくしゅ**[搾取] [名・スル]①しぼりとること。とくに、資本家・地主などが労働者や農民を低賃金で働かせ、利益を独りじめすること。 **さくしゅう**[作州] [名]→「みまさか」 **さくじょ**[削除] [名・スル]文章や名簿などの一部分をとりのぞくこと。「不必要な部分を―する」「会員名簿から―する」[類]抹消 **さくず**[作図] [名・スル]図形・設計図などをつくること。とくに数学で、あたえられた条件にあてはまる図形をつくること。 **さくする**[策する] [動]はかりごとをめぐらす。くわだてる。「陰謀を―」[類]たくらむ **さくせい**[作製] [名・スル]道具や機械などを使って品物をつくること。「工芸品の―」「地図を―する」[類]製作 **さくせい**[作成] [名・スル]文書や計画などをつくること。「予算の―」「報告書を―する」 **サクセスストーリー** [名]その人がどのように成功や出世をとげていったかの話。出世物語。|success story **さくせん**[作戦] [名]①勝つために、前もって考えておく試合や戦いの進めかた。「―を練る」「―会議」②軍隊が一定期間にわたって計画的におこなう戦い。「上陸―開始」 **さくぜん**[索然] [形動]①趣や味わいのないようす。「興味―」②統一がなく散りぢりになるようす。 **さくそう**[錯綜] [名・スル]まとまりなく複雑に入りくむこと。「―した情報」「各人の思惑が―してまとまらない」[類]交錯・錯雑 **さくちゅうじんぶつ**[作中人物] [名]小説・ドラマ・絵画などの作品に出てくる人物。登場人物。「―の性格描写」 **さくづけ**[作付け・作付] [名・スル]田や畑に農作物を植えつけること。さくつけ。「作付けがおくれる」「作付面積」 **さくどう**[策動] [名・スル]ひそかに悪い計画をめぐらして活動すること。「かげで―する男」「―家」↔暗躍・画策 **さくもつ**[作物] [名]田や畑でつくる米・野菜などの農作物。「さくもの」とも。 **さくら**[桜] [名]①バラ科の落葉高木。春、白やうすもも色の花が咲く。日本人に古くから親しまれてきた日本の国花で、花といえばサクラをさした。ソメイヨシノ・ヤマザクラなど。「―前線」②「桜肉」の略。ウマの肉。▽肉が桜色であるところから。 > 桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿 サクラは、枝を切るとそこからくさるので切ってはならない。逆にウメは、花を咲かせるには枝を切らなくてはならない。 **さくら** [名]大道商人の仲間で、品物を買ったり、買うふりをしたりして、見物客に買う気を起こさせるようにしむける人。また、演芸や演説会などで、なれあいでわざと拍手したり賛成したりする人。 **さくらいろ**[桜色] [名]サクラの花のような、うすいもも色。ピンク。「―に上気したはだ」 **さくらえび**[桜海老] [名]サクラエビ科の小形のエビ。からだは透明な桜色。干して食用にする。 **さくらがい**[桜貝] [名]ニッコウガイ科の二枚貝。浅い海の砂底にすむ。貝殻は小さくてうすく、うすもも色。貝細工用。 **さくらがり**[桜狩り] [名]サクラを見て楽しみながら、山野を歩くこと。 **さくらじま**[桜島] 一九四六年。梅崎春生の小説。海軍に召集され、九州の特攻隊基地で終戦をむかえた青年の、死を前にした極限状況での体験をえがく。 **さくらぜんせん**[桜前線] [名]三月末から五月初めにかけて、各地のソメイヨシノの開花日を、地図の上で線で結んだもの。 **さくらそう**[桜草] [名]サクラソウ科の多年草。春、サクラに似た白やうすもも色などの小さな花がかたまって咲く。 **さくらそうごろう**[佐倉惣五郎] [人]生没年未詳。 <519> 江戸前期の義民。下総佐倉藩の名主。本姓は木内。宗五郎・宗吾とも。藩主の圧政を将軍徳川家綱に直訴し、農民の年貢を軽減することはできたが、自身は処刑にされた。 **さくらだもんがいのへん**[桜田門外の変] [名]一八六〇年、江戸幕府の大老井伊直弼が、尊王攘夷派によって江戸城桜田門外で殺害された事件。 **さくらのその**[桜の園] [戯曲]一九〇四年。ロシア、チェーホフの戯曲。没落してついに自邸「桜の園」を手放すことになった地主夫人と、それを買収する新興成金を対比させた、帝政末期のロシアの新旧交替をえがく。|Vishyovyj Sad **サクラメント** [名]キリスト教で、信徒に神のめぐみをあたえるいろいろな儀式。秘跡。礼典。|sacrament **さくらもち**[桜餅] [名]小麦粉や道明寺粉でつくった皮であんを巻き、塩づけのサクラの葉で包んだ菓子。 **さくらゆ**[桜湯] [名]塩づけのサクラの花に湯を注いだ飲みもの。めでたい席などで接待に使う。 **さくらん**[錯乱] [名・スル]気持ちなどが異常に乱れること。「興奮して―状態になる」「精神―」 **さくらんぼう**[桜ん坊] [名]①オウトウの実。初夏、直径一㌢ほどの大きさで熟し、赤い色つやがあり、あまずっぱい。食用。さくらんぼ。②サクラの実。 **さぐり**[探り] [名]さぐること。 > 探りを入れる 相手に気づかれないように、それとなく、ものごとの真相や心中などを知ろうとする。 **さぐりあし**[探り足] [名]足もとの安全を、足さきで確かめながら進むこと。「くらやみを―で歩く」 **さぐりあてる**[探り当てる] [動]①いろいろさがしまわって見つける。②見えないものを手足で探ってあてる。 **さぐりだす**[探り出す] [動]いろいろ調べて見つけだす。また、秘密などを聞きだす。「本心を―」 **さぐる**[探る] [動]①手や足でさわって、目に見えないもののありかをさがす。「手で探って暗やみを進む」②手がかりをたよりに、事情やようすをそっと調べる。「相手の出かたを―」「会社の内情を―」③美しい風景を訪ねる。「晩秋の京都を―」 **さくれい**[作例] [名]①つくりかたの、てほんや実例。②辞書などで、語法を示すためにそえた例文。 **さくれつ**[炸裂] [名・スル]爆弾などが爆発して飛び散ること。「―音」「間近に―する砲弾」 **ざくろ**[石榴・柘榴] [名]ザクロ科の落葉高木。秋、球形の実をつける。熟すと皮がさけ、多数の種子が見える。食用。根・皮は薬用。 **さけ**[酒] [名]アルコール分をふくむ飲みもの。とくに、白米を発酵させてつくった日本酒。「―なくて何のおのれが桜かな(=酒のない花見なんてつまらない)」「―が―を飲む(=理性を失って大酒を飲む)」 > 酒に飲まれる 酒にひどくよって自制心を失う。 > 酒は百薬の長 酒は適量のめば、どんな薬よりも健康のためによい。 **さけ**[鮭] [名]サケ科の魚をまとめた呼び方。全長一㍍ほど。北の海にすみ、秋、川をさかのぼって産卵する。肉は淡紅色で美味。卵もすじこ・いくらとして食用。ベニザケ・ギンザケなど。あきあじ。サーモン。「しゃけ」とも。 **さげ**[下げ] [名]①下げること。②株価・相場などが安くなること。下落。「一〇〇円の―」↔上げ③落語で、話のおもしろいしめくくり。おち。 **さけい**[左傾] [名・スル]①左のほうにかたむくこと。②共産主義や社会主義的な思想をもつこと。↔左翼化↔右傾 **さけかす**[酒粕・酒槽] [名]もろみから酒をしぼりとったかす。つけものなどに使う。かす。 **さけぐせ**[酒癖] [名]その人が酒に酔ったときに出るくせ。「―の悪い人」 **さげしお**[下げ潮] [名]沖のほうへ引いていく潮。引き潮・干潮↔上げ潮 **さげすむ**[蔑む・貶む] [動]自分よりおとったものとしてばかにする。軽べつする。「人を―ような目」↔おとしめる **さけのみ**[酒飲み] [名]酒が好きでよく飲む人。酒好き。上戸。 **さけび**[叫び] [名]①大声を上げること。「恐怖の―」「―声」②世間に対する強い主張や要望。うったえ。「民衆の―」「核兵器廃絶の―」 **さけびたり**[酒浸り] [名]酒の中につかっているように、いつも酒を飲んでいること。 **さけぶ**[叫ぶ] [動]①大声を出す。「泣き―」②社会に対して強く考えを主張する。「無実を―」↔訴える **さけぶとり**[酒太り] [名]いつも酒を飲んでいるために太ること。 **さけめ**[裂け目] [名]さけてすきまができたり、穴があいたりしたところ。「氷の―」↔割れ目 **さける**[裂ける] [動]すじにそうように切れて、二つに分かれる。「大地が―」「のども裂けよとばかりにさけぶ」 **さける**[避ける] [動]①いやなことや都合の悪いことに直接ぶつからないようにする。「直射日光を―」「攻撃のほこさきを―」「避けては通れない問題」[類]逃れる②相手をきらって出会わないようにする。「人目を―」「彼はわたしを避けているみたいだ」↔隠れる③遠慮する。さしひかえる。「外出を―」「はっきり言うことを―」[類]はばかる **さげる**[下げる] [動]①高いほうから低いほうへ位置を動かす。「頭を―」↔上げる②上の一点をささえておいて下に垂らす。ぶらさげる。つるす。「窓にすだれを―」「のき下に風鈴を―」 <520> ③勢い・程度・地位・価値・技量などを低くする。おとす。「値段を―」「暖房の温度を―」「男を―」④後ろへ移動させる。「外野の守備位置を―」⑤その場からかたづける。「お膳を―」 **さげる**[提げる] [動]手にもってぶらさげる。「かばんを―」「手みやげを提げて訪ねる」 **さげわたす**[下げ渡す] [動]官庁から民間へ、また、目上の人から目下の者へあたえる。「国から下げ渡された土地」[類]払い下げる **さげん**[左舷] [名]船尾から船首に向かって、左のほうの船ばた。↔右舷 **ざこ**[雑魚] [名]①いろいろの種類の小魚。「きょうは―一匹釣れない」②下っぱの者。「―には目もくれない」↔小物 > 雑魚の魚と交じり 小魚が大魚にまじっているように、無能な者が有能な者の中にいたりすることのたとえ。[類]ごまめの魚と交じり・えびの鯛交じり ▽「とと」は幼児語で、とくにタイをさす。 **ざこう**[座高] [名]背をのばしていすに座ったときの、いすの表面から頭の上までの高さ。 **さこうべん**[左顧右眄] [名]→「うこさべん」 **さこく**[鎖国] [名・スル]外国との取り引きや往来を禁止すること。とくに、江戸幕府が中国・オランダ以外の外国との貿易や往来を禁止した政策。一六三九年から一八五三年まで続いた。「―令」↔開国 **さこつ**[鎖骨] [名]胸の上部にあって、胸骨とかたをつないでいる、左右二本のS字形に曲がった骨。 **ざこつ**[座骨・坐骨] [名]骨盤の下部にある左右一対の骨。こしかけたとき、いすにあたる。「―神経痛」 **ざこね**[雑魚寝] [名]大勢の人が同じ部屋でごろねすること。「合宿所で―する」 **さごろもものがたり**[狭衣物語] [名]一〇七〇年ころ。作者未詳。狭衣の大将の、多くの女性との恋愛をえがいた物語。「源氏物語」の影響が強い。四巻。 **さこんのさくら**[左近の桜] [名]紫宸殿の南階の段の下の左側に植えられたサクラ。↔右近の橘 **ささ**[小・細] [造語]「ささ~」の形で】わずかな、小さいなどの意味をあらわす。「―にごり」「―波」▽名詞に付く。 **ささ**[酒] [名]「さけ」の女房詞。▽中国で、酒のことを「竹葉」と呼んだことから。 **ささ**[笹] [名]地にはうようにしてむらがり生える、細く小さな竹。クマザサ・チマキザサ・メダケなど。 **ささい**[些細・瑣細] [形動]ほんのつまらないことのようす。とりあげる値打ちがないほど、わずかなようす。「―なことでけんかをする」 **ささえ**[支え] [名]支えること。また、支えるもの。「心の―」「―をはずす」 **さざえ**[栄螺] [名]リュウテンサザエ科の海産巻き貝。いその岩のあいだにすむ。貝殻は厚く、表面に多くのとっぱりがある。つぼ焼き・さしみにして食べる。 **ささえる**[支える] [動]①倒れたりゆがんだりしないように、手や棒などでつっぱってもちこたえさせる。②今の状態をもちこたえる。とくに、今の暮らしをたもっていく。「内職で生活を―」[類]維持する③ふせぎとめる。くいとめる。「敵の攻撃を―」 **ささがき**[笹掻き] [名]ゴボウやニンジンをササの葉のようにうすくけずること。また、けずったもの。 **ささきのぶつな**[佐佐木信綱] [人]一八七二-一九六三年。明治から昭和期の歌人・国文学者。結社竹柏会を主宰し、「こころの華」(のち「心の花」)を創刊。温和な歌風で、歌集に「思草」「豊旗雲」など。また、「万葉集」の研究でも知られ、「和歌史の研究」「校本万葉集」などがある。 **ささくれ** [名]もののさきが細くさけて分かれること。とくに、指のつめ近くの皮がむけること。さかむけ。「―が立つ」 **ささくれる** [動]①もののさきが細かくさける。指にささくれができる。「つえのさきが―」「指さきが―」②気持ちがあれていらだつ。「心が―」 **ささげ**[大角豆] [名]マメ科の一年草。豆は、青いうちはさやごと食べ、熟したものはあんにしたり、赤飯に入れたりする。ささぎ。 **ささげる**[捧げる] [動]①両手で高くさしあげる。「優勝旗を―」↔掲げる②神や目上の人におくる。「亡き師に―」③神や、自分のたいせつな人やものに身を捨ててつくす。「平和のために一生を―」 **ささつ**[査察] [名・スル]役所や軍隊などで、上位の人が下位の仕事ぶりや管理などを規定どおりかどうか、実際に行って調べること。「空中から―する」↔視察 **さざなみ**[小波・細波・漣] [名]細かく立つ波。さざれなみ。ささなみ。また、小さなもめごと。 **ささぶね**[笹舟] [名]ササやアシの葉を舟の形に折り、水にうかべて遊ぶもの。 **ささみ**[笹身] [名]ニワトリの胸のやわらかい肉。▽ササの葉のような形をしていることから。 **さざめく** [動]大勢でがやがやとにぎやかな声を立てる。さんざめく。「笑い―」 **ささめゆき**[細雪] [名]細かにちらちらと降る雪。さざめゆき。 **ささめゆき**[細雪] 一九四六-四八年。谷崎潤一郎の長編小説。芦屋に住む四人の美しい姉妹のそれぞれの性格や生きかたを、四季折々の風物や風俗の中で、絵巻物のように優雅にえがいた作品。 **ささやか**[細やか] [形動]わずかで小さいようす。また、とるにたりないようす。「―な幸せ」「―なおくりもの」▽そまつだが心をこめたという、けんそんの気持ちをふくめて使う。「―な集まりですが、おいでください」 <521> **ささやく**[囁く] [動]ひそひそと小声で話す。「耳もとで―」▽「ささやかれる」の形で、ひそかにうわさが立つ意味。「監督の引退がささやかれる」 **ささやぶ**[笹藪] [名]ササがいちめんにしげっている場所。 **ささる**[刺さる] [動]さきのとがったものが突きたつ。「とげが―」「非難が胸に―」 **さざれいし**[細石] [名]小さな石。細かい石。 **さざんか**[山茶花] [名]ツバキ科の常緑小高木。初冬のころ、ツバキに似た赤や白の花を咲かせる。 **さし**[刺し] [名]①「刺身」の略。「ふぐ―」②米を検査するときに俵の中にさして使う道具。 **さし**[差し] [造語]①〈名〉二人が向かいあって座ること。さしむかい。「―で話す」②ものさし。尺度。▽「尺」とも書く。③〈造語〉「さし~」の形で】動詞に付いて、意味を強めたり、語調を整えたりする。「相手に向かってすっとまっすぐに」の意を加えることが多い。「―出す」「―もどす」「―止める」④「~差し」の形で】ものをさしておく入れもの。「状―」「花―」⑤液体を入れてつぐ道具。「油―」「しょうゆ―」▽「注し」とも書く。⑥舞の曲数を数えることば。「一―まう」 **さし**[止し] [造語]「~さし」の形で】その動作が中止した状態にあることをあらわす。「読み―の本」「飲み―のビール」↔かけ▽動詞の連用形に付く。 **さじ**[匙] [名]液体や粉などをすくいあげる、小さな道具。スプーン。「―ですくう」 > 匙を投げる ものごとの成功の見こみが立たずにあきらめる。手をひく。「医者も―」▽薬の調合用のさじを投げだすことから。 **さじ**[些事・瑣事] [名]ささいなこと。つまらないこと。[類]小事 **ざし**[座視] [名・スル]そばにいながら何もせず、だまって見ていること。「―するにしのびない」↔傍観 **ざし**[差し] [造語]「〜ざし」の形で]外にあらわれた状態をあらわす。…のようす。「おも―」「まな―」▽名詞に付く。 **さしあげる**[差し上げる] [動]①ものをわたすことのへりくだった言い方。目上の人に敬意をこめてものをわたす。「手紙を―」②手に持って高く上げる。ささげる。「聖火を―」③〈補助〉[「〜て(で)さしあげる」の形で]「・・・してやる」のへりくだった言い方。「荷物を運んでー」▽動詞の連用形に付く。 **さしあし**[差し足] [名]音がしないように、つまさきでそっと下ろして歩くこと。「ぬき足―しのび足」 **さしあたり**[差し当たり] [副]さきのことはともかく、現在のところ。さしあたって。「―不便なことはありません」「―の問題はこの点だ」 > 「つかいわけ」 さしあたり・ひとまず・とりあえず > どれも目の前のことのなりゆきに対処する気持ちをいう。「さしあたり」は、将来どうなるかはわからない今のところはという意味。「とりあえず」は、今はほかのことはあとまわしにして、これについてはという意味。とるべきものも、とることができないままに。「ひとまず」は、進んできたことが終わったわけではないが、一段落としてという意味。「病気ときいてとりあえずかけつけたが、さしあたり心配ないので、ひとまず帰ろう」。 **さしいれ**[差し入れ] [名]①留置場や刑務所などに入れられている人に、外部から品物を届けること。また、その品物。▽広く、長時間こもりきりで仕事などをしている人に食べものなどを届けること。また、その食べものなど。②中にさしこんで入れる。「ドアのすきまに新聞を―」③さし入れをする。 **さしえ**[挿絵] [名]新聞・雑誌などで、文章のあいだにはさんで内容の理解をたすけるための絵。イラスト。「―画家」▽ふつう、「挿し絵」とは書かない。 **サジェスチョン** [名]提案。また、示唆。暗示。「―をあたえる」|suggestion **サジェスト** [名・スル]提案すること。また、ほのめかすこと。暗示すること。|suggest **さしおく**[差し置く] [動]①いちばんに考えたり重んじたりしなければならない人やものごとを無視してあとまわしにする。「先輩を差し置いて勝手なことをする」「兄を差し置いて弟が家業をつぐ」②そのままにしてほうっておく。「余談は差し置いて、本論にはいる」「何を差し置いても出席する」 **さしおさえ**[差し押さえ] [名]借金を返さなかったり、税金をはらわなかったりしたときに、国がその人の家や家財道具の使用・処分を禁じること。 **さしかえる**[差し替える・差し換える] [動]すっと、とりかえる。とりかえて別のものをさす。「お茶を―」「活字を―」[類]交換 **さしかかる**[差し掛かる] [動]ちょうどそのとき、そのあたりに通りかかる。また、その時期になりかかる。「梅雨に―」「坂道に―」「満潮時に―」 **さしかける**[差し掛ける] [動]傘などをさし出して上からおおうようにする。 **さじかげん**[匙加減] [名]①薬を調合するとき、分量をさじで計って調節するぐあい。②手かげんの加えかた。「―ひとつでどうともなる」 **さしがね**[差し金] [名]①直角に曲がった、金属製のものさし。かねじゃく。②かげで人をそそのかし、操ること。「きっとだれかの―だ」▽芝居で、つくりもののチョウなどをかげから針金で操ることから。 **さしき**[挿し木] [名]植物をふやすために、木や草などの枝・茎・葉を土などにさして、新しく根づかせること。 <522> **さじき**[桟敷] [名]芝居や祭りなどのとき、一段高くつくった見物席。「天井―」「―席」↔土間 **ざしき**[座敷] [名]①たたみをしいた日本式の部屋。とくに、客間。「―に通す」[類]和室・日本間②芸人や芸者が、宴会の席に呼ばれること。「お―がかかる」 **さしぐむ**[差し含む] [動]すっと、なみだがこぼれそうにわいてくる。なみだぐむ。文章語。 **さしこ**[刺し子] [名]木綿のじょうぶな布を二枚重ねて、細かくさしてぬったもの。柔道着・剣道着などに使う。「―のふきん」 **さしこみ**[差し込み] [名]①すっと、さしこむこと。また、さしこむ道具。プラグやコンセントなど。②胃けいれんなど、急に起こる激しい胃腸の痛み。 **さしこむ**[差し込む] [動]①穴やすきまにさし入れる。「コンセントに―」②日の光がまっすぐにはいりこむ。「秋の日ざしが―部屋へ」▽「射し込む」とも書く。③急に胸や腹が激しく痛む。「胃が―」 **さしさわり**[差し障り] [名]都合の悪い事情。他人に迷惑になること。「―があってこられない」↔差し支え・支障 **さしさわる**[差し障る] [動]さまたげるような悪い影響をあたえる。差し支える。「おからだに―といけません」 **さししめす**[指し示す] [動]指などをその方向にすっと向けて示す。「黒板を―」「コンパスが東を―」 **さしず**[指図] [名・スル]言いつけてやらせること。「人の―は受けたくない」[類]命令・指示 **さしずめ**[差し詰め] [副]①いまのところ。さしあたり。「―生活に困ることはない」[類]当面②最終的な結論としては。結局、落ち着くところは。「―きみしかできないだろう」「彼の役目は―船長といったところだ」[類]詰まるところ **さしせまる**[差し迫る] [動]時間的にどんどん目の前に近づいてくる。「差し迫った危機を乗りきる」↔切羽詰まる **さしだしにん**[差出人] [名]手紙や荷物などを発送する人。「―不明の手紙」↔受取人 **さしだす**[差し出す] [動]①すっと前に出す。「両手を―」②提出物を出す。「書類を―」③郵便物を発送する。「案内状を―」 **さしたる**[然したる] [連体]とくにこれといった。さほどの。「―事件もない」▽打消の語をともなう。 **さしちがえる**[刺し違える] [動]命を絶つためにたがいに刃物で胸をさしあう。 **さしちがえる**[指し違える] [動]将棋などで、まちがった手をさす。「終局近くで―」 **さしちがえる**[差し違える] [動]すもうで行司が勝ち負けの判定を誤る。「軍配を―」 **さしつかえる**[差し支える] [動]さしさわりができる。ものごとを進めるのに困る状態になる。「クラブ活動に夢中で勉強に―」▽打消の形「差し支えない」で、「・・・してもよい」という意味をあらわす。「平服でも差し支えない」。 **さしつかわす**[差し遣わす] [動]人をさし向ける。派遣する。 **さして**[然して] [副]「さして〜ない」の形で】それほど・・・ない。たいして・・・ない。「かねはなくても―苦にならない」「―時間はかからない」[類]さほど・大して **さしでがましい**[差し出がましい] [形]よけいなことや口出しをして失礼だ。出すぎている。「―口をきく」「―ことをいたしまして」 **さしでぐち**[差し出口] [名]でしゃばった言いかたやよけいなことば。くちだし。「―をはさむ」 **さしでる**[差し出る] [動]①出すぎたことをする。でしゃばる。「差し出たふるまいをする」②何かをしようとする他を―」 **さしとめる**[差し止める] [動]規定に従って中止させる。「出入りを―」「報道を―」「送金を―」 **さしぬき**[指貫] [名]昔、男性がはいたはかまの一種で、すそをひもでしばる形のもの。上に直衣・狩衣などを着る。 **さしはさむ**[差し挟む] [動]①あいだに入れる。「本にしおりを―」「第三者が口を―」②相手とちがう考えや気持ちを心の中にもつ。「疑いを―」 **さしひかえる**[差し控える] [動]①辞退する。遠慮する。中止する。「訪問を―」[類]見合わせる②ひかえめにする。「タバコを―」 **さしひき**[差し引き・差引] [名]①引いてとること。また、引いたあとの残り。「差し引きゼロ」「差引勘定」「差引残高」②潮の満ち干い。③体温の上がり下がり。 **さしひく**[差し引く] [動]①数量の一部を引き去る。「給料から前借りを―」②海の水が満ちたり引いたりする。 **さしまねく**[差し招く] [動]その方を指して、手まねで人を呼ぶ。「窓から―」 **さしまわす**[差し回す] [動]手配してそちらへ回す。さしむける。「車を―」 **さしみ**[刺身] [名]新鮮ななまの魚や肉などをうすく切ったもの。わさびやしょうゆをつけて食べる。つくり。「鯛の―」 **さしみず**[差し水] [名]①水をつぎたすこと。また、その水。②井戸の中に外から悪い水がはいること。また、その水。 **さしむかい**[差し向かい] [名]二人がたがいに向きあうこと。「男女―に座する」 **さしむき**[差し向き] [副]すぐにもしなければならないこととして。さしあたり。「―の要件は何もない」「―必要ない」 **さしむける**[差し向ける] [動]①役目をもった人をつかわす。「使者を―」↔派遣する <523> **さしも【然しも】** [副]あれほどまで。あんなにも。「―の強敵も敗れた」「―じょうぶな彼も病[やまい]にたおれた」▽否定的な意味の文をつくる。文章語。 **さしもどす【差し戻す】** [国]上級裁判所が下級裁判所に裁判をやりなおすように命じる。「一審に―」 **さしもの【指し物】** [国]①板を組みたててつくった道具。机・たんすなど。「―師」 ②昔、武士が戦場で目じるしのために立てた旗じるし。「旗―」 **さしゅ【詐取】** [名・スル]だまして金や品物をとること。「土地を―する」 [類]詐欺[さぎ] **さしゅう【佐州】** ↓「さど」 **さしゅう【査収】** [名・スル]よく調べて受けとること。「納品を―する」「ごーください」 **さじゅつ【詐術】** 人をだます手段や方法。 **さしょう【査証】** [名・スル]調べて証明すること。とくに、旅行さきの国の役人が、パスポートにする入国許可の裏書き。ビザ。「入国―」 **さしょう【詐称】** [名・スル]住所・氏名・職業などをごまかしていうこと。「年齢―」 **さしょう【×些少】** [形動]分量や程度がごくわずかなこと。「―ですがお礼のつもりです」▽人に金品をわたすときなどにへりくだっていう。 **ざしょう【座礁・×坐礁】** [名・スル]船が海中のかくれた岩などに乗りあげること。 [対]離礁[りしょう] **ざしょう【×挫傷】** 打ち身で、皮ふより下の組織に傷を受けること。また、その傷。「脳―」 [類]打撲傷[だぼくしょう] **さじょう(砂上)の楼閣** 基礎が安定していないため、くずれやすいこと。また、実現不可能な計画やものごとにもたとえる。 **さしわたし【差し渡し】** 円の直径。 **さじん【砂塵】** すなぼこり。「―を巻きあげる」 **さしんしつ【左心室】** 心臓の下半分にある二室のうちの左側。血液を送りだすはたらきをする。♪図「しんぞう(心臓)」 **さしんぼう【左心房】** 心臓の上半分にある二室のうちの左側。肺静脈からの血液を受けとる。♪図「しんぞう(心臓)」 **さす【砂州・砂×洲】** 海岸などの沖合いに、潮流などで運ばれた土砂が堆積[たいせき]してできたもの。 **さす【刺す】** [国]●細くするどいものをまっすぐに突きとおす。「針を―」「はちが―」「ナイフでー」 ②五官や心をするどく刺激する。「鼻を―におい」「舌を―味」「はだを―寒風」「そのひとことが胸をー」 ③野球で、走者をアウトにする。「牽制球[けんせいきゅう]で―」 **□【差す】** [国]①直線的に光が当たる。「朝日が―」▽「射す」とも書く。②さっと表面にあらわれる。「ほおに赤みがー」「かげがー」 ③ふと、いつもとはちがう気持ちが起こる。「いやけが―」「魔[ま]が―」「気が―」 ④潮が満ちてくる。「潮が―」 ⑤かさを頭上につきあげてひろげる。「かさをー」 ⑥こしやわきの下にすっとはさむ。「刀を―」「左をー」 ⑦水や酒をさっとそそぐ。つぐ。「目薬を―」「さかずきを―」「水を―」▽「注[そそ]す」とも書く。⑧色をつける。「うすく紅[べに]を―」▽「点[さ]す」とも書く。 **目【指す】** [国]①指などでまっすぐに方向を示す。「時計の針が正午[しょうご]を―」 ②そちらの方向にまっすぐに向かう。「北を指して進む」 ③人の名前を言って何かをさせる。指名する。「先生はA君ばかりを―」 ④将棋をすること。「一局―」▽駒をまっすぐに進めることから。 **さす【挿す】** [国]ほかのものにつき入れる。「花瓶[かびん]に花を―」「かんざしを―」 **さす【^止す】** [造語]『「~さす」の形で』動作を中途でやめる意味をあらわす。・・・しのこす。「言い―」「吸い―」▽動詞の連用形に付く。 **さす【鎖す】** [国]門・戸・錠[じょう]・栓[せん]などをしめる。 **ざす【座主】** 寺の事務を統括する僧。また、その僧。とくに延暦寺の長をいう。「天台―」 **さすが【流、石】** [画]⊕評判や期待にこたえてくれたことをほめることば。なんといっても、やはり。「―秀才だけのことはある」「―はキャプテンだ」 ②予想とは矛盾[むじゅん]しているようす。そうはいっても、やはり。「今回の失敗は―にこたえた」「―の彼も不合格だった」 **さずかりもの【授かり物】** 神仏からたまわったもの。とくに、子供をいう。 **さずかる【授かる】** [国]①神や目上の人などからいただく。たまわる。「子宝[こだから]を―」 ②「免状[めんじょう]を―」 suspense **さずける【授ける】** [下一]目下の者にあたえる。 **サスペンス** 不安感。緊張感。とくに、小説や映画などで、読者や観客をはらはらさせる話のすじのつくりかた。「スリルとーに富む」「ードラマ」 **サスペンダー** ①ズボンやスカートのつりひも。ズボンつり。②くつしたどめ。ガーター。|suspender **さすらう【流離う】** [国]目的もなくあちこちさまよい歩く。放浪[ほうろう]する。「諸国を―」 **さする【摩る・“擦る】** [国]手のひらで軽くなでる。「足を―」 >つかいわけ さする・こする・する >「さする」は、手のひらでそっとやわらかくふれて何度もなでる。「背中をさする」。「こする」は、軽くおしつけて何度もすりあわせる。「目をこする」。「する」は、かなり強い力を加える。「マッチをする」。 **ざする【座する・×坐する】** [サ変]①すわる。②かかわりあいになる。連座する。 **さすれば【然為れば】** [圏]そうであるから。それな <524> らば。古い言い方。 **ざせき【座席】** 座るところ。せき。「―指定車」 **させつ【左折】** [名・スル]道路を左へ曲がること。 [対]右折 **ざせつ【×挫折】** [名・スル]途中[とちゅう]でくじけて、だめになること。「資金不足でーする」「―感をいだく」 **させる** [下二]他人に、することを命じたりしむけたりする。「勉強を―」「そうじを―」 ②人がするのをそのまま放っておく。「勝手[かって]に―」 **させる** [助動][意味]使役[しえき]「せる」とは接続がちがうだけで用法は同じ。「テレビは見させない」「夕食を食べさせていただく」「庭に木を植えさせる」「あやまりに来させればよい」「試験を受けさせろ」 [接続]動詞上一段・下一段・カ変の未然形に付く。その他の動詞には「せる」が付く。 [活用]下一段型。▷巻末「活用表」参照。▼「させる」という下一段活用の動詞もあるので注意する。「勉強をさせる」(下一段動詞)。「勉強させる」(サ変動詞「勉強する」の未然形+助動詞「せる」)。 **させん【左遷】** [名・スル]地位を格下げすること。「地方にーされる」 [関]左降 [対]栄転・昇進 ▽昔中国で、右を上位、左を下位としたことから。 **ざぜん【座禅・×坐禅】** 静かに座って迷いを去り、仏教の真理をさとろうとする修行。多く禅宗でおこなう。また、その姿勢。「―を組む」 **さぞ【無】** [画]①相手の立場になって、その気持ちを受け入れ、思いやることば。どんなに。「―お困りでしょう」 ②直接に体験していないことをそのとおりだとうけいれ、想像することば。きっと。「ーりっぱに育ったにちがいない」 [類]さだめし [多く、あとに推量のことばをともなう。「さぞや」とも。] **さそいかけ【誘い掛け】** 何かをいっしょにするように、すすめること。さそうこと。 **さそいこむ【誘い込む】** [国]人をさそってひき入れる。「仲間に―」 **さそいだす【誘い出す】** [国]人をさそって外に出させる。「遊びに―」 ②そうするように、うまくしむける。「話を―」 **さそいみず【誘い水】** あることを導きだすきっかけ。呼び水。▽井戸水が出ないとき、下の水をさそいだすためにポンプに入れる水。 **さそう【誘う】** [国]⊕いっしょに行動しようと相手をひきこむ。「旅行に―」「悪事に―」 ②人がするのをそのまま放っておく。「勝手[かって]に―」 >「いざなう」を見よ。つかいわけ **ざぞう【座像・×坐像】** 座った姿の像。 [対]立像 **さぞかし【無かし】** [画]「さぞ」を強めた言い方。「―ご心配のことと思われます」 **さぞや【×無や】** [画]「さぞ」を強めた言い方。どんなにか。さぞかし。「―おどろかれたことでしょう」 **さそり【×蠍】** サソリ目の節足動物。熱帯にすむ。カニのようなはさみをもち、尾のさきにある毒針で獲物[えもの]をさす。 | Satan **さた【×沙×汰】** [名・スル]⊕「消息」「たより」の古語。「なんの―もない」「音―なし」 [類]消息 ②うわさ。評判。古い言い方。「世間の―」 ③事件やおこない。「けんか――だ」「狂気の―」 ④ものごとのよしあしなどを論じて、処置すること。また、その結果について指図すること。「地獄の―も金しだい」「お―を待つ」 沙汰の限り(にあらず) もってのほか。論外。 [圏]沙汰の外[ほか] **さだいじん【左大臣】** 律令制で、太政官[だいじょうかん]の長官。太政大臣の次位で、右大臣の上位。 **さだか【定か】** [形動]【多く、「定かでない」「定かには〜ない」の形で』はっきりそうだとはわからないようすをあらわす。「結末は―でない」「暗くて―には見えない」 **ざたく【座卓】** たたみにすわって使う机やテーブル。 **さだまる【定まる】** [国]①ものごとの位置や価値が世間的にきまる。決定する。「評価が―」 ②あれていたものが落ち着いて静かになる。安定する。「天下が―」「天候が―」 **さだめ【定め】** ①前からきまっている運命。宿命。「これが世の中の―だ」「悲しい―」 ②とりきめ。規則。「法の―に従う」 **さだめし【定めし】** [画]確信をこめた想像を強くあらわすことば。まちがいなく、きっと。さだめて。「―苦しかっただろうに」▽下に推量のことばをともなう。 **さだめない【定めない】** [圏]一定していない。はかない。無常である。「―浮き世」 **さだめる【定める】** [下一]□①はっきりときめる。「価格を―」「校則を―」 ②あれていたものを落ち着かせて静める。「乱世を―」 ③動かないように安定させる。「ねらいを―」 **さたやみ【×沙汰。止み】** [国]予定した計画が中止になること。おながれ。「新築の話が―になる」 **さたん【左×祖】** [名・スル]味方をすること。賛成すること。▽昔中国で、ある反乱をしずめるのに味方するか敵できするかを、左右どちらかのかたをはだぬぎすることできめようとし、賛成する者は左祖、反対する者は右祖としたという故事(「史記」)から。「祖」は、かたはだぬぐこと。 **サタン** おもに、キリスト教でいう悪魔。 **ざだん【座談】** [名・スル]数人でくつろいだ話しあいをすること。「一会」 **さち【幸】** ①さいわい。幸福。「二人の前途[ぜんと]に―多かれといのる」 ②産物。その土地でとれるもの。「海の―山の―」 **ざちょう【座長】** ①劇団などのかしら。一座のしら。②座談会などの中心となって話をまとめる議長。 **さつ[冊](册)** [冊]冊[冊]冊 [サツ]ほん。書物。また、書物を数えることば。 <525> 「全五一」 [サツ]①短冊[たんざく] ②冊封[さくほう]冊立[さくりつ] **さっ[札]** [札]札[札]札 ◎文字を書きつける、うすい木や紙のふだ。②乗車券。乗船券。③紙幣。「―をくずす」④てがみ。文書。かきつけ。 サッ ①入札[にゅうさつ]表札[ひょうさつ]、門札[もんさつ]落札[らくさつ] ②改札[かいさつ]検札[けんさつ]出札[しゅっさつ]、③札束[さつたば]千円札[せんえんさつ] ④一札[いっさつ]鑑札[かんさつ]書札[しょさつ] ふだ 札所[ふだしょ]札付き[ふだつき]立て札[たてふだ]名札[なふだ]荷札[にふだ] **さっ[刷]** [刷]刷[刷]刷 ◎版木[はんぎ]を紙などにこすり写す。する。また、その度数を数えることば。「第一版第一―」ず」②はらいきよめる。 サッ ①印刷[いんさつ]縮刷[しゅくさつ]増刷[ぞうさつ] ②刷新[さっしん] する 名刺[めいし]を刷[す]る/校正刷[こうせいずり] 刷毛[はけ] 刷子[ブラシ]、 **さっ[殺](殺)** [殺]殺[殺]殺 [サツ・セツ]●生命をうばう。ころす。②けす。なくす。③ひどく。すさまじく。すっかり・・・する。 [サイ]そぎとり、へらす。 サツ・セツ ①殺害[さつがい]殺菌[さっきん]殺人[さつじん]虐殺[ぎゃくさつ]自殺[じさつ]/殺生[せっしょう] ②殺風景[さっぷうけい]抹殺[まっさつ] ③殺到[さっとう]殺伐[さつばつ]忙殺[ぼうさつ]黙殺[もくさつ] サイ 減殺[げんさい]相殺[そうさい] ころす 息を殺[ころ]す/人殺[ひとごろ]し 殺[あや]める/殺[そ]ぐ/殺陣[たて] **さっ[察]** [察]察[察]察 ●注意深く見て、調べる。②よく考えて、おしはかる。おもいやる。一→「察する」を見よ。 サッ ①観察[かんさつ]警察[けいさつ]視察[しさつ]診察[しんさつ] ②察知[さっち]賢察[けんさつ]考察[こうさつ]推察[すいさつ]洞察[どうさつ] **さっ[撮]** [撮]撮[撮]撮 写真に写しとる。 サツ 撮影[さつえい] とる 写真を撮[と]る/隠し撮[ど]り **さっ[擦]** [擦]擦[擦]擦 手で強くこする。こすれる。 サツ 擦過傷[さっかしょう]摩擦[まさつ] する・すれる マッチを擦[す]る/引き擦[ず]る/擦[す]り傷/膝[ひざ]が擦[す]れる/靴擦[くつず]れ 擦[こす]る/擦[なす]りつける **さっ[颯]** [颯]颯[颯]颯 ●風がさっとふく音やようす。はやて。②きびきびと、すがすがしいようす。 サツ ①颯々[さつさつ] ②颯爽[さっそう] **さつ【札】** →漢字項目を見よ。 **さつ【冊/刷】** [造語]→漢字項目を見よ。 **ざっ[雑](雑)** [雑]雑[雑]雑 種類のちがうものが入りまじる。②まとまりがなく、乱れている。③あらい。いいかげん。「―にあつかう」④中心となるものではなく、その他の。また、分類できない。「―の部」 ザツ ①雑記帳[ざっきちょう]雑居[ざっきょ]雑誌[ざっし]雑種[ざっしゅ] ②雑然[ざつぜん]雑踏[ざっとう]混雑[こんざつ]複雑[ふくざつ]乱雑[らんざつ] ③粗雑[そざつ] ④雑役[ざつえき]雑貨[ざっか]雑費[ざっぴ]雑用[ざつよう] ゾウ 雑木林[ぞうきばやし]雑炊[ぞうすい]雑煮[ぞうに]、 雑兵[ぞうひょう] 雑賀[さいか](姓名) 雑魚[ざこ] **さつい【殺意】** 人を殺そうという気持ち。「―をいだく」 **さつえい【撮影】** [名・スル]映画や写真などをとること。「―会」「記念―」 **ざつえい【雑詠】** 和歌や俳句などで、とくに題をきめないで詠むこと。また、詠んだもの。 **ざつえき【雑役】** そうじやかたづけなど、こまごまとした仕事をすること。「―係」 **ざつおん【雑音】** うるさくよけいな音。テレビや電話などにはいるじゃまな音。また、他人の無責任な話や批評などの意味にもいう。「―がはいる」 **さっか【作家】** 芸術作品をつくる人。ふつう、小説家をいうことが多い。 **ざっか【雑貨】** 日常生活に必要なこまごまとした道具。「駅前の―店」 [類]小間物・荒物 **サッカー** ①球技の一つ。一チーム一一人で、ゴールキーパー以外は手を使わず、相手のゴールにボールをいれて得点を競う。蹴球。一soccer ②多くは木綿の、縮みでしまを作ったりすい布地。夏の服地用。-sucker **さつがい【殺害】** [名・スル]人を殺すこと。「―をくわだてる」▽古くは「せつがい」と読んだ。 **さっかく【錯角】** 一つの直線が二直線と交わるとき、二直線の内側にできる四つの角のうち、たがいにすじかいになるひと組みの角。「平行線の―は相等しい」 **さっかく【錯覚】** [名・スル]勘ちがいをして、事実とちがうことをほんとうのことだと思いこむこと。「―におちいる」「目のー」 **ざつがく【雑学】** 広く浅く、いろいろな分野のことを知っていること。雑多な知識。「彼は―の大家 <526> **さっかしょう[擦過傷]** すりむいてできた傷。すりきず。▽「擦過症」は誤り。 **サッカリン** 砂糖の代わりに使う人工甘味料[かんみりょう]。▽砂糖の数百倍あまい。|saccharin **サッカレー** [人名]一八一一~一六三年。イギリスの小説家。当時の風俗を風刺と写実で的確にえがいた。サッカリ。代表作「虚栄[きょえい]の市」「ヘンリー・エズモンド」。|William Makepeace Thackeray **ざっかん[雑感]** あれこれと、まとまりのない感想。「年頭の―を述べる」 **さつき[五月・皐月]** ❶陰暦[いんれき]で、五月のこと。 ②「五月躑躅[さつきつつじ]」の略。「―の品評会」 > 五月の鯉[こい]の吹き流し さっぱりしていて、心に何もわだかまりのないこと。江戸っ子気質[かたぎ]をさす。▽こいのぼりは大きな口をあけているが、腹に何もないことから。 **さっき[殺気]** 人を殺そうとでもするような、険悪で張りつめたまわりのけはい。「―がほとばしる」 **さっき** さきほど。いましがた。 **ざっき[雑記]** まとまりなく、いろいろ書きつけること。また、その書きつけたもの。「―帳」「身辺―」 **さっきだつ[殺気立つ]** 殺気が顔や態度にあらわれる。興奮[こうふん]してあらあらしい気分になる。「会場全体が―」 **さつきつつじ[五月躑躅]** ツツジ科の常緑低木。ツツジの一種で、初夏のころ、紅やむらさきや白の花をつける。さつき。 **さつきばれ[五月晴れ]** さわやかで雲一つない五月の晴れかた。また、つゆの晴れ間も。「―の遠足日和」▽常用漢字表付表の語。 **さっきゅう[早急]** [形動]さしせまっていて、急いでしなければならないようす。「そうきゅう」とも。「―な援助が必要だ」 類[るい]早速・至急 **ざっきょ[雑居]** いろいろな人が同じ家や場所に入りまじって住むこと。「―ビル」 **さっきょく[作曲]** まとまった、ひと続きの音楽作品をつくること。また、詩に曲をつけること。「―家」 **さっきん[殺菌]** 加熱したり薬品を使ったりして、ばい菌を殺すこと。消毒。 類[るい]滅菌[めっきん] **ざっきん[雑菌]** 種々雑多な細菌。また、特定した菌以外の細菌。 **サック** 危険なものやこわれやすいものをしまったり、保護したりするための、ふくろ状の入れもの。「ナイフの革[かわ]の―」「えんぴつ―」「指―」|sack **サック** 「コンドーム」のこと。ルーデサック。▽roed-zakから。 **ザック** 登山やハイキングに使うリュックサック。「ナップ―」|Sack **サックス** 「サキソホン」のこと。|sax **ざっくばらん** [形動]気どらず率直で、かくしだてしないようす。「―な人がら」「―に話しあう」 > つかいわけ →「明[あけ]け透[す]け」を見よ。 **ざっくり** [副]❶〈副・スル〉布地などで、あらく織った感じ。「―したセーター」 ❷〈副〉力をこめて大きく切ったり、切り口が大きくあいたりするようす。「―と傷口があく」 **ざっこく[雑穀]** 米・ムギ以外の穀物。豆・ソバ・アワなど。 **さっこん[昨今]** 「ちかごろ」の改まった言い方。きのうきょう。このごろ。「―の世界情勢」 **さっさつ[颯颯]** [形動]風がやや強くふくようす。また、ふく風の音。「―とした涼風[りょうふう]」▽文章語。 **さっさと** [副]迷ったりためらったりせず、動作や行動がすばやいようす。「―宿題をやりなさい」 **ざっさん[雑纂]** 種々雑多な記録や文書を集めて一つにまとめること。また、まとめたもの。 **さっし[冊子]** 紙を重ねてとじた本。「小―」▽多く、ページの少ないうすいものをいう。 **さっし[察し]** 人の考えなどを推しはかること。「―がいい」「ほぼ―がつく」 類[るい]推察[すいさつ] **サッシ** アルミなどの金属製の窓わく。サッシュ。「アルミ―」「sash」 **ざっし[雑誌]** いろいろな記事をのせ、きまった時期に発行する本。週刊・月刊・季刊などがある。 **ざつじ[雑事]** いろいろな細かな出来事や用事。「―に追われる毎日」 類[るい]雑用[ざつよう] **サッシュ** ①サッシ。「窓を―にする」 ②ウエストに巻くやわらかい幅広[はばひろ]の帯。サッシュベルト。かざり帯。「sash」 **ざっしゅ[雑種]** 生物で、ちがう種類のおすとめすから生まれたもの。混血種。「―犬」⇔純血種[じゅんけつしゅ] **さっしゅう[薩州]** →「さつま」 **ざっしゅうにゅう[雑収入]** おもな収入以外の、あれこれの収入。月給外の雑多な収入。 **さっしょう[殺生]** 「せっしょう」の読み誤り。 **さっしょう[殺傷]** 人を殺し、傷つけること。「―力が強い兵器」「―事件」 **ざっしょく[雑食]** 食物として動物でも植物でも食べること。何でも食べること。 **さっしん[刷新]** 悪い点を改めて、すっかり新しくすること。「政治の―をはかる」▽「革新→刷新→一新」の順で、新しくなることが強調される。 **さつじん[殺人]** 人を殺すこと。「―鬼」 **さつじんてき[殺人的]** [形動]命にかかわるほどひどいようす。すさまじいようす。「―混雑」 **さっする[察する]** 相手の気持ちや事情を思いやって同情する。「彼の胸中を―」「顔色から―」 **ざつぜん[雑然]** [形動]ごたごたと入りまじってとりとめがないようす。「―とした部屋へ」⇔整然[せいぜん] **さっそう[颯爽]** [形動]人の姿や態度などがさわやかできりっとしているようす。「胸を張ってーと歩く」 **ざっそう[雑草]** 自然においしげるいろいろな草。また、強くしぶといことのたとえ。「―がはびこる」「―のような生きかた」 **さっそく[早速]** 時間をあけずに応じるようす。「着いたら―お返事をいたします」 類[るい]ただちに <527> たくさんあるようす。「―な問題をかたづける」「V」 [類]種々[しゅじゅ]ー」 **さつたば【札束】** 紙幣を重ねて束にしたもの。「―を積む」 **ざつだん【雑談】** [名・スル]まとまりのないおしゃべり。せけんばなし。「―にふける」 **さっち【察知】** [名・スル]ようすをうかがって知ること。「事前に―してにげる」 [圏]感知 **さっちゅうざい【殺虫剤】** 害虫を殺すための薬。 **さっちょうどうめい【×薩長同盟】** 一八六六年、坂本竜馬の仲介で、薩摩藩[さつまはん]の大久保利通[おおくぼとしみち]や西郷隆盛と、長州藩の木戸孝允[きどたかよし]が結んだ軍事同盟。両藩の協力で討幕運動や明治維新が進んだ。薩長連合。 **さっと【×颯と】** [圃]①風雨などが急に来るようす。「―ふく一陣[いちじん]の風」「雲間から―光がさす」 ②動作などがすばやいようす。「机の上を―かたづける」「―手を挙げる」 **ざっと** [画]①細かいところにはこだわらずに、ひととおり。全体を、おおざっぱに。「書類に―目を通す」 ②およそのところ。おおかた。「―計算したところ一か月はかかる」「―三〇名ほどが残った」 **さっとう【殺到】** [名・スル]勢い激しくおし寄せること。「乗客が列車に―する」 **ざっとう【雑踏】** [名・スル]道などが多くの人が行きかってこみあうこと。「駅前の―」 [圏]混雑・人込[ひとご]み **ざつねん【雑念】** 心を乱す、いろいろな考え。「―をはらいのける」 **ざっぱい【雑俳】** 本格的な俳諧[はいかい]でなく、前句付[まえくづけ]や川柳[せんりゅう]などのように、遊びの要素の強いものをまとめた呼び方。「ぞうはい」とも。 **ざっぱく【雑駁】** [形動]考えなど、ごたごたと入りまじっていて、とりとめがないようす。「―な知識」 **さつばつ【殺伐】** [形動]人を傷つけても平気でいられるほど、気持ちがあれすさんでいるようす。「―とした世相」 **さっぱり** [副]「と]①気がかりなどがなく、さわやかで気持ちのよいようす。「ふろにはいって―とする」 ②さばさばとしたようす。「―した性格」 ③あとに残らないようす。「―した味」 [対]こってり ④【多く、「さっぱり〜ない」の形で】(期待に反して)まったく・・・ない。全然・・・ない。「―客がはいらない」「数学は―わからない(=標準以下だ)」▽「さっぱりだ」の形で、まったくふつう以下だという意味でも使う。「性格はいいが、成績は―だ」 **ざっぴ【雑費】** おもな費用以外の、こまごまとした、いろいろな費用。「―をさし引く」 **さっぴく【差っ引く】** [国]「さしひく」の変化した形。 **さつびら【札〝片】** 紙のかね。紙幣。おさつ。 札びらを切る 大金を見せびらかして気前よく使う。「札びらを切ってはでに遊ぶ」 **さっぷうけい【殺風景】** [形動]目を楽しませるものがなにもないようす。「―ながらんとした部屋」 **ざつぶん【雑文】** 気楽に書いた軽い内容の文章。自分の文章をへりくだっていうこともある。 **さつま【×薩摩】** 旧国名。今の鹿児島県西部。西海道の一国。薩州[さっしゅう]。「―隼人[はやと]」 **さつまあげ【×薩摩揚げ】** すりつぶした魚肉に野菜をまぜ、油であげた食品。 **さつまいも【×薩摩芋】** ヒルガオ科の多年草。つるのような茎[くき]は地をはい、秋に土中の根が太って食用になる。甘薯[かんしょ]。 **さつまのかみ【×薩摩〝守】** 無賃乗車。また、無賃乗車する人。▽薩摩守であった平忠度[たいらのただのり]の名と「ただ乗り」をかけたしゃれ。 **さつまはやと【×薩摩×隼〝人】** 鹿児島県出身の若者。▽昔、薩摩地方に住んでいた、勇猛果敢[ゆうもうかかん]な隼人族にちなんでいう。古くは薩摩の国の武士をほめていうことば。 **さつまびわ【×薩摩×琵×琶】** 薩摩で発達した四弦の琵琶。また、それを用いた語り物。 **ざつむ【雑務】** 細かい、いろいろな仕事。「―をかたづける」 [圏]雑用 **さであみ【叉手網】** 三角形の竹のわくにつけたすくいあみ。小魚などをとるのに使う。 **さて【×扱・×渚】** [圏]①〈接〉話を新しく展開させるときや、話題を変えるときのことば。「―、話を本題にもどします」 [類]ところで ②〈感〉何かを始めようとするときに言うことば。さあ。「―、そろそろ帰るか」「―、何を食べようか」 **さてい【査定】** [名・スル]いろいろ調べて金額や等級などをきめること。「予算を―する」「ボーナスのー」「―価格」 **サディスト** 相手に苦痛をあたえて快感をおぼえる性倒錯者。サド。☆マゾヒスト | sadist **サディズム** 相手の肉体を傷めつけて性的満足感がえられる、異常性欲の一種。サド。 [対]マゾヒズム▽異常な性の姿をえがいたフランスの小説家サドの名から。| sadism **さておく【×拟置く・×拟。措く】** [国]とりあえず、そのままにしておく。「そのことは―として」「冗談[じょうだん]はさておきまして」▽話題を変えるときに使う。 **さてこそ** [画]思ったとおりであった気持ちを強めてあらわす。やっぱり。「―一大事」▽文章語。 **さてさて** [圏]深く感じいったり、おどろいたりしたときに出ることば。なんともまあ。さても。 **さてつ【砂鉄】** 砂のように細かい鉄鉱石。 **さてつ【×蹉跌】** [名・スル]●つまずくこと。②失敗すること。 [圏]挫折[ざせつ] **さては** [圏]①〈接〉そしてまた。さらには。「金・銀―瑠璃[るり]・瑪瑙[めのう]まで」 ②〈感〉思いあたることがある気持ちをあらわす。それでは、きっと。「―だまされたな」 <528> **さては** [接]そしてまた。さらには。「金・銀―瑠璃・瑪瑙まで」②〈感〉思いあたることがある気持ちをあらわす。それでは、きっと。「―だまされたな」 **さても** [感]→「さてさて」 **サテライトスタジオ** [名]本局とは別に、街頭などにガラス張りでつくった、小さなスタジオ。ラジオの中継放送などに使う。▽「サテライト」は、衛星のこと。|satellite studio **サテン** [名]繻子。|satin **さと**[里] [名]①人家が集まって人が生活するところ。「村―」②妻や養子などの実家。「―帰り」③いなか。「―の習慣」④子供をあずけて育ててもらう家。「―親」⑤[多く、「お里」の形で]そだち。すじょう。「お―が知れる」 **さど**[佐渡] [名]旧国名。今の新潟県の佐渡島。北陸道の一国。佐州。日本海にある最大の島。江戸初期に金山が開かれ、幕府の直轄領となった。「―おけさ」 **サド** [名]「サディズム」「サディスト」の略。→マゾ **さとい**[聡い・敏い] [形]①するどく敏感である。「耳が―」「利に―」②理解するのが早い。かしこい。「なんでもよくわかって―子」[類]聡明 **さといも**[里芋] [名]サトイモ科の多年草。葉はハート形で大きく、地下茎を食用とする。 **さとう**[左党] [名]①革新的な政策を主張する政党。また、野党。↔左翼・左派↔右党 ▽フランス議会で、議長席の左側に野党が座ったことから。②酒飲みの人。左きき。 **さとう**[砂糖] [名]サトウキビ・テンサイなどからとる、あまい調味料。 **さどう**[作動] [名・スル]機械や機関などがはたらくこと。「エンジンを―させる」 **さどう**[茶道] [名]①茶をたてることで礼儀作法を学び、精神を修養する芸道。室町時代に始まり、千利休が完成した。茶の湯。「ちゃどう」とも。②茶の湯のことをつかさどる役。▽「茶頭」「茶堂」とも書く。 **ざとう**[座頭] [名]昔の琵琶法師の位の一つ。また、頭をそった盲人で、琵琶・琴などを弾いたり、あんま・はりによる治療をしたりした人。 **さとうきび**[砂糖黍] [名]イネ科の多年草。茎のしるをしぼって砂糖をつくる。甘蔗。 **さとうさたろう**[佐藤佐太郎] [人]一九〇九-八七年。昭和期の歌人。宮城県生まれ。斎藤茂吉に師事して「アララギ」に入会、写生に新しい感覚を加えた。歌集「歩道」「星宿」など。 **さとうだいこん**[砂糖大根] [名]アカザ科の二年草。根のしるをしぼって砂糖をつくる。テンサイ。ビート。 **さとうのぶひろ**[佐藤信淵] [人]一七六九-一八五〇年。江戸後期の農学者・経済学者。江戸で儒学・蘭学・経済学などを学んだ。「農政本論」「経済要録」「混同秘策」などで富国策や海防を説く。 **さとうはるお**[佐藤春夫] [人]一八九二-一九六四年。大正・昭和期の詩人・小説家。和歌山県生まれ。与謝野鉄幹・晶子や永井荷風に学び、近代人の自意識を詩や散文にたくした。谷崎潤一郎夫人千代子との恋愛事件は有名。詩集に「殉情詩集」、小説に「田園の憂鬱」「都会の憂鬱」「小説智恵子抄」など。 **さとおや**[里親] [名]よその子供をあずかって、じつの親の代わりに育てる人。↔里子 **さとがえり**[里帰り] [名・スル]①結婚後、嫁が自分の実家に帰ること。②よそで働いている人が、休みに実家へ帰ること。 **さとかた**[里方] [名]嫁・養子などの実家。また、その親類。 **さとご**[里子] [名]よその家にあずけて育ててもらう子。「―に出す」↔里親 **さとごころ**[里心] [名]実家やふるさとを恋しく思う気持ち。「―がつく」 **さとす**[諭す] [動]よくわかるように言ってきかせる。「あやまちを諭されて目が開く」▽「悟る」と語源が同じ。 **さとみとん**[里見弴] [人]一八八八-一九八三年。大正・昭和期の小説家。横浜生まれ。兄に有島武郎・生馬がいる。雑誌「白樺」に参加して、「多情仏心」を書き、独自の倫理観「まごころ哲学」を示す。 **さとり**[悟り・覚り] [名]①思いあたって気づくこと。理解すること。「―の早い子」②迷いがなくなり、真理を知ること。「―を開く」 **さとる**[悟る・覚る] [動]①迷っていたところからぬけでて、ある真理に達する。「無常を―」②ほんとうのことを感じとる。感づく。「危険を―」「敵にさとられる」 **サドル** [名]自転車やオートバイの、またがって座するところ。▽もと、ウマの鞍という意味。|saddle **さなえ**[早苗] [名]苗代から田に移し植えるころの、まだ若いイネの苗。 **さなか**[最中] [名]ものごとが盛んにおこなわれているとき。「さいちゅう」とも。「あらしの―」 **さながら**[宛ら] [副]非常によく似ているようす。そっくりそのまま。まるで。「―別世界に来た気がする」「王者―の風格を見せる」 > 古語 古語でもそっくりそのままという意味だが、今より用法は広かった。たとえば、時間がたっても変わらず前のまま、また、多くのものをそっくり全部、ということもあらわした。現代語には、ほかの何かとそっくり同じよう、という意味だけが残った。 **さなぎ**[蛹] [名]チョウなどの昆虫で、幼虫から成虫になる途中の一時静止した状態。食物もとらず、ほとんど活動もしない。 **さなだむし**[真田虫] [名]扁形動物の一種。腸内に寄生する。からだは平たく、たくさんの節がある。条虫。 **サナトリアム** [名]結核などの病気の療養所。サナトリウム。「海辺の―」|sanatorium **さぬき**[讃岐] [名]旧国名。今の香川県。南海道の一国。讃州。「―うどん」「―平野」 <529> **さぬきのすけにっき**[讃岐典侍日記] [書]一一〇九年ころ。讃岐典侍長子(讃岐守の藤原顕綱の女)の作か。堀河院の発病から死、鳥羽天皇の即位のことまでをしるした日記。 **さね**[実・核] [名]くだものの中のしん。たね。 **さのう**[砂囊] [名]①砂を入れたふくろ。「―を積む」②鳥類の消化器の一つ。中に砂をたくわえ、食べものをすりつぶす。すなぶくろ。すなぎも。 **さのみ**[然のみ] [副]①それほど。たいして。「―困難ではない」▽下に打消の語をともなう。②そうとばかり。「―とは考えられない」 **さは**[左派] [名]急進的な派。社会主義・共産主義的な政党やグループ。↔左党・左翼↔右派 **さば**[鯖] [名]サバ科の海にすむ魚。背は青緑色で、青黒色のしま模様がある。しめさばやみそ煮などにして食べる。 > 鯖を読む 数をごまかして利益をえる。▽サバはくさりやすいので、市場で数えるとき、急いでとばしてごまかすことからという。 **さはい**[差配] [名・スル]①手分けして仕事をするように指図すること。②持ち主に代わって貸家・貸し地を管理すること。また、その人。 **サバイバル** [名]苦しい状況の中で生きのこること。「―ゲーム」|survival **さばき**[裁き] [名]裁くこと。判決。また、神の審判。「大岡越―」「―の庭」 **さばく**[佐幕] [名]江戸末期、朝廷ではなく、幕府に味方して助けたこと。↔勤王 ▽「佐」は、助けること。 **さばく**[砂漠] [名]雨が非常に少なく、そのため植物などがほとんど育たない、砂や岩石の多い土地。サハラ砂漠・ゴビ砂漠など。 **さばく**[捌く] [動]①むずかしい問題をじょうずに処理する。うまくあつかう。「雑務をてきぱきと―」「たづなを―」②商品を売り切る。「市場で農産物を―」③固まったものをばらばらにする。「紙を―」④魚やニワトリなどを切り開いて骨と肉に分ける。おろす。「うなぎを―」 **さばく**[裁く] [動]裁判をして、正しいか罪があるかをきめる。また、仲裁する。「罪人を―」「けんかを―」 **さばくか**[砂漠化] [名]砂漠の周辺の乾燥地域が砂漠になること。行き過ぎた放牧による草地の悪化、灌漑による塩害などが原因。 **さばくきこう**[砂漠気候] [名]砂漠地方にみられる乾燥気候。降水量が極度に少ない。日中には気温がセ氏五〇度に達することも多いが、夜間は気温がかなり下がる。 **さばける**[捌ける] [動]①商品が売りきれる。「品物が―」↔はける②混乱していたものがうまく処理できる。「渋滞がうまくさばけた」③世慣れて、ものわかりがよくなる。「さばけた人で寛大な処置をしてくれた」 **さばさば** [副]①気がかりなことがなくなって、気分が晴れやかなようす。「試験が終わって―した」②ものごとにこだわらないようす。「―した気性」「―とした表情」↔さっぱり **サハラさばく**[サハラ砂漠] [名]アフリカ大陸北部の大部分をしめる、世界最大の砂漠。北部に油田があるほか、石炭・鉄鉱石などの地下資源も豊富。▽「サハラ」はアラビア語で、砂漠のこと。 **さはんじ**[茶飯事] [名]茶を飲んだり、ごはんを食べたりするような、ありふれたこと。ごく、ふつうのこと。「そんなことは日常―だ」 **サバンナ** [名]熱帯・亜熱帯の雨の少ない地域にある草原。低木が点在するが、乾季には草もかれるので、密林ができない。熱帯草原。サバナ。|savanna **サバンナきこう**[サバンナ気候] [名]熱帯や亜熱帯地方の草原の気候。雨季と乾季がはっきり分かれ、一年じゅう気温は高い。サバナ気候。 **さび**[寂] [名]①古びて枯れた味わいのあること。また、もの静かでひっそりとしたおもむき。②低くて落ち着いたしぶい声。「―のある声」③流行歌の中心となるメロディーの部分。④国語]近世前期の俳人松尾芭蕉の、俳諧心の根本精神。さびれた気持ちを一つの美しさとして認め、閑寂な気分に高い価値をおく精神。俳諧は、それまで滑稽を主としたものであったが、芭蕉の「さび」「わび」「しをり」といった美的理念により芸術的に高められた。また、「わび」「さび」から「軽み」の境地が生まれた。 **さび**[錆・銹] [名]①金属の表面が、空気にふれたり水にぬれたりして酸化してできたもの。②よくないことをしたための悪い結果。「身から出た―」 **ザビエル** [人]→「フランシスコ・ザビエル」 **さびしい**[寂しい・淋しい] [形]①人気やもの音などが少なく、心細い感じだ。「裏通りは―」↔にぎやか②ひとりぼっちで、相手が欲しい。「家族とはなれ―」③ものが少なくて満たされない感じだ。「きょうはふところが―(=持ち金が少ない)」「タバコをやめて口が―」「さみしい」とも。 **さびつく**[錆び付く] [動]①さびてしまう。また、さびてかたまり、はなれなくなる。▽長く使わなかったためめに技術や能力がおとろえるたとえにも使う。「おどりのうでまえが―」「英語が―」 **さびどめ**[錆止め] [名]塗料や油などをぬって、さびるのを防ぐこと。 **ざひょう**[座標] [名]平面や空間における点の位置を、直角に交わる直線をもとにしてあらわしたもの。 **ざひょうじく**[座標軸] [名]座標をきめるときの基準となる直線。 **さびる**[寂びる] [動]古びて落ち着いた感じになる。「ものさびた庭のたたずまい」 **さびる**[錆びる・銹びる] [動]金属の表面が酸化してさびが出てくる。「刀が―」 **さびれる**[寂れる] [動]盛んだった場所の活気が <530> おとろえて、人気がなくなる。「寂れた街道」 **サブ** [造語]補欠やひかえ。また、二番目の。補助の。「―リーダー」「―バンク」 [対]メイン | sub- **サファイア** 宝石の一つ。青くて透明。青玉[せいぎょく]。▽九月の誕生石。|sapphire **サファリパーク** 野生動物を放し飼いにした自然公園。自動車に乗ったまま見物できる。▽「サファリ」は、狩猟旅行の意味。-safari park **サブジェクト** ①主題。話題。②主語。主格。③主体。主観。◆オブジェクト | subject **サブタイトル** 本や論文などの副題。「subtitle **さぶとん【座布団】** 座るとき、下にしく小さなふとん。「―をあてる」 **サブマリン** ①潜水艦[せんすいかん]。②野球で、下手投げ投手。-submarine **サフラン** アヤメ科の多年草。秋に、うすむらさき色の花をつける。めしべは薬・香料・食品の着色料になる。「saffraan **さべつ【差別】** [名・スル]差をつけて分けへだてすること。「人種―」「―待遇」 **さへん【サ変】** [文法]「サ行変格活用」の略。 **さほう【作法】** ①ものごとをおこなうときのきまった方法。「さくほう」とも。「文章―」 ②昔からある日常社会で守るべき言語や動作のきまり。「礼儀―」 >「つかいわけ」→「礼儀、」を見よ。 **さぼう【砂防】** 山地や海岸などで、土砂[どしゃ]のくずれや流れを防ぐこと。また、防ぐ設備。「一林」「―ダム」 **サポーター** ①関節や筋肉を保護したり、運動しやすくするためにはめる、ゴム入りの布製バンド。②選挙運動や政治運動などの支持者。また、サッカーの試合で、ひいきのチームを応援する人。③登山で、物資の補給やルートの確保をする支援隊。| supporter **サポート** [名・スル]支持すること。支援すること。「側面から―する」 | support **サボタージュ** ①[スル]なまけること。②労働争議のとき、労働者が仕事の能率を落としたり、経営者に損害をあたえようとすること。怠業[たいぎょう]。| sabotage **サボテン【仙人掌】** サボテン科の植物をまとめた呼び方。多肉植物で、大多数は葉が変化したとげでおおわれている。中南米原産。観賞用。覇王樹[はおうじゅ]。シャボテン。 **さほど【然程】** [画]『「さほど〜ない」の形で』それほど…ない。「けさは―寒くはない」「―変わらない」 [圏]さして・大して **さぼる** [国][サ変]仕事や勉強をおこたる。なまける。俗ぞくな言い方。「授業を―」▽「サボタージュ」の略の「サボ」を動詞化したもの。 **ザボン【朱×欒】** ミカン科の常緑高木。実はミカン類のうち最大で、食用。皮も砂糖づけなどにする。ぶんたん。一zamboa **さま【様】** [造語]①〈名〉ようす。ありさま。外見。「―変わりする」 ②〈造語〉[「〜様」の形で』①人の名前に付けて、尊敬する気持ちをあらわすことば。手紙のあて名などに用いる。「柴田―」 ②お礼やあいさつのことばにそえる、ていねいな言い方。「ご苦労―でした」「お世話―」 [「~さまさま」の形で】まったくそれのおかげでものごとがうまくはこび、何ともお礼の言いようがない気持ちであることをあらわすことば。「毎日めしが食えるのもおてんとう―だ」▽名詞に付く。 **ざま【様・態】** [造語]①〈名〉ようすなどをあざけていうことば。ぶかっこうなようす。「なんてーだ」 ②〈造語〉[「〜ざま」のかたちで』①その方向であること。「横―」「うしろー」 ②「・・・すると同時に」という意味をあらわす。「ふりむき―」「すれちがいー」 ③そのありさま。・・・するようす。見さげていう。「死に―」 ③は動詞の連用形に付く。 様はない だらしない。みっともない。 様を見ろ 人の失敗や不運を、いい気味だとののしったり、あざけったりすることば。▽「自分のみっともないようすをよく見ろ」という意味。 **サマー** [造語]夏。「―セーター」 | summer **サマースクール** 夏休み中に設けられる講習会。夏期学校。| summer school **サマーセットーモーム** 「モーム」 **サマータイム** 夏に限って時計を標準時刻より一〜二時間進めて、昼間の時間を有効に使う制度。夏時間。一summer time **さまがわり【様変わり】** [名・スル]ようすが以前とすっかり変わること。「―した駅前」 **さまざま【様様】** [形動]種類のちがったものがたくさんあるようす。「―な意見が出た」「種々―」 [圏]いろいろ・とりどり **さまざまなるいしょう【様々なる意匠】** [書]一九二九年。小林秀雄[こばやしひでお]の評論。当時盛んだったマルクス主義文学もモダニズムも、単に「意匠」にすぎないとし、言語表現としての文学を再創造する「批評」の役割を示した。 **さます【冷ます】** [国]⊕つめたくする。ひやす。「湯を―」 ②気持ちを静め、落ち着かせること。「興奮を―」 [圏]静める **さます【覚ます】** [国]①ぼんやりした気分やねむりから、ふつうの判断ができる状態にもどす。正気に返らせる。「雨の音で目を―」「迷いを―」 ②酒の酔[よ]いを消す。「風にあたって酔いを―」▽「醒ます」とも書く。 **さまたげる【妨げる】** [下一]あいだにものを置いてじゃまをする。「発展を―」 [圏]妨害する **さまつ【×瑣末・×些末】** [形動]こまごまとしていて重要でないようす。「―なことにこだわる」 [圏]些細[ささい] **さまで【然迄】** [圓]「さまで〜ない」の形で」それほどまでに・・・ない。そんなに・・・ない。古い言い方。「―」 <531> **さむらい**[侍] [名]①武士。また、武家につかえる者。②貴人などのそばにひかえること。また、その人。「はべり」とも。 **さむらいどころ**[侍所] [名]鎌倉・室町幕府の軍事・警察機関。鎌倉幕府では御家人の統率や軍事・警察に、室町幕府では京都の警備・訴訟ようにあたった。 **さめ**[鮫] [名]軟骨魚綱,板鰓亜綱のうち、エイを除くもののまとめた呼び方。するどい歯をもち、人をおそうものもある。ひれ・肉は食用。とくに関西地方ではフカという。 **さめざめ** [副]なみだをたくさん流して泣くようす。「声もなく―と泣く」 **さめはだ**[鮫肌] [名]サメの皮のようにざらざらしたはだ。 **さめる**[冷める] [動]①つめたくなる。ひえる。「スープが―」②高ぶった気持ちや興味がおとろえて平静になる。「熱が―」↔静まる **さめる**[覚める] [動]①ぼんやりした気分やねむりから、はっきりした状態にもどる。正気にもどる。「毎朝五時に目が―」「麻酔から―」②酔った状態が消える。「酔いが いっぺんに―」▽「醒める」とも書く。 **さめる**[褪める] [動]色があざやかさを失って、うすくなる。あせる。「日に当たって色が―」↔褪色する **さも**[然も] [副]①いかにも。ほんとうに、まあ。「―うれしそうな顔」②そのとおりに。そうも。「―あろう」 ▼「も」は、強めの助詞。 **さもあらばあれ**[然も有らば有れ・遮莫] [連語]自分の気持ちとはちがうが、それはそれでしかたがないと放任する気持ちをあらわす。どうあろうとも、なりゆきにまかせておこう。[類]ままよ▽文章語。 **さもありなん**[然も有りなん] [連語]確かにそうであろう。そうにちがいない。「悲しみは―と思われる」▽文章語。 **さもしい** [形]ものほしそうでいやしい。↔浅ましい **ざもち**[座持ち] [名]人々の集まりの席上で楽しいふんいきをつくりだすこと。とりもち。「―のうまい人」 **さもないと**[然もないと] [接]もしそうしないと。そうでないと。「起きろ。―おいていくよ」 **さもなければ**[然もなければ] [接]そうでなければ。さもなくば。「月曜か、―水曜に会議をしよう」 **さもん**[査問] [名・スル]関係者などを調べ問いただすこと。「―にかける」「―委員会」 **さや**[莢] [名]マメ科植物の種子を包んでいるから。 **さや**[鞘] [名]①刀身や筆のさきをしまっておく筒状の入れもの。「―をはらう」「→元の―に収まる」②売値と買値、の差額。「利―をとる」 **さやあて**[鞘当て] [名]一人の女性をめぐって、二人の男が争うこと。「恋の―」▽武士がすれちがうときに、おたがいの刀のさやがふれたことを理由に争うことから。 **さやいんげん**[莢隠元] [名]若いうちにさやごと食べるインゲンマメ。 **さやえんどう**[莢豌豆] [名]若いうちにさやごと食べるエンドウマメ。さや。 **さやか**[清か] [形動]明るく澄んでいて、はっきりしたようす。古い言い方。「―な月の光」「―に虫の音が聞こえる」 **ざやく**[座薬・坐薬] [名]肛門などにさしこんで用いる薬。さしこみ薬。 **さゆ**[白湯] [名]わかしただけで、何もまぜないで飲む湯。「―で薬を飲む」 **さゆう**[左右] [名]①〈名〉みぎと、ひだり。「船が―にゆれる」「上下―」「言を―にする(=態度をあいまいにする)」②そば。かたわら。近くにいる人。側近。「―の者に見せる」③〈-スル〉支配すること。決定すること。「運命を―する」 **ざゆう**[座右] [名]身近なところ。かたわら。「ざう」とも。▽座っている場所の右側の意味から。 > 座右の銘 身近において、日常生活のいましめとする格言など。 <532> **さゆり**[小百合] [名]ユリ。▽「さ」は接頭語。 **さよ**[小夜] [名]浅い夜。「―ふけて」「―しぐれ」▽「さ」は、「小さい」「浅い」という意味の接頭語。 **さよう**[作用] [名・スル]①他のものにはたらきかけること。また、そのはたらき。「消化―」②物理で、二つ以上の物体のあいだにはたらく力。↔反作用 **さよう**[然様] [形動]①〈形動・副〉そのとおり。そのよう。「―でございます」「―とりはからいます」②〈感〉そうだ。そのとおりだ。「―、お説のとおり」「―さらば(=そうであれば)」[類]左様 **さようてん**[作用点] [名]てこの、力が物体にはたらく点。▽ほかに、力点・支点。 **さようなら**[然様なら] [感]①〈感〉人と別れるときに言うあいさつのことば。「―、また来週」▽親しい人への手紙の終わりにも使う。「さようならば(=それならば)これでお別れしましょう」の略。②〈名・スル〉別れること。はなれること。「これで―ですね」「そろそろ―しましょう」「さよなら」とも。また、「左様なら」とも当てる。 **さよきょく**[小夜曲] [名]→「セレナーデ」 **さよく**[左翼] [名]①社会主義・共産主義など急進的な考えかたの人や団体。↔左派・左党▽昔、フランス国民議会で、議長の左側の席に座ったことから。②つばさ・座席・陣形などで、左側の部分。③野球で、外野の左側のポジション。レフト。「―にフライがあがる」↔右翼 **さよなら** [感・名・スル]①〈感・名・スル〉「さようなら」のくだけた言い方。②〈造語〉「さよなら~」の形で】最後の。「―コンサート」③最後の最後になって決着がつくという意味をあらわす。「―ゲーム」「―ホームラン」 **さより**[針魚・細魚] [名]サヨリ科の海魚。近海にすむ。サンマに似るが、下あごが長い。食用。 **さら**[皿] [名]①〈名〉食物を盛る、浅くて平たい器。また、皿の形をしたもの。「ひざの―」②〈造語〉皿や皿に盛った料理を数えることば。 **さら**[新] [名]新しいこと。新しいもの。まだ使っていないこと。「まっ―の服」「―湯」 **ざら** [形動]いくらでもあって、めずらしくないこと。俗な言い方。「世間に―にある話だ」↔平凡 **さらいねん**[再来年] [名]来年の、そのまた次の年。「―卒業の予定」↔一昨年 **さらう**[浚う・渫う] [動]池や沼などの水底の土砂やごみをごっそりとりのぞく。「どぶを―」「なべ底までさらってたいらげる」 **さらう**[復習う] [動]教わったことをくりかえし練習する。復習する。「ピアノを―」 **さらう**[攫う] [動]①一瞬のうちにうばいとる。「子供を―」「波に足をさらわれる」②ごっそり全部自分のものにする。「人気を―」 **ざらがみ**[ざら紙] [名]ざらざらした安っぽい紙。わら半紙。 **サラきん**[サラ金] [名]「サラリーマン金融」の略。サラリーマンなどの個人を対象にした、無担保の信用貸し付け。金利が高い。「―地獄」 **さらけだす**[曝け出す] [動]かくしておいたほうがいいことを、包みかくさず、すっかり見せてしまう。「内情を―」「はじを―」 **サラサ**[更紗] [名]花・鳥・人物・動物などを複雑な模様に染めあげた木綿の布。「インド―」「―模様」|saraça **さらさら**[更更] [副]「さらさら〜ない」の形で】少しも・・・ない。まったく・・・ない。気持ちや意志などをあらわす。「家に帰る気は―ない」「悪意は―なかった」 **さらさら** [副]①浅い川の水などがよどみなく流れるようす。「―と流れる小川」「筆で―と書く」②しめりけなどがなく、べとつかないようす。「―した髪」「―の砂」 **ざらざら** [副]細かいでこぼこがあって、さわった感じがなめらかでないようす。「―のはだ」「かべの表面が―する」 **さらし**[晒し] [名]①日光や雨風の当たるままにしておくこと。「野ざらし」②日光に当てたり、水や薬品につけたりして、布を白くすること。また、白くした布。「―木綿」↔漂白③江戸時代、罰としてみんなの前で罪人を見世物にしたこと。「―首」 **さらしあん**[晒し餡] [名]こしあんを日にさらしてかわかし、粉にしたもの。ほしあん。 **さらしくび**[晒し首] [名]江戸時代、罪人の切り首を刑場などにさらして、人々のみせしめとしたこと。また、その首。 **さらしこ**[晒し粉] [名]消石灰に塩素ガスを吸収させてつくった白い粉。漂白・消毒用。クロールカルキ。 **さらしなきこう**[更科紀行] 一六八九年。松尾芭蕉の作。作者が尾張から木曾路を通って信州更科へ行ったときの紀行文。 **さらしなにっき**[更級日記] [書]一〇六〇年ころ。菅原孝標女の作。夢多き少女のころから、帰京しての宮廷生活、恋愛、夫との死別などをしるした日記。一巻。 **さらしもの**[晒し者] [名]①さらしの刑に処された罪人。②人前ではじをかかされた人。「―になる」 **さらす**[晒す・曝す] [動]①日光や風雨に当てたままにする。「日に―」②布などを水で洗ったり日に当てたり、また、漂白剤につけて、色やよごれなどをとって、白くする。「ひと晩、水にさらしてあくをぬく」③見せたくないことを多くの人の目にふれるようにする。「人目に―」「醜態を―」「はじを―」 <533> ④困難で危ない状態に直面する。「危険に身を―」 **サラセン** [名]①「イスラム帝国」②古代ギリシャ・ローマ人が、アラビア人をさした呼び名。また、それにならって中世ヨーロッパ人が、イスラム教徒をさした呼び名。|Saracen **さらそうじゅ**[沙羅双樹] [名]釈迦が入滅したとき、その寝どここの四方に二本ずつあったという沙羅樹。「しゃらそうじゅ」とも。▽「沙羅樹」は、フタバガキ科の常緑高木。インド原産で高さ三〇㍍以上に達する。小さな黄色の花をつけ、建築や器具の用材となる。 **サラダ** [名]西洋料理の一つ。おもに、野菜をマヨネーズやドレッシングなどであえたもの。「グリーン―」「シーフード―」|salad **サラダオイル** [名]食用の植物油。サラダなどに使う上質の食用油。熱を通さずにそのまま食べることができる。サラダ油。|salad oil **さらち**[更地・新地] [名]建物などがなくて、すぐに宅地として使うことのできる土地。「―にして売りに出す」 **ざらつく** [動]なめらかでなく、ざらざらする。 **さらっと** [副]→「さらりと」 **さらに**[更に] [副]①〈副〉それまでより、もっと程度が増すようす。よりいっそう。そのうえ、もっと。「―細かく説明する」「今よりも―進歩する」②「更に〜ない」の形で】少しも・・・ない。いっこうに…ない。「反省のようすは―ない」[類]更々③〈接〉そのうえに加えて。「雨が降る。―風までふきまくる」 > 更にも言わず 改めて言うまでもなく、もちろんだ。 **さらば**[然らば] [接]①〈接〉それならば。それでは。「―、参ろう」↔しからば②〈感〉人などと別れるときのあいさつのことば。さようなら。「いざー」「―青春」『文章語。③〈名・スル〉「おさらば」 **サラブレッド** [名]ウマの品種の一つ。優秀な競走馬。▽家がらなどのいい人をたとえてもいう。|thoroughbred **サラミ** [名]ニンニクなどで味つけし、乾燥させて保存食用にしたイタリア風のかたいソーセージ。サラミソーセージ。|salami **ざらめ**[粗目] [名]結晶のあらい、ざらざらした砂糖。 **サラリー** [名]給料。月給。給与。|salary **サラリーマン** [名]給料をもらって生活している人。月給取り。勤め人。|salaried man **さらりと** [副]①ねばりけやしめりけがなく、軽くてすべる感じのするようす。「―した手ざわりの布」②あっさりしていて、こだわらないようす。また、とどこおるところがなく、たやすいようす。「言いにくいことを―言ってのける」 ▼「さらっと」とも。 **サリー** [名]おもに、インドのヒンドゥー教徒の女性が着る民族衣装。一枚の長い布をからだに巻きつけるように着る。|sari **ざりがに** [名]節足動物ザリガニ科のエビ。カニのような大きなはさみをもち、川や水田にすむ。最近多いのは、帰化した大形のアメリカザリガニ。 **さりげない**[然り気ない] [形]ほんとうの気持ちや状態を人にわからせないようにする。なんでもないようにふるまっているようす。なにげない。「さりげなく手を貸す」「―しぐさに品がある」 **さりじょう**[去り状] [名]江戸時代の離縁状。夫が妻を離縁するときにわたした。三行半。 **さりとて**[然りとて] [接]そうだからといって。とはいえ。「時間がない。―人にはたのめない」 **さりとは**[然りとは] [連語]そうだとは。「―知らず」 **サリドマイド** [名]痛みどめ・睡眠薬の一つ。妊娠初期に用いると奇形児が生まれる危険性があるため、現在は販売禁止。|thalidomide **さりながら**[然り乍ら] [接]そうではあるが。しかしながら。「原因はつきとめられた。―問題はこれからどうするかだ」▽「さありながら」の変化した形。 **サリン** [名]化学兵器の一つ。毒性の強いガス。ごく微量を吸入しても、または皮ふから吸収されても神経機能がおかされ死亡する。第二次世界大戦中に、ドイツが農業用殺虫剤の研究から開発した。|Sarin **さる**[猿] [名]①サル目の中でもっともヒトに近い動物。哺乳動物。ふつうはニホンザルをさす。②ずるい者、人まねのうまい者をあざけって言うことば。「―の人まね」 > 猿も木から落ちる その道の名人でも、時には失敗することがある。↔弘法も筆の誤り **さる**[申] [名]①十二支の第九番目。②昔の方角の呼び名で、西南西。③昔の時刻の呼び名で、今の午後四時ごろ。また、その前後約二時間。 **さる**[去る] [動]①時間・季節などが過ぎて終わる。「夏が―」②その場所・職業・地位などからはなれる。「故郷を―」「この世を―」「大学を―」③ある状態がなくなる。「痛みが―」「暑さが―」「危険が―」④時間的・空間的にへだたっている。「今を―十年前」「東京を―こと一〇〇キロ」⑤とりのぞく。すてる。「雑念を―」⑥〈造語〉[「~さる」の形で]すっかり・・・してしまう。「消し―」「ほうむり―」「ぬぐい―」▽動詞の連用形に付く。 > 去る者は追わず 自分からはなれていく人をむりにひきとめはしない。 > 去る者は日々に疎し 別れて行った人や死んだ人は、いくら親しかったとしてもしだいに忘れさられていく。 > 古語 現代語では、はなれていく意味だが、古語では、移りかわったり、変化したり、時や季節が移りめぐってくること、色があせることにも使った。たとえば、「夕されば」は「夕方になると」という意味。 **さる**[去る] [連体]すぎさった。「―三日の出来事」↔来る▽日付などに付く。 <534> **さる**[然る] [連体]①そのような。「―こともあろう」②相当の。なかなかの。「敵も―者」③ある。「―政治家にたのむ」「―ところにかくし置く」▼「さあり(=そうである)」の変化した形「さり」の連体形。 **ざる**[笊] [名]①細く割った竹で編んだかご。②「ざるそば」の略。③「笊碁」の略。へたな囲碁。▽ざるの目から水がこぼれるようにぬけているところから。 **さるがく**[猿楽・申楽] [名]中世の芸能。こっけいなものまねや曲芸を主とし、能や狂言のもととなった。古代中国の大衆演劇の「散楽」がもと。 **さるがくだんぎ**[申楽談儀] 一四三〇年。世阿弥の教えを二男の元能が筆録したもの。能の演出・演技・用具など、具体例を示す。 **さるぐつわ**[猿轡] [名]声を立てさせないために、口におしこみかませて、後ろで結んだりする手ぬぐいなどのこと。 **さるしばい**[猿芝居] [名]①サルを訓練して芸をさせる見世物。②へたな芝居。また、すぐにばれてしまうような、あさはかなたくらみ。「―を打つ」 **さるすべり**[百日紅] [名]ミソハギ科の落葉高木。木のはだがなめらかで、夏、紅または白の花が長期間咲く。「ひゃくじつこう」とも。 **ざるそば**[笊蕎麦] [名]ゆでるやすのこにもって、のりをかけたそば。ざる。 **サルタン** [名]→「スルタン」 **さるぢえ**[猿知恵] [名]一見、りこうなようでいて、あさはかな考えやたくらみ。浅知恵 **サルトル** [人]一九〇五-八〇年。フランスの哲学者・小説家。実存主義を唱え、みずから文学者の政治参加を実践した。小説「嘔吐」「自由への道」、評論「存在と無」など。|Jean-Paul Sartre **さるのこしかけ**[猿の腰掛け] [名]サルノコシカケ科の担子菌類をまとめた呼び方。木の幹などにできる、こしかけのような形の木質にキノコ。装飾用や薬用にする。 **サルビア** [名]シソ科の一年草。秋の初めに茎に沿ってならんだ赤い花が咲く。ヒゴロモソウ。|salvia **サルファざい**[サルファ剤] [名]化膿性の病気や肺炎などの薬。スルファ剤。スルフォンアミド。 **サルベージ** [名]座礁した船などの救助作業。また、沈没船の引きあげ作業。「―船」|salavage **さるまた**[猿股・申股] [名]こしからまたをおおう男性用の下着。さるももひき。 **さるまね**[猿真似] [名]うわべだけで他人をまねること。軽べつした言い方。 **さるまわし**[猿回し] [名]サルに芸をさせて見世物にする人。さるひき。 **さるみの**[猿蓑] 一六九一年。向井去来・宮城凡兆の編による蕉門の俳諧集。「俳諧七部集」の一つ。発句や連句のほかに松尾芭蕉の俳文「幻住庵記」などをふくむ。蕉風俳諧の高い理念を示すもの。 **サルモネラきん**[サルモネラ菌] [名]腸に寄生する病原菌の一群。チフス・パラチフス・食中毒などを起こす。|salmonella **さるもの**[然る者] [名]相当手ごわい者。ぬけめのない人。「敵も―」 **ざれうた**[戯れ歌] [名]おどけたこっけいな歌。また、狂歌。 **されき**[砂礫] [名]砂と小石。じゃり。「しゃれき」とも。 **されこうべ**[髑髏] [名]風雨にさらされて骨だけになった人の頭蓋骨。しゃれこうべ。 **ざれごと**[戯れ言] [名]「冗談」の古い言い方。 **ざれごと**[戯れ事] [名]ふざけてすること。冗談ごと。たわむれ。 **されど**[然れど] [接]そうではあるけれども。しかし。古い言い方。「たかが人生―人生」 **されば**[然れば] [接]そうであるから。それでは。古い言い方。「―こそ」 **サロン** [名]①洋風建築の客間。応接室。②一七-一八世紀フランスの上流社会で流行した集まり。多くは、貴族の婦人が芸術家などを招いて、学芸や政治について話しあう。③美術の展覧会。展示会。|salon **さわ**[沢] [名]①草の生えている湿地。東日本でいう。▽西日本では、谷という。②山あいの谷川。「―登り」 **さわかい**[茶話会] [名]茶を飲みながら、くつろいで話をする会。「ちゃわかい」とも。 **さわがしい**[騒がしい] [形]多くの声やもの音がしてうるさい。また、事件などが多くておだやかでない。「教室が―」「世の中が―」[類]騒々しい **さわがせる**[騒がせる] [動]ざわざわと落ち着かなくさせる。さわがす。「世間を―事件」 **さわがに**[沢蟹] [名]サワガニ科のカニ。谷川にすむ小形のカニ。からあげなどにして食べる。 **さわぎ**[騒ぎ] [名]①人々がさわぎたてること。騒動。「ちょっとした―」「何の―だ」↔事件②[「~どころの騒ぎではない」の形で]そんななまやさしいものではない。「見物するどころの―ではない」 **さわぐ**[騒ぐ] [動]①大きな声や音を立てて動きまわる。「酒を飲んで―」②あわてて心が落ち着かなくなる。「胸が―」「あわてず騒がず」③多くの人たちが何かを求めて、もめごとを起こす。④人々が関心をよせて話題にする。「世間が―人物」 **ざわざわ** [副]声や音が重なってさわがしいようす。「教室が―する」「木々の葉が―とさわぐ」 **ざわつく**[騒つく] [動]落ち着かず、ざわざわする。「場内が―」[類]ざわめく **ざわめく**[騒めく] [動]なんとなくざわざわと声や音がして人が動く。「教室が―」↔ざわつく **さわやか**[爽やか] [形動]空気や気分がさっぱりして心地がいいようす。すがすがしい。「―に晴れわたる」「―な人がら」 <535> る」「―な人がら」 **さわら【×椹】** ヒノキ科の常緑高木。樹皮は赤褐色で、葉のさきがとがっている。材は耐水性に富み、浴室用材。 **さわら【×鰆】** サバ科の細長くて大形の魚。背中は青くて黒い斑紋[はんもん]がある。食用。 **さわらび【早蕨】** 芽を出したばかりのワラビ。▽「さ」は、「早い」という意味の接頭語。 **さわり** [日]【触り】話の肝心なところ。「―だけを話す」▽浄瑠璃[じょうるり]のいちばんの聞かせどころをいうことから。 [目]【障り】さしつかえ。じゃま。また、からだのぐあいのよくないこと。「―があって行けない」「目―だ」「あたり―がある」 [類]支障[ししょう] **さわる** [日]【触る】①意識的に、手や足で何かの表面に軽くふれる。「象に―」「寄ると―と(=集まるたびに)その話だ」 ②気分をこわす。感情を害する。「気に―」 触らぬ神に祟[たた]り無し 何も関係しなければ災いは起きない。めんどうなことにはかかわるな。▷「神」も見よ。 >「つかいわけ」→「触れる」を見よ。 [目]【障る】害になる。さまたげになる。「夜ふかしはからだに―」「結婚に―うわさ」 **さん[三]** [三]三 ●みっつ。三番目の。▽重要な書類では書きかえを防ぐため「参」を使う。②何度も。数の多いこと。 サン 三角[さんかく]三権分立[さんけんぶんりつ]三唱[さんしょう]、七五三[しちごさん] 朝三暮四[ちょうさんぼし]三顧[さんこ]の礼[れい]三拜九拝[さんぱいきゅうはい] 韋編三絶[いへんさんぜつ]再三再四[さいさんさいし] み・みつ・みっつ 三日月[みかづき]/三[み]つ指をつく/三[み]っつ 三枝祭[さいくさのまつり] 三味線[しゃみせん] 三鞭酒[シャンパン]、三番叟[さんばそう] 三位[さんみ]三和土[たたき]三行半[みくだりはん] 三十路[みそじ]三十一文字[みそひともじ] 三幅対[さんぷくつい] **さん[山]** [山]山 ◎地面が高く盛りあがったところ。また、やまのようにたくさんの。②寺院。また、寺院の名にそえる語。「金竜[きんりゅう]―浅草寺[せんそうじ]」 サン 山河[さんか]山積[さんせき]山脈[さんみゃく]火山[かざん]登山[とざん] ②山号[さんごう]山門[さんもん]開山[かいさん]本山[ほんざん] やま 山里[やまざと]山路[やまじ]山積み[やまづみ]岩山[いわやま] 案山子[かかし] 山梔子[くちなし]山茶花[さざんか]須弥山[しゅみせん] 山海経[せんがいきょう] 大山[たいさん] 山車[だし] 築山[つきやま] 中山道[なかせんどう]山羊[やぎ]山賤[やまがつ] 山雀[やまがら] 山葵[わさび] **さん[参](參)** [参]参[参]参 ●仲間に加わる。②くらべあわせる。③寺社や高貴な人のところへうかがう。④領収書や証書などで、「三」の代わりに使う字。一「参じる」を見よ。 サン ①参加[さんか]参政[さんせい]参列[さんれつ]古参[こさん]新参[しんざん] ②参考[さんこう]参照[さんしょう] ③参詣[さんけい]参上[さんじょう]、参拝[さんぱい]見参[けんざん]直参[じきさん]日参[にっさん] ④金参万円也[きんさんまんえんなり] まいる 神社に参[まい]る/墓参[はかまい]り 人参[にんじん] 参差[しんし](=ふぞろい) 参商[しんしょう] **さん[蚕](蠶)** [蚕]蚕[蚕]蚕 まゆから絹糸をとるカイコ。 サン 蚕糸[さんし]蚕室[さんしつ]蚕食[さんしょく]、養蚕[ようさん] かいこ 蚕[かいこ]の繭[まゆ]お蚕[かいこ]ぐるみ/野蚕[やさん] 蚕飼[こがい]蚕豆[そらまめ]天蚕糸[てぐす] 春蚕[はるご] **さん[産]** [産]産[産]産 ①子や卵をうむ。「おーで入院する」 [圏]生 ②生活に必要なものをつくりだす。③その土地でとれたもの、また、その土地の生まれであることをあらわす。「青森県の―」「カリフォルニアー」④個人や団体でもっている土地・かね・建物など。「―をなす」「◆「産する」を見よ。 サン ①産婦[さんぷ]産卵[さんらん]出産[しゅっさん]安産[あんざん]難産[なんざん] ②産業[さんぎょう]産地[さんち]産物[さんぶつ]生産[せいさん]増産[ぞうさん] ④財産[ざいさん]資産[しさん]倒産[とうさん]不動産[ふどうさん] うむ・うまれる 卵を産[う]む/男児を産む[うむ]/産[うぶ]み月[づき] 産着[うぶぎ]、産毛[うぶげ]産声[うぶごえ]産土神[うぶすながみ] 産[な]す 土産[みやげ]産霊[むすび] **さん[散]** [散]散[散]散 ●ちらばる。集②まとまりがない。③きまりにしばられず、自由きままである。ひまである。④こなぐすり。一「散じる」を見よ。 サン ①散在[さんざい]散乱[さんらん]解散[かいさん]発散[はっさん] ②散漫[さんまん]散文[さんぶん]散歩[さんぽ]閑散[かんさん] ③散薬[さんやく]胃散[いさん] ちる・ちらす 気が散[ち]る/散り散り[ちりぢり]/当たり散[ち]らす ちらかす・ちらかる ごみを散[ち]らかす/部屋が散[ち]らかる 分散[ぶんさん] **さん[算]** [算]算[算]算 ●数をかぞえる。「―を入れる」②見通しを立てる。はかる。みこみ。③「算木[さんぎ]」の略。占いに使う棒。「―を置く(=うらなう)」 サン ①暗算[あんざん]計算[けいさん]予算[よさん]算出[さんしゅつ]算数[さんすう] ②算段[さんだん]公算[こうさん]誤算[ごさん]成算[せいさん]打算[ださん] 算盤[そろばん] 算を乱す ばらばらになって散らばる。 **さん[酸]** [酸]酸[酸]酸 ①すっぱい。②水にとけたとき電離して水素イオン(=H+)を出す化合物。たとえば塩酸は、HCl→H+ <536> +C1のように H+が電離しており、酸性を示す。ほかに、硫酸[りゅうさん]・酢酸[さくさん]など。酸味をもち、青色リトマス紙を赤色に変える。 [対]アルカリ ③「酸素」の略。④つらい。いたましい。 サン ①酸味[さんみ] ②弱酸[じゃくさん]、硝酸[しょうさん]、③酸化[さんか]二酸化炭素[にさんかたんそ] ④酸鼻[さんび]辛酸[しんさん] すい 酸[す]いも甘[あま]いもかみわける 酸漿[ほおずき] 虫酸[むしず] **さん[賛](贊)** [賛]賛[賛]賛 ①ほめる。②人の考えに同意して力を貸す。③絵画に書きそえる詩文や歌。④漢文の文体の一つ。人やものをほめたたえるもの。 サン ①賛辞[さんじ]賛美[さんび]称賛[しょうさん]、絶賛[ぜっさん] ②賛助[さんじょ]賛成[さんせい]賛同[さんどう]協賛[きょうさん]、③画賛[がさん]自画自賛[じがじさん] **さん[桟](棧)** [桟]桟[桟]桟 ◎木をわたしてつくったかけ橋。②戸やしょうじの骨。「ガラス戸のー」③ゆか板下の横木。ねだ。 サン 桟道[さんどう]桟橋[さんばし] 桟[かけはし] 桟敷[さじき] **さん[惨】(慘)** [惨]惨[惨]惨 ◎いたましい。みじめ。「―として声なし」②むごたらしい。 サン ①惨死[ざんし]惨敗[ざんぱい] ②惨殺[ざんさつ] みじめ 惨[みじ]めな暮らし **さん[傘]** [傘]傘[傘]傘 かさ。からかさ。また、かさのような形をしたもの。「よる」 サン 傘下[さんか]落下傘[らっかさん] かさ 傘立て[かさたて]雨傘[あまがさ]番傘[ばんがさ]日傘[ひがさ] **さん[燦]** [燦]燦[燦]燦 きらきらと、きらめくようす。「―としてかがやく」 サン 燦々[さんさん]燦然[さんぜん]燦爛[さんらん] きらめく 星が燦[きら]めく **さん【三/桟/産/算/酸/賛】** →漢字項目を見よ。 **さん** [造語]「「~さん」の形で」①人名や職業名などにそえて尊敬や親しみをあらわすことば。「さま(様)」の変化したもので、敬意はそれよりうすい。「妹―」「お医者―」 ②お礼やあいさつのことばにそえる、ていねいな言い方。「ご苦労―」▽目下に対して使う。 **ざん[残](殘)** [残]残[残]残 ①のこる。また、のこり。とくに、収支の残高。「わずかにーが出る」②むごい。 [圏]惨[ざん] ザン ①残業[ざんぎょう]残金[ざんきん]残念[ざんねん]残留[ざんりゅう]敗残[はいざん] ②残虐[ざんぎゃく]残酷[ざんこく]残忍[ざんにん]無残[むざん] のこる・のこす 勝ち残[のこ]る/残[のこ]り物/書き残[のこ]す 名残[なごり] **ざん[暫]** [暫]暫[暫]暫 しばらく。わずかの時間。▽「暫(ざん)」と「漸(ぜん)」の読みに注意。 ザン 暫時[ざんじ]暫定[ざんてい] 暫[しばら]く **ざん[惨】** 「さん」 **ざん[残]** →漢字項目を見よ。 **さんい【賛意】** 賛成する気持ち。「―を表[あらわ]する」 **さんいつ【散逸・散×失】** [名・スル]散りぢりになってなくなること。「資料が―する」 **さんいん【山陰】** 中国地方の日本海側をしめる地域。鳥取・島根両県と山口県北部。兵庫県と京都府の北部をふくめることも。 [対]山陽 **さんいん【参院】** 「参議院」の略。 **さんう(山雨)来きたらんと欲して風が楼に満つ** ことが起ころうとする直前の、なんとなくおだやかでないようすのたとえ。 **さんか【参加】** [名・スル]仲間に加わること。仲間にはいっていっしょに行動すること。「運動に―する」 >つかいわけ」 ↓ 「加入」を見よ。 **さんか【産科】** 妊娠や出産などに関する医学の部門の一つ。 **さんか【惨禍】** 見るにしのびない、いたましい災害。「戦争の―のあと」 **さんか【傘下】** ある勢力の下。支配下。▽一つのかさの下にあるという意味から。 **さんか【酸化】** [名・スル]物質が酸素と化合する化学変化。ものが燃えたり、金属がさびたりするのもその一例。 [対]還元[かんげん] ▽酸化した物質は酸化物という。 **さんか【賛歌・×讃歌】** ほめたたえる歌。「青春―」 **さんが【参賀】** [名・スル]とくに正月など、皇居に出向いて祝いの気持ちをあらわすこと。「一般―」 **さんかい【山塊】** 山脈や山系などからはなれた一群の山。「丹沢[たんざわ]統一」 **さんかい【参会】** [名・スル]会合などに出席すること。「一者多数」 **さんかい【散会】** [名・スル]集会が終わること。会合が終わって人々が別れること。「三時には―の予定」 **さんかい【散開】** [名・スル]散らばり広がること。▽軍隊で一団の部隊が敵の攻撃をさけるため、ばらばらに広がることから。 **さんがい【三界】** ◎すべての生きものが、生き、死に、めぐりかわる世界。また、全世界。▽仏教でいう、欲界・色界・無色界のこと。②過去・現在・未来の三世界。 三界の首枷[くびかせ] 常につきまとって自由をうばい、断 <537> たつことのできない、この世の苦悩。「子は―」 **さんがい【惨害】** ひどい損害。また、ひどい被害。「目をおおう―」 **ざんがい【残骸】** 破壊されて残ったから。また、捨ておかれた死体。「無残な―をさらす」 **さんかいき【三回忌】** 死後三年目、まる二年になる忌日[きにち]。一周忌の次の年にあたる。三周忌。 **さんかい(山海)の珍味** 山や海でとれるめずらしい食べもの。また、いろいろな料理をとりそろえたごちそう。 **さんかく【三角】** ◎三つの角のあるもの。「―形」 ②三つの対立するもの。「―貿易」 ③数学で、三角法。「―関数」 **さんかく【参画】** [名・スル]大きな計画に加わること。「都市開発計画に―する」 **さんがく【山岳】** 高く険しい山々。「―地帯」 **さんがく【産額】** 生産される量。また、生産される金額。 **さんがく【散楽】** 古代中国の大衆的な演劇。奈良時代の日本に伝わり、のち、猿楽[さるがく]などのもととなった。 **ざんがく【残額】** 残ったかねや数量。 [圏]残高 **さんかくかんけい【三角関係】** 三つのもののあいだの関係。とくに男女三人の複雑な恋愛関係。 **さんかくかんすう【三角関数】** 数学で、直角三角形の直角でない角の大きさによってきまる関数。サイン・コサイン・タンジェントなど六種。三角比。 **さんかくきょうどう【産学協同】** 産業界と大学とが協力しあって、技術の開発や研究をおこなうこと。 **さんかくきん【三角×巾】** 二つに折って三角形にした布。救急用の包帯などに使う。 **さんかくけい【三角形】** 一直線上にない三つの点をそれぞれ直線で結んでできる形。さんかっけい。 **さんかくじょうぎ【三角定規】** 一つの角が直角をした三角形の定規。直角二等辺三角形と、三〇度・六〇度・九〇度の三つの角をもつ直角三角形とがある。 **さんかくす【三角州・三角洲】** 海や湖の河口近くに砂や土がたまってできる三角形をした土地。土地が肥えているため、農業用地となる。デルタ。 **さんかくすい【三角×錐】** 底面が三角形の角錐。三稜体[さんりょうたい]。 **さんかくそくりょう【三角測量】** 三角関数を利用して、距離や面積などを測量する方法。 **さんかくちゅう【三角柱】** 底面が三角形で側面が長方形の角柱。 **さんかくてん【三角点】** 三角測量によって求められた計測地の基準点。花崗岩[かこうがん]などの標識をうめてある。地図上の記号は▲ **さんかしゅう【山家集】** [書]一一九〇年ころか。編者未詳[へんじゃみしょう]。西行[さいぎょう]の歌を集めた私家集。三巻。「さんがしゅう」とも。 **さんがにち【三が日】** 一月一日から一月三日まで。▽「松の内」は一月七日までをいう。 **さんかん【山間】** 山の中。また、山と山とのあいだ。「やまあい」とも。「―の僻地[へきち]」「―部は大雪」 **さんかん【参観】** [名・スル]その場所へ行って見ること。「授業―」 [類]見学 **さんかんおう【三冠王】** 野球の打撃三部門で、打率・打点・ホームランの各部門の第一位を独占した選手。トリプルクラウン。 **さんかんしおん【三寒四温】** [四漢]三日間は寒い日が続き、そのあと四日間はおだやかで暖かい日が続き、それをくりかすという、冬の天候の型。 **さんぎ【参議】** ①国政にかかわり、審議すること。また、その役職。律令制では令外の官[りょうげのかん]の一つ。明治維新政府では三職の一つ。②国会議員。「―院」 **さんぎ【算木】** ⊕易[えき]で、占[うらな]いに使う六本の角棒。「―を置く」 ②和算で、運算に使う四角い短い棒。 **ざんぎ【×慙愧】** [名・スル]自分のおこないに、はじいること。「―の念にたえない」「―後悔の日々」 **さんぎいん【参議院】** 衆議院とともに国会を構成する議院。解散はなく、参議院議員は、任期六 年で、三年ごとに半数が改選される。参院。 **ざんぎく【残菊】** 重陽[ちょうよう],(陰暦九月九日)を過ぎて咲ききのこったキクの花。また、秋の末、または冬の初めまで咲きのこったキクの花。 **さんきゃく【三脚】** ①カメラなどを支える三本足の台。②三本足。また、三本足のいす。「二人一」 **ざんぎゃく【残虐】** [形動][画]人を殺傷するようなむごたらしいこと。「―な行為」「残酷[ざんこく]・残忍[ざんにん] **さんきゅう【産休】** 「出産休暇」の略。働く女性が出産のためにとる休暇。 **サンキュー** ありがとう。▽あなたに感謝します、という意味。| thank you **さんきょう【山峡】** 山と山とのあいだ。「やまかい」とも。「―の村」 [類]山間 **さんぎょう【産業】** 生活に必要なものをつくりだす事業。「第三次ー(=サービス業など)」「地場に―(=その土地独特の産業)」 **ざんきょう【残響】** 鳴りおわっても、あとまで残って聞こえる音のひびき。 **ざんぎょう【残業】** [名・スル]きめられた時間をこえて働くこと。時間外労働。 **さんぎょうかくめい【産業革命】** 手工業から機械工業に技術が変化したことによる、産業上の大変化。一八世紀末にイギリスから起こり、資本主義が確立した。▽日本ではイギリスより一世紀おくれた一八九○年代以後。 **さんぎょうはいきぶつ【産業廃棄物】** 工場などで、利用する価値がなくなったために外部へ捨てられる物質。燃えがら・汚泥[おでい]・廃油、など。 **さんぎょうべつしゅうぎょうじんこう【産業別就業人口】** 労働人口を、第一次・第二次・第三次産業に分類したときの人口。発展途上国は第一次、先進国は第三次産業人口が多い。 **ざんぎりあたま【『散切り頭】** まげを結わずに髪を切りそろえた頭。明治初期の男子の洋風斬髪 <538> の呼び名。開化頭。 **ざんきん【残金】** ①手もとに残った金額。 [圏]残額・残高 ②まだはらっていないかね。 **さんきんこうたい【参勤交代・参×覲交代】** 江戸時代、幕府が諸大名に一年おきに領地と江戸を往復するように命じた制度。妻子は人質として江戸にとめおかれた。 **さんぐう【参宮】** 神宮、とくに、伊勢神宮に参拝すること。 **さんくぎれ【三句切れ】** 和歌で、五・七・五と七・七のように、三句目で意味の切れるもの。たとえば「心なき身にもあはれは知られけり/鳴[な]くしぎ立つ沢の秋の夕暮れ(西行[さいぎょう])」など。 **サンクチュアリ** 神聖な場所。聖域。保護区。とくに、鳥獣保護地区。「南氷洋を鯨[くじら]の―にする」 | sanctuary **サンクトペテルブルグ** ロシアの北西部にある都市。ロシア帝国時代に首都として発展。社会主義政権成立後に、レーニンにちなみレニングラードと改称したが、一九九一年、もとの名にもどった。一Sankt-Peterburg **サングラス** [名]太陽光線などから目を守るための、色つき眼鏡。「-sunglasses **さんげ【散華】** ①仏教で、法会のとき、ハスの花びらを散らして仏[ほとけ]に供養すること。②戦死すること。美化した言い方。▽「華[はな]と散る」という意味から。 **ざんげ【×懺悔】** [名・スル]過去の罪やあやまちなどをくいて、神仏などに告白すること。「―録」 **さんけい【山系】** いくつかの山脈が一つにまとまって連なるもの。「ヒマラヤー」 **さんけい【参詣】** [名・スル]神社や寺などにお参りすること。「一人の列」 [類]参拝[さんぱい] **さんげき【惨劇】** むごたらしい出来事。「流血の―」 [類]惨事 **さんけつ【酸欠】** 「酸素欠乏」の略。酸素がたりなくなること。「―状態」「―症」 **ざんげつ【残月】** 夜が明けても、まだうすく残っている月。有明[ありあけ]の月。 **さんけづく【産気付く】** [国]子供が生まれそうになる。出産まぢかの状態になる。 **さんけん【散見】** [名・スル]あちこちにちらほら見えること。「古い記録にも―する」 **さんげん【三弦・三×絃】** ①「三味線」のこと。②雅楽で使う三つの弦楽器。琵琶[びわ]・和琴[わごん]・箏[そう]。 **ざんげん【×讒言】** [名・スル]人をおとしいれるために事実を曲げ、また、ありもしないつくりごとをして目上の人に告げること。 [圏]中傷・讒訴[ざんそ] **さんげんしょく【三原色】** あらゆる色のもとになる三つの色。絵の具では赤・青・黄。光の場合は赤・青・緑。 **さんけんぶんりつ【三権分立】** 国家の権力を立法・行政・司法の三つに分け、それぞれ独立した機関である国会・内閣・裁判所に置く制度。 **さんご【産後】** 出産のあと。「―の肥立ち」 [対]産前 **さんご【×珊瑚】** 腔腸動物[こうちょうどうぶつ]の一つ。海底に木のような形でむらがってすむ。赤サンゴや白サンゴがあり、アクセサリーなどにする。 **さんこう【参考】** 考えや研究の助けになる材料。考えの手がかりにする資料。「いろいろな意見を―にしてきめる」「―資料」 **さんごう【山号】** 寺の名の上につける称号。▼金竜山[きんりゅうざん]浅草寺[せんそうじ]の「金竜山」など。 **さんこうしゃごげんぎょう【三公社五現業】** 特定の公共企業体および国の企業。三公社は日本国有鉄道・日本専売公社・日本電信電話公社、五現業は郵便・国有林野・印刷・造幣・アルコール専売。現在、三公社はすべて民営化され、アルコール専売は新エネルギー総合開発機構に移管された。 **さんこうしょ【参考書】** 学習や研究などの参考に使う本。「受験―」 **さんこうにん【参考人】** ①裁判で、被告や原告の行動などについて、参考となる供述をする人。②国会の委員会などに求められて、意見を述べる学識経験者など。 **ざんこく【残酷・惨酷】** [形動]ひどいやりかたで、相手に苦しみをあたえても平気なようす。むごたらしいようす。「―なしうち」「―に責めたてる」 [圏]残虐[ざんぎゃく]残忍[ざんにん] **さんごくいち【三国一】** 世界一。「―の花婿[はなむこ]」▽「三国」は、インド・中国・日本をさし、昔は全世界を意味した。 **さんごくかんしょう【三国干渉】** 一八九五年、日清戦争後に下関[しものせき]条約で日本がえた遼東[りょうとう]半島を清に返還するように、ロシア・フランス・ドイツの三国が要求したこと。 **さんごくきょうしょう【三国協商】** 第一次世界大戦前後のイギリス・フランス・ロシア三国間の友好関係。ドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟に対抗した。 **さんごくしえんぎ【三国志演義】** [書]一四世紀なかばか。中国、羅貫中[らかんちゅう]の長編歴史小説。魏[ぎ]・呉[ご]・蜀[しょく]三国の対立を背景に、曹操[そうそう]・関羽[かんう]・諸葛亮[しょかつりょう]ら英雄の活躍をえがく。中国四大奇書の一つ。正しくは「三国演義」。 **さんごくじだい【三国時代】** 中国、後漠の滅亡後、魏・呉・蜀の三つの国が分立した時代。魏の曹操・呉の孫権[そんけん]・蜀の劉備[りゅうび]や諸葛亮らが活躍した。二二○一二八○年。 **ざんこう【残光】** 日がくれる前後の弱い日の光。また、日没後も残っているかすかな光。 [類]残照 **ざんごう【×塹壕】** 戦場で、敵の砲弾[ほうだん]や銃弾をさけ、身をかくすためにほったみぞ。「―を築く」 **さんごくどうめい【三国同盟】** ①一八八二年に結ばれたドイツ・オーストリア・イタリアの軍事同盟。第一次世界大戦までイギリス・フランス・ロシアの三国協商と対立した。②一九四○年に結ばれた日本・ドイツ・イタリア三国の同盟。 <539> **さんごしょう【×珊瑚礁】** サンゴチュウの骨格が積もってできた石灰質の岩礁。浅くて暖かく、きれいな海にできる。 **さんこ(三顧)の礼** 目上の人が目下の者に仕事をたのむために何回も足を運んで礼儀をつくすこと。「―をつくす」▽昔、中国で、蜀[しょく]の劉備[りゅうび]が諸葛亮[しょかつりょう]を軍師にむかえるため、三度もおとずれた故事(「文選[もんぜん]」)による。 **さんざ【散。散】** 「さんざん」の略。 **さんさい【山菜】** ワラビ・ゼンマイ・フキなど、山でとれる野菜。「一料理」 **さんざい【散在】** [名・スル]あちこちに散らばってあること。「谷間に――する家々」 [圏]点在 **さんざい【散財】** [名・スル]かねをやたらと使うこと。「―させて悪いね」 **ざんざい【×斬罪】** 昔の刑罰で、罪人の首をきること。うちくび。 [類]斬首 **さんさく【散策】** [名・スル]戸外をぶらぶら歩くこと。「―を楽しむ」 **ざんさつ【惨殺】** [名・スル]むごたらしい方法で殺すこと。「―死体」 [類]虐殺[ぎゃくさつ] **ざんさつ【×斬殺】** [名・スル]きり殺すこと。 **さんざっぱら【散ざっぱら】** [画]「さんざん」を強めた言い方。おもいっきり。「―飲み食いする」 **さんざめく** [国]大勢できげんよくにぎやかにさわぐ。▽「さざめく」の変化した形。 **さんさろ【三差路・三×叉路】** 道が三つに分かれている場所。みつまた。 [類]丁字路[ていじろ] **さんさん【×燦燦】** [形動]太陽の光が明るくかがやいて強く照らすようす。「―と降りそそぐ陽光」「―たる太陽のもと」 **さんざん【散散】** [形動]①〈形動〉ひどい目にあうようす。「試合の結果は―だった」▽敗戦で、散りぢり ににげるところから。②〈副〉うんざりするほど。あれこれたくさん。「―歩きまわる」「―苦労をかける」 **さんさんくど【三三九度】** 結婚式で、新郎と新婦[しんぷ]が三つでひと組みになったさかずきで三回ずつ、合計九回、酒を飲みかわす儀式。 **さんさんごご【三三五五】** [四漢]三人、また五人と少人数でまばらに連れだって歩くようす。「会場に―人々が集まってくる」 **さんじ【参事】** ある事務にたずさわること。また、事務にたずさわる職名。 **さんじ【惨事】** 痛ましい出来事。「―をまのあたりにする」 [類]惨劇 **さんじ【賛辞】** ほめことば。「最大級の―」 **ざんし【惨死】** [名・スル]むごたらしい死にかたをすること。「―をとげる」 **ざんし【残滓】** のこりかす。「封建制度の―」▽「ざんさい」は慣用読み。文章語。 **ざんじ【暫時】** [画]少しのあいだ。「ここで―休憩いたします」 [鬨]しばらく▽「漸時」は誤り。 **ざんじ【漸次】** 「ぜんじ」の読み誤り。 **さんしきすみれ【三色×菫】** スミレ科の一年草または二年草。春、黄・むらさき・白などの花をつける。パンジー。「さんしょくすみれ」とも。 **さんじげん【三次元】** 縦・横・高さではかれる空間。われわれのすむ世界。立体。「―の世界」▽一次元は線、二次元は平面。四次元には時間が加わる。 **さんじさんぎょう【三次産業】** ↓「だいさんじさんぎょう」 **さんしすいめい【山紫水明】** [四漢]山と川の景色の美しいこと。▽山は日に照らされてむらさき色にかがやき、水は澄みきっていることから。 **さんしちにち【三七日】** 人が死んでから二十一日目。「みなぬか」「みなのか」とも。 **さんし(三枝)の礼** 鳥でも親を敬う礼儀を知っているものだ。▽▼ハトは親鳥より三本下の枝に止まることから。「反哺[はんぽ]の孝[こう](=カラスが親鳥のために口うつしでえさをあたえるという、親孝行のたとえ)」と対[つい]でいう。 **サン・シモン** [名]一七六〇―一八二五年。フランスの思想家。産業家の築く社会は、労働と科学を基礎だとする合理的な産業社会で、人類の解放を実現すると説いた。空想的社会主義の代表者の一人。| Claude Henri de Rouvroy, Comte de Saint-Simon **さんしゃく【参酌】** [名・スル]比べあわせてよい点をとり、悪い点を捨てること。 [類]斟酌[しんしゃく] **さんじゅ【傘寿】** 八○歳の祝い。▽「傘」の略字の「今」が「八十」と読めることから。 **ざんしゅ【斬首】** [名・スル]首をきること。また、その首。うちくび。「―の刑」 **さんしゅう【三州・参州】** ↓「みかわ」 **さんしゅう【山州】** →「やましろ」 **さんしゅう【参集】** [名・スル]ある場所に集まること。 **さんしゅう【×讃州】** ↓「さぬき」 **さんじゅうごにち【三十五日】** 人の死んだ日から三十五日目の忌日。五七日[いつなぬか]。 **さんじゅうしょう【三重唱】** 声域の異なる三人の歌い手による合唱。 **さんじゅうそう【三重奏】** 三種類の楽器(ピアノ・バイオリン・チェロなど)による合奏。トリオ。 **さんじゅうろっかせん【三十六歌仙】** [国圖]平安中期までの三六人の代表的な歌人。藤原公任[ふじわらのきんとう]の選んだものが一般的。 **さんじゅうろっけい(三十六計)逃げるにしかず** 計略はいくらもあるが、なかでもにげだして身の安全をはかるのがいちばんだ。 **さんしゅつ【産出】** [名・スル]産物をつくりだすこと。「中東の石油―高」 **さんしゅつ【算出】** [名・スル]計算して数を出すこと。「必要経費を―する」 **さんじゅつ【算術】** ①計算のしかた。「―平均」 ②「算数」の古い言い方。 **さんしゅのじんぎ【三種の神器】** 皇位のしるしとして、代々の天皇が受けつぐ三つの宝物。八咫[やた]の鏡・天叢雲[あめのむらくも]の剣[つるぎ]・八尺瓊[やさかに]の曲玉[まがたま]。 **さんじょ【賛助】** [名・スル]仕事や行事に賛成して力を <540> をかすこと。「―出演する」 [圏]協賛 **ざんしょ【残暑】** 立秋を過ぎてもまだ残っている暑さ。「―が厳しい」「―見舞い」 **さんしょう【参照】** [名・スル]照らしあわせて確かめたり、比べたりすること。レファレンス。「関連するページをーする」 **さんしょう【山×椒】** ミカン科の落葉低木。葉と実にかおりがあって、ぴりっとからい。枝にとげがある。はじかみ。さんしょ。 山椒は小粒でもぴりりと辛い からだは小さくても、才能やうでまえにすぐれていること。▽サンショウの実は小さくても非常にからいことから。 **さんしょううお【山×椒魚】** サンショウウオ科などの両生類のまとめた呼び方。谷川にすみ、イモリに似る。オオサンショウウオは特別天然記念物。 **さんしょううお【山椒魚】** [書]一九二九年。井伏鱒二[いぶせますじ]の短編小説。うっかりして頭が大きくなりすぎ、岩屋の外に出られなくなった山椒魚の、狼狽[ろうばい]、孤独、屈折した悲哀[ひあい]をユーモラスにえがく。 **さんじょうさねとみ【三条実美】** [人名]一八三七—九一年。幕末・明治前期の政治家。政変で長州にのがれた公卿[くぎょう]、いわゆる「七卿落ち」の一人。明治維新政府では要職を歴任した。 **さんじょうのすいくん【山上の垂訓】** キリストがガリラヤ湖畔の山上で、弟子たちに説いた愛の教え。山上の説教。 **さんしょく【蚕食】** [名・スル]カイコがクワの葉をかじるように、かたはしから侵略していくこと。「海外市場[かいがいしじょう]を―する」 **さんじょく【産、褥】** 出産のとき、妊婦が用いる寝床。「―期」 **さんしょくすみれ【三色×菫】** ↓「さんしきすみれ」 **さんじる【参じる】** [サ変]□◎「行く」「来る」のへりくだった言い方。参上する。「すぐにはせ参じます」 ②座禅を組む。③「加わる」「参加する」の古い言い方。▼「さんずる」「さんず」とも。 **さんじる【散じる】** [サ変]①ちらす。なくする。また、思いを晴らす。さんずる。「家財を―」「気を―」 **さんしろう【三四郎】** [書]一九〇八年。夏目漱石[なつめそうせき]の中編小説。東大へ入学したいなか出の三四郎が、先生や先輩[せんぱい]・同級生、また女友達との交流を通じて、都会・学問・女性という三つの世界をさまよう姿をえがく。 **さんじょう【参上】** [名・スル]目上の人のところへ行くこと。へりくだった言い方。「後日ーします」 **さんじょう【惨状】** むごたらしく痛ましいようす。「事故の―を語る」 **ざんしょう【残照】** 夕日がしずんでもなお残っている光。 [類]残光 **さんしん【三振】** [名・スル]野球で、バッターが三度ストライクをとられてアウトになること。「三球―」 **ざんしん【×斬新】** [形動]考えがこれまでになく、思いがけないほど新しいようす。「―な発想」 [圏]目新しい >→ 「新鮮[しんせん]」を見よ。つかいわけ **さんしんせい【三審制】** 裁判を三回受けることを保障する制度。第一審の判決に不服な場合は上級の裁判所に控訴[こうそ]し、第二審で不服な場合は、さらに上級の裁判所に上告することができる。 **さんしんとう【三親等】** 親族関係で三番目の親等。直系では、曾祖父母[そうそふぼ]または曾孫[ひまご]。傍系では、おじ・おば・おい・めいなど。 **さんすくみ【三×竦み】** 三者がそれぞれに相手をおそれて、自由に動けないこと。▽ヘビはナメクジを、ナメクジはカエルを、カエルはヘビを、それぞれおそれることから。 **サンスクリット** 古代インドの文章語。梵語[ぼんご]。▽仏教関係のことばは、日本語にも多くとりいれられている。「檀那[だんな](=ダーナ)」など。|Sanskrit **さんずのかわ【三、途の川】** 仏教で、死んだ人があの世に行く途中でわたるという川。▽善人は橋をわたって行けるといわれる。 **さんする【産する】** [サ変]うみだす。産物がとれる。「トマトを―」 [類]産出する **さんずる【参ずる/散ずる】** [サ変]→「さんじる」 **さんぜ【三世】** ①仏教で、前世[ぜんせ]・現世[げんぜ]・来世[らいせ]の三つの世。また、過去・現在・未来。②父・子・孫の三代。 三世の縁[えん] 父(前世)・子(現世)・孫(来世)の三代にわたるほど強い主従の縁。 **さんせい【三省】** [名・スル]自分のしたことを何度も反省すること。▽中国、「論語」学而[がくじ]の「君子は一日に三度わが身を省みる」から。 **さんせい【酸性】** 酸の性質をもつこと。青色リトマス紙を赤く変える。「―雨,」 [対]アルカリ性 **さんせい【賛成】** [名・スル]人の意見や考えに同意すること。 [類]賛同 [対]反対 **さんせいけん【参政権】** 基本的人権の一つ。国民が政治に参加することができる権利。各種の選挙をしたり、立候補したりできる権利。 **さんぜいっしんのほう【三世一身の法】** 七二三年、開墾[こんけん]を奨励するために出された法律。新しく用水路や池をつくって開墾した田は、孫までの三代にわたり私有できることなどを定めた。 **さんせき【山積】** [名・スル]解決しなければならないことが、山のように高く積もること。たくさんたまること。「問題が―する」 **さんせき【三×蹟・三跡】** 平安中期の三人の代表的書家。小野道風[おののとうふう]・藤原佐理[ふじわらのさり]・藤原行成[ふじわらのゆきなり]。 <541> 法。「三筆[さんぴつ]」も見よ。 **さんせきのうた【三夕の歌】** [国語]「秋の夕暮」で結ばれる、有名な三首の歌をまとめた呼び方。「新古今集」巻き四・秋歌上に並ぶ。寂蓮[じゃくれん]の「さびしさはその色としもなかりけり槙[まき]立つ山の秋の夕暮」、西行の「心なき身にもあはれはしられけり鳴[な]くしぎたつ沢[さわ]の秋の夕暮れ」、藤原定家[ふじわらのていか]の「見わたせば花も紅葉[もみじ]もなかりけり浦[うら]の苫屋[とまや]の秋の夕暮」。 **ざんせつ【残雪】** 消えのこった雪。とくに、春になっても解けないで残っている雪。 **さんせん【山川】** やまと、かわ。「―草木」 **さんせん【参戦】** [名・スル]戦争や争いに加わること。 **さんぜん【産前】** 出産の前。 [対]産後 **さんぜん【×燦然】** [形動]きらきらとかがやくようす。「―とかがやく宝石」「―たるきらめき」 **さんぜんせかい【三千世界】** 広大な全世界。全宇宙。仏教では、須弥山[しゅみせん]を中心とする世界を千倍した小千世界、それを千倍した中千世界、さらにそれを千倍した三千大千世界をさす。 **さんせんそうもく【山川草木】** [四漢]山と川と草と木。地上にあるすべての自然。自然の風景。 **さんせん(三遷)の教え** 「孟母三遷[もうぼさんせん]」に同じ。 **さんそ【酸素】** 非金属元素の一つ。空気の体積の五分の一をしめる、無色無臭の気体。生物の呼吸や、ものの燃焼に必要なもの。元素記号0 **ざんそ【×讒訴】** [名・スル]人をおとしいれるため、目上の人などに事実をいつわってうったえること。 **さんそう【山荘】** 山の中にある別荘。 **さんぞう【三蔵】** 仏教で、三種の聖典。経[きょう]蔵・律蔵・論蔵をまとめた呼び方。また、これら経典に通じた高僧。「―法師」 **ざんぞう【残像】** ものを見たあと、その形が消えてもしばらく目に残っている現象。映画はこれを利用してつくる。 **さんぞうし【三冊子】** [作品]一七○三年ころ。服部土芳[はっとりどほう]の作。松尾芭蕉[まつおばしょう]の教えを伝える俳論書。「白冊子」「赤冊子」「黒冊子」からなる。 **さんぞく【山賊】** 山の中に住み、通行人などをおそう盗賊。 **さんぞうほうし【三蔵法師】** 「げんじょう」 **さんそん【山村】** 山の中の村。 [瀬]山里 **ざんぞん【残存】** [名・スル]なくならないで残っていること。ざんそん。 **サンソンずほう【サンソン図法】** 地図の投影法の一つ。面積が正しい図法。緯線[いせん]は、赤道と平行する直線であらわされ、その長さの比は地球儀上の各緯線の比に等しい。経線は中央経線だけが直線。図のはしのひずみが大きいのが欠点。♪図「ちず」 **サンタ** [造語]①〈名〉「サンタクロース」の略。 **サンタクロース** クリスマスイブに、トナカイに引かれたそりに乗り、子供たちのくつしたの中におくりものを配るという老人。| Santa Claus **サンタマリア** 聖母マリア。イエス・キリストの母を敬った呼び方。-Santa Maria **さんだゆう【三太夫】** もと、大名や華族[かぞく]などの家で、事務や会計などをとりあつかった人。執事[しつじ]。家令[かれい]。 **さんだらぼっち【桟〝俵。法。師】** さんだわら。「さんだらぼうし」とも。 **サンダル** ひもやベルトで足にとめたり、つまさきにひっかけるようにしてはく気軽なはきもの。つっかけ。「―ばき」「sandal **さんたろう【三太郎】** おろか者を軽べつしていうことば。「大ばかー」 **さんたろうのにっき【三太郎の日記】** [属]一九一四年。阿部次郎[あべじろう]の評論集。自己の内面生活の「日記」を中心に、小説・対話・論文などをまとめたもので、戦前から戦後の青年のあいだで愛読された。 **さんだわら【桟俵】** 米俵の、わらでできたまるいふた。さんだらぼっち。さんだらぼうし。 **さんたん【賛嘆】** [名・スル]深く感心してほめたたえること。「―のまなざし」 [類]賞賛 **さんたん【惨憺・惨×澹】** [形動]●気の毒で見ていられないほど、ひどい痛手[いたで]などを受けたようす。「現場は―たるありさまだ」 ②あれこれと心をつかい、なやみ苦しむようす。「↓苦心―」 **さんだん【散弾】** 猟銃のように、多数の小さな弾が一度に四方に飛びちるしかけになっている弾 <542> **さんだん**[名]「―銃」 **さんだん【算段】**[名]くふうして方法を考えること。とくに、かねの都合をつける手だてをつけること。「やりくり―」[名]工面 **さんだんとび【三段跳び】**[名]陸上競技の種目の一つ。ホップ、ステップ、ジャンプと三歩でとび、その距離を競う。 **さんだんろんぽう【三段論法】**[名]三段階を経て推理する方法。すでに証明されている二つのことがらから、あらたな結論を導きだす方法。たとえば、「人はすべて死ぬ」(大前提)、「わたしは人である」(小前提)、「ゆえにわたしは死ぬ」(結論)。 **さんち【山地】**[名]●山の多い土地。山の中にある土地。平地 ②山が集まりつらなっている広い地域。「北上―」 **さんち【産地】**[名]◎その産物のできる土地。生産地。「みかんの―」「―直送」 ②その動物の生まれた土地や国。「コアラのーはオーストラリア」[名]原産地 **サンチーム**[名]フランスやスイスなどの貨幣単位。一〇〇サンチームが一フラン。| centime **さんちゃく【参着】**[名]目的地に到着すること。古い言い方。 **さんちょう【山頂】**[名]山のいちばん高いところ。いただき。「―をきわめる」[名]頂上 ↔山麓 **さんづけ【さん付け】**[名]親しみや敬意をこめて、人の名前の下に「さん」をつけて呼ぶこと。 **さんてい【算定】**[名]前もって計算し、数値の見当をつけること。「―基準」[名]見積もり **ざんてい【暫定】**[名]本格的に決定するまで、しばらくのあいだ、かりにきめておくこと。「―予算」 **サンデー**[名]アイスクリームにくだものやナッツ類をかざった菓子。クリームサンデー。| sundae **サンデー**[造語]日曜日。「―スクール」| Sunday **さんと【三都】**[名]三つの大きな都市。日本では東京(江戸)・大阪(大坂)・京都をいう。 **サンドイッチ**[名]うすく切ったパンに野菜・ハム・卵などをはさんだ食べもの。サンド。▽イギリスのサンドイッチ伯爵が考案したという。| sandwich **サンドイッチマン**[名]広告板をからだの前後に下げたり、プラカードをかかげたりして、街頭を歩く人。| sandwich man **さんどう【参道】**[名]神社や寺にお参りに行くためにつくられた道。「表―」 **さんどう【賛同】**[-スル]人の意見や案に同意の姿勢を示すこと。「おおかたの―をえる」[名]賛成 **ざんとう【残党】**[名]戦いに敗れた仲間のうちで、殺されずに生きのこった者。「平家[へいけ]の―」 **さんとうきょうでん【山東京伝】**[人]一七六一―一八一六年。江戸後期の戯作者[げさくしゃ]。はじめ「江戸生艶気樺焼[えどうまれうわきのかばやき]」などの黄表紙[きびょうし]、「傾城買四十八手[けいせいかいしおはようて]」「通言総籬[つうげんそうまがき]」などの洒落[しゃれ]本を書いた。寛政[かんせい]の改革で罰せられてからは、読本[よみほん]に転じた。 **さんどがさ【三度笠】**[名]昔、旅人が用いたスゲの葉で編んだ頭にかぶるかさ。▽三度飛脚[さんどびきゃく](=月に三度、江戸と京都・大坂間を往復した配達人)が使ったことからいう。 **サンドバッグ**[名]砂をつめた円筒形のふくろ。ボクシングの練習などで、パンチ力をつけるためにたたくもの。| sandbag **サンドペーパー**[名]紙やすり。| sandpaper **さんにゅう【参入】**[-スル]①あらたにある役割をになって参加すること。②宮中や身分の高い人のところへいくこと。参内[さんだい]。 **さんにゅう【算入】**[-スル]計算に組みいれること。「予算に―する」 **ざんにん【残忍】**[形動]しのびないむごいことを平気でするようす。「―きわまりないしうち」「―酷薄」[名]残酷 **さんにんかんじょ【三人官女】**[名]三月のひな祭りのとき、内裏[だいり]びなのすぐ下の段にかざる三人の官女姿のひな人形。 **さんにんきちさくるわのはつかい【三人吉三廓初買】**[名]一八六〇年。河竹黙阿弥[かわたけもくあみ]の作。お坊吉三・和尚[おしょう]吉三・お嬢[じょう]吉三の三人のあいだに、一〇〇両のかねと短刀とをめぐって起こる事件をえがく、世話物[せわもの]の歌舞伎脚本[きゃくほん]。「三人吉三」とも。 **さんにんしょう【三人称】**[名]話し手(一人称)・聞き手(二人称)以外の、話題にのぼっている人やもののこと。「彼」「彼女」「これ」「そちら」など。[名]他称▽ほかに、一人称・二人称。 > **三人寄れば文殊の知恵**[ことわざ]凡人でも、三人で知恵を出しあえば、文殊菩薩[もんじゅぼさつ]に匹敵するよい考えがわくものだ。 **ざんねん【残念】**[形動]望みどおりにならず、心残りであるようす。「―無念」「―至極」[名]遺憾▽他人のした結果についてもいう。 **さんのぜん【三の膳】**[名]正式な日本料理で、二の膳の次に出す膳。 **さんのとり【三の酉】**[名]一一月の三番目の酉の日。また、その日に立つ酉の市。 **さんのまる【三の丸】**[名]城郭[かく]のうち、二の丸の外側を囲む建物。 **さんば【産婆】**[名]「助産婦」の古い言い方。子供を産むのを助けたり、生まれたばかりの子供の世話をするのを仕事とする女性。 **サンバ**[名]ブラジルのダンス音楽。四分の二拍子でテンポが速い。| samba **さんぱい【参拝】**[-スル]神社や寺にお参りすること。「―客」[名]参詣▽「参詣」は、神社にも寺にもいうが、「参拝」は、ふつう神社にしかいわない。 **ざんぱい【惨敗】**[-スル]みじめな負けかたをすること。「―を喫[きっ]する」[名]完敗・大敗 **さんぱいきゅうはい【三拝九拝】**[四字熟語]願いをかなえてもらうため、何度も何度も頭を下げてたのむこと。「手を合わせて―する」 **さんばいず【三杯酢】**[名]酢にしょうゆ(または塩)・砂糖(またはみりん)をまぜあわせてつくる調味料。 **さんばがらす【三羽烏】**[名]弟子や門人の中で、とくにすぐれた三人。ある分野で、とくに優秀で活躍している三人。 <543> **さんばし【桟橋】**[名]港で、船客の乗り降りや、貨物の積みおろしのとき、船が横づけできるように海上に突き出た設備。 **さんぱつ【散発】**[-スル]ぽつんぽつんと、まばらに出ること。また、ものごとが時間をおいてときどき起こること。「―の三安打」「事件が―する」 **さんぱつ【散髪】**[名]髪の毛を切り、形を整えること。「―に行く」[名]理髪 **ざんばらがみ【ざんばら髪】**[名]ふり乱した髪。 **ざんばん【残飯】**[名]食事の食べのこし。「―処理」 **さんはんきかん【三半規管】**[名]脊椎[せきつい]動物の内耳[ないじ]にある三つの管状骨でできた器官。からだの平衡[へいこう]感覚をつかさどる。半規管。 **さんび【酸鼻】**[名]むごたらしく、いたましいこと。「―きわまる事故現場」▽鼻につんときて、なみだが出そうになる意味から。 **さんび【賛美・讃美】**[-スル]ほめたたえること。「神を―する」 **さんぴ【賛否】**[名]賛成と反対。賛成か不賛成か。「―を問う」「―両論」 **ザンビア**[国]正式国名は、ザンビア共和国。アフリカ中南部にある内陸国。国土の大半は高原で、銅を多く産出する。もと、北ローデシア。面積約七五万平方㌔。首都ルサカ。 **サンピエトロだいせいどう【サンピエトロ大聖堂】**[名]バチカンにあるローマカトリック教会の中心となる聖堂。一六二六年に完成した、ルネサンス期最大の建造物。ラファエロ・ミケランジェロらが設計にたずさわった。セントピーター大聖堂。 **さんびか【賛美歌】**[名]キリスト教で、神やキリストの徳をほめたたえる歌。聖歌。 **さんぴつ【三筆】**[名]平安初期の三人の代表的書家。嵯峨[さが]天皇・橘逸勢[たちばなのはやなり]・空海[くうかい]。「三蹟[さんせき]」も参照。 **さんびゃくだいげん【三百代言】**[名]詭弁[きべん]をろうする人。また、弁護士をののしっていうことば。▽明治初期、無資格でひきうけて裁判に出た代言人(=弁護士)をさげすんで呼んだ。「三百」は三百文[もん]で、価値の低いこと。 **さんびょうし【三拍子】**[名]◎三つのたいせつな条件。「走・攻・守―そろった選手」 ②音楽で、強・弱・弱の三拍感で一小節となる形式の拍子。四分の三拍子など。 **さんピン【三一】**[名]⊕ばくちで、さいころの目に三と一が出ること。②身分の低いさむらいを軽べつした言い方。▽年に三両[りょう]一分[ぶ]の扶持[ふち]しか受けられなかったことから。「ピン」は、ポルトガル語で点のこと。 **さんぷ【産婦】**[名]出産前後の婦人。 **さんぷ【散布・撒布】**[-スル]ふりまくこと。まきちらすこと。「薬剤を―する」▽「撒布」の慣用読みから。 **ざんぶ【残部】**[名]残りの部分。売れ残りの本など。「―僅少」 **さんぷく【山腹】**[名]山の中ほど。頂上とふもととのあいだ。「飛行機が―に激突する」 **さんぶさく【三部作】**[名]小説などで、三つに分かれているが、それぞれが一つの主題でつながっている作品。▽たとえば、夏目漱石[なつめそうせき]の「三四郎」「それから」「門」は前期三部作といわれる。 **さんふじんか【産婦人科】**[名]産科と婦人科。妊娠・出産や婦人病をあつかう医学の部門。 **さんぶつ【産物】**[名]その土地で、とれたりつくられたりしたもの。また、あることの結果としてえられるもの。「高度成長時代の―」 **サンフランシスコこうわじょうやく【サンフランシスコ講和条約】**[名]第二次世界大戦後の対日講和条約。一九五一年、サンフランシスコ講和会議で日本と連合国四八か国のあいだに結ばれた平和条約。同時に日米安全保障条約も結ばれた。 **サンプリング**[名]「統計のために見本をぬきだすこと。標本抽出。「―調査」 ②人の声や楽器の音などをデジタルデータに変え、フロッピーディスクなどに記憶させること。シンセサイザーなどに使われる。| sampling **サンプル**[名]商品や製品の見本。試供品。また、標本。「―を送ってください」| sample **さんぶん【散文】**[名]形式やリズムなどにとらわれずに、自由に書かれたふつうの文章。↔韻文 **さんぶんし【散文詩】**[名]自由詩の一つ。散文の形式で、詩的なおもむきをあらわしたもの。 **さんぶんてき【散文的】**[形動]⊕散文のような性質をもつようす。②平凡でおもしろみや味わいのないようす。 **サンボ**[名]柔道に似た格闘技。ロシア各地の伝統的格闘技を合わせてつくられた。| sambo **さんぽ【散歩】**[名]特別な目的をもたずに、ぶらぶら歩くこと。散策 **さんぼう【三方】**[名]神仏に食べものを供えるときにのせる白木の四角い台。正面と両横の三方に穴がある。 **さんぼう【三宝】**[名]仏教で、もっともたいせつなものとされる三つのもの。仏・法・僧。 **さんぼう【参謀】**[名]司令官のもとで作戦を立てたり、命令を下したりする人。また広く、いろいろと策略を立てる人。「―本部」「選挙―」 **さんま【秋刀魚】**[名]サンマ科の魚。食用。秋から冬にかけてが旬[しゅん]。▽形が刀のようで光ることから。 **さんまい【三枚】**[名]魚の料理法の一つ。頭をとって背骨の両側の身を切りわけること。二枚の身と骨で三枚になる。「―におろす」 **さんまい【三昧】**[造語]①[名]仏教で、心を一点に集中すること。「―境にある」 ②[造語]「~三昧」の形で」①そのことだけに熱中すること。「読書―」 ②したいほうだいにすること。「ぜいたく―」「刃物―」 <544> **さんまいめ【三枚目】**[名]芝居で、こっけいな役。また、その役をする人。喜劇役者。↔二枚目▽歌舞伎[かぶき]の番付[ばんづけ]の三番目にある役者が、こっけいな役を演じたことから。 **サンマリノ**[国]正式国名は、サンマリノ共和国。イタリア北東部、チタノ山の上にある。世界最小で最古の共和国。切手による収入が多い。面積約六〇平方㌔。首都サンマリノ。主要言語イタリア語。 **さんまん【散漫】**[形動]気持ちや考えが集中せず、とりとめがないようす。「注意力―」「話がーだ」▽「散慢」は誤り。 **さんみ【酸味】**[名]すっぱい味。「―の強いみかん」 **さんみいったい【三位一体】**[四字熟語]①キリスト教で、父である神とその子キリスト、および聖霊[せいれい]は、姿はちがっても一つであるという考え。②三つのものが一つになること。三者が心を合わせること。 **さんみゃく【山脈】**[名]山々が連なって続いているもの。「アンデス―」 **さんみんしゅぎ【三民主義】**[名]一九〇五年、孫文[そんぶん]が中国独立のために提唱した基本理念。民族の解放と独立をかちとる「民族主義」、民主的な共和制を実現して国民主権をのばす「民権主義」、経済の不平等を正し国民生活を安定させる「民生主義」の三つからなる。 **ざんむ【残務】**[名]やり残した仕事。「―整理」 **さんめんきじ【三面記事】**[名]新聞で、社会面にのる記事。▽昔、新聞が四ページの時代に、第三面に出たことから。 **さんめんきょう【三面鏡】**[名]横や後ろも見えるように、正面と左右に計三面の鏡をとりつけた鏡台。 **さんもん【三文】**[名]わずかのかね。また、非常にやすいこと。値打ちのないこと。「二束―で売りとばす」「―判」「―文士」 **さんもん【山門】**[名]寺院の正門。また、寺そのもの。「―にはいる」 **さんや【山野】**[名]山や野原。「―をかけめぐる」 **さんやく【三役】**[名]⊕政党などで、重要な三つの役職。また、その役職にある人。「党―」 ②すもうで、大関・関脇・小結[こむすび]のこと。「―そろい踏み」 **さんやく【散薬】**[名]こなぐすり。[名]散剤 ↔丸薬[がんやく]・水薬 **さんゆこく【産油国】**[名]原油の産出量が多い国。とくに、石油の輸出がその国の経済基盤となっている国をいう。サウジアラビア・イランをはじめとするペルシア湾岸諸国など。 **さんよ【三余】**[名]学問や読書をするのにもっともよい三つの余暇。年のあまり(=冬)、日のあまり(=夜)、時のあまり(=雨の降るとき)。 **さんよ【参与】**[名]①[名・-スル]仕事などにかかわりあうこと。②[名]学識や経験を買われて、会社や団体の仕事の相談を受ける人の職名。 **さんよう【山容】**[名]山の形。山の姿。「―山色(=山そのものの景色)」 **さんよう【山陽】**[名]中国地方の瀬戸内海側をしめる地域。岡山・広島両県と山口県の南部。↔山陰 **さんようすうじ【算用数字】**[名]アラビア数字。0・1・2・3・・・など。↔漢数字 **さんらん【産卵】**[-スル]たまごを産むこと。「―期」 **さんらん【散乱】**[-スル]ばらばらに散らばること。「ごみが―する」 **さんり【三里】**[名]灸[きゅう]をすえるつぼの一つ。ひざがしらの下の外側で、少しくぼんだところ。 **さんりく【三陸】**[名]旧国名の陸前・陸中・陸奥[むつ]の三つを合わせた呼び名。三陸地方。「―海岸」 **さんりゅう【三流】**[名]第三等の地位や階級。低い等級を意味する。「―大学」 **ざんりゅう【残留】**[-スル]その場所に残りとどまること。「―邦人」「―放射能」 **さんりょう【山陵】**[名]天皇や皇后の墓。みささぎ。 **さんりょう【山稜】**[名]山の頂上と頂上の連なる部分。おね。 **さんりん【山林】**[名]やまと、はやし。また、山にある林。 **さんりんぼう【三隣亡】**[名]陰陽道[おんようどう]で、九星の迷信の一つ。この日に建築すると火災にあい、となり近所三軒を焼失するという。 **ざんるい【残塁】**[名]野球で、攻守が交替するとき、攻撃側の走者が塁上に残っていること。「二者―」 **サンルーム**[名]日光がよくはいるようにガラス張りにした部屋。日光浴に使う。| sunroom **さんれつ【参列】**[-スル]式や会合などに出て、席に連なること。列席。「卒業式に―する」 **さんろう【参籠】**[-スル]ある期間、神社や寺などにこもっていのること。おこもり。 **さんろく【山麓】**[名]山のふもと。やますそ。「筑波[つくば]―」 **し【士】**[名]⊕さむらい。また、兵を指揮する人。②一人前のりっぱな男子。「同好の―をつのる」③専門の資格をもっている人。①士官 士気 士族 士農工商 ②武士 義士 博士 紳士 名士 ③学士 会計理士 代議士 博士 弁護士[ことば]さむらい *一言居士[いちげんこじ] **し【子】**[名]①こども。また、男の子。↔親②[「〜子」の形で]…をもっぱらおこなう人。③種や実。また、たまご。④ごく小さいもの。⑤[「〜子」の形で]ものの名にそえる語。⑥五等の爵位[しゃくい]の第四位。子爵。⑦十二支の第一番目。ね。⑧時刻で、午前〇時。方角で、北。⑨男子を敬って呼ぶ語。とくに、中国の孔子のこと。先生。「―曰[いわ]く」①[名]子女子孫 実子 養子 王子 ②読書子 編集子 印紙 ③子房 子葉 種子 卵子 ④子細 原子 電子 分子 粒子 ⑤格子 冊子 障子 帽子 ⑥公侯伯子男 ⑦子午線 甲子[かっし] ⑧君子 諸子百家[しょしひゃっか] 荘子[そうし] 孟子[もうし] 老子[ろうし] ⑨椅子 金子 扇子 様子[ことば]子供 親子 紙子 年子 布子 杏子[あんず] 案山子[かかし] 硝子[がらす] 子年[ねどし] 黒子[ほくろ] 子規[ほととぎす] *迷子[まいご] *息子[むすこ] <545> **し**[子] [シ・ス]①こども。また、男の子。[↔]親 ②[「〜子」の形で]…をもっぱらおこなう人。③種や実。また、たまご。④ごく小さいもの。⑤[「〜子」の形で]ものの名にそえる語。⑥五等の爵位の第四位。子爵。⑦十二支の第一番目。ね。時刻で、一二時。方角で、北。⑧男子を敬って呼ぶ語。とくに、中国の孔子のこと。先生。「―曰く」 [シ]②女子 子孫 実子 養子 王子 ②読書子 編集子 ③子房 子葉種子 卵子 ④子細 原子 電子 分子 粒子 ⑤格子 冊子 障子 帽子 ⑥公侯伯子男[こうこうはくしだん] ⑦子午線 甲子[かっし] ⑧君子 諸子百家[しょしひゃっか] 荘子 孟子 老子 ⑨椅子 金子 扇子 様子 [ス]子供 [こ]親子 迷子[まいご] 息子[むすこ] [シ]杏子[あんず] 案山子[かかし] 硝子[ガラス] 子年[ねどし] 黒子[ほくろ] 子規[ほととぎす] **し**[支] [シ]①枝分かれする。[↔]本・幹 ②わけあたえる。③かねをしはらう。[↔]収 ④ささえる。⑤さしつかえる。⑥えと。干。 [シ]②支線 支店 支部 支流 支離滅裂[しりめつれつ] 気管支 ③支給 支配 ④支出 収支 ⑤支援 支持 支柱 ⑥支障 [シ]⑥干支[えと] 十二支[じゅうにし] [ささえる]家計を支える [シ]差し支える **し**[止] [シ]①じっとしている。とまる。②進まなくする。やめにする。 [シ]①止宿[ししゅく] 静止 停止 ②止血 禁止 中止 廃止 防止 [とまる・とめる]時計が止まる/立ち止まる/止まり木/息を止める/通行止め [シ]止[や]める 止[や]む [シ]波止場[はとば] **し**[氏] [シ]①血のつながりのある人々。いえがら。②「彼」よりもていねいな三人称の言い方。「―の意見に従う」③名前などの下に付けて、ていねいに呼ぶことば。「田中―」 [シ]①氏族 氏名 姓氏 源氏 ②各氏 両氏 ③白氏文集[はくしもんじゅう] 某氏 無名氏[むめいし] [うじ]氏より育ち 氏神 氏子 **し**[仕] [シ・ジ]①人のためにはたらく。また、官職に就く。つかえる。②サ変動詞「する」の連用形「し」に当てる。 [シ]①仕官 出仕 致仕[ちし] 奉仕/給仕 ②仕方 仕儀 仕事 仕様[しよう] [つかえる]主人に仕える/宮仕え [ジ]仕[つか]まえる **し**[司] [シ]①役目としてとりしきる。②つかさどる役目の人。役人。また、役所。 [シ]①司会 司法 司令 ②司書 上司 保護司 行司 宮司 [つかさ]司[つかさ] 司[つかさ]どる **し**[四] [シ]①よっつ。四番目の。「―の五の言う」②よたび。③東西南北の四つの方向。まわり。 [シ]①四角 四月 四季 四苦八苦 四捨五入 朝三暮四[ちょうさんぼし] ②再三再四 ③四囲 四海 四散 四通八達 四面楚歌[しめんそか] [よ・よつ・よっつ・よん]四日[よっか] 四人/四つに組む/三つか四つ/四勝一敗 [シ]四阿[あずまや] 四十雀[しじゅうから] 四十路[よそじ] 四幅[よの] 四方山[よもやま] **し**[市] [シ]①人々が集まってものの売り買いをするところ。②人家の多く集まったまち。③地方公共団体の一つ。都道府県の下。人口五万人以上で法律上都市としての条件を備えている場所。「―の予算」 [シ]①市価 市況 市場 ②市街 市井 都市 市営 市長 市民 ③公 [いち]市場 朝市 植木市 競り市 **し**[矢] [シ]弓のつるにつがえて飛ばす武器。や。 [シ]一矢[いっし] 嚆矢[こうし] [や]矢面に立つ/矢尻 破魔矢[はまや] 弓矢 [シ]矢鱈[やたら] 矢張り **し**[死] [シ]①命がなくなること。死ぬこと。「―の床に横たわる」 <546> る」②役に立たない。活動する力がない。③命がけでやること。「―を賭[と]す」④野球で、アウト。 シ ①死去[しきょ]死者[ししゃ]死亡[しぼう]必死[ひっし]病死[びょうし] ②死角[しかく]死語[しご]死蔵[しぞう] ③死守[ししゅ]死力[しりょく]必死[ひっし] ④二死満塁[にし まんるい]無死[むし] しぬ 死[し]ぬ気/死[し]に目[め]討ち/死[し]に **し[糸](絲)** [糸]糸[糸]糸 ①いと。②いとのように細くて長いもの。③糸を張った楽器。弦楽器[げんがっき]。③小数の単位。毛[もう]の一〇分の一。 シ ①絹糸[けんし]製糸[せいし]、綿糸[めんし] ②菌糸[きんし]柳糸[りゅうし] ③糸管[しかん]糸竹[しちく] いと 話の糸口[いとぐち]/生糸[きいと]/毛糸[けいと] 糸葱[あさつき] 糸遊[かげろう] 糸瓜[へちま] **し[至]** [至]至[至]至 ①この上ない。きわめて。②そこまで行きつく。 [☆]自 ③・・・まで。「自一月—三月」 シ ①至急[しきゅう]至極[しごく]至上[しじょう]至誠[しせい]至当[しとう] ②夏至[げし]必至[ひっし]冬至[とうじ]、 いたる 目的地に至[いた]る/至[いた]れり尽[つ]くせり/若気[わかげ]の至[いた]り/至[いた]って健康である **し[志]** [志]志[志]志 ◎あることをしようときめ、心をそれに向ける。②こころづかい。③書きしるした記録。 [圏]誌 シ ①志願[しがん]志向[しこう]志望[しぼう]意志[いし]、初志貫徹[しょしかんてつ] ②寸志[すんし]篤志[とくし]、③三国志[さんごくし] こころざす・こころざし 医者を志[こころざ]す/志[こころざし]を立てる **し[私]** [私]私[私]私 ①自分。国家や社会に対する、個人。民間の。わたくし。 [↔]官 ②おおやけに認められない、自分だけの。わたくしする。 [↔]共 [↔]公 ③他人に知られないように。ひそかに。こっそりと。 シ ①私人[しじん]私設[しせつ]私用[しよう]滅私奉公[めっしほうこう] ②私情[しじょう]私心[ししん]私腹[しふく]私利私欲[しりしよく]公平無私[こうへいむし] ③私語[しご]私淑[ししゅく] わたくし 私事[わたくしごと]私小説[わたくししょうせつ] 私[ひそ]か/私[わたし] 私語[ささやく] **し[使]** [使]使[使]使 ①つかう。もちいる。②つかいする。つかいの人。③漢文で、使役の助字。「~をして・・・(せ)しむ」と訓読する。 シ ①使役[しえき]使途[しと]使用[しよう]駆使[くし]行使[こうし] ②使者[ししゃ]使節[しせつ]急使[きゅうし]大使[たいし]天使[てんし]密使[みっし] つかう 体力を使[つか]う/人使い[ひとづかい]があらい/召使い[めしつかい] **し[始]** [始]始[始]始 ①ものごとの起こり。はじまり。②新しく起こす。はじめる。 [↔]終 シ ①始終[しじゅう]始末[しまつ]原始[げんし]年始[ねんし] ②始業[しぎょう]始動[しどう]開始[かいし]創始[そうし] はじめる・はじまる 歩き始[はじ]める/仕事始[しごとはじめ]/学校が始[はじ]まる **し[姉]** [姉]姉[姉]姉 ①きょうだいのうちで、年上の女性。 [↔]妹 ②(年上の)女性を敬った言い方。 [↔]兄 シ ①姉妹[しまい]義姉[ぎし]長姉[ちょうし] ②諸姉[しょし] あね 姉上[あねうえ]姉御[あねご] 姉様人形[あねさまにんぎょう] 義姉[あね] 従姉[いとこ] 従姉妹[いとこ]姉妹[しまい]姉さん **し[枝]** [枝]枝[枝]枝 ●木の幹から分かれでた部分。えだ。②本体から分かれたもの。▼「技[ぎ](=わざ)」は別字。 シ ①枝葉[しよう] ②枝流[しりゅう]枝折り戸[しおりど] えだ 枝分かれ[えだわかれ]枝振り[えだぶり]枯れ枝[かれえだ] 梅が枝[うめがえ] 瑞枝[みずえ] **し[肢]** [肢]肢[肢]肢 ●胴[どう]から分かれでた部分。手と足。②もとから枝分かれしたもの。 シ ①肢体[したい]下肢[かし]、四肢[しし] ②選択肢[せんたくし] **し[姿]** [姿]姿[姿]姿 からだつき。みなり。すがた。 シ 姿勢[しせい]姿態[したい]英姿[えいし]雄姿[ゆうし]、容姿[ようし]、 すがた 姿見[すがたみ]後[うしろ]ろ姿[すがた]/夏姿[なつすがた] **し[思]** [思]思[思]思 ◎心をはたらかせて考える。②心がひかれる。したう。③しみじみとした感じ。 シ ①思案[しあん]思索[しさく]思想[しそう]意思[いし]沈思黙考[ちんしもっこう]思惟[しい] ②思慕[しぼ]相思相愛[そうしそうあい] ③秋思[しゅうし]旅思[りょし] おもう 思[おも]う存分[ぞんぶん]/思[おも]い当たる/片思[かたおも]い 思[おぼ]し召[め]す **し[指]** [指]指[指]指 ①ゆび。②ゆびさす。さしずする。 シ ①指圧[しあつ]指紋[しもん]屈指[くっし]、食指[しょくし] ②指揮[しき]指示[しじ]指定[してい]指導[しどう]指名[しめい] ゆび 指折り数える/指輪[ゆびわ]/小指[こゆび] <547> **し**[師] [シ]①学問や芸能・技術などを教えみちびく人。先生。「―とあおぐ」[↔]弟 ②宗教の指導者。③その道の専門家。④軍隊。⑤みやこ。「帥すい(=かしら)」は別字。 [シ]①師弟 恩師 教師 ②法師 牧師 禅師[ぜんじ] ③医師 技師 薬剤師 理容師 ④師団 出師[すいし] ⑤京師[けいし] [シ]師走[しわす] 師[す] 塗師[ぬし] 香具師[やし] **し**[紙] [シ]①かみ。②「新聞紙」の略。 [シ]①紙幣 紙片 色紙 白紙 半紙 ②紙誌 紙面 機関紙 日刊紙 [かみ]紙切れ 紙芝居 紙一重[かみひとえ]の差/紙吹雪[かみふぶき] [シ]紙衣[かみこ] 紙屋[かみや] 紙縒り[こより] 紙魚[しみ] 紙鳶[しえん] **し**[視][視] [シ]①気をつけて見る。②…と見なす。…としてあつかう。 [シ]①視界 視線 視聴覚 監視 注視 ②軽視 重視 敵視 無視 [シ]視[み]る **し**[詞] [シ]ことば。詩や文章。 [シ]詞華集[しかしょう] 詞藻[しそう] 歌詞 作詞 通詞 動詞 品詞 名詞 [し]詞[ことば]書き 序詞[じょことば] 台詞[せりふ] 祝詞[のりと] **し**[歯][齒] [シ]①口の中にある、ものをかみくだく骨質の物質。は。また、歯のような形のもの。②とし。年齢。 [シ]①歯科 歯牙 歯槽膿漏[しそうのうろう] 歯痛 ②尚歯[しょうし] 年歯 [は]歯磨き 虫歯 [シ]羊歯[しだ] **し**[詩] [シ]①感じたことなどを、ひびきのいいことばでリズムよく表現した文芸作品。韻文。広くは、短歌や俳句もふくむ。「―を読む」②五経の一つ。詩経。 [シ]①詩集 詩情 詩人 漢詩 自由詩 叙情詩 唐詩 ②易書詩礼春秋[えきしょしれいしゅんじゅう] [シ]詩歌[しいか] > 詩の六義 [ことわざ]「詩経」にいう、漢詩の六種の分類。賦(直叙の句)・比(直喩の句)・興(隠喩の句)・風(国風とも。民間の歌謡)・雅(宮廷の歌謡)・頌(宗廟の歌) **し**[試] [シ]①ためす。やってみる。②「試験」の略。 [シ]①試運転 試金石[しきんせき] 試行錯誤[しこうさくご] 試作 試食 試薬 ②追試 入試 [こころみる・ためす]実験を試みる/効きめを試す [シ]試[だめ]し算 試[ため]し斬り **し**[資] [シ]①ものごとをするためのもとになる金品。もとで。材料。「―を投じる」「反省の―」②うまれつき。[→]「資する」を見よ。 [シ]①資金 資源 資料 学資 物資 ②資質 資性 天資 [シ]資[すけ] **し**[飼] [シ]動物を養いそだてる。かう。 [シ]飼育 飼養 飼料 [かう]イグアナを飼う/牛飼い/子飼いの部下 **し**[誌] [シ]①かきしるす。書きしるした記録。②「雑誌」の略。また、雑誌を数えることば。 [シ]①雑誌 地誌 日誌 墓誌 誌上 誌面 ②週刊誌 [しるす]誌[しる]す **し**[旨] [シ]①考えている内容。②味がよい。 [シ]①主旨 趣旨 論旨 ②旨酒[ししゅ] [むね]その旨を伝える [シ]旨[うま]い 旨煮[うまに] **し**[伺] [シ]①身分の高い人のそばにつかえる。ようすをたずねる。②うかがいみる。さぐる。 [シ]①伺候[しこう] ②伺隙[しげき] 伺察[しさつ] [うかがう]御機嫌を伺う/進退伺い **し**[刺] [シ]①細くとがったものでつきさす。②ちくりとつく。③なふだ。「刺し(=そむく)」は別字。 [シ]①刺客 刺殺 刺繍 刺傷 ②刺激 風刺 ③名刺 [さす・ささる]蜂が刺す/串刺し/刺身/棘が刺さる [シ]刺々[とげとげ]しい 刺草[いらくさ] 刺青[いれずみ] <548> シ ①刺客[しかく]刺殺[しさつ]刺繍[ししゅう]刺傷[ししょう] ②刺激[しげき]風刺[ふうし]、③名刺[めいし] さす・ささる 蜂[はち]が刺[さ]す/串刺[くしざ]し/刺身[さしみ]/突き刺[つ]さる 刺[とげ] 刺々[とげとげ]しい/刺草[いらくさ] 刺青[いれずみ] **し[社](祉)** [社]祉[社]社 めぐみ。さいわい。▽神(=示)が足を止めて幸いをあたえるという意味。 シ 福祉[ふくし] **し[施]** [施]施[施]施 ●実際におこなう。②めぐみをあたえる。 シ・セ ①施行[しこう]施政[しせい]施設[しせつ]実施[じっし] /施錠[せじょう] ②施餓鬼[せがき]施主[せしゅ]施療[せりょう]布施[ふせ] ほどこす 面目を施[ほどこ]す/施[ほどこ]しを受ける **し[脂]** [脂]脂[脂]脂 ●動物性のあぶら。 [圏]油 ②木のやに。③化粧用のべに。 シ ①脂燭[ししょく]脂肪[しぼう]脱脂[だっし]、油脂[ゆし] ②樹脂[じゅし] ③脂粉[しふん] あぶら 脂[あぶら]が乗る/脂汗[あぶらあせ]。/脂身[あぶらみ] 雲脂[ふけ] 松脂[まつやに] **し[紫]** [紫]紫[紫]紫 赤と青の中間色。むらさきいろ。 シ 紫雲[しうん]紫煙[しえん]紫苑[しおん]紫外線[しがいせん]紫紺[しこん] むらさき 青紫[あおむらさき]薄紫[うすむらさき] 紫陽花[あじさい]紫萁[ぜんまい]紫雲英[げんげ] **し[嗣]** [嗣]嗣[嗣]嗣 あとつぎ。家系や職業などをうけつぐ。 シ 嗣子[しし]継嗣[けいし]後嗣[こうし]嫡嗣[ちゃくし] 後嗣[あとつぎ] **し[雌]** [雌]雌[雌]雌 生物のめす。また、女性的でかよわいもの。 [↔]雄[おす] シ 雌伏[しふく]雌雄[しゆう] め・めす 雌牛[めうし]/雌花[めばな]/雄[お]と雌[め]/雌犬[めすいぬ] 雌鶏[めんどり] **し[賜]** [賜]賜[賜]賜 目上の人や地位の高い人から、いただく。たまもの。 シ 賜暇[しか]賜金[しきん]賜杯[しはい]恩賜[おんし]下賜[かし] たまわる お言葉を賜[たまわ]る たまもの 賜[たま]もの **し[諮]** [諮]諮[諮]諮 上の立場の人が、下位者に相談する。はなしあう。 シ 諮議[しぎ]諮詢[しじゅん]諮問[しもん] はかる 会議に諮[はか]る **し[巳]** [巳]己[巳]巳 十二支の第六番目。み。▽「己[おのれ]」「已[すでに]」は別字。 シ 上巳[じょうし](=三月三日のひな祭り) み 巳年[みどし] 辛巳[かのとみ] **し[之]** [之]之 ①ゆく。出かけて行く。②これ。この。③・・・の。 これ 之[これ]を道[みちび]くに徳を以[もっ]てす 先祖代々之墓[せんだいだいのはか]風樹之嘆[ふうじゅのたん] **し[只]** [只]只[只]只 ●限定をあらわす。それだけ。ただ。②無料。ロハ。 ただ 只今[ただいま]/只[ただ]の人/只働き[ただばたらき] 只管[ひたすら] **し[梓]** [梓]梓[梓]梓 ●植物のアズサ。②版木。また、印刷すること。 シ ①梓里[しり]桑梓[そうし] ②上梓[じょうし] あずさ 梓弓[あずさゆみ] 梓[はん]に上[のぼ]せる 出版する。 **し[偲]** [偲]偲[偲]偲 ●おもいしたう。しのぶ。②たがいに善行[ぜんこう]をはげましあうこと。 シ ②偲々[さいさい] しのぶ 亡き友を偲[しの]ぶ **し[蒔]** [蒔]蒔[蒔]蒔 ●草木を植える。②種をまく。また、散らしまく。 シ・ジ 蒔植[しょく] まく 種を蒔[ま]く/蒔絵[まきえ] **し[示/次/自]** →「じ」 **し【士/子/氏/四/市/死/糸/師/詩/資/×梓】** →漢字項目を見よ。 **し** [劻][接助]①並行をあらわす。「空気はいい―景色もいい」「美人だ―気立てもいい―、すっかり気に入った」 ②例示をあらわす。「渋滞[じゅうたい]する―、さんざんだった」 **じ[示]** [示]示[示]示 <549> 見せて知らせる。教えて指図する。▽神にささげるいけにえを置く台の形をあらわす。 ジ 示威[じい]示談[じだん]暗示[あんじ]指示[しじ]展示[てんじ]示教[じきょう]示唆[しさ]示達[じたつ]示度[しど] しめす 手本を示[しめ]す/示[しめ]しがつかない **じ[字]** [字]字[字]字 ①ことばを書きあらわす記号。もじ。「読んで―のごとし」②町や村の中の一区画。あざ。③実名のほかにつける名。あざな。 ジ ①字画[じかく]字体[じたい]字引き[じびき]漢字[かんじ]習字[しゅうじ] ②字[あざ]大字[おおあざ] あざ 字[あざ]な **じ[寺]** [寺]寺[寺]寺 仏道の修行[しゅぎょう]をするところ。てら。また、てらを数えることば。 ジ 寺院[じいん]寺号[じごう]寺社[じしゃ]菩提寺[ぼだいじ]本寺[ほんじ]末寺[まつじ] てら 寺子屋[てらこや]尼寺[あまでら] 山寺[やまでら] **じ[次]** [次]次[次]次 ●つぐ。つぎの。二番目。②順序。③回数・度数を数えることば。 ジ・シ ①次回[じかい]次期[じき]次男[じなん] ②席次[せきじ]年次[ねんじ]目次[もくじ]/次第[しだい] ③一次試験[いちじしけん]数次[すうじ]、 つぐ・つぎ 取り次[つ]ぐ/次[つ]いで/次々[つぎつぎ]と/東海道五十三次[とうかいどうごじゅうさんつぎ] 次官[じかん] 月次[つきなみ] **じ[耳]** [耳]耳[耳]耳 ●聴覚器官の、みみ。また、みみのような形のもの。②漢文で、限定をあらわす助字。文末に用いて「のみ」と訓読する。 ジ ②耳殻[じかく]耳鼻科[じびか]耳目[じもく]外耳[がいじ]中耳炎[ちゅうじえん]鼎耳[ていじ]内耳[ないじ] みみ 耳[みみ]が早い 聞き耳を立てる/耳[みみ]学問 耳飾り[みみかざり] 木耳[きくらげ] **じ[自]** [自]自[自]自 ①じぶん。おのれ。 [↔]他 ②自分自身で。みずから。③ひとりでに。おのずから。④思いのまま。⑤・・・より。・・・から。「―一月至三月」 ジ・シ ①自我[じが]自己[じこ]各自[かくじ]、独自[どくじ] ②自活[じかつ]自習[じしゅう]自炊[じすい]自治[じち] ③自動[じどう]自明[じめい]/自然[しぜん] ④自在[じざい]自由[じゆう] ⑤自今[じこん] みずから 自[みずか]ら行う おのずから 自[おの]ずと/自惚[うぬぼ]れ/自棄[やけ] **じ[似]** [似]似[似]似 同じようである。にている。 ジ 疑似[ぎじ]近似[きんじ]酷似[こくじ]相似[そうじ]、類似[るいじ] にる 似合う[にあう]/他人の空似[そらに]。/似顔絵[にがおえ] 似非[えせ] 似而非[えせ]を真似[まね]る **じ[児](兒)** [児]児[児]児 ①おさない子供。②むすこ。むすめ。③わかもの。 ジ・듸 ⓘ児戯[じぎ]児童[じどう]育児[いくじ]園児[えんじ]乳児[にゅうじ]/小児科[しょうにか] ②児孫[じそん]愛児[あいじ]遺児[いじ]豚児[とんじ] 댤③健児[けんじ]寵児[ちょうじ]風雲児[ふううんじ] 稚児[ちご] 兵児帯[へこおび] **じ[事]** [事]事[事]事 ①ことがら。②人のすること。しごと。③つかえる。 ジ・지 ①事件[じけん]事故[じこ]事情[じじょう]惨事[さんじ]無事[ぶじ]/②好事家[こうずか]事業[じぎょう]事務[じむ]家事[かじ]、幹事[かんじ]知事[ちじ] ③兄事[けいじ]師事[しじ]事大主義[じだいしゅぎ] こと 事足りる[ことたりる]/仕事[しごと] 事[こと]ふえる **じ[治]** [治]治[治]治 ①世の中をおさめる。乱れを直す。乱②病気をなおす。「冶[や](=いもの)」は別字。 チ・ジ ①治安[ちあん]治水[ちすい]治世[ちせい]自治[じち]統治[とうち] ②治療[ちりょう]主治医[しゅじい]湯治[とうじ]不治[ふち] おさめる・おさまる 国を治[おさ]める/痛みが治[おさ]まる なおる・なおす 治[なお]りが早い/病気を治[なお]す **じ[持]** [持]持[持]持 ①手にもつ。身につける。②もちこたえる。③囲碁などで、ひきわけのこと。もち。「―にもちこむ」一「持する」を見よ。 ジ ◎持参[じさん]持病[じびょう]持論[じろん]堅持[けんじ]所持[しょじ] ②持久[じきゅう]持続[じぞく]維持[いじ]保持[ほじ] ③持碁[じご] もつ 会合を持[も]つ/持ちつ持[もた]れつ 扶持[ふち] **じ[侍]** [侍]侍[侍]侍 ①貴人や目上の人のそばに仕える。②武士。▼「待[たい](=まつ)」は別字。 ジ ①侍医[じい]侍従[じじゅう]侍女[じじょ]近侍[きんじ] ②武士[ぶし] さむらい 侍大将[さむらいだいしょう]田舎侍[いなかざむらい] 侍[さぶら]う/侍[はべ]る/内侍[ないし] **じ[時]** [時]時[時]時 ①とき。時間。また、時刻。②そのころ。そのとき。 <550> ジ ①時候[じこう]時節[じせつ]時報[じほう]、同時[どうじ]日時[にちじ] ②時局[じきょく]時勢[じせい]時代[じだい]当時[とうじ]、 とき 時[とき]は金[かね]なり/時折[ときおり]今時[いまどき] 一時[ひととき] 時雨[しぐれ] 時化[しけ] 時計[とけい] 時鳥[ほととぎす] **じ[辞](辭)** [辞]辞[辞]辞 ①ことば。文章。「開会の―」②ことわる。やめる。③別れを告げる。」「辞する」を見よ。 ジ ①辞書[じしょ]辞典[じてん]辞令[じれい]訓辞[くんじ]祝辞[しゅくじ]美辞[びじ] ②辞職[じしょく]辞退[じたい]辞任[じにん]辞表[じひょう]固辞[こじ] ③辞去[じきょ]辞世[じせい] やめる 会社を辞[や]める **じ[磁]** [磁]磁[磁]磁 ●鉄を引きつけたり、南北を示したりする性質をもつ鉱物。②高温で焼いた、陶器[とうき]より固い焼き物。 ジ ①磁気[じき]磁石[じしゃく]磁場[じば]磁力[じりょく]電磁波[でんじは] ②磁器[じき]青磁[せいじ]陶磁器[とうじき]白磁[はくじ] **じ[滋]** [滋]滋[滋]滋 うるおす。また、栄養になる。 ジ 滋雨[じう]滋味[じみ]滋養[じよう] 滋[しげ]る/滋賀県[しがけん] **じ[慈]** [慈]慈[慈]慈 かわいがり育てる。なさけぶかい。 ジ 慈愛[じあい]慈雨[じう]慈善[じぜん]慈悲[じひ]慈父[じふ] いつくしむ 我が子を慈[いつく]しむ 慈姑[くわい] **じ[璽]** [璽]璽[璽]璽 皇帝や天皇などの実印。 ジ 御璽[ぎょじ]玉璽[ぎょくじ]国璽[こくじ] **じ[爾]** [爾]爾[爾]爾 ◎二人称単数の代名詞。おまえ。なんじ。②それ。その。▽多く、「自」に書きかえる。③副詞・形容詞をつくる助字。 ジ ①爾汝[じじょ]爾輩[じはい] ②爾後[じご]爾来[じらい]爾余[じよ] ③莞爾[かんじ]卒爾[そつじ] 亜爾加里[アルカリ]亜爾然丁[アルゼンチン] 弖爾乎波[てにをは] **じ【字/持/辞】** →漢字項目を見よ。 **じ【次/寺】** [造語]→漢字項目を見よ。 **じ【地】** [名]①地面。つち。「雨降って―固まる」 ②その土地。郷土。「―のトマト」「―酒[ざけ]」 ③その人の本来のもの。また、もともともっている性質やくせ。「彼の―が見える」「―力[ぢから]」「素―」 ④織物の生地[きじ]に。また、模様などのない部分。「―が厚い」「むらさき色の―に梅鉢[うめばち]の紋を白くぬく」 ⑤囲碁[いご]で、自分の石で囲った広さ。「―がたらな」 地で行く 実際にそのままおこなう。「小説を―」 **じ【路】** [造語]『「~路」の形で』①その地方を通る道。また、その地方。「大和[やまと]―」 ②そこまで行く道。「家―を急ぐ」 ③一日で行く道のり。「三日―」 ④年齢をあらわす。「四十[よそじ]―」 **じ【×寿】** 肛門[こうもん]やそのあたりにできる病気のまとめた呼び方。痔核・脱肛・肛門裂創[こうもんれっそう]など。痛みや出血がある。 **しあい【試合・仕合】** スポーツや武芸などで、自分のもっている能力や技術などを出しあって、勝ち負けを争うこと。「練習――』を申しこむ」▽「為合い」という意味から。 **じあい【自愛】** 自分自身をたいせつにすること。▽多く、手紙文の最後で、相手の健康を気づかっていう。「時節がら、ごーください」 **じあい【慈愛】** いつくしみかわいがる気持ち。「―に満ちた表情」 **しあがり【仕上がり】** できばえ。できあがり。「みごとな―」「工事の―はいつですか」 **しあげ【仕上げ】** [名・スル]●完成させること。また、できあがったぐあい。できばえ。しあがり。「D細工は流々[りゅうりゅう]―をごろうじろ」 ②ものごとを完成させるための、最後の手入れ。「―の段階にはいる」 **しあさって【明明後日】** あさっての次の日。三日後。 **ジアスターゼ** でんぷんを分解して糖に変える酵素[こうそ]。唾液[だえき]や麦芽[ばくが]などにふくまれる。消化剤などにする。-Diastase **シアター** [名][造語]劇場。|theater **しあつ【指圧】** [名・スル]指や手のひらで、からだのつぼをおすこと。痛みやこりをやわらげ、つかれをとる。「―療法。」 **じあまり【字余り】** 和歌や俳句で、音読の数が、きまりの五音や七音より多いこと。たとえば、「旅に病[や]んで/夢は枯野を/かけめぐる」の初旬など。 [対]字足らず **しあわせ【幸せ・仕合わせ】** [形動]①〈名〉めぐりあわせ。天運。「ありがたき―」 ①〈名・形動〉願いがかない、心が満ちたりているようす。幸福。「―な気分にひたる」「友の―を願う」 [対]不幸せ **しあん【私案】** 自分だけの考え。個人的な考え。「単なる―にすぎない」 **しあん【思案】** [名・スル]①よい方法を求めていろいろと考えること。「―をめぐらす」「恋[こい]は―のほか(=常識でははかれない)」 ②心配して困っていること。「―顔」 思案に余る いくら考えても、よい考えがうかばず、自分ではどうしていいかわからない。 思案に暮れる どうしたらいいか、あれこれ考えてもまとまらず、考えまどう。 <551> > **思案投げ首** よい考えがうかばず、首を垂れること。 「つかいわけ」→「考案」を見よ。 **しあん【試案】**[名]検討の材料として、ためしに考えた計画や意見。「まだ―の段階だ」[名]原案 ↔成案 **シアン**[名]炭素と窒素[ちっそ]の化合物。無色で猛毒の気体。「―化カリウム(=青酸カリ)」| Cyan **しい【四囲】**[名]周囲。まわり。「―を見わたす」 **しい【私意】**[名]①自分だけの考え。「―をさしはさむ」 ②自分が得するような意見。「―私欲」[名]私心 **しい【椎】**[名]ブナ科の常緑高木。日本の森を代表する木で、実は食用。木材は建築や家具の材料。シイタケ栽培の原木にも使う。シイノキ。 **しい【思惟】**[-スル]ものごとを深く考えること。「ギリシャ人のーするところに学ぶ」[名]思索▽仏教語では「しゅい」と読む。 **しい【恣意】**[名]自分勝手[かって]な思いつき。その場その場の気ままな考え。わがまま。「―的な解釈」 **じい【示威】**[名]勢いや力を人に示し見せること。「―運動をする」「戦闘力を―する」[名]誇示 **じい【自慰】**[名]◎自分で自分をなぐさめること。「―的行為」 ②オナニー。 **じい【侍医】**[名]天皇・皇后など、身分の高い人につく医者。 **じい【辞意】**[名]現在の自分の職や役目を辞めようとする気持ち。「―をもらす」「―表明」 **じい【爺・祖父】**[名]男の老人。年をとった男。また、父母の父。そふ。 **ジーアイ**[GI] [名]「アメリカ兵」の俗な呼び方。「―カット」 ▽ government issue(=官給品)の略語。生活用品がすべて官給品であることから。 **シーアイエー**[CIA] [名]アメリカ中央情報局。他国政府の監視や、国際情勢に関する情報収集などをおこなう。大統領直属の機関。▽ Central Intelligence Agency の略語。 **ジーエイチキュー**[GHQ] [名]連合国最高司令官総司令部。一九四五年にアメリカ政府が設置した対日占領政策の実施機関。五二年、サンフランシスコ講和条約の発効とともに廃止された。▽ General Headquarters の略語。 **シーエーアイ**[CAI] [名]コンピュータ支援教育。コンピュータを使って、生徒の理解の程度に適した学習内容を提供し、個別の指導態勢を可能にするシステム。▽computer-assisted(=aided) instruction の略語。 **シーエーティーブイ**[CATV] [名]共同アンテナによる映像。また、映像をケーブルを用いて各受像機に分配し、たがいに通信ができる有線テレビ。ケーブルテレビ。▷ cable television の略語。 **シーエスシーイー**[CSCE] [名]全欧安全保障協力会議。一九七五年、フィンランドのヘルシンキで開かれた国際会議。アルバニアを除く全ヨーロッパ諸国とアメリカ・カナダの首脳が参加し、東西両陣営[じんえい]の対立の場であったヨーロッパの緊張緩和[かんわ]と安全保障について討議した。▽Conference on Security and Cooperation in Europe の略語。 **ジーエヌピー**[GNP] [名]国民総生産。一国が一年間に生産した物とサービスの合計額から原料費などを引いたもの。その国の経済活動の大きさをはかる尺度。▽gross national product の略語。 **シーエフ**[CF] [名]宣伝広告用の映像。スポンサーつきのコマーシャルフィルム。▽commercial film からの略語。 **シーエフ**[cf.] [名]参照せよ。比較せよ。…を見よ。▽ confer ラテン語 の略語。 **シーエム**[CM] [名]テレビやラジオで流される宣伝や広告の文句。宣伝文句。宣伝放送。コマーシャル。「―をはさんでニュースを続けます」▽ commercial と message からの略語。 **シーエムソング【CMソング】**[名]CMに使う歌。コマーシャルソング。 **しいか【詩歌】**[名]詩や和歌。そのほか俳句や漢詩などの短詩形のものをふくむ。[名]韻文▽「しか」の慣用読み。 **しいく【飼育】**[-スル]家畜などを飼って養いそだてること。「鳥を―する」 **シークレット**[造語]ないしょごと。秘密。機密。「トップー」| secret **シークレットサービス**[名]①国家の要人などを護衛する秘密機関。情報部。| Secret Service ②アメリカ合衆国財務省秘密検察局。| Secret Service **シーザー**[人]→「カエサル」 **シーシー**[cc] [造語]体積の単位。立方センチメートル。ミリリットルに等しい。▽cubic centimeter の略。 **じいしき【自意識】**[名]自分自身についての意識。現在の自分の心は何に関心を示しているかなど、そのありかたに気づく精神のはたらき。「―が強い」 **じいしきかじょう【自意識過剰】**[名]自分が他人に、どのように見られたり思われたりしているかを意識しすぎること。 **シースルー**[名]はだがすけて見えること。また、そのような服。「―ルック」 | see-through **シーズン**[名]季節。「―を問わず着られる服」 ②おこなうのに適していたり、盛[さか]んにおこなわれたりする時期。「スキー―の到来」「運動会の―」| season **シーズンオフ**[名]活動を休んでいる時期。時期はずれ。季節はずれ。オフシーズン。「―の観光地」▽ season と off から。和製英語。 **ジーゼルエンジン**[名]→「ディーゼルエンジン」 **シーソー**[名]公園などにある遊び道具の一つ。長い板の中央を棒で支え、両はしに人が乗って、交互に上がったり下がったりして遊ぶ。| seesaw **シーソーゲーム**[名]たがいに点をとりあって追いつ追われつする試合。接戦。「息づまる―を展開する」| seesaw game **しいたけ【椎茸】**[名]キシメジ科のキノコ。シイ・ナラなどの木に生えるが、人工栽培もされる。 <552> **しいたげる【虐げる】**[動]力のある者が立場の弱い者を残酷にとりあつかう。「為政者[いせいしゃ]に虐げられた民衆」 **シーツ**[名]しきぶとんやベッドのマットの上にしく布。しきふ。うわしき。| sheet **しいて【強いて】**[副]困難や不都合などがどうなどがあるのに、逆に。むりやりに。「―反対する意志はない」「いやがる人を―行かせる」 **シーティー**[CT] [名]コンピュータ断層撮影[だんそうさつえい]。X線装置とコンピュータを組みあわせ、人体を輪切りの映像として映す。病気の検査などに使う。CTスキャナー。▽computed tomography の略語。 **シーディー**[CD] [名]デジタル信号で音声を記録した盤[ばん]。レーザー光線の反射によって音声を再生する。「ープレーヤー」 ▷ compact disk の略語。 **シーティーシー**[CTC] [名]列車集中制御装置。列車の運行を中央の指令室で管理する装置。 ▷centralized traffic control の略語。 **ジーディーピー**[GDP] [名]国内総生産。GNP(国民総生産)から海外からえた収入と海外への支出の差額を引いたもの。国内の経済活動の大きさをはかる尺度。▽ gross domestic product の略語。 **シーディーロム**[CD-ROM] [名]情報を記憶させたコンパクトディスクで、コンピュータによる読み出し専用のもの。| compact disk read only memory の略語。 **しいてき【恣意的】**[形動]思いつきでするようす。「―な判断」「―に選ぶ」[名]気まま **シート**[名]座席。「―ベルト」「シルバーー」 | seat **シート**[名]①切手などで、何枚分かを一枚の紙に印刷したもの。「記念切手を―で買う」 ②荷物や自動車などにかける、防水や日よけのための大きな布。| sheet **シード**[名]「トーナメント方式の試合で、強いものどうしが最初から対戦しないように組みあわせをつくること。「―校どうしの対戦」 | seed **ジード**[人]一八六九—一九五一年。フランスの小説家。人間の自由や人間性の解放の問題に深い関心を寄せた。ノーベル文学賞受賞。ジッド。ジイド。小説「狭き門」「田園交響楽[でんえんこうきょうがく]」「贋金[にせがね]つくり」など。| André Gide **シートノック**[名]野球で、野手を守備位置につけ、コーチがボールを打っておこなう、捕球[ほきゅう]や送球の練習。▽ seat と knock から。和製英語。 **シートベルト**[名]自動車や航空機などの座席にとりつけた安全用ベルト。| seat belt **シートン**[人]一八六〇—一九四六年。アメリカの動物文学者。動物の生態を観察・研究し、自然と動物とのかかわりを自筆の挿絵[さしえ]を入れてえがき、「動物記」にまとめた。| Ernest Thompson Seton **ジーパン**[名]あや織りのじょうぶな木綿でつくった、作業や遊び用の細いズボン。▽jeans pants から。 **シーピーユー**[CPU] [名]中央処理装置。コンピュータの中枢[ちゅうすう]として、命令の解釈[かいしゃく]と実行の制御[せいぎょ]・デジタル信号についての演算・データなどの記憶をおこなう装置。▽ central processing unit の略語。 **ジープ**[名]小型の四輪駆動車。あれ地でも走れるので軍用や調査・探検用に適する。▽商標名。| jeep **シーフード**[名]魚介類。海産物。| sea food **シーボルト**[人]一七九六—一八六六年。ドイツ人の医者・博物学者。長崎のオランダ商館の医者として来日。西洋の医学や科学を教えたが、日本地図を海外へ持ちだしたかどで追放された。著書に「日本」「日本動物誌」「日本植物誌」など。ジーボルト。| Philipp Franz von Siebold **ジーマーク【Gマーク】**[名]→「グッドデザインマーク」 **シームレス**[名]女性のストッキングなどで、後ろにぬい目のないもの。| seamless **ジーメン【Gメン】**[名]アメリカの連邦捜査局(=FBI)の捜査官にあたる麻薬捜査官の通称[つうしょう]。| Government men の略。 **シーラカンス**[名]古生代から中生代に栄えた魚。体長約一・五㍍。現在もアフリカなどの深海にすみ、生きた化石と呼ばれる。| coelacanth **シーリング**[名]予算などの要求わくの最高限度額。「マイナスー」▽天井[てんじょう]という意味から。| ceiling **しいる【強いる】**[動]相手の気持ちに逆らってさせようとする。強要する。「勉強を―」「寄付を―」 **しいる【誣いる】**[動]事実を曲げて言う。こじつける。 **シール**[名]①絵やマークが印刷され、裏にのりのついた紙。②封[ふう]をしたことを示すためにはる小さな紙。封かん紙。| seal **しいれ【仕入れ】**[名]商品や原料などを仕入れること。「―さき」 **シーレーン**[名]海上交通路。通商上や軍事上重要な航路。| sea-lane **しいれる【仕入れる】**[動]製造や販売などのために材料を買いいれる。「商品を―」「情報を―」 **じいろ【地色】**[名]下地の色。素材そのものの色。「―がむらさきの帯」 **しいん【子音】**[名]ことばの音の分類の一つ。母音以外の音。くちびる・舌・歯・のどなどで、はく息がじゃまされたり、せばめられたりして発音される音。たとえば、ka(カ)の[k]、sa(サ)の〔s〕、pa(パ)の[p]など。「しおん」とも。↔母音 **しいん【死因】**[名]人が死んだ原因。 **しいん【私印】**[名]個人的に用いる印章。↔公印・官印 **しいん【試飲】**[-スル]味を知るために、ためしに飲んでみること。「一会」[名]味見 **シーン**[名]①映画や演劇などの場面。場。「ラスト―」「回想―」 ②光景。情景。「心温まる―」| scene **じいん【寺院】**[名]てら。僧院[そういん]。「―建築」[数え方]宇。 **ジーンズ**[名]あや織りの木綿の生地。また、それでつくった服。じょうぶなので作業着や遊び着に使われる。ズボンは、ジーパンとも。「ブルーー」| jeans <553> **じろ【慈雨】**[名]めぐみの雨。作物[さくもつ]などが育つときにちょうどよく降る雨。「干天[かんてん]の―」 **シヴァしん【シヴァ神】**[名]ヒンドゥー教の三主神の一つ。破壊と創造[そうぞう]をつかさどる。仏教にはいり大自在天となった。 **じうたい【地謡】**[名]能で、謡曲[ようきょく]の地の部分を合唱すること。また、それを合唱する人。舞台に向かって右側に、六人から一〇人が二列に座って歌う。主題や情景、時間の経過などを説明したり、シテの感慨を代わりに述べたりする。地に。▷図「のう(能)」 **しうち【仕打ち】**[名]人に対するむごいあつかい。「ひどい―を受ける」 **しうん【紫雲】**[名]めでたいとされるむらさき色の雲。仏がこの雲に乗ってあらわれるという。「―たなびく」 **じうん【時運】**[名]そのときどきのめぐりあわせ。「―に乗る」[名]時流 **しうんてん【試運転】**[-スル]乗り物や機械などをためしに動かしてみること。「新車の―をする」 **シェア**[名]同類の商品について、ある企業のの商品が市場全体の中でしめる割合。市場占有率。マーケットシェア。「―の拡大に努める」「share **しえい【市営】**[名]市が経営すること。「―住宅」 **しえい【私営】**[名]個人の経営。↔公営 **じえい【自営】**[-スル]独立して、自分の力で商売や仕事をすること。「―業」 **じえい【自衛】**[-スル]他にたよらず、自分の力で自分を守ること。「―手段をとる」 **じえいけん【自衛権】**[名]他国からの攻撃に対し、自分の国を守るためにやむをえず実力で防衛できる、国際法上の権利。 **じえいたい【自衛隊】**[名]一九五四年に自衛隊法にもとづいてつくられた、日本の軍事・国防組織。陸・海・空の三隊がある。 **ジェーアール**[JR] [名]日本鉄道株式会社。国鉄が分割民営化されたのちの、各社の共通の呼び名。▷Japan Railway の略語。 **シェーカー**[名]カクテルを調合するために、洋酒などを入れてふる容器。| shaker **シェークスピア**[人]一五六四—一六一六年。イギリスの詩人・劇作家。世界の演劇史上、もっともすぐれた作家の一人。シェイクスピア。四大悲劇「ハムレット」「オセロ」「リア王」「マクベス」、また「ロミオとジュリエット」「ベニスの商人」「真夏の夜の夢」など多数。▽「沙吉比亜」と当てたことから「沙翁[さおう]」とも。| William Shakespeare **シェード**[名]光をさえぎるもの。ひよけ。ひさし。また、電灯のかさ。「ランプー」| shade **シェーバー**[名]かみそり。とくに、電気かみそり。| shaver **シェービング**[-スル]ひげやむだ毛をそること。ひげそり。「―クリーム」 | shaving **シェープアップ**[-スル]美容と健康のために運動や減食をして体形を整えること。シェイプアップ。「―体操」| shape-up **ジェームズ**[人]①一世。一五六六—一六二五年。イギリス国王。エリザベス一世の死後、スコットランド王をかね、一六〇三年即位してステュアート朝を開いた。王権神授説を主張して議会との対立を深め、新教徒を弾圧[だんあつ]して、一六二〇年のメイフラワー号事件を招いた。| James I ②二世。一六三三—一七〇一年。イギリス王。カトリック教徒で、絶対主義を再興しようとして議会と対立したため、名誉[めいよ]革命で王位を追われ、フランスに亡命した。| James II **しえき【私益】**[名]自分だけの利益。私利。↔公益 **しえき【使役】**[-スル]①人に仕事をさせること。「人足を―する」 ②文法で、自分がするのではなく、他の人やものに何か動作をさせるときの表現のしかた。口語では、他動詞の未然形に助動詞「せる」「させる」などを付けてあらわす。「生徒に行かせる」「むりやり食べさせる」など。文語では、助動詞「す」「さす」「しむ」を付けてあらわす。「行かしむ」など。 **ジェスチャー**[名]みぶり。てぶり。てまね。ゼスチャー。「―たっぷりに話す」 ②みせかけ。そぶり。思わせぶり。「賛成の―をする」 | gesture **ジェットエンジン**[名]圧縮した空気に燃料をふきこんで燃焼させ、発生するガスで推進力をえる装置。「―機」噴射式推進装置。| jet engine **ジェットき【ジェット機】**[名]ジェットエンジンを備えた高速飛行機。ジェット。 **ジェットきりゅう【ジェット気流】**[名]対流圏[たいりゅうけん]の上を、地球を一周するかたちで、西から東へ強くふく風。ジェットストリーム。 **ジェットコースター**[名]遊園地などにある、起伏[きふく]の激しいレールの上を高速で走る乗り物。▽jet coaster から。和製英語。 **ジェトロ**[JETRO] [名]日本貿易振興会。一九五八年に発足した特殊法人。海外の市場の調査や商品の宣伝などをおこなう。▽ Japan External Trade Organization の略語。 **ジェネレーション**[名]体験や考えかたなどに共通するものがある世代。同時代者。ゼネレーション。「―のちがい」▽「一世代」は、親のあとをつぎ、子にゆずるまでの約三十年間をいう。| generation **シェパード**[名]イヌの品種の一つ。大形で、オオカミに似ている。かしこく勇敢[ゆうかん]なので、番犬・警察犬・盲導犬などにする。セパード。▽ひつじ飼い、ひつじ番という意味から。| shepherd **シェフ**[名]料理長。コック長。| chef **ジェファソン**[人]一七四三—一八二六年。アメリカ合衆国第三代大統領。アメリカ独立宣言を起草。のち大統領となり、民主主義の発展につくした。| Thomas Jefferson **ジェラシー**[名]やきもち。嫉妬[しっと]。| jealousy **シェリー**[名]南スペイン産の強いぶどう酒。白、または薄茶色。シェリー酒。| sherry <554> **シェルター**[名]避難所。防空壕[ぼうくうごう]。「核[かく]―」| shelter **シェルパ**[名]ネパールの高地に住むチベット系の種族。ヒマラヤ登山の案内や荷あげで知られる。| Sherpa **しえん【支援】**[-スル]他人に力を貸して助けること。「―をおしまない」[名]援助・後援 > 「つかいわけ」→「応援」を見よ。 **しえん【紫煙】**[名]むらさき色のけむり。とくに、タバコのけむり。「―がたなびく」「―をくゆらす」 **しえん【私怨】**[名]個人的なうらみ。「―を晴らす」 **じえん【慈円】**[人]一一五五—一二二五年。鎌倉初期の僧・歌人。天台座主[てんだいざす]。「新古今集」の代表的歌人であり、「愚管抄[ぐかんしょう]」の著者でもある。家集「拾玉集[しゅうぎょくしゅう]」。 **ジェントルマン**[名]教養があり、上品で、他人に対する思いやりや礼儀をわきまえている男性。紳士。↔レディー | gentleman **ジェンナー**[人]一七四九—一八二三年。イギリスの医者。一七九六年、天然痘[てんねんとう]を予防するための種痘[しゅとう]法を発明した。| Edward Jenner **しお【塩】**[名]①塩化ナトリウムを主成分とするしょっぱい味の白色の結晶体。調味料。食塩。②塩の味。塩かげん。「―をきかす」 **しお【潮】**[名]①海の水。「―のかおりがする」 ②月や太陽の引力によって、海水が満ちたり引いたりすること。「―が満ちる」 ③何かをするのにちょうどよいとき。しおどき。ころあい。「それを―に別の話へ移る」 **しおあい【潮合い】**[名]潮の満ち引きするところ。また、ものごとをするのにちょうどよいとき。しおどき。ころあい。「―を見はからう」 **しおおせる【為果せる】**[動]仕事をやりとげる。なしとげる。「大事業をなんとか―」 **しおかげん【塩加減】**[名]塩味のほどあい。「―を見る」 **しおかぜ【潮風】**[名]海からふいてくる塩けをふくんだ風。「―にあたる」 **しおから【塩辛】**[名]イカや魚の肉・はらわた・卵などを塩づけにして発酵させた食物。「いかの―」 **しおからい【塩辛い】**[形]塩味が強い。からい。しょっぱい。「海水は―」「―つけもの」 **しおからごえ【塩辛声】**[名]しわがれた声。しゃがれごえ。 **しおからとんぼ【塩辛蜻蛉】**[名]トンボの一種。おすは青白い色、めすは麦わら色をしている。▽めすは、その色からムギワラトンボともいう。 **しおき【仕置き】**[名]①「おしおき」 ②江戸時代、罪人を処罰すること。とくに、死刑[しけい]。「―場[ば]」 **しおくみ【潮汲み】**[名]塩をつくるために、海水をくむこと。また、その人。 **しおくり【仕送り】**[-スル]生活費や学費を送ること。「親からの―にたよる」 **しおけ【塩気】**[名]塩分。塩からい味。「健康のために―をひかえる」 **しおけむり【潮煙】**[名]海水のしぶき。しおけぶり。「―が立つ」 **しおさい【潮騒】**[名]海水が満ちてくるときの波の音。しおざい。「遠くに―の音がする」 **しおさい【潮騒】**[名]一九五四年。三島由紀夫[みしまゆきお]の小説。ギリシャ的な健康美にあこがれた三島が、「ダフニスとクローエ」にならって造型した若い男女の、素朴でさわやかな恋の物語。 **しおざかい【潮境】**[名]暖流と寒流とが接するところ。潮のさかいめ。[名]潮目 **しおさめ【仕納め】**[名]最後としておこなう仕事や行事。 **しおじ【潮路】**[名]①海の水が満ちたり引いたりするときの海水の道すじ。②海上の通路。航路。 **しおしお【悄悄】**[副]相手の強い態度などにうち負かされ、気力がぬけてしりぞくようす。「しかられて―と去る」[名]すごすご **しおぜ【塩瀬】**[名]絹織物の一つ。羽二重[はぶたえ]に似たあつでのもの。ふくさ・帯・羽織用。 **しおだし【塩出し】**[-スル]塩づけにした食品を、水や湯につけて塩けをぬくこと。 **しおだち【塩断ち】**[-スル]神仏に祈願したり、病気を治したりするために、一定期間、塩けのある食物を食べないこと。 **しおたれる【潮垂れる】**[動]悲しみのなみだを流して、すっかり元気がなくなる。みすぼらしくてみじめになる。▽もと、潮水にぬれてしずくが垂れるという意味。 **しおづけ【塩漬け】**[名]野菜や肉を塩につけること。また、塩につけた食物。「鮭[さけ]の―」 **ジオット**[人]一二六六?—一三三七?年。イタリアの画家。現実感のある画風で、ルネサンス様式の近代絵画を開いた。ジョット。代表作「聖フランシスコの生涯」。| Giotto di Bondone **しおどき【潮時】**[名]⊕海水が満ち引きするとき。②ものごとをするのに、ちょうどいいとき。「―を考えて行動する」 **しおなり【潮鳴り】**[名]遠くから聞こえてくる波の音。 **シオニズム**[名]ユダヤ民族の祖国回復運動。一九世紀末、ユダヤ人迫害の動きの中で、パレスチナに祖国の再建をめざした。一九四八年のイスラエル国家独立により結実。シオン運動。| Zionism **しおひがり【潮干狩り】**[名]潮の引いた海岸の砂浜で、アサリやハマグリなどをとること。 **しおふき【潮吹き】**[名]①海水をふきあげること。「くじらのー」 ②バカガイ科の二枚貝。三角形で殻[から]を閉じるとき海水をふく。潮干狩りでよく見られる。 **しおまち【潮待ち】**[名]船出するために、潮のさしてくるのを待つこと。また、ちょうどいい機会を待つこと。 **しおみず【塩水】**[名]塩分をふくんだ水。塩をとかした水。「―でうがいをする」↔真水[まみず] **しおじり【塩尻】**[名]塩田で、すり鉢をふせた形に盛りあげた砂。海水を注いで塩を固着させる。 <555> **しおもみ【塩揉み】**[名]なまの野菜などに塩をかけ、もんでやわらかくすること。また、その料理。 **しおやき【塩焼き】**[名]①魚などに塩をふりかけて焼くこと。「鰺[あじ]の―」 ②海水をにつめて塩をつくること。また、それを職業とする人。 **しおやけ【潮焼け】**[-スル]潮風にふかれて、はだの色が赤黒くなること。また、海上に立つ水蒸気が日光によって赤く見えること。「漁師の―した顔」 **しおらしい**[形]ひどく従順でおとなしい。ひかえめでいじらしい。「しおらしく謝[あやま]る」「―娘[むすめ]」 **しおり【枝折り・栞】**[名]①本の読みかけのところにはさんで、目じるしにするもの。▽山道で木の枝を折って道しるべとしたことから。②ある専門的な領域のことがらに関して、短くわかりやすく書かれた案内書。[名]手引き・入門書 **しおりど【枝折り戸】**[名]庭の出入り口に、木の枝や竹などでつくったそまつな戸。[名]柴門[さいもん]・柴扉[さいひ] **しおれる【萎れる】**[動]草木が水分をなくしてしぼむ。また、元気がなくなってしょんぼりする。「花瓶[かびん]の花が―」「しかられて―」 **しおん【紫苑】**[名]キク科の多年草。秋に、キクに似たうすむらさきの花を多数つける。漢方[かんぽう]で、根をせき止めの薬にする。 **じおん【字音】**[名]漢字の音読み。中国の古い発音がもとになっている。呉[ご]音・漢[かん]音・唐[とう]音など。「山」を「サン」、「川」を「セン」と読むなど。↔字訓▽「呉音」「漢音」「唐音」も見よ。 **しか【市価】**[名]町で売っている品物の値段。世間のふつうの値段。「―の半値で売る」 **しか【歯科】**[名]虫歯の予防や治療などをする、医学の部門の一つ。「―医」「―技工士」 **しか【鹿】**[名]シカ科の哺乳[ほにゅう]動物。草食で、おすだけにつのがある。 > **鹿を逐[お]う猟師[りょうし]は山を見ず** 自分の利益ばかりを追求する者は、他のことをいっさいかえりみない。▽シカをとらえようと追いかける者は、山も谷も、シカ以外は見ようとしないから。 > **鹿を指して馬となす** まちがったことを強引におし通そうとすること。[ことわざ]鷺[さぎ]を烏[からす]と言いくるめる▽中国、「史記」から。 **しか**[助詞][副助]限定をあらわす。「これーない」「五時間―ねていない」「母に―話さない」▽打消の語をともなう。「だけ」と似ているが、「だけ」は肯定の文でも使う。「母にだけ話す」 **じか【自火】**[名]①自分の家から出した火事。②自分の心のうちから起こる苦しみ。 **じか【自家】**[名]自分の家。また、自分自身。「―製のパン」「―中毒」「◇―撞着[どうちゃく]」 > **自家薬籠中の物** 自分の思うままに、いつでも利用できるもの。知識や経験などを自分のものとしてすみずみまでよく知っているときなどに使う。「―にする」 **じか【時下】**[名]このごろ。「―ますますご清祥[せいしょう]のことと存じます」▽手紙文に使う。 **じか【時価】**[名]状況によって値段が上下に変動するものの、その時または現在の値段。「―数億円はするダイヤ」 **じか【直】**[名]あいだに何もはさまないこと。直接。「本人から―に聞いた話」「ゆかに―に座る」 **じが【自我】**[名]①まわりの人とはちがった存在としての自分。自己。「―に目覚める」 ②欲望や行動などに関する自分自身の意識。我が。「―が強い人」 **シガー**[造語]葉巻。葉巻きタバコ。| cigar **しかい【司会】**[-スル]会を進行する役目。また、会を進行する人。「座談会の―をする」「―者」 **しかい【四海】**[名]①国をとり囲んでいる四つの海。②国の四方の果て。国内。③四方の国々。世界。「―兄弟」「―平等」 > **四海波静か** 国内がよく治まっていておだやかなようす。天下太平。 **しかい【視界】**[名]目にはいる広い範囲。視野。「―が開ける」「―がきかない」 **しかい【斯界】**[名]この世界。この分野。「―のためにつくす」「―の権威」 **しがい【市外】**[名]市の区域外。「―電話」↔市内 **しがい【市街】**[名]多くの家や商店が集まっているところ。「―地」「旧―」「―化調整区域」 **しがい【死骸・屍骸】**[名]死んだ人や動物のからだ。死体。しかばね。 **じかい【次回】**[名]次の回。今回の次の回。「―の会合日をきめる」 **じかい【自戒】**[-スル]自分で自分に注意して、まちがいを起こさないようにつつしむこと。「―のことばとする」「―自省[じせい]」[名]自重[じちょう]・自粛[じしゅく] **じかい【自壊】**[-スル]しぜんにこわれること。内部からくずれること。「―作用」 **じかい【持戒】**[名]かたく戒律を守ること。↔破戒 **じかい【磁界】**[名]磁力のおよぶ範囲。磁場。 **じがい【自害】**[-スル]刀などで自殺すること。「―して果てる」 **しかいけいてい【四海兄弟】**[四字熟語]世界じゅうの人すべてが、きょうだいのように仲よく愛しあうべきだということ。[名]四海同胞▽中国、「論語」の「四海の内、皆兄弟[けいてい]なり」から出たことば。 **しがいせん【紫外線】**[名]太陽の光をプリズムで分けたときに、むらさき色の外側にあらわれる光線。目には見えないが、日光や水銀灯などにふくまれ、日焼けや殺菌[さっきん]の作用をもつ。 **しかいびょうどう【四海平等】**[四字熟語]世界じゅうの人すべてが、同じあつかいを受けるべきだということ。 **しかえし【仕返し】**[名]ひどい目にあわされた相手に、やり返すこと。[名]敵討ち[かたきうち]・報復 **しかかる【仕掛かる】**[動]●仕事にとりかかる。しはじめる。「仕事を―と人が来る」 ②途中までする。「宿題を―」 <556> **しがきよし【志賀潔】**[人]一八七〇—一九五七年。明治から昭和期の細菌学者。宮城県生まれ。伝染病研究所にはいり、赤痢菌を発見した。また、さまざまな化学療法を研究した。 **しかく【四角】**[形動]①正方形や長方形など、四つのかどのある形。②まじめすぎて、かたくるしいこと。「あまり―ばって考えるな」 **しかく【死角】**[名]●射撃で、弾[たま]の届く距離なのに、角度の関係で撃ちこめないところ。②かげにかくれて見通しのきかない範囲。「ダンプの―にはいった事故」 **しかく【刺客】**[名]暗殺をねらっている人。殺し屋。「しきゃく」とも。「―を放つ」 **しかく【視角】**[名]●目と見ているものの両はしを結ぶ二直線間の角の大きさ。②ものを見る角度や考える立場。「―を変える」[名]視点 **しかく【視覚】**[名]五感の一つ。ものが目に映るときの光の刺激で起こる感覚。 **しかく【資格】**[名]①ある仕事や役目についたり、何かをするときに必要とされる条件や能力。「受験―をえる」 ②ある組織の中での地位や身分。「校長の―で発言する」 **しがく【史学】**[名]歴史を研究する学問。歴史学。「―科に進む」 **しがく【私学】**[名]私立の学校。「―助成金」↔官学 **しがく【志学】**[名]学問にこころざすこと。また、一五歳のこと。▽中国、「論語」の「吾[われ]十有五[じゅうゆうご]にして学に志[こころざ]す」から出たことば。 **しがく【詩学】**[名]詩の原理や方法を研究する学問。 **しがく【斯学】**[名]この分野の学問。「―の権威」▽「斯」は、このという意味。 **じかく【字画】**[名]漢字を組みたてている点や線。また、その点や線の数。 **じかく【自覚】**[名]①自分で自分の立場や能力を知ること。「責任者としての―に欠ける」 ②自分で直接感じとること。「―症状」 **しかくい【四角い】**[形]四角である。角ばっている。 **しかくしめん【四角四面】**[四字熟語]まじめでかたくるしいようす。「―なあいさつ」「―に考える」 **じかくしょうじょう【自覚症状】**[名]患者自身が感じとる症状。「―が全然ない」 **じかくだいし【慈覚大師】**[人]→「えんにん」 **しかくばる【四角張る】**[動]●四角い形をしている。「四角張った顔」 ②かたくるしい態度をとる。まじめくさる。「四角張ったあいさつ」 **しかけ【仕掛け】**[名]⊕うまくこしらえた装置。からくり。「たねも―もない」「―花火」 ②釣りで、釣り針・重り・うきなど、釣る魚に合わせてととのえたもの。 **しかけはなび【仕掛け花火】**[名]地上や水上に装置し、さまざまな形や色があらわれるように、くふうやしかけをした花火。 **しかける【掛ける】**[動]◎前もって用意して行動に出る。「けんかを―」 ②装置する。「わなを―」「爆弾を―」 ③何かをしはじめる。また、途中までおこなう。「仕事を―」 ④途中までしかけた仕事をやめる。 **しかし【然し・併し】**[接]①前に述べた内容とは両立しにくいことや、対照的なことを続けるときのことば。「大いに努力はした。―失敗した」「東京は大都会だ。―住むには適さない」[名]けれども・だが▽会話にも文章にも使う。②おどろきや感心の気持ちをこめて話題を投げかけるとき、文のはじめなどに使うことば。それにしても、まあ。「あいつは―よく働くな」「―おどろいたよ」 **しかじか【然然・云云】**[名]くわしく全部を言わないで、略して言うときのことば。これこれ。「かくかく―の理由で決定した」 **じがじさん【自画自賛】**[四字熟語]自分で自分をほめること。手前[てまえ]みそ▽もと、自分のかいた絵に自分で賛[さん](=絵にそえる詩句)を書くこと。ふつうは他人に書いてもらうもの。 **しかして【而して・然して】**[接]そして。それから。古い言い方。▽「而」は、漢文の文頭にくるときは、接続詞として「しかシテ」と読む。文中にあるときは、ふつう置き字としてあつかい、「・・・て」(順接)「・・・ども」(逆接)などの意味をそえる文法上の役割を果たすだけで、訓読はしない。 **しかしながら【然し乍ら】**[接]前の句を否定することをあらわす。そうではあるが。 **しかしゅう【私家集】**[名]一人の人が詠[よ]んだ和歌をまとめた歌集。西行の「山家[さんか]集」、源実朝[みなもとのさねとも]の「金槐[きんかい]集」など。家の集。家集。 **しかず【如かず・若かず・及かず】**[連語]「~にしかず」の形で」…におよばない。…のほうがよい。古い言い方。「百聞は一見に―」「三十六計にげるにー」 **じがぞう【自画像】**[名]自分で、自分の顔や姿をかいた絵。「ゴッホの―」 **しかた【仕方】**[名]方法や手段。やりかた。「勉強の―を教える」 > **仕方がない** ①ほかによい方法や手段がない。やむをえない。「上司の命令なので―」 ②[「〜て(で)しかたがない」の形で]がまんできない。「さみしくて―」「あわれで―」 ③どうしようもなく、あきれるほどである。「―やつだ」「しかたない」とも。 **じかた【地方】**[名]①おどりなどの伴奏音楽。また、それをうけもつ人。立方[たちかた] ②江戸時代、町方[まちかた]に対していなかや農村をさしたことば。▼「ちほう」と読めば別の語。 **じかたび【地下足袋・直足袋】**[名]ゴム底のついた、作業用のじょうぶなたび。 **じがため【地固め】**[名]①家を建てるとき、地面をたいらにしてつきかためること。[名]地形[ちならし] ②ものごとの基礎を固めること。[名]足固め <557> **じかだんぱん【直談判】**[名]ほかの人を入れずに、相手と直接交渉すること。ひざづめ談判。 **しがち【仕勝ち】**[接尾]→「がち」 **じかちゅうどく【自家中毒】**[名]自分の体内に発生した毒素によって起こる中毒。また、神経質な子供がつかれたときなどに起こす嘔吐[おうと]症。自家中。 **しかつ【死活】**[名]死ぬか生きるか。生き死に。「―問題」「―にかかわる」 **じかつ【自活】**[-スル]助けを借りずに、自分の力で暮らしを立てること。「―の道を開く」[名]自立 **しがつばか【四月馬鹿】**[名]エープリルフール。 **しかつめらしい**[形]まじめくさって、かたくるしい。「―話はごめんだ」「しかつめらしくおじぎをする」 **しかばね【屍】**[名]死体。なきがら。「―を野にさらす」「生けるー(=ただ生きているというだけの人)」[ことば]むくろ > **屍に鞭打つ** 死んだ人の悪口を言って非難する。 **じかび【直火】**[名]料理で、材料を直接火に当てること。「―で焼く」 **じかまき【直蒔き】**[名]苗[なえ]をつくらず、直接畑に種をまくこと。「じきまき」とも。 **しがみつく**[動]不安や恐怖[きょうふ]などから、強くすがりつく。はなれまいとする。「母親に―子供」 **しかめっつら【顰めっ面】**[名]不愉快そうに、まゆのあたりにしわを寄せる顔つき。 **しかめる【顰める】**[動]顔やひたいにしわを寄せる。「痛さに思わず顔を―」▽類義語「ひそめる」は眉を寄せる動き。 **しかも【然も・而も】**[接]①感動やおどろきをこめて、つけくわえるときのことば。そのうえに。「安くて、―便利」 ②前に述べた内容から考えて、意外なことをつけくわえるときのことば。それでもなお。にもかかわらず。「何度も危険な目にあいながら、―あきらめない」 **じかよう【自家用】**[名]乗り物や設備などが、自分の家庭用であること。「―のプール」「―車」 **しからずんば【然らずんば】**[接]そうでなければ。古い言い方。「勝利か―死か」 **しからば【然らば】**[接]それならば。それでは。古い言い方。「―、話そう」「さよう―、ごめん」 **しがらみ【柵】**[名]まつわりついて、はなれないもの。「浮き世の―」▽もと、並べて打ったくいに、竹や木の枝をからめて、水の流れをせきとめたもの。 **しかり【然り】**[副]そうである。そのとおり。古い言い方。「―ごもっとも」▽「しかあり」の変化した形。同意する気持ちをあらわす。 **しかりしこうして【然り而して】**[接]そしてさらに。しかも。古い言い方。 **しかりつける【叱り付ける】**[動]厳しくしかる。強くしかる。「頭ごなしに―」 **しかる【叱る】**[動]目下の者のあやまちや欠点などを、強いことばで責めとがめる。「兄にしかられる」 > **つかいわけ しかる・いかる・おこる** > 「しかる」は、目下の者の悪い点を直そうとして、強く注意する。「いたずらをしかる」。「いかる」は、相手の社会的な不正や自分に対するあつかいが不満で、いらだちあれる。「不当な待遇にいかる」。「おこる」は、炭火が真っ赤になるように、強い活力をあらわすこと。現在は「しかる」場合にも、「いかる」場合にも使う。 **しかるに【然るに】**[接]それなのに。ところが。古い言い方。「首相は政治改革を約束した。―いまだ果たされていない」 **しかるべき【然る可き】**[連体]①そうあるのが当然だ。「一言あって―だ」 ②ふさわしい。「―人に依頼[いらい]する」 **しかるべく【然る可く】**[副]ちょうどそれにふさわしいように。「―対処する」 **シガレット**[造語]紙巻きタバコ。「―ケース」| cigarette **しかれども【然れども】**[接]そうではあるが。しかしながら。古い言い方。「花咲きぬ。―風雨に散りぬ」 **しかわかしゅう【詞花和歌集】**[名]一一五〇年ころ。崇徳[すとく]上皇の命により、藤原顕輔[ふじわらのあきすけ]の撰[せん]。第六の勅撰[ちょくせん]和歌集。詞花集。約四一〇首。一〇巻。 **しかん【士官】**[名]軍隊で、将校のこと。兵士や下士官[かしかん]の上の位。 **しかん【仕官】**[-スル]役人となること。▽もと、浪人[ろうにん]していた武士が主君に仕えること。 **しかん【史観】**[名]歴史を根本的に統一して解釈しようとする考えかた。歴史観。「唯物―」 <558> **しかん【弛緩】**[-スル]ゆるむこと。たるむこと。「精神が―する」→緊張▽「ちかん」は慣用読み。 **しがん【志願】**[-スル]すすんで願いでること。「―者」[名]志望 **しがん【彼岸】**[名]仏教で、迷いの多いこの世界。現世。↔彼岸[ひがん] **じかん【次官】**[名]各省大臣や長官の、次の位の役人。政務次官と事務次官とがある。 **じかん【時間】**[造語]①[名]⊕過ぎさっていく、時の流れ。「―がたつ」☆空間 ②時の流れのうちの一定の期間。「―がかかる」 ③時の流れのうちのある一瞬。時刻。「出発の―が来た」 ①[名・造語]時を数える単位。一時間は六〇分で、三六〇〇秒。「一日は二十四―」 > **つかいわけ いとま・時・時間・時刻** > 「いとま」は、こととこととのあいだの、とぎれた時間。「時」は、人間が何かをする場として、空間とともに一つの条件をなすもの。ずっと続いて流れていく。「時間」は、「時」の漢語的表現でもあるが、具体的に、ある限られた長さがある。「時刻」は、時間の中の一点をさす。「時間」を「時刻」と混同する人もある。 **じかんきゅう【時間給】**[名]一時間あたりの賃金をきめ、働いた時間数に応じてしはらう給料。 **じかんげいじゅつ【時間芸術】**[名]音楽や演劇など、時間的な経過をもとにした芸術。↔空間芸術 **しかんたざ【只管打坐】**[四字熟語]ただひたすら座禅[ざぜん]にうちこむこと。道元[どうげん]は座禅そのものがさとりの内容をあらわすとして、さとりを求めることなく座禅をすることを説いた。▽「打坐」を「だざ」と読むのは誤り。 **しき【式】**[名]●きまったやりかた。②きまった順序ややりかたでおこなう、改まった行事。「―を挙げる」③数学で、計算のやりかたを数字や記号であらわしたもの。「―をたてる」④律令の施行細則。シキ ①旧式 形式 法式 本式 略式 ②式辞[しきじ] 式典[しきてん] 儀式[ぎしき] 結婚式[けっこんしき] ③公式[こうしき] 数式[すうしき] 方程式[ほうていしき] ④延喜式[えんぎしき][ことば]き 格式[かくしき] **しき【識】**[名]●知る。見わける。②ものごとの本質を見わける力。考え。知恵[ちえ]。③しるす。また、めじるし。▼「織[しょく]」は別字。シキ ①識別[しきべつ] 意識[いしき] 認識[にんしき] 面識[めんしき] ②識見[しきけん] 学識[がくしき] 見識[けんしき] 常識[じょうしき] 知識[ちしき] ③識語[しきご] 標識[ひょうしき][ことば]識[し]るす 物識[ものし]り **しき【史記】**[名]紀元前一〇〇年前後。中国、司馬遷[しばせん]の歴史書。伝説の時代の五帝[ごてい]から前漢の武帝にいたる中国最初の正史。紀伝体(=人物の伝記を中心とする記述形式)で書かれた通史。 **しき【士気】**[名]兵士の意気。また、人々のやる気。「大いに―があがる」「―を高める」 **しき【四季】**[名]一年を分けた四つの季節。春・夏・秋・冬。「―を通じて美しい公園」 **しき【死期】**[名]死ぬとき。また、死ぬべきとき。「―がせまる」「―をさとる」 **しき【指揮】**[-スル]命令して人々を動かし、まとまりのある行動をさせること。「―をとる」「―者」 **しき**[助詞]程度や分量が、とるにたりないことをあらわす。「これーのことでくたばってたまるか」▽多く、「あれ」「これ」などに付く。 **しぎ【仕儀】**[名]ことのなりゆき。事情。古い言い方。「やむない―にたちいたる」▽結果のよくない場合にいう。 **しぎ【鷸】**[名]シギ科の水鳥[みずとり]。くちばしと足が長い。春と秋に日本にわたってくる。 **じき【直】**[名]→「ちょく」 **じき【直】**[造語]①[副]時間や距離が近いようす。「もう―来る」「駅は―そこです」[名]すぐ ②[造語]「直〜」の形で」あいだにほかのものがなく、直接であることをあらわす。「―弟子[でし]」「―取引」「―筆」「―訴[そ]」[名]じか **じき【自記】**[-スル]◎自分で書きしるすこと。また、自分で書きしるしたもの。手記。②機械が自動的にしるすこと。「―雨量計」 **じき【自棄】**[名]自分で自分を見捨てること。やけくそ。「自暴―」 **じき【次期】**[名]次の期間。次の折。「―大統領候補」 **じき【時季】**[名]盛[さか]んな季節。シーズン。「桜の―」「行楽の―」 **じき【時期】**[名]①何かをする、とき。「―尚早[しょうそう]」 ②季節。「―はずれ」 **じき【時機】**[名]ちょうどよい機会。チャンス。