<1> **アー** [感] ①「ああ、いいよ」「ああ、そうだよ」[類]うん ▽目上の人には「はい」を使う。 **アークライト** [人名] 一七三三ー九二年。イギリスの発明家。一七六九年、水車を使った紡績機を発明して、工場生産制を確立し、産業革命のさきがけとなった。 **アーケード** [名] 商店街などで、屋根におおわれた通路。 **アース** [名] 安全のため、あるいは器具を保護するために、電気器具と地面とを銅線などでつなぎ、よぶんな電流をにがす装置。接地。▽大地という意味から。 **アーチ** [名] ①柱を使わずに上方を半円形にした、建築様式や建築物。建物の入り口・トンネル・橋などに見られる。②野球で、ホームランのこと。「―をかける」▽弓という意味から。 **アーチェリー** [名] 洋弓[ようきゅう]。また、それを使って的をねらいうつスポーツ。 **アーティスト** [名] 芸術家。とくに、演奏家や美術家。アーチスト。 **アート** [名] 芸術。とくに、美術。また、技術。「モダンー」 **アートし【アート紙】** [名] つやのある、あつでの印刷用紙。美術印刷に適する。アートペーパー。 **アートディレクター** [名] 映画・テレビ・広告宣伝などで、美術部門を担当する責任者。 **アーム** [名] うで。また、うでに似たもの。「―チェア(=ひじかけいす)」 **アーメン** [感] キリスト教で、いのりの最後に唱えることば。▽ヘブライ語で、「まことに」「そのように」という意味。 **アーモンド** [名] バラ科の落葉高木。実はモモ形で、種子は食用や薬用。巴旦杏[はたんきょう]。 **アーリアじん【アーリア人】** [名] インド・ヨーロッパ語族のうち、インド‐イラン語派の言語を話す種族。とくに紀元前一五〇〇年ごろ北インドに定着した民族。▽「アーリア」は梵語で、高貴という意味。 **アール** [名] [造語] メートル法で、面積の単位。一〇〇平方メートル。一〇〇アールで一ヘクタール。記号はa。 **アールエイチいんし【Rh因子】** [名] ヒトの赤血球[せっけっきゅう]中に見られる抗原[こうげん]の一つ。赤血球の中にRh因子をもつものをプラス、もたないものをマイナスとする。マイナスの人は少ない。マイナスの人がプラスの人から輸血を受けると障害を起こすことがある。 **アールエヌエー【RNA】** [名] リボ核酸[かくさん]。リボースを糖[とう]の成分とする核酸で、動植物と一部のウイルスの細胞[さいぼう]質中にふくまれる。たんぱく質の合成を推進し、DNAが伝える遺伝情報を実体化するはたらきがある。 **アールヌーボー** [名] 一九〇〇年前後、ヨーロッパを中心に流行した工芸・建築・絵画の様式。優美で曲線的なデザインが特徴。ミュシャ・ガレ・クリムトらが代表。▽新芸術の意味。 **あい** [愛] [名] (親子や男女のあいだで、また、音楽や絵に対してなど)胸がいっぱいになるほど切ない、好きだ、だいじにしたいと思う気持ち。②おしむ。③神仏のめぐみ。「神の―」[動]愛する **あい** [哀] [名] ①かなしみ。②かわいそうに思う。③あわれっぽいようす。▽「衰すい(=おとろえる)」は別字。 **あ** [亜] (亞) ①それに次ぐ。二番目の。②「亜細亜」の略。亜鉛・亜聖・亜熱帯・亜流・亜硫酸 ②大東亜戦争・亜米利加・亜爾然丁 **あ** [阿] ①曲がって入りくんだところ。すみ。②きげんをとって、気に入られようとする。③中国で人を親しんで呼ぶときに付けた語。▽日本では女性の名に付ける「お」に当てた。「阿国[おくに]」など。④「阿弗利加[アフリカ]」の略。①曲阿[きょくあ]・山阿[さんあ]②阿付[あふ]・阿諛[あゆ]・曲学阿世[きょくがくあせい]③阿父[あふ]・阿兄[あけい]④南阿戦争[なんあせんそう] **ああ** [感] 気がついたときや、おどろいたときなどに思わず出ることば。「―、忘れてた」「―、危ない」 **ああ** [副] あのように。あんなふうに。「―まで言わなくても」「―いうことになろうとは」 **ああ言えばこう言う** [慣] いろいろ言いわけをして人の言うことに従わないこと。 **ああ** [感] ①深く感動したときに思わず出ることば。「―、よかった」「―、びっくりした」▽「嗚呼」と当てる。②承知した、そのとおりだ、という返事のことば。 <2> **あわれ・あわれむ** [動] 哀れを誘う/同病相哀れむ・哀しむ・可哀相 **あい【相】** [造語] 【「相~」の形で】●「たがいに」「いっしょに」という意味をあらわす。「―寄る」「―対する」「―乗り」「―宿」▽動詞や名詞に付く。②しっかりと、たしかに。やや改まった表現をつくる。「―すみません」「このほどぶじ竣工のはこびと―なりました」▽動詞に付く。▼「合う」の連用形。 **あい【愛】** →漢字項目を見よ。 **あい【藍】** [名] ①タデ科の一年草。葉や茎[くき]からこい青色の染料をとるため、古くから栽培された。②アイで染めた暗い青色。あいいろ。 **藍より出でて藍より青し** →「しゅつらん(出藍)の誉れ」 **あいあいがさ【相合い傘】** [名] 一本の傘を仲のいい男女がさすこと。 **アイアン** [名] ゴルフのクラブで、頭部が金属製のもの。☆ウッド ▽鉄という意味から。 **アイイーエー【IEA】** [名] 国際エネルギー機関。一九七六年発足。産油国の原油供給削減[さくげん]に対抗して、おもな石油消費国が長期のエネルギー計画を立てるためにつくった国際協調機関。 **あいいく【愛育】** [名] [動] かわいがって、だいじに育てること。 **あいいれない【相容れない】** [慣] たがいの気持ちや考えかたなどが一致[いっち]しない。たがいの立場などを認めあわない。「―仲」「―思想」 **あいうち【相打ち・相討ち・相撃ち】** [名] 剣道[けんどう]などで、両者が同時に相手をうつこと。 **アイエーイーエー【IAEA】** [名] 国際原子力機関。一九五七年、原子力の平和利用を進め、軍事利用を防止するために発足した。 **アイエスディーエヌ【ISDN】** [名] デジタル総合サービス網[もう]。各種の通信サービスを統合して一本の回線で提供する、デジタル化された通信網。 **アイエヌエフぜんぱいじょうやく【INF全廃条約】** [名] 中距離核[ちゅうきょりかく]戦力全廃条約。一九八七年、アメリカと旧ソ連のあいだで、地上から発射する中距離核兵器の廃棄[はいき]をとりきめて、調印したもの。 **アイエフシー【IFC】** [名] 国際金融[こくさいきんゆう]公社。一九五六年に設立された国際的な金融機関。おもに発展途上国の民間企業[きぎょう]の育成を目的とする。 **アイエムエフ【IMF】** [名] 国際通貨基金。一九四五年、国際通貨制度の安定のために設立された、国連の専門機関。国際収支の悪化した国に資金の貸し付けをおこなう。 **アイエムオー【IMO】** [名] 国際海事機関。一九五八年、船舶[せんぱく]の安全や海洋汚染の防止のために設立された国連の専門機関。本部はロンドン。 **アイエルオー【ILO】** [名] 国際労働機関。一九一九年、労働者の生活向上のために設立された国連の専門機関。労働関係の法律や保健に関して指導・勧告をする。 **あいえんきえん【合縁奇縁・合縁機縁】** [四漢] 気が合うのも合わないのも、人と人との仲はふしぎな縁でまるのだということ。 **あいおい【相生い】** [名] ①一つの根から二つの幹が育つこと。いっしょに生まれ育つこと。「―の松」②夫婦がそろって長生きすること。▽「相老い」に音が通じることから。 **アイオーシー【IOC】** [名] 国際オリンピック委員会。一八九四年創設。オリンピック大会を主催する。 **あいか【哀歌】** [名] 悲しい気持ちをあらわした歌。エレジー。 **あいかぎ【合い鍵】** [名] もとになるかぎに合わせて、あとからつくったかぎ。 **あいかた【合方】** [名] 歌舞伎[かぶき]で、場面に合わせた三味線[しゃみせん]の曲。また、能楽の伴奏[ばんそう]が。 **あいかた【相方】** [名] いっしょに何かをする相手。[類]相棒 **あいがも【間鴨・合鴨】** [名] カモ科の鳥。マガモとアヒルとの雑種。肉は食用。 **あいかわらず【相変わらず】** [副] ①ひきつづき何の変化もなく。「―元気です」②変化が期待されても、ちっとも変わらず。「―勉強しない」▼改まったときは、「相変わりませず」。 **あいかん【哀感】** [名] もの悲しい気分や感じ。「ひとしお―を深くする」 **あいかん【哀歓】** [名] 悲しみと喜び。「人生の―をともにする」「―こもごもいたる(=悲しみと喜びが次々にやってくる)」 **あいがん【哀願】** [名] [動] 相手が同情して願いをうけいれてくれるように、ひたすらたのむこと。 **あいがん【愛玩】** [名] [動] いつもだいじにしてかわいがり、心のなぐさめとすること。「―動物」「―の茶器」▽おもに、小動物や美術工芸品についていう。 **あいぎ【合い着・間着】** [名] ①「合い服」に同じ。②上着と下着とのあいだに着る服。 **あいきどう【合気道】** [名] 相手の急所を突いて気絶させたり、関節をひねったりするわざを主とする武道。本来は護身術。 **アイキュー【IQ】** [名] 知能指数。知能の発達程度を示す数字。 **あいきょう【愛敬・愛嬌】** [名] ①表情や話しかた・動作などにあらわれる、かわいらしい魅力[みりょく]。「―のある子」「―をふりまく」②「ごあいきょう」▼「愛恭」は誤り。 **あいくち【合口・匕首】** [名] つばのない短刀。「ふところに―をのむ(=かくしもつ)」 **あいくち【合い口】** [名] 相手として関係がうまくいこと。相性[あいしょう]。 <3> **あいくるしい【愛くるしい】** [形] 子供などが見るからにあいきょうがあってかわいらしい。「―笑顔[えがお]」 **あいこ【愛顧】** →「ごあいこ」 **あいこ** [名] たがいに勝ち負けや損得のないこと。ひきわけ。「これでお―だ」 **あいご【愛護】** [名] [動] いつもかわいがってだいじに守ること。「動物―週間」「目の―デー」 **あいこう【愛好】** [名] [動] たいへん好きでそれに親しむこと。「すもう―家」「音楽を―する」 **あいことば【合い言葉】** [名] ①戦いなどで、味方どうしがたがいに確かめあうために、あらかじめきめておく合図[あいず]のことば。▽こちらが「海」と言えば、相手が「山」と答えるなど。②ある目的をやりとげるため、その考えや運動の目標を簡単にあらわし、仲間の心を一つにしようとすることば。標語。モットー。「政治改革を―にする」 **あいさい【愛妻】** [名] いとしく思い、たいせつにしている妻。また、妻をたいせつにすること。「―弁当」 **あいさつ【挨拶】** [名] [動] ①人と出会ったときや別れるときに、礼儀[れいぎ]としてとり交[か]わすことばや動作。「朝の―」「お客様に―する」②式典や会合で、儀礼として、あるいは、お祝いやお礼・おわびの気持ちなどをあらわすためにことばを述べること。また、そのことば。「開会の―」「新入生を代表して―する」③返事。応対。「こちらとしてはーのしようがない」④→「ごあいさつ」 **あいし【哀史】** [名] 悲しくもあわれな出来事をしるした物語や歴史。「女工―」 **あいじ【愛児】** [名] 親がかわいがり、だいじにしている子。いとしご。 **アイシー【IC】** [名] 集積回路。電子回路。「―カード」 **アイシービーエム【ICBM】** [名] 大陸間弾道[だんどう]弾[だん]。核弾頭[かくだんとう]を装備した戦略用の長距離大陸間ミサイル。 **アイシーユー【ICU】** [名] 集中治療[ちりょう]室。重症患者の特別な治療をおこなうための病室。患者の状態を調べる記録装置・酸素テント・人工呼吸器などを備え、医師らがチームを組み、常に加療する。 **アイシャドー** [名] 目もとをひきたたせるために、まぶたにぬる化粧品[けしょうひん]。 **あいしゅう【哀愁】** [名] 悲しみうったえること。また、なんとなく悲しい感じ。もの悲しい気分。「後ろ姿に―がただよう」▽「愛愁」は誤り。 **あいしょう【相性・合い性】** [名] たがいにつきあっていくうえでの、気性[きしょう]や性質の合いぐあい。「なぜか二人は―がいい」 **あいしょう【愛称】** [名] 本名や正式な名前の代わりに、親しみをこめて使う呼び名。ニックネーム。ペットネーム。「―で呼びあう」[類]あだ名 **あいしょう【愛唱】** [名] [動] 好きでよく歌うこと。「―歌」 **あいしょう【愛誦】** [名] [動] いつも好きで朗読したり、暗誦[あんしょう]したりすること。「藤村[とうそん]の詩を―する」 **あいじょう【愛情】** [名] ①人やものをいとおしみ、だいじに思う心。「草花にも―を注ぐ」②異性を恋[した]い、たいせつにする心。「―を告白する」 **あいしょうか【哀傷歌】** [名] 人の死をいたむ歌。「古今集」以後の勅撰[ちょくせん]集での部立[ぶだ]ての一つ。「万葉集」の挽歌[ばんか]にあたる。 **あいじるし【合い印】** [名] ①ひとそろえのものが他とまぎれたり、二つのもののつなぎ目がずれたりしないようにつける目じるし。②戦場などで味方であることを知らせるためにつけるしるし。 **あいじん【愛人】** [名] 愛する人。とくに、あまり人に知られたくない関係の相手をいう。[類]情夫・情婦 **あいす【愛す】** [動] →「あいする」 **アイス** [造語] ①こおり。また、食べものなどを冷やすこと。冷やしたもの。「―コーヒー」②「アイスクリーム」の略。 **あいず【合図】** [名] [動] あらかじめきめた方法で相手にことを知らせること。また、その方法や信号。「開始の―がある」「手まねで―する」▽ふつう、「合い図」とは書かない。 **アイスキュロス** [人名] 前五二五ー前四五六年。古代ギリシャの詩人。ソフォクレス・エウリピデスとともに三大悲劇詩人の一人。「アガメムノン」など、神話を題材に雄大な構成でえがいた。 **アイスクリーム** [名] 牛乳や卵などを原料として、クリーム状にこおらせた菓子。とくに、乳脂肪分が八%以上のものをいう。 **アイススケート** [名] スケートで氷上をすべるスポーツ。フィギュア・スピードなどの種類がある。スケート。 **アイスバーン** [名] 雪の表面が一度解けて、またこおったところ。自動車などがスリップしやすい。 **アイスホッケー** [名] スケート競技の一つ。氷上でおこなうホッケー。一チーム六人で、スケートをはいて、スティックでパック(=ゴム製の小円板)を相手ゴールに打ちこみ、得点を競[きそ]う。 **アイスランド** [国] 正式国名は、アイスランド共和国。大西洋北部、北極圏[ほっきょくけん]に接する島国。火山やフィヨルドが多く、水力・地熱発電が発達している。面積約一〇万平方キロ。首都レイキャビク。主要言語アイスランド語。 **あいする【愛する】** [動] ①男女間で、相手を恋[した]しく思う。愛情をもつ。「―人と別れる」「―女性」②たいせつにする気持ちをもつ。「わが子を―」「―母校」[対]憎む③非常に好んで、それを楽しむ。「こよなく酒を―」[動]愛好する[対]嫌う▼「あいす」とも。 **あいせき【相席・合い席】** [名] [動] 飲食店などがこんでいたりして、よその人と同じテーブルにつくこと。 **あいせき【哀惜】** [名] [動] 人の死を悲しみ、その死を残念に思うこと。「―の念にたえない」 <4> **あいせき【愛惜】** [名] [動] 人・物・場所に愛着をもって、その失われることをおしむこと。「あいじゃく」とも。 **あいせつ【哀切】** [形動] 身にしみてあわれでもの悲しいこと。「―きわまりない物語」「―な趣[おもむき]」 **アイゼン** [名] すべりどめのため、登山ぐつの底につける鋼鉄製のつめ。 **あいぜんみょうおう【愛染明王】** [名] 真言密教で、全身が赤く、一つの目と六本のうでをもち、いかりの相[そう]をおもてにする愛欲の神。 **あいそ【哀訴】** [名] [動] 同情を求めて、なげきうったえること。「窮状を―する」[類]哀願・愁訴[しゅうそ] **あいそ【愛想】** [名] ①人によい感じをあたえようとしてする表情や応対のしかた。「―をふりまく」②人に対してもつ親しみや好意。また、好意あるもてなし。「今度こそ―がづきた」「なんのーもなく」③→「おあいそ」▼「あいそう」とも。 **愛想もこそも尽き果てる** [慣] 相手のことがすっかりいやになって、見限ってしまう。 **あいぞう【愛憎】** [名] 一つの対象にもつ、愛情とにくしみ。「父に対する―相なかばする思い」 **あいぞう【愛蔵】** [名] [動] だいじにしまってもっていること。「―版」「祖父の―する書画」 **あいそづかし【愛想尽かし】** [名] 相手に対する好意が報[むく]いられないことが重なり、相手に対して愛情がなくなって、つきあうのがいやになること。 **アイソトープ** [名] 同位体。同位元素。原子番号が同じで質量数の異なる元素。 **あいそわらい【愛想笑い】** [名] 相手に気に入ってもらいたいために見せる笑い。 **あいだ【間】** [名] ①ものともの、時間と時間とにはさまれているところ。「電車は駅と駅の―で立ち往生[おうじょう]する」「夏と秋とのーに」②ものとものとのへだたり。「―をつめる」③時間の経過。ほど。「この―はごちそうさま」「しばらくーを置く」④ある範囲[はんい]内の連続した時間「連休の―にかたづける」⑤ある仲間の範囲内。「若者の―では常識だ」⑥人と人、ものとものとの関係。仲。「親子の―」「両家の―をとりもつ」⑦中間。平均。まんなか。「―をとる」「当事者双方の―に立って調停する」 **あいたいずく【相対尽く】** [名] たがいに納得しあったうえですること。「―でとりきめる」 **あいたいする【相対する】** [動] ①たがいに向かいあう。さしむかう。「川をへだてて両軍が―」②対立する。「―二つの意見」 **あいだがら【間柄】** [名] ①人と人との関係。とくに、血のつながった者どうしの続きがら。「師弟の―」「姉妹[しまい]のー」②交際。関係。「きみとぼくのーじゃないか」 **あいちしゃ【愛知者】** [名] 知を愛する者。哲学者。▽古代ギリシャのソフィストがみずからを知者と呼んだのに対し、自分の無知を自覚している者として、ソクラテスが自分自身についていったことば。 **あいちゃく【愛着】** [名] 人やものに対していとしさが残ってはなれにくく、思いきれないこと。また、そう思う気持ち。[類]執着[しゅうじゃく]▽古くは「あいじゃく」と読む。 **あいちょう【哀調】** [名] いかにも悲しそうな調子。「―をおびた民謡」 **あいちょうしゅうかん【愛鳥週間】** [名] 野生の鳥類をたいせつにしていつくしむためにつくられた、五月一〇日からの一週間をいう。 **あいつ【彼奴】** [代] 三人称単数。にくしみや軽べつ、または非常に親しみをこめて使う。「みんな―のせいだ」「―にまかせろ」▽「あやつ」の変化した形。 **あいつぐ【相次ぐ】** [動] 次から次へと続いて起こる。「―地震におびえる」「―列車事故」 **あいづち【相槌】** [名] 相手の話に調子を合わせて入れる短い受けこたえ。「まあ」「へえ」「ふうん」「なるほど」など。「―を打つ」▽昔、刀などをつくるとき、親方[おやかた]の打つ槌[つち]の合間に弟子[でし]が槌を打ったことから。 **あいづやいち【会津八一】** [人名] 一八八一ー一九五六年。大正・昭和期の歌人・美術史家・書家。新潟県生まれ。号は秋艸[しゅうそう]道人・渾斎[こんさい]。歌集に「鹿鳴集」「寒燈集」など。 **あいて【相手】** [名] ①たがいにはたらきかけたり、協力しあう人の一方を片方からいうことば。また、あるはたらきかけの対象となる人。「遊びの―をする」「若者―の店」[類]相棒[あいぼう]②勝ち負けを争う人。「―にとって不足はない」 **アイデア** [名] ①おもいつき。着想。かんがえ。「実にいい―だ」「―マン」②理念。理想。▼「アイディア」とも。 **アイディーエー【IDA】** [名] 国際開発協会。一九六〇年設立。発展途上[とじょう]国が経済開発をするのに必要な資金を融資[ゆうし]する国際金融機関。第二世界銀行とも。 **アイティーユー【ITU】** [名] 国際電気通信連合。国際連合の専門機関の一つ。国際的な電気通信業務の合理化を目的とする。 **あいてどる【相手取る】** [動] s争い、とくに訴訟[そしょう]の相手とする。「国を相手取ってうったえる」 **アイテム** [名] 項目。品目。条項。 **アイデンティティー** [名] 自己同一性。自己証明。「―を確立する」「―カード」 **あいとう【哀悼】** [名] [動] 人の死をなげきかなしむこと。「―の辞」「つつしんで―の意をあらわす」[類]哀惜[あいせき]・哀傷[あいしょう] **あいどく【愛読】** [名] [動] ある本や雑誌を好んで、いつも読むこと。「推理小説を―する」「―者」 **あいとにんしきとのしゅっぱつ【愛と認識との出発】** [名] 一九二一年。倉田百三[くらたひゃくぞう]の評論。西田幾多郎[にしだきたろう]の影響[えいきょう]を受けた、宗教的ヒューマニズムによる思索的な愛の思想を示した。 <5> **アイドル** [名] あこがれの的[まと]。多くの人に好かれる人気者。「若者の―」「―歌手」▽偶像[ぐうぞう]という意味から。 **あいなかばする【相半ばする】** [動] 五分五分である。対立する二つのものが同じくらいずつである。「賛成と反対が―」「功罪―」 **あいなめ【鮎魚女・鮎並】** [名] アイナメ科の魚。近海にすみ、体長は約三〇センチ。多く、緑色をおびた茶色をしており、食用にする。アブラメ。 **あいなる【相成る】** [動] 「なる」の改まった言い方。手紙文などに用いる。「新緑の候と相成りました」 **あいにく【生憎】** [形動] [副] 期待にはずれたり、目的のじゃまになったりするようす。都合が悪いようす。「―の天気」「母は―留守ですが」[類]折[おり]あしく▽「あやにく」の変化した形。 **アイヌ** [名] おもに北海道に住む少数先住民族。系統は不明。明治政府の同化政策によって固有の文化や生活が失われ、人口も激減[げきげん]した。文学としては、叙事詩ユーカラが口承された。▽アイヌ語で、人間の意味。 **あいのて【合いの手・間の手】** [名] ①歌やおどり、また、話の途中[とちゅう]に入れる手拍子[てびょうし]やことば。「演説に―を入れる」②邦楽で、歌と歌をつなぐ楽器だけの演奏。 **あいのり【相乗り】** [名] [動] ①乗り物にいっしょに乗ること。とくに、つれではない人と乗ること。「オートバイのー」「タクシーに―する」②人が何かをするのに便乗[びんじょう]すること。また、共同でことをおこなうこと。「―でスポンサーになる」 **アイバンク** [名] 角膜[かくまく]提供者を募集[ぼしゅう]・登録したり、目の見えない人のために角膜を供給したりする機関。眼球銀行。 **アイビーアールディー【IBRD】** [名] 国際復興開発銀行。通称[つうしょう]は世界銀行・世銀。一九四五年に設立された国連の専門機関。第二次世界大戦後の復興や開発のための、資金の長期貸し付けをおこなう。本部はワシントン。 **あいびき【合い挽き】** [名] 牛肉とぶた肉をまぜたひき肉。 **あいびき【逢い引き・媾曳】** [名] [動] 恋人[こいびと]どうしが人目をさけて会うこと。[類]忍[しの]び会い・密会 **あいぶ【愛撫】** [名] [動] いとしんで、なでたりさすったりすること。 **あいふく【合い服・間服】** [名] 夏と冬とのあいだ、つまり春と秋に着る洋服。合い着[あいぎ]。あい。 **あいべつりく【愛別離苦】** [名] 仏教で、八苦[はっく]のうちの一つ。愛する人との別れの苦しみ。 **あいべや【相部屋】** [名] 旅館などで、同じ部屋によその人ととまること。「―でがまんする」[類]同室 **あいぼう【相棒】** [名] いっしょに何かをする仲間。「仕事の―」[類]相方[あいかた]▽いっしょにかごをかつぐ相手という意味から。「合棒」は誤り。 **アイボリー** [名] 象牙[ぞうげ]。また、象牙色。クリーム色がかった白。「―ホワイト」 **あいま【合間】** [名] 続いているものごとの短い切れ目。「梅雨[つゆ]の―をぬって出かける」▽ふつう、「合い間」とは書わない。 **あいまい【曖昧】** [形動] 区別が不確かではっきりしないようす。「―な態度」「―屋(=売春宿[ばいしゅんやど])」[対]明瞭[めいりょう] > **つかいわけ** →「あやふや」を見よ。 **あいまいもこ【曖昧模糊】** [四漢] はっきりせず、ぼんやりしてよくわからないこと。「―とした話」 **あいまって【相俟って】** [連語] 二つの力が合わさって。たがいに重なりあって。「両々―すばらしい成果をおさめた」▽悪い場合にも使う。 **あいみたがい【相身互い・相見互い】** [名] 似た境遇[きょうぐう]にある者どうしは、たがいにその立場が理解できること。また、同情して助けあうこと。「武士は―」 **あいよう【愛用】** [名] [動] 好んで、いつも使うこと。「―のかばん」「国産車を―する」 **あいよく【愛欲・愛慾】** [名] 異性に対する強い性的欲望。[類]性欲・情欲 **アイライン** [名] 目の輪郭[りんかく]。また、まつげのきわをふちどりして目もとをはっきりさせる化粧[けしょう]。めばり。 **あいらしい【愛らしい】** [形] いかにも可憐[かれん]で愛すべきようす。「―姿[すがた]」「愛らしく笑う」 **アイリス** [名] アヤメ科の植物をまとめた呼び方。園芸・生け花用。▽ギリシャ神話の、虹[にじ]の女神の名から。 **アイルランド** [国] ①イギリス、グレートブリテン島の西にある島。②①の南部にある国。住民の多くはケルト民族。農牧業に加え、繊維・製紙工業なども発達している。面積約七万平方キロ。首都ダブリン。主要言語、英語・アイルランド語。 **あいろ【隘路】** [名] ①山あいなどのせまくて通りにくい道。②ものごとを実行するのにじゃまになること。障害。ネック。「教育改革の―」 **アイロニー** [名] ことばの表面上とは反対の意味をもたせて言う皮肉[ひにく]。いやみ。また、反語法。イロニー。 **アイロン** [名] ①熱と重みで衣類などのしわをのばしたり、折り目をつけたりする器具。②熱で髪[かみ]を縮[ちぢ]らせる器具。 **あいわ【哀話】** [名] かわいそうな話。[類]悲話 **アインシュタイン** [人名] 一八七九ー一九五五年。ドイツの理論物理学者。「相対性理論」を完成後、ナチスに追われてアメリカに亡命。戦争廃止[はいし]を唱え、平和運動にも力を注いだ。ノーベル物理学賞受賞。 **あう【会う・逢う・遇う】** [動] ①たまたま出会う。行きあわせる。「駅で友人とー」②面会する。対面する。「―約束をする」 **会うは別れの始め** [慣] 出会ったものは必ず別れるものだ。人と人とのつながりのはかなさをいったことば。 > **古語** ≪あふ≫もとの意味は「調和がとれる」「一致する」ということ。そこから古語では、結婚するという意味もあった。 <6> **あう【合う】** [動] [造語] ①ものとものとが一つになる。「本線と支線が―地点」[類]合[がっ]する②性格や傾向[けいこう]が一致[いっち]する。調和する。「彼とは気が―」「着物に―帯」③基準などにうまくあてはまる。「サイズがー」「希望に―仕事」④[「〜あう」の形で]たがいに同じ動作をするという意味をあらわす。「話し――」「信じー」「なぐり―」▽動詞の連用形に付く。 **あう【遭う】** [動] たまたま好ましくないことを経験する。「夕立にー」「ひどい目に―」[類]遭遇[そうぐう]する **アウェー** [名] サッカーなどで、相手方の競技場でおこなう試合。↔ホーム **アウグスティヌス** [人名] 三五四ー四三〇年。初期キリスト教会の教父・哲学[てつがく]者。原罪を負う人間は神のめぐみによってのみ救われると説いた。著書に「神の国」「告白」「三位一体[さんみいったい]論」など。 **アウシュビッツ** [名] ポーランド南部の都市。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの強制収容所がつくられ、ユダヤ人や捕虜[ほりょ]など多数が虐殺[ぎゃくさつ]された。 **アウストラロピテクス** [名] 約三百万年から百万年前ごろに生息したと考えられる最古の人類で、猿人[えんじん]に属する。南アフリカ各地で発見された。直立歩行し、石器を使用した。オーストラロピテクス。 **アウタルケイア** [名] 自分の内面的なものに満足し、外に求めるもののないこと。自足。禁欲主義を主張する古代ギリシャ哲学のキニュク派やストア派が理想とする境地。 **アウト** [名] ①野球で、打者や走者がその資格を失うこと。死。↔セーフ ▽だめになることのたとえにも使う。「その提案は費用の点で―だ」②テニスなどで、球がコートの線外に出ること。☆イン・フェア③ゴルフで、一ラウンド一八ホールの、前半の九ホール。↔イン ▽外、外側という意味から。 **アウトコース** [名] ①野球で、打者から遠い側を通る球[たま]すじ。↔アウトサイド・外角②陸上競技で、トラックの外寄りの走路。↔インコース **アウトサイダー** [名] 部外者。とくに、社会のわくからはみ出し、うけいれられない者。無頼[ぶらい]の徒。または体制に対する反骨[はんこつ]の人。 **アウトサイド** [名] ①外部。外側。また、外観。②野球で、打者の手もとから遠い側。[類]アウトコーナー・外角↔インサイド **アウトドア** [名] 戸外。屋外。「―スポーツ」↔インドア **アウトバーン** [名] ドイツの自動車専用の高速道路。 **アウトプット** [名] [動] 出力。とくに、コンピュータから文字や図形などの情報をとりだすこと。また、とりだした情報。↔インプット **アウトライン** [名] ①概略[がいりゃく]。あらすじ。「計画の―を聞く」②外側の線。輪郭[りんかく]。「―ステッチ」「―フォントの拡大文字」 **アウトロー** [名] 社会からはみ出した者。また、無法者。ならず者。 **アウフヘーベン** [名] 対立する二つの要素が、たがいに否定しあいながらも、それぞれの本質を失うことなく、より高い段階で統合され、発展していくこと。止揚[しよう]。▽ドイツの哲学者ヘーゲルの説く弁証法[べんしょうほう]の重要な概念[がいねん]。 **あうん(阿吽)の呼吸** [慣] 二人で一つのことをするときの、両者の微妙[みみょう]な気持ちや調子。「―が合う」▽もと、対[つい]になった仁王[におう]や狛犬[こまいぬ]の口の形で、一方が開き、一方が閉じたもの。梵字[ぼんじ]で、「阿」は最初の、「吽」は最後の字。 **あえか** [形動] 若い女性などの、いかにも弱々しくはかなげなようす。「夕やみに消えた―な姿」 **あえぐ【喘ぐ】** [動] ①息を切らす。苦しそうに呼吸する。「あえぎあえぎ急坂を登る」②くるしむ。四苦八苦[しくはっく]する。「不景気に―」 **あえず【敢えず】** [造語] [「〜あえず」の形で]・・・しきれないで。・・・も終わらないうちに。「とるものもとりあえずかけつける」「言いも―」▽動詞の連用形に付く。 **あえて【敢えて】** [副] ①困難を知りながらも、すすんで。しいて。「―主張する」「―危険な道を選ぶ」②[「あえて〜ない」の形で]わざわざ・・・することはない。とりたてて・・・することはない。「―書く必要はない」「―おどろくにはあたらない」 > **古語** [「あえて〜ざらんや」の形で]反語の句法の一つ。「どうして・・・しないことがあろうか、いや必ず・・・する」という意味。「敢へて来たらざらんや(=どうして来ないことがあろうか、いや必ず来る)」▽「敢不」〜」。 **あえない【敢えない】** [慣] 相手と対等にわたりあうだけの力がなくて、もろくあっけない。「―最期」「あえなく敗退する」▽「敢え」は「敢う(=こらえる)」の名詞形。 **あえもの【和え物】** [名] 野菜・魚・貝などを、酢[す]みそ・ごま・からしじょうゆなどで、まぜあわせた料理。 **あえる【和える・韲える】** [動] 野菜や魚などを、みそ・酢・ごまなどとまぜあわせる。 **あえん【亜鉛】** [名] 金属元素の一つ。青白色の金属。めっきや合金の材料にする。元素記号Zn **あお【青】** [名] [造語] ①[名]三原色の一つ。青色。また、緑色・水色など青系統の色をまとめた呼び方。②[造語][「青~」の形で]「年若い」「未熟な」という意味をあらわす。「―二才」「―ざむらい」 **青は藍より出でて藍よりも青し** →「しゅつらん(出藍)の誉まれ」 **あおあお【青青】** [副] [形動] いちめんに、とても青いようす。「―と広がる海原[うなばら]」「ひげそりあとがーしている」 <7> ②深い緑色をしているようす。「―としげった草木」 **あおあらし【青嵐】** [名] 青葉のころにふくさわやかな風。せいらん。[類]薫風[くんぷう] **あおい【青い・蒼い】** [形] ①青の色をしている。緑色もふくめていう。「―空」「山が―」②顔に血の気がない。顔色が悪い。「―顔」「車をぬすまれて青くなる」③果実や人の精神などが未熟であるようす。「まだ―実」「考えが―」 **あおい【葵】** [名] アオイ科のタチアオイ・トロロアオイや、ウマノスズクサ科のフタバアオイなどをまとめた呼び方。「―の御紋(=徳川家の家紋)」「―祭」 **あおいきといき【青息吐息】** [四漢] 困りはてたときに出る力のないため息。また、そのようなため息の出る状態。「借金を返すのに―だ」 **あおいとり【青い鳥】** [名] 一九〇九年。ベルギー、メーテルリンクの戯曲[ぎきょく]。チルチルとミチルのきょうだいが、夢の中で「幸福のしるし」の青い鳥を探して歩くが見つからない。目が覚めると青い鳥は家の中にいて、幸福は身近にあっても気づかないでいることを知る。 **あおいはな【青い花】** [名] 一八〇二年。ドイツ、ノヴァーリスの小説。夢に見た青い花の中の少女を探しもとめて、旅をする青年をえがいたメルヘン小説。 **あおいまつり【葵祭】** [名] 京都の上賀茂・下鴨神社の祭り。毎年五月一五日におこなわれる。▽古くは、祭りといえば葵祭をさした。ふつう、「葵祭り」とは書かない。 **あおいろしんこく【青色申告】** [名] 所得税などの申告方法の一つ。大蔵省できめた帳簿[ちょうぶ]に記入し、青色の申告用紙を使う。税法上の特典を受ける。 **あおうなばら【青海原】** [名] 青々とした広い海。 **あおがえる【青蛙】** [名] 体色が緑色をしたカエルをまとめた呼び方。モリアオガエルなどアオガエル科のカエルやアマガエルなど。 **あおかび【青黴】** [名] もち・パン・ミカンなどに生える緑色のかび。その一種からペニシリンがつくられる。 **あおきこんよう【青木昆陽】** [人名] 一六九八ー一七六九年。江戸中期の儒学者・蘭学[らんがく]者。幕府の書物奉行[ぶぎょう]。江戸日本橋生まれ。本名は敦書[あつのり]、通称[つうしょう]は文蔵。サツマイモの栽培を奨励[しょうれい]したので、甘藷[かんしょ]先生と呼ばれた。 **あおきしげる【青木繁】** [人名] 一八八二ー一九一一年。明治期の洋画家。福岡県生まれ。黒田清輝[くろだせいき]に学び、文学的なロマン性の強い作品で注目を集めたが、早逝[そうせい]。代表作「海の幸[さち]」「わだつみのいろこの宮」。 **あおきしゅうぞう【青木周蔵】** [人名] 一八四四ー一九一四年。明治期の政治家。長門[ながと]生まれ。長州藩士[はんし]から外相[がいしょう]となり、条約改正にとりくむ。日英改正通商航海条約に調印し、領事裁判権の撤廃[てっぱい]と関税自主権の一部回復を実現した。 **あおぎり【青桐・梧桐】** [名] アオギリ科の落葉高木。樹皮は緑色で街路樹や庭木に多い。家具用。 **あおぐ【仰ぐ】** [動] ①顔をあげて高いところを見る。「空を―」↔うつむく②尊敬する。「人生の師と―」③命令や援助などを求める。「指示を―」「寄付を―」「技術を外国に―」④一気に飲む。「毒を―」[類]呷[あお]る **あおぐ【扇ぐ・煽ぐ】** [動] うちわなどで風を起こす。 **あおくさい【青臭い】** [形] ①青い草などを切ったようなにおいがする。②精神が未熟である。「まだ―青年」「―議論」 **あおざめる【青褪める】** [動] 顔色が青白くなる。血の気を失う。「おそろしさに―」 **あおじゃしん【青写真】** [名] ①青地に白で線や文字をあらわした写真。設計図などの複写に使う。白地に青もある。[類]青焼き②将来についての計画。「会社再興の―をえがく」 **あおじろい【青白い・蒼白い】** [形] ①青みがかって白い。「―月の光」②顔に血の気がない。青ざめたようす。「青白きインテリ(=行動力がともなわない知識人)」 **あおすじ(青筋)を立てる** [慣] かんしゃくをおこす。激しくおこる。▽こめかみに静脈が青くうきでるほどおこることから。 **あおぞら【青空】** [名] [造語] ①[名]晴れわたった空。②[造語][「青空~」の形で]ふつうは屋内[おくない]でおこなうことが、屋外でおこなわれることをあらわす。「―教室」「―市場」「―駐車場」 **あおた【青田】** [名] イネの苗[なえ]がのびて、いちめんに青々とした田。まだイネが実らない田。 **あおだいしょう【青大将】** [名] 日本でいちばん大きなヘビ。体長約二メートル。からだは暗緑色。毒はない。 **あおたがい【青田買い】** [名] [動] ①会社が、卒業予定の学生や生徒に対し、正規の採用試験より前に採用を内定すること。▽「青田刈り」は誤った使いかた。②青田のうちに収穫量を予想して買うこと。 **あおてんじょう【青天井】** [名] ①あおぞら。▽空を天井[てんじょう]に見たてたことば。②株価・物価などが、どこまでも上がりつづけること。「相場は―だ」 **あおとぞうしはなのにしきえ【青砥稿花紅彩画】** [名] 一八六二年。河竹黙阿弥[かわたけもくあみ]の作。日本駄右衛門[にっぽんだえもん]・忠信利平[ただのぶりへい]・南郷力丸[なんごうりきまる]・赤星十三郎[あかぼしじゅうざぶろう]・弁天小僧[べんてんこぞう]の五人の盗賊たちをあつかった世話物[せわもの]の歌舞伎脚本[きゃくほん]。「白浪[しらなみ]五人男」とも。 **あおな【青菜】** [名] 葉が食用となる、こい緑色の野菜をまとめていう。ホウレンソウ・コマツナなど。 **青菜に塩** [慣] 元気をなくしてしょんぼりするようす。 **あおにさい【青二才】** [名] 経験のない若者をあざけっていうことば。「―のくせに生意気なことを言うやつだ」[類]若僧[わかぞう]▽「青二歳」は誤り。 **あおねこ【青猫】** [名] 一九二三年。萩原朔太郎[はぎわらさくたろう]の詩集。題名は「ものうげなネコ」という意味だとも。ドイツの哲学者ショーペンハウエルに影響[えいきょう]され、厭世的[えんせいてき]に生の倦怠[けんたい]感をうたったもの。 **あおのすえきち【青野季吉】** [人名] 一八九〇ー一 <8> 九六一年。大正・昭和期の文芸評論家。新潟[にいがた]県佐渡に生まれ。プロレタリア文学運動の理論的な指導者。のち、ヒューマニズムの立場で評論を発表。著書に「転換気期の文学」「文芸と社会」など。 **あおのり【青海苔】** [名] アオサ科の海藻[かいそう]。浅い海の岩などに生え、干して食用にする。 **あおば【青葉】** [名] 緑色の木[こ]の葉。とくに、初夏のころの葉。「V目には―山ほととぎす初鰹[はつがつお]」 **あおみ【青み・青味】** [名] ①ある色のなかにふくまれる青い色合いの程度。「―をおびる」②料理で、いろどりをそえる緑色の野菜。 **あおみどろ【水綿・青味泥】** [名] ホシミドロ科の淡水藻[たんすいそう]。池や沼などに生える、緑色の細い糸のような藻も。 **あおむく【仰向く】** [動] 上を向く。↔うつむく **あおむけ【仰向け】** [名] 胸や腹のある面を上に向けこと。「―にねかせる」↔うつぶせ **あおむし【青虫】** [名] チョウやガの幼虫のうち、毛がなくて緑色のもの。モンシロチョウの幼虫など。 **あおもの【青物】** [名] ①緑色の野菜。また一般に、野菜のこと。「―市場」②背が青緑色の魚。あおざかな。イワシ・サンマ・サバなど。[類]光り物 **あおやぎ【青柳】** [名] ①若芽の緑がみずみずしい、春さきのヤナギ。②バカガイのむき身。すし種[だね]などに使う。 **あおり【煽り】** [名] ①とつぜんの強い風。「爆発の―で窓ガラスがふきとんだ」②大きな出来事があたえる影響[えいきょう]をいう。余波[よは]。「戦争のー」「不況[ふきょう]のーをくう」③人をけしかけること。扇動[せんどう]。「―行為」 **あおる【呷る】** [動] あおむいて一気に飲む。「コップ酒を―」 **あおる【煽る】** [動] ①風がふきつけて動かす。「カーテンを風がー」②風がふいて、または風を起こして火の勢いを強くする。「突風[とっぷう]が火事場の火を―」③そばでおだてたり、けしかけたりする。「競争心を―」[類]扇動[せんどう]する **あか【赤】** [名] [造語] ①[名]三原色の一つ。赤色。また、朱色[しゅいろ]・だいだい色・茶色など赤系統の色をまとめた呼び方。②共産主義者。広く、左翼思想や社会主義者をふくめてもいう。▽革命旗が赤色であることから。③[造語][「赤~」の形で]「まったくの」「あきらかな」という意味をあらわす。「―はだか」「―はじ」 **赤の他人** [慣] 自分となんの関係もない人。 **あか【垢】** [名] ①からだの表面にたまったよごれ。あせ・あぶら・ほこりなどのまざったもの。「―を流す」▽生活上のけがれやよごれの意味にも使う。「浮[う]き世の―がたまる」「心の―」②水中の成分や不純物が分離したもの。「湯―」「水―」 **あかあか** [副] [明明] 辺りいちめんがとても明るいようす。「―と照らしだされた室内」 **あかあかと【赤赤と】** [副] 赤色がこいようす。まっか。「―と燃える火」「夕日がーさす」 **あかい【赤い】** [形] ①赤の色をしている。広く、朱色・茶色などをふくめていうこともある。「はずかしさで顔が赤くなる」▽関西[かんさい]方言では「明るい」という意味で使う。②共産主義思想をもっている。左翼的だ。 **あかいとり【赤い鳥】** [名] 児童文学雑誌。一九一八ー三六年。鈴木三重吉[すずきみえきち]が創刊。芸術性の高い童話や童謡を創作し、大正期の児童文学の指導的地位をしめた。 **あかいはね【赤い羽根】** [名] 一〇月一日から一か月間おこなわれる共同募金運動で、寄付した人にわたされる赤い色の羽根。 **あかがい【赤貝】** [名] フネガイ科の二枚貝。海にすむ。肉はこいだいだい色。すし種[だね]などにする。 **あかがえる【赤蛙】** [名] アカガエル科のカエルをまとめた呼び方。体色は赤褐色。食用にもする。 **あかがえる【赤蛙】** [名] 一九四六年。島木健作[しまきけんさく]の短編小説。伊豆修善寺の川で、アカガエルが急流を横切ろうと何度も試みるが失敗する。 **あかがみ【赤紙】** [名] さしおさえのときにはる赤色の紙。また、旧日本軍の召集令状をさす。▽紙が赤いことから。 **あがき【足掻き】** [名] ある状況からにげだそうとして、もがくこと。「最後の―」「悪[わる]―」「―がとれない(=どうすることもできない)」 **あがく【足掻く】** [動] ①手足を動かしてもがく。じたばたする。「にげようとして―」②状況を打開しようと、気をもむ。「どうあがいでもだめだ」 **あかげ【赤毛】** [名] ①赤みをおびた髪[かみ]の毛。▽西洋の芝居」を「赤毛もの」ともいう。②イヌやウマなどの毛色で、赤褐色のもの。 **あかご【赤子】** [名] 「あかんぼう」の古い言い方。 **赤子の手をねじる** [慣] か弱い者を負かすこと。また、とても簡単にできることのたとえ。 **あかし【灯】** [名] ともしび。あかり。また、神仏に供えるみあかし。灯明[とうみょう]。 **あかし【証し】** [名] 確かな証拠[しょうこ]。後ろ暗いことのないことの証明。「愛の―」「身の―を立てる」 **あかじ【赤字】** [名] ①支出が収入より多いこと。「家計が―になる」[類]欠損↔黒字②校正で、訂正または書きくわえた文字や記号。「―を入れる」[類]朱[しゅ]▼赤色で記入することから。 **アカシア** [名] マメ科の常緑高木をまとめた呼び方。日本では、落葉樹のニセアカシア(ハリエンジュ)をいうことが多い。 **あかしお【赤潮】** [名] プランクトンが急にふえて、海水が赤茶色に見える現象。魚や貝などに有害。 **あかじこうさい【赤字公債】** [名] 国が収入不足の予算を補うために発行する公債。 **あかしんごう【赤信号】** [名] ①交通信号で、停止せよの合図[あいず]を示す赤色灯や赤旗。▽危険が近づいているから注意せよ、という合図[あいず]。 <9> **あからさま**[形動]かくさずに、ありのままあらわしてしまうようす。ことばや態度にはっきり出すようす。「―に不平を言う」[圏]露骨▽相手への非難や不満あるいは秘密など、ふつうはかくしておくことについていう。 > 「つかいわけ」[↓「明け透け」を見よ。 **あかす**[日]【明かす】[国]かくしていることをはっきりさせる。うちあける。「手品[てじな]の種を―」「秘密を―」「鼻を―」②夜を過ごして、朝をむかえる。「一夜を―」「朝まで語り―」「明かし暮らす」 **あかす**[目]【証す】[国]疑いを晴らす証拠[しょうこ]を出す。事実をはっきり示す。「身の潔白を―」[圏]証明する **あかす**【飽かす】[国]●[「~に飽かして」の形で]おしまず、じゅうぶん使う。「かねに飽かして建てた家」②あきさせる。「人を飽かさない話しぶり」 **あかず**【飽かず】あきないで。いつまでも。「庭を―ながめる」 **あかぞめえもん**【赤染衛門】[人]生没年未詳[みしょう]。平安中期の女流歌人。三十六歌仙の一人。大江匡衡[おおえのまさひら]の妻。和泉式部と並ぶ女流歌人。和歌は「後拾遺[ごしゅうい]集」などに収録。また、家集「赤染衛門集」がある。 **あかだし**【赤出し】[図]赤みそを使ったみそしる。▽もと、大阪[おおさか]風で、魚の切り身を入れたもの。 **あかちゃける**【赤茶ける】[下□]日に焼けたり、色あせたりして、うすよごれた茶色になる。あかっちゃける。「赤茶けたしょうじ」 **あかちゃん**【赤ちゃん】[図]「あかんぼう」の親しみをこめた言い方。▽世間知らずの人や幼稚な人をたとえてもいう。 **あかちょうちん**【赤提〝灯】[図]赤いちょうちんをのきさきにつるした大衆向けの酒場。いっぱい飲み屋。あかぢょうちん。 **あかつき**【暁】[図]夜の明ける前のうす明るいころ。「―の空」[圏]あけぼの ②[「~の暁には」の形で]・・・が実現した、そのときには。「みごと合格の―には」 **あかつきやみ**【暁闇】[図]夜明け前に、月が出ていなくて辺りが暗いこと。▽陰暦[いんれき]で、一四日ごろまでは月が早くしずむのでいう。 **あがったり**【上がったり】[図]商売がうまくいかず、手の打ちようのないこと。俗[ぞく]な言い方。「冷夏で商売は―だ」 **あかね**【×茜】[図]①アカネ科の多年生つる草。茎[くき]にとげがある。赤黄色の根は染料・薬用にする。②アカネで染めた色。黒みをおびたしずんだ赤色。あかねいろ。「西の空を―色に染めて日がしずむ」 **あかつち**【赤土】[図]鉄分を多くふくむ赤茶色の土。農業には適さない。関東平野の台地をおおう赤土は関東ローム層と呼ばれる。 **アカデミー**[図]学問や芸術の研究に指導的な役割を果たす専門家の団体。学士院。また、大学や研究所などの学会。[―]academy **アカデミーしょう**【アカデミー賞】[図]一九二七年にアメリカで設けられた、優秀[ゆうしゅう]な映画や映画人に毎年おくられる、もっとも権威[けんい]のある賞。受賞者にオスカーという像がおくられる。オスカー賞。 **アカデミズム**[図]学問や芸術の伝統・権威[けんい]を重んじる傾向[けいこう]。▽理論や伝統を優先して、実際的でないという意味で使われることも多い。[―]academism **アカデミック**[形動]①学問的。学究的。②多少古くさいが手がたい。また、官学的。権威[けんい]主義的。[―]academic **あかでんわ**【赤電話】[図]商店の店さきや駅などに置かれた公衆電話。▽設置当初、赤色の電話機だったことからその名が残る。 **あかとくろ**【赤と黒】[圏]一八三〇年。フランス、スタンダールの小説。貧しい育ちのジュリアン-ソレルが、上流社会に進出し、名門の娘マチルドを手に入れようと野心を燃やすが挫折する。王政復古期の社会をえがいた。▽「赤」は軍服、「黒」は僧[そう]衣を示すという。[―]Le Rouge et le Noir **あかとんぼ**【赤×蜻×蛉】[図]からだが赤い色をしたトンボ。アキアカネ・ナツアカネなど。 **あがなう**[日]【×贖う】[国]罪や失敗のうめあわせをする。罪をつぐなう。「死をもって罪を―(←贖罪[しょくざい])」 > 「つかいわけ」→「償[つぐな]う」を見よ。 **あがなう**[目]【購う】[国]かねを出して買い求める。「書物を―(←購買)」 **あかぬける**【×垢抜ける】[下]姿・衣服・動作にやぼなところがなくなり、都会的に洗練される。いきになる。「あか抜けた身なり」 **あかはじ**【赤恥】[図]「はじ」を強めた言い方。たいへんなはじ。あかっぱじ。「人前で―をかく」 **あかはだか**【赤裸】[図]①「はだか」を強めた言い方。まったくのはだか。すっぱだか。まるはだか。②動物などの毛や羽をむしられた状態。 **あかふだ**【赤札】[図]特価品や売約済み商品につける赤い札。 **アガペー**[図]キリスト教的な神の愛。また、隣人[りんじん]愛。[―]agape ☆エロス **あかまつ**【赤松】[図]マツ科の常緑高木。幹が赤茶色のマツ。建築・家具用のほか、庭木にもする。雌松[めまつ]。▽マツタケはアカマツ林に生える。 **あかまつみつすけ**【赤松満祐】[人]一三七三-一四四一年。室町[むろまち]前期の武将。嘉吉の乱で、六代将軍足利義教[あしかがよしのり]を自邸[じてい]に招き殺害したが、のち幕府軍にせめられて自刃。 **あかみ**【赤身】[図]⊕けものや魚の肉で、あぶらの少ない赤い色の部分。[↔]白身 ②材木の中心の赤い部分。心材。[↔]白太[しらた] **あかみ**【赤み・赤味】[図]ある色のなかにふくまれる、赤い色合いの程度。「―をおびる」「顔に―がさす」「日焼けした―の男」 **あがめる**【崇める】[下□]神仏のように高いところにあるもの、尊いものとして敬う。「祖先を―」[圏]崇拝する **あからがお**【赤ら顔】[図]赤みをおびたつやのある顔。 <10> **あからむ【赤らむ】** [動] 赤くなる。赤みをおびる。「顔が―思い」 **あからむ【明らむ】** [動] 明るくなる。「東の空が―」▼日と目の「あか」は語源が同じである。たとえば、「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、紫[むらさき]だちたる雲の細くたなびきたる」(枕草子)。これは「山近くの空が明るくなって」という意味だが、「むらさきがかった雲」とあるように、朝焼けの赤い色にもつながっている。 **あからめる【赤らめる】** [動] 顔などを赤くする。「はずかしさに顔を―」 **あかり【明かり】** [名] ①辺りを照らす光。光線。「―がさす」「月のー」②辺りを明るくするためのもの。電灯やともしびなど。照明。「―をつける」「―をともす」 **あがり【上がり】** [名] [造語] ①[名]①位置や値段などが下から上へ高くなること。「階段の―ー降り」「物価の―下がり」↔下がり②ものごとが終わりになること。「練習は三時で―だ」「双六[すごろく]のー」③ものごとが完成すること。また、仕上がりぐあい。「ラーメン一丁―」「染め物の―がみごとだ」④何かをしてえた利益。収入。「店の―がふえる」⑤すし屋や料理屋で、お茶のこと。②[造語][「〜あがり」の形で]それ以前にその状態や職業にあったことをあらわす。「雨―」「病[や]みー」「役者―」 **あがりがまち【上がり框】** [名] 家の上がり口のはしに横にわたした木。あがりかまち。 **あがりこむ【上がり込む】** [動] 人の家の中に上がって座る。また、強引に家の中にはいってしまう。 **あかりとり【明かり取り】** [名] 外の光をとりいれるための窓。 **あがりゆ【上がり湯】** [名] ふろから出るとき、からだを清めるのに使うきれいな湯。[類]おか湯・掛かり湯 **あがる【上がる】** [動] [造語] ①上または高いとこへ移る。「二階に―」「階段を―」「船から陸へ―」「ふろから―」②温度・成績・人気・技術などが高くなる。「気温が―」「首席に―」「名声が―」「うでまえが―」③値段・価値が高くなる。「物価が―」「地価が―」▽「騰がる」とも書く。④はいる。「座敷[ざしき]に―」「ことし小学校に―」「政治―」⑤おこる。発せられる。「悲鳴が―」「歓声が―」⑥効果や利益などがあらわれる。「練習の成果が―」「月に三〇万円は―」⑦のぼせる。緊張[きんちょう]して頭がはたらかなくなる。「面接試験でー」「人の前に出ると―」⑧おわる。やむ。つきる。すむ。死ぬ。「仕事は五時でー」「雨が―」「車のバッテリーが―」「修理代が一万円で―」「魚が―」▽とまるという意味にも。「お乳[ちち]が―(=出なくなる)」⑨「行く」「訪ねる」のへりくだった言い方。「いただきに―」▽京都の町では、御所[ごしょ]のある北の方向へ行くことを「上[あ]がル」という。⑩「食べる」「飲む」の敬った言い方。「ご遠慮[えんりょ]なくお上がりください」⑪[「〜あがる」の形で]①…できあがる。「刷りー」「書き―」「染め―」②すっかり・・・である。「晴れ―」「縮み―」「干[ひ]ぃー」③敬意をあらわす。「召[め]し―」▼動詞の連用形に付く。 > **つかいわけ** →「のぼる」を見よ。 **あがる【挙がる】** [動] ①つかまる。「犯人が―(↑検挙)」②よく見えるようにしめされる。「例が挙がっている(←挙例)」「証拠[しょうこ]が―(←挙証)」 **あがる【揚がる】** [動] ①高いところにかかげられる。「花火が―」「国旗が―(↑掲揚[けいよう])」②高まり、盛[さか]んになる。「士気が―」「意気が―」③あげものができる。「てんぷらが―」 **あかるい【明るい】** [形] ①光がじゅうぶんにさして、ものがよく見える状態である。「―部屋」↔暗い②性格やふんいきなどにかげりや不安がなく、陽気でほがらかである。「―将来」↔暗い③色がくすんでいない。澄[す]んでいる。「―青」④かくされたところや不正がない。公明正大である。「―政治」⑤[「~に明るい」の形で]・・・の方面のことをよく知っている。くわしい。「地理に―」↔暗い **あかるみ【明るみ】** [名] ①明るいところ。明るい状態。「トンネルから急に―に出る」↔暗がり②世間[せけん]の人がだれでも見聞きできるところ。おもてだったところ。「事件が―に出る」 **あかんたい【亜寒帯】** [名] 気候区分の一つ。温帯のうちで寒帯に近い針葉樹林の広がる地方。ユーラシア・北アメリカ大陸の北部など。冷帯。↔亜熱帯 **あかんべえ【赤んべえ】** [名] 指さきで下まぶたをさげて、相手に軽べつ・拒否[きょひ]をあらわす動作。あかんべ。 **あかんぼう【赤ん坊】** [名] 生まれてまもない子供。あかちゃん。▽考えかたや行動が幼いことのたとえにも使う。「いくつになってもーだ」 > **つかいわけ** →「幼児」を見よ。 **あき【秋】** [名] ①四季の一つ。九月から一一月までの期間。木々が紅葉し、穀物や果実などが実る季節。「→天高く馬肥。ゆる―」↔春▽初めのころを「初秋[しょしゅう]」「秋口[あきくち]」、中ごろを「仲秋」「秋たけなわ」、終わりのころを「晩秋[ばんしゅう]」「行く秋」「秋深し」などという。気候がよく活動しやすいので、「読書の秋」「芸術の秋」「食欲の秋」などともいう。紅葉・名月・夕暮れの風情[ふぜい]など、秋は昔から日本人にくに好まれ、詩歌[しいか]にも多くうたわれてきた。 **秋の日は釣瓶落とし** [慣] 秋は日が短いので、井戸[いど]につるべを落すように、すぐに日が暮れてしまうこと。 **あき【空き】** [名] ①ある場所や空間にものがつまっているないこと。「座席に―がある」「―箱」②なにもする予定がなく、ひまであること。「仕事に―ができる」「―時間」③ある役職や地位などに欠員があること。「役員のポストに―が生じる」 > **つかいわけ** →「暇[ひま]」を見よ。 <11> **あき【飽き・厭き】** [名] じゅうぶんに味わって満足してしまい、もはや興味がなくなり、いやになること。「―がくる」 **あき【安芸】** [名] 旧国名。今の広島県西部。山陽道の一国。芸州[げいしゅう]。「―の宮島」▽高知県に同名の市がある。 **あきあき【飽き飽き・厭き厭き】** [動] [副] うんざりするほどじゅうぶんな、またはくりかえしの状態でいやになること。「いつもながらの長話には―する」 **あきかぜ【秋風】** [名] 秋にふく、さわやかな風。▽「秋風がたつ」などの形で、「秋」に「飽[あ]き」という意味をもたせ、男女の愛情が冷める意味にも使う。 **あきぐち【秋口】** [名] 秋になったばかりのころ。秋の初め。「―にかけて長雨[ながさめ]が続いた」[類]初秋[しょしゅう] **あきさめ【秋雨】** [名] 秋に降る、冷たい長雨[ながあめ]。[類]秋霖[しゅうりん] **あきさめぜんせん【秋雨前線】** [名] 九月なかばから一〇月なかばにかけて、日本列島の上空に停滞する気圧前線。秋の長雨を降らせる。 **あきす【空き巣】** [名] ①鳥がいなくなったからっぽの巣。また俗[ぞく]に、留守にしている家。②「空き巣ねらい」の略。留守宅にはいるどろぼう。 **あきたりない【飽き足りない】** [形] 満足できない。あきたらない。「今の仕事に―」 **あきち【空き地】** [名] 現在なにも使われていない土地。とくに、建物がたっていない土地。 **あきつしま【秋津島・秋津洲】** [名] 「大和[やまと]」「日本」の古い呼び名。[類]秋津島根。 **あきっぽい【飽きっぽい】** [形] すぐにあきてしまいがちだ。くだけた言い方。[類]飽きやすい **あきない【商い】** [名] 商売。品物の売り買い。また、売上高。「手びろく―をする」「予想以上のーがある」 **あきなう【商う】** [動] 品物を売買する。商売する。「とうがらしを―」 **秋なす(秋茄子)は嫁に食わすな** [慣] 秋ナスはおいしいので、嫁などに食べさせるな。しゅうとめの嫁いびりのたとえの一つ。▽秋ナスは種が少ないので子供ができないと困るからともいう。 **あきのそら【秋の空】** [名] 男女の愛情の変わりやすさのたとえ。「女心と―」▽秋の天候の変わりやすさからいう。 **あきのななくさ【秋の七草】** [名] 秋に咲[さ]く代表的な花とされる七種の植物。ハギ・オバナ(=ススキ)・クズ・ナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウ(または、アサガオ)。↔春の七草 **あきばれ【秋晴れ】** [名] 秋に、空が青くさわやかに晴れわたっていること。「台風一過のー」 **あきびより【秋日和】** [名] 秋らしい、よく晴れた天気。「―にめぐまれた一日」 **あきま【空き間】** [名] ①ものとものとのあいだの、なにもつまっていないところ。②使っている人がなく、あいている部屋へ。あきべや。 **あきや【空き家】** [名] 現在、人の住んでいない家。人の使っていない家。「―探し」 **あキューせいでん【阿Q正伝】** [名] 一九二一年。中国、魯迅[ろじん]の小説。辛亥[しんがい]革命当時の半植民地状態に置かれた中国の民衆たち、革命の犠牲[ぎせい]となって処刑にされる、ルンペン阿Qのむなしい一生をえがいたもの。 **あきらか【明らか】** [形動] ①ものごとがはっきりしているようす。疑いなく確かなようす。「真相を―にする」「問題は―だ」[類]明白・明瞭②明るくてはっきり見えるようす。「―な月」 **あきらめる【諦める】** [動] 望んでいたことが実現できないと知り、思いきる。「進学を―」[類]断念する **あきる【飽きる・厭きる】** [動] [造語] ①じゅうぶん味わって、もうたくさんだと思う。いやになる。「遊びにー」②[「~飽きる」の形で]いやになるほど・・・する。「聞き―」「食べ―」▽動詞の連用形に付く。 **あきれかえる【呆れ返る】** [動] すっかりあきれる。言いようもないほど、はなはだしくあきれる。「父のがんこさには―」[類]あきれ果てる▽「かえる」は、「むせかえる」「わきかえる」の「かえる」と同じく、「すっかり・・・だ」という強めの意味。 **アキレスけん【アキレス腱】** [名] ①ふくらはぎの筋肉とかかとの骨とをつなぐ、太いすじ。②絶対的な強者のもつ、ただ一つの弱点。よわみ。▽ギリシャ神話の不死身の英雄[えいゆう]アキレスでも、アキレス腱を射られて死んだことから。 **あきれはてる【呆れ果てる】** [動] あまりのことにひどくあきれる。[類]あきれ返る **あきれる【呆れる】** [動] ばかばかしいと思うほどの、予想もできないことにびっくりする。あっけにとられる。「あきれてものが言えない」 **あきんど【商人】** [名] 「商人[しょうにん]」の古い言い方。「根っからの―」▽「あきびと」→「あきゅうど」→「あきんど」と変化した形。 **あく【悪】** (惡) わるい。正しくない。 <12> **あく【握】** [動] 手のひらでつかむ。 **あく【渥】** [形] てあつい。 **あく【悪】** →漢字項目を見よ。 **あく【空く】** [動] ①からになる。すきまや穴ができる。「席が―(↑空席)」「部屋[へや]が―」「あいだがー(↑空間)」②欠員ができる。「部長のポストがー」③ひまになる。使わなくなる。「時間が―」「手が―」「パソコンがーのを待つ」↔ふさがる **あく【開く】** [動] ひらく。はじまる。とだてやおおいがとりのぞかれる。「門が―(↑開門)」「幕が―(←開幕)」「店が―(←開店)」↔閉じる・閉まる **あく【明く】** [動] 明るくなる。「目が―」 **あく【灰汁】** [名] ①灰を水にひたしたときにできる上[うわ]ずみ。アルカリ性が強く、ものを洗うときに使う。②植物類から出る、しぶみやえぐみなどの成分。「たけのこの―をぬく」③その人の性質や表現などに感じられる、独特のどぎつさ。「―の強い人」「―の強い文章」 **アクアラング** [名] 圧搾[あっさく]空気をつめた、潜水[せんすい]用の水中呼吸器。スキューバ。▽商標名。 **あくい【悪意】** [名] ①人を傷つけようとする気持ち。「―をいだく」↔好意②相手の言動を理解するときに、わざと悪くとらえること。「―に解釈[かいしゃく]する」↔善意 **あくうん【悪運】** [名] ①悪いことをしていながら、その報[むく]いを受けないような運。「―の強い男」「―がつきる」[類]強運②生まれつき運が悪いこと。「―につきまとわれる」[類]不運↔幸運 **あくえん【悪縁】** [名] はなれたいと思ってもはなれられないくされ縁。▽多く、男女関係についていう。 **あくぎゃく【悪逆】** [名] 主君や親を殺すなど、人の道にそむいた悪いおこない。「―無道」 **あくぎょう【悪行】** [名] 道徳や法律にそむいた、悪いおこない。「―のかぎりをつくす」↔善行[ぜんぎょう] **あくごう【悪業】** [名] 仏教で、悪い結果を起こすようなおこない。とくに前世[ぜんせ]での悪事。↔善業[ぜんごう] **あくさい【悪妻】** [名] 夫にとって悪い妻。↔良妻 **あくじ【悪事】** [名] 社会的に許されないような、悪いおこない。「―をはたらく」「―が露見する」↔善事 **悪事千里を走る** [慣] 悪いことの評判は、あっという間[ま]に世間[せけん]に広まる。▽中国、「伝灯録」から。 **あくじき【悪食】** [名] ふつうの人なら食べないような変わったものを食べること。いかものぐい。「―家」 **あくしつ【悪疾】** [名] 人に言えないような、また、なかなか治らない、たちの悪い病気。「―になやむ」 **あくしつ【悪質】** [形動] ①人のおこないで、たちの悪いこと。「―な妨害」②ものの品質が、おとっていて悪いこと。「素材がーだ」[類]粗悪☆良質 **アクシデント** [名] とつぜんの思いがけない出来事。事故。「―で中止になった」 **あくしゅ【悪手】** [名] 囲碁・将棋[しょうぎ]で敗戦につながるようなよくない手。 **あくしゅ【握手】** [名] [動] あいさつや、仲直り・親しみ・喜びの気持ちをあらわすために、手をにぎりあうこと。「―を交わす」 **あくしゅう【悪臭】** [名] 気分が悪くなるような、いやなにおい。「―を放つ」[類]異臭↔芳香 **あくしゅう【悪習】** [名] よくない習慣・ならわし。「―に染まる」[類]悪弊・悪風 **あくしゅみ【悪趣味】** [形動] 品[ひん]がなく、洗練されていない好み・態度。「―な服装」「女の子をからかうなんてーだ」 **あくじゅんかん【悪循環】** [名] あることが他に悪い影響をあたえ、その結果が、また悪くはねかえるという関係がくりかえされ、際限もなく悪い方向に進んでいくこと。「―におちいる」 **あくしょ【悪書】** [名] 読む人に悪い影響[えいきょう]をあたえるような内容の本。「―の追放」↔良書▽とくに、青少年向けのものにいうことが多い。 **あくじょうけん【悪条件】** [名] ものごとが成り立つさまたげとなることがらや状態。「―が重なる」 **あくじょ(悪女)の深情け** [慣] みにくい女ほど愛情がこまやかで深いものだ。▽ありがた迷惑だという意味で使われる。 **アクション** [名] 行動。みぶり。動作。とくに、映画や演劇で、格闘[かくとう]やたちまわりなど、激しくからだを動かす演技。「ーゲーム」「ードラマ」 **あくしん【悪心】** [名] 悪いことをしようとする気持ち。「―をいだく」↔善心▽「おしん」と読めば別の語。 **あくせい【悪声】** [名] ①いやな感じをあたえるような声。「―でお耳ざわりでしょうがひと言」↔美声②よくない評判。悪いうわさ。「―が鳴りひびく」[類]悪評↔名声 **あくせい【悪性】** [形動] 病気などで、たちのよくないこと。「―のはれもの」「―インフレ」↔良性▽「あくしょう」と読めば別の語で、心根[こころね]やおこないがよくないこと。 <13> **あくせい【悪政】** [名] 人々の生活を苦しめる悪い政治。↔善政・仁政 **あくせく** [動] [副] こせこせとして、心に余裕がないようす。「―働く」「年じゅう―している」 **アクセサリー** [名] ①衣服以外にかざりとして身につけるもの。装身具。ブローチ・指輪など。②機械などの付属品。 **アクセス** [名] [動] ①コンピュータの情報を出し入れすること。「―タイムが短い」②ある場所に至る手段や道すじ。「その会場なら―がいい」 **アクセスけん【アクセス権】** [名] ①人々が行政機関などの情報を公開させて知る権利。②マスメディアを利用して、一般の人々が意見を発表する権利。 **アクセル** [名] 自動車の加速装置。加速ペダル。「―をふむ」 **あくせんくとう【悪戦苦闘】** [四漢] [動] 不利な状況のもとで、死にものぐるいで戦ったり、うち勝とうと努力したりすること。「―の末、勝ちぬいた」 **アクセント** [名] ①デザインや演奏などで、とくに強調する部分。力点。「そで口に―をつける」②語句の発音で、必ず強く言ったり高くしたりする部分。▽日本語は高低アクセント。たとえば「ハシ(=箸)」「ハシ(=橋)」のようにアクセントの位置によって別の語になることがある。 **あくせん(悪銭)身につかず** [慣] 不正にえたかねはむだ使いしやすく、すぐになくなってしまう。 **あくた【芥】** [名] 「ごみ」「くず」の古い言い方。「―のごとく捨てられる」「ちりー」 **あくたい【悪態】** [名] 下品[げひん]で乱暴なことばをつかって、ののしること。にくまれぐち。「―をつく」[類]悪たれ▽「悪体」は誤り。 **あくたがわしょう【芥川賞】** [名] すぐれた純文学作品を発表した新人作家におくられる年二回の文学賞。芥川竜之介[あくたがわりゅうのすけ]を記念して、一九三五年に菊池寛[きくちかん](文芸春秋社)が設けた。 **あくたがわりゅうのすけ【芥川竜之介】** [人名] 一八九二ー一九二七年。大正期の小説家。東京生まれ。現実をするどい知性で見つめ、技巧をこらした構成と格調ある文体で、すぐれた短編を発表した。「今昔[こんじゃく]物語集」などの説話に取材したものも多い。小説に「羅生門[らしょうもん]」「鼻」「芋粥[いもがゆ]」「地獄変[じごくへん]」「奉教人[ほうきょうにん]の死」「河童[かっぱ]」「或阿呆[あるあほう]の一生」、随筆[ずいひつ]に「侏儒の言葉」など。 **あくだま【悪玉】** [名] 悪人。↔善玉▽江戸時代の草双紙[くさぞうし]で、人の顔の真ん中に、善人には善の字を、悪人には悪の字を、丸で囲んだことから。 **あくたれ【悪たれ】** [名] ①乱暴やひどいいたずらをすること。また、そのようなことをする子供。「―小僧[こぞう]」「この―め」②下品なことばでののしること。あくたれぐち。「―をたたく」[類]悪態 **あくたれる【悪たれる】** [動] わざとむりを言ったり、にくまれ口をきいたりして反抗[はんこう]する。 **あくてん【悪天】** [名] 悪い天候。悪い天気。悪天候。「―をついて出発する」[類]荒天↔好天 **あくどい** [形] ①やりかたがどぎつく、たちが悪い。「―手口でもうける」「―宣伝」[類]悪辣[あくらつ]・えげつない②色や味などがしつこくていやな感じだ。「―デザインの服」「―化粧[けしょう]」▽「悪どい」とは書かない。 **あくとう【悪党】** [名] 道徳や法にそむくような悪いことをする仲間。また、悪いことをする人。悪人。 **あくどう【悪童】** [名] ひどいいたずらをする男の子。いたずらっ子。わんぱく。「―連」[類]悪太郎 **あくとく【悪徳】** [名] 道徳にそむくような、ひどいおこないや心。「―を重ねる」「―業者」↔美徳 **あくなき【飽くなき】** [形] これで満足ということがない。終わりのない。「―野望」「―戦い」 **あくにん【悪人】** [名] よくない心をもち、道徳にそむくようなことを平気でする人。わるもの。[類]悪党・悪漢↔善人 **あくにんしょうき【悪人正機】** [四漢] 親鸞[しんらん]の説いた浄土真宗の中心思想。仏陀[ぶっだ]の本願は悪人を救うことにあるから、罪深い悪人こそ阿弥陀[あみだ]に救われて往生[おうじょう]できると説いた。「歎異抄[たんにしょう]」などにある。 **あくぬき【灰汁抜き】** [名] [動] 野菜などの、しぶみやいがらっぽい味を水にさらしたりしてとりさること。「ごぼうの―をする」 **あぐねる【倦ねる】** [動] [造語] [ふつう、「〜あぐねる」の形で]続けて努力しても・・・できなくて困る。・・・できずもてあます。「考え―」「さがし―」▽動詞の連用形に付く。 **あくのはな【悪の華】** [名] 一八五七年。フランス、ボードレールの詩集。近代詩、とくに、フランス象徴詩のさきがけとなった作品。詩人の誕生[たんじょう]から死までの、たましいの遍歴をうたった。はやく、上田敏[うえだびん]らが、わが国でも一部紹介[しょうかい]した。 **アクバル** [人名] 一五四二ー一六〇五年。インドのイスラム国家、ムガル帝国の三代皇帝。インドの統一を目ざして、ヒンドゥーとイスラムとの融和をはかり、帝国の基礎を築いた。 **あくび【欠伸】** [名] [動] つかれたとき、ねむいとき、退屈[たいくつ]なときなどに、口がしぜんに大きく開いてする息。「なまーが出る」「―をかみころす」 **あくひつ【悪筆】** [名] ①字がへたなこと。また、へたな字。「生来[せいらい]の―」↔達筆・能筆②自分の書いた字のへりくだった言い方。 **あくひょう【悪評】** [名] よくないという評判や批評。不評。「―が広まる」「―を買う」↔好評 **あくびょうどう【悪平等】** [名] 形式的な平等を重んじたために、かえって本質的な平等が失われること。 **あくふう【悪風】** [名] よくない慣習や風習。悪習。「―に染まる」↔良風・美風 **あくぶん【悪文】** [名] むずかしいことばをつかったり、文脈の流れぐあいがよくなかったりして、意味が通りにくい文章。表現のしかたがへたな文章。↔名文 **あくへい【悪弊】** [名] 社会にはびこっている、人々に <14> 害をあたえるような悪いならわし。「―を除く」▽「悪幣」は誤り。 **あくへき【悪癖】** [名] 悪いくせ。「―を直す」 **あくほう(悪法)もまた法なり** [慣] たとえ国民のためにならないような法律であっても、法は法として尊重しなければならない。▽古代ギリシャの哲学者ソクラテスが服毒する前、弟子[でし]に残したことば。 **あくま【悪魔】** [名] 人の心をまどわし、悪や不正に導こうとする魔物[まもの]。「―にたましいを売る」▽ユダヤ教やキリスト教では、神の敵対者サタンをいう。 **あくましゅぎ【悪魔主義】** [名] 一九世紀末、アメリカやヨーロッパでおこった文学上の考えかた。社会の道徳や良識に対し、怪異[かいい]、恐怖・退廃[たいはい]など、悪の中に美を求める。ポー・ボードレール・ワイルドらが代表。日本では初期の谷崎潤一郎[たにざきじゅんいちろう]作品の唯美的傾向をさしていう。 **あくまでも【飽く迄も】** [副] ①どこまでもその状態をつらぬくようす。「―戦う」「―青く澄みきった空」[類]とことん・徹底的に②どんなにおし進めても、結局は。「―仮定にすぎない」[類]しょせん▼「あくまで」とも。 **あくみょう【悪名】** →「あくめい」 **あくむ【悪夢】** [名] 縁起の悪いおそろしい夢。「―にうなされる」▽常識では考えられないあやまちや、おそろしい現実をたとえてもいう。「―のような事件」 **あぐむ【倦む】** [動] 「あぐねる」に同じ。「攻め―」 **あくめい【悪名】** [名] 悪い人や悪いものとして、その名が世間に知られていること。「あくみょう」とも。「―高い」「―をはせる」[類]汚名 **あぐら【胡坐】** [名] [動] 両ひざを左右に開き、足を前で組みあわせて楽に座ること。「―をかく」▽「~の上にあぐらをかく」の形で、心配りや努力もせず、いばりかえっていることをあらわす。 **あくらつ【悪辣】** [形動] 自分の利益のためには他をかえりみず、たちが悪くひどいようす。「―な手段」 **あぐらなべ【安愚楽鍋】** [名] 一八七二年。仮名垣魯文[かながきろぶん]の作、明治初期の文明開化期の世相をえがいた戯作[げさく]。 **アグリビジネス** [名] 総合的に見た農業関連産業。農産物の生産・加工・流通に加えて、農業機械や肥料の供給などもおこなう、企業[きぎょう]としての農業。 **あくりょう【悪霊】** [名] 人にたたる死人の霊魂[れいこん]。 **あくりょう【悪霊】** [名] 一八七二年。ロシア、ドストエフスキーの小説。無神論的革命思想家を、聖書の中の悪霊につかれておぼれ死ぬブタに見たて、それを信じた人々の破滅する姿をえがく。 **あくりょく【握力】** [名] ものをにぎる力。「―計」 **アクリル** [名] ①合成樹脂の一つ。透明[とうめい]で、風防[ふうぼう]ガラスや絵の具などの原料になる。②アクリロニトリルを合成してできる繊維。軽くて水に強く、保温性がある。 **あくる【明くる】** [連体] 基準とする日・月・年などが明けて、次の。「―日」「―月」「―年」 **あくれい【悪例】** [名] あとあとに悪い影響[えいきょう]をあたえるような先例。悪い手ほん。「―を残す」 **あくろ【悪路】** [名] でこぼこしたり手入れがいきとどかなかったりして、通りにくい道。 **アクロバット** [名] 曲芸。かるわざ。また、曲芸を演じる人。「―飛行」「―ダンサー」 **アクロポリス** [名] 古代ギリシャで、ポリス(=都市国家)の中心となる丘の上に設けられた城砦[じょうさい]。守護神をまつる神殿が建てられ、信仰[しんこう]や軍事の中心となった。 **あけ【明け】** [名] ①夜が明けるころ。よあけ。「―の明星」②年が明けること。「―四歳[よんさい]」③「~(の)明け」の形で]・・・の期間が終わること。また、…の終わった直後。「寒[かん]のー」「連休―に連絡[れんらく]をとる」↔入り **あけ【朱・緋】** [名] 真っ赤な色。朱色[しゅいろ]。 **朱に染まる** [慣] ①真っ赤になる。「東の空が―」②血まみれになる。「朱に染まってたおれる」 **あげ【上げ】** [名] ①あげること。「値[ね]ー」☆下げ②長すぎる着物をからだに合わせるために、かたやこしのあたりを少し折りこんでぬうこと。また、折りこんだひだの部分。「―を下ろす」 **あげ【揚げ】** [名] ①油であげたもの。「厚―」②「油揚げ」の略。 **あげあし(揚げ足)を取る** [慣] 相手のことばじりなどをとらえて、とがめたり、からかったりする。▽「あげあし」は「挙げ足」とも書く。 **あげおろし【上げ下ろし】** [名] [動] ①上げたり下ろしたりすること。「箸[はし]の―にも文句をいう」②荷物の積みおろし。▽「揚げ卸し」とも書く。 **あけがた【明け方】** [名] 夜が明けようとするころ。まだ暗さが残っている日の出前後の時間。↔暮れ方 **あげく【挙げ句・揚げ句】** [名] ①連歌[れんが]や連句を仕上げる、最後の七・七の句。↔発句[ほっく]▽ふつう、「挙句」と書く。②いろいろやってみた最後。「なやみぬいたー、やっと決断した」▽①②の意味から出た使いかた。 **挙げ句の果て** [慣] 「あげく」を強めた言い方。 **あけくれ【明け暮れ】** [名] [動] ①[名]夜明けと日暮れ。あさばん。また、朝から晩までのあいだ。「―寒さが増してきた」②[名・スル]その日その日を過ごすこと。また、過ごす毎日。「平凡な―」「農作業に―する日々」③[副]しじゅう、とぎれることのないようす。あけてもくれても。いつも。「―悲しみにしずむ」 **あけくれる【明け暮れる】** [動] 一日じゅうずっと・・・ばかりしている。いつも一つのことにうちこむ。 <15> 「読書に―」[動]没頭する②月日が過ぎる。「泣きのなみだで―」▽「夜が明け、日が暮れる」という意味から。 **あげさげ【上げ下げ】** [名] [動] ①あげたりさげたりすること。「金利の―」②ほめたりけなしたりすること。「あまりーするな」③潮の満ち引き。 **あげしお【上げ潮】** [名] ①満ちてくる潮。[類]満ち潮・差し潮↔下げ潮②潮が満ちてくるように、ものごとの勢いが盛[さか]んになること。「チームは今―ムードだ」「―に乗る」[類]上のぼり調子 **あけすけ【明け透け】** [形動] ふつうはかくすようなことでも、おおっぴらにことばや態度にあらわしてしまう。心づかいがたりず品が悪いようす。「―に話す」 > **つかいわけ** あからさま・あけすけほか どれも、ふつうならかくしておくようなことをさらけだしてしまうことをいう。「あからさま」には、相手の迷惑[めいわく]などかまわない気持ちがあるが、「あけすけ」「開けっ広げ」「ざっくばらん」などは、自分をさらけだす遠慮しのなさ、率直さに通じるような、明るさを相手にあたえる。 **あげぜんすえぜん【上げ膳据え膳】** [慣] 食事の用意を自分は何もしないで、他人が全部してくれること。 **あげぞこ【上げ底】** [名] 品物をよく見せるため、箱などの底を上げて見ばえより中身が少ないこと。また、その入れもの。「この菓子折りはーだ」 **あけたて【開け閉て】** [名] [動] 戸やしょうじなどを、あけたりしめたりすること。「―のぐあいが悪い」 **あけちみつひde【明智光秀】** [人名] 一五二八ー八二年。安土桃山時代の武将。織田信長[おだのぶなが]に仕えたが、一五八二年、京都本能寺に信長を討っ。急を聞き、中国[ちゅうごく]ぜめからもどった羽柴秀吉[はしばひでよし](豊臣秀吉)に山崎[やまざき]の戦いで敗れ、逃走中に農民に殺された。 **あけっぱなし【開けっ放し】** [形動] 戸やふたなどを、あけたままにしておくこと。②かくしたり、うわべをかざったりしないで、ありのままを見せること。あけっぴろげ。「―な性分[しょうぶん]」▼「あけはなし」の変化した形。 **あけっぴろげ【開けっ広げ】** [形動] おおらかで心の中を包みかくさないこと。「―な性格」[類]ざっくばらん > **つかいわけ** →「明け透け」を見よ。… **あげつらう【論う】** [動] 何かについてあれこれと議論する。「欠点を―」「会の方針についてー」▽「論じる」が、たがいに意見を述べあって結論を出そうとするのに比べて、「あげつらう」は、欠点を言いたてるところに重点がある。 **あけて【明けて】** [副] 新年になって。「―一五歳[さい]になる」 **あげて【挙げて】** [連語] 残らず全部。ことごとく。「国を―祝う」[類]こぞって **あけても(明けても)暮れても** →「あける」 **あけのみょうじょう【明けの明星】** [名] 明けがた、東の空にひときわ明るくかがやく金星[きんせい]のこと。☆宵[よい]の明星 **あげはちょう【揚げ羽蝶】** [名] アゲハチョウ科に属するチョウ。キアゲハ・クロアゲハ・カラスアゲハなど。また、とくに、キアゲハのこと。黄色[きいろ]の羽に黒のまだらのある大形のチョウ。あげは。 **あけはなす【開け放す】** [動] 窓[まど]や戸などをすっかりあける。「台所の窓を―」[動]開放する **あけはらう【明け払う】** [動] ①窓やドアなどをすっかりあける。「しょうじを―」②家や部屋の中をすっかりかたづけてあけわたす。「屋敷[やしき]を―」 **あけび【木通・通草】** [名] アケビ科の、つる性落葉低木。山地に生え、秋、楕円形のあまい実をつける。つるでかごなどの工芸品をつくる。 **あげひばり【揚げ雲雀】** [名] ヒバリが空高くまいあがってさえずること。また、そのヒバリ。 **あけぼの【曙】** [名] 夜がほのぼのと明けるころ。東の空がほんのりと明るくなるころ。▽新しいものごとが起こるよいきざしのたとえにも使う。「文明の―」。また、「枕草子[まくらのそうし]」の書きだしの部分、「春はあけぼの」のように、多く春の場合にいう。 **あげまいのせい【上米の制】** [名] 江戸[えど]幕府八代将軍徳川吉宗[とくがわよしむね]が、享保[きょうほう]の改革でおこなった財政政策。大名に対し、一万石[ごく]について一〇〇石を納めさせ、かわりに参勤交代で江戸に滞在する期間を短くした。 **あげまき【揚巻・総角】** [名] ①昔の子供の髪形[かみがた]の一つ。髪の毛を左右二つの角[つの]の形に巻いたもの。②ナタマメガイ科の二枚貝。浅い海にすむ。食用。 **あげまく【揚げ幕】** [名] ①能の舞台[ぶたい]で、橋がかりの出入り口にある幕。→図「のう(能)」②歌舞伎[かぶき]などで、花道[はなみち]への出入り口にある幕。 **あけむつ【明け六つ】** [名] 昔の時刻で、明け方の六つ時[どき]。現在の午前六時ごろ。また、そのときに鳴らす鐘[かね]。↔暮れ六つ **あげもの【揚げ物】** [名] 野菜や魚肉などを油であげた食べもの。てんぷら・フライ・からあげなど。 **あけらかんこう【朱楽菅江】** [人名] 一七四〇ー一八〇〇年。江戸中期の狂歌師。唐衣橘洲[からころもきっしゅう]・大田南畝[おおたなんぽ]とともに、狂歌三大家の一人。狂歌集「故混馬鹿集」など。 **あける【空ける】** [動] ①からのからにする。「さかずきを―」②ひまにする。別の目的に使えるように時間などを使わないでおく。「次の日曜日を―」「からだを―」③そこをふさいでいるものをとりさる。「道を―」「すきまを―」「あなを―」☆ふさぐ **あける【開ける】** [動] ①閉じているものをひらく。ふさいでいるものをとる。「扉[とびら]を―(↑開扉[かいひ])」「票を―(←開票)」 <16> **あける【明ける】** [動] ①時が過ぎて年月が新しくなる。「年が―」②明るくなる。「夜が―」↔暮れる③おわる。満期になる。「年季奉公[ねんきぼうこう]が―」 **明けても暮れても** [慣] しょっちゅう。いつも。「―とごとを言う」[類]朝から晩まで・年がら年じゅう **あげる【上げる】** [動] [造語] ①上または高いところへ動かす。「荷物をたなに―」「頭を―」「ふとんを―」②成績・人気・技術・温度・効果・利益などを高くする。「課長から部長に―」「男を―」「うでを―」「室温を―」「宣伝効果を―」「販売実績を―」③値段・価値を高める。「米価を―」「評価を―」④いれる。「高校に―」「家に―」⑤出す。発する。「大声を―」⑥ほめる。「上げたり、下げたり(=けなしたり)」⑦終える。仕上げる。「小説を一本―」「会費を五〇〇〇円でー」⑧神仏に供える。「供物[くもつ]を―」「お経[きょう]を―」⑨もどす。はく。「バスに酔[よ]ってー」⑩「やる」「あたえる」のていねいな言い方。「お祝いにアルバムを―」⑪[補助][「〜てあげる」の形で]「・・・してやる」のていねいな言い方。「案内して―」「犬をもらって―」⑫[造語][「〜あげる」の形で]①・・・しおえる。「勤め―」「書き―」「歌い―」②すっかり・・・する。「しめ―」「調べ―」③敬意をそえる。「申し―」「願い―」▼動詞の連用形に付く。 > **つかいわけ** →「もらう」を見よ。 **あげる【挙げる】** [動] ①上へ動かす。「手を―(←挙手)」②つかまえる。「犯人を―(←検挙)」③をしめす。「例を―(←挙例)」「証拠[しょうこ]を―」④とりおこなう。「結婚式を―(←挙式)」⑤おこす。うごかす。「兵を―(←挙兵)」⑥出しきる。あつめる。「全力を―」「国を挙げて戦う(←挙国一致[きょこくいっち])」 **あげる【揚げる】** [動] ①高いところにかかげる。「国旗を―(←国旗掲揚[けいよう])」「たこを―」「花火を―」「のろしをー」②油で食品を加熱する。「てんぷらとフライを―」 **あけわたす【明け渡す】** [動] 住みなれた場所をたちのいて、他人にわたす。「部屋[へや]を―」「城を―」 **あご【顎・頤】** [名] 人や動物の口の上下にある部分。ものをかんだり、ことばを発したりするときに働く。 **顎が干上がる** [慣] 収入がなくなり生活できなくなる。 **顎で使う** [慣] いばった態度で人に指図[さしず]する。 **顎を出す** [慣] つかれきってしまう。 **あこうろうし【赤穂浪士】** [名] 主君浅野長矩[あさのながのり]の仇[あだ]を討[う]って切腹となった、四七人の旧赤穂藩士[きゅうあこうはんし]。一七〇一年、侮辱[ぶじょく]した吉良義央[きらよしなか]に切りつけた浅野が切腹、藩とりつぶしとなったのを不服として、翌年一二月一四日、大石良雄[おおいしよしお]を中心に吉良邸[てい]に討ち入ってその首級をあげた。赤穂義士。四十七士[しじゅうしちし]。▽この一連の事件は「忠臣蔵[ちゅうしんぐら]」のモデルとなった。 **アコーディオン** [名] 蛇腹[じゃばら]をのばしたり、たたんだりして空気を送りながら、ボタンや鍵盤[けんばん]をおして演奏する楽器。手風琴[てふうきん]。アコーデオン。 **あこがれ【憧れ・憬れ】** [名] 何かに強く心がひかれたり、そうなりたいと思って身がうかれてしまうような気持ち。「―の人」[類]憧憬[どうけい] **憧れの的** [まと] 多くの人があこがれる対象。 **あこがれる【憧れる・憬れる】** [動] そうありたいと望むものに強くひかれて、身がうかれてしまうような気分になる。「プロ野球の選手に―」 > **古語** ≪あくがる≫「あこがれる」の古形。もとは、心も身も何かにひかれて、本来居る場所からはなれてさまよいでるという意味だったが、現代語の「あこがれる」は、それが心理的な面だけに片寄ったもの。 **あこぎ【阿漕】** [形動] 欲ばりでやりかたがあくどく、ずうずうしいようす。「―なまねをする」▽三重県津[つ]市の海岸、阿漕ヶ浦[うら]で、漁師が禁じられた漁をあくどくくりかえしたという伝説から。 **あこめ【袙・衵】** [名] ①昔、男子が束帯[そくたい]や直衣[のうし]姿のとき、下襲[したがさね]と単[ひとえ]のあいだに着た衣服。②昔、女子が上着[うわぎ]と単のあいだに着た衣服。 **あごやがい【阿古屋貝】** [名] ウグイスガイ科の二枚貝。海にすむ。真珠[しんじゅ]をとるために養殖[ようしょく]する。真珠貝。 **アゴラ** [名] 古代ギリシャで、ポリス(=都市国家)の公共広場。集会・裁判・交易などがおこなわれ、市民生活の中心であった。 **あさ【麻】** [名] ①クワ科の一年草。茎[くき]の皮の繊維から強い糸をつくる。②アサからつくった糸や織物。麻糸。麻布。 **あさ【朝】** [名] 夜が明けてから日が高くならない数時間の間。また、夜明けから正午まで。↔晩▽夜から朝にかけての時間の推移は、「夕方」「宵[よい]」「夜中」「夜更け」「暁[あかつき]」「明け方」「朝」となる。 **あざ【字】** [名] 町や村などをいくつかの区域に分けたとき、その一区域の名。▽「大字[おおあざ]」「小字[こあざ]」に分かれることもある。 **あざ【痣】** [名] 皮ふの表面で、まわりの色とちがって赤・青・むらさきなどに変わっている部分。 **あさい【浅い】** [形] ①表面や外側から奥や底までの距離が短い。「―川」「傷は―」②程度がじゅうぶんなところに達していない。「―考え」「ねむりがー」「―緑のネクタイ」↔深い③始まってからあまり日時がたっていない。「春まだ―ころ」「歴史が―」 **あさいちゅう【浅井忠】** [人名] 一八五六ー一九一一年。明治期の洋画家。江戸[えど]生まれ。