「―を誤る」「―到来」[名]好機 **じき【磁気】**[名]鉄をひきつける性質。「―機雷[きらい]」 **じき【磁器】**[名]白くて半透明な焼き物。水をすわず、陶器[とうき]よりもかたい。有田焼・九谷焼[くたにやき]など。↔陶器 **じぎ【字義】**[名]その漢字のもっている意味。「漢和辞典で―を調べる」 **じぎ【時宜】**[名]ちょうどよい時期。よいころあい。「―をえた計画」 **じぎ【辞儀】**[-スル]頭を下げること。おじぎ。▽古くは、遠慮[えんりょ]という意味もあった。 **じきあらし【磁気嵐】**[名]地球上の磁場[じば]の激しい変動。電波が乱れたり、通信がとだえたりする。 **しきい【敷居】**[名]戸やしょうじの下にある横木。みぞやレールがついている。「―をまたぐ」▽ふつう、「敷き居」とは書かない。→図「なげし」 > **敷居が高い** 相手に義理を欠いたり、失礼なことをしてしまったので、その家に行きにくい。 <559> **しきいし【敷石】**[名]庭や道路などにしいた、たいらな石。▽ふつう、「敷き石」とは書かない。 **しきうつし【敷き写し】**[名]◎書画にうすい紙をひいて、上から写しとること。②他人の文章などを丸写しすること。 **しきかん【色感】**[名]色彩に対する感覚。また、その色から受ける感じ。「すぐれた―の持ち主」「木の家には暖かい―がある」[名]色覚 **しきかん【指揮官】**[名]軍隊などの集団の指揮をする人。「―の命令に従う」 **しききん【敷金】**[名]家や部屋を借りるとき、借りる人が保証のために家主[やぬし]に預けておくかね。▽ふつう、「敷き金」とは書かない。 **しきけん【指揮権】**[名]全体を指揮する権限。とくに、法務大臣が検察官に対してもつ、指揮監督できる権限。「―を発動する」 **しきけん【識見】**[名]ものごとのよしあしを見分ける能力。「しっけん」とも。「高い―をもつ」[名]見識 **しぎけんぽう【私擬憲法】**[名]私的につくった憲法草案。とくに明治前期、自由民権派の政党や個人などが発表したもの。福沢諭吉[ふくざわゆきち]ら交詢社[こうじゅんしゃ]の「私擬憲法案」、板垣退助[いたがきたいすけ]ら立志社の「日本憲法見込[みこみ]案」など。 **しきご【識語】**[名]写本や刊本などの始めや終わりなどに、その本の書写の年月や由来などをあとから書きとめたもの。▽正しくは「しご」と読む。 **しきさい【色彩】**[名]①いろどり。いろあい。「あざやかな―」「―に富む」 ②ものごとの傾向[けいこう]。「政治的―をおびる」 **じきさん【直参】**[名]江戸時代、将軍に直接仕えた一万石[ごく]以下の武士。旗本[はたもと]や御家人[ごけにん]をさす。[名]陪臣[ばいしん] **しきし【色紙】**[名]短歌・俳句・書画などをかく、あつでのきれいな紙。「有名人の―を集める」▽「いろがみ」と読めば別の語。 **しきじ【式次】**[名]式を進める順序。「―に従ってとりおこなう」[名]式次第 **しきじ【式辞】**[名]式場で述べるあいさつのことば。 **じきじき【直直】**[副]地位の高い人や目上の人などが、あいだに人を入れずに直接するようす。「―にお答えをうかがいたい」「会長―の命令」 **しきしだい【式次第】**[名]式のおこなわれる順序と内容。「祝賀会の―」[名]式次 **しょくしないしんのう【式子内親王】**[人]→「しょくしないしんのう」 **しきしまのみち【敷島の道】**[名]和歌の道。歌道。▽「敷島」は、日本のこと。 **しきしゃ【指揮者】**[名]◎集団に命令や指図をする人。「全軍の―」 ②音楽で、合奏や合唱の指揮をする人。 **しきしゃ【識者】**[名]知識があって、正しい判断のできる人。有識者。「―の意見をきく」 **しきじゃく【色弱】**[名]程度の軽い色盲[しきもう]。 **しきじょう【色情】**[名]男女のあいだの情欲。性的欲望。色欲。「―狂」 **しきじょう【式場】**[名]儀式[ぎしき]がおこなわれる場所。「結婚―」 **じきしょうそう【時期尚早】**[形動]あることをおこなうには、まだその時期でなくて、早すぎること。▽「時機尚早」、「じきそうしょう」は誤り。 **しきせ【仕着せ・為着せ】**[名]→「おしきせ」 **しきそ【色素】**[名]色のもとになる物質。「―細胞」 **じきそ【直訴】**[-スル]正式の手順をふまず、直接主君や上役にうったえること。「社長に―する」 **しきそう【色相】**[名]色の三要素の一つ。いろあい。「深みのある―」[名]色調▽他の二つは明度・彩度。 **しきそくぜくう【色即是空】**[四字熟語]仏教で、この世にあるすべてのものは仮の姿で、不変ではなく、本質は空[くう]であるということ。▽「般若心経[はんにゃしんぎょう]」の「色は空と異ならず、空は色と異ならず、色は即ち是れ空なり、空は即ち是れ色なり」から。「色」は物質的な存在。 **しきだい【式台】**[名]玄関さきの一段低くなった板じき。ここで客を送りむかえする。 **しきたり【仕来たり】**[名]昔から続いている習わし。慣習。「古い―を重んじる」[名]慣例 **しきち【敷地】**[名]建物を建てたり、道路をつくったりするための土地。「―を買収する」▽ふつう、「敷き地」とは書かない。 **しきちょう【色調】**[名]色の明暗や濃淡[のうたん]のぐあい。いろあい。「しずんだ―の絵」 **しきつめる【敷き詰める】**[動]全体にすきまなくしく。「部屋にカーペットを―」 **しきていさんば【式亭三馬】**[人]一七七六—一八二二年。江戸後期の戯作[げさく]者。本名は菊地久徳[きくちひさとく]。江戸庶民[しょみん]の生活を笑いとともにえがいた滑稽本[こっけいぼん]の作者。代表作「浮世風呂[うきよぶろ]」「浮世床[うきよどこ]」。 **じきでし【直弟子】**[名]直接教えを受けた弟子。▽弟子の弟子は「孫弟子[まごでし]」という。 **しきてん【式典】**[名]大がかりにとりおこなう儀式。「創立記念―」 **じきでん【直伝】**[名]師匠[ししょう]が直接弟子に教えつたえること。「―の秘法」 **じきとう【直答】**[-スル]他人を通さず、直接に答えること。「ちょくとう」とも。「―を許す」 **じきに【直に】**[副]まもなく。ほどなく。すぐに。じき。「―帰るよ」 **しきのみこ【志貴皇子・施基皇子】**[人] ?—七一六年。奈良時代の歌人。天智天皇の第七皇子。光仁天皇の父。「万葉集」に六首見える。さわやかな歌が多い。 **じきひつ【直筆】**[名]当人が書くこと。また、当人が書いたもの。「―の手紙」↔代筆 <560> **しきふ【敷布】**[名]しきぶとんの上にしく布。シーツ。▽ふつう、「敷き布」とは書かない。 **しきふく【式服】**[名]儀式[ぎしき]のときに着る正式の衣服。礼服。↔平服 **しきぶしょう【式部省】**[名]律令制での太政官[だいじょうかん]。八省[はっしょう]の一つ。儀式[ぎしき]や人事をあつかう役所。 **しきべつ【識別】**[-スル]はっきりと見分けること。「機種を―できる」[名]判別・鑑別 **しきぼう【指揮棒】**[名]合唱[がっしょう]や合奏のとき、指揮者の使う細くて短い棒。タクト。 **しきま【色魔】**[名]多くの女性をだまし、もてあそぶ男。女たらし。 **じきまき【直蒔き】**[名]→「じかまき」 **しきみ【樒】**[名]シキミ科の常緑小高木。仏前に供える。葉から線香[せんこう]をつくる。実は有毒。しきび。 **しきもう【色盲】**[名]色を見分ける能力がなかったり、不完全だったりすること。 **しきもの【敷物】**[名]座るときに下にしくもの。また、ゆかの上にしくもの。座ぶとん・ござ・じゅうたんなど。▽ふつう、「敷き物」とは書かない。 **しきゃく【刺客】**[名]→「しかく」 **じぎゃく【自虐】**[名]自分で自分を必要以上にいためつけること。「―趣味」 **しきゅう【子宮】**[名]哺乳動物のめすの生殖器の一部分で、胎児を宿すところ。「―外妊娠」 **しきゅう【支給】**[-スル]一人一人に割りあててかねや品物をわたすこと。「ボーナスをーする」 **しきゅう【四球】**[名]野球で、フォアボール。 **しきゅう【至急】**[形動]非常に急ぐこと。大急ぎ。「―便」「―おこしください」[名]火急・緊急 **しきゅう【死球】**[名]野球で、デッドボール。 **じきゅう【自給】**[-スル]食料など、生活に必要なものを自分でつくること。「米の―率」「―自足」 **じきゅう【持久】**[-スル]長くもちこたえること。「―戦にもちこむ」[名]耐久 **じきゅうじそく【自給自足】**[四字熟語]必要なものを自分で生産し、まかなうこと。「―の生活」 **しきょ【死去】**[-スル]人が死ぬこと。「―の報に接する」[名]逝去[せいきょ]・死亡 > 「つかいわけ」→「死ぬ」を見よ。 **じきょ【辞去】**[-スル]あいさつをして、立ち去ること。 **しきょう【市況】**[名]市場[いちば]での景気。株式や商品の取り引きのようす。「株式―」 **しきょう【司教】**[名]カトリック教会での僧[そう]の位[くらい]の一つ。大司教の下で、司祭の上。 **しきょう【四鏡】**[名]「大鏡[おおかがみ]」「今鏡[いまかがみ]」「水鏡[みずかがみ]」「増鏡[ますかがみ]」の四つの歴史物語をまとめた呼び方。鏡物[かがみもの]。▽「大鏡」「水鏡」「増鏡」を「三鏡」ともいう。 **しきょう【詩興】**[名]詩をつくりたい気持ち。また、詩からえられる味わい。「―がわく」 **じぎょう【始業】**[名]①一日の仕事を始めること。「―時間にまにあう」 ②その学期の授業を始めること。「―式」 **じぎょう【事業】**[名]営利のため、または社会のためにおこなう仕事や活動。「―をおこす」「―家」 **しぎょうひん【試供品】**[名]宣伝のために見本としてわたし、ためしに使ってもらう品。化粧[けしょう]品・薬品・食品などに多い。 **しきよく【色欲・色慾】**[名]性的欲望。また、色情と利欲。 **しきょく【支局】**[名]本局や本社から分かれた場所にあって、その地域の業務をあつかうところ。「新聞社の―」↔本局 **しきゅうしき【始球式】**[名]野球で、試合に先立って、来賓[らいひん]が投手となって第一球を投げる行事。バッターはわざとからぶりする。 **しきん【資金】**[名]事業などをおこなうもとになるかね。「―援助」[名]基金 **しきんじょう【紫禁城】**[名]中国、北京[ペキン]にある、明[みん]・清[しん]代の宮城。明の永楽帝[えいらくてい]が築造したのに始まり、現在は故宮[こきゅう]博物院となっている。 **しきんせき【試金石】**[名]ほんとうの価値を知るための材料。「―となる仕事」▽金属の純度を知るための、黒くてかたい石という意味から。 **しく【四苦】**[名]仏教で、人生における四つの苦しみ。生[しょう]・老・病・死。「―八苦」 **しく【詩句】**[名]詩の文句。詩の一節。 **しく【敷く】**[動]◎たいらに広くひろげる。「ふとんを―」「カーペットをー」 ②いちめんに並べる。設置する。「道にじゃりを―」「背水の陣[じん]を―」 ③広くゆきわたらせる。「法律を―」▽「布く」とも書く。 **じきょく【時局】**[名]国や社会の、そのときの情勢。「―講演会」[名]時事 **じきょく【磁極】**[名]①磁石[じしゃく]の両はし。N(正)極とS(負)極。鉄をいちばん強く引きつける部分。②北極と南極。 **しきり【仕切り】**[名]①へだてること。また、へだてるもの。「―戸」「間―」 ②すもうで、両手をついて身構えること。「―直し」 ③売り買いの決算のときの値段。「―が高い」 **しきりに【頻りに】**[副]たて続けにくりかえすようす。休みなくくりかえすようす。「―手紙をよこす」 **しきる【仕切る】**[動]①区切りをつけてへだてる。「カーテンで部屋を―」 ②帳簿上で、決算をする。「月末でー」 ③すもうで、力士が土俵[どひょう]上で見合って立ちあいの身構えをする。「両手をついて―」 ④一切を処理する。とりしきる。「調理場を―」「興行[こうぎょう]を―」 **しきん【至近】**[名]非常に近いこと。もっとも近いこと。「―距離」 <561> でなーをする役者」[類]所作・身振り **しく**[如く・若く][助動] [多く、「~にしかない」「~にしくものはない」の形で]・・・におよばない。・・・にかなわない。「世に酒に―ものはない」「百聞は一見にしかず」[類]匹敵する **じく**[軸] [ジク]①回転するものの中心となる棒。②まきもの。かけもの。「―に仕立てる」③筆やマッチなどの柄。④活動の中心。「―になる投手」⑤数学で、座標や対称図形の基準となる線。 [ジク]①車軸 地軸 ②軸物 掛け軸 書軸 ③軸木 ペン軸 主軸 新機軸 ④枢軸国 縦軸 横軸 **じく**[字句][名]文章の中の文字やことば。「―を正す」 **じくう**[時空][名]時間と空間。「―をこえる」 **じくうけ**[軸受け][名]機械の回転軸を支える部分。ベアリング。 **しくかつよう**[シク活用][文法]文語で、形容詞の活用の種類の一つ。たとえば「美し」は、「美しく(て)」「美し」「美しき(とき)」「美しけれ(ば)」と、また、「美しから(ず)」「美しかり(けり)」「美しかる(とき)」「美しかれ」と活用する。このような活用のしかたをシク活用という。後者の活用を、別に「カリ活用」ともいう。[シク活用の形容詞は「うれし」「かなし」のように感情や意思をあらわすものが多い。] > 形容詞の活用には他に「ク活用」がある。区別するには、動詞「なる」をつけて連用形の語尾が「ク」になるか「シク」になるかで見分ける。「高くなる」はク活用。「悲しくなる」はシク活用。[巻末「活用表」参照。] **しぐさ**[仕草・仕種][名]①ものごとをするときの身ぶりややりかた。「あの子の―はかわいい」②映画・演劇などで、俳優の演じる動作や表情。「は **ジグザグ**[形動]ぎざぎざに折れまがっていること。いなずま形。ジクザク。「道は―になって山頂に続いていた」「―デモ」[zigzag] **じくじ**[忸怩][形動]心の中で深くはじいるようす。「今回の不祥事には内心―たるものがある」 **しくしく**[副]①あわれな感じで、静かに弱々しく泣くようす。「―と泣いている女の子」②にぶく、さすように、たえず痛むようす。「腹がーする」 **しくじる**[動]失敗する。また、失敗して仕事などを失う。「試験でー」「会社を―」 **ジグソーパズル**[名]ばらばらに切りはなした絵を、もとどおりの絵にはめあわせる遊び。切りぬきはめ絵。パズル。[jigsaw puzzle] **じぐち**[地口][名]ことわざ・成句などを、発音の似た別の文句にかえることばのしゃれ。語呂合わせ。「うそから出た実[まこと]」を「すそから出た真綿[まわた]」というなど。 **しくつ**[試掘][名]鉱石・石油・温泉・遺跡などがあるかどうか、ためしにほってみること。 **シグナル**[名]①信号。あいず。「―を送る」[類]サイン ②道路や線路などの信号機。「―が赤に変わった」[signal] **しくはっく**[四苦八苦][四漢]非常に苦しむこと。「弁明に―する」[類]悪戦苦闘[あくせんくとう][仏教で、生・老・病・死の四苦に、愛別離苦(=愛する人と別れる苦しみ)・怨憎会苦(=にくむ人に会う苦しみ)・求不得苦(=求めているものがえられない苦しみ)・五蘊盛苦(=物質的存在やさまざまな心のはたらきに執着する苦しみ)の四苦を加えていうことば。] **じくばり**[字配り][名]習字などで、文字を書くときの文字の大小や並べかたのバランス。 **シグマ**[Σ・σ][名]①ギリシャ語のアルファベットで一八番目の文字。②数学で、総和をあらわす記号。Σ[sigma] **しくみ**[仕組み][名]①ものごとの組みたて・構造。また、ものごとをおこなうときの計画やくふう。「精巧なーの機械」「呼吸の―」「仕事の―を協議する」 **しくむ**[仕組む][動]①くふうして組みたてる。②よくない計画を立てる。くわだてる。「仕組まれた陰謀」「八百長を―」③劇などのすじをつくりあげる。「ドラマにー」 **シクラメン**[名]サクラソウ科の多年草。冬から春にかけて、赤・ピンク・白などの花が咲く。鉢植えにすることが多い。ブタノマンジュウ。[cyclamen] **しぐれ**[時雨][名]晩秋から初冬にかけて、降ったりやんだりする小雨。「―月(=陰暦の一〇月)」[常用漢字表付表の語。] **しぐれる**[時雨れる][動]しぐれが降る。[古くは、なみだぐむという意味。「そでが―」] **じくん**[字訓][名]漢字の訓読み。漢字を日本語の意味にあてはめて読むもの。「山」を「やま」、「川」を「かわ」と読むなど。[↔]字音 **しくんし**[四君子][名]中国の絵の題材などで、ラン・タケ・ウメ・キクの四つ。[気品があるところから。] **しけ**[時化][名]①風雨が激しくて、海があれること。「フェリーがーで欠航する」[↔]なぎ ②海があれて魚がとれないこと。不漁。「―つづきで魚の値が上がる」 **じげ**[地下][名]①昔、昇殿を許されなかった身分の低い役人。[↔]殿上人[てんじょうびと]②宮中に仕えた人が、それ以外の人を呼んだことば。地下人[じげにん]。 **しけい**[死刑][名]犯罪者の命をうばう、もっとも重い刑罰。「―に処する」「―囚」[類]死罪・極刑 **しけい**[私刑][名]法律や裁判によらず、個人や集団が犯罪者などに勝手に加える刑罰。リンチ。 **しけい**[紙型][名]活版印刷用の鉛版をつくるために、組みあげた活字に特殊な厚紙をおしつけてつくった型。[活版印刷が少なくなった現在は、ほとんどつくられない。] **しけい**[詩形・詩型][名]詩の形式。音数やリズムなどで区別する。七五調・五七調・ソネット形式・自由詩など。 <562> 自由詩など。 **しげい【至芸]** 最高のすぐれた芸。「達人の―に酔う」 [類]名人芸 **じけい【次兄]** 上から二番目の兄。 **じけい【字形]** 文字の形。とくに、漢字についていう。 >つかいわけ 字形・字体・書体 >「字形」は、現実に書かれた文字の形。一点ぬけていたりする誤字もあれば、ゆがんだもの、丸い字形などもある。「字体」は、世間で認めている字形。新字体・旧字体など。また、俗字体もある。「書体」は、篆書[てんしょ]・隷書[れいしょ]・楷書[かいしょ]・行書・草書の区別をいう。 **じけい【自警]** [名・スル]自分たちだけで自分たちのまわりを警戒すること。「―団の組織」 **しけいしゅう【死刑囚]** 死刑を宣告された囚人。 **しげき【史劇]** 歴史上の出来事をもとにしてつくった劇。歴史劇。 **しげき【刺激・刺戟]** [名・スル]外部からはたらきかけて、なんらかの反応を起こさせること。また、その力。「鼻を―するにおい」「友人に―されてこの道にはいる」 **しげき【詩劇】** せりふが詩の形式になっている劇。 **しけこむ** [国]①遊び場所などにこっそりはいりこむ。②かねがないため、家でじっとしている。俗ぞくな言い方。 **しげしげ【繁繁]** [画]①何回もくりかえして出入りするようす。「―と図書館に通う」 [類]しきりに・ひんぱんに ②じっと見つめるようす。よくよく。「子供の寝顔[ねがお]を―と見る」「 [類]つくづく **しけつ【止血】** [名・スル]出血を止めること。また、血が止まること。血どめ。「―剤[ざい]」 **じけつ【自決]** [名・スル]①自分自身の意思で行動などをきめること。「民族―運動」 ②自殺すること。「責任をとって―する」 **しける【《時化る]** [下一]◎強い風雨のために、海があれる。②景気が悪くなる。かねまわりが悪くなる。俗ぞくな言い方。「しけたつらをするな」▽海があれて漁[りょう]ができず、かねにならないことから。ふつう「しけた」「しけてる」の形で使う。 **しける【湿気る]** [下一]湿気[しっけ]をおびる。水分をふくんでしんなりする。しっける。「せんべいが―」 >「つかいわけ」→「湿[しめ]る」を見よ。 **しげる【茂る・繁る]** [国]草木や葉が盛んに生えて重なりあう。「庭に雑草が―」 **しけん【私見]** 自分ひとりの個人的な意見。「―を述べる」「―によれば」 **しけん【私権]** 私法上の権利。財産権・身分権・相続権など。 **しけん【試験]** [名・スル]①ものの性質や能力などを、ためしたり調べたりすること。「―運転」 ②人の知識や能力を知るため、問題を出して答えさせること。「入学―」 [園]考査[こうさ] [類]検査・テスト **しげん【至言]** いかにも道理にかなった、適切なことば。「まさに―というべきだ」「―は耳に逆らう(=すなおに聞きいれにくい)」 [圏]名言 **しげん【始原]** ものごとの起こるはじめ。原始。 **しげん【資源]** 自然に存在するもので、広く産業の原材料となる物資。「地下―」「観光―」「人的―(=労働力)」 **じけん【事件]** ①できごと。とくに、話題となるような変わった出来事。「殺人―」「―を解決する」 ②裁判所があつかうことがら。「訴訟[そしょう]―にまで発展する」「かぞえ方 件[けん] **じげん【次元]** ①ものの広がりをあらわす基準。たとえば、線は一次元、面は二次元、空間は三次元。②ものを考える立場や基準。「―の高い話題」「質と量の―」 **じげん【字源]** 漢字の構成要素。「位」は、「人」と「立」とからできているなど。②かな文字のもとになった漢字の形。「い」は、「以」のくずした形、「イ」は、「伊」の一部からできているなど。 **じげん【時限]** ①学校の授業時間などの単位。「四―終了後に昼食」 ②ある一定の時間や期間に限ること。「―爆弾[ばくだん]」「―ストライキ」 **しけんかん【試験管]** 化学の実験などで使う、一方を丸底状にとじた細長いガラス管。 **しけんてき【試験的]** [形動]本式におこなう前に、ためしにやってみるようす。「―に使ってみる」 **しげんナショナリズム【資源ナショナリズム】** 資源の開発や利用については、それを保有し産出する国が決定するべきだという考えかた。 **じげんばくだん【時限爆弾]** あらかじめきめた時刻になると、自動的に爆発するしかけの爆弾。 **じげんりっぽう【時限立法]** 有効期間を限定してつくられた法令。限時法。 **しこ【指呼]** [名・スル]①指さして呼ぶこと。また、指をさして声を出しながら確認すること。▽電車の発着時のホームでよく見られる駅員の動作。 指呼の間[かん] 呼べば答えるほどの近い距離。 **しこ【四股]** 力士が土俵上などで、左右の足を交互に高く上げ、力をこめて土をふむ動作。「一をふむ」 **しご【死後]** 死んだあと。 [圏]没後 [対]生前[せいぜん] **しご【死語]** 以前は使われていたが、現在は日常使われなくなった単語や言語。単語では、「労咳[ろうがい](=肺結核[はいけっかく])」など。言語では、古代ラテン語・バビロニア語など。 [類]廃語、 **しご【私語]** [名・スル]授業中などに、勝手[かって]に小声でひそひそと話しあうこと。「―はつつしめ」 **じこ【自己]** 自分。自身。おのれ。「―申告制」「―紹介」 [対]他者 **じこ【事故]** 思いがけなく起きるよくない出来事。「交通―」「突発―」「―死」 <563> **じご【事後]** ものごとが終わったあと。「―報告」「―承諾[しょうだく]」 [対]事前 **じこあんじ【自己暗示]** 自分自身に暗示をあたえること。「―にかける」 **しこう【至高]** この上なく高くすぐれていること。最高。「―の精神」 **じこう【志向】** [名・スル]心が、ある目標を目ざして進むこと。また、目標に向かう心の動き。「真理への―」「ブランドー」 **しこう【指向】** [名・スル]あるきまった方向や目的に向かうこと。「都会一型の若者」「―性アンテナ」 **しこう【伺候】** [名・スル]身分の高い人のそば近くに仕えること。また、目上の人のごきげんをうかがいにいくこと。「御前に―する」 **しこう【施工】** [名・スル]工事をおこなうこと。「せこう」とも。「ビルの―業者」 **しこう【施行】** [名・スル]実際におこなうこと。法令の効力を発生させること。「せこう」とも。「政策を―する」「新憲法を―する」 [園]実施 **しこう【思考】** [名・スル]思いめぐらすこと。深く考えること。また、深い考え。「―力」 **しこう【×嗜好】** [名・スル]飲食物などの好み。「年をとると―が変わる」 **しこう【支考】** 「かがみしこう」 **しこうさくご【試行錯誤】** [回漢]いろいろとためして、失敗を重ねながらも、しだいに適切な方法を見つけていくこと。「―の連続」「―の末」 **しこうてい【始皇帝】** [閃]前二五九―前二一〇年。中国、秦[しん]の皇帝。中国をはじめて統一し、権力を一手ににぎった。万里の長城の増築、焚書坑儒[ふんしょこうじゅ](=儒教関係の書物などを焼き、儒者を生うめにしたこと)でも知られる。 **しこうひん【×嗜好品】** 栄養をとるためではなく、自分の好みで口にするもの。酒・茶・タバコなど。 **じごえ【地声】** 生まれつきの声。もちまえの声。「大きい声は彼の―だ」 [☆]裏声 **しこく【四国】** 香川・徳島・高知・愛媛の四県をまとめた呼び方。「―巡礼[へんろ]」 **しごく【至極】** [回]この上ないようす。これ以上なく。「―満足です」「恐悦[きょうえつ]―に存じます」 [厠]きわめて **しごく【。扱く】** [国]①手ににぎった長いものを、もう一方の手で手前に引きぬく。「稲穂を―」「やりを―」 ②厳しく訓練する。「新人を―」 **じこく【自国】** 自分の国。 [圏]祖国 [対]他国 **じこく【時刻】** 時の流れの中の、あるきまった一点。「出発の―」「一到来」「―表」 [圓]時間 >「つかいわけ「時間」を見よ。 **じごく【地獄】** ①仏教で、六道の一つ。生前悪いことをした者が、死後さまざまな苦しみを受けるというところ。 [対]極楽▽八熱・八寒など一三六種があるとされる。キリスト教では、天国に対していう。②ひどい苦しみを受けること。また、ひどく苦しい状態。「通勤―」 地獄で仏』と」に会ったように、非常に困っているとき思わぬ助けに会った喜びをいう。 地獄の沙汰も金次第[しだい] かねさえあれば、すべて自分の思うがままになる。▽地獄で受ける裁判もかねしだいで有利になるという意味から。 **じごくのきせつ【地獄の季節】** [品名]一八七三年。フランス、ランボーの散文詩集。ヴェルレーヌとの地獄のような愛憎[あいぞう]生活の体験と、そこからの脱出をつづったもの。「Une Saison en Enfer **じこくひょう【時刻表】** 乗り物の発着時刻を表にしたもの。ダイヤ。「列車―」 [圏]時間表 **じごくみみ【地獄耳】** ①一度聞いたら決して忘れないこと。②他人の秘密などをすばやく聞きこむこと。 [圏]早耳 **じこけんお【自己嫌悪】** 自分で自分がいやになること。「―におちいる」 **じこけんじ【自己顕示】** 自分の存在を、ことさら他人に目立つようにすること。「―欲」 **しごこうちょく【死後硬直】** 動物の死後に起こる、筋肉のかたくなる現象。死体硬直。「―がくる」 **しこしこ** [出]①やわらかそうに見えて、歯ごたえのあるようす。「―したうどん」 ②持続してじみに活動するようす。こつこつ。「じみちに―と努力する」 **じこしょうかい【自己紹介】** [名・スル]はじめて会う人に、自分の口から名前や出生地・性格などを話して、自分がどんな人間であるかを知らせること。 **じごしょうだく【事後承諾】** 前もって許しをえないまましてしまったことを、他人があとになって認めること。「―を求める」 **しごせん【子午線】** 天球上、北極から天頂を通って南極に至る線。経線。▽「子」は北、「午」は南のこと。 **じこそがい【自己疎外】** [哲学]朽で、自己の主体性をなくすこと。とくに、資本主義社会で、人間らしさを失い、自分自身にさえ疎外感をもつ状態。 **しこたま** [圃]たくさん。どっさり。俗ぞな言い方。「―かせいだ」▽かねをためることや飲食についていうことが多い。 <564> **じこちゅうしんてき【自己中心的】** [形動]自分本位にものごとを考えるようす。社会を、自分を中心にしてとらえ、他人を考えに入れないようす。 **しごと【仕事】** [名・スル]①頭やからだを動かしてはたらくこと。「カー」「針―」 ②職業。「―を探す」 ③物理で、物体に力がはたらいて位置が変わること。仕事量は、加わった力と物体が動いた距離をかけあわせた数値。「―量をはかる」 **じこどういつせい【自己同一性】** いつどんなときでも一個の人格として存在し、自分が自分であることを確信すること。アイデンティティ。▽心理学用語。 **しこな【四股名】** すもうで、力士としての呼び名。双葉山[ふたばやま]・千代の富士[ちよのふじ]など。 **じこひはん【自己批判】** [名・スル]自分の考えや行動を、自分自身で反省したり批判したりすること。 **じこまんぞく【自己満足】** [名・スル]自分のしたことや自分自身に満足すること。 **じこみ【仕込み】** [造語]『「〜じこみ」の形で』身につけたこと。つくられたこと。「フランスーのファッション」「父親ーの腕前[うでまえ]」▽名詞に付く。 **しこむ【仕込む】** [国]①みそ・しょうゆなどの原料に酵母[こうぼ]などを入れ、発酵するようにしておく。「パン種[だね]を―」 ②商品を買いいれる。「品物を大量に―」 ③中にこめておく。「刀を仕込んだつえ」 ④手をとって教えこむ。訓練する。「芸を―」 **しこめ【《醜女】** 顔かたちのみにくい女。古い言い方。 **しこり【痼り】** ①筋肉などの一部がかたくなること。また、その部分。「首すじに―ができる」 ②よくないことがあったあとに残る気まずい感じ。「おたがいの感情に―が残る」 **じこりゅう【自己流】** 他人から学んだものではなく、自分ひとりでくふうしたやりかた。 [圏]我流[がりゅう] **しさ【示唆】** [名・スル]それとなく教えること。ほのめかすこと。「じさ」とも。「―に富む話」 [圏]暗示 **じさ【時差】** ①地球上の位置によってちがう標準時の差。経度一五度ごとに一時間の時差が生じる。②ものごとをうまく進行させるため、行動する時刻を早くしたりおそくしたりしてずらすこと。「―出勤」 **しさい【子細】** ①くわしい事情。いわれ。「―に述べる」「ーありげな顔」 [類]詳細[しょうさい] ②都合やぐあいの悪いこと。さしさわり。「―はない」 **しさい【司祭】** カトリック教会での僧[そう]の位の一つ。司教の次。信者を指導し儀式[ぎしき]をつかさどること。”神父。 **しさい【詩才】** 詩をつくる才能。「―にあふれる」 **しざい【死罪】** 死刑。または、死に値[あたい]するほどの罪。「―に相当する」▽「頓首死罪[とんしゅしざい]」は、手紙や批評文などの最後に、失礼をわびる気持ちでそえることば。 **しざい【私財】** 個人の持つ財産。「―を投げだす」 [類]私産 **しざい【資材】** ものをつくるもとになる材料。「建築―」「―置き場」 **しざい【資財】** 生活や仕事のもとになる財産。もとで。「―に富む」 **じざい【自在】** [形動]じゃまするものがなく、思いどおりにできること。「伸縮―」「自由―」 **じざいかぎ【自在×鉤】** いろりの上に天井[てんじょう]から竹ざおをつるし、そのさきになべなどをぶらさげるもの。なべの高さを上下して火加減を調節する。 **しさく【思索】** [名・スル]すじみちを立てて、あれこれと深く考えること。「―をめぐらす」「―にふける」 **しさく【施策】** [名・スル]立てた計画や対策を実際におこなうこと。また、その計画や対策。「―の推進」「経済」 **しさく【試作】** [名・スル]本格的につくる前に、ためしにつくってみること。「―品の展示」 **しさく【詩作】** [名・スル]詩をつくること。「―にふける」 **じさく【自作】** [名・スル]①〈名・・スル〉自分でつくることと。また、自分でつくったもの。「―自演」②〈名〉「自作農」の略。 [対]小作 **じさくのう【自作農】** 自分で田畑をもち、それを耕作して生活している農民。自作。 [対]小作農[こさくのう] **じざけ【地酒】** その地方でつくられる酒。 **しさつ【刺殺】** [名・スル]刃物[はもの]でさしころすこと。 **しさつ【刺殺】** [名・スル]①野球で、守備側の選手がフライをとったり、タッチしたりして、打者あるいは走者を直接アウトにすること。 [対]補殺[ほさつ] **しさつ【視察】** [名・スル]直接その場所へ行き、実際にどうなっているかを見たり調べたりすること。「被災“地を―する」 **じさつ【自殺】** [名・スル]自分で自分の命を絶つこと。「―未遂[みすい]」 [類]自害・自決 [対]他殺 **じさぼけ【時差×惚け】** 世界各地によって標準時刻の差があり、海外旅行などのとき、その差で生活のリズムがくるって体調をくずすこと。 **しさん【四散】** [名・スル]集まっていたものが、ばらばらになること。「くもの子を散らすように―した」 **しさん【資産】** 土地・家屋・金銭などの財産。「固定—」「一公開」 [対]負債 **しさん【試算】** [名・スル]①およその見当をつけるため、ためしに計算してみること。「工事の費用を―する」 ②計算の結果を確かめるために、もう一度計算すること。 [類]検算[けんさん]・試[ため]し算 **しざん【死産】** [名・スル]胎児が死んだ状態で生まれること。「しさん」とも。 **じさん【自賛・自讚】** [名・スル]自分で自分をほめて、自慢[じまん]にすること。「自画―」▽もと、自分の絵に自分で賛(=ほめことば)を書くという意味。 **じさん【持参】** [名・スル]持っていくこと。持ってくること。「―の弁当」「雨具を―する」 **じさんきん【持参金】** 結婚するとき、嫁[よめ]または婿[むこ]が実家から持っていくかね。「―つきの嫁」 **しし【四肢】** 両手と両足。手足。 **しし【志士】** 国家や社会、あるいは理想のために命をかけてつくそうとする、高いこころざしをもった人と。また、自分でつくったもの。「―自演」「勤王[きんのう]のー」 <565> **しし[嗣子]** 家のあとをつぐ子。あととり。 **しし[獣・猪・鹿]** けもの。とくに、イノシシやシカ。また、それらの肉。「―なべ」 **しし[死屍]** 死骸[しがい]。しかばね。「―累々」 > 死屍に鞭打つ 死者の生前の言動を厳しく非難する。▽中国、「史記」から。 **しし[孜孜]** [形動]せっせとはげむようす。休みなく努力するようす。「―として働く」 **しし[獅子]** ライオン。「―奮迅[ふんじん]」 > 獅子身中の虫 内部から災いを起こすもの。▽「獅子身中の虫、獅子を食らう」から。 **しじ[支持]** ❶意見や政策などに賛成して応援[おうえん]すること。「―者多数」「―政党」 類[るい]支援[しえん] ②支えもちこたえること。「片手―倒立」 **しじ[私事]** 個人的なことがら。わたくしごと。⇔公事[こうじ] **しじ[指示]** ❶指図[さしず]すること。「先生の―に従う」 ②さししめすこと。「―語」「―代名詞」 **しじ[指事]** 漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。直接、形ではあらわせないものを、線や点などの記号を用いて示す方法。線で数をあらわす「三」や、短い線で位置を示す「上」「下」など。 **しじ[師事]** 先生として教えを受けること。「高名な学者に―する」▽「事」は、仕えること。 **じし[侍史]** 手紙のあて名の左下にそえて、敬意をあらわすことば。▽直接ではおそれおおいので、そばの書記を通じてという意味。 **じじ[時事]** その時その時の社会的な出来事。「―解説」「―川柳」 **ししがしら[獅子頭]** ❶獅子舞[ししまい]に使う木製の獅子の頭。 ②金魚の一種。頭部に多くのこぶがある。 **じじこっこく[時時刻刻]** 時間の経過とともにだんだんと、また確実に変わっていくようす。刻々。刻一刻。「―と変化する」「―情報がはいる」 **ししそんそん[子子孫孫]** 子孫の末[すえ]の末まで。子孫の続くかぎり。代々。「―に伝える」 **しじだいめいし[指示代名詞]** 代名詞の一つ。ものごとや場所・方角などを指し示すはたらきをすることば。遠近によって、語頭に、近いものから「こ」「そ」「あ」のどれかが、不定のものには「ど」がそれぞれつく。▽古語の場合、不定称[ふていしょう]は「ど」ではなく、「いづれ」「いづこ」「いづかた」などの形になる。→「表「こそあどことば」 **ししつ[資質]** 生まれつきの性質。「―にめぐまれる」 圏天性・天分 **ししつ[紙質]** 紙の性質や品質。「かみしつ」とも。「―がいい」 **ししつ[自失]** われを忘れてぼんやりとすること。「茫然―」 **じしつ[自室]** 自分の部屋[へや]。「―にこもる」 **じしつ[痔疾]** 肛門部におこる病気をまとめた呼び方。 **じじつ[事実]** ❶〈名〉ほんとうにあったことがら。現実にあることがら。「―無根」 ②〈副〉ほんとうに。実際に。「―おこなわれたのだ」 > 事実は小説よりも奇なり 世の中の出来事のほうが、小説よりもふしぎでめずらしいものだ。▽イギリスの詩人バイロンの「ドン・ジュアン」の中にあることば。 > つかいわけ →「真実」を見よ。 **じじつ[時日]** 日にちと時間。また、期間。「―を要する」「短―のうちに」 **じじつむこん[事実無根]** 事実にもとづいていないこと。実際にはまったくそうでないこと。「そんなうわさは―だ」 **しして(死して)のち已[や]む** 命のある限り努力しつづける。▽死んではじめてやめる意味から。 **しじ(死児)の齢[よわい]を数[かぞ]える** とりかえしのつかない過去のことを忘れられず、いつまでもなげきやむ。▽死んだ子が、もし生きていたら今は何歳だろうになると数えることから。 **ししふんじん[獅子奮迅]** 勢いがすごく盛[さか]んで、あばれまわること。「―の目ざましいはたらきをする」▽「獅子奮進」は誤り。 **しじま** 物音ひとつしないで静まりかえっていること。「夜の―に包まれる」 類[るい]静寂[せいじゃく] **ししまい[獅子舞]** 獅子頭[ししがしら]をかぶってまう舞。正月や祭りなどにまうことが多い。 **しじみ[蜆]** シジミ科の二枚貝。川や池などにすみ、黒色で小形。食用。「天[てん]どんに―のみそしる」 **じじむさい[爺むさい]** 年寄りじみて、むさくるしい。「―かっこう」 **ししゃ[支社]** 会社などで、本社から分かれて地方にある事務所。 **ししゃ[死者]** 死んだ人。死人。「―六名、重軽傷者合わせて二五名」⇔生者[せいじゃ] **ししゃ[使者]** 命令や依頼を受けて使いをする者。「―をさしむける」 > つかいわけ **使い・使者・使節** > 「**使い**」は、公的でも私的でもいえるが、「**使者**」は、公的な場合、また正式な場合に使う。「**使節**」は、国と国とのあいだの正式な使い。 **ししゃ[試写]** 映画などで、公開に先立って一部の特別な人に映して見せること。「―会」 **ししゃ[試射]** 鉄砲[てっぽう]や大砲[たいほう]などの性能をためすために撃[う]ってみること。 <566> **じしゃ【侍者】** 貴人の近くに仕えて用をする人。 **ししゃく【子爵】** 貴族の階級の一つで、五爵(=公・侯・伯・子・男)の第四位。 **じしゃく【磁石】** ①鉄をひきつける性質の物体。マグネット。②方角を知るために使う道具。磁針が北の方向を指し示す。コンパス。 **じじゃく【自若】** [形動]落ち着きはらっていて、あわてないようす。「泰然[たいぜん]―」 **ししゃごにゅう【四捨五入】** [名・スル]だいたいの数値を求めるときに使う方法の一つ。求めたい位のすぐ下の位の数が、四以下のときは切り捨て、五以上のときは切り上げる。 **じしゃぶぎょう【寺社奉行】** 江戸幕府の職名。譜代大名[ふだいだいみょう]から選ばれ、寺社とその領内の管理『などをおこなう。勘定奉行・町奉行とともに三奉行と呼ばれ、その最上位にあった。 **ししゃも【柳葉魚】** キュウリウオ科の魚。小形でワカサギに似る。干ものにして食べる。 **ししゅ【死守】** [名・スル]死ぬ思いでがんばりとおして守ること。「一点を―する」 **ししゅ【詩趣】** 詩的な味わい。詩に表現するのにふさわしいおもむき。「―あふれる」 **じしゅ【自主】** [名・スル]すすんで自分の力できめたりおこなったりすること。「―独立」「一規制」 [対]自立 **じしゅ【自首】** [名・スル]犯罪者が、つかまる前に警察に自分から申しでていくこと。 **ししゅう【死臭】** 死体から出るいやなにおい。「―がただよう」 **ししゅう【志州】** ↓「しま(志摩)」 **ししゅう【詩集】** 詩を集めた本。「処女―」 **ししゅう【刺繍】** [名・スル]布地に糸で絵・文字・模様などをぬいこんであらわすこと。また、そのもの。 **しじゅう【始終】** [画]①〈名〉はじめから終わりまで。「一部―を説明する」 ①〈副〉つねに、たえず。ねんじゅう。「仕事のことが―頭からはなれない」 **じしゅう** [日]【自習】[名・スル]自分で学習や練習をすること。「―時間」「自学―する」 【自修】[名・スル]独力で学問や技術などを身につけること。 **じしゅう【時宗】** 鎌倉[かまくら]中期、一遍[いっぺん]が開いた仏教の宗派。念仏によって救われるという教えを、念仏を唱えながらおどりあるいて広めた(=踊り念仏)。遊行[ゆぎょう]宗。 **じじゅう【自重】** ①車体や機械などの、それ自体の重さ。▽「じちょう」と読めば別の語。 **じじゅう【侍従】** 天皇や皇太子のそば近くに仕える人。また、その役。 **しじゅうから【四十×雀】** シジュウカラ科の小鳥。くびと頭は黒く、腹は白い。しじゅうがら。 **しじゅろくにち【四十九日】** 仏教の法要の一つ。人がなくなってから四十九日目にする。死者が、次の世界に生まれかわるまでの期間という。 **しじゅうしょう【四重唱】** 声域の異なる四人の歌い手による合唱。カルテット。 **しじゅうそう【四重奏】** 四種類の楽器による合奏。第一バイオリン・第二バイオリン・ビオラ・チェロによる弦楽[げんがく]四重奏がもっとも多い。カルテット。 **しじゅうはって【四十八手】** ⊕すもうで、勝負をきめる伝統的なわざをまとめていうことば。②それぞれの分野で目的を果たすための、いろいろな手段や方法。「売りこみのー」 **ししゅく【私淑】** [名・スル]深く尊敬する人を、ひそかに自分の師ときめて慕[した]い学ぶこと。「―する作家」 [対]師事[直接教わるときは使わない。] **じしゅく【自粛】** [名・スル]自分からすすんで、おこないをつつしむこと。「タクシーの使用を―する」 **ししゅつ【支出】** [名・スル]予算の中から目的に応じて分割してかねを出すこと。また、出した金額。「教育費の―がかさむ」 [対]収入 **じしゅてき【自主的】** [形動]他から指示されることなく、すすんでおこなうようす。「―に行動する」 **しじゅほうしょう【紫綬褒章】** 学問や芸術の分野で、功績のあった人におくられる記章。むらさき色のリボンがついている。 **じしゅりゅうつうまい【自主流通米】** 生産者が自由な価格で売ることを許可されている米。 **しじゅん【至純】** [形動]この上なく純粋[じゅんすい]なこと。「―な愛」 **じじゅん【耳順】** 六〇歳のこと。▽中国、「論語」の「六十にして耳順[したが]う(=孔子は六〇歳のとき、耳にはいる他人のことばすべてをすなおに聞きいれることができた)」から出たことば。 **ししゅんき【思春期】** 一四)一五歳、前後の、異性を強く意識しはじめる年代。 **ししょ【司書】** 図書館で、何を買い入れるかを決定し、本の整理などの仕事をする資格をもつ人。 **ししょ【四書】** ↓「ししょごきょう」 **ししょ【史書】** 歴史を記述した書物。歴史書。 **しじょ【子女】** こども。息子[むすこ]や娘[むすめ]。「海外帰国―」「良家[りょうけ]の―」 **じしょ【地所】** 建物を建てたり、売買の対象となったりする土地。「―のさかいをはっきりさせる」 **□【字書】** 「字典」に同じ。 **□【辞書】** ことばや文字を一定のきまりに従って並べ、その意味・用法・用字法・語源などをしるした書物。辞典。字引。「―を引く」▽ふつう、「字典」「事典」をふくめた広い意味で使われる。 **じしょ【自署】** [名・スル]自分自身で自分の名前をしるすこと。また、そのしるした名前。サイン。 [圏]署名 **じじょ【次女・二女】** 女のきょうだいのうち、二番目に生まれた子。 [対]次男 **じじょ【自助】** 他人の力をあてにせず、自分の力だけでがんばること。「―の精神」「―努力」 [圏]自力 **じじょ【自序】** 著者自身の書いた序文。 **じじょ【侍女】** 位の高い人に仕えて世話をする女の人。こしもと。 [対]侍僕[じぼく] **ししょう【支障】** さまたげになるような、都合の悪いこと。さしさわり。「―がある場合は申しでること」「―をきたす」 <567> **ししょう【死傷】**[名]死んだり、けがをしたりすること。「交通事故による―者がふえる」 **ししょう【師匠】**[名]学問や技術などを教える人。とくに、日本の古典芸能や技術などの分野で用いることが多い。「おどりの―」⇔弟子 **しじょう【史上】**[名]歴史にあらわれているところ。歴史上。「―に例がない」「―最大の地震」 **しじょう【市場】**[名]品物の売買や取り引きがおこなわれるところ。「商品が―に出まわる」「株式―」▽「いちば」と読めば別の語。 **しじょう【至上】**[名]この上もなく高いこと。最高。「―の喜び」「芸術―主義」[同]最上・無上 **しじょう【至情】**[名]①まごころ。最高に心のこもった思い。「愛国の―」②ごくしぜんな人情。 **しじょう【私情】**[名]役職や立場をはなれた個人としての感情。「―にかられる」「―を捨てる」 **しじょう【紙上】**[名]①新聞などで、記事がのっているところ。「―をにぎわす」②紙の上。「―のプラン」[同]紙面 **しじょう【誌上】**[名]雑誌の紙上。「―対談」[同]誌面 **しじょう【試乗】**[名]自動車などの調子をみるために、ためしに乗ってみること。「新車の―会」 **しじょう【詩情】**[名]詩的なふんいき。詩になるような美しいようす。「―をかきたてる風景」[類]詩趣 **じしょう【自称】**[名・スル]①自分で自分を、勝手にそうだと言うこと。「天才と―する」②「一人称」のこと。▽他称・対称に対していう。 **じしょう【事象】**[名]見たり聞いたりして知ることができる、現実のことがら。「社会―」 **じじょう【自乗】**[名・スル]同じ数や式を二回かけあわせること。二乗。平方。 **じじょう【事情】**[名]ものごとがそうなっているいきさつ。実際のありさま。「―がつかめない」「交通―」「つかいわけ」→「実情」を見よ。 **じじょう【磁場】**[名]→「じば」 **しじょろかかく【市場価格】**[名]市場における需要と供給の関係できまる価格。自由価格。正常価格。 **じしょうじ【慈照寺】**[名]銀閣寺の正式の名。 **じじょうじばく【自縄自縛】**[四漢]自分の言ったことやしたことのために、自分の動きがとれなくなること。「―におちいる」▽自分の縄[なわ]で自分を縛[しば]るという意味から。 **ししょうせつ【私小説】**[名]→「わたくししょうせつ」 **しじょうせんゆうりつ【市場占有率】**[名]→「シェア」 **しじょうちょうさ【市場調査】**[名]企業ようが消費者の動きを知るために、需給・流通・広告・販売・価格などの調査をすること。マーケットリサーチ。 **しじょうめいれい【至上命令】**[名]絶対に守り、従わなければならない命令。 **ししょく【試食】**[名・スル]料理などをためしに食べて味をみること。「―会をもよおす」 **じしょく【辞職】**[名・スル]それまでつとめていた仕事や役目を自分から辞めること。「―願[ねがい]」「内閣総―」 **ししょごきょう【四書五経】**[名]儒教[じゅきょう]で基本となる九つの書物。四書とは、『大学』『中庸[ちゅうよう]』『論語』『孟子[もうし]』をいい、五経とは、『易経[えききょう]』『書経』『詩経』『礼記[らいき]』『春秋』をいう。 **じじょでん【自叙伝】**[名]自分で書いた自分自身の伝記。自伝。「―を残す」 **ししょばこ【私書箱】**[名]郵便局に設けておく、個人または団体あての郵便物をまとめて受けとるための箱。「―第一〇〇号」 **ししん【私心】**[名]自分の欲望や利益追求を第一に考える、人間にありがちな心持ち。人々のために心をつかうことの対。「―を去る」「―のない人」[同]利己心 **ししん【私信】**[名]公用ではなく、個人的に出す手紙。[類]私書 **ししん【指針】**[名]①こうしたほうがよい、というような方向や姿勢を指し示すこと。「の―を求める」②磁石[じしゃく]やメーターなどの目盛りを示す針[はり]。 **しじん【私人】**[名]おおやけの立場にある人が、その資格をはなれた一個人としての存在。⇔公人 **しじん【詩人】**[名]詩をつくる人。詩をつくることを職業としている人。 **じしん【自身】**[名]①自分。自己。②[「~自身」の形で]そのもの自体を強めていうことば。「あなた―の考えを聞きたい」[類]自体 **じしん【自信】**[名]自分の力や価値を自分自身で信じること。「―を失う」「―満々」 **じしん【地震】**[名]火山活動や断層の運動により、地面が急激にゆれうごくこと。▽地震の規模・エネルギーの大きさはマグニチュードで示す。 >地震、雷[かみなり]、火事、親父 人々がおそれている、こわいものを順にあげていうことば。 **じしん【磁針】**[名]南北を指す磁性をおびた針。中央で支え、自由に回るようになっている。 **じじん【自刃】**[名・スル]刀でみずから命を絶つこと。[類]自害 **ししんおん【歯唇音】**[名]上の前歯と下のくちびるとを合わせて出す音。唇歯音。〔f〕[v]など。 **ししんけい【視神経】**[名]ものを見るときにはたらく神経。網膜で受けた光の刺激[しげき]を脳に伝える。→図「め(目)」 **ししんでん【紫宸殿】**[名]内裏[だいり]の正殿。日常の政務のほか、即位[そくい]などの行事もおこなわれた。南殿。「ししいでん」とも。→図「だいり」 **じしんまんまん【自信満満】**[形動]自信に満ちあふれているようす。「―の態度」 **しす【資す】**[動]↓「しする」 **じす【持す/辞す】**[動]→「じする」 **ジス【JIS】**[名]日本工業規格。工業製品の品質規格。合格したものにはジスマークをつける。▽Japanese Industrial Standard の略。 <568> **しずい【歯髄】**[名]歯の内部にある、神経の多く通ったやわらかく、敏感[びんかん]な部分。 **じすい【自炊】**[名・スル]食事を自分でつくって食べること。「下宿で―生活をする」 **しすう【指数】**[名]①数や値の変動を、ある基準を一〇〇とし、それと比べてあらわした数値。「知能―」「物価―」②同じ数字を何回かけあわせるかを示すために、その数字や記号の右上に小さくしるす数。たとえば、アの「3」など。 **しすう【紙数】**[名]記事などにあてられる紙の枚数。ページ数。「―がつきる」「予定の―」[類]紙幅 **しずか【静か】**[形動]①音がしないで、ひっそりとしたようす。「だれもいなくて―だ」「山奥の―な道」②動きが少なくて、おだやかで落ち着いているようす。「―に話す」「―なブームをまき起こす」 **しずかなドン【静かなドン】**[作品名]一九四〇年。ロシア、ショーロホフの長編小説。第一次世界大戦と革命の動乱を背景に、コサックの誠実な青年の生きかたをえがいた大河小説。「Tikhii Don」 **しずく【雫】**[名]垂れて落ちる、水などの液体のつぶ。 **しずしず【静静】**[副]動作が落ち着いて、もの静かなようす。「―と神前に進む」「―歩きだす」 **シスター**[名]①女のきょうだい。姉、または妹。②ローマカトリック教の尼[あま]。修道女。「sister」 **システマティック**[形動]組織的。系統的。体系的。「―な研究」「systematic」 **システム**[名]所定の目的のために複数の要素がそれぞれ連係し、全体として一つのまとまったはたらきをする集合体。「防犯―の確立」「―キッチン」「system」 **システムエンジニア**[名]情報処理の専門技術者。システムアナリスト。システムデザイナー。「system engineer」 **ジステンパー**[名]イヌ、とくに子イヌがかかりやすい急性伝染病。死亡率が高い。「distemper」 **ジストマ**[名]寄生虫の一つ。平たい形で、人間や家畜の肝臓[かんぞう]や肺に寄生する。吸虫。「distoma」 **じすべり【地滑り】**[名]①傾斜地の表面の土や砂や岩が、大雨などの影響[えいきょう]で少しずつすべりおちる現象。②社会的に起こる大きな変化や変動のたとえ。「平均株価が―を起こす」「参院選での―的勝利(=圧倒的勝利)」 **ジスマーク【JISマーク】**[名]日本工業規格に合格した工業製品につけるマーク。 **しずまりかえる【静まり返る】**[動]しーんと静かになる。「場内が―」 **しずまる【静まる】**[動]①音などがなくなり、しずかになる。「辺りが―」「さわぎが―」「風が―」②おだやかになる。落ち着く。「気が―」 **しずまる【鎮まる】**[動]①勢いが低下しておさまる。「猛火が―(←鎮火)」「せきが―」②しずかに安らかにとどまる。「神の―森」 **しずむ【沈む】**[動]①水面から下方へ動いて水底に着く。「船が―(←沈没)」⇔浮く・浮かぶ②下にさがる。「地盤が―」「機体が―」③あるものの下や中にかくれて見えなくなる。「太陽が―」「闇[やみ]に―」④がっかりして元気がなくなる。「悲しみに―」⑤色があざやかでなく、落ち着いている。「沈んだ色調の絵」[同]渋い >沈む瀬もあれば浮かぶ瀬もあり 人生にはよいときもあれば悪いときもある。 **しずめる【沈める】**[動]①しずむようにする。「からだを―」「一発でマットに―(=ノックアウトする)」②おちぶれて、つらい境遇[きょうぐう]にはいる。「苦界[くがい]に身を―」 **しずめる【静める】**[動]①しずかにさせる。心を落ち着かせる。「気を―」「鳴りを―」②勢いをおさえて安定させる。「痛みを―(←鎮痛)」「騒乱[そうらん]を―(↑鎮圧)」「死者の魂[たましい]を―(←鎮魂)」「悪霊を―」 **しする【資する】**[動]役立てる。助けとする。「しす」とも。「市の発展に―」 **じする【持する】**[動]たもつ。守りつづける。「じす」とも。「身を―」「満を持す」 **じする【辞する】**[動]①職をやめる。「委員を―」②さそいを断る。辞退する。③別れを告げる。退出する。「社長宅を―」④[「~を辞せず」の形で]おそれずに…する。「死をも辞せずに戦う」▼「じす」とも。 **しせい【市井】**[名]人家の集まっているところ。ちまた。まち。世間。「―の人(=庶民)」▽昔、中国で、井戸のあるところに人が集まって市ができたことから。 **しせい【四声】**[名]中国語で、漢字の声調の四種。ししょう。古典中国語では、平声・上声・去声・入声。現代北京語では、陰平[いんぴょう]・陽平・上声・去声。 **しせい【市制】**[名]地方自治体としての市の制度。「―施行三十周年」 **しせい【至誠】**[名]きわめて純粋なまごころ。 >至誠天に通ず まごころをもって接すれば、それはきっと天まで通じて、必ず人を動かすものだ。▽中国、『孟子』から。 **しせい【私製】**[名]官庁ではなく、個人がつくること。また、つくったもの。「―はがき」⇔官製 **しせい【刺青】**[名]いれずみ。 **しせい【刺青】**[作品名]一九一〇年。谷崎潤一郎[たにざきじゅんいちろう]の短編小説。いれずみによって目覚める女性の美と悪、または背徳[はいとく]やマゾヒズムを示した耽美[たんび]派の代表作。 **しせい【施政】**[名]実際に政治をおこなうこと。「―方針演説」 **しせい【姿勢】**[名]①ものごとに向かうときのからだのかっこうや構え。「不動の―」 <569> **しせい[姿勢]** ❶からだの構え。「正しい―」 ②ものごとに対する心構えや態度。「積極的な―」 > つかいわけ →「姿態」を見よ。 **しせい[資性]** 生まれつきもっているもの。天性。資質。「めぐまれた―の持ち主」 **しせい[詩聖]** 大詩人。とくに、中国の唐[とう]代の詩人杜甫[とほ]をさす。▽李白[りはく]は「詩仙[しせん]」と呼ぶ。 **じせい[自生]** 植物が栽培[さいばい]によらず、自力で生えて生育すること。 類[るい]野生[やせい] **じせい[自制]** 感情や欲望など、自分の心の中に生じる動きを自分の力でおさえること。セルフコントロール。「―心」 **じせい[自省]** 自分自身のおこないや考えかたについて、みずから反省すること。 **じせい[時世]** 時代。移りかわる世の中。「ありがたい―だ」 **じせい[時制]** 文法で、動詞のあらわす過去・現在・未来・完了[かんりょう]など、時を表現する体系をいう。テンス。 **じせい[時勢]** 時代の勢い。世のなりゆき。「―におくれる」 類[るい]時流[じりゅう] **じせい[辞世]** この世を去ること。また、死の近いことを知った人が、この世に残す詩・和歌・俳句などのことば。たとえば、松尾芭蕉[ばしょう]の「旅に病[や]んで夢は枯野をかけめぐる」など。 **じせい[磁性]** 磁気をおびた物体が示す性質。たとえば、磁石[じしゃく]が鉄などをひきつけたり、南北を示したりする性質。 **しせいかつ[私生活]** 仕事や、おおやけの立場をはなれた個人としての生活。プライバシー。「ーにまでたち入る」⇔公生活[こうせいかつ] **しせいし[私生子]** 旧民法で、法律上夫婦でない男女のあいだに生まれた子。私生児。▽現在の民法では「嫡出でない子」という。 **しせいせいど[氏姓制度]** 大和朝廷[やまとちょうてい]の身分秩序。氏[うじ]と姓[かばね]によって豪族などの身分をきめ、中央集権体制を目ざした。大化の改新で、制度としては消滅。 > しせい(死生)命あり 生死は天が定めるもので、人の力ではどうすることもできない。 **しせき[史跡・史蹟]** 歴史に残る有名な事件が起こった場所や建物などのあと。 類[るい]遺跡[いせき] > つかいわけ →「旧跡」を見よ。 **しせき[史籍]** 歴史に関する書物。史書。 **しせき[歯石]** だ液の中にふくまれる石灰分が、歯の表面に沈着[ちんちゃく]したり、歯の根もとやあいだにたまったかたまり。 **じせき[次席]** 上から二番目の地位。また、二番目の地位の人。「―検事」⇔首席[しゅせき] **じせき[自責]** 自分で自分の失敗や欠点を責めること。「―の念にかられる」 **じせき[事跡・事蹟]** ことがらや事件のあったあと。「歴史上の一をたどる」 **じせき[事績]** その人のなしとげた事業と、それにともなう功績。 **じせきてん[自責点]** 野球で、味方の失策によるものでなく、投手が責任を負う失点。防御率はこれをもとに計算する。 **しせきぼ[支石墓]** 新石器時代の末から金石併用[へいよう]時代にかけての、巨大にな石を利用した墳墓[ふんぼ]だ。日本では弥生[やよい]時代のものが北九州を中心に見られる。 **しせつ[私設]** 個人や民間の費用でまかなったもの。「―道路」「―秘書」⇔公設・官設 **しせつ[使節]** 国や政府の代表として外国につかわされる人。「親善―」「―団」 圏使者[ししゃ] > つかいわけ →「使者」を見よ。 **しせつ[施設]** ❶〈名・スル〉ある目的のために建物や設備などをつくること。また、その建物や設備。「公共―」 ②〈名〉身よりのない子供や老人などを収容し、保護するところ。養護施設など。 **じせつ[持説]** 日ごろから主張している自分の意見。「―を曲げない」 **じせつ[時節]** ❶季節。時候。 ②よい機会。「―を待つ」「―到来」 類[るい]時機[じき] ③世の中の情勢。「せちがらい―になった」 **じせつがら[時節柄]** 時節が時節だから。時節にふさわしく。「―ご自愛ください」▽多く、手紙文で使う。 **しせん[支線]** 鉄道などで本線から分かれた線。⇔本線・幹線 **しせん[死線]** 死ぬか生きるかのきわどいさかいめ。「―をさまよう」 > 死線を越える 生死のさかいを通りすぎる。また、生死を超越する。 **しせん[視線]** 目でものを見ている方向。「―をそらす」「冷たい―を浴びる」 類[るい]目線[めせん] > つかいわけ →「まなざし」を見よ。 **しせん[詩仙]** 世俗[せぞく]をこえた天才詩人。とくに、李白[りはく]をさしていう。▽杜甫[とほ]は「詩聖[しせい]」と呼ぶ。 **しぜん[自然]** [形動]❶〈名〉①山・川・海・森林・草木などのように、この世界を成り立たせているもの。また、人の手が加わらないありのままのもの。「―を愛する」「―破壊」⇔人工[じんこう] ②人やものに、もとから備わっている性質や傾向[けいこう]。「かざらない―のままの姿」「そうなるのがーだ」 類[るい]天性・本性 ❷〈形動〉動作や態度がありのままで、わざとらしくないようす。「―なふるまい」「―にしゃべる」 ❸〈副〉ひとりでに。おのずと。「けんかのあとなので、―と口数が少ない」「―に回りだす」 > つかいわけ →「天然[てんねん]」を見よ。 > 自然に帰れ 文明社会の非人間的な状態から脱却して、人間性を回復しようとの主張を述べたもの。▽フランスの思想家ルソーのことば。 **じせん[自選]** ❶自分の作品を自分で選びだすこと。「一句集」▽「自撰」とも書く。 ②自分で自分を選挙すること。 **じせん[自薦]** 自分で自分を推薦[すいせん]すること。 <570> **じぜん【時ぜん】**[名]時節。時候。 **しぜん【自然】**[名]①山や川、草木、動物など、人の作為によらずに、もとから存在するもの。「―に親しむ」「―の営み」②ひとりでに、そうなる状態であること。「―にそうなる」「―発生」 **しぜん【至善】**[名]道徳的に最高の、完全な善。 **じぜん【時宜】**[名]①その時にかなった、ちょうどよいやりかた。「―にかなった助言」②時候。「―のあいさつ」 **しせん【視線】**[名]目のむき。めくばせ。「―を合わせる」[類]まなざし **しせん【詩仙】**[名]中国、唐代の詩人、李白[りはく]の尊称。 **しせん【死線】**[名]生きるか死ぬかの境目。「―をさまよう」「―を越える」 **しせん【至言】**[名]物事の本質を的確についた、すぐれたことば。 **しせん【私撰】**[名]個人が選び編集すること。 **しせん【私見】**[名]個人的な意見。 **じぜん【事前】**[名]①あることが起こる前。「―に連絡する」「―承諾」⇔事後②前もって。「―に調べておく」 **しぜんアイ【自然愛】**[名]自然をめで、いつくしむ心。 **しぜんいしき【自然意識】**[名]人間は、もともと自然の一部であるという考えかた。 **しぜんかんきょう【自然環境】**[名]人間をとりまく自然の状態。 **しぜんけん【自然権】**[名]人間が、生まれながらにもっている権利。生命・自由・平等を求める権利など。 **しぜんこう【自然光】**[名]太陽や月の光。人工の光に対していう。 **しぜんし【自然死】**[名]病気や事故などによらず、老衰で死ぬこと。 **しぜんじん【自然人】**[名]①ありのままの人間。②法律上、権利や義務の主体となる個人。⇔法人 **しぜんすうはい【自然崇拝】**[名]自然や自然現象を、神聖なものとしてあがめること。 **しぜんせき【自然石】**[名]庭石などで、自然のままの石。 **じぜんじぎょう【慈善事業】**[名]貧しい人や不幸な人を助けるために、個人や団体がおこなう事業。 **しぜんち【自然治癒】**[名]生まれつきそなわっている、病気やけがを治す力。 **しぜんのメガホン【自然のメガホン】**[名]口に手を当てて、声を大きく響かせるようにすること。 **しぜんほご【自然保護】**[名]自然の景観や動植物を、開発などによる破壊から守ること。 **しぜんほう【自然法】**[名]人間のつくった法律のもとになる、時や所をこえて通用する法。 **しぜんりょく【自然力】**[名]自然界に存在する力。風力・水力・太陽熱など。 **しぜんろ【自然炉】**[名]天然の石などを組んでつくった炉。 **じぜん【自薦】**[名]自分で自分を推薦すること。「―他薦を問わない」→他薦 **じぜん【次善】**[名]最善とはいえないまでも、それに次いでよいこと。「―の策」 **じぜん【事前】**[名]あるものごとが起こる前。「―に手を打つ」「―運動は禁止」⇔事後 **じぜん【慈善】**[名]貧しい人や不幸な人を、すすんで助けること。「―をほどこす」「―事業」 **じぜんうんどう【事前運動】**[名]選挙などで、きめられた期間の前にする活動。 **しぜんかい【自然界】**[名]①人間もふくめて、天地のすべてのものが存在する広大な世界。②人間界をとり巻く生物や無生物の世界。 **しぜんかがく【自然科学】**[名]自然界の現象を研究し、その法則性を見いだそうとする学問。天文学・物理学・化学・地学・生物学など。 **じせんしゅう【私撰集】**[名]個人や民間などが選んだ詩歌[しいか]を集めたもの。とくに、歌集をさす。⇔勅撰集 **しぜんしゅぎ【自然主義】**[名]①自然をたっとび、考えかたや行動のおおもとにする考えかた。②[国語]古代の生活や精神や形式をよしとする古典主義や、空想的で偶然[ぐうぜん]や壮大さをあつかうロマン主義に対して、現実の生活や社会などの醜悪[しゅうあく]な部分まで、ありのままにえがきだそうとする文学上の立場。一九世紀にゾラを中心にまずフランスで盛んになり、日本では、明治後期に島崎藤村[しまざきとうそん]が発表した『破戒』(一九〇六年)により確立した。翌年、田山花袋の『蒲団』が書かれ、しだいに作者の私生活や内面を赤裸々に告白する「私[わたくし]小説」の方向に転じていった。 **しぜんしょくひん【自然食品】**[名]農薬や人工の添加物などを使わないでつくった食品。 **しぜんすう【自然数】**[名]一、二、三、四・・・など、正の整数。 **しぜんせんたく【自然選択】**[名]→「しぜんとうた」 **しぜんたい【自然体】**[名]力を入れず、ごくしぜんに立つ姿勢。また、気負わないふだんどおりのようす。「―でことにあたる」 **しぜんていぼう【自然堤防】**[名]平野を流れる川の両岸に、洪水[こうずい]などによって土砂が堆積してできた堤防状の小高い土手。 **しぜんてつがく【自然哲学】**[名]①古代ギリシャの初期に、もっぱら自然をとりあつかった哲学。神話による説明をしりぞけ、論理にもとづいて自然現象の根源を探求した。②一般に、哲学で自然をあつかう部門。 **しぜんとうた【自然淘汰】**[名]生物が生きていくうえで、環境[かんきょう]にうまく合ったものが生きのこり、そうでないものはほろびるという考えかた。ダーウィンの「進化論」のもとになった。自然選択[しぜんせんたく]。▽「進化論」のnatural selection の訳語。 **しぜんとじんせい【自然と人生】**[作品名]一九〇〇年。徳富蘆花[とくとみろか]の随筆[ずいひつ]。各地に旅行し、自然と親しみながら、独自の自然観を形づくり、自然の中に神を見いだそうとした。 **しそ【始祖】**[名]いちばんはじめの人やもの。先祖。元祖。▽とくに禅宗[ぜんしゅう]で、達磨大師。 **しそ【紫蘇】**[名]シソ科の一年草。アカジソとアオジソがあり、芽・花・実・葉を食用とする。アカジソの葉は梅干しの着色に使う。 **じそ【自訴】**[名・スル]自分の罪を自分からうったえること。 **しそう【死相】**[名]①死の近づいていることがわかる顔つき。「―があらわれる」②死に顔。 **しそう【志操】**[名]主義や考えなどをかたく守る意志。「―堅固」 **しそう【思想】**[名]人が社会や人生に対してもつ、まとまった考え。統一した判断。「―家」「啓蒙[けいもう]―」 **しぞう【死蔵】**[名・スル]活用しないで、むだにしまっておくこと。「―品」「書物を―する」[類]退蔵 **しぞう【私蔵】**[名・スル]個人が所蔵すること。 **じぞう【地蔵】**[名]釈迦の死後、弥勒菩薩[みろくぼさつ]があらわれるまでのあいだ、衆生[しゅじょう]を導き救うという菩薩。坊主頭で、とくに子供や旅人を守るという。石でつくられ、お堂や道ばたに置かれる。地蔵菩薩。 **しそうけんご【志操堅固】**[四国]どう生きていくかについて強い意志や主義をもっていて、けっしてゆらぐことがないようす。 **しそうのうろう【歯槽膿漏】**[名]歯のまわりの組織に炎症が起こり、血やうみが出る病気。口臭・痛みをともなって、歯がぐらついたりする。 **しそく【子息】**[名]他人の息子を敬っていうことば。「ごーはお元気ですか」[同]令息⇔息女 **しそく【四則】**[名]算術で、足し算(加法)・引き算(減法)・かけ算(乗法)・割り算(除法)の四つの計算法をまとめていうことば。加減乗除[かげんじょうじょ]。 **しぞく【士族】**[名]明治維新のとき、武士階級にあたえられた身分。華族の下で、平民[へいみん]の上。 **しぞく【氏族】**[名]同じ祖先から出た血縁関係にある人々の集団。「―社会」 **じそく【自足】**[名・スル]①自分に必要なものを自分でまにあわせること。「自給―」②自分で満足すること。自己満足 **じそく【時速】**[名]一時間に進む距離であらわした速度。「最高―三〇〇キロの車」 **じぞく【持続】**[名・スル]ある状態をそのまま長く保ちつづけること。「効果が―する」[同]継続 **しそこなう【為損なう】**[動]失敗する。また、する機会をのがす。「時には―こともある」[同]し損じる・やり損なう **しそん【子孫】**[名]①子と、まご。②同じ先祖の血を引き、あとに続いて生まれてくる人たち。「―が栄える」「―に伝える」[同]後裔・末裔⇔先祖・祖先 **しそんじる【為損じる】**[動]「しそこなう」に同じ。「せいては事を―」 **じそんしん【自尊心】**[名]自分の品位を保とうとする心。自分をほこる気持ち。[同]プライド・自負 **した【下】**[名]①基準とする点より低い方向や位置。「窓から―を見る」→上 <571> ②外から見えない部分。内側。「上着[うわぎ]の―に着る」⇔一心[いっしん] ③地位・能力・年齢[ねんれい]などが低いこと。「―からのつきあげ」「三歳[さい]―の弟」→上 ④直後。すぐあと。「謝る―からもう失敗する」 > つかいわけ **姿勢・姿態・容姿** > 「**姿勢**」は、外界に対するからだの構え。また、ものごとをしようとする構え。「姿勢をくずす」。「**姿態**」は、何かに向かう心構えをもつのではなく、そこにあるままの人間のからだつき。「ビーナスの姿態」。「**容姿**」は、顔立ちもふくめた、衣服をつけ⑤[造語「下~」の形で]「前もってする」という意味をあらわす。「―準備」「―検分」 > 下にも置かない 非常に丁重[ていちょう]にあつかう。「―もてなし」 **した[舌]** 動物の口の中にある、味を感じる器官。人の場合は発音にも役立つ。「―がもつれる」「ねこ―」「二枚―」 > 舌が回る 早口で、べらべらとよくしゃべる。 > 舌の先 ことばのうえだけ。くちさき。「―でごまかす」「―で丸める」 > 舌の根の乾かないうちに しゃべっていることばが終わるか終わらないうちに。「―約束を破る」▽たった今言ったことに反することをするのを非難していう。 > 舌を出す ①かげで他人の悪口を言ったり、軽べつしたりする。 ②自分の失敗をきまり悪そうにはじる動作。 > 舌を巻く ことばも出ないほど、非常におどろき、感心する。「彼の上達ぶりには―」 類[るい]脱帽[だつぼう]する **しだ[羊歯・歯朶]** シダ植物をまとめた呼び方。とくに、ウラジロをいう。 **じた[耳朶]** 耳たぶ。また、耳。「―を打つ声」 > 耳朶に触れる 耳にはいる。きこえる。 **したい[死体]** 死んだ、人や動物のからだ。 類[るい]しかばね・死骸[しがい]⇔生体[せいたい] **したい[肢体]** てあし。また、手足と胴体。全身。「のびやかなー」 > つかいわけ →「体[からだ]」を見よ。 **したい[姿態]** 生身のからだの姿。からだつき。また、動作から受けとれる、からだ全体のようす。「なまめかしい―」 類[るい]容姿[ようす] **しだい[次第]** [造語]❶〈名〉順序。「式の―」 ②事情。なりゆき。いきさつ。「事の―を話す」 ❷〈造語「~次第」の形で〉①…によってどうにでもきまる。また、…にまかせる。…のまま。「あとは、あなた―だ」「地獄の沙汰も金―」「手あたり―」「望み―」▽名詞や動詞の連用形に付く。 ②…したらすぐに。「満員になり―しめきります」▽動詞の連用形に付く。 **じたい[字体]** ❶文字のきめられた形。新字体・旧字体などがある。たとえば、「栄」と「榮」、「円」と「圓」は、同じ文字だが字体がちがう。 ②文字の書きかた。また、活字などの書体。楷書[かいしょ]・行書[ぎょうしょ]・草書[そうしょ]、また、明朝[みんちょう]体・ゴシック体など。→「表「活字の書体/漢字の書体」 > つかいわけ →「字形」を見よ。 **じたい[事態]** ものごとのありさま。ことのなりゆき。「―が悪化する」「緊急―」 類[るい]状況[じょうきょう] **じたい[辞退]** 地位や権利などにかかわるすすめを断ること。遠慮しすること。「立候補[りっこうほ]を―する」 **じだい[地代]** ①土地を借りる人が地主にはらう金。 ②土地の値段。地価。▼「ちだい」とも。 **じだい[次代]** 次の時代。また、次の世代。「―をになう若者」 **じだい[時代]** ❶歴史の中で、あるまとまりとしてとらえられる、ひと区切りの期間。「江戸[えど]―」「学生―」 類[るい]年代[ねんだい] ②そのときどきの世の中。「―の流行」「―の先端」 類[るい]時世・時流 ③長い年月を経て、古めかしいようす。「―がかる」 ④近代以前に題材をとった映画や小説など。「―小説」「―物」 > 時代が付く 長い年月を経て、独特の色・つや・おもむきが出る。・時代を帯びる・時代を食う > 時代の寵児[ちょうじ] その時代に大いにうけいれられ、広く世間[せけん]からもてはやされる売れっ子。 **じだいおくれ[時代後れ]** [形動]時代の進歩に追いつけないこと。現在の風潮に合わなくなっているようす。「―の考えかた」 **じだいがかる[時代掛かる]** 古くさく感じられる。古風な感じがする。「時代掛かった道具類」 **じだいかんかく[時代感覚]** その時代にそった動きをうまくとらえる感覚。 **じだいげき[時代劇]** 明治時代以前、とくに江戸時代の出来事を題材にした演劇や映画。 類[るい]まげ物⇔現代劇[げんだいげき] **じだいこうしょう[時代考証]** その時代の風俗・習慣などを、残された書物などから調べること。時代劇の衣装・道具などが設定された時代に適切であるかどうかの考証。 **じだいさくご[時代錯誤]** ある時代のものを他の時代のものと混同すること。また、考えかたなどがあまりにも古いこと。アナクロニズム。 **じだいしゅぎ[事大主義]** 信念をもたず、勢力の強大な者の言いなりに従って自分を守ろうとする考えかた。▽「事」は、仕えること。 **じだいしょうせつ[時代小説]** 近代以前を舞台とする小説。歴史小説は史実をもとにするが、時代小説は材料を借りるだけで、史実にとらわれる必要はない。 **じだいしょく[時代色]** その時代に特有の傾向[けいこう]。また、多くの時代を経てついた古めかしさ。 **しだいに[次第に]** ある状態が少しずつだが、変わっていくようす。順を追って、だんだんに。「―空 <572> がくもってくる」「―水かさが増す」 類[るい]徐々に・次第次第に **じだいもの[時代物]** ❶長い年月を経て古くなったもの。年代物。 類[るい]骨董[こっとう] ②人形浄瑠璃[じょうるり]や歌舞伎[かぶき]のうち、江戸時代以前の軍記などに題材をとったもの。⇔世話物[せわもの] **したう[慕う]** ❶人に知らせないで心の中で相手を追い求める。「ひそかに―先輩」 ②心になつかしく思う。「母を―」「故郷を―」 ③その人物の徳や学問を尊敬し、それに親愛の感情をいだく。「師の徳を―」「学風を―」 **したうけ[下請け]** ある人や会社がひきうけた仕事を、さらに他の人や会社がひきうけてすること。また、その人や会社。「―仕事」「―に出す」 **したうち[舌打ち]** くやしさや不愉快[ふゆかい]な気持ちをあらわして、舌をうち鳴らすこと。「―をくれる」▽上あごに舌をくっつけてから急にはなして音を出す。 **したえ[下絵]** 絵や彫刻・染め物などの、もとになる下がきの絵。 **したおび[下帯]** ふんどしやこし巻き。また、昔、小そでの上につけた帯。したひも。 **したがう[従う]** ❶あとについていく。また、沿っていく。「案内人に―」「川すじに従って進む」 ②言われたとおりに行動する。「忠告に―」「親の意見に―」 類[るい]服従する⇔逆らう・背[そむ]く ③きまりや習慣などのとおりにする。「道路標識に―」「法律に―」☆逆らう・背く ④[「~にしたがい」「~にしたがって」の形で]…につれて。…をつづけて時がたつとともに。「勉強するにしたがっておもしろくなる」 **したがえる[従える]** ❶あとにひき連れる。「部下を―」 ②屈服させる。征服[せいふく]する。「天下を―」 **したがき[下書き]** ①清書の前に練習として、ためしに書くこと。また、その書いたもの。⇔清書 ②本式にかく前の文章や絵。 類[るい]草案・草稿[そうこう] **したかげ[下陰]** 樹木などにおおわれてうす暗いところ。 **したがって[従って]** 前に述べた条件や理由から、当然の結論を導くときのことば。「きょう、風邪[かぜ]で過半数が欠席した。―あすから学級閉鎖[へいさ]となる」 類[るい]だから・ゆえに▽改まった話しことばでは「したがいまして」ともいう。 **したぎ[下着]** シャツやパンツのように、はだに直接つける衣類。 類[るい]肌着・ランジェリー⇔上着[うわぎ] **したく[支度・仕度]** ❶準備すること。用意すること。「食事の―」 ②外出のため、身なりなどをととのえること。身じたく。「―に手間どる」 > つかいわけ →「用意」を見よ。 **したく[私宅]** 個人の家。公邸[こうてい]をあたえられるような人の自宅。 類[るい]私邸[してい] **じたく[自宅]** 自分の家。自分の住んでいる家。うち。「―待機」⇔私宅[したく] **したくさ[下草]** 木かげに生える雑草。 類[るい]下生[したば]え **したけんぶん[下検分]** あらかじめ下見をして調べること。下調べ。 **したごころ[下心]** うわべとは別に心の中にかくしもっている、目的のある心。「―がみえみえだ」▽多くは悪い意味でいう。 > つかいわけ →「本心」を見よ。 **したごしらえ[下拵え]** ❶料理などで、あらかじめ材料に手を加えておくこと。 ②前もって準備しておくこと。下準備。 **したさき[舌先]** ❶舌のさき。「―で味をみる」 ②くちさき。ことば。「―でごまかす」 > 舌先三寸[さんずん] 口さきだけでうまく言うこと。「舌三寸」とも。「―で世間[せけん]をわたる」▽わずか三寸の短い舌で、ことばたくみに相手を丸めこむ意味でいう。 **したじ[下地]** ❶ものごとの基礎だ。 ②生まれつきの素質。「ピアニストの―がある」 ③「しょうゆ」のこと。おしたじ。▽吸いもののもとになることから。 **しだし[仕出し]** 予約注文により料理をつくって届けること。また、その料理。「―弁当」 類[るい]出前[でまえ] **したしい[親しい]** ❶つきあいが深くて、心が通いあう。うちとけている。「―友人がいる」 ②なれてよく知っている。「この音楽は耳に―」 ③[「親しく~する」の形で]みずから直接…する。「親しく見聞きなさる」▽身分の高い人についていう。 > 親しき仲にも礼儀[れいぎ]あり いくら親しくても、なれなれしくしすぎるのは相手の気分を悪くするから、礼儀だけは守らなければならない。 **したじき[下敷き]** ❶ものの下にしくもの。とくに、文字を書くとき、紙の下にしくもの。 ②大きなものの下にしかれること。「大木の―になる」 ③新しくつくりだすものの、てほんや基礎だとするもの。「実際の事件を―にした小説」 **したしみ[親しみ]** 親しむこと。親しい感じ。「―を覚える」「―がわく」 類[るい]親近感[しんきんかん] **したしむ[親しむ]** うちとけて仲よくする。いつも身近に接してなじむ。「自然に―」「読書に―」 **したじゅんび[下準備]** あらかじめ準備しておくこと。「講演会の―」 類[るい]下ごしらえ **したしょく[下職]** ❶下請けの仕事。また、下請けをする職人。 ②したじょく。 **したしょくぶつ[羊歯植物・歯朶植物]** 花が咲きかず、胞子でふえる植物の一つ。多くは、羽状の葉の裏に胞子嚢[ほうしのう]をもつ。ワラビ・ゼンマイ・ウラジロ・スギナなど。 **したしらべ[下調べ]** 前もって調べておくこと。下見・予備調査。とくに、授業などのために予習しておくこと。 **したそうだん[下相談]** 正式な話しあいの前に、あらかじめしておく打ちあわせ。 **しただい[舌代]** 飲食店などで値段表のはじめに書く「一品三百円」など。計画。もくろみ。「―どおりにことが運ぶ」 <573> **書くあいさつ**。口上[こうじょう]。「ぜつだい」とも。▽あいさつを口で言う代わりという意味。 **したたか**[・強か][形動]①〈副〉程度のはなはだしいようす。しっかりと。ひどく。「ひざを―打つ」「―に酔[よ]う」 **②**〈形動〉しぶとくてゆだんできないようす。ひとすじなわではないように。「―な抵抗を受ける」「―な人物」 **したたかもの**[《強か者][名] ひとすじなわでは簡単にはしばれないような、手ごわい者。こちらの思いどおりにはならない人。また、図太くて強い人。 **したためる**[《認める][-下一]①ていねいに、いきとどくようにものを書く。「手紙を―」 **②**じゅうぶんに食事をする。「昼食を―」[『]文章語。 **したたらず**[舌足らず][名・形動]①発音がはっきりしないこと。「―な話しかた」 **②**表現などが不じゅうぶんなこと。「―な文章」 **したたる**[滴る][動] しずくになって垂れおちる。「血が―」「―ような青葉」▽「下垂れる」の意味。 **したつづみ**[舌鼓][名] おいしいものを味わったときに思わず舌を鳴らすこと。「したづつみ」とも。「―を打つ」「―を鳴らす」 **したっぱ**[下っ端][名] 地位や身分の低い者。ばかにした言い方。「―役人」 **したづみ**[下積み][名]①他の荷物の下に積まれること。また、下の方に積まれたもの。[↔]上積み **②**いつまでも地位が上がらず、人に使われてばかりいて苦労すること。また、その人。「―生活が長い」[類]不遇 **したて**[下手][名]①下の方。 **②**へりくだった態度。したで。「相手より―に出る」 **③**すもうで、組んだときに相手のうでの下に差した組み手。「―投げ」 **④**囲碁[いご]や将棋[しょうぎ]で、相手よりも実力が下の人。[↔]上手 **したて**[仕立て・仕立][名]①ととのえ、つくりあげること。とくに、着物や洋服をつくること。「仕立てのいい着物」「仕立て下ろし」「仕立賃」「仕立券」「仕立物」「仕立屋」 **②**用意すること。「特別―の列車」 **したておろし**[仕立て下ろし][名] 新調したばかりの服。また、その服を着ること。「―の背広」 **したてなげ**[下手投げ][名]①すもうで、下手で相手のまわしをつかんで投げたおすわざ。 **②**野球で、うでを下からすくいあげるようにして球を投げる投げかた。アンダースロー。[↔]上手投げ **したてもの**[仕立物][名]●仕立てるもの。仕立てたもの。 **②**ぬいもの。裁縫[さいほう]。▼ふつう、「仕立て物」とは書かない。 **したてや**[仕立屋][名] 裁縫[さいほう]を職業とする人。また、それを家業とする店。▽ふつう、「仕立て屋」とは書かない。 **したてる**[仕立てる][-下一]●布を裁[た]って衣服をつくる。「洋服を―」 **②**乗り物などを、とくに用意する。「馬車を―」 **③**いかにもそれらしく、また、故意につくりあげる。「紳士に―」 **④**教えこんで育てあげる。「弟子[でし]を一人前に―」▽「たてる」は、はっきりと人の前に姿をあらわすようにすること。 **したどり**[下取り][名]「[名・-スル] 同種の品を新しく買いかえるときに、店が古い品をひきとって、その分の代金を割り引くこと。「―価格」「中古車を―する」 **したなめずり**[舌舐めずり][名]「[名・-スル] おいしいものを食べるときなどに、舌でくちびるをなめること。▽獲物[えもの]やあるものごとが起こるのを期待して、待ちかまえるようすをたとえてもいう。 **したばき**[下履き][名] 屋外ではく、はきもの。[☆]上履き **したばき**[下×穿き][名] こしから下の部分につける下着類。古い言い方。 **じたばた**[副]「[副・-スル] 手足をばたばたさせて抵抗するようす。また、あせってもがくようす。「いまさら―してもしかたがない」 **したはら**[下腹][名] 腹の下の部分。したっぱら。「―が出る」「―に力を入れる」 **したび**[下火][名]①火事などで、火の勢いが弱くなること。 **②**盛[さか]んだったものや流行していたものが、おとろえてくること。「海外旅行ブームも―になりつつある」 **したまち**[下町][名] 都市の中で、川や海に近い低地にあって、おもに商工業が盛[さか]んにおこなわれている地域。東京では、浅草[あさくさ]・神田[かんだ]・日本橋など。「―育ち」[☆]山の手▽隅田川の東は「川向こう」だったが、このごろは広く、本所[ほんじょ]・深川[ふかがわ]もそれにふくめる。 **したまわる**[下回る][動] ある水準よりも数や量が少なくなる。「予想を―人数」→上回[うわまわ]る **したみ**[下見][名]「[名・-スル] 前もって見て調べておくこと。「遠足のコースを―する」[類]下検分 **したやく**[下役][名] 地位が低い役人。また、会社などで、自分よりも地位が下の人。[↔]上役 **じだらく**[自堕落][形動] 生活態度を自分でひきしめず、だらしないようす。「―に暮らす」 **じたらず**[字足らず][名] 和歌・俳句で音読の数が五音・七音などのきまった数より少ないこと。[↔]字余り **したり**[動]①うまくやった。してやったり。 **②**しまった。やりそこなった。「これは―」 ▼「したり(=やってしまった)」という意味。 **したりがお**[したり顔][名] 得意そうな顔つき。「―で自慢する」[圏]得意顔 **しだれざくら**[枝垂れ桜][名] バラ科の落葉高木。サクラの一種で、枝が長く垂れ、春に淡紅[たんこう]色の花をつける。いとざくら。 **しだれやなぎ**[枝垂れ柳][名] ヤナギ科の落葉高木。枝は細長く垂れ、春の初めに黄緑色の花をつける。 <574> **街路樹などに見られる**。いとやなぎ。 **しだれる**[枝垂れる・垂れる][-下一] 枝などが長く垂れさがる。「川やなぎが水面に―」 **したわしい**[慕わしい][形] 心がひかれて、あとを追いたい気持ちだ。「なぜか―人」 **したん**[紫×檀][名] マメ科の常緑小高木。インド南部原産。幹は黒みがかったむらさき色。材質がかたく木目が美しいので、床柱[とこばしら]や家具に用いる。 **しだん**[師団][名] 陸軍の編制で、軍につぐ大きな単位。旅団の上で、司令部をもつ独立した部隊。 **しだん**[詩壇][名] 詩人たちの社会。詩人仲間。 **じだん**[示談][名] 争いごとを裁判にかけないで、おたがいの話しあいで解決すること。「―にする」「―金」 **じだんだ**[地団駄]を踏む 大地を足で強くふみならして、身もだえしながらくやしがる。 **しち**[七][数] **①**ななつ。七番目の。▽重要な書類では書きかえを防ぐために「漆」を使う。 **②**ななたび。また、数の多いこと。 [シチ] 七五三[しちごさん] 七五調[しちごちょう] 七言絶句[しちごんぜっく] 七福神[しちふくじん] 七宝[しっぽう] 七曜[しちよう]②七転八倒[しちてんばっとう] 七難[しちなん] 七変化[しちへんげ] [なな・ななつ] 七草[ななくさ] 七不思議[ななふしぎ]/七つの海 [なの] 初七日[しょなのか] [その他] 七五三縄[しめなわ] *七夕[たなばた] 七葉樹[とち] 七日[なのか] **しち**[七][名]→漢字項目を見よ。 **しち**[質][名]→「しつ」 **しち**[質][名]①かねを借りる代わりに、担保として質屋に預けておく品物。「―に入れる」「―流れ」 **②**約束の保証として預けておくもの。「人―」 **しち**[死地][名]①生きのびられそうもない、非常に危険な場所。また、非常に危険な状態。「―におもむく」「―を脱[だっ]する」[圏]窮地[きゅうち] **②**死ぬべき場所。「―を求めてさまよう」[↔]死所 **しち**[造語] 「しち〜」の形で] うんざりするほど。ひじょうに。きわめて。「―めんどうくさい」▽「しち」は接頭語。形容詞や形容動詞の上に付く。「しちくどい」「しちむずかしい(=やっかいでむずかしい)」など。 **じち**[自治][名]⊕自分たちの問題を、自分たちで処理すること。「―の精神」「―会」 **②**地方公共団体や大学などで、みずからの権限(と責任)で行政や事務をとりおこなうこと。「地方―」 **じちかい**[自治会][名] 学校や地域などで、生活を自主的に運営していくためにつくった組織。 **しちきょうおち**[七×卿落ち][名] 一八六三年、三条実美[さねとみ]・三条西季知[すえとも]・四条隆謌[たかうた]・東久世通禧[みちとみ]・壬生基修[もとなが]・錦小路頼徳[よりのり]・沢宣嘉[さわのぶよし]の七公卿[しちくぎょう]が討幕計画に失敗して京都を追われ、官位をうばわれた事件。 **しちぐさ**[質草][名] 質に入れる品物。 **しちごさん**[七五三][名] 七五三の祝い。数え年で、男は三歳[さい]と五歳、女は三歳と七歳の年の一一月一五日、晴れ着を着て神社などにお参りし、ぶじな成長をいのる。 **しちごちょう**[七五調][名] 詩や和歌で、七音句と五音句をひとまとまりとして調子をとる形式。五七調に比べて、下が音数が少ないので、軽快な感じになる。 **しちごんぜっく**[七言絶句][名] 漢詩の形式の一つ。一句が七言(七字)からなり、全体が四句(四行)でまとまっているもの。 **しちごんりっし**[七言律詩][漢文] 漢詩の形式の一つ。一句が七言(七字)からなり、全体が八句(八行)でまとまっているもの。 **しちさん**[七三][名]①全体を七対三の割合に分けること。とくに、左右に七分・三分に分けた髪形。 **②**芝居[しばい]の花道[はなみち]で、舞台[ぶたい]へ三、揚げ幕へ七のところ。「―で見得[みえ]を切る」 **じちしょう**[自治省][名] 旧行政機関。自治大臣を長とし、国と地方自治体に関する連絡[れんらく]事務をあつかった。二〇〇一年、総務省に再編成された。 **じちたい**[自治体][名] 都・道・府・県・市・町・村などの、地方自治を認められ行政をおこなう公共団体。 **しちてんはっき**[七転八起・七×顛八起][-名-動] ↓「ななころびやおき」 **しちてんばっとう**[七転八倒・七顛八倒][四漢] 苦痛で、あちらへ転がりこちらへ転がりすること。しってんばっとう。「―の苦しみ」▽本来は「しちてんはっとう」だが、一句として使ううちに変化した。 **しちどうがらん**[七堂×伽×藍][名] 寺として備えるべき七つの建物。金堂・講堂・塔・鐘楼・経蔵・僧坊・食堂。 **しちながれ**[質流れ][名] 期限までに借りたかねを返さないために、抵当[ていとう]として預けた品物が質屋のものになること。また、そうなった品物。 **しちなん**[七難][名]●いろいろな災難。仏教で、人がこの世で受けるという七種の災難。「―八苦」 **②**いろいろな欠点。「色の白いは―かくす」 **しちふくじん**[七福神][名] 幸福を招くという七人の福の神。大黒[だいこく]天・恵比須[えびす]・毘沙門[びしゃもん]天・弁財天[べんざいてん]・福禄寿[ふくろくじゅ]・寿老人[じゅろうじん]・布袋[ほてい]。 >大黒天 >恵比須 >毘沙門天 >弁財天 >福禄寿 >寿老人 >布袋 <575> **しちふだ**[質札][名] 質屋が質入れした人にわたす預かり証。質券。 **しちほう**[七宝][名] ↓「しっぽう」 **しちめんちょう**[七面鳥][名] キジ科の鳥。卵と肉は食用。とくに肉は、クリスマス料理に使う。▽頭から首にかけての皮ふの色が赤や青など種々に変化するので、この名がある。 **しちめんどうくさい**[七面倒臭い][形] たいそうめんどうである。めんどうでわずらわしい。しちめんどくさい。「近所づきあいが―」▽「七」は当て字で接頭語。「しちくどい」「しちむずかしい」など。[同]厄介[やっかい]という意味。 **しちや**[七夜][名] ↓「おしちや」 **しちや**[質屋][名] 品物を預かり、代わりに利子[りし]をとってかねを貸す店。▽俗[ぞく]に、「一六銀行」という。一と六を足すと七[しち](=質)になることから。 **しちゃく**[試着][名]「[名・-スル] 衣服などを買う前に、からだに合うかどうか、ためしに着てみること。「―室」 **しちゅう**[支柱][名]①支えとなる柱。つっかい棒。 **②**支えとなるだいじな存在。家や国などの中心となる人。大黒柱[だいこくばしら] **シチュー**[名] 西洋料理の一つ。肉や野菜をスープとともに、とろ火で長くにこんだもの。「―なべ」[『]stew **しちゅうぎんこう**[市中銀行][名]①民間の銀行。▽中央銀行に対していう。 **②**「都市銀行」に同じ。市銀。 **しちゅうきんり**[市中金利][名] 中央銀行の金利である公定歩合[こうていぶあい]に対し、民間金融[きんゆう]機関の金利をいう。市中銀行の預金金利や貸出金利など。 **しちゅう**[死中]に活[かつ]を求める 死を待つしかない絶望的な状況にあって、なんとかきりぬけて生きる道を見つけようとする。▽困難を乗りきるために、あえて生命の危険な状況下に飛びこんでいくという意味にも使う。 **シチュエーション**[名]①状況。立場。 **②**小説などの場面や、主人公の境遇[きょうぐう]。「―を設定する」[『]situation **しちよう**[七曜][名] 日曜から土曜まで、一週七日をまとめた呼び方。「―表」▽日・月と、火星・水星・木星・金星・土星の五つの星の意味。 **しちょう**[支庁][名] 交通の不便な場所などに置かれた、都・道・府・県の支所。[↔]本庁 **しちょう**[市長][名] 市の首長。市民の直接選挙により選ばれ、市政の執行・市職員を監督[かんとく]する。任期は四年。 **しちょう**[思潮][名] ある時代の人々の一般的な考えかた。「大正時代の文芸―」[圏]風潮 **しちょう**[視聴][名]「[名・-スル]①見ることと聞くこと。「テレビを―する」 **②**注意。注目。「世間[せけん]の―を集める」 **しちょう**[試聴][名]「[名・-スル] レコードや放送用のテープなどを、ためしに聞いてみること。「―室」 **じちょう**[次長][名] 官庁や会社などで、長の次の位の職名。また、その職にある人。 **じちょう**[自重][名]「[名・-スル]①自分のふるまいに気をつけること。「隠忍[いんにん]―」[圏]自制・自戒 **②**自分のからだをたいせつにすること。[圏]自愛 **じちょう**[自嘲][名]「[名・-スル]凹みずからを軽べつしてあざわらうこと。「―的な笑い」 **しちょうかくきょういく**[視聴覚教育][名] 映画・ビデオ・録音などを利用しておこなう教育。 **しちょうしゃ**[視聴者][名] テレビ番組を見る人。受信者 **しちょうりつ**[視聴率][名] テレビで、ある番組がどのくらい見られているかを示す割合。▽ラジオは「聴取率」という。 **しちょく**[司直][名] 法律によって事の正不正をさばく人。裁判官や検事。「―の手にゆだねる」 **しちりん**[七厘・七輪][名] 食物を炭火などでにたり焼いたりするのに使う、土製のこんろ。▽炭代がわずか七厘(「厘」は昔の貨幣[かへい]単位で、一円の一○○○分の一)ですむという意味から。 **じちん**[自沈][名]「[名・-スル] 自分の乗っている艦船[かんせん]を自分の手でしずめること。 **じちん**[慈鎮][人名] →「じえん」 **じちんさい**[地鎮祭][名] 建築工事の前に土地の神をまつり、工事中の安全ぶじをいのる行事。 **しっ**[失][動] [大・2画 全5画] [失失失失] **①**持っていたものをなくす。とりにがす。[↔]得 **②**しくじる。あやまちをする。 **③**わすれる。一◆「失する」を見よ。 [シツ] [うしなう] 見失[うしな]う [失せる] [①] 失業[しつぎょう] 失望[しつぼう] 損失[そんしつ] 紛失[ふんしつ][②] 失火[しっか] 失言[しつげん] 失策[しさく] 失敗[しっぱい] 過失[かしつ][③] 失念[しつねん] 失名[しつめい] **しっ**[室][名] [・6画 全9画] [室室室室] **①**ヘや。 **②**むろ。ものをたくわえる穴。 **③**一族。 **④**身分の高い人の妻。 [◎]王室[おうしつ] 皇室[こうしつ] 側室[そくしつ] [シッ] 室温[しつおん] 室内[しつない] 教室[きょうしつ] 寝室[しんしつ] 和室[わしつ] 正室[せいしつ] 御内室[ごないしつ] [むろ] 土室[つちむろ] 氷室[ひむろ] **しつ**[質][名] [貝・8画 全15画] [質質質質] **目**[シツ]①ものごとのなかみ。「量より―」 **②**生まれつきもっているもの。「天成の―」 **③**ありのままで、かざりけがない。 **④**といただす。 **目**[シチ・チ]借金などの保証のために、預けておくもの。「―入れ」 [シッ] ①質量[しつりょう] 地質[ちしつ] 蛋白質[たんぱくしつ] 物質[ぶっしつ] 本質[ほんしつ]②神経質[しんけいしつ] 性質[せいしつ] 素質[そしつ] 体質[たいしつ]③質実剛健[しつじつごうけん] 質素[しっそ] 質朴[しつぼく]④質疑応答[しつぎおうとう] 質問[しつもん] [シチ・チ][□] 質物[しちもつ] 質屋[しちや] 人質[ひとじち]/言質[げんち] 質だす[しちだす] 気質[かたぎ] <576> **しっ**[疾][名] [疒・5画 全10画] [疾疾疾疾] **①**病気。 **②**速度がはやい。 **③**にくむ。 [シッ] ①疾患[しっかん] 疾病[しっぺい] 悪疾[あくしつ] 眼疾[がんしつ] 不具廃疾[ふぐはいしつ]②疾駆[しっく] 疾走[しっそう] 疾風[しっぷう]③疾視[しっし] [疾く] 疾む[やむ] 疾うの昔[とうのむかし] 疾風[はやて] **しっ**[執][名] [土・8画 全11画] [執執執執] **●**しっかりと手にとる。しっかりと仕事をとりおこなう。 **②**心がとらわれて、こだわる。 [シッ] 執筆[しっぴつ]②執務[しつむ] 執権[しっけん] 執行[しっこう] 執刀[しっとう] [②]執拗[しつよう] 確執[かくしつ] 固執[こしつ](しゅう) [シュウ]②執心[しゅうしん] 執着[しゅうちゃく] 執念[しゅうねん] 妄執[もうしゅう] [とる] 手続きを執る[とる] ペンを執る[とる] 執筆(=記録係)[しっぴつ] **しっ**[湿](濕)[形] [・9画 全12画] [湿湿湿湿] 水気があってしめる。[↔]乾・干 [シツ] 湿気[しっき] 湿潤[しつじゅん] 湿度[しつど] 多湿[たしつ] [しめる・しめす] 布団[ふとん]が湿る[しめる] 湿っぽい話[しめっぽい]/筆を湿す[しめす] [その他] 湿る[しとる] 湿気る[しける] 湿茸[しめじ] **しっ**[漆][名] [・11画] [漆漆漆漆] **◎**うるし。 **②**領収書や証書などで、「七」の代わりに使う字。ふつう、俗字の「柒」を用いる。 [シツ] 漆器[しっき] 漆黒[しっこく] 乾漆[かんしつ] [うるし] 漆塗り[うるしぬり] 漆負け[うるしまけ] [その他] 漆喰[しっくい] 漆工[しっこう] **しつ**[室/質][名]→漢字項目を見よ。 **じっ**[実](實)[名] [・5画 全8画] [実実実実] **①**なかみ。なかみがつまっている。「→名を捨て―をとる」 **②**まごころ。「―を見せる」「―のある態度」[☆]虚[きょ] **③**ほんとう。実際の。「―を言うと」「―の母親」[↔]仮・虚 **④**木や草の、み。 [ジッ]①実質[じっしつ] 実力[じつりょく] 口実[こうじつ] 充実[じゅうじつ] 無実[むじつ] ②実直[じっちょく] 誠実[せいじつ] 切実[せつじつ] 忠実[ちゅうじつ] ③実現[じつげん] 実行[じっこう] 確実[かくじつ] 現実[げんじつ] 事実[じじつ] ④果実[かじつ] 結実[けつじつ] [み・みのる] 実入りのいい仕事[みいり]/成果が実る[みのる] [その他] 実げに[げに] 実[まこと] 瓜実顔[うりざね] 忠実[まめ] **じつ**[日][名]→「にち」 **じっ**[十][名]→「じゅう」 **じつ**[実][名]→漢字項目を見よ。 **しつい**[失意][名] 思うようにならなくて、がっかりすること。「―のどん底におちいる」[圏]失望[↔]得意 **じつい**[実意][名]①ほんとうの気持ち。本心。「―をただす」 **②**まごころ。親切心。「―をつくす」「―のある人」 **しっかと**[確と][副]→「しかと」 **じついん**[実印][名] 役所に登録してある正式のはんこ。印鑑[いんかん]証明を受けることができ、重要な書類におす。[↔]認め印 **しつう**[止痛][名] 痛みを止めること。「―薬」 **しつう**[歯痛][名] 歯の痛み。はいた。 **しつうはったつ**[四通八達][四漢] 道路が四方八方に通じていて、交通の便がいいこと。「―の地」▽「四通発達」は誤り。 **じつえき**[実益][名] 実際の利益。「趣味と―をかねる」[類]実利 **じつえん**[実演][名]「[名・-スル] 口頭での説明だけでなく、実際にみんなの前でやって見せること。「―販売[はんばい]」 **しっか**[失火][名]「[名・-スル] 不注意から火事を起こすとと。また、その火事。 **しっか**[×膝下][名]①ひざもと。とくに、親もと。「父母の―をはなれる」 **②**父母への手紙で、あて名のわきづけにすることば。 **じっか**[実科][名] 農業・工業・商業など、実用的な技能を学ぶ科目。 **じっか**[実家][名] 自分の生まれた家。とくに、結婚[けっこん]などで親もとをはなれた人が、父母の家を呼ぶことば。[圏]生家・里[↔]婚家・養家 **じっかい**[十戒][名]①仏教で、修行[しゅぎょう]のために守らなければならない一○のいましめ。殺生[せっしょう]・偸盗[ちゅうとう]・邪淫[じゃいん]・妄語[もうご]・飲酒[いんしゅ]などをしてはならないこと。 **②**キリスト教で、神がモーゼにあたえたという、一○か条のいましめ。他の神を認めないこと、殺人・姦淫[かんいん]・盗み・偽証[ぎしょう]・貪欲[どんよく]などをしないこと。▽「十誡」とも書く。 **じつがい**[実害][名] 実際に受けた損害。[↔]実益 **しっかく**[失格][名]「[名・-スル] 資格をなくすこと。「反則で―となる」「父親―」 **じつがく**[実学][名] 理論よりも実際の生活に役立つ学問。商学・工学・医学など。 **しっかり**[確り・×腚り][副]「[副・-スル]①かたくて動かないようす。また、確かなようす。「ひもで―としばる」「まだ意識も―している」 **②**考えかたややりかたなどが手がたくて、精神がたくましいようす。「―しなければだめだ」 **③**じゅうぶんに。「―食べる」 **しっかりもの**[確り者][名]①堅実で信頼[しんらい]できる人。 **②**倹約[けんやく]家。しまり屋。 **しつかん**[質感][名] 材料の性質から受ける感じ。「木の―」 **しっかん**[疾患][名] かかっている病気。苦しんでいる病気。「胸部―」 **じっかん**[十干][名] 五行[ごぎょう]よりの「木・火・土・金・水」を「え(兄)」と「と(弟)」にそれぞれ分けた、甲[きのえ]・乙[きのと]・丙[ひのえ]・丁[ひのと]・戊[つちのえ]・己[つちのと]・庚[かのえ]・辛[かのと]・壬[みずのえ]・癸[みずのと]をまとめた呼び方。十二支とともに、年・月・日や方角などをあらわした。「丙午[ひのえうま]」など。▽古くは、音読みして順位・順番などもあらわした。[甲[こう]・乙[おつ]・丙[へい]・丁[てい]・戊[ぼ]・己[き]・庚[こう]・辛[しん]・壬[じん]・癸[き]。] <577> [癸[き]。]一表「干支[えと]ん表」 **じっかん**[実感][名]「[名・-スル]①実際に見たり聞いたりしているような感じ。「―がともなわない」 **②**心の底からそうだと思う気持ち。「健康のありがたさを―する」 **しっき**[湿気][名] 水分をふくんでいること。ふくんでいる水分。しめりけ。「しっけ」とも。「―をとる」 **しっき**[漆器][名] うるしぬりの器[うつわ]。 **しつぎ**[質疑][名]「[名・-スル] 研究会や会議などで、疑問点や意味の不明な点を問いただすこと。「―応答」 **じつぎ**[実技][名] 実際にやってみせる技術や演技。「―試験」[↔]学科 **しっきゃく**[失脚][名]「[名・-スル] 受けた攻撃[こうげき]や失敗によって、地位をなくしてしまうこと。「大臣が―する」 **しつぎょう**[失業][名]「[名・-スル] それまで就いていた職業をなくして、収入がなくなること。失職。[↔]就業 **じっきょう**[実況][名] 実際のありさまやようす。「プロ野球の―中継」 **じつぎょう**[実業][名] 農業・水産業・工業・商業などの生産的・経済的な事業。 **じつぎょうか**[実業家][名] 経済的な事業にたずさわる人。「青年―」 **じつぎょうかい**[実業界][名] 実業を営む人たちの社会。 **しつぎょうほけん**[失業保険][名] 「雇用保険」の古い呼び方。一九七五年に改名された。 **しっきん**[失禁][名]「[名・-スル] 尿[にょう]や大便をもらすこと。「あまりのおそろしさに―した」 **じっきんしょう**[十訓抄][名] 一二五二年。六波羅二﨟左衛門[ろくはらにろうざえもん]の作か。日本・中国・インドにわたる教訓的説話二八○余を集めた説話集。三巻。「じっくんしょう」とも。 **じつげつ**[日月][名]①太陽と月。「―星辰[せいしん](=太陽と月と星)」 **②**年月[ねんげつ]。つきひ。「長い―を費やす」 **しっく**[疾駆][名]「[名・-スル] 車やウマなどを速く走らせること。また、速く走ること。「大草原を―する」 **シック**[形動] しゃれていて落ち着いたようす。あかぬけているようす。いき。「―なよそおい」[『]chic **しっくい**[漆喰][名] 石灰[せっかい]やふのりなどをまぜて練ったもの。かべや天井[てんじょう]をぬる材料。 **しっくり**[副]①よく調和して落ち着くようす。「部屋[へや]に―する絵」「服に―合うくつをさがす」 **②**仲よく一つになって円満であるようす。「親子のあいだが―いかない」[圏]ぴったり **じっくり**[副] こしをすえて、すみずみまで念入りに考えたり話しあったりするようす。「―と計画を練る」 **しつけ**[仕付け][名] 裁縫[さいほう]で、ぬい目がくるわないように、かりにあらくぬっておくこと。また、その糸。「―糸」 **しつけ**[×躾][名] 礼儀、作法を身につけさせること。また、身についた礼儀作法。「家庭の―がいい」 **しっきゃく**[失敬][名・形動]「[名・形動・スル]①相手に礼を欠くようなことをすること。無礼。「―なやつだ」 **②**〈名・スル〉人と別れること。「きょうはこれで―する」 **③**だまって持っていってしまうこと。ぬすむこと。「机の上のものを―してきた」 **④**〈感〉男性が親しいあいだがらで使う、別れるときや軽く謝[あやま]るときのことば。「失礼」よりぞんざいな言い方。「じゃあ、ここで―」「先日はどうも―」 **じっけい**[実兄][名] 同じ父母から生まれた兄。[↔]義兄 **じっけい**[実刑][名] 執行猶予にならず、実際に受けなければならない刑罰[けいばつ]。「―判決」 **しつける**[仕付ける][-下一] 服に糸でしつけをする。 **しつける**[『為付ける][-下一] それをしなれている。いつも、そのことをやりつけている。 **しつける**[×躾ける][-下一] 礼儀[れいぎ]や作法[さほう]などを身につけさせる。「子供を厳しく―」 **しっけん**[執権][名]①政治の実権をにぎること。とくに、鎌倉時代、将軍を助けて政治をおこなった役目。北条氏がこの役に就いた。 **しつげん**[失言][名]「[名・-スル] 言ってはいけないことを、うっかり言ってしまうこと。また、うっかり言ってしまったことば。「―をとり消す」 **しつげん**[湿原][名] 湿気[しっけ]の多い草原。湿地帯。「釧路[くしろ]―」 **じっけん**[実権][名] 実際の権力。「―をにぎる」 **じっけん**[実験][名]「[名・-スル]⊕理論や仮説が正しいかどうかを、人為的につくった環境の中で実際にためしてみること。「核[かく]―」「―室」 **②**実際に経験すること。体験。 **じつげん**[実現][名]「[名・-スル] 計画・希望などを現実のものとすること。また、現実のものになること。「―可能」[圏]具現 **じっけんしょうせつ**[実験小説][名] フランスの小説家ゾラが唱えた自然主義小説の理論。作家が文学的な想像力の世界の中で、人間を科学的な実験対象としてとらえようとするもの。日本には森鷗外[おうがい]が紹介[しょうかい]し、永井荷風・小栗風葉[ふうよう]らが影響を受けた。 **じっけんだい**[実験台][名]①実験の対象となる生きものや人。「―のモルモット」 **②**その上で実験するための台。 **しつこい**[形]①味や色などが強く、あとに残る感じがする。「―料理で胃にもたれる」 **②**いつまでもつきまとってわずらわしい感じだ。「しつこく質問する」[類]くどい ▼「しつっこい」とも。 **しっこう**[失効][名]「[名・-スル] 法律や権利などが、その効力をなくすこと。「運転免許[めんきょ]が―する」[↔]発効 >「つかいわけ「紛失[ふんしつ]」を見よ。 **しっこう**[執行][名]「[名・-スル] 行政上の機関や権利をもつ団体が、きめられたことを実際におこなうこと。「―機関」「強制―」「刑[けい]を―する」 **しっけん**[失権][名]「[名・-スル] 権利や権力を失うこと。「―の宣告を受ける」 **じっこう**[実行][名]「[名・-スル] 計画などを実際におこなうこと。「不言―」「公約を―に移す」 <578> **じっこう**[実効][名] 実際にあらわれる効果。ほんとうの効き目。「政策の―を挙げる」 **しっこうかん**[執行官][名] さしおさえや競売などをおこなう地方裁判所の職員。[圏]執行吏[しっこうり] **しっこうきかん**[執行機関][名] 議決機関の意思を執行する機関。とくに、官庁の命を受けて、国家の意思を執行する機関。 **しっこうぶ**[執行部][名] 政党や組合などで、決定したことの執行に責任をもつ機関。 **しっこうゆうよ**[執行猶予][名] 有罪の判決を受けた人が、ある一定の期間、再び罪を犯[おか]さなければ実刑を受けなくてもよいという制度。「―三年」 **じっこうりょく**[実行力][名] ものごとをなしとげる力。「―のある人」 **しっこく**[漆黒][名] うるしをぬったように、黒くてつやのあること。「―の髪かみ」「―の闇[やみ]」▽文章語。 **しっこく**[×桎梏][名] 行動の自由をさまたげること。束縛。▽「桎」は足かせ、「梏」は手かせのこと。 **しつごしょう**[失語症][名] 耳や発声器官は正常なのに、脳の障害によって、ことばはわかるがことばが出せない、音は聞こえるが意味がわからないなどの症状があらわれる病気。 **じっこん**[×昵懇・入魂][名・形動] たいへん親しく交わること。心やすいこと。「―にしてもらう」「彼とは―のあいだがら」[類]親密・懇意 **じっさい**[実際][名]①〈名〉頭の中で考えたことでなく、目の前で見聞したこと。ほんとうのこと。「―に見たのははじめてだ」 **②**〈副〉ほんとうに。まったく。「―、よくできた人だ」 **じつざい**[実在][名]「[名・-スル] 現実にこの世にあったり、いたりすること。「―の人物」 **じっさいてき**[実際的][形動] 理屈でなく、現実によくあてはまるようす。「そう考えるのが―だ」[類]実用的・現実的 **じっさいもんだい**[実際問題][名] 現実に見聞したり行動したりするものとしての問題。「―としてはむつかしい」 **しっさく**[失策・失錯][名]「[名・-スル]①やるべきことをやりそこなうこと。しくじり。 **②**野球で、エラー。 **しつじ**[執事][名] 身分や地位の高い人の家などで、家事や事務の指図[さしず]をしたり、おこなったりする人。 **じっし**[十指][名] 一○本の指。 >十指に余る 一○本の指で数えきれないほど多い。 >十指の指すところ 多くの人が認めるところ。だれもが同じように思い、考えの一致[いっち]するところ。 **じっし**[実子][名] 血を分けた子。[↔]継子・養子 **じっし**[実姉][名] 同じ父母から生まれた姉。[↔]義姉 **じっし**[実施][名]「[名・-スル] 法律・制度・計画などを実際におこなうこと。「―に移す」[劇]実行 **じつじ**[実事][名] 実際に起こったこと。 **じつじょう**[実状][名] 実際のようす。ありのままの状態。「―に合った計画を立てる」 **じつじょう**[実情][名] ほんとうの事情。実態。また、ほんとうの気持ち。まごころ。「―を話して聞かせる」 >つかいわけ 事情・実情 「事情」は、あることがらの状況。また、その原因や理由。「くわしい事情」「複雑な家庭の事情」。「実情」は、表面上は知られていない実際の状況。「財政難の実情をうち明ける」。 **じっしつ**[実質][名] ほんとうのなかみや性質。「見かけより―をとる」 **しつじつごうけん**[質実剛健][四圏] かざらず、まじめで、すこやかなこと。「―の気風がある」▽男子の生活態度の規範[きはん]という意味で使う。 **じっしつちんぎん**[実質賃金][名] 賃金の実際の価値をあらわした額。物価の変動を考えに入れて実際の購買力に換算[かんさん]した賃金。[↔]名目賃金 **じっしつてき**[実質的][形動] 実際の内容にかかわっているようす。「外見ばかりよくて―には変わらない」[↔]形式的 **じっしゃ**[実写][名]「[名・-スル] 実景や実況[じっきょう]などを写真や映像などに写すこと。また、その写したもの。 **じっしゃ**[実車][名] ハイヤーやタクシーなどで、客を乗せて走っている車。[☆]空車 **じっしゃかい**[実社会][名] 実際の世の中。観念的なものでない現実の社会。「高卒で―〈出る」 **じっしゅう**[実収][名]⊕税金などをさし引いた、実際に手にはいる収入。実収入。 **②**農作物などの実際の収穫量。「―を上げる」 **じっしゅう**[実習][名]「[名・-スル] 実際に現場に行って技術を身につけること。「教育―」 **じっしゅきょうぎ**[十種競技][名] 陸上競技の男子種目の一つ。一人の選手が、初日に一〇〇松[メートル]競走・走り幅とび・砲丸投げ・走り高とび・四○○M競走、二日目に一一〇Mハードル・円盤投げ・棒高とび・やり投げ・一五○○M競走をおこない、その合計点数を競う。 **しつじゅん**[湿潤][名・形動] しめりけの多いこと。湿気[しっけ]と雨がある状態。「―気候」 **しっしょう**[失笑][名]「[名・-スル] 思わずふきだして笑ってしまうこと。 >失笑を買う 軽率[けいそつ]なことばや行動のために、他の人から見下げられて笑われる。「満座の―」 **じっしょう**[実証][名]「[名・-スル] 確かな証拠[しょうこ]。また、確かな証拠にもとづいて証明すること。「裁判で―する」[圏]確証・証明 **じっしょうしゅぎ**[実証主義][名] 事実をもとに、観察や実験を通して理論を確かめようとする考えかた。フランスの哲学者コントなどが代表。 **しっしょく**[失職][名]「[名・-スル] 職を失うこと。失業。 **しっしん**[失神・失心][名]「[名・-スル] 強いショックなどを受けて、一時的に意識がなくなること。「―状態」[類]気絶・卒倒 **しっしん**[湿疹][名] 皮ふの表面にできるかゆい炎症[えんしょう]。あせもなど。 **じっしんほう**[十進法][名] 0から9までの一〇個の数字を用いて、一〇倍ごとに位を一つずつ上げていく数のあらわしかた。 <579> **じっすう**[実数][名]①実際に数えて確かめた数。 **②**数学で、有理数と無理数を合わせた呼び方。[↔]虚数 **しっする**[失する][動]①なくす。「機会を―」 **②**[「〜に失する」の形で] …すぎる。「おそきに―」「寛大に―」 **しっせい**[失政][名] 政治上の失敗。また、誤った政治。「―を重ねる」 **しっせい**[執政][名]①政治をおこなうこと。また、その職。古くは摂政・関白[せっしょうかんぱく]、江戸幕府の老中[ろうじゅう]や大名[だいみょう]の家老[かろう]、近代以後は内閣総理大臣。 **しっせい**[×叱正][名]「[名・-スル] しかり正すこと。相手に自分の書いたものの批評をたのむときに使うことば。「ご―を請う」[圏]批正[『]文章語。 **じっせいかつ**[実生活][名] 実際の日常生活。現実の生活。「―に役立つ」 **しっせき**[失跡][名]「[名・-スル] 人が、どこへ行ったかわからなくなること。ゆくえをくらますこと。[類]失踪[しっそう] **しっせき**[×叱責][名]「[名・-スル] 他人のあやまちなどをとがめしかること。「監督[かんとく]の―を受ける」[類]譴責[けんせき] **じっせき**[実績][名] いままでやった仕事の実際の成績や成果。「かなりの―を上げる」「―が問われる」 **じっせつ**[実説][名] 実際にあったとおりの話。実話。[☆]虚説 **じっせん**[実戦][名] 実際の戦い。「―に臨[のぞ]む」「―の経験がない」[↔]演習 **じっせん**[実践][名]「[名・-スル] 実際におこなうこと。実行。「―躬行[きゅうこう]」 **じっせん**[実線][名] 製図などで、切れ目なく続いた線。[↔]点線 **じっせんきゅうこう**[実践×躬行][四漢] 自分からすすんで実際におこなうこと。「―の範[はん]を垂れる」 **じっせんりせい**[実践理性][名] 人間の行為[こうい]や意志の決定にかかわる理性の能力。理論理性▽ドイツの哲学者カントの用語。この能力により、自由・道徳・神の存在など、現象を超越した問題をあつかうことができるという。 **しっそ**[質素][名・形動] むだを省き、ぜいたくをしないこと。「―な身なり」「―倹約[けんやく]に努める」 **しったい**[失態・失体][名] はずかしいおこないをして、面目[めんぼく]を失うこと。ひどい失敗をすること。「本番中に―を演じる」[圏]醜態[しゅうたい] **しっそう**[疾走][名]「[名・-スル] 非常に速く走ること。「全カーで―する」[類]疾駆[しっく] **しっそう**[失踪][名]「[名・-スル] 家を出たまま、ゆくえをくらますこと。「―届[とど]け」[類]失跡[しっせき]・出奔[しゅっぽん]・蒸発[じょうはつ] **じっそう**[実相][名] ものごとの実際のようす。真実のありさま。 **じつぞう**[実像][名]⊕凸レンズを通ったり、凹面鏡[おうめんきょう]にあたったりした光が、ある場所に集まって実際につくりだす像。[↔]虚像 **②**うわさや外見にとらわれない、人やものの実際の姿。「スターの―にせまる」→虚像[きょぞう] **じっそうかんにゅう**[実相観入][国語] 対象に没入することによってこそ事物の本質を認識できるとした、斎藤茂吉の作歌態度。正岡子規[しき]の写生説を進展させたもの。 **しっそうせんこく**[失踪宣告][名] 一定期間継続して所在や生死の不明な者を、その配偶者や相続人など、利害関係者の請求[せいきゅう]によって、死亡したものと見なす家庭裁判所の宣告。 **しっそく**[失速][名]「[名・-スル] 急に速度が落ちること。多く、飛行中に飛行機が浮力を失うこと。「燃料が切れて―する」 **じっそく**[実測][名]「[名・-スル] 距離[きょり]や面積などを実際にはかること。「―にもとづいて設計する」 **じつぞん**[実存][名]「[名・-スル] 何かが現実にそこに存在すること。とくに、人間の現実的存在。 **じつぞんしゅぎ**[実存主義][名] 現代思想の一つ。現実に存在するがままの人間の孤独・不安・絶望を重視し、人間の本質は、各自が自由な意志によって、みずから選びとっていくものであるとする考えかた。キェルケゴールやニーチェ、サルトルらが主張した。 **しった**[×叱咤・×叱咤][名]「[名・-スル] 大声でしかること。また、大声ではげますこと。「―激励[げきれい]」▽「陀」は「咤」の誤字。 **じったい**[実体][名] ものごとのほんとうの姿。変化することのない、ものの本質。「宇宙の―を探る」 **じったい**[実態][名] 表面からではわからない、実際のありさま。実状。「老人医療[いりょう]の―を調べる」 **しったかぶり**[知ったか振り][名] 知らないのに、さも知っているかのようなふりをすること。「―をして、あとではじをかく」 **しったげきれい**[×叱咤激励][四漢] 強いことばで、大声を出してはげますこと。 **シッタン**[×悉曇][名] 梵字[ぼんじ]の字母や古代インドの音声に関することがらをまとめていうことば。サンスクリット。 **じつだん**[実弾][名]①ほんものの弾丸[だんがん]。「―三発を押収する」 **②**何かを依頼するときに強い効果を期待してわたす現金。 **しっち**[失地][名] 戦争などで失った領土や土地。また、失った地位や権威[けんい]、または勢力範囲[はんい]。「―回復」 **しっち**[湿地][名] じめじめした土地。しめりけの多い土地。「―帯を開発する」 **じっち**[実地][名] 本などではなく、実際にすること。また、実際の場所。「―見学」「―訓練」 **じっちゅうはっく**[十中八九][四漢] おおかた。ほとんど。「落ちたら―助かるまい」「―うまくいくだろう」▽可能性が、一○のうち八か九で高いこと。 **しっちょう**[失調][名]「[名・-スル] 調和がくずれること。調和がとれなくなること。「栄養―」 **じっちょく**[実直][名・形動] まじめで、正直なこと。「―だけがとりえの男」「[V]謹厳[きんげん]―」[麵]律儀[りちぎ] **しっつい**[失墜][名]「[名・-スル] 信用や権威[けんい]などをなくすこと。「名誉を―する」 >「つかいわけ「紛失[ふんしつ]」を見よ。 <580> **じつづき**[地続き][名] 海や川などにへだてられることなく、土地が続いていること。[類]陸続き **じって**[十手][名] 江戸[えど]時代、役人が犯人をとらえるために使った道具。五○[センチ]ぐらいの鉄の棒で、手もとに四〜五[センチ]に開くのかぎがある。 **じってい**[実弟][名] 同じ父母から生まれた弟。[↔]義弟 **しつてき**[質的][形動] ものごとの性質や本質に関するようす。質のうえで。「―な変化」[↔]量的 **じってつ**[十哲][名] 一〇人のすぐれた弟子[でし]。一〇人の高弟。「孔門[こうもん]―」「蕉門[しょうもん]―」 **しってん**[失点][名]①競技や試合で、点を失うこと。相手にとられた点数。「大量―」[↔]得点 **しってんばっとう**[七転八倒][四回]→「しちてんばっとう」 **しっと**[×嫉妬][名]「[名・-スル] 自分よりすぐれた才能や幸運・幸福をえた人を見て、自分もああなりたいと思っても不可能なので、その相手を傷つけたいと思う気持ち。また、自分の愛する異性が、別人に好意を寄せたことに対して、しかえししたい気持ち。「―に目がくらむ」「友人の出世[しゅっせ]を―する」「すべてこの世は―心」[類]やきもち・ねたみ **しつど**[湿度][名] 空気中にふくまれている水蒸気の割合。パーセントであらわす。「乾湿球[かんしつきゅう]―計」 **じっと**[副]①動かないで、あることに集中しているようす。「―見つめる」「しばらく―考える」 **②**したいことをがまんして、静かにしているようす。「―待っていろ」「心配でとても―していられない」 **しっとう**[執刀][名]「[名・-スル] 手術や解剖[かいぼう]のために、メスを持つこと。手術や解剖をおこなうこと。「ベテランの外科医が―する」 **じつどう**[実動][名]「[名・-スル] 実際に部隊・車両・機械が活動すること。「―台数」 **じつどう**[実働][名]「[名・-スル] 実際に仕事をしていること。「―八時間」 **しっとり**[副]①適度のしめりけがいきわたっているようす。「―とぬれた道」 **②**落ち着いてうるおいのあるようす。「―したふんいきの和室」 **じっとり**[副]「[副・-スル] 適量をこえて湿気[しっけ]をおびたようす。とくに、あせばんだようす。「―あせをかく」 **しっぴつ**[執筆][名]「[名・-スル] 文学作品や論文などを書くこと。「エッセイを―する」 >「つかいわけ」→「記述」を見よ。 **しつない**[室内][名] 部屋[へや]の中。「―プール」[圏]屋内[↔]室外 **しつないがく**[室内楽][名] 少数の楽器で、小さなホールなどで演奏する音楽。弦楽[げんがく]四重奏など。 **しつないゆうぎ**[室内遊戯][名] 室内でおこなう遊戯。将棋[しょうぎ]・カルタ・トランプ・マージャンなど。 **じつに**[実に][副] 自分が実際に見たり経験したりした印象として、ほんとうに。まったく。「―けしからん」「―字のうまい人だ」[瀬]まことに **しつねん**[失念][名]「[名・-スル] うっかり忘れること。「相手の名前を―してしまう」[類]度忘れ >「つかいわけ」→「忘却[ぼうきゃく]」を見よ。 **じつねん**[実年][名] 五○歳[さい]から六○歳代の人の呼び方。「―をむかえる」▽人生の実りの時という意味で、新しくつくられたことば。 **じつの**[実の][連体] ほんとうの。また、血のつながりのある。「―ところ」「―姉」 **じつは**[実は][副] うち明けて言うと。ほんとうのことを言うと。「―借金だらけなのだ」「―お願いがあって参りました」▽きまりの悪いことや遠慮[えんりょ]のあることなどを言う前に使うことが多い。 **ジッパー**[名] ファスナー。▽もと、商標名。[『]zipper **しっぱい**[失敗][名]「[名・-スル] 目的が果たせず、うまくいかないこと。しくじり。やりそこない。[↔]成功 >失敗は成功のもと 失敗することによって反省し、よい方向へ努力することで、必ず成功への道が開かれるものだ。 **じっぱひとからげ**[十把一絡げ][名] いろいろなものを区別せず、ひとまとめにして大ざっぱにあつかうこと。「純文学も大衆文学も―にして批評する」 **じっぴ**[実否][名] ほんとうかどうか。事実かどうか。古くは「じっぷ」とも。「―を確かめる」 **じっぴ**[実費][名] 手数料や利益をふくまない、実際にかかった費用。「送料の―だけをもらう」 **しっぷ**[湿布][名]「[名・-スル]凹湯や水につけた布や薬をぬった布を、痛いところやはれたところにあてる治療[ちりょう]法。「打ち身に―をする」 **じっぷ**[実父][名] 血のつながった父親。[↔]義父・継父・養父 **しっぷう**[疾風][名] 速くふく風。強く激しい風。「はやて」とも。「―のごとくゴールをかけぬけた」「―怒濤[どとう]」 **しっぷうじんらい**[疾風迅雷][四漢] 速い風と激しいかみなりのように、行動がすばやく激しいこと。「―の早わざ」[圏]電光石火[でんこうせっか] **しっぷうどとう**[疾風怒濤][四漢] 強く速い風と激しい波。「―のごとき攻め」▽一八世紀ドイツの文学運動のこともいう。古典主義に反対して個性[こせい]を重視した。ゲーテ・シラーが中心。シュトゥルム・ウント・ドラング。 **しっぷうもくう**[×櫛風×沐雨][四漢] 風雨にさらされて多くのつらいめにあったり苦労を重ねたりすること。「―の三十年をかえりみる」▽「風に櫛[くしけず]り(=髪かみをとかして)、雨に沐[もく]す(=からだを洗う)」という意味から。 **じつぶつ**[実物][名] 模型や写真などではない実際のもの。ほんもの。「―大」「―見本」[圏]現物 **じつぶつだい**[実物大][名] 実物と同じ大きさ。「―の模型」 **しっぺい**[疾病][名] 病気。[圏]疾患 **しっぺいがえし**[《竹×箆返し][名] ひどいことをされたときに、すぐに有効なしかえしをすること。しっぺがえし。「妹に意地悪をして、とんだ―を受ける」▽「しっぺい」は、禅宗[ぜんしゅう]で修行者をたたく、平たい竹製の道具。 **じっぺんしゃいっく**[十返舎一九][人名] 一七六五—一八三一年。江戸後期の戯作[げさく]記者。本名は重田貞一[しげたさだいち]。式亭三馬[しきていさんば]と並ぶ滑稽[こっけい]の本の代表作家。代表作「東海道中膝栗毛[ひざくりげ]」。 <581> **じつむ**[実務][名] 実際の事務や業務。実地にする具体的な仕事。 **じづめ**[字詰め][名] 一行または一ページに収められる字数。「二〇〇―の原稿用紙」 **しつめい**[失明][名]「[名・-スル] 盲目になること。 **しつもん**[質問][名]「[名・-スル] わからないことや疑わしいことについて、これこれではないかという見こみによって相手にたずねること。「―ぜめにあう」 **しつよう**[執拗][形動] うるさいほど、しつこいようす。「―な追及[ついきゅう]」「――に食いさがる」 **じつよう**[実用][名] 実際に役に立つこと。実際に使うこと。「―新案」「―向き」 **じつようか**[実用化][名]「[名・-スル] 実際に使えるようにすること。「成功した実験の結果の―を検討する」 **じつようしんあん**[実用新案][名] いままであった品物に、実用上の新しいくふうや改良を加えて考案したもの。登録すれば独占的にそれを製作・販売する権利があたえられる。 **じつようてき**[実用的][形動] 実際に使って役立つようす。実用向き。「―なおくりもの」 **じづら**[字面][名]①一つ一つの文字の形や並びかたの見た目の感じ。「―が悪い」 **②**文章の表面的な意味。「―ばかり追う」[同]文字面[もじづら] **しつらえる**[設える][-下一] もうけととのえる。ふさわしくかざりつける。しつらう。「席を―」 **しつらくえん**[失楽園][名] 一六六七年。イギリス、ミルトンの長編叙事詩。地獄に落ちた悪魔[あくま]は、神に復讐[ふくしゅう]するため、人間を誘惑して神に挑戦[ちょうせん]させようとする。アダムとイブは楽園[らくえん]を追われるが、キリストによって復活することを示す。[『]Paradise Lost **じつり**[実利][名] 実際の利益や効用。「―を重んじる経営方針」[圏]実益[↔]実害 **しつりょう**[質量][名] 物体がもつ物質の分量。単位は、キログラムやグラムなど。▽「質量」は、物体ごとにきまっていて、はかる場所に左右されない。「重量(=重さ)」は、物体に作用する引力の大きさである。地球上では「質量」と「重量」の直は等しいが、引力が地球の六分の一しかない月世界に行くと、「重量」は約六分の一になる。 **じつりょく**[実力][名]①実際にもっている力。ほんとうの能力。「―は五分五分だ」 **②**相手と争う手段としての武力や腕力[わんりょく]。「話しあいが失敗し、―にうったえる」 **じつりょくこうし**[実力行使][名] 話しあいによる解決ができず、またはそれをしようとせず、武力を用いること。また、労働争議でストライキをすること。「ついに―に出る」 **じつりょくしゃ**[実力者][名] その社会を動かす実際の力をもっている者。 **しつれい**[失礼][名・形動]「[名・形動・スル]①礼儀[れいぎ]が守られていないこと。「なんて―な人だ」[週]非礼 ▽礼儀にはずれる度合いは、「失敬→失礼→無礼」の順にひどくなる。 **②**〈名・スル〉人と別れること。「おさきに―します」 **③**〈感〉別れるときや謝[あやま]るときのことば。「じゃあ、―」「おっと、―」[團]失敬 **じつれい**[実例][名] 実際にあった例。「―を挙げて説明する」[同]用例 **しつれん**[失恋][名]「[名・-スル] 恋[こい]の思いが相手にこばまれてかなえられないこと。恋に破れること。 **じつろく**[実録][名] 事実を記録したもの。「―にもとづいた映画」[類]ドキュメンタリー **じつわ**[実話][名] 実際にあった話。「この小説は―に近い」 **して**[『為手・仕手][名]◎ものごとをする人。「年寄りの世話の為手がなくなる」 **②**能・狂言[きょうげん]の主役。ワキ▽ふつう、「シテ」と書く。 **③**相場で、投機のために多量に売買する人。「仕手株」 **して**[四手・“垂][名] 玉ぐしやしめなわなどに下げ **しっぽ**[×尻尾][名]①動物の尾[お]。 **②**細長いもののはし。「たくあんの―」 >尻尾を出す ごまかしやうそがばれる。ばけの皮がはがれる。 >尻尾をつかむ かくしごとや秘密の証拠[しょうこ]をおさえる。 >尻尾を振る 相手のきげんをとる。 >尻尾を巻く 負けてすごすごにげる。 **じつぼ**[実母][名] 自分を生んだ母親。血のつながった実の母。[圏]生母[↔]義母・継母・養母 **しつぼう**[失望][名]「[名・-スル] 希望を失うこと。あてがはずれて、がっかりすること。「落選の知らせに―する」[團]失意・絶望・落胆[らくたん] **しっぽう**[七宝][名]◎「七宝焼き」の略。銅や金・銀の下地に、ガラス質のうわぐすりを焼きつけて、美しい色や模様をあらわしたもの。 **@**七つのめずらしい宝。ふつうは、金・銀・瑠璃[るり]・玻璃[はり]・硨磲[しゃこ]・珊瑚[さんご]・瑪瑙[めのう]をいう。七珍[しっちん]。しちほう。 **じっぽう**[十方][名] 東西南北の四方と東北・東南・西北・西南の四すみと上下の一○方向。また、あらゆる方向や場所。「―世界」 **じっぽう**[実包][名] 火薬のはいっている弾丸[だんがん]。実弾。[↔]空包 **しつぼく**[質朴][名・形動] かざりけがなく、すなおなこと。「古代人の―な歌」[圏]質実・実直 **しっぽく**[《卓×袱][名]①そばやうどんに、野菜・シイタケ・かまぼこなどをのせた料理。 **②**中国風に、料理を各人がとりわけて食べる日本の料理。しっぽく料理。▽中国語でテーブルクロスのこと。 **しっぽり**[副]①じゅうぶんにしめっているようす。 **②**男女の愛情がこまやかで、むつまじいようす。 **じつめい**[実名][名] ほんとうの名前。戸籍[こせき]にのっている名前。[↔]本名 **しつむ**[執務][名]「[名・-スル] 勤めさきで事務や業務などの仕事をすること。「―中は来客お断り」[圏]勤務 <582> **る、細長く切った紙**。 **②**やりの柄につける、ウマの尾やアサなどを束ねたもの。 **してい**[子弟][圏]①子や、おとうと。 **②**年の若い者。年少者。「良家の―が集まる」[圏]子女 **してい**[私邸][名] 個人の屋敷[やしき]。「人気作家の―をおとずれる」[同]私宅[↔]公邸▽「私邸」は「私宅」よりも大きくて、りっぱな家をさす。 **してい**[指定][名]「[名・-スル] はっきり、それと定めること。「約束の場所を―する」[圏]指示・所定 **してい**[師弟][名] 師と弟子[でし]。先生と生徒。「―の関係」 **シティー**[名][造語] 都会。都市。「―ボーイ」「―感覚」[『]city >シティー ロンドンにある、金融[きんゆう]機関などが集まる地区。商業や金融の中心地。▷ the City of Londonから。 **してかす**[《為出かす][-動五] やらかす。非難の気持ちをこめて、相手のした行為をみくだして言うことば。「とてつもないことを―」「何を―かわからない」▽まともでないこと、困ったことをしたときに使う。 **してかぶ**[仕手株][名] 株式市場で、投機的に大量に売買される株。くろうと株。 **してき**[私的][形動] 個人に関するようす。また、おおやけには認められていないようす。個人的。プライベート。「―な機関」「―立場で参加する」[↔]公的 **してき**[指摘][名]「[名・-スル] 問題となることがらを、具体的にはっきりと示すこと。「矛盾[むじゅん]のんを―される」 **してき**[詩的][形動] 詩のような味わいのあるようす。「―な発想」[↔]散文的 **じてき**[自適][名]「[名・-スル] 自由にのんびりと楽しむこと。「悠々―」 **してきゆいぶつろん**[史的唯物論][名] 歴史は社会的・政治的・精神的な活動の土台である経済的過程、つまり生産力と生産関係のあいだに生ずる矛盾[むじゅん]があらたな生産関係を確立するといった過程によって変動・発展するという理論。唯物史観。▽ドイツの思想家マルクス・エンゲルスによって確立された唯物論的な歴史観。 **してつ**[私鉄][名] 民間の会社が経営する鉄道。民営鉄道。「―各社がストライキをする」 **しでのたび**[死出の旅][名] 仏教で、「死出の山」に行くこと。死ぬこと。「二度と帰らぬ―」 **しでのやま**[死出の山][名] 人が死んだあと行くという、冥土[めいど]にある険しい山。 **しではらきじゅうろう**[幣原喜重郎][人名] 一八七二—一九五一年。大正・昭和期の外交官・政治家。大阪生まれ。外相[がいしょう]ぶりとして米英との協調外交を展開。第二次世界大戦後に首相に就任し、日本国憲法草案の作成、農地改革、財閥[ざいばつ]解体にとりくんだ。また、婦人参政による選挙を実施[じっし]した。 **してみると**[接] そうだとすると。してみれば。「―結果的には正しかったのだ」 **してやられる**[為て“遣られる][-下一] まんまと、うまくやられる。「思いどおりに―」 **してん**[支店][名] 本店から分かれて、別の所につくられた店。「―長に任命される」[圏]支社[↔]本店 **してん**[支点][名] てこの支えとなる固定された点。▽ほかに、力点[りきてん]・作用点。 **してん**[視点][名] ものごとを見たり考えたりするときの、目のつけどころや立場。「―を変えて考える」[圏]観点・見地 **してん**[史伝][名] 歴史と伝記。また、史実の考証を中心とした伝記。 **しでん**[市電][名] 市が経営する電車。また、市内を走る路面電車。「―が廃止[はいし]される」 **しでん**[師伝][名] 師匠[ししょう]から伝授されること。また、伝授されたもの。 **じてん**[字典][名] 漢字や漢語などを一定のきまりに従って並べ、その字形・音訓・意味・熟語・用法などをしるした書物。字書。「漢字―」「かな―」[類]字引き **じてん**[事典][名] いろいろなものやことがらをあらわすことばを集めて、一定のきまりに従って並べ、解説した書物。「百科―」 **じてん**[辞典][名] 多くのことばを集めて、一定のきまりに従って並べ、書きあらわしかたや意味・用例などをしるした書物。辞書。「国語―」「漢和―」[同]字引▼「辞典」は、ことばの意味と使いかたの説明を中心としたもので、すべての品詞の単語をのせるが、「事典」は、ことがらの内容の説明を中心としたもので、見出し語のほとんどが名詞。両者を区別するために、「辞典」を「ことばてん」、「事典」を「ことてん」、また、「字典」を「もじてん」ということがある。 **じてん**[次点][名] 当選した人や入選した人の、次の順位。落選した人の中での最高得点者。 **じてん**[自転][名]「[名・-スル] 天体が、自分の直径の一つを軸として回転すること。「地球の―」→公転 **じてん**[時点][名] 時間の流れの上の、ある一点。「けさの―で東京は雨だ」 **じでん**[自伝][名] 自分のおいたちや過去を自分自身で書いたもの。自叙伝[じじょでん]。「キュリー夫人の―」 **じてんしゃ**[自転車][名] 足でペダルをふんで、二つの車輪を回転させて走る乗り物。「―をこぐ」 **じてんしゃそうぎょう**[自転車操業][名] 資金不足で、その日その日をようやくやりくりして仕事を続けているような、不安定な経営状態。▽止まれば倒産することを自転車にたとえていう。 **してんのう**[四天王][名]①部下・弟子[でし]などの中で、もっともすぐれている四人。また、その分野でとくに優秀な四人。「仏師の―」▽仏教で、帝釈[たいしゃく]天に仕えて、仏法と出家[しゅっけ]した人を守る四神。持国天・増長天・広目天・多聞[たもん]天。 **してんのうじ**[四天王寺][名] 大阪市天王寺区にある寺。聖徳太子[しょうとくたいし]の建立[こんりゅう]と伝えられ、中門[ちゅうもん]・塔[とう]と・金堂・講堂が一直線に並ぶ、飛鳥[あすか]時代の様式を残す。 <583> **しと**[使徒][名]①キリスト教で、イエス・キリストが教え(福音[ふくいん])を伝えるために選んだ一二人の弟子[でし]。ペテロ・アンデレ・大ヤコブ・ヨハネ・ピリポ・バルトロマイ・トマス・マタイ・小ヤコブ・タッダイ・シモン・ユダ(失脚後、マッテヤ)。十二使徒。 **②**人のために、自分の身をなげうって努力し、尊い仕事をする人。「平和の―」 **しと**[使途][名] かねや品物の使いみち。「―不明金」 **しとう**[至当][名・形動] 道理にかなって当然で、もっともなようす。「―な処置とみなす」「正大―(=きわめて適切なこと)の理論」 >つかいわけ 至当・妥当・適当 「至当」は、この上なく当然であること。「至当な処置」。「妥当」は、おだやかで、落ち着きぐあいよく、あてはまること。「妥当な金額で決着した」。「適当」は、本来はぴったりとあてはまること。最近は「いいかげん」の意味がふくまれることがある。「適当にやっておけ」。 **しとう**[死闘][名]「[名・-スル] 死にものぐるいで戦うこと。非常に激しい戦い。「血まみれの―を演じる」 **しとう**[私党][名] 個人的な利害関係によって結びついた仲間。また、政党として認められていない党派。[↔]公党 **しとう**[私闘][名] 個人的なうらみごとによる争い。 **しどう**[私道][名] 個人の所有地の中にある道路。「―につき侵入禁止」[↔]公道 **しどう**[始動][名]「[名・-スル] 機械などが動きはじめること。また、動かしはじめること。「モーターが勢いよく―する」「プロジェクトがようやく―する」[同]起動 **しどう**[指導][名]「[名・-スル] 具体的なことがらについて技術ややりかたなどを直接教えること。「演技―」[圏]指南[しなん] **しどう**[斯道][名] 学問や技芸などで、その人がたずさわっている方面や分野。その道。この道。「―の大家」 **じとう**[地頭][名] 鎌倉[かまくら]・室町[むろまち]時代の、各地の荘園[しょうえん]の役人。土地の管理、税のとりたて、警備の仕事をした。「→泣く子と―には勝てぬ」 **じどう**[自動][名] 自分の力で動くこと。「全―洗濯機」「預金―機」[↔]手動 **じどう**[児童][名] 子供。とくに、小学生。「―の作文コンクール」[圏]学童 >「つかいわけ」→「幼児」を見よ。 **じどうけんしょう**[児童憲章][名] すべての子供の幸せを図[はか]るために定められたきまり。一九五一年五月五日に制定。 **じどうし**[自動詞][名] 動詞の中で「開く」「動く」のように、その語だけで動作や作用をあらわすもの。「(窓を)開ける」「(車を)動かす」のように、「目的語(〜を)」をともなう他動詞に対していう。▽自動詞と他動詞は、活用の種類や行[ぎょう]などのちがいによって分かれる。 **じどうしゃ**[自動車][名] エンジンの力で車輪を動かして、レールなしに走る乗り物。ふつう、車輪は四つ。くるま。「―交通量」 **じどうせいぎょ**[自動制御][名] 人が操作しなくても、機械が状態の変化に応じてひとりでにそのはたらきを調整すること。オートメーション。 **じどうてき**[自動的][形動] 自分自身のはたらきによって動くようす。オートマチック。「―にお湯が出る」 **じとうてんのう**[持統天皇][角] 六四五—一七○二年。在位、六九〇—六九七年。天智天皇の第二皇女で、天武天皇の皇后。子、草壁皇子[くさかべのみこ]の死後即位。飛鳥浄御原令[あすかきよみはらりょう]の制定、藤原京遷都[せんと]など律令体制を整備した。 **じどうはんばいき**[自動販売機][名] 代金を入れると、自動的に品物が出てくるようになっている機械。 **じどうぶんがく**[児童文学][名] 子供のために書かれた文学作品。童話・伝記・童謡など。 **じどうれっしゃせいぎょそうち**[自動列車制御装置][名] ↓「エーティーシー」 **じとく**[自得][名]①自分で会得[えとく]すること。自分でさとること。「真理の―」 **②**自分から満足すること。「―の色をうかべる」 **③**自分に報[むく]いを受けること。「自業―」 **しどけない**[形] 服装などが乱れてだらしないようす。「―ねまき姿」▽おもに女性についていう。 **しとげる**[『為遂げる][-下一] 最後までやりぬいて、目的を果たす。「難工事を―」[類]成し遂げる **しどころ**[為所][名] そうするべきだいじな場合。「ここががまんの―」 **しとしと**[副] 雨が静かに降るようす。 **シドッチ**[人名] 一六六八—一七一五年。イタリアのイエズス会宣教師。一七○八年に屋久島に潜入[せんにゅう]したがとらえられ、江戸[えど]で監禁[かんきん]された。新井白石[あらいはくせき]の「西洋紀聞[きぶん]」は、その折の尋問[じんもん]をまとめたもの。[『]Giovanni Battista Sidotti **しとど**[副] ひどくぬれるようす。びっしょり。「汗[あせ]も―にぬれ」▽文章語。 **シドニー**[名] オーストラリア南東部にある商工業都市。羊毛や小麦の輸出港。[『]Sydney **しとね**[×茵・×褥][名] 座[すわ]ったり、ねたりするときにしく敷物。「若草の―」▽文章語。 **しとみ**[×蔀][名] 昔の建物で、日光や風雨を防ぐため格子に組みの裏に板を張った戸。上下二枚ある。 **しとめる**[仕留める][-下一] 鉄砲[てっぽう]などで獲物[えもの]をねらって確実に動けなくする。「いのししを―」「一刀[いっとう]のもとに―」 **しとやか**[淑やか][形動] 女性の、もの静かで、上品なようす。「―な女性」「―に座する」 **しどろもどろ**[形動] 話のすじみちが乱れ、ことばがとりとめのないようす。「問いつめられて―になる」 **シトロン**[名]⊕レモン味のする清涼飲料。 **②**ミカン科の常緑低木。レモンに似た実は酸味が強く、砂糖づけにされる。まるぶしゅかん。[『]citron **しな**[品][名]①何かの目的のために使われる、形あるもの。「祝いの―」「手を替え―を替え」 **②**商売の対象となる物品。商品。「―切れ」 <584> **③**品質。「―定め」「このりんごは―が悪い」 >古語《しな(階・品)≫ もと、階段のことで、そこから身分・種類・品位など上下の区別あるものの段階をさした。現代語③に近かったが、それが等級の区別というよりも「物そのもの」をさすようになってきた。 **しな**[支那][名] 「中国」に対する古い呼び方。「秦[しん]」の変化した形。 **しな**[造語] 「〜しな」の形で] そのとき。そのついで。…がけ。「帰り―」「行き―」「寝[ね]―」▽動詞の連用形に付く。 **しない**[市内][名] 市の区域内。「―を回る観光バス」[↔]市外 **しない**[竹刀][名] 剣道[けんどう]で使う道具。割った竹を四本、束ねて革[かわ]でとめ、刀に似せてつくったもの。「―を上段に構える」▽常用漢字表付表の語。 **しなう**[×撓う][動] 長いものが折れずにしなやかに曲がる。「釣[つ]りざおが―」[圏]たわむ >「つかいわけ「反[そ]える」を見よ **しなうす**[品薄][名・形動] 需要に対して商品の供給がまにあわず、手にはいりにくい状態。品不足。「―のため値上がりする」「ひでりで野菜が―になる」 **しながき**[品書き][名] 品物の名を書きならべたもの。飲食店のメニューなど。[類]目録 **しなぎれ**[品切れ][名] 商品が全部売れてなくなること。在庫がないこと。[類]売り切れ **しなさだめ**[品定め][名] 人やもののよしあし・価値などをあれこれ評価し判定すること。「新入社員の―をする」[類]値ぶみ **しなだれる**[×撓垂れる][-下一] あまえたりこびたりして、相手に寄りかかる。「なまめかしく―」 **しなの**[《信濃][名] 旧国名。今の長野県。東山[とうさん]道の一国。信州[しんしゅう]。科野の。「―追分[おいわけ]」 **しなびる**[×萎びる][-上一] みずみずしさがなくなり、しぼんだ状態になる。「しなびた大根」▽おもに野菜やくだものにいう。「しおれる」は花や葉にいう。 **しなもの**[品物][名]①物品。「上等な―」▽階級の意味。階級づけされるような、ちゃんとした物の意。 **②**売り買いされるもの。商品。しな。「店さきに山積みされた―」 **シナモン**[名] ニッケイの樹皮を乾燥してつくった香辛料。にっき。[『]cinnamon **しなやか**[形動]①弾力に富んで、よくしなうようす。また、やわらかくなめらかなようす。「―なからだ」 **じならし**[地均し][名]①〈名・スル〉地面の高いところをけずり、低いところをうめて、たいらにすること。 **①**〈名〉転がして地面をたいらにし、固めるために使う、石または鉄の円筒形の道具。ローラー。 **②**あるものごとがうまくいくように、前もって話をし、準備すること。根まわし。下工作[したこうさく]。「首脳会談の―をする」 **じなり**[地鳴り][名] 地震や火山爆発などのとき、大地のゆれとともに低く重い音がすること。また、その音。「―がして地面がゆれだした」 **シナリオ**[名] 映画やテレビドラマなどの脚本[きゃくほん]。各場面の情景・登場人物のせりふや動作などを書いたもの。台本。▽こうなるだろうと仕組んだものごとのなりゆきをたとえてもいう。「社長交代の―」[圏]筋書き[『]scenario **シナリオライター**[名] 脚本[きゃくほん]家。シナリオ作家。[『]scenario writer **しな**[科]を作る 女が男に対して、なまめかしい動作をする。 **しなん**[至難][名・形動] この上なくむずかしいようす。「―のわざ」「―なことを承知で挑戦[ちょうせん]する」 **しなん**[指南][名]「[名・-スル] 武術などを教えみちびくこと。指導。また、教える人。「空手[からて]―」「―役」「柔術[じゅうじゅつ]をする」 **じなん**[次男・二男][名] 男のきょうだいで、二番目に生まれた子。[↔]次女 **シニア**[名] 年上の人。年長者。上級生。「―部門」[↑]ジュニア[『]senior **しにいそぐ**[死に急ぐ][動] 命を縮めるような生きかたをする。「あたら(=おしくも)―若者」 **しにいたるやまい**[死に到る病][名] 一八四九年。デンマーク、キェルケゴールの著。キリスト信者としての自己と教会との違和感から、人間疎外[そがい]を意識し、人間存在の根本に目を向けようとした。実存主義のさきがけとなった哲学書。▽「聖書」から出たことば。[『]Sygdommen til Døden **しにおくれる**[死に後れる][-下一]①他の人にさきに死なれてあとに残る。「娘に―」 **②**死ぬべきときに死ねずに生きのこる。「特攻隊で死に後れた者」 **しにがね**[死に金][名]①ためるだけで、活用することのないかね。 **②**使っただけの効果のないかね。むだがね。 **しにがみ**[死に神][名] 人に死をもたらすという神。「―にとりつかれる」 **シニカル**[形動] 皮肉をこめたようす。冷笑的。シニッ[『]cynicalク。 **しにぎわ**[死に際][名] まさに死ぬ直前。死ぬまぎわ。おぎわ。[圏]往生際[おうじょうぎわ] **しにざま**[死に様][名] 死ぬときのようす。人生の終わりかた。死によう。「悲惨な―」 **シニシズム**[名] 常識や道徳に対する皮肉な態度や考えかた。冷笑主義。シニスム。[『]cynicism **しにしょうぞく**[死に装束][名]⊕死を覚悟[かくご]したときの、白一色の衣装。白装束。 **②**死者に着せる衣装。 **しにせ**[老舗][名] 古くから何代も続き、信用のある商店。「―の和菓子[わがし]や屋」 **しにぞこない**[死に損ない][名]①死のうとして、または死ぬべきときに死ぬことができず、不名誉[ふめいよ]に生きながらえること。また、そうなった人。 **②**老人をののしっていうことば。 **しにたい**[死に体][名] すもうで、体勢がくずれて反撃[はんげき]する可能性がなくなった状態。[↔]生き体 **しにたえる**[死に絶える][-下一] 一家や一族が残らず死んで、血統や種族が絶えてしまう。 **しにばしょ**[死に場所][名] 死ぬにふさわしい場所。 <585> **しにどころ**。しにば。「―を選ぶ」 >しにばな[死に花]を咲かせる りっぱな死にかたをする。みごとな死をとげる。 **しにみず**[死に水][名] 死のまぎわに、くちびるをしめらせる水。末期の水[まつごのみず] >死に水を取る 死の近づいた人を介抱[かいほう]し、死ぬまでめんどうをみる。みとる。 **しにめ**[死に目][名] 人の死ぬまぎわ。臨終[りんじゅう]の、その時。「親の―に会えなかった」 **しにものぐるい**[死に物狂い][名] 死んでもいいと、全力をつくして努力すること。また、全力であばれること。「―で勉強する」[圏]必死 **しにょう**[×屎尿][名] 大便と小便。糞尿[ふんにょう]。「―処理」 **しにわかれる**[死に別れる][-下一] 親子や夫婦の一方が死んで、二度と会えなくなる。死別する。「親に―」[↔]生き別れる **しにん**[死人][名] 死んだ人。死者。 >死人が物を言う ありえないことのたとえ。 >死人に口無し 死者は証言も弁明もできない。▽罪を死者に着せたりするときにいう。 **じにん**[自任][名]「[名・-スル] 自分には、それにふさわしい能力や資格があると思いこむこと。「みずから天才をもって―する」 **じにん**[自認][名]「[名・-スル] 自分のしたことを自分から認めること。「過失[かしつ]と―する出来事」 **じにん**[辞任][名]「[名・-スル] いままで就いていた職務上の地位を自分から辞めること。「今期かぎりで会長を―する」 **しぬ**[死ぬ][動]①命が絶える。「安らかに―」[☆]生まれる **②**生気がなくなる。「死んだ海」「目が死んでいる」 **③**役に立たなくなる。活用されなくなる。「そんな使いかたではせっかくのかねが―」 **④**野球で、アウトになる。また、囲碁[いご]で、相手に石[いし]を囲まれてとられる。[↔]生きる >死なばもろとも 運命をともにすること。 **死んだ子の年を数える** 生きていれば今ごろは何歳[さい]だなどと、言ってもしかたのないことをくどくどと言うたとえ。[類]死児の齢[よわい]を数える >死んで花実が咲くものか 死んでしまったら何もかもおしまいである。 >つかいわけ=死亡・逝去[せいきょ]・崩御ほか 「死ぬ」と直接言うことをさけた表現が多くある。「永眠」「他界」「不幸」「息をひきとる」「事に~切れる」「世を去る」「不帰[ふき]の客となる」「鬼籍[きせき]に入る」など。また、死んだ人に対する尊敬の度合いによって、自分に近いものに「死亡」「死去」、やや敬意をこめて「逝去[せいきょ]」、皇族に「薨去[こうきょ]」、天皇に「崩御[ほうぎょ]」などと使いわける。 **じぬし**[地主][名] 人に貸す土地をもっている人。▽ふつう、自分の家を建てるだけの土地の持ち主を「地主」とはいわない。その場合は、その土地の「所有者」などという。 **しの**[×篠][名] むらがって生える、小さく細い竹。しのだけ。ヤダケ・メダケなど。 **②**「篠笛」の略。 >篠突く雨 シノを束ねて地面に突っきおろすように、強く激しく降る雨。どしゃぶりの雨。 **しのうこうしょう**[士農工商][名] 江戸時代の身分制度。すべての人を職業によって四つに分ける。上から、武士・農民・職人・商人の順。四民。 **しのぎ**[鎬]を削る 激しく争う。▽「鎬」は、刀の刀身と峰[みね]の中間の小高い部分。そこが激しくぶつかってけずられるほどきりあうという意味から。→図「かたな」 **しのぐ**[×凌ぐ][動]●障害や苦しみなどをこらえてきりぬける。「寒さを―」「飢えを―」「しのぎやすい季節となりました」 **②**他よりまさる。「他国を―」「先輩を―実力」 **しのこす**[《為残す][動] 途中のうまでして、あとをやり残す。「仕事を―」 **しのごの**[四の五の] あれこれめんどうなことを言うようす。つべこべ。「―言わせないぞ」 **じねつ**[地熱][名] 地球の内部の熱。「ちねつ」とも。 **シノニム**[名] 同義語。類義語。「父」と「父親」など。[↔]アントニム[『]synonym **しののめ**[『東・雲][名] 夜明け。東の空が明るくなるころ。あけぼно。「―の空」▽文章語。 **しのはい**[死の灰][名] 核爆発[かくばくはつ]によって生じる、放射性物質を多くふくむ生物に有害な灰。 **しのばせる**[忍ばせる][-下一] 人に知られないようにこっそりとする。しのばす。「足音を―」「声を忍ばせて泣く」「ふところに短刀を―」 **しのび**[忍び][名]①人に知られないようにすること。内密。しのびあるき。「おーで出かける」 **②**ひそかに相手のようすを探ること。また、その人。「―の術」「―の者」 **しのびあい**[忍び会い・忍び、逢い][名] 人目をしのんで男女が会うこと。密会。[類]あいびき **しのびあし**[忍び足][名] 音を立てないよう、そっと歩くこと。また、音を立てない歩きかた。「ぬき足、さし足、―」 <586> **しのびこむ**[忍び込む][動] 人に気づかれないようにこっそりはいる。「空[あ]き巣[す]が―」 **しのびない**[忍びない][形] かわいそうで、そうすることががまんできない。たえきれない。「見るに―」「殺すに―」 **しのびなき**[忍び泣き][名]「[名・-スル] 人に気づかれないように、声を立てずに泣くこと。「―をもらす」 **しのびね**[忍び音][名]①小声。また、しのび泣きの声。「人知れず―に泣く」 **②**陰暦四月ごろのホトトギスの初音[はつね]。 **しのびのもの**[忍びの者][名] 昔、敵陣などにしのびこんで、ようすを探る者。間者[かんじゃ]。また、しのびの術を使う者。忍者。 **しのびやか**[忍びやか][形動] こっそりとするようす。ひそやか。「―に近づいてくる」 **しのびよる**[忍び寄る][動] 人に気づかれないうちに後ろからそっと近づく。「―秋のけはい」「老いが―」 **しのびわらい**[忍び笑い][名] 声を立てずに笑うこと。気づかれないように声をひそめて笑うこと。 **しのぶ**[忍][ぶ][動] **日**[忍ぶ]①人の目につかないように行動をおさえる。人目をさける。「ものかげに―」 **②**がまんしてたえる。「はじを―」[『]奈良時代は上二段活用だった。 >「つかいわけ「耐[た]える」を見よ。 **目**[偲ぶ]①なつかしく思いだす。こいしたう。「なき人を―」「昔を―」▽この意味では奈良時代はハ行四段活用だった。 **しのぶえ**[×篠笛][名] シノダケでつくった笛。指穴が七つある。神楽[かぐら]などのはやしに用いる。 **しのぶかわ**[忍ぶ川][名] 一九六〇年。三浦哲郎[てつお]の小説。学生と料亭[りょうてい]の女との恋愛[れんあい]から結婚[けっこん]にいたる過程をえがいた自叙伝的な作品。 **シノプシス**[名] あらすじ。とくに、映画や演劇のあらすじ。梗概。[『]synopsis **しば**[芝][名] イネ科の多年草。庭やゴルフ場などに植えて芝生にする。 **しば**[芝][名] [++・3画 全6画] [芝芝芝] 音は「シ」。「霊芝[れいし](=キノコの一種)」「芝眉[しび](=顔つき)」「拝芝[はいし](=面会)」 [その他] 芝[しば] 芝居[しばい] 芝刈り機[しばかりき] 芝草[しばくさ] *芝生[しばふ] **しば**[×柴][名] 雑木の小枝。燃料にする。そだ。 **しはい**[支配][名]「[名・-スル] 上に立って、人や組織を思いどおりに動かすこと。また、ものごとが全体を左右すること。「経済界を―する」「感情に―されやすい」 **しはい**[紙背][名] 紙の裏。「[V]眼光[がんこう]―に徹[てっ]する」 **しはい**[賜杯][名] 天皇や皇族が、競技の優勝者にあたえる優勝杯[ゆうしょうはい]。 **しばい**[芝居][名]①演劇のこと。とくに、歌舞伎[かぶき]や新派[しんぱ]など。 **②**人をだますためにしくんだ、つくりごと。「ひと―打つ」 **しばいがかる**[芝居掛かる][動] 言動などがわざとらしくおおげさになる。 **しばいっけ**[芝居っ気][名] 人前をつくろいかざる心。また、はでなことをして人をあっと言わせたがる気持ち。しばいぎ。「―たっぷりのしぐさ」 **しはいにん**[支配人][名] 商店や会社などで、主人や社長からまかされて、営業のすべてをとりしきる役目の人。マネージャー。 **しばいぬ**[×柴犬][名] 日本犬の一種。小形で、毛は茶色で短く、耳が立ち、尾は上に巻く。「しばけん」とも。 **しばえび**[芝“海“老][名] クルマエビ科の小形のエビ。内湾の砂地にすむ。食用。 **しばかり**[芝刈り][名]「[名・-スル] シバをかること。また、シバをかる人。「―機」 **じばく**[自白][名]「[名・-スル] 自分のした悪事・犯罪などを、自分でみとめて話すこと。「―を強要する」「容疑者が―した」[同]自供・自認[じにん] >「つかいわけ」→「白状」を見よ。 **じばく**[自縛][名]「[名・-スル] 自分で自分をしばること。自分で自分の自由をうばうこと。「自縄[じじょう]―」 **じば**[磁場][名] 磁石[じしゃく]や電流のまわりなどに生じる、磁力のはたらく範囲。磁界。「じじょう」とも。 **じばく**[自爆][名]「[名・-スル] 自分の乗っている船や飛行機などを、自分で爆破すること。また、船や飛行機もろとも、敵に体当たりすること。 **しばくさ**[芝草][名] 「芝」に同じ。 **しばこうかん**[司馬江漢][人名] 一七四七—一八一八年。江戸後期の蘭学[らんがく]者・画家。本名は安藤峻。号は春波楼[しゅんぱろう]など。前野良沢[りょうたく]に蘭学を、鈴木春信[はるのぶ]に浮世絵[うきよえ]を学ぶ。平賀源内[げんない]とも親交があり、蘭書から知識を得て銅版画を創製し、油絵を試み、洋画の先駆[せんく]者となった。また、地動説を紹介[しょうかい]した。著書「西遊蒙日記」。 **じばさんぎょう**[地場産業][名] その地域に古くから発達し、特産となった品などを生産する産業。 **しばし**[暫し][副] 少しのあいだ。しばらく。古い言い方。「―声なし」「―の別れ」[同]暫時 **しばしば**[×屢・×屢屢][副] 回数が多いようす。ひんぱんに。「この辺は交通事故が―発生する」「去年は―旅行をした」[圏]度々[たびたび] **しはす**[師走][名] ↓「しわす」 **しばせん**[司馬遷][人名]名前一四五?—前八六?年。中国、前漢の歴史家。父の遺志をついで歴史編さん[へんさん]にたずさわる。李陵[りりょう]を弁護して武帝のいかりをかい、宮刑[きゅうけい](=去勢の刑)に処せられたが、こころざしをつらぬき、「史記」を完成させた。 **じはだ**[地肌][名]◎草や木の生えていない、土がむきだしになった地面。 **②**化粧[けしょう]などをしていない、はだ。すはだ。 **しばたかついえ**[柴田勝家][人名] 一五二二—一八八三年。安土桃山時代の武将。織田信長[のぶなが]に仕え、北陸を支配した。妻、お市[いち]は信長の妹。信長の死後、豊臣秀吉と対立して、賤ヶ岳[しずがたけ]の戦いで敗れ自殺した。 **しばたたく**[瞬く・×屢×叩く][動] しきりにまばたきをする。「しばたく」とも。「目を―」 <587> **しはつ**[始発][名]①その日の最初に発車すること。また、その列車・バスなど。「―に乗る」→終発 **②**そこを出発地とすること。また、その列車・バスなど。「―駅」「成田―のパリ直行便」→終着 **じはつ**[自発][日][名]「[名・-スル] 人に言われてではなく、自分からすすんですること。「―的に練習する」[圏]自主 **目**[文法] 意志と関係なく、しぜんにそうなるという判断をあらわすときの言いかた。口語では、動詞の未然形に助動詞「れる」「られる」を付けてあらわす。文語では、助動詞「る」「らる」を付けてあらわす。▽おもに、「感じる」「思う」「心配する」などの動詞に使う。たとえば、「この街に来ると学生時代が思い出される」など。 **しばふ**[芝生][名] いちめんにシバのはえている場所。「―のテニスコート」▽常用漢字表付表の語。 **じばら**[自腹][名] 自分のかねでしはらうこと。「二次会の費用は会社もちではなく、―だ」 >自腹を切る 必ずしも自分が出す必要もないかねを、自分でしはらう。[類]身銭を切る **しはらい**[支払い][名] 代金・費用などをわたすこと。「水道料金の―を済ます」 **しはらいじゅんびそうさ**[支払い準備操作][名] 中央銀行は、市中銀行がうけいれた預金の一部を支払い準備金として強制的に預託[よたく]させるが、その割合を上下させることをいう。これにより民間の通貨量は増減するため、景気を抑制したり、反対に刺激をしたりする。 **しはらう**[支払う][動] 相手に代金や料金をわたす。 **しばらく**[暫く][画]①あまり長くないあいだ。少しの時間。「―休憩[きゅうけい]する」「―お待ちください」[圏]暫時 **②**少し長いあいだ。ひさしく。「―でした。お元気ですか」 **しばらくぶり**[暫くぶり][形動] 長いあいだとぎれたあとであるようす。ひさしぶり。「―の雨」 **しばりあげる**[縛り上げる][-下一] きつくしばって動けなくする。「犯人を―」 **しばりくび**[縛り首][名]⊕なわで首をしめて殺す刑。絞首刑[こうしゅけい]。 **②**戦国時代の、両手をしばって首を切る刑罰[けいばつ]。 **しばりつける**[縛り付ける][-下一]◎人やものをひもやなわで、あるものにしばって動けなくする。「柱に―」 **②**束縛[そくばく]して自由に動けないようにする。「家庭に―」「規則に―」 **しばる**[縛る][国]①なわやひもなどで相手を動かないように固定する。「手足を―」[↔]解く **②**行動の自由を制限する。「規則で―」「時間に縛られない生活」 >「つかいわけ→「括[くく]る」を見よ。 **しばれる**[-下一] こおりつく。刺すようにひどく冷えこむ。「今夜も―」▽北海道や東北地方の方言。 **しはん**[市販][名]「[名・-スル] 町のふつうの店で売っていること。「―の目薬」「―されていない特殊な部品」 **しはん**[師範][名]⊕芸能や武芸などを教える人。先生。また、先生の資格。「柔道の―」「華道[かどう]の―をとる」▽もと、てほんという意味から。 **②**「師範学校」の略。もと、教員の養成をした学校。「高等―の出。」 **しはん**[死斑・*屍斑][名] 死後一定時間たつと皮ふにあらわれる、むらさき色の斑点[はんてん]。 **しはん**[紫×斑][名] 内出血のために生じる、むらさき色の斑点[はんてん]。「―病」 **じばん**[地盤][名]①建物などを支えている土地。土台。「―がゆるむ」 **②**活動の根拠[こんきょ]地。勢力がゆきわたっている範囲[はんい]。「親の―を受けついで選挙に立候補する」 **ジバン**[名]→「じゅばん」[『]gibão **しはんき**[四半期][名] 一年を四等分した、それぞれの三か月間。「第三―」 **じばんちんか**[地盤沈下][名] 地面がしずむ現象。地震あるいは地下水のくみあげなどが原因で生じる。▽勢力などが弱まることもいう。 **しはんぶん**[四半分][名] 四等分したうちの一つ。四分の一。四半。 **しひ**[私費][名] 個人ではらう費用。「―留学」「―を投じる」[同]自費[↔]公費・官費[かんぴ] **しひ**[詩碑][名] 詩をほりこんだ記念碑。 **しび**[×鴟尾・×鶏尾・蚩尾][名] 宮殿[きゅうでん]・寺院などの棟[むね]の両はしに置くかざりのかわら。魚または鳥の尾をかたどったものをいう。くつがた。 **じひ**[自費][名] 費用を自分がしはらうこと。自腹[じばら]。「―出版」[同]私費 **じひ**[慈悲][名] 仏・菩薩[ぼさつ]が、おろかな存在である人間の苦しみを救いたいと願う心。あわれに思い、深い愛情をもって相手を救いたいと思う心。 **シビア**[形動] きびしい。容赦のない。「―な意見が出る」[『]severe **じびか**[耳鼻科][名] 「耳鼻咽喉科」の略。耳・鼻・のどの病気の研究と治療[ちりょう]を専門とする、医学の一分野。 **じびき**[字引][名] 字典(字書)、または辞典(辞書)。ふつう、「字引き」とは書かない。 **じびきあみ**[地引き網][名] 引きあみの一種。船で遠浅の沖合いにあみを張り、大勢の人手でそれを陸地に引きよせて魚をとる。 **しひつ**[紙筆][名] かみと、ふで。また、文章。「―につくせない思い」 **じひつ**[自筆][名] 自分が書くこと。また、その書いたもの。「署名は―のこと」「―の手紙」[↔]代筆 **しびと**[死人][園] 「しにん」の古い言い方。死者。 **じひびき**[地響き][名] 地面から伝わってくる、にぶく重い音。「―を立ててたおれる」 **しひゃくしびょう**[四百四病][四漢] 人間のかかる、あらゆる病気。▽仏教では、病気の種類が四○四あるという。 <588> >四百四病の外[ほか] 恋[こい]わずらい。恋のなやみ。 >四百四病より貧[ひん]の苦しみ どんな病気よりも貧しさがいちばんつらいものだ。 **しひょう**[死票][名] 当選に結びつかない票。死に票。「落選する人に入れても―になる」 **しひょう**[指標][名] 判断の基準となる目じるし。バロメーター。「年代を定める―となる化石[かせき]」 >「つかいわけ」→「印[しるし]」を見よ。 **しふ**[師父][名] 父のようにしたい、尊敬している先生。また、先生と父。「―とあおぐ」 **しぶ**[渋][名]①しぶい味。「酒で柿[かき]の―をぬく」 **②**しぶ柿[がき]からとる赤黒い液体。主成分はタンニン。防腐剤にする。柿しぶ。 **③**液体の成分が容器などにこびりついたもの。「湯飲みに茶―がつく」 **しぶ**[支部][名] 本部から分かれ、その指示を受けて活動する組織。「政党の県―」[↔]本部 **しぶ**[市部][名] 市政をしいている地域。市に属する区域。[↔]郡部 **しびょう**[死病][名] かかれば死ぬときまった病気。不治の病気。死のやまい。「―にとりつかれる」 **じひょう**[時評][名]①世の中のその時どきの出来事についての批評。また、最近のことがらについての批評やうわさ。「―にのぼる」「文芸―」 **じひょう**[辞表][名] 勤めている職を辞めるときに、そのむね書いて提出する文書。辞職願[ねがい]。「―を出す」 **じびょう**[持病][名] なかなか治らず、長年悩まされている病気。「―の糖尿病」▽どうしても直らない悪いくせのたとえにも使う。「酒を飲むと―が出る」 **シビリアンコントロール**[名] 軍人でない人が軍隊の最高指揮権をもつこと。軍が政治に介入りすることを防ぐための制度。文民統制。▽「シビリアン」は、軍人に対する一般市民という意味。[『]civilian control **シビルミニマム**[名] 自治体が市民に保障すべき、最低限の生活環境基準。▽[『]civil minimum **しびれる**[痺れる][-下一]①からだの一部の感覚がな くなり、自由に動かせなくなる。「長時間正座したので足が―」▽強い刺激[しげき]や魅力[みりょく]がよくにうっとりとなることもいう。「―リズム」 **しびれ**[痺れ]を切らす ①長いあいだ座[すわ]っていたために足がしびれる。 **②**待ちくたびれてがまんできなくなる。 **しびん**[痩瓶・尿瓶][名] 病人や老人が、ねたまま で小便をするときに使う瓶。▽「しゅびん」の変化した形。 **じふ**[自負][名]「[名・-スル] 能力・性能・できばえなどに自信をもち、自慢に思うこと。「―をもつ」「―心」「みなさまの期待にこたえる製品と―しております」[類]自任 **じふ**[慈父][名] やさしく情けぶかい父。また、父親をほめていうことば。[↔]慈母 **しぶい**[渋い][形]①口の中がしびれるような刺激[しげき]のある味である。「―柿[かき]」「お茶が―」 **②**不きげんで気に入らないようす。「―顔をする」 **③**目立たないが、落ち着いた味わいがある。「―色」 **④**かねを出しおしみして、けちだ。「―人」 **しふう**[詩風][名] 詩のつくりかたの傾向[けいこう]。詩の作風。詩の傾向。 **しぶうちわ**[渋〝団、扇][名] 紙に柿[かき]しぶをぬった大形のうちわ。 **しぶがき**[渋柿][名] 実が熟してもなおしぶ味の強いカキ。たる柿や干し柿にして食べたり、柿しぶを取るのに用いる。 **しぶく**[繁吹く][国]①雨が風まじりで激しくふきつける。「風雨の中を―でかける」 **②**しぶきがあがる。「波が岩に当たって―」 **しぶくろ**[地袋][名] ちがいだななどの下にある小さな戸だな。[↔]天袋[てんぶくろ]→図「なげし」 **しぶさわえいいち**[渋沢栄一][人国] 一八四〇—一九三一年。明治・大正期の実業家。埼玉[さいたま]県生まれ。明治維新後は大蔵省で税制改革にあたる。退官して実業界で活躍[かつやく]し、五○○以上の株式会社をつくり、渋沢財閥[ざいばつ]を築いた。教育・社会事業にも尽力[じんりょく]した。 **しぶがっしょう**[四部合唱][名] 四つの声部からなる合唱。ふつう、ソプラノ・アルト・テノール・バス。 **しぶがみ**[渋紙][名] 和紙をはりあわせて柿[かき]しぶをぬったもの。じょうぶなので包み紙などにする。 **しぶかわ**[渋皮][名] 木の実などのかたい皮の内側にあるうすい皮。食べるとしぶい味がする。 >渋皮がむける 女性があかぬけして美しくなる。 **しぶかわしゅんかい**[渋川春海][八角] 一六三九—一七一五年。江戸前期の天文学者。はじめ安井算哲[さんてつ]を名のり、碁所[ごどころ]に勤めたが、のち天文学に転じ、平安時代以来の宣明暦[せんみょうれき]の誤りを正し、貞享暦[じょうきょうれき]をつくった。名は「はるみ」とも。 **しぶき**[飛沫][名] 細かい水玉[みずたま]となって飛びちる水。ひまつ。「―をあげる」「水―」 **しふく**[至福][名] この上ない幸せ。最高の幸福。「―の境地」 **しふく**[私服][名]●制服ではない、個人の自由で着る服。「―で登校する」[↔]制服 **②**「私服刑事」の略。制服以外の服装で捜査をおこなう警察官。「―が尾行している」 **しふく**[私腹][名] 自分の利益。自分の財産。 >私腹を肥やす 自分のいる地位・職権などを利用して、個人の利益を上げる。 **しふく**[紙幅][名] 紙のはば。スペース。また、予定の原稿枚数。「―がつきる」 **しふく**[雌伏][名]「[名-ス] 実力をふるう機会の来るのを待って、おもてだった活動をせずにじっとしていること。「―して時を待つ」[↔]雄飛 **じぷしー**[名]①ヨーロッパ各地を、音楽やおどりなどで暮らしをたてながら、集団で放浪する民族。現代では、定住する人も多い。自称により、ロマ。 **②**住所や勤め先などを次々に変える人。[圏]ボヘミアン[『]Gipsy, Gypsy <589> **しぶしぶ**[渋渋][画] 気がすすまないが、しかたなく。「―承知した」[團]不承不承[ふしょうぶしょう] **じぶしょう**[治部省][名] 律令制下の役所名。八省の一つ。家の姓氏[せいし]・婚姻・喪葬[そうそう]や外国の使臣の接待をつかさどった。 **じふしん**[自負心][名] 自分の才能や業績に自信をもち、ほこらしく思う気持ち。プライド。 **しぶちゃ**[渋茶][名] 出しすぎて味のしぶくなった茶。また、上等でない茶。 **しぶちん**[渋ちん][名] けちなこと。けちな人。▽関西部方言。 **しぶつ**[死物][名] 利用されず、むだになっているもの。また、生命のないもの。「―と化する」 **しぶつ**[私物][名] 個人の所有物。「会社の車を―化する」 **じぶつ**[事物][名] もの。ごと。[類]物事▽「物事」は「こと」に、「事物」は「もの」に重点がある。 **じぶつどう**[持仏堂][名] 守り本尊を安置する堂。また、祖先の位牌[いはい]をまつる堂。 **ジフテリア**[名] 二類感染症の一つ。ジフテリア菌[きん]によって起こり、高熱とせきが出て、のどに膜[まく]ができる。子供がかかりやすい。[『]diphtheria **シフト**[名]①場所や位置の移動。野球では、特定の打者や状況に対して通常と異なる守備位置をとること。コンピュータでは、データの移動。 **②**交替勤務制。 **③**自動車のギアを入れかえること。[『]shift **しぶとい**[囲] 負けずぎらいで、ねばり強い。「しぶとくくい下がる」「なかなか白状しない―やつ」 **シフトキー**[名] コンピュータなどで、キーボードの機能をきりかえるときに他のキーとともにおすキー。小文字を大文字にかえるなど、他のキーだけをおしたときとは異なる文字や記号を表示する。[『]shift key **しぶみ**[渋み・渋味][名]①渋い味。「かすかな―が舌に残る」 **②**はでなところがなく、じみで落ち着いた味わい。「―のある画面」 **しぶりばら**[渋り腹][名] 下痢の一種。便意だけは絶えずあるが、実際には便がほとんど出ないもの。 **しぶる**[渋る][国]①ものごとがなめらかにいかない。とどこおる。「不況[ふきょう]で売れゆきが―」 **②**いやに思ってなかなか行動をしない。気が進まなくてぐずぐずする。「返事を―」「出し―」[圏]ためらう **③**渋り腹になる。「腹が―」 **しぶろく**[四分六][名] 全体を四分と六分の割合に分けること。四対六の割合。しぶろくぶ。「勝つ可能性は―だ」 **しふん**[私憤][名] 個人的なことで腹を立てること。私的なことがらでのいかりやうらみ。「―から生じた事件」[↔]公憤 **しふん**[脂粉]の香が紅べたと、おしろいのにおい。女の色香。「―に迷う」 **しへい**[紙幣][名] 紙でできたかね。札[さつ]。[↔]硬貨 **しへいしょう**[自閉症][圏] とくに、幼児期に多く起こる精神発達障害。自分の世界に閉じこもってだれとも話そうとしなくなるなど。 **しへいほんいせいど**[紙幣本位制度][名] 紙幣を本位貨幣とする貨幣制度。 **じべた**[地べた][名] 地面。くだけた言い方。 **しべつ**[死別][名]「[名-スル] 家族や友人などの親しい人と、死によって永久に別れること。死にわかれ。「母に―したのは六歳[さい]のときだ」[圏]永別[↔]生別 **シベリア**[風] アジア北部、ウラル山脈から東の地域。広大で寒さが厳しい。石炭・石油・天然ガスなどの地下資源が豊富。[『]Siberia **しぶん**[士分][名] 武士の身分。「―にとりたてる」 **しぶん**[死文][名]●効力のない法令や規則。「―化する」 **②**内容や精神のともなわない文章。 **じぶん**[自分][名]①〈名〉その人自身。自己。おのれ。「―のことは―でしろ」 **①**〈代名〉一人称単数。わたくし。「―がまいります」▽もと、軍隊、とくに陸軍で使われた。 **じぶん**[時分][名]①漠然[ばくぜん]とした期間。時期。ころ。「子供の―にもどったようだ」 **②**ちょうどよいとき。ころあい。「―を見はからって解散する」[圏]時機 **じぶんかって**[自分勝手][名・形動] まわりのことは考えず、自分のしたいようにすること。また、したいほうだいにするようす。「―な行動はつつしむこと」[類]身勝手[みかって] **しぶんごれつ**[四分五裂][回選] まとまりや秩序を失ってばらばらに分かれてしまうこと。「内輪もめで―した協会」 **じぶんじしん**[自分自身][名] 「自分」を強めた言い方。「―の身の処[しょ]しかた」 **しぶんしょ**[私文書][名] 私人がつくった文書。個人的な文書。「―偽造[ぎぞう]」→公文書 **じへん**[事変][名]◎異常な出来事。大騒動になるような変事。 **②**国にとっての異常事。とくに、宣戦布告なしの他国との武力紛争[ふんそう]。「満州―」 **じべん**[自弁][名]「[名-スル] 費用を自分で負担すること。「交通費は―してほしい」 **しぼ**[思慕][名]「[名-スル] 恋[こい]しく思うこと。思いしたう **シベリアしゅっぺい**[シベリア出兵][名] 一九一八年、ロシア革命に干渉するために、日本がアメリカなどとともにシベリアに出兵した事件。日本は大軍で長期間駐留したが、国の内外で非難が高まり、一九二二年に撤退[てったい]した。 **しへん**[四辺][名]①あたり。まわり。四方。「―を海に囲まれた国」 **②**多角形の四つの辺。「―形」 **しへん**[紙片][名] 紙の切れはし。かみきれ。 **しべん**[支弁][名]「[名-スル] 費用をしはらうこと。支給。「旅費を公費で―する」 **しべん**[至便][名・形動] 非常に便利なようす。「交通―の地」 **しべん**[思弁][名]「[名・-スル] 経験にたよらず、頭の中だけの純粋[じゅんすい]な思考によりものごとを判断すること。「―哲学」 <590> **こと**。「―の心」「亡き父を―する」 **じぼ**[字母][名]①ことばを書きあらわすための表音文字。かな・アルファベットなど。 **②**活字をつくる鋳型[いがた]のもとになる型。活字母型。 **じぼ**[慈母][名] やさしく愛情にあふれた母。また、母親をほめていうことば。[↔]慈父 **しぼう**[子房][名] 被子植物で、めしべの下のふくらんだ部分。中に胚珠[はいしゅ]があり、受精して実となる。 **しぼう**[死亡][名]「[名-スル] 人が死ぬこと。「―通知」[関]死去・死没 >「ついわけ「死ぬ」を見よ。 **しぼう**[志望][名]「[名-スル] 将来はこうなりたい、こうしたいと望むこと。また、その望み。「―校に合格する」「第一―」[同]志願・希望 **しぼう**[脂肪][名] 動植物のからだの中にふくまれるあぶら。脂肪酸とグリセリンからなり、常温では固体。栄養素の一つで、動物では皮下・筋肉・肝臓などにたくわえられてエネルギーのもとになる。「皮下―」 **じほう**[時報][名]①標準時刻を知らせること。また、それを知らせる合図[あいず]。「正午の―」 **②**それぞれの分野で、そのときどきの出来事を知らせる新聞や雑誌。「経済―」 **じほうけん**[司法権][名] 国家のもとでおこなう民事・刑事の裁判権。行政権・立法権に対していう。 **じぼうじき**[自暴自棄][回] 希望を失うなどして、もうどうなってもいいという気持ちから、なげやりな態度をとること。やぶれかぶれ。やけくそ。 **しほうしょし**[司法書士][名] 裁判所や法務局などに提出する文書を、依頼人[いらいにん]に代わって作成する職業の人。 **しほう**[四方][名]①東・西・南・北の四つの方角。また、すべての方角。あちこち。「道は―に通じている」「三方[さんぽう]―飛びまわる」「―八方[はっぽう]に手をつくす」 **②**まわり。周囲。「―を海に囲まれた日本」 **③**[「〜四方」の形で] 一辺の長さが…の正方形。「一○メートル―の土地」 **しほう**[司法][名] 国が法律に従って民事・刑事[けいじ]の裁判をおこなうこと。「―の手にゆだねる」▽立法・行政に対していう。 **しほう**[至宝][名] この上ない貴重な宝。 **しほう**[私法][名] 私人どうしの権利や義務など、私的な生活上の法律関係を定めた法。民法や商法など。[↔]公法 **しほうじん**[私法人][名] 私的な目的を追求するためにつくられた私法上の法人。会社・財団法人・協同組合など。[↔]公法人 **しぼつ**[死没][名]「[名-スル] 人が死ぬこと。[圏]死亡 **しぼむ**[×萎む・×凋む][国] 生気がなくなってしおれる。ふくらんでいたもののなかみがぬけて縮む。しなびる。「花が―」「野望が―」 **しぼり**[絞り][名]●カメラで、光の量を調節するため、レンズにとりつけてある装置。 **②**「絞り染め」の略。「―のネクタイ」 **③**花びらの色が、絞り染めのようにまだらになったもの。「―の朝顔」 **しぼりあげる**[絞り上げる][-下一]◎すっかりしぼりきる。「染め物を―」 **②**金品などをむりにまきあげる。 **③**厳しく問いただす。また、厳しく訓練する。「容疑者を―」「合宿で―」 **④**声をむりにはりあげる。 **しぼりぞめ**[絞り染め][名] 布の染めかたの一つ。地色[じいろ]を残したい部分を糸でくくり、染料にひたして、糸のない部分だけを染める方法。しぼり。 **しぼる**[日][絞る][国の]①ねじって水分を出す。「ぞうきんを―」「そでを―(=泣く)」 **②**むりやり出そうとする。「ない知恵[ちえ]を―」 **③**範囲をせばめる。限定したり、小さくしたりする。「犯人を―」「焦点を―」「音量を―」 **[搾る]**[国]①強くしめて液を出させる。おして液をとる。「乳[ちち]を―(←搾乳[さくにゅう])」「油を―(↑搾油)」 **②**むごくとりたてる。「税金を搾りとる」 **③**あぶらあせが出るほど厳しくしかる。「そうじをさぼって先生に搾られる」「父親に油を搾られる」 **しほん**[資本][名] 利益をあげるための事業をおこすのに、必要な設備や原料を買うかね。もとで。「外国―」[團]資金 **しほんか**[資本家][名] 利益をえる目的で資本を出し、労働者を使って企業[きぎょう]などを経営する人。[↔]労働者 **しほんきん**[資本金][名] 事業をおこし、利益をえるために用意した基金。もとで。 **しほんしゅぎ**[資本主義][名] 資本家が、利益をえる目的で労働者をやとい、商品を生産する経済のしくみ。 **しほんろん**[資本論][名] 一八六七—九四年。ドイツ、マルクスの著。第二巻と第三巻はエンゲルスの編集による。資本主義経済の法則を科学的に分析し、科学的社会主義の思想体系をうちたてる基礎としての経済学理論を確立した。三巻。[『]Das Kapital **しま**[島][名]①まわりを水で囲まれた比較的せまい陸地。「―国ぐに」「ひとりつく―もない」 **②**「なわばり」の俗[ぞく]な言い方。 **しま**[志摩][名] 旧国名。今の三重県の南東、伊勢湾に突っき出た半島部。東海道の一国。志州[ししゅう]。 **しま**[×縞][名] 縦・横・ななめなどのすじによってできる模様。ストライプ。「縦―じまの背広[せびろ]」 **しまい**[仕舞][名]①能楽で、囃子[はやし]や装束[しょうぞく]なしに謡[うたい]だけでシテ(=主人公)が一人でまう略式の舞。 **しまい**[姉妹][名]①あねと、いもうと。女きょうだい。[↔]兄弟[きょうだい] **②**たがいに似たところやつながりがある二つ以上のもの。「―品」「―都市」 **しまい**[終い・了い・仕舞][名]①いままで続いていたことを終わらせること。やめること。おわり。「きょうはここでお―にする」「店―じまい」「―湯」 **②**続いているものの最後の部分。「―まで読む」 **③**[多く、「おしまい」の形で] 品物が売りきれたりし <591> て、すっかりなくなること。品切れ。「安売りの牛肉はもうおーです」▼「仕舞」は当て字。 **じまい** [造語] [「〜ずじまい」の形で』・・・しないままで終わること。「語らずー」「発見できずー」 **しまいとし【姉妹都市】** [图]国際的に友好関係を結んだ都市。 **しまう【終う・了う・仕舞う】** [国] ①区切りをつけて終わりにする。「仕事を―」「八時に店を―(=その日の営業を終える)」 ②かたづけて中に入れる。「箱に―」「胸に―」 ③やめる。なくす。「店を―(=商売をやめる)」 [補動] [「〜て(で)しまう」の形で』①その動作をして決着をつけ、終わりにする。「ひと晩で書いて―」「行ってしまえ」 ②そうなってほしくない、また思いもかけない動作や状態が実現して、完了する。「忘れて―」「とつぜん死んでーなんて」「秘密を知ってー」 ③その状態が意外にも生じる。「おどろいてしまった」「あきれてしまった」▼○は、動詞の連用形に付く。話しことばでは、くだけて「〜しちゃった」ともいう。「しまった」という感動詞は後悔の気持ちをあらわす。これは「〜てしまった」の最後の部分だけを独立させたものだからである。 **しまうま【縞馬】** [图]ウマ科の哺乳動物。南アフリカの原野に分布。からだに白黒のしまがある。 **じまえ【自前】** [图]費用を自分で負担すること。自分もち。「―の衣装[いしょう]」 [圏]自弁 **しまおくそく【揣摩憶測】** [四漢]なんの根拠[こんきょ]もなく、いいかげんに推量すること。あて推量。 **しまおとしお【島尾敏雄】** [人][图]一九一七ー八六年。昭和期の小説家。横浜生まれ。超現実的な手法の作品と病妻ものと呼ばれる一連の作品とで知られる。前者に「夢の中での日常」、後者に「死の棘[とげ]」など。また、戦争体験をえがいた「出発は遂[つい]に訪れず」などもある。 **しまがら【縞柄】** [图]しまの模様。「―のネクタイ」 **しまきあかひこ【島木赤彦】** [人][图]一八七六ー一九二六年。明治・大正期の歌人。長野県生まれ。本名は久保田俊彦[としひこ]。伊藤左千夫に師事し、雑誌「アララギ」によって万葉調の歌を詠[よ]んだ。歌集「氷魚[ひお]」「太虚集」など。 **しまきけんさく【島木健作】** [人][后]一九〇三ー四五年。昭和期の小説家。北海道生まれ。農民運動に参加して投獄され、転向。その苦悩から新しい生きかたを追求する作品を書いた。代表作「生活の探求」「赤蛙[あかがえる]」。 **じまく【字幕】** [图]テレビや映画の画面に、題名や配役、外国語の会話の翻訳などを文字で映しだしたもの。スーパーインポーズ。 **しまぐに【島国】** [图]まわりを海に囲まれた国。 **しまぐにこんじょう【島国根性】** [图]外国と接触[せっしょく]が少ない島国の住人にありがちな、ものの見かたがせまく、世界じゅうを見わたして考える気構えがなく、自分中心でこせこせした気質。 **しまざきとうそん【島崎藤村】** [人][图]一八七二ー一九四三年。明治から昭和期の詩人・小説家。長野県生まれ。本名は春樹[はるき]。北村透谷[とうこく]らと「文学界」を創刊。詩人として出発したが、のち小説に転じ、自然主義文学を代表する作家となった。詩集に「若菜集」、小説に「破戒」「春」「家」「夜明け前」など。 **しまだい【島台】** [图]結婚式などのかざりもの。州浜[すはま]台の上に松竹梅[しょうちくばい]や鶴亀などをかざってあり、おめでたいものとされる。 **しまだまげ【島田髷】** [图]日本髪[にほんがみ]の髪形の一つ。おもに未婚の女性が結[ゆ]った。→図「にほんがみ」 **しまつ【始末】** [图] ①[名・スル]ものごとのきまりをつけること。なしめくくり。「自分であとの一をっける」「―におえない」 [圏]処分 ②むだのないように使うこと。「なんでもーして使う」 [圏]倹約 ③[名]あるものごとの最後の状態。「あげくの果てに、この―だ」 **しまつしょ【始末書】** [图]事故や過失をわびるため、その間の事情などを書いて出す文書。「―をとる」 **しまづひさみつ【島津久光】** [人]一八一七ー八七年。幕末・明治期の政治家。薩摩藩主島津斉彬[なりあきら]の異母弟。公武合体派の中心人物で、幕政改革を将軍徳川家茂[いえもち]に進言した。 **しまながし【島流し】** [国][图]①昔の刑罰[けいばつ]の一つ。罪人を遠くはなれたさびしい島などに送ったこと。流罪・遠島[えんとう]。 ②サラリーマンなどが、あまり重要でない遠い土地の支店に転勤になること。 [圏]左遷[させん] **しまばらのらん【島原の乱】** [图]一六三七年、九州の島原でおきた農民の反乱。領主の圧政とキリシタン弾圧に抗議して、天草四郎を中心に反乱を起こしたが、翌三八年に幕府に鎮圧された。天草の乱。 **しまむらほうげつ【島村抱月】** [人][鱼]一八七一ー一九一八年。明治・大正期の評論家・劇作家・演出家。島根県生まれ。本名は滝太郎[たきたろう]。自然主義文学運動の中心となり、坪内逍遥[しょうよう]と文芸協会を創立して新劇の発展に努めた。のち松井須磨子[すまこ]と芸術座をつくり、トルストイの「復活」を上演した。著書に「新美辞学」「近代文芸之研究」。 **しまやぶり【島破り】** [图]島流しにされた罪人が、こっそり島からにげだすこと。また、その人。島ぬけ。 **しまり【締まり】** [图] ①緊張[きんちょう]感があって、きちんとしていること。「―のない顔」 ②節約。倹約[けんやく]。「―屋」 ③しめくくり。ものごとのけじめ。「―をつける」 **しまりや【締まり屋】** [图]倹約家。しまつや。けち。 **しまる** [自] [閉まる]↔︎開く [自] [絞まる] [国]きつく巻きつけられたひもなどの強さが増す。「首が―(絞首)」 [自] [締まる] [国] ①力を加えられて、ゆるみやすきまがなくなる。「ねじが―」「帯が―」↔︎緩む ②たるんでいたものが縮む。緊張する。「身が―」 [類]しまる・とじる [動]戸や門などを動かして出入りができないようにする。「戸がしまる」「戸を閉じる」が基本的な使い方。「本がとじる」「本をとじる」は、開いていた本を閉じる意。「閉まる」「閉じる」は、営業をやめる意にも使う。「店がしまる」「店を閉じる」。 **しむ【沁む】** [自]①液体がしみこむ。②心にしみじみと感じる。「心に―言葉」 **しめ【注連・標】** [国]神をまつる清浄な場所であることを示すために張る縄。しめなわ。「―を張る」 **しめい【指名】** [图][名・スル]大ぜいの中から、特定の人を指定すること。また、その名。「―を受ける」「議長を―する」 **しめい【氏名】** [图]姓名。姓と名。「―を記入する」 **しめい【使命】** [图]使者としておおせつかった命令。また、自分に課せられた重要な務め。「―を帯びる」「文化交流の―を果たす」 **しめいてはい【指名手配】** [图]警察が、容疑者の氏名・人相などを全国に通達して、その逮捕を依頼すること。 **しめきり【締め切り】** [图]一定の期日で、受け付けなどをうちきること。また、その最後の日や時刻。「―が延びる」「―が迫る」 [圏]満期 **しめくくり【締めくくり】** [图]ものごとの終わり。最後のまとめ。結び。「一年の―」 **しめす【示す】** [他]①相手によくわかるように、指さしたり見せたりする。また、態度や表情にあらわす。「地図で―」「関心を―」 ②書きあらわす。書きしるす。「以下に―」 **しめっぽい【湿っぽい】** [形]①なんとなく湿気を含んで、からっとしていない。「―空気」 ②気分がはればれしない。「―話」 **しめた** [連語]自分の思いどおりになり、うまくいったと喜ぶことば。「―、うまくいったぞ」 **しめなわ【注連縄】** [图]→「しめ」 **しめる** [他][占める]①自分の勢力範囲に入れる。「一位を―」「領土を―」 ②ある部分や割合を構成する。「女性が半分を―」「重要な地位を―」 [他][閉める]↔︎開ける [他][締める]①ゆるみがないように、力を入れて強くする。「帯を―」「ねじを―」 ②出費を少なくする。倹約する。「家計を―」 [他][湿る]水気を含ませる。ぬらす。「ハンカチを―」 <592> **たるむ**▽「緊まる」とも書く。 **じまわり**[地回り][名]①土地に住みついているならず者。盛[さか]り場をうろつくならず者。俗[ぞく]な言い方。 **②**近在から産出される品物。 **③**近在を回って商売をすること。また、その商人。 **しみ**[染み][名]①液体などがしみこんでできたよごれ。「洋服の―をぬく」 **②**皮ふの色が斑点状に茶色になった部分。 **しみ**[紙・魚・衣魚][名] シミ目[もく]の昆虫[こんちゅう]”。細長くて銀白色をし、衣服や本を食べて穴をあける。 **じみ**[地味][名・形動]①けばけばしくなく、目立たないようす。また、性格や行動が着実で、はなやかなところがないようす。「―な色合い」「―に暮らす」[↔]派手 **②**食べもののおいしさ。また、食べものの栄養。「―に富む料理」 **③**ものごとのもつ深い味わい。「―豊かな作品」 **しみいる**[染み入る][国] 深く中まで入ってしみて広がっていく。「胸に―話」[圏]染み込む **しみこむ**[染み込む][国] しみてそのまま中まで入りこむ。「あせが―」「親の教育が―」 **しみじみ**[画] 心に深くしみいるようす。静かに身にしみて感じるようす。「―語りあう」「―とした曲」 **しみず**[清水][名] 地下から地面や岩のあいだにわきでてくる、きれいに澄んだ水。▽常用漢字表付表の語。 **じみち**[地道][形動] 目立たない努力を積みかさねるようす。「―に練習する」[同]堅実[けんじつ] >「つかいわけ」「着実」を見よ。 **しみつく**[染み付く・染み着く][国] よごれや悪いくせなどがしみこんで、とれなくなる。そまりつく。「アルコールのにおいが―」「貧乏[びんぼう]が―」 **しみったれ**[形動] けちくさくて、みすぼらしいようす。また、そのような人。 **しみとおる**[染み通る・染み・透る][国] ものの中まで深くしみる。心に強く感じる。「歯に―冷たさ」 **しみぬき**[染み抜き][名] 衣服などについた染みを、薬品などを使ってとりさること。また、そのための薬品。 **じまん**[自慢][名]「[名-スル] 自分に関係することを自分でほこること。「お国―」「―ののどをきかせる」 **シミュレーション**[囱] ありうるいろいろな場面を想定しておこなう、モデルを用いた実験。模擬[もぎ]実験。[『]simulation▽「シュミレーション」は誤り。 **シミュレーター**[名] 実際と似た状況で訓練や実験をおこなうための装置。操縦訓練や強度検査などに使う。模擬訓練装置。[『]simulator **しみる**[染みる・×沁みる・×滲みる][圧□]●液体やにおいなどが、ものの中へにじむようにしてはいりこむ。「インクが―」 **②**外からの刺激[しげき]にしきを受けて痛む。「傷口が―」「けむりが目に―」 **③**深く心に感じる。「お説教が身に―」 **④**よくない影響[えいきょう]がりを受ける。そまる。「悪習に―」 ▼「沁みる」を「泌みる」と書くのは誤り。また、「しみる」「そまる」は語源が同じである。液体などがはいりこんで、とれなくなること。だから、古語「しむ」は「浸しむ」、または「染しむ」と書く。そのように深く心に刻まれるたとえにも使う。「心は濁にごりに染しめり(=心はけがれに染まっている)」 **しみる**[凍みる][圧] 寒さでこおりつく。「今夜はいちだんと―」 **じみる**[染みる][造語][「〜じみる」の形で]①…がついてよごれる。「あかじみたシャツ」「あせ―」 **②**…のように見える。「所帯[しょたい]に―」「子供じみたまねはするな」[名詞に付く。多く、好ましくないことについていう。] **しみわたる**[染み渡る][国] すみずみまで、にじむように広がる。「悲しみが―」「五臓六腑[ごぞうろっぷ]に―酒」 **しみん**[市民][名]①市に住む人々。市の住民。「―会館」「名誉[めいよ]―」 **②**国政に参加できる権利をもつ人。「―権」[圏]公民 **③**「市民階級」に同じ。 **しみん**[四民][名] 封建[ほうけん]時代の身分階級である、士・農・工・商の四階級の人々。また、すべての階層の人々。「―平等」 **しみんかいきゅう**[市民階級][名] 西洋近代史で、市民革命により封建制を打破し、民主主義と資本主義の社会を樹立した中産階級。ブルジョアジー。 **しみんかくめい**[市民革命][名] 資本家などを中心とする市民が、支配階級をうちやぶる革命。封建社会が近代資本主義社会に変わるきっかけとなった。イギリスのピューリタン革命、アメリカの独立戦争、フランス革命など。ブルジョア革命。 **しみんびょうどう**[四民平等][名] 一八六八年、明治政府が、江戸時代の士農工商を廃止[はいし]し、あわせて平民としたこと。 **じむ**[事務][名] おもに、机の上で書類をあつかったりする仕事。「会計―」「―をとる」「―員」 **ジム**[名] トレーニングなどをする施設。とくに、ボクシングの練習場。ボクシングジム。[『]gym **じむかん**[事務官][名] 行政官庁で、一般事務をとりあつかう国家公務員。「文部―」 **しむける**[仕向ける][-下一] あることをするように他人にはたらきかける。「勉強をするように―」 **じむじかん**[事務次官][名] 大臣を助けて行政上の事務を監督[かんとく]する次官。[↔]政務次官 **じむしょ**[事務所][名] 事務をとりあつかうところ。また広く、事務的な仕事をする人の仕事場。オフィス。「法律―」「―を開く」 **じむてき**[事務的][形動]①事務に関係するようす。「―な問題を解決する」 **②**感情をまじえずに、仕事だけを機械的に進めるようす。「―な応対」 **しめ**[締め][名][造語]①〈名〉◎しめること。 **②**合計すること。 **◎**手紙の封[ふう]じ目に書く「〆」の字。 **①**〈造語〉半紙やちり紙などを数えることば。一締めは一○○帖[じょう](=二○○○枚)。 **しめあげる**[締め上げる][-下一]①強くしめる。「なわで―」 **②**厳しく責める。「犯人を―」 <593> **しめい[氏名]** 名字と名前。姓名。 **しめい[使命]** ❶責任をもってやりとげるように命令された重大な任務。「―をおびる」 ②やりとげねばならないと自発的に感じる任務。「―感に燃える」 **しめい[指名]** 名前をあげて特定の人を指すこと。名ざし。「―を受ける」「―手配」 **じめい[自明]** [形動]説明したり証明したりしなくても、だれにでもよくわかっていること。「―の理」 **しめい(死命)を制する** 相手の死ぬか生きるかの急所をおさえ、その運命を自分の手ににぎる。 **しめかざり[注連飾り・七五三飾り]** 正月や祭りのとき、神だなや玄関[げんかん]にかざるしめなわ。 **しめきり[締め切り・〆切]** ものごとを終わりにすること。また、終わりにする日。「―がせまる」 **しめきる[閉め切る]** 戸や幕などをきっちりと閉める。長いあいだ閉めたままでおく。「窓を―」 **しめきる[締め切る]** 期日や定員に達してとりあつかいをうち切る。「申しこみを―」 **しめくくる[締め括る]** ❶たばねて、まとまりをつける。まとめて終わりにする。「会議を―」「話を―」 ②とりしまる。監督[かんとく]する。「若い連中を―」 > つかいわけ →「まとめる」を見よ。 **しめこ(占め子)の兎[うさぎ]** ものごとがうまくいったときにいうことば。▽うまくいったの「しめた」を、ウサギを「絞める」にかけたしゃれ。 **しめころす[絞め殺す]** 首をしめて殺す。絞殺[こうさつ]する。 **しめさば[締め鯖]** サバを三枚(=骨と身二つ)におろして、塩と酢[す]で身をしまらせたもの。 **しめし[示し]** ❶てほんを見せたりして、ものごとをわからせること。また、みせしめ。「キリストのお―」 ②[多く、「お示し」の形で]神が形にあらわした教え。 > 示しがつかない しつけや言いつけが守られないと、あとあとの悪い前例となる。「そんなことを放置すると、社内の―」 **しめじ** キシメジ科の食用キノコ。秋に山林の湿地[しっち]にむらがって生える。かさは灰色で小さい。「におい松たけ、味しめじ」といわれるほど美味とされる。 **しめしあわせる[示し合わせる]** ❶前もって期日や時間・手はずなどを相談してきめておく。 ②合図[あいず]して知らせあう。「二人で―」 **しめしめ** ものごとが思ったとおりに、うまくいったときに言うことば。▽「しめた」の「しめ」を重ねた語。 **しめす[示す]** 他の人にわかるように指示したり、ことばで言ったりして教える。「方向を―」「態度で―」「誠意を―」 **しめす[湿す]** 水気をあたえる。しめらせる。「くちびるを―」 **しめた** [感]都合のいいなりゆきになったときなどに発することば。うまくいった。「―、今ならにげられるぞ」 類[るい]しめしめ・しまった▽「占[し]めた(=自分のものにした)」という意味。 **しめだす[閉め出す]** 戸などをとざし、入れないようにする。「湿気[しっけ]を―」 **しめだす[締め出す]** 仲間からはずすようにする。「町から暴力団を―」 **しめつ[死滅]** すべて死んでいなくなってしまうこと。「消毒で病原菌[びょうげんきん]は―した」 類[るい]絶滅[ぜつめつ] **じめつ[自滅]** 自分のしたことが原因で自分がほろびること。「深酒で―した一生」 類[るい]自壊[じかい] ②しぜんにほろびること。 **しめつける[締め付ける]** ❶強くしめる。「両手で―」「胸を―悲しみ」 ②制限などをして、厳しく監督[かんとく]する。「校則でー」 **しめっぽい[湿っぽい]** ❶しめりけが強く、あまりここちよくない。「ーマット」 ②気分がしずんで陰気[いんき]だ。「―話」 **しめて[締めて・〆て]** 数を全部合わせて。合計で。「費用は―一万円」 **しめなわ[注連縄・七五三縄・標縄]** 神聖な場所に、けがれのあるものの侵入を防ぐために張るなわ。左縒[よ]りになわをなって四手[しで]という紙を垂らす。 **しめやか** [形動]静かでしめったように感じられるようす。また、しずんだ気分が感じられるようす。「―に降る雨」「―な葬儀」 > 固語 現代語では人間についてはいわないが、古語では人の性質や姿などが、もの静かでしっとりと落ち着いているようすにもいった。 **しめり[湿り]** ①しめること。みずけ。「―をあたえる」 ②[「お湿り」の形で]晴天続きで乾燥[かんそう]しているときに雨が降ること。「よいお―ですね」 **しめりけ[湿り気]** ものにふくまれる水分。しっき。しっけ。 **しめる[占める]** ❶ほかの人は立ち入ってはいけないとして自分だけのものにする。「勝ちを―」「香味を―」「買い―」 ②位置や割合をとる。「女性が大半を―」 > 固語「標[しる]しむ」と書く。占有[せんゆう]地のしるしにひもを結びつけたり、なわなどで囲むという意味。現代語の「占める」の、自分のものとするという意味に発展した。 **しめる[閉める]** ❶動かしてあいだをふさぐ。開いているものをとじる。「店を―」「カーテンをー」⇔開[あ]ける ②「絞める」に同じ。 > つかいわけ **閉める・閉じる** > 「**閉める**」は、(左右から)力を加えて、すきまをふさぎきり、ものや空気の流通をなくすこと。首を「**絞める**」に通じることば。「**閉じる**」は、本を「**綴じる**」に通じることば。開いている二つのものをぴったり重ねるようにすること。 <594> **しめる**[絞める][-下一]①首を強くしばるなどして殺す。「思いあまって首を―」「にわとりを―」 **しめる**[締める][-下一]①力を加えて、ゆるみやすきまをなくす。「まわしを―」「ボルトを―」 **②**心や行動などのたるみをなくす。緊張[きんちょう]させる。「気を締めて練習する」[↔]緩[ゆる]める **③**合計する。「売りあげを―」▽「〆る」とも書く。 **④**節約する。「経費を―」「家計を―」 **⑤**ものごとの決着をつける。また、それを祝って手を打つ。「手を―」 **◎**こらしめる。「最近、図に乗ってるから一丁[いっちょう]締めてやるか」 **◎**塩や酢をかけて肉をしまらせる。「さばを酢で―」 **しめる**[湿る][国]①水分を吸ってしっとりとする。[☆]乾[かわ]く **②**しずんだふんいきになる。「話が湿りがちになる」 >つかいわけ しめる・しける どちらも水分をふくむこと。「しめる」は、しっとりすること。「しめった空気」。「しける」は、かわいてぱりっとしていなければならないものが水気をふくんでしまうこと。「のりがしける」。 **しめる**[剛動] [意味] 使役「彼を行かしめる」「理想的な状態にあらしめる」▽文語の使役の助動詞「しむ」からできた古風な表現。 **しめん**[四面][名]①四つの面。「正―体」 **②**まわり。四方。「日本は―を海に囲まれている」「―楚歌」 **しめん**[紙面][名]①新聞などで、記事がのっている部分。「―を割く」「―をにぎわす」 **②**紙の表面。紙上 **しめん**[誌面][名] 雑誌の記事をのせたページ。「―をかざる写真」[類]誌上 **じめん**[地面][名]①大地の表面。「―に大の字にねころぶ」 **②**土地。地所。「広い―」 **しめんそか**[四面楚歌][四国] まわりが敵ばかりで、味方がまったくいないこと。[類]孤立無援▽昔、中国で、楚[そ]の項羽[こうう]が敵の漢軍にとり囲まれたとき、四方の敵が楚国の歌を歌ったので、楚の民も降伏し、漢の勢力下にはいったのだと思いこんで戦意を失ってしまったという故事(「史記」)から。 **しも**[下][名]①上[かみ]から流れてくる水や風の行く方向。「川の―」「風―」→上[かみ] **②**したの部分。「―半身」「―ぶくれ」 **③**あとの部分。うしろ。後半。「―半期」→上[かみ] **④**身分・地位の低いこと。また、低い者。「―ベ」[☆]上[かみ] **⑤**大小便など。「―の世話」 **しも**[霜][名]①空気中の水蒸気が、夜間、冷えた地面やものにふれて、細かい氷になったもの。「―が降りる」 **②**冷蔵庫につく氷の結晶。「―とり装置」 **しもき**[下期][名] 「下半期」の略。[↔]上期 **しも**[囫[副助]◎そのものごとをとりたてて強めていうことば。「折[おり]―雨が降ってきた」 **②**例外もありうるということをあらわす。「必ず―正しいとは限らない」▽下に打消の表現をともなう。 **しもいちだんかつよう**[下一段活用][逵]動詞の活用の一つ。活用語尾での最初の音読が五十音図のエ段のもの。たとえば「受ける」は、口語では「受け(ない)」「受け(ます)」「受ける」「受ける(とき)」「受けれ(ば)」「受けろ」と活用する。文語では口語の下一段活用は下二段活用で、受け(ず)・受け(たり)・受く・受くる(とき)・受くれ(ば)・受けよ、となる。文語の下一段活用の動詞は「蹴[け]る」一つで、「け」「け」「ける」「ける」「けれ」「けよ」と活用するとされているが、「蹴る」は平安初期には連体形「クウル」の例があるから、そのころまでは下二段活用の動詞だったと考えられ、文語では確実な下一段活用の例はない。口語の「受ける」「上げる」などは語幹と活用語尾の区別があるが、「得る」のように区別がないものもある。▽五十音図の上方のイ段で活用する上一段に対して、下方にあるエ段で活用することから下一段活用という。巻末「活用表」参照。 **しもうさ**[下絵][名] 旧国名。今の千葉県北部と茨城[いばらき]も県の南の一部。東海道の一国。北総[ほくそう]。▽「しもつふさ」の変化した形。 **しもがかる**[下掛かる][国] 話が下品[げひん]になる。 **しもがこい**[霜囲い][名]「[名-スル] 野菜や草花などが、霜におかされないように囲いをすること。しもよけ。 **しもがもじんじゃ**[下×鴨神社][名] 京都市左京区にある賀茂御祖[かもみおや]神社の通称[つうしょう]。祭神はカモタケツノミノミコト・タマヨリビメノミコト。 **しもがれ**[霜枯れ][名]「[名-スル]①霜のために草木がかれてしぼむこと。「―の冬景色」 **②**「霜枯れ時」の略。商売の景気が悪い時節。 **じもく**[耳目][名]⊕聞いたり、見たりすること。見聞。「―を広める」 **②**人々の注意。注目。「―を集める」「世間だの―をひく」「人々の目にたつ。」 >耳目となって働く その人の下について、見聞したことをすべて報告する。手足となって働く。 **じもく**[除目][名] 平安時代、大臣以外の官職を任じた儀式[ぎしき]。 **しもごえ**[下肥][名] 人の大小便を肥料としたもの。 **しもざ**[下座][名] 地位の低い人が座する席。「しもざ」とも。[類]末席[↔]上座 **しもじも**[下下][名] 地位や権力といったものに縁[えん]のない、ふつうの人々。庶民[しょみん]。古い言い方。 **しもたや**[仕・舞屋][名] 商店街の中にあって、商売をしないで暮らしている家。▽もと、店じまいをした商家を「仕舞[しまい]うた屋」といったことから。 **しもつき**[霜月][名] 陰暦[いんれき]で、一一月のこと。 **しもつけ**[下野][名] 旧国名。今の栃木県。東山[とうさん]悲道の一国。野州[やしゅう]。▽古名「下毛野[しもつけの]」の略。 <595> **しもて**[下手][名]◎客席から見て舞台[ぶたい]の左のほう。