フォンタネージに洋画を学び、フランス留学後、明治美術会をつくり、後進を指導した。作品に「春畝[しゅんぽ]」「収穫」「グレーの柳[やなぎ]」など。 **あさいりょうい【浅井了意】** [人名] 一六一二?ー九一年。江戸前期の僧[そう]。仮名草子[かなぞうし]作者。仏 <17> 典や中国の小説などに精通。代表作「御伽婢子[おとぎぼうこ]」も、中国の怪異[かいい]小説集「剪灯新話[せんとうしんわ]」がもとにある。ほかに「東海道名所記」など。 **あさおき【朝起き】** [名] [動] ①[名・スル]はやおき。↔朝寝②[名]朝起きた時のきげん。寝おき。「―のいい子」 **朝起きは三文の得** [慣] 「早起きは三文の徳」に同じ。→「はやおき」 **あさがえり【朝帰り】** [名] [動] 外泊[がいはく]し、翌朝になって家に帰ること。 **あさがお【朝顔】** [名] ヒルガオ科の一年草。夏の朝、らっぱ形の花が咲き、昼前にはしぼむ。「―市[いち]」 **あさがけ【朝駆け】** [名] [動] 朝早く敵を不意に攻撃[こうげき]すること。また、朝早くから不意に他人の家を訪ねること。「新聞記者の夜討ちー」→夜討ち **あさがた【朝方】** [名] 朝のころ。朝の早い時刻。「―の冷えこみ」→夕方・晩方[ばんがた] **あさぎ【浅黄】** [名] 色の名。うすい藍[あい]色。▽古くは「浅葱」と書き、「葱[ねぎ]の葉の色」(うすい藍色)を意味した。 **あさぎり【朝霧】** [名] 朝、辺りにたちこめる霧。 **あさぐろい【浅黒い】** [形] はだの色が少し黒い。 **あさげ【朝餉】** [名] 朝の食事。朝食。古い言い方。↔夕餉[ゆうげ] **あざける【嘲る】** [動] 人を見くだして悪口を言う。ばかにして笑う。「臆病者と―」[動]嘲笑する **あさじ【浅茅】** [名] あれた土地に生える、たけの低いチガヤ。古い言い方。「―が原」 **あさせ【浅瀬】** [名] 川や海などの水が浅いところ。瀬。「川の―をわたる」 **あさぢえ【浅知恵】** [名] あさはかな知恵。考えが行きとどかないこと。 **あさつき【浅葱・糸葱】** [名] ユリ科の多年草。ネギに似るが、細く短い。食用。 **あさづけ【浅漬け】** [名] ①野菜を塩やぬかなどで少しのあいだつけたもの。「大根の―」[類]一夜漬け②べったら漬け。 **あさって【明後日】** [名] あしたの次の日。「紺屋[こうや]の―」▽改まった言い方は「みょうごにち」。 **明後日の方を向く** [慣] 見当ちがいの方向に関心が向く。 **あさっぱら【朝っぱら】** [名] 朝の早いころ。早朝。俗な言い方。「―からおしかける」▽朝食前の空腹という意味の「朝腹[あさはら]」が変化した形。 **あさつゆ【朝露】** [名] 朝、草葉の上などにたまった露。↔夜露 **あさで【浅手・浅傷】** [名] 程度の軽い傷。「―ですむ」[類]薄手↔深手 **あざとい** [形] こりこうでぬけめがなく、あくどい。「―商売」 **あざな【字】** [名] ①昔、文人・学者・武士などが、名のほかに付けた呼び名。またの名。「孔子[こうし]は、名は丘[きゅう]、―は仲尼[ちゅうじ]」②通称[つうしょう]。あだな。 **あさなあさな【朝な朝な】** [副] 毎朝。朝ごとに。「―の参拝」→夜な夜な **あさなぎ【朝凪】** [名] 朝、海岸などで風が一時なくなり、波が静かになること。そのあと、陸風から海風に変わる。↔夕なぎ **あさなゆうな【朝な夕な】** [副] あさゆう。朝にも夕方にも、常に。「―あの人のことを思う」[類]日ごと夜[よ]ごと **あさね【朝寝】** [名] [動] いつも朝おそくまでねていること。あさねぼう。「日曜日は―をする」→☆朝起き・早起き **あさねぼう【朝寝坊】** [名] 朝寝をすること。また、朝寝の人。「宵[よい]っぱりの―」 **あさはか【浅はか】** [形動] 考えが浅いようす。「きみの考えは―だ」 **あさはん【朝飯】** [名] 朝食。あさめし。↔夕飯 **あさばん【朝晩】** [名] [副] ①[名]あさと、ばん。「―はかなりすずしい」②[副]いつも。つねに。「子のぶじを―心にかける」「―目にする」[類]朝夕 **あさひ【朝日・旭】** [名] 朝のぼる太陽。また、その光。「―がさす」→夕日 **あさぼらけ【朝ぼらけ】** [名] 朝、空がうす明るくなるころ。よあけ。「―の月」[類]あけぼの **あさましい【浅ましい】** [形] ①根性[こんじょう]がいやしくて見苦しい。「なんという―考えだ」[類]卑劣[ひれつ]②みじめで情けない。「―姿に落ちぶれる」 **あさまだき【朝まだき】** [名] 朝のまだ明けきらないころ。早朝。▽「まだき」は、まだそうなっていないという意味。 **あざみ【薊】** [名] キク科の多年草。葉はぎざぎざしていてとげがある。春から秋にかけて赤むらさき色の花を開く。オニアザミ・ノアザミなど。 **あさみどり【浅緑】** [名] うすい緑色。若葉の色をいう。「―にもえたつ春の野」 **あざむく【欺く】** [動] ①人をだます。「敵を―」②…とまちがえさせる。・・・におとらない。「昼を―ばかりの照明」 **あさめしまえ【朝飯前】** [名] 朝食前でもできるようなたやすいこと。[類]お茶の子さいさい **あさもや【朝靄】** [名] 朝たちこめるもや。 **あざやか【鮮やか】** [形動] ①目立って美しいようす。色や形がはっきりしているようす。「―ないろどり」②動作や技術がみごとなようす。「―な手さばき」 **あさやけ【朝焼け】** [名] 日の出前、東の空が赤く見えること。「―に染まる空」↔夕焼け **あさゆう【朝夕】** [名] [副] 「朝晩[あさばん]」に同じ。 **あざらし【海豹】** [名] アザラシ科の哺乳[ほにゅう]動物。北海や南極地方にすむ。頭が丸く、四肢[しし]はひれ状。体長一~二メートル。 **あさり【浅蜊】** [名] マルスダレガイ科の二枚貝。浅い海の砂の中にすむ。食用。 **あさる【漁る】** [動] ①手にいれようとして探しまわる。「古本を―」②食物を探しもとめる。「ごみ箱を―」▽もと、海辺や川辺で魚や貝をとること。 **あざわらう【嘲笑う】** [動] 相手をばかにしてわらう。「他人の失敗を―」 > **つかいわけ** <18> あざわらう・せせらわらう 「あざわらう」は相手をあざけって、毒々しく笑う。「相手の敗北をみんなであざわらう」。「せせらわらう」は内心で冷ややかに、自分のほうが上だと思って笑う。「鼻さきでせせらわらう」。 **あし【足・脚】** [名] ①人や動物の胴[どう]について、歩行やからだを支えるはたらきをする部分。足首から下の部分も、ももから足首までの、どちらもいう。英語では、foot と legを区別するが、「あし」は両方をかねる。「―の長い子」「―の裏」→手②ものの下部にあって支えるはたらきをするもの。「机のー」▽正しくは「脚」と書く。③歩くこと。また、その進みかた。「―がおそい」④行き来すること。おとずれること。「客の―がとだえる」「―が向く」⑤(出かけた)ついで。「荷物を出しに行ったその―で銀行に寄る」⑥のりもの。交通機関。「―代」⑦[「~脚」の形で]雨・雲・風などの動きを、人の歩みに見立てていう。「雨―がしだいに遠のく」⑧「おあし」 **足が地に着かない** [慣] 気持ちがうわついて、しっかりしない。また、あまりにうれしくて落ち着かない。 **足がつく** [慣] 犯人の逃亡の経路がわかる。 **足が出る** [慣] 支出が予算をこえて赤字になる。「足が出た分は寄付で補った」[類]足を出す **足が遠のく** [慣] 以前ほどには足しげくおとずれない。 **足が速い** [慣] ①食べものがくさりやすい。②商品の売れゆきがよい。「―商品」 **足の踏み場もない** [慣] 室内などがとても散らかっているようす。 **足を洗う** [慣] かかわっていたよくない社会からぬけだす。「どろぼうから―」 **足を奪われる** [慣] 交通機関がストップする。「大雨で一○万人が―」 **足を取られる** [慣] 道が悪くてうまく歩けない。「ぬかるみに―」 **足を伸ばす** [慣] ①予定外の遠いところまで行く。②楽な姿勢をとる。 **足を引っ張る** [慣] 人の仕事や成功をかげでじゃまする。 **足を棒にする** [慣] 歩きまわってひどくつかれる。 **足を向けて寝られない** [慣] 感謝の気持ちをいつも忘れることができない。「大恩人だから―」 **あし【葦・芦・蘆・葭】** [名] イネ科の多年草。水辺に生え、高さ二~四メートル。秋、うすむらさき色の小花をつけた穂を出す。形はススキに似る。茎[くき]ですだれを編む。よし。 **葦の節の間** [慣] 非常に短い時間。▽アシの節と節のあいだが短いことから。 **あじ【味】** [名] ①飲食物が舌にふれたときに受ける感じ。「―がこい」「―かげん」▽「味」とは「口」で感じる「未(=かすかなもの)」の意味。②体験を通して知った感じ。「貧乏[びんぼう]のー」③おもむき。おもしろみ。「―のある会話」「―もそっけもない返事」「―な文章」④[「味な」の形で]ちょっと気がきいて手ぎわのいいようす。「―なまねをする」[類]おつ **味もそっけもない** [慣] なんの気を引くところもない。 **味を占める** [慣] たまたま経験したおもしろさや利益が忘れられず、またそれを期待する、 **味をやる** [慣] 気のきいたことをする。 **あじ【鯵】** [名] アジ科の魚をまとめた呼び方。側線上にひし形のかたいうろこ(=ぜいご)がある。マアジ・ムロアジなど。ひものやたたきにして食べる。 **アジ** [名] [動] 激しい調子の演説によって、人をあおりたてること。そそのかすこと。扇動[せんどう]。アジテーション。▽「アジる」の形で動詞として使うこともある。 **アジア** [名] 六大州の一つ。ユーラシア大陸のウラル山脈や黒海より東の地域と、周辺の島々からなる。世界の人口の半数以上が住む。▽「亜細亜」と当てる。 **アジア・アフリカかいぎ【アジア‐アフリカ会議】** [名] 一九五五年、日本・中国をふくむアジアとアフリカの二九か国の代表が、インドネシアのバンドンで開いた会議。民族の独立や人種の平等など、平和一○原則を決議した。AA会議。バンドン会議。 **アジアたいへいようけいざいきょうりょくかくりょうかいぎ【アジア太平洋経済協力閣僚会議】** →「エイペック」 **あしあと【足跡】** [名] ①歩いたあとに残る足の裏の形。あしあと「―をたどる」②にげた人のゆくえ。あしどり。「―をくらます」③過去の業績。積みあげてきた仕事の成果。「そくせき」とも。「かがやかしい―を残す」 **あしおと【足音】** [名] 歩くときの足の音。「―をしのばせる」「春の―が聞こえる」 **あしおどうざんこうどくじけん【足尾銅山鉱毒事件】** [名] 明治時代、栃木県の足尾銅山から流出した鉱毒が、渡良瀬[わたらせ]川を汚染して住民に被害をあたえた事件。 **あしか【海驢】** [名] アシカ科の哺乳[ほにゅう]動物。北太平洋にすむ。足はオットセイに似てひれ状。おすは体長二メートル以上。 **あしかががっこう【足利学校】** [名] 鎌倉時代に創立し、室町[むろまち]中期に上杉憲実[うえすぎのりざね]が再興[さいこう]した学校。今の栃木県足利市に史跡[しせき]として残る。関東の学問の中心で、「坂東[ばんどう]の大学」と呼ばれた。 **あしかがたかうじ【足利尊氏】** [人名] 一三〇五ー五八年。室町[むろまち]幕府の初代将軍。初名は高氏[たかうじ]。建武の新政を成功させたが、のちに後醍醐[ごだいご]天皇の南朝と対立。北朝側により、一三三八年征夷[せいい]大将軍に任命され、京都の室町に幕府を開いた。 **あしかがもとうじ【足利基氏】** [人名] 一三四〇ー六七年。室町[むろまち]前期の武将。初代将軍尊氏の子。初代の鎌倉公方[くぼう]となり、関東管領[かんれい]上 <19> 杉憲顕[うえすぎのりあき]とともに室町幕府の関東支配を進めた。 **あしかがよしあき【足利義昭】** [人名] 一五三七ー九七年。室町[むろまち]幕府の一五代将軍。織田信長[おだのぶなが]におされて将軍となったが、のち不和となって追放され、室町幕府もほろんだ。 **あしかがよしのり【足利義教】** [人名] 一三九四ー一四四一年。室町[むろまち]幕府の六代将軍。三代将軍義満[よしみつ]の子。対立する足利持氏[もちうじ]らを討[う]ち、将軍の権力を強めたが、反感を買い、赤松満祐[あかまつみつすけ]に殺された(=嘉吉[かきつ]の乱)。 **あしかがよしまさ【足利義政】** [人名] 一四三六ー九〇年。室町[むろまち]幕府の八代将軍。六代将軍義教[よしのり]の子。応仁[おうにん]の乱の原因をつくった。また、慈照寺銀閣を建立し、東山[ひがしやま]文化を育て、東山殿と呼ばれた。 **あしかがよしみつ【足利義満】** [人名] 一三五八ー一四〇八年。室町[むろまち]幕府の三代将軍。二代将軍義詮[よしあきら]の子。南北朝を統一し、幕府の全盛をむかえたのち、出家[しゅっけ]。北山[きたやま]に鹿苑寺金閣を建て、北山文化を開花させたことから、北山殿と呼ばれた。 **あしがかり【足掛かり】** [名] ①高いところに登るときに足の支えとするものや場所。あしば。②よりどころ。いとぐち。「相手に反論するーをつかむ」[類]手掛かり **あしかけ【足掛け】** [名] ①年数などを計算するときに、初めと終わりの端数[はすう]をそれぞれ一年にくりあげて数えること。「もう―三年になる」↔丸[まる]②柔道・すもうなどで、自分の足を相手の足にかけてたおすわざ。 **あしかせ【足枷】** [名] ①昔、罪人の足にはめて自由に動けないようにした刑具[けいぐ]。②身動きならないようにさせるもの。自由をうばうもの。「家庭が―となる」「―をはめられる」 **あしがため【足固め】** [名] [動] ①[名・スル]足を訓練すること。あしならし。②将来に備えて基礎[きそ]をしっかりしておくこと。[類]地固め **あしからず【悪しからず】** [副] 悪く思わないで。どうかよろしく。「―ご了承ください」▽相手の許しをえたいときなどに使う。 **あしがる【足軽】** [名] 昔、もっとも身分の低い武士。ふだんは農業などに従事し、戦時は歩兵[ほへい]となった。 **あじきない【味気ない】** [形] →「あじけない」 **あしくせ【足癖】** [名] ①歩いたり座[すわ]ったりするときのくせ。「―が悪い」②すもうで、足わざ。 **あしくび【足首】** [名] くるぶしの上の細くなっている部分。↔手首 **あしげ【足蹴】** [名] [動] ①足でけること。②相手にひどいしうちをすること。「親を―にする」 **あしげ【葦毛】** [名] ウマの毛色の一つ。白い毛の中に、黒や茶の毛がまじったもの。白あし毛・黒あし毛・連銭[れんぜん]あし毛など。 **あじけない【味気ない】** [形] なんのおもしろみも味わいも感じられないで、気持ちがはなれていく。つまらない。「あじきない」とも。「―毎日を過ごす」[類]無味乾燥[むみかんそう]・味も素っ気もない **あじさい【紫陽花】** [名] ユキノシタ科の落葉低木。六月ごろ小花が半球状にむらがり、白・青・むらさき・うす紅などに変わる。観賞用。「―の七変化[しちへんげ]」 **あしざまに【悪し様に】** [副] 実際より悪いように。「人を―けなす」「―ののしる」 **アシスタント** [名] 手助けをする人。助手。「―ディレクター」 **アシスト** [名] [動] てつだうこと。とくにサッカーなどで、シュートをする選手にパスすること。 **アシッド** [名] 酸。酸性。 **あした【朝】** [名] 夜が明けてめぐってくる、「あさ」の古い言い方。「雪のー」→タベ **朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり** [慣] 朝[あさ]、人間の生きるべき道を聞くことができたなら夕方に死んでも心残りはない。▽中国、「論語」から。 **あした【明日】** [名] 今夜が明けた日。あす。▽改まった言い方は「みょうにち」。「翌日」は、ある日を基準にして、その次の日。 **明日は明日の風が吹く** [慣] さきのことはくよくよ心配せずに、なりゆきまかせでよい。 **あしだ【足駄】** [名] 高い歯のげた。たかげた。 **あしだい【足代】** [名] 「交通費」の俗な言い方。「―がかかる」 **あしだまり【足溜まり】** [名] ①何かをするため、途中[とちゅう]でしばらくとどまるところ。根拠[こんきょ]地。②足をかけるところ。あしがかり。 **あじつけ【味付け】** [名] [動] 料理に味をつけること。味のつけかた。「こいーの料理」「―のり」 **あしでまとい【足手纏い】** [形動] まつわりついて、仕事や活動のじゃまになるもの。また、そういう人。あしてまとい。「子供が―になる」[類]足かせ **アジト** [名] 政治活動家などの秘密本部。地下運動家のかくれが。 **あしどめ【足止め・足留め】** [名] [動] 一時、外出や通行を止めること。「交通事故で―をくう」[類]禁足 **あしどり【足取り】** [名] ①足の運びかた。「―も軽く進む」[類]歩調②歩いた道すじ。犯人などの逃走経路。「―を追う」[類]足跡 **あしながばち【足長蜂】** [名] スズメバチ科の昆虫[こんちゅう]。腹に黄と黒の横じまがあり、あと足が長い。ハスの実のような巣をつくる。 **あしなみ【足並み】** [名] ①並んで歩くときの足のそろいかた。「―をそろえる」②考えや行動のそろいかた。「野党の―が乱れる」[類]歩調 **あしならし【足慣らし・足馴らし】** [名] [動] ①歩く練習をすること。歩行訓練。「退院前に―をする」②本格的に行動する前の準備行動。 **あしば【足場】** [名] ①工事などのために、作業の足がかりとして鉄パイプや丸太[まるた]を組んでつくったもの。「―を組む」②ものごとや考えかたのよりどころ。あしがかり。 <20> 「―を固める」③交通の便[べん]。「駅が近くてーのいい場所」 **あしばや【足早】** [形動] 歩く速度がはやいようす。「―にたち去る」 **あしはらのなかつくに【葦原の中つ国】** [名] 「日本国」の古い呼び名。[類]葦原の瑞穂の国▽アシがしげり、穀物が豊かに実る国という意味。 **あしび【馬酔木】** →「あせび」 **あしぶみ【足踏み】** [名] [動] ①前に進まず、同じ場所でただ、足を上下させること。「―して暖をとる」②ものごとが思いどおりに進まないこと。「事業はー状態だ」 **あしまかせ【足任せ】** [名] 気の向くままに歩くこと。「―の一人旅」[類]風任せ **あしまめ【足まめ】** [形動] めんどうがらず、気軽に出かけること。また、その人。「―にさがす」 **あじみ【味見】** [名] [動] 料理の途中[とちゅう]などで、ちょっと味加減をみること。 **あじむ【味も】** [動] 食べ物の味をためすこと。 **アショーカおう【アショーカ王】** [人名] 生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。インド、マウリヤ朝三代の王。紀元前三世紀なかばに、インド全土の統一を達成し、マウリヤ朝全盛期を築いた。仏教に帰依[きえ]し、仏典の編さん事業などを援助[えんじょ]。阿育[あいく]王とも。 **あしよわ【足弱】** [形動] 足こしが弱くて長くは歩けないようす。▽老人・婦人・子供についていうことが多い。 **あしらい** [名] ①もてなし。あつかい。応対。「客―がうまい」②とりあわせ。配合。「色の―がじょうずだ」 **あしらう** [動] ①相手をどんな人かと見定めて、それに応じてあつかう。とくに、いいかげんに応対する。ばかにして軽くあつかう。「冷たく―」「→鼻で―」②まわりに応じてバランスよくとりあわせる。「テーブルに菊[きく]の花を―」 > **つかいわけ** →「扱う」を見よ。 **あしもと【足元・足許】** [名] ①立っている足の辺り。「―にご用心」②生活や仕事の、土台となるところ。「―を固める」③歩く足つき。「老人で―が危ない」 **足もとから鳥が立つ** [慣] よう 急に思いたって、あわただしく始めるようす。 **足もとに火がつく** [慣] 危険がせまる。 **足もとにも及ばない** [慣] 比べものにならないくらい相手におとっている。「わたしなどは先輩の―」 **足もとの明るいうちに** [慣] ①日が暮れないうちに。②自分の立場が悪くならないうちに。 **足もとを見る** [慣] 弱みにつけこむ。 **あじゃり【阿闍梨】** [名] 仏教で、師となって弟子[でし]を教えみちびく高徳の僧[そう]。天台宗や真言[しんごん]宗では、僧の階級の一つ。 **あしゅう【阿州】** →「あわ(阿波)」 **あしゅら【阿修羅】** [名] 仏教で、仏法を守る神。また、六道の一つで、人間以下の存在。争いの絶えない阿修羅道に住む。しゅら。「―のような形相[ぎょうそう]」▽もと、インドの戦いを好む神。 **あしわざ【足技】** [名] 柔道[じゅうどう]やすもうで、足を使って相手をたおすわざ。「―が得意」 **あす【明日】** [名] きょうの次の日。「―の命も知れぬ」▽「あした」のやや改まった、また「みょうにち」よりはくだけた言い方。②近い将来。「日本の―を開く」▼常用漢字表付表の語。 **あすかきよみはらのみや【飛鳥浄御原の宮】** [名] 六七二年から六九四年までの、天武[てんむ]・持統[じとう]天皇の皇居。現在の奈良県明日香村[あすかむら]にあった。 **あすかじだい【飛鳥時代】** [名] 六世紀末ー七世紀。日本史の時代区分で、奈良県飛鳥地方に都があり、仏教文化の栄えた時代。 **あすかぶんか【飛鳥文化】** [名] 七世紀前半、聖徳太子[しょうとくたいし]時代の文化。大陸の影響を受けた仏教文化で、建築では法隆寺や四天王[してんのう]寺、彫刻[ちょうこく]では法隆寺金堂釈迦三尊像[こんどうしゃかさんぞんぞう]や百済観音[くだらかんのん]像、絵画では法隆寺の玉虫厨子[たまむしのずし]の須弥座[しゅみざ]絵などが有名。 **あずかり【預かり】** [名] ①まかされて、責任をもってあずかること。②勝ち負けをきめないでおくこと。ひきわけ。 **あずかる【預かる】** [動] ①たのまれたものをひきうけて守る。「荷物を―」②処理をまかせてもらう。「家計を―」「けんかを―」③公表しないで保留する。「辞表を―」 **あずかる【与る】** [動] ①かかわる。関係する。「分け前に―」「相談に―」②目上の人の好意を受ける。「お招きに―」 **あずき【小豆】** [名] マメ科の一年草。種はダイズより小さく黒みをおびた赤色で、あんや赤飯[せきはん]などの材料に使う。▽取引所[とりひきじょ]では「しょうず」という。常用漢字表付表の語。 **あずける【預ける】** [動] ①たのんで保管や世話をしてもらう。「かぎを―」「知りあいに犬を―」②処置や決定をまかせる。「↓げたを―」③からだをもたせかけるようにする。「体[からだ]を―」 **あすと【彼処】** [代] 「あそこ」のくだけた言い方。 **アスコットタイ** [名] スカーフ風のネクタイ。▽イギリ <21> スのアスコット競馬場に集まる人たちが使ったことから。 **あずさ【梓】** [名] カバノキ科の落葉高木。▽昔、弓(=梓弓)や版木の材料にした。 **アスター** [名] キク科の多年草をまとめた呼び方。とくに、エゾギク。 **アステカていこく【アステカ帝国】** [名] 一四ー一五世紀にメキシコ高原に建設された国。マヤ文明をうけついで、太陽のピラミッドなどを建てた。一五二一年、スペイン人のコルテスに征服[せいふく]されて滅亡[めつぼう]。アズテック帝国。 **アステリスク** [名] 文中の語に注をつけるときなどに用いる記号。星印。アステ。「*」 **アストリンゼン** [名] 化粧水[けしょうすい]の一つ。はだをひきしめる作用がある。アストリンゼント。 **あすなろ【翌檜】** [名] ヒノキ科の常緑高木。山奥[やまおく]に自生し、高さ三〇メートルにも達し、ヒノキに似る。建築用材。「あすなろう」とも。▽「あすはヒノキになろう」という意味とも。 **アスパラガス** [名] ユリ科の多年草。若い茎[くき]は食用。観賞用のものも。アスパラ。 **アスピリン** [名] 白色で、熱さましや痛みどめに使う、非ピリン系の薬。▽アセチルサリチル酸の商標名。 **アスファルト** [名] 石油精製のさいの残留物からつくられる、黒色のねばりけのある物質。道路の舗装[ほそう]などに使う。 **アスベスト** →「いしわた」 **あずま【東・吾妻】** [名] 古くは、東国といっても関東地方より北。長野県・静岡県の西境より東。岐阜・愛知県の東の三段階があった。▽貴族文化の中心である京の都に対し、貴族文化から遠い貧しいところといったニュアンスがあった。 **東男に京女** [慣] 男らしい関東の男と、やさしい京都の女は相性[あいしょう]がいい。 **あずまうた【東歌】** [名] 古代、東国地方(=現在の東北・関東・中部地方)の民衆が素朴な感情を東国の方言でうたった和歌。「万葉集」巻き一四や「古今[こきん]集」巻き二〇などにある。たとえば「信濃路[しなのじ]は今の墾道[はりみち]刈株[かりばね]に足踏[ふ]ましなむ履[くつ]はけわが夫[せ]」は、山道を行く夫が足を傷つけないように気づかう妻の歌。 **あずまかがみ【吾妻鏡・東鑑】** [名] 鎌倉時代の成立。著者未詳[みしょう]。鎌倉幕府の一二〇〇年ころの事跡[じせき]を編年体で記録した歴史書。五二巻。 **あずまくだり【東下り】** [名] [動] 昔、京都から東国へ行くこと。 **あずまじ【東路】** [名] 昔、京都から関東地方へ通じる公道。東海道や東山[とうさん]道をさす。また、東国や関東地方のこと。 **あずまや【東屋・四阿】** [名] 柱だけでかべがない小さな建物。庭園などに休息所としてつくる。[類]亭[ちん]▽都風でない、東国風の簡素な家屋のこと。 **アスレチック** [名] 体育。運動競技。スポーツ。「―クラブ」 **あせ【汗】** [名] [動] 暑いときや運動のあとに皮ふの汗腺[かんせん]から出る水分。「テニスでーを流す」▽ものの表面にできる水滴をたとえてもいう。「かべが―をかく」 **汗の結晶** [慣] 苦心を重ねてえた成果。 **あぜ【畔・畦】** [名] ①水田のさかいとして土を盛りあげたところ。くろ。②かもいや敷居のみぞのあいだにあるしきり。 **アセアン【ASEAN】** [名] 東南アジア諸国連合。一九六七年にインドネシア・フィリピン・シンガポール・マレーシア・タイが結成した、経済・社会・文化促進に関する地域協力機構。 **あぜくらづくり【校倉造り】** [名] 古代に多い、倉の建築法。材木を井[い]げたに組みあげてかべをつくる。木材の伸縮[しんしゅく]により、中の温度や湿度[しつど]がしぜんに調節される。東大寺正倉院などが代表。 **アセスメント** [名] 総合評価。事前査定。アセス。「環境―」 **あせする【汗する】** [動] あせをかく。「ひたいに―」▽多く、努力する意味で使う。 **あせだく【汗だく】** [形動] あせでびっしょりになるようす。あせまみれ。「―になって働く」[類]汗みずく・汗みどろ **アセチレン** [名] 炭化水素ガスの一つ。無色で有毒。点火すると強い光と熱が出、いやなにおいがする。溶接用。「露店[ろてん]のー灯」 **アセテート** [名] 化学繊維[せんい]の一つ。天然[てんねん]セルロースと酢酸[さくさん]からつくり、軽くて絹に似たつやがある。 **あせばむ【汗ばむ】** [動] あせがにじみでて、はだ全体がじっとりする。「―ような初夏の日ざし」 **あせび【馬酔木】** [名] ツツジ科の常緑低木。早春、つぼ状の白い花が咲[さ]く。葉は有毒。「あしび」「あせみ」とも。▽「馬酔木」と書くのは、葉を食べたウマが酔[よ]ったようになるところからという。 **あせまみれ【汗まみれ】** [形動] あせにびっしょりぬれたようす。あせだく。「―になって働く」[類]汗みずく・汗みどろ **あせみず【汗水】** [名] 水のようにたくさん流れるあせ。「―垂らして(=一生けんめい)働く」 **あせみずく【汗みずく】** [形動] 全身があせでびっしょりぬれるようす。あせまみれ。「炎天下の道をーになって歩きつづける」[類]汗みどろ・汗だく **あぜみち【畔道・畦道】** [名] 田と田のあいだが細い道のようになっているところ。「―をたどる」 **あせみどろ【汗みどろ】** [形動] ふきでるあせに全身がまみれること。[類]汗だく・汗みずく **あせも【汗疹・汗疣】** [名] 夏、あせをかいた皮ふにできる、赤くて小さいふきでもの。「あせぼ」とも。 **あせる【焦る】** [動] 早く思いどおりにしたいと、ひどく気をもむ。いらだつ。「勝ちを―」 **あせる【褪せる】** [動] 色や光沢が消えてなくなる。また、美しさや勢いなどがうすれて弱くなる。「カーテンの色が―」「思い出が―」[類]さめる **あぜん【唖然】** [形動] あきれてものが言えないようす。あっけにとられるようす。「あまりのことにしばしーとする」 <22> **あそこ【彼処】** [代] ①自分からも相手からも見えるけれども、遠い場所をさすことば。「―にいるのはだれ」②自分も相手もわかっている、はなれたところをさすことば。例の場所。「七時に―で待ってるよ」③自分も相手も知っている時点や状況などを、距離をおいてさすことば。「―まで言うとは」 **アソシエーション** [名] 会。協会。連盟[れんめい]。連合。「―フットボール(=サッカー)」 **あそばす【遊ばす】** [動] ①あそばせる。「子供を砂場で―」②なにもしないでおく。「田んぼを遊ばせておく」③「する」の敬った言い方。「どうあそばしますか」④[補助][「お(ご)〜あそばす」の形で]話題にする行為について、尊敬・ていねいの気持ちをあらわす。「お帰りー」「ごめんあそばせ」▽女性の話しことば。多く、「〜あそばせ」の形をとる。「あそばせことば」ともいう。動詞の連用形、またはサ変動詞の語幹に付く。ふつう、かな書き。 **あそび【遊び】** [名] ①あそぶこと。「―相手になる」[類]遊戯②仕事がなくてひまなこと。「きょうは―だ」③ばくちや酒や女遊びにふけること。「―を覚える」④気持ちにゆとりのあること。「―のない生活」⑤機械の部品のつなぎめの動きに多少のゆとりがあること。「車のハンドルの―」 > **古語** 古くは、日常生活をはなれた詩歌・音楽・狩りなどの楽しみをいった。とくに平安時代には、管弦[かんげん]の演奏をいうことが多かった。 **あそぶ【遊ぶ】** [動] ①運動や趣味など、好きなことをして楽しむ。「キャッチボールをして―」②何もしないでぶらぶら過ごす。「失業して半年―」③他の土地を旅行する。また、外国へ行って勉強する。遊学する。「京都に―」「アメリカの大学に―」④かね・土地・機械などが使われないままでいる。「遊んでいる土地の利用法」 **あそん【朝臣】** [名] 天武天皇が制定した、八種[やくさ]の姓[かばね]の第二位。あそみ。のち、五位以上の人につけて、敬っていう呼び名。 **あだ【仇】** [名] ①うらみ。また、うらみを返すべきう相手。「親の―を討[う]つ」②害をあたえること。また、害となるもの。「恩を―で返す」「親切が―になる」 > **つかいわけ** →「敵[かたき]」を見よ。 **あだ【徒】** [形動] ①役に立たないこと。むだ。「せっかくの好意を―にしてしまった」②いいかげんなこと。「―やおろそか」 **あだしごころ【徒し心】** [名] あてにならない変わりやすい心。うわきごころ。古い言い方。 **アダージョ** [名] 音楽の速度標語の一つ。「ゆるやかに」という意味。アダジオ。▽ふつう、かな書き。 **あたい【価】** [名] 商品の値段。代金。「高い―をつける」 **あたい【値】** [名] ①[名・スル]ねうち。価値。「賞賛に―する」「―千金」②[名]数学で、文字や数式があらわす数。また、計算して出した数。数値。「xの―を求めなさい」 **あたい【私】** [代] 「わたし」のくだけた言い方。▽もと、東京下町[したまち]の子供などが使った。 **あたう【能う】** [動] できる。なしうる。「―かぎり援助[えんじょ]をおしまない」▽肯定[こうてい]形で使うのはヨーロッパ語の翻訳[ほんやく]としての用法で、漢文では、ふつう打消しの語をともなう。「子曰[のたま]わく、未[いま]だ人に事[つか]ふるこ能[あた]わず」。文章語。 **あだうち【仇討ち】** [名] 主君や肉親などを殺した者をしかえしに殺すこと。かたきうち。 **あたえる【与える】** [動] ①上の人が目下[めした]の者にもものなどをやる。さずける。「子供に部屋へを―」「金品を―」↔奪[うば]う②人に悪い影響[えいきょう]をおよぼす。こうむらせる。「損害を―」「苦痛をー」③わりあてる。あてがう。「仕事[しごと]を―」「反省の機会を―」 **あたかも【恰も・宛も】** [副] ①[「あたかも〜のよう」などの形で]ちょうど・・・みたいだ。まるで・・・のよう。「―花びらのようにまう雪」「―自分一人でやったような顔をする」▽たとえに使う場合と、ほんとうはちがうのにそういうふりをする、という非難をこめて使う場合とがある。②[「時あたかも〜」の形で]まさにその時。「時―一八六八年」「時―紅葉の季節」▽下に時をあらわすことばをともなう。 **あたくし【私】** [代] 「わたくし」のくだけた言い方。 **あたし【私】** [代] 「わたし」のくだけた言い方。 **あたたか【温か・暖か】** [形動] ①温度や気温がほどよく感じられる高さであるようす。「温かなスープ」「暖かな気候」②かねがたくさんあるようす。「ふところが暖かだ」③愛情がほどよくゆきわたっているようす。「温かな家庭」 **あたたかい【温かい】** [形] ①ものが熱くない程度に、心地よい高さで、ぬくもりがある。「心の一人」「―もてなし」「子供の成長を温かく見守る」◆冷たい **あたたかい【暖かい】** [形] ①気温がほどよい高さでここちよい。「―季節」「―ふとん」②かねがたくさんあるようす。「ふところが―」↔寒い▼「温」と「暖」の厳密な使い分けはむずかしいが、料理や水など、からだの一部で感じるものや愛情の表現には「温」。気候・ふとんなど、からだ全体でぬくもりを感じる場合は「暖」を使う。 **あたたまる【温まる・暖まる】** [動] ①あたたかくなる。「こたつで温まる」「ふろで温まる」「席の温まるいとまもない(=たいへんいそがしい)」②気持ちがなごみ、安まる。「心温まる話」③経済的に豊かになる。「ふところが暖まる」▽「あたたまる」より「ぬくもる」のほうがふれてみた感じがある。 <23> **あたためる【温める・暖める】** [動] ①あたたかくする。あっためる。「スープを温める」「部屋を暖める」②長いあいだ、だいじにかかえておく。「長年温めていたテーマ」③とぎれていたものをとりもどす。「↓旧交を温める」④こっそり自分のものとする。「公金を温める」[類]着服する **アタック** [名] [動] ①攻撃[こうげき]。また、せめること。②むずかしいことに向かっていくこと。挑戦。「山頂に―する」「国家試験に―する」 **アタッシュケース** [名] 書類などを入れる箱形のかばん。アタッシェケース。▽「アタッシュ」は、大使館員という意味のフランス語から。 **あだっぽい【婀娜っぽい】** [形] 色っぽくてなまめかしい。「―姿」 **あだな【渾名・綽名】** [名] その人の名前を縮めたり、特徴[とくちょう]などをとらえたりしてつけた呼び名。ニックネーム。[類]愛称・通称 **アタナシウス** [人名] 二九五?ー三七三年。アレクサンドロス大王がエジプトに建設した都市アレクサンドリアの司教。キリストの人間性を主張するアリウス派に反対し、父なる神・子なるキリスト・聖霊は分けえないとする三位一体[さんみいったい]説を唱え、カトリックの正統教義を確立した。 **あだばな【徒花】** [名] 咲きくだけで実を結ばない花。▽見かけははなやかだが、実質がともなわないことのたとえにも使う。 **あたふた** [副] [動] あわてふためくようす。「―とかけつける」「急な来客で―する」 **アダプター** [名] 機械などに、さらに別の機能をもたせるためにとりつける器具。 **あたま【頭】** [名] ①人や動物の首から上の部分。[類]かしら・こうべ②頭脳のはたらき。考えかた。「―がいい」「―が古い」③頭髪[とうはつ]。「―をかる」④ものの上部。ものの先端[せんたん]。てっぺん。「鼻の―」⑤ものごとのはじめ。「―から否定する」⑥上に立つ人。首脳。トップ。「―にすえる」「―株の人」[類]かしら **頭が上がらない** [慣] 対等にふるまえない。「先輩にはいつまでもー」 **頭が痛い** [慣] 心配になる。「そのことを思うと―」 **頭隠して尻隠さず** [慣] 悪事などの一部分だけかくして、全部かくしたつもりになっているおろかさをあざけることば。 **頭が下がる** [慣] 敬服する。「彼の勇気には―」 **頭が低い** [慣] だれにもいばらず、ていねいである。[類]腰が低い▽「頭[ず]が低い」ということが多い。 **頭にくる** [慣] かっと腹が立つ。 **頭の黒い鼠** [ねずみ] [慣] 主人の目をかすめてものをぬすむような、油断のできない人間。 **頭の天辺から足の爪先まで** [慣] 上から下まで。一から十まで。全部。 **頭の蠅も追えない** [慣] 自分一人のしまつもろくにできない。 **頭を抱える** [慣] どうしていいかわからず、ほとほと困りはてる。 **頭を下げる** [慣] おじぎをする。また、屈服する。 **頭をはねる** [慣] 他人の利益の一部を自分のものにする。ピンはねする。「こっそりと―」 **頭を冷やす** [慣] 興奮を静めて冷静に判断できるようにする。 **頭を丸める** [慣] ①僧侶[そうりょ]になる。出家[しゅっけ]する。②責任をとって坊主頭になること。 **あたまかず【頭数】** [名] 必要な人の数。「―がそろう」「―にすぎない」 **あたまかぶ【頭株】** [名] 人の上に立つ者。おもだった人。親分。首領。 **あたまから【頭から】** [副] ①はじめから。いっさいかまわず。「―悪いときめつける」②[「頭から〜ない」の形で]まるっきり・・・ない。てんで・・・ない。「―信用しない」 **あたまきん【頭金】** [名] 契約を申しこむときなどに、手つけとして最初にはらうかね。 **あたまごし【頭越し】** [名] [動] あいだに立つはずの者をさしおいて、直接相手にはたらきかけること。「―の交渉[こうしょう]」▽当然ふむべき段階を無視したり飛びこえたりすること。 **あたまごなし【頭ごなし】** [名] [動] 相手の言い分も聞かずに一方的に言いたてること。「―にしかる」 **あたまでっかち【頭でっかち】** [形動] ①からだの大きさに対して不つりあいに頭が大きいこと。また、頭部だけが大きい人やもの。②知識や思考力だけがすぐれていて、行動や人間性がともなわないこと。また、その人。「勉強ばかりしてーな人」 **あたまわり【頭割り】** [名] [動] かねなどを人数に応じて平等に割りあてること。わりかん。「費用は―にする」 **アダム** [名] 「旧約聖書」で、神が土でつくった最初の人間(男性)の名。妻のイブとともに禁断の木の実を食べて、エデンの園[その]から追われた。 **アダムズ** →「ウィリアム・アダムズ」 **アダム・スミス** [人名] 一七二三ー九〇年。イギリスの経済学者・哲学者。重農主義・重商主義を批判し、古典派経済学を確立した。経済学の父と呼ばれる。著書に「道徳感情の理論」「国富論」 **あだやおろそか【徒や疎か】** [形動] あつかいがいいかげんなようす。対応がいいかげんなようす。あだおろそか。「せっかくの親切を―にはできない」▽「あだ」「おろそか」は、むだ・そまつという意味。多く、下に打消[うちけ]しの語をともなう。 **あたら【可惜】** [副] おしくも。もったいないことに。むざむざと。「―チャンスをのがす」 **アタラクシア** [名] なにものにも乱されない心の平静な状態。▽古代ギリシャのエピクロス派が理想とした境地。 <24> **あたらしい【新しい】** [形] ①生じてから、まだあまり時間がたっていない。「―ニュースがはいる」「―友人」②野菜や魚などが、とれたてで生き生きしている。新鮮である。「―うちに食べる」③いままでになかった状態である。「―技術が開発される」「考えかたが―」「新しくつくりなおす」↔古い **あたらしがりや【新しがり屋】** [名] 好んで流行を追いかけ、また、それをほこらしげにする人。 **あたらしきむら【新しき村】** [名] 武者小路実篤[むしゃのこうじさねあつ]が、一九一八年、宮崎県旧[きゅう]児湯郡木城村(今の木城町)に建設した農業共同体。トルストイの影響[えいきょう]を受け、ユートピアの実現を目ざした。三九年には埼玉県毛呂山町[もろやままち]にも第二の村を建設。 **あたらずさわらず【当たらず障らず】** [慣] どこにもさしさわりがないような態度をとること。核心[かくしん]にふれないでおくようす。「―の返答」 **あたり【辺り】** [名] [造語] ①[名]その付近。ちかく。周囲。「―の人を気にする」「―をはらう(=まわりを威圧[いあつ]する)」②[造語][「〜あたり」の形で]およその時間・場所・事物の例などを示す。・・・ごろ。・・・近辺。たとえば・・・など。「あすーは雨だろう」「今ごろは京都―にいるはずだ」「彼―が妥当[だとう]だ」 **あたり【当たり】** [名] [造語] ①[名]①ねらった場所に命中すること。的中。②くじや懸賞に当選すること。「大―、一等賞」③計画やもよおしものが成功すること。「予想外の―をとる」↔外れ④めあて。見当。「あの家だろうとーをつけて行く」⑤人に接したときの感じ。応対ぶり。「―のやわらかい人」⑥野球などの打撃[だげき]。「いいーのライナー」⑦囲碁[いご]で、あと一つ置けば相手の石をとれる状態。②[造語][「〜当たり」の形で]①悪いものにぶつかる意味から)からだが害を受けること。「暑気―」「食―」▽ふつう、かな書き。「中り」とも書く。②・・・に対して(の割合)。「一人―三つ」「一日―一万円」 **あたりさわり【当たり障り】** [名] ぐあいの悪いところにふれること。さしさわり。「―のない話」▽多く、下に打消の語をともなう。 **あたりちらす【当たり散らす】** [動] 周囲の人にいらだちやいかりをぶつける。やつあたりする。「妻に―」 **あたりどし【当たり年】** [名] ①農作物の収穫の多い年。「ことしはりんごの―だ」②ものごとがうまくはこぶ年。「ことしの彼は―だ」 **あたりばち【当たり鉢】** [名] 「すりばち」の忌[い]みことば。▽「する(=うしなう)」をきらって使う。 **あたりまえ【当たり前】** [形動] ①世間[せけん]で、ふつうはそうあるべきだとしていること。当然。「―の礼儀[れいぎ]」②変わったところがなく、ふつうであるようす。「ごく―の人間」 **あたりめ【当たりめ】** [名] 「するめ」の忌[い]みことば。▽「する(=うしなう)」をきらって使う。 **あたりやく【当たり役】** [名] その俳優にぴったり合っていて、評判の高い役。 **あたる【当たる】** [動] ①ものとものがぴったりとふれあう。接触[せっしょく]する。「バットにボールがー」「すずしい風に―」②相当する。あてはまる。ちょうどそれにぶつかる。「おじに一人」「海側が南に―」「子[ね]の刻は今の午前零時に―」「日本語に―英語がない」「創立五〇周年に―」「事にあたって」③命中する。的中する。適合する。成功する。「矢が的[まと]に―」「―も八卦[はっけ]当たらぬも八卦」「勘[かん]が―」「天気予報が―」「彼の批判は当たっている」「商売が―」④向き合う。ぶつかる。対戦する。「優勝候補と―」⑤中毒する。暑気・毒などがからだにさわる。「暑さに―」「湯気に―」「ふぐに―」『ふつう、かな書き。「中る」とも書く。⑥しらべる。確認する。「辞書に―」「在庫を版元[はんもと]に―」⑦する。「ゴマを―」▽「摺[す]る」「磨する」の忌[い]みことば。縁起をかついで、「すり鉢」を「あたり鉢」、「すりこぎ」を「あたり棒」というなど。⑧そる。「ひげを―」▽「剃る」のなまり「する」の忌みことば。⑨ある意図をもって人に対する。「嫁[よめ]につらく―」 **当たって砕けろ** [慣] もともと成算があるはずでもないから、失敗をおそれず思いきりやってみろ。 **当たらずといえども遠からず** [慣] 推測がぴったり的中してはいないが、それほどまちがってもいない。▽中国、「大学」から。 > **つかいわけ** 当たる・ぶつかる 「当たる」は、ねらったところに命中するのがもとの意味で、相当する、適合する、接触するなど広く使う。「ボールがラケットの中心に当たる」。「ぶつかる」は、偶然[ぐうぜん]で、勢いよくものとものとが衝突[しょうとつ]する意味。「ボールが窓ガラスにぶつかる」。 **アダルト** [形動] 成人。また、おとな向き。「―ファッション」 **アチーブメントテスト** [名] 学習の結果がどれくらい身についたかを測る学力検査。アチーブメント。アチーブ。 **あちこち【彼方此方】** [副] [代] ①[代]あちらこちら。ほうぼう。「―にあいさつしてまわる」②[名・スル]あべこべ。反対。「左右がーになる」③順序が乱れること。うろうろすること。「話が―して理解できない」 **あちら【彼方】** [名] [代] ①[代]①現在いる自分の位置からも相手からもはなれた場所や方向、また、その近くのものや人をさすことば。「―へ行きましょう」「―様はどなた?」②自分にも相手にも属さないものなどをさすことば。 <25> 「―に問いあわせよう」③[名]外国。とくに、欧米。「―帰り」 **あちらこちら【彼方此方】** [代] 近くから遠くまでの広い範囲の、いろいろな場所や方向。あちこち。「―の人にたずねる」「―で手が挙がる」 **あっ【圧】** (壓) おさえつける。 **あっ** [感] 気がついたり、おどろいたり、感動したりしたときなどに思わず出ることば。「―、車が来た」「―、流れ星だ」 **あっという間に** [慣] 「あっ」と声を出すだけの短いあいだに。たちまち。「―できあがった」 **あっと言わせる** [慣] 意外なすばらしさなどでびっくりさせる。また、感心させる。「世間[せけん]を―」 **あつあげ【厚揚げ】** [名] とうふを厚く切って油であげた食品。なまあげ。 **あつあつ【熱熱】** [形動] ①非常に熱いようす。「―のうちに食べよう」②男女が強く愛しあって夢中であるようす。「新婚[しんこん]でまだ―の仲」 **あつい【厚い】** [形] ①表から裏までのへだたりが大きい。あつみがある。「―本」「―雨雲[あまぐも]」↔薄い②人情や尊敬の気持ちなどが強くて深い。「―友情」「信仰[しんこう]が―」「厚く御礼[おんれい]申し上げる」◆薄っぺら▽「篤い」とも書く。 **あつい【篤い】** [形] 病気が重い。「―病[やまい]」 **あつい【暑い】** [形] 不快になるほど気温が高い。「―一日」「蒸しー」↔寒い **あつい【熱い】** [形] ①温度が高い。「風邪[かぜ]でからだが―」「鉄は―うちにきたえよ」↔冷たい②感情が高まるようす。熱中するようす。「興奮のあまり頭が熱くなる」「平和への―思い」→冷たい▽とくに、男女が熱烈に恋[こい]するようすをからかってもいう。「二人はお―仲だ」 **あっか【悪化】** [名] [動] ものごとの状態が悪くなること。「病状が―する」「日米関係が―する」→好転 **あつかい【扱い】** [名] ①手厚く心を入れてとりあつかうこと。「機械の―」②もてなし。せわ。待遇[たいぐう]。「客の―が悪い」「子供の―がうまい」③仲裁。調停。「けんかの―」 **あつかう【扱う】** [動] ①道具や機械などを使いこなす。操作する。「パソコンを―」「薬品を―」②仕事などをうけもつ。とりさばく。処理する。「事務を―」「小物[こもの]を―店」「出席として―」③世話する。もてなす。待遇[たいぐう]する。「病人を―」「客を―」「一人前に―」[類]取り扱う > **つかいわけ** 扱う・あしらう・使う 「扱う」は、心を入れて、ものや人をじょうずに使いこなしたりすること。「あしらう」は、相手を軽く見て冷淡[れいたん]に応対する場合が多い。「使う」は、ものを自分の目的をなしとげるための道具として、思うままに役立たせること。「人を使う」といえば、相手をものと同じように見ているけはいがある。 **あっか(悪貨)は良貨を駆逐する** [慣] 額面価格が同じで、金[きん]のふくまれている量がちがう二種類の金貨があると、金の量が少ないほう(=悪貨)ばかりが使われ、多いほう(=良貨)は使われずにしまいこまれるようになる。一六世紀のイギリスの商人、グレシャムが唱えた法則。▽近年では、悪い人・悪いものがはびこり、良い人・良いものは片すみに追いこまれるという意味で使う。 **あつかましい【厚かましい】** [形] 遠慮[えんりょ]がなく、ずうずうしい。身のほどをわきまえず、はじ知らずである。「そんなことをたのんでくるとは―」「―お願いですが」 **あつがみ【厚紙】** [名] 厚みのある紙。ボール紙など。↔薄紙 **あつかん【熱燗】** [名] 酒のかんを熱めにすること。また、ふつうより熱くあたためた酒。 **あっかん【圧巻】** [名] ひとつづきの書物やもよおしものなどで、もっともすぐれた部分。▽他の巻を圧するという意味。昔、中国で官吏[かんり]登用試験の答案中、最優秀[さいゆうしゅう]のものをいちばん上にのせたことから。 **あっかん【悪漢】** [名] 悪事をする男。悪いやつ。「―退治」[類]悪党・悪人 **あつぎ【厚着】** [名] [動] 衣服を何枚も重ねて着ること。「寒いのでつい―する」[類]重ね着↔薄着[うすぎ] **あつくるしい【暑苦しい】** [形] 熱気がこもって息苦しい。また、暑そうに見えて不快なようす。あつっくるしい。「閉めきった―部屋[へや]」「―かっこう」 **あつげしょう【厚化粧】** [名] [動] 口紅やおしろいなどをこくぬること。また、こくぬった化粧。↔薄化粧 **あっけない【呆気ない】** [形] 思ったよりも簡単で拍子[ひょうし]ぬけする感じだ。「―幕切れ」[類]あえない **あっけ(呆気)に取られる** [慣] 思いがけないことで、おどろきあきれる。 **あっけらかんと** [副] ①少しもこだわらず、平気でいるようす。「失敗しても―している」②意外なことにおどろいて、口をぽかんとあけたようす。「―見とれる」 **あっこうぞうごん【悪口雑言】** [四漢] さんざん悪口を言うこと。「―を浴びせる」「―の数々」 <26> **あっさく【圧搾】** [名] [動] 高圧をかけておし縮めり、しぼったりすること。「―空気」「―機」[類]圧縮 **あつさ(暑さ)寒さも彼岸まで** [慣] 暑さは、秋の、寒さは、春の、それぞれ彼岸のころまでのことで、その後はしのぎやすくなるものだ。 **あっさつ【圧殺】** [名] [動] ①おしつぶすようにして殺すこと。②活動をおさえつけて封[ふう]じこめること。「少数意見をーする」 **あっさり** [副] [動] ①味や色がうすかったり単純だったりして、刺激が少なく、さっぱりしているようす。「―した味つけ」↔こってり②ものごとにこだわらないようす。「―した気性[きしょう]」[類]さばさば③骨折っていろいろする間もないほどたやすく、簡単なようす。「―負けてしまう」「―断られた」 **あっし【圧死】** [名] [動] おしつぶされて死ぬこと。「車の下じきになって―した」 **あっし【私】** [代] 「わたし」のくだけた言い方。▽職人や商売人の使う歯切れのいいことば。 **あつじ【厚地】** [名] 厚い布地。「―のカーテン」[類]厚手↔薄地 **あっしゅく【圧縮】** [名] [動] 力を加えておし縮めること。「―空気」「予算を―する」[類]圧搾 **あっしょう【圧勝】** [名] [動] 相手に大差をつけて勝つこと。「二〇対一で―した」 **あっする【圧する】** [動] 力でおさえつける。圧倒[あっとう]する。「大軍で敵を―」「豪華さで他を―」 **あっせい【圧制】** [名] [動] 権力や暴力を使って人々をむりに従わせること。「―を防ぐ」 **あっせい【圧政】** [名] 権力で人々をおさえつける政治。「幕府のー」 **あっせん【斡旋】** [名] [動] あいだにはいって両者がうまくいくように世話をしたり、仲をとりもったりすること。「就職を―する」[類]周旋[しゅうせん]・仲介 **あっち【彼方】** [代] 「あちら」のくだけた言い方。「うるさいからーへ行け」 **あづちじょう【安土城】** [名] 一五七九年に織田信長[おだのぶなが]が近江[おうみ]に建てた城。狩野永徳[かのうえいとく]の障壁[しょうへき]画や、壮大な天守閣があったが、一五八二年本能寺の変の混乱で焼失。 **あづちももやまじだい【安土桃山時代】** [名] 一六世紀終わり、織田信長[おだのぶなが]・豊臣秀吉[とよとみひでよし]が政権をにぎった約三十年間。天下が統一され、平和がもどり、中世から近世へと進んだ。織豊[しょくほう]時代。 **あつで【厚手】** [名] 紙・布・陶器などで、厚みのあること。また、厚いつくりのもの。「―の紙」[類]厚地↔薄手 **あっとう【圧倒】** [名] [動] ①強い力で相手をおしたおすこと。「敵を―する」②他のものよりはるかにすぐれて強いこと。「あまりの迫力~に―される」▼「圧到」は誤り。 **あっとうてき【圧倒的】** [形動] 相手をおしたおすほど多い、または強いようす。「―多数」「―な勝利」 **アットホーム** [形動] くつろいだようす。家庭的。アトホーム。 **アッパーカット** [名] ボクシングで、相手のあごを下からつきあげるようにして打つこと。アッパー。 **あっぱく【圧迫】** [名] [動] ①強い力や重みを加えておさえつけること。「胸を―する」②精神的な力、または経済力や軍事力などで相手を従わせること。「敵を―する」 **あっぱれ【天晴れ】** [感] [形動] ①[形動]深く感動して賞賛の気持ちをあらわす。すばらしい。「―なうでまえ」[類]みごと②[感]ほめる気持ちをあらわす。[類]でかした > **古語** 感動をあらわす古語「あはれ」からできたことば。「天晴れ」は当て字。 **アップ** [名] [動] ①[名・スル]上がること。上げること。「給料が―する」「レベルー」↔ダウン②[名]「クローズアップ」の略。「―で撮る」☆ロング③後ろ髪[うしろがみ]を上げてまとめた、女性の髪形。アップスタイル。 **あっぷあっぷ** [副] [動] 水におぼれて苦しむようす。また、非常に困ってもがきくるしむようす。「経営不振[けいえいふしん]でーする」 **アップリケ** [名] 地の布の上に模様に切りぬいた別の布をぬいつける手芸。 **アップルパイ** [名] 砂糖でにたリンゴを、パイ皮で包んでオーブンで焼いた洋菓子。 **あつぼったい【厚ぼったい】** [形] 厚くふくらんでいかにも重そうな感じである。「―上着[うわぎ]」 **あつまり【集まり】** [名] ①集まりぐあい。「会員の―が悪い」②集まったもの。「銀河は無数の星の―だ」③小さな会合。「町内会の―に出る」 **あつまる【集まる】** [動] 同じ種類のものが多く一か所に寄りあう。集中する。「花に―虫」「データがー」「視線が―」 > **つかいわけ** 集まる・たかる・群がるほか 「集まる」は、ばらばらになっているものが一点に寄る。一般的で広く使う。「集[つど]う」は、何か目的があって、それを中心に気持ちを一つにして人が集まる。「クリスマスに集う」。「たかる」は、興味本位で、また金品をせしめようなどと思ってまわりに集まる。「事故現場に野次馬[やじうま]がたかる」。「群がる」は、おし寄せて群れをなすこと。「バーゲンセールに人が群がる」。 **あつみ【厚み】** [名] ①厚いこと。厚さが感じられること。「―がある板」②ふかみ。おくゆき。「人間の―をます」 **あつめる【集める】** [動] ばらばらのものを一か所にあつめ寄せあわせる。「一堂に―」「注目を―」 **あつもの【羹】** [名] 野菜や肉などを入れた熱いしる。▽「熱物[あつもの]」という意味。 **羹に懲りて膾ますを吹く** [慣] 一度の失敗にこりて、 <27> 度の過ぎた用心をすることのたとえ。▽熱いしるで舌をやけどした者が、それにこりて冷たいなますをふいて食べる、という故事(中国、「楚辞[そじ]」)から。 **あつらえ【誂え】** [名] 特別に注文すること。また、その品。「―の背広」↔出来合い **あつらえむき【誂え向き】** [形動] →「おあつらえむき」 **あつらえる【誂える】** [動] 注文をしてつくらせる。「スーツを一着―」 **あつりょく【圧力】** [名] ①おしつける力。おさえつける力。プレッシャー。「―を加える」②物理学で、二つのものが、たがいに接する面を垂直におしあう力。単位面積あたりに受ける力であらわす。 **あつりょくだんたい【圧力団体】** [名] 自分たちの利益になる政策を実現させるために、政府や議会などに強くはたらきかける団体。 **あつれき【軋轢】** [名] 仲たがい。争いごと。「社内に―が生じる」[類]摩擦・不和・いざこざ▽車輪が きしるという意味から。 **あて【当て】** [名] [造語] ①[名]①期待。たより。「親の財産を―にする」「―がはずれる」②目標。めあて。「―もなくさまよう」②[造語][「〜当て」の形で]ものを保護したり、補強したりするためにあてがうもの。「かた―」 **あて【宛】** [造語] [「〜あて」の形で]①わりあて。・・・あたり。「一人一五本」②送りさきをあらわすことば。「母―の手紙」 **アディオス** [感] さようなら。 **あてうま【当て馬】** [名] 相手のようすを探ったりじゃましたりするために、代わりに立てる人。たとえば選挙のときに、相手を不利にするために、かりに対抗させるかたちでおしたてられた候補者。▽めすウマの発情をうながすために、ためしにあてがってみるおすウマのこと。 **あてがいぶち【宛てがい扶持】** [名] しはらう側で金額を勝手[かって]にきめてあたえる給料。▽江戸時代、主君が家来[けらい]にあたえた「扶持米[ふちまい]」から。 **あてがう【宛てがう】** [動] ①ちょうどいいところにあてる。ぴったりとくっつける。「まくらを―」「肩に服を―」②一方的にあたえる。「子供におもちゃを―」「作業を―」 **あてこする【当て擦る】** [動] それとなく悪口や皮肉を言う。あてつける。「同僚の失敗を―」 **あてこむ【当て込む】** [動] よい結果がえられるだろうとひとりぎめして期待する。「ボーナスを―」「親の遺産を―」 **あてさき【宛て先】** [名] 手紙・書類や荷物などを送る相手の住所・氏名。[類]あて名 **あてじ【当て字・宛て字】** [名] 漢字の本来の意味に関係なく、その音や訓を借りて書きあらわしたもの。借字。たとえば「やはり」を「矢張り」、「アメリカ」を「亜米利加」と書くなど。 **あてずいりょう【当て推量】** [名] 確かな証拠[しょうこ]も根拠[こんきょ]もないのに、ものごとを自分勝手[かって]にこうだろうと思いこむこと。憶測[おくそく] **あてずっぽう【当てずっぽう】** [名] [形動] でたらめ。いいかげん。俗な言い方。「―に答える」 **あてつける【当て付ける】** [動] ①他のことにかこつけて皮肉を言う。「聞こえよがしに―」②わざと見せつける。「仲のよさを―」 **あてどなく【当て所なく】** [副] 確かな目あてやたよりもなく。あてどもなく。「―さまよう」 **あてな【宛て名】** [名] 手紙や荷物を送る相手の氏名。住所をふくめていうことも。あてさき。アドレス。 **あてにげ【当て逃げ】** [名] [動] 自動車などが他に衝突[しょうとつ]して損傷をあたえ、なんの処置もしないままにげること。 **アテネ** [名] ギリシャの首都。また、古代ギリシャの都市国家の一つで、民主政治を生み、文化の中心地でもあったが、スパルタクスにほろぼされた。今もパルテノン神殿[しんでん]など遺跡が多い。 **アデノイド** [名] 扁桃腺[へんとうせん]がはれる病気。鼻づまりになり、ひどくなると記憶力が低下する。 **アデュー** [感] さようなら。永い別れのときに使う。 **あてはまる【当て嵌まる】** [動] ぴったりと合う。ぐあいよく合う。「現代にも―ことわざ」[類]適合する **あてはめる【当て嵌める】** [動] うまく合うようにする。適用する。「わが身に―」 **あてみ【当て身】** [名] 柔道[じゅうどう]や合気道[あいきどう]で、こぶしやひじで相手の急所をつき、一時気絶させるわざ。▽試合では禁止されている。 **あでやか【艶やか】** [形動] はなやかで美しく、なまめかしいようす。「―な衣装」「―にほほえむ」▽ふつう、女性についていう。 > **古語** ≪あてやか≫「あでやか」は、もと「あてやか」という形。「あて」は身分が高貴なこと。また、その高貴な身分にふさわしく、上品なようす。「あてやか」は、品のよい、奥ゆかしさをいった。 **あてレコ【当てレコ】** [名] [動] 外国映画などのせりふを日本語に訳して録音しなおすこと。ふきかえ。▽「あてる」と「アフレコ」を合わせたとことば。 <28> **アテンションプリーズ**[圏]英語で場内放送をするときに言う最初のこば。「お知らせいたします」にあたる。[―]Attention please **アテンポ**[図]音楽の速度標語の一つ。「演奏の速度をもとにもどして」という意味。[―]a tempo **あと**[日]【跡】[図]①何かがおこなわれたり、あったりした場所。「古い城の―」「―も形もない」②過去にあったことが、うかがわれるしるし。「たき火のーがある」「努力の―がみられる」③消えずに残るもの。「ぶたれた―」「灸[きゅう]のー」④足あと。ゆくえ。「犯人は―をくらました」⑤つぐべき家業や地位・立場。名跡。「―をとる」「―をつぐ」[類]家督[かどく]「足(あ)所(と)」の意味から。 **あと**【後】[図]画①〈名〉⊕しのこしたもの。「―の仕事はあしたにしよう」「―は彼にまかす」②前の人がいなくなってあいているところ。また、そこにつく人。後継者。「―に座[すわ]る」「―がきまる」③死んでからのこと。死後。「―をたのむ」「―をとむらう」④このさき、順に続いていくはずのもの。とくに、子孫。「―が絶える」⑤その時よりものち。また、今よりものち。「―から考えると」「―にも先にもその一回だけ」「―で電話するよ」「一台―のバス」[◆]前・先[さき]◎過去。「―をふりかえる」●背中の方向。うしろ。「―からついていく」「もはやーへは引けない」「―を追う」「日本を―にする」①〈創〉のこり。その時点や場所などから数えて、残りの部分をあらわす。「―一時間でかたづく」[▼]「足(あ)所(と)」の意味から。 **後が無い** 余裕がない。絶体絶命である。 **後の雁が先になる** 後輩が先輩を追いこすことのたとえ。 **後の祭り** チャンスをのがすこと。ておくれ。「後悔[こうかい]してもーだ」▽時期を過ぎた祭りは意味がない。 **後は野となれ山となれ** 今さえよければ、結果はどうなろうとかまわない。 **後を引く** なかなか途中[とちゅう]でやめられない。また、あとに影響[えいきょう]が残る。[圏]尾を引く **あとくち**【後口】[図]①申しこみなどで、順番があとのもの。また、次に続く約束。「―がかかっている」[☆]先口 ②「後味[あとあじ]②」に同じ。 **あど**【アド】[図]狂言[きょうげん]で、主役(シテ)の相手をするわき役。[☆]シテ **アド**[図]広告。宣伝。「―マン」▷advertisement の略。[―]ad **あとあじ**【後味】[図]飲んだり食べたりしたあとに、口の中に残る味。後口[あとくち]。②ものごとが済んだあとに残る感じや気分。「―の悪い結末」 **あとあし(後足)で砂をかける** 去りぎわに、恩を忘れて相手に迷惑をかける。 **あとあと**【後後】[図]画したことの結果としての将来。「―までひびく」「―困ることになる」 **あとおし**【後押し】[図]』●荷車などを後ろからおすこと。また、その人。②進んでいくことに対する目に見えない応援[おうえん]。また、その応援をする人。[園]後援 **あとがき**【後書き】[図]本などの終わりに書きそえる文章。[圏]後記・跋[ばつ][↔]前書き・端[はし]書き ②手紙で、日付[ひづけ]・あて名のあとに書きたした短い文章。[圏]追伸・二伸・なおなお書き **あとかた**【跡形】[図]あとに残ったしるしや形。「―もなく消えはてた」[圓]形跡[こんせき] > 「つかいわけ」→「痕跡[こんせき]」を見よ。 **あとかたづけ**【後片付け・跡片付け】[図][凶]行事や仕事などが終わったあとで、ちらかったりよごれたりしたものを、きちんと整理すること。あとしまつ。 **あとがま**【後×釜】[図]前の人がいなくなってあいた地位。また、その地位につく人。後任。「―に座[すわ]る」 **あとぎん**【後金】[図]①まだはらっていない、残りのかね。残金 ②品物を受けとったあとでしはらう代金。[↔]前金[まえきん] **あとくされ**【後腐れ】[図]ものごとの済んだあとがかたづかないままで、めんどうなことや悪い影響[えいきょう]が残ること。あとぐされ。「―がない」 **あどけない**[圏]幼くて、むじゃきでかわいらしい。「―笑顔[えがお]」 **あとさき**【後先】[図]①まえと、うしろ。まわり。「―を見回す」②どれがさきで、どれがあとかの順序。また、ものごとのいきさつや見通し。「―を考えずに行動する」③順序が逆になること。「話が―になる」[圏]前後 **あとじさり**【後退り】[図]「忍」→「あとずさり」 **あとしまつ**【後始末・跡始末】[図]ものごとが済んだあとのかたづけや整理。あとかたづけ。「―をつける」②不都合なことが起きたあとの始末。「けんかの―」[類]しりぬぐい **あとずさり**【後退り】[図][下]山前を向いたままで後ろに下がること。「あとじさり」「あとしざり」とも。 **あとつぎ**【跡継ぎ・後継ぎ】[図]家や流派のあと(=名跡[みょうせき])をうけつぐこと。また、その人。あととり。相続人。「名門の跡継ぎ」②仕事や学問などを、前の人や師からひきつぐこと。また、その人。後継者。「総裁の後継ぎ」 **あとづけ**【後付け】[図]日本[にほん]などで、本文の終わったあとについている後書きや索引[さくいん]のこと。[↔]前付け ②手紙で、本文のあとに書く日付[ひづけ]や自分の名、また、あて名など。 **あとづける**【跡付ける】[下□]あとをたどって確かめる。変化の過程を調べる。 **あととり**【跡取り】[図]「跡継[あとつ]ぎ①」に同じ。 **アドバイザー**[図]助言者。忠告者。顧問。「ファッション―」[―]adviser **アドバイス**「忍」助言。忠告。「―を受ける」[―]advice **あとばらい**【後払い】[図]さきに品物を受けとり、あとで代金をしはらうこと。料金あとばらい。[金]前払 <29> **アナトール** **アドバルーン**[図]広告をつけてあげる気球。▽「アド」は、広告という意味。[―]ad と balloonから。[和] **アドバルーンを揚げる** 世間[せけん]の反応や相手の出かたなどをみるために、わざと言ったり知らせたりする。[圏]観測気球を揚げる **アドバンテージ**[図]テニスなどで、ジュース(=同点)のあと、さきに一点とること。▽有利な立場という意味から。[―]advantage **アトピー**[図]過敏な反応を起こしやすい体質。ぜんそくや皮ふ炎[えん]など、アレルギー性の疾患[しっかん]になりやすい人。アトピー性体質。[―]atopy **アドベンチャー**[図]冒険。[―]adventure **あとまわし**【後回し】[図]ものごとの順序を変えてあとにすること。「宿題を―にして遊ぶ」 **アドレナリン**[図]副腎[ふくじん]から出るホルモンの一つ。血糖量や血圧などを上昇[じょうしょう]させる。止血剤[しけつざい]や強心剤に使う。[―]adrenaline **あな**【穴・“孔】[図]えぐれてくぼんだところ。「―に落ちる」「―をほる」②向こう側までつきぬけているところ。「ボタンの―」●弱いところ。不完全なところ。欠点。「敵の守りの―をさがす」④必要なのに欠けた位置や役目。「やめた人の―をうめる」「メンバーに―があく」⑤不足したかね。会計上の赤字。損失[そんしつ]。「先月分のーをうめる」◎一般には知られていない、有利な場所。「釣[つ]りの―場を教える」D競馬[けいば]などの番くるわせの勝負。「大―を当てる」[▼]「穴」は底があってもなくてもいうが、「孔」はつきぬけているものだけをいうことが多い。 **穴があったら入りたい** かくれてしまいたいほどはずかしい。「あんな失敗をしでかして―」 **穴のあくほど見つめる** 他人の顔などをじっと見つめる。 **穴をあける** ①赤字を出す。「経理に―」②演劇などで、出演者が休むこと。「舞台」に―」 **アナーキスト**[図]無政府主義者。プルードン・バクーニン・クロポトキンらが有名。[―]anarchist **アナーキズム**[図]完全な自由の実現を求めて、国家権力を否定する考えかた。一九世紀のロシアで発展した。無政府主義。アナキズム。[―]anarchism **あなうめ**【穴埋め】[図][下]忍不足や損失を補うこと。「欠場者の―」「借金の―をする」 **アナウンサー**[図]ラジオ・テレビ、また駅・劇場などの放送で、しゃべる役目の人。アナ。[―]announcer **アナウンス**[図]音声によって情報を伝えること。放送。「場内―」[―]announce **アドリブ**[個]台本を楽[がくふ]にないことを、本番でいきなり言ったりすること。 **アドレス**[図]住所。あて名。「―帳」[―]address **あなかして**[「]女性が手紙の最後に書きそえる結びのことば。「あなかしこ、他言すな」のように、「他の人に見せないでください」の意味だったが、のちに形式だけになった表現。 **あながち**【強ち】画[「あながち〜ない」の形で]一方的にきめつけることはできないという意味をあらわす。かならずしも・・・ない。「―悪いとは言えない」「―まちがいではない」[圏]一概に > 古語[古語]では、周囲にかまわず心のままにふるまう自分勝手[かって]なようすをいった。そこから、むやみ、ひたむきに、という意味も生まれた。現代語の「かならずしも・・・でない」という意味の使いかたが出たのは中世ごろから。 **あなぐま**【穴×熊】[図]イタチ科の哺乳[ほにゅう]動物。形はタヌキに似て、山野に穴居し、夜、活動する。 **あなぐら**【穴蔵】[図]地面に穴をほって食物などをたくわえておくところ。 **アナクロニズム**[図]昔のまねをした、今の時代に合わない考えかたやおこない。時代錯誤[さくご]。時代後れ。アナクロ。[―]anachronism **あなご**【穴子】[図]アナゴ科の魚。近海の砂底にすみ、形はウナギに似ている。すし種[だね]などにする。 **あなた**【『彼』方】[代]角「あちらの方」「むこう」の古い言い方。「山の―の空遠く」[類]かなた **あなた**【『貴。方・“貴。女】[代]角二人称単数。相手にいくらか距離を置いて、あらたまった気持ちで対するときに使う。▽もと尊敬語だったが、現在では尊敬の気持ちはうすれ、未知の人なら目下とでも正式に対するときには使う。だから、よく知っている目上の人に使うと失礼になる。目上には名前か役職名で呼ぶ。妻が夫を呼ぶときに使うのは尊敬表現のなごり。親しいあいだがらでは「きみ」などを使う。 **あなたまかせ**【“貴。方任せ】[図]自分ではなにもしないで、相手の力をたよりにしたり、なりゆきにまかせたりすること。人まかせ。[圏]他力本願[たほんがん] **アナトール・フランス**[人]一八四四―一九二四年。フランスの小説家。するどい風刺[ふうし]や皮肉をまじえながら知的な作品をあらわした。小説「タイス」「神々は渇[かわ]く」など。[―]Anatole France <30> **あなどる**【侮る】[国]相手を軽く見てばかにする。みくびる。「敵を―」 **あなば**【穴場】[図]遊びや釣[つ]りで、あまり人に知られていないが、うまみのある場所。 **あなぼこ**【穴ぼこ】[図]「あな」のくだけた言い方。くぼみ。 **アナムネーシス**[図]人間のたましいが、肉体に宿る前に見ていたイデア(=真の知識)を思いおこすこと。想起。▽古代ギリシャの哲学者プラトンの用語。真の認識[にんしき]は想起であると説く。[―]anamnesis **アナログ**[図]数値や情報の量を数字でなく、長さや角度などの連続した量であらわしたもの。[↔]デジタル [―]analog **アナロジー**[図]あるものと似た点をもとに、推量すること。類推。[―]analogy **あに**【兄】[図]年上の男のきょうだい。[☆]弟▽夫や妻の兄、姉の夫を「義兄」と書いて「あに」と読ませることがある。 **あに**【×豈に】[国]][「あに~んや」の形で]反語の句法の一つ。「どうして・・・だろうか、いや・・・ない」という意味。「豈[あ]に千里[せんり]を遠しとせんや(=どうして千里の道のりを遠いと思おうか、いや思わない)」 **豈に図らんや** 思いがけないことに。意外にも。▽どうしてそんなことを考えようか、思ってもみないことだ、という意味から。 **あにき**【兄貴】[図]「兄」を尊敬、または親しんで呼ぶことば。②若者ややくざの仲間うちで、兄分とされる人。 **あにでし**【兄弟子】[図]自分よりさきに、自分と同じ先生についた人。[↔]弟弟子 **アニミズム**[図]あらゆる現象や生物に霊魂が宿っているという考えかた。原始宗教や民間信仰[しんこう]などに多く見られる。精霊崇拝[せいれいすうはい]。[―]animism **アニメーション**[図]一連の多数の絵をひとこまずつ撮影[さつえい]し、それを連続映写して動いて見えるようにつくった映画。動画。アニメ。[―]animation **あによめ**【兄嫁・×嫂】[図]兄の妻。[↔]弟嫁 **あね**【姉】[図]年上の女のきょうだい。[↔]妹[いもうと]▽夫や妻の姉、兄の妻を「義姉」と書いて「あね」と読ませることがある。 **あねご**【姉御・×姐御】[図]①「姉」を尊敬、または親しんで呼ぶことば。②やくざの親分・兄貴分の妻や、女親分。 **あねさんかぶり**【姉さん《被り】[図]女性のてぬぐいのかぶりかた。広げたてぬぐいを、ひたいから後ろへまわし、両端[りょうはし]を上へ折りあげたり結んだりする。そうじのときのほこりよけなどにする。 **あねさんにょうぼう**【姉さん女房】[図]夫よりも年上の妻。姉女房。 **あねったい**【亜熱帯】[図]気候区分の一つ。温帯のうち熱帯に近い地域。砂漠が多い。[→]亜寒帯 **アネモネ**[図]キンポウゲ科の多年草。春、赤・白・むらさきなどの花が咲く。[―]anemone **あの**【『彼の】[連体]①自分からも相手からも、遠くに見える人やものごとをさすことば。「―かた、どなた」「―ビルはなんだろう」②自分も相手もよくわかっていても、いま目の前にはない人やものごとをさすことば。例の。「ああ、―人のことか」「―映画はぼくも見たよ」③今から遠い昔経験したことなどを思いだしてさすことば。「―時は楽しかった」「―事件は忘れない」 **あの**[感]話をきり出すときや、次のことばがすぐ出ないときなどに言うことば。「―、すみませんが」 **あのよ**【彼の世】[図]死後に行くといわれている世界。来世・冥土。[↔]この世 **アノラック**[図]防寒や防風用の、フードがついた上着。登山やスキー用。[―]anorak **アパート**[図]いくつもの世帯が独立して住めるように、一棟[むね]を多くの住居にしきった建物。共同集合住宅。「木造―」[圏]マンション ▽apartment から。 **あばく**【暴く・発く】[国]かくれているものを人目にさらす。「悪事を―」[圏]暴露する ②土を掘ってものをとり出す。「墓を―」 > つかいわけ[一]暴く・ばらす・すっぱぬく[一] どれもかくされているものを人前に出す意味だが、「暴く」は、秘密をほりだすことに、「ばらす」は、秘密をばらまくように広く知らせることに、「すっぱぬく」は、思いがけない秘密を、だしぬけに世間に知らせるところに重点がある。「秘密を暴いて世間にばらす」「スキャンダルをすっぱぬく」。 **あばずれ**[図]世間[せけん]ずれしていて、ずるくずうずうしいこと。「―者」▽「阿婆擦れ」と当てる。 **あばた**【痘痕】[図]天然痘[てんねんとう]の治ったあと、顔に残るでこぼこ。また、それに似たもの。「月の一」 **あばたもえくぼ** その人を好きになってしまうと、欠点も美点に見えるものだ。 **アパッチ**[図]アメリカインディアンの部族の一つ。北アメリカ南西部に住み、白人による支配に強く抵抗[ていこう]した。[―]Apache **あばらぼね**【×肋骨】[図]↓「ろっこつ」 **あばらや**【『荒ら家】[図]あれはてた、そまつな家。みすぼらしい家。▽自分の家のことをへりくだっていうときにも使う。「―ですがおいでください」 **アパルトヘイト**[図]南アフリカ共和国でおこなわれた有色人種隔離[かくり]政策。少数の白人が、黒人を差別して居住地・職業・結婚を制限した。一九九一年、関連法律が廃止[はいし]された。[―]apartheid **あばれる**【暴れる】[下]暴力をふるったり、ものをこわしたりする。「酔[よ]って―」「暴走族が―」②思いっきり活躍[かつやく]する。「政界で大いに―」 **アパレル**[図]衣服。服装。とくに、服飾業や服飾業界をいうことが多い。「―産業」[―]apparel <31> **あばれんぼう【暴れん坊】**[名]よく暴れる男。乱暴者。 **アバンギャルド**[名]いままでの方法や価値観をうち破る、大胆な芸術の傾向。第一次世界大戦後のヨーロッパにおこった、革新的な芸術運動をいう。前衛派。ダダイスム・シュールレアリスムなど。▽前衛という意味から。|avant-garde **アバンゲール**[名]①第二次世界大戦前のヨーロッパにあった、伝統的な芸術上の主義や流派。自然主義・写実主義などをさす。②第二次世界大戦前の考えかたをもちつづけている人。戦前派。◆アプレゲール▼「アバン」は前、「ゲール」は戦争のこと。|avant-guerre **アバンチュール**[名]冒険。とくに、冒険じみた恋愛。「ひと夏の―」|aventure **アピール**[名]①人々に、意見などを強くうったえかけること。うったえ。「戦争反対の―」②人を引きつける魅力[ょく]。「セックス―」|appeal **あびきょうかん【阿鼻叫喚】**[名][漢]非常に苦しくむごい目にあって、泣きさけぶこと。また、そのようなむごたらしいようす。▽仏教から出たことば。阿鼻地獄[じごく](=もっとも罪の重い者が落ちる地獄)に落ちた者が、救いを求めて上げる苦しみのさけびのこと。 **あびせる【浴びせる】**[他下一]◎湯や水などを注ぎかける。「熱湯を―」②激しいことばや攻撃[げき]をぶつける。「非難を―」「集中砲火を―」「罵声[ばせい]を―」 **あひる【《家×鴨】**[名]ガンカモ科の鳥。マガモを改良したもので、飛べない。肉や卵は食用。 **あびる【浴びる】**[他上一]◎湯や水などをかぶる。また、その中にひたる。「ひとふろー」②光やことばなどを全身に受ける。「朝日を―」「脚光[きゃっこう]を―」「暴言を―」 **あぶ【×虻】**[名]アブ科の昆虫[ちゅう]。ハエよりも少し大きい。めすは人や家畜[ちく]の血を吸う。 **虻蜂取らず** 同時に両方とろうと欲ばって、結局一つもとれないこと。類二兎を追うものは一兎をも得ず。 **あぶなく【危なく】**[副]「あやうく」に同じ。 **アフォリズム**[名]簡潔なことばで人生や社会の真理をたくみに言いあらわした表現。警句。格言。金言。箴言[しんげん]。それをまとめたものがパスカルの「パンセ」、芥川竜之介[あくたがわりゅうのすけ]の「侏儒の言葉」など。|aphorism **アフガニスタン**[国名]アジア南西部の内陸国。国土の大半は高原で、遊牧民が多い。一九七九年から約十年間、旧ソ連軍が進駐。撤退後、内戦が起こり、二〇〇一年のアメリカの多発テロ事件を機に、米軍の空爆などを経て、国連主導の国家再興が進んでいる。面積約六五万平方㌔。首都カブール。 **あぶく【泡】**[名]「あわ」「あわぶく」のくだけた言い方。 **あぶくぜに【泡銭】**[名]苦労せずにえたかね。また、正しくない方法でえたかね。[類]悪銭[あくせん] **アブストラクト**[名][形動]抽象。抽象的。とくに、抽象絵画。②要約。要旨。|abstract **アフターケア**[名]①事後処理。あとしまつ。②回復期にある患者を保護したり、社会復帰の手助けをしたりすること。|aftercare **アフターサービス**[名]売った商品の手入れや修理をあとあとまですること。▽after と serviceから。[和] **アフタヌーン**[名][造語]①午後。「―コンサート」②昼間のパーティーなどに着る社交用の婦人服。アフタヌーンドレス。|afternoon **あぶつに【阿仏尼】**[人名]?―一二八三年。鎌倉中期の女流歌人。藤原為家[ふじわらのためいえ]の後妻。のち、出家[しゅっけ]。紀行文「十六夜[いざよい]日記」など。 **あぶない【危ない】**[形]①被害[ひがい]が生じそうである。危険である。「―目にあう」[類]あやうい②不確かで、あてにならない。信頼[しんらい]できない。「あしたの天気は―」「―話に乗る」「―手つき」 **危ない橋を渡る** 失敗する可能性が大きく、相当ひどい目にあうと予想しながらかまわずにする。 **あぶなげない【危なげない】**[形]やりかたなどが、確実で信頼[しんらい]できるように見えるようす。「―経営」「危なげなく勝ちすすむ」 **あぶなっかしい【危なっかしい】**[形]いかにも危なく感じられる。「―足どり」 **アブノーマル**[形動]病的に異常なようす。⇔ノーマル|abnormal **あぶみ【×鐙】**[名]馬に乗るとき、足をかけるために、くらの両わきに垂らしておく用具。 **あぶら**[名]【油】①動植物や鉱物などからとれるもので、水にとけにくく、燃えやすい。食用・薬用・燃料用など。②活動のみなもと。人やものを動かす力になるもの。エネルギー。「―が切れる」 **油を売る** 用事の途中[とちゅう]でおしゃべりをして、時間をむだにする。 **油を絞る** 失敗などを厳しく問いつめる。「宿題を忘れて油を絞られた」 **油を注ぐ** 勢いをいっそう強くする。「争いに―」▽火に油を注げば火勢が強くなるところから。 **あぶら**[名]【脂・×膏】①動物の脂肪[しぼう]。食用・薬用など。②魚や肉などに脂肪が多くふくまれておいしくなる。「脂が乗ったさんま」③仕事の調子が出る。「脂が乗りきった演技」 >つかいわけ 油・脂・膏[あぶら] 「油」は、熱を加えなくても液体で、火をつけると燃える。「脂」「膏」は、熱を加えない状態では固体のもの。「脂」は、魚や肉の脂肪、あるいは松やになどもさす。「膏」は、肉のあぶらだけをさす。 **あぶらあげ【油揚げ】**[名]うすく切ったとうふを油であげたもの。あぶらげ。あげ。 **あぶらあせ【脂汗】**[名]からだが弱っているときや苦しいときに出る、ねばりけのあるあせ。 <32> **あぶらえ【油絵】**[名]油で練った絵の具でかいた絵。ふつう、キャンバスなどの上にかく。 **あぶらがみ【油紙】**[名]油をしみこませて、水を通さないようにした紙。防水紙。「ゆし」とも。 **あぶらぎる【脂ぎる】**[自五]表面にあぶらがのって、ぎらぎらする。「脂ぎった顔」 **あぶらけ【油気・脂気】**[名]①油をふくんでいること。また、つやがあること。「油気のない髪[かみ]」②脂肪[しぼう]でつやつやしていること。「脂気のない顔」「脂気の多い食べもの」▼「あぶらっけ」とも。 **あぶらげ【油げ】**[名]あぶらあげ。 **あぶらしょう【脂性】**[名]はだがあぶらぎる体質。⇔荒れ性 **あぶらぜみ【油×蟬】**[名]セミ科の昆虫[ちゅう]。日本の各地で見られる。からだは黒褐色で、はねは褐色。夏、木の上でジージーと鳴く。 **あぶらっこい【脂っこい】**[形]◎食品などのあぶらけが強い。「―料理」②性質や態度がしつっこい。「―男」 **あぶらでり【油照り】**[名]夏の、うすぐもりで風がなく、じりじりと照りつけるような蒸し暑い天気。 **あぶらな【油菜】**[名]アブラナ科の二年草。春、黄色い小花をつける。若い葉はおひたしなどにし、種からは菜種油[なたねあぶら]をとる。なのはな。なたね。 **あぶらみ【脂身】**[名]肉の、白っぽい色をした脂肪[しぼう]の多い部分。⇔赤身 **あぶらむし【油虫】**[名]◎アブラムシ科の小さな昆虫[こんちゅう]。植物にむらがり、しりからあまい蜜[みつ]を出し、それにアリが集まるので、アリマキともいう。②「ごきぶり」のこと。 **アプリオリ**[形動]持って生まれたもの。経験に先立ってあたえられているもの。先験的。先天的。⇔アポステリオリ|a priori **アフリカ**[国名]六大州の一つ。ヨーロッパの南にあるアフリカ大陸とその周辺の島々からなる。大部分が二〇世紀なかば以降の独立国で、政情不安が続いている国が多い。▽「阿弗利加」と当てる。|Africa **あぶりだし【×炙り出し】**[名]火であぶると字や絵が見えてくるようにしたもの。また、その紙。みょうばん水やミカンのしるなどでかく。 **あぶる【×炙る・×焙る】**[他五]火などでほどよく焼いたり、かわかしたりする。「するめを―」「手を―」 **アプレゲール**[名]①第一次世界大戦後、フランスを中心に起こった芸術上の新しい主義や傾向[ぶ]。②第二次世界大戦後の日本で、新しい文学の探究をめざした若い世代。また、古い道徳や社会通念にとらわれない世代。戦後派。アプレ。⇔アバンゲール|après-guerre **アフレコ**[名]映画やテレビで、さきに映像だけをとり、あとでせりふや音楽を録音すること。▽after recordingから。[和] **あふれる【×溢れる】**[自下一]中にはいりきれないで、あまって外に出てくる。「川が―」「活気が―」 >つかいわけ →「こぼれる」を見よ。 **あぶれる**[自下一]仕事や職を求める人が多くて職にありつけず、はみ出る。「不景気で仕事に―」▽「あふれる」と語源が同じ。 **アプローチ**[名]①〈名・―スル〉対象にせまること。また、その方法。接近。「数学的な―」②〈名〉◎門から建物などに通じる小道。③ゴルフで、グリーンへの寄せ打ち。アプローチショット。④スキーで、ジャンプの助走路。|approach **アフロディテ**[名]ギリシャ神話で、愛と美の女神。ゼウスの娘[むすめ]。ローマ神話のビーナスにあたる。|Aphrodite **あべあきら【阿部昭】**[人名]一九三四―八九年。昭和期の小説家。広島県生まれ。日常生活をよりどころに私小説的な短編小説を書いた。代表作に「司令の休暇[きゅうか]」「千年」など。 **あべいそお【安部磯雄】**[人名]一八六五―一九四九年。明治から昭和期の政治家。筑前[ちくぜん]生まれ。キリスト教の立場から社会主義運動に参加。日本最初の社会主義政党である社会民主党の創立者の一人。また、学生野球の普及[ふきゅう]にも努めた。 **あべいちぞく【阿部一族】**一九一三年。森鷗外[もりおうがい]の短編小説。藩主の死に際し、阿部弥一右衛門[やいちえもん]は殉死[じゅんし]を許されず追い腹[ばら]を切る。その結果起きた阿部一族滅亡[めつぼう]の悲劇をえがく。 **あべかわもち【安倍川×餅】**[名]もちを焼いて湯に通し、きな粉などをまぶしたもの。▽静岡県安倍川の名物だったことから。 **あべこうぼう【安部公房】**[人名]一九二四―九三年。昭和期の小説家・劇作家。東京生まれ。本名は公房[きみふさ]。「第二次戦後派」に属する。敗戦の悲惨[ひさん]な体験から出発して、シュールレアリスムの手法に発展した。小説に芥川[あくたがわ]賞受賞作「壁[かべ]―S・カルマ氏の犯罪」のほか「砂の女」「箱男」、戯曲[ぎきょく]に「幽霊はここにいる」「榎本武揚」など。 **あべこべ**[名][形動]順序・位置・関係がひっくり返っていること。さかさまなこと。[類]反対・逆 **あべじろう【阿部次郎】**[人名]一八八三―一九五九年。大正・昭和期の哲学者・評論家。山形県生まれ。夏目漱石[なつめそうせき]の門下。理想主義・人格主義を主張し、和辻哲郎・安倍能成[あべよししげ]とともに大正教養主義者の一人。代表作「三太郎の日記」。 **アベック**[名]二人づれの男女。また、一つの場で並んで起きた二つのこと。「―ホームラン」▽「・・・と共に」という意味のフランス語の前置詞から。|avec **あべともじ【阿部知二】**[人名]一九〇三―七三年。昭和期の小説家・評論家。岡山[おかやま]県生まれ。主知的文学論を唱え、ヒューマニズムの立場から、戦中・戦後の知識人の心の動きをえがいた。評論に「主知的文学論」、小説に「冬の宿」「日月[じじつ]の窓」など。 **アベニュー**[名]大通り。並木道。|avenue **あべのなかまろ【阿倍仲麻呂】**[人名]六九八―七七〇年。奈良時代の遣唐[けんとう]留学生。玄宗[げんそう]に仕えたが、海難のため帰国できなかった。李白・王維らと交わる。三笠[みかさ]の山を恋う望郷の歌で有名。 **あべのひらふ【阿倍比羅夫】**[人名]生没年未詳[みしょう]。七世紀なかばに日本海沿岸の蝦夷[えぞ]や粛慎[みしはせ](=中国古代の北方民族)を討[う]った武将。 <33> **あべまさひろ【阿部正弘】**[人名]一八一九―五七年。幕末の政治家。福山藩主。老中[ろうじゅう]としてアメリカほか三か国と和親条約を結び、開国政策を進めた。また、公武協調をはかり、海軍や洋学所を設立するなど、安政の改革を実施[じっし]した。 **アベマリア**[名]カトリックで、聖母マリアをたたえるいのりのことば。また、それに音楽をつけた歌曲。▽「マリアに幸あれ」という意味。|Ave Maria **あべよししげ【安倍能成】**[人名]一八八三―一九六六年。大正・昭和期の哲学者・教育者。愛媛[えひめ]県生まれ。夏目漱石[なつめそうせき]の門下で、カント哲学の研究で知られる。第一高等学校長、文部大臣などを歴任。著書に「西洋近世哲学史」「文化・思想・哲学」など。 **アペリティフ**[名]西洋料理で、食欲を増進させるために食事の前にちょっと飲む酒。食前酒。アペリチフ。|apéritif **アベレージ**[名]①平均。標準。②野球で、打率。「―ヒッター」◎ボウリングで、ふつう一〇ゲーム以上の得点の平均。|average **あへん【×阿片】**[名]ケシの実からでる乳状の液を乾燥[かんそう]させた麻薬[まやく]。痛みをしずめる作用があるが、常用すると感覚を異常にする。 **アヘンせんそう【×阿片戦争】**[名]一八四〇―四二年。清[しん]とイギリスの戦争。清は、イギリスがおこなったアヘンの密輸を禁じようとしたが敗北。イギリスは、南京[ナンキン]条約で、香港[ホンコン]をゆずりうけた。 **アポイントメント**[名]面会や会合の約束。予約。アポイント。アポ。「―をとる」「appointment **あほう【×阿呆・×阿〝房】**[名][形動]頭のはたらきがにぶいこと。おろかもの。また、人をののしることば。あほ。[類]ばか **あほうどり【信天翁・天×翁】**[名]アホウドリ科の大形の海鳥。北太平洋の島にすみ、カモメに似る。つばさを広げると三㍍にもなる。特別天然記念物。 **あほくさい【×阿呆臭い】**[形]ばからしい。ばかばかしい。あほうくさい。 **アポステリオリ**[形動]経験によってえられるもの。後天的。↓アプリオリ|a posteriori **アポストロフィー**[名]欧文などで使う記号。文字の右肩につけて、省略や所有格などをあらわす。「'」。|apostrophe **あほらしい【×阿呆らしい】**[形]ばかげている。 **アポロン**[名]ギリシャ神話で、理想的な美しい青年の姿をした、予言・詩歌[しいか]・音楽などの守護神。また、光明の神、太陽神。アポロ。|Apollon **あま【天】**[造語]①〈名〉天上にある世界。「―の川」「―つ空」▽古代に信仰[しんこう]された考えかた。①〈造語〉「天~」の形で】「てん」という意味。「―がける」「―下[くだ]り」「―照らす」 **あま【尼】**[名]①髪[かみ]をそり、仏門にはいった女性。比丘尼[びくに]。⇔僧[そう]②キリスト教のカトリック寺院で神に仕える女性。修道女。シスター。 **あま【亜麻】**[名]アマ科の一年草。茎[くき]の繊維[せんい]からリンネルという洋服地などをつくり、種からは亜麻仁油[あまにゆ]をとる。 **あま【海女】**[名]海にもぐって貝や海藻[かいそう]などをとる仕事をする女性。▽常用漢字表付表の語。「海人」「海士」と書く場合は男性もさす。 **アマ**[名]「アマチュア」の略。 **あまあし【雨脚・雨足】**[名]雨の降るようす。雨が降りそそぐようすが、すじのように見えるもの。「―が激しくなる」「―が速い」 **あまい【甘い】**[形]①砂糖のような味がする。また、塩味がうすい。「みそしるが―」⇔辛[から]い②快く、うっとりさせるようす。「―ことばでだます」「ばらの―かおり」③人やものごとに対してゆるやかな態度である。「子に―」「点が―」[類]手ぬるい⇔辛い④考えなどが浅くておろかである。厳しさやするどさに欠けている。「世の中を甘く見る」「詰[つ]めが―」⑤もののとめかたなどが、ゆるい。「ねじが―」⑥刃物[はもの]のきれあじがよく切れない。「包丁[ほうちょう]が―」 **甘い汁を吸う** 自分の地位などを利用して、努力せずに利益を得る。うまい汁を吸う **あまえ【甘え】**[名]相手の好意をあてにして、なれなれしくしたり、むりをいったりする気持ち。「親への―を捨てる」「世間[に―がある」 **あまえる【甘える】**[自下一]相手の好意を期待して、わがままを言う。あまったれる。「親切に―」 **あまえんぼう【甘えん坊】**[名]人にあまえる気持ちが強い子供や人などを、軽くからかって言うことば。あまえんぼ。「いつまでも―で困る」 **あまがえる【雨蛙】**[名]アマガエル科の小形のカエル。からだは緑色をしているが、まわりの色によって変わる。▽雨が降りそうになると鳴きだすことから。 **あまがける【天×翔る】**[自五]大空を、とくに神や霊魂[れいこん]などがかけめぐる。あまかける。 **あまがさ【雨傘】**[名]雨にぬれないようにするために使うかさ。⇔日傘 **あまかわ【甘皮】**[名]①木の幹や木の実の皮の内側にある、うすい皮。しぶかわ。⇔粗皮[あらわ]②つめの根もとを包む、うすくやわらかな皮ふ。 **あまぐ【雨具】**[名]雨の日にぬれないように身につけるもの。雨がさ・レインコート・雨ぐつなど。 **あまくさしろう【天草四郎】**[人名]一六二一?―三八年。本名は益田時貞[ますだときさだ]。キリシタン一揆[いっき]の首領となり、島原の乱を起こし、原城で幕府軍と戦って敗死した。 **あまくだり【天下り・天×降り】**[名]上級の役人が退職したあと、関係の深かった公社・公団や民間会社などの高い地位に再就職すること。「―人事」▽もと、神話で、神が天上の世界から人間の住む世界へ降りてくること。 **あまくち【甘口】**[名]飲食物などで、からみの少ないもの。また、みそ・しょうゆなどで塩けの少ないもの。「―のワイン」⇔辛口・薄口 <34> **あまぐも【雨雲】**[名]空の低いところで厚く広がり、雨を降らせる雲。「低く―が垂れこめる」 **あまごい【雨乞い】**[名]ひでり続きで作物に害が出るときに、雨が降るように神や仏にいのること。 **あまざけ【甘酒】**[名]米のかゆにこうじをまぜてつくった、あまい飲みもの。アルコール分はほとんどない。 **あまざらし【雨曝し】**[名]雨にぬれるのもかまわずに、外にほうりだしておくこと。 **あまじお【甘塩】**[名]塩味のうすいこと。うすじお。「―のしゃけ」 **あます【余す】**[他五]●使いつくさずに残す。「夕食を―」②[「余すところ」の形で]「残っているもの」という意味をあらわす。「大会まで―ところ一か月」「―ところなく」 **あまずっぱい【甘酸っぱい】**[形]あまくてすっぱい。▽においや切ない気分にもいう。「―思い出」 **あまぞら【雨空】**[名]◎いまにも雨が降りだしそうなくもり空。②雨が降っているときの空。 **アマゾンがわ【アマゾン川】**[名]ブラジル北部を赤道とほぼ平行して東に流れ、大西洋に注ぐ川。水量・流域面積は世界最大で、ジャングルが広がる。 **あまた【『数多】**[副]たくさん。数多く。古い言い方。「引く手―」「失敗は―あれど」 **あまだい【甘鯛】**[名]アマダイ科の海産魚。タイより長くて平たい。食用。グジ。 **あまだれ【雨垂れ】**[名]のきさきや木の枝などから、ぽとぽととしたたりおちる雨のしずく。 **あまちゃ【甘茶】**[名]①ユキノシタ科の落葉低木。六月ごろアジサイに似た白色などの花が咲く。アマチャノキ。②アマチャノキの新芽を干してつくったあまい飲みもの。四月八日の花祭りに釈迦[しゃか]の像にかける。 **アマチュア**[名]スポーツや芸術などを、職業としてではなく、趣味で楽しむ人。アマ。[類]素人⇔プロフェッショナル|amateur **あまつさえ【剰え】**[副]よくないことが重なるさまをあらわす。そればかりか。「雨が激しく降り、―風も出てきた」[類]そのうえ・さらに▽「あま(余)りさえ」の変化した形「あまっさえ」の「っ」を「つ」と発音してできたもの。文章語。 **あまったるい【甘ったるい】**[形]①いやになるほどあまい。「―しる粉」②あまえが過ぎて、だらけている。「―声」 **あまったれる【甘ったれる】**[自下一]ひどくあまえる。「甘ったれた口をきく」 **あまっちょろい【甘っちょろい】**[形]考えかたなどが安易[あんい]で、厳しさに欠けている。 **あまでら【尼寺】**[名]尼が住む寺。また、キリスト教で、修道女が住むところ。 **あまてらすおおみかみ【天照大神】**[名]「古事記」「日本書紀」の神話の最高神。イザナギノミコト・イザナミノミコトの娘[むすめ]で高天[たかま]が原を治めた。天皇家[てんのうけ]の祖先神とされ、伊勢神宮にまつられている。 **あまど【雨戸】**[名]風雨・盗難[とうなん]よけ、保温などのため、しょうじやガラス戸の外側にとりつけてある戸。 **あまどい【雨×樋】**[名]屋根などの雨水[あまみず]を受けて地面に流すための、半円形の管。 **あまとう【甘党】**[名]菓子[かし]などのあまいものが好きな人。酒を飲まない人をさすこともある。⇔辛党 **あまなっとう【甘納豆】**[名]糖蜜[とうみつ]を使ってあまく煮た豆に、砂糖をまぶした菓子[かし]。 **あまねく【普く・“遍く】**[副]広い範囲にゆきわたるようす。古い言い方。「―天下に知れわたる」[類]すみずみまで **あまのかぐやま【天の香具山】**[名]→「かぐやま」 **あまのがわ【天の川・天の河】**[名]夜空を横切って、川のように白く見える無数の星の集まり。年に一度、七夕の夜、牽牛[けんぎゅう]と織女[しょくじょ]が、この川をわたって会うという。銀河。 **あまのじゃく【天の邪鬼】**[名]人の言うことやすることにわざと逆らったり、じゃまをしたりする人。つむじ曲がり・へそ曲がり▽もと、昔話に出てくる、人の心をよんでそれに逆らう悪い鬼のこと。また、仁王像がふみつけている小鬼。 **あまのはごろも【天の羽衣】**[名]天人が着るという、軽くてうすい衣。 **あまのはしだて【天の橋立】**[名]日本三景の一つ。京都府北部、宮津湾[みやづわん]に細長くつき出た砂州[さす]。全長約三㌔の松林[まつばやし]がある。 **あまのはら【天の原】**[名]①神の支配する天上界。高天[たかま]が原。▽古代の考え方。②おおぞら。「―ふりさけ見れば」 **あまのむらくものつるぎ【天×叢雲の剣】**[名]三種の神器の一つ。スサノオノミコトが八岐大蛇[やまたのおろち]の尾からとりだしたという剣[つるぎ]。草薙[くさなぎ]の剣。 **あまみ【甘み・甘味】**[名]あまい味。あまさの程度。また、あまいもの。菓子。「―処[どころ]」⇔辛[から]み **あまみず【雨水】**[名]雨が降ってたまった水。 **あまもよう【雨模様】**[名]↓「あめもよう」 **あまもり【雨漏り】**[名]雨が屋根や天井などからもること。 **あまやかす【甘やかす】**[他五]厳しくしつけないで、わがままにさせておく。「末っ子をー」 **あまやどり【雨宿り】**[名]山のきしたや木陰[こかげ]などで雨をよけ、やむのを待つこと。 **あまり【余り】**[名][形動][副][造語]①〈名〉使ったあとの残り。余分。「―は捨てなさい」②割り算で、割りきれないで出る数。「商は五―三」③[「~のあまり」の形で]程度が過ぎた結果。「うれしさの―泣きだした」①〈形動〉度をこしてひどいようす。「―に静かなのでねむくなる」「―の寒さに水道がこおりつく」〈副〉①ふつうをはるかにこえるほどひどく。「―働いたのでからだをこわした」②[「あまり〜でない」の形で]それほど…でない。「テニスはーうまくない」[類]大して・さほど▼口語では「あんまり」とも。 <35> **あまりある【余りある】**[自五]しきれないほどである。「おしんでもー」 **アマリリス**[名]ヒガンバナ科の多年草。夏に、赤・黄などの花が咲く。南アメリカ原産。|amaryllis **あまる【余る】**[自五]⊕●必要なだけ使っても、予定した全部を使いきれない。「弁当が一人分―」「人手が―」②ある範囲や程度をこえる。「身に―光栄」「思案にー」「目にー」 >つかいわけ 余る・残る 「余る」は、必要量を上回るいらない部分が出ること。「三人で分けたら一個余る」。「残る」は、変化が進んでいったあとに、一部分がそのまま変化せずにとどまっていること。「消え残る雪」。 **アマルガム**[名]水銀と他の金属との合金。歯の治療[ちりょう]などに使われる。|amalgam **あまんじる【甘んじる】**[自上一]あたえられたものに満足する。がまんしてうけいれる。あまんずる。「清貧にー」「甘んじて罰[ばつ]を受ける」 **あみ【網】**[名]糸や針金などを、目をあらくして編んだもの。また、魚や虫をとらえたり、食べものを焼いたりする道具。ネット。 **網を張る** 犯人などをつかまえるために、手はずをととのえて待ちぶせする。 **あみ【×醬蝦】**[名]アミ科の節足動物。体長一~二㍉。エビに似ている。つくだにや養魚のえさにする。 **アミーバ**[名]↓「アメーバ」 **あみがさ【編み×笠】**[名]イグサ・スゲなどを編んだ、頭に直接かぶるかさ。「―の浪人[ろうにん]」 **あみだ【×阿弥陀】**[名]極楽にあって、すべての人々を救うという仏。阿弥陀仏。阿弥陀如来。[図]「ぶつぞう」②帽子を後ろのほうにかたむけ、ひたいが見えるようにしたかぶりかた。あみだかぶり。まぶか▽阿弥陀仏が光背[こうはい]を背負った形から。③人数分の縦線を引き、それに段ちがいになるように横線を入れ、上から順に線をたどって当たりをきめるくじ。あみだくじ。▽線の引きかたが阿弥陀Dの光背の形に似て放射状であったことからという。 **あみだす【編み出す】**[他五]くふうして新しいものごとや方法を考えだす。「独自の技術を―」 **あみだな【網棚】**[名]電車・バスなどで、手荷物をのせるための、座席の上のあみを張ったたな。 **あみど【網戸】**[名]虫よけのために、金[かな]あみやビニールのあみを張った戸。 **アミノさん【アミノ酸】**[名]たんぱく質を分解してできる有機化合物。生物に必要不可欠の物質。 **あみめ【網目】**[名]あみの糸と糸とのすきまの部分。あみの目。「―が細かい」 **あみめ【編み目】**[名]編んだものの、糸などで囲まれたすきま。また、その囲みの一つ一つ。 **あみもと【網元】**[名]漁船や漁網[ぎょもう]をもち、漁師[りょうし]を使って漁業を営む人。漁師の親方[おやかた]。「―制度」☆網子 **あみもの【編み物】**[名]毛糸やレース糸などを編んで、衣服や装飾品をつくること。 **あむ【編む】**[他五]⊕糸・竹・髪[かみ]の毛などを、たがいちがいに組みあわせる。「マフラーをー」②書かれたものを集めて本にまとめる。「詩集を―」 **アムール**[名]愛。恋愛[れんあい]。|amour **アムールがわ【アムール川】**[名]ロシアと中国の国境を東に流れ、間宮海峡[まみやかいきょう]に注ぐ川。中国では「黒竜江[こくりゅうこう]」と呼ぶ。冬には結氷するが、夏は航行でき、内陸交通路となる。 **アムネスティーインターナショナル**[名]一九六一年に設立された、民間の国際的人権擁護団体。宗教や政治的思想を理由に拘束された人(=良心の囚人[しゅうじん])の釈放[しゃくほう]、死刑[しけい]の廃止[はいし]をうったえ、亡命者の保護活動などをおこなう。本部はロンドン。|Amnesty International **アムンゼン**[人名]一八七二―一九二八年。ノルウェーの探検家。一九一一年、世界ではじめて南極点に到達。一九二八年、北氷洋で遭難[そうなん]した隊の救出に向かい、消息を絶った。|Roald Amundsen **あめ【天】**[名]天上の世界。てん。⇔地[つち] **あめ【雨】**[名]①水蒸気が空中で冷えてしずくになり、地上に落ちてくるもの。②雨の降る天気。雨天。天気図の記号は●③雨のように、連続して落ちたり、降りそそいできたりするもの。「なみだの―」▼降りかたからみた雨は、「こぬか雨」「霧雨[きりさめ]」「煙雨[えんう]」「小雨[こさめ]」「大雨[おおあめ]」「篠突[しのつ]く雨」「豪雨」「暴風雨[ぼうふうう]」「雷雨」「長雨[ながめ]」「にわか雨」「通り雨」「村雨[むらさめ]」「夕立[ゆうだち]」「きつねの嫁入り」など。季節からみた雨は、「春雨[はるさめ]」「五月雨[さみだれ]」「梅雨[つゆ]」「秋雨[あきさめ]」「秋霖[しゅうりん]」「時雨[しぐれ]」「氷雨[ひさめ]」など。 **雨が降ろうが槍[やり]が降ろうが** たとえ、どんな困難が生じても。▽ものごとを最後までやりぬくという意味をあらわすことば。 **雨降って地固まる** もめごとのあと、かえっていい状態に落ち着く。 **あめ【×飴】**[名]①イモ・米などからつくり、なめて食べるあまい菓子[かし]。キャンディー。②人をだますための、うまいことばや金品など。「―をしゃぶらせる」▼「あま(甘)」の変化した形。 **飴と鞭[むち]** うまいことを言っておだてたり、逆に厳しくたしなめたりすること。支配者が人民に対して譲歩と弾圧[だんあつ]の手法を同時に使うことをいう。▽ドイツ、ビスマルクの、産業を保護する一方で、社会主義運動を弾圧した政策から出たことば。 **あめあがり【雨上がり】**[名]雨のやんだすぐあと。「あまあがり」とも。「―のさわやかな空」 **あめあられ【雨霰】**[名]弾丸[だんがん]や矢などが、雨やあられのように次々に激しく飛んでくること。▽人から受けるものごとの程度がはなはだしいことをたとえていう。「賞賛のことばがー」 <36> **アメーバ**[名]単細胞[たんさいぼう]の原生動物。大きさは数㍉で、さまざまに形を変えて移動する。アミーバ。「―運動」|Amöbe **あめがした【天が下】**[名]天下。せけん。世界じゅう。あめのした。 **アメダス**[名][AMeDAS]地域気象観測システム。気象に関する情報を、自動的に測定・通報する装置。全国の観測所から集めた観測資料をコンピュータで処理し、配信する。▽Automated Meteorological Data Acquisition Systemの略。 **あめつち【天地】**[名]「てんち」の古い言い方。 **あめつゆ(雨露)をしのぐ** 生きるための最低の暮らしをする。[類]雨風をしのぐ **あめのした【天の下】**[名]↓「あめがした」 **あめもよう【雨模様】**[名]雨の降りそうな空のようす。「あまもよう」「あめもよい」「あまもよい」とも。 **アメリカ**[国名]正式国名は、アメリカ合衆国。多くが北アメリカ大陸の南半分にある、五〇州とコロンビア特別区からなる連邦[れんぽう]共和国。一七七六年、イギリスから独立。急速に発展し、第二次世界大戦後、国際連合の創設などによって世界を動かす大国となった。農工業・経済・軍事などの先進国。米国。USA。面積約九三六万平方㌔。首都ワシントン。主要言語英語。[図]六大州のうち、南・北アメリカをさす。米州[べいしゅう]。▼イタリアの航海者アメリゴ=ベスプッチの名から。「亜米利加」と当てる。|America **アメリカインディアン**[名]南・北両アメリカの先住民族。ネイティブアメリカン。アメリカンインディアン。▽コロンブスが、アメリカ大陸をインドと思いこみ、先住民をインディアンと呼んだことから。|American Indian **アメリカこうくううちゅうきょく【アメリカ航空宇宙局】**[名]↓「ナサ」 **アメリカちゅうおうじょうほうきょく【アメリカ中央情報局】**[名]→「シーアイエー」 **アメリカナイズ**[名]「―スル」アメリカ風になること。アメリカ化すること。|Americanize **アメリカンコーヒー**[名]アメリカ式のうす口のコーヒー。American と coffee から。[和] **アメリカンフットボール**[名]球技の一つ。一チーム一一人で、楕円[だえん]形のボールを相手のゴールに持ちこんで得点を争う競技。選手はたがいに激しくぶつかりあうので、防具をつける。アメフト。アメフト。|American football **あめんぼ【《水×黽】**[名]アメンボ科の昆虫[ちゅう]。足が細長くて、水上をすべるように進む。あめんぼう。 **あや【×綾・文】**[名][形動]①〈名〉⊕文章やことばの言いいまわし。「ことばの―にごまかされる」②ものごとの入りくんだしくみ。すじみち。「事件の―を解く」③ななめに交わった線模様。④模様を織りだした美しい絹の布。「―錦[にしき]」①〈名・形動〉ものの表面にあらわれた、さまざまな模様の美しさやいろどりのおもしろさのあるようす。「目も―な衣装」 **あやうい【危うい】**[形]現在の状態や安全が今にもくずれそうなようす。危険だ。「―ところを助かる」「国を危うくする」 >かいわけ あやうい・あぶない どちらも危険ということだが、「あやうい」は、物ならばこわれそう、人ならば死にそうだということ。「あぶない」は、人に傷をあたえそうだということ。 **あやうく【危うく】**[副]やっとのことで助かるようす。「―難をのがれた」[類]かろうじて②[「危うく〜するところだった」などの形で]もうちょっとで危険な目にあっていたようす。「―車にひかれるところだった」 **あやおり【×綾織り】**[名]細いななめのしま模様がうきでる布の織りかた。また、その布。 **あやかし**[名]①船があらしにあったときなどに、海上にあらわれるという怪物[ばけもの]。②能面の一つで、亡霊に使われる面。▽「怪士」と書く。 **あやかる【肖る】**[自五]好ましい状態にある人と同じようになる。「祖母にあやかって長生きしたい」 **あやしい【怪しい】**[形]①ようすがおかしい。ふだんとちがい異様な感じがする。気味が悪い。「―人影[ひとかげ]」②疑わしい。「あいつが絶対―」③信用できない。「その情報は―」[類]いかがわしい・危ない④男女間について、秘密の関係があるらしい。俗な言い方。「あの二人はー」⑤ふしぎにひきこまれるような魅力[みりょく]のあるようす。「―美女」▽「妖しい」とも書く。⑥悪い状態になりそうである。「雲行きが―」 >古語《あやし》もと、ふつうとちがっていて理解できず、想像もおよばなくてふしぎだという意味だった。ところが貴族は、身分の低い人やそまつなものを見ても、見なれないため変なものと思ったので、「あやし」をいやしいという意味にも使った。 **あやしむ【怪しむ】**[他五]あやしいと思う。「だまされたのではないかと―」 **あやす**[他五]赤んぼうや幼児のきげんをとる。なだめる。「ぐずる子をー」 **あやつりにんぎょう【操り人形】**[名]①糸や棒を動かして、人形に演技をさせる芝居[しばい]。また、その人形。手や指で動かす場合もある。②自分の意志をもたず、ただ他人の言うままに動く人。[類]傀儡[かいらい] **あやつる【操る】**[他五]①思いどおりにうまくとりあつかう。「舟[ふね]を―」②ことばや道具をうまく使う。「二か国語を―」◎糸やしかけなどを使って、うまく動かす。「人形を―」「政界を―人物」 **あやとり【×綾取り】**[名]輪にしたひもを左右の手首や指にかけ、次々といろいろな形をつくったり、相手と代わるがわるとりあったりする遊び。糸取り。 <37> **あやなす【×綾なす】**[他五]美しくかざる。美しくいろどる。「錦[にしき]―秋の山」 **あやぶむ【危ぶむ】**[他五]こわれたり失敗したりしないかと不安で、気がかりに思う。「開催[かいさい]が危ぶまれる」 **あやふや**[形動]言うことや考えが、どっちつかずで不確かなようす。「―な返事では困る」[類]いいかげん >つかいわけ あやふや・あいまい 「あやふや」とは、言うことや考えが確かな形をとらないということ。「あいまい」とは、かすみがかかっているようにはっきりしない、よくわからないという意味。ただし、英語のambiguousの訳語の場合は、同じ「あいまい」といっても、「両義的(二つの意味をもつ、はっきり一つにきめられない)」ということで、本来の日本語でいう意味とはちがう。 **あやまち【過ち】**[名]①法律や道徳に対する違反[いはん]。過失や罪。「初心者によくある―」②とくに、男女間の過失。「―を犯[おか]す」「若気の―」▼「誤ち」は誤り。 **あやまる**[他五]【謝る】自分が過失をしたと認めてわびる。「謝ってすむ問題ではない」 >つかいわけ →「詫びる」を見よ。 **あやまつ【過つ】**[自五]①やりそこなう。失敗する。「ねらった的[まと]を―」「過って茶わんを落とした」②まちがえる。気づかずに罪を犯[おか]す。「あやまって人を殺す」▼文章語。 **過ちては改むるに憚[はば]かることなかれ** もし過失をしたときは、面目[めんぼく]などにこだわらず、すぐに改めるべきである。▽中国、「論語」から。 **あやまり【誤り】**[名]①まちがい。正しくないこと。「計算の―」②やりそこない。失敗。「運転の―」 **あやまる**[自五]【誤る・×謬る】①まちがえる。道理からはずれる。「道を―」「誤った考え」②悪い方向に向かわせる。「身を―」「後人を―」 **あやめ【×菖×蒲】**[名]①アヤメ科の多年草。葉は細長い。五~六月ごろに白またはむらさきの花が咲く。「いずれーか杜若[かきつばた]」②「しょうぶ」の古い呼び名。 **あやめ(文目)も分[わ]かぬ** ものの形などがはっきり見分けられない。また、ものごとの区別もつかないほどである。「―やみ夜」[類]文目も知らぬ▽「文目」は、模様や柄[がら]のこと。 **あやめる【危める】**[他下一]危害を加えたり殺したりする。「人を―」▽文章語。 **あゆ【×鮎】**[名]アユ科の淡水魚。体長約二〇㌢。姿・かおりがよくて美味。▽「年魚」「香魚」とも当てる。 **あゆみ【歩み】**[名]①歩くこと。歩行。「―をとめる」②あしなみ。歩調。「―をそろえる」③進みぐあい。うつりかわり。「近代日本の―」 **あゆみより【歩み寄り】**[名]問題を解決するために、たがいに意見や主張を相手に近づけること。[類]妥協 **あゆみよる【歩み寄る】**[自五]◎歩いて近寄る。②問題の解決に向けて意見や主張などをたがいにゆずりあって近づける。「交渉[こうしょう]で労使が―」 **あゆむ【歩む】**[自五]①一歩一歩ゆっくりと足を運ぶ。「海辺を―」②ものごとが着実に進行する。「苦難の道を―」▼文章語。 **あら**[名][造語]【粗】①〈名〉魚をおろしたあとの、肉の少し残った骨や頭。「―煮」「―汁」②他人の欠点や落ち度。「―を探す」①〈造語〉[「粗~」の形で]大ざっぱな。未完成の。手を加えていない。「かべの―ぬり」「―けずり」 >つかいわけ →「欠点」を見よ。 **あら**[名][造語]【荒】[「荒~」の形で]「暴力的で激しい」という意味をあらわす。「―療治[りょうじ]」「―仕事」 **あら**[名][造語]【新】[「新~」の形で]「あたらしい」「まだ使っていない」などという意味をあらわす。「―所帯」「―湯」 **あら**[感]①意外だったり感動したりしたときに、思わず出ることば。「―、知らなかったわ」「―、きれい」②疑問を感じたときなどに、思わず出ることば。「―、場所をまちがえたかしら」▼語源は、指示代名詞の「あれ」に同じ。アクセントの位置は、①は「あら」、②は「あら」となる。 **アラー**[名]イスラム教における唯一[ゆいいつ]の神。アッラー。|Allah **アラーム**[名]警報。警報装置。とくに、時計の目覚まし装置。「―ウオッチ」|alarm **あらあらかしこ【粗粗かしこ】**[文]女性が手紙の最後に書きそえる結びのことば。▽「いきとどかない書きかたですみません」という意味。 **あらあらしい【荒荒しい】**[形]動作などがいかにも乱暴である。あらっぽい。「荒々しく戸を閉める」「―ふるまい」 **あらい【洗い】**[名]◎洗うこと。せんたく。「木綿のシャツはーがきく」②白身魚[しろみざかな]のさしみを冷水に通し、身をひきしめた料理。「鯉[こい]の―」 **あらい【荒い】**[形]①勢いが激しく、動きのはばが大きいようす。「波が―」「呼吸が荒くなる」②行動や性格などが激しすぎる。乱暴でいきすぎである。「気が―」「人づかいが―」「鼻息が―」 **あらい【粗い】**[形]①編み目やつぶなどが大きい。「目の―あみ」「コーヒーを粗くひく」⇔細かい②ざらざらして、なめらかでない。「手ざわりがー」③やりかたが大ざっぱである。雑である。「仕事が―」「―計算」⇔細かい **あらいぐま【洗い×熊】**[名]アライグマ科の哺乳[ほにゅう]動物。タヌキに似る。北アメリカにすむ。▽食物を洗って食べるので、この名がある。 **あらいざらい【洗い×浚い】**[副]なにからなにまで。かくれているものごとを、すべて残らず。「日ごろの不満を―ぶちまける」[類]何でもかんでも **あらいざらし【洗い×晒し】**[名]何回も洗って色がさめたり、張りがなくなった布地のや衣服。「―のジーンズ」 <38> **あらいそ【荒磯】**[名]荒波のうち寄せる岩の多い海岸。「ありそ」とも。「北海の―」 **あらいだす【洗い出す】**[他五]かくれていることを調べて明らかにする。「問題点を―」 **あらいはくせき【新井白石】**[人名]一六五七―一七二五年。江戸中期の儒学者・政治家。木下順庵[きのしたじゅんあん]の門下で、六代将軍徳川家宣[いえのぶ]・七代将軍家継[いえつぐ]に仕え、幕政の改革をはかった。その政治は正徳の治[しょうとくのち]と呼ばれる。著書に「読史余論[とくしよろん]」、自叙伝「折たく柴[しば]の記」など。 **あらいはり【洗い張り】**[名]着物をほどいて反物[たんもの]の形にぬいあわせ、洗って、のりをつけ、板などに張ってかわかすこと。「―して仕立てなおす」 **あらう【洗う】**[他五]●水や湯などを使ってよごれを落とす。「顔を―」「ユニホームを―」「心が洗われる思い」②波が寄せたり返したりする。「岸辺を―波」③人の育ちやおこないなどを調べあげる。「身もとを―」 **あらうみ【荒海】**[名]波風[なみかぜ]のあらい海。「―や佐渡にに横たふ天の川(芭蕉[ばしょう])」 **あらがう【抗う】**[自五]反抗[はんこう]する。あらそう。抵抗する。「権勢に―」 **あらかじめ【『予め】**[副]事に先立って。「―温めておいた皿に盛りつける」[類]前もって・事前に **あらかせぎ【荒稼ぎ】**[名]①手段を選ばず、乱暴な方法でもうけること。「にせものを売って―する」②一度にたくさんもうけること。「相場でーする」 **あらかた【粗方】**[副]およそのところ。ほぼ全部。「作品は―できあがった」[類]だいたい・ほとんど **あらかべ【粗壁】**[名]あらぬりをしただけで、まだ仕上げをしていないかべ。また、かべの内部の、わらをまぜた土が見える部分。「―もくずれたあばら家[や]」 **アラカルト**[名]客が組みあわせを自由に選んで注文する料理。一品料理。お好み料理。▽「メニューによって」という意味から。|à la carte **あらきだもりたけ【荒木田守武】**[人名]一四七三―一五四九年。室町[むろまち]後期の連歌・俳諧師。俳諧の独立をおし進め、山崎宗鑑[やまざきそうかん]とともに俳諧の始祖とされる。俳諧連歌集「守武千句」など。 **あらぎも【荒肝】**[名]太いきもったま。度胸。「―をひしぐ(=強敵をふるえあがらせる)」 **あらぎょう【荒行】**[名]僧[そう]や山伏[やまぶし]などの厳しい修行[しゅぎょう]。滝[たき]に打たれたり、不眠不休で山野を歩いたり、断食[だんじき]してこもったりなどする。 **あらくれ【荒くれ】**[名]気質や動作があらあらしいこと。また、そういう人。「海の―男」 **あらけずり【粗削り・荒削り】**[名][形動]①〈名〉木などを大ざっぱにけずること。「―をした木材」①〈名・形動〉仕事や人間が大ざっぱで、すみずみまで仕上げられていないこと。「―な芸」[類]粗野 **あらごと【荒事】**[名]歌舞伎[かぶき]で、勇士・鬼神などが演じる勇ましいしぐさ。また、勇士を主役にした芝居。「―は市川家のお家芸だ」「―師」▽和事 **あらさがし【粗探し】**[名][他サ変]他人の欠点やあやまちをむりに探して、言いたてること。 **あらし【嵐】**[名]①激しくふく風。また、雨をともなった激しい風。暴風雨。「―をついて出発する」②事件や大さわぎ。また、心の激しい動揺[どうよう]など。 **嵐の前の静けさ** 大変事の前のぶきみな静けさ。 **あらしがおか【嵐が丘】**[小説]一八四七年。イギリス、エミリー=ブロンテの長編小説。ヨークシャのあれ地に住む二家族、二代の歴史を、宿なし子のヒースクリフという悪魔的復讐[ふくしゅう]者を中心にえがいたもの。|Wuthering Heights **あらしごと【荒仕事】**[名]①力を使ってする苦しい仕事。激しい肉体労働。「―でからだをすりへらす」②殺人や強盗などの犯罪。 **あらす【荒らす】**[他五]①あれさせる。いたませる。「台風が庭を―」「日焼けではだを―」②侵入[しんにゅう]して乱暴し、損害をあたえる。「留守宅をー」 **アラスカ**[名]アメリカ合衆国の一州。北アメリカの北西端[ほくせいたん]にある。|Alaska **あらすじ【粗筋・荒筋】**[名]小説・事件・考えなどのだいたいのすじみち。「計画の―を話す」[類]概略・あらまし >かいわけ 要約・粗筋 「要約」は、その論の中の重要な箇所[かしょ]をつづめてまとめること。「論文の要約」。「粗筋」は、述べてあることのすじみちを一連の流れとしてとらえることに重点がある。「小説の粗筋」。 **あらずもがな【非ずもがな】**[文]むしろないほうかいい。よけいだ。「―の口出し」[類]無くもがな▽「もが」は願望、「な」は詠嘆[えいたん]。文章語。 **あらそい【争い】**[名]相手に勝とうと、張りあったりけんかをしたりすること。「首位―」「―を仲裁する」 **あらそう【争う】**[自五]①相手に勝とうとする。はりあう。「さきを―」「優劣を―」「血は争えない」[類]競う②言い分の正しさを主張しあう。「法廷[ほうてい]でー」 **あらた【新た】**[形動]新しいようす。「―な出発」「認識を―にする」 **あらたか**[形動]↓「れいげん(霊験あらたか」 **あらだてる【荒立てる】**[他下一]感情的にあらあらしくしたりして、事態をいっそうめんどうにする。「声を―」「事を―」 **あらたまる**[自五]【改まる】①古いものが新しいものにかわる。「年がー」②変わって前よりよくなる。「習慣が―」③格式ばったものになる。「態度が―」 **あらたまる**[自五]【革まる】急変して危篤になる。「容態[ようだい]が―」 **あらためて【改めて】**[副]①もう一度、新しく。「―言うまでもない」②別の機会にまた。別の折に。「―うかがいます」 <39> **あらためる【改める】**[他下一]①新しく変える。「日を[ひ]―」「契約を―」②よいほうに変える。「おこないを―」③正式にする。「服装を―」「ことばを―」④検査する。「切符[きっぷ]を―」「死体を―」▽「検める」とも書く。 **あらっぽい**[形]【荒っぽい】ふるまいやあつかいがあらあらしくて乱暴である。「―性格」 **あらっぽい**[形]【粗っぽい】おおまかで、いいかげんである。「―細工」 **あらて【新手】**[名]①あらたに仲間に加わった人。とくに、まだ戦っていない元気な兵士や選手。「―をくりだして防ぐ」⇔古手②あらたに考えだした方法・手段。「―の商売」 **あらなみ【荒波】**[名]あらあらしく激しい波。「岸壁[がんぺき]を打つ―」▽世の中の厳しさ・つらさをたとえることもある。「人生の―にたえる」 **あらなわ【荒縄】**[名]わらをよってつくった、手ざわりのざらざらした太いなわ。「荷物を―でしばる」 **あらぬ**[連体]見当はずれの。とんでもない。「―うわさにまどわされる」「―ことを口ばしる」②別の。「―方[かた]に目をやる」 **あらの【荒野・×曠野】**[名]雑草がおいしげり、あれはててさびしい野原。あれの。「寒[さむ]ざむとした―」 **あらばこそ** あるどころではない。さっぱりない。 **アラビアはんとう【アラビア半島】**[名]アジア大陸の南西部、アラビア海と紅海のあいだにある世界最大の半島。サウジアラビア・イラク・クウェートなどの国々がある。大部分が砂漠[さばく]。 **アラビアもじ【アラビア文字】**[名]アラビア語・ペルシア語などで使う表音文字。右から左へ横書きする。 **アラビアン・ナイト**[作品]アラビアの民話類を集めたもの。一六世紀初めに現在の形になる。編者未詳。「アリババと四〇人の盗賊」「アラジンのランプ」など。千夜一夜物語。|Arabian Nights **あらひとがみ【現人神】**[名]人の姿でこの世にあらわれる神。▽もと、天皇をさした。 **アラブ**[名]イスラム教を信仰[しんこう]し、アラビア語を話す諸民族。アラビア人。|Arab **アラブしゅちょうこくれんぽう【アラブ首長国連邦】**[国名]アラビア半島東部、ペルシア湾[わん]に面する連邦国家。一九七一年にイギリスから独立。国土の大部分は砂漠[さばく]で大量の石油を産する。面積約八万四〇〇〇平方㌔。首都アブダビ。主要言語アラビア語。 **アラブせきゆゆしゅつこくきこう【アラブ石油輸出国機構】**[名]↓「オアペック」 **アラベスク**[名]おもにアラビアで発達した装飾模様。唐草模様。また、その模様のようにはなやかな器楽曲。|arabesque **あらまき【新巻き・荒巻き】**[名]◎あま塩にしたサケ。はらわたをとり除き、塩をつめてつくる。多く年末・年始に食べる。あらまきざけ。あらまきじゃけ。②魚を竹の皮やわらなどで巻いたもの。「ぶりの―」▼もと、あらなわで巻いたことから。 **あらまし**[名][副]①〈名〉事件や話などの、おおよその内容。だいたいのこと。「計画の―を説明する」[類]概要・概略[がいりゃく]・大筋[おおすじ]②〈副〉[「~とあらまし」などの形で]望ましい「宿題は―かたがついた」という願望の助動詞「まほし」が付いた形。 **あらむしゃ【荒武者】**[名]勇ましくあらあらしい武士。勇ましく戦う人。また、乱暴者。「一騎当千[いっきとうせん]の―」「―ぞろいのチーム」 **アラモード**[名]①服装などが流行に合っていること。最新流行の型。②プリンやパイにクリームやくだものなどをそえたもの。「プリンー」|à la mode **あらもの【荒物】**[名]ほうき・ちりとり・おけ・ざるなど、ふだんの生活に必要な実用品。「―屋」[類]雑貨・小間物 **あらゆる**[連体]あるかぎりの。すべての。「―人の役に立つ」「―努力を試みる」[類]有りとあらゆる **アララギ**[名]短歌雑誌。正岡子規[まさおかしき]の没後、一九〇八年に伊藤左千夫[いとうさちお]を中心に創刊。長塚節[ながつかたかし]、や斎藤茂吉[さいとうもきち]らが参加。万葉調の写生歌をつくり、歌壇[かだん]の主流をしめてきた。 **あらりょうじ【荒療治】**[名]患者の苦痛を考えずに、手あらい治療をすること。▽難問を解決するため、思いきった処置をすることをたとえてもいう。 **あられ【霰】**[名]①空気中の水蒸気が急に冷やされ、小さな氷のつぶになって降ってくるもの。ひょうより小さい。天気図の記号は②もちをさいの目に切り、いったりあげたりして味をつけた菓子[かし]。また、干した米をいってあまくした菓子。「ひなー」③料理で、材料を細かく立方体に刻んだもの。 **あられもない**[文]姿やふるまいなどが、その場にふさわしくない。見るにたえない。多く、女性がだらしなく品位に欠けるようすにいう。「―姿」▽「あられ」は「有られる(=ありえる)」の名詞形。 **あらわ【露わ】**[形動]かくしておくべきものが外にあらわれ、丸見えのようす。「―な肌[はだ]」「敵意を―にする」[類]むき出し・露骨 **あらわす**[他五]【現す・×顕す】見えなかったものを見える形にする。「姿を―」「正体を―」「頭角を―」☆隠す **あらわす**[他五]【表す】意味をことばなどで他人にわかるようにする。「悲しみを―」「図でー」 **あらわす**[他五]【著す】意見や研究などを書物にまとめあげて世に出す。 **あらわれる**[自下一]【現れる・×顕れる】①かくれていたものが姿を見せる。「雲から―」「成果が―」☆隠れる <40> **あらわれる**[自下一]【表れる】中にあるものが別の形で外へ出てくる。「心が顔に―」「態度に―」 **あらんかぎり【有らん限り】**[副]あるだけ全部。のこらず。ありったけ。「―の力を出す」 **あり【×蟻】**[名]アリ科の昆虫[ちゅう]。土中や木の中に巣をつくり、一ぴきの女王アリと少数のおすアリ、さらに多数の働きアリが集団生活を営む。 **蟻の穴から堤[つつみ]も崩れる** ちょっとした油断から大きな失敗が起きる。 **蟻の這い出る隙もない** 警戒が厳重で、わずかなすきまもない。 **アリア**[名]オペラなどの中で中心となる叙情的な独唱曲。|aria **ありあけ【有明・有り明け】**[名]⊕月が空に残っているまま夜が明けること。また、その月。「―の月」▽満月よりあと、とくに陰暦二十日[はつか]すぎに起こる。▷巻末「月齢表」参照。②夜明けごろ。あけがた。 **ありあまる【有り余る】**[自五]多すぎるほどある。よけいにある。「かねがー」「―才能」 **ありありと**[副]①今、目の前で実際に見ているかのようになまなましいようす。「―目にうかぶ」②心の動きが顔や態度にはっきりと出るようす。「苦悩の色が―見える」[類]まざまざと **ありあわせ【有り合わせ】**[名]わざわざ用意したものではなく、ちょうどその場にあること。また、ちょうどあるもの。「―の材料で料理をつくる」 **ありうべき【有り得べき】**[文]生じうるはずの。存在しうるはずの。「―話」⇔有り得べからざる **ありえない【有り得ない】**[文]あるはずがない。考えられない。「そんなことは―」⇔有り得る **ありか【在り処】**[名]もののある場所。人のいるところ。「宝物の―をつきとめる」[類]所在▽「か」は、「住みか」の「か」と同じく、所・場所の意味。 **ありかた【在り方】**[名]●現在の姿。実情。「医学の―に疑問をもつ」②あるべき姿。当然のこととして期待される理想的な状態。「政治家の―を考える」[類]有り様[よう] **ありしひのうた【在りし日の歌】**[詩集]一九三八年。中原中也の詩集。「山羊の歌」以後の詩を集めたもの。日常をはなれて生の本質を見つめようとした。 **ありがたい【有り難い】**[形]⊕感謝の気持ちがする。「有り難くいただきます」②とうとい。おそれおおい。「坊[ぼう]さんの一話」 >周《ありがたし≫「有る」ことが「難かたい(=困難だ)」、つまり、めったにない、めずらしいというのが本来の意味だった。めったにないからそれを喜び、いじにする気持ちから、現代語の感謝の意味が出た。 **ありがたがる【有り難がる】**[他五]ありがたいと思い、だいじにする。「勲章[くんしょう]を―」 **ありがたみ【有り難み】**[名]ありがたいと思う感じ。ありがたさの度合い。「親の―がわかる」 **ありがためいわく【有り難迷惑】**[名][形動]人の親切や好意が、かえってよけいなことに感じられるようす。「こんなにもらっても―だ」[類]大きなお世話 **ありがち【有り勝ち】**[形動]特別でなく、よくあるようす。「えてして―なこと」 **ありがとう【有り難う】**[感]感謝やお礼の気持ちをあらわすことば。▽「ありがたい」の連用形「ありがたく」の変化した形。ていねいに言うときや、目上[めうえ]の人には「ございます」「存じます」を付ける。 **ありがね【有り金】**[名]現在、手もとにある金。「―をはたいて買う」 **ありきたり【在り来たり】**[形動]前からいくらでもあって、めずらしくないこと。ありふれたこと。⇔「―の考えしかうかばない」[類]月並み・平凡[へいぼん] **ありくい【×蟻食い・〝食×蟻〝獣】**[名]アリクイ科の哺乳[ほにゅう]動物。細長いひものような舌で、アリをとらえて食べる。 **ありさま【有り様・有様】**[名]ものごとのようすや状態。「難民の悲惨な―をつぶさに記録する」 **ありし【在りし】**[連体]①過ぎさった。以前の。「―世」②生前の。「―日のおもかげ」 **ありじごく【×蟻地獄】**[名]ウスバカゲロウの幼虫。すりばち状の穴をほり、おちてくる虫をとらえて食う。▽もがいてもぬけだすことのできない苦しい状況をたとえてもいう。 **ありしま たけお【有島武郎】**[人名]一八七八―一九二三年。大正期の小説家。東京生まれ。有島生馬・里見弴[さとみとん]の兄。雑誌「白樺[しらかば]」の同人。人道主義的傾向が強く、北海道の農園を解放したり財産を捨てたりしたのち、女性記者波多野秋子と恋愛[れんあい]して軽井沢で心中。小説「カインの末裔」「生まれ出[い]づる悩[なや]み」「或る女」など。 **アリストテレス**[人名]前三八四―前三三二年。古代ギリシャの哲学者。プラトンの弟子[でし]で、あらゆる学問を体系化し、後世の学問の基礎を築いた。その学徒を逍遥[しょうよう]学派と呼ぶ。著書に「形而上[けいじじょう]学」「動物誌」など。|Aristoteles **アリストファネス**[人名]前四四五?―前三八五?年。古代ギリシャの喜劇作者。社会問題をユーモラスに風刺。「雲」「女の平和」など一一編が現存。|Aristophanes **ありづか【×蟻塚】**[名]アリやシロアリが巣をつくるため、地中の土を運びだしてこんもりと積みあげたもの。ありの塔[とう]。 **ありつく【在り付く・有り付く】**[自五]望んでいたものを、やっと手に入れる。「食事に―」「仕事に―」 **ありったけ【有りっ丈】**[名]あるだけ全部。くありたけのくだけた言い方。「―の知恵[ちえ]をしぼりだす」 **ありてい【有り体】**[名]かくさずに、ありのまま。事実のまま。「―を申せば」「―に言えば」 **ありとあらゆる【有りとあらゆる】**[連体]「あらゆる」を強めた言い方。ありとある。「―品を集める」 **ありのまま【有りの×儘】**[名]かくしたりかざったりせず、実際にあるとおり。事実そっくりそのまま。「―の自分をさらけだす」「―に話す」[類]あるがまま **ありのみ【有りの実】**[名]「梨[なし]」の忌[い]みことば。▽「無し」をきらっていう。 <41> **アリバイ**[名]犯罪がおこなわれたとき、その場にいなかったという証明。現場[げんじょう]不在証明。「―がある」「―がくずれる」▽ラテン語で、「別のところに」という意味から。|alibi **ありふれた【有り触れた】**[連体]どこにもある。めずらしくない。「ごく―品物」 **ありまき【×蟻巻】**[名]↓「あぶらむし」 **ありまのみこ【有間皇子】**[人名]六四〇―六五八年。古代の皇族・歌人。孝徳天皇の皇子。謀反[むほん]の罪に問われて刑死[けいし]した。紀伊に護送されるときの歌が「万葉集」に残る。ありまのおうじ。 **ありゅう【亜流】**[名]学問や芸術などで、一流の人のまねをするだけで独創性のないこと。また、その人。[類]エピゴーネン▽「亜」は「次」「第二」のこと。 **ありゅうさんガス【亜硫酸ガス】**[名]二酸化硫黄[いおう]の気体。硫黄が燃えるときに出る気体。無色でにおいが強く、有毒。硫酸の原料。また、漂白剤[ひょうはくざい]・殺菌剤[さっきんざい]用。 **ありよう【有り様】**[名]①ありのまま。実際の状態。実情。「―を言うと、再建は不可能に近い」②理想的な姿。ありかた。「教育の―を討議する」③[「ありようがない」の形で]あるはずがない。「そんなおそろしいことは―がない」 **ありよしさわこ【有吉佐和子】**[人名]一九三一―八四年。小説家。和歌山県生まれ。伝統芸術から現代社会の問題まで、作品の題材は広範囲におよぶ。小説「紀ノ川[きのかのう]」「華岡青洲[はなおかせいしゅう]の妻」「恍惚[こうこつ]の人」など。 **ありわらのなりひら【在原業平】**[人名]八二五―八八〇年。平安前期の代表的歌人・官人。六歌仙・三十六歌仙の一人。阿保親王[あぼしんのう]の子。在五中将・在中将とも呼ばれた。「伊勢物語」の主人公といわれる。和歌の才能にすぐれ、「古今集」以下の勅撰[ちょくせん]集に多くの歌がある。 **ある【有る・在る】**[自五]①⊕ものが存在する。「家の裏に山がー」「ここにビデオカメラがー」▽ものがあると、単に目などで認識する意味では「有る」、動かない所在をあらわす意味では「在る」と書く。②もつ。所有する。「子供が二人―」「責任が―」③おこなわれる。おこる。「朝礼が―」「二度―ことは三度―」④身についている。そなわる。「品が―」「理解が―」◆無い⑤いる。ある位置や状態に置かれる。「特別な任務に―」「逆境に―」▽ふつう、「在る」と書く。⑥時間や事態が進む。「ややあって、返事が返ってきた」「どうあろうとも」⑦[「~にある」の形で]属する。左右される。「すべてが彼の証言に―」⑧[「~とある」の形で]…と書いてある。「手紙には元気だと―」①〈補助〉[「〜て(で)ある」の形で]その状態が続いている、また完了していることをあらわす。「机の上にはさみが置いて―」「ノートにはさんでー」「とっくに用意して―」▽動詞の連用形に付く。②[「〜である」の形で]「・・・だ」という断定をあらわす。「これは料理の本で―」③形容詞・形容動詞に付いて、その状態であることなどをあらわす。「人にはやさしくありたい」「海は静かでー」 **有るか無し** あるかないかわからないほど。ごくわずか。「―の音」[類]有るか無きか >つかいわけ ある・いる 現代語の「いる」は、人間や動物の存在をいう。「牛がいる」「公園にいた子供が家に帰った」。昔、「いる」は、「座っている」というせまく限られた意味だったので、本来は活動するものがつづけてそこにとどまっているという意味をあらわしている。現代語の「ある」は、動物以外のものごとの存在をいう。「木がある」「誠実さはあるが能力がない」。古語の「あり」は、もっと広く、「昔、男ありけり」のように、人間についてもそれを一つの存在として表現するときに使った。今でもその流れをひいて、「昔々、おじいさんとおばあさんがありました」「こんな字を書く人がある」「あのかたは男の子が三人あるが、女の子はない」という言いかたがある。これは、人間を活動するものとしてよりも存在するものとしてとらえた言いかたである。また、「・・・てある」は、意志的な動作が完了してその結果が残っているときに使う。「結果はノートに書いてある」。「・・・ている」は、多くは動作や作用が進行していることをあらわすが、結果として残っていることをいうこともある。「ノートに感想を書いている」。 **ある【×或る】**[連体]存在するのは確かだがくわしくわからないこと、くわしく言う必要がなかったり、言いたくなかったりすることなどをさす。「昔々、―ところに」「―事情でひっこした」 **あるいは【×或いは】**[接][副]①〈接〉いくつかあるものとは別の一つであること。ある場合は。「黒―青で書く」「黒、白、赤―青」[類]又は・若しくは②[「あるいは〜、あるいは〜」の形で]ことがらを並べるときに使うことば。・・・とか、・・・とか。「―山、―海へと出かける」①〈副〉もしかすると。ひょっとすると。「―そうかもしれない」 **あるおんな【或る女】**[小説]一九一九年。有島武郎の長編小説。国木田独歩の前妻をモデルに、新時代に目覚めた女性の、情熱に身をほろぼすような悲劇的な恋愛[れんあい]をえがく。 **あるがまま【有るが×儘】**[名]わざと変えたりかくしたりしないで、しぜんにそうなっているとおり。「―の自分をたいせつにする」[類]ありのまま **アルカリ**[名]水にとけたときに、電離[でんり]して水酸イオン(=OH⁻)を出す化合物。たとえば水酸化ナトリウム(=NaOH)は、水にとけると NaOH→Na⁻+OH⁻のように電離してOH⁻を出し、水溶液はアルカリ性を示す。ほかに、水酸化カルシウム・水酸化バリウムなど。赤色リトマス紙を青色に変え、また、フェノールフタレイン液を赤色に変える。[類]塩基⇔酸|alkali <42> **アルカロイド**[名]植物中の、窒素[ちっそ]をふくむ塩基[えんき]性化合物。多くは毒性が強い。ニコチン・コカイン・モルヒネなど。|alkaloid **アルキメデス**[人名]前二八七―前二一二年ころ。古代ギリシャの数学者・物理学者。てこの原理や浮力に関するアルキメデスの原理を発見するなど、幾何学や力学に貢献した。|Archimedes **あるく【歩く】**[自五][造語]①足や乗り物などを使って移動する。「山道を―」「名所を―」①〈造語〉「〜(て)歩く」の形で]・・・してまわる。「食べー」「飛びー」「探し―」「売って―」▽動詞の連用形に付く。 **アルケー**[名]万物の根源。また、根拠[こんきょ]。▽古代ギリシャの自然哲学者タレスは、「万物の根源は水である」とした。|arkhe **アルコール**[名]①独特のにおいのする無色の揮発性の液体。燃料や消毒薬などに使う。エチルアルコール・メチルアルコールが代表的。「―ランプ」②酒のこと。また、酒の主成分であるエチルアルコール。|alcohol **アルコールちゅうどく【アルコール中毒】**[名]多量の酒を飲むことで起こる中毒症状。急性と慢性[まんせい]とがある。アル中。アルコール依存症。 **アルゴン**[名]非金属元素の一つ。他の元素と化合しない、無色無臭の気体。電球などの中に入れる。元素記号 Ar |Argon **あるじ【主】**[名]①主人。「一家の―」「一国一城[いちじょう]のー」②もちぬし。「宿の―」⇔客 **アルジェリア**[国名]正式国名は、アルジェリア民主人民共和国。アフリカ北西部の、地中海に面した産油国。一九六二年フランスから独立したが、現在も経済的にはフランスに大きく依存している。面積約二三八万平方㌔。首都アルジェ。主要言語、アラビア語・フランス語。 **アルゼンチン**[国名]正式国名は、アルゼンチン共和国。南アメリカ南部の、大西洋に面した国。南部にはパンパと呼ばれる草原が広がり、農牧業が盛[さか]ん。面積約二七八万平方㌔。首都ブエノスアイレス。主要言語スペイン語。 **アルツハイマーびょう【アルツハイマー病】**[名]老人性の痴呆症[ちほうしょう]の一つ。原因は不明で、記憶[きおく]力が減退し、異常な行動をするなどの病状が進行する。▽ドイツ人、アルツハイマーが報告したことから。|Alzheimer **アルト**[名]①女性の声のもっとも低い音域。また、その音域の歌手。「―歌手」|alto②管楽器で、中間の音域にあたる楽器。「―サックス」 **あるときばらい【有る時払い】**[名]期日をきめず、かねの都合[つごう]のできたときにしはらうこと。「―の催促[さいそく]なし」 **アルバイト**[名]①本来の仕事や勉学の合間[あいま]にする仕事。バイト。「―でかせぐ」②仕事。「あの人は―がない」|Arbeit **アルパカ**[名]ラクダ科の哺乳[ほにゅう]動物。アンデス地方の高地にすむ。また、その毛からつくった毛糸や織物。|alpaca **アルバム**[名]①写真や切手などをはって保存しておくための記念帳。写真帳。「卒業―」②いくつかの曲が一つのテーマにまとめて収められたレコードなど。「ニュー―」「ヒットー」|album **アルピニスト**[名]登山家。▽アルプス登山家という意味から。|alpinist **アルファ【A・a】**[名]①ギリシャ語のアルファベットの最初の字。②ものごとの最初。「―とオメガ(=最初と最後)」③プラスする未知数。「基本給プラスー」④野球で、最終回裏の攻撃をしないで勝ったり、攻撃の途中[とちゅう]で勝ちがきまったりしたときにつけるしるし。「―勝ち」▽未知数のxをαと見まちがえたことからという。現在はXを使う。|alpha **アルファせん【アルファ線・α線】**[名]放射線の一つ。ヘリウム原子核[かく](=アルファ粒子[りゅうし])の高速な流れ。ものをつきぬける力は弱く、紙などでさえぎられる。 **アルファベット**[名]きめられた順序で並べられた、ある言語の文字体系。とくに、A・B・C・・・の二六文字をいう。▽ギリシャ文字のアルファベットの初めの二字、アルファ(α)とベータ(β)から。|alphabet **アルプスさんみゃく【アルプス山脈】**[名]ヨーロッパ中南部を東西にのびる山脈。四〇〇〇㍍級の山が連なり、アルプ(=高地牧場)では、放牧がおこなわれている。 **アルプスヒマラヤぞうざんたい【アルプスヒマラヤ造山帯】**[名]世界の二大造山帯の一つ。ユーラシア大陸の南部をほぼ東西にのびる造山帯。 **あるべき【有るべき】**[文]そうでなければならない。あるはずの。「国家の―姿」→あるまじき▽文章語。 **アルペン**[名]スキー競技で、滑降[かっこう]・回転・大回転の三種目をまとめた呼び方。アルペン種目。⇔ノルディック|Alpen **アルマイト**[名]アルミニウムの表面を酸化させて膜[まく]をつくり、さびないようにしたもの。台所用品などに利用する。▽もと、商標名。 **あるまじき【有るまじき】**[文]そうあってはならない。「学生として―おこない」[類]もってのほか・言語道断[ごんごどうだん]↔あるべき▽文章語。 **アルマジロ**[名]アルマジロ科の哺乳[ほにゅう]動物。背中にこうらがある。夜行性で、木の根や小動物を食べる。ヨロイネズミ。|armadillo **アルミサッシ**[名]アルミニウム製の窓や戸。アルミサッシュ。▽aluminium sash から。 **アルミニウム**[名]金属元素の一つ。銀白色で軽く、やわらかい。加工しやすく、さびにくいので、台所用具のほか、軽合金の材料としても使われる。アルミ。アルミニューム。元素記号 Al |aluminium **あれ【荒れ】**[名]①あれて混乱すること。とくに、天候などがひどく悪くなること。「海も山も大―だ」 <43> **あれ【。彼れ】**[代名]◎自分からも相手からも遠くにあって、手の届かないものなどをさすことば。「―が北極星だ」「―はだれだろう」②自分も相手もわかっているが、遠くはなれたところにあるものごとをさすことば。「―から一年だね」③自分も相手もわかっていて、遠くにいる目下[めした]の者をさすことば。「―にやらせよう」「―にはがっかりさせられたよ」④はっきりとことばに出したくないものごとをさすことば。「きょうはーでね」▽何をさすか、考えつかない人には何のことか分からないことがある。⑤適当なことばが見つからないときに代用することば。「そんなことは―(=失礼)ですから」 **あれ**[感]おどろいたときや、疑問に思ったときなどに、思わず出ることば。「―、もうこんな時間だ」「―、おかしいな」「あれえ、たすけて」 **あれい【亜鈴・×啞鈴】**[名]うでの筋力をつけるための、短い棒の両はしに重い球をつけた体操用具。 **アレクサンドル**[人名]①一世。一七七七―一八二五年。ロシア皇帝。ナポレオンの攻撃[こうげき]をしりぞけ、キリスト教の精神にもとづく神聖同盟を提唱した。|Aleksandr I②二世。一八一八―八一年。ロシア皇帝。農奴解放令を発布するなど、自由主義的な改革をおこなった。のち弾圧[だんあつ]政治に転じたため暗殺された。|Aleksandr II③三世。一八四五―九四年。ロシア皇帝。革命運動を弾圧[だんあつ]し、フランスと同盟を結び、その資本援助を受けてシベリア鉄道を敷[し]くなど、資本主義の発展に努力した。|Aleksandr III **アレクサンドル・デュマ**[人名]↓「デュマ」 **アレクサンドロスだいおう【アレクサンドロス大王】**[人名]前三五六―前三二三年。マケドニアの王。ペルシアを討つために兵を率いて東方遠征し、ギリシャ・エジプトからインドに至る大帝国を建設して、ヘレニズム文化を築いた。アレキサンダー大王。|Alexandros **あれくるう【荒れ狂う】**[自五]おさえきれないように、ひどく暴れる。「―波風」 **アレグレット**[名]音楽の速度標語の一つ。「少し速く」という意味。アレグロとアンダンテの中間の速さ。|allegretto **アレグロ**[名]音楽の速度標語の一つ。「速く」という意味。|allegro **あれこれ【彼れ此れ】**[名][副]いろいろ。あれやこれや。「―指図する」 **あれしき**[名]たったあの程度。あれくらい。「―のことでへばるものか」▽俗語[ぞくご]的表現。 **あれしょう【荒れ性】**[名]はだのあぶらけがなくなり、かさかさになりやすい体質。「―の手」⇔脂性 **あれち【荒れ地】**[名]◎岩石などが多くあって、耕作に適さない土地。「―を切り開く」②利用されないで、うち捨てられたままになっている土地。 **アレテー**[名]古代ギリシャ哲学で、徳のこと。▽ソクラテスは「徳は知である」と主張し、プラトンは「知恵[ちえ]・勇気・節制・正義の四つが基本的な徳である」と説いた。|aretē **あれの【荒れ野】**[名]あれて、草のおいしげった野原。あらの。 **あれはてる【荒れ果てる】**[自下一]すっかりあれてしまう。「家屋敷[いえやしき]も―」「人心もー」 **あれほど【彼れ程】**[副]あんなにも、はなはだしく。あのように。「―注意しておいたのに」 **あれもよう【荒れ模様】**[名]①天候が急にひどく悪くなりそうなようす。「山は―だ」②人のきげんや、その場の状況が悪くなりそうなようす。「会議は―だ」 **あれる【荒れる】**[自下一]①おだやかでなくなる。風雨などが激しくなる。「天気が―」②状態が悪くなる。「田畑が―」③まとまりがつかないで、乱れる。「会議が―」④はだがあぶらけを失い、かさかさになること。「―止めのクリーム」 **アレルギー**[名]①あるものを食べたり、それにふれたりすると過敏に反応すること。じんましん・ぜんそく・花粉症[かふんしょう]などをひき起こす。「―体質」②特定の人物やものごとに、精神的な拒否反応をすること。「核[かく]―」|Allergie **アレンジ**[名]編曲したり、脚色[きゃくしょく]だしたりすること。アレンジメント。「ピアノ曲をジャズに―する」②手はずを整えること。配列すること。「会合を―する」|arrange **アロエ**[名]ユリ科の多年草。熱帯に産し、ぶ厚い葉からとる液は胃薬などになる。|Aloe **アロハ**[名]すそをズボンの外に出して着る、はでな花柄[はながら]などの半そで開襟[かいきん]シャツ。アロハシャツ。▽ハワイ語で、「さようなら」「こんにちは」など、あいさつのことば。|aloha **あわ【泡】**[名]①液体が空気などをふくんで、小さく丸くふくれたもの。「せっけんの―」②口のはしにでる細かいつば。「口角[こうかく]―を飛ばす」「―を吹いて倒れる」③非常にはかないもの。「せっかくの苦心も水の―」 **泡を食う** ふいをつかれて、おどろきあわてる。「泡を食ってにげだした」 **泡を吹かせる** 相手を出しぬいて、あわてさせる。「敵に―」 **あわ【×粟】**[名]イネ科の一年草。五穀の一つ。実は小つぶで黄色。米にまぜたり、もちにしたりして食べる。また、小鳥のえさ。 **あわ【安房】**[名]旧国名。今の千葉県南部。東海道の一国。房州[ぼうしゅう]。 **あわ【×阿。波】**[名]旧国名。今の徳島県。南海道の一国。阿州[あしゅう]。「―おどり」 **あわい【淡い】**[形]①色や味などがうすくて消えそうである。「―黄色」⇔濃い②気持ちがかすかである。わずかである。「―期待をいだく」「―恋心」 **あわさる【合わさる】**[自五]二つのものがぴったりくっつく。いっしょになる。 <44> **あわじ**【淡路】[図]旧国名。今の兵庫県の淡路[あわじ]島。南海道の一国。淡州[たんしゅう]。「―人形」 **あわす**【会わす/合わす/併す/遭わす】[国]↓「あわせる」 **あわせ**【×袷】[図]裏地をつけた和服。秋から春さきにかけて着る。[↔]ひとえ **あわせかがみ**【合わせ鏡】[図]自分の後ろ姿を見るために、後ろに別の鏡をかざして、前の鏡に映しだすこと。 **あわせて**【併せて】[圓]二つ以上のものをいっしょにして。それとともに。「―考える」「この点も―検討する」 **あわせる**[日]【会わせる・逢わせる】[下口]あうようにしむける。面会させる。あわす。「社長に―」「二人をー」 **あわせる**[目]【合わせる】[下]二つ以上のものをいっしょにする。一致[いっち]させる。「手を―」「力を―」「心を―」②同じにする。「話を―」③似つかわしくする。調子をととのえる。「身分に―」④まぜあわせる。「酢[す]と砂糖を―」⑤ひきあわせる。「答えを―」[▼]「あわす」とも。 **あわせる**[目]【併せる】[下]二つ以上のものを一つにする。一体にする。あわす。「二つの会社を―」 **あわせる**[回]【遭わせる】[下]よくないことに、あうようにしむける。経験させる。あわす。「ひどい目に―」「つらい目に―」 **あわただしい**【慌ただしい】[囲]急いでいたり、いそがしかったりして、落ち着かない。「―生活を送る」「慌ただしく出発する」[圏]せわしない **あわだつ**[日]【泡立つ】[国]小さいあわがたくさんできる。「シャンプーが―」 **あわだつ**[目]【×粟立つ】[国]寒さやおそろしさで、皮ふにつぶつぶができる。「肌に粟が―」 **あわび**【×鮑・×鰒】[図]ミミガイ科の巻き貝。肉は食用で美味。貝殻は螺鈿細工[らでんざいく]やボタンの材料にする。[かぞえ方]杯[はい] **鮑の片思い** 貝はふつう二枚貝なのに、アワビは見た目が一枚の貝のようであることから、二人で愛しあうのではなく、一方的に恋[こい]こがれることのたとえ。 **あわもり**【泡盛】[図]アワや米を原料とする、強い焼酎[しょうちゅう]の一種。沖縄産。 **あわや**[画]もう少しで大事になりそうだったが、ならずにすんだようす。すんでのことに。「―大事故になるところだった」「ーというところで救助された」[風]危[き]一髪[いっぱつ] **あわてふためく**【慌てふためく】[国]ひどくびっくりして、どうしていいかわからずまごまごする。「思わぬ事故で―」 **あわてもの**【慌て者】[図]そそっかしくて落ち着きのない人。 **あわてる**【慌てる】[下]ふいをつかれて、対応できず、落ち着きをなくして急ぐ。「質問されて―」「時間がおなくて―」 > つかいわけ[―]慌てる・うろたえる・とり乱す・まごつく[―]どれも、とつぜんのことに落ち着きを失うこと。「慌てる」は、すぐに対応しようとして、さわがしく動く。「隣家[りんか]の火事に慌てる」。「うろたえる」は、どうしたらいいか考えがまとまらないでうろうろする。「悪事がばれてうろたえる」。「とり乱す」は、理性を失い、はしたない行動をする。「とり乱して泣きわめく」。「まごつく」は、判断に迷い、まごまごする。「職場が変わってまごつく」。 **あわゆき**「「泡雪】[図]◎春さきに降る、解けやすい雪。②卵の白身[しろみ]でつくったふわふわした菓子[かし]。 **あわゆき**[日]【淡雪】[図]うすく降りつもった雪。 **あわよくば**[画]ふつうではとても不可能だが、ことがうまく運んだならばと欲張るようす。「―ひともうけしようと」[類]うまくいったら **あわれ**【哀れ・憐れ】[図][形動][圏]①〈名・形動〉同情したり悲しんだりする気持ち。「―をもよおす光景」「―な身の上」②しみじみと心に深く感じるおもむき。「旅の―をそそる」「ものの―を感じる」①〈感>深い悲しみや感動をあらわすことば。ああ。「―、無残な死をとげた」 > 古語≪あはれ≫もとは、しみじみとした感傷的な気持ちをもつことだった。そこから広く、ものを見て情趣[じょうしゅ]を感じ、愛情やかわいいと思う気持ちなど、いろいろな感情をあらわすようになった。強く心を打つ場合にも「あはれ」と使ったので、そこから「あっぱれ」と強い賛嘆感をあらわす形も生まれた。 **あわれっぽい**【哀れっぽい】[圏]相手にかわいそうな気持ちをおこさせる。「―話しかたをする」 **あわれむ**【哀れむ・×憐れむ】[国]気の毒がる。かわいそうに思う。「友の境遇[きょうぐう]を―」[V]同病相[あい]あわれむ **あん**[安] 安[あん]安[ぜん]安[たい]安[ちゃく]安[ぴ]安[あん]安[ぜん]安[ほ]②安[じゅう]安[しん]安[せい]安[てい]慰[い]安[あん]③安[い]安[ちょく]、④安[か]安[い]物価が安い[やすい]安値[やすね]割安[わりやす]物安[ものやす]げ **あん**[い]くんぞ 安[あ]芸[き]安[あ]宅[たか]安[あ]土[づち]安[あ]房[わ] **あん**[案] ①かんがえる。また、考え。計画。予想。「―に相違して」②もとになる考え。したがき。アイデア。「―を会議に出す」③しらせ。④つくえ。[一]「案じる」を見よ。 [アン] ①案外[あんがい]考案[こうあん]思案[しあん]提案[ていあん]②図案[ずあん]草案[そうあん]法案[ほうあん]③案内[あんない]④案下[あんか] **あん**[山]山子[かかし] <45> **あん**[暗] [暗] ①くらい。光がなくて見えない。また、黒い。[↔]明 ②かくれて見えない。ひそかに。[♪]「暗に」も見よ。「あんさつ」③おろか。④そらで覚える。 [アン] ①暗雲[あんうん]暗黒[あんこく]暗室[あんしつ]暗緑色[あんりょくしょく][↔]明 ②暗号[あんごう]暗殺[あんさつ]暗示[あんじ]暗礁[あんしょう]暗躍[あんやく]③暗愚[あんぐ]暗君[あんくん]④暗記[あんき]暗算[あんざん]暗唱[あんしょう] [日]あん[ぐらい]暗[くらい]夜道[よみち]後[うし]ろ暗[ぐら]い過去[かこ]暗闇[くらやみ] **あん**[晏] ●時刻がおそい。②やすらか。 [アン] 晏起[あんき]。②晏如[あんじょ] **あん**[行]↓「こう」 **あん**【案】[図]漢字項目を見よ。 **あん**【×庵】[図][造語]①〈造語〉』「〜庵」の形で]風流な住宅の雅号[がごう]。また、そば屋や料理屋の屋号[やごう]。①〈名〉世を捨てた人の住む、草ぶきのそまつで小さな家。いおり。「芭蕉[ばしょう]―」 **あん**【×餡】[図]マメやイモなどをにてすりつぶし、砂糖を加えてあまくしたもの。あんこ。②味つけしたしるにくず粉を加え、熱してとろみをつけたもの。とうふやうどんなどにかける。くずあん。あんかけ。③まんじゅうやもちなどの中に入れる、味つけしたひき肉や野菜など。「ギョーザのー」 **あんい**【安易】[形動]深く考えずに、たやすくことをするようす。「―な手段をとる」「問題を―に考える」[類]いいかげん・安直 **あんいつ**【安逸・安×佚】[図][形動]なにも仕事をせずに遊んで暮らしていること。「―をむさぼる」 **あんうつ**【暗×鬱】[形動]暗くうっとうしいようす。~分がしずむようす。「―な冬空」「―な気分」[圏]陰鬱[いんうつ]・憂鬱[ゆううつ] **あんうん**【暗雲】[図]①大雨が降りだしそうな黒い雲。「―垂れこめる空」②争いや事件など、ひどく悪いことが起こりそうな不穏なけはい。「将来に―がただよう」 **あんえい**【暗影・暗×翳】[図]暗いかげ。また、悪いことが起こりそうな、不安なきざし。「前途[ぜんと]に―を投げかける」 **あんか**【行火】[図]炭火を入れて手足をあたためるための土製の道具。小型の暖房[だんぼう]器具。「―こたつ」 **あんか**【安価】[形動]⊕値段が安いこと。安い値段。「―な品物」[邇]廉価[れんか][↔]高価 ②安っぽいこと。いいかげんなこと。「―な満足」「―な同情」[類]安直 **アンカー**[図]船のいかり。②リレー競技の最後の走者、または泳者。③ニュース番組などで、取材報告をまとめて報道する人。また、総合司会者。アンカーマン。[―]anchor **あんがい**【案外】[圓][形動]ふつう予想されるところとはちがって。「―知られていない事実」「やってみると―やさしい」[類]存外 > つかいわけ[↓]「意外」を見よ。 **あんかん**【安閑】[形動]のんびりとして静かなようす。「―と暮らす」「―としてはいられない」 **あんき**【安危】[図]安全か危険かということ。「国の―にかかわる大事件」 **あんき**【暗記・×諳記】[図][函]書いたものを見ないでも、そらで言えるように覚えこむこと。「名文を―する」[類]暗唱 **あんぎゃ**【行脚】[図][下][凹]⊕僧[そう]が修行[しゅぎょう]のために各地をめぐること。「―僧」②各地を旅すること。「全国―を試みる」 **あんきょ**【暗渠】[国]外から見えないように地下などにつくった水路。「―排水[はいすい]」[→]明渠[めいきょ] **あんぐ**【暗愚】[形動]おろかで道理を知らないこと。また、そういう人。[↔]賢明 **アンクタッド**[UNCTAD][図]国連貿易開発会議。一九六四年、発展途上[とじょう]国の経済開発のためにつくられた国連の常設機関。▽United Nations Conference on Trade and Development の略語。 **アングラ**[図]映画や演劇などで、とくに実験的な前衛的試運動。また、前衛的な映画や演劇。アンダーグラウンド。「―劇場」▽地下という意味。[―]under-ground から。 **あんぐり**[画]「スとぼんやりして、またあきれて、口を大きくあけているようす。 **アングル**「カメラアングル」の略。[―]angle **アングロアメリカ**[図]アメリカ合衆国とメキシコとの国境より北の地域。[→]ラテンアメリカ ▽コロンブスの新大陸発見後、おもにアングロサクソン系のイギリス人が移住したことから。[―]Anglo-America **アングロサクソン**[図]イギリス国民の大部分を占[し]める民族。五世紀ごろヨーロッパ大陸からブリテン島へわたったゲルマン民族の一部。[―]Anglo-Saxon **アンケート**[図]ある問題について、多くの人に同じ質問をして意見を調査すること。「全校生徒から―をとる」[―]enquête **あんけん**【案件】[図]会議で審議するために提出される法案。「臨時国会の重要―」②訴訟[そしょう]問題になっている事件。 **あんこ**【×餡こ】[図]「あん」のくだけた言い方。 **あんご**【安居】[図]陰暦四月一六日から三か月間、僧たちが一室にこもって修行すること。夏[げ]安居。 **あんこう**【×鮟釕】[図]アンコウ科の深海魚。からだは平たく、口が異常に大きい。冬、なべ料理などにする。「―のつるしぎり」▽すもうで、太って腹の出ている力士[りきし]を「あんこう型」という。 **あんごう**【暗号】[図]秘密が他人にもれないように、発信者と受信者だけにわかるようにとりきめた記号やそれによる通信。「―情報」 <46> **アンコール**[図]音楽会などで、予定の演奏を終えたあと、客が拍手やかけ声で再度演奏をしてほしいと願うこと。また、それにこたえて演奏をすること。[類]カーテンコール ②再上演。再放送。[▼]フランス語の、「もっと」「まだ」をあらわす語から。[―]encore **アンコールいせき**【アンコール遺跡】[図]カンボジア北西部にあるクメール族の遺跡。一二世紀前半に建てられた石造の大寺院アンコール・ワットと、九世紀の王城アンコール・トムがある。 **あんこく**【暗黒】[図][形動]⊕真っ暗であること。くらやみ。[↔]光明[こうみょう]②道徳や秩序が乱れ、犯罪などの多い状態。「―街のボス」「―時代」 **アンゴラ**[図]アンゴラウサギの一品種。白く長くやわらかい毛をもつ。アンゴラウサギ。また、その毛の織物。[―]Angora **あんさつ**【暗殺】[図]「とおもに政治のうえで対立する人物を、ひそかにねらって殺すこと。「大統領が―される」[類]やみ討ち **あんざん**【安産】[図]「苦しまないでぶじに出産すること。軽いお産。「―のお守り」[↔]難産 **あんざん**【暗算】[図][函]頭の中だけで計算すること。[↔]筆算[ひっさん] **あんざんがん**【安山岩】[図]火山岩の一種。暗い灰色でかたく、土木建築などに使う。 **アンサンブル**[図]①合奏。合唱。また、少人数の合奏団・合唱団。②生地や柄[がら]を合わせてつくった、ひとそろいの婦人服。ワンピースと上着[うわぎ]など。[―]ensemble **あんじ**【暗示】[図]「それとなく手がかりを知らせること。「未来を―する」[類]示唆[↔]明示 ②直接ことばなどによることなく、相手に無意識のうちにあることを伝え、また思いこませること。「―をかける」 **あんしつ**【暗室】[図]実験や写真現像などのために、外から光線がはいらないようにした部屋。 **アンシャンレジーム**[図]旧制度。とくに、フランス革命当時、以前の絶対君主体制をさしていった。[―]ancien régime **あんじゅう**【安住】[図][函]⊕安心して住むこと。「―の地を求める」②その状態に満足していて、変化を望まないこと。「現在の地位に―する」 **あんしゅつ**【案出】[図][函]くふうして新しいものを考えだすこと。[圏]発案・創案 **あんしょう**【暗唱・暗×誦】[図][函]なにも見ないで、記憶[きおく]した文章などを正確に言うこと。[類]暗記 **あんしょう**【暗証】[図]あらかじめ登録し、本人だけが知っている秘密の数字や記号。「―番号」 **あんしょう**【暗礁】[図]海の中にかくれていて、船の航行のじゃまになる岩。 **暗礁に乗り上げる** 思いがけない障害にあうことのたとえ。「計画が―」 **あんしょく**【暗色】[図]暗い感じのする色。[→]明色 **あんじる**【案じる】[圧□]あれこれと考える。心配する。あんずる。「一計を―」「将来を―」 **あんしん**【安心】[図][形動]「スと心配なことがないとと。気持ちが落ち着くこと。「彼にまかせておけば―だ」[圏]安堵[あんど][↔]心配 **あんしんりつめい**【安心立命】[■]くよくよしな よしなで心の平安をえること。「―の境地」▽仏教語では、「あんじんりゅうめい」と読み、信仰によって迷いを去ることをいう。 **あんず**【×杏・×杏子】[図]バラ科の落葉高木。早春に、白またはうす紅色の花を開く。実はあまずっぱく、食用や薬用。アプリコット。 **あんずる**【案ずる】[サ変]→「あんじる」 **案ずるより産むがやすし** 前もってあれこれ心配するよりも、やってみれば意外にうまくいくものだ。 **あんせい**【安静】[図][形動]病人がからだを動かさないで静かにしていること。「絶対―」 **あんせいのたいごく**【安政の大獄】[図]一八五八—五九年。大老井伊直弼[いいなおすけ]が、尊王攘夷派[そんのうじょういは]を弾圧[だんあつ]した事件。将軍の後継[あとつ]ぎや開国の問題について幕府に反対した一○○名以上がとらえられ、吉田松陰[よしだしょういん]らが処刑された。 **あんぜん**【安全】[図][形動]危なくないこと。からだやものを傷つけられたり、ぬすまれたりする心配がないこと。「家内[かない]が―をいのる」[→]危険 **あんぜん**【暗然】[形動]暗いようす。「前途[ぜんと]は―としている」②悲しみで心がふさがれるようす。「―たる面持[おもも]ち」 **あんぜんき**【安全器】[図]規定以上の電流が流れると、自動的に電流を止めて危険を防ぐ装置。安全開閉器。ブレーカー。 **あんぜんせい**【安全性】[図]危なくないこと。害がないこと。また、危なくない程度。「―を第一に考える」「―の高い機械」[↔]危険性 **あんぜんちたい**【安全地帯】[図]危険のない場所。とくに、歩行者の安全を守るために道路の中央に設けられた、車の通れない場所。 **あんぜんべん**【安全弁】[図]◎ボイラーなどの破裂[はれつ]を防ぐ装置。圧力が限度をこすと弁が開いて、中の蒸気などが出され、圧力が下がる。②危険や崩壊・破滅へなどを前もって防ぐはたらきをするものや人のたとえ。 **あんぜんほしょうじょうやく**【安全保障条約】[図]外国からの侵略[しんりゃく]に対して防衛するために、安全を保障しようとする、個別的または集団的な国際条約。安保。 **あんぜんほしょうりじかい**【安全保障理事会】[図][名]国連の主要機関の一つ。拒否権をもつアメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国の五常任理事国と、任期二年の一〇の非常任理事国とからなる。国際平和の維持[いじ]を任務とし、経済的・軍事的制裁をきめることができる。安保理事会。安保理。 **あんそく**【安息】[図][忍]心身を静かにやすめること。「―をあたえる」 <47> **あんそくび**【安息日】[図]仕事を休んで神にいのる日。キリスト教では日曜日。 **アンソロジー**[図]詩や文章などを選びあつめたもの。詞華集。「―を編む」[―]anthology **あんた**[代名]「あなた」のくだけた言い方。友達や目下[した]の者、とても親しい人に使う。 **あんだ**【安打】[図]「凶]野球で、相手のエラーなどによらず、打者が安全に塁[るい]に出られたときの打球。ヒット。 **アンダーグラウンド**[図]↓「アングラ」 **アンダーシャツ**[図]男性用の下着。はだ着。とくに、野球などのユニホームの下に着るシャツ。[―]undershirt **アンダースロー**[図]野球などで、投法の一つ。うでをかたより下にして投げる。下手[したて]投げ。アンダーハンド。[↔]オーバースロー ▽underhand throw から。 **アンダーライン**[図]横書きの文章で、重要と思われる文字の下に引く線。下線。[―]underline **あんたい**【安泰】[図][形動]世間[せけん]に不安や危険がなく、ぶじなこと。「国家の―を願う」[圏]泰平・太平 **アンタック**[UNTAC][図]国連カンボジア暫定統治機構。一九九一年に調印されたパリ和平協定にもとづき、翌年、国連の安全保障理事会が設定。九三年に総選挙で新政権が成立するまで、カンボジア行政の中核であった。▽United Nations Transitional Authority in Cambodia の略語。 **あんたん**【暗澹】[形動]⊕風景などが、暗くてすごみのあるようす。「―たる冬の日本海」②将来に希望がもてず、気持ちがしずんでいるようす。見通しが立たなくて、ゆううつだ。「―とした思い」 **アンダンテ**[図]音楽の速度標語の一つ。「歩く速さで」という意味。[―]andante **あんち**【安置】[図]「凶]神仏や遺体などをたいせつに置いておくこと。「仏像を―する」 **アンチ**[造語]「・・・に反対の」「・・・でない」などという意味をあらわす。反。アンティ。「―テーゼ」「―巨人」[―]anti- **アンチック**[図]和文[わぶん]の活字体の一つ。「アンチック」のように肉太でやわらかみのある字体。[♪]交点「表「活字の書体」 @V「アンティーク」[―]antique **アンチテーゼ**[図]最初に立てられた命題を否定する命題。反定立。また、ある主張に対立する主張。[◆]テーゼ[―]Antithese **アンチモン**[図]金属元素の一つ。銀白色でもろく、活字や半導体などに使う。有毒。アンチモニー。元素記号Sb[―]Antimon **あんちゃく**【安着】[図][凶]事故なく到着[とうちゃく]すること。「昨日―いたしました」 **あんちゃん**【兄ちゃん】[図]兄や若い男性を親しんで呼ぶことば。また、不良[ふりょう]じみた若い男。 **あんちゅうひやく**【暗中飛躍】[四][邁]ひそかに計画をめぐらして活動すること。暗躍。 **あんちゅうもさく**【暗中模索】[四][国]手がかりのない問題を解決しようとして、あれこれ試みること。▽暗やみの中で、手さぐりでものを探すことから。 **あんちょく**【安直】[形動]⊕値段が安く、たやすいようす。「―な処理法」「―な食事」[園]手軽・簡便 ②気軽で簡単にするようす。「―に相談に応じてくれる」「―な態度をとる」[圏]容易 **あんちょこ**[図]教科書などの手軽な自習書。参考書。ガイド。[圏]とらの巻[ま]き▽「あんちょく(安直)」の変化した形。 **アンチョビー**[図]カタクチイワシ科の小形の海魚。また、それを塩づけしたのち、油づけにした食品。酒のさかななどにする。[―]anchovy **アンツーカー**[図]水はけのいい、赤茶色の人工土。テニスコートや陸上競技場のトラックなどに使われる。[―]en-tout-cas **あんてい**【安定】[図]「と]激しい変化がなく、落ち着いた状態。「精神の―を保つ」[↔]動揺[どうよう]②物質や物体に変化をあたえたときに、もとの状態を保とうとする性質。 **アンティーク**[図]骨[こっ]とう品。古美術。[―]antique **あんていりくかい**【安定陸塊】[図]先カンブリア代に起きた地殼運動や造山運動のあと、現在にいたるまで激しい変動を受けていない地殻。古代陸塊。 **アンデスさんみゃく**【アンデス山脈】[図]南アメリカの太平洋岸を南北にのびる山脈。インカ文明の栄えた地で、今も多くの高山都市が発達している。 **アンテナ**[図]①電波を送りだしたり、受けたりするための装置。「衛星放送用—」②広く、情報を手に入れるための手段となるもの。「―ショップ」「―を張りめぐらす」[―]antenna **アンデパンダン**[圏]フランスの独立美術家協会。一八八四年以来、審査をしない展覧会を開く。▽「独立の」という意味から。[―]Indépendants **アンデルセン**[人名]一八〇五——七五年。デンマークの詩人・童話作家。長編小説「即興詩人」で名をあげ、「マッチ売りの少女」「絵のない絵本」「親指姫[おやゆびひめ]」など、多くのロマン主義的童話も書いた。[―]Hans Christian Andersen **あんてん**【暗転】[図]「演劇などで、幕を下ろさず舞台[ぶたい]を暗くしたまま、場面を変えること。②ものごとが悪いほうへ転じること。 **あんど**【安堵】[図][函]不安がなくなって、ほっとすること。「顔に―の色がうかぶ」[類]安心 **あんとう**【暗闘】[図]「とかげでひそかに争うこと。「水面下で―がくりかえされた」 > 「つかいわけ」→「紛争」を見よ。 **あんどうしょうえき**【安藤昌益】[人]?1一七六二年。江戸中期の医者・思想家。封建制度を批判し、神仏からもはなれて、万人が平等な社会を説いた。著書に「統道真伝」「自然真営道」など。 **あんどうのぶまさ**【安藤信正】[人]魚一八一九一八七一年。幕末の政治家。大老井伊直弼[いいなおすけ]の死後、老中[ろうじゅう]として公武合体を進めた。和宮[かずのみや]の降嫁を実現したが、尊攘[そんじょう]派に江戸城坂下門外でおそわれ、失脚[しっきゃく]した(=坂下門外の変)。 **あんどうひろしげ**【安藤広重】[入後]一七九七一八五八年。江戸後期の浮世絵師。別名、歌川[うたがわ]広重。遠近法を用いた風景画の名作を残した。「東海道五十三次」「名所江戸百景」など。 <48> **アントニム**[園]反対語。対義語。[◇]シノニム[―]antonym **アンドレ・ジード**[入名]→「ジード」 **アンドロメダ**[図]星座の一つ。冬、北の空にあらわれる。また、その中にあるうず巻き形の大星雲の名。▽ギリシャ神話の、エチオピアの王女の名から。[―]Andromeda **あんどん**【行灯】[図]昔の照明器具の一つ。木や竹のわくに紙をはった中に、油を入れた皿を置いて火をともす。「昼―(=ぼんやりした人)」[かぞえ方]張[はり] **あんな**[形動]「あのような」のくだけた言い方。相手の人物やことがらを見くだしたり軽く考えたりして、重くあつかわないときなどに使う。ああいう。「結果は―だ」「―なのによくやった」「―やつにはまかせられない」▽「のに」「ので」などは、連体形「あんなな」に付くが、名詞などは、連体形ではなく、語幹「あんな」に直接付く。そのため、形容動詞ではなく連体詞とする説もある。②[「あんなに」の形で]あれほどまでにはなはだしく。「―に大きくなった」「―にかわいい子はほかにない」 **あんない**【案内】[図]①〈名・スル〉知らない場所までの道を教えたり、ある場所を説明しながらいっしょに見てまわったりすること。「―係」「展覧会場をーする」②ものごとのなかみやようすを知らせること。てびき。ガイド。しらせ。「学校―」「―状」①〈名〉事情やようすをよく知っていること。「皆様すでにごーのとおり」 **アンナ・カレーニナ**[一]八七三―七七年。ロシア、トルストイの小説。人妻アンナの悲劇的な恋愛は「アンブル」[図]注射液などを密封[みっぷう]した、小さなガラス製の容器。[―]ampouleを通して、当時のロシア社会の現実をいろいろな角度からとらえようとした。[―]Anna Karenina **あんに**【暗に】[画]はっきりあらわさずに、それとなく知らせるようす。「―引退をほのめかす」 **アンニュイ**[図]退屈なこと。ものうい気分。[―]ennui **あんねい**【安寧】[図]世の中が平和でおだやかなこと。「社会の―を保つ」[類]安泰 **あんのじょう**【案の定】[画]あらかじめ思っていたとおり。「―おくれて来た」[圏]果たして・予想どおり **あんのん**【安穏】[図][形動]おだやかなこと。気楽なこと。「―ぶじ」「―な人生を送る」[圏]平穏[へいおん]・安楽 **あんば**【×鞍馬】[図]器械体操の用具の一つ。また、それを使う体操競技。 **あんばい**[日]【塩梅】[図]「ズとものごとのぐあい。とくに、健康状態や天候。「いい―だ」「―が悪くてねている」[圏]加減▽もと、塩と梅酢[うめず]で料理の味かげんをしたことから。 **あんばい**【×按配・×按排】[図][山]ほどよく並べたり、とり合わせたりすること。「適当に―する」 > 「つかいわけ」→「調子」を見よ。 **アンバランス**[図][形動]つりあいがとれていないこと。不つりあい。不均衡[ふきんこう]。「収支の―」[―]unbalance **あんび**【安否】[図]ぶじであるかどうかということ。「友人の―を気づかう」▽「安非」は誤り。 **アンビシャス**[形動]大きな望みをもったようす。野心的。意欲的。「ボーイズビー-(=少年よ大志をいだけ)」[―]ambitious **あんぶ**【×鞍部】[図]山の尾根で、ウマの鞍[くら]のように周囲より低くなっているところ。 **あんぷ**【暗譜】[囱]「スル楽譜を暗記すること。 **アンプ**[図]トランジスターやICなどを使って、電流や電圧を大きくする装置。増幅器。▽amplifier の略。[―]amp **アンパイア**[図]野球などで、審判[しんぱん]員。アンパイヤ。[―]umpire **あんぶん**【案分・按分】[図]割合に応じてものを分けること。「―比例(=比例配分)」 **あんぶん**【案文】[図]下書きの文章。また、案としてつくった文章。 **アンペア**[図][造語]電流量の単位。記号はA▽フランスの物理学者アンペールの名から。[―]ampere **あんぼ**【安保】[図]「日米安全保障条約」の略。 **あんぽう**【×罨法】[図][函]炎症[えんしょう]や充血[じゅうけつ]をとるために患部を冷やしたり、温めたりする療法。 **あんま**【×按摩】[図]―」からだをもんで筋肉のこりや痛みを治すこと。