「―から主役登場」[♪]図「ぶたい」 **②**川の下流のほう。かわしも。[↔]上手[かみて]破「したて」「へた」と読めばそれぞれ別の語。 **じもと**[地元][名]①自分の住んでいる土地。「―出身の力士」 **②**そのことに直接関係している土地。「―の利益を優先する」[同]現地 **しもどけ**[霜解け・霜・融け][名] 気温が上がって霜が解け、地面がやわらかくなること。「―のぬかるみ」 **しもにだんかつよう**[下二段活用][図法] 文語で、動詞の活用の一つ。活用語尾[ごび]にの最初の音読が、五十音図のウ段と工段の二段にまたがるもの。「得[う]」「出「づ」など。たとえば「出づ」は、「いで(ず)」「いで(たり)」「いづ」「いづる(とき)」「いづれ(ば)」「いでよ」と活用する。▽五十音図の上方のイ段とウ段で活用する上二段活用に対して、下にあるウ段と工段で活用することからいう。右の例は、口語では「得[え]る」「出[で]る」で、エ段で活用し、下一段活用となる。 **しものく**[下の句][名] 短歌で、五・七・五・七・七のうち、第四句と第五句の七・七の部分。[↔]上の句 **しものせきこうわじょうやく**[下関講和条約][名] 一八九五年、山口県の下関で結ばれた日清戦争後の講和条約。朝鮮[ちょうせん]の独立、日本への遼東[リャオトン]半島や台湾[たいわん]の割譲[かつじょう]などをきめた。 **しもばしら**[霜柱][名] 冬、土の中の水分がこおって、細い柱状になり、地表の土をおしあげるもの。「―が立つ」 **しもはんき**[下半期][名] 一年を二期に分けたうちの、あとのほうの半年。[↔]上半期 **しもぶくれ**[下膨れ・下脹れ][名] ほおからあごにかけて、ふっくらとしている顔。また、下のほうがふくらんでいること。 **しもふり**[霜降り][名] 布地などに、霜が降りたような白い斑点[はんてん]がある柄[がら]。 **②**脂肪が、あみの目のように細かくはいりこんでいる上等な肉。 **③**魚や鳥肉などを熱湯に通し、すぐ冷水をかけて表面を白くする料理法。 **しもべ**[下部・僕][名] めしつかい。下男。下女。古い言い方。 **しもやけ**[霜焼け][名] 寒さのため、指や耳などの血行が悪くなり、赤くはれてかゆくなること。 **しもやしき**[下屋敷][名] 江戸時代、身分の高い武士や大名[だいみょう]などが郊外につくった別邸[べってい]。[↔]上屋敷[かみやしき] **しもん**[指紋][名] 人の指さきの内側にある、うず巻き状の模様。また、その模様の跡[あと]。▽各自異なり、一生変わらない。 **しもん**[日][試問][⑧]「[名-スル] 問題を出して答えさせること。また、その質問。「口頭5―」 **目**[諮問][名]「[名-スル] 行政の長官が政策などをきめるとき、専門家や関係者に意見をたずねもとめること。「総理大臣の―機関」[↔]答申「諮」は、上の人が下の者に相談すること。 **じもん**[地紋][名] 布地に織りだした模様。 **じもん**[自問][名]「[名-スル] 自分のするべきことやしたことについて、自身に問いかけること。 **じもんじとう**[自問自答][四漢] 自分に問いかけて自分で答えること。「―の形式」 **しや**[視野][名]◎目やレンズなどに見える範囲[はんい]。「―が開ける」「レンズの―にはいる」[圏]視界 **②**考えや観察のおよぶ範囲。見識。「―が広い」 **しゃ**[写](寫)[名] [・3画 全5画] [写写写写] **①**字や絵などを、もとの形をまねて、うつしとる。 **②**像をうつす。 [シャ] 写本[しゃほん] 描写[びょうしゃ] 写実[しゃじつ] 写生[しゃせい] 模写[もしゃ] [②]写真[しゃしん] 映写[えいしゃ] 試写[ししゃ] 実写[じっしゃ] 接写[せっしゃ] [うつす・うつる] 手本を写す[うつす]/裏の文字が写る[うつる] **しゃ**[社](社)[名] [ネ・3画 全7画] [社社社社] **●**神をまつるところ。お宮。 **②**同じ目的をもつ人々の集まり。組織。 **③**「会社」「新聞社」などの略。「―をあげて」 **④**神社や会社などを数えることば。 [シャ] ②社寺[しゃじ] 社殿[しゃでん] 大社[たいしゃ] 神社[じんじゃ] 社会[しゃかい] 社交[しゃこう] 結社[けっしゃ]③社員[しゃいん] 社説[しゃせつ] 社長[しゃちょう] 商社[しょうしゃ] 本社[ほんしゃ] [やしろ] 社[やしろ] [その他] 村社[そんしゃ](姓氏) **しゃ**[車][名] [車・0画 全7画] [車車車車] **●**軸を中心にして回る輪。くるま。 **②**くるまのついた乗り物。 [シャ] 車軸[しゃじく] 車輪[しゃりん] 滑車[かっしゃ] 水車[すいしゃ]②車庫[しゃこ] 車両[しゃりょう] 自転車[じてんしゃ] 電車[でんしゃ] [くるま] 借金で火の車[くるま] 荷車[にぐるま] 歯車[はぐるま] 山車[だし] [その他] 車前草[おおばこ] *山車[だし] **しゃ**[舎](舍)[名] [人・6画 全8画] [舎舎舎舎] **◎**多くの人が出入りしたり、泊[と]まったりする建物。 **②**身うちの。▽自分のきょうだいをへりくだって言う。 [シャ] ①舎監[しゃかん] 舎宅[しゃたく] 官舎[かんしゃ] 校舎[こうしゃ] 宿舎[しゅくしゃ] 庁舎[ちょうしゃ]②舎兄[しゃけい] 舎弟[しゃてい] [その他] *田舎[いなか] 舎利[しゃり] 舎人[とねり] **しゃ**[者](者)[名] [・4画 全8画] [者者者者] **①**ひと。・・・する人。・・・である人。[圏]人 **②**特定のものごとをさしていう語。 **③**漢文で、「・・・は(・・・とは)」、また順接の「・・・ば(・・・すれば)」の意味をあらわす助字。 [シャ] ①医者[いしゃ] 関係者[かんけいしゃ] 信者[しんじゃ] 新聞記者[しんぶんきしゃ] <596> [者[もの] 修[しゅぎょう]~第三者[だいさんしゃ] 読者[どくしょ]②後者[こうしゃ] 前者[ぜんしゃ] 両者[りょうしゃ] [その他] 田舎者[いなかもの] 父強者[したたかもの] 若者[わかもの] 悪者[わるもの] 許婚者[いいなずけ] *猛者[もさ] **しゃ**[射][名] [寸・7画 全10画] [射射射射] **●**的[まと]をねらって矢や弾[たま]をとばす。 **②**液体・気体・光線などを勢いよく出す。 [シャ] ①射撃[しゃげき] 射殺[しゃさつ] 射的[しゃてき] 発射[はっしゃ] 乱射[らんしゃ] ②射出[しゃしゅつ] 注射[ちゅうしゃ] 直射[ちょくしゃ] 日射病[にっしゃびょう] 噴射[ふんしゃ] 乱射[らんしゃ] [いる] 的を射る[いる] 一等賞を射止める[いとめる] [射つ] 射だす[いだす] [その他] 射干玉[ぬばたま]「鐺[とう] 射干[やぐるま](植物名) **しゃ**[捨](捨)[名] [・8画 全11画] [捨捨捨捨] **◎**すてさる。[↔]取・拾 **②**寺などに、金品を寄付する。 [シャ] ◎捨象[しゃしょう] 捨身[しゃしん] 四捨五入[ししゃごにゅう] 取捨[しゅしゃ] ②喜捨[きしゃ] [すてる] 故郷を捨てる[すてる] 使い捨て[つかいすて] 捨て身[すてみ] **しゃ**[謝][名] [言・10画 全17画] [謝謝謝謝] **◎**礼を言う。 **②**あやまる。 **③**ことわる。 **④**しりぞく。おとろえる。一「謝する」を見よ。 [シャ] ◎謝辞[しゃじ] 謝礼[しゃれい] 感謝[かんしゃ] 薄謝[はくしゃ] ②謝罪[しゃざい] 陳謝[ちんしゃ] ③謝絶[しゃぜつ] ④新陳代謝[しんちんたいしゃ] [あやまる] 手落ちを謝る[あやまる] 平謝[ひらあやま]り [その他] 与謝(姓氏)[よさ] **しゃ**[赦][名] [赤・4画 全11画] [赦赦赦赦] 罪をゆるす。免除する。 [シャ] 赦免[しゃめん] 恩赦[おんしゃ] 大赦[たいしゃ] 特赦[とくしゃ] 容赦[ようしゃ] [赦す] **しゃ**[斜][名] [斗・7画 全11画] [斜斜斜斜] ななめ。かたむいている。 [シャ] 斜視[しゃし] 斜線[しゃせん] 斜辺[しゃへん] 斜面[しゃめん] 傾斜[けいしゃ] [ななめ] ご機嫌斜め[ごきげんななめ] [その他] 斜子織り[しゃこおり] 斜[はす]ならず 斜交い[はすかい] >斜に構える 世間[せけん]の常識などに従わないようなポーズをとる。 **しゃ**[煮](煮)[名] [小・8画 全12画] [煮煮煮煮] 水を加え、火にかけて熱を通す。にる。 [シャ] 煮沸[しゃふつ] [にる・にえる・にやす] 豆を煮る[にる] 煮物[にもの]の/煮えきだる[にえたぎる] 生煮え[なまにえ]/業[ごう]を煮やす[にやす] [その他] 煮麺[にゅうめん] **しゃ**[遮][名] [・11画 全14画] [遮遮遮遮] 行く手をじゃまする。はばむ。 [シャ] 遮光幕[しゃこうまく] 遮断[しゃだん] 遮蔽[しゃへい] [さえぎる] 話を遮る[さえぎる] [その他] 遮二無二[しゃにむに] **しゃ**[砂][名]→「さ」 **しゃ**[社/斜][名]↓漢字項目を見よ。 **しゃ**[×紗][名] 織り目があらく、うすくて軽い生糸[きいと]の織物。うすぎぬ。「―の羽織[はおり]」 **じゃ**[邪][名] [・5画 全8画] [邪邪邪邪] **◎**心がねじけている。道をはずれていて正しくない。[☆]正 **②**さまたげとなる。不吉である。 **③**漢文で、疑問の助字。「か」「や」と読む。 [ジャ] ①邪悪[じゃあく] 邪推[じゃすい] 邪念[じゃねん] 邪道[じゃどう] 正邪[せいじゃ] ②邪気[じゃき] 邪鬼[じゃき] 邪魔[じゃま] 風邪[ふうじゃ] [よこしま] *風邪[かぜ] **じゃ**[蛇][名] [虫・5画 全11画] [蛇蛇蛇蛇] ヘビ。また、ヘビの形に似たもの。 [ジャ] 蛇口[じゃぐち] 蛇[じゃ]の目[め] 蛇腹[じゃばら] 大蛇[だいじゃ] 蛇蝎[だかつ] 蛇行[だこう] 蛇足[だそく] 長蛇の列[ちょうだのれつ] [へび] 蛇遣い[へびつかい] 毒蛇[どくへび] 錦蛇[にしきへび] [その他] 蟒蛇[うわばみ] 大蛇[おろち] 山棟蛇[やまかがし] >蛇の道は蛇[へび] 仲間どうしのすることはよくわかる。▽多く、よくないことにいう。 **じゃ**[圏][助・助動]①〈接〉それでは。それならば。じゃあ。「―、またね」「―、やめよう」▽接続詞「では」の変化した形。 **①**〈連語〉…では。「それ―来なくていいよ」▽助動詞「だ」の連用形+助詞「は」の変化した形。 **@**〈助〉…では。「そこで泳い―だめ」▽接続助詞「ては」→「では」→「じゃ」と変化した形。 **@**〈助動・〉[意味]断定「あれは何じゃろう」「今帰りじゃ」 [接続]体言、副詞の一部、助詞「の」などに付く。 [活用]特殊型。▼「である」の「る」が落ちて、変化した形。くだけた言い方。 **ジャー**[圀] めしや飲みものなどを保温するための、口の広い容器。「電子―」[類]ポット[『]jar **じゃあく**[邪悪][名・形動] 不正で悪いこと。心がねじけていて悪意に満ちていること。[類]よこしま **シャークスキン**[名] 織り目をサメのはだのように仕上げた織物。[『]sharkskin **ジャージー**[名]①メリヤス編みの、のびちぢみするやわらかい服地。 **②**サッカーやラグビーなどの選手の着るシャツ。 **③**メリヤス編みの運動着上下。[『]jersey **ジャーナリスト**[名] 新聞・雑誌・放送などの記者や編集者。報道にたずさわる職業の人。[『]journalist **ジャーナリズム**[名] 新聞・雑誌・放送などの報道機関。その活動。また、それらによってつくられる文 <597> **journal** **化**。「――に毒される」[『]journalism **ジャーナル**[名] 定期的に刊行される雑誌や新聞。[『]journal **シャープ**[名・形動]①〈形動〉するどいようす。鋭敏[えいびん]な。「―な感覚の持ち主」 **①**〈名〉音楽で、半音上げることをあらわす記号。嬰[えい]記号。「#」→フラット[『]sharp **シャープペンシル**[名] 出し入れできるしんを入れて使うえんぴつの一種。多くは軸[じく]の中のしんをばねでおし出して使う。シャーペン。▽商標名。Ever-sharp pencilから。 **シャーベット**[名] 果汁[かじゅう]などに砂糖[さとう]や香料[こうりょう]を加えてかきまぜながらこおらせた菓子[かし]。ソルベ。[『]sherbet **シャーマニズム**[名] 原始的な宗教の一つ。巫女[みこ]などが神や祖先の霊[れい]と交流し、占[うらな]いや予言をおこなう。巫術[ふじゅつ][『]shamanism **シャーレ**[名] 小形で底が浅く、ふたのついたガラス容器。医学や化学の検査・実験に使う。[『]Schale **しゃい**[謝意][名] お礼の心。または、あやまちをわびる気持ち。「―を表[あらわ]す」 **シャイ**[形動] うちきな。はにかみやの。[『]shy **ジャイアント**[名][造語]●巨人[きょじん]。大男。 **@**巨大。大型。「―パンダ」[『]giant **ジャイナきょう**[ジャイナ教][名] インドで、紀元前六世紀ごろに開かれた宗教。不殺生[ふせっしょう]の徹底[てってい]など厳しい戒律[かいりつ]の実践[じっせん]により解脱[げだつ]を目ざす。開祖はヴァルダマーナ。 **ジャイロスコープ**[名] 回転するこまの軸[じく]が、台が動いても一定の方向を保つようにつくった装置。回転儀[かいてんぎ]。羅針盤や操縦装置に使う。[『]gyroscope **しゃおん**[謝恩][名]「[名-スル] 世話になった人に対して感謝すること。「―会」 **しゃか**[釈迦][入図] 前五世紀ごろの人。仏教の開祖。ゴータマ・シッダルタ。古代インドの一王族、迦族の生まれ。母は摩耶夫人[まやぶにん]。二九歳で出家[しゅっけ]し、さとりをえて各地を教化し慈悲[じひ]を説いた。釈迦牟尼[しゃかむに]。釈尊[しゃくそん]。釈迦如来[にょらい]。 >釈迦に説法 その道の大家に教えさとすおろかさをたとえたことば。無用のこと。むだなこと。 **ジャガー**[名] ネコ科の哺乳[ほにゅう]動物。ヒョウに似て斑点[はんてん]があり、肉食。中南米などにすむ。アメリカトラ。[『]jaguar **シャガール**[人名] 一八八七—一九八五年。ロシア生まれのフランスの画家。幻想[げんそう]的な作風で、故郷[こきょう]ロシアの風景などを叙情[じょじょう]豊かにえがいた。版画や陶芸にも多くの作品がある。「わたしと村」「夏の夜の夢」など。[『]Marc Chagall **しゃかい**[社会][名]日直接・間接に関係しあって共同生活をする人々の集団。「民主―」「―の一員」 **②**世の中。世間[せけん]。「―に出て働く」「実―」 **③**ある傾向[けいこう]や性質を共有する人々の集団。「上流―」「武家―」 **④**「社会科」の略。 **しゃかいあく**[社会悪][名] 個人的な道徳上の悪ではなく、社会自体がもつ矛盾[むじゅん]から生まれる害悪。貧困・売春など。 **しゃかいうんどう**[社会運動][名] 社会の進歩や改善を目ざしておこなう組織的な活動。 **しゃかいか**[社会科][名] 小・中・高等学校教育の教科の一つ。政治・経済・地理・歴史などを学ぶことを通じて、社会人の基礎を養うことを目的とする。 **しゃかいかがく**[社会科学][名] 人間社会の現象を対象に研究する学問。社会学・政治学・法学・経済学・歴史学などがある。 **しゃかいけん**[社会権][名] 基本的人権の一つ。人間らしい生活の保障を国家に要求する権利。生存権・教育を受ける権利・勤労権など。 **しゃかいじぎょう**[社会事業][名] めぐまれない人を助けるために、国や団体がおこなう福祉[ふくし]、事業。 **しゃかいしほん**[社会資本][名] 産業や生活の発展の基盤[きばん]となる公共施設。道路・港湾・住宅・学校・上下水道など。 **しゃかいしゅぎ**[社会主義][名] 生産のしくみを社会全体の共有として、富[とみ]を公平に分けあうことで、身分や貧富の差がない平等な社会をつくろうとする考えかた。 **しゃかいしょうせつ**[社会小説][国] 社会問題をテーマにした小説。とくに、日清戦争後の一八九七年前後にあらわれ、貧困などをテーマとする社会問題をあつかった小説をさす。代表的な作家に、内田魯庵[ろあん]・小栗風葉[おぐりふうよう]らがいる。 **しゃかいじん**[社会人][名] 実社会の一員として働いている人。「学校を卒業して―となる」 **しゃかいせい**[社会性][名]①社会のことに広く関心をもち、集団生活をうまくできる能力。また、社会一般に広く通用する性質。「―に欠ける」 **しゃかいつうねん**[社会通念][名] 一般社会に通用している常識や判断。「―に照らしてみる」 **しゃかいふくし**[社会福祉][名] 社会全体の、とくにめぐまれない人々の幸福。また、その人々を救済したり援助[えんじょ]したりすること。「―事業」 **しゃかいふっき**[社会復帰][名]「[名-スル] 療養[りょうよう]生活や刑期[けいき]などを終えて、再び社会生活を始めること。 **しゃかいほうし**[社会奉仕][名] 社会の利益や幸福を増進するために、報酬を求めずに働くこと。 **しゃかいほけん**[社会保険][国] 国民が病気・失業・老齢[ろうれい]などで生活に困ったとき、それを助けるための強制保険。医療保険・雇用保険・年金保険・労働災害補償保険の四制度がある。社保。 **しゃかいほしょう**[社会保障][名] 国民の生活上の不安をなくすために、国が保険などによって守ろうとするしくみ。 **しゃいん**[社員][名] その会社にやとわれて勤めている人。会社員 **しゃうん**[社運][名] 会社の運命。「―をかけた事業」 **しゃおく**[社屋][名] その会社の仕事をするための建物。「―を建てなおす」 <598> **しゃかいほしょうせいど[社会保障制度]** 病気や貧困や老後の不安を除くために、国民の最低限度の生活を守るための制度。▽「公的扶助[こうてきふじょ]」「社会福祉」「社会保険」「公衆衛生」の四つがある。 **しゃかいめん[社会面]** 新聞で、社会で起きた出来事に関する記事がのっている紙面。 類[るい]三面[さんめん] **ジャガいも[ジャガ芋]** ナス科の多年草。ふくらんだ地下茎を食べる。「ジャガタラいも」の略。ばれいしょ。 **しゃかいもんだい[社会問題]** 社会のしくみの上で起こる不合理な問題。労働問題・失業問題・公害問題・環境[かんきょう]問題・婦人問題など。 **じゃかすか** 勢いよくものごとをするようす。にぎやかで景気のいいようす。俗[ぞく]な言い方。じゃんじゃん。「―かねをつぎこむ」 **ジャガタラいも[ジャガタラ芋]** ジャガイモ。▽「ジャガタラ」は、インドネシアのジャカルタの古い呼び名。 **しゃがむ** ひざを曲げてこしを落としてかがむ。「地面に―」 類[るい]うずくまる **しゃがれごえ[嗄れ声]** かすれた声。しわがれごえ。 **しゃがれる[嗄れる]** 「しわがれる」の変化した形。 **しゃかん[舎監]** 寄宿舎の監督[かんとく]をする人。 **しゃき[邪気]** ❶人を不幸にするという、悪いけはい。「―をはらう」 ②わるぎ。悪意。「―のない人」 類[るい]邪心[じゃしん] **しゃきょう[写経]** 経文[きょうぶん]を書きうつすこと。また、その書きうつした経文。 **しゃぎょう[社業]** 会社の事業。 **じゃきょう[邪教]** 人の心をまどわす宗教。正しくない教え。邪宗。⇔正教[せいきょう] **しゃきん[謝金]** お礼のかね。 類[るい]礼金[れいきん] **しゃく[試薬]** ①まじっている物質を検出するために使う化学薬品。 ②ためしに使う見本用の薬。「―品」 **しゃく[尺]** [シャク] ❶尺貫[しゃっかん]法で、長さの単位。一〇寸[すん]。約三〇・三センチメートル。 ②長さ。また、ものさし。「―をはかる」「―をあてる」 ③短い。わずか。(熟語は「セキ」音) [シャク] ①尺八[しゃくはち] 三尺[さんじゃく] 百尺竿頭[ひゃくしゃくかんとう] ②尺度[しゃくど] 縮尺[しゅくしゃく] [さか] 曲尺[かねじゃく] [せき] 尺寸[せきすん] > 尺を取る 長さを測[はか]る。 **しゃく[借]** [シャク] ❶返す約束で他人の金品を一時使う。かりる。↓貸[か]す ②ゆるす。 ③かりに。こころみに。まにあわせ。 (熟語は「シャ」音) [シャク] ①借金[しゃっきん] 借家[しゃくや] 借用書[しゃくようしょ] 貸借[たいしゃく] ②仮借[かしゃく] [かりる] 知恵[ちえ]を借りる 間借[まが]り [しゃもん] 仮借[しゃもん] 借問[しゃもん] **しゃく[勺]** [シャク] ❶尺貫法で、容積の単位。一合[ごう]の一〇分の一。約〇・〇一八リットル。 ②尺貫法で、面積の単位。一坪[つぼ]の一〇〇分の一。約〇・〇三三平方メートル。 [シャク] 一勺[いっしゃく]の酒[さけ] **しゃく[酌]** [シャク] ❶さかずきに酒をつぐこと。「―をする」 ②相手の事情を察して思いやる。 [シャク] 酌婦[しゃくふ] 手酌[てじゃく] 独酌[どくしゃく] 晩酌[ばんしゃく] [くむ] 人の意を酌[く]む 酌[く]み交[か]わす **しゃく[笏]** 束帯[そくたい]姿のとき、右手に持つうすい板。長さ三六[せんち]、はば六[せんち]だけのもの。→図「そくたい」 **しゃく[癪]** [形動]❶〈名・形動〉不愉快[ふゆかい]で腹の立つこと。「―なやつ」「―の種」 ②〈名〉病気で、急に腹などに起こる激しい痛み。 > 癪に障だぁる 気に入らなくて、かりかりする。「時間がたてばたつほど―」 類[るい]癇に障る **じゃく[持薬]** いつも飲んでいる薬。いつも持ちあるく薬。常備薬。 **じゃく[若]** [ジャク・ニャク] ❶年がわかい。 類[るい]弱[じゃく]⇔老[ろう] ②いくらか。 ③…のようすである。 ④…のようだ。ごとし。 類[るい]如[じょ] [ジャク] ①若年[じゃくねん] 若輩[じゃくはい] ②若干[じゃっかん] ③泰然自若[たいぜんじじゃく] ④傍若無人[ぼうじゃくぶじん] [ニャク] 老若[ろうにゃく] [わかい・もしくは] 気[き]が若[わか]い 若者[わかもの] 中学生若[も]しくは高校生 **しゃく[釈]**(釋) [シャク] ❶意味をわかりやすく説きあかす。 ②言いわけをする。 ③許して自由にする。 ④わだかまりがなくなる。 ⑤水でうすめる。 ⑥「釈迦[しゃか]」の略。 ⑦昔、僧[そう]が釈迦の弟子にという意味から名前の上に付けた語。 [シャク] ①解釈[かいしゃく] 語釈[ごしゃく] 注釈[ちゅうしゃく] ②釈明[しゃくめい] ③釈放[しゃくほう] 保釈[ほしゃく] ④釈然[しゃくぜん] 会釈[えしゃく] ⑤稀釈[きしゃく] ⑥釈尊[しゃくそん] **しゃく[爵]** [シャク] 明治時代の貴族の位。公[こう]・侯[こう]・伯[はく]・子[し]・男[だん]の五等級に分かれる。 [シャク] 爵位[しゃくい] 公爵[こうしゃく] 侯爵[こうしゃく] 叙爵[じょしゃく] **しゃく[勺/尺/酌]** →漢字項目を見よ。 **じゃき[邪気]** →漢字項目を見よ。 <599> 若[も]し 若[も]しかず 若[も]しくは 何若[なんじゃく] [かきつばた] 杜若[かきつばた] [はんにゃ] 般若[はんにゃ] [わかめ] 若布[わかめ] [わこうど] 若人[わこうど] **じゃく[弱]** [ジャク] ❶よわい。力がない。よわまる。⇔強[きょう] ②年が若くて一人前[いちにんまえ]でないこと。 ③数量をあらわす語に付いて、それに少したりないことをあらわすことば。「1メートル―」→強[きょう] [ジャク] ①弱化[じゃっか] 弱点[じゃくてん] 弱肉強食[じゃくにくきょうしょく] 衰弱[すいじゃく] 貧弱[ひんじゃく] ②弱冠[じゃっかん] 弱年[じゃくねん] 弱輩[じゃくはい] [よわい・よわる] 子供に弱[よわ]い 弱音を吐く 視力が弱[よわ]る [よわまる・よわめる] 風が弱[よわ]まる 火を弱[よわ]める [じゃくちく] 弱竹[じゃくちく] [よろぼうし] 弱法師[よろぼうし] **じゃく[寂]** [ジャク・セキ] ❶静かでひっそりしている。「―たること死のごとし」 ②仏教で、僧が死ぬこと。「法然[ほうねん]、弘長[こうちょう]二年―」 [ジャク・セキ] ①閑寂[かんじゃく] 静寂[せいじゃく] 寂然[じゃくぜん] 寂寞[せきばく] ②寂滅[じゃくめつ] 示寂[じじゃく] 入寂[にゅうじゃく] [さび・さびしい・さびれる] わびと寂[さび] 物寂[ものさび]しい 店が寂[さび]れる [さみしい] 寂[さみ]しい **じゃく[弱]** [造語]→漢字項目を見よ。 **じゃく[寂]** →漢字項目を見よ。 **しゃくい[爵位]** 貴族にあたえられる称号。▽日本の旧華族制度では、公爵・侯爵・伯[はく]爵・子爵・男爵の五つがあった。 **しゃくざい[借財]** かねを借りること。また、借りたかね。「―がかさむ」 類[るい]借金[しゃっきん] **しゃくし[杓子]** めしやしるをすくう道具。しゃもじ。「ねこも―も」「―定規[じょうぎ]」 **しゃくしじょうぎ[杓子定規]** なんでも一定の基準にあてはめようとして、まるで融通のきかないこと。「―なやりかた」 **じゃくしゃ[弱者]** 力の弱い者。弱い立場にある者。「一救済」⇔強者[きょうしゃ] **しゃくしゃく[綽綽]** [形動]ゆったりと落ち着いて、自分に合わせて、ものごとをするようす。「余裕―」 **しやくしょ[市役所]** 市の行政関係の事務をとりあつかう役所。市庁。 **しゃくじょう[錫杖]** 修験者や僧侶が持ちあるくつえ。頭部に小さい鉄の輪がいくつかついている。「―を鳴らして行く」 **じゃくしょう[弱小]** [形動]❶小さくて弱いこと。「―チーム」⇔強大[きょうだい] ②年の若いこと。年少。 類[るい]弱年[じゃくねん] **じゃくしん[弱震]** 地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。家が揺れ、器[うつわ]の中の水がゆれるくらいの地震。 **じゃくそつ[弱卒]** 弱い部下や兵士。「→勇将のもとに―なし」 **しゃくそん[釈尊]** →「しゃか」 **じゃくたい[弱体]** [形動]弱いからだ。また、しくみが弱々しく、たよりないこと。「組織がー化する」 **しゃくち[借地]** 土地を借りること。また、借りた土地。「―権を主張する」 **しゃくちょうくう[釈迢空]** →「おりくちしのぶ」 **じゃくてん[弱点]** 人に責められると困るようなこと。ウイークポイント。「―をにぎられる」「敵の―をつく」 類[るい]弱み[よわみ] > つかいわけ →「欠点」を見よ。 **じゃくでん[弱電]** 電気工学部門の一つ。通信や家庭用電気など、比較的弱い電流をあつかう分野。「ーメーカー」→強電[きょうでん] **しゃくど[尺度]** ❶長さを測るものさし。 ②ものごとの評価や判断の基準。「優劣をきめる―」 **しゃくどう[赤銅]** 銅に、金と銀をまぜた金属。赤みがかった黒色をしている。「たくましい―色のはだ」 **しゃくとりむし[尺取り虫]** シャクガ科のガの幼虫。▽からだを曲げたりのばしたりする進みかたが、親指と人差し指で長さを測る「尺取り」のようすに似ていることから。 **しゃくなげ[石南花・石楠花]** ツツジ科の低木。高い山に生える。五月ごろ、紅色の花が咲く。 **じゃくにくきょうしょく[弱肉強食]** 弱者が強者のえじきになること。「―は世のならい」 **しゃくねつ[灼熱]** 焼けて熱くなること。また、焼けつくような暑さ。「―の恋[こい]」「―の太陽のもと」 **じゃくねん[若年・弱年]** 年が若いこと。また、年の若い人。「―労働者が不足する」 類[るい]若者[わかもの] **じゃくはい[若輩・弱輩]** ❶年若い者。年少者。 ②経験が浅く、未熟な者。「まだ―ものではありますが」▽自分をへりくだって、また、相手を軽べつして言うときに使う。 **しゃくはち[尺八]** 竹でつくった笛。▽長さが一尺八寸(=約五六[センチ])あることから。 **しゃくぶく[折伏]** 仏教で、悪人や邪教[じゃきょう]をほろぼし、正しい信仰[しんこう]に導くこと。 **しゃくほう[釈放]** とらえた人を解きはなち、自由にすること。「捕虜[ほりょ]を―する」 類[るい]解放[かいほう] <600> **しゃくめい**[釈明][名]「[名-スル] 自分の立場や事情を説明し、なっとくしてもらうこと。「―を求める」「―の余地はない」 **じゃくめついらく**[寂滅為楽][四漢] 迷いから解きはなされて心静かな境地は、やすらかで楽しいものだ。「―の境地に至る」▽仏教から出たことば。 **しゃくや**[借家][名] 借りて住む家。貸家[かしや]▽法律用語では「しゃっか」と読む。 **しゃくやく**[×芍薬][名] ボタン科の多年草。初夏、ボタンに似た大形の花が咲く。根は薬用。 **しゃくよう**[借用][名]「[名-スル] 借りて使うこと。「―証書」 **しゃくりあげる**[×噛り上げる][-下一] 涙腺[るいせん]から鼻にはいったなみだをすすりあげながら泣く。 **しゃくる**[×杓る][国]①泥[どろ]や水などを中がくぼむようにえぐる。「池の水を―」「さじで―」 **②**すくうように下から上へ動かす。「あごを―」 **じゃくれい**[若齢・弱齢][名] 年齢の若いこと。若年。 **しゃくれる**[×杓れる][-下一] 真ん中がくぼんだようにへこむ。「あごが―」「しゃくれた顔」 **じゃくれん**[寂蓮][人名] 一一三九?—一二〇二年。鎌倉[かまくら]初期の僧・歌人。俗名は、藤原定長[さだなが]。就知[しゅうち]らの。「新古今[しんこきん]集」の撰者[せんじゃ]の一人に選ばれるが、撰進前に病没。歌風は繊細[せんさい]で技巧[ぎこう]に富む。家集「寂蓮法師集」。 **しゃけ**[鮭][名] ↓「さけ」 **しゃげき**[射撃][名]「[名-スル] 目標をねらって、大砲[たいほう]や銃[しゅう]で撃つこと。 **ジャケット**[名]①前あきでそでのついた、上半身をおおう上着。ジャケツ。 **②**レコードを入れる厚紙のふくろ。また、本のおおい。カバー。「―デザイン」[『]jacket **しゃけん**[車検][名] 「車体検査」の略。法律で義務づけられた、自動車の安全性の定期検査。「―を通らない改造車」「―切れ」 **じゃけん**[邪険・邪×慳][形動] 冷たく意地悪で、つきはなすようなようす。「すがりつくのを―にふりはなす」「―な言いかた」 **しゃこ**[車庫][名] 電車や自動車などを入れておく建物。ガレージ。 **しゃこ**[×硨磲][名] シャコガイ科の大形の二枚貝。貝殻は装飾用で、昔は七宝の一つとされた。 **しゃこ**[×蝦蛄][名] エビに似た節足動物。近海のどろの中にすみ、うす茶色。すしなどにして食べる。 **しゃこう**[社交][名] 社会における他人との交際。世間[せけん]だづきあい。「―になれていない人」 **しゃこう**[遮光][名]「[名-スル] おおいをして、光をさえぎること。「―幕」 **じゃこう**[×麝香][名] ジャコウジカのおすの分泌腺[ぶんぴせん]からとる、高級な香料[こうりょう]。 **しゃこうかい**[社交界][名] 上流階級の人々が交際する社会。「―の花形となる」 **しゃこうじれい**[社交辞令][四] 世間[せけん]だづきあいを円滑にするための、うわべをかざったその場だけのあいそのいいことば。[圏]外交辞令▽「社交辞礼」は誤り。 **しゃこうしん**[射幸心][名] 偶然[ぐうぜん]だの利益や成功をえようとする気持ち。「―をあおる」「―をかきたてる」 **しゃこうせい**[社交性][名] 人とじょうずにつきあっていける性質。みずからすすんで外に出て、人とつきあうのを好む性質。「―に富む」 **しゃこうダンス**[社交ダンス][名] 社交のために、ホールなどで男女が組みになって音楽に合わせておどるダンス。ソシアルダンス。 **しゃこうてき**[社交的][形動] だれとでもうまくつきあうようす。「―な性格の人」 **しゃこく**[社告][名] 会社や新聞社などが、一般の人々に知らせるために出す知らせ。 **しゃざい**[謝罪][名]「[名-スル] あやまちや罪をわびること。「深く―いたします」「―広告」 >つかいわけ」→「詫びる」を見よ。 **しゃさつ**[射殺][名]「[名-スル] 銃[じゅう]で、撃[う]ちころすこと。「あやまって―される」 **しゃし**[斜視][名] 眼球の筋肉の異常などによって、ものを見るとき、左右の視線の方向が一致[いっち]しないこと。やぶにらみ。 **しゃし**[×奢侈][名] けたはずれにぜいたくなこと。「―に流れる」▽「奢」も「修」も、おごること。 **しゃじ**[謝辞][名] お礼のことば。「一言―を申しのべます」▽もとは、おわびのことばの意味もあった。 **しゃじく**[車軸]を流[なが]す どしゃぶりの大雨のようす。[類]車軸を降らす▽車軸のように雨足の太い雨が降るという意味から。 **しゃじつ**[写実][名] ありのままの姿を絵や文章などに写しだすこと。 **しゃじつしゅぎ**[写実主義][名] 現実の人生や社会を、ありのまま表現しようとする芸術上の考えかた。リアリズム。フローベールの小説「ボヴァリー夫人」によって代表される。 **じゃじゃうま**[じゃじゃ馬][名]①あばれ馬。あら馬。また、気性[きしょう]が激しくあつかいにくいわがままな女。 **しゃしゃりでる**[しゃしゃり出る][-下一] あつかましく出しゃばる。俗~な言い方。「子供のけんかに親が―」 **しゃしゅ**[社主][名] 会社や結社などの所有者。オーナー。 **しゃしゅ**[射手][名]①弓を射[い]る人。いて。また、鉄砲を発射する人。うちて。 **じゃしゅう**[邪宗][名] 人をまどわす不正な宗教。邪教。とくに、江戸時代のキリシタン宗。邪宗門。 **じゃしゅうもん**[邪宗門][名] 一九○九年。北原白秋の詩集。豊かな感覚や色彩の中に美を求め、幻覚[げんかく]や官能に身をまかす耽美[たんび]的な詩集。 **しゃしゅつ**[射出][名]「[名-スル] 矢や弾丸[だんがん]などを発射すること。 **しゃさい**[社債][名] 株式会社が、広く一般の人々から必要な資金を借りいれるために発行する債券。 <601> ②水などを一点から勢いよく飛びださせること。法師の作。笑話をふくめ、広く仏教の教えを説いた説話集。一三四編。「させきしゅう」とも。一〇巻。 **しゃしょう[車掌]** [名]バスや電車などで、車内の事務をあつかう人。 **しゃしょく[写植]** [名]「写真植字」の略。 **しゃしん[写真]** [名]カメラで写し、それを印画紙に焼きつけたもの。「―をとる」「―写りがいい」 **じゃしん[邪心]** ねじまがった心。「―をおこす」 **しゃしんき[写真機]** [名]写真を写す機械。カメラ。 **しゃしんしょくじ[写真植字]** [名]活字を用いず、文字を一字ずつ写真にとって印字し、印刷版をつくる方法。写植。 **しゃす[謝す]** [サ変]↓「しゃする」 **ジャス[JAS]** [名]日本農林規格。農産物・畜産物・水産物などと、その加工品の品質規格。合格した商品にはジャスマークをつける。▷Japanese Agricultural Standardの略語。 **ジャズ** 一九世紀末から二〇世紀はじめにかけて、アメリカ南部の黒人のあいだで始まった軽音楽。躍動的リズムと即興性を特徴とする。「モダンー」「ーバンド」[jazz] **じゃすい[邪推]** [名]ひがみから意地悪く推察すること。「―してもらっては困る」 **ジャスト** [副]ちょうど。きっかり。「一二時―に着く」 **ジャスマーク[JASマーク]** 日本農林規格に合格した農水産製品につけるマーク。 **ジャスミン** モクセイ科のかおりの強い花をつける植物をまとめた呼び方。マツリカ・ソケイなど。茶や香料などに使う。[jasmine] **しゃする[謝する]** [サ変]①あやまる。「非礼を―」②お礼を言う。「厚意を―」▼「しゃす」とも。 **しゃせい[写生]** [名]人物や風景などを目にしたまま絵や文章にかくこと。「―文」 **しゃせい[射精]** [名]精液を出すこと。 **しゃせきしゅう[沙石集]** 一二八三年。無住。 **しゃせつ[社説]** [名]新聞社などが、その社を代表する意見として紙面で発表する論説。 **しゃぜつ[謝絶]** [名]申し出などを断ること。「面会―」 **しゃせん[車線]** [名]車道で、車両の走るべき位置を指定するために、道路をいくつかに線で区切った各コース。「追いこし―」「対向―」「片側三―道路」 **しゃせん[社線]** [名]民間会社の経営する鉄道やバス路線。会社線。 **しゃせん[斜線]** [名]ななめに引いた線。 **しゃそう[車窓]** [名]列車やバスの窓。「―の風景」 **しゃたい[車体]** [名]車の、乗客や荷物をのせる部分。また、車全体の外形。ボディー。 **しゃたく[社宅]** [名]会社が、社員とその家族を住まわせるために建てた会社所有の家。「―住まい」 **しゃだつ[洒脱]** [形動]さっぱりと、あかぬけていること。「軽妙―」 **しゃだん[遮断]** [名]さえぎって止めること。断ち切ること。「一時交通を―する」 **しゃだんき[遮断機]** [名]鉄道線路のふみきりなどで、横断をさえぎる装置。「―が下りる」 **しゃだんほうじん[社団法人]** [名]法律で、権利や義務をもつものとして認められた団体。農協・生協・医療法人など。↔財団法人 **しゃち[鯱]** ①イルカ科の哺乳[ゅう]動物。するどい歯をもち、群れをつくって、ときにクジラをおそう。②「しゃちほこ」の略。 **じゃち[邪知]** わるぢえ。「―に富む」 **しゃちこばる** ↓「しゃちほこばる」 **しゃちゅう[社中]** ①会社の中。社内。②同じ結社の仲間。とくに、舞踊や邦楽などの同門。 **社長[しゃちょう]** 会社の最高責任者。「代表取締役―」 **シャツ** 上半身に着る洋風の下着。また、ワイシャツやポロシャツなど。[shirt] **じゃっか[弱化]** [名]力が弱くなること。↔強化 **しゃっかん[借款]** [名]国と国との金の貸し借り。「対日―」 **しゃっかん[若干]** ①[名]はっきりしないが、わずかな数量。「生存者―名」 ②[副]いくらか。すこし。「まだ―ゆとりがある」 **じゃっかん[弱冠]** [名]年の若いこと。年の若い者。▽本来は二〇歳の男子をさした。「弱」は二〇歳のこと。元服して冠をつけたのでいう。中国、「礼記」から。「若冠」は誤り。 **しゃっかんほう[尺貫法]** [名]日本で使われていた度量衡法。長さは尺[しゅく]、重さは貫、容積は升[しょう]を基準とするはかりかた。一九五九年に廃止され、以降はメートル法を使うようになった。→〇三一表 **じゃっき[惹起]** [名]事件や問題をひき起こすこと。「大騒動を―する」 **ジャッキ** ねじ・歯車・圧力などを利用して、小さい力で重いものを徐々にもちあげる器具。自動車のタイヤを交換するときなどに使う。[jack] **しゃっきん[借金]** [名]かねを借りること。また、借りたかね。↔貸し金 **しゃっきんとり[借金取り]** [名]借金をとりたてる人。「―に追われる」 **しゃっく[赤口]** 陰陽道で、万事に不吉とされる日。正午のみ吉とされる日。赤口日[しゃっこう]。赤舌日[しゃくぜつ]。 <602> **じゃっこういん[寂光院]** 京都市左京区にある尼寺。聖徳太子の創建という。平家滅亡後、平清盛の娘で、安徳天皇の母、建礼門院が出家してから住んだ寺。 **ジャッジ** ①[名・スル]審判。判定。「ミス―」②[名]スポーツの審判員。▽ボクシングやレスリングでは副審のこと。[judge] **シャッター** ①カメラで、フィルムに一定の時間、光を当てるための装置。「―をおす」「―チャンス」②巻きあげ式の金属製のよろい戸。防犯や防火のために、出入り口などにつける。「店の―をおろす」[shutter] **しゃっちょこだち[鯱立ち]** [名]①さかだち。▽しゃちほこは倒立していることから。②むりをすること。手段や方法をつくすこと。「―してもかなわない」▼「しゃちほこだち」のくだけた言い方。 **じゃっく[惹句]** [名]キャッチフレーズ。 **ジャック** ①トランプの絵札の一つ。一一にあたる。記号はJ②電気器具のプラグの差しこみ口。「イヤホーンー」「ピンー」[jack] **ジャックナイフ** 大形の折りたたみ式のナイフ。[jackknife] **しゃっくり[噦・吃逆]** [名]横隔膜が急にのびちぢみするために起こるけいれん。 **ジャッグル** [名・スル]野球などで、ボールをうまくつかめずにグローブの中ではじいてしまうこと。[juggle] **しゃっけい[借景]** [名]庭をつくるとき、遠くに広がる山林や海などの景色とを、自分の庭の一部としてうまくとりいれて構成すること。 **しゃっこう[赤口]** [名]↓「しゃっく」 **しゃっこう[赤光]** 一九一三年。斎藤茂吉の歌集。万葉語を用いて、母や子の死や生を深く見つめ、新しい感覚と表現で、生命を深く愛惜したもの。とくに、連作「死にたまふ母」が知られる。 **しゃてき[射的]** [名]①的を、弓や銃[じゅう]でねらってうつこと。また、空気銃にコルクの弾をつめて的の品物を撃ちおとして景品をもらう遊び。 **しゃでん[社殿]** [名]神社で神体をまつってある建物。 **しゃどう[車道]** [名]道路で、車両だけが通る部分。↔歩道・人道 **じゃどう[邪道]** [名]まちがったやりかた。不正な方法。「力で従わせるのは―だ」↔正道 **シャトー** 城。宮殿。また、城のような大邸宅。[château] **シャドー** [名]光を受けていない暗い部分。影かげ。「―キャビネット(=政権交代にそなえて野党がかりにつくる内閣。影の内閣)」[shadow] **シャドーボクシング** ボクシングで、相手が前にいるものと想定して、一人でする練習。[shadow boxing] **シャトル** ①バトミントンの羽根。シャトルコック。②折りかえし運転。また、定期往復便。「―バス」「スペースー」[shuttle] **しゃない[車内]** [名]自動車や電車などの中。車中。「―販売」「―禁煙」↔車外 **しゃにくさい[謝肉祭]** [名]カトリックで、四旬節(=復活祭の前の四十日間)前の数日間の祭り。カーニバル。▽四旬節には肉を食べないことから。 **しゃにむに[遮二無二]** [副]他のことなど考えずに一心に行動するようす。なりふりかまわず、がむしゃらに。「―前進する」「―働く」 **じゃねん[邪念]** [名]①よくない、まちがった考え。邪心。「―をいだく」②余計な考え。雑念。「―をはらって集中する」 **じゃのめ[蛇の目]** [名]①ヘビの目のような、太い輪の模様。「―クリップ」②蛇の目の模様の傘。 <603> **しゃば[娑婆]** [名]①仏教で、なやみや迷いの絶えない人間世界をいうことば。この世。俗世界。②刑務所などに閉じこめられた人から見た自由な世間。「―に出る」▼梵語から出たことば。 **しゃばっけ[娑婆っ気]** [名]俗世間の名誉やかねなどへの執着からぬけられない気分。「―を出す」 **ジャパニーズ** 日本人。日本語。[Japanese] **ジャパノロジー** 日本に関する研究。日本学。[Japanology] **じゃばら[蛇腹]** [名]アコーディオンの胴やホースなどの、ひだがあってのびちぢみする筒状のもの。 **ジャパン** 日本。「オールー」[Japan] **じゃびせん[蛇皮線]** [名]沖縄の弦楽器。ヘビの皮を張った胴に、三本の弦を張る。三線。▽三味線の もとになった。 **しゃふ[車夫]** [名]人力車を引く職業の人。くるまひき。 **ジャブ** ボクシングで、前方の手で小刻みにくり出す軽い攻撃。「―を出す」[jab] **しゃふう[社風]** [名]その会社の気風。 **しゃぶしゃぶ** うす切りの牛肉を熱湯にくぐらせて、たれをつけて食べる料理。 **しゃふつ[煮沸]** [名・スル]にたたせること。「―消毒する」↔沸騰 **シャフト** ①動力を伝えるための回転軸。②ゴルフクラブなどの柄。「カーボンー」[shaft] **しゃぶる** 口に入れてくりかえしなめたり吸ったりする。「あめを―」「骨を―」[ねぶる] **しゃへい[遮蔽]** [名・スル]外から見えないように、おおいさえぎること。「窓を―する」 **しゃべくる[喋くる]** ぺらぺらとよくしゃべる。盛んにしゃべる。 **しゃべる[喋る]** 軽い調子で口数多くぺらぺらと話す。「秘密を―」 **シャベル** 穴をほったり、土や砂をすくったりするためのさじ形の道具。ショベル。[shovel] **しゃへん[斜辺]** [名]数学で、直角三角形の、直角と向かいあうもっとも長い辺。▽ピタゴラスの定理で、[a²+b²=c²]のcにあたる辺。 **シャボテン** ↓「サボテン」 **しゃほん[写本]** [名]もとの本を、筆などで書きうつした本。「古―」↔版本・原本 **シャボン** せっけん。「―玉」[sabão] **シャボンだま[シャボン玉]** [名]せっけんを水にとかし、ストローなどにつけてふくとできるあわの玉。▽すぐ消えるので、はかないもののたとえにも使う。 **じゃま[邪魔]** [名・スル・形動]①さまたげになること。また、さまたげになるもの。「―がはいる」「授業を―する」「―な車」②[名・スル]「お邪魔」の形で、「訪問」のへりくだった言い方。「明日おーいたします」 **ジャマイカ** [国名]カリブ海にある共和国。イギリス連邦に属する。おもな産物はボーキサイト・コーヒー・砂糖など。ブルーマウンテン山でとれるコーヒーは最高級とされる。面積約一万一〇〇〇平方キロ。首都キングストン。主要言語英語。 **じゃまだて[邪魔立て]** [名・スル]わざとじゃまをすること。「―するな」 **じゃまっけ[邪魔っ気]** [形動]じゃまだと感じさせるようす。俗な言い方。「―な看板」「―にする」 **しゃみ[沙弥]** [名]仏門にはいったばかりで、髪をそってはいるが比丘の資格のない僧。▽女性の場合は沙弥尼[しゃみに]。 **しゃみせん[三味線]** [名]日本の弦楽器。ネコやイヌの皮を張った四角い胴に三本の弦を張り、ばちで弾く。義太夫節・長唄など邦楽の演奏などに使う。しゃみ。三弦。「さみせん」とも。▽常用漢字表付表の語。かぞえ方棹[さお]・挺[ちょう]①三味線を弾く相手にさとられないように、本心とは反対のことを言ってだます。②相手の言うことに、適当に調子を合わせて応対すること。 **シャム** [名]「タイ国」の古い呼び名。▽「暹羅」と当てる。[Siam] **ジャム** 果実などに砂糖を加えて、につめた食品。パンなどにつけて食べる。「いちご―」[jam] **しゃむしょ[社務所]** [名]神社で、事務をとりあつかうところ。 **ジャムセッション** ジャズで、数人の演奏家が集まって即興で演奏すること。また、その演奏会。[jam session] **シャムねこ[シャム猫]** [名]ネコの品種の一つ。からだは灰色で、目は青い。 **しゃめい[社命]** [名]社員に対する会社の命令。 **しゃめん[赦免]** [名・スル]罪やあやまちなどを許すこと。古い言い方。「―状」 **しゃめん[斜面]** [名]ななめにかたむいた面。「山の―をけずりとる」 **シャモ[軍鶏]** [名]ニワトリの品種の一つ。闘鶏用。食用。▽シャムから渡来したことから。 **しゃもじ[杓文字]** [名]めしをよそうときに使う、柄のさきの平たく広いへら状の道具。▽女房詞。 **しゃもん[借問]** [名・スル]ためしに、ちょっとたずねてみること。「しゃくもん」とも。▽文章語。 **しゃよう[社用]** [名]会社の用事。「―で出張する」 **しゃよう[斜陽]** [名]①西の空にしずんでいく太陽。②しだいにかたむきおとろえていくもの。「―産業」 **しゃよう[斜陽]** 一九四七年。太宰治の小説。もと貴族の家庭が戦後没落していく姿を、母親と娘、その弟を中心に、無頼派作家を加えて、古きもののほろびの美しさと新しい道徳のありようをそれぞれに託してえがこうとした。 **しゃようぞく[社用族]** [名]社用にかこつけて、会社の費用ではでに遊ぶ人。▽「斜陽族」をもじったことば。 **しゃようぞく[斜陽族]** [名]落ちぶれた、上流階級。没落した貴族。▽太宰治の「斜陽」から。 <604> **しゃらくさい[洒落臭い]** [形]気のきいたふうなまねをして、こ生意気だ。俗な言い方。「―ことを言うな」 **じゃらす** じゃれるようにさせる。ふざけさせる。「ねこを―」 **しゃらそうじゅ[沙羅双樹]** [名]↓「さらそうじゅ」 **しゃり[舎利]** [名]①死者の骨。とくに、釈迦の骨をいう。「仏―」②白米。また、米のめし。俗な言い方。「銀―」▽おもに、すし屋などで使うことば。 **じゃり[砂利]** [名]①かどのまるくなった小石。また、それが集まったもの。「―を採取する」②「子供」のぞんざいな言い方。「―どもがさわぐ」「―タレ」 **しゃりょう[車両]** [名]列車・自動車など、車輪で動くもの。「―交換のため停車」 **しゃりん[車輪]** [名]まるい車の輪。 **しゃりんのした[車輪の下]** 一九〇六年。ドイツ、ヘッセの小説。ハンスは、勉学にはげみ、神学校の入試にパスするが、厳しい教育にたえきれず、にげだして見習い工となり再出発する。傷つきやすい少年の微妙な心理をえがく。[Unterm Rad] **しゃれ[洒落]** [名]①気がきいていて粋な感じのすること。「―者」②同じ発音で二つの意味にとれることばを使った、言いまわし。だじゃれ。「―を飛ばす」③「おしゃれ」 **しゃれい[謝礼]** [名・スル]感謝の気持ちでするお礼のことばや金品。「―を述べる」「―金」 **しゃれこうべ[髑髏]** [名]→「されこうべ」 **しゃれっけ[洒落っ気]** [名]①はでな服装をして、きれいに見せようとする気持ち。「―がまるでない」②気のきいたことを言って、人をおどろかせたり笑わせたりしようという気持ち。「―の多いやつ」 **しゃれる[洒落る]** [下一]①気がきいている。すっきりとあかぬけている。「―た店内」②はなやかに着かざる。[めかす]③気のきいた文句や冗談を言う。 **じゃれる[戯れる]** [下一]ネコなどが、きげんよくあまえてまつわりつく。「ねこがまりに―」▽「ざれる」の変化した形。 **じゃれん[邪恋]** [名]夫のある女、妻のある男に恋をすること。人の道にはずれた恋。「―を清算する」 **シャワー** 湯や水をじょうろのさきの形をした口から雨のように出す、水浴のための装置。また、そこから出る湯や水。「―を浴びる」[shower] **ジャワげんじん[ジャワ原人]** [名]約七十万年から五十万年前に生息したと考えられる人類。インドネシアのジャワ島で化石が発見された。脳容積は現代人の約三分の二。ピテカントロプス・エレクトス。直立猿人。 **シャン** [形動]美しいようす。また、美人。「バック―(=後ろ姿は美人に見える女性)」▽旧制高校生の用語。シェーン(schön)の変化した形。 **ジャン・クリストフ** 一九一二年。フランス、ロマン・ロランの長編小説。ベートーベンをモデルにした音楽家ジャン-クリストフの生涯をえがき、普仏戦争から第一次世界大戦前夜までの社会・文明・芸術を批判し、真の理想主義精神を説いた。[Jean-Christophe] **ジャングル** 熱帯地方の、木やつる植物などが密生した森林。密林。▽建物などが複雑に密集しているところをたとえてもいう。「コンクリートー(=大都会)」[jungle] **ジャングルジム** 公園などにある、鉄の棒を立体的に組みたてた遊び道具。その上に登ったり、中をくぐったりする。▽商標名。[jungle gym] **じゃんけん[じゃん拳]** [名]手で、紙(ぱあ)・はさみ(ちょき)・石(ぐう)のうちのどれか一つの形をまね、同時に出しあって、「紙」は「石」に勝ち、「石」は「はさみ」に勝ち、「はさみ」は「紙」に勝つとする遊び。▽中国の「両拳」から出たことば。 **しゃんしゃん** ①[副・スル]年をとっても、元気よくてきぱきと動けるようす。②[副]ウマにつけたすずなどが調子よく鳴る音。③大勢の人が手じめをするときの拍手の音。 **じゃんじゃん** ①半鐘を続けて早く鳴らす音。②たて続けにはでにおこなうようす。どんどん。「―飲んでよ」 **シャンソン** フランスの歌謡曲。[chanson] **シャンデリア** 広間などの天井からつるす、洋風の豪華な照明器具。[chandelier] **しゃんと** [副]①姿勢が正しく、元気なようす。「背すじを―のばす」②言動などがきちんと整っているようす。 **ジャンヌ・ダルク** 一四一二ー三一年。フランス農民の娘。百年戦争の後期、祖国を救うように神のお告げを受け、オルレアン開城に成功。のちにイギリス軍にとらえられ、宗教裁判の結果、魔女として火刑に処せられた。のち、聖女に列せられる。「オルレアンの少女」と呼ばれる。[Jeanne d'Arc] **ジャンパー** ①スポーツや作業用の動きやすい上着。ジャンバー。「―姿の若者」②スキーや陸上競技のジャンプ種目の選手。[jumper] **ジャンパースカート** ブラウスなどの上に着る、胸あてや胴着とスカートがつながった服。[jumper skirt] **シャンハイ[上海]** [名]中国、東南部にある港湾都市。中国最大の貿易・商工業都市。 **シャンパン** ぶどう酒の一つ。ブドウの発酵中にできる炭酸をふくむ。シャンペン。▽フランスのシャンパーニュ地方特産であることから。「三鞭酒」と当てる。[champagne] **ジャンプ** [名・スル]①跳びあがること。跳躍。 <605> **シャンプー** [名・スル]①洗髪剤。また、それで髪を洗うこと。[shampoo]②巨大な。「―サイズ」「―宝くじ」[jumbo] **ジャンボ** [形動]①「ジャンボジェット機」の略。②陸上競技の三段跳びの三歩目。「ホップ、ステップ、ー」[jump] **ジャンボリー** 全国的、または国際的なボーイスカウト大会。[jamboree] **ジャンル** 種類。分野。部門。とくに、文学作品や芸術作品の形式などによる区分。「―別に編集した全集」[genre] **しゅ[手]** ①て。②手さきでする仕事・わざ。うでまえ。③みずからすること。④ある仕事や能力をもっている人。⑤やりかた。方法。 **シュ** ①握手[あくしゅ] 挙手[きょしゅ] 千手観音[せんじゅかんのん] ②手芸[しゅげい] 手工[しゅこう] 手術[しゅじゅつ] 手練[しゅれん] 手腕[しゅわん] 妙手[みょうしゅ] ③手記[しゅき] 手兵[しゅへい] ④運転手[うんてんしゅ] 歌手[かしゅ] 助手[じょしゅ] 選手[せんしゅ] ⑤手段[しゅだん] 手柄[てがら] 手取り足取り[てとりあしとり] 素手[すで] 苦手[にがて] 徒手[としゅ] 上手[じょうず] 下手[へた] 右手[みぎて] 左手[ひだりて] 手繰る[たぐる] 手向ける[たむける] 手綱[たづな] 手伝う[てつだう] 手水[ちょうず] **しゅ[主]** ●中心となるもの。おもなるもの。「夏のスポーツは水泳がーとなる」②中心となる人。あるじ。「―の命令に従う」↔従・客・副③キリスト教の神ヤハウェと、その子キリスト。「―イエス・キリスト」④他にはたらきかける側。↔客 **シュ・ス** ①主演[しゅえん] 主義[しゅぎ] 主張[しゅちょう] 主催[しゅさい] 主要[しゅよう] 民主[みんしゅ] ②主君[しゅくん] 主将[しゅしょう] 主人[しゅじん] 貫主[かんしゅ] 亭主[ていしゅ] 坊主[ぼうず] 法主[ほっす] 主観[しゅかん] 主体[しゅたい] ぬし・おも[ぬし・おも] 地主[じぬし] 持ち主[もちぬし] 家主[やぬし] 主[あるじ] 主計[かずえ] 主典[さかん] 主税[ちから] 主殿[とのも] **しゅ[守]** ①他からおかされないようにまもる。↔攻②昔、地方を治めた長官。領主。かみ。 **シュ・ス** ①守衛[しゅえい] 守護[しゅご] 守備[しゅび] 攻守[こうしゅ] 保守[ほしゅ] 留守[るす] ②国守[こくしゅ] 太守[たいしゅ] 鎮守[ちんじゅ] まもる・もり[まもる・もり] お守[まもり] 約束を守[まも]る/子守[こもり] 灯台守[とうだいもり] 守宮[やもり] 薩摩守[さつまのかみ] **しゅ[取]** 手にとる。自分のものにする。↔捨 **シュ** 取材[しゅざい] 取捨[しゅしゃ] 取得[しゅとく] 搾取[さくしゅ] 奪取[だっしゅ] とる[とる] 取るに足りない[とるにたりない] 相手取る[あいてどる] 受取る[うけとる] **しゅ[首]** ●あたま。くび。↔尾。②一番目。また、もっとも中心となる人やもの。③罪を申しのべる。白状する。④和歌や漢詩を数えることば。 **シュ** ①首級[しゅきゅう] 首尾[しゅび] 機首[きしゅ] 絞首刑[こうしゅけい] 船首[せんしゅ] ②首位[しゅい] 首相[しゅしょう] 首席[しゅせき] 首都[しゅと] 元首[げんしゅ] ③自首[じしゅ] くび[くび] 首を縦に振る[くびをたてにふる] 首っ引き[くびっぴき] 首くらべ[くびくらべ] 匕首[あいくち] 首肯[しゅこう] 首途[かどで] 貫首[かんしゅ] 竜頭蛇首[りょうとうだしゅ] **しゅ[酒]** アルコール分をふくんだ飲みもの。さけ。▽「酒[しゃ] (=あらう)」は別字。 **シュ** 酒宴[しゅえん] 酒豪[しゅごう] 酒杯[しゅはい] 飲酒[いんしゅ] さけ・さか[さけ・さか] 酒飲み[さけのみ] 甘酒[あまざけ] 酒蔵[さかぐら] 酒屋[さかや] 御神酒[おみき] 三鞭酒[シャンパン] 濁酒[どぶろく] 麦酒[ビール] 御酒[ごしゅ] 酒造[しゅぞう] 酒司[さけのつかさ] **しゅ[種]** ●植物のたね。また、ものごとが起こるもと。②生物の分類上で、属の下の単位。また、ある共通の傾向や性質をもつもの。「―の起源」「ある―の才能」 **シュ** ①種子[しゅし] 種痘[しゅとう] 種苗[しゅびょう] 育種[いくしゅ] 接種[せっしゅ] ②種目[しゅもく] 種類[しゅるい] 雑種[ざっしゅ] 品種[ひんしゅ] たね[たね] 種明かし[たねあかし] 菜種[なたね] 変わり種[かわりだね] 下種[げす] 仕種[しぐさ] **しゅ[朱]** ●黄色みがかった赤。しゅいろ。「満面に―をそそぐ (=真っ赤になっておこる)」②文章の訂正や添削で書きいれる赤い文字。「―を入れる」③昔の貨幣の単位。一両の一六分の一。 **シュ** ①朱色[しゅいろ] 朱印[しゅいん] 朱肉[しゅにく] 朱墨[しゅずみ] ②朱筆[しゅひつ] 入朱[いれずみ] あけ[あけ] 朱雀門[すざくもん] 朱欒[ザボン] 朱鷺[とき] **しゅ[狩]** 鳥やけものをかりたててつかまえる。かり。 **シュ** 狩猟[しゅりょう] かる・かり[かる・かり] うさぎを狩[か]る/狩りに行く[かりにいく] 桜狩[さくらがり] 狩衣[かりぎぬ] 狩人[かりゅうど] **しゅ[殊]** ●ふつうとはちがっている。②特別すぐれている。 **シュ** ①殊異[しゅい] 殊俗[しゅぞく] 殊遇[しゅぐう] 殊勲[しゅくん] 殊勝[しゅしょう] ②特殊[とくしゅ] こと[こと] 殊更[ことさら] 殊の外[ことのほか] <606> **じゅ[珠]** アコヤガイなどからとれる、まるいたま。しんじゅ。また、真珠のようにまるいもの。 **シュ** 珠玉[しゅぎょく] 珠算[しゅざん] 宝珠[ほうじゅ] 数珠[じゅず] 珠簾[しゅれん] たま[たま] **しゅ[趣]** ●心が向かうところ。ねらい。わけ。②おもむき。あじわい。おもしろみ。 **シュ** ①趣意[しゅい] 趣向[しゅこう] 趣旨[しゅし] ②趣味[しゅみ] 興趣[きょうしゅ] 詩趣[ししゅ] 情趣[じょうしゅ] 野趣[やしゅ] おもむき[おもむき] 趣のある庭[おもむきのあるにわ] **しゅ[須]** ●必要とする。もちいる。②わずかのあいだ。③漢文で、「すべからク〜ベシ」と再読し、「・・・しなければならない」という意味をあらわす。④仏教関係のことばの音訳にあてる字。 **シュ・ス** ①須要[しゅよう] 必須[ひっす] ②須臾[しゅゆ] 須弥山[しゅみせん] 須弥壇[しゅみだん] すべからく[すべからく] 須く努力すべし[すべからくどりょくすべし] **しゅ[修]** 「しゅう」 **しゅ【主/朱/種】** ↓漢字項目を見よ。 **しゅ【首】** →漢字項目を見よ。 **じゅ[受]** うける。うけとる。うけいれる。↔授 **ジュ** 受験[じゅけん] 受賞[じゅしょう] 受章[じゅしょう] 受諾[じゅだく] 受容[じゅよう] 受領[ずりょう] 甘受[かんじゅ] 感受性[かんじゅせい] 傍受[ぼうじゅ] うける・うかる[うける・うかる] 電話を受ける[でんわをうける] 郵便受け[ゆうびんうけ] 受付[うけつけ] 試験に受かる[しけんにうかる] 受領[ずりょう](=国守) **じゅ[授]** あたえる。さずける。さずかる。↔受 **ジュ** 授業[じゅぎょう] 授受[じゅじゅ] 授乳[じゅにゅう] 授与[じゅよ] 伝授[でんじゅ] さずける・さずかる[さずける・さずかる] 賞状を授ける[しょうじょうをさずける]/子宝を授かる[こだからをさずかる] **じゅ[樹]** ●立ち木。②うちたてる。 **ジュ** ①樹木[じゅもく] 樹林[じゅりん] 樹齢[じゅれい] 街路樹[がいろじゅ] 針葉樹[しんようじゅ] ②樹功[じゅこう] 樹立[じゅりつ] き[き] 公孫樹[いちょう] 覇王樹[サボテン] 樹懶[なまけもの] **じゅ[寿](壽)** ①ながいき。②とし。いのち。③いわう。ことほぐ。 **ジュ** ①寿福[じゅふく] 寿老[じゅろう] ②寿命[じゅみょう] 喜寿[きじゅ] 長寿[ちょうじゅ] 天寿[てんじゅ] 白寿[はくじゅ] ③賀寿[がじゅ] ことぶき[ことぶき] 寿を重ねる[ことぶきをかさねる] 寿ぐ[ことほぐ] 恵比寿[えびす] 寿司[すし] 寿詞[よごと] **じゅ[需]** 必要とする。もとめる。 **ジュ** 需給[じゅきゅう] 需要[じゅよう] 軍需[ぐんじゅ] 内需[ないじゅ] 必需[ひつじゅ] もとめる[もとめる] **じゅ[儒]** ●学者。②孔子の教え。また、孔子を祖とする学派。③みじかい。よわい。 **ジュ** ①碩儒[せきじゅ] 大儒[たいじゅ] ②儒学[じゅがく] 儒教[じゅきょう] 儒者[じゅしゃ] 焚書坑儒[ふんしょこうじゅ] ③侏儒[しゅじゅ](=こびと) **しゅい[主意]** [名]①おもな意味やねらい。[主旨]②理性(知性)や感情よりも意志を重んじること。「―主義」↔主知・主情 **しゅい[首位]** [名]いちばん上の地位。一位。「―を独走するチーム」「―に立つ」 **しゅい[趣意]** [名]目的。ねらい。「編集―書」 **しゅいん[主因]** [名]おもな原因。「―をさぐる」[要因][副因] **しゅいん[朱印]** [名]朱肉でおしたはんこ。 **しゅいんせんぼうえき[朱印船貿易]** [名]一六世紀末から一七世紀前半の、豊臣秀吉や徳川将軍などの許可状(=朱印状)を持つ船(=朱印船)による貿易。中国や東南アジア諸国を相手に、生糸・絹織物・砂糖を輸入し、銀・銅などを輸出した。 **しゅう【私有】** [名]公共のものではなく、個人が所有していること。「―財産」「―地」→国有・公有 **しゅう【師友】** [名]先生と友人。また、先生として尊敬するほど教えられることの多い友人。 **しゅう【雌雄】** [名]①めすと、おす。「―を見分ける」②かちまけ。優劣。「―を決する」 **しゅう[収](收)** ●手もとにとりいれる。おさめる。②かねがはいること。↔支③ひきしまる。ちぢまる。 **シュウ** ①収穫[しゅうかく] 収納[しゅうのう] 収録[しゅうろく] 回収[かいしゅう] 吸収[きゅうしゅう] 没収[ぼっしゅう] ②収益[しゅうえき] 収支[しゅうし] 収入[しゅうにゅう] 減収[げんしゅう] 年収[ねんしゅう] ③収縮[しゅうしゅく] 収束[しゅうそく] おさめる・おさまる[おさめる・おさまる] 効果を収める[こうかをおさめる]/腹の虫が収まらない[はらのむしがおさまらない] **しゅう[州]** ①川の中にできた島。なかす。②大陸。③昔、政治の上で区切ったそれぞれの地域。 <607> シュウ ①アジア州 欧州”六大州 ③上州 甲州 信州[毙]”④州政府 カリフォルニア州[しかっ] 砂州三角州[だんかく] 中州[か] **しゅう[周]** [周周周周] 口・5画 全8画 ●ひとまわりする。また、まわる回数。②もののまわり。③いきとどく。 シュウ ①周期[しゅ],周年[炒],周遊,世界一周["] ②周囲[喘],周辺[怂],円周[読]”③周知[しゅち] 周密”,用意周到[ぃがとう] まわり 池の周[ょぉ]り 周[まわ]りの人 周[ぁまぁ]く 周[ぁ]くる 周章[ぁぁ]てる **しゅう[週]** [週週週週] 日曜日から土曜日までの七日間をひとまわりとした単位。「一[四○]時間働く」 シュウ 週間[紛],週刊誌[しゅうかん]週番[恐],週末, 週[ぐる] **しゅう[宗]** [宗宗宗宗] ・5画 全8画 [日]〔シュウ〕神や仏の教え。また、それを信仰する集まり。「―を立てる」 [目]〔ソウ〕①本家。集団のおおもと。また、そのいちばん上に立つ人。②先祖。 シュウ 宗教宗派[比]改宗 禅宗 ソウ □①宗家,宗匠”②宗廟[ちり] 祖宗[そり] 宗[むね] **うしゅう[拾]** [拾捡拾拾] ■[シュウ]落ちているものを手にとる。とりあつめる。ひろう。 [棄捨] [目]〔ジュウ〕領収書や証書などで、「十」の代わりに使う字。 シュウ 拾遺[ゅう]拾得;収拾[し5] ジュウ [目]金拾万円也[さんじゅうまんえん] ひろう 財布[ぃ]を拾[ぃぅ]う命拾[紛ちい] 寒山拾得(人名) **しゅう[秋]** [秋秋秋秋] [特] ●四季の、あき。九月から一一月まで。 [春]と[しつき]。 シュウ 秋季[ゅう]秋分[秘],秋冷[悶],麦秋立秋[一日]千秋[趁]春秋[ゆん] あき 秋[ぁき]の七草 秋雨[隷] 秋晴[はきれ] 危急存亡[5]の秋[とき]秋刀魚[さんま]秋桜[じゅう] **しゅう[修]** [修修修修] イ・8画 全10画 美しくかざりととのえる。②建物や機械などをなおす。③学問や道徳などを学んで身につける。④書物をつくる。 シュウ・シュ ①修辞,修飾 ②修正,修繕[炒],修理[しゅら]改修 補修[ゅう] ③修学 修業修了必修[いう]履修[いゅう]/修行[ば] 修験道[ゅげん]④修史[しゅぅ]監修[いう] おさめる・おさまる 学業を修[ぉき]める/素行が修[ぁさ]まる **しゅう[終]** [終終終終] 糸・5画 全11画 ①おしまいになる。 [始] ②おわりまで、ずっと。 シュウ 終結,終電車[じゃ]終了 最終回 臨終[り]②終日終身,終生[ゆり] おわる・おえる 会議が終わる/仕事を終[お]える 終[しょう] 終[っ]いに終日[ひねもす]一[蕊]」終夜[統ら]「ながら **しゅう[習]** [習習習習] 羽・5画 全11画 ①くりかえし、ならう。②昔からくりかえされてきたこと。ならわし。 シュウ 習字,習熟習得[福],学習[の]練習[♪]”②習慣[黜],習性[悶],習俗[移],因習[しゅ]風習[いう] ならう 習[なら]うより慣れろ習[なら]わし お温習[さらい]復習[もう]近習[誌] **しゅう[就]** [就就就就] 尢・9画 全12画 ■[シュウ]あることを始める。とりかかる。 [目]〔ジュ〕なる。ものごとをなしとげる。 シュウ 就学,就職就寝,就任[怂], ジュ 成就 つく・つける 帰途に就[っ]く/役に就[っ]ける ●就中[なかんずく]毛利元就[り](人名) **しゅう[衆]** [衆衆衆衆] 血・6画 全12画 ①多い。多くの人々。「[D]鳥[あい]のー」「―に先んずる」②多くの人を敬ったり親しんだりして呼ぶことば。「村の―」「皆の―」③「衆議院」の略。 シュウ 衆愚,衆知,衆望[赐],衆目[钻],聴衆民衆”③衆参両院 シュ 衆生”衆法 ②女子衆。若衆 下衆衆多 衆を頼[たの]む同じ考えの仲間がたくさんいることをたよりにする。 **しゅう[集]** [集集集集] 佳・4画 全12画 ◎多くの人やものが、一つのところに寄りあう。 [散] ②詩歌[ぃ]や文章などをあつめてつくった書物。「家[か]のー」 <608> シュウ 集会,集合,集団[愁],採集[♪] 収 集[だく]集[だか]る集会[しゅ]物集[もずめ](姓氏) 文集 集歌集[いゅう]詩集[いゅう]選集全集 あつまる・あつめる 寄り集[ぁっ]まる/同情を集[ぁっ]める つどう 同級生が集[っ]とう 青少年の集[っぽ]い **しゅう[囚]** [囚<<<] 人をとらえて囲いの中に閉じこめる。とらわれびと。とりこ。 シュウ 囚人,死刑囚[紫]俘囚[ぃゅう]未決囚[ほら] 幽囚[いう]虜囚[いう] 囚[とら]われる囚[とりこ] 囚人[めしゅうど] **しゅう[舟]** [舟舟舟舟] 舟・0画 全6画 こぶね。 [類]船[519] シュウ 舟運[鶏],舟航 ,舟艇,軽舟”孤舟[に] 呉越同舟[いゆう] ふね・ふな 渡りに舟[ょね] 小舟[ぶね]湯舟/舟歌[絵] 舟底 舟宿 **しゅう[秀]** [秀秀秀秀] 禾・2画 全7画 ぬきんでて、すぐれている。また、すぐれた人。▽イネ(=禾)がすっと長くのびでる意味。 シュウ 秀逸秀才[俊秀]優秀[う] ひいでる 一芸に秀[ぃぃ]でる 秀[つ]枝 **しゅう[臭](臭)** [臭臭臭臭] 自・3画 全9画 いやなにおい。また、そういう感じがするようす。 シュウ 臭気[も]悪臭[う]俗臭[う] 体臭[う] くさい 臭[くき]い物に蓋生臭[い] 腋臭 **しゅう[愁]** [愁愁愁愁] 心・9画 全13画 ものさびしくて、心がしずむ。うれい。 シュウ 愁傷愁嘆[怂],愁眉[ゅぅ]哀愁[う]郷愁[しゅう]旅愁[いう] うれえる・うれい 孤独を愁[ぅぇ]える/春の愁[ちゃ]い **しゅう[酬]** [酬酬酬酬] 酉・6画 全13画 お返しする。むくいる。 シュウ 応酬献酬 報酬[りよ] 酬[むく]いる **しゅう[醜]** [醜醜醜醜] 酉・10画 全17画 見た目や心、おこないがきたない。みぐるしい。 [美] シュウ 醜悪醜態,醜聞[灬]美醜[じゅう] みにくい 醜[みにく]い争い 醜名醜女 **しゅう[襲]** [襲襲襲襲] 衣・16画 全22画 ◎不意討ちにする。おそう。②そのまま、あとをうけつぐ。おそう。 シュウ 襲撃,襲来,逆襲空襲[い炒り] 襲名,因襲[いう]世襲[いゅう]踏襲[いう] おそう 敵を襲[ぉぞ]う父の跡[ぁと]を襲[ゃ]そう 襲[かさね]の色目〝熊襲 **しゅう[柊]** [柊柊柊柊] 木・5画 全 植物のヒイラギ。 **しゅう[洲]** [洲洲洲洲] ●川の中の島。なかす。②大陸。くに。▼多く、「州」に書きかえる。 シュウ 洲島,②欧洲五大洲[だい] 砂洲三角洲[さんかく] **しゅう[脩]** [脩脩脩脩] イ・9画 全11画 ●ほし肉。②ながい。③おさめる。▼多く、「修」に書きかえる。 シュウ 束脩酒脩脩竹,脩路[ひゅら] ③脩身[心] **しゅう[萩]** [萩萩萩萩] 植物のハギ。▽「荻[き](=おぎ)」は別字。 はぎ 萩野山萩 **しゅう[祝]** →「しゅく」 **しゅう[執]** 「しつ」 **しゅう【州/宗/週/衆/集】** [名]↓漢字項目を見よ。 **じゅう【自由】** [名][形動]人間として自分で責任をもって考えたり味わったりする思想と精神の働き。他から何らかの条件をつけられることがないこと。社会的には、契約[惣]を結び、財産をもち、企業をおこし、集会や結社をもつことに何の条件もないこと。ただし、人間には絶対的な自由はない。「言論の―」「[V]―闊達[?]」「―奔放」 **じゅう【事由】** [名]出来事の理由。わけ。「明確な―を述べよ」 **じゅう[+]** [+] ①とお。十番目の。▽重要な書類では書きかえを防ぐため「拾」を使う。②すっかりそろっていて完全なこと。 ジュウ・ジッ 十月,十字架[ゅうに]十人十色[赐], 十文字[比ゅうもん]/十進法[影]《十中八九がつく十全[愁],十分 <609> とお・と 十日/十重[十六夜]いざよい五十路十八番[は]十姉妹[まっ]十露盤 *二十[はたち] *二十日三十[一文字笑]ひと **じゅう[住]** [住住住住] イ・5画 全7画 その場所にとどまって生活する。すむ。また、すむ家。 ジュウ 住居[誌],住所,住宅[蕊],住民[怨],衣食[信じゅう] すむ 住めば都[みゃと]部屋住[私ゃみ] すまう 団地に住[ま]う仮住まい 住処[住吉]一笈 千住(地名) **じゅう[重]** [重重重重] 里・2画 全9画 [特] ①めかたがおもい。おもさ。②おもおもしい。落ち着いている。③程度がひどい。はなはだしい。だいじにする。おもんじる。◆ [軽] ⑤かさなる。また、重なりを数えることば。「五ーの塔[と]」 [類]複 ⑥「重箱」の略。「おー」「うな―」 ジュウ ①重圧”,重量,重力体重比重[いゅう]②重厚,③重罪,重傷重税,重大,厳重[説]』④重視[にゅぅ]重点[え] 重要,⑥重奏[愁],重箱多重[にゅう] チョウ ①軽重[訟]”②慎重[핬]”④重宝[踪],貴重[談よう] 尊重[熱]”丁重[なり]⑤重複[いら] 九重[にこの]羽二重[ょを]八重桜[』] おもい 責任が重[も]い身重[も] かさねる・かさなる 月日を重[かさ]ねる 重[かさ]ね着/折り重[かさ]なる 重傷[》]*十重二十重[になん] **じゅう[従](從)** [従従徙従] ①あとにつきしたがう。ついていく。②逆らわずに言うことをきく。③中心となるものに、ついていること。 [主] ④仕事などにつく。 [圏]就 ⑤以前からずっと。◎ほしいまま。 [類]縦[たて]。[回]漢文で、「よリ」と読む助字。 ジュウ ②従軍[碼],従属[移],随従[誌]”②従順[忍従]服従盲従 ③従犯[贱],従者,侍従[いじゅう]主従[う]従業員[ゅうぎょう] ⑤従事[にゅぅ]専従[崴]”⑤従前[悶],従来[悶];⑥放従[う](おう) ジュ・ショウ ③従三位[瑟]”/②従容,追従[いり](%)合従連衡[んしょう] したがう・したがえる 規則に従[したが]う/部下を従[したが]える 従兄弟[ぃと]従姉妹[ぃとと]従者 **じゅう【縦】(縦)** [縦縦縦縦] 糸・10画 全16画 たて。↔ [横] ②自由に、したいようにする。 [類]従 ③漢文で、仮定の助字。「たとイ」と読み、「かりに・・・としても」という意味。 ジュウ 縦横,縦走[弱],縦隊[蕊],縦断[愁],②縦覧操縦放縦[5] たて 縦糸縦書き縦社会[かい] 縦[ほしいまま]縦合[たとい] **じゅう[汁]** [汁汁汁汁] ・2画 全5画 液体。しる。つゆ。 ジュウ 一汁一菜花果汁[びゅう] 苦汁[じゅう] 胆汁[う] 墨汁[う] しる うまい汁[を]吸う搾[しぼ]り汁[じる]汁粉。 灰汁[ぁく] **じゅう【充]** [充充充充] 儿・4画 全6画 ①なかみがいっぱいになる。みちる。②たりないとこを補う。あてはめる。 ジュウ ①充実[瑙],充足[愁],充分[焉],充满[悲],拡充[いう]②充填[碼];充当[弱],補充[ゅう] あてる 生活費に充[あ]てる **じゅう[柔]** [柔柔柔柔] 木・5画 全9画 しなやかで、やわらかい。 [類]軟 [剛ぅ]②心がおだやかで、やさしい。③ものやわらかで、弱々しい。やわらげ、手なずける。 ジュウ・ニュウ ①柔軟[怨],柔毛。②柔順[蹣]/柔和[水],③優柔不断[だ]/柔弱懐柔[かい] やわらか・やわらかい 柔[ゃゃ]らかな身のこなし/人当たりが柔[ゃゃ]らかい 柔[ゃわら] 柔よく剛[ど]を制す しなやかでやわらかいものが、かえってかたくて強いものに勝つ。 **じゅう[渋](澁)** [渋渋渋渋] ・8画 全11画 ①すらすらと進まないこと。②しぶい味がするようないやな感じ。 ジュウ [特] 渋滞[灬],晦渋”難渋[跷]”②渋面[怨],苦渋[じゅう] しぶ・しぶい・しぶる 柿渋渋皮[誌]/渋[しょ]い顔/返事を渋[しょ]る **じゅう[銃]** [銃銃銃銃] 金・6画 全14画 弾丸焼を発射する小型の武器。てっぽう。かぞえ方挺[ちよら] ジュウ 銃撃銃弾[愁],拳銃猟銃[銃先]短銃[以] **じゅう【獣】(獣)** [獣獣獣獸] <610> **じゅう[拾]** 「しゅう」 **じゅう【十/住/重/従/銃】** ↓漢字項目を見よ。 **シュヴァイツァー** 一八七五ー一九六五年。フランスの哲学者・神学者。一九一三年、医者としてアフリカにわたり、医療と伝道に生涯をささげた。バッハの研究者、オルガンの演奏家としても有名。ノーベル平和賞受賞。シュバイツァー。[Albert Schweitzer] **しゅうあく[醜悪]** [形動]ひどくみにくくて、不快感を与えるようす。「―な顔つき」「―な争いごと」 **じゅうあつ[重圧]** [名]強い力でおさえつけること。重い圧力。プレッシャー。「責任の―にたえる」 **しゅうい[周囲]** [名]もののまわり。また、まわりをとり囲む人々。「太い幹の―」「―の目を気にする」 **しゅうい[拾遺]** [名・スル]とり残されたものを拾って補うこと。「―集」 **じゅうい[獣医]** [名]ペットや家畜などのけがや病気を治療する医者。 **じゅういし[自由意志]** [名]他人からおしつけられることなく、自分で決めた考え。「―にまかせる」 **しゅういつ[秀逸]** [形動]ほかのものと比べて、とくにすぐれていること。とくにすぐれたもの。「―なできばえ」 **じゅういつ[充溢]** [名・スル]満ちあふれていること。「気力がーする」 **しゅういわかしゅう[拾遺和歌集]** [作品名]一〇〇五年ころ。花山院の撰か。第三の勅撰和歌集。拾遺集。一三五〇余首。二〇巻。 **しゅういん[衆院]** [名]「衆議院」の略。 **しゅうう[秋雨]** [名]秋に降る雨。「あきさめ」とも。↔春雨 **しゅろう[驟雨]** [名]とつぜん降りだしてすぐにやむ雨。夕立など。[にわか雨]▽「驟」は、ウマが速く走ること。 **しゅうえき[収益]** [名]事業などでおさめた利益。もうけ。「下半期は―が上がった」 **しゅうえき[就役]** [名・スル]役務に就くこと。業務に就くこと。[就業] **しゅうえん[終演]** [名・スル]演劇などで、その日の上演や上演期間が終わること。↔開演 **しゅうえん[終焉]** [名]命を終えること。臨終。最期。「―の地」 **じゅうおう[縦横]** [名]①たてと、よこ。また、東西南北。「―に走る道路」②思いのままにすること。自由自在。「―に動く」「―無尽」 **じゅうおうむげ[縦横無礙]** [四漢]自由自在で、なんのさまたげもないこと。「―に動きまわる」▽「礙」は、さしさわりのこと。 **じゅうおうむじん[縦横無尽]** [四漢]自由自在に、思うぞんぶん動くこと。「―の活躍」 **しゅうおんらい[周恩来]** [人名]一八九八ー一九七六年。中国の政治家。日本留学後、国共合作や抗日運動に尽力し、毛沢東を助けて中華人民共和国成立後は、総理など要職を歴任。 **しゅうか[秀歌]** [名]すぐれた和歌。 **しゅうか[集荷・蒐荷]** [名・スル]各地の産物などを市場に集めること。また、各地から集めたもの。 **しゅうか[集貨]** [名・スル]貨物や商品などを集めること。また、集めた貨物や商品。 **しゅうか[衆寡]** [名]多人数と少人数。 **しゅうかい[集会]** [名・スル]大勢の人々が同じ目的のために一定の場所に集まること。その集まり。「―を開く」[会合] **しゅうかい[醜怪]** [形動]顔かたちや心などが、ぞっとするほどみにくいようす。「―な容貌」 **しゅうかいどう[秋海棠]** [名]シュウカイドウ科の多年草。高さ約六〇センチで、葉はハート形。初秋に、うす紅色の花が咲く。 **じゆうかかく[自由価格]** [名]「市場価格」に同じ。 **じゆうかがくこうぎょう[重化学工業]** [名]重工業と化学工業を合わせた呼び方。石油化学・紙パルプ業など。 **しゅうかく[収穫]** [名・スル]①農産物のとりいれ。「米の―高」②何かをしてえた、よい結果。「研修の―」 **しゅうかく[収獲]** [名]狩りや釣りのえもの。 **しゅうかく[臭覚]** [名]においを知る感覚。「犬は―がするどい」▽もと、「嗅覚」から出たことば。 **しゅうがく[修学]** [名・スル]学問を身につけるために勉強すること。「―資金」「―旅行」 **しゅうがく[就学]** [名・スル]学校、とくに小学校にはいること。「―年齢に達する」 **じゆうがた[自由形]** [名]水泳競技で、泳ぎかたに制限がないもの。ふつう、クロールで泳ぐ。フリースタイル。 **じゆうかったつ[自由闊達]** [四漢]なにごとにもこだわらず、思いのままにのびのびとしていて、度量の大きなようす。 **しゅうかん[収監]** [名・スル]刑務所や拘置所に収容すること。 **しゅうかん[週刊]** [名]新聞や雑誌などを、定期的に毎週一回発行すること。「―誌」 **しゅうかん[週間]** [名]①日曜日から土曜日までの一週間。「天気の―予報」②特別の行事がある七日間。「読書―」「愛鳥―」 **しゅうかん[習慣]** [名]①いつもその人がきまってすること。「早起きの―」[癖]②その地方で、古くからくりかえしおこなわれ、きまりになったやりかた。しきたり。ならわし。「土地の―に従う」 <611> >つかいわけ 風俗・風習・慣習・伝統ほか 「風俗」は、時代や社会とともに変わっていく衣食住の変化などのありさま。「明治の風俗」。「風習」は、その地方の人々が守っている独自のしきたり。「現地人の食事には、独特の風習が見られる」。「慣習」は、その社会でしきたりとして人々に強制的な力のある行動のしかた。「世の慣習に従う」。「習慣」は、個人がいつもくりかえしているおこないをいうことが多い(ただし、時には社会の慣習と同じに使われる例もある)。「夜ふかしの習慣」。昔から伝えられてきて、価値のあることとして受けつがれるものが「伝統」。「伝統工芸」。「因習」は、社会生活の進みかたには、すでに合わなくなっているのに、単に古いことだからだいじだとして守られている生活上のしきたり。「因」は重ねて動かないという意味。「因習を打破する」。 **しゅうかん【重患】** 重い病気。また、重病人。「―で面会謝絶」 **じゅうかん【縦貫】** 縦につらぬくこと。南北に走ること。「中国—道路」 **しゅうき【周忌】** [「~周忌」の形で」人の死後、毎年めぐってくる命日の回数をあらわすことば。死んだ次の年は一周忌だが、その次の年からは三周忌などと数え年でいう。 **しゅうき【周期】** きまった運動や変化をくりかえすとき、ひとまわりするのにかかる時間。「三年を―とする」「元素の―律」 **しゅうき【臭気】** くさいにおい。 **しゅうき【秋気】** 秋らしいけはい。また、秋の澄んだ空気。 **しゅうき【秋季】** 秋の季節。「―運動会」 **しゅうき【秋期】** 秋の期間。「―講習」 **しゅうき【終期】** 終わりの時期。末期。↔始期 ②法律で、法律行為にの効力のなくなる時期。 **しゅうぎ【祝儀】** 祝いの儀式。結婚式など。→不祝儀 ②祝う気持ちをあらわしておくる金品。「―ぶくろ」 ③チップ。こころづけ。「―をはずむ」 **しゅうぎ【衆議】** 多くの人の話しあい。「―一決」 **じゅうき【×什器】** 日常、家庭で使う家具・道具類をまとめていうことば。「―類をとりそろえる」 **しゅうぎいっけつ【衆議一決】** 多くの人が集まって相談した結果、みんなの意見が一つにまとまること。全員一致 **しゅうぎいん【衆議院】** 参議院とともに国会を構成する議院。衆議院議員は、任期四年で国民の投票で選ばれる。衆院。 **しゅうきゅう【週休】** 一週ごとにきまって設けられた休日。「―二日制」 **しゅうきゅう【週給】** 一週ごとにしはらわれる給料。「―制で給料をもらう」 **しゅうきゅう【×蹴球】** サッカー・ラグビー・アメリカンフットボールなどのこと。とくに、サッカーをさす。古い言い方。 **しゅうきょ【住居】** 人の住んでいる場所や家。「―表示が変わる」 >つかいわけ 住まい・住みか・住宅・住居 「住まい」は、改まった言い方で、住んでいる家。「いいお住まいですね」。「住みか」は、古い言い方で、住む場所。「住みかを探す」。「住宅」は、家族が住むための建造物。「住宅地」。「住居」は、住んでいる場所。その家。「小田原に住居を構えた」。 **しゅうきょう【宗教】** 神などの絶対的な力のあるもの、またはその他の神聖とされるものの力を信仰していとなむ行事や教えの体系。万物に霊魂があるとする原始的なものからはじまり、一神教・多神教などがある。現在は、キリスト教・イスラム教・仏教が世界的。 **しゅうぎょう【修業】** 学問や技芸を習いおさめること。「―期間」「―証書」→「しゅぎょう」も見よ。 **しゅうぎょう【終業】** その日の仕事を終えること。 ②学校で、その学期を終えること。「―式」↔始業 **しゅうぎょう【就業】** 業務に就くこと。「―規則」 **じゆうぎょう【自由業】** 会社勤めのように勤務時間や雇用契約にしばられないで、個人で独立して働く職業。医者・弁護士・作家など。 **じゅうぎょういん【従業員】** その店や会社で業務に就いている人。「―食堂」 **しゅうきょうかいかく【宗教改革】** 一六世紀、免罪符などを発行したカトリック教会の腐敗に対し、ルターやカルビンが始めた反カトリック運動。「聖書」を重んじ、信仰によってのみ救われるとして、プロテスタント(=新教)を生んだ。ヨーロッパ近代社会の形成に大きな影響をあたえた。 **しゅうきょうさいばん【宗教裁判】** 中世ヨーロッパで、おもにローマカトリック教会が異端者を発見し、処罰するためにおこなった裁判。 **じゆうきょうそう【自由競争】** 国家が経済活動を調整するのではなく、市場において個人や民間企業よりが自由に利潤を追求する競争。資本主義自由経済の基本概念。 **しゅうきょく【終曲】** 交響曲・ソナタ・組曲などの最後の楽章。フィナーレ。 **しゅうきょく【終局】** 事件のきまりがつくこと。「戦争の―」 ②囲碁の打ちおわり。将棋の指しおわり。 **しゅうきょく【終極】** ものごとのいちばん終わり。「―の目的」 **しゅうきょく【×褶曲】** 地殼運動により、地層 <612> **しゅうきん[集金]** [名]かねを集めること。また、集めたかね。「―日」 **じゅうきんぞく[重金属]** [名]比重が四あるいは五以上の金属の呼び名。鉄・銅・なまり・金・銀など。「―工業」↔軽金属 **じゅうく[重苦]** [名]たえがたい苦しみ。「―にあえぐ人々」「三―」 **しゅうぐせいじ[衆愚政治]** [名]大勢のおろかな人々が集まってする政治。民主主義政治をあざけっていうことば。 **ジュークボックス** 硬貨を入れてボタンをおすと、自分の選んだレコードがかかる装置。自動演奏装置。[jukebox] **シュークリーム** 小麦粉・卵などをまぜて中を空洞に焼きあげた皮の中に、クリームを入れた洋菓子。▽クリーム入りキャベツという意味。[chou à la crème] **じゅうぐん[従軍]** [名・スル]軍隊に従って戦地に行くこと。「―看護婦」「―記者」 **しゅうけい[集計]** [名・スル]それぞれに集めた数値を合計すること。「テストの―」「投票の―結果」 **じゅうけい[重刑]** [名]重い刑罰。「―を科す」 **じゅうけい[従兄]** [名]年上の男のいとこ。↔従弟 **じゆうけいざい[自由経済]** [名]国家の規制などを受けずに、個人や私企業が自由競争にまかせる経済のしくみ。↔統制経済 **じゅうけいてい[従兄弟]** [名]男のいとこ。↔従姉妹 **しゅうげき[襲撃]** [名・スル]不意におそいかかること。「敵の―を受ける」 **じゅうげき[銃撃]** [名]小銃・機関銃などで敵を撃つこと。「―戦」 **しゅうけつ[終結]** [名・スル]長く続いていたものごとの終わり。また、決着がつくこと。「革命が―する」「妹―」 **しゅうけつ[集結]** [名・スル]一か所に集めること。また、集まって結束すること。「漁船が港に―する」 **じゅうけつ[充血]** [名]からだの一部分に動脈の血が異常に多く集まること。「目が―する」 **しゅうげん[祝言]** [名]「結婚式」の古い言い方。「―を挙げる」 **じゆうけん[自由権]** [名]個人が、自分の意思によって行動し、みだりにほかから束縛されない権利。憲法で保障される生命や身体の自由・集会や結社の自由・思想や言論の自由など。 **じゅうけん[銃剣]** [名]①銃と剣。②小銃のさきにつける短い剣。また、それをつけた小銃。「―術」 **じゅうげん[重言]** [名]同じことをくりかえして言うこと。また、同じ意味や同じ文字を重ねたことば。たとえば、「むやみやたら」「好き好む」「被害を被る」「堂々」など。「じゅうごん」とも。 **じゅうご[銃後]** [名]直接戦場で戦わない一般国民。「―の守り」▽戦場の後方という意味。 **しゅうこう[周航]** [名・スル]船で各地をめぐること。「世界の旅に出る」 **しゅうこう[就航]** [名・スル]船・飛行機などが、はじめて航海したり飛んだりすること。航路に就くこと。「原子力船がーする」 **しゅうこう[修好・修交]** [名]国と国とが貿易をしたり、文化を交流したりすること。「―条約」 **しゅうごう[集合]** [名・スル]①一か所に集まること。「―住宅」「六時に―する」②[名]数学で、ある特定の条件に合うものの集まり。 **じゅうこう[重厚]** [形動]重々しく深みがあるようす。「―な性格」「―な構成」↔軽薄 **じゅうこう[銃口]** [名]銃の筒のさきの、弾の出る口。「―を向ける」 **しゅうこういっち[衆口一致]** [四選]多くの人の言うことが同じになること。「―の定説」 **じゅうこうぎょう[重工業]** [名]鉄や船・車・飛行機など、重くて大きなものをつくる工業。↔軽工業 **じゅうこうちょうだい[重厚長大]** [四漢]おもい・あつい・ながい・おおきいの四語を一つにまとめた言い方。「造船は―型産業である」→軽薄短小 **じゅうごや[十五夜]** [名]陰暦で、毎月一五日の満月の夜。とくに、陰暦八月一五日の月を「仲秋の名月」「芋名月」と呼んで月見をする。 **しゅうごろし[主殺し]** [名]主人や主君を殺すこと。また、殺した者。 **じゅうこん[重婚]** [名・スル]配偶者があるのに、別の人と結婚すること。二重結婚。▽刑法上、重婚罪となる。 **しゅうさ[収差]** [名]レンズや反射鏡などでつくられる光の像が、ぼやけたりゆがんだりする現象。 **ジューサー** 野菜やくだものをすりつぶし、ジュースをつくる器具。「―にかける」[juicer] **しゅうさい[収載]** [名・スル]文章や作品を本や雑誌にのせること。[収録・掲載] **しゅうさい[秀才]** [名]学業成績のひいでた、すぐれた頭脳の持ち主。「本校一の―」[俊才・英才] **じゅうざい[重罪]** [名]重い罪。「―を犯す」[大罪] **しゅうさく[秀作]** [名]すぐれた作品。傑作。「日本映画の―」 **しゅうさく[習作]** [名・スル]練習・訓練のために作品をつくること。また、その作品。エチュード。 <613> **しゅうさつ[集札]** [名・スル]駅などで乗客の切符を集めること。「―掛」 **じゅうさつ[銃殺]** [名・スル]銃で撃ちころすこと。「―刑」 **しゅうさん[集散]** [名]ものや人が集まったり、散ったりすること。「―地(=生産物を集め、消費者へ出荷する土地)」「離合―」 **じゅうさんや[十三夜]** [名]陰暦で、毎月一三日の夜。とくに、陰暦九月一三日の夜。十五夜に次いで月が美しいとされ、枝豆やクリを供えたことから「豆名月」「栗名月」とも呼ぶ。 **しゅうし[収支]** [名]収入と支出。はいってくるかねと、出ていくかね。「―決算」 **しゅうし[宗旨]** [名]①その宗派の中心となる教え。②その人の信仰する宗派。③それぞれの人が正しいと考えている、主義・主張・好み・趣味。「―を変える」 **しゅうし[修士]** [名]大学院に二年以上在学して、論文の審査に合格した人が受ける学位。マスター。「―論文」 **しゅうし[終止]** [名・スル]おわること。おわり。 **しゅうし[終始]** [名]①はじめから終わりまで。そのあいだ、ずっと。「―一貫」②「~に終始する」の形で」はじめから終わりまで同じ状態である。「味方チームの攻勢に―した」 **しゅうじ[修辞]** [名]ことばをたくみに使って、じょうずに美しく表現すること。レトリック。「―法」 **しゅうじ[習字]** [名]文字の書きかたを習うこと。おもに毛筆をいう。てならい。「ペンー」[書道] **じゅうし[自由詩]** [名]伝統的な形式にとらわれない自由な詩。日本では、とくに五音と七音をくりかえすリズムにしばられない詩。↔定型詩 **じゅうし[重視]** [名・スル]あることがらをたいせつだとして重く見ること。「自主性を―する」→軽視 **じゅうじ[住持]** [名]寺の主人である僧。住職。 **じゅうじ[従事]** [名・スル]その仕事にたずさわること。「農業に―する」 **しゅうしいっかん[終始一貫]** [四圏]はじめから終わりまで態度や行動などを変えないこと。 **じゅうじか[十字架]** [名]木を十の字の形に組みあわせたもので、罪人をはりつけにする柱。キリスト教では、イエス・キリストが十字架にかけられたことから、礼拝の対象としてたいせつにする。 **じゅうじぐん[十字軍]** [名]中世、ヨーロッパ各地のキリスト教徒が、聖地エルサレムをイスラム教徒からうばいかえすために起こした遠征軍。遠征は七回におよんだ。 **しゅうしけい[終止形]** [名]法用言や助動詞の活用形の一つ。おもに、文を言いきる場合の形。多くの辞書の見出しはこの形。 **じゅうじざい[自由自在]** [四漢]なんでも思うままに動かし、はたらかせることができるようす。「機械を―に操る」「曲げるものばすも―だ」 **じゅうしちじょうけんぽう[十七条憲法]** [名]六〇四年、聖徳太子がつくった、日本最初の成文法。仏教や儒教の影響も受けた政治道徳を示す。 **じゅうしちもじ[十七文字]** [名]俳句のこと。▽五・七・五の一七文字でできていることから。 **しゅうじつ[終日]** [名]一日じゅう。朝から晩まで。「―雨が降る」「―終夜(=昼も夜もずっと)」 **しゅうじつ[週日]** [名]日曜日以外の日。または土曜日と日曜日以外の日。ウイークデー。平日。 **じゅうし[従姉]** [名]年上の女のいとこ。↔従妹 **じゅうじ[十字]** [名]十の字の形。「―を切る(=キリスト教徒が神にいのるとき、手で胸に十の字をえがくこと)」 **しゅうしふ[終止符]** [名]①欧文などで文の終わりにつける記号。ピリオド。「・」②ものごとの終わり。 **じゅうしまい[従姉妹]** [名]女のいとこ。↔従兄弟 **じゅうしまつ[十姉妹]** [名]カエデチョウ科の小鳥。スズメよりやや小さく、純白や、白に茶や黒のまだらのものがある。 **じゅうしゃ[従者]** [名]身分の高い人につきしたがう者。供の者。おとも。▽古くは「ずさ」と読んだ。 **しゅうじゃく[執着]** [名]↓「しゅうちゃく」 **しゅうじゅ[収受]** [名・スル]受けとって収めること。「金品を―する」 **しゅうしゅう[収拾]** [名・スル]混乱した状態をおさめ、まとめること。「―がつかない」「事態を―する」 **しゅうしゅう[収集]** [名・スル]①趣味・研究などのために、ある種のものを集めること。コレクション。「切手の―」②とり集めること。「ごみ―車」「分別―」 **じゅうじゅう[重重]** [副]かさねがさね。「―承知のうえです」「―おわび申しあげます」▽よくない結果になった場合に使うことが多い。 **じゅうしゅぎ[自由主義]** [名]個人の意思や活動の自由を尊重し、できるかぎり干渉しないという考えかた。リベラリズム。「―の立場をとる」「―国家」 **しゅうしゅく[収縮]** [名・スル]ふくらんでいたものがひきしまって縮まること。また、縮めること。「筋肉がーする」「会社の規模を―する」 **しゅうじゅく[習熟]** [名・スル]そのことに慣れて、熟達じょうずになること。「そろばんに―する」 **じゅうしゅつ[重出]** [名]同じものがくりかえして出ること。重複して出ること。「ちょうしゅつ」とも。 **じゅうじつ[充実]** [名・スル]力や内容がじゅうぶん備わり豊かなこと。「―感」「―したメンバー」 **じゅうじゅつ[柔術]** [名]日本古来の武術。攻撃してくる相手の力を利用して、素手で反撃するわざ。やわら。▽明治にはいって改良され、「柔道」となった。 <614> **じゅうじゅん** [日]【柔順】[図][形動]ものやわらかで、おとなしくすなおなようす。「―で古風な妻」 **じゅうじゅん** [目]【従順】[図][形動]相手の言うことにすなおに従うようす。「―な家来[い]」 **じゅうしょ【住所】** [名]住んでいる場所。また、番地。「一録」 **しゅうしょう【愁傷】** [名]「なげきかなしむこと。「ごーさま(=人の死に対するくやみのことば)」 **じゅうしょう** [日]【重症】[名]重い症状。病気の状態がひどく悪いこと。「―患者[袋]」 **じゅうしょう** [【重体】] [対]軽症 **じゅうしょう** [【重傷】][名]重い傷。おおけが。「―を負う」 [圏]深手 [対]軽傷 **じゅうしょう【重唱】** [名] [乏]一人ずつがちがったパートをうけもって合唱すること。「混声四―」 **じゅうしょうしゅぎ【重商主義】** [名]一六世紀末から一八世紀のヨーロッパの経済政策。国家財政の基礎は流通過程の増大にあるとして、保護貿易策をとる。フランスのルイ一四世時代の政治家コルベールが推進し、国家の財政基盤を確立した。 **しゅうしょくなん【就職難】** [名]職業につくのがむずかしいこと。勤め口が見つからないこと。 **しゅうしょく【秋色】** [名]いかにも秋らしいけはいや景色[も]。「―が深まる」 **しゅうしょく【修飾】** [名]①美しく見えたり感じられたりするようにかざること。「多少ーして話す」 ②ある語句が、あとにくる語句の意味・内容をくわしく説明すること。「―語」 **しゅうしょく【就職】** [名]あらたに職業に就くこと。「―試験」「―[ロ]を探す」「再―」 **しゅうしょく【愁色】** [名]心配そうな顔つき。うれいかなしんでいるようす。「―がこい」 **じゅうしょく【住職】** [名]寺の主人である僧[そう]。 [類]住持 **じゅうしょく【重職】** [名]責任のある重要な職務。「社長の―に就く」 [圏]要職 **しゅうしょくご【修飾語】** [図法]語句の意味・内容・性質などをよりくわしく説明する語(文節)。たとえば、「空に/うかんでいる/白い/雲」で、「白い」は名詞「雲」を修飾しているので連体修飾語といい、「空に」は動詞「うかんでいる」を修飾しているので連用修飾語という。▽日本語では、修飾語は必ず修飾される語の前にくる。 **しゅうじょし【終助詞】** [図逵]助詞の分類の一つ。文の終わりか、文中の文節の終わりに付いて、疑問・禁止・感動・強意・願望などをあらわす。口語ではたとえば、「食べますか」の「か」は疑問を、「油断するな」の「な」は禁止をあらわす。ほかに、「ぞ・よ・さ・ね・ぜ」など。▽文語では、「梅咲きかな[む]」の「なむ」は、「~してほしい」という意味を、「行かば[や]」の「ばや」は、「~したい」という願望をあらわす。ほかに「かな・かも・もがな・かし」など。 **じゅうじろ【十字路】** [名]道が十の字形に交わっているところ。よつかど。よつつじ。「―で待つ」 **しゅうしょうろうばい【周章×狼狽】** [四漢]非常の際にあわてて、うろたえさわぐこと。「あのときのーぶりを思いだす」「―して走りだす」 **しゅうしん【修身】** [名]①自分のおこないを正しくするよう、努力すること。 ②旧制の小中学校の教科の一つで、現在の「道徳」にあたるもの。 **しゅうしん【執心】** [名]「あることに強く心をひかれ、いつまでも心がそれからはなれないこと。「次期社長の座に―している」 >かいわけ[執着・執心]= >どちらも一つのこと、一つのものに心がついてはなれないことだが、「執着」は、すでに自分の手にあるものについてもいう。「今の地位に執着する」。「執心」は、まだ自分のものになっていないものについていう。「彼はその人にご執心なんだよ」。 **しゅうしん【終身】** [名]一生のあいだ。死ぬまでのあいだ、ずっと。「―刑[ぃ]」「―年金」 [類]生涯 **しゅうしん【就寝】** [名]床[と]にはいってねること。「一時間」 **しゅうじん【囚人】** [名]刑務所に入れられている人。「一服」 **しゅうじん【衆人】** [名]多くの人々。「―が見守る中」「環視」 **しゅうじん【集塵】** [名]細かいちりを一か所に集めること。「―機」「―フィルター」 **じゅうしん【重心】** [名]物体の各部分にはたらく重力が一つに集まって、つりあうとされる点。「―を失う」「―をとる」 **じゅうしん【重臣】** [名]重要な仕事をしている高い身分の家来[き]。「徳川家の―」 **じゅうしん【従心】** [名]七○歳[きぃ]のこと。▽中国、「論語」の「七十にして心の欲するところに従えども矩[。]を踰[と]えず」から出たことば。 **じゅうしん【銃身】** [名]弾丸[焼]が通って発射される、銃砲の円筒形の部分。 **じゅうしん【獣心】** [名]道理をわきまえない、残忍[感]なけもののような心。「人面[然]―」 **しゅうじんかんし【衆人環視】** [四漢]多くの人がまわりで見守っていること。「―の中ではじをかかされる」▽「衆人監視」は誤り。 **しゅうしんこようせい【終身雇用制】** [名]企業に就職した者が、定年まで雇用されるしくみ。日本で多くみられる雇用形態。 **シューズ** [図][造語]くつ。短靴[災]。「レインー(=雨靴)」 | shoes **ジュース** [図]テニスやバレーボールなどで、あと一点で勝敗がきまるときに、両者が同点になること。次に続けて二点とったほうが勝つ。デュース。一deuce **ジュース** [図]くだものや野菜のしぼりじる。また、それを加工した、あるいはそれに似せた飲みもの。「トマトー」「 [類]果汁[ゅり] | juice **じゅうすい【重水】** [名]ふつうの水よりも分子量が大一 <615> **じゅうすいそ[重水素]** [名]水素の同位元素で、ふつうの二倍、または三倍の質量数のもの。 **しゅうせい** [名・スル]①よくないところを直して正しく改めること。「―予算」「軌道―」「―液」②[名・スル]細部に手を加えてきれいに整えること。「写真の―」 **しゅうせい[終生・終世]** [名]死ぬまでのあいだ。生きているかぎり。一生。終身。「―忘れられない思い出」 **しゅうせい[習性]** [名]①習慣として身についた、きまった性質。「夜ふかしの―がつく」②動物で、種に固有の行動上の特色。「木の上に巣をつくる―がある」[癖] **しゅうせい[集成]** [名・スル]多くのものを集めて、一つにまとめあげること。また、まとめあげたもの。「その地方の民話を―する」 **しゅうぜい[収税]** [名]税金をとりたてること。「―吏」 **じゅうせい[銃声]** [名]銃を発射する音。「―がやむ」 **じゅうせい[獣性]** [名]けものの性質。人間のもっている動物的な性質。「―をむきだしにする」 **じゅうぜい[重税]** [名]負担の重い、多額な税。「―にあえぐ」 **しゅうせき[集積]** [名・スル]一か所に多くのものが集まり、積みかさなること。また、集め、積みかさねること。「物資の―地」「―回路」 **じゅうせき[重責]** [名]重い責任。「―を果たす」「―をになう」 **しゅうせきかいろ[集積回路]** [名]↓「アイシー」 **しゅうせん[周旋]** [名・スル]ものの売買・取り引きなどを、あいだに立って世話をすること。「土地を―する」[斡旋] **しゅうせん[終戦]** [名]戦争が終わること。第二次世界大戦の場合をさすことが多い。「―をむかえる」 **しゅうぜん[修繕]** [名・スル]こわれて悪くなった部分をつくろい直すこと。「屋根の―」[修理] **じゅうぜん[十全]** [形動]少しも手落ちがなく、完全にととのっていること。「台風に対する―な備え」[万全] **じゅうぜん[従前]** [名]今より前。これまで。「バスは―どおり運行する」 **しゅうせんきねんび[終戦記念日]** [名]八月一五日。一九四五年八月一四日、鈴木貫太郎内閣がポツダム宣言を受諾し、翌一五日、昭和天皇が終戦の詔勅を出して日本の敗戦を国民の前に明らかにし、太平洋戦争が終了した。 **しゅうそ[臭素]** [名]非金属元素の一つ。常温では赤茶色で、不快なにおいのある重い液体。写真の感光材料や医薬品などに使う。元素記号Br **しゅうぞう[収蔵]** [名・スル]とりあつめたものを、しまっておくこと。とくに、秋に農作物を収穫してたくわえておくこと。「美術館の―品」 **じゅうそう[重奏]** [名・スル]二つ以上の楽器で、各奏者が異なる声部を受けもつ合奏の室内楽。アンサンブル。「弦楽四―」 **じゅうそう[重曹]** [名]「重炭酸ソーダ」の略。白い粉末で、水にとけると弱アルカリ性を示す。医薬品やふくらし粉に使う。炭酸水素ナトリウム。 **じゅうそう[重層]** [名]いくつもの層によって重なっていること。「―的な構造をもつ」 **じゅうそう[縦走]** [名・スル]①縦、または南北につらぬくこと。「道路が―している」②登山で、尾根づたいに歩くこと。「北アルプスを―する」 **しゅうそうれつじつ[秋霜烈日]** [四漢]権威や刑罰などが、非常に厳しいこと。「―の判決」▽秋の冷たい霜と夏の激しい日ざしという意味から。 **しゅうそく[収束]** [名・スル]①ばらばらの状態であったものが、一つにまとまって、おさまりがつくこと。また、しめくくりをつけること。「事態を―する」[結着・収拾]②数列で、項の番号が増していくとき、対応する項がある値に限りなく近づいていくこと。収斂。③[名・スル]長く続いていたことがやむこと。すっかり終わること。「米不足によるさわぎもーに向かった」 **しゅうそく[集束]** [名・スル]光線が一点に集まること。収斂。「―レンズ」↔発散 **しゅうぞく[習俗]** [名]ある社会や地域の習慣や風俗。ならわし。「村の古いー」[慣習・風習] **じゅうそく[充足]** [名・スル]じゅうぶんに満たすこと。じゅうぶんに満ち足りること。「―した休日を過ごす」「条件を―する」[満足・充実] **じゅうぞく[従属]** [名・スル]自分より強い力をもつものの支配を受けること。他につきしたがうこと。「大国に―する」[隷属] **しゅうたい[醜態]** [名]見苦しくみっともない態度や行動。「―をさらす」「―を演じる」[失態] **じゅうたい[重体・重態]** [名]病気やけがなどが、とても重く、生命が危険な状態。「―におちいる」[危篤・重症] **じゅうたい[渋滞]** [名・スル]ものごとがなめらかに進まないこと。ものごとがはかどらないこと。「交通—に巻きこまれる」「事務の―」 **じゅうたい[縦隊]** [名]縦に並んだ列。「二列ーで行進する」→横隊 **じゅうだい[重大]** [形動]たいへん重い意味があるようす。「―な責任」「事は―だ」 **しゅうたいせい[集大成]** [名・スル]多くのものを広く集めて、一つにまとめあげること。また、長期の活動のまとめ。「―として個展を開く」 **じゅうたく[住宅]** [名]人が住む家。「―事情」「分譲―」[住まい・住みか] **しゅうだつ[収奪]** [名・スル]むりにうばいとること。強制的にとりあげること。「財宝を―する」 **しゅうだん[集団]** [名]多くの人や動物の集まり。 <616> **じゅうたん[絨毯・絨緞]** [名]床の敷物に使われる厚手の織物。カーペット。「―爆撃(=じゅうたんをしきつめるように、すみずみまですきまなく爆撃を加えること)」 **じゅうだん[銃弾]** [名]機関銃・小銃・ピストルなどの弾丸。 **じゅうだん[縦断]** [名・スル]①広い土地を南北の方向に移動すること。「九州―旅行」[縦貫]②細長いものを縦に切ること。「茎の一面を観察する」↔横断 **しゅうたん[愁嘆場]** [名]芝居で、役者がなげきかなしむ場面。「―を演じる」▽実生活での悲劇的な状況の意味にも使う。 **しゅうと[宗徒]** [名]その宗派の信者。信徒。 **しゅうと[舅]** [名]夫の父、または妻の父。②夫の母、または妻の母(この場合は「しゅうとめ」というのがふつう)。▽平安時代にすでにこの意味で使っていた。 **しゅうち[周知]** [名]①広く人々に知れわたっていること。「―の事実」「―徹底せよ」②[名]多くの人々の知恵。「―を集める」▽「衆智」とも書く。 **しゅうち[羞恥]** [名]はずかしいと思うこと。はじかみ。はじらい。「―心のかけらもない」 **しゅうちゃく[祝着]** [名]喜び祝うこと。めでたく思うこと。「―至極に存じます」「―千万」▽文章語。 **しゅうちゃく[執着]** [名]一つのことに強く心をひかれて、どうしてもその思いを捨てきれないこと。「しゅうじゃく」とも。「人一倍―心が強い」[愛着] **しゅうちゃく[終着]** [名]①列車やバスが最後の駅に着くこと。「―駅」[終点]②その日の最後の列車やバスが着くこと。「―電車がホームにはいる」↔始発 **しゅうちゅう[集中]** [名・スル]①一つのところに集まること。また、一つに集めること。「―力を養う」「―攻撃」↔分散 **しゅうちゅう[集注]** [名・スル]①集めて、あることのためにそそぐこと。「全力を―する」②[名]その書物の注釈を集めたもの。「しっちゅう」とも。「論語―」▽「集註」とも書く。 **しゅうちゅうごうう[集中豪雨]** [名]短い時間に、せまい地域に限って降る大量の雨。梅雨の終わりごろに多い。「―に見まわれる」 **しゅうちゅうちりょうしつ[集中治療室]** [名]→「アイシーユー」 **しゅうちょう[酋長]** [名]部族や村のかしら。 **じゅうちん[重鎮]** [名]ある分野や集団などにおいて、重要な中心人物。「文壇の―」 **しゅうちんぼん[袖珍本]** [名]ポケットに入れて持ちあるけるような小型の本。しゅうちん。 **しゅうてい[修訂]** [名・スル]書物や文章などの誤りを正しく直すこと。「―版」 **じゅうてい[従弟]** [名]年下の男のいとこ。↔従兄 **しゅうてん[終点]** [名]列車やバスなどが、最後に到着する駅や停留所。「―で折りかえす」[終着]↔起点 **しゅうでん[終電]** [名]「終電車」の略。 **じゅうてん[重点]** [名]①重要な点。とくにたいせつなところ。「筋力トレーニングにーをおく」②「作用点」に同じ。③「踊り字」に同じ。 **じゅうてん[充塡]** [名・スル]ものをつめて、すきまや欠けたところをうめること。「虫歯をけずってーする」「赤字を―する」 **じゅうでん[充電]** [名・スル]蓄電池や蓄電器に、電気を満たすこと。「―式の電気カミソリ」↔放電▽比喩的に力をたくわえる意味でも使う。「休暇をとって―する」 **しゅうでんしゃ[終電車]** [名]一日のダイヤの最後に運転される電車。終電。「―にまにあう」[終列車]↔始発電車 **じゅうてんてき[重点的]** [形動]重要な部分に他よりも力を注ぐようす。「―に検査する」 **シュート** ①野球で、投手の投げる球種の一つ。打者の近くで投手のききうでの方へ曲がる。↔カーブ②バスケットボールやサッカーなどで、ゴールをねらってボールを放つこと。[shoot] **ジュート** ツナソ。また、ツナソの茎からとった繊維。穀物を入れるふくろやロープをつくる。黄麻。[jute] **しゅうとう[周到]** [形動]すみずみまでよくいきとどいて、手落ちがないようす。「―に計画する」「→用意―」 **じゅうとう[自由党]** [名]板垣退助を中心に、一八八一年に結成された政党。自由民権運動の中心となる。一八九八年には進歩党とともに憲政党をつくり、一九〇〇年に立憲政友会に合流した。 **じゅうとう[充当]** [名・スル]かねや品物、または人員などが不足している部分に、他から補って満たすこと。「残金を会費に―する」 **じゅうどう[柔道]** [名]日本の格闘技の一種。武器を持たず、投げたりおさえこんだりして攻撃する。 **しゅうどういん[修道院]** [名]キリスト教で、僧や尼僧が共同生活をし、修行をするための寺院。[僧院] **じゆうとうろん[自由討論]** [名]複数の人が思い思いの意見を交換し、議論すること。フリーディスカッション。 **しゅうとく[拾得]** [名・スル]落としものを拾うこと。「―物を預かる」 **しゅうとく** [名・スル]①学問や技芸などを学んで身につけること。「卒業に必要な単位をーする」②[名・スル]技術などを習いおぼえて使えるようになること。 <617> **しゅうとめ[姑]** [名]夫の母、または妻の母。「しゅうと」とも。↔舅 **しゅとどり[主取り]** [名]武士などが、新しく主人に仕えること。あらたにめしかかえられること。 **じゅうなん[柔軟]** [形動]①からだがやわらかで、動作のしなやかなようす。「―体操」「―な関節」②考えかたなどがしばられず、場合に応じて自由に変えられるようす。「―な姿勢を見せる」「―に対応する」↔強硬 **じゅうにいんねん[十二因縁]** [名]仏教で、人間に苦しみをもたらす一二の原因。無明(無知)・行(潜在的な形成力)・識(識別作用)・名色(精神と物質、心身)・六処(眼・耳・鼻・舌・身・意)・触(感官と対象との接触)・受(感受作用)・愛(妄執)・取(執着)・有(生存)・生(生まれること)・老死(無常な姿)。十二縁。 **じゅうにおんおんかい[十二音音階]** [名]一オクターブを、半音ずつ一二に分けた音階。 **じゅうにん[住人]** [名]その区域や家に住んでいる人。「同じアパートの―」「商店街の―」 **じゅうにし[十二支]** [名]昔、年月日や時刻・方角などをあらわした一二種の動物の総称。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥。干支。 **じゅうにしちょう[十二指腸]** [名]胃につながっている小腸の上部。長さ約二五~三〇センチ。 **じゅうにひとえ[十二単]** [名]平安時代の、朝廷に仕える女性の正式なよそおい。絹のひとえを何枚も重ねて着たもの。 **じゅうにぶん[十二分]** [形動]じゅうぶんすぎるほどあるようす。また、念入りなようす。「―に準備する」「―の配慮」▽「十分」を強調したことば。 **しゅうにゅう[収入]** [名]かねがはいってくること。また、はいってくるかね。「臨時―がある」→支出 **しゅうにゅういんし[収入印紙]** [名]売買のときに発生する税金や手数料を国へ現金で納める代わりに、領収書などにはる切手状の政府発行の紙片。取引額によってその金額は異なる。印紙。 **しゅうにゅうやく[収入役]** [名]市区町村の会計事務をうけもつ上級公務員。 **しゅうにん[就任]** [名・スル]ある役職や任務などに就くこと。「市長―のあいさつ」 **じゅうにん[重任]** [名・スル]①いったん任期を終えたのち、続けて同じ任務や役目に就くこと。「委員長に―される」[再任・留任]②[名]責任の重い、非常にたいせつな役目。「―を果たす」 **じゅうにんといろ[十人十色]** [四漢]好みや考えかた・性格などが、人それぞれにちがうこと。「―の意見が出る」 **じゅうにんなみ[十人並み]** [形動]能力や顔だちなどが、とくによくも悪くもなく、ふつうであること。「―の器量」 **しゅうねん[周年]** [名・副]①まる一年。また、一年じゅう。②[造語] [「周年」の形で」その数だけ年を経たことをあらわす。まる…回めの年。「五○―記念事業」 **しゅうねん[執念]** [名]一つのことに強くひかれて、そこからはなれられない心。「―ぶかい男」「―のかたまり」 **じゅうねんいちじつ[十年一日]** [四漢]長い年月、同じことをしていたり、同じ状態が続いたりすること。進歩のないさまや根気のいいさまなどのたとえ。 **じゅうねんひとむかし[十年一昔]** [四漢]十年もたてば世の中もすっかり変わって、昔のことのように感じられること。 **しゅうねんぶかい[執念深い]** [形]いつまでもしつこく自分を通そうとする。「執念深くつきまとう」 **しゅうのう[収納]** [名・スル]①ものをしまうこと。「―家具を買う」②役所が、かねや品物を受けとって、国や地方公共団体に納めること。「所得税を―する」③農作物をとりいれること。 **じゅうのう[十能]** [名]炭火を入れて持ちはこぶ道具。金属性の容器に、木の柄がついたもの。 **じゅうのうしゅぎ[重農主義]** [名]農業生産を国の基本経済政策におく政策や理論。▽一八世紀中ごろ、重商主義に対してフランスでおこった。 **しゅうは[周波]** [名]①一定の時間間隔で、同じ振動をくりかえす波。また、その振動の一回。サイクル。②「周波数」の略。 **しゅうは[宗派]** [名]同じ宗教の中で、いくつかに分かれたグループ。[教派・宗門] **しゅうは[秋波]** [名]男性の気をひくような、女性の色っぽい目つき。いろめ。ながしめ。「―を送る」 **しゅうはい[集配]** [名・スル]郵便物や荷物などを集めたり配ったりすること。「宅配荷物を―する車」 **じゅうばこ[重箱]** [名]料理を入れて積みかさね、いちばん上にふたをする四角い入れもの。「お節を―につめる」「かぞえ方 重ね・重・組み」 **じゅうばこよみ[重箱読み]** [名]漢字二字の熟語を、「重箱(ジュウばこ)」のように、上の字は音、下の字は訓でよむ読みかた。「役割・台所」など。↔湯桶読み <618> **しゅうはすう[周波数]** [名]電波・音波・光などが、一秒間に振動する回数。単位は、ヘルツ。 **じゅうはちばん[十八番]** [名]その人がもっとも得意とすることがらや芸。おはこ。「母の―は民謡だ」▽歌舞伎の市川家に伝えられ、得意とした一八種の芝居」から。 **しゅうはつ[終発]** [名]交通機関で、その日のダイヤの最後の発車。また、その発車する列車やバス。「―のバスで帰宅する」 **しゅうばつ[秀抜]** [形動]とびぬけてすぐれているようす。抜群。「―な技術」 **じゅうばつ[重罰]** [名]重い処罰。「―に処す」 **じゅうはっぱん[十八般]** [名]武芸全般に関すること。「武芸―に通ずる」▽昔の中国で、一八種の武芸がおこなわれたことから。 **しゅうばん[週番]** [名]一週間ごとに交代して務めを果たすこと。また、その人。 **しゅうばん[終盤]** [名]①試合やものごとの終わりごろ。「受験シーズンもーにはいる」②囲碁・将棋が進んでいって、勝負のきまる盤面。↔序盤 **じゅうはん[重犯]** [名]①重い犯罪。②重ねてする犯罪。また、その人。 **じゅうはん[重版]** [名]一度出版した本を、重ねて二回以上印刷・出版すること。↔初版 **じゅうはん[従犯]** [名]法律で、正犯の行為を手助けする犯罪。また、その人。「事後―」↔主犯・正犯 **しゅうび[愁眉]** [名]心配そうな顔つき。▽愁いをふくんだ眉という意味から。 **じゅうびょう[重病]** [名]命にかかわる重い病気。「―人あつかいするな」[大病・大患] **しゅうふく[修復]** [名・スル]建物などのこわれた部分を直して、もとどおりにすること。「本堂の―工事」 **じゅうふく[重複]** [名]↓「ちょうふく」 **しゅうぶん[秋分]** [名]二十四節気の一つ。秋の、昼と夜の長さが等しくなるとき。九月二三日ごろ。秋の彼岸の中日。↔春分 **しゅうぶん[醜聞]** [名]よくないうわさ。聞くにたえない評判。スキャンダル。「週刊誌の―記事」 **しゅうぶん[周文]** [人名]生没年未詳。室町後期の画僧。幕府の御用絵師で、中国的な水墨画を日本的な様式に発展させた。雪舟の師といわれる。作品に「寒山拾得図」「水墨山水図」など。 **じゅうぶん[十分・充分]** [形動]ものごとが満ちたりていて、不足のないようす。「―な睡眠をとる」 **じゅうぶん[重文]** [名]「重要文化財」の略。 **じゅうぶん[重文]** 文法で、文の構造を主語(主部)・述語(述部)を中心として分類したときの一つ。主語と述語を備えた節が、二つ以上対等に並立して一つの文になっているもの。たとえば、「雨も(主語) 激しく(述語)、風も(主語)強い(述語)」では、二つの節は対等で、両者のあいだに修飾関係はない。 **じゅうぶんじょうけん[十分条件]** [名]あることが、それによって必然的になりたつような条件。命題「AならばBである」が真であるとき、AをBの十分条件という。 **しゅうぶんのひ[秋分の日]** [名]国民の祝日の一つ。九月二三日ごろ。↔春分の日 **しゅうへき[習癖]** [名]身についてしまった、よくないくせ。「長年の―で禁煙できない」 **シューベルト** [人名]一七九七ー一八二八年。オーストリアの作曲家。初期ロマン派を代表する美しい歌曲を数多く残した。歌曲集「冬の旅」、交響曲「未完成」など。[Franz Peter Schubert] **しゅうへん[周辺]** [名]ある場所や人、またものごとのまわりの部分。「駅―の商店街」「事件の―を探る」 **じゅうぼいん[重母音]** [名]一音節の中にある、連続した二つ以上の母音。二重母音。 **しゅうほう[秀峰]** [名]美しい形のみね。「―富士」 **しゅうほう[週報]** [名]①一週間ごとの報告。②週ごとに刊行する雑誌や新聞。 **しゅうぼう[衆望]** [名]多くの人々がかける期待や信頼。「国民の―をになった代表選手」 **じゅうほう[銃砲]** [名]弾丸を使う武器をまとめていうことば。小銃・大砲など。「―所持を禁ずる」 **じゆうぼうえき[自由貿易]** [名]国家の制限を受けずに、外国と自由にできる貿易。↔保護貿易 **じゆうほうにん[自由放任]** [四漢]各自の自由にまかせて、口出ししないこと。また、経済活動を各人の自由にまかせて、国家が干渉しないこと。 **じゅうぼく[従僕]** [名]男の召使い。下男。[下僕・しもべ] **じゆうほんぽう[自由奔放]** [四漢]なんの束縛も受けず、他人の目も気にせずに思うままにふるまうようす。「―な性格」「―に生きる」 **シューマイ[焼売]** [名]中華料理の一つ。ひき肉などに野菜のみじん切りをまぜたものを、小麦粉の皮で巾着の形に包み、蒸した料理。▽中国語。 **じゅうまい[従妹]** [名]年下の女のいとこ。↔従姉 **しゅうまく[終幕]** [名]①芝居の最後の一幕。↔序幕②芝居が終わること。[閉幕・終演]③ものごとが終わること。「難事件もようやく―をむかえた」[終局・終結] **しゅうまつ[終末]** [名]ものごとの終わり。「二〇世紀もーに近づく」 **しゅうまつ[週末]** [名]一週間の終わり。金曜日の夜または土曜日から、日曜日にかけてをさす。ウィークエンド。 <619> **シューマン** [人名]一八一〇ー五六年。ドイツのロマン派の作曲家。ピアノ曲に秀作が多く、ほかに歌曲・室内楽・交響曲などの作品もある。代表作「子供の情景」「詩人の恋」。[Robert Alexander Schumann] **じゅうまん[充満]** [名・スル]気体やにおいなどが満ちあふれること。「けむりが部屋に―する」 **じゅうまんおくど(十万億土)に旅立つ** 死ぬ。▽「十万億土」は、この世から極楽浄土までのあいだにある、数多くの仏国土という意味。 **しゅうみつ[周密]** [形動]細部まで神経がいきとどくようす。注意がいきとどいていて手ぬかりのないようす。「―な計画」[周到] **しゅうみん[就眠]** [名・スル]ねむりにつくこと。「―時間」 **じゅうみん[住民]** [名]その土地や地域に住んでいる人。 **じゅうみんうんどう[住民運動]** [名]地域の特定の問題に対して、住民が自分たちの意見を政治に反映させて解決するためにおこなう運動。公害や開発の問題とともにあらわれた。 **じゆうみんけんうんどう[自由民権運動]** [名]明治初期、藩閥政治を打破し、議会政治を確立しようとした運動。板垣退助らを中心に、憲法制定や国会開設などを要求した。 **じゅうみんぜい[住民税]** [名]地方税の一つ。都道府県や市町村が、そこに住んでいる人やそこにある会社などから集める税金。 **じゅうみんとうひょう[住民投票]** [名]地方公共団体の住民が、その地方に限り適用される法律などに対して、賛否を投票によって決すること。国民表決。レファレンダム。 **じゅうみんひょう[住民票]** [名]住民の氏名・生年月日・性別・世帯主との続きがらなどを、世帯別に記録したもの。市町村役場に備えてある。 **しゅうめい[襲名]** [名・スル]歌舞伎俳優や落語家などが、親や師匠などの芸名をうけつぐこと。「―披露の舞台」 **じゅうめん[渋面]** [名]不きげんそうな顔つき。にがにがしい顔つき。しかめっつら。「―をつくる」 **じゅうもう[絨毛]** [名]小腸・十二指腸などの粘膜に、毛のように並ぶ小突起。平面より総面積が大きいので、栄養分を多く吸収することができる。 **しゅうもう(衆盲)象を摸す** 「群盲象を撫でる」に同じ。 **しゅうもく[衆目]** [名]多くの人々の見かた。「―の一致するところ」 **しゅうもん[宗門]** [名]一つの宗教の中で、いくつかに分かれたグループの一つ。[宗旨・宗派] **じゅうもんじ【十文字】** [名]十の字形に、二つの直線が縦・横に交わる形。「道が―に交わる」 **しゅうや[終夜]** [名・副]ひとばんじゅう。「―運転」「車を―とばしてかけつける」 **しゅうやく[集約]** [名・スル]多くのものを集めて一つにまとめること。「意見を―する」 **じゅうやく[重役]** [名]会社を経営する重要な地位にある人。取締役など。[役員] **じゅうやく[重訳]** [名・スル]原文を翻訳したものを、さらに別の外国語に翻訳すること。また、そのようにして翻訳したもの。「ちょうやく」とも。 **しゅうらん[収攬]** [名・スル]人々の心をうまくつかむこと。「政治的に人心を―する」▽「攬」はとりまとめること。文章語。 **じゅうゆ[重油]** [名]石油の原油から、揮発油・軽油・灯油などをとりのぞいたあとに残った黒い油。燃料やアスファルトなどに使う。 **しゅうゆう[周遊]** [名・スル]あちこちを広く旅して回ること。「北海道―の旅」 **しゅうゆうけん[周遊券]** [名]ある地域内を自由にまわれる割引切符。 **しゅうよう[収用]** [名]公用のために、国や地方公共団体が、土地や建物などを強制的に買いとること。「道路拡張のために土地を―する」 **しゅうよう[収容]** [名・スル]人やものを、特定の場所に入れること。「―人員」「難民を―する」 **しゅうよう[修養]** [名]学問を修め、人格を高めるよう努めること。「―を積む」「―がたりない」 **じゅうよう[重要]** [形動]非常にたいせつで必要なようす。「―書類」「―な任務」 **じゅうようし[重要視]** [名・スル]非常にだいじなものと考えること。また、そう考えてたいせつにあつかうこと。重視。「デザインよりも機能性を―する」 **じゅうようぶんかざい[重要文化財]** [名]国が保護するために法律で指定した、価値の高い建物や美術品など。略して「重文」とも。「―の保護」 **じゅうようむけいぶんかざい[重要無形文化財]** [名]文部大臣が、演劇や工芸などの分野で、その技術を文化遺産として継承すべき価値があると指定した個人(=人間国宝)および団体。 **しゅうらい[襲来]** [名]激しい勢いでおそいかかってくること。「暴風雨の―にあう」「寒波がーする」 **じゅうらい[従来]** [名・副]いままで。これまで。「―どおりにおこなう」 **しゅうらく[集落・聚落]** [名]都市部の外で人家が集まっているところ。「山間の―」 **じゅうりつ[自由律]** [名]短歌や俳句を、五・七・五・七・七(三一文字)や五・七・五(一七文字)の伝統的な形式にとらわれず、自由に詠むこと。 <620> **じゆうりつはいく【自由律俳句】** [国語]季題[い]や五・七・五の一七音にとらわれずにつくる俳句。河東碧梧桐[懃甃]・荻原井泉水[罐惣すぃら]が提唱し、のちに尾崎放哉・種田山頭火[熱びりから]が出た。▽たとえば、「呟きをしても一人」(放哉)、「分け入っても分け入っても青い山」(山頭火)など。 **しゅうりょう【収量】** [名]収穫の分量。 **しゅうりょう【秋涼】** [名]①秋のすずしい風。「―の候」▽多く、手紙文のあいさつに使う。 ②陰暦八月の別名。 **しゅうりょう** [日]【修了】[名]「[ス凹]きめられた学業や課程をすべて学びおえること。「中学校の課程を―したことを証する」 **しゅうりょう** [【つかいわけ】]→「完了」を見よ。 **しゅうりょう** [目]【終了】[名]始まって続いていたことがすっかり終わること。「試合が―する」 [対]開始 **しゅうりょう** [【つかいわけ】]→「完了」を見よ。 **しゅうりょう【十両】** [名]すもうの番付[説]で、幕下[り]より上で、前頭[がし]以上を関取[とり]という。▽昔、給金が年一〇両だったことから。 **じゅうりょう【重量】** [名]①おもさ。めかた。「―を測る」 ②目方が重いこと。「―級」「―感」 [⇔]軽量 **じゅうりょうあげ【重量挙げ】** [名]バーベルを両手で持ちあげ、その重さを競[きそ]う競技。オリンピック種目の一つ。体重別に級を分け、挙げかたによってスナッチ(=引き上げ)・ジャーク(=差し上げ)の二種目があり、合計の重さで争う。ウエートリフティング。 **じゅうりょく【重力】** [名]地球が、地球上の物体を引きつける力。「―加速度」 **しゅうりん【秋霖】** [名]秋に長く降りつづく雨。秋の長雨[勢]。 **じゅうりん【×蹂躙・蹂躪】** [名]「ふみにじること。権力や暴力などを使って、他人の権利をおかしたり、社会の秩序を乱したりすること。「隣国[説]の国土を―する」「人権―」 **ジュール** [図][造語]エネルギー・仕事・熱量の単位。一ジュールは、一ニュートンの力が物体を一メートル動かすエネルギー量で、○・二四カロリー。記号はJ。イギリスの物理学者ジュールの名から。一joule **シュールレアリスム** [名]一九二〇年ごろ、フロイトの精神分析学の影響[もり]を受けておこった芸術上の主義。現実をはなれ、心の奥底の世界などに価値を求める。詩人のブルトンや画家のダリらが代表。超[ちょう]現実主義。シュール。-surréalisme **しゅうれい【秀麗】** [形動]とてもすぐれていて、しかも美しいようす。「富士山の―な姿」「眉目「―」 **しゅうれい【秋冷】** [名]秋の深まりを感じさせる、冷えびえとした気候。「―の候」▽多く、手紙文のあいさつに使う。 **じゅうれつ【縦列】** [名]縦に並ぶこと。縦に並んだ列。 [対]横列[梦] **しゅうれっしゃ【終列車】** [名]その日のダイヤの最後の列車。 [圏]終電 [⇔]始発列車 **しゅうれん** [□]【修練・修鍊】[名][函]精神や技術をきたえること。「身を―する」 [圏]鍛練[悠] **しゅうれん** [■]【習練】[名][凸]上達するために、くりかえし習うこと。練習。「―のたまもの」 **しゅうれん【収斂】** [名]⊕ちぢむこと。ちぢめること。「血管が―する」 ②「集束」に同じ。 ③「収束②」に同じ。 **しゅうろう【就労】** [名][函]仕事に就いていること。「―時間」 [類]就業 **じゅうろうどう【重労働】** [名]激しく体力を使う、きつい仕事。「今度の仕事は―だ」 **しゅうろく** [日]【収録】[名]「①書物・新聞・雑誌などに記事としてのせること。 [類]掲載[誌] ②録音や録画をすること。「年始番組を―する」 **しゅうろく** [【集録】][名]「[スと]残しておきたいものをあちこちから集め、本などにまとめること。「エッセーを―する」 **じゅうろくミリ【十六ミリ】** [名]はばが一六[心]の映画フィルム。また、そのフィルムを使った映画。 **しゅうろん【宗論】** [名]仏教で、宗門の教義に関する論議。また、異宗派との教義上の論争。 **しゅうわい【収賄】** [名]「[スと]わいろを受けとること。「―の罪にとわれる」→贈賄 **ジューンブライド** [名]六月の花嫁[誤]。六月は結婚・家庭の守護神ジュノーの月であることから、西洋では、この月に結婚する女性は幸福になれるという。| June bride **しゅえい【守衛】** [名]官庁・会社・病院などで、人の出入りを監視したり、建物を警備[ぃ]する役目。また、警備する人。 **じゅえき【樹液】** [名]樹木にふくまれる液。樹木からにじみでる液。 **ジュエリー** [名]宝石とアクセサリー。宝石を使った装身具。宝飾品。|jewelry **しゅえん【主演】** [名]「映画や演劇などで、主役を演じること。また、その人。「―男優賞」 [⇔]助演 **しゅえん【酒宴】** [名]酒を飲んでさわぎ、楽しむこと。 [さかさん]。 **シュガー** [図][造語]砂糖。「―ポット」「ーレス」」sugar **しゅかい【首魁】** [名]悪者の首領。「―をとらえる」▽「魁」は、かしらのこと。 **じゅかい【樹海】** [名]森林が広[びろ]と連なり、上から見下ろすと海のように見えるところ。 **しゅかく【主客】** [名]①主人と客。 ②おもなものと、それに付属するもの。主体と客体。とも。 ③文法で、主語と客語(=目的語)。「しゅきゃく」 **しゅかくてんとう【主客転倒】** [四漢]主と従の位置関係が逆転すること。ものや人の順序・軽重・立場などをとりちがえること。 [圏]本末転倒 <621> **しゅかくてんとう【主客転倒】** 主と従の位置・関係が逆転すること。ものや人の順序・軽重・立場などをとりちがえること。 **しゅかん【主幹】** ある仕事の中心となる人物。主任。「編集―」 **しゅかん【主観】** ①ものごとについての個人的な見かたや考えかた。「―がはいった見かた」 ②ものごとを感じたり見たり聞いたりおこなったりする、心のはたらきをもつ主体。↔客観 **しゅがん【主眼】** ものごとのもっともだいじな点。たいせつなねらい。「体力向上に―を置く」 **しゅかんてき【主観的】** じゅうぶんな根拠や理由がなく、自分だけの考えかたや感じかたにもとづくようす。「―な意見」「―描写」↔客観的 **しゅき【手記】** 自分で自分の体験や感想などを書きしるしたもの。「獄中の―を公開する」 **しゅき【酒気】** 酒くさい息。また、酒を飲んで酔っているようす。「―をおびて運転してはならない」 **しゅき【朱熹】** 一一三〇—一二〇〇年。中国、南宋の儒学者。先行する学説をまとめ宋学を大成した。天地自然に従って生きることを理想とする考えは、朱子学と呼ばれ、儒学の正統とされた。朱子。著書に「四書集注」「資治通鑑綱目」など。 **しゅぎ【主義】** ●いつも変わらない主張や考え。「菜食―」「自分の―主張をつらぬく」 ②社会体制を支える思想。「民主―」 **しゅきゃく【主客】** →「しゅかく」 **しゅきゅう【守旧】** 旧習を守ること。「一派」 **しゅきゅう【首級】** 討ちとった敵の首。しるし。「―をあげる」▽昔、中国で敵の首をとるごとに位が一級ずつ上がったことから。 **しゅきゅう【受給】** 配給や年金などを受けること。「年金―者」 **しゅきゅう【需給】** 需要と供給。「―のバランスがくずれる」 **しゅきょう【酒興】** 酒を飲んで愉快な気分になること。また、酒席でいい気分になってする座興。 **しゅぎょう【修行】** 学問や技術のうでをみがくため、努力すること。「まだーがたりない」「武者ぃゃ―」 ②仏の教えを学び、りっぱな僧になるため、仏道にはげむこと。「寺でーする」 **じゅきょう【儒教】** 孔子の考えをもとにした中国の政治・道徳思想。「仁」を根本とする。 **じゅきょう【×誦経】** →「ずきょう」 **じゅぎょう【授業】** 学校などで、学問や技術を教えること。「―を受ける」「一料」 **しゅぎょく【珠玉】** ⊕真珠や宝石。 ②美しいもの。すぐれたもの。とくに、芸術作品にいう。「―の短編」「―の作品」 **しゅく [祝](祝)** ネ・5画 全9画 祝祝祝祝 めでたいことを、よろこぶ。いわう。 シュク 祝賀[しゅくが] 祝辞[しゅくじ] 祝日[しゅくじつ]、祝典[しゅくてん]、祝福[しゅくふく] 慶祝[けいしゅく] 奉祝[ほうしゅく] シュウ 祝儀[しゅうぎ] 祝言[しゅうげん], 祝着[しゅうちゃく] いわう 入学を祝い[いわう] 前祝い[まえいわい] **しゅく [宿]** ・8画 全11画 宿宿宿宿 ①自分の家でないところに、かりにとまる。また、とまるところ。「三島の―」②前々からの。あらかじめの。③星座。 シュク 宿直[しゅくちょく] 宿泊[しゅくはく] 一宿一飯[いっしゅくいっぱん]、野宿[のじゅく] ②宿願[しゅくがん]、宿業[しゅくごう] 宿題[しゅくだい]、宿敵[しゅくてき] 宿命[しゅくめい] ③宿曜[しゅくよう] 二十八宿[にじゅうはっしゅく] やど 宿替え[やどがえ] 宿屋[やどや] 定宿[じょうやど], やどる・やどす 心に宿る[やどる] 雨宿り[あまやどり]/子を宿す[やどす] 宿世[しゅくせ]、宿禰[すくね]、宿直[とのい]、宿酔[ふつかよい] **しゅく [縮]** 糸・11画 全17画 縮縮縮縮 小さくなる。小さくする。ちぢめる。ちぢこまる。 シュク 縮尺[しゅくしゃく] 縮小[しゅくしょう] 縮図[しゅくず] 畏縮[いしゅく] 恐縮[きょうしゅく] 収縮[しゅうしゅく] 短縮[たんしゅく] ちぢむ・ちぢまる・ちぢめる 寿命が縮む[ちぢむ] 縮み織り[ちぢみおり] 伸び縮み[のびちぢみ]/丈が縮まる[ちぢまる]/差を縮める[ちぢめる] ちぢれる・ちぢらす 布が縮れる[ちぢれる]/髪を縮らす[ちぢらす] 縮緬[ちりめん] **しゅく[叔]** 又・6画 叔叔叔叔 父母の弟・妹。②きょうだいの順で、三番目。 シュク 叔父[しゅくふ] 叔母[しゅくぼ] ②伯仲叔季[はくちゅうしゅくき] **しゅく [淑]** ・8画 全11画 淑淑淑淑 ●女性が、もの静かで上品である。しとやかである。②尊敬して、したう。 シュク 淑女[しゅくじょ] 淑徳[しゅくとく] 貞淑[ていしゅく] ②私淑[ししゅく] **しゅく [粛] (肅)** 聿5画 全11画 粛粛粛粛 ●静かに音を立てないようにする。②心をひきしめ、厳しくする。つつしむ。 シュク 粛然[しゅくぜん]、静粛[せいしゅく] ②粛静[しゅくせい]、厳粛[げんしゅく] 自粛[じしゅく] **しゅく 【宿】** →漢字項目を見よ。 <622> **しゅく[熟]** [熟熟熟熟] ・11画 全15画 ①くだものなどが、じゅうぶんに実る。うれる。☆ [生なま]②じゅうぶんに・・・する。③じゅうぶんな状態になる。「「熟す」を見よ。 ジュク 熟柿〈完熟[硫く]未熟[ゅく]②熟考[ゅっ] 熟睡熟知熟読 ③熟成[塾]熟達《熟練、円熟習熟 うれる 実が熟[う]れる 熟[っ]む熟[う]す 熟[っく]づく熟[っらっ]ら熟寝[らま] **じゅく[塾]** [塾塾塾塾] 土・11画 全14画 勉強やそろばんなどを教えるために、個人が開いている小さな学校。「放課後は―に通う」 ジュク 塾生塾長進学塾[がく]村塾[んく] **しゅくあ【宿×痾】** [名]長いあいだ治らない病気。持病。▽「痾」は、病気のこと。文章語。 **しゅくい【祝意】** [名]祝いの気持ち。「―を表[ぃょう]する」 [対]弔意[ょう] **しゅくえき【宿駅】** [名]「宿場」に同じ。 **しゅくえん【祝宴】** [名]めでたい祝いの宴会。「―をはる」 **しゅくえん【宿縁】** [名]仏教で、前世[幌]の因縁[訟]。 「―浅からず」▽古くは「すくえん」と読んだ。 **しゅくが【祝賀】** [名]喜び祝うこと。「ーパレード」 **しゅくがん【宿願】** [名]長いあいだ、心の中にもっていた強い願い。「―を果たす」「 [願]念願・宿望 **じゅくご【熟語】** [名]二つ以上の単語が結びついてできたことば。また、二つ以上の漢字が結びついてできたことば。たとえば、「取り引き」「学校」など。 **しゅくごう【宿業】** [名]仏教で、前世[幌]でおこなった善悪の行為[う]。また、それによって現世[幌]で受ける報[むくい]。「すくごう」とも。「―の報い」 **しゅくさいじつ【祝祭日】** [名]祝日と祭日。 **しゅくさつ【縮刷】** [名]印刷物を、もとの大きさより縮めて印刷すること。「新聞の―版」 **しゅくし【祝詞】** [名]祝いのことば。祝辞。↔弔詞[しゅくし]▽「のりと」と読めば別の語。 **しゅくじ【祝辞】** [名]祝いの気持ちを述べることば。「ごーをいただく」→弔辞[ょう] **じゅくし【熟思】** [名]「とよくよく考えること。深く考えること。「―熟考の上」 **じゅくし【熟視】** [名]「じっくりと、よく見つめること。「前方を―する」 [類]凝視[ょう] **じゅくし【熟柿】** [名]よく熟したカキ。 **じゅくじくん【熟字訓】** [国]二字以上の漢字で書いたことばに、特定の日本語の訓をあてて読むこと。「昨日」を「きのう」、「紅葉」を「もみじ」と読むなど。 **しゅくじつ【祝日】** [名]祝いの日。とくに、国の定めた「国民の祝日」。たとえば、「みどりの日」「こどもの日」など。 [鬨]祝祭日・祭日・旗日[呢] **しゅくしゃ【宿舎】** [名]①とまるところ。やど。「国民―」「代表チームの―」▽団体で利用するところに言うことが多い。 ②公務員や団体職員のためにつくられた住宅。 **しゅくしゃ【縮写】** [名]「もともとの大きさより小さく縮めて写すこと。また、その写したもの。「地図を―してのせる」 **しゅくしゃく【縮尺】** [名]「[凶]地図や設計図などを、実物よりも小さく縮めて書くこと。また、縮める割合。「―五万分の一」 **しゅくしゅ【宿主】** [名]寄生生物が寄生する、相手の生物。たとえば、アニサキスが寄生しているサバやイカなど。 **しゅくしゅく【粛粛】** [形動]おごそかで気持ちがひきしまるようす。「―と進む行列」「―たる面持[もち]」 **しゅくじょ【淑女】** [名]上品で、しとやかな女性。レディー。 [対]紳士 **しゅくしょう【縮小】** [名][丕]ものの大きさや規模・数量などを小さくすること。また、小さくなること。「―印刷」「経営を―する」「面積が―する」 [対]拡大▽「縮少」は誤り。 **しゅくしょうかい【祝勝会】** [名]試合などの勝利を祝う会。 **しゅくしょうさいせいさん【縮小再生産】** [名]生産がくりかえされるたびに生産規模が小さくなること。生産設備に投資するよりも、その減耗[就]分が大きく、生産能力が低下して生産力が減少していくこと。 [対]拡大再生産・単純再生産 **しゅくず【縮図】** [名]もとの形のまま縮めた図。▽ものごとを凝縮したありさまのたとえにも使う。「人生の―」 **じゅくす【熟す】** [国]①くだものが食べごろになる。よくうれる。「熟した柿[がき]」 ②何かをするのにちょうどいい、またはじゅうぶんな状態になる。「機が―のを待つ」 ③技芸などに慣れてじょうずになる。円熟する。「熟したわざ」「熟した表現」 ▼「じゅくする」とも。 **じゅくすい【熟睡】** [名][函]ぐっすりねむること。[類]熟眠・安眠 **しゅくせ【宿世】** [名]→「すくせ」 **しゅくせい** [日]【粛正】[名]「[スと]厳しくとりしまって、不正をとりのぞくこと。「→綱紀―」 **しゅくせい** [【粛清】][名]組織の中の反対派を追放すること。「反対分子の―」「血の―」 **じゅくせい【塾生】** [名]塾で学ぶ学生や生徒。 **じゅくせい【熟成】** [名][函]時間をかけてしこんだ発酵食品などが、じゅうぶんできあがること。また、年月を経て構想ができあがること。「酒が―する」 **しゅくぜん【粛然】** [形動]気持ちをひきしめ、静かにかしこまるようす。「―としてえりを正す」 **しゅくだい【宿題】** [名]①あらかじめ示して考えさせる問題。とくに学校で、児童・生徒が家に持ち帰ってするようにあたえる問題。「―を忘れる」 ②解決されないまま、あとにもちこす問題。「これは次の会までのーとしよう」 **じゅくたつ【熟達】** [名][図]』経験を積んですっかり慣れて、じょうずになること。「英会話に―する」 [圏]熟練 <623> **じゅくち[熟知]** [名・スル]じゅうぶんに知りつくしていること。「仕事内容を―する」 **しゅくちょく[宿直]** [名・スル]会社や学校などで、夜間の警備などのために、職員が交替りでとまりこむこと。また、その人。「今夜は―だ」 **しゅくてき[宿敵]** [名]ずっと長いあいだ争いつづけている敵。「決勝戦は―どうしの争いとなる」 **しゅくぼう[宿望]** [名]長いあいだもっている強い希望。「しゅくもう」とも。「―をとげる」 **しゅくめい[宿命]** [名]生まれる前からきまっていて、人の力では変えることのできない運命。「これもーとあきらめる」「―的な出会い」[天命・因縁] **ジュグラー** [人名]一八一九ー一九〇五年。フランスの経済学者・医者。恐慌は景気循環の一局面にすぎないことを発表した。その景気の動向は、「ジュグラー循環」「ジュグラーの波」といわれる。[Joséph Clément Juglar] **じゅくりょ[熟慮]** [名・スル]時間をかけて、じっくりとじゅうぶんに考えること。 **じゅくりょだんこう[熟慮断行]** [四漢]じっくりと考えたうえで、思いきりよくおこなうこと。 **じゅくれん[熟練]** [名・スル]ある仕事や技術に慣れてじょうずなこと。「―者」「―工」[熟達・習熟] **しゅくん[主君]** [名]自分が家来として仕えている主人。 **しゅくん[殊勲]** [名]特別にすぐれたてがら。功績。「最高—選手」 **しゅけい[主計]** [名]経理・会計をつかさどること。「大蔵省――局」「海軍――中尉」 **しゅげい[手芸]** [名]編み物やししゅうなどのように、手さきを使ってする工芸。「―教室」 **じゅけい[受刑]** [名・スル]刑罰の執行を受けること。「―者」 **しゅけん[主権]** [名]国家の政治のありかたをきめる最高の権力。「―者」「―在民」 **じゅけん** [名・スル]①検査・検定を受けること。「学力検査を―する」②[名]試験を受けること。「―勉強」「高校を―する」▽入学試験をさすことが多い。 **しゅけんこっか[主権国家]** [名]主権・領域・国民をもつ独立国家。ほかの国の支配を受けず、干渉されることもない。 **しゅけんざいみん[主権在民]** [名]国を治める最高の権力が国民にあること。国民主権。民主主義の原理とされる。 **じゅけんじごく[受験地獄]** [名]入学試験のはげしい競争で、受験生が非常に苦しむ状態を地獄の苦しみにたとえたことば。 **しゅげんしょう[朱元璋]** [人名]一三二八ー一三九八年。中国、明の初代皇帝。太祖。洪武帝。元末の紅巾の乱に参加して指導権をにぎり、元をしりぞけて中国を統一し、独裁体制をつくった。 **しゅげんどう[修験道]** [名]仏教で、役小角を開祖とし、山中で修行したり、加持祈禱したりする密教の一派。 **しゅご[主語]** 文法で、「何が」などにあたる文節。「どうする」「どんなだ」「何だ」「〜である」などにあたる文節を述語というのに対していう。たとえば、「空が青い」では、「空が」を主語という。↔述語▽「~が」の形でなくても、「雨さえ降ってきた」「私だけ帰る」「書くのがめんどうだ」などの「・」印のついた文節は主語である。日本語では、ヨーロッパ語でいう「主語」のない文も多く、とくに、「私ハ水ガ飲みたい」などの「私ハ」と「水ガ飲みたい」を「主題と説明」とする意見や、「水ガ」を「対象語」とする意見もある。 **しゅご[守護]** [名・スル]①安全に守ること。「―神」②[名]鎌倉時代に、幕府が設けた職名で、軍事や警察などの仕事をした。のちには政治の実権をもにぎり、守護大名となった。 **しゅこう[首肯]** [名・スル]相手の言うことになっとくし、うなずくこと。「その説は―できる」 **しゅこう[趣向]** [名]ものごとをおもしろくするためのくふう。「―をこらした演出」 **しゅこう[酒肴]** [名]酒と、酒のさかな。「―をととのえる」「―料」▽文章語。 **しゅごう[酒豪]** [名]酒に強い人。おおざけのみ。 **じゅこう[受講]** [名]講義や講習を受けること。「―料」 <624> **しゅこうぎょう[手工業]** [名]簡単な道具で、手さきにたよって品物を生産する小規模な工業。自宅で、家族ぐるみでおこなうことが多い。↔機械工業 **しゅこうりょう[酒肴料]** [名]①他人に招待されたときなどに包むかね。②酒肴をふるまう代わりとしてわたすかね。 **しゅごだいみょう[守護大名]** [名]室町時代に、幕府から支配をまかされていた国で領主化した守護。国内の武士を家臣とし、応仁の乱のころまで勢力を保った。 **しゅごん[儒艮]** [名]ジュゴン科の哺乳動物。海にすむ。形はクジラに似、胸びれと尾びれをもつ。▽昔、人魚とまちがわれた。 **しゅさ[主査]** [名]中心となって調査や審査をする役。また、その役をする人。 **しゅさい** [名・スル]①人々をまとめ、中心となってものごとをおこなうこと。また、その役の人。「劇団の―者」「俳句雑誌を―する」②[名]中心になって、会合や行事などのおもよおしをおこなうこと。また、そのまとめ役の人や団体。「新聞社―の展覧会」 **しゅざい[取材]** [名・スル]ある出来事や事件などから、報道記事・作品・研究の材料をとること。また、そのために関係者から話を聞いたり調べたりすること。「―活動」「―カメラマン」 **しゅざん[珠算]** [名]そろばんを使ってする計算。「たまざん」とも。 **しゅし** [名]①文章や話などのいちばんの中心となる内容や意味。言いたいことの中心。[主意]「話の―をつかむ」②[名]ことをするにあたっての目的や理由。[趣意]「大会の―に反する」③文章や話などで、おもに言おうとしていることがら。おもむき。「手紙の―」「申し出の―を了解する」 **しゅし[種子]** [名]植物のたね。水分や温度などの条件がととのうと芽を出す。 **しゅし[朱子]** [人名]「しゅき」 **しゅじ[主事]** [名]役所や学校などで、その事務を責任をもっておこなう職。また、中心となって事務をあつかう人。「指導―」 **じゅし[樹脂]** [名]針葉樹などから出る、ねばねばした液。空気にふれると固体になる。まつやになど。 **しゅじい[主治医]** [名]①何人かの医師の中で、中心となってその患者の治療をうけもつ医師。②いつも診察をしてもらう、かかりつけの医師。ホームドクター。 **しゅしがく[朱子学]** [名]中国、南宋の朱熹が大成した儒学の一派。大義名分を重んじる。日本には鎌倉末期に伝わり、江戸時代に官学として幕府の思想的な柱となった。林羅山や新井白石らの学者が出た。宋学。 **しゅじく[主軸]** [名]①中心となる軸。主要な軸。②機械で、原動機から動力を直接受けて伝える軸。③中心になってものごとを動かす人。「チームのー」 **しゅししょくぶつ[種子植物]** [名]花が咲いて種ができる植物をまとめて呼ぶことば。裸子植物(マツ・イチョウなど)と被子植物(イネ・キクなど)に分けられる。顕花植物。↔胞子植物 **しゅしゃ[取捨]** [名・スル]とることと捨てること。よいものや必要なものをとり、悪いものや不要なものを捨てさること。「―選択」 **じゅしゃ[儒者]** [名]①儒学を修めた学者。また、儒学を教える学者。儒学者。儒家。②江戸時代の幕府の職名の一つ。代々、林氏(林羅山が有名)がその任を務め、将軍に講義した。 **しゅじゃく[朱雀]** [名]天の四神の一つ。南をつかさどる。▽古くは「すざく」とも。他の三神は、玄武・青竜・白虎。 **しゅしゃせんたく[取捨選択]** [四回]よいものをとり、悪いものを捨てること。必要なものをとり、不必要なものを捨てること。「―の基準を定める」 **しゅしゅ[守株]** [名]古い慣習やしきたりをいたずらに守るばかりで、融通のきかないこと。▽たまたま切り株に当たって死んだウサギを見て、それからは毎日働かないで切り株だけを見張っていたという故事(中国、「韓非子」)から。 **じゅじゅ[種種]** [名・形動]種類が多いようす。いろいろ。さまざま。「―雑多」「―とりそろえる」 **じゅじゅ[授受]** [名・スル]あたえることと受けとること。やりとり。うけわたし。「金銭を―する」 **しゅじゅう[主従]** [名]主人と従者・家来。主であるものと、それに従うもの。「―の関係」 **しゅじゅざった[種種雑多]** [四漢]さまざまな種類ものが、ごったに入りまじっているようす。 **しゅじゅそう[種種相]** [名]さまざまな姿。「社会の―」 **しゅじゅつ[手術]** [名・スル]医師が病気やけがを治すために、からだを切りひらいたり悪いところを切りとったりして、治療すること。「外科―」 **じゅじゅつ[呪術]** [名]超自然的・神秘的な力を借りて、望むような現象を起こさせようとすること。まじない。雨ごいなど。 **しゅしょ[朱書]** [名・スル]朱で書くこと。また、朱で書いたもの。 **しゅしょう[主将]** [名]①全軍の総大将。首将。②スポーツ競技などで、チームを率いる選手。キャプテン。 **しゅしょう** [名・スル]①中心となって、意見や主張などを唱えること。②[名]意見や主義などをまっさきに唱えはじめること。 **しゅしょう[首相]** [名]「内閣総理大臣」のこと。宰相。「―の座」▽首席の大臣という意味。 **しゅしょう[殊勝]** [形動]年齢や経験が少ないのに、おこないや心がけがよくて感心なようす。「―な心がけ」「―にもつらい仕事を買ってでる」 **しゅじょう[主情]** [名]理性(知性)や意志よりも感情を重んじること。「―的歌風」「一主義」↔主知 **しゅじょう[衆生]** [名]仏教で、この世の中のすべての生きもの。生命あるものすべて。 <625> **じゅしょう** [名・スル]①勲章や記章を受けること。「文化勲章——者」↔授章②[名・スル]賞をもらうこと。「アカデミー賞―の喜び」↔授賞 **じゅしょう[授章]** [名]勲章や記章を授けること。↔受章 **じゅしょう[授賞]** [名]賞を授けること。「―式」→受賞 **しゅじょうさいど[衆生済度]** [四漢]仏が衆生を迷いの苦しみから救って、さとりの境地に導くこと。 **しゅしょく[主食]** [名]ふだんの食事の中心となる食物。わが国では、ごはん・パンなど。↔副食 **しゅしょく[酒色]** [名]酒と女。「―におぼれる」 **しゅしん[主審]** [名]競技の審判員の中で、中心となって審判する人。↔副審▽野球では、球審。 **しゅじん[主人]** [名]①一家の中心になる人。あるじ。「一家のー」②自分の仕える人。だんな。③妻が他人に、夫をさしていうことば。④店の経営者。 **じゅしん[受信]** [名・スル]①通信・放送などの電波を受けること。「海外のラジオ放送を―する」→送信②郵便物や電報を受けること。↔発信 **じゅしん[受診]** [名・スル]医者の診察や検診を受けること。「早期に―する」 **じゅしんき[受信機]** [名]電信・電話・テレビ・ラジオなどからの信号を受けとる装置。↔送信機・発信機 **しゅじんこう[主人公]** [名]小説・演劇・映画などに登場する人物の中で、もっとも中心となる人物。▽男性をヒーロー、女性をヒロインともいう。 **しゅす[繻子]** [名]縦糸か横糸がきだすように織った、なめらかでつやがある厚地の織物。帯などにする。サテン。 **じゅず[数珠・珠数]** [名]たくさんの小さな玉に糸を通して輪にしたもの。仏を拝むときに手にかけて使う。念珠。「ずず」とも。▽ふつう、煩悩の数に合わせて一〇八個の玉がついている。 **じゅすい[取水]** [名・スル]水源から必要な水をとりいれること。「水道の―ロ」 **じゅすい[入水]** [名・スル]海や川などに飛びこんで自殺すること。投身。みなげ。「にゅうすい」とも。 **じゅずつなぎ[数珠繋ぎ]** [名]数珠のように、多くのものがひとつなぎであること。「渋滞で車が―だ」 **じゅずなり[数珠生り]** [名]じゅず玉のようにたくさん並ぶこと。「―のみかん」 **じゅそ[呪詛]** [名]うらみのある人に災いが起こるようにと、神仏にいのること。のろい。 **じゅぞう[受像]** [名・スル]放送された電波を受けて、テレビ画面に像を映しだすこと。「―機」↔送像 **じゅぞう[受贈]** [名・スル]おくりものを受けること。「―雑誌」↔寄贈 **しゅぞく[種族]** [名]①同じ祖先から出て、同じ言語や風俗・習慣などをもつ民族の集団。[部族]②動植物などで、同じ種類に属するもの。[種] **しゅせい[守勢]** [名]敵の攻撃から自分の身を守ること。防御だけの態勢。しゅぜい。「―にまわる」「―に立つ」→攻勢 **しゅせい[酒精]** [名]エチルアルコール。「―分」 **しゅせき[手跡]** [名]その人の書いた文字。筆跡。筆のあと。 **しゅせき** [名]①国家や党などの第一位にいる人。最高指導者。「国家――」②[名]席次や地位が第一位であること。一番。「―で卒業する」「―奏者」[首位] **しゅせき[酒席]** [名]酒宴の席。宴会の席。宴席。「―にはべる」「―の座興」 **しゅせきさん[酒石酸]** [名]ブドウなどの果実にあるすっぱい成分。無色の結晶。ジュースなど、清涼飲料水に使う。 **しゅせん[主戦]** [名]①解決の方法として、戦争の開始や継続を主張すること。「―論」↔反戦②スポーツで、戦いの主力となること。「―投手」 **しゅせんど[守銭奴]** [名]かねを使わず、ためることばかり考えている欲の深い人。[吝嗇家] **しゅたい[主体]** [名]①他に対して、意志や行動をはたらきかけるもの。「―的に活動する」↔客体②団体や組織などの主要な部分を占めるもの。「若手を―とするチーム」 **じゅせい** [名・スル]①めすの卵子とおすの精子とが結びついて、新しい個体が生じること。「―卵」②[名]人工的に、精子を卵子と結合させること。「人工―」 **しゅせいぶん[主成分]** [名]その物質を構成するおもな成分。 **しゅだい[主題]** [名]①芸術作品で作者がもっとも強く表現しようとしている題目。テーマ。②音楽で、曲の中心となる旋律。メロディー。③日本語の文で、ヨーロッパ語の主語の位置にくる名詞などを助詞「は」でうけるとき、その名詞を主語ではなく、それを題目にして、それについて説明し描写にすると考える考えかたがある。このほうが日本語の構造をよく理解できる。 **じゅたい[受胎]** [名]身ごもること。妊娠。[懐胎・懐妊] **じゅだい[入内]** [名]皇后や中宮として、儀式を経て初めて内裏にはいること。 **しゅだいか[主題歌]** [名]映画やドラマなどで、その主題をもとにつくられ、作品の中で歌われる歌。テーマソング。 **しゅたいせい[主体性]** [名]自分なりの考えをしっかりもち、責任をもって行動するような態度や性質。「―を確立する」 **しゅたいてき[主体的]** [形動]自分の意思や判断にもとづいて行動するようす。[自主的] **しゅたく[手沢]** [名]長いあいだ愛用してついた手あかやつや。「―本」 **じゅたく[受託]** [名・スル]たのまれること。たのまれて金品を預かること。↔委託 <626> **じゅだく[受諾]** [名・スル]相手のたのみごとや申しこみなどをひきうけること。「申しいれを―する」→拒絶 **しゅたる[主たる]** [連体]中心となる。おもな。「―目的」 **しゅだん[手段]** [名]目的を達成するための具体的なやりかた。てだて。「目的のためには―を選ばない」[すべ・方策] **しゅち[主知]** [名]感情や意志よりも理性や知性を重んじること。↔主情・主意 **しゅちしゅぎ[主知主義]** [名]主観や情念よりも知性や理性を重んじる立場。阿部知二に代表される。 **しゅちにくりん[酒池肉林]** [四漢]豪華をきわめた大宴会。中国、「史記」の故事、「酒をもって池となし、肉をかけて林となす(=酒は池のように、肉は林のようにたくさんある)」から出たことば。俗に、「肉」を女性のからだの意味でも使う。 **しゅちゅう[手中]** [名]自在にあつかえる自分のものとして所有していること。手のうち。「勝利を―におさめる」「敵の―に落ちる」 **じゅちゅう[受注]** [名]注文を受けること。「―が生産をうわまわる」「―伝票」→発注 **しゅちょう[主張]** [名・スル]強く持っている意見。また、自分の意見を強く言いはること。「―が通る」「自己―」「権利を―する」[主義] **しゅちょう[主潮]** [名]その時代のおもな思想の傾向。▽もと、おもな潮流という意味。 **しゅちょう[首長]** [名]組織や団体などを統率する人。とくに、行政機関の最高責任者。内閣では総理大臣、地方自治体では知事・市町村長などをさす。「―選挙」 **しゅつ[出]** ●内から外にだす。でる。↔入②外にあらわれる。あらわす。③ある場所におもむく。↔欠④そこから生まれたものであること。⑤ぬきんでる。 **シュツ・スイ** ①出荷[しゅっか] 出家[しゅっけ] 出発[しゅっぱつ] 支出[ししゅつ] 提出[ていしゅつ] 出納[すいとう] 出挙[すいこ] 出師[すいし] ②出火[しゅっか] 出現[しゅつげん] 出来[しゅったい] 出土[しゅつど] 不世出[ふせいしゅつ] 露出[ろしゅつ] ③出演[しゅつえん] 出勤[しゅっきん] 出場[しゅつじょう] 出席[しゅっせき] 出廷[しゅってい] ④出自[しゅつじ] 出身[しゅっしん] 出典[しゅってん] 嫡出[ちゃくしゅつ] ⑤出色[しゅっしょく] 傑出[けっしゅつ] でる・だす[でる・だす] 新聞に出る[しんぶんにでる]/顔を出す[かおをだす] いだす[いだす] 出汁[だし] 出鱈目[でたらめ] 見出す[みいだす] **じゅつ[述]** 考えていることを、文字やことばであらわす。 **ジュツ** 述懐[じゅっかい] 述語[じゅつご] 述作[じゅっさく] 記述[きじゅつ] 供述[きょうじゅつ] 叙述[じょじゅつ] 著述[ちょじゅつ] のべる[のべる] 申し述べる[もうしのべる] **じゅつ[術]** ①わざ。学問や技芸。②ものごとを処理する方法。手段。「世わたりのー」③はかりごと。たくらみ。④ふしぎなわざ。 **ジュツ** ①術語[じゅつご] 学術[がくじゅつ] 技術[ぎじゅつ] 芸術[げいじゅつ] 美術[びじゅつ] ②手術[しゅじゅつ] 戦術[せんじゅつ] 話術[わじゅつ] 処世術[しょせいじゅつ] ③術策[じゅっさく] 術数[じゅっすう] 術中[じゅっちゅう] ④妖術[ようじゅつ] 魔術[まじゅつ] すべ[すべ] **じゅっ・・・[十・・・]** ↓「じっ・・・」▽たとえば、「十戒」は「じっかい」、「十中八九」は「じっちゅうはっく」など。 **しゅつえん[出演]** [名・スル]映画・演劇・放送などに出て、劇や芸などを演じること。「番組の―者」 **しゅっか[出火]** [名・スル]火事を出すこと。火災が起こること。「―原因」⇔鎮火 **しゅっか[出荷]** [名・スル]荷物を送りだすこと。とくに、市場へ商品を送りだすこと。「―組合」↔入荷 **しゅつが[出芽]** [名・スル]①植物の芽が出ること。発芽。②無性生殖の一つ。母体の突起が分離してふえる。酵母などに見られる。 **じゅっかい[述懐]** [名・スル]折にふれて、心の中の気持ちや思いを述べること。「昔のことを―する」 **しゅっかん[出棺]** [名・スル]葬式のとき、死者をおさめたひつぎを送りだすこと。「午後一時―」 **しゅつがん[出願]** [名・スル]官庁や学校などに願書を出すこと。願書を出して許可を願いでること。「特許―」 **しゅつぎょ[出漁]** [名]↓「しゅつりょう」 **しゅっきん[出金]** [名・スル]かねを出すこと。また、出したかね。「―伝票」[支出]↔入金 **しゅっきん[出勤]** [名・スル]職場に働きに行く(来る)こと。「―時間」「日曜―」↔欠勤・退勤 **しゅっけ[出家]** [名・スル]仏門にはいり僧になること。俗世間をはなれ、仏道にはいること。また、その人。「―遁世の身」「―得度」[坊主]↔在家 **しゅつげき[出撃]** [名・スル]敵を攻撃するために、陣地や基地から出ていくこと。[進撃]⇔迎撃 **しゅっけつ[出欠]** [名]出席と欠席。出席か欠席か、ということ。「―をとる」 **しゅっけつ[出血]** [名・スル]①血が出ること。血液が血管の外に流れでること。「―多量」「内―」②金銭や労力などに犠牲いや損失があること。「―大サービス」 <627> **しゅっけとくど【出家得度】** [回漢]仏門にはいって「曽[そっ]となること。 **しゅつげん【出現】** [名]「いままでなかったものや見えなかったものがあらわれでること。「新兵器の―」 **しゅっこ【出庫】** [名][函]⊕倉庫から品物を出すこと。くらだし。 ②電車やバスなどを車庫から出すこと。◆ [入庫] **じゅつご【述語】** [文法]文で、「どうする」「どんなだ」「何だ」「〜である」などの説明をする文節。「何が」「何は」にあたる文節を、主語または主題というのに対していう。たとえば、「風が強い」「富士山は高い」では、「強い」「高い」が述語。 [対]主語 **じゅつご【術語】** [名]学問や技術などの専門分野で、とくに定義して使うことば。学術用語。テクニカルターム。 **しゅっこう【出向】** [名]「もとのところに籍を置いたまま、命令によって他の会社や役所に勤めること。「―社員」 **しゅっこう** [日]【出航】[図]「船が航海に出ると。「サンフランシスコへ向けて―する」 [関]出帆[赂っ]・船出 **しゅっこう** [目]【出港】[図]船が港を出ること。ふなで。「さんま漁に―する」 [↔]入港・帰港 **じゅっこう【熟考】** [名]「[函]時間をかけてよく考えること。じゅうぶんに考えをめぐらすこと。「―を重ねる」 [類]熟慮一考 **しゅっこく【出国】** [名][乏]国外へ出ること。その国、とくに自分の国を出てよその国へ行くこと。「―手続きをとる」 [←]入国 **しゅっこんそう【宿根草】** [名]地上にある葉や茎[くき]はかれるが、地下茎などが残っていて、翌年、また新しい芽を出す草。宿草。多年草。ボタン・ユリ・チューリップなど。 **じゅっさく【術策】** [名]相手をだますためのはかりごと。計略。策略。「―にはまる」「―をめぐらす」 **しゅっさつ【出札】** [名][函]駅で乗車券や入場券などを売ること。「―[ロ]」「―掛[がかり]」 **しゅっさん【出産】** [名]「子供を産むこと。「―祝いをおくる」 **しゅっし【出仕】** [名]「[函]勤めに出ること。とくに、官庁や役所に勤めること。 **しゅっし【出資】** [名][函]事業などのために、資金を出すこと。「―者」「共同で―する」 **しゅつじ【出自】** [名]その人の家がら。血統。素性[けよ5]。出身。「―を明らかにする」「―出所[ゅっ]」▽「自[ょり]出た」という意味。 **しゅっしゃ【出社】** [名][乏]会社に出勤すること。「八時に―する」→退社 **しゅっしょ** [日]【出処】[名]①世に出て官職をえることと、辞めて勤めずにいること。「―進退」▽「処」は、一定のところにとどまること。 ②「出所」に同じ。 **しゅっしょ** [Π]【出所】[名][凹]①そのものの、でどころ。出てきたところ。「―不明」 ②刑[ぃ]を終えて、刑務所から出ること。 [出獄ぃっ] **しゅっしょう【出生】** [名][乏]①人がこの世に生まれること。「―届[とどけ]」 [圏]出産・誕生 [↔]死亡 ②その土地の生まれであること。「―地」▼「しゅつせい」とも。 **しゅつじょう【出場】** [名]競技やコンテストなどに、参加すること。「予選に―する」 [←]欠場 **しゅっしょうりつ【出生率】** [名]一年間に、人口一○○○人に対して生まれた子供の数の割合。 **しゅっしょく【出色】** [名]とくに目立ってすぐれていること。「―のできばえ」 [圏]抜群・傑出[っ] **しゅつごく【出獄】** [名][亠]釈放[野く]されて、牢屋[る]や刑務所を出ること。 [圏]出所, [入獄] **しゅっしょしんたい【出処進退】** [四漢]現在ある地位や職にとどまるか、辞めるかといった、けじめのつけかた。「―を共にする」「―を明らかにする」▽「出所進退」は誤り。 **しゅっしん【出身】** [名]その土地の生まれ、その学校の卒業生であること、その団体の所属であったこと。「―地」「一校」 **しゅつじん【出陣】** [名]「戦いに出かけていくこと。「いざーの構え」「―式」「 [圏]出馬・出征 **しゅっすい【出水】** [名]「①川の水などが大量にあふれでること。また、あふれでた水。「でみず」とも。「―さわぎ」「堤防がくずれて―する」 [類]洪水 **じゅっすら【術数】** [名]はかりごと。たくらみ。計略。「権謀[咒]―」▽「数」は、はかりごとのこと。 **しゅっせ【出世】** [名]「①社会での地位や身分が高くなること。「―の道を歩む」「立身―」 **しゅっせい【出生】** [名]↓「しゅっしょう」 **しゅっせい【出征】** [名][下忍]軍隊にはいって戦地に行くこと。「―兵士」 **しゅっせうお【出世魚】** [名]成長するにしたがって名前の変わる魚。めでたいものとされる。▽セイゴ→フッコ→スズキなど。 **しゅっせかげきよ【出世景清】** 一六八五年。近松門左衛門[線類もん]の作。平景清[松髭]が、源頼朝[ものら]を討とうとして失敗、入牢したが、観世音[燃ぜ]によって救われるという時代物の浄瑠璃。 **しゅっせがしら【出世頭】** [名]仲間の中で、もっとも立身出世した人。また、もっとも出世の早い人。 **しゅっせき【出席】** [名][函]授業や会議などの席に出ること。「―日数がたりない」 [対]欠席 **しゅっせさく【出世作】** [名]作者が世間[だ]に認められるきっかけとなった作品。 **しゅっせばらい【出世払い】** [名]出世したり成功したら返せばよい約束で貸すかね。また、その約束。 **しゅっそう【出走】** [名][乏]競馬や競輪[怨]などの競走に出ること。「―とり消し」「―馬『」 **しゅったい【出来】** [名]①事件などが起きること。「珍事[頃]―」 ②ものごとができあがること。「近日―」 [対]完成 「しゅつらい」の変化した形。文章語。 **しゅつだい【出題】** [名][凼]⊕試験などの問題を出すこと。「クイズの―者」「 [圏]設問 ②あらかじめ詩や和歌の題を指定すること。また、その題。 <628> **しゅったつ[出立]** [名]旅に出ること。旅立ち。「―の刻限がせまる」 **しゅっちょう[出張]** [名・スル]仕事で、勤務地以外の場所へ出かけること。「海外―」「―旅費」 **しゅっちょう[出超]** [名]「輸出超過」の略。ある期間の輸出総額が、輸入総額よりも多いこと。↔入超 **しゅってい[出廷]** [名・スル]裁判のために、法廷に出ること。「証人として―する」→退廷 **しゅってん[出典]** [名]故事・成語・ことわざや、引用した語句などの出どころである書物。「―を示す」 **しゅつど[出土]** [名・スル]古い時代の遺物や化石などが、土の中から出てくること。「古墳の―品」 **しゅっとう[出頭]** [名・スル]呼び出しに応じて、裁判所や警察などの役所に出かけていくこと。「任意―」「警察に―する」 **しゅつにゅう[出入]** [名]人や金銭が、出ることとはいること。ではいり。「入場者の―状況」 **しゅつば[出馬]** [名・スル]①地位の高い人が、みずからそこに出向くこと。「会長がみずから―して事態の収拾にあたる」②選挙に立候補すること。「市長選の―を表明する」③戦いに出かけていくこと。[出陣] **しゅっぱつ[出発]** [名・スル]①目的地に向かって出かけること。「―時刻にまにあう」↔到着②ものごとを始めること。スタート。「新しい仕事場で再―する」 **しゅっぱん[出帆]** [名・スル]船が港を出ること。「―の合図にどらを鳴らす」[出航・出船] **しゅっぱん[出版]** [名・スル]書物や雑誌などを編集・印刷して、世の中に出すこと。「学術書の―を手がける」「ようやく―のはこびとなる」「―社」 **しゅっぴ[出費]** [名・スル]何かをするのにかかった費用。また、費用を出すこと。かかり。「―がかさむ」 **しゅっぴん[出品]** [名・スル]展覧会などに作品を出すこと。また、バザーなどに品物を出すこと。 **しゅっぷ[出府]** [名・スル]昔、地方から都に出ること。江戸時代は、武士が幕府のある江戸へ出ること。 **じゅつぶ[述部]** 文法で、文の中で、述語とそれを修飾する語をふくむ部分。↔主部 **しゅっぺい[出兵]** [名・スル]軍隊を外国へ行かせること。派兵。「シベリアー」↔撤兵 **しゅつぼつ[出没]** [名]頻繁にあらわれては消えさること。「―自在」「海賊船が―する」 **しゅっぽん[出奔]** [名・スル]にげだして、ゆくえをくらますこと。「かねをぬすんでーする」[逐電・逃亡] **しゅつらん(出藍)の誉まれ** 先生より弟子にのほうがすぐれていること。▽中国、「荀子」の「青は藍より出でて藍よりも青し」から出たことば。 **しゅつりょう** [名・スル]①魚をとりに出かけること。「―した船がもどらない」②[名]山野に、鳥やけものの狩りに出かけること。「しゅつぎょ」とも。 **しゅつりょく[出力]** [名・スル]①発電機やエンジンなどの機械が出すエネルギーの量。ワットや馬力などであらわす。「―一万キロワット」②コンピュータなどが、データやプログラムを処理して出す情報。アウトプット。↔入力 **しゅと[首都]** [名]その国全体を治める、中央政府のある都市。首府。「東京は日本の―」 **じゅとう[種痘]** [名]天然痘を予防するために、毒性の弱い菌を皮ふに植えつけること。うえぼうそう。▽一七九六年、ジェンナーが発明した。天然痘が絶滅したため、現在はおこなわれていない。 **しゅどう[手動]** [名]機械などを、動力を使わずに、手で動かすこと。「電動から―に切りかえる」「―式」↔自動 **じゅどう[受動]** [名]ほかからのはたらきかけを受けること。受け身。↔能動 **しゅどうけん[主導権]** [名]中心となって、ものごとをおし進める権力。ものごとの方向づけを左右できる支配的な力や立場。イニシアチブ。「―をにぎる」 **じゅどうたい[受動態]** [名]文法で、「うけみ」 **しゅどうてき[主動的]** [形動]中心になって行動するようす。 **じゅどうてき[受動的]** [形動]自分から進んではたらきかけるのではなく、他からのはたらきかけを受けがちなようす。「―な態度」↔能動的 **しゅとく[取得]** [名・スル]自分のものとして手に入れること。「指導員の資格を―する」 **しゅとけん[首都圏]** [名]中央政府のある都市、およびそれと密接な関係にある周辺地域。東京を中心に、埼玉・千葉・神奈川・茨城・栃木・群馬・山梨などの地域をいう。 **しゅとして[主として]** [副]とくに中心となるものは。「―子供がかかる病気」「―野菜をつくっている」 **シュトラウス** ①→「リヒャルト・シュトラウス」②→「ヨハン・シュトラウス」 **じゅなん[受難]** [名]苦しみや災難に出あうこと。とくに、イエス・キリストが十字架にかけられ、刑を受けたこと。「―の一生を閉じる」「―曲」 **しゅにく[朱肉]** [名]はんこをおすときに使う、朱色の顔料をふくませたやわらかいもの。印肉。 **ジュニア** ①年少者。下級生。↔シニア②二世。むすこ。[junior] **じゅにゅう[授乳]** [名・スル]赤んぼうに乳を飲ませること。「三時間おきに―する」 **じゅにゅうき[授乳期]** [名]赤んぼうに乳を飲ませる期間。分娩後から離乳するまでの約一年間。 **しゅにん[主任]** [名]中心になってその仕事をうけもつ人。また、その役目。「総務課の―になる」 **しゅぬり[朱塗り]** [名]朱色にぬること。また、朱色にぬったもの。 <629> **しゅのう【首脳】** 政府や団体の幹部などで、活動の中心となる人。中心人物。「日米―会議」「―部の意見」 **しゅのう【受納】** 受けとって、納めること。「会費を―する」 **シュノーケル** ①潜水しながら呼吸できるように、一方を水面に出し、一方を口にくわえるパイプ。スノーケル。 ②潜水艦の吸排気装置。 **しゅのきげん【種の起源】** 一八五九年。イギリス、ダーウィンの著。生物は適者生存の法則によって自然淘汰され、進化してきたとするもの。 **しゅはい【酒杯・酒×盃】** さかずき。「―をかたむける」「―をあげる」 **シュバイツァー** →「シュヴァイツァー」 **じゅばく【×呪縛】** まじないをかけて動けないようにすること。また、心の自由をうばうこと。「精神的な―から解放される」 **しゅはん【主犯】** 複数の人による犯罪の中心人物。「強盗事件の―をつかまえる」 **しゅはん【首班】** いちばん高い地位の人。とくに、内閣の首相。「内閣のーに指名する」 **じゅばん【×襦袢】** 和服用の下着。ジバン。▽もと、ポルトガル語。 **しゅび【守備】** 戦争やスポーツなどで、せめてくる敵から味方を守ること。また、敵の攻撃に備える態勢。「―を固める」「―につく」 **しゅび【首尾】** 初めと終わり。「―一貫」 ②ものごとのなりゆき・経過や結果。「――は上々だ」 **じゅひ【樹皮】** 樹木の幹や枝のいちばん外側の部分。木のかわ。「―の割れ目から松やにをとる」 **しゅびいっかん【首尾一貫】** 初めから終わりまで、すじが通っていること。「―した主張」 **ジュピター** ローマ神話の最高神。ギリシャ神話のゼウスにあたる。ユピテル。 **しゅひつ【主筆】** 新聞社や雑誌社などで、記者の首席として、重要な記事を書く人。 **しゅひつ 【朱筆】** 文章を直したり、書きいれをしたりするときの、朱色の文字。「原稿に―を入れる」 **じゅひょう【樹氷】** 寒さで、霧のつぶが木の幹や枝に白くこおりついたもの。風にふきつけられて、さまざまな形をつくる。 **しゅびよく【首尾よく】** 望んだとおりの結果になったようす。うまいぐあいに。「―脱出に成功する」 **しゅひん【主賓】** 客の中でいちばん重要な人。「―としてあいさつする」 **しゅふ【主婦】** 家庭生活を中心となってきりまわす女性。 **しゅふ【首府】** その国の中央政府のある都市。首都。キャピタル。 **しゅぶ【主部】** 法文の中で、主語とそれを修飾する語をふくむ部分。↔述部 **シュプール** スキーですべったあとに残るすじ。スプール。▽足あとという意味から。 **シュプレヒコール** 集会やデモで、要求や主張などを声を合わせて全員でさけぶこと。また、そのことば。▽もと、演劇用語。 **しゅぶん【主文】** ◎長い文章の中で、中心となる重要な部分。「この評論の―は最後の数行だ」 ②裁判の判決文の中で、刑を言いわたす結論の文。「―、被告人を無罪とする」 **じゅふん【受粉】** 花のおしべの花粉が、風や昆虫のなかだちでめしべにつくこと。「みつばちがーを助ける」 **しゅべつ【種別】** 種類ごとに分けること。また、種類のちがい。「採集したきのこを―する」 **しゅほう【手法】** ものごとをおこなうときのやりかた。とくに、芸術作品の表現の一つの傾向。「独自の―で絵をかく」 **しゅほう【主峰】** その山脈の中で、いちばん高い山。「ヒマラヤ山脈の―はチョモランマ」 **しゅほう【修法】** 密教で、息災などを祈願しておこなう加持祈禱の作法。「ずぼう」とも。 **しゅぼう【首謀・主謀】** 中心となって悪いことをたくらむこと。また、はかりごとの中心人物。「事件の―者をとらえる」 **しゅみ【趣味】** ①自分が楽しむためにやっていること。「―が広い」 ②ものごとの味わいやおもしろさ。また、ものごとの味わいを感じとる力。「―のいい服」 **シュミーズ** 女性の下着で、かたからひもでつって胴をおおうもの。スリップ。シミーズ。 **しゅみせん【×須弥。山】** 仏教で、世界の中心にそびえるという高山。頂上に帝釈天の宮があって、山腹に四天王がいる。 **しゅみだん【×須×弥壇】** 仏像を安置する台座。▽須弥山をかたどったものという。 **しゅみゃく【主脈】** 山脈・鉱脈・葉脈などの中心になっているすじ。↔支脈 **じゅみょう【寿命】** 命の長さ。「―の縮む思い」 ②ものが使える期間。「電池の―が切れる」 **しゅむ【主務】** 主としてその任務や事務にあたること。また、その人。「一官庁」「―大臣」 **しゅもく【種目】** 種類ごとに分けたときの、一つ <630> **しゅもく[撞木]** [名]鐘などをついて鳴らすための、T字形の棒。「―づえ(=にぎりがT字形のつえ)」 **しゅもく[樹木]** [名]木。とくに、高い立ち木。 **しゅもん[呪文]** [名]まじないや、のろいの効果を出す、ふしぎな力をもつと信じられたことば。 **しゅやく[主役]** [名]もっとも重要な役割や人物。とくに、劇で中心となる役。また、その役を演じる人。「パーティーのー」「映画の―に選ばれる」↔わき役 **しゅゆ[須臾]** [名]少しのあいだ。しばらく。「―にして去る」「―の命」▽「須」も「臾」も、わずかな時間のこと。文章語。 **じゅよ[授与]** [名・スル]おおやけの場で、授けあたえること。「卒業証書―」 **しゅよう[主要]** [形動]ものごとの中心で、とくにたいせつで欠かせないようす。「―な輸出品は小麦だ」「―科目」「株式の―銘柄」[重要・肝心] **しゅよう[腫瘍]** [名]からだの中にできる異常な細胞の集まり。良性のものと悪性のものとがある。脂肪腫や癌など。 **じゅよう[受容]** [名・スル]別の考えかたや他人の気持ちなどをうけいれること。「外国文化の―」 **じゅよう[需要]** [名]商品を必要とすること。その商品を買いもとめようとする要望。「石炭の―が減る」→供給 **しゅよく[主翼]** [名]飛行機をうきあがらせるための、もっとも大きなつばさ。機体の中央部の両側にはり出している。↔尾翼 **しゅら[修羅]** [名]「阿修羅」の略。古代インドの戦いの鬼神。 **しゅらば[修羅場]** [名]①芝居の中で、激しい戦いや争いの場面。また、戦闘などの悲惨な場所。「しゅらじょう」とも。「―を演じる」「―と化す」②生きるか死ぬかの、血なまぐさい戦いがおこなわれている場所。 **シュラーフザック** 登山用のねぶくろ。スリーピングバッグ。シュラフ。[Schlafsack] **ジュラルミン** アルミニウムの合金。軽くて強いので、航空機や自動車の材料などに使う。▽もと、商標名。[duralumin] **しゅらん[酒乱]** [名]酒に酔うとあばれるくせ。また、そのくせのある人。「―の気がある」 **じゅり[受理]** [名・スル]正式に書類などを受けとること。「辞表を―する」[受領・受納] **シュリーマン** [人名]一八二二ー一八九〇年。ドイツの考古学者。ホメロスの詩は事実だと考え、独力でトロヤ(トルコにある古代都市の遺跡)やミケーネ・ティリンス地方のエーゲ文明の遺跡を発掘し、その実在を証明した。自叙伝「古代への情熱」。[Heinrich Schliemann] **しゅりけん[手裏剣]** [名]手に持って敵に投げつける小形の剣。 **しゅりつ[樹立]** [名・スル]大きな組織や関係などをあらたにしっかりとうちたてること。また、ものごとがしっかりと定められること。「国交―」「民主国家を―する」 **しゅりゅう[主流]** [名]①いくつかに分かれている川のうち、中心となる流れ。本流。「アマゾン川のーをたどる」→支流②政党の中心勢力。また、思想のおもな傾向。 **しゅりゅうだん[手榴弾]** [名]手で投げる小型の爆弾。「てりゅうだん」とも。 **しゅりょう[狩猟]** [名・スル]銃やわななどを使って、野生の鳥やけものをつかまえること。狩り。「―民族」「―期」 **しゅりょう[首領]** [名]ギャングや盗賊たちなど、悪い集団のかしら。 **じゅりょう[受領]** [名・スル]金品などを受けとること。「寄付金を―する」[領収] **しゅりょく[主力]** [名]①全体の中で、中心となる力。「―選手が欠場する」「―商品」②その人がもつ力の大部分。「数学に―を注ぐ」 **じゅりん[樹林]** [名]木がたくさん生えているところ。 **しゅるい[種類]** [名]たくさんのものの中で、共通点をもつもののひとまとまり。「あらゆる―の車を集める」「―別に分ける」 **じゅれい[樹齢]** [名]樹木の年齢。「―三〇〇年」 **シュレーマン** [人名]↓「スレイマン」 **シュレッダー** 書類を細かく切って処分する機械。文書断裁機。[shredder] **しゅれん[手練]** [名]よく訓練されたすぐれたうでまえ。「―の早わざ」 **しゅろ[棕櫚・棕梠]** [名]ヤシ科の常緑高木。長い葉をたくさん出す。幹をおおう茶色の毛から、ブラシ・ほうき・なわなどをつくられる。 **じゅろうじん[寿老人]** [名]七福神の一人。頭が長く、ひげをたくわえ、シカを連れている。長寿を授けるという。 **しゅわ[手話]** [名]耳や口の不自由な人たちとのコミュニケーションをとるために、身ぶりを使っておこなう会話の方法。「―通訳」 **じゅわき[受話器]** [名]電話で、相手からの話を聞く器具。現在の電話機は受話器と送話器が一つになっているので、その全体をいう。↔送話器 **しゅわん[手腕]** [名]ものごとを実行する能力。やりとげる力。うでまえ。「政治的―をためす」 **しゅん[春]** ①四季の、はる。三月から五月まで。②年のはじめ。正月。③若く生気にあふれ、異性をしたいはじめるころ。また、愛欲。 **シュン** ①春季[しゅんき] 春分[しゅんぶん] 早春[そうしゅん] 立春[りっしゅん] ②迎春[げいしゅん] 新春[しんしゅん] ③春情[しゅんじょう] 思春期[ししゅんき] 青春[せいしゅん] 売春[ばいしゅん] はる[はる] 春風[はるかぜ] 小春日和[こはるびより] 春日[かすが] 春宮[とうぐう] <631> じゅん **しゅん [瞬]** 瞬瞬瞬瞬 まばたきするあいだぐらいの、ごく短い時間。シュン 瞬間 瞬時[にゅん] 一瞬[いん] またたく 星が瞬[またた]く 瞬[まじろ]ぐ 瞬[まばた]く **しゅん[俊]** イ・7画 全9画 俊俊俊俊 才能がすぐれている。シュン 俊才 俊秀 俊敏 英俊[えいしゅん] 俊[すぐ]れる 俊[とく] 鋭[えど]い 藤原俊成[ふじわらのとしなり]。 **しゅん[峻]** 山・7画 全10画 峻岭峻峻 ●高く険しい。②きびしい。シュン ①峻険[しゅんけん] 峻厳[しゅんげん] 峻嶺[しゅんれい] 峻拒[しゅんきょ] 峻別[しゅんべつ] 峻烈[しゅんれつ] **しゅん[竣]** 立・7画 全12画 竣竣竣竣 仕事を終える。シュン 竣工 竣成 **しゅん[駿]** 馬・7画 全17画 駿駿駿駿 ●足の速いすぐれたウマ。②すぐれている。▽多く、「俊」に書きかえる。シュン 駿足[しゅんそく] 駿馬[しゅんめ] 優駿[ゆうしゅん] ②駿才 駿府[すんぷ] **しゅん[舜]** 舛・6画 全13画 舜舜舜舜 ●植物のムクゲ。また、アサガオ。②中国古代の聖天子。尭[ぎょう]と並び称[しょう]される。 **しゅん【旬】** 图魚・野菜・くだものなどが、いちばん多くとれ、もっとも味のいい時期。でさかり。「さんまは今が―だ」 **じゅん [純]** 糸・4画 全10画 純純純純 まじりけがない。ありのままでかざらない。「―な男」「―和風」ジュン 純益 純情 純粋 純朴 清純[せいじゅん] 単純[たんじゅん] 藤原純友[ふじわらのすみとも]。 **じゅん [順]** 頁・3画 全12画 順順順順 ①きまりに逆らわず、したがうこと。また、きまりどおりであること。「先方が謝るのが―だ」圏遵[じゅん] ②きまりどおりの並び。「背の―」類序③さまたげるものがなく、思いどおりである。◆逆 ジュン 順応 順法 温順 従順[じゅうじゅん] ②順位 順序 順番 打順[だじゅん] 筆順 ③順調 順風 不順[ふじゅん] 順[したが]う **じゅん [準]** 水・10画 全13画 準準準準 ◎なぞらえる。また、めやすや、よりどころとなるもの。圏規・則②用意する。そなえる。③正式なものに次ぐこと。「―会員」類准[じゅん] →「準じる」を見よ。ジュン 準拠[じゅんきょ] 準則[じゅんそく] 基準[きじゅん] 水準[すいじゅん] 標準[ひょうじゅん] ②準備[じゅんび] ③準用[じゅんよう] 準[なぞら]える **じゅん [旬]** 日・2画 全6画 旬旬旬旬 十日間。とくに、一か月を三つ(=上・中・下)に分けた、それぞれの十日間。▽「句(=ことば)」は別字。ジュン 旬刊 旬間 旬日 下旬[げじゅん] **じゅん [巡]** 辶・3画 全6画 巡巡巡巡 ひとまわり見てまわる。まわりあるく。類循[じゅん] ジュン 巡回 巡業 巡査[じゅんさ] 巡視[じゅんし] 巡礼[じゅんれい] 一巡[いちじゅん] 歴巡[れきじゅん] 巡[めぐ]る 名所を巡る 堂々巡[どうどうめぐ]り *お巡[まわ]りさん **じゅん [盾]** 目・5画 全9画 盾盾盾盾 やりや矢などを防ぐ武器。たて。▽「看[み] (=みる)」は別字。ジュン 矛盾[むじゅん] たて 盾突[たてつ]く 後ろ盾[うしろだ]て 優勝盾[ゆうしょうたте] **じゅん [准]** 冫・8画 全10画 准准准准 ◎正式なものの次の位にあること。類準②認めて、許す。→「准じる」を見よ。ジュン ①准看護婦[じゅんかんごふ] 准将[じゅんしょう] 批准[ひじゅん] ②准三宮[じゅさんぐう] **じゅん [殉]** 歹・6画 全10画 殉殉殉殉 ◎仕えている主人のあとを追って死ぬ。おいじに。②仕事や信念などのために命を捨てる。→「殉じる」を見よ。ジュン 殉死[じゅんし] 殉葬[じゅんそう] ②殉教[じゅんきょう] 殉国[じゅんこく] 殉職[じゅんしょく] 殉難[じゅんなん] 殉[したが]う **じゅん [循]** 彳・9画 全12画 循循循循 ①あとにしたがう。そのとおりにする。②ぐるぐるめぐる。類巡 <632> ジュン 循守[じゅんしゅ] 循吏[じゅんり] 因循姑息[いんじゅんこそく] ②循環[じゅんかん] 循行[じゅんこう] 循[したが]う 循[めぐ]る **じゅん [潤]** 氵・12画 全15画 潤潤潤潤 ●水けをふくむ。しめりけがある。うるおう。②ゆたかで、うるおいがあること。また、もうけ。③色つやをつけてかざる。ジュン 潤滑[じゅんかつ] 湿潤[しつじゅん] 浸潤[しんじゅん] 潤沢[じゅんたく] 豊潤[ほうじゅん] 利潤[りじゅん] ③潤色[じゅんしょく] うるおう・うるおす・うるむ 田畑が潤[うるお]う 潤[うるお]い/のどを潤[うるお]す/目が潤[うる]む 潤[ふや]ける 潤[ほと]びる(=ふやける) **じゅん [遵]** 辶・12画 全15画 遵遵遵遵 規則や命令にしたがう。類順 ジュン 遵守[じゅんしゅ] 遵法[じゅんぽう] 遵奉[じゅんぽう] 遵[したが]う **じゅん[洵]** 氵・6画 全9画 洵洵洵洵 ◎うずまく水。②まことに。ジュン②洵美[じゅんび] **じゅん [詢]** 言・6画 全13画 詢詢詢詢 意見を聞いたり、相談したりする。はかる。ジュン 詢謀[じゅんぼう] 諮詢[しじゅん] **じゅん [隼]** 隹・2画 全10画 隼隼隼隼 鳥のハヤブサ。また、ハヤブサのように勇ましくすばやいようす。ジュン 隼鷹[しゅんよう] 隼[はやぶさ] 隼人[はやと] **じゅん [淳]** 氵・8画 全11画 淳淳淳淳 ①人情にあつい。②ありのままで、すなお。ジュン 淳厚[じゅんこう] 淳風[じゅんぷう] 温淳[おんじゅん] 淳朴[じゅんぼく] 淳良[じゅんりょう] **じゅん [醇]** 酉・8画 全15画 醇醇醇醇 まじりけのない、こい酒。また、まじりけのないようす。②人情味のあるようす。てあつい。ジュン ①醇乎[じゅんこ] 醇酒[じゅんしゅ] 醇美[じゅんび] 芳醇[ほうじゅん] ②醇化[じゅんか] 醇厚[じゅんこう] 醇々[じゅんじゅん] 醇朴[じゅんぼく] **じゅん[諄]** 言・8画 全15画 諄諄諄諄 くりかえし教える。また、くどい。ジュン 諄々[じゅんじゅん] くどい説明が諄[くど]い **じゅん【純】** [形動][造語]→漢字項目を見よ。 **じゅん【順】** 图↓→漢字項目を見よ。 **じゅん【準】** [造語]→漢字項目を見よ。 **じゅんあい【純愛】** 图ひたむきで純粋な愛。男女のあいだの愛についていう。「―をささげる」 **じゅんい【順位】** 图すぐれたものから並べたときの順番。「成績の―」 **じゅんいつ【純一】** [形動]まったくまじりけのないようす。また、かざりけのないようす。「―な性格」圏純粋 **じゅんいつむざつ【純一無雑】** [四漢]純粋で、いつわりやまじりけのないようす。 **じゅんえい【俊英】** 图学問や才能がすぐれていること。また、その人。「―の集まり」類俊秀 **じゅんえき【純益】** 图収入全体から、かかった費用を引いた残りの利益。純利。「―をのばす」 **じゅんえん【巡演】** 图[函]各地を巡回して上演すること。「全国を―する」 **じゅんえん【順延】** 图「凶」行事などのおこなわれる期日を、順ぐりにのばすこと。「雨天一」 **じゅんえん【順縁】** 图①年齢順に、老いた者から死んでいくこと。②善い行いが仏道にはいるきっかけとなること。↔逆縁 **じゅんおう【順応】** 图「忍」「じゅんのう」 **じゅんおくり【順送り】** 图[函]順々に次へ送ること。「―に回覧[かいらん]する」 **じゅんか【純化】** 图「函」まじりけのない、純粋[じゅんすい]なものにすること。「心が―される」圏浄化 **じゅんかい【巡回】** 图「忍」⊕順に回っていくこと。「―図書館」「—健康相談」②変わりはないかと見回ること。「ただいま―中」「鐘[かね]を鳴らしながら校内を―する」圏巡視 **しゅんかしゅうとう【春夏秋冬】** 图はる・なつ・あき・ふゆ。四季。「―を通じて」 **じゅんかつ【潤滑】** [形動]うるおいがあって、なめらかなようす。「―剤[ざい]」 **じゅんかつゆ【潤滑油】** 图田機械の接触面の摩擦[まさつ]を少なくするために用いる油。②ものごとをなめらかに運ぶためのなかだちとなるもの。「―の役割を果たす」 **しゅんかん【瞬間】** 图①時の流れが感じられないほどの、非常に短い時間。「決定的な―」「―最大風速」②[「~した瞬間」などの形で]・・・したあと、すぐに。・・・したとたん。「打ったー、ホームランとわかった」瞬時・刹那[せつな] 瞬[またた]きする間[ま]という意味。 **じゅんかん【旬刊】** 图新聞や雑誌などを、十日ごとに発行すること。 **じゅんかん【旬間】** 图十日間。とくに、特別行事などがおこなわれるその十日間。「交通安全—」圏旬日 **じゅんかん【循環】** 图[ス]とぐるりとひとまわりして出発点にかえり、それをくりかえすこと。「市内―バス」「体内を―する血液」 **じゅんかんき【循環器】** 图体内の各部に酸素や栄 <633> 養物を運び、また、老廃物を集める器官。心臓・血管・リンパ管など。 **しゅんき【春季】** 图春の季節。「―体育祭」 **しゅんき【春期】** 图春の期間。「―講習会」 **しゅんぎく【春菊】** 图キク科の一年草または二年草。独特のかおりがあり、食用として栽培[さいばい]する。菊菜[きくな]。 **じゅんきゅう【準急】** 图「準急行列車」の略。急行よりも停車駅のやや多い列車。 **じゅんきょ【準拠】** 图[函]あるものをよりどころとし、それに従うこと。また、よりどころとするもの。「教科書に―した問題集」 **じゅんきょう【殉教】** 图[函]自分の信じる宗教のために命を捨てること。「―した聖人」「一者」 **じゅんきょう【順境】** 图なにごとも思うようになる、めぐまれた境遇[きょうぐう]。「―に育って苦労を知らない」↔逆境 **じゅんぎょう【巡業】** 图[函]各地で、すもうや芝居などを興行[こうぎょう]して回ること。「地方―」「全国各地を―する」類旅回り **じゅんきょうじゅ【准教授】** 图大学で、講義や研究などをおこなう教員の地位。教授の次。 **じゅんきん【純金】** 图まじりもののない金[きん]。一○○パーセントのもの金。金無垢[きんむく]。二四金。 **じゅんぎん【純銀】** 图まじりもののない銀。一〇〇パーセントのもの銀。銀無垢[ぎんむく]。 **しゅんきんしょう【春琴抄】** 品图一九三三年。谷崎潤一郎[たにざきじゅんいちろう]の小説。美しい盲目の女性春琴は、献身的な愛をささげて仕える佐助[さすけ]を無視する。佐助はやけどをしたみにくい春琴を見ないようにするため、みずから両目を針で突[つ]く。女性崇拝[すうはい]、被虐趣味[ひぎゃくしゅみ]の世界をえがく耽美[たんび]的な作品。 **じゅんぐり【順繰り】** 图きめられた順に従っておこなうこと。順々。「―に発表する」 **しゅんけつ【俊傑】** 图非常にすぐれた才能をもつ人物。「維新のー」 **じゅんけつ【純血】** 国人や動物で、異種の血のまじらない、純粋な血統。「―種」↔混血 **じゅんけつ【純潔】** [図][形動]団心が清らかで、けがれのないこと。「―なたましい」圏純真②異性と肉体関係を経験していないこと。無垢[むく]↔不純 **じゅんけっしょう【準決勝】** 图トーナメント方式の試合で、決勝戦の一つ前の試合。 **しゅんけん【×峻険・×崚✕嶮】** [図形動]山や坂などが険しいこと。「―な山岳地帯」▽文章語。 **しゅんげん【×峻厳】** [形動]態度や性格などが非常に厳しくて、ごまかしやあいまいさを許さないようす。きわめて厳格なようす。「反則には―な態度で臨む」 **しゅんこう【×竣工・×竣功】** 图「函」工事が完成すること。竣成。「―は来月の予定」落成・完工↔起工・着工 **じゅんこう【巡行】** 图[函]各地を回って歩くこと。「遺跡[いせき]を―する」圏遍歴・巡覧 **じゅんこう【巡幸】** 图「函」天皇が各地を回ること。 **じゅんこう【巡航】** 图「函」船や飛行機が各地にたち寄っていくこと。「島々を―する定期船」「ーミサイル(=低空を飛ぶ長距離[ちょうきょり]誘導[ゆうどう]ミサイル)」 **じゅんこうそくど【巡航速度】** 国船や航空機などで、経済的かつ安全に運行できる速度。経済速力。 **じゅんさ【巡査】** 图①警察官。おまわりさん。②警察官の階級で、最下位のもの。 **しゅんさい【俊才・×駿才】** 图すぐれた才能。また、すぐれた才能をもつ人。圏秀才・英才 **しゅんじ【瞬時】** 图まばたきするあいだほどの、非常に短い時間。「―も気をぬけない」「―に判断を下す」類瞬間 **じゅんし【巡視】** 图[函]警備・監督[かんとく]などのために見回ること。また、見回りの人。「―船」「校内を―する」類巡回 **じゅんし【殉死】** 图死んだ主君をしたって、家来[けらい]が自殺すること。おいばら。 **じゅんし【荀子】** [人名]前二九八?——前二三五?年。中国、戦国時代の思想家。名は況[きょう]。孟子[もうし]の性善説に対して性悪説を唱え、社会秩序を維持するための礼を強調した。門下から韓非[かんぴ]らが出た。著書に「荀子」。 **じゅんじ【順次】** [画]順番に。順を追って次々に。「結果は―発表する」逐次[ちくじ] **じゅんじつ【旬日】** 图十日間。十日ほど。類旬間 **じゅんしゅ【順守・遵守】** 图[乏]法律や規則などによく従い、よく守ること。「校則を―する」 **しゅんしゅう【俊秀】** 图才知が人並み以上にすぐれていること。また、その人。類俊英 **しゅんしゅう【春愁】** 图春の日の、なんとなくものうい思い。「―を覚える」▽文章語。 **しゅんじゅう【春秋】** 图①はると、あき。②年月。としつき。また、一年間。「―を経る」③年齢[ねんれい]。とし。 > **春秋に富む** 年齢が若くて将来が長い。将来性がある。 **しゅんじゅう(春秋)の筆法** ①孔子[こうし]の編とされる「春秋」のように批判の態度が厳しいこと。②間接的な原因にすぎないものを直接的な原因のようにいう表現のしかた。「一流大学を卒業したことが、彼の人生をくるわせた」など。▼「春秋」は、中国古代の歴史書。 **しゅんじゅん【×逡巡】** 图[下]決心がつかず迷うこと。「―して好機をのがした」圏躊躇[ちゅうちょ] **じゅんじゅんと【×諄諄と】** [画]よくわかるように、相手にくわしく言いきかせるようす。「―説[と]く」 **じゅんじゅんに【順順に】** [画]順序に従って。順番に、一つ一つ。「―処理していく」 **じゅんじょ【順序】** 图①ある基準に従って、どれがさきでどれがあとになるかをきめた並べかた。「―に従う」類順②何をさきに、何をあとにするかという手順。すじみち。「―を立てて話す」圏段取り > **つかいわけ** 順序・順番 <634> 「順序」は、第一番第二番というように、きまった配列の秩序[ちつじょ]をいう。「順序よく並ぶ」。「順番」は、ある配列の中で何番目に位置するかに重点がある。「自分の順番を待つ」。 **じゅんじょう【純情】** [図][形動]疑うことを知らない、すなおで純粋な心。また、世間[せけん]ずれのしていない、うぶなようす。「―可憐[かれん]」圏純真 **しゅんしょう(春宵)一刻直千金** [物]おぼろ月に花の咲く春のよいは、ひとときでも千金の値打ちがある。▽中国、蘇軾[そしょく]の詩「春夜」から。 **じゅんじょうかれん【純情可憐】** [四漢]心が清らかで愛らしいようす。「―な少女」 **しゅんしょく【春色】** 图◎春の景色[けしき]。また、春らしいようす。「野山に―がただよう」→秋色②なまめかしいこと。色っぽいこと。江戸時代、男女の恋愛[れんあい]の種々相をえがく人情本[にんじょうぼん]の題名の頭につけられた。「春色辰巳園[たつみのその]」「春色梅児誉美[うめごよみ]」など。 **じゅんしょく【殉職】** 图「函」職務を果たそうとして死ぬこと。「消火にあたった消防士二名がーした」 **じゅんしょく【潤色】** 图[函]◎話をおもしろくするために、事実を誇張[こちょう]したり、うわべをかざったりすること。「おもしろおかしく―して話す」②原作のテーマを生かしながら改作すること。圏脚色・翻案[ほんあん] **しゅんしょくうめごよみ【春色梅児誉美】** 一八三二年—三三年。為永春水[ためながしゅんすい]の作。人情本。江戸町人の生活を、美男の丹次郎[たんじろう]と芸者米八[よねはち]およびいいなずけのお長の恋愛[れんあい]を中心にえがいた作品。 **じゅんじょだてる【順序立てる】** [下□]すじみちをきちんと整える。「順序立てて話す」 **じゅんじょふどう【順序不同】** 图人名などを、一定の順序によらないで並べること。順不同。 **じゅんじる【殉じる】** [上□]死んだ人のために、そのあとを追って自殺する。殉死する。「亡君に―」②あることのために、身を投げだしてつくす。「この仕事に―つもりだ」 ▼「じゅんずる」とも。 **じゅんじる【準じる・准じる】** [圧][□]◎基準となるものとほぼ同じとりあつかいをする。「先例に―」「正社員に準じた待遇」類倣[なら]う②その内容に応じたあつかいをする。「賃金[ちんぎん]は出来高に準じて出す」▼「じゅんずる」とも。 **じゅんしん【純真】** [形動]人を疑ったりうそをついたりする気持ちがなく、心がきれいなようす。純情。「子供のように―な心」▽「純心」は誤り。 **じゅんしんむく【純真無垢】** [國漢]人を疑う気持ちなどさらさらなく、心にまったくくもりやけがれのないようす。 **じゅんすい【純水】** 图不純物のまじっていない水。 **じゅんすい【純粋】** [図形動]⊕〈名・形動〉まじりものがまったくないこと。「―の秋田犬」生粋[きっすい] ②〈形動〉疑い・打算・かけひきなどがないこと。「―な気持ちから出たことば」圏純↔不純 **じゅんすいりせい【純粋理性】** 图経験とかかわりなく、先天的にそなわっている認識の能力。カント哲学の用語。↔実践理性 **じゅんずる【殉ずる/準ずる】** [サ変]→「じゅんじる」 **じゅんせい【純正】** [図形動]⊕純粋で正しいこと。また、規格に合った正しいもの。「―食品」「メーカーの―部品」②応用面にこだわらず、形式面や理論を中心に追い求めること。「―哲学」「―化学」 **しゅんせつ【春雪】** 图春に降る雪。春の雪。 **しゅんせつ【×浚渫】** 图[函]港や川の底にたまつた土砂をさらいとること。「川底を―する」「―船」 **じゅんせつ【順接】** [文]逵前の文(句)と後の文(句)が、矛盾[むじゅん]や対立をしないで順序よくしぜんに続いている関係。「そして」「それで」「だから」などの接続詞、「て」「ので」「ば」などの接続助詞であらわす。たとえば、「雨が降ってきた。だからやめにした」「晴れれば遠足だ」など。↔逆接 **じゅんぜん【純然】** [形動]まじりけがなく、まったくそれにまちがいないようす。「―たる誤り」 **しゅんそく【俊足】** 图先生の何人もの弟子[でし]の中で、すぐれた才能をもつ人。俊才。 **しゅんそく【×駿足】** 图①走るのが速いこと。また、その人。「―をとばす」→鈍足[どんそく] ②足の速いウマ。駿馬[しゅんめ]。 **じゅんそく【準則】** 图規則に従うこと。また、従うべき規則。「―主義」 **じゅんたく【潤沢】** [図形動]うるおい。ゆとり。また、たっぷりとあること。「―な生活」「商品が―に出回る」 **しゅんだん【春暖】** 图暖かい春。春の暖かさ。「―の候」▽多く、手紙文のあいさつに使う。 **じゅんちょう【順調】** [図形動]とどこおりなく、すらすらと進むこと。「―な出世[しゅっせ]ぶり」▽「順調→好調→快調」の順で、いっそう調子がよくなる。 **じゅんて【順手】** 图鉄棒競技などで、手の甲を上にして鉄棒をにぎるにぎりかた。↔逆手[さかて] **じゅんど【純度】** 图成分の純粋さの程度。「―が高い」「―九九パーセント」 **しゅんとう【春闘】** 图「春季闘争」の略。労働組合が、毎年春に賃上げなどを要求していっせいにおこなう統一闘争。 **しゅんどう【×蠢動】** 图[―と]毛虫などが細かくうごめくこと。また、つまらない者が、かげでこそこそと動くこと。「反対派が―しはじめた」 **じゅんとう【順当】** [形動]順序に合っていて、そうなるのが当然であるようす。「シード校が―に勝ちすすむ」「―な結果」 **じゅんとくてんのう【順徳天皇】** [人図]一一九七—一二四二年。在位、一二一〇—二二年。後鳥羽[ごとば]天皇の皇子。討幕計画に参加し、承久[じょうきゅう]の乱後、佐渡[さど]にに流された。和歌に通じ、平安時代の歌学・歌論を集大成した「八雲御抄[やくもみしょう]」をあらわす。ほかに「禁秘抄[きんぴしょう]」「順徳院御集[じゅんとくいんぎょしゅう]」など。 **じゅんなん【殉難】** 图国や社会や宗教などにかふりかかった災難のために、自分の身を犠牲[ぎせい]にし <635> て死ぬこと。「―者」 **じゅんのう【順応】** 图[囮]環境の変化や刺激[しげき]に慣れ、それに合うようになること。「―性」「新しい学校に―する」 **しゅんば【×駿馬】** 图↓「しゅんめ」 **じゅんばい【巡拝】** 图「凸」あちこちの寺社を次々に参拝して回ること。 **じゅんぱく【純白】** [図形動]まじりもののない白。まっしろ。「―のウェディングドレス」 **しゅんぱつりょく【瞬発力】** 图瞬間的に出せる、強いばねや筋肉の力。「―に富む」 **じゅんばん【順番】** 图きめられた順序に従って並べたものの中での番号。また、その次々の番号。「並んだ―に入場する」 > **つかいわけ** →「順序」を見よ。 **じゅんび【準備】** 图「函」とあることをするために、前もってとりそろえること。「―体操」「―万端整える」「資金を―する」類備え > **つかいわけ** →「用意」を見よ。 **じゅんぴつ【潤筆】** 图書や絵をかくこと。「―料」▽筆をぬらすという意味から。 **しゅんびん【俊敏】** [図形動]頭の回転がはやく、行動がすばやいこと。「―な身のこなし」 **しゅんぷう【順風】** 图船の進む方向に向かってふく風。おいかぜ。おいて。「V―満帆[まんぱん]」⇔逆風 > **順風に帆を揚げる** ものごとがすべて順調にはかどる。類得手[えて]に帆を揚げる > **順風を得る** ものごとの情勢がうまく展開する。 **しゅんぷうたいとう【春風×駘蕩】** [回漢]春風がそよそよとふき、寒くも暑くもなく、のんびりとした春ののどかなようす。▽人がらが、ゆったりとしておだやかなことにも使う。 **じゅんぷうびぞく【×醇風美俗・×淳風美俗】** [四漢]人情が厚く、美しい風俗や習慣。「―を乱す」良風美俗 **じゅんぷうまんばん【順風満帆】** [四漢]追い風を帆にいっぱいにはらんで船が進むように、ものごとがすべて順調にはこぶこと。▽「満帆」を「まんぽ」と読むのは誤り。 **しゅんぶん【春分】** 图二十四節気の一つ。春の、昼と夜の長さがほぼ同じになるとき。三月二一日ごろ。春の彼岸の中日[ちゅうにち]。⇔秋分 **じゅんぶんがく【純文学】** 图日本の近代文学で、純粋な芸術性の追求を第一とする文学作品。小説をさすことが多い。⇔大衆文学・通俗文学 **しゅんぶんのひ【春分の日】** 图国民の祝日の一つ。三月二一日ごろ。→秋分の日 **しゅんべつ【×峻別】** 图[函]厳しく区別すること。「善悪を―する」 **じゅんぼう【順法・遵法】** 图法律や規則に従い、そむかないこと。「―精神」⇔違法[いほう] **じゅんぽう【遵奉】** 图「函」法律や教訓などに従い、かたく守ること。「師の教えを―する」 **じゅんぽうとうそう【順法闘争】** 图労働争議の戦術の一つ。あえて法律や規則を完全に守ることによって、作業能率を下げ、使用者に損害をあたえようとする一種のサボタージュ。減産闘争。 **しゅんぼく【純朴・×淳朴・×醇朴】** [図形動]性格がすなおでかざりけがないこと。「―な青年」園素朴 **しゅんみん【春眠】** 图春の夜の、ここちよいねむり。 > **春眠暁を覚えず** 春の夜は短く、ねごこちもよいので、明け方になっても目が覚めない。▽中国、孟浩然[もうこうねん]の詩「春暁[しゅんぎょう]」から。 **しゅんめ【×駿馬】** 图足の速い、すぐれたウマ。「しゅんば」とも。類駿足⇔駑馬[どば] **じゅんめん【純綿】** 图他の繊維[せんい]だをまぜず、木綿だけでつくった糸や織物。 **じゅんもう【純毛】** 图他の繊維をまぜず、羊毛だけでつくった糸や織物。 **じゅんよう【準用】** 图[下函]本来の対象にきめた法律や規則を、似たほかのことにもあてはめること。 **じゅんようかん【巡洋艦】** 图軍艦の一種。戦艦に次ぐ装備の大型艦。戦艦より速く、駆逐艦より長時間航行できる。 **じゅんら【巡邏】** 图「函」「ス凸」警備のために歩いて見回ること。パトロール。また、その人。「町内を―する」巡視・警邏[けいら] **しゅんらい【春雷】** 图春さきに鳴るかみなり。 **じゅんり【純利】** 图総収入から諸経費をさし引いた、純粋の利益。純益。 **じゅんり【純理】** 图純粋の理論や原理。 **じゅんりょう【純良】** [彩画]まじりけがなく、品質がよいようす。「―なバター」▽純粋で善良なことにもいう。「―な人がら」「山村の―な青年」 **じゅんりょう【順良】** [形動]すなおで善良なようす。「―な性格」 **じゅんりょう【×淳良】** [形動]かざりけがなく善良なようす。 **じゅんれい【巡礼・順礼】** 图「函」と宗教上の聖地や霊場[れいじょう]をめぐって参拝すること。また、その人。巡拝・遍路[へんろ] **じゅんれき【巡歴】** 图[函]諸国・各地をめぐりあるくこと。「名所旧跡[きゅうせき]を―する」 **しゅんれつ【×峻烈】** [形動]相手に対することばや態度が、きわめて厳しく激しいようす。「―な批判」辛辣[しんらつ] **じゅんれつ【順列】** 图数学で、多くの中からいくつかをとりだし、ある順序に従って一列に並べること。また、その並べかた。「―組みあわせ」 **じゅんろ【順路】** 图ある順序に従って回る道すじ。「展覧会場の―に従う」 **しょ[処](處)** 父・2画 全5画 処処処処 ①しまつをつける。とりはからう。②そこにじっと、とどまっている。家にいる。③ところ。場所。圏所→「処する」を見よ。ショ ②処置[しょち] 処罰[しょばつ] 処分[しょぶん] 処理[しょり] 対処[たいしょ] ②処士[しょし] 処女[しょじょ] 処世[しょせい] 出処進退[しゅっしょしんたい] ③処々[しょしょ] 各処[かくしょ] ●処[とこ]く 処[お]る 処[ところ]とぁ 彼処[あそこ] 何処[どこ] 処女[おとめ] 此処[ここ] 其処[そこ] 類態 <636> しょ **しょ[所]** 戸・4画 全8画 所所所所 ①ありか。ところ。類処②仕事をするための組織。③下の用言を受けて名詞化する語。・・・するところのこと・もの。④受け身をあらわす語。・・・れる。・・・られる。ショ ①所在[しょざい] 住所[じゅうしょ] 場所[ばしょ] 近所[きんじょ] 長所[ちょうしょ] ②所員[しょいん] 研究所[けんきゅうじょ] 裁判所[さいばんしょ] 事務所[じむしょ] 役所[やくしょ] ③所感[しょかん] 所持[しょじ] 所信[しょしん] 所属[しょぞく] 所有[しょゆう] ④所載[しょさい] 所収[しょしゅう] ところ 所[ところ] 番地[ばんち] 台所[だいどころ] ●当て所[あてど] 所有[しょゆう] あらゆる 所謂[いわゆる] 所為[しょい] 所以[ゆえん] 所縁[ゆかり] 余所[よそ] 他所[たしょ] **しょ[初]** 刀・5画 全7画 初初初初 ●はじめ。早い時期。↔晩②はじめて。一回目の。ショ ②初期[しょき] 初春[しょしゅん] 初旬[しょじゅん] 最初[さいしょ] 当初[とうしょ] ②初演[しょえん] 初学[しょがく] 初診[しょしん] 初対面[しょたいめん] はじめ・はじめて 手初[てはじ]め/初[はじ]めての外国旅行 はつ 初物[はつもの] 初雪[はつゆき] 初夢[はつゆめ] 初優勝[はつゆうしょう] うい・そめる 初孫[ういまご] 初陣[ういじん] 初々[ういうい]しい/見初[みそ]める 書き初[かきぞ]め **しょ[書]** 日・6画 全10画 書書書書 ◎文字をかきしるす。②筆で書いた文字。とくに、書道。「―を学ぶ」③本[ほん]。「―をひもとく」④かきつけ。記録。とくに、手紙。「―をしたためる」⑤「書経[しょきょう]」の略。中国の、五経の一つ。ショ ◎書記[しょき] 書写[しょしゃ] 清書[せいしょ] ②書画[しょが] 楷書[かいしょ] 草書[そうしょ] ③辞書[じしょ] 書類[しょるい] 願書[がんしょ] 書簡[しょかん] 投書[とうしょ] 封書[ふうしょ] ④詩書[ししょ] 覚書[おぼえがき] かく 書[か]き著[あらわ]す 書留[かきとめ]、下書[したが]き 書[ふみ] **しょ[暑](暑)** 日・8画 全12画 暑暑暑暑 ①気温が高くてあつい。②夏の土用の時期。土用の十八日間。↔寒 ショ ①暑気[しょき] 炎暑[えんしょ] 残暑[ざんしょ] 避暑[ひしょ] 酷暑[こくしょ] ②暑中[しょちゅう] 小暑[しょうしょ]、大暑[たいしょ] あつい 蒸し暑[むしあつ]い 暑苦[あつくる]しい **しょ[署](署)** 网・8画 全13画 署署署署 ●仕事上のわりふり。②きまった役割をもつ役所。とくに、「警察署」の略。「―まで出頭せよ」③名前などを書きしるす。ショ ②部署[ぶしょ] 署長[しょちょう] 税務署[ぜいむしょ] 本署[ほんしょ] 分署[ぶんしょ] ③署名[しょめい] 自署[じしょ] 連署[れんしょ] 署[しょ]す **しょ[諸](諸)** 言・8画 全15画 諸諸諸諸 いろいろな。もろもろの。たくさんの。類庶[しょ] ショ 諸君[しょくん] 諸国[しょこく] 諸種[しょしゅ] 諸説[しょせつ] 諸般[しょはん] 諸[もろもろ] 諸手[もろて] 諸肌[もろはだ] **しょ [緒】(緖)** 糸・8画 全14画 緒緒緒緒 ◎いとぐち。ものごとの起こりはじめ。②つながって長く続くもの。また、お。ショ・チョ 緒言[しょげん] 緒戦[しょせん] 緒論[しょろん] 端緒[たんちょ] ②一緒[いっしょ] 由緒[ゆいしょ]/情緒[じょうちょ] 琴[こと]の緒[お] 鼻緒[はなお] 紺[こん]の緒 緒[いとぐち] > **緒に就く** ものごとにここかかる。また順調に動きだす。「ちょにつ・」とも。「緒に就いたばかりの事業」 **しょ[庶]** 广・8画 全11画 庶庶庶庶 ●いろいろの。多くの。圏諸②めかけばら。嫡[ちゃく]↔ ショ ①庶民[しょみん] 庶務[しょむ]。②庶子[しょし]。庶出[しょしゅつ] 庶幾[しょき]う 庶幾[ちか]い **しょ【渚】(渚)** 氵・8画 全11画 渚渚渚渚 みずぎわ。なぎさ。ショ 渚岸[しょがん] 渚畔[しょはん] 汀渚[ていしょ] **しょ【曙】(曙)** 日・13画 全17画 曙曙曙曙 夜が明ける。あけぼの。ショ 曙光[しょこう] **しょ【書/署/緒】** 图↓漢字項目を見よ。 **じょ[女]** 女・0画 全3画 女女女女 ●おんな。また、女性の。②むすめ。女の子。◆男 ショ・ニョ ①女医[じょい] 女学校[じょがっこう] 女流[じょりゅう] 女優[じょゆう] 美女[びじょ] ②子女[しじょ] 少女[しょうじょ],処女[しょじょ] 長女[ちょうじょ]。ニョ・ニョウ 女性[じょせい] 女人[にょにん] 天女[てんにょ] 善男善女[ぜんなんぜんにょ]/女御[にょうご] 女房[にょうぼう] おんな・め 女手[おんなで] 小女[こおんな]/女神[めがみ] 女々[めめ]しい 女[むすめ] 女[なんじ] 女[あ]す 貴女[あなた] *海女[あま] 郎女[いらつめ] 女将[おかみ] *乙女[おとめ] 女郎花[おみなえし] 女形[おやま] *早乙女[さおとめ] 女衒[ぜげん] 巫女[みこ] **じょ[助]** 力・5画 全7画 助助助助 ◎力を貸す。たすける。②主となるもののてつだい。ジョ 助言[じょげん] 助命[じょめい] 助力[じょりょく] 援助[えんじょ] 救助[きゅうじょ] ②助詞[じょし] 助手[じょしゅ] 助動詞[じょどうし] 助役[じょやく] たすける・たすかる 命を助ける 人助け/危[あや]うく助かる 大助かり <637> しょう **じょ[序]** 广・4画 全7画 序序序序 ●はじめ。いとぐち。「―を書く」「―の口」②きめられた順番。「長幼の―に従う」圏順 ジョ ①序曲[じょきょく]、序破急[じょはきゅう] 序文[じょぶん] 序幕[じょまく] 序論[じょろん] ②序列[じょれつ] 順序[じゅんじょ] 秩序[ちつじょ] 序[つい]で **じょ[除]** 阝・7画 全10画 除除除除 ◎いらないものや古いものをとりつける。②割り算。☆乗 ジョ 除外[じょがい] 除去[じょきょ] 除草[じょそう] 除夜[じょや] 削除[さくじょ] 排除[はいじょ]/除目[じもく] 掃除[そうじ],②除数[じょすう] 除法[じょほう] のぞく 取り除[のぞ]く 除[の]ける **じょ[徐]** 彳・7画 全10画 徐徐徐徐 ゆっくりと。ゆるやかに。類緩↔疾[しっ] ジョ 徐行[じょこう] 徐々[じょじょ] 徐[おもむろ] 徐[やお]ら **じょ[如]** 女・3画 全6画 如如如如 ①にている。ごとし。・・・のようだ。②状態をあらわすことばの下にそえる語。ジョ ①如雨露[にょうろ] 如上[にょじょう],/如実[にょじつ] ②欠如[けつじょ] 突如[とつじょ] 躍如[やくじょ] 如[ごと]し 如[ごと]く 如し 如何[いかが]」いかん」どう 如何[いかに] 如月[きさらぎ] 不如帰[ほととぎす] **じょ [叙](敍)** 又・7画 全9画 叙叙叙叙 ①順序に従ってのべる。②官位をさずける。「↓叙する」を見よ。ジョ ⊙叙景[じょけい] 叙事[じょじ] 叙述[じょじゅつ], 叙情[じょじょう], 自叙伝[じじょでん] “②叙位[じょい] 叙勲[じょくん] 叙[の]べる **じょ [恕]** 心・6画 全10画 恕恕恕恕 大目に見てゆるす。また、相手を思いやる気持ち。▽「怒(=いかる)」は別字。ジョ 寛恕[かんじょ] 忠恕[ちゅうじょ], 宥恕[ゆうじょ] **じょ【序】** 图→漢字項目を見よ。 **しょい【所為】** 图しわざ。おこない。ふるまい。「悪魔[あくま]の―」▽「せい」と読めば別の語で、原因という意味。文章語。 **じょい【女医】** 图女性の医者。 **じょい【叙位】** 图天皇や政府などから、位を授[さず]けられること。正一位・従二位など。「―叙勲」 **しょいこ【背負い子】** 图荷物を背負うための、背中にあてる長方形の木わく。しょいご。 **しょいこむ【背負い込む】** 国やっかいで困ることや迷惑[めいわく]なことなどをひきうける。「旅行の幹事を―」「借金を―」 **ジョイス** [名]一八八二―一九四一年。アイルランドの小説家。人間の内面を意識の流れによってえがき、二〇世紀の新しい心理主義文学を確立した。小説「ユリシーズ」「フィネガンズ・ウェイク」など。 | James Joyce **しょいちねん【初一念】** 图はじめにこうしたいと思ったこと。初志。「―をつらぬく」 **しょいなげ【背負い投げ】** 图せおいなげ。 **しょいん【書院】** 图田書院造りの表座敷[おもてざしき]に。客間[きゃくま]。また、書斎[しょさい]。②出版社などの社名につけることば。 **しょいんづくり【書院造り】** 图室町[むろまち]時代から安土桃山時代に完成した武家屋敷[ぶけやしき]の様式。玄関[げんかん]があり、客間[きゃくま]に床[とこ]の間[ま]・ちがいだな・付け書院などがある。▽現在の和風住宅のもとになった。 **ジョイント** ⑧「囮」⊕連携[れんけい]して、ことにあたること。合同。共同。「―コンサート」②機械などのつなぎ目。接続の部品。一joint **しよう【子葉】** 图種子が発芽して最初に出る葉。種子の中ですでにできていて、あとから出る本葉とは形がちがう。「双一植物」 **しよう【止揚】** 图「函」↓「アウフヘーベン」 **しよう【仕様】** 图①ものごとのやりかた。方法。手段。「見ていないので、説明の―がない」②機械・電気製品や車などの、型・寸法・品質などの内容。また、やりかたの順序を書いたもの。「―書」 **しよう【私用】** 图個人的な用事。個人的な用事に使うこと。「―電話を禁じる」↔公用 **しよう【使用】** 图[下凹]ものを使うこと。「―法」▽「使用者」は使う立場の人をいうが、「使用人」は使われる立場の人をいう。 **しよう【枝葉】** 图①えだと、は。えだは。②重要でない部分。「―末節」 **しよう【試用】** 图[下忍]ためしに使ってみること。また、ためしにやとうこと。「―期間」 **しよう【飼養】** 图[函]動物などを飼いそだてること。「一法」類飼育[しいく] **しょう[小]** 小・0画 全3画 小小小小 ①ちいさい。「大は―を兼ねる」↔大②とるにたりない。③自分に関係するものごとの上に付けて、へりくだった気持ちをあらわす語。圏拙[せつ]↔貴④似ているが規模が小さいこと。⑤「小学校」の略。ショウ 小心[しょうしん], 小刀[しょうとう], 最小[さいしょう] 縮小[しゅくしょう] 小器[しょうき], 小身[しょうしん], 小人物[しょうじんぶつ], 小勇[しょうゆう], 卑小[ひしょう] ③小社[しょうしゃ], 小生[しょうせい], 小宇宙[しょううちゅう], 小京都[しょうきょうと] ちいさい・こ・お 気の小[ちい]さい 小さな花/小鳥[ことり]/小川[おがわ] *小豆[あずき] 小父さん[おじさん] 小母さん[おばさん] 小路[こうじ], 小 <638> > **小波** さざなみ **小夜** さよ **小火** ぼや **莫大小** めりやす > **小の虫を殺して大の虫を助ける** 大事のためには小事を犠牲[ぎせい]にする。 **しょう[少]** 小・0画 全3画 少少少少 ●数がすくない。すくなくなる。↔多②年がすくない。わかい。↔老③同じ官職で、下位のもの。ショウ 少数[しょうすう], 少量[しょうりょう], 僅少[きんしょう] 減少[げんしょう] ②少年[しょうねん], 年少[ねんしょう]”幼少[ようしょう] ③少尉[しょうい] 少将[しょうしょう] 少納言[しょうなごん] すくない・すこし 残り少ない/いま少[すこ]し 少女[おとめ] **しょう[招]** 扌・5画 全8画 招招招招 呼びよせる。まねく。」→「招じる」を見よ。ショウ 招集[しょうしゅう] 招待[しょうたい], 招致[しょうち], 招来[しょうらい] まねく 誤解を招[まね]く 手招[てまね]き **しょう[紹]** 糸・5画 全11画 紹紹紹紹 ◎中に立って、ひきあわせる。とりもつ。②うけつぐ。ショウ 紹介[しょうかい] ②紹述[しょうじゅつ] 紹継[しょうけい] 紹[つ]ぐ **しょう[承]** 亅・4画 全8画 承承承承 ◎人の考えを聞く。意見を聞きいれる。②うけつぐ。ショウ 承諾[しょうだく], 承知[しょうち] 了承[りょうしょう] ②承前[しょうぜん], 起承転結[きしょうてんけつ] 継承[けいしょう] うけたまわる 注文を承[うけたまわ]る 承[う]ける 承和[じょうわ](年号) **しょう[松]** 木・4画 全8画 松松松松 常緑針葉樹のマツ。ショウ 松竹梅[しょうちくばい] 松柏[しょうはく], 白砂青松[はくしゃせいしょう] まつ 松[まつ]の内 松原[まつばら] 門松[かどまつ] *松魚[かつお] 落葉松[からまつ] *松明[たいまつ] 松毬[まつかさ] **しょう[昭]** 日・5画 全9画 昭昭昭昭 光に照らされて、はっきりしている。圏照 ショウ 昭代[しょうだい], 昭明[しょうめい], 顕昭[けんしょう] **しょう[将】(將)** 寸・11画 全11画 将将将将 ●軍隊を率いて、指図[さしず]する人。また、軍隊の上の階級。「全軍の―」↔兵②たずさえる。持つ。③漢文で、「まさニ〜セントす」と再読し、「今にも・・・しようとしている」という意味をあらわす。ショウ ①将官[しょうかん], 将棋[しょうぎ], 将軍[しょうぐん], 大将[たいしょう] ②将来[しょうらい] 将[まさ]に 女将[おかみ] 将又[はたまた] > **将を射んとせばまず馬を射よ** 目的を果たすには、まずまわりからせめていくといい。 **しょう[消]** 氵・7画 全10画 消消消消 ●きえてなくなる。②けす。なくす。③勢いがなく、ひかえめである。ショウ ①消失[しょうしつ], 消滅[しょうめつ], 雲散霧消[うんさんむしょう] 解消[かいしょう] ②消火[しょうか] 消毒[しょうどく], 消費[しょうひ] 抹消[まっしょう] ③消極[しょうきょく] 消沈[しょうちん], きえる 火が消える 立ち消え けす 打ち消す 消しゴム 消印[けしいん] **しょう[笑]** 竹・4画 全10画 笑笑笑笑 ①わらう。②相手にうけいれてもらうときに、へりくだった気持ちをあらわす語。どうか・・・してください。ショウ 笑話[しょうわ] 苦笑[くしょう] 嘲笑[ちょうしょう] 爆笑[ばくしょう] 微笑[びしょう] 笑[わら]う・えむ かげで笑[わら]う 笑い話/ほほ笑[え]む 笑[え]みをうかべる 笑顔[えがお] 可笑[おか]しい 微笑[ほほえ]み **しょう[唱]** 口・8画 全11画 唱唱唱唱 ●声に出して読みあげる。となえる。②節[ふし]をつけてうたう。ショウ 唱道[しょうどう], 唱和[しょうわ], 暗唱[あんしょう] 提唱[ていしょう] 復唱[ふくしょう] ②唱歌[しょうか] 愛唱[あいしょう] 合唱[がっしょう] となえる 万歳を唱える 唱[うた]う **しょう[晶]** 日・8画 全12画 晶晶晶晶 鉱物が本来もつ、規則正しい形。ショウ 結晶[けっしょう] 水晶[すいしょう] 晶[あき]らか **しょう[商]** 口・8画 全11画 商商商商 ①ものを売り買いする。あきなう。また、その人。②相談する。はかる。③割り算の答え。「―を求める」↔積 ショウ ①商業[しょうぎょう] 商売[しょうばい], 商品[しょうひん], 行商[ぎょうしょう] 農工商[のうこうしょう] ②商議[しょうぎ], 商量[しょうりょう] 協商[きょうしょう] あきなう 魚を商[あきな]う 小商[こあきない] 商人[あきんど]」あきゅうど **しょう[章]** 立・6画 全11画 章章章章 ◎所属などを明らかにするしるし。②完結したひとまとまりの詩文。③詩文・楽曲のひと区切り。「五つの―からなる」ショウ 印章[いんしょう] 記章[きしょう] 勲章[くんしょう] 校章[こうしょう] 腕章[わんしょう] ②玉章[たまずさ] 憲章[けんしょう] 文章[ぶんしょう] ⓐ章句[しょうく] <639> **しょう[彰]** [彰彰彰彰] 彡・11画 全14画 あきらかにする。 ショウ 顕彰”表彰[い] 彰[ぁきらか]彰[ぁらわ]す **しょう[勝]** [勝勝勝勝] 力・10画 全12画 ◎相手を負かす。また、勝った数を数えることば。「一-一敗」 [対]敗・負 ②すぐれている。まさる。③景色[も]がすばらしい。 ショウ 勝算[让],勝負,勝利,優勝[しよう] 健勝[닔]”殊勝”③勝地,景勝[ょう] かつ・まさる 試合に勝[か]つ 一方勝[っぽっち]/実力が勝[まき]る 男勝[をとり] 勝[くれ]る勝手[ぃっ] **しょう[焼](燒)** [燒燒燒燒] 小・9画 全13画 ◎火でものをもやす。やく。②火事でやける。 ショウ 焼却燃焼[놠]”②焼失,延焼” 全焼類焼[いう] やく・やける 世話を焼[ゃ]く/胸が焼[ゃ]ける夕焼け[名②] 焼[や]く焼売[でね!] **しょう[証](證)** [証証証証] 言・5画 全12画 ◎あかしを立てる。②あかしとなるもの。一▼「証する」を見よ。 ショウ 証言[な]証拠[しょ]証人実証保証[よう]②学生証、物証免許証[んきよ] 立証[いう] 証[ぁかし] **しょう[象]** [象象象象] 豕・5画 全12画 [日]〔ショウ]①外にあらわれた、ものの姿。②似せた形をつくる。かたどる。 [類]模 [目]〔ゾウ]動物のゾウ。 ショウ 印象[ぶり]気象[よう]形象現象[する」を見よ。 対象”②象形,象徴抽象 ゾウ 象牙,巨象 象[かたち]象[かたど]る象潟(地名)海象[せいうち] **しょう[傷]** [傷傷傷傷] イ・11画 全13画 ●きず。けが。②きずつける。③心をいためる。かなしむ。 [類]愁[しゅう] ショウ 傷病者[ぅぴょぅ]軽傷[重傷]負傷[ぃょ] ●傷害[ぃぅ]殺傷[ぃ”]損傷”③傷心[ょっ] 感傷[はいり]愁傷[秒5] きず 傷口無傷古傷[☞] 凍傷[しもやけ]深傷[ぃが]火傷[ゃけど] いたむ・いためる 果物が傷[ぃぇ]む/建物を傷[ぃぇ]める **しょう[照]** [照照照照] 火・5画 全13画 光があたる。てりかがやく。②てらしあわせる。みくらべる。 ショウ 照射,照度,照明,残照”②照合照準参照”対照[になり] てる・てらす・てれる 日が照[で]る油照[ちょち]り/原本に照[‘]らす/照れ臭[くき]い **しょう[障]** [障障障障] ・11画 全14画 じゃまする。さしさわる。②へだてる。さえぎる。 ショウ 障害,故障[により]支障[しょう]万障保障[よう]②障子[にょら]障壁[へき] さわる 体に障[さぁ]る 目障[めざ]わり 障泥[ぁぁ]気障[きざ]内障[眼] **しょう[賞]** [賞賞賞賞] 貝・8画 全15画 ①ほめたたえる。 [類]称[しょう]・賛 ②ほうび。「―をもらう」 [対]罰[ばっ]③味わい、楽しむ。めでる。一「賞する」を見よ。 ショウ 賞賛[悲],賞罰[毁],賞揚,激賞” 賞金[悲],賞状賞品[怨],懸賞”受賞[う] 賞[に]める賞[で]る **しょう[称](稱)** [称称称称] 禾・5画 全10画 ●呼び名。「別に大御所[ぃょ]の―がある」②ほめる。たたえる。評判。「夜景は東洋一との―がある」③つりあう。一◆「称する」を見よ。 ショウ 称呼[しょ]称号,愛称敬称[しよう] 称[い]い②称賛[悲]。称揚,過称[いよう] 称[たた]える称[とぇ]える称揚[にゃ]す 称[にぶら] **しょう[升]** [升升升] 十・2画 全4画 尺貫[やっ]法で、容積の単位。約一・ハリットル。 ショウ 土一升[ぃぶり]に金一升 ます 升目五合升親[とら] **しょう[召]** [召召召召] 口・2画 全5画 ●上の人が下の者を呼びつける。めす。②「飲む」「食う」「着る」などを敬っていう語。めす。 ショウ 召喚[贴],召還[心],召集応召[り] めす 召[“]し捕るお召し物召人[めしゅうど]召使い **しょう[匠]** [匠匠匠匠] 4画 全6画 [特] ◎木工の職人。また、技術や学芸のすぐれた人。②くふうをこらす。すぐれたアイディア。 ショウ 巨匠,工匠師匠[いよう]刀匠”名匠[ぃり]②意匠[いよう] 匠[たくみ] <640> **しょう[匠]** 木工の職人。また、技術や学芸のすぐれた人。②くふうをこらす。すぐれたアイディア。 ショウ 巨匠[きょしょう], 工匠[こうしょう] 師匠[ししょう] 刀匠[とうしょう] 名匠[めいしょう] ②意匠[いしょう] **しょう[床]** 床床床床 ①ねどこ。また、病院などのベッド数を数えることば。「ベッド数一〇〇―の病院」②こしかけ。③何かの土台・部分。 ショウ 温床[おんしょう] 起床[きしょう] 病床[びょうしょう] 床几[しょうぎ] ③鉱床[こうしょう] 銃床[じゅうしょう] とこ・ゆか 床の間[とこのま] 苗床[なえどこ]/床上浸水[ゆかうえしんすい] **しょう[抄]** ・4画 全7画 抄抄抄抄 ●一部分をぬき書きする。②書物の中のむずかしいことばを書きぬいて注釈をすること。③紙をすく。 ショウ 抄出[しょうしゅつ] 抄本[しょうほん], 抄訳[しょうやく], ②史記抄[しきしょう] 論語抄[ろんごしょう] ③抄紙[しょうし] 抄造[しょうぞう] **しょう[肖]** 月・3画 全7画 肖肖肖肖 かたどる。にている。にせる。 ショウ 肖像[しょうぞう] 不肖[ふしょう] **しょう[尚]** 口・5画 全8画 尚尚尚尚 ●なお。まだ。②たっとぶ。おもんじる。③程度が高い。たっとい。 ショウ 尚早[しょうそう], ②尚古[しょうこ] 尚武[しょうぶ] ③高尚[こうしょう] **しょう[昇]** 日・4画 全8画 昇昇昇昇 上にあがる。のぼる。↔降[こう]・落[らく] ショウ 昇格[しょうかく] 昇進[しょうしん] 昇天[しょうてん], 上昇[じょうしょう] のぼる 朝日が昇る[のぼる] エレベーターで昇る[のぼる] **しょう[沼]** ・5画 全8画 沼沼沼沼 しぜんにできた、どろの深い大きな池。 ショウ 沼沢[しょうたく] 湖沼[こしょう] 池沼[ちしょう] ぬま 沼地[ぬまち] 泥沼[どろぬま] **しょう[宵]** 宵宵宵宵 ●夕方から夜のまだふけないころ。よい。②よる。 ショウ 春宵[しゅんしょう] ②徹宵[てっしょう] よい 宵の口[よいのくち] 宵の明星[よいのみょうじょう] 宵闇[よいやみ] **しょう[症]** 疒・5画 全10画 症症症症 病気の性質。 ショウ 症状[しょうじょう] 炎症[えんしょう] 既往症[きおうしょう] 軽症[けいしょう] **しょう【祥】(祥)** 祥祥祥祥 めでたいこと。また、めでたいしるし。おこり。 ショウ 祥雲[しょううん] 発祥[はっしょう] 祥瑞[しょうずい] 吉祥[きちじょう] **しょう[詳]** 言・6画 全13画 詳詳詳詳 細かく、くわしい。 ショウ 詳細[しょうさい] 詳述[しょうじゅつ] 詳報[しょうほう], 未詳[みしょう] くわしい 詳しい[くわしい]解説 **しょう[渉】(渉)** ・8画 全11画 渉渉涉涉 ●川の中を歩いてわたる。②歩きまわる。へめぐる。③かかわる。関係する。 ショウ 徒渉[としょう] 跋渉[ばっしょう] ②渉猟[しょうりょう] 博涉[はくしょう] ③渉外[しょうがい], 干渉[かんしょう] 交渉[こうしょう] **しょう[訟]** 言・4画 全11画 訟訟訟訟 うったえる。裁判で争う。 ショウ 訴訟[そしょう] 争訟[そうしょう] **しょう[掌]** 手・8画 全12画 掌掌掌掌 ①てのひら。たなごころ。②仕事としてうけもつ。 ショウ 掌握[しょうあく]。掌中[しょうちゅう] 合掌[がっしょう] ②車掌[しゃしょう] 職掌[しょくしょう] **しょう[焦]** 焦焦焦焦 ●火で焼く。こがす。こげる。②心がいらいらとする。 ショウ 焦点[しょうてん], 焦土[しょうど], 焦熱[しょうねつ], 焦眉[しょうび], ②焦心[しょうしん], 焦燥[しょうそう], 焦慮[しょうりょ], こげる・こがす 魚が焦げる[こげる] 黒焦げ[くろこげ]/胸を焦がす[こがす] こがれる・あせる 待ち焦がれる[こがれる]/成功を焦る[あせる] **しょう[硝]** 石・7画 全12画 硝硝硝硝 鉱物の一つ。火薬やガラスの原料。 ショウ 硝煙[しょうえん] 硝酸[しょうさん], 硝石[しょうせき], 硝子[ガラス] <641> **しょう[粧]** 米・6画 全12画 粒粒粒粧 よそおう。かざる。 ショウ 化粧[けしょう] 美粧[びしょう] **しょう[詔]** 言・5画 全12画 詔詔詔詔 天子の命令。みことのり。 ショウ 詔書[しょうしょ], 詔勅[しょうちょく] 大詔[たいしょう] **しょう[奨】(獎)** 大・10画 全13画 獎獎獎獎 人にすすめ、はげます。 ショウ 奨学[しょうがく] 奨励[しょうれい], 勧奨[かんしょう] 推奨[すいしょう] **しょう[衝]** 行・9画 全15画 衝衝衝衝 ●つく。つきあたる。②だいじなところ。かなめ。「―にあたる」 ショウ 衝撃[しょうげき], 衝動[しょうどう], 衝突[しょうとつ], 緩衝[かんしょう] ②要衝[ようしょう] **しょう[償]** イ・15画 全17画 償償償償 ◎うめあわせをする。つぐなう。②むくいる。 ショウ 償却[しょうきゃく] 償金[しょうきん], 賠償[ばいしょう] 弁償[べんしょう] 補償[ほしょう] ②報償[ほうしょう] つぐなう 罪を償う[つぐなう] **しょう[礁]** 礁礁礁礁 海面にあらわれていない岩。 ショウ 暗礁[あんしょう] 岩礁[がんしょう] 漁礁[ぎょしょう] 座礁[ざしょう] **しょう[鐘]** 鐘鐘 鑪 鐘 打楽器のかね。つりがね。かね。▽「鍾[しょう](=あつめる)」は別字。 ショウ 鐘鼓[しょうこ] 鐘声[しょうせい], 鐘楼[しょうろう], 警鐘[けいしょう] 半鐘[はんしょう] 晩鐘[ばんしょう] 梵鐘[ぼんしょう] かね 除夜の鐘[じょやのかね] 割れ鐘[われがね] **しょう[庄]** 庄庄庄庄 いなかの住まい。また、いなか。 ショウ 庄園[しょうえん], 庄屋[しょうや], 新田庄[にったのしょう] **しょう[昌]** 昌昌昌昌 勢いがいい。さかん。 ショウ 昌運[しょううん], 昌平[しょうへい], 繁昌[はんじょう] 隆昌[りゅうしょう] **しょう[笙]** 竹・5画 全11画 笙笙笙笙 雅楽の管楽器の一つ。ふき口のついたまるいつぼに長さのちがう一七本の竹管を立てたもの。笙の笛。→図「ががく」 ショウ 笙歌[しょうか] 笙鼓[しょうこ] **しょう[捷]** ・8画 全11画 捷捷捷捷 ●戦いに勝つ。②すばやい。はやい。 ショウ 捷報[しょうほう], 戦捷[せんしょう] ②捷径[しょうけい], 捷勁[しょうけい], 敏捷[びんしょう] **しょう[梢]** 木・7画 全11画 梢梢梢梢 ①えだのさき。こずえ。②ものの末端。はし。 ショウ 梢[こずえ] ②末梢[まっしょう] 梢頭[しょうとう] **しょう[菖]** 菖菖菖菖 植物のアヤメ。 ショウ 菖蒲[しょうぶ] 石菖蒲[せきしょうぶ] 白菖[びゃくしょう] **しょう[翔]** 羽・6画 全12画 翔翔翔翔 鳥がつばさを広げて飛びまわる。 ショウ 翔集[しょうしゅう] 飛翔[ひしょう] かける 大空を翔ける[かける] 天翔ける[あまかける] **しょう[頌]** 頁・4画 全13画 頌頌頌頌 ①ほめたたえる。②「詩経」の六義の一つ。宗廟における楽歌。 ショウ 頌歌[しょうか] 頌辞[しょうじ] 頌春[しょうしゅん] 頌德[しょうとく], **しょう[蕉]** +12画 全15画 蕉蕉蕉蕉 ●植物のバショウ。②「松尾芭蕉」の略。 ショウ 蕉布[しょうふ], 芭蕉[ばしょう] ②蕉風[しょうふう], 蕉門[しょうもん], **しょう[正/生/姓/性/省]** →「せい」 **しょう[相/装]** →「そう」 **しょう【小/升/将/称/商/章/賞/衝]** →漢字項目を見よ。 **しょう【床/勝】** →漢字項目を見よ。 **しょう【性】** ① 生まれつきの性質。たち。また、本来の品質。「―が合う(=気が合う)」「―の悪い風邪が」「―のぬけた生地」 ②根性。「―を入れる」 ③〈造語〉「~性」の形で』・・・の性質。「貧乏―」「心配―」「凝りー」 **しょう【背負う】** 「せおう」のくだけた言い <642> **じよう【滋養】** [名]栄養になること。栄養になるもの。「―になる」「―強壮剤[きょうそう]」 **じょう[上]** [上上上] 一・2画 全3画 ●位置が高い。また、表面。②年齢や身分・地位が高い。③程度が高い。すぐれている。④順序がはじめのほう。 [下] ⑤その場所で。◎…に関して。⑦上にあがる。のぼる。◎さしあげる。たてまつる。◎中央や北へ向かって行く。◎あらわす。のぼす。▼ほかに、天子の意味で「今上[読”」、昔の意味で「上古[にょ]」「上代」、漢字の四声の一つ「上声[しょう]」の略、など。 ジョウ・ショウ 上段[愁]。上部[にょら]海上山上[頭]上げ[げよう]②上官、上司[ょう]長上[同上]/上人,③上菓子[び]上等[上品] ④上巻[炸],上記[じょ]の上旬[こう] ⑤席上[達]途上[により]◎一身上[紀]史上[うえ・うわ・かみ] 上様[鼗]母上[怨]/上着,上回[勢]る/上[かみ]の句 上座[股]上[競] あげる・あがる 腕[って]を上げる上[ぁげ]下[さげ]/値が上[ぁ]がる上[ぁ]がり込む のぼる・のぼせる・のぼす 上[の]ぼり坂/話題に上[の]せる/計画に上[の『]す 上手[い]上総[かずさ] 上達部[めんだち] 上野[こうずけ] 上戸[ょう]*上手[ょう]逆上[のぼ]せる **じょう[条](條)** [条条条条] 木・3画 全7画 ●木の枝。②すじみち。細長いすじ。また、それを数えることば。「一ーの光」③一つ一つ小さく分けしめした文や規則など。くだり。④町の区画を示す東西の道すじ。 ジョウ 条枝[じょ]②条理[ょ]③条項,条文,条約[なら]箇条[はよう] 金科玉条[しいじよう]④条坊[なら]条里[ょう] 条[くだり] 条虫[だ]発条[ぜんまい]」ばね **じょう[状](狀)** [状状状状] ◎すがた。かたち。「困惑[殻]のー」②ことのなりゆき。ようす。 [類]情 ③書類。また、手紙。 ジョウ 状態[にぃ],異状[より]形状”②状況[状勢],現状[説”]実状,白状[図]書状”年賀状免状[説”]礼状[はどう] **じょう[乗](乘)** [乗乘乗乗] J・8画 全9画 のりものにのる。また、のりもの。 [降] ②数をかけあわせること。かけ算。 [除] ③仏の教え。一「乗じる」を見よ。 ジョウ 乗客乗車に乗船[炸],下乗[ょう]搭乗[5]便乗 ②乗数,乘法,三乗[位]自乗[じよう]③小乗[は大]乗り のる・のせる 調子に乗[。]る乗[。]り気 馬乗り/口車にまに乗[の]せる 上乗せ **じょう[城]** [城城城城] 土・6画 全9画 敵を防ぐために築いた建物。しろ。 ジョウ 城下町[ょうか]城内城壁籠城[じよう] しろ 城跡山城出城引[磐城](地名)傾城[邨] **じょう[常]** [常常常常] 巾・8画 全11画 いつも変わらない。つねに。ふだん。②ふつうである。なみのもの。 [異] ジョウ 常温[愁],常時常用[錢],日常[践”]無常[より]②常識,尋常[袋],正常,通常[非常によう] つね・とこ 常日頃[の”]常々[珈]/常夏[とこ]の国 常[とこし]え常磐樹[も]常磐津[なきゃ]常滑[装] 常陸[ひたち] **じょう[情]** [情情情情] ・8画 全11画 ①ものに感じて起こる心の動き。きもち。「好悪の―」 [↔]知・意 ②人を思いやる心。なさけ。「親子の―」③異性にひかれる心。「―を交わす」④おもむき。あじわい。「落花流水の―」⑤ものごとのほんとうのありさま。 [圏]状 ジョウ・セイ 情感[悲],情操[殍],情熱[蜒],人情[5] ②情愛[悲],同情”薄情”友情[3] ③情欲,色情”恋情”[国]情趣[ょ]。詩情[により]余情[により]旅情[』]/風情[ⓑ]情況情勢,情報[能]。国情”事情[により] なさけ 情[な]きけを掛かける情[なさ]けない 情[ところ] >情が移る だんだん愛情を感じるようになって、はなれがたくなる。 >情がこわい 他人の意志や感情に左右されず、どこまでも自分の考えを変えないでがんこである。 >情が深い 思いやる気持ちが強い。 [圏]情が厚い >情にほだされる ついつい同情する気持ちにしばられて身動きできなくなる。 >情にもろい 人情に弱く感動しやすい。 >情を通じる ①敵に内通する。 ②男女がひそかに肉体関係をもつ。 **じよう[場]** [場場場場] 土・9画 全12画 ①ものごとのおこなわれるところ。②とき。 ジョウ 場景,場内[慫],運動場,会場[球”]戦場 ②一場[ぃぶり]の夢[ゅめ] ば 公の場[『]場面急場[にゅう]三幕五場[鼠] <643> > ば 公[おおやけ]の場[ば] **場面** [ばめん] **急場** [きゅうば] **三幕五場** [さんまくごば] **じょう[蒸]** 艹・10画 全13画 蒸蒸蒸蒸 ①水が気体になる。②湯気を当てて熱する。むす。ジョウ 蒸気[じょうき], 蒸散[じょうさん], 蒸発[じょうはつ], 蒸留[じょうりゅう] ②燻蒸[くんじょう] むす・むれる・むらす 今夜は蒸[む]す 蒸[む]し暑[あつ]い/足が蒸[む]れる/ご飯を蒸[む]らす 蒸[ふ]かす 蒸籠[せいろう]” **じょう[丈]** 一・2画 全3画 大丈夫丈丈丈 ①尺貫[しゃっかん]法で、長さの単位。一○尺。約三・〇三メートル。②身長。たけ。③しっかりしている。④歌舞伎役者の芸名にそえ、敬う気持ちをあらわす。ジョウ 丈余[じょうよ] 丈六仏[じょうろくぶつ] 方丈[ほうじょう] 丈夫[じょうぶ] 頑丈[がんじょう]”気丈[きじょう] ④菊五郎丈[きくごろうじょう] たけ 身の丈[たけ]を測る 背丈[せたけ]が 丈夫[ますらお] **じょう[冗]** 冖・2画 全4画 冗冗冗冗 むだ。必要でない。だらだらとしまりがない。圏漫[まん] ジョウ 冗舌[じょうぜつ], 冗談[じょうだん], 冗長[じょうちょう] 冗漫[じょうまん], **じょう[浄】(淨)** 氵・6画 全9画 浄浄浄浄 けがれがなく、きよい。きよめる。類清↔濁[だく] ジョウ 浄化[じょうか] 浄書[じょうしょ], 浄水場[じょうすいじょう] 浄土[じょうど] 浄[きよ]める 浄瑠璃[じょうるり], **じょう[剰](剰)** 刂・9画 全11画 乗乗乗乗 余分にある。あまる。あます。ジョウ 剰員[じょういん], 剰余[じょうよ] 過剰[かじょう] 余剰[よじょう] 剰[あま]っさえ **じょう【畳】(豊)** 田・6画 全12画 畳畳畳畳 ①たたみかさねる。②たたみ。また、たたみを数えることば。「四畳半[よじょうはん]」ジョウ ①畳語[じょうご] 重畳[ちょうじょう]”②千畳敷[せんじょうじき] たたむ・たたみ 布団を畳[たた]む/畳表[たたみおもて] 青畳[あおだたみ] 畳紙[たとう], **じょう[縄](縄)** 糸・11画 全19画 縄縄縄縄 わらなどをよりあわせたひも。なわ。ジョウ 縄文[じょうもん], 自縄自縛[じじょうじばく], 捕縄[ほじょう] なわ 縄飛[なわと]び 縄張[なわば]り **じょう[錠]** 金・8画 全16画 錠錠錠錠 ●戸やふたが開かないようにする金具[かなぐ]。じょうまえ。「―をかける」②丸薬。また、丸薬を数えることば。↔散[さん] ジョウ 手錠[てじょう] 南京錠[なんきんじょう] ②錠剤[じょうざい], 糖衣錠[とういじょう] **じよう[壌】(壤)** 土・13画 全16画 壌壌壌壌 耕作に適した、やわらかい土。大地。▽「壊[かい](=こわす)」は別字。ジョウ 撃壌[げきじょう] 天壌無窮[てんじょうむきゅう], 土壌[どじょう] 天壤[てんじょう] **じょう[嬢】(嬢)** 女・13画 全16画 嬢嬢嬢嬢 ●むすめ。女の子。「おーさん」②未婚の女性の名の下に付ける、敬った呼び方。③職業名の下に付けて、その職にたずさわる女性という意味をあらわす。ジョウ 愛嬢[あいじょう] 令嬢[れいじょう] お嬢[じょう]様[さま] 案内嬢[あんないじょう] 受付嬢[うけつけじょう] **じょう[譲】(讓)** 言・13画 全20画 譲譲譲譲 ◎他人にゆずりあたえる。類与[よ]②へりくだってひかえめにする。ジョウ 譲位[じょうい] 譲渡[じょうと] 割譲[かつじょう]”分譲[ぶんじょう]”②譲歩[じょうほ], 謙譲[けんじょう] 互譲[ごじょう] ゆずる 席を譲る 親譲[おやゆず]り **じょう[醸】(醸)** 酉・13画 全20画 醸醸醸醸 酒などをつくる。かもす。ジョウ 醸酒[じょうしゅ] 醸成[じょうせい], 醸造[じょうぞう], 新醸[しんじょう] かもす 酒を醸す 醸[かも]し出[だ]す **じょう[穣](穰)** 禾・13画 全18画 穣穣穣穣 穀物の実りが豊かなこと。ジョウ 穣歳[じょうさい] 穣田[じょうでん]。豊穣[ほうじょう] **じょう[丞]** 一・5画 全6画 丞丞丞丞 補佐する。たすける。ジョウ 丞相[じょうしょう] 丞史[じょうし] **じょう[定]** →「てい」 **じょう【丈/嬢】** 图[造語]→漢字項目を見よ。 **じょう【畳/錠】** 图↓→漢字項目を見よ。 **じょう【×帖】** [造語]①紙や海苔[のり]。』を数えることば。半紙は二〇枚、海苔は一〇枚を一帖とする。②びょうぶや折り本を数えることば。 **じょうあい【情愛】** 图親子や夫婦などのあいだで、相手を深く思いやる心。類慈[いつく]しみ **しょうあく【掌握】** 图[忍]手に入れること。自分 <644> のものにして思いどおりに動かすこと。「政権を―する」▽「掌[てのひら]に握[にぎ]る」という意味。 **しょうい【小異】** 图少しちがうこと。少しのちがい。「大同―」 > **小異を捨てて大同につく** 少しぐらいの意見のちがいにはこだわらず、大すじで協力できれば大勢の支持する意見に従う。 **しょうい【傷痍】** 图きず。けが。「―軍人(=戦争のけがでからだが不自由になった軍人)」類負傷[ふしょう] **じょうい【上位】** 图順位や地位が上であること。圏優位↔下位 **じょうい【上意】** 图①主君の考えや命令。江戸[えど]時代はとくに将軍の命令。「―討ち」②上位の人の考え。「―下達[かたつ]」↔下意 **じょうい【情意】** 图感情と意志。また、きもち。「一投合」 **じょうい【譲位】** 图君主が、その位をゆずること。類禅譲[ぜんじょう] **じょうい【×攘夷】** 图江戸[えど]時代の末ごろ、外国人を国内から追いだそうとしたこと。「尊王―」 **じょういかたつ【上意下達】** [四漢]達上の人の意思や命令を下の人に知らせること。↔下意上達▽「下達」を「げたつ」と読むのは誤り。 **しょういだん【焼夷弾】** 图高熱を出して、あたりを焼きはらう目的で使われる砲弾[ほうだん]や爆弾[ばくだん]。「油脂[ゆし]―」 **しょういん【承引】** 图[乏]人のたのみを聞きいれてひきうけること。類承諾[しょうだく] **しょういん【勝因】** 图勝った原因。「―はチームワークのよさだ」↔敗因 **じょういん【上院】** 图イギリス・アメリカなど、二院制をとる国会で、下院に対するもう一つの議院。下院より権限がおとる場合が多く、おもに、下院をチェックするはたらきをもつ。日本では参議院がこれにあたる。☆下院 **じょういん【冗員・剰員】** 图むだな、余っている人員。「一整理」 **じょういん【乗員】** 图列車・船・飛行機・バスなどに乗って運転やサービスなどの仕事をする人。乗務員。「―と乗客の計五二名」圏乗組員・搭乗員 **じょううち【常打ち】** 图「劇団などが、いつもきまった場所で興行[こうぎょう]すること。また、いつもきまった出し物を上演すること。「―小屋」「一館」 **しょううん【勝運】** 图勝ちをえるという運。勝負に強い運。「―に見はなされる」 **じょうえい【上映】** 图[函]映画を映して観客に見せること。「―開始は午前一一時」 **じょうえいしきもく【貞永式目】** 图↓「ごせいばいしきもく」 **しょうエネルギー【省エネルギー】** 图資源やエネルギーを効率よく利用すること。エネルギーを節約すること。省エネ。 **しょうえん【招宴】** 图[忍]宴会に招くこと。また、客を招いて開く宴会。 **しょうえん【消炎】** 图患部[かんぶ]の炎症をとりさること。「―剤[ざい]」 **しょうえん【硝煙】** 图火薬が爆発したときに出るけむり。「ピストルを撃[う]ったあとの―反応」 **しょうえん【荘園・×庄園】** 图奈良時代から室町[むろまち]時代にかけて、貴族や寺社が私有した土地。豊臣秀吉の検地により消滅。 **じょうえん【上演】** 图[函]演劇などを舞台[ぶたい]で演じ、観客に見せること。「昼夜二回のー」 **じょうえん【情炎】** 图燃えるような欲情。「―に身を焼く」 **しょうおう【照応】** 图「函」二つのものごとが、たがいに対応または関連しあっていること。「首尾―」 **しょうおう【商鞅】** [人名]?—前三三八年。中国、戦国時代の政治家。姓は公孫、名は鞅。衛[えい]の貴族なので衛鞅とも呼ばれた。秦[しん]によって商に封[ほう]じられた。秦[しん]の孝公に仕え、富国強兵の大改革を推進した。孝公の死後、反対派により、かつて自分が制定した車裂[しゃれつ]の刑[けい]によって殺された。 **しょうおん【消音】** 图エンジンの音や爆発[ばくはつ]音などを出さないようにすること。「―装置」「―ピストル」 **じょうおん【常温】** 图①冷やしたりあたためたりしない、ふつうの状態の温度。「油は―では液体です」②常に一定した温度。圏定温 **しょうか【昇華】** 图「函」①固体が液体にならずに直接気体になること。あるいは、その逆の現象。樟脳[しょうのう]やドライアイスなどにみられる。②芸術活動などで、情念などをよりすぐれた価値の高いありかたに高めること。「精神を―する」 **しょうか【消化】** 图[―ス]①胃や腸で、食べたものを分解して、吸収しやすい状態に変えるはたらき。「―不良を起こす」②学んだ知識などをじゅうぶん理解して自分のものにすること。「文法を完全に―する」③仕事などを残さず処理すること。「―試合」 **しょうか【消火】** 图火を消すこと。火が消えること。「全員で―にあたる」圏鎮火[ちんか] **しょうか【商家】** 图商売をしている家。古い言い方。「―のお坊っちゃん」 > **つかいわけ** →「商店」を見よ。 **しょうか【唱歌】** 图①歌をうたうこと。また、その歌。「文部省―」②昔の小学校の教科の一つ。今の音楽にあたる。 **しょうが【生姜】** 图ショウガ科の多年草。地下茎はからく、かおりがよいので、つけものや薬味[やくみ]にする。ジンジャー。 **じょうか【城下】** 图城壁の下。城の周辺。「一〇〇万石のごー」 > **城下の盟** [ちかい]敵に城下までせめこまれて結ぶ講和条約。降伏の約束。▽中国、「左氏伝」から。 **じょうか【浄化】** 图[ㄥ]よごれをとりのぞいて、きれいにすること。「―装置」「川を―する」②悪いものをとりのぞいて、正常な状態にすること。「環境[かんきょう]の―をはかる」③→「カタルシス」 **しょうかい【紹介】** 图[函]知らない人やものを、は <645> じめて人にひき合わせること。「人物―」「番組―」「―状」「新技術を―する」 **しょうかい【照会】** 图[函]わからないところを問いあわせて確かめること。「在庫の―」「電話で―する」 **しょうかい【詳解】** 图「函」ごくわしい解釈や解説。「英文法―」邇精解⇔略解 **しょうかい【×哨戒】** 图「函」敵の来襲[らいしゅう]を警戒して見張ること。「―機」「―艇[てい]」 **しょうがい【生涯】** 图生まれてから死ぬまで。この世に生きているあいだ。一生。「―をとじる」「―教育」團終生 **しょうがい【渉外】** 图外部や外国と連絡[れんらく]や交渉[こうしょう]をすること。「―係」圏外交 **しょうがい【傷害】** 图「忍」傷つけること。けがをすること。「―罪」「―保険」 **しょうがい【障害】** 图⊕なにかをするときに、正常な活動のじゃまになるものごと。「―を乗りこえる」②からだの機能に故障があること。「胃腸―」③「障害競争」「障害物競争」の略。 **じょうかい【常会】** 图↓「つうじょうこっかい」 **じょうがい【場外】** 图会場のそと。試合場のそと。「―ホームラン」↔場内 **しょうがいきょうそう【障害競走】** 图馬術や競馬[けいば]などで、途中[とちゅう]に置かれた障害物をとびこえて走り、その速さや得点を競[きそ]う競走。 **しょうかいせき【蔣介石】** [闪图]一八八七―一九七五年。中国の政治家。孫文[そんぶん]の死後、国民党主席となる。反日統一戦線を組織。第二次世界大戦後、共産党に敗れ、台湾[たいわん]に移って中華民国総統[そうとう]となった。 **しょうがいちし【傷害致死】** 图殺意はないが、人を傷つけて死なせること。「―罪」 **じょろかく【城郭】** 图城のまわりの囲い。また、城。「―を築く」 **じょうがく【上顎】** 图うわあご。↔下顎[かがく] **しょうがくきん【奨学金】** 图学業や研究の奨励[しょうれい]のために、学生に貸したりあたえたりする学資の補助金。 **しょうかせん【消火栓】** 图火災時に、消火用のホースをとりつけるための水道の栓。「―の前は駐車禁止だ」 **しょうがつ【正月】** 图一月。とくに、三が日[さん]や七日までをいうことが多い。「寝[ね]―」「盆[ぼん]と―がいっしょに来たよう」圏新年・松の内 **しょうがっこう【小学校】** 图満六歳[まんろくさい]から六年間の義務教育をする学校。 **しょうかふりょう【消化不良】** 图疲労などによって、食物がよく消化されず、食欲不振や下痢[げり]などを起こす症状。転じて、じゅうぶんに理解や習得ができないでいる状態。 **じょうかまち【城下町】** 图城を中心として発達した町。小田原[おだわら]・金沢[かなざわ]など。 **しょうかん【小寒】** 图二十四節気の一つ。一月六日ごろ。寒さが厳しくなりはじめるころ。寒の入り。↔大寒 **しょうかん【召喚】** 图[日函]官庁、とくに裁判所が、被告人や証人を日時や場所を指定して呼びだすこと。「―に応じる」「―状」 **しょうかん【召還】** 图[函]外国に派遣した外交官などを呼びもどすこと。「大使を本国に―する」↔派遣 **しょうかん【商館】** 图外国人が商売をした建物。「オランダー」▽多く、江戸時代のものにいう。 **しょうかん【償還】** 图[函]公債や社債による借金など、借りたものを返すこと。圏返却・返済 **しょうがん【賞翫】** 图[丕]もののよさや美しさを楽しみ、たいせつにすること。週賞美②食べものの味をほめ、よく味わうこと。賞味 **じょうかん【上官】** 图官吏[かんり]や軍人で、その人より上級の人。圏上役[うわやく] **じょうかん【情感】** 图ものごとに感じて起こる、しみじみとした心のはたらき。「―をこめて歌う」 **しょうき【正気】** 图①精神のはたらきが正常なこと。気が確かなこと。「とても―の沙汰だとは思えない」「―にかえる」 **しょうき【勝機】** 图試合などで勝てる機会。「―をつかむ」 **しょうき【×鍾馗】** 图中国で、疫病神[えきびょうがみ]を追い払うといわれている神。日本では五月人形の一つとしてかざる。 **しょうぎ【将棋】** 图縦横一〇本の線で区切り、八一のます目を書いた盤[ばん]の上で、二人がそれぞれ二〇の駒[こま]を持ち、交互に動かして王将をせめるゲーム。「―をさす」「〈ぼー」「かぞえ方局・番 **しょうぎ【床×几】** 图昔、陣中[じんちゅう]や狩り場などで使った、折りたたみ式のこしかけ。 **じょうき【上気】** 图[囮]のぼせて顔がほてること。「興奮して―した顔」 **じょうき【上記】** 图上、または前に書いてあること。「―のとおりです」<下記 **じょうき【蒸気】** 图①液体や固体が蒸発して気体となったもの。▽固体では、ドライアイスなどの昇華による気体をいう。②水蒸気。ゆげ。スチーム。「ータービン」 **じょうぎ【定規・定木】** 图線を引いたり角などを書 <646> くときにあてて使う道具。「三角―」「杓子[しゃくし]―」「―をあてる」類物差し **じょうぎ【情×誼】** 图親しいつきあいの中で生まれる情愛。よしみ。「―に厚い」 **じょうききかん【蒸気機関】** 图水蒸気の膨張[ぼうちょう]・凝縮[ぎょうしゅく]を利用して、動力をえる機械。「―車」 **じょうきげん【上機嫌】** [図形動]非常にきげんがいいこと。↔不機嫌[ふきげん]▽「上気嫌」は誤り。 **しょうぎだおし【将棋倒し】** 图一つがたおれたために次から次へと折りかさなるようにしてたおれること。▽将棋の駒を一列に立てて、はしの一つをたおすと次々にたおれることから。 **しょうきゃく【正客】** 图①客のうち、正座[しょうざ](=正面の座席)に座する客。類正賓[せいひん]・主賓[しゅひん] ②茶会で、上席の客。主客。 **しょうきゃく【消却・×銷却】** 图[一位]消すこと。「ーリスト」類消去②使って、すっかりなくすこと。「―量」圏消費③負債[ふさい]や借金を返すこと。「―期間」圏償還, **しょうきゃく【償却】** 图[函]①つぐないかえすこと。借金などをすっかり返してしまうこと。類償還,②「減価償却」の略。 **しょうきゃく【焼却】** 图[函]焼きすてること。「ごみを―する」「―炉[ろ],」 **じょうきゃく【上客】** 图①上席に座る客。関正客・主賓②商売上たいせつな客。頻繁[ひんぱん]に高額の買い物をしゅんてくれる客。類上得意[じょうとくい] **じょうきゃく【乗客】** 图かねをはらって乗り物に乗っている客。「―名簿」「乗員と―」 **しょうきゅう【昇級】** 图[函]位や等級が上がること。類昇格↔降級 **しょうきゅう【昇給】** 图[函]給料が上がること。↔降給 **じょうきゅう【上級】** 图学年や等級などが上であること。「―生」「―英語」←下級・初級 **しょうきゅうし【小休止】** 图[忍]」ちょっと休むこと。短い休憩。こやすみ。 **じょうきゅうのらん【承久の乱】** 图一二二一年、後鳥羽[ごとば]上皇が鎌倉[かまくら]幕府をたおそうとした戦い。幕府の反撃[はんげき]にあい、上皇はとらえられて隠岐[おき]に流された。承久の変。 **しょうきょ【消去】** 图[函]消してなくすこと。「―法」類消却 **じょうきょ【住居】** 图↓「じゅうきょ」 **しょうぎょう【商業】** 图生産者から仕入れた商品を消費者に売って利益をえる仕事。卸売業・小売業など。「―都市」「―美術」圏商売・商[あきな]い **じょうきょう【上京】** 图地方から東京へ行くこと。昔、地方から都[みやこ]へくること。類上洛[じょうらく] **じょうきょう【状況・情況】** 图変化していくものごとの現在のありさまやようす。「現場の―を知る」「―判断」類情勢 > **つかいわけ** →「状態」を見よ。 **しょうぎょうデザイン【商業デザイン】** 图商品の販売[はんばい]を促進させることを目的としたデザイン。 **しょうぎょうびじゅつ【商業美術】** 图商業目的につくられた美術。広告図案や商品のデザインなど。 **しょうきょくてき【消極的】** [形動]自分からすすんではたらこうとしないで、ひっこみがちなようす。「改革には―だ」「―な考えかた」↔積極的 **じょうき(常軌)を逸ぃっする** ふつうではない、常識はずれのおこないをする。 **しょうきん【賞金】** 图ほうびとしてあたえるかね。「―一〇〇〇万円」「ゴルフの―王」 **じょうきん【常勤】** 图「―ス」と臨時やといではなく、毎日きまった時間勤務すること。↔非常勤 **じょうく【冗句】** 图①むだな句。②ふざけた文句。▽ジョーク(joke)の当て字から。 **じょろくろ【上空】** 图そら。ある地点の上の空。「日本の―を通過する」 **しょうぐん【将軍】** 图①一軍をまとめて指揮する人。大将。▽陸海軍の将官の敬称[けいしょう]。「乃木[のぎ]―」②鎌倉時代から江戸時代まで、幕府の長として全国を支配した人。「征夷大将軍」の略。 **じょうげ【上下】** 图①〈名〉位置や地位などの、上と下。「―に動かす」「―の別なくあつかう」「―貴賤[きせん]」を問わず」②上と下で対[つい]になっているもの。「背広の―」①〈名・スル〉上がったり下がったりすること。また、のぼったりくだったりすること。「株の値段が―する」「事故で一線とも不通」 **しょうけい【小径・小×逕】** 图こみち。ほそみち。「林間の―」▽文章語。 **しょうけい【小計】** 图一部分を合計したもの。また、一部分の合計金額。⇔総計[そうけい] **しょうけい【象形】** 国語漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。ものの形をかたどって漢字をつくるもの。「川」「日」「山」など。 **しょうけい【×捷径】** 图ちかみち。はやみち。また、目的を達する手近な方法。てっとりばやい方法。▽文章語。 **しょうけい【×憧×憬】** 图「↓「どうけい」 **じょうけい【上掲】** 图[函]上にかかげること。また、前にかかげたこと。「―の写真」圏上記 **じょうけい【情景】** 图心に何かを感じさせるような景色[けしき]とやありさま。「親と子のほほえましいー」 **じょうけい【貞慶】** [人]一一五五一一二一三年。鎌倉[かまくら]初期の僧[そう]。興福寺に学ぶ。当時盛んになった法然[ほうねん]の念仏に反対して、旧仏教の戒律[かいりつ]の復興に努めた。解脱上人[げだつしょうにん]。 **じょうけいびょうしゃ【情景描写】** 图事件やその場のありのままの姿を、ことばで表現すること。 **しょうけいもじ【象形文字】** 图ものの形をかたどってつくった表意文字。エジプトの古代文字や、漢字の一部など。 **しょうげき【衝撃】** 图[函]①急に加えられた激しい強い力。また、とくに心理的に急激に加えられる打撃。「―の告白」「一波」 **しょうけつ【×猖獗】** 图[ㄥ]よくないものが激しい <647> 勢いではびこること。「悪性の感冒[かんぼう]が―をきわめる」▽文章語。 **しょうけん【正絹】** 图まじりもののない絹。「―のネクタイ」 **しょうけん【証券】** 图財産に関する権利や義務を書いた書類。とくに、株券[かぶけん]・債券[さいけん]・手形[てがた]などの有価証券。▽広い意味では、ほかに証拠[しょうこ]証券(=借用証書・契約念書など)・免責[めんせき]証券(=下足札[げそくふだ]・荷物預り証など)がある。 **しょうげん【証言】** 图「凶」事実をことばで証明すること。また、証明することば。「―台に立つ」 **じょうけん【条件】** 图①あることが成り立つために必要なことがら。また、何かをするときに制約となることがら。「必要にしてじゅうぶんな―」「―がととのう」「―をつける」 **じょうげん【上弦】** 图新月から満月になるまでの、左側が欠けている月。上弦の月。⇔下弦[かげん]▽月の形を弓に見たてると、しずむとき、つるにあたるほうが上になることから。♪巻末「月齢[げつれい]表」参照。 **じょうげん【上限】** 图数量や値段の上の限界。また、時代や年代のもっとも古い限界。⇔下限[かげん] **じょうけんとうそう【条件闘争】** 图ある条件さえうけいれられたら、よしとする闘争。 **じょうけんはんしゃ【条件反射】** 图一定の条件をあたえると、反射的に起こる作用。後天的なもの。たとえば、イヌにえさをやる前にいつもベルを鳴らすと、イヌはベルの音を聞いただけで唾液[だえき]を出すようになる。旧ソ連の学者パブロフが名づけた。 **しょうこ【尚古】** 图昔の文化や思想などを尊ぶこと。「―趣味[しゅみ]」 **しょうこ【称呼】** 图「忍」呼び名。呼びかた。また、名を呼ぶこと。園呼称[こしょう] **しょうこ【証拠】** 图事実や真実を証明するよりどころ。あかし。「―だてる」「―物件」「論よりー」 **しょうこ 【×鉦鼓】** 图①かねと、たいこ。▽「鉦」は停止、「鼓」は進軍の合図[あいず]。「―をうち鳴らす」→図「ががく」②雅楽の演奏や念仏のときに使う、円形の楽器。 **しょうご【正午】** 图昼の一二時。▽昔の時刻で、午[うま]の刻[とき]の中央(=正)にあたることから。 **じょうこ【上古】** 图おおむかし。日本史の時代区分では、蘇我氏が滅亡[めつぼう]した大化改新(六四五年)まで。あるいは大和朝廷[やまとちょうてい]時代をいう。⇔上代 **じょうご【上戸】** 图[造語]①〈名〉酒がたくさん飲める人。さけずき。⇔下戸[げこ] ①〈造語〉[「〜上戸」の形で』酔[よ]ったときに出るくせ。「泣き―」「笑い―」 **じょうご【畳語】** [丈逵]同じ単語を重ねて一つの語(=複合語)としたもの。語の意味を強めたり、動作のくりかえしや複数であることなどを示したりする。「泣く泣く」「われわれ」「たびたび」「山々」など。 **じょうご【“漏斗】** 图アサガオの花のように、上が広がった管状の道具。口の細いびんなどに液体などを注ぎこむときに使う。ろうと。 **しょうこう【小康】** 图病気や争いごとといった悪い状態が、危険は脱して何とか少しおさまっていること。「―を保つ」 **しょうこう【昇降】** 图「ス」とのぼりくだり。あがりおり。「―機(=エレベーター)」「―ロ」 **しょうこう【将校】** 图軍隊で、少尉以上の武官。士官。「青年―」 **しょうこう【商工】** 图商業と工業。また、商人と工員。「―業」 **しょうこう【商港】** 图商船が出入りして、旅客や貨物[かもつ]の積みおろしをする港。圏貿易港⇔漁港[ぎょこう] **しょうこう【焼香】** 图[函]香をたくこと。とくに、葬式や法事のとき仏前で香をたいて拝むこと。 **しょうごう【称号】** 图身分や資格を示す呼び名。「博士の―」 **しょうごう【照合】** 图[函]原文や原物と比べあわせること。「原簿[げんぼ]と―する」 > **つかいわけ** →「比較」を見よ。 **じょうこう【上皇】** 图位をゆずったあとの天皇の呼び名。「太上天皇」の略。 **じょうこう【条項】** 图箇条[かじょう]書きした法文や契約書などの一つ一つの項目。「法律の―」条目 **じょうこう【乗降】** 图「と」乗り物に乗ったり降りたりすること。のりおり。「―客」 **じょうこう【情交】** 图親密な交際。とくに、男女の肉体的な交わり。「―を結ぶ」 **しょうこうい【商行為】** 国営利目的でおこなう活動。品物の売買や交換、不動産の仲介や賃貸[ちんたい]など。 **しょうこうかいぎしょ【商工会議所】** 图商工業者が、その地域の商工業の改善と発展を目ざして組織する団体。全国主要都市にある。 **しょうこうぐん【症候群】** 图→「シンドローム」 **じょうこうごう【上皇后】** 图天皇が位をゆずったあとの皇后の呼び名。皇太后[こうたいごう]に同じ。▽年号が令和になる際、特別に定められた新しい称号。 **しょうこうねつ【×猩紅熱】** 图四類感染症の一つ。急に高熱が出て、はきけ・頭痛がし、全身に赤い発疹[ほっしん]が出る。子供がかかることが多い。 **しょうこく【小国】** 图政治・経済・軍事などの勢力の弱い国。また、国土の小さい国。↔大国 **しょうこく【生国】** 图生まれた国。古い言い方。しょうごく。「―は九州です」 **じょうこく【上告】** 图[函]裁判で、控訴審[こうそしん]の判決を不服として、さらに上級の裁判所に最後の判断を求めること。 **じょうこく【上刻】** 图昔の時制で、一時[いっとき](=約二時間)を上・中・下に三分したその初めの時刻。四〇分間。「巳[み]の―」 **しょうこだてる【証拠立てる】** [下□]証拠を示す。証明づける。「―ものは何もない」 **しょうことなしに** どうしようもなしに。しかたなしに。▽「しょうこと」は「為[す]ん事」(=すること)」の変化した形。 **しょうこり(性懲り)もなく** 前の失敗に少しもこりないで。「―同じことをくりかえす」 <648> **しょうこん【招魂】** 图死者のたましいを、あの世から招いてまつること。「―祭」 **しょうこん【商魂】** 图商売に対する熱意。「―たくましい男」 **しょうこん【傷痕】** 图きずあと。「生々しいー」「戦争の―」 **しょうごん【荘厳】** [図形動]①〈名・スル〉仏教で、仏像や寺などをりっぱにかざりつけること。また、そのかざり。①〈名・形動〉「そうごん」 **しょうさ【小差】** 图ちがいが少ないこと。わずかのちがい。「―でせり勝つ」類僅差[きんさ]↔大差 **しょうさ【証左】** 图証明のよりどころ。証拠[しょうこ]。あかし。▽「左」は、ささえという意味。 **じょうざ【上座】** 图目上の人を座[すわ]らせる上位の場所。「かみざ」とも。類上席↔下座[しもざ] **しょうさい【小才】** 图わずかばかりの才知。ちょっとしたことならできる才能。「こさい」とも。「―がある」「―のきく人」↔大才 **しょうさい【商才】** 图商売がうまくできる才能。商売のかけひきがじょうずなこと。「―にたける」 **しょうさい【詳細】** [図形動]くわしく細かいこと。「―な記録」類子細・委細 **じょうさい【城×塞・城砦】** 图城と、とりで。また、城。とりで。「―にたてこもる」「―を築く」 **じょうざい【浄財】** 图寺院や神社、慈善事業などに善意で寄付するかね。「―を集める」 **じょうざい【錠剤】** 图つぶ状に固めた飲み薬。タブレット。「―を服用する」「かぞえ方 錠[じょう] **じょうさく【上策】** 图何かをするときの、もっともよい手段や方法。すぐれたはかりごと。↔下策 **じょうさし【状差し】** 图柱などにかけて、手紙類を入れておく箱、または、ふくろ状のもの。 **しょうさつ【笑殺】** 图[忍]笑って相手にしないこと。とりあわないこと。また、あざわらうこと。 **しょうさっし【小冊子】** 图小型でページのうすい本。パンフレット。「感想文を―にまとめる」 **しょうさん【勝算】** 图勝てるという見こみ。かちめ。「ほとんどーがない」 **しょうさん【硝酸】** 图無色で強い悪臭のある窒素[ちっそ]化合物。ふつうは水溶液をさし、多くの金属をとかす。セルロイド・爆薬などの原料。 **しょうさん【賞賛・称賛・賞✕讚】** 囱「函」ほめたたえること。「―ーに値[あたい]する」 **しょうし【小史】** 图田簡単に書かれた歴史。「英文学―」②小説家などが、自分の雅号の下につけることば。「鏡花[きょうか]―」 **しょうし【笑止】** [図形動]ばかばかしくておかしいようす。「―の至り」「―千万[せんばん]」 **しょうし【焼死】** 图「函」火事などで焼け死ぬこと。「―体で発見される」 **しょうし【証紙】** 图かねをしはらったことや商品の品質の証明のために、書類などにはる紙。類印紙[いんし] **しょうじ【小事】** 图あまり重要でない小さなこと。ささいなこと。「→大事の前の―」圏些事[さじ]↔大事 > **小事をほうっておけば大事に至る** 小事は大事で、小事といえどもいいかげんにしてはならない。 **しょうじ【商事】** 图①商売に関することがら。また、「商事会社」の略。 **しょうじ【障子】** 图明かりとりをかねて、部屋へのしきりのために立てる建具で。縦と横に桟[さん]をわたし、和紙をはってあるもの。明かり障子。 **じょうし【上司】** 图職場で自分より地位が上の人。うわやく。「―の命令に従う」 **じょうし【上肢】** 图うでや手。↔下肢[かし] **じょうし【情死】** 图好きあっている男女がいっしょに自殺すること。心中[しんじゅう]。「―をとげる」 **じょうし【上×巳】** 图五節句の一つ。ひなまつり。陰暦三月三日におこなわれる桃の節句。「じょうみ」とも。▽三月の最初の巳の日という意味。 **じょうし【上×梓】** 图[函]本を出版すること。▽昔、版木[はんぎ]にアズサ(梓)を使ったことから。 **じょうし【城趾・城址】** 图しろあと。「―公園」 **じょうじ【情事】** 图男女間の愛欲に関することがら。愛の交わり。「―があばかれた」 **じょうじ【常時】** 图[画]いつも。ふだん。「試合に―出場する」 **じょうじ【畳字】** 图「踊[おど]り字」に同じ。 **しょうじいれる【招じ入れる・請じ入れる】** [下二]客を部屋へなどに招きいれる。「座敷[ざしき]に―」 **しょうじがいしゃ【商事会社】** 图商行為を業務とする会社。営利社団法人。 **しょうじき【正直】** [図形動画]①〈名・形動〉うそのないこと。心が正しくすなおなこと。ありのまま。「―は最良の策」「三度目の―」「―に言いなさい」①〈副〉ほんとうをいうと。「―、困っております」 > **正直の頭に神宿る** 正直な人には必ず神の助けがある。 > **正直者が馬鹿をみる** 不正をおこなう者が多くの利益をえるのに対して、法や道徳を守って正直に生きる者はかえって損をする。 **じょうしき【常識】** 图ふつうの人が共通にもつ知識や理解力、または判断力。「―に欠ける」→非常識 > **つかいわけ** →「良識」を見よ。 **しょうしせんばん【笑止千万】** [四漢]非常にばかばかしくて話す価値もなく、問題にならないようす。「実に―な話」▽「笑止」を強めた語。もと、非常に気の毒な場合にいった。 **しょうしつ【消失】** 图[函]消えてなくなること。消えうせること。「権利が―する」↔消滅 **しょうしつ【焼失】** 图焼けたためになくなること。「金閣は一九五〇年に―、のちに再建」 **じょうしつ【上質】** [図形動]質が上等なこと。「―の紙」 **じょうじつ【情実】** 图個人的な利害や感情のために、ひそかに特別なあつかいをすること。「人事に―がからむ」 **しょうしみん【小市民】** 图資本家(ブルジョア)と労働者(プロレタリア)との中間の階級に属する人。中産階級。プチブル。▽ブルジョアに近い保守的な <649> 意識をもつ。 **しょうしゃ【小社】** 图自分の会社のへりくだった言い方。 **しょうしゃ【商社】** 图商品の取り引きや輸出入のなかだちの仕事をする貿易会社。商事会社。 **しょうしゃ【勝者】** 图戦いや試合に勝った人。勝利者。↔敗者 **しょうしゃ【照射】** 图「凶」光線や放射線などを当てること。光が照りつけること。「レントゲンー」 **しょうしゃ【×瀟洒】** [形動]すっきりとあかぬけているようす。「―な和服姿」「―な住まい」▽おもに服装や建物などについていう。 **じょうしゃ【乗車】** 图「忍」乗り物に乗ること。また、乗る車。「―ロ」「―拒否」↔下車・降車 **じょうしゃけん【乗車券】** 图電車・汽車・バスなどに乗るために必要な切符[きっぷ]。 **じょうしゃひっすい【盛者必衰】** [回漢]勢いの盛んな者でも、必ずその勢いのおとろえるときがくるということ。 **しょうじゃひつめつ【生者必滅】** [四漢]生きている者はいつかは必ず死ぬということ。人生の無常をあらわすことば。 **じょうしゅ【城主】** 图城の持ち主。一城の主[あるじ]。また、江戸時代、居城をもつ大名[だいみょう]の格式。「尾張[おわり]がー」 **じょうしゅ【情趣】** 图ものごとの深い味わい。おもむき。「―に富んだ庭園」類風情[ふぜい]・情緒[じょうちょ] **じょうじゅ【成就】** 图[函]「函」望みどおりになしとげられること。願いがかなうこと。「大願―」團達成 > **つかいわけ** →「遂行[すいこう]」を見よ。 **しょうしゅう【召集】** 图「ご」の国会を開くために、国会議員を議院に集合させること。「国会を―する」②一般国民を軍隊に動員すること。「―令状」 **しょうしゅう【招集】** 图[目函]関係者を招きあつめること。「株主総会をーする」 **しょうじゅう【小銃】** 图ひとりで持ちはこびできる銃。ライフル銃。カービン銃など。「自動―」 **じょうしゅう【上州】** 图↓「こうずけ」 **じょうしゅう【城州】** 图↓「やましろ」 **じょうしゅう【常州】** 图↓「ひたち」 **じょうしゅう【常習】** 图[函]薬の使用や犯罪行為など、よくないことをくりかえし、いつもすること。「麻薬[まやく]の―者」 **じょうじゅう【常住】** 图「忍」⊕いつもそこに住んで生活していること。②未来永劫[みらいえいごう]にわたって存在すること。↓無常③いつも。ふだん。「―不断」 **じょうじゅうざが【常住座×臥】** [四漢]いつも。ふだん。▽「行住,座臥」の「行住」と「常住」の混用から。一定の場所でねたり起きたりするという意味。 **じょうしゅうはん【常習犯】** 图同じような犯罪、または一般的によくないとされる行為をくりかえしおこなう人。「すりのー」「遅刻の―」 **じょうじゅうふだん【常住不断】** [四漢]いつも。つねに。平生。「―の努力の結果」▽常に一定で、切れずに続いているという意味から。 **しょうしゅつ【抄出】** 图[函]書物の一部をぬきだして書くこと。また、ぬきだした文章。 **しょうじゅつ【詳述】** 图[函]くわしくていねいに述べること。「以上―したとおり」↔略述 **じょうじゅつ【上述】** 图[下と]すでに述べたことがら。↔前述 **じょうしゅび【上首尾】** 圏ものごとが思いどおりにうまくいくこと。↔不首尾 **しょうしゅん【×頌春】** 图新春を祝い、ほめたたえることば。類賀春・賀正▽年賀状などに使う。 **しょうじゅん【照準】** 囝「忍」目標に正しくねらいを定めること。「的[まと]に―を合わせる」「―器」 **じょうじゅん【上旬】** 图一か月のうちの、初めの十日間。↔下旬[げじゅん] **しようしょ【仕様書】** 图やりかたの順序や方法を書いた文書。また、機械や器具の説明や図解など。 **しょうしょ【小暑】** 图二十四節気の一つ。夏至[げし]の後十五日目で、七月七日ごろ。暑さが本格的になる時期。圈大暑 **しょうしょ【証書】** 图あることがらが事実であることを証明する文書。「卒業」圏証文, **しょうしょ【詔書】** 图国会の召集など、天皇の国事行為に関することばを書いた公的な文書で、公示されるもの。「衆議院解散の―」「圏勅書[ちょくしょ], **しょうじょ【少女】** 国小学生から中学生くらいの女の子。おとめ。「―趣味」↔少年 **じょうしょ【浄書】** 图「忍」下書きの文章を読みやすいようにきれいに書きなおすこと。圏清書 **じょうしょ【情緒】** 图→「じょうちょ」 **じょうじょ【乗除】** 图「ご」かけ算とわり算。「乗」は乗法、「除」は除法のこと。→加減[かげん] **しょうしょう【少少】** [画]少しばかり。ちょっぴり。「―言いすぎた」「塩―」 **しょうしょう【×悄悄】** [彩画]元気がなくなって、しおれているようす。「―として引きあげる後ろ姿」しおしお **しょうしょう【×蕭×蕭】** [形皿]うすら寒くてさびしいようす。「―たる秋の夜」「―と雨が降る」 **しょうじょう【小乗】** 图仏教で、個人のさとりを目標にする教え。東南アジアを中心に広まった。☆大乗[だいじょう]▽小さな乗り物という意味で、多くの人を救うことを目的とする大乗の立場から批判的に呼ぶ言いかた。 **しょうじょう【症状】** 图病気や傷などのために起こる、心身の異常。「―が悪化する」「自覚―」 **しょうじょう【清浄】** [図形動] 清らかでけがれのないこと。「せいじょう」とも。「―潔白の乙女」☆☆不浄[ふじょう]②仏教で、迷いや私利私欲などのないこと。「―無垢の僧たち」「六根―」 **しょうじょう【賞状】** 图すぐれたおこないをした人やりっぱな成績をあげた人に、ほめたたえることばを書いてあたえる書状。 <650> **しょうじょう【×猩猩】** 图◎オランウータン。②想像上の動物。からだはサルに、顔は人間に似て、長い毛でおおわれ、酒を好むという。 **しょうじょう【×蕭条】** [形動]ひっそりとして、ものさびしいようす。「―として降る雨」「満目―」 **じょうしょう【上声】** 图漢字の四声の一つ。日本語ではたいらに高く発音するもの。▽ほかに、去声[きょせい]・入声[にっしょう]・平声[ひょうせい]。 **じょうしょう【上昇】** 图[匹]程度や段階の高いほうへと移っていくこと。上の方へのぼっていくこと。「―気流」「物価が―傾向にある」→下降[かこう] **じょうしょう【常勝】** 图戦いや試合で、戦うたびに勝つこと。「―チーム」 **じょうじょう【上上・上乗】** [図形動]この上なくよいこと。ちゅうぶんのないこと。「きょうの気分は―だ」「―のできばえ」 **じょうじょう【上乗】** 图仏教で、もっともよいとされる教え。大乗のこと。 **じょうじょう【上場】** 图[三]証券取引所や商品取引所で、取り引きの対象として登録されること。「一部―の会社」「一株」②芝居や演劇を上演すること。 **じょうじょう【情状】** 图ものごとが、ある結果に至るまでの事情。いきさつ。「―酌量」 **じょうじょう【×嫋嫋】** [形動]①なよなよとしたようす。しなやかなようす。「―たる手弱女[たおやめ]」②風がそよそよとふくようす。「―たる風に髪[かみ]をなびかせる」◎音声が細く長く続くようす。「余韻―」文章語。 **じょうじょうしゃくりょう【情状酌量】** [國漢]裁判官が判決のとき、罪を犯した事情に同情すべき点があると判断して、刑罰[けいばつ]を軽くすること。「―の余地がある」 **しょうじょうせぜ【生生世世】** [四漢]何度も生まれかわり死にかわりして、長い年月を経ること、いまでも。類未来永劫[みらいえいごう] **しょうじょうるてん【生生流転】** [四画]世の中が次々と変化しつづけること。万物が絶えず生まれては変化していくこと。▽「せいせいるてん」と読むのは本来誤り。 **しょうしょく【少食・小食】** [図形動]少ししか食べないこと。「―家」↔大食[たいしょく] **じょうしょく【常食】** 图[函]毎日の食事で、いつも食べているもの。習慣で、毎日食べること。「日本人は米を―とする」圏主食 **じょうしょてんめん【情緒×纏綿】** [四邁]↓「じょうちょてんめん」 **しょうじる【生じる】** [□]◎発生する。発生させる。おこる。おこす。「疑念が―」「混乱を―」②はえる。はやす。「かびが―」「ひげを―」 ▼「しょうずる」とも。 **しょうじる【招じる・請じる】** [圧]まねく。自分のところに招待する。「客を招じいれる」▽「しょうずる」とも。 **じょうじる【乗じる】** [圧][□]●つけいる。つけこむ。「勝ちに―」「弱みに―」②かけ算をする。かける。「四に五を―」↔除[じょ]する「じょうずる」とも。 **しょうしん【小心】** [図形動]気が小さくておどおどしていること。「―翼々[よくよく]」鬨臆病[おくびょう]↔大胆 **しょうしん【小身】** 图身分が低くて、俸禄[ほうろく]の少ないこと。また、その人。↔大身 **しょうしん【昇進】** 图[函]会社などの組織の中で、地位が上がること。「部長に―する」類昇格 **しょうしん【焼身】** 图「し」【图】「死のうとして、自分のからだを火で焼くこと。「―自殺」 **しょうしん【傷心】** 图「函」つらいことや悲しいことのために、心を傷[いた]めること。また、傷ついた心。「―をいやす」「―の思い」 **しょうじん【小人】** 图①こども。幼少の人。↔大人②心のせまい人。徳のない者。↔君子 > **小人閑居して不善をなす** 小人物は、ひまがあると、とかくよくないことをしでかすものだ。 **しょうじん【精進】** 囤「忍」①一つのことにうちこんで一生けんめいに努力をすること。「勉学に―を重ねる」圏専心・専念②身を清めて自分のおこないをつつしむこと。「―潔斎[けっさい]」③魚や肉類を食べないで、野菜類を食べること。「―料理」「―揚げ」▼仏教から出たことば。 **じょうしん【上申】** 图[忍]上役や上官、また、上級官庁などに意見や事情を申しのべること。「—書を提出する」 **じょうじん【常人】** 图一般の平凡[へいぼん]な人間。ふつうの人。「とても―のおよぶところではない」類凡人 **しょうじんあげ【精進揚げ】** 图野菜のてんぷら。 **しょうじんおとし【精進落とし】** 图①精進の期間が終わって、ふだんの食生活にもどること。精進落ち。精進明け。 **しょうじんけっさい【精進潔斎】** [四漢]一定の期間、肉食を断ち、身を清めること。 **しょうしんしょうめい【正真正銘】** [四漢]ほんものであることが、疑いようもなく明らかなこと。「彼は―の天才だ」▽「正真証明」は誤り。 **しょうしんもの【小心者】** 图気が小さくて臆病[おくびょう]な人。 **しょうしんよくよく【小心翼翼】** [四漢]気が小さくて、絶えずびくびくしているようす。「しかられはしないかとーとなる」▽もと、小さなことにまで気を配り、つつしみぶかいという意味。 **しょうじんりょろり【精進料理】** 图肉や魚を用いず、野菜類だけで調理した料理。 **じょうず【上手】** [図形動]①何かをしたり、つくったりするのに、他の人よりすぐれていること。また、技術のすぐれた人。「テニスがーだ」圏達者↔下手[へた] ②→「おじょうず①」▼常用漢字表付表の語。 > **上手の手から水が漏れる** どんなにじょうずといわれる人でも、たまには失敗するものだ。類猿[さる]も木から落ちる・弘法[こうぼう]にも筆の誤り <651> **しょうすい【小水】** 图小便。小用。▽多く、「お小水」の形で、病院関係や女性が用いる。 **しょうすい【×憔悴】** 图「函」悲しみやなやみごと、また、疲労などが重なってやつれること。「―しきった顔つき」 **じょうすい【上水】** 图飲料とするため、みぞや管を通して配られる水のこと。また、上水道のこと。「玉川―」↔下水 **じょうすい【浄水】** 图◎飲み水にするため、よごれた水をきれいにすること。また、清浄な水。「―器」「一場」↔汚水②参拝のために手を清める水。 **じょうすいどう【上水道】** 图飲料などのために用いる水を、管などで導く施設[しせつ]。水道。☆下水道 **しょうすう【小数】** 图①小さい数。わずかな数。②絶対値が一より小さく、ゼロより大きい実数。 **しょうすう【少数】** 图数の少ないこと。「―意見」「―民族」「―精鋭[せいえい]主義」⇔多数 **じょうすう【乗数】** 图かけ算で、かけるほうの数。a×bの、bをさす。↔被乗数 **しょうすうてん【小数点】** 图整数の部分と小数の部分とを区別するために、そのあいだに打つ点。 **しょうする【称する】** [変]①名のる。…という。「山川と―」②うそをつく。「病気と称して休む」③ほめたたえて、言い知らす。「天才と称される」 **しょうする【賞する】** [変]●ほめる。たたえる。また、ほめてほうびをあたえる。「努力を―」②たのしむ。めでる。「名月を―」 **しょうする【証する】** [岡変]◎事実を証明する。「実例がこれを―」②保証する。うけあう。「本人であることを―」 **しょうずる【生ずる/招ずる】** [田変]「しょうじる」 **じょうずる【乗ずる】** [研変]→「じょうじる」 **しょうせい【小生】** [代名]一人称単数の代名詞。男性が、おもに手紙などで使う。「―も元気に過ごしています」▽もと、後輩[こうはい]のこと。 **しょうせい【小成】** 图わずかばかりの成功。「―に安んじる」→大成 **しょうせい【招請】** 图[函]たのんで来てもらうこと。おいでを願うこと。「講演者として―する」 **じょうせい【上製】** 图ふつうのものよりも、上等なつくりのもの。「―本」團特別製↔並製[なみせい] **じょうせい【情勢・状勢】** 图変化していくものの、状態やようす。また、そこから予想されるなりゆき。「最近の世界―」「―は流動的である」類形勢▽「情勢」は、まだ人々が知らない状況という意味がある。 **じょうせい【醸成】** 图[下凼]◎発酵作用を利用して酒やみそなどをつくること。圏醸造②ある気分やふんいきを、だんだんとつくりだすこと。 **じょうせき【上席】** 图●地位などが上にある人の座る席。類上座↔末席②地位・階級・席次などが上であること。圏上位 **じょうせき【定石・定跡】** 图⊕囲碁や将棋[しょうぎ]で、もっともよいとされるきまった打ちかた。▽囲碁の場合は「定石」、将棋の場合は「定跡」と書く。②ものごとをおこなうとき、もっとも基本的でよいとされるきまったやりかた。「会社経営の―を学ぶ」▽「定石」と書く。 **じょうせき【定席】** 图①きまっていつも座る席。②常に設けてある寄席[よせ]。 **しょうせつ【小雪】** 图二十四節気の一つ。太陽暦で、一一月二三日ごろ。立冬と大雪[たいせつ]のあいだ。 **しょうせつ【小節】** 图楽譜[がくふ]で、縦線で区切られたそれぞれの部分。また、それを数えることば。 **しょうせつ【小説】** 图近代文学の一形式。作者のつくりだした人物や事件などを通して、社会や人間のありかたをえがこうとする散文の作品。「短編―」「推理―」「事実は―よりも奇なり」▽明治時代の初めに坪内逍遥[つぼうちしょうよう]が「小説神髄」でnovelの訳語として用いたのが始まり。 **しょうせつ【章節】** 图長い文章の章や節の区切り。▽「章」は大きいもの、「節」は小さいものにいう。 **しょうせつ【詳説】** 图「と」くわしく説明すること。また、くわしい説明。團詳述↔概説・略説 **じょうせつ【常設】** ⑧「函」いつでも使えるように設置してあること。「―館」「委員会を―する」⇔仮設 **じょうぜつ【×饒舌・冗舌】** [图形動]よくしゃべること。おしゃべり。「―家」 **しょうせつか【小説家】** 图小説を書くことを職業とする人。作家。文士。 **しょうせっかい【消石灰】** 图生石灰[せいせっかい]に水をかけるとできる白色の粉末。肥料やしっくいの原料。化学工業でも広く使われる。水酸化カルシウム。 **しょうせつしんずい【小説神髄】** [函]一八八五年—八六年。坪内逍遥[つぼうちしょうよう]」の評論。戯作[げさく]小説の中心にあった勧善懲悪[かんぜんちょうあく]の考えかたを捨て、小説は人情世態[せたい]を模写[もしゃ]することにあるとした。 **しょうせん【商船】** 图人や荷物を運んで利益をえる船。客船や貨物船など。 **しょうせん【商戦】** 图商売上の競争。「―たけなわ」「年末―」 **しょうぜん【承前】** 图前の文章を受けついで、その続きであることをあらわすことば。▽ふつう、続きの文章のタイトルの下や冒頭に書く。 **しょうぜん【×悄然】** [形画]元気がなくて、しょんぼりしているようす。「―とその場を立ちさる」「孤影―」 **しょうぜん【×蕭然】** [形動]ひっそりと静まりかえって、さびしいようす。「―とした冬の野山」 **じょうせん【乗船】** 图[下]船に乗ること。↔乗っている船。上船。↔下船[げせん] **しょうせんきょく【小選挙区】** 图議員の定数が一名の小さな選挙区。↔大選挙区 **しょうそ【勝訴】** 图[下と]裁判に勝つこと。有利な判決を得ること。「原告側のーとなる」↔敗訴 <652> **しょうそくすじ【消息筋】** 图その方面の事情をよく知っている人。「―によれば」 **しょうたい【小隊】** 图小人数の一隊。また、軍隊の編制上の一単位で、数分隊[すうぶんたい]からなり、三または四小隊で中隊を構成する。→大隊 **しょうたい【正体】** 图①かくされているほんとうの姿。「一不明」「―をあばく」類本性[ほんしょう] ②正常な状態でいるときの確かな意識。正気[しょうき]。「酒に酔[よ]って―を失う」 **しょうたい【招待】** 图[函]客として招いてもてなすこと。「―にあずかる」「結婚[けっこん]式の―状」 **じょうたい【上体】** 圏からだのこしから上の部分。上半身。「―を起こす」 **じょうたい【状態】** 图移りかわってゆくものごとの、そのときのようすやありさま。「混乱した―が続く」「精神―」「仮死[かし]―」 > **つかいわけ** 状態・状況・模様=いずれも移りかわっていくもののようすをいうが、「状態」は、そのときどきのありさまを、一応動かないものと見てとらえている。「精神状態はよい」。「状況」は、刻一刻に変化するものとしてのようすに重点がある。「状況判断を誤る」。「模様」は、状態・状況をひっくるめて、はっきりと断定はできないが、という条件をつけていう。「政局はあれ模様だ」。 **じょうたい【常体】** 国語口語文体の一つ。文末が「だ」「である」で終わる文体。である体。↔敬体[けいたい] **じょうたい【常態】** 图ふつうのようす。いつもと同じ、正常な状態。「―に復する」 **じょうたい【情態】** 图心のようすやありさま。 **じょうだい【上代】** 图①文学史の時代区分の一つ。大和[やまと]時代・奈良時代をさす。「―文学」「―特殊かなづかい」②おおむかし。 **じょうだい【城代】** 图⊕「城代家老[じょうだいがろう]」の略。江戸時代、城主に代わって城を守り、藩[はん]の政治をおこなった人。②江戸時代、大坂城・駿府城[すんぷじょう]・二条城などを将軍に代わって治めた職。 **じょうたいのふくし【状態の副詞】** [闵逵]副詞の種類の一つ。動作や作用の状態や、状態の続く時間などをあらわす。また、擬態語、擬声語もこの中に入る。「はっきりと話す」「すぐ帰る」「ひらひら舞[ま]う」「ニャーニャー・鳴く」など。 **しょうたく【沼沢】** 图ぬまと、さわ。「―地が点在する」 **しょうだく【承諾】** 图[函]相手のたのみや要求を聞きいれてひきうけること。「事後―」↔受諾 > **つかいわけ** 『承知・承諾・受諾「承知」は、ことがらをうけいれ、なっとくして知っていること。日常的・私的なことに使う。「その話は承知しました」。「承諾」は、相手の申し入れに賛成してはっきりとうけいれることで、やや改まったときに使う。「先方の承諾をえて物を運び入れた」。「受諾」は、正式・公式な申し入れをそっくりうけいれること。「相手の提示した条件をすべて受諾した」。 **じょうたつ【上達】** 图[乏]学問や技術がうまくなること。「ピアノの―が早い」圓熟達[じゅくたつ] ②下の者の意見や考えが上の人に通じること。「↓下意[かい]」 **じょうだま【上玉】** 图①上等の宝石。また、上等の品物。②「美人」の俗[ぞく]な言い方。「なかなかの―だ」 **しょうだん【昇段】** 图「忍」武道や芸ごとなどで、段位が上がること。「初段に―する」↔降段 **しょうだん【商談】** 图商売上の交渉や相談。「―がまとまる」 <653> **じょうたん【上端】** 图上のほうのはし。☆下端[かたん] **じょうだん【上段】** 图①上のほうの段。高くなっているほうの段。「―の間(=書院造りで、一段高くつくった貴賓[きひん]の間[ま])」②剣道[けんどう]で、刀を頭上にかざして身構える姿勢。「―の構え」↔下段 **じょうだん【冗談】** 图人を笑わせるようなおもしろいことば。ふざけた話やジョーク。「―を飛ばす」「―はいいかげんにしてほしい」「―にも程がある」 **じょうだんぐち【冗談口】** 图ふざけて言うことば。こっけいな話。「―をたたく」 **じょうだんはんぶん【冗談半分】** [图形動]ふざけた気持ちがはいっていること。それをことばどおりに、まじめにとりすぎてはいけないこと。 **しょうち【承知】** 图「函」①よく知っていること。「そんなことは百も―だ」②相手の希望や要求を聞きいれること。「その件は―いたしました」③[「承知しない」の形で」許さないこと。がまんしないこと。「今度やったら―しないぞ」 > **つかいわけ** →「承諾[しょうだく]」を見よ **しょうち【招致】** 图[函]来てくれるよう招くこと。「オリンピックの―運動」 **じょうち【常置】** 图「函」いつも備えて置いてあること。常に設けておくこと。「ヘリコプターをーする」「委員会を―する」類常設 **じょうち【情痴】** 图男女間の愛欲のために理性をなくすこと。「―におぼれる」圏痴情 **しょうちくばい【松竹梅】** 图マツとタケとウメ。▽めでたいものの代表とされる。また、「松」を最上とする、等級をあらわす。 **しょうちのすけ【承知×之助】** 图じゅうぶんにわかっていることや、ひきうけたことを、人名めかしていいうことば。また、何でも知っているふりをする人をからかっていう。「がってん、―」 **しょうちゅう【掌中】** 图手のひらの中。②自分の思うままにできる範囲[はんい]。「広大な領土を―に収める」國手中 > **掌中の珠** [たま]とてもたいせつにしているもの。とくに、最愛のわが子。 **しょうちゅう【焼酎】** 图穀類やサツマイモなどを発酵させ、蒸留してつくるアルコール分の強い酒。 **じょうちゅう【常駐】** 图[函]いつもその場所にいること。「海外支局に―する」 **じょうちょ【情緒】** 图①その場所などにふれて感じられる独特のふんいき。おもむき。「異国―」「下町―豊かな祭り」「V-纏綿[てんめん]」類情趣②態度や行動にあらわれる喜び・悲しみ・いかりなどの感情。「―不安定」▼本来は「じょうしょ」。現在は「じょうちょ」のほうが一般的。 **しょうちょう【小腸】** 图胃と大腸のあいだにある消化吸収器官。十二指腸・空腸・回腸からなる。▷図「ないぞう(内臓)」 **しょうちょう【消長】** 图[忍]勢いがおとろえたり、盛[さか]んになったりすること。「国家の―」「―をたどる」類盛衰[せいすい] **しょうちょう【象徴】** 图[函][形]として見ることのできない理想や思想などを、形のあるものに置きかえて表現すること。また、そうして表現されたもの。シンボル。「鳩[はと]は平和の―」「現代社会を―する事件」 **じょうちょう【冗長】** [形動]文章や話などがまわりくどくて長たらしいようす。「―な文章」 **じょうちょう【情調】** 图①そのものがあらわす特有の気分。「江戸[えど]―」圏情緒,②感覚にともなって起こる感情。「悲しみの―があふれる」 **じょうちょう【定朝】** [闪图]?―一〇五七年。平安中期の仏師。寄せ木造りにより、定朝様[よう]とよばれるなめらかな曲面をもつ彫刻[ちょうこく]様式を完成した。平等院鳳凰堂[びょうどういんほうおうどう]の阿弥陀如来[あみだにょらい]」像は、現存する唯一の作品。 **しょろちょろし【象徴詩】** 国語自分の内部の世界を暗示的に表現した詩。明治三〇年代後半、蒲原有明[かんばらありあけ]や、上田敏[うえだびん]らが提唱。とくに敏の訳詩集「海潮音」が有名。北原白秋・三木露風[みきろふう]らが展開させた。 **しょうちょうしゅぎ【象徴主義】** 国語一九世紀末、フランスのボードレールらを中心におこった芸術上の考えかた。心の動きやイメージを形あるもので暗示しようとする。サンボリスム。 **しょうちょく【詔勅】** 图旧憲法下で、天皇の意思をあらわす公式文書。詔書・勅書・勅語がある。みことのり。 **じょうちょてんめん【情緒×纏綿】** [四漢]さまざまな感情やおもむきがはなれがたく、深くこまやかなこと。「―として別れがたい」 **しょうちん【消沈・×銷沈】** 图気力がなくなり、落ちこむこと。「意気―」 **しょうつきめいにち【祥月命日】** 图その人が死んだ同じ月日。忌辰[きしん]。正忌[せいき]。 **じょうてい【上程】** 图[函]議案を会議にかけること。「法案を議会に―する」 **じょうでき【上出来】** [图形動]ふだんと比べればできがいいこと。じゅうぶんなできばえであるようす。「おまえにしては―のあいさつだ」「今回は六○点とれればーだ」↔不出来 **しょうてつ【正徹】** [人]一三八一一一四五九年。室町[むろまち]前期の僧・歌人。あざなは清厳[せいげん]。藤原定家[ていか]を尊重し、新古今風の歌をつくった。家集「草根集」、歌論書「正徹物語」など。 **しょうてん【昇天】** 图[函]①天にのぼること。「↓旭日[きょくじつ]―」②人が死んで、たましいが天にのぼること。とくに、キリスト教でキリストの死をいう。 **しょうてん【商店】** 图客に商品を売るところ。みせ。「アーケードのある―街」 > **つかいわけ** 商店・商家「商店」は、商売をする店そのもの。きちんとした構えの店をいう。「商家」は、商人の家庭。また <654> しょうてん 代々続く商人の家。そこに続く考えかたやしつけなどをいうときに使う、古い言い方。「商家の生まれ」。 **しょうてん【焦点】** ①平行な光線が、レンズや反射鏡で屈折[くっせつ]したり反射したりして一つに集まる点。フォーカス。「―を合わせる」 ②注意や興味などの集まる中心点。「話の―がはっきりしない」「―ぼけ」[類]ピント **しょうてん【衝天】** 勢いが盛[さか]んで天をつくほどであること。「意気―(=意気ごみの盛んなこと)」 **しょうでん【小伝】** ある人についての簡単な伝記。「リンカーンー」[略伝] **しょうでん【昇殿】** 神社の拝殿に上がること。②許されて宮中の清涼殿[せいりょうでん]の殿上の間[てんじょうのま]にのぼること。 **じょうてんき【上天気】** よく晴れたいい天気。好天。「体育祭は―にめぐまれた」 **しょうてんきょり【焦点距離】** レンズや反射鏡の中心から焦点までの距離。 **しょうど【焦土】** 建物や草木などがすべて焼けて、いちめん焼け野原となった土地。「―と化した都市」「―に帰す」 **しょうど【照度】** 光に照らされた面の明るさの程度。単位は、ルクス。[類]光度 **じょうと【譲渡】** 財産や権利などを他人にゆずりわたすこと。「―所得」[類]譲与[じょうよ] **しょうとく【×頌徳】** 功績や徳行をほめたたえること。「―碑[ひ]」 **じょうど【浄土】** 仏教で、苦しみや欲望のない清らかな世界。仏や菩薩[ぼさつ]のいる場所。極楽浄土。「西方[さいほう]―」↔穢土[えど] **しょうとう【小刀】** 小さな刀。ふつう、わき差しをさす。[大刀] **しょうとう【消灯】** ねる前に明かりを消すこと。「―時間厳守」[点灯] **しょうどう【唱導】** さきに立って人を導くこと。とくに、人を説いて仏道に導くこと。 **しょうどう【衝動】** とつぜん何かをしたくてたまらなくなるような、理性ではおさえられない心の動き。「―にかられる」「―買い」 **じょうとう【上等】** [形動]●同じ種類のものの中で、程度や内容がすぐれていること。「―の客室にとまる」[類]高級↔下等 ②できぐあいが一応は満足できる状態であること。「八○点とれればーだ」 **じょうとう【上棟】** 建築で、屋根のいちばん高いところに棟木[むなぎ]をわたすこと。また、それを祝っておこなう儀式[ぎき]。「―式」[類]棟上げ・建て前 **じょうとう【常×套】** きまったやりかた。ありふれていること。「―手段」「―語」 **じょうどう【常道】** 広く認められた、まちがいのないやりかた。「―をはずれる」 **しょうどうてき【衝動的】** [形動]そのときの気分で発作的に行動するようす。「―に犯行におよぶ」 **じょうどきょう【浄土教】** 仏教で、阿弥陀仏[あみだぶつ]を信じて、死後極楽浄土に往生[おうじょう]しようとする教え。日本では、平安末期から盛[さか]んになった。 **しょうとく【生得】** 生まれつき身につけていること。「せいとく」とも。「―の知恵[ちえ]」[圏]生来[せいらい] >生得の報[むく]い 前世[ぜんせ]のおこないによって受ける、この世での運命。 **しょうどく【消毒】** からだやものについている病原菌[びょうげんきん]を、薬品や熱・日光などで殺すこと。「日光―」[圏]殺菌・滅菌[めっきん] **じょうとくい【上得意】** いつもたくさんの商品や、高価な品物を買ってくれるだいじな客。[圏]上客[じょうきゃく] **しょうとくたいし【聖徳太子】** [人]五七四—六二二年。用明天皇の第二皇子。推古天皇の摂政[せっしょう]として冠位十二階や「憲法十七条」を制定。仏教の興隆に尽力して、法隆寺・四天王寺を建立した。著書に「三経義疏[さんぎょうぎしょ]」。 **しょうとくのち【正徳の治】** 一八世紀初め、儒学者の新井白石[あらいはくせき]がおこなった、江戸幕府の政治改革。貨幣[かへい]の質を改善し、長崎[ながさき]貿易を制限して銀の流出を防ぐなど、財政再建に努めた。▽「正徳」は当時の元号。 **じょうどしゅう【浄土宗】** 仏教の宗派の一つ。平安時代の終わりに法然[ほうねん]が始めた教え。阿弥陀仏[あみだぶつ]を信じ、ひたすら念仏を唱えればだれもが死後、極楽に行けると説く。 **じょうどしんしゅう【浄土真宗】** 仏教の宗派の一つ。鎌倉時代に、浄土宗から分かれ、親鸞[しんらん]が始めた教え。阿弥陀仏[あみだぶつ]を信心すれば、罪人でも極楽に行けると説く。一向宗。門徒宗。また、略して「真宗」とも。 **しょうとつ【衝突】** 激しくつきあたるこ「―の慣習に従う」と。ぶつかること。「正面―」「かべに―する」 ②立場や意見などが対立して、たがいに争うこと。「利害が―する」 **しょうとりひき【商取引】** 商売上の取り引き。 **じょうない【場内】** 試合やもよおしものなどをおこなう会場の中。「――禁煙[きんえん]」↔場外 **しょうに【小児】** 小さな子供。「―喘息[ぜんそく]」[圏]小人[しょうじん] **しょうにか【小児科】** 医学の分科の一つ。子供の病気を専門にあつかう。 **しょうにまひ【小児麻痺】** 子供の病気の一つ。ふつう、ウイルスで感染し、手足がまひするものをさす。ポリオ。急性灰白髄炎[きゅうせいかいはくずいえん]。 **しょうにゅうせき【×鍾乳石】** 鍾乳洞[しょうにゅうどう]の天井から、つららのように垂れさがった石灰岩。天井からしたたる地下水中の石灰が固まったもの。[石筍][せきじゅん]▽「鐘乳石」は誤り。 **しょうにゅうどう【×鍾乳洞】** 石灰岩の多い土地が、雨水や地下水でとかされてできた大きなほら穴。[類]天 し <655> **しょうにん【使用人】** 图商店や家庭などで、仕事をするためにやとわれた人。↔使用者 **しょうにん【小人】** 图(小学生以下の)子供。乗り物に乗ったり、入場したりするときの料金表示に使われる。▽大人[おとな]・中人[ちゅうにん],に対していう。 **しょうにん【上人】** 图①仏教で、知識や徳にすぐれた僧[そう]。また、僧を敬った呼び方。②僧位の名。学徳のすぐれた僧にあたえる位階。「法橋上人位」の略。 **しょうにん【《聖人】** 图⊕知恵[ちえ]が広く深く、思いやりにあふれた人。また、さとりをえた人や仏・菩薩[ぼさつ]など。②「上人,①」に同じ。また、上人よりも一段高い意味でも使う。「開祖親鸞[かいそしんらん]―」▼「せいじん」と読めば別の語。 **しょうにん【承認】** 图[函]国や団体、または個人が、そのことがらを正しいと認めてうけいれること。「国会の―を求める」圏承諾・了承[りょうしょう]・認可 > **つかいわけ** →「許可」を見よ。 **しょうにん【商人】** 图品物を買いいれ、それを売って利益をえることを職業としている人。「―根性」類あきんど **しょうにん【証人】** 图ある事実を明らかにする体験や証拠[しょうこ]をもつ人。とくに裁判所などで、自分が見聞きしたり体験したりした事実を述べる人。「―を立てる」「国会の―喚問[かんもん]」 **じょうにん【常任】** 图いつもその地位や任務についていること。「―理事国」 **しょうね【性根】** 图心の底にある精神的な土台。ものごとに対する根本的な心構え。生まれつきの性格。「―がすわる」「―が腐[くさ]る」「―を入れる」圏根性 **しょうねつ【焦熱】** 图①焼けこげるような熱さ。類炎熱・灼熱[しゃくねつ] ②「焦熱地獄[じごく]」の略。 **じょうねつ【情熱】** 图燃えあがるような強く激しい感情。パッション。「―を燃やす」團熱情 **しょうねつじごく【焦熱地獄】** 图仏教でいう八大地獄の一つ。この世で罪を犯した死者が燃えさかるほのおの中に投げこまれ、もだえくるしむという。 **じょうねつてき【情熱的】** [形動]感情を激しく燃やして打ちこむようす。「―に話す」 **しょうねん【少年】** 图①小学生から中学生くらいの男子。「―の日の思い出」「―野球」↔少女②少年法では二〇歳[はたち]未満、児童福祉法では一八歳未満をさす。 > **少年老い易く学成り難し** 年月のたつのはやく、学問は深いから、時間をおしんで勉強すべきである。▽中国、朱熹[しゅき]の「偶成」からという。 > **少年よ大志を抱け** 若者たちよ、大きなこころざしをもて。▽札幌[さっぽろ]農学校を去るにあたって、アメリカの教育者クラーク博士がの残したことば。 **じょうねん【情念】** 图心の底からわきあがり、おさえきれない強い感情。「暗い―にとらわれる」 **しょうねんいん【少年院】** 图家庭裁判所から保護処分を受けた少年を収容し、教育しなおす施設[しせつ]。 **しょうねんかんべつしょ【少年鑑別所】** 图犯罪を犯した少年を、家庭裁判所で審判[しんぱん]する前に収容する施設[しせつ]。 **しょうねんば【正念場】** 图その人の実力を最大限に発揮しなければならない、だいじな場面。「―にさしかかる」▽歌舞伎[かぶき]や浄瑠璃[じょうるり]で、主役がその真価を発揮する重要な場面という意味から。 **しょうのう【小脳】** 图大脳と延髄[えんずい]のあいだにある卵形の脳髄。からだのバランスや運動をつかさどる。 **しょうのう【笑納】** 图[』「ご笑納ください」の形で』おくりものをするときなどに使うへりくだった言い方。「つまらないものですが、笑ってお受けとりください」という意味。 **しょうのう【×樟脳】** 图クスノキからつくる、白くてかおりの強い結晶。セルロイド・火薬・防虫剤[ぼうちゅうざい]などの原料にする。 **じょうのう【上納】** 图[乏]政府や上部団体に金品を納めること。「―金」▽昔は「年貢」のこと。 **しょうのつき【小の月】** 图太陽暦[たいようれき]で、一か月の日数が三十日以下の月。二月、四月、六月、九月、一一月。↔大[だい]の月 **じょうば【乗馬】** 图「函」①ウマに乗ること。また、乗るためのウマ。「ークラブ」 **しょうはい【勝敗】** 图勝つか負けるか。かちまけ。「――は時の運」類勝負 **しょうはい【賞杯・賞盃】** 图[国]試合ですぐれた成果をおさめた人などにあたえる、ほうびのさかずき。カップ。 **しょうはい【賞牌】** 图試合ですぐれた成果をおさめた人などにあたえる、ほうびの記章。メダル。 **しょうばい【商売】** 图[乏]⊕品物などを買いいれ、それを売って利益をえること。あきない。②生活のためにしている仕事。職業。稼業[かぎょう]。③専門としたり、得意とすること。俗[ぞく]な言い方。「漫才師は人を笑わせるのが―だ」 **しょうばいがたき【商売敵】** 图同じ商売の競争相手。「―のあいだがら」 **しょうばいがら【商売柄】** 图商売の性質上。商売で身についた習性。「―帰宅は深夜になる」「こしが低いのは―だ」 **しょうばいぎ【商売気】** 图いつも商売上の利益を中心に考えようとする気持ち。また、職業意識。しょうばいげ。しょうばいっけ。「―が出る」 **しょうばいにん【商売人】** 图⊕品物を売買することを職業とする人。商人。あきんど。②そのことになれていて、じょうずな人。専門家。くろうと。「―はだしの」③水商売[みずしょうばい]の人。芸者。ホステス。 **じょうはく【上×膊】** 图「上腕[じょうわん]」に同じ。「―骨」↔下膊[かはく] **しょうはく(松柏)の操** [みさお]困難にあってもくじけないで、自分の生きかたや意見をかたく守ること。 <656> ▽マツやヒノキは冬も色を変えないことから。 **しょうばつ【賞罰】** 图ほめられたことと、罰せられたこと。「―なし」▽履歴書などに書く。 **じょうはつ【蒸発】** 图[函]①液体が熱を加えられて気体になること。「水分のー」②家庭を捨てて、とつぜんいなくなること。「夫が―する」類家出・失踪[しっそう] **しょうばん【相伴】** 图[下凹]客の相手をして、もてなす側もいっしょに食べたり飲んだりすること。「どーさせてください」「―にあずかる」 **じょうはんしん【上半身】** 图からだのこしから上の部分。上体。「かみはんしん」とも。↔下半身[かはんしん] **しょうひ【消費】** 图[函]財産やかね、また時間や電力などを使うこと。「―者」「電気の―量」☆☆生産 **しょうび【賞美・称美】** 图[函]美しいものやよいものをほめたたえること。「もみじをーする」 **じょうひ【冗費】** 图[函]むだな費用。また、むだづかいすること。「―を節約する」類浪費, **じょうび【常備】** 图「函」いつも身辺に備えておくこと。「―薬」 **しょうひざい【消費財】** 图個人の欲望を直接満たすために消費するもの。食料や衣料などの一時的消費財と、住宅や乗用車などの耐久[たいきゅう]消費財とがある。↔生産財 **しょうひしゃかかく【消費者価格】** 图消費者が買うときの値段。また、政府が消費者に売りわたすときの値段。↔生産者価格 **しょうひしゃぶっかしすう【消費者物価指数】** 图消費者の家計支出で、重要な約五○○品目の値段から算出される物価の動きを示す指数。毎月、総務庁統計局が発表する。CPI。 **しょうひしゃほごきほんほう【消費者保護基本法】** 图消費者の利益を守るために、一九六八年に制定された法律。安全や衛生の管理や適正な表示の義務などについて規定する。 **しょうひぜい【消費税】** 图間接税の一つ。商品やサービスの購入・消費に対して課せられる税金。 **しょうび(焦眉)の急** [きゅう]危険が身近にさしせまっていること。▽火がまゆをこがすほど、すぐそばまで近づいているという意味から。 **しょうひょう【商標】** 图その商品を製造・販売[はんばい]している会社を示す、文字や図形などのしるし。トレードマーク。ブランド。「登録―」 **しょうひょう【証票】** 图証明となる札[ふだ]。「検査済みの―をはる」 **しょうびょう【傷病】** 图けがや病気。「―休暇[きゅうか]」 **しょうひん【小品】** 图文章・絵画・音楽などで、気軽につくった小さな作品。↔大作[たいさく] **しょうひん【商品】** 图売り買いや取り引きの対象となる品物。「人気―」「―価値」「―券」 **しょうひん【賞品】** 图競技やゲームなどで、成績のよかった人にほうびとしてあたえる品物。 **じょうひん【上品】** [形動]洗練されていて気品があり、人によい感じをあたえるようす。「―な話しかた」「―なかおり」↔下品 **しょうひんけん【商品券】** 图表面に書かれた金額に相当する商品とひきかえる約束で、デパートなどが発行する有価証券。商品切手。 **しょうふ【×娼婦】** 图売春婦。 **しょうぶ【勝負】** 图「函」とかちまけ。また、勝ち負けをきめること。「――事[ごと]だと」「―は時の運」圏勝敗 **しょうぶ【×菖蒲】** 图◎サトイモ科の多年草。水辺に生え、独特のかおりがある。魔よけの力があると端午[たんご]の節句にのきにさしたり、ふろに入れたりする。「―湯[ゆ]。」②「花菖蒲[はなしょうぶ]」の略。 **じょうふ【上布】** 图うすくて上等な麻[あさ]の織物。「越後[えちご]―」 **じょうふ【情夫】** 图愛人関係にある男。圏色男[いろおとこ]・隠し男↔情婦 **じょうふ【情婦】** 图愛人関係にある女。圏色女[いろおんな]・隠し女↔情夫 **じょうぶ【丈夫】** [形動]①病気やけがをせず元気であるようす。「―なからだ」「心臓が―だ」類達者②ものががっちりつくられていて、こわれにくいようす。「プラスチックはーだ」「―な椅子[いす]」 > **つかいわけ** →「健康」を見よ。 **じょうぶ【上部】** 图うえの部分。うえのほう。とくに、権限や地位が上であること。「―団体」↔下部 **しょうふう【×蕉風】** 国画俳諧[はいかい]で、松尾芭蕉[まつおばしょう]とその門人の作風。「わび・さび・しをり・ほそみ・かるみ」の句境を開いて、自然と人生のとけあう境地を確立した。正風[しょうふう]。 **しょうふく【承服・承伏】** 图[下凶]相手の説得や主張を聞きいれ、なっとくしてそれに従うこと。類承諾↔不服 **しょうふく【×妾腹】** 图めかけ(=愛人)から生まれた子。「めかけばら」とも。 **しょうぶごと【勝負事】** 图勝ち負けを争うスポーツやゲーム。また、かけごと。ばくち。 **しょうぶし【勝負師】** 图①勝負ごとの得意な人。また、いちかばちか思いきってことをおこなう人。②ばくちうち。 **しょうふだ【正札】** 图値引きなどしない、本来の値段を書いて商品につけた札。「―販売」團正価 **しょうふだつき【正札付き】** 图①かけ値のない値段をつけた商品。また、世間[せけん]で定評のあること。「―の人物」 **じょうぶつ【成仏】** 图[乏]」①この世に未練を残さずに死ぬこと。「迷わずーしてくれ」②この世の迷いやなやみを乗りこえて、仏のさとりを開くこと。 **しょうぶゆ【×菖蒲湯】** 图五月五日の端午[たんご]の節句に、ショウブの根や葉を入れてわかすふろ。邪気[じゃき]をはらうという。 **しょうぶん【性分】** 图その人が生まれつきもっていて変わらない、考えかたや性格。「せっかちな―」「―に合わない」「類たち **じょうぶん【条文】** 图法律などの箇条[かじょう]書きにした文章。「憲法のー」 **しょうへい【将兵】** 图軍隊で、将校と兵士。「前線 <657> の―を慰問[いもん]する」 **しょうへい【招聘】** 图[函]礼儀をつくして人を招くこと。「コーチとして―する」類招請[しょうせい] **じょうへいのらん【『承平の乱】** 图九三五―九四○年。関東地方で平将門[たいらのまさかど]が起こした争乱。将門は新皇と名のり、朝廷[ちょうてい]から独立の動きをみせたが、同じ関東の豪族藤原秀郷[ふじわらのひでさと]・平貞盛[たいらのさだもり]にほろぼされた。▽「承平」は当時の元号。多く、藤原純友[ふじわらのすみとも]の乱と合わせて「承平・天慶[てんぎょう]の乱」という。 **しょうへき【障壁】** 图①ものをさえぎる、かべ。②人の活動のじゃまをする原因。さまたげ。「外国ではことばの問題が―となる」類障害 **しょうへきが【障壁画】** 图かべ・ふすま・びょうぶなどにえがいた絵。安土桃山時代の狩野派の作品が最盛期。 **しょうへん【小片】** 图小さいかけら。「氷の―」 **しょうへん【小編・小×篇】** 图短くまとまった文学作品や映画など。短編。小品。 **しょうへん【掌編・掌×篇】** 图ごく短い文学作品。「―小説」(=掌[てのひら]の小説)」 **しょうべん【小便】** 图「忍」によう。おしっこ。また、それを体外に出すこと。類小水,↔大便 **じょうほ【譲歩】** 图「ご」自分の意見を変えて相手の意見に近づけ、折りあいをつけること。「これ以上はーできない」類妥協[だきょう] **しょうほう【商法】** 图◎売り買いや取り引きのしかた。「悪徳―」「士族の―(=慣れなくてへたなこと)」②商売のありかたについて定めた法律。 **しょうほう【詳報】** 图事件や出来事についてのくわしい知らせ。「―を待つ」 **しょうぼう【正法】** 图①仏教の正しい教え。仏法。②正しい仏法のおこなわれる時期。正法時。釈迦[しゃか]の死後五百年または千年間をいう。▽釈迦入滅後、正法・像法[ぞうぼう]・末法[まっぽう]の三時期に分ける。 **しょうぼう【消防】** 图火事を防いだり、消しとめるという意味。また、消防隊・消防士の略。「―署」圏消火 **じょうほう【定法】** 图一定のきまり。きまったやりかた。圏定石[じょうせき] **じょうほう【乗法】** 图かけ算。↔除法 **じょうほう【情報】** 图①事件やものごとの事情などについての知らせ。「台風―を流す」「―網[もう]」②判断や行動をするときに役立つ知識。データ。インフォメーション。「―産業」「―化社会」 **じょうほうかがく【情報科学】** 图情報の収集・蓄積[ちくせき]・伝達・処理などの理論や技術を、研究・実験・応用する分野の科学。 **じょうほうかしゃかい【情報化社会】** 图大量の情報を処理できる機能を備える社会。コンピュータ・高度情報通信システム・光通信などが中心的な役割を果たす。 **しょうぼうげんぞう【正法眼蔵】** [作品图]一二三一—五三年ころ。道元[どうげん]の作。禅[ぜん]の思想の本質や規範[きはん]などを和文で論じた法語集。 **じょうほうさんぎょう【情報産業】** 图各種の情報を整備し、提供するサービス業。 **じょうほうしょり【情報処理】** 图各種のデータをコンピュータによって整理・分析[ぶんせき]し、必要に応じて検索[けんさく]・分類・予測などをすること。 **しょうほん【正本】** 图①根拠[こんきょ]となる原本。「登記所の―」圏台帳[だいちょう] ②芝居[しばい]の台本。脚本[きゃくほん]。③省略のない完全な本。圏丸本[まるほん] **しょうほん【抄本】** 图必要な部分だけを、原本からぬきだしたもの。「戸籍[こせき]―」↔謄本[とうほん] **じょうまえ【錠前】** 图とびらやふたが開かないようにしておく金具[かなぐ]。じょう。 **しようまっせつ【枝葉末節】** [四漢]幹でなく、枝や葉のように重要でない部分。とるにたりないこと。 **しょうまん【小満】** 图二十四節気の一つ。太陽暦[たいようれき]で五月二一日ごろ。▽草木がしげって天地に満ちるという意味。 **じょうまん【冗漫】** [图形動]話や文章がだらだらとしていて、しまりのないこと。「―な手紙」「冗長[じょうちょう] **しょうみ【正味】** 图①外装などを除いた、なかみの数や重さ。「―五○グラム」②付属しているものを除いた、実質。「―三〇00円のもうけ」 **しょうみ【賞味】** 图「スと」よく味わいながら食べること。「めずらしい料理を―する」「圏賞翫[しょうがん], **じょうみ【情味】** 图①心のあたたかさ。おもいやり。「―に欠ける」圏人情味②味わいのあるふんいき。類情趣[じょうしゅ] **しょうみつ【詳密】** [形動]くわしく細かいようす。詳細。「―な報告」 **じょうみゃく【静脈】** 图血液をからだの各部分から心臓(へ運ぶ血管。↔動脈[どうみゃく] **しょうみょうざんまい【称名三昧・唱名三×昧】** [四漢]他のことはいっさい考えず、ひたすら「南無阿弥陀-弥陀仏[なむあみだぶつ]」の六文字を言いつづけること。 **じょうむ【乗務】** 图[下忍]飛行機や鉄道などの交通機関に乗りこんで、運転や乗客の世話などの仕事をすること。「―員」 **じょうむ【常務】** 图①「常務取締役[とりしまりやく]」の略。②日常の業務。 **しょうむてんのう【聖武天皇】** [囚]七〇一—七五六年。在位、七二四―七四九年。文武[もんむ]天皇の第一皇子。光明皇后とともに深く仏教を信仰2。東大寺を建立して大仏を安置し、全国各地に国分寺などを建てて、天平[てんぴょう]”文化を花開かせた。 **じょうむとりしまりやく【常務取締役】** 图株式会社の重役の一つで、社長・専務取締役に次ぐ地位。社長や専務を助けて、日常の経営業務にあたる役職。 **しょうめい【証明】** 图「スッ」◎事実であって正しいということを、証拠をあげて明らかにすること。「成績―書」「身分―」②仮定として示したことがらが正しいことを、論理的に説明すること。「図形の―問題」 **しょうめい【照明】** 图[下凶]光をあてて明るく照らす <658> こと。また、明るく照らす光。「一器具」「一係」 **しょうめつ【消滅】** 图[函]消えてなくなること。あったものが、あとかたもなくほろびること。「自然―」「権利がーする」 **しょうめん【正面】** 图①もののおもて側。前面。「一玄関[げんかん]」↔側面・背面②まっすぐ向いた方向。前方。「―を向け」③直接に向きあうこと。まとも。「―衝突」④すもうで、土俵の北側の席。↔向こう正面[むこうじょうめん], > **正面(を)切る** 遠慮ししたり遠回しに言ったりしないで、まともに堂々とことをおこなう。「正面切ってたち向かう」 **しょうもう【消耗】** 图[函]①ものやエネルギーを使いはたしてなくすこと。園消費②体力や精神力を使いはたし、おとろえてしまうこと。「暑さですっかりーした」▼本来は「しょうこう」と読むのが正しい。 **しょうもうひん【消耗品】** 图紙やインクなどのように、使うたびに減る品物。「―を補充[ほじゅう]する」▽「使い捨て」という意味でも使う。 **しょうもの【抄物・鈔物】** 图室町時代、五山[ござん]の僧たちなどが漢籍や仏典などを講釈[こうしゃく]したものの筆記録。▽「しょうもつ」と読めば別の語で、ぬき書きしたものという意味。 **じょうもの【上物】** 图上等の品物。 **しょうもん【証文】** 图約束や事実を認めたことを証明する文書。証書。かぞえ方札[さつ]・通[つう] > **証文の出し遅くれ** 手おくれになって、ききめのないこと。役に立たないこと。 **じょうもん【定紋】** 图その家によってきまっている紋。「―のはいった衣服」類家紋[かもん] **じょうもんしきどき【縄文式土器】** 图紀元前一万年ころから、日本で使われた土器。黒褐色で、あつでだがもろい。表面に、なわなどをおしつけてつけた文様がある。 **じょうもんじだい【縄文時代】** 图紀元前一万年ころ―前三世紀ころ。日本で、竪穴式住居に住んで、狩猟や採集によって生きていた時代。それまでの石器に加えて土器を使いはじめたが、アワ作・稲作はなく、金属は使わず機械もなかった時代。▽縄文式土器を使っていたことから。 **しょうもんじってつ【×蕉門十哲】** 国語 松尾芭蕉[まつおばしょう]の門下の一〇人のすぐれた俳人。ふつうは、榎本其角[えのもときかく]・服部嵐雪[はっとりらんせつ]・向井去来[むかいきょらい]・内藤丈草[ないとうじょうそう]・森川許六[もりかわきょろく]・各務支考[かがみしこう]・杉山杉風[すぎやまさんぷう]・立花北枝[たちばなほくし]・志太野坡[しだやば]・越智越人[おちえつじん]をいう。 **しょうや【×庄屋】** 图江戸時代、領主に命じられて村を治めたり年貢[ねんぐ]を集めたりした者。現在の村長にあたる。▽庄屋は関西[かんさい]での呼び名。関東では名主[なぬし]、東北では肝煎[きもいり]。 **しょうやく【生薬】** 图動植物の成分や鉱物を自然のまま生かしてつくった薬。漢方薬の熊[くま]の胆[い]や麝香[じゃこう]など。 **しょうやく【抄訳】** 图[函]文章の一部をぬきだして翻訳[ほんやく]すること。また、一部分の訳。「シェークスピア作品の―」↔全訳・完訳 **じょうやく【条約】** 图国と国とのあいだで、文書によってとりきめた約束。また、その文書。「―の調印」「―を結ぶ」 **じょうやくかいせい【条約改正】** 图幕末に諸外国と結んだ不平等な条約を正すために、明治政府のおこなった外交交渉。一八九四年に治外法権の撤廃、一九一一年に関税自主権の完全回復がなった。 **じょうやど【定宿・常宿】** 图いつもとまることにきめている宿屋。「東京での―」 **じょうやとい【常雇い】** 图長い期間にわたって、続けてやとわれること。また、その人。類常勤☆臨時雇い[りんじやとい] **じょうやとう【常夜灯】** 图街かどなどで、ひと晩じゅうつけておく明かり。 **しょうゆ【×醤油】** 图調味料の一つ。ダイズ・コムギ・塩・こうじなどをまぜ、発酵させてつくる。▽「したご」「むらさき」とも呼ばれる。 **しょうゆでにつめたよう【醤油で煮しめたよう】** 白い布などにあかやよごれがしみこんで、ひどくきたないようす。 **しょうよ【賞与】** 图[函]①役所や会社などで、六月と一二月などに、きまった給料のほかにはらわれるまとまったかね。ボーナス。②ほうびとして金品をあたえること。また、ほうびとしてあたえられた金品。 **じょうよ【剰余】** 图①必要なものをとりのぞいた余り。「―金」「―価値」圈余剰[よじょう] ②割り算で、割りきれないで残った数。あまり。 **じょうよ【譲与】** 图[―』財産などを無償[むしょう]で人にゆずりあたえること。「地方——税」↔譲渡[じょうと] **しょうよう【小用】** 图①ちょっとした用事。「―で出かける」②小便。こよう。「―をたす」 **しょうよう【従容】** [形動]死に直面して、なお気持ちがゆったりとして落ち着いているようす。「―として戦地におもむく」圏沈着[ちんちゃく]・平然 > **つかいわけ** →「平気」を見よ。 **しょうよう【称揚・賞揚】** 图[山函]ほめたたえること。「―をおしまない」圏称賛・賛美・賛嘆[さんたん] **しょうよう【商用】** 图商売をするうえでの用事や用向き。「―文」「―で福岡[ふくおか]に行く」 **しょうよう【×逍遥】** 图[函]目的もなく、気ままにぶらぶら歩きまわること。散策。▽文章語。 **じょうよう【常用】** 图日常生活でふつうに使うこと。ふだん継続[けいぞく]的に使用すること。「胃腸薬を―する」 **しょうようがくは【×逍遥学派】** 图古代ギリシャの哲学者アリストテレスの一門の学徒をいう。その学風は実証的であった。ペリパトス派。▽「逍遥」は、散歩。アリストテレスが学校の散歩道(=ペリパトス)を歩きながら講義したと伝えられることから。 **じょうようかんじ【常用漢字】** 图一般の社会生活で、日常使うためのめやすとして、当用漢字に代わって一九八一年にきめられた漢字。二〇一〇年の改定で二一三六字とその音訓が定められた。「―表」 <659> ▽一九二三年に臨時国語調査会が発表した常用漢字表(一九六二字)もあった。 **じょうようしゃ【乗用車】** 图人が乗るための自動車。 **じょうようしゃ 型式例** [図] **しょうらん【笑覧】** 图[函][「ご笑覧」の形で」人に見てもらうときにけんそんして、「つまらないものが、ご覧いただければ幸いです」という気持ちで使うことば。「ごーに供する」▽笑って見るという意味。 **しょうらん【照覧】** 图[函]神仏がはっきりと真実を見ること。「神もご―あれ」 **じょうらん【上覧】** 图「三」天皇や貴人が見ること。「―試合」類天覧[てんらん] **しょうり【勝利】** 图[函]試合や戦争で、相手を負かすこと。勝つこと。「―投手」「地元のチームがーをおさめた」↔敗北[はいぼく] **じょうり【条理】** 图ものの道理。話や行動などのすじみち。「―にかなった行動をとる」↔不条理 **じょろり【情理】** 图人間としての感情とものごとのすじみち。人情と道理。「―をつくして説ききかせる」 **じょろりく【上陸】** 图[函]船や海から陸に上がること。「台風が九州に―した」 **じょうりせい【条里制】** 图班田収授[はんでんしゅうじゅ]の法によっておこなわれた土地区画の方法。碁盤目状に区切った東西の列を「条」、南北の列を「里」と呼ぶ。今も奈良盆地[ならぼんち]や近江[おうみ]盆地などに残る。 **しょうりつ【勝率】** 图全試合数に対する、勝った試合数の割合。「高い―をあげる」▽ふつう、引き分けは全試合数から除いて計算する。 **しょうりゃく【省略】** 图「スと」簡単にするために、ある部分を省くこと。「文章を―する」「―に従う(=はぶかせてもらう)」圏略・割愛[かつあい] **じょうりゅう【上流】** 图田川の流れの中で、水源に近い方。かわかみ。「―にさかのぼる」②ある社会の中で、地位が高くて経済的にも豊かな階層。「―階級」類上層↔下流 **じょうりゅう【蒸留・蒸溜】** 图[凼]液体を熱してできた蒸気を冷やして、もう一度液体にすること。中の混合物をとりのぞくことができる。「―酒」 **じょうりゅうすい【蒸留水】** 图蒸留して混合物をとりのぞいた水。薬の調合などに使う。 **しょうりょ【焦慮】** 图[函]気ばかりあせって、いらいらすること。「―にかられる」圏焦心[しょうしん] **しょうりょう【少量】** 国少しの数量や分量。「―の塩を加える」☆多量・大量 **しょうりょう【小量】** 图せまい度量。類狭量[きょうりょう]☆広量・大量 **しょうりょう【渉猟】** 图[函]①広い範囲をあれこれと探し求めること。「山野を―する」②広い範囲にわたって、いろいろな本を読みあさること。「古い文献[ぶんけん]を―する」 **しょうりょう【商量】** 图考えはかること。「あれこれーする」 **しょうりょう【精霊】** 图死んだ人のたましい。みたま。「―会」 **しょうりょうながし【精霊流し】** 图盂蘭盆[うらぼん]の行事の一つ。盆の一三日にむかえたみたまを、一五日の夜、または一六日の朝早く、精霊舟[しょうりょうぶね]に供物などをのせて海や川に流すこと。灯籠流し[とうろうながし]。 **しょうりょく【省力】** 图[函]機械化などで作業の手間や人手を省くこと。「工場内の―化を心がける」 **じょうりょくじゅ【常緑樹】** 图一年じゅう緑の葉をつけている樹木。マツ・スギ・ツバキなど。ときわぎ。↔落葉樹 **しょうるいあわれみのれい【生類憐れみの令】** 图一六八七年、江戸幕府五代将軍徳川綱吉[つなよし]域が出した法律。生きものを殺すことを禁じ、とくにイヌを保護した。 **じょうるり【浄瑠璃】** 图①三味線[しゃみせん]に合わせて節[ふし]をつけてかたる語り物。江戸時代に発展した。義太夫節[ぎだゆうぶし]。「―語り」「人形ー」 **しょうれい【省令】** 图各省の大臣が出す、行政上の命令。 **しょうれい【奨励】** 图「函」よいことだとして、積極的にすすめはげますこと。「―金」「留学を―する」 **じょうれい【条令】** 图[□]箇条書きにした法規。「法律の―に違反する」 **じょうらく【上洛】** 图[下「函]地方から京都へ行くこと。「織田信長がが――する」類上京・入洛[にゅうらく] ▽中国の都が洛陽であったことからいう。 <660> **じょうれい【条例】** 图地方公共団体が法律の範囲内で定めた、その地域の中だけで通用するきまり。 **じょうれい【常例】** 图いつものとおりの例。きまった例。ふつうの習わし。圏恒例[こうれい] **じょうれん【常連・定連】** 图きまった飲食店や遊び場所などに、いつもやってくる客。なじみの客。「この店の―には有名人が多い」圏顧客・定客 **しょうろ【松露】** 图ショウロ科のキノコ。四、五月ごろ、海岸のマツ林でとれる。食用。 **じょうろ【如雨露】** 图草花や植木などに水をかける道具。じょろ。▽「如雨露」は当て字。 **しょうろう【鐘楼】** 图寺の境内[けいだい]にある鐘[かね]つき堂。古くは「しゅろう」とも。 **じょうろう【上×﨟】** 图①位の高い僧。高僧。②宮中で、身分の高い女官。③江戸時代、大奥で御殿女中の最高位の者。④地位や身分の高い人。高貴な人。◆下﨟[げろう] **しょうろく【抄録】** 图[函]もとの文章のたいせつな部分をぬきだしてまとめること。また、ぬきだしてまとめた文章。ぬきがき。「論文を―する」 **じょうろく【丈六】** 图①一丈六尺(約四・八メートル)の仏像。立像の高さをいう。座像では半分の八尺のものを「丈六」という。②あぐらをかくこと。「―を組む」▽丈六の仏像の多くが座像であることから、その姿になぞらえて。 **しょうろん【詳論】** 图「函」細かい点までくわしく論じること。くわしい議論。関詳説・細論 **しょうわ【昭和】** 图日本の年号の一つ。一九二六年一二月二五日から一九八九年一月七日まで。▽中国、「書経」の「百姓昭明、協和万邦」[ひゃくせいしょうめい、きょうわばんぽう]から。 **しょうわ【笑話】** 图こっけいな話。おもわず笑いだすようなおもしろい話。わらいばなし。 **しょうわ【唱和】** 图[乏]一人の声に合わせて、大勢がいっせいに同じことを唱えること。「万歳[ばんざい]を―する」 **じょうわ【情話】** 图人情味あふれた話。また、男女の愛情をえがいた話。「佐渡―」 **しょうわきち【昭和基地】** 图南極大陸のリュツォーホルム湾岸[わんがん]にある日本の観測基地。一九五七年に建設され、観測隊員が気象・生物・地質などの研究をおこなっている。 **しょうわくせい【小惑星】** 图太陽のまわりを回っている小さな惑星。大部分が火星と木星とのあいだにある。小遊星。アステロイド。 **しょうわのひ【昭和の日】** 图国民の祝日の一つ。四月二九日。激動の昭和の時代をふりかえって、国の将来[しょうらい]を考える日。 **しょうわる【性悪】** [图形動]本来の性質の悪いようす。また、その人。「しょうあく」とも。「―女」 **じょうわん【上腕】** 图かたとひじのあいだの部分。にのうで。上膊[じょうはく]。「―骨」→図「こっかく」 **しょえん【初演】** 图「函」音楽や演劇などをはじめて演奏したり、上演したりすること。また、そのはじめての演奏や上演。「本邦[ほんぽう]―」↔再演 **じょえん【助演】** 图[函]映画や演劇などで、わき役で出演すること。また、その人。↔主演 **ショー** [图]みせもの。発表会。展示会。また、映画・演劇などの興行[こうぎょう]。「バラエティーー」「ファッションー」「レイトー」 | show **ショー** [人名]一八五六一一九五〇年。イギリスの劇作家。するどい皮肉とユーモアによって、ブルジョア社会の虚偽をあばく。社会評論も多い。ノーベル文学賞受賞。戯曲[ぎきょく]「悪魔[あくま]の弟子[でし]」「人[ひと]と超人[ちょうじん]」など。| George Bernard Shaw **じょおう【女王】** 图●女性の王。女性の君主。クイーン。女帝↔王②その分野で、第一人者である女性。最高位の女性。「新体操の―」③内親王[ないしんのう]以外の皇族の女子。「にょおう」とも。 **ショーウインドー** 图商品をきれいに並べた店のかざり窓。陳列[ちんれつ]窓。ウインドー。|show window **じょおうばち【女王蜂】** 图集団生活をしているハチの中で、卵を産むハチ。▽ミツバチの場合、一つの群れの中に一匹[いっぴき]しかいない。 **ジョーカー** [图]トランプで、五二枚の札[ふだ]以外の札。最高の切り札となったり、他の札の代用としても使うことができる。ばば。▽道化師という意味か| joker **ジョーク** [图]冗談[じょうだん]。しゃれ。「―をとばす」「ブラックー」|joke **ショーケース** [图]商品などを並べるたな。陳列[ちんれつ]だな。-showcase **ジョーゼット** [图]強くよった絹糸で織った、うすくてやわらかい、ちりめんに似た布地。夏用の婦人服に用いる。一georgette **ショーツ** [图]たけの短いパンツ。半ズボン。また、女性用の下着。パンティー。「shorts **ショート** ¹〈名・―スル〉電気回路の途中で導線が接触して別の回路ができ、大量の電流が流れること。短絡[たんらく]。「ショートサーキット」の略。①〈名〉短いこと。「―カット」↔ロング②野球のポジションの一つ。二塁[にるい]と三塁のあいだ。ショートストップ。遊撃手[ゆうげきしゅ]。-short **ショートカット** [图]①短く切りそろえた女性の髪形。ショートヘア。▽shortとcutから。和製語。②近道。とくにゴルフで、二打かかるところを近回りして一打ですますこと。一shortcut **ショートケーキ** [图]くだものとなまクリームでスポンジケーキをかざった洋菓子。一shortcake **ショートショート** [图]ちょっと気のきいた、ごく短い小説。落ちのついた小話[こばなし]」。▷ short short storyから。 **ショーペンハウエル** [人]一七八八一一八六〇年。ドイツの哲学者。カントの観念論をすすめて単純化し、世界を意志の表象とみなしたが、意志は常に満たされることなく、人生は苦悩の連続であると説く。著書「意志と表象としての世界」。ショーペンハウアー。|Arthur Schopenhauer **ショーマンシップ** [图]芸人などが観客を喜ばせようとする姿勢や心構え。-showmanship **ショール** [图]毛織物や毛皮などでつくった、女性用の <661> しょく かたかけ。「shawl」とも。 **ショールーム** 商品を並べて客に見せるところ。展示室。「showroom」 **ショーロホフ** [人]一九〇五—八四年。旧ソ連の代表的小説家。革命から社会主義建設期のコサック農民をえがいた。ノーベル文学賞受賞。小説「静かなドン」「開かれた処女地」「人間の運命」など。「 Mikhail Aleksandrovich Sholokhov」 **しょか【初夏】** 夏の初め。五~六月ごろをいう。また、陰暦[いんれき]四月のこと。[類]孟夏[もうか]↔晩夏[ばんか] **しょか【書架】** 書物を配列・収納するたな。「両面―」▽多く、図書館などで使われることば。家具・木工関係ではふつう、「書だな」「本だな」という。 **しょか【書家】** 書道の専門家。「―の愛用する筆」 **しょが【書画】** 書道の作品と絵画。「―骨董[こっとう]」 **しょかい【所懐】** 心に思っていること。所感。「―の一端[いったん]を述べる」[類]感懐[かんかい] **じょがい【除外】** ある範囲[はんい]や規定の中に入れないで別にすること。とりのぞくこと。 **しょがくしゃ【初学者】** はじめてその学問を学ぶ人。「―の手引き」 **じょがくせい【女学生】** 女子の学生や生徒。古い言い方。▽もと、旧制高等女学校の生徒をさした。 **しょかつ【所轄】** 役所などが、ある範囲[はんい]をうけもって管理すること。また、その範囲。[圏]管轄[かんかつ]・所管[しょかん] **しょかつりょう【諸葛亮】** [人名]一八一—二三四年。中国、三国時代の政治家。字[あざな]は孔明。劉備[りゅうび]を助け、蜀[しょく]を建国した。 **しょかん【所感】** 心に感じられること。「年頭の―を述べる」[類]所懐・感想 **しょかん【所管】** ある事務的な仕事を、責任を負って管理すること。[類]所轄・管轄 **しょかん【書簡・書×翰】** 手紙。「―文を集める」「往復―」[類]書状▽文章語。 **じょかん【女官】** 宮中に仕える女性。「にょかん」 **しょき【初期】** 始まってまもない時期。「江戸[えど]時代の―」[類] 初頭・当初↔末期 **しょき【所期】** こうしようと目ざすこと。期待することがら。「―の目的を達成する」 **しょき【書記】** 会議の記録や事務をとる役。また、文書をつくったり、日常の事務をとる人。「生徒会の―に選ばれる」「党―長」 **しょきあたり【暑気〝中り】** あまりの暑さのために病気になること。 **しょききょく【書記局】** 政党や組合などの組織で、一般事務をとりあつかう機関。 **しょきばらい【暑気払い】** 暑さをはらいのけて、元気をつけること。「―にいっぱいやろう」 **しょきゅう【初級】** 勉強・スポーツ・けいこごとなどで、初歩のやさしい段階。「―英会話」↔上級 **じょきょ【除去】** いらないものを、とりのぞくこと。「不要なものは―する」 >つかいわけ除去・撤去・排除=すべて、とりのぞく意味だが、「除去」は、対象が大きくても小さくてもよい。「水道水のカルキを除去する」。「撤去」は、建物や施設[しせつ]など、かなり大きなものをいう。「工場の撤去を求める」。「排除」は、抵抗する相手に対して力を使ってそれをとりのぞくこと。抽象的なものにも使う。「暴力を排除する」。 **しょぎょう【所業・所行】** おこない。ふるまい。「酒のうえとはいえ、目にあまる―」[類] 仕業[しわざ]▽あまりよくない意味に使うことが多い。 **じょきょう【助教】** 大学の教職員で、教授・准教授の下の地位。 **じょきょうじゅ【助教授】** 「准教授」の旧称。 **しょぎょうむじょう【諸行無常】** [四漢]すべてのものごとは移りかわっていくもので、永久に変わらないものはないという仏教の考えかた。▽人生のはかなさをいうことば。 **じょきょく【序曲】** ①オペラなどが始まる前に演奏される音楽。オーバチュア。②ものごとの始まり。また、それを予感させるもの。「それが悲劇の―だった」[類]プロローグ **ジョギング** 健康のために軽く走ること。「朝のー」「jogging」 **しよく【私欲】** 自分だけが得をしようとする心。「私利―」 **しょく[色]** ●いろ。いろどり。②かおだち。顔の表情。③表面にあらわれたようす。おもむき。④男女のあいだの愛欲。⑤仏教で、形あるもの。存在。 [ショク・シキ] 原色[げんしょく]、着色[ちゃくしょく]/色彩[しきさい] 色素[しきそ] 金色[こんじき] ②顔色[がんしょく](ゞ) 喜色[きしょく] 愛色[あいしょく] 容色[ようしょく]③異色[いしょく] 国際色[こくさいしょく] 時代色[じだいいろ] 春色[しゅんしょく] 特色[とくしょく]~難色[なんしょく]、暮色[ぼしょく]/景色[けしき]④好色[こうしょく] 酒色[しゅしょく]/色情[しきじょう] 色欲[しきよく]⑤色即是空[しきそくぜくう] いろ 色[いろ]を失う 色刷[いろず]り 空色[そらいろ] 色丹[しかに] 八色[やくさ]の姓[かばね] **しょく[食]** ①ものをたべる。たべもの。また、食事の回数を数えることば。「―にことかく(=食物に不自由する)」 ②少しずつくいこむ。[圏]蝕[しょく]③やしなう。 [ショク・ジキ] 食欲[しょくよく]、食料[しょくりょう] 食器[しょっき] 衣食住[いしょくじゅう] 給食[きゅうしょく] 弱肉強食[じゃにくきょうしょく]~/断食[だんじき]②侵食[しんしょく]、日食[にっしょく] 腐食[ふしょく]③食客[しょっかく] くう・くらう 食[く]うや食[く]わず 大食[おおぐ]い/大目玉を食[く]らう 面食[めんく]らう たべる 夜食[やしょく]を食べる 食べ過ぎ 食[しょく]す 食蟻獣[ありくい] 食[しょく]し物[もの] 御食[みけ] し <662> **しょく [植]** 木・8画 全12画 植植植植 ●草や木をうえる。また、草や木。②新しい土地を開拓し、移りすむ。③印刷のために活字を並べて組むこと。 ショク ①植樹[しょくじゅ], 植物[しょくぶつ], 植林[しょくりん], 移植[いしょく] ②植民[しょくみん], 入植[にゅうしょく] ③植字[しょくじ] 誤植[ごしょく] うえる・うわる 梅を植える[うえる] 植木[うえき] 田植え[たうえ]/苗が植わる[うわる] **しょく [殖]** 歹・8画 全12画 殖殖殖殖 ●ふえて多くなる。ふやす。②ほかの土地や国に移りすまわせる。 ショク 殖財[しょくざい], 殖産[しょくさん], 生殖[せいしょく] 繁殖[はんしょく], 養殖[ようしょく] ②殖民[しょくみん], 拓殖[たくしょく] ふえる・ふやす 財産が殖える[ふえる]/貯金を殖やす[ふやす] **しょく [織]** 糸・12画 全18画 織織織織 布をおる。 目[シキ」くみたてる。「識(=しる)」は別字。 ショク 織機[しょっき] 織女[しょくじょ] 染織[せんしょく], 紡織[ぼうしょく] 組織[そしき] おる 織り姫[おりひめ] 織物[おりもの] 毛織物[けおりもの], 羽織[はおり] **しょく [職]** 耳・12画 全18画 職職職職 ●担当する務め。また、組織内の地位・役目。「校長の―に就く」②生計のための仕事。また、そのために身につけた技術。「手に―をつける」 ショク 職員[しょくいん], 職業[しょくぎょう] 職責[しょくせき] 職場[しょくば] 管理職[かんりしょく] 就職[しゅうしょく] 役職[やくしょく] ②職人[しょくにん], 畳職[たたみしょく] 手職[てしょく] **しょく[飾]** 食・5画 全13画 飾飾飾飾 美しく見せるために、手を加えてかざる。また、かざり。 ショク 修飾[しゅうしょく] 装飾[そうしょく], 服飾[ふくしょく] 文飾[ぶんしょく] 満艦飾[まんかんしょく] かざる 着飾る[きかざる] 飾り付ける[かざりつける] 首飾り[くびかざり] **しょく[触](觸)** 角・6画 全13画 触触触触 ◎さわる。ふれる。②ぶつかる。 ショク 触媒[しょくばい] 触発[しょくはつ], 触角[しょっかく], 触感[しょっかん], 接触[せっしょく] ②抵触[ていしょく] ふれる・さわる 肩が触れる[ふれる] 触れ回る[ふれまわる] 顔触れ[かおぶれ]/気に触る[さわる] 手触り[てざわり] **しょく [嘱](囑)** 口・12画 全15画 嘱嘱嘱嘱 ●言いつけてたのむ。②目をつける。 ショク 嘱託[しょくたく] 委嘱[いしょく] ②嘱望[しょくぼう] 嘱目[しょくもく] **しょく【食/職】** →漢字項目を見よ。 **しょく【初句】** 和歌や俳句などの最初の五音。第一句。「一索引」「一切れ」 **しょく【×燭】** ①〈名〉「ともしび」「あかり」の古い言い方。「―をともす」「手ー」 ②〈名・造語>光度の旧単位。燭光。現在はカンデラを使う。 **じょく [辱]** 辰・3画 全10画 辱辱辱辱 はじをかかせる。はじ。 ジョク 栄辱[えいじょく], 汚辱[おじょく] 屈辱[くつじょく] 雪辱[せつじょく] 恥辱[ちじょく] 忍辱[にんにく], 侮辱[ぶじょく] はずかしめる 人前で辱める[はずかしめる] **しょくあたり【食、中り】** 傷んだ食物を食べて起こる中毒。食中毒。 **しょくあん【職安】** 「公共職業安定所」の略。→「しょくぎょうあんていしょ」 **しょくいん【職員】** 官庁や学校などに籍を置いて仕事をする人。「一会議」 **しょぐう【処遇】** 人を評価して、それにふさわしい地位や待遇をあたえること。「監督にふさわしい―をする」 **しょくえん【食塩】** 食用に精製した塩。「―水」 **しょくぎょう【職業】** 生活を支えていくためにする仕事。「安定した―に就く」 **しょくぎょうあんていしょ【職業安定所】** 「公共職業安定所」の略。職業の紹介や指導などをおこなう役所。職安。ハローワーク。 **しょくぎょういしき【職業意識】** 自分の職業に対する自覚。また、その職業特有の考えかたや感じかた。「―に欠ける」「―がはたらく」 **しょくぎょうびょう【職業病】** その職業についている人々がかかりやすい病気。 **しょくぎれ【初句切れ】** 和歌で、第一句で意味の切れるもの。「新古今集」には初句切れの句が多い。「志賀の浦や/遠ざかり行く浪間より氷りて出づる有明の月」など。 **しょくげん【食言】** 一度口から出して言ったこととちがうことを口にすること。約束を破ること。▽一度口から出したことばは消えないものであるのに、それを再び口に入れるという意味から。 **しょくざい【×贖罪】** 金品を出したり、よいおこないをしたりして、犯した罪をつぐなうこと。つみほろぼし。 ②イエス・キリストが人類の罪をつぐなうために、十 <663> **しょくし【食指】**[名]ひとさしゆび。 食指が動く 自分のものにしたいという欲望がおこる。▽食指が動くと、珍味[ちんみ]にありつけるという故事(中国、「左氏伝」)から。 **しょくじ【食事】**[名・スル]生きていくために必要な食べものを食べること。また、その食べもの。 **しょくしないしんのう【式子内親王】**[名]一一五三?—一二〇一年。鎌倉初期の女流歌人。後白河天皇の第三皇女。藤原俊成[ふじわらのとしなり]に師事し、「新古今集」の代表的歌人となる。「しきしないしんのう」とも。家集「式子内親王集」。 **しょくしゅ【触手】**[名]下等動物の口の近くにある細長い出っぱり。えさをつかまえたりする。 触手を伸ばす 野心をいだきながら、目的とするものにじわじわとはたらきかける。 **しょくしゅ【職種】**[名]職業の種類。 **しょくじゅ【植樹】**[名・スル]木を植えること。「卒業記念に―する」「―祭」 **しょくじょ【織女】**[名]織女星[しょくじょせい]。琴座[ことざ]の一等星ベガ。年に一度、七月七日の七夕[たなばた]の夜、天[あま]の川をわたってくる牽牛[けんぎゅう](=ひこ星)と会うという伝説がある。おりひめ星。▽はた織りの女性という意味。 **しょくしょう【食傷】**[名・スル]①同じ食べものや同じものごとのくりかえしにあきて、うんざりすること。「カレーばかりで―ぎみだ」「上司の小言に―する」②食あたり。「古い牛乳を飲んで―した」 **しょくしょう【職掌】**[名]責任をもって、うけもっている務め。職務。 **しょくじりょうほう【食事療法】**[名]食べものの栄養成分・分量だけでなく、食事時間や回数などを管理することによって生活習慣全般を改善して、病気を治療する方法。「糖尿病の―」 **しょくしん【触診】**[名・スル]医者が患者[かんじゃ]のからだをさわっておこなう診察。 **しょくさん【殖産】**[名・スル]①生産物をふやし、産業を盛んにすること。「―興業」②個人の財産をふやすこと。 **しょくさんじん【蜀山人】**[名]→「おおたなんぽ」 **しょくせい【職制】**[名]①仕事の分担に関する制度。②課長や部長など、部下を管理する役職。管理職。 **しょくせいかつ【食生活】**[名]生活の中で、食べものに関すること。 **しょくせき【職責】**[名]仕事のうえでの責任。「重い―にたえがたい」 **しょくぜん【食膳】**[名]料理をのせるテーブル。食卓[しょくたく]。「毎日の―をにぎわす」「―に上のぼせる」 **しょくだい【燭台】**[名]ろうそくを立てて火をともす台。 **しょくたく【食卓】**[名]食事をするときに使うテーブル。[類]食膳[しょくぜん]・ちゃぶ台 **しょくたく【嘱託】**[名・スル]①ある条件で仕事をたのんでまかせること。「―殺人」[類]委嘱[いしょく]②正式の社員や職員ではなく、ある期間たのまれて仕事の一部をうけもつ人。 **しょくちゅうしょくぶつ【食虫植物】**[名]昆虫[こんちゅう]などを、花や葉でつかまえて、その栄養分をとる植物。食肉植物。ウツボカズラ・モウセンゴケなど。 **しょくちゅうどく【食中毒】**[名]悪い食べものによる中毒。食あたり。「夏は―に注意しよう」 **しょくつう【食通】**[名・スル]食べものの味のよしあしなどにくわしいこと。また、その人。グルメ。 **しょくどう【食堂】**[名]①料理をつくって客に出す店。「大衆―」「―車」[類]料理屋・レストラン②食事をする部屋[へや]。ダイニングルーム。 **しょくどう【食道】**[名]消化器官のうち、のどから胃までのあいだの部分。 **しょくにん【職人】**[名]①おもに手さきの技術で、ものをつくる職業の人。大工・左官・建具師など。「―芸」②一つの芸にすぐれた技能をもつ人。「彼は打撃の―だ」 **しょくにんかたぎ【職人気質】**[名]自分の技術に自信をもち、自分が満足できる仕事をやりとげようとする、実直でがんこな性質。 **しょくのう【職能】**[名]①職務上の能力。「―給」②職業ごとにもっている機能。「―別組合」③果たしている役割や機能。はたらき。「副詞の文法上の―」 **しょくば【職場】**[名]つとめさき。仕事をする場所。 **しょくばい【触媒】**[名]化学反応が起こるとき、それ自身はまったく変化しないで、他の物質の反応速度をはやめたりおくらせたりする物質。 **しょくばけっこん【職場結婚】**[名]同じ職場に勤める男女が結婚すること。 **しょくはつ【触発】**[名・スル]①ものにふれて爆発[ばくはつ]すること。②刺激[しげき]をあたえて、行動を起こさせたり、その気にさせたりすること。「友人に―されて勉強する」 **しょくひ【食費】**[名]家計の中で食事にかかる費用。 **しょくひん【食品】**[名]日常とる飲食物。食料品。 **しょくぶつ【植物】**[名]生物を大きく二つに分けたとき、動物以外のもの。葉緑素をもち、光合成によって養分をつくる。草木で代表されるが、下等な菌[きん]類もある。↔動物 **しょくぶつえん【植物園】**[名]いろいろな植物を集めて栽培し、人々に見せたり、植物の保護や研究をしたりする施設。 **しょくぶん【職分】**[名]仕事の上で当然しなければならない務め。「―を果たす」 **しょくぼう【嘱望・属望】**[名・スル]相手を見こんで将来に望みをかけること。期待すること。「前途[ぜんと]を―される青年」 **しょくみん【植民・殖民】**[名・スル]外国に移住・定着させて、その土地の開拓[かいたく]や経済活動などに従事させること。また、その移住民。[類]移民 **しょくみんち【植民地】**[名]外国が主権を持っていた土地を政治的・経済的に支配して、そこへ自国民を自由に移住させ、原料の獲得・製品の販売[はんばい]・軍備の展開をしやすくした土地。 **しょくむ【職務】**[名]仕事の組織の中で、各人がうけもっている任務。つとめ。役目。「―権限」 <664> **しょくむしつもん【職務質問】**[名]警察官が、犯罪の捜査や予防などのために、路上などで不審[ふしん]な者に対しておこなう質問。 **しょくもく【嘱目・属目】**[名・スル]①期待して見まもること。注目すること。「将来を―される」②ふと、目にすること。目にふれること。「―の風景」▽文章語。 **しょくもつ【食物】**[名]食べものと飲みもの。食品。▽「しょくぶつ」とは読まない。 **しょくもつれんさ【食物連鎖】**[名]ある生物が他の生物に捕食[ほしょく]され、それがまた別の生物に捕食されるという関係が、くさり状につながっている状態をあらわしたことば。人間はその最上位に位置し、自然界の生物は相互にあみの目状に関連しあっている。▽生態学用語。 **しょくよう【食用】**[名・スル]食べものにできるもの。食べものとすること。「―油」「―に供される」 **しょくようがえる【食用蛙】**[名]アカガエル科のウシガエル。ニワトリの肉に近い味がする。鳴き声はウシに似る。 **しょくん【諸君】**[代]二人称複数。おもに男性が、対等以下の相手に使う。「学生―に告ぐ」 **しょくよく【食欲】**[名]食べたいと思う気持ち。「―不振」「―をそそる」[類]食いけ **しょくりょう**[食料] [名]たべもの。調理して食べる材料。「―品店」「生鮮[せいせん]―品」 **しょくりょう**[食糧] [名]たべもの。とくに、米やムギなどの主食。「五日分の―」「―事情」「―管理法」 **しょくりょうかんりせいど【食糧管理制度】**[名]国民の食糧を確保するために、米やムギなどの主食の生産・流通・販売などを国が管理する制度。一九四二年に制定された食糧管理法にもとづき実施[じっし]されたが、現在は生産の増大などにより政府を通さない自主流通米も認められており、緩和への傾向[けいこう]にある。食管制度。 **しょくりょうじきゅうりつ【食糧自給率】**[名]その国の食糧消費量のうち、国内での生産量を示す割合。日本の自給率は総合で約七割、穀物[こくもつ]で約三割と、先進国の中では低い水準にある。 **しょくりょうひん【食料品】**[名]たべもの。食品。「生鮮[せいせん]―」 **しょくりん【植林】**[名・スル]苗木を植えて、山林に育てあげること。[類]植樹 **しょくれき【職歴】**[名]いままでどういう職業に就いてきたかという経歴。 **じょくん【叙勲】**[名・スル]国や社会のために大きなはたらきをした人に、勲等[くんとう]を授[さず]け、勲章をあたえること。「春の―」 **しょけい【処刑】**[名・スル]刑罰[けいばつ]を加えること。とくに、死刑にすること。「―台」[類]処罰 **じょけい【女系】**[名]女の系統。母方[ははかた]の系統。「―家族」↔男系 **じょけい【叙景】**[名・スル]自然の景色とを詩や文章などにあらわすこと。「―詩」「―文」 **しょげかえる【悄気返る】**[動]すっかりしょげてしまう。ひどく元気をなくす。「失恋[しつれん]して―」[類]しょげこむ **じょけつ【女傑】**[名]気性[きしょう]が活発で才能も勇気もある女性。男まさりの女性。[類]女丈夫[じょうふ] **しょげる【悄気る】**[動]失敗して自信をなくし、元気がなくなる。 **しょけん【所見】**[名]①見たところ。見た結果。「レントゲン写真による医者の―」②考えや意見。「―を述べる」 **しょけん【諸賢】**[名]たくさんの人を敬っていうことば。みなさま。「読者―のご批判にまつ」▽多くの賢人[けんじん]という意味。 **しょげん【緒言】**[名]本文の前に書いてある文章。まえがき。「ちょげん」とも。[類]端書[はしがき]・序文 **じょけん【女権】**[名]女性の社会的・政治的な権利。「―拡張[かくちょう]」 **じょげん【助言】**[名・スル]そばから助けになるようなことを言ってやること。また、そのことば。「―をあたえる」 **じょげん【序言】**[名]本の序として述べることば。[類]緒言[しょげん]・序文・前書き **しょこ【書庫】**[名]書物をおさめておく建物や部屋[へや]。 **しょこう【諸侯】**[名]①ヨーロッパで封建[ほうけん]時代、一定の領地と人民を治める権力をもっていた人。②古代中国で、天子からあたえられた領土(=封土)を代々支配した者。 **しょこう【曙光】**[名]①夜明けの光。[類]暁光[ぎょうこう]②わずかに見えはじめた希望。「解決の―が見える」 **じょこう【徐行】**[名・スル]電車や自動車などが、速度を落として進むこと。「―区間」「―運転」 **しょこく【諸国】**[名]いろいろな国々。多くの国々。「東南アジア―」「―行脚[あんぎゃ]の修行[しゅぎょう]」 **じょことば【序詞】**[名]→「じょし」 **しょこん【初婚】**[名]はじめての結婚。↔再婚 **しょさ【所作】**[名]①ふるまい。身のこなし。[類]動作②「しょさごと」 **しょさい【所載】**[名・スル]本や雑誌にのっていること。「四月号―の論文」[類]掲載[けいさい] **しょさい【書斎】**[名]個人の家で、読書や書きものなどをするための部屋[へや]。 **しょざい【所在】**[名]①人のいる場所。また、もののある場所。「―をくらます」「県庁―地」「責任の―を明らかにする」②すること。しごと。「―がなくて退屈[たいくつ]だ」 **しょざいない【所在ない】**[形]することがなくてたいくつだ。手持ちぶさたである。「―毎日を過ごす」 **じょさいない【如才ない】**[形]相手の気持ちをよくとらえて応対する。気がきいていてぬかりがない。「万事に―人だから安心してまかせられる」 **しょさごと【所作事】**[名]長唄[ながうた]をともなうおどり。また、歌舞伎[かぶき]のおどりの芝居。 **しょさん【所産】**[名]つくりだされたもの。うまれたもの。「長年の努力の―」[類]産物 **じょさんぷ【助産婦】**[名]出産を助ける職業の女性。産婆[さんば]。正式には助産師という。 <665> **しょし【初志】**[名]初めにやろうと思いたったときの考え。「―貫徹」[類]初心 **しょし【庶子】**[名]旧民法で、正妻以外の女性から生まれ、父親が認知した子。↔嫡子[ちゃくし]▽現行法では「父が認知した子」、また、私生子もふくめて「嫡出でない子」という。 **しょじ【所持】**[名・スル]身につけて持っていること。「―品を検査する」[類]携行[けいたい] **しょじ【諸事】**[名]いろいろなものごと。いろいろなことがら。「―節約」「―万端[ばんたん]」[類]万事[ばんじ] **じょし【女子】**[名]おんな。また、若い女性。女の子。「―従業員」「―出生」↔男子 女子と小人は養い難[がた]し 女性と小人物は、近づけるとなれなれしくつけあがり、遠ざけるとうらみやすいので、あつかいに困る。▽中国、「論語」から。 **じょし【女史】**[名]社会的地位や名声のある女性。また、そういう女性の名にそえる敬ったことば。 **じょし【助詞】**[名]品詞の一つ。付属語で活用しないもの。必ずあることばの下に付いて、上のことばと下のことばとの関係をあらわしたり、程度や感動などの意味をそえたりする。格助詞・係助詞・副助詞・接続助詞・終助詞・間投助詞などがあるが、係助詞は副助詞に、間投助詞は終助詞にふくめることもある。たとえば、「梅雨[つゆ]が明けたというのに、くもり空ばかりだね」では、「が/と/のに/ばかり/ね」が助詞。 **じょし【序詞】**[名]①序のことば。序言。プロローグ。②和歌で、ある語句をひきだすための前置きのことば。掛[かけ]詞[ことば]や同音語によって下の語にかかっていく。枕詞[まくらことば]より長い。たとえば「あしひきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかもねむ」では、「あしひきの・・・しだり尾の」までが、「長い」をひきだす序詞。「じょことば」とも。 **じょじ【女児】**[名]女の子供。↔男児 **じょじ【助字】**[漢文]漢文の文法で広く、名詞・動詞・形容詞など、実質的な意味のある語(実字)を助けて文章の意味関係をあらわす前置詞・副詞・接続詞・句末詞・疑問詞などをいう。また、とくに語句の終わりに付いて意味をそえる文字。「乎[こ]」「矣[い]」「焉[えん]」など。 **じょじ【助辞】**[文法]助詞のこと。また、助詞と助動詞をまとめて呼ぶことば。 **じょじ【叙事】**[名・スル]事実や事件の経過をありのままに述べること。また、述べたもの。「―詩」↔叙情 **しょしがく【書誌学】**[名]書物に関して、成立・著者・体裁・分類などを研究する学問。 **しょしかんてつ【初志貫徹】**[四字漢語]初めに思いたった考えやこころざしを途中で変えずに、最後までつらぬきとおすこと。 **しょしき【書式】**[名]証明書や願書など、公式の書類のきまった書きかた。文書の形式。 **しょしき【諸式・諸色】**[名]いろいろな品物。また、いろいろな品物の値段。「結納の―」「―万端[ばんたん]」「―が上がる」▽文章語。 **じょじし【叙事詩】**[名]叙情詩や劇詩と並んで詩の三大部門の一つ。歴史的事件や英雄[えいゆう]の活躍などをありのままにうたった詩。エピック。▽トロヤ戦争を主題としたギリシャの二大叙事詩「イーリアス」と「オデュッセイア」が有名。↔叙情詩 **じょしつ【除湿】**[名・スル]空気中の湿気[しっけ]をとりのぞくこと。「―器」↔加湿 **しょしゃ【書写】**[名・スル]①書きうつすこと。筆写。②小・中学校の教科の一つ。毛筆や硬筆[こうひつ]による習字。 **じょしゅ【助手】**[名]①仕事の手助けをする人。アシスタント。「運転―」②「助教」の旧称。 **しょしひゃっか【諸子百家】**[名]中国の春秋・戦国時代に出た学派・学説・思想家をまとめた呼び名。諸学派には、儒家・道家・陰陽[いんよう]家・法家・名家・墨家[ぼっか]・縦横家・雑家・農家・小説家・兵家がある。 **しょしゅう【所収】**[名・スル]ある作品が本などに収められていること。「全集第三巻に―」[類]所載 **じょしゅう【女囚】**[名]女性の囚人。↔男囚 **しょしゅつ【初出】**[名]はじめて出ること。最初にあらわれること。「―の漢字にふりがなをふる」 **じょじゅつ【叙述】**[名・スル]ものごとやものごとのようすを順を追って述べること。また、述べたもの。 **しょしゅん【初春】**[名]春の初め。早春。はつはる。また、陰暦[いんれき]正月[しょうがつ]のこと。[類]孟春[もうしゅん]↔晩春 **しょじゅん【初旬】**[名]月の初めの十日間。上旬。↔下旬▽「旬」は、十のこと。 **しょしょ【処暑】**[名]二十四節気の一つ。太陽暦[たいようれき]で八月二三日ごろ。暑さが徐々[じょじょ]にしのぎやすくなる。▽「処」は、おさまること。 **しょじょ【処女】**[名・造語]①〈名〉性的経験のない女性。「始めは―のごとく後のちは脱兎[だっと]のごとし」[類]生娘[きむすめ]、童貞[どうてい]①〈造語「処女~」の形で〉①まだ人の手が加わらないこと。「―地」「―林」②はじめてのこと。最初の。「―作」「―航海」 **しょじょう【書状】**[名]「手紙」の古い言い方。[類]書簡 **じょしょう【序章】**[名]論文や小説などで、序にあたる章。↔終章 **じょじょう【叙情・抒情】**[名・スル]自分の感情を述べること。「―歌」「―的文章」↔叙事 **じょじょうし【叙情詩・抒情詩】**[名]叙事詩・劇詩とともに詩の三大部門の一つ。個人の感情を主観的にうたいあげた詩。リリック。↔叙事詩 **じょじょうしょうきょくしゅう【抒情小曲集】**[作品]一九一八年。室生犀星[むろうさいせい]の詩集。故郷への思いや都会に生きる哀歓[あいかん]など、多感な若者の叙情を文語詩にうたいあげる。 **じょじょうふ【女丈夫】**[名]男性以上に気性[きしょう]が強くしっかりしている女性。男まさりの女性。[類]女傑[じょけつ]▽「丈夫」は、一人前の男。 **じょしょく【女色】**[名]女性の性的な魅力[みりょく]。 <666> 「―におぼれる」「―を遠ざける」[類]色香[いろか] ②女性との性交渉[せいこうしょう]。いろごと。▽「にょしょく」とも。 **しょじょち【処女地】**[名]①開発されていない自然のままの土地。まだ、人が足をふみいれていない土地。②まだ調査や研究がされていない分野。 **じょじょに【徐徐に】**[副]少しずつゆっくりと進むようす。「うわさが―広がる」[類]しだいに **しょしょほうぼう【所所方方・処処方方】**[副]あちこち。ところどころ。「―をさがしまわる」▽同じ文字をそれぞれくりかえして強めた言い方。 **しょしん【初心】**[名]①初めに思いたった心。「―に返る」[類]初志②学問や技術などの習いはじめ。「―者」 初心忘るべからず 学びはじめた最初の新鮮な気持ちをいつも忘れてはならない。▽世阿弥[ぜあみ]の「花鏡」から。 **しょしん【初診】**[名]はじめて受ける診察。「―料」 **しょしん【所信】**[名]ある問題について、こうだと信じている考え。「―表明」 **しょしん【書信】**[名]文書による音信。手紙。たより。[類]書状・書簡▽文章語。 **じょすう【除数】**[名]割り算で、割るほうの数。a÷b=cのbをさす。↔被除数 **じょすうし**[序数詞] [名]順序をあらわす数詞。順序数詞。「一番」「第二位」「三等」など。 **じょすうし**[助数詞] [文法]ものの数量をあらわすとき、数字の下に付けることば。ものの種類によって異なる。「一足[いっそく]」「一首[いっしゅ]」「一面[いちめん]」など。 **しょそう【諸相】**[名]一つのものごとの、いろいろな姿やありさま。「生活の―」 **しょする【処する】**[サ変]①その場やことがらに応じた行動をする。処理する。「難局に―」「事を―」②きまりに従って刑罰[けいばつ]をおこなう。「死刑に―」▽「しょす」とも。 **しょする【叙する】**[サ変]①勲等[くんとう]など、官位をあたえる。「勲一等に―」②文章や詩歌[しいか]に表現する。「胸のうちを―」 **じょする【除する】**[サ変]割り算をする。「九を三で―」↔乗じる **しょせい【処世】**[名・スル]世間[せけん]の人とつきあいながら生活していくこと。よわたり。「―術」 **しょせい【書生】**[名]①「学生」の古い言い方。②明治・大正時代ごろ、他人の家に住みこんで家事をてつだいながら勉学した人。「―っぽ」[類]学僕[がくぼく] **じょせい【女声】**[名]声楽で、女性のうけもつ高さの声。ソプラノやアルトなど。「―コーラス」→男声 **じょせい【女性】**[名]「おんな」の改まった言い方。ふつう、成人に達した人にいう。婦人。古くは「にょしょう」とも。「万人が理想とする―」→男性 **じょせい【女婿】**[名]娘[むすめ]の夫。むすめむこ。 **じょせい【助成】**[名・スル]事業や研究などを援助[えんじょ]すること。「文部省―金」 **じょせい【助勢】**[名・スル]手助けし、力をそえてやること。すけだち。[類]助力・加勢 **じょせいてき【女性的】**[形動]女性の特質がよくあらわれているようす。「―な思いやり」「―なものの見かた」↔男性的▽女性的特質としては、やさしい・しとやか・繊細[せんさい]などがあげられる。 **しょせき【書籍】**[名]書物。本。図書。 **じょせき【除籍】**[名・スル]戸籍[こせき]や学籍などから、名前を消すこと。「―処分」←入籍 **しょせつ【所説】**[名]述べていることがら。説くところ。主張の内容。 **しょせつ【諸説】**[名]いろいろな説。いろいろな意見。「―入りみだれる」「―紛々[ふんぷん]」 **じょせつ【序説】**[名]本論や本題にはいる前に述べる説明や論説。「文学史―」[類]序論 **じょせつ【除雪】**[名・スル]道路や屋根に積もった雪をとのりぞくこと。ゆきかき。「―作業」「―車」 **じょせつ【如拙】**[人]生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。室町初期の画僧[がそう]。宋[そう]や元[げん]の絵をとりいれて、日本の水墨[すいぼく]画を開拓[かいたく]した。代表作は京都妙心寺蔵「瓢鮎図[ひょうねんず]」で、ヒョウタンでナマズをおさえるという禅問答を題材にしたもの。 **しょせつふんぷん【諸説紛紛】**[副]いろいろな意見や考えが、乱れとんで、真相がわからないこと。「―たるありさま」▽「諸説粉々」は誤り。 **しょせん**[初戦] [名]最初の試合。第一戦。「―で敗退する」 **しょせん**[緒戦] [名]試合や戦争のはじめのほうの戦い。[類]序盤戦 **しょせん【所詮】**[副]行きつくところは。どんなにしても、結局。「―人生はむなしい」「―空想にすぎない」▽否定的な意味の文をつくる。あきらめの気持ちで使うことが多い。 **しょぞう【所蔵】**[名・スル]価値のある芸術品などを所有してしまっておくこと。また、しまってもっているもの。「興福寺―の阿修羅[あしゅら]像」 **じょそう【女装】**[名・スル]男が女の姿をすること。↔男装 **じょそう【助走】**[名・スル]陸上競技や体操競技などで、跳躍[ちょうやく]や投てきの勢いをつけるために、ふみきりのところまで走ること。「―路」 **じょそう【序奏】**[名]楽曲の始まりに演奏される部分。導入部。イントロダクション。イントロ。 **じょそう【除草】**[名・スル]雑草をとりのぞくこと。くさとり。「―剤[ざい]をまく」 **しょぞく【所属】**[名・スル]団体や組織の一員であること。「無―」「大学―の建物」「―するチーム」 **しょぞん【所存】**[名]かんがえ。おもわく。改まった言い方。「意志をつらぬく―です」「―のほか(=思ってもみないこと。残念なこと)」 **じょそんだんぴ【女尊男卑】**[四字漢語]女性を尊び、男性をいやしむこと。女性の社会的な地位が男性より上にあること。↔男尊女卑 **しょたい【所帯・世帯】**[名]①独立した一家を構えて生活していること。また、生活している一家。「―をもつ」「―が苦しい」[類]世帯[せたい]、その人の身におびるものという意味で、財産をさす。 <667> 所帯を畳む 一家を構えていたのをやめてたちのく。[類]所帯をしまう **しょたいじみる【所帯染みる】**[動]家庭生活に精力を使うことで精一杯で、身なりや考えかたに、若々しさがとぼしくなる。「遊びに行くのをやめるなんて所帯染みた考えだ」 **しょたいどうぐ【所帯道具】**[名]一家を構えて生活するのに必要な道具。台所用具やたんすなど。 **しょたいめん【初対面】**[名]その人とはじめて顔を合わせること。「―の印象が強い」 **しょたいもち【所帯持ち】**[名]一家を構えて生活している人。また、家計のやりくり。[類]既婚者[きこんしゃ] **しょたいやつれ【所帯窶れ】**[名]日々の家計のやりくりに苦労して、身なりなどにかまわず、みすぼらしく見えること。 **しょだな【書棚】**[名]本を並べておくためのたな。本だな。[類]書架[しょか][数え方]架[か] **しょだん【処断】**[名・スル]規定に従って判断してきっぱりと処置すること。「法によって―する」[類]裁断 **しょだん【初段】**[名]柔道・剣道[けんどう]・囲碁・将棋[しょうぎ]などの位で、段位の最初。級よりも上。 **しょち【処置】**[名・スル]①どうとりあつかうかをきめて、しまつすること。「断固たる―をとる」②病気やけがなどの手当てをすること。「応急―」 **しょちゅう【暑中】**[名]夏のもっとも暑い期間。とくに、土用[どよう](=立秋の前の十八日間)をさす。「―お見まい申しあげます」↔寒中 **じょちゅう【女中】**[名]①「お手伝いさん」の古い言い方。▽もと、宮仕えの女性。また、「婦人」を敬っていうことば。「お―」 **じょちゅうぎく【除虫菊】**[名]キク科の多年草。夏につける白い花は、乾燥[かんそう]させて蚊取り線香[せんこう]や殺虫剤[さっちゅうざい]などの原料にする。 **しょちゅうみまい【暑中見舞い】**[名]夏の盛さかりに、健康を気づかって出す、あいさつの手紙。↔寒中見舞い▽立秋を過ぎると「残暑見舞い」になる。 **しょちょう【初潮】**[名]はじめての月経[げっけい]があること。 **しょちょう【所長】**[名]事務所や研究所などのように、「所」がつくところのいちばん上の人。 **しょちょう【署長】**[名]消防署や警察署などのように、「署」がつくところのいちばん上の人。 **じょちょう【助長】**[名・スル]①能力をのばすよう手助けをすること。「発展を―する」②多く、よくない傾向[けいこう]をいっそう強めてしまうこと。「インフレをーする結果となる」▽苗の生長を助けようとしてひっぱったため、かえって苗をからしてしまったという故事(中国、「孟子[もうし]」)から。 **しょっかいせい【職階制】**[名]職務を職級や職種などによって区別し、段階を設けた制度。 **しょっかく【食客】**[名]よその家に住みこみ、客として養ってもらっている人。「しょっきゃく」とも。[類]居候[いそうろう] **しょっかく【触角】**[名]昆虫[こんちゅう]やエビなどの頭にある、一対[いっつい]または二対のひげのような感覚器官。触覚や嗅覚のはたらきをもつ。 **しょっかく【触覚】**[名]五感の一つ。ものにふれると生じる感覚。[類]触感 **しょっかん【触感】**[名]ものにさわったときの感じ。手ざわりやはだざわり。「壷[つぼ]の―を楽しむ」 **しょっき【食器】**[名]茶わんやはしなど、食事をするときに使う道具。「―洗い」 **しょっき【織機】**[名]織物を織る機械。はたおりき。はた。「自動―」 **ジョッキ**[名]ビールを飲むための、柄[え]のついた大形のコップ。「屋上で―をかたむける」▽jugから。 **ジョッキー**[名]競馬の騎手[きしゅ]。[jockey] **ショッキング**[形動]とつぜん心に強い打撃[だげき]を受けて、はっとするようす。衝撃[しょうげき]的。「―な事件」[shocking] **ショック**[名・スル]①からだや心に受ける強い衝撃。「―を受ける」「精神的―」②毒物・出血などさまざまな原因で、心臓機能が急激に強く抑制され、身体の組織内に酸素が不足して障害が起こること。死に至ることもある。「―死」[shock][shock] <668> **しょっけん【食券】**[名]食堂などで、料理とひきかえるための券。「―をお求めください」 **しょっけん【職権】**[名]公務員などが仕事をするうえで、まかされている権利。職務権限。「―濫用[らんよう]」 **しょっこう【職工】**[名]工場などで働く労働者。古い言い方。[類]工員・作業員 **しょっこう【燭光】**[名]①ろうそくの光。ともしび。②〈名・造語〉光度の旧単位。燭[しょく]。現在はカンデラを使う。 **しょっちゅう**[副]同じことがくりかえし起こるようす。しじゅう。たえず。くだけた言い方。「―計算をまちがえる」「―通る道」[類]始終[しじゅう]▽「いつも」とちがい、断続的に、一つのことがくりかえされること。 **しょってる【《背負ってる】**[動]うぬぼれている。俗[ぞく]な言い方。「ずいぶん―わねえ」 **ショット**[名]①テニスやゴルフなどで、ボールを打つこと。また、打ったボール。「ティー―」②映画などで、ひと続きの映像や一場面。カット。[shot] **ジョット**[人]→「ジオット」 **ショットガン**[名]散弾銃[さんだんじゅう]。[shotgun] **しょっぱい**[形]①しおからい。「―たくあん」②しみったれている。けちである。「―ことを言うな」③迷惑[めいわく]そうである。「―顔をする」▽「塩はゆい」の変化した形。 **しょっぱな【初っ端】**[名]いちばん初め。最初。[類]初手・発端 **しょっぴく**[動]むりにひっぱっていく。とくに、犯人を警察に連行する。しょびく。 **ショッピング**[名・スル]買い物をすること。「テレホン―」[shopping] **ショッピングセンター**[名]各種の商店が集中している場所。商店街。[shopping center] **ショップ**[名・造語]商店。みせ。「ギフト―」「メンズ―」[shop] **しょて【初手】**[名]①最初。手はじめ。「―を誤る」②囲碁や将棋[しょうぎ]などで、最初の一手。「―の位置につく」 **しょてい【所定】**[名]あらかじめきまっていること。 **じょてい【女帝】**[名]女性の皇帝。女性の天皇。 **しょてん【書店】**[名]書物を販売[はんばい]する店。また、書物を出版する会社。[類]本屋・出版社 **しょでん【初伝】**[名]学問や芸道で、最初の伝授[でんじゅ]。初級の伝授。 **しょてんぼうりん【初転法輪】**[名]さとりをえた仏陀[ぶっだ]が、鹿野苑[ろくやおん]でおこなった最初の説法のこと。▽「転法輪」は、仏の説法のこと。 **しょとう【初冬】**[名]冬の初め。はつふゆ。また、陰暦[いんれき]一〇月のこと。[類]孟冬[もうとう]↔晩冬 **しょとう【初唐】**[漢文]中国、唐代の文学、とくに唐詩を四期に分けた、最初の一時期。六一八年から七一二年まで。唐詩の草創期で、七言古詩や近体詩がつくりだされるが、前時代の華麗[かれい]・繊細[せんさい]な詩風を残す。おもな詩人は、王勃[おうぼつ]・楊炯[ようけい]・駱賓王[らくひんのう]・盧照鄰[ろしょうりん]など。▽他の三期は、盛唐・中唐・晩唐。 **しょとう【初等】**[名]学問や技術などを習うときの、最初の等級。初歩。「―教育」↔高等 **しょとう【初頭】**[名]最初のころ。初期。「一九世紀―」 **しょとう【諸島】**[名]たくさんの島の集まり。「ハワイ―」[類]群島・列島 **しょどう【初動】**[名]ことが起きたときにとる最初の行動。すぐさまする活動。「―捜査[そうさ]」「―作戦」 **しょどう【書道】**[名]毛筆で文字を書く造形芸術。習字▽平安初期に中国から空海や最澄[さいちょう]により日本に伝えられ、「三蹟[さんせき]」といわれる小野道風[おののとうふう]・藤原佐理[ふじわらのすけまさ]・藤原行成[ふじわらのゆきなり]を生んだ平安中期にいたって確立した。 **じょどうし【助動詞】**[文法]品詞の一つ。付属語で、活用するもの。用言に付いて、おもに話し手の判断をあらわす。口語では判断の種類によって、肯定(「だ」)、否定(「ない・ぬ・まい」)、過去・完了(「た」)、推量(「う・まい・らしい・だろう」)、丁寧(「です・ございます」)、受け身(「れる・られる」)、使役[しえき](「せる・させる」)などに分けられる。また、文語の場合、口語と大きくちがうのは過去・完了で、口語には「た」しかないが、文語では「き・けり・つ・ぬ・たり・り」が使いわけられている。たとえば、「男ありけり」も「男ありき」も現代語では「男がいた」になるが、「けり」は人から伝え聞いたことを、「き」は自分が直接見聞きしたことをあらわすという相違[そうい]がある。また、推量にも、過去推量「けむ」、現在推量「らむ」が、その他、反実仮想の「まし」などがあり、それぞれ単独で意味をそえることができる。 **しょとく【所得】**[名]ある一定期間の収入や利益。「給与[きゅうよ]―」「―番付[ばんづけ]」 **しょとくぜい【所得税】**[名]一年間の個人の所得に課せられる、国の直接税。 **ジョナサン・スウィフト**[人]→「スウィフト」 **しょなのか【初七日】**[名]人がなくなった日を一日目とし、七日目にあたる日。また、この日におこなう最初の法事。「しょなぬか」とも。▽最近は、葬式[そうしき]につづけて、初七日の法事もおこなうことが多い。 **じょなん【女難】**[名]男が、女性関係によって受ける災難。「―の相がある」 **しょにち【初日】**[名]すもうや芝居[しばい]などの第一日目。「―を白星でかざる」↔最終日・千秋楽[せんしゅうらく] **しょねん【初年】**[名]①最初の年。第一年。「―度の会計報告」②その年号や年代の初めのころ。「昭和―の東京」[類]初頭 **じょのくち【序の口】**[名]①ものごとが始まったばかりのところ。「寒さもまだまだ―だ」②すもうの番付[ばんづけ]の最下位。序二段の下。 **じょはきゅう【序破急】**[名]①ものごとの、初め・中・終わり。また、その進む速さの変化。「―をつけて演奏する」[類]起承転結②舞楽や能楽の構成形式。導入・展開・終結の三部。この順に速度を増す。 <669> **しょばだい【所場代】**[名]露店や夜店などを出すときにはらう場所代。▽「場所」をさかさまにした、仲間うちだけで使った俗[ぞく]なことば。 **しょばつ【処罰】**[名・スル]悪いおこないを罰すること。「厳重に―する」 **しょはん【初犯】**[名]はじめて罪[つみ]を犯[おか]すこと。また、その人。→再犯・重犯 **しょはん【初版】**[名]書物を出版するときの第一版。最初の組み版。「―本」↔再版・重版 **しょはん【諸般】**[名]さまざまなこと。いろいろ。「―の事情により」 **ショパン**[人]一八一〇—四九年。ポーランドの作曲家。ロマン派を代表するピアノ曲を多く作曲・演奏し、ピアノの詩人と呼ばれた。「幻想即興曲」など。[Fryderyk Franciszek Chopin] **しょひょう【書評】**[名]書物の内容を紹介し、批評した文章。「新刊本の―」「―欄[らん]」 **ジョブ**[名]仕事。作業。また、コンピュータの処理作業単位。[job] **しょふう【書風】**[名]文字の書きぶり・筆づかい。文字のおもむき。▽おもに、筆で書かれたものにいう。 **しょぶん【処分】**[名・スル]①余っているものやいらないものを捨てたり売り払ったりすること。「売れのこりをーする」②規則によって罰[ばっ]すること。「停学―」[類]処罰 **じょぶん【序文】**[名]書物や論文の初めに書く前書き。序。はしがき。↔跋文[ばつぶん] **しょほ【初歩】**[名]習いごとなどの最初の段階。習いはじめ。「まだ―の段階だ」[類]初級 **しょほう【処方】**[名]医師が患者の症状[しょうじょう]に合わせて、薬の調合を指示すること。その調合法。 **しょほう【書法】**[名]文字の書きかた。文字を書くときの方法。筆法。 **しょぼう【書房】**[名]書店。本屋。また、出版社などの社名に使うことば。▽もと、書斎のこと。「房」は、部屋[へや]の意。 **じょほう【除法】**[名]割り算。↔乗法 **しょほうせん【処方箋】**[名]医師が処方を書きしるした書類。処方書き。「―を薬局へわたす」 **しょほうむが【諸法無我】**[四字漢語]存在するあらゆるものは因縁[いんねん]によって生ずるもので、永遠不変の本性である我[が]ととらえることはできないということ。仏陀[ぶっだ]のさとった四つの命題のうちの一つ。 **しょぼくれる**[動]元気がなく、みじめったらしくなる。俗[ぞく]な言い方。「しょぼくれたかっこう」 **しょぼしょぼ**[副]①小雨[こさめ]などが、陰気[いんき]くさく降りつづくようす。「―と降る雨」②しょんぼりしてわびしげなようす。③目を開けていられないようす。「ねむくて目が―する」 **しょぼつく**[動]①雨がしとしとと降りつづく。②目がかすんで、力なくまばたきをくりかえす。しょぼしょぼさせる。「目が―」 **じょまく【序幕】**[名]①芝居[しばい]の最初の幕。②ものごとの始まり。まくあけ。↔終幕 **じょまく【除幕】**[名・スル]記念碑[ひ]や像などができあがったとき、多くの人に見せるために、はじめておおいの幕をとりのぞくこと。「銅像の―式」 **しょみん【庶民】**[名]一般のごくふつうに暮らしている人々。「―生活」[類]民衆 > **つかいわけ**→「大衆」を見よ。 **しょみんてき【庶民的】**[形動]考えかたや生活態度が、ごくふつうで親しみやすいようす。「―な政治家」▽多く、財力や地位のある人たちの庶民に対する態度についていう。↔貴族的 **しょむ【庶務】**[名]会社などで、一般のさまざまな事務。「―課」 **しょめい【書名】**[名]書物の名前。本の題名。 **しょめい【署名】**[名・スル]文書や書類などに自分の名前を書くこと。また、書かれた名前。サイン。「―運動」「―捺印[なついん]する」[類]記名 **じょめい【助命】**[名・スル]殺されるはずの人の命を助けること。「―運動」 > **つかいわけ** 救命・助命=「救命」は、事故などにあって命が危険な人を助けること。「救命具」。「助命」は、ふつう、殺される人の命を助けること。「助命嘆願[たんがん]もむなしく死刑[しけい]が執行された」。 **じょめい【除名】**[名・スル]会や団体などで、名簿[めいぼ]から名前を消してやめさせること。メンバーの資格をとりあげること。「―処分」 **じょめいてんのう【舒明天皇】**[人]五九三—六四一年。在位、六二九—六四一年。幼名は田村皇子[たむらのみこ]。山背大兄王[やましろのおおえのおう]と争い、蘇我氏によって皇位についた。「万葉集」初期の歌人でもあった。 **しょめん【書面】**[名]文書に書かれたもの。また、手紙。文面。「―で申しこむ」 **しょもう【所望】**[名・スル]そうしてほしいと望むこと。また、その望みや願い。「茶を一服[いっぷく]―したい」▽文章語。 **しょもく【書目】**[名]①書物の目録。図書目録。②書物の名前。書名。 **しょもつ【書物】**[名]本。図書。書籍[しょせき]。「秋の夜、―をひもとく」 **しょや【初夜】**[名]①最初の夜。とくに、結婚後、夫婦がはじめていっしょにむかえる夜。②夕方から夜中まで。また、今の午後八時ごろ。古い言い方。 **じょや【除夜】**[名]おおみそかの夜。 **じょやく【助役】**[名]市町村長や駅長などに次ぐ人で、その仕事を助ける役職の人。 **じょやのかね【除夜の鐘】**[名]一〇八あるといわれる煩悩[ぼんのう]を消して新年をむかえるために、おおみそかの夜、一二時をはさんで、寺でつく一○八回の鐘。 <670> **しょゆう【所有】**[名・スル]自分のものとして持っていること。「―者」 > **つかいわけ** 持つ・有する・所有する=「持つ」は、ある時間継続[けいぞく]的に手にしていること。「有する」は、抽象的なことがらに使う文語的表現。「権利を有する」。「所有する」は、権利とか財産とかに使うことが多い。「持つ」のように具体的に「手に持ってぶらさげている」ような意味では使わない。「広大な土地を所有する」。 **じょゆう【女優】**[名]女性の俳優。「映画―」→男優 **しょゆうけん【所有権】**[名]土地や建物などを、自分のものとして自由にできる権利。 **しょよ【所与】**[名]あたえられること。また、あたえられたもの。とくに哲学で、前提としてあたえられているもの。与件。「―の条件」 **しょよう【所用】**[名]「用事」の改まった言い方。「午後は―で出かけます」 **しょよう【所要】**[名]あることをするのに必要とすること。「―時間」「―経費」 **しょり【処理】**[名・スル]あるものごとについて、きまりをつけること。しまつをつけること。「事後―」「―能力」「データー―」「汚水―場」[類]処置 **じょりゅう【女流】**[名]芸ごとなどの関係分野で活躍[かつやく]ごしている女性。「―歌人」「―文学」「―棋士」▽ふつう、仕事や分野をあらわすことばの上に付けて使う。 **じょりょく【助力】**[名・スル]手助けすること。ちからぞえ。「―をこう」[類]加勢・助勢 **しょるい【書類】**[名]事務のうえで必要なことを書いた文書。かきつけ。「重要―」 **しょるいそうけん【書類送検】**[名・スル]容疑者[ようぎしゃ]に関する調査書類だけを、警察署から検察庁に送ること。身柄[みがら]送検 **ショルダーバッグ**[名]ひもが長くなっていて、かたから提げるかばん。[shoulder bag] **じょれつ【序列】**[名]ある基準で順番をつけて並べること。とくに、地位や成績などの順番。「年功―」 **しょろう【初老】**[名]老人になりかけた年代。「―の紳士」 **じょろう【女郎】**[名]昔、遊廓[ゆうかく]で客の相手をした遊女。じょろ。 **しょろん【緒論】**[名]「序論」に同じ。「ちょろん」とも。▽「緒」は、いとぐち。 **しょろん【序論】**[名]論文などで、本論にはいる前置きとして全体のおおまかな内容や方針を述べた部分。[類]緒論・序説 **ジョン**[人]一一六七—一二二六年。イギリス王。フランスとの戦いに敗れて大陸の領土を失い、失地王と呼ばれる。また、専制に反対する貴族の要求でマグナ・カルタ(=大憲章)を承認した。[John] **しょんぼり**[副]失望して力をなくして立っているようす。さびしそうなようす。「橋のたもとで―とたたずむ」「親にしかられて―する」 **ジョンまんじろう【ジョン万次郎】**[人]→「なかはままんじろう」 **ジョン・ロック**[人]→「ロック」 **シラー**[人]一七五九—一八〇五年。ドイツの詩人・劇作家。ゲーテとともに、疾風怒濤[しっぷうどとう](シュトゥルム-ウント-ドラング)時代を経て古典主義文学を確立した。シルレル。戯曲[ぎきょく]「群盗[ぐんとう]」「ウィルヘルムーテル」など。[Johann Christoph Friedrich von Schiller] **しらあえ【白和え】**[名]とうふを白ごまや白みそとまぜて、魚肉や野菜をあえた料理。 **じらい【地雷】**[名]地中にうめておいて、その上を人や車が通ると爆発するしかけの兵器。 **じらい【爾来】**[副]そのときから、あと。それ以来。「―友好関係が続く」▽文章語。 **しらうお【白魚】**[名]シラウオ科の魚。体長は約一〇センチメートル、白色半透明で細長く、食用。▽おどり食いするのはシロウオ。 白魚を並べたよう 女性の白くて細い、美しい手の指をほめたことば。[類]白魚のような指 **しらが【白髪】**[名]白くなった髪[かみ]。はくはつ。「―染め」[類]銀髪▽常用漢字表付表の語。 **しらかば【白樺】**[名]カバノキ科の落葉高木。樹皮は白く、紙のようにはがれる。シラカンバ。 **しらかばは【白樺派】**[名]大正時代の文学運動の一派。雑誌「白樺」を発行。個性を重んじ、理想主義や人道主義の立場をとった。武者小路実篤[むしゃのこうじさねあつ]・志賀直哉[しがなおや]・有島武郎[ありしまたけお]ら。 **しらかわてんのう【白河天皇】**[人]一〇五三—一一二九年。在位、一〇七二—八六年。後三条[ごさんじょう]天皇の第一皇子。譲位[じょうい]ののち、上皇として院政をしき、以後四十三年間実権をにぎった。 **しらかわよふね【白河夜船】**[四字漢語]ぐっすりねむってしまい、何も知らないこと。▽京都見物をしたとうそをついた人が地名の白河をきかれ、川の名だと思って、船で夜通ったときねむっていたので知らないと答えたことによる。「白川夜船」とも書く。 **しらき【白木】**[名]皮をはいだままで塗料[とりょう]をぬらない木材。「―の柱」「―の三方[さんぼう]」 **しらぎ【新羅】**[名]四世紀なかば、朝鮮半島南東部におこった国。首都は慶州[けいしゅう]。六六八年、百済[くだら]・高句麗[こうくり]をほろぼして朝鮮半島を統一したが、九三五年、王建の高麗に敗れて滅亡。「しんら」とも。 **しらける【白ける】**[動]①色があせる。色が白っぽく見える。「紙が―」「顔が―」②その場のふんいきが気まずくなる。興[きょう]が覚める。「座が―」「しらけた世代」 **しらこ【白子】**[名]おすの魚の腹にたまった乳白色の精液のかたまり。「たらの―」↔真子[まこ] **しらじら【白白】**[副]①朝、だんだんと明るくなっていくようす。「夜が―と明ける」②見えすいていたり冷ややかだったりして、興覚[きょうざ]めであるようす。しらけたようす。「場内は―としたふんいきに包まれた」▽「しらしら」と <671> **しらじらしい【白白しい】**[形]本心や知っていることをかくしているのが、はっきりわかっていやな感じである。見えすいている。「―うそをつく」「ほめかたが―」[類]空々[そらぞら]しい **しらす【白子】**[名]イワシなどの幼魚。干したものを大根おろしなどにまぜて食べる。「―干し」 **しらす【白州・白洲】**[名]①庭などで、白い砂や小石をしいたところ。②江戸時代、奉行所[ぶぎょうしょ]で罪人のとり調べをしたところ。おしらす。 **じらす【《焦らす】**[動]相手の気持ちをいらだたせる。じらせる。「わざと相手を―」 **しらずしらず【知らず知らず・知らず識らず】**[副]知らないうちに。気づかないが、いつのまにか。「―なみだがこみあげてきた」 **しらすだいち【白砂台地】**[名]鹿児島湾[わん]周辺に広がる火山灰台地。雨水がしみやすく土質がもろくて、大雨で地すべりが起こりやすい。 **しらせ【知らせ】**[名]①人に知らせること。通知や報告。「合格の―」②何かが起きる前ぶれ。「虫の―(=なんとなく悪いことが起こりそうな予感)」 **しらせる【知らせる】**[下二]言ったり書いたりして、他人に伝える。知るようにする。「時を―」「だれにも知らせずに出かける」「検査結果を―」[類]告げる **しらたま【白玉】**[名]①白玉粉[こ]をこねて、ゆでただんご。白玉だんご。②白い色の玉。とくに真珠。「はくぎょく」とも。 **しらちゃける【白茶ける】**[下二]色あせて白っぽくなる。しらっちゃける。「白茶けたズボン」 **しらつゆ【白露】**[名]草木の葉にたまって白く光って見える露。「葉末に光る―」 **しらなみ【白波】**[名]①白くあわだって見える波。②どろぼう。「―五人男(=歌舞伎[かぶき]の題目)」▽昔、中国にいたどろぼうの「白波賊[ぞく]」の訓読から。 **しらぬい【不知火】**[名]熊本県の八代沖[やつしろおき]などに、夏の夜見えるたくさんの火。「有明海の―」▽漁船の灯火が異常屈折[くっせつ]して見える現象。 **しらぬかお【知らぬ顔】**[名]→「しらんかお」 知らぬ顔の半兵衛 知っていながら、わざと知らないふりをすること。また、その人。「―をきめこむ」 **しらぬ(知らぬ)が仏**[ほとけ] →「しる」 **しらは【白刃】**[名]さやからぬいた刀身。ぬきみ。「はくじん」とも。「―をくぐる」 **しらばくれる**[下二]知っていながら知らないふりをする。しらをきる。しらばっくれる。しらっぱくれる。「しらばくれても証拠[しょうこ]があるぞ」 **しらはた【白旗】**[名]→「しろはた」 **しらは(白羽)の矢が立つ** 多くの人々の中から、とくに指定されて選ばれる。▽昔、神が少女をいけにえとして指定するとき、その家の屋根に白羽の矢を立てたという言い伝えから。よい意味でも悪い意味でも使う。 **しらはりぢょうちん【白張り提灯】**[名]葬式[そうしき]のときに使う、白い紙をはっただけのちょうちん。 **しらびょうし【白拍子】**[名]平安末期におこった歌舞[かぶ]。また、その歌舞をまった遊女。のち、芸者をさす。▽もと、雅楽[ががく]の拍子[ひょうし]の名から。 **しらふ【素面】**[名]酒を飲んでいない状態。そのときの顔つき。「―のときはおとなしい」 **シラブル**[名]音節。[syllable] **しらべ【調べ】**[名]①調べること。研究。点検。「―がつく」[類]調査②音楽の調子。「横笛の―」「妙なる―」 **しらべる【調べる】**[下二]①わからないことを、本を読んだり人に聞いたりして明らかにしようとする。「百科事典でー」②調査や点検をする。「故障の原因を―」「機械を定期的に―」③追及して明らかにする。「容疑者を―」④楽器の音の調子をととのえたり、演奏したりする。古い言い方。「つづみを―」 **しらみ【虱】**[名]シラミ目の昆虫[こんちゅう]。人や動物について血を吸う。病菌[びょうきん]を運ぶことがある。小形のアタマジラミ、大形のコロモジラミなど。 **しらみつぶし【虱潰し】**[名]多くのシラミを残らずつぶしていくように、ものごとをかたっぱしから処理していくこと。「―に調べる」 **しらむ【白む】**[四]夜が明けてあたりが明るくなる。「東の空が―」 **しら(白)を切る** 知っているのに、わざと知らないふりをしとおす。しらばくれる。 **しらんかお【知らん顔】**[名]知っていながら、わざと知らないふりをしてみせる顔つき。しらぬかお。 **しり【尻】**[名]①こしの下の、肉のふっくらとついて丸みのある部分。「客に―を向ける」[類]ヒップ②人やものの後ろ。「人の―についていく」③続いているものの最後。びり。しまい。「―から二番目の成績」「どんじり」④よくない結果。また、それによる苦情。「―をもちこまれる」[類]けつ⑤着物のすそ。「―っぱしょり」⑥ものの末。さき。底。「ことばーじ」「なべの―」 尻が重い 他の人の命令やたのみなどに対して、なかなか実行しようとしない。 尻が軽い ①おこないが軽率[けいそつ]である。②うわきである。「―女」▽男性にはいわない。③かいがいしく動きまわる。ものごとを気軽に実行に移す。 尻がこそばゆい 気がとがめたり、きまりが悪かったりして落ち着かない。 尻が据わらない うろうろして落ち着かない。 尻が長い 他人の家をたずねて、なかなか帰ろうとしない。ながっちり。 尻が割れる かくしていた悪事やたくらみが、他人に知れわたる。[類]尻がばれる 尻に敷く 妻が夫を軽んじて、気ままにあつかう。 <672> 尻に付く ①他人の後ろについていく。また、手下[てした]になって従う。[類]尻に立つ②人まねをする。 尻に火がつく ものごとがさしせまって、あわてふためく状態になる。[類]尻から火がつく 尻に帆[ほ]を掛ける あわててにげだす。 尻を落ち着ける 一つ所や職業などに長くとどまる。[類]尻を据える 尻を叩[たた]く 仕事などをはかどらせるために、はげましたり、口やかましく責めたてたりする。[類]叱咤激励[しったげきれい]する 尻を拭[ぬぐ]う 他人の失敗などのあとしまつをする。しりぬぐいをする。 尻を端折[はしょ]る ①着物のすそをまくって、帯にはさみこむ。[類]尻をからげる②文章や話などの最後の部分を省略して、簡単にすませる。 尻を捲[まく]る ものごとが自分の思ったようにならず、追いつめられて開きなおる。[類]けつをまくる 尻を持ち込む 当事者に不しまつなどの処置や責任を要求する。文句や苦情を言う。 **じり【事理】**[名]ものごとの道理。「―をわきまえる」「―明白」 **シリア**[国]正式国名は、シリア・アラブ共和国。西アジアの、地中海に面する国。古代から東西交通の要地として栄えた。おもな産物は石油・羊毛・オリーブなど。面積約一九万平方キロ。首都ダマスカス。主要言語アラビア語。 **じりき**[自力] [名]①自分ひとりの力。「―で脱出[だっしゅつ]する」[類]独力②仏教で、自分で修行し、さとりを開くこと。「―本願」↔他力[たきり] **じりき**[地力] [名]もともともっている能力。本来の力。「―を発揮する」[類]実力・底力[そこぢから] **しりきれとんぼ【尻切れ蜻蛉】**[名]ものごとや文章などが、途中からで切れて未完成のままになること。「話が―になる」[類]中途半端[ちゅうとはんぱ]と **しりあい【知り合い】**[名]つきあって知っていること。また、つきあいのある人。知人。「古くからの―」 **しりあがり【尻上がり】**[名]①終わりになるほど、だんだんよくなること。「投球は―によくなった」②ことばの調子が、文末または語尾で高く上がること。「―に言う」↔尻下がり③鉄棒で、足をあげてしりのほうから上がり回転すること。さかあがり。 **シリアス**[形動]真剣なようす。また、深刻なようす。重大。「―な問題」「―ドラマ」[serious] **シリーズ**[名]①本・映画・テレビなどで、共通した形式や内容をもつ続きもの。②スポーツ競技で、連続しておこなう試合。「日本―」「北海道―」[series] **シリウス**[名]大犬座[おおいぬざ]のアルファ星。マイナス一・五等星で、ひときわ明るい恒星[こうせい]。▽中国名は、天狼星[てんろうせい]。[Sirius] **しりうま(尻馬)に乗る** 人の言うことやすることに、よく考えもせず信じてつき従う。 **しりおし【尻押し】**[名・スル]後ろからおしてやること。また、力を貸して助けること。 **しりからげ【尻絡げ】**[名]着物のすそをまくって、帯にはさむこと。しりはしょり。▽「からげ」は、からませて上げること。 **しりがる【尻軽】**[形動]①軽はずみなようす。とくに、うわきっぽい女性にいう。「―女」②動作が機敏[きびん]で気軽に動くこと。また、その人。↔尻重 **シリコーン**[名]珪素[けいそ]の化合物。ゴムや樹脂[じゅし]などがある。熱や水に強く、電気を通しにくい。塗装[とそう]や電気器具などに広く利用される。[silicone] **シリコン**[名]→「けいそ(珪素)」[silicon] **しりごみ【尻込み・後込み】**[名・スル]①後ろへ下がり退[しりぞ]くこと。あとずさりすること。②自信がなかったりおそれたりして、ためらってぐずぐずすること。[類]逃げ腰・逡巡[しゅんじゅん] **しりさがり【尻下がり】**[名]①あとのほうになるほど下がること。「―に成績が悪くなる」②ことばの調子が文末または語尾で低くなること。↔尻上がり **しりしよく【私利私欲】**[四字漢語]自分ひとりだけの利益しか考えない欲望。「―のとりことなる」[類]私意私欲 **じりじり**[副]①少しずつだが、確実に移動するようす。「―と後ずさりした」「―値上がりする」[類]じわじわ②いらだって落ち着かないようす。「―しながら連絡を待つ」③太陽が強く照りつけるようす。「―した日ざし」 **しりぞく【退く】**[四]①後ろへ下がる。後退する。「一歩―」↔進む②今ある仕事や地位から身を引く。引退する。「第一線から―」「現役[げんえき]を―」③貴人などの前からひき下がる。「御前を―」 **しりぞける【退ける・斥ける】**[下二]①後ろへ下がらせる。後退させる。「人を―」「誘惑を―」②相手をうち負かす。「挑戦[ちょうせん]者を―」③職を辞めさせる。「会長から―」④うけいれを断る。「彼の主張を頭から―」 **しりつ【市立】**[名]市の費用で設立、経営されること。また、その学校。「―高校」▽「私立」と区別して、「いちりつ」ともいう。 **しりつ【私立】**[名]個人が設立、経営すること。また、その学校。「―〈通う」▽「市立」と区別して「わたくしりつ」ともいう。 **じりつ【自立】**[名・スル]他の力にたよらず、自分の力でやっていくこと。ひとりだち。「経済的に―する」「―心」 > **つかいわけ** 独立・自立=「独立」は、他の支配を受けずに、自分の考えで行動できる権利と力とをもつこと。「独立採算」「独立国」。「自立」は、他の援助を受けず、衣食住について自分の力や意志で行動する主体性を重くみる。「自立自存」。 <673> **じりつ【自律】**[名・スル]他の力にしばられたり、たよったりすることなく、自分できめた規律に従って行動すること。自分で自分をおさえること。↔他律 **じりつ【而立】**[名]三〇歳[さい]のこと。▽中国、「論語」の「三十而立つ」から出たことば。 **じりつご【自立語】**[文法]それだけで文節をつくることのできる単語。助詞・助動詞を除く語。名詞・代名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞をいう。▽学校文法では、単語をそのはたらきによって自立語と付属語に二分する。 **じりつしんけい【自律神経】**[名]内臓や分泌作用などを、意思とは無関係に、自動的に調節する神経。交感神経と副交感神経とがある。 **じりつしんけいしっちょうしょう【自律神経失調症】**[名]交感神経と副交感神経とがバランスを失って起きる症状。めまい・はきけ・動悸[どうき]など。 **しりとり【尻取り】**[名]前の人の言ったことばの、最後の音節で始まる新しいことばを、次々に言って続けていくことば遊び。たとえば、「ねこ→こま→まり→・・・」など。 **しりぬく【知り抜く】**[四]何もかも知る。しりつくす。「相手の気持ちを―」「裏の裏まで―」 **しりぬぐい【尻拭い】**[名]他人の失敗のあとしまつをすること。「借金の―をさせられる」 **しりはしょり【尻端折り】**[名]着物のすそをまくって帯にはさむこと。しりからげ。しりっぱしょり。「動きやすく―する」▽「はしょり」は、「端折り[はしおり]」の変化した形。 **じりひん【じり貧】**[名]だんだん貧乏[びんぼう]になっていくこと。また、活動能力がとぼしくて、悪い状態を打開できず、状況がしだいに悪くなっていくこと。「勢力は―になるばかり」[類]先細り **しりめ【尻目・後目】**[名]『~をしり目に』の形でちらっと見るだけで問題にせず、かまわずに行動するようす。「大さわぎを―に悠然[ゆうぜん]とたち去る」▽もと、顔は動かさず、ひとみだけを動かして後ろをちらっと見ること。 相手を軽くみたり無視したりして、尻目にかける まったく問題にしない。[類]横目で見る **しりめつれつ【支離滅裂】**[四字漢語]ばらばらですじみちが立たず、まとまりのないようす。「―な話」「やることが―だ」[類]めちゃくちゃ **しりもち【尻餅】**[名]転んで、しりを地面につけること。「すべって―をつく」 **しりゅう【支流】**[名]①本流に注ぐ川。また、本流から分かれた川。[類]枝川・分流↔本流②中心から分かれたグループ。分かれた流派。[類]分家・分派↔主流 **じりゅう【時流】**[名]その時代の人々の一般的な考えかたや傾向[けいこう]。「―に逆らって生きる」「―に乗る」[類]時勢・風潮 **じりょ【思慮】**[名・スル]さまざまに思いをめぐらすこと。また、深い考え。「―が浅い」「―分別」[類]思索[しさく] > **つかいわけ** 考慮・思慮・配慮=「考慮」は、いろいろな条件に目を配ってよく考えること。「参加者の年齢や職業も考慮に入れる」。「思慮」は、その場の事情やその人の立場を考えて、していいことか悪いことか、適切な判断を下すこと。「思慮に欠けた発言」。「配慮」は、相手の立場をおもに条件に入れて考えること。「種々ご配慮をいただきました」。 **しりょう**[史料] [名]歴史の研究に必要な材料。文書・遺物・伝承など。「第一級の―」「―編纂[へんさん]室」 **しりょう**[資料] [名]ある研究や判断のもとになる情報や材料など。「伝記―の収集」「―室」 **しりょう**[試料] [名]化学的に分析[ぶんせき]したり検査したりするための材料。サンプル。 **しりょう【死霊】**[名]死者のたましい。とくに、うらみをはらそうとする死者のたましい。「しれい」とも。「―のたたり」[類]怨霊[おんりょう]↔生き霊 **しりょう【飼料】**[名]家畜にあたえるえさ。かいば。 **しりょく【死力】**[名]死んでもいいと思って出すありったけの力。必死の力。「―をつくして戦う」 **しりょく【視力】**[名]ものの形を見分ける目の能力。視力表などで測定する。「―検査」 **しりょく【資力】**[名]多額の金銭を出せる力。資本の力。[類]財力・経済力 **じりょく【磁力】**[名]磁石[じしゃく]がたがいに引きあったりしりぞけあったりする力。磁石と電流、電流と電流とのあいだにもはたらく。磁気力 **しりょふんべつ【思慮分別】**[四字漢語]深く考えをめぐらして判断すること。善悪や道理を判断する能力。「―をはたらかせる」 **しりん【詞林】**[名]①詩文を集めた書物。また、辞書。②詩人・文人の仲間。文壇[ぶんだん]社会。▽「林」は、多く集めたものという意味。 **じりん【辞林】**[名]ことばを多く集めて、注釈を加えた書物。辞書。 **シリンダー**[名]円筒状のもの。とくに、内燃機関・蒸気機関・ポンプなどで、ピストンが往復運動をする円筒形の部分。気筒。[cylinder] **しる【汁】**[名]①ものの中にふくまれている水分。ものからしぼりとった液。「みかんの―」②すいもの。つゆ。「みそ―」「すましーじる」③他人の苦労のおかげでえる利益のたとえ。「うまい―を吸う」 **しる【知る】**[四]①教えられて存在・意味・性質・価値などに気がつく。「事件をテレビで―」「はじを―」「国民の―権利」「知らず知らずのうちに」「自分の欠点を―」「V一を聞いて十を―」②経験する。「苦労を知らない」「恋[こい]を―」③親しくする。面識がある。「知らない人にはついていくな」 <674> ④かかわりをもつ。「どうなっても知らないよ」「おまえの知ったことではない」 知らざるを知らずとせよ 知らないことと知っていることの区別をはっきりさせるのが、ほんとうに知るということである。▽中国、「論語」から。 知らぬ顔の半兵衛 →「しらぬかお」 知らぬが仏 知ってしまうと心配したり腹を立てたりするが、知らなければ安心しておだやかな状態でいられる。▽すでに起こっていることをまったく知らない人をばかにしていうことば。 知らぬは亭主ばかりなり いちばん身近にいるのに事情に気づかず、平気でいるようす。その男をばかにしていうことば。妻の浮気を夫だけが気づかないことから。 知る人ぞ知る 事情にくわしい一部の人だけが価値を認めている。 知る者は言わず、言う者は知らず ものごとをよく知っている人はみだりに口を開かないものだ。知らない者ほどやたら発言したがる。▽中国、「老子」から。 知るや知らずや 知っているのか、知らないのかわからないが。 > **つかいわけ** 知る・分かる=「知る」は、しらせを受けたり、ものごとに気がついたりして、はっきりそれと認めること。「戦争が始まったことを知った」。「分かる」は、あれこれ入りまじっているものごとの内容が区別できるようになり、明らかになること。「こみいった事情が分かった」。 **シルエット**[名]かげ。かげ絵。また、全体の輪郭[りんかく]。[silhouette] **シルキー**[形動]絹のようにやわらかいようす。また、絹のようなつやがあること。「―タッチ」[silky] **シルク**[名]きぬ。絹糸。絹織物。[silk] **シルクハット**[名]黒い絹を張った筒形[つつがた]の帽子。男性の礼装用。[silk hat] **シルクロード**[名]内陸アジアを横断して、西アジア・地中海沿岸と中国を結ぶ、古代の東西交通路。漢の時代に開かれ、中国の特産物の絹(=シルク)が運ばれたことからこの名がある。絹の道。[Silk Road] **しるこ【汁粉】**[名]アズキのあんをとかしたあまいしるの中に、もちなどを入れた食べもの。[類]ぜんざい **しるし**[印・標] [名]①他と区別するためにつけるもの。記号やマークなど。「ペンでーをつける」「―ばんてん」②証拠[しょうこ]となるもの。あかし。「卒業記念の―」③あいず。信号。「赤は危険の―」④気持ちをあらわすこと。また、あらわしたもの。「ほんのお―ですが」「―ばかりの品」 **しるし**[徴・験] [名]①まえぶれ。きざし。「春の―」②ききめ。効果。「薬の―があらわれる」[類]効能[こうのう] > **つかいわけ** 記号・目印・標識・信号ほか=「記号」「符号」は、ともにきまった内容をあらわすために、きめておくしるし。「記号」は、言語や文字、あるいは交通信号などまでをふくむ。音声や字の形・色などの、感覚でとらえられるものによって、意味や観念をあらわす。その結合のしかたは社会的にきめられている。「符号」は、とくに数学で使うプラス・マイナスのしるしをいう。「マイナス符号」。「目印」は、求めるものが見てすぐわかるようにしたしるし。「目印はタバコ屋の看板だ」。「標識」は、区別を多くの人にはっきり見せるためのしるし。「交通標識」。「指標」は、状態を示すもの。多くは数で示される。「血圧は健康の指標だ」。「信号」は、通信のための記号。「停止信号」。 **しるしぼんてん【印半纏】**[名]えりや背に屋号や家紋などを染めぬいた、はんてん。職人などが着る。[類]はっぴ **しるす**[印す・標す] [四]①目に見えるような、はっきりとした形に残す。目じるしをつける。「第一歩を―」 **しるす**[記す] [四]①書きつける。また、あとを残す。「住所氏名を―」「心に―」 **ジルバ**[名]社交ダンスの一種。第二次世界大戦後、アメリカでおこった、テンポの速いリズムのおどり。▽jitterbugから。 **シルバー**[名・造語]①銀。銀製品。また、銀色。[silver]②高齢者。「―産業」「―パス」 **シルバーウイーク**[名]文化の日、一一月三日を中心とする休日の多い週。▽「ゴールデンウイーク」に対してつくられたことば。silver と week から。和 **シルバーシート**[名]老人やからだの不自由な人のために、電車やバスに設けられた優先席。▽silver と seat から。和 **しるべ【知る辺】**[名]しりあい。知人。「―をたよって上京する」 **しるべ【導・標】**[名]①道案内。みちしるべ。「地図を―に旅行する」②学問や生活をするうえでの手引き。案内。「人生のよき―とする」 **しれい**[司令] [名・スル]①軍隊や艦隊[かんたい]、警察や消防などを指揮・統率[とうそつ]すること。また、その役目の人。「―官」「軍―部」 **しれい**[指令] [名・スル]官庁や軍隊などで、上の人が下の者に指図[さしず]だしたり命令したりすること。また、その指図や命令。「―に従う」「緊急[きんきゅう]―を発する」 > **つかいわけ**→「命令」を見よ。 **しれい**[死霊] [名]→「しりょう」 **じれい【事例】**[名]①前例となる事実。「過去の―を参考にする」②実際に起こった一つ一つのことがら。「個々の―を検討する」[類]ケース **じれい【辞令】**[名]会社や役所で、採用・昇任[しょうにん]・異動についてのことがらを書いて本人にわたす文書。「―を受ける」 <675> ②応対の形式的なことばやあいさつ。いいまわし。「社交―」「外交―」▽「辞礼」は誤り。 **しれつ【熾烈】**[形動]勢[いきお]いが非常に激しいようす。「―な戦いが続く」[類]激烈▽「熾」はほのおが燃えたつようす。おもに、争いごとについて使う。 **じれったい**[形]思うようにならず、いらだたしい。もどかしい。「のんびりしたやりかたがー」 **しれもの【痴れ者】**[名]「おろかもの」「ばかもの」の古い言い方。 **しれる【知れる】**[下二]①しられる。「世間[せけん]に―」「人知れずなやむ」②しぜんとわかる。「うそをついてもすぐに―」 知れた事 言うまでもないこと。わかりきったこと。「言わずと―さ」 知れたもの 大したことはないもの。「退職金といってもーだ」 **じれる【焦れる】**[下二]思うようにならず、いらいらする。もどかしく思う。 **しれん【試練】**[名]精神力や能力などを厳しくためすこと。また、その力が問われる苦難。「―にたえる」 **ジレンマ**[名]両立させることも一方を選ぶこともできずに困っている状態にあること。板ばさみ。ディレンマ。[dilemma] **しろ【白】**[名]①雪や塩のような色。「―と言えば黒(=人の反対ばかり言うこと)」②囲碁[いご]で白いほうの石。実力が上の人、または後手で番の人が持つ。③無罪。潔白であること。「彼は―だ」「―黒[くろ]をつける」↔黒 **しろ【城】**[名]敵の攻撃[こうげき]を防ぐため、頑丈[がんじょう]に築いた大規模な建物。日本では中心に天守閣[てんしゅかく]を建て、まわりに石垣[いしがき]と堀[ほり]をめぐらす。「―跡[あと]」「自分の―(=自分だけの世界)にこもる」 **しろあり【白蟻】**[名]シロアリ目[もく]の昆虫[こんちゅう]。アリに似ているが白く、木材や家屋を食いあらす害虫。 **しろい【白い】**[形]①白の色である。また、白に近い色である。「―色の一人」↔黒い②どの色にも染まっていない。また、何も書いていない。「―ページ」 白い歯を見せる にっこりと笑う。「勝利に―」 白い目で見る 好意をもたない冷たい目で見る。冷たい態度をとる。 白い物 雪、または白髪[しらが]。「髪[かみ]にーがまじる」 **しろうと【素人】**[名]そのことを職業としていない人。また、その仕事に経験のとぼしい人。「―療法」「ずぶの―」[類]アマチュア↔玄人[くろうと]▽常用漢字表付表の語。 **しろうとくさい【素人臭い】**[形]いかにもしろうとらしい。しろうとのように見える。「―話しかな」 **しろうとげい【素人芸】**[名]経験の浅い、未熟な芸。また、職業でなく、趣味でする芸。 **しろうとばなれ【素人離れ】**[名]とてもしろうととは思えないほど、熟練していること。まるで専門家のようであること。「―の歌いぶり」「―したうで」 **しろうとめ【素人目】**[名]専門家でない、一般の見かた。常識的なふつうの評価。「―にもわかる」 **しろかき【代搔き】**[名]田植えの準備に、田に水を入れて土をくだき、たいらにならすこと。 **しろがね【銀】**[名]①ぎん。「―づくりのかんざし」②銀色。はくぎん。▽古くは「しろかね」と読む。白色の金属という意味。 **しろくじちゅう【四六時中】**[副]一日じゅう。いつも。「二人は―けんかしている」▽昔、一日を一二刻(=昼夜、各六刻)に区切って、「二六時中(=一日じゅう)」と言ったのにならって、四×六で二十四時間をあらわした言い方。 **しろくばん【四六判】**[名]書物の寸法の規格の一つ。ほぼ一八八×一二七ミリ。B6判よりやや大きい。▽昔の単位で、縦六寸で横四寸にあたることからも。→表「判型」 **しろくべんれいたい【四六駢儷体】**[漢文]漢文の文体の一つ。四字と六字の句を基本とする対句を多用し、朗誦[ろうしょう]にも適する技巧をこらした華麗[かれい]な文体。中国六朝の時代におこり、日本では奈良・平安時代に流行した。四六文。▽「駢儷」は、馬を二頭立てで走らせることで、対句をたとえたもの。 **しろくま【白熊】**[名]クマ科の哺乳動物。北極にすみ、からだは白毛でおおわれ、クマの中で最大。北極グマ。 **しろくろ【白黒】**[名]①写真や映画で、画面がカラーでないもの。モノクロ。「―のテレビ」②正しいか正しくないか。善悪。是非[ぜひ]。また、無罪か有罪か。「―をつける」↔黒白[こくびゃく]③『目を白黒させる』の形で おどろいたり苦しんだりして、目をぱちくりする。「あめ玉を飲みこんで目をーさせる」 **しろざけ【白酒】**[名]米こうじなどからつくるどろりとした白い酒。あまくてかおりが強い。多く、ひな祭りに用いる。 **しろじ【白地】**[名]紙や布などの地色[じいろ]の白いこと。また、白い色の下地[したじ]にた。 **しろしょうぞく【白装束】**[名]白ずくめの服装。神事や凶事[きょうじ]のときに用いる。 **じろじろ**[副]遠慮[えんりょ]もなく、失礼な感じで見つめるようす。「―見られるのはいやだ」 **シロップ**[名]砂糖[さとう]や水あめをにつめた、あま味の強い液。果汁[かじゅう]や香料[こうりょう]などを加えたものもある。[syrap] **しろっぽい【白っぽい】**[形]白色がかっている。白みをおびている。「―服を着ていた」 **しろバイ【白バイ】**[名]交通とりしまりの警察官が乗る、白い色の大型のオートバイ。 **しろはた【白旗】**[名]①白色の旗。また、降伏の意志をあらわす旗。「―をかかげる」②源氏[げんじ]の旗。▽平家[へいけ]は赤旗。▽「しらはた」とも。 **しろぼし【白星】**[名]①すもりの星取り表で、勝ったときにつける白い星形または丸のしるし。②てがらを立てること。「―をあげる」→黒星 **シロホン**[名]木琴[もっきん]。シロフォン。[xylophone] <676> しろみ **しろみ【白身】** 卵の透明[とうめい]な部分。熱すると白くなる。卵白質。[黄身] ②魚の肉などの白いもの。また、タイやヒラメなどの肉の白い魚。[赤身] ③木材の白い部分。[圏]白太[しらた]。[赤身] **しろみそ【白味噌】** こうじを多く使ったみそ。色が白くてあまい。「―じたて」→赤みそ **しろむく【白無垢】** 上着も下着も白一色の服装。とくに、和装の白い花嫁[はなよめ]衣装[いしょう]。 **しろめ【白目・白眼】** ①目の玉の白い部分。「―をむく」→黒目[くろめ]が ②他人に対する冷たい目つきや態度。白い目。「―で見る」 **しろもの【代物】** 人物や品物を評価をこめてさすことば。ふつう、低くいやしめたり皮肉をこめたりして使う。「あきれた―」「彼はなかなかの―だ」 **しろん【試論】** 試みに述べた論説。また、小論。 **じろん【持論】** 常[つね]づね主張している独自の意見。「長年の―」[類]持説[じせつ] **しわ【×皺】** 皮ふ・布・紙などが、たるんだり縮んだりして、表面にできる細いすじ目。「ズボンのー」「ひたいに―を寄せる」 **しわい【×吝い】** けちである。しみったれている。「―奴[やつ]だ」 **しわがれごえ【×嗄れ声】** かすれてよく聞きとれない声。