また、その職業の人。マッサージ。 **あんまく**【暗幕】[図]室内を暗くするために張りめぐらす黒い幕。 **あんまり**[画][形動]①〈形動〉度を過ぎてひどいようす。「そのやりかたは―だ」「―な態度」①〈副〉程度が必要以上、想像以上であるようす。「―雨が続くと困る」②[「あんまり〜ない」の形で]それほど・・・ない。たいして・・・ない。「―熱はない」「あまり」を強めた言い方。 **あんみつ**【×餡蜜】[図]アズキのあんをそえたみつ豆。 **あんみん**【安眠】[図]「ズとぐっすりと安心してねむること。「―妨害」[類]熟睡 **あんもく**【暗黙】[図]だまっていること。わかっていても外にあらわさないこと。「―の了解をえる」 **アンモナイト**[図]頭足類[とうそくるい]の化石動物。オウムガイに似る。中生代にもっとも栄え、絶滅した。アンモン貝。[―]ammonite **アンモニア**[図]窒素と水素との化合物。鼻につくにおいのする無色の気体。水にとけやすい。肥料の製造や冷却[れいきゃく]用として使われる。[―]ammonia **あんや**【暗夜・×闇夜】[図]月も星も出ない真っ暗な夜。やみ夜。 <49> **あんやく【暗躍】**[図][函]知られないところで、ひそかに活動すること。暗中飛躍。「スパイが―する」 **あんやこうろ【暗夜行路】**一九二一-三七年。志賀直哉[しがなおや]の長編小説。祖父と母との過失で生まれた主人公が、その出生の秘密になやみ、結婚生活ではまた妻の過失になやまされるが、大山[だいせん]に登り感銘を受け、すべてを許す気持ちになる。 **あんゆ【暗喩】**[国語]「いんゆ」 **あんらく【安楽】**[図][形][動]心配も苦痛もなく、おだやかで満ちたりていること。「―いす」[類]安穏[あんのん] **あんらくあんさくでん【安楽庵策伝】**[人名]一五五四—一六四二年。江戸初期の僧・文人。笑話集「醒睡笑[せいすいしょう]」の作者として知られる。また、茶道の安楽庵流の祖でもある。 **あんらくし【安楽死】**[図]助かる見こみのない病人を、苦痛の少ない方法で死にいたらせること。 **アンラッキー**[図][形][動]運の悪いこと。不運。⇔ラッキー [unlucky] **アンリ**[Henri IV]四世。一五五三―一六一〇年。フランス国王。ブルボン朝の創始者。一五九八年、信教の自由を認めたナントの勅令[ちょくれい]を出し、六二年か ら続いたユグノー戦争を終結させて、絶対王政を確立したが、旧教徒によって暗殺された。ヘンリー。-[位] **あんりゅう【暗流】**[図]表面にあらわれない水の流れ。底流。また、外にあらわれない策動。 **あんるい【暗涙】**[図]悲しいときやくやしいときに、人知れず流すなみだ。「―にむせぶ」 **あんろくざん【安禄山】**[人名]七〇三?-七五七年。中国、唐代のソグド系の胡人[こじん](=中国西方の異民族)。玄宗[げんそう]皇帝の信頼[しんらい]をえたが、楊貴妃[ようきひ]の兄で宰相[さいしょう]の楊国忠[ようこくちゅう]らと対立。七五五年に反乱を起こし(=安史の乱)、洛陽・長安[ちょうあん]などを占領し、国号を大燕[だいえん]として雄武皇帝と称[しょう]したが、息子に殺された。 **い**[以] 人・3画 全5画 以 以 以 以 ①そこをもとにして。…から。②それによって。③以上[いじょう] 以前[いぜん] 以内[いない] 以来[いらい] ②以心伝心[いしんでんしん] **い**[衣] 衣・0画 全6画 衣 衣 衣 衣 着るもの。衣食住[いしょくじゅう]、衣類[いるい]、更衣[こうい]、脱衣[だつい]、*浴衣[ゆかた] 産衣[うぶぎ] 衣紋[えもん] 狩衣[かりぎぬ] 衣被[きぬかずき] 一衣[いちえ]擦れ 衣魚[しみ] 濡れ衣[ぬれぎぬ] 単衣[ひとえ] 白衣[びゃくい] **い**[位] 人・5画 全5画 位 位 位 位 ①場所。②基準。③くらい。身分。等級。「第一―」④人に対する敬意をあらわす語。⑤数字のくらいどり。「百―の数」[イ(ヰ)]①位置[いち] 方位[ほうい]、②単位[たんい] 本位[ほんい]、③位階[いかい] 王位[おうい]、従三位[じゅさんみ] 順位[じゅんい] 地位[ちい] 各位[かくい]、三位一体[さんみいったい] ④気位[きぐらい]が高い 位[くらい]する **い**[囲](圍) □・4画 全7画 囲 囲 囲 囲 ①とりまく。②かこんでいるあたり。まわり。③囲碁[いご] 範囲[はんい] 包囲[ほうい] ②胸囲[きょうい]、周囲[しゅうい] かこむ・かこう 取り囲む[とりかこむ] 囲み[かこみ]記事[きじ] 塀[へい]で囲い[かこい] 板囲い[いたがこい] **い**[医](醫) 医・5画 全7画 医 医 医 医 ①病気を治すこと。「―を業とする」②病気を治す人。①医院[いいん] 医学[いがく] 医者[いしゃ] 医療[いりょう] ②外科医[げかい] 校医[こうい] 獣医[じゅうい] 女医[じょい] 名医[めいい] ③医は仁術[じんじゅつ]なり 医療[いりょう]はかねもうけではなく、人を温かい心で救うものだ。 **い**[委] 女・5画 全8画 委 委 委 委 ①人にまかせる。②くわしい。③「委員会」の略。①委員[いいん] 委託[いたく] 委任[いにん] ②委曲[いきょく] 委細[いさい] ③教委[きょうい] 公取委[こうとりい] 委[くわ]しい 委[ゆだ]ねる **い**[胃] 月・5画 全9画 胃 胃 胃 胃 食道と小腸のあいだにある消化器官。いぶくろ。▷図「ないぞう(内臓)」[イ]胃液[いえき] 胃炎[いえん] 胃酸[いさん] 胃腸[いちょう] **い**[異] 田・6画 全11画 異 異 異 異 ①ほかとちがう。べつの。よその。とくに、ちがう考えや意見。「―をさしはさむ」「―を唱える」[同]②ふつうでない。ふしぎな。また、すぐれている。「異[い]な」も見よ。③正当でない。①異議[いぎ] 異口同音[いくどうおん] 異国[いこく] 異質[いしつ] 差異[さい] ②異才[いさい] 異色[いしょく] 怪異[かいい] 奇異[きい] ③異学[いがく] 異端[いたん] 意見を異[こと]にする 異なる[ことなる]立場[たちば] <50> 異とするに足りない とくに変わったこと、おどろくようなことではない。 **異を立てる** ちがう考えをうち出す。「定説に―」 **い**[移] 禾・6画 全11画 移 移 移 移 ◎場所・位置が変わる。②時間・状態が変わる。①移住[いじゅう] 移籍[いせき] 移転[いてん] 移動[いどう] 移民[いみん] 転移[てんい] ②移行[いこう] 推移[すいい]、変移[へんい] うつる・うつす 飛び移る[とびうつる]・移り香[うつりが]が/住まいを移す[うつす] **い**[意] 心・9画 全13画 意 意 意 意 ◎心に思うこと。かんがえ。きもち。「感謝の―を表[ひょう]する」「―のままにふるまう」→知[ち]・情[じょう] ②わけ。意味。内容。「⇨読書百遍[どくしょひゃっぺん]―おのずから通ず」①意見[いけん] 意志[いし] 決意[けつい]、注意[ちゅうい]、生意気[なまいき] ②意義[いぎ] 大意[たいい]、同意語[どういご]、反意語[はんいご] *意気地[いくじ]・意固地[いこじ] **意に介[かい]さない** 気にしない。「細かいことはー」 **意に適[かな]う** 希望に合って満足する。 **意に染まない** 考えと合わず、気に入らない。 **意に満たない** 満足できない。気に入らない。 **意を汲む** 相手の言いたいことを察する。 **意を強くする** はげまされて自信をもつ。「味方を得てー」 **い**[遺] ・12画 全15画 遺 遺 遺 遺 ①あとに残す。②わすれる。そのままにする。③もらす。もれる。「遣(=つかわす)」は別字。[イ・ユイ]①遺言[ゆいごん] ②遺言[いごん](法律用語) 遺産[いさん] 遺書[いしょ] 遺族[いぞく] 遺伝[いでん] ②遺棄[いき] 遺失物[いしつぶつ]。③遺尿[いにょう] 遺漏[いろう] 拾遺[しゅうい] 補遺[ほい] **い**[依] イ・6画 全8画 依 依 依 依 ◎よりかかる。たよる。②もとのまま。③よりどころとする。①依存[いそん] 依頼[いらい] ②依然[いぜん] ③依願[いがん] 依拠[いきょ] ◎依怙贔屓[えこひいき] 帰依[きえ] 依[よ]る 依怙地[いこじ] **い**[威] 女・6画 全9画 威 威 威 威 ①おどす。おそれさせる。「とらの―を借るきつね」②おごそかで、いかめしい。③勢いの盛[さか]んな。①威圧[いあつ] 威嚇[いかく] 威力[いりょく] 脅威[きょうい] ②威厳[いげん] 威容[いよう] 権威[けんい] ③威勢[いせい] 猛威[もうい] 威[おど]す **い**[為](爲) ・5画 為 為 為 為 ◎する。わざわざおこなう。②役に立つ。①為政[いせい] 行為[こうい]、作為[さくい]、②有為[うい]、無為[むい] 為[た]め 為[な]す 以為[おもえ]らく *為替[かわせ] 為体[ていたらく] 為人[ひと]ごと **い**[尉] 寸・8画 全11画 尉 尉 尉 尉 軍隊や自衛隊の、将校の階級の一つ。▽火のしで布を上からおさえのばす意味。[イ]尉官[いかん] 大尉[たいい] 遠山左衛門尉[とおやまさえもんのじょう] **い**[慰] 心・11画 全15画 慰 慰 慰 慰 いたわって人の心を安らかにさせる。▽心をおさえのばして落ち着かせる意味。[イ]慰安[いあん] 慰謝料[いしゃりょう] 慰問[いもん] 慰労[いろう] 弔慰[ちょうい] なぐさめる・なぐさむ 友を慰める[なぐさめる]/心が慰む[なぐさむ] 手慰み[てなぐさみ] **い**[偉] イ・10画 全12画 偉 偉 偉 偉 すぐれている。堂々としてりっぱである。[イ]偉業[いぎょう] 偉丈夫[いじょうふ] 偉人[いじん] 偉大[いだい] えらい偉[えら]い人物[じんぶつ] 偉物[えらぶつ] 偉[えら]ぶる **い**[違] ・10画 全13画 違 違 違 違 ◎くいちがう。②したがわない。そむく。①違和感[いわかん] 相違[そうい] ②違憲[いけん] 違反[いはん] ちがう・ちがえる 話が違う[ちがう]/取り違える[とりちがえる] 違[たが]える 方違え[かたたがえ] 仲違い[なかたがい] **い**[緯] 糸・10画 全16画 緯 緯 緯 緯 ①織物の横糸。ぬき。⇔経[たていと] ②地球表面の南北の位置を表示するための線。⇔経[けい]①経緯[けいい] ②緯度[いど] 南緯[なんい] 北緯[ほくい] 経緯[いきさつ] **い**[維] 糸・8画 全14画 維 維 維 維 ●細いすじ。つな。②つなぎとめる。ささえる。③発語のことば。これ。[圏]惟[い]。②繊維[せんい] ②維持[いじ] ③維新[いしん](=「維[こ]れ新たなり」という意味) 維納[ウィーン] 維摩経[ゆいまきょう] **い**[伊] イ・4画 全6画 伊 伊 伊 伊 ①これ。この。かれ。かの。②「伊太利[イタリア]」の略。[イ]②日独伊三国同盟[にちどくいさんごくどうめい] 伊[い] <51> **い**[惟] [・8画] [全11画] 惟[い]惟[い]惟[い]惟[い] ①よく考える。おもう。②ただ。唯[ただ]③発語のことば。これ。[↔]維 [イ・ユイ] 思惟[しい]●惟神[かんながら] **い**[易]↓「えき」 **い**【井】[図]「井戸」の古い言い方。 **井の中の蛙[かわず]大海を知らず** 世間[せけん]だ知らずのたとえ。 **い**【医/胃/異/意/威】[図]↓漢字項目を見よ。 **い**【×亥】[図]◎十二支の第一二番目。イノシシ。②昔の方角の呼び名で、北北西。③昔の時刻の呼び名で、今の午後一○時ごろ。また、その前後二時間。「―の刻[こく]」 **いあい**【遺愛】[図]死んだ人が生前いつもたいせつにしていたもの。「師の―の品」 **いあいぬき**【居合い抜き】[図][片]ひざをついて、刀をぬいた瞬間に相手をきるわざ。 **いあつ**【威圧】[図]「強い威力でおどし、相手をおさえつけること。「―感」 **いアトニー**【胃アトニー】[図]胃壁[いえき]の筋肉がゆるんで、消化運動がおとろえている状態。 **いあわせる**【居合わせる】[下□]たまたまそのとき、同時にそこにいる。いあわす。「その場に―」 **いあん**【慰安】[図]「ス」なぐさめて、気持ちを安らかにすること。「―旅行」[團]慰労 **いい**【飯】[図]「めし」の古い言い方。「強[こわ]ー」 **いい**【好い・善い・良い】[圏]◎「よい」のくだけた言い方。「それが―」「―声で歌う」[→]悪い[わるい]②[「いい〜」の形で]逆説的に使って、「ひどい・・・」などという意味をあらわす。「―迷惑だ」「―かっこうだ」「―ざまだ」[▼]終止形と連体形しかない。 **好い面[つら]の皮** ざまを見ろという気持ちで、あざけって言うことば。「あんな目にあいやがってーだ」②面目[めんぼく]まるつぶれだ、と自分自身をあざけることば。「持ちにげされるなんてーだよ」 **好い目が出る** 幸運にめぐまれる。「晩年にやっと―」▽「目」は、さいころの目のこと。 **いい**【×謂い】[図]わけ。意味。いわれ。「幸福とは満足の―にほかならない」「何の―ぞや」▽文章語。 **いいあう**【言い合う】[国]たがいにあれこれ言う。「言いたいことを―」「子供のことでー」 **いいあてる**【言い当てる】[下□]おしはかって正しい答えを言う。 **いいあらそう**【言い争う】[国]口論する。口げんかをする。 **いいあらわす**【言い表す】[国]ことばで表現する。 **いいあわせる**(言い合わせる】[下□]前もって話しあって約束する。[圏]申し合わせる **イーイーカメラ**【EEカメラ】[図]自動的に露出[ろしゅつ]計がはたらくようにつくられたカメラ。▽electric eye camera の略語。 **イーイーシー**[EEC][図]ヨーロッパ経済共同体。一九五八年に発足、六七年にECに統合された。▽European Economic Community の略語。 **いいえ**[圏]相手の言ったことをうち消したり、相手の意見に反対したりするときに使うことば。「―、わたしではありません」「―、そうは思いません」[類]いや[☆]はい▽「いや」よりもていねいな言い方。また、「行かないのですか?」という否定形の質問に対し、「行く場合、日本語では「いいえ、行きます」と答えるが、英語では「Yes, I go.」と答えるので要注意。 **いいえて(言い得て)妙[みょう]** ↓「いう」 **いいおく**【言い置く】[国]言いのこしておく。「あとのことを言い置いて出る」 **いいおくる**【言い送る】[国]●手紙などで直接言ってやる。②次々と仲間などに言いつたえる。 **いいおそうぎ**【飯尾宗祇】[人]後一四二二一一五〇二年。室町[むろまち]後期の連歌師。東山[ひがしやま]文化の代表者として正風[しょうふう]連歌を普及[ふきゅう]・大成させた。「いのおそうぎ」とも。「新撰[しんせん]핬菟玖波[つくば]《集」「竹林抄[ちくりんしょう]」など。 **いいおとす**【言い落とす】[国]うっかりして、言うべきことの一部を言いわすれる。 **いいかえす**【言い返す】[国]注意されたりからかわれたりしたとき、ことばでやりかえす。口ごたえする。「負けずにー」 **いいかえる**【言い換える】[下□]意味を変えないで、別の言いかたに直す。ほかのことばで表現する。「難解なことばをやさしくー」 **いいかお**【好い顔】●整った顔。②顔がきくこと。「町では―だ」③きげんのいい顔つき・表情。すました顔。「―をしない」「―見せてよ」 **いいがかり**【言い掛かり】[図]根拠[こんきょ]のないことを言ってきっかけをつくり、相手をおどしたり、難題をもちだしたりすること。「―をつける」 **いいかげん**【好い加減】[図][形動]画①〈名・形動〉ほどよいようす。適度。「冗談[じょうだん]もーにしろ」②無責任であるようす。おおざっぱ。「―な返事」「―に並べる」①〈副〉だいぶ。かなり。「―くたびれた」「―いやになる」▽同じことが続いてうんざりしたときに使うことが多い。 **いいかねる**【言い兼ねる】[下]言いたくても言えないでいる。「今はなんともー」 **いいかわす**【言い交わす】[国]◎ことばをやりとりする。たがいに話す。「冗談[じょうだん]を―」「あいさつを―」②男女が直接結婚を約束する。「少年のころから言い交わした仲」 **いいきかせる**【言い聞かせる】[下二]教えさとすように話す。説明してやる。「かんでふくめるように―」 **いいき**【《好い気】[形動]①自分一人で得意になり、うぬぼれているようす。「つい―になる」@自分一人で満足し、のんきなようす。「人にめいわくかけておいて―なもんだ」 <52> **いいきみ**【好い気味】[圏]にくらしい相手の不幸や失敗を喜んで、胸がすっとする気分。「あいつが負けてーだ」 **いいきる**【言い切る】[国]きっぱりと言う。断言する。「まちがいないと―」②言いおわる。話や文を終わる。「言い切らないうちに」「終止形は―形」 **いいぐさ**【言い種・言い草】[図]①ものの言いかた。言った内容。「―が気にくわない」▽相手の言うことをとがめる気持ちで使う。②きまって出ることば。「いつもの―」[類]口癖[くちぐせ] **いいくらす**【言い暮らす】[国]そのことばかり毎日くりかえし言って過ごす。また、一日じゅう同じことばかり言う。 **いいくるめる**【言いくるめる】[下口]さきでうまくごまかして、自分の言うことを信じさせる。「ことばたくみに―」「黒を白と―」 **いいこ(好い子)になる** 自分だけよく思われるように、うまくたちまわる。 **いいこめる**【言い込める・言い×籠める】[下]言いあらそって、相手をやりこめる。 **いいさす**【言いさす】[国]話を途中でやめる。言いかけてやめる。 **いいざま**【言い様】[図]ものの言いよう。言いかた。「その―はなんだ」 **イーシーエスシー**[ECSC][図]ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体。一九五二年、石炭と鉄鋼の共同管理のために結成された国際機関。六七年、ECに統合された。▽European Coal and Steel Community の略語。 **イージーオーダー**[図]洋服の仕立てかたで、きめられた型や布の中から選んで注文し、仮縫いしないで仕上げる方法。▽easy と order から。[和] **イージーゴーイング**[形動]ものごとをいいかげんにするようす。安易[あんい]な。のんきな。[―]easygoing **いいしぶる**【言い渋る】[国]言いにくそうにする。言いたがらない。「わけを―」 **いいしれぬ**【言い知れぬ】言うに言われない。ことばであらわせない。いいしれない。「―不安」 **イースター**[図]キリストの復活を祝う祭り。春分のあとの満月の次の日曜日におこなう。復活祭。「―パレード」[―]Easter **いいすてる**【言い捨てる】[下]言いたいことだけを言いっぱなしにする。むぞうさに言う。 **イースト**[図]パンをふくらませるために使う酵母菌[こうぼきん]。パンだね。[―]yeast **イーゼル**[図]絵をかくときに、キャンバスや画板を立てかける台。画架。[―]easel **いいせん**【好い線】①ものごとの程度・段階・方向、また相手から受ける印象などが、こちらの期待にかなうこと。「―いってる」②ぎりぎりの限度。「値引きといっても二割が―だ」 **いいそこなう**【言い損なう】[国]⊕いいまちがえる。「せりふを―」②言うべきことを言わないでしまう。「お礼を―」[圏]言いそびれる **いいそびれる**【言いそびれる】[下]言おうと思いながら言いだす機会をなくす。「うそだったと、つい―」 **いいだくだく**【唯唯諾諾】[圓][国]自分の考えをもたず、なんでも人の言うことに「はいはい」と従ってししまうようす。「―として命令に従う」▽「唯」「諾」はともに、「はい」という答え。文章語。 **いいだこ**【飯×蛸】[図]マダコ科の小さなタコ。食用。▽腹にめしつぶ状の卵をもつところから。 **いいだしっぺ**【言い出しっ×屁】[図]最初に言いだした人。また、最初に言いだした人が、まずそれをする人だということ。いいだしぺ。「―のきみがやれ」▽最初にくさいと言った人が、じつはおならをした本人であることからという。 **いいだす**【言い出す】[国]言いはじめる。ことばとして出しはじめる。「おかしなことを―」②さきに言う。「言い出したものがやる」 **いいだだこつ**【飯田蛇笏】[人]一八八五一一九六二年。大正・昭和期の俳人。山梨県生まれ。本名は武治。別号、山廬[さんろ]。高浜虚子に師事し、雑誌「ホトトギス」の中心となって活躍[かつやく]した。句集「山廬集」「霊芝[れいし]」など。 **いいたてる**【言い立てる】[下□]◎とりたてて強く言う。「人のまちがいを―」②数えあげて言う。「一つ一つ理由を―」 **いいちがい**【言い違い】[図]いいあやまり。いいそこない。いいちがえ。 **いいつかる**【言い付かる】[国]目上の人から言いつけられる。命令される。 **いいつぐ**【言い継ぐ】[国]ことばを続ける。いいつたえる。伝言する。 **いいつくす**【言い尽くす】[国]言うべきことを全部残らず言う。存分に言う。「ことばに言い尽くせない喜び」 **いいつくろう**【言い繕う】[国]あやまちなどを、うまくごまかして言って目立たなくする。「その場を―」 **いいつけ**【言い付け】[図]目上の人からの命令。[→]命令 **いいつける**【言い付ける】[下]命令する。②告げ口をする。「先生に―」③ロ[くち]ぐせのように言う。いいなれる。 <53> **いいとおす**【言い通す】[国]自分の考えをおし通す。「いやだとー」 **いいつたえ**【言い伝え】[図]⊕昔から語りつがれてきた話。伝説。②ことづて。伝言。 **いいつのる**【言い募る】[国]勢いに乗ってますます激しく言う。「興奮して―」 **いいとし**【好い年】◎生活してきて世の中の分別[ふんべつ]のつく年齢。「―をしてみっともない」②相当の年齢。年をとっていること。「若く見えるが、彼女ももう―だ」 **いいなおすけ**【井伊直弼】[人]圏一八一五一六〇年。江戸末期の幕府大老[たいろう]。開国を進め、一四代将軍に徳川家茂[いえもち]を定めたうえ、安政の大獄[あんせいのたいごく]で、反対派を徹底[てってい]して弾圧[だんあつ]したため、水戸浪士[ろうし]らに暗殺された(=桜田門外の変)。 **いいなか**【“好い仲】愛しあっている男女の親しい関係。好いたどうし。「―になる」 **いいなずけ**【許嫁・〝許〝婚】[図]婚約者。フィアンセ。▽もと、幼いときから両方の親どうしがきめた婚約者をいう。 **いいならわす**【言い習わす】[国]口ぐせのように言う。また、昔から言いつたえる。「世間[せけん]で―」 **いいなり**【言いなり】[図]自分の意志をもたないで、人の言うことにそのまま従うこと。いうなり。いうがまま。「他人の―になる」「―放題[ほうだい]」 **いいぬける**【言い抜ける】[下]」うまく言いのがれる。「ことばたくみに―」 **いいね**【言い値】[図]売り手がつけた値段。「―で買う」[↔]付け値 **いいのがれる**【言い逃れる】[下□]うまく言いわけをして、とがめを受けないようにする。「質問をどうにか―」[類]言い抜ける **いいのこす**【言い残す】[国]◎言いたいことを、全部は言わないで残す。「あわてていて言い残したこと」②別れるときや死ぬときに、あとのために言っておく。「なにも―ことはない」 **いいはなつ**【言い放つ】[国]きっぱりと断言する。「絶対に勝つと―」 **いいはる**【言い張る】[国]言いたいことをあくまで言う。 **イーピー**[EP][図]一分間に四五回転するレコード。EP盤[ばん]。中心に大きな穴があいているので「ドーナツ盤」とも。▽extended playing の略語。 **いいひと**【好い人】好きな人。こいびと。「わたしのー」 **いいひらき**【言い開き】[図]誤解などを解くための弁解。いいわけ。[類]申し開き **いいふくめる**【言い含める】[下]よくわかるように言ってきかせる。「あきらめるようにー」 **いいふらす**【言い触らす】[国]多くの人々に言ってまわる。悪いうわさなどを言いひろめる。「デマを―」 **いいふるす**【言い古す】[国]何度もくりかえし言われてきたので、古びてめずらしくなくなる。「言い古されたしゃれ」 **いいぶん**【言い分】[図]対立する話しあいの中での主張。「人の―を聞く」▽「いいわけ」と読まれないためには「言いぶん」と書く。 **イーブン**[図]スポーツ競技で、同点であること。ひきわけ。互角。「―パー」[―]even **いいまかす**【言い負かす】[国]議論して相手をまかす。[邇]言い伏せる **いいまくる**【言い×捲る】[国]盛[さか]んに言いたてる。まくしたてる。 **いいまわし**【言い回し】[図]言いあらわしかた。ことばの使いかた。「わかりやすい―にかえる」 **いいもらす**【言い漏らす】[国]うっかりして、伝えるべきことの一部を言いわすれる。[邇]言い落とす ②秘密や言ってはならないことなどを話してしまう。 **いいやる**【言い遣る】[国]手紙や使いを先方へ出して伝える。 **イーユー**[EU][図]↓「イーシー」 **いいよう**【言い様】[図]言いあらわしかた。いいかた。「ほかに―がない」 **いいよどむ**【言い×淀む】[国]言おうとしてためらう。すらすらと言えない。 **いいよる**【言い寄る】[国]近づいて話しかける。とくに、求愛する。「若いころは―男が多かった」 **いいわけ**【言い訳】[図][下]忍自分の失敗について、やむをえなかった事情などを釈明、して正当化すること。「―がたつ」[圏]申し訳・釈明、弁解 > 「つかいわけ」→「申し開き」を見よ。 **いいわたす**【言い渡す】[国]決定したことを言いつたえる。宣告する。「判決を―」 **いいん**【医院】[図]病院より規模が小さく、医者が個人的に経営している診療[しんりょう]所。「内科―」 **いいん**【委員】[図]選ばれてその団体の特定の仕事にあたる人。「学級―」「大会実行―」 **いう**【言う・×云う】[国]◎◎心に思うことを、声でことばとしてあらわす。「考えを―」「厳しく―」「―までもない」「―に言われぬ苦労があった」[↔]聞く ②音を立てる。「ゆかがみしみし―」▽擬音語に付く。①〈補助〉[「〜という」の形で]名づける。世間[せけん]で呼ぶ。「釣[つ]りと―釣りはすべてやった」「おまえと―やつは」「修行」と―ものはつらいものだ」②[「ああいう」「そういう」などの形で]・・・のようすであることをあらわす。「どう―人」「こうーことか」「ゆう」と発音されるが、かなづかいは「いう」。 **言い得て妙[みょう]** じつにうまく言ったものだ。 **言うに事を欠いて** そんな表現をすべきではないのに。 **言うは易[やす]く行うは難[かた]し** 口で言うのは簡単だが、実行するのはむずかしいということ。 **言わぬが花** あえてはっきり言わないところに、かえって価値や味などがあるものだ。また、言わないほうが無難だという意味にも。 **言わん方なし** なんとも言いようがない。表現できない。「その美しさ―」▽文章語。 **言いたいこと**。何が言いたいか。言わんとする事。「―がわからない」▽文章語。 **いうなれば**【言うなれば】ことばにして言ってみるなら。いわば。言うならば <54> **いえ**【家】[図]人が住むための建物。家屋。うち。わがや。[かぞえ方]軒[けん]・戸[こ]・棟[むね]②家庭。家族。「―をもつ」「―を飛びでる」③家系。「―をつぐ」「名門のー」 **いえ**【家】[雁][園]一九一○年。島崎藤村[とうそん]の長編小説。二つの旧家の没落の歴史を克明にたどったもので、「家」にもてあそばれる人々の悲劇を客観的に見すえる。「春」に続く自伝的作品。 **いえい**【遺詠】[図]なくなった人が残した未発表の詩歌[しいか]。また、辞世[じせい]の詩歌。 **いえい**【遺影】[図]死んだ人が、まだ生きていたときの姿をうつした肖像[しょうぞう]写真や肖像画。 **イェーツ**[人名]一八六五—一九三九年。アイルランドの詩人・劇作家。神秘的な叙情詩にすぐれ、現代詩への道を開いた。イエイツ。詩集「アシーンの放浪[ほうろう]」「塔[とう]」など。[―]William Butler Yeats **いえき**【胃液】[図]胃から分泌される酸性の消化液。たんぱく質の分解酵素[こうそ]ペプシンをふくむ。 **いえじ**【家路】[図]自分の家へ帰る道。「―を急ぐ」 **イエス**[圏][図]肯定[こうてい]をあらわすことば。はい。「―かノーか」[↔]ノー[―]Yes **イエス・キリスト**[名]キリスト教の開祖。紀元前四年ごろ、ヨセフとマリアの子としてイスラエルに生まれ、人々に愛を説いたが、反対者のために十字架[じゅうじか]にかけられた。神と人間の仲立ちとされる。▽「キリスト」は救世主という意味。[―]Jesus Christ **イエズスかい**【イエズス会】[図]一五三四年、プロテスタントに対抗するため、スペイン人のイグナティウス・デ・ロヨラを中心に設立したカトリック修道会。来日したフランシスコ・ザビエルたちも所属していた。ヤソ会。 **イエスマン**[図]他人、とくに権力者などの言いなりになる人。[―]yes man **いえつき**【家付き】[図]①その家にもとから住みついていること。「―娘[むすめ]」②家がいっしょについていること。「―の土地」 **いえで**【家出】[園]「自分の家をひそかにはなれたきり帰らないこと。「―人の捜索」「―少年」 **いえども**【×雖も】[國][接助][「〜といえども」の形で]・・・ではあるが。・・・といっても。逆接の確定条件をあらわす。「春と―朝夕は寒い」「当たらずと―遠からず」②たとえ…でも。逆接の仮定条件をあらわす。「親と―そこまではしてくれない」「千万人と―われ行かん」[▼]漢文の訓読法から。 **イエロー**[図]黄色。▽注意の意味で使うことも多い。「ーカード(=サッカーなどで、反則した選手に対して、審判[しんぱん]の示す警告カード)」@黄色人種。[―]yellow **いえん**【以遠】[造語][「〜以遠」の形で]そこをふくめて、そこより遠いさきの場所。「神戸[こうべ]―」 **いえん**【胃炎】[図]胃の粘膜が炎症を起こす病気。胃カタル。「神経性―」「急性―」 **いおう**【硫黄】[図]非金属元素の一つ。青いほのおを出して燃える黄色い結晶。硫酸[りゅうさん]・火薬・医薬品の原料。元素記号S▽常用漢字表付表の語。 **いえなみ**【家並み】[図]◎家がたち並んでいること。「やなみ」とも。「古い―が続く」②家ごと。のきなみ。「――に被害が出た」 **いえのころうどう**【家の子郎党】[図]武家社会で、主従の関係にある一族と子分。「―が勢ぞろいする」 **いえがら**【家柄】[図]●昔から続いてきている、その家の社会的地位。家の格式。「―のよさ」②名家。「―の出」 **いえもと**【家元】[図]生け花や茶道[さどう]、その他の芸道で、流派の本家として技芸を伝える地位。また、その地位にある人。[圏]宗家[そうけ], **いえやしき**【家屋敷】[図]財産としての家とその敷地。「―が人手[ひとで]ごとにわたる」 **いえる**【癒える】[下□]病気や悲しみなどが治る。「心の傷が―」 > つかいわけ[―]なおる・いえる[―]「なおる」は、古語「なほ(=まっすぐ・平凡[へいぼん]・日常的)」ということばからできたことば。だから本来は病気やけがが、「日常的なふつうの状態になる」という意味だった。「いえる」は、「いや(=いよいよ豊か)」ということばからできたので、傷などが「すっかり快復して元気になる」ということだった。今は二つの意味が近づき、「いえる」は古めかしい言い方になった。 **いえのころうとう**[図]政財界などで、ある有力者の部下や配下にある者をたとえてもいう。いえのころうどう。 **イオン**[図]電気を帯びた原子、または原子の集まり。陽イオンと陰[いん]イオンとがある。たとえば、水酸化ナトリウム(NaOH)は、水の中では陽イオン(Na+)と陰イオン(OH-)に分かれる。[―]Ion **いおんびん**【イ音便】[関][園]音便の一つ。動詞連用形や形容詞の連体形に「き」「ぎ」の音があるとき、発音をなめらかにするために、それらが「い」に変化する現象。「咲ききて」が「咲いて」、「高き」が「高い」となるなど。ほかに、ウ音便・促音便・撥[はつ]音便がある。 **いか**【以下】[図][圈]語①〈名〉そこからあと。「―省略」[↔]以上 ①〈造語〉[「~以下」の形で]数量や程度が、それと同じか、それより下であること。また、それよりおとっていることをあらわす。「六歳[さい]ーは無料」「村長―の出むかえ」[圏]以内[↔]以上▽「一万円以下」は一万円をふくむが、「一万円未満」は一万円をふくまない。また、数量以外の場合はそれをふくまないことがある。「中学生―の読解力」 **いか**【烏賊】[図]海にすむ軟体[なんたい]動物。足は一〇本。腹部に墨[すみ]ぶくろがあり、敵にあうと墨を出す。食用。[かぞえ方]杯[はい]・匹[ひき] **いが**【×毬】[図]クリなどの実を包む、とげのついた外側の皮。 <55> **いが**【×伊賀】[図]旧国名。今の三重県西部。東海道の一国。賀州[がしゅう]。伊州[いしゅう]。「――者[もの]」 **いかい**【位階】[図]くらい。功績のあった者にあたえられる。「―勲等[くんとう]」▽現在は、故人にあたえられる。 **いかい**【遺戒・遺×誡】[図]故人の残した、いましめのことば。「ゆいかい」とも。[圏]遺訓 **いがい**【以外】[遷][語][「〜以外」の形で]・・・を除いたほかのもの。「関係者―立ち入り禁止」 **いがい**【意外】[形動]考えていたことと、まったくちがうようす。「―な結果」「―にたいへんだ」[圏]思いのほか > つかいわけ[―]案外・意外・心外・望外[―]「案外」は、予想していたのと程度がちがうようす。「交通費は案外安かった」。「意外」は、まったく予想しなかったようすで、おどろきの気配がある。「事件は意外な方向に展開した」。「心外」は、予想外の不当な評価・出来事を不愉快[ふゆかい]に思う。「心外な非難」。「望外」は、望んでもいなかったよいこと。過去にだけ使う。「こんな幸せをえて望外の喜びだ」。 **いがい**【遺骸】[図]なくなった人のからだ。「―をほうむる」[類]遺体・なきがら **いかいよう**【胃潰×瘍】[図]胃の内側のかべが炎症[えんしょう]を起こしてただれる病気。 **いかが**【《如何】[圓][形動]①ようすや方法などをたずねることば。どのよう。どんなぐあい。「ごきげんーですか」「―いたしましょうか」②相手の気持ちをたずねながら、すすめることば。「もう一ぱいー」「少し休養なさったら―ですか」①〈感〉なるほど。いかにも。古い言い方。「―、もっともだ」「―さよう」 **いかがわしい**【如“何わしい】[囲]ほんとうかどううか疑いがもたれる。信用できない。「―宝石をつかまされる」②道徳上や風紀上、よくなくておおっぴらにできない。「―場所に出入りする」怪[あ]しい[▼]古語「いかがは」(=そんなことありえない、の意味)の形容詞化。 **いかく**【威嚇】[図]「こちら側の力のすごさを示して、相手側をおどしつけること。「―射擊」 **いがく**【医学】[図]病気の原因・治療法・予防法を研究する学問。 **いかくちょう**【胃拡張】[図]胃が異常に広がってもとにもどらず、消化機能が低下する病気。 **いがぐり**【×毬栗】[図]⊕いがに包まれたままのクリの実。②髪[かみ]の毛を短く丸がりにした男の子の頭。いがぐり頭。「―坊主[ぼうず]」 **いかさま**【〝如“何様】[図][圏]①〈名〉いかにもほんものらしく見せかけること。いんちき。また、ほんものらしく見せかけたもの。「―師」 **いかす**【生かす・『活かす】[国]生きつづけさせる。死なないようにする。「もっと生かしておきたかった」「―も殺すもご自由に」[↔]殺す ②よさをひき出す。役立てる。活用する。「味を―」「長所を―」 **いかす**[国]なかなかいい。魅力[みりょく]的だ。俗[ぞく]な言い方。「ちょっと―男」 **いかすい**【胃下垂】[図]胃が異常に垂れさがって重苦しく感じる病気。 **いかずち**【《雷】[図]「かみなり」の古語。 **いかだ**【×筏】[図]木材を並べてつなぎ、水にうかべたもの。材木の運搬[うんぱん]や乗り物として使う。「―流し」 **いがた**【鋳型】[図]鋳物[いもの]をつくるのに使う、とかした金属を流しこむ型。▽「鋳形」は誤り。 **鋳型にはめる** 人の性格や行動などを、むりやり同じタイプにはめこんでしまう。「―ような教育」 **いカタル**【胃カタル】[囵]「胃炎」の別名。 **いかつい**【厳つい】[圏]ごつごつしていて頑丈[がんじょう]である。「―肩[かた]」 **いかなる**【《如“何なる】[連体]どんな。どのような。「―言いわけも許さない」「―ときもあわてるな」▽「いかなる・・・も・・・ない」の形をとることが多い。 **いかに**【“如何に】[画]①どのように。どう。方法や手段をたずねたり、自問するときなどに使うことば。「人生―生きるべきか」「―してきりぬけるか」②どれほどまでに。どんなにか。程度の大きさをあらわす。「―たいせつかを思いしる」③[「いかに~でも」などの形で]どれほど・・・でも。どんなに・・・でも。「―がんばってもむりだろう」●どうして。なぜ。原因や理由などをたずねるときに使うことば。「夏に火鉢[ひばち]とは、これ―」⑤どうであるか。いかん。「さて、その運命や―」 **いかにせん**【如何にせん】↓「いかん[目]」「いかんせん」 **いかにも**【如何にも】[画][圏]①〈副〉まったくそのように思われるという気持ちをあらわす。「―痛そうだ」「―おかしい」[類]どうみても ①〈感〉相手に賛成する気持ちをあらわす。「―、そのとおりです」[類]なるほど **いかばかり**【如何。許り】[画]程度のはかり知れないことをあらわす。どれほど。どんなに。古い言い方。「―お喜びのことでしょう」「悲しみは―かとお察しいたします」 **いかほど**【如何程】[剛]⊕分量や値段などについてたずねることば。どのくらい。ていねいな言い方。「―さしあげますか」「お代は―ですか」[類]いくら ②程度のはかり知れないことをあらわす。どんなに。どれほど。「―言われても、できないものはできません」▽「どれほど・・・しても・・・でない」というような否定の気持ちで使う。 **いがみあう**【×啀み合う】[国]たがいに敵意をむき出して争う。「きょうだいでー」 **いかめしい**【厳めしい】[圏]人におそれを感じさせるように重々しい。威厳がある。「―門構え」 ③よくない、賛成できない、という気持ちを遠回しにいうことば。「途中[ちゅう]でやめるのは―なものか」「そんな言いかたは―でしょうね」[▼]「どう」のていねいな言い方。下に推量や疑問のことばをともなう。 <56> **いカメラ**[図]口から入れて胃の内部を映し、診断[しんだん]する超[ちょう]小型カメラ。ガストロカメラ。▽日本で発明された。 **いかものぐい**【如何物食い】[図]ふつうの人は食べないような変わったものを好んで食べること。また、その人。 **いかよう**【《如、何様】[形動]どのよう。どんなふう。古い言い方。「―にもおつくりします」 **いからす**【怒らす】[国]強がっておどすようにする。いからせる。「目を―」 **いがらっぽい**[囲]のどに不快感がある。むせるような感じがする。えがらっぽい。 **いかり**【怒り】[図]おこること。また、おこった気持ち。「―を買う」[團]立腹・憤怒 **怒り心頭[しんとう]に発する** 心の底からひどくおこる。 **いかり**【×錨・×碇】[図]船をとめておくために、つなやくさりをつけて水底にしずめる鉄の重り。「港に―を下ろす」 **いかりがた**【怒り肩】[図]かどばった感じのかた。[↓]なで肩 **いかる**【怒る】[国]●相手の不正なおこないや、自分に対する不当なあつかいに対して、心の中で強くいらだちあれる。「烈火[れっか]のごとく―」「怒りくるう波」②かどばる。「かたを怒らせる」 > 「つかいわけ」→「しかる」を見よ。 **いかるが**【×斑鳩】[図]奈良県北部の町。聖徳太子[しょうとくたいし]が斑鳩の宮を築き、飛鳥[あすか]文化の中心地となった。法隆寺や中宮寺などがある。 **いかれる**[下]相手にしてやられる。「最後に―」②古くなって使いものにならなくなる。「テレビがー」③熱中して自分を忘れる。「ロックに―」「彼女に―」●まともでなくなる。不良[ふりょう]じみる。「いかれた服装」[▼]俗[ぞく]な言い方。 **いかん**【威観】[以降、貴族の男性が朝廷に出るときに使った束[そく]帯に次ぐ正装。「―束帯」 **いかん**【尉官】[図]自衛隊では一尉・二尉・三尉、昔の軍隊では大尉、中尉・少尉をまとめた呼び方。 **いかん**【移管】[図]管理を他へ移すこと。「国から民間に―する」 **いかん**[日]【異観】[図]変わったながめ。めずらしい景色[けしき]。 **いかん**【偉観】[図]堂々としてすばらしいながめ。「富士山頂からの―」[類]壮観 **いかん**【遺憾】[図][形動]期待どおりにいかず、残念に思うようす。「―千万[せんばん]」「―ながら出席できません」 ①自分側の行為について、「残念です」とわびる気持ちをあらわす。 ②相手側の行為が、自分にとって残念なことだと非難したり抗議[こうぎ]したりする気持ちをあらわす。 **いかん**【如何・×奈〝何】[目][図]状態やぐあいなどがどのようなようすであるかということ。「なりゆき―によっては行動を起こす」「理由の―を問わず」 **いかん**[日]][「〜いかん」「~をいかんせん」の形で]疑問の句法の一つ。ようすや方法などを問う。「・・・はどうであるか」、「をどうしたらよいか」という意味。「今日のこと―(=きょうのようすはどうであるか)」「この良夜を―せん(=このすばらしい夜をどう過ごしたらいいのか)」▽「~をいかんせん」という目的語をとるときは、「如[いかん]〜」何[せん]という形になる。 **いがん**【依願】[図][函]本人からの願い出によって処置すること。「―退職」 **いがん**【胃癌】[図]胃にできたがん。体重が減り、嘔吐[おうと]・貧血を起こす。 **いかんせん**【《如何せん】とるべき方法がなくて残念な気持ちをあらわす。どうしようにも。残念だが。「―ひまもかねもない」[▼]下に、「しかたがない」という意味をともなう。 **いかんとも**【如何とも】[画]とるべき方法がなくてあきらめるようす。どうにも。「もはやーしがたい」▽下に打消の語をともなう。 **いき**[域] [土・8画] [全11画] 域[いき]域[いき]域[いき]域[いき] ●くぎり。限られた場所。一定の範囲[はんい]や段階。「趣味の一[いち]を出ない」「名人の―に達する」②地方。国。 [イキ] 域外[いきがい]区域[くいき]水域[すいいき]聖域[せいいき]地域[ちいき]領域[りょういき],②異域[いいき]西域[さいいき] **いき**【息】[図]生物が鼻や口から空気を吸ったり、はいたりすること。また、その空気。呼吸。「―が切れる」「―せききってかけつける」②(比喩的に)いのち。「まだ―がある」「―が絶える」③たがいの調子や気分。「―の合った演技」 **息がかかる** 有力者が世話をしたり、支配し影響[えいきょう]をおよぼす力がある。 **息の下** 弱々しい息づかいで。「苦しい―から話す」 **息の長い** ①完成に時間のかかる。活躍[かつやく]する期間や売れゆき期間が長い。「―仕事」「―歌手」「一商品」②センテンスの区切れまでが長い。「―文章」 **息の根を止める** 生命を絶つ。また、徹底的にやっつける。[同]息を止める **息も絶え絶え** 呼吸が苦しく、いまにも息が止まりそうなようす。 **息を凝らす** じっと息をおさえている。「息を凝らして見守る」[圏]息を殺す・息を詰[つ]める **息をつく** 緊張[きんちょう]や苦しみを解かれてほっとする。ひとやすみする。「―ひまもない」[圏]息を抜く・一息[ひといき]も入れる **息を飲む** ひどくおどろいて一瞬息を止める。 **息を引き取る** 死ぬ。「おだやかに―」 **息を吹き返す** ほとんど死んだものが生きかえる。「久しぶりの雨で草木が―」 **いき**【域】[図]漢字項目を見よ。 **いき**【意気】[図]何かしようという積極的な心持ち。いきごみ。元気。また、心のもちかた。「―があがる」「人生―に感ず」「―消沈[しょうちん]」「―軒昂[けんこう]」「―揚々[ようよう]」「——投合」[圏]気概[きがい] <57> **いき**【遺棄】[図][乏]捨ててかえりみないこと。置きざりにすること。「死体を―する」 > 「つかいわけ→「投棄」を見よ。 **いき**【生き・「活き】[図]①生きること。生きていること。「―死にの問題」②生き生きしていること。魚などがとれたてで鮮度[せんど]のいいこと。「―のいい若者」「―のいい鰹[かつお]」③校正などで、一度訂正[ていせい]したものをとり消す記号。▽ふつう、「イキ」と書く。[▼]「息[い]き」と語源が同じ。 **いき**【行き・“往き】[図][遷][語]①〈名〉目的地に向かうこと。また、そこまでの道のり。「―はバスに乗る」「―は雨だったが帰りは晴れた」[圏]往路[↔]帰り ①〈造語〉「〜行き」の形で]①地名などのあとに付けて、行き先をあらわす。「青森―の特急」②自分あての郵便物などで、あて名の下にそえることば。▽返信用の郵便物の敬称[けいしょう]は、「・・・行(き)」を個人あてならば「・・・様」、複数の人あてには「・・・御中[おんちゅう]」と書きなおすのが礼儀。[▼]「ゆき」とも。 **いき**【《粋】[図][形動]気がきいて、きりっとしていて、しかもあかぬけていること。また、人情、とくに男女間のことに通じていること。「あの服装は―だ」「―なはからい」[→]野暮[やぼ]▽江戸後期の、江戸下町の美意識の一つ。 **いき**【壱岐】[図]旧国名。今の長崎[ながさき]県の壱岐島[いきのしま]。西海道の一国。壱州[いしゅう]。対馬[つしま]とともに朝鮮[ちょうせん]への交通の要所であった。 **いぎ**【威儀】[図]礼式にかなった重々しい態度や姿。 **威儀を正す** 身なりや動作をきちんとする。[類]威儀を繕[つくろ]う **いぎ**[□]【異義】[図]ちがった意味。「同音―」[↔]同義 **いぎ**【異議】[図]他人とちがった意見。反対や不服の意思。「審判に―を申したてる」[邇]異存・異論 **いぎ**【意義】[図]①ことばのあらわす内容。②ものごとの価値や重要さ。「―ある会合」 > 「つかいわけ」→「意味」を見よ。 **いきあう**【行き会う・行き合う】[国]出かけていったところで相手とであう。ゆきあう。「道でー」 **いきあたりばったり**【行き当たりばったり】[図][形動]前もっての考えがなくて、その場その場の思いつきなどで、ものごとをかたづけていくしかた。 **いきかう**【行き交う】[国]行くものと来るものとがすれちがう。往来する。ゆきかう。「車が絶えず―」 **いきかえる**【生き返る】[国]ほとんど死んでいたものが生命をとりもどす。よみがえる。「病人が―」②活動力を失っていたものが勢いをとりもどす。「しおれた花が―」 **いきがかり**【行き掛かり】[図]ものごとのなりゆきにかかわって生じた事情。やりかけてついた勢い。ゆきがかり。「―上断れない」 **いきがけ**【行き掛け】[図]目的地まで行くついで。行く途中[とちゅう]。ゆきがけ。「―に買う」[→]来掛け・帰り掛け **いきがみさま**【生き神様】[国]人の姿をして、この世にあらわれた神。また、非常に徳の高い人。 **いきき**【行き来・『往き来】[図][下]と行くことと来ること。「人の―が激しい」[圏]往来 ②他人とのつきあい。交際。交流。「彼の家とはよくーする」[▼]「ゆきき」とも。 **いきぎも**【生き肝・生き。胆】[図]生きている動物からとったきも。 **生き肝を抜く** 非常にびっくりさせる。「―ような出来事」[麵]度肝を抜く **いきぎれ**【息切れ】[図]「忍]⊕呼吸が苦しくて続かず、あえぐこと。「階段をのぼると―する」②途中で力が続かなくてやめてしまうこと。 **いきぐるしい**【息苦しい】[圏]呼吸するのが苦しい。「胸が―」「閉めきった部屋[へや]は――」②ふんいきなどに圧迫[あっぱく]感があって重苦しい。「―沈黙が続く」 **いきくれる**【行き暮れる】[下]↓「ゆきくれる」 **いきけんこう**【意気軒昂】[四][漢]元気にあふれ、意気ごみが盛[さか]んなようす。「―として論じる」「―たる英姿[えいし]」[↔]意気消沈[いきしょうちん] **いきがい**【生き甲斐】[図]生きていることで感じるはりあい。生きている価値。 **いきごみ**【意気込み】[図]ものごとをしようとするときの張りきった気持ち。「成功への―がちがう」 **いきあたる**【行き当たる】[国]●進んで行ったさきでつきあたる。「この道を行くとへいに―」②前に進めなくなって困る。「難問に―」[類]行き詰[づ]まる[▼]「ゆきあたる」とも。 **いきいき**【生き生き】[副]「函]活気にあふれるようす。「目が―している」②新鮮[しんせん]なようす。「当時のようすが―とえがかれている」 **いきうつし**【生き写し】[図]姿や動作が死んだ親族とそっくりなこと。姿や動作が非常によく似ているとと。「父に―の子」[類]うり二つ **いきうま(生き馬)の目。を抜く** 他人を出しぬいて、すばやくたちまわる。▽油断[ゆだん]もすきもないことのたとえ。 **いきうめ**【生き埋め】[図]生きたまま土砂にうめること。また、うまること。「大地震[じしん]で―になる」 **いきおい**【勢い】[図]画①〈名〉強い動きや速い動きをもって広がる力。活力。「―よく走ってくる」「火のー」②他を圧倒[あっとう]するような勢力。「―のある新政党」[類]威勢[いせい]①〈副〉強い力に動かされるしぜんのなりゆきで。必然[ひつぜん]と。「品不足なので―値が高くなる」▽ふつう、かな書きにする。 **いきおいこむ**【勢い込む】[国]強く思いこんで張りきってする。いきごむ。 <58> **いきごむ**【意気込む】[国]やる気を態度にあらわす。「いわけ」↓「張り切る」を見よ。 **いきさき**【行き先】[図]行ったさき。目的地。②将来。▼「ゆくさき」とも。 **いきさつ**【経緯】[図]ものごとの経過や原因。ことのなりゆき。「けいい」とも。「これまでの―を聞く」 **いきじ**【意気地】[図]↓「いくじ」 **いきじごく**【生き地獄】[図]地獄のように思えるほど、むごたらしい現実のありさま。「戦場は―だった」 **いきしな**【行きしな】[図]行く途中[とちゅう]。いきがけ。ゆきしな。[↔]来[き]しな **いきじびき**【生き字引】[図]規則や先例など、すみずみまでよく知っている人。「彼は会社の―だ」 **いきしょうちん**【意気消沈・意気×銷沈】[個][漢]すっかり元気を失ってしょげること。「失敗して―する」[囿]意気阻喪[いきそそう]⇔意気軒昂[いきけんこう]・意気揚々 **いきすぎ**【行き過ぎ】[図]目的より先に行ってしまうこと。また、適当な程度をこえること。ゆきすぎ。 **いきずり**【行きずり】[図]↓「ゆきずり」 **いきせききる**【息、急き切る】[国]たいそう急いで息を切らす。「息せき切ってかけつける」 **いきだおれ**【行き倒れ】[図]病気・疲労・飢えなどで道ばたにたおれること。また、たおれて死ぬこと。そうなって死んだ人。ゆきだおれ。 **いぎたない**【寝×穢い】[囲]のねむりこんでいてなかなか起きない。ねぼうである。②ねぞうが悪い。だらしないねかたをしている。「いぎたなくねむる」「い(寝)」は古語で、ねむりのこと。 **いきちがい**【行き違い】[図]手ちがいですれちがってしまい、たがいに出会えなくなること。「手紙がーになる」②意思や気持ちが通じなくて、誤解やくいちがいが起こること。「二人のあいだには感情的な―がある」[▼]「ゆきちがい」とも。 **いきづかい**【息遣い】[図]息のしかたや調子。「―があらい」 **いきつぎ**【息継ぎ】[図]演奏したり、泳いだりしている途中[とちゅう]で、息を吸うこと。②仕事の合間[あいま]に少し休むこと。息休め。 **いきつく**【行き着く】[国]目ざしているところへ達する。ゆきつく。「どんなやりかたをしてもーところは一つだ」 **いきづく**【息衝く】[国]◎いかにも生きている感じがする。「伝統が―」②あらく息をする。あえぐ。「はあはあと、かたでー」 **いきづくり**【生き作り・『活き作り】[図]↓「いけづくり」 **いきつけ**【行きつけ】[図]ふだんからよく行って親しく思っていること。ゆきつけ。「―の店」[圏]なじみ **いきづまる**【息詰まる】[国]息苦しいほど気を張りつめる。「―熱戦」 **いきづまる**【行き詰まる】[国]道がなくなって、さきへ行けなくなる。②ものごとがうまく進まず、どうにもならなくなる。「交渉[こうしょう]が―」「経営に―」[▼]「ゆきづまる」とも。 **いきつもどりつ**【行きつ戻りつ】↓「ゆきつもどりつ」 **いきとうごう**【意気投合】[同][園]前に進もうとするおたがいの気持ちや考えが、一挙にぴったりと合うこと。「初対面でーする」[剿]共鳴 **いきどおり**【憤り】[図]心の底からこみあげてくるいかり。はらだち。「不公平なあつかいに―をおぼえる」 **いきどおる**【憤る】[国]相手のしたことや状態を、許せないとひどくおこって非難する。「不正を―」 **いきとしいけるもの**【生きとし生ける物】生命あるもののすべて。あらゆる生物。 **いきとどく**【行き届く】[国]細かいところまですべてに気をつかって、手落ちがない。ゆきとどく。「注意がー」 **いきどまり**【行き止まり】[図]さきに道がなくて、それ以上は進めない場所。また、さきに進む方法がない状態。ゆきどまり。「このさきー」「捜査は―だ」 **いきながらえる**【生き長らえる・生き、存える】[下]□長く生きつづける。また、危なく命を落としそうになっても、どうにか助かって生きている。いきのびる。 **いきなやむ**【行き悩む】[国]↓「ゆきなやむ」 **いきなり**[画]なんの予告もなしに、だしぬけに。「―なぐりかかる」[類]突然[とつぜん]・不意に **いきぬき**【息抜き】[図][函]仕事などの途中[とちゅう]でしばらく休んで気分をかえること。いきやすめ。「―に散歩に出る」 **いきぬく**【生き抜く】[国]つらいこともがまんして終わりまで生きつづける。「多難な時代を―」 **いきのこる**【生き残る】[国]死なずにほかの人よりあとまで生きる。「戦場で―」「津波[つなみ]で一人―」 **いきのびる**【生き延びる】[圧]死ぬかもしれないような命が死なずに生きながらえる。 **いきば**【行き場】[図]たどりつくべき場所。ゆきば。「もはやーがない」「―のないいかり」 **いきはじ**【生き恥】[図]生きているあいだに受けるはじ。また、死ねば受けなくてすんだのに、生きているばっかりに受けねばならないはじ。「―をさらす」[→]死に恥 **いきぼとけ**【生き仏】[図]人間でありながら仏のように情けぶかく、徳の高い人。「―とあおぐ」 **いきまく**【息巻く】[国]息をあらくして激しくおこる。「息巻いてたんかを切る」 **いきむ**【息む】[国]息をとめながら、腹に力を入れる。いきばる。 **いきもの**【生き物】[図]生命のあるもの。おもに動物をさす。また、生命があるかのようなはたらきを示すもの。「ことばは―だ」 **いきょう**[日]【異郷】[図]故郷から遠くはなれた、よその土地。他郷。「―で故郷[こきょう]を恋[こ]う」[↔]故郷 **いきょう**[目]【異境】[図]母国からはるか遠くはなれた土地。他国。外国。また、人間世界ではない世界。仙境[せんきょう][↔]異域・異国 **いきょう**【異教】[図]自分の信仰する宗教とちがう宗教。とくに、キリスト教で他宗教をさしていう。異端[いたん] <59> **いぎょう**【異形】[図]ふつうとちがうあやしい形や姿。ばけもの。「いけい」とも。「―の者」 **いぎょう**【偉業】[図]すぐれた仕事。偉大な事業。「三連覇の―をなしとげる」 **いぎょう**【遺業】[図]なくなった人がやりとげた事業。また、やりきれないで残した事業。「父の―をつぐ」 **いきょうと**【異教徒】[図]自分とは異なる宗教を信仰[しんこう]する人。とくに、キリスト教以外の宗徒[しゅうと]。 **いきようよう**【意気揚揚】[四][圍]得意になって胸を張るようす。ほこらしげなようす。「―と引きあげる」[↔]意気消沈[いきしょうちん] **いきょく**【医局】[図]病院などで、医師が診療[しんりょう]したり治療したりするところ。 **いきょく**【委曲】[図]くわしい事情。細かいこと。「―をつくして説明する」[圏]委細 **イギリス**[園名]正式国名は、グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国。ヨーロッパ大陸の西の、大西洋上にある島国。立憲君主国。一八世紀に産業革命を起こし、一九世紀には全世界に植民地をもつ大帝国となった。現在は加工貿易国。英国。面積約二四万平方[キロ]。首都ロンドン。主要言語英語。▽「英吉利」と当てる。 **イギリスこっきょうかい**【イギリス国教会】[図]一六世紀にローマ法王の支配をはなれて成立したイギリスの国家教会。首長は国王。イングランド教会。 **イギリスれんぼう**【イギリス連邦】[図]イギリスと、かつての自治領諸国(カナダ・オーストラリアなど)が友好的に構成する連合体。 **いきりたつ**【熱り立つ】[国]からだじゅうが熱くなって、かっかとおこる。「侮辱[ぶじょく]されて―」 **いきりょう**【生き霊】[図]生きている人のたましいがからだをはなれ、うらみのある相手にとりついて災いをなすというもの。生霊。いきすだま。[↔]死霊 **いきる**【生きる・「活きる】[圧]命があって、生存している。「この世に―すべてのもの」[↔]死ぬ ②生活を成り立たせる。「うで一本でー」③一つのことにうちこんで暮らす。「剣道[けんどう]に―」④生き生きとする。「その一語で文章が―」[→]死ぬ[▼]「息[い]き」と語源が同じ。⑤野球で走者が、また、囲碁[いご]で石が、死なずにはたらく。[↔]死ぬ **いきわかれ**【生き別れ】[図]親子・夫婦[ふうふ]・きょうだいなどが、生きながら別れて暮らすこと。生別。[→]死に別れ **いきわたる**【行き渡る】[国]↓「ゆきわたる」 **いく**[育] [月・4画] [全8画] [五]育[いく]育[いく]育[いく]育[いく] 養い、大きくする。成長する。 [イク] 育児[いくじ]育成[いくせい]教育[きょういく],飼育[しいく]体育[たいいく]そだつ・そだてる 寝[ね]る子は育[そだ]つ/後輩らを育[そだ]てる 育[はぐく]む紐育[ニューヨーク] **いく**[郁] [・6画] [全9画] 郁[いく]郁[いく]郁[いく]郁[いく] 文化が盛[さか]んなようす。②かおりが盛んなようす。 [イク] 郁々[いくいく]郁文[いくぶん]②馥郁[ふくいく]郁子[むべ]」(植物名) **いく**【幾】[造語][「幾〜」の形で]●数量や程度が不明であることをあらわす。いくつかの。「―人集まるか」「―山河」「―夜重ねたか」②わからないほど多いことをあらわす。「―千年ののちまでも」「―久しく」 **いく**【行く】[国]●目ざす方へ進む。目的があって出かける。移動する。「学校へ―」「嫁[よめ]に―」「車でー」②ものごとがはかどる。すすむ。「仕事がうまく―」「この方法でー」「簡単にはいかない」③とどく。「連絡[れんらく]が―」「一時間で―」④満足できる結果になる。じゅうぶんになる。「なっとくがー」⑤すぎさる。「―秋をおしむ」◎立ち去る。「家を出て―」「代金をはらって―」①〈補助〉[「〜ていく」の形で]動作や状態が続いて進行する意味をあらわす。だんだんと・・・する。「月が上って―」「成人して―」[▼]動詞の連用形に付く。 **いく**【逝く】[国]→「ゆく」 **いくえい**【育英】[図]すぐれた才能をもつ青少年を育てること。また、そのために学資などを援助にすること。「―資金」 **いくえにも**【幾重にも】[画]何回もくりかえして。ひたすら。「―おわび申しあげます」[類]重ね重[かさねがさ]ね **いくさ**【戦・軍】[図]戦争。たたかい。「―の庭(=戦場)」 **いぐさ**【×藺草】[図]イグサ科の多年草。約一[メートル]の細長い茎[くき]をもつ。たたみおもて・花むしろ・ござなどを編む。藺[い]。 **いくじ**【育児】[図]乳幼児を育てること。 **いくじ**【意気地】[図]自分の考えでやりぬこうとする気力。意地。「―がない」▽「いきじ」の変化した形。常用漢字表付表の語。「男の意気地」の場合は「いきじ」と読む。 **いくせい**【育成】[図][下]忍りっぱなものに育てあげること。「人材の一をめざす」 **いくたの**【幾多の】[運][俠]非常にたくさんの。「―苦難を乗りこえて」[類]あまたの▽「幾多」の形で、副詞として使うこともある。「―先人の努力がある」 **いくたび**【幾度】[図][画]なんど。何回。「―読んでもわからない」「―となく」 **いくたり**【幾。人】[図]なんにん。 **いくつ**【幾つ】[図]画①〈名〉数えられるものの数や年齢が不明であるようす。何個。何歳[さい]。「ボールはーありますか」「ことしでー」①〈副〉はっきりきまっていない数をあらわす。①[「いくつも」の形で]かなり多いことをあらわす。「―も呼び名がある」②[「いくつも〜ない」の形で]少ししかないことをあらわす。「―も残っていない」③[「いくつか」の形で]あまり多くはない数をあらわす。「山を―かこえる」「―かの思い出がある」[は]「も」「か」をともなって副詞となるもの。何匹・何冊など、特別な数えかたがあるものには使わない。 <60> **いくど**【幾度】[国]なんど。何回。「―呼びかけても返事がない」「―もやりなおす」 **いくどうおん**【異口同音】[國][護]何人かが口をそろえて同じことを言うこと。多くの人の意見が一致[いっち]すること。「―にほめる」▽「異句同音」は誤り。 **いくとせ**【幾年】[図]どれほどの年数。また、多くの年。いくねん。「苦難の―を経る」 **イグナティウス・デ・ロヨラ**[人]一四九一-一五五六年。スペインの宗教家。ザビエルらとともにイエズス会を結成して、初代総長となる。宗教改革期のカトリックの復興と伝道に努めた。[―]Ignatius de Loyola **いくにち**【幾日】[図]どれほどの日数。なんにち。 **いくばく**【幾許】[日][圓]「「いくばくも〜ない」の形で」いくらも・・・ない。ほとんど・・・ない。「余命―もない」②「「いくばくか」の形で」ほんのわずか。「―かのかねを手にした」[▼]文章語。 **いくばく**[日][漢][図]疑問の句法の一つ。「・・・はどれくらいか」という意味。分量を問う。「我[われ]々のごときはよく―に将[しょう]たるか(=わたしのような者はどれくらいの軍勢の大将となれるか)」▽「幾何・幾所」も同じ読み。 **いくび**【×猪首】[図]イノシシのように短くて太い首。 **いくひさしく**【幾久しく】[圓]いつまでも変わらずに。「―お幸せに」[鬨]末長く▽結婚式のあいさつなどで用いる。 **いくぶん**【幾分】[図]画①〈名〉いくつかに分けること。また、その一部分。「財産の―かをあたえる」▽文章語。①〈副〉いくらか。少しばかり。多少。「雨は―小降りになった」▽ふつう、かな書き。 **いくら**【幾ら】[図]画①〈名〉金額が不明であること。額をたずねるのに使う。「費用は―かかりますか」「②おおまかに数をあらわすことば。「五万ーの背広」①〈副〉はっきりきまっていない数をあらわす。①[「いくら〜ても(でも)」の形で]どんなに・・・しても。「―練習しても勝てない」「―遊んでもかまわない」②[「いくら〜でも」の形で』たとえ・・・でも。「―子供でも許せない」③[「いくら(で)も」の形で』不確実だが、かなり多いことをあらわす。「時間はまだ―もある」④「「いくらも〜ない」の形で」少ししかないことをあらわす。あまり・・・ない。「もうこづかいがーも残っていない」⑤[「いくらか」の形で』わずかな程度をあらわす。「―か雨が降っている」「―かのたくわえがある」[の](3) ⑤は「も」「か」をともなって副詞となるもの。 **イクラ**[図]サケ・マスの卵を一つぶずつばらばらにして塩水につけた食品。▽魚の卵という意味。かたまりのままのものは筋子[すじこ]という。[―]ikra **いくらなんでも**【幾ら何でも】どんな事情があるにしろ。どう考えても。「坪[つぼ]一○○万円とは―高すぎる」 **いくん**【遺訓】[図]故人が残した教え。「―を守る」 **いけ**【池】[図]人工的に水をためたところ。くぼ地に自然に水がたまっているところ。▽ふつう、湖より小さく、沼より澄んでいるものをいう。 **いけ**[造語][「いけ〜」の形で]性質・状態をののしり、いやしめる気持ちを強めることば。「―しゃあしゃあ」「―ずうずうしい」「―好かない」 **いけい**【異形】[図]↓「いぎょう」 **いけい**【×畏敬】[図][下ル]心からおそれうやまうこと。「―の念をいだく」「―する友」 **いけいれん**【胃痙攣】[図]胃が発作的に収縮して激しく痛む症状。 **いけがき**【生け垣】[図]植木を並べてつくったかき根。 **いけしゃあしゃあ**[圃]にくたらしいほど厚かましく、平気なようす。「―とした態度」 **いけす**【生け簀】[図]魚を飼ってたくわえておくとろ。「一料理」 **いけすかない**【いけ好かない】[囮]感じが悪くて好きになれない。[圏]虫が好かない **いげた**【井×桁】[図]「井」の字の形に組みあげた、井戸[いど]のふちの木の囲い。また、「井」の字の形や文様[もんよう]。「―模様のかすり」[♪]図「もよう」 **いけだはやと**【池田勇人】[人]一八九九一一九六五年。昭和期の政治家。広島県生まれ。一九六○年、首相[しゅしょう]として内閣を組織し、国民総生産を十年間で倍増すると宣言して、高度経済成長政策を推進した。 **いけだみつまさ**【池田光政】[人]一六○九一八二年。江戸以前期の大名[だいみょう]”。岡山藩主。熊沢蕃山を登用し、藩校の設置、新田開発など藩政の改革に努めた。名君とされる。 **いけづくり**【生け作り・『活け作り】[図]魚を生きたまま肉をとって、もとの姿に盛りつけて出す料理。いきづくり。「鯛の―」 **いけどり**【生け捕り】[図]生きたままとらえること。生きたままとらえた獲物[えもの]。 **いけない**[囲]よくない。望ましくない。「どうも気になって―」「風邪[かぜ]』をひくとーよ」「あの病人はもう―(=命があぶない)」▽困っている人に同情をあらわしてなぐさめるとき、「それはいけませんね」などと言う。②「「〜てはいけない」の形で]禁止の意味をあらわす。「廊下を走っては―」…してはならない。③[「~なくてはいけない」「~なければいけない」の形で]する義務や責任がある意味をあらわす。「なにがなんでも生きなければー」④酒が飲めない。「―ロ」[食]いける本来、動詞「いける」の打消形。 **いけにえ**【生け贄・“犠牲】[図]◎人や動物など、生きたまま神にささげる供えもの。また、そのもの。「―をささげる」 <61> ・いざ ②他人やある目的のために、生命や利益などをなげ捨てること。また、その人。犠牲[ぎせい]。「政略結婚の―となる」「革命の―となる」 **いけのたいが【池大雅】** [人名]一七二三—一七七六年。江戸中期の南画家・書家。文人画を大成したほか、和歌や書にもすぐれた。「楼閣山水図」などの山水画、「五百羅漢図」などの人物画など。 **いけのぼうせんけい【池坊専慶】** [人名]生没年未詳[しょう]。室町[まち]中期の僧・華道家。生け花を芸術的に高めた池坊華道の祖で、立花[りっか]の名手として有名。 **いけばな【生け花・〝活け花】** [名]草木の枝・葉・花をととのえ花器にさすこと。また、その技術。華道。▽「生花」は「せいか」と読み、生きた花のこと。 **いける【生ける】** [連体]生きている。生きていた。「―あかし(=証拠[しょうこ])」 **生ける屍[しかばね]** 生きていても、生きるはりあいや希望を失った、死んだも同じである人。 **いける【生ける・』活ける】** [下一]花や植物の美を観賞するために、切って花びんなどにさす。「びんに―」 **いける【“埋ける】** [下一]土や灰に浅くうめる。「土中にごぼうを―」「火鉢[ひばち]に炭火を―」 **いける** [下一]①うまくすることができる。かなりよくできる。「この方法なら―」「スキーも泳ぎもー」②おいしい。「このそばは―よ」③酒がかなり飲める。「彼は―ロだ」☆いけない(行くことができる)という意味から。 **いけん【異見】** [名]まわりの人とはちがった考え。「―を立てる」 **いけん【意見】** [名]①ある問題についての考え。「自分の―を言う」 ②[名・スル]目下[の]人に注意すること。「後輩に―する」[類]忠告・説教 **いけん【違憲】** [名]憲法に違反すること。↔合憲 **いげん【威厳】** [名]他人をおそれさせるような、いかめしさとおごそかさ。「―を保つ」[類]威風 **いけんりっぽうしんさけん【違憲立法審査権】** [名]国裁判所にあたえられた、すべての法律・命令・規則・処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限。▽日本では具体的訴訟[しょう]に関する事例にのみ適用されている。 **いご【以後】** [名]①これから(それから)あとずっと。「―注意します」「どろぼうは―絶えた」 ②ある基準の時間をふくんで、そのときよりもあと。「九時―の作業を禁止する」→以前 > つかいわけ=以後・以降・以来 どれも「その時からあと」の意味だが、「以後」は、「その時」に重点がある。「一〇時以後外出禁止」。「以降」は、あとの経過に重点がある。「終戦以降の日本のあゆみ」。「以来」には、「現在まで」の意味が加わる。「入学以来、無欠席だ」。 **いご【囲碁】** [名]碁を打つこと。碁。[かぞえ方]局・番 **いこい【憩い】** [名]心身をゆっくり休めること。「―の場となる」 **いこう【以降】** [名]あるときからのちずっと。「八時―は家にいる」→以前 ▽「つかいわけ」→「以後」を見よ。 **いこう【威光】** [名]しぜんにまわりの人を服従させるようなふんいき。「社長の―をかさに着る」[類]威厳・威勢・威信 **いこう【移行】** [名・スル]他の状態に移りかわっていくこと。「新制度に―する」「―措置」 **いこう【移項】** [名・スル]等式や不等式で、一方の辺にある項を、符号[ふごう]をかえて他の辺に移すこと。 **いこう【意向】** [名]ある問題などについて、どうするかという考えのだいたいの方向。「先生のごーをうかがう」「先方の―をくみとる」[類]意図・思わく **いこう【遺稿】** [名]死後に残された未発表の原稿。「父の―を整理する」「―集」 **いこう【憩う・『息う】** [四]仕事をはなれて、のんびり心身を休める。「公園でー」 **いこう【衣×桁】** [名]着物などをかけておく家具。 **イコール** [名]①数式で、左辺と右辺が等しいことをあらわす記号。等号。「=」 ②等しいこと。同じであること。[英]equal **いこく【異国】** [名]ちがった風習の国。よその国。「―趣味」「―の町」[類]外国・異郷 > つかいわけ 外国・異国 「外国」は、自分の国以外の国。「外国貿易」。「異国」は、風俗や習慣がちがう国。「異国情趣[じょうちょ]」。 **いこくじょうちょ【異国情緒】** [名]外国の風物に接したときにおこる気分。エキゾチシズム。異国情調。 **いごこち【居心地】** [名]ある特定の場所や地位などにいるときに感じる気分。「―のいい部屋」 **いこじ【依×怙地】** [形動]自分の主張をがんこに通そうとする態度。片意地[かたいじ]。[笑]「えこじ」とも。「―になる」▽「意固地」とも当てる。 **いこつ【遺骨】** [名]死者の骨。「―を埋葬する」 **いこん【遺恨】** [名]いつまでも忘れられないうらみ。「―をいだく」▽「意恨」は誤り。 **いざ** [感]人をさそったり、重要なところにさしかかろうとしたり、行動を勢いよく起こすときなどに言うことば。いよいよそうするぞ、という強い気持ちをあらわす。さあ。「―さらば」「―参らん」「―となるとできない」「―自分のこととなるとなやむ」 **いざ鎌倉** 一大事が起きた場合。さあ、たいへん。「―というときには」▽非常事態で、鎌倉幕府が諸国の武士を召集したときの武士の気持ちをあらわしたことば。 <62> **いさい【委細】** [名]くわしく、細かいこと。すべて。万事。「―面談」「―承知」[類]詳細[しょうさい]・子細 **いさい【異彩】** [名]ほかと比べてとくに目立つ点。また、ひときわちがったようすやおもむき。「―を放つ人物」[類]異色▽「偉彩」は誤り。 **いさい【偉才・異才】** [名]非常にすぐれた才能。また、人並みすぐれた人物。「―をあらわす」[類]英才・俊才 **いさお【功・勲】** [名]「てがら」の古い言い方。功績。いさおし。「―を立てる」 **いさかい【×諍い】** [名]いいあらそい。くちげんか。「嫁[よめ]としゅうとめの―が絶えない」 **いざかまくら【いざ鎌倉】** ↓「いざ」 **いざかや【居酒屋】** [名]大衆的で、手軽[てがる]に安く酒を飲ませる店。 **いざかや【居酒屋】** [小説]一八七七年。フランス、ゾラの小説。パリに愛人と子供を連れて出てきた女が、まもなく捨てられ、見つけた実直な夫は屋根から落ちて一家は転落の道をたどる。自然主義文学の代表作。L'Assommoir **いさき【×伊佐木】** [名]イサキ科の海魚。体長は四○㌢ぐらい。さしみや塩焼きにする。 **いさぎよい【潔い】** [形]思いきりがいい。悪びれずさっぱりしていて、卑怯[ひきょう]なところがない。「潔く罪を認める」 **潔しとしない** 自分のとろうとする行為が、ひきょうではずかしいことに思えるので、そうしたくはない。「いまの地位にとどまることを―」 **いさく【遺作】** [名]死後に残された未発表の作品。 **いざこざ** [名]それほど大したことのないもめごと。小さな争いごと。「―を起こす」「―が絶えない」 **いささか【×些か・×聊か】** [副]①ほんの少しばかり。ごくわずか。「―おどろいた」「―飲みすぎたようだ」▽「思った以上に」という気持ちでいうことが多い。 ②[「いささかも〜ない」の形で]少しも・・・ない。全然・・・ない。「―の不安もない」「この信念は―もゆるがない」 **いざしらず【いざ知らず】** [「〜はいざ知らず」の形で]・・・はどうか知らないが。・・・は別として。・・・はともかく。「人はー、わたしは許せない」 **いざなう【誘う】** [五]すすめて連れだす。「夢の世界へー」 > つかいわけさそう・いざなう 「さそう」は、そうしないかと相手をうまくその気にさせる。「映画にさそう」。「いざなう」は、相手に、いざ、いざ(さあ、さあ)とはたらきかけて自分側の世界に引きこむ。「音楽の世界へいざなう」。 **いさましい【勇ましい】** [形]①相手をおそれずに勢いよくたち向かうようす。勇敢である。「勇ましく戦う」 ②元気があって活発である。「―マーチを演奏する」 **いさみあし【勇み足】** [名]①すもうで、相手を追いつめながら、勢いあまって自分のほうからさきに土俵の外に足を出して負けること。 ②つい調子に乗り、やりすぎて失敗すること。「ーの発言」 **いさみはだ【勇み肌】** [名]弱い者を助け、曲がったことをきらう性格。また、威勢のいい気性[きだて]の人。「―の男」 **いさむ【勇む】** [五]張りきって、気が高ぶる。「勇んで試合に出る」[類]気負う **いさめる【×諫める】** [下一]目上の人のよくないところを、改めるように注意する。▽目下の人には「いましめる」「たしなめる」を使う。 **いざよい【十六夜】** [名]陰暦[いんれき]一六日の夜。また、陰暦一六日に出る月。▽「いざよう」は、ためらうという意味で、十五夜より月の出る時間かおそくなるのを、ためらっていると表現したもの。♪巻末「月齢表」参照。 **いざよいにっき【十六夜日記】** [書名]一二八〇年。阿仏尼[あぶつに]の作。夫の死後、まま子が土地を横領[おうりょう]したことを幕府にうったえるため、鎌倉[かまくら]へ下った折の紀行文。一巻。 **いざよう** [五]進もうとしてためらう。心がゆれうごいて、きまらない。いさよう。「―月」「―波」 **いさりび【漁火】** [名]夜、沖[おき]の漁船が、魚を船のほうへ集めるためにともす火。 **いざる【×躄る】** [五]座[すわ]ったまま、ひざで前へ進む。 **いさん【胃散】** [名]胃病の薬。▽「散」は散薬[さんやく](=こなぐすり)のこと。 **いさん【胃酸】** [名]胃液の中にある酸。塩酸を多くふくみ、消化酵素のはたらきを助ける。 **いさん【遺産】** [名]①死後に残った財産。「父の―をつぐ」「―相続」 ②前の時代の人々が残した価値あるもの。「文化―」 **いさんかたしょう【胃酸過多症】** [名]胃酸が多過ぎて起こる病気。胸やけなどがする。 **いし【石】** [名]①岩より小さく、砂より大きいもの。岩石。また、鉱物。「焼け―に水」 ②宝石や特定の鉱物加工品。「時計の―」 ③碁石[ごいし]。「盤面[ばんめん]から相手の―を上げる」 ④じゃんけんの「ぐう」。 **石にかじりついても** どんなに苦しい思いをしても。「―りっぱな医者になる」 **石に漱[くちすす]ぎ流れに枕[まく]らす** 強情で負けおしみの強いこと。▽「石に枕し、流れに漱ぐ」というべきところを、「石に漱ぎ、流れに枕す」と誤り、それを指摘されてもなんとかこじつけて訂正[せい]しなかったという故事(中国、「晋書[しんじょ]」)から。夏目漱石[そうせき]の号はこれによる。 **石に立つ矢** 強い意志さえもてば、どんなことでもできるというたとえ。▽石をトラと思いこんで矢を放ったら射[い]ぬいたという故事(中国、「史記」)から。 **石の上にも三年** なにごとも、しんぼうづよくやればなんとかなるものだ。▽石の上でも三年のあいだ座[すわ]っていれば温かくなるという意味から。 <63> **いし【医師】** [名]医者。「日本―会」 **いし【意思】** [名]あることをしようとする気持ち。「相手に―が通じる」「―表示」「―の疎通[そつう]」▽とくに、法律関係で使う。 **いし【意志】** [名]障害を乗りこえてもやりとげようとする積極的な心のはたらき。知識や感情と対立するもの。「―が強い」「―薄弱[はくじゃく]」 **いし【意志】** [文法]こうしようという積極的な気持ちをあらわすときの言いかた。口語では、動詞などの未然形に助動詞「う」「よう」を付ける。「行こう」「見よう」。また文語では、助動詞「む」「べし」などを付けてあらわす。「行かむ」「行くべし」。 **いし【遺志】** [名]なくなった人が果たせなかった目標や、持ちつづけた信念。「親の―をつぐ」 **いし【×縊死】** [名・スル]自分で首をくくって死ぬこと。 **いじ【意地】** [名]①自分の思いや考えをどこまでも通そうとする心。「―を通す」「―を張る」[類]意気地[いくじ] ②その人の心構えや性格。「―きたない」「―の悪い人」[類]気立て・根性 **いじ【維持】** [名・スル]同じ状態を保ちつづけること。「現状の―」[類]保持▽「つかいわけ」→「保存」を見よ。 **いじ【遺児】** [名]親が死んだあとに残された子供。「交通―」 **いしあたま【石頭】** [名]①石のようにかたい頭。 ②他人の言うことや新しい事態を、うけいれようとしない人。頑固者。 **いしがき【石垣】** [名]建物などのまわりに、石を積んでかべのようにつくったしきり。 **いしかわじゅん【石川淳】** [人名]一八九九—一九八七年。昭和期の小説家・評論家。東京生まれ。東西の文学に通じ、独特の幻想[げんそう]世界をつくりだした。小説に「普賢[ふげん]」「焼跡のイエス」「紫苑[しおん]物語」、評論に「文学大概」など。 **いしかわたくぼく【石川啄木】** [人名]一八八六—一九一二年。明治期の歌人・詩人。岩手県生まれ。本名は一[はじめ]。明星派に属し、貧困や孤独の苦しみを三行書きの短歌で表現した。歌集「一握の砂」「悲しき玩具」、詩集「あこがれ」など。 **いしかわたつぞう【石川達三】** [人名]一九〇五—八五年。昭和期の小説家。秋田県生まれ。「蒼氓[そうぼう]」で第一回芥川賞を受けた。時代の動きに敏感[びんかん]であり、社会的関心も広かった。小説「風にそよぐ葦[あし]」「人間の壁[かべ]」など。 **いしかわまさもち【石川雅望】** ↓「やどやのめしもり」 **いしき【意識】** [名・スル]①自分の現在していること、置かれている立場や状況などが自分ではっきりわかっている状態。「―をとりもどす」 ②気にしたり、こだわったり、思いこんだりすること。「罪の―」「目的―」「自―過剰[かじょう]」 ③飲食物や金銭をむやみに欲しがって、いやしい感じがする。「意地汚く料理をむさぼる」「かねに―」 **いしきてき【意識的】** [形動]自分のやっていることや状況[じょうきょう]などが、どういうことかわかっていながらわざとするようす。「―な妨害」[類]故意 **いしく【石工】** [名]石を山から切りだしたり、刻んでものをつくったりする職人。石大工。「せっこう」とも。 **いじくる【×弄くる】** [五]「いじる」のくだけた言い方。 **いじける** [下一]気が弱くて、ちぢこまってのびやかでない。活気がない。「いじけて、すみっこにかくれる」「寒さでいじけた花」[類]ひねくれる▽[つかいわけ]→「すねる」を見よ。 **いしころ【石ころ】** [名]どこにでもあるような、価値のない小さな石。[類]石くれ **いしざかようじろう【石坂洋次郎】** [人名]一九〇〇—八六年。昭和期の小説家。青森県生まれ。教員生活の経験を生かして、青春時代をあつかった健康的な作品を数多く書いた。小説「若い人」「青い山脈」「陽[ひ]のあたる坂道」「光る海」など。 **いしずえ【礎】** [名]①建物の柱の下に置く土台の石。礎石[そせき]。 ②ものごとの基礎となる、だいじなもの。「国の―となる」 **いしだい【石鯛】** [名]イシダイ科の海産魚。青みをおびた灰色をしており、幼魚のころは横じまがあるので、シマダイともいう。食用。 **いしだたみ【石畳・甃】** [名]①四角いたいらな石をしきつめた場所。また、その敷石。 ②石段。▽「いちまつもよう」 **いしだばいがん【石田梅岩】** [人名]一六八五—一七四四年。江戸中期の思想家。儒教・仏教・神道を独自に学び、平易な生活哲学「石門心学」を民衆に説いた。著書に「都鄙問答」など。 **いしだはきょう【石田波郷】** [人名]一九一三—六九年。昭和期の俳人。愛媛[えひめ]県生まれ。本名は哲大[てつお]。水原秋桜子[しゅうおうし]に師事し、「馬酔木[あしび]」で活躍。「鶴[つる]」を主宰[しゅさい]。中村草田男[くさたお]らとともに人間探究派と呼ばれた。句集「鶴の眼」など。 **いしだみつなり【石田三成】** [人名]一五六〇—一六〇〇年。安土桃山時代の武将。豊臣秀吉[ひでよし]に仕え、治部少輔[じぶのしょう]と称[しょう]した。秀吉の死後、関ヶ原[せきがはら]の戦いで西軍を率いて、徳川家康に敗れ、処刑された。 **いしつ【異質】** [形動]性質がちがうこと。「―な文化」↔同質 **いしつ【遺失】** [名・スル]品物やかねなどを置きわすれたり、落としたりしてなくすこと。↔拾得 **いしづき【石突き】** [名]①かさ・つえなどの柄[え]のさきで、地面につく部分。また、その部分の金具。 ②キノコの根もとの、かたい部分。 **いじっぱり【意地っ張り】** [形動]自分の思いや考えを、どこまでも通そうとすること。また、そういう人。[類]強情[ごうじょう]っ張り **いしつぶつ【遺失物】** [名]置きわすれたり、落としたりしてなくした品物。[類]忘れ物・落とし物 ↔拾得物 <64> **いじどうくん【異字同訓】** [名]いくつかのちがう漢字[かんじ]が、同じ訓で読まれ、似た意味をもつこと。「見る・診る・看[み]る・観る」「暖かい・温かい」など。 **いしばい【石灰】** [名]↓「せっかい」 **いしばし(石橋)をたたいて渡[わた]る** 念には念を入れて、用心しておこなう。慎重[しんちょう]に行動する。 **いしひょうじ【意思表示】** [名・スル]自分の意思をあらわすこと。法律上は、法的効果を発生させるために意思をあらわす行為。▽「意志表示」は誤り。 **いしぶみ【石文】** [名]人の功績[こうせき]などを長く後世に伝えるために、石に文字を刻みこ[と]んだ碑[いしぶみ]。 **いじましい** [形]①みじめったらしい。あわれっぽい。 ②せせこましい。けちくさい。「―根性」 **いじめっこ【×苛めっ子】** [名]小さい子や弱い者などをいじめてばかりいる子。 **いじめる【×苛める】** [下一]弱い相手につらくあたり、苦しい目にあわせる。 **いしもち【石持・石首魚】** [名]ニベ科の海産魚。体長約三〇㌢で銀白色。かまぼこの材料。グチ。 **いしゃ【医者】** [名]病人やけが人の診察・治療[ちりょう]を仕事とする人。「―にかかる」[類]医師・ドクター **医者の不養生[ふようじょう]** 人には注意しながら、言う本人がそれを実行しないこと。[類]紺屋[こうや]の白袴[しろばかま] **いじゃく【胃弱】** [名]胃の消化力が弱いこと。 **いしやまでら【石山寺】** [名]滋賀県大津市にある真言宗の寺。八世紀後半、良弁[ろうべん]の創建。平安貴族の崇敬を集め、ここで紫式部[むらさきしきぶ]が「源氏[げんじ]物語」を書いたといわれる。 **いしやまほんがんじ【石山本願寺】** [名]大坂[おおさか]にあった一向宗の寺。一四九六年、蓮如[れんにょ]が創建。のちに、証如[しょうにょ]が織田信長[のぶなが]と対立し、十一年間にわたって争ったが、一五八〇年に敗れて焼失した。 **いしゃりょう【慰謝料・慰藉料】** [名]相手にあたえ苦しみや損害に対して、つぐなう意味ではらうかね。「加害者に―を請求する」 **いしゅ【異種】** [名]種類のちがうこと。また、ちがった種類のもの。別種。「―交配」 **いしゅう【異臭】** [名]不快なにおい。ふつうではない変なにおい。「―を放つ」[類]悪臭 **いしゅう【×伊州】** [名]↓「いが」 **いじゅう【移住】** [名・スル]①いままで住んでいた場所をはなれ、国外へ行って暮らすこと。「海外―者」▽「つかいわけ」→「転居」を見よ。 **いしゅがえし【意趣返し】** [名・スル]仕返しをして、うらみをはらすこと。[類]意趣晴らし・復讐[ふくしゅう] **いしゅく【委縮・萎縮】** [名・スル]①活気がなくなって、小さくまとまること。「失敗して気持ちが―する」 ②[×畏縮][名・スル]おそれおののいて小さくなること。「先生の前で―する」 **いしゅつ【移出】** [名・スル]国内の、ある地域から別の地域へ、ものを送りだすこと。↔移入▽国外へ送りだす場合は「輸出」。 **いじゅつ【医術】** [名]病気や傷を治す技術。医学。 **いしょ【遺書】** [名]①遺言[ゆいごん]を書きしるした文書。かきおき。「―をしたためる」[類]遺言状 ②後世に残された著書。[類]遺著 **いしょう【衣装・衣×裳】** [名]①きもの。衣服。とくに、晴れ着。「花嫁―」 ②演劇などで、出演者が身につける衣服。「―係」 **いしょう【異称】** [名]正式の名前とは別の呼び名。「マイマイはカタツムリの―」[類]異名[いみょう]・別称 **いしょう【意匠】** [名・スル]①美術工芸品や商品が美しく見えるように、形や色などにほどこすくふう。デザイン。「―登録」 ②くふうをめぐらすこと。「―をこらす」[類]趣向 **いじょう【以上】** [名]①いままで述べたこと全部。「―で報告を終わります」▽文章や話の最後に使うと、「これで終わり」という意味。 ②[形動]〈名〉[「~する(した)以上」の形で]「せっかく・・・するからには」という意味をあらわす。「ひきうける―は成功させる」 ③[形動]〈名〉数量や程度が、それと同じか、それより上であること。また、それよりすぐれていることをあらわす。「五○人―は割引」「期待―の成績」↔以下▽「一万円以上」は一万円をふくむが、数量以外の場合はそれをふくまないことがある。「きみ―に苦しんでいる」 **いじょう【委譲】** [名・スル]権限などを、下級の役所や下の職務の人にゆずりまかせること。「権限の一部を―する」▽対等のあいだで土地などをゆずりわたすことは「移譲」という。 **いじょう【異状】** [名]ふだんとちがって、よくない状態。平常でないこと。別状。「からだの―をうったえる」 **いじょう【異常】** [形動]ふつうとちがう、特別なようす。正常でないようす。「―に興奮する」「―気象」[英]アブノーマル ↔正常▽「異状」は、故障などが起きて、ふだんのはたらきができない状態。「異常」は、ふつうの人、ふつうの状態とちがい、特別で片寄った状態であること。 **いじょう【囲繞】** [名・スル]↓「いにょう」 **いじょうふ【偉丈夫】** [名]からだが大きくたくましく、りっぱな男性。いじょうぶ。 **いしょく【衣食】** [名]着るものと食べるもの。生活に必要なもの。また、生活。くらし。 **衣食足りて礼節を知る** 生活が安定して、はじめて礼儀、正しくする余裕ができる。 **いしょく【委嘱】** [名・スル]ある仕事を外部の人にたのんでしてもらうこと。「設計の―をうける」[類]委託・委任 **いしょく【異色】** [形動]ふつうとは異なった、目立つ特色のあること。「―の人物」[類]異彩[いさい] **いしょく【移植】** [名・スル]①植物などを別の場所に植えかえること。「苗木を―する」 ②からだの組織の一部や臓器をとり出して、別の部分や他の人に移しかえること。「腎臓[じんぞう]―」 **いしょくじゅう【衣食住】** [名]着るものと食べると住むところ。生活にぜひとも必要な三つの条件。 **いじらしい** [形]幼い者や弱い者が一生けんめいやっている姿が、痛々しくかわいそうだ。けなげだ。 <65> **いじる【×弄る】** [五]①手や指でやたらにさわる。もてあそぶ。手入れをする。「盆栽を―」 ②安易にうごかす。修正する。「打順を―」 **いしわた【石綿】** [名]変成岩の一種が、綿のようにやわらかく変化したもの。熱や電気を通しにくいので防火や保温に使用したが、肺がんの原因になるとして現在は使わない。アスベスト。「せきめん」とも。 **いじわる【意地悪】** [形動]わざと困らせたり、いやがらせをしたりすることを好む性質。また、その人。「―な質問」 **いしん【威信】** [名]力のある人が感じさせる威厳と、まわりの人がその人に寄せている信頼[しんらい]。「―にかかわる問題」 **いしん【維新】** [名・スル]すべてが改められて、すっかり新しくなること。とくに、明治維新をさす。▽中国、「詩経[しきょう]」の「其[そ]の命[めい]維[こ]れ新[あら]たなり」から。 **いじん【異人】** [名]①「外国人」の古い言い方。「―館」 ②別の人。「同名―」 **いじん【偉人】** [名]世の中のためになるりっぱな仕事をした、尊敬すべき人。「―伝」 **いしんでんしん【以心伝心】** [名・スル]口に出して言わなくても、考えていることがたがいにわかること。▽仏教の禅宗[ぜんしゅう]から出たことば。 **いす【×椅子】** [名]①こしをかけるための家具。「座―」[かぞえ方]脚[きゃく] ②高い地位。役職。ポスト。「社長の―をねらう」 **いず【×伊豆】** [地名]旧国名。今の静岡県南部と東京都の伊豆諸島。東海道の一国。豆州[ずしゅう]。昔は罪人の流刑地。江戸時代は幕府の天領。幕末には下田[しもだ]に奉行が置かれ、外交関係を処理した。 **いすか【×腸・交喙】** [名]アトリ科の小鳥。くちばしが上下に交差してくいちがっている。冬、日本にわたってくる。 **いすかの嘴[はし]** くいちがって、うまくいかないこと。 **いずくにか【安くにか】** [漢文]疑問の句法の一つ。「どこに・・・か」という意味。「子[し]将[まさ]に―之[ゆ]かんとす(=あなたは今どこへ行こうとするのか)」 ②反語の句法の一つ。「どこに・・・か、いやどこにも・・・ない」という意味。「我[われ]―適帰[てきき]せん(=わたしはどこに身を落ち着けようか、いやそんなところなどどこにもない)」▼ほかに「何・焉・烏」なども同じ読み。 **いすくまる【居×竦まる】** [五]おそろしさなどで座りこんだまま動けなくなる。「その場に―」 **いすくめる【射×竦める】** [下一]①矢を射[い]て、相手をこわがらせ動けなくする。「敵を―」 ②にらみつけて、こわがらせる。「―ような目」 **いずくんぞ【安くんぞ】** [漢文]①疑問の句法の一つ。「どうして・・・か」という意味。「―能[よ]く皆是[かいぜ]ならんや(=どうしてすべてが正しいなどと言えるだろうか)」 ②反語の句法の一つ。「どうして・・・だろうか、いや・・・ない」という意味。「鶏[にわとり]を割[さ]くに―牛刀を用いん(=どうしてニワトリをさばくのに、ウシ用の刀を使う必要があろうか、いや必要ない)」「いずくんぞ〜や」の形になることも多い。「悪・焉・烏」なども同じ読み。 **いずこ【何処】** [代名]「どこ」の古い言い方。いずく。「―ともなくたち去る」 **イスタンブール** [地名]トルコ最大の都市。ボスポラス海峡[かいきょう]をはさんで、アジアとヨーロッパにまたがる交通の要地。古くはコンスタンチノープルといった。Istanbul **いずのおどりこ【伊豆の踊子】** [小説]一九二六年。川端康成[やすなり]の小説。一高生の「私」が、伊豆の旅さきで旅芸人の一家と会い、若いおどり子にあわい恋心[こいごころ]をいだく。青春の哀感[あいかん]をえがいた小説。 **イスパニア** [国名]→「スペイン」[西]España **いずまい【居住まい】** [名]座[すわ]っているときの姿勢。「―を正す」 **いずみ【泉】** [名]①地中から水のわきでてくるところ。また、その水。[類]わき水 ②ものごとが生じるみなもと。「知識の―」「希望の―」[類]源泉 **いずみ【和泉】** [地名]旧国名。今の大阪府南部。五畿内[ごきない]の一国。泉州[せんしゅう]。江戸時代は幕府の天領。堺[さかい]は貿易都市として独自に繁栄[はんえい]した。▽同府に同名の市がある。 **いずみきょうか【泉鏡花】** [人名]一八七三—一九三九年。明治から昭和期の小説家。石川県生まれ。本名は鏡太郎。尾崎紅葉の門下。江戸情緒[じょうちょ]を受けながら、特異な幻想[げんそう]美の世界を築いた。小説「照葉[てりは]狂言」「高野聖[こうやひじり]」「婦系図」「歌行灯[うたあんどん]」など。 **いずみしきぶ【和泉式部】** [人名]生没年未詳。平安中期の歌人。情熱的な恋[こい]の歌を多く残した。家集「和泉式部集」のほかに、「和泉式部日記」がある。 **いずみしきぶにっき【和泉式部日記】** [書名]一〇〇七年ころか。和泉式部の作とする説が有力。帥宮敦道との恋愛[れんあい]を物語風にしるした日記。「和泉式部物語」とも。 **いずも【出雲】** [地名]旧国名。今の島根県東部。山陰[さんいん]道の一国。雲州[うんしゅう]。出雲神話の舞台[ぶたい]の地。 **いずもたいしゃ【《出《雲大社】** [名]島根県大社町にある神社。祭神はオオクニヌシノミコト。本殿[ほんでん]は大社造りという様式で、古代神社の代表。 **いずものおくに【出雲阿国】** [人名]生没年未詳[みしょう]。安土桃山時代の、出雲大社の巫女[みこ]。歌舞伎の始祖といわれ、念仏おどりを阿国歌舞伎に発展させた。 **いずものかみ【出。雲の神】** [名]①オオクニヌシノミコト。 ②一〇月に出雲大社に集まって男女の縁[えん]を結ぶといわれる神々。 **イスラエル** [国名]正式国名は、イスラエル国。アジア南西部の、地中海東岸にある共和国。一九四八年、世界各地に散らばっていたユダヤ人が、古代ユダヤ国家のあったこの場所に建国したため、それまで住んでいたアラブ人との対立が続き、いまだ最終的な解決を見ていない。面積約二万一〇〇〇平方㌔。首都エルサレム(国際的には未承認)。主要言語ヘブライ語。 <66> **イスラエル**[国名]中東の地中海にのぞむ共和国。一九四八年に独立。面積約二万一○○○平方[キロ]。首都エルサレム(国際的には未承認)。主要言語へブライ語。 **イスラムきょう**【イスラム教】[図]七世紀の初め、アラビアでマホメットがおこした宗教。キリスト教・仏教と並んで、世界三大宗教の一つ。アラーを唯一の神として信仰[しんこう]する。経典[きょうてん]はコーラン。回教。マホメット教。フイフイ教。▽「イスラム」は、神の意志への服従の意味。 **イスラムていこく**【イスラム帝国】[図]七世紀に、マホメットの死後、正統カリフ(=後継者)の支配の下にイスラム教徒が建てた国。最盛期には、インド西部からスペインをふくむ大帝国となった。のちに、小国に分裂、モンゴルやスペインにほろぼされた。サラセン帝国。 **いずれ**【何れ・×孰れ】[目][代名][画]①〈副〉どちらにしても。どういうなりゆきをたどるにしても。どっちみち。[類]どのみち「―わかってくれるだろう」②いつとははっきりきめられないが、近いうちに。「くわしいことは―お話しします」[類]そのうち①〈代名〉どれ。どちら。「―か一つを選ぶ」「―が勝つか予測できない」「―もおとらぬ」 **いずれ菖蒲[あやめ]か杜若[かきつばた]** だれがいちばん美しいかきめられないほどの美女たちをさしていうことば。▽アヤメとカキツバタが似ていて、どちらも美しいことから。 **いずれ**[日][漢][図][「いずれか〜」「いずれをか〜」「いずれぞ〜」の形で]疑問の句法の一つ。「どちらが・・・か」という意味。「女[なんじ]と回[かい]とは―か愈[まさ]れる(=おまえと顔回とでは、どちらがすぐれているのか)」 **いすわる**【居座る・居坐る】[国]こしをおろしたまま、動かないでいる。また、同じ場所や地位などにいつづける。「入り口にー」「会長に―」▽早くどいてほしいのにという気持ちでいう。 **いせ**【伊勢】[人]生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。平安前期の女流歌人。三十六歌仙の一人。「古今集」以下の勅撰[ちょくせん]、集に多くの歌がある。また、家集「伊勢集」がある。 **いせい**【威勢】[図]①元気があって勇ましいこと。「―のいいかけ声」②まわりが、とてもかなわないと思うような勢い。「―を示す」[圏]威風 **いせい**【異性】[図]男性から女性を、女性から男性をさしていうことば。「―に関心をもつ年ごろ」②同種の生物のあいだで、男女・雌雄[しゆう]。③性質がちがうこと。「構造式の異なる―体」[◆]同性 **いせいしゃ**【為政者】[図]政権をにぎり、政治をおこなう人。「―の責任を問う」 **いせえび**【×伊勢海老】[図]イセエビ科の大形のエビ。はさみはない。かざりものにしたり祝いごとに使ったりする。カマクラエビ。 **いせき**【移籍】[図]「函]戸籍[こせき]や所属団体を変えること。「別のチームに―する」[鬨]転籍・トレード **いせき**【遺跡・遺×蹟】[図]古代の住居・建物・墓などのあとが残されている場所。[園]史跡 > 「つかいわけ」→「旧跡」を見よ。 **いせじんぐう**【×伊勢神宮】[図]三重県伊勢市にあり、皇室の祖先にあたる神々をまつるところ。内宮はアマテラスオオミカミ、外宮はトヨウケノオオカミをまつる。長く国家神道[しんとう]の中心であった。正殿の建築様式は神明造り。 **いせつ**【異説】[図]一般の説とはちがった説。「―を唱える」[類]異論[↔]通説・定説 **いせものがたり**【伊勢物語】[屋]九二〇年ころか。作者未詳[みしょう]。在原業平[ありわらのなりひら]と思われる主人公の一生をしるした短編からなる歌物語。「在五中将[ざいごちゅうじょう]の日記」とも。 **いせ**【伊勢】[図]旧国名。今の三重県北部。東海道の一国。勢州[せいしゅう]。「―平氏」▽同県に同名の市がある。 **いせん**【緯線】[図]地球上の位置をきめるために、かりに赤道と平行に引いてあらわした線。緯度を示す。[↔]経線 **いぜん**【以前】[図]むかし。かなり前。「―行ったことがある」②ある基準の時間をふくんで、そのときよりも前。「鎌倉時代―」[↔]以後・以降 ③ある段階・レベルまで至っていないこと。「常識―の問題」 **いぜん**【依然】[形動]前と変わらないようす。もとのままであるようす。「―として悪いくせが直らない」「旧態―」 **いぜんけい**【×已然形】[文]文語文法の活用形の一つ。係助詞「こそ」の結びになったり、助詞「ば」が付いて「・・・なので」、「ども」が付いて「・・・だが」の意味をあらわしたりする。口語文法にはこれのかわり に仮定形がある。 **いそ**【×磯】[図]岩の多い、海岸の波うちぎわ。「―のかおりがする」「―あそび」 **磯の鮑[あわび]の片思い**「鮑の片思い」に同じ。[→]「あわび」 **いそいそ**[圃]「とうれしく楽しいことを期待して、動作にはずみがついているようす。「―出かけていった」「旅行じたくでーする」 **いそう**【位相】[図]①地域・性別・職業・年齢などの相違によって起こることばのちがい。「―語」②周囲の状況や原因によって、概念[がいねん]などがちがってくること。[▼]物理学で、周期運動中の、ある瞬間の位置や状態を示すことばから。 **いそう**【移送】[図]「と]ある場所から他の場所へ移しおくること。「患者[かんじゃ]を―する」[圏]転送 **いそうろう**【居候】[図]よその家に住み、養ってもらっている人。「―三杯[さんばい]めにはそっと出し」[圏]食客[しょっかく] **いそがしい**【忙しい】[囲]やるべきことが次から次へと続いて、ひまがない。「仕事が―」②ふるまいがめまぐるしくて落ち着きがない。[▼]「急がしい」は誤り。 **いそがす**【急がす】[国]急ぐようにさせる。いそがせる。せかす。 <67> **いそぎんちゃく【×磯×巾着】** [名]腔腸動物の一種。筒形[とうけい]で、岩などにはりつき、たくさんの触手[しょくしゅ]を広げてえさをとる。刺激を受けると巾着(=ロひも付きの小形のふくろ)のような形にからだが収縮する。 **いそぐ【急ぐ】** [五]①することを短い時間でしおわろうとする。「完成を―」「勝ちを―」 ②はやく着くようにする。「家路[いえじ]を―」 > つかいわけ急ぐ・せく・はやる 「急ぐ」は、行動を実際に早くする。「急いで駅に向かう」。「せく」は、早くしようと気持ちがさきにたってあせる。「心はせくがいっこうに足が進まない」。「はやる」は、早く始めようと気負いたつ。「はやる気持ちをおさえて連絡[れんらく]を待つ」。 **いぞく【遺族】** [名]死んだ人のあとに残された家族や親族。「―補償[ほしょう]」 **いそじ【五十路・五“十】** [名]五〇歳[さい]。 **いそしむ【勤しむ】** [五]つとめはげむ。精を出す。「勉学に―」 **イソップ** [人名]紀元前六世紀ころの人。古代ギリシャの寓話[ぐうわ]作家で、「イソップ物語」の作者といわれる。アイソポス。[英]Aesop **イソップものがたり【イソップ物語】** [書名]紀元前三世紀ころ。ギリシャ、イソップが語ったものと、後世の寓話[ぐうわ]をまとめたもの。動物にことよせた教訓的な話を集めてある。日本に来て「伊曾保物語」となった。[英]Aesop's Fables **いそづり【×磯釣り】** [名]海岸の岩場でする釣り。→沖[おき]釣り **いそほものがたり【伊曾保物語】** [書名]一五九三年。「イソップ物語」の訳本。訳者未詳[みしょう]。当時の話しことばに訳して、ローマ字で書いてある。ヨーロッパ人宣教師の日本語学習や布教などに使った。▽江戸時代に、仮名草子[かなぞうし]として刊行された翻訳[ほんやく]をさすこともある。 **いぞん【依存】** [名・スル]他のものにたよることによって生かされ、存在していること。いそん。「外国の資源にーする」 **いぞん【異存】** [名]反対の意見や不満な気持ち。「その提案に―はない」[類]異議・異論 **いた【板】** [名]木材などをうすく、たいらに切ったもの。「鉄のー」「ーガラス」 **板につく** 仕事や役がらなどに慣れて、その人にぴったり合ってくる。「白衣がすっかりー」▽演劇で、舞台ばえを板ということから。 **いたい【遺体】** [名]死んだ人のからだ。死体。「―を安置する」[類]なきがら・遺骸[いがい]▽「死体」に比べて、死者への敬意がこめられた表現。[かぞえ方]体[たい] **いたい【痛い】** [形]①けがや病気などによって、神経に強い刺激[しげき]を感じる。「腹が―」「切り傷が―」 ②弱点をつかれたり、困ることがあったりして心理的につらい。「―ところをつかれる」「―目にあう」「この失敗はー」「耳が―」 **痛くも痒[かゆ]くもない** 他人に何かをされても、まったく困らず平気だ。「そんないやがらせなど―」 **痛くもない腹を探られる** なにも悪いことをしていないのに、思いがけないところで疑われる。 **いだい【偉大】** [形動]非常にすぐれてりっぱなようす。「―な人物」 **いたいけ【幼気】** [形動]子供が幼くて、弱々しく痛々しいようす。また、あどけなくいじらしいようす。いたいけない。「遺児の―な姿がなみだをさそう」 **いたいたしい【痛痛しい】** [形]見るからにこちらが痛みを感じるようなようすである。「松葉づえの―姿」[類]痛ましい▽多く、心身が傷ついて気の毒なようすをいう。 **いたがき【板垣】** [名]板塀[いたべい]。 **いたがきたいすけ【板垣退助】** [人名]一八三七—一九一九年。幕末・明治期の政治家。土佐生まれ。討幕運動・戊辰戦争に参加ののち、自由民権運動を指導して自由党を結成し、伊藤博文内閣・大隈重信内閣の内務大臣をつとめた。 **いたく【委託】** [名・スル]自分の仕事を人にたのんで、代わりにやってもらうこと。処理を他人にたのむこと。「―販売」[類]委嘱[いしょく]▽「依託」は別語で、もたせかけること。 **いたく【痛く・甚く】** [副]ひどく。非常に。たいへん。「―悲しむ」「―感心する」 **いだく【抱く・『懐く】** [五]①うでの中にかかえる。だく。「母の写真を―」「山々に抱かれた村落」 ②心の中にもつ。「希望を―」「大志を―」 **いたけだか【居丈高・威《猛高】** [形動]人をおどしておさえつけるようなようす。「―になる」[類]高姿勢・高飛車[こうびしゃ]▽「居丈」は、座[すわ]ったときの背の高さ。胸を張って座って、いばっているようすから。 **いたご(板子)一枚下したは地獄[じごく]** 船乗りの仕事が非常に危険だということ。▽「板子」は、船底にしく板。 **いたしかたない【致し方ない】** どうしようもない。しかたがない。 **いたしかゆし【痛し痒し】** かけば痛いし、かかなければかゆいし、それぞれにぐあいのいい面も悪い面もあって困ること。「特別あつかいされるのも―だ」 **いたじき【板敷き】** [名]ゆかに板を張ったところ。板の間。 **いたす【致す】** [五]①「する」のへりくだった言い方。「わたしがいたします」 ②「する」のていねいな言い方。「なにやら胸さわぎがいたします」 ③ひきおこす。「不徳の―ところ」 ④とどかせる。およぼす。「思いを―」 ⑤[補助][「お(ご)〜いたす」の形で]へりくだる意味をつけくわえる。「お願いいたします」「お供―つもりです」「ご努力ー」▽動詞の連用形、またはサ変動詞の語幹に付く。 <68> **いたずら【悪戯】** [形動]①[名・スル]ふざけて、ちょっとした悪さをすること。「―半分」▽遊びでちょっとつくったものなどをへりくだっていうときにも。「退屈しのぎに―してみました」 ②子供の遊びの一つ。たがいに手の甲[こう]とうをつねりあって手を重ねていくもの。 **いたずらに【徒らに】** [副]無益に。むだに。「―時を過ごす」 **いただき【頂】** [名]もののいちばん高いところ。てっぺん。「山の―に雪が残る」▽俗な言い方で、自分のものになることの意味でも。「この試合は―だ」 **いただく【頂く・×戴く】** [五]①頭や頂上にのせる。「雪を―山々」 ②上に立つ人として敬い仕える。「国王に―」[類]仰ぐ ③「もらう」のへりくだった言い方。ちょうだいする。「お中元を―」「先生に頂いた本」↔差し上げる ④「食べる」「飲む」のへりくだった言い方。「ごちそうを―」「お茶を―」 ⑤[補助][「〜ていただく」などの形で]「・・・してもらう」のへりくだった言い方。「話して―」「読んで―」「帰らせて―」▽漢語の場合、直接付くことがある。「ご心配(して)―」「ご覧(になって)―」▽「つかいわけ」→「もらう」を見よ。 **いただけない【頂けない】** 感心できない。「あの態度は―」 **いたたまれない【居た堪れない】** [形]とてもその場にいられない。とうていその場所に続けていることはたえられない。「重なる失敗に―気持ちだ」 **いたち【×鼬】** [名]イタチ科の哺乳動物。夜行性で、ネズミや昆虫[ちゅう]などを食べる。敵に追いつめられると肛門から悪臭[あくしゅう]のある液を発する。 **鼬の最後っ屁[さいごっぺ]** せっぱつまって最後に非常手段をとること。 **鼬の道** 交際や音信が絶えること。▽イタチは同じ道を二度と通らないことから。 **いたちごっこ【×鼬ごっこ】** [名]①たがいに同じことをくりかえすばかりで、ものごとがはかどらないこと。どうどうめぐり。 **いたって【至って】** [副]程度のはなはだしいことをていねいにあらわす。この上なく。きわめて。「小生―健康です」[類]すこぶる ▽「いたりて」の変化した形。 **いたみ【痛み】** [名]①病気や傷などによる肉体的な苦しさ。また、心に受けた傷やなやみごとなどの精神的な苦しさ。「―にたえかねる」 ②ものが古くなったりぶつかったりして、そこなわれたところ。「くつの―がひどい」 **いたで【痛手・傷手】** [名]①大きな打撃[だげき]。損害。「―をこうむる」 ②からだや心に受けるひどい傷。重傷。[類]深手 **いだてん【×韋駄天】** [名]走るのが非常に速い人。「―走り」▽バラモン教の神。足が速く、仏舎利[ぶっしゃり]をうばった鬼[おに]を追いかけてつかまえたという。 **いたどり【×虎×杖】** [名]タデ科の多年草。夏、白い小花をつける。若芽を食べる。根は薬用。 **いたのま【板の間】** [名]ゆかに板を張った部屋[へや]。「―かせぎ(=ふろ屋などのどろぼう)」[類]板敷き **いたば【板場】** [名]料理屋の調理場。また、調理人。いたまえ。▽まな板のある場所という意味から。 **いたばさみ【板挟み】** [名]対立している二つのもののあいだに立って、どうしたらいいかきめかねて思いなやむこと。「義理と人情の―」[類]ジレンマ **いたぶる** [五]おどして金品をとる。また、いためつける。「女を―」▽「いたく(=ひどく)振[ふ]る」こと。 **いたまえ【板前】** [名]日本料理専門の料理人。調理師。いたば。 **いたましい【痛ましい】** [形]見ていられないほどかわいそうで心が痛む。「―事故現場」「親を失った子の―姿」[類]痛々しい > つかいわけいたわしい・痛ましい 「いたわしい」は、動詞「いたわる」と語源が同じ。気の毒で手を貸してやりたくなるようなようす。「足の悪いお年寄りをひとり歩かせるのはおいたわしい」。「痛ましい」は、動詞「いたむ」と語源が同じ。気の毒で目をそむけたくなるようなようす。「痛ましい傷を負った老人」。 **いたみいる【痛み入る】** [五]よくしてもらって、すまなく思う。めいわくをかけて、すまないと思う。「ご好意痛み入ります」 **いたむ【痛む】** [五]①心身に痛みを感じる。「傷が―」「胸が―」 ②ものがこわれたり、傷つく。破損する。「屋根が―」 ③食べものがくさる。「傷んだりんご」 **いたむ【悼む】** [五]人の死を悲しみ、おしむ。「友の死を―」 **いため【板目】** [名]①板と板との合わせ目。 ②木目が山形や波形になっているもの。↔正目[まさめ] **いためつける【痛め付ける】** [下一]いじめてひどい目にあわせる。「悲鳴を上げるまでー」 **いためる【痛める】** [下一]①からだに傷や故障をつくる。いたくする。「足首を―」「腹を―」 ②なやます。「頭を―」「心を―」 ③ものをきずつけて、だめにする。「引っこしのときに家具を―」 ④食べものをくさらせる。また、きずつける。 **いためる【×炒める】** [下一]肉や野菜などをなべに入れ、油を少し加えてこがさないように熱を加える。 **いたり【至り】** [名]①ものごとの最高の状態。「感激の―」「汗顔の―」[類]極み・極[きょく] ②勢いに乗ってひき起こすやりすぎ。「若気の―」 **イタリア** [国名]正式国名は、イタリア共和国。ヨーロッパ南部の、地中海につき出た長ぐつ形の半島と、シチリアなどの島々からなる国。古代ローマ帝国の中心地。ルネサンスの舞台ともなり、文化的遺産[いさん]が多い。面積約三○万平方㌔。首都ローマ。主要言語イタリア語。▽「伊太利」と当てる。 <69> **イタリック** [名]欧文[おうぶん]の活字体の一つ。italics のように少し右にかたむいた字体。「italics」 **いたる【至る・「到る】** [五]①進んでいって、ある場所や時間などに行きつく。「駅に―道」「今日[こんにち]に―」 ②ある状態・段階に行きつく。「中止するに―」「大事に至らなくてよかった」「事ここに至っては」 ③向こうからやってくる。「好機―」「悲喜こもごも」 ④[「至らぬ〜」の形で]いきとどかない。未熟の。「至らぬ者ですがよろしく」 ⑤[「~に至っては」の形で]しだいに程度がひどくなるが、・・・になると」と言って、極端[きょくたん]に悪い例として挙げる表現。「彼に至っては問題にならない」 **いたるところ【至る所】** [名・副]行くところ、どこでも。どこもかしこも。「―で火の手が上がる」 **いたれりつくせり【至れり尽くせり】** 気くばりがよくいきとどいているようす。「―のもてなし」 **いたわしい【労しい】** [形]気の毒で助けてやりたいようなようす。「なんともおーことです」 **いたわり【『労り】** [名]相手を傷つけないように、たいせつにあつかうこと。なぐさめ。また、ねぎらい。「老人への―」「―のことば」 **いたわる【労る】** [五]①老人や子供などの弱い者をだいじにする。 ②苦労した人をなぐさめる。「部下を―」 **いたん【異端】** [名]その時代に正しいと認められている思想や信仰[しんこう]からはずれたもの。「―者」「―視」[類]邪道 ↔正統 **いち[一]** [数]①ひとつ。♪「一[いっ]に」も見よ。▽重要な書類では書きかえを防ぐため「壱」を使う。②ある一つの。イチ(金壱万円[まんえん]) ③ひとつめ。また、ものごとの初め。「―から出直す」④最上級のもの。トップの。「―といって二とはくだらない」⑤おなじ。ひとしい。「時期を―[いっ]にする」⑥全体。すべて。それだけ。もっぱら。▷「一[いっ]に」も見よ。⑦わずか。すこし。⑧あるときには。イチ・イツ(一個・一度・一枚・万一・唯一・一説・一読者[しゃ]・一例・一月・一番目[ばん]・一姫二太郎[ひめにたろう]・一位・一等・一流[りゅう]・世界一・一致・一般[ぱん]・一樣[よう]・画一・同一・一家[っか]・一座[ざ]・一切[っさい]・一式[っしき]・一族[ぞく]・一心[っしん]・一途[ず]・一念[ねん]・専一・一覧[らん]・一見[けん]・一考[っこう]・一刻[っこく]・一瞬[っしゅん]・一助[じょ]・一喜一憂[ゆう]・一長一短[たん]) ひと・ひとつ(一筋[すじ]・一肌脱ぐ・一[ひと]つ覚え・一言居士[こじ]・一昨日[さくじつ]・一昨年[さくさく]・一昨々日[さくさくさくじつ]・一寸[ちょっと]・一日[いちにち]・一向[ひたすら]・一人[ひとり]・一人一人[ひとりひとり]) いつき(一か八[ばち]か・一から十まで・にも二にも・一姫二太郎・一富士二鷹三茄子[なすび]・一も二もなく・一を聞いて十を知る) **いち[壱](壹)** [漢]領収書や証書などで、「一」の代わりに使う字。▽「二」や「十」に書きかえられたりするのを防ぐため。 **いち【市】** [名]一定の日に多くの人が集まって、ものを交換し、売り買いをすること。また、その場所。マーケット。「―が立つ」「門前―をなす」 **いち【位置】** [名・スル]①もののある場所。「―につく」「北に―する」 ②社会的地位や立場。「有利な―をしめる」 **いちあくのすな【一握の砂】** [書名]一九一○年。石川啄木[たくぼく]の歌集。口語調の親しみやすさと新鮮[しんせん]な内容と三行書きの形式とで、近代短歌を広く大衆のものとした。 **いちい【一位・『水』松】** [名]イチイ科の常緑高木。細長い葉で、赤い実は食用。木材は家具やえんぴつに使用する。アララギ。 **いちいせんしん【一意専心】** [名・スル]そのことだけに熱中するようす。「―勉学にはげむ」「―の心構え」 **いちいたいすい【一衣帯水】** [名]ひとすじの帯のようなせまい川や海。また、それによってへだてられていること。「日本と―をなす韓国[かんこく]」 **いちいち【一一】** [副]一つ一つ、全部に。「―説明する」「―文句をつける」[類]逐一[ちくいち]▽わずらわしいという気持ちがこめられる。 **いちいん【一因】** [名]原因の一つ。「油断も事故の―となる」 **いちいん【一員】** [名]ある団体や組織をつくっている一人。「家族の―」 **いちいんせい【一院制】** [名]議会を一つの議院だけで構成する制度。市町村議会など。↔二院制 **いちえん【一円】** [名]ある地域全体。「県下―」▽「つかいわけ」「一面」を見よ。 **いちおう【一応・一往】** [副]①最低の基準には達する程度をいう。じゅうぶんとはいえないが、ひととおり。「―の評価を得る」「これで―かっこうがついた」 ②不要と思われるが、念のために。とりあえず。ひとまず。「―メモしておく」「―行くだけは行ってみる」 <70> **いちがいに【一概に】** [副]すべてをひっくるめて。「―悪いとも言いきれない」「―信じるわけにはいかない」[類]一口に▽多く、打消の語をともなう。 **いちかわだんじゅうろう【市川団十郎】** [人名]①初世。一六六〇—一七〇四年。歌舞伎俳優。江戸前期に活躍[かつやく]。立ち回りを主とする江戸歌舞伎の荒事の創始者。屋号は成田[なりた]屋。 ②七世。一七九一—一八五九年。江戸後期の名優。「勧進帳[かんじんちょう]」を初演し、また初世以来の当たり役を選び「歌舞伎十八番」を定めた。 ③九世。一八三八—一九〇三年。明治時代の名優。活歴という、史実を重んじた新史劇を創始し、「新歌舞伎十八番」を制定。五世尾上菊五郎[おのえきくごろう]、初世市川左団次とともに「団・菊・左」と称[しょう]せられた。 **いちがん(一丸)となる** 団結して一つにまとまる。「打って―」「一丸となってたたかおう」▽「一丸」は、一つのかたまりのこと。 **いちがんレフ【一眼レフ】** [名]一つのレンズにはいる光を、鏡で反射させながらピントを合わせるカメラ。↔二眼レフ▽「レフ」は「レフレックス(=反射の)」の略。 **いちぎてき【一義的】** [形動]①もっとも重要な意味のあるようす。第一義的。 ②一つの意味しかないようす。↔多義的 **いちぎ(一議)に及ばず** とくに相談するまでもなく。あれこれ言うまでもなく。「―可決した」 **いちぐう【一隅】** [名]すみっこ。かたすみ。「庭の―」 **いちぐん【一軍】** [名]①ひとまとまりの軍隊。また、軍全体。「―を率いる」 ②プロ野球などで、公式試合に出場する、レギュラー選手のチーム。「―に上がる」↔二軍 **いちげい(一芸)に秀[ひい]でる** 何か一つの技能や芸能にすぐれている。[類]一芸一能に秀でる **いちげき【一撃】** [名・スル]強く相手をひとうちすること。「敵に―を加える」 **いちげん【一元】** [名]①ものごとの根本がただ一つであること。「―論」↔多元 ②ひとつの元号。「一世―」 ③数学で、一つの未知数。「―二次方程式」 **いちげん【一見】** [名]なじみでなく、はじめての客であること。初対面。「―の客」「―さんお断り」▽「見」は、見参[げんざん](=お目にかかること)のこと。 **いちげんこじ【一言居士】** [名]どんなことにも、自分の意見をひとことは言わないと気がすまない人。うるさがた。▽常用漢字表付表の語。 **いちげんしき【一見識】** [名]他人から、すぐれていてりっぱだと思われるような考え。ひとかどの見識。「―をもつ」 **いちげんはんく【一言半句】** [名]↓「いちごんはんく」 **いちげんろん【一元論】** [名]世界や宇宙のすべてのことを一つの原理で説明しようとする考えかた。↔二元論・多元論 **いちご【一期】** [名]人が生まれてから死ぬまで。一生涯[しょうがい]。「―の思い出になる」「▷―一会」▽仏教から出たことば。「いっき」と読めば別の語。 **いちご【×苺・×莓】** [名]バラ科の多年草。種類は多い。とくに、オランダイチゴ。実は赤く、食用。ストロベリー。 **いちごいちえ【一期一会】** [名]出会いは一生にただ一度かぎりのものだということ。▽人との出会いをたいせつにせよという、茶道から出たことば。「一期一得」は誤り。 **いちごう【一×毫】** [名]ほんのわずかなこと。「―の私心もない」[類]寸毫[すんごう]▽「毫」は、一本の細い毛のこと。 **いちこじん【一個人】** [名]おおやけの資格をはなれた一人の人間。一私人。いっこじん。 **いちごん【一言】** [名]ひとこと。短い語句。「―もない(=まったく言いわけできない)」 **いちごんはんく【一言半句】** [名]ほんのわずかのことば。「いちげんはんく」とも。「―もらさずに聞く」[類]片言隻句[へんげんせっく] **いちざ【一座】** [名]①ひとつの芝居や興行[こうぎょう]に加わる役者などの集団。「―の座長」 ②同じ場所にいる人々全体。「―を見わたす」 **いちじ【一次】** [名]①第一回目。「―試験」 ②数学で、二乗[じじょう]以上の項[こう]をふくまないこと。「―方程式」 **いちじ【一時】** [名]①少しのあいだ。しばらく。「―停止」「―預かり」「―解雇[かいこ]」 ②過去のある時。その当時。「―はあきらめた」 ③その場だけ。「―しのぎ」▽「つかいわけ」→「臨時」を見よ。 **いちじ(一事)が万事[ばんじ]** 一つのことが、ほかのすべてにあてはまること。すべてのことが、その一つのことと同じやりかただ。「彼は―この調子だ」 **いちじかんすう【一次関数】** [名]数学で、二乗[じじょう]以上の項[こう]のない方程式であらわされる関数。 **いちじきん【一時金】** [名]定期的ではなく、そのとき一回だけ支給されるかね。賞与[しょうよ]や退職金など。「見舞[みまい]金として会社から―が出る」 **いちじく【無花果】** [名]クワ科の落葉小高木。卵形の実とされるものは、中にうす紅色の多数の小花が集まったもの。食用。▽花が果実の内側にあって見えないことから「無花果」と当てる。 **いちじさんぎょう【一次産業】** [名]↓「だいいちじさんぎょう」 **いちじさんぴん【一次産品】** [名]生産したままで、加工しないで取り引きされるもの。農産物や水産物など。 **いちじせんきん【一字千金】** [名]すぐれた文字や文章のほめことば。一字に千金の価値があるという意味。▽中国、秦[しん]の呂不韋[りょふい]が、自分の文章(「呂氏春秋」)に一字でも増減することができるなら千金をあたえよう、と言った故事から。 **いちじつせんしゅう【一日千秋】** [名]待つ時間や日にちが非常に長く感じられること。一日が千年もの長さに感じられるほど待ちどおしいこと。「いちにちせんしゅう」とも。「―の思い」[類]一刻千秋・一日三秋 <71> **いちじつ(一日)の長[ちょう]がある** 他の人より少しよけいに経験を積んで、すぐれている。▽「一日」は「いちにち」とも。「論語」から。 **いちじてき【一時的】** [形動]しばらくのあいだだけ。そのときだけ。「ほんの―な現象」[類]かりそめ **いちじに【一時に】** [副]ものごとがその時点に集中して起こるようす。「いちどきに」とも。[類]一度に **いちじのがれ【一時逃れ】** [名]その場だけのいいかげんな言いわけでごまかすこと。 **いちじふさいり【一事不再理】** [名]裁判で、一度確定した判決については、再度とりあげないという刑事訴訟[そしょう]の原則。 **いちじゅういっさい【一汁一菜】** [名]質素な、またはそまつな食事。[類]三汁八菜▽副食がしると菜の各一種類ずつだということ。 **いちじゅん【一巡】** [名・スル]ひとまわり。ひとめぐり。「打者―の猛攻」 **いちじゅん【一旬】** [名]十日間。旬日。 **いちじょ【一助】** [名]少しの助け。「生活費の―」 **いちじょう【一条】** [名]①ひとすじ。「―の光がさす」 ②箇条[かじょう]書きのひとくだり。「―ごとに審議[しん]」 **いちじょう【一場】** [名]①まとまったひと区切り。ひとくさり。「―のあいさつ」 ②その場かぎり。「―の夢に終わる」 **いちじょうかねら【一条兼良】** [人名]一四〇二—八一年。室町中期の政治家。有職故実[ゆうそくこじつ]に詳しく古典にも通じた。「かねよし」とも。著書に「樵談治要[しょうだんちよう]」「花鳥余情[かちょうよじょう]」など。 **いちじるしい【著しい】** [形]程度がはっきり目立って、それとわかるようす。「―発展」「著しく異なる」[類]顕著 **いちじん(一陣)の風[かぜ]** さっと通りすぎていく風。「―がふく」▽「一陣」は、いっとき盛[さか]んなこと。 **いちず【一〝途】** [形動]他のことに気をとられず、一つのことだけに向かっていくようす。「―に思いつめる」「あの人は―な人だ」[類]ひたすら▽「つかいわけ」→「ひたむき」を見よ。 **いちぞく【一族】** [名]血すじのつながりがある人々。「―郎党をひき連れる」[類]血族・親族 **いちぞん【一存】** [名]自分一人だけの考え。「わたしの一ではきめられない」[類]独断 **いちだい【一大】** [連語][「一大~」の形で]「一つの大きな」「無視できない」という意味をあらわす。「―決心」「―転機」「―発見」「―イベント」 **いちだい【一代】** [名]①人が生まれてから死ぬまでのあいだ。一生。「人は―、名は末代」 ②君主や店主などが、その地位にいる期間。「―で財産を築く」 ③ある一つの時代。「―の英雄[えいゆう]」 **いちだいじ【一大事】** [名]きわめて重大な事件。「お家の―」 **いちだん【一団】** [名]ひとかたまり。ひとつの集団。「―となって進む」「学生の―」[類]一群・一行 **いちだん【一段】** [副]①[名]①階段などのひと刻み。 ②文章のひと句切り。 ③[副]以前に比べて程度が高くなっているようす。「また―ときれいになった」「―と厳しい寒さ」 **いちだんらく【一段落】** [名・スル]ものごとなどのひと区切り。「仕事が―する」「―つく」 **いちづける【位置付ける】** [下一]全体との関連で、適切な位置をきめる。相応な判定を下す。 **いちど【一度】** [名]一回。いっぺん。「一日に―は顔を出す」「―おいでください」 **いちどう【一同】** [名]同じ場所や立場にいる人、みんな。「―起立」「家族―」 > つかいわけ一同・全員 「一同」は、仲間全体をひっくるめた表現。個人のかげが見えない。「生徒一同で花をおくる」。「全員」は、個々を重視したうえで、それぞれの人がすべての意味。「生徒全員ががんばって優勝した」。 **いちどう(一堂)に会[かい]する** たくさんの人々が同じ場所に集まること。▽「一堂」を「一同」と書くのは誤り。 **いちどきに【一時に】** [副]二つ以上のものごとがまとまって起こるようす。「いちじに」とも。「まとめて―かたづけよう」[類]一度に > つかいわけいちどきに・同時に 「いちどきに」は、たくさんのものがある時点に集中すること。「申しこみがいちどきに殺到[さっとう]する」。「同時に」は、(別の場所でも別のことでもかまわないが)同じ時間に進行すること。「騒乱[そうらん]が同時に発生する」。 **いちどく【一読】** [名・スル]ひととおり読むこと。「―に値[あたい]する」 **いちどくさんたん【一読三嘆・一読三×歎】** [名・スル]文章を一回読むあいだに何度も感嘆すること。文章を一度読んで三度感心する、非常に感心すること。▽詩歌[しいか]の場合は「一唱三嘆」とも。 **いちどに【一度に】** [副]同時に。いっぺんに。「―爆発する」 **いちなん(一難)去ってまた一難** 次から次へと災難が起こること。 **いちにち【一日】** [名]①一昼夜。二十四時間。 ②日の出から日の入りまで。「きょうは―雨だった」[類]終日 ③ある日。「夏休みの―、海へ出かける」 **いちにちせんしゅう【一日千秋】** [名]↓「いちじつせんしゅう」 **いちにょ【一如】** [名・スル]根本は一つであること。「物心―である」「形影[けいえい]―(=夫婦仲のいいこと)」▽仏教から出たことばで、真理はただ一つであること。 <72> **いちにをあらそう【一二を争う】** 首位を争う。「―成績」 **いちにん【一任】** [名・スル]すべてをまかせること。「議長に―する」 **いちにんしょう【一人称】** [名]話し手が自分をさすことば。「わたし」「ぼく」など。[類]自称。▽ほかに、二人称・三人称。 **いちにんとうせん【一人当千】** [名]「一騎当千」に同じ。 **いちにんまえ【一人前】** [名]①一人に割りあてられる分量。ひとりぶん。「すしー」 ②ふつうのおとな並みの能力をもっていること。「からだだけはもうーだ」→半人前 ③技術などが人並みのレベルに達すること。「職人として―になるには十年かかる」↔半人前 **いちねん【一年】** [名]①一月から一二月までの期間。「―の計は元旦[がんたん]にあり(=その年の計画は年の始めにきめておくのがよい)」 ②十二か月の長さ。「あれからちょうどーたった」 ③学校での第一学年。「小学校―生」 **いちねん【一念】** [名]ひとすじに思うこと。「―岩をもとおす(=強い信念でことにあたれば、どんなことでもなしとげられる)」「―発起[ほっき]」 **いちねんそう【一年草】** [名]芽が出た年のうちに、花が咲き、実を結んでかれる植物。一年生植物。アサガオ・イネなど。▽ほかに、二年草・多年草。 **いちねんぼうず【一年坊主】** [名]一年生のういういしさを親しんでいうことば。 **いちねんほっき【一念発起】** [名・スル]あらたにものごとを始めようと決意すること。▽もと、決心して仏道にはいること。 **いちのぜん【一の×膳】** [名]正式な日本料理で最初に出す料理。本膳[ほんぜん]。 **いちのとり【一の酉】** [名]一一月の第一の酉の日。また、その日におこなわれる酉の市[いち]。初酉。▽ほかに、二の酉・三の酉。 **いちば【市場】** [名]①魚や野菜などを集め、商人が売り買いするところ。「魚—」「青物[あおもの]―」[類]市場[しじょう]▽経済関係の「株式市場」「商品取引市場」などは「しじょう」と読む。 ②いっそう。「試験が―むずかしくなった」 **いちばい【一倍】** [名]①二倍。「人―(=他人の二倍)勉強する」▽多く、「人一倍」の形で使われる。 **いちはつ【×鳶尾・一〝八】** [名]アヤメ科の多年草。春、むらさきや白の花が咲く。葉はアヤメよりはばが広い。 **いちばまち【市場町】** [名]きまった日に市[いち]が立つことによって発達した町。四日市[よっかいち]・十日市など。 **いちはやく【《逸早く・“逸速く】** [副]人に先んじて。「―現場にかけつける」「―情報をつかむ」 **いちばん【一番】** [名]①[名]①第一の順番。また、最上のもの。「―に着いた」「健康が―だ」 ②勝負ごとで、番で数えるものの、一つ。一回の勝負。「ここーの大勝負」「将棋[しょうぎ]を―さす」 ③[副]もっとも。「―好きな食べもの」 ④思いきって試してみるようす。「ここは―当たってくだけろだ」 **いちばんどり【一番〝鶏】** [名]早朝、最初に鳴くニワトリ。また、最初の鳴き声。 **いちばんのり【一番乗り】** [名・スル]ある場所に最初に乗りこむこと。また、その人。「わたしがーだ」「教室に―する」 **いちひめにたろう【一姫二太郎】** [名]子供は一番目に女の子、二番目に男の子の順に生まれるのが理想的で、育てやすい。▽最近では、女一人、男二人の三人きょうだいをいう場合もある。 **いちぶ【一分】** [名]①ごくわずか。「―のすきもない」 ②一割の一○分の一。一パーセント。 ③昔の長さの単位(尺貫[しゃっかん]法)で、一寸の一〇分の一。約○・三センチメートル。「いちぶん」と読めば別の語。 **いちぶ【一部】** [名]①全体の中のあるところ。部分。「本文の一を引用する」←全部 ②新聞や雑誌など、部で数えるものの、一つ。 **いちぶしじゅう【一部始終】** [名]ものごとの始めから終わりまでの全部。「事件の―を語る」[類]一伍一什[いちごいちじゅう]▽もと、一冊の本の始めから終わりまでという意味。 **いちぶぶん【一部分】** [名]全体の中の限られた一つの部分。「歯の―が欠けた」 **いちぶん【一分】** [名]一人前[まえ]として最低の威厳[いげん]。ささやかな面目[めんぼく]。「男の―が立たない」 **いちべつ【一×瞥】** [名・スル]ちらっと見ること。「―もくれない」「―をあたえる」「―を投げる」 **いちべついらい【一別以来】** [「一別以来〜ない」の形で]以前に別れてからずっと…していない。 **いちぼう【一望】** [名・スル]広い範囲をひと目で見わたすこと。「港がーのもとにながめられた」 **いちぼうせんり【一望千里】** [名]広びろとして見晴らしがいいこと。「―の大海原」▽ひと目で千里さきが見わたせるという意味。 **いちぼくいっそう【一木一草】** [名]そこにある草や木すべてのこと。「―もない砂漠[さばく]」「―に至るまで焼きつくされた」 **いちまい【一枚】** [名]①紙・板・貨幣・田畑のひと区切りなど、うすいものの数えかたで、一つ。「―の絵」 ②ある役割をもった、一人。「専門家を―加える」 ③[「一枚上手[うわて]」「一枚上」の形で]能力が一段階まさっていること。「彼のほうが―上手だ」▽もと、役者の順位を一枚目、二枚目・・・と数えたことから。 **一枚かむ** あるものごとに関係し、一つの役割をひきうける。 **いちまいいわ【一枚岩】** [名]強く結ばれた組織のたとえ。▽さけ目なく続いているところから。 **いちまいかんばん【一枚看板】** [名]①宣伝できるたった一つのもの。「店の―」 ②一座やグループなどの中心人物。「わがチームの―」▽もと芝居[しばい]で、主要な役者は看板一枚に一人の名を書いたことから。 <73> **いちまつ(一抹)の不安[ふあん]** わずかな心配。「―が残る」▽「一抹」は、絵筆でひとふでぐらいのわずかな分量という意味。 **いちまつもよう【市松模様】** [名]色の違う二種類の四角形を交互に並べた碁盤目の模様。いしだたみ。▽江戸中期の歌舞伎役者佐野川市松が、この模様のはかまを愛用したことから。[図]「もよう」 **いちみ【一味】** [名]①同じ目的をもった仲間。とくに、悪事をくわだてる仲間。「―同心」「―の犯行」 ②一つの味。また、一種独特の味。「―とうがらし」「―の涼風[りょうふう]」 **いちみととう【一味徒党】** [名]同じ仲間。とくに、悪い仲間。「盗賊の―」 **いちみゃく(一脈)相通じる** わずかながら一つのつながりがあること。いくらか似ていること。「両者の作風には―ものがある」 **いちめい【一名】** [名]①ひとり。 ②本名以外の別の名。「塩を―波の花と呼ぶ」 **いちめい【一命】** [名]一つしかないいのち。「―をとりとめる」「―を投げうつ」 **いちめがさ【市女笠】** [名]中央部がつき出たうるしぬりの笠。▽もと、市で働く女がかぶったスゲ製のもの。のちに身分の高い女性も外出に用いた。 **いちめん【一面】** [名]①広い範囲[はんい]全体。「―の銀世界」「―にまきちらす」 ②ある側面。「彼のちがった―を見た」[類]半面 ③新聞の第一ページ。「―に目を通す」 ④一度の面会。一面識。「―の識[しき]もない(=一度も会ったことがない)」 > つかいわけ一面・一円・一帯 地域・範囲[はんい]全体をいう点では共通だが、「一面」は、あまり広くなくてもいう。「庭一面に雑草がしげる」。「一円」は、広大だが、境界がある。「関東一円」。「一帯」は、ひとつづきになっているところに力点がある。「町一帯が浸水[しんすい]した」。 **いちめんしき【一面識】** [名]一度顔を合わせた程度で、わずかに見知っていること。「―もない人物」 **いちめんてき【一面的】** [形動]ものの見かたや考えかたなどが、一方的にせまくて片寄っているようす。「あまりにも―な見かた」[類]偏頗[へんぱ] ↔多面的 **いちもうさく【一毛作】** [名]同じ田畑に一年に一回だけ作物をつくること。[類]単作▽ほかに、二毛作・多毛作。 **いちもうだじん【一網打尽】** [名・スル]一度に全部をつかまえること。「犯人グループを―にする」▽もと、一つのあみで大量の魚をとりつくすという意味。 **いちもく(一目)置く** 相手を自分よりすぐれた者とし、一歩ゆずること。▽囲碁[いご]で、弱いほうが一目さきに置いてから勝負を始めることから。 **いちもくさんに【一目散に】** [副]その場から、わき目もふらずにまっしぐらに走るようす。「―にげる」 **いちもくりょうぜん【一目瞭然】** [形動]ひと目見ただけで、すべてがはっきりわかるありさま。「どれが正しいかは―だ」 **いちもつ【一物】** [名]①一つの品物。「無―」 ②あるたくらみ。「胸に―がある」 ③あからさまに口に出して言えないもの。 **いちもん【一文】** [名]①ごくわずかの金銭。江戸時代の最下位の通貨単位。「―無し」「―半銭(=きわめてわずかなかね)もまけられない」 ②一つの文字。「―不通」「―不知」 **いちもんなし【一文無し】** [名]わずかなかねも持っていないこと。▽「文[もん]」は、昔のかねの最低の単位。 **いちもんふち【一文不知】** [名]まったく文字が読めないこと。 **いちもんふつう【一文不通】** [名]文字が一字も理解できないこと。 **いちや【一夜】** [名]①日暮れから次の日の夜明けまでのあいだ。「―の宿をたのむ」[類]ひと晩・ひと夜[よ] ②ある夜。「―友と語りあかす」 **いちやく【一躍】** [名・スル]急に高い地位や名声などをえる。「―有名になる」「―トップにおどりでる」[類]一足飛びに **いちゃつく** [五]男女がおたがいになれあってふざける。いちゃいちゃする。 **いちやづけ【一夜漬け】** [名]①ひと晩つけただけで食べるつけもの。「きゅうりの―」 ②テストの前の晩に、あわてて勉強すること。 **いちゃもん** [名]「いいがかり」「もんく」の俗[ぞく]な言い方。「―をつける」 **いちゅう【意中】** [名]心に思うこと。「―を察する」 **意中の人** 恋[こい]しく思っている人。また、適任だと心にきめている人。 **いちょ【遺著】** [名]著者の死後に出版された本。 **いちよう【一様】** [形動]どれも同じで、そろっているようす。「―にうなずく」「―な見かた」[類]同様 ↔多様 **いちょう【胃腸】** [名]消化器官である胃と腸。 **いちょう【移調】** [名・スル]音楽で、一つの曲を形を変えることなく、別の高さの調に移すこと。「ハ調をニ調に―する」 **いちょう【銀×杏・』公〝孫。樹】** [名]イチョウ科の落葉高木。雌雄異株[しゆういしゅ]。葉はおうぎ形で、秋に黄葉する。黄色い実の中の白色の種は「ぎんなん」と呼ばれ、食用。 **いちよう(一葉)の秋[あき]** ほんの小さな動きから大きな変化を知ること。▽もと、他の木にさきがけて落葉するアオギリの葉が一枚落ちたことにより、秋が来たのを知ること。中国、「淮南子[えなんじ]」の「一葉落ちて天下の秋を知る」から。 <74> **いちようらいふく【一陽来復】** [名]①冬が去り、春が来ること。「―の日ざし」 ②悪いことが続いたあとに、やっとよいことが来ること。「―を待つ」▼「一陽来福」は誤り。 **いちよく(一翼)を担[にな]う** 大きな仕事などの一部をうけもつ。「改革の―」 **いちらん【一覧】** [名・スル]①ひととおり、ざっと目を通すこと。「書類を―する」[類]通覧 ②ひと目でわかるようにまとめたもの。「―表」 **いちり【一理】** [名]ひとつの理屈[りくつ]。一応の理由づけ。「きみの意見も―あるよ」「たしかに―も二理もある」 **いちりいちがい【一利一害】** [名]利益もある代わりに害もあること。また、都合のいいこともあるが、悪いこともあること。[類]一得一失 **いちりつ【一律】** [形動]①すべて同じ調子で変化のないこと。「千編――」[類]一樣 ②多くのものを平等・同率にあつかうこと。「―に値上げする」[類]均一 **いちりつ【市立】** [名]↓「しりつ」▽「私立」と音が同じなので、区別するためにいう。 **いちりづか【一里塚】** [名]江戸時代、街道の一里(=約四㌔)ごとに土を盛り、そこに木を植えてつくった道しるべ。▽大事業を達成するまでの一段階の意味でもいう。 **いちりゅう【一流】** [名]①ある方面でたいへんすぐれていること。「―の選手」 ②独特のやりかた。一つの流派。「彼―の考えかた」▽人をあらわすことばの下に付く。 **いちりょうじつ【一両日】** [名]一、二日。きょう、またはあした。「―中に仕上げてください」 **いちりん【一輪】** [名]①車輪や花の数えかたで、一つ。「―のばらの花」「―車」 **いちる(一縷)の望[のぞ]み** 一本の糸のようなわずかな希望。ほんの少しの望み。「―を託[たく]する」 **いちれい【一礼】** [名・スル]軽く、一度礼をすること。「先生に―する」 **いちれん【一連】** [名]①ひとつながり。「―の事件」 ②洋紙や数珠[じゅず]などの数えかた。▽紙は一連で一○○○枚。 **いちれんたくしょう【一×蓮托生】** [名]よくても悪くても、最後まで行動をいっしょにして、運命をともにすること。[類]死なばもろとも▽死後、極楽[ごくらく]で、同じハスの花の上にともに生まれかわろうという仏教の考えかたから。 **いちろ【一路】** [名・副]①[名]①まっすぐなひとすじの道。「真実―」 ②目的地へ向かう旅のあいだ。「―の平安をいのる」 ②[副]わき道にそれたり寄り道したりせずに、まっすぐ。ひたすらに。「―帰国の途に就く」 **いつ[逸]** (逸) -8画 全11画 逸 ①とりにがす。うしなう。②はずれる。③世間[せけん]からかくれる。④気ままにする。⑤すぐれている。[動]→「逸する」を見よ。イツ(後逸・散逸[さんいつ]・逸脱[だつ]・逸話[わ]・隠逸[いんいつ]・逸楽[らく]・安逸[あんい]・逸材[ざい]・逸品[ぴん]・秀逸[しゅういつ]・逸れる・逸[は]やる・逸早く[は]・逸物[いつもつ]・独逸[ドイツ]) **いつ[一]** ↓「いち」 **いつ【何時】** [代名]①はっきりわからない時。なんどき。「―出発したのか」 ②はっきりいつと特定できない、過去のある時。いつだったか。「―会ったことがある」[類]いつぞや・以前 ③そうと気づかないが、長い時間のうちに状態が変化していたことをあらわす。「―夏も過ぎていた」「―その事件も忘れられてしまった」[類]いつのまにか ▽強めて「いつしか」とも。 **いっか【一家】** [名]①一つの家に住む家族全体のこと。独立した暮らしを立てている一つの家。「―だんらんを楽しむ」「―一門」「―眷属[けんぞく](=一族すべての者)」「―を構える」[類]家 ②ある分野で、独自の主義・主張によって、認められていること。また、そのような人やグループ。「―をなす」「―を立てる」「―言[げん]」[類]大家 ③親分・子分の関係で結ばれた一団。「次郎長[じろちょう]―」 **いっか【一過】** [名・スル]短時間にさっと過ぎさること。「台風―の秋晴れ」「―性」 **いっかいき【一回忌】** [名]「一周忌」に同じ。 **いっかいの【一介の】** [連体]ひとりの。ただの。「―書生にすぎない」▽つまらない、とるにたりないという気持ちで使う。文章語。 **いっかく【一角】** [名]①はしのほうの一部分。かたすみ。「町の―」「→氷山の―」[類]コーナー・一隅 ②一つの、かど。「三角形の―」 ③一つの、つの。「―獣[じゅう]」 **いっかく【一画】** [名]①土地のひと区切り。「分譲[ぶんじょう]地の―」 ②漢字を形づくるひと続きの線。「一点―まできちんと書く」 **いっかくせんきん【一獲千金・一×攫千金】** [名・スル]苦労なしに一度に大もうけすること。「―を夢見る」[類]一獲万金[まんきん]・ぬれ手で粟[あわ]▽ひとつかみで千金(=多額のかね)をえるという意味。 **いっかげん【一家言】** [名]ある分野での、自分独特の考えかたや意見。一家の言。「―をもつ」▽一家をなした者の発言という意味から。 <75> **いつかしら【“何時かしら】** [副]知らないうちに。いつのまにか。「―夜になっていた」 **いっかつ【一括】** [名・スル]ひとまとまりにすること。ひっくるめる。「―して購入する」[類]包括・総括 **いっかつ【一喝】** [名・スル]ひと声、大きな声でしかりつけること。どなりつける。「父の―にあう」 **いっかな** [副][「いっかな〜ない」の形で]なんとしても・・・しない。どうしても…しない。「―聞こうとしない」▽「如何な」を強めて発音した形。 **いっかん【一貫】** [名・スル]始めから終わりまで、一つの考えかたや方針を曲げずにつらぬきとおすこと。「―教育」「終始―した態度」 **いっかん【一環】** [名]全体としてひとつながりであることがらの一部分。「計画の―として」 **いっかん(一巻)の終わり** ものごとのすべての結末がついてしまうこと。手おくれになってしまうこと。また、死ぬこと。「ここで見つかったら―だ」[類]万事休す ▽物語などの一巻[ひとまき]が終わることから。また、無声映画の活弁(=解説者)の最後のことばから。 **いっき【逸機】** [名・スル]よい機会をのがすこと。「―を重ねる」 **いっき【一揆】** [名]中世や近世において、圧政に苦しむ武士・農民・信徒たちが、権力をもつ者に対して力を合わせて抵抗したこと。「百姓[ひゃくしょう]―」 **いっきいちゆう【一喜一憂】** [名・スル]ささいな変化に喜んだり心配したりして、心が安まらないようす。「実験の成績に―する」 **いっきうち【一騎打ち・一騎討ち】** [名・スル]一対一で正々堂々と戦うこと。 **いっきかせい【一気呵成】** [名・スル]途中[とちゅう]で休まずに、ひと息でやりとげること。「―に仕上げる」[類]一瀉千里[いっしゃせんり]▽もと、ひと息に詩文をつくりあげるという意味。「一気可成」は誤り。 **いっきとうせん【一騎当千】** [名]一人で千人の敵に対抗[たいこう]できるほど強いこと。ある方面の能力にきわめてすぐれていること。「―の勇者」「―の活躍をする」[類]一人当千 **いっきゅう【一休】** [人名]一三九四—一四八一年。室町[むろまち]中期の禅僧[ぜんそう]。名は宗純。号は狂雲子[きょううんし]。詩歌[しいか]や書画などにすぐれ、諸国を歩き、奇行[きこう]も多かった。「一休とんち話」は伝説化されたもの。代表作は詩集「狂雲集」。 **いっきょいちどう【一挙一動】** [名]手を挙げたり、頭をかしげたりする、一つ一つのふるまいや動作。「その人の―に注目する」[類]一挙手一投足・立ち居振る舞い **いっきょう【一興】** [名]それなりの楽しみ、おもしろみ。「月見をするのもーだ」 **いっきょしゅいっとうそく【一挙手一投足】** [名]ちょっと手を挙げたり足を動かしたりする、細かい一つ一つの動作や行動のこと。[類]一挙一動 **いっきょに【一挙に】** [副]一度の動作でやりおえてしまうようす。いっぺんに。「―運んでしまおう」 **いっきょりょうとく【一挙両得】** [名]一回の行動で、同時に二つの利益をえること。「―の策」[類]一石二鳥 **いつく【居着く】** [五]そこに座[すわ]ったまま帰らずに同じところにいる。▽「住みつく」は、もっと長くその場所にとどまる意味。 **いっく【一句】** [名]①ひとこと。「最後の―」 ②俳句の数えかたで、一つ。「―詠[よ]む」▽和歌の場合は「一首」という。 **いつくしま【厳島】** [地名]日本三景の一つ。広島湾[わん]の南西部にある島。「安芸の宮島」とも。 **いつくしまじんじゃ【〝厳島神社】** [名]広島県宮島町にある神社。平氏の氏神[うじがみ]。平家一門が奉納[ほうのう]した「平家納経」は国宝。 **いつくしむ【慈しむ】** [五]心をそそいで幼い者をかわいがる。「孫を―」 **いっけい【一系】** [名]昔から続く同じ血すじ。「万世[ばんせい]―」 **いっけい【一計】** [名]困難な問題を解決しようとする、一つの計画。「―を案じる」[類]一策 **いっけつ【一決】** [名・スル]相談や議論が一つにまとまること。「衆議―」 **いっけん【一件】** [名]一つの出来事。また、事件などの数えかたで、一つ。「あの―はどうなった?」「―落着く」 **いっけん【一見】** [名・スル]①[名・スル]一度見ること。また、全体的にぱっと見ること。「―の価値がある」「百聞は―にしかず」「―したところ」 ②[副]ちょっと見た感じでは。「―こわそうに見える」[類]一瞥[いちべつ]・ひと目 **いっけん(一犬)虚[きょ]に吠[ほ]えて万犬[ばんけん]実[じつ]を伝[つと]う** 一人がうそを言うと、万人がそれを真実として言いひろめてしまう。 **いっこ【一顧】** [名・スル]ふりかえってちらっと見ること。また、ちょっと心にとめること。「―だにしない」「―の価値もない」▽多く、下に打消の語をともなう。 **いっこう【一行】** [名]いっしょに旅行などをしている、ひとまとまりの人々。「○○高等学校御――様」[類]一団・パーティー **いっこう【一考】** [名・スル]一度、または少し考えてみること。「―を要する」「―の余地がある」 **いっこう【一向】** [副]①[「いっこう(に)〜ない」の形で]ちっとも・・・ない。全然・・・ない。「―勉強しない」「―にかまいません」[類]からっきし ②まったく。まるで。「―平気だ」▼もと、ひたすら一つのことをする意味から。 **いっこう【一更】** [名]昔の時刻の名。一夜を五つに分けて五更とする。その第一で、およそ午後八時、およびその前後の二時間。初更。 **いっこういっき【一向一揆】** [名]戦国時代、一向宗の信者が各地で起こした一揆。守護大名[しゅごだいみょう]が敗れた加賀(=現在の石川県)のものが有名。 **いっこうしゅう【一向宗】** [名]「浄土真宗[しんしゅう]」のこと。▽ひたすら(一向)に阿弥陀仏にすがる意味から。 **いっこく【一刻】** [名]①[形動]①[名]ほんのわずかな時間。「―を争う」「―千金」「―千秋」[類]寸刻▽もとは昔の時間の単位で、一時[いっとき]の約の四分の一(=約三十分)のこと。 ②[名・形動]がんこで他人の言をうけいれようとしないこと。「―な職人」「―者」▽「一国」とも書く。 <76> **いっこくいちじょう(一国一城)の主[あるじ]** 他から支配や干渉[かんしょう]を受けず、独立してやっている人。▽一つの国や一つの城の主人という意味から。 **いっこくせんきん【一刻千金】** [名]わずかなひと時が千金に値[あたい]するほどすばらしいこと。貴重な時間を惜しんでいうことば。▽中国、蘇軾[そしょく]の詩「春宵一刻値[あたい]千金」から。 **いっこくせんしゅう【一刻千秋】** [名]待っている時間が非常に長く感じられること。「―の思い」[類]一日千秋 **いっこん【一献】** [名]さかずきいっぱいの酒。また、酒のふるまい。「まずは、―どうぞ」 **いっさ【一茶】** [人名]↓「こばやしいっさ」 **いっさい【一切】** [名・副]①[名]なにもかも。のこらずすべて。「―はわたしの責任だ」 ②[副][「いっさい〜ない」の形で]まったく・・・ない。なにひとつ・・・ない。「―許さない」 **一切衆生悉有仏性[いっさいしゅじょうしつうぶっしょう]** この世のすべての生きものは仏性をもっており、みな成仏できる。▽大乗仏教の根本的な考えかた。 **いっさい【逸材】** [名]とびぬけてすぐれた才能。また、すぐれた才能をもつ人。「一門の―」 **いっさいかいく【一切皆苦】** [名]人生は欲望をもつかぎり、すべて苦しみにつながるものである。仏陀[ぶっだ]が説いた四つのさとりのうちの一つ。 **いっさいがっさい【一切合切・一切合財】** [副]「一切」を強めた言い方。のこらずみんな。すっかり。「火事で財産の―を失う」「―ぬすまれる」 **いっさいならず【一再ならず】** 一度や二度でなく。何回もくりかえして。改まった言い方。「―お目にかかっております」 **いっさく【一策】** [名]一つのはかりごとや策略。「―を講[こう]じる」「窮余の―」[類]一計 **いっさくじつ【一昨日】** [名]「おととい」の改まった言い方。 **いっさくねん【一昨年】** [名]「おととし」の改まった言い方。→再来年[さらいねん]・明後年[みょうごねん] **いっさつ【一札】** [名]あとで約束などの証拠[しょうこ]となるように書きつけた一通の書類。証書。「―入れる」[類]一筆 **いっさつたしょう【一殺多生】** [名]↓「いっせつたしょう」 **いっさんかたんそ【一酸化炭素】** [名]石油や炭などが、酸素のたりないところで燃えるときに出る有毒ガス。色・におい・味はない。「―中毒」 **いっさんに【一散に・逸散に】** [副]わき目もふらずに急ぐようす。「――かけだす」[類]一目散に **いつしか【何時しか】** [副]そうと気づかないが、長い時間のうちに状態が変化していたことをあらわす。「―春も過ぎて」[類]いつの間にか▽「いつか」を強めた言い方。「し」は強めの助詞。 **いっしき【一式】** [名]それに関係する道具などの全部。ひとそろい。「学用品―をそろえる」 **いっしそうでん【一子相伝】** [名]学問や技芸のもっとも本質的で大切なことがらは、子一人だけに伝えて他にもらさないこと。「―の秘術」▽仏教から出たことば。 **いっしどうじん【一視同仁】** [名]だれかれの区別なく、すべての人を平等にたいせつにすること。▽「一視同人」は誤り。 **いっし(一糸)乱[みだ]れず** 糸一本すら乱れないで、整然としているようす。「―行進する」 **いっし(一糸)も纏[まと]わず** なにも着ていない。まっぱだかである。 **いっしゃせんり【一×瀉千里】** [名・スル]①仕事などがはかどり、一気に進むこと。「―にかたづける」「―の勢い」[類]一気呵成[かせい] ②文章や話が流れるようにすらすらと進むこと。「―の演説」▼川が一度流れだすと千里も流れるという意味から。「瀉」は、そそぐ。「一瀉千里」は誤り。 **いっしゅ【一種】** [名・形動]①[名][多く、「う〜の一種」の形で]ひとつの種類。「桜の―」 ②[「一種の~」の形で]ある意味では、その種類にふくめてもいいもの。「彼は―の天才です」 ③[副]どことなくふつうと変わっているようす。「―独特のふんいきをもつ」 **いっしゅう【一周】** [名・スル]ひとまわり。また、ひとまわりして、もとのところへもどること。[類]一巡[いちじゅん] **いっしゅう【壱州】** [名]↓「いき(壱岐)」 **いっしゅう【一×蹴】** [名・スル]①簡単に相手をやっつけること。「敵を―する」 ②要求などを足でけとばすようにはねつけること。「抗議[こうぎ]を―する」[類]ける **いっしゅうき【一周忌】** [名]人がなくなって満一年目の命日[めいにち]。また、その日にする法事。一回忌。 **いっしゅくいっぱん【一宿一飯】** [名]旅の途中で一晩とめてもらい、食事をふるまってもらうこと。ちょっとした世話になること。「―の恩義にあずかる」▽ばくち打ちは、これをたいせつな恩と考える。 **いっしゅん【一瞬】** [名]まばたきをするあいだくらいの、ほんのわずかな時間。「―、時が止まった気がした」「歷史的―」[類]瞬間・刹那[せつな] **いっしょ【一緒】** [名・スル]①全体がひとまとめで、中に区別のない状態。「水と油は―にならない」「彼女と―になる(=夫婦になる)」 ②ともに同じ行動をすること。「―に飲む」「ごーしましょう」 ③時を同じくすること。同時。「声をかけるのとふり向くのとがーだった」 > つかいわけ一緒に・共に 「一緒に」は、場所も時間も同じ状態をいう。「みんないっしょに行く」。「共に」は、それぞれ別々でも、性質や状態が共通であるならば使える。「母子共に健康だ」「日本もクレタ島も共に、北緯[ほくい]三五度のあたりだ」。 <77> **いっしょう【一生】** [名]生まれてから死ぬまで。生きている期間。「―を終える」「―のお願い」[類]生涯[しょうがい]・終生 ↔半生 **いっしょう【一笑】** [名・スル]①ちょっと笑うこと。「↓破顔[はがん]―」 **一笑に付す** 笑ってそれを問題にしない。相手にしない。 **いっしょうがい【一生涯】** [名]生きているあいだじゅう。生涯。「芝居に―をかける」[類]終生 **いっしょうけんめい【一生懸命】** [名・形動]必死になって一つのものごとをおこなうようす。▽「一所懸命」が変化したことば。 **いっしょう(一将)功[こう]成[な]って万骨[ばんこつ]枯[か]る** 一人の将軍が立てる功名のかげには、多くの名もない兵士の犠牲[ぎせい]があるものだ。▽成功を独りじめにする不当さを批判することば。 **いっしょくそくはつ【一触即発】** [名]ちょっとふれただけで、すぐにも爆発しそうなこと。また、そのような危険な状態。「両国は―の関係にある」 **いっしょけんめい【一所懸命】** [名・スル]命がけでものごとをするようす。[類]一生懸命▽昔、武士が、一か所の領地に命をかけ、それを守りとおそうとしたことから。現在は、「一所」を「一生」に改めて使うことが多い。 **いっし(一矢)を報[むく]いる** やられてばかりいないで、少しはやりかえす。「最終回に、連続安打で―」 **いっしん【一身】** [名]自分ひとりだけ。また、自分のからだ。「責任を―にひきうける」「注目をーに浴びる」[類]一身一己[いっこ] **いっしん【一新】** [名・スル]すっかり新しく変わること。また、新しくすること。「改装して店内が―した」「人心を―する」 **いっしんいったい【一進一退】** [名・スル]進んだり、あともどりしたりすること。大きな変化のないようす。「病状が―をくりかえす」 **いっしんきょう【一神教】** [名]神はただ一つと認めて、それを信仰する宗教。キリスト教やイスラム教など。↔多神教 **いっしんじょう【一身上】** [名]自分の身の上や境遇[きょうぐう]に関すること。「―の理由で退職する」 **いっしんとう【一親等】** [名]親族関係で、本人の父母・子供、また、配偶者の父母・子供などとの関係。↔一等親。 **いっしんどうたい【一心同体】** [名]二人以上の人の心とからだが、強く結びついて考えや行動が一つになること。理想的な夫婦などをいう。「チーム全員が―となる」▽「一身同体」は誤り。 **いっしんに【一心に】** [副]ただそのことだけに、ひたすら心をかたむけるようす。「家族のぶじを―いのる」 **いっしんふらん【一心不乱】** [名・形動]一つのことに心を集中して、ほかのことに乱されないようす。「―にピアノを弾[ひ]く」 **いっすい【一睡】** [名・スル]ちょっとねむること。ちょっとしたねむり。「心配で―もできなかった」▽多く、下に打消の語をともなう。 **いっすい(一炊)の夢[ゆめ]** 「邯鄲[かんたん]の夢」に同じ。↓「かんたん」 **いっする【逸する】** [サ変]①わきへはずれる。「常軌[じょうき]を―」 ②とりにがす。「チャンスを―」 > つかいわけ逸する・失う 「逸する」は、手にはいりそうなものをつかもうとしてつかみそこなう。とりにがす。「好機を逸する」。「失う」は、すでに所有しているものを自分の手もとからはなす、なくす。「財産を失う」。 **いっすん【一寸】** [名]①尺貫[しゃっかん]法で、一尺の一○分の一、約三・○三センチメートル。 ②わずかな長さや時間。「―刻みのスケジュール」 **一寸先[さき]は闇[やみ]** ちょっとでもさきのことは、まったく予測できないこと。「人生―だ」 **一寸の光陰軽[かろ]んずべからず** わずかな時間でもむだにしてはならない。 **一寸の虫にも五分の魂[たましい]** どんなに小さく弱いものにも、それなりの意地があること。 **いっすんぼうし【一寸法師】** [物語]御伽草子[おとぎぞうし]の一つ。非常に小さな主人公が、姫を助けて鬼退治[おにたいじ]をし、打ち出の小槌で身長をのばし、立身出世する話。[類]一巻。 **いっせ【一世】** [名]仏教で、前世[ぜんせ]・現世[げんぜ]・来世[らいせ]を三世[さんぜ]といい、その中の一つ。「親子の縁[えん]は―、夫婦は二世、主従(師弟)は三世まで」 **いっせい【一世】** [名]①生まれてから死ぬまでのあいだ。一生。一代。「いっせ」とも。 ②その時代。「―を風靡[ふうび]する(=広く流行する)」 ③同名の国王や皇帝などのうち、最初にその地位についた人。「ナポレオンー」[類]初代 ④移民などの最初の代の人。 **いっせいいちげんのせい【一世一元の制】** [名]天皇一代のあいだは、元号を一つだけ用いて改元しない制度。一八六八年、明治改元のみことのりで定められた。 **いっせいちだい【一世一代】** [名]①一生に一度だけのこと。「―の大勝負」▽もと、能や歌舞伎[かぶき]の役者が引退するとき、最後に得意の芸をりっぱに演じて見せること。 **いっせいに【一斉に】** [副]みんなで同時に同じことをするようす。「各地で―とりしまりがおこなわれた」 **いっせき【一席】** [名]①宴会や演説・演芸などの、一回。「―もうける」「お笑いを―」 ②コンクールなどの、第一位。「―に人選」[類]首席 **いっせきにちょう【一石二鳥】** [名・スル]一つのことをして、同時に二つの利益をえること。[類]一挙両得[いっきょりょうとく]▽一つの石を投げて二羽の鳥をうち落とすことから。 <78> **いっせき(一石)を投じる** 静かにおさまっているところに問題を投げかけて、人々の関心をよびさま。静かな水面に石を投げこむと、波紋が広がることから。 **いっせつ【一説】** [名]①一つの考えかたや意見。 ②ほかのちがった説。異説。「―によれば」 **いっせつたしょう【一殺多生】** [名]大を生かすために小を捨てること。「いっさつたしょう」とも。▽一人を殺して多くの人を生かすという意味から。 **いっせつな【一×刹那】** [名]非常に短い時間。一瞬間[しゅんかん]。▽仏教から出たことば。 **いっせん【一戦】** [名・スル]ひと勝負。「―を交える」 **いっせん【一線】** [名]①一本の線。「―に並ぶ」 ②ほかのものと区別する、はっきりしたけじめ。「―を画する」「―をこえる」 ③中心となって活動する位置や立場。最前線。第一線。「社会の―で活躍する」 **いっせん【一×閃】** [名・スル]電光などがぴかりと光ること。「電光―」「白刃[はくじん]―」 **いっそ** [副]いろいろ迷うことがあるが、ひと思いに決定するとすれば、むしろ・・・するほうが望ましいという意味をあらわす。いっそのこと。「もめるなら―中止してしまおう」「―一生独身で通したほうがいい」[類]一思いに **いっそう【一掃】** [名・スル]きれいにとりはらうこと。「走者―の三塁打[さんるいだ]」「悪者を―する」 **いっそう【一層】** [副]①[名]重なるものの、一つ。「ー」 ②[副]前より程度がひときわ激しいようす。さらに。「風が―激しくなった」[類]一段と・なおさら **いっそくとびに【一足飛びに】** [副]①ふつうの順序をふまずに、とびこしていっぺんに進むようす。「―出世する」 ②大急ぎで走るようす。「―帰る」 **いつぞや【何時ぞや】** [副]はっきりいつとは断定できない、過去のある時。改まった言い方。「―は失礼しました」[類]過日 **いったい【一体】** [名・副]①[名]①一つのからだ。また、一つのからだのように、ひとまとまりであること。「表裏―」「―となって働く」[類]一心同体 ②仏像や彫像[ちょうそう]などの数えかたで、一つ。 ③[副]強い疑問をあらわすことば。相手を責めるときにも使う。「―何が起きたのだ」[類]一体全体 ④[「いったいに」の形で]全体的に見て。「子供は―にお菓子[かし]が好きだ」[類]概[おおむ]して・総じて **いったい【一帯】** [名]その地域じゅう全部。「東北地方―に大雪が降った」[類]一円▽「つかいわけ」→「一面」を見よ。 **いったいぜんたい【一体全体】** [副]「一体」を強めた言い方。強い疑問や、相手を責める気持ちをあらわす。「―何のために呼びだしたのだ」 **いつだつ【逸脱】** [名・スル]本すじからそれること。「本来の目的から―する」[類]脱線 **いったん【一端】** [名]①一方のはし。↔両端 ②全体の中の一つの部分。「真相の―を知る」「―をになう」▽「いっぱし」と読めば別の語。 **いったん【一×旦】** [副]①一時的に。しばらく。「一家に―帰ってまた出なおす」 ②「一度[いちど]」を強めた言い方。ひとたび。「―きめた以上は最後までやりぬく」「―緩急[かんきゅう]あらば(=万一事件があれば。いざというときは)」[類]一朝[っちょう]▽「旦」は、朝のこと。 **いっち【一致】** [名・スル]いくつかの意見や判断、事実がうまく合って一つになること。一つであること。「満場―」「―団結」[類]合致[がっち] **いっちはんかい【一知半解】** [名]理解が浅く、知識などがしっかり自分のものになっていないこと。[類]生かじり。「―の知識をふりまわす」[類]半可通[はんかつう] **いっちゅうぶし【一中節】** [名]江戸[えど]時代、京都で都一中[みやこいっちゅう]が始めた浄瑠璃[じょうるり]の一派。のち、江戸の上層町人にもてはやされた。 **いっちゅうや【一昼夜】** [名]二十四時間。まる一日。「作業は―続いた」「事故から―たった」 **いっちゅう(一籌)を輸する** ややおとる。ひけをとる。▽「籌」は勝負の点を数える棒、「輸する」は相手にわたすこと。 **いっちょう【一丁】** [名]①とうふや一品料理などの数えかたで、一つ。「ギョーザー―」 ②元気を出してやろうというときにかけることば。「―やってみるか」[類]一番▽もと、勝負事の一回をいう。ひと勝負。 **いっちょう【一朝】** [名・副]①[名]ひとあさ。あるあさ。また、わずかの時間。「―にして名をなす」 ②[副]ひとたび。いったん。古い言い方。「―ことあればはせ参じる」 **いっちょういっせき【一朝一夕】** [名]ほんの少しの期間。「英語は―には上達しない」▽多く、下に打消のことばをともなう。 **いっちょういったん【一長一短】** [名]長所も短所もどちらもあるということ。「どれも―あって選びにくい」 **いっちょうまえ【一丁前】** [名]↓いちにんまえ。 **いっちょうら【一張羅】** [名]一着しかもっていない、よそいきの衣服。また、それ一枚しかなくて着がえられない衣服。▽「張」は、紙や絹布[きれ]を数えることばで、「枚」に同じ。「羅」は、うす絹のこと。 **いっちょくせんに【一直線に】** [副]まっすぐに。真一文字[まいちもんじ]に。「―並ぶ」 **いつつ【五つ】** [数]①ご。いつ。また、五個。五歳[さい]。 ②昔の時刻の呼び名で、今の午前または午後八時ごろ。 **いづつ【井筒】** [名]井戸の周囲に木や石でつくった囲い。また、その形にかたどったもの。 **いっつい【一対】** [名]二個でひと組みとなるもの。[類]対[つい]・一双[いっそう]・ペア **いつつもん【五つ紋】** [名]正式の礼服。▽着物や羽織りの背に一つ、左右のそでと胸に一つずつ、合計五つの家紋をつけたことから。 **いって【一手】** [名]①囲碁や将棋[しょうぎ]で、石や駒[こま]を一度だけ打ったり動かしたりすること。 ②たった一つの方法。「おしの―しかない」 ③他人をまじえずに、自分一人の手ですること。「仕事を引き受ける」「―販売」 <79> **いってい【一定】** [名・スル]一つにきまっていて変わらないこと。「―の条件」「―不変」「―した周期」 **いってじ【一丁字】** [名]一個の文字。「―を知らず(=無学であること)」「目に―もない」 **いってつ【一徹】** [形動]思いこんだことを最後までおしとおそうとするようす。「老いの―」「頑固[がんこ]―」 **いってん【一点】** [名]①一つの点。「直線の交わる―」 ②一か所。また、ほんの少し。「―を見つめる」「―のくもりもない」 ③点数の数えかたで、一つの得点。「―差で勝つ」 ④商品や作品などを数えるときの、一つ。「机を―、お買いあげですね」「―豪華主義」 **いってん【一転】** [名・スル]①一回転のこと。ひとまわり。「空中でーする」 ②ようすがまったく変わること。「―して苦しい場に立たされた」「心機—」[類]一変 **いってん(一天)俄[にわ]かにかき曇る** 急に空全体がくもる。▽「一天」は空全体のことで、「一転」と書くのは誤り。 **いってんばり【一点張り】** [名]思いこんだ一つのことをおし通すこと。また、そればかりのこと。「何を聞いても、わからないの―だ」▽かたくななことをなげく気持ちをこめていう。 **いっと【一途】** [名]その方向ばかり、ひとすじに。「悪化の―をたどる」▽「いちず」と読めば別の語。 **いっとう【一等】** [名・副]①[名]第一の等級。最上。「―賞」 ②等級の一段階。「罪―を減ずる」 ③[副]もっとも。いちばん。「―美しい」 **いっとう【一統】** [名・スル]①[名]一同。全員。「親族―」 ②[名・スル]一つにまとめること。統一。「天下—」 **いっとうせい【一等星】** [名]肉眼で見える恒星を、その明るさで六段階に分けたとき、もっとも明るく見える星。シリウス・ベガなど。 **いっとう(一頭)地を抜く** ほかの人よりいちだんとすぐれている。[類]抜群[ばつぐん]▽「頭の高さだけぬけてでるという意味から。 **いっとうぼり【一刀彫り】** [名]一本の小刀だけでほりあげること。また、その作品。 **いっとうりょうだん【一刀両断】** [名・スル]ひと太刀[たち]でものを真っ二つにきるように、ものごとを思いきってすみやかに処理すること。「―に決定した」 **いっとき【一時】** [名]①ちょっとのあいだ。「―のしんぼうだ」「聞くは―のはじ聞かぬは末代のはじ」[類]ひととき・一刻 ②過去の、ある一時期。「―はやった歌」 ③昔の時間の区分で、今の二時間にあたる。 **いっときのがれ【一時逃れ】** [名]責任などを、その場だけでものがれようとすること。「―のうそをつく」[類]一寸[ちょっと]逃れ **いっとくいっしつ【一得一失】** [名]利益もあれば損失もあること。▽都合のいいこともあれば悪いこともあるという場合には、「一利一害」を使う。 **いつなんどき【“何“時何時】** [副]いつとはいえないが、いつでもありうるようす。「いつ」を強めた言い方。これからさき、どんなときに。「―地震が起こるかわからない」 **いつに【一に】** [副]ほかのことは関係なく、その一つだけにかかわるようす。「この成果は―みなさんの努力のたまものです」[類]もっぱら・ひとえに **いっぱい【一杯】** [名・形動]①[名]①コップや茶わんなどの入れもの一つを満たす量。「大さじーの塩」 ②酒を少し飲むこと。「今夜―やろう」「―きげん」 ③イカ・タコ・カニや船などの数えかたで、一つ。 ④[形動]①限度ぎりぎりであるようす。可能なかぎり。「速度は一○○㌔でーだ」 ⑤あふれるほどたくさん。「なみだを―うかべる」 ⑥[造語][「〜いっぱい」の形で]「ぎりぎり」「満ち満ちている」などの意味をあらわす。「力―」「時間―」「元気―」▽名詞に付く。 **一杯食わせる** 相手をうまくだます。「まんまと一杯食わされた」↔一杯食わす **いっぱいきげん【一杯機嫌】** [名]適度に酒を飲んで、いい気持ちになること。ほろよいきげん。▽「一杯気嫌」は誤り。 **いっぱい(一敗)地[ち]に塗[まみ]れる** 二度とたちなおれないほど完全に負ける。▽「一敗」は、まったく敗れるという意味。 **いっぱし【一端】** [名・形動]たいしたことはないが、やっと一人前にふるまえるようす。「―の口をきく」「ようやくーになった」「―やってのける」[類]ひとかど▽半人前に見える他人の行動などに使うことが多い。自分について使うと、「こんなわたしでも何とか」という気持ちがこめられる。 **いっぱつ【一発】** [名]①弾丸[だんがん]の、一つ。また、弾だまを一度撃[う]つこと。 ②野球で、ホームラン。また、ためしに一度だけやること。一回。俗な言い方。「―のあるバッター」「―やってみる」「―回答」 **いっぱつ【一髪】** [名]非常にわずかなこと。「間[かん]―まにあう」「危機―」▽髪[かみ]の毛一本ほどという意味から。 **いっぱん【一半】** [名]二つに分けたものの、どちらか一方。半分。「責任の―はきみにもある」 **いっぱん【一般】** [名・形動]①全体に広く言えること。全般。「このところ―に不景気だ」 ②ごくありふれていること。ふつう。また、ふつうの人々。「―市民」↔特殊 **いっぱんか【一般化】** [名・スル]広くゆきわたること。また、広くあてはめること。「ワープロはすっかりーした」「―して言うと」 <80> **いっぱんかいけい【一般会計】** [名]国または地方公共団体において通常の活動にともなう会計。租税や債券[さいけん]の発行などによる収入で、公共事業・社会保障・教育・外交などの一般的な行政に支出する会計をいう。↔特別会計 **いっぱんてき【一般的】** [形動]広く全体にあてはまるようす。「―に使うことば」[類]普遍的 **いっぱんろん【一般論】** [名]一つ一つの場合を考えずに、全体をひとまとめにした考えかた。 **いっぱん(一斑)を見て全豹[ぜんぴょう]を卜[ぼく]す** 一部分だけを見るだけで、全体を判断する。 **いっぴきおおかみ【一匹狼】** [名]仲間をつくらず、一人でできるだけのことをやりぬいて生きていく人。 **いっぴつ【一筆】** [名・スル]①途中[とちゅう]で線を切らないで一気に書くこと。ひとふで。「―でかいた似顔絵」 ②簡単な文章を書くこと。また、その文章。「感想を―したためる」 **一筆啓上[けいじょう]** 簡単な手紙の書きだしのことば。「ひとこと申しあげる」という意味。古い言い方。 **いっぴ(一臂)の力[ちから]を仮[か]す** わずかの助力をする。「一臂を仮す」とも。▽「一臂」は片うで、「仮す」は、かりにあたえること。 **いっぴん【一品】** [名]①一つの品物。また、ただ一つの品。「―料理」「天下―」 **いっぴん【逸品】** [名]すぐれた品物や作品。「このつぼは江戸時代の―だ」[類]絶品・天下一品 **いっぴんいっしょう【一×顰一笑】** [名・スル]顔をしかめたり笑ったりすること。ちょっとした表情の変化。きげん。「―をうかがう」 **いっぷいっぷ【一夫一婦】** [名]一人の夫と一人の妻によって成り立つ婚姻[こんいん]のかたち。「―制」 **いっぷう(一風)変わった** ふつうとは少しちがった感じの。独特のおもむきのある。「―な性格」 **いっぷく【一服】** [名・スル]①茶・タバコ・粉薬などを一回飲むこと。また、その一回分。「食後に―する」「―の清涼剤[せいりょうざい](=気分をさわやかにするもの)」 ②ひと休みすること。「この辺でーしよう」[類]小休止 **一服盛る** 毒薬を飲ませる。「敵に―」 **いっぷく【一幅】** [名]書や絵のかけ軸[じく]などの数えかたで、一つ。「―の絵のような景色[けしき]」 **いっぷたさい【一夫多妻】** [名]一人の男が、二人以上の妻を同時にもつことが社会として認められている婚姻[こんいん]のかたち。 **いつぶん【逸聞】** [名]あまり知られていない珍[めずら]しい話。逸話。 **いっぺん【一片】** [名]①花びら・紙などの数えかたで、一つ。「―の木[こ]の葉」[類]ひとひら ②大きいものから切りとった一つ。ひときれ。 ③ほんの少し。わずか。「―の良心もない」 **いっぺん【一変】** [名・スル]がらりと変わること。「態度が―する」[類]一転・豹変[ひょうへん] **いっぺん【一遍】** [名]①一回。一度。「まだ―も使ってない」 ②ただそれだけ。「彼は正直―だ」 ③[「いっぺんに」の形で]いちどに。同時に。「―に桜が咲いた」 **いっぺん【一遍】** [人名]一二三九—八九年。鎌倉[かまくら]中期の僧[そう]。時宗の開祖。諸国を歩き、おどり念仏をすすめた。円照大師。遊行上人[ゆぎょうしょうにん]。のちにそのことばは、「一遍上人語録」にまとめられた。 **いっぺんとう【一辺倒】** [名]一方にだけかたむいて信じこみ、または力を使うこと。「彼は考古学―だ」 **いっぽ【一歩】** [名]①ひと足ふみ出した距離。「―も動かない」▽わずかなことをたとえてもいう。「倒産[とうさん]の一手前」 ②品質や能力が少しおとる。「値段の点では、これはそれに―」 **一歩譲[ゆず]る** 少しひきさがって相手の主張を認める。「一歩譲ってもきみの論は全部正しくはない」 **いっぽう【一方】** [名・接]①[名]二つあるもののうち、どちらか一つ。かたほう。かたいっぽう。「―の羽を傷つける」↔他方・両方 ②一つの方向や方面。「海の―をながめやる」 ③[「〜いっぽう」の形で]ある方面に片寄って進行すること。「物価は上昇[じょうしょう]する―だ」「食い気[け]―」 ④[接]もう一つ別の面では。さて。「―、親の側からみれば」 **いっぽう【一報】** [名・スル]簡単に知らせること。また、その知らせ。「欠席の場合はごーください」 **いっぽうつうこう【一方通行】** [名]車などを道路の一つの方向にだけ通すこと。「工事中のため―になる」▽発言が一方的におこなわれてやりとりがないことなどをたとえてもいう。「―で話がかみあわない」 **いっぽうてき【一方的】** [形動]①自分の都合や判断だけを主張するようす。「―な証拠[しょうこ]を並べる」「―にきめつける」 ②片方に片寄っているようす。「―な試合になる」 **いつぼう(鷸蚌)の争[あらそ]い** 争っている当事者とは無関係な者に利益を横どりされること。[類]漁夫の利▽シギ(鷸)とハマグリ(=蚌)がけんかしているときに、そこを通りかかった漁師が両方ともつかまえたという故事(中国、「戦国策」)から。 **いっぽん【一本】** [名]①[造語]①[名]書物で、一冊の本。また、別の写本。異本。「―によれば」 ②細長いものの数えかたで、一つ。「お銚子[ちょうし]―つけてください」「草―ない庭」▽手紙・電話などにも使う。「手紙―よこさない」 ③柔道や剣道[けんどう]で、わざがきまること。「―とる」「―勝負」 ④[造語][「~一本」の形で]ひとすじ。それだけ。「正直―」「まじめ―」「生[き]っ粋[すい]の生き―(=純粋な酒)」 **いっぽんか【一本化】** [名・スル]ばらばらになっている政策や意見を一つにまとめること。「法案を―する」 **いっぽんぎ【一本気】** [形動]一つのことだけを深く信じこんで、それをつらぬく性質。[類]直情径行[ちょくじょうけいこう] **いっぽんだち【一本立ち】** [名・スル]他の助けをかりずに、ひとりで生活していくこと。独立。自立。ひとりだち。「―する日も近い」 **いっぽんぢょうし【一本調子】** [名・形動]いつも同じような調子で変化がないこと。