しゃがれごえ。 **しわがれる【×嗄れる】** 声がかすれる。しゃがれる。「風邪[かぜ]で声が―」 **しわくちゃ【×皺くちゃ】** [形動]ひどくしわが寄っているようす。しわだらけのようす。「―な手」 **しわけ【仕分け】** 種類別に分けること。区分。「郵便物を―する」 **【仕訳】** 簿記で、貸し方[かしかた]と借り方[かりかた]の項目[こうもく]に分けて記入すること。「―帳」 **しわける【仕分ける】** それぞれにとり分ける。区別する。「色でー」 **しわざ【仕業】** 目的や意志をもってしたこと。おこない。「彼の―にちがいない」▽よくないことについていうことが多い。 **じわじわ** 少しずつ、目立たないがたしかに状態が変化するようす。「―と追いつめる」 **しわす【師走】** 陰暦[いんれき]一二月のこと。極月[ごくげつ]。「しはす」とも。▽常用漢字表付表の語。 **しわぶき【×咳】** 「せき」「せきばらい」の古い言い方。「会場は―一つしない」 **しわよせ【×皺寄せ】** ものごとの矛盾[むじゅん]や失敗を、弱いところへおしつけ、きりぬけようとすること。また、それによって受ける影響[えいきょう]。「財政の失敗を国民に―する」「―がくる」 **じわり【地割り】** 土地の区分け。わりふり。また、区分けした土地。 **じわれ【地割れ】** 地震やひでりなどのため、地面が割れること。また、地表にできる割れ目。 **しん[心]** 五臓の一つ。からだに血液を送り出す器官。心臓。②知・情・意のはたらきの根本となるもの。肉体に対する精神。こころ。「―がつかれる」[身]③こころの底にあるほんとうの気持ち。「―からかわいい」 ④まんなか。また、ものごとのだいじな部分。▽「芯[しん]」に通じる。 [シン] 心音[しんおん] 心室[しんしつ] 心不全[しんふぜん] 強心剤[きょうしんざい]②心境[しんきょう]、心情[しんじょう]、心身[しんしん] 安心[あんしん] 感心[かんしん]③心胸[しんきょう]、心底[しんそこ] 内心[ないしん] 腹心[ふくしん]④心棒[しんぼう] 核心[かくしん] 中心[ちゅうしん]、 こころ 心構え[こころがまえ] 心細い[こころぼそい] 親心[おやごころ] **しん[申]** ①目上の人に言う。②十二支の第九番目。さる。 [シン] 上申[じょうしん]、内申[ないしん]②庚申[こうしん] 壬申[じんしん] もうす 物申[ものもう]す 申込書[もうしこみしょ] 申[もう]し子[ご] 申楽[さるがく] **しん[伸]** のばす。[縮]・[屈]②手紙文で、申しのべる。[類]申 [シン] ②伸縮[しんしゅく] 伸長[しんちょう]、伸展[しんてん] 屈伸[くっしん]②追伸[ついしん] 伸[しん]のべる 欠伸[あくび] のびる・のばす 草が伸[の]びる 背伸[せの]び/引き伸[の]ばす **しん[臣]** 主君に仕える者。けらい。また、家来[けらい]が自分をさす語。「君側のー」[君] [シン・ジン] 臣下[しんか] 臣民[しんみん] 忠臣[ちゅうしん]、/大臣[だいじん] ●朝臣[あそん] 大臣[おおおみ] **しん[身]** ●人間のからだ。②みのうえ。自分。③もののなかみ。本体。 [シン] 身体[しんたい] 身長[しんちょう]、全身[ぜんしん] 等身大[とうしんだい]②身上[しんじょう] 身辺[しんぺん] 自身[じしん] 転身[てんしん] 立身出世[りっしんしゅっせ]③銃身[じゅうしん]、刀身[とうしん] 身[み]の程[ほど] 身軽[みがる] 身振[みぶ]り 受[う]け身[み] 身体[からだ] **しん[信]** ①うそいつわりがないこと。まこと。[圏]誠[せい]②疑わないで信じること。「国民に―を問う」「彼には―を置いている」[疑]③しらせ。たより。「「信じる」を見よ。 [シン] ①信義[しんぎ] 忠信[ちゅうしん]、背信[はいしん]②信用[しんよう] 信頼[しんらい] し <677> **しん[神](神)** [神神神神] ネ・5画 全9画 ①かみ。②人間の力のおよばない、ふしぎな力。「技、―に入[ぃ]る」③こころ。たましい。 シン・ジン 神仏[삯] 神話[ㄟ]鬼神[点]/神宮[災]神社[天神] 明神[段],②神聖 神秘[吸]失神[神妙”]/神通力[毙],③神経[確信] 精神[自信]半信半疑[钆]③信号[42] 信書[낢] 音信[號]通信[い] 信天翁[あたちどり]信楽[繇](地名)信濃[〝]信田[一礼](地名) かみ・かん・こう 神業[診] 女神”/神無月神主[し]/神々[こうごう]しい *お神酒*神楽[かぐら]神子神輿海神[淼] **しん[真](眞)** [真真真真] 目・5画 全10画 ◎うそいつわりのない。ほんとう。「―の教育者」「辺りは―のやみ」 [鬨]実 [↔]偽・仮 ②まじりけがなく、純粋[んな]。生まれたままの、しぜんな。③書道で、字画をくずさない書きかた。楷書[訟]。 シン ①真価[虼]真偽[甏] 真実[닺] 真理[覧] 写真 ②真紅[ㄍ]真空[띿]純真天真爛漫[찼] ③真行草[んぎょう]真字[しん] ま 真に受ける 真心[こ”]真っ先 真名[は] 真[ぇ~]と真砂真面目[まじゃ]*真っ赤[**]*真っ青[きゃ]真似[は] **しん[針]** [針針針針] 金・2画 全10画 ●ぬいばり。②計器の目盛りや方向を示すはり。③はりのように細長く、さきのとがったもの。 シン ②針小棒大,運針[넜]②針路指針[に]~長針,秒針,方針 ③針葉樹[띿ょぅ] 避雷針[いい] はり 針仕事[と]縫い針 針魚[さょり]針孔[ぁど] 金針 **しん[深]** [深深深深] ・8画 全11画 ◎表面から底や奥[ぉく]までの距離が長い。おくふかい。ふかさ。 [浅] ②程度が激しい。 シン ①深意深遠[찼] 深海[핬] 深窓[紥] 深夜[水深]深夜[深刻]深謝[深夜] ふかい 深い霧 奥深[ぐ]い 欲深 ふかまる・ふかめる 秋が深[ふか]まる/認識を深[ょぉ]める 深山深雪[みを] **しん[進]** [進進進進] ・8画 全11画 ◎前の方へ行く。すすむ。 [退] ②上級へあがる。よくなる。 [関]昇[しょう]③さしあげる。 シン ②進行[弘]進出,進退[訟] 行進前進[しん] ②進化[氅]進学[微]進歩昇進[焱],躍進[ぶ] ③進言[ル] 進呈進物[以]寄進[ん] すすむ・すすめる 突っ[き]進む/会議を進[すす]める 二進[祈っ]も三進[がっ]も **しん[森]** [森森森森] 木・8画 全12画 ●木がたくさんしげっているところ。また、ものの数が多いさま。②おごそか。ひっそりと静かなようす。 シン 森々 森羅万象[恐いよう]森林[點] ②森閑 森厳 もり 鎮守の森[もり] **しん[新]** [新新新新] 斤・9画 全13画 ①あたらしい。あたらしくする。「―の正月(=新暦[説]の正月)」 [↔]旧 ②中国の王朝名。 シン 新車 新設[虬] 新鮮[핬] 革新 最新[点] あたらしい・あらた・にい 新[ぁた]らしい年/新[ぁら]たに出直す/新妻新盆[恋] 新地新湯新羅新嘉坡 新発意[弘]一風[う]一匹[う](=出家[乩ゅっ]したての人) **しん[親]** [親親親親] 見・9画 全16画 ●父母。おや。 [↔]子・児 @みうち。血縁[結]。したしい。したしむ。 [↔]疎[ぇ]④本人がする。自分で。⑤天皇がみずからおこなう。 シン ②親権[밠] 両親[냣],②親族[乱]親類[乱] 近親[肉親]親愛[虬] 親切[赀] 親疎[ん]親友[懇親] 親展[ㄍ] 親筆[親告ㄍ]親書[닔] 親閲[삯] 親署 おや 親会社[や]親分 父親 したしい・したしむ 親[しょ]しい友/灯火に親[しょ]しむ ●親[ちか]しい親[みずか]ら(天皇の行為に[に]用いる) **しん[辛]** [辛辛辛辛] 全7画 ② 辛・画 ①からい味。からみ。②つらい。てきびしい。③やっとのことで。④十干[鷲]の第八。かのと。 シン 香辛料 ②辛苦辛酸[핬] 辛抱[贶] 辛労 ③辛勝[乩”]④辛亥革命 からい 塩辛[い] せち辛[い] 辛[っょ]い辛未辛夷[ょじ] **しん[侵]** [侵侵侵侵] イ・7画 全9画 他の領分にはいりこむ。おかす。 シン 侵害[~] 侵攻[띿]侵食[ㄣˇ]侵入[毆],侵犯[땄] 侵略[~~]不可侵 おかす 権利を侵[ぁぁ]す **しん[浸]** [浸浸浸浸] 7画 全10画 ①水につかる。ひたす。②水がしみこむ。 シン ①浸出液[乱しゅっ]浸水[訟]②浸潤浸食[乩] <浸透浸入[?] ひたす・ひたる 染料に浸[ぃぇ]す水浸[粋]し/感激に浸[る]入り浸[び]たる ●浸[っ]かる浸[っ]ける <678> しん <浸透[しんとう] 浸入[しんにゅう] ひたす・ひたる 染料に浸[ひた]す 水浸[みずびた]し/感激に浸[ひた]る 浸[つ]かる 浸[つ]ける **しん[津]** ●ふなつき場。みなと。②たえずわきでて、あふれるようす。 [シン] ②興味津々[きょうみしんしん] つ 津々浦々[つつうらうら] 津波[つなみ] 津軽[つがる] **しん[唇]** くちびる。 [シン] 唇音[しんおん] 口唇[こうしん] 紅唇[こうしん] 読唇術[どくしんじゅつ] くちびる 上唇[うわくちびる] **しん[娠]** 子供ができる。みごもる。 [シン] 妊娠[にんしん] **しん[振]** ●上下、前後、左右にふり動かす。ふる。ふるえる。②盛[さか]んになる。ふるいおこす。 [シン] ①振動[しんどう] 振幅[しんぷく] 振鈴[しんれい] 三振[さんしん] ②振起[しんき] 振興[しんこう] 不振[ふしん] ふる・ふるう 番号を振[ふ]る 大振[おおぶ]り 振替[ふりかえ] 振付[ふりつけ]/権力を振[ふる]う **しん[紳]** 地位や教養のある、りっぱな男性。▽もと、高貴な人が礼装に用いる太い帯のこと。 [シン] 紳士[しんし] 紳商[しんしょう] 貴紳[きしん] **しん[診]** 医者が病気のぐあいを調べる。 [シン] 診察[しんさつ] 診断[しんだん] 診療[しんりょう] 往診[おうしん] 検診[けんしん] みる 脈を診[み]る **しん[寝](寢)** 横になってねる。「―につく」 [シン] 寝具[しんぐ] 寝室[しんしつ] 寝食[しんしょく] 寝台[しんだい] 就寝[しゅうしん]、 ねる・ねかす 早く寝[ね]る 寝床[ねどこ]/赤ん坊を寝[ね]かす ●寝[い]を寝[ぬ]る 熟寝[うまい] **しん[慎](愼)** 気をつけてひかえめにする。 [シン] 慎重[しんちょう] 戒慎[かいしん] 謹慎[きんしん] つつしむ 行動を慎[つつし]む 慎[つつし]み深い 慎[つつま]しい 粛慎[みしはせ](地名) **しん[審]** ●くわしく調べて、はっきりさせる。②裁判の「審理」の略。③「審判」の略。 [シン] 審議[しんぎ] 審査[しんさ] 審美眼[しんびがん]。不審[ふしん]②結審[けっしん] 控訴審[こうそしん] 再審[さいしん]③球審[きゅうしん]、主審[しゅしん] 塁審[るいしん] 審[つまび]らか **しん[震]** ●ゆれうごく。ふるえる。②「地震[じしん]」の略。 [シン] 震撼[しんかん] 震天動地[しんてんどうち] 震動[しんどう]②震源[しんげん] 震災[しんさい] 震度[しんど] 強震[きょうしん]、耐震[たいしん] 余震[よしん] ふるう・ふるえる 大地が震[ふる]う 身震[みぶる]い/怒[いか]りに震[ふる]える 震[ふる]え声[ごえ] **しん[薪]** 燃料用の木。たきぎ。 [シン] 薪水[しんすい] 薪炭[しんたん] 臥薪嘗胆[がしんしょうたん] たきぎ 薪[たきぎ]を拾う 薪能[たきぎのう] 薪割[まきわ]り **しん[辰]** ●十二支の第五番目。たつ。②日。時節。③天体。太陽・月・星。 [シン] 辰刻[しんこく] ②芳辰[ほうしん] 良辰[りょうしん]、③辰宿[しんしゅく] 星辰[せいしん] 北辰[ほくしん] たつ 辰年[たつどし] 辰巳[たつみ] **しん[晨]** 夜明け。あさ。 [シン] 晨光[しんこう] 晨星[しんせい] 晨旦[しんたん] 晨朝[しんちょう] **しん[晋](晉)** すすむ。②中国の国名・王朝名。 [シン] ②晋書[しんじょ] 西晋[せいしん] 東晋[とうしん] **しん[秦]** 中国の国名。▽「奏[そう](=かなでる)」は別字。 [シン] 秦皇[しんのう] 秦篆[しんてん] 秦皮[とねりこ] **しん[榛]** ①植物のハシバミ。②雑木がしげるようす。また、雑木林。 [シン] ②榛々[しんしん] <679> **しん[槙](槇)** [槙槙槙槙] 常緑樹をまとめた呼び方。まき。 **しん【臣/信/神/真/寝/新/x秦】** [名]⇨漢字項目を見よ。 **しん【芯】** [名]ものの中心。 のの中心。とくに、中心にあるかたい部分。「バットのーに当たる」「えんぴつのー」「―のあるごはん」 ②ろうそくや石油ストーブなどで、火をつけるところ。▼もと、灯心に使う草の名。「藺、」の別名で、トウシングサ。 **じん[人]** [人人] ●ひと。また、ひとを数えることば。▽数えるときには、「リ」「ニン」と読む。②職業・地域[ゅき]・国籍などで分類して呼ぶときのひと。 ジン 人格[び] 人権 人口[張] 人生 個人 ②英国人[忌]、関西人[き]、経済人[眾]、芸能人[ぶ]。,新聞人[だ] ニン 人間[恋]人情,人数 人体[碼]他人[病人哗],②案内人[唸]、保証人[咒よう] ひと 人影 恋人 旅人[悠] 商人[あきんど] 主人[あるじ]*大人[もとな]*玄人[5] *素人 *仲人[なこらど] *一人[ひとり]一人[ふたり]*若人[わこうど] **じん[仁]** [仁仁仁] ◎貧乏[嘅]人・病人・愚者[じゃ]など、どんな人々に対してもその人を心の底から仲間として親しみ思いやる気持ち。いつくしみ。なさけ。「[V]宋襄のー」▽孔子[にう]の説いた儒教[誌]』では、五常(=仁・義・礼・智[ぁ]・信)のうち、とくに「仁」を道徳思想の中心としている。「巧言令色鮮[ずくな]し―」②ひと。人物。③果実の種子の内部。さね。▼「仁王[巡り]」は「二王」と いう意味。 ジン・仁愛仁義仁慈仁術[戚っ]仁政[じん] 一視同仁[ˇ]②御仁[朴]念仁[虎] ③亜麻仁油[まに] 杏仁,仁果仁俠”仁徳 **じん[刃]** [刃刃] 刀・1画 全3画 ●刀の切れる部分。は。やいば。②はもので傷つけ、殺す。 ジン ①凶刃,白刃[跟]②自刃 は 刃を研ぐ刃物[の]二枚刃[吹まい] 刃[ゃい]刃傷 **じん[尽](盡)** [尽尽尽尽] 尸・3画 全6画 ⊕なくなる。つきる。全部出しきる。②みそか。「八月―」 ジン ①尽力、一網打尽[筑],自尽無尽蔵[理不尽さん]②尽日[號] つくす・つきる・つかす 手を尽[っ]くす 心尽[だぁ]くし/運が尽[っき]る/愛想[もぃ]を尽[っ]かす 尽[とと]ごとく **じん[迅]** [迅迅] ・7画 全10画 進みかたがはやい。 ジン 迅速[び]獅子奮迅[糺ん]疾風迅雷 迅[はゃ]い迅風[一はや] **じん[甚]** [甚甚甚甚] 甘・4画 全9画 ふつうの程度をひどくこえている。 ジン 甚大[~] 激甚[蹊] 幸甚深甚[众] はなはだ・はなはだしい 甚[はなはだ]迷惑/甚[はなはだ]しい損害 甚[いた]く甚[いとど] **じん[陣]** [陣陣陣陣] ●戦いに備えて、兵を配置すること。軍隊のいるところ。また、人々の集まり。「―を張る」「背水の―」②いくさ。合戦[焓]。「大坂夏の―」③にわかにおし寄せるもの。 ジン ⊙陣営[蕊] 陣地[煚]円陣[驳] 敵陣[に]布陣[報道陣悶ょぅ]②陣没[既]出陣[忌],戦陣[陣痛] 一陣の風 殺陣[て] **じん[尋]** [尋尋尋尋] 寸・9画 全12画 ●ききただす。たずねもとめる。②つね。ふつう。③海の深さを測る単位。ひろ。一尋は、両手を広げた長さで、六尺(約一・八メートル)。 ジン ①尋問②尋常, たずねる 道を尋[たず]ねる尋[たず]ね人 ●尋[っ]いで千尋[は”]の海 **じん【臣/神】** D「しん」 **じん【仁/陣】** [名]→漢字項目を見よ。 **ジン** [名]洋酒の一つ。オオムギなどを発酵させて、ネズの実などでかおりをつけた透明な蒸留酒。「―トニック」「gin **しんあい** [□]【信愛】[名] ①〈名・スル〉信じて愛情をそそぐこと。信用し、愛すること。 ①〈名〉信仰と愛。 **しんあい** [目]【親愛】[形動]親しみや愛情を感じていること。「―の情」「―なる諸君」 **じんあい【仁愛】** [名]親しみ思いやる心をもって、広く人を仲間と思い、愛すること。「―に満ちた心」 [類]慈愛 **じんあい【×塵埃】** [名]①ちりや、ほこり。ごみ。「―にまみれて働く」 ②俗世間」のけがれやわずらわしさ。「世のーからのがれる」 <680> **しんあん【新案】**[名]くふうして新しく考えだしたもの。新しい思いつきでつくられたもの。「―特許」 **しんい**[心意] [名]心に思うこと。精神。 **しんい**[真意] [名]秘められたほんとうの気持ち。また、ほんとうの意味。「―をくみとる」「―は別にある」[類]本音[ほんね] > **つかいわけ**→「本心」を見よ。 **しんい**[深意] [名]表面に出ない深い意味やわけ。 **しんい【神意】**[名]神の心。神の意志。 **じんい【人為】**[名]自然のままでなく、人間の力が加わること。「―的に雪を降らせる」[類]人工 **しんいき【神域】**[名]神社の境内[けいだい]。「―をはききよめる」 **しんいり【新入り】**[名]新しく仲間にはいること。また、その人。「―の部員」[類]新参[しんざん] **しんいん【真因】**[名]ことがらや事件などのほんとうの原因。「事件の―を探る」 **じんいん【人員】**[名]人数。とくに、ある集団を構成する人の数。「―を確保する」「―整理」 **しんいんひょうびょう【神韻縹渺】**[四字漢語]すぐれたふしぎなおもむきが、辺りいちめんに広がるようす。「―たる作品」▽詩文などについていう。 **しんうち【真打ち】**[名]落語などの寄席[よせ]で、最後に出演する、芸のもっともすぐれた人。また、その資格のある人。「―昇進」↔前座[ぜんざ] **しんえい【新鋭】**[名]新しく出てきて、勢いの盛[さか]んなこと。また、新しくて能力のすぐれた人やもの。「―機器」「テニス界のー」[類]新進気鋭[しんしんきえい]↔古豪 **じんえん【人煙】**[名]人家からたちのぼる炊事[すいじ]のけむり。また、人家があること。「―まれな山中」 **しんおう【深奥】**[形動]奥深[おくぶか]いこと。また、奥深いところ。「芸の―をきわめる」[類]深遠 **しんおう【震央】**[名]地震の震源の真上にあたる地表上の地点。 **しんおん【心音】**[名]心臓の鼓動の音。 **しんか【臣下】**[名]君主に仕える人。家臣。けらい。 **しんか【真価】**[名]人やものがもっている、ほんとうの価値。「―を発揮する」「―を問われる」[類]本領 **しんか【深化】**[名・スル]程度がさらに深まること。また、深めること。「研究を―する」 **しんか【進化】**[名・スル]長い年月のあいだに、生物がしだいに変化していくこと。一般に、進歩して複雑・高度になり、多様化すること。だんだんとすぐれた方向へと発展していくこと。[類]進歩↔退化 **じんか【人家】**[名]人の住んでいる家。「―が密集している」[類]人屋[ひとや] **シンガー**[名]歌手。声楽家。「ジャズー」[singer] **シンガーソングライター**[名]自分で作詞・作曲した曲を自分で歌うポピュラー音楽の歌手。[singer songwriter] **しんかい【深海】**[名]深い海。二〇〇メートル以上の深さの海。「―探査」↔浅海 **しんがい【心外】**[形動]期待にはずれるような、予想しなかった結果を残念に思うようす。「きみに疑われるとは―だ」[類]不本意 > **つかいわけ**→「意外」を見よ。 **しんがい【侵害】**[名・スル]他人の権利や利益をおかし、損害をあたえること。「人権―」 **しんがいかくめい【辛亥革命】**[名]一九一一年、中国最後の王朝、清[しん]がほろびた革命。軍隊の反乱で始まり、翌年[よくねん]、孫文[そんぶん]が中心となって中華民国を建てた。▽一九一一年が、干支で辛亥(かのとい)にあたることから。 **しんかいぎょ【深海魚】**[名]水深二〇〇メートル以上の深海にすむ魚類。チョウチンアンコウやハダカイワシなど、特殊な形をしたものが多い。 **じんかいせんじゅつ【人海戦術】**[名]機械に頼らず、多くの人手をかけることで効果を挙げようとするやりかた。「―でごみを収集する」 **しんかいち【新開地】**[名]新しく切り開いた土地。また、新しく開けて市街地となった場所。 **しんがお【新顔】**[名]新しく仲間入りした人。新しい顔ぶれ。ニューフェイス。「マスコミに登場した―」[類]新人・新参↔古顔 **しんがく【心学】**[名]江戸時代の道徳思想。石田梅岩[いしだばいがん]が始め、神道[しんとう]・仏教・儒教[じゅきょう]を合わせた教えを、人々にやさしいことばで説いた。石門心学。 **しんがく【神学】**[名]キリスト教の教えや信仰[しんこう]について研究する学問。 **しんがく【進学】**[名・スル]上級の学校へ進むこと。 **じんかく【人格】**[名]一人の人間としての値打ち。ものごとを正しく判断する力や道徳をそなえていること。「―を養う」「彼は―者だ」 > **つかいわけ** 人柄・人格・人品[じんぴん]=「人柄」は、その人の生まれつき示す性質や品のよさ。「人格」は、正常な判断力や道徳心をもっていると認められる一個の人間としての資格。「子供の人格を認める」。「人品」は、見た目で知られるその人の品の高さ。「人品いやしからぬ人物」。 **しんかくか【神格化】**[名・スル]神のようにたてまつって敬うこと。「天皇を―する」 **じんかい【塵芥】**[名]ごみ。ちりあくた。「―焼却炉[しょうきゃくろ]」 **じんかい【塵界】**[名]けがれたこの世。俗世間[ぞくせけん]。 **じんかくしゃ【人格者】**[名]人格のすぐれたりっぱな人。「―の評判が高い」 **じんがさ【陣笠】**[名]下級の武士が、かぶとの代わりににかぶったかさ。また、それをかぶった下級武士。「―姿の足軽[あしがる]」▽「陣笠議員」や「陣笠連[れん]」などと、平[ひら]の代議士をさすこともある。 <681> **しんがた【新型・新形】**[名]新しく改良された型。「―の車を買う」[類]新式▽多く、「新型」と書く。「新形」は、新しい形式という意味で使う。 **しんがっこう【神学校】**[名]キリスト教の教えを学び、牧師や神父[しんぷ]を養成する学校。 **しんかなづかい【新仮名遣い】**[国語]「現代仮名遣い」に同じ。現代の発音にもとづいた書きあらわしかた。↔旧仮名遣い **シンガポール**[国]正式国名は、シンガポール共和国。東南アジアの、マレー半島のはしにある国。古くから中継ぎ貿易で栄えた。近年は工業化が進み、国際金融市場としても重要。面積約六二〇平方キロ。 **しんから【心から・芯から】**[副]心の底から。「―信じこんでいた」「―ふるえあがる」 **しんがり【殿】**[名]①列や順番などのいちばん最後。「登山隊の―を行く」②軍隊が退却[たいきゃく]するときに、いちばん後ろで敵を防ぐ部隊。「―をつとめる」[類]最後尾[さいこうび] **しんかろん【進化論】**[名]生物はすべて単純で小さな下等生物からしだいに進化発展したとする説。イギリスの生物学者ダーウィンによって体系づけられた。 **しんかん【心肝】**[名]こころ。こころの底。「くやしさがーに徹する」「―を砕[くだ]く(=苦心する)」▽心臓と肝臓という意味から。 **しんかん【神官】**[名]神社で神に仕える人。神主[かんぬし]。 **しんかん【森閑】**[形動]物音も聞こえず、静まりかえったようす。「―とした山の中」 **しんかん【新刊】**[名]新しく本や雑誌を発行すること。また、新しく発行された本や雑誌。「―書」「書店の―コーナー」[類]新版↔旧刊 **しんかん【新館】**[名]もとからある建物とは別に、新しく建てた建物。「ホテルの―へ案内する」↔旧館 **しんかん【震撼】**[名・スル]①ふるえうごくこと。「大地を―させる落雷の音」②人々をふるえあがらせるほど、おどろかすこと。「世界を―させた大事故」▽「震憾」は誤り。 **しんがん【心眼】**[名]ものごとのたいせつな部分を見きわめる、するどい力。「―を開いてよく見よ」 **しんがん【心願】**[名]神仏に対して、心の中で願うこと。心からの願い。「―をかける」「―成就[じょうじゅ]のあかつきには」[類]念願 **しんがん【真贋】**[名]ほんものと、にせもの。「―を見わける」[類]真偽[しんぎ] **じんかん(人間)到[いた]る所[ところ]青山[せいざん]あり** 世の中どこでも骨をうめる場所くらいはあるものだ。故郷だけが墓地ではないのだから、大きな野望をもって故郷をはなれ、ぞんぶんに活動すべきである。▽「人間[じんかん]」は世の中、「青山」は墓場のこと。 **しんきいってん【心機一転】**[四字漢語]あることをきっかけに、気持ちをよいほうに切りかえること。「―して勉強にはげむ」▽「心気一転」は誤り。 **しんかんせん【新幹線】**[名]日本の主要な都市を、時速二〇〇キロ以上のスピードで結ぶ鉄道。一九六四年にいはじめて開通した東海道新幹線のほか、山陽新幹線・東北新幹線・上越新幹線がある。 **しんき**[心気] [名]きぶん。きもち。「―がさえない」 **しんき**[心機] [名]心のはたらき。「―一転」 **しんき【新奇】**[形動]新しくてめずらしいこと。「―な趣向」「―をてらう」[類]斬新[ざんしん]↔陳腐[ちんぷ] **しんき【新規】**[名]いままでのものとは別に、規定に従って新しくすること。「―採用」「ど―さん(=新しい客)」 > **つかいわけ**→「新鮮」を見よ。 新規蒔き直し 改めて最初からやりなおすこと。「社長の交代で―をはかる」▽「新規巻き直し」は誤り。 **しんぎ【心技】**[名]精神面と技術面。すぐれた精神力と高度な技術。「―一体となる」 **しんぎ【神技】**[名]神のしわざとしか思われないような、非常にすばらしい技術やわざ。[類]神業[かみわざ] **しんぎ【信義】**[名]約束を守り、義務を果たすこと。「政治家は―を重んじるべきだ」 **しんぎ【信疑】**[名]信じることと疑うこと。 **しんぎ【真偽】**[名]ほんとうか、うそか。「記事の―を確かめる」「―のほどをただす」[類]真贋[しんがん]▽「信偽」は誤り。 **しんぎ【審議】**[名・スル]会議で細かいところまで検討し、相談すること。「―をつくす」「―未了」 **じんぎ【仁義】**[名]①人としてふみおこなうべき道徳や礼儀[れいぎ]。「―にもとる(=反する)」②やくざなどのあいだでおこなう、初対面のあいさつの方法。「―を切る」 **じんぎ【神祇】**[名]天地の神。天[あま]つ神と国[くに]つ神。神々。▽「神」は天の神、「祇」は地の神のこと。▽「神祗」は誤り。 **しんきくさい【辛気臭い】**[形]思いどおりにならなくて、じれったい。くさくさしてめいってしまう。「—仕事」 **しんきこうしん【心悸高進】**[名]心臓の鼓動が激しくなる症状[しょうじょう]。 **しんきじく【新機軸】**[名]いままでのものとはちがう、新しいくふうや方法。「混雑解消に―をうち出す」 **ジンギス・カン**[人]→「チンギス・ハン」 **ジンギスカンなべ【成吉思汗鍋】**[名]羊肉や野菜などを、中央の高くなった鉄のなべで焼いて食べる料理。ジンギスカン。 **しんきゅう【進級】**[名・スル]上の学年や等級に進むこと。「書道で初段に―する」 **しんきゅう【新旧】**[名]新しいものと古いもの。「世代が―入れかわる」 **しんきゅう【鍼灸】**[名]はりと、きゅう。「―院」 **しんきょ【新居】**[名]あらたに建てたり移転した住まい。とくに、結婚してはじめて住む家。「郷里でーを構える」↔旧居 **しんきょう【心境】**[名]心の状態。そのときの気持ち。「受賞後の―を語る」 **しんきょう【信教】**[名]宗教を信仰すること。 <682> しんきょう し **信教の自由** どんな宗教を信じようと自由で、だれからも迫害されたり、差別されたりすることはない。▽憲法二〇条によって保障されている。 **しんきょう【進境】** 進歩の状態や程度。上達するようす。「―いちじるしい」 **しんきょう【新教】** キリスト教の宗派の一つ。一六世紀の宗教改革運動によってできた。プロテスタント。[旧教] **しんきょうしょうせつ【心境小説】** 私小説[わたくししょうせつ]の一種。作者の日常生活をもとにして、自己を見つめ、その心境をえがく。志賀直哉[しがなおや]の「城[きの]崎[さき]にて」や尾崎一雄の「虫のいろいろ」など。 **しんきょく【神曲】** [作品]一三二一年。イタリア、ダンテの長編叙事詩。「地獄編」「煉獄[れんごく]編」「天国編」の三部から成る。作者が、ベルギリウスに次いで、ベアトリーチェに導かれて、地獄・煉獄を経て彼岸の世界に旅し、神の愛の深さを知る。「 La Divina Commedia」 **しんきろう【×蜃気楼】** 砂漠や海岸などで、そこにないものや風景があるように見える現象。気温のちがいによって、光が異常屈折[いじょうくっせつ]するために起こる。空中楼閣・海市[かいし]・貝楼[かいろう] **しんぎん【×呻吟】** 苦しんでうめくこと。うなること。「病床に―する」 **しんきんかん【親近感】** なんとなく親しく身近な感じ。親しみ。「主人公に―をいだく」 **しんきんこうそく【心筋梗塞】** 心臓の冠[かん]動脈の血液が、急に減少したり停止したりして、心筋の一部がはたらかなくなる病気。 **しんく【辛苦】** つらくて苦しいこと。「―をなめる」「粒々[りゅうりゅう]―」[類]辛酸[しんさん] **しんく【深紅・真紅】** こい赤色。まっか。「―のばらをおくる」「―の優勝旗」 **しんぐ【寝具】** ふとんやまくらなど、ねるときに使うもの。「―売り場」[夜具] **シング** 一八七一—一九〇九年。アイルランドの劇作家。イェーツらとともにアイルランドの文芸復興に力をつくし、国民劇場を創設した。代表作「西国の伊達男[だておとこ]」。「 John Millington Synge」 **じんく【甚句】** 日本の民謡[みんよう]の一つ。七・七・七・五の四句からなる。「秋田―」「すもうー」 **しんくう【真空】** ①気体のまったくない空間。「―パックで新鮮さを保つ」 ②からっぽな状態。[圏]空白 **じんぐう【神宮】** 「神宮」という社号をもつ、格式の高い神社。伊勢神宮・平安神宮・明治神宮など。▽社格をあらわす「社号」には、大神宮・神宮・神社・社などがある。 **しんくうかん【真空管】** 真空にしたガラス管の中に、電極を入れたもの。電気器具に使われる。 **しんくうちたい【真空地帯】** [小説]一九五二年。野間宏[のまひろし]の長編小説。軍隊内部の腐敗[ふはい]や非人間的な本質をあばきだしたもので、無実の罪を着せられた一兵卒が、自分をおとしいれた人物をさぐるかたちでストーリーが展開する。 **シンクタンク** いろいろな分野の専門家を集め、大規模な事業計画の調査や研究などをする組織。頭脳集団。「 think tank」 **シングル** 独身者。結婚していない者。②一人用の。「ールーム」「―ベッド」[ダブル]③ズボンのすその折りかえしのないもの。[ダブル] ④上着[うわぎ]やコートのうちあわせが浅くて、ボタンが一列だけついているもの。[ダブル] ⑤「シングルヒット」の略。◎ゴルフで、ハンディキャップが一○未満であること。「 single」 **シングルス** テニス・バドミントン・卓球[たっきゅう]などで、一人対一人の試合。[ダブルス]「 singles」 **シングルヒット** 野球で、打者が一塁まで進める安打。単打。ワンベースヒット。[ロングヒット]「 single hit」から。 **シンクロトロン** 原子核の研究に使われる荷電粒子を、磁場[じば]の中でくり返し加速する装置。「 synchrotron」 **シンクロナイズドスイミング** 水泳競技の一つ。音楽に合わせて泳ぎながらおどり、技術や芸術性などを競[きそ]う。シンクロ。▽「シンクロナイズド」は、調和したという意味。「synchronized swimming」 **しんけい【神経】** ①からだ全体に広がっている糸状の器官。脳からの命令を各部分に伝えたり、からだの各部分が受けた刺激[しげき]をを脳に伝えたりする。「運動―」「視―」 ②ものごとを感じる心のはたらき。「―がこまやかだ」 **しんけい【心敬】** [人]一四〇六—七五年。室町中期の連歌師。正徹[しょうてつ]の弟子に。連歌論「ささめごと」などで、仏法[ぶっぽう]・和歌・連歌は、道としては一つであると説き、「幽玄[ゆうげん]」の境地を唱えて、のちの宗祇[そうぎ]らに影響[えいきょう]をあたえた。句集「芝草[しばくさ]」。 **しんけいこうはいく【新傾向俳句】** 河東碧梧桐[かわひがしへきごとう]が明治末から大正初期に唱えた、定型や季語にとらわれないで実感を重んじる俳句。 **しんけいしつ【神経質】** [形動]外の刺激[しげき]や変化を感じやすく、ささいなことも気になる性質。 **しんけいすいじゃく【神経衰弱】** 神経が過敏[かびん]になって、不眠・頭痛・めまいなどをおこし、感情が不安定になる。②トランプ遊びの一つ。裏返しのカードから、同じ数字のカードを二枚あるいは四枚あてるもの。 **しんけいつう【神経痛】** 神経に痛みの起きる症状。肋間[ろっかん]神経痛・坐骨[ざこつ]神経痛など。 **しんげき【進撃】** 前進して敵にせめかかること。「快―をくりひろげる」[圏]突撃[とつげき]・進攻[しんこう] **しんげき【新劇】** 歌舞伎・新派劇に対して、明治の末に西洋の影響[えいきょう]を受けておこった近代演劇。▽島村抱月[しまむらほうげつ]・小山内薫[おさないかおる]らにより始まる。 **しんげつ【新月】** 太陽と月と地球が一直線上に並んで、地球からは月が見えない状態。[満月] <683> **しんげき【神】**[名]神の芝居。 **しんけん**[真剣] [名・形動]①〈名〉木刀[ぼくとう]やしないではなく、ほんものの刀。「―で勝負する」②〈形動〉本気なようす。「転職を―に考える」 **しんけん【親権】**[名]親が子供の保護・監督・教育などに関してもっている権利や義務。 **しんげん【進言】**[名・スル]目上の人に対して意見[いけん]を申しのべること。「社長に―する」[類]上申・献言[けんげん] **しんげん【森厳】**[形動]ふんいきが非常に厳しくおごそかなようす。「境内[けいだい]の―な静けさ」[類]厳粛[げんしゅく] **しんげんち【震源地】**[名]地震が起こった地点。▽事件やうわさの起こった場所をさすことも。 **しんげんぶくろ【信玄袋】**[名]底に厚紙を入れ、口をひもでしめるようにした布製の大きな手提げ[てさ]げぶくろ。合切[がっさい]ぶくろ。▽明治中期に旅行用として用いた。 **しんげん【震源】**[名]地震が起こったとき、地下で最初に震動した場所。 **しんげん【箴言】**[名]いましめや教訓となる句やことば。格言。アフォリズム。「―集」 **じんけん【人絹】**[名]「人造絹糸[けんし]」の略。絹糸に似せてつくった人工の繊維[せんい]。レーヨン。↔正絹[しょうけん]・本絹 **じんけん【人権】**[名]人が生まれながらにもっている自由・平等・生命などを保障される権利。「基本的―」「―蹂躙[じゅうりん]」 **しんけんざい【新建材】**[名]各種化合物でできた建築用の材料。軽くてじょうぶで、あつかいやすい。プリント合板・ビニールクロスなど。 **しんげんじつは【新現実派】**[国語]大正後期の文学傾向[けいこう]の一つ。自然主義や白樺[しらかば]派などに対して、知的な現実把握と心理描写に特色をもつ。芥川竜之介[あくたがわりゅうのすけ]やけ・広津和郎[ひろつかずお]ら。 **じんけんじゅうりん【人権蹂躙】**[四字漢語]基本的な人間としての権利を無視すること。不法な行為によって人権をふみにじること。 **しんけんしょうぶ【真剣勝負】**[名]命がけで勝ち負けを争ったり、仕事にぶつかったりすること。本気でものごとにあたること。 **しんけつ(心血)を注[そそ]ぐ** 出せるかぎりの力をつくして、ものごとにあたる。「心血を注いで仏像をほる」▽「心血」は、全精神と全肉体のこと。 **しんけんせいじ【神権政治】**[名]王が、神の代理としておこなう政治。占[うらな]いや宗教にもとづき支配する。古代中国や古代オリエントなどに見られる。 **じんけんひ【人件費】**[名]労働に対してしはらわれる費用。給料や手当てなどのこと。「―がかさむ」 **しんこ【新香】**[名]つけものの。こうこ。香[こう]のもの。おしんこ。 **しんご【新語】**[名]①新しくつくられたり、あらたに使われるようになったことば。「時代とともに―もふえる」②教科書などで新しく学習することば。[類]新出語 **じんご【人後】**[名]他人のあとになること。他人の後ろ。下位。 人後に落ちない 他人に比べて、ひけをとらない。おとらない。「読書量では―」 **じんご【人語】**[名]人間の話すことば。また、人の話し声。「―を解する猿[さる]」 **しんこう【信仰】**[名・スル]神や仏を信じて敬い、その教えを守り、儀礼[ぎれい]をおこなうこと。「キリスト教を―する」 > **つかいわけ**→「信心」を見よ。 **しんこう**[侵攻] [名・スル]相手の領土にせめいること。「敵の―を防ぐ」「武力―」 **しんこう**[進攻] [名・スル]突[つ]き進んで敵をせめること。「敵陣に深く―する」「―作戦」[類]進撃 **しんこう【振興】**[名・スル]学問や産業などが盛[さか]んにおこなわれること。また、それらを盛んにすること。「文化の―をはかる」 **しんこう【進行】**[名・スル]①ものごとが、進んでいくこと。「車の―方向」「病気が―する」②ものごとがはかどること。先の段階に進むこと。「式典が順調に―する」[類]進捗[しんちょく] **しんこう【深更】**[名]真夜中になか。「友との語らいが―におよぶ」[類]深夜・夜更け **しんこう【進講】**[名・スル]天皇や皇族などに講義をすること。 **しんこう【新香】**[名]→「しんこ」 **しんこう【新興】**[名]新しいものが勢いよくおこること。「―勢力」「―住宅地」 **しんこう【親交】**[名]親しいつきあい。親密な交わり。「姉妹都市との―を深める」 **しんごう【信号】**[名・スル]①〈名・スル〉色・光・音・電波などに意味をきめておくことによって、はなれている人と連絡[れんらく]をとる方法。サイン。「手旗[てばた]―」「モールスー」▽「合図」は、音やしぐさなどで「信号」よりも簡単な内容を伝える。②〈名〉道路や線路で、通行するものに「進め」「止まれ」などの指示をおこなう機械。シグナル。「―は青だ」 > **つかいわけ**→「印[しるし]」を見よ。 **じんこう【人工】**[名]自然のものに、人の手を加えること。人の手によってつくりだすこと。「―芝[しば]の野球場」[類]人為・人造↔自然・天然[てんねん] **じんこう【人口】**[名]①ある地域に住んでいる人の数。「―密度が高い地域」②人の口。世の中のうわさ。「―に膾炙[かいしゃ]する(=うわさになる)」 人口に膾炙[かいしゃ]する 広く世間[せけん]にもてはやされたり、人々の話題になったりして、知れわたる。多く、詩文などについていう。▽膾(=なます)と炙(=あぶり肉)はだれの口にも合い、おいしく感じられるという意味から。「人口に膾炙する」は誤り。 **じんこうえいせい【人工衛星】**[名]地球やその他の星のまわりを回らせるために、打ちあげられた物体。気象観測・通信・軍事目的などのために利用される。 <684> **じんこうえいよう【人工栄養】**[名]①口から食べられない病人に、注射や点滴などによって注入する栄養分。②母乳ではなく、粉ミルクなどで赤んぼうを育てること。また、その食品。 **しんこうげいじゅつは【新興芸術派】**[名]昭和初期、プロレタリア文学運動に対抗[たいこう]して、文学の芸術性を守ろうとした反マルクス主義のグループ。中村武羅夫[なかむらむらお]・尾崎士郎[おざきしろう]・井伏鱒二[いぶせますじ]ら。 **しんこうこうぎょうけいざいちいき【新興工業経済地域】**[名]→「ニーズ」 **じんこうこきゅう【人工呼吸】**[名]仮死状態にあるとき、口から息をふきこんだり、胸を手でおしたりして呼吸させ、生きかえらせる方法。 **じんこうじゅせい【人工授精】**[名]人工的に精子と卵子を結合させること。 **じんこうちのう【人工知能】**[名]人間のもつ知的な機能に近いはたらきをするコンピュータシステム。応用したものに自動翻訳機などがある。 **じんこうてき【人工的】**[形動]人の手が加わり、自然のままでは成り立たないものごとのようす。人為[じんい]的。「いかにも―なコンクリートの海岸」「―になだれを起こす実験」 **しんこうはいく【新興俳句】**[国語]ホトトギスの写生俳句に反対して、水原秋桜子[みずはらしゅうおうし]や山口誓子[やまぐちせいし]らがおこした運動。新しい感覚や発想を重んじた。たとえば、「学問のさびしさに堪へ炭をつぐ(誓子)」など。 **じんこうピラミッド【人口ピラミッド】**[名]ある特定の地域の年齢別・性別の人口構成を示すグラフ。縦軸に年齢、横軸に男女の人口をとり、その地域の人口の動向や特徴を知るのに用いる。 **じんこうみつど【人口密度】**[名]一定面積に対する人口の割合。一般には一平方キロ当たりの人口であらわす。「―が高い」 **じんこうろん【人口論】**[作品]一七九八年。イギリス、マルサスの著。食糧は算術級数的に増加するが、人口は幾何級数的に増加するため、貧困と罪悪が生じると論じた。[An Essay on the Principle of Population] **しんこきゅう【深呼吸】**[名・スル]思いきり深く、大きく、息を吸ったりはいたりすること。 **しんこきんちょう【新古今調】**[国語]和歌の三大様式の一つ。「新古今和歌集」の特徴的な歌風。表現は幻想[げんそう]的・象徴的で、余情を重んじる。七五調を基調とし、初句・三句切れが多い。また、掛[かけ]詞[ことば]・縁語・本歌取り・体言止めが多く使われる。たとえば、「春の夜の夢の浮橋とだえして峰[みね]に別かるる横雲の空」は、背景に「源氏[げんじ]物語」の美的世界の広がりをもつ。▽万葉調・古今調に対していう。中世には正徹、近世には本居宣長[もとおりのりなが]らが好み、近代では、与謝野鉄幹[よさのてっかん]や北原白秋[きたはらはくしゅう]に継承[けいしょう]された。 **しんこきんわかしゅう【新古今和歌集】**[作品]一二〇五年。後鳥羽上皇の命により、藤原定家[ふじわらのていか]らの撰[せん]。第八の勅撰[ちょくせん]和歌集。幽艶な歌風。新古今集。約二〇〇〇首。二〇巻。 **しんこく【申告】**[名・スル]申しでること。とくに、役所に文書などで申しでること。「自己―制」「所得税の―をする」「確定―」 **しんこく【深刻】**[形動]①深く心に刻みつけられたようす。また、解決がむずかしくて重大なようす。「―になやむ」「―な水不足」 **しんこく【親告】**[名・スル]被害者がみずから告訴[こくそ]すること。「―罪」▽「親」は、みずからすること。 **しんこくさいけいざいちつじょ【新国際経済秩序】**[名]→「ニエオ」 **じんこっき【人国記】**[名]国別、また都道府県別に、その地方の地理・風俗、また出身者の評判などを記したもの。じんこくき。 **しんこっちょう【真骨頂】**[名]もともともっている本来の価値。「―を発揮する」[類]真価・真面目[しんめんもく] **シンコペーション**[音楽]強弱の拍子[ひょうし]を通常の位置とは変えて歌ったり演奏したりすること。ジャズに多い。[syncopation] **しんこん**[心魂・神魂] [名]たましい。こころ。精神。「―をかたむけて学問にはげむ」 心魂に徹[てっ]する 心の底に深くしみこむ。 **しんこん**[身魂] [名]身体と精神。全身全霊[ぜんしんぜんれい]。 **しんこん【新婚】**[名]結婚したばかりであること。また、結婚したばかりの人。「―旅行」「―さん」 **しんごんしゅう【真言宗】**[名]仏教の宗派の一つ。平安時代に空海が開いた。呪文[じゅもん]を唱えることによって即身成仏[そくしんじょうぶつ](=生きているまま仏になること)ができると説く。大日如来が本尊。密教。 **しんさ【審査】**[名・スル]くわしく調べて、よしあしをきめること。「書道展の―委員」 > **つかいわけ**→「調査」を見よ。 **しんさい【震災】**[名]地震によって起こる災害。「関東大―」 **じんさい【人災】**[名]人間の不注意や怠慢[たいまん]によっておこる災害。↔天災 **じんざい【人材】**[名]能力があり、役に立つ人。「優秀[ゆうしゅう]な―を確保する」「―スカウト業者」 **しんさく【新作】**[名・スル]作品を新しくつくること。また、新しい作品。「―発表会」↔旧作 **しんさつ【診察】**[名・スル]医者が病名や病状などを知るために、病人のからだを調べること。「―室」 **しんさん【心算】**[名]こころづもり。胸算用[むなざんよう]。しんざん。「―がくるう」▽文章語。 **しんさん【辛酸】**[名]苦しくつらいこと。[類]辛苦[しんく] 辛酸をなめる つらいことや苦しいことを経験する。 **しんざん【深山】**[名]人里はなれた、奥深[おくぶか]い山。「―で炭を焼く」「―幽谷[ゆうこく]」[類]深山[みやま]・奥山 **しんざん【新参】**[名]新しく仲間にはいること。新しい仲間。「―者なのでよろしく」[類]新入り・新米↔古参[こさん] **しんざんゆうこく【深山幽谷】**[四字漢語]人がいままでふみいったことのない、人里はなれた奥深[おくぶか]い山や谷。「―に迷いこむ」 <685> **しんし【紳士】**[名]①上品で礼儀正しく、教養のある男性。ジェントルマン。「―としてふるまう」「―録」→淑女②「男子」のていねいな言い方。「―服」↔婦人 **しんし【真摯】**[形動]ひたむきにものごとにとりくむようす。「―な態度に打たれる」[類]一生けんめい **しんじ【信士】**[名]出家[しゅっけ]せずに仏教を信仰する男子。また、男子の戒名[かいみょう]につける称号。↔信女[しんにょ] **しんじ【神事】**[名]神社でおこなわれる儀式[ぎしき]。神をまつること。 **しんじ【新字】**[名]①新しくつくられた文字。②教科書などで新しく学習する漢字。[類]新出漢字 **じんじ【人事】**[名]①人間としてできること。②人間社会の出来事。「わずらわしい―をのがれる」③官庁・会社・学校などの組織における、人の地位や役目に関することがら。新しい採用・昇進・転任・退任など。「―異動」④人間としての意識。「―不省[ふせい]」 人事を尽[つ]くして天命を待つ できるかぎりのことをして、あとは運にまかせ、なりゆきに従う。 **じんじいん【人事院】**[名]国家公務員の地位や給料などに関する仕事をする役所。政府から独立した権限をもつ。 **しんしおん【唇歯音】**[名]→「ししんおん」 **しんしき【神式】**[名]儀式[ぎしき]が、神道[しんとう]のきまりに従っておこなわれること。「結婚式を―で挙げる」 **しんしき【新式】**[形動]新しいやりかた。新しい形。「最―の設備」[類]新型↔旧式 **しんしきょうてい【紳士協定】**[名]①法的な拘束[こうそく]力をもたない非公式な国際協定。紳士協約。②たがいに相手を信用してとりきめる約束。 **シンジケート**[名]①共同事業によって競争を緩和[かんわ]するために資本家が合同すること。独占の一つ。また、国債や株式などをひきうけるための金融機関の団体。②大規模な犯罪組織。「麻薬[まやく]のー」[syndicate] **しんじたい【新字体】**[名]常用漢字のうち、略字や俗字を採用した漢字の字体。↓旧字体 **しんしちょうは【新思潮派】**[国語]一九○七年創刊の同人誌「新思潮」によった人々。芥川竜之介[あくたがわりゅうのすけ]・菊池寛[きくちかん]・山本有三[やまもとゆうぞう]らが活躍[かつやく]。人生や社会の現実に、理知によって新しい解釈[かいしゃく]を加えた。東大出身者を中心に断続的に続いたが、ふつう第三次と第四次の人々をさす。 **しんしつ【心室】**[名]心臓の下半分。血液を動脈に送りだすところ。左心室と右心室がある。 **しんしつ【寝室】**[名]ねるための部屋[へや]。ベッドルーム。[類]寝所[しんじょ]・寝間[ねま] **しんじつ**[信実] [名]まじめでいつわりのない気持ち。正直。まごころ。「ーをつくして誤解[ごかい]をとく」 **しんじつ**[真実] [名・形動]①〈名・形動〉うそいつわりのないほんとうのこと。まこと。「―の姿を明かす」「―一路」[類]事実↔虚偽②〈副〉ほんとうに。まったく。「―そう思います」 > **つかいわけ** 事実・真実=「事実」は、理想的でもない、空想的でもない、時と場所を占めて、物理的にも心理的にも、実際に生じたこと・あること・経験したことをいう。つまり、ほんとうに起こったこと、あったこと。「事実をかくすことはできない」。「真実」は、虚偽や幻想[げんそう]の反対で、見せかけや形式的であることとも反すること。純粋な、うそをつかない、ものごとのありよう・状態をいう。つまり、うそではないということ。「真実を語りたい」。 **しんじついちろ【真実一路】**[四字漢語]わき目もふらず、ただひたすら真実を求めて生きること。「―に邁進[まいしん]する」 **しんしてき【紳士的】**[形動]上品で礼儀正しいようす。紳士らしい品をそなえたようす。 **じんじふせい【人事不省】**[四字漢語]意識不明になり、わけがわからなくなること。「泥酔[でいすい]して―におちいる」▽医学用語で、昏睡状態におちいること。 **しんしゃ【深謝】**[名・スル]①深く感謝すること。「ご厚情[こうじょう]を―します」②心からわびること。「不しまつを―いたします」[類]陳謝 **しんしゃ【新車】**[名]新しい車。また、新型の車。 **しんしゃ【親炙】**[名・スル]その人に親しく接して感化を受けること。 **しんじゃ【信者】**[名]ある宗教を信仰する人。[類]信徒・宗徒 **じんじゃ【神社】**[名]日本の神々をまつってある施設。「―の境内[けいだい]」[類]社[やしろ]・神宮[じんぐう][数え方]座・社[しゃ] **ジンジャーエール**[名]炭酸水にショウガや砂糖を入れた飲みもの。[ginger ale] **しんしゃく【斟酌】**[名・スル]①相手の事情を考えて適当にとりはからうこと。手加減すること。「年の若さを―する」「―を加える」[類]酌量[しゃくりょう]②いろいろな条件を照らしあわせて、適当な処置をすること。[類]参酌[さんしゃく]③ひかえめにすること。遠慮[えんりょ]すること。「なんのーもいらない」 **しんしゅ【進取】**[名]習慣にとらわれず、すすんで新しいことにとりくんでいくこと。「―の精神に富む」「―の気性」→退嬰 **しんしゅ【新種】**[名]新しく発見された、またつくりだされた生物の種類や品種。「―のオレンジをつくる」 **しんじゅ【真珠】**[名]アコヤガイなどにできる小さな丸い玉。美しいつやがあり、指輪やネックレスなどに使う。パール。天然ものと養殖[ようしょく]ものとがある。 **じんしゅ【人種】**[名]人類を、髪の毛・皮ふの色・顔の形・骨格などの身体的特徴[とくちょう]で大きく分けたもの。「黄色[おうしょく]―」 **しんしゅう【信州】**[名]→「しなの」 **しんしゅう【真宗】**[名]「浄土真宗」の略。 <686> **しんじゅう【心中】**[名・スル]①〈名・・スル〉愛しあっている男女や家族などが、周囲の反対や経済的行きづまりなどによって愛情をつらぬいて生きていくことができなくなり、いっしょに自殺すること。「親子―」「無理―」[類]情死②所属する会社や組織などがほろびようとも、それと運命をともにすること。「会社とーするつもりでいる」③〈名〉相手に対して信義を守る証拠[しょうこ]。「しんちゅう」と読めば別の語。 心中を立てる 男女のあいだで、たがいに心をよそに移さず愛情を守りとおす。 **しんじゅうてんのあみじま【心中天の網島】**[作品]一七二〇年。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の作。紙屋治兵衛[かみやじへえ]と遊女小春[こはる]の心中事件を脚色した世話物[せわもの]の浄瑠璃[じょうるり]。 **しんじゅがい【真珠貝】**[名]「あこや貝」の別名。 **しんしゅく【伸縮】**[名・スル]のびたり縮んだりすること。また、のばすことと縮めること。「―自在」 **しんしゅつ【侵出】**[名・スル]他の勢力範囲に侵入していくこと。「他国に―する」 **しんしゅつ**[浸出] [名・スル]液体にひたして、成分をとけださせること。「―液」 **しんしゅつ**[滲出] [名・スル]液体などが外へにじみでること。「血液がーする」「―物」 **しんしゅつ【進出】**[名・スル]勢力を広げて新しい活動の場に乗りだすこと。「企業[きぎょう]の海外―」「決勝戦に―する」 **しんしゅつきぼつ【神出鬼没】**[四字漢語]神や鬼のように、急にあらわれたりかくれたりして、どこにいるのかなかなかわからないこと。「―の怪盗[かいとう]」 **しんしゅん【新春】**[名]正月。新年。はつはる。▽陰暦では、新年とともに春が来ることから。 **しんじゅん【浸潤】**[名・スル]①液体が少しずつしみとおること。②考えかたや勢力などが、多くの人々のあいだに少しずつゆきわたること。[類]浸透[しんとう]③結核の細菌[さいきん]などが、からだをしだいにおかしていくこと。「肺―」 **しんしょ**[信書] [名]個人と個人とのあいだの手紙。書簡。「―の秘密」[類]私信 **しんしょ**[親書] [名]自分で手紙を書くこと。また、自分で書いた手紙。とくに、大統領や総理大臣が、みずから書いた外交上の手紙や文書。「公式に―を送る」 **しんしょ【新書】**[名]①新しく編集出版された書物。[類]新刊書。②文庫本より少し大きい型で、B6判より小型の双書。新しい情報を安く人々に伝えるもの。「―判」→表「判型」 **しんしょ【親署】**[名・スル]天皇など、身分の高い人が署名すること。また、その署名。[類]自署[じしょ] **しんしょう【心証】**[名]①他人の心にあたえる印象。「―をよくする」「―を害する」②裁判官が事件の審理[しんり]を通してえた確信。 **しんしょう【心象】**[名]見聞きしたことをもとに、心の中にえがきだされる具体的な形。「―風景」[類]イメージ **しんしょう【信条】**[名]①正しいと信じてたいせつに守っていること。モットー。「生活―」「質素倹約[けんやく]を―とする」②宗教で、その信者が守るべききまり。[類]教義 **しんじょう【進上】**[名・スル]人に品物などをさしあげること。「―物」[類]進呈 **じんじょう【尋常】**[形動]①きまりにかない、ごくふつうであるようす。あたりまえ。「これは―なことではない」「―に考えればそうなる」②態度が見苦しくなく、りっぱでいさぎよいようす。「―に勝負しろ」「―に白状すればよし」 **じんじょういちよう【尋常一様】**[四字漢語]ふつうと変わらないようす。きわめてふつうなこと。「―な方法では解決できない」▽多く、打消の語をともなう。 **しんじょうさい【神嘗祭】**[名]→「かんなめさい」 **しんじょうさい【新嘗祭】**[名]→「にいなめさい」 **しんしょうしゃ【身障者】**[名]「身体障害者」の略。 **じんじょうしょうがっこう【尋常小学校】**[名]一八八九年の小学校令により設置された義務制の小学校。満六歳以上の児童に初等教育をほどこすもの。期間は四年。のちに六年に延長された。一九四一年、国民学校初等科と改められた。 **しんしょう【身上】**[名]①「財産」の古い言い方。「―持ち」「―をつぶす」[類]身代[しんだい]▽「しんじょう」と読めば別の語。 身上[しんしょう]が痛む 経済状態が悪くなり、生活が苦しくなる。 身上[しんしょう]をはたく 全財産を使いはたす。 **しんしょうひつばつ【信賞必罰】**[四字漢語]ほめるべき人には賞をあたえ、悪いことをした人には必ず罰をあたえること。賞罰を正確に、また厳格にすること。 **しんしょうぼうだい【針小棒大】**[四字漢語]小さなことをおおげさに言うこと。「―にふれまわる」▽針ほどのものを棒のように言うことから。 **しんしょく**[侵食・侵蝕] [名・スル]①他の部分にはいりこんで、おかしていくこと。「領土を―する」[類]蚕食[さんしょく] **しんしょく**[浸食・浸蝕] [名・スル]海水・河川・風などが、陸地を少しずつけずりとっていくこと。「―作用」 **しんしょく【寝食】**[名]ねることと食べること。欠かすことのできない日常の生活。「―を忘れる」「―をともにした仲間」[類]起居[ききょ] **しんじょたい【新所帯】**[名]新しく構えた所帯。新婚[しんこん]の家庭。「あらじょたい」とも。 <687> **しんしょばん【新書判】**[名]書物の規格寸法の一つ。縦約一八、横約一一センチの手軽な判型のもの。 **しんじる【信じる】**[上一]①疑いなく、ほんとうだと思う。信用する。「彼のことばを―」②神仏を信仰する。信心する。「神を―」▽「しんずる」とも。 **しんしん**[心身・身心] [名]心とからだ。精神と肉体。古くは「しんじん」とも。「―ともに健康だ」「―一如[いちにょ](=精神と肉体は一つ)」 **しんしん**[心神] [名]こころ。精神。「―喪失」「―耗弱[こうじゃく]」 **しんしん【津津】**[形動]次から次へと、たえずあふれでるようす。「興味―」 **しんしん【深深】**[形動]①夜が静かにふけていくようす。「夜がーとふける」②寒さが身にしみるようす。「寒気が―と身をさす」 **しんしん【森森】**[形動]①樹木がおいしげっているようす。「―と立ちならぶ大木」②いかめしさや落ち着きのあるようす。 **しんしん【新進】**[名]その分野に新しく進出すること。また、新しく登場した人。「―ピアニスト」「V―気鋭[きえい]」[類]新鋭 **しんしん**[副]雪の静かに降りつもるようす。「雪が―と降る」 **しんじん【信心】**[名・スル]神や仏を信じること。信じて疑わない気持ち。「―深い人」 > **つかいわけ** 信仰・信心=「信仰」は、教義を信じ、その宗教の儀式もに従い守ること。「仏教を信仰する」。「信心」は、教義に対して必ずしも広く深い理解をともなわない場合にもいう。「いわしの頭も信心から」。 **しんじん【深甚】**[形動]気持ちや心構えなどが深く、並でないようす。「―なる謝意を表[ひょう]する」▽感謝の気持ちなどをあらわすときに使う。文章語。 **しんじん【新人】**[名]ある社会や団体などに新しく加わった人。ニューフェイス。フレッシュマン。「―の研修」[類]新米[しんまい]・新参[しんざん] **じんしん【人心】**[名]人々の心。とくに、政治をする側の人からみた民衆の心。「―をまどわす」「―を一新する」 **じんしん【人臣】**[名]けらい。臣下[しんか]。「位[くらい]―をきわめる」 **じんしん【人身】**[名]①人間のからだ。人体。「―事故」②個人の身の上のことがらやおこない。「――攻撃[こうげき]」 **しんしんきえい【新進気鋭】**[四字漢語]将来が期待できそうな新鋭。「注目を集める―の演出家」 **しんしんこうじゃく【心神耗弱】**[名]精神障害などのために善悪の判断がじゅうぶんにできないこと。「心神喪失」より軽度。刑事上の責任が軽減される。▽「心身耗弱」は誤り。また、「こうじゃく」を「もうじゃく」と読むのは誤り。 **しんしんそうしつ【心神喪失】**[名]精神障害などのために善悪の判断がまったくできず、自分の行為にに責任をもてないこと。「心神耗弱[こうじゃく]」より強度。刑事以上の責任を問われない。「―により無罪となる」▽「心身喪失」は誤り。 **しんじんだつらく【身心脱落】**[四字漢語]道元[どうげん]の思想の中心をなす考えかた。身体も精神もいっさいの執着をはなれてさとりの境地に達すると、人間本来の仏性[ぶっしょう]が実現されるということ。 **じんしんのらん【壬申の乱】**[名]六七二年、皇位をめぐって起こった内乱。天智天皇の死後、その弟の大海人皇子[おおあまのみこ]が、天智天皇の子の大友皇子[おおとものみこ]にものを破り、天武天皇となった。 **じんしんばいばい【人身売買】**[名]人間を物としてとりあつかって売買すること。 **しんしんりしゅぎ【新心理主義】**[国語]二〇世紀の初めにイギリスを中心におこったモダニズムの文学運動。精神の内面世界を追究した心理的リアリズムの方法。ジョイス・ウルフら。また、日本では伊藤整[いとうせい]・堀辰雄[ほりたつお]ら。 **しんすい【心酔】**[名・スル]ある人物や思想などをすばらしいと思い、心からしたったり熱中したりすること。「ピカソにーする」 **しんすい【浸水】**[名・スル]①水にひたること。水がはいりこむこと。「洪水[こうずい]でゆか下に―した」「―家屋」[類]冠水②心の中。心の奥底[おくそこ]。 **しんすい【進水】**[名・スル]新しくつくった船を、はじめて水の上にうかべること。「―式」 **しんずい**[心髄] [名]ものごとの中心となるたいせつな部分。[類]中枢 **しんずい**[神髄・真髄] [名]ものごとのいちばん中心の奥深いところにある、たいせつなこと。本質。「学問の―をきわめる」「―を味わう」[類]精髄・奥義。▽もと、精神と骨髄の意味から。 **しんすい(薪水)の労**[ろう] 人に仕えて、骨身[ほねみ]をおしまず働くこと。▽たきぎをとり、水をくんでする、炊事[すいじ]の苦労という意味。 **じんずうりき【神通力】**[名]→「じんつうりき」 **しんずる【信ずる】**[サ変]→「しんじる」 **しんせい【申請】**[名・スル]役所などに、許可や認可を願いでること。「工事の許可を―する」 **しんせい**[神政] [名]「神権政治」の略。 **しんせい【神聖】**[形動]尊くてけがれがなく、おかしがたいこと。「―なちかいをたてる」 **しんせい【真正】**[形動]いつわりがなく、真実で正しいようす。「友人との―な交わり」 **しんせい【真性】**[名]①その病気にまちがいないこと。「―コレラ」↔疑似・仮性▽似た症状を示すほかの病気と区別して使う。②本来の性質。天性。「人間の―は善である」 **しんせい【新生】**[名・スル]①新しく生まれること。生まれたばかりであること。「―児」②信仰[しんこう]などの力によって、生まれかわった心で新しい生活にはいること。 <688> しんせい し **しんせい【新制】** 新しい制度や体制。第二次世界大戦後の学校制度。「―中学」→旧制 **しんせい【新星】** 新しく発見された星。また、とつぜんかがやきを増し、しだいに暗くなっていく星。恒星の爆発によるという。②ある分野で急に注目され、人気の出た人。とくに、芸能界の新人。 **しんせい【親政】** 主君がみずから直接政治をおこなうこと。また、主君みずからおこなう政治。 **じんせい【人生】** ①人間がこの世に生きていくこと。人間の生きかたや生活。「―論」「―観が異なる」「第二の―をおくる」 ②この世に生きている人間の一生。「―わずか五十年」「―夢のごとし」 >人生意気に感ず 人間はその人の意気に感じて行動するのであって、名誉[めいよ]やかねのためなどではないのだ。▽中国、魏徴[ぎちょう]の詩「述懐」から。 >人生行路難[かた]し 人の一生はいろいろな苦労があって、容易なものではない。 >人生七十古来稀[まれ]なり 人の一生は短いもので、七○歳[さい]まで生きるのは昔からほんのわずかである。▽中国、杜甫[とほ]の詩「曲江」から。七○歳を「古稀[こき]」とするのはこの句から。 >人生のための芸術 文芸用語。芸術は、人間の品格や社会改良など、人生に役立つということがあって、はじめてその存在に価値があるという。芸術のための芸術 ▽フランスの哲学者ギュイヨーやロシアの小説家トルストイらが唱えたことば。 >人生は朝[あした]の露[つゆ]のごとし 人生というものは、朝、草葉などにたまる露のように、はかなく消えやすいものだ。▽中国、「漢書」から。 >人生は芸術を模倣する すばらしい芸術は人生を変えるということを、逆説的に表現したもの。▽イギリスの耽美主義の文学者ワイルドのことば。 **じんせい【仁政】** 人々の生活に、情け深く思いやりのある政治。[類]善政 **しんせいがん【深成岩】** マグマが、地下の深いところで、ゆっくりと冷え固まってできた火成岩。中にできる鉱物[こうぶつ]の結晶[けっしょう]は大きく、また同じくらいのおおきさとなる。花崗岩[かこうがん]・閃緑岩[せんりょくがん]・斑糲岩[はんれいがん]など。 **じんせいかん【人生観】** 人間が生きていく意味や目的などについての考えかた。「―が変わる」 **しんせいじ【新生児】** 生まれて間もない赤んぼう。ふつう、生後二~四週間くらいまでをいう。初生児。 「つかいわけ」→「幼児」を見よ。 **しんせいせいじ【神聖政治】** 宗教的な権威にもとづいておこなわれる政治。スイスで宗教改革を進めたカルバンが、理想的なキリスト教都市実現のためにジュネーブで指導した厳格な政治などをいう。 **しんせいだい【新生代】** 地質時代の区分の一つ。種子植物と哺乳[ほにゅう]動物が発達した時期。約六千五百万年前から現代までをさす。これを前期の第三紀と後期の第四紀とに分け、現代は第四紀の完新世にあたる。 **しんせいめん【新生面】** 新しい分野や領域。新しい方面。「数学に―をきり開く」 **しんせいローマていこく【神聖ローマ帝国】** オットー一世の戴冠[たいかん]により成立したドイツ国家。キリスト教会の権威[けんい]とローマ帝国の伝統を結びつけ、一一世紀に最盛期をむかえたが、以後は衰退[すいたい]。ナポレオンの勢力下でフランツ二世が帝冠を辞退し、帝国は崩壊した。九六二—一八〇六年。 **しんせかい【新世界】** 新しく生活したり活動したりする場所。新天地。②ヨーロッパ人が新しく発見した大陸。南北アメリカなど。新大陸。→旧世界(=ヨーロッパ・アジア・アフリカ) **しんせき【真跡・真×蹟】** その人がほんとうに書いたもの。ほんとうの筆跡。[圏]真筆[しんぴつ] **しんせき【親戚】** 血縁や婚姻によってつながった人々のうち、家族以外の人々。「―知己[ちき](=しりあい)を集める」[親類縁者] **じんせき【人跡】** 人が通ったことを示すあと。「―まれな山奥」 **じんせきみとう【人跡未踏】** [四選]人がまだ一度も行ったことがないこと。「―の奥地[おくち]」[圏]前人未到[ぜんじんみとう]▽「人跡未到」は誤り。 **シンセサイザー** 電子回路を使って音を合成し、演奏する楽器。キーボードを使うもののほかに、ギターやドラムなどの形もある。「synthesizer」 **しんせつ【新設】** 組織・機関・設備などを新しくつくること。「体育館を―する」 **しんせつ【新雪】** 新しく降りつもった雪。「―をふんで山頂を目ざす」 **しんせつ【新説】** 新しく発表された、従来と異なる学説や意見。「学会誌に―を発表する」→旧説 ▽はじめて聞く話という意味でも。「その話は―だ」 **しんせつ【親切】** [形動]相手の身になって、思いやりのあるやさしい応対をすること。 **しんせっきじだい【新石器時代】** 石器時代を二つに分けたうちのあとの時代。石器時代の最盛期。磨製石器や土器が使われ、農耕や牧畜[ぼくちく]もおこなわれた。[旧石器時代] **しんせん【神仙】** 神通力[じんずうりき]をもった神や仙人。不老不死の仙人。 **しんせん【深浅】** 深いことと、浅いこと。②色のこいことと、うすいこと。[類]濃淡[のうたん] **しんせん【新鮮】** [形動]魚や野菜などがとれたてで生き生きしたようす。「―ないちご」[生鮮] ②古さやよごれがなくて、新しい感じがするようす。清新。「―な顔ぶれ」[フレッシュ] >つかいわけ 生鮮・新鮮・斬新ほか 「生鮮」は、食品がとれたてで生き生きしているさま。「生鮮野菜」。「新鮮」は、食品にも感覚にも使う。また「清新」は、気分や感覚がさわやかで新しいさま。「文壇[ぶんだん]に清新の気をふきこむ」。「斬新」は、考えかたややりかたがいままでになく目立って新しいさま。 <689> って新しいさま。「斬新なデザイン」。「新規」は、今までのものとは別に新しく規定に従ってなにかを始めること。「新規の通帳」。 **しんぜん【神前】** [名]神の前。また、神社の前。「―結婚」 **しんぜん【親善】** [名]国や団体などがたがいに理解しあい、仲よくすること。「―のための来日」「国際―」 [類]友好 **じんせん【人選】** [名]多くの人の中からふさわしい人を選びだすこと。「後継者の―にあたる」 **しんせんいぬつくばしゅう【新撰犬筑波集】** [作品名]一五三九年ころ。山崎宗鑑[娃燧]の編。俳諧が連歌から独立するきっかけとなったもの。「犬筑波」とも。一巻。 **しんせんぐみ【新撰組】** [名]一八六三年に結成された浪士の武力組織。京都守護職のもとで、近藤勇[に髪]や土方歳三[にら]を中心に、尊攘討幕派[じんぞう]を弾圧[べ]した。六六年の戊辰戦争に敗れ、近藤は刑死、土方は戦死した。 **しんせんつくばしゅう【新撰菟玖波集】** [個圈]一四九五年。飯尾宗祇[ひゅら]の編。それ以前の約六十年間の二五○余人の句、約二○○○を集めた準勅撰[殻]〈連歌集。二○巻。 **しんぜんび【真善美】** [名]人間の最高の理想とするもの。認識上の真、道徳上の善、芸術上の美。 **しんそ【親疎】** [名]人と人とのつきあいで、親しいことと親しくないこと。また、親しい人と親しくない人。親密と疎遠[に]。「―の別なく交わる」 **しんそう【真相】** [名]事件などのほんとうの姿や事情。「―を追究する」 **しんそう【深窓】** [名]広い家や屋敷[いもの]奥深い部屋[←]。「―に育った令嬢[いり]」「―の佳人」 **しんそう【深層】** [名]深くかくれたところ。ふつうはくれて意識されない部分。「―心理」☆ [表層] ▽「真層心理学」は誤り。 **しんそう【新装】** [名][函]設備や外観などのよそおいを新しくすること。「―開店」「 [改装] **しんぞう【心臓】** [名]①内臓の一つ。血液をからだの各部に送りつづける器官。二つの心室と二つの心房[覧]からできている。 ②ものごとの中心部。「コンピュータは企業[よ]の―だ」 ③ものおじせず度胸のいいこと。あつかましいこと。「あいつも相当な―だ」 >心臓に毛が生えている 極端にくにずうずうしい。 **しんぞう【新造】** [名]①〈名・スル〉新しくつくること。また、新しくつくったもの。「―した客船」 ①〈名〉[「ご新造さん」の形で』昔、若い人妻を敬って呼ぶことば。ごしんぞさん。 **じんぞう【人造】** [名]人間の力で、本来あるものに似せてつくること。また、つくられたもの。「―湖」 [類]人工 [対]天然 **じんぞう【×腎臓】** [名]内臓の一つ。血液をろ過して尿[にょら]をつくるはたらきをする器官。背骨の両側に左右一つずつある。「―の移植手術」→図「ないぞう(内臓)」 **しんぞうべんまくしょう【心臓弁膜症】** [名]心臓の弁膜に異常があり、血液の循環[器ん]がうまくできなくなる病気。 **しんぞうまひ【心臓麻痺】** [名]心臓の活動が急に停止すること。「―で死ぬ」「―を起こす」 **しんぞく【親族】** [名]血縁[絽]や結婚によってつながる人々。「―一同」 [類]親戚・親類 ▽法律では、六親等内の血族とその配偶者、三親等内の姻族[乱]。 **じんそく【迅速】** [図][形動]人間の行動や時の流れがきわめて速いこと。「―な対応をする」「無常—」 **じんそくかだん【迅速果断】** [四漢]すみやかに決断してすぐに実行に移すこと。「―に行動する」 **しんそこ【心底】** [図][画]①〈名〉心の奥底[愆]。本心。「―からだいじに思っている」「 [心底]①〈副〉心の奥底から。心から。「―愛している」「一びっくりした」 **しんそつ【真率】** [形動]正直,でかざりけがないようす。「―な態度に好感をもつ」 **しんそつ【新卒】** [名]その年に学校を卒業した人。「―を採用する」「一者」 **じんた** [名]サーカスや芝居『などの宣伝のため、町じゅうを練りあるく小人数の楽隊。 **しんたい【身体】** [国]人のからだ。「―強健」「―髪膚[っ]」 [類]人体・肉体・五体 **しんたい【身体】** [【つかいわけ】]→「体[からだ]」を見よ。 **しんたい【神体】** [名]神社などで、神が宿るもの。神が形をあらわしたものとしてまつられているもの。「ど―の杉の木」かぞえ方[柱はしら・座] **しんたい【進退】** [名][乏]①進むこととしりぞくこと。「―両難」▽古くは「しんだい」とも。 ②ふだんの行動や態度。たちいふるまい。 ③現在の職や地位にとどまることと辞めること。「―をともにする」 [圏]去就[ょう] >進退(維[とれ])谷[だぁ]まる 前に進むことも後ろへしりぞくこともできず、途方に暮れる。 **しんだい【身代】** [名]「家の財産」の古い言い方。「―をかたむける」「―を築く」「―限り(=破産)」 [類]身上” **しんだい【寝台】** [名]ねるための台。ベッド。「―車」 **じんたい【人体】** [名]人間のからだ。「―に害がある」「―実験」 [圏]身体 **じんたい【×靭帯】** [名]骨と骨とを結びつけ、関節の運動をむりなくおこなうための、弾力[びく]のあるひも状の組織。「―が切れる」 **じんだい【甚大】** [形画]程度がひどくはなはだしいようす。「―な損失」「地震の被害」は―だ」▽よくないことに使う。 **じんだい【神代】** [名]神々の時代。日本神話では、神武天皇即位、以前をいう。「かみよ」とも。 **しんたいうかがい【進退伺い】** [名]仕事のうえで重」 <690> **しんたくぎんこう【信託銀行】**[名]銀行のうち、信託業務の兼営[けんえい]を認められ、それを主業務としているもの。顧客[こきゃく]の資金や不動産を預り、運用・管理・処分する業務などをおこなう。 **シンタックス**[名]①ことばを配列して文などをつくることきの規則やそれを研究する部門。統辞法。統辞論。文章論。②コンピュータのプログラム言語における字句の構成規則。[syntax][類]順序。構文。 **じんだて【陣立て】**[名]戦いのための軍勢の配置。陣がまえ。「―を整える」 **しんたん【心胆】**[名]こころ。きもったま。 心胆を寒からしめる きもをふるえあがらせる。ぞっとさせる。 **しんだん【診断】**[名・スル]①医者が患者を診察して、病状を判断すること。「肝炎[かんえん]と―される」②現状に問題がないかどうか調べて、先行きを判断すること。「学力ーテスト」「景気の―」 **じんち【人知・人智】**[名]人間の知恵や知識。「―をこえた部分」 **じんち【陣地】**[名]敵と戦うために軍隊を配置してある場所。「敵の―にせめいる」[類]陣営 **しんちく【新築】**[名・スル]新しく建物を建てること。また、新しく建てた建物。「―祝い」 **じんちく【人畜】**[名]人間と家畜。「―無害」 **しんちゃ【新茶】**[名]その年に出た新芽をつんでつくった緑茶。「―の出回る初夏」 **しんちゅう【心中】**[名]顔色には出さない心の中の気持ち。「―おだやかではない」[類]胸中・内心▽「しんじゅう」と読めば別の語。 **しんちゅう【進駐】**[名・スル]軍隊が他国の領土にはいり、一定期間とどまること。「―軍」[類]駐屯[ちゅうとん]・駐留 **しんちゅう【真鍮】**[名]銅と亜鉛[あえん]の合金。黄金色[こがねいろ]でさびにくく、細工[さいく]しやすい。黄銅[こうどう]。 **じんちゅう(人中)の獅子**[しし] 多くの人々の中で、ぬきんでてすぐれた秀才。 **じんちゅうみまい【陣中見舞い】**[名]選挙戦や仕事の追いこみなど、たいへんいそがしくしている人を訪ねて、食べものなどをさし入れはげますこと。▽もと、戦場に兵士を訪ねてはげますこと。 **しんちょ【新著】**[名]最近新しく書いた書物。新しい著作。近著。↔旧著 **しんちょう**[伸長・伸暢] [名・スル]①力や長さなどがのびること。また、のばすこと。「国力のー」「学力のー」 **しんちょう**[伸張] [名・スル]勢力や規模などが、のびひろがること。また、ひろげること。「国威[こくい]の―」[類]拡張 **しんちょう【身長】**[名]身体の高さ。せたけ。 **しんちょう【深長】**[形動]奥深[おくぶか]くて表面に出ていない内容があるようす。ふくみがあるようす。「―なおもむき」「意味―」 **しんちょう【慎重】**[形動]注意深くて、軽がるしく行動しないこと。「―な対応」↔軽率 <691> **しんちょう【新調】** [名]「[ス]」衣服などを新しくつくること。また、新しくつくったもの。「洋服を―する」 **じんちょうげ【《沈丁花】** [名]ジンチョウゲ科の常緑低木。早春、赤むらさき色や白色の、かおりの強い小花が咲く。瑞香[ぶ]。「ちんちょうげ」とも。 **しんちょく【進捗】** [名][函]ものごとが進みはかどること。「現段階での―状況」「仕事が―する」 [網]進行・進展 **しんちんたいしゃ【新陳代謝】** [名] 生物が必要な物質を体内にとりいれ、不要な物質を体外へ出すこと。 [圏]物質交代・物質代謝 ②新しいものが古いものに、とって代わること。「政界は―が必要だ」「陳」は、古いものという意味。 **しんつう【心痛】** [名]「ひどく心配して、心を痛めること。深く思いなやむこと。「―のあまり夜もねむれない」 **じんつう【陣痛】** [名]①出産のときの痛み。 ②大きなものごとを完成させるまでの苦しみ。国産みの苦しみ **じんつうりき【神通力】** [名]なにごとも思いどおりにできる、ふしぎな力。「じんずうりき」とも。 [類]超[ちょ]能力 **しんてい【心底】** [名]いつわりのない本心。心の底。真情。「―が見える」 [圏]心底[乱] **しんてい【進呈】** [名][函]人にものをさしあげること。「見本は無料でーします」 [類]進上 >つかいわけ[進呈・贈呈・謹呈]= >個人的な気持ちでおくる場合には「進呈」。「参加者には粗品を進呈」。公的で晴れがましい場合には「贈呈」を使う。「花束を贈呈する」。「謹呈」は、自分の著書などをつつしんでさしあげるときに使う。「拙著[紗]を謹呈いたします」。 **しんてい【新訂】** [名][函]書物の内容や表現を改めて、新しくすること。「辞書の―版を発行する」 **じんていじんもん【人定尋問】** [国]裁判官が、証人尋問の最初に、本人であることを確かめるためにする質問。名前・生年月日・職業などをたずねる。 **しんてき【心的】** [形動]心や気持ちに関するようす。精神的。心理的。「―な変化が見られる」→物的 **シンデレラ** [名]大金持ちと結婚[ぶ]したり、思いがけない幸運にめぐまれた人。無名の境遇から急に脚光をあびるようになった人。「―ボーイ」▽西洋の童話の、主人公の少女の名。不幸な境遇にある娘[むすめ]が、魔法使いの助けでとつぜん王子と結婚する幸運をえるという話から。|Cinderella **しんてん** [日]【伸展】[名]①勢力や範囲[児]などがのびひろがること。また、のばしひろげるこ [伸張と]。「事業が―する」 [圏] **しんてん** [目]【進展】[名][下]」ものごとが進行し、展開すること。すすみひろがること。「議論の―」「捜査が―する」 **しんてん【親展】** [名]封書[ゞ]で、あて名のわきに書くことば。「あて名の人がみずから開いてほしい」という意味。 [圏]親披[咇]・直披[ょく]▽「親」はみずから、「展」はひらく意味。 **しんでん【神殿】** [名]神をまつってある建物。神社の本殿など。 **しんでん【新田】** [名]新しく切り開いてつくった田地。とくに、江戸時代のものについていう。 [本田競]▽江戸時代より前のものは「墾田〜」という。 **しんでんず【心電図】** [名]心臓の活動にともなって起こる電流の変化を、波形の曲線で記録したもの。心臓病の診断[殻]などに用いる。 **しんてんち【新天地】** [名]新しく開かれた世界。あらたな活躍の場所。「―を求める」 [圏] 新世界 **しんでんづくり【寝殿造り】** [名]平安時代の貴族の住宅の様式。寝殿を中心に、東・西・北に対の屋[ゃ]、南に池をつくり、池に臨[。]そんで釣殿を建て、それぞれを廊下でつなぐ。室内は板敷[いょき]で、ついたてなどでしきる。→下段図 **しんてんどうち【震天動地】** [回漢]天地をふるいごかすほど世間[点]をびっくりさせること。「―の大事件」 [團]驚天[碟];動地 **しんと【信徒】** [名]ある宗教を信じている人。信者。 **しんど【深度】** [名]深さの程度。「―五○メートルの海底」 **しんど【進度】** [名]ものごとの進みぐあい。はかどりぐあい。「授業の―」 **しんど【震度】** [名]ある場所における、地震のゆれの程度。0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7の一〇段階。 **しんでんづくり** 北の対の屋 東の対の屋 寝殿 西中門 泉殿 東中門 西の対の屋 釣り殿 遣り水 中島 池 <692> 段階。以前は、無感・微震・軽震・弱震・中震・強震・烈震・激震の八段階。マグニチュードとは別。 **しんどい**[形]骨が折れる。やっかいだ。また、くたびれた。「―仕事」「からだが―」▽関西地方の方言。「しんろう(辛労)」の変化した形。 **しんとう【心頭】**[名]こころ。心の中。「いかり―に発する」 **心頭滅却すれば火もまた涼し** どんな困難も強い心さえもてば、少しも苦しさを感じないですむ。熱いはずの火もすずしく感じる。 **しんとう【神道】**[名]日本固有の宗教。祖先を敬いまつることを基本とする。▽「しんどう」とは読まない。 **しんとう【浸透】**[名・―スル]①液体などがしみとおること。しみこむこと。「―圧」類浸潤②考えかたや習慣などが、しだいにゆきわたること。 **しんとう【親等】**[名]親族のあいだで、血すじのこさの程度を示すことば。自分からみて、親と子供は一親等、きょうだいは二親等、おじ・おば・おい・めいは三親等、いとこは四親等となる。[同]等親▷下段図 **しんどう【神童】**[名]才能がきわめてすぐれている子供。「幼くして―とうたわれる」 **しんどう【振動】**[名・―スル]①ゆれうごくこと。また、ゆりうごかすこと。②物体が一点を中心に往復する運動。「―数」「ふりこが―する」 > ●親等図 **しんどう【震動】**[名・―スル]地震などのように、小刻みにふるえうごくこと。「家鳴[やな]りが―する」 **しんどう【新道】**[名]新しくつくった道。⇔旧道 **じんとう【陣頭】**[名]仕事や活動の場の第一線。「―に指揮をとる」「―に立って働く」[同]最前線▽もと、軍隊の先頭。戦陣のまっさきという意味。 **じんどう【人道】**[名]①人としての正しい道。「―にはずれた行為だ」[同]人倫②人が歩くための道。歩道。⇔車道 **じんどうしゅぎ【人道主義】**[名]人間愛にもとづいて、人類全体の幸福や平等を実現しようとする立場。ヒューマニズム。[類]博愛主義 **じんとうぜい【人頭税】**[名]収入などにかかわらず、全員一律に同額でかける税。 **じんどうてき【人道的】**[形動]人としてなすべき道にかなっているようす。「難民救済は―な行為だ」[類]人間的・道徳的⇔非人道的 **じんとく【人徳】**[名]その人自身にそなわっている徳。他人から信望をえる人がら。「―がある」 **じんどる【陣取る】**[動]①陣を構える。②陣地をとるように、ある場所をしめる。「会場の最前列に―」 **シンドローム**[名]特定の病因や異なる病因によって生じる一群の身体的・精神的な症状。症候群。また、広く病的なまでに異常な一連の身体的・精神的傾向。「ピーターパン―」[symndrome] **シンナー**[名]塗料や接着剤などをうすめるために使う、揮発性の液体。蒸発した気体を吸うと中毒になり、幻覚などの症状が出る。[thinner] **しんに【真に】**[副]ほんとうに。まことに。また、真剣に。「―英雄らしい行動」「―国を思う心」 **しんにち【親日】**[名]他国の人が日本に好意をもち、親しくすること。「―家」[類]知日⇔反日 **しんにゅう【侵入】**[名・―スル]他人の家や他国の領土などに、むりにはいりこむこと。「不法―」[類]闖入 **しんにゅう【進入】**[名・―スル]前進してきて、ある地域の中にはいること。「―禁止」 **しんにゅう【浸入】**[名・―スル]建物などに水がはいること。 **しんにゅう【新入】**[名]会社や団体組織などに新しくはいること。また、新しくはいった人。「―社員」「―生」[類]新入り・新米・新参 **しんにょ【信女】**[名]出家せずに仏教を信仰する女子。また、死後、女子の戒名につける称号。[対]信士 **しんにょ【真如】**[名]仏教で、永久不変の絶対の真理。ものごとを支える、あるがままの真理。▽「真実如常」という意味から。 **しんにん【信任】**[名・―スル]信用してものごとをまかせること。「―投票」「国会の―をえる」⇔不信任 **しんにん【新任】**[名・―スル]ある仕事や立場に新しく任命されること。また、その人。「―の課長」→旧任・先任 **しんにんじょう【信任状】**[名]正式の外交使節であることを証明する文書。 **しんねりむっつり**[名・形動]思っていることを口に出して言わないようす。また、陰気でにえきらない性質やそのような性質の人。 **しんねん【信念】**[名]それが正しいと、かたく信じて疑わない心。「―をもって行動する」[類]信条 **しんねん【新年】**[名]新しい年。一年の始め。正月。「謹賀―」[類]新春⇔旧年 <693> **しんのう【親王】**[名]天皇家の、嫡出[ちゃくしゅつ]の男性の子や孫の呼び名。[対]内親王 **じんのうしょうとうき【神皇正統記】**[作品]一三三九年。北畠親房[きたばたけちかふさ]の作。神代から後村上天皇までの天皇の年代記に親房独自の論評を加えた歴史書。南朝の正統性を主張したものという。 **しんば【新派】**[名]①新しい流派。⇔旧派②「新派劇」の略。明治中期におこった現代劇。川上音二郎[かわかみおとじろう]らが自由民権思想を宣伝するためのしばいを創始したのに始まる。当初、壮士しばいと見なした呼び名。 **シンパ**[名]同情者。共鳴者。とくに、特定の政治的運動を背後で助ける人。シンパサイザー。▽sympathizer から。 **しんび【神秘】**[名・形動]人の知恵でははかりしれないふしぎな現象。「生命の―」「―的」 **しんぱい【心配】**[名・形-動]①<名・スル・形動>気にすること。不安に思うこと。きがかり。「―をかける」「無用の―」類憂慮②<名・スル>世話をすること。めんどうをみること。「就職の―をする」[類]配慮 >「つかいわけ」→「憂慮」を見よ。 **じんばおり【陣羽織】**[名]昔、武士が戦場で、よろいの上に着たそでのない羽織。 **しんばげき【新派劇】**[名]↓「しんぱ②」 **シンパサイザー**[名]↓「シンパ」 **しんばつ【神罰】**[名]神が下す罰。天罰。「―が下る」 **しんはなつみ【新花摘】**[作品]一七九七年。与謝蕪村[よさぶそん]の作。蕪村の句文集を、門人の月渓[げっけい]が挿絵を加えて刊行したもの。 **しんばりぼう【心張り棒】**[名]戸じまりに使うつっかい棒。しんばり。「―をかう」 **シンバル**[名]打楽器の一つ。一対の金属製の円盤を打ちあわせて鳴らす。[cymbals] →図「オーケストラ」 **しんばん【侵犯】**[名・―スル]他国の領土や権利などをおかすこと。「領海―」 **しんばん【新版】**[名]①新しく出版した本。[類]新刊②以前に出版した本の内容や体裁などを改めて、あらたに組みなおして出版したもの。旧版▽新しく版を組みなおしていない、部分訂正や追加によるものは、「改訂版」「増補版」などという。 **しんばん【審判】**[名・―スル]①事件の真相を調べて判断を下すこと。[類]裁判②運動競技で、勝敗や反則の有無をきめること。また、その役の人。[類]ジャッジ・アンパイア・レフェリー **しんばん【親藩】**[名]江戸時代、徳川一門の近親諸大名をさしていう。 **しんび【真否】**[名]真実か真実でないか。ほんとうと、うそ。「―をたずねる」[類]真偽 **しんびがん【審美眼】**[名]美しいものとみにくいものとを見分けることのできる力。 **しんびつ【真筆】**[名]ほんとうにその人が書いたもの。[対]偽筆[にせふで] **しんぴつ【親筆】**[名]身分の高い人がみずから書いたもの。[同]自筆▽「親」は、みずからという意味。 **しんぴょうせい【信憑性】**[名]ものごとをほんとうのこととして信用できる度合い。どこまで信頼できるかという程度。「―のない話」 **しんぴん【新品】**[名]まだ使っていない新しい品物や製品。「―同様の品」⇔中古品・古物 **じんびん【人品】**[名]顔つきや動作が示す、その人の品位。「―いやしからぬ人」「―骨柄」 >「つかいわけ」→「人格」を見よ。 **しんぷ【神父】**[名]キリスト教のカトリックで、司祭を敬った呼び方。ファーザー。パードレ。[対]牧師 **しんぷ【新婦】**[名]結婚したばかりの女性。はなよめ。[対]新郎 **ジンフィーズ**[名]カクテルの一種。ジンに炭酸水・レモンじる・砂糖などをまぜたもの。ジンフィズ。[gin fizz] **しんぷう【新風】**[名]いままでにない新しいやりかたや傾向。「―をふきこむ」 シンフォニー[名]交響曲。[symphony] **しんぶく【心服】**[名・―スル]心から尊敬し、従うこと。「彼に―している」[類]敬服 **しんぶく【心腹】**[名]こころ。胸中。心中。 **心腹に落ちる** なっとくする。合点がいく。 **心腹の友** たがいに胸中を明かしあった親友。 **心腹の病**[やまい] とりのぞくのが困難な敵。▽胸と腹の病気は治りにくいことから。 **しんぶく【振幅】**[名]物体が振動しているときの、中心からの一番遠い点までの距離。 **しんぶく【震幅】**[名]地震計に記録された地震のゆれはば。 **しんふぜん【心不全】**[名]心臓の機能障害によって、血液の供給がじゅうぶんにおこなわれない状態。 **しんぶつ【神仏】**[名]かみと、ほとけ。また、神道と仏教。「―をたのむ」「―混交[こんこう]」 **じんぶつ【人物】**[名]①ひと。人間。「登場―」[類]人②ひとがら。性質。また、入がらや能力がすぐれていること。「非凡の―」[同]器量 **しんぶつこんこう【神仏混交】**[名]→「神仏習合」に同じ。 **しんぶつしゅうごう【神仏習合】**[名]日本古来の神道と、外来宗教の仏教とを結びつけた信仰。奈良時代から神と仏の調和がはかられ、平安時代には、神は仏の仮の姿であると考える本地垂迹[ほんじすいじゃく]説が唱えられた。 **じんぶつぞう【人物像】**[名]性格・行動・容姿などを通してとらえた、その人全体の姿。人間像。「―をうきぼりにする」 **シンプル**[形動]単純なようす。また、素朴な。質素な。「―なデザイン」「―ライフ」[simple] **しんぶん【新聞】**[名]社会の最新の出来事を、多くの人々にできるだけ速く知らせるために、定期的に発行する印刷物。「―記者」「―紙」<かぞえ方>部。 **じんぶん【人文】**[名]人間がつくった文化や文明。「じんもん」とも。⇔自然 **じんぶんかがく【人文科学】**[名]人間の文化に関する学問。また、自然科学・社会科学に対して文化科学。 <694> 学。哲学・歴史学・文学・言語学など。 **しんぶんしゃ【新聞社】**[名]新聞の記事を集め、編集して発行する会社。 **じんぶんしゅぎ【人文主義】**[名]人間を肯定し、人間性を抑圧するものからの解放を目ざす思想や運動。とくに、古代ギリシャ・ローマへの回帰とキリスト教的世界観からの脱却を唱えたルネサンスの代表的な立場。ヒューマニズム。 **しんぶんすう【真分数】**[名]分子が分母より小さい分数。たとえば、1/3や4-5など。[対]仮分数 **しんぶんだね【新聞種】**[名]新聞記事の材料になるような事件やさわぎ。とくに、新聞の社会面にのるような出来事。 **じんべい【甚平・甚兵衛】**[名]男子用の夏の室内着。筒[つつ]そでで、たけも短く、帯を使わない着物。じんべ。 **しんぺん【身辺】**[名]身のまわり。「―を護衛する」「―整理」 **しんぼ【進歩】**[名・―スル]ものごとがよいとされる方向へ進んでいくこと。「―が早い」「文明の―」→退歩 >「つかいわけ」進歩・発展 「進歩」は、質的に価値があると思われる方向へ進むこと。「科学の進歩」。「発展」は、質だけでなく、量的に広がること。「日本経済のめざましい発展」。 **しんぼう【心房】**[名]心臓の上半分。左心房と右心房に分かれ、静脈から血液を受けて心室に送るはたらきをする。 **しんぼう【心棒】**[名]①車輪やこまなど、回転するものの中心となる棒。回転軸。②活動の中心となる人やもの。 **しんぼう【辛抱】**[名・―スル]つらさにたえること。じっとがまんすること。「―強い」[類]忍耐▽「辛棒」は誤り。 **辛抱する木に金がなる** じっとがまんして働いていれば、しぜんとかねがたまるものだ。 **しんぼう【信望】**[名]人々から受ける信用と人望。「―が厚い」「―を集める」 **しんぼう【深謀】**[名]深い見通しをもった考えや計略。「―をめぐらす」[同]深慮 **しんぼう【信奉】**[名・―スル]ある教えや思想などを信じて、たいせつに守ること。「―者」 **じんぼう【人望】**[名]多くの人から、尊敬や信頼を寄せられること。「社内で―を集める」 >「つかいわけ」人気・人望 「人気」は、単に大勢の人に好まれて評判がいいこと。「クラスの人気者」。「人望」は、大勢の人に尊敬されたり信頼されたりすること。「人望を集め、リーダーになる」。 **しんぼうえんりょ【深謀遠慮】**[四漢]遠い将来のことまで深く考えをめぐらして立てた計画。 **しんぼく【神木】**[名]神社の境内などで、とくに神聖視される樹木。▽奈良の春日大社[かすがたいしゃ]の神木は、平安後期、興福寺の僧兵がかざして都にのぼり、朝廷に不満を示すのに使われた。 **しんぼく【親睦】**[名・―スル]たがいに親しむこと。仲よくすること。「―をはかる」「―会」[類]懇親 **シンポジウム**[名]ある問題について複数の人が意見を出し、さらに、聴衆の質問に答える形式の討論会。[symposium] **しんぼてき【進歩的】**[形動]いままでの考えかたや制度などに満足せず、多くは合理主義の立場に立って、もっとよい方向へ進んで変えていこうとするようす。「―な思想」「―教育方針」[類]革新的⇔保守的 **シンボリズム**[名]一九世紀末、フランスでおこった詩の傾向。写実ではなく象徴による表現を目ざす。ボードレールやマラルメらが有名。日本の蒲原有明[かんばらありあけ]や北原白秋[きたはらはくしゅう]などにも影響をあたえた。象徴主義。サンボリスム。[symbolism] **シンボル**[名]ある抽象的なものごとを表現するためのしるし。象徴。「―マーク」「ハトは平和の―」[symbol] **しんぼん【新本】**[名]①人が読んでいない新しい本。[対]古本②新しく出版された本。新刊。 **しんまい【新米】**[名]①その年に収穫した米。⇔古米②始めたばかりで、まだ慣れていないこと。また、未熟な人。[類]新入り・新参 **じんましん【×蕁麻疹】**[名]皮ふに一時的な赤い発疹ができ、かゆくなる病気。食物や薬品などのアレルギーによることが多い。 **しんみ【新味】**[名]いままでにない、新しいおもむきやよさ。あたらしさ。「―がとぼしい」 **しんみ【親身】**[形動]肉親に対するのと同じような心づかいをするようす。「―になって世話をする」▽もと、血縁の近い人、肉親という意味から。 **しんみつ【親密】**[形動]親しくてとても仲がいいようす。「―になる」「―な仲」[類]懇意 **じんみゃく【人脈】**[名]政治や学問などの世界で、考えかたや利害などを同じにする人々のつながりを、山脈にたとえたことば。「―をたどる」 **しんみょう【神妙】**[形動]これまでの態度では考えられないほど、おとなしく、すなおで、感心なようす。「―にしろ」「―な心がけ」 **しんみりと**[副]①もの静かで心細いようす。「昔をふりかえって―と話す」②心が強くうたれ、ものさびしくしずんでいるようす。「犠牲者を思うと―する」 **じんみん【人民】**[名]国家や社会を構成している人々。国民。「―主権」「―戦線」[類]民衆 **人民の人民による人民のための政治** 民主主義の理念をあらわすことば。アメリカ大統領リンカーンが、ゲティスバーグでおこなった演説の一節。 <695> **じんみんこうしゃ【人民公社】**[名]一九五八年に、中国で、地域ごとにつくられた社会組織。産業・行政・軍事・文化の一体化を目ざした。しかし、八二年の新憲法制定にともない解体された。 **じんみんしゅけん【人民主権】**[名]政治を最終的に決定する主権が人民にあること。民主主義を支える根本原理。▽フランスの思想家ルソーは、それが不可譲・不可分のものであることを説いた。 **しんめ【新芽】**[名]春、新しく出てきた芽。若芽。「やなぎの―がふく」 **しんめい【身命】**[名]自分のからだと命。一身。「しんみょう」とも。「―をなげうつ」 **じんめい【人名】**[名]人の名前。「―辞典」 **じんめい【人命】**[名]人間の命。「―にかかわること」「―救助」 **じんめいようかんじ【人名用漢字】**[名]人名用として特別に定められた八六二字の漢字。人名用漢字表ではその読みかたは示されていない。名前として使用できる漢字は、常用漢字二一三六字と合わせて二九九八字である。(二○一五年一月七日) **シンメトリー**[名]左右対称であること。左右相称。[symmetry] **じんめんじゅうしん【人面獣心】**[四漢]人の顔をしながら、心はけもののように冷たい人。また、恩義やはじを知らない人。ひとでなし。「にんめんじゅうしん」とも。 **しんめんもく【真面目】**[名]そのもの本来の姿や価値。真価。「しんめんぼく」とも。「―を発揮する」[類]本領・真骨頂 **しんもつ【進物】**[名]人にさしあげる品物。ギフト。「ご―に最適」[類]贈答品・お遣い物 >「つかいわけ」進物・贈り物 「進物」は、季節のあいさつなど、儀礼的で習慣になっているものをいうことが多い。「お中元の進物用」。「贈り物」は、私的で、気持ちをこめることが多い。「誕生日の贈り物」。 **しんもん【審問】**[名・―スル]①くわしく問いただすこと。くわしくたずねること。②裁判所が関係者に、事情などを述べる機会をあたえ、くわしく聞くこと。 **じんもん【人文】**[名]「人文」に同じ。 **じんもん【尋問・×訊問】**[名・―スル]裁判官や警察官が、証人や被告人などに問いただすこと。「不審―」「誘導―」 **じんもん(陣門)に降**[くだ]る 敵に敗れて降参する。[類]軍門に降る **しんや【深夜】**[名]まよなか。よふけ。「―営業」「―放送」 **じんや【陣屋】**[名]①昔、合戦のとき兵士がねとまりしたところ。②江戸時代の小藩[しょうはん]の大名や郡代・代官の居所。 **しんやくせいしょ【新約聖書】**[名]キリスト教の経典の一つ。イエスの生涯や教えなどが書かれている。四福音[ふくいん]書(=マタイ伝・マルコ伝・ルカ伝・ヨハネ伝)、使徒行伝[ぎょうでん]、使徒たちの手紙、黙示録[もくしろく]からなる。[対]旧約聖書▽イエスが神と人間のあいだにたてた新しい契約の書という意味。「約」は、契約のこと。「新訳聖書」は誤り。 **しんゆう【親友】**[名]おたがいに心から許しあった親しい友達。「無二の―」「―知己」 **しんよう【信用】**[名・―スル]①確かだと思ってうけいれること。「きみのことばを―する」[類]信認②現在のようすから判断して、将来もまちがいを起こさないと推測できること。「店の―にかかわる」 >「つかいわけ」→「信頼」を見よ。 **しんようがし【信用貸し】**[名]保証や担保なしで、相手を信用して金品を貸すこと。 **しんようきんこ【信用金庫】**[名]信用金庫法にもとづく会員組織の中小金融機関。事業地域や、会員以外への貸し出しが制限されている。 **しんようくみあい【信用組合】**[名]「信用協同組合」の略。中小企業経営者などの組合員に資金を貸しつけ、また、預金の便宜をはかる機関。 **しんようじゅ【針葉樹】**[名]針のような形の葉をもつ樹木。常緑樹の高木が多い。マツ・スギ・ヒノキなど。[対]広葉樹 **しんようわかしゅう【新葉和歌集】**[作品]一三八一年。宗良親王[むねよししんのう]の撰。南朝が北朝に対抗して編集した準勅撰[じゅんちょくせん]和歌集。新葉集。二○巻。 **しんらい【信頼】**[名・―スル]相手を信じてたよること。「―を裏切る」「国民の―にそう」「―性に欠ける」 >「つかいわけ」信頼・信用 「信頼」は、「信用」して疑わないだけでなく、その人がたよりになる人だと思われること。「会社の信用を落とす」「彼は信頼するにたる人物だ」。 **しんらつ【辛辣】**[形動]文章やことばなどが、するどく相手につきささるように厳しいようす。「―な批評」[類]痛烈 **しんらばんしょう【森羅万象】**[四漢]この世のすべてのものごとや現象。[類]万物▽「森羅」は、限りなく並びつらなるという意味。 **しんらん【親鸞】**[人名]一一七三—一二六二年。鎌倉初期の僧。浄土真宗の開祖。法然[ほうねん]に入門し、のち、他力[たりき]による極楽往生[ごくらくおうじょう]を説き、悪人正機[あくにんしょうき]の説を唱えた。著書に「教行信証[きょうぎょうしんしょう]」、語録として「歎異抄[たんにしょう]」がある。 **しんり【心理】**[名]心のはたらき。意識の動き。「―的効果をねらう」「群集―」 **しんり【真理】**[名]ほんとうのこと。正しい道理。だれもが正しいとする事実や法則。「永久不変の―」 **しんり【審理】**[名・―スル]裁判で、法律にもとづいて判断するために、事実関係をくわしくとり調べること。「―を進める」 <696> **しんりがく【心理学】**[名]人間や動物の、意識と行動とのかかわりなどを研究する学問。「児童―」 **じんりきしゃ【人力車】**[名]客を乗せて車夫[しゃふ]が引いて走る二輪車。明治時代から昭和の初めにかけて用いられた。 **しんりしょうせつ【心理小説】**[名]人物の心理描写に重点を置き、感情や心理を細かく解剖・分析してえがいた小説。おもに、スタンダールをはじめフランス文学が伝統的に用いた手法。 **しんりそうしゅぎ【新理想主義】**[名]一九世紀後半からおこった哲学的な思潮。自然主義や唯物論に反対して精神的な充実や理想を重視した。日本では白樺派の運動をさす。 **しんりびょうしゃ【心理描写】**[名]人物の微妙な心の動きや意識の変化をえがくこと。 **しんりゃく【侵略・侵掠】**[名・―スル]他国に侵入して武力で領土をうばいとること。「―戦争」 **しんりょ【深慮】**[名]深く思いめぐらすこと。また、深い考え。「―遠謀」⇔浅慮 **しんりょう【診療】**[名]診察と治療。「―所」 **しんりょく【深緑】**[名]こい緑色。ふかみどり。 **しんりょく【新緑】**[名]初夏のころの若葉のみずみずしい緑。「―が燃える」「―の候となりました」 **じんりょく【人力】**[名]人間の能力。人間の力。「―のおよぶところにあらず」▽「人力車」の場合は「じんりきしゃ」と読む。 **じんりょく【尽力】**[名・―スル]ものごとをやりとげるため、力をつくすこと。「文化交流に―する」 **しんりん【森林】**[名]木のたくさんおいしげっているところ。「―開発」「―浴」「―公園」 **じんりん【人倫】**[名]①人間の守るべき道徳。人としての道。「―にもとる(=反する)」[類]人道②人間と人間との関係。また、人間一般。 **しんりんよく【森林浴】**[名]森林の中で、新鮮で澄んだ空気にふれ、気分をさわやかにすること。 **しんるい【親類】**[名]家族以外の、血すじや結婚でつながっている人々。「―づきあい」「―縁者」[類]親族・親戚・身内 **じんるい【人類】**[名]人間を他の動物から区別していうことば。生物学的には霊長目[れいちょうもく]ヒト科の哺乳動物。ホモサピエンス。「―初の快挙」「文化―学」 >「つかいわけ」→「人間」を見よ。 **じんるいあい【人類愛】**[名]特定の個人に対してではなく、人類全体に対する愛情。 **しんるいづきあい【親類付き合い】**[名]親類相互の間でのつきあい。また、親類同然の親しいつきあい。 **しんれい【心霊】**[名]肉体とは別に存在していると考えたときの、心や、そのはたらき。たましい。また、現代科学では説明できないふしぎな精神現象。テレパシーなど。「―術」「―写真」 **しんれき【新暦】**[名]太陽暦のこと。陽暦。[対]旧暦▽日本では一八七二年一二月に旧暦を廃して採用した。 **しんろ【針路】**[名]船や飛行機などが進むべき方向。磁針によって測定したコース。「北に―をとる」 **しんろ【進路】**[名]これから進んでいく方向・方面。「台風の―にあたる」「―指導」⇔退路 **しんろう【心労】**[名・―スル]心配しすぎたために起こる、心のつかれ。「―が重なってたおれる」 **しんろう【辛労】**[名・―スル]ひどい苦労。ほねおり。「辛苦―」 **しんろう【新郎】**[名]はなむこ。結婚式などでいう。[対]新婦 **しんろうまんしゅぎ【新浪漫主義】**[名]自然主義に反対する立場の考えかた。快楽を好む傾向が強い。耽美主義。谷崎潤一郎[たにざきじゅんいちろう]・永井荷風[ながいかふう]の小説、北原白秋[きたはらはくしゅう]の詩など。 **じんろく【甚六】**[名]お人よしでおろかな長男をからかっていう語。「総領の―」 **しんわ【神話】**[名]①昔から伝えられた、その民族の神を中心とする伝説や説話。「ギリシャ―」②根拠がないのに、多くの人に正しいと信じられていること。また、非合理的な理念や固定観念。「絶対不敗の―」 **す**[子]→「し」 **す**[素]→「そ」 **す【州・×洲】**[名]海・川・湖などの底に土砂がたまって島のように水面にあらわれたところ。「三角―」 **す【素】**[名]①<造語>とくに構えたりかざったりしないこと。「―で演じる」「―のまま」①<造語>[「素~」の形で]①他のものが加わらず、そのままであること。「―手」「―うどん」「―どまり」②特別な用意をしないこと。「―語り」「―おどり」③何のかざりもない、みすぼらしいなどの軽べつの意味をそえる。「―かんぴん」「―浪人[ろうにん]」④その性質がすべてそのままあらわれているようす。「―早い」「―っとんきょうな声」 **す【巣】**[名]①鳥・けもの・虫などのすみか。「―づくり」②人が住みつくところ。「二人の愛の―」③よくない者の出入りするところ。「不良の―」 **す【酢・×醋】**[名]酢酸をふくむ、すっぱい味の液体調味料。「米―」「三杯―[さんばいず]」 **ず【図】**[名・ズ]ものの形や状態・関係などをわかりやすくえがいたもの。絵。「―で示す」「山水の―」[名]ようす。光景。「とても見られた―ではない」[―スル・ズ]本。地図。②考えをめぐらす。はかる。また、計画。 <697> **ずあん【図案】** 工芸品などで、それにふさわしい形・色・模様の組みあわせなどをえがいたもの。デザイン。 **すい[水]** 水・0画 全4画 水水水 ●みず。②海・川・湖など、みずのある場所。③みずのような液状のもの。④「水素」の略。⑤「水曜日」の略。 スイ ①水泳[すいえい] 水温[すいおん] 水道[すいどう] 飲料水[いんりょうすい] 洪水[こうずい] ②水陸[すいりく] 行雲流水[こううんりゅうすい] 山水[さんすい] ③洪水[こうずい] 水銀[すいぎん] 香水[こうすい] ④水爆[すいばく] みず 水掛け論[みずかけろん] 寝耳に水[ねみみにみず] 水辺[みずべ] **すい[垂]** 土・5画 垂垂垂垂 ①ぶらさがる。たれる。たらす。②上の人が下の者に残ししめす。 スイ 垂直[すいちょく]、胃下垂[いかすい] 懸垂[けんすい] 垂下[すいか] 垂線[すいせん] ②垂訓[すいくん] 垂迹[すいじゃく] 垂範[すいはん] たれる・たらす 釣り糸を垂れる[たれる] 垂れ幕[たれまく] 枝垂れ桜[しだれざくら]/帯を垂らす[たらす] **すい [推]** ・8画 全11画 推推推推 ◎前方へおし進める。②おしはかる。③よいものとして人にすすめる。 スイ 推移[すいい]、推進[すいしん] ②推測[すいそく] 推量[すいりょう] 邪推[じゃすい] 類推[るいすい] ③推挙[すいきょ] 推奨[すいしょう] 推薦[すいせん] おす 会長に推す[おす] **すい [吹]** 口・4画 吹吹吹吹 口をすぼめて息をはく。風がふく。また、管楽器を鳴らす。 スイ 吹奏[すいそう] 吹鳴[すいめい] 鼓吹[こすい] ふく 口笛を吹く[ふく] **すい [炊]** 火・4画 全8画 炊炊炊炊 食物を煮る。 スイ 炊事[すいじ], 炊飯器[すいはんき] 自炊[じすい] 雑炊[ぞうすい] たく 飯を炊く[たく] **すい[帥]** 巾・6画 全9画 帥帥帥帥 軍隊を率いる。また、率いる人。かしら。▽「師」(=先生)」は別字。 スイ 元帥[げんすい] 総帥[そうすい] 統帥[とうすい] **すい [粋】(粹)** 米・4画 全10画 粋粋粋粋 ①まじりけがない。②主要な部分。えりすぐったもの。「最新技術の―を集める」③世の中のことや人情がよくわかり、気がきいていること。風流であること。いき。「―をきかす」→野暮[やぼ] スイ 生粋[きっすい] 純粋[じゅんすい] ②精粋[せいすい] 抜粋[ばっすい] ③粋人[すいじん] 無粋[ぶすい] **すい[衰]** 衣・4画 全10画 衰衰衰衰 勢いがなくなる。おとろえる。↔盛[せい] スイ 衰弱[すいじゃく] 衰退[すいたい] 衰亡[すいぼう] 栄枯盛衰[えいこせいすい] 老衰[ろうすい] おとろえる やせ衰える[やせおとろえる] **すい[酔】(酔)** 酉・4画 全11画 醉醉醉醉 ●酒・薬・乗り物などによう。②ものごとに夢中になり、酒によったように、心がうっとりする。 スイ 酔眼[すいがん] 酔狂[すいきょう], 酔生夢死[すいせいむし] 酔漢[すいかん] 泥酔[でいすい] 麻酔[ますい] ②心酔[しんすい] 陶酔[とうすい] よう 音楽に酔う[よう] 二日酔い[ふつかよい] <698> **すい[遂]** [遂遂遂遂] 元・9画 全12画 なしとげる。やりとおす。▽「逐[ちく](=追う)」は別字。 スイ 遂行完遂既遂未遂[い] とげる 成し遂[と]げる 遂[つい]に **すい[睡]** [睡睡睡睡] 目・8画 全 ねむる。 スイ 睡魔、睡眠[忿]午睡[ㄏㄤˇˇ]昏睡[烹]熟睡[ほ] **すい[穂](穂)** [穗穗穗穗] 禾・10画 全15画 イネ・ムギ・ススキなどの茎[くき]のさきの、花や実のついた部分。ほ。また、そのような形をしたもの。 スイ 穂状[花穂]が出穂[ゅっ]灯穂[もら] 稲穂[駅ぇ]落ち穂拾い **すい[錘]** [錘錘錘錘] 金・8画 全16画 ●糸をつむぐ道具。また、巻きとった糸の数を数えることば。「絹糸五万―」②さおばかりのおもり。 スイ 紡錘 ②鉛錘[つむ] 錘[おもり] **すい[彗]** [彗彗彗彗] 羽・8画 全14画 ほうきぼし。 スイ 彗星 **すい[翠]** [翠翠翠翠] ヨ・8画 全11画 ●水鳥のカワセミ。② みどりいろ。 スイ 翡翠翠色[げぶく]翠嵐翠柳 **ずい[随](隨)** [随随随随] ・9画 全12画 ①あとからついていく。したがう。②思いのままに。 ズイ 随員[点] 随行[試]追随[灬]付随 ②随意[げ]、随時、随所随筆[竺] 半身不随[視] 随[したが]う意の随[まま] 波の随[まにまに] 随神[かんながら] **ずい[髄](髓)** [髓髓髄髄] 骨・9画 全19画 ●動物の骨や植物の茎[くき]の中心のやわらかいところ。「葦[もの]―から天井のぞく」「寒さが骨の―までしみる」「骨の―までくさっている(=根っからの悪人だ)」②ものごとの中心部や重要部。 ズイ 骨髄脊髄[鵞]脳髄 ②心髄真髄[神髄灬]精髄[灬] **ずい[瑞]** [瑞瑞瑞瑞] 王・9画 全13画 ●天子が諸侯[設]を任命したしるしの玉[ぎょく]。②めでたいしるし。③みずみずしい。 ズイ 瑞玉[~]②瑞雲[然]瑞兆瑞夢祥[瑞れは] みず 瑞枝瑞垣瑞穂 ●瑞西[双],瑞典[ェー] **すい【粋】** [名]漢字項目を見よ。 **すい【酸い】** [名]酸味がある。すっぱい。 >酸いも甘[ぁ]まいもかみわける 多くの経験を積んで、世間[だ]や人情を知りつくしている。 **ずい【髄】** [名]漢字項目を見よ。 **すいい【水位】** [名]ある基準の面から測った、川・海・湖沼[により]・ダムなどの水面までの高さ。「豪雨で―が上がる」 **すいい【推移】** [名][函]時がたつにつれて、ものごとの状態が移りかわること。「時代の―」「事態の―を見守る」 **ずいい【随意】** [名][形動]なににもしばられず、自分の思うまま。「どうぞごーに」「―筋[きん]」 [邇]勝手[ぃっ]・任意・恣意[to] **すいいき【水域】** [名]海や湖などの水面上の一定の区域。「危険―」 **ずいいち【随一】** [名]多くの中でいちばんすぐれていること。また、いちばんすぐれているもの。「日本―の山」「当代―の名人」 **スイート** [形動]①あまい。あまくち。「―コーン」 ②かわいらしい。「―ガール」「sweet **スイートハート** [名]恋人[怨]。愛人。一sweetheart **スイートピー** [圏]マメ科のつる性一年草。春、チョウのはねのような白・ピンク・むらさきなどの花が咲き✓ sweet pea **スイートホーム** [名]愛情あふれる楽しい家庭。とくに、新婚[説]家庭。一sweet home **スイートポテト** [名]サツマイモ。とくに、サツマイモを裏ごしして味つけし、焼いたもの。一sweet potato **ずいいん【随員】** [名]地位の高い人のお供をして、その仕事を助ける人。とくに、外交使節などに随行する人。「大使のーとして同行する」 **すいうん【水運】** [名]船で人や貨物を運ぶこと。「―の便がよい」 [圏]海運 [↔]陸運 **すいうん【衰運】** [名]おとろえていく傾向[ぶ]や運命。「―をたどる」 [対]盛運 **ずいうん【×瑞雲】** [名]めでたいしるしとされる雲。また、めでたいことの起こるきざし。「五色の―がたなびく」 **すいえい【水泳】** [名]「およぐこと。「寒中―」 [圏]遊泳 **すいあげる【吸い上げる】** [下]①吸いこんで上方〈あげる。「地下水をー」 ②人のえた利益などをとりあげて自分のものにする。「利益を―」 [類]搾取する ③他人の意見などをとりあげる。「会員の声を―」 **すいあつ【水圧】** [名]水の圧力。「―が高い」「―機」 **すいえき【×膵液】** [名]膵臓でつくられ、十二指腸に <699> **すいえん【水煙】**[名]①みずけむり。「―を上げる」[類]水しぶき②五重の塔などの九輪[くりん]の上部にある、火炎の形をしたかざり。 **すいえん【炊煙】**[名]炊事をするときにかまどから出るけむり。「―が立つ」 **すいえん【垂涎】**[名]↓「すいぜん」 **すいおん【水温】**[名]水の温度。「―計」 **すいか【水火】**[名]みずと、ひ。また、洪水と火災。「すいかく」とも。 **水火の争い** たがいに仲の悪い者どうしの争い。 **水火も辞さない** どんな困難があってもやりとげようとする。 **すいか【西瓜・水×瓜】**[名]ウリ科の一年生つる草。果実は丸く大形で、果肉は紅色や黄色など。水分が多くてあまい。夏の代表的なくだもの。▽植物学では、メロンやウリなどと同様、野菜の仲間である。黄色のスイカが先祖といわれる。 **すいか【×誰何】**[名・―スル]「だれか」と声をかけて、名前をただすこと。古い言い方。「やみの中で―する」 **すいがい【水害】**[名]洪水などによる被害。「十年来の―に見まわれる」[類]水禍・水難 **すいがい【透垣】**[名]タケや板で、あいだを少しすかしてつくったかき根。「すいがき」とも。▽「すきがき」→「すいがき」→「すいがい」と変化した形。 **すいかしんとう【垂加神道】**[名]江戸初期、山崎闇斎[やまざきあんさい]が始めた神道。儒学と神道を統合して、皇統の守護を唱えた。その天皇崇拝の思想は、のちの尊王運動に影響をあたえた。 **すいがら【吸い殻】**[名]タバコを吸ったあとの燃えさしの部分や灰。「―をしまつする」 **すいかん【水干】**[名]狩衣[かりぎぬ]の一種。胸・そで・そでつけにそれぞれ二つずつ菊綴[きくとじ]のかざりがある。えりに付いた二本のひもを結んで着る。もとは庶民の平服であったが、武士も用い、貴族も内々に着用した。 **すいかん【酔漢】**[名]酒に酔った男。よっぱらい。「―にからまれる」 **すいがんもうろう【酔眼×朦朧】**[四漢]酒に酔って目つきが定まらず、ものがはっきり見えないようす。 **ずいき【随喜】**[名・―スル]心から喜んでありがたがること。「―のなみだを流す」「―渇仰[かつごう](=ありがたく信仰すること)」 **ずいき【芋茎】**[名]サトイモの茎[くき]。赤むらさき色で、干したものを「いもがら」という。食用。 **すいきゃく【酔客】**[名]酒に酔った人。よっぱらい。 **すいきゅう【水球】**[名]プールで泳ぎながら、ボールを相手ゴールに投げいれて得点を争う、ハンドボールに似た水上競技。一チーム七名。ウォーターポロ。 **すいぎゅう【水牛】**[名]ウシ科の哺乳動物。水辺にすみ、草食性。インド・ミャンマー・タイなどで運搬用・耕作用に飼育される。 **すいきょ【推挙】**[名・―スル]その地位や仕事などにふさわしい人物としてすすめること。「横綱に―する」[同]推薦・推奨 **すいきょう【水郷】**[名]↓「すいごう」 **すいきょう【酔狂・粋狂】**[名・形動]ものずき。「―にもほどがある」「―人」[類]好事家・酔興 **すいぎょ(水魚)の交**[まじ]わり 非常に親密な交際。▽水と魚は切っても切れない関係にあることから。 **すいぎん【水銀】**[名]金属元素の一つ。ただ一つ常温で液状の金属。有毒だが、温度計・蛍光灯・医薬品などに広く使う。元素記号Hg **すいくち【吸い口】**[名]①口で吸う部分。とくに、キセルや巻きタバコの口にくわえるところ。→図「キセル」②吸いものにうかせて、かおりをそえるもの。ユズの皮やサンショウの芽など。[類]つま **すいくん【垂訓】**[名]弟子などに対し教えを示すこと。また、その教え。「山上の―」 **すいぐん【水軍】**[名]昔、水上での戦いを主とした軍隊。海軍。 **すいけい【水系】**[名]川の本流とそれに合流するすべての支流。「利根川―」 **すいけい【推計】**[名・―スル]計算によって数量を推定すること。「十年後の人口の―」 **すいげん【水源】**[名]川などの水が流れでるもと。みなもと。「―地」 **すいこう【水耕】**[名・―スル]土を使わずに、養分をとかした水溶液で植物を育てること。水栽培。[同]水耕法 **すいこう【推考】**[名・―スル]おしはかって考えること。 **すいこう【遂行】**[名・―スル]最後までやりとげること。「責務を―する」▽「ついこう」と読むのは誤り。 >「つかいわけ」遂行・成就・達成 「遂行」は、あたえられた仕事などを終わりまでやりとげること。「任務を遂行する」。「成就」は、願い望んでいたことをやりとげること。「願いごとが成就する」。「達成」は、目標をじゅうぶんなしとげること。「売り上げ目標を達成する」。 **すいこう【推敲】**[名・―スル]詩や文章の内容や表現がよくなるように、何度も考えを練ってつくりなおすこと。「―を重ねた作文」▽中国、唐の詩人の賈島[かとう]が「僧は推す月下の門」の句をつくったが、「推(おす)」を「敲(たたく)」にするかどうか、さんざん迷って韓愈[かんゆ]に聞いた結果、「敲」の字にきめたという故事から。 **すいごう【水郷】**[名]川や湖に沿った町村で、景色もいいところ。「すいきょう」とも。「―柳川」 **ずいこう【随行】**[名・―スル]えらい人につきしたがっていくこと。また、その人。「―員」 **すいこでん【水滸伝】**[作品]一五一○年ころ。中国、明の施耐庵[したいあん]の長編小説。宋江[そうこう]を首領として、一○八人の豪傑が梁山泊[りょうざんぱく]にたてこもり、悪徳官吏をこらしめる話。中国四大奇書の一つ。 **すいこてんのう【推古天皇】**[人名]五五四—六二八年。在位、五九二—六二八年。欽明天皇の第三皇女。敏達天皇の皇后。日本最初の女帝。聖徳太子を皇太子・摂政として政治をおこない、飛鳥[あすか]文化を築いた。 <700> **すいこむ【吸い込む】**[動]①液体や気体を吸って中に入れる。「新鮮な空気を―」②人やものを包みこんだり、ひき入れたりする。「霧の中に吸い込まれる」 **すいさいが【水彩画】**[名]水でとく絵の具でかいた絵。[対]油彩画 **すいさつ【推察】**[名・―スル]相手の気持ちや事情をおしはかったり、思いやったりすること。「―するにかたくない」[類]推測・推量・推理・推定 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **すいさん【水産】**[名]海や川などで産すること。また、魚・貝・海藻など。「―資源」「―試験場」[類]海産 **すいさん【推参】**[名・形動]①<名・・スル>招かれてもいないのに、自分からおしかけること。また、とつぜん訪問することのへりくだった言い方。「早朝より―し失礼しました」①<形動>さしでがましいようす。ぶしつけだ。「この―者」「―ながらおたずねしたい」「文章語。 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **すいさんかナトリウム【水酸化ナトリウム】**[名]白色半透明の固体。空気中に放置すると、水蒸気を吸収してとける(=潮解)。水溶液はアルカリ性を示し、タンパク質を変質させる。合成繊維やせっけんに使う。苛性ソーダ。 **すいさんぶつ【水産物】**[名]海や川などでとれる魚・貝・海藻など。また、その加工品。[同]海産物 **すいし【水死】**[名・―スル]水におぼれて死ぬこと。「―体があがる」[同]溺死 **すいじ【炊事】**[名・―スル]食物のにたきをして、食事のしたくをすること。「―当番」 **ずいじ【随時】**[名]①いつでも気の向いたときに。「必要なら―出むきます」「―入会できる」[類]常時②適当なときに。必要などに応じた、そのときどきに。「同人雑誌を―発行する」[類]適宜 **すいしつ【水質】**[名]水の成分や性質。「―検査」 **すいしゃ【水車】**[名]川の流れや落ちる水の力を利用して製粉などに使うしかけの車。みずぐるま。「―小屋」 **すいじゃく【衰弱】**[名・―スル]体力などがおとろえて弱くなること。「神経―」 **すいじゃく【垂×迹】**[名・―スル]仏や菩薩などが衆生[しゅじょう]を救うために、かりに神や人間の姿となってあらわれること。「本地―」 **すいしゅ【水×腫】**[名]からだの組織のすきまなどに、水分やリンパ液がたまること。水気[すいき]。むくみ。 **すいじゅん【水準】**[名]ものごとの価値や能力などの程度を判断する基準。「学力の―が高い」「文化―」 **すいじゅんき【水準器】**[名]面が水平かどうかを調べる道具。水平器。 **すいじゅんてん【水準点】**[名]土地の高さを測量するときの基準となる点。日本では国道や県道に沿って約二㌔ごとに石柱を設置して示す。地形図では□印。 **ずいしょ【随所・随処】**[名]いたるところ。あちこち。「―に誤りが見られる」 **すいしょう【水晶】**[名]石英[せきえい]が六角柱状に結晶したもの。不純物がまじると、むらさき・黒などの色がつく。印材・装身具・光学器械などに用いる。 **すいしょう【推奨】**[名・―スル]すぐれている点をほめて、それを人にすすめること。「先生ご―の本」 **すいしょう【推賞・推称】**[名・―スル]よいものとして人に向かってほめること。「―のことばを並べる」 **すいじょう【水上】**[名]水の上。水面。水辺。「―スキー」「―競技」「―警察」⇔陸上 **すいじょうき【水蒸気】**[名]水が蒸発してできた気体。また、それが冷えた、けむりのようなもの。蒸気。 **すいじょうきょうぎ【水上競技】**[名]競泳・シンクロナイズドスイミング・飛び込み・水球など、プールでおこなうスポーツ。[対]陸上競技 **すいしょうたい【水晶体】**[名]眼球の中にある凸レンズ形のすきとおったもの。光を屈折させて網膜も上に物体の像を結ばせる。♪図「め(目)」 **すいしょく【水食・水×蝕】**[名]波や雨水など、水が地表を少しずつけずって浸食していくこと。「―作用」[類]海食 **すいしん【水深】**[名]水の深さ。水面から水底までの垂直距離。「―二〇メートル」 **すいしん【推進】**[名・―スル]力を加えて前方へおし進めること。ものごとを積極的に進めていくこと。「―力」「省エネ―運動」 **すいじん【水神】**[名]水をつかさどる神。また、火を防ぎまもる神。水天。 **すいじん【粋人】**[名]①風流を好む人。②世の中のありさまや人の情け、男女のことなどをよくわきまえた、ものわかりのいい人。③芸者や芸人などのことに通じている人。通人。 **ずいじん【随身】**[名]身分の高い人のお供をすること。また、お供をして警護する人。古い言い方。▽今は「随行」、また「随員」という。 **すいしんき【推進器】**[名]船や航空機などを前におし進めるための装置。スクリューやプロペラなど。 **スイス**[国]正式国名は、スイス連邦。ヨーロッパ中央部、アルプス山脈の北側にある連邦共和国。永世中立国で、国際機関の本部が多い。アルプスの移牧や、精密機械工業が盛ん。国際的な金融業でも知られる。面積約四万一○○○平方㌔。首都ベルン。主要言語、ドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語。▽「瑞西」と当てる。 **すいすい**[副]とどこおりなく軽やかに動くようす。また、ものごとが順調に進行するようす。「―泳ぐ」「―と仕事をかたづける」[類]らくらく **すいせい【水生・水棲】**[名]動植物が水中に生えたり、生活したりすること。「―動物」[対]陸生 **すいせい【水星】**[名]太陽にいちばん近く、もっとも小さい惑星。直径は地球の約三分の一。ほぼ三か月で太陽を一周する。 **すいせい【水勢】**[名]水や川の流れる勢い。「―が強い」[類]流勢 <701> **すいせい【×彗星】**[名]太陽に近づいたとき尾をひくことのある、太陽系内の天体。ほうきぼし。「ハレー―」▽急に才能をあらわした人のたとえに使う。「―のごとくあらわれた新人」。昔は、彗星があらわれると戦争など悪いことが起こるとされ、不吉の前ぶれとおそれられた。 **すいせいがん【水成岩】**[名]堆積岩[たいせきがん]の大部分を占しめる岩。砂などが川や海の底に積もってできる。 **すいせいむし【酔生夢死】**[四漢]なんの業績もあげずに、無意味に一生を終わること。つまらない一生。「―の生涯」▽酔っぱらって夢を見ただけで死ぬという意味。 **すいせん【水仙】**[名]ヒガンバナ科の多年草。細長い茎[くき]のさきに、白や黄色の花をつける。 **すいせん【水洗】**[名・―スル]水で洗うこと。水で洗いなかすこと。「―便所」 **すいせん【垂線】**[名]直線や平面と垂直に交わる直線。垂直線。 **すいせん【推薦】**[名・―スル]自分がよいと思った人やものを、他人にすすめること。「―入学」[類]推挙・推奨 **すいぜん【垂涎】**[名・―スル]よだれを垂らすこと。また、あるものをひどく欲しがること。「すいえん」とも。「―の的[まと]」 **すいそ【水素】**[名]非金属元素の一つ。色もにおいも味もなく、いちばん軽い物質。燃えると酸素と化合して水になる。アンモニアの合成原料などに使う。元素記号H **すいそう【水葬】**[名]死体を海などの水中にしずめてほうむること。ほかに、火葬・土葬・風葬など。 **すいそう【水槽】**[名]水をためておく、すえ置きの入れもの。タンク。「―で魚を飼う」 **すいそう【吹奏】**[名・―スル]笛やラッパなどの管楽器をふいて演奏すること。「―楽団(=ブラスバンド)」 **すいぞう【×膵臓】**[名]胃の後ろにあって膵液を出す器官。血液中の糖分を調節するインシュリンというホルモンも分泌する。図「ないぞう(内臓)」 **すいそうがく【吹奏楽】**[名]管楽器を主体に、打楽器を加えておこなう合奏。 **ずいそう【随想】**[名]心にうかぶ考えや思い。また、それらを書きとめた文章。「―録」[類]随筆 **すいそく【推測】**[名・―スル]すでに知っていることをもとにして見当をつけること。「―の域を出ない」[類]推量・推理・推察・推定 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **すいぞくかん【水族館】**[名]水中にすむ生物を飼って、人に見せるようにした施設。すいぞっかん。アクアリウム。 **すいそばくだん【水素爆弾】**[名]水素原子が核融合したときに生じる高エネルギーを利用してつくる爆弾。原子爆弾の約一○○○倍の力をもつ。略して「水爆」とも。 **すいたい【衰退・衰頹】**[名・―スル]おとろえて、しだいに勢いがなくなること。「農業の―」[類]衰微・衰亡▽文化や社会のありさまについて用いる。人間の体力などについては「衰弱」という。 **すいたい【酔態】**[名]ひどく酒に酔ったようす。「―をさらす」 **すいちゅう【水中】**[名]水の中。「―花」「―カメラ」 **すいちゅうよくせん【水中翼船】**[名]船底に翼[よく]があって、スピードが増すにつれてうきあがり、高速で走るしくみの小型の船。ハイドロフォイボート。 **ずいちょう【×瑞兆】**[名]国家にとってめでたいことの前ぶれ。めでたい前兆。[類]吉兆 **すいちょく【垂直】**[名・形動]①重力の方向に垂れていること。[類]鉛直[たい]水平②直線や平面に対して直角の方向であること。「―とび」「―線」 **すいちょくしこう【垂直思考】**[名]問題を解決するのに常識的なわくの中で考えること。[対]水平思考 **すいちょくりちゃくりくき【垂直離着陸機】**[名]→「ブイトール」 **すいつく【吸い付く】**[動]①吸うように、ぴたりとくっついてはなれない。「たこが―」②いつも吸って、吸いなれている。 **すいつける【吸い付ける】**[動]①吸うようにして密着させる。また、吸ってタバコの火をつける。 **スイッチ**[名]①<名>電流を流したり止めたりする装置。「―を入れる」①<名・・スル>他のものに切りかえること。[switch] **スイッチバック**[名]列車が進行方向を前後に変えて、折り返しながら、急な斜面をジグザグ形に登りおりすること。[switchback] **スイッチヒッター**[名]野球で、左右どちらの打席でも打てる打者。[switch-hitter] **すいてい【水底】**[名]海・川などの水の底。みずそこ。みなそこ。海底 **すいてい【推定】**[名・―スル]①すでにわかっていることをもとに、こうだとかりにきめること。「―年齢」[類]推測・推量・推察・推理 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 [助動]文法根拠もや確信があってものごとをおしはかる気持ちをあらわす言いかた。口語では、動詞・形容詞の終止形や、形容動詞の語幹・名詞に助動詞「らしい」を付けてあらわす。「雨が降るらしい」「あの人影は父らしい」。また、文語では「らし」を付けてあらわす。 **すいてき【水滴】**[名]①水のしずく。水のしたたり。②すずりにさす水を入れておく、水入れ。 **すいでん【水田】**[名]イネなどをつくる、水を入れた田。「みずた」とも。[対]陸田 **すいとう【水筒】**[名]飲み水などを入れて持ちあるく容器。 **すいとう【水痘】**[名]ウイルスによって感染する子供の急性感染症。発熱して全身に小さな水疱[すいほう]が生じ、かゆい。みずぼうそう。 **すいとう【水稲】**[名]水田でつくるイネ。[対]陸稲 **すいとう【出納】**[名]支出と収入。金銭やものの出し入れ。「―係」 **すいどう【水道】**[名]①ダムなどから飲料水や工業用水を供給する設備。上水道。 <702> ②海で、両方を陸ではさまれてせまくなっている部分。「紀伊―」[類]海峡 **すいどう【×隧道】**[名]トンネル。「ずいどう」とも。 **すいとる【吸い取る】**[動]①吸いだしたり、しみこませたりする。「養分を―」「汗を―」②他人の利益などを、苦労しないで自分のものにする。「もうけを―」 **すいとん【水団】**[名]小麦粉に水を加え、だんご状にしたものを実にしたしる。 **すいなん【水難】**[名]洪水や高潮などによる災難。また、難破や水死など、水上であう災難。[類]水害・海難 **すいのみ【吸い飲み・吸い×呑み】**[名]病人がねたまま水などを飲むのに使う容器。きゅうすに似ているが、つぎ口が長い。 **すいばいか【水媒花】**[名]花粉が水面にうかんで運ばれ、めしべにつき受粉する水生植物。キンギョモ・クロモなど。▽ほかに、風媒花・虫媒花など。 **すいばく【水爆】**[名]「水素爆弾」の略。 **すいはん【垂範】**[名・―スル]模範を示すこと。てほんを示すこと。「率先―」 **すいばん【水盤】**[名]花を生けるのに使う、浅くて広い陶器や金属でできた器。 **ずいはん【随伴】**[名・―スル]①お供をしてつきしたがうこと。[類]随行②あることにともなって生じること。「―作用」 **すいび【衰微】**[名・―スル]おとろえて勢いが弱くなること。[類]衰退・凋落 **ずいひつ【随筆】**[名]見聞きしたことや、心にうかんだことを自由に書いた文章。エッセー。[類]随想 **すいふ【水夫】**[名]船員。とくに、雑役に従う下級船員。[類]船乗り▽古くは「かこ」とも読む。 **すいぶん【水分】**[名]ものの中にふくまれている水。また、その水の量。「―が多い」[類]水気 **ずいぶん【随分】**[副・形動]①<副>予想や推量などをこえて、はなはだしいようす。意外なほど。「―たくさんあるなあ」①<形動>ひどいと思われるようす。人に対する態度などが冷たく、意地悪なようす。「―なことを言われる」 **すいへい【水平】**[名・形動]①静かな水面のようにたいらであること。「―を保つ」②地球の重力の方向と直角に交わる方向であること。⇔垂直 **すいへい【水兵】**[名]海軍の兵士。「―服」 **すいへいしこう【水平思考】**[名]ある問題を解決するのに、既成の概念やわくにとらわれず、あらゆる方向から考えをめぐらすこと。[対]垂直思考 **すいへいせん【水平線】**[名]①海上で、水と空との境界のたいらな線。⇔地平線②水平に引いた線。 **すいへん【水辺】**[名]川や湖のほとり。みずべ。 **すいほう【水泡】**[名]水のあわ。 **水泡に帰する** 努力のかいもなく、すべてむだになる。▽あわのように、できてもたちまち消えてしまうという意味。 **すいほう【水×疱】**[名]皮ふに水がたまり、ふくれあがったもの。みずぶくれ。 **すいぼう【水防】**[名]水による災害の防止。「―訓練」 **すいぼう【衰亡】**[名・―スル]おとろえてほろびること。「ブルボン王朝の―」[類]衰滅⇔興隆 **すいぼくが【水墨画】**[名]えのぐを使わず、すみでかいた絵。鎌倉時代に中国から伝わり、室町時代に流行した。山水画が多い。[同]墨絵。 **すいぼつ【水没】**[名・―スル]ものが水中にかくれてしまうこと。「ダム建設で―した村」 **すいま【睡魔】**[名]ひどいねむけを魔物にたとえた言い方。「―におそわれる」 **すいみん【睡眠】**[名]ねむること。「―をとる」「―薬」 **すいみゃく【水脈】**[名]①地下水の流れる道。②船が通る道。ふなみち。水路。みお。 **スイミング**[名・造語]水泳。「シンクロナイズド―」「―スクール」[swimming] **すいめつ【衰滅】**[名・―スル]勢力がおとろえてほろびること。[類]衰亡・衰退 **すいめん【水面】**[名]水の表面。「みなも」とも。 **すいもの【吸い物】**[名]日本料理のしるもの。こんぶやかつおぶしなどの出しじるを、塩・しょうゆなどで味つけした、透明で実の少ないもの。すましじる。おすまし。「―わん」 **すいもん【水門】**[名]水の流れや量を調節するために、川や貯水池につくった門。 **すいよう【水曜】**[名]週の第四番目の日。水曜日。 **すいようえき【水溶液】**[名]ある物質を水にとかした液。「硫酸銅[りゅうさんどう]の―」 **すいよく【水浴】**[名]水を浴びること。みずあび。 **すいよせる【吸い寄せる】**[動]吸って近くにひき寄せる。また、人の気持ちなどをひきつける。 **すいり【水利】**[名]①人や荷物を、船などを利用して運ぶ交通手段。「―の便がいい」②水を飲料や農業・発電などに使うこと。「―権」 **すいり【推理】**[名・―スル]わかっていることをもとにして、未知のことをすじみちを立てて考えてみこと。「犯人を―する」[類]推察・推測・推量・推定・推論 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **すいりしょうせつ【推理小説】**[名]犯罪事件のなぞを推理して解いていく過程を書いた小説。ミステリー。[類]探偵小説 **すいりょう【水量】**[名]水の分量。 **すいりょう【推量】**[名・―スル]①はっきりしない事情などを、こうだろうとおしはかること。[類]推測・推定・推察・推理 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 [助動]こうだろうとおしはかる気持ちをあらわす言いかた。口語では、動詞・助動詞の未然形に助動詞「う」「よう」を付けてあらわす。「成功するだろう」「今夜は冷えよう」。また文語では、助動詞「む」を付けてあらわす。「来[く]む」。ほかに助動詞「らむ」は現在推量、「けむ」は過去推量をあらわす。 **すいりょく【水力】**[名]水が流れたり落ちたりするとにより生じる力。水のエネルギー。「―発電」「―タービン」 <703> **すいりょく【推力】**[名]ものを前におし進める力。推進力。「ジェットエンジンの―」 **すいりょくはつでん【水力発電】**[名]水が流れたり落ちたりする力を利用して、電気を発生させる方式。▽ほかに、火力発電・原子力発電。 **すいれい【水冷】**[名]エンジンのシリンダーなどを水で冷やすこと。「―式」⇔空冷 **すいれん【水練】**[名]水泳。水泳の練習。また、泳ぎのうまいこと。古い言い方。「たたみ―」 **すいれん【睡蓮】**[名]スイレン属の多年生水草。夏、ハスに似た赤や白の花を水面に咲かせる。花は朝開き、夜しぼむ。▽「水蓮」は誤り。 **すいろ【水路】**[名]①水の流れる通路。②船の通る道すじ。航路。[類]海路③水泳競技で、プールのコース。「長―」 **すいろん【推論】**[名・―スル]すでにわかっていることをもとに、未知のことがらをすじみち立てて論じること。また、すじみちを立てた論。[類]推理 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **スイング**[名・―スル]①野球のバット、ゴルフのクラブなどをふること。②音楽でジャズの一種。からだがゆれるようなリズムで演奏される。スイングジャズ。▼「スウィング」とも。[swing] **すう**[枢] **すう**[崇] **すう**[嵩] **すう**[雛] **すう**[数] **すう【吸う】**[動]①液体や気体などを中にひき入れる。「根から水を―」「都会の空気を―」⇔吐く②タバコなどをふかす。「タバコを―」 **スウィフト**[人名]一六六七—一七四五年。イギリスの小説家。アイルランド生まれ。当時の社会や人間を痛烈に風刺した。代表作「ガリバー旅行記」。[Jonathan Swift] **スウェーデン**[国名]正式国名は、スウェーデン王国。スカンジナビア半島の東半分をしめる立憲君主国。社会福祉は、制度の整った工業国。森林や湖が多く、木材加工や製紙業が発達。面積約四五万平方㌔。首都ストックホルム。主要言語スウェーデン語。▽「瑞典」と当てる。 **すうがく【数学】**[名]数量や図形などについて研究する学問。 **すうき【枢機】**[名]ものごとのいちばんたいせつなとこ。とくに、政治上の重要な役割。「国政の―にあずかる」[類]中枢・枢軸 **すうき【数奇】**[名・形動]幸・不幸がつぎつぎにおとずれて、運命のうきしずみが激しいこと。「―な運命にもてあそばれる」▽「すき」と読めば別の語。 **すうきけい【枢機卿】**[名]カトリック教会で、法王につぐ最高の僧職。法王の選挙や補佐にあたる。「すうききょう」とも。 **すうけい【崇敬】**[名・―スル]とてもりっぱだと感じ、心から敬うこと。「―の念」[類]崇拝・尊敬 **すうこう【崇高】**[形動]とてもすぐれていてけだかい感じのすること。「―な精神」 **すうし【数詞】**[文法]名詞の一つ。数量や順序をあらわすことば。一つ・二人・三冊・四個などの数量をあらわす「基数詞」と、一位・二番・三号・第四などの順序をあらわす「序数詞」がある。 **すうじ【数字】**[名]①数を書きあらわすのに用いる文字。アラビア数字(=算用数字)・漢数字・ローマ数字などがある。②数によってあらわされることがら。「―に明るい」 **すうじ【数次】**[名]回を重ねること。数回。数度。「―にわたる外交交渉により」 **すうしき【数式】**[名]数字や文字を+-×÷などの計算記号で結びつけ、計算をあらわした式。 **すうじく【枢軸】**[名]ものごとの中心となるたいせつなもの。とくに、政治権力の中心。 **すうじくこく【枢軸国】**[名]第二次世界大戦中の、日独伊三国同盟側の国。日本・ドイツ・イタリア。 **ずうずうしい【《図、図しい】**[形]人に不快感をあたえても、かまわず勝手にふるまうようす。ずぶとく、あつかましい。「―態度」「―にもほどがある」 <704> **ずうずうべん【ずうずう弁】**[名]東北地方などに特有の濁音や鼻母音(=息が鼻へぬけて共鳴音を出す母音)の多い方言。▽「じゅう」が「ずう」に近く発音されることから。 **すうせい【×趨勢】**[名]ものごとが今後どのように動いていくかという勢い。「時代の―による」[類]成り行き・動向 **ずうたい【図体】**[名]からだつき。なり。「―ばかり大きくなって」▽大きくてにぶい感じのときに使う。 **すうち【数値】**[名]①計算したり測ったりしてえた数。②数式の中の文字にあてはまる数。 **スーツ**[名]同じ生地でつくった上着とズボン。また、上着とスカートのひとそろいの洋服。[suit] **スーツケース**[名]旅行用カバン。▽もとは、トランクよりも小形のものをいった。[suitcase] **すうとう【数等】**[副]他と比べて、相違うが大きいようす。ずっと。数段。「彼のほうが―上だ」「―おとる作品」 **スーパー**[名・造語]①<名>「スーパーマーケット」の略。②「スーパーインポーズ」の略。①<造語>超。とくにすぐれた。「―コンピュータ」「―マン」[super] **スーパーインポーズ**[名]映画の画面に加える会話の訳などの文字。字幕。スーパー。[superimpose] **スーパーマーケット**[名]食料品をはじめ、いろいろな日用品をそろえているセルフサービスの店。スーパー。[supermarket] **スーパーマン**[名]特別にすぐれた能力をもつ、人間ばなれした人。超人。[superman] **すうはい【崇拝】**[名・―スル]自然・神・人物などをあがめうやまうこと。「太陽―」 **スープ**[名]西洋料理の一つ。肉や野菜のにだしじる。▽古くは、「ソップ」とも。[soup] **スーベニア**[名]みやげもの。記念品。また、思い出。記念。スーブニール。「―ショップ」[souvenir] **すうみついん【枢密院】**[名]大日本帝国憲法のもとで、天皇の相談にこたえて、国の重要問題を審議した機関。一九四七年に廃止された。 **ズームレンズ**[名]カメラの位置を変えずに画像の大きさを連続的に調整できるレンズ。[zoom lens] **すうよう【枢要】**[名・形動]とくに重要なところ。かなめ。「―な地位」[類]中枢 **スーラ**[人名]一八五九—九一年。フランスの画家。新印象派の一人。色彩の理論をとりいれ、規則的な点描により画面を構成する手法を生みだした。代表作「曲馬」「ポーズする女たち」。[Georges Seurat] **すうり【数理】**[名]①数学の理論。「―統計学」②計算。「―に明るい」 **すうりょう【数量】**[名]個数と分量。また、数字であらわした量。 **すうれつ【数列】**[名]ある規則に従って順番に並べた数の列。「等比―」「等差―」 **すえ【末】**[名]①さきのほう。はしのほう。「―広がり」「葉―」⇔もと②おわり。はて。結末。「今月の―」「口げんかの―」「世も―だ」③将来。のち。「―たのもしい」「―長くよろしく」[同]行く末④きょうだいのいちばん下。「―っ子」⑤子孫。「源氏の―」[類]末裔・後裔 **すえおそろしい【末恐ろしい】**[形]将来どうなるかが思いやられる。予想もできず、たいへんなことになりそうだ。「おとな顔負けの―子供」▽よいことにも悪いことにもいう。 **スエズうんが【スエズ運河】**[名]エジプトの北東部にある地中海と紅海を結ぶ運河。アジアとヨーロッパをつなぐ海上航路の要地。一八六九年に開通。一九五六年にエジプトが国有化した。 **すえずえ【末末】**[名]①将来。ゆくすえ。さきざき。「―のことまで考える」②子孫。③庶民。しもじも。 **すえぜん【据え膳】**[名]①人の前に用意のできた食事の膳を出すこと。また、その膳。「上げ膳―」▽すっかり準備して、すぐとりかかれるようにしておくこと。 **すえつかた【末っ方】**[名]末のころ。また、末のほう。終末の部分。古い言い方。「秋の―」 **すえつける【据え付ける】**[動]道具や機械などを一定の場所に置く。「クーラーを―」 **すえっこ【末っ子】**[名]兄弟姉妹の中で、最後に生まれた子。「三人きょうだいの―」[類]末子⇔長子 **すえひろがり【末広がり】**[名]①さきのほうになるほど広がっていくこと。また、しだいに栄えること。「―に繁盛する」⇔末細り②中心からはずれた、とるにたりないものごと。「―の問題」⇔もと **ずえ【図会】**[名]あることに関連する絵や図を集めたもの。「名所―」▽「図絵」と書けば別の語で、図画のこと。 **スエード**[名]子ヤギや子ウシなどの皮の裏をけばだてたもの。また、それに似せた布。くつやカバンなどに使う。[suède] **すえおく【据え置く】**[動]①適当な場所にすえつけて置く。「メーターを―」②一定期間、動かさないでそのままの状態にしておく。とくに、貯金や債券を預けいれたままにしておく。「価格を―」 **すえひろがり【末広】**[名]扇子のこと。▽ひろげたときの形から、めでたいときに使う。▼「すえひろ」とも。 **すえひろてっちょう【末広鉄腸】**[人名]一八四九—九六年。明治期の政治家・小説家。愛媛県生まれ。民権論を唱え、自由党の結成に参加、のちに第一回衆議院議員となる。政治活動のかたわら「雪中梅[せっちゅうばい]」「花間鶯[かかんおう]」などの政治小説を発表。 **すえる【据える】**[動]①一定の場所に動かないようにしっかりと置く。「部屋へに机を―」「灸[きゅう]を―」②ある地位につける。「大臣に―」「上座に―」③そこに落ち着ける。「こしを―」「腹に据えかねる」 <705> **すえる【×饐える】**[動]食べものがくさってすっぱいにおいがする。「ごはんが―」「すえたにおい」 **すおう【《周防】**[名]旧国名。今の山口県東部。山陽道の一国。防州。「すわ」とも。「―灘[なだ]」 **すおう【素×襖・素×袍】**[名]昔の衣服で、直垂[ひたたれ]の一種。もと、庶民のふだん着だったが、江戸時代に武士の礼服となった。定紋[じょうもん]をつける。 **すおう【×蘇芳・蘇方・×蘇×枋】**[名]①マメ科の落葉小高木。枝に小さなとげがあり、春、黄色い小花が咲く。材から赤色の染料をとる。②黒みをおびた紅色。 **すがお【素顔】**[名]①化粧していない顔。もとのままの顔。「―のほうが美しい」②ありのままの状態。「―の日本を紹介する」 **すかさず【透かさず】**[副]相手のすきを見て、その機会をのがさず、ただちに行動するようす。今だ、というときにすぐ。「一瞬の乱れをついて―せめる」 **すかし【透かし】**[名]①紙を光にかざしたときに見える、模様や文字。「―を入れた紙幣」②すきまをつくること。「―編み」 **すかしぼり【透かし彫り】**[名]金属や板などをくりぬいて、図形などをあらわした彫刻。 **すかす**[日]【空かす】[動]いっぱいにしないで、あけておく。「腹を―(=空腹にする)」 **すかす**[日]【透かす】[動]①まばらにしてすきまをつくる。「枝を―」「あいだを透かして植える」②すきまやものを通して見る。「札を透かして見る」「闇を透かして見える」③音を立てないように屁[へ]をする。 **すかす【×賺す】**[動]①きげんをとる。なだめる。「おどしたり、すかしたりする」②だます。 **すかす**[動]すましこむ。きどる。俗な言い方。「すかして町を歩く」 **すがすがしい【《清清しい】**[形]心が洗われたようにさわやかだ。清らかで気持ちがよい。「―朝の空気」「高校生らしい―態度」 **すがた【姿】**[名]人のからだの形やかっこう。また、ものの形やようす。「りりしい―」「富士山の―がくっきりと見える」 **すがたみ【姿見】**[名]全身を映せる大きな鏡。 **スカッシュ**[名]①果汁にソーダ水などを加えた飲みもの。「レモン―」②室内球技の一つ。二人でかべを利用してボールを打ちあう、テニスに似たスポーツ。[squash] **すかっと**[副]気分がさっぱりとして、さわやかなようす。「―したよそおい」 **すがめる【×眇める】**[動]片目を細くする。「ためつ、すがめつする(=あっちこっちからよく見る)」 **すがら**[造語][「〜すがら」の形で]①始めから終わりまで、ずっと。「夜も―」②何かのついでに。その途中。「学校への道―」 **ずから**[造語][「〜ずから」の形で]その人自身によって。…から。「手―植える」「口―伝える」 **ずがら【図柄】**[名]織物などの図案の模様。[類]絵柄 **スカラシップ**[名]奨学金を受ける資格。また、奨学金。スカラーシップ。[scholarship] **スカル**[名]ボート競技の一つ。両手に一本ずつオールを持ってこぐ二人乗りのボート競技で、こぎ手が二人以上のもの。[scull] **すがる【×縋る】**[動]①たのみとする人やものにしっかりとつかまる。「つえに―って歩く」②人の助けをたよりにする。「人の情けに―」 **スカルノ**[人名]一九〇一—七〇年。インドネシア共和国の初代大統領。国民党を創設し、第二次世界大戦後の一九四九年には、インドネシアをオランダからの完全独立に導き、大統領に就任した。六五年、クーデターにより失脚した。[Sukarno] **すがわらでんじゅてならいかがみ【菅原伝授手習鑑】**[作品]一七四六年。竹田出雲[いずも]・並木宗輔[そうすけ]らの合作。菅原道真が太宰府に流され、その世継ぎ菅秀才[かんしゅうさい]をもりたてようとする人々の苦心をえがく、時代物の浄瑠璃。 **すがわらのたかすえのむすめ【菅原孝標の女】**[人名]一〇〇八—?年。平安中期の歌人。一〇歳のとき、父とともに上総[かずさ]の国に下り、のち上京して出仕。自叙伝風の「更級日記」がある。▽「蜻蛉[かげろう]日記」の作者藤原道綱の母は伯母にあたる。また、「浜松中納言物語」「夜の寝覚[めざめ]」もその作といわれる。 **すがわらのみちざね【菅原道真】**[人名]八四五—九〇三年。平安前期の学者・政治家。宇多天皇らに重用され、右大臣となったが、中傷により左遷されて大宰府で没した。豊かな漢学の知識をもち、学問の神、天満天神としてまつられている。漢詩文集に「菅家文草」「菅家後集」、編著に「類聚国史」「日本三代実録」など。 <706> **ずかん【図鑑】**[名]動植物や鉱物などの同じ種類のものを分類して写真や絵で説明した本。「動物―」 **スカンク**[名]イタチ科の哺乳動物。黒く長い毛でおおわれ、からだと同じくらい長い尾をもつ。追いつめられると、肛門腺[こうもんせん]から悪臭のある液体を出してのがれる。[skunk] **スカンジナビアはんとう【スカンジナビア半島】**[名]北ヨーロッパ、バルト海と大西洋のあいだにある半島。森林や湖が多く、海岸はフィヨルドが発達している。 **ずかんそくねつ【頭寒足熱】**[四漢]頭を冷やし、足を温めること。▽血のめぐりがよくなり、健康によいとされる。 **すかんぴん【素寒貧】**[名・形動]ひどく貧乏なこと。また、貧乏な人。俗な言い方。「商売に失敗して―になった」[類]文無し▽「素寒貧」は当て字。 **すかんぽ**[名]タデ科の多年草。夏の初め、うすむらさき色などの小花をたくさんつける。スイバ。 **すき【数寄・数奇】**[名]①趣味に徹していること。風流であること。とくに、茶の湯や和歌などに熱心なこと。「―屋」▽「数奇」を「すうき」と読めば別の語。 **数寄を凝らす** 風流なふんいき・趣向をほどこす。「数寄を凝らした茶室」 **すき【好き】**[名・形動]①ある特定の人やものに対して、愛情や興味をもったり、気になって心をうばわれたりすること。「三度のめしより野球が―だ」「―な人ができる」[対]嫌い②ちょっと変わったことに一生けんめいになること。ものずき。「きみも―だね」 **好きこそ物の上手なれ** 好きだからこそ、自分からすすんでそれを何度もくりかえしやり、しぜんと上達するのだ。 >古語「すきもの」とは平安時代には多くの女性に興味をもってかかわる男性をいう。それが音楽や絵などの趣味に熱中する意味に広まった。中世以後には、とくに茶の湯を好む人をいう。 **すき【透き・×隙】**[名]①ものとものとのあいだが、わずかにあいているところ。「雨戸に―ができる」②時間のすきま。ひま。「仕事の―に来てもらう」③気持ちのわずかなゆるみ。「油断も―もない」「敵の―をうかがう」 >「つかいわけ」→「暇」を見よ。 **すき【×犂】**[名]①ウシやウマなどに引かせ、田畑をほりおこす農具。②「鋤焼き」の略。「うどん―」 **すき【×鋤】**[名]人の力で土をほりおこす農具。 **すぎ【杉】**[名]スギ科の常緑高木で、針葉樹。日本特産。幹はまっすぐにのびる。材木はやわらかく、くさりにくいので、建築材や家具材に使う。秋田杉・吉野杉など。 **すぎ【過ぎ】**[造語][「〜過ぎ」の形で]①時刻や年齢がそれを少しうわまわる意味をあらわす。「九時―に会う」「昼―」「三〇―のおばさん」▽数や時をあらわす名詞に付く。②度合い・程度がこえている意味をあらわす。「遊び―」「おこり―」▽動詞の連用形に付く。 **ずき【好き】**[造語][「~好き」の形で]…をこのむこと。「遊び―」「旅行―」「酒―」←→嫌い▽名詞に付く。 **スキー**[名]細長い板をくつにとりつけ、雪の上をすべる道具。<かぞえ方>台・揃い **スキーイング**[名]スキーを使っておこなう雪上のスポーツ。[skiing] **すきかって【好き勝手】**[名・形動]自分の思いのまま、ふるまうようす。思いどおりにするようす。 **すききらい【好き嫌い】**[名]気に入るものと気に入らないもの。このみ。「―をいわずに食べなさい」「人の―が激しい」[類]えり好み・好悪 **すきこのむ【好き好む】**[動]とくに好む。「だれも好き好んで苦労したくはない」 **すきずき【好き好き】**[名]人によって好みがちがうこと。「蓼[たで]食う虫も―」 **すぎたげんぱく【杉田玄白】**[人名]一七三三—一八一七年。江戸中期の蘭医[らんい]。前野良沢[まえのりょうたく]らと「解体新書」を翻訳し、わが国西洋医学のさきがけとなった。ほかに「蘭東事始[らんとうことはじめ]」など。 **すきっぱら【空きっ腹】**[名]腹がすいていること。空腹。すきはら。「―をかかえる」 **スキップ**[名・―スル]①片足で代わるがわる二歩ずつとびはねて進むこと。[skip] **すきとおる【透き通る】**[動]①表面のものを通して、中や向こうが見える。「川底まで透き通って見える」②声や音が高く澄んでよく通る。「―笛の音」 **すぎな【杉菜】**[名]トクサ科の多年生シダ植物。野原や土手などに生え、春さきに地下茎からツクシが出て、胞子[ほうし]をつける。葉の形がスギに似ている。 **すぎない【過ぎない】**[連語][「~にすぎない」の形で]…以上のものでない。ただ…だけだ。「口実に―」 **すきほうだい【好き放題】**[名・形動]好むにまかせてするようす。「―にしゃべる」 **すきま【透き間・×隙間】**[名]①ものとものとのあいだの、あいているところ。すき。「―があく」②仕事などの切れ目やわずかなひま。「スケジュールの―」[類]暇 **すきまかぜ【透き間風】**[名]戸やしょうじなどのすきまからふきこむ冷たい風。「―がふく(=感情のへだたりができる)」 **スキムミルク**[名]牛乳から脂肪分をとり除いたもの。脱脂乳。とくに、脱脂粉乳。[skim milk] <707> **すきや【数寄屋・数奇屋】**[名]茶の湯のために庭に建てた茶室。「―造り」▽常用漢字表付表の語。 **すきやき【×鋤焼き】**[名]浅い鉄なべに、牛肉・とうふ・しらたき・ネギなどを入れ、しょうゆと砂糖でにながら食べる料理。 **すきやづくり【数寄屋造り】**[名]茶室の建てかたをとりいれた建築様式。桂離宮[かつらりきゅう]など。 **スキャット**[名・―スル]音楽で、「シュビドュワ」など、歌詞として意味のないことばを即興でうたうこと。また、その歌。ジャズなどに多い。[scat] **すきやぼうず【数寄屋坊主】**[名]↓「おすきやぼうず」 **スキャンダル**[名]不名誉で、はずべき事件やうわさ。醜聞。[scandal] **スキューバ**[SCUBA] [名]潜水用の、ボンベ式の水中呼吸器。スクーバ。「―ダイビング」▷ self-contained underwater breathing apparatus の略語。 **ずきょう【誦経】**[名・―スル]声に出して経[きょう]を読むと。「じゅきょう」とも。「故人をしのんで―する」 **すぎる【過ぎる】**[動]①ある地点をこえる。とおりこす。「列車はいつか京都を過ぎた」②時がたつ。経過する。「春が過ぎて夏になる」「過ぎたことはしかたがない」③ある限度・程度・数量をこえる。「全盛期を―」「いたずらが―」「四○を―」④「すぎない」①<造語>「〜すぎる」の形で程度をこす意味をあらわす。「働き―」「静か―」「悲し―」▽動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹に付く。 **過ぎたるはなお及ばざるがごとし** いきすぎたのはおよばないのと同じで、ともによくないことだ。過不足なく調和のとれたのがよい。▽孔子が弟子[でし]の人物について聞かれたときに答えたことば。中国、「論語」から。 **スキン**[名・造語]①はだ。皮ふ。「―ローション」②「コンドーム」に同じ。[skin] **ずきん【頭巾】**[名]頭にかぶるふくろ状の布。防寒や頭の保護、顔をかくすためなどに使う。「防災―」 **スキンシップ**[名]親子の心を通わせるためにする、幼児とのはだのふれあい。▽skin と ship から。和製英語。 **スキンダイビング**[名]潜水の一つ。スキューバなどの呼吸器具をつけずに、足ひれなどの簡単な装備だけでもぐる。素潜り。[skin diving] **すく【好く】**[動]①好きだと思う。「人に好かれる」②愛情を感じる。「好いたどうし」[類]好む⇔嫌う **すく**[日]【空く】[動]①満たしていたものが少なくなる。「車内が―」「腹が―」⇔込む②ひまができる。「手が―」③さっぱりする。すっきりする。「胸が―」 **すく**[日]【透く】[動]①うすい布や紙を通して向こうが見える。また、せまいすきまから向こうが見える。「すだれごしに透いて見える」②すきまができる。「歯と歯のあいだが―」 **すく**[日]【×梳く】[動]くしで髪の毛をとかす。「髪を―」[類]くしけずる **すく**[日]【×漉く・抄く】[動]水にとかした原料を簀[す]の上にうすくのばしてすきまから水分を下に落とし、残った繊維で紙や海苔[のり]をつくる。 **すく【×鋤く】**[動]鋤[すき]などで土地を耕す。「田を―」 **すぐ【『直ぐ】**[副]①時間をおかず、ただちに。「今―やめて帰りなさい」「着いたら―電話する」②距離がはなれていないで、とても近いようす。「駅から―のところにある」「―右の建物」 **ずく【尽く】**[接語][「〜ずく」の形で]すべてがそのことに始まってそのことに終わるようす。「カー」「計算―」「欲得―」 **すくい【救い】**[名]①困っている人などを救うこと。「―の手をさしのべる」②希望がもてるような、なぐさめになること。「軽いけがですんだのが、せめてもの―だ」 **スクイズプレー**[名]野球で、打者がバントをして三塁走者を生還させ、得点をえる方法。スクイズ。スクイズバント。▽「スクイズ」は、しぼりとるという意味。[squeeze play] **すくいなげ【×掬い投げ】**[名]すもうのわざの一つ。まわしを引かず、相手のわきの下に手を入れて、すくいあげるようにして投げるわざ。 **すくいぬし【救い主】**[名]①救ってくれた人。困ったときに助けてくれた人。②キリスト教で、イエス・キリストのこと。救世主。メシア。 **すくう【救う】**[動]力を貸して、苦痛や危険などからとりだしてやる。「おぼれる子を―」「不良化から―」 >「つかいわけ」救う・助ける 「救う」は、危険な状態にあるものを安全な状態に移すこと。「絶滅の危機を救う」。「助ける」は、困ったり苦しんだりしているものに手を貸して、よい方向に向けてやること。「働いて家計を助ける」。 **すくう【巣くう】**[動]①鳥などが巣をつくってすむ。「のきさきにつばめが―」②悪人が集まっている。「たまり場に不良が―」③病気や悪い考えが宿る。「がんが肺に―」「憎悪の念が心に―」 **すくう【掬う・“抄う】**[動]①水中、水上のものをとりあげる。また、水そのものを両手でとりあげる。「手で水を―って飲む」「あくを―」②液体の中からものをとりだす。「金魚を―」③足もとを横にはらう。「足を―」 **スクーター**[名]①足をそろえて乗ることができる自動二輪車。②両はしに車のついたハンドル付きの台に片足をのせ、片足で地面をけって走る子供の遊び道具。[scooter] **スクーナー**[名]マストが二本以上ある縦帆[じゅうはん]の帆船。スクーネル船。[schooner] <708> **スクープ**[名・―スル]①大きなニュースを真っ先にとりあげ、報道すること。また、他を出しぬくような新しいニュース。とくだね。「―合戦」[scoop] **スクーリング**[名]通信教育で学ぶ学生が、一定期間学校に通って直接授業を受けること。[schooling] **スクール**[名・造語]学校。「―バス」「スイミング―」[school] **スクールカラー**[名]その学校の校風。また、その学校を代表する色。▷ school と color から。和製英語。 **スクールゾーン**[名]児童や生徒の通学路に設けた自動車の交通規制区域。▽ school と zone から。和製英語。 **すくむ【×竦む】**[動]緊張やおそれなどで、からだがこわばったり縮んだりして動かなくなる。「足がすくんで動けない」「身の―思い」 **ずくめ【尽くめ】**[造語][「〜ずくめ」の形で]なにからなにまでがそうである意味をあらわす。「黒―」「けっこう―」「いいこと―」 **すくめる【×竦める】**[動]からだを小さく縮ませる。「かたを―」「首を―」「だき―」 **すくよか【健よか】**[形動]→「すこやか」 **スクラップ**[名・―スル]①新聞や雑誌からの切りぬき。②車などをつぶしたもの。くず鉄。[scrap] **スクラップブック**[名]新聞や雑誌などからの切りぬきをはりこむ帳面。切りぬき帳。[scrapbook] **スクエアダンス**[名]男女二人をひと組みとして四組みで方形におどるフォークダンス。[square dance] **すぐさま【『直ぐ様】**[副]時間をおかず、ただちに行動するようす。すぐに。「知らせを受けて―向かう」 **すくすく**[副]すこやかにのびのびと成長するようす。「苗が―のびる」「子供が―と育つ」 **すくせ【宿世】**[名]仏教で、過去の世。前世。また、前世からの因縁。「しゅくせ」とも。 **すくない【少ない・尠ない・寡ない】**[形]数や量が小さい。少ししかない。「危険が―」「―かねを分けあう」→多い▽「少し」は、あるほうを、「少ない」は、ないほうやたりないほうを主にした言い方。 **寡くなきを患えず均しからざるを患う** 少ないことをなげくのでなく、不公平になることに心を痛めなさい。公平な政治がおこなわれることを願う。▽中国、「論語」から。 **すくなからず【少なからず】**[副]程度が少なくない。たくさん。はなはだ。「―かねがいる」「―おどろく」 **すくなくとも【少なくとも】**[副]①どんなに少なく見積もっても。「―二〇〇人は集まる」②ぎりぎりの最低のところで。せめて。「―あいさつぐらいはきちんとしてほしい」「「すくなくも」とも。 **すくなめ【少な目】**[名・形動]やや少ないこと。一水加減を―にする」←多目 **スクランブル**[名・―スル]①侵入した敵をむかえうつためにおこなう、戦闘機の緊急出動。緊急発進。「―をかける」②「スクランブル交差点」の略。信号ですべての方向から来る車を止め、歩行者がどの方向へも横断できるようにした交差点。③かきまぜること。まぜあわせること。「―エッグ」[scramble] **スクリーン**[名]①映画を映す幕。また、映画界。②部屋をしきるのに使う家具。ついたて。[screen] **スクリプト**[名]放送や映画などの台本。「―ライター」[script] **スクリュー**[名]①船の推進器。プロペラを回転させて推力をえる。②ねじくぎ。「―ドライバー」[screw] **すぐる【選る】**[動]多くの中からよいものをとりだす。選抜する。「精鋭を― **すぐれる【優れる・勝れる】**[動]①価値・能力・容姿などが他より上である。「学力が―」②[多く、「すぐれない」の形で]天気などが好ましくない意味をあらわす。「気分がすぐれない」 **すけ【助】**[名・造語]①<名>たすけ。「―に行く」「―太刀」「―っ人だ」①<造語>[「~助」の形で]他の語に付けて人名めかして使うことば。俗な言い方。「飲み―」「ねぼー」「合点承知之―」 **すげ【×菅】**[名]カヤツリグサ科の多年草。細長い葉を編んで笠[かさ]や蓑[みの]などをつくる。種類は多い。 **ずけい【図形】**[名]①ものの形をえがいたもの。②幾何学で、点・線・面・多面体など。「平面―」 **スケート**[名・―スル]①刃[は]が底についた、氷の上をすべるための靴。スケート靴。また、それを使ってするスポーツ。アイススケート。②「ローラースケート」の略。[skate] **スケートリンク**[名]スケート場。▽skating rinkから。 **スケープゴート**[名]身代わりになって、他人の罪や責任をとらされる人。▽いけにえのヤギという意味から。[scapegoat] **スケール**[名]①おおきさ。規模。「―が大きい」②定規[じょうぎ]。また、はかり。③縮尺。「五万分の一の―」[scale] **すげかえる【挿げ替える】**[動]別の新しいものにつけかえる。「首を―(=交替させる)」 **すげがさ【×菅笠】**[名]スゲの葉で編んだ、田植えのとき頭にかぶる笠。 **スケジュール**[名]あらかじめきまっている日程。時間表。予定。「―がつまっている」[schedule] **ずけずけ**[副]失礼なほど遠慮しなく、言いたいことをかざらずにはっきり言うようす。「相手におかまいなく―とものを言う」 **すけそうだら【助宗×鱈】**[名]↓「すけとうだら」 **すけだち【助太刀】**[名・―スル]人が困っているときに助力・加勢すること。また、その人。「―に加わる」[類]助っ人▽もと、あだ討ちに加勢すること。 **スケッチ**[名・―スル]①写生。また、写生画。略図。②簡略な描写。写生文。小品。[sketch] <709> **スケッチブック**[名]画用紙を本のようにとじたもの。写生帳。[sketchbook] **すけっと【助っ人】**[名]加勢する人。手助けする人。「―を呼ぶ」「―にたよる」▽「すけびと」の変化した形。 **すけとうだら【介党鱈】**[名]タラ科の海魚。北の深海にすむ。マダラより細長い。食用。すり身をかまぼこにする。卵巣[らんそう]を塩づけにしたものが「たらこ」。スケソウダラ。 **すげない**[形]相手に対して、かかわりあおうとする思いやりや温かみがない。あいそがなく、冷たい。「すげなく追いかえす」「―返事」[類]そっけない **すけべえ【助兵衛】**[名・形動]好色で、いやらしいこと。好色な人。すけべ。助平。俗な言い方。 **すけべえこんじょう【助“兵《衛根性】**[名]①気が多くて、なんでもやってみたがること。欲張りな性質。「―を出す」②好色なことを欲する気持ち。 **すける【透ける】**[動]ものを通して向こうが見える。「はだが透けて見える」 **すける【『助ける】**[動]たすける。てつだう。くだけた言い方。「少しすけてくれないか」 **すげる【挿げる・×箝げる】**[動]①穴に糸やひもを通して結びつける。「げたの鼻緒を―」②さしこむ。はめこむ。「人形の首を―」 **スケルツォ**[名]三拍子で、テンポの速い、軽くて明るい曲。[scherzo] **スコア**[名]①試合での得点。また、得点記録。②音楽で、全パートの楽譜を上下に並べてしるしたもの。総譜。[score] **スコアブック**[名]スポーツで、得点や試合経過を記録する帳面。[score book] **スコアボード**[名]得点などの掲示板。[scoreboard] **すごい【凄い】**[形]①ぞっとするほど、おそろしい。「―目でにらむ」②程度がはなはだしい。「―売れゆき」「―美人」③[「すごく〜」の形で]ひじょうに。たいへん。「すごくきれいだ」 >語源《すごし》①の用法がもとの意味。温度の低さ、ようすや態度の冷たさがぞっとするほど身にこたえる感じ。一方、ぞっとするほどすばらしい場合に使うこともあったので、現在はよい悪いにかかわらず程度が大きいことをあらわすようになった。 **すごうで【×凄腕】**[名]ふつうにはできないと思われることをやってのける手腕。「―をふるう」[類]辣腕 **スコール**[名]とつぜん起こり、短時間でやむ強風。熱帯地方で起こり、かみなりや激しい雨をともなうことが多い。また、熱帯のにわか雨。[squall] **すこし【少し】**[副]数量や程度が小さいようす。「時間が―たりない」「もう―静かにしなさい」「―のあいだ」 **すこしく【少しく】**[副]すこし。わずかに。▽文章語。 **すこしも【少しも】**[副][「少しも〜ない」の形で]わずかばかりも…ない。ちっとも…ない。「―進まない」「―おかしくない」[類]全く・全然 **すごす【過ごす】**[動・造語]①<動>年月がたつにまかせる。生活する。「楽しく―」「毎日を―」②<動>程度をこして失敗する。「酒を―」①<造語>[「~すごす」の形で]①…するのをかまわずに、そのままにしておく。「やり―」「見―」「乗り―」②<造語>程度をこして…する。「言い―」「思い―」「寝すごす」▽動詞の連用形に付く。 **すごすご**[副]目的をとげられずに、元気なくその場をしりぞくようす。「―とひきさがる」[類]しおしお **スコッチ**[名]①「スコッチウイスキー」の略。スコットランド産のウイスキー。②「スコッチツイード」の略。スコットランド産の毛織物。[Scotch] **スコット**[人名]一七七一—一八三二年。イギリスの詩人・小説家。ロマン派の詩人として出発し、叙事詩「湖上の美人」、のち歴史小説に転じて「アイヴァンホー」を書いた。[Walter Scott] **スコットランド**[国名]イギリスのグレートブリテン島の北部地方。中心都市エジンバラ。[Scotland] **スコップ**[名]土や砂をほったりすくったりする道具。シャベル。[schop] **すこぶる【×頗る】**[副]ふつうより、かけはなれているようす。「―元気だ」[類]たいそう・はなはだ **すこぶるつき【×頗る付き】**[名]「すこぶる」が上に付くほど、とびぬけていること。「―の美人」 **すごみ【×凄味】**[名]ぞっとするようなおそろしさ。また、おどし文句。「―のある顔つき」「―をきかす」 **すごむ【×凄む】**[動]おどすようなことばを言ったり、行動したりする。「入れ墨を見せて―」 **すごもる【巣×籠る】**[動]鳥や虫などが巣の中にはいったままでいる。「白鳥が―」 **すこやか【健やか】**[形動]からだや精神が健康であるようす。「心身ともに―に育つ」[類]健全 **スコラてつがく【スコラ哲学】**[名]中世ヨーロッパの修道院付属の学校で研究された哲学。キリスト教の教義を理論づけした。煩瑣[はんさ]哲学。▽「スコラ」は、ラテン語で学校のこと。 **すごろく【双六】**[名]正月などにするゲーム。数人で順番にさいころをふり、出た目の数だけ駒[こま]を進めて絵の順にたどり、早く上がった人が勝ちとなる。 **すざく【朱雀】**[名]→「しゅじゃく」 **すざくおおじ【朱雀大路】**[名]大内裏(平城京・平安京の宮城)の南面中央の朱雀門から羅城門[らじょうもん]に至る、都を左京(東側)と右京(西側)に分ける大通り。 **すさび【遊び】**[名]心のおもむくままにすること。なぐさみ。「老いの―」「筆の―」▽文章語。 **すさまじい【×凄まじい】**[形]①おそろしいほどの、ものすごい勢いだ。「―人気」「―売れゆき」②なんともおそろしい。「―形相[ぎょうそう]」 **すさむ【《荒む】**[動]①希望を失って気の向くままに、投げやりになったり、あれたりする。「心が―」「すさんだ生活」「すさんだ世相」②雨・風などの勢いがますます激しくなる。「ふき―寒風」③こまやかさがなくなり、粗雑[そざつ]になる。うるおいがなくなる。「芸が―」「筆が―」「すさぶ」とも。 <710> **すさる【退る】**[動]しりぞく。しさる。古い言い方。「座を―」 **ずさん【×杜撰】**[名・形動]やりかたがいいかげんなようす。「―な文章」「―な仕事」[類]ぞんざい▽昔、中国の杜黙[ともく]が、規則に合わない詩を多くつくったことから。「撰」は、詩や文章をつくるという意味。 >「つかいわけ」→「大雑把」を見よ。 **すし【×鮨・×鮓・寿司】**[名]酢と塩・砂糖などで味つけしためしに、魚・貝・野菜などをそえた食べもの。にぎりずし・巻きずし・散らしずし・おしずしなど。▽古くは、魚貝類などをつけこんで発酵させた食品。「寿司」は当て字。 **すじ【筋】**[名・造語]①<名>筋肉や植物にふくまれる繊維。「―を痛める」「―の多い肉」②<名>細長い線のようなもの。「ズボンに―をつける」「ひたいに青―を立てる」③<名>ものの道理。すじみち。「―を通す」「まず彼に話すのが―だ」④<名>話のはこび。あらまし。「小説の―を話す」⑤<名>血のつながり。家系。「平家の―を引く家がら」⑥<名>素質。「彼は非常に―がいい」⑦<名>関係する方面、また情報の出どころなどをぼかしていう言い方。「その―の達しにより」「消息―」①<造語>川・帯など細長いものを数えることば。「一―の道」「三―のけむりが立つ」②<造語>川や道などに沿った辺りの場所。「街道―」「川―」 **ずし【図示】**[名・―スル]図によって示すこと。「会場までの道順を―する」 **ずし【厨子】**[名]両開きのとびらのついた、寺のお堂のような形の箱。仏像や経巻などを納める。「玉虫の―」 **すじあい【筋合い】**[名]なっとくできる理由やわけ。また、理由のある関係・あいだがら。「彼にうらまれる―はない」 **すじかい【筋交い】**[名]①建物の補強のために、柱と柱のあいだにななめにとりつけるもの。♪図「はり(梁)」②ななめに交わること。ななめの位置。はすかい。「家の―に病院がある」 **すじがき【筋書き】**[名]①小説・映画・演劇などのあらましを書いたもの。「野球は―のないドラマだ」②前もって立てた計画・計略。「―どおりの結果になる」[類]もくろみ **すじがねいり【筋金入り】**[名]きたえられてしっかりした信念や技術をもっていること。「まさに―の男」 **ずしき【図式】**[名]ものごとの関係をわかりやすく説明するための図。「組織の機構を―化する」 **すじこ【筋子】**[名]サケ・マスなどの卵を、かたまりのまま塩づけにした食品。すずこ。▽一つぶずつに分けたものはイクラ。 **すじだて【筋立て】**[名]話のすじの組みたて。「ドラマの―」 **すじちがい【筋違い】**[名・形動]①<名・形動>道理に合わないこと。また、見当ちがい。「それは―の意見だ」「文句を言うのは―だ」①<名>筋肉のすじがねじれて痛むこと。 **すしづめ【×鮨詰め】**[名]箱にすしをつめたように、人やものがぎっしりつめこまれていること。「―の電車」 **すじばる【筋張る】**[動]①表面にすじが多く張りだす。筋肉がふくれる。「手が―」②話や態度がかたくるしくなる。四角ばる。 **すじみち【筋道】**[名]ものごとの道理。また、ものごとをおこなううえでの必要な手続き。順序。「―の通らない話」「―を立てて話す」 **すじむかい【筋向かい】**[名]道をへだてて、ななめに向かいあうこと。すじむこう。「―の家」 **すじめ【筋目】**[名]①ズボンやスカートの折り目。②ものの道理。「―を通す」「―の立った話」③いえがら。血統。「―がいい」 **ずしゅう【豆州】**[名]↓「いず」 **すじょう【素性・素姓】**[名]①その人の生まれて育った家の社会的地位や周囲の環境。「氏も―が知れない」「―は争えない」[類]経歴②ものが伝わってきたすじみち。由緒。「―のわからない美術品」 **ずじょう【頭上】**[名]頭の上。自分の真上。「―注意」 **すす【×煤】**[名]①けむりにふくまれる黒い粉末。②けむりとほこりがまじって固まった、かべなどのよごれ。「天井の―をはらう」「―を掃く」 **すず【鈴】**[名]①ふって鳴らすまるい形のもの。金属・陶器でつくり、中をからにして小さな玉を入れる。②鈴を転がしたような声 女性の高く澄んで美しい声。③鈴を張ったような目 女性のぱっちりとした、かわいくて大きな目。 **すず【×錫】**[名]金属元素の一つ。銀白色でやわらかく、さびにくい金属。はんだ・青銅・ブリキなどの原材料。元素記号Sn **すずかけのき【×篠懸けの木・鈴掛けの木】**[名]スズカケノキ科の落葉高木。葉が大きく、秋に丸い実をつける。街路樹に多い。プラタナス。 **すずかぜ【涼風】**[名]すずしい風。とくに、夏の終わりから秋にかけてふくすずしい風。「りょうふう」とも。「―が立つ」 **すすき【〝薄・×芒】**[名]秋の七草の一つ。イネ科の多年草。山野に群生する。たけが高く、穂が風になびくさまはおもむきがある。おばな。かや。▷図「あきのななくさ」 **すずき【鱸】**[名]スズキ科の近海魚。全長一㍍に達するものもある。出世魚[しゅっせうお]の一つで、幼魚はセイゴ、次いでフッコ、成魚がスズキ。食用。 <711> **すずきうめたろう【鈴木梅太郎】**[人名]一八七四—一九四三年。明治から昭和期の農芸化学者。静岡県生まれ。スイスやドイツに留学してたんぱく質を研究し、オリザニン(ビタミンB)を発見した。 **すずきかんたろう【鈴木貫太郎】**[人名]一八六七—一九四八年。大正・昭和期の軍人・政治家。大阪生まれ。連合艦隊司令長官などを務めたのち、一九四五年首相に就任。ポツダム宣言の受諾を決定し、終戦とともに総辞職した。 **すすきだきゅうきん【薄田泣菫】**[人名]一八七七—一九四五年。明治・大正期の詩人。岡山県生まれ。本名は淳介。古典的な題材でロマン的な文語定型詩をつくった。詩集「白羊宮」「暮笛集」など。 **すずきはるのぶ【鈴木春信】**[人名]一七二五?—七○年。江戸中期の浮世絵師。多色刷りの錦絵[にしきえ]を創始、浮世絵の黄金時代を築く。叙情的な女性にあふれる一○○○○点以上の美人画をえがいた。 **すずきみえきち【鈴木三重吉】**[人名]一八八二—一九三六年。明治・大正期の小説家・童話作家。広島県生まれ。夏目漱石[そうせき]の門下で、小説「千鳥」「桑[くわ]の実」などロマン的な作品を発表。雑誌「赤い鳥」を創刊し、児童文学の発展に努めた。 **すすぐ**[日]【濯ぐ】[動]よごれを水できれいに洗う。ゆすぐ。「せんたくものを―」 **すすぐ**[日]【×漱ぐ】[動]口の中を水などできれいにする。うがいをする。ゆすぐ。「口を―」 **すすぐ**[日]【雪ぐ】[動]はじや不名誉を除きはらう。そそぐ。「汚名を―」 **すすける【×煤ける】**[動]①すすがしみついて黒ずむ。「けむりで天井が―」②古ぼけて、きたなくよごれをおびる。 **すずしい【涼しい】**[形]①気温が気持ちいいくらいの冷たさだ。「朝夕めっきり涼しくなった」⇔暖かい②澄みきって、すがすがしいようす。「―ひとみ」 **涼しい顔** 自分には関係ないかのように、すましているようす。「いたずらをしても―をしている」 >「つかいわけ」涼しい・寒い・冷たい 「涼しい」は、からだのほてりを冷まされたときの快い感覚。「初秋の風が涼しい」。「寒い」は、からだ全体から不快なまでに体温をうばわれる感覚。「木がらしが寒い」。「冷たい」は、からだの一部の熱をうばわれる感覚。「手が冷たい」。また、からだの熱をまったくなくした状態。「からだが冷たくなっていた」。 **すずしろ【清白・×蘿×蔔】**[名]春の七草の一つ。ダイコンの古い呼び名。♪図「はるのななくさ」 **すずな【×菘】**[名]春の七草の一つ。カブの古い呼び名。♪図「はるのななくさ」 **すずなり【鈴。生り】**[名]①一本の木に果実が密集してなること。[類]たわわ②入り口や窓から人があふれるようにむらがっているようす。「―の見物人」 **すすはらい【×煤払い】**[名・―スル]家の中にたまったすすやほこりを、はらってきれいにすること。とくに、年末の大そうじをいう。すすはき。 **すすむ【進む】**[動]①前またはさきへ向かって動く。また、目標へ向かう。「人より一歩―」「北へ向かって―」「気が進まない」→退く②程度が上がる。また、より高いところへ移る。「世の中が―」「高校へ―」③時計がほんとうの時刻よりさきを指す。「一日に一分―」→遅れる④ものごとがはかどる。盛んになる。「仕事が―」「食が―」 **すずむ【涼む】**[動]すずしい風にあたって、ひととき暑さをさける。「縁側で―」 **すずやか【涼やか】**[形動]すずしそうなようす。さわやかなようす。「―な風」「―な目もと」「―な音色」 **すずらん【鈴蘭】**[名]ユリ科の多年生植物。高原に自生する。初夏、すずの形をした白い小さな花を房状につける。かおりがよい。 **すずり【×硯】**[名]墨をするときに使う、石などでできた道具。水をためるくぼみを「海」、墨をするたいらなところを「陸[おか]」という。▽「すみすり」の変化した形。<かぞえ方>面 **すすりあげる【×啜り上げる】**[動]息とともに鼻汁を吸いこみながら泣く。しゃくりあげて泣く。 **すずめ【×雀】**[名]スズメ目[もく]の小鳥。イネなどの穀物をあらすが、一方では害虫も食べる。 **雀の千声、鶴の一声** つまらぬ者の多くのことばより、すぐれた人物のひと言のほうが価値・権威・効力がある。 **雀の涙**[なみだ] スズメが流すなみだほどのわずかなもののたとえ。[類]蚊の涙 **雀百まで踊り忘れず** 幼いころの習慣は年をとっても忘れない。 **すずめばち【×雀蜂】**[名]スズメバチ科の大形のハチ。めすは四㌢にも達する。性質はきわめてあらく、腹部は赤褐色で黒の横じまがあり、強い毒性の針で人をさすこともある。クマンバチ。 **すすめる**[日]【進める】[動]①前へ行くようにする。前進させる。「将棋の駒[こま]を―」「雪道で車をゆるゆると―」→退ける②ものごとをはかどらせて、よい方へ向かわせる。「交渉を―」「近代化を―」③時計がさきの時刻を示すようにする。「時計の針を五分―」 **すすめる**[日]【勧める・“奨める】[動]①「…したほうがいい」と人に積極的に言う。「貯金を―」②食べものや敷物などを客に出す。「お茶を―」「ざぶとんを―」 **すすめる**[日]【薦める】[動]ぜひ採用するようにと相手に説得する。「後任に―」「新製品を―」 <712> **すすりなく【×啜り泣く】**[動]鼻をすすりあげるようにして、声を立てずに泣く。しゃくりあげて泣く。 **すずりばこ【×硯箱】**[名]すずり・墨・筆などを入れておく箱。 **すする【×啜る】**[動]液状のものを音を立てて吸いこむ。「茶を―」「かゆを―」「鼻を―」 **すずろ【漫ろ】**[形動]「そぞろ」の古い言い方。 **すすんで【進んで】**[副]みずからその気になって行動するようす。自発的にしようとするようす。「―そうじをする」 **ずせつ【図説】**[名・―スル]図や写真を使って説明すること。また、説明した本。「―世界史」[類]図解 **すそ【×裾】**[名]①衣服の下の方のへりのあたり。「―模様」「着物の―をからげる」②山のふもと。また、川下。「山―」③髪の毛の、えり首に近いところ。「―刈がり」 **すそご【×裾濃】**[名]着物などの糸を、上はうすく、下にいくにしたがって、こく染めだしたもの。 **すその【×裾野】**[名]①山のふもとの、ゆるやかに広がっている野原。「富士の―」▽ものごとが広い範囲にわたるようすもいう。「―の広い活動」 **すそまわし【×裾回し】**[名]着物のすその裏につける布。すそうら。♪図「わふく」 **すそもよう【×裾模様】**[名]①着物のすそにつけた模様。また、すそに模様のある着物。[対]総模様②星。星じるし。[star] **スター**[名]①人気のある歌手やスポーツ選手など。花形。「映画―」「―プレーヤー」 **スターター**[名]①競技で出発の合図をする人。②エンジンの起動装置。始動機。[starter] **スタート**[名・―スル]①始めること。始まること。開始。また、出発。「―をきる」「―ダッシュ」[start] **スタート**[START] [名]戦略兵器削減交渉。一九九一年にアメリカと旧ソ連とのあいだで条約が調印された。九八年までに両国の軍備を同じ水準に削減するとした。九三年には第二次の交渉がもたれ、条約が調印された。▽Strategic Arms Reduction Talks の略語。 **スタープレーヤー**[名]人気選手。花形選手。また、人気俳優。人気演奏家。[star player] **スターリン**[人名]一八七九—一九五三年。旧ソ連の政治家。本名は Dzhugashvili。レーニンの死後、革命路線を指導し、ソビエト社会主義体制を築いた。のち、その独裁的支配をフルシチョフらに批判された。▽「スターリン」は、鋼鉄の人という意味。[Iosif Vissarionovich Stalin] **スタイリスト**[名]①おしゃれ好きな人。身なりや芸術様式などに凝る人。②商業用の写真撮影などで、モデルの洋服・髪形・アクセサリーなどをととのえる仕事をする人。③文章を書くとき、文体に凝る人。[stylist] **スタイル**[名]①全体的に見た姿や形。「―がいい」②型や様式。「流行の―」「文章の―」[style] **スタイルブック**[名]流行の洋服などを写真や図で示した本。[stylebook] **スタインベック**[人名]一九〇二—六八年。アメリカの小説家。貧しい農民や労働者たちの姿を共感をもってえがいた。ノーベル文学賞受賞。代表作「怒りの葡萄[ぶどう]」「エデンの東」。[John Steinbeck] **すだく【集く】**[動]虫が集まって鳴く。「草むらに―こおろぎ」▽現代語では虫にしか使わないが、古語では、鳥やカエルがうるさく鳴くこともいった。 **スタグフレーション**[名]景気がふるわないのに、物価が上昇する現象。不況下のインフレーション。[stagflation] **すたる【廃る】**[動]①値打ちが下がる。「名が―」「男が―」②→「すたれる」 **すだれ【×簾】**[名]細くけずった竹やアシなどを、糸で編みつらねたもの。日よけ・しきり・料理用に使う。<かぞえ方>垂れ・張り **すたれる【廃れる】**[動]①盛んだったものが見捨てられて、はやらなくなる。使われなくなる。「店が―」⇔はやる②おこなわれなくなる。おとろえる。「公徳心が―」「人情が―」「すたる」とも。 **スタンス**[名]①姿勢。立場。②野球やゴルフなどで、球を打つときの足の置きかた。「クローズド―」[stance] **スタンダード**[名・形動]標準。基準。標準的な。[standard] **スタジオ**[名]①テレビやラジオの番組を放送したり、収録したりする部屋。②写真家・画家・彫刻家などの仕事場。③映画の撮影所。[studio] **ずたずた**[副]原形を残さないぐらい、細かく切れぎれなようす。「台風で幹線道路が―になる」 **すだつ【巣立つ】**[動]①ひなが成長して巣を去る。「ひなが一日で―」②子供が親もとをはなれて、また学校を卒業して社会に出る。「学窓を―」 **スタッカート**[名]音楽で、一音ずつ切って歯切れよく歌ったり演奏したりすること。また、その記号。音符の上に「・」などを付けて示す。断音。断奏。⇔レガート[staccato] **スタッフ**[名]①それぞれの分担を受けもって一つの仕事にかかわる人々。担当者。②映画や演劇で、出演者以外の関係者。[staff] **ずだぶくろ【頭×陀袋】**[名]①何でもはいるだぶだぶした大きな布のふくろ。②僧が経文・食器などを入れて首にかけるふくろ。 **スタミナ**[名]体力。精力。とくに、持久力。「―の配分を誤る」「―をつける」[stamina] **すだま【×集く】[動]→「すだく」 **すだれ**[名]→「すだれ」 **ずだん【寸断】**[名・―スル]→「すんだん」 **すだれあみ【×簾編み】**[名]→「すだれあみ」 **スタミナドリンク**[名]→「スタミナドリンク」 **すだれごし【×簾越し】**[名]→「すだれごし」 **すだれもよう【×簾模様】**[名]→「すだれもよう」 **すだれおり【×簾織り】**[名]→「すだれおり」 **すだれぐ【×簾具】**[名]→「すだれぐ」 **すだれじま【×簾縞】**[名]→「すだれじま」 **すだれあなご【×簾×穴子】**[名]→「すだれあなご」 **すだれはげ【×簾×禿げ】**[名]→「すだれはげ」 **すだれぶえ【×簾笛】**[名]→「すだれぶえ」 <713> **スタンダードナンバー**[名]軽音楽で、流行に関係なく、いつも好んで演奏される曲。「ジャズの―」[standard number] **スタンダール**[人名]一七八三—一八四二年。フランスの小説家。ロマン主義からリアリズムにうつる近代小説のもとを開いた。小説に「赤と黒」「パルムの僧院[そういん]」、評論に「恋愛論」など。[Stendhal] **スタンド**[名]①ものを立てたりするための台。②「電気スタンド」の略。③野球場などの階段状の観覧席。「アルプス―」④カウンターで飲食する店。「コーヒー―」⑤駅や街かどにある売店。「ガソリン―」[stand] **スタンドプレー**[名]人の注目をひこうとして、わざとおこなうはでな演技や行動。▽grandstand play から。 **スタントマン**[名]映画やテレビで、俳優に代わって危険な演技をする人。はなれわざの専門家。ふきかえ。[stunt man] **スタンバイ**[名・―スル]①放送などで、本番前に準備を整えて待機すること。また、準備完了。②汽船や飛行機で、出航準備。[stand-by] **スタンプ**[名]①印。また、消印。刻印。②切手。印紙。[stamp] **スタンリー**[人名]一八四一—一九〇四年。アメリカの探検家。イギリス生まれ。アフリカでゆくえ不明になっていたリヴィングストンを救出。ナイル川の源流を発見したほか、アフリカ各地を探検し、大陸横断に成功した。[Henry Morton Stanley] **スチーブンソン**[人名]→「スティーヴンソン」 **スチーム**[名]①蒸気を使った暖房設備。②蒸気。ゆげ。「―アイロン」[steam] **スチール**[名]①野球で、盗塁。「―製」[steel]②鋼鉄。はがね。「―製」 **スチル**[名]映画などの一場面の写真。宣伝用のポスターなどに使う。スチル写真。[still] **スチールギター**[名]金属製の弦を使ったギター。ハワイアンギターなど。アンプで音を増幅する電気式のものが多い。[steel guitar] **スチュワーデス**[名]旅客機で乗客にサービスをする女性乗務員。エアホステス。▽男性はスチュワード。[stewardess] **スチロール**[名]無色透明の燃えやすい液体。合成樹脂の原料。スチレン。「発泡―」[styrol] **すっ**[素っ] **ずつ**[副助] **ずつう【頭痛】**[名]●頭の中が痛むこと。「―がする」②なやみ。心配。「―の種がふえる」 **ずつうはちまき【頭痛鉢巻き】**[名]めんどうなことに直面して大いに頭をなやますこと。▽頭痛がひどくて鉢巻きしてがまんするという意味。 **スツール**[名]背もたれのない、小さないす。[stool] **すっからかん**[名・形動]何一つないようす。からっぽ。すってんてん。俗な言い方。「財布が―だ」 **すっかり**[副]余すところなく全部。何から何まで完全に。「―かたづく」「―お世話になりました」 **すっきり**[副・―スル]①気分がさわやかで、不快なものがないようす。「頭痛がとれて―した」「雲一つなく―と晴れわたる」②よけいなものがなく、見た目にも快いようす。「―したデザインの服」 **ズック**[名]木綿や麻[あさ]を織った、厚くてじょうぶな布。船の帆・テント・くつなどに使う。また、その布でつくった運動ぐつ。ズックぐつ。[doek] **ずっこける【ずっ。転ける】**[動]ずり落ちてだらしなくなる。また、的はずれなことをする。俗な言い方。「いすから―」「ずっこけた野郎」▽「ずりこける」の変化した形。 **すったもんだ【擦った×揉んだ】**[名・―スル]議論などがさんざんもつれること。いざこざ。俗な言い方。「―の末やっと解決した」 **すってんてん**[名・形動]かねや財産がまったくなくなったようす。無一文。俗な言い方。「麻雀で負けて―になった」 **すっと**[副]①<副>まっすぐにのびたようす。「―のびた枝」②<副>すばやく動くようす。「―席を立つ」①<副・―スル>気持ちがさっぱりするようす。「胸が―する」 **ずっと**[副]①比較してみると程度に大きな差があるようす。「前より―よくなった」「このほうが―小さい」②時間や距離が大きくはなれているようす。「―前に話した」「この―さきに病院がある」③同じ状態が続くようす。そのまま変わらずに。「朝から―待っている」「卒業しても―友達でいよう」④ためらわずに、前進するようす。「そのまま―おはいりください」▽人にすすめるときにいう。 **すっとぼける【素っ×恍ける】**[動]知っていながら、まったく知らないふりをする。くだけた言い方。「こら、―な」 **すっとんきょう【素っ頓狂】**[名・形動]ひどく調子はずれなようす。また、そのようなことをする人。くだけた言い方。 **すっぱい【酸っぱい】**[形]レモンや酢のような味がする。すい。「―ワイン」「口を酸っぱくする」 **すっぱだか【素っ裸】**[名]①何も着ていないこと。②財産を何一つもたないこと。丸裸▽「すはだか」を強めた俗な言い方。 **すっぱぬく【すっぱ抜く】**[動]秘密や私的なかくしごとを不意に人前にあばき出す。「内情を新聞が―」[同]ばらす▽「すっぱ」は、忍者のこと。「素っ破抜く」とも当てる。 <714> **すっぱり**[副]①みごとに裁ちきるようす。「―髪を切りおとす」②続いてきたものにはっきり区切りをつけてやめるようす。「―縁を切る」「―とあきらめる」 **すっぽかす**[動]しなければならない仕事や約束を果たさないでおく。くだけた言い方。「約束を―」▽「ほかす」は、捨てるという意味。 **すっぽぬける【すっぽ抜ける】**[動]ちゃんとはまっていたものが、何かの拍子でぬけてしまう。くだけた言い方。「くつが―」「カーブが―」▽「すっぽりぬける」の変化した形。 **すっぽり**[副]①すっかりおおうようす。「雪で―とおおわれた村」「ふとんに―くるまる」②ものがそっくりはまったり、はずれたりするようす。「足が―穴にはいる」「記憶が―とぬける」 **すっぽん【×鼈】**[名]①カメの一種。甲[こう]がやわらかい。背は緑褐色で、かみついたら容易にはなれない。肉は食用、血は強壮剤。「月と―」②花道のある劇場で、花道の舞台に近いところにあけたせり。図「ぶたい」 **すで【素手】**[名]手に何も持ったりつけたりしていないこと。てぶら。からて。「―で敵と戦う」 **スティーヴンソン**[人名]①一七八一—一八四八年。イギリスの発明家。一八一四年にはじめて蒸気機関車をつくり、二五年に実用化され、二九年には息子とともにリバプールとマンチェスター間の鉄道を走らせた。[George Stephenson]②一八五〇—九四年。イギリスの小説家。たくみなストーリー性のある作品を残した。小説「宝島」「ジキル博士とハイド氏」など。[Robert Louis Stevenson] **すていし【捨て石】**[名]①囲碁で、あとの展開を有利にするために打つ、一見むだなように見える石。②むだなように見えてもいつかは役に立つようなおこないのたとえ。「世の―となる」③橋をかけるときなどに、工事の土台として水底に入れる石。 **スティック**[名]棒。また、棒状のもの。とくに、ホッケーやアイスホッケーなどで、球やパックを打つ木の棒。「―サラダ」「リップ―」[stick] **すていん【捨て印】**[名]証書などで、訂正の可能性などを考えてあらかじめ欄外におしておく印。 **ステーキ**[名]西洋料理で、厚い肉や魚の切り身を焼いたもの。とくに、牛肉を焼いた「ビーフステーキ」をさす。[steak] **ステージ**[名]①舞台。また、舞台での演技や演奏。「―ダンス」「―をつとめる」[stage] **ステーション**[名・造語]①駅。停車場。「―ビル」②持ち場や根拠地。また、部。局。事業所。「サービス―」「宇宙―」「ナース―」[station] **ステーションワゴン**[名]後部が箱形で、比較的大きな荷物をつめる貨物兼用の乗用車。ライトバン。[station wagon] →図「じょうようしゃ」 **ステータスシンボル**[名]社会的に高い地位の象徴となるもの。[status symbol] **ステートメント**[名]おおやけの立場でする声明。声明書。「アメリカ政府の―」[statement] **すてがな【捨て仮名】**[名]①漢文などで、読みあやまらないように、漢字の下に小さくふっておくかな。たとえば、「二人」の「ッ」など。②拗音・促音などをあらわす小さなかな。たとえば、「じゃあ」「あっと」の「ゃ」「っ」など。 **すてがね【捨て金】**[名]①むだに使われるかね。役に立たないかね。②利益や返済をあてにしないで貸すかね。 **すてき【素敵】**[形動]ものごとがすばらしくて、心ひかれる状態であるようす。魅力的。「―な人物」▽「素敵」は当て字。「素的」「素適」とも当てる。 **すてご【捨て子】**[名]親が幼児を育てることを放棄し、道ばたなどに置きざりにすること。また、その捨てられた幼児。 **すてぜりふ【捨て〝台〝詞】**[名]①別れぎわなどに、負けおしみで相手に言うおどしや強がりなどのことば。「―を残して去る」②舞台で、役者がその場に応じて言う、脚本にないことば。アドリブ。 **ステッカー**[名]広告や標語などが印刷してあるはり札。「駐車違反の―」[sticker] **ステッキ**[名]西洋風のつえ。[stick] **ステッチ**[名]ししゅうや裁縫などで、針目やぬい目をつけること。ぬいかた。「クロス―」[stitch] **ステップ**[名]①あしどり。歩調。とくに、ダンスの足の運びかた。「軽やかな―」②バスや列車などの出入り口にあるふみ段。③仕事や学業の段階。「―バイ―」[step] **ステップきこう【ステップ気候】**[名]砂漠周辺の草原地帯(ステップ)にみられる乾燥気候。一年を通じて雨が少ない。各大陸の内陸部に広く分布し、牧畜などがおこなわれる。 **ステディー**[名・形動]①<名・形動>堅実であること。「スローアンド―(=ゆっくりと確実に)」②<名>きまった恋人。[steady] **すててこ**[名]男性用のズボン下。ゆったりとしたひざ下までの下着。 **すてどころ【捨て所】**[名]あるものを捨てるのにふさわしい場所や時期。「―に困る」「ここが命の―」 **すでに【既に・×已に】**[副]①時間的に、そのことより前に。とっくに。「―申しあげたとおりです」「七時には―出発していた」②気づいたときには、ことが成り立っているようす。今となってはもう。「―手おくれだ」「―夜が明けようとしていた」 **すてね【捨て値】**[名]捨てるのも同然と思われるほど安い値段。「―で売る」 **すてばち【捨て鉢】**[名・形動]どうにでもなれと、やけやりな気持ちになること。やけくそ。 **すてみ【捨て身】**[名]自分の生命を犠牲にする覚悟で、ものごとにたち向かうこと。「―で相手にぶつかる」[類]命懸け・決死 <715> **すてる【捨てる・棄てる】**[動]①不用なものとして投げだす。「ゴミを―」⇔拾う②関心や努力を絶つ。みはなしたり、あきらめたりする。「故郷を―」「世を―」「試合を―」③ほうっておく。かまわないでおく。「だまって捨てておけない性格」 **ステレオ**[名]①二つ以上のスピーカーを使って、音が立体的に聞こえるようにすること。また、立体的に聞こえるようにした装置。「―放送」⇔モノラル②立体的。立体。「―カメラ」[stereo] **ステレオタイプ**[名]型にはまっていること。紋切り型。ステロタイプ。[stereotype] **ステンドグラス**[名]いろいろな色のガラスをつぎあわせて絵や模様をあらわした、装飾用のガラス板。「教会の窓の―」[stained glass] **ステンレス**[名]鉄と、ニッケルやクロムの合金。さびにくいので、流し台などに使う。「ステンレススチール」の略。▽さびないという意味。[stainless] **スト**[名]「ストライキ」の略。「ゼネ―」「―決行」 **ストア**[名・造語]みせ。商店。「フード―」「チェーン―」[store] **ストアがくは【ストア学派】**[名]ギリシャ哲学の一派。理性によって禁欲的に生きることを説いた。エピクロス派と並び称される。創始者ゼノンのほか、セネカ・エピクテトス・マルクス・アウレリウスら。 **ストイック**[名・形動]禁欲主義。禁欲主義的。ストイシズム。▽もと、ストア学派の哲学者のこと。[stoic] **ストウふじん【ストウ夫人】**[人名]一八一一—九六年。アメリカの女流小説家。黒人奴隷の悲惨な現実をえがいた。代表作「アンクルトムの小屋」。[Harriet Elizabeth Stowe] **すどおし【素通し】**[名]①さえぎるものがなく、さきまで見通せること。②度のついてない、ふつうのガラスをはめた眼鏡。 **ストーブ**[名]石炭・石油・ガス・電気などを使って室内を暖める器具。[stove] **ストーム**[名]あらし。[storm] **すどおり【素通り】**[名・―スル]たち寄らずにそのまま行ってしまうこと。「店の前を―する」 **ストーリー**[名]①物語。はなし。また、小説や映画などのすじ書き。「ショート―」[story] **ストーリーテラー**[名]話のうまい人。すじのおもしろさで読者をひきつける作家。[storyteller] **ストール**[名]女性用の長いかたかけ。[stole] **ストール**[STOL] [名]短距離離着陸飛行機。上昇性能にすぐれ、五○○㍍以下の短い滑走路で離着陸ができるエストール機。▷ short take-off and landing airplane の略語。 **すとくてんのう【崇徳天皇】**[人名]一一一九—六四年。在位、一一二三—四一年。即位後も実権は父の鳥羽院にあった。父の死後、弟の後白河天皇と対立して保元の乱を起こしたが敗れ、讃岐[さぬき]に流されて没した。 **ストけん【スト権】**[名]労働者がストライキをおこなう権利。ストライキ権。「―を確立する」 **ストッキング**[名]婦人用のうすでの長いくつした。また、スポーツ用の長いくつした。[stockings] **ストック**[名・―スル]①<名・―スル>品物などをたくわえておくこと。また、たくわえた品物。在庫品。「―がある」「燃料を―する」①<名>ある時点での、資本や財貨の全体量。⇔フロー②<名>「ストックオプション」の略。[Stock] **ストック**[名]スキーで使う二本のつえ。▽「シュトック」の変化した形。[Stock] **ストックホルム**[名]スウェーデンの首都。バルト海に面する港湾都市。毎年一二月一〇日に、ノーベル賞の授与式がおこなわれる。[Stockholm] **ストッパー**[名]①野球で、勝っている試合の最後に出て、敵の反撃をおさえる投手。火消し。②停止装置。安全装置。とめがね。[stopper] **ストップ**[名・造語]①<名・スル>止まること。止めること。休止。停止。「営業が一時―する」「連勝記録の―」②<名>信号の「止まれ」の合図。⇔ゴー③<名・造語>停留所。「バス―」[stop] **ストップウォッチ**[名]所要時間を秒以下まで計ることのできる時計。競技や研究などに使う。[stopwatch] **すどまり【素泊まり】**[名]夕食・朝食をとらず、ただねるだけのために旅館にとまること。 **ストやぶり【スト破り】**[名]組合員がストライキを破るような行動をすること。また、会社側が外部の者をやとって暴力的にストライキを妨害すること。 **ストライキ**[名]労働者や学生などが要求を通すために、集団で仕事や学校を休むこと。スト。「―を決行する」「―に突入する」[類]サボタージュ[strike] **ストライク**[名]①野球で、投手の投げた球がホームベース上で、打者のわきの下からひざがしらまでのあいだの範囲を通過すること。また、そこを通る球。打者のからぶりやファウルボールなどもストライクとみなす。「―ゾーン」⇔ボール②ボーリングで、一回目に投げた球で一○本のピン全部をたおすこと。[strike] **ストライド**[名]大またの歩幅。「―走法」▽スポーツで使うことが多い。[stride] **ストライプ**[名]縞[しま]。縞模様。[stripe] **ストリート**[名・造語]通り。街路。「メーン―」[street] **ストリップ**[名・―スル]①着物をぬいでいくこと。はだかになること。また、「ストリップショー」の略。[strip] **ストリングス**[名]弦楽器。また、弦楽器による演奏。その奏者。▽楽器の弦は「ストリング」という。[strings] **ストリンドベリ**[人名]一八四九—一九一二年。スウェーデンの小説家・劇作家。イプセンとともに北欧の自然主義文学の先駆者。小説に「赤い部屋」、戯曲とくに「父」「令嬢ジュリー」など。[Johan August Strindberg] <716> **ストレート**[名・形動]①<名・形動>まっすぐなこと。まわり道しないこと。「―(=現役)で合格する」②<名・形動>率直であること。「―な性格の人」③<名>ボクシングで、うでをまっすぐにのばして打ちこむこと。「右―がきまる」→フック④<名>野球で、投手がまっすぐに投げる球。直球。⑤<名>テニスやバレーボールで、サイドラインに平行な球すじ。⇔クロス⑥<名>ウイスキーなどで、水や氷を入れないもの。また、コーヒーなどで、ブレンドしないもの。「―で飲む」⑦<名>同じことが続けて起こること。「―のフォアボール」「―勝ち」[straight] **ストレス**[名]①精神的緊張、恐怖。睡眠不足・過度の労働・騒音・寒冷などの刺激が続くことによってひきおこされる病的な状態。多く、胃潰瘍[いかいよう]や高血圧のような病気を生じる。「―がたまる」「―解消」②ことばの強弱アクセントの強めの部分。[stress] **ストレッチ**[名・―スル]①競技場のトラックや競馬場などのコースの直線部分。「ホーム―」「バック―」②よく、のびちぢみする布地。「―ジーンズ」「―性に富む」③筋肉や腱[けん]をゆっくりのばすこと。準備運動としておこなうことが多い。ストレッチング。[stretch] **ストレプトマイシン**[名]抗生物質の一つ。肺炎や結核などの薬。ストマイ。[streptomycin] **ストロー**[名]①麦わら。「―ハット」②飲みものを飲むのに使う、ビニール製などの細いくだ。▽もとは麦わらを使ったことから。[straw] **ストローク**[名・―スル]①水泳やボートで、うでやオールで水をひとかきすること。また、そのひとかき分の距離。「力強い―で泳ぐ」「ワン―リードする」②ゴルフやテニスで、球を打つこと。また、その一打。「―プレー」「バッケー」[stroke] **ストロベリー**[名・造語]イチゴ。「―ジャム」[strawberry] **ストロボ**[名]暗いところなどで写真をとるときに使う発光装置。瞬間的に強い光を発する。くりかえし使用できる。「―内蔵のカメラ」[類]フラッシュ▽stroboscopic lamp から。 **ストロンチウム**[名]金属元素の一つ。銀白色でやわらかい。元素記号Sr▽核分裂でできる種類は、放射能をもち、工業などに使う。[strontium] **すな【砂】**[名]岩石の細かいつぶ。直径二㍉以下のもの。 **砂をかむよう** 味わいがなく、少しのおもしろみもないようす。 **すなお【素直】**[形動]①性格がひねくれていなくて、まっすぐなようす。おだやかで人に逆らわないようす。「―な子供」「―に忠告をうけいれる」②かざったりゆがめたりせず、くせがないようす。「―な字を書く」 **すなかぶり【砂、被り】**[名]すもうで、土俵のすぐ近くの見物席。▽土俵の砂がかかるほどに近いことから。 **すなけむり【砂煙】**[名]砂がまいあがって、けむりのように見えるもの。「―を立てて走る」 **すなご【砂子】**[名]①すな。まさご。②金銀の粉。ふすまや蒔絵[まきえ]などにふきつけて装飾に用いる。 **すなじ【砂地】**[名]砂におおわれた土地。「すなち」とも。 **スナック**[名]①軽い食べもの。とくに、菓子類。「―菓子」②「スナックバー」の略。[snack] **スナックバー**[名]軽食もとれる酒場。[snack bar] **スナップ**[名]①凹型[おうがた]と凸型[とつがた]でひと組みの留め金。服のうちあわせなどに使う。ホック。②「スナップショット」の略。③テニス・野球・ゴルフなどで、球を打ったり投げたりするときに手首の力をきかせること。「―をきかせる」[snap] **スナップショット**[名]人物のしぜんなようすを手早く写真にとること。また、その写真。[snapshot] **すなどけい【砂時計】**[名]真ん中が細くくびれたガラスの入れものに砂を入れ、落ちた砂の量で時間をはかるしかけ。 **すなどり【《漁り】**[名・―スル]魚介類をとること。いさり。また、漁師。古い言い方。 **すなのおんな【砂の女】**[作品]一九六二年。安部公房[あべこうぼう]の小説。昆虫の採集に行った教師が砂の穴に落ち、穴に住む女と暮らさなければならなくなる。蟻地獄[ありじごく]のように脱出できない現実、孤独にたえて生きるしかないことを暗示した作品。 **すなば【砂場】**[名]①はばとびなどの競技や砂遊びをするために、砂を入れた区切った場所。②すなじ。すなはら。 **すなはま【砂浜】**[名]砂地になっている海岸。 **すなぼこり【砂×埃】**[名]ほこりのようにまいあがる細かい砂。「―をあげて走る」[類]砂塵 **すなわち**[日]【即ち】[接]①前に述べたことを、別の言いかたで説明したり、まとめたりするときの言葉。言いかえると。つまり。「春、―さくらの季節」「そうじ・せんたく・料理、―家事全般」 **すなわち**[日]【則ち】[接][多く、「〜れば則ち」の形で]…ならば、そのときは…となる。「学びて思はざれば―罔[くら]く、思ひて学ばざれば―殆[あやう]し(=学んで考えなければはっきりわからないし、考えるだけで学ばなければ考えたことがあやふやになる)」▽原因・理由・条件と、結果を接続する。 **すなわち**[日]【即ち】[副]すぐに。その場で。それがそのまま。「善人と居れば、―之れと化す(=善人といっしょにいると、すぐに影響を受けて善人となる)」 **すなわち**[日]【×乃ち】[接]意外にも。それなのに。やっとのことで。そこで。「―漢あるを知らず、魏晋[ぎしん]に論なし(=なんと漢時代を知らず、もちろん次の魏・晋時代も知らなかった)」「平明、漢軍―之れを覚える(=明けがた、漢軍はやっとのことで、これを知った)」▼どれも、現代語の意味とはちがうので要注意。ほかに「すなわち」には、「便ち(=たやすく)」「輒ち(=そのたびに)」などもある。 <717> **スニーカー**[名]布や革[かわ]でできたゴム底の運動ぐつ。[sneakers] **ずぬける【図抜ける・頭抜ける】**[動]並はずれてすぐれている。とびぬけてすぐれる。「図抜けて成績がいい」[同]ずば抜ける **すね【×臑・×脛】**[名]ひざから足首までの部分。とくに、その前面。 **臑に傷を持つ** 前に犯した悪事など、人に知られると困る秘密がある。 **臑を齧る**[かじる] 経済的に独立できずに、親の世話になっている。 **すねかじり【×鷹×齧り】**[名]働かないで、親から学費や生活費をもらって暮らしていること。また、親からかねをもらって生活している人。おやがかり。 **すねもの【×拗ね者】**[名]世をすねた人。心のひねくれた、協調性に欠ける人。[類]つむじ曲がり・ひねくれ者 **すねる【×拗ねる】**[動]相手の愛情に不満で、わざとひねくれた態度をとる。また、意地を張る。