単調。「―な話についねむくなる」[類]平板 <81> **いっぽんやり【一本×槍】** [名]一つの方法でおし通すこと。「直球―の投球」[類]一点張り・一辺倒[いっぺんとう] **いつも【何時も】** [名・副]①[副]どんなときでも。いつでも。「―笑っている」[類]常に ②[名・副]ふつうの場合。日常。通常。「―の服装」「―は九時に着く」「―やっているようにしてごらん」[類]ふだん・平生 **いつわ【逸話】** [名]世の中にあまり知られていない興味深い話。エピソード。「偉人[いじん]の―」[類]逸聞[いつぶん] **いつわり【偽り】** [名]ほんとうでない、つくりあげたうそ。「うそ―は申しません」↔まこと **いつわる【偽る】** [五]①真実でないことを知りながら、ほんとうとちがったことを言う。「本心を―」「身分をー」 ②あざむく。だます。「世を―」 **イデア** [名]理性のみがとらえられる、事物の本質。▽古代ギリシャの哲学者プラトンの用語。[ギ]idea **イディオム** [名]↓「かんようく」[英]idiom **イデオロギー** [名]人の行動の基本となる考えかた。とくに、政治や社会に対する考えかた。思想傾向。[独]Ideologie **いてき【×夷狄】** [名]外国人。▽昔、中国で辺境の民をいやしめて、東方の者を「夷」、北方の者を「狄」と呼んだ。さらに、西方は「戎[じゅう]」、南方は「蛮[ばん]」。[類]東夷・北狄・西戎[せいじゅう]・南蛮[なんばん]。 **いでたち【《出で立ち】** [名]身じたく。よそおい。「りりしい―」▽昔、旅立ちのために特別のよそおいをしたことから。 **いてつく【凍て付く】** [五]こおって、かたまりつく。「―道」 **いても(居ても)立ってもいられない** ↓「いる(居る)」 **いでゆ【出で湯】** [名]温泉。「―の街をそぞろ歩く」 **いてん【移転】** [名・スル]会社や役所などの場所が変わること。ひっこし。「今月末に事務所が―する」▽「つかいわけ」→「転居」を見よ。 **いでん【遺伝】** [名・スル]親のからだの特徴や性質が、子や孫に伝わること。「―の法則」 **いでんし【遺伝子】** [名]染色体の中にあって親の特性を子に伝える役割を果たすと考えられている物質。 **いと【糸】** [名]①動植物の繊維[せんい]や化学繊維をよりあわせて細く長くのばしたもの。また、糸のように細くて長いもの。「針と―を用意する」「くもの―」「やなぎの―」[かぞえ方]筋[すじ]・本[ほん] ②琴[こと]や三味線[しゃみせん]などに張ってある弦[げん]。また、琴や三味線。「―の調子が悪い」 ③つなぐもの、結びつけるもの。また、手がかりや道すじなどをたとえてもいう。「記憶[きおく]の―をたぐる」 ④糸のように細長くのびる。「なっとうが―を引く」 ⑤裏から人を操[あやつ]る。「かげでー」 **いと【意図】** [名・スル]何かを目ざして心の中でねらっていること。「映画製作の―を述べる」[類]思わく・意向 **いど【井戸】** [名]地下水をくみあげるために、地面をほってつくった設備。「―水」「―端[ばた]会議」 **いど【緯度】** [名]地球上のある地点が、赤道から北または南にはなれている度合いを角度であらわしたもの。赤道を零[れい]度、北極・南極を九○度とする。赤道の北側は「北緯[ほくい]」、南側は「南緯[なんい]」。↓経度 **いとう【×厭う】** [五]①いやに思ってさける。「世を―」「労をいとわない」 ②害があるものをさける。だいじにする。気をつける。「寒さをおいといください」「からだを―」▽「つかいわけ」→「憎くむ」を見よ。 **いとおしい** [形]↓「いとしい」 **いとおしむ** [五]①かわいそうに思って、子供や恋人を愛する。「わが子を―」 ②おしみ、たいせつにする。「散る花を―」 **いときりば【糸切り歯】** [名]前歯の両側にある、さきのとがった歯。犬歯[けんし]。「―がのぞく」▽糸をかみきるのに使うことから。 **いとうさちお【伊藤左千夫】** [人名]一八六四—一九一三年。明治期の歌人・小説家。上総[かずさ]生まれ。本名は幸次郎[こうじろう]。正岡子規の門下で、万葉風の写生主義を主張した。「左千夫歌集」のほかに、小説「野菊の墓」がある。 **いとうしずお【伊東静雄】** [人名]一九〇六—五三年。昭和期の詩人。長崎[ながさき]県生まれ。四季派に属し、叙情性の中にするどい思想をもつ詩風に特色をもつ。詩集「わがひとに与[あた]うる哀歌[あいか]」「夏花[かか]」など。 **いとうじんさい【伊藤仁斎】** [人名]一六二七—一七〇五年。江戸[えど]前期の儒学者。京都堀川生まれ。直接、古典「論語」「孟子」に学ぶことを主張した。古義学派の祖。堀川学派とも。主著「童子問」は、その思想を体系づけたもの。 **いとうせい【伊藤整】** [人名]一九〇五—六九年。昭和期の小説家・評論家。北海道生まれ。本名は整[ひとし]。ジョイスなどの影響[えいきょう]で、新心理主義を唱え、創作と文学理論の両面で活躍[かつやく]した。小説に「鳴海仙吉[なるみせんきち]」「火の鳥」、評論に「小説の方法」「日本文壇[だん]史」など。 **いとうとうがい【伊藤東涯】** [人名]一六七〇—一七三六年。江戸中期の儒学者。父の仁斎[じんさい]の学説から古義学を継承し、古義学派を大成した。中国や日本の制度を研究して「制度通[せうどつう]」をあらわす。 **いとうひろぶみ【伊藤博文】** [人名]一八四一—一九〇九年。明治期の政治家。周防[すおう]生まれ。初名は利助、のち俊輔[しゅんすけ]。吉田松陰[しょういん]の弟子に。討幕運動に参加し、明治政府では、憲法の制定・内閣制度の創設に尽力[じんりょく]する。一八八五年、初代内閣総理大臣となる。さまざまな要職を歴任したが、ハルビンで暗殺された。 <82> **いとく【遺徳】** [名]死んでからもほめたたえられるりっぱな人格。「師の―をしのぶ」 **いとぐち【糸口・〝緒】** [名]ものごとの始まりや手がかり。きっかけ。「出世[しゅっせ]の―をつかむ」[類]端緒・発端 **いとこ【従兄弟・従姉妹】** [名]両親のきょうだいの子供。▽性別・年齢[ねんれい]の上下によって、「従兄」「従弟」「従姉」「従妹」と書きわける。 **いどころ【居所】** [名]居る場所。居場所。住所。居住地。「―がわからない」「虫の―が悪い」▽長い期間そこで生活している場合や、正式の場合には、「住所」という。 **いとしい【愛しい】** [形]①だいじにしてかわいがりたい気持ちだ。「―人」「たよりないのがかえってー」[類]かわいい ②気の毒でいじらしい。「残された子供が―」[類]かわいそう「いとおしい」とも。 **いとしご【愛し子】** [名]かわいがっているわが子。だいじな子。 **いとぞこ【糸底】** [名]陶磁器で、底の円形の部分。▽ろくろから糸をつかって切りはなすのでいう。 **いとづくり【糸作り】** [名]イカなどを糸のように細く切ったさしみ。 **いとなむ【営む】** [五]①生活のために働く。また、営業する。「暮らしを―」「小売店を―」 ②つくる。したくする。「巣を―」 ③儀式[ぎしき]などをおこなう。「彼岸の法要を―」 **いとのこ【糸×鋸】** [名]「糸のこぎり」の略。刃[は]が糸のように細いのこぎり。曲線に切ったり、中をくりぬいたりするときに使う。 **いどばたかいぎ【井戸端会議】** [名]数人が集まっておしゃべりをすること。▽昔は共同で使う井戸のまわりが、女の人たちの情報交換の場だったことから。 **いとま【暇】** [名]①時間の余裕[よゆう]。ひま。「食事をする―もないほどいそがしい」「↓枚挙に―がない」 ②休み。休暇[きゅうか]。また、勤めなどを辞めること。「奉公人[ほうこうにん]に―を出す」「―をとる」「―を願う」 ③[多く、「おいとまする」の形で]別れること。「そろそろお―する時間です」▽「つかいわけ」→「時間」「暇[ひま]」を見よ。 **いとまき【糸巻き】** [名]糸を巻きつけること。また、巻きつけておくもの。 **いとまごい【暇×乞い】** [名・スル]別れのあいさつをすること。また、辞職を願いでること。 **いどむ【挑む】** [五]競争をしかける。たちむかう。「対決を―」「冬山に―」[類]挑戦する **いとめ【糸目】** [名]①たこをあげるときに、つりあいがとれるようにつける糸。「たこの―を調節する」「かおにーをつけない」 ②陶器[とうき]などの表面に刻みつけた糸のようなすじ。「―模様の茶わん」 **いとめる【射止める】** [下一]①矢や弾丸[だんがん]を命中させて殺す。射殺する。「熊[くま]を―」 ②ねらいどおりに自分のものにする。獲得する。「賞金を―」 **いとも** [副]まったく。いかにも。「―簡単にやってのける」「―あっさりと罪を認めた」[類]殊[こと]の外[ほか]▽多く、予想したより簡単だという意味で使う。 **イドラ** [名]事物を正しく認識しするのにさまたげとなる偏見[へんけん]や先入観のこと。▽「偶像」という意味。イギリスの哲学者ベーコンの用語。[ラ]idola **いとわしい【×厭わしい】** [形]いやで気が乗らない。そういう気になれない。「顔を見るのもー」[類]疎[うと]ましい **いな【否】** [名・感]①[名]賛成できないということ。不承知。「賛成かーか」 ②[感]相手のことばや自分のことばをうち消すことば。いや。いいえ。「子供には、―おとなにだってむりなこと」▽文章語。 **いな【異な】** [連体]へんな。みょうな。ふつうと違っている。「―ことを言う」「縁は―もの味なもの」 **いない【以内】** [造語][「~以内」の形で]数量が基準と同じか、それより少ないこと。また、限られた範囲内であることをあらわす。「一時間―で帰る」[類]以下 ↔以上▽「一万円以内」は一万円をふくむ。 **いなおりごうとう【居直り強盗】** [名]ぬすみにはいったこそどろが、見つけられ、急に開きなおって強盗になること。また、その強盗。 **いなおる【居直る】** [五]①追いつめられてとつぜん態度を変え、強く出たりふてぶてしくふるまったりする。ひらきなおる。「返事に困って―」 ②座[すわ]りなおして形を正す。居ずまいを正す。「居直って話に耳をかたむける」 **いなか【田舎】** [名]①都会からはなれた土地。田畑や野山の多いところ。[類]地方・田園 ↔都会 ②都会で生活している人が生まれ育ったところ。出身地。「盆[ぼん]と正月には―に帰る」[類]郷里・故郷▼常用漢字表付表の語。 **いなかきょうし【田舎教師】** [小説]一九〇九年。田山花袋[かたい]の長編小説。家庭の貧困から、学問へのこころざしをいだきながらも、村の代用教員として終わらざるをえなかった若者の姿をえがく。実在のモデルの日記を使った。 **いなかもの【田舎者】** [名]いなかから出てきた人をあざけってさすことば。また、その人自身がへりくだって自分をいうことば。 **いながらにして【居×乍らにして】** [副]今いるところに座[すわ]ったままで。その場を動かないで。いながら。「―世界の動きを知る」 **いながれる【居流れる】** [下一]上位の人から順番に席を連ねて並んで座る。 <83> **いなご【×蝗】** [名]バッタ科の昆虫[こんちゅう]。黄緑色または茶色で、体長は三~四㌢。あと足が長くよく跳[は]ねる。イネを食べる害虫。食用にも。 **いなさく【稲作】** [名・スル]①イネを栽培すること。 ②イネの実りぐあい。「―状況」[類]米作 **いなす【《往なす】** [五]①相手がせめてくるのを、軽くあしらってかわす。「相手の追及を―」 ②すもうで、急に体[たい]をかわして相手をよろめかす。 ③帰らせる。▽古語「往[い]ぬ(=行ってしまう)」の使役形。 **いなずま【稲妻】** [名]かみなりが鳴るときに、空に走るぎざぎざした強い光のすじ。いなびかり。「西の空に―が走る」▽雷雲[らいうん]のあいだ、あるいは雲と地上の物体とのあいだに電気が流れて起こる。 **いなり【稲荷】** [名]①イネをはじめとする穀物[こくもつ]の神。また、その神をまつった神社。キツネはその使いといわれる。「伏見[ふしみ]―」 ②「いなりずし」 **いなりずし【稲荷鮨】** [名]あまからく煮た油あげの中に、すしめしをつめたもの。おいなりさん。しのだずし。 **いなりやまこふん【稲荷山古墳】** [名]埼玉県行田市にある前方後円墳。一九六八年に出土した鉄剣[てっけん]に刻まれた銘[めい]の存在が一九七八年に判読されて、五世紀末の大和[やまと]政権の支配が東国におよんでいたことが確認された。 **イニシアチブ** [名]先頭に立って、人々に呼びかけ、行動を起こすこと。率先すること。主導権。イニシアティブ。[英]initiative「―をとる」 **イニシアル** [名]姓名[せいめい]を欧文[おうぶん]で書いた場合の最初の文字。かしら文字。イニシャル。[英]initial **いにしえ【古】** [名]遠い昔。過ぎさった日。「―の奈良の都の八重桜[やえざくら]」▽「往[い]にし方[かた]」で、過ぎ去った(=往)あたり(=方)という意味。なつかしむ気持ちがこもる。 **いにゅう【移入】** [名・スル]①移しいれること。「感情―」 ②国内の、ある地域から別の地域へ、ものを運びいれること。「海産物を―する」↔移出 ▽外国から運びいれる場合は「輸入」。 **いにょう【囲繞】** [名・スル]まわりをとり囲むこと。「いじょう」とも。「湖を―する山々」 **いにん【委任】** [名・スル]仕事の処理や権限の実行などを他人にまかせること。「欠席者の―状」[類]委託[いたく] **いぬ【犬】** [名]①[造語]〈名〉イヌ科の哺乳[ほにゅう]動物。ペットで飼われるほか、家や家畜の番をしたり、狩猟や捜査[そうさ]などに使われる。 ②「スパイ」「まわしもの」をいやしめた言い方。「あいつは敵の―にちがいない」 ③[造語][「犬~」の形で]つまらないもの、むだなことという意味をあらわす。「―侍[ざむらい]」「―死に」 **犬と猿[さる]** 仲が悪いこと。[類]犬猿[けんえん]の仲。 **犬の遠吠え** 弱い者が遠くで、強がりや悪口などを言うこと。 **犬も歩けば棒にあたる** なんでも積極的にやってみると、思いがけない幸運にあう。▽もと、でしゃばって災難にあうという意味。 **犬も食わない** ばかばかしくて、なんの値打ちもない。「夫婦げんかは―」 **いぬ【×戌】** [名]①十二支の第一一番目。 ②昔の方角の呼び名で、西北西。 ③昔の時刻の呼び名で、今の午後八時ごろ。また、その前後二時間。[類]五つ **イヌイット** [名]エスキモーの自称[じしょう]。▽エスキモーのことばで、人間という意味。[英]Innuit **いぬおうもの【犬追物】** [名]放したイヌを、ウマに乗ったまま射る競技[きょうぎ]。笠懸[かさがけ]などとともに、弓術と馬術の訓練として、とくに鎌倉時代の武士などがおこなった。 **いぬかいつよし【犬養毅】** [人名]一八五五—一九三二年。明治から昭和期の政治家。備中[びっちゅう]生まれ。第一回衆議院選挙から連続一八回当選し、政友会を率いて活躍。一九三一年首相となったが、軍部との対立を深め、翌年五・一五事件で暗殺された。 **いぬかき【犬×掻き】** [名]イヌをまねた泳ぎかた。頭を出し、両手で水をかき、両足で水をける泳法。 **いぬかみのみたすき【犬上御田鍬】** [人名]生没年未詳[みしょう]。推古[すいこ]朝のころの廷臣[ていしん]。六一四年に遣隋[けんずい]使、六三〇年に、初の遣唐使として中国にわたった。 **いぬじに【犬死に】** [名・スル]なんの意味もないむだな死。「彼の死を―にさせてはならない」[類]徒死[むだじに] **いぬちくしょう【犬畜生】** [名]イヌや畜生と同じくはじ知らずで、道徳にそむく人をののしることば。「―にもおとるやつ」 **いね【稲】** [名]イネ科の一年草。種が米で、日本人の主食。四~五月に種もみをまき、一〇月ごろかりとる。田んぼでつくる水稲[すいとう]と、畑でつくる陸稲[りくとう]とがある。 <84> **いねこき【稲扱き】** [名]かりとったイネの穂[ほ]から、もみをしごいて落とすこと。脱穀。また、そのための道具。 **いねむり【居眠り】** [名・スル]横にならないで、座[すわ]ったままねむること。「―運転」▽「つかいわけ」→「仮眠[かみん]」を見よ。 **いのいちばん【いの一番】** [名]最初。まっさき。「教室を―にとびだす」▽「い」は「いろは」の最初の文字であることから。 **いのう【異能】** [名]他人にはない特別な才能。[類]異才。 **いのうえかおる【井上馨】** [人名]一八三五—一九一五年。明治期の政治家。長州藩士[はんし]。周防[すおう]生まれ。通称[つうしょう]は聞多[もんた]。討幕運動に参加。維新[いしん]後、大臣を歴任。外相として条約改正のために進めた極端[きょくたん]な欧化政策は非難を浴びた。 **いのうえこわし【井上毅】** [人名]一八四三—九五年。明治期の政治家。熊本藩士[はんし]。伊藤博文[ひろふみ]のもとで大日本帝国憲法の起草にあたる。また、軍人勅諭・教育勅語の起草にもかかわった。 **いのうえやすし【井上靖】** [人名]一九〇七—九一年。昭和期の小説家。北海道生まれ。物語性豊かな小説や歴史に取材した作品を多数発表した。一九四九年、「闘牛[とうぎゅう]」で芥川賞受賞。ほかに「氷壁[ひょうへき]」「楼蘭[ろうらん]」「蒼[あお]き狼[おおかみ]」など。 **いのうただたか【伊能忠敬】** [人名]一七四五—一八一八年。江戸後期の地理学者。西洋の測量技術を学び、全国を歩いて日本最初の実測図「大日本沿海輿地全図」を完成した。 **いのこる【居残る】** [五]他の人たちが帰ったあとまで、その場に残る。「定刻を過ぎても会社に―」 **いのしし【猪】** [名]山林にすむ哺乳[ほにゅう]動物。ブタに似ているが、きばをもつ。性質はあらい。全力でまっすぐに走るといわれる。肉は山鯨[やまくじら]・ぼたんともいい、食用。 **イノシンさん【イノシン酸】** [名]かつおぶしなどのうまみの主成分。調味料の原料。 **いのち【命】** [名]①生物が生きるもとになる力。生命。「かけがえのない―」「―を投げだす」 ②生きている期間。寿命[じゅみょう]。「―の縮む思い」 ③非常にたいせつなもの。もっともたよりになるもの。「長年の勘だけが―の仕事」 **命あっての物種[ものだね]** 何よりも命がいちばんたいせつだということ。「―だからむりはするな」 **命の洗濯[せんたく]** 日ごろの苦労を忘れる気ばらし。「温泉で―をする」 **命の綱[つな]** 生きていくうえで、何よりもたいせつなよりどころ。 **いのちがけ【命懸け】** [名・形動]死を覚悟[かくご]しておこなうようす。「―の救出作業」[類]決死・捨て身 **いのちからがら【命辛辛】** [副]やっとこさっとこ、命だけは助かるようす。かろうじて。「―にげだす」 **いのちごい【命乞い】** [名・スル]命を助けてくれるようにたのみ願うこと。「必死に―する」[類]助命 **いのちしらず【命知らず】** [形動]死ぬことをおそれないで行動すること。また、その人。「―の若者」[類]向こう見ず **いのちづな【命綱】** [名]①水中や高いところで仕事をする人が、安全のためにからだをしばっておくつな。 ②生命を失う原因となるもの。「大量の出血が―となった」 ③地位・財産など非常にたいせつなものを失って、破滅する原因となるもの。「汚職[おしょく]事件が内閣の―になる」[類]致命傷[ちめいしょう] **いのちびろい【命拾い】** [名・スル]死にそうなめにあったときに、運よく助かること。「転落したが、あやうくーした」 **いのちみょうが【命×冥加】** [形動]神仏のおかげで命拾いすること。「大けがで助かったーなやつ」 **イノベーション** [名]新しい生産方法や経営方式をとりいれたり、市場開拓[かいたく]などをすること。技術革新。[英]innovation **いのり【祈り・×禱り】** [名]神仏に願うこと。また、そのことば。祈願[きがん]。「―をささげる」 **いのる【祈る・×禱る】** [五]①神仏に願う。「ぶじを―」 ②心から希望する。「ご健康を祈ります」[類]祈願する **いはい【位牌】** [名]死者の戒名[かいみょう]などを書いて、仏壇[ぶつだん]にまつる木の札だ。「先祖の―を守る」[かぞえ方]柱[はしら] **いばしょ【居場所】** [名]居るところ。座るところ。「家の中に自分のーがない」[類]居所[いどころ] **いばしんえん【意馬心猿】** [名]情欲や妄念[もうねん]をおさえることができないこと。▽意(=おもい)をあばれるウマに、心をさわぐサルにたとえたもの。仏教から出たことば。「意馬身猿」は誤り。 **いはつ【遺髪】** [名]死んだ人の形見[かたみ]として残された髪[かみ]の毛。「友人の―を持ちかえる」 **いばら【×茨】** [名]ノバラ・カラタチなど、とげのある低い木。▽苦しみや苦労が多いことをたとえてもいう。「―の道を歩むような人生」 **いはらさいかく【井原西鶴】** [人名]一六四二—九三年。江戸[えど]前期の浮世草子作者・俳人。本名は平山藤五味。一五歳[さい]にで俳諧[はいかい]心を始め、一昼夜で二万三五○○句を詠[よ]んだという。「好色一代男」をはじめ、人間の欲望や義理・人情をテーマとした作品を多数残した。作品は、好色物・武家物・町人物・説話物に分けられる。代表作「好色五人女」「日本永代蔵[えいたいぐら]」「世間胸算用[せけんむねさんよう]」。 **いばる【威張る】** [五]いかにもえらそうに、または強そうにふるまう。おこる。▽「えばる」はなまり。 **いはん【違反】** [名・スル]法律や規則などを破ること。「選挙―をとりしまる」「駐車,―」[類]違法▽「違犯」は別の語で、法にそむいて罪を犯すこと。↔遵守[じゅんしゅ] **いびき【×鼾】** [名]ねむっているときに、呼吸とともに鼻や口から出る音。「かみなりのような―をかく」 <85> **いびつ【×歪】** [形動]ゆがんでいること。「―な形」「―な心」 **いひょう(意表)を突く** 相手の思ってもいなかったことをする。「意表を突いた発言」 **いびりだす【いびり出す】** [五]相手の心を傷つけ、いじめて追いだす。そこにいられないようにする。 **いびる** [五]意地の悪いことばや態度で、相手の心を傷つける。いじめる。「嫁[よめ]を―」▽「いびる」は精神的なものに限られるが、「いじめる」は肉体的なものもふくまれる。 **いひん【遺品】** [名]死んだ人が残した品物。かたみ。[類]遺物 **いふ【異父】** [名]母が同じで父がちがうこと。↔異母 **いふ【×畏怖】** [名・スル]相手の強さや大きさ・りっぱさを非常におそれ、かしこまること。神や人、自然などに対していう。「雄大な山の姿に―の念をいだく」 **いぶ【慰撫】** [名・スル]いたわりなぐさめること。「人心を―する」 **イブ** [名]①祭りなどの前夜。とくに、クリスマスの前、一二月二四日の夜をいう。[英]eve ②「旧約聖書」にある、神がつくった最初の女性の名。禁断の木[き]の実を食べ、夫アダムとともにエデンの園[その]を追放された。エバ。[ヘブライ]Eve **いふう【威風】** [名]まわりを圧倒[あっとう]するような勢いがあってりっぱなようす。「―堂々と行進する」[類]威厳 **いふう【遺風】** [名]①今も残っている昔の風俗。「平安時代の―が色こい宮中の歌会」 ②死んだ人が残した教え。「なき社長の―を守る」 **いぶかしい【×訝しい】** [形]はっきりとわからなくて疑わしい。どうしても合点[がてん]がいかない。「―点がある」「いぶかしそうな顔」[類]不審[ふしん] **いぶかる【×訝る】** [五]どうも変だと、あやしく思う。疑わしく思う。「相手のようすを―」 **いぶき【息吹】** [名]はく息。生き生きとしたけはい。「春の―」▽常用漢字表付表の語。 **いふく【衣服】** [名]着るもの。身にまとうもの。「―をととのえる」[類]衣装[いしょう]・衣料 **いふく【異腹】** [名]腹ちがい。異母。「―の兄」→同腹 **いぶくろ【胃袋】** [名]「胃」のくだけた言い方。 **いぶしぎん【×燻し銀】** [名]じみであるが、実力やかくれた魅力[みりょく]のあること。「―の芸」▽表面をいぶして、本来のかがやきをおさえた銀。 **いぶす【×燻す】** [五]①けむりがたくさん出るように燃やす。また、けむりでまいらせる。「松葉を―」「たぬきを―」 ②硫黄などを燃やしたけむりで、金属に黒い光沢[こうたく]位をつける。「銀を―」 **いぶせますじ【井伏鱒二】** [人名]一八九八—一九九三年。昭和期の小説家。広島県生まれ。本名は満寿二。独特の詩情とユーモアを交えて、人生の哀感[あいかん]をえがいた。小説「山椒魚[さんしょううお]」「ジョン万次郎漂流記」(直木賞受賞)「多甚古村[たじんこむら]」「本日休診[きゅうしん]」「黒い雨」など。 **イプセン** [人名]一八二八—一九〇六年。ノルウェーの劇作家。近代劇の確立者として、社会性のあるドラマをつくった。戯曲[ぎきょく]「人形[にんぎょう]の家」「幽霊[ゆうれい]」など。[丁]Henrik Ibsen **いぶつ【異物】** [名]外からはいってきて、中のものとなじまないもの。「目の中の―をとり除く」 **いぶつ【遺物】** [名]①現在も残っている昔の人の残した過去の品物。「前世紀の―のような建物」 ②死んだ人があとに残した品物。かたみ。遺品。 **イブニング** [名]①[造語]夕方。「ーショー」 ②婦人の正式の礼装となる夜会[やかい]服。胸や背を広くあけたもの。イブニングドレス。[英]evening **いぶる【×燻る】** [五]燃えずにけむりだけが出る。くすぶる。「かまどが―」 **いぶん【異聞】** [名]変わっためずらしい話。また、あまり知られていない話。 **いぶん【遺文】** [名]①死んだ人が生前に書きのこし、発表されなかった文章。「―集」 ②現在残されている古い文献[ぶんけん]。 **いぶんし【異分子】** [名]同じ集団の中で、ほかの人たちとは性質や考えかたが異なる人。「党内の―を除く」[類]異端者 **イベリアはんとう【イベリア半島】** [名]ヨーロッパ南西部、大西洋と地中海のあいだにある半島。スペイン・ポルトガルがある。地中海沿岸ではオリーブの栽培が盛[さか]ん。高地ではヒツジの放牧がおこなわれる。 **いへん【異変】** [名]①とつぜんの変わった出来事。また、目立った変化。「病状に―が起きる」「暖冬―」[類]変異・変事 ②異常な天変地異[てんぺんちい]。 **いへんさんぜつ【×韋編三絶】** [名・スル]本をくりかえし熱心に読むこと。▽孔子が「易経[えききょう]」を愛読するうち、とじてあった革ひもが三たび切れたという故事(中国、「史記」)から。「韋」はなめしがわ、「三」は度数が多いこと。 **イベント** [名]行事。もよおしもの。だしもの。また、試合。エベント。「メインー」[英]event **いぼ【異母】** [名]父が同じで母がちがうこと。「―きょうだい」[類]異腹[いふく]・腹違[はらちが]い↔異父▽下に兄・弟・姉・妹などが付く。 **いぼ【×疣】** [名]皮ふの表面にできる、小さい豆つぶのようなふくらみ。また、ものの表面にある小さなでっぱり。 **いほう【異邦】** [名]自分の国とは異なる国。外国。「―の人」[類]異郷・異国▽「邦」は、国のこと。 **いほう【違法】** [形動]法律にそむくこと。「―行為」[類]不法・非合法 ↔適法・合法 **いほうじん【異邦人】** [小説]一九四二年。フランス、カミュの小説。主人公ムルソーを通して、現実の社会と人間本来の実存とのあいだに見られる不条理をえがいたもの。「L'Étranger」 **いぼく【移牧】** [名]家畜を季節によって移動させて飼育する牧畜。おもに、夏は山地で放牧し、冬は低地の牧舎で飼育する。アルプス・ヒマラヤなどでおこなわれる。 <86> **いぼく【遺墨】** [名]死後に残された書画や筆跡[ひっせき]。「―展」 **いほん【異本】** [名]もとは同一の本が、書写などの過程で、多少文字や語句のちがった本。↔定本 **いま【今】** [名・副]①[名]①過去と未来のさかいであるこの一瞬[いっしゅん]。現在。「―何時ですか」 ②現在をふくむ、ある期間。こんにち。現代。「―の若者に人気のある作家」↔昔 ③[副]現在の少し前、または、少しあとの時間。さっき。すぐ。「―来たところだ」「―行きます」 ④もう少し。さらに。「―一歩のところで優勝をのがす」「―ひとつ」 ⑤[造語][「今〜」の形で]まるで現代の・・・のようだという意味をあらわす。「久しぶりに帰省したので―浦島[うらしま]になったようだ」「―業平[なりひら]」「―小町[こまち]」「―太閤[たいこう](=立身出世の数をとげた人)」▽昔の有名な人の名に付ける。 **今泣いたからすがもう笑う** 子供のきげんが変わりやすいようす。 **今はこれまで** 死や敗北がさけられないとあきらめて、覚悟[かくご]をきめるようす。「―と覚悟[かくご]する」 **今は昔** もう昔のことだが。むかしむかし。「―世に二人の盗人[ぬすびと]ありけり」▽「このことの起こった時は昔のこと」という意味で、昔話や説話の最初に使うきまり文句[もんく]。とくに「今昔物語集」のすべての説話がこれで始まる。 **今を時めく** 現在、世の中にもてはやされて栄えている。「―人気女優」 **いま【居間】** [名]家の中でふだん家族が集まってくつろぐ部屋[へや]。茶の間[ちゃのま]。リビングルーム。↔客間 **いまいましい【忌ま忌ましい】** [形]しゃくにさわって、のろいたいような気持ちである。「―やつめ」[類]腹立たしい **いまいまし** [古語]「忌[い]む(=死のけがれ)」から出たことば。決して手をふれてはいけないほど不吉だ、けがわらしいという意味。たとえば、服喪中の身は、「いまいまし」である。いやだがどうすることもできないというところから、しゃくにさわるという意味が出た。 **いまかがみ【今鏡】** [書名]一一七○年ころか。作者未詳[みしょう]。四鏡[しきょう]の一つ。「大鏡」に続く百四十六年間を老女が語る形式でしるした歴史物語。「小鏡」「続世継ぎ」とも。 **いまがわやき【今川焼き】** [名]小判形の型に、水でといた小麦粉を流しこみ、あんを入れて焼いたもの。たいこ焼。▽江戸[えど]今川橋近くで始めたことから。 **いまがわよしもと【今川義元】** [人名]一五一九—六〇年。戦国時代の大名[だいみょう]。駿河[するが]・遠江[とおとうみ]・三河の三国を治めたが、桶狭間の戦いで、織田信長[のぶなが]に急襲され敗死した。 **います【《在す・『座す】** [五]「いらっしゃる」「おいでになる」の古い言い方。「天に―神」 **いましがた【今し方】** [副]ほんの少し前。ついさきほど。「―帰りました」「―まで雨が降っていた」 **イマジネーション** [名]想像。想像力。空想。「―をかきたてる」[英]imagination **いまじぶん【今時分】** [名]いまごろ。いまどき。「きのうの―」「―来てもおそい」 **いましめ【戒め】** [名]①あやまちをしないように前もって注意すること。また、注意することば。「先生の―を守る」[類]訓戒 ②しばること。また、しばったなわ。「―を解く」 **いましめる【戒める】** [下一]①目下の者に悪いことやまちがったことをしないように、前もって教え、注意する。「将来を!」▽目上の人に対しては「いさめる」を使う。 ②禁じる。「喫煙を―」 ③こらしめる。しかる。「いたずらを―」 **いましも【今しも】** [副]たった今。今まさに。「―レスリングをする太陽」 **いますこし【今少し】** [副]もう少し。あと少し。「―の努力がいる」 **いまだ【未だ】** [副]①まだ。「―発見されない」「―独り暮らしです」 ②[漢文][「いまだ〜ず」の形で]再読文字の一つ。「まだ・・・ない」という意味。「万里[ばんり]長征[ちょうせい]して人―還[かえ]らず(遠いかなたに遠征したあの人はまだ帰ってこない)」 **いまだかつて【未だ×曾て】** [副][「いまだかつて〜ない」の形で]いままで一度も・・・ない。「このような冷夏は―なかった」▽「いまだかって」とは書かない。 **いまごろ【今頃】** [名]今の時刻。今の季節。いまどき。いまじぶん。「―さわいでもおそい」「去年の―」 **いまさら【今更】** [副]①今、はじめてわかったように。あらためて。「力不足を―のように感じた」「親の愛情を―思いしる」 ②今となってはもうおそいという気持ちをあらわす。「―あとへは引けない」「―うらんでもしかたない」 **いまちのつき【居待ちの月】** [名]陰暦[いんれき]の一八日の月。▽「居待ち」は、月の出を座[すわ]って待つという意味。 **いまどき【今時】** [名]世の中のなりゆきから見た今の時代。このごろ。いまじぶん。「―めずらしく古風な若者」 **いまに【今に】** [副]①いつとはいえないが、近い将来必ずそうなるという予想をあらわす。そのうち。「―わかるだろう」「―見ていろ」[類]いずれ ②今になっても、なお。現在も、まだ。「事件は―解決しない」 **いまにも【今にも】** [副]今すぐにも。たった今、そうなってもおかしくないようす。「雪が降りだしそうだ」 **いまめかしい【今めかしい】** [形]現代風である。当世風だ。↔古めかしい **いまもって【今以て】** [副]今になっても。いまだに。「―ゆくえ不明だ」 **いまや【今や】** [副]①[多く、「今や〜のとき」などの形で]何かをするのにふさわしいのは今しかない、という気持ちを強調していう。まさに今・・・のときだ。「—決断のときが来た」「―公表すべきときだ」 ②現在では。昔に比べて今は。「あのいたずらっ子が―大スターだ」「―オートメーションの時代だ」 <87> **今や遅[おそ]しと** 早くそうならないかと期待して待つようす。「―待ちかねる」[類]今か今かと **いまよう【今様】** [名]①現代風。今の世の中のはやり。 ②七五調の四句からなる平安時代の流行歌。今様歌。▽「梁塵秘抄[りょうじんひしょう]」にその歌詞が見える。 **いまわしい【忌まわしい】** [形]①よくないことが起こりそうなけはいが感じられる。縁起が悪い。「―夢を見た」「―ことば」[類]不吉[ふきつ] ②考えるだけでも不吉と思われるほど不愉快[ふかい]だ。「―事件」[類]いとわしい **いまわのきわ【今わの際】** [名]死ぬまぎわ。最期[さいご]。臨終。 **いみ【意味】** [名・スル]①ことばがその場で指しあらわしている具体的な内容。「―をつかむ」 ②そのことばや行動などの奥[おく]にふくまれる、目的・ねらい・理由など。「―もなくさわぐ」「―深長」 ③ものごとの価値。「無―な争い」 > つかいわけ意味・意義 「意味」は、ことばやものごとが指し示す内容が中心。「意味をとりちがえる」。「意義」は、社会的に通用する、正しい重要な価値が中心。「医師は意義のある仕事だ」。 **いみあい【意味合い】** [名]前後の事情をふくめたわけ。「お礼の―で品物を送る」 **いみあけ【忌み明け】** [名]喪[も]の期間が終わって、ふつうの生活にもどること。[類]忌明け **いみきらう【忌み嫌う】** [五]それにふれるのをいやがって、さけようとする。ひどくいやがる。 **いみ【移民】** [名・スル]とくに、労働の目的で外国に移り住むこと。また、その人。 **いみことば【忌み言葉・忌み、詞】** [名]縁起が悪[わる]いとして使うのをさけたり、その代わりに使ったりすることば。財産を使いはたす意味の「する」に通じるので「するめ」といわず「あたりめ」といったり、結婚式のとき、「閉会」のことを「おひらき」といったりするなど。 **いみじくも** [副]おそろしいほどみごとに、ぴったりと当たるようす。「仕事の鬼[おに]とは―言ったものだ」「きょうは―父の命日にあたる」 **いみしんちょう【意味深長】** [形動]ある表現の裏に深い意味がかくされているようす。意味深[しん]。「―に笑う」▽「意味慎重」は誤り。 **いみだんらく【意味段落】** [名]一つの文章を、意味や内容によってまとめて、いくつかに分けたもの。形式段落が文頭一字下げの形をとるのに対していう。 **いみづける【意味付ける】** [下一]意義や価値をもたせる。 **イミテーション** [名]まねること。模倣[もほう]。また、にせもの。模造品。「―のダイヤ」[類]コピー[英]imitation **いみな【×諱】** [名]①死んだ人の生前の名。また、死後、尊んでつけた呼び名。諡号[しごう]。おくり名。のちのいみな。たとえば、後鳥羽天皇のいみなは尊成[たかひら]、死後のいみなは顕徳[けんとく]院。 ②昔、貴人の実名を敬っていうことば。▼「忌[い]み名」という意味から。 **いみょう【異名】** [名]本来の名や呼び名のほかにつけられた名。あだな。別名。「いめい」とも。「ウルフのーをとる」「一月の―は睦月[むつき]」 **いみん【移民】** [名・スル]おもに、経済的な理由で外国に永住する目的で移り住む人。 **イメージダウン** [名・スル]もともとよかった印象や評判が悪くなること。幻滅を感じること。イメージダウン。▽imageとdownから。 **イメージチェンジ** [名・スル]見かけや印象を改めて、新鮮さを出そうとすること。「―をはかる」▽imageとchangeから。 **いも【芋・×薯・×藷】** [名]①植物の根や地下茎[ちかけい]が発達したもの。ジャガイモ・サツマイモなど。 ②やぼったいもの。また、程度の低いもの。 **【芋】** 音は「ウ」。「芋粥[いもがゆ]」 **いも** 芋掘り・芋虫[いもむし]・里芋・山芋・芋茎[ずいき] **芋の煮えたもご存じない** ごくふつうのことも知らない。世間知らず。 **芋を洗うよう** 人出でが多くて混雑するようす。「海水浴場は―だ」 **いもうと【妹】** [名]年下の女のきょうだい。↔姉▽夫や妻の妹、弟の妻を、「義妹」と書いて「いもうと」と読ませることがある。 **いもがゆ【芋粥】** [名]サツマイモをまぜてたいたかゆ。また、ヤマノイモをうすく切ったものを、アマズラのしるにまぜてにたかゆ。 **いもせやまおんなていきん【妹背山婦女庭訓】** [物語]一七七一年。近松半二[はんじ]らの合作。入鹿[いるか]と中臣鎌足[なかとみのかまたり]の抗争[こうそう]をえがいた、時代物の浄瑠璃[じょうるり]。 **いむ【忌む】** [五]不吉なこと、ふれてはならないこととしてさける。「西洋人は一三という数字を―」 **イメージ** [名]①心のなかに思いうかべた姿や情景など。心象。「―がわく」「完成した形を―する」 ②人やものがあたえる印象。ふんいき。「ーアップ」「ーチェンジ」[英]image **いもちびょう【『稲〝熱病】** [名]いもち病菌[びょうきん]の寄生によるイネの代表的な病気。低温多湿の年に多発しやすい。 <88> が首を横にふること。「―をする」 **いもづるしき【芋蔓式】**[図]イモのつるをたぐるとたくさんのイモがついてくるように、一つのことがきっかけになって、関連のあるものが次々にあらわれること。「―に犯人をとらえる」 **いもねられず**「『寝[い]も寝られず」ねむることもできない。▽「い(寝)」は古語で、ねること。 **いもの【鋳物】**[図]とかした金属を型に入れてつくった道具や器物。「―工場」 **いもむし【芋虫】**[図]ガ・チョウの幼虫のうち、毛のない虫。とくに、スズメガの幼虫をいう。 **いもめいげつ【芋名月】**[図]「中秋の名月[ちゅうしゅうのめいげつ]」の別名。陰暦八月一五日の夜の月。▽サトイモを供えたことからいう。陰暦九月一三日の月は、栗名月または豆名月という。 **いもり【井守・×蠑螈】**[図]イモリ科の両生類。トカゲに似ている。背は黒く、腹は赤くて黒い斑点[はんてん]がある。アカハラ。 **いもん【慰問】**[図][忍]病気や災害などで苦労している人々をなぐさめはげますこと。 **いや【嫌・×厭】**[形動]気に入らないようす。うけいれたくないようす。「―なやつ」「勉強が―になる」 **嫌というほど** これ以上はかんべんしてもらいたいというほど、たくさん。ひどく。「―聞かされた」 **いや【否】**[圏][圏]①〈接〉今言ったことを、それだけではないと言いなおすときに使うことば。いやいや。「わが国の、―世界のほこりだ」①〈感〉相手のことばを否定したり、反対したりするときに使うことば。「―、ちがう」「―、それは困る」■いえ・いいえ **否が応でも** したい、したくないにかかわらず。何がなんでも。いやもおうもなく。いやでもおうでも。「―やりとげねばならぬ」[圏]是が非でも **いやいや【嫌嫌・×厭厭】**[図][画]①〈名〉赤んぼうなどが首を横にふること。「―をする」①〈副〉いやだと思いながら、しかたなくするようす。「―ひきうける」[類]しぶしぶ **いやいや【『否』否】**[国]「いや①」を強めた言い方。いえいえ。「―、そうではない」 **いやおうなしに【否応無しに】**相手の気持ちなど関係なく。むりやりに。「―連れていかれる」▽「否」は、拒否すること、「応」は承知すること。 **いやがうえにも【×弥が上にも】**ますますその上に。さらにいっそう。いやがうえに。「―興奮が高まる」▽「いや」は、ますますの意味。 **いやがらせ【嫌がらせ】**[図]相手がいやがることをわざとしたり、言ったりすること。 **いやがる【嫌がる・×厭がる】**[国]いやだというようすをする。きらう。「てつだいを―」 **いやき【嫌気】**[図]↓「いやけ」 **いやく【医薬】**[図]①病気を治す薬。「―品」②医療[いりょう]と薬。「―分業」 **いやく【違約】**[図][忍]約束にそむくこと。「―金を しはらう」 **いやく【意訳】**[図][函]翻訳[ほんやく]などで、原文の一語一語にこだわらないで、全体の意味内容をつかんで訳すこと。⇔直訳・逐語訳 **いやけ【嫌気】**[図]もういやだと思う気持ち。気がすすまないこと。「いやき」とも。「つくづくーがさす」 **いやさか【×弥栄】**[図]いよいよ栄えること。「―をいのる」▽祝いの席などのあいさつに使う。文章語。 **いやしい【卑しい・×賤しい】**[圏]心のありかたが低く、みにくい欲望がむきだしであるようす。「根性[こんじょう]がー」「いやしく食べる」[類]はしたない ②身分や地位が低い。「―生まれ」⇔貴[とうと]い ③そまつでみすぼらしい。「―身なり」 **いや**[圏]おどろきや感動をあらわすことば。まあ。ああ。「ー、ものすごいのなんのって」「―、まいった」▽おもに、男性が使う。 **イヤーブック**[図]その年ごとに出る出版物。年鑑[ねんかん]。年報。[year book] **いやしくも【×苟くも】**[日][圏]①かりにも。少なくとも。改まった言い方。「―人に疑われるようなことはつつしめ」「教師たるもののことばとは思えない」[圏]かりそめにも ②「「いやしくもせず(しない)」の形で」おろそかにしない。いいかげんにしない。古い言い方。「一言一句も―せず」[日][漢文] [「いやしくも〜ば」の形で]仮定の句法の一つ。「かりにも…ならば」という意味。「―天運あらば勝利を得ん(=かりにも天運があるのならば、勝利をえるだろう)」 **いやしめる【卑しめる・賤しめる】**[下]相手を、下品なものとして見下し、さげすむ。あなどる。「人を―おこない」 **いやす【癒やす】**[国]傷や苦しみなどをすっかりなおす。「心の傷を―」 **いやに**[画]ふつうとちがって、みょうにはなはだしく。よくないことや不快なことなどを感じたときにいう。「―もったいぶっている」「―やさしい男」 **いやはや**[圏]おどろきあきれはてたときのことば。まったく。ほんとに。「―、まいった」 **イヤホーン**[圏]ラジオなどの音が外にもれないように、耳にさしこんで聞く装置。イヤホン。[earphones] **いやますます【弥益益】**[画]いよいよ多く。いよいよひどく。古い言い方。「――盛[さか]んになってきた」 **いやみ【嫌味,〝厭味】**[図][形][動]遠まわしに、相手にいやな感じをあたえることばや態度。皮肉。あてつけ。「―を言う」「―なやつ」 **いやらしい【嫌らしい・×厭らしい】**[圏]節度がなく、下品でみだらである。「―目で見る」②やりかたが堂々としてなくていやな感じだ。「皮肉ばかり言って―」 **イヤリング**[図]耳かざり。イアリング。[earring] **いゆう【×畏友】**[図]尊敬している友人。また、「友人」の敬った言い方。「―山本君」 **いよ【×伊予】**[図]旧国名。今の愛媛[えひめ]県。南海道の一国。予州[よしゅう]。「―柑[かん]」「―絣[がすり]」▽同県に同名の市がある。 **いよいよ【×愈・×弥】**[圏]①前よりさらに程度が増すようす。いっそう。「雨が―激しくなる」[類] ますます ②前よりさらに確信が増すようす。ほんとうに。「― <89> **いよう【威容】** [名]いかめしくおごそかで、近づきがたいようないくい姿。「―を保つ」 **いよう【偉容】** [名]堂々としてりっぱな姿。「―をほこる」 **いよう【異様】** [形動]見るとふつうとちがって変なようす。「―にふくれる」「―な空気」 **いよく【意欲】** [名]すすんで何かをしようとする気持ち。「彼の―を買う」「―を燃やす」 **いらい【以来】** [副]そのときから、ずっと今まで。「入社―病気したことがない」▽多く、何年にもわたるような長い期間についていう。▽「つかいわけ」「以後」を見よ。 **いらい【依頼】** [名・スル]①人にたのむこと。「知人に仕事を―する」 ②人をたよりにすること。「―心が強い」 **いらいら【×苛苛】** [名・スル]気持ちがあせったり、思うようにいかなかったりして落ち着かないこと。「―がつのる」「―して歩きまわる」 **いらか【×薨】** [名]かわら。また、かわらを使った屋根。「―を連ねる」 **イラク** [国名]正式国名は、イラク共和国。西アジアの、チグリス・ユーフラテス両河の流域にある国。古代メソポタミア文明・イスラム文化の中心地。イスラム教徒が多い。産油国だが、大部分は、ナツメヤシなどの農業をおこなっている。周辺の国々と国境紛争[ふんそう]が絶えない。面積約四四万平方㌔。首都バグダッド。主要言語アラビア語。 **イラスト** [名]雑誌やポスターなどの絵や図解。また、文章の内容を補うための挿絵や図解。イラストレーション。▽illustration から。 **イラストレーター** [名]挿絵や図案などをかく職業の人。[英]illustrator **いらせられる** [下一]「いらっしゃる」より敬意の高い言い方。 **いらだたしい【×苛立たしい】** [形]思いどおりにならず、あせっていらいらする。「公式が覚えられなくて―」「赤信号が長くてー」 **いらだつ【×苛立つ】** [五]落ち着かず、不きげんでおこりっぽくなる。いらいらする。「長電話に―」 **いらっしゃい** [感]歓迎[かんげい]の意味をあらわすあいさつのことば。よくおいでくださいました。「―ませ」▽「いらっしゃる」の連用形から変化した命令形。 **いらっしゃる** [五]①「居る」「来る」「行く」「ある」の敬った言い方。おいでになる。 ②[補助][「〜ていらっしゃる」の形で]「ている」「である」の敬った言い方。「書いて―」「喜んでー」▼「いらせられる」の変化した形。「居らっしゃる」と書くのは誤り。 **いらぬ【要らぬ】** [連体]必要のない。よけいな。「―おせっかい」 **イラン** [国名]正式国名は、イラン‐イスラム共和国。西アジアの、カスピ海の南にある国。旧称ペルシア。紀元前から大帝国[ていこく]として栄えた。一九七九年、王の独裁に対してイラン革命が起きた。産油国で、アバダンに大精油所がある。宗教はイスラム教。民族はペルシア人が多い。面積約一六三万平方㌔。首都テヘラン。主要言語ペルシャ語。 **イラン・イラクせんそう【イラン・イラク戦争】** [名]一九八○—八八年。イランとイラクのあいだの戦争。国境問題のほか、イスラム教内の対立などが原因。国連安全保障理事会の調停を受けて停戦。 **いり【入り】** [名]①はいること。また、はいっているものの数や量。「政界―」「客の―がいい」 ②必要なかね。ものいり。費用。「―がかさむ」 ③はいってくるかね。みいり。収入。「―の多い仕事にありつく」 ④太陽や月がしずむこと。「日の―」↔出[で] ⑤彼岸・土用・寒[かん]の最初の日。「彼岸の―」↔明け **いりあい【入り相】** [名]「ゆうがた」の古い言い方。ゆうぐれ。「―の鐘[かね]が鳴る」 **いりあいち【入会地】** [名]特定の地域の住民が共同で利用する山林や原野。住民は慣習的にその草やたきぎなどを採取する権利を認められる。 **イリアス** [書名]紀元前九世紀ころ。ギリシャ、ホメロスの叙事詩。ギリシャ軍の勇士アキレウスがトロイの大将ヘクトールをたおす物語。「オデュッセイア」とともにギリシャ最古の叙事詩。[ギ]Ilias **いりうみ【入り海】** [名]海が陸地に深くはいりこんだところ。湾[わん]・入り江・潟[かた]など。 **いりえ【入り江】** [名]海や湖が陸地の中まではいりこんで、池のようになったところ。 **いりおもてやまねこ【西表山猫】** [名]ネコ科の哺乳[ほにゅう]動物。沖縄[おきなわ]の西表島[いりおもてじま]にいる特別天然記念物。 **いりぐち【入り口】** [名]①建物などの中にはいるためにつくられたところ。↔出口 ②ものごとの最初の段階。初歩。 **いりくむ【入り組む】** [五]ものごとが複雑にからみあう。こみいる。「話が入り組んでわかりにくい」 **イリジウム** [名]金属元素の一つ。銀白色。合金にして、万年筆のペンさきや電極などに使われる。元素記号 Ir [英]iridium **いりひ【入り日】** [名]夕方、西の空にしずもうとする太陽。夕日。落日。 **いりびたる【入り浸る】** [五]よその家や場所などに、しょっちゅう行ったり、はいりこんだりする。「ゲームセンターにー」▽水にずっとつかっているのがもとの意味。 **いりふね【入り船】** [名]港へはいってくる船。↓出船[でふね] **いりまじる【入り交じる】** [五]異なるものがいろいろと交じりあう。「複雑な思いが―」 **いりみだれる【入り乱れる】** [下一]さまざまなものがごちゃごちゃと交じりあう。「敵味方が―」 **いりむこ【入り婿】** [名]妻の家にはいって、その家の婿となること。また、その人。婿養子[むこようし]。 <90> **いりもやづくり【入り“母屋造り】** [名]日本の建築様式の一つ。切り妻の下にひさしがついた形の屋根のあるのが特徴。[図]「やね」 **いりゅう【慰留】** [名・スル]やめようとする人をなだめて、その地位や立場などにとどまらせること。「辞任を―する」 **いりゅう【遺留】** [名・スル]①置きわすれること。「犯人の―品」 ②死後に残すこと。「―分(=相続が保障されている遺産の比率)」▽法律関係で使う。 **イリュージョン** [名]幻影[げんえい]。幻想。幻覚。[仏]illusion **いりよう【入り用】** [形動]必要なこと。また、費用。「―な品をそろえる」 **いりょう【衣料】** [名]着るもの。衣服。また、衣服の材料。「―品店」 **いりょう【医療】** [名]病気やけがを治すこと。「―器具」「―費控除」 **いりょく【威力】** [名]①人をおそれさせるような強い力。「―を発揮する」 ②すぐれて大きな力。すばらしい力。「コンピュータの―」 **いる【入る】** [五]①外からはいる。「山に―」 ②しずむ。「月が―」 ③熟す。「実が―」 ④ある環境にみずから身を置く。「仏門に―」「政界にー」「堂に―」 ⑤ある場所に達する。「京に―」 ⑥[造語][「〜いる」の形で]「すっかり・・・する」「ひたすら・・・する」という意味をあらわす。「おそれ―」「寝[ね]―」「恥じ―」「聞き―」▽動詞の連用形に付く。 **いる【居る】** [上一]①人や動物がその場所にある。とどまる。「きょうはずっと家に―」「犬が二匹[ひき]―」 ②[補助][「〜ている」の形で]●動作や作用が続いていることをあらわす。「見て―」「晴れてー」 ●過去に動作や作用があったことがわかる。「彼は日記にこう書いてー」▼動詞の連用形に付く。 **居ても立ってもいられない** 気持ちが落ち着かなくて、じっとしていられない。「合格発表が気になってー」▽座っていることも立っていることもできないという意味。 > つかいわけいる・ある 「いる」は、人や動物などについて使う。「子供がいる」。「ある」は、植物や無生物について使う。「木がある」。「いらっしゃる」「おいでになる」は「いる」の敬った言い方。「先生がいらっしゃる」。▽「ある」についても、敬意を表す場合は、「おありになる」という。 **いる【要る】** [五]それがなくてはならない。必要とする。かかる。「集中力の―作業」「大金が―」 **いる【射る】** [五]①矢を放つ。「弓を―」 ②目標にあてる。「鳥を―」 ③するどくあたる。「まぶしい光が目を―」「眼光、人を―」 **いる【鋳る】** [五]金属をとかして型に流しこんで器物をつくる。鋳造する。「鐘[かね]を―」 **いる【×炒る・×煎る・×熬る】** [五]食品を火にかけて動かしながら、水分がなくなるまで熱する。「卵を―」「ごまを―」▽「いためる」は、油を使うが、「いる」は、油を使わない。 **いるい【衣類】** [名]からだに着るもののすべて。 **いるか【海豚】** [名]ハクジラ亜目[あもく]イルカ科の哺乳動物。知能が高く人になれやすい。海にすみ、群れをつくって泳ぐ。 **いるす【居留守】** [名]家にいながら、いないふりすること。「―をつかう」 **イルミネーション** [名]たくさんの電灯やネオンで、建物などをかざること。また、かざりの電灯やネオン。[英]illumination **いれあげる【入れ揚げる】** [下一]好きな人やものに夢中になって、たくさんのかねや財産をつぎこむ。「道楽に―」「愛人に―」 **いれい【威令】** [名]強い力をもつ命令。 **いれい【慰霊】** [名・スル]死んだ人の霊をなぐさめること。「―塔[とう]」「―祭」 **いれかえ【入れ替え・入れ換え】** [名・スル]あったものを出して他のものを入れること。「空気の―」「―作業」 **いれかえる【入れ替える・入れ換える】** [下一]①現在あるものの代わりに他のものを入れる。「お茶の葉を―」 ②他の場所やいれものに入れる。「たるから瓶[びん]に―」 **いれかわりたちかわり【入れ替わり立ち替わり】** [副]次々に、いろいろな人がやってくるようす。いりかわりたちかわり。「友人が―見まいに来た」 **いれかわる【入れ替わる】** [五]新しくはいったものが、前のものにとってかわる。交替[こうたい]する。「選手が―」 **イレギュラー** [形動]①[形動]不規則であるようす。変則的な。[英]regular ②[名・スル]球技で、ボールが予想外のはずみかたをすること。イレギュラーバウンド。[英]irregular **いれずみ【入れ墨・文“身・刺青】** [名]人の皮ふに針などで絵や模様をほり、墨[すみ]や朱[しゅ]で色をつけること。ほりもの。 **いれぢえ【入れ知恵】** [名]人にあまりよくない考えを教えこむこと。 **いれちがう【入れ違う】** [五]①一方が出たあと、一方がはいってきて、行きちがう。たがいちがいになる。「彼女とは入れ違って会えなかった」 ②入れまちがえる。 **いれば【入れ歯】** [名]ぬけた歯のあとに入れた人工の歯。[類]義歯[ぎし] **イレブン** [名]とくに、サッカーチームおよびそのメンバー。▽一一人で構成されることから。[英]eleven **いれもの【入れ物】** [名]中にものを入れておくための容器。 **いれる【入れる】** [下一]①外からわくの中に移す。「部屋[へや]へ―」「仲間に―」 ②しまう。おさめる。「箱に―」「金庫に―」 <91> **いれる**【入れる】[下]①外から中へ移す。「箱に―」「部屋に―」②まじえる。くわえる。「塩を―」③はいらせる。「病院に―」「学校に―」[↔]出す ④ふくめる。「計算に―」「勘定[かんじょう]に―」[↔]除く ⑤望ましい状態にする。「朱[しゅ]を―」「本腰[ほんごし]を―」◎情報や気持ちを伝える。「電話を―」「わびを―」⑦はたらく状態になるようにする。「電源を―」◎さしはさむ。「疑いを―」「話に口を―」◎うけいれる。「忠告を―」◎湯を注いで飲みものをつくる。「お茶を―」[▼]「中にはさみこむ」というのがもとの意味。⑧⑧は「容[い]れる」、◎は「淹[い]れる」とも書く。 **いろ**【色】[図]目で感じとる大きさ・形・動き以外の感覚。赤・青・黄・緑など。「―えんぴつ」②はなやかな感じ。「―をそえる」③人のはだの色。「―が白い」「―がこい」④気持ちの変化があらわれた表情。「あせりの―がこくなる」「安堵[あんど]の―をうかべる」「―に出る」⑤けはい。おもむき。「秋の―が深まる」「敗北感の―がこい」◎男と女の仲。恋愛[れんあい]。「英雄[えいゆう]―を好む」「―は思案のほか」 **色を失う** おどろきや恐怖[きょうふ]で顔色が青ざめる。「惨状を見て―」 **色をつける** ものを売るとき、少し値引きする。また、相手が喜ぶようなものをつけくわえる。 **色をなす** 顔色を変えておこる。 **いろあい**【色合い】[図]色のぐあい。色の調子。「はでなーを好む」[類]色調 **いろいろ**【色色】[圓][形動]ちがうものがたくさんあるようす。[類]さまざま **いろおとこ**【色男】[図]女性に好かれやすい男。美男子。二枚目。「―かねと力はなかりけり」 **いろか**【色香】[図]女性の美しい姿や顔かたち。とくに、男をひきつける魅力[みりょく]。「―に迷う」 **いろがみ**【色紙】[図]いろいろな色に染めた紙。折り紙などに使う。▽「しきし」と読めば別の語。 **いろけ**【色気】[図]◎異性をひきつける魅力[みりょく]。「―たっぷりな表情」「おーがある」②異性への関心。「―がつく年ごろ」③ものごとに対する欲望や野心。「社長のいすに―を示す」④あいきょうやおもしろみなどが感じられること。「―のない返事」「―をそえる」⑤女性がいるはなやかな気分。「―ぬきの会合」◎色のぐあい。色調。「―のいいブラウス」 **いろこい**【色恋】[図]恋愛[れんあい]。古い言い方。「―沙汰[ざた]だ」 **いろごと**【色事】[図]情事。また、芝居[しばい]などで男女がなまめいたしぐさをすること。ぬれごと。 **いろじかけ**【色仕掛け】[図]ある目的のために、色気を利用して誘惑したりだましたりすること。「―でせまる」 **いろずり**【色刷り】[図]①黒以外の色で印刷すること。また、印刷したもの。「赤い―」②二色以上の色で印刷すること。また、印刷したもの。「―の図鑑[ずかん]」[類]多色刷り **いろづく**【色付く】[国]その季節になって、木の葉や果実の色が美しく変わる。「山の木々が―」 **いろつや**【色×艶】[図]顔やはだの色。「―がよくて健康そのものという感じだ」 **いろどり**【彩り】[図]①いくつかの色のとりあわせ。「―のいい料理」[團]色彩[しきさい]②おもしろみや、はなやかさ。「パーティーに―をそえる」[▼]「色どり」とは書かない。 **いろどる**【彩る】[国]●きれいに色をつける。「夕日が山を赤く―」②いくつかの色をとりあわせて美しくかざる。「紅葉[こうよう]が山々を錦[にしき]に―」 **いろう**【慰労】[図]「スル]いままでの苦労をなぐさめいたわること。「―会を開く」[類]慰安 **いろう**【遺漏】[図]だいじなことが、もれおちること。ておち。てぬかり。「万事―なくことをはこぶ」 **イロニー**[図]→「アイロニー」[―]Ironie **いろは**【伊呂波・以呂波】[図]⊕いろは歌。また、いろは四七文字。②ものごとの初歩。ABC。「―から教える」 **いろはうた**【×伊呂波歌】[国]平安時代の中ごろに発音し分けられていた四七文字のかなを、どれも一回ずつ使ってよんだ七五調の歌。「色[いろ]は匂[にお]へど散りぬるを わが世は誰[たれ]ぞ常[つね]ならむ 有為[うい]の奥山 今日越[こ]えて 浅[あさ]きき夢見[ゆめみ]じ酔[よ]ひもせず」▽内容は、この世のはかなさと仏教の教えを説いたもの。現在はない「ゐ」と「ゑ」があり、当時はそれを〔wi〕 〔we〕と発音して、「い」「え」の[i][ye]とそれぞれ区別されていたことがわかる。 **いろはガルタ**【伊呂波ガルタ】[図]いろは四七文字を頭に詠みこんだことわざのカルタ。「犬も歩けば棒に当たる」など。 **いろめ**【色目】[図]異性の気をひくような目つき。流し目。「―をつかう」▽そのことに関心をもっていることをほのめかす態度をとることにもいう。②着物をかさねて着たときの、色のとりあわせ。 **いろめがね**【色眼鏡】[図]色つきレンズの眼鏡。サングラス。②あらかじめきめつけて、片寄った見かたをすること。先入観。偏見[へんけん]。「人を―で見てはならない」 **いろめきたつ**【色めき立つ】[国]急に緊張[きんちょう]したり、動揺[どうよう]したりする。また、元気が出て活気づく。「すわ、解散と―」「群衆が―」 **いろめく**【色めく】[国]●活気づく。気持ちが高ぶる。「事件の知らせに―」②時期が来てはなやかさをかもしだす。「―秋の山々」 **いろもの**【色物】[図]①白黒以外の色のついた紙や織物。がらもの。②寄席[よせ]演芸で、講談や落語以外の、奇術[きじゅつ]や声色など。 **いろよい**【色。好い】[連体]このましい。深い関心がある。「―返事を聞かせてほしい」 <92> **いろり** [名] ゆかを四角に切って、中に灰を入れ、火をたくようにしたところ。暖房や炊事などに使った。▽現在はあまり見られない。「囲炉裏」は当て字。 **いろわけ** [名] ①いろいろな色をつけて区別すること。 ②種類によって分類すること。 **いろん** [名] 人とはちがう意見。反対の意見。「―を唱える」 [類]異議 **いろんな** [連体] 「いろいろな」のくだけた言い方。「この一年―ことがあったね」 **いわ** [名] 石の大きなもの。岩石。 **いわい** [名] 祝うこと。また、祝っておくる品物やことば。「入学―」 [類]祝賀 **いわいごと** [名] 喜びいわうべきこと。 [類]慶事 **いわう** [動] ①めでたいことやよいことが起こるように、前もっていのる。「前途[ぜんと]を―」 ②めでたいこととして喜びあう。祝福する。「還暦[かんれき]を―」 >語源 «いはふ»「斎ふ」と書く。現代語ではすでに起こったよいことを喜ぶ場合も多いが、もとの意味は①だった。だから古語では将来の幸福や安全を願い、まじないなどをすることをいった。 **いわお** [名] 大きくてどっしりした岩。古い言い方。 **いわかん** [名] まわりにとけこめず、しっくりしない感じ。「―をおぼえる」▽「異和感」は誤り。 **いわき** [名] 旧国名。今の福島県東部から宮城県南部。東山道の一国。磐州[ばんしゅう]。一八六八年、陸奥[むつ]の国を分割して設置された。▽福島県にある市は「いわき」と書く。 **いわく** [名] ①言うことには。「作者―」「ある人の―」「―言いがたし(=ことばでは説明しにくいとしか言えない)」▽漢文の訓読では、人のことばを引くときに、「孔子曰く」のようにいう。 ②かくされた事情。「いかにも―ありげな人物」「―因縁[いんねん](=ものごとの由来・いきさつ)」▽おもに、よくないことについていう。 **いわくつき** [名] ①こみいった事情やよくない評判などがあること。「―の部屋」 ②前に罪を犯した人。前科者。 **いわくらともみ** [人] 一八二五~八三年。幕末・明治期の公卿[くぎょう]・政治家。京都生まれ。公武合体に努力し、維新後は右大臣となり、天皇制の確立と内政の充実に努めた。 **いわさきやたろう** [人] 一八三四~八五年。明治初期の実業家。三菱財閥[ざいばつ]の創始者。土佐生まれ。とくに海運業でめざましく発展し、のちに三井と並んで二大財閥をなした。 **いわし** [名] マイワシ・カタクチイワシ・ウルメイワシなどをまとめた呼び方。暖流に群れをつくってすむ。 >鰯の頭も信心から つまらないものでも深く信じるとありがたく思われる。 **いわしぐも** [名] 巻積雲[けんせきうん]の一つ。秋にさざなみのように広がる雲。うろこ雲。▽この雲が出るとイワシがとれだすという。 **いわしみずはちまんぐう** [地] 京都府八幡市にある神社。伊勢神宮に次ぐ神社として歴代朝廷に重んじられ、源氏の氏神[うじがみ]として武家にも崇拝[すうはい]された。男山八幡宮とも。 **いわじゅくいせき** [地] 群馬県みどり市岩宿にある、旧石器時代の遺跡。一九四九年に、相沢忠洋氏がここで打製石器の石のやじりを発見し、その後の調査で、それが旧石器時代の石器とわかり、旧石器時代の文化が日本にあったことが確認された。 **いわしろ** [名] 旧国名。今の福島県中央部および西部。東山道の一国。一八六八年、陸奥の国を分割して設置された。 **いわずかたらず** 何も言わないこと。無言。「―のうちに気持ちが伝わる」 [類]以心伝心 **いわずもがな** ①言わないほうがいい。 ②言うまでもない。もちろん。「子供は―、おとなも夢中になるゲーム」▽「いう」に打消しの助動詞「ず」と、願望の助詞「もがな」が付いた形。 **いわでも** いわなくても。いわずもがな。「―のことを言う」 **いわな** [名] サケ科の魚。谷川の上流にすむ、代表的な川魚。 **いわのほうめい** [人] 一八七三~一九二〇年。明治・大正期の詩人・小説家・評論家。兵庫県生まれ。本名は美衛[よしえ]。新体詩から出発したが、小説「耽溺[たんでき]」を発表して自然主義小説に転じる。作中人物の目を通して観察する一元描写と一刹那[せつな]の緊張を説く「神秘的半獣主義」を主張した。 **いわば** [名] 岩の多い場所。とくに登山ルートで、岩がむき出しになったところ。 **いわば** [副] ほかのことばで言いかえるとすれば。たとえて言えば。「彼は―現代のキリストだ」 **いわはだ** [名] 草などでおおわれていない岩の表面。「雪がとけて―がむきだしになる」 **いわや** [名] しぜんにできた岩のほら穴。 **いわみ** [名] 旧国名。今の島根県西部。山陰道の一国。石州[せきしゅう]。「―銀山」 **いわやさざなみ** [人] 一八七〇~一九三三年。明治・大正期の小説家・児童文学者。東京生まれ。本名は季雄[すえお]。尾崎紅葉らと硯友社[けんゆうしゃ]を育成し、「妹背貝[いもせがい]」などの小説を書いたが、のち転じて「こがね丸」「日本昔噺[むかしばなし]」など、児童文学の基礎をつくった。 **いわゆる** [連体] 世間で言う。一般に言われるところの。「ぶりやすずきは―出世魚[しゅっせうお]だ」 **いわれ** [名] ①理由。わけ。「どなられる―は何もない」「―ない差別を受ける」 ②ものの始まりや起こりなどについての言いつたえ。由来。「神社の―を説ききかせる」 <93> **イワン・デニーソヴィッチのいちにち** [作品] 一九六二年。ソ連、ソルジェニーツィンの小説。スターリン体制下にあって、強制収容所に入れられた無実の人々の悲惨な生活をえがき、旧ソ連社会をするどく批判した。 [露]Odin den'Ivana Denisovicha **いわんや** [副] [「いわんや〜をや」の形で]抑揚の句法の一つ。「まして・・・はなおさらだ」「・・・は言うまでもない」という意味。前に程度の軽いものや意外に思われるものを挙げて、「まして・・・だ」と、後に程度の重いものを挙げて強調する。「善人猶[なお]もて往生を遂ぐ、―悪人をや」「死馬すら且[かつ]これを買ふ、―生ける者をや(=死んだウマさえ買うのだから、まして生きたウマならなおさらだ)」▽前文に「且つ」「猶ほ」がはいる場合も多い。 **いん** [引] ①ひっぱる。ひきのばす。 ②みちびく。ひきつれる。 ③ほかからもってくる。 ④ひきうける。 ⑤ひっこむ。しりぞく。 [名] ①引力 ②延引・牽引・強引 ③引率・引率者・引率団 ④引用・引例・博引・旁証 ⑤引責・承引 ⑥引退・引退届 ⑦印鑑 ⑧消印・検印・調印・封印 ⑨索引・誘引 [動] ひく・ひける・陰[かげ]で糸を引く・引っ越す・長引く・字引き・気が引ける **いん** [印] ①しるしをつける。 ②木・石・つのなどに文字を刻み、文書などにおして証明として使うもの。はんこ。「―をおす」 ③はんこをおした、確認のしるし。「社長の―をもらう」 ④版木・活字版などで刷する。 ⑤仏教で、指さきでつくる、さとりやちかいなどを示す形。「―を結ぶ」 ⑥「印度」の略。 [動] 「印する」を見よ。 [名] ①印字・印象 ②押印・実印・捺印 ③しるし・印半天・目印 **いん** [姻] 嫁入り。組みをすること。よめいり。 [名] 姻戚・姻族・婚姻 **いん** [因] ①ものごとの起こるもと。おこり。 [対]果 ②よる。したがう。▼「困る」「囚われる」は別字。 [名] ①因果・因縁・原因・死因・要因 ②因習・因襲・因循姑息 ③過失に因る事故 **いん** [員] ①人やものの数。 ②組織などにはいっている人。また、その中で役割や係りをもつ人。 ③まわり。 [名] ①員数・人員・定員・満員 ②委員・会員・社員・乗務員 ③幅員 **いん** [院] ①大きな建物。公共的な施設・機関。 ②上皇・法皇などを敬った呼び方。また、その御所。 [名] ①院長・学院・議院・寺院・病院 ②院政・建礼門院・後鳥羽院 **いん** [飲] のむ。 [名] 飲酒・飲料・牛飲馬食・痛飲 [動] のむ・息を飲む・酒飲み **いん** [陰] ①日光の当たらないところ。かげ。 ②人目に立たない。かくれていること。ひそか。「―に陽に(=時にはこっそりと時には堂々と)力になる」 ③気分などが暗くうっとうしい。「―にこもる」 ④ものを二つに分けたとき、消極的・受動的な性質のほう。マイナス。とくに、易では「天」に対する「地」、「太陽」に対する「月」、「男性」に対する「女性」など。 ⑤時間。 [名] ①陰影・山陰・夜陰・緑陰 ②陰徳・陰謀・陰気・陰惨・陰湿 ③陰画・陰極・陰暦 ④光陰・寸陰 [動] かげ・陰干し・木陰・日陰・物陰 かげる・日が陰る・陰りが見える **いん** [隠] ①かくす。また、おもてに見えない。 [対]顕 ②世間からしりぞく。 ③いたむ。あわれむ。▼「穏やか」は別字。 [名] ①隠花植物・隠語・隠匿 ②隠居・隠者・隠退 ③惻隠 [動] かくす・かくれる・覆い隠す・隠し芸・月が隠れる・雲隠れ [地] 隠岐・隠密・雪隠 **いん** [韻] 音のひびき。また詩や歌で、一定の場所に使われる同一の音。「―をふむ」 [名] 韻文・韻律・押韻・音韻・脚韻・余韻 <94> **いん** [允] ①ほんとうに。まことに。 ②みとめる。ゆるす。 [名] ①允恭天皇 ②允可・允許 **いん** [胤] ①あとをつぐ。 ②血すじ。たね。 [名] ①後胤・落胤 ②胤裔 **いん** [寅] 十二支の第三番目。とら。 [名] 甲寅 [動] とら **いん** [印・院・陰・韻] →漢字項目を見よ。 **イン** [名] ①テニスなどで、ボールがコートの内部にあること。フェア。インサイド。 ②ゴルフで、一ラウンド一八ホールの、後半の九ホール。 [対]アウト >語源 内、内側という意味から。 **いんイオン** [名] 電子がついて陰電気をおびた原子、または原子の集まり。水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液の水酸化イオン(OH⁻)など。マイナスイオン。 [対]陽イオン **いんいんめつめつ** [形動] 陰気で気がめいるようす。 **いんうつ** [形動] 暗く、うっとうしいようす。心がしずんで晴ればれしないようす。「―な雪空」「―な表情をうかべる」 [類]陰気 **いんえい** [名] 紙などにおした、はんこのあと。 **いんえい** [名] ①光がさえぎられてできるかげの部分。「画面に―をつける」 ②微妙な味わいのある変化。ニュアンス。「―に富む作品」 **いんえいらいさん** [作品] 一九三四年。谷崎潤一郎の評論。関西に移住した作者が、日本の伝統を再認識して、古典文化がほのかな光の中で生まれた美であると説く。 **いんか** [-スル] [名] 他の火や熱によって燃えだすこと。「ガソリンにーする」 **いんが** [名・形動] ①<名>原因と、その結果。「事件の―関係」 ②前世の悪いおこないの報いとして生じた不幸な状態。不幸なめぐりあわせ。「これも―とあきらめよう」「親の―が子に報い」 [類]―応報 ③<形動>不運な。不幸な。「―な身の上」「―な性分」▼仏教の、前世のおこないによって運命がきまるという考えかたから出たことば。 >因果を含める 事情をていねいに説明して、しかたがないと納得させる。 **いんが** [名] 写真のフィルムを現像したもの。白黒が実物と逆になっている。ネガ。 [対]陽画 **いんがおうほう** [四漢] おこないのよしあしに応じて、必ずその報いがあるということ。とくに、悪いことをすると、あとで必ず自分の身によくないことが起こること。 **いんがかんけい** [名] ある原因からある結果が必ず生まれるという関係。「工場排水と水質汚染との―」 **いんがし** [名] 写真を焼きつける感光紙。 **いんかしょくぶつ** [名] 花が咲かず、種もつけないで、胞子でふえる植物。菌類・藻類・シダ類・コケ類など。 [対]顕花植物 **インカていこく** [地] 一五世紀後半、南アメリカのアンデス山中に建設された国。首都クスコ。高度な土木技術によって神殿・宮殿・道路をつくった。文字はなく、なわの結び目を記録に利用した。一五三二年、スペイン人のピサロに征服されて滅亡。 **いんがりつ** [名] 原因があって、その結果があるという法則。 **いんかん** [名] ①はんこ。印。印章。 ②あらかじめ役所などに届けでておく実印の印影。「―証明」 **いんかん(殷鑑)遠からず** 自分のいましめとなる例は、案外手近なところにあるというたとえ。▽中国の古代王朝、殷のてほん(=鑑)となるいましめは、すぐ前の時代の夏[か]の滅亡にあるという故事(「詩経」)から。 **いんき** [形動] 暗い感じがすること。しずんで、晴ればれしないようす。「―な性格の人」「―な町」 [類]陰鬱 [対]陽気 **インキ** [名] →「インク」 **いんきくさい** [形] いかにも陰気である。暗い感じがする。「―話はやめよう」 **いんきょ** [名] 仕事を辞めたり、家のことを子にまかせたりしてのんびり暮らすこと。また、そのような状態の人。「楽―」「ごーさん」 **いんきょく** [名] 電流が流れこんでいく電位の低いほうの極。マイナス極。負極。 [対]陽極 **いんぎん** [名・形動] ①<名・形動>ていねいで礼儀正しいようす。「―なあいさつ」 [類]丁重 ②<名>親しい交わり。「―を重ねる」 [類]親交・よしみ **いんぎんぶれい** [四漢] 表面上はていねいなようでいて、内心は相手を見くだしていて失礼なこと。「―な態度」「―な口のききかた」 **インク** [名] 文字や図などを書いたり、印刷したりするのに使う、色のついた液体。インキ。 **イングランド** [地] イギリスのグレートブリテン島の中南部地方。 **いんけい** [名] 男性の生殖器の一部。男根。ペニス。 **いんけん** [名] 身分や地位の高い人が、相手を呼びよせて会うこと。 [類]引接・謁見 **いんけん** [形動] 表面はよく見せかけて、かげで意地悪いことをするようす。「―な手段をろうする」「―な顔つき」 [類]腹黒い <95> **いんげんまめ** [名] マメ科のつる性一年草。さやは細長く、若いうちはさやごと、熟したものは種子を食べる。▽江戸時代に、中国明代の僧の隠元が日本へ伝えたという。 **いんこ** [名] オウム科の小鳥。色彩が美しく、家庭でも飼われる。セキセイインコなど。 **いんご** [名] 仲間のあいだだけで通じる特別なことばや言いまわし。たとえば、警察で麻薬を「ぶつ」、株式市場で繊維会社の株を「糸へん」というなど。▽「陰語」は誤り。 **いんこう** [名] 咽頭と喉頭を合わせていう言い方。のどのこと。「耳鼻―科」 **いんこう** [名] みだらなおこない。不純な性行為。 **いんごう** [形動] がんこで欲が深く、むごいしうちを平気でするようす。「―なやりかた」「―おやじ」 [類]非情・冷酷▽仏教から出たことば。報いの原因となる行為のこと。前世のおこないの結果が現在や未来にあらわれるという考えかたによる。 **インコース** [名] ①野球で、打者に近い側を通る球すじ。 [類]インサイド・内角 ②陸上競技で、トラックの内寄りの走路。 [対]アウトコース >語源 inとcourseから。 **インサイダーとりひき** [名] 未公開の内部情報を利用した、不正な証券取引。部内者取引。 **インサイド** [名] ①内部。内側。また、頭脳。「ーストーリー」「ーベースボール」 ②野球で、打者の手もとに近い側。 [類]インコース・内角 [対]アウトサイド **いんさつ** [名] 印刷版にインキをつけ、文字や絵などを紙などに一度に大量に写すこと。活版印刷・グラビア印刷・オフセット印刷など。 **いんさん** [形動] 暗くむごたらしくて気がめいるようす。「事件現場の―なありさま」 [類]凄惨 **いんし** [名] あることをひき起こすもとになる要素。「遺伝―」 [類]ファクター **いんし** [名] 「収入印紙」の略。手数料や税金などを納めたことを証明するためにはる切手状の紙。 **いんじ** [名] ワープロやタイプライターなど、機械を使って文字や符号を打ちだすこと。 **いんしつ** [形動] 人の性質や行動が暗くじめじめしているようす。「―ないじめ」 **いんじゃ** [名] 世俗をはなれて山奥などにこもり、心静かに独りで暮らす人。よすてびと。▽おもに中世に、隠者によって書かれた随筆などを「隠者文学」という。「方丈記」「徒然草」などが有名。 **いんしゅ** [名] 酒を飲むこと。「―運転」▽仏教では「おんじゅ」と読み、「五戒」の一つ。 **いんしゅう** [名] →「いなば」 **いんしゅう** [名] 古くから続いていて、進歩をさまたげるような習慣やしきたり。「―にとらわれる」 [類]旧習 >つかいわけ →「習慣」を見よ。 **いんしゅう** [名] →「おき(隠岐)」 **インシュリン** [名] 膵臓から出るホルモンの一つ。血糖値を下げる。糖尿病の治療に使う。インスリン。 **いんじゅん** [形動] ①昔からの習慣を守って、改めようとしないこと。「―姑息」 ②ぐずぐずして決断力に欠けるようす。「―な性格」 [類]優柔不断 **いんじゅんこそく** [四漢] 昔の習慣に従うだけで積極的にものごとにとりくまず、一時の間にあわせをすること。「―な政治家」 **いんしょう** [名] はんこ。印。また、印をおしてできる文字や模様。 **いんしょう** [名] 見たり聞いたりしたときに、心に深く刻まれる感じ。「第一―」「―に残る」 **いんしょうしゅぎ** [名] 一九世紀後半、フランスの絵画から始まった芸術運動。古典的な写実をしりぞけ、自然の光などを感覚的な印象によって表現しようとした。画家ではモネ・マネ・ルノアール・ゴッホらがおり、印象派という。また、音楽にも影響し、ドビュッシーなどが代表。▽モネの作品の題名「印象―日の出」から。 **いんしょうてき** [形動] とくに強く心に残るようす。「あのことばがーだ」 **いんしょうひひょう** [名] 芸術作品を自分の印象や直観によって主観的に批評すること。 **いんしょく** [名] ものを食べたり飲んだりすること。のみくい。「―店」「―物」「無銭―」 **いんしん** [形動] 非常に活気にあふれ、にぎやかで盛んなこと。「―をきわめる」▽「殷」は盛んなこと。文章語。 **いんすう** [名] 数学で、ある整数や式をいくつかの数や式の積であらわすときの、それぞれの数や式。「―分解」 **いんずう** [名] ものの個々の数。とくに、規則できめられている一定の数。「いんすう」「いんず」とも。「―外」「―をそろえる」 **いんすうぶんかい** [名] 数学で、あたえられた整数や式を、いくつかの数や式をかけた形に置きかえること。たとえば、a²-b²を因数分解すると(a+b)(a-b)となるなど。 **インスタント** [名] すぐにその場で、できること。即席。「―ラーメン」「―食品」 **インストラクター** [名] 技術の指導や訓練をする人。指導者。 **インスピレーション** [名] とつぜん、頭にうかんだ名案。ひらめき。霊感。「―がわく」 **いんする** [動] あとを残す。しるしを付ける。「月に足跡を―」 **いんせい** [名] 天皇が、位をゆずったのちも、上皇や法皇として政治をおこなうこと。一〇八六年白河上皇が始めた。「―をしく」▽いったん引退した人がひきつづき実権をにぎることをたとえてもいう。 **いんせい** [形動] ①内にこもる消極的な性質。「―な人」 ②病気の検査の結果、その反応があらわれないこと。「ツベルクリン反応がーと出る」 [対]陽性 <96> **いんせい** [名] わずらわしい世間からはなれて、ひっそりと暮らすこと。「人里はなれた山奥に―する」 [類]隠遁 **いんぜい** [名] 著者や作詞・作曲家などに、著作物の使用料として定価や発行部数に応じてしはらわれる一定の割合のかね。 **いんせき** [名] ご自分で責任をひきうけること。「―辞任」 **いんせき** [名] 結婚によって新しくできた、血のつながらない親類。 [類]姻族 **いんせき** [名] 大気中で燃えつきないで、宇宙から地球に落ちてきた流れ星などの破片。 **いんぜん** [形動] おもてだっていないが、かげで強い影響力をもつようす。「―たる勢力をもつ」 **いんそつ** [名] 多くの人を責任をもってひき連れていくこと。「修学旅行の―者」 **インター** [名] ①「インターチェンジ」の略。 ②「インターナショナル」の略。 **インターカレッジ** [名] 大学間でおこなう対抗競技会。インカレ。 **インターセプト** [名] サッカーやラグビーなどで、相手のパスを途中で横取りすること。 **インターチェンジ** [名] 高速道路の出入り口。インター。「横浜―まであと四キロ」 **インターナショナル** [名・形動] ①<形動>国際的。国際間の。 ②<名>労働者の解放を目ざす国際団体。社会主義運動が盛んだった一九世紀なかばに、マルクスを指導者としてつくられた。 ③一八七一年にフランスでつくられた、世界の労働者の歌。インター。 **インターハイ** [名] 全国高等学校総合体育大会。高校総体。▽「インターカレッジ」にならってつくったことば。 **インターバル** [名] ①間隔。とくに、途中の休憩時間。中休み。 ②野球で、投手の投球と投球のあいだの時間。投球間隔。 **インターバルトレーニング** [名] 激しい運動とゆるやかな運動とを組みあわせたトレーニング方法。 **インターフェア** [名] 競技中、相手選手のプレーをわざと妨害すること。 **インターフェロン** [名] たんぱく質の一つ。ウイルスの感染や増殖をくい止めるはたらきをする。ウイルス抑制因子。 **インターホン** [名] 受話器にも送話器にもなる、小型の室内用電話器。玄関の外と家の中とで通話するときなどに使う。インターフォン。 **インターン** [名] 理容師や美容師などが国家試験の受験資格をえるためにおこなう実習。また、実習生。▽医師のインターンは廃止になった。 **いんたい** [名] 役職や地位をつとめおえて身を引くこと。「現役をーする」 **いんたい** [名] 社会的活動から身を引いて静かに暮らすこと。「郷里に―する」 **インダストリアルデザイン** [名] 機能と美をかねそなえた、工業製品のデザイン。工業デザイン。 **いんちき** [スル・形動] まやかし。不正。人をごまかすこと。俗な言い方。「―な商品」 [類]いかさま **いんちょう** [名] 病院・学院・少年院など、院と呼ばれる施設の最高責任者。 **インディアン** [名] →「アメリカインディアン」 **インディオ** [名] 中南米地方に住むアメリカインディアン。 **インデックス** [名] ①索引。見出し。 ②基準となる指標。指数。 **インテリ** [名] 知識と教養のある人。知識階級。知識人。インテリゲンチア。 **インテリア** [名] 部屋の中をかざること。また、かざる品。室内装飾。室内調度品。「―デザイン」 **インテリジェンス** [名] 知性。 **インテリジェントビル** [名] コンピュータによる高度の情報通信機能と管理機能を備えたビル。 **インテルサット** [名] 国際電気通信衛星機構。通信衛星の開発や打ち上げをおこない、電話やテレビなどの回線を提供する国際的な組織。世界を結ぶ商業通信の確立を目的とする。 **いんでんき** [名] エボナイト棒を毛皮でこすったときに、エボナイト棒に発生するのと同じ性質の電気。負の電気。マイナス電気。 [対]陽電気 **インダスぶんめい** [名] 紀元前二三〇〇年ころから前一八〇〇年ころまで、インダス川流域に栄えた古代文明。青銅器や象形文字を使い、計画都市を築いた。上流のハラッパや下流のモヘンジョダロの遺跡が有名。 **インタビュー** [名] 記者などが記事を書いたり、放送をしたりするために、人に会って話を聞くこと。取材のための会見。インタヴュー。 **インチ** [名] ヤード・ポンド法で、長さの単位。一二分の一フィート。約二・五四センチメートル。▽「吋」と当てる。 **インドア** [名] 室内。屋内。「―スポーツ」 [対]アウトドア **いんとう** [名] のどの入り口の部分。鼻腔や口腔の下部、喉頭の上部にあたる。のど。 <97> **いんとう** [形動] 酒色にふけり、みだらなこと。「―な生活に染まる」 **いんどう** [名] 死者が迷わず冥土へ行けるように、経を読み、いのること。 >引導を渡す これで最後だという宣告をする。 **インド・ヨーロッパごぞく** [名] インドからヨーロッパにかけての、もとは一つだったと考えられている多くの言語をまとめた呼び方。インド・ゲルマン語族。印欧語族。ギリシャ語・スラブ語・ゲルマン語など。 **イントロダクション** [名] ①まえおき。序論。 ②音楽で、序奏。前奏。イントロ。 **いんとん** [-スル] [名] 俗世間からはなれ、ひっそりと住むこと。「―生活」 [類]隠棲 **いんにく** [名] 印をおすときに使う、朱などをしみこませたもの。にく。 **いんにん** [名] こらえにくいことを表面に出さず、じっとがまんすること。 **いんにんじちょう** [四漢] つらさや不満などをじっとがまんして、軽がるしく行動をしないこと。「―の日々を送る」 **いんねん** [名] ①ものごとが起こるもとの原因また、ものごとが起こった理由。由来。 ②運命的なつながり。縁。宿縁。宿命。「前世からの―」「浅からぬ―」 ③人にからもうとする、むりな言いがかり。「―をつける」▼仏教から出たことば。 **インバーター** [名] ①入力した符号を反転して出力する回路。反転回路。 ②直流の電力を、周波数などを制御した交流電力に変換する装置。 **インパクト** [名] 強い印象をあたえる力。衝撃。「―があるポスター」 **いんび** [形動] おもてに出ない、かすかなこと。わかりにくい微妙なようす。 **いんぶ** [名] 男女の体外生殖器。かくしどころ。 [類]恥部 **インフォメーション** [名] ①知らせること。情報。「―サービス」 ②受付。案内所。 **インプット** [名] コンピュータに処理させる情報を入れること。入力。また、入力した情報。 [対]アウトプット **インフルエンザ** [名] ウイルスによって起こる感染症の一つ。高熱が出て、のどや頭が痛むなどの症状がある。流行性感冒。流感。 **インフレ** [名] 長期にわたって物価が上がり、貨幣の価値が下がること。商品の量に対して、通貨の量がふえすぎることなどが原因。通貨膨張。インフレーション。 [対]デフレ **インプレッション** [名] 印象。感銘。「ファースト―」 **いんぶん** [名] ある一定のリズムをもって表現された文章。詩・短歌・俳句などをいう。 [対]散文 **いんぺい** [名] 悪事や秘密などを見えないようにおおいかくすこと。「―工作」 [対]暴露 >つかいわけ →「隠匿」を見よ。 **インベーダー** [名] 侵略者。侵入者。 **いんぼう** [名] 人を傷つけようと、こっそりかげでたくらむ悪い計画。わるだくみ。「―をくわだてる」 **いんめつ** [名] 証拠になるようなものを消してしまうこと。「証拠―をはかる」 **いんゆ** [名] 比喩の一つ。「・・・のようだ」を使わないで、たとえるものとたとえられるものを直接結びつける表現法。「花の顔」「月の眉」など。暗喩。メタファー。 [対]直喩 **いんよう** [名] 自分の話や文章の中に、他の人が述べたことばや文章をそれとわかるようにして、そのままとりいれること。「―文」▽引用するときは、「」をつけて示すか、改行したり、字を下げたりして区別する。 **いんよう** [名] ①陰と陽。古代中国の易学の考えで、世界は二つの相反するものからできているとする。「太陽と月」「男と女」など。▽「陰陽道」は「おんようどう」「おんみょうどう」と読む。 ②電気や磁気などの陰極と陽極。マイナスとプラス。 **いんよう** [名] 飲んで用いること。飲むためのもの。「―に適する」 <98> **いんらん** [形動] みだらなおこないにふけること。性的に無軌道なようす。 **いんりつ** [名] 詩歌の音楽的な調子。ことばのリズム。音の高低や強弱などによるものと、音数によるもの、また頭韻・脚韻などがある。 **いんりょう** [名] 飲むためのもの。のみもの。「―水」「清涼―」 **いんりょく** [名] 物理で、二つの物体がたがいに引きあう力。「万有―の法則」 [対]斥力 **いんれい** [名] 証拠を示すために例を引くこと。 [類]用例 **いんれき** [名] ①「太陰暦」の略。 [対]陽暦 ②「太陰太陽暦」の略。日本の旧暦。▽各月は次のように呼ぶ。睦月[むつき](=一月)、如月[きさらぎ](=二月)、弥生[やよい](=三月)、卯月[うづき](=四月)、皐月[さつき](=五月)、水無月[みなづき](=六月)、文月[ふみづき](=七月)、葉月[はづき](=八月)、長月[ながつき](=九月)、神無月[かんなづき](=一〇月)、霜月[しもつき](=一一月)、師走[しわす](=一二月)。 **いんろう** [名] 昔、薬や印などを入れてこしに提げた携帯用の小箱で、細工や飾りにこったものが多い。 **いんわい** [形動] 性欲をそそるようなみだらなようす。 [類]卑猥 **う** **う** [右] ①みぎ。 ②そば。かたわら。 ③古くからのやりかたを守っていこうとする考えかた。保守。 ④野球で右の方向。ライト。 [対]左 [動] ①右往左往・右岸・右折 ③右翼・極右 ④右中間 [名] ①左右 ②右筆・座右 [造語] 右側・右利き・右手 **う** [宇] ①天地四方。そら。 ②やね。のき。 ③こころ。 ④寺院などの建物を数えることば。「仏堂一―」 [名] ②宇宙 ③堂宇 ④気宇広大 **う** [羽] 鳥や昆虫のはね。 [動] 羽化登仙・羽毛・羽翼 [名] は(わ)・羽織・羽子板・羽二重・一羽の鳥 はね・羽布団・矢羽・合羽・出羽 **う** [雨] あめ。 [動] 雨天・雨量・降雨・雷雨 [名] あめ(さめ)・あま・雨模様・長雨・小雨・春雨・雨脚・雨具・雨雲・雨垂れ・雨虎・五月雨・時雨・梅雨 **う** [有] →「ゆう」 **う** [卯] ①十二支の第四番目。ウサギ。 ②昔の方角の呼び名で、東。 ③昔の時刻の呼び名で、今の午前六時ごろ。また、その前後二時間。「―の刻」 **う** [鵜] ウ科の水鳥。くちばしは長く、魚をとって食道にたくわえることができるので、鵜飼いに使う。 >鵜の真似をする烏 できもしないのに人のまねをして失敗すること。 >鵜の目鷹の目 油断なく機会をうかがうようす。「―でねらう」 **う** [助動] [意味]意志・勧誘・推量「ぼくがやろう」(意志)。「食事に行こう」(勧誘)。「紅葉がきれいだろう」(推量)。「それでもよかろう」(推量)。▽動作の為手が一人称だと意志、二人称だと勧誘、三人称だと推量をあらわす。 [接続]五段動詞および形容詞・形容動詞の未然形に付く。それ以外の動詞には「よう」が付く。 [活用]無活用。 >▼文語の助動詞「む」が変化してできたもの。 **ヴァリニャーノ** [人] 一五四九~一六〇六年。イタリアの宣教師。一五七九年に来日、織田信長のもとで、神学校の設立、天正遣欧使節などを実現させた。キリシタン版の出版のために、活版印刷機の輸入にも尽力。 **うい** [初] [造語] [「初〜」の形で]はじめての。「―孫」「―陣」「―産」 >つかいわけ →「初」を見よ。 **うい** [愛い] [連体] かわいい。殊勝な。愛すべきだ。目下の者に言う、古い言い方。「―やつ」 **ウイ** [感] はい。ええ。 [対]ノン **ウイークエンド** [名] 金曜日の夜または土曜日から、日曜日にかけての期間。週末。また、その間の休暇。 [対]ウイークデー **ウイークデー** [名] 一週間のうち、土曜日と日曜日、または日曜日を除いた日。平日。週日。 [対]ウイークエンド **ウイークポイント** [名] 弱いところ。弱点。欠点。急所。「―をつく」 **ウイークリー** [名] 毎週一回発行される新聞や雑誌。週刊誌。週刊紙。 **ウィーン** [地] オーストリアの首都。ドナウ川の右岸にあり、音楽の都として有名。 **ういういしい** [形] 世間ずれしていなくて、純粋な感じである。「―新入生」 [類]うぶ **ヴィクトリアじょおう** [人] 一八一九~一九〇一年。イギリスの女王。ディズレーリ内閣に支えられ、帝国主義・資本主義・植民地主義を発展させ、ヴィクトリア時代と呼ばれる大英帝国の最盛期をもたらした。 <99> **ヴィクトル・ユーゴー** →「ユーゴー」 **ウィクリフ** [人] 一三三〇?~八四年。イギリスの神学者。ローマカトリック教会からの独立を主張し、聖書が信仰の唯一のよりどころであると説いた。宗教改革の先駆者とされる。 **ういざん** [名] はじめて子を産むこと。「はつざん」「しょざん」とも。 **ういじん** [名] はじめて戦いに出ること。スポーツ競技などの初出場のときにもいう。「―をかざる」 **ウイスキー** [名] 洋酒の一つ。オオムギ・トウモロコシなどを発酵させ、蒸留してつくる。ウィスキー。 **ういた** [連体] 世間で認めている以外の、男と女の関係の。浮気の。「―うわさ一つない」 **ウィッテ** [人] 一八四九~一九一五年。ロシアの政治家。日露戦争後、全権大使としてポーツマス条約を自国に有利な内容で調印。首相となってロシアの近代化を進めた。 **ウイット** [名] 気のきいたことを、その場に応じて、とっさに言える頭のはたらき。機知。「―に富んだ会話」 **ういてんぺん** [四漢] 世の中は常に移りかわって、一時も同じ状態にはないこと。この世のはかなさをいう。「―は世の習い」 [類]有為無常・万物流転・諸行無常 ▽仏教から出たことば。 **ウイニングショット** [名] 野球で、投手が得意とするきめだま。また、テニスで、勝ちをきめる打球。 **ウイニングボール** [名] 野球やゴルフなどで、勝利をきめたボール。 **ういのおくやま** [名] この世の無常を、こえがたい深い山に見たてたことば。 **ういまご** [名] はじめて出生した孫。「はつまご」とも。 **ウィリアム** [人] ①一世。一〇二七~八七年。イギリス国王。イングランドを征服して、ノルマン朝を建てる。征服王。 ②三世。一六五〇~一七〇二年。イギリス国王。名誉革命後、権利宣言を承認して王位につく。議会を尊重して立憲君主制の基礎を固めた。 **ウィリアム・アダムズ** [人] 一五六四~一六二〇年。日本に最初に来たイギリス人。オランダの帆船リーフデ号の水先案内として、一六〇〇年ヤン・ヨーステンらとともに豊後の臼杵湾に漂着した。徳川家康に仕え、相模三浦の地をもらい、三浦按針と名のった。▽「按針」は、水先案内という意味。 **ウイルス** [名] ①電子顕微鏡でなければ見えないような非常に小さな病原体。肝炎・インフルエンザ・エイズなどの原因となる。ろ過性病原体。ビールス。▽ウイルス・リケッチアは生きた細胞内でだけふえるが、細菌は単独で生きられる。大きさは、小さいほうからウイルス・リケッチア・細菌の順。 ②他のコンピュータプログラムに侵入して、プログラムやデータをこわすもの。 **ウィルソン** [人] 一八五六~一九二四年。アメリカの第二八代大統領。第一次世界大戦後、パリでの講和会議を指導し、国際連盟の設立に努めた。 **ヴィルヘルム** [人] ①一世。一七九七~一八八八年。ドイツ皇帝。宰相にビスマルクを起用して軍国主義を強化。普仏戦争に勝利し、ドイツ統一を達成して初代皇帝となる。 ②二世。一八五九~一九四一年。ドイツ皇帝。積極的に軍備を拡充して国際関係を緊張させ、第一次世界大戦を招いた。敗戦により退位、オランダに亡命。 **ウインカー** [名] 自動車などの点滅式の方向指示器。フラッシャー。 **ウインク** [名] 目を軽くつぶって合図をすること。 [類]色目 **ウイング** [名] ①飛行機などのつばさ。 ②建物などの左右につき出た部分。 ③サッカーやラグビーなどで、左右の両はしにいて、攻撃をうけもつ選手。 **ウインタースポーツ** [名] スキーやスケートなど、主として冬におこなうスポーツ。 **ウインチ** [名] ワイヤロープなどを使って重いものを巻きあげる機械。巻きあげ機。 **ウインドー** [名] ①窓。 ②「ショーウインドー」の略。 **ウインドーショッピング** [名] 陳列された商品を 見てあるいて楽しむこと。 **ウインドサーフィン** [名] 帆を張ったサーフボードで、風力により水上を進むスポーツ。ウインド。ボードセーリング。 **ウインナソーセージ** [名] ウシやブタの肉をヒツジの小腸につめた、指の太さくらいの細長いソーセージ。 **ウーマン** [名] [造語]女性。婦人。「ワーキングー」 [対]マン **ウーマンリブ** [名] 女性に対する差別などをなくそうとする運動。女性解放運動。 **ウール** [名] ヒツジの毛を原料とする毛糸や織物。「―のセーター」 **ウーロンちゃ** [名] 中国茶の一つ。葉の発酵の程度が紅茶と緑茶の中間にあたる。 **うえ** [上] [名・造語] ①<名>高いところ。「丘のー」 ②おもて。表面。「机の―をかたづける」「ーにカーディガンを着る」 ③年齢・地位・能力などが高いこと。「妹より二つ―」「―の人に相談する」「彼のほうが一枚ーだ」 ④・・・に関して。・・・の面。「身の―相談」「仕事の―」 ⑤「〜うえで」の形で・・・をしたあとで。「よく練習した―で出場する」「承知の―でしたこと」 ⑥[「~うえに」の形で]・・・につけくわえて。「うぐいすは美しい―にいい声で鳴く」 ⑦「〜うえは」の形で・・・からには。「聞かれた―はいたしかたない」 ⑧<造語>[「〜上」の形で]尊敬の気持ちをあらわす。「父―」「姉―」▽目上の親族をあらわすことばに付ける。 >上には上がある 最上だと思っていても、さらにすぐれたものがある。よいものには限りがない。 >上を下への大騒ぎ 上にあるものと下にあるものとがごったがえしになるように、ひどく混乱して大さわぎになること。「火災現場は―だ」 >語源 «うへ»天皇・上皇・貴族の妻などの居所をいうが、その人自身を敬ってさすこともある。「常陸守の上(=常陸守の奥方)」 <100> **うえ** [飢え・餓え] [名] 食べものがなく、ひどく空腹な状態。「―に苦しむ」 [類]飢餓 **ウエア** [名] [造語]着るもの。衣服。「アンダーー」「フォーマルー」 **ウエーター** [名] 食堂や喫茶店などで、客の注文をとったり、注文された飲食物を運ぶ男性。ウエイター。 [対]ウエートレス **ウエート** [名] ①体重。重量。ウエイト。「―トレーニング」 ②重点。力点。「会話に―を置いた英語教育」 **ウエートレス** [名] 食堂や喫茶店などで、客の注文をとったり、注文された飲食物を運ぶ女性。ウェイトレス。 [対]ウエーター **ウエートリフティング** [名] 重量挙げ。 **ウエーブ** [名] ①髪の毛などが波うった形になっていること。「―がかかる」 [類]カール ②電波や音波などの波。「マイクロ―」 **うえき** [名] 庭や鉢に植えた木。「―屋」▽ふつう、「植え木」とは書かない。 **うえきえもり** [人] 一八五七~一九二二年。明治期の思想家・政治家。土佐生まれ。板垣退助らと自由民権運動や国会開設に尽力し、自由党の理論家となった。著書に「民権自由論」「一局議院論」など。 **うえこみ** [名] 庭などで植木をたくさん植えたところ。また、植えてある木。 **うえさま** [名] 領収書などで、相手の名前の代わりに書くことば。▽もと、将軍など身分の高い人を敬って呼んだことば。 **うえじに** [名] 食糧がなくて空腹のために死ぬこと。 [類]餓死 **うえすぎかげかつ** [人] 一五五五~一六二三年。安土桃山・江戸初期の武将。叔父は上杉謙信の養子。豊臣秀吉の時代の五大老の一人。関ヶ原の戦いで石田三成方につき敗れた。 **うえすぎけんしん** [人] 一五三〇~七八年。戦国時代の武将。長尾為景の子。初名は景虎。のち、関東管領上杉憲政より管領職と上杉氏を受ける。越後を中心に北陸一帯を治め、武田信玄と数回にわたり川中島などで戦った。 **うえすぎのりざね** [人] 一四〇一?~六六年。室町中期の武将。関東管領として幕府と鎌倉公方足利持氏の調停に努めたが、持氏が討たれると出家して全国を行脚した。学問を好み、足利学校の再興者でもある。 **うえすぎはるのり** [人] 一七五一~一八二三年。江戸後期の大名。米沢藩主。鷹山と号す。新田開発、新しい産業の導入など藩政改革に努めた。藩校を設置し、教育にも熱心であった。 **ウエスタン** [名] ①西部劇。 ②アメリカ西部地方の音楽。ウエスタンミュージック。カントリーアンドウエスタン。「西の」という意味で、とくにアメリカ西部をさす。 **ウエスト** [名] 腹部のいちばん細い部分。また、洋裁で、その寸法。胴まわり。 **ウエストボール** [名] 野球で、投手が盗塁やバントなどを防ぐため、わざとストライクゾーンを大きくはずして投げるボール。 **うえだあきなり** [人] 一七三四~一八〇九年。江戸後期の国学者・歌人・読本作者。本名は東作。中国の小説や「万葉集」などに通じ、特異な世界を題材に、人間の心の奥にひそむ執念をえがいた。代表作「雨月物語」「春雨物語」。 **うえだびん** [人] 一八七四~一九一六年。明治期の詩人・英文学者。東京生まれ。海外文学を翻訳紹介しながら、象徴詩の運動を進めた。訳詩集「海潮音」「牧羊神」など。 **うえつける** [動] ①他の場所から移した植物を、そこに根づかせる。「苗を―」 ②人の心にはっきりと刻みこませる。「不信感を―」 **ウエット** [形動] ①しめった。ぬれた。「―ティッシュ」 ②情にもろいこと。「―な性格」 [対]ドライ **ウエディング** [名] [造語]結婚。結婚式。ブライダル。「―ケーキ」「ードレス」 **ウエハース** [名] 小麦粉・卵・砂糖などを材料としてうすく焼いた洋菓子。アイスクリームにそえたりする。ウエファース。ウエハー。 **うえる** [飢える・餓える] [動] ①食物がなくてひどく腹がすく。「―難民」 ②たまらなくほしがる。「母性愛に―」 **うえる** [植える] [動] ①種をまいたり、根を土の中にうめたりして、育つようにする。「球根を―」 ②他の場所から移して育てる。移植する。「菌を―」「思想を―」 ③はめこむ。「髪の毛を―」「活字を―」 **ウエルカム** [感] ようこそ。歓迎。 **ヴェルギリウス** [人] 前七〇~前一九年。古代ローマ最大の詩人。トロヤの英雄アエネアスがローマを建国するまでをえがいた、長編「アエネイス」(全一二巻)は叙事詩の傑作。ウェルギリウス。 <101> **ヴェルサイユきゅうでん** [地] フランスのパリ郊外にある宮殿。一七世紀後半、ルイ一四世時代につくられた代表的なバロック建築。豪華な室内装飾や庭園も有名。 **ヴェルサイユじょうやく** [約] 一九一九年、パリ郊外のヴェルサイユ宮殿で結ばれた第一次世界大戦の講和条約。ドイツは領土が減り軍備を制限され、多額の賠償金を課せられた。 **ウェルターきゅう** [名] ボクシングの階級の一つで、六七kg以下。ライト-ウェルター級の上で、ライト・ミドル級の下。 **うえん** [名] かかわりがあること。とくに、仏教で菩薩の教えを受けたこと。たがいに縁があること。「―の衆生」 [対]無縁 **うえん** [形動] 遠まわりで、事の中心に当たらないようす。「―な話しぶり」▽もと、道が曲がりくねっていることから。 **うお** [魚] [名] 水中にすみ、えらで呼吸し、ひれで泳ぐ動物。▽食用にするものは「さかな」という。 **うおいちば** [名] 魚や貝を売り買いする市場。魚河岸。 **うおうさおう** [四漢] どうしたらいいかわからず、まごつきうろたえること。「火事で―する」▽右へ行ったり、左へ行ったりすることから。 **ウォーキングディクショナリー** [名] 生き字引。ものしり。 **ウォークマン** [名] 携帯用の小型ステレオカセットレコーダー。ヘッドホンやイヤホーンで聞く。▽商標名。 **ウォーターシュート** [名] ボートに乗って、急な斜面を下の池まですべりおりる遊び。 **ウォータープルーフ** [名] 時計などの防水。耐水。 **ウォーミングアップ** [名] スポーツを始めるまえにおこなう、からだ慣らしの軽い運動。準備運動。ウォームアップ。 **ウォールがい** [地] ニューヨークにある、株式取引所などの金融機関が集まる地区。世界の金融市場の中心地。 **うおがし** [名] 船から陸あげした魚介類をせりうりする市場。魚市場。▽昔は、日本橋の河岸にあったが、現在は築地にある。 **うおごころ(魚心)あればみずごころ** 相手が好意を示してくれれば、こちらもそれに応じる気持ちになる。 **うおのめ** [名] 足の裏など皮ふの一部がかたくなって、深くくいこんでできるいぼ状のもの。 **ヴォルテール** [人] 一六九四~一七七八年。フランスの作家・啓蒙思想家。合理主義を尊重する態度で、「哲学書簡」や小説「カンディド」をあらわし、百科全書運動を展開した。 **ウォン** [名] 大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の貨幣の単位。記号は₩。▽朝鮮語。 **うおんびん** [名] 音便の一つ。たとえば、形容詞連用形の活用語尾の「く」の音が、下の「ございます」などに続くとき、発音をなめらかにするため、「う」に変化する現象。「寒く」が「寒う」となるなど。また、「みじかく」「苦しく」などは、語幹から変化して「みじこう」「苦しゅう」となる。▽関西方言では、動詞にも見られる。「買いて」が「買うて」になるなど。ほかに、イ音便・促音便・撥音便がある。 **うか** [名] 昆虫のさなぎが、羽の生えた成虫に変わること。 **うかい** [名] 回り道をすること。「道路工事中は―してください」「―路」 [類]遠回り **うかい** [名] 夏、かがり火をたき、飼いならしたウを使って魚をとること。また、それを職業とする人。鵜匠。岐阜県長良川のものが有名。「う飼い」「鵜飼」とも書く。 **うかうか** [副] 注意力がたりず、必要なことに気がつかないようす。考えたり努力したりせず、のんびりしすぎているようす。「つい―と毎日を過ごす」「―して追いぬかれる」 **うかがい** [名] ①事情を話して指示をあおぐこと。「おーを立てる」「進退―」 ②神仏にお告げをこうこと。 **うかがう** [動] ①「聞く」のへりくだった言い方。お聞きする。「先生のお話を―」「ご託宣を―」 ②「訪問する」のへりくだった言い方。参上する。「先生のお宅に―」 **うかがう** [窺う] [動] ①そっとようすをのぞきみる。「顔色を―」 ②ひそかに機会をねらう。「チャンスをー」「すきを―」 ③だいたいのようすを察知する。「当時の暮らしがうかがわれる遺跡」 **うかされる** [動] ①正気でなくなる。「高熱に―」 ②心をうばわれる。夢中になる。 **うかす** [浮かす] [動] ①うくようにする。「こしを―」 [対]沈める ②使うかね・もの・時間などに余分や残りが出るようにやりくりする。「交通費を―」▼「うかせる」とも。 **うかせる** [浮かせる] [動] →「うかす」 **うかつ** [形動] 注意がたりず、うっかりしているようす。「―に手が出せない」「―にもとりにがしてしまった」▽もと、道が回り遠いことから。 **うがつ** [穿つ] [動] ①穴をあける。「岩を―」 ②かくれた真実をとらえる。「―ったことを言う」 **うかとうせん** [四漢] 羽が生えて、仙人となって天にのぼること。非常にいい気持ちになること。「―の境」▽中国、神仙思想から。 **うかぬかお** [名] 心配そうな、元気のない顔つき。「―をして、いったいどうした」 <102> **うかばれる** [動] ①死者のたましいがなぐさめられて、成仏できる。「これで仏もー」 ②「浮かばれない」の形で面目が立たない。立場がない。「一年もかけて準備したのに中止では浮かばれない」 **うかびあがる** [動] ①水面などに姿をあらわす。「沈没船が―」 ②見なかったり、知られていなかったりしたものが、表面に出るようになる。「犯人の実像が―」 ③暮らし向きや地位がよくなる。 **うかぶ** [浮かぶ] [動] ①水底や地面からはなれて水面や水中、または空中にある。「船が―」「雲が―」 [対]沈む ②表面や外面にあらわれる。「不安の色が顔に―」 ③思いだされる。思いつく。「なつかしい友の顔が目に―」「いい考えが―」 >つかいわけ 浮く・浮かぶ 「浮く」は、基盤からはなれて安定せず、ふわふわと落ち着かない状態であることに、「浮かぶ」は、ゆれながらでも表面に見える状態であることに重点がある。「計画が宙に浮く」「木の葉が流れに浮かぶ」「母の面影がまぶたに浮かぶ」。 **うかぶせ** [名] 現在のよくない状態からぬけだせる機会。運が開ける機会。「身を捨ててこそ―もあれ」 **うかべる** [浮かべる] [動] ①水面や空中にうかせる。 [対]沈める ②表面にあらわす。「ほほえみを―」 ③意識にのぼらせる。「少年のころを心に―」 **うかる** [受かる] [動] 試験に合格する。「入試に―」 [対]落ちる・すべる **うかれる** [浮かれる] [動] 心がうきうきして陽気に動きまわる。「祭りで町じゅうが―」 **うがん** [名] 川の流れていく方角に向かって右側の岸。 [対]左岸 **うき** [名] 縦書きの文章で、それより右の部分。それまでに書いた部分。「―のとおり決定した」 [類]以上 [対]左記▽横書きのときは「上記」を使う。 **うき** [雨季・雨期] [名] 一年の中でその地域に降る雨がもっとも多い時期。日本では六月の梅雨どき。 [対]乾季・乾期 **うき** [浮子] [名] 魚がかかったことを知るための道具で、釣り糸につけて水面にうかべる小さなしるし。 **うきあがる** [浮き上がる] [動] ①水面や空中にういて出る。「溺死体が―」 ②いままで接していた面からもちあがり、すきまができる。「土台が―」 ③ふれあいがなくなり、基盤からはなれてしまう。「社長が社員から―」 **うきあしだつ** [浮き足立つ] [動] 足がしっかりと大地につかないほど落ち着きを失って、不安になり弱気になる。「立ちあがりに点をとられてすっかり浮き足立った」 **うきいね** [浮稲] [名] 水田の減水期にじかまきされ、水位の上昇につれ、穂さきを水面から出して生長するイネ。東南アジアなどで見られる。 **うきうき** [副] うれしくて心がはずみ、落ち着いていられないようす。「旅行が近づいて―している」 [類]わくわく **うきぎ** [浮き木] [名] 水にうかんだ木。流木。また、いかだ。 **うきくさ** [浮き草] [名] ウキクサ科の多年草。小さな卵形の葉で、池や川の水面にうかんで生育する。▽きまった家や職業がないような、不安定でよりどころのない生活をたとえてもいう。「―稼業」 **うきぐも** [浮き雲] [名] ①空にうかんでいる雲。▽たよりなくて将来の見こみがたたないさまをたとえていう。「―のような生活」 ②一八八九年。二葉亭四迷の長編小説。日本の近代小説のさきがけとなった作品。はじめて言文一致体を用いて、明治二〇年代の知識人の苦悩する心理を、写実的にきめ細かくえがいた。 **うきしずみ** [浮き沈み] [名] ①ものがういたり、しずんだりすること。 ②人の地位や生活がよくなったり、悪くなったりすること。「―の多い人生」 [類]盛衰 **うきしま** [浮き島] [名] ①水面にうかんだように見える島。 ②水草がしげって島のように見えるもの。 **うきだす** [浮き出す] [動] ①背景から表面に文字や模様などがくっきりとうかびでる。 ②水面にうかびでる。▼「うきでる」とも。 **うきたつ** [浮き立つ] [動] 心がうきうきと楽しくなる。「早春の―ような気分」 **うきな** [浮き名] [名] 男女関係についてのうわさ。「―を流す」 [類]艶聞 **うきね** [浮き寝] [名] ①水鳥などが水面にういたままねること。 ②船中でねること。 ③定まったところがなく、夜ごとに場所を変えてねること。「―の旅」 **うきぶくろ** [浮き袋] [名] ①水におぼれないために使う、空気をつめたゴムやビニール製のふくろ。 ②魚の体内にある、うきしずみを調節するふくろ。 **うきぼり** [浮き彫り] [名] ①ものの形が平面からうきでるようにほること。また、その作品。レリーフ。 ②ものごとのようすやなりゆきを、はっきりと見えるようにすること。「現代の世相を―にした小説」 **うきみ** [浮き身] [名] 水泳で、力をぬき、からだをあおむけにして水面にうかすこと。 **うきみ(憂き身)をやつす** もともとできそうもないことに、からだがやつれるほど心をなやます。からだがやせるほど心をつかう。「おしゃれに―」▽「憂き身」は、苦労の多い身の上。「やつす」は、やつれるほどなやむという意味。 <103> **うきめ** [憂き目] [名] つらいなりゆき。苦しい経験。「惨敗の―をみる」「倒産の―にあう」 **うきよ** [浮き世] [名] ①定まるところのない、不安定なこの世。はかなくつらいことの多い、この世の中。▽平安時代には貴族社会で高い地位につけないから、「憂き世」の意味。室町時代から「浮きたつような世」の意味。 ②現実社会。世間。「―のならい」「―ばなれ」▽江戸時代には、多く「浮世〜」の形で、流行の風俗を写した、という意味で使った。「―絵」「―草子」「―風呂(=銭湯)」「―床(=床屋)」 >浮き世の風 思うままにならないこの世の風潮や風習。「―に当たる」 >浮き世の情け この世の人間どうしの思いやり。 >浮き世の波 人生の悲しみや喜び。また、うきしずみ。 **うきょう** [右京] [名] 平城京や平安京で、大内裏から見て右手、朱雀大路の西側にあたる地域。 [対]左京 **うきよえ** [浮世絵] [名] 江戸時代の風俗画。一七世紀後半に菱川師宣が基礎を築いた。肉筆画から版画となり、一八世紀なかばに鈴木春信が多色刷りの錦絵を始めて、文化・文政期に全盛となった。喜多川歌麿の美人画、東洲斎写楽の役者絵、葛飾北斎・安藤広重の風景画などが有名。 **うきよぞうし** [浮世草子] [名] 江戸時代の小説の一種。仮名草子のあとをうけて町人の生活をえがいたもの。元禄時代、井原西鶴を中心に上方で流行した。「好色五人女」「日本永代蔵」「世間胸算用」など。西鶴以後は、八文字屋本とよばれる浮世草子が、傾城物や気質物という新分野を開いた。 **うきよどこ** [浮世床] [名] 一八一四年。式亭三馬の作。滑稽本。髪結い床に集まる人々の話を通して、町人の生活を生き生きとえがきだしたもの。 **うきよぶろ** [浮世風呂] [作品] 一八一三年。式亭三馬の作。滑稽本。町人の社交場でもあった銭湯での世相や人情を、写実的にえがいたもの。 **うく** [浮く] [動] ①底からはなれて水面や空中にある。「水草が―」「宙に―」 [対]沈む ②かくれていたものが表面にあらわれる。「顔にあぶらが―」 ③根からはなれる。「歯が―」 ④仲間と調子が合わず、相手にされなくて一人はなれてしまう。「クラスの中で浮いてしまう」 ⑤やりくりして余りが出る。「二〇〇〇円―」 ⑥心がうきうきする。「浮かない顔をする」 [連体] →「ういた」 >つかいわけ →「浮かぶ」を見よ。 **うぐいす** [鶯] [名] ヒタキ科の鳥。茶色のまじったうす緑色をした声の美しい小鳥。「梅に―」▽古来詩歌に詠まれ、「春告げ鳥」とも呼ばれる。 **うぐいすばり** [鶯張り] [名] 廊下などのゆか板をふむとウグイスの鳴き声に似た音色を出す木造建築のしくみ。京都の知恩院など。 **ウクレレ** [名] ハワイアンに用いられる、ギターに似た小さい四弦の楽器。 **うけ** [受け] [名・造語] ①<名>周囲の人へのうけいれられかた。評判。「―がいい」「一般―する」 ②スポーツで、攻撃を防ぐ側。「―にまわる」 ③<造語>[「〜受け」の形で]受けとめたり、支えたりするものをあらわす。「郵便―」「軸―」 **うけ** [請け] [名] 「請け人」の略。保証人。「―に立つ」 **うけあう** [請け合う] [動] ①責任をもってひきうける。「この仕事は当社が―」 ②確かであると保証する。「人がらはわたしが―」 **うけい** [右傾] [名] 右にかたむくこと。とくに、思想が保守的に片寄ること。 [対]左傾 **うけいれ** [受け入れ] [名] ①自分が承諾した条件を実行すること。「―態勢をつくる」 ②会計帳簿で、収入。 **うけいれる** [受け入れる] [動] ①相手の出した条件を承諾する。「要求を―」 [対]拒む ②ひきうけて世話をする。「留学生を―」 ③受けとって収めいれる。 **うけうり** [受け売り] [名] 他人から聞いたり、本からえたりした知識などを、そのまま自分の意見のようにして伝えること。「人の話を―する」 **うけおい** [請負] [名] 注文された仕事を、責任をもってひきうけること。「―業」「―郎」「―人」▽ふつう、「請け負い」とは書かない。 **うけおう** [請け負う] [動] 注文された仕事を、一定の期日・費用・報酬などをきめてひきうける。「建設工事を―」 **うけぐち** [受け口] [名] ①もののうけいれ口。「郵便物の―」 ②下くちびるが上くちびるより少し前につき出している口。うけくち。 **うけこたえ** [受け答え] [名] 質問などをしっかり理解して答えること。応答。「たくみに―する」 **うけざら** [受け皿] [名] ①水などがこぼれるのを受けとめるための皿。「コーヒーカップのー」▽人やものごとをうけいれる態勢をたとえてもいう。「しっかりした―をつくる」 **うけたまわる** [承る] [動] ①相手の言うことをしっかり聞きとる。「聞く」のへりくだった言い方。「ご意見を―」 ②「引き受ける」のへりくだった言い方。「委細承りました」 **うけつぐ** [受け継ぐ] [動] 前からあったものごとを、そのままひきうけてあとをつぐ。継承する。「親の遺志を―」「伝統を―」 **うけつけ** [受付・受け付け] [名] ①来客の用件をうけついだり、とりついだりする場所。また、用件をうけつぐ係りの人。「受付でおたずねください」「受付係」 ②書類などの申しこみを受けつけること。「願書の受付」「受け付け開始」 >つかいわけ ①は「受付」、②は「受け付け」と書くことが多い。 <104> **うけつけ**【受付・受け付け】[図]①申しこみや質問などに応じたり、とりあつかったりすること。また、その係や場所。「―で名前を言う」「―時間」②申しこみを受け入れること。応じること。 [うけつけ] ①は「受付」、②は「受け付け」と書くことが多い。 **うけつける**【受け付ける】[下]□●相手の申しこみや質問などに応じたとりあつかいをする。受理する。「願書を―」[→]申し込む ②飲食物や薬を体内にとりこむ。「牛乳を受けつけない体質」 **うげつものがたり**【雨月物語】[一]七七六年。上田秋成[うえだあきなり]の作。読本[よみほん]。日本や中国の奇怪[きかい]な話を題材にしてつくりかえたもの九編から成る。鬼気[きき]せまる怪異小説の傑作。五巻。 **うけとめる**【受け止める】[下]□●しっかりととらえ、自分の中にとりこむ。「批判を―」②来るものを受けて、その進みを止める。くいとめる。「敵の攻撃[こうげき]を―」 **うけとり**【受取・受け取り】[図]金品を受けとったことを証明する書類。「新聞代の受取をもらう」「受取伝票」[圓]領収書 ②金品を受けること。「受け取り拒否」[▼]①は「受取」、②は「受け取り」と書くことが多い。ただし、「差出人[さしだしにん]」に対しては「受取人[うけとりにん]」と書く。 **うけとる**【受け取る】[国]●自分のところに来たものを手に受けてとる。「手紙を―」「領収書を―」②解釈[かいしゃく]する。理解する。「愛情表現と―」 **うけながす**【受け流す】[国]まともにとりあわず、軽くあしらう。「柳[やなぎ]に風と―」 **うけ(有卦)に入る** 幸運にめぐりあう。運が向く。▽「有卦」は、陰陽道[おんみょうどう]で、七年間幸運が続くという年まわり。 **うけみ**[日]【受け身】[図]自分からせめていかず、他からのはたらきかけを待つこと。他からさきにせめられて、防ぐ立場になること。「―の考えかた」「つい―になる」「―にまわる」②柔道で、けがをしないでたおれるわざ。「後ろ―」「―をとる」 **うけみ**[日]【受身】[送][法]ほかから何かをされたり、ほかの動作が自分に影響[えいきょう]をあたえることを表現する言いかた。口語では、動詞の未然形に助動詞「れる」「られる」(文語では「る」「らる」)を付けてあらわす。「雨に降られる」「先生にほめられる」[圏]受動態 **うけもち**【受け持ち】[図]自分の仕事としてひきうけること。また、その仕事や人。「―の生徒」「三年生のー」[類]担当 **うけもつ**【受け持つ】[国]自分の仕事として責任をもってひきうける。担当する。「一年生を―」 **うける**【受ける】[下]●自分に向かってくるものを自分のものとしてとる。「ボールを―」「質問を―」「批判を―」「注文を―」②自分に向けられたはたらきかけに応じる。「試験を―」③こうむる。「被害」を―」「影響[えいきょう]を―」④思いこむ。信じる。「真[ま]に―」⑤さずかる。天からいただく。「この世に生を―」▽「享ける」とも書く。◎よい評判でむかえられる。「大衆に―商品」 **うける**【承ける】[下]あとをひきつぐ。「家業を―」「がんこな父の血をう―」▽「承ける」とも書く。 **うける**【請ける】[下]ひきうける。「仕事を―」 **うけわたし**【受け渡し】[図][下]金品を、一方がわたし、他方が受けとること。「積み荷の―」 **うげん**【右×舷】[図]船の進行方向に向かって右側の部分。「―前方に島が見える」[→]左舷[さげん] **うご**【羽後】[図]旧国名。今の秋田県と山形県の一部。東山[とうさん]道の一国。一八六八年、出羽[でわ]の国を分割して設置された。 **うごう(烏合)の衆[しゅう]** カラスの集まりのように、規律のない寄り集まりの群集、または軍勢。まとまった力となってはたらくことはできないもの。▽中国、「後漢書[ごかんじょ]」から。 **うごかす**【動かす】[国]ものの場所や位置を移す。「ピアノをー」②状態を変える。「歴史を―」③感動させる。「心を―」④目的に合うように行動させる。あやつる。「軍隊を―」「人を―」 **うごき**【動き】[図]動くこと。動作。活動。「―がとれない」②うつりかわり。変化。「世の中のー」 **うごく**【動く】[国]ものの場所や位置が移る。「人事異動で営業部〈―」「大金が―」②状態や情勢が変わる。「時代が大きく―」③心がゆれて考えかたが変わる。「転職に心が―」④ある目的のために行動を起こす。「理事会が―」 **うこさべん**【右顧左眄】[四][国]右を見たり、左を見たり、まわりを気にして、なかなか決心がつかないこと。[圏]左顧右眄[さこうべん]▽「顧」はふりかえる、「眄」は横目で見るという意味。 **うご(雨後)の筍[たけのこ]** 同じものが次から次へとあらわれること。「―のようにビルが建つ」▽雨あがりの竹林に、たけのこがいっせいに生えることから。 **うごめく**【×蠢く】[国]からだをくねらせて細かく動く。「いも虫が―」 **うこんのたちばな**【右近の橘】[図]紫宸殿[ししんでん]から見て、南階段の下、右側に植えてあるタチバナ。[☆]左近の桜 **うさ**【憂さ】[図]つらく苦しいこと。気持ちがすっきりしないこと。「―を晴らす」 **うさぎ**【×兎】[図]ウサギ科の哺乳動物。耳が長く、しっぽは短い。肉は食用、毛皮を衣料に利用する。▽昔、四つ足の動物を食べてはいけなかった時代に、ウサギは月夜鳥[つきよどり]と呼ばれ、鳥としてあつかわれて食用にされた。[かぞえ方]羽[わ]・匹[ひき] **うさばらし**【憂さ晴らし】[図]「忍]つらいことやいやなことなどを、別のことでまぎらすこと。「―に酒をくらう」[圏]気晴らし **うさんくさい**【×胡散臭い】[囲]なんとなく疑わしく、信用できない。「一人物」「―話」[題]あやしい **うし**[日]【牛】[図]ウシ科の哺乳動物。ウマと並ぶ家畜の代表。農耕に使うほか、乳・肉・皮などを利用する。[かぞえ方]頭[とう] <105> **うし** [丑] ①十二支の第二番目。 ②昔の方角の呼び名で、北北東。 ③昔の時刻の呼び名で、今の午前二時ごろ。また、その前後二時間。「草木もねむる―三つ時」 >丑の時参り 午前二時ごろ、願いごとをかなえてもらうために神仏に参拝すること。 **うじ** [氏] [名・造語] ①<名>血すじのつながった人々。氏族。 ②家がら。「―素性」 ③<造語>[「〜氏」の形で]昔、武士階級などで使われた、姓に付けて敬っていうことば。「鈴木―」 >氏より育ち 人間は家がらや血すじより、環境によって人がらがきまるものだ。 **うじ** [蛆] [名] ハエやハチなどの幼虫。からだは筒形で足がない。うじむし。 **うじうじ** [副] 心がきまらないで、ためらうようす。「―せずにはっきり言え」 **うしお** [潮] [名] 海水。また、海水の満ち干き。 **うじがみ** [氏神] [名] ①一族の先祖としてまつる神。 ②その土地の守り神。うぶすな神。 **うじこ** [氏子] [名] 同じ氏神(=土地の守り神)をまつる信者の人々。「―総代」 **うじしゅういものがたり** [宇治拾遺物語] [作] 一二一八年ころ。編者未詳。仏教的色彩のこい説話集。一五巻。一九七話。 **うじすじょう** [氏素性・氏素姓] [名] 家がらや家系。「―も知れぬ男」 **うじむし** [蛆虫] [名] ハエなどの幼虫。うじ。▽他人を見さげ、ののしって言うことば。「この―どもめ」 **うじゃうじゃ** [副] ①小さな虫などが、たくさんひしめきあうようす。 ②未練がましく、ぐずぐず言うようす。 **うしゅう** [羽州] [名] →「でわ」 **うじょう** [有情] [名] 石や木など感情をもたないものに対して、人や動物などの心をもつもの。また、愛やにくしみなど、人間らしい感情があること。 [対]無情・非情▽仏教から出たことば。 **うじでら** [氏寺] [名] 昔、豪族が一族の冥福と権勢を示すために、古墳に代わって建立した寺。蘇我氏の飛鳥寺、秦氏の広隆寺、藤原氏の興福寺など。 **うしとら** [艮・丑寅] [名] 昔の方角の呼び名で、北東。鬼門。▽悪鬼が出入りする方角としてさけられた。 **うしなう** [失う] [動] ①それまでもっていたものをなくす。「地位も名誉も―」「津波で家を―」 ②とりにがす。「機会を―」 [対]得る ③判断力や正常さをなくす。「度を―」 ④死に別れる。亡くす。「両親を―」 >つかいわけ →「逸する」を見よ。 **うしなわれたときをもとめて** [失われた時を求めて] [作] 一九二七年。フランス、プルーストの長編小説。一人称の自叙伝的回想小説の形をとりながら、無意識的記憶からとつぜんあらわれる生の歓喜をえがき、二〇世紀文学に新生面を開いた。 **うしのひ** [丑の日] [名] 十二支の「丑」にあたる日。とくに、夏の土用(=立秋前の十八日間)の丑の日をいう。▽この日、夏ばてを防ぐため、ウナギを食べる。 **うしみつどき** [丑三つ時・丑満時] [名] 昔の時刻の名。丑の時を四つに分けた第三番目の時刻。今の午前二時から二時半ごろ。また、真夜中。「草木もねむるー」 **うしろ** [後ろ] [名] ①ものの正面・前面と反対の側。後方。「―をふり向く」「―に目なし」 ②せなか。背面。「敵に―を見せる(=にげだす)」 ③後部。「列の―に並ぶ」「―の席」 [対]前 **うしろがみ(後ろ髪)をひかれる** 死んだ、または出発したあとのことが気がかりで、思いきることができない。「―思いで家をあとにする」 **うしろぐらい** [後ろ暗い] [形] 人に知られては困ることをかくしていて、良心がとがめるようす。「―ことは何もない」 [類]やましい **うしろだて** [後ろ盾・後ろ楯] [名] かげにいて助け、力になること。また、その人。「政治家になってもこれという―がない」 [類]後見・後ろ見 **うしろで** [後ろ手] [名] ①両手を後ろに回すこと。「―にしばりあげる」 ②後ろの方。「―に回る」 **うしろはちまき** [後ろ鉢巻き] [名] 頭の後ろで結んだはちまき。向こう鉢巻き **うしろまえ** [後ろ前] [名] 衣服の後ろと前を反対に着ること。「シャツをーに着る」 **うしろむき** [後ろ向き] [名] ①こちらに後ろを見せていること。 ②考えかたやとりくみかたなどが消極的なようす。「―の対応策」 [対]前向き >後ろ向きで唾 相手が気にくわないときにする態度。 **うしろめたい** [後ろめたい] [形] 自分のおこないがよくないと自分で感じて気がとがめる。「自分だけ助かって―」 [類]やましい >語源 «うしろめたし»古くは「後ろ目痛し」の意味。自分が仕えている人を後ろから見守って、その将来を気づかう気持ちをあらわす。気がかりで安心していられない。そこから、他人の思わくが気になる、やましいという現代語の意味につながってきた。 **うしろゆび(後ろ指)をさされる** かげで悪口を言われたり、非難されたりする。 **うしん** [有心] [名] ①中世の歌論の一つ。「幽玄」と並ぶ基本的概念。叙情性の豊かさと、歌題を深く理解し機知的にあつかう知性とをかねそなえた美をいう。鎌倉初期、藤原定家が唱えた。「心あり」とも。 ②「有心連歌」の略。和歌的な情趣を重んじる連歌。この派の作者を「有心の衆」と呼ぶ。こっけいを主とする「無心連歌」に対していう。 <106> **うしんしつ** [右心室] [名] 心臓の下半分の二室のうち、右側の肺動脈に連なる部分。心房から送られた血液を動脈におしだす。 [対]左心室 **うしんぼう** [右心房] [名] 心臓の上半分の二室のうち、右側の大静脈に連なる部分。はいってきた血液を心室に送る。 [対]左心房 **うす** [薄] [造語] [「薄~」の形で]①色・味・厚みなどがうすい意味をあらわす。「―むらさき色」「―口」 ②ちょっと。かすか。「―暗がり」「―笑い」 ③なんとなく。どことなく。「―気味悪い」「―暗い」 [「~薄」の形で]少ない意味をあらわす。「望み―」「気乗りー」「手―」 **うす** [臼] [名] ①もちをつくための道具。つきうす。 ②穀物などを細かくくだく道具。ひきうす。 **うず** [渦] [名] ①中心に向かってぐるぐる回っている水や空気などの流れ。また、そのような形。▽ものごとが入りくんで、とてもぬけだせないような状態をたとえてもいう。「事件の―に巻きこまれる」 **うすい** [雨水] [名] ①あまみず。 ②二十四節気の一つ。二月一八日ごろ。 **うすい** [薄い] [形] ①表面から裏面までのへだたりが小さい。厚みがない。「―本」「かべが―」 [対]厚い ②色や味が弱い。濃度や密度が少ない。「―青」「あまみがー」「ひげがー」 [対]濃い ③利益・希望・人情などの程度が少ない。「利が―」「勝つ望みは―」「情が―」 **うすうす** [薄薄] [副] そぶりやようすなどから、かすかながら感じているようす。「彼がしたということは―気づいていた」「身近な人は―察していた」 [類]ぼんやり **うずうず** [副] そうしたい気持ちがおさえられなくて、じっとしていられないようす。今すぐにしたくて、たまらない気持ちをあらわす。 >うすがみ(薄紙)を剝ぐよう 病状が少しずつだが日ごとによくなっていくようす。 **うすぎ** [薄着] [名] 寒くても衣服を少ししか着ないこと。「伊達の―」 [対]厚着 **うすぎたない** [薄汚い] [形] なんとなくきたならしい感じがする。「―服」「―考え」 **うすきみわるい** [薄気味悪い] [形] なんとなくふつうでなく、ぶきみな感じがして気持ちがよくない。「―笑い声」 **うずく** [疼く] [動] ずきずきと痛む。「古傷が―」 **うすくち** [薄口] [名] 厚さ・味・色がうすいこと。「―の茶わん」「―のにもの」「―しょうゆ」 **うずくまる** [踞る・蹲る] [動] からだを丸くしてしゃがむ。「腹痛で―」 **うすぐもり** [薄曇り] [名] 空全体にうすい雲がかかっている天気。 **うすぐらい** [薄暗い] [形] 光が弱くてどことなく暗い感じだ。ほのぐらい。「―林の中」 **うすげしょう** [薄化粧] [名] うすく目立たないようにした化粧。「初雪で―した山」 [対]厚化粧 **うすじ** [薄地] [名] 布などで厚みのうすいもの。 [類]薄手 [対]厚地 **うずしお** [渦潮] [名] うずまいて流れている海水。「鳴門のー」 **ウスターソース** [名] ふつう使われる、さらっとした黒っぽいソース。野菜の煮にじるに香料や調味料を加えて熟成させたもの。▽イギリスのウスター地方の原産。 **うずたかい** [堆い] [形] 高く盛りあがっている。「うずたかく積まれた本」「―砂の山」 **うすちゃ** [薄茶] [名] 茶道で、抹茶の分量を少なくしてたてた茶。おうす。「―手前」 [対]濃い茶 **うすっぺら** [薄っぺら] [形動] ①厚みがなくて安っぽい感じがするようす。「―な毛布」 ②考えがたりなかったり、内容が貧弱で軽がるしいようす。「―な教養」 [類]軽薄・浅薄 **うすで** [薄手] [形動] 布・紙・陶器などで、厚みのうすいこと。また、うすいつくりのもの。「―の画用紙」 [類]薄地 [対]厚手 **うすば** [薄刃] [名] ①刃をうすくした刃物。また、刃のうすい包丁。 **うすばかげろう** [薄羽蜉蝣] [名] ウスバカゲロウ科の昆虫。トンボに似ている。夏の夕方に出る。幼虫はアリジゴク。 **うすび** [薄日] [名] うすぐもりのときなどにさす、弱い太陽の光。「木の間から―がさす」 **うすべり** [薄縁] [名] 敷物の一種。へりのついたござ。 **うずまき** [渦巻き] [名] うずになって回ること。また、うずを巻いている形。 **うずまく** [渦巻く] [動] ①水などがうずになって回る。▽あやしさが激しく感じられるようすにも使う。「不信感が―」「陰謀―政界」 **うずまる** [埋まる] [動] ①土などにおおわれて外から見えなくなる。「雪に―」 ②すきまなくおおわれる。「会場は観客で―」 **うずみび** [埋み火] [名] 早く燃えつきないように、灰の中にうずめてある炭火。 [類]いけ炭 **うすめる** [薄める] [動] 色や味などのこさを下げる。「シロップを―」 **うずめる** [埋める] [動] ①地中に入れて外から見えないようにする。「骨を―」 [対]掘る ②すきまをなくする。「空欄を―」 **うずもれる** [埋もれる] [動] ①地中にはいって外から見えなくなる。うもれる。「砂にうずもれた古代の遺跡」 ②価値を世に知られずにいる。「うずもれた人材」 **うすら** [薄ら] [造語] [「薄ら~」の形で]程度が少なく、かすかなようすをあらわす。「―明かり」「一笑い」 ②なんとなく。どことなく。「―寒い」 [類]うっすら **うずら** [鶉] [名] キジ科の鳥。小形で、褐色まだらがある。肉と卵は食用。 <107> **うすらぐ** [薄らぐ] [動] だんだんと弱くはかないものになってゆく。うすれる。「印象が―」 **うずらごろも** [鶉衣] [作] 一七八七年。横井也有の作。江戸後期の風俗や人情を軽妙なタッチでえがいた俳文集。 **うすらさむい** [薄ら寒い] [形] なんとなく寒い感じがする。 >語源 少し、なんとなく、の意をあらわす。「うそ寒い」「うそさびしい」▽「薄らす」の変化した形。 **うぞうむぞう** [有象無象] [名] どこにでもある、つまらないもの。また、どこにでもいるつまらない人。「―の集まり」▽仏教語で、有形・無形のいっさいの存在をいう。 **うそさむい** [うそ寒い] [形] なんとなく寒ざむとした感じ。 **うそつき** [嘘吐き] [名] よくうそを言う人。「この―め」 [類]ほら吹き >嘘吐きは泥棒の始まり 一度うそをつくと、次はもっと悪いぬすみでも平気でするようになる。 **うそっぱち** [嘘っぱち] [名] 「うそ」を強めたことば。まっかなうそ。「そんなの―だよ」▽「ぱち」も、うそという意味で、方言にある。 **うそのかわ** [嘘の皮] [名] まったくのうそ。うそでつくったうわべ。「―をはぐ(=見やぶる)」 **うそはっぴゃく** [嘘八百] [名] たくさんのうそ。うそばかり。「―を並べる」▽「八百」は、数の多いこと。 **うそぶく** [嘯く] [動] ①大口をたたく。「天下を取るとー」 ②知っているくせに知らないふりをする。そらとぼける。「ぬすんでいないと―」 **うた** [歌・唄] [名] ①メロディーやリズムをつけたことば。「―は世につれ、世は歌につれ」 ②韻律のあることば。詩。とくに、和歌。「―を詠む」 **うたあわせ** [歌合わせ・歌合] [名] 平安・鎌倉時代に流行した歌の遊び。歌人を左右に分け、きめられた題で詠んだ歌を出しあって、左右の歌の優劣を比較し、勝負の判定をする。▽「寛平御時后宮歌合」「亭子院歌合」などが有名。 **うたい** [謡] [名] 能楽の歌詞。また、その歌詞をうたうこと。 [類]謡曲 **うだいじん** [右大臣] [名] 昔、太政官の長官。左大臣の次の位。 **うたいて** [歌い手] [名] ①歌をうたう人。 ②歌うことを職業とする人。歌手。「彼は日本の代表的な―だ」 **うたいもんく** [謳い文句] [名] 特長などをとくに強調した宣伝のためのことば。キャッチフレーズ。「費用が半分ですむというのが―だ」 **うたう** [歌う] [動] ①ことばにメロディーやリズムをつけて声を出す。「―」 ②詩や和歌をつくる。「別れの悲しみを―」 **うたう** [謡う] [動] 謡を節をつけてうたう。 **うたう** [謳う] [動] ①はっきりとことばや文章で強調して述べる。「憲法は主権在民を―」 ②ほめたたえる。「青春を―」「名人とうたわれる」 **うたがい** [疑い] [名] あやしいと思うこと。「―をいだく」「―が晴れる」 [類]疑念 >疑いを挟む 疑いの気持ちをもつこと。 **うたかいはじめ** [歌会始め] [名] 新年はじめ、宮中でおこなわれる歌会。歌御会始め。 **うたがいぶかい** [疑い深い] [形] 何かにつけてまず疑って、たやすく信じない性質である。「何度もだまされて疑い深くなる」 **うたがう** [疑う] [動] ①真実でないだろう、正しくないだろうと、人やことがらについて否定的な判断をさしはさむ。「事件の存在そのものを―」 ②・・・ではないだろうかと思う。あやしむ。「犯人かと―」 **うたがき** [歌垣] [名] 古代、春と秋に男女が、二つの峰のある山や浜辺などに集まり、たがいに歌を詠みあったり、おどりあったりして求婚した行事。かがい。 **うたかた** [泡沫] [名] 水にうかぶあわ。また、すぐ消えるあわのように、はかなく、たよりないこと。古い言い方。「―の恋」「―の夢」 [類]みなわ **うたがたり** [歌語り] [名] →「うたものがたり」 **うたガルタ** [歌ガルタ] [名] 小倉百人一首の上の句(五・七・五)を読み札、下の句(七・七)をとり札とするカルタ。また、それを使ってする遊び。 <108> **うたがわしい** [疑わしい] [形] ①ほんとうかどうかは不確実で信用できない。「効果のほどは―」 ②悪いことをかくしていそうであやしい。「―そぶり」 [類]不審 **うたがわひろしげ** [歌川広重] →「あんどうひろしげ」 **うたぐる** [疑る] [動] たぶん真実でないだろう、正しくないだろうと執念ぶかく思いこむ。 **うたげ** [宴] [名] 酒宴。宴会。さかもり。「勝利のー」 **うたごころ** [歌心] [名] ①和歌をつくったり、味わったりする気持ちや能力。「―がある」 ②和歌の意味するところ。 **うたた** [転た] [副] 状態が進んで、いっそうはなはだしくなるようす。古い言い方。「―同情の念にたえない」 [類]ますます **うたたね** [転た寝] [名] 寝床にはいらず、ねるつもりもないのに、ついうとうととねてしまうこと。「こたつでーする」 [類]居眠り >つかいわけ →「仮眠」を見よ。 **うだつ(梲)があがらない** いつまでたっても出世の芽も出ない。▽「梲」は、家屋の棟木を支える短い柱のこと。家が建つしるし。また、屋根の上に設けた小屋根付きの土壁。防火用だが、富裕さを示すからとも。 **うたまくら** [歌枕] [名] 昔から和歌に多く詠まれて有名になり、きまったイメージをもつようになった地名。たとえば、「吉野」といえば「桜」が、「飛鳥川」といえば「無常の世」が連想される。 **うたものがたり** [歌物語] [名] 平安前期の物語の一種。和歌を中心にして、それが詠まれた状況などを物語る短い話。歌集の詞書からの発達とみられ、和歌が物語のテーマに深くかかわっている。「伊勢物語」「大和物語」など。▽その短いものをとくに「歌がたり」という。 **うたよみ** [歌詠み] [名] 歌人。和歌をつくる人。 **うたよみにあたうるしょ** [歌よみに与ふる書] [作] 一八九八年。正岡子規の歌論。短歌の革新を唱え、着想の変化や用語を豊かにし、写生の態度を重視。また、「古今集」を否定し、「万葉集」とそれにつながる源実朝の歌を高く評価した。 **うだる** [茹る] [動] ①ゆであがる。ゆだる。 ②暑さのため、からだがのぼせあがり、ぐったりする。「―ような炎天」 **うち** [内] [名] ①内部。ものの中。「―に秘めた情熱」「手の―を明かす」 [対]外 ②時間や数量の範囲の中。「明るい―に帰ろう」「若いーにきたえろ」「三人の―一人を選ぶ」 ③自分のいる会社や団体など。なかま。「―の新製品」「―の生徒」 [対]よそ ④自分の家族。とくに、自分の夫あるいは妻をさす。「―の母」「―の人」 ⑤いえ。とくに、自分の家。家庭。「ーへいらっしゃい」 >語源 自分を中心にして、自分と関係が深いと思っている範囲をいう。「外」に対することば。「鬼は外、福は―」「―弁慶」①以外はふつう、かな書き。古語では、とくに宮中・内裏や、そこにいる天皇をさすことがある。 **うち** [打ち] [造語] [「うち~」の形で]①「さっと」「ぱっと」などの意味をあらわす。「―切る」「―消す」「―はらう」 ②意味を少し強めたり、語調をととのえたりする。「―続く」「―寄せる」「―しずむ」「動詞に付く。「うち」は、動作や作用が瞬間的であることを示すのがもとの意味。 **うちあげ** [打ち上げ] [名] ①興行や仕事などを終えること。また、その慰労会。 ②空に向けて発射すること。「ロケットのー」 **うちあげはなび** [打ち上げ花火] [名] 筒にこめて、空高くあげる花火。 [対]仕掛け花火 **うちあける** [打ち明ける] [動] 秘密にしていたことを、かくさずに話す。「なやみごとを―」 **うちあげる** [打ち上げる] [動] ①打って高く上げる。「人工衛星を―」 ②波が海岸までものを運んでくる。また、波がうち寄せて岸に上がる。「魚が大量に打ち上げられた」 ③興行や仕事を完了させる。「巡業を―」 **うちあわせる** [打ち合わせる] [動] ①前もってものごとの進行について話しあう。「大会の日程を―」 ②ものとものとを、ぶつけあわせる。「石と石とを―」 **うちいわい** [内祝い] [名] 身内や親しいものだけでする祝いごと。また、結婚や入学など、めでたいことがあった当人が、身近な人におくる記念品。 **うちうち** [内内] [名] おもてに出さずに親しい人たちだけですること。「―に済ませる」 [類]内輪・内々 **うちうみ** [内海] [名] ①陸に囲まれた入り海。「ないかい」とも。 [対]外海 ②みずうみ。 **うちおとす** [打ち落とす] [動] ①たたいて落とす。 ②きって落とす。「首を―」▽「討ち落とす」とも書く。 **うちおとす** [撃ち落とす] [動] 銃などで撃って落とす。 **うちかえす** [打ち返す] [動] ①打ってきたものを打って返す。 ②すもうなどで、しかけられたわざを相手にしかえす。 ③田や畑をすきかえす。 ④古い綿をやわらかく再生する。 **うちかけ** [打ち掛け・裲襠] [名] 和服で、武家の女性が帯をしめた上に着る礼装。現在は結婚式のときに花嫁が着る。 [類]かいどり **うちかつ** [打ち勝つ] [動] 困難や苦しみを、努力して乗りこえる。「悲しみに―」▽「打ち克つ」とも書く。 <109> **うちがわ** [内側] [名] ものの中になっているほう。内面・内部・裏側。 [対]外側 **うちき** [内気] [形動] 気が弱く、思ったことを言ったりしたりできない性格。小心。「―な性質」 [類]消極的・内向的 **うちきる** [打ち切る] [動] 時間的に続いていたものを途中でしまいにする。「番組を―」 **うちきん** [内金] [名] 取り引きなどで、契約のしるしに前もってはらう代金の一部。てつけ。 [類]手付金 **うちくだく** [打ち砕く] [動] ①打って粉にする。「野望を―」 **うちくび** [打ち首] [名] 刀で首をきりおとす昔の刑罰。「―獄門」 [類]斬罪 **うちけし** [打ち消し] [名] 否定すること。 **うちけし** [打消] [名] 文法で動作や状態を否定することをあらわすときの言いかた。口語では、動詞の未然形に助動詞「ない」「ぬ(ん)」を付けてあらわす。「行く」をうち消すと「行かない」「行かぬ(ん)」となる。文語では、「行かず」となる。 **うちけす** [打ち消す] [動] きっぱりと、そうではないと言う。否定の形で述べる。「犯行を―」 **うちゲバ** [内ゲバ] [名] 学生運動で、組織の内部での暴力的な対立や抗争。▽「ゲバ」は「ゲバルト(=暴力)」の略。 **うちこむ** [打ち込む] [動] ①熱中して全力をそそぐ。「剣道に―」 ②打って中へ入れる。たたきこむ。「くさびをー」 **うちころす** [打ち殺す] [動] たたいて殺す。また、「殺す」を強めた言い方。 [類]ぶち殺す **うちころす** [撃ち殺す] [動] 銃などで撃って殺す。 **うちこわし** [打ち壊し・打ち毀し] [名] 江戸中期以後、大衆が起こした集団暴動。米の値段がひどく上がったことを理由に、大商人の家をおそって品物をうばったり、安売りを強要したりした。 **うちじに** [討ち死に] [名] 戦場で敵と戦って死ぬこと。戦死。「大勢が―した」 **うちすえる** [打ち据える] [動] ①強くたたいて立てなくさせる。 ②「据える」を強めた言い方。しっかりすえる。 **うちすてる** [打ち捨てる] [動] ぱっと捨ててかえりみない。そのままに放っておく。 **うちだし** [打ち出し] [名] ①芝居やすもうなどで、一日の興行のおわりの終わり。「―太鼓」 [類]跳ね ②紙や金属板を裏側からたたいて、模様をうかびあがらせる。 **うちたてる** [打ち立てる] [動] りっぱになしとげる。また、しっかりと定める。「新記録を―」「方針を―」 **うちつける** [打ち付ける] [動] ①くぎなどを打ってとめる。 ②ぶつける。なげつける。 **うちつづく** [打ち続く] [動] 時間的に次から次へと続く。ずっと続く。「―災害」 **うちづら** [内面] [名] 家族や親しいものだけに見せる態度や表情。「―が悪い(=家族にやさしい顔をしない)」 [対]外面▽「ないめん」と読めば別の語。 **うちでし** [内弟子] [名] 先生の家に住みこんで、てつだいをしながら、芸ごとなどを習う弟子。 **うちでのこづち** [打ち出の小槌] [名] 打てば望みの品がなんでも出るという、ふしぎな小づち。 **うちとける** [打ち解ける] [動] 気まずさやへだてがなくなって、なごやかなふんいきになる。「心が―」 **うちどめ** [打ち止め・打ち留め] [名] ①すもうなどで、興行のおわりの終わり。「この一番にて本日の―」 ②パチンコで、一定量の玉が出たときに機械を止めること。 **うちとる** [打ち取る] [動] 野球で、投手が打者との勝負に勝つ。「内野ゴロにー」 **うちとる** [討ち取る] [動] ①刀などを使って、相手を殺す。「敵将の首を―」 ②残らず殺す。 **うちとる** [撃ち取る] [動] 銃などで、撃って殺す。しとめる。 **うちぬく** [打ち抜く・打ち貫く] [動] ①突っさしたりして穴をあける。 ②型をあてて、その形にぬきだす。 ③徹底して最後までやりぬく。「無期限ストを―」 **うちぬく** [撃ち抜く] [動] 銃などで撃って穴をあける。 **うちのめす** [打ちのめす] [動] ①相手が起きあがれなくなるまで激しくたたく。「棒で―」 ②二度とたち直れないほどの大打撃をあたえる。「とどまることのない円高に打ちのめされる」 **うちのり** [内法] [名] 箱や管などの内側の寸法。 [対]外法 **うちはたす** [討ち果たす] [動] きり殺す。うちとる。 **うちひしがれる** [打ち拉がれる] [動] 意欲や気力がくじかれる。「長引く不況に国民は―」 **うちべんけい** [内弁慶] [名] 自分の家の中ではいばっているのに、外ではいくじがなくて何もできないこと。また、その人。陰弁慶。 **うちぼり** [内堀・内濠] [名] 城の内部にあるほり。 [対]外堀 **うちまかす** [打ち負かす] [動] 打って負かす。また、完全に負かす。 **うちまく** [内幕] [名] 外からはわからない内部の事情。内情。「政界の―」 [類]楽屋裏 **うちまご** [内孫] [名] 自分のあととり夫婦の子。 [対]外孫 >内孫より外孫 内孫より、嫁に行った娘が生んだ子供(=外孫)のほうがかわいいこと。 **うちまた** [内股] [名] ①ふとももの内側。 ②つまさきを内側に向ける歩きかた。 [対]外また ③柔道のわざの一つ。相手のもものあいだに足をかけて投げるわざ。 **うちまたごうやく** [内股膏薬] [四漢] 自分の考えをしっかりもたず、あっちにつき、こっちについて従う人。「二股膏薬」とも。▽内股に膏薬をはると、右についたり左についたりすることから。 <110> **うちまわり** [内回り] [名] 環状に回る線などで、内側を回る線。「山手線の―」 [対]外回り **うちみ** [打ち身] [名] からだを強く打ったとき、皮ふの下にできた傷。 [類]打撲傷 **うちみず** [打ち水] [名] すずしくするためや、ほこりをしずめるために、庭さきや道などに水をまくこと。また、その水。 **うちむらかんぞう** [内村鑑三] [人] 一八六一~一九三〇年。明治・大正期の宗教家・思想家。江戸生まれ。無教会主義のキリスト教を唱え、また、日露戦争にあたって非戦論を説いた。著書に「余は如何にして基督信徒となりし乎。」。 **うちやぶる** [打ち破る] [動] ①敵や目標にいどんで勝つ。「大軍を―」「記録を―」 ②たたきこわす。また、「やぶる」を強めた言い方。「とびらを―」「厳重な包囲網を―」 **うちゅう** [宇宙] [名] ①すべての天体をふくむ広大な空間。とくに、地球の大気圏外。 **うちゅうかいはつ** [宇宙開発] [名] 人工衛星や打ち上げロケットなどの調査により、宇宙にある資源を人類のために利用しようとすること。 **うちゅうかん** [宇宙観] [名] 統一体としての宇宙に対する見かたや考えかた。また、広く自然や人生についての考えかた。 **うちゅうくうかん** [宇宙空間] [名] 天体と天体とのあいだ。地球についていうと、ふつうの航空機が飛べる限度以上の空間。高度三〇㎞以上をいう。 **うちゅうさんぎょう** [宇宙産業] [名] ロケットや人工衛星など、宇宙開発に必要な資材の製作にあたる産業。常に最先端の技術を研究開発しているアメリカ・ロシアなどで発達。 **うちゅうじん** [宇宙塵] [名] 天体と天体とのあいだにただよう、細かいつぶ状の物質。 **うちゅうステーション** [宇宙ステーション] [名] ロケットなどの中継基地となる大型の人工衛星。 **うちゅうせん** [宇宙線] [名] 宇宙空間に存在している高いエネルギーの放射線。また、それが大気中の原子核と衝突して発生した放射線。 **うちゅうろん** [宇宙論] [名] 宇宙の根本原理についての理論。コスモロジー。 **うちょうてん** [有頂天] [形動] 喜びのあまり、われを忘れること。得意の絶頂。「―になる」▽「有頂点」は誤り。 **うちわ** [内輪] [名] ①身内や親しい者だけのこと。「―の集まり」「―もめ」 ②実際より少ないこと。ひかえめ。「―に見積もる」 **うちわ** [団扇] [名] あおいで風を起こす道具。ふつう、まるい形で竹と紙でできている。「―を使う」 **うちわけ** [内訳] [名] 金額や品物の内容を項目別に分けたもの。「支出のーを見る」 [類]明細 **うちわもめ** [内輪揉め] [名] 身内や親しい者どうしの争いごと。 [類]内紛 **うつ** [打つ] [動] ①二つのものを瞬間的に強く当てる。「球を―」「頭を―」 ②たたく動作をする。その結果、音を出したり、固定させたり、つくったり、のばしたり、きたえたりなどする。「太鼓を―」「くぎを―」「そばを―」「金箔を―」「刀を―」 ③強い感動や刺激をあたえる。「心を―」「胸を―」「鼻を―臭気」 ④さして入れる。「注射を―」「鍼を―」 ⑤興行や勝負をする。「芝居を―」「碁を―」「ばくちを―」 ⑥広がるように投げる。「あみを―」「水を―」 ⑦かける。「罪人になわを―」 ⑧目立つような勢いのある動きをする。「雪崩を―」「選挙に打って出る」 ⑨手段を講じる。「先手を―」「別の手を―」 ⑩しるしをつける。「番号を―」「句点を―」ほか、「手付金を―(=内金を払う)」「電報を―」「コンクリを―(=流しこむ)」「畑を―(=たがやす)」などと使う。 >打って一丸となる 目的のために全員が団結する。一致団結する。 >打てば響く すぐに適切な反応があらわれる。▽一つ教えれば、一〇のことを理解するような、教えがいのあることをいう。 **うつ** [討つ] [動] 敵をせめてやっつける。「敵を―」「不意を―」「あだを―」 **うつ** [撃つ] [動] 銃などを発射する。「鳥を―」 >つかいわけ 打つ・たたく・殴る どれも打撃を加える意味だが、「打つ」は、一回の、瞬間的な動作をいう。「たたく」は、動作をくりかえすことに重点がある。「殴る」は、対象が生きものに限られる。 **うつうつ** [鬱鬱] [形動] 心が晴れないようす。「毎日を―と過ごす」 [類]憂鬱 **うっかり** [副] 注意がそれて、気づかないようす。「―忘れた」「―して乗りすごした」 **うづき** [卯月] [名] 陰暦で、四月のこと。卯の花月。 **うつくしい** [美しい] [形] ①形・色・声などが快く、好ましい感じである。「―花」「―音楽」 ②行動・心がけ・感情などがりっぱで、心を打つ。「―友情」 [類]麗しい >語源 「うつくしい」は、心にしみ入ってくるような美をいう。「きれい」は、表面的な美をいう。「妻子を見ればめぐしうつくし(=妻子を見るといとしくかわいい)」(万葉集)。平安時代には、「小さきものはみなうつくし」(枕草子)と、小さく可憐なものへの愛にかわり、梅の花などについてもいった。そこから、きれいだという現代語の意味が生まれた。 **うっくつ** [鬱屈] [名] 気分がくさくさすること。ふさぎこむこと。 **うっけつ** [鬱血] [名] からだの一部に静脈の血がたまって流れにくくなること。 <111> **うつけもの** [空け者] [名] ぼんやりした人。ばかもの。古い言い方。「この―め」 **うつし** [写し] [名] ①そのとおりに写すこと。また、写したもの。コピー。 ②ひかえの書類。 [類]副本・謄本 **うつす** [写す] [動] ①文字・図表・絵などをそっくり別のものに書きとる。転写する。コピーする。「借りたノートを―」 ②撮影する。写真にとる。「卒業写真を―」 ③原物そっくりにつくる。「塔を写した模型」 **うつす** [映す] [動] ①鏡や水面などにものの姿や形がそのままあらわれるようにする。「美しい夕焼けを―湖面」 ②スクリーンに映像をあらわす。「スライドを―」 **うつす** [移す] [動] ①別のところへ動かす。「席を―」「話を―」▽「都を移す」は「遷す」とも書く。 ②次の段階に進める。「計画を実行に―」 ③病気を伝染させる。「風邪を―」▽ふつう、かな書き。 ④色やにおいをしみこませる。「着物に香を―」 ⑤関心を別のものに向ける。「心を―」「目を―」 ⑥「時を移さず」の形で時間を費やさずに。ただちに。すぐに。「時を移さずに対策を練る」 **うっすら** [副] 程度がわずかであるようす。「子供のころ住んでいたことは―と覚えている」「―雪化粧した山」 [類]かすか **うっせき** [鬱積] [名] 心の中に、不平や不満などがたまること。 **うっそう** [鬱蒼] [形動] 樹木がこんもりとしげってうす暗いようす。「―とした神宮の森」 **うったえ** [訴え] [名] ①不満や苦しみを、人に告げること。また、申したて。「本人の―」 ②裁判所に対する提訴。「原告のー」 [類]訴訟 **うったえる** [訴える] [動] ①裁判所に善悪を明らかにするよう願いでる。提訴する。 ②不満や痛みなどを人に告げ知らせる。「空腹を―」 ③人の気持ちを動かそうと感覚や心にはたらきかける。「良心に―」 ④解決する手段としてたよる。「腕力にー」 **うっちゃらかす** [打遣らかす] [動] かまわないで、そのままほうりだしておく。くだけた言い方。 **うっちゃり(打遣り)をくう** どたん場で形勢を逆転される。 **うっちゃる** [打遣る] [動] ①なげすてる。ほうり出す。「ごみを―」 ②世話をしないでほうっておく。「あんな子はうっちゃっておけばいい」 ③すもうで、土俵ぎわに追いつめられた力士が、相手の力を利用して、身をひねって相手を土俵の外へ投げだす。また、不利な形勢を最後のところで、一気に逆転する。▼「うちやる」の変化した形。 **うつつ** [現] [名] ①目がさめている状態。「夢か―か」 ②気がしっかりしている状態。正気。本心。「―に返る」 >うつつを抜かす 何かに夢中になって正気を失い、やるべきことを忘れてしまう。「かけごとにー」 **うってかわる** [打って変わる] [動] 急にがらっと変わる。「前日とはうって変わって、上天気になった」 **うってつけ** [打って付け] [形動] ぴったり合っていること。ちょうどふさわしいこと。「きみに―の仕事だ」 [類]最適・もってこい **うってでる** [打って出る] [動] ①自分から積極的に出る。「選挙に―」 ②はなばなしい活動や攻撃を開始する。「芸能界に―」「城門から―」 **ウッド** [名] ゴルフのクラブで、頭部が木製のもの。 [対]アイアン▽木という意味から。 **うっぷん** [鬱憤] [名] 心の中に積もり積もったいかりや不満などの感情。「日ごろの―をはらす」 **うっとうしい** [鬱陶しい] [形] ①天候が悪くて気分が晴れない。「―梅雨空」 [類]重苦しい ②じゃまなものがあって、わずらわしい。「髪がのびて―」 [類]うるさい **うっとり** [副] 美しさやここちよさなどに、すっかり心をうばわれるようす。「名曲に―聞きほれる」「―してながめる」 [類]陶然 **うつびょう** [鬱病] [名] 精神病の一種。無気力になり、ものごとを悲観的に考えてしまう。 [対]躁病 **うつぶす** [俯す] [動] 顔・腹などを下にしてふせる。腹ばいになる。うつぶせる。また、頭をさげげて下を向く。▽「うつ」は「内」。 **うつぶせ** [俯せ] [名] 顔・腹などを下にした状態。また、そのようにねること。「―になる」 **うつぼかずら** [靫蔓・猪籠草] [名] ウツボカズラ科の多年草。葉さきにつぼ形のふくろがあり、虫をとらえて消化する。 **うつほものがたり** [宇津保物語] [作] 一〇世紀後半。作者未詳。貴宮の姫をめぐる求婚物語と皇位継承をめぐる勢力争いを中心とする物語。貴族社会を写実的にえがいたもの。二〇巻。 **うつむきかげん** [俯き加減] [名] 顔がふせがちになること。「―に歩く」 **うつむく** [俯く] [動] 顔などを内側に向ける。「うつむいたまま返事をしない」「花瓶の花が―」 [対]あお向く▽「うつ」は「内」の古形。 **うつらうつら** [副] なかばねむっているために、意識がはっきりしないようす。「高熱のため―する」「―しているうちに夜が明けた」 [類]うとうと >つかいわけ うとうと・うつらうつら どちらも半分ねむったような、覚めたような状態をいうが、「うとうと」は、ねむりのほうに重点があり、浅く短くてもここちよい。「いつのまにか日だまりでうとうとしていた」。「うつらうつら」は、半分目覚めているほうに重点があり、発熱や心配などのためによくねむれないようす。「風邪薬のせいでうつらうつらしている」。 <112> **うつりが【移り香】**[図]ものや人と接することで、移って付いたよいかおり。「ほのかなーがただよう」 **うつりかわり【移り変わり】**[図]ものごとが時とともに、しだいに変わっていくこと。「季節の―」「時代の―」[類]推移 **うつりぎ【移り気】**[図][形][動]興味や関心の対象が、次から次へと変わりやすいこと。あきっぽい。うわきっぽい。「―な性格」 **うつる【写る】**[国]●写真で、画像にあらわれる。「写真に―あやしげな物体」@うっすら見える。「裏のページの文字がすけてー」 **うつる【映る】**[国]日光や影ががが別のものの上にそっくりあらわれる。「しょうじに―人影」「鏡に―姿」②スクリーンなどに映像があらわれる。「テレビに―」◎印象をあたえる。そのように思われる。「他人にはどうーのだろう」④にあう。色の配合がいい。「ネクタイが洋服の色によくー」 **うつる【移る】**[国]①ものの中身は変わらないで、ある場所や地位が変わる。移動する。「となりの席に―」「四月から総務課に―」②前とはそっくり別のものに変わる。次の段階に進む。「季節が―」「さっそく予定の行動に―」③病気などが感染する。「あくびが―」「風邪[かぜ]が―」▽ふつう、かな書き。④色やにおいが他へ伝わる。「いやなにおいがー」⑤心や気持ちが別のものや相手のほうへ近づく。「興味が―」「情が―」◎時間がたつ。「年月が―」 **うつろ【虚ろ・空ろ】**[形動]からっぽなようす。空虚[くうきょ]。②ぼんやりしているようす。「―な目」 **うつろう【移ろう】**[国]しだいに色が移りかわっていく。おとろえる。「―花の色」 **うつわ【器】**[図]①いれもの。容器。「ガラスのー」②人物や能力の大きさ。「社長の―ではない」「彼は―が小さい」[類]器量・度量 **うで【腕】**[図]①かたから手首までの部分。とくに、ひじより上を「二の腕」という。②身につけた能力や技術。うでまえ。「―を競[きそ]う」「―が上がる」「たいした―だ」[圏]手腕[しゅわん]③腕力[わんりょく]。「―にものをいわせる」「―ずく」 **腕が立つ** 技術がすぐれている。「―職人」 **腕が鳴る** 力や技術をふるいたくて、うずうずする。「出番を前にしてー」 **腕に覚えがある** 力や技術に自信がある。 **腕によりをかける** いつもにまして、うでまえをふるおうとはりきる。「腕によりをかけて料理する」 **腕をこまぬく** 手出しができないで、手を組んだままなりゆきを見ている。[類]手をこまぬく▽「こまぬく」は「こまねく」とも。 **腕をふるう** 力や技術をじゅうぶんに発揮する。 **腕を磨みがく** 技術を高めようと訓練を重ねる。腕に磨きをかける **うてき【雨滴】**[図]雨のしずく。あまだれ。「―の音を聞く」 **うでぎ【腕木】**[図]柱などから、横につき出すかたちでとりつけられた木。アーム。 **うできき【腕利き】**[図][形][動]すぐれたうでまえをもっていること。また、その人。「―の職人」[圏]腕っこき・敏腕[びんわん] **うでぐみ【腕組み】**[図]「両方のうでを胸の前で組みあわせること。 **うでくらべ【腕比べ・腕、競べ】**[図]力や技術を競[きそ]いあい、どちらがすぐれているかを比べること。[類]力比べ **うでじまん【腕自慢】**[図]うでまえや腕力[わんりょく]を見せびらかすこと。 **うでずく【腕尽く】**[図]事件の解決に、道理よりも腕力[わんりょく]にたよること。「―でとりかえす」[圏]力ずく **うでずもう【腕相撲】**[図]台をはさんで向かいあい、ひじを立ててたがいの手のひらをにぎって、相手の手の甲[こう]とを台につけようとする力比べ。 **うでたてふせ【腕立て伏せ】**[図]体操で、両手をゆかにつき、両足をのばしたままの姿勢で、うでの屈伸をくりかえす運動。 **うでだめし【腕試し】**[図]自分の能力や技術などがどれくらいあるかを知るために、ためしにやってみること。[類]力試し **うでっこき【腕っ〝扱き】**[図][形][動]「腕利き」に同じ。うでこき。 **うでっぷし【腕っ節】**[図]うでの力の強さ。けんかの強さ。腕力[わんりょく]。「―が強い」 **うでどけい【腕時計】**[図]手首にはめて使う、携帯用の小形の時計。 **うてな【台】**[図]四方を見わたすような台[だい]。②ものを置く台[だい]。「蓮[はす]の―」③植物の、がく。「花のー」 **うでまえ【腕前】**[図]身につけた能力や技術の程度。「―が上がる」[圏]技量・手並み **うでまくり【腕×捲り】**[図][下][ス]そで口をまくりあげること。また、意気ごみを示すこと。 **うでる【×茹でる】**[下][□]「ゆでる」の変化した形。 **うてん【雨天】**[図]雨の降っている天気。あめふり。「運動会は―順延となる」⇔晴天 **うど【『独』活】**[図]ウコギ科の多年草。山野に生えるほか、栽培[さいばい]もされる。若い芽や、やわらかい茎[くき]を食用にする。 **独活の大木[たいぼく]** 大きいだけで役に立たない人を、ばかにしていうことば。「―柱にならぬ」 **うとい【疎い】**[圏]①くわしく知らない。事情がわかっていない。「世事に―」[圏]暗い ②親しく交際していない。「近所との関係が―」「去る者は日々に疎し」[圏]疎遠[そえん] **うとうと**[副][「スツ]浅いねむりの状態にあるようす。「縁側でつい―する」[類]とろとろ「つかいわけ↓「うつらうつら」を見よ。 **うとそうそう【×烏兎×匆匆】**[回][圏]月日のたつのが早いこと。▽昔、中国で太陽を「金烏[きんう]」、月を「玉兎[ぎょくと]」といった。 **うとましい【疎ましい】**[囮]見聞きするのがいやで、 <113> **うとむ**【疎む】[国]いやなものとして遠ざける。うとんじる。「仲間から疎まれる」 **うどん**【×餛飩】[図]めん類の一種。小麦粉に少量の塩と水を加えてこね、細長いひも状に切ってゆでた食品。[かぞえ方]玉[たま] **うどんげ**【《優曇華】[図]①クワ科の落葉高木。仏典には、三千年に一度花が咲くとある。②木の枝などに産みつけたクサカゲロウの卵。めでたいしるし、または不吉な前ぶれという。 **優曇華の花** めったにないもののたとえ。 **うどんこ**【×饂飩粉】[図]小麦粉。 **うとんじる**【疎んじる】[圧□]親しみがもてず、軽視して相手にしない。うとむ。うとんずる。 **うながす**【促す】[国]①まわりから、はやくするようにせきたてる。急がせる。催促[さいそく]する。「返済を―」②そうなるように仕向ける。促進する。「注意を―」 **うなぎ**【×鰻】[図]ウナギ科の魚。細長くて、表面はぬるぬるしている。淡水[たんすい]にすむが、産卵は海。近年は養殖[ようしょく]も盛[さか]ん。とくに、土用の丑の日に暑気ばらいにかば焼きを食べる風習がある。 **鰻の寝床** 細長い住まいをたとえていう。 **うなぎのぼり**【×鰻登り】[図]ぐんぐん上がって止まらないこと。値段・地位・気温などが急速に上がるときにいう。「物価が―だ」 **うなされる**【×魘される】[下□]おそろしい夢などを見て、苦しそうな声を出す。「悪夢に―」 **うなじ**【項】[図]首の後ろ側の部分。えりくび。「しかられて―を垂れる(=下を向く)」 **うなずく**【×頷く・《首肯く】[国]「わかった」「承知した」などということをあらわすために、首を上下に動かす。「軽く―」 **うなだれる**【《項垂れる】[下□]気持ちがしずみこんで首を前へ垂れる。うつむく。「だまったまま―」 **ウナでん**【ウナ電】[図]至急電報。現在は廃止[はいし]。 **うなばら**【海原】[図]広びろとした海。遠く広がる海面。「大[おお]ーに乗りだす」▽常用漢字表付表の語。 **うなり**【×唸り】[図]①うなる音や声。②凧[たこ]につけて風にうならせるもの。◎振動[しんどう]数のわずかに異なる二つの音波が干渉[かんしょう]しあって、周期的に音が強くなったり弱くなったりする現象。 **うなる**【×唸る】[国]痛みやいかりなどのために、低い声を長く引いて出す。うめく。「犬が―」②音を長く鳴りひびかせる。「モーターが―」③腹に力を入れて、長く声を引いてうたう。「義太夫を―」④[「うなるほど」の形で]ものがたくさんあることをたとえていう。「かねは―ほどある」⑤[多く、「うならせる」の形で]感心させる。「観客をうならせる名演奏」 **うに**[〝海〝胆】[図]棘皮[きょくひ]《動物の一種。海中の岩のあいだなどにすみ、クリのいがのような多数のとげをもつ。食用。 **うに**【雲丹】[図]ウニの卵巣[らんそう]を加工した食品。 **うぬぼれ**【〝自×惚れ・〝己×惚れ】[図]自分の能力や姿かたちなどが、実際以上にすぐれていると自分独りで思いこんでいい気になること。おもいあがり。 **うぬぼれる**【自×惚れる】[下二]実際以上に自分がすぐれていると思いこんで、いい気になる。思いあがる。「いい成績だからといって―な」 **うね**【畝・×畦】[図]畑で、作物[さくもつ]を植えるために、せまい幅で長く土を盛りあげたところ。 **うねうね**[副]「山脈[さんみゃく]や道などが、高くなったり低くなったり、曲がりくねったりして続いているようす。「―と続く山脈」「―した山道を行く」 **うねびやま**【畝傍山】[図]大和[やまと]三山の一つ。奈良県橿原[かしはら]市にある山で、「万葉集」に詠[よ]まれる。 **うねめ**【×采女】[図]昔、天皇の食事や衣服の世話をした後宮[こうきゅう]の女官。 **うねり**[図]波が大きく上下に動くこと。また、道や川がゆるやかに曲がること。「海上は―が高い」 **うねる**[国]①左右に曲がりくねって続く。蛇行する。「道が―」②上下に大きくゆるやかに動く。「波が―」 **うのけ(兎の毛)で突いた程[ほど]** きわめて小さなことのたとえ。「―のすきもない」▽ウサギの毛は非常に細いことから。 **うのこうじ**【宇野浩二】[閃][図]一八九一一一九六一年。大正・昭和期の小説家。福岡県生まれ。本名は格次郎。ユーモアをまじえた文体で身辺世界をえがいた。後年は現実的な作品に変わる。代表作「蔵の中」「苦の世界」「思ひ川」「世にも不思議な物語」。 **うのはな**【×卯の花】[図]①ウツギ(=ユキノシタ科の落葉低木)の花。②とうふをつくるときにできる、ダイズをしぼったかす。おから。 **うのはなくたし**【×卯の花。腐し】[図]「五月雨[さみだれ]」のこと。▽「くたし」は、くさらすという意味。 **うのはなぐもり**【×卯の花曇り】[図]陰暦四月ごろのくもった空。 **うのみ**【×鵜呑み】[図]が魚を丸のみするように、食べものをかまないでのみこむこと。まるのみ。②ものごとをよく理解もせずに、そのままうけいれること。「人の言うことを―にする」 **うは**【右派】[図]政党などの団体で、現在の体制を変えないでやっていこうという、保守的な考えをもつ人々の集まり。[圏]右翼[↔]左派 **うば**[目]【×乳母】[図]母の代わりに乳をやって子供を育てる女性。また、子供のめんどうをみたり世話をしたりして育てる女性。「めのと」とも。▽常用漢字表付表の語。 **うば**[目]【×姥】[図]年をとった女性。「―桜」 **うばう**【奪う】[国]①むりやりとりあげてしまう。「かねを―」「命を―」②人の目や関心をこちらにひきつける。「心を―」 **うばぐるま**【乳母車】[図]乳幼児を乗せて歩く、手おし車。ベビーカー。 **うばざくら**【×姥桜】[図]●葉が出るよりさきに花が開く種類のサクラ。②若くはないが、まだ美しさや色気[いろけ]をもつ女性。 <114> **うばすてやま**【×姨捨山】[図]↓「おばすてやま」 **ウパニシャッドてつがく**【ウパニシャッド哲学】[図]インドで、紀元前七世紀から紀元前四世紀ころにつくられた哲学の体系。宇宙の絶対者のブラフマンと自己の本質であるアートマンは、究極的には一体であると説く。バラモン教の根幹をなす説。 **うぶ**【《初】[図][形動]世間[せけん]慣れしないで純情なこと。また、男女のことに経験のないこと。 **うぶぎ**【産着・産〝衣】[図]生まれてまもない赤んぼうが着る着物。ベビーウエア。 **うぶげ**【産毛】[図]①生まれたときから生えている髪[かみ]の毛。②顔やからだに生えている、やわらかくてうすい毛。 **うぶごえ**【産声】[図]子供が生まれたときに、はじめて上げる泣き声。「―を上げる(=誕生する)」 **うぶすながみ**【産土神】[図]生まれた土地の守り神。また、氏神。 **うぶゆ**【産湯】[図]生まれたばかりの赤んぼうを、はじめて湯に入れて洗うこと。また、そのときに使う湯。「―をつかわせる」 **うべなう**【諾う・《宜う】[国]承知する。同意する。古い言い方。 **うま**[日]【馬】[図]ウマ科の哺乳動物。首や顔が長い。走る能力にすぐれ、ウシと並ぶ重要な家畜[かちく]。畑の耕作や荷物の運搬[うんぱん]・競走用・食用。「馬車―のように(=わき目もふらずに)働く」[かぞえ方]頭[とう]・騎[き] **馬が合う** 気が合う。「彼とは―」 **馬には乗ってみよ、人には添うてみよ** ウマのよしあしは乗ってみなくてはわからない。それと同じだから、ともかくいっしょにやってごらん。 **馬の背を分ける** 夕立[ゆうだち]などで、降っている場所と降っていない場所とのさかいがきわどいところではっきり分かれていること。 **馬の耳に念仏** いくら言いきかせてもむだなこと。「彼に説教しても―だ」[圏]馬耳東風[ばじとうふう] **馬を牛に乗り換える** よいものを捨てて悪いものとかえること。▽足の速いウマからおそいウシに乗りかえるという意味から。 **うま**【午】[図]十二支の第七番目。②昔の方角の呼び名で、南。③昔の時刻の呼び名で、今の昼の一二時ごろ。また、その前後二時間。「―の刻[こく]」▽「正午」「午前」「午後」は、午[う]まの刻[こく]を基準にしたことば。 **うまい**[囲]味がいい。「ごはんがー」[園]美味[びみ]「旨い」「甘い」と書き、「美味い」とも当てる。「おいしい」のほうが上品な言い方。「うまい」は露骨[ろこつ]?な言い方。②たくみである。「絵が―」「お世辞が―」[圏]上手[↔]下手[へた]▽「巧い」と書き、「上手い」とも当てる。③都合がいい。「―話がある」「交渉[こうしょう]はうまく いった」[→]まずい▽「旨い」と書く。 **うまい汁を吸う** 自分だけが苦労もせずに利益をえる。 > 「つかいわけ」→「巧[うま]み」を見よ。 **うまうまと**[副]ねらったとおりに。たくみに。まんまと。「―だまされた」 **うまおい**【馬追い】[図]⊕ウマに人や荷物を乗せて追っていくこと。また、その人。②放牧しているウマをさくの中に追いこむこと。③キリギリス科の昆虫[こんちゅう]”。ウマオイムシ。その鳴き声からスイッチョとも。 **うまかた**【馬方】[図]ウマをひいて人や荷物を乗せて運ぶ仕事をする人。[圏]馬子 **うまごやし**【馬肥やし・×苜蓿】[図]マメ科の二年草。春、チョウ形の黄色い花が咲く。クローバーに似る。▽肥料や牧草にすることからこの名がついた。 **うまに**【旨煮・《甘煮】[図]肉や野菜などをあまくこい味ににしめた料理。 **うまのあし**【馬の足・馬の脚】[図]芝居で、ウマのあしなどの役をする役者。下っぱの役者やへたな役者をあざけっていうことば。 **うまのはなむけ**【×餞】[図]旅立つ人の前途[ぜんと]を祝って金品をおくること。せんべつ。▽昔、旅立つ人を送るとき、旅さきの方にウマの鼻を向けて、安全をいのったことから。 **うまのほね**【馬の骨】[図]生まれや育ちなどがはっきりしない人のことを、ばかにしていうことば。「どこの――かわからない」 **うまのり**【馬乗り】[図]①ウマに乗るかっこうで、上にまたがること。また、その姿勢。「―になる」②ウマに乗ること。乗馬。また、ウマに乗る人。 **うまみ**【旨み・旨味】[図]◎おいしさを感じさせるよい味わい。「材料の―をひきだす料理」「―調味料」②芸術や芸能などで、たくみなわざによる味わい。「―のある芸」③商売や取り引きなどで、もうけや利益が多く見こめること。「あまりーのない仕事だ」 **うまや**【馬屋・×厩】[図]ウマを飼っておく小屋。馬小屋。圏厩舎。 **うまやどのおうじ**【厩戸皇子】「しょうとくたいし」 **うまる**【埋まる】[国]◎地中にすべてあって、表面から は見えなくなっている。②くぼんだ場所やあいている場所がいっぱいになる。「席が―」③足りない分が補われる。「欠員が―」④たくさんのものにおおわれて、かくれてしまう。「山全体が桜の花でー」 **うまれ**【生まれ】[図]①生まれること。「四月―」「明治―」[團]出生 ②生まれた土地。「どこの―ですか」[圏]生地[せいち]③生まれた家がら。「―がいい」[圏]出自[しゅつじ] **生まれもつかぬ** 生まれた姿とはすっかり変わった。「―姿になる」 **うまれいずるなやみ**【生れ出づる悩み】[一]九一八年。有島武郎[たけお]の短編小説。青年画家の芸術と実生活とのなやみ、さらにそれを乗りこえる情熱や喜びを語る。評論「惜しみなく愛は奪[うば]う」を具体化した作品。 <115> **うまれおちる**【生まれ落ちる】[圧□]この世に生まれでる。生まれてくる。 **うまれかわる**【生まれ変わる】[国][田]一度死んで、再びほかのものとなって、この世に生まれてくる。転生する。「こんどは男に生まれ変わりたいものだ」②性格や行動などが、別人のように変わってよくなる。「まじめな人間に生まれ変わった」▽また、ものごとが新しくなる意味にも。