「子供がすねてだだをこねる」 >「つかいわけ」すねる・ひがむ・いじけるほか 「すねる」は、愛してもらいたい、関心をもっとひきたいという気持ちが満たされず、わざとねじけた態度をみせること。「言うことをきかないのはすねているんだ」。「ひがむ」は、自分だけがひどいあつかいをされているとまちがって思いこんで、気持ちがゆがむこと。「弟をかわいがると兄がひがむ」。「ひねくれる」は、もともとの性質がよじれてまがっていて、何でもまがってとること。「ひねくれた言いかた」。「いじける」は、いつもいじめられたり、厳しい寒さなどにいためられたりしてちぢこまってしまい、何でも進んでやる気持ちがもてないこと。 **ずのう【頭脳】**[名]①脳。また、すぐれた知能や知力。その持ち主。「―明晰[めいせき]」「世界の―が集まる会議」 **スノーボート**[名]雪の上を走る、エンジンのついたボート形のそり。遊技用・運搬啟用。[snow boat] **すのこ【×簀の子】**[名]①竹や板を少しずつあいだをあけて並べた台。台所の流しやふろ場など、水の流れるところで使う。②細い竹やアシなどを並べて、すだれのように編んだもの。 **スノッブ**[名]紳士気どりの俗物。えせ紳士。見せかけの教養をひけらかす人。[snob] **スノビズム**[名]教養をひけらかすような軽薄な態度。俗物根性。[snobbism] **すのもの【酢の物】**[名]魚や海藻・野菜などを、酢で味つけした料理。 **スパーク**[名・―スル]①放電などで火花が飛ぶこと。また、その火花。[spark] **スパート**[名・―スル]急に全速力を出すこと。「ラスト―をかける」「第三コーナーで―する」[spurt] **スパーリング**[名]ボクシングで、試合形式で打ちあう練習。「公開―」▽防具はつける。[sparring] **スパイ**[名・―スル]敵国などにもぐりこんで、ひそかに情勢を探ること。また、諜報活動をする人。密偵。間諜。「産業―」「相手の練習を―する」[spy] **スパイク**[名]①<名>①すべり止めのために、くつの底やタイヤなどに打ちこんであるくぎ。「―タイヤ」②<名>「スパイクシューズ」の略。運動競技用の、底にくぎのついたくつ。①<名・スル>スパイクシューズで傷つける。「ランナーに―された」②<名>バレーボールで、ジャンプして相手側のコートに急角度で強い球を打ちこむこと。「―がきまる」「―を打つ」[spike] **スパイス**[名]香辛料。香味料。「―をきかせる」[spice] **スパゲッティ**[名]イタリア料理で使う細長いめん。スパゲティ。[spaghetti] **すばこ【巣箱】**[名]鳥やミツバチなどの巣となるように、人が木などでつくった箱。 **すばしっこい**[形]機会を見て、身軽にするどく動きまわるようす。すばしこい。「―ねずみ」「すばしっこくにげまわる」[類]敏捷 **すはだ【素肌】**[名]①化粧などをしていない、しぜんのままのはだ。「―のきれいな人」②下着をつけていない状態。「―にゆかたを着る」 **スパナ**[名]ナットやボルトをはさんで、しめたりゆるめたりする工具。レンチ。[spanner] **ずばぬける【ずば抜ける】**[動]まわりとかけはなれて、すぐれている。群をぬく。「ずば抜けて背が高い」 **すはま【州浜・×洲浜】**[名]①海につき出た州のある浜辺②①をかたどった台に木や岩などをあしらった、祝儀用のかざりもの。州浜台。③断面が①形の和菓子。すあま。 **すばやい【素早い】**[形]動作や行動などがはやい。「素早く見つける」「頭の回転が―」 **すばらしい【素晴らしい】**[形]みごとさに心が晴ればれする感じがする。「―できの作品」「―上天気」②[「すばらしく〜」の形で]とても。ひじょうに。「すばらしく広い庭」▼「素晴らしい」は当て字。 **ずばり**[副]①ものごとの中心や要点などを力強くぴったりとつくようす。「―と言う」「そのもの―」②刀などで、勢いよく切りおとすようす。「―一刀のもとに断つ」 **すばる【×昴】**[名]牡牛座[おうしざ]にあるプレアデス星団の、日本での古くからの呼び名。肉眼では六つの星が見られる。六連星[むつらぼし]。昴宿[ぼうしゅく]。「星は―(枕草子)」▽「昂(=たかぶる)」は別字。 **すばる【スバル・×昴】**[名]国語文芸雑誌。一九〇九年創刊。石川啄木[いしかわたくぼく]・木下杢太郎[きのしたもくたろう]・森鷗外[もりおうがい]・与謝野晶子[よさのあきこ]らが活躍した。詩歌を中心に、反自然主義的・耽美的な作品が多い。 <718> **スパルタきょういく【スパルタ教育】**[名]心身を厳しくきたえる教育。▽全市民に厳しい軍事教育をした古代ギリシャの都市国家スパルタの名から。 **ずはん【図版】**[名]本に印刷されている図や写真。 **スパンコール**[名]舞台用の衣装などにつける、ボタン状の金ぴかのかざり。▽spangle から。 **スピーカー**[名]「ラウドスピーカー」の略。拡声器。[speaker] **スピーチ**[名]人前でおこなう、短くまとまったあいさつや話。「テーブル―」[speech] **スピーディー**[形動]手早くことを進めるようす。てきぱきとおこなわれるようす。「―な試合はこび」[speedy] **スピード**[名]①速度。速さ。「―を落とす」「フル―」②速いこと。「―写真」「―ボール」[speed] **スピードガン**[名]野球で、投手の投げた球の速さを測るレーダー式の機械。[speed gun] **スピッツ**[名]イヌの品種の一つ。小形で、毛は白くて長い。[Spitz] **ずひょう【図表】**[名]図と表。数量などの動きを、数字や線であらわしたもの。グラフ。「営業成績を―で示す」 **スピリット**[名]①精神。たましい。霊。「フロンティアー(開拓)―(精神)」②アルコール分の高い蒸留酒。[spirit] **スピン**[名・―スル]①フィギュアスケートやダンスで、同じ場所でたてつづけに回転すること。旋回。「―をかける」②テニスや卓球で、打球に回転をあたえること。③飛行機のきりもみ降下。④自動車のタイヤが横すべりして回転してしまうこと。[spin] **ずふ【図譜】**[名]動植物など、同じ種類のものの絵を集め、説明を加えてまとめた本。「植物―」[同]画譜 **ずぶ**[副]①中まで突っき通るようす。「―ぬれ」「ずぶずぶと刺す」②まったく。すっかり。「―のしろうと」 **スフィンクス**[名]①古代オリエントで、神殿や王の墓の前などにつくられた、魔よけの石像。頭は人間、からだはライオンの形をしている。エジプトのギゼーのピラミッドの前にあるものが有名。②ギリシャ神話の怪物。顔は女性で、からだはつばさのあるライオンの形をしている。なぞかけをして、答えられない者を食い殺したという。[Sphinx] **スプロールげんしょう【スプロール現象】**[名]大都市の郊外が、無計画に市街化されること。乱開発。▽「スプロール」は、不規則に広がること。 **すべ【術】**[名]手段。方法。古い言い方。「なすーを知らない」 **スペア**[名]①予備の品。予備の部品。スペヤ。「―インク」「―タイヤ」②ボーリングで、二投目の球で残りのピンを全部たおすこと。[spare] **スペイン**[国]ヨーロッパ南西部、イベリア半島にある立憲君主国。一六、七世紀に中南米を中心とする地域に多くの植民地をもって栄えた。おもな産物はオリーブ・オレンジ・ブドウ・鉄鉱石など。古名はイスパニア。面積約五一万平方㌔。首都マドリード。主要言語スペイン語。▽「西班牙」と当てる。 **スペース**[名]①空間。あいているところ。「部屋にはこれ以上―はない」「―をうめる」②宇宙空間。[space] **スペースシャトル**[名]アメリカのうち上げた、地球と宇宙空間をくりかえし往復できる有人宇宙船。宇宙連絡船。[space shuttle] **スペード**[名]トランプで、黒い剣のマーク。「◆」[spade] **すべからく【×須らく】**[副][「すべからく〜べし」の形で]再読文字の一つ。「ぜひとも…する必要がある」という意味。「―常に病苦の時を思ふべし(=ぜひとも、いつも病気で苦しいときのことを思う必要がある)」 **スペキュレーション**[名]①思わく買い。投機。②トランプで、スペードのエース。[speculation] **スペクタクル**[名]①壮大な光景。壮観。見もの。②映画などで、大がかりなセットで撮影するなどした壮大な場面。「一大―」[spectacle] **スペクトル**[名]光がプリズムを通ったときに見られる、波長順に並んだ色の帯。[spectre] **スプレー**[名・―スル]液体を霧状にしてふきださせること。また、その装置。噴霧器。「ヘアー―」「―式の塗料」[spray] **ずべこう【ずべ公】**[名]不良少女。俗な言い方。 <719> **スペシャリスト**[名]その分野にくわしい人。専門家。「―を養成する」[specialist] **スペシャル**[名・造語]特別。特殊。特製。「―サービス」「―ランチ」[special] **すべっこい【滑っこい】**[形]すべりやすい。すべすべしてなめらかである。くだけた言い方。「―坂道」 **すべて【全て・見て・。総て】**[名・副]①<名>全部。ありったけ。のこらず。すっかり。「事件の―を公表する」①<副>「宿題は―終わった」 **すべての道はローマに通ず** 方法はちがっていても目的は同じであること。また、真理は一つであること。 **すべらす【滑らす】**[動]すべるようにする。すべらせる。「足を―」「口を― (=うっかり言ってしまう)」 **すべりこむ【滑り込む】**[動]①すべるようにしてはいる。「列車がホームに―」②やっとまにあう。「試験にぎりぎり―」③野球で、スライディングをしてベースに達する。 **すべりだし【滑り出し】**[名]ものごとの出だし。「近年になく好調な―だ」 **スペリング**[名]アルファベットで書くことばのつづり。スペル。[spelling] **すべる【統べる・総べる】**[動]①全体を一つにまとめる。多くのものを一つに寄せる。②支配する。統治する。おさめる。「国を―」『文章語。 **すべる【滑る・×辷る】**[動]①ものの表面をなめらかに移動する。「スキーで山の斜面を―」②足もとなどがつるつるして、転びそうになる。「路面がこおってタイヤが―」③手からすりぬける。「手が滑って茶わんを落とす」④(なめらかすぎる意味から)不用意に言ったり、書いたりする。「つい口が―」「筆が―」⑤不合格になる。落第する。「試験に―」 **スペル**[名]「スペリング」[spell] **スポイト**[名]インクなどを吸いあげて他の容器へ移す器具。細いガラスやプラスチックの管にゴムのふくろをつけたもの。[類]ピペット[spuit] **スポイル**[名・―スル]そこなうこと。あまやかして、だめにしてしまうこと。「子供を―する」[spoil] **スポーク**[名]自転車の車輪の軸と外輪とをつなぐ、放射線状の細い棒。輻[や]。[spoke] **スポークスマン**[名]政府や団体などの見解を、公式に発表する役目の人。日本政府の場合は内閣官房長官。「大統領―の発表」[spokesman] **スポーツ**[名]競技や健康のためにする運動。[sports] **スポーツカー**[名]運転を楽しむための高性能の乗用車。スポーティーカー。[sports car] **スポーツのひ【スポーツの日】**[名]国民の祝日の一つ。一〇月の第二月曜日。スポーツを楽しみながら他者を尊重し、心身ともに健全な社会をめざす日。▽もと、体育の日。 **スポーツマン**[名]①スポーツが得意で好きな人。また、運動選手。「―タイプの人」[sportsman] **スポーツマンシップ**[名]競技ルールに従って、全力 をつくす精神や態度。スポーツマンがもたなければならないとされるもの。「―にのっとって正々堂々と戦う」[sportsmanship] **スポーティー**[形動]活動的で軽快なようす。ドレッシー▽服のデザインや着かたについていうことが多い。[sporty] **ずぼし【図星】**[名]①ねらったところ。思うつぼ。急所。「やはり―だった」▽的の中心の黒点の意から。 **図星を指される** ぴたりと言いあてられる。急所をつかれる。 **スポット**[名・造語]①点。地点。場所。「プレイ―」②「スポットライト」の略。「―を当てる」③「スポットアナウンス」「スポットコマーシャル」の略。「―を流す」[spot] **スポットアナウンス**[名]ラジオやテレビで、番組の合間に入れる短いお知らせや簡単なニュースなど。スポット。▽spot announcement から。 **スポットコマーシャル**[名]ラジオやテレビで、番組の合間に入れる短い広告。スポット。[spot commercial] **スポットライト**[名]舞台で、一部分だけを目立たせるために光を当てる装置。また、部分照明。スポット。「―を浴びる(=注目を集める)」[spotlight] **すぼむ【×窄む】**[動]①ふくらんだり開いたりしたものが、縮んで小さくなる。「花が―」「風船が―」「傷口が―」[類]しぼむ・つぼむ②さきのほうが細くせばまる。「口のすぼんだ瓶」 **すぼめる【×窄める】**[動]口すぼむようにする。細く小さく縮める。「かたを―」「口を―」 **ずぼら**[形動]おおざっぱできちんとしていないこと。俗な言い方。「―な性格」[類]いい加減 **ズボン**[名]下半身を包む洋服で、二またになっているもの。スラックス・パンツ▽juponからか。 **スポンサー**[名]①事業や活動の資金を出してくれる人。出資者。後援者。パトロン。②テレビやラジオの番組を提供する広告主。[sponsor] **スポンジ**[名]①海綿[かいめん]。また、海綿状の合成繊維やゴムの製品。「―でからだを洗う」②軟式野球で使う、中が海綿状のゴムボール。「スポンジボール」の略。③「スポンジケーキ」の略。[sponge] **スポンジケーキ**[名]小麦粉に卵・砂糖をまぜて焼いた、スポンジのようにやわらかい洋菓子。デコレーションケーキの台などに使う。[sponge cake] **スマート**[形動]①服装や態度などが洗練されているようす。しゃれているようす。②からだつきやものの形などが、すらりとしているようす。「―な車体」[smart] **すまい【住まい】**[名]①人が住んで生活しているところ。「お―はどちらですか」②住んでいること。「一人―ずまい」 >「つかいわけ」→「住居」を見よ。 **すまう【住まう】**[動]そこに居ついて暮らす。住む。「ここに住まって十年になる」 **すまげんじ【×須磨源氏】**[名]「源氏物語」は全五四帖にもわたる長編なので、読みだして一二番目の「須磨の巻き」あたりで、読むのをやめてしまうことが多いことをいうことば。 <720> **すまし【澄まし】**[名]①にごりをなくすこと。②気どること。「―屋」「―顔」「お―」③「澄まし汁」の略。 **すましじる【澄まし汁・『清まし汁】**[名]だしに塩やしょうゆでうすく味つけした吸いもの。おすまし。 **すます【済ます】**[動・造語]①<動>すっかり仕事や行事を終える。「手続きを―」「入学式を―」②<動>不じゅうぶんでも終わりにする。まにあわせる。「夕食はうどんで―」「かねで―」①<造語>[「〜すます」の形で]完全に…する。すっかり…する。「聞き―(=すっかり聞いてしまう)」「被害者になり―」▽動詞の連用形に付く。「すませる」とも。 **すます【澄ます。「清ます】**[動・造語]①<動>にごりなどがなくなるようにする。「水を―」②<動>雑念やけがれなどを除く。「心を―」③<動>注意を一点に集中する。「耳を―」④<動>気どった顔をする。「つんと―」⑤<動>何も気にせず、平気なようすをする。「何を言われてもすましている」④⑤はふつう、かな書き。①<造語>[「〜すます」の形で](雑多なことをとりのぞく意味から)すっきり…する。「研ぎ―」「ねらい―」「聞き―(=よく注意して聞く)」▽動詞の連用形に付く。 **すませる【済ませる】**[動]→「すます(済ます)」 **スマッシュ**[名・―スル]テニス・バドミントン・卓球などで、相手のコートに球を急角度で打ちこむこと。「―をきめる」[smash] **すまない【済まない】**[連語]おわびや感謝の気持ちをあらわすことば。申しわけない。「きみには―ことをした」「―が水をくれ」▽もと、「きまりがつかない」という意味から、おわびやお礼をしつくせない気持ちをあらわす。ふつう、かな書き。 **すみ【炭】**[名]①木材を蒸しやきにしてつくった燃料。木炭。「―焼き小屋」②ものが焼けたあと黒く残ったもの。「―になる」 **すみ【隅・角】**[名]①囲まれているもののかど。目につかないところ。「―から―まで調べる」「→重箱の―をつつく」 **隅に置けない** 思っていたより才能があったり、ぬけめがなかったりしてあなどれない。 **すみ【墨】**[名]①すすをにかわで固めたもの。また、それをすってつくった黒い液。書画をかくのに使う。<かぞえ方>丁[ちょう]②タコやイカがはく、黒いしる。 **墨と雪** 性質が正反対のもののたとえ。[類]黒と白 **墨を流したよう** 空いちめんに黒雲が広がっているようす。 **すみ【済み】**[名]ものごとがすでに終わったこと。すんだこと。「代金は―」「検査―ずみ」 **すみえ【墨絵】**[名]絵の具を使わず、墨の濃淡だけでかいた絵。水墨画。 **すみか【住み、処・×棲み〝処】**[名]①「住居」の古い言い方。住む場所。「川を―とする」「鬼だの―」▽動物やおそろしいものがすんでいるところをいうことが多い。 >「つかいわけ」→「住居」を見よ。 **すみきる【澄み切る】**[動]すっかり澄む。また、すっきりする。「澄み切った湖」「澄み切った心境」 **すみこみ【住み込み】**[名]主人の家や職場にねとまりすること。また、その使用人。「―の店員」 **すみずみ【隅隅】**[名]あちこちのすみ。すべてのすみ。また、あらゆる方面。「部屋の―」「―まで注意がゆきわたる」 **すみぞめ【墨染め】**[名]①墨のように黒く染めること。黒く染めた僧の衣。また、喪服。「―の衣」 **すみだわら【炭俵】**[名]①炭を入れるたわら。②一六九四年。志太野坡[しだやば]らの編。「俳諧七部集」の一つ。発句[ほっく]と連句を収め、「かるみ」のよくあらわれたもの。 **すみつく【住み着く】**[動]落ち着いてそこに長く住みつづける。「十年前に住み着いた土地」▽鳥やけものは「棲み着く」と書く。 **すみなれる【住み慣れる】**[動]長く住んで、その土地や家に慣れる。「いなかに―」 **すみのくらりょろい【角倉了以】**[人名]一五五四—一六一四年。安土桃山時代の豪商・土木家。朱印船で安南国(=ベトナムの旧称)と貿易をおこない、また、国内各地の河川の開発や改修に尽力した。 **すみび【炭火】**[名]赤く燃えている木炭。炭でおこした火。 **すみません【済みません】**[連語]呼びかけや、おわび・お願い・感謝の意味をあらわすことば。申しわけありません。ありがとうございます。▽「すいません」「すんません」はくだけた言い方。 **すみやか【速やか】**[形動]動作や行動がすばやくて、手間どらないようす。「―な対応を望む」 >「つかいわけ」はやい・すみやか どちらも「おそい」の反対語で、物それ自身の運動についてや、ものごとの時期についていう。「はやい」は、何についても使う。「木の成長がはやい」「はやく消えた」。「すみやか」は、多く人間の行動について使う。「すみやかに移動せよ」「連絡がつかない」。 **すみやき【炭焼き】**[名]①木材を蒸しやきにして木炭をつくること。また、それを仕事とする人。②肉などを炭火で焼いて食べる料理。 **すみよしたいしゃ【住吉大社】**[名]大阪市住吉区にある神社。もと住吉神社といった。昔から武道・海上交通・和歌の神として信仰を集めた。ソコ筒男・ナカ筒男・ウワ筒男の住吉三神と神功皇后をまつる。例祭は六月。夏越[なごし]の祓[はらえ]は有名。 <721> **・スラング** **す** **すみれ**【×菫】图スミレ科の多年草。山野に自生し、春、小さなこいむらさき色の花が咲きく。▽「菫」は別字。 **すみわたる**【澄み渡る】国空などの広がりのあるものが、どこまでも澄んでいる。「澄み渡った秋空」 **すむ**【住む】国一定の場所で、生活する。「一家を探す」「都会の真ん中に―」 **住めば都** 不便ないなか暮らしも、慣れると快いものだ。▽住むなら都がよいとするのは誤り。 **すむ**【×棲む】国動物が巣をつくって、そこで生きる。生息する。「森に―けもの」 **すむ**【済む】国ものごとがすっかり終わる。完了する。「用がー」「ローンがー」 **すむ**【済む】国ものごとが解決する。かたがつく。「かねで―問題ではない」「大事にならずに済んだ」 **すむ**【済む】国それで用がたりる。まにあう。「手紙を出さずに―」「一通話一〇円でー」 **すむ**【済む】国なっとくして、気がおさまる。「気が―までやらせる」 **すむ**【済む】国「すまない」▼「澄む」と語源は同じ。 **すむ**【澄む】国水のよごれがなくなる。すきとおる。「川の水がー」 **すむ**【澄む】国色や音が、すっきりとさえる。「高く澄んだ歌声」「澄んだ色」 **すむ**【澄む】国心がすっきりと清らかになる。くもりがなくなる。「澄んだ心の持ち主」濁[にだ]る **スムーズ**[形動]とどこおりのないようす。円滑。ムース。「―にことをはこぶ」 | smooth **すめらみこと**【皇尊・《天《皇】图「天皇」をとくに敬っていうことば。「すべらみこと」とも。 **ずめん**【図面】图土地・建物・機械などのしくみや設計などをあらわした図。「―をひく」 **すもう**【相撲・角力】图土俵の中で組みあった二人の力士が力やわざを出しあって勝負を争う競技。日本の国技とされる。「―をとる」「―部屋~」▽「相撲」は常用漢字表付表の語。「かぞえ方番」 **相撲にならない** 両者の力量の差がありすぎて勝負にならない。類相撲が違[ちょう] **すもうとり**【相撲取り】图すもうをとることを職業とする人。力士[いき]。 **スモーキング**[造語]タバコを吸うこと。喫煙。「―エリア」「ノー―(=禁煙)」-smoking **スモーク**图[ス]〈名〉けむり。とくに、舞台がいでドライアイスを使って出すもの。また、けむりがかかったようなくすんだ色合い。「―をたく」「―がかった青」 **スモーク**图[ス]〈名・スル〉けむりでいぶすこと。薫製[い]にすること。「―サーモン」「smoke **スモック**图①ゆったりと仕立てたうわっぱり。「園児用の―」 **スモック**图②洋裁で、布にひだを寄せてひだ山をかがったもの。洋服のかざりに使う。スモッキング。| smock **スモッグ**图公害の一つ。工場のけむりや自動車の排気、ガスなどが大気中にたまってつくりだす霧[きり]のようなもの。煙霧。「―にさえぎられる」| smog **すもも**【×李】图バラ科の落葉高木。葉はモモに似る。初夏、赤黄色のあまずっぱい果実がなる。プラム。 **スモンびょう**【スモン病】图下痢や腹痛などに続き、足がまひしたり、視力が落ちたりする病気。下痢の薬であるキノホルムが原因とされる。スモン。 **すやき**【素焼き】图本焼きの前にうわぐすりをかけずに低温で焼くこと。また、うわぐすりをかけずに焼いた陶器も。「―の茶わん」 **スラー**图 演奏指示の記号の一つ。高さのちがう二つ以上の音を、切れ目なくなめらかに演奏せよ、という意味。記号は( ▽高さが同じ音のときは「タイ」。「slur **スライス**と◎うすく切ること。うすぎり。「オニオンー」「パンを―する」 **スライス**と②野球やゴルフなどで、打球がききうでの方向に曲がって飛ぶこと。フック **スライダー**图野球で、投手の投げる球種の一つ。打者の近くですべるように曲がる。| slider **スライディング**图 野球で、すべりこみ。「ヘッドー」 **スライディング**图すべること。滑走。「sliding **スライド**图①〈名・スル〉なめらかにすべること。また、段階的に変化すること。「―式本だな」「物価のスライド」 **スライド**图①〈名〉写真フィルムなどに光をあて、拡大してスクリーンに映す方法。また、それに使う装置。幻灯。幻灯機。「―の上映」-slide **ずらかる**国ゆくえをくらます。悪いことをしてにげる。俗[ぞく]な言い方。「犯人が―」「国外へ―」 **ずらす**国きまった位置からものをすべらせるようにして少し動かす。「テーブルを右に―」 **ずらす**国②時間や日程をきまっている時間から動かす。「停電のため開演を五分―」 **すらすら**[剛]ものごとが、とどこおりなく、なめらかにはこぶようす。「難問にも―と答える」類順調 **スラッガー**图野球で、強打者。長距離打者。 | slugger **スラックス**图もとは女性用のものをさしたが、現在は男性用の替えズボン。類パンツ | slacks **スラブ**图おもにヨーロッパ東部に住み、スラブ系の言語を話す諸民族。宗教はギリシャ正教・カトリックが多い。ロシア人・ポーランド人・チェコ人など。一Slav **スラム**圏大都市で貧しい人々が密集して住んでいる地域。貧民窟[くっ]。「―化が進む」「―街」「slum **すらり**と[副]なめらかに、すばやいようす。「―やっつける」「問題が―解ける」 **すらり**と[副]②人間のからだなどが細長くて形のいいようす。「―した美人」「―のびた足」▼「すらっと」とも。 **スラング**图特定の社会や仲間うちだけで使われることば。隠語[ん]。また、品のよくないことば。俗語[く]。卑語。一slang <722> **スランプ** **す** **すり**【×掏×摸・×掏、児】图人ごみの中などで、人のふところから金品を気づかれずにすばやくぬすみとること。また、その人。 **すりあし**【×摺り足】图足を上げず、ゆかやたたみなどにすりつけるようにして歩くこと。また、そのような歩きかた。 **ずりおちる**【ずり落ちる】田口位置がずれて落ちる。また、ずれて下がる。「ベッドからふとんがー」 **すりかえる**【擦り替える】下こっそりと別のものととりかえる。「にせの絵と―」「問題を―のはよくない」▽悪いものにかえる場合にいうことが多い。 **すりガラス**【磨りガラス】图すきとおっていないガラス。ガラスを金剛砂[んど]などでこすり、細かい凹凸をつける。曇[くもり]ガラス。つや消しガラス。 **すりきず**【擦り傷】图すりむいてできた傷。擦過傷。「わんぱく坊主で―が絶えない」 **すりきり**【摩り切り・×摺り切り】图粉などを、さじや入れもののふちの高さに合わせてたいらに盛ること。山盛り **すりきれる**【擦り切れる】 下何度もすれあって切れる。また、こすれて減る。「かばんのひもが―」 **すりこぎ**【×擂り粉木】图すり鉢[ばぁ]でものをすりつぶすのに使う棒。連木[變]。 **すりこむ**【擦り込む】国薬などをこすりつけて、中にしみこませる。「クリームを手にー」 **スリット**图細いすきま。とくに、洋服のわきやすそなどに入れた切れこみ。「スカートのー」「slit **スリッパ**图足さきを入れてはく、かかとを固定しない西洋風のうわばき。| slippers **スリップ**[名・スル]すべること。とくに、車のタイヤがすべること。「―事故」 **スリップ**[名]①〈名〉女性用下着の一つ。かたひもでつるす、ひざぐらいの長さのもの。シミーズ。シュミーズ。-slip **すりぬける**【擦り抜ける】下□⊕せまいところや人ごみのあいだを、ぶつからないようにさけながら通りぬける。「駅の雑踏を―」 **すりぬける**【擦り抜ける】下□◎うまくごまかして、まぬがれる。「その場しのぎの返答でー」 **すりばち**【×擂り鉢】图すりこぎで食物をすりつぶすときに使う焼き物の鉢。内側に細かいすじ目がついている。▽「する」は縁起が悪いので、「あたりばち」ともいう。 **する**[スル]国①〈名〉魚、とか、青菜などをすりつぶしてあとまぜたもの。 **すりへらす**【磨り減らす】国の何度もこすって滅らす。「くつのかかとを―」 **すりへらす**【磨り減らす】国②むりをして、心身の力を減らす。「神経を―」 **すりみ**【×擂り身】图魚肉をたたいて、すり鉢[ばち]でつぶしたもの。「いわしの―」「―にする」 **スリム**[形動]ほっそりしているようす。細身。「―なからだつき」「―なズボン」「slim **すりむく**【擦り×剝く】国強くこすって、皮ふがむける。「転んでひざを―」 **すりもの**【刷り物】图印刷したもの。印刷物。プリント。 **ずりょう**【受領】图平安時代の各地方の長官。「じゅりょう」「ずろう」とも。▽前任者から事務を引きつぐ者という意味。 **受領は倒たるる所に土をつかめ** 転んでもただでは起きるな、どんな場合でも利益をえよという意味。▽「受領」は、税によって富をたくわえる者が多かった。「今昔[にくく]物語集」から。 **すりよる**【擦り寄る】国◎すれあうほどに近くへ寄る。「ねこが擦り寄ってくる」「親しげに―」 **すりよる**【擦り寄る】国②ひざをたたみにこすりつけて進みながら、近くへ寄る。いざりよる。「擦り寄って先生の前へ出る」 **スリラー**图ぞっとするようなおそろしさを感じさせる小説や映画。類 ホラー | thriller **スリランカ**[国名]正式国名は、スリランカ民主社会主義共和国。インドの南東にあるセイロン島と周辺の島々からなる国。民族や宗教の対立による抗争[もら]が絶えない。おもな産物は茶・ゴム・ココナツ・宝石など。面積約六万六○○○平方点。首都スリジャヤワルダナプラコッテ。主要言語、シンハラ語・タミール語・英語。 **スリリング**[形動]はらはらさせるようす。戦慄[的]。「―な試合展開」「thrilling **スリル**图ぞっとするような感じ。身ぶるいするほどこわいけれども、わくわくする感じ。「―満点のジェットコースター」「―とサスペンス」「thrill **する**[スル]【摺る・刷る】国文字や絵を印刷をする。「版画を―」 **する**[スル]【擦る・摩る・“磨る】国⊕ものとものとの表面をおしつけて動かす。「墨[すみ]を―」 **する**[スル]【擦る・摩る・“磨る】国②つかいはたす。「競馬[齢ぃ]で有り金[がぁ]を―」 **する**[スル]【剃る】国「そる」のなまった言い方。 **する**【《為る】サ変[造語]①①あるものごとや動作などをおこなう。「買い物を―」「くしゃみを―」「トランプをー」「ネクタイをー」 **する**【《為る】サ変[造語]②目・鼻・耳・口など、からだで感じられる。「音が―」「変な味が―」「はき気が―」 **する**【《為る】サ変[造語]③あたいする。「一○○万円も一宝石」 **する**【《為る】サ変[造語]④時間がたつ。「一時間したら出発する」「しばらく―と雨が降りだした」 **する**【《為る】サ変[造語]⑤きめる。えらぶ。「昼めしはラーメンにー」「2は1と―」「きみを主役に―」 **する**【《為る】サ変[造語]◎ある性質や状態である。「ぽっちゃりした顔」「真っ赤な目をして出ていく」「気分がさっぱりー」 **する**【《為る】サ変[造語]⑦ある状態になる。「ぽかんとー」 **する**【《為る】サ変[造語]◎ある状態・状況[託]・地位などにさせる。「部屋へをきれいに―」「息子を社長に―」 **する**【《為る】サ変[造語]◎そのように見なす。そういう感じがする。「ばかに―な」「こけに―」「悪い気はしない」 **する**【《為る】サ変[造語]①〈補助〉『「~とする」「~と(に)すれば」などの形で」「・・・の状況や立場にある」という意味をあらわす。「雨だとすると、その準備が必要だ」「息子にしては上出来だ」「わたしにすれば迷惑[然]な話だ」 <723> **・スロープ** **す** **する**【《為る】サ変[造語]②[「~(よ)うとする」の形で]「もう少しで・・・の状態になる」という意味をあらわす。「食べようとしたら電話が鳴った」 **する**【《為る】サ変[造語]③[「~としたことが」の形で]「・・・であるものが」「・・・ともあろうものが」という意味をあらわす。「あなたとしたことが、たいへんなミスをしてくれた」 **する**【《為る】サ変[造語]④[「お〜する」「ど〜する」の形で]相手に対して軽くへりくだった気持ちをあらわす。「お知らせー」「ご報告―」 **する**【《為る】サ変[造語]●〈造語〉[「~する」の形で]名詞・副詞・形容詞、また漢語・外来語などに付いて、サ変動詞をつくる。「びっくりー」「うとうと―」「やさしく―」「感激―」 **すまじきものは宮仕え** 他人に仕えるのは気苦労ばかり多いので、できることならしたくない。 **する事なす事** することのすべて。おこなうことのすべて。「―うまくいく」 **する**【×拘る】国人が身につけている金品を、こっそりぬきとる。「電車の中で財布[ぃ]をすられた」 **する**【×擂る】国すり鉢や石うすなどでこすって細かくする。「ごまを―」「味噌を―」 **ずる**[スル]ずるいこと。横着[鷲な]こと。くだけた言い方。「―をきめこむ」「―休み」▽「ずるい」の語幹。 **ずる**[スル]国正しい位置からずれうごく。ずれる。「ふたがー」 **ずる**[スル]国②「ひきずる」のくだけた言い方。「足をずって歩く」 **ずるい**【×狡い】囮ごまかして、自分だけ得をするやりかたをするようす。「―相手だから油断するな」 **するが**【×駿河】图旧国名。今の静岡県中東部。東海道の一国。駿州[减”]。「―小判」 **ずるける** 下横着[熱く]してなまける。さぼる。「ピアノの練習を―」 **ずるずる**[画]①ひきずったり、すべったりして少しずつ移動していくようす。「―と引っぱられる」 **ずるずる**[画]②きまりがつかず、長くなってしまうようす。「会議が―二時間におよぶ」「―と関係が続く」▽多く、しだいに悪いほうへ進んでいくときに使う。 **ずるずる**[画]③汁[しる]ものやうどんなどを、音を立ててすするようす。「―食べるのは行儀[ぎょぅ]が悪い」 **ずるずるべったり**[形動]けじめがつかずに、長引いてその状態が続くようす。「―に居[ぃ]つづける」 **スルタン**图イスラム王朝で、政治と宗教の最高権力をもった君主。サルタン。「sultan **すると**圏の前に起こったことがきっかけとなって、その作用を受けて続けて他のことが起こることをあらわすことば。そうすると。「ドアをたたいてみた。―中から返事があった」 **すると**圏②前の内容を、その結果生じる想像や判断へとつなぐことば。となると。それでは。「来月にひっこすのか。―当分会えないね」 **するどい**【鋭い】囲のさきがとがってよく切れる。「―刃物[の]」「鮫[さぁ]の―歯」圏鋭利 **するどい**【鋭い】囲②音・光・動きなどが、つきささるように強く激しい。「―悲鳴」「意見が鋭く対立する」 **するどい**【鋭い】囲③頭のはたらきや感覚などが、的確にすばやくはたらく。「観察が―」「―意見」「犬は嗅覚が―」鈍[ない] **するめ**【×鯛】图イカの内臓をとりさって、開いて干した食品。▽「する」は縁起が悪いので、「あたりめ」ともいう。また、結納に使うときは「寿留女」と書く。かぞえ方[枚[まい]] **ずれ**图はずれていること。また、はずれている程度。「時間の―がある」「一メートルのー」 **ずれ**图②くいちがい。「意見の―を調整する」誤差 **スレイマン**[名]一世。一四九四—一五六六年。オスマン帝国第一〇代皇帝。西アジア・バルカン半島・北アフリカにまで領土を広げ、オスマン帝国の最盛期を築いた。シュレーマン。| Süleyman I **スレート**屋根がわらなどに使われる、うすい石の板。人工的には、セメントと石綿とをまぜてつくる。Is | slate **ずれこむ**【ずれ込む】国予定した時日よりおくれて、次の時期にまでくいこんでしまう。「刊行が翌年にー」 **すれすれ**【擦れ擦れ】[形動]ほとんどふれそうなようす。「水面―に飛ぶ」 **すれすれ**【擦れ擦れ】[形動]②限界ぎりぎりのようす。きわどいようす。「終電に―でまにあう」 **すれちがう**【擦れ違う】国⊕向きあってたがいにふれあうほど近くを通る。「車が―」 **すれちがう**【擦れ違う】国②わずかの時間のずれなどで、会えずに終わる。「いつも擦れ違ってばかりいる」 **すれちがう**【擦れ違う】国③ものごとがかみあわない。「議論が―」園行き違う **すれっからし**【擦れっ枯らし】图いろいろ不幸な目にあった結果、すなおでなくなり、わるがしこくなること。また、そうなった人。すれからし。 **すれる**【擦れる・“摩れる】下□◎ものとものとがふれあって、こすれる。「ズボンのひざが―」 **すれる**【擦れる・“摩れる】下□②社会でもまれて、人がらが悪くなる。「擦れた子供」 **ずれる** 下□①きまった位置から、上下や左右に少しはずれる。「ずれないようにピンで留める」 **ずれる** 下□②一定の時間や時期から、前後にはずれる。「進行が―」「発売時期が―」 **ずれる** 下□③基準や標準などからはずれる。「考えかたが―」「感覚が―」 **すろうにん**【素浪人】图貧しい浪人。また、「浪人」をいやしめた言い方。「一介の―」 **スロー**[形動]動作や速度などがおそいこと。ゆるやかなこと。「ーダウン」「―ペース」↔クイック・スピーディー | slow **スローガン**图政党や団体などが、主義・主張・目標などを簡潔に言いあらわした文。標語。「古くさい政治―」類キャッチフレーズ | slogan **スロープ**图土地がななめになったところ。斜面[怨]。勾配[り]。とくに、スキー場の斜面。「slope <724> **スローモー** **す** **スローモー**[形動]「スローモーション」の略。 **スローモーション**[形動]①〈名〉回転を速くして撮影したフィルムを、ふつうの速度で映すなどして、映像の動きをゆっくりしたものに見せる技術。高速度撮影。 **スローモーション**[形動]①〈名・形動〉動作がおそいこと。のんびりしていること。スローモー。| slow motion **ずろく**【図録】图図をたくさん使って説明した本。おもに、図で示した記録。 **スロットマシン**图 自動賭博[を]機の一つ。コインを入れてハンドルを手前に引き、絵を回転させ、同じ絵などがそろうところで止めるとコインが出るしかけのゲーム。| slot machine **すわ**圏とつぜんの重大事におどろいて出ることば。古い言い方。「―一大事」 **すわり**【座り・×坐り】图すわること。「―心地をがいい」「―だこ」 **すわり**【座り・×坐り】图②ものを置いたときの安定度。落ち着きのぐあい。「―のいい花瓶」▽「据わり」とも書く。 **すわりこむ**【座り込む】国中にはいって座る。「座敷きに座り込んでおしゃべりをする」 **すわりこむ**【座り込む】国②要求や抗議のために、長いあいだ座ったまま動かないでいる。「値上げ反対をうったえて―」 **すわる**【座る・坐る】国ひざを折りまげて、こしを下ろす。「いすに―」→立つ **すわる**【座る・坐る】国②地位や場所をしめる。「王座に―」 **すわる**【据わる】国定まった位置にあって、動かなくなる。「目がーる」 **すわる**【据わる】国②落ち着いてどっしりと安定する。「腹がー」「きもの据わった人」 **すん**【寸】[0画 全3画]く。スン ②寸尺 原寸[競]五寸釘[②]寸法 寸暇[寸志]寸前[数]寸断[愆]寸分[獄]寸切り 寸胴[説]一寸[ちょっと]燐寸[ッ] **すんいん**【寸陰】图わずかの時間。寸暇[覧]。「―をおしむ」▽文章語。 **すんか**【寸暇】图少しのひま。「―をおしんで勉強する」圏寸隙[覧]・寸刻・寸時 **ずんぐり**[画]背が低くて太っているようす。「―むっくりした体形」 **すんげき**【寸劇】图短い劇。コント。「クラスの出し物でやるー」 **すんげき**【寸×隙】图わずかなすきま。 **すんげき**【寸×隙】图②わずかなひま。圏寸暇・寸刻・寸時 **すんごう**【寸×毫】图ごくわずかなこと。「―のくるいもない」圏寸分[競]▽「毫」は、寸の一○○○分の一。文章語。 **すんこく**【寸刻】图わずかな時間。「―を争う」類寸時・寸暇・寸隙[竅] **すんし**【寸志】图「自分のこころざし」をへりくだっていうことば。ほんの少しの気持ち。また、心ばかりのおくりもの。類寸心▽おくりものののし紙に書く。 **すんじ**【寸時】图わずかな時間。「―も忘れたことがない」圏寸刻・寸暇・寸隙 **すんしゃく**【寸借】图「ちょっとのあいだ借りること。また、少しのかねを借りること。 **すんしゃくさぎ**【寸借詐欺】图ちょっと借りるといって、かねをだましとること。 **すんしゅう**【×駿州】图↓「するが」 **すんしん**【寸心】图「寸志」に同じ。 **すんしんしゃくたい**【寸進尺退】國[漢]少し進んで、大きくしりぞくこと。 **すんしんしゃくたい**【寸進尺退】國[漢]②えるところが少なく、失うところが多いこと。▽「寸」は「尺」の一〇分の一の長さ。 **すんぜん**【寸前】图すぐ目の前。また、時間的にほんの少し前。「ゴールーでたおれる」「発車―」 **すんたらず**【寸足らず】[形動]寸法が少し短いこと。「―の服」 **すんたらず**【寸足らず】[形動]②背たけがふつうより低いこと。いやしめた言い方。 **すんだん**【寸断】图[函]細かく、ずたずたに断ちきること。「地震[いん]で道路が―される」 **すんづまり**【寸詰まり】图長さのたりないこと。長さがつまること。「―のズボン」 **すんてつ**【寸鉄】图小さな短い刃物[”]。「身に―もおびず(=わずかの武器も持たない)」 **すんてつ**【寸鉄】图②短いが急所をついたことば。「―詩」團警句 **寸鉄人を刺す** 短い適切なことばで、人の急所をついてはっとさせる。 **すんでに**【既に】[画]もう少しで。あぶなく。「―死ぬところだった」▽「すでに」の変化した形。 **すんでのところで**【既の所で】もう少しのところで。あやうく。すんでのことに。「―乗りおくれるところだった」▽直前で、そうならなかったときに使う。 **ずんどう**【寸胴】[形動]上から下までくびれがなく、同じ太さでぶかっこうなようす。「―の体型」 **すんなり**[画]【ス】①〈副〉ものごとがつかえずに決着するようす。「―ときまった」 **すんなり**[画]【ス】①〈副・スル〉細長くてしなやかなさま。「―のびた指さき」 **すんびょう**【寸秒】图きわめてわずかな時間。「―を争う」類寸刻 **すんびょう**【寸描】图短い文章による描写。スケッチ。 **すんぴょう**【寸評】图簡単に短くまとめた批評。「―を加える」短評 **すんぷ**【×駿府】图駿河の国の国司の役所のあるところ。今の静岡市。 **すんぶん**【寸分】 图[画]『「寸分〜ない」の形で』ほんの少しも・・・ない。「―たがわず」「―のくるいもない」▽一寸一分[ょ]の意味。 **ずんべらぼう**[形動]①なめらかで凹凸のないようす。のっぺらぼう。 **ずんべらあぼう**[形動]②おこないがなげやりで、しまりのないようす。また、しまりのない人。▼俗な言い方。 <725> **すんぼう【寸法】** [名]①長さや大きさ。サイズ。「―をとる」 ②計画の手順。段どり。もくろみ。「万事[吸]うまくいく―だ」 **すんわ【寸話】** [名]短い話。ちょっとした話。 **せ** **せ[世]** 「せい」 **せ[施]** 「し」 **せ【背】** [名]①せなか。 [腹] ②うしろがわ。うら。「川を―にする」 [背後] ③山の尾根。「山のー」 ④身長。「せい」とも。「―が高い」「―たけ」「 [脊せき](=せぼね)」は別字。 >背に腹は代えられない さしせまった大事のためには、他のことなどかまってはいられない。 >背を向ける ①後ろを向く。 ②命令などに従わない。反発する。また、知らないふりをする。「世の中に―」 **せ【敵】** [名][造語]尺貫[鷲っ]法で、面積の単位。一反[衿]の一〇分の一。三〇坪[っぽ]。約九九平方メートル。 **せ[畝]** [畝畝畝畝] 田・5画 全10画 音は「ホ」。「畝間」「畎畝(=いなか)」 せ・うね 畑の畝[畝伝効い] 畝傍 **せ【瀬】** [名]①川の浅いところ。また、流れが急なところ。「―をわたる」 [淵] ②ぎりぎりのところ。機会。また、立場。「立つーがない」「年の―」「うかぶ―」 **【瀬】(瀨)** [瀨瀨瀨瀨] ・ 16画 全19画 音は「ライ」。「急瀬」 瀬音[と]瀬戸際瀬踏み 浅瀬[き] 奥入瀬川[よ] **ぜ[是]** [是是是是] 日・5画 全 ●道理に合って正しい。よい。 [非] ②よいとしてきめた国や会社などの方針。③これ。この。ここ。 ゼ ①是々非々[器] 是正[是認]是非 ②国是[《]社是 ③如是我聞[縫](=われはこのように伝えきいた。経典の最初のことば) 是[々]日[々]是好日 >是が非でも 「ぜひ」を強めた言い方。なんとしても。「―勝たねばならない」 **せ** [囫]【終助】①意志・感動をあらわす。「そいつはすごいー」「がんばっていこう―」▽親しい仲間どうしで使う。 ②念をおしておしつける。「よろしくたのむ―」「虫がよすぎますー」「また寄らしてもらいます―」▼男性が話しことばで使う。 **ぜあみ【世阿弥】** [人][鱼]一三六三—一四四三年。室町甏前期の能作者・能役者。名は元清[髭]。観阿弥の子。とくに幽玄[燗]を能の理想とし、能楽を大成させた。作品に「老松[誌]」「高砂[誌]」「井筒”」など。また、能楽論に「風姿花伝」がある。 **せい[世]** [世世世世] 一・4画 全5画 ①よのなか。②時代。③人の一生のあいだ。一代。④代々受けついだ地位や名前の続きを数えることば。「八―団十郎」「ナポレオンニー」 セイ・セ ①時世[ㄝˇ]処世[ぃ]/世界世間[烤]出世[乱世蜕]②世紀、後世中世,③終世[い]/世襲[いゅう]世代[だい]前世来世[いう]。 世[ょ]の常[っ]世継ぎ浮[;き]世[ょ] 顔見世世帯[に]世迷言[い] **せい[正]** [正正正正] 止・1画 全5画 ①ただしい。まちがいない。「―か邪[じゃ]か」 [邪] ②ただしくする。ちょうどぴったり。まさに。④主となるもの。本すじの。本来の。→副・続 ⑤年の初めの月。◎プラス。「―の数」 [負] セイ・ショウ ①正解[怼]正確[然]正義公正[嗎]/正直,正真正銘[しょ〜]②改正 校正[ち]修正[悶],訂正[点]③正当[懿] 正反対[思たい]方形[燃ぅ]/正午[ょ]正味,正妻正社員[ぶん]正殿[怼] 正編[巛] 検事正[凯“]/正体,僧正正月,賀正[ぃょう]◎[下]数 正電気[びき] ただしい・ただす 規則正[韃く]しい/姿勢を正[ただ]す まさ 正[まさ]にその通り正夢 **せい[生]** [生生生生] 生・0画 全5画 いきる。いかす。暮らしていくこと。「―に執着[ちゃ]する」「―を営む」→死 ②いのち。命のあるあいだ。「この世に―をうける」「―をまっとうする」③うむ。うまれる。④はえる。そだつ。⑤できる。おこる。◎なま。まだ、手を加えていない。き。 [⇔]熟 ⑦学問をする人。◎男性が、自分のことをへりくだっていう語。 セイ・ショウ 生活[然]生存[愁]生物[部] 寄生/生類[に]。殺生”②終生〝,余生/生涯,今生”養生”③生産[郎] 生殖[낢]〈出生[ぃっ]派生』/生老病死[以],誕生[成] ④生長[懿],自生密生野生 ⑥生起 発生 ◎生魚[誌] 生硬[ㄍ]生鮮/生薬[怨],生徒、学生 研究生[炊き]書生[ぃ]先生[梵]⑧愚生小生。 いきる・いかす・いける 生[ぃ]きる望み長生き/生かすも殺すも/生け花 うまれる・うむ・おう 生まれ変わる/利益を生[う]む/生い立ち はえる・はやす 生え抜き芽生[めば]える/ひげを生やす き・なま 生一本[っぽん] 生糸[と]生地/生中継[誘うけい] 生々[なまなま]しい生水[韓] 生憎 生駒晩生[くて]*芝生生姜[ょう] 生絹[すずし]生節[たまり]生業寄生木弥生[やよい] 早生[わせ] <726> **せい** **せ** **せい**[生][生・0画 全5画]生[生生生生]はえる・はやす 生え抜き[芽生える]/ひげを生やすき・なま 生一本[っぽん]生糸[と]生地/生中継[誘うけい]生々しい[生水]韓生憎[生駒]晩生[くて]*芝生[生姜]ょう生絹[すずし]生節[たまり]生業[寄生木]弥生[やよい]早生[わせ] **せい**[成][戈·2画]成[成成成成]①なす。なしとげる。②なる。できあがる。セイ・ジョウ 成果[管]成功[础]作成[達成]編成[成長]懿[成人]誌成[蚣]/成就[碍],②成熟,成立/成仏[になら]なる・なす 為[な]せば成る/名を成す可成 **せい**[西][西・0画 全6画]西[西西西西]●太陽のしずむ方向。②ヨーロッパ。東セイ・サイ 西域[西部]〝鎮西[殼]/関西[東]西[②]西欧[西暦]泰西[蚣]にし 西側諸国[西日]西瓜[西班牙]西蔵[仏蘭西] **せい**[声](聲)[士・4画 全7画]①こえ。もののおと。ひびき。②ことばとしてこえに出す。③うわさ。評判。④漢字の声調。セイ・ショウ 声楽[然]声量[怼”]音声[機銃声]発声/声明[大音声]感じよう[声援]愁声明[名声]声価、声望[感]四声[い]/入声[平声]こえ・こわ 読者の声[と]歌声[声色]声高 **せい**[制][刂・6画 全8画]制[制制制制]とりきめる。きまり。②おしとどめる。やめさせる。③思うままにあやつる。④芸術品をつくる。一■■■「制する」を見よ。セイ ①制定[制度]、制服[然]学制[封建制]45②制御[懿]制限[然]制止、統制[烤]抑制③制空権[燃],制覇、④制作[熱] **せい**[製][製製製製]①ものをつくる。②その人・場所やその材料でつくったことをあらわす。セイ 製作[製造]愁 製品[び]②私製[日本]製[木製] **せい**[青][青・0画 全8画]青[青青青青]●あおい色。水色・紺色・緑がかった色など。②わかい。まだ、成熟していない。セイ・ショウ 青果[管]青天[悠]青銅[岱]/群青”緑青[いう]②青春[青年]憖あお・あおい 青侍[らい]青二才[臨]』青葉[ぉ]青々[糊]と茂[しげる]/青[ぁぉ]い顔 **せい**[性][・5画 全8画]性[性性性性]①生まれつきのたち。さが。「人の―は本来善である」②ものごとの傾向[ぶ]。③男女や雌雄の別。「―に目覚めるころ」セイ・ショウ 性格[性]質[個性]天性[数]/性分[な]。相性[根性”]②性能[悪性]可能性,[急性],酸性[感]性別[ヅ]男性[異性]ぃ[女性]は(にょう)性欲[性が]性[たち] **せい**[姓][女・5画 全8画]姓[姓姓姓姓]家系をあらわす一族の名字[ょう]。「―が変わる」名▽もと、同一の祖先から出た一族のこと。セイ・ショウ 姓氏、姓名[改姓]同姓同名[百姓]いく()姓[かばね]姓を冒[ぉ]かす 他の姓をついで名のる。 **せい**[牲][牛・5画 全8画]神にそなえる生きもの。いけにえ。セイ 犠牲[ぜい]牲[いけにえ]一[にえ]牲[牲牲牲牲] **せい**[政][政政政政]●国を治める。まつりごと。②ものごとを整えおさめる。セイ・ショウ 政策[部]政治[냼]政府[管]行政,[国政]/摂政[”]②財政[農政]まつりごと 政[まつりごと]を行う政所” **せい**[星][日・5画 全9画]星[星星星星]●ほし。②としつき。③重要な人物のたとえ。セイ・ショウ 星雲[然]星座[“]衛星[熱]流星[“]/明星[路]②星霜[愁]③巨星[以]将星,[ほし]期待の星[海星]ひとで **せい**[省][目・4画 全9画]黒[星星影焼]省[省省省省]日〔セイ]①自分自身をふりかえって考える。かえりみる。②ぶじかどうかをたずねる。 <727> **・せい** **せい**[省][目・4画 全9画]省[省省省省]目[ショウ]とりのぞく。はぶく。②政府の仕事をする役所。中央官庁。③中国の行政区画の名。セイ①省察[自省”]反省[点]回[帰省]さいショウ 省略[冠]省”[②]省令[ょう]③山西省、湖南省[に続]はぶく・かえりみる むだを省く/自らを省[かえり]みる文部省 **せい**[清][-・8画 全11画]清[清清清清]①澄みきっていて、けがれがない。濁[だく]さっぱりして、すがすがしい。③きれいにする。しまつする。④世俗をはなれて風流な。セイ・ショウ ①清潔[얐]清純[㌧㌧]清澄[恕”]清貧[얐]清流[器”]河清/六根清浄[にしよう]②清々[빰]清風[然]清涼[怼”]③清算[愨]清掃[粛]清[炒]、④清談[愁]清遊きよい・きよまる・きよめる 清[きょ]い流れ/心が清[きょ]まる/洗い清[きょ]める清[きゃか]*清水[しみず]清国[弘]清々しい 清白[清まし汁]じる **せい**[盛][皿・6画 全11画]勢いがあって、りっぱな。さかん。衰[盛盛盛盛]セイ・ジョウ 盛夏[盛況],盛大[最盛期]さいせい Ⅲ[期]さいせい降盛/繁盛,もる・さかる・さかん 飯を盛[も]る 山盛り/燃え感[さか]る 花盛り/盛[さぁ]んな拍手 **せい**[晴][日・8画 全12画]はれたよい天気。はれる。雨▽「晴[せい](=ひとみ)」は別字。[晴晴晴晴]セイ 晴雨[だい]晴天[晴朗]然[快晴]せい[はれる・はらす]霧が晴れる[秋晴れ]晴れの[舞しい]台/疑いを晴らす[気晴らし]素晴らしい **せい**[勢][力・11画 全13画]勢[勢勢勢勢]①いきおい。盛[さぁ]んな力。②なりゆき。ありさま。③人数。セイ 勢力[器く]威勢[ㄝˇ]気勢[優勢]劣勢[精]②運勢[彪]形勢[酆]姿勢[情勢]に,地勢[もい]③加勢[がい]軍勢[がん]総勢[もら]そういきおい 破竹の勢[いきお]い勢[はずみ]立[ぉぃ]つ[勢子]勢車[ぐるま] **せい**[聖][耳・7画 全13画]聖[聖聖聖聖]●知徳や人がらがすぐれた人。②その道で、とてもすぐれている人。③けがれがなく、きよらか。とうとい。④天子に関することがらにつける語。⑤キリスト教で、聖者の名の上に付ける語。「―フランシス」セイ ◎聖賢[然]聖人[②]楽聖[剣聖]詩聖[③]聖火[燃]聖書[聖地]然[聖母]*神聖[虬]④聖業[黜”]聖断[愁]聖徳聖徳太子[とく]日蓮聖人[ㄟ~]高野聖[聖夜]せい **せい**[誠][言・6画 全13画]う[13誠誠誠誠]いつわりがないこと。まこと。セイ 誠意、誠実[毖]誠心[点]至誠[忠誠],まこと誠[まこと]を尽[っ]くす[誠まことに]証[誠寺] **せい**[精][米・8画 全14画]精[精精精精]●米をついて白くする。②まじりけのないもの。よりすぐったもの。③細かく、くわしい。粗④生命のもの。活動のもと。「たくさん食べてーをつける」⑤たましい。もののけ。「水の―」圏霊』◎一生けんめいにはげむ。まごころ。「どーが出ますね」セイ・ショウ ①精白[然]精米[誌]精銳[結]精華[PS]精髄[誉]精製[精肉]感 精錬[愆]③精巧[岱]精算[愨]精読[愆]精密[然]④精気[精神]精力~⑤精霊[灬](5)妖精◎精勤[悲]精励[灬]丹精[蚣]/精進,[不精]ぃよう精[くゃ]しい[木精]とだま精も根[とん]も尽[っき]果てる 真剣にやってつかれはてて、精力も根気もすっかりなくなる。 **せい**[静](静)[青・6画 全14画]静[静静静静]●動かないで、じっとしている。「動中、―あり」動②音がしない。ひっそりとしている。騒[そう]セイ・ジョウ 静穏[憖]静止、安静[蜮]冷静[峦]/静脈[②]静寂[静粛]々[閑静]しず・しずか 静々と/静[しず]かな海[物静か]しずまる・しずめる 寝静[ぃず]まる/気を静[しず]める静寂[しじま] **せい**[整][父・12画 全16画]整[整整整整]きちんとそろう。ととのえる。セイ 整数[が]整然[愁]整列[棼]均整[調整]に。ととのえる・ととのう 身辺を整[ととの]える/準備が整[엹] **せい**[井][二・2画 全4画]井[井井井]●いど。②井[ぃ]げたのような形。③人家の集まっているところ。セイ・ショウ 井蛙[蚣]井泉[燃]油井[井]然[想]井田法[でん]/天井”③市井[もい]い 井の中の蛙[かわず]井筒[戦いに行く。] **せい**[征][イ・5画 全8画]征[征征征征]セイ 征討[部]征伐[鑒]征服[然]遠征[熱]出征,[せ]征く[征矢]~(=戦いに使う矢) <728> **せい** **せ** **せい**[斉](齊)[斉・0画 全8画]斉[斉斉斉斉]●きちんとそろえる。ひとしく、ととのえる。②中国の国名。春秋戦国時代の諸侯の一つ。また、南北朝時代の王朝名。南斉、および北斉。セイ斉一[斉唱]り[一斉]粉[均斉]さん斉[ととの]える 斉[ひと]しい **せい**[逝][7画 全10画]逝[逝逝逝逝]人が死ぬ。セイ 逝去[急逝],長逝,[ゆく]文豪[び]が逝く **せい**[婿](婿)[女・9画 全12画]婿[婿婚婚婿]娘[むす]めの夫。むこ。セイ 女婿[ぜ]むこ 婿[と]を取る[婿養子]」花婿[蝶] **せい**[誓][言・7画 全14画]誓[誓誓誓誓]かたく約束する。ちかう。セイ 誓詞、誓約[然]宣誓[燃]ちかう 必勝を誓[っちゃ]う[誓ちか]いの言葉 **せい**[請][言・8画 全15画]請[請請請請]◎ねがいもとめる。こう。たのむ。②ひきうける。手もとにひきとる。セイ・シン 請願[燃]請求[誌],請託[愆]懇請[申]請[要請]普請[いん]こう・うける 教えを請う/仕事を請ける[請負が]下請け[観請”]起請文[請来]い、強請る **せい**[晟][日・6画 全10画]晟[晨晨晨晟]あきらか。さかん。 **せい**[靖][立・8画 全13画]靖[靖靖靖靖]静かにする。やすらか。セイ 靖国[出]一[台]靖和[然]安靖 **せい**【正/生/性/姓/精/静】图漢字項目を見よ。 **せい**【世/聖】[造語]→漢字項目を見よ。 **せい**【背】图身長。「せ」とも。「―比べ」 **せい**【所為】图よくない結果となった原因。理由。「自分の失敗を人の―にするな」 **ぜい**[税][禾・7画 全12画]税[税税税税]国や地方公共団体がその運営のために、住民からきまった割合でとりたてるかね。「―を徴収する」「―を納める」ゼイ 税関[税金]税収[課税]納税[税所](姓氏)田税[談]から(=田の租税)主税 **ぜい**【×賛】图むだ。よけい。「―をはぶく」「―言」要因「一肉」 **ぜい**【×賛】图②ぜいたく。おごり。「―をつくす」「―のかぎり」 **せいあい**【性愛】图男女間の性本能による愛欲。 **せいあくせつ**【性悪説】图人間の本来の性質は生まれながらにして悪であるという考えかた。性善説▽中国の荀子[にゅん]が唱えた説。 **せいあつ**【制圧】图[函]力で相手をおさえつけて支配下に置くこと。「首都を―する」「武力でーする」鎮圧[號] **せいあん**【成案】图できあがった考え。また、できあがった文案。「―をえる」 **せいい**【誠意】图まごころ。まじめに、心をこめてものごとにあたる気持ち。「―を示す」「誠心――」 **せいいき**【西域】图昔中国で、自国より西の方の地域・国をさしていったことば。シルクロード周辺の地域、現在の新疆ウイグル自治区地方をさす。「さいいき」とも。 **せいいき**【声域】图その人が出せる声の高低の範囲[峻]。西洋音楽では、高いほうから、女声はソプラノ・アルト、男声はテノール・バスなど。 **せいいき**【聖域】图人間がおかしてはならない神聖な場所。神域。 **せいいく**【生育】图「山植物が育つこと。「いねのーがおくれる」 **せいいく**【成育】图[函]人間や動物が育つこと。育って大きくなること。「子供の―を喜ぶ」類発育 **せいいき**【斉一】[形動]整ってそろっていること。すべてが一様で等しいようす。 **せいいっぱい**【精一杯】[图画]ぎりぎりまで力をふるっているようす。できる限りの力で。力いっぱい。「―努力する」「これで―だ」圏根限り **せいいん**【成因】圏ものごとのできあがる原因。 **せいいん**【成員】图その団体や組織を構成している人々。メンバー。 **せいう**【晴雨】困はれと、あめ。「―にかかわらず実施[にっ]する」「―兼用[ㄍ]」 **せいうけい**【晴雨計】图気象観測用の気圧計のこと。気圧の変化によって天気のよしあしを判断する。バロメータ。 **セイウチ**【海象・『海』馬】图セイウチ科の哺乳動物。北洋にすむ。体長は三松ぐらい。足はひれsivuch状で、大きな二本のきばがある。▽ **せいうん**【星雲】图星が無数に集まって、雲のように見えるもの。「アンドロメダー」 **せいうん**【盛運】图栄える運命。↔衰運[然]類 <729> **・せいかつき** **せ** **せいうん**(青雲)の志[ところざし]立身出世を願う向上心。 **せいえい**【清栄】图手紙文で、相手の健康・繁栄などを祝うあいさつのことば。「貴下ますますごーの段、お喜び申しあげます」 **せいえい**【精鋭】[形動](米をよくついて白くしたり、刃物をするどくといだりしたように)能力・気力がするどいこと。また、強くすぐれた人や兵士。「―をそろえる」 **せいえき**【精液】图男性やおすの生殖器から出る、無数の精子をふくんだ液体。 **せいえん**【声援】图[函]声をかけて応援し、はげますこと。「―を送る」 **せいえん**【盛宴】图盛だ[ぁ]んな酒盛[にゃり]や宴会。 **せいえん**【製塩】图塩[しゅ]をつくること。「―技術」 **せいえん**【×凄×艶】[形動]すごみを感じるほど美しいようす。ぞっとするほどなまめかしい女性のようす。 **せいおう**【西欧】图ヨーロッパの西部。イギリス・フランス・オランダなど。西ヨーロッパ。東欧 **せいおう**【西欧】图②西洋。ヨーロッパ。「―文化」 **せいおん**【清音】图カ・キ・ク、サ・シ・ス、タ・チ・ツ、ハ・ヒ・フなど無声子音で始まり、ガ・ギ・グ、ザ・ジ・ズ、ダ・ヂ・ヅ、バ・ビ・ブなどの有声子音で始まる音と対立する音。濁点[び]をつけないかなであらわされる音のこと。パ・ピ・プなどは半濁音というが、これらも無声子音pで始まる。濁音には濁点「、」をつけるので、「・」をつけるものを半濁音と名づけた。 **せいおん**【静穏】 [形動]静かでおだやかなこと。「―に暮らす」類平穩 **せいか**【生花】图人工ではなく、自然の生きている花。造花 **せいか**【生花】图②いけばな。 **せいか**【正価】图そのもの本来の値段。値引きしていない値段。「―の三割引」願正札・定価 **せいか**【生家】图その人が生まれた家。実家。 **せいか**【正貨】图金本位制の国の金貨のように、その表示する価格と同じ価値をもつ貨幣。本位貨幣 **せいか**【正課】图学校で、正規の科目として修めなければならない学科。「―の授業」→課外 **せいか**【成果】图できばえ。できあがったよい結果。「練習の―が上がる」「―をおさめる」 **せいか**【声価】图世間[だ]の評判。「―が高い」類名声・評価 **せいか**【青果】图野菜やくだもの。あおもの。「―市場」「―商」 **せいか**【盛夏】图暑い盛り。真夏。↔厳冬[就] **せいか**【聖火】图神聖な火。とくに、オリンピック大会の象徴として、ギリシャのオリンピアから運び、大会期間中ともしつづける火。「―リレー」 **せいか**【聖歌】图神仏をたたえる宗教歌。とくに、賛美歌[えび]。「―隊」 **せいか**【精華】图いちばんすぐれた部分。「日本文学のー」類神髄・精髄 **せいか**【製菓】图菓子[ぃ]を製造すること。「―会社」 **せいが**【清雅】[形動]清らかで上品なようす。 **せいかい**【正解】图正しい答え。また、正しい解決や理解。 **せいかい** 【政界】图政治に関係する人々の集まり。政治家の社会。「―の刷新」 **せいかい**【盛会】图出席者が多くにぎやかな会合。「パーティーは―のうちに終わった」 **せいかい**【精解】图[ス]とくわしく解釈[べく]すること。また、その解釈。邇詳解, **せいかいけん**【制海権】图軍事・通商などの方面で、海上の権利や利益を確保するための支配力。「―をにぎる」↔制空権 **せいがいは**【青海波】图⊕雅楽で曲の一つ。波に千鳥の模様のついた袍[ち]を着、鳥甲[鷲と]をかぶり、二人でまう。唐楽。 **せいがいは**【青海波】图②波形の染め模様の名。▷図「もよう」 **せいかく**【正確】[形動]まちがいがなくて確実なこと。「―を期する」「伝言[説]を―に伝える」確実↔不正確 **せいかく**【精確】[形動]くわしくて確かなこと。「―をきわめた観察」「―な資料」↔不精確 **せいかく**【性格】图人やものそれ自身がもっている独特の性質や傾向[ぶ]。「とてもまじめな―の子」「―が合わない」性分, **せいかくはいゆう**【性格俳優】图特異な性格をもつ人物をうまく演じる俳優。 **せいがく**【声楽】图人の声による音楽。独唱・重唱・合唱など。「―家」⇔器楽 **せいかぞく**【聖家族】图キリスト教で、聖母マリア・聖ヨセフとイエス・キリストの三人の、愛に満ちた家族。神聖家族。 **せいかたんでん**【×臍下丹田】图人体のへそのすぐ下のところ。▽漢方で、ここに力を入れると、健康になり勇気をえるという。 **せいかつ**【生活】图[函]生物が生きて活動していること。「野鳥の―」圏生態 **せいかつ**【生活】图②人間社会で暮らしていくこと。また、その方法。「―能力がある」「―をきりつめる」「―設計」 **せいかつきょうどうくみあい**【生活協同組合】图「消費生活協同組合」の略。生産者と消費者を直結することで、品物を安く購入にするための協同組合。生協。コープ。 <730> **せいかつく** **せ** **せいかつく**【生活苦】图貧乏[覧]の苦しみ。生活難。 **せいかつすいじゅん**【生活水準】图ある国や社会の、平均的な生活の豊かさの程度。「―が高い」 **せいかつねんれい** 【生活年齢】图誕生日から数えたこよみの上での年齢。数え年と満年齢とがある。暦年齢。精神年齢 **せいかつのたんきゅう**【生活の探求】一九三七年。島木健作[きく]の小説。病[やまい]をえて東京から帰郷した学生が、直接農村の中にはいっていき、ともに農民運動に苦闘する。 **せいかつは**【生活派】圖[語]近代短歌の一派。『近代短歌の一派。現実の生活感情を重視して口語詩的な歌を詠[ょ]んだ。石川啄木・土岐哀果から。 **せいかつひ**【生活費】图毎日生活をしていくのに必要なかね。願生計費 **せいかつほごほう**【生活保護法】图健康で文化的な最低限度の生活を保障する目的で、一九五〇年につくられた法律。▽日本国憲法第二五条の理念にもとづく。 **せいかん**【生還】图死ぬような危険をきりぬけて、生きてかえること。「ぶじーする」 **せいかん**【生還】图②野球で、走者が本塁にかえって得点すること。ホームイン。 **せいかん**【清閑】[形動]世間[だ]のわずらわしいことからはなれて心静かなこと。 **せいかん**【盛観】图盛[さぁ]んでりっぱなようす。盛大なながめ。類壮観 **せいかん**【静観】图「スルだまって、なりゆきを静かに見守ること。「事態を―する」 **せいかん**【精悍】[形動]動作や表情などがひきしまっていて、力強くたくましいこと。「―な目つきで獲物をねらう」▽多く、男性や野生の動物などに対して使う。 **せいがん**【正眼】图剣道[説]で、刀のきっさきを相手の目の高さに構えること。中段の構え。 **せいがん**【青眼】图歓迎する心をあらわした目つき。白眼▽中国、三国の魏[ぎ]の阮籍[載]が自分の好きな人には青眼で、きらいな人には白眼で応対したという故事(「晋書[込]」)から。 **せいがん**【誓願】图「ス』◎ちかいを立てて神仏に願をかけること。 **せいがん**【誓願】图②仏教で、仏や菩薩[が]衆生を救うというちかい。「弥陀[移]の―」 **せいがん**【請願】图[―」役所などに希望を文書にして願いでること。「―権」類陳情[以5] **ぜいかん**【税関】图港・空港・国境などで、輸出入の貨物をとりしまったり、関税をかけたりする役所。 **せいがんかいようせいきこう**【西岸海洋性気候】图ヨーロッパ大陸の北西部などにみられる気候。偏西風[絵ぃ]と暖流の影響[もり]で一年を通じて気温や降水量がほぼ安定している。 **せいがんけん**【請願権】图直接請求権の一つ。国や地方公共団体に対して、希望を述べる権利。日本国憲法第一六条で基本的人権として保障される。 **せいかんろん**【征韓論】图明治初期、西郷隆盛[だがもり]や板垣退助[がげら]が朝鮮[殻];を武力で開国させようとした主張。時の政府にうけいれられなかった。 **せいき**【生気】图生き生きとした気分やようす。「―を失う」圏活気・元気 **せいき**【精気】图あふれるような元気。「―はつらつ」 **せいき**【精気】图②万物を生みだす力。エキス。圈精力 **せいき**【世紀】图百年をひと区切りとした年代区分。「―の祭典」▽たとえば、二一世紀は、二〇〇一年から二二〇〇年まで。二〇九九年までではない。 **せいき**【生起】图[函]事件や現象があらわれ起こること。発生。「問題が―する」 **せいき** 【正規】图正式にきめられている規則。また、規則にあっていること。「―の手続きを経る」 **せいき**【西紀】图「西洋紀元」の略。西暦[び]。 **せいき**【性器】图生物、とくにヒトの生殖器。 **せいき**【逝去】图[下]人の死を敬っていうことば。「母上様のご―をいたみ、おくやみ申しあげます」 **せいぎ**【盛儀】图りっぱで盛大な儀式[だき]。圈盛典 **せいきまつ**【世紀末】图一九世紀末、フランスを中心にヨーロッパで、退廃的・懐疑的・絶望的な傾向[ぶ]のあらわれた時期。また、広くそのような傾向のあらわれる社会の没落期の意味でも使う。 **せいきゅう**【性急】[形動]せっかちなこと。きみじか。「―に解決を図る」 **せいきゅう**【請求】图当然もらえるものとして相手に求めること。「水道料金の―書」 **せいきゅうけん**【請求権】图基本的人権の一つ。国民に保障された自由権・平等権・社会権がおかされた場合に救済を求める権利。 **せいきょ**【生魚】图生きている魚。圏活魚 **せいきょ**【生魚】图②新鮮ななま魚。類 鮮魚[獄] **せいきょ**【成魚】图じゅうぶんに成長した魚。稚魚・幼魚 **せいぎょ**【制御・制×禦・制✕駅】图[函]機械などがうまく動くように調節すること。「自動—装置」「核分裂[しれっ]を―する」 **せいぎょ**【制御・制×禦・制✕駅】图②自分の思いどおりに支配すること。コントロール。「感情を―する」「天下を―する」 **せいきょう**【生協】图↓「せいかつきょうどうくみあいSJ **せいきょう**【正教】图①「ギリシャ正教」の略。 **せいきょう**【正教】图②正しい宗教。邪教 **せいきょう**【盛況】图もよおしものなどに人が多く集まり、にぎやかなこと。「超[ちょう]満員の―」 **せいきょう**【精強】[形動]強くてすぐれていること。「―をほこるチーム」 **せいぎょう**【正業】图まじめな仕事。まともな職業。「―に就く」 **せいぎ**【正義】图社会で正しいはずの、人の従うべきすじみち。「―の味方」「―感の強い男」 **せいぎょう**【生業】图生活するための仕事。「なりわい」とも。「―に精を出す」 <731> **・せいさ** **せいぎょう**【成業】图学問や事業をなしとげること。「―のあかつき」 **せいぎょう**【盛業】图商売や事業が盛だ[ぁ]んなこと。また、盛んな商売や事業。「―を祝す」 **せいきょういく**【性教育】图青少年の発達段階に応じて、性についての正しい知識を教える教育。 **せいきょうと**【清教徒】图↓「ピューリタン」 **せいきょうぶんり**【政教分離】图政治と宗教を切りはなすこと。 **せいきょく**【政局】图その時の政治や政界の局面・状態・動き。「―が混迷する」圏政情 **せいきょほういずほう**【正距方位図法】图地図の投影[結]法の一つ。図の中心からの距離と方位が正しくあらわされる図法。中心と任意の点を結んだ直線は、正しい方位と最短距離・最短コースを示す。 **せいきん**【精勤】图「忍休まず、熱心に仕事や学業にはげむこと。「―賞」鬨勤勉 **せいく**【成句】图①いくつかのことばが結びついて、特別な意味をあらわすきまり文句。慣用句。イディオム。たとえば、「目を三角にする」「一か八[ばぁ]か」など。 **せいく**【成句】图②昔から使われていることわざや、詩文の中の有名な文句。成語。故事成語。たとえば、「石の上にも三年」「長いものには巻かれろ」「羊頭狗肉[はこ]」など。 **せいくうけん**【制空権】图空軍力によって一定の空域を支配する力。制海権 **せいくらべ**【背比べ】图背の高さを比べること。「せくらべ」とも。「どんぐりの―」類丈[たけ]比べ **せいけい**【生計】图暮らしていくための方法。生活するための収入や支出。「―費」「―を立てる」 **せいけい**【西経】图イギリスのグリニッジ天文台を通る経線(=子午線)を零[れ]、度として、その西側一八○度までの経度。東経 **せいけいげか**【整形外科】图骨・筋肉・靭帯[感]などの機能障害を予防・治療[よう]する外科の一分野。▽「形成外科」とは別。 **せいけつ**【清潔】[形動]きれいよごれのないこと。「台所を―にする」「―な政治」⇔不潔 **せいけん**【政見】图政治をおこなううえでの政治家や政党の意見。「一放送」 **せいけん**【政権】图国の統治機関を動かす権力。「―争い」「共産党――の崩壊」 **せいけん**【聖賢】图聖人と賢人[説]。知識が深く徳の高い人。 **せいげん**【制限】图「スとある限度や範囲から出ないようにおさえること。限界を定めること。「―を加える」「―速度」 **ぜいげん**【×贅言】图必要のないむだなことば。贅語。「―を要しない」 **ぜいきん**【税金】图国または市町村に、住民の義務として納めるかね。「国民の―で橋を架ける」 **せいげんせんきょ**【制限選挙】图一部の人にだけ選挙権や被。選挙権をあたえる制度。財産・性別・人種などによって制限を加える。↔普通選挙 **せいこ**【西湖】图中国浙江[芎]省の西にある湖。付近は古跡も[き]に富み、景色も[も]美しい。銭塘湖とも。 **せいご**【生後】图生まれてから現在までの期間。「―一週間の赤んぼう」 **せいご**【正誤】图⊕誤りを正すこと。「―表」圏訂正 **せいご**【正誤】图②正しいことと誤っていること。「―を見きわめる」 **せいご**【成語】图↓「せいく②」 **せいご**【成語】图②二語以上が結びついて一つの意味をあらわすことば。熟語。 **せいこう**【生硬】[形動]表現のしかたが未熟で、細かいしなやかさがなくかたいこと。「―な文章で読みくら」 **せいこう**【成功】图[函]◎目的を達成すること。「実験に―する」「失敗はーのもと」「圏成就。達成↔失敗 **せいこう**【成功】图②財産や高い地位を手に入れ、世の中に認められること。出世[ゅっ]すること。「―をおさめる」「―者」 **せいこう**【性向】图性質上の傾向[ぶ]。気質。 **せいこう**【性行】图性質とふだんの行動。身もち。 **せいこう**【性交】图男女の肉体的な交わり。類交接 **せいこう**【精巧】[形動]ものが細かいところまで正確にできていて、くるいがないようす。「―な機械」 **せいこう**【製鋼】图鋼鉄をつくること。また、つくられた鋼鉄。 **せいごう**【正号】图正の数をあらわす記号。プラス。「+」負号 **せいごう**【整合】图[函]ぴったり合うこと。また、ぴったり合わせること。 **せいごう**【整合】图②論理に矛盾[ぃん]のないこと。「―性」 **せいこうい**【性行為】图 性欲を満たす行為。 **せいこううどく**【晴耕雨読】四[圏]晴れた日には畑を耕し、雨の日には読書をするような、自由でのどかな生活を送ること。瀬悠々自適 **せいこうとうてい**【西高東低】图日本の冬の典型的な気圧配置。西にシベリア高気圧が張りだし、東の太平洋側には低気圧がある。北西の風がふき、日本海側では雪、太平洋側では晴天の日が続く。 **せいこうほう**【正攻法】图小細工も[いく]をせずに、正面から堂々とせめる方法。「―では勝てそうもない」 **せいこく**【正×鵠】图ものごとのいちばんたいせつな点。急所。要点。▽もと、弓の的[まと]の真ん中にある黒い丸。「せいこう」は慣用読み。 **せいこつ**【整骨】图折れたりはずれたりした骨を治療[よう]すること。ほねつぎ。「―医」類接骨 **ぜいこみ**【税込み】图給料や料金などに税金がふくまれていること。圏額面↔税抜き **せいこん**【成婚】图[函]結婚が成立すること。 **せいこん**【精根】图精力と根気。やりぬく気力。「―つきはてる」「―をかたむける」 **せいこん**【精魂】图たましい。「―こめた仕事」「圏精霊[灬] **せいさ**【精査】图「くわしく検査や調査をすること。 <732> **せいざ** **せ** **せいざ**【正座】图四足をくずさず、姿勢正しく座すわること。端座 **せいざ**【星座】图夜空の星を、見かけの形で人物や動物やものに見たてたもの。現代の天文学では、ギリシャ神話にちなむものをもとにしている。おおくま座・さそり座・てんびん座など。 **せいざ**【静座・静坐】图心を落ち着けてきちんと座[ぁ]っていること。「―して待つ」 **せいさい**【正妻】图内縁[愁]の妻に対して、法律上の正式な妻。また、一夫多妻のときの一番目の妻。烟[木]妻[内妻] **せいさい**【制裁】图[函]規則・慣習・約束などを破った人を罰[ょっ]すること。「―を加える」類 仕置き **せいさい**【精彩・生彩】图 美しいいろどり。目立ってすぐれていること。「―を放つ」 **せいさい**【精彩・生彩】图②生き生きして元気なようす。「―を欠く」生色 **せいさい**【精細】[形動]説明が念入りで、くわしいようす。「―に描写する」関詳細[しょう]・精緻[い] **せいざい**【製材】图山から切りだした木を、建物や家具の材料として角材や板などにつくること。 **せいざい**【製剤】 图薬をつくること。また、つくった薬。「血液―」 **せいさく**【制作】图作品をつくること。また、その作品。「絵画の―」「卒業―」類 創作▽おもに、芸術作品についていう。 **せいさく**【製作】图「忍」ものをつくること。道具や機械を使ってこしらえること。「部品を―する工場」「映画の―費」「番組―スタッフ」類製造・作製 **せいさく**【政策】图政府や政党の、政治上の具体的方針や手段。「外交!」 **せいさく**【政策】图②組織体の運営上必要な具体的方針や対策。「営業」 **せいさつ**【制札】图道ばたなどに、禁止条項などを書きしるして立てた札[ょだ]。「類高札・禁札 **せいさんカリ**【青酸カリ】图猛毒をもつ、白色で針状の結晶。化学工業や金・銀の冶金[ん]に用いる。シアン化カリウム。 **せいさつ**【省察】 图自分でふりかえって、よく考えてみること。「しょうさつ」とも。「善悪を―する」 **せいさつよだつ**【生殺与奪】同[園]生かすも殺すも思いのままにできること。相手の運命を自分の思うようにあつかうこと。「―の権をにぎる」 **せいさん**【生産】图自然からとれるものに手を加えて、生活に必要なものをつくりだすこと。「―量」「―コスト」「―力」「米を―する」→消費 **せいさん**【成算】图成功する見こみ。「じゅうぶんに―がある」類勝算 **せいさん**【清算】图「スと貸し借りを計算してしはらいを済ませること。「借金を―する」 **せいさん**【清算】图②過去のよくない関係をはっきりと終わりすること。「過去を―し、再出発する」 **せいさん**【精算】图かかった費用を細かく計算して、たりない分をはらったり、多すぎる分をもどしてもらったりすること。「―所」「乗りこしの料金を―する」「◆概算 **せいさん**【正餐】图正式の献立[甃]による料理。和食では、本膳・二の膳・三の膳からなる本膳料理。 **せいさん**【×凄惨】[形動]見ていられないほどすごくむごたらしいこと。血なまぐさく痛ましいようす。「―をきわめる」「―な殺人現場」圏陰惨[款] **せいさん**【聖餐】图キリスト教で、キリストの最後の晩餐を記念する儀式[びき]。キリストの血としてのぶどう酒と肉としてのパンを食べる。聖餐式。 **せいざん**【青山】图◎草木が青々としげっている山。 **せいざん**【青山】图②骨をうずめるところ。「→人間[惑]到[ぃぇ]る所ーあり」 **せいさんかかく**【生産価格】图生産にかかる原材料費・設備費・人件費などの費用に、利潤[のん]を加えた価格。 **せいさんかっけい**【正三角形】图三つの辺の長さが等しい三角形。内角も六〇度ですべて等しい。 **せいさんしゃ**【生産者】图生産に従事する人。「米の―価格」消費者 **せいさんせい**【生産性】图原材料や労働力の投入量に対する、製品の生産される割合。生産の能率。「―を高める」 **せいさんてき**【生産的】[形動]生産に役立つようす。また、新しく何かをつくりだすようす。「―な意見」 **せいし**【世子・世嗣】图身分の高い人のあとつぎ。よつぎ。 **せいし**【正史】图⊕国家的事業として編集した歴史書。とくに、中国の古代から明[え]までの、各時代の正統と認められた紀伝体の歴史書。野史・外史 **せいし**【正史】图②正確な事実の歴史。稗史 **せいし**【生死】图生きることと死ぬこと。生きるか死ぬか。「―を共にする」「―のさかいをさまよう」 **せいし**【正使】图中心となる使者。最上位の使者。副使 **せいし**【正視】 图「スと目をそらさずに、まともに見ること。直視。「―するにしのびない」 **せいし**【姓氏】图かばねと、うじ。また、みょうじ。 **せいし**【制止】图[函]してはいけないと、おしとめること。「大さわぎする人々を―する」 **せいし**【精子】图生物の、おすの生殖細胞[詘く]。卵子と結合して子(=新しい個体)をつくる。精虫。▽植物では、コケ植物・シダ植物やイチョウ・ソテツ類に見られる。 **せいし**【静止】图「じっとして動かないこと。「―衛星」「―画面」「空中でーする」 **せいし**【製糸】图まゆから生糸[と]をとること。 **せいし**【静思】图「[函]静かに思いかんがえること。「―黙考」圈沈思 **せいし**【製紙】图パルプから紙をつくること。 **せいし**【誓紙】图ちかいのことばを書いた紙。誓約書。起請文[しょう]。「―を交わす」 **せいし**【誓詞】图神仏に対するちかいのことば。「新郎新婦が―を読む」 **せいじ**【正字】图①正しく使われた文字。誤字 **せいじ**【正字】图②点画[び]などを省かない、字源の正しい字体の漢字。また、本字。「櫻(桜)」「國(国)」など。略字・俗字 <733> **せいじ 【青磁】** 焼きあがると青緑色になる磁器。うわぐすりに鉄分をふくむ。「―色の空」 **せいじ【政治】** 人間が集団として生きていくために必要な、権力・支配・政策・自治などの活動の全体。「―権力」「議会―」 **せいじか【政治家】** 議員や大臣など、政治を仕事とする人。▽かけひきがじょうずで、ものごとをうまくとりまとめる人の意味でも使う。 **せいしき【正式】** きまりどおりの正しいやりかた。「―な届け出」「―に話を通す」↔略式 **せいじけっしゃ【政治結社】** 政治活動をする目的でつくられた集団や政党。政治団体。 **せいじしきんきせいほう【政治資金規正法】** 政治団体などの活動・資金を公明・公正にするための法律。収支の公開や寄付の制限などを定める。一九四八年公布。一九七五、一九九二年に改正。 **せいじしょうせつ【政治小説】** 特定の政治思想を広めるためとするんだ。まれた一連のがせいしゅ清秋】の空気が澄んでさわやかな秋。 **せいしつ【正室】** 昔の身分の高い人の本妻。正妻。↔側室 **せいしつ【性質】** その人やものが、もともともっている傾向や特色。「あきやすい―」 **せいじつ【誠実】** まじめで、まごころがこもっていること。「―を欠く」「―に約束を果たす」 **せいじてき【政治的】** 政治に関係するようす。「それは―問題だ」 ②かけひきなどによって、実際上うまく処理するようす。「―解決をはかる」「―手腕」 **せいし【西施)の顰に倣う** →「ひそみ(顰)に倣う」 **せいしめんたい【正四面体】** 四つの面がすべて正三角形からなる多面体。 **せいしゃ【生者】** 生きている者。命ある者。「しょうじゃ」とも。↔死者 **せいじゃ【正邪】** 正しいことと、まちがった悪いとと。正と不正。 **せいじゃ【聖者】** キリスト教で、教えを守るために命を捨てた殉教者や偉大な信者を敬って呼ぶことば。 **せいじゃく【静寂】** 辺り一帯がしんと静まりかえっていること。「―を破る鐘の音」 **ぜいじゃく【×脆弱】** 弱々しくてこわれやすいようす。「―な体質」「―な組織」 **せいじゃひっすい【盛者必衰】** →「じょうしゃひっすい」 **せいしゅ【清酒】** 米からつくる澄んだ酒。日本酒。 **せいしょ【聖書】** 旧約と新約とがある。「旧約聖書」は、モーゼの律法を基礎とするイスラエル民族の生みだしたユダヤ教の聖典。「新約聖書」は、イエス・キリストの死後、キリスト教会から生まれた経典。▽「約」は、契約の意味。聖書は神との契約書。 **せいしょう【斉唱】** 同じことばや同じ節の歌を、二人以上の人が声をそろえて唱えたり歌ったりすること。「校歌の―」 **せいしょう【政商】** 政治家と結びついて、利権をえている商人。 **せいしょう【清祥】** 手紙文で、相手が健康で幸福に暮らしていることを喜ぶことば。「ますますごーのこととお喜び申しあげます」 **せいじょう【正常】** 変わった点がなく、ふつうであること。「列車ダイヤは―に復した」→異常 **せいじょう【性情】** 生まれつきの性質。 **せいじょう【政情】** 政治のようすやなりゆき。政界の状況。「一不安」 **せいじょう【清浄】** よごれがなく清らかなこと。「空気の―装置」「―野菜」 **せいじょうき【星条旗】** アメリカ合衆国の国旗。独立当時の州の数を示す、紅白合わせて一三本の横線と、青地に現在の州をあらわす五○の白い星からなる。 **せいしょうなごん【清少納言】** 生没年未詳。平安中期の女流文学者。清原元輔の娘。紫式部と並び称される。一条天皇の中宮定子に仕えた。随筆「枕草子」、家集「清少納言集」など。▽「清」は、姓の「清原」の略。官名の「少納言」がついた由来は不明。 **せいしょうねん【青少年】** 青年と少年。わかもの。▽法律上では、一二歳から一九歳までの男女 <734> **せいしょく** **せ** **せいしょく**【生色】图元気があっていきいきしていること。「―をとりもどす」類生彩・精彩 **せいしょく**【生殖】图[四]生物が本能として自分の子をふやすはたらき。「無性―」「一器」 **せいしょく**【聖職】图神聖な職業にたずさわる人。とくに、キリスト教で宣教師や牧師など。 **せいしょくき**【生殖器】图生物が有性生殖を営む器官。▽「性殖器」は誤り。 **せいしょしゅぎ**「聖書主義】图 信仰[弘]の根拠[し]を聖書のみに求める立場。▽ドイツの神学者ルターの思想の一つ。 **せいしょほう**【正書法】图一つの言語において、正しいと認められる書きあらわしかた。正字法。 **せいじりょく**【政治力】图政治的な手腕[殻]や力量。「―を発揮する」 **せいしん**【西進】图西へ向かって進むこと。☆東進 **せいしん**【清新】[形動] 目新しくて生き生きしているようす。フレッシュ。「―なスタイル」「―の気」 **せいしん**【誠心】图うそいつわりのないまごころ。誠意」 **せいしん**【精神】图①人のこころ。たましい。「健全なる―は健全なる肉体に宿る」→肉体・物質 **せいしん**【精神】图②基本となる意味や考えかた。「立法の―」 **せいしん**【精神】图③気力や気持ち。「―を集中する」「一統一」 **せいじん**【成人】图一人前[趁ん]のおとな。ふつう、二〇歳[さぃ]以上の人をいう。「―教育」▽平安時代の成人式は一二、三歳[だぃ]から一五歳ぐらいでおこなった。貴族の男子の場合は、はじめておとなの服装をしてかんむりをかぶったので「初冠[ぶぶり]」といった。女子の場合は、裳[も]をつけるので「裳着[も]」といった。 **せいじん**【聖人】图◎高い知識と徳をかねそなえた人。多くの人の理想となる人物。「一君子」 **せいじん**【聖人】图②キリスト教で、聖者。 **せいしんえいせい**【精神衛生】图精神状態を健全に保つこと。 **せいじんきょういく**【成人教育】图すでに社会に出て働いている成人を対象におこなう社会教育。 **せいしんしゅぎ**【精神主義】图精神力の集中と努力によって、物質的条件を克服できるとする考えかた。物質主義 **せいしんしょうがい**【精神障害】图病的な精神状態をまとめた呼び方。神経症・性格異常・統合失調症・躁鬱[4375]病・精神発育制止症など。 **せいしんせいい**【誠心誠意】 國[漢]まごころをもって、ものごとをおこなうようす。「―努力する」 **せいしんちたい**【精神遅滞】图知的能力の発達が遅れ、社会生活や、学習、作業などが困難である状態。知能指数によって、障害の程度をみる。精神薄弱[く]。いまは精神発育制止症という。 **せいしんてき**【精神的】[形動]精神に関するようす。また、精神を重くみるようす。「―打撃[き]を受ける」「―援助」物質的・肉体的 **せいしんねんれい**【精神年齢】图精神や知能の発達程度を、何歳[だ]、相当かという形で示したもの。生活年齢 **せいしんはくじゃく**【精神薄弱】图↓「せいしんちたい」 **せいしんびょう**【精神病】图精神のはたらきが正常でなくなる病気。 **せいじんびょう**【成人病】图四○歳以上の人がかかりやすい病気。高血圧・糖尿病・がんなど。 **せいしんぶんせき**【精神分析】图心の奥深くに おさえつけられているものを、夢や連想などの分析式によって明らかにしようとすること。サイコアナリシス。▽オーストリアの心理学者フロイトが、神経症[ち]の治療[よう]のために始めた。 **せいしんぶんれつびょう**【精神分裂病】图「統合失調症」の旧称。理性と感情のはたらきがにぶくなり、現実との調和を失う病気。 **せいしんりょく**【精神力】图精神を支えている力。精神の強さ。気力。「―が強い」 **せいす**【制す】国↓「せいする」 **せいず**【製図】图[函]定規やコンパスなどの器具を使って設計図などをかくこと。 **せいすい**【盛衰】图盛[さか]んになることと、おとろえること。「国力の―」「―浮沈[ん]」「栄枯[ぃ]ー」 **せいずい**【精髄】图もっともすぐれた、たいせつなところ。「仏教美術の―を集める」「神髄・精華 **せいすいしょう**【醒睡笑】一六二三年。安楽庵策伝[説読]の作。幼年時代からしたしんだ笑話を、四二の項目に分類して書いたもの。八巻。 **せいすう**【正数】图ゼロより大きい数。正の数。負数 **せいすう**【整数】图ゼロと、自然数(1、2、3・・・)およびこれに負号の付いたもの(11、12、-3…)。 **せいする**【制する】甲斐の考えや言動などをおさえる。「さわぎを―」圏 抑制する **せいする**【制する】②おさえて、自分の思いのままにする。「機先を―」「先んずれば人を制す」 **せいする**【制する】③支配する。「世界を―」 ▼「せいす」とも。 **せいせい**【生成】图[凹]ものが生まれて形あるものとなること。また、ものを生みだすこと。「宇宙の―」 **せいせい**【清清】[画]「気持ちがさっぱりして、すがすがしいようす。「言いたいことを言ったので―した」 **せいせい**【精製】图不純なものをとりのぞいて、質の高いものをつくること。「石油の―」 **せいせい**【精製】图②念を入れてていねいにつくること。粗製 <735> **・せいたい** **せいぜい**【精精】[画]①ぎりぎりの力をふるって。「―努力してみるよ」「今のうちに―勉強しておけ」 **せいぜい**【精精】[画]②よく見積もっても。たかだか。「―三日しかもたない菓子[い]」「半分終わるのが―だ」圏 関せきの山 **ぜいせい**【税制】图税金の種類や、かけかた・とりたてかたなどのきまり。「―改革」 **せいせいしゅくしゅく**【正正粛粛】四[漢]ひきしまっていておごそかであるようす。「式は―として進む」「 **せいせいどうどう**【正正堂堂】四[漢]ひきょうなやりかたをせず、相手に正面からとりくむようす。「―と勝負する」「―たる戦いぶり」圏公明正大▽もと、軍隊の陣容[気]が整っているという意味。 **せいせいはってん**【生生発展】四[漢]勢いよく大いに発展しつづけること。▽「生々」を「しょうじょう」と読むのは誤り。 **せいせいぶんぼう**【生成文法】国[語]→「へんけいぶんぽう」 **せいせいるてん**【生生流転】四[漢]「しょうじょうるてん」 **せいせき**【成績】图学業や試験の結果を、 ◎学業や試験の結果を、点数などで示したもの。「―表」 **せいせき**【成績】图②仕事の結果を評価したもの。「今月の売り上げー」「業績・実績 **せいせき**【聖跡・聖蹟】图神聖な遺跡や史跡。また、天皇の行幸した場所。 **せいぜつ**【×凄絶】[形動]表現できないほどすさまじいようす。「戦いは―をきわめる」「―な死をとげる」 **せいせっかい**【生石灰】图石灰岩からつくる白いかたまり。単に「せっかい」「いしばい」とも。酸化力ルシウム。 **せいせん**【生鮮】 [形動]新しくて生きのいい、なまの食品。野菜・くだもの・魚・肉など。「―食品」 **せいせん**【聖戦】图神聖な目的のためにする戦争。また、正義のためにする戦争。 **せいせん**【精選】图「とくにすぐれたものだけを選ぶこと。また、えりぬいたもの。「―問題集」と。 **せいぜん**【生前】图なくなった人が生きていたとき。「―の約束を果たす」→死後・没後, **せいぜん**【整然】[形動]秩序正しく、きちんと整っているようす。「―と並ぶ」「理路——」→雑然 **せいぜんせつ**【性善説】图人間本来の性質は生まれながらにして善であるという考えかた。性悪説▽中国の孟子が唱えた説。 **せいそ**【精粗】图細かいことと、あらいこと。「描写がじゃにーがある」 **せいそ**【清楚】[形動]かざりけがなく、きよらかでさっぱりしているようす。「―な白いブラウス」▽多く、女性の姿や服装などについていう。 **せいそう**【正装】图[忍]儀式[き]などに出席するときの正式の服装。略装 **せいそう**【政争】图政治上の争い。また、政治的権力のうばいあい。「―をくりかえす」 **せいそう**【星霜】图年月。としつき。「あれから幾[ぃく]―経たことか」鬨春秋星は一年で天をひとめぐりし、霜[しも]は毎年降ることから。 **せいそう**【清掃】图「ス[凹]きれいにそうじすること。はききよめること。「―車」 **せいそう**【盛装】图「スとりっぱに美しく着かざること。また、人目をひくはなやかな服装。 **せいそうけん**【成層圏】图地上約一〇歳から五○心にある大気の部分。気温などが一定し、安定している。対流圏 **せいそく**【正則】[形動]正しい規則。また、規則にかなっているようす。変則 **せいそく**【生息・×棲息・×栖息】「スと動物が生きて繁殖[はんぐ]すること。「―を保つ」 **せいそく**【生息・×棲息・×栖息】「スと②生物がそこにすんでいること。そこで生活していること。「―地」 **せいぞろい**【勢揃い】图 [当]スと多くの人がある目的のために一か所に集まること。せいぞろえ。「全国の精鋭[い]が―する」「軍勢の―」 **せいぞん**【生存】图生物が生きつづけること。「―権をおびやかされる」「大事故の―者」 **せいぞう**【製造】图[函]原料を加工して、商品となる品物をつくること。「―工業」「一年月日」 **せいぞんきょうそう**【生存競争】图生物が生きるために、たがいに争うこと。強い者が生きのこり、弱い者がほろぶ。 **せいぞんけん**【生存権】图基本的人権の一つ。人間らしい、健康で文化的な生活の維持[ぃ]を国に要求する権利。▽日本国憲法第二五条で権利を定め、これを保障する。国は社会保障や社会福祉[ぃく]などの政策をおこなわなければならない。 **せいたい**【正対】图「[凶]相手に正面から向きあうこと。 **せいたい**【生体】图生きているからだ。「―解剖」死体 **せいたい**【生態】图動植物が自然の中で生活するようす。「猿[きも]の―を観察する」 <736> **せいたい** **せ** **せいたい**【声帯】圏のどの中央にある声を出す器官。帯状のものが振動[乱]して声となる。 **せいたい**【静態】图じっとして動かない状態。静止した状態。「―社会学」動態 **せいたい**【整体】图指圧やマッサージによって、背骨のゆがみを正したり、筋肉の疲労をとったりする療法。 **せいだい**【盛大】[形動]会や事業などがにぎやかで大規模なようす。「誕生日を―に祝う」 **せいたいがく**【生態学】图生物と環境[髭]、生物と生物の相互関係を研究する学問。生物学の一分野。エコロジー。 **せいたいけい**【生態系】图ある一定地域に住む生物群と、それをとり巻く環境との関連を明らかにした体系。太陽エネルギーを受けて、緑色植物が無機物から有機物を生産し、その有機物を動物が食物としてとりいれ、その動物の排泄物[ぶっ]などを微生物が[いぶつ]が分解して無機物にもどし、それが植物に吸収される。この一連の営みと気象・土壌[しょう]・地形などの環境の要因を一体化してとらえる見かた。エコシステム。 **せいたいこう**【西太后】[人名]一八三五一一九〇八年。中国、清[人]の成豊[烈]帝のきさき。息子や甥が帝位につくと摂政として政権をにぎる。戊戌”の政変を起こし、帝を幽閉するなど政治改革運動を弾圧した。「せいたいごう」とも。 **せいたいもしゃ**【声帯模写】图[乏]芸能人などの声や動物の鳴き声などをまねる芸。こわいろ。 **せいたかあわだちそう**【背高泡立ち草】图キク科の多年草。高さは約二[り]までのび、秋に黄色い小花をつける。アメリカからの帰化植物。 **せいたかっけい**【正多角形】图各辺の長さや内角の大きさが、それぞれ等しい多角形。 **せいたかのっぼ**【背高のっぽ】图身長の高いこと。また、背の高い人。 **せいたく**【請託】图特別な配慮を内々[熱]にたのみこむこと。「―を受ける」 **せいだく**【清濁】图澄んでいることと、にごっていること。 **せいだく**【清濁】图②正しいことと、正しくないこと。 **せいだく**【清濁】图③清音と濁音。 **ぜいたく**【×贅沢】[形動]ふつうの程度よりも、かねをふんだんに使っているようす。不必要なところにまで費用をたくさんかけること。「―な服装」「―三味」 **せいだす**【精出す】国一生けんめいに勉強したり、働いたりする。「農作業に―」類いそしむ **せいたん**【生誕】图[下]人が生まれること。たんじょう。「一百年祭」 **せいたん**【星団】图多くの恒星[もち]が群れとなって見えるもの。「プレアデスー(=すばる)」 **せいだん**【政談】图⊕政治に関する話や議論。「―をたたかわす」 **せいだん**【政談】图―」 **せいだん**【清談】图①世間[烂]的なことからはなれた、学問や芸術に関する話。 **せいだん**【清談】图②中国、魏[ぎ]・晋[ん]代のころ、知識人が俗世間[げん]をはなれて老荘思想に関する議論をしたこと。「竹林の七賢[為]」が有名。 **せいたんさい**【聖誕祭】图クリスマス。 **せいち**【生地】图生まれた土地。出身地。出生地。 **せいち**【聖地】图宗教上の神聖な土地。「―エルサレム」霊地 **せいち**【整地】图①農作物をつくるために耕した土地。また、土地を耕すこと。 **せいち**【整地】图②建築のために土地をたいらに固めた土地。たいらにすること。 **せいち**【精緻】[形動]布の織り目がすきまがないように、くわしくて、きめ細かいようす。「――な描写~」精細・精密 **ぜいちく**【×筮竹】图易[き]の占[うらない]に使う、竹の細い棒。五○本でひと組み。 **せいちゃ**【製茶】图茶の木の葉をつんで、茶に加工すること。 **せいちゃく**【正嫡】图正妻の産んだ子。園正出・嫡出子 **せいちゅう**【成虫】图成長して親と同じく生殖[ぶく]可能になった昆虫”。幼虫 **せいちゅう**【×掣肘】图[函]他人の行動にわきから制約を加えること。あれこれと干渉[ぃい”]して自由をさまたげること。「―を加える」▽人のひじをひいて、おさえること。文章語。 **せいちょう**【生長】图[忍]と草や木が育つこと。「―して花が咲く」 **せいちょう**【成長】图人や動物が、心身ともに大きく育つこと。また、ものごとが発展していくこと。「子供の―は早い」「経済―がめざましい」 **せいちょう**【正調】图古くから受けついできた、正しい歌いかた。「―佐渡でおけさ」 **せいちょう**【声調】图声に感じられる調子。詩や歌のふしまわし。また、ことばのアクセント。 **せいちょう**【性徴】图男女のからだ、あるいはおす・めすの性的・形体的な特徴。「第二次―」 **せいちょう**【政庁】图政務をあつかう官庁。 **せいちょう**【清澄】[形動]澄みきって、きれいなようす。「―な空気」圈澄明 **せいちょう**【清聴】图「スと自分の話を相手がきいてくれること。敬った言い方。「ごーを感謝します」 **せいちょう**【静聴】图[山]静かにしてよく聞くこと。 **せいちょう**【整腸】图腸のはたらきを整えること。「―剤[だい]」「―作用」 **せいちょう**【整調】图「ス」からだなどの調子を整えること。 **せいちょうかぶ**【成長株】图①将来有望な人材。②経済で、将来発展が予想される会社の株式。 **せいちょうたい**【清朝体】图活字の書体の一つ。毛筆書きの字体に似た楷書体。 <737> **・せいとくか** **せいつう**【精通】圀「スル くわしく知っていること。「日本史に―している」類通暁[ちよう] **せいてい**【制定】图法律などをつくって決定すること。「憲法を―する」 **せいてき**【性的】[形動]性や性欲に関するようす。「―な魅力[よく]」「―いやがらせ(=セクシャルハラスメント)」 **せいてき**【政敵】图政治の主義や権力争いの上で対立している相手。政治上の競争相手。 **せいてき**【清適】图手紙文で、相手のぶじや健康を祝うことば。心身ともさわやかで安らかなこと。「ご―の由[もで]何よりです」 **せいてき**【静的】[形動]静かで動きが止まっているようす。「―な印象の絵画」→動的 **せいてつ**【聖哲】图徳があって、あらゆることに通じている人。▽聖人と哲人のこと。 **せいてつ**【製鉄】图鉄鉱石から鉄をつくること。「―所」 **せいてん**【盛典】图盛大な儀式[も]や祝典。 **せいてん**【晴天】图天気がよいこと。はれた空。類好天↔雨天・曇天[び] **せいてん**【聖典】图聖人の書いた書物。また、教義のもととなる神聖な書物。バイブルやコーランなど。 **せいでん**【正殿】图宮殿の中心となる建物。表御殿。 **せいでん**【正殿】图②神社の本殿。 **せいでんき**【静電気】图時間的な変化や流れがなく、ほぼ静止している電気。摩擦などによって起こる。 **せいてん**(青天)の霹靂[かき] 思いもかけない突発的な出来事。▽青空にとつぜん鳴りひびくかみなりという意味。「青天」を「晴天」と書くのは誤り。 **せいてんはくじつ**【青天白日】四[漢]青い空とかがやく太陽。よく晴れた天気。上天気。 **せいてんはくじつ**【青天白日】四[漢]②やましいところがないこと。また、無罪がはっきりすること。「―の身となる」▼「晴天白日」は誤り。 **せいと**【生徒】图学校で授業を受ける人。とくに、中学生や高校生についていう。類児童・学生 **せいと**【成都】图中国四川省の都市。三国時代の蜀[しょく]の都で、史跡も[き]が多く、交通の要地である。「三国志」の劉備玄徳[脇ぃ]や唐の玄宗[認]、杜甫[戯]のゆかりの地。 **せいと**【聖徒】图キリスト教の聖者、または信徒。 **せいど**【制度】图社会のしくみやきまり。「選挙―の改正案」「封建——」 **せいど**【精度】图機械や測定などの精密さの度合い。「―の高い顕微鏡」 **せいとう**【正当】[形動]道理にかない、法律にあっていること。「―な権利」↔不当 **せいとう**【正統】图正しい系統や血統。→異端 **せいとう**【正答】图正しい答え。園正解↔誤答 **せいとう**【政党】图政治上、同じ立場にある人が集まった団体。「保守―」 **せいとう**【盛唐】国[疆]中国、唐代の文学、とくに唐詩を四期に分けた、第二番目の一時期。七一三年から七六九年まで。唐詩の全盛期で、大詩人李白〈と杜甫[戯]があらわれ、近体詩(=絶句や律詩)の形式が完成された。自然や旅、戦争の悲劇、西域植民地に派遣された兵士の孤独などがうたわれた。代表的詩人はほかに王維・孟浩然[もねん]・岑参・高適など。▽他の三期は、初唐・中唐・晩唐。 **せいとう**【製糖】图「スッ[サトウキビ]などから砂糖をつくること。 **せいとう**【青×鞜】图婦人解放を主張する女性知識人や女流文学者。▽ blue stocking の訳語。一八世紀中ごろ、イギリスの文学サロンで、女性学者の一人が青い[くつ]したをはいていたことから。▷「青鞜社」も見よ。 **せいどう**【生動】图「スと生き生きとして躍動的なこと。書や絵などにいう。「↓気韻[点]―」 **せいどう**【正道】图正しい道理や方法。「―を歩む」↔邪道 **せいどう**【制動】图[凶]運動しているものを急に止めたり、速度を落としたりすること。ブレーキ。「―」 **せいどう**【青銅】图銅と錫[すず]との合金。からかね。ブロンズ。 **せいどう**【政道】图政治のやりかた。「―に反する」 **せいどう**【聖堂】图⊕孔子をまつった建物。「湯島[ま]―」 **せいどう**【聖堂】图②キリスト教の礼拝堂。 **せいどうきじだい**【青銅器時代】图世界の文明の歴史の中の一時代。石器時代と鉄器時代のあいだの、青銅器をつくり利用しはじめた時代。▽日本では弥生[やよい]時代に、青銅器と鉄器がほぼ同時に輸入されたので特別な青銅器時代はない。 **せいとうしゃ**【青鞜社】明治末から大正初期に、イギリスの「青鞜」にならって女性解放を唱えた女流文学結社。平塚雷鳥[らい]・野上弥生子[が望]・岡本かの子らが参加し、機関誌「青鞜」を発行した。▽創刊号の冒頭の一節、「元始[以]女性は太陽であった(雷鳥)」。 **せいとうせいじ**【政党政治】图政党間の競争によって、議席数のもっとも多い政党が内閣をつくる議会政治。 **せいとうないかく**【政党内閣】图議会で多数をしめる政党が組織する内閣。日本では一九一八年の原敬[し]による立憲政友会内閣が最初。 **せいとうは**【正統派】图本来の教えや学説を忠実にうけついでいる流派。 **せいとうは**【正統派】图②もっとも正常なやりかたをする人や仲間。 **せいとうぼうえい**【正当防衛】图不当な暴力から自分または他人の身を守るために、やむなく相手を傷つける行為に。罪にはならない。「―を主張する」 **せいとく**【生得】图うまれつき。生まれつきもっているもの。「しょうとく」とも。「―の才能」 **せいどく**【精読】图[函]細かいところまで注意して、ていねいに読むこと。熟読。 **せいとくかんねん**【生得観念】图人間が生まれながらにもっているとされる観念。▽古代ギリシャでプラトンがすでに認めていたが、一七世紀に、フランスのデカルトも思考を成立させる観念が生まれつき備わっていることを主張した。 <738> **せいとん** **せ** **せいとん**【整頓】图乱れているものをきちんと整え、あるべき場所にもどしてかたづけること。「散らかしたものを―する」圏整理 **せいどんかっぱく**【生吞活剝】四[漢]他人の文章などを、許可をえずそっくりそのまま使うこと。▽なまで丸のみにし、生きたまま皮をはぐこと。 **せいなる**【聖なる】[連体]神聖な。「ーガンジス川」 **せいなん**【西南】图西と南の中間にあたる方角。にしみなみ。南西。東↔東北 **せいなんせんそう**【西南戦争】图一八七七年、明治政府に不満をもつ鹿児島[の]士族が、西郷隆盛を中心に起こした反乱。熊本城を包囲したが政府軍に敗れ、隆盛は自殺した。西南の役[ぇき]。 **せいにく**【精肉】图精選された上等の肉。「―店」 **ぜいにく**【×贅肉】图からだに必要以上についた肉。「腹にーがつく」 **せいねん**【生年】图◎生まれた年。誕生した年。☆没年[媽] **せいねん**【生年】图②生まれてからの年。年齢[へ]。「しょうねん」とも。「―一八歳[さい]」 **せいねん**【成年】图心身ともに一人前と社会的に認められる年齢。法律では満二○歳[さい]以上。成人。「―に達する」↔未成年 **せいねん**【青年】图一〇代後半から二〇代ぐらいの若者。青春期。「―団」▽「青」は春の色とされ、人生の春にあたる時期という意味。 **せいねん**【盛年】图働きざかりの元気な年ごろ。「―重ねて来たらず」類壮年 **せいねんがっぴ**【生年月日】图生まれた年と月日。「―を書類に記入する」 **せいのう**【性能】图機械などの性質や能力。 **せいは**【制覇】图武力によって権力をにぎること。「世界―の野望を絶つ」 **せいは**【制覇】图②スポーツ競技などで優勝すること。「全国―の偉業」 **せいばい**【成敗】图罰[ょっ]すること。昔は、とくに罪人を打ち首にすることをいった。「けんか両―」処罰 **せいばい**【成敗】图②裁判でさばくこと。▼「せいはい」と読めば別の語で、成功と失敗という意味。 **せいはく**【精白】图[ス]と穀物[災]をついて、うす皮をとり、白くすること。「―米」精米 **せいばく**【精麦】图ムギを精白すること。また、精白したムギ。「一所」 **せいはつ**【整髪】图[函]髪[かみ]の毛を切りそろえて、きちんと整えること。圏調髪・理髪 **せいばつ**【征伐】图[下忍]悪者や反逆者を武力によってせめほろぼすこと。 **せいはん**【正犯】图法律で、直接犯罪行為をおこなった者。主犯。従犯 **せいはん**【製版】图[下]と写真版などの印刷用の版面をつくること。「写真―」 **せいはんたい**【正反対】[形動]まったく逆であること。「まるで―の意見」 **せいひ**【正否】图正しいことと、正しくないこと。「ことの―を判断する」 **せいひ**【成否】图成功と失敗。また、成功するかしないか。「―はお天気しだいだ」 **せいび**【整備】图[―と]不都合[どう]なくいつでも使えるように準備を整えること。「車を―しておく」 **せいひつ**【静×謐】[形動]静かで安らかなようす。おだやかで動きのないようす。「―な神社の境内[邸]」文章語。 **せいひょう**【青票】图国会の投票で、反対を意味する青色の札[ょだ]。「あおひょう」とも。白票 **せいびょう**【性病】图性行為[ぶ」]によって伝染する病気。梅毒[感]や淋病[り]などのほか、最近ふえているものにエイズがある。 **せいひれい**【正比例】图[函]「比例」に同じ。 **せいひん**【清貧】图かねや利益を求めず、正しいおこないをして貧乏[感]に暮らしていること。「―にあまんじる」1」 **せいひん**【製品】图加工してできあがった品物。「―を年内に納める」「乳―」 **せいふ**【政府】图国の政治をおこなう機関。とくに、内閣や中央官庁のこと。 **せいぶ**【西部】图西のほうの地域。とくに、アメリカでミシシッピー川から西の地方。⇔東部 **せいふう**【清風】图さわやかですがすがしい風。「―を送る」「―をふきこむ」「―明月」 **せいふかいはつえんじょ**【政府開発援助】图↓「オーディーエー」 **せいふく**【制服】图学校や会社などで着るように定められている服。ユニホーム。私服 **せいふく**【征服】图[下凼]●武力で相手をたおし、服従させること。「ヨーロッパーの夢」 **せいふく**【征服】图②困難にうちかって目的を果たすこと。「エベレストを―する」 **せいぶげき**【西部劇】图 アメリカ合衆国の西部を開拓[ご]したころを題材とした劇や映画。ウエスタン。 **せいぶせんせんいじょうなし**【西部戦線異常なし】一九二九年。ドイツ、レマルクの反戦小説。第一次世界大戦を背景に、戦場での若い兵士たちの生と死をえがいたもの。「Im Westen nichts Neues **せいぶつ**【生物】图生命をもって活動し、繁殖、するもの。動物と植物をまとめた言い方。無生物 **せいぶつ**【静物】图絵画の題材で、じっと動かないでいるもの。花・くだもの・器物など。「―画」 **せいぶつかがくてきさんそようきゅうりょう**【生物化学的酸素要求量】图↓「ビーオーディー **せいぶつがく**【生物学】图生物の形態・分類・生態などを研究する学問。 **せいふん**【製粉】图穀物を機械などでひいて粉にすること。「一工場」 **せいぶん**【成分】图ある物質を構成しているもの。「―を分析[裁]する」 <739> **・せいやく** **せいぶん**【誓文】图↓「せいもん」 **せいぶんか**【成文化】图 慣習としておこなわれてきたことを、文章や条文にすること。 **せいぶんほう**【成文法】图法律の一つ。文章の形式を備えたもの。制定法。人定法。不文法・慣習法 **せいべえとひょうたん**【清兵衛と瓢箪】[作品名]一九一三年。志賀直哉の短編小説。子供のくせにヒョウタンの好きな清兵衛と、ヒョウタンをめぐる学校の先生や父親・骨董屋などのそれぞれの思わくのちがいを、ユーモラスにえがく。 **せいへき**【性癖】图生まれつきもっている、片寄った性質。悪いくせ。習癖 **せいべつ**【生別】图[函]たがいに生きてはいるが会えなくなること。生きわかれ。死別 **せいべつ**【性別】图男女の区別や、おす・めすの区別。「―を問わない」 **せいへん**【政変】图政治上の急激な変動。革命による政治体制の崩壊のやクーデターによる政権移動。 **せいへん**【政変】图②内閣が急に変わること。 **せいぼ**【生母】图その人を産んだ母。生みの母。実母。継母・義母・養母 **せいぼ**【聖母】图キリストの母。マリア。 **せいぼ**【歳暮】图年のくれ。年末。「―セール」 **せいぼ**【歳暮】图②「おせいぼ」 **せいほう**【西方】图西の方角。 **せいほう**【西方】图②「さいほう」東方 **せいほう**【製法】图もののつくりかた。製造法。 **せいぼう**【声望】图よい評判。名声と人望。「―が高い」類人望 **せいぼう**【制帽】图学校や役所などで、かぶるようにきめられた帽子[う]。 **ぜいほう**【税法】图税金に関する法律。「―改正」 **せいほうけい**【正方形】图四辺の長さが等しく、四つの角がすべて直角の四角形。類真四角 **せいほく**【西北】图西と北の中間にあたる方角。にしきた。北西。東南 **せいぼつねん**【生没年】图生まれた年と死んだ年。生年[愁]と役年[怨]。 **せいほん**【製本】图[凹]印刷物などをとじあわせ、表紙などをつけて本にすること。 **せいまい**【精米】图[函]玄米[誌]をついてうす皮をとり、白くすること。また、その米。精白米。玄米 **せいみつ**【精密】[形動]細かいところまでゆきとどいていること。また、誤差やくるいの少ないこと。「―検査」 **せいみつきかい**【精密機械】图誤差がきわめて少なく、精密につくられた機械。光学器械など。 **せいみょう**【精妙】[形動]細かいところまで、たくみにできていること。「―なわざ」 **せいむ**【政務】图政治に関する事務。 **せいむじかん**【政務次官】图大臣を助けて政務にたずさわり、国会と政府の交渉に”にあたる次官。事務次官 **ぜいむしょ**【税務署】图国税の事務をとりあつかう役所。大蔵省の下級官庁。 **せいめい**【生命】图①いのち。「―保険」 **せいめい**【生命】图②もっともたいせつなもの。「新聞は真実を伝えるのが―だ」「政治―をかける」 **せいめい**【声名】图よい評判。ほまれ。「―を博す」類名声 **せいめい**【盛名】图りっぱな評判。盛だ[ぁ]んな名声。「―をはせる」 **せいめい**【姓名】图名字[ょっと]名前。氏名。 **せいめい**【清明】[形動]①〈形動〉きよく、あきらかなこと。「―な月の光」 **せいめい**【清明】[形動]①〈名〉二十四節気の一つ。四月五日ごろ。春分から十五日目。 **せいめいおう**【聖明王】[人]鱼?——五五四年。百済[くだら]の第二六代の王。欽明[感]天皇のとき、釈迦[ゃ]の仏像や経典;をはじめてわが国に伝えたという。 **せいめいせん**【生命線】图①生きるためにはどうしても守らなければならない、重要な境界線。 **せいめいせん**【生命線】图②手相占いで、寿命[ぃり]の長さを示すという手のひらのすじ。 **せいめいはんだん**【姓名判断】图姓名の字画などで、その人の運勢を判断すること。 **せいめいほけん**【生命保険】图保険の一つ。加入した人が死んだり、一定の年齢になったときにしはらわれる約束でかける保険。 **せいもく**【井目・聖目・星目】图碁盤の目の上にある九つの黒い点。また、囲碁[訟]で、実力のおとる者がそこに黒い石を一つずつ前もって置き、ハンデをもらって対戦すること。 **せいもん**【正門】图正面の門。おもて門。→裏門 **せいもん**【声紋】图周波数を分析[談]する機械で、人の声を図にあらわしたもの。指紋[ん]と同じように人によってちがうので、犯罪の捜査などに使われる。 **せいめい**【声明】图「政治や外交などに関する意見を、公式に発表すること。「―文」 **せいもん**【誓文】图ちかいを立ててしるした文書。「せいぶん」とも。「―を立てる」圏誓詞 **せいや**【聖夜】图クリスマスの前夜。クリスマスイブ。 **せいやく**【成約】图[―ス]と契約が成立すること。 **せいやく**【制約】園「条件をつけて、自由な活動をさせないこと。また、自由にさせないための条件。「時間的な―を受ける」類制限 **せいやく**【誓約】图ちかいを立てて、かたく約束すること。ちかい。「―書」 <740> **せいやく** **せ** **せいやく**【製薬】图薬をつくること。つくった薬。 **せいゆ**【精油】图植物からとれる芳香油。はっか油・丁子油など。 **せいゆ**【精油】图②石油から不純物をとりのぞくこと。また、とりのぞいてできた上質の石油。 **せいゆ**【製油】图①原油からガソリンや灯油などの石油製品をつくること。 **せいゆ**【製油】图②動植物から食用油や香油をつくること。 **せいゆ**【声×喩】国[語]人間の言語に使う音によって、自然界の物音や声、またものの状態を感覚的に表現する方法。「風がピュウピュウふく」の「ピュウピュウ」、「雲がぽっかりうかぶ」の「ぽっかり」など。 **せいゆう**【声優】图ラジオの放送劇や外国映画のふきかえなどに、声だけで出演する俳優。 **せいゆう**【清遊】图「風流な遊びをすること。また、他人の旅行などを敬っていうことば。「箱根[とく]ごーの由[も]」 **せいよう**【西洋】图ヨーロッパ。ふつう、アメリカもふくめていう。「―料理」「一人」東洋 **せいよう**【静養】图[ス]と心身をやすめて、病気中や病後の体力の回復をはかること。「山の温泉でーする」「―に努める」類保養 **せいよく**【性欲・性慾】图男女間で異性を求める肉体的な欲望。肉欲。 **せいらい**【生来】[图画]生まれつき。生まれながら。「―の働き者」「―歌がうまい」 **せいらい**【生来】[图画]②生まれたとき以来。「―母親の愛を知らない」 **せいり**【生理】图①生物のからだのはたらき。「―現象」 **せいり**【生理】图②月経。メンス。「―休暇[きゅら]」 **せいり**【整理】图「[函]⊕きちんと、かたづけること。きちんと、すじみちだてること。「―整頓[誌]」「気持ちの―がつかない」 **せいり**【整理】图②いらないものや、すじみちからはみだしたものをとりのぞくこと。「人員―」 **ぜいり**【税吏】图税金に関する事務をあつかう役人。 **せいりがく**【生理学】图人体の生理機能などを研究する学問。生物学の一分野。 **ぜいりし**【税理士】图納税などに関する事務を専門的にとりあつかう資格をもつ人。 **せいりつ**【成立】图「ス[凸]ものごとができあがること。話や意見がまとまること。「交渉に[いり]が―する」 **ぜいりつ**【税率】图税金をかける割合。課税率。 **せいりてき**【生理的】[形動]意志や病気によって生じるのではなく、からだの正常なしぜんのはたらきの結果としてあらわれるようす。「―な欲求」「―嫌悪」 **せいりゃく**【政略】图政治上のかけひき。また一般に、利益をえるためのはかりごと。「―結婚[悶]」 **せいりゅう**【青竜】图天の四神の一つ。東をつかさどる。「せいりょう」とも。▽他の三神は、玄武・白虎[びゃっ]・朱雀[いく]。 **せいりゅう**【清流】图谷川[び]などのきれいに澄んだ流れ。「山奥の―」濁流 **せいりゅう**【整流】图[函]電流で、交流を直流に変えること。「一器」 **せいりゅうとう**【青竜刀】图柄[っぷ]に竜のかざりのある、昔の中国の刀。 **せいりょう**【声量】图音声の大きさと豊かさ。「―がある歌手」 **せいりょう**【清涼】[形動]冷たくてさわやかなよう[清澄ぶぅ]・清冽[깼]す。「―な山の空気」園 **せいらん**【清覧】图相手が見ることを敬った言い方。手紙文で使うことが多い。「ぜひともごーください」類高覧 **せいらん**【青嵐】图◎青々とした山の、冷たい空気。 **せいらん**【青嵐】图②新緑をふきわたる風。「あおあらし」とも。「―の一夕[診]、酒宴心をもよおす」 **せいらん**【晴×嵐】图⊕晴れた日にふく強い山風。 **せいらん**【晴×嵐】图②晴れた日にかかる、かすみのようなもの。 **せいりょうざい**【清涼剤】图気分をさわやかにする薬。また、気分をよくするもの。「一服[秒]のー」 **せいりょうでん**【清涼殿】图平安京の内裏[ぃ]で、紫宸殿の北西にある建物。天皇の日常の居所で、四方拝・叙位・除目[し]などの公事にもおこなわれた。♪図「だいり」 **せいりょく**【勢力】图他を従わせ、おさえつける勢いと力。「―範囲」「―伯仲[よう]」 **せいりょく**【精力】图心身の元気のもとになる力。「―がつく」圏精気・活力 **せいりょくきんこう**【勢力均衡】图相互の勢力がつりあった状態にあること。とくに、国家間で一方が強力化することをおさえ、たがいに牽制[点]しあうことで、国際平和を維持すること。バランス・オブーパワー。 **せいりょくぜつりん**【精力絶倫】[形動]活動のもとになる力、あるいは性的な能力が並はずれて強いこと。 **せいるい**(声涙)俱[とも]に下[くだ]る 強く感動して、なみだながらに語る。 **せいれい**【政令】图内閣で決定して出す命令。「—指定都市」 **せいれい**【聖霊】图キリスト教で、人の心に宿り、精神活動を助けるとされるもの。神とキリストとともに三位一体[い]をなす。「父と子と―」「一降臨祭」 **せいれい**【精霊】图自然界のすべてのものに宿ると考えられるたましい。「木の―」 **せいれい**【精霊】图②死んだ人のたましい。「しょうりょう」とも。 **せいれい**【精励】图[函]つとめはげむこと。「―努力せよ」「―恪勤[紗](=きわめて熱心にはげむこと)」 **せいれき**【西暦】图キリストが生まれた年を紀元元年[べ]とする西洋のこよみ。圏西紀▽生後四年目が西暦元年に当たるとする説が有力。 **せいれつ**【整列】图「人が列をつくり、そろって並ぶこと。「校庭に―する」 **せいれつ**【清×洌】[形動]水がきれいに澄んでいて冷たいようす。「―な谷川の流れ」類清涼文章り[とお]すこと。「―ポイントをあげる」 | save <741> **・せかっこう** **せ** **せいれん**【精練】图「ごじゅうぶんに練習し、きたえること。「―されたチーム」 **せいれん**【精練】图②天然繊維のまじりものをとりのぞいて、漂白[なら]や染色できるようにすること。「生糸[と]を―する」 **せいれん**【精錬】图金属の不純物をとりのぞき、質をよくすること。「粗銅を―する」 **せいれん**【製錬】图鉱石から金属をとりだして精製し、地金にするまでの工程。類冶金[やん] **せいれんけっぱく**【清廉潔白】四[圏]心がきれいで不正のないこと。ことに金銭について後ろ暗いことのないこと。「―の士」「ちかって―です」 **せいろう**【晴朗】[形動]いちめんに晴れわたって雲のないようす。「天気―なれども波高し」 **せいろう**【《蒸籠】图食品を入れて蒸す道具。かまなどの上に置き、湯気を通す。「せいろ」とも。 **せいろん**【正論】图正しい意見や主張。「―をはく」 **せいろん**【政論】图政治に関する意見や議論。 **セイロン** インド半島の南にある島。また、「スリランカ」の旧称。| Ceylon **せいわてんのう**【清和天皇】[名]道八五〇一八八○年。在位、八五八一八七六年。九歳[さい]で即位[く]し、母方の祖父藤原良房[いもの]の摂政[り]をあおいだ。人臣[点]の摂政の初例となる。水尾の帝。 **ゼウス** ギリシャ神話の最高神。オリンポスの神殿にすみ、神々と人間の両方を支配する。ローマ神話のユピテル(ジュピター)にあたる。| Zeus **セーター**图 毛糸の上着[ちゃ]。前開きがなく、頭からかぶって着る。スエーター。プルオーバー。| sweater **セーフ**图野球で、走者や打者が塁上[り]にいる資格をもつこと。また、塁をえること。「すべりこみー」 **セーフ**图②テニスなどで、打った球が相手のコートにはいること。イン。アウト | safe **セーブ**图力を出しきらずに、たくわえること。温存。抑制。「感情を―する」 **セーフティー**图安全。「ーゾーン」「ーリード」一 safety **セーラー**图①「セーラー服」の略。 **セーラー**图②船員。船乗り。また、水兵。一sailor **セーラーふく**【セーラー服】图前がV字にあき、後ろのえりが四角い、水兵の服。また、それをまねてつくった服。女生徒の制服や子供服に多い。 **セール**图売り出し。特売。「バーゲンー」「サマー一」 | sale **セールスエンジニア**图工学的技術や専門的な知識などを生かして、外交販売にあたる人。| sales engineer **セールスポイント**图商品を売るときにとくに強調する利点や特色。売りこみたい特色。セーリングポイント。▽ sales と point から。和[と] **セールスマン**图会社や家庭などを訪問して、商品の説明をしながら売りあるく人。外交販売員。一salesman **ぜえろく**【×贅六】图江戸っ子が上方(関西)の人をあざけっていうことば。才六[弦]。ぜいろく。▽「上方ぜえろく」の形で使う。 **せおいなげ**【背負い投げ】图柔道のわざの一つ。相手のからだを背負うようにして前方に投げだすわざ。「しょいなげ」とも。 **せおう**【背負う】国背に[にな]う。「荷物を―」 **せおう**【背負う】国②やっかいなものごとをひきうけて責任をもつ。「会社を背負って働いた」▼「しょう」とも。 **セオドア・ルーズベルト**[人]一八五八―一九一九年。アメリカ合衆国第二六代大統領。共和党出身。独占企業対策や労働対策などを進める一方、カリブ海に勢力をのばした。日露戦争などを調停にし、ノーベル平和賞受賞。ローズベルト。| Theodore Roosevelt **せおよぎ**【背泳ぎ】图泳法の一つ。あおむけになって泳ぐ泳ぎかた。背泳。バックストローク。 **セオリー** こんなときはこうすべきであるというような、きまった手順や方法。四 法。理論。学説。定石。「―どおりの野球」「theory **せかい**【世界】图地球上で人間が占しめるすべての空間。「―平和」「―地図」 **せかい**【世界】图②よのなか。社会。「住む―がちがう」 **せかい**【世界】图③同じ仲間の集まり。「子供の―」 **せかい**【世界】图④ある限られた範囲[ん]。「文学の―」「月―」 **せかいかん**【世界観】图世界や人間の価値についての本質的な考えかた。「―の相違」 **せかいきょうこう**【世界恐慌】图一九二九年、アメリカのニューヨーク証券取引所の株式の大暴落に始まった世界的な経済の混乱状態。 **せかいじんけんせんげん**【世界人権宣言】图一九四八年、国連総会で採択[怒]された人権尊重の宣言。すべての人間の基本的人権の保障が目的。 **せかいたいせん**【世界大戦】图世界的な規模でおこなわれた戦争。歴史上、第一次世界大戦は、ヨーロッパを中心に一九一四年に、第二次世界大戦はほぼ全世界を巻きこんで、三九年に起こった。 **せかいてき**【世界的】[形動]世界じゅうに広く知られているようす。また、全世界に関係があるようす。「―ピアニスト」「――な関心事」国際的 **せかいないそんざい**【世界内存在】图常に世界に結びつき、他の存在と関係しあうような人間の根本的なありかた。▽ドイツの哲学者ハイデガーの用語。 **せかいほけんきかん**【世界保健機関】图↓「ダブリューエイチ オー」 **せがき**【施餓鬼】图仏教で、餓鬼道に落ちて飢え苦しむ者やとむらう人のない死者の霊』』を供養[り]すること。おせがき。 **せかす**【《急かす】国早く早くと急がせる。せかせる。「そんなに―なよ」 **せかせか**圓」いそがしそうにして、落ち着きがないようす。「―と歩く」「―した話しかた」 **せかっこう**【背格好】图背の高さやからだつき。「せいかっこう」とも。「父に似た―の人」 <742> **せがむ** **せ** **せがむ**国うるさく、むりにたのむ。「親に車を買えと―」 **せがれ**【×倅・×枠・×悴】图①自分の息子[噂]をへりくだっていうことば。「うちの―」 **せがれ**【×倅・×枠・×悴】图②他人の息子を親しみをこめて、また少しからかっていうことば。「きみの―も大きくなったろうね」▽年少の男性を、生意気だという気持ちでいやしめても言う。「この小―め」 **セカンド**[图造語]①〈名・造語〉第二番目。第二の。「ーハウス」 **セカンド**[图造語]①〈名〉野球で、二塁[びぃ]。また、二塁手。一second **セカンドバッグ**图小物用の小さなバッグ。▽本来は、大きなバッグの中に入れておくものをいった。second bag **せき**[タ]【タ】タ[日が暮れるころ。ゆうがた。朝]セキ 一朝一夕,[旦夕]数[の命]ゆう 夕刊[燃]夕焼け[せき][石] **せき**[石][石・0画 全5画]石[石石石石]日〔セキ・シャク]◎岩のかけら。いし。また、鉱物。②囲碁[訟]で使ういし。ごいし。③役に立たないもの。目〔コク]尺貫[鷲っ]法で、容積の単位。米穀などの量をあらわす。一〇斗[と]。約一八○リットル。また、武士の禄高[数]をあらわす。②船の積量をあらわす。セキ・シャク①石器[石炭]窟[石油]宝石/磁石[にゃく]磐石[驍]、②定石[鼗],布石[ぎき]③瓦石[玉石混交]ぎょくせきコク □石高[数]加賀百万石[づくまんどく]②千石船[せんごく]ぶね石垣[凳]石段[찼]墓石[(き)]石首魚[訖]石見[石女]らまず[石榴]ざくろ[ち]流石[だ]が[石南(楠)花]しゃくなげ[石蕗]っわぶき[石竜子]とかげ **せき**[赤][赤・0画 全7画]赤[赤赤赤赤]あかい色。あからめる。②むきだしの。ありのままの。③まごころ。まこと。④俗[ぞく]に、共産主義。セキ・シャク 赤血球[鹳”],赤飯[躄]赤面[餞]/赤光[こう]异,赤銅[띾]〈②赤貧[筵]赤裸々[鹱]③赤心赤誠[④]赤化[赤軍]あか・あかい 赤字[が]赤鉛筆[稔びつ]/赤[ぁぁ]い羽根あからむ・あからめる 柿[かき]が赤[ぁぁ]らむ/顔を赤[ぁぁ]らめる赤熊[*真っ赤か] **せき**[昔][日・4画]昔[昔昔昔昔]むかし。以前。今セキ・シャク 昔時[昔日]璞 昔年[蠖]/今昔~~むかし 昔むかし[なじみ]昔風[ゞし]大昔し **せき**[席][巾・7画 全10画]席[席席席席]◎すわる場所。「―につく」製座もと、むしろ・ござの意味。「席巻[燃]」②地位。順位。「教授の―があく」③会場。あつまり。「歓迎〜の―」「―を改める」劇場[が]落語や漫才[誌]などの演芸を見せる場所。セキ 席順[ん]席料[践”]客席、座席[ぎ]着席鹞[く]特等席[と]②次席[首席]席上[せき]宴席[数]出席[巋],列席[席亭]席[むしろ]*寄席[よせ] **せき**[責][貝・4画 全11画]賣[賣貴責]◎せめる。とがめる。②しなければならない務め。セキ 自責[叱責]影[問責]②責任[牋]責務引責[数]重責,[職責]鞋、せめる 過[ぁゃ]まちを責める[責めを負う]呵責[ぃゃく] **せき**[積][禾・11画 全16画]積[積積積積]●つみかさねる。つもる。②ひろさ。おおきさ。③かけ算の答え。「――を求める」↔商セキ積載[諜]積雪[驩]積善[鵞]積年[牒]集積[勘],蓄積[髭]②体積[懿]面積[皝]容積[鞯]③相乗[責]そうじようつむ・つもる 経験を積っむ[下積み]積立金[とて]/予算を見積もる[心積]だぁもり **せき**[績][糸・11画 全17画]績[績績績績]●糸をつむぐ。②なしとげた結果。セキ 紡績[②]業績,[功績]影 成績[誌]績[っむ]せい **せき**[斥][斤・1画 全5画]斥[斥斥斥斥]◎しりぞける。②ようすをさぐる。▼「斤[ん](=重さの単位)」は別字。セキ排斥[②]斥候[5] <743> **・せきじゅう** **せき**[斥][斤・1画 全5画]斥[斥斥斥斥]斥[しりぞ]ける **せき**[析][木・4画 全8画]析[析析析析]細かく分ける。▽「折[せっ](=おる)」「柝[たく](=ひょうしぎ)」は別字。セキ析出[解析]分析[数] **せき**[隻][佳・2画 全10画]隻[隻隻隻隻]◎二つで組みになったものの片一方。双@ひとつ。ほんのわずか。③船を数えることば。圏艘[そう]セキ 隻眼[糕]隻脚~[隻手]②隻影[綫]隻句[せっ]片言隻語[んげん] **せき**[惜][-・8画 全11画]惜[惜惜惜惜]失われたことを残念がる。おしい。セキ 惜敗[惜別]馑 哀惜[愛惜]歚[痛惜]彭おしい・おしむ 口惜しい/別れを惜しむ可惜[ぁたら]不惜身命[んどう] **せき**[跡][足・6画 全13画]跡[跡跡跡跡]①あしあと。②ものごとのおこなわれたあとかた。関晴[せき]セキ 航跡[人跡]數[足跡](熱)追跡[鄣]②遺跡[を]旧跡[誌],行跡,[筆跡]齶あと 跡継ぎ[跡目]城跡[しろ] **せき**[籍][竹・14画 全20画]籍[籍籍籍籍]◎書物。②家族関係などをしるした公式書類。「―を入れる(=夫婦[話]になる)」「―をぬく」③ある団体の一員として登録されている資格。「野球部に―を置く」「藉[せき]しゃ(=かりる)」は別字。セキ①漢籍[書籍]②戸籍[入籍],本籍[③]学籍除籍[国籍]も[在籍]書籍館[じゃく] **せき**[汐][-・3画 全6画]汐[汐汐汐汐]ゆうしお。 潮[しお]セキ 潮汐[暮ら]汐[しお」]ゆらしお[ちよう] **せき**[碩][石・9画 全14画]碩[碩碩碩碩]りっぱですぐれている。▽「磧[き](=川原)」は別字。セキ碩学[だ] **せき**【席/籍】图漢字項目を見よ。 **せき**【隻】[造語]漢字項目を見よ。 **せき**【関】图さえぎるもの。へだて。とくに、関所。「白河の―」 **せき**【×咳】图のどや気管が刺激されて出る激しい息。 **せき**【×堰】图水の流れを止めたり、水量の調節のため、川の途中[ゅう]などにつくったしきり。類堤防 **せきあく**【積悪】图悪事を積みかさねること。また、積みかさねた悪事。「―の報い」↔積善 **せきらん**【積雲】图雲の種類の一つ。夏の午後にできる、綿のようにまるく盛りあがった雲。わたぐも。 **せきえい**【石英】图花崗岩などの成分の一つ。二酸化珪素[ぃ]。純粋だ[んな]結晶[とり]を水晶と呼ぶ。ガラスや陶器[もち]の原料。 **せきがいせん**【赤外線】图太陽光線をプリズムで分けたとき、赤色の外側にある目に見えない熱線。医療が[よう]や赤外線写真に利用する。「―療法」 **せきがく**【×碩学】图広く深い学問。また、大学者。「―大儒(=りっぱな大学者)」 **せきかっしょく**【赤褐色】图↓「せっかっしょく」 **せきがはらのたたかい**【関ヶ原の戦い】图一六○○年、今の岐阜県にある関ヶ原でおこなわれた戦い。諸大名が、石田三成[紇』]側の西軍と徳川家康[効]側の東軍とに分かれて争った。家康が勝ち、全国の支配権をにぎって江戸[以]幕府を開いた。▽「天下分け目の戦い」というところから、ここ一番という重大な勝敗を決する戦いや運命の分かれ目などをたとえていうこともある。 **せきこ**【潟湖】图砂州や沿岸州によって外洋から切りはなされた湖。日本では北海道のサロマ湖、秋田県の八郎潟[ぅ]などがその例。ラグーン。潟[かた]。 **せきこむ**【×咳き込む】国なかなか止まらずに、続けて激しくせきをする。「ぜんそくの発作[っ]で―」圏せき入[ぃ]る **せきこむ**【急き込む】国ひどく急いで、気持ちが先走る。「せき込んで話す」 **せきさい**【積載】图[函]船や車などに荷物を積んでのせること。「―量四トン」 **せきざい**【石材】图建築・土木・墓などの材料として使う石。 **せきさん**【積算】图[函]数を次々加えて計算すること。類累計 **せきさん**【積算】图②経費を見積もって計算すること。 **せきじ**【席次】图①地位や成績の順番。「―が上がる」▽昔は成績の順に教室の座席がきまっていたので、「席次」が成績の意味になった。 **せきじ**【席次】图②座[ぁ]る席の順番。「宴会の―をきめる」類席順 **せきしつ**【石室】图石でつくった部屋[へ]。いわむろ。いしむろ。「古墳[ん]の―」 **せきじつ**【昔日】图むかし。いにしえ。遠い以前。「もはやーのおもかげはない」「圏昔時・往時 **せきしゅう**【石州】图↓「いわみ」 **せきじゅうじ**【赤十字】图日「赤十字社」の略。博愛の精神にもとづいて、人道的な活動をする国際的な組織。戦争時は中立の立場でけが人を助け、平和時は災害救助や病気治療[より]をおこなう。 **せきじゅうじ**【赤十字】图②白地に赤い「十」の字形を書いた記章。 <744> **せきしゅつ** **せ** **せきしゅつ**【析出】图[四]化合物を分析し、ある物質をとりだすこと。また、溶液[結]中にとけていた固体が、分かれて出てくること。「成分を―する」 **せきしゅん**【惜春】图過ぎゆく春をおしむこと。また、青春を惜しむこと。「―の情」 **せきじゅん**【席順】图座る席の順番。圏席次 **せきじゅん**【石×筍】图鍾乳洞[갗ぅにゅう]のゆかに石灰分をふくんだしずくが落ちて、たけのこのような形に固まったもの。 **せきしょ**【関所】图昔、国境やおもな道路のだいじなところにつくり、人々の通行をとりしまった役所。「箱根の―」 **せきじょう**【席上】图会が開かれている場。「委員会のーで発表する」 **せきしょやぶり**【関所破り】图通行手形[がた]を持たず、関所をむりやり、またはごまかして通りぬけること。また、それをする人。 **せきしん**【赤心】图いつわりのない心。まごころ。本心。類丹心「赤」は、はだか、まことのこと。 **せきずい**【×脊髄】图背骨の中を通る神経。脳とからだの各部を連絡して刺激[も]や知覚を伝え、運動や反射機能をつかさどる。「―炎[ぇん]」 **せきせい**【赤誠】图うそいつわりのない心。まことの心。文章語。 **せきせいいんこ**【×脊黄青×鸚哥】图オウム科の小鳥。尾が長く、からだは黄色や緑色などで美しい。愛玩[愁]用。 **せきせつ**【積雪】图雪が降りつもること。また、降りつもった雪。「量」 **せきぜん**【積善】图よいおこないを長いあいだ続けること。また、積み重ねてきた善行。積悪 **せきぞう**【石像】图石をほってつくった、人や動物などの姿。 **せきだい**【席題】图短歌や俳句の会で、その場で出す題。類即題[兼題] **せきたかかず**【関孝和】[人]鱼一六四〇?―一七○八年。江戸中期の数学者。和算関流を創始。「せきと方程式や幾何学を研究した。著書に「発徴[っ]算法」など。 **せきたてる**【急き立てる】下□早くするようにと、盛[ょか]んに急がせる。「子供をせき立てて学校に行かせる」 **せきたん**【石炭】图大昔、地中にうずまった植物が、熱や圧力で黒くかたい炭となったもの。燃料などになる。▽炭化の程度によって、質のいい順に、無煙炭・れき青炭・褐炭・泥[ぃぃ]炭に分ける。 **せきたんガス**【石炭ガス】图石炭を高温で熱してつくるガス。燃料などに用いる。 **せきたんさん**【石炭酸】图コールタールからつくる、無色で特有のにおいがある結晶”。消毒・防腐,[用]。フェノール。 **せきちく**【石竹】图ナデシコ科の多年草。初夏、赤や白の花をつける。カラナデシコ。「―色(=ピンク)」 **せきちゅう**【×脊柱】图せぼね。 **せきちん**【赤沈】图「血沈[慾]」に同じ。▽「赤血球沈降速度」の略。 **せきつい**【×脊椎】图背骨をつくっているたくさんの骨。「―カリエス」 **せきついどうぶつ**【×脊椎動物】图脊椎をもつ動物。動物の中でもっとも高等とされ、肺[か]、えらで呼吸する。哺乳[にゅう]類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類など。↓無脊椎動物 **せきとう**【石塔】图①石づくりの塔。 **せきとう**【石塔】图②はかいし。 **せきどう**【赤道】图地球の中心を通り、自転軸[じく]に垂直な平面が地表と交わる円。春分・秋分には太陽が真上を通る。緯度の基準となる。「一直下」 **せきどうさい**【赤道祭】图船が赤道をこえるときにおこなう祭り。 **せきとく**【尺牘】图「手紙」の古い言い方。書[簡]。 **せきとして**【寂として】■しんと静まりかえっているようす。「―声なし」 **せきとめる**【×塞き止める】下ものの流れや勢いなどを、さえぎって止める。「川をせき止めてダムをつくる」 **せきとり**【関取】图すもうで、十両以上の力士を敬っていうことば。 **せきにん**【責任】图①当然しなければならない務め。「親の―」「―を果たす」團任務・責務 **せきにん**【責任】图②自分のしたことに対して負わなければならない責め。「―をとる」「―転嫁~」 **せきにんかん**【責任感】图自分がしなければならないことだと強く感じる気持ち。「―の強い生徒」 **せきにんしゃ**【責任者】图ある仕事をやりとげる責任を負った人。また、万一の場合責任を負う立場の人。「火元[ど]ー」 **せきにんてんか**【責任転嫁】图自分が当然負わなければならない責めを、他のもの、他の人に負わせること。「社会のせいにするのは―だ」 **せきねん**【積年】图積みかさなった長い年月。「―のうらみを晴らす」 **せきのやま**【関の山】图せいぜいそのへんまでで、それ以上はできないという限界。せいいっぱい。「一勝するのが―だ」 **せきはい**【惜敗】图「試合などで、わずかな差でおしくも負けること。「二対一の―」↔辛勝 **せきばく**【寂寞】[形動]ひっそりとして、相手がいなくて、ものさびしいこと。「じゃくまく」とも。「―たる生活」▽「寂漠」とは書かない。 **せきばらい**【×咳払い】图[乏]人の注意をひいたり、のどの調子をととのえたりするために、わざとせきをすること。「―して近づく」 **せきはん**【赤飯】图にたアズキを、もち米にまぜて蒸[も]しためし。祝いごとに使う。こわめし。おこわ。 **せきひ**【石碑】图①石に記念のことばをほって設置したもの。いしぶみ。 <745> **・せけんむね** **せきひ**【石碑】图②はかいし。類 墓碑 **せきひん**【赤貧】图ひどく貧しいこと。古い言い方。「―の生活」「類極貧▽「赤」は、むきだしで何もおおっていないこと。 **せきぶつ**【石仏】图石でつくったり、岩にほったりした仏像。「いしぼとけ」とも。 **せきぶん**【積分】圀「スル関数の変化をあつかう高等数学の一分野。微分 **せきべつ**【惜別】图別れをおしむこと。「―の情にたえない」 **せきぼく**【石墨】图炭素の同素体の一つ。黒くてつやがある。熱に強く、電気を通す。電気部品やえんぴつのしんなどの原料。黒鉛[愁]。グラファイト。 **せきむ**【責務】图責任をもってしなければならない務め。責任と義務。「国家の―」 **せきめん**【赤面】图[下凹]はずかしくて顔を赤らめること。「―の至り」類 汗顔[競] **せきもり**【関守】图昔、関所を守った役人。関所の番人。 **せきや**【関屋】图関所の番小屋。関守[鍵]が住む家。 **せきゆ**【石油】图古代の生物が、地中で液体の炭化水素になった油。くみだした原油から、ガソリン・灯油などの燃料や、化学工業の原料をとりだす。 **せきゆかがく**【石油化学】图石油や天然ガスで、合成繊維や合成樹脂に。などをつくる化学。 **せきゆゆしゅつこくきこう**【石油輸出国機構】图↓「オペック」 **セキュリティー**图安全保障。防犯。「―システム 」security **せきよう**【夕陽】图夕日。入り日。斜陽[染]。 **せきらら**【赤裸裸】[形動]ふつうかくされていることを、あからさまにむきだしにしてあるようす。「―な告白」「―に表現する」▽もと、丸はだかのこと。 **せきらんうん**【積乱雲】图雲の種類の一つ。夏、気温の上昇に[ょり]で急に上空に達した気流がつくる山のように盛りあがった雲。入道雲・夕立雲とも呼ぶ。 **せきり**【赤痢】图二類感染症の一つ。下痢と発熱が続き、血便が出る。 **せきりょう**【席料】图会を開くため座敷[き]や会場などを借りる、借り賃。「―をとろ **せきりょう**【寂寥】[形動]ひっそりと、求める相手もなくものさびしく、静かなこと。「秋の夜の―感」「―たる思い」類寂寞 **せきりょく**【斥力】图電気や磁気をおびた物体で、プラスどうしやマイナスどうしがたがいに反発しあう力。引力 **せきりん**【赤×燐】图赤茶色の粉のような憐。黄[憐]を熱してつくる。マッチや花火などの原料。 **せきれい**【×鶺鴒】图セキレイ科の小鳥。水辺にすみ、体長二〇[にたく]ほどで、羽の色が美しく、長い尾を上下にふる。いしたたき。セグロセキレイ・キセキレイなどの種類がある。 **せきわけ**【関×脇】图すもうで、三役[び]の一つ。大関[ち]の下、小結[びすび]の上の地位。▽大関のわき役という意味。 **せく**【×呟く】国せきをする。「風邪[き]を引いてしきりに―」類しわぶく **せく**【急く】国早くしようとして、気持ちがあせる。心がはやる。「気が―」 **せく**【急く】国②呼吸が激しくなる。「息が―」 **せく**【×塞く・×堰く】国流れをさえぎって止める。「土砂の流出を―」 **セクシー**[形動]性的魅力[よく]を発散するようす。「―ポーズ」「sexy **セクシャルハラスメント**图強い立場にある者がその地位を利用し、異性にことばや行為による性的ないやがらせをすること。セクシュアルハラスメント。セクハラ。一 sexual harassment **セクシュアル**[形動]性的な刺激を感じさせるようす。「―な魅力[かよく]」 | sexual **セクショナリズム**图自分が所属している派やグループだけの利益をはかり、全体の目的を考えずに行動すること。なわばり根性”。セクト主義。一 sec-tionalism **セクション**图[田]区分。区画。「ノンー」 **セクション**图②組織の中の部や課。「各―から委員をつのる」「 **セクト**图同じ主義や主張をもつ者がつくる排他[幣的]な集団。政治や思想などの派閥・分派。「―主義」 | sect **せくらべ**【背比べ】图↓「せいくらべ」 **セクレタリー**图秘書。書記。一 secretary **せけん**【世間】圏よのなか。人々のすむ社会。また、そこでの活動の範囲。「―をさわがせる」「―に顔向けできない」「わたる――に鬼[ゃ]にはない」 **せけんしらず**【世間知らず】[形動]経験が浅くて世の中の現実を知らないこと。また、そのような人。「―のおぼっちゃん」 **せけんずれ**【世間擦れ】图[函]実社会で苦労して、悪がしこくなること。「―した男」 **せけんてい**【世間体】图世間の人へのみえ。他人が見てどう思うかということ。「―が悪い」「圏体裁 **せけんなみ**【世間並み】[形動]世の中の人々と同じ程度。ひとなみ。ふつう。「―の暮らしをする」 **せけんばなし**【世間話】图世の出来事や[ら]わさなど、身近で気楽な話。「―がはずむ」類よもやま話 **せけんむねさんよう**【世間胸算用】圖一六九二年。井原西鶴[詔く]の浮世草子[は]。大みそか、その年がこせるかどうかにかける町人の悲喜劇をえがく二〇の短編からなる。五巻。 <746> **せこ** **せ** **せこ**【世故】图世の中のいろいろな事情や習わし。 **せこ**【勢子】图狩[ゅり]のとき、鳥やけものを駆[ゅり]たてる人。 **せこい**圏けちくさい。ずるい。俗[な]な言い方。「―やりかた」「―やつ」 **セコイア**スギ科の常緑高木。高さは一○○をこえ、樹齢約三○○○年になるものもある。建築材などに使う。巨人木。一sequoia **せこう**【施工/施行】图↓「しこう」 **セコハン**图中古品。おふる。▽secondhand から。 **セコンド**图秒。また、秒針。「―を刻む」 **セコンド**图人。| second **セコンド**图②ボクシングで、選手につきそって世話[焼]などをする人。 **せさい**【世才】图うまく世間[だ]をわたる才能。世間のことに通じている才。「―にたける」 **セザンヌ**[人名]一八三九——一九〇六年。フランスの画家。ゴッホらとともに後期印象派の代表者。豊かな色彩と構成的な画風で、近代絵画の父と呼ばれる。Paul Cézanne **セし**【セ氏】图温度計(=寒暖計)の目盛りの一つ。一気圧のもとで水のこおる温度を零[れたい]度、沸騰[らす]る温度を一○○度とし、あいだを一○○等分したもの。零度以下は「零下[幣]」「氷点下」「マイナス」などを上につけてあらわす。記号は℃[力]氏 発明者セルシウス氏の名から。「摂氏[っ]」とも書く。 **せじ**【世事】图世の中で一般におこなわれるいろいろなことがら。「―にうとい」関俗事[く] **せじ**【世辞】图♪「おせじ」 **せしめる**下□あれこれやって、うまいぐあいに手に入れる。「まんま[とかね]を―」「たんまりー」 **せしゅ**【施主】图[田]寺や僧[ぇぅ]に金品を寄付する人。 **せしゅ**【施主】图②葬式や法事をするときの主人役。喪主” **せしゅ**【施主】图家を建てるときの建て主[ぁし]。建設を注文した人。施工主。 **せしゅう**【世襲】图[忍]地位・職業・財産などを親から子へと代々うけついでいくこと。「―制度」「継承[ぶり]」を見よ。つかいわけ **せじょう**【世上】图よのなか。世間[だ]。「―のうわさ」 **せじょう**【世情】图世の中の事情・ありさま。また、世の中の人情。「―に通じる」「――にうとい」 **せじょう**【施錠】图「スン錠に鍵[がき]をかけること。 **せじん**【世人】图世の中の人々。世間[だ]の人。「―の考え」 **せじん**【世×塵】图世の中のわずらわしい雑事。俗事[咲く]。「―をさける」▽文章語。 **せすじ**【背筋】图背骨に沿った両側の筋肉。「―をのばす」 **せすじ**【背筋】图②衣服の背骨にあたる部分のぬい目。 **ゼスチャー**图↓「ジェスチャー」 **セスナ**图軽飛行機。▽商標名。| Cessna **ぜせい**【是正】 图」これまでの悪い点やまちがいを正しく直すこと。「不備な点は―する」類 改正 **せせこましい**[形]場所や考えが、せまくてゆとりがない。せせっこましい。「――裏通り」「―考えかた」 **せぞく**【世俗】图世の中の習わし。また、世の中のふつう一般の人々。「―を反映する」世情 **せぞくてき**【世俗的】[形動]ありふれていて俗っぽいようす。 **せたい**【世帯】图「所帯」に同じ。 **せだい**【世代】图同じ年ごろの人たち。同じような体験をした年齢[認]の人たち。ジェネレーション。「若いー」「戦後―」「団塊の―」 **せだい**【世代】图②親のあとをついで、それを子にゆずるまで。だいたい三十年ぐらいのあいだ。 **せだいこうたい**【世代交代】图年をとった人が引退し、次の世代の若い人がとって代わること。「―の時期」「政界の―」 **せだいこうたい**【世代交代】图②同一の生物が、有性生殖[はぐ]と無性生殖を交互に。にくりかえして代を重ねる方法。動物ではクラゲ類、植物ではシダ類などに見られる。世代交番。 **せたけ**【背丈】图背の高さ。身長。 **せたけ**【背丈】图②洋服で、後ろのえりぐりからウエストまでの長さ。 **セダン**图前後二列の座席で、四人から六人乗りの箱形の自動車。ごくふつうの乗用車。-sedan →図「じょうようしゃ」 **せち**【世知・世×智】图世わたりの知恵[結]。世才。また仏教で、世俗[く]の人がもつ知恵。 **せちえ**【節会】图昔、節日[銭](=季節の変わり目に祝いをおこなう日)その他公事(=朝廷[はら]でおこなわれる儀式[びき])の日に宮中でおこなわれた宴会。「白馬[話]の―」 **ぜぜひひ**【是是非非】回[漢]よいことはよい、悪いことは悪いと、公平な見かたをすること。「―主義」「―の立場をつらぬく」 **せせらぎ**图川の浅瀬[き]の流れ。また、浅瀬の水音。「小川のー」 **せせらわらう**「せせら笑う】国相手にしないで鼻さきで冷たく笑う。あざ笑う **せそう**【世相】图世間[ん]のようす。世の姿。「乱れた―を反映する」世情 **せつ**[切][刀・2画 全4画]切[切]日〔セッ]刃物のできる。きれる。②さしせまる。③ひたすら。しきりに。▷「切に」「切なる」も見よ。 <747> **ぜつ** **せ** **せつ**[切][刀・2画 全4画]切[切]④しっくり。ぴったり。目[サイ]すべて。セツ切開[體]切除[踏]切断[愆]切腹[愁]②実[骂]切迫[親切]핬[痛切]切望[適切]サイ一切合切[かつき]きる・きれる スタートを切きる 裏切[朽ち]る/期限が切れる 千切れる切手、切符[符],切支丹[纱],④ **せつ**[折][-・4画 全7画]折[折折折折]①おれる。まがる。②二つに分ける。③くじく。くじける。④死ぬ。▼「析[せき](=細かく分ける)」「柝[たく](=ひょうしぎ)」は別字。セツ 折檻[然]曲折[禁]、屈折[骨折]虼②折衷[鷲],折半[燃]③折衝[挫折]っ[夭折]梦おる・おり・おれる 話の腰を折る/時折[餞]/骨が折れる 名折れ[折、ぐ]折敷[き]折伏 **せっ**[接][-・8画 全11画]接[接接接接]①はなれているものを合わせてつなぐ。②ちかづく。ふれる。③人にあう。もてなす。④とりおさめる。一■「接する」を見よ。セッ接合[接続]溶接[棼]②接近[慧]間接*近接[蜮]直接[蟆]‘隣接[製]◎接客[接]待[応接]面接[接受]接収つぐ 木に竹を接[っ]ぐ[骨接ぎ]接[ぐ]接骨木[にわとと] **せっ**[設][言・4画 全11画]設[設設設設]建物や組織などをつくる。もうける。セツ 設計[設備],設立[建設]施設[もう]もうける 事務所を設ける設[もし]設楽[神れ]らの **せつ**[雪][雨・3画 全11画]雪[雪雪雪雪]①ゆき。②すすぐ。あらいながす。セッ 蛍雪[除雪]蝶[と]雪害[然]雪景[燃]雪原[悠]積雪[讐]②雪辱[らく]ゆき 雪明かり[雪合戦]せん[粉雪]封雪[すぐ]丸雪[ぁられ]雪花菜[から]細雪[だぁ]雪駄*雪隠[然]*雪崩[なだれ]*吹雪[ふぶき]雪洞[ぼんぼり] **せっ**[窃](竊)[穴・4画 全9画]窃[窃窃窃窃]こっそりとって、自分のものにする。セッ窃取[窃盗]剽窃,[窃む]窃[いたか] **せっ**[節](節)[竹・7画 全13画]節[節節節節]竹のふしのような、ふしめ。②時の区切り。おり。また、気候の変わり目。「その―はお世話になりました」③考えやおこないを変えないこと。みさお。けじめ。「―を曲げる」④ひかえめにする。ほどよくする。⑤詩歌[ぃ]や文章の区切り。◎音楽の調子。ふしまわし。セツ・セチ 関節[蚘]枝葉末節[もめっ]②節句[せっ]節分[や]季節[時節]二十四節気[ゅぅし]/お節料理[節会],節日[锷]③忠節[,,]貞節[虾]礼節[蚣]④節水[節電]碼[節度]っ[節約]愕調節[蟆],⑤音節[蛲]章節[些],文節[城]せつ曲節[く]ふし 節回[試]し 黒田節[以だ]腕[ちで]つ[節ょ]し **せっ**[説][言・7画 全14画]說[說說說說]◎よくわかるように話す。とく。②すじみちを立てて述べた考え。「―を立てる」「―が分かれる」③はなし。うわさ。セツ・ゼイ ①説得[ぢ]説明[然]演説[甃]解説[紥]/遊説[②]学説[地動説]斃,[論説]蛻③説話[小説]な[伝説]風説[物の道理を説く]口説く[説道]いうならく **せっ**[拙][-・5画 全8画]抽[抽抽抽抽]①へた。つたない。「―の―なるもの」巧[とう]②自分をへりくだっていうことば。また、自分側のものごとにつけて、へりくだった気持ちをあらわす語。セッ 拙速[愁]拙劣[巧]拙稚[拙]②拙者拙宅[愆]拙著[衫]拙文[慤]拙論[給]拙[ったな]い[拙まず]S **せっ**[摂](攝)[・10画 全13画]摂[摂摂摂摂]①とる。②代わっておこなう。③たいせつにする。セッ 摂取[包摂]②摂関[烂]摂政[’]③摂生[摂養]摂る[引摂]り[摂受], **せっ**【拙/節/説】图→漢字項目を見よ。 **ぜっ**[舌][舌・0画 全6画]舌[舌舌舌舌]①した。②ことば。また、意見を述べること。ゼッ 舌代[衫]長広舌[状ど],舌端[愆]②舌戦[舌も]なら[こち]毒舌[筆舌]弁舌[した]舌[しょ]を巻く[舌打]しょち[二枚舌]に縫い百舌[もず] **ぜっ**[絶][糸・6画 全12画]絕[絕絕絕絕]①たちきる。たつ。やめる。②たえる。たやす。なくなる。切れる。③ことわる。④へだたる。⑤すぐれている。⑥程度がはなはだしい。⑦漢詩の「絶句」の略。五絕。七絕。「◆「絶する」を見よ。 <748> **せつえい 【設営】** 会場や建物などを前もって用意し、ととのえておくこと。「キャンプをーする」 **せつえん【節煙】** 喫煙量を減らすこと。 **ぜつえん【絶縁】** ご縁を切ること。関係を絶ちきること。「親友と―する」 ②絶縁体を用いて、電気や熱が伝わらないようにすること。「ゴムを使って電流を―する」 **ぜつえんたい【絶縁体】** 電気や熱を伝えないもの。ゴム・エボナイト・発泡スチロールなど。不導体。 **ぜつおん【舌音】** 舌のさきを歯と歯ぐきにつけて発音する音。五十音図でタ・ダ・ナ・ラ行の音。 **せっか 【赤化】** 赤くなること。とくに、共産主義の思想に感化されること。 **ぜっか【舌禍】** 自分の言ったことが人をおこらせたり、法律にふれたりして受ける災い。また、悪口や中傷などで受ける災い。「―事件をひきおこす」 **ぜっか【絶佳】** (景色が)この上なくすばらしくすぐれているようす。「眺望―」「風光―」 **せっかい 【切開】** 切り開くこと。とくに、からだの悪い部分を治療によりするために切り開くこと。「―してうみを出す」 **せっかい 【石灰】** 生石灰(=酸化カルシウム)、また消石灰(=水酸化カルシウム)のこと。肥料や消毒剤に使う。「いしばい」とも。 **せつがい【雪害】** 大雪やなだれによる被害。交通機関や農作物の被害など。 **ぜっかい【絶海】** 陸地からはるか遠くはなれた海。「―の孤島に流れつく」 **せっかいがん【石灰岩】** 堆積岩の一つ。大昔の動物の骨などが、水の底に積もってできた岩石。主成分は炭酸カルシウム。セメントなどの原料。石灰石。 **ぜっかいちゅうしん【絶海中津】** 一三三六—一四〇五年。室町前期の臨済宗の僧。漢文学を夢窓疎石に学び、のち明にわたる。帰国後は足利義満に仕えた。五山文学を代表する一人で、漢詩文集「蕉堅藁」がある。 **せっき【石器】** 原始時代の人間が、石を材料にしてつくった道具。おの・やり・皿など。 **せっき【節気】** 陰暦で、気候の変わり目を示す日。立春・春分・立夏・夏至・秋分・立冬・冬至など、二四の節気がある。 **せっかく【折角】** 日苦労して骨を折るようす。わざわざ。また、苦労してようやく実現するようす。「―の好意がむだになる」「―ですからいただきます」「―会えたのにもう行くのか」▽多く苦労したかいがない場合にいう。また、さそいやすすめをやわらかに断るときも、「せっかくですが」という。 ②努力して。一生けんめい。古い言い方。「―勉強にはげめ」 **せっかち** さきへさきへと急がないと気がすまない性質。気が短くてじっくりと待つことのできない人。 **せっかっしょく【赤褐色】** 赤みがかった褐色。 **せっかん【折檻】** 厳しくしかってこらしめるために、からだに苦痛をあたえること。「不良むすこを―する」▽前漢の成帝のいかりを買った者が、御殿から引き降ろされるときに檻(てすり)にしがみついたために折れた故事(中国、「漢書」)から。 **せつがん【切願】** としきりに願うこと。切実な願い。 **せつがん【接岸】** 船が岸壁などに横づけになること。「貨物船が―する」 **せっかんせいじ【摂関政治】** 平安中期、藤原氏が摂政や関白となり、朝廷の実権をにぎっておこなった政治。一一世紀前半の藤原道長・頼通父子の時が最盛期。 **せつがんレンズ【接眼レンズ】** 顕微鏡や望遠鏡などでものを見るとき、目にあてるほうのレンズ。 **せっきじだい【石器時代】** 人間がまだ金属の使用を知らず、おもに石を材料にした道具を使っていた時代。土器をまだ使わない旧石器時代と土器を併せて使う新石器時代とがある。▽あとに青銅器時代が続き、鉄器時代となる。 **せっきゃくぎょう【接客業】** 客の相手をしてもてなす職業。飲食店や旅館、芸者やホステスなど。 **せっきょう【説教】** 神や仏の教えを人々に説いてきかせること。 ②注意したり、小言を言うこと。「おーをくう」 **ぜっきょう【絶叫】** あらんかぎりの大きな声を出してさけぶこと。 **せっきょうぶし【説経節】** 江戸初期に流行した曲節つきの語り物。はじめは神仏の霊験を説き、のち世俗や人情を題材とした。「刈萱」「さんしょう太夫」などが代表的。歌説経。 **せっきょくせい【積極性】** すすんでものごとをしようとする傾向や性質。「―がとぼしい」 **せっきょくてき【積極的】** 自分から進んではたらきかけようとするようす。「―に発言する」「―姿勢」 **せっきん【接近】** はなれていたものが、そばに近づくこと。「台風が本州に―する」「実力が―する」 ②人どうしや国どうしの関係が親しくなること。「日米関係が―する」 **せっく【節句・節供】** 古くから季節の変わり目などにおこなわれてきた祝いの日。それぞれの行事をし <749> **・せつじつ** **ぜっく**【絶句】日图「スル話の途中[ちゅう]でショックを受けてことばがつまり、そのさきが言えなくなってしまうこと。「不合格と聞いて―した」 **ぜっく**【絶句】日[漢]文近体詩の形式の一つ。起句(第一句)・承句(第二句)・転句(第三句)・結句(第四句)の四句からできている。起句で歌い起こし、承句でこれを承[っけ]て内容を深め、転句で内容をがらりと一転させ、結句で全体をまとめて結ぶ(起承転結)。一句が五字のときは五言絶句、七字のときは七言絶句。押韻[唸]は、五言は第二・第四句末、七言は第一・第二・第四句末。次の杜甫[駐]の五言絶句では、・印が押韻する字。江碧鳥逾白(起) 山青花欲」然(承) 今春看又過(転) 何日是帰年(結)(江は碧[みどり]にして鳥逾[ぃょぃ]よ白く、山青くして花[然]もえんと欲[にっ]す。今春看[みすみ]す又また過ぐ。何[ぃゃれ]の日か是[『れ]帰年さんならん。) **ぜっく**【絶句】日②▽全体が八句のものは「律詩[いっ]」という。 **セックス**图①〈名〉生物的に男女を区別する性。性別。 **セックス**图①〈名・スル>性行為。sex **セックス**图②男女の性器。 **セックスアピール** 图異性をひきつける力。性的魅力が[よく]。|sex appeal **セックスチェック**图 男女別競技で、その選手がまちがいなく女性であることを確認する検査。フェミニティテスト。|sex check **せっくつ**【石窟】图岩をくりぬいてつくった穴。い **せっくばたらき**【節句働き】图いつもはなまけている者が、わざといそがしそうに働くこと。「なまけ者のー」▽人が休む節句にいそがしく働くことから。 **せっけい**【設計】图「ス』①建物や機械をつくろうとする計画を、図面や計算書などでくわしく示すこと。「新校舎の―をたのむ」「―事務所」 **せっけい**【設計】图②将来の計画などを立てること。「老後の生活―」 **せっけい**【雪渓】图高い山の谷間になどで、真夏になっても雪が解けずに残っているところ。「北アルプスの―を登る」 **ぜっけい**【絶景】图ことばにもあらわせないほどの、すばらしい景色[き]。「山頂からのながめはまさに―だ」「 **せっけいもじ**【×楔形文字】图↓「くさびがたもじ」 **せっけっか**【雪月花】图日本の四季を代表する自然美。冬の雪、秋の月、春の花。園花鳥風月 **せっけっきゅう**【赤血球】图血液のおもな成分。ヘモグロビンをふくみ、赤色。からだの各部に酸素を運び、二酸化炭素と交換する。▽血球には、ほかに白血球・血小板がある。 **せっけん**【接見】图[函]◎高い地位にある人が、公式に客と会うこと。「国王が―する」類引見[炊] **せっけん**【接見】图②勾留されている被告人と弁護士などが面会」すること。 **せっけん**【節倹】图」むだな費用を使わず、質素にすること。類節約・倹約 **せっけん**【石×鹸】图あかやよごれを落とすために使う洗剤[説]の一種。脂肪に苛性ソーダを加えてつくる。シャボン。 **せっけん**【席巻・席×捲】图[乏]激しい勢いで攻撃[ち]して、領土などを次々と自分のものにしてしまうこと。「大陸を―する」▽「席」は、むしろ。むしろを巻くようにという意味から。 **せつげん**【雪原】图雪におおわれた平原。「―地帯」 **せつげん**【節減】图「ものやかねのむだを省き、なるべく少ない量で済ませること。節約。「電力を―する」「経費の―」 **ゼッケン**图スポーツ選手などが、胸や背中につける番号などを書いた布。また、その番号。▽語源は諸説あるが、Deckeか。 **ぜつご**【絶後】图将来、再び同じようなことはないと思われるほどたいへんな出来事。「―の偉業[ょう]」「空前——」空前 **せっこう**【石工】图↓「いしく」 **せっこう**【斥候】图敵のようすや敵陣の地形を、こっそり探ること。また、その任務につく兵。 **せっこう**【拙攻】图「野球などで、へたなせめかた。「―をくりかえす」拙守 **せっこう**【拙稿】图へたな原稿。まずい原稿。また、自分の原稿のへりくだった言い方。 **せっこう**【石×膏】图白または無色のやわらかい鉱物。成分は硫酸[殻]カルシウムで、チョーク・セメントの原料や彫刻,材料用。 **せつごろ**【接合】图[函]つなぎあわせて一つにすること。「―剤[ぎぃ]」圈接着 **ぜっこう**【絶交】園「けんかをして、つきあいをまったくやめてしまうこと。「きょうかぎり、きみとは―だ」 絶縁[結] **ぜっこう**【絶好】图二度とないほど都合のいいこと。「―のチャンス」「―の運動会日和[が]」 **せっこつ**【接骨】图ひびがはいったり折れたりした骨を、もとのようにつなぎあわせて治すこと。「―医」類骨接ぎ **せっさ**【拙作】图〈たな作品。また、自分の作品をへりくだっていうことば。 **せっさたくま**【切磋琢磨】四[国]学問や人格を高めようと、努力してはげむこと。また、同じ目的をもつ仲間どうしが、たがいに競いあい、はげましあいながら、ともに努力し向上しようとすること。 **ぜっさん**【絶賛・絶讃】图「この上もなく、ほめたたえること。「新聞紙上で―される」圏激賞 **せっし**【摂氏】图↓「セし」 **せつじつ**【切実】[形動]①問題などが身にせまってい るようす。「―な問題」「圏深刻 **せつじつ**【切実】[形動]②あることを心から強く思っているようす。「―に願う」類痛切 <750> **せっしゃ** **せ** **せっしゃ**【拙者】[代名]一人称単数。昔、武士などが自分と対等以下の相手に使った。へりくだった言い方。「―についてまいれ」 **せっしゃ**【接写】图「スルカメラを被写体に非常に近づけて写真をとること。「―レンズ」「野草を―する」 **せっしゃくわん**【切歯扼腕】回ひどくおこったり、くやしがったりすること。「―してもどうにもならない」圏切歯痛憤[怒]・切歯慷慨自分の気持ちをおさえられないときに、歯ぎしりをしたり、うでをにぎりしめたりするようすをいう。 **せっしゅ**【窃取】图[下]ぬすんで、自分のものにしてしまうこと。 **せっしゅ**【接種】图[下]病気の予防・治療[よう]・診断[熱]のために、細菌[誌]やワクチンなどをごく少量、からだの中に植えつけること。「予防―」 **せっしゅ**【摂取】图「とり入れて、自分のものにすること。「西洋文明のー」「ビタミンをーする」類吸収▽仏教語では「しょうしゅ」とも読み、仏[ほとけ]が慈悲によって人々を救いとること。「―不捨」 **せっしゅ**【節酒】图飲酒量を減らすこと。 **せっしゅう**【接収】图国家や軍などが、個人の持ちものなどを強制的にとりあげること。「占領[黙]「軍が講堂を―した」 **せっしゅう**【摂州】图↓「せっつ」 **せっしゅう**【雪舟】[人多]一四二〇一五〇六年。室町時代の画僧。明[え]にわたって水墨画を学び、帰国後はそれを模倣した自然描写で山水画・人物画・花鳥画をよくした。作庭も有名。代表作「四季山水図」「破墨[墨]山水図」「天橋立[続く]図」。 **せっしゅふしゃ**【摂取不捨】四[漢]仏[にとけ]が大慈悲の光明”」によって、衆生をすべてとりこんで捨てないこと。 **せつじょ**【切除】 图「病気を治すために、悪いところを切ってとりのぞくこと。「片方の肺を―する」 **せっしょう**【折衝】图应利害がくいちがうものどうしが、問題を解決するためにおこなう話しあい。「領土返還への―にあたる」圏談判 **せっしょう**【殺生】[形動]①〈名・スル〉生きものを殺すこと。「無益な―」「―禁断」▽仏教で、「十悪」の第一番目。 **せっしょう**【殺生】[形動]①〈形動〉むごたらしく、やりかたのひどいようす。「―なしうち」▼「さっしょう」とは読まない。 **せっしょう**【摂政】图君主や天皇が幼かったり病気だったりしたとき、代わって政治をおこなう役目。また、代わって政治をおこなう人。 **ぜっしょう**【絶唱】图[函]①〈名〉非常にすぐれた詩や歌。「古今の―」 **ぜっしょう**【絶唱】图①〈名・・スル〉感動を呼びおこす、みごとな歌いぶり。 **せっしょう**【絶勝】图景色[もの]非常にすばらしいこと。また、そのような土地。「―の地」圏絶景 **せっしょうきんだん**【殺生禁断】四鳥・けもの、魚などの動物を殺すのを禁じること。 **せつじょうしゃ**【雪上車】图雪や氷の上でも安全に走れるように、特別な装置をつけた車。 **せっしょく**【接触】图「ものや人がふれあうこと。「バイクと―事故を起こす」 **せっしょく**【接触】图②人や国どうしがつきあうこと。また、こっそりと交[ふ]渉[おり]をもつこと。「隣国[説]との―を保つ」「誘拐犯と―する」 **せっしょく**【節食】图[函]食事の量を適度に減らすこと。「太らないよう―を心がける」「團減食 **せつじょく**【雪辱】图[函]試合などで、前に負けた相手に勝って、負けたときのはじを除きさること。「―を果たす」「―戦」▽「辱[はじ]を雪[すす]ぐ」という意味から。 **ぜっしょく**【絶食】图[下]食物をまったくとらないこと。「三日間―した」圏断食 **せっすい**【節水】图[山]水のむだ使いをやめて、たいせつに使うこと。「水不足のため―にご協力を」 **せっする**【接する】研変くっついている。となりあう。続く。「のきを―家々」 **せっする**【接する】研変②人に応対する。人と交際する。「客に―態度」 **せっする**【接する】研変③ものごとに出あう。ふれる。「吉報[さらに]―」 **ぜっする**【絶する】研変限度をこえる。類例がない。想像もできない。「言語を―苦労」「想像を―出来事」 **せっせい**【摂生】图「ス」からだによくないことをやめて体調に気を配り、健康的な生活をすること。「―して長生きする」「圏養生↔不摂生 **せっせい**【節制】图」したいことや食べたいものをほどほどにおさえること。欲望をおさえ、行動をひかえめにすること。「飲酒を―する」→不節制 **ぜっせい**【絶世】图この世の中に二つとないほど、非常にすばらしくすぐれていること。「―の美女」 **せつせつ**【切切】[形動]真剣[心]な気持ちがこめられていて、心にせまってくるようす。「―とうったえる」 **せっせと**剛休む間もなく熱心に作業をするようす。「―原稿[説]を書く」 **せっせん**【接戦】图[下と]たがいの力が同じくらいで、勝負がなかなかつかない戦い。「―の末の勝利」 **せっせん**【接戦】图②相手との距離をつめて戦うこと。接近戦。 **せっせん**【接線・切線】图曲線や曲面の上の一点にふれる直線。 **せつぜん**【×截然】[形動]区別やちがいがはっきりしているようす。「―と分かつ」「―たる区別」圏画然[愁]▽「さいぜん」と読むのは誤り。 **ぜっせん**【舌戦】图相手を言いまかそうとして、たがいに論じあうこと。「討論会で激しい―を交わす」類論争・論戦 **せっそう**【拙僧】图僧が自分をへりくだっていう言い方。圏愚僧 **せっそう**【節操】图自分が信じる考えかたや意見を、かたく守って変えないこと。みさお。「―がない人」「―を守る」 **せっそく**【拙速】[形動]できばえはへたでも、仕事のできあがりは速いこと。「―をたっとぶ」↔巧遅 **せつぞく**【接続】图「ス二つのものがつながること。つなげること。二つのものが連絡[欲]していること。追[ち]。 <751> ・せっち せ **せつぞく【接続】** つなぐこと。つながること。「コードをーする」「途中の駅で急行に―する」 **せつぞくご【接続語】** 文の成分の一つ。文や文節をつないで、その関係を示す文節。たとえば「海が見えたので、走り出した」「海が見えた。それで走り出した」では―線部がそれぞれ接続語。また、「それで」のように、一語で接続語になるものが接続詞である。 **せつぞくし【接続詞】** 品詞の一つ。自立語で活用がなく、主語や修飾語になることがない。文中や文節をつなぎ、それらの関係を示す。 **接続詞の種類と例** 順接: すると そうすると それで そこで したがって だから ですから よって ゆえに それゆえ 例「よく練習した。だから勝てた」 逆接: けれど(も) ところが、しかしながら しかし でも だけど それなのに が だが それでも 例「注意した。しかしミスをおかした」 並立・添加: そして それから また さらに それに なお 並びに および その上 しかも おまけに 例「中学生および高校生」「安い。しかもおいしい」 説明・補足・例示: なぜなら ただし もっとも たとえば 例「出かけてもよい。ただし、門限は守ること」 対比・選択: あるいは または それとも もしくは 例「AまたはB」 まとめ: けっきょく つまり 要するに すなわち 例「彼も失敗した。つまり誰も力が不足だったのだ」 話題転換: ところで さて ときに では 例「では、これで終わります」 **せつぞくじょし【接続助詞】** 助詞の分類の一つ。用言や助動詞に付いて、その文を下の文に結びつけ、それらがどのような条件を下に対してもつかを示す。たとえば、「注意したけれどもやめない」の「けれども」は逆接を、「梅雨[つゆ]が明ければ夏が来る」の「ば」は順接を、「寒いから帰ろう」の「から」は理由をあらわす。ほかに、「が・と・て・ので・のに・ても・たり・つつ・ものの」など。▽「注意した。けれどもやめない」の「けれども」は接続詞。 **せっそくどうぶつ【節足動物】** かたい皮がからだ全体をおおい、節[ふし](=体節[たいせつ])がある動物。各体節から足が出ている。昆虫類やクモ・カニなど。 **せった【雪駄】** 竹の皮でつくったぞうりで、裏に皮をはり、かかとに金物[かなもの](=裏鉄)を打ったもの。歩くたびにちゃかちゃかと音がする。 **セッター** ①イヌの品種の一つ。中形で、体毛は長い。猟犬[りょうけん]などにする。②バレーボールで、トスを上げる選手。トサー。「サーブをーに返す」「 setter」 **せったい【接待】** 客に会ってもてなすこと。「―費」「―ゴルフ」 **ぜったい【絶対】** [画]①[名]他の何ものにも比べられないこと。そのものだけが他からかけはなれていて、対立するものがないこと。「―王政」「―の信頼感」「―多数」↔相対 ①[副]まちがいなく。必ず。「ことしこそは―合格するぞ」 ②けっして。どんなことがおこっても。「―に忘れてはいけない」「―来るな」▽あとに打消や禁止のことばをともなう。「絶体」は誤り。 **ぜったいあんせい【絶対安静】** 重い病気やけがのため身動きも許されず、ねたままの姿勢を保って療養[りょうよう]すること。 **ぜったいおんど【絶対温度】** セ氏零下二七三・一五度を零度とし、セ氏と同じ目盛りで測る温度。単位はケルビン。記号はK▽マイナスは存在しない。 **ぜったいしゃ【絶対者】** 何者の支配も受けない力の所有者。神や王。 **ぜったいしゅぎ【絶対主義】** ヨーロッパで、中世から近代への過渡期に見られた政治形態。絶対的な権力をもつ国王が支配した。 **ぜったいぜつめい【絶体絶命】** [四漢]追いつめられてとてものがれる道がないこと。「―の苦境に立つ」▽「絶対絶命」は誤り。 **ぜったいたすう【絶対多数】** 議決などで、圧倒[あっとう]的に多くの支持を集めること。「―の賛成で可決」 **ぜったいたりき【絶対他力】** [四]親鸞[しんらん]が唱えた人間の力を否定する信仰[しんこう]のありかた。すべての人を救いたいという阿弥陀仏[あみだぶつ]の本願によって人間は救われるもので、自力、すなわち自身の努力によるのではない。念仏すらも阿弥陀のはからいでおこなうようになるということ。 **ぜったいち【絶対値】** ある実数から正負の符号をとりさった、数字だけの数。▽|のであらわす。 **ぜったいてき【絶対的】** [形動]他に比べるもののないようす。比較できない存在や状態であるようす。↔相対的 **ぜったいりょう【絶対量】** ①どうしてもそれだけは必要な量。「食糧[しょくりょう]―を確保する」 ②他のものと関係なく、純粋にそのものの数量。「―が不足する」 **せつだい【舌代】** 口で言う代わりに書いた短い文書。飲食店などで、値段表のはじめに書くあいさつ。 **ぜつだい【絶大】** [形動]他を寄せつけず、圧倒的に大きいようす。「―な信頼を寄せる」「―な権力をふるう」 **ぜったん(舌端)火を吐く** するどく激しい勢いで論じたてる。「―大演説」 **せっち【設置】** ある目的のために、設備や機関などを新しくつくること。「法学部を―する」[類]開設 「つかいわけ」→「設立」を見よ。 せ <752> **せっちゃく**【接着】[名・―スル]ものとものとがはがれないように、くっつけること。また、何かにくっつくとと。類[るい]接合 **せっちゃくざい**【接着剤】[名]ものとものとをくっつけるために使うもの。でんぷんのり・にかわなどの天然物接着剤や、合成樹脂[ごうせいじゅし]でつくったものなどがある。「二液混合型――」 **せっちゅう**【折衷・折中】[名・―スル]内容や性質のちがった二つのものから、それぞれのよいところをとりだして、別のものをつくりだすこと。「和洋――の家」「――案を出す」 **ぜっちょう**【絶頂】[名]①山などを登りつめた、いちばん高いところ。頂上。「山の――をきわめる」②勢いや調子がもっとも盛[さか]んでよいとき。頂点。「人気――の歌手」 **せっちん**【雪隠】[名]「便所」の古い言い方。かわや。▽禅宗[ぜんしゅう]から出たことば。「せついん」の変化した形。 **せっちんづめ**【雪隠詰め】[名]①将棋[しょうぎ]で、王将を盤[ばん]のすみでつめること。②にげ場のないところへ追いつめること。 **せっつ**【摂津】[名]旧国名。今の大阪府西部と兵庫県南東部。大坂城があった。五畿内[ごきない]の一国。津の国。摂州[せっしゅう]。▽同府に同名の市がある。 **せっつく**【責っ付く】[動五]しきりに催促[さいそく]する。せきたてる。せつく。「返答を――」 **せってい**【設定】[名・―スル]条件や形式を新しくつくってきめること。「規準を――する」「書式――」 **セッティング**[名・―スル]設定すること。準備すること。「会合を――する」「テーブルの――」 | setting **せってん**【接点・切点】[名]①二つのものごとがふれあっている点。「話題の――を探す」②接線が曲線や曲面と接する点。また、平面が曲面にふれあう点。 **せつでん**【節電】[名・―スル]むだを省いて、電力の使用量を減らすこと。「常に――を心がける」 **セット**[名]①まとめてひとそろいとなったもの。ひとくみ。一式。「ステレオ――」「――販売」②テニスやバレーボールなどで、一試合の中の一区切り。「――カウント一対一」「三――マッチ」③映画や演劇で、大道具などの装置。舞台――。④[―スル]①器具を設定・設置すること。「アラームを――する」②髪[かみ]の形をととのえること。一 set **せつど**【節度】[名]行動やことばをほどほどにおさえること。いきすぎにならず、ちょうどいい程度。「――を守ったつきあい」 **せっとう**【窃盗】[名・―スル]人の持ちものやかねを、そっとぬすむこと。また、その人。どろぼう。「――で逮捕[たいほ]された」 **せっとうご**【接頭語】[名]造語成分の一つ。常にほかのことばの上に付いて、意味をそえたり強めたりすることば。「お菓子[かし]」の「お」、「か弱い」の「か」、「ど根性」の「ど」など。圏[けん]接頭辞↔接尾語 **ゼットき**【Z旗】[名]①万国船舶[ばんこくせんぱく]信号旗のZにあたる旗。対角線で区切られた部分が、黄・黒・赤・青の四色からなる。②ある重大な事態がさしせまって、非常に張りつめたようすになること。「情勢が――する」圏[けん]緊迫 >Z旗を掲[かか]げる 緊急[きんきゅう]時に、全員に全力をつくすよう要求する。▽日本海海戦の折、旗艦[きかん]がこの旗をかかかげて決起をうながしたことから。 **せっとく**【説得】[名・―スル]自分の考えや意見などをよくわかるように話して、相手に当然だと思わせること。「親を――して独り暮らしを始める」 **せっとくりょく**【説得力】[名]相手を説きふせて承知させる力。読み手・聞き手にもっともだと思わせる力。「――に欠ける」 **セットポイント**[名]テニスやバレーボールなどで、そのセットの勝負をきめる最後の一点。「――をむかえる」 | set point **セットポジション**[名]野球で、走者がいる場合、投球前に投手が、ボールを持った両手を一度胸の前で完全に静止する姿勢。一 set position **せつな**【×刹那】[名]きわめて短い時間。圏[けん]瞬間[しゅんかん]▽もと、仏教語で、時間の最小単位。 **せつない**【切ない】[形]強い感情のために、胸がしめつけられるように苦しい。「――思いをうち明ける」類[るい]やるせない **せつなしゅぎ**【×刹那主義】[名]将来や過去は考えずに、現在の瞬間[しゅんかん]を充実させて生きようとする考えかた。一時的な享楽[きょうらく]にふける生きかた。 **せつなてき**【×刹那的】[形動]一時的な目の前の快楽だけを追いもとめるようす。「――な生きかた」 **せつなる**【切なる】[連体]心からの。しきりに願う。「――希望」類[るい]ひたすら **せつに**【切に】[副]心から強く願うようす。一心に。改まった言い方。「ご成功を――いのる」「――お願い申し上げます」 **せっぱく**【切迫】[名・―スル]①たいせつな期限の日や時刻が、すぐ近くにせまっていること。「入学試験が――してきた」②ある重大な事態がさしせまって、非常に張りつめたようすになること。「情勢が――する」圏[けん]緊迫 **せっぱつまる**【切羽詰まる】[動五]追いつめられて、にげることもできなくなる。「切羽詰まって借金する」 **せっぱん**【折半】[名・―スル]かねやものなどを、半分ずつに分けること。二等分。「利益を――する」 **ぜっぱん**【絶版】[名・―スル]一度出版した本の原版を廃[はい]し、以後の印刷・刊行をとりやめること。「名作が――になる」「――書」 **せつび**【設備】[名・―スル]目的のために必要な建物・機械・道具をととのえること。また、用意された建物・機械・道具。「――のととのった学校」「――投資」 **せつびご**【接尾語】[名]造語成分の一つ。常にほかのことばの下に付いて、多く、意味をそえて、一つの品詞の資格をあたえることば。「生徒たち」の「たち」、「楽しさ」の「さ」、「悲しげ」の「げ」など。圏[けん]接尾辞↔接頭語 **ぜっぴつ**【絶筆】[名]死んだ人が生前最後に書いた文章や絵。「『明暗』が漱石[そうせき]の――となった」 **せつびとうし**【設備投資】[名]工場の機械・建物・運搬手段などをよくして生産をあげるために資金を出すこと。 <753> **ぜっぴん**【絶品】[名]ほかと比べようもないほどすばらしい品物や作品。類[るい]逸品 **せっぷく**【切腹】[名・―スル]武士が責任をとって、作法どおりに自分で腹を切って死ぬこと。はらきり。「武士の情けで――を許される」圏[けん]割腹[かっぷく]▽名誉を守った死にかたとされた。 **せつぶん**【節分】[名]立春の前の日、イワシの頭をつけたヒイラギの枝を戸口にさし、豆まきをして、わざわいをはらう。二月三日ごろ。▽もとは、季節の変わり目である立夏・立秋・立冬の前日もさした。 **せっぷん**【接吻】[名・―スル]「キス」の古い言い方。口づけ。 **ぜっぺき**【絶壁】[名]かべのように切り立った非常に険しいがけ。「――をよじのぼる」「断崖――」 **せっぺん**【切片】[名]きれはし。うすく切りとったもの。「葉の――を顕微鏡で観察する」 **せつぼう**【切望】[名・―スル]心の底から強く願うこと。「ひたすら平和を――する」類[るい]熱望 **せっぽう**【説法】[名・―スル]仏の教えを説ききかせること。ものごとの道理を言いきかせること。「釈迦[しゃか]に――」類[るい]説経・説教 **ぜつぼう**【絶望】[名・―スル]希望や期待がまったくなくなること。「――のふちに立たされる」「――的」 **ぜっぽう**【舌鋒】[名]議論や弁舌のするどさを、鋒[きっさき]先にたとえたことば。するどくせまるように言いたてること。「――するどくつめよる」▽文章語。 **ぜつみょう**【絶妙】[形動]技術や技巧[ぎこう]が、言いようもないほどすばらしくすぐれているようす。「――のタイミング」「――な演技」 **ぜつむ**【絶無】[形動]まったくないこと。絶対にないこと。「こんな例は――である」類[るい]皆無 **せつめい**【説明】[名・―スル]内容・理由・意味などを知らない相手によくわかるように述べること。「――書」「使いかたを――する」「事情を――する」 >つかいわけ**「説明」・「解説」** >便な「―書」「使いかたを――する」「事情を――する」 **ぜつめい**【絶命】[名・―スル]命が絶えること。死ぬこと。「絶体――」類[るい]絶息 **ぜつめつ**【絶滅】[名・―スル]生物などが絶えほろびること。また、ほろぼして絶やすこと。「――の危機に瀕[ひん]する」「――寸前」 **せつもん**【設問】[名・―スル]質問や問題をつくって出すこと。また、出された問題。「次の――に答えよ」 **せつやく**【節約】[名・―スル]むだを省いてたいせつに使うこと。「時間を――して有効に使う」圏[けん]倹約 **せつゆ**【説諭】[名・―スル]話して教えさとすこと。言いきかせること。「――の効果があらわれない」圏[けん]説教 **せつようしゅう**【節用集】[名]室町時代の国語辞書。成立・著者などは未詳[みしょう]。イロハ順の配列で、日常生活用語の漢字による書きかたなどをしるし、簡単で実用的な辞典として、江戸時代にも広く用いられた。 **せつり**【摂理】[名]①キリスト教の考えで、全宇宙を支配する、人間の力をこえた神の意志。神の導き。「神の――にまかせる」②万物を支配する法則。「自然の――」 **せつり**【節理】[名]①ものごとのすじみち。②木目や岩石の割れ目。「柱状の――」 **せつりつ**【設立】[名・―スル]法人・会社・団体などの組織を新しくつくること。「私立中学を――する」 >つかいわけ**設立・設置・開設** >「設立」は、独立した組織としてつくること。「株式会社を設立する」。「設置」は、大きな組織の中の一部分としてつくること。「専門委員会を設置する」。「開設」は、外部に向けた組織をつくり業務をおこなうこと。「消費者用の窓口を開設する」。 **ぜつりん**【絶倫】[形動]人並みはずれてすぐれているようす。「精力――」類[るい]抜群 **せつれつ**【拙劣】[形動]できばえがへたでおとっているようす。「――な作文」圏[けん]稚拙↔巧妙 **せつろん**【拙論】[名]へたな議論や論文。また、自分の議論や論文のへりくだった言い方。 **せつわ**【説話】[名]古くから語りつがれてきた話をまとめた呼び方。神話・伝説・昔話など。 **せつわぶんがく**【説話文学】[名]伝説・民話などを素材とした文学。「今昔[こんじゃく]物語集」「宇治拾遺[うじしゅうい]物語」「古今著聞集[ここんちょもんじゅう]」など。 **せつわもの**【説話物】[名]井原西鶴[いはらさいかく]の浮世草子[うきよぞうし]の中で、珍談[ちんだん]や奇談[きだん]を集めた説話的なもの。「西鶴諸国咄[しょこくばなし]」「本朝二十不孝[ほんちょうにじゅうふこう]」など。 **せと**【瀬戸】[名]①海が、両側を陸地にはさまれ、せまくなっているところ。小さな海峡[かいきょう]。「――の島々」②「瀬戸物[せともの]」の略。「――の火鉢[ひばち]」 **せど**【背戸】[名]うらぐち。裏門。「――のやぶ」「――口」 **せどうか**【旋頭歌】[名]和歌の形式の一つ。五・七・七、五・七・七の六句からなる。「記紀[きき]」「万葉集」などに見える。▽労働のとき二列に分かれて、前半と後半とをかけあいで歌うところから始まったという。 **せとうち**【瀬戸内】[名]瀬戸内海[かい]とその沿岸の地域。温暖で雨が少ない。昔から海上交通が発達していた。現在は工業地帯。 **せとうちしききこう**【瀬戸内式気候】[名]瀬戸内海[かい]沿岸の地方にみられる気候。一年を通じて温暖で雨が少なく、乾燥[かんそう]しやすい。 **せとぎわ**【瀬戸際】[名]重大なことが、どちらかにきまるたいせつな分かれ目。「成功するか失敗するかの――だ」▽もと、瀬戸と海とのさかいめのこと。 **せとないかい**【瀬戸内海】[名]本州・四国・九州に囲まれた海。淡路島・小豆島をはじめ多くの島があり、古くから海上交通が発達した。 **せともの**【瀬戸物】[名]粘土[ねんど]や石の粉をこね、焼いてつくった容器。陶磁器[とうじき]。▽もとは愛知県瀬戸市でつくられるものをさしたが、現在は陶磁器全体をさす。 **せなか**【背中】[名]①胸や腹の後ろ側の部分。②うしろ。背後。「――にまわる」 <754> >背中を向ける ものごとに対して無関心な態度をとる。そっぽを向く。 **せなかあわせ**【背中合わせ】[名]①背中と背中を合わせて、たがいに反対を向いていること。「――に座[すわ]る」▽仲の悪いことをたとえてもいう。②二つのものごとが、表裏の関係にあること。「危険と――の仕事」 **ぜに**【銭】[名]かね。古い言い方。「――もうけ」「――入れ」▽大金には使わない。 **ぜにかね**【銭金】[名]金銭[きんせん]。また、金銭的利益。「――かけてつくる」「――の問題ではない」 **セニョーラ**[名]夫人。奥様[おくさま]。結婚[けっこん]している女性に呼びかけることば。英語のミセスにあたる。| señora **セニョール**[名]だんな。氏。君。男性に呼びかけることば。英語のミスターにあたる。| señor **セニョリータ**[名]お嬢[じょう]さん。娘[むすめ]さん。未婚[みこん]の女性に呼びかけることば。英語のミスにあたる。| señorita **ぜにん**【是認】[名・―スル]よいとして認めること。そうだと認めること。↔否認 承認・容認 **せぬい**【背縫い】[名]着物を背すじのところでぬいあわせること。また、そのぬい目。 **せぬき**【背抜き】[名]洋服で、上着の背の部分に裏地をつけないこと。また、裏地をつけない夏の上着。 **ゼネスト**[名]労働者がいっせいに仕事を放棄すること。全国規模のストライキ。ゼネラルストライキ。▽general strike から。 **ゼネレーション**[名]↓「ジェネレーション」 **せのび**【背伸び】[名・―スル]①つまさきで立ち、のびあがって背[せ]たけを高くすること。「――して遠くを見る」②自分の実力以上のことをしようとすること。「――して一流校を受ける」 **ゼノン**[名]①前四九〇?―前四三〇?年。古代ギリシャのエレア学派の哲学者。パルメニデスの弟子に。「ゼノンの逆説」で有名。「アキレスは亀[かめ]に追いつけない」「飛んでいる矢は止まっている」など。エレアのゼノン。| Zēnōn②前三三五―前二六三年。古代ギリシャのストア派哲学の創始者。コスモポリタニズム(=世界市民主義)を展開し、禁欲を説いた。キプロスのゼノン。 >つかいわけ**「せがむ」**を見よ。 **せびろ**【背広】[名]男性がふつうに着る、折りえりのついた洋服。同じ布地でつくった上着とズボンに、正式にはチョッキがつく。スーツ。「――を新調する」[かぞえ方]着[ちゃく] **セパード**[名]↓「シェパード」 **せばまる**【狭まる】[動五]間隔[かんかく]がつまる。はばがせまくなる。「道が――」「実力の差が――」↔広まる・開く **せばめる**【狭める】[下二]広いものをせまくする。「かたはばを――」↔広げる **セパレーツ**[名]①上下に分かれている婦人服。②用途に応じて、部分を自由に組みあわせて使えるようにしたもの。ステレオ装置など。| separates **セパレート**[名・―スル]分けること。分離。「――タイプ」「――コース」| separate **せばんごう**【背番号】[名]スポーツ選手がユニホームの背中につける番号。ゼッケン。 **せひ**【施肥】[名・―スル]作物に肥料をあたえること。肥料をほどこすこと。 **ぜひ**【是非】[名]①正しいことと正しくないこと。道理にあっていることと、はずれていること。「ことの――を論じる」圏[けん]正邪[せいじゃ]・理非[りひ]②[副]かならず。きっと。なにとぞ。「――お出かけください」▽ふつう、かな書き。▼「是否」は誤り。 >是非に及ばず しかたがない。やむをえない。 **セピア**[名]黒っぽい、焼けた茶色。「――色にあせた写真」▽イカの墨[すみ]という意味から。| sepia **ぜひとも**【是非とも】[副]強くたのむときにいうことば。何があっても必ず。どうしても。ぜがひでも。「――ご出席ください」 **せひょう**【世評】[名]世間[せけん]のうわさや評判。「――の高い作品」類[るい]風評 **せびらき**【背開き】[名]魚を背中から切り開くこと。また、背中から切り開いた魚。 **せびる**[動五]ちょっとしたものやかねをくれるように、しつこく求める。「おやじにいつもかねを――」圏[けん]ねだる **せぶみ**【瀬踏み】[名・―スル]ものごとを本格的にする前に、ためしにちょっとやってみること。▽川をわたる前に、瀬の深さを足で測ってみるという意味から。 **ゼブラゾーン**[名]横断歩道。▽「ゼブラ」は、シマウマ。道路に白いペンキのしま模様をえがいてあるのでいう。zebraとzoneから。和[わ] **セポイのはんらん**【セポイの反乱】[名]一八五七―五九年。インドで、セポイが起こした反乱。イギリスがこれをしずめて、インドの直接統治を始めた。インド大反乱。▽「セポイ」は、イギリス東インド会社にやとわれたインド人兵士のこと。 **せぼね**【背骨】[名]脊椎[せきつい]動物の胴体を支えている骨組み。いくつもの短い骨が集まり、一列につながって並んでいるもの。脊柱[せきちゅう]。 **せまい**【狭い】[形]①面積やはばが小さい。「庭が――」「――道」②かかわりやはたらきのおよぶ範囲[はんい]が、限られてくる。「心が――」「――視野」「交際が――」↔広い **せまきもん**【狭き門】[名]①競争が激しくて入学や就職がむずかしいこと。②キリスト教で、天国へ至る道の険しさをたとえたことば。「――よりはいれ(新約聖書)」 **せまくるしい**【狭苦しい】[形]面積が小さすぎて窮屈[きゅうくつ]だ。「――アパート生活」 **せまる**【迫る・×逼る】[動五]①目ざす時刻や距離に近づく。「開始時間が――」「目前に――」②勢いをもっておし寄せる。「台風が――」③強く求める。「即答を――」「交際を――」圏[けん]強[し]いる④息がつまって苦しくなる。「胸が――」▼もと、あいだがせまくなるという意味から。 <755> **せみ**【×蟬】[名]セミ科の昆虫[こんちゅう]をまとめた呼び方。樹上でふ化した幼虫は地中にもぐり、数年かかって成虫になる。鳴くのは、おす。ミンミンゼミ・アブラゼミ・ヒグラシ・ツクツクボウシなど。 **セミ**[接頭]語「半分」「…に準じる」という意味をあらわす。「――ダブル」「――ファイナル」「semi-」 **ゼミ**[名]「ゼミナール」の略。 **セミコロン**[名]欧文[おうぶん]など、横書きの文で使う記号。コロンほどではないが、コンマよりははっきりした区切りをあらわす。「;」「semicolon」 **せみしぐれ**【×蝉時雨】[名]セミが一斉に鳴きたてる声を、しぐれが降りそそぐ音にたとえたことば。 **セミナー**[名]①講習会。勉強会。②「ゼミナール」「seminar」 **ゼミナール**[名]大学で、少人数の学生が、教師のもとで発表や討論などを中心に研究すること。また、そのグループ。演習。ゼミ。| Seminar **セミプロ**[名]アマチュアであるが、能力などが本職並みなこと。また、その人。▽semiprofessional の略。|semipro **ゼムクリップ**[名]針金を曲げてつくった紙どめ。▽「ゼム」は商標名。| Gem clip **せむし**【×傴僂】[名]背骨が曲がって前かがみになる病気。 **せめ**【責め】[名]①責任。「――を負って辞表を出す」②責めること。とがめて苦しめること。「――にあう」「――を食う」 **せめあぐむ**【攻め倦む】[動五]せめきれないで、もてあます。「左投手を――」 **せめおとす**【攻め落とす】[動五]敵の城や陣地[じんち]などを攻撃してうばいとる。「基地を――」 **せめく**【責め苦】[名]責められて味わう苦しみ。「地獄の――にさいなまれる」 **せめくち**【攻め口】[名]攻撃の方法。せめかた。また、せめかかる場所。 **せめこむ**【攻め込む】[動五]攻撃[こうげき]を加えて、敵の城や領域などの中にはいる。「敵国に――」類[るい]攻め入[い]る **せめさいなむ**【責め×苛む】[動五]ひどくいじめ苦しめる。「良心に責めさいなまれる」 **セメダイン**[名]接着剤[ぎい]の一種。▽商標名。|Cemedine **せめたてる**【攻め立てる】[下二]激しくせめつづける。しきりに攻撃[こうげき]する。「一気に――」 **せめたてる**【責め立てる】[下二]激しく非難・催促[さいそく]を加えつづける。「加害者を――」「早く出て行けと――」「ローン返済を責め立てられる」 **せめて**【攻め手】[名]せめる人。攻撃側。また、せめる方法や手段。「――が有利」「――がない」 **せめて**[副]最低限の望みをあらわすことば。決して満足とはいえないが、少なくとも。「――食べものだけでも満足にあったらなあ」「――六〇点は欲しい」 **せめても**[連語]「せめて」という願望がうまく成り立つかどうかが、確かには推測できないが、という気持ちをあらわす。「――のなぐさめ」「――のつぐないに」 **せめぬく**【攻め抜く】[動五]徹底してせめる。せめて、せめおとす。「攻めて攻めて――」 **せめのぼる**【攻め上る】[動五]地方から都[みやこ]を目ざしてせめすすむ。都へ進撃[しんげき]する。 **せめよせる**【攻め寄せる】[下二]大勢でせめて、近くまでおし寄せる。「敵の大軍が――」 **せめる**【攻める】[下二]攻撃[こうげき]を加える。戦いをしかける。類[るい]襲[おそ]う↔守る・防ぐ **せめる**【責める】[下二]①相手を非難する。「失敗を――」類[るい]とがめる・なじる↔褒める②苦痛をあたえて傷[いた]めつける。「自分を――」③強く要求したり、急がせたりする。 >つかいわけ**責める・なじる・とがめる** >「責める」は、相手に詰[つ]め寄って非難したり、厳しく催促[さいそく]したりする。「かねをはらえと責める」。「なじる」は、弁解の余地をあたえないように、するどくしめつけながら非難する。「薄情[はくじょう]なしうちをなじる」。「とがめる」は、ここが欠点・悪い点だと、相手の欠点・失敗をとりたてて示し、よくないとすること。「不注意をとがめられた」。 **セメント**[名]石灰岩と粘土[ねんど]をまぜて焼いた粉。コンクリートなどをつなぎあわせるときに使う。セメン。| cement **せもたれ**【背×凭れ】[名]いすの後ろの、背中をもたせかける部分。 **せやく**【施薬】[名・―スル]貧しい人々に薬をあたえること。また、その薬。「――院」 **ゼラチン**[名]動物の骨や皮などからとりだした透明なたんぱく質。ゼリーなどの材料や、止血剤[しけつざい]などとして利用する。類[るい]にかわ| gelatin(e) **ゼラニウム**[名]フウロソウ科の多年草。夏、赤・白・ピンクなどの小花がむらがって咲く。鉢[はち]植えにすることが多い。テンジクアオイ。| geranium **セラピー**[名]治療[ちりょう]。「サイコ――(=心理療法[せい])」| therapy **セラピスト**[名]治療[ちりょう]者。|therapist **セラミックス**[名]陶磁器やガラスなどをまとめた呼び方。とくに、かたくて熱や薬品などに強い、特殊なものをさすことが多い。精密機械などに使う。セラミック。「ceramics」 **せり**【競り・×糶】[名]①「競り売り」に同じ。「――に出す」圏[けん]競り市・競売②[名]春の七草の一つ。セリ科の多年草。水田や湿地[しっち]に自生する。若芽は食用にする。→図「はるのななくさ」③[名]劇場で、俳優や大道具を奈落[ならく]から舞台へ上下させる装置。▷図「ぶたい」 **せりあい**【競り合い】[名・―スル]たがいに激しく競争すること。競争。 **せりあげる**【競り上げる】[下二]競売で、競[きそ]いあって買値をだんだん高くしていく。 <756> **せりあげる**【迫り上げる】[下二]下からだんだんとおし上げる。 **ゼリー**[名]果汁[かじゅう]などにゼラチンをとかして味をつけ、冷やして固めた菓子[かし]。ジェリー。| jelly **せりいち**【競り市・×糶市】[名]品物をせりうりすること。また、せりうりする場所。 **セリウム**[名]金属元素の一つ。鉄との合金はライターの石などに使う。元素記号 Ce | cerium **せりうり**【競り売り・×糶売り】[名・―スル]多くの買い手に品物の値[ね]を競争でつけさせ、いちばん高い値をつけた人に売る方法。競売[きょうばい]。オークション。 **せりおとす**【競り落とす】[動五]競売で、いちばん高い値段をつけて、品物を手に入れる。「名画を――」類[るい]落札する **せりだし**【迫り出し】[名]劇場で、奈落[ならく]から舞台[ぶたい]へと俳優や大道具などをおし上げること。また、その装置。せりあげ。↔せり込み・せり下げ **せりだす**【《迫り出す】[動五]①前方に出る。からだを前に出す。「腹が――」②劇場で、俳優や大道具を奈落から舞台[がい]におし上げる。 **せりふ**【台詞・科。白】[名]①俳優が舞台[ぶたい]で言うことば。②文句。いいぐさ。「そんな――はもう聞きあきた」 **せりふまわし**【台詞回し】[名]俳優のせりふの言いかた。「――がうまい」 **せりょう**【施療】[名・―スル]貧しい人たちのために、無料で病気の治療[ちりょう]をすること。「――院」 **せる**【競る】[動五]①相手に勝とうとしてたがいに競[きそ]いあう。②せり市などで、品物を手にするために、競って高い値をつけあう。 **せる**[助動] [意味]使役 自分自身ではその動作をしないで、他の人に動作をするようにしむけること。「漫画は読ませない」「書かせてみる」「子供を泣かせる」「薬を飲ませれば治るだろう」「もっと勉強させろ」▽「わたしは休ませていただく」といえば、謙譲[けんじょう]表現になるが、それは「わたしが自分で勝手に休む」のではなく、「相手がわたしを休ませようとすることを、わたしがいただく」という表現になり、相手を高くあつかうことになる。[接続]動詞五段・サ変の未然形に付く。その他の動詞には「させる」が付く。ただし、五段動詞「ある」には付かない。この場合は「あらしめる」という。[活用]下一段型。▷巻末「活用表」参照。 >「させる」とは接続がちがうだけで、意味・用法は同じ。 **セル**[名]うすでの毛織物の一つ。おもに夏物の和服用。▷ serge から。 **セルバンテス**[名]一五四七―一六一六年。スペインの小説家。小説「ドン・キホーテ」を書き、近代小説のさきがけとなった。「Miguel de Cervantes Saavedra」 **セルフコントロール**[名・―スル]①感情や欲望をおさえること。自制。克己[こっき]。②自動制御[ぎょく]。一 self-control **セルフサービス**[名]食堂やスーパーマーケットなどで、客が選んだ料理や商品を自分で運び、ときには自分で食器などをかたづけるしくみ。 | self-service **セルフタイマー**[名]セットしておくと、自動的にスイッチがはいったり切れたりする装置。とくに、カメラにつけられた自動シャッター。| self-timer **セルロイド**[名]ニトロセルロースとショウノウでつくる、燃えやすいプラスチック。筆箱やおもちゃなどの材料だったが、最近は使われない。▽もと、商標名。| celluloid **セルロース**[名]繊維素。植物の繊維の主成分。紙[げん]や糸などの材料にする。セルローズ。-cellulose **セレクション**[名]選択[せんたく]。選抜[せんばつ]。「――マッチ」「――メンバー」| selection **セレクト**[名・―スル]よりわけること。選ぶこと。「必要なものを――する」| select **セレナーデ**[名]夕方、恋人[こいびと]の部屋[へや]への窓の下などで歌って聞かせるあまい歌。また、軽快な器楽の組曲。小夜曲。夜曲。セレナード。- Serenade **セレモニー**[名]おごそかにおこなう公式の儀式[ぎしき]。式典。「一○周年記念の――」-ceremony **セロ**[名]↓「チェロ」 **ゼロ**[名]①数字の零[れい]。正でも負でもない実数。②なにもないこと。「――からやり直す」「 zero」 **セロハン**[名]セルロースを原料にしてつくる透明でうすい膜[まく]。包み紙などに使う。セロファン。▽もと、商標名。一cellophane **セロハンテープ**[名]セロハンの片面に接着剤[ぎい]をつけた、接着用のテープ。▽「セロテープ」は商標名。| cellophane tape **ゼロメートルちたい**【ゼロメートル地帯】[名]海抜[かいばつ]が海面よりも低い地帯。地下水のくみ上げなどによる地盤沈下がおもな原因。東京湾や大阪湾周辺などにみられる。 **セロリ**[名]セリ科の一年草・二年草。茎[くき]をなまで食べることが多い。独特のかおりがある。オランダミツバ。一celery **せろん**【世論】[名]社会一般の考えや意見。「――を調査する」▽もと、「輿論」の「輿(=大衆の意)」の代わりに「世」をあてて、「よろん」と読んだ。 **せわ**【世話】[名・―スル]①人の身のまわりのめんどうをみること。「小鳥の――をする」「よけいなお――だ」②人のために仲に立って、力をつくすこと。「勤めさきを――する」類[るい]周旋[しゅうせん]・紹介③めんどうなこと。手数がかかって、やっかいなこと。「――をかける」④日常的、または庶民[おん]的なこと。「――物」「――狂言」 >世話がない ①手数がかからない。②いい気なものだ。あきれはてるようすをいう。「自分で言ってれば――」 >世話が焼ける 手数がかかって、わずらわしい。「――子供」 <757> ・せん せ **世話に砕[くだ]ける** ことばつきや態度がやわらいで、日常的・庶民[しょみん]的であるようす。▽歌舞伎[かぶき]で、時代物風な調子であったものが、がらっと世話物風の日常的な言いまわしに変わることから。 **世話になる** 他の人の援助を受ける。めんどうをかける。 **世話を焼く** すすんで、あれこれ手数をつくしてめんどうをみる。 **せわきょうげん【世話狂言】** 歌舞伎[かぶき]で、世俗的な事件や人物を題材にしたもの。[時代狂言] **せわしい【忙しい】** せかせかとしていそがしい。「何かと―毎日だ」[類]せわしない **せわしない【忙しない】** 「せわしい」を強めた言い方。▽「ない」は否定でなく、状態・性質をあらわすことばに付いて「はなはだしい」の意味をそえる接尾[せつび]語。ほかに「切ない」「はしたない」など。 **せわずき【世話好き】** 人のめんどうを好んでみること。また、そのような人。[圏]世話焼き **せわにょうぼう【世話女房】** 夫のめんどうをよくみて、家事をこまめにする妻。 **せわにん【世話人】** 行事などの中心になって世話をする人。[類]世話役 **せわもの【世話物】** 歌舞伎や浄瑠璃[じょうるり]などで、おもに江戸時代の町人の生活や人情をえがいた作品。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の「曾根崎心中[そねざきしんじゅう]」など。[時代物] **せわやき【世話焼き】** 好んで人の世話をしたがる人。[類]世話好き **せわやく【世話役】** 会合などで、中心となってきり回し、めんどうをみる役目の人。 **せん[千]** ●数の名。②数の多いこと。 [セン] ◎千両箱[せんりょうばこ] ②千客万来[せんきゃくばんらい]、千金[せんきん] 千差万別[せんさばんべつ]、千里眼[せんりがん]、一騎当千[いっきとうせん] ち 千草[ちぐさ] 千鳥[ちどり] 千代紙[ちよがみ] **せん[川]** かわ。[類]河・江 [セン] 河川[かせん] 山川[さんせん] [かわ] 川上[かわかみ] 川筋[かわすじ] 川沿[かわぞ]い 小川[おがわ] 川原[かわら] **せん[先]** ①位置が、さき。②時間が、さき。今より前。また、先立つ。「もう―のことだが」③これからあと。将来。さきざき。④囲碁や将棋[しょうぎ]で、さきに打ったり指さしたりする側。先手[せんて]。↔後[ご]手[て] [セン] ①先頭[せんとう] 先導[せんどう] 先方[せんぽう] 率先[そっせん]②先月[せんげつ] 先刻[せんこく] 先着[せんちゃく] 先入観[せんにゅうかん] 先約[せんやく] [さき] 先様[さきさま] 先程[さきほど] 後先[あとさき]も 老[お]い先[さき] 先斗町[ぽんとちょう](地名) >先を越す 相手よりさきにやってしまう。[圏]機先を制する **せん[宣]** ●広く知らせる。②はっきり述べる。③神や天子のことば。「宣する」を見よ。 [セン] ①宣教[せんきょう] 宣伝[せんでん] 宣揚[せんよう]②宣言[せんげん] 宣告[せんこく] 宣誓[せんせい]③国宣[こくせん] 宣旨[せんじ] 宣命[せんみょう] 託宣[たくせん] 宣[のたま]う 宣[のたま]る **せん【専】(專)** ①そのことだけをおこなう。ひたすら。②ひとりじめする。思うがまま。 [セン] ①専一[せんいつ] 専業[せんぎょう] 専属[せんぞく] 専任[せんにん] 専念[せんねん] 専門[せんもん]②専横[せんおう] 専売[せんばい] 専有[せんゆう] 専用[せんよう] 独専[どくせん] もっぱら 専[もっぱ]ら勉強に励[はげ]む **せん[泉]** ●水のわきでるところ。いずみ。②あの世。 [セン] ①泉水[せんすい] 源泉[げんせん]②泉下[せんか] 黄泉[こうせん] [いずみ] 泉[いずみ]がわく 話の泉[いずみ] 和泉[いずみ] 黄泉[よみ] **せん[浅](淺)** 水が少なくてあさい。↔深②知識や考えがたりない。あさはか。③色がうすい。あわい。[深] [セン] ①浅海[せんかい] 深浅[しんせん]②浅学[せんがく] 浅見[せんけん] 浅薄[せんぱく]③浅紅[せんこう] 浅緑[せんりょく]~ [あさい] 浅[あさ]い眠り 浅瀬[あさせ] 浅葱[あさぎ] 浅傷[あさで] 浅蜊[あさり] 浅墓[あさはか] **せん[洗]** 水などで、あらいきよめる。 [セン] 洗剤[せんざい] 洗浄[せんじょう] 洗濯[せんたく] 洗面[せんめん] 水洗[すいせん] [あらう] 足を洗[あら]う 水洗[みずあら]い 御手洗[みたらし]「炒」[いり](=手などをきよめる所) **せん[染]** ●そめる。色をつける。②そまる。他の影響[えいきょう]や作用を受ける。 [セン] ②染色[せんしょく] 染髪[せんぱつ] 染料[せんりょう]②汚染[おせん] 感染[かんせん] 伝染[でんせん] [そめる・そまる] 顔を染[そ]める 藍染[あいぞ]め/悪に染[そ]まる [しみる・しみ] 油が染[し]みる 所帯染[しょたいじ]みる/汗染[あせじ]み **せん[船]** 大きなふね。[類]舟[しゅう] [セン] 船員[せんいん] 船舶[せんぱく] 汽船[きせん] 飛行船[ひこうせん]、 せ <758> せん せ [ふね・ふな] 渡[わた]りに船[ふね] 出船[でふね]/船旅[ふなたび] **せん[戦](戰)** ①たたかう。たたかい。②おそろしさにふるえる。 [セン] ①戦死[せんし] 戦争[せんそう] 戦闘[せんとう] 決勝戦[けっしょうせん] 舌戦[ぜっせん] 論戦[ろんせん]②戦々恐々[せんせんきょうきょう] 戦慄[せんりつ] [いくさ・たたかう] 勝[か]ち戦[いくさ]/強敵と戦[たたか]う 関[せき]ヶ原[はら]の戦[たたか]い ●戦[おのの]く 戦[そよ]ぐ 戦[わなな]く **せん[銭](錢)** ①かね。ぜに。②日本の貨幣[かへい]単位。円の一○○分の一。③日本の昔の貨幣単位。貫[かん]の一○○○分の一。文[もん]。 [セン] ②銭湯[せんとう] 金銭[きんせん] 古銭[こせん] 銅銭[どうせん] [ぜに] 銭入[ぜにい]れ 小銭[こぜに] **せん[線]** ●細長くのびた糸。また、糸のように細く長いすじ。「―を引く」「切りとりー」▽数学では、点が動いたあとにできるものをいい、面積はない。②鉄道や道路などの交通機関の道すじ。「この―の電車に乗る」 ③ものごとを進めていく道すじ。方向。また、水準。「その―で計画を進めよう」「ものとりのーが強い」「いい―まできた」④人物や作品などから受ける印象。「―が細い」 [セン] ②線香[せんこう] 視線[しせん] 水平線[すいへいせん]、前線[ぜんせん] 直線[ちょくせん]。②沿線[えんせん] 支線[しせん] 新幹線[しんかんせん] **せん[選]** ●多くの中からよりだす。えらぶ。「―にもれる」②当選回数をあらわすことば。「四―を果たす」 [セン] ②選挙[せんきょ] 選手[せんしゅ] 選択[せんたく] 選抜[せんばつ] 入選[にゅうせん]、 [えらぶ] 委員を選[えら]ぶ 選[よ]り抜[ぬ]き 選[え]り **せん[仙]** 山の中に住み、不老不死の術をおさめ、神通力[じんずうりき]をもつ人。②歌や詩にすぐれた人。 [セン] ①仙境[せんきょう] 仙人[せんにん]②歌仙[かせん] 詩仙[しせん] **せん[占]** ●うらなう。②場所やものを自分のものにする。 [セン] ②占星術[せんせいじゅつ]②占拠[せんきょ] 占領[せんりょう] 独占[どくせん] [しめる・うらなう] 座席を占[し]める 独[ひと]り占[じ]め/吉凶を占[うらな]う 星占[ほしうらな]い 占形[うらかた](=うらないに出た形) 辻占[つじうら] **せん[扇]** ①おうぎ。②あおぐ。③あおりたてる。おだてる。 [セン] 扇状地[せんじょうち] 扇子[せんす] 夏炉冬扇[かろとうせん]②扇風機[せんぷうき]③扇情[せんじょう] 扇動[せんどう] [おうぎ] 扇[おうぎ]の的[まと] 舞扇[まいおうぎ] 扇[あお]ぐ 扇[あお]る 団扇[うちわ] **せん[栓]** 入れものの口をふさぐもの。また、水道やガスなどの開閉装置。 [セン] 栓抜[せんぬ]き 消火栓[しょうかせん] 元栓[もとせん] **せん[旋]** ●ぐるぐる回る。めぐる。②もとにかえる。 [セン] ①旋回[せんかい] 旋盤[せんばん] 旋風[せんぷう] 旋律[せんりつ] 斡旋[あっせん] 周旋[しゅうせん]、螺旋[らせん]②凱旋[がいせん] 旋頭歌[せどうか] 旋毛[つむじ] 旋風[つむじかぜ] 旋花[ひるがお] **せん[践](踐)** ①ものごとをとりおこなう。②天子の位を継ぐ。▼もと、足でふむ意味。 [セン] 実践[じっせん] 履践[りせん]②践祚[せんそ] 践[ふ]み行う[おこなう] **せん[銃]** 鋳物用で不純物の多い鉄。ずく。 [セン] 鉄鋼[てっこう] 銑鉄[せんてつ] **せん[潜](潛)** ●水の中にもぐる。②かくれる。ひそむ。③心を落ち着ける。 [セン] 潜水[せんすい] 潜望鏡[せんぼうきょう]、②潜航[せんこう] 潜在[せんざい] 潜伏[せんぷく]③潜心[せんしん] 沈潜[ちんせん] [ひそむ・もぐる] 物陰[ものかげ]に潜[ひそ]む 息を潜[ひそ]める/海に潜[もぐ]る 潜[くぐ]る **せん[遷]** ●場所をよそへうつす。地位がうつる。②時がうつりかわる。 [セン] 遷宮[せんぐう] 遷都[せんと] 左遷[させん]②変遷[へんせん] 遷[うつ]す **せん[薦]** 人やものを、よいとしてすすめる。 [セン] 自薦[じせん] 推薦[すいせん] 他薦[たせん] [すすめる] 良書を薦[すす]める 薦被[かづき] <759> ・せんいせい **せん[繊](纖)** ①ほそい。こまかい。②ほっそりしているようす。しなやか。 [セン] ①繊維[せんい] 繊細[せんさい] 繊毛[せんもう] ②繊指[せんし] 繊弱[せんじゃく] 繊手[せんしゅ] **せん[鮮]** ①あたらしい。なまなましい。生きがいい。②はっきりとして、あざやか。③すくない。 [セン] 鮮魚[せんぎょ] 鮮度[せんど] 新鮮[しんせん] 生鮮[せいせん]②鮮紅[せんこう] 鮮明[せんめい] 鮮烈[せんれつ]③鮮少[せんしょう] [あざやか] 鮮[あざ]やかな手並み[てなみ] [あざ]くない **せん[茜]** 植物のアカネ。また、アカネからとった赤い色。 [あかね] 茜草[あかねぐさ] 茜雲[あかねぐも] **せん【千/栓/銭/線/選】** →漢字項目を見よ。 **ぜん[全]** ●みな。すべて。▽数量をあらわす語について、全部でという意味。「―五巻」②かけたところがなくそろっている。③まじりものがない。 [ゼン] 全員[ぜんいん] 全勝[ぜんしょう]、全体[ぜんたい]②全知全能[ぜんちぜんのう] 完全[かんぜん] 健全[けんぜん]③全糖[ぜんとう] 全乳[ぜんにゅう] [まったく] 全[まった]く知らない 全[まっと]うする [すべて] **ぜん[前]** ●位置が、まえ。正面。②順序がさきのほう。③時間が、まえ。過去。「―から気になっていた」「―(=一つまえの)大臣」④これからさきの。後 [ゼン] 前進[ぜんしん] 前方[ぜんぽう] 前面[ぜんめん] 眼前[がんぜん] 門前[もんぜん] 前途[ぜんと]②前半[ぜんはん] 前列[ぜんれつ] 午前[ごぜん]③前日[ぜんじつ] 前代未聞[ぜんだいみもん]、前例[ぜんれい] 以前[いぜん] 空前[くうぜん] [まえ] 前売券[まえうりけん]、駅前[えきまえ] 腕前[うでまえ] 一人前[いちにんまえ] 前[さき]の太政大臣[だじょうだいじん]、前栽[せんざい] **ぜん[善]** ●道徳的によいこと。正しいこと。「―をなす」↔悪[あく]、②うまく。じょうずに。③なかよくする。 [ゼン] ①善悪[ぜんあく] 善行[ぜんこう] 善良[ぜんりょう]、慈善[じぜん]②善処[ぜんしょ] 善戦[ぜんせん] 善用[ぜんよう]③善隣[ぜんりん] 親善[しんぜん] [よい] 善[よ]い行い >善は急げ よいことはためらわず、すぐに実行せよ。 **ぜん[然]** ①そのとおりである。また、そのようである。②名詞に付いて、その特徴的な状態を形容する語をつくる。「紳士―」「学者―」「社長―」 [ゼン・ネン] 自然[しぜん] 全然[ぜんぜん]/天然[てんねん] 黙然[もくぜん] 然[しか]にあらず 然[しか]し 然[しか]り 徒然[つれづれ] **ぜん[禅](禪)** ●天子が位をゆずること。②仏教の宗派。また、仏教の修行[しゅぎょう]の一つ。静座して心をしずめ、集中してさとりの道を求めること。 [ゼン] ①禅譲[ぜんじょう] 受禅[じゅぜん]②禅宗[ぜんしゅう] 座禅[ざぜん] **ぜん[漸]** しだいに。だんだんに進んでいく。▽「漸(ぜん)」と「暫(ざん)」の読みに注意。 [ゼン] 漸次[ぜんじ] 漸進[ぜんしん] 漸増[ぜんぞう] 東漸[とうぜん] [ようやく] 漸[ようや]く 漸[やっ]と **ぜん[繕]** 悪くなったところを直す。 [ゼン] 営繕[えいぜん] 修繕[しゅうぜん]、 [つくろう] 取[と]り繕[つくろ]う 身繕[みづくろ]い **ぜん【全/然】** →漢字項目を見よ。 **ぜん【前/善/禅】** →漢字項目を見よ。 **ぜん【×膳】** [造語] ①[名]一人前[いちにんまえ]ずつととのえた食事。また、料理をのせる台。食膳。「鯛[たい]が祝いの―にのぼった」 ①[造語]茶わんに盛ったごはんや、ひと組みの箸[はし]を数えることば。「三―おかわりする」「箸一―」 **ぜんあく【善悪】** よいことと悪いこと。「―をわきまえる」▽古くは「ぜんなく」と読んだ。 **せんい【船医】** 船に乗り、航海中、船員や乗客の病気を治療[ちりょう]する医者。 **せんい【戦意】** 戦おうとする気持ち。戦う意欲。「―を喪失する」 **せんい【繊維】** 動物や植物のからだを形づくる細い糸のような物質。②布や紙の材料にする細い糸のような物質。「―に分解する」「化学―」 **ぜんい【善意】** 結果としてよいことが生じるようにと、いつも何かにつけて心の中で思っていること。悪意などないこと。「―の人」「―に解釈[かいしゃく]する」[好意]↔悪意 **せんいき【戦域】** 戦闘[せんとう]のおこなわれている地域。 **ぜんいき【全域】** ある地域全体。また、ある分野全体。「首都圏[しゅとけん]―」「社会科学―」 **せんいきょうかプラスチック【繊維強化プラスチック】** →「エフアールピー」 **せんいせいひん【繊維製品】** 繊維を原料として製造した品。衣料品など。 せ <760> **せんいそ**【繊維素】[名]植物繊維のおもな成分。白色無定形の炭水化物。セルロース。 **せんいつ**【専一】[形動]そのことだけに全力を注ぐこと。第一にすること。「ご自愛――に」 **せんいん**【船員】[名]船に乗りくんで仕事をする人。船の乗組員[くみいん]。ふなのり。 **ぜんいん**【全員】[名]すべての人員。みんな。「――集合」類[るい]総員 >つかいわけ**「一同」**を見よ。 **せんうん**【戦雲】[名]いまにも戦争が始まりそうなけはい。また、戦争。「――急をつげる」「――が垂れこめる」 **せんえい**【先鋭・×尖鋭】[形動]①さきがするどくとがっているようす。「――な刃物[はもの]」②考えや行動などが、非常に急進的で過激なようす。「――な思想」「――分子」 **ぜんえい**【前衛】[名]①テニスやバレーボールなどで、前方で攻撃[う]や守備をする選手。→後衛②革命運動などで、先頭に立って活動するリーダー。③芸術活動で、それまでにない新しい試みを時代にさきがけてすること。また、伝統にとらわれない芸術家。「――絵画」④軍隊で、本隊の前方を守る部隊。↔後衛 **せんえいか**【先鋭化】[名・―スル]思想や行動などが急進的になること。「学生運動が――する」 **ぜんえいてき**【前衛的】[形動]社会運動や芸術運動の先頭に立って新しい試みをするようす。 **せんえき**【戦役】[名]戦争。古い言い方。「日露[にちろ]――」 **せんえつ**【×僭越】[形動]年齢が若いとか、能力がおよばないとか、地位が低いとかいう立場をわきまえず、さし出たことをすること。「――ではありますが、ご指名ですので」▽多く、人前に出たときにけんそんして使う。 **せんおう**【専横】[形動]態度がわがままで、勝手[かっ]なこと。「――なふるまい」圏[けん]横暴 **ぜんおうあんぜんほしょうきょうりょくかいぎ**【全欧安全保障協力会議】[名]↓「シーエスシーイー」 **ぜんおん**【全音】[名]音程をあらわす単位。半音の二倍。↔半音 **せんか**【泉下】[名]死んだ人が行くという地下の世界。あの世。「――にねむる」▽「黄泉の下」の意味。 **せんか**【専科】[名]あるせまい分野だけを専門にあつかう科目や課程。「物理学――を卒業する」「――教員」↔本科・普通科 **せんか**【戦火】[名]戦争による火災。また、戦争。「――に見まわれる」「――のちまた」 **せんか**【戦果】[名]戦いによってえた成果。「大きな――をあげる」 **せんか**【戦禍】[名]戦争による被害や災難。「――をのがれる」 **せんが**【線画】[名]線だけでかいた絵。線描画。 **ぜんか**【前科】[名]以前に法律を犯して刑[けい]を受けたことがあること。「――がある」「――者[もの]」▽広く、悪い前歴のたとえにも。「授業をさぼった――がある」 **せんかい**【仙界】[名]仙人の住む世界。俗界をはなれた世界。仙境。 **せんかい**【浅海】[名]浅い海。海岸近くの、深さ二〇〇[メートル]までの海。↔深海 **せんかい**【旋回】[名・―スル]①ぐるりと円をえがいて回ること。「とびが上空を――する」②航空機が進路を変えること。「右へ急――する」 **せんがい**【選外】[名]選にもれること。入選しないこと。「――にもいい作品があった」「――佳作」圏[けん]落選↔入選 **ぜんかい**【全快】[名・―スル]病気やけがが完全に治ること。「――を祝う」類[るい]全治・完治 **ぜんかい**【全開】[名・―スル]戸[と]栓[せん]だや窓などをいっぱいに開くこと。全部開くこと。「エンジンを――する」 **ぜんかい**【全壊】[名・―スル]建物の全体がこわれること。全部つぶれること。「地震[いん]で家屋が――した」←半壊 **ぜんかい**【前回】[名]この前のとき。この前の回。「――の公演よりすばらしい」 **ぜんかいいっち**【全会一致】[名]会員全部の意見が同じであること。「――で決める」 **せんかく**【先覚】[名]①学問や識見[しきけん]を多く身につけた先輩[かん]。圏[けん]先達↔後学②人よりさきに道をさとること。また、その人。「――者」 **せんがく**【先学】[名]学問上の先輩[はい]。「――の指導を受ける」↔後学 **せんがく**【浅学】[名]学問が浅く、未熟であること。「――非才」 **ぜんがく**【全学】[名]大学全体。「――集会」「――休講」 **ぜんがく**【全額】[名]全部の金額。すべてを合わせた金額。総額↔半額 **せんがくひさい**【浅学非才・浅学菲才】[四熟]自分の学問が未熟で、才能にとぼしいことをへりくだっていうことば。「――の身をかえりみず」 **せんかたない**【為ん方ない・詮方ない】[連語]なすべき手段や方法がない。どうしようもない。 **せんかん**【戦艦】[名]攻撃力・防御力ともに最大級の軍艦。艦隊の主力艦となるもの。 **せんがん**【洗眼】[名・―スル]水や薬液などで目を洗うこと。「――薬」 **せんがん**【洗顔】[名・―スル]顔を洗うこと。「――クリーム」 **ぜんかん**【全巻】[名]書物やフィルムの全部の巻。また、その巻の全体。 **せんカンブリアだい**【先カンブリア代】[名]地質時代を四つに分けたときの最古の時代。地殻ができてから約五億五千万年前まで。地殻変動の激化した約十一億年前をさかいに、それ以前を始生代、それ以降を原生代に分ける。 **せんき**【戦記】[名]戦争や試合などの記録。軍記。「――物語」 **せんき**【戦機】[名]①両軍が戦闘[せっとう]をはじめようとするけはい。「――が熟す」②戦争を起こすのに適当な時。「――を待つ」 **せんぎ**【詮議】[名・―スル]罪人をとり調べ、罪状を明らかにすること。また、相談してものごとをはっきりさせること。古い言い方。 <761> **ぜんき**【前記】[名]前に書いたこと。前に書いてあることがら。「――の三つの項目が共通する」 **ぜんき**【前期】[名]半分、または三つに分けたときの前の方の期間。また、一つ前の期間。↔後期 **せんきゃく**【先客】[名]さきに来た客。「――がある」 **せんきゃく**【船客】[名]船に乗っている客。 **せんきゃくばんらい**【千客万来】[四熟]店などに、多くの客が次から次へと来ること。商売が繁盛[はんじょう]しているようすをいう。 **せんきょかんりいいんかい**【選挙管理委員会】[名]選挙に関する事務を管理する行政委員会。中央選挙管理会と、都道府県・市町村の選挙管理委員会とがある。圏[けん]選管。 **せんきょく**【戦局】[名]戦争や勝負ごとのなりゆき。「――を見守る」類[るい]戦況 **せんきょく**【選曲】[名・―スル]多くの曲の中から、いくつかを選びだすこと。「テーマに合わせて――する」 **せんきょく**【選挙区】[名]議員を選ぶための単位として地域で分けた区画。大・中・小の区分がある。 **せんきょけん**【選挙権】[名]選挙のときに投票できる権利。↔被選挙権▽日本では満二〇歳[き]以上の人にあたえられる。 **せんきゅう**【選球】[名]野球で、バッターがストライクかボールかを見分けること。「――眼がいい」 **せんきょ**【占拠】[名・―スル]ある場所を自分のものにして、他人を寄せつけないこと。「建物を――する」「不法――」 **せんきょ**【選挙】[名・―スル]①投票などによって、適当な人を選びだすこと。②国会議員や自治体の長・議員などを、投票で選びだすこと。「総――」「――権」 **せんぎょ**【鮮魚】[名]食用にする、新鮮[すう]で生きのいい魚。「――商」 **せんきょう**【仙境・仙郷】[名]仙人の住む場所。俗界をはなれたところ。仙界。 **せんきょう**【戦況】[名]戦争の状況。戦いのようす。「――を見守る」類[るい]戦局 **せんぎょう**【専業】[名]①一つの職業や事業を専門にすること。「――農家」↔兼業②国が、ある法人や個人に対して、利益を独占[だ]することを法律で認めた事業。 **せんきょうし**【宣教師】[名]宗教の教えを広める人。とくに、異教徒に対してキリスト教を広める人。類[るい]伝道師 **せんぎょうのうか**【専業農家】[名]農業による所得のみで生計を営む農家。日本では減少の傾向[ぶ]にある。↔兼業農家 **せんきょうんどう**【選挙運動】[名]選挙に当選するために演説・勧誘・宣伝などをおこなうこと。 **せんきん**【千金】[名]①多額のかね。「――を投じる」②非常に大きな価値のあるもの。「春宵[しゅんしょう]一刻[いっこく]値[あたい]――」▼もと、千両のことから。 **せんきん**【千×鈞】[名]きわめて重いこと。「――の重み(=きわめてたいせつな価値)」▽「釣」は、重さの単位で、約一八キログラム。 **せんく**【先駆】[名・―スル]①人より早くその必要をさとり、実行すること。さきがけ。「時代の――者」②「前駆[び]」に同じ。 **ぜんく**【前駆】[名]①ウマやオートバイに乗って、列の先頭に立って導くこと。また、列を導く人。先駆。「パレードを白バイが――する」②病気の――症状と(=前兆[びり])」類[るい]先乗り③「前輪駆動」の略。車で、前輪に動力を伝えて走る方式。 **せんくう**【遷宮】[名・―スル]新しい神殿を造営し、もとの神殿から神霊を移すこと。また、その儀式[ぎ]。「――祭」 **せんくしゃ**【先駆者】[名]他にさきんじて、ことをおこなう人。パイオニア。「独立運動の――」 **せんくち**【先口】[名]順番がさきであること。さきに申しこんだり、約束したりしたもの。↓後口 **ぜんくねんのえき**【前九年の役】[名]一〇五一—六二年。奥羽[おうう](=東北地方)で、朝廷に従わない安倍氏が、源頼義[よりよし]・義家父子に平定された戦い。▽後三年の役に対していう。 **せんくん**【先君】[名]先代の主君。また、亡父を敬っていうことば。 **せんぐんばんば**【千軍万馬】[四熟]①何回も戦場に出て、戦いの経験が豊かなこと。「――のつわもの」②社会での経験が豊かで、かけひきがじょうずなこと。類[るい]海千山千[うみせんやません]▽多くの兵士と多くの軍馬という意味から。 **せんげ**【遷化】[名・―スル]高僧の死を敬った言い方。▽この世の教化を終え、あの世に移るという意味。 **せんけい**【扇形】[名]①おうぎがた。おうぎを開いたときの形。②数学で、二つの半径に囲まれた円の一部のこと。 **ぜんけい**【全景】[名]全体の景色もやながめ。「町の――を一望できる」 **ぜんけい**【前掲】[名・―スル]同じ文書・文章で、前に示したこと。前に述べたこと。 **せんけつ**[名]①まず、さきにきめること。きめるべきこと。「――問題」②[―スル]自分独りの考えできめて処理すること。「独断――する」 **せんけつ**【鮮血】[名]からだから流れでたばかりの、なまなましい血。「――がほとばしる」 **せんげつ**【先月】[名]今月の前の月。「――から風邪[かぜ]が治らない」圏[けん]前月↔来月 >ひな↓「先日」を見よ。 **ぜんげつ**【前月】[名]ある月の一つ前の月。「七月革命の――」類[るい]先月↔翌月 <762> >つかいわけ**「先日」**を見よ。 **せんけん**【先見】[名・―スル]なりゆきがはっきりしないうちに、前もってそれを見ぬくこと。圏[けん]予見・予知 >先見の明[めい] ものごとの起こらない前になりゆきを見ぬくすぐれた判断力。「暴落する前に株を売ったのは、――があった」類[るい]先見の識[しき] **せんけん**【先賢】[名]昔の賢人[けんじん]。圏[けん]先哲[せんてつ] **せんけん**【浅見】[名]あさはかな見識。また、自分の見識のあさはかさをへりくだっていうことば。類[るい]愚見 **せんげん**【宣言】[名・―スル]個人または団体が、意見や方針などを広く世間[だ]に表明すること。「開会を――する」「独立――」 >つかいわけ**→「声明[然]」**を見よ。 **ぜんけん**【全権】[名]委任されたことに関するすべての権限。完全な権力。「――を委任する」「――大使」 **ぜんげん**【前言】[名]①その人が前に言ったことば。「――をとり消す」「――をひるがえす」②前置きとして述べることば。まえがき。序。③昔の人の言ったことば。「――住行」 **ぜんげん**【漸減】[名・―スル]少しずつ減ること。「生徒数は――傾向にある」→漸増・激減▽「ざんげん」と読むのは誤り。 **ぜんけんいいん**【全権委員】[名]国家の代表として、すべての権限をまかされ、国際会議・外交交渉・条約締結[び]などに臨時に派遣される委員。 **ぜんげんおうこう**【前言往行】[四熟]昔の人の言ったことばとおこない。「――を範[はん](=てほん)とする」 **せんけんたい**【先遣隊】[名]さきに派遣された部隊。 **ぜんけんたいし**【全権大使】[名]「特命全権大使」の略。 **せんげんばんご**【千言万語】[四熟]非常に多くのことば。「――を費やしてもあらわせない」圏[けん]千言万句 **せんこ**【千古】[名]①大昔。遠い昔。「――のなぞ」②永遠。永久。「――不易[き]」「厦[けん]万古――」 **せんご**【戦後】[名]戦争の終わったあと。とくに、第二次世界大戦の終わったとのこと。「――派」「――世代」↔戦前 **ぜんご**【前後】[名・―スル]①〈名〉①ある位置や時間などの前と後ろ。「――左右」②ものごとの前と後ろのつながり。あとさき。「――の考えもなく承知する」「――不覚」①〈名・スル〉①順序が逆になること。「話が――する」②あいだを置かないで続くこと。「――して到着[く]」③〈造語〉『〜前後』の形で』…ぐらい。「一〇〇人――」「夕方六時――」▽数をあらわすことばに付く。 **せんこう**【先行】[名・―スル]①さきに行くこと。「本隊に――する」「――車」↔後続②さきに世間[だ]に出ていること。「――文献[び]」③他のものより、さきにおこなうべきこと。「政治改革よりも景気対策問題が――する」④スポーツで、さきに得点をあげること。「一点――」 **せんこう**【先考】[名]死んだ父。亡父。圏[けん]先父 **せんこう**【先攻】[名・―スル]スポーツで、さきに攻撃[こうげき]すること。また、さきに攻撃するほう。さきぜめ。「じゃんけんに勝ったので――をとる」↔後攻 **せんこう**【専行】[名・―スル]自分独りの判断で勝手[かっ]におこなうこと。「独断――」 **せんこう**【専攻】[名・―スル]ある学問の分野を専門に研究すること。また、専門に研究する分野。「イギリス文学を――する」 **せんこう**【潜行】[名・―スル]①水の中をもぐって行くこと。潜水。②人目にふれないように、さけて行くこと。「敵陣に深く――する」③法に反する活動をひそかにすること。「――運動」 **せんこう**【潜航】[名・―スル]①潜水艦[すいかん]などが、水中を航行すること。類[るい]潜水②ひそかに航行すること。 **せんこう**【選考・×銓衡】[名・―スル]多くの中から適したものを選びだすこと。「――の基準を定める」「書類――」類[るい]選択 **せんこう**【線香】[名]香料の粉を松やになどで固めて、細長い線のようにしたもの。火をつけて仏前に供える。かぞえ方 把・束[たば] **せんこう**【鮮紅】[名]あざやかな紅色。鮮紅色。 **せんこう**【×穿孔】[名・―スル]穴をあけること。穴があくこと。また、そのあいた穴。「テープに――する」「胃――」 **せんこう**【×閃光】[名]瞬間[しゅんかん]的にきらめく光。スパーク。「――に目がくらむ」「――電球」 **ぜんこう**【全校】[名]①一つの学校全体。「――生徒」②すべての学校。「台風のため市内――が休校となる」 **ぜんこう**【前項】[名]①前にあげた項目。↔次項②数学で、二つ以上ある項のうちの前のほうの項。↔後項 **ぜんこう**【善行】[名]よいおこない。道徳にかなったおこない。「――を積む」↔悪行[あくぎょう]’▽「善行」「悪行」のそれぞれの「行」の読みに注意。 **せんこうはなび**【線香花火】[名]細くよった紙のさきに火薬を入れた簡単な花火。▽最初ははなばなしいが、長続きしないことのたとえにも使う。「彼のすることはいつも――だ」 **せんこく**【先刻】[名・副]①〈名〉さきほど。今から少し前。「――からお待ちです」圏[けん]最前↔後刻[ごこく]〜②〈副〉まえから。すでに。「――承知だ」 **せんこく**【宣告】[名・―スル]①相手に正式に知らせること。「がんを――された」②裁判で、判決を言いわたすこと。「死刑」を――する」 >ついわけ**↓「声明[然]」**を見よ。 **ぜんこく**【全国】[名]国全体。国じゅう。「――大会」「――ネットワーク」「――津々浦々[つつうらうら]」 **ぜんこくく**【全国区】[名]全国を一つの区とする大選挙区。▽もと、参議院議員選挙でおこなわれた。地方区に対していう。 **せんごくじだい**【戦国時代】[名]①室町時代後期、応仁[おうにん]の乱(一四六七年)から、織田信長[おだのぶなが]が京にはいるまでの、約百年間をいう。各地方に大名[みょう]りが勢力を張り、天下をとろうと戦った。②中国で、晋[しん]が韓[かん]・魏[ぎ]・趙[ちょう]に三分されて(前四○三年)から秦[しん]の統一(前二二一年)までの時代。 <763> **せんごくだいみょう**【戦国大名】[名]戦国時代、各地に割拠した大名。幕府などの公的な権威を背景にするのではなく、自力で独立した国をつくり、その地を治める政権を確立した。 **せんごくぶね**【千石船】[名]江戸以時代、米千石をのせて運ぶことのできた大形の和船。 **ぜんごさく**【善後策】[名]ことをうまくあとしまつするための方策。「――を講じる」▽「前後策」は誤り。 **ぜんごしょち**【善後処置】[名]あとしまつ。あとのためによいように、しまつすること。 **せんこつ**【仙骨】[名]世俗[せぞく]をこえた非凡[ぼん]な骨相や風采。「――をおびる」▽文章語。 **せんごは**【戦後派】[名]①第二次世界大戦後に育った人々。伝統にとらわれることなく、自由に考えたり行動したりした。アプレゲール。②国語「戦後派文学」のこと。第二次世界大戦後に登場し、雑誌「近代文学」を中心に作品を発表した文学者たち。とくに、第一次戦後派の野間宏[のまひろし]・椎名麟三[しいなりんぞう]・武田泰淳[たけだたいじゅん]・梅崎春生[うめざきはるお]・大岡昇平[おおおかしょうへい]・埴谷雄高[はにやゆたか]らをさす。戦争や死生観などをテーマにした小説が多い。 **せんごひゃくばんうたあわせ**【千五百番歌合】[名]作品名 一二〇一年。後鳥羽院[ごとばいん]ら三〇人が一〇〇首ずつ詠[よ]んで一五〇〇番とし、藤原俊成[ふじわらのとしなり]や定家[ていか]らが判じた最大規模の歌合わせ。二〇巻。 **せんこふえき**【千古不易】[四熟]永遠に変わらないこと。類[るい]万古不易▽「不易」は「易[か]はらず」で、不変の意味。 **ぜんごふかく**【前後不覚】[四熟]自分がどういう状態なのかわからないほど正体[しょうたい]がなくなること。「――に酔う」類[るい]前後も知らず **ぜんこん**【善根】[名]よい果報をもたらすようなよいおこない。「――をほどこす」「――を積む」類[るい]善行 **ぜんざ**【前座】[名]①寄席などで、真打ちの前に出演すること。また、真打ち・二つ目の前にもっとも位の低い芸人。「――をつとめる」②もよおしものなどで、中心となるものの前に演じるもの。また、中心となる人の前に出る人。 **センサー**[名]光・音・温度・圧力など、さまざまな対象に反応して電子信号を送る装置。感知装置。センサ。一 sensor **せんさい**【先妻】[名]もとの妻。前に妻であった女性。前妻↔後妻[ごさい] **せんさい**【戦災】[名]戦争で受けた被害[ひがい]。「――で焼けだされる」「――孤児」 **せんさい**【繊細】[形動]感情や感覚がこまやかなようす。とくに、敏感[びんかん]で傷つきやすいようす。デリケート。「――な神経の持ち主」 **せんざい**【洗剤】[名]衣類・食器・野菜などのよごれを洗うのに使う粉や液体。「中性――」 **せんざい**【潜在】[名・―スル]表面にあらわれないで、内にひそんでいること。「――能力」↔顕在[けんざい] **せんざい**【前栽】[名]①庭先に植えた草木や野菜。②草木などを植えこんだ庭。 **ぜんさい**【前菜】[名]西洋料理で、正式の料理の前に出される簡単なつまみもの。オードブル。 **ぜんざい**【善×哉】[名]①関西で、つぶしあん入りのしるこ。いなかじるこ。関東で、もち・白玉[しらたま]などの上にこいあんをかけた食べもの。②よいおこないをほめることば。▽「善[よ]き哉[かな]」という意味。 **せんざいいしき**【潜在意識】[名]自覚はしていないが、その人の心の奥底[しん]ではたらいている意識。「――が夢にあらわれる」 **せんざいいちぐう**【千載一遇】[四熟]千年に一度しかめぐりあえないほど、めったにないよい機会。「――の好機」▽「載」は、年のこと。 **せんざいわかしゅう**【千載和歌集】[名]一一八七年。後白河法皇の命により、藤原俊成[としなり]の撰[せん]。第七の勅撰[ちょくせん]和歌集。千載集。約一三〇〇首。二〇巻。 **せんさく**[名・―スル]①細かいことまで言いたてて、根ほり葉ほり探りしらべること。「過去をあれこれと――する」「――好き」▽「穴をほりあける」という意味から。②[名・―スル]つきつめて調べもとめること。くわしくたずねさがすこと。「原因を――する」 **センサス**[名]実態調査。とくに、国勢調査・人口調査。「工業――」| census **せんさばんべつ**【千差万別】[四熟]多くのものが、それぞれにいろいろちがっていること。 **せんし**【先師】[名]なくなった先生や師匠[しょう]。また、昔の賢人[けんじん]。 **せんし**【戦士】[名]①戦場で戦いに参加する兵士。②事業や運動の最前線で活躍[えい]する人。「企業[よう]――」 **せんし**【戦史】[名]戦争のありさまを書いた歴史。戦争の記録。 **せんし**【戦死】[名・―スル]戦場で敵と戦って死ぬこと。↔戦没 **せんじ**【宣旨】[名]天皇のことばを述べつたえること。また、それを伝える公文書。▽おもて向きの詔勅[しょうちょく]に対してうちわのものをいう。 **せんじ**【戦時】[名]戦争をしているとき。戦争中。「――体制」「――下」↔平時 **ぜんし**【全紙】[名]①ある新聞の一つの紙面すべて。「特ダネで――をうめる」②すべての新聞。「――こぞって掲載[さい]する」③製紙工場でできあがった紙を、規格に合わせて切ったままのもの。A判とB判がある。圏[けん]全判[ぜんばん] **ぜんじ**【全治】[名]↓「ぜんち」 **ぜんじ**【禅師】[名]仏教で、禅宗[が]りの僧たち。また、昔、徳の高い僧に朝廷[ょう]からたまわった称号。 **ぜんじ**【漸次】[副]ものごとの状態が、時がたつにつれて、順を追って変化するようす。少しずつ。「景気は――好転する」圏[けん]だんだん・しだいに▽「ざんじ」と読むのは「暫時(=しばらく)」。「漸時」は誤り。 <764> **せんじぐすり**【×煎じ薬】[名]薬草を、にだしてつくる飲み薬。 **せんしじだい**【先史時代】[名]考古学上の時代区分の一つ。文献[じょう]による史料がない時代。ふつう、石器時代をいう。日本では、先土器時代・縄文時代・弥生時代。 **ぜんじだいてき**【前時代的】[形動]いかにも古くて今の時代に合わないようす。「――な考えかた」 **せんしつ**【船室】[名]船内の乗客用の部屋[へや]。客室。キャビン。「一等――」 **せんじつ**【先日】[名]何日か前の日。このあいだ。「――来[らい](=このあいだから)」圏[けん]過日↔後日 >つかいわけ**「先日」・「昨日」、「前日」ほか** >| |意味・用法| |---|---| |先月 |「先月」「先週」は、現在よりすぐ前の月や週をさす。| |先週 |「先日」「先年」は、何日か、または何年か前をさし、いつとはっきりはきまらない。現在を中心にすぐ前の日・年を「昨日」「昨年」という。| |先日 |「前日」「前週」「前月」「前年」は、ある特定の日・週・月・年よりも一つ前。現在を基準としない。| >「つかいわけ」→「先日」を見よ。 **ぜんじつ**【前日】[名]ある日の一つ前の日。↔翌日 >つかいわけ**「先日」**を見よ。 **ぜんじつせい**【全日制】[名]↓「ぜんにちせい」 **せんじつめる**【煎じ詰める】[下二]①薬草を成分がすっかり出つくすまでにつめる。「どくだみを――」②つきつめて考える。「煎じ詰めて検討した結果」 **せんしばんこう**【千思万考】[四熟]さまざまに思い考えること。また、さまざまな考え。 **せんしばんこう**【千紫万紅】[四熟]さまざまな色の花が咲ききみだれていること。また、さまざまの花の美しいいろどり。厦[けん]千紅万紫 **せんしばんたい**【千姿万態】[四熟]いろいろのちがった姿や形。 **センシブル**[形動]感受性が強いようす。感じやすいようす。| sensible **せんしゃ**【戦車】[名]大砲[もく]や機関銃などを備え、キャタピラで走る鋼鉄製の近代的な攻撃兵器。タンク。▽古くは、ウマにひかせた戦闘[び]用の車。 **せんじゃ**[名]①多くの作品の中から、すぐれた作品を選ぶことをまかされた人。審査[もん]員。「文学賞の――」「――評」②[名]すぐれた詩歌[い]を選んだり、まとめて一つの書物にしたりする人。「古今和歌集の――」 **せんしゅう**【泉州】[名]→「いずみ(和泉)」 **せんしゅう**【選集】[名]ある人の、または多くの人の作品の中から、代表的な詩歌[い]や文章などを選びあつめた作品集。↔全集 **せんじゅう**【先住】[名・―スル]①さきにそこに住んでいること。「――民族」②その寺の前の住職。↔後住[じゅう] **ぜんしゃ**【前者】[名]二つあげたうちの、はじめのほうのもの。↔後者 **ぜんしゃく**【前借】[名・―スル]「まえがり」のこと。 **ぜんしゃ(前車)の覆[くつが]えるは後車の戒[いまし]め**[ことわざ]前の人の失敗は、あとから来る者のいましめとなる。圏[けん]覆車の戒め **ぜんしゃ(前車)の轍[てっ]を踏[ふ]む**[ことわざ]前の人がしたのと同じ失敗をあとの人がくりかえすこと。類[るい]前轍を踏む▽「轍」は車のわだちのあとのことで、「徹」と書くのは誤り。 **せんじゃふだ**【千社札】[名]千社参りする人が、社殿[さい]にはりつける札。自分の氏名や住所などを趣向をこらして書きつけたもの。 **せんじゃまいり**【千社参り】[名]千の神社に次々とお参りして祈願すること。千社もうで。 **せんしゅ**【先取】[名・―スル]相手よりさきにとること。さきどり。「――得点をあげる」 **せんしゅ**【船首】[名]船の前のほうの部分。「――をめぐらす」類[るい]へさき・みよし↔船尾 **せんしゅ**【選手】[名]競技出場者として選ばれた人。 **せんしゅ**【×僭主】[名]①力ずくで地位をうばって、君主の名を勝手[いっ]にとなえる者。②古代ギリシャの都市国家で、非合法な手段で政権を占有した独裁者。タイラント。 **せんしゅう**【千秋】[名]長い年月。「――万古(=長く久しいこと)」「一日――」圏[けん]千載[せんざい]▽「秋」は年月のことで、全体で「千年」の意味。 **せんしゅう**【先週】[名]今週の一つ前の週。圏[けん]前週↔来週 **せんしゅうらく**【千秋楽】[名]すもうや演劇などの興行[ちり]期間の最終日。らく。↔初日▽もと、雅楽[がく]の曲名。最後に演奏されたことから。 >千秋楽を謡[うた]うぇう ものごとをめでたく終える。 **せんじゅかんのん**【千手観音】[名]六観音の一つ。衆生[しゅじょう]を広く救うために、千の手と千の目をもつ。 **せんしゅけん**【選手権】[名]試合や競技などでの優勝者、または優勝チームにあたえられる資格。タイトル。 <765> ・ぜんじんみ ル。「全日本―」「——保持者」 **せんしゅつ【選出】** 多くの中から選びだすこと。「役員―」「優秀作品を――する」[類]選抜[せんばつ] **せんじゅつ【先述】** 前に述べたこと。前述。 **せんじゅつ【戦術】** 戦いに勝つための計画や方法。また、ある目的を達成するための計画や方法。「―を練る」「―会議」[厠]戦法・戦略・作戦 **ぜんじゅつ【前述】** 前に述べたこと。前に述べたことば。「―のとおり」→後述 **ぜんしょう【全焼】** 火事で建物などが全部焼けてしまうこと。[類]丸焼け↔半焼 **ぜんしょう【全勝】** すべての試合や勝負に勝つこと。「―優勝」[類]完勝↔全敗 **ぜんしょう【前生】** 仏教で、今生・後生[ごしょう]に対して、前の世。[圏]前世[ぜんせ] **ぜんじょう【禅譲】** 天子や支配者が自分からその位をゆずること。②中国で、帝王がその地位を子[こ]にゆずらず、徳の高い者にゆずること。 **せんしょ【選書】** 多くの作品や書物の中から、目的にかなう著作を選んで発行した本のシリーズ。また、その中の一冊。[類]双書[そうしょ] **ぜんしょ【全書】** ある方面に関する著作・資料・記事などを広く集めたもの。「百科―」「六法―」 **ぜんしょ【善処】** うまく処理すること。適切に処置すること。「すみやかに―したいと考えます」 **せんしょう【先勝】** 「何回か対戦する試合などで、先に勝つこと。②「先勝日[せんしょうび]にも」の略。陰陽[おんみょう]道で、午前は吉[きち]、午後は凶[きょう]の日。また急用・訴訟[そしょう]などによいとされる日。「さきがち」「せんがち」とも。[先負] **せんしょう【戦勝・戦×捷】** 試合や戦争に勝つこと。「不ー」「一国」↔戦敗 **せんしょう【先×蹤】** 昔の人が残したあと。先例。前例。「古人の―をふむ」▽「せんじょう」と読むのは誤り。 **せんしょう【×僭称】** 身分をこえた称号[しょうごう]を、自分勝手[かって]に名のること。「王を―する」 **せんじょう【洗浄・洗滌】** 水や薬でよごれを洗いきよめること。「傷口を―する」▽「洗滌」は、正しくは「せんでき」と読む。 **せんじょう【戦場】** 戦争のおこなわれている場所「―と化す」「古―」[戦地・戦線] **せんじょう【線上】** 線の上。②さかいめの状態にあること。「当落―の候補者」 **せんじょう【線条】** すじ。せん。 **ぜんしょう【全焼】** 火事で建物などが全部 **ぜんしょうとう【前照灯】** 自動車や電車などで、前方を照らす照明灯。ヘッドライト。[後尾灯] **ぜんじょうほうばつ【禅譲放伐】** 古代中国で、有徳者があれば王位をその人にゆずり、悪徳な為政者の手中にあればこれを討[う]ってうばうこと。たとえば、尭[ぎょう]・舜[しゅん]は前者であり、殷[いん]の湯王と周の武王は後者の例である。 **せんしょく【染色】** 布や糸などに染料で着色すること。また、染めた色。「―業」 **せんしょくたい【染色体】** 細胞[さいぼう]が分裂[ぶんれつ]するときに見られる棒状のもの。遺伝子をふくみ、形や数が生物の種類ごとにきまっている。 **せんじる【×煎じる】** 薬草や茶などをにつめて、その成分をしみださせる。「漢方薬を煎じて飲む」 **せんしん【先進】** 進歩の度合いが、ほかのものよりさきに進んでいること。「―国」↔後進 **せんしん【専心】** 心を一つのことだけに集中すること。「一意——」[類]専念[せんねん] 「つかいわけ」→「専念」を見よ。 **せんしん【線審】** 野球やサッカーで、ボールがライン外に出たかどうかを判定する人。ラインズマン。 **せんじん【千尋・千仞】** 海や谷がたいへん深いようす。また、山などがたいへん高いようす。「―の谷」▽「尋」は、長さの単位で、ひろ。「切」は、古深さの単位。 **せんじん【先人】** 昔の人。過去の人。「―の苦心をしのぶ」→後人 ②祖先。また、亡父。「―の教えを守る」 **せんじん【先陣】** ●戦いのときに、さきがけとなって最初に敵と戦うこと。いちばんのり。「―争い」 ②陣立てで、本陣の前にいる隊。[圏]先鋒[せんぽう]↔後陣[こうじん] **せんじん【戦陣】** 戦いのための部隊の配置。また、配置されている場所。戦場。「―をしく」[陣地] **せんじん【戦×塵】** 戦場に巻きおこるほこりや砂。「―を流す」 ②戦争のさわぎ。「―をのがれる」[圏]戦火[せんか] **ぜんしん【全身】** からだ全体。「夕立でーびしょぬれになる」「―全霊」[類]満身↔半身 **ぜんしん【前身】** ●組織や団体で、現在の姿になる前の形。「この高校の―は女学校だ」 ②仏教で、この世に生まれる前の身の上。[後身] **ぜんしん【前進】** 今よりも前へ動くこと。ものごとが、それまでよりよい方向へ向かうこと。「日米関係が―する」→後退 **ぜんしん【漸進】** 順をおって少しずつ進むこと。むりをしないで、段階をふんで進むこと。「―主義」↔急進▽「ざんしん」と読むのは「斬新(=目新しい)」。 **ぜんじん【全人】** 知識や感情や意志のどれにもかたよりがなく、円満に発達した人。完全に調和した人。「―教育を目ざす」 **せんしんこくしゅのうかいぎ【先進国首脳会議】** →「サミット」 **ぜんしんぜんれい【全身全霊】** [四漢]からだと心のすべて。その人のもつ体力と精神力のすべて。「―をかたむけた仕事」▽「全心全霊」は誤り。 **ぜんじんみとう【前人未到】** [四漢]いままでだれ一 <766> **せんす**【扇子】[名]おうぎ。 **センス**[名]①ものごとについての見かたや感じかたなどの微妙[みみょう]な感覚。「ユーモアの――がある」「sense」 **せんすい**【泉水】[名]①庭につくった小さな池。②わきみず。いずみ。 **せんすい**【潜水】[名・―スル]水の中にもぐること。「――で二五メートル泳げる」「――夫[ふ]。」 **せんすいかん**【潜水艦】[名]海の中にもぐったまま進むことができる軍艦。水中から敵の動きを偵察し、魚雷[ぎょらい]やミサイルで敵を攻撃する。 **せんすいびょう**【潜水病】[名]潜水して作業する人が急に浮上[よう]したとき、気圧の差から起こる病気。めまい・関節痛などの症状が出る。ケーソン病。 **せんする**【宣する】[スル変]広く公式に告げ知らせる。宣言する。「開会を――」 **せんずる**(詮ずる)所[ところ] [連語]いろいろ考えた末に行きつくところ。けっきょく。しょせん。要するに。「――この計画は失敗だった」 **ぜんせ**【前世】[名]仏教で、人がこの世に生まれてくる前にいたとされる世界。「――からの因縁[いんねん]」▽三世[さんぜ]の一つ。現世・来世に対していう。 **せんせい**【先生】[名]①人に何かを教えたり、指導したりする立場にある人。教師・医師・弁護士など。②自分が師事して教えを受けている人。また、その人を敬って呼ぶことば。「お茶の――」 **せんせい**【先制】[名・―スル]相手の機先を制すること。相手よりさきにしかけること。「――攻撃を加える」 **せんせい**【専制】[名]君主などが、とくに政治を自分の思いどおりにきめ、勝手[かっ]におこなうこと。「――政治」「――君主制」厦[けん]独裁・独断専行 **せんせい**【宣誓】[名・―スル]人々の前で決意やちかいのことばを述べること。「選手――」「――式」 **ぜんせい**【全盛】[名]勢いがもっとも盛[さか]んなこと。いちばん栄えているとき。「ルネサンスの――期」↔最盛 **ぜんせい**【善政】[名]国民のためになる、正しくてよい政治。「――をしく」類[るい]仁政↔悪政 **ぜんせいき**【前世紀】[名]①一つ前の世紀。「――の遺物」圏[けん]前時代②人間があらわれる前の時代。「――の恐竜」 **せんせいじゅつ**【占星術】[名]星の運行を見て、人の運や国の将来などをうらなうこと。星占[ほしうらな]い。 **せんせいせいじ**【専制政治】[名]権力をもつ者が独断で思いのままにおこなう政治。また、国民を無視して、政治を思いのままにおこなうこと。 **センセーショナル**[形動]おおげさに人々の興味をかきたてるようす。「――な事件」「sensational」 **センセーション**[名]人々をあっと言わせるような出来事。大評判。「――を巻きおこす」「sensation」 **せんせき**【船籍】[名]船舶[しょう]の所属地。船主の届け出により、船舶原簿に登記される。 **せんせき**【戦績】[名]戦争や試合などの成績。戦果。 **せんせん**【宣戦】[名・―スル]相手の国に対して、戦争を始めることを告げ知らせること。「――布告」 **せんせん**【戦線】[名]①戦争が今まさにおこなわれているところ。「――におもむく」圏[けん]最前線・戦場②政治運動や社会事業などの活動が活発におこなわれている場。また、その闘争[ち]の形。「統一――」 **せんぜん**【戦前】[名]戦争が始まる前。とくに、第二次世界大戦の起こる前。「――派」↔戦後 **ぜんせん**【前線】[名]①寒気と暖気の二つの気団が接するさかいめ。この付近は天気が悪い。「梅雨――」②地図上で、ある日時にある現象が起きた地点を結んだ線。「桜――」③戦争で敵と向かいあっている場所。第一線。「――へ出兵する」圏[けん]戦線 **ぜんせん**【善戦】[名・―スル]戦争や試合で、強敵に対して力をつくして実力以上に戦うこと。「――むなしく敗れた」圏[けん]健闘[けんとう] **ぜんぜん**【全然】[副]①まったく。少しも。まるで。「――問題にしない」「――ちがう色」「――だめだ」▽多く、打消の語や否定的な意味の語をともなう。俗[ぞく]な言い方では、打消の語などをともなわずに、「とても」「断然」という肯定的な意味で使うこともある。「――大きい」「――おもしろい」 **せんせんきょうきょう**【戦戦恐恐・戦戦×兢×兢】[四漢]おそれてびくびくするようす。おそれおののくようす。「――としてなりゆきを見つめる」 **せんそ**【践×祚】[名・―スル]天皇がなくなると同時に、皇太子が皇位をつぐこと。 **せんぞ**【先祖】[名]①その家系のいちばん最初の人。初代。「――は武士の出でだ」②その家で、現在の人たちよりも前に生きていた人たち。「――代々の墓」「――伝来」類[るい]祖先↔子孫 **せんそう**【戦争】[名・―スル]①国と国とが武力を使って争うこと。いくさ。「核[へき]――」↔平和②過酷[かこく]な競争や大混乱。「受験――」「交通――」 **ぜんそう**【前奏】[名]歌いはじめる前や、独奏が始まる前の伴奏[せつ]の部分。また一般に、ものごとの始まり。「はじめに二小節――がある」「悲劇への――」 **ぜんぞう**【漸増】[名・―スル]だんだんふえていくこと。「交通事故の死者が――している」↔漸減 **ぜんそうきょく**【前奏曲】[名]①オペラや組曲[もく]でいちばんはじめに演奏される小さな曲。オペラでは幕があく前に演奏されることが多い。②自由な形式の、独立した小さな器楽曲。プレリュード。「ショパンの――」③何かが起こる前ぶれ。「革命の――」類[るい]序曲 **せんそうとへいわ**【戦争と平和】[名]①一八六九年。ロシア、トルストイの大長編小説。ピエールとアンドレイ、およびロストス家とボルコンスキー家の人々の姿が、ナポレオン戦争を背景に巨大[な]な絵巻物のように展開されていく。「Voina i mir」②[名]戦時犯罪。とくに第二次世界大戦後の、連合国の告発によるもの。平和に対する罪、人道に対する罪まで範囲が広げられた。 **せんそうほうき**【戦争放棄】[名]戦争を否認すること。日本国憲法は第九条で、いかなる戦争もおこさないことを確認している。 <767> **せんぞがえり**【先祖返り】[名]親はもっていないが、それ以前の祖先がもっていて進化の過程で失った形質が、ある個体にあらわれること。ウマの過剰[いよう]指など。類[るい]隔世遺伝[い] **せんぞく**【専属】[名・―スル]ある特定の会社や団体とだけ契約[けいやく]すること。「――契約」邇[けん]専任・専従 **ぜんそく**【×喘息】[名]せきが出たり、呼吸が苦しくなったりする発作[ほっさ]が起きる病気。 **ぜんそくりょく**【全速力】[名]出すことのできるいちばん速いスピード。フルスピード。「高速道路を――でとばす」 **センター**[名]①中心。中央。「――ライン」②中心となる施設[もっ]や組織。「医療[かよう]――」③団体球技で、中央のポジション。また、中央に位置する選手。野球では、外野の中央。また、そこを守る中堅[けん]手。一center **センターポール**[名]競技場のバックスタンドなどの中央にある旗をかかげるための柱。一 center pole **センターライン**[名]道路や競技場のコートなどの中央に引かれた線。| center line **せんだつ**【先達】[名]①その方面についてのくわしい知識があり、他の人を教えみちびく人。先輩[かか]。②先に立って案内をする人。▼「せんだち」とも。 **せんだい**【先代】[名]①現在の主人の前の代の主人。「――の社長」→当代・当主・次代②代々同じ芸名を受けついでいる芸能人などで、現在それを名のっている人の、一代前の人。「――の団十郎[じゅう]」 **ぜんたい**【全体】[名・副]①〈名〉ものごとを大きくひとまとまりのものとして見たときの、すべての部分。「クラス――をまとめる」圏[けん]総体↔部分①〈副〉おおもとのところを考えてみれば。もともと。そもそも。「――きみの考えにはむりがある」②「一体全体」の略。「――どうなっているのか」 **ぜんだい**【前代】[名]前の時代。「――未聞」↔後代 **ぜんだて**【×膳立て】[名・―スル]①食事の用意をすること。②「おぜんだて」 **ぜんだま**【善玉】[名]①善人。善人役。↔悪玉▽江戸時代の草双紙などに、善人の顔をまるくかき、目鼻のかわりに「善」と入れたことから。 **ぜんたいしゅぎ**【全体主義】[名]個人の自由や幸福より、国家や民族全体の利益をいちばん重要なものと考える政治上の考えかた。第二次世界大戦中の日本の軍国主義やドイツのナチズムなど。↔個人主義 **ぜんだいみもん**【前代未聞】[四熟]これまで聞いたこともないようなめずらしいこと。「――の出来事」 **せんたく**【洗濯】[名・―スル]衣服などのよごれを水や洗剤[ざい]を使って洗いおとすこと。「――機」「命の――」 **せんたく**【選択】[名・―スル]いくつかの中から、よいものや適当なものを選びとること。「――の余地がない」「取捨――」 **せんたくいた**【洗濯板】[名]①せんたくをするのに使う、横に平行な刻み目を入れた板。また、肋骨[あばらぼね]が見えるくらいやせた胸の人のたとえ。 **せんたくかもく**【選択科目】[名]自由に選んで学べる科目。↔必修科目 **せんたくし**【選択肢】[名]質問に対して、そこから正解を選びだすようにあらかじめ用意された回答例。▽「選択枝」は誤り。 **せんたくばさみ**【洗濯挟み】[名]せんたくものを干すとき、飛ばないようにはさむもの。 **センタリング**[名・―スル]①サッカーなどで、サイドからゴール前にパスを送ること。②ワープロなどで、文字を画面の中央にそろえること。| centering **せんたん**【先端・×尖端】[名]①長いもののはしの部分。また、とがったもののさきの部分。「棒の――」②時代や流行のいちばん新しい形や考えかた。「流行の――を行く」「――技術」 **せんたん**【戦端】[名]戦いのきっかけ。戦いのいとぐち。「――を開く」 **せんだん**【専断・×擅断】[名・―スル]ものごとを自分勝手[いっ]にきめること。「――はつつしめ」類[るい]独断 **せんだん**【船団】[名]同じ目的をもち、行動をともにする船の集まり。「輸送――」圏[けん]船隊 **せんだん**【×梅×檀】[名]①センダン科の落葉高木。夏の初めにうすむらさき色の花が咲く。実・根・皮は薬用。おうち。②「びゃくだん」の別名。 >栴檀は双葉より芳[かんば]し 将来偉人[ど]になるような人は、小さいときからすぐれている。▽「栴檀②」は、ふたばのときからよいかおりがする。 **せんち**【戦地】[名]戦争がおこなわれている場所。「――におもむく」類[るい]戦場 **センチ**[接頭]①〈造語〉メートル法の単位の上に付けて、その一〇〇分の一をあらわす。記号はc「――グラム」②〈名・造語〉「センチメートル」の略。一centi **センチ**[形動]「センチメンタル」の略。「少しお――になる」 **ぜんち**【全治】[名・―スル]けがや病気などがすっかり治ること。「――二週間の傷」類[るい]全快・完治 **ぜんちし**【前置詞】[名]①文法品詞の一つ。名詞や代名詞の前に付いて、他の語との関係を示すはたらきをすることば。英語では in や on など。日本語では、名詞の後ろに置くので後置詞という。②漢文で、比較[かく]形や受け身形などの句法で使われる助字。比較・受け身・場所・対象・起点などをあらわすことばの前に置く「於」「子」「平」など。訓読するときは読まれないことが多い。「季氏富於周公」(=季氏、周公より富む)」「吾十有五而志于学」(=吾十有五にして学に志す)」「其聞」道也先乎吾」(=其の道を聞くや吾より先だなり)」 **ぜんちしき**【善知識・善×智識】[名]法を説いて人を仏道に導く人。高徳の僧[ぇぅ]。「――に出会う」 **ぜんちぜんのう**【全知全能・全×智全能】[四熟]すべてのことを知っていて、何の欠点もないこと。完全で、何でもできること。「――の神」 <768> **センチメートル**[名]造語 メートル法で、長さの単位。一メートルの一〇〇分の一。センチ。記号はcm | centimètre **センチメンタリズム**[名]感情的・感傷的になりやすい性格。感傷主義。一sentimentalism **センチメンタル**[形動]合理的・理性的なものよりも、感情的なものに左右されやすいこと。感傷的。センチ。「――な歌」| sentimental **せんちゃ**【×煎茶】[名]茶の葉を蒸して乾燥[ぞく]させた緑茶の一種。熱湯にひたし、煎じだして飲む。中級の緑茶。 **せんちゃく**【先着】[名・―スル]①さきに着くこと。さきに着いた人。「――順に並ぶ」②さきに着手すること。 **せんちゅうは**【戦中派】[名]第二次世界大戦のさなかに青春を過ごした人。 **せんちょう**【船長】[名]①船員の長。船員を指揮し、航海をとりしきる人。キャプテン。②船の長さ。船首から船尾[び]まで。↔船幅[せんぷく] **ぜんちょう**【全長】[名]あるもののはしからはしまでの長さ。全体の長さ。「――二メートルにおよぶつばさ」 **ぜんちょう**【前兆】[名]大きなことが起こる前に、それを知らせるかのようにあらわれる、ごく小さな出来事。「異常気象の――」類[るい]前触れ・兆[きざ]し▽多く、よくないことをいう。 >つかいわけ**前兆・兆候** >「前兆」は、出来事より前に起こる、そのきざしや前ぶれ。「地震の前兆」。「兆候」は、変化の一部がすでにあらわれて見えるもの。「肺炎[えん]の兆候」。 **せんつう**【×疝痛】[名]激しい発作的な腹痛。疝気[せんき]やみ。古い言い方。 **ぜんつう**【全通】[名・―スル]道路や線路などの全線が開通すること。 **せんて**【先手】[名]①他人や相手よりさきに、こちらが手をつけること。「――必勝」②囲碁や将棋[しょう]などで、相手よりさきに打ったりさしたりすること。また、その人。↔後手[ごて] >先手を打つ さきに手をつけて、優位な立場に立つ。圏[けん]機先を制す↔後手を引く・後手に回る **せんてい**【船底】[名]船の底の部分。ふなぞこ。 **せんてい**【選定】[名・―スル]多くの中から選びだしてきめること。「新しい機種を――する」 **せんてい**【×剪定】[名・―スル]くだものがよく実るように、また、植木などの形を整えるために枝の一部をはさみで切ること。 **ぜんてい**【前提】[名]ものごとが成り立つために必要な条件。「計画が実現したという――に立って議論をする」 **せんでき**【洗滌】[名]↓「せんじょう」 **せんてつ**【先哲】[名]過去に活躍[ご]したすぐれた思想家や学者。「――の教えを学ぶ」類[るい]先賢[けん] **せんてつ**【銑鉄】[名]鉄鉱石をとかしてつくった鉄。炭素分を多くふくむ不純な鉄で、かたくてもろい。鋳物[いもの]にする。 **ぜんでら**【禅寺】[名]禅宗の寺院。禅林。禅院。 **せんでん**【宣伝】[名・―スル]ご主義や主張、また、商品の特長などを広く世の中の人々に知らせること。広告。コマーシャル。ピーアール。「新製品の――をする」▽おおげさに言いふらす意味でも使う。 **センテンス**[名]文。一sentence **せんてんてき**【先天的】[形動]生まれながらにもっているようす。生まれつきの。「――な要因」↔後天的 **せんと**【遷都】[名・―スル]国の首都を、現在の場所から他の場所へ移すこと。「東京――」 **セント**[接頭]①アメリカ合衆国などの貨幣[へい]単位。一ドルの一〇〇分の一。▽「仙」と当てる。「cent」②[接頭]人名の上に付けて、聖徒・聖者という意味をあらわすことば。セイント。略号はSt. またはS. ▽「聖」と当てる。| Saint **せんど**【先途】[名]運命の分かれ目になるような、たいせつなとき。「ここを――と戦う」▽ふつう、「せんと」とは読まない。 **せんど**【鮮度】[名]魚や肉、野菜やくだものなどの新鮮[すう]さの度合い。「――のいい材料を選ぶ」↔生き **ぜんと**【前途】[名]①目的地までの道のり。ゆくさき。「――程遠いし」②ある人やものの、これからさきの運命。「日本の――を危ぶむ」「――多難」「――洋々」「――遼遠[りょうえん]」 **ぜんと**【全土】[名]ある広い地域全体。全国。「アフリカ――に干ばつが広がる」「圏[けん]全域」 **せんとう**[名]①いちばん前。まっさき。「列の――に立つ」「――をきる」類[るい]先端[たん]②[名]いちばんのり。さきがけ。▽まっさきに敵の城に登るという意味から。 **せんとう**【戦闘】[名・―スル]軍隊どうしが、武器を使って攻撃[えい]しあうこと。「激しい――がつづく」 **せんとう**【銭湯】[名]料金をとって大勢の客を入浴させる浴場。圏[けん]ふろ屋・公衆浴場 ▽古くは「洗湯」とも書く。 **せんとう**【仙。洞】[名]上皇や法皇の御所[ごしょ]。仙洞御所。また、上皇や法皇を敬って呼ぶことば。▽仙人の住む所という意味。 **せんとう**【×尖塔】[名]さきのとがった塔。「教会の――が見える」 **せんどう**【先導】[名・―スル]行くさきを示しながら案内すること。「パトカーの――で行列が進む」 **せんどう**【扇動・×煽動】[名・―スル]おだてたりそそのかしたりして、人々をあおりたて、行動を起こすようにしむけること。「暴動を――する」 **せんどう**【船頭】[名]①船をこぐ仕事をする人。また、船の長。「わたし船の――」 >船頭多くして船山へ登る 指導者が多いと目的どおりに仕事がうまく進まない。 **ぜんどう**【善導】[名・―スル]教えさとして、よいほうへ導くこと。 **ぜんどう**【×蠕動】[名・―スル]うごめくこと。 <769> **ぜんとうぶ**【前頭部】[名]頭の前の部分。ひたいなどをいう。↔後頭部 **せんどきじだい**【先土器時代】[名]縄文時代の前。土器が出現する前の時代。無土器時代ともいう。ほぼ旧石器時代に相当する。 **セントバーナード**[名]イヌの品種の一つ。大形で、耳はたれている。寒さに強く、救助犬などにする。▽スイスのセントバーナード峠[とうげ]の名から。「Saint Bernard」 **ぜんとようよう**【前途洋洋】[四熟]将来が希望に満ちあふれていること。「――たる若者」 **セントラルヒーティング**[名]一か所の熱源から蒸気や温水を各部屋へに送って暖める装置。集中暖房方式。一central heating **ぜんとりょうえん**【前途×遼遠】[四漢]目的地がはるかかなたにあること。 **せんない**【×詮ない】[連語]やってもむだだ。しかたがない。「いまさら言っても――ことだ」 **せんなり**【千成り・千『生り】[名]実がたくさんむらがってなっていること。 **せんなりびょうたん**【千成り×瓢簞】[名]ヒョウタンの一種。小さなヒョウタンが数多くむらがってなる。▽豊臣秀吉[とよとみひでよし]の馬じるしとしても知られる。 **ぜんなんぜんにょ**【善男善女】[四漢]仏の教えをあつく信じている男女。信仰[しんこう]深い人々。「初[はつ]もうでの――でごったがえす」 **ぜんにちせい**【全日制】[名]高等学校などで、平日の朝から夕方まで授業がおこなわれる教育制度。また、その制度をもつ学校。「ぜんじつせい」とも。↔定時制 **ぜんにほんろうどうそうどうめい**【全日本労働総同盟】[名]労働組合の全国組織。一九五四年に総評から分裂[がつ]した全日本労働組合会議を母体として、六四年に結成。八七年、全日本民間労働組合連合会に合流して解散した。同盟。 **せんにゅう**【潜入】[名・―スル]他人に知られないように、こっそりとはいりこむこと。「――ルポ」「密輸組織に――する」 **せんにゅうかん**【先入観】[名]実際に見聞きする前に頭の中にできあがった、思いこみやイメージ。客観的な観察や判断をさまたげる。「――を捨てる」「――にとらわれる」圏[けん]先入主・色眼鏡・偏見[へんけん] **せんにゅうしゅ**【先入主】[名]先入観。前もってつくられた固定的な観念。 **せんにん**【仙人】[名]山の奥にはいって修行[ぎ]を積み、不老不死の術や神通力[しんつうりき]を身につけた人。かすみを食べて生きるという。▽欲がなく、世間[けん]ばなれした人にもいう。 **せんにん**【先任】[名]さきにその任務や地位についていること。また、その人。「――の教師」→新任・後任 **せんにん**【専任】[名・―スル]かけもちではなく、ある特定の仕事だけをうけもつこと。また、その人。「私立高校の――講師」圏[けん]専務↔兼任 **せんにん**【選任】[名・―スル]適した人を選んで、その任務に就かせること。「新役員を――する」 **ぜんにん**【前任】[名]前にその地位や任務についていたこと。また、その人。「――校」→後任 **ぜんにん**【善人】[名]心がけやおこないの正しい人。善良な人。↔悪人 >善人なおもちて往生を遂[と]ぐ、いわんや悪人をや 迷いやなやみから程遠い善人でさえ極楽に行けるのだから、ひたすら仏の救いを求めるしかない悪人が救われないはずはない。悪人正機[しょうき]。▽親鸞の「歎異抄[たんにしょう]」から。 **せんにんりき**【千人力】[名]一〇〇〇人分に相当するほど力が強いこと。また、心強い助力がえられること。「きみが来てくれたら――だ」 **せんぬき**【栓抜き】[名]びんなどの栓をぬきとる道具。 **せんねん**【先年】[名]何年か前の年。「――結婚して姓が変わりました」→後年 >つかいわけ**→「先日」**を見よ。 **せんねん**【専念】[名・―スル]そのことだけに心を集中し、かかりっきりになること。「受験勉強に――する」圏[けん]専心・熱中・没頭 >つかいわけ**専心・専念・熱中・没頭** >「専心」「専念」は、それだけに心を集中して、長期間つとめること。「結婚[けっこん]後は主婦業に専念する」。「熱中」は、ある時間、夢中になること。「ラグビー観戦に熱中する」。「没頭」は、それ一つに力を集中して、他に何があろうと起ころうと、まったく知らないでいること。「研究に没頭した」。 **せんのう**【洗脳】[名・―スル]厳しい方法によってその人が前からもっていた考えかたや生きかたを、全面的に変えるようにしむけること。 **ぜんのう**【全能】[名]何でもできること。完全な能力。「――の神」「全知――」 **ぜんのう**【全納】[名・―スル]税金や会費などを全部納めること。「同窓会費を――する」 **ぜんのう**【前納】[名・―スル]料金などを前もって納めること。「授業料を――する」類[るい]前払い↔後納[ごのう] **ぜんのけんきゅう**【善の研究】[名]一九一一年。西田幾多郎[にしだきたろう]の評論。近代日本のもっとも独創的な哲学書。その根底には、参禅[さんぜん]などの修行[い]によってえた東洋的な「無」の思想を深くつきつめた、「純粋経験」がある。 **せんのりきゅう**【千利休】[人]一五二三—九一年。安土桃山時代の茶人。千宗易[そうえき]。堺[さかい]の人。わび茶を完成した。織田信長[おだのぶなが]と豊臣秀吉[とよとみひでよし]に仕えたが、秀吉のいかりにふれ、自刃。 **せんばい**【専売】[名]①政府や特定の個人・会社だけが、その商品を独占[せん]して売ること。「タバコは政府の――品だった」 **せんばい**【先輩】[名]①同じ学校や勤めさきなどに、さきにはいった人。また、その人に呼びかけることば。「高校の一年――」「――、お供[とも]もします」②年齢や学問・経験などが自分より上の人。「彼は医者としてずっと――だ」↔後輩 <770> **ぜんばい**【全敗】[名・―スル]全部の試合や勝負に負けること。↔全勝 **ぜんばい**【全廃】[名・―スル]全部やめること。「古い制度を――する」 **せんばいとっきょ**【専売特許】[名]①「特許」の古い言い方。②その人の特技。おはこ。「逆立ちは彼の――だ」 **せんぱく**【浅薄】[形動]考えや知識などが浅くて、なかみがうすいようす。「――な考え」類[るい]浅はか **せんぱく**【船舶】[名]大型の船。「――業界」 **せんばつ**【選抜】[名・―スル]多くの中からすぐれたものを選ぶこと。よりぬき。「代表を――する」「――試験」類[るい]選出・選考 **せんぱつ**【先発】[名・―スル]①さきに出発、または始めること。「――隊」↔後発②試合の最初から出場すること。とくに、最初から登板するピッチャー。「――からリリーフにまわる」 **せんぱつ**【洗髪】[名・―スル]髪[かみ]の毛を洗うこと。 **せんばづる**【千羽鶴】[名]①折り紙でツルをたくさん折ってつないだもの。いのりをこめてつくり、病気見まいなどにおくる。②たくさんのツルを染めだした模様。 **せんばん**【千万】[副・造語]①〈副〉あれやこれやと。「――心をくだく」②〈造語〉「〜千万」の形で」「・・・の程度がはなはだしい」という意味をあらわす。「失礼――」「迷惑――」「笑止――」 **せんばん**【旋盤】[名]加工するものを回転させ、それに刃物[はもの]をあてて、切ったり、けずったり、穴をあけたりする機械。 **せんばん**【先般】[副]このあいだ。せんだって。さきごろ。改まった言い方。「――ご来社の節」▽多く、手紙文に用いる。 **せんぱん**【戦犯】[名]「戦争犯罪人」の略。「A級――」 **ぜんはん**【前半】[名]前後二つに分けたときの前の方。「ぜんぱん」とも。「――戦」↔後半 **ぜんはん**【全般】[名]あることがらの全体。総体。「――にわたって述べる」 **ぜんはんせい**【前半生】[名]人生の前半分。↔後半生 **せんび**【船尾】[名]船のいちばん後ろの部分。「――灯」類[るい]とも↔船首 **せんび**【戦備】[名]戦争の準備。「――を整える」 **せんび**【戦費】[名]戦争に必要な費用。戦争にかかる費用。「巨額[きょがく]の――を必要とする」 **ぜんび**【善美】[形動]りっぱで美しいこと。「――をつくした建築」 **ぜんび**【前非】[名]過去に犯したあやまち。「――をくいる」類[るい]先非 **せんびょう**【線描】[名・―スル]ものの形を線だけでえがくとと。線だけでえがいたもの。せんがき。ドローイング。「――画」 **せんぴょう**【選評】[名・―スル]多くの作品などの中から、それを選んだ結果や経過を説明すること。また、選者の批評。「芥川[あくたがわ]賞の――」 **せんびょうしつ**【×腺病質】[名]顔が青白くて、からだが弱々しくて神経質な子供の体質。病気になりやすい体質。 **ぜんびん**【前便】[名]①前回の手紙。「――でお願いした件について」②前に出発した船や飛行機。圏[けん]先便↔後便 **せんぶ**【先負】[名]陰陽[おんみょう]道でいう、先負日[さきまけび]。ものごとをするのに午前中はよくないが午後はよいとされる日。「さきまけ」とも。↔先勝 **せんぷ**【宣布】[名・―スル]①公式に宣言し、広く世間[せけん]一般に知らせること。国[けん]公布・宣告②広く一般にゆきわたらせること。「国威[こくい]の――」類[るい]流布 **ぜんぶ**【全部】[名]あるものごとのすべて。全体。みんな。↔一部 **せんぷう**【旋風】[名]①急に激しくうずをまいてふく風。つむじ風。②社会に大きな影響[がい]をあたえる、とつぜんの出来事。センセーション。「学界に――を巻きおこす」 **せんぷうき**【扇風機】[名]モーターで羽根車を回してすずしい風を起こす機械。 **せんぷく**【船腹】[名]①船の胴体にあたる部分。②船の荷物を積む場所。また、積載量。 **せんぷく**【潜伏】[名・―スル]①見つからないようにかくれること。「犯人は裏山に――している」②病原菌[びょうげんきん]がからだの中にはいっているのに、まだ症状があらわれていないこと。「――期間」 **ぜんぷく**【全幅】[名]①いちばん広いところのはば。はばいっぱい。②すべて。全部。「――の信頼[らい]を寄せる」 **せんぶり**【千振り】[名]リンドウ科の二年草。薬草の一つ。苦みが強く、煎[せん]だじて胃腸の薬にする。▽千度ふりだしてもまだ苦いという意味から。 **ぜんぶん**【前文】[名]①主文の前にある文章。まえがき。「憲法の――」②手紙で、最初に書く時候[こう]のあいさつのことば。▽「前略」と書けば、これを省略すること。③前に書いた文章。「――に手を入れる」 **せんぶんひ**【千分比】[名]一〇〇〇に対する割合。千分率。パーミル。記号は‰ **せんべい**【×煎餅】[名]小麦粉や米の粉をこねてのばし、味をつけて焼いた菓子[い]。 **せんべいぶとん**【×煎餅布団】[名]綿が少なく、せんべいのようにうすくてかたい、そまつなふとん。「――にくるまる」 **せんべつ**【選別】[名・―スル]多くのものを、よい悪い、大小などによってよりわけること。「メロンの――作業」 **せんべつ**【×餞別】[名]旅行に行く人や別れる人にあげるかねや品物。圏[けん]はなむけ **せんべん**【先鞭】[名]他人よりさきにものごとを始めること。「――をつける」類[るい]先手・先駆け **ぜんぺん**【全編・全篇】[名]小説・詩や映画などの一つの作品の全体。また、全部の作品。「映画――にただよう哀感」圏[けん]全巻 **ぜんぺん**【前編・前篇】[名]書物などで、二つまたは三つに分かれたもののうちの最初の部分。↔後編 <771> **せんぺんいちりつ**【千編一律・千篇一律】[四漢]たくさんのものが、みんな同じ調子で変化のないこと。一本調子。「――の芝居」 **せんぺんばんか**【千変万化】[四熟]いろいろさまざまに変わること。「――する景色[き]」 **せんぼう**【×羨望】[名・―スル]うらやましく思うこと。「――の的[まと]」類[るい]嫉妬[しっ] **せんぼう**【先方】[名]相手のほう。相手の人。「――の都合を聞く」☆当方 **せんぼう**【戦法】[名]戦闘[ぞく]・競技などの戦いかた。「奇襲のク――」類[るい]戦術 **せんぼう**【先鋒】[名]①先頭に立って行動・主張する人。「反対運動の――に立つ」②剣道[せつ]や柔道[ば]の団体戦で、いちばんはじめに出る選手。 **ぜんぼう**【全貌】[名]全体のようす。「汚職[はよく]の――を明らかにする」類[るい]全容 **ぜんぼう**【前方】[名]①前のほう。「――注意」↔後方②前の部分が四角であること。「――後円墳[ん]」 **せんぼうきょう**【潜望鏡】[名]海中の潜水艦[だ]などから海上のようすを見るための、プリズムを使った望遠鏡。ペリスコープ。 **ぜんぼうこうえんふん**【前方後円墳】[名]古墳で、前が長方形で後ろがまるいもの。仁徳[び]天皇陵[りょう]が有名。 **せんぼつ**【戦役・戦歿】[名]戦場で死ぬこと。戦死。「――者の霊[たましい]」♪」▽「戦死者」は、戦争で戦って死んだ人。「戦没者」は、戦地で病没した人もふくまれる。 **ぜんまい**【×薇】[名]ゼンマイ科のシダ植物。野山のしめった場所に生える。開く前のうずまき形の若い芽は食用。 **ぜんまい**【発条】[名]うず巻き状になった弾力[び]のある鋼鉄。ばね。スプリング。「柱時計の――を巻く」「――じかけの人形」 **せんまいづけ**【千枚漬け】[名]カブをうす切りにして、塩・みりん・こんぶなどを加えてつけたもの。京都の名産。 **せんまいどおし**【千枚通し】[名]たくさん重ねた紙に穴をあけるために使うきり。 **せんまんにん**(千万人)といえども吾[わ]れ往[ゆ]かん [ことわざ]自分にやましい気持ちさえなければ、反対する者が千万人いたとしても、おそれることなく信念をつらぬいて進もう。▽中国、「孟子[い]」から。 **せんまんむりょう**【千万無量】[名]回数が多くて計りしれないこと。「――の悲しみ」 **せんみつ**【千三つ】[名]①うそばかりつく人。ほらふき。▽一〇〇〇のうち三つぐらいしかほんとうのことを言わないという意味。②不動産の売買やかねの貸し借りの仲介をする人。千三つ屋。▽一〇〇〇回のうち三回ぐらいしか商談がまとまらないという意味。 **せんみょう**【宣命】[名]天皇の命令や考えを、宣命書きにした文書。これを宣命使が読み上げる。奈良・平安時代におこなわれた。みことのり。▽漢文体のものは詔勅[しなら]という。 **せんみょうがき**【宣命書き】[名]祝詞[のり]とや宣命などの表記形式。漢字の音訓で国語をしるしたもので、語尾にや助詞・助動詞は万葉仮名[がく]で小さく書いてある。 **せんみん**【選民】[名]他の民族を神の国へ導くために選ばれた自覚をもつ民族。▽ユダヤ民族がみずからをいう。 **せんみん**【×賤民】[名]律令制のもとで、良民と区別され、いちばん身分が低いとされ、社会的にいやしいものとあつかわれた人々。 **せんむ**【専務】[名]①「専務取締役[もしまぁ]」の略。社長を助けて会社の仕事全体を見る人。②とくにその一つの仕事だけをうけもつこと。「――理事」圏[けん]専任↔兼務 **せんめつ**【×殲滅】[名・―スル]みな殺しにすること。残らず、ほろぼすこと。「敵を――する」 **ぜんめつ**【全滅】[名・―スル]全部残らずほろびること。全部残らずほろぼすこと。類[るい]壊滅 **せんめん**【洗面】[名・―スル]顔を洗うこと。「――道具」 **ぜんめん**【全面】[名]全部の面。いろいろな面。全体。「――講和」 **ぜんめん**【前面】[名]前のほう。おもてのほう。「――のとびら」類[るい]正面,↔背面[おん]・後面 **せんめんき**【洗面器】[名]顔を洗うための湯や水を入れる入れもの。 **せんめんじょ**【洗面所】[名]①顔を洗ったり、化粧をしたりするところ。②便所。トイレ。 **せんもう**[名]①巻き毛。うず巻き状の毛。つむじ。②[名]細い毛。また、原生動物などの細胞[34]の表面に生えている、細かい毛のようなもの。ゾウリムシ・ラッパムシなどは、これを運動器官として移動する。「――運動」 **せんもん**【専門】[名]①一つのことだけを研究したり、うけもったりすること。また、もっぱら研究・担当する領域。「人形――店」▽「専問」は誤り。 **せんもんか**【専門家】[名]ある方面の、そのことだけを深く研究したり、特別な技術を身につけたりしている人。エキスパート。類[るい]玄人↔門外漢[もんがいかん] **せんもんご**【専門語】[名]その分野だけに用いられることば。術語。テクニカルターム。 **ぜんもんどう**【禅問答】[名]禅僧[そう]が修行[ぎ]のためにおこなう問答。師と修行僧のあいだで問題を出し、答える。▽禅問答は論理が飛躍して、理解しにくいところから、何を言っているのかわからないやりとりや、とぼけた受け答えをたとえることもある。 **ぜんもん**(前門)の虎[とら]とも後門の狼[おおかみ] [ことわざ]一つの災いや危険をのがれても、また他の災いや危険がまっていること。 <772> **ぜんや**【前夜】[名]①前の夜。「――の約束」②特別な日の前の夜。「クリスマス――」③事件などの起こる直前の状態。「開戦――」 **せんやく**【先約】[名]①それより前にした別の約束。「あしたは――がある」②以前にしてあった約束。「――を果たす」↔前約 **ぜんやく**【全訳】[名・―スル]原文の全部を翻訳[ふく]すること。類[るい]完訳↔抄訳[しょうやく] **ぜんやさい**【前夜祭】[名]行事や記念日などの前の夜に、それを祝う祭り。よいまつり。 **せんゆう**[名]①自分のものとして所有すること。「土地の不法――」②[名]自分独りの持ちものにすること。独りじめにすること。劔[けん]独占・専用↔共有 **せんゆう**【戦友】[名]戦場でいっしょに戦う、または戦った仲間。 **せんゆうこうらく**【先憂後楽】[四漢]一般の人にさきんじて将来のことを心配し、人々の生活が楽になってのち自分も楽しむ。政治家のこころえとされる。 **せんよう**【専用】[名・―スル]①その人だけが使うこと。「社長――の車」↔共用②そのことだけに使うこと。「夜間――の出入り口」↔兼用 **ぜんよう**【全容】[名]ものごとの全体のようす。「事件の――が見えてくる」類[るい]全貌 **ぜんよう**【善用】[名・―スル]よいことにうまく使うこと。☆悪用 **ぜんら**【全裸】[名]何も着ていないこと。まるはだか。すっぱだか。↔半裸 **せんらん**【戦乱】[名]戦争のために世の中が乱れること。類[るい]争乱 **せんりがん**【千里眼】[名]遠くの出来事や未来のこと、また、心の中などを見とおす力。また、そういう力のある人。 **せんりつ**【旋律】[名]いろいろな高さや長さの音の組み合わせから生まれる音の流れ。ふし。メロディー。 **せんりつ**【戦慄】[名・―スル]おそろしくて、ふるえること。「――がはしる」「――をおぼえる」類[るい]身震い **せんり**(千里)の道[みち]も一歩[ぽ]より始[はじ]まる [ことわざ]大きな目標を実現するためには、まず身近で小さなことから始めなくてはできない。 **せんりひん**【戦利品】[名]戦争で敵からうばいとった品物。 **せんりゃく**【戦略】[名]戦いで、相手に勝つための大規模な計画や方法。「長期的な――を立てる」 **ぜんりゃく**【前略】[名]①手紙で、時候のあいさつなどの前文を省略するときに書くことば。圏[けん]冠省[かんしょう]”▽「草々」などで結ぶ。②前の文章を省くこと。↔後略[こうりゃく] **せんりゃくへいきさくげんこうしょう**【戦略兵器削減交渉】[名]↓「スタート」 **せんりゅう**【川柳】[名]国 五・七・五の三句からなる短い詩。俳句のように季語や切れ字のきまりがなく、多く口語を用いた。世相・風俗をするどい風刺[いぅ]・皮肉やこっけい味をもって表現した。江戸時代に柄井川柳[からいせんりゅう]が始めた。「時事――」 **せんりゅう**【川柳】[入名]↓「からいせんりゅう」 **せんりょ**【浅慮】[名]考えがたりないこと。あさはかな考え。「――の至り」類[るい]短慮↔深慮 **せんりょう**【占領】[名・―スル]①国や地域を武力で支配すること。「――軍」②ある場所を独りじめにすること。「大きな部屋を――する」 **せんりょう**【染料】[名]布などに色を染めつけるための材料。 **せんりょう**【選良】[名]①たくさんの人の中からすぐれた人を選ぶこと。また、選ばれたすぐれた人。②「代議士」のこと。 **ぜんりょう**【善良】[形動]正直ですなおなようす。ものごとをよい意味にとり、人を信用しやすいようす。「――な市民」 >つかいわけ**「良好」**を見よ。 **せんりょうやくしゃ**【千両役者】[名]①格式も高く、技術にもすぐれた俳優。②はなばなしい活躍[しん]をする人。はでな役割を果たす人。 **せんりょく**【戦力】[名]①戦争をおこなう力。戦争を続けられる力。「――をととのえる」②何かをするのに役に立つ人。「即――になる」 **ぜんりょく**【全力】[名]持っているすべての力。ありったけの力。「――をつくす」「――投球」 **せんりょ**(千慮)の一失[しっ] [ことわざ]どんなにかしこい人でも、まれには考えちがいや失敗はするものだということ。思いがけない失敗。 **ぜんりん**【善隣】[名]となりの家や国と仲よくすること。「――外交」 **せんれい**【先例】[名]①前にあった例。また、古くからのしきたり。「――にならう」②のちのてほんとなるような、最初の例。「――を開く」園[けん]前例 **せんれい**【洗礼】[名]①キリスト教で、信者になるための儀式[びき]。②はじめての大きな経験。「爆撃の――を受ける」 **ぜんれい**【前例】[名]①「先例」に同じ。②前にかかげた例。 **ぜんれき**【前歴】[名]これまでの経歴。「――がばれる」圏[けん]履歴を▽多く、よくない経歴の意味で使われる。 **せんれつ**【戦列】[名]戦場に展開する隊列。また、スポーツ競技などで団結した組織。「――に加わる」「――をはなれる」 **せんれつ**【鮮烈】[形動]印象などが強烈であざやかなようす。「――な記憶[く]」↔鮮明 **せんれん**【洗練】[名・―スル]人[四]がらや趣味[礼]。や考えかたなどが、上品で神経がいきとどいていること。「――された言動」 **せんろ**【線路】[名]電車や列車が通る道。レール。 **せんろっぽん**【千六本・繊六本】[名]ダイコンやニンジンを細長く刻むこと。また、その刻んだもの。 <773> ・そいとげる そ **そ[素]** ①かざりけのない。また、生地のまま。②ものごとのもとになるもの。③ふだん。 [ソ・ス] ◎素質[そしつ] 素朴[そぼく]~簡素[かんそ] 質素[しっそ]~/素顔[すがお] 素性[すじょう] 素直[すなお] 素焼[すや]き②素材[そざい] 元素[げんそ] 要素[ようそ]、③素行[そこう] 平素[へいそ] 素面[しらふ] 素人[しろうと] 素寒貧[すかんぴん] 素麵[そうめん] 素[もと] **そ[祖](祖)** ●父母の親。②家系の初めの人。③ものごとをはじめておこなった人。「浄土宗の―」「近代文学の―」 ④もとにする。 [ソ] ◎祖父[そふ] 祖母[そぼ] 祖先[そせん] 先祖[せんぞ]②鼻祖[びそ]③祖師[そし] 開祖[かいそ]、元祖[がんそ]④祖述[そじゅつ] お祖父[じい]さん お祖母[ばあ]さん 国の祖[おや]・道祖神[どうそじん] **そ[組]** ●くみたてる。くみたて。▽もと、糸をよりあわせて編んだひもの意味。②「組合」の略。 [ソ] ◎組閣[そかく] 組織[そしき] 組成[そせい] 改組[かいそ]②労組[ろうそ] [くむ・くみ] 腕を組[く]む/組分[くみわ]け 番組[ばんぐみ] **そ[阻]** ①けわしい。また、けわしいところ。②さえぎる。じゃまをする。 [ソ] ④険阻[けんそ]②阻害[そがい] 阻隔[そかく] 阻止[そし] [はばむ] 行く手を阻[はば]む 阻[つ]い悪阻[つわり] **そ[租]** ●税金。②かりる。 [ソ] ◎租税[そぜい] 租庸調[そようちょう] 地租[ちそ] 免租[めんそ] 租界[そかい] 租借[そしゃく] **そ[粗]** ①あらっぽい。おおざっぱ。[精]・[密]・[細]②人にものをあげるときなど、へりくだった気持ちをあらわす語。とるにたりない。 [ソ] ②粗雑[そざつ] 粗製[そせい] 粗暴[そぼう] 粗野[そや]↔精粗[せいそ]②粗品[そしな] 粗茶[そちゃ] [あらい] 粗[あら]い網[あみ] 粗削[あらけず]り 粗筋[あらすじ] 粗紙[あらがみ] 粗目[あらめ] **そ[措]** あるべきところにおく。しまつする。② [ソ] ②措置[そち]②挙措[きょそ] 措[お]く **そ[疎]** ①まばらで、あいだがすいている。↔密②うとむ。親しくない。よそよそしい。[親]③おろそか。④ふさがっているものを通す。 [ソ] ①疎開[そかい] 疎密[そみつ] 過疎[かそ]②疎遠[そえん] 疎外[そがい] 疎隔[そかく] 親疎[しんそ]③疎略[そりゃく] 疎漏[そろう]⑤疎水[そすい] 疎通[そつう] [うとい]とむ 事情に疎[うと]い/友達に疎[うと]まれる **そ[訴]** ●裁判を起こして裁きを求める。②同情を引いて不満の解消を求める。 [ソ] ②訴訟[そしょう] 訴状[そじょう] 起訴[きそ] 告訴[こくそ]、②哀訴[あいそ] 愁訴[しゅうそ] [うったえる] 頭痛を訴[うった]える 越訴[えっそ] **そ[塑]** 土を練って、ものの形をつくる。 [ソ] 塑像[そぞう] 可塑性[かそせい] 彫塑[ちょうそ] **そ[礎]** 建物の土台の石。また、ものごとの根本。 [ソ] 礎材[そざい] 礎石[そせき] 基礎[きそ] 定礎[ていそ] [いしずえ] 会社の礎[いしずえ] **そ【祖】** →漢字項目を見よ。 **ぞ** [終助]念をおしたり教示したりする。「さあ、やるー」「しっかりやるんだー」 ②自分で確認[かくにん]する。「なんだか変だー」「これは困ったー」 **そあく【粗悪】** [形動]品物の材料やつくりかたがいいかげんで、品質が悪いようす。「――な紙」「一品」[類]劣悪[れつあく] **そあん【素案】** 計画などのもとになる考えかた。原案よりも前のものをいう。 **そいそしょく【粗衣粗食】** [四圏]そまつな衣服と食物。つましい生活。「―にたえる」 **そいつ【×其奴】** [代]三人称単数。少しはなれたものに対してにくしみや軽べつ、または親しみなどをこめて言い、人にもものにも使う。「―が悪いのだ」「―は楽しみだ」▽「そやつ」の変化した形。 **そいとげる【添い遂げる】** 望みどおり夫婦 そ <774> **そいね【添い寝】** 「そばに寄りそってねること。「赤ちゃんに―する」 **そいん【素因】** ①ある結果をもたらす、おおもとの原因。 ②ある病気にかかりやすい素質。 **そう[早]** 日・2画 全6画 早早早早 ●時間や時期がはやい。↔晩[ばん] ②急に。すぐに。 ソウ・サッ 早期[そうき], 早熟[そうじゅく] 早春[そうしゅん] 早朝[そうちょう] 早晩[そうばん] 尚早[しょうそう], ②早急[さっきゅう]/早速[さっそく] はやい・はやまる・はやめる 早い者勝ち[はやいものがち] 早起き[はやおき]/予定が早まる[よていがはやまる]/死期を早める[しきをはやめる] **そう[争](手)** ・5画 全6画 争争争争 相手とはりあって、あらそう。 ソウ 争議[そうぎ]、争奪[そうだつ] 争乱[そうらん] 競争[きょうそう] 戦争[せんそう] あらそう 先を争う[さきをあらそう] 言い争い[いいあらそい] **そう[走]** 走・0画 走走走走 ●かけてゆく。はしる。②にげる。 ソウ 走行[そうこう] 走者[そうしゃ] 走破[そうは] 競走[きょうそう] 力走[りきそう] ②脱走[だっそう] 逃走[とうそう] 敗走[はいそう] はしる 感情に走る[かんじょうにはしる] 先走る[さきばしる] **そう[奏]** 大・6画 全9画 奏奏奏奏 ◎天子に申しあげる。②楽器を鳴らす。③なしとげる。▼「秦(=国名)」「泰(=やすらか)」は別字。「◆「奏する」を見よ。 ソウ 奏上[そうじょう], 上奏[じょうそう]。②奏楽[そうがく] 奏者[そうしゃ] 演奏[えんそう] 合奏[がっそう] 伴奏[ばんそう] ③奏功[そうこう] かなでる フルートを奏でる[かなでる] **そう[相]** 目・4画 全9画 相相相相 日〔ソウ〕●目に見えるようす。ありさま。とくに、顔つき。「女難の―」②たがいに。ともに。また、前のものを受けて、次々に。 目〔ショウ」たすける。また、主君を助けて政治をおこなう人。大臣。 ソウ □①相好[そうごう] 真相[しんそう] 世相[せそう] 人相[にんそう] ②相応[そうおう] 相互[そうご], 相続[そうぞく] 相対[そうたい] 相談[そうだん] ショウ首相[しゅしょう] 蔵相[ぞうしょう] あい 相変わらず[あいかわらず] 相手[あいて] **そう【草]** 草草草草 ◎植物のくさ。②そまつな。③したがき。④ものの始まり。⑤書体の一つで、草書。→「草する」を見よ。 ソウ ②草原[そうげん] 草食[そうしょく]、草木[そうもく] 本草[ほんぞう] 野草[やそう] ②草庵[そうあん] 草堂[そうどう] ⓐ草案[そうあん] 草稿[そうこう] 起草[きそう] ④草創[そうそう] ⓑ楷行草[かいぎょうそう] **そう【送]** ・6画 送送送送 ◎人を見おくる。迎げいものをおくりとどける。↔受[じゅ] ソウ ②送迎[そうげい] 送辞[そうじ]、送別[そうべつ] 歓送[かんそう] ②送金[そうきん] 送電[そうでん] 送料[そうりょう] 放送[ほうそう] 輸送[ゆそう] 郵送[ゆうそう] おくる 荷物を送る[にもつをおくる] **そう[倉]** 人・8画 全10画 倉倉倉倉 ●穀物などをたくわえておくところ。くら。②あわてる。にわか。 ソウ ①倉庫[そうこ] 穀倉[こくそう] ②倉皇[そうこう] 倉卒[そうそつ] **そう[巣】(巣)** 木・7画 全11画 巣巣巣巣 鳥のすみか。す。また、すのようにかたまりになっているところ。②悪人などが、かくれひそんでいるところ。 ソウ ①営巣[えいそう] 病巣[びょうそう], 卵巣[らんそう] ②巣窟[そうくつ] す 巣立ち[すだち] 巣箱[すばこ] 空き巣[あきす] 古巣[ふるす] **そう[窓]** 穴・6画 全11画 窓窓窓窓 ◎家や乗り物の、まど。②「教室」のこと。 ソウ ②窓外[そうがい] 獄窓[ごくそう] 車窓[しゃそう] 深窓[しんそう] ②学窓[がくそう] 同窓[どうそう] まど 窓口[まどぐち] 小窓[こまど] 出窓[でまど] **そう 創]** 刂・10画 全12画 創創創創 ①きりきず。きずつける。②はじめてつくる。 ソウ ◎創痍[そうい]。創傷[そうしょう] ②創意[そうい], 創作[そうさく] 創立[そうりつ] 独創[どくそう] **そう [装】(裝)** 衣・6画 全12画 装装装装 ◎衣服などを身につける。よそおう。②美しくかざる。③そなえ、とりつける。 ソウ・ショウ 仮装[かそう] 服装[ふくそう]/装束[しょうぞく], 正装[せいそう] 衣装[いしょう] 装飾[そうしょく] 装身具[そうしんぐ] 外装[がいそう] <775> **そう[想]** 心・9画 全13画 想想想想 ◎心の中に思いうかべて考える。おもい。②アイデア。とくに、芸術作品や事業などについての案。「小説の―をめぐらす」「―を練る」 ソウ・ソ 想像[そうぞう] 想定[そうてい] 感想[かんそう] 予想[よそう]/愛想[あいそ] ②曲想[きょくそう] 構想[こうそう] 着想[ちゃくそう] **そう[層](層)** 尸・11画 全14画 層層層層 ①かさなり。また、重なりを数えることば。「―をなす」「大気の―」②地位や年齢などによる人々の区分。階級。「選手の―が厚い」 ソウ 層雲[そううん] 高層[こうそう]ビル 断層[だんそう] 地層[ちそう] ②階層[かいそう] 若年層[じゃくねんそう] 読者層[どくしゃそう] **そう[絵](總)** 糸・8画 全14画 総総総総 ●すべての。全部の。②合わせて一つにまとめる。③全体をすべおさめる。とりしまる。 ソウ ②総意[そうい], 総員[そういん] 総数[そうすう] ②総括[そうかつ] 総計[そうけい] 総合[そうごう] ③総裁[そうさい] 総統[そうとう] 総理[そうり] **そう[操]** ・13画 全16画 操操操操 ◎手にもって、うまくあつかう。あやつる。②ある考えをかたく守って変えない。みさお。 ソウ ●操業[そうぎょう] 操作[そうさ], 操縱[そうじゅう] 情操[じょうそう] 体操[たいそう] ②節操[せっそう] 貞操[ていそう] みさお 操を守る[みさおをまもる] あやつる 陰で操る[かげであやつる] 操り人形[あやつりにんぎょう] **そう[燥]** 火・13画 全17画 燥燥燥燥 かわく。かわかす。 ソウ 乾燥[かんそう] 高燥[こうそう] 焦燥[しょうそう], **そう[藻]** +・16画 全19画 藻藻藻藻 ①水中に生える草。も。②美しい詩や文。 ソウ ①藻類[そうるい] 海藻[かいそう] ②詞藻[しそう] 文藻[ぶんそう] も 海の藻屑[うみのもくず] 金魚藻[きんぎょも] **そう【双】(雙)** 又・2画 全・4画 双双双 二つでひと組みのもの。対。また、びょうぶなど、一対のものを数えることば。②かたを並べる。匹敵する。 ソウ ②双眼鏡[そうがんきょう] 双肩[そうけん] 双生児[そうせいじ] ②双璧[そうへき] 無双[むそう] ふた 双子[ふたご] 双葉[ふたば] **そう【壮】(壯)** 士・3画 全6画 壮壮壮壮 ●働きざかり。②元気で盛んである。③大きくて、りっぱである。 ソウ ②壮年[そうねん] 少壮[しょうそう], ②壮快[そうかい] 壮健[そうけん] 勇壮[ゆうそう] ③壮観[そうかん] 壮大[そうだい] 豪壮[ごうそう] **そう【荘】(莊)** +・6画 全9画 莊莊莊荘 いかめしい。おごそかな。②郊外に別に建てた家。別宅。③旅館・アパートなどの名の下につける語。「観月―」 ソウ ①荘厳[しょうごん] 荘重[そうちょう] ②山荘[さんそう] 別荘[べっそう] **そう【捜】(捜)** 扌・7画 全10画 搜搜搜搜 さがしもとめる。 ソウ 捜査[そうさ] 捜索[そうさく] さがす 職を捜す[しょくをさがす] **そう【挿](插)** ・7画 全10画 挿挿挿挿 あいだにさしはさむ。 ソウ 挿入[そうにゅう] 挿話[そうわ] さす 花を挿す[はなをさす] 挿絵[さしえ] **そう[桑]** 木・6画 全10画 桑桑桑桑 植物のクワ。 ソウ 桑園[そうえん] 桑田[そうでん] くわ 桑の実[くわのみ] 山桑[やまぐわ] **そう[掃]** ・8画 全11画 掃掃掃掃 ●ほうきで、ちりをはく。すっかり、はらいのける。とりのぞく。 ソウ 掃除[そうじ], 清掃[せいそう] ②掃滅[そうめつ] 一掃[いっそう] はく 庭を掃く[にわをはく] **そう[曹]** 日・7画 全11画 曹曹曹曹 ●役人。裁判官。また、軍人。②「曹達」のこと。 ソウ 曹長[そうちょう] 軍曹[ぐんそう] 兵曹[へいそう] 法曹[ほうそう] 陸曹[りくそう] ②重曹[じゅうそう] <776> **そう**[喪] 口・9画 全12画 ①なくす。②人[ひと]の死後[しご]、ある期間[きかん]、おこないをつつしみ、悲[かな]しみの気持[きも]ちをあらわすこと。も。▼「衷[ちゅう]」は別字[べつじ]。 ソウ 喪失[そうしつ] 喪心[そうしん] 沮喪[そそう] も 喪[も]に服[ふく]する 喪主[もしゅ] 喪中[もちゅう] 服喪[ふくも] 喪[もっ]しょう **そう**[葬] 艹・9画 全12画 死者[ししゃ]を土[つち]の中[なか]にうめる。ほうむる。 ソウ 葬儀[そうぎ] 葬祭[そうさい] 火葬[かそう] 埋葬[まいそう] 葬式[そうしき] ほうむる やみに葬[ほうむ]る **そう**[僧](僧) イ・11画 全13画 仏[ほとけ]の道[みち]にはいった人[ひと]。ぼうず。尼[あま]に対[たい]する。 ソウ 僧衣[そうい] 僧院[そういん] 高僧[こうそう] 小僧[こぞう] 僧侶[そうりょ] **そう**[遭] 辶・11画 全14画 めぐりあう。思[おも]いがけず、あう。 ソウ 遭遇[そうぐう] 遭難[そうなん] あう 災難[さいなん]に遭[あ]う **そう**[槽] 木・11画 全15画 おけ。また、おけのような形[かたち]をしたもの。 ソウ 歯槽[しそう] 水槽[すいそう] 貯水槽[ちょすいそう] 浴槽[よくそう] 槽[ふね] 馬槽[うまぶね] **そう**[霜] 雨・9画 全17画 ●寒[さむ]い夜[よる]、地面[じめん]に降[お]りるしも。②年月[ねんげつ]。 ソウ ①霜害[そうがい] 降霜[こうそう] 秋霜[しゅうそう] 晩霜[ばんそう] ②幾星霜[いくせいそう] しも 霜[しも]が降[お]りる 霜柱[しもばしら] 初霜[はつしも] 遅霜[おそじも] 霜降[そうこう] **そう**【漱】 辶・11画 全14画 うがいをする。▽「瀬[せ]」は別字[べつじ]。 ソウ 漱石[そうせき] 枕流[ちんりゅう] すすぐ 口[くち]を漱[すす]ぐ **そう**【騒】(騷) 馬・8画 全18画 みだれさわぐ。さわがしい。静[せい] ソウ 騒音[そうおん] 騒然[そうぜん] 騒動[そうどう] 騒乱[そうらん] 物騒[ぶっそう] さわぐ 胸[むね]が騒[さわ]ぐ 大騒[おおさわ]ぎ **そう**[爽] 大・8画 全11画 さっぱりとして、さわやかなようす。 ソウ 爽快[そうかい] 爽気[そうき] 爽涼[そうりょう] 颯爽[さっそう] さわやか 爽[さわ]やかな秋晴[あきば]れ **そう**[惣] 心・8画 全12画 すべおさめる。▽人名[じんめい]などで、長男[ちょうなん]をあらわす語[ご]。多[おお]く、「総」に書[か]きかえる。 ソウ 惣領[そうりょう] **そう**[蒼] 艹・10画 全13画 ◎あお[あお]い色[いろ]。②草木[くさき]があおあお[あおあお]としげるようす。③あわ[あわ]てる。▽多[おお]く、「倉」に書[か]きかえる。 ソウ 蒼海[そうかい] 蒼穹[そうきゅう] 蒼空[そうくう] 蒼天[そうてん] 蒼白[そうはく] ②蒼生[そうせい] 鬱蒼[うっそう] 蒼惶[そうこう] 蒼卒[そうそつ] **そう**[聡](聴) 耳・14画 全17画 すぐれてかしこい。さとい。 ソウ 聡察[そうさつ] 聡智[そうち] 聡敏[そうびん] 聡明[そうめい] **そう**[綜] 糸・8画 全14画 とりまとめる。▽多[おお]く、「総」に書[か]きかえる。 ソウ 綜括[そうかつ] 綜合[そうごう] 綜理[そうり] **そう**[宗]→「しゅう」 **そう**【双】造語[ぞうご]漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **そう**【相/僧/想/層】→漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **そう**【沿う】[動]①長[なが]く続[つづ]くもののすぐわきをはなれずに進[すす]む。「線路[せんろ]に沿[そ]って歩[ある]く」 ②よりどころとなるものからはなれずに進[すす]む。「基本[きほん]方針[ほうしん]に沿[そ]った計画[けいかく]」 **そう**【添う】[動]①そばをはなれずに、つきしたがう。「影[かげ]のように―」 ②相手[あいて]の目的[もくてき]や期待[きたい]にぴったり合[あ]う。相手[あいて]の思[おも]いにかなう。「ご希望[きぼう]に添[そ]いかねます」↔背[そむ]く ③夫婦[ふうふ]になる。つれそう。「添[そ]われぬ縁[えん]」 **そう**【然う】[副]①そのように。そんなに。話[はな]し手[て]と聞[き]き手[て]がおたがいに知[し]っていることをさしていう。「なるべく―しなさい」「わたしは―思[おも]います」 ②「そう〜ない」の形[かたち]で、それほど・・・ない。思[おも]ったほど・・・ない。「はたで見[み]るほど―楽[らく]ではない」 [感]①相手[あいて]のことばなどにうなずいたり、問[と]いかえしたりする気持[きも]ちをあらわす。「―、そのとおり」「お兄[にい]ちゃん、―?」 ②過去[かこ]のことを、前[まえ]からそれを思[おも]っていたかのように急[きゅう]に思[おも]いだして発[はっ]することば。「―、子供[こども]のころ母[はは]からこんな話[はなし]を聞[き]きました」▼ふつう、かな書[が]き。 **そうは問屋が卸さない** そんなにうまく、思[おも]いどおりにいくものではない。▽もと、そんなに安[やす]い値段[ねだん]では、問屋[とんや]は品物[しなもの]を卸[おろ]し売[う]りしないということ。 **ぞう**[造] 辶・7画 全10画 ①ある技法[ぎほう]で、ものをこしらえる。つくる。 <777> [類]作[さく] ②いたる。いきつく。③あわただしい。 ソウ 造花[ぞうか] 造成[ぞうせい] 偽造[ぎぞう] 製造[せいぞう] 創造[そうぞう] ②造詣[ぞうけい] ③造次[ぞうじ] つくる 酒[さけ]を造[つく]る 荷造[にづく]り 造酒[みき] 国造[くにのみやつこ] 伴造[とものみやつこ] **ぞう**[像] イ・12画 全14画 ①ものの形[かたち]。神[かみ]や人[ひと]・動物[どうぶつ]などの形[かたち]をまねてつくったり、えがいたりしたもの。「聖母[せいぼ]マリアの―」②光線[こうせん]が屈折[くっせつ]したり反射[はんしゃ]したりして生[しょう]じるものの形[かたち]。「網膜[もうまく]上[じょう]に―を結[むす]ぶ」 ゾウ 画像[がぞう] 肖像[しょうぞう] 銅像[どうぞう] 仏像[ぶつぞう] 映像[えいぞう] 虚像[きょぞう] 残像[ざんぞう] 実像[じつぞう] 想像[そうぞう] 像[かたち] **ぞう**[増](増) 土・11画 全14画 ①数量[すうりょう]が多[おお]くなる。ふやす。↔減[げん] ②おどりたかぶる。つけあがる。 ゾウ ①増進[ぞうしん] 急増[きゅうぞう] 倍増[ばいぞう] 増減[ぞうげん] 増加[ぞうか] ②増上慢[じょうじょうまん] 増長[ぞうちょう] ます 人口[じんこう]が増[ま]す 割増[わりま]し ふえる・ふやす 水[みず]かさが増[ふ]える/人数[にんずう]を増[ふ]やす **ぞう**[憎](僧) 忄・11画 全14画 にくむ。ねたみきらう。↔愛[あい] ゾウ 憎悪[ぞうお] 愛憎[あいぞう] にくむ・にくい 悪[あく]を憎[にく]む/憎[にく]い敵[てき] 憎々[にくにく]しい にくらしい・にくしみ 小憎[こにく]らしい/憎[にく]しみの目[め] 生憎[あいにく] **ぞう**[贈](贈) 貝・11画 全18画 ものをおくりあたえる。 ゾウ・ソウ 贈呈[ぞうてい] 贈与[ぞうよ] 贈賄[ぞうわい]/寄贈[きぞう] おくる 記念品[きねんひん]を贈[おく]る 贈り物[おくりもの] **ぞう**[蔵](藏) 艹・15画 全18画 [特] ①ものをしまっておく。また、人目[ひとめ]につかないようにかくしもつ。②くら。 [類]倉[そう] ゾウ ①蔵書[ぞうしょ] 貯蔵[ちょぞう] 秘蔵[ひぞう] 冷蔵[れいぞう] ②土蔵[どぞう] 宝蔵[ほうぞう] くら 蔵[くら]出[だ]し 穴蔵[あなぐら] 米蔵[こめぐら] 蔵[ぞう]す 蔵人[くろうど] 蔵王[ざおう] 無尽蔵[むじんぞう] 腹蔵[ふくぞう] **ぞう**[臓](臓) 月・15画 全19画 動物[どうぶつ]のからだの中[なか]のいろいろな器官[きかん]。はらわた。 ゾウ 臓器[ぞうき] 臓物[ぞうもつ] 五臓六腑[ごぞうろっぷ] 内臓[ないぞう] **ぞう**[象]→「しょう」 **ぞう**[雑]→「ざつ」 **ぞう**【象】[名]ゾウ科[か]の哺乳[ほにゅう]動物[どうぶつ]。現存[げんそん]の陸上[りくじょう]の動物[どうぶつ]の中[なか]で最大[さいだい]。長[なが]い鼻[はな]は手[て]のはたらきをする。草食[そうしょく]。アフリカ象[ぞう]とインド象[ぞう]の二種[にしゅ]がある。 **ぞう**【像】→漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **そうあい**【相愛】[名・スル]たがいに愛[あい]しあうこと。愛[あい]し、愛[あい]されること。「相思[そうし]―」 **そうあたり**【総当たり】[名]①参加[さんか]した人[ひと]やチームの全部[ぜんぶ]と試合[しあい]をすること。[類]リーグ戦[せん] ②くじ引[び]きで、空[から]くじがなく、全部[ぜんぶ]に何[なに]かが当[あ]たること。 **そうあん**【草案】[名]文章[ぶんしょう]の下書[したが]き。草稿[そうこう]。とくに、議会[ぎかい]にかけるもとになる案[あん]。「―を練[ね]る」[類]原案[げんあん]・たたき台[だい] **そうあん**【創案】[名・スル]いままでなかったことを、はじめて考[かんが]えだすこと。また、はじめての考[かんが]えや思[おも]いつき。[類]創意[そうい]・発案[はつあん] **そうあん**【草庵】[名]草[くさ]ぶきのそまつな家[いえ]。小[ちい]さな家[いえ]。「一人[ひとり]山中[さんちゅう]の―に住[す]む」 **そうあんぶんがく**【草庵文学】[名]中世[ちゅうせい]、世[よ]を捨[す]てて出家[しゅっけ]遁世[とんせい]した人[ひと]たちによる文学[ぶんがく]。隠者[いんじゃ]文学[ぶんがく]。「方丈記[ほうじょうき]」「徒然草[つれづれぐさ]」など。 **そうい**【相違】[名・スル]①二[ふた]つのものがたがいにちがっていること。ちがい。「意見[いけん]の―を生[う]む」[類]異同[いどう] ②「〜に相違[そうい]ない」の形[かたち]で、…にちがいない。…にまちがいない。「必[かなら]ず来[く]るに―ない」 **そうい**【創意】[名]新[あたら]しいものを考[かんが]えだすこと。新[あたら]しいくふう。「―工夫[くふう]」[類]創案[そうあん] **そうい**【僧衣】[名]僧[そう]の着[き]る衣服[いふく]。僧服[そうふく]。「そうえ」 **そうい**【総意】[名]すべての人[ひと]に共通[きょうつう]した考[かんが]え。全体[ぜんたい]の一致[いっち]した意思[いし]。「国民[こくみん]の―にもとづく」 **そういう**【然ういう】[連体]そんなふうな。そのような。「―話[はなし]は聞[き]いていない」 **そういくふう**【創意工夫】[名・スル]新[あたら]しく考[かんが]えだしたり、くふうしたりすること。「―をこらす」 **そういん**【僧院】[名]①僧[そう]が住[す]んでいる建物[たてもの]。てら。寺院[じいん]。 ②「修道院[しゅうどういん]」に同[おな]じ。 **そういん**【総員】[名]全体[ぜんたい]の人員[じんいん]。全員[ぜんいん]。「一八[じゅうはち]〇名[めい]―が参加[さんか]した大会[たいかい]」 **そういん**【宗因】[人名]→「にしやまそういん」 **ぞういん**【増員】[名・スル]人数[にんずう]をふやすこと。人数[にんずう]がふえること。「―要求[ようきゅう]」「スタッフを―する」 **そううつびょう**【躁鬱病】[名]興奮[こうふん]した状態[じょうたい]と憂鬱[ゆううつ]な状態[じょうたい]が、交互[こうご]にあらわれてくりかえす精神病[せいしんびょう]。 **そううん**【層雲】[名]雲[くも]の種類[しゅるい]の一[ひと]つ。地上[ちじょう]二[に]㌔㍍以下[いか]にできる、水平[すいへい]に垂[た]れこめた霧[きり]のような下層雲[かそううん]。 **ぞうえい**【造営】[名・スル]神社[じんじゃ]・寺院[じいん]・宮殿[きゅうでん]などを建[た]てること。「本堂[ほんどう]を―する」[類]建造[けんぞう]・建設[けんせつ] 「つかいわけ」→「建築[けんちく]」を見[み]よ。 **ぞうえいざい**【造影剤】[名]X線[せん]撮影[さつえい]のとき、内臓[ないぞう]の状態[じょうたい]がはっきり写[うつ]るように、飲[の]んだり注射[ちゅうしゃ]したりする薬[くすり]。バリウム化合物[かごうぶつ]など。 **ぞうえき**【増益】[名・スル]ご利益[りやく]がふえること。また、ふやし加[くわ]えること。↔減益[げんえき] <778> **ぞうえん【造園】** 山庭園・公園・動物園などをつくること。「―業」 **ぞうえん【増援】** 人数をふやして、応援や加勢をすること。「一部隊」 **ぞうお【憎悪】** ひどくにくみ、きらうこと。「―の念をいだく」 **そうおう【相応】** 二つのものごとが、つりあいがとれて、ふさわしいこと。「年―の服装」「身分―な暮らし」 **そうおん【騒音】** さわがしい音。うるさいと感じる音。その人にとってじゃまな音。「―公害」 **そうおん【×宋音】** 日本漢字音の一つ。平安・鎌倉時代に禅僧などによって伝えられた、中国の宋・元気代の漢字音。「行灯」の「アン」、「和尚」の「オ」など。のちには、これを「唐音」と呼ぶことが多い。▽漢字音はほかに、漢音・呉音など。 **ぞうか【造化】** 天地やそのあいだに存在するすべてのものを創造した神。造物主。 ②造物主によってつくられたすべてのもの。天地や自然など。「―の妙」 **ぞうか【造花】** 紙・布・ビニールなどで、花の形に似せてつくった人工の花。つくりばな。↔生花 **ぞうか【増加】** あとから数量がふえること。また、数量をふやすこと。「―の一途をたどる」「人口がーする」↔減少 **ぞうか【雑歌】** 和歌の分類で、歌集の部立ての一つ。「万葉集」では挽歌・相聞歌以外の、旅行・儀礼や宴会の歌などをふくむ。「古今集」以後は、四季・恋以外の歌をいう。 **そうかい日【壮快】** 元気があって、見ていて気持ちがいいようす。「―なスケーティング」 **そうかい【総会】** 団体を構成する全員によって開かれる会合。団体の意思を決定する最高議決機関。「生徒―」「株主―」 **そうがい【霜害】** 霜のために農作物や樹木が受ける損害。 **そうかい(滄海)変へんじて桑田となる** →「そうそう(滄桑)の変」 **そうかいや【総会屋】** 株主総会に出席して、いやがらせをしたり、議事進行に協力したりして、会社からかねをとることを職業とする人。 **そうがかり【総掛かり】** 全員で協力して一つのことをすること。総動員、また、総攻撃。「―で準備する」 ②全部の費用。総計。 **そうかく【総画】** 一つの漢字の画数の合計。「―数順に並べる」 **そうがく【奏楽】** 音楽を演奏すること。また、演奏する音楽。 **そうがく【総額】** 全部を合計した金額。「―一千億円の工事」 **そうかくさくいん【総画索引】** 漢和辞典などで、すべての漢字を総画数順に並べた索引。 **そうかつ【総括】** 別々のものを、全体を見通して一つにまとめること。「―的な意見」「―質問」 **そうかつ【総轄】** 全体をまとめてとりしまること。「庶務を―する」 **そうかな【草仮名】** 草書体の万葉仮名。ひらがなのもとになった字体。 **そうか(爪牙)に掛かる** 悪人のたくらみの犠牲となる。 <779> **ぞうきん【雑巾】** [名]ふきそうじ用の布。「―がけ」 **そうく【走狗】** [名]人の手さきになって動きまわる人を軽べつしていうことば。「経営者側の―となった組合員」▽狩りに使われるイヌのことから。 **そうく【痩軀】** [名]やせたからだ。「長身―」 [同]痩身 **そうぐ【装具】** [名]戦闘や登山などで、装備として身につける道具。 **そうぐう【遭遇】** [名・スル]思いがけず出会うこと。不意に会うこと。「事件に―する」 **そうくずれ【総崩れ】** [名]組織全体ががたがたにくずれ、戦いなどに敗けること。「味方は―となる」 **そうくつ【巣窟】** [名]悪者[わるもの]や盗賊[とうぞく]などが、ひそかにかくれ住んでいるところ。かくれが。「悪の―」 [同]根城・巣 **そうけ【宗家】** [名]芸道の流派で、その芸を正しく伝えてきた中心となる家。また、一族の中心となる家。「茶道の―」 [類]家元 [対]本家 **ぞうげ【象牙】** [名]ゾウの上あごのきば。かたくてきめが細いため、印鑑[いんかん]や彫刻[ちょうこく]などの細工[さいく]物などの材料として珍重された。 > **象牙の塔** 現実ばなれした、また、現実から逃避した学者の研究態度や大学の研究室。 **そうけい【早計】** [名・形動]はやまった考えや計画。軽率[けいそつ]に判断を下すこと。「その結論は―だ」 **そうけい【総計】** [名・スル]全部を足して合計すること。総合計。 [同]総掛かり・通算 [対]小計 **そうげい【送迎】** [名・スル]行く人を見送り、来る人をむかえること。おくりむかえ。「―バス」 **ぞうけい【造形・造型】** [名・スル]いろいろな材料を使って、形のあるものをつくること。 **ぞうけい【造詣】** [名]学問・芸術・技術などについての深い理解とすぐれた知識。「―が深い」 [類]学識・蘊蓄[うんちく] **ぞうけいげいじゅつ【造形芸術】** [名]いろいろな材料から、形のあるものをつくる芸術。建築・彫刻・絵画など。造形美術。 **そらけだつ【総毛立つ・寒気立つ】** [動]身の毛がよだつ。寒けをおぼえるほどおそろしくてぞっとする。「不意の物音に―」▽「さむけだつ」の変化した形。 **ぞうけつ【造血】** [名・スル]体内で血液をつくりだすこと。「―器官」 **ぞうけつ【増血】** [名・スル]体内の血液をふやすこと。「―剤」 **ぞうけつ【増結】** [名・スル]ある編成の列車に、さらに車両をつないでふやすこと。「途中の駅で二両―する」 [対]連結 **そうけっさん【総決算】** [名・スル]①ある期間のすべての収入と支出を計算すること。「今年度の―」 ②ものごとをしめくくること。「長年の研究の―」 **そうけん【双肩】** [名]①左右のかた。両かた。 ②責任や任務などをひきうけるところ。「将来を―にになう」「未来は若者の―にかかっている」 **そうけん【壮健】** [名・形動]からだがじょうぶで元気なこと。「ご―でなによりです」 [類]健全・健やか **そうけん【送検】** [名・スル]犯罪の容疑者や捜査上の書類や証拠[しょうこ]物件を、警察から検察庁へ送ること。「書類―」「犯人の身柄[みがら]を―する」 **そうけん【創見】** [名]これまでにない新しい意見。独創的な考え。 **そうけん【総見】** [名]すもうや芝居などで、後援[こうえん]団体などが興行[こうぎょう]を全員で見ること。総見物。 **そうげん【草原】** [名]いちめんに草が生えている野原。「くさはら」とも。「見わたすかぎりの―地帯」 **ぞうげん【増減】** [名・スル]ふやすことと減らすこと。また、ふえることと減ること。「人口の―」 [同]加減 **そうこ【倉庫】** [名]品物を貯蔵・保管するための建物。くら。「―業」 **そうご【相互】** [名]たがいにはたらきかけること。おたがい。「―理解」「―不信」 **ぞうご【造語】** [名・スル]①すでにあることばを組みあわせて、新しいことばをつくること。また、その新しいことば。「日本」と「人」から「日本人」を、「新」と「幹線」から「新幹線」をつくるなど。 <780> **そうこう【壮行】** [名]旅立つ人を祝ったりはげましたりして、盛大に見送ること。「―会」 **そうこう【走行】** [名・スル]自動車などが走ること。「―車線」「―距離」 **そうこう【奏効】** [名・スル]効き目や効果があらわれること。「新薬が―する」 **そうこう【奏功】** [名・スル]仕事が計画どおりに成功すること。功績をあげること。「犯人説得に―する」 **そうこう【草稿】** [名]文章の下書き。 [同]草案・原稿 **そうこう【装甲】** [名・スル]船体や車体などに、防弾[ぼうだん]のための鉄板を張ること。「―車」▽よろいやかぶとを身につけて、武装することから。 **そうこう【操行】** [名]日ごろのおこない。生活態度。「―点」 [類]素行・品行 **そうこう【霜降】** [名]二十四節気の一つ。一〇月二三日ごろ。寒露[かんろ]と立冬のあいだ。 **そうこう【然う斯う】** [副]あれやこれや。とやかく。「―するうちに夜が明けた」 **そうごう【総合・綜合】** [名・スル]さまざまなものを一つにまとめあわせること。「―雑誌」「―商社」 [同]総括 [対]分析 **そうごうげいじゅつ【総合芸術】** [名]文学・美術・音楽などの諸分野を総合した大規模な芸術。映画・演劇・オペラなど。 **そうこうげき【総攻撃】** [名・スル]全軍でいっせいに敵を攻撃すること。「―を開始する」 [類]総掛かり **そうごうだいがく【総合大学】** [名]いろいろな学部をそろえた大学。ユニバーシティー。 [対]単科大学 **そうこう(糟糠)の妻** 貧しいころから、粗食[そしょく]にたえてともに苦労してきた妻。 **そうごう(相好)を崩す** まじめな顔つきから、一転してにこにこする。▽「相好」を「そうごう」とは読まない。 **そうごぎんこう【相互銀行】** [名]無尽[むじん]会社から出発し、中小企業[きぎょう]をおもな対象として業務をおこなう金融機関。多くは一九九〇年から普通銀行になった。 **そうこく【相克・相剋】** [名・スル]対立する二つのものが、たがいに相手に勝とうとして争うこと。「理性と感情の―」 **ぞうごせいぶん【造語成分】** [文法]一つの単語が、意味の上から二つ以上に分けられるときの、その一つ一つ。たとえば、「紅梅」は「紅」と「梅」、「御飯」は「御」と「飯」の造語成分にそれぞれ分けられる。漢字は組みあわせによって熟語がつくれるので、一字一字が造語成分となる。また、接頭語や接尾[せつび]語も単独では使われず、意味を添えたり、品詞をきめたりする造語成分。「うち切る」「か細い」の「うち」「か」や、「春めく」「黄色っぽい」の「めく」「ぽい」など。 **そうごふじょ【相互扶助】** [名]たがいに助けあうこと。「―の精神」 **そうこん【早婚】** [名]ふつうより若い年齢で結婚すること。 [対]晩婚 **そうごん【荘厳】** [名・形動]①おごそかで、いかめしくりっぱなようす。「―な聖堂」「―にミサをおこなう」▽おもに、儀式[ぎしき]や建物などについて使う。 ②[名・スル]→「しょうごん」 **ぞうごん【雑言】** [名]いろいろな悪口を言うこと。「―を浴びせる」 [同]罵詈[ばり]― **そうさい【総裁】** [名]①銀行や政党など、団体や機関の責任者。「日銀の―」 ②明治維新政府で、三職の一つ。政務を総括[そうかつ]した。 **そうざい【総菜・惣菜】** [名]ふつうの食事のとき家庭で食べるような、ふだんのおかず。副食物。「―売り場」 **そうさく【捜索】** [名・スル]人の居場所[いばしょ]やもののありかを探しもとめること。「家宅―」「―隊」 **そうさく【創作】** [名・スル]①はじめてつくること。とくに、小説や芸術作品をつくりだすこと。また、つくられた作品。「―活動」「―舞踊」 [同]創造 ②つくりごと。うそ。「その話は彼の―だ」 **ぞうさく【造作】** [名・スル]①家を建てること。また、建物。 [同]普請 ②家の中のかざりや建具類。インテリア。「―にこった家」 ③顔のつくり。くだけた言い方。「―のはっきりした顔」「―をくずす(=大いに笑う)」 [同]目鼻立ち ▽「ぞうさ」と読めば別の語。 **そうさくいん【総索引】** [名]全集などの各巻にまたがる事項を検索できる索引。また、その書物に出ているすべてのことばの所在を示す索引。 **そうさ【捜査】** [名・スル]警察などが犯人をさがし、犯罪の証拠[しょうこ]などをとり調べること。「―の手がのびる」「公開―にふみきる」 **そうさ【操作】** [名・スル]①機械などを自由に動かすこと。「はしご車の―」「遠隔―」 ②かねや仕事を思いどおりに操[あやつ]って、うまく処理すること。「帳簿[ちょうぼ]を―する」 **ぞうさ【造作】** [名]①めんどうなこと。手がかかること。「―もない」「―をかける」「無―」 ②ごちそう。もてなし。古い言い方。「ご―にあずかる」▽「ぞうさく」と読めば別の語。 **そうさせん【走査線】** [名]テレビなどで、画像を構成する点を順に連ねた線。線の多いほど、像ははっきりとあざやかになる。 **ぞうさつ【増刷】** [名・スル]あとから印刷部数をふやすこと。すりまし。ましずり。「五〇〇〇部―する」 **ぞうさない【造作ない】** [形]たやすい。簡単である。「造作なく解ける問題」 **そうざらい【総浚い】** [名・スル]習ったことを全部復習すること。とくに、演劇や音楽などで、公演の直前にする最終のけいこ。 **そうざん【早産】** [名・スル]予定より早く出産すること。 <781> **ぞうさん**【増産】[名・スル]生産高[せいさんだか]をふやすこと。「食糧[しょくりょう]の―をはかる」↔減産[げんさん] **ぞうざんうんどう**【造山運動】[名]褶曲[しゅうきょく]や断層[だんそう]などによって大規模[だいきぼ]な山脈[さんみゃく]や弧状[こじょう]列島[れっとう]ができ、地質[ちしつ]構造[こうぞう]が複雑[ふくざつ]になる地殻[ちかく]の変動[へんどう]。造山[ぞうざん]作用[さよう]。 **そうし**【草紙・草子・双紙・冊子】[名]①紙[かみ]をとじてつくった昔[むかし]の本[ほん]。冊子本[さっしぼん]。↔巻物[まきもの]・巻子本[かんすぼん] ②昔[むかし]の、かな書[が]きの物語[ものがたり]・日記[にっき]・随筆[ずいひつ]など。 ③中世[ちゅうせい]・近世[きんせい]の、挿絵[さしえ]入[い]りで大衆的[たいしゅうてき]な読[よ]み物[もの]。お伽草子[とぎぞうし]・浮世草子[うきよぞうし]・草双紙[くさぞうし]など。 **そうし**【創始】[名・スル]最初[さいしょ]にものごとを始[はじ]めること。「会社[かいしゃ]の―者[しゃ]」[類]草創[そうそう] **そうし**【荘子】[人名]生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。中国[ちゅうごく]、戦国[せんごく]時代[じだい]の思想家[しそうか]。名[な]は周[しゅう]。孟子[もうし]と同時代[どうじだい]の人[ひと]。老子[ろうし]とともに道家[どうか]の代表[だいひょう]で、孔子[こうし]らの儒家[じゅか]思想[しそう]に対立[たいりつ]し、自由[じゆう]でしぜんな生[い]きかたを説[と]いた。その教[おし]えを伝[つた]える書物[しょもつ]を「荘子[そうし]」という。 **そうじ**【相似】[名・スル]①たがいに似[に]ていること。[類]酷似[こくじ] 「つかいわけ」→「類似[るいじ]」を見[み]よ。 ②数学[すうがく]で、大[おお]きさはちがうが、形[かたち]はまったく同[おな]じであること。記号[きごう]は「∽」。「―形[けい]」 **そうじ**【送辞】[名]送別[そうべつ]のあいさつ。とくに卒業式[そつぎょうしき]で、在校生[ざいこうせい]から卒業生[そつぎょうせい]におくることば。↔答辞[とうじ] **そうじ**【掃除】[名・スル]ちりをはらい、よごれをとってきれいにすること。「大[おお]―」[類]清掃[せいそう] **ぞうし**【増資】[名・スル]会社[かいしゃ]が資本金[しほんきん]をふやすこと。また、ふやした資本金[しほんきん]。「近[ちか]く―する予定[よてい]」↔減資[げんし] **そうしき**【葬式】[名]死者[ししゃ]をほうむるときの儀式[ぎしき]。とむらい。「―を出[だ]す」[類]葬儀[そうぎ]・葬礼[そうれい] **そうじき**【掃除機】[名]ちりやほこりを吸[す]いとって、きれいにする道具[どうぐ]。「電気[でんき]―」 **そうししばい**【壮士芝居】[名]明治[めいじ]二〇年代[ねんだい]、壮士[そうし]と呼[よ]ばれた青年[せいねん]たちが、自由[じゆう]民権[みんけん]思想[しそう]を広[ひろ]めるために始[はじ]めた政治劇[せいじげき]。新派[しんぱ]芝居[しばい]に発展[はってん]する。壮士[そうし]劇[げき]。 **そうじしょく**【総辞職】[名・スル]関係者[かんけいしゃ]がみんなそろって、その職[しょく]を辞[や]めること。とくに、総理[そうり]大臣[だいじん]以下[いか]、国務[こくむ]大臣[だいじん]全員[ぜんいん]が辞[や]めることをいう。「内閣[ないかく]―」 **そうしそうあい**【相思相愛】[名・スル]おたがいに恋[こい]しあい愛[あい]しあうこと。「二人[ふたり]は―の仲[なか]だ」 **そうした**[連体]そういった。そのような。そういう。「―考[かんが]えでは困[こま]る」 **そうしつ**【喪失】[名・スル]心[こころ]の中[なか]などでたいせつにしているものをなくすこと。「自信[じしん]を―する」 「つかいわけ」→「紛失[ふんしつ]」を見[み]よ。 **そうして**【然うして】→「そして」 **そうじて**【総じて】[副]全体[ぜんたい]として。だいたいまとめると。「―この組[くみ]の生徒[せいと]はまじめだ」[類]概[おおむ]ね **ぞうじてんぱい**【造次顛沛】[連語]わずかの時間[じかん]。とっさの場合[ばあい]や危険[きけん]のせまった場合[ばあい]にいう。「―もおろそかにしない」▽「造次[ぞうじ]」は、つかの間[ま]、「顛沛[てんぱい]」は、つまずきたおれること。 **そうじまい**【総仕舞い】[名・スル]①全部[ぜんぶ]を済[す]ませること。 ②全部[ぜんぶ]を売[う]りきること。また、全部[ぜんぶ]を買[か]いきること。「在庫[ざいこ]品[ひん]―」[類]シリーズ▼「仕舞[しま]い」は当[あ]て字[じ]。 **そうしゃ**【壮者】[名]元気[げんき]盛[さか]んな働[はたら]きざかりの人[ひと]。「―をしのぐ大[だい]活躍[かつやく]」[類]壮年[そうねん]。 **そうしゃ**【走者】[名]①陸上[りくじょう]競技[きょうぎ]で、走[はし]る人[ひと]。「駅伝[えきでん]の第二[だいに]区[く]の―」 ②野球[やきゅう]で、塁[るい]に出[で]た人[ひと]。ランナー。「―一掃[いっそう]の三塁打[さんるいだ]」 **そうしゃ**【掃射】[名・スル]機関銃[きかんじゅう]などを、左右[さゆう]になぎはらうように続[つづ]けざまに撃[う]つこと。 **そうじゅ**【送受】[名]送[おく]ることと受[う]けること。送[そう]信[しん]と受信[じゅしん]。「電話[でんわ]の―器[き]」 **そうしゃ**【操車】[名・スル]電車[でんしゃ]やバスなどの車両[しゃりょう]の入[い]れかえや編成[へんせい]などをすること。「―場[じょう]」「―係[がかり]」 **そうしゅう**【相州】→「さがみ」 **そうしゅう**【爽秋】[名]さわやかでここちよい秋[あき]。手紙文[てがみぶん]などに使[つか]う。「―の候[こう]」▽文章語[ぶんしょうご]。 **そうじゅう**【操縦】[名・スル]①航空機[こうくうき]や機械[きかい]などを自由[じゆう]に動[うご]かすこと。「―士[し]」 ②人[ひと]や人[ひと]の集団[しゅうだん]を思[おも]いどおりに動[うご]かすこと。「夫[おっと]を―する」▽「操従[そうじゅう]」は誤[あやま]り。「縦[じゅう]」は、ほしいままに、思[おも]いどおりにという意味[いみ]。 **ぞうしゅう**【増収】[名・スル]収入[しゅうにゅう]や収穫[しゅうかく]がふえること。また、ふえた収入[しゅうにゅう]や収穫[しゅうかく]。「米[こめ]の―が見[み]こめる」↔減収[げんしゅう] **ぞうしゅうわい**【贈収賄】[名]わいろをおくることと受[う]けとること。 **そうじゅく**【早熟】[名・形動]①果実[かじつ]や穀物[こくもつ]が季節[きせつ]より早[はや]く熟[う]れること。[類]わせ↔晩熟[おくて] ②年齢[ねんれい]に比[くら]べて心身[しんしん]の成長[せいちょう]が早[はや]く、ませていること。「―な少女[しょうじょ]」↔おくて **そうしゅつ**【創出】[名・スル]ものごとを新[あたら]しくつくりだすこと。[類]創造[そうぞう] **そうしゅん**【早春】[名]春[はる]の初[はじ]めのころ。はるさき。三月[さんがつ]初[はじ]めごろをいう。[類]初春[しょしゅん]↔晩春[ばんしゅん] **そうしょ**【双書・叢書】[名]同[おな]じような種類[しゅるい]の本[ほん]を、同[おな]じ形式[けいしき]でひとまとめにして出版[しゅっぱん]したもの。「文芸[ぶんげい]―」[類]シリーズ **そうしょ**【草書】[名]漢字[かんじ]の書体[しょたい]の一[ひと]つ。行書[ぎょうしょ]をさらにくずしたもので、続[つづ]けて早[はや]く書[か]ける。歴史的[れきしてき]には、隷書[れいしょ]を簡略化[かんりゃくか]してできた書体[しょたい]。→「表[ひょう]に示[しめ]した漢字[かんじ]の書体[しょたい]」 **ぞうしょ**【蔵書】[名・スル]書物[しょもつ]を自分[じぶん]のものにすること。また、自分[じぶん]のものとして持[も]っている本[ほん]。「―家[か]」 **そうしょう**【宗匠】[名]「師匠[ししょう]」の改[あらた]まった言[い]い方[かた]。和歌[わか]・俳句[はいき]・連歌[れんが]・茶道[さどう]などの先生[せんせい]。 **そうしょう**【創傷】[名]切[き]ったり、突[つ]いたりしてできたからだの傷[きず]。 **そうしょう**【総称】[名・スル]同[おな]じ種類[しゅるい]のものをまとめていうこと。また、まとめた呼[よ]び名[な]。「バレーボールやサッカーなどを―して球技[きゅうぎ]という」 **そうじょう**【奏上】[名・スル]天皇[てんのう]・上皇[じょうこう]に申[もう]しあげること。古[ふる]い言[い]い方[かた]。[類]上奏[じょうそう]▽皇后[こうごう]に対[たい]しては「啓上[けいじょう]」を使[つか]う。 <782> **そうじょう** [相乗] [名] [スル] 二つ以上の数量をかけあわせること。また、その値[あたい]。▽「相剰」は誤り。 **そうじょう** [僧正] [名] 仏教で、僧の最高の地位。以下、僧都・律師[りっし]の順。また、僧正には大僧正・僧正・権僧正の三階級がある。 **そうじょう** [騒擾] [名] [スル] さわぎをひき起こして、社会の秩序を乱すこと。「―事件」「一罪」 **ぞうしょう** [蔵相] [名] 「大蔵大臣」のこと。 **そうじょうこうか** [相乗効果] [名] 二つ以上のものが同時に作用することによって、それぞれの合計よりもはるかに大きな効果をあげられること。相乗作用。 **そうじょうのじん** [宋襄の仁] [故事] 無用の情けをかけること。▽宋の襄公は楚[そ]との戦いで、敵の陣形が整わないうちにせめるのは君子でないとして、相手の準備ができてからせめたため、敗れてしまった。 **そうじょうへんじょう** [僧正遍昭] [人名] →「へんじょう」 **そうしょく** [装飾] [名] [スル] 美しく見えるようにかざりたてること。また、かざりつけたもの。「室内―」 **そうしょく** [僧職] [名] 僧としての職務。また、僧という職業。「―にある身」 **ぞうしょく** [増殖] [名] [スル] ふえて多くなること。とくに、生物などがふえること。「細胞が―する」 **ぞうしょくどうぶつ** [草食動物] [名] 草を主食とする動物。[対]肉食動物 **そうしん** [送信] [名] [スル] 電波によって伝えたい信号を送ること。「―機」 [類] 発信 [対] 受信 **そうしん** [喪心・喪神] [名] [スル] 気を失うこと。「―状態」 [類] 失神・気絶 ②気がぬけること。はりあいがなくなること。 **そうしん** [総身] [名] からだ全体。全身。「そうみ」とも。「―の力をこめる」 [類] 渾身[こんしん] **そうしん** [痩身] [名] やせて細いからだ。「―法」 [類] 痩軀[そうく] **ぞうしん** [増進] [名] [スル] 力や勢いが増してよい状態になること。「食欲―」 [類] 増強 [対] 減退 **そうしんぐ** [装身具] [名] 指輪やブローチなど、からだや衣服につけるかざり。アクセサリー。 **そうず** [挿図] [名] 「挿絵[さしえ]」に同じ。 **そうず** [僧都] [名] 仏教で、僧職の階級の一つ。僧正に次ぐ位。 **そうすい** [総帥] [名] 全軍をまとめ率いる人。総大将。「―の指揮下」 **ぞうすい** [増水] [名] [スル] 川などの水かさがふえること。[対]減水 **ぞうすい** [雑炊] [名] 魚や野菜などをまぜて、みそやしょうゆで味つけしたかゆ。 **そうすう** [総数] [名] 全体の数。「敵の―三万」 **そうすかん** [総すかん] [名] みんなからきらわれること。俗な言い方。「―をくう」▽「総好かん」という意味から。 **そうする** [奏する] [サ変] 楽器をかなでる。演奏する。「琵琶[びわ]を―」 ②うまくいく。効果がある。「人工呼吸が功を―」 ③天皇に申しあげる。奏上する。 **そうする** [草する] [サ変] 草稿を書く。また、下書きをつくる。「一文を―」 **ぞうする** [蔵する] [サ変] 中にしまっておく。保存する。所蔵する。「―書物は数万」 **そうせい** [早世] [名] [スル] 若いうちに死ぬこと。早死にすること。 [類] 夭折[ようせつ] **そうせい** [早成] [名] [スル] 早くできあがること。また、早く成熟すること。 [類] 早熟 [対] 晩成 **そうせい** [創製] [名] [スル] 商品などをはじめてつくりだすこと。「当社―の菓子[かし]」 **そうせい** [叢生・簇生] [名] [スル] 草木がむらがって生えること。▽「簇生」を「ぞくせい」と読むのは慣用読み。 **そうぜい** [総勢] [名] まとまった人全体。全員。また、全部の軍勢。全軍。「一五万」 **ぞうせい** [造成] [名] [スル] 人手をくわえて使える状態につくりあげること。「宅地―」 **ぞうぜい** [増税] [名] [スル] 税金を高くすること。 [対] 減税 **そうせいき** [創世記] [名] 旧約聖書の第一巻。天地創造に関する話をしるしてある。▽「創世紀」は誤り。 **そうせいじ** [双生児] [名] ふたご。「一卵性―」 **そうせき** [僧籍] [名] 僧や尼[あま]としての身分。「―にはいる」 **そうせきうん** [層積雲] [名] 雲の種類の一つ。地上二キロメートル以下の低いところにできる、灰色の下層雲。冬に多く見られる。 **そうせきちんりゅう** [漱石枕流] [故事] 「石に漱[くちすす]ぎ流れに枕[まく]らす」に同じ。→「いし」 **そうせつ** [創設] [名] [スル] 施設などを新しくつくること。「大学を―する」 [類] 創立・設立・開設 **そうせつ** [総説] [名] [スル] 全体をまとめて説明すること。また、まとめた説。 [類] 各説 [対] 総論 **そうぜつ** [壮絶] [名] [形動] 動きわめて勇ましいこと。「―な最期[さいご]をとげる」 [類] 壮烈・凄絶[せいぜつ] **ぞうせつ** [増設] [名] [スル] 設備などをあらたにふやすこと。「新校舎を―する」 **そうぜん** [騒然] [形動] 事件などが起きて人々がさわがしくするようす。また、何かが起こりそうな、おだやかでないようす。「停電で地下街は―としている」「物情[ぶつじょう]―たる世の中」 **そうぜん** [蒼然] [形動] 色があせて古めかしいようす。「古色―」 ②日が暮れかかってうすぐらいようす。「―たる暮色」 ③あおい色をしたようす。「顔色―」 **ぞうせん** [造船] [名] [スル] 船をつくること。「一所」 **そうせんきょ** [総選挙] [名] 議員や委員の全員を一度に選ぶこと。国会では、とくに衆議院選挙をいう。 **そうそう** [早早] [副] さっさと。はやばやと。「―に退散する」「―に返信をありがとう」 ②そうなってすぐに。「新年―いやな話ですまない」「家に帰る―」 **そうそう** [草草・匆匆] [名] 手紙の最後に書くあいさつのことば。とり急ぎ走り書きで書いたことをわびる気持ちをあらわす。 [類] 不一・敬具 ▽初めに「前略」と書いた場合に、対応させて使う。 <783> ・そうだち **そうそう** [草創] [名] ものごとをやり始めたころ。「-期の雑誌」 [類] 創始・創業・草分け▽「草」も「創」も、はじめのこと。 **そうそう** [葬送] [名] [スル] 死者をとむらい、見送ること。「――行進曲」 [類] 野辺の送り **そうそう** [錚錚] [形動] 人物がとくにすぐれているようす。「―たる顔ぶれが並ぶ」▽もと、耳に快くひびく金属音や琴[こと]のさえた音のこと。 **そうそう** [然う然う] [副] [「そうそう〜ない」の形で] それほどまでには…ない。そうたびたびは…ない。「―待てはしない」「―思いどおりにはならない」 [感] 相手の言うことに賛成する気持ちをあらわす。そのとおりだ。「―、きみの言うとおりだ」 ②忘れていたことを思い出したときに発することば。そういえば。「―、宿題があるんだった」 **そうぞう** [創造] [名] [スル] これまでになかったものを、はじめてつくりだすこと。「天地―」「―力」 [類] 創作 [対] 模倣 **そうぞう** [想像] [名] [スル] 実際に見ていないことを心に思いえがくこと。「―の世界に遊ぶ」「―力」 > [使]い[分]け 想像・空想・夢想・妄想 > どれも実際にはないことを頭の中にえがくこと。「想像」は、経験をもとにして、まだ知らない、わからないことをたぶんこうだろうと思いえがく。「彼の心中を想像する」。「空想」「夢想」は、根拠のないことを実際にあるかのように心の中で思いえがくこと。「空を飛ぶことを空想する」。「妄想」は、病的な原因で生じる思いこみ。事実や理屈に合わなくても、平気でそれを信じているもの。「被害妄想」。 **そうぞうしい** [騒騒しい] [形] 物音や事件などが多くて落ち着かない。さわがしい。「―世の中」 **そうそうのかわ** [滄桑の変] [故事] 世の中の移りかわりの激しいこと。 [類] 滄海変じて桑田となる・桑田変じて滄海となる▽クワ畑が青海原[あおうなばら]に変わる。また、大海が干上がってクワ畑となるという意味から。「滄桑」は「滄海桑田」の略。 **そうそく** [総則] [名] 全体に通じるきまり。おおもとになる法則。 [類] 通則 [対] 細則 **そうぞく** [相続] [名] [スル] 死んだ人の財産・権利・義務などを親族などがうけつぐこと。「―税」「父の遺産を―する」 [使]い[分]け→「継承」[読]をみよ。 **そうそくふり** [相即不離] [故事] 二つのものが区別できないほど、とけあって一体となること。「―の関係にある」 **そうそつ** [倉卒・草卒・卒] [形動] あわただしいこと。とつぜんなこと。「―の間[かん]にきめる」 **そうそふ** [曾祖父] [名] 祖父母の父。ひいじいさん。[対]曾祖母 **そうそぼ** [曾祖母] [名] 祖父母の母。ひいばあさん。[対]曾祖父 **そうそん** [曾孫] [名] 孫の子。ひまご。ひいまご。 **そうだ** [操舵] [名] [スル] かじを操[あやつ]って、船目的地に進めること。「―手」 **そうだ** [助動] [意味] 伝聞・様態「富士山が美しいそうで楽しみだ」「彼は弁護士になったそうだ」(伝聞)。「いかにもうれしそうだった」「むずかしそうで途方[とほう]に暮れた」「おいしそうに水を飲む」「今にも泣きそうなようす」「よさそうならもっと買おう」(様態)。▽また、「そう」の形もある。「うまそう」「晴れそうね」 [接続] 伝聞は、活用語の終止形に付く。様態は動詞・助動詞の連用形、形容詞・形容動詞および助動詞「たい」「ない」の語幹に付く。「あしたは晴れるそうだ」(伝聞)。「あしたは晴れそうだ」(様態)。助動詞「ない」や形容詞「よい」の語幹に、様態の「そうだ」が付く場合は、「さ」をはさむ。「ここにはなさそうだ」「よさそうだ」 [活用] 特殊型。▷巻末「活用表」参照。[参考]文語「そうな」が変化してできたもの。「そうな」は今も用いる。 **そうたい** [早退] [名] [スル] 学校や会社を、きまった時刻より早く帰ること。はやびけ。 **そうたい** [相対] [名] [スル] 向きあっていること。 ②他との関係や比較によって、そのものが成り立つこと。「―評価」「―的」 [対] 絶対 **そうたい** [総体] [名] 全体。そのものすべて。「規約の―」 ②「総合体育大会」の略。「高校―」 [副] だいたいのところ。「―にレベルが上がっている」 ②もともと。「―むりな話だ」 **そうだい** [壮大] [形動] 規模がとても大きくて堂々としたようす。「―な計画」「―なながめ」 [類] 雄大 **そうだい** [総代] [名] 式典などで、関係者全員の代表。「卒業生―」 **ぞうだい** [増大] [名] [スル] ふえて、しぜんに大きくなること。「不安のー」「―する需要」 [対] 減少 > [使]い[分]け 増加・増大 > 「増加」は、おもに具体的な数や分量についていう。「人口の増加」。「増大」は、おもに抽象的なものにいう。「不安の増大」。 **そうたいせいりろん** [相対性理論] [名] 物理法則が特別な形で成り立つような、絶対静止座標系の存在を否定する原理にもとづく理論で、アインシュタインが確立した。等速直線運動をする座標系の相対性のみを考える特殊相対性理論と、回転運動など加速度をもつ座標系もあつかう一般相対性理論がある。 **そうたいてき** [相対的] [形動] そのものの存在を、他との関係や比較によってとらえるようす。「―な意味」「―に評価する」→絶対的 **そうだち** [総立ち] [名] [スル] 興奮のあまり、全員がいっせいに立ちあがること。「満場―となる」 <784> **そうたつ** [宗達] [人名] →「たわらやそうたつ」 **そうだつ** [争奪] [名] [スル] 争ってうばうこと。「優勝杯[はい]―戦」 **そうだん** [相談] [名] [スル] 問題を解決するために、人の意見を聞いたり、話しあったりすること。「いつでもーにのる」「身の上―」 **そうだんずく** [相談尽く] [名] よく相談しあってきめること。 **そうち** [送致] [名] [スル] 送りとどけること。法律で、関係書類や被告[ひこく]人などを検察庁や裁判所などに送ること。 **そうち** [装置] [名] [スル] 機械や器具などをとりつけること。また、とりつけた機械や器具。「冷房―」 ②「舞台装置」の略。演劇で、照明や大道具・小道具など。 **ぞうちく** [増築] [名] [スル] 家などを新しく建てますこと。たてまし。「校舎の―」「子供部屋を―する」 **そうちゃく** [早着] [名] [スル] 列車や航空機などが、予定の時刻より早く着くこと。[対]延着 **そうちゃく** [装着] [名] [スル] 身につけること。また、器具などをとりつけること。 **そうちょう** [早朝] [名] 朝の早いころ。あけがた。「ーマラソン」 [類] 早暁・払暁[ふつぎょう] **そうちょう** [荘重] [形動] ふんいきなどがいかめしく重々しいようす。「―な儀式[ぎしき]」「音楽がーにひびく」 [類] 厳粛[げんしゅく] **そうちょう** [総長] [名] ある機関の全体を管理する責任者。「事務――」「検事――」 ②総合大学の最高責任者。「東大―」 [類] 学長 **ぞうちょう** [増長] [名] [スル] しだいに、つけあがること。調子に乗っていばること。「ますますーしてわがままになる」 **そうちょうたい** [宋朝体] [名] 活字の書体の一つ。中国、宋代の活字をまねたもので、縦長で肉が細い楷書体。 [突] 「表「活字の書体」」 **そうで** [総出] [名] みんなそろって出ること。「家じゅうーで大そうじ」 **そうてい** [壮丁] [名] 成年に達した男子。古い言い方。▽もと、二〇歳になって徴兵[ちょうへい]検査を受ける者という意味。 **そうてい** [送呈] [名] [スル] 人にものを送り、さしあげること。「師に本を―する」 **そうてい** [装丁・装幀] [名] [スル] 本の外装。箱・カバー・表紙などのくふうやデザイン。 ②本をとじて表紙をつけること。 **そうてい** [想定] [名] [スル] 場面や状況をかりにきめること。「高層ビルからの出火を―した訓練」 **ぞうてい** [贈呈] [名] [スル] 品物などをさしあげること。改まった言い方。「記念品の―」 [使]い[分]け→「進呈」を見よ。 **そうです** [助動] 「そうだ」のていねいな言い方。 **そうてん** [争点] [名] 争いごとの中心となるところ。「訴訟[しょう]のー」 **そうてん** [装塡] [名] [スル] 弾丸[たま]やフィルムなどを本体の中につめこんで使えるように準備すること。 **そうでん** [相伝] [名] [スル] 親から子へ代々伝え、うけついでいくこと。「一子―の宝」 [類] 伝来 **そうでん** [送電] [名] [スル] 発電所から電気を送ること。「一線」 **そうでんへん** [桑田変じて滄海となる] →「そうそう(滄桑)の変」 **そうと** [壮図] [名] 大がかりでりっぱな計画。「宇宙旅行のー」 **そうと** [壮途] [名] 希望に満ちた勇ましい門出[かどで]。「―を祝う」「―につく」 **そうとう** [双頭] [名] 頭が二つあること。また、支配者・実力者が二人いること。「―の鷲[わし]」「―政治」 **そうとう** [争闘] [名] [スル] 争いたたかうこと。 [類] 闘争 **そうとう** [相当] [名] [形動] [スル] あてはまること。また、程度や地位などにあってふさわしいこと。「重役―の待遇」「彼に―した仕事」 [類] 該当・相応 [副] [形動] ふつうよりも程度が上であるようす。かなり。「これは―きつい仕事だ」「バッティングだけでなく、守備も―なものだ」 **そうとう** [掃討] [名] [スル] 残っている敵を、すっかりうちはらってしまうこと。「―作戦」 **そうとう** [想到] [名] [スル] いろいろ考えた末に思いあたること。ようやくのことで思いいたること。 **そうとう** [総統] [名] [スル] 政治や軍隊の全体をまとめ、管理すること。また、その最高の官職にある人。「ヒトラーー」 [類] 総督 **そうどう** [草堂] [名] 草ぶきの家。また、自分の家のへりくだった言い方。 **そうどう** [騒動] [名] 大勢の人々がさわぎたてること。 [関] 騒乱 ②事変や事件が起こること。「米一! ③権力争い。もめごと。「お家―」 **ぞうとう** [贈答] [名] [スル] おくりもののやりとりをすること。「―品」 **そうどういん** [総動員] [名] [スル] 全員を動かして、ことしにあたらせること。「―で一気に仕事をかたづける」 [類] 総掛かり **そうとうしゅう** [曹洞宗] [名] 禅宗の一派。鎌倉時代、道元[どうげん]が中国から伝え、地方の武士や農民に広まった。座禅を重んじる。本山[ほんざん]は永平寺と総持寺。 **そうとく** [総督] [名] 植民地などで、政治や軍事のすべてを監督すること。また、その人。 **そうなめ** [総嘗め] [名] [スル] 勢いが全体をおおいつくすこと。「村を―にした大火」 ②競技などで、対戦相手を全部負かすこと。「出場チームをーにする」 **そうなん** [遭難] [名] [スル] 山や海などで、命にかかわるような事故にあうこと。「冬山の一者」 **ぞうに** [雑煮] [名] 野菜や肉などのはいったしるに、もちを入れた料理。関西ではみそ仕立て、関東では澄まし仕立てのものが多い。正月を祝って食べる。 **そうにゅう** [挿入] [名] [スル] あいだや中にさしこむこと。はさみこみ。「一句―する」 <785> ・そうまくり **そうねん** [壮年] [名] 三〇代から五〇代ぐらいまでの働きざかりのころ。 [類] 中年・盛年 **そうねん** [想念] [名] 心の中に思いうかぶ考え。「おそろしい―にとらわれる」 **そうは** [走破] [名] [スル] きめられた道のりを走りとおすこと。「マラソンで、四二・一九五キロを―する」 **そうば** [相場] [名] 商品の、そのときどきの値段。 [類] 市価・時価 ②世間一般の考えかたや評価。「江戸っ子は気が短いものとーがきまっている」 [類] 通念 ③実際の品物ではなく、株券などを値段の上がり下がりに応じて売買し、その差額をもうける取り引き。「―に手を出す」「一師」 **ぞうはい** [増配] [名] [スル] 株式の配当や物資の配給量をふやすこと。[対]減配 **そうはく** [蒼白] [形動] 寒さやおそろしさなどのため、血の気がひいて顔色が青白くなるようす。青ざめたようす。「顔面―となる」 **そうはく** [糟粕] [名] 酒のかす。よいところをとったあとの不用物。「古人の―をなめる(=独創性がない)」 **そうはつ** [双発] [名] エンジン(発動機)が二つついていること。また、その飛行機。「一機」 [対] 単発 **そうはつ** [総髪] [名] 昔の男性の髪形の一つ。前髪をそらず、髪全体を後ろになでつけて垂らしたり、結んだりする形。 **ぞうはつ** [増発] [名] [スル] 列車・電車・バス・航空機などの運行回数をふやすこと。「年末年始の―便」 **ぞうはん** [造反] [名] [スル] 組織や体制を内部から批判すること。「―分子」 [類] 謀叛[むほん] **そうび** [装備] [名] [スル] 登山や戦闘のために、身じたくをしたり、必要な物品を準備したりすること。また、その身じたくや準備したもの。 **そうひょう** [総評] [名] [スル] 全体についての批評。まとめの批評。 [類] 概評 [名] 「日本労働組合総評議会」の略。一九五〇年に結成し、八九年に解散した労働組合の全国組織。現在は、ほぼ「連合」に移行した。 **そうびょう** [宗廟] [名] 祖先の霊[たましい]をまつる神社。みたまや。とくに、皇室の祖先をまつるやしろ。 **そうびょう** [躁病] [名] 躁鬱病[そううつびょう]で、躁の状態(=気分がはしゃぐ状態)にあること。[対]鬱病 **ぞうひょう** [雑兵] [名] 身分の低い兵士。また、会社や組織の中で地位の低い者。▽「ぞうへい」と読むのは誤り。 **そうふ** [送付] [名] [スル] 品物や書類などを送りとどけること。改まった言い方。「書類を―する」 **ぞうふ** [臓腑] [名] 内臓全体。はらわた。 [類] 臓物[ぞうもつ]▽五臓と六腑のこと。 **ぞうふく** [増幅] [名] [スル] 電流や電波の振幅[しんぷく]を大きくすること。また、いかりなどの感情がいっそう大きくなること。「―器」 **ぞうぶつ** [贓物] [名] 犯罪行為によって不当にえた財物。贓品。 **ぞうぶつしゅ** [造物主] [名] 天地万物[ばんぶつ]をつくった者。神。 **そうへい** [僧兵] [名] 寺が養っていた兵力。平安末から室町時代にかけて、とくに延暦寺や興福寺のものに勢力があった。 **ぞうへいきょく** [造幣局] [名] 大蔵省の付属機関の一つ。貨幣を鋳造する。▽紙幣は大蔵省印刷局でつくる。 **そうへき** [双璧] [名] どちらがすぐれているかきめられない、二つのすぐれたもの。「日記文学のー」▽一対の玉という意味から。「双壁」は誤り。 **そうべつ** [送別] [名] [スル] 旅行や転任などで、遠いところへ別れていく人を送ること。「一会」 **ぞうほ** [増補] [名] [スル] 前に出した書物の不じゅうぶんなところを補うこと。「―改訂版」 **そうほう** [双方] [名] あちらと、こちら。関係・対立している両方。「―の意見を聞く」 **そうほう** [奏法] [名] 楽器を演奏する方法や技法。「ギターのー」 **そうぼう** [僧坊・僧房] [名] 寺院の中にある、僧が日常住む家。 [類] 坊舎 **そうぼう** [双眸] [名] 二つのひとみ。両眼。 **そうぼう** [相貌] [名] 顔かたち。「異様な―」 ②ものごとのようす。「―を呈[てい]する」 **そうぼう** [蒼氓] [小説] 一九三五年。石川達三が第一回芥川賞を受賞した小説。昭和初年にブラジルへ移住する人々の、船旅や移植後の生活をルポルタージュ風にえがく。▽「蒼氓」は、人民・民草[たみくさ]のこと。 **ぞうぼう** [像法] [名] 仏教で、釈迦の死後を三つの時期に分けたうちの第二期。正しい教えがおこなわれた正法[しょうぼう]ののちの千年間をさす。信仰が形式化して正しい修行ができず、悟りもえられない。像法時。 **そうほん** [草本] [名] 「草」の植物学上の呼び方。「多年生―」 [対] 木本[もくほん] ②したがき。 [類] 草稿 **ぞうほん** [造本] [名] [スル] 書物の装丁・印刷・製本など。本づくり。 **ぞうほん** [蔵本] [名] しまってある本。所蔵する書籍。 [類] 蔵書 **そうほんけ** [総本家] [名] いちばんおおもとの本家。宗家。 **そうほんざん** [総本山] [名] 宗派のいちばん中心となって、それをまとめる寺。各本山の上に位置する。 [対] 末寺 ②ものごとをまとめる、おおもと。 **そうまくり** [総捲り] [名] [スル] 全部をとりあげて、紹介・解説・批評すること。「新人選手―」 <786> **そうまとう**[走馬灯][名]かげ絵のしかけをした回り灯籠[どうろう]。「―のように思い出がかけめぐる」 **そうみ**[総身][名]からだじゅう。全身。「大男―に知恵が回りかね」 **そうみん**[僧旻][名]「みん」 **そうむ**[総務][名]全体の事務を処理する仕事。また、事務を処理する人。「会社の一部」 **ぞうむし**[象虫][名]ゾウムシ科の昆虫をまとめた呼び方。頭部がゾウの鼻のようにつき出ている。 **そうむしょう**[総務省][名]国の行政機関の一つ。基本的な国の行政と地方自治の制度の管理運営と、通信・放送・郵政などを扱う。また、特定の府省で行えない事務も行う。長は総務大臣。 **そうむちょう**[総務庁][名]旧行政機関。総理府に属し、各省庁の人事や組織についての行政事務を総括した。 **そうめい**[聡明][名]理解が早くて深いようす。かしこくてすぐれているようす。「―な生徒」[同]利発 ▽もと、耳や目がさといという意味から。 > 「つかいわけ」→「利口[りこう]」を見よ。 **そうめいきょく**[奏鳴曲][名]→「ソナタ」 **そうめつ**[掃滅][名]相手をほろぼしつくすこと。「ゲリラをーする」「―作戦」 **そうめん**[索麵・素麵][名]小麦粉をこね、糸のように細長く切ってかわかしたもので、ゆでて食べる。軽くさっぱりしているので、夏に好まれる。▽「さくめん」の変化した形。[かぞえ方]把[わ]・束[たば] **ぞうもつ**[臓物][名]はらわた。とくに、食用にするニワトリ・ウシ・ブタなどの内臓。もつ。 **そうもん**[相聞][名]「万葉集」の部立ての一つ。もとは「問いかわす」という意味で、多くは男女のあいだの歌。「古今集」以降の恋の部にあたる。 **そうもん**[桑門][名]僧。沙門[しゃもん]。 **ぞうよ**[贈与][名]人に金品をおくりあたえること。「―税」 > **つかいわけ** 贈与・寄付・寄贈・提供ほか 「贈与」は、個人が個人に財産などをあげること。とくに一部を分けあたえるときは「分与」という。「財産分与を請求する」。「寄付」「寄贈」は、組織や団体に金品をおくること。「母校に蔵書を寄贈する」。公式に資格や賞をあたえるときは「授与」、薬を患者にあたえるときは「投与」。役立ててもらうために資金や技術や知識などをさし出すことを「提供」。「情報提供者」。困難や社会に対して、働いたり助力したり、新知識を加えたりして役立つことをするのが「寄与」。「教育界に寄与する」。 **そうよう**[搔痒][名]かゆいこと。「―感」「隔靴[かっか]―」 **そうらん**[争乱][名]武力争いが起こって、世の中が乱れること。「―罪」[類]騒動・騒擾[そうじょう] **そうらん**[騒乱][名]さわぎが起こって、世の中が混乱すること。 **そうらん**[総覧・綜覧][-スル]①全体にわたって目を通すこと。[類]通覧 ②関連事項をひとまとめにした書物や表など。 **そうり**[総理][名]①「内閣総理大臣」の略。 ②全体を統一し、管理すること。「国務を―する」 **ぞうり**[草履][名]わらやゴムなどでつくったはきもの。はなおを指にひっかけてはくが、げたのような歯はない。「わら―」▽常用漢字表付表の語。 **そうりだいじん**[総理大臣][名]「内閣総理大臣」のこと。首相・総理。 **ぞうりょう**[増量][名]分量や重さがふえること。また、ふやすこと。[対]減量 **そうりょうじ**[総領事][名]外国で、自分の国の通商と在留民の保護にあたる領事の最高位。 **そうりょく**[総力][名]もっているかぎりの力。あらゆる方面の力。「―を結集する」「―戦」 **そうりん**[叢林][名]①樹木のしげった林。 ②僧たちが集まっているところ。とくに、禅寺[ぜんでら]。▼「叢」は、むらがること。 **ぞうりん**[造林][名]苗木を植えて、森林をつくること。 **そうりつ**[創立][名]会社や学校などを、はじめて設立すること。「―者の銅像」「―百周年」[同]創設・創建 **ぞうりとり**[草履取り][名]武家に仕え、主人のはきものを持って供をした下男。「―から出世する」 **そうりふ**[総理府][名]旧行政機関。内閣総理大臣を長とし、各省の事務の調整や、どの省でもあつかわない仕事をおこなった役所。二〇〇一年、省庁の再編成により分割された。 **ぞうりむし**[草履虫][名]ゾウリムシ科の原生動物。水たまりなどに発生し、細胞分裂によってふえる。ぞうりの形をしているのでいう。 **そうりょ**[僧侶][名]出家[しゅっけ]して一生を宗教活動にささげる人。坊さん。僧。「天台宗の―」 **そうりょう**[送料][名]金品を、郵便などで送るときにかかる料金。送り賃。「―は当方で負担します」 **そうりょう**[総量][名]全体の分量や重量。 **そうりょう**[総領][名]兄弟姉妹の中でいちばん年上の者。とくに、長男・長女。「―息子」「これが―の光江です」[同]跡取り▽あとをつぎ、家をまとめおさめる者という意味から。 > 総領の甚六 長男・長女はたいせつに育てられるので、世間知らずのぼんやり者が多い。 **ソウル**[名]①たましい。精神。 ②黒人霊歌と、リズムを強調したブルースから発展した音楽。「ソウルミュージック」の略。「soul」 **ソウル**[名]大韓民国の首都。李朝より以来の都。 <787> ・そがものが **そうるい** [藻類] [名] ワカメなどの海藻や、真水に生えるアオミドロなどの藻[も]をまとめた呼び方。下等な植物で、光合成はおこなうが、花は咲かない。 **そうれい** [壮麗] [形動] 規模が大きくりっぱで、美しく整っているようす。「―な王宮」 **そうれい** [葬礼] [名] 「葬式」の改まった言い方。 **そうれつ** [壮烈] [形動] 非常に勇ましくて激しいようす。「―な死をとげる」「―な戦い」 **そうれつ** [葬列] [名] 死者を墓地まで送る人の列。また、告別式に出席した人の列。 **そうろ** [走路] [名] 陸上競技で、走者が走る道。コース。「―妨害」 **そうろう** [候] [助] 「あり」「いる」のへりくだった言い方。また、ていねいな言い方。ます。ございます。▽歴史的かなづかいでは「さうらふ」と書く。 **そうろう** [蹌踉] [形動] 足もとがふらついて、よろよろするようす。「砂漠を―とさまよう」 **そうろうぶん** [候文] [名] 「…です」「…ます」の代わりに、「…候[そうろう]」で文末をとめる、ていねいな文語文体。鎌倉時代から昭和の初めごろまで、手紙の文体として広く使われた。 **そうろん** [争論] [名] [スル] 言いあらそうこと。議論をたたかわすこと。いさかい。 [類] 論争 **そうろん** [総論] [名] 全体にわたる論。「―賛成、各論反対」 [対] 各論 **そうわ** [挿話] [名] 文章や談話のあいだにはさみこむ、本すじとは直接関係のない短い話。エピソード。 **そうわ** [総和] [名] 全体の数量を加えあわせたもの。合計。 [類] 総計 **ぞうわい** [贈賄] [名] [スル] わいろをおくること。「―罪」 [対] 収賄 **そうわき** [送話器] [名] 電話機の、音波を電流の振動に変える装置。[対]受話器 **そえがき** [添え書き] [名] [スル] 手紙の終わりに書きたすこと。 [類] 追っ手書き ②書画や文書などに、その由来などを書いて、そえておくこと。 **そえぎ** [添え木] [名] 草木などがたおれないように、支柱として木をそえること。また、支柱とする木。 ②骨折部分を保護し、固定する板。 [類] 副木 **そえじまたねおみ** [副島種臣] [人名] 一八二八—一九〇五年。幕末・明治期の政治家。佐賀藩士。明治維新政府の外交で活躍したが、征韓論に敗れて政府をはなれ、民選議院設立建白書の提出に加わった。のちに内務大臣などをつとめる。 **そえじょう** [添え状] [名] 使者やおくりものにそえてやる手紙。添書[てんしょ]。 **そえもの** [添え物] [名] 主となるものにつけそえたもの。おまけ。 **そえる** [添える・副える] [下二] そばにつけくわえる。「手紙に俳句を―」 **そえん** [疎遠] [名] [形動] 長いあいだ、往来や文通がとだえて、親しみがうすらぐこと。「―になる」→親密 **ソーシャルダンス** [名] 社交ダンス。ソシアルダンス。social dance **ソーシャルワーカー** [名] 障害者・貧困家庭などの相談に応じ、援助をおこなうことを役目とする人。社会福祉士。social worker **ソース** [名] 味をひきたてるために料理にかける、液状の調味料。とくに、ウスターソース。「ミートー」「ホワイトー」 [名] でどころ。みなもと。「ニュースー」source | sauce **ソーセージ** [名] ウシやブタなどの腸に、香辛料などで味つけした肉をつめて水煮や薫製[くんせい]などにした食品。腸づめ。sausage **ソーダ** [名] 「炭酸ナトリウム」のこと。白色の粉末で、水によくとけてアルカリ性。ガラス・せっけんなどの原料。炭酸ソーダ。 ②「ソーダ水」の略。「クリームー」 ▽「曹達」と当てる。soda **ソーダすい** [ソーダ水] [名] 清涼飲料水の一つ。炭酸ガスをふくみ、あわが出る。香料や砂糖などを加えたものが多い。 **ソート** [名] [スル] 集めた数字や項目などのデータを、一定の基準によって並べかえること。sort **ソーラーカー** [名] 太陽光線をエネルギー源として走る自動車。solar car **ソーラーハウス** [名] 太陽熱を利用して、暖房や給湯[きゅうとう]のできる設備のある家。solar house **ゾーン** [名] 同じ性質をもった区域。地帯。範囲。「ストライクー」「―ディフェンス」zone **そかい** [租界] [名] 第二次世界大戦まで中国にあった、治外法権の外人居留地。現在はない。 **そかい** [疎開] [名] [スル] 空襲や災害からのがれるため、都市の住民が地方へ移り住むこと。「学童―」 **そがい** [阻害・阻碍・沮害] [名] [スル] さまたげること。じゃますること。「生産意欲を―する」 [類] 阻[はば]む **そがい** [疎外] [名] [スル] きらって仲間からのけものにすること。「―感」 [類] 疎遠 **そかく** [組閣] [名] [スル] 内閣を組織すること。 **そかく** [疎隔] [名] [スル] へだたりができて、親しみがなくなること。「感情の―を来[きた]す」 **そがのいるか** [蘇我入鹿] [人名] ?—六四五年。古代の政治家。蝦夷[えみし]の子。天皇家と争い、聖徳太子の子、山背大兄王[やましろのおおえのおう]を殺害したが、大化の改新で中大兄皇子[なかのおおえのおうじ]らに殺された。 **そがのうまこ** [蘇我馬子] [人名] ?—六二六年。古代の政治家。仏教興隆に尽力[じんりょく]し、排仏派の物部守屋[もののべのもりや]や崇峻[すしゅん]天皇を暗殺した。 **そがのえみし** [蘇我蝦夷] [人名] ?—六四五年。古代の政治家。馬子の子で、入鹿の父。父のあとを継ぎ、専制政治をおこない、天皇家と対立した。大化の改新で入鹿が殺されると、自宅に火を放ち自殺した。 **そがものがたり** [曾我物語] [物語] 一三四〇年ごろ。作者未詳。曾我十郎祐成[すけなり]と五郎時致[ときむね]のきょうだいのおいたちから、父の仇[あだ]を討つまでをしるした軍記物語。一〇巻、または一二巻。 <788> **そきゅう【訴求】** 広告などで、商品を買ってもらえるようにはたらきかけること。「―効果」 **そきゅう【×遡及・*溯及】** 過去にさかのぼって影響をおよぼすこと。▽「さっきゅう」は慣用読み。 **そく【束】** ①たばにする。たば。また、たばねたものを数えることば。②しばって自由をなくす。[ソク]①束髪・結束・二束三文・装束 ②束縛・拘束・約束[たば]束ねる・花束・札束[つか]束ねる・覚束ない・束子・束の間 **そく【足】** ①人や動物のあし。[脚]②あるく。③じゅうぶんにある。たりる。④おぎなう。たす。⑤はきもの一対を数えることば。[ソク]①足跡・足下・蛇足・土足・御足労・遠足・駿足 ③自給自足・不足・満足・充足 ④補足[あし]足音・足場・足早・駆け足・素足[たりる・たる・たす]満ち足りる/信用するに足る人物/用を足す・足し算[あがく]足掻く[たび]足袋[はだし]裸足[むかで]百足 **そく【則】** きまり。てほん。[ソク]規則・原則・罰則・反則・法則[すなわち]則ち[のっとる]則る[のりとする] **そく【側】** ①そば。かたわら。②一方のがわ。[ソク]①側近・側室 ②側壁・側方・側面・舷側・両側[かわ]時計の側・片側・向こう側[そば]側・そばめる・側用人・側迷惑 **そく【測】** ①長さ・広さ・深さなどをはかる。[量・計]②推定する。おしはかる。[ソク]①測定・測量・測候所・観測・実測 ②憶測・推測・予測[はかる]距離を測る **そく【息】** ①いき。呼吸。②いきる。③やすむ。④やめる。しずめる。⑤生まれふえたもの。こども。[ソク]①嘆息・窒息 ②消息・生息 ③安息・休息 ④息災・終息 ⑤息女・愚息・子息・利息[いき]息切れ・息苦しい・ため息[いぶき]息吹[みやすどころ]御息所[むすこ]息子 **そく【速】** ①スピードがはやい。↔遅②はやさ。[ソク]①速達・速度・速力・高速・早速 ②音速・時速・秒速・風速[はやい・はやめる]流れが速い/テンポを速める[すみやか]速やか[なにわ]浪速[はやみ]速水 **そく【即】** (卽) ①ぴったりとつく。②すぐに。その場で。「思いついたら―実行せよ」③そのまま。すなわち。「油断は―ミスにつながる」→「即する」を見よ。[ソク]①即位・即応・不即不離、②即座・即身成仏・即死・即席・即売・即刻[すなわち・つく]即ち/即く[そくぜくう]色即是空 **そく【促】** ①せきたてる。いそがせる。②あいだをつめる。[ソク]促進・催促・督促・促音[うながす]注意を促す[そっ]促る[そっ]促まる[こおろぎ]促織 **そく【足】** [造語]→漢字項目を見よ。 **そく【即】** [圏]→漢字項目を見よ。 **そぐ【削ぐ・殺ぐ】** ①さきをけずってとがらせる。「竹をそいでへらをつくる」②勢いを弱くする。「気勢を―」「興味をそがれる」 **ぞく【族】** ①同じ祖先から分かれたものの集まり。②同じ種類の仲間。[属][ゾク]①一族・家族・氏族・親族 ②貴族・斜陽族・種族[やから]族 **ぞく【属】** (屬) ①中心となるものにつきしたがう。②同じようなものの集まり。なかま。身うち。また、生物の分類で、「科」の下、「種」の上。「ユリ科のネギー」[族]→◆「属する」を見よ。[ゾク]①属性・属国・所属・専属・付属 ②金属・軍属・尊属[ぞく]属託・属望 **ぞく【続】** (續) [糸・7画 全13画][続][続] <789> **ぞく**[俗] イ・7画 全9画 ①ならわし。②世[よ]の中[なか]。また、世間[せけん]にありふれていて平凡[へいぼん]な。③品[ひん]が悪[わる]く、いやしい。「―な趣味[しゅみ]」↔雅[が] ④出家[しゅっけ]していない人[ひと]。「―にかえる」↔僧[そう] ゾク ①習俗[しゅうぞく] 風俗[ふうぞく] 民俗[みんぞく] ②俗化[ぞっか] 俗語[ぞくご] 俗事[ぞくじ] 俗説[ぞくせつ] 世俗[せぞく] ③俗悪[ぞくあく] 低俗[ていぞく] 卑俗[ひぞく] ④俗世[ぞくせ] 俗名[ぞくみょう] 還俗[げんぞく] ◆「俗[ぞく]に」を見[み]よ。 **ぞく**[賊] 貝・6画 全13画 ●ぬすびと。どろぼう。「―がおし入[い]る」②国[くに]や主人[しゅじん]に逆[さか]らう人[ひと]。反逆者[はんぎゃくしゃ]。「―を討[う]つ」 ゾク ①海賊[かいぞく] 山賊[さんぞく] 盗賊[とうぞく] ②賊軍[ぞくぐん] 賊臣[ぞくしん] 官軍[かんぐん] 賊兵[ぞくへい] 逆賊[ぎゃくぞく] 国賊[こくぞく] そこなう 烏賊[いか] 木賊[とくさ] **ぞく**【俗/続/賊】→漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **ぞく**【属】造語[ぞうご]漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **ぞくあく**【俗悪】[形動]低級[ていきゅう]で下品[げひん]なこと。「―な趣味[しゅみ]」 **そくい**【即位】[名・スル]君主[くんしゅ]・天皇[てんのう]が位[くらい]につくこと。「―式[しき]」[類]践祚[せんそ]↔退位[たいい] **そくいん**【惻隠】[名]困[こま]っている人[ひと]、悲[かな]しんでいる人[ひと]を見[み]て、かわいそうだと思[おも]い、同情[どうじょう]すること。「―の情[じょう]」▽「惻[そく]」も「隠[いん]」も、あわれむこと。文章語[ぶんしょうご]。 **ぞくうけ**【俗受け】[名]大衆[たいしゅう]の気[き]に入[い]ること。世間[せけん]一般[いっぱん]の評判[ひょうばん]をとること。「―をねらう」 **ぞくえい**【続映】[名・スル]映画[えいが]の上映[じょうえい]期間[きかん]をのばすこと。また、続[つづ]きものの映画[えいが]を上映[じょうえい]すること。 **ぞくえん**【続演】[名・スル]同[おな]じ芝居[しばい]を続[つづ]けて上演[じょうえん]すること。また、前[まえ]の芝居[しばい]の続編[ぞくへん]を上演[じょうえん]すること。 **そくおう**【即応】[名・スル]情勢[じょうせい]の変化[へんか]や相手[あいて]の動[うご]きをすぐに見[み]きわめて、それにふさわしい対応[たいおう]をすること。「時代[じだい]の流[なが]れに―した経営[けいえい]方針[ほうしん]」 **そくおん**【促音】[名]つまる音[おと]。「こっか(国家)」「にっし(日誌)」「きって(切手)」「ラッパ」など、かなの「っ・ッ」を小[ちい]さく書[か]いてあらわす。ふつう、あとにカ・サ・タ・パ行[ぎょう]の音[おと]がくる。 **そくおんびん**【促音便】[名]音便[おんびん]の一[ひと]つ。たとえば、動詞[どうし]の連用形[れんようけい]の語尾[ごび]の「い」「ち」「り」が、助詞[じょし]「て」や助動詞[じょどうし]「た」などにつながるとき促音[そくおん]に変[か]わる。「舞[ま]いて」が「舞[ま]って」、「持[も]ちて」が「持[も]って」、「売[う]りた」が「売[う]った」になるなど。ただし「売[う]りたい」「取[と]りたい」など、助動詞[じょどうし]「たい」に続[つづ]くときは音便[おんびん]をおこさない。このほかに、「どくけ(毒気)」が「どっけ」、「やはり」が「やっぱり」などもふくむ。▽ほかに、撥音便[はつおんびん]・イ音便[おんびん]・ウ音便[おんびん]がある。 **ぞくがら**【続柄】[名]→「つづきがら」 **ぞくぐん**【賊軍】[名]政府[せいふ]や朝廷[ちょうてい]にそむく軍勢[ぐんぜい]。 **ぞくけ**【俗気】[名]世間[せけん]的[てき]な名声[めいせい]や金銭[きんせん]にひかれる心[こころ]。ぞくっぽさ。ぞっけ。 **ぞくげん**【俗諺】[名]世間[せけん]一般[いっぱん]に広[ひろ]く使[つか]われていることわざ。[類]俚諺[りげん] **ぞくご**【俗語】[名]日常[にちじょう]使[つか]われる、くだけた話[はな]しことば。また、卑俗[ひぞく]なことば。スラング。[類]俗言[ぞくげん]↔雅語[がご] **そくざ**【即座】[名・副]その場[ば]ですぐ。「―の判断[はんだん]」「―に答[こた]える」 **そくさい**【息災】[名・形動]変[か]わったこともなく、元気[げんき]でいること。「無病[むびょう]―」[類]無事[ぶじ]・達者[たっしゃ] ▽もと、仏教語[ぶっきょうご]。仏[ほとけ]の力[ちから]で災[わざわ]いをしずめ、なくすこと。 **ぞくじ**【俗字】[名]漢字[かんじ]の正式[せいしき]な字体[じたい]ではないが、一般[いっぱん]に使[つか]われている字体[じたい]。「卆」を「卒」、「會」を「曽」と書[か]くなど、もとの字[じ]を簡単[かんたん]にしたものが多[おお]い。↔正字[せいじ] **ぞくじ**【俗事】[名]社会[しゃかい]生活[せいかつ]上[じょう]のわずらわしい用事[ようじ]。のがれることのできない、世間[せけん]のつきあいなどの雑用[ざつよう]。「―にわずらわされる」 **そくしつ**【側室】[名]身分[みぶん]の高[たか]い人[ひと]の正妻[せいさい]でない妻[つま]。そばめ。↔正室[せいしつ] **そくじつ**【即日】[名・副]その日[ひ]のうちに。当日[とうじつ]中[ちゅう]に。「―開票[かいひょう]」「証明書[しょうめいしょ]は―発行[はっこう]します」 **ぞくじ**【俗耳】**に入りやすい** 世間[せけん]の人[ひと]にうけいれられやすい。一般[いっぱん]の人[ひと]にわかりやすい。 **そくしゃ**【速写】[名・スル]写真[しゃしん]などを、すばやく写[うつ]すこと。 **そくしゃ**【速射】[名・スル]すばやく続[つづ]けて発射[はっしゃ]すること。「―砲[ほう]」 **ぞくしゅう**【俗臭】[名]俗[ぞく]っぽさ。いかにも俗世間[ぞくせけん]のものだという感[かん]じ。「―ふんぷん」 **ぞくしゅう**【俗習】[名]世間[せけん]一般[いっぱん]の習慣[しゅうかん]。世[よ]のならわし。 **ぞくしゅつ**【続出】[名・スル]次[つぎ]から次[つぎ]へとあらわれたり、起[お]こったりすること。「負傷者[ふしょうしゃ]―」 **そくじょ**【息女】[名]むすめ。とくに、身分[みぶん]ある人[ひと]の娘[むすめ]。また、人[ひと]の娘[むすめ]を敬[うやま]っていうことば。「ご―」 **ぞくしょう**【俗称】[名]①世間[せけん]での呼[よ]び名[な]。本名[ほんみょう]以外[いがい]に通用[つうよう]している名前[なまえ]。[類]通称[つうしょう] ②出家[しゅっけ]する前[まえ]の名前[なまえ]。また、死者[ししゃ]の生前[せいぜん]の名前[なまえ]。[類]俗名[ぞくみょう] **そくしん**【促進】[名・スル]ものごとがはかどるように努力[どりょく]したり、うながしたりすること。「販売[はんばい]を―する」[類]推進[すいしん] ▽「速進[そくしん]」は誤[あやま]り。 **そくし**【即死】[名・スル]事故[じこ]や事件[じけん]によって、その現場[げんじょう]ですぐ死[し]ぬこと。「交通[こうつう]事故[じこ]で―」 「つかいわけ」→「急死[きゅうし]」を見[み]よ。 **ぞくしん**【俗信】[名]昔[むかし]から世間[せけん]一般[いっぱん]に広[ひろ]く信[しん]じられている言[い]いつたえや信仰[しんこう]。「食[く]いあわせ」や「ひのえうま」など。[類]迷信[めいしん]・民間[みんかん]信仰[しんこう] <790> **ぞくせつ** [俗説] [名] 世間で広く言いつたえられている説。「―にまどわされるな」 **そくせん** [側線] [名] 鉄道などで、列車が往来する本線のわきに設けられた線路。引き込み線など。 ②魚類などで、からだの側面に一列に並んでいる感覚器官。水流や水圧を感じる。 **そくせんそっけつ** [速戦即決] [故事] 一気に勝敗や決着をつけてしまうこと。▽「即戦速決」は誤り。 **そくせんりょく** [即戦力] [名] あらためて訓練を受けなくても、すぐに戦ったり、活躍したりできる能力。「―となる選手」 **そくそく** [惻惻] [形動] あわれみ悲しむようす。身にしみて悲しみいたむようす。「―と胸を打つ」 **ぞくぞく** [続続] [副] あとからあとから、とぎれずに続くようす。ひっきりなしに。「―と到着する」「―申し出がある」 [類] 陸続と ②[副] [スル] からだがふるえるほど、感情が高ぶるようす。「―するほどの興奮」 ③熱などのために寒けがするようす。「風邪[かぜ]をひいたのか、背中が―する」 **そくたい** [束帯] [名] 昔、天皇や貴族の男性が、儀式のときに身につけた正式の服装。「衣冠[いかん]―」 **ぞくたい** [俗体] [名] 僧[そう]でない、ふつうの人の姿。 [対] 僧体・法体 ②風流でないようす。とくに、詩や和歌が通俗的なこと。 **そくたつ** [速達] [名] 「速達郵便」の略。特別料金をとって普通便よりはやく配達する。 **そくだん** [即断] [名] [スル] その場で決断すること。「―をせまる」「―即決」 **そくだん** [速断] [名] [スル] すばやく判断や決断をすること。「―を要する」 ②早まって判断すること。「―は失敗のもと」 **ぞくっぽい** [俗っぽい] [形] どこにでもありふれていて品がない。「―趣味」「―小説」 [類] 通俗的 **そくてい** [測定] [名] [スル] 器具や装置などを使って、長さ・重さ・速さ・温度などをはかること。「体力―」 [類] 測量 **そくてんきょし** [則天去私] [故事] 私心を捨てて天意に従うこと。▽夏目漱石の晩年の心境として知られる。ある種の諦観[ていかん]思想で、「明暗」はそれを作品化したものという。 **そくてんぶこう** [則天武后] [人名] 六二四—七〇五年。中国、唐の高宗の皇后。高宗の死後、子の中宗や睿宗[えいそう]を廃[はい]して、みずから即位、国号を周とし聖神皇帝と称した。また、則天文字をつくり、仏教を保護した。 **そくど** [速度] [名] ものの進む速さの度合い。一定の時間に移動する距離。「制限―」 **そくと** [賊徒] [名] どろぼうの仲間。また、時の政府や朝廷[ちょうてい]にそむく者たち。「―をたいらげる」 **そくとう** [即答] [名] [スル] その場ですぐに答えること。「―をさける」 **そくとう** [速答] [名] [スル] 間をおかずに、すばやく答えること。「質問に―する」▽その場で答えるかどうかに重点があり、[速答]は答えるのにかかる時間に重点がある。 **そくとう** [続騰] [名] [スル] 物価や相場などが、ひき続いて上がること。[対]続落 <791> **そくとうよう** [側頭葉] [名] 大脳半球のうち、左右両側に位置する部分。記憶・聴覚・言語などをつかさどる。 **そくどく** [速読] [名] [スル] 文字や本を速く読むこと。「一術」 **ぞくに** [俗に] [副] 世間で。ふつう一般に。「―言う、さるも木から落ちるのたとえさ」 **そくばい** [即売] [名] [スル] 展示会などに出品したものを、その場で直接売ること。「展示—会」 **そくばく** [束縛] [名] [スル] 制限を加えて自由をうばうこと。「親の―からにげだす」「因襲[いんしゅう]にーされる」[対]解放 > [使]い[分]け 拘束・束縛 > 「拘束」は、具体的な時間・場所において、行動の自由をしばること。「拘束時間」「身がらを拘束する」。「束縛」は、行動だけでなく、精神的なこと、感覚的なことについてもいう。「家庭の束縛」。 **そくはつ** [束髪] [名] 髪を束ねて結うこと。とくに、明治の中ごろに流行した、洋風の婦人の髪形。 **ぞくはつ** [続発] [名] [スル] 同じような事件や事故などが続いて起こること。「交通事故が―する」 [類] 多発・頻発 **そくばなれ** [俗離れ] [名] [スル] 世俗の欲をもっていないこと。世間ばなれ。「言うことが―している」 **そくひつ** [速筆] [名] 文章を書く速さがはやいこと。[対]遅筆 **ぞくぶつ** [俗物] [名] 名声や利益ばかりを求める心の貧しい人。「―根性」 [類] 俗人 **そくぶつてき** [即物的] [形動] 目に見えるものからはなれないで、ものごとを考えたり、表現したりするようす。とくに、物質的利益を重んじるようす。「―な言いかた」「もうけ第一の―な人間」 [対] 観念的 **そくぶん** [側聞・仄聞] [名] [スル] ちらっと耳にすること。人のうわさで間接的に聞くこと。「―するところによると」▽文章語。 **ぞくへん** [続編・続篇] [名] 小説・映画・演劇などで、前の作品の続きとしてつくられたもの。[対]本編・正編 **そくほう** [速報] [名] [スル] 事件や出来事をすばやく知らせること。また、その知らせ。「開票―」 **ぞくほう** [続報] [名] [スル] 前の知らせに続けて、報告や報道をすること。また、その報告や報道。「試合の模様を―する」 **そくみょう** [即妙] [形動] とっさにその場でうかぶうまい知恵。機転のきくこと。「当意―」 **ぞくみょう** [俗名] [名] 死んだ人の生前の名前。 [対] 戒名[かいみょう] ②僧[そう]が出家[しゅっけ]する前に名のっていた名前。「ぞくめい」とも。 [類] 俗称・俗姓 [対] 法名・戒名 **そくめん** [側面] [名] 立体の面のうち、上下を除いた横の面。「円筒の―」 ②ものごとの正面でなく、わきの方面。「―からの攻撃」「―援助」 ③さまざまな性質をもったもののうち、一つの面。「子ぼんのうな―もある」 **ぞくよう** [俗謡] [名] 民間で親しまれているはやり歌や小唄など。 [類] 俗曲[ぞっきょく] **ぞくらく** [続落] [名] [スル] 物価や相場などが、ひき続いて下がること。[対]続騰 **ソクラテス** [人名] 前四七〇—前三九九年。古代ギリシャの哲学者。対話を通して相手に自分の無知を自覚させ、真理と徳の探究に導こうとした。反対派に告発され、毒杯[どくはい]をあおいで死んだ。その説はプラトンらによって伝えられた。Sokrates **そくりょう** [測量] [名] [スル] 土地の高さ・面積・位置などを測り、図面などにあらわすこと。「航空―」「―技師」 **ぞくりょう** [属領] [名] ある国の支配下に置かれている領土。「フランスの―」 [類] 植民地 **そくりょうせん** [測量船] [詩集] 一九三〇年。三好達治の詩集。おしつぶされそうな個人と強力な現実の支配者とのあいだにあって、詩人として生きる実感をとらえようとした。 **そくりょく** [速力] [名] 乗り物などの進む速さ。「―を増す」「全―で走る」 [類] 速度 **そくろう** [足労] [名] →「ごそくろう」 **ぞくろん** [俗論] [名] 世俗にうけるような、くだらない議論やいいかげんな意見。「―を排除する」 **そぐわない** [動] 見こまれることにぴったりと合わない。つりあわない。「実情に―」「書名に―内容の本」 **そけいぶ** [鼠蹊部] [名] もものつけ根の内側の部分。恥骨の両側。 **そげき** [狙撃] [名] [スル] 銃[じゅう]や弓で、ねらいうつこと。「犯人を―する」「―部隊」 **ソケット** [名] 電球などをねじこみ、電線につなぐ受け口。差しこみ型もある。socket **そげる** [殺げる・削げる] [下一] けずりとったようになる。また、しぜんにけずられる。「そげたほお」 **そこ** [底] [名] 入れものやくぼんだものの、もっとも低い部分。「なべの―をさらう」「海の―」 ②奥深くて、外からわからない部分。「心の―」 ③ものごとの限界。「―が知れない」 **底が浅い** 内容に深みがない。実力などがそれほどでもない。 **底が割れる** 本性や話の結末やすじが、相手に見やぶられてしまう。 **底を突く** たくわえなどがすっかりなくなる。 [類] 底を叩[たた]く **底をはたく** 中にあるものをすべて出しきる。「財布[さいふ]の―」 **そこ** [其処・其所] [代名] 相手のいる場所や、その近辺など、相手も自分もわかる、またはわかっているところをさすことば。「今―へ行くよ」「―のえんぴつをくれ」 ②自分も相手もわかっている少しはなれた場所をさすことば。「―の左側です」▽「すぐそこだよ」などの場合、相手が知らない場所であっても、「そこ」と表現することによって、たやすくわかることを意味している。 ③相手が言ったことや、理解していることなどをさすことば。そのこと。「―をなんとか」「―が問題だ」 <792> **そこへ持って来て** [接続] そのうえさらに。▽都合の悪いことが重なるときにいう。「輸出が年々減少し、―国内需要がのびない」 **そご** [祖語] [名] 同系統に属するいくつかの言語で、分化する前のもとになると見なされる言語。共通の祖先にあたる言語。基語。▽イタリア語・フランス語に対するラテン語など。 **そご** [齟齬] [名] [スル] ものごとがくいちがって、ずれがあること。「―をきたす」▽上下の歯がかみあわないという意味から。 **そこあげ** [底上げ] [名] [スル] 低い水準をひき上げること。「最低賃金を―する」 **そこい** [底意] [名] 心の奥にかくしている、よくない考え。したごころ。「―があるとは思えない」 **そこいじ** [底意地] [名] 心の奥にひそめている気持ち。「―が悪い」▽よい意味では使わない。 **そこいら** [其処いら] [代名] そのあたり。そのくらい。漠然とした場所や分量をあらわす。「たぶんーで遊んでるよ」「六人かー」 **そこいれ** [底入れ] [名] [スル] 相場などが下がりつづけて、最低の安値に達すること。それ以下がない安値。 **そこう** [素行] [名] ふだんのおこない。みもち。「―が悪い」「―調査」 [類] 行状・品行 **そこう** [遡行・溯行] [名] [スル] 流れにさからって、下流から上流へ進んでいくこと。▽「遡航」は船で川をさかのぼること。「遡江」は、とくに長江[ちょうこう]をさかのぼること。 **ここかしこ** [其処彼処] [代名] あっちこっち。ほうぼう。「―に散る落ち葉」 **そこく** [祖国] [名] 祖先からずっと住みつづけてきた国。自分が生まれた国。「―の土をふむ」 [類] 故国 ▽外国にいて、自分の国をさしていう場合に使う。[使]い[分]け→「母国」を見よ。 **そこここ** [其処此処] [代名] 話し手に近い範囲の、いろいろな場所をさすことば。「会場の―から反対の声があがる」 [類] あちこち **そこしれない** [底知れない] [形] 深くて底がわからない。どのくらいあるか限度が知れない。底知れぬ。「―力を見せつける」 **そこそこ** [副] 次にすることに気をとられて、急いでいいかげんにすませるようす。「あいさつも―に退出する」「朝食も―にとびだしていく」 ②じゅうぶんではないが、最低基準には達しているようす。「―できるようになる」「―の効果はあった」 [造語] [「〜そこそこ」の形で] その数量に届くか届かないか、やっとそのくらい、という意味をあらわす。「一万円―の品」「合格者は一〇人―」「四〇歳[さい]―の男」▽数量をあらわすことばの下に付く。 **そこぢから** [底力] [名] ふだんはかくれているが、いざというときに発揮される実力。「―を見せつける」 [類] 地力[じりき] **そこつ** [粗忽] [形動] 考えやおこないが、そそっかしく不注意で、軽はずみなこと。また、うっかりして起こすあやまち。「―者」 [類] 軽率・粗相 **そこで** [其処で] [接] 前に言った内容が、次の内容の条件や理由であることを示すことば。そういうわけで。「雪が降っていた。―、いつもより早めに家を出た」 ②前に言ったことに関連はするけれど、ひと区切りつけて、やや話題の方向を変えるときのことば。「―、きみに相談なんだが」 **そこなう** [損なう・害なう] [動] [造語] 健康や気分を悪くする。「健康を―」「ごきげんを―」 ②完全なものや美しいものをこわしたり傷つけたりする。「美観を―」「命を―」 [造語] [「〜そこなう」の形で] 失敗したり、機会をのがしたりする意味をあらわす。「聞き―」「投げー」 [類] 「見―」「言い―」▽動詞の連用形に付く。「そこねる」とも。 **そこなし** [底無し] [形] 限界がわからないほど深いこと。「―沼」②きりがないこと。「―のお人よし」 **そこぬけ** [底抜け] [名] 入れものの底がないこと。「―のバケツ」 ②程度をこえていて、きりがないこと。「―の大さわぎ」「―に明るい性格」 **そこね** [底値] [名] 取引相場[そうば]で、下がりきったときの値段。「―をつく」 [対] 天井値[てんじょうね] **そこねる** [損ねる] [下一] [造語] 「そこなう」に同じ。 **そこのけ** [其処退け] [造語] [多く、「〜そこのけ」の形で] (うでまえなどが)…もかなわないほどすぐれている意味をあらわす。「プロ選手ーのピッチング」[類]顔負け・はだし **そこはかとなく** [副] なんとはなしに。どこがどうというわけでなく。どこからともなく。「―感じる上品さ」「―花のかおりがする」 **そこひ** [底翳] [名] 外見ではわからない眼球内部の病気をまとめた呼び方。白内障や緑内障など。 **そこびえ** [底冷え] [名] [スル] からだのしんまで冷えきる寒さ。「―のする夜」 **そこびかり** [底光り] [名] [スル] 表面でなく奥底にひそんで光ること。「―する月夜の池」 ②価値や才能などが、深いところからにじみでること。「―するわき役の演技」 **そこびきあみ** [底引き網・底曳き網] [名] ふくろ形の大きなあみ。海底に垂らし、船で引いて魚などをとる。地引き網とトロール網がある。 **そこら** [其処ら] [代名] その辺り。「―に置く」②それくらい。その程度。「三日やーではできない」▽「そこいら」とも。 **そさい** [蔬菜] [名] あおもの。野菜。「一畑」 **そざい** [素材] [名] もとになる材料。また、作品などの題材。「―を生かす味つけ」「学校生活を―にした作品」 **ソサエティー** [名] 社会。また、協会。「ハイー(=上流社会)」society **そざつ** [粗雑] [形動] することがすきまだらけでごたごたしていて、神経がいきとどかないようす。ざつ。「―な仕事」「―にあつかう」 [類] 粗野・がさつ <793> **そそぐ** たしていて、神経[しんけい]がいきとどかないようす。ざつ。「―な仕事[しごと]」「―にあつかう」[類]粗野[や]・がさつ **そさん**【粗餐】[名]そまつな食事[しょくじ]。客[きゃく]をもてなすときに、へりくだっていうことば。「―を準備[じゅんび]しております」[類]粗酒[そしゅ]粗肴[そこう] **そしゃく**【咀嚼】[名・スル]①食[た]べものを口[くち]の中[なか]でかみくだき、細[こま]かくすること。 ②文章[ぶんしょう]やことばの意味[いみ]をよく考[かんが]えて理解[りかい]し、味[あじ]わうこと。「問題文[もんだいぶん]をよく―して答[こた]えを書[か]く」 **そし**【阻止・沮止】[名・スル]力[ちから]で相手[あいて]の行動[こうどう]のじゃまをしてやめさせること。「攻撃[こうげき]を―する」▽「防止[ぼうし]」は起[お]こらないようにすること。 **そし**【素志】[名]ふだんから心[こころ]にいだいている、こころざしや願[ねが]い。「―をつらぬく」 **そじ**【素地】[名]土台[どだい]となるもの。基礎[きそ]。「芸術家[げいじゅつか]の―がある」[類]下地[したじ] **そじ**【措辞】[名]文章[ぶんしょう]や詩歌[しいか]のことばの使[つか]いかた。「巧妙[こうみょう]な―」 **そしき**【組織】[名・スル]①全体[ぜんたい]がまとまったしくみやはたらきをもつように、部分[ぶぶん]部分[ぶぶん]を関係[かんけい]づけること。また、その関係[かんけい]づけた全体[ぜんたい]のしくみ。「―の一員[いちいん]」 ②器官[きかん]をつくる、形[かたち]やはたらきのよく似[に]た細胞[さいぼう]の集[あつ]まり。「神経[しんけい]―」 **そしきてき**【組織的】[形動]一定[いってい]の組織[そしき]や秩序[ちつじょ]に従[したがって]、個々[ここ]のものごとが統一[とういつ]されたり、体系[たいけい]づけられたりしているようす。 **そしつ**【素質】[名]生[う]まれつきそなわっている能力[のうりょく]や性質[せいしつ]。「ピアニストの―にめぐまれる」[類]資質[ししつ] **そして**[接]①前[まえ]のことがらに、並[なら]べてつけくわえるときのことば。「両親[りょうしん]と弟[おとうと]、―わたしが出席[しゅっせき]する」「強[つよ]く、―親切[しんせつ]な人[ひと]」[類]また・その上[うえ] ②前[まえ]に言[い]ったことがらに、しぜんに続[つづ]く行動[こうどう]やなりゆきをあらわすことば。そのあと。「友達[ともだち]と待[ま]ちあわせをした。―いっしょに映画[えいが]に行[い]った」▼「そうして」の変化[へんか]した形[かたち]。 **そしな**【粗品】[名]そまつな品物[しなもの]。おくりものをするとき、へりくだっていったり、上書[うわが]きにしたりすることば。「そひん」とも。「―ではありますが」 **そしゅそこう**【粗酒粗肴】[連語]客[きゃく]に出[だ]す酒[さけ]や食事[しょくじ]をへりくだっていうことば。「―ではございますが」▽そまつな酒[さけ]とさかなという意味[いみ]から。 **そじゅつ**【祖述】[名・スル]先人[せんじん]の学説[がくせつ]などにもとづき、それをうけついで述[の]べること。「師[し]の説[せつ]を―する」 **そしょう**【訴訟】[名・スル]裁判所[さいばんしょ]に、法律[ほうりつ]による解決[かいけつ]を求[もと]めること。「民事[みんじ]―」▽訴訟[そしょう]を起[お]こすことを「提訴[ていそ]」という。 **そじょう**【訴状】[名]うったえを起[お]こした理由[りゆう]や内容[ないよう]を書[か]いて、裁判所[さいばんしょ]などに提出[ていしゅつ]する書類[しょるい]。 **そじょう**【俎上】[名]まないたの上[うえ]。 **俎上に載せる** ある人[ひと]やものごとを話題[わだい]としてとりあげて論[ろん]じる。 **俎上の魚** 他[ほか]のなすがままにまかせるしかない状態[じょうたい]。運命[うんめい]が他[ほか]ににぎられているもののたとえ。[類]まないたの鯉[こい] **そしょく**【粗食】[名]そまつな食事[しょくじ]。「―にたえる」「粗衣[そい]―」↔美食[びしょく] ▽「粗餐[そさん]」はへりくだった言[い]い方[かた]で、必[かなら]ずしもそまつな食事[しょくじ]とはかぎらない。 **そしらぬ**【素知らぬ】[連体]知[し]っていながら、何[なに]も知[し]らないような。「―顔[かお]をする」「―ふうをよそおう」 **そしり**【謗り・譏り・誹り】[名]他人[たにん]を悪[わる]く言[い]うこと。非難[ひなん]。わるくち。「世間[せけん]の―を受[う]ける」「軽率[けいそつ]の―はまぬがれない」 **そしる**【謗る・譏る・誹る】[動]人[ひと]のことを悪[わる]く言[い]う。「かげで人[ひと]を―」↔褒[ほ]める ▽「そしる」は、本人[ほんにん]のいないところで、第三者[だいさんしゃ]に向[む]かって悪口[わるくち]を言[い]うこと。「けなす」「くさす」は目[め]の前[まえ]でもいう。 **そすい**【疎水・疏水】[名]発電[はつでん]や灌漑[かんがい]などの目的[もくてき]で土地[とち]を切[き]り開[ひら]いてつくった水路[すいろ]。「―を行[ゆ]く舟[ふね]」 **そしゃく**【租借】[名・スル]期限[きげん]をきめて、ある国[くに]がよその国[くに]の領土[りょうど]の一部[いちぶ]を借[か]りておさめること。「中国[ちゅうごく]の九竜[きゅうりゅう]半島[はんとう]の―権[けん]」 **そすう**【素数】[名]一[いち]より大[おお]きい整数[せいすう]で、一[いち]とその数[かず]自身[じしん]でしか割[わ]りきれない自然数[しぜんすう]。二[に]・三[さん]・五[ご]・七[なな]・一一[じゅういち]・一三[じゅうさん]・・・など。 **そせい**【組成】[名・スル]部分[ぶぶん]や成分[せいぶん]によって組[く]みたてること。また、その組[く]みたて。「海水[かいすい]の―」 **そせい**【粗製】[名]手[て]をぬいてそまつにつくること。また、そまつにつくられた品物[しなもの]。「―乱造[らんぞう]」↔精製[せいせい] 「つかいわけ」→「製造[せいぞう]」を見[み]よ。 **そせい**【塑性】[名]→「かそせい」 **そせい**【蘇生】[名・スル]生[い]きかえること。よみがえること。「人工[じんこう]呼吸[こきゅう]で―する」[類]復活[ふっかつ] **そぜい**【租税】[名]国[くに]や地方[ちほう]公共[こうきょう]団体[だんたい]が、その経費[けいひ]にあてるため、住民[じゅうみん]や会社[かいしゃ]などから強制的[きょうせいてき]に集[あつ]めるかね。税金[ぜいきん]。 **そせいらんぞう**【粗製乱造・粗製濫造】[名・スル]そまつでいいかげんな品[しな]を、やたらたくさんつくること。 **そせき**【礎石】[名]①建物[たてもの]の基礎[きそ]となる土台[どだい]の石[いし]。いしずえ。 ②ものごとの基礎[きそ]となるもの。「民主[みんしゅ]政治[せいじ]の―」 **そせん**【祖先】[名]①その家系[かけい]のもととなる人[ひと]。その家系[かけい]の先代[せんだい]までの人々[ひとび तो]。先祖[せんぞ]。「遠[とお]い―」 ②生物[せいぶつ]の進化[しんか]のもととなったもの。「人類[じんるい]の―」→子孫[しそん] **そそ**【楚楚】[形動]細[こま]やかですっきりとして、美[うつく]しいようす。「―とした若[わか]い女性[じょせい]の着物[きもの]姿[すがた]」 **そそう**【阻喪・沮喪】[名・スル]気落[きお]ちしてがっかりすること。「意気[いき]―する」[類]消沈[しょうちん] **そそう**【粗相】[名]①うっかりして、ちょっとした失敗[しっぱい]をすること。「とんだ―をいたしました」 ②大小便[だいしょうべん]をもらすこと。 **そぞう**【塑像】[名]粘土[ねんど]や石膏[せっこう]でつくった像[ぞう]。 **そそぐ**【注ぐ・灌ぐ】[動]①雨[あめ]などが盛[さか]んに降[ふ]る。「さんさんと太陽[たいよう]の光[ひかり]が―」「降[ふ]り―雨[あめ]」 ②液体[えきたい]を何[なに]かに流[なが]しいれる。「ポットに湯[ゆ]を―」 ③水[みず]をかける。「植木鉢[うえきばち]に水[みず]を―」 ④水[みず]が流[なが]れこむ。「大河[たいが]が海[うみ]に―」 ⑤一[ひと]つのものごとに気持[きも]ちを集中[しゅうちゅう]する。「娘[むすめ]に愛情[あいじょう]を―」「全力[ぜんりょく]を―」 **そそぐ**【雪ぐ・濯ぐ】[動]→「すすぐ」 <794> **そそくさ** [副] 追いたてられるようで落ち着かず、せわしそうなようす。「―とたち去った」 [類] あたふた **そそけだつ** [そそけ立つ] [動] 髪の毛や草などが乱れて立つようになる。 ②おそろしくて身の毛がよだつ。ぞっとする。 **そそける** [下一] 髪の毛などがほつれて、乱れる。 ②けばだつ。 **そそっかしい** [形] 落ち着きがなく、不注意で失敗が多い。「―からよく忘れものをする」 [類] せっかち **そそのかす** [唆す] [動] おだてたりすすめたりして、相手によくないことをさせる。 [類] けしかける > 古語 > もと、うながし、すすめる意味で、悪いことに限らなかった。「日暮れぬなどそそのかす(=日が暮れてしまう、などと言ってせきたてる)」。近世以降、悪いほうへ行くようにうながす、という意味に限定されてくる。 **そそりたつ** [そそり立つ] [動] 山や岩などが、高くつき出るように立つ。高くそびえる。「―岩はだ」 **そそる** [動] ある感情や行動を起こさせるようにさそう。起こさせる。「食欲を―」 **そぞろ** [漫ろ] [形動] 何かに心をうばわれて落ち着かないようす。「旅行が楽しみで気も―な毎日」 ②なんとなくそんな気持ちになるようす。「―に悲しくなってくる」 **そぞろあるき** [漫ろ歩き] [名] [スル] あてもなくぶらぶら歩きまわること。「春の夜の―」 [類] 散歩・漫歩 **そぞろがみ** [漫ろ神] [名] 人の心をなんとなく誘惑する神。 **そだ** [粗朶] [名] たきぎなどに使う木の細い枝。「―を集める」「―をくべる」 **そだい** [粗大] [形動] きめがあらくて大きいようす。「―ごみ(=家具などの大きなごみ)」 **そだち** [育ち] [名] [造語] 成長の度合い。成育の状態。「―ざかり」 ②育てられかた。育つときに受けた教育やしつけ。育てられた場所。「氏[うじ]よりー」 [造語] 「~育ち」の形で]…のような環境や育てられかたによって成長してきたことをあらわす。「いなか―」「温室―」 **そだつ** [育つ] [動] 月日を重ねて、生物が大きくなる。成長する。「ねる子はー」 ②能力などがだんだんそなわって、人間的にりっぱになる。「新入社員が育ちにくい職場環境」 **そだてあげる** [育て上げる] [下二] 一人前[いちにんまえ]に育てる。りっぱに成長させる。「女手一つでー」 **そだてのおや** [育ての親] [名] 実の親にかわって育ててくれた人。「生みの親より―」→生みの親 ②ものごとの発展にとくに功績のあった人。「学生野球の―」 **そだてる** [育てる] [下二] 世話をして大きく成長させる。「苗を―」「三人の子供を―」「愛を―」 ②一人前になるように教えみちびく。「弟子を―」 > [使]い[分]け 育てる・養う・培うほか > 「育てる」は、小さいもの、幼いものが一人前になるように、その能力をのばし成長させる。「人材を育てる」。「養う」は、食物をあたえて世話をする。「子を養う」「病後の身を養う」。「はぐくむ」は、鳥が羽でひな鳥を包んでかばうように守って育てる。「学問への希望をはぐくむ」。「培う」は、植物の種子や苗に土をかけて生長させるように、根本からしっかりと育てる。「英語力を培う」。 **そち** [措置] [名] [スル] ある判断にもとづいて、ものごとにしまつをつけること。「当然の―」 [類] 処置・処理 **そち** [其方] [代名] 二人称単数。そのほう。昔、主人が目下の相手に使った。「―も欲しいものを申してみよ」 **そちゃ** [粗茶] [名] そまつな茶。また、客に茶をもてなすときのへりくだった言い方。「―でございますが」 **そちら** [其方] [代名] 聞き手がいる場所や方向、また、その近くのものや人をさすことば。「―はお天気ですか」「―様におわたしして」 ②聞き手や、聞き手側の人などをさすことば。「―のご都合は」 **そっ** [卒] 位の低い兵士。 ②にわかに。急に。③おわる。おえる。とくに、学校を卒業すること。 **そっ** [率] [ソツ] ひきつれる。みちびく。②ありのままで、かざりけがない。③にわか。また、深く考えない。 [リツ] わりあい。 **そつ** [名] [多く、「そつがない」「そつなく」の形で] むだがない。また、不注意や手落ちがない。「仕事に―がない」「何でも―なくこなす」 **そつい** [訴追] [名] [スル] 検察官が刑事事件について公訴を起こすこと。 ②裁判官や人事官をやめさせるように求めること。「一委員会」 **そつう** [疎通・疏通] [名] [スル] 意見や考えなどが正しく通じること。よく理解されること。「意思の―をはかる」 **そっか** [足下] [代名] [名] 立っている足もと。「―にふみしめる」 ②手紙で、あて名の左下に書き、相手を敬う気持ちをあらわすことば。 [類] 机下▽相手の足もとにさし上げる意味から。 [代名] 二人称単数。男性が対等以下の相手に手紙で使う、改まった言い方。「―のご忠告、感謝します」 <795> **ぞっか【俗化】** もとは貴重で独特だったものが、多くの人とかかわるうちに、ありふれたつまらないものになること。「―した山奥の避暑地」[世俗化・通俗化] **ぞっかい【俗界】** ふつうの人が、欲やなやみをかかえて生きている世の中。[俗世間] **ぞっかん【続刊】** 雑誌や書籍などをひき続いて刊行すること。また、続いて刊行された書物。 **そっき【速記】** すばやく書きしるすこと。とくに、議会や裁判や座談会などで、発言の内容を特別な記号を使ってすばやく書きとること。また、その技術。「―録」 **ぞっきぼん【ぞっき本】** 新刊書を定価では売れないと見切って、特別に安い値段で投げ売りすること。また、投げ売りされる新刊書。ぞっき。 **そっきゅう【速球】** 野球で、ピッチャーなどが投げる速い球。「―投手」[剛球]↔緩球 **そっきょう【即興】** ①感動したその場で詩歌などをつくること。「―詩」[即詠・即吟]②その場でおこる興味。[座興] **そつぎょう【卒業】** ①学校で、きめられた課程を学びおえること。「―式」↔入学②あるものごとをじゅうぶんに体験しつくすこと。「かけごとはもうーした」 **そっきょうきょく【即興曲】** 興のおもむくままにつくった曲。また、自由な形式でつくられた曲。アンプロンプチュ。 **そっきょうしじん【即興詩人】** [作品名]一八九二年。森鷗外の翻訳小説。原作はアンデルセン。イタリアの名所旧跡を背景に、即興詩人の恋愛をえがいたもの。訳文は名訳のほまれ高く、原作をこえるといわれる。 **ぞっきょく【俗曲】** 宴会などで、三味線に合わせて歌う短い歌曲。都々逸など。[俗謡] **そっきん【即金】** 代金を、その場ですぐに現金ではらうこと。また、はらった現金。「―でしはらう」 **ぞっこん** [形動]他の何も目に入らないほど、になり、夢中なようす。「―ほれこむ」「あいつは彼女にーだ」[しんそこ] **ソックス** くるぶしの少し上くらいまでの、短いくつした。[socks] **そっくり** [形動]①〈形動〉どこをとっても非常によく似ているようす。「母に―な娘」「―にまねる」②〈副〉全部そのままに。のこらず。「―きみにあげよう」「荷物は―置いてきた」 **そっくりかえる【反っくり返る】** からだを後ろにそらせる。「そりかえる」を強めた言い方。相手を見くだした態度にいう。「椅子に―」 **そっけ【素っ気】** あいそ。おもしろみ。「―のないあいさつ」「味も―もない」 **そっけ【俗気】** ↓「ぞくけ」 **そっけつ【即決】** その場ですぐさまきめること。「―裁判」「即断―する」[即断] **そっけない【素っ気ない】** 相手に対して、思いやりや関心がない。「―答えが返る」[すげない] **そっこう【即効】** すぐに効き目があらわれること。「頭痛の―薬」 **そっこう【速効】** 使った効果が速く出ること。「―肥料」→遅効 **そっこう【速攻】** 試合や戦争で、相手の態勢が整わないうちに、すばやくせめたてること。「―で先取点をあげる」▽「即攻」は誤り。 **そっこう【側溝】** 排水のため、道路や線路のわきにつくったみぞ。 **ぞっこう【続行】** 中止せずに続けておこなうこと。「ストライキを―する」[継続] >つかいわけ→「連続」を見よ。 **そっこうじょ【測候所】** 気象庁の地方機関。その地方の気象や地震を観測して、天気予報や警報などを出す。 **そっこく【即刻】** [副]時間をおかないようす。「―出発しなさい」「―通知する」[すぐさま・ただちに] **ぞっこく【属国】** 独立せず、他国に支配されている国。↔独立国 **そっと** ①音を立てたり気づかれたりしないようにするようす。「―近づく」「―戸を閉める」②他の人に計画などがもれないようにするようす。「―ことをはこぶ」[ひそかに・こっそり]③変化や影響をあたえないように静かにするようす。「―さわってみる」「―しておいてやれ」 **そつじながら【率×爾ながら・卒爾ながら】** とつぜんで失礼ですが。「―おたずねします」▽文章語。 **そつじゅ【卒寿】** 九○歳。また、九○歳の長寿をたたえる祝い。▽「卒」の俗字で、「卒」は、「九十」と読めることから。 **そっせん【率先】** ほかの人よりも先立って、ものごとをすること。「―してことにあたる」「―垂範」「―躬行」[先駆]▽「卒先」は誤り。 **そつぜん【卒然・率然】** [形動]にわかなようす。とつぜん。「―として世を去る」 **そっせんきゅうこう【率先×躬行】** [四漢]みずからさきだって、ものごとをおこなうこと。▽「躬」は、みずから。 **そっせんすいはん【率先垂範】** [四漢]みずから先頭に立って、ものごとのてほんを示すこと。 **そっち【×其方】** [代]「そちら」のくだけた言い方。「―はどう?」▽「そち」の変化した形。 **そっちのけ【×其《方。退け】** [造語]①〈名〉意識的に、進んで、ほったらかしにしておくこと。「勉強は―で遊ぶ」②〈造語〉[「〜そっちのけ」の形で]…以上にりっぱで、すぐれていること。「くろうとーのうでまえ」[そこのけ・顔負け] **そっちゅう【卒中】** 脳出血や脳血栓などのために、とつぜん意識を失ってたおれる発作。半身不随になったりする。「卒中風」の略。脳卒中。▽「卒」は、とつぜんという意味。「率中」は誤り。 **そっちょく【率直】** [形動]自分の気持ちや考えを曲げたりかくしたりすることなく表現するようす。「―に言ってください」「大胆―」「―な人がら」[ありのまま]▽「卒直」で代用することもあるが、本来は誤り。 <796> **ぞっと**[副]おそろしさなどでふるえあがる感じのするようす。「話を聞いただけでも―した」 **ぞっとしない**[連語]感心しない。おもしろくない。俗な言い方。「ごはんを食べながらコーラを飲むなんてー」 **そっとう**[卒倒][名]とつぜん意識を失ってたおれること。「―しそうな恐怖[きょうふ]」[同]失神・昏倒[こんとう]▽「卒」は、とつぜんという意味。「率倒」は誤り。 **そっぱ**[反っ歯][名]上の前歯が前方につき出していること。でっぱ。▽「そりは」の変化した形。 **そっぷ**[名]すもうで、やせ型の力士。[対]あんこ▽「ソップ(=オランダ語でスープ)」に使うニワトリの骨の連想からという。 **そっぽ**[外方][名]よその方。くだけた言い方。 > そっぽを向く 無視する。協力をしない。 **そで**[袖][名]①衣服のうでを通す部分。和服では、②そでのように、本体の両わきにあるもの。机の両わきのひきだし、舞台がいの両はし、門の両側にあるかき根など。「舞台の―で見守る」「―机」 > 袖にすがる 相手の同情をひいて助けを求める。あわれみをこう。 > 袖にする おろそかにあつかう。冷たくあしらって、のけものにする。 > 袖振り合うも多生の縁 道で他人とそでをふれあうようなちょっとしたことも、前世からの因縁があるからなのだ。▽「振り合う」は「すり合う」、「多生」は「他生」とも。 **ソテー**[名]油やバターをうすくひき、肉や魚をいため焼きにする料理法。また、いため焼きにした料理。「ポークー」[sauté] **そでぐち**[袖口][名]手首の出るそでのさき。「―がすりきれる」 **そでたけ**[袖丈][名]衣服のそでの長さ。また、着物のたもとの長さ。「―を測る」→図「わふく」 **そでだたみ**[袖畳み][名]着物の略式のたたみかた。背を内側にして、両そでを合わせるようにたたむ。 **そてつ**[蘇鉄][名]ソテツ科の常緑低木。暖かい地方に多く生え、葉は羽状で幹の先端[せんたん]だけにつく。 **そでなし**[袖無し][名]そでのない衣服。ちゃんちゃんこなど。ノースリーブ。「―羽織り」 **そでのした**[袖の下][名]わいろ。リベート。「―を使う」[同]鼻薬▽そでの下からそっとわたすことからいう。 **そと**[外][名]①屋外。「―は寒い」「―で遊ぶ」[同]戸外[対]中 ②おもて。外面。「不満を―に出す」 ③囲まれたり、しきられたりしていないほうの部分。「線の―にはみだす」[対]中 ④自分の家でない別の場所。外出さき。よそ。「―で食事を済ませる」 ⑤自分には関係のない世界。外部。「―の声なんか気にするな」「情報が―にもれる」[対]内 **そとあるき**[外歩き][名]①家から外に出て歩くこと。出歩くこと。「病気が治って―ができる」 ②社内勤務ではなく、セールスや勧誘[かんゆう]に出歩くこと。「仕事がら―が多い」 **そとうみ**[外海][名]湾や入り江の外に広がっている海。「がいかい」とも。[同]外洋[対]内海 **そとがけ**[外掛け][名]すもうで、自分の片足を相手の足の外側にかけてたおすわざ。[対]内掛け **そとがまえ**[外構え][名]城や家で、外側のつくり。門・垣[かき]・へいなどのようす。「―のりっぱな屋敷」 **そとがわ**[外側][名]ものの外のほう。[同]外部[対]内側 **そとづら**[外面][名]家族以外の、よその人とのつきあいに見せる顔つきや態度。「―がいい(=外の人に対してはやさしい顔をするが、家族にはきげんが悪い)」[対]内面 **そとのり**[外法][名]容器などを、その厚みも加えて測った外側の寸法。[対]内のり **そとば**[卒塔婆・卒都婆][名]①死者の供養[くよう]のために、墓の後ろに立てる、塔をかたどった細長い板。 ②仏舎利[ぶっしゃり]を置き供養するためにつくられた塔。▼「そとうば」「とうば」とも。 **そとぼり**[外堀・外濠][名]城の周囲にめぐらしたほり。また、二重にほりのある場合の外側のほり。[対]内堀 **そとまご**[外孫][名]嫁に行った娘の子としてできた孫。「がいそん」とも。[対]内孫 **そとまた**[外股][名]足のさきを外に向けてあるく歩きかた。[対]内股 **そとまわり**[外回り][名]①建物の外部のまわり。「家の―をきれいにする」 ②社内での仕事ではなく、外に出かけて取り引きさきなどを回ること。「―が多い仕事」 ③環状になっている道路や線路で外側を回るほう。「山手線の―に乗る」→内回り **そなえ**[備え][名]①必要なものを準備したり、心構えをしたりすること。「地震に対する―」[類]用意 > 備えあれば患いなし ふだんから準備ができていれば、万一何かあっても心配しないでいい。▽中国、「書経[しょきょう]」から。 **そなえつける**[備え付ける][動]必要なものをあらかじめ置いておく。「部屋へにベッドをー」 **そなえもの**[供え物][名]神仏にささげ供えるもの。供物[くもつ]。 **そなえる**[供える][動]神や仏に品物をととのえてささげる。「墓前に花を―」 **そなえる**[備える][動]これから起こりそうなことに対して、前もって用意しておく。「台風に―」 <797> **そなわる**[備わる][動]①必要なものが用意されて、そろっている。「防音装置がースタジオ」 ②[具わる]生まれつき身につけている。「音楽の才能が―」「気品が―」 **そなた**[其方][代]二人称単数。「あなた」の古い言い方。昔、目下の相手に対して使った。「―も来てみよ」 **ソナタ**[名]ソナタ形式をふくむ、三楽章または四楽章の器楽曲形式。奏鳴曲。「ピアノー」▽ソナタ形式は、主題の提示部・展開部・再現部からなる楽曲形式。[sonata] **ソナチネ**[名]正式の形式によらない小規模なソナタ。小奏鳴曲。[sonatine] **そねざきしんじゅう**[曾根崎心中][名]作品名一七〇三年。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の作。商家の手代[てだい]徳兵衛と遊女お初が心中した事件を脚色した、世話物の浄瑠璃。 **ソネット**[名]ヨーロッパの伝統的な詩型の一つ。一四行の定型詩。脚韻[きゃくいん]をふむ。短詩。[sonnet] **そねのよしただ**[曾禰好忠][人]生没年未詳[みしょう]。平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。伝統にとらわれず、自由奔放[ほんぽう]で清新な歌風であった。家集「曾丹[そたん]集」。 **そねむ**[嫉む][動]他人をうらやましく思って不愉快になり、親しくできなくなる。「彼の幸せを―」[類]ねたむ **その**[園・苑][名]①草木や花などを栽培するために区切った土地。庭園。「花―」 ②ある区切られた場所を、美しく言う言い方。「学びのー」 **その**[其の][連体]①相手の近くにあるものごとをさすことば。そこの。「―紙、見せて」 ②話題の中で、自分と相手とが現在共に知っているものごとをさすことば。「―話は聞いた」「で、―人は今どこ」 ③話に出た時間・場所・状態などに関することをさすことば。「―年に入学した」「―ようすなら心配ない」 **その**[連語]すぐに次のことばが出ないときなどにつなぐことば。「つまり、―」 **そのうえ**[其の上][接]先に言ったことでもうじゅうぶんなのに、さらに何かが加わることをあらわす。「美人で、親切で、―かしこい」「病気になった。―強盗に入られた」[同]しかも **そのうち**[其の内][副]あまり時間がたたないうちに。近いうち。「―晴れるだろう」「―に一度うかがいます」[類]おっつけ **そのかみ**[其の上][名]①そのことのあった当時。そのころ。 ②むかし。過去。いにしえ。▼古い言い方。 **そのくせ**[其の癖][接]前の内容から当然予想されることとは逆に。にもかかわらず。「文句ばかりつける。―自分では何もできない」[同]それなのに▽多くはよくないという評価をこめて使うのは、「くせ」が本来「くさいもの」「よくないもの」という意味だから。 **そのご**[其の後][名]それからのち。それ以後。 **ソノシート**[名]うすいビニールなどでできたレコード。▽商標名。[Sonosheet] **そのじつ**[其の実][副]うわべとちがって実際には。じつは。「人のためと言いながら―、自分のもうけも考えている」[同]ほんとうは **そのすじ**[其の筋][名]①その方面。そのみち。「―の意見では」 ②あることに関係する役所。とくに、警察署。「―からのお達し」 **そのせつ**[其の節][名]そのとき。そのおり。近い過去や未来のある時点をさしていう。「―はお世話になりました」「―はよろしくお願いします」 **そのた**[其の他][名]そのほか。そこにあげた以外のもの。「―大勢」 **そのて**[其の手][名]①そのようなやりかた。そのような計画。「―でいこう」「―はくわない」 ②そのような種類。「―の品はあつかわない」 > その手は桑名の焼き蛤 「食わない」と、焼きハマグリで有名な「桑名」をかけたことば。その手には乗らない、という意味。 **そのてん**[其の伝][名]そのようなやりかた。そのような考えかた。古い言い方。「―でいけば」 **そのば**[其の場][名]①それが起こった場所。「―に居あわせる」 ②すぐそのとき。そくざ。「―できめる」 **そのばかぎり**[其の場限り][名]そのときだけで、あとに続かないこと。「―の約束」 **そのばしのぎ**[其の場凌ぎ][名]その場だけを、なんとかつくろってすませること。その場だけは、なんとかきりぬけること。 **そのはず**[其の筈][名]当然なこと。もっともなこと。「それも―」 **そのひぐらし**[其の日暮らし][名]①その日の収入をその日のうちに全部使いきって、やっと生活が送れるような暮らしぶり。「―が続く」 ②将来の見通しもなく、なんとなくその日その日を送っているような生活態度。 **そのへん**[其の辺][名]①そのあたり。「―の店」 ②そういったこと。「―の事情を話す」 ③その程度。「―でがまんしろ」 **そのほう**[其の方][代]二人称単数。「おまえ」の古い言い方。昔、武士などが目下の相手に使った。「―の名は何と申す」 **そのまま**[其の儘][名・副]①もとのまま。「―で結構です」「―置いておく」 ②そっくり似ているようす。「母親―の顔かたち」 ③[副]すぐさま。前の動作から次の動作にすぐ移るようす。「帰るなり、―横になる」 **そのみち**[其の道][名]その分野。それぞれ専門の道。また、色欲の方面。そのすじ。 **そのむかし**[其の昔][名]それよりもさらに昔。ずっと昔。 <798> **そのもの** [其の物] [名] [造語] 当のもの。まさにそれ自身。「学習態度―を反省する」「―ずばり」 [造語] 「〜そのもの」の形で] 上に来る語を強める。…以外のなにものでもない。「彼は誠実―だ」 **そば** [側・傍] [名] わき。かたわら。近いところ。「神社の―で遊ぶ」「母親の―からはなれない」 [形名] [「~するそばから」の形で] …すると、そのすぐあとに。「教わるーから忘れる」▽動詞の連体形に付く。 **そば** [蕎麦] [名] タデ科の一年草。くきは赤く、秋に白色の花をつける。三角形の黒い実は、粉にして食用。 ②そば粉を練ってうすくのばし、細長く切った食べもの。そばきり。「手打ちー」 **そばがき** [蕎麦掻き] [名] そば粉を熱い湯でかたく練ったもの。そばねり。 **そばかす** [雀斑] [名] 顔などにできる、茶褐色の小さな斑点。▽そばのかすに似ていることから。 **そばがら** [蕎麦殻] [名] ソバの実をとった殻[から]。まくらなどにつめる。 **そばこ** [蕎麦粉] [名] ソバの実をひいて粉にしたもの。 **そばだたせる** [そばだたせる] [下二] 耳の注意力を集中する。「耳を―」▽耳のはしをとがらせる意味から。 **そばだつ** [峙つ・聳つ] [動] 他のものよりするどく高くそびえたつ。「雪山の―風景」 [類] そそり立つ **そばづえをくう** [側杖を食う] [故事] たまたま近くにいたために、思いがけない災いにあう。 [類] 巻き添えを食う・とばっちりを食う **そばめ** [側目] [名] 横の方から見ること。わきから見たようす。また、第三者の目。はため。 **そばめ** [側妻] [名] 正妻以外の妻。めかけ。側室。 **そばめる** [側める] [下一] 視線を横に向ける。目をそむける。「目を―」 **そばゆ** [蕎麦湯] [名] そばをゆでたあとの湯。 **そばようにん** [側用人] [名] 江戸幕府の職名。将軍のそば近くにいて、命令を老中などに伝えたり、老中の意見を上申したりする人。 **ソビエトれんぼう** [ソビエト連邦] [名] 「ソビエト社会主義共和国連邦」の略。ユーラシア大陸の北半分、ポーランドより東をしめた、広大な多民族国家。首都モスクワ。ロシア革命後の一九二二年に成立。共産党の一党独裁政治が続いたが、九一年、経済の行きづまりなどのために解体。現在のロシア連邦をはじめとする国々に分かれた。ソ連。ソ連邦。USSR。 **そびえる** [聳える] [下一] 山などが、ひときわ高く立っている。「天守閣が―」 **そびやかす** [聳やかす] [動] わざと高く上げる。高く立てる。「かたを―」 **そびょう** [素描] [名] [スル] およその形をざっとかく画法。また、その画法でかかれた絵。デッサン。 ②そのものの特徴などをざっと書いた文章。「人物―」 [類] スケッチ **そびれる** [造語] [「〜そびれる」の形で]…しそこねるという意味をあらわす。機会を失ってついに果たせなかったことをいう。「言い―」「出し―」「寝―」▽動詞の連用形に付く。 **そひん** [粗品] [名] →「そしな」 **そふ** [祖父] [名] 自分の父母の父。おじいさん。[対]祖母 **そふぼ** [祖父母] [名] 祖父と祖母。 **ソプラノ** [名] 女性の声のもっとも高い音域。また、その音域の歌手。 ②同じ種類の楽器のうち、もっとも高い音域のもの。「―リコーダー」soprano **そぶり** [素振り] [名] 顔色や動作などで、それとわかるけはい。「―にも見せない」「つれない―」▽「すぶり」と読めば別の語。 **そぼ** [祖母] [名] 自分の父母の母。おばあさん。[対]祖父 **そぼう** [粗暴] [形動] 動作や性質があらっぽく、乱暴であること。「―なふるまいが多い」 [類] 粗野 **そほうか** [素封家] [名] 代々続いた家がらで、多くの財産のある家。「生家はたいへんな―だそうだ」 [類] 資産家・富豪▽「そふうか」とは読まない。 **そぼく** [素朴・素僕] [形動] ありのままでかざらないこと。すなお。「―な人がら」 [類] 純朴 ②ものの考えかたなどが単純で、こみいっていないこと。「―な発想」 [類] 幼稚 **ソファー** [名] 背もたれとひじかけがあって、座りごこちのいい長いす。「―ベッド」sofa **ソフィスト** [名] 理屈をこねる詭弁[きべん]家。 ②紀元前五世紀ごろのギリシャで、弁論術や政治・法律などを教えて報酬[ほうしゅう]をえた職業教師のこと。プロタゴラスやゴルギアスらが代表的。詭弁を使う者もあったので「詭弁学派」ともいう。▽「知識人」という意味。sophist **ソフォクレス** [人名] 前四九六?—前四〇六年。古代ギリシャの詩人。アイスキュロス・エウリピデスとともに三大悲劇詩人の一人。代表作「エレクトラ」「オイディプス王」。Sophokles **ソフト** [形動] やわらか。おだやか。「―な手ざわり」「人あたりが―だ」 [名] 「ソフトウエア」の略。[対]ハード ②「ソフトボール」の略。soft **ソフトウエア** [名] コンピュータの利用技術や開発理論など。また、広く技術・理論に関する情報をふくめてもいう。[対]ハードウエア software **ソフトクリーム** [名] 空気を入れながらこおらせた、やわらかいアイスクリーム。soft cream **ソフトドリンク** [名] アルコール分をほとんどふくまない軽い飲みもの。清涼飲料など。soft drink **ソフトフォーカス** [名] 写真や映画などで、対象をやわらかくぼかして写す方法。soft focus **ソフトボール** [名] 球技の一つ。一チーム九人か一〇人で、守備と攻撃を交互に七回おこなって得点を競う。野球に似ているが、投手は下手投げで指名打者を使うことができる。ソフト。softball <799> **そぼつ** [濡つ] [動] びしょぬれになる。ぐっしょりとぬれる。「夜露にぬれ―」 **そぼふる** [そぼ降る] [動] 細かい雨がしとしとと静かに降る。「―雨にぬれる」 **そぼろ** [名] 魚肉をにて、細かくほぐして味つけした食品。「たいのー」 ②糸状のものが乱れからまっていること。「―髪[がみ]」 **そま** [杣] [名] 材木にする木を植えた山。杣山[そまやま]。また、「杣山」「杣木(=材木)」「杣人(=きこり)」などの略。 **そまつ** [粗末] [形動] 貧弱でできが悪く品質がおとるようす。「―な服」「―な食事」 [類] 粗雑・粗悪 ②だいじにすべきものを、いいかげんにあつかうようす。「ものをーにする」 [類] 粗略 ③「お粗末」の形で] とるにたりない、おとったものであるようす。「おーなできばえ」「おーさまでした」▽自分にかかわることについて、へりくだって言うきまりことば。 **そまびと** [杣人] [名] 材木をとるために樹木を植えた杣山から、木を切りだす仕事をする人。きこり。 **そまる** [染まる] [動] 色が全体にしみこむ。「空があかね色に―」「朱[しゅ]に―」 [類] 色付く ②影響を受けて、感化される。「悪に―」 **そみつ** [粗密・疎密] [名] きめがあらいか、細かくぎっしりつまっているかということ。「織りに―がある」 **そむく** [背く] [動] 反乱・謀反を起こす。「主君に―」 ②きめられたことを守らない。違反する。また、はむかう。「教えに―」 [対] 従う・沿う▽背中を向ける意味から。 ③後ろを向き。「春に―(=春を楽しまない)」 **そむける** [背ける] [下一] 顔や目を、横や後ろに向ける。「視線を―」 **そめる** [染める] [下一] 色をしみこませてつける。「毛糸を―」 ②ある色に変える。「ほおを―」 ③[「~を染める」の形で] ものごとをやり始めるとう意味をあらわす。「商売に手を―」「筆を―」 **そめあげる** [染め上げる] [下二] 染めを完成させる。染めおえる。「思いどおりの色に―」 **そめいよしの** [染井吉野] [名] バラ科の落葉高木。サクラを代表する品種。四月初め、あわいピンクの五弁の花をつける。ヨシノザクラ。▽東京都北区染井にあった植木屋から売りだされたことからいう。 **そめかえ** [染め替え・染め更え] [名] [スル] 一度染めた布を別の色に染めること。また、その染めた布。 **そめかえす** [染め返す] [動] 色のさめたものを、改めて同じ色に染める。また、もととは別の色に染める。 [類] 染め直す **そめつけ** [染め付け] [名] [スル] 染めて色や模様をつけること。 ②あい色の模様を染めだした布。 ③磁器の素地に呉須[ごす]という顔料で下絵をつけ、透明なうわぐすりをかけて焼いたもの。焼きあがると絵が青く発色する。 **そめなおす** [染め直す] [動] 「染め返す」に同じ。 **そめもの** [染め物] [名] 糸や布を染めること。また、色を染めた織物。「一屋」 **そめる** [初める] [造語] [「〜初める」の形で] はじめて…する。「見―」「咲き―」▽動詞の連用形に付く。生まれてはじめて、または一年の中ではじめてという意味だから、始めたりやめたりすることには使わない。また、しょっちゅうあることには使わない。 **そめわける** [染め分ける] [下二] いろいろな色に分けて染めだす。色分けして染める。 **そも** [初] [接] ものごとをきり出すときに使うことば。「―高い橋のわたり―」 [使]い[分]け→「初[はつ]」を見よ。 **そもそも** [抑も] [副] もともと。第一のこととして。「―考えが古すぎる」 [類] 元来 [接] 話の始めに用いることば。「―、高校生というものは」 [類] いったい [名] ことの起こり。ものごとの最初。「―の原因」「―がまちがっていた」▽「そも」は「そ」(代名)+「も」(係助)。漢文訓読体に多い。 **そや** [粗野] [形動] ことばやおこないがこまやかさに欠けていること。「―に育つ」 [類] 粗暴・野卑 **そよう** [素養] [名] ふだんから努力や訓練をして、身につけている教養や技術。「漢学の―」 [類] たしなみ **そよかぜ** [微風] [名] そよそよとふく、気持ちのいい風。「―にさそわれて」 [類] 微風 **そよぐ** [戦ぐ] [動] そよ風にふかれて、かすかにゆれうごく。「風に―木の葉」 **そよそよ** [副] 風が気持ちよく静かにふくようす。「―ふく春の風」 **そら** [空] [名] [造語] 地面からずっと高いところに広がる何もない空間。「東の―が明るくなる」 ②そらもよう。天候。「雪でも降りそうな―だ」「女心と秋の―」 ③住みなれた場所やたよるものをはなれた、不安な状態。また、心がからっぽでうつろな状態。「はるか旅の―」「何を言ってもうわの―だ」 ④確かなものがない状態。「―で覚える(=何も見ずに記憶している)」「―を言う(=うそを言う)」 ⑤気分(不確かなものの意)。ここち。「生きた―もない」 [造語] 「空~」の形で] とらえどころがなくてはっきりしない。「―おそろしい」 ②あてにならない。「―だのみ」 ③見せかけだけの。事実でない。うその。「―寝」「―泣き」「―似」「一耳」 [使]い[分]け↓「天」を見よ。 **そら** [感] 相手の注意や緊張をうながすときに言うことば。「―、足もとに気をつけて」「―、来た」 [類] ほら▽「それ」の変化した形。 **そら** [曾良] [人名] →「かわいそら」 **ゾラ** [人名] 一八四〇—一九〇二年。フランスの小説家。自然科学の手法を人間研究にとりいれようとする自然主義文学の理論を唱えた。また、ドレフュス事件ではスパイ容疑のかかったユダヤ人将校ドレフュスを弁護し、軍部の不正をあばいた。代表作「居酒屋」「ナナ」。Émile Zola <800> **そらいろ** [空色] [名] 晴れた空の色。うすい青色。 **そらおそろしい** [空恐ろしい] [形] なんとなく不安で、それだけに非常におそろしい。「聞いただけでも―気がする」 **そらおぼえ** [空覚え] [名] 書いたものを見なくても、覚えていること。 [関] 暗記 ②確かでない記憶。うろおぼえ。 **そらごと** [空言・虚言] [名] 真実でないことば。うそ。「絵―」 [関] 偽[いつわ]り言・空音[そらね] **そらす** [反らす] [動] 弓なりに、反対側に曲げる。「背中を―運動」「胸を―」 **そらす** [逸らす] [動] 中心や核心から、わきへそれさせる。「話を―ー」「客をそらさない応対」 **そらぞらしい** [空空しい] [形] つくりごとであることがはっきりわかって、いやな感じだ。見えすいている。「―お世辞を言うな」 [類] 白々しい **そらだのみ** [空頼み] [名] あてにならないことを期待すること。からだのみ。「結局、―に終わる」 **そらなき** [空泣き] [名] [スル] 泣くまねをすること。うそなき。「気をひくために―する子」 **そらなみだ** [空涙] [名] 悲しくもないのに流すなみだ。いつわりのなみだ。「―にだまされる」 **そらに** [空似] [名] 血縁関係がないのに、顔つきがよく似ていること。「他人の―」 [使]い[分]け→「類似」を見よ。 **そらね** [空音] [名] 鳴っていないのに聞こえるような気のする音。「笛の―」 ②まねた鳴き声。なきまね。 ③うそ。そらごと。古い言い方。「―をはく」 **そらね** [空寝] [名] [スル] ほんとうはねていないのに、ねたふりをすること。 [類] たぬき寝入り **そらまめ** [空豆・蚕豆] [名] マメ科の二年草。春、青むらさきの斑点のある、白い花をつける。豆は親指ぐらいの大きさで、さやにはいっている。食用。▽さやが空に向かってつくことから。 **そらみみ** [空耳] [名] 聞こえるはずのない音や声が、聞こえたように感じること。 [類] 幻聴 ②聞いているのに、聞かないふりをすること。「―を使うのが得意だ」 **そらもよう** [空模様] [名] 空のようす。「―があやしくなってきた」 ②ものごとのなりゆき。「険悪な―」 [類] 雲行き▽悪くなりそうなときにいう。[使]い[分]け→「天気」を見よ。 **そらんじる** [諳んじる] [上一] 何も見ないで言えるように覚える。暗記する。「平家物語の一節を―」 **そり** [反り] [名] 弓なりに曲がること。そったようす。 ②刀身の反りぐあい。 **反りが合わない** 二人の仲がうまくいかない。気心が合わない。 [類] 馬が合わない ▽刀身の反りとさやとがうまく合わないという意味から。 **そり** [橇] [名] 雪や氷の上をすべらせる乗り物。イヌやウマに引かせて、人や荷物などを運ぶ。 **そりかえる** [反り返る] [動] 弓なりにひどく曲がる。「板が―」 ②いばって、そっくりかえる。「いすに―」 [類] 反っくり返る **ソリスト** [名] 独奏者。独唱者。また、バレエで、一人でおどる人。soliste **そりみ** [反り身] [名] からだを後ろに反らすこと。いばったり得意になったりしているようすをあらわすことが多い。「―になる」 **そりゃく** [粗略・疎略] [形動] ものごとや人のあつかいが細やかでなく、いいかげんなこと。「―なあつかいを受ける」 [類] おろそか [対] 丁重・丁寧 **そりゅうし** [素粒子] [名] 物質を形づくっている要素。分子、原子、原子核というように分けて、その次にくるもの。陽子・中間子・中性子・電子など。 **そる** [反る] [動] 弓なりに反対側に曲がる。また、からだが後ろのほうに曲がる。「本の表紙が―」 > [使]い[分]け 反る・しなう・たわむ > どれも、もともとまっすぐであるものが弓なりに曲がっていること。「反る」は、もとにもどらない。「乾燥して板が反る」。「しなう」「たわむ」は、重みとか力が加えられて弓なりになっているが、またもとにもどる弾力のあるものについていう。「よくしなう竹」「雪の重みで枝がたわんでいる」。 **そる** [剃る] [動] 髪やひげなどの毛を根もとから切りとる。「かみそりでー」 **ソルト** [SALT] [名] 戦略兵器制限交渉。アメリカと旧ソ連が戦略兵器の数の規制を目ざしておこなったもの。一九七二年に大陸間弾道ミサイルなどの上限を設けた暫定的な協定が成立。七九年には戦略的攻撃兵器制限条約が調印されたが、両国間の関係悪化にともない、この条約は発効しなかった。▽Strategic Arms Limitation Talks の略語。 **それ** [其れ] [代名] 自分も相手も知っていること、見ていること、手の届くところのものごとをさすことば。「―、とって」「―ができたら見せて」 ②相手が言ったことをさすことば。「―はよかった」 ③話題の中の時点や状態などをさすことば。「―から一年」「―でじゅうぶんだ」 [接] 文章を始めるときに使うことば。そもそも。古い言い方。「―ヒューマニティーとは、人間の特有性の義なり」▽多く、漢文訓読体で使う。 **それかあらぬか** [連語] それが原因なのかどうか、不確かだが。 **それ** [感] はげましたり、勢いをつけたり、また注意を向けたりするときのことば。「―行け」▽相手がすでに知っていること、しなければいけないと思っていることに向かっていく人に対していう。 **それ来た** [連語] 予想どおりのことが起こったときや、ものごとの受けわたしのときにかけることば。 <801> **それっぽち** [副] それだけしかないこと。それっぽっち。 **それ見たことか** [連語] こちらの見こみや予想が、みごとに的中したときに言うことば。それみろ。 **それがし** [某] [代名] 名前がわからない人や、名前を出したくない人をさすことば。「―という者がたずねてきた」 [類] なにがし ②一人称単数。わたくし。昔、おもに男性が使った。 **それから** [接] その次に。そのあと。また、それ以後。それ以来。「―何をしますか」「―会っていない」 **それきり** [其れ限り] [副] それだけ。また、そのときかぎり。それを最後として。それっきり。「―ゆくえ不明となった」 **それこそ** [副] まちがいなく。まさしく。▽前のことばを受けて、続くことばを強調する言いかた。「それ」の強め。「失敗したら―たいへんだ」 **それしき** [副] それくらい。たかがその程度。「―のことで泣くな」「ーでへこたれるな」▽俗語的表現。 **それじゃ** [接] それなら。では。「―こうしたいかがですか」 [感] じゃあ。では。別れのあいさつのことば。▽「それでは」のくだけた言い方。 **それそうおう** [其れ相応] [名] [形動] それにつりあうようす。それにふさわしいようす。「―のお礼はする」「―の地位につける」 **それぞれ** [其れ其れ・夫れ夫れ] [副] その人その人。そのものそのもの。ひとりひとり。「―の考えを発表する」「人の好みはーちがう」 [類] めいめい・てんでに [使]い[分]け→「各々」を見よ。 **それだけに** [連語] それに応じた結果が予想どおりにあらわれることをあらわす。そうであればあるほど。だからいっそう。「―期待が大きい」 **それだのに** [連語] 「それなのに」のくだけた言い方。「―報むくわれない」 **それだま** [逸れ弾] [名] ねらいがはずれて、よそへ飛んでいく弾丸。流れだま。 **それで** [接] 前の内容が条件や理由となって、結果があとに続くことをあらわす。そのために。「急用ができた。―早退した」 ②自分の話をさきに進めたり、相手に話の続きをうながしたりするときのことば。それから。「そうですか。―どうなりましたか」 **それでいて** [接] そうであるのに。それでいながら。「―何もできない」 **それでは** [接] それなら。そういうわけなら。「―しかたがない」 ②ものごとに区切りをつけることば。では。「―始めましょう」 [感] 別れのあいさつに使うことば。では。「―みなさん、さようなら」 **それでも** [接] 前の内容を認めながらも、反対の意見や結果を導きだすことば。そういうわけでも。そうであっても。 > それでも地球は動いている > 従来の天動説を打破して、太陽を中心とした地動説を支持した、近代イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが、宗教裁判にかけられて、一応は裁判官に従いながら、「それでも地球は動いている」とつぶやいたということば。 **それどころ** [副] [「それどころ〜ない」の形で] とてもその程度のことではない。「―のさわぎではない」「いそがしくて今は―ではない」 **それとて** [連語] 前の内容を一応認めながら、次に話し手の判断を示す。そのことにしても。それだって。「ラッシュでこむというが、―九時までのことさ」 **それとなく** [副] はっきり示さず、遠回しに。それとはなしに。「―教えてくれた」 **それとも** [接] [「〜かそれとも〜か」などの形で] どれか一つをえらぶために候補を並べるときのことば。「赤か青か―緑にするしかない」 [類] あるいは **それなのに** [接] 前の内容から当然予想される結果と反対の事実や判断を示す。非難や不満をあらわすことが多い。それにもかかわらず。それだのに。「まかせると言った。―文句をいうなら勝手にしろ」 **それなら** [接] 前に述べられた内容に対する、話し手の意見や判断をあらわす。そうであるなら。そういうわけなら。「―話は別だ」 **それなり** [副] [名] それにふさわしい程度や状態であり、持ち味があること。「―の指導が必要だ」「作品は―によくできている」 [副] そのまま。それっきり。「―来なくなった」 **それに** [接] 前の内容に、さらにつけくわえるときのことば。「国語、歴史、―英語のテストもある」 [類] そのうえ **それにしても** [接] 前の内容をそれとして一応は認めながらも、話し手の判断を示す。そうであっても。「近ごろいそがしいらしい。―電話一本くれてもいいのに」 **それにつけても** [連語] 前に述べた、あることがらがきっかけで、昔のことなどを思いだすときに使うことば。それから連想されるのは。「―昔はのんびりしていたなあ」 **それにもかかわらず** [接] 前の内容から当然予想される結果と反対のことを続けて示すときのことば。それなのに。そうであるのに。「練習はよくやる。―たいして進歩しない」 **それは** [副] 程度がはなはだしいようす。ひじょうに。とても。「―りっぱな人でした」 ②ひどく感動した気持ちをあらわす。「―大だすかりだ」(多く「そりゃあ」と発音する) **それはそれは** [感] 強い感動、またお礼やおわびの気持ちをあらわす。それは、もう。たいそう。「―、かわいい人でした」「―、遠いところをわざわざ」 **そればかりか** [接] それだけでなく。その上さらに。それのみならず。 **それはさておき** [連語] そのことは別にして。 [類] それはともあれ <802> **それはそうともあれ** **それはそうと** [接]話の途中で思いだして、話題を変えるときのことば。そのことは一応そのままにして。「―、いつ中国にたつの」 [同]ところで・ときに **それほど【其れ程】** [副]①そんなに。「―好きならやりなさい」「―言いはるならそうしろ」 ②思っていたほど。「―うではよくない」「―の効果はなかった」 [同]たいして ▽多く否定形をともなう。 **それまで【其れ迄】** [副]①そこまで。「―言わなくてもいいのに」 ②それで終わり。「―にしよう」 **それもそのはず** そうなることも当然だ。 **それゆえ【其れ故】** [接]それだから。そういうわけで。「―計画を変更[へんこう]せざるをえない」 **それる【逸れる】** [動]目的や目標とちがった方向に進む。「台風が北へ―」「話が―」 > **つかいわけ** 外[はず]れる・それる= 「外れる」は、ねらったものがぴったりと合う位置に行かない。また、ぴったりと合っていたものがはなれる。「射た矢が外れる」「かぎが外れていた」。「それる」は、とんでもない方向へ進む。「ボールがそれて窓ガラスを割った」。 **ソロ** [名]集団でなく、一人で歌ったり、おどったり、演奏したりすること。▽二人のときは、デュエット。②野球で、塁上[るいじょう]にランナーのいないときのホームラン。「―ホーマー」 [同]solo **ゾロアスターきょう【ゾロアスター教】** [名]紀元前六世紀ごろ、ペルシアのゾロアスターが始めた宗教。太陽と火を崇拝する。拝火教。祆教[けんきょう]。マズダ教。 |Zoroaster **そろい【揃い】** [造語]①[名]そろうこと。そろったもの。「―のゆかた」「ご夫婦、お―でどちらへ」 ②[造語]そろったものを数えることば。セット。「そろえ」とも。「スキー用具一ひと―」 **ぞろい【揃い】** [造語]「~ぞろい」の形で]①いくつかでひと組みになることをあらわす。「三つ―の背広」 ②集まっているすべてのものが、みな同じようにそうであることをあらわす。「秀才―」「美人―」 **そろいぶみ【揃い踏み】** [名]すもうで、力士[りきし]がそろって土俵上でしこをふむこと。「三役―」 **ぞろめ【ぞろ目】** [名]①二個のさいころをふって、同じ数が出ること。▽「一」と「六」の場合もいう。 ②競馬の連勝式などで、同じわく番のウマが一着・二着をしめること。 **そろう【疎漏・粗漏】** [名・形動]やりかたがぞんざいで、手落ちのあること。「万事―なきよう」 [類]遺漏[いろう] **そろう【揃う】** [動]①いくつかのものを並べてみて、大きさや方向などが、同じ形や状態になる。「つぶが―」「足並みが―」「毛さきが―」 ②一か所に集まる。「親戚が―」「全員―」 ③不足するものがなく全部ととのう。「走攻守[そうこうしゅ]の三拍子[さんびょうし]そろった選手」「条件が―」 **そろえる【揃える】** [動]①いくつかのものを同じ大きさや状態にする。「大きさを―」「動きを―」「くつを―」 ②一か所に集めてならべる。「各界の名士を―」「がん首を―」 ③不足するものがないようにととのえる。「家具を―」「漱石全集を―」「釣[つ]り道具一式を―」 **そろそろ【徐徐】** [副]①その時期になりかかっているようす。まもなく。「―あらわれるころだ」 ②ゆっくり静かに動くようす。「―と歩く」 **そろぞろ** [副]次々に続いてたくさん動いていくようす。「並んで―と出てくる」 **そろばん【算盤・十露盤】** [名]①日本や中国で使われる計算用具。長方形のわくの中に玉を縦棒に通したものを並べ、その玉を上下して計算する。 ②損か得かを判断すること。「この仕事は―に合わない(=採算がとれない)」 ③計算の技術。「読み書き―」 > **算盤を弾[はじ]く** 損か得かを計算して考える。 **そろばんずく【算盤尽く】** [名]損得を考えて、損をしないように行動すること。計算ずく。「―ではとてもできない仕事」 **そろばんだかい【算盤高い】** [形動]損得をまず第一に考えるようす。 [同]勘定高い **そう【然う】** [副] **そう【宗】** [名] **そわそう【相】** [名] **そわせる【添わせる】** [動]そうようにさせる。とくに、男女を結婚させる。「相思相愛の二人を―」 **そわそわ** [副]楽しいことや待ちのぞんでいることを前にして、気持ちやふるまいが落ち着かないようす。「結婚式が近づいて―する」 **そん【存】** ①ある。いる。 [同]在 ②のこす。たもつ。 ③おもう。かんがえる。また、考え。「在(=ある)」は別字。 →「存する」「存ぞんじる」を見よ。 **そん【村】** ①むらざと。いなか。 ②いちばん小さい地方公共団体。 **そん【孫】** <803> **そん** [孫] 子の子。まご。また、血すじを受けついだ者。 **そん** [尊] たいせつにし、敬う。たっとぶ。 [類] 貴[とうと]・卑[いや]しい ②相手側のものの上につけ、敬う気持ちをあらわす語。 ③尊い神仏。 **そん** [損] 利益を失うこと。はらった努力が報いられないこと。「知っておいても―はない」「骨折りーん」[対]得・益 ②きずつける。こわす。そこなう。③使いへらす。→「損する」「損じる」を見よ。 **そん** [巽] 「南東」の、昔の言い方。たつみ。 **そん** [損] →漢字項目を見よ。 **ぞん** [存] →「そん」 **そんえき** [損益] [名] [スル] 損失と利益。損得。「―計算書」 **そんかい** [損壊] [名] [スル] そこない、こわすこと。災害などで、家や道路がこわれること。「地震による家屋の―」 **そんがい** [損害] [名] 事故や災害あるいは取り引きなどによって受けた、金銭的また物質的な被害。「―をこうむる」「―賠償」 [類] 損失 **ぞんがい** [存外] [副] [形動] 思っていたのとちがうようす。古い言い方。「―に簡単だった」 [類] 思いの外・ほか・案外 **そんがいほけん** [損害保険] [名] 偶然の事故などによる損害を補償[ほしょう]する目的でつくられた保険。 **そんがん** [尊顔] [名] 相手の顔を敬った言い方。お顔。「―を拝す」 **そんきょ** [蹲踞] [名] [スル] すもうで、相手と勝負する前に向きあってとる姿勢。つまさき立ってこしを下ろし、ひざを開いて背すじを正す。 **ソング** [名] [造語] うた。「フォークー」song **そんけい** [尊敬] [名] [スル] その人をすぐれていると思い、敬うこと。「―の念をもつ」「―する人物」 [文法] 敬語表現で、相手を敬う気持ちをあらわす言いかた。口語では動詞に助動詞「れる」「られる」を付けてあらわす。「先生が書いた本」を「先生が書かれた本」というなど。また、「お取りになる」「お取りあそばす」など。文語では、助動詞「る」「らる」「す」「さす」「しむ」を付けてあらわす。 **そんけいご** [尊敬語] [文法] 敬語の一つ。口語では、話し手が、相手の動作や相手側のものについて尊敬をあらわすことば。「お荷物」「いらっしゃる」「おっしゃる」など。文語では、話し手が、話題の中の人物のうち、動作をする人を尊敬し高めるためのことば。「たまふ」「おはす」「のたまふ」「おぼす」など。たとえば、「心苦しくなど、思ひ乱れたまふ」で、尊敬語「たまふ」は「思ひ乱れ」ている人に対する話し手の敬意をあらわす。 **そんげん** [尊厳] [名] [形動] 尊くおごそかなこと。おかしがたいさま。「人間の―を傷つける」 **そんげんし** [尊厳死] [名] 死に臨んで、一個の人格としての尊厳を傷つけられずに死をむかえること。みだりに延命のための無意味な操作をすることを拒否すること。 **そんざい** [存在] [名] [スル] あること。あるもの。はたらきや価値をもって、そこに実在すること。「彼はクラスにとって貴重な―だ」「社会的—」「理由が―する」 **ぞんざい** [形動] あつかいかたや口のききかたなどが、ていねいでなく、乱暴なようす。「―な話しぶり」「客を―にあつかう」 [類] いいかげん・投げやり **そんざいかん** [存在感] [名] 現実に、たしかにそこにあると強く感じさせること。「―のある役者」 **そんざいとじかん** [存在と時間] [哲学] 一九二七年。ドイツ、ハイデガーの著。存在の意味を追求し、実存の成り立ちを時間性から考察しようとした。Sein und Zeit **ぞんじ** [存じ] [名] →「ごぞんじ」 **ぞんじあげる** [存じ上げる] [下一] 「知る」「思う」のへりくだった言い方。「お名前はよく存じ上げております」 **そんしつ** [損失] [名] [スル] 利益や財産、あるいは自分にとってたいせつなものを失うこと。「大きな―をこうむる」 [類] 損害 [対] 利得 **そんしょう** [尊称] [名] 尊敬の気持ちをこめた呼び名。 **そんしょう** [損傷] [名] [スル] そこなわれたり、傷つけられたりすること。「機体の―がいちじるしい」 **そんしょく** [遜色] [名] [多く、「遜色がない」の形で] 他と比較しておとっていない。見おとりしない。「少しもーがない」 **そんじょそこら** [副] 「そこら」を強めた言い方。そこらあたり。「―の品物とは品物がちがう」▽「そんじょ」は強めの語。 **そんじる** [損じる] [上一] [造語] 傷つけて悪い状態にする。こわす。いためる。わるくなる。「健康を―」「上役のきげんを―」 ②へる。へらす。なくなる。「利益を―」 [造語] [「~損じる」の形で] まちがえる。「書きー」「受けー」▽意志的な動作についていう動詞の連用形に付く。▽「そんずる」は、状態が悪い方向に向かうことをいい、「そこなう」は、完全なものが不完全になることをいう。 <804> **ぞんじる** [存じる] [上一] 「知る」のへりくだった言い方。「お名前は存じています」 ②「考える」「思う」のへりくだった言い方。「ぜひお会いしたいと存じます」▽「ぞんずる」とも。 **そんする** [存する] [サ変] ある。存在する。「真理は―」 ②たもつ。のこす。「昔のたたずまいを―町並み」▽文章語。 **そんする** [損する] [サ変] 損をする。損害を受ける。また、むだをする。「時間を―」 [対] 得する > 損して得取れ > 一時損をすることはあっても、あとで大きな利益をえるようにせよ。 **ぞんずる** [存ずる] [サ変] →「ぞんじる」 **そんぞう** [尊像] [名] 神仏や身分の高い人の像。敬った言い方。 ②他人の姿形。敬った言い方。 **そんぞく** [存続] [名] [スル] 組織や制度などがひき続きあること。また、ある状態がそのまま続いて残ること。「会社の―にかかわる大問題」 [類] 持続・継続 **そんぞく** [尊属] [名] 血縁関係にある人のうちで、自分よりも上の世代の人。父母や祖父母、おじ・おばなど。[対]卑属 **そんそせっしょう** [樽俎折衝] [故事] 外交上のかけひき。また、宴席における外交交渉。▽「樽」は酒だる、「俎」は料理をのせる台のこと。 **そんだい** [尊大] [形動] 自分は他人よりも大きな存在なのだと思いあがり、人を見くだしているようす。「―な態度をとる」「―に構える」 [類] 傲慢 **そんたく** [忖度] [名] [スル] 人の気持ちや考えをおしはかること。察すること。「彼の気持ちは―しかねる」 [類] 推量・推察 **そんちょう** [村長] [名] 地方公共団体である村の代表者。村の行政をつかさどる人。 **そんちょう** [尊重] [名] [スル] 価値のあるもの、すぐれたものと認め、それにふさわしくたいせつにあつかうこと。「少数意見を―する」「人権の―」 **そんどう** [村道] [名] 村の中を通っている道。 ②公道の一つ。その村でつくり、管理する道。 [類] 国道・県道 **そんとく** [損得] [名] 損失と利益。「―ぬきで仕事をひきうける」 [類] 利害・損益 **そんな** [形動] 自分も相手も知っている程度や分量・状態をさし示す。「―感じ」「いつも―だった」 ②自分も相手も知っている対象を、そまつな価値が低いものとしてさす。「―ものいらない」「―こというやつがあるか」 ③相手のことばをやわらかくうち消す言いかた。そんなことはない。「いいえ、―」▽「そのような」のくだけた言い方。「のに」「ので」などは、連体形「そんなな」に付くが、名詞などは連体形でなく、語幹「そんな」に直接付く。そのため形容動詞でなく連体詞とする説もある。 [副] 「そんなに」の形で] それほどまでにはなはだしく。「―に大きくない」「―に心配するな」 **そんなこんな** [連語] いろいろなことがあるようす。あれやこれや。「―でいそがしい」「―の毎日でした」 **ぞんねん** [存念] [名] いつも心に思ったり考えたりしていること。「私の―を申しのべます」 **そんのうじょういうんどう** [尊王攘夷運動] [歴史] 幕末に起こった政治運動。天皇中心の国家建設を目ざし、外国勢力を追いはらうことを主張。諸外国との戦いに敗れたのち、尊王倒幕運動に発展した。 **そんぴ** [存否] [名] 存続しているのか、していないのか。また、生きているのか、いないのかということ。「彼の―は不明である」 [類] 安否 **そんぴ** [尊卑] [名] たっといことと、いやしいこと。身分の高い者と低い者。「貴賤[きせん]―」 **そんぷ** [尊父] [名] 他人の父の敬った言い方。「つつしんで、ごーの逝去[せいきょ]をいたみます」[対]尊母 **ソンブレロ** [名] スペインやメキシコなどで用いる、つばの広い帽子。sombrero **そんぶん** [孫文] [人名] 一八六六—一九二五年。中国の政治家。三民主義(=民族・民権・民生)を唱え、辛亥革命で臨時大総統となったが、袁世凱[えんせいがい]にゆずり、のちに中国国民党を結成したが病死。 **ぞんぶん** [存分] [名] [形動] 願っているとおり、たっぷりと。したいとおり。「―のはたらきをする」「思う―遊ぶがいい」 [類] 十分 **そんぼう** [存亡] [名] このまま残れるか、ここでほろんでしまうか。存在と滅亡。「危急―」 **ぞんめい** [存命] [名] [スル] 生きていること。生きながらえること。「父の―中はお世話になりました」 [使]い[分]け→「生存」を見よ。 **そんもう** [損耗] [名] [スル] 使って減らすこと。減ること。「体力の―を防ぐ」 [類] 消耗▽古くは「そんこう」と読んだ。 **そんらく** [村落] [名] いなかで人家が集まっている場所。むら。「―が点在している」 [類] 集落 **そんりつ** [存立] [名] [スル] 独立して成り立ち、存在していること。「国家―の基盤だん」 **そんりょう** [損料] [名] 衣類などを借りたときにしはらう借用料。「―貸し(=使用料をとって貸すこと)」 **た** [他] ほかの。別のもの。「―に例を見ない」 [類] 外 ②自分以外。「―をたのむ」 [対] 自 <805> **た** [多] 数量がおおい。たくさんある。[対]少・寡[か] ②すぐれている。大きいこと。「彼の労を―とする」 **た** [汰] よいものと悪いものを選びわける。②ぜいたくをする。 **た** [太] →「たい」 **た** [田] [名] 耕してイネなどを植えるようにした土地。水田と陸田とがある。たんぼ。畑[かぞえ方]枚・面 **た** [他/多] →漢字項目を見よ。 **だ** [打] たたく。うつ。②野球やゴルフなどで、ボールを打つこと。③動詞の上にそえて、その動作をする意味をあらわす語。 **だ** [妥] たがいにゆずりあって、おだやかに落ち着かせる。 **だ** [堕] くずれおちる。おとす。▽「随[ずい]」(=したがう)は別字。 **だ** [駄] ウシやウマに荷物を背負わせて運ぶ。②値打ちのないもの。つまらないもの。③はきもの。 **だ** [蛇] →「じゃ」 **た** [助動] [意味] 過去・完了・存続「今年の春、初めて九州へ行った」「きのう彼と話しあった」「どんなにうれしかったろう」(過去)。「やっと風邪[かぜ]が治った」「原稿を書き上げたところだ」(完了)。「晴れた空」「ちがった考え」(存続)。 [参考] 日本語の完了には、実際にはまだ終わっていなくても、確実であると話し手(書き手)が心の中に仮定していう言いかたもある。「あしたお会いしたときに相談しましょう」「書き終わったら帰ってよろしい」 たった今気づいたという確認のこともある。「あった、あった、探していた本が」「しまった、かさを忘れた」「そうだったのか」。確認の意味から、軽い命令をあらわすこともある。「じゃまだ、どいた、どいた」「さあ、買った、買った」 [接続] 用言および助動詞の連用形に付く。ただし、「た」は確定または過去をあらわすのが役目だから、助動詞の否定・推定の「ぬ」「う」「よう」「まい」の下には付かない。ガ行・ナ行・バ行・マ行の五段動詞に付くときは音の連続の関係上、「だ」になる。「死んだ」「読んだ」はそれぞれ「死にた」「読みた」の変化した形。 [活用] 特殊型。▷巻末「活用表」参照。[参考]断定の助動詞「だ」の「趣味は読書だ」と、形容動詞の活用語尾の「会場は静かだ」との区別に要注意。過去・完了・存続をあらわすには、文語では「き」「けり」と「つ」「ぬ」、「り」「たり」があったが、過去の記憶があるという「き」や「けり」と、完了の「つ」「ぬ」との区別がうすれ、「り」と「たり」とでは、動詞との連続の上で広く使われた「たり」がもっとも優勢となり、「たり」「たる」などの活用が弱くなって、室町時代末ごろから「た」だけで以上のすべてに使われるようになった。 **た** [造語] [「た〜」の形で] 動詞や形容詞にそえて、意味を強めることば。「―なびく」「―やすい」 **だ** [助動] [意味] (肯定の)断定「来週には会えるだろう」「もう少しで終わる」「彼は画家だった」「これはわたしのかばんだ」「読まないなら返してくれ」 [接続] 体言、副詞の一部、助詞「から」「まで」「だけ」「ぐらい」「ばかり」などに付く。 [活用] 形容動詞型。▷巻末「活用表」参照。[参考]活用したとき、「で」「なら」など形が大きく変わる。また、「だ」「で」の形は、他の品詞との区別に注意。形容動詞の活用語尾の場合「富士山がきれいだ」「静かで気持ちがよい」、過去の助動詞「た」が動詞の音便を受けて「だ」になる場合「新聞を読んだ」、格助詞「で」の場合「筆で書く」、接続助詞「て」が動詞の音便を受けて「で」になる場合「飛んで行く」など。また、「である」がdeaに変化して、それが関東などではda(だ)に、九州・四国などではdya→ja (じゃ)に、関西では dya→ ya(や)に変化した。 **たあいない** [形] →「たわいない」▽「他愛ない」と当てる。 <806> **ダーウィン** [人名] 一八〇九—一八八二年。イギリスの生物学者。動植物の観察を通して生物の進化を確信するにいたり、進化論を発表して、社会思想にも影響をあたえた。著書に「種の起源」など。Charles Robert Darwin **ダーク** [形動] くらい。陰気な。また、黒い。黒ずんだ。「ーサイド」「―エイジ」「―チェンジ(=舞台の暗転)」 ②じみな。落ち着いた。「―カラー」dark **ダークスーツ** [名] 色調の黒みがかった、男子用の背広上下。濃紺のものなどをいう。dark suit **ダークホース** [名] 実力は不明だが、勝つかもしれないと思われる競走馬。また、注目されてはいないが、なんとなくぶきみな、実力のありそうな競争相手。「―的な存在」dark horse **ターゲット** [名] まと。目標。ねらう相手。「―をしぼる」target **タージ・マハル** [名] インド北部のアグラ市にある、ムガル帝国第五代皇帝シャー・ジャハンと妃[きさき]の墓。一七世紀前半、早逝した妃のために皇帝が建て、のち自身もほうむられた。インド・イスラム建築の代表。Taj Mahal **ダース** [名] [造語] 一二個でひと組みのものを数える単位。一二ダースは一グロス。▽「打」と当てる。dozen から。 **タータンチェック** [名] いろいろな色で織りだした格子じまの模様。タータン。▽もと、スコットランドで階級などをあらわす紋章として使われた。tartan check **ダーツ** [名] 洋裁で、服を立体的にするために、布をつまんでぬいつけた部分。つまみぬい。「―を入れる」 ②室内で、小さな矢を投げて的に当て、得点を競うゲーム。投げ矢。darts **ダーティー** [形動] きたない。よごれた。「―な資金」「―なイメージ」dirty **タートルネック** [名] とっくりえり。首すじにぴったりとついた高いえり。▽「タートル」は、ウミガメ。turtleneck **ターニングポイント** [名] かわりめ。転機。転換点。「人生の―」turning point **ターバン** [名] インド人やシーク教徒などの男性が、折りたたんで頭に巻きつけている布。turban **ダービー** [名] [造語] 毎年六月におこなわれる、サラブレッド明け四歳馬によるイギリス最大の競馬レース。また、これにならった各国の競馬レース。▽一七八〇年に始めたダービー伯爵の名から。 [名] [造語] 注目を集めるような一位あらそいや競争。「ホームランー」Derby **タービン** [名] 蒸気・ガス・水の力などで、羽根車を回転させて動力をえる機械。「水力―」turbine **ターボ** [名] 「ターボチャージャー」の略。エンジンの効率を高めるための補助装置。排気ガスを利用してタービンを回し、圧縮空気をエンジン内のシリンダーに強制的に送りこむ。turbo **ターボジェット** [名] ジェットエンジンの一種。とり入れた空気を圧縮し、燃焼ガスをつくってターボチャージャーを回し、推進力をえる。turbojet **ターミナル** [名] 多くの鉄道やバスなどが集中して発着する駅。「―デパート」 ②空港で、管制塔・税関・サービス施設などのある建物。「旅客ービル」 ③電気回路や電気機器の接続のためにとりつけた金具。端子。terminal **ターム** [名] 用語。とくに、学術用語。術語。「テクニカルー(専門用語)」term **ダーリン** [名] 恋人や夫婦が、相手に愛をこめて呼びかけることば。「わたしの―」darling **タール** [名] 石炭や木材などを、空気にふれさせずに熱してつくる、黒くてねばりけのある液体。防腐剤などに使う。tar **ターン** [名] [スル] 回転。 ②方向や進路を変えること。「UI」 ③水泳競技で、折りかえし。「クイックー」turn **たい** [太] 非常に大きい。ふとっている。ふとい。②ひじょうに。③ものごとの、いちばんはじめ。一番目。 **たい** [対] [タイ] むかいあう。相手をする。はりあう。②勝負の組みあわせや、二つのものの比較をあらわす。「巨人―阪神戦」「五―三で勝つ」「二―一の割合」 [タイ] 優劣の差がない。「―で勝負する」→「対する」を見よ。[ツイ]二つでひと組みのもの。また、そのひと組を数えることば。 **たい** [体] [タイ] からだ。「―をかわす」「―をしずめる」 ②まとまった形。形式。「―をなさない」③もとや中心になるもの。「名は―をあらわす」④知識などを身につけて自分のものにする。⑤仏像や遺体などを数えることば。「仏像三―」→「体する」を見よ。 [テイ] ようす。ありさま。「当惑の―」 <807> **たい**[体] イ・5画 全7画 [名]①人[ひと]や動物[どうぶつ]のからだ。②すがた。かっこう。③実質[じっしつ]をそなえたもの。 タイ ①体育[たいいく] 体温[たいおん] 体格[たいかく] 健康体[けんこうたい] 肉体[にくたい] ②体系[たいけい] 体制[たいせい] 体積[たいせき] ③体言[たいげん] 実体[じったい] 主体[しゅたい] 本体[ほんたい] 文体[ぶんたい] ④体験[たいけん] 体得[たいとく] からだ 体[からだ]を壊[こわ]す 体付[からだつ]き 体裁[ていさい] 世間体[せけんてい] 人体[じんたい] 風体[ふうてい] 身体[しんたい] 為体[ていたらく] **たい**[待] 彳・6画 全9画 ●やってくるのをまつ。②人[ひと]をもてなす。▼「侍[じ]」は別字[べつじ]。 タイ ①待機[たいき] 待望[たいぼう] 期待[きたい] ②待遇[たいぐう] 虐待[ぎゃくたい] 招待[しょうたい] 接待[せったい] 優待[ゆうたい] まつ 春[はる]を待[ま]つ 待合室[まちあいしつ] **たい**[退] 辶・6画 全9画 ●後[うし]ろへひきさがる。しりぞく。②のける。しりぞける。③おとろえる。 タイ ①退出[たいしゅつ] 退職[たいしょく] 退陣[たいじん] 引退[いんたい] 退学[たいがく] 退治[たいじ] 撃退[げきたい] ②退化[たいか] 退屈[たいくつ] 減退[げんたい] 衰退[すいたい] しりぞく・しりぞける 役[やく]を退[しりぞ]く/敵[てき]を退[しりぞ]ける 立[た]ち退[の]く **たい**[帯](帶) 巾・7画 全10画 ◎こしやもののまわりに巻[ま]くもの。おび。②身[み]につける。おびる。③気候[きこう]や地形[ちけい]などから分[わ]けられた、おび状[じょう]の地域[ちいき]。 タイ ①衣帯[いたい] 眼帯[がんたい] 声帯[せいたい] 束帯[そくたい] 包帯[ほうたい] ②帯剣[たいけん] 帯刀[たいとう] 帯分数[たいぶんすう] 携帯[けいたい] 妻帯[さいたい] 連帯[れんたい] ③一帯[いったい] 温帯[おんたい] 火山帯[かざんたい] 地帯[ちたい] おび・おびる 帯締[おびじ]め 帯封[おびふう]/任務[にんむ]を帯[お]びる 帯刀[たてわき] **たい**[貸] 貝・5画 全12画 金品[きんぴん]をかす。↔借[しゃく] ▽「貨[か]」「賃[ちん]」は別字[べつじ]。 タイ 貸借[たいしゃく] 貸与[たいよ] 賃貸[ちんたい] かす 手[て]を貸[か]す 前貸[まえが]し 貸席[かしせき] 貸本[かしほん] 貸家[かしや] **たい**[隊] 辶・9画 全12画 ①行列[ぎょうれつ]した一団[いちだん]。「―を組[く]んで行進[こうしん]する」②「軍隊[ぐんたい]」のこと。 タイ ①隊員[たいいん] 隊商[たいしょう] 隊長[たいちょう] 隊列[たいれつ] 楽隊[がくたい] ②自衛隊[じえいたい] 中隊[ちゅうたい] 入隊[にゅうたい] 部隊[ぶたい] **たい**[態] 心・10画 全14画 すがた。ようす。 タイ 態勢[たいせい] 態度[たいど] 実態[じったい] 状態[じょうたい] 容態[ようだい] 態[わざ]と 態々[わざわざ] **たい**[耐] 而・3画 全9画 [特] もちこたえる。こらえる。がまんする。 タイ 耐火[たいか] 耐久[たいきゅう] 耐震[たいしん] 耐乏[たいぼう] 忍耐[にんたい] たえる 寒[さむ]さに耐[た]える 耐[こら]える **たい**[怠] 心・5画 全9画 [特] なまける。おこたる。 タイ 怠惰[たいだ] 怠納[たいのう] 怠慢[たいまん] 勤怠[きんたい] 倦怠[けんたい] おこたる・なまける 注意[ちゅうい]を怠[おこた]る/仕事[しごと]を怠[なま]ける 怠[なま]け者[もの] **たい**[胎] 月・5画 全9画 ①腹[はら]に子[こ]をやどす。みごもる。また、子[こ]のやどるところ。②ものごとのはじめ。きざし。 タイ 胎教[たいきょう] 胎児[たいじ] 堕胎[だたい] ②胚胎[はいたい] 換骨奪胎[かんこつだったい] 受胎[じゅたい] はらむ **たい**[泰] 水・5画 全10画 ①やすらかで、落[お]ち着[つ]いている。ゆったりしている。②ひじょうに。③多[おお]くの人[ひと]から尊敬[そんけい]されること。▽中国[ちゅうごく]の「泰山[たいざん]」が高[たか]い山[やま]であることから。▼「恭[きょう]」は別字[べつじ]。 タイ ①泰然自若[たいぜんじじゃく] 泰平[たいへい] 安泰[あんたい] ②泰西[たいせい] 泰東[たいとう] ③泰山北斗[たいざんほくと] 泰斗[たいと] やすらか **たい**[袋] 衣・5画 全11画 ●布[ぬの]や紙[かみ]などでつくった入[い]れもの。ふくろ。②ふくろにはいったものを数[かぞ]えることば。「セメント一〇[じゅう]―」 タイ ①風袋[ふうたい] 郵袋[ゆうたい] ふくろ 袋小路[ふくろこうじ] 袋[ふくろ]だたき 紙袋[かみぶくろ] 足袋[たび] 布袋[ほてい] **たい**[逮] 辶・8画 全11画 おいつく。とどく。およぶ。 タイ 逮捕[たいほ] 逮夜[たいや] およぶ **たい**[替] 曰・8画 全12画 ①入[い]れかわる。②おとろえる。 タイ 交替[こうたい] 代替[だいたい] ②衰替[すいたい] 隆替[りゅうたい] かえる・かわる 投手[とうしゅ]を替[か]える 両替[りょうがえ] 模様替[もようが]え/入[い]れ替[か]わる 年度替[ねんどが]わり 為替[かわせ] <808> **たい** [滞] はかどらない。とどこおる。②同じところにとどまる。 **たい** [黛] まゆずみ。 **たい** [大/代/台] →「だい」 **たい** [対/体/隊] →漢字項目を見よ。 **たい** [袋] →造語漢字項目を見よ。 **たい** [他意] [名] 心の中にかくしもっている、ほかの考え。「決して―はありません」 [類] 二心・異心 **たい** [鯛] [名] タイ科の魚をまとめた呼び方。マダイをさすことが多い。姿が美しく美味であり、また「めでたい」に通じるので、祝いの料理に使われる。 > 鯛の尾より鰯の頭 > 大きくてりっぱなものの後ろについていくより、小さくてもその先頭に立つほうがいい。 [類] 鶏口となるも牛後となるなかれ **たい** [助動] [意味] 希望「本が読みたくてしょうがない」「ぜひ会いたかった」「医者になりたい」「行きたければいつでも行きなさい」 [参考] ぞんざいな口調に「てえ」の形がある。 [接続] 動詞および助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」の連用形に付く。「ございます」「存じます」が下にくるときは、「とうございます」「とう存じます」になる。また、打消の「ない」が下にくるときは「たくない」と連用形「たく」を使う。 [活用] 形容詞型。▷巻末「活用表」参照。[参考]「彼は勉強したくて東京に出た」「君は来たければいつでも来なさい」など、三人称・二人称にも「たい」は付く。助動詞は常に話し手の気持ちだけをいうものなので、この「たい」は接尾語と見るほうがよいという考えもある。 **タイ** [名] 「ネクタイ」の略。「―ピン」 ②運動競技で、得点や記録が同じであること。「―スコア」「日本―記録」 ③音楽で、同じ高さの二音を切らずに続けて演奏すること。記号は [参考] 高さがちがうときは「スラー」。tie **タイ国** [国名] 正式国名は、タイ王国。アジア南東部の、インドシナ半島からマレー半島にまたがる国。東南アジアで植民地にならなかったただ一つの国。小乗り仏教が盛ん。古くはシャムといった。面積約五一万平方キロメートル。首都バンコク。主要言語タイ語。▽自由の国という意味。「泰」と当てる。 **だい** [大] おおきい。「声を―にしてうったえる」「―の男がみっともない」 [対] 小 ②すぐれている。りっぱな。また、重要な。③ものすごい。はなはだ。「―の仲よし」④おおよその。だいたい。⑤同じ役向きで、いちばん上の地位をあらわす。⑥おおきさ。天皇に関することがらに付ける語。⑧他人に敬意を示す語。⑨「大学」の略。 > 大なり小なり > 大きいか小さいかのちがいはあっても。「―問題はある」 [類] 多かれ少なかれ > 大の虫を生かして小の虫を殺す > 重要なものごとを救うためには、小さなものごとを犠牲にする。 > 大は小を兼ねる > 大きいものは小さいものの代わりとして使うことができる。 **だい** [代] 他の役の代わりとして何かをする。 [類] 替 ②品物や労力などの代わりとしてはらうかね。③歴史上の区切られた期間。時代区分。④家や位をつぎ、その地位にあるあいだ。また、その順番を数えることば。「社長の―がかわる」「孫子の―まで」「三―目」 [対] 世 ⑤時代や年齢の範囲を示す語。「一九九〇年―」「四〇歳―」 **だい** [台] 高くて、見はらしのいい建物。②高くてたいらなところ。③ものをのせたり、のぼって作業するための平たい道具。「―の上にあがる」④基礎になるもの。⑤値段・時間などの、おおよその範囲を示す語。「一〇万円―」「八時―」「六○点―」⑥車や機械などを数えることば。「ジープニー」 <809> **だいいちぎ【第一義】** [名]もっとも価値があり、根本的なこと。いちばんたいせつなことがら。 [対]本義 **たいあん【大安】** [名]「大安日[たいあんび]」の略。何をするにも縁起がよく、結婚[けっこん]・ひっこしなどをするのにいいとされる日。だいあん。「―吉日」 [対]仏滅 **たいあん【対案】** [名]相手の案に対抗[たいこう]する、こちらの別の案。「―をもちだして争う」 **だいあん【代案】** [名]すでにある案に代わる案。「―を用意する」 **たいい【大意】** [名]長い文章や話の、おおよその意味や内容。あらまし。「―をつかむ」 **たいい【体位】** [名]①体格・健康・運動能力などからみた、総合的なからだの強さ。「―の向上をはかる」 ②からだの位置や姿勢。「―を入れかえる」 **たいい【退位】** [名・スル]天皇や国王などが位をおりること。 [対]即位 **たいいく【体育】** [名]①健康なからだをつくり、運動能力を高めるための教育。「―の日」 ②学校の教科の一つ。運動や競技の技能や知識を学ばせ、体力をのばすことを目的とする。「保健―」 **たいいくのひ【体育の日】** [名]→「スポーツのひ」▽東京オリンピック開催を記念して、一九六六年から一〇月一〇日に設けられたが、二〇〇〇年から一〇月の第二月曜日に変更。のち、二〇二〇年に名称をスポーツの日と改めた。 **だいいち【第一】** ①[名]①順序のいちばんはじめ。最初。「全集の―巻」 ②いちばん重要なこと。もっともすぐれていること。「美術界の―人者」「健康―」 ②[副]なによりもまず。そもそも。「旅行するにも―かねがない」 **だいいちいんしょう【第一印象】** [名]はじめて接したときに受ける感じ。ぱっと見たときの感じ。「―ではまじめそうに見えた」 **だいいちじさんぎょう【第一次産業】** [名]産業分類の一つ。農業・林業・牧畜業・漁業などのように、直接自然にはたらきかけて、食糧や原料をとり、また、つくりだす産業。▽ほかに、第二次産業・第三次産業。 **だいいちじせかいたいせん【第一次世界大戦】** [名]一九一四-一八年。ドイツなどの同盟国側と、イギリスなどの協商国側との戦争。大国の領土争いや民族独立運動などから起こり、三〇以上の国が参戦した。ドイツは、国内での暴動などのために降伏[こうふく]。日英同盟によって参戦した日本は、アジアにあるドイツ領を占領して、統治権をえた。 **だいいちにんしゃ【第一人者】** [名]ある分野や社会の中で、もっともすぐれた人。 **だいいちにんしょう【第一人称】** [文法]→「いちにんしょう」 **だいいっせん【第一線】** [名]その社会で、いちばん重要で活発に活動しているところ。「営業の―で働く」 [同]最前線▽もと、戦場で敵にもっとも近い場所という意味から。 **だいいっぽ【第一歩】** [名]ものごとを始めようとする、最初の段階。「再建の―をふみだす」 **たいほう【対位法】** [名]音楽で、二つ以上のメロディーを同時に組みあわせる作曲技法。 **たいいん【退院】** [名・スル]入院して病気やけがを治した人が病院を出ること。 [対]入院 **たいいん【隊員】** [名]ある隊にはいっている人。「越冬―に選ばれた」 **ダイイン** [名]核[かく]の開発などに対する抗議[こうぎ]行動の一つ。集会の参加者が、犠牲者のつもりになって、死んだように大地に横たわる。 |die-in **たいいんたいようれき【太陰太陽暦】** [名]太陰暦と太陽暦を合わせて調整したこよみ。十九年に七度のうるう月を設ける。▽一八七二年まで使われていた日本の陰暦(=旧暦)は、元日が立春のころになる **だい【第】** **だい【題】** ①書物・文章・詩歌[しいか]などの内容を短くまとめたことば。みだし。「―をつける」 ②解決しなければならないことがら。問い。→「題する」を見よ。 **だい【乃】** ①あなたの。なんじ。▽「乃公[ないこう]」は、わがはい・おれさまという意味。 ②すなわち。 ③…の。 **だい【大/代/台/第/題】** →漢字項目を見よ。 **たいあたり【体当たり】** [名・スル]①自分のからだごと勢いをつけて相手にぶつかること。「―を食わせる」 ②目的や対象に向かって、いちかばちか思いきってぶつかること。「―精神」「―の演技」 [類]捨て身 **タイアップ** [名・スル]たがいに密接な関係を保ち、共同でものごとをすること。提携。「―して開発事業をおこす」 |tie-up <810> **たいいんれき**[太陰暦][名]月が地球を一周する時間をもとにしてつくったこよみ。新月から新月までを一か月とし、その十二か月を一年(=約三四四日)とする。陰暦。[対]太陽暦 **だいうちゅう**[大宇宙][名]人間を小宇宙と見なしたとき、広大な宇宙そのものをさすことば。マクロコスモス。[対]小宇宙 **たいえい**[退嬰][名]すすんで新しいものをとりいれようとする意気ごみのないこと。[対]進取▽「嬰」は、守ること。 **だいえん**[大円][名]球[きゅう]を、その中心を通る平面で切ったときにできる円形。▽地球の大円を「大圏たいけん」という。 **たいおう**[対応][-スル]①たがいに向きあうこと。「―する二つの辺」 ②二つのものがたがいにつりあうこと。「収入にーした家を探す」[類]相応 ③それぞれの状況や相手にふさわしいこたえかた、行動をすること。「具体的な―策だく」[同]対処・適応 **だいおう**[大王][名]「王」を敬った言い方。「アレクサンダーー」 **だいおうじょう**[大往生][名]苦痛や心の乱れがなく、安らかでりっぱに死ぬこと。「九〇歳さいをこえて―をとげた」 **ダイエット**[名]美容や健康のためにする食事制限。「ーメニュー」[diet] **だいたい**[題詠][名]前もって題をきめておいて詩や和歌・俳句などをつくること。また、題に合わせて詠んだ詩や和歌・俳句。 **たいえき**[体液][名]動物の体内にあるすべての液体のまとめた呼び方。からだ全体に酸素や栄養分を送り、いらなくなったものを集めてくる。血液やリンパ液など。 **たいえき**[退役][名]兵士としての仕事からしりぞくこと。「―軍人」 **ダイオード**[名]電子のはたらきを利用した二極構造の半導体部品。整流や発光などに使う。[diode] **ダイオキシン**[名]「ポリ塩化ジベンゾダイオキシン」の略。除草剤[じょそうざい]にふくまれており、とくにその中でも毒性が強く、奇形児[きけいじ]や癌[がん]などの原因となるものをさす。[dioxin] **たいおん**[体温][名]人間や動物のからだの温度。ヒトの場合は、ふつうセ氏三六度から三七度。 **だいおん**[大恩][名]非常に深い恩。「師の―に報むくいる」 **たいおんけい**[体温計][名]体温をはかる器具。検温器。 **だいおんじょう**[大音声][名]はるか遠くまでひびきわたる、大きな音や声。「―で名のりをあげる」▽「だいおんせい」とは読まない。 **たいか**[大火][名]ある地域の大部分を焼くような大きな火事。大火災。 **たいか**[大家][名]①学問や芸術の分野で、とくにすぐれた仕事をしている人。「油絵の―」[同]権威 ②大きな家。家がらのりっぱな家。財産のたくさんある家。「たいけ」とも。「―にとつぐ」[同]名家▼「おおや」と読めば別の語。 **たいか**[大過][名]目立った失敗や大きなあやまち。「ことし一年―なく勤めた」 **たいか**[対価][名]他人に労力や財産をあたえた見返りとして受ける利益。「労働の―」[類]代価 **たいか**[耐火][名]燃えにくく、高い熱にもとけたりくずれたりしにくいこと。「―とびら」「―建築」 **たいか**[退化][名]①生物で、使われなくなったからだの一部分が、はたらきを失って小さくなったり、おとろえたりすること。「人間の尾は―した」[同]退行・退歩 ②進歩がとまり、発達していないもとの状態にもどること。「文明の―」 **たいか**[滞貨][名]品物が運べなかったり、売れゆきが悪かったりして、駅や店などにたまってしまうこと。また、その貨物や商品。「郵便物の―」▽「滞荷」は誤り。 **たいが**[大河][名]非常に大きな川。また、物語などで規模の大きいこと。「―を目前にする」「―ドラマ」 **だいか**[台下][名]相手を敬って手紙のわきづけに用いることば。 **だいか**[代価][名]①品物の値段。代金。 ②ものごとをなしとげるために、さけることのできない犠牲[ぎせい]や損害。「高い―をはらう」[類]代償 **たいかい**[大会][名]多くの人々や団体が集まる規模の大きな会合。「全国剣道―に参加する」 **たいかい**[大海][名]広く大きな海。だいかい。「井の中の蛙[かわず]―を知らず」[同]大洋 > 大海の一滴 きわめてわずかで小さいことのたとえ。[同]大海の一粟[いちぞく] **たいがい**[大概][副]①だいたいのところ。大部分は。「―まちがいはない」「―の生徒は遠足が好きだ」 ②ほどほど。いいかげん。「ばかなことを言うのも―にしろ」[同]大抵 **たいがい**[大概][名]くわしくはないが、だいたい。あらまし。「この件の―を申しのべます」[同]概略 **たいがい**[対外][名]外部や外国に対すること。「―試合」「―政策」 **たいがいじゅせい**[体外受精][名]母体外でおこなわれる、水生動物などの受精。また、卵子をとり出して精子と受精させる人工受精。 **だいがえ**[代替え][名]→「だいたい(代替)」 **タイガきこう**[タイガ気候][名]シベリアやアラスカなどにみられる冷帯気候。月の平均気温がセ氏一〇度以上になるのが四か月未満で、針葉樹林のタイガが広く分布する。 **たいかく**[体格][名]人のからだの外から見た発育状況。「―のいい子」[同]恰幅[かっぷく]・体付き > 「つかいわけ」→「体[からだ]」を見よ。 **たいがく**[退学][名]学生や生徒が、卒業前に学校をやめること。「―処分になる」[同]中退・退校 **だいがく**[大学][名]高等学校の上の、専門の学問を教えるところ。 <811> **だいがくいん【大学院】** 大学の学部よりも、さらに深い研究をしたり、技術を高めたりする教育機関。修士課程と博士課程がある。 **たいかくせん【対角線】** 多角形で、となりあわない二つの頂点を結んだ直線。 **たいがしょうせつ【大河小説】** 人々の歴史を何世代にもわたってあつかったり、一人の人物の一生をその社会的背景をふくめてえがいたりした長編小説。「チボー家の人々」「ジャン・クリストフ」など。 **だいかついっせい【大喝一声】** [四漢]大声でどなりつけたり、しかりつけたりすること。不心得者をとをしかる場合にいう。「大声一喝」とも。 **たいかのかいしん【大化の改新】** 六四五年に、中大兄皇子・中臣鎌足のが、蘇我氏を討ち、政権をとって始めた政治改革。年号を大化とし、公地公民や班田収授の法などをおこない、天皇中心の中央集権国家体制を強化した。 **だいがわり【代替わり】** 君主・世帯主・経営者などが、死んだりやめたりして、次の代の人にかわること。 **たいかん【大患】** ①大病。重病。「―をわずらう」②この上ない重大な心配ごと。 **たいかん【大観】** ①広く全体を見わたすこと。全体から判断すること。「経済情勢を―する」②雄大な景色。規模の大きなながめ。「頂上からのー」③「大鑑」に同じ。「国歌―」 **たいかん【大鑑】** 一冊で、その分野のことがすべてわかる書物。大観。「書道―」[大全] **たいかん【体感】** ①からだに受ける感じ。「―温度」②内臓が刺激をされて感じる、空腹やはきけなど。 **たいかん【退官】** 官職を辞めること。「―記念講演」↔任官 **たいかん【耐寒】** 寒さにたえること。「―訓練」 **たいがん【大願】** 大きな願いごと。だいがん。「―成就」[大望] **たいがん【対岸】** 川や湖などの向こう岸。 >対岸の火事 自分には直接関係のおよばない、ただながめているだけですむこと。[高見の見物] **だいかん【大寒】** 二十四節気の一つ。一月二〇日ごろ。小寒と立春とのあいだで、一年じゅうでいちばん寒い時期。 **だいかん【代官】** 江戸時代、幕府が直接治めている土地で、年貢をとりたてたり、工事などをさせたりした役人。 **たいかんしき【×戴冠式】** ヨーロッパ諸国で、新しい国王がはじめて王冠をかぶり、王の位についたととを広く内外に示す儀式。 **たいがんじょうじゅ【大願成就】** [四漢]大きな願いごとが、望みどおりにかなうこと。「―をいのる」 **だいかんみんこく【大韓民国】** [国名]朝鮮半島の南部にある共和国。北緯三八度線で、朝鮮民主主義人民共和国と分かれている。韓国。面積約九万九〇〇〇平方。首都ソウル。主要言語韓国語。 **たいき【大気】** 地球をとり巻く厚い気体の層。空気。「―汚染」 **たいき【大器】** ①並はずれた才能をもち、ひろい心で他の人をうけいれるような大人物。「未完の―(=将来、まちがいなく大物になるはずの人)」[大物]▽もと、大きな入れものという意味から。 **たいき【待機】** 準備を整え、いつ出番がきてもいいようにして待っていること。「自宅―」 **たいぎ【大義】** 人間としてふみはずしてはならない、たいせつなすじみち。とくに、国家や君主に対して忠誠をちかう心。「―にもとる行為」「―名分」 >大義親を滅す 国や主君の大事のためには、肉親を犠牲にしてもやむをえない。私情は捨てなくてはならない。大義滅親。▽中国、「左氏伝」から。 **たいぎ【大儀】** [形動]からだがつかれて何をするのもめんどうなようす。「起きあがるのも―だ」[億劫]②目下の者の仕事やはたらきをねぎらうことば。ごくろう。古い言い方。「お役目―であった」 **たいきけん【大気圏】** 地球のまわりの大気の広がっている土地。気圏。「隕石が―に突入した」▽対流圏・成層圏・電離圏などがある。 **たいぎご【対義語】** ①ある基準のもとで、意味が対立、または正反対になることば。「長い」と「短い」、「大」と「小」、「来る」と「行く」など。反対語。対意語。②二つのことばの意味が対になっていることば。「男」と「女」、「親」と「子」など。対照語。対語。▼「対語」とも。 **だいぎし【代議士】** 選挙によって国民から選ばれ、国民を代表して国の政治を論議する人。国会議員。とくに、衆議院議員をさす。 **だいぎせい【代議制】** 国民から選ばれた代表者が、議会で政治をおこなう制度。間接民主制。代表民主制。 **だいきち【大吉】** おみくじや占などで、運勢がたいへんにいいこと。また、「大吉日(=縁起のいい日)」の略。↔大凶 **たいきばんせい【大器晩成】** [四漢]すぐれた大人物は、若いころは目立たなくて、後年になって大成するものだ。▽「大器晩生」は誤り。 **たいぎめいぶん【大義名分】** [四漢]だれに対しても、うしろめたさを感じないで堂々と説明できる理由や道理。「―が立つ」 **たいきゃく【退却】** 戦いなどに負けて後方へ下がること。戦況が不利になってにげだすこと。「前線から―する」[後退・退散・退去]↔進撃 **たいぎゃく【大逆】** 君主や親を殺すような、人の道にそむくもっとも罪深い行為。だいぎゃく。「―罪(=旧刑法で、天皇などに対する反逆の罪)」「―無道」 **たいぎゃくじけん【大逆事件】** 一九一○年、明治天皇の暗殺を計画したとして、幸徳秋水ら社会主義者二六名が逮捕された事件。裁判の結果、秋水と一一名が処刑された。幸徳事件。 <812> **たいぎゃくじけん**[大逆事件][名]一九一〇年。明治天皇の暗殺を計画したという疑いで、幸徳秋水[こうとくしゅうすい]ら社会主義者二六名が逮捕された事件。裁判の結果、秋水と一一名が処刑された。幸徳事件。 **たいぎゃくむどう**[大逆無道][名]はなはだしく人の道にそむき、道理を軽んじること。「―の臣」 **たいきゅう**[耐久][名]長く持ちこたえられること。長く使っても、こわれずにもちこたえられること。「―性」「―力」「二十四時間―レース」 **だいきゅう**[代休][名]休日に働いたり、学校に行ったりした代わりにとる休日。「月曜日は体育祭の―だ」「一日―」 **たいきゅうしょうひざい**[耐久消費財][名]消費財で、かなり長期間使えるもの。家具・電気製品・自動車など。耐久財。 **たいきょ**[大挙][名]大勢の人々がそろって一度に行動すること。「売り場に―しておし寄せる」 **たいきょ**[太虚][名]おおぞら。虚空[こくう]。古代中国では、万物の根元・宇宙の本体と考えられた。 **たいきょ**[退去][名]ある場所からたちのくこと。「強制―」「―命令」「国外―」[同]撤退 **たいきょう**[胎教][名]妊娠中の女性が、胎児にいい影響[えいきょう]をあたえるように心身をととのえること。▽胎児教育という意味。 **たいぎょう**[大業][名]大きな事業。また、帝王の事業。「国家統一のーをなしとげる」 **たいぎょう**[怠業][名]わざと仕事の能率を下げること。サボタージュ。▽労働者が経営者と争うときの手段の一つ。 **だいきょう**[大凶][名]おみくじや占うらないなどで、運勢がきわめて悪いこと。↔大吉 **たいきょく**[対局][名]向かいあって囲碁や将棋の勝負をすること。「名人と―する」 **たいきょく**[対極][名]反対の極。相対する極。「―的な立場にある」 **たいきょくけん**[太極拳][名]中国古来の拳法[けんぽう]。武術としてよりも、だれにもできる健康体操として普及[ふきゅう]している。 **タイきろく**[タイ記録][名]競技などで、それまでの最高記録と同じ記録。タイレコード。「世界―」 **たいきん**[大金][名]たくさんのかね。額の大きなかね。「―は持ちあるかない」「―をはたいて買う」 **だいきん**[代金][名]品物を買った人が、売った人にしはらうかね。「―あとばらい」[同]代価 **だいきんひきかえ**[代金引換][名]代金のしはらいとひきかえに品物をわたすこと。代引[だいびき]。「―郵便」 **たいく**[体軀][名]体格。からだつき。「堂々たる―の持ち主」 **だいく**[大工][名]神社やお寺や家を、建てたりなおしたりする職人。「日曜―(=休日に趣味でする大工仕事)」 **たいくう**[対空][名]空からの攻撃に対して、地上から反撃をすること。「―ミサイル」[対]対地 **たいくう**[滞空][名]航空機などが空中を飛びつづけること。「―時間が長い」 **たいぐう**[対偶][名]①二つでひと組みとなるもの。対[つい]。「東西」「左右」など。 ②論理学で、「犬は動物である」という判断(原判断)に対して、「動物でないなら犬でない」という判断をいう。▽原判断が真ならば、その対偶もまた真である。原判断を単に逆に入れかえただけの「動物は犬である」は常に真というわけではなく、これを「逆は必ずしも真ならず」という。 **たいぐう**[待遇][名]①ある店などをもてなすこと。「国賓―」「課長―」 ②会社や官庁などが、働く人の能力や年齢によってあたえる地位や給料のあつかい。「職場の―改善」 **たいぐうひょうげん**[待遇表現][名]話し手と話の中の人物や聞き手との関係で、身分・年齢などによって、話し手の表現法がさまざまに変わること。たとえば、尊敬・ていねい・親愛・侮蔑心などの気持ちをこめていう。▽尊敬語を人間間の待遇としてとらえていう。 **たいくつ**[退屈][名]①さしあたりすることが何もなくて、時間をもてあますこと。「―しのぎ」 ②おもしろみがなく、あきていやになること。「彼といると―しない」「―な映画」 **たいくん**[大君][名]「君主」を敬った呼び方。また、江戸時代の将軍の別名。 **たいぐん**[大軍][名]兵士の数の多い軍隊。 **たいぐん**[大群][名]動物などが多く集まってできた大きな群れ。「はちの―におそわれた」 **たいけい**[大兄][代]二人称単数。おもに、男性が手紙文で、対等または少し目上の男性に対して使う。「―のご健康をいのる」→小弟 **たいけい**[大系][名]同種類の本や論文を広く集め、順序づけたり関係づけたりしてまとめたもの。「学問的に―づける」 **たいけい**[大計][名]大きな計画。遠大なはかりごと。「百年の―」 **たいけい**[大慶][名]たいへんにめでたいこと。古い言い方。「―至極に存じます」 **たいけい**[体刑][名]①なぐったり、むちで打ったりして、直接からだに苦痛をあたえる刑。[類]体罰 ②罪を犯[おか]した者を刑務所に入れて、その人の自由をうばう刑。[類]自由刑[対]罰金刑 **たいけい**[体形][名]からだの形や姿。「太りぎみの―」 **たいけい**[体型][名]からだつきを、型[かた]によって分けたもの。やせ型・肥満型など。「―に合わせた服を選ぶ」 **だいけい**[台形][名]向かいあっている辺のひと組みが平行である四辺形。▽もと、「梯形[ていけい]」。 **たいけいてき**[体系的][形動]体系が整っているようす。システマティック。 <813> **たいげんそうご**[大言壮語][名]実力以上にいばって、おおげさに言うこと。また、そのことば。 **たいげんどめ**[体言止め][名]体言で文を終わらせる表現法。とくに和歌で、第五句の終わりに名詞を置くもの。用言で言い切りにしない結果、余情、象徴的な効果が大きい。和歌史では、とくに、新古今集時代に流行した。たとえば、「春の夜の夢の浮橋とだえして峰[みね]にわかるる横雲の空」(藤原定家[ふじわらのていか])。 **たいけん**[大賢]は愚なるが如し きわめてかしこい人は、知識をおもてに出そうとしないので、一見おろかな人のように見える。 **たいこ**[太古][名]おおむかし。はるか遠い歴史以前の時代。▽「大古」は誤り。 **たいこ**[太鼓][名]木製や金属製の胴に、皮やプラスチックを張り、手やばちでたたいて音を出す打楽器。「陣―」「鉦[かね]や―でさがす」[かぞえ方]張り **たいご**[対語][名]対義語。▽「ついご」と読めば「たいぎご②」の意味。 **たいご**[隊伍][名]きちんと並んで、隊列を組むこと。また、組んだ隊列。「―を組んで行進する」 **たいこう**[太公][名]ヨーロッパで、君主の一族の男子を敬った呼び方。また、小国の君主の呼び名。 **たいこう**[大綱][名]①あるものごとの重要なところ。おおもと。 ②およその骨組み。ものごとのおおすじ。アウトライン。「計画の―を発表する」→細目 **たいこう**[対向][名]たがいに向きあうこと。「―車」[対]対面 **たいこう**[対抗][名]相手に負けまいと、たがいに競いあうこと。「クラスーの球技大会」「―心」 **たいこう**[対校][名]①学校と学校とが競いあうこと。「―試合」 ②二種の定本の文字の異同を比べあわせたり、文字の誤りを正したりすること。 **たいこう**[退行][名]しりぞくこと。あとに下がること。また、役に立たなくなること。[類]退化 > 天体の惑星[わくせい]が、西に向かって運行すること。[類]逆行 **たいけつ**[対決][名]両方が向かいあって正否や優劣をきめること。また、解決するのがむずかしい問題に、正面からたち向かうこと。「悪と―する」 **たいけん**[大圏][名]地球を、その中心を通る平面で切ったときにできる円。「―コース(=大圏に沿った航路で、二地点を結ぶ最短距離)」[同]大円 **たいけん**[体験][名]直接、自分自身がそのもの、そのことがらにぶつかること。また、そうしてえた経験。「戦争―を話す」「―談」 > **つかいわけ** 体験・経験 「体験」は、人が自分のからだでものや事件にぶつかること。また、ぶつかったことがら。「経験」は、それによって自分の知識や見通しや手腕[しゅわん]を身につける機会となる出来事。またそれとの出会い。 **たいげん**[大言][名]いばって、大きなことを言うこと。いばって言うことば。「―壮語」[同]豪語・高言 **たいげん**[体言][名]名詞と代名詞をまとめた呼び方。自立語で活用がなく、「が」がついて主語になることば。たとえば「人」「富士山」「三個」「こと」「わたし」「こちら」など。▽体言は「だ」や「です」がついて述語になったり、「の」や「へ」などがついて修飾語になったりもする。「悪いのはわたしだ」「三個のりんご」「こちらへ来る」 **たいげん**[体現][名]頭の中で考えている形のないものを、具体的な形にあらわすこと。「彼の理想を―した作品」[類]具現 **だいげん**[代言][名]①法廷[ほうてい]などで、本人に代わって意見や言い分を述べること。「―を依頼する」 ②「代言人」の略。「弁護士」の古い言い方。「三百―(=いいかげんな弁護士)」 **だいげん**[題言][名]「題辞」に同じ。 **だいこくばしら**[大黒柱][名]①家屋の中央部にあって、建物を支えている太い柱。 ②家庭や団体・会社などで中心となる人。「一家の―を失う」[類]支柱 **たいこう**[退校][名]生徒が学校を卒業しないで、途中[とちゅう]でやめること。[類]退学 **たいこう**[太閤][名]①摂政や太政大臣、また、関白[かんぱく]の位を自分の子にゆずった人。敬った言い方。 ②豊臣秀吉の呼び名。 **だいこう**[代行][名]本人に代わって、ものごとをおこなうこと。また、その人。「学長―」[同]代理 **だいこうかいじだい**[大航海時代][名]一五世紀から一七世紀にかけて、ヨーロッパ諸国、とくにポルトガルとスペインが、競[きそ]って航海や探検に乗りだした時代。コロンブスのアメリカ発見、マゼランの世界周航などにより、急速に世界はせまくなった。 **たいこうけんち**[太閤検地][名]安土桃山時代、豊臣秀吉がおこなった検地。全国の土地を一律の基準の石高[こくだか]で評価し、検地帳に記録した。土地の所有者とされた農民は、年貢納入の義務を負う。 **たいこうたいごう**[太皇太后][名]三后[さんごう]の一人。先々代の天皇の皇后。太皇太后宮[たいこうたいごうぐう]。たいこうたいこう。 **たいこうてんのう**[大行天皇][名]天皇がなくなって、おくり名のまだできないあいだの呼び方。前の天皇。 **たいこうぼう**[太公望][名]釣りの好きな人のこと。▽中国、周代の政治家呂尚[りょしょう]の別名。文王にめしだされるまでは毎日釣りをしていたという故事から。 **たいこく**[大国][名]広い国土や大きな経済力・軍事力をもつ国。「―主義」「経済―」[同]強国[対]小国 **たいごく**[大獄][名]重大な犯罪事件で、多くの人がとらえられること。「安政の―」 **だいこくてん**[大黒天][名]七福神の一人。打ち出の小づちと大きなふくろを持ち、米俵の上に乗って福を授さずけるという。略して「大黒」とも。→図「しちふくじん」 <814> **だいごてんのう【醍醐天皇】** 八八五-九三〇年。在位、八九七-九三〇年。宇多[うだ]天皇の第一皇子。延喜の治とよばれる天皇親政を実[じっ]しした。荘園[しょうえん]整理令を出し、また「三代実録」「延喜格式[えんぎきゃくしき]」「古今集」などの編さんを命じた。 **たいこ【太鼓】** **たいこばし【太鼓橋】** [名]半円形に真ん中が高く、まるく反[そ]った橋。そりはし。 **たいこばん(太鼓判)を押す** 絶対にまちがいがなく、確実だと保証する。▽太鼓のような大きな判をおしてうけあうという意味。 **だいごみ【醍醐味】** [名]ほんとうのおもしろさや最高の味わい。「登山の―」 [同]妙味▽「醍醐」は、牛乳を精製したチーズのようなものをいう。 **たいこむすび【太鼓結び】** [名]女帯の結びかたの一つ。結び目を太鼓の胴のようにふくらませる。おたいこ。 **たいこもち【太鼓持ち】** [名]①権力者にこびへつらう人を、軽べつして言うことば。太鼓たたき。「あの男は社長の―だ」 ②昔、遊郭などで、芸を見せたり冗談[じょうだん]を言ったりして、客のきげんをとり、座をもりあげる仕事をした男。幇間[ほうかん]。 **だいこん【大根】** [名]①アブラナ科の一年草。白い根や葉を食べる。春の七草では「すずしろ」という。 ②へたな役者をあざけっていうことば。大根役者。 **だいこんおろし【大根下ろし】** [名]①ダイコンをすりおろしたもの。 ②ダイコンをおろす道具。おろしがね。 **たいさ【大佐】** [名]旧陸海軍の将校の階級の一つ。佐官の最上級。▽旧日本海軍では「だいさ」といった。 **たいさ【大差】** [名]程度や数量などの大きなちがい。「AでもBでも―はない」「前半で―がつく」 [対]小差 **たいざ【対座・対坐】** [名・スル]たがいに向かいあって座ること。さしむかい。「西郷隆盛と勝海舟が―した部屋」 **たいざ【退座】** [名・スル]①集まりの途中で席を立って出ていくこと。「急用ができて―する」 [同]退席 ②劇団をやめること。 [類]退団 [対]入座 **だいざ【台座】** [名]ものをのせておく台。とくに、仏像を置く台。 **たいさい【大祭】** [名]①神社の大がかりな祭り。 ②天皇がみずからおこなう皇室の祭り。 **たいざい【滞在】** [名・スル]よその土地へ行って、その場所にしばらくとどまっていること。「軽井沢[かるいざわ]に―する」 [同]逗留[とうりゅう] **だいざい【大罪】** [名]大きな罪。たいざい。 [同]重罪 **だいざい【題材】** [名]芸術作品や学問の研究で、中心となる考えや、表現内容のもととなるもの。「小説の―をさがす」 **たいさく【大作】** [名]①力のこもったすぐれた作品。「正月映画の超[ちょう]―」 [同]傑作・力作 ②形や規模の大きな作品。 [対]小品 **たいさく【対策】** [名]相手の態度や事件のなりゆきに応じてとる手段や方法。「環境[かんきょう]汚染の―を練る」「交通事故―」 [同]方策 **だいさく【代作】** [名・スル]本人に代わってつくること。また、その作品。 **たいさん【退散】** [名・スル]にげさること。また、その場をひきあげること。「どろぼうはいちはやく―した」「そろそろ―するとしよう」 **たいざん【大山】** [名]大きな山。おおやま。 > **大山鳴動して鼠[ねずみ]一匹[いっぴき]** 前ぶれのさわぎばかり大きくて、結果は大したことは何もなかった。▽もとは、ラテン語の「山々が産気づいてハツカネズミが一匹[ぴき]生まれた」というホラティウスのことばから出た西洋のことわざ。「大山」は「泰山」とも書く。 **たいざん【泰山】** [名]高くて大きな山。「―北斗」▽もと、中国の五岳[ごがく]の一つ、山東省にある有名な山の名から。 > **泰山の安[やす]きに置く** しっかりと安定させておく。 > **泰山は土壌[どじょう]を譲[ゆず]らず** 度量の大きい人物は、他人のつまらない意見ももらさず聞いて、人間的に大きく成長する。 [同]河海は細流を択ばず ▽泰山は、どんな小さな土くれもうけいれて大山となったという意味。中国、「史記」から。 **だいさん【代参】** [名・スル]本人に代わって、神仏に参拝すること。また、その人。 **だいさんインターナショナル【第三インターナショナル】** [名]→「コミンテルン」 **だいさんき【第三紀】** [名]地質時代の区分で、もっとも新しい新生代の前半。約六五〇〇万年前から約一七〇万年前まで。アルプスやヒマラヤなどの大山脈が形成され、日本列島もほぼできあがった時代。生物では哺乳動物と双子葉植物が栄えた。 **だいさんごく【第三国】** [名]いま問題となっていることがらに直接関係していない国。「―の調停が必要だ」 →当事国 **だいさんじさんぎょう【第三次産業】** [名]産業分類の一つ。ものをつくるのではなく、ものを売ったり、客にサービスをしたりすることをおもな仕事とする産業。第一次・第二次産業にふくまれないすべての産業。金融[きんゆう]業、運輸・通信業、弁護士・医者・公務員など。▽第三次産業にふくまれている情報産業と知識産業を、この分類からはずして「第四次産業」という場合もある。ほかに、第一次産業・第二次産業。 **だいさんしゃ【第三者】** [名]いま問題となっていることがらに直接関係していない人。問題に対して中立な立場の人。「―に判断してもらう」 →当事者 **だいさんせいぼんち【大鑽井盆地】** [名]オーストラリア中東部にある盆地。少ない降水量を補うために、ほりぬき井戸が多く、ヒツジの放牧が盛[さか]ん。 **だいさんせいりょく【第三勢力】** [名]対立する二大勢力のどちらにも属さない、中立的な立場をとる勢力や国々。中間勢力。 **だいさんせかい【第三世界】** [名]アメリカなどの資本主義陣営[じんえい]、旧ソ連などの社会主義陣営のいずれにも属さない国々。アジア・アフリカ・ラテンアメリカ <815> **たいしゃく【貸借】** 貸すことと借りること。とくに、かねの貸し借りのこと。 **たいしゃくたいしょうひょう【貸借対照表】** 期末決算などで、資産と負債とを、貸方と借方とに分けて対照させた一覧表。バランスシート。 **たいしゃくてん【『帝釈天】** 仏法を守る神。▽インド最古の聖典「リグヴェーダ」の最高神、インドラの漢訳。 **だいさん【第三】** →「だいさん(第三)」 **だいさんしゃ【第三者】** あるものごとに直接関係のない人。局外者。 **だいさんせかい【第三世界】** アジア・アフリカなどの、発展途上にある、中立を主張する諸国をいう。第三勢力。 **だいさんにんしょう【第三人称】** ↓「さんにんしょう」 **だいさんのしんじん【第三の新人】** [国語]昭和一○年代後半に登場した、「戦後派」に続く世代の作家をまとめた呼び方。政治や思想よりも、日常性や細部描写にこだわる傾向が強い。小島信夫・安岡章太郎・遠藤周作ら。 **たいざんぼく【泰山木】** モクレン科の常緑高木。庭木などにする。初夏に白い大きな花が咲き、よいかおりがする。たいさんぼく。 **たいざんほくと【泰山北斗】** [四漢]ある分野でもっとも高く評価され、あおぎたっとばれる人物。第一人者。略して「泰斗」とも。▽山ならば泰山(=中国の五岳の一つ)、星ならば北斗七星のようだという意味から。「大山北斗」は誤り。 **だいさんみぶん【第三身分】** フランス革命前の旧制度で、市民や農民層のこと。第三階級。▽第一は僧侶、第二は貴族で、特権階級に属する。 **たいし【大旨】** だいたいの内容。あらまし。大意。 **たいし【大志】** 大きな望みや高い目標を実現しようとする心。「―をいだく」[野心・大望] **たいし【大使】** 「特命全権大使」の略。外国にとどまり、国の代表としてその国との外交や在住自国民の保護のために派遣される最上級の外交官。 **たいし【太子】** ①天皇の地位をつぐ人。皇太子。②聖徳太子のこと。「―堂」 **たいじ【胎児】** 母親の腹の中にいて、まだ生まれてきていない子。「―のようにまるくなってねる」 **たいじ【退治】** 害があるものや悪いものを、ほろぼしてなくすこと。「だにを―する」「鬼―」 **たいじ【対峙】** ①対立する二人の人や二つの勢力が、にらみあったまま動かないでいること。「両軍、川をはさんで相―する」②山などが向かいあって、競いあうように高くそびえたつこと。 **だいし【大姉】** 女性の戒名の下にそえる呼び名。居士、俗人のまま仏門にはいった女性のこと。 **だいし【大師】** ①仏や菩薩のを敬っていうことば。②りっぱな僧に、朝廷があたえる呼び名。とくに、弘法大師空海をさす。「―講」 **だいし【台紙】** 写真・図・スタンプなどをはりつけるためのあつでの紙。 **だいし【題詞】** ①「題辞」に同じ。②詩歌のはじめに、その成立事情などをしるしたことば。ことばがき。 **だいし【題詩】** ある題をもって詩をつくること。また、その詩。 **だいじ【大事】** [形動]①〈名〉たいへんなこと。重大な事件。「―に至る」「お家の一―」②大きな仕事や事業。「―をくわだてる」◆小事[形動]①何よりも重要でたいせつなようす。「―な用件で外出する」「―な時期にさしかかる」②いろいろ気をつけて、おろそかにしないようす。「―な宝物」「―に育てる」[大切] >大事の前の小事 ①大きなことをなしとげようとするときには、小さなことは捨ててよろしい。②大きなことをする前は、どんな小さなことにもじゅうぶん気を配って油断してはならない。 >大事を取る ものごとをするにあたって、軽がるしい行動はつつしんでじゅうぶん用心する。 **だいじ【題字】** 書物・絵画・石碑などに、題としてしるす文字。「―は作者自身が書いた」 **だいじ【題辞】** 書物の巻頭や絵などに書くことば。[題詞・題言] **ダイジェスト** 全体をわかりやすくまとめたもの。たいせつなところだけをぬきだしたもの。要約。「―版」[digest] **たいしかん【大使館】** 大使が、派遣された国で公務のために使う役所。 **だいしきょう【大司教】** ローマ・カトリック教会で、大司教区内最高位の僧職。 **だいしぜん【大自然】** 人間の力ではとうていおよばないほど大きな力をもった自然。「―の猛威」 **たいした【大した】** [連体]①非常におどろいて、感心する気持ちをあらわすことば。「あいつはーものだ」「―人気だ」[すごい]②『大した〜ない」の形で」とりたてて言うほどの…でない。「―被害はなかった」「―人物ではない」 **たいしつ【体質】** ①生まれたときからそなわっているからだの質。「特異―」②組織や集団の本来の性格。「会社の―に合わず、退社した」 **たいして【大して】** [画]「大して〜ない」の形で」とりたてて言うほどのことでもないことをあらわす。さほど・・・ない。あまり・・・ない。「――重要ではない」「―時間はかからない」 **だいじない【大事ない】** たいしたことはない。また、さしつかえない。「今回の事故は―」「失敗してもー」 **たいしゃ【大赦】** 恩赦の一つ。国や皇室にめでたいことがあったとき、政令で定められた犯罪の刑罰の執行をやめたり、軽くしたりすること。 **たいしゃ【代謝】** 古いものと新しいものとが入れかわること。「新陳―」▽「だいしゃ」と読むのは誤り。 **たいしゃ【退社】** ①仕事が終わって会社から出ること。「―時間」↔出社②勤めていた会社を辞めること。↔入社 **たいしゃ【代×赭】** 赤褐色。茶色がかっただいだい色。また、赤鉄鉱を粉にした赤褐色の顔料。 **だいじゃ【大蛇】** 大きなヘビ。[おろち・うわばみ] <816> **たいしゃづくり**[大社造り][名]神社建築の最古の様式。高ゆか・切り妻造りで、中央に心御柱[しんのみはしら]が立つ。出雲大社本殿が代表例。 **だいしゃりん**[大車輪][名]①鉄棒のわざの一つ。からだをまっすぐのばしたまま回転する。鉄棒をにぎった部分が車輪の軸にあたる。 ②精力的に仕事をすること。「―の活躍をする」 **たいしゅ**[太守][名]①昔、親王の任国であった三国、上総[かずさ](=千葉)・常陸[ひたち](=茨城)・上野[こうずけ](=群馬)の国守の呼び名。 ②江戸時代、一国以上の領地をもつ大名。国主大名。 ③古代中国で、郡の長官の呼び名。 **たいしゅう**[大衆][名]社会の大部分をしめる、ごくふつうの人々。一般の人々。「―にうけるテレビ番組」「―食堂」 > **つかいわけ** 大衆・民衆・庶民・公衆 「大衆」は、単に社会の大多数の人々。「大衆車」。「民衆」は、もと、貴族に対する多くの人民の意味で、政治上の立場をふくめていう。「民衆の声」。「庶民」は、ごくふつうの生活をする人々。その一人一人の暮らしぶりを重視して使うことが多い。「庶民の生活」。「公衆」は、人々を公正な社会生活の立場からとらえる。「公衆道徳」。 **たいしゅう**[対州][名]→「つしま」 **たいしゅう**[体臭][名]その人のからだから出るにおい。また、いかにもその人らしさが見られる個性。 **たいじゅう**[体重][名]からだの重さ。「―計」 **たいしゅううんどう**[大衆運動][名]ある目的のために、広く一般の人々に呼びかけておこなう運動。 **たいしゅうてき**[大衆的][形動]だれにでも親しみやすいようす。「―な読み物」 **たいしゅうぶんがく**[大衆文学][名]たくさんの読者に興味をもってもらえるような文学作品。[同]通俗文学 ▽最近では「純文学」との区別ははっきりしなくなった。 **たいしゅつ**[退出][名]地位の高い人のところや役所などから、ひきさがって帰ること。 **たいしょ**[大暑][名]二十四節気の一つ。七月二三日ごろ。一年のうちでもっとも暑さの厳しいころ。[同]酷暑[対]小暑 **たいしょ**[太初][名]世界のはじめ。天地のはじめ。 **たいしょ**[対処][名]問題や事件のなりゆきに応じて、適切なしまつをつけること。「前向きに―する」[同]対応 **たいしょ**[対蹠][名]向かいあった足の裏のように、反対の位置に立つこと。正反対。▽「蹠」は、足の裏のこと。古くは「たいせき」と読む。 **だいしょ**[代書][名]本人に代わって、手紙や文書を書くこと。また、「代書人」の略。現在は司法書士や行政書士。[類]代筆 **たいしょう**[大正][名]日本の年号の一つ。一九一二年七月三〇日から一九二六年一二月二五日まで。 **たいしょう**[大笑][名]大いに笑うこと。おおわらい。「呵々―」 **たいしょう**[大将][名]①ある集団の中でいちばん上の地位にいる人。「がき―」 ②将校の階級で、いちばん上の位。 **たいしょう**[大勝][名]試合などで、大きな差をつけて勝つこと。大勝利。[対]大敗 **たいしょう**[対称][名]二つの点・線・図形などが直線や点などをさかいに向かいあっていて、その直線や点を中心に、折りかえしたり、半回転したりすると、完全に重なりあう関係にあること。シンメトリー。 **だいじょう**[大乗][名]自分自身だけでなく、広く人間全体の救いを説く仏教の教え。「―仏教」[対]小乗▽日本の仏教はこの流れを受けている。 **だいじょうえ**[大嘗会][名]「大嘗祭[だいじょうさい]」に同じ。 **だいじょうかん**[太政官][名]→「だじょうかん」 **たいしょうごと**[大正琴][名]二本の金属の弦[げん]を張り、鍵盤[けんばん]をおさえて弾く楽器。大正時代に流行した。 **だいじょうさい**[大嘗祭][名]天皇が即位して、最初の新嘗祭[しんじょうさい]。その年とれた穀物を神々に供え、天皇みずからも食する一代一度の神事。大嘗会[だいじょうえ]。「おおなめまつり」「おおにえまつり」とも。 **だいじょうだいじん**[太政大臣][名]→「だじょうだいじん」 **たいしょう**[対象][名]目標となるもの。また、相手となるもの。オブジェクト。「高校生を―に編集された辞書」 **たいしょう**[対照][名]①似かよったものどうしを、つきあわせること。「比較―」 ②性質のちがうものを並べたとき、ちがいが目立つこと。コントラスト。「黒と白の―の妙[みょう]」[対]対比 > 「つかいわけ」→「比較」を見よ。 **たいしょう**[隊商][名]隊を組んでラクダに荷物を負わせ、砂漠を行き来する商人。キャラバン。 **たいじょう**[退場][名]競技場や舞台・会場などからたち去ること。「審判[しんぱん]に暴力をふるい―になる」[同]退席[対]登場・出場・入場 **だいしょう**[大小][名]①大きいものと小さいもの。また、大きいことと小さいこと。「ことの―を問わず慎重[しんちょう]に対処する」 ②昔の武士が持っていた、大刀とわき差しのこと。「―は武士のたましい」 **だいしょう**[代償][名]①損害をあたえた相手に、そのうめあわせとしてさし出す金品など。「―をはらう」[類]賠償・補償 ②あることをしとげるために、はらわなければならない犠牲[ぎせい]や損害。[同]代価 **だいしょう**[大詔][名]天皇の詔書[しょうしょ]。大御言[おおみこと]のり。▽中国、「易経」の「大亨以正、天之道也」から。 <817> **だいじょうだん【大上段】** ①相手をみくびって、上からおどしつけるような態度。「―に構える」②剣道で、刀を頭の上にふりかぶる構え。「上段の構え」を強めた言い方。 **たいしょうてき【対照的】** [形動]二つのものの性質が対立して、きわだっているようす。 **たいしょうデモクラシー【大正デモクラシー】** 大正時代の自由主義的な考えかた。護憲運動・普通選挙運動などが起こった。 **だいじょうてんのう【《太上天皇】** 位をゆずったあとの天皇を敬った呼び名。上皇。「だじょうてんのう」とも。 **だいじょうぶ【大丈夫】** [形動]①〈形動〉しっかりしていてたよりになる。不都合や心配な点がないようす。「一○時集合で―です」「まかせておけばーだ」[安心]②〈副>確実なようす。まちがいなく。保証できる。「―、あしたは晴れるよ」▽よい結果になると信じる気持ちがこめられる。[きっと]③〈名〉一人前のりっぱな男。ますらお。多く、「だいじょうふ」。[偉丈夫] **たいしょうほう【対照法】** [国語]相反する事物や相違のはなはだしいものどうしを並べあわせることで、印象を鮮明にする表現方法。「月は東に日は西に」「月とすっぽん」など。 **だいじょうみゃく【大静脈】** 血管の一つ。からだ全体から血液を集めて、心臓に送る上・下二本の太い血管。↔大動脈 **たいしょく【退職】** 勤めていた職を辞めること。リタイア。「定年で―した」→就職 **たいしょく【大食】** 人並み以上にたくさん食べること。おおぐい。「無芸―」「―漢」[健啖]↔小食・少食 **たいしょく【退色・*褪色】** 色がさめたりあせたりすること。また、さめた色。あせた色。 **たいしょこうしょ【大所高所】** [國漢]小さいことにこだわらずものごとを見る広い観点・視野。「―からものを見る」 **たいしょっかん【大織冠】** 六四七年に制定された、冠位の最高位。藤原鎌足だけにあたえられたため、鎌足の異名ともなった。たいしょくかん。だいしょっかん。 **たいじる【退治る】** たいらげる。討ちほろぼす。▽「退治」を動詞化したことば。 **たいしん【大身】** 身分が高く、俸禄も多い武士。「―の武家の出」☆小身 **たいしん【耐震】** 地震が起こっても、もちこたえられるようにしてあること。「―構造のビル」 **たいじん【大人】** ①一人前のおとな。成人。②人格が高く、りっぱな人。また、先生や学者などの名のあとにつけて尊敬の気持ちをあらわす。[大人物]↔小人,▽男性に対して使う。③「だいにん」 **たいじん【対人】** 他人とつきあっていくこと。「―関係が複雑になる」「―恐怖症。」 **たいじん【対陣】** 敵と味方が向かいあって陣どること。「川をはさんでーする」 **たいじん【退陣】** ①責任のある地位からおりること。「首相が―に追いこまれる」②軍隊が後ろに下がること。 **だいしん【代診】** 担当の医者に代わって診察すること。また、代わりに診察する人。 **だいじん【大尽】** 「大金持ち」の古い言い方。とくに昔、遊郭でおしみなくかねをつかって遊んだ人のこと。「おー遊び」「―風をふかす」 **だいじん【大臣】** 「国務大臣」のこと。 **だいじんぐう【大神宮】** 伊勢の皇大神宮(=内宮)と豊受大神宮(=外宮)をまとめた呼び方。 **だいしんさい【大震災】** 大地震による災害。一九二三年の関東大震災、また、一九九五年の阪神大震災など。 **だいじんぶつ【大人物】** 大きな器量をもつ偉大な人物。↔小人物 **だいす【台子】** 茶の湯で用いる四本柱のたな。茶わん・茶入れ・建水などをのせておくもの。 **ダイス** さいころ。また、さいころを使ってするゲーム。[dice] **だいず【大豆】** マメ科の一年草。種子はたんぱく質や脂肪を多くふくむ。とうふ・みそ・しょうゆなどの原料にしたり、油をとったりする。 **たいすい【耐水】** 水にぬれても、質が落ちたり、しみとおったりしないこと。「―性」 **たいすう【対数】** 1でない正数xと正数yとのあいだに y=xⁿ という関係があるとき、nを、xを底とするyの対数という。たとえば、10を底とする100の対数は2。n=logₓyであらわす。 **だいすう【代数】** 「代数学」の略。数の代わりに文字を記号として使って、数の性質や法則などを研究する学問。 **たいする【体する】** じゅうぶんに理解して、実行する。古い言い方。「師の教えを―」「意を―」 **たいする【対する】** ①向きあう。対抗する。「川をはさんで敵に―」②対応する。応じる。「質問に―解答」「値段に―品質」 **たいする【帯する】** [サ変]「もつ」の古い言い方の一つ。身につける。「刀を腰に―」 **だいする【題する】** [サ変]小説や絵などに題名をつける。「『春望』と―杜甫の詩」 **たいせい【大成】** ①その道で、一流の人物になること。「事業家として―する」↔小成②ひとつの仕事をりっぱにやりとげること。また、長いあいだかかってりっぱにまとめあげられたもの。「長年の仕事を集―する」 **たいせい【大勢】** ①全体から見た、おおよそのありさま。世の中のなりゆき。「選挙の―が決する」▽「おおぜい」と読めば別の語。 <818> **たいせい【対生】** 植物の葉が、二枚ずつ向かいあって出る生えかた。▽ほかに、互生・輪生。 **たいせい【体制】** ①社会が組織されている全体的なしくみ。「戦争―」「資本主義―」②ある政治的理論にもとづいて、社会を支配している勢力。「―批判」「反―」「―側につく」③生物のからだのしくみ。各部分がそれぞれのはたらきをしながら、全体として統一されていること。 **たいせい【体勢】** 動きにはいるからだ全体の構え・姿勢や勢い。「―がくずれる」「―をたて直す」 **たいせい【態勢】** あるものごとに臨む構えや勢い。「うけいれーを整える」「攻撃―にはいる」 **たいせい【胎生】** 子供が母体の中で、ある程度発育してから生まれること。「―動物」↔卵生 **たいせい【退勢・頹勢】** 勢いがおとろえること。「―の挽回」[衰勢・退潮] **たいせい【泰西】** 「西洋」の古い呼び方。「―の名画」[泰東]▽「泰」ははなはだしいことで、全体で、西の果てという意味。 **たいせいしっこ【大声疾呼】** [四漢]大声であわただしくさけぶこと。 **たいせいほうかん【大政奉還】** 一八六七年一〇月、第一五代将軍徳川慶喜が、政治の権力を朝廷に返し、武家政治を終えたこと。 **たいせいよう【大西洋】** 三大洋の一つ。ヨーロッパやアフリカ大陸と南北アメリカ大陸のあいだにある海。太平洋の次に広い。地球表面積の約六分の一、世界の海面の約四分の一をしめる。▽三大洋の他の二つは、太平洋・インド洋。「太西洋」は誤り。 **たいせき【体積】** 立体が空間の中でしめる大きさ。立方センチメートルなどであらわす。[容積] **たいせき【退席】** 席を立って、その場からさがること。「議場から―する」[退場] **たいせき【堆積】** ①うず高く積みかさなること。また、積みかさねること。「ごみがーする」②岩石の破片や生物の死骸などが、水や風などに運ばれてたまること。「―作用」 **たいせきがん【×堆積岩】** 砂や火山灰、生物の遺骸などが積もってできた岩石。水成岩。 **たいせきへいや【×堆積平野】** 河川や海の堆積作用によってできた平野。扇状地・三角州・海岸平野など。また、形成された時期により、洪積台地と沖積平野とに分けられる。 **たいせつ【大切】** [形動]とても価値があって、いいかげんにあつかえないようす。「―な書類」「この公式は―だ」[大事・貴重・重要] **たいせつ【大雪】** 二十四節気の一つ。「二月七日ごろ。 **たいせん【大戦】** 大きな戦争。大規模な戦い。とくに、第一次および第二次世界大戦のこと。 **たいせん【対戦】** たがいに敵・味方になって戦うこと。「―相手は優勝候補のチームだ」 **たいぜん【大全】** 一冊ですべてがわかるように、関係する事物を集めてつくった書物。[大鑑] **たいぜん【泰然】** [形動]あわてないで、ゆったりと落ち着いているようす。「危険がせまっても―としている」「―自若」[悠然] **だいせん【題×簽】** 題名を書いて書物の表紙にはりつける、短冊形の紙片。また、それに書かれた題字・題名。 **だいせんきょく【大選挙区】** 議員定数が二名以上の広い範囲の選挙区。とくに、中選挙区と区別して、議員定数が一〇以上など非常に多いものをさしていうこともある。☆小選挙区 **たいぜんじじゃく【泰然自若】** [國園]非常に落ち着いていて、動じないようす。「―として構える」▽ふつうならあわててあたりまえ、というときに使う。 **たいせんしょうかいき【対潜哨戒機】** 潜水艦からの攻撃に備えて、警戒する航空機。 **だいぜんてい【大前提】** ①ものごとをおこなうのに絶対必要な条件。根本的な条件。②三段論法の最初に置かれる、大概念をふくむ前提のこと。たとえば、「すべての人間は死ぬ。彼は人間である。だから彼は死ぬ」という文章の、「すべての人間は死ぬ」を大前提という。 **たいそう【大喪】** 天皇の葬儀。大喪の礼。また、天皇が、大行天皇・太皇太后・皇太后・皇后の喪に服すること。「―の礼」 **たいそう【大葬】** 天皇・太皇太后・皇太后・皇后の葬儀。 **たいそう【大層】** [副]①たいへん。ひじょうに。改まった言い方。「改築するのも―かねがかかるそうだ」▽文語では使わない。②〈形動〉おおげさ。大がかりであるようす。「―なもてなし」 **たいそう【体操】** ①からだをきたえ、健康を維持するためにおこなう、身体を規則正しく動かす運動。「ラジオー」②「体操競技」の略。③学校の教科としての「体育」の古い言い方。 **たいぞう【退蔵】** 物品を外へ出さず、しまっておくこと。「―貨幣」[死蔵] **だいそう【代走】** 野球で、塁に出た走者に代わって走ること。また、その人。ピンチランナー。 **たいそうきょうぎ【体操競技】** 徒手または器具を使っておこなう競技。男子は六種目、女子は四種目で、共通するのはゆか運動と跳馬。ほかに男子は鞍馬・つり輪・平行棒・鉄棒、女子は段ちがい平行棒・平均台。それぞれに規定と自由がある。 **だいそうじょう【大僧正】** 僧の最高の位。僧正の上位。 **たいそうらしい【大層らしい】** おおげさで、はなはだしい。「―表現のしかた」 **たいそく【体側】** からだの側面。 **だいそれた【大それた】** [連体]希望などが分不相応な。身のほどしらずな。「―企て」 **たいだ【怠惰】** [形動]しなければいけないことを、なまけること。無気力で、だらけていること。「―な生活」[怠慢]↔勤勉 <819> **だいだ**[代打][名]野球で、ある打者の代わりに打つこと。また、その人。ピンチヒッター。 **だいたい**[大体][名]①あらまし。大部分。「話の―はわかった」[同]大半・大部 ②[副]ほとんど全部。「宿題は―終わった」 ③およそ。おおむね。「―五分くらいかかる」 ④もともと。もとはといえば。「―、おくれてくるのが悪いんだ」▽相手を非難する気持ちでいう。 **だいたい**[代替][-スル]あるものを、他のものでかえること。「―地をさがす」「―輸送」 **だいだい**[代代][名]何代も続いていること。また、それぞれの代。「―続いた家がら」「―のあるじ」[同]歴代・累代 **だいだい**[橙][名]①ミカン科の常緑小高木。初夏、白い小花が咲き、冬、黄色い果実が熟す。食用で、正月のかざりにも使われる。 ②「だいだい色」の略。 **だいだいいろ**[橙色][名]ダイダイの実のような、赤みがかった黄色。オレンジ色。 **だいたいこつ**[大腿骨][名]足のつけ根からひざまでのあいだの、長くて太い管状の骨。ふとももの骨。→図「こっかく」 **だいたいてき**[大的的][形動]大じかけな用意をして、人目を引くようす。「―に売りだす」「―な宣伝」[同]大規模 **だいだいり**[大内裏][名]平城京や平安京で、御所(=内裏)と諸官庁をふくめた区域全体。 **だいたすう**[大多数][名]ほとんど全部といえるほどの多い数。「―が賛成した」[同]大部分・大半 **たいだん**[対談][名]あることがらについて、二人の人が向かいあって話しあうこと。「雑誌の―」[類]対話 **だいたん**[大胆][形動]①どんなこともおそれずに進むようす。度胸があるようす。「―にも、一人で敵にたち向かった」「―不敵」[類]豪胆[対]小胆 ②ふつうでは考えられないような、思いきった感じがするようす。「―なデザインの服」[同]斬新 **だいだんえん**[大団円][名]小説・演劇・映画などの、すべてが解決する最後の場面。おおづめ。「―をむかえる」[類]大切り(大喜利) **だいたんふてき**[大胆不敵][名]きもったまがすわっていて、相手をおそれるようすがまったくないこと。「―な面[つら]だましい」「―にやってのける」▽「不敵」は、敵と思わないこと。 **だいだんらく**[大段落][名]長い文章を内容によっていくつかに分けた、その大きなひと区切り。[同]意味段落 **たいち**[対置][名]二つのものを、ちがいがわかるように置くこと。相対して置くこと。 **だいち**[大地][名]①天に対しての、地。地上。 ②広大な土地。「母なる―」 **だいち**[大地][名]一九三一年。アメリカ、パールバックの小説。貧しい農民から大地主になった王竜の一生を中心にして、革命前の中国の農村社会を生き生きとえがく。「The Good Earth」 **だいち**[台地][名]周囲より高く、表面がたいらな土地。 **だいちこうたい**[大地溝帯][名]①アフリカ大陸の東部をはしる、南北約六〇〇〇キロ、はば約四〇~五〇キロにわたる断層。 ②→「フォッサマグナ」 **だいちょう**[台帳][名]①商店などで、毎日の収支を記録しておく帳簿[ちょうぼう]。[同]大福帳・元帳 ②あることがらを記録する際、土台となる帳簿。「土地―」[類]原簿 **だいちょうきん**[大腸菌][名]哺乳動物の腸内にいる細菌の一種。ふつう、病原性はない。 **タイツ**[名]こしからつまさきまでを、ぴったりと包む伸縮性のある衣服。バレエなどで使う。[tights] **たいてい**[大抵][副]①多くの場合。「―七時に起きる」「彼にたのめばーだいじょうぶだ」 ②度を過ごさない程度。ほどほど。「おそくまで勉強するのも―にしておけ」[同]大概 ③[多く、「たいていの〜ではない」の形で]ふつう程度の…ではない。なみなみの…ではない。「このひと月のおくれはーのことではとりもどせない」「母の心配は―ではない」 **たいてい**[退廷][名]法廷から退出すること。[対]出廷・入廷 **たいてき**[大敵][名]強くて手ごわい敵。「油断―」[同]強敵[対]小敵 **たいてん**[大典][名]①宮中などの重大な儀式。とくに、天皇即位の儀式。 ②重大な法典。すぐれた法律。「不磨[ふま]の―(=永久に残る法典。大日本帝国憲法をさした)」 **たいちょ**[大著][名]ページが多く、内容のすぐれた著作。「二〇巻におよぶ―」→小著 **たいちょう**[体長][名]動物などのからだの長さ。 **たいちょう**[体調][名]からだの調子。コンディション。「―が悪い」「―をととのえる」 **たいちょう**[退潮][名]①潮が引くこと。ひきしお。 ②盛んであった勢いがおとろえること。「景気が―するきざしがある」[同]退勢・衰勢 **だいちょう**[大腸][名]小腸と肛門[こうもん]のあいだの消化器官。盲腸・結腸・直腸の三部分からなり、おもに水分の吸収をおこなう。→図「ないぞう(内臓)」 **たいでん**[帯電][名]物体が電気をおびること。「―体」「―性が高い」 **たいと**[泰斗][名]「泰山北斗[たいざんほくと]」の略。 **タイト**[形動]ぴったりからだに合うこと。ひきしまっていること。また、きついこと。「―スカート」「―なスケジュール」[tight] **たいど**[態度][名]心の動きを、表情・動作・ことばなどであらわすこと。「反抗的な―をとる」「落ち着きのない―」 <820> **だいとうあきょうえいけん【大東亜共栄圏】**[名]第二次世界大戦中、日本が中国・東南アジアでおこなった侵略[しんりゃく]政策を正当化するためにかかげたスローガン。欧米[おうべい]の植民地支配に代わり、日本を中心とした共存共栄を実現しようという主張。 **だいとうあせんそう【大東亜戦争】**[名]「太平洋戦争」の、当時の日本での呼び方。 **だいどうげいにん【大道芸人】**[名]広場などで、通行人を相手に芸を演じて見せる人。 **だいどうしょうい【大同小異】**[四字熟語]細かい部分は異なるが、だいたいは同じであること。大差がないこと。▽「大同少違」は誤り。 **だいどうだんけつ【大同団結】**[名][-スル]多くの団体や党派が、考えなどの細かなちがいをこえて、共通の目的のもとに一致[いっかく]団結すること。「―を望む」 **だいどうみゃく【大動脈】**[名]①心臓の左心室から出て、全身に血液を送る太い動脈。[対]大静脈 ②鉄道や道路などの、交通の大きな幹線。「首都高速は東京の―だ」 **だいとうりょう【大統領】**[名]①共和制国家の元首。「アメリカ―」②人をほめたりおだてたりするときに、親しみをこめて呼びかけることば。「待ってました、―」[類]大将 **たいとく【体得】**[名][-スル]経験などを通してじゅうぶん理解し、すっかり身につけること。「技術を―する」[類]会得 **だいどく【代読】**[名][-スル]本人に代わって読むこと。「大臣の祝辞を―する」 **だいどころ【台所】**[名]①食物の調理や配膳[はいぜん]をする部屋。炊事場。だいどこ。キッチン。「―仕事」「築地は東京の―」[類]勝手・厨房 ②組織・団体・会社や家庭での金銭のやりくり。「―が苦しい」「国家の―を預かる」 **タイトスカート**[名]こしから脚[あし]にかけて、ぴったりからだに合った、細身のスカート。|tight skirt **だいとちしょゆうせい【大土地所有制】**[名]広大な農地に多くの労働者をやとい、経営する農業制度の一つ。一度。南ヨーロッパやラテンアメリカなどで見られる。 **タイトル**[名]①書物や映画などの題名。「―ページ」②映画・テレビの字幕。③名誉[めいよ]としてあたえられる称号[しょうごう]。かたがき。④選手権。「―保持者」|title **タイトルバック**[名]映画などで、題名や配役などの字幕の背景画面。▽titleとback から。和 **タイトルマッチ**[名]スポーツで、その競技の最高位をきめる試合。選手権試合。「世界バンタム級―」[対]ノンタイトルマッチ |title match **たいない【体内】**[名]からだの内部。からだの中。「―受精」「―時計(=生物時計)」[対]体外 **たいない【胎内】**[名]子供を身ごもっている母親の腹の中。また、仏像の腹の中。 **だいなごん【大納言】**[名]①律令制で、太政[だじょう]官の官位の一つ。右大臣に次ぐ高官。[同]中納言・少納言 ②「大納言小豆[あずき]」の略。アズキの一種。大つぶで味がよい。尾張りの原産。 **だいなし【台無し】**[名]ひどくこわれて、だめになること。価値がなくなること。「これまでの苦労がーだ」[類]水の泡[あわ] **ダイナマイト**[名]ニトログリセリンなどを原料とする爆薬。▽一八六六年に、スウェーデンのノーベルが発明した。|dynamite **ダイナミズム**[名]活力。力強さ。|dynamism **ダイナミック**[形動]躍動[やくどう]感にあふれ、力強いようす。力動的。「―にえがく」|dynamic **だいにぎてき【第二義的】**[形動]根本にかかわるほどに重要でない。あまり重要でない。 **だいにげいじゅつ【第二芸術】**[名]一九四六年。桑原武夫[くわばらたけお]の評論。現代俳句および短歌の芸術性を、第二義的芸術と低く見なしたことから、さまざまな論議を呼んだ。 **だいにじさんぎょう【第二次産業】**[名]産業分類の一つ。工業・鉱業・建設業などのように、製造したり加工したりする産業。▽ほかに、第一次産業・第三次産業。 **たいとう【台頭・×擡頭】**[名][-スル]目立って勢力を増すこと。「新勢力の―」[類]進出[頭をもたげるという意味から。「だいとう」とは読まない。] **たいとう【対等】**[形動]二つのあいだに優劣や上下の相違がないこと。「―の立場で話す」[類]互角・同等 **たいとう【帯刀】**[名][-スル]刀をこしにさすこと。また、こしにさした刀。「名字―を許される」▽刀をおびるという意味。 **たいとう【泰東】**[名]「東洋」の古い呼び方。[対]泰西▽「泰」ははなはだしいことで、全体で、東の果て。 **たいとう【×駘蕩】**[形動]春の日ざしや空気のようにのんびりとしたようす。「―と流れる大河」「春風―」▽文章語。 **たいとう【×頹唐】**[名]道徳的で健全な気風がおとろえ、病的で不健康な刺激[しげき]をを求める状態。「退廃―美」[類]退廃 **たいどう【胎動】**[名][-スル]①母胎[ぼたい]の中で胎児が動くこと。②内部で新しいものごとが起こり、その動きがかすかに表面にあらわれでること。「新しい気運の―」[類]前兆・兆[きざ]し **たいどう【帯同】**[名][-スル]いっしょに連れていくこと。同行。「妻子―」[類]同伴 **だいどう【大同】**[名]①だいたい同じであること。「小異を捨てて―につく」「―小異」②多くのものが合同すること。「―団結」 **だいどう【大道】**[名]①はばの広い道路。また、道ばた。「―芸」「―商人」②人が守るべき正しい道。人間としての道徳。たいどう。 > **大道廃れて仁義あり** 道徳が守られているときは、ことさらそれを唱える必要はないが、逆にそれが強調されるときは、真の道徳がすたれている証[あかし]しょうである。▽中国、「老子」から。 <821> **だいにじせかいたいせん【第二次世界大戦】**[名]一九三九—四五年。日本・ドイツなどの同盟国側と、アメリカ・イギリスなどの連合国側との戦争。領土・思想・民族独立運動などの対立から起こり、六○近い国が参戦。日本の無条件降伏で終結。 **たいにち【滞日】**[名][-スル]外国人が日本に滞在すること。「―期間」 **たいにちだいし【大日如来】**[名]真言[しんごん]宗の本尊。宇宙の根源をあらわすという仏。大日[だいにち]毘盧遮那仏[びるしゃなぶつ]。遍照如来。 **だいにっぽんていこくけんぽう【大日本帝国憲法】**[名]一八八九年に発布された日本の憲法。伊藤博文[いとうひろふみ]らがドイツの憲法を参考に作成し、天皇が制定した欽定憲法。天皇主権で、議会の権限は制約されていた。一九四七年、日本国憲法の施行により廃止。明治憲法。 **だいににんしょう【第二人称】**[名]↓「ににんしょう」 **だいにほんし【大日本史】**[名]江戸前期、水戸の徳川光圀[みつくに]が編集を始めた歴史書。四〇〇巻近い大作で、明治末期に完成した。天皇を中心にすえ、南朝を正統とみるなど、幕末の尊王[そんのう]運動にあたえた影響は大きい。 **たいにん【大任】**[名]重大な任務。たいせつな役目。「―を果たす」[類]大役・重任 **たいにん【退任】**[名][-スル]いままでの任務を引退すること。「社長が―する」[関]辞任・離任[対]就任 **だいにん【大人】**[名]乗り物に乗ったり、入場したりするときのおとなの料金区分。「たいじん」とも。▽中人[ちゅうにん]・小人[しょうにん]に対していう。 **ダイニングキッチン**[名]台所と食堂をかねた部屋。DK。|dining と kitchen から。和 **たいねつ【耐熱】**[名][-スル]熱にたえること。高熱を受けても変質しないこと。「―ガラス」「―構造」 **だいの【大の】**[連体]一人前[いちにんまえ]たんの。「―男」 **たいのう【滞納】**[名][-スル]納めるべき金品を、期限が過ぎても納めないこと。「税金の―」▽「怠納」は誤り。 **だいのう【大脳】**[名]脳の大部分をしめ、高度な精神作用をつかさどる器官。大脳半球。「―皮質」 **だいのう【大農】**[名]①広大な土地を所有し、経営している農民。[類]豪農 ②「大農経営」の略。広大な土地で機械を多く使う。 **だいのう【代納】**[名][-スル]①本人に代わって納めること。②金銭の代わりに品物で納めること。 **だいのつき【大の月】**[名]太陽暦[たいようれき]で、一か月の旧数が三十一日ある月。一月、三月、五月、七月、八月、一〇月、一二月。[対]小[しょう]の月 **たいのや【対の屋】**[名]寝殿[しんでん]造りで、寝殿の左右や後ろに別に建てた建物。はなれ。対[たい]。 **たいは【大破】**[名][-スル]ものがひどくこわれること。ひどくこわすこと。「舟[ふね]はあらしで―した」[対]小破 **ダイバー**[名]①ダイビングをする人。潜水[せんすい]作業員。②水泳で、飛びこみ競技の選手。|diver **たいはい【大敗】**[名][-スル]さんざんに敗れること。大差で負けること。「―を喫[きっ]する」[対]大勝 **たいはい【退廃・×頽廃】**[名][-スル]道徳や健全な気風がくずれて、不健全になること。また、不健全な気風。デカダン。「―的な生活」 **だいばかり【台×秤】**[名]台の上にものをのせて重さをはかるはかり。 **たいはくせい【太白星】**[名]「金星」の別名。太白。 **だいはちぐるま【大八車・代八車】**[名]荷物を運ぶための大きな二輪車。▽八人で運ぶぐらいの仕事をする車という意味から。 **たいばつ【体罰】**[名]直接からだに苦痛をあたえる罰。「―を加える」[類]体刑 **たいはん【大半】**[名]半分以上。ほとんど全部。「―が賛成する」[類]大部分・大多数 **たいばん【胎盤】**[名]哺乳[ほにゅう]動物の母体の子宮内壁と胎児とのあいだにあって、胎児の栄養補給・呼吸・排出[はいしゅつ]などをする円盤状の器官。えな。 **だいばんじゃく【大盤石・大磐石】**[名]どっしりしていて、びくともしないこと。「―の構え」▽もと、大きくて平たい石という意味。 **たいひ【対比】**[名][-スル]二つのものをたがいに比べてみること。「空の色と海の色を―する」[類]対照 > **「つかいわけ」** →「比較」を見よ。 **たいひ【退避】**[名][-スル]危険や困難をさけること。「―命令」「―訓練」「待避」は、その場で何かが通りすぎるのをさけて待つこと。「退避」は、別の場所へ移動して危険をさけること。 > **「つかいわけ」** →「逃避」を見よ。 **たいひ【×堆肥】**[名]肥料の一種。草・わら・落ち葉などを積みかさねてくさらせた肥料。[類]積み肥[ごえ] **タイピスト**[名]タイプライターで書類をつくることを職業とする人。|typist **だいひつ【代筆】**[名][-スル]本人に代わって手紙や文書を書くこと。また、本人に代わって書いたもの。[類]代書[対]直筆・自筆 **だいひゃくかいきゅう【第百階級】**[名]一九二八年。草野心平[くさのしんぺい]の詩集。虚無的な心情の上に人間の生活感や生命力を賛美したもので、この詩人の代名詞でもあるカエルを登場させて、エネルギッシュに展開する。 **たいびょう【大病】**[名]重い病気。治るのに時間のかかる病気。「―をわずらう」[類]大患[たいかん]・重病 **だいひょう【代表】**[名][-スル]①多数の人に代わって、その意思を外部にあらわすこと。また、選ばれて団体の意思をあらわす人。「国民の―」「―団」②一部分で全体の特徴[とくちょう]や性質を示すこと。そういうもの。「時代を―する作品」 **だいひょうてき【代表的】**[形動]集まった全体の特徴[とくちょう]などを、一つのもので示すことができるようす。「―な美人」「―作品」[類]典型的 <822> **タイピン**[名]ネクタイをワイシャツに止めるピン。ネクタイピン。|tiepin **ダイビング**[名][-スル]①飛びこんだり、飛びおりたりすること。②水泳競技で、飛びこみ。③「スキンダイビング」「スキューバダイビング」「スカイダイビング」の略。|diving **たいふ【大夫】**[名]①律令制で、五位の通り名。②「だいぶ(大夫)」③大名[だいみょう]の家老[かろう]を敬った呼び名。④中国周代の官職名で、士の上、卿[けい]の下。 **たいぶ【大部】**[名]①ひとまとまりの書物の、ページ数や冊数が多いこと。だいぶ。「―な作品」②大部分。おおかた。「工事の―は終了」[類]大半 **タイプ**[名]①〈名〉型。形式。「ニュー―」②いくつかに分けた性質の型。類型。「彼はわたしの好みのーだ」①〈名・スル〉「タイプライター」の略。また、タイプライターで打つこと。|type **だいぶ【大分】**[副]かなりの程度になったようす。そうとう。「だいぶん」とも。「―暖かくなった」「―上達してきた」[類]随分 **だいぶ【大夫】**[名]律令制のもとで、職[しき]・坊[ぼう]の長官。中宮職[ちゅうぐうしき]・春宮坊[とうぐうぼう]などの長官。 **たいふう【台風・颱風】**[名]東経一八〇度以西の北太平洋の南西部で発生する熱帯低気圧で、最大風速が一七・二[メートル]以上のもの。とくに夏から秋にかけては、暴風雨をともなって日本に襲来し、しばしば大規模な風水害をもたらす。▽「台風」は、英語「タイフーン(typhoon)」の当て字。発生する場所により、北太平洋東部・北大西洋の熱帯低気圧は「ハリケーン」、インド洋のものは「サイクロン」と呼ぶ。 > **たいふういっか【台風一過】**[四字熟語]台風がさっと通りすぎてしまうこと。「―の青空」▽もとは「大風一過」と書いた。 > **たいふうのめ【台風の目】**[名]①台風の中心にある、無風で雲のない円形の区域。台風眼[がん]。②多くの人をまきこむ事件の中心となるものや人。 **だいふく【大福】**[名]①大きな幸福。非常に豊かで幸運なこと。②「大福餅[もち]」の略。もちであんを包んだ菓子[かし]。 **だいふくちょう【大福帳】**[名]昔の商家[しょうか]などで、日々の収入や支出を記録した帳面。▽ふつう半紙を二つ折りにしてとじたもの。 **だいぶつ【大仏】**[名]一丈[じょう]六尺(=丈六。約四・八M)以上の大きな仏像。「―開眼[かいげん]」「―殿」▽釈迦の身長は一丈六尺だったとされるところから。 **だいぶつよう【大仏様】**[名]鎌倉時代に宋[そう]から伝来した建築様式。素朴で、力強さが特徴とされる。東大寺南大門が代表。天竺[てんじく]様。 **たいぶつレンズ【対物レンズ】**[名]顕微鏡[けんびきょう]や望遠鏡などで、観察する物体に近いほうのレンズ。[対]接眼レンズ **だいぶぶん【大部分】**[名]ほとんど全部。おおかた。「―の人が出席した」[類]大半・大部[対]一部分 **タイプライター**[名]指でキーを打って、紙に文字を印字する機械。タイプ。|typewriter **だいぶん【大分】**[副]↓「だいぶ」 **たいぶんすう【帯分数】**[名]正の整数と真分数からなる数。たとえば、「一と二分の一」。これは「1½」と書きあらわす。 **たいへい【太平・泰平】**[形動]世の中が静かで平和に治まっていること。「―無事の日々」「天下―」 > **太平の逸民**[かんじ] 太平の時代に、君主にも仕えず気ままな生活を楽しんでいる人。 **たいへいき【太平記】**[名]一三七〇年ころか。小島法師の作といわれる。北条高時[たかとき]の失政や建武の新政など、南北朝五十余年の争乱をえがいた軍記物語。四〇巻。 **たいへいてんごくのらん【太平天国の乱】**[名]一八五一—六四年。清朝[しんちょう]末期、洪秀全[こうしゅうぜん]が中国南都で起こした反乱。南京[ナンキン]を首都に太平天国を建て、土地の公平な分配や男女平等を唱えた。地方の義勇軍が鎮圧[ちんあつ]。 **たいへいよう【太平洋】**[名]三大洋の一つ。南北アメリカ大陸とアジア大陸のあいだにある世界最大の海洋。世界の海面の約二分の一をしめる。▽他の二つは、大西洋・インド洋。「パシフィック・オーシャン(=太平な海)」の意味から。「大平洋」は誤り。 **たいへいようせんそう【太平洋戦争】**[名]一九四一—四五年。第二次世界大戦のうち、アジア・太平洋地域を中心とする日本と連合国との戦争。日本のハワイ真珠湾攻撃から、無条件降伏まで。▽当時の日本では「大東亜戦争」と呼んだ。 **たいへいようベルトちたい【太平洋ベルト地帯】**[名]京浜・中京・阪神・北九州の四大工業地帯を結んだ地域。産業や主要都市の多くがこの地域に集中している。太平洋沿岸ベルト地域。 **たいへいらく【太平楽】**[名]①のんきに構えて、勝手[かって]なことを言うこと。「―を並べる」②雅楽の一つで、天下太平を祝う曲の名。即位[そくい]礼に演じられ、もっとも豪華な装束・持ち物を使う。 **たいべつ【大別】**[名][-スル]おおまかに分けること。また、おおよその区別。「問題点は三つにーできる」[対]細別・小別 **たいへん【大変】**[名・形動]①〈名〉大きな変事。一大事。「お家の―」①〈形動〉程度のはなはだしいようす。おどろくべきことや苦労・困難にいう。「―な人出[ひとで]」「―な仕事」①〈副〉ひじょうに。たいそう。「―失礼しました」 **だいへん【代返】**[名][-スル]学校などで、出席をとるとき、欠席した生徒の代わりに返事をすること。 **だいべん【大便】**[名]肛門[こうもん]からの排出[はいしゅつ]物。くそ。 **だいべん【代弁】**[名][-スル]①本人に代わって意見や希望などを述べること。「彼の気持ちを―する」②本人に代わって弁償[べんしょう]すること。[類]代償 **たいほ【退歩】**[名][-スル]以前より悪い状態になること。あともどりすること。[類]後退[対]進歩 <823> **たいほ【逮捕】**[名][-スル]警察が、犯罪者や容疑者[ようぎしゃ]などをつかまえること。「―状」[類]検挙 **たいほう【大砲】**[名]大きな弾丸[だんがん]を発射する兵器。おおづつ。「かぞえ方]門[もん] **たいぼう【耐乏】**[名][-スル]品物がとぼしくて不自由なのをがまんすること。「戦時中の―生活」 **たいぼう【待望】**[名][-スル]あることがらが実現するのを待ちのぞむこと。「―の品が手にはいる」 **たいほうりつりょう【大宝律令】**[名]大宝元年(七〇一)、刑部親王[おさかべのしんのう]・藤原不比等[ふひと]らが編集した律令制度の基本法。「律(=してはならないこと)」六巻、「令(=すべきこと)」一一巻。現存しないが、「令集解[りょうのしゅうげ]」などがその一部を伝える。 **たいぼく【大木】**[名]大きな木。[類]巨木・大樹 **たいほじょう【逮捕状】**[名]被疑者や犯人をとらえるために、検察官や警察官が請求[せいきゅう]し、裁判官がそれを認めて出す令状。 **だいほん【台本】**[名]映画・演劇・放送などで、せりふや動作を指示した本。上演のもとになる脚本[きゃくほん]。シナリオ。 **だいほんえい【大本営】**[名]戦時中に天皇のもとに置かれた陸海軍の最高統帥[とうすい]本部。「―発表」 **だいほんざん【大本山】**[名]仏教で、総本山の次位で、一宗派の末寺を管理する寺。 **たいま【大麻】**[名]①インドタイマからとった麻薬。マリファナ・ハシシなど。②「麻[あさ]」の別名。「―油」③伊勢神宮などの神社が発行するお札[ふだ]。▽もと、麻などでつくった幣[ぬさ]の敬った呼び名。 **タイマー**[名]①「ストップウォッチ」のこと。②スポーツ競技で、時間を計る人。計時員。③「タイムスイッチ」のこと。④「セルフタイマー」の略。|timer **たいまい【大枚】**[名]多額のかね。高額の貨幣[かへい]。だいま。「―をはたく」「―五万円を投じる」 **たいまつ【松明】**[名]マツや竹などを束ねて火をつけ、照明用にしたもの。「―をかざす」 **たいまん【怠慢】**[形動]なまけて、仕事や勤めをおろそかにすること。「職務―」[類]なおざり **だいみょう【大名】**[名]平安末から戦国時代にかけて、広い領地をもった武士。名主[みょうしゅ]や守護大名・戦国大名など。また江戸時代、一万石以上の土地をもった武士。[対]小名[しょうみょう] **だいみょうぎょうれつ【大名行列】**[名]江戸時代、参勤[さんきん]交代のために、各藩[はん]の大名が、江戸と領地のあいだを長い列を整えて往復した行列。 **だいみょうりょこう【大名旅行】**[名]大名がするような、ぜいたくで豪華な旅行。 **タイミング**[名]なにかをするのにちょうどいい瞬間。「絶好の―」「―が合う」|timing **タイム**[名]①シソ科の低木。かおりが強く、西洋料理などにそえる。タチジャコウソウ。|thyme ②①所要時間。時間。「―オーバー」「―トライアル」②球技などの試合で、一時的な中断。「―をかける」|time **タイムアップ**[名][-スル]規定の時間が終了すること。時間切れ。「―寸前に得点する」▽timeとupから。和 **タイムカード**[名]会社などで、タイムレコーダーにさしこんで、出勤や退出の時刻を記録するカード。「―をおす」|time card **タイムカプセル**[名]後世に伝えるために、今の時代を代表する品物や記録などをおさめて土中にうめておく容器。|time capsule **タイムキーパー**[名]競技などで、時間を計る人。時間を記録する人。|timekeeper **タイムスイッチ**[名]合わせた時刻になると、自動的に電流が流れたり切れたりする装置。タイマー。「―付き」|time switch **タイムテーブル**[名]時刻表。また、時間割り。行事予定表。|timetable **タイムマシン**[名]過去や未来を思いのままに旅することができるという、空想上の機械。|time machine **タイムリー**[形動]①〈形動〉時機がちょうどいいようす。適時。「―な企画」「―エラー(=相手の得点につながるミス)」①〈名〉「タイムリーヒット」の略。野球で、得点をあげることができる安打。|timely **タイムリミット**[名]許されるかぎりの時間。制限時間。しめきり。「―にまにあう」|time limit **タイムレコーダー**[名]出社時刻や退社時刻などをカードに自動的に記録する装置。|time recorder **だいめい【題名】**[名]書物や映画・芸術作品などの表題。タイトル。 **だいめいし【代名詞】**[名]①文法[ぶんぽう]名詞の一つ。文章の流れの中で、人・もの・場所などの名の代わりとしてそれをさすことば。人をさし示す人称代名詞と、場所や方向を示す指示代名詞(こそあど)がある。▽日本語の代名詞にはヨーロッパ語にはある性や数による区別がないが、その変わり、コ(近称)ソ(中称)ア(遠称)ド(不定称)という四つの体系がある。これ・それ・あれ・どれ、こっち・そっち・あっち・どっちなど。②そのものの性質や状態などを、ぴったりと言いあらわした呼び名。代表的、典型的な例。「小野小町[おののこまち]は美人の―だ」「無責任の―のようなやつ」 **たいめん【体面】**[名]世間[せけん]に対する体裁[ていさい]や面目[めんぼく]。「―をつくろう」「学校の―をけがす」[類]世間体 **たいめん【対面】**[名][-スル]①相手と対等に向きあって、直接に顔を合わせること。「十年ぶりに―する」[類]面会・面接 ②たがいに向きあうこと。 > **「つかいわけ」** →「面会」を見よ。 **たいめんこうつう【対面交通】**[名]車道と歩道の区別のない道路で、人が反対側からくる車と向かいあって通行すること。 **たいもう【大望】**[名]とてつもなく大きな望み。「―をいだく」[類]野望・野心・大志 **だいもく【題目】**[名]①書物や演説などの表題。タイトル。 <824> **ダイヤモンドダスト**大気中の水分がこおって氷のようになり、きらきらかがやいてうかぶ現象。寒い地方で気温が非常に低いときに見られる。細氷。[diamond dust] **ダイヤル**①[名]・[-スル]電話機の数字盤[ばん]。また、数字盤を回して電話をかけること。「―を回す」②[名]テレビやラジオなどの周波数を調節するつまみ。「―を合わす」[dial] **ダイヤルイン**交換台を通さないで、直接それぞれの電話機にかかる方式の電話。直通。[dial-in] **たいよ**【貸与】[名]・[-スル]貸しあたえること。「制服の―」「―奨学金」 **たいよう**【大洋】広く大きな海。大陸を囲む大海。[類]大海⇔大陸 ▽太平洋・大西洋・インド洋を「三大洋」、これに北極海・南極海を加えて「五大洋」という。「太洋」は誤り。 **たいよう**【大要】細かいところは省き、重要なところをまとめたもの。[類]大旨 **たいよう**【太陽】太陽系の中心にある恒星[こうせい]。表面の温度は約六〇〇〇度で、地球上の生物に光と熱をあたえる。[類]日・日輪 ▽明るくかがやいて中心となるものをたとえたり、生命力・青春・希望などを象徴したりもする。 **だいよう**【代用】[-スル]あるものの代わりとして使うこと。また、代わりとして使うもの。「一品」「―食(=米の代わりに食べるイモやめん類)」 **たいようけい**【太陽系】太陽を中心とする天体の集団。九つの惑星(=水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星‧海王星・冥王星)とその衛星、小惑星および彗星[すいせい]・流星などからなる。 **たいようしゅう**【大洋州】六大州の一つ。最小の州。オーストラリアと、その周辺諸島の区域。オセアニア。 **たいようでんち**【太陽電池】太陽光を電気エネルギーに変える装置。人工衛星などに利用する。 **たいようねんすう**【耐用年数】機械や施設などで、使用にたえて役に立つ年数。 **たいようのないまち**【太陽のない街】一九二九年。徳永直[すなお]の小説。共同印刷の労働者たちの、会社側に仲間の解雇撤回を要求したストライキが、厳しい弾圧により敗北するにいたる。 **たいようれき**【太陽暦】地球が太陽のまわりを一回転する時間を一年とするこよみ。代表的なものがグレゴリ暦で、一年を三六五日とし、四年に一度、三六六日のうるう年をつくり、ずれを調整する。⇔太陰暦 ▽日本では一八七二年から採用。 **たいよく(大欲)は無欲に似たり**①大欲をもつ人は、小さな欲望には見向きもしないので、無欲に見える。②欲の深い人は、欲に目がくらんで損をしやすく、結果として無欲の人と同じになる。 **だいよじさんぎょう**【第四次産業】従来の産業分類では第三次産業にふくまれていた、情報産業・知識産業をさす新しい言いかた。 **だいよんき**【第四紀】地質時代の区分のうちもっとも新しい新生代の後半で、約一七○万年前から現在まで。氷河期と間氷期をくりかえし、人類が発展した時代。さらに更新世(洪積世)と完新世(沖積世)に分けられる。 **たいら**【平ら】[名]・[形動]①[形動]高低やでこぼこがないようす。「土地を―にする」[類]水平・平坦②世の中に争いや不正がなく、おだやかなようす。「世が―におさまる」[類]平和・平安③[「お平らに」の形で]正座をくずして楽な姿勢でおすわりください、とすすめるときのことば。④[名]山間の広い平地。「善光寺―」▽ふつう、地名に付けて使われる。 **たいらか**【平らか】[形動]しっかりしていて、高低やでこぼこなどのないようす。「山の頂上は―である」②平和でおだやかなようす。「心中―ではない」 **たいらぐ**【平らぐ】[自動]平和に治まる。戦争や争いがなくなる。「戦乱が―」 **たいらげる**【平らげる】[他動]①全部食べたり飲んだりしてしまう。「ごちそうを―」 **だいもんじ**【大文字】①「大文字の火」の略。②大きく太く書いた文字。また、りっぱな文章。 **だいもんじのひ**【大文字の火】八月一六日の夜、京都市東山での如意ヶ岳[にょいがたけ]の西峰(=大文字山)の中腹で、盂蘭盆[うらぼん]の行事として「大」の字形にたくかがり火。大文字の送り火。 **たいや**【逮夜】仏教で、葬式の前夜。また、忌日や命日の前夜。▽「逮」は、およぶことで、翌日におよぶという意味。 **タイヤ**自動車や自転車などの車輪の外側にはめるゴムの輪。「ラジアルー」[tire] **ダイヤ**①「ダイヤモンド」の略。②トランプで、朱色のひし形のマーク。「◆」③「ダイヤグラム」の略。「―改正」 **たいやく**【大厄】①もっとも重い厄年。数え年で、男の四二歳、女の三三歳。②重大な災難。大難。 **たいやく**【大役】だいじな役目。責任の重い任務。「―をおおせつかる」[類]大任 **たいやく**【対訳】原文と訳文とを見比べられるように並べて書いてある本。「―源氏物語」 **だいやく**【代役】映画や演劇などで、急に出られなくなった俳優の代わりにその役を演じること。また、その人。「病気になった母の―をつとめる」[類]吹き替え⇔本役 **ダイヤグラム**列車や航空機などの運行表。ダイヤ。[diagram] **ダイヤモンド**①高温高圧のときにできる炭素の結晶。無色透明で、鉱物の中でもっともかたく、価値の高い宝石。また、工業用にも。金剛石。ダイヤ。ダイアモンド。▽四月の誕生石。②野球で、本塁・一塁・二塁・三塁を結んだ正方形のグラウンド。内野。「―を一周する」[diamond] ②討議や研究などでとりあげる問題。テーマ。③日蓮宗で唱える文句、「南無妙法蓮華経[なむみょうほうれんげきょう]」の七字。お題目。「おだいもく②」 <825> ②じゃまなものを退治する。「敵をー」 **たいらのきよもり**【平清盛】一一一八一一八一年。平安末期の武将。忠盛[ただもり]の長男。保元・平治の乱ののち太政大臣となり、娘の徳子を高倉天皇の皇后として、平家一門で権力を独占し、全盛時代を築いた。 **たいらのさだもり**【平貞盛】生没年未詳。平安中期の武将。父国香[くにか]がたがいとこの将門[まさかど]に殺害されたが、九四〇年、藤原秀郷[ひでさと]の協力をえて将門を討ち、承平[じょうへい]の乱を平定。子孫に清盛がいる。 **たいらのただもり**【平忠盛】一〇九六—一一五三年。平安後期の武将。清盛の父。鳥羽上皇の信任が厚く、武士としてははじめて昇殿を許された。平家の繁栄の基礎を築く。 **たいらのまさかど**【平将門】?―九四〇年。平安中期の武将。下総[しもうさ]を中心に乱(=承平の乱)を起こし、一時、関東地方を占領し、新皇と自称したが敗死。 **たいらん**【大乱】革命・内乱などが起こって、社会が大混乱すること。[類]大動乱 **だいり**【内裏】①「皇居」の古い呼び方。天皇の住居。[類]御所・宮中・禁裏[図]下段図②「内裏雛」の略。「―さま」 **だいり**【代理】本人に代わってものごとを処理すること。また、その役目を果たす人。「部長―」[類]代理人・名代 **だいりき**【大力】非常に強い力。また、人並みはずれた非常に力の強い人。たいりき。「―無双」[類]強力[ごうりき]・怪力[かいりき] **たいりく**【大陸】①地球上の広大な陸地。ユーラシア(=アジア・ヨーロッパ)・アフリカ・南アメリカ・北アメリカ・オーストラリア・南極の六大陸。⇔大洋②日本から見た中国。「―伝来の壷[つぼ]」 **たいりくてき**【大陸的】[形動]大陸の人に見られる、こせこせしないで、細かいことにこだわらず、のんびり大らかなようす。 **たいりくかんだんどうだん**【大陸間弾道弾】「アイシービーエム」 **たいりくせいきこう**【大陸性気候】海から遠くはなれた大陸内部の気候。昼夜・夏冬の気温の変化が大きく、雨量が少ない。⇔海洋性気候 **たいりくだな**【大陸棚】海岸から深さ二〇〇メートルぐらいまでのあいだの、ゆるやかに傾斜にする海底。多くは漁場。「たいりくほう」とも。 **だいりせき**【大理石】石灰岩が変質して再び結晶したもの。みがくと美しいつやや模様が出る。建築や彫刻などに使う。マーブル。 **たいりつ**【対立】[名]・[-スル]二つのものがたがいに反対の立場をとり、張りあうこと。「利害が―する」 **だいりてん**【代理店】特定の会社の代理を務める営業所。エージェンシー。 **だいりびな**【内裏雛】天皇・皇后の姿に似せてつくった、男女一対のひな人形。三月三日の桃の節句にかざる。 **たいりゃく**【大略】細かいところを省いたあらまし。「―を述べる」「―次のとおりです」 **たいりゅう**【対流】液体や気体の一部を熱したとき、温度の高くなった部分が上昇し、低い部分と入れかわる流れが生じ、全体に熱が伝わる運動。 **たいりゅう**【滞留】[名]・[-スル]旅さきに長くとどまっていること。[類]滞在・逗留②ものごとが移動しないでとどこおること。「郵便物の―」[類]停滞 **たいりゅうけん**【対流圏】大気圏で、地表から約一〇キロメートルの範囲。大気の対流が盛んで、雲の発生・降雨などの気象現象が起こる。 **たいりょう**【大量】数量が大きいこと。「―生産」[類]多量⇔少量 **たいりょう**【大漁】魚がいつもよりとくに、たくさんとれること。「―旗」⇔不漁 **たいりょう**【大猟】鳥やけものがたくさんとれること。⇔不猟 **たいりょうせいさん**【大量生産】同質同形の製品を、同時に多量につくりだすこと。量産。マスプロダクション。 **たいりょく**【体力】総合的なからだの力。運動や [図]だいり① 平安京内裏図 <826> 仕事をする筋力と病気などに対する抵抗力など。「―をつける」>気力・精神力 **たいりん**【大輪】花の大きさが、ふつうより大きいこと。だいりん。「―の菊[きく]」「―咲き」⇔小輪 **タイル**かべやゆかなどにはりつける陶磁器製のうすい板。「―ばりのふろ場」[tile] **ダイレクトメール**個人に直接送られてくる商品広告の郵便物。DM。[direct mail] **たいれつ**【隊列】一団としてきちんと並んでつくった列。「―を乱す」 **たいろ**【退路】にげみち。「―を断つ」⇔進路 **たいろう**【大老】江戸幕府の最高の役職。行政上の必要に応じて置かれる。 **だいろっかん**【第六感】五感以外にはたらくといわれる感覚。直観。インスピレーション。「ーにピンとくる」[類]霊感・勘 **たいわ**【対話】[名]・[-スル]きちんと向きあって話すこと。また、その話。「南北の―を進める」[類]対談 **たいわん**【台湾】日本列島の西南にある島。もと、中国の一部。現在、中国国民党政府が治め、中華民国と称する。面積約三万六〇〇〇平方キロメートル。政庁所在都市、台北[タイペイ]。主要言語中国語。 **ダイン**力の大きさの単位。一ダインは、一グラムの物体に一センチメートル毎秒毎秒の加速度を生じさせる力。記号は dyn[dyne] **たう**【多雨】雨の量や雨の日が多いこと。「高温―」「―多湿」 **ダヴィデ**生没年未詳。紀元前一〇世紀前半のヘブライ統一王国の第二代の王。ソロモンの父。南のユダ、北のイスラエルの全イスラエル地域を統一し、エルサレムを都と定めた。理想的な名君とされる。ダビデ。[David] **たうえ**【田植え】水田にイネの苗を植えること。「―歌」 **ダウへいきん**【ダウ平均】「ダウ式平均株価」の略。その日の平均株価を見かけの値下がり分だけ修正して計算しなおしたもの。単純平均▽アメリカのダウジョーンズ社が始めたところから。 **タウン**[造語]町。都市。まちなか。「―情報」「ベッドー」「―ウォッチャー(=社会風俗観察者)」「―ウエア(=外出着)」[town] **ダウン**[名]・[-スル]①[名]・[-スル]下がること。また、下げること。「コストー」⇔アップ②ボクシングなどで、たおれること。「―をうばう」▽つかれきって体調をくずすことのたとえにも使う。「過労でーする」③[名]鳥の羽毛。ふとんや防寒着などに使う。④[造語]野球で、アウトを数えることば。ダン。「ワンーフルベース」[down] **ダウンしょう**【ダウン症】染色体異常症の一つ。先天的に知能の発達がはばまれる。特有の顔つきがあり、感染症にかかりやすい。「ダウン症候群」の略。▽イギリスの医師ダウンの名から。 **たえ**【妙】[形動]ふしぎなほどに、すぐれているようす。「―なる楽[がく]の調べ」 **たえいる**【絶え入る】[自動]息がすっかり絶える。死ぬ。「―ような声」 **たえがたい**【堪え難い】つらくて、がまんできない。「―苦痛を感じる」「――屈辱[くつじょく]」 **だえき**【唾液】消化液の一つ。つばき。つば。 **たえしのぶ**【堪え忍ぶ】[他動]つらいことや苦しいことをこらえる。がまんする。「貧苦を―」 **たえず**【絶えず】[副]とぎれることなく。いつも、ずっと。「―まわりに気を配る」[類]常に・間断なく **たえだえ**【絶え絶え】[形動]いまにも絶えてしまいそうなようす。また、とぎれながらも続くようす。「息もーのありさま」「話し声が―に聞こえる」[類]断続的・とぎれとぎれ **たえて**【絶えて】[副][「絶えて〜ない」の形で]そのあとは一度も・・・ない。さっぱり・・・ない。「―おとずれる人もない」「―久しく会ってない」 **たえま**【絶え間】中断しているあいだ。切れているあいだ。「雲の―」「日々の―ない練習の成果」 **たえる**【堪える・耐える】[他動]①苦しみやつらさなどをがまんする。「寒さに耐える」「重圧に耐える」「感に堪えない」②それに対抗する、じゅうぶんな能力をもつ。変わらない状態でもちこたえる。「高温に耐える装置」「その任に堪える」③それをするに値する。「見るに堪えない」 >つかいわけ 「耐える」は、物理的な作用にこらえることに、「堪える」は、精神的な作用に応じられる意味に使う。 >つかいわけ 忍ぶ・耐える・こらえる どれもじっとがまんする意味だが、「忍ぶ」は、願いや意志をこっそりともっていて、人に知られないようにする。「人目を忍ぶ恋」。「耐える」は、外からの力に対抗してもちこたえるようにする。「非難に耐える」。「こらえる」は、じっと身をかたくして外にあらわさないようにする。「頭痛をこらえる」。 **たえる**【絶える】[自動]①続いていたものが途中で切れる。ほろびる。「人の行き来が―」「家系が―」②呼吸が終わる。死ぬ。「息が―」 **だえん**【楕円】横や縦に細長い円。長円。 **たおす**【倒す】[他動]①立っているものを転ばせる。「木を―」「なぐりー」②戦って相手を負かす。「横綱を―」③ほろぼす。「幕府を―」④ころす。「敵の大将を―」▽「斃す」「殪す」とも書く。⑤[「踏み倒す」の形で]借金を返さないままにする。 **たおやか**【嫋やか】[形動]姿や動作などが、美しくしなやかでやさしいようす。「―なものごし」「―な少女」[類]優美 ▽女性的な美しさに対して使う。「たお」は、竹が雪の重みにしなうようす。 **たおやめ**【手弱女】たおやかで、かよわい女性。古い言い方。「たわやめ」とも。⇔ますらお **たおやめぶり**【手弱女振り】和歌で女性的で優艶な和歌の作風。賀茂真淵[かものまぶち]が「古今集」の歌風を評した語。⇔ますらおぶり <827> **たおる**【手折る】[他動]手で折る。「道のべの花を―」 **タオル**布の表面に輪の形にした糸でけばを出した綿織物。また、それでつくった手ぬぐい。[towel] **タオルケット**タオル地でつくった毛布のような寝具[しんぐ]。「―にくるまる」 ▽ towel と ketから。 **たおれる**【倒れる】[自動]①立っているものが転ぶ。「柱が―」「生徒が―」②国家や政府などがほろびる。「平家[へいけ]が―」③病気などに負ける。死ぬ。「病[やまい]に―」▽「仆れる」「斃れる」とも書く。④破産する。倒産する。「借金で店が―」 倒れて後のち已[や]む たおれて死ぬまで努力する。たおれて死んだときに、はじめて終わるという意味。 **たか**【高】[造語]①[名]◎収入や生産の数量。「売上―」②程度。かぎり。ねうち。「―が知れている」③「だか」①[造語][「高〜」の形で]高さなどの高いことをあらわす。「―げた」「―島田」「―台」「―望み」 高が知れている どうせ、たいしたことはないとわかっている。 高を括る どうせたいしたことはないと、相手の力をあまくみる。みくびる。 **たか**【多寡】多いことと少ないこと。多少。「金額の―が問題ではない」 **たか**【鷹】ワシタカ科の鳥のうち小形のもの。大形はワシ。猛鳥[もうきん]で、小動物をとらえて食べる。▽昔、飼いならして鷹狩りに用いた。 **たが**【箍】おけのまわりにはめる、竹や金属でつくった輪。[図]下段図 箍が緩む ①年をとってにぶくなる。②緊張がゆるんで、しまりがなくなる。 **だか**【高】[造語]数量や金額の合計をあらわす。「生産―」「売上―」「漁獲―」「現在―」 ②株価などの値段が上がること。「五円―」⇔安 だが [接]前の内容とは反対な、あるいは対照的なことを続けるときのことば。そうではあるが。「とてもおそろしい。―もう一度見たい」▽話しことばでは男性が使う。 **たかい**【他界】[名]・[-スル]①この世でない別の世界。あの世。②人が死ぬこと。▽文章語。 **たかい**【高い】①基準となる面から上までのへだたりが大きい。「背が―」「―山」②程度・数値・位・能力などが大きい。「評判が―」「気温が―」「―地位」「―学力」「目が―」「鼻がー」③音の振動数が多い。「―声の人」⇔低い④かねがかかる。「野菜が―」⇔安い **たかいびき**【高鼾】安心してねているときに出す大きないびき。また、いびきをかいて寝入ること。[類]高まくら **たがう**【違う】[自動]ちがう。一致しない。古い言い方。「寸分[すんぶん]もたがわない」②はずれる。そむく。「法に―」 **たがえる**【違える】[他動]①かみあわないようにする。一致させないようにする。「日を―」②きまりを破る。そむく。ちがえる。「約束を―」 **たかが**【高が】[副]どんなに大きく考えても結局、大したことではないようす。たかだか。「―子供と軽く見くびる」[類]せいぜい **たかがり**【鷹狩り】飼いならしたタカなどを使って、野鳥をとらえる狩猟。 **たかく**【多角】①角がいくつもあること。「―形」②多方面にわたること。「農業の―化」「―貿易」▽単独では使わない。 **たがく**【多額】[形動]金額が多いこと。「―の資金が必要だ」[類]巨額・高額⇔少額 **たかくけい**【多角形】三本以上の直線で囲まれた平面図形。たかっけい。[類]多辺形 **たかくけいかく**【多角経営】一つの企業が、安定・効率化を目的に、いくつかのちがった事業をあわせておこなうこと。 **たかぐもり**【高曇り】うすい雲が高く空全体にかかっていること。また、そのような空。 **たかさご**【高砂】①謡曲の曲名。マツの精が老夫婦の姿であらわれ、名松の由来を語る。婚礼の席などでよくうたわれる。②「台湾」の古い呼び名。「―族」 **だがし**【駄菓子】ムギ・アワ・くず米などの安い材料でつくった、子供などが小銭で買えるような菓子。かりんとう・ねじりぼうなど。「―屋」 **たかしお**【高潮】台風などの影響で水位が高まり、高い波が海岸におし寄せてくること。[類]津波▽「津波」は、地震で起こるものをいう。 **たかしまだ**【高島田】日本髪の髪形の一つ。昔は未婚の女性の髪形だったが、現在は花嫁が結婚式で結う。「文金[ぶんきん]―」 **たかじょう**【鷹匠】江戸時代、大名などに仕えてタカを飼いならして訓練した役。 **たかすぎしんさく**【高杉晋作】一八三九—一八六七年。幕末の志士。長州藩士。吉田松陰に学び、尊王攘夷運動に加わり、下関の外国船砲撃に奇兵隊を結成、倒幕にむけて長州藩を統一した。 **たがいに**【互いに】[副]双方がいっしょになって。「―協力しあう」②かわるがわる。「―あいさつを交わす」 **たがいちがい**【互い違い】異なる二つのものが入れちがいになるようす。かわるがわる。交互に。「白と黒の―」「男女ーに並ぶ」 **たがじょう**【多賀城】宮城県中部の市。奈良時代、東北地方支配のために、国府・按察使[あぜち]・鎮守府が置かれた。 [図]たが た <828> **たかせぶね**【高瀬舟】浅瀬用の、底が平たくて浅い川舟。 **たかせぶね**【高瀬舟】一九一六年。森鷗外の短編小説。島流しとなる罪人を護送する同心が、弟殺しの男から、瀕死[ひんし]の弟にたのまれ、その苦痛を見かねて殺す心境にいたったいきさつを聞く。 **たかだい**【高台】まわりより少し高い台地。「港の見える―にある家」 **たかだか**【高高】[副]①とても高く、堂々としたようす。「―と持ちあげる」②どんなに大きく考えても。「―三〇〇円の品」[類]せいぜい▽多く、数量をあらわす語の上に付く。 **だかつ**【蛇蝎】ヘビとサソリ。人々がひどくおそれ、きらうもののたとえ。「―のごとくきらう」 **たかつき**【高坏】昔、食物を盛るのに使った器。盆に一本の足をつけたもの。 **だがっき**【打楽器】打って音を出す楽器。太鼓やカスタネットなど。▽ほかに、管楽器・弦楽器。 **たかっけい**【多角形】「たかくけい」 **たかとび**【高飛び】[-スル]悪事をはたらいたあと、犯人などが外国などへにげること。 **たかとび**【高跳び】陸上競技で、高いバーを跳びこえて、その高さを競うもの。走り高跳び(ハイジャンプ)と棒高跳びがある。 **たかな**【高菜】アブラナ科の一年草。カラシナの一種。葉や茎[くき]はからく、つけものにする。 **たかなる**【高鳴る】[自動]①興奮して胸がどきどきする。「若い血が―」②音が高く鳴りひびく。「ファンファーレがー」 **たかね**【高値】①値段が高いこと。「―がつく」②株の相場で、その日のいちばん高い値段。⇔安値 **たかね**【高根・高嶺】高い山。高いみね。「富士のー」「―の月」 高根の花 遠くからながめるだけで手にとることができないもの。▽美人や高価なものにいう。 **たがね**【鏨・鑽】鉄板などを切ったりけずったりするのに使う、鋼鉄製ののみ。 **たかのぞみ**【高望み】能力や身分をこえた、大きすぎる望み。 **たかのちょうえい**【高野長英】一八〇四—五〇年。江戸後期の蘭学者。長崎でシーボルトに学び、開港論を唱えて幕政を批判したため、蛮社の獄でとらわれた。のち脱獄し、諸国に潜伏したが、おそわれて自殺。著書「夢物語」。 **たかのふさたろう**【高野房太郎】一八六八—一九〇四年。明治期の社会運動家。長崎生まれ。アメリカに留学して労働問題を学び、帰国後、片山潜[せん]らと労働組合期成会を組織した。消費組合運動など、労働運動の先駆者。 **たかは**【鷹派】相手と妥協せず、自分たちの主張だけを、武力や権力でかたくなにおし進めようとする考えの人たち。[類]強硬派⇔はと派 **たかはしかげやす**【高橋景保】一七八五ー一八二九年。江戸後期の天文・地理学者。伊能忠敬[いのうただたか]の測量をひきつぎ、「大日本沿海輿地全図」を完成。それをシーボルトにわたしたことが発覚してとらえられ、獄中で死亡した。 **たかはしかずみ**【高橋和巳】一九三一一七一年。昭和期の小説家・中国文学者。大阪生まれ。戦争・宗教・政治などの問題をとりあげて、知識人の内面的な苦悩をえがいた。代表作「悲の器[うつわ]」「憂鬱なる党派」。 **たかはしこれきよ**【高橋是清】一八五四一一九三六年。明治から昭和期の政治家。江戸生まれ。日銀総裁を務めたのち、一九二一年首相。内閣は半年ほどで総辞職。その後も大蔵大臣として金融恐慌の収拾に努めたが、二・二六事件で暗殺された。 **たかはしのむしまろ**【高橋虫麻呂】生没年未詳。奈良前期の歌人。官吏として過ごした東国の伝説を題材にした歌が、「万葉集」に収められている。「高橋連[むらじ]虫麻呂歌集」。 **たかはしゆいち**【高橋由一】一八二八一八九四年。幕末・明治期の洋画家。江戸生まれ。イギリス人画家ワーグマンらに学び、写実的な手法で静物などをえがいた。また、私塾を開き後進の育成にもつくした。代表作「花魁[おいらん]」「鮭」。 **たかはまきょし**【高浜虚子】一八七四一一九五九年。明治から昭和期の俳人・小説家。愛媛県生まれ。本名は清。正岡子規[しき]に師事し、雑誌「ホトトギス」を主宰。客観写生による花鳥諷詠[ふうえい]を主張した。写生文や小説もある。 **たかはりぢょうちん**【高張り提灯】長いさおのさきにとりつけて、高くかかげるようにしたちょうちん。 **たかびしゃ**【高飛車】[形動]一方的に、自分は高い位置にいるものだとして、相手にものも言わせない態度。「―な態度に出る」[類]高圧的・居丈高[いたけだか]▽将棋で、自陣の構えより高い位置に飛車をすえて、相手を威圧する戦法から。 **たかぶる**【高ぶる】[自動]①落ち着かずに興奮する。「気持ちが―」②おうへいな態度をとる。「おごり高ぶった態度」 **たかまがはら**【高天原】日本神話で、神々が住んでいたという天上界。たかまのはら。 **たかまくら**【高枕】①安心してねること。すっかり気を許していること。[類]高いびき②日本髪をくずさないでねるための高いまくら。 **たかまつづかこふん**【高松塚古墳】奈良県明日香[あすか]村にある円墳。一九七二年に彩色壁画が発見され、七世紀末ごろのものとされている。 **たかまる**【高まる】[自動]程度や度合いが強くなる。大きく盛りあがる。「期待が―」「関心が―」 **たかみ**【高み】高いところ。「はるか―から見おろす」⇔低み [図]たかはりぢょうちん <829> 高みの見物 直接関係していないので、なりゆきをのんきに見ていること。[類]対岸の火事▽「高見の見物」は誤り。 **たかみじゅん**【高見順】一九〇七——六五年。昭和期の小説家。福井県生まれ。本名は高間芳雄。左翼運動から転向した苦悩を都会人の感覚をふまえてえがく。詩集に「死の淵[ふち]より」、小説に「故旧忘れ得べき」「如何なる星の下に」「いやな感じ」、評論に「昭和文学盛衰史」など。 **たかみねじょうきち**【高峰譲吉】一八五四—一九二三年。明治・大正期の化学者。越中[えっちゅう]高岡生まれ。アメリカにわたって研究中タカ‐ジアスターゼを発見し、結晶化に成功した。 **たかむこのくろまろ**【高向玄理】?一六五四年。古代の学者。名は黒麻呂とも。遣隋使として留学。大化の改新で、僧旻[みん]とともに国博士として行政機構を整備。遣唐使となり入唐、長安で死亡。 **たかむらこううん**【高村光雲】一八五二—一九三四年。明治から昭和期の彫刻家。江戸生まれ。養父の仏師高村東雲[とううん]から学んだ伝統的な木彫りの技法に、新しい写生的な手法を調和させた。代表作「西郷隆盛像」「老猿[ろうえん]」。 **たかむらこうたろう**【高村光太郎】一八八三—一九五六年。大正・昭和期の詩人・彫刻家。東京生まれ。光雲の子。彫刻を学びロダンの影響を受ける。詩は人道主義の傾向が強く、生命感あふれる口語自由詩を発表した。詩集「道程」「智恵子抄」など。 **たかめる**【高める】[他動]位置を高くする。ものごとの程度を強くする。「機械の性能を―」 **たがやす**【耕す】[他動]作物を植えるため、田畑をほりかえす。「裏の畑を―」 **たかやまうこん**【高山右近】一五五二—一六一五年。安土桃山時代のキリシタン大名。織田信長・豊臣秀吉・前田利家に仕えたが、江戸幕府の禁教令で国外追放となり、マニラで病死した。 **たかやまちょぎゅう**【高山樗牛】一八七一—一九〇二年。明治期の評論家。羽前[うぜん]生まれ。本名は林次郎。小説「滝口入道[にゅうどう]」で文壇に登場。雑誌「太陽」の主幹となり、古来の伝統を重視する日本主義を唱えた。評論に「美的生活を論ず」「日蓮と基督[キリスト]」など。 **たかゆかしきそうこ**【高床式倉庫】湿気やネズミの害などを防ぐために、ゆかを高くした倉庫。弥生時代、穀物の貯蔵に使った。 **たから**【宝】①金・銀・宝石など、数が少なく、きわめて高価な品物。②かけがえのないもの。「彼こそ国の―だ」③「おたから」 宝の持ち腐れ せっかく役に立つものを持っているのに、それを利用しないからもったいないこと。 **だから**[接]前に述べた理由や条件から、当然の結果や結論を言うときのことば。「きのう、ひどい雨が降った。―、花が散ったんだ」▽口語で使う。 **たからいきかく**【宝井其角】「えのもときかく」 **たからか**【高らか】[形動]声や音が、ほこらしげに大きくひびきわたるようす。「―に勝利を宣言する」 **たからくじ**【宝籤】地方公共団体などが、事業資金集めのために売りだす抽選付きの券。賞金を受ける。 **たからじま**【宝島】一八八三年。イギリス、スティーヴンソンの小説。少年ジムが秘宝の地図を手に入れ、宝探しに出かけて海賊らと争奪戦を演じる、海洋冒険物語。[Treasure Island] **たからぶね**【宝船】いろいろな宝物や七福神を乗せた帆かけ船。また、それらをえがいた絵。正月二日の夜、この絵をまくらの下に入れてねると、よい初夢が見られるという。 **たからもの**【宝物】宝とするもの。「ほうもつ」とも。 **たかり**【集り】[-スル]人をおどして金品をうばうこと。また、そのようにうばう人。「ゆすりーをはたらく」 **たかる**【集る】[自動]①あまいものにアリが集まるように一つのもの、一か所に寄る。「はえが―」[類]群がる②人をおどして金品を手に入れる。また、飲食代などをおごらせる。「弱みをにぎられ、たかられる」 >つかいわけ 「集まる」を見よ。 **たがる**[助動][意味]希望「学校へ行きたがらない」「食べたがって困る」「彼もきっと見たがります」「何でも知りたがる」「見たがれば見せてもよい」▽「たがる」は他人の希望をあらわすのに用いるので、造語成分(接尾語)と見る考えもある。[接続]動詞および助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」の連用形に付く。[活用]五段型。▽助動詞「たい」の語幹に接尾語「がる(=・・・のようすをする)」が付いたもの。 **たかわらい**【高笑い】[-スル]あたりかまわず、大声で笑うこと。「勝利者の―」 **たかん**【多感】[形動]小さなことにも感じやすく、傷つきやすいようす。感受性が強いようす。「―な思春期」[類]多情 **だかん**【兌換】紙幣を正貨とひきかえること。「―券」▽「兌」も「換」も、とりかえること。 **だかんしへい**【兌換紙幣】銀行が金貨や銀貨とひきかえる約束で、発行した銀行券。⇔金不換紙幣 **たき**【滝】高いがけから勢いよく落ちる水の流れ。「―のようなあせ」[類]瀑布 たき【滝】(瀧) 滝 10画 全13画 滝 滝 滝 滝 音は「ロウ」。「急滝」「奔滝(=はやせ)」 滝川 滝壷 華厳の滝 たき **たき**【多岐】[形動]いろいろな方面に分かれていること。「話が―にわたる」 <830> **だき**【唾棄】[名]・[-スル]つばをはきかけたくなるほど、ひどくきらい、軽べつすること。「―すべき人物」 **だきあう**【抱き合う】[他動]たがいに相手をだく。「かたく―」 **だきあわせ**【抱き合わせ】「抱き合わせ販売」の略。客のほしがる商品に売れゆきの悪い商品を組みあわせて売りつけること。 **だきかかえる**【抱き抱える】[他動]だくようにしてかかえる。「ぬいぐるみを―」 **たきぎ**【薪】かまどや炉などで、燃料としてたく細い枝木。「―拾い」[類]まき **たきぎのう**【薪能】社寺で、夜、たきぎをたいておこなう野外能。▽もと陰暦二月、奈良興福寺南大門前でおこなわれた春日大社の神事能。現在は五月におこなう。 **たぎご**【多義語】いくつもの意味をもつ語。基本語に多い。たとえば、「はかる」には、長さや重さを調べる意味のほかに、想像する、計画する、だますなどの意味がある。「時間を計る」「高さを測る」「目方を量る」「自殺を図る」「まんまと謀[はか]られた」「会議に諮[はか]る」。 **だきこむ**【抱き込む】[他動]①うでの中にかかえいれる。②自分の仲間にひき入れる。うまく味方にする。「有力者を仲間に―」 **たきざわばきん**【滝沢馬琴】一七六七—一八四八年。江戸末期の読本作者。本名は解[とく]。山東京伝[さんとうきょうでん]に師事。勧善懲悪を主とした大作「南総里見八犬伝」や「椿説弓張月[ちんせつゆみはりづき]」をあらわした。曲亭[きょくてい]馬琴とも。 **タキシード**男性用の夜間の礼服。正式な礼服であるえんび服の代わりに着る。[tuxedo] **たきしめる**【焚き染める】[他動]香などをたいて、そのかおりを衣服に染みこませる。 **だきしめる**【抱き締める】[他動]しめつけるように、強くだく。かたくいだいて、はなさない。「胸に―」「思い出を―」 **だきすくめる**【抱き竦める】[他動]だきしめて、相手の身がかたくなって動けないようにする。「かたを―」 **だきつく**【抱き着く】[自動]とりついて、しっかりだく。「走りよって―」 **たきつける**【焚き付ける】[他動]①かまどなどの火をつけて燃やす。「ふろを―」②相手の気持ちを刺激をしてけしかける。そそのかす。「たきつけられて悪事にはしる」 **たきつけ**【焚き付け】火の燃えつきをよくするために使う、燃えやすい小枝や紙。「―の松葉」 **たきつぼ**【滝壷】たきの落ちる真下の、深くなっているところ。滝口 **タキトゥス**五五?—一一五?年。古代ローマの歴史家。帝政には批判的で、共和政治を支持する立場からローマ政治史「年代記」を書く。また、代表作「ゲルマニア」は、古ゲルマンの土地や習俗を知る重要な史料。[Cornelius Tacitus] **たきび**【焚き火】庭や道などで、落ち葉などを燃やすこと。 **たきぼうよう**【多岐亡羊】学問が多方面にわたっていて、真理をつきとめにくいこと。また、考えかたがいろいろあって、どれをとるか迷うこと。▽にげたヒツジを追う者が、道が多く分かれていて見失ってしまうこと。中国、「列子」から。 **だきゅう**【打球】野球やゴルフなどで、打った球。 **たきょう**【他郷】故郷をはなれた、よその土地。「―で苦労する」[類]他国・異郷 **だきょう**【妥協】[名]・[-スル]たがいに異なる意見や主張をゆずりあって話をまとめること。「―が成立する」「―案」[類]譲歩 **たきょくか**【多極化】中心になるものがなく、勢力が分散して対立すること。「情勢が―する」 **たぎる**【滾る】[自動]①にえて沸騰する。「湯が―」②いかりや悲しみなどの激しい感情がわきあがる。「血が―」③川の水などが激しく流れる。また、水などがわきかえる。「滝つぼにたぎり落ちる水」 **たきれんたろう**【滝廉太郎】一八七九一一九〇三年。明治期の作曲家。東京生まれ。ドイツ留学中に病気となり、帰国。才能をおしまれつつ若くして死んだ。「荒城の月」「花」などの名曲がある。 たく【宅】 宅 3画 全6画 宅 宅 宅 宅 ①すまい。いえ。②自分の家。「―の主人」③妻が自分の夫を、他人に言うときのことば。「―もそう申しております」>「おたく」 タク 宅地、宅急便[びん]、住宅、邸宅、別宅、帰宅、自宅、拙宅[せったく] 安宅[あたか]の関、大宅(姓氏)、三宅(姓氏) たく【択】(擇) 択 4画 全7画 択 択 択 択 よいものをえらびとる。 タク 採択、選択、二者択一[にしゃたくいつ] 択[えら]ぶ、択[よ]る、択捉[えとろふ]島 たく【沢】(澤) 沢 4画 全7画 沢 沢 沢 沢 ①水がたまって水草の生えているところ。さわ。②たくさんある。うるおう。③うるおいをあたえる。めぐむ。つや。 タク ①沼沢、水沢②沢山[たくさん]、潤沢、贅沢[ぜいたく] <831> 沢[さわ]、遺沢、恩沢、恵沢[けいたく]、光沢 沢辺、谷沢 沢瀉(植物名)、沢庵[たくあん] たく【卓】 卓 6画 全8画 卓 卓 卓 卓 ①ずばぬけて、すぐれている。たかい。②つくえ。テーブル。「―をたたいて熱弁をふるう」 タク ①卓越、卓見、卓説、卓抜②卓球、卓上、円卓、食卓 たく【拓】 拓 5画 全8画 拓 拓 拓 拓 ①土地をきりひらく。②石碑などの文字を墨で紙に刷りとったもの。 タク ①拓殖、開拓②拓本、魚拓[ぎょたく] 拓[ひら]く たく【託】 託 言・3画 全10画 託 託 託 託 ①たよりにして、まかせる。②他のことを口実にする。かこつける。「◆「託する」を見よ。 タク ①託児所、信託②託宣、仮託、神託、嘱託、託送、委託、結託 託[ことづ]かる、託[ことづ]ける、託[かこ]つける たく【濯】 濯 14画 全17画 濯 濯 濯 濯 水であらう。すすぐ。 タク 洗濯 たく【啄】(豚) 啄 口・7画 全10画 啄 啄 啄 啄 ついばむ。くちばしでつつく。 タク 啄害、啄木[たくぼく] 啄木鳥[きつつき] たく【琢】(琢) 琢 王・7画 全11画 琢 琢 琢 琢 ①玉を刻んでみがく。②努力して学問や技術をみがき高める。 タク ①彫琢[ちょうたく]、②切磋琢磨[せっさたくま] たく【宅/卓】「漢字項目を見よ。 たく【炊く】[他動]①火にかけて食べられるようにする。とくに、米をにる。「ごはんを―」②[焚く]火を燃やす。また、燃料を火の中に入れて燃やす。「まきを―」「石炭を―」③[焚く]火を燃やして水をわかす。「ふろを―」④[炷く・薫く]香をくゆらす。「香を―」「線香を―」 **だく**【諾】 諾 言・8画 全15画 諾 諾 諾 諾 承知する。ひきうける。「はい」と答える。 ダク 諾否、唯々諾々[いいだくだく]、応諾、快諾、承諾、内諾 諾[うべな]う **だく**【濁】 濁 13画 全16画 濁 濁 濁 濁 水がすんでいない。よごれ、にごる。⇔清 ダク 濁音、濁点、濁流、汚濁、清濁 にごる・にごす 川が濁る、濁り酒/お茶を濁す 濁世[じょくせい]、濁声[だくせい]、濁酒[どぶろく] **だく**【抱く】[他動]相手を両うででしっかりしめて動かないようにする。「赤んぼうを―」 >つかいわけ 「抱かかえる」を見よ。 **たくあん**【沢庵】干したダイコンを塩と米ぬかなどでつけたもの。たくあんづけ。「たくわん」とも。▽江戸初期の禅僧沢庵が始めたという。 **たくあん**【沢庵】一五七三—一六四五年。江戸初期の僧。名は宗彭[そうほう]。天皇が許したむらさきの僧衣を幕府がとりあげたことに抗議して出羽に流される。赦免後は徳川家光の帰依を受け、詩歌・俳諧・茶道に通じ、書もたくみであった。「沢庵づけ」を始めたともいわれる。 **たぐい**【類・比】①同じ程度のもの。「―まれな秀才」②同じ種類のもの。同類。「いわゆる暴力団の―」 **たくいつ**【択一】いくつかの中から一つを選ぶこと。「二者―」 **たくえつ**【卓越】[名]・[-スル]他よりはるかにすぐれていること。「―した才能の持ち主」[類]卓抜・卓絕 **だくおん**【濁音】ガ行・ザ行・ダ行・バ行の各音。かなに濁点「゛」をつけてあらわす。→清音・半濁音 **たくさん**【沢山】[名]・[形動]①[副]数や量が、多いようす。「話したいことはまだ―ある」[類]いっぱい②[形動]これ以上もういらないと、強くことわることば。「悲しいことはもう―だ」「お茶はもうー」[類]結構 **たくしあげる**【たくし上げる】[他動]衣服のそでやすそなどを、手でまくってひき上げる。「そでを―」 **タクシー**求めに応じ、客を乗せて営業する車。[類]ハイヤー[taxi] **たくしこむ**【たくし込む】[他動]①はしょった衣類のすそを帯の下やズボンの中などにはさみ入れる。②ひき寄せて自分の手もとにかき集める。 **たくじしょ**【託児所】親が働きに出ているあいだ、子供を預かって世話をする施設。 **たくじょう**【卓上】机やテーブルの上。「―カレンダー」[類]机上 **たくしょく**【拓殖・拓植】未開の土地を切り開いて、人が住みつくこと。[類]開拓 **たくしん**【宅診】医者が、自宅で患者を診察すること。⇔往診 **たくす**【託す・托す】[他動]「たくする」 **だくすい**【濁水】にごった水。にごりみず。[類]泥水⇔清水 <832> **たくする**【託する・托する】[他動]①自分にできないことを他の人にたのんだり、まかせたりする。「ことづてを―」「夢を子供に―」②他のものやことばなどを借りてあらわす。「今の心境を歌に―」「たくす」とも。 **たくせつ**【卓説】人よりすぐれた考えや意見。「名論―」[類]卓論・高説⇔愚説 **たくぜつ**【卓絶】[名]・[-スル]比べもののないほどにすぐれていること。「―した知識」[類]卓越・卓抜 **たくせん**【託宣】神のお告げ。どたくせん。「―が下る」[類]神託 **たくそう**【託送】[名]・[-スル]運送店などにたのんで荷物を送ること。「手荷物を―する」 **だくだく**【諾諾】[副]逆らわずに人の言いなりになるようす。すぐに承諾するようす。「―と従う」「唯々―」 **たくち**【宅地】住宅を建てるための土地。また、家の敷地。「―を造成する」 **だくてん**【濁点】かな文字の右上につけて、濁音であることを示す記号。濁音符。にごり。「゛」 **タクト**①オーケストラなどの、指揮棒。また、指揮。「―をふる」「―をとる」②拍子。[Takt] **ダクト**導管。送風管や送水管など、冷暖房用の空気や水などを送るためのくだ。[duct] **たくはい**【宅配】新聞・牛乳・荷物などを、直接受取人の家まで配達すること。自宅配達。「―便」 **たくはつ**【托鉢】[名]・[-スル]僧や尼が、鉢を持ち経文を唱えながら家々を回り、かねや食べものなどをもらうこと。「修行のため―して歩く」「―僧」▽「託鉢」は誤り。 **たくばつ**【卓抜】[形動]ぬきんでて他の人にまねができないほど、すぐれているようす。「―した才能」「―な技術」[類]卓越・卓絕 **だくひ**【諾否】承知するか、承知しないか、一ーを問われる」 **タグボート**港の中などにある、小型だが強力な引き船。[tugboat] **たくぼく**【啄木】①「きつつき」の別名。②琵琶の三秘曲の一つ。▽他の二つは「流泉」「楊真操[ようしんそう]」。 **たくほん**【拓本】石碑や金属器などの表面に刻まれた、文字や模様に紙をあて、紙の上から墨をたたいて写しとったもの。石ずり。「墓石から家紋のーをとる」 **たくましい**【逞しい】①からだや心が強くて、しっかりしている。なにものにも負けない感じだ。「筋骨―若者」「―精神力」②勢いが盛んで、あきれるほどだ。「商魂―人」「想像をたくましくする」 **たくみ**【巧み】[名]・[形動]①[名]工芸品などの技巧や趣向。「―をこらす」②[形動]手ぎわがよく、じょうずなようす。「―にハンドルを操る」[類]巧妙 >つかいわけ 巧み・うまい 「巧み」は、技術的にくふうされてみごとなようす。「巧みな筆さばき」「ことば巧みにだます」。「うまい」は、広く「じょうずだ」という意味だが、ことに相手の弱点、ものごとのすきをついて望む結果をえるときに使う。「うまいこともうけた」。 **たくみ**【匠・工】手作業で、ものをつくる職人。細工師。大工。「飛騨の―」 **たくむ**【巧む・工む】[他動]①わざをいろいろ考えて、よい方法をくふうする。②[「たくまざる」の形で]うまくやろうとねらったりしないで、しぜんにあらわれる。「自然のたくまざる美しさ」③[「たくまずして」の形で]特別にくふうや技巧をこらさないのに。「たくまずして社会風刺となる」 **タクラマカンさばく**【タクラマカン砂漠】中国北西部の、崑崙[こんろん]山脈の北に広がる砂漠。その北・南をかつてシルクロードが通じていた。 **たくらむ**【企む】[他動]とくに、よくないことをしようと計画する。「謀反を―」[類]もくろむ **たぐりこむ**【手繰り込む】[他動]ひき寄せて自分の手中に入れる。「釣り糸を―」 **だくりゅう**【濁流】にごった水の流れ。「―にのまれる」⇔清流 **たぐる**【手繰る】[他動]①少しずつ自分の手もとにひき寄せる。「あみを―」「糸を―」②話のすじなどをもとのほうへたどる。「記憶を―」 **たくろん**【卓論】すぐれた議論や意見。[類]卓説・卓見 **たくわえ**【蓄え・貯え】ためること。ためたもの。とくに、貯金。「とぼしい―もいよいよ底をつく」 **たくわえる**【蓄える・貯える】[他動]①集めてとっておく。将来にそなえる。「かねを―」「知識を―」②髪の毛やひげを生やす。「あごひげを―」 **たけ**【丈】①高さ。とくに、身長。「―の高い人」②着物の長さ。「そでの―を測る」③全部。あるたけ。「心の―」「思いの―」 **たけ**【竹】イネ科の多年生植物。幹は中がからになっていて多くの節があり、竹細工や建築材料に使う。地下茎でふえ、若芽はたけのことして食べる。「木に―をつぐ」 竹を割ったよう 性質がさっぱりしているようす。 **たけ**【岳】高く険しい山。高山。 **たけ**【他家】よその家。「―に寄食する」 **だけ**[副助]①限定をあらわす。「きみに―は言っておこう」「一日一待ってあげよう」「食べられる分―とりなさい」▽「しか」との区別については、「しか」の▼を見よ。②程度の限界をあらわす。「やれる―やったから後悔はない」「これ―言ってもわからないのか」③[「~だけに」「~だけあって」などの形で]程度に相応した。・・・にふさわしい状態である。「経験が豊富な――に落ち着いている」「安い―あってすぐにこわれた」「自慢する―のことはある」 <833> ④[「~ば~だけ」の形で]動作に応じて分量が大きくなることをあらわす。「食べれば食べる―太る」「なやめばなやむ―成長する」▽「ほど」と用法が似ているが、「だけ」は分量をあらわし、「ほど」は程度をあらわす。 **たげい**【多芸】[形動]いろいろな芸ができること。「―多能」「―多才」⇔無芸 **たけうちせいほう**【竹内栖鳳】一八六四—一九四二年。明治から昭和期の四条派の流れをくむ日本画家。京都生まれ。本名は恒吉。清楚にして気品高い独自の画風を開いた。代表作「鯖[きょ]」「斑猫[はんびょう]」。 **たけうま**【竹馬】二本の竹ざおの途中につけた足がかりの上に乗り、さおの上のほうを持って歩く遊び道具。▽「竹馬の友」は「ちくばのとも」と読む。 **だげき**【打撃】①強く打ちたたくこと。「頭に―を受ける」②精神的なショックや物質的な損害。「不合格の―から立ちなおる」[類]衝撃③野球で、投手の投げたボールを打者が打つこと。バッティング。「―戦」「―妨害」 **たけくらべ**【丈比べ】「せいくらべ」の古い言い方。 **たけくらべ**【たけくらべ】一八九六年。樋口一葉の短編小説。吉原近辺にすむ寺の息子と、妓楼[ぎろう]の娘のあわい恋を中心にした子供の世界を、夏祭りや酉[とり]の市を背景にえがきだしたもの。 **たけだいずも**【竹田出雲】二世。一六九一—一七五六年。江戸中期の浄瑠璃作者。近松門左衛門に学び、人形浄瑠璃の最盛期を築く。合作「仮名手本忠臣蔵[かなでほんちゅうしんぐら]」「菅原伝授手習鑑[すがわらでんじゅてならいかがみ]」「義経千本桜[よしつねせんぼんざくら]」など。 **たけだかつより**【武田勝頼】一五四六一八二年。安土桃山時代の武将。信玄の子。父の没後、長篠[ながしの]の戦いに大敗。さらに天目山[てんもくざん]の戦いで織田信長に敗れて自害し、武田氏は滅亡した。 **たけだけしい**【猛猛しい】[形]①あらあらしいほど勇ましい。「―顔つき」[類]獰猛②ずうずうしい。「ぬすっと―とはこのことだ」 ▽古語《たけし「たけ」は「背丈が」の「丈」と同じ。高いところから他を見くだすような、高圧的な勢いのあるようすをいう。「たけき者もつひには滅びぬ(=いばって勢いのある者も最後にはほろびてしまう)」(平家物語)。 **たけだしんげん**【武田信玄】一五二一―七三年。戦国時代の武将。本名は晴信。父を追放し、甲斐[かい]を中心にして信濃[しなの]にも進出。越後の上杉謙信と川中島で戦った。戦略家としてもすぐれる。 **たけだたいじゅん**【武田泰淳】一九一二|七六年。昭和期の小説家。東京生まれ。戦後派作家の一人。中国での戦争体験から、極限状況下に置かれた人間をえがいた。小説「ひかりごけ」「風媒花[ふうばいか]」、評論「司馬遷」など。 **たけちのくろひと**【高市黒人】生没年未詳。七世紀末の歌人。自然を題材に旅情をうたい、短歌一八首が「万葉集」に収められている。 **だけつ**【妥結】[名]・[-スル]対立する両者が歩みよって、話がまとまること。「交渉によりが―する」 **だけど**[接]「だけれども」の略。しかし。▽話しことば。 **たけとりものがたり**【竹取物語】九〇〇年前後。作者未詳。かぐや姫の誕生から貴公子たちの求婚、姫の昇天にいたる。わが国最古の物語。「竹取翁物語」とも。一巻。 **たけとんぼ**【竹蜻蛉】竹を飛行機のプロペラの形にけずり、中心に棒をさしこんで、その棒を手のひらで回して飛ばすおもちゃ。 **たけなわ**【酣】[名]・[形動]もっとも盛りであること。また、もっとも盛んな時期。「宴[うたげ]もーになる」「春―」 **たけのこ**【竹の子・筍】春に出る竹の若芽。食用。「―掘り」「雨後の―」 **たけのこせいかつ**【竹の子生活】たけのこの皮を一枚ずつはぐように、衣類などを売って食いつないだこと。▽第二次世界大戦後の困窮した生活をいった。 **たけのじょうおう**【武野紹鷗】一五〇二—五五年。戦国時代の茶人。村田珠光[じゅこう]に始まる侘び茶をさらに簡素化し、小座敷きの数寄屋を考案した。弟子に千利休がいる。 **たけのそのう**【竹の園生】「皇室」の別名。▽竹の生えている園のこと。中国で、梁の孝王が庭に竹を植えたことから。 **たけひさゆめじ**【竹久夢二】一八八四一一九三四年。明治・大正期の画家。岡山県生まれ。本名は茂次郎。叙情的で独特な美人画を多くえがいた。代表作「黒船屋」「女十題」。 **たけべあやたり**【建部綾足】一七一九一七七四年。江戸中期の国学者・読本作者。賀茂真淵に国学を学ぶ。晩年には「本朝水滸伝」「西山物語」など、読本の先駆となる作品を書いた。 **たけみつ**【竹光】竹でつくり、銀紙などをはって刀に見せかけたもの。⇔本身 **たけもとぎだゆう**【竹本義太夫】一六五一—一七一四年。江戸中期の浄瑠璃太夫。本名は五郎兵衛。義太夫節の開祖。大坂に竹本座を開設し、近松門左衛門と組んで、人形浄瑠璃を完成させた。 **たけやぶ**【竹藪】竹がたくさん生えている場所。竹林。「―に矢を射る(=むだなこと)」 **たけりくるう**【猛り狂う】[自動]くるったように激しくあばれる。「暴徒が―」 **たける**【荒る・猛る】[自動]激しい勢いであれくるう。「―荒波」 **たける**【哮る】[自動]おそろしい声でほえる。また、高い声ででするどくさけぶ。「とらの―声」「もずが―」 **たける**【長ける】[自動]①一つのわざにすぐれた才能がある。長年の経験を積んで技術がすぐれる。長じる。「商才にたけた人」 <834> **たける**【闌ける】[自動]①太陽が高くなって昼になる。季節などが真っ盛りになる。たけなわになる。「日たけて目覚める」「春が―」②季節や年齢が盛りを過ぎる。「秋たけて弱まるひざし」▽文章語。 **たけん**【他見】他人が見ること。他人に見せること。「―をはばかる」 **たげん**【他言】「たごん」 **たげん**【多元】ものごとの成り立つもとになるものが多くあること。「一放送」⇔一元 **たげん**【多言】[名]・[-スル]よくしゃべること。口数の多いこと。おしゃべり。「たごん」とも。「―を要しない」[類]多弁⇔寡言 **たげんろん**【多元論】世界が多くの根本原理から成り立っているとする考えかた。⇔一元論 **たこ**【凧・紙鳶】骨組みを、細い竹や木などでつくり、それに紙や布を張り、糸をつけて空に高くあげるもの。いか。いかのぼり。「―あげ」 凧の糸の切れたよう どこか遠くへ行ったまま、何の便りもない人のたとえ。 **たこ**【蛸・章魚】タコ科の軟体動物。吸盤のついた足が八本あり、頭に見える部分が胴。にげるときに墨をはく。食用。「―の共食い」「かぞえ方 杯[はい]・匹[ひき]」 **たこ**【胼胝】いつもすれたりおしつけられたりして、手足の皮ふが、厚くかたくなった部分。「ペンー」「耳に―ができる」 **たこあしはいせん**【蛸足配線】タコの足のように、一か所からいくつもに分けて配線すること。 **たこう**【多幸】[形動]「ごたこう」 **だこう**【蛇行】[名]・[-スル]ヘビがはうときのように、S字状に曲がりくねって行くこと。「川がーする」 **たこく**【他国】①よその国。外国。[類]異国⇔自国②生まれ故郷ではな、土地。よその土地。[類]他郷、異郷 **たこくせききぎょう**【多国籍企業】外国籍の子会社や系列会社をもち、二か国以上の国で生産や販売をおこなう大規模な国際企業。世界企業。マルチナショナルコーポレーション。 **たごさく**【田吾作】いなか者や農民を軽べつして、人名めかしていうことば。 **タコス**メキシコ料理の一つ。トウモロコシの粉の皮に、肉や野菜を包んだもの。[tacos] **だこつ**【蛇笏】「いいだだこつ」 **たこつぼ**【蛸壷】海底にしずめて、タコをとらえるための素焼きのつぼ。 **たこにゅうどう**【蛸入道】タコ。また、坊主頭を軽べつしていうことば。 **タコメーター**エンジンなどの回転数を計る装置。毎分当たりの数字で示される。回転速度計。[tachometer] **たこん**【多恨】うらむ気持ちやくやむ気持ちが、つきないでいつまでも続くこと。 **たごん**【他言】[名]・[-スル]ほかの人に話してはならないことを話すこと。口外。「たげん」とも。「家族といえどもーしてはならない」「―無用」 **たさい**【多才】[形動]いろいろな方面にわたって才能が豊かなようす。「歌も絵もうまい多芸―の人物」 **たさい**【多彩】[形動]①いろどりがさまざまで美しいようす。「―な色を使う」②いろいろな種類があって、はなやかなようす。「―な行事」「顔ぶれが―だ」▽「多種多様」とちがい、はなやかでよいという気持ちがある。 **だざいおさむ**【太宰治】一九〇九一四八年。昭和期の小説家。青森県生まれ。本名は津島修治。罪の意識を道化の精神で作品化し、戦後は無頼派文学の代表者となった。四〇歳のとき、山崎富栄と玉川上水で心中。代表作「桜桃」「斜陽」「人間失格」。 **だざいしゅんだい**【太宰春台】一六八〇ー一七四七年。江戸中期の儒学者。荻生徂徠[おぎゅうそらい]の門人。とくに経済を学び、富国殖産を説いた。著書に「論語古訓」「経済録」など。 **だざいふ**【太宰府】福岡県中西部の市。律令制下で、九州諸国の統轄や外交などをつかさどる役所(=大宰府[だざいふ])が置かれていた。 **たさく**【多作】[名]・[-スル]作品をたくさんつくること。⇔乱作・寡作 **ださく**【駄作】芸術上の価値のない、つまらない作品。くだらない作品。「―が目立つ」⇔傑作 **たさつ**【他殺】ほかの人に殺されること。「―死体」⇔自殺 **ださん**【打算】自分にとっての損得を計算すること。「―がはたらく」 **ださんてき**【打算的】[形動]まず第一に自分の損得を考えてものごとをするようす。「―な性格」 **たざん(他山)の石**よその山のつまらない石でも、自分の玉をみがくのに役立つように、自分とかかわりのないつまらないことでも自分を高める参考となる。▽中国、「詩経」の「他山の石もって玉を攻むべし」から。 **たし**【足し】たりない分を補うもの。「おなかの―にする」「学資のー」 **たじ**【他事】直接関係のないこと。よそごと。ひとごと。「―ながらご安心ください」▽多く、手紙文に使う。 **たじ**【多事】①用事が多く、いそがしいこと。「―多端」「[類]多用・多忙②事件が多く、落ち着かないこと。「―多難」 **だし**【山車】祭りのとき、いろいろなかざりものをつけて引いて歩く車。▽常用漢字表付表の語。 **だし**【出し】「出し汁[じる]」の略。「にぼしで―をとる」「―のきいた煮つけ」②自分の利益のために利用するものや他人。「子供を―に休暇をとる」「言いわけの―に使われた」 **だしいれ**【出し入れ】[名]・[-スル]ものやかねを、出したり入れたりすること。「おかねの―」 **だしおしむ**【出し惜しむ】[他動]けちけちして、かねや品物を出すのをおしむ。[類]出し渋る <835> **たしか**【確か】[形動]①[形動]まちがいやいいかげんなところがなくて、信用できるようす。「医者としてのうではーだ」「―な人物」「―なすじの情報」②はっきりしていて明らかなようす。「―に受けとった」「気は―だ(=正気だ)」③[副]多少、記憶はあやふやではあるが、たぶん。「―、三年前のことだと思う」 >つかいわけ 確か・確実・正確 「確か」は、まちがいがないと、主観的に自分が判断した状態。「確かな記憶」「確か、見たはずだ」。「確実」は、客観的にまちがいないこと。「確実な記録」。「正確」は、規準や事実に照らしあわせてまちがいないこと。「正確な答え」。 **たしかめる**【確かめる】[他動]調べたり念をおしたりして、まちがいないことをしっかり認める。「本人に直接会って―」 **だしがら**【出し殻】①煮出して、出しじるをとったあとのかす。②茶を出したあとのかす。茶がら。 **たしざん**【足し算】二つ以上の数を合わせる計算。加算。寄せ算。⇔引き算 **だししぶる**【出し渋る】[他動]出すべきものを、なんとか出すまいとする。[類]出し惜しむ **だしじる**【出し汁】コンブやかつお節などをにだした、味のいいしる。 **たしせいせい**【多士済済】すぐれた人物がたくさんいるようす。「たしさいさい」とも。「顔ぶれはー」 **たしだかのせい**【足し高の制】江戸幕府八代将軍徳川吉宗[よしむね]の、人材登用のための政策。幕府の役職の標準石高数をきめ、自分の石高以上の役に就く者には、在職中不足分を支給する制度。 **たじたじ**[副]相手の勢いなどに圧倒されて、しりごみするようす。たじろぐようす。「猛攻に―となる」 **たじたたん**【多事多端】仕事が多くて、とてもいそがしいこと。 **たじたなん**【多事多難】次々と事件が起こって、困難や苦しみが多いこと。 **たしつ**【多湿】[形動]湿度の高いこと。しめりけの多いこと。「高温―」 **たじつ**【他日】将来の別の日。ほかの日。「―を期して別れる」[類]後日[ごじつ] **たしなみ**【嗜み】①学問や芸ごとなどを身につけていること。また、その方面の好み。「俳句の―がある」[類]心得②ことばづかいや立ち居ふるまいについての気配り。つつしみ。「紳士の―」 **たしなむ**【嗜む】[他動]①好みや芸ごとを、ふだんからある程度はできるようにして、親しみ味わう。「酒を―」「俳句を―」②悪い結果にならないように気をつけ、つつしむ。心がける。「身を―」 **たしなめる**【窘める】[他動]目下の者に対して、よくないことだと注意する。「無作法な若者を―」 **だしぬく**【出し抜く】[他動]他人がぼんやりして気がつかないうちに、自分の利益になることを急いでやってしまう。「他社を出しぬいて記事にした」 **だしぬけ**【出し抜け】[形動]とつぜんに何かをしたり、思いがけないことが起こったりするようす。「―の出来事」「―にどなられた」[類]不意 **たじま**【但馬】旧国名。今の兵庫県北部。山陰道の一国。但州[たんしゅう]。「―牛」 **たしまえ**【足し前】たりない分を補うものやかね。「なにかの―にする」 **だしもの**【出し物・演し物】劇場や演芸会などで上演するもの。演目。「今月の―は忠臣蔵だ」 **たしゃ**【多謝】[名]・[-スル]①深く感謝すること。厚くお礼をいうこと。②心からわびること。「乱筆―」「妄言―(「多罪」の誤用)」 **だしゃ**【打者】野球で、打席に立ち、投手の投球を打つ選手。バッター。「―一巡の猛攻」 **だじゃく**【惰弱・懦弱】[形動]いくじのないこと。柔弱。 **だじゃれ**【駄洒落】つまらないしゃれ。「―を飛ばす」 **だしゅ**【舵手】船のかじを操作する人。かじとり。操舵手。コックス。 **たじゅうほうそう**【多重放送】テレビ・ラジオで、一つのチャンネルで二種類の音声や画面を、同時に放送する形式。二か国語放送・ステレオ放送など。 **たしゅたよう**【多種多様】[形-動]種類や形のちがったものが、たくさんあるようす。「―な意見が出る」「品物は―」[類]いろいろ・さまざま・種々 **たしゅつ**【他出】[名]・[-スル]よそへ出かけること。外出。古い言い方。 **たしゅみ**【多趣味】[形動]多くの趣味をもっていること。⇔無趣味 **だじゅん**【打順】野球で、打者として出る順番。バッティングオーダー。「―を組みかえる」 **たしょう**【他生】この世から見て、過去と未来の生。前世と来世。⇔今生 他生の縁[えん] 「多生の縁」の慣用表記。「たしょう(多生)」 **たしょう**【他称】[文法]「三人称」のこと。▽自称・対称に対していう。 **たしょう**【多少】①[名]多いことと、少ないこと。「―にかかわらず配達する」②[副]いくらかは。すこし。少々。「野球なら―自信がある」 **たしょう**【多生】①何度も生まれかわること。②多数を生かすこと。多くの人を救うこと。「一殺―」 多生の縁[えん] 前世からのめぐりあわせ。「そで振りあうもー」▽「他生の縁」と書くのは、本来は誤り。 た <836> **たじょう**【多情】[形動]①感じやすく感情が豊かなこと。「―多感」「―多恨」②うわきなこと。うつり気なこと。「―仏心」 **だじょうかん**【太政官】①明治初期におかれた最高官庁。長官は太政大臣。のちの内閣にあたる。②律令制で、国を治める最高機関。ふつう、①と区別して「だいじょうかん」という。 **だじょうだいじん**【太政大臣】①明治政府の太政官の長官。②律令制で、国政の最高機関である太政官の長官。ふつう、①と区別して「だいじょうだいじん」という。 **たじょうたかん**【多情多感】感情が豊かで、感じやすいこと。「―な青年」 **たじょうたこん**【多情多恨】感じやすいために、くやんだりうらんだりすることも多いこと。 **だじょうてんのう**【太上天皇】「だいじょうてんのう」 **たじょうぶっしん**【多情仏心】うわきっぽいが薄情うちはできない性質。 **たじろぐ**[自動]強い相手や困難にぶつかって、気力がくじける。「多勢を前に―」 **だしん**【打診】[名]・[-スル]①それとなく相手にあたってようすをさぐること。「野党の意向を―する」②医者が、指さきで胸や背をたたき、その音で体内の状態を診察すること。 **たしんきょう**【多神教】数多くの神々を同時に信仰する宗教。⇔一神教▽原始的な宗教や古代の宗教に始まる。 **たす**【足す】[他動]①さらに、ある数量をつけくわえる。「一―二」「不足分を―」⇔引く②ちょっとした仕事を済ませる。おえる。「用を―」 >つかいわけ 加える・足す 「加える」は、新しく合わせる意味で、別の種類のものについてもいえる。「煮物にしょうゆを加える」。「足す」は、たりない分を補う意味で、同じ種類のものにしかいえない。「ふろに水を足す」。 **だす**【出す】[他動][造語]①①中にあるものやかくれていたものを外に見えるようにする。また、表面にはっきりとあらわす。「冷蔵庫からコーラを―」「しっぽを―」「証拠を―」「口に―」⇔入れる②内から他へ行かせる。「子供を使いに―」「娘を勤めに―」「車を―」③郵便物などを送る。「返信を―」④作品を出版したり発表したりする。「本を―」「論文を二つ―」「展覧会に―」⑤提出する。「リポートを―」「答えを―」⑥あたえる。「宿題を―」「ひまを―」「食事を―」⑦生じさせる。「元気を―」「火事を―」⑧負担する。「授業料を―」「人手を―」⑨新しく始める。「店を―」⑩盛んになるようにする。「仕事に精を―」①[造語][「〜出す」の形で]①「・・・しはじめる」という意味をあらわす。「降り―」「歩き―」「読み―」②外にはっきりとあらわれるようにする。「聞き―」「探し―」「染め―」『動詞の連用形に付く。 **たすう**【多数】ものの数や人の数の多いこと。また、多くの人。「賛成―で可決」⇔少数 **だすう**【打数】野球で、打者になった回数(=打席数)から犠打・四死球の数を引いた数。「四打席三―一安打、一死球」 **たすうけつ**【多数決】会議などで意見の分かれたとき、賛成者の多いほうの意見を全体の意見としてきめること。また、そういう方法。 **たすかる**【助かる】[自動]①死や災害などからのがれる。「命だけは助かった」②骨折りや負担などが少なくてすむ。はぶける。「てつだってくれるのでー」 **たすき**【襷】①手を動かしやすいよう、和服のそで口をたくしあげるために、背からかけるひも。「―がけで大そうじ」②一方のかたからこしにかけて、ななめに下げる細い布。「駅伝で―をリレーする」 **たずき**【方便】手段。てだて。てがかり。「たつき」とも。「生活の―」 **たすけ**【助け】助けること。すくい。おぎない。「―を求める」「―が来る」「生活の―になる」 **たすけぶね**【助け船】①遭難者を助ける船。救助船。②困っているときにかねや知恵などを貸すこと。「返事に困って―を求める」 **たすける**【助ける】[他動]①死や苦しみなどからのがれさせる。「病人を―」②てつだってよくなるようにする。「親を助けて働く」「胃腸のはたらきを―」 >つかいわけ 「救う」を見よ。 **たずさえる**【携える】[他動]①手に持っていく。「地図を―」「手みやげを―」②他の人と連れだって行く。ともなう。「一家を携えて上京する」「友人を―」▽目上の人に対しては使わない。③他の人と手をつなぐ。「手に手を携えて」 **たずさわる**【携わる】[自動]あることに関係したり、それを仕事としたりする。「政治に―」 **ダスターコート**ほこりよけの、うすでのコート。ダスター。[duster coat] **ダストシュート**高層建築物にある、ごみを集めるための筒形の装置。各階で落としたごみが、下の収集口にたまる。[dust chute] **たずねびと**【尋ね人】ゆくえ不明でさがしている人。また、さがされている人。 **たずねる**【尋ねる・訊ねる】[他動]①ゆくえのわからないものを、さがしもとめる。「犯人を―」「被害者を―」②ものの道理やみなもとを、たどって明らかにしようとする。「真理を―」「原点を―」「由来を―」③質問する。「名前を―」「道を―」 **たずねる**【訪ねる】[他動]ようすはどうかと、会いに行って旧友を―」「史跡を―」 <837> **だする**【堕する】[サ変]よくない傾向におちいる。堕落する。「興味本位に―」▽文章語。 **たぜい**【多勢】人数の多いこと。おおぜい。 多勢に無勢 人数に差がありすぎて、とてもかなわないこと。 **だせい**【惰性】①いままでそうしてきた勢い。いままでの習慣。「―に流されて改善の意欲もない」②物体が同じ状態を保とうとする性質。[類]慣性 **だせいせっき**【打製石器】石を打ち割るだけで、みがかずにつくった、旧石器時代の主要な道具。 **たせん**【他薦】第三者が推薦すること。⇔自薦 **ただ**【駄駄】[-スル]子供があまえて、わがままを言うこと。人の言うことを聞かないで、わがままを通すこと。「―をこねる」 **たそがれ**【黄昏】①人の姿の見分けのつかない、夕方のうす暗いころ。ゆうぐれ。[類]薄暮▽「誰そ彼[たそかれ]は」という意味。②勢いの落ち目になったころ。「江戸幕府の―」 **だそく**【蛇足】よけいなもの。なくてもよいもの。「―ながら一言」▽昔、ヘビをえがく競争で、最初にかきあげた者がよけいな足をかきたして負けたという故事(中国、「戦国策」)から。 **たた**【多々】[副]ものごとが多くあるようす。「失敗も―あった」[類]たくさん 多々ますます弁ず ①多ければ多いほどうまく処理することができる。能力や才能などがすぐれていて余裕のあるようすをいう。②多ければ多いほど、都合がいい。 **ただ**【只】①[名]代金のいらないこと。無料。▽「只」の字を二つに分けて「ロハ」ともいう。②[形動]ふつう。なみ。また、何ごともないこと。「二十過ぎればーの人」「―ではすまないぞ」[類]平凡③[副]他のことには関係のない、それだけのこと。単に。「―ひとり彼のみの問題ではない」④そのことが中心であるようす。ひたすら。「―泣くばかり」「―学問にはげむのみ」▽「只」とも書く。⑤数量や程度の小さいこと。たった。わずか。「―1人」「―五分のちがい」⑥[接]ただし。しかし。「品物は確かにいい。―値段が高い」▽前文の内容を認めながらも、否定的につけくわえるときに使う。「但」とも書く。 **ただ**【徒】[副]むなしく。むだに。何の意味もなく。「―時を過ごす毎日」 **ただい**【多大】[形動]数量や程度が、非常に多かったり、大きかったりするようす。「―な出費」「―の成果をあげる」[類]莫大・絶大⇔軽少 **だたい**【堕胎】[名]・[-スル]腹の子を人工的に流産させること。胎児をおろすこと。人工妊娠中絶。 **ダダイスト**ダダイスムの運動をおし進めようとする人。ダダ。[dadaïste] **ダダイスム**第一次世界大戦の終わりごろ、ヨーロッパに広まった芸術革新運動。伝統や権威などを否定し、自由な発想と表現を目ざす。ダダイズム。ダダ。[dadaïsme] **ただいま**【只今・唯今】①[名・副]現在、および現在よりわずか前やあと。ちょうどいま。たったいま。いますぐ。「―出かけております」「―の時刻」「―一時をお知らせしました」「―いただきにまいります」②[感]外出して家にもどったときの、あいさつのことば。「ただいま帰りました」の略。 **たたえる**【称える・讃える】[他動]りっぱだと言ってほめあげる。ほめてよく言う。「業績を―」 >つかいわけ 「ほめる」を見よ。 **たたえる**【湛える】[他動]①水などをいっぱいに満たす。「青々とした水をたたえた湖」②表情を顔にうかべる。「満面にえみを―」 **たたかい**【戦い】①[戦]相手に勝とうと、たがいに兵を出して争う。「関ケ原[せきがはら]の―」②[闘い]困難なことを克服しようと立ち向かうこと。「病気との―」「自然との―」「労使の―」 **たたかう**【戦う】[自動]①[戦う]たがいに兵を出して争う。戦争をする。「源平[げんぺい]が―(→合戦)」②[闘う]力をふるって勝負を競う。「意見を戦わせる」「最強のチームと―」③[闘う]困難や障害にうち勝とうとする。「社会の悪と―」「病[やまい]と―(→闘病)」 **たたき**【三和土】土やコンクリートなどで固めた、玄関や台所などの土間。 **たたき**【叩き・敲き】①手や棒でたたくこと。とくに、昔の刑罰で棒でたたくもの。「百―の刑」②魚や肉を、包丁でたたいて細かくした料理。また、カツオの身を軽く焼き、さしみのように切った料理。「鰺[あじ]の―」「鰹[かつお]の―」 **たたきあげる**【叩き上げる】[他動]低い地位のころからたえず努力を重ねて地位があがる。また、技術が向上する。「下積みから―」 **たたきうり**【叩き売り】①露店などで、台をたたきながらどんどん値引きしていく売りかた。「バナナのー」②極端な安値で売ること。大安売り。 **たたきおこす**【叩き起こす】[他動]ねている人をむりやり起こす。「ベルを鳴らして―」 **たたきだい**【叩き台】検討をしてよくするためのもとになる案。原案。「会議に―として提出する」 **たたきつける**【叩き付ける】[他動]①強く投げつける。乱暴にさし出す。「地面に―」「辞表を―」 **たたきのめす**【叩きのめす】[他動]二度と立てないくらいに、徹底的にたたく。「敵を―」 **たたく**【叩く・敲く】[他動]①くりかえして打つ。「手を―」「太鼓を―」「ドアをー」②打って細かくしたり、やわらかくしたりする。「いわしをたたいてつみれにする」「牛肉を―」③何回にもわたって非難していためつける。やっつける。「新聞でたたかれる」 <838> ④相手を負かす。「このチームをたたけば優勝だ」⑤値段をひどく安くさせる。値切る。「もうけがないほどに―」⑥盛んにしゃべる。「かげ口をー」⑦質問する。たずねる。「専門家の意見を―」 叩けば埃[ほこり]が出る どんな人でも、その過去などをよく調べてみれば、やましい点が出てくるものだ。「―身の上」 >つかいわけ 「打つ」を見よ。 **ただごと**【只事・徒事】並の出来事。なんでもないようなこと。「このさわぎは―ではない」「―ではすま