「国際都市に―」 **うまれつき**【生まれつき】[図][画]生まれたときからその性質や能力をもっていること。うまれながら。「運動神経のよさは―だ」「―からだがじょうぶだ」[圈]天性・生来 **うまれながら**【生まれながら】[圃]生まれたときからその状態であるようす。生まれたままで。「―の音楽家」「―にして君主の風格がある」 **うまれる**【生まれる・産まれる】[下□]●母体や卵からこの世に出る。誕生する。「東京で―」[↔]死ぬ ②新しくできる。「すばらしい作品が―」「疑問が―」 **うみ**【海】[図]①地球の表面の約七○[パーセント]をしめる、塩水をたたえた部分。「―をわたる船」「―の幸[さち]」[類]海洋[↔]陸 ▽古くは湖もふくめた。「近江[おうみ]の海(=琵琶湖)」②[「~の海」の形で]大きくいちめんに広がって見えるもの。「辺りいちめん火の―だ」「血の―」③すずりの、すった墨[すみ]をためるへこんだ部分。墨をする部分は「陸」という。 **海に千年山に千年** 「うみせんやません」 **海のものとも山のものともつかない** これからさきどうなるか予測できない。「彼の能力はまだ―」 **うみ**【×膿】[図]傷やはれものの化膿した部分から出る黄色がかった液。こわれた白血球や菌[きん]などをふくむ。▽長いあいだにたまった、とりのぞくべき害のあるものにもたとえる。 **膿を出す** 思いきって改革するために悪い点を人目にさらけだす。「腐敗[ふはい]、政治の―」 **うみおとす**【生み落とす】[国]子や卵などを体外に出す。出産する。 **うみがめ**【海×亀】[図]海にすむカメをまとめた呼び名。アオウミガメ・アカウミガメなど。 **うみさち**【海幸】[図]海でとれる獲物。海産物。魚・貝・海藻など。海の幸。[☆]山幸[やまさち] **うみせんやません**【海千山千】[四][漢]長年多くの経験を積んで、ずるがしこく知恵[ちえ]がまわること。また、わる知恵にたけた人。海に千年山に千年。▽海に千年、山に千年すんだヘビは竜[りゅう]になるという。 **うみだす**【生み出す・産み出す】[国]新しくつくりだす。「新しい理論を―」「時間を―」 **うみなり**【海鳴り】[図]海のかなたからひびく、かみなりの鳴るような低い音。台風や津波が来る前ぶれとされる。また、波が海岸にうち寄せてくだける音。 **うみねこ**【海猫】[図]カモメ科の海鳥。カモメによく似ているが、背と羽は青灰色。岩の上などに群れをつくってすむ。鳴き声がネコに似ている。 **うみのおや**【生みの親】[図]自分を生んだ親。[↔]育ての親 ▽ものごとを最初につくった人をたとえてもいう。「民主主義のー」 **生みの親より育ての親** 実の親より、苦労して育ててくれた他人の養父母のほうがありがたい。 **うみ(産み)の苦しみ** 新しく何かをつくりだしたり、やりはじめたりするときの苦労。 **うみのひ**【海の日】[図]国民の祝日の一つ。七月第三月曜日。海洋国日本の国民が、海のめぐみに感謝し、海をたいせつにする心を育てるために制定された。 **うみびらき**【海開き】[図]その年はじめて海水浴場を公開すること。多くは、七月一日。 **うみべ**【海辺】[図]海に近いところ。海のほとり。浜辺・海浜 **うみべのこうけい**【海辺の光景】[一]九五九年。安岡章太郎[しょうたろう]の小説。海辺の精神病院で、復員してきた父と息子が、狂気[きょうき]に追いつめられて死ぬ母をみとる。 **うみぼうず**【海坊主】[図]海上にあらわれるという、頭の丸い化けもの。▽船がこれに合うと不吉[ふきつ]だという。 **うみぼうず**だという。②「あおうみがめ」の別名。 **うみやま**【海山】[囝]うみと、やま。「―のシーズン」▽親や師の愛情や恩恵[おんけい]が海のように深く、山のように高いことのたとえにも。 **うむ**【有無】[図]①あることと、ないこと。あるかないか。「品物の在庫の―を確認する」②承知と不承知。「―を言わせず(=むりやりに)」 **有無相[あい]通[つう]ず** 融通しあってうまくいく。 **うむ**[日]【生む】[国]●親が子を世にあらわれさせる。②新しくつくりだす。「アイデア商品を―」 **うむ**[目]【産む】[国]子や卵を母体から外へ出す。出産する。「子を―」「卵を―」[圏]分娩[ぶんべん]する **うむ**【×倦む】[国]同じことが長く続いて、いやになる。退屈[たいくつ]する。あきてつかれる。「生活に―」 **倦まず弛まず** あきたり、なまけたりしないで、一生けんめいにするようす。「―練習しなさい」 **うむ**【熟む】[国]果実などが熟す。うれる。成熟する。「柿[かき]が―」 **うむ**【×膿む】[国]傷などがうみをもつ。化膿する。 **うめ**【梅】[図]バラ科の落葉高木。早春、白または紅のかおりのいい花が咲き、マツ・タケとともにめでたい植物とされる。実は梅ぼしや梅酒などにする。「―一輪一輪ほどの暖かさ(嵐雪[らんせつ])」 **梅にうぐいす、柳[やなぎ]につばめ** とりあわせがいいことのたとえ。 **うめあわせ**【埋め合わせ】[図][下]忍不足分や損失などを補うこと。[類]つぐない **うめきごえ**【×呻き声】[困]苦しくてうなる声。 **うめく**【×呻く】[国]苦痛のためにうなる。苦しい声を出す。「低く―声がする」 **うめくさ**【埋め草】[図]雑誌や新聞などの紙面の余白をうめる、短い記事。 **うめざきはるお**【梅崎春生】[人名]一九一五一六五年。小説家。福岡[ふくおか]県生まれ。第一次戦後派作家の一人。戦争体験をもとにした「桜島[さくらじま]」で出発し、直木賞受賞作「ボロ家[や]の春秋」や「幻化」などで生の不安や不毛をえがいた。 <116> **うめしゅ**【梅酒】[図]青ウメの実を焼酎につけこんでつくった果実酒。 **うめたてち**【埋め立て地】[図]浅い海や湖などに、土砂を運んでうめた土地。工業用地や住宅用地に利用する。 **うめたてる**【埋め立てる】[下]川や海などに土を入れて陸地にする。干拓[かんたく]する。「東京湾を―」 **うめはらりゅうざぶろう**【梅原竜三郎】[人]一八八八一一九八六年。大正・昭和期の洋画家。京都府生まれ。本名は良三郎。浅井忠やルノアールに学び、日本洋画界の中心となる。強い色彩と東洋風の華麗な画風で知られ、代表作「北京秋天」「紫禁城」「桜島[さくらじま]」。 **うめぼし**【梅干し】[図]塩づけにしたウメの実をいったん日に干してから、シソの葉を入れてつけこんだ保存食品。すっぱい。「―と友達は古いほどいい」 **うめる**【埋める】[下]□◎土や灰などの中に入れて外から見えなくする。②ものをつめこんで、くぼんだところや低いところなどをふさぐ。「穴を!!」[↔]掘る ③人やもので、すきまがないくらい、いっぱいにする。「民衆が広場を―」[類]うずめる ④たりないところや欠けているところを補う。「赤字をー」⑤温度や濃度をちょうどよくするために水を入れる。とくに、湯をぬるくする。「ふろを―」 **うもう**【羽毛】[図]鳥の、ふわふわした毛のような羽。「―ぶとん」 **うもれぎ**【埋もれ木】[図]樹木が長い年月、土の中にうまっていて炭化し、かたくなったもの。▽世間[せけん]から見すてられて、注目してもらえない状態をたとえてもいう。「―のままで人生を終わる」 **埋もれ木に花が咲く** 世間にかえりみられなかった者に幸運がおとずれるたとえ。 **うもれる**【埋もれる】[下]土などの中にうずもれる。うまったままになる。 **うやうやしい**【恭しい】[圏]相手を敬い、礼儀正しくふるまうようす。「―態度で接する」「恭しくおじぎをする」 **うやまう**【敬う】[国]相手をりっぱなものとしてたいせつに思い、だいじにあつかう。尊敬する。とうとぶ。「神仏を―」「三宝(=仏・法・僧[そう])を―」 **うやむや**【有耶無耶】[形動]あるのやら、ないのやら。ものごとがはっきりしないようす。いいかげんで、あいまいなようす。「事件が―になる」 **うゆう(烏有)に帰[き]す** 火災ですべてあとかたもなくなってしまうこと。▽「烏有」は「いずくんぞあらんや」と読み、何もないという意味。中国、「漢書[かんじょ]」から。 **うようよ**[副]「小さい生きものがたくさん集まって、動きまわっているようす。「うじ虫がーいる」[類]うじゃうじゃ▽悪人やとるにたりない者などが、勢いづいてうごめいているようすをたとえてもいう。「都会には他人のすきをうかがう人間が―している」 **うよきょくせつ**【×紆余曲折】[四][速]いろいろな事情があってすんなりいかないこと。「―を経る」▽「紆」も「余」も、道などが曲がりくねっていること。 **うよく**【右翼】[図]●飛行機の右のつばさ。②隊列などで、つばさのように横に張りだしている右側のほう。③非常に保守的な、または国粋主義的なものの考えかたをする立場。また、その人。「―団体」④野球で、本塁[ほんるい]から見て右側の外野。ライト。「―手[しゅ]」[→]左翼 **うら**【浦】[図]海が陸地にはいりこんだところ。「田子[たご]の―」[劇]入り江・湾 ②はまべ。うみべ。 **うら**【裏】[図]◎おもてや正面の反対側。「建物のーに回る」[劇]裏面・後ろ・背[↔]表[おもて]②おもてからではよくわからない、かくれた部分や事情。内部。「―には―がある」「―工作」[↔]表[おもて]③あるものごとが確かであることの証拠[しょうこ]。うらづけ。「供述の―をとる」④野球で、先攻[せんこう]のチームが守備につき、後攻のチームが打撃[だげき]をする番。「九回の―」[→]表[おもて][▼]「うら(裏)」は「うへ(表)」の対。人についていえば、内心・こころという意味。「うらやましい」「うらがなしい」などの「うら」も、心のことである。 **裏で糸を引く** かげで操[あやつ]る。 **裏を返せば** 裏面の意味をいえば。 **裏をかく** 相手の計画を見ぬき、相手が予想もしないような方法をとる。[類]出し抜く **うら**【心】[造語][「らら~」の形で]それらしい感じがするという意味をあらわす。心の中で。なんとなく。「―さびしい」「―悲しい」 **うらうち**【裏打ち】[図]「忍]⊕衣服や書画などで、布や紙の裏に別の布や紙などをはりあわせて、じょうぶにすること。②あるものごとが確実であることを、他の面から証拠[しょうこ]を立てて証明すること。「経験に―された理論」[圏]裏付け・裏書き **うらうら**[圃]日ざしが明るくやわらかで、のどかなようす。「―に照れる春日[はるひ]にひばりあがり、こころかなしもひとりし思へば(大伴家持[おおとものやかもち])」 **うらおもて**【裏表】[図]①うらと、おもて。ものごとの内側にかくれた部分と表面にあらわれた部分。「―に着る」②裏とおもてが、ひっくり返った状態。うらがえし。③人の言動の見せかけと実際とのくいちがい。かげひなた。「あの人には―がある」 **うらかいどう**【裏街道】[図]公式の本街道以外の道。間道。▽まともでない生き方・生活をたとえてもいう。「人生の一を歩く」 **うらがえし**【裏返し】[図]裏返すこと。裏とおもてをひっくりかえした状態。「シャツをーに着る」▽実際とは反対の面がおもてにあらわれることにもいう。「彼の暴言は気の小ささの―だ」 **うらがき**【裏書き】[図][四]◎手形[てがた]でや小切手などの証券の裏に、保証や確認[かくにん]のために住所や氏名などを書くこと。また、その書かれたもの。「手形の―」 <117> **うらうち**[裏打ち] ②ある事実が確実であることを別の面から証明すること。また、その証明。「犯行を―する物的証拠[ぶつてきしょうこ]はあがっていない」 **うらかぜ**[浦風] [名]海辺をふく風。 **うらかた**[裏方] [名]①芝居の舞台裏で、道具や衣装[いしょう]などを担当する人。[対]表方[おもてかた] ②おもてには出ず、かげで働いてものごとの進行を支えている人。「―にまわる」 **うらがなしい**[うら悲しい] [形]なんとなく悲しい。ものがなしい。「―笛の音」▽「うら」は、こころ。 **うらがね**[裏金] [名]取り引きで、おもて向きとは別にこっそりやりとりするかね。「―が動く」 **うらがれる**[‘末枯れる] [自下一]草木の、葉さき[はさき]や枝さき[えださき]がかれる。▽「うら」は、こずえのこと。 **うらぎる**[裏切る] [他五]❶こっそりと味方[みかた]にそむいて、敵側[てきがわ]に利益をあたえる。内通[ないつう]する。「仲間を―」 ❷期待[きたい]や約束[やくそく]と反対の結果になる。そむく。「両親の期待を―」[類]添う **うらぐち**[裏口] [名]①建物の裏側[うらがわ]にある出入り口。[類]勝手口[かってぐち]・通用口[つうようぐち][対]表口[おもてぐち] ②正しい手続きをしないで、かげでこっそりとおこなう不正なやりかた。「―入学」「―営業」[類]闇[やみ] **うらげい**[裏芸] [名]芸人が専門とする芸以外の、とっておきの芸。[対]表芸[おもてげい] **うらごえ**[裏声] [名]非常に高い音で歌うときに、特別な発声法[はっせいほう]で出す声。スイスのヨーデルなど。[類]ファルセット **うらごし**[裏漉し] [名]つぶしたイモやマメなどを、細かいあみや布を使ってこすこと。また、こすための、木のわくにあみをはった調理器[ちょうりきぐ]。 **うらさく**[裏作] [名]主となる作物を収穫[しゅうかく]したあと、翌年またはその作物をつくるまでの期間を利用して、同じ土地に別の作物をつくること。また、その作物。[対]表作[おもてさく] **うらさびしい**[うら寂しい] [形]なんとなくさびしい。ものさびしい。「―冬の海岸」▽「うら」は、こころ。 **うらじ**[裏地] [名]衣服の裏につける布。[対]表地[おもてじ] **うらじろ**[裏白] [名]①ウラジロ科のシダ植物。葉[は]の裏が白い。正月のかざりに使う。 ②紙や布の裏側が白いこと。 **うらだな**[裏’店] [名]裏通りや路地[ろじ]の奥[おく]などにある、そまつな家。 **うらづけ**[裏付け] [名]あるものごとが成り立つことを証明する別の材料。証拠[しょうこ]。「アリバイの―をとる」[類]裏打ち **うらづける**[裏付ける] [他下一]他の材料でものごとが成り立つことを証明する。証拠[しょうこ]だてる。「理論を―実験結果」 **うらて**[裏手] [名]建物や通りなどの裏の方。背後。 **うらない**[占い] [名]星の動き・夢・手相・名前・カードなどから、人の運命を予測したり、吉凶を判断したりすること。「トランプ―」「―師」 **うらなう**[占う] [他五]人の運勢や世の中の動きがどうなるかを、前兆などによって予想する。「景気の先行きを―」 **うらなり**[末生り・“末成り] [名]ウリやカボチャなどで、つるのさきのほうに実がなること。また、その実。[対]本生[もとなり]▽顔が青白く弱々しい人をいうこともある。「―びょうたん」 **ウラニウム** [名]↓「ウラン」「uranium」 **うらにほん**[裏日本] [名]本州の日本海側の古い呼び方。現在は「日本海側」という。[対]表日本[おもてにほん] **うらば**[《末葉] [名]草や木の茎[くき]やこずえの葉。↔本葉[もとば] **うらばなし**[裏話] [名]おもてには出ず、限られた人しか知らない内部の話。うちわばなし。 **うらはら**[裏腹] [形動]反対であること。ぎゃく。あべこべ。「考えていたのと―の結果になった」 **うらばんぐみ**[裏番組] [名]ある番組と同じ時間帯に放送される、他局の番組。 **うらぶれる** [自下一]おちぶれて、みすぼらしいようすになる。「うらぶれた姿は見せたくない」 **うらべかねよし**[卜部兼好] [人名]→「よしだけんこう」 **うらぼん**[×盂蘭盆] [名]七月(または八月)一五日を中心におこなう仏教の行事。祖先やなくなった人の霊[れい]を家にむかえてまつる。一三日にむかえ火、一六日に送り火をたき、墓参・灯籠流し・盆踊りなどをする。盆。[類]精霊会[しょうりょうえ]・魂祭り[たままつり]▽陰暦[いんれき]によって、八月に「月おくれの盆」をする地方もある。 **うらまち**[裏町・裏街] [名]おもて通りからはずれた、あまりにぎわっていない町。 **うらみ**[恨み] [名]つらいと感じ、にくんで忘れないこと。「―をいだく」「―つらみ」 恨み骨髄に徹っする 心の底から激しくうらむ。▽うらみが骨身に深くしみるという意味から。 恨みを買う 人からうらまれるようなことをする。うらみを受ける。 恨みを飲む うらみを外にあらわさず、がまんする。 恨みを晴らす しかえしをして、すっきりする。 **うらみ**[憾み] [名]残念な点。ものたりない感じ。「よい出来だけれど完成されていない―がある」[類]きらい **うらみごと**[恨み言] [名]うらみの気持ちをこめたことば。「―を言う」 **うらみち**[裏道] [名]本道からはずれた、目につかないところにあるせまい道。「急ぐので―を通ろう」[類]裏通り・裏街道[うらかいどう]▽正しくないやりかた、まともでない生活をたとえてもいう。「人生の―を行く」 **うらみつらみ**[恨みつらみ] [名]さまざまなうらみ。「長年の―を述べたてる」▽「つらみ」は「うらみ」と語調を合わせた語。 **うらむ**[恨む・×怨む] [他五]相手のしうちなどが不満で、機会があればしかえしをしたいという気持ちをもちつづける。根にもつ。「世の中を―」 **うらむ**[×憾む] [他五]残念に思う。惜しいと思う。「あの一言[ひとこと]がうらまれる」 <118> **うらめ**[裏目] [名]予測や期待と反対の不利な結果。「選手交替が―に出る」▽もと、さいころで、ねらった目の反対側にあたる目のこと。 **うらめしい**[恨めしい・×怨めしい] [形]相手に対するうらみをいつかは晴らしたいと、じっと忘れられないでいるようす。「だましたやつが―」 **うらもん**[裏門] [名]建物の裏側にある門。[対]表門・正門 **うらやましい**[×羨ましい] [形]うらやむ気持ちである。「お金持ちが―。いい着物が着られる」 >つかいわけ ねたましい・うらやましい= 他人がめぐまれた状態にいるのを見て、ひきずりおろしたいとにくしみをいだくのが「ねたましい」。「友人の成功がねたましい」。自分もそうなりたいとあこがれるのが「うらやましい」。「うらやましい豪華な旅」。 **うらやましがる**[×羨ましがる] [他五]言動にうらやましさがあらわれる。 **うらやむ**[×羨む] [他五]容姿・財産・地位・才能などのすぐれた人を見て、一方では自分はああはなれないと思い、一方ではそのすぐれた人にあこがれる気持ちをもつ。「ピアノのうまい友達を―」 **うららか**[麗らか] [形動]①太陽がのどかに照っているようす。「―な春の日ざし」[類]清朗[せいろう] ②心が晴ればれとして明るいようす。「―な気分で散歩する」[類]明朗[めいろう] **ウラルさんみゃく**[ウラル山脈] [名]ロシア西部を南北にのびる山脈。アジアとヨーロッパのさかいとなる。地下資源や森林資源にめぐまれる。 **うらわかい**[末若い] [形]女性が若くてういういしい。「―乙女[おとめ]」 **ウラン** [名]金属元素の一つ。天然の元素の中でもっとも重い。放射能をもち、核燃料などに使う。ウラニウム。元素記号U | Uranium **うり**[×瓜] [名]ウリ科の植物やその果実をまとめた呼び方。カボチャ・メロン・スイカ・キュウリなど。 瓜の蔓[つる]には茄子[なすび]は生[な]らぬ ふつうの親からすぐれた子供が生まれることはなく、血すじは争えない。▽「なすび」はナスのこと。 瓜二つ よく似ていること。いきうつし。「彼は弟と―だ」[類]瓜を二つに割ったよう **うりあげ**[売り上げ・売上] [名]品物を売ってえた金額。「きょうの売り上げ」「売上高[だか]」「売上品目」「売上金」 **うりいそぐ**[売り急ぐ] [他五]機会をのがすまいとして、急いで売る。[対]売り惜しむ **うりおしむ**[売り惜しむ] [他五]値上がりするのを見こして、売るのをさしひかえる。[対]売り急ぐ **うりオペレーション**[売りオペレーション] [名]中央銀行がおこなう公開市場操作の一つ。中央銀行が所有する債券[さいけん]などを市中銀行などに売りだすことにより、民間の資金を吸収して通貨量を減少させること。金融[きんゆう]をひきしめるためにおこなう。売りオペ。↔買いオペレーション **うりかい**[売り買い] [名]売ったり買ったりすること。[類]売買[ばいばい] **うりかけ**[売り掛け・売掛] [名]あとばらいする約束で、商品を売りわたすこと。また、その代金。「売り掛けで品物をわたす」「売掛金」「売掛勘定」↔買い掛け **うりきれる**[売り切れる] [自下一]全部売れてしまって、売る品物がなくなる。 **うりぐい**[売り食い] [名]収入がなく、手持ちの品物を売り、そのかねで生活すること。「―してなんとか食いつなぐ」[類]竹の子生活 **うりこ**[売り子] [名]店・駅・車内・映画館などで品物を売る仕事をする人。[類]店員・販売員 **うりことば**(売り言葉)に買い言葉 [連]相手の乱暴なことばに対し、負けずに乱暴なことばをはくこと。「―でけんかになった」 **うりこむ**[売り込む] [他五]❶この人と見こんだ相手に、うまく宣伝したりすすめたりして買わせる。 ❷相手に認めてもらうために積極的にはたらきかける。「名前を―」「新人歌手を―」 ③利益をえようとして、秘密などを知らせる。「情報を―」 **うりざねがお**[×瓜実顔・×瓜〝核顔] [名]ウリの種に似た、色白で、鼻すじがとおって中高[なかだか]の、やや細長い顔。昔の美人の一つの型。▽「さね(核)」は植物の種のこと。 **うりさばく**[売り×捌く] [他五]売れのこらないようにうまく手配して売る。「入場券を―」 **うりだす**[売り出す] [他五]❶新しく売りはじめる。発売する。「秋物[しゅうもの]の新作を―」 ②広く宣伝して、たくさん売る。 ③広く知らせて有名にする。「アイドル歌手を―」 **うりつける**[売り付ける] [他下一]むりやり買わせる。「粗悪品を―」 **うりて**[売り手] [名]品物を売る立場にある人。「―すじ」[対]買い手 **うりてしじょう**[売り手市場] [名]買い手が多く、売り手に有利な取引市場。[対]買い手市場 **うりとばす**[売り飛ばす] [他五]かけがえのないものをおしげもなく売る。また、売って遠方にやってしまう。「母の形見の品を―」 **うりね**[売値] [名]品物を売りわたすときの値段。売価[ばいか][対]買値[かいね]▽ふつう、「売り値」とは書かない。 **うりば**[売り場] [名]①商品や入場券などを売る場所。「食品―」 ②売るのにいい時機。売りに出る時。うりどき。「―をのがす」[対]買い場 **うりはらう**[売り払う] [他五]きれいさっぱり売ってしまう。「先祖伝来の土地を―」[類]売却[ばいきゃく]する **うりもの**[売り物] [名]売るための品物。商品。▽人々の関心をひくような得意わざや看板となるもの(=セールスポーント)にもいう。「温泉が―の町」 <119> 「のどをー」 **うりょう【雨量】**[図]雨の量。また、広くは雨や雪・雹[ひょう]などの量。「―計」「各地のあすの―」 **うりわたす【売り渡す】**[国]●売って先方にわたす。「人手に―」⇔買い受ける ②裏切って敵にわたす。「味方を―」 **うる【売る】**[国]①品物や権利などを代金とひきかえに相手にわたす。「アイデアを―」→買う ②名前を世間[せけん]に広める。「顔を―」③けんかなどを、こちらからしかける。おしつける。「こびを―」「恩を―」→買う ④利益を求めて、情報などを敵側にわたす。うらぎる。「国を―」 **うる【得る】**[下二][造語]①「える」の古語。「―ところが多い」①〈造語〉「〜うる」の形で』…することができる。可能性がある。「あり―」「考え―」「成功し―」▽動詞の連用形に付く。 **うるう【×閏】**[図][造語]実際の天体の動きとこよみとのあいだにできたずれを調節すること。太陽暦[たいようれき]では、地球が太陽を一周するのに三六五・二四二三日かかるため、四年に一回、二月を二十九日と一日多くしてその差を調節する。「―月」▽太陰暦[たいいんれき]では、一か月ふやして十三か月の年をつくり、調整する。「関」は誤字。「閏」は「潤」と同字と見なされて、それを「うるう」と読んだ。 **うるうどし【×閏年】**[図]太陽暦[たいようれき]で、四年に一度、二月を二十九日とする年。[動][可] **うるおい【潤い】**[図]水分をふくんで、ほどよいしめりけがあること。②落ち着いてしっとりしたおもむき。「―のある表現」「―のある生活」③物質的なゆとり。「家計の―となる」 **うるおう【潤う】**[国]◎水分をもらって生気をおびる。「雨が降って草木が―」②豊かさが広がって、豊かでなかった人にまで、少しばかりのゆとりがおよぶ。「会社ができて、町中の人々が―」「ふところが―」 **うるおす【潤す】**[国][団]いくらかの水分をあたえる。「のどを―」②いくらか豊かにする。「聞く人の心を―話」「家計を―」 **ウルグアイ**[国名]正式国名は、ウルグアイ東方共和国。南アメリカ大陸の南東部の、大西洋に面した国。スペイン・ポルトガル・ブラジルなどの国々の支配を経て、一八二八年独立。パンパと呼ばれる草原が広がり、農牧業が盛[さか]ん。面積約一八万平方[キロ]。首都モンテビデオ。主要言語スペイン語。 **うるさい【煩い・五〝月×蠅い】**[囷]①くりかえされる音がじゃまに感じられて不快だ。「車の音が―」「客席の話し声が―」[圏]やかましい・騒[さわ]がしい ②しつこくつきまとって、うっとうしい。「―はえ」「うるさく要求する」③口やかましい。その方面にくわしい。「礼儀に―」「ワインにはちょっと―」④めんどうだ。わずらわしい。「―ことはごめんだよ」 **うるさがた【うるさ型】**[図]なんにでも口やかましくもんくを言いたがる性質の人。「まわりに―が多い」[類]一言居士[こげんこじ] **うるし【漆】**[図]ウルシ科の落葉高木。秋に真っ赤に紅葉する。かぶれやすい。樹液からつくるつやのある塗料[とりょう]は、接着・防水・装飾のために木や竹の道具などにぬる。 **うるしかぶれ【漆かぶれ】**[図]ウルシにさわるか近づくかして、皮ふ炎[ひふえん]を起こすこと。うるしまけ。 **うるしぬり【漆塗り】**[図]ウルシを器物にぬること。また、その器物。 **うるち【×梗】**[図]日本で、ふだん主食にしているねばりけの少ない米。⇔もち・もち米 **ウルトラ**[造語]超[ちょう]。極端[きょくたん]な。「―ナショナリズム」「ーマリン(=群青色)」[ultra] **ウルバヌス**[人名]二世。一○四二?—九九年。ローマ教皇。教皇の権威[けんい]を高め、一○九五年クレルモン公会議で聖地回復の戦いを決議し、第一次十字軍の派遣を決定。のち、占領[せんりょう]してイエルサレム王国を建てた。[Urbanus II] **うるむ【潤む】**[国]しめりけをおびる。ぼやけてはっきりしなくなる。「目が―」「声が―」 **うるわしい【麗しい】**[圏]①整っていて美しい。「妙齢[みょうれい]の―女性」[圏]端麗[たんれい]②人間関係がうまくいって、心あたたまるようすである。「―助けあい」「―きょうだい愛」③きげんがいい。晴れやかである。「ごきげん―」 [固語]《うるはし》現代語では、「美しい」と近い意味だが、もとは、整っていてりっぱだという意味。「うるはしき友(=きちんとしたりっぱな友人)」。肉親的なあたたかみのある「うつくし」とは異なり、冷たい感じのする端正な美をあらわす。 **うれい**[日]【愁い】[図]なんとなくもの悲しく、ものうい感じ。「―をふくむ」「―にしずむ」 **うれい**[目]【憂い】[図]心配。きがかり。「後顧(=あとのこと)の―なし」 **うれえる【憂える】**[下][口]ものごとが悪い方向へ進むのではないかと心配する。心をいためる。[類]憂慮[ゆうりょ]する。「国を―」「将来を―」▽「愁[うれ]える」と書けば、悲しみなげくという意味。 **うれくち【売れ口】**[図]商品が売れていくさき。また、就職や結婚[けっこん]するさき。「―がない」「―を探す」 **うれしい【×嬉しい】**[囲]願っていること、求めていることがかない心が明るい。「優勝できて―」⇔悲しい つかいわけ」→「楽しい」を見よ。 **うれしがる【×嬉しがる】**[国]言動にうれしさをあらわす。うれしそうにする。 **うれしなき【×嬉し泣き】**[図][忍]うれしさのあまり泣くこと。「合格と聞いて―する」 **うれしなみだ【×嬉し涙】**[図]うれしさのあまり、こぼれでるなみだ。「―を流す」 **ウレタン**[図]「ウレタン樹脂[じゅし](=ポリウレタン)」の略。アルコールなどからつくる化合物。タイヤ・クッション・断熱材などに使われる。[urethane] **うれっこ【売れっ子】**[圀]役者など、その時期に世間の人々にもてはやされ、ひっぱりだこの人。「― <120> 歌手」 **うれのこる【売れ残る】**[国]売れないで残る。▽いつまでも嫁[よめ]に行かずに婚期[こんき]を失うこともいう。 **うれゆき「売れ行き】**[図]品物が売れていく速さや度合い。うれぐあい。「飛ぶような―」 **うれる【売れる】**[下][□]◎商品が買われる。②広く知られる。有名になる。「名が―」 **うれる【熟れる】**[下][□]果実が食べごろになる。熟す。「よく熟れたみかん」 **うろ【雨露】**[図]あめと、つゆ。「あめつゆ」とも。「―をしのぐだけの家(=そまつな家)」 **うろうろ**[と]あてもなく、ただあちこち歩きまわるようす。「あやしい男が―する」②困ってうろたえるようす。「道に迷って―する」 **うろおぼえ【うろ覚え】**[図]あやふやな記憶[きおく]。ぼんやり覚えていること。「―の地名」 **うろこ【×鱗】**[図]魚などのからだの表面を、重なりあっておおい、保護するうすくてかたい小片。「目からーが落ちる」 **うろこぐも【×鱗雲】**[図]巻積雲[けんせきうん]の一つ。魚のうろこのような形の雲で、秋に多い。いわし雲。さば雲。 **うろたえる**[下]とつぜんのことに、どうしたらいいか考えがまとまらない。「そんなことぐらいでーな」[関]狼狽[ろうばい]する・まごつく「「かいわけ」→「慌[あわ]てる」を見よ。 **うろつく**[国]限られた場所を目的もなく歩きまわる。うろうろする。「盛[さか]り場を―」[圏]徘徊[はいかい]する **うろぬく【疎抜く】**[国]あいだをおいてぬく。まびく。「大根を―」 **うろん【×胡乱】**[形動]あやしく疑わしいようす。「―な人物」「―な目つきをする」[類] うさんくさい **うわがき【上書き】**[図][函]郵便物や届けものの表面にあて名などを書くこと。また、その文字。「小包のー」[類]表書き **うわがけ【上掛け】**[図]ふとんなどで、いちばん上にかけるもの。②衣服の上にかけて着るもの。うわっぱり。③かけぶとんなどがよごれないようにかける布。④荷物などで、外側にかけるひもや紙。 **うわき【浮気】**[図][凸][形動]⊕気持ちが変わりやすく、興味が次々に移ること。うつりぎ。②気まぐれに妻や夫以外の異性と性的な関係をもつこと。「―の虫」▼常用漢字表付表の語。 **うわぎ【上着・上衣・表着】**[図]上半身のいちばん外側に着る服。 **うわぐすり【上薬・×釉薬】**[図]素焼[すや]きの陶磁器の表面につやを出すための、ガラス質の粉。釉薬[ゆうやく]。 **うわごと【×譫言・×囈語】**[図]①高熱にうなされているときなどに無意識に言う、わけのわからないことば。「―を口ばしる」②すじみちが通らないことば。たわごと。 **うわさ【×噂】**[図]①人の言動や事件について、かげで無責任に話すこと。「―の種になる」「人の―も七十五日」②世間[せけん]で言いふらされている話。[類]風説・世評・ゴシップ **噂をすれば影[かげ](がさす)** 人のうわさをしていると、ちょうどその人がやってくるものだ。 **うわすべり【上滑り】**[園][凸][形動]調子がよくて軽薄[けいはく]なこと。ものごとを表面的にしか見ないで、深く考えないこと。「 な行動」[圏]軽はずみ・上調子 **うわずみ【上澄み】**[函]液体で、まじっていたものが下にしずみ、上の方にできた澄んだ部分。 **うわ【上】**[造語][[「上〜」の形で]●位置がうえかおもてであることをあらわす。「―あご」「―着[ぎ]」「―包[づつ]み」②特定の物や人よりも、数量・価値・程度などが大きいことをあらわす。「―役」「―まわる」「一手[うわて]」③家の中で使う意味をあらわす。「―ばき」「―ぐつ」 **うわちょうし【上調子】**[図][形][画]落ち着きがなく、軽率な気分。うわっちょうし。 **うわつく【浮つく】**[国]気持ちや態度に落ち着きがない。調子に乗ってうきうきしている。「浮ついた気持ちでは成功しない」▽常用漢字表付表の語。 **うわっつら【上っ面】**[図]おもてから見えるところ。表面。また、本質からはなれて表面的であること。うわべ。うわつら。「―の見かた」 **うわっぱり【上っ張り】**[図]衣服をよごさないために、上にはおる仕事着。「そうじ用の―」 **うわづみ【上積み】**[圏]①積み荷の上に、さらに荷物を積みあげること。また、その積みあげた荷物。⇔下積み ②ある数量や金額の上に、さらに加えること。うわのせ。「ボーナスのー」 **うわて【上手】**[図][形][画]①〈名〉上の方。とくに、川上[かわかみ]や風上[かざかみ]をさす。⇔下手[しもて]②すもうで、相手のうでの上側からまわしをとること。「右ーをとる」「―投げ」⇔下手[したて]①〈名・形動〉才知や技量などの程度が、ある人より上なこと。「一枚―だ」「彼の―をいく」②人をおさえつけようと、威圧的な態度をとること。「―に出て意見を通す」⇔下手。「じょうず」「かみて」と読めば別の語。 **うわぬり【上塗り】**[図][山]かべ土やうるしなどをぬる工程で、下ぬりの上にする仕上げぬり。「―がはげる」「恥[はじ]のー」⇔下塗り **うわのせ【上乗せ】**[図][凶]すでに示された金額や数量に、さらにつけくわえること。 **うわのそら【上の空】**[図][形][動]他のことに気をとられ、気が散って心が集中しないこと。「何をきいても―だ」[圏]心ここにあらず **うわばき【上履き】**[図]屋内だけで使うはきもの。うわぐつ。⇔下履き **うわばみ【×蟒・×蟒蛇】**[図]大きなヘビ。おろち。大蛇[だいじゃ]。▽大酒飲みをたとえてもいう。 **うわべ【上辺】**[図]外から見えるおもて側。表面。み <121> かけ。「―をとりつくろう」[類]上っ面 ⇔中身 **うわまえ【上前】**[図]着物の前を重ねあわせたとき、おもて(=上)になるほう。⇔下前 **上前を撥[は]ねる** 相手にとりついでわたすかねの一部をかすめとる。「仲介料として労賃の―」▽「上前」は「上米[うわまい]」とも。 **うわまわる【上回る】**[国]あるものと比較して、数量や技術などが、それをこえている。「昨年を―観客」「予想を―好タイム」→下回る **うわむき【上向き】**[図]上を向いていること。「表紙を―に置く」②ものごとがいい方向に進行すること。盛[さか]んになること。「景気は―だ」「調子が―になってくる」 **うわめづかい【上目遣い】**[図]顔をそのままにして、目だけを上に向けて見ること。「―にじろっと見る」 **うわやく【上役】**[図]職場の中で自分より地位が上の人。上司 ⇔下役 **うん**[運] ・9画 全12画 運 運 運 運 ①はこぶ。ものをほかへ移す。②うごかす。はたらかせる。③うごく。めぐる。④人間の力ではどうしようもない、幸不幸[こうふこう]のめぐりあわせ。「―を天にまかせる」「―が向く」[ウン]①運送[うんそう] 運賃[うんちん] 運搬[うんぱん] 運輸[うんゆ] 海運[かいうん] はこぶ 足を運ぶ[はこぶ]②運営[うんえい] 運転[うんてん] 運筆[うんぴつ] 運用[うんよう] ③運行[うんこう] 運動[うんどう] ④運勢[うんせい] 運命[うんめい] 幸運[こううん] 不運[ふうん] 命運[めいうん] **運の尽き** 幸運から見放されてしまうこと。 「つかいわけ →「運命」を見よ。 **うん**[雲] 雨・4画 全12画 雲 雲 雲 雲 くも。また、くものようなもの。[ウン]雲海[うんかい] 雲散霧消[うんさんむしょう] 暗雲[あんうん] 星雲[せいうん] くも 雲隠れ[くもがくれ] 黒雲[くろくも] 飛行機雲[ひこうきぐも] 出雲[いずも] 雲丹[うに] 雲母[うんも] きらら 東雲[しののめ] 雲雀[ひばり] 雲脂[ふけ] 雲吞[ワンタン] **うん**[ろん] 漢字項目を見よ。 **うん**[ろん]①承知した、そのとおりだ、という返事のことば。「―、あしただね」「―、ぼくだ」▽目上の人には「はい」を使う。②軽い疑問をあらわすことば。「―、何か言った?」▼アクセントの位置は、①は「うん」、②は「うん」となる。 **うんざり**[■][「ス]同じことがくりかえされて、すっかりあきてしまい、いやになるようす。「母の小言には―する」「毎日雨で、―だ」 **うんえい【運営】**[図]集団や会合などをとりしきって、さしさわりなく進めていくこと。「議会の―」 **うんおう【×蘊奥】**[図]学問や技芸のもっとも深いところ。奥義[おうぎ]。「うんのう」とも。「学の―をきわめる」 **うんか【浮塵子】**[図]ウンカ科の昆虫[こんちゅう]。体長五[ミリ]くらい。緑色で、形はセミに似る。大量発生し、イネなどをからす害虫。 **うんか【雲×霞】**[図]くもと、かすみ。人が多く群れあつまっているようすをたとえていうことば。「―のような大軍」「―のごとくおし寄せる敵」 **うんが【運河】**[図]船の通行や給水のためにつくった人工の川。「パナマー」 **うんかい【雲海】**[図]飛行機や山の上などから見下ろしたとき、海のように広がって見える雲。 **うんき【運気】**[図]自然の現象と人間の運勢とには関係があるとして、それによって吉凶を判断すること。「―がいい」 **運気は根気** 運のよしあしは、その人の根気のあるなしによるものだ。なにごとも辛抱だ。 **うんきゅう【運休】**[図][忍]「運転休止」の略。乗り物の運転や運航を休むこと。「事故のため一時―」 **うんけい【運慶】**[名]?-一二二三年。鎌倉前期の仏師。写実的で男性的な彫刻が特色。代表作は快慶[かいけい]との共作、東大寺南大門の仁王像。 **うんこう**[日]【運行】[図]「天体や交通機関がきまった道すじを進んでいくこと。「星の―」「―表(=ダイヤ)」 **うんこう**[目]【運航】[図][ン]船や航空機が航路を進むこと。 **うんざん【運算】**[図][函]式に従って計算をして答えを出すこと。 **うんさんむしょう【雲散霧消】**[四漢]雲や霧が消えて散るように、のこらず消えさること。「長年の不満が―した」 **うんじょうびと【雲上人】**[図]ふつうの人とはちがう高貴な人。くものうえびと。▽もと、内裏[だいり]の清涼殿[せいりょうでん]、殿上[てんじょう]の間ににつとめる身分の高い人。 **うんしん【運針】**[図]裁縫[さいほう]で、針の進めかた。ぬいかた。 **うんすい【雲水】**[図]行く雲と流れる水のように、定めなく諸国を回り修行[しゅぎょう]する僧[そう]。 **うんせい【運勢】**[図]将来の運のなりゆき。運命のめぐりあわせ。「―をうらなう」[類][つかいわけ」→「運命」を見よ。 **うんそう【運送】**[図][函]旅客[りょかく]や貨物を目的地まで運ぶこと。「―業を営む」[類]輸送[ゆそう]「つかいわけ」→「運輸」を見よ。 **うんだめし【運試し】**[図]運がいいかどうかを知るために、結果がどうなるかわからないことをちょっとやってみること。「―にくじを引く」 **うんちく【×蘊蓄】**[図]研究を積みかさねて身にたくわえた、学問・技芸上の深い知識。 **蘊蓄を傾[かたむ]ける** 深い知識をそそぎこむ。 **うんちん【運賃】**[図]旅客[りょかく]や貨物を運ぶときの料金。運送料。 **うんぜい(雲泥)の差。** 大きなちがいがあること。天と地ほどのちがい。[麺]月とすっぽん・ちょうちんにつり鐘[がね] **うんてん【運転】**[図][下][位]機械や乗り物を動かし、操[あやつ]ること。「―手[しゅ]」②かねをやりくりして使うこと。「事業の―資金」[類]運用 **うんと**[圃]程度や分量のはなはだしいようす。ひじょう <122> に。たくさん。「―食べなさい」 **うんどう【運動】**[図][「四]①心身をきたえたり、楽しみのためにからだを動かすこと。スポーツ。「―不足」「野外―」②物体が時間の経過につれて位置を変えること。「周期―」⇔静止 ③目的を実現するため、人々に広くはたらきかけること。「選挙―」 **うんどういん【運動員】**[図]政党や団体で、ある目的のために活動する人。「選挙の―」 **うんどうしんけい【運動神経】**[図]筋肉[きんにく]を刺激[しげき]して、運動を起こさせる神経。また、運動する能力。「―が発達している」 **うんともすんとも**[「うんともすんとも・・・ない」の形で]こちらのはたらきかけに対し、何も応答しないようす。「あれっきり―言ってこない」 **うんぬん【×云云】**[図]〈名・スル〉あれこれ言うこと。「まわりから―することはない」①〈名〉文を途中まで引用して、そのあとを略すときに使うことば。[類]しかじか・これこれ **うんのう【×蘊奥】**[図]↓「うんおう」 **うんばん【運搬】**[図][函]人や品物を運ぶこと。「機材を現場に―する」 「つかいわけ↓「運輸」を見よ。 **うんぴつ【運筆】**[図]文字や絵などを書くときの筆の動かしかた。ふでづかい。「―の練習」[團]筆法 **うんぷてんぷ【運否天賦】**[四][圏]運があるかどうかは、天があたえることだということ。 **うんめい【運命】**[図]人間の意志ではどうしようもない、人間の生きかたやものごとのなりゆきの吉凶[きっきょう]。「悲しい―」「―のいたずら」「国の―を左右する」[類]命運 つかいわけ[運・運勢・運命・宿命] 「運」は、具体的な一つ一つの事件について、めぐりあわせがよいとか悪いとかをいう。「運悪く失敗した」。「運勢」は、うらなうもので、ある期間の幸不幸の進みぐあい。「今週の運勢」。「運命」は、人生を支配する人知[じんち]をこえた力によるなりゆき。「運命に従う」。「宿命」は、生まれる前(=前世[ぜんせ])から定められている運命。「宿命のライバル」。 **うんめいろん【運命論】**[図]あらゆることがらはあらかじめ決定されていて、人間の意志や努力をもってしては変えることはできない、という考えかた。宿命論。「一者」 **うんも【雲母】**[図]花崗岩[かこうがん]などの中にふくまれている珪酸塩[けいさんえん]鉱物。六角形の板のような結晶で、うすくはがれやすい。熱に強く、電気の絶縁[ぜつえん]材料として利用される。きらら。「うんぼ」とも。 **うんゆ【運輸】**[図]乗り物を使って、旅客[りょかく]や貨物を運ぶこと。「―行政」[圏]輸送 つかいわけ[運搬・運送・運輸] 「運搬」「運送」は、実際に、具体的にものを運ぶこと。「運送」のほうが「運搬」より大がかりである。「手荷物を運搬する」「貨車で運送する」。「運輸」は、一般的・抽象的な言いかたに使うか、造語成分として使う。「運輸機関」。 **うんゆしょう【運輸省】**[図]旧行政機関。海上保安庁や気象庁が属し、陸・海・空の交通や観光などの仕事をした。運輸大臣を長として組織された。二〇〇一年、国土交通省に再編成された。 **うんよう【運用】**[図][函]資金やきまりなど、その機能をじょうずにはたらかせて使うこと。「資金を―する」「法のー」 **うんりょう【雲量】**[図]雲が空をおおっている割合。空に雲が全くないときを○、空いちめんが雲でおおわれているときを一〇とし、○~一を「快晴」、二~八を「晴れ」、九)一〇を「くもり」とする。人の目で測る。 **え**[会/絵]↓「かい」 **え**[之][恵]「けい」 **え【会】**[周語][[「~会」の形で]仏事や祭事に関する集まり。「法―」「灌仏―」「大嘗―[だいじょうえ]」 **え【柄】**[図]手で持って使うために、道具につけた棒のような部分。とって。「―をすげかえる」 **柄の無い所に柄をすげる** むりな理屈をこねる。 **え【絵】**[図]見たものや想像したことなどを、色や形で平面上にえがいたもの。絵画。 **絵にかいた餅[もち]** 役に立たない計画。「そのプランは―でしかない」[類]画餅[がべい] **絵にかいたよう** 典型的なようす。「満塁ホームランでーな逆転勝ちだ」②風景などが美しくすばらしいようす。 **絵になる** 見るにたえる。また、しぐさや姿がその場にぴったりはまっている。「なにをやっても―選手だ」 **え【餌】**[図]鳥や動物などを育てたり、捕らえたりするための食物。えさ。「―づけに成功する」「まき―」 **え**[圏]①相手の言うことにおどろいたり、疑ったりする気持ちをあらわすことば。「―、ほんとうですか」「―、それはたいへんだ」②聞きとれなくて、問いかえすときに使うことば。「―、なんて言ったの」 **エア**[図][造語]①空気。とくに、機械や装置に使われる圧縮空気。「―をぬく」「ーブレーキ」②航空。空中。「―ターミナル」③電波放送。「オンー」[air] **エアカーテン**[医]熱やほこりをさえぎるために、建物の出入り口からふきだす空気によってつくられる幕。 <123> エアドア。[air curtain] **エアクリーナー**[図]空気中のほこりなどをとり除く装置。空気清浄器。[air cleaner] **エアコンディショナー**[図]室内の空気の温度や湿度[しつど]などを、快適な状態に保つための装置。空気調節器。空調。エアコン。[air conditioner] **エアゾール**[図]缶[かん]につめた薬剤[やくざい]を、霧[きり]状にふきださせるもの。化粧品用・殺虫剤用など。エアロゾル。[aerosol] **エアターミナル**[図]空港で、旅客が発着手続きなどをするための施設[しせつ]。空港ビル。[air terminal] **エアバス**[図]中近距離用の大型旅客機。[airbus] **エアポート**[圏]飛行機が発着するための施設[しせつ]。空港。[airport] **エアポケット**[圏]飛行中の飛行機が下降気流のために失速し、急に降下する場所。山地の上空などに発生しやすい。[air pocket] **エアメール**[図]航空郵便。[air mail] **エアライン**[図]航空機の路線。定期航空路。また、航空会社。エア。[air line] **エアロビクス**[図]酸素の消費量をふやし、心臓や肺などの機能を高める運動法。有酸素運動。エアロビクス。[aerobics] **えい**[永] 水・1画 全5画 永 永 永 永 ●時間がながい。②いつまでも。無限の。[圏]長[エイ]永続[えいぞく] 永年[えいねん] 永遠[えいえん] 永久[えいきゅう]、永劫[えいごう] 永眠[えいみん] ながい 日が永い[ながい] 永年[ながねん] 永の別れ[ながのわかれ] 永[とこし]え 永久[とわ] **えい**[泳] ・5画 全9画 泳 泳 泳 泳 およぐ。[エイ]泳法[えいほう] 遠泳[えんえい] 水泳[すいえい] 背泳[はいえい] 力泳[りきえい] およぐ 魚のように泳ぐ[およぐ] 平泳ぎ[ひらおよぎ] **えい**[英] +5画 全8画 英 英 英 英 ひいでる。すぐれる。②「英吉利[イギリス]」の略。[エイ]英才[えいさい] 英断[えいだん] 英明[えいめい] 英雄[えいゆう] 俊英[しゅんえい] ②英語[えいご]、英文[えいぶん] 日英[にちえい] 蒲公英[たんぽぽ] 英彦山[ひこさん] 英桃[ゆすらうめ] **えい**[映] 日・5画 全9画 映 映 映 映 ●光が当たって画像があらわれる。②ものの姿・形があらわれる。一◆「映じる」を見よ。[エイ]映画[えいが] 映写[えいしゃ] 映像[えいぞう] 上映[じょうえい]、放映[ほうえい] ②反映[はんえい] うつる・うつす 影[かげ]が映る[うつる]/スクリーンに映す[うつす] はえる 陽光に映える新緑 夕映え[ゆうばえ] 目映い[まばゆい] **えい**[栄](榮) 木・5画 全9画 栄 栄 栄 栄 盛[さか]んになる。②名誉。ほまれ。「受賞の―に浴する」[エイ]①栄華[えいが] 栄枯[えいこ] 共存共栄[きょうそんきょうえい] 繁栄[はんえい] ②栄冠[えいかん] 栄光[えいこう] 栄誉[えいよ] 光栄[こうえい] さかえる 港町として栄える[さかえる] はえ・はえる 栄えある勝利[しょうり] 出来栄え[できばえ]/優勝に栄える[はえる] 栄耀栄華[えいようえいが]、栄螺[さざえ] 見栄[みえ] **えい**[営](營) 口・9画 全12画 営 営 営 営 ①こしらえる。②仕事をする。③すまい。居住地。とくに、兵士のとまるところ。[エイ]①営繕[えいぜん] 設営[せつえい] 造営[ぞうえい] ②営業[えいぎょう] 営利[えいり] 運営[うんえい] 経営[けいえい] 自営[じえい] ③営舎[えいしゃ] 陣営[じんえい] 兵営[へいえい] 野営[やえい] いとなむ 書店を営む[いとなむ] 日々の営み[いとなみ] **えい**[衛](衞) 行・10画 全16画 衛 衛 衛 衛 まわりにいて害を防ぎまもる。[エイ]衛生[えいせい] 衛星[えいせい] 護衛[ごえい] 自衛[じえい] 守衛[しゅえい] 親衛[しんえい] 門衛[もんえい] 衛士[えじ] 左衛門[さえもん] **えい**[詠] 言・5画 全12画 詠 詠 詠 詠 詩歌[しいか]を、声を長くひいてうたう。②詩歌をつくる。また、詩歌。「選者の―」③深く感動して声に出す。一◆「詠じる」を見よ。[エイ]吟詠[ぎんえい] 朗詠[ろうえい] 詠歌[えいか] 詠草[えいそう] 即詠[そくえい] 題詠[だいえい] 詠嘆[えいたん] よむ 月を詠む 歌詠み[うたよみ] 詠う[うたう] 詠め[ながめ] **えい**【影】 彡・12画 全15画 影 影 影 影 光がさえぎられた暗い部分。かげ。②ひかり。あかり。③すがた。かたち。また、水面などに映しだされたものの像。[とう]影響[えいきょう]、陰影[いんえい] ②月影[つきかげ] 灯影[とうえい] ③影像[えいぞう] 遺影[いえい] 幻影[げんえい] 撮影[さつえい] 樹影[じゅえい] 投影[とうえい] かげ 影絵[かげえ] 影武者[かげむしゃ] 影人形[かげにんぎょう] 面影[おもかげ] 月影[つきかげ] 火影[ほかげ] 影向[ようごう] **えい**[鋭] 金・7画 全15画 鋭 鋭 鋭 鋭 ●さきがとがっている。②よく切れる。⇔鈍[どん] ③勢いがよく、はたらきがすぐれている。[エイ]鋭角[えいかく] 先鋭[せんえい] ②鋭利[えいり] ③鋭敏[えいびん] 気鋭[きえい] 新鋭[しんえい] 精鋭[せいえい] するどい 鋭い[するどい]刃物[はもの] <124> **えい[瑛]** 瑛 瑛 瑛 瑛 玉の澄みきった光。 エイ 玉瑛[ぎょくえい] 石瑛[せきえい] **えい[叡]** 又・14画 全16画 睿 睿 睿 叡 ●①すぐれて、かしこい。②天子に関するものごとに付ける語。 エイ 叡才[えいさい] 叡明[えいめい] ②叡覧[えいらん] 叡慮[えいりょ] **えい【栄/詠】** 图→漢字項目を見よ。 **えい** 圏①自分に気合いを入れたり、思いきってものごとをしたり、きめたりするときに使うことば。「―とばかりに打ちこむ」「―、やってみるか」 ②思いどおりにいかず、腹立たしいときなどに出ることば。「―、またまちがえた」「―、ままよ」 **えいい【営為】** 图いとなみ。しごと。行為[こうい]。 **えいい【鋭意】** 圃気力を集中して目的にとりくむようす。一生けんめいにはげむようす。「―努力する」「調査報告書は―作成中です」 **えいいんぼん【影印本】** 图古い書物を写真にとり、製版印刷した本。 **えいえい【営営】** 形動目的に向かって休むことなく働きつづけるようす。「―と仕事に努力する」 **えいえん【永遠】** 图時が限りないこと。永久。「―の真理」関とこしえ・永劫[えいごう] **えいが【映画】** 图連続して撮影[さつえい]したフィルムを編集し、スクリーンに動きのある映像として映しだして見せるもの。初期のころは活動写真といった。シネマ。「―の上映」「一館」 **えいが【栄華】** 图地位や財産をえて栄えること。「―をきわめる」「栄耀[えいよう]ジー」 **栄華の夢[えいがのゆめ]** 栄華は夢のように短くはかないものだというたとえ。 **えいかく【鋭角】** 图直角より小さい角度。「―三角形」鈍角 **えいがものがたり【栄花物語・栄華物語】** [作品名] 正編は一○三○年ころ。作者は正編(前三○巻)を赤染衛門[あかぞめえもん]の作とする説もあるが、未詳[みしょう]。藤原道長[ふじわらのみちなが]の栄華を中心に、宮廷[きゅうてい];貴族の歴史を編年体でしるした歴史物語。四○巻。 **えいかん【栄冠】** 图競技で勝った者がかぶるかんむり。かがやかしい名誉[めいよ]やほまれの意味でも使う。「優勝の―を勝ちとる」「―に輝く」 **えいごう【永劫】** 图きわめて長く果てしない年月。永遠。永久。「未来―」久遠[くおん]が▽仏教のことばで、「劫[ごう]」はきわめて長い時間の単位。 **えいごうかいき【永劫回帰】** 四議世界のあらゆるものは永遠に無意味にくりかえされているにすぎない。したがって、現在の一瞬[いっしゅん]にこそ生の充実[じゅうじつ]があるという考え。永遠回帰。▽ドイツの哲学者ニーチェの根本思想。 **えいき[英気]** 图すぐれた気質。また、何かをしようとする気力。「―を養う」 **目[鋭気]** 图強くするどい気性[きしょう]。激しい意気ごみ。「―をくじく」「―におされる」 **えいきごう【×嬰記号】** 图音楽で、半音上げることをあらわす記号。シャープ。「#」変記号 **えいきゅう【永久】** 图未来にわたって時が果てしないこと。永遠。「―不変」圏とこしえ・永劫[えいごう] **えいきゅうし【永久歯】** 图乳歯[にゅうし]のあとに生える歯。生えかわらない歯。全部で三二本ある。 **えいきゅうとうど【永久凍土】** 图年間を通じて凍結しているが、夏期に表面の氷だけが解ける土。寒帯の地域に見られる。凍土の厚さは数十[すうじゅう]から三○○[さんびゃく]に達する。 **えいきょう【影響】** 图「とある力が他のものにはたらきかけて、変化や反応を起こさせること。「西洋文化の―を受ける」 **えいぎょう【営業】** 图乏利益をえる目的で商店や会社などが仕事をすること。「―活動」 **えいけつ【英傑】** 图非常にすぐれた大人物。英雄 **えいけつ【永訣】** 图と永久の別れ。とくに、死別をいう。ながのわかれ。 **えいご【英語】** 图イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなどで話されていることば。アメリカ英語を、とくに「米語[べいご]」という。 **えいこう【栄光】** 图かがやかしさ。「勝利の―にかがやく」厦栄誉 **えいこう【×曳航】** 图忍船が別の船をひいて航行すること。 **えいこく【英国】** 图イギリス。▽「英」は、イギリスの当て字「英吉利」の略。 **えいこせいすい【栄枯盛衰】** 國盛んになったり、おとろえたりすること。「―は世のならい(=あたりまえのこと)」興亡▽草木がしげったり、かれたりするようすから。 **えいさい【英才・×穎才】** 图すぐれた才能。また、その持ち主。秀才。「―教育」圈俊才[しゅんさい] **えいさい【栄西】** 一一四一-一二一五年。鎌倉[かまくら]初期の禅僧[ぜんそう]。臨済説宗の祖。鎌倉に寿福寺、京都に建仁[けんにん]寺を創建。また、宋[そう]から茶を移入した。「ようさい」とも。 **えいし【英姿】** 图堂々としたりっぱな姿。「馬上の―をあおぐ」圏雄姿, **えいじ【英字】** 图英語を書きあらわす文字。また、英語。「―新聞」 **えいじ【×嬰児】** 困生まれたばかりの赤んぼう。ちのみご。「みどりご」とも。 **えいじはっぽう【永字八法】** 图「永」の一字にふくまれる、毛筆で漢字を書くさいの八種類の基本的な筆の運びかた。中国漢代の蔡邕[さいよう]が考えたといわれる。履永字八画 **えいしゃ【映写】** 图「ル映画やスライドなどをスクリーンに映しだすこと。「一機」 <125> **えいじゅう【永住】** 图函移った土地に死ぬまで住むこと。「―の地」「外国に―する」 **えいしょう【詠唱】** 图―スとオペラなどで、中心となる独唱曲。アリア。また、節[ふし]をつけて歌うこと。「賛美歌を―する」 **えいじる【映じる】** 圧①ものの光や影[かげ]が他のものの表面にうつる。「湖面に―山の姿」 ②光に照らされてかがやく。はえる。「夕日に映じて、紅葉がいちだんとあざやかだ」 **えいじる【詠じる】** 圧□詩歌[しいか]を声に出して歌う。また、詩歌をつくる。 **えいしん【栄進】** 图下と上の地位や階級に進むこと。類栄達 **えいしん【詠進】** 图]詩歌を詠[よ]んで、宮中や神社にたてまつること。「―歌」 **エイズ[AIDS]** 圀後天性免疫[めんえき]不全症候群。性交や輸血、血液製剤[けつえきせいざい]の注射などで、HIVによって感染する四類感染症。からだの免疫のしくみがこわされるため、リンパ球が破壊され、腫瘍や肺炎[はいえん]などが治りにくくなる。死亡率が高い。▽acquired immune deficiency syndrome の略語。 **えいずる【映ずる/詠ずる】** 田変→「えいじる」 **えいせい【衛生】** 图清潔にして健康を守り、病気を予防すること。「―的な設備を整える」「公衆―」 **えいせい【衛星】** 图⊕惑星[わくせい]のまわりを回る、小さな天体。「月は地球の―」 ②「人工衛星」の略。「通信―」「―中継」 ③中心となるもののまわりにあって、その影響[えいきょう]を受けているもの。「―都市」 **えいせいこく【衛星国】** 图強力な大国の近くにあって、政治や経済の上で、その支配や影響[えいきょう]を受ける小国。 **えいせいちゅうりつこく【永世中立国】** 图永久に国際間の中立の立場を守り、国際法上戦争に関係しない義務を負う代わりに、独立と領土の安全を他の諸国によって保障されている国。スイス・オーストリア。 **えいせいつうしん【衛星通信】** 图人工衛星によって地上からのテレビなどの電波を中継させておこなう通信。 **えいせいてき【衛生的】** 形動清潔で、衛生にかなっているようす。 **えいせいとし【衛星都市】** 图大都市周辺にあって、大都市と密接に関連を保ちながら発達してきた中小都市。 **えいぜん【営繕】** 图函公共の建物を新築したり、修理したりすること。「―課」▽「営」は営造、「繕 」は修繕のこと。 **えいそう【営巣】** 图函動物、とくに鳥が自分の巣をつくること。 **えいぞう** 日【映像】图①テレビや映画などに映しだされた、ものの形。「一多重放送」 ②頭の中にえがきだされるものの姿。イメージ。 **目【影像】** 图絵画・彫刻・写真などにあらわされた神仏などの姿。えすがた。肖像[しょうぞう]。「亡父の―」 **えいぞく【永続】** 图函ある状態が長いあいだ続くこと。ながつづき。「―性」類持続 **えいぞん【叡尊】** 入名一二〇一九○年。鎌倉[かまくら]中期の僧[そう]。密教を学んだのち、奈良西大寺で戒律[かいりつ]の復興と民衆の教化に努めた。蒙古襲来[もうこしゅうらい]の際、石清水八幡宮[いわしみずはちまんぐう]に祈願して、神風を起こしたといわれる。思円[しえん]。興正菩薩[こうしょうぼさつ]。 **えいたい【永代】** 图永久。「寺に―供養料を納める」圏とこしえ・永世▽仏教用語。 **えいたつ【栄達】** 图「スと高い地位にのぼること。立身出世。圏栄進 **えいたん【詠嘆・詠歎】** 日图圮深く感動すること。また、感動を声やことばにあらわすこと。類感嘆 **目文法** 深い感動をあらわす語法。口語では助詞「な」「か」など、文語では助詞「や」「か」「かな」「かも」、助動詞「けり」などであらわす。「大きいな」「こころぼそくもおもほゆるかな」▽「けり」は、今はじめて気がついたというおどろきをこめた詠嘆。「花咲ききにけり(=気がつくと花が咲いていたのだなあ)」 **えいだん【英断】** 图思いきってきっぱりきめること。また、すぐれた決断。「―をくだす」「大―」「週勇斷 **えいだん【営団】** 图「経営財団」の略。第二次世界大戦中に設立された公共事業をおこなう法人。ほとんど廃止は、されたが、「営団地下鉄」のみが残る。 **えいち【英知・×叡智】** 图ものごとの本質を見とおす、深くすぐれた知性。「―を集める」 **エイチアイブイ[HIV]** 图ヒト免疫[めんえき]不全ウイルス。エイズの原因とされる。感染しても必ず症状[しょうじょう]があらわれるとは限らない。▽human immunodeficiency virus の略語。 **えいてん【栄典】** 国世の中のためになるはたらきに対して、名誉、のしるしに天皇からあたえられる勲章[くんしょう]や褒賞[ほうしょう]。「―制度」 **えいてん【栄典】** ⑧めでたい儀式[ぎしき]。「国家の―に参列する」 **えいてん【栄転】** ⑧「いままでよりも高い地位に転任すること。類昇進[しょうしん]↔左遷 **エイト** 图八人の漕手[そうしゅ](=こぎて)と一人の舵手[だしゅ](=かじとり)で競漕[きょうそう]するボートレース。一 eight **エイドス** 图あるものの形態や構造など、そのものをそのものたらしめる本質のこと。形相[けいそう]。▽古代ギリシャの哲学者プラトンやアリストテレスの用語。エイドスは、素材すなわちヒュレーを規定するものだとされる。eidos **えいねん【永年】** 图長い年月。「―勤続者」 **えいのう【営農】** 图「スと農業を営むこと。 **えいびん【鋭敏】** 形画●頭の回転がはやく、かしこいようす。「―な頭脳」團銳利[えいり] ②ものごとに反応する感覚がするどいようす。「―な神経」敏感 **えいぶん【英文】** 图①英語で書いた文章。 ②「英文学」「英文学科」の略。「―出身」 **えいへい【衛兵】** 图警備や監視などをする兵士。衛卒 **えいへいじ【永平寺】** 图福井県吉田郡永平寺町にある寺。一二四四年に道元が開いた曹洞宗の大本山[だいほんざん]。山号は吉祥[きちじょう]山。 <126> **えいべつ【永別】** 图下永久の別れ。多く、死に別れること。類永訣 **エイペック[APEC]** 图アジア太平洋経済協力閣僚[かくりょう]会議。アジアや太平洋域の国や地域が経済協力のためにおこなう経済および外務担当閣僚の会議。一九八九年以降、毎年開かれる。▽Asia-Pacific Economic Cooperation Conference の略語。 **えいほう【泳法】** 图泳ぎかた。泳ぎの型。 **えいほう【鋭×鋒】** 图●攻撃[こうげき]のときの、するどいほこさき。 ②文章やことばで、するどく人をせめたてる勢い。「―をかわす」 **えいまい【英×邁】** 形動才知が人並み以上にすぐれているようす。英明。 **えいみん【永眠】** 图函人が死ぬこと。永遠のねむりにつくこと。「父は昨日[さくじつ]―いたしました」圏逝去[せいきょ]・永逝 **えいめい【英明】** 形動才能や知恵[ちえ]がすぐれていて、判断が的確なようす。「―な君主」圏英邁▽君主としての力量について使うことが多い。 **えいやく【英訳】** 图「とある言語を英語に訳すとと。また、英語に訳されたもの。「和文―」 **えいゆう【英雄】** 图才能や武勇にすぐれた人。ヒーロー。「―崇拝[すうはい]」 **英雄色を好む[えいゆういろをこのむ]** 英雄と呼ばれる人は、何に対しても意欲が盛[さか]んなので、女性も好む傾向[けいこう]がある。 **えいよ【栄誉】** 图すぐれたものと認められ、ほめたたえられること。「―に浴する」圏ほまれ・栄光 **えいよう【栄養】** 图生物が生命を保ったり、成長したりするのに必要な成分。「―をとる」関滋養[じよう] **えいよう【栄耀】** 图高い地位を得て、したいだけぜいたくをして暮らすこと。「―栄華」▽古くは「えよう」とも。 **えいようか【栄養価】** 图その食品がふくむ栄養分が、いかにからだに役立つかを質や量で示すもの。「―が高い」 **えいようし【栄養士】** 图資格をとって、食生活に関する指導をする人。 **えいようしっちょう【栄養失調】** 图栄養分が不足したり、バランスがとれなくなったりして、体調が悪くなること。 悪くなる **えいようそ【栄養素】** 图生物が生活し、成長していくために必要な物質。たんぱく質・脂肪・炭水化物のほか、ビタミンや無機塩類など。 **えいらくてい【永楽帝】** 一三六〇一四二四年。中国、明朝[みんちょう]第三代皇帝。成祖。太祖洪武[こうぶ]帝の子。名は朱棣。靖難[せいなん]の変を起こし、南京[ナンキン]を占領[せんりょう]、建文帝をたおして即位。皇帝の権力を強化し、北京[ペキン]を首都とする。モンゴルやベトナムなどに遠征をくりかえした。 **えいり【営利】** 图経済的な利益をえるために活動すること。「―事業」「非—団体」 **えいり【鋭利】** 图①形動刃物[はもの]などが、切れ味がいいようす。「―なナイフ」 ②頭のはたらきがはやく、かしこいようす。「―な頭脳」圏鋭敏園するどい **えいりん【映倫】** 園「映画倫理規定管理委員会」の略。映画の表現の道徳面での審査や規制をする民間の団体。▽審査にパスしたものには映倫マークをあたえる。 **えいりんしょ【営林署】** 图国有林の造林や管理などをする役所。 **えいれい【英霊】** 图死者の霊、とくに戦死者の霊を敬った言い方。「靖国[やすくに]の―」圏英魂[えいこん] **えいわ【英和】** 图①英語と日本語。「―対訳」 ②「英和辞典」の略。◆和英 **エウリピデス** [名前]前四八五?1前四○六?年。古代ギリシャの詩人。アイスキュロス・ソフォクレスとともに、三大悲劇詩人の一人。神話を題材にしながらも現実の人間心理をえがいた。代表作「メディア」「エレクトラ」など。| Euripidēs **ええ** 圏承知した、そのとおりだ、という返事のことば。「―、そうです」「―、わかりました」▽改まった言い方としては「はい」を使う。 ②話のはじめに発したり、また途中[とちゅう]でことばがすぐ出なかったり、ためらったりするときのことば。「―、何でしたか」 ③おどろきや疑いの気持ちをあらわすことば。「―、まさか」アクセントの位置は、①は「ええ」、③は「ええ」となる。②は高さが同じ。 **エーアイ[AI]** 图人工知能。▽ artificial intelligence の略語。 **エーエーかいぎ【AA会議】** 图↓「アジア・アフリカかいぎ」 **エーエーグループ【AAグループ】** 圀国連に加盟する国のうち、アジア・アフリカグループ。▽Afro-Asian group の略語。 **エーエフピー[AFP]** 图フランスの通信社。一九四四年設立、本社はパリ。▽Agence France Presse の略語。 **エーエム[AM]** 图信号波で、搬送波の振幅[しんぷく]を変える放送方式。中波や短波のラジオなどに使われる。振幅変調。⇔FM ▷amplitude modulation の略語。 **エーエム[A.M., a.m.]** 图午前。⇔ P.M. ▷ante meridiem[アンテメリディエム]の略語。 **エーカー** 图造語ヤード・ポンド法で、面積の単位。約四○四七平方メートル。-acre **エーきゅうせんばん【A級戦犯】** 图第二次世界大戦後、連合国により侵略戦争を計画・実行したとして、ニュルンベルク裁判および極東国際軍事裁判(=東京裁判)で裁かれた、日本とドイツ側の重要戦争犯罪人。日本では東条英機[とうじょうひでき]ら二八名。 **エークラス【Aクラス】** 图A級。第一級。最高級。「―入りする」「A class **エーゲぶんめい【エーゲ文明】** 图紀元前二〇世紀から前一二世紀ころ、エーゲ海で栄えた青銅器文明。前期をクレタ文明、後期をミケーネ文明と呼ぶ。宮殿[きゅうでん]や壁画[へきが]などが発掘されている。 <127> ドルー」「アトミックー」「age **エージ**[名][年齡。世代。時代。エイジ。「ミドルー」 **エージェンシー**[名]代理店。代理業。「ニュースー(=通信社)」[agency] **エージェント**[名]旅行・広告・芸能関係などの事業の代理人。代理業者。仲介業者。また、秘密捜査員。エイジェント。「―に依頼する」[agent] **ええじゃないか**[名]一八六七年、東海地方から各地に広がった民衆乱舞。伊勢神宮のお札[ふだ]が空から降ったのをきっかけに、人々は「ええじゃないか」と歌いおどりながらめぐりあるき、世直しの要求をあらわしたといわれる。 **エース**[名]①トランプの一[いち]。切り札[ふだ]。記号はA。②第一人者。いちばんよくできる人。とくに、野球の主戦投手。③テニスやバレーボールで、サービスで点をとること。また、その打球。[ace] **エーディー**[A.D.][名]「西暦紀元」を示す記号。B.C.。[Anno Domini]の略語。 **エーティーエス**[ATS][名]自動列車停止装置。事故を防ぐため、運転を誤った時などに自動的に列車を止める装置。[automatic train stop]の略語。 **エーティーシー**[ATC][名]自動列車制御装置。危険がせまると、運転士が操作しなくても自動的に列車を徐行・停止させる装置。[automatic train control]の略語。 **エーテル**[名]①二つの炭水素基が、一つの酸素原子によって結合された構造をもつ有機化合物。とくに、エチルエーテルをさす。揮発しやすく麻酔性のある液体。②もと、光や電磁波を伝えると考えられていた物質。[ether] **エーデルワイス**[名]キク科の多年草。アルプスなどの高山に多く、夏、白い小花をつける。西洋ウスユキソウ。[Edelweiss] **エード**[造語]くだもののジュースに味つけしたもの。「オレンジー」「-ade」 **エーばん**[A判][名]ジス規格による紙の仕上がり寸法の一つ。基本となるA0判は八四一×一一八九ミリで、その半切ごとにA1・A2…となる。文庫本はA6判。ほかにB判がある。[『一二三、表「判型」] **エーピー**[AP][名]アメリカ連合通信社。一九四八年設立、UPIと並んで世界最大の通信網をもつ。[Associated Press]の略語。 **エービーシー**[ABC][名]①英語のアルファベットの最初の三文字。また、二六文字全体をあらわす。②ものごとの初歩。「セールスの―」[類]いろは **エーブイ**[AV][名]映像と音響。視聴覚。「―機器」[audio-visual]の略語。 **エープリルフール**[名]四月一日には軽いうそをついたり、人をだましてもいいという西洋の風習。四月ばか。[April fool] **エール**[名]スポーツ競技などで、声をそろえてする応援。「―を交換する」[yell] **えがお**[笑顔][名]にっこりと笑った顔。「客を―で出むかえる」[常用漢字表付表の語。] **えかき**[絵描き][名]職業として絵をかく人。画家。 **えがく**[描く・画く][動]①ものの形や状態を絵や図、また文章などにあらわす。「風景を―」「当時の社会を描いた小説」②心に思いうかべる。「まぶたに―」 **えがたい**[得難い][形]手に入れにくい。「―経験をする」「―人物」[類]貴重 **エカチェリーナ二世**[人名]一七二九~九六年。ロシアの女帝。夫ピョートル三世を廃[はい]し、皇帝となる。啓蒙[けいもう]専制君主として、好んでフランス文化をとりいれ、のちに農奴制を強化し、領土拡張に努めた。カザリン。キャサリン。エカテリーナ。[Ekaterina II] **えがら**[絵柄][名]絵模様。図案。構図。[図柄][がら] **えがらっぽい**[形]↓「いがらっぽい」 **えき**[易] [日][エキ]①とりかえる。②かわる。かえる。③占い。うらないの一つ。古代中国の「易経[えききょう]」の考えかたにより、吉凶[きっきょう]をうらなう方法。「―をたてる」 [日][イ]たやすい。[↔]難 [エキ]交易 貿易 易姓革命 改易 不易 変易[↔]不易 [イ]安易 簡易 難易[↔]容易 平易 **えき**[益] [エキ]①ふえる。また、もうけ。「多大なーを上げる」[↔]損②役に立つ。また、役に立つこと。「なんの―にもならない」[↔]害 [→]「益する」を見よ。 [エキ]実益 収益 純益 増益 利益 [ヤク]益虫[↔]害虫 益鳥[↔]害鳥 無益[↔]有益 [ヤク]益体 御利益[ごりやく] **えき**[液] [エキ]水のように、きまった形のない流動体。しる。「―をしぼる」 [エキ]液化 液汁 液体 血液 樹液 **えき**[駅][驛] [エキ]①列車や電車の発着するところ。停車場[ていしゃば]。②昔、旅人がとまったり、ウマを休ませたりした街道の要所。宿場[しゅくば]。③次から次へと送りとどける。 [エキ]①駅員 駅弁 駅前 始発駅 ②駅馬宿[うまやど] ③駅伝 **えき**[疫] [エキ]疫病。はやりやまい。 [エキ]防疫 検疫 免疫 <128> **えき[亦]** ・4画 全6画 亦 亦 亦 亦 ①……もまた。……もやはり。②おおいに。ほんとうに。 朋有り遠方より来たる、亦楽しからずや[ともありえんぽうよりきたるまたたのしからずや] **えき[役]** →「やく」 **えき【役】** 图戦争。古い言い方。「西南の―」▽もとは、人々を強制的におおやけの労働に使うことをいった。 **えき【易/益/液/駅】** 图↓漢字項目を見よ。 **えきいん【駅員】** 图鉄道の駅で仕事をする人。 **えきか【液化】** 園「函気体や固体が、冷却[れいきゃく]、または圧縮されて液体に変わること。また、液体に変えること。「―天然ガス」 **えきか【×腋窩】** 图わきの下のくぼんだところ。 **えきがく【易学】** 图易を研究する学問。 **えきかてんねんガス【液化天然ガス】** 图↓「エルエヌジー」 **えきぎゅう【役牛】** 图農耕や運搬などの力仕事に使うウシ。 **えききょう【易経】** 图五経の一つ。中国、周代の経書[けいしょ]。自然・人事・物象を陰陽[いんよう]二つの原理で説明する。「周易」とも。 **えきざい【液剤】** 图液状の薬。 **エキサイト** 「スと興奮[こうふん]すること。「観衆が―する」「excite **エキシビション** 图①公開すること。とくに、展示会。展覧会。 ②技術やルールなどを紹介するためにおこなう公開競技。模範[もはん]競技。エキシビションゲーム。「「エキジビション」とも。「exhibition **えきしゃ【易者】** 图易を立てて運勢や人相[にんそう]・手相[てそう]などをうらなうことを職業とする人。圏八卦見[はっけみ] **えきしょう【液晶】** 图電圧や温度の変化によって分子の配列を変え、色調[しきちょう]を変化させるもの。コンピュータ画面などに使う。「液状結晶」の略。 **エキス** 图①薬や食物の有効成分をとり出して、濃縮[のうしゅく]したもの。精。「にんにくの―」 ②ものごとのもっともたいせつな部分。圏精髄[せいずい]・本質・エッセンス extract から。 **エキストラ** 图①映画などで臨時にやとわれる端役[はやく]の出演者。「―のアルバイをする」 ②規定外のもの。臨時のもの。番外。一extra **エキスパート** 图その道の達人。専門家。くろうと。ベテラン - expert類 **エキスパンダー** 图筋肉をきたえる運動具の一つ。ゴムやスプリングなどでできたものを、手や足を使ってひっぱる。一expander **えきする【益する】** 囲変利益をあたえる。ためになる。「国民に―ところが大きい」 **えきせいかくめい【易姓革命】** 四国古代中国の政治思想。天命により、徳のある者が徳のない者をたおし、新しい王朝を開くこと。▽「天子の姓[せい]を易[か]え、天命を革[あらた]にす(=君主の姓が変わるのは天帝の命令が改まるからだ)」という意味。 **エキセントリック** 形動ふつうの人とはひどく変わっているようす。風変わりな。一eccentric **エキゾチシズム** 图異国情緒[いこくじょうちょ],。異国趣味[いこくしゅみ]。エキゾチズム。-exoticism **エキゾチック** 形動異国情緒[いこくじょうちょ],のあるようす。異国風。「どことなく―な容貌」「exotic **えきたい【液体】** 图物質三態の一つ。体積はきまっているが、形は自由に変わり、熱すると気体に、冷やすと固体に変わるもの。▽たとえば、水は液体なので、入れものによってさまざまな形になり、温度によって水蒸気や氷に変化する。 **えきたいさんそ【液体酸素】** 图圧力を加えて液状にした酸素。溶接や酸素吸入などに使う。 **えきちく【役畜】** 图農耕や運搬[うんぱん]などに使う家畜。 **えきちゅう【益虫】** 图人間生活に役立ったり、利益をもたらしたりするとされる昆虫[こんちゅう]。絹をとるカイコや、はちみつをとるミツバチなど。↔害虫 **えきちょう【益鳥】** 图作物を食いあらす害虫を食べ、人間生活に役立つ鳥。ツバメ・ヒバリなど。↔害鳥 **えきちょう【駅長】** 園駅で仕事をする人の中で、役のいちばん上の人。 **えきでん【駅伝】** 图①「駅伝競走」の略。道路でおこなわれる、長距離のリレー競走。「正月恒例の箱根―」▽肯、宿駅[しゅくえき]から次の宿駅へ人やものを送ったことから。 **えきとう【駅頭】** 国駅付近。また、駅前。「―で募金運動をする」 **えきどめ【駅留め・駅止め】** 图鉄道輸送で荷物を送るとき、受取人があてさきの最寄り駅まで受けとりに行く方法。直接受取人への配達はされない。 **えきびょう【疫病】** 图悪性の伝染病。はやりやまい。「―が流行する」▽「疫病神」は「やくびょうがみ」と読む。 **えきビル【駅ビル】** 图乗り物の駅としての機能と、商店・食堂などの機能とをかねそなえたビル。 **えきべん【駅弁】** 图駅の売店・ブラットホーム・列車の中で売っている弁当。 **えきり【疫痢】** 图四類感染症の一つ。子供がかかる急性の中毒性感染症。おもに、赤痢菌によって高熱や下痢が起きる。 **エクアドル** 正式国名は、エクアドル共和国。南アメリカ大陸北西部の、太平洋に面した国。おもな産物は、石油・コーヒー・バナナ・カカオ。面積約二八万平方[キロ]。首都キ卜。主要言語スペイン語。 **えぐい【×蔹い】** 囲のどを刺激するような味がする。「のどがー」「なまのたけのこは―」圏いがらっぽい **エクスクラメーションマーク** 图感嘆符[かんたんふ]。エキスクラメーションマーク。「!」「 exclamation mark **エクスタシー** 图快感が最高潮に達して、われを忘れた状態になること。忘我[ぼうが]。恍惚[こうこつ]。一ecstasy <129> **エグゼクティブ** 图重役。管理職。エクゼクティブ。executive **えくぼ【笑×窪・×靨】** 图笑ったとき、ほおにできるかわいい小さなくぼみ。「あばたも―」 **えぐる【×抉る・×刳る】** 国①刃物などをつき入れてくりぬく。また、ひどい苦しみをあたえる。「わきばらを―」「胸を―ような悲しみ」▽ものの核心[かくしん]をつき、かくれた事実などをつかみとる意味でも使う。「社会の暗黒面をするどく―」 **エクレア** 图チョコレートを上にぬった細長いシュークリーム。エクレール。一éclair **えげつない** 圏やりかたや言いかたがむきだしで無遠慮[ぶえんりょ]だ。「商売のしかたが―」▽もと、関西[かんさい]方言。 **エゴ** 图①自我[じが]。自己。一ego ②「エゴイズム」の略。「地域―」 **エゴイスティック** 形動自分勝手なようす。利己的。エゴイスチック。「―なふるまい」「egoistic **エゴイスト** 图自分の利益だけを考える人。また、自分勝手[じぶんかって]で、うぬぼれの強い人。利己主義者。| egoist **エゴイズム** 图自分の利益などを第一とする考えかた。利己主義。一 egoism **えこう【回向・×廻向】** 图「凶死者のために経[きょう]を読み、冥福[めいふく]をいのること。圏供養・法要 **エコー** 图①こだま。やまびこ。 ②音響[おんきょう]装置によってつくられた反響や残響。「―をかける」「echo **えごころ【絵心】** 图絵をかいたり、鑑賞[かんしょう]したりする能力。「―をそそる」 **えこじ【依怙地】** 图形動↓「いこじ」 **えことば【絵詞】** 图絵巻物を説明した文章。また、説明文(=詞書[ことばがき])のついている絵巻物。「伴大納言[ばんだいなごん]―」 **エコノミー** 图①経済。また、費用がかかりすぎないこと。経済的。節約。「ークラス」「economy **エコノミスト** 图経済の専門家。経済学者。また、節約家。| economist **エコノミックアニマル** 圏経済上の利益だけを追求する動物。▽国際社会における日本人に対する非難をこめたことば。一economic animal **えこひいき【依×怙贔屓】** 四漢自分の気に入っている人だけに、とくによくすること。 **エコロジー** 图生物と、それをとりまく生活環境[かんきょう]との関係をあつかう学問。生態学。「ecology **えさ【×餌】** 图動物を育てたり、とらえたりするための食物。圏飼料▽人を集めたり、誘惑したりするためにさし出す金品や、さそいの手段という意味でも使う。「大臣のいすを―に自派にひき入れる」 **えし【絵師】** 图「絵かき」の古い言い方。 **えし【『壊死】** 图乏生体の組織の一部が力を失って、そのはたらきが止まること。 **えじ【衛士】** 图律令制で衛門[えもん]府や士府に配属された兵士。諸国の軍団から交替りで上京し、宮中の警護にあたった。任期は一年。 **えじき【×餌食】** 图⊕鳥やけもののえさとして食われる生きもの。 ②他人の思いのままに利用される人。「悪者の―となる」類食い物 **エジソン** [名]一八四七—一九三一年。アメリカの発明家。電信機・電話機・蓄音[ちくおん]機・白熱電球などを次々と発明し、発明王と呼ばれた。- Thomas Alva Edison **エジプト** [国名]正式国名は、エジプト・アラブ共和国。アフリカ大陸北東部、ナイル川下流域にあり、地中海と紅海とに面した国。古代文明の起こった地。人口の大部分は、農業の発達したナイル川の三角州[さんかくす]に集中。アスワンハイダム・スエズ運河は有名。面積約一○○万平方[キロ]。首都カイロ。主要言語アラビア語。▽「埃及」と当てる。 **エジプトはナイルの賜物[たまもの]** エジプト文明は、ナイル川のめぐみで栄えたということ。ナイル川は毎年夏にあふれ、そのあとに肥えた土を残して流域の農業を発展させた。 **エジプトぶんめい【エジプト文明】** 图北アフリカのナイル川流域で、メソポタミア文明の影響を受けて発達した文明。紀元前三○○○年ころには統一国家が成立、宮殿やピラミッドを築いた。太陽暦[たいようれき]を使い、象形[しょうけい]文字を発明してパピルスに記録を残している。 **えじまきせき【江島其磧】** 人阁一「六六六一一七三五年。江戸中期の浮世草子[うきよぞうし]作者。井原西鶴[いはらさいかく]の影響を受け、八文字屋自笑[はちもんじやじしょう]と協力して、「傾城色三味線[けいせいいろじゃみせん]」などを出版。ほかに「世間子息気質[せけんむすこかたぎ]」など、気質物[かたぎもの]という新分野を開いた。 **えしゃく【会釈】** 图函①ちょっと頭を下げて礼をすること。一礼。「―を交わす」 ②人の気持ちを思いやること。「遠慮に―もなく」 **えしゃじょうり【会者定離】** 四漢出会った者はいつかは必ず別れる運命にあること。この世の変わりやすくはかないたとえ。▽もと、仏教のことば。「会者常離」は誤り。 **えしんそうず【恵心僧都】** 道→「げんしん」 **えず【絵図】** 图●絵。絵画。 ②土地・家屋・庭園などの平面図。 **エスエスティー[SST]** 图超音速[ちょうおんそく]旅客機。音速以上の速さで飛ぶジェット輸送機。▽super-sonic transportの略語。 **エスエフ[SF]** 图科学技術の知識をもとに、未来や宇宙を舞台[ぶたい]としてつくられた空想物語。空想科学小説。「―映画」▽ science fictionの略語。 **エスエル[SL]** 图蒸気機関車。▽ steam locomotive の略語。 **エスオーエス[SOS]** 图船や飛行機が遭難したときに、救助を求めるための国際的な無線信号。「―を発信したままゆくえ不明となる」 ②助けを求めること。危険信号。▼文字そのものに意味はない。 **えすがた【絵姿】** 图絵にかいた人の姿。肖像[しょうぞう]。 **エスカルゴ** フランス料理で使われる大きなカタツムリ。| escargot <130> **エスカレーション**[図]しだいに拡大すること。激しくなること。段階的拡大。「反政府運動の地方への―」デスカレーション [escalation] **エスカレーター**[図]ビルや駅などに設けられた、人や荷物を自動的に運ぶ階段状の装置。自動階段。▽自動的に進学できるしくみなどをたとえることもある。「―式に大学まで進む」[escalator] **エスカレート**[圏]「とものごとの程度や大きさがしだいに大きくなっていくこと。段階的拡大。「抗議[こうぎ]行動が―する」[escalate] **エスキモー**アラスカやグリーンランド、シベリア東北端[とうほくたん]などに住むモンゴル系の民族。▽現在、公式名称は、イヌイット。[Eskimo] **エスケープ**[図][函]にげること。脱出[だっしゅつ]。とくに、授業をぬけだしてさぼること。②コンピュータで、コマンドメニューを呼びだすキー。エスケープキー。[escape] **エスコート**[「スル]つきそい。とくに、男性が女性につきそうこと。[escort] **エスサイズ【Sサイズ】**[図]衣服などで、標準より小さいもの。S判。→Lサイズ [▽small のかしら文字から。] **エステル**[図]酸とアルコールの化合物。食品や飲料の香料などに使う。[Ester] **エストニア**[国名]正式国名は、エストニア共和国。バルト三国の一つ。フィンランド湾岸[わんがん]にある。一九九一年、旧ソ連から分離独立。面積約四万五〇〇〇平方[キロ]。首都タリン。 **エスニック**[形動]民族の。民族調の。「―料理」「[ethnic] **エスピー [SP]**[図]一分間に七八回転するレコード。SP盤[ばん]。[▷ standard playing の略語。] **エスピー[SP]**[図]要人の警護をする私服の警官。[▷ security police の略語。] **エスプリ**[図]①こころ。精神。「現代のー」②たくみで洗練された表現をする心のはたらき。才気。機知。知的センス。「―をきかした表現」「[esprit] **エスペラント**[図]世界じゅうのだれもが使えることばとして、ロシア領ポーランドに住むユダヤ人のザメンホフがつくり、一八八七年に発表した国際語。[▽希望する人という意味。一Esperanto] **えずめん【絵図面】**[図]建物・土地・庭園などの平面図。絵図。 **えせ【似非・似×而《非】**[造語]『「えせ〜」の形で]外見は似ているが、じつはそうでないという意味をあらわす。「―者[もの]」「―紳士」▽「似て非[ひ]なるもの」という意味。 **えそ【《壊×疽】**[图]やけどや凍傷[とうしょう]などで、からだの一部が黒褐色の死んだ状態になること。脱疽[だっそ]。「肺ー」[類]壊死[えし] **えぞ【×蝦夷】**[図]①昔、東北や北海道に住んでいた種族。アイヌ民族をさすともいう。②「北海道」の古い呼び方。「―地探検」 **えぞうし【絵双紙・絵草紙】**[图]⊕江戸時代の挿絵[さしえ]入りの黄表紙[きびょうし]や青本・赤本などの草双紙[くさぞうし]。②事件などを絵入りで説明したかわら版。 **えぞぎく【×蝦×夷菊】**[図]キク科の一年草。夏から秋に、むらさき・赤・白などのギクに似た花をつける。サツマギク。アスター。 **えぞまつ【×蝦夷松】**[図]マツ科の常緑高木。寒い地方に産する。建築・器具・製紙用パルプ材に使う。 **えそらごと【絵空事】**[図]絵にはかけても、現実にはありえないきれいごと。でたらめのつくりごと。 **えだ【枝】**[図]草木の幹や茎[くき]から分かれて生長した部分。「―分かれ」②本[もと]から分かれでたもの。「―道」 **えたい(得体)が知れない** ほんとうの姿がわからなくて、あやしげな感じがする。「―恐怖[きょうふ]」 **えたふなやまこふん【江田船山古墳】**[图]熊本県玉名郡菊水町にある五世紀後半から六世紀初頭の前方後円墳。出土した鉄製大刀[たち]の銘に、雄略[ゆうりゃく]天皇と考えられるワカタケル大王の名前がある。 **えだぶり【枝振り】**[図]枝の出ぐあい。枝のかっこう。「―のいい松」[類]枝つき **えだまめ【枝豆】**[図]ダイズのまだ青いうちに、茎[くき]ごと切りとったもの。塩ゆでにして食べる。 **えだみち【枝道】**[図]本道から分かれた道。また、話題などが本題からはずれること。「話が―にそれる」[圏]わき道・横道 **えたりがお【得たり顔】**[図]得意そうな顔つき。したりがお。 **えたりかしこし【得たり賢し】**しめた、うまくいった。▽ものごとが都合よくはこんだときにいう。文章語。 **エチオピア**[園名]正式国名は、エチオピア連邦民主共和国。アフリカ北東部の、紅海に面した国。アフリカ最古の独立国。九七四年、君主国から社会主義国となったが、九○年にはそれも放棄され、|混乱が続いている。面積約一一〇万平方[キロ]。首都アディスアベバ。主要言語、アムハラ語・英語。 **エチケット**[図]その場にふさわしい社交上の作法や心づかい。類マナー [étiquette] **えちご【越後】**[図]旧国名。今の佐渡島[が]を除く新潟[にいがた]県。北陸道の一国。「―上布[じょうふ]」▽古名「こしのみちのしり」。 **えちごじし【《越後獅子】**[図]新潟[にいがた]県地方から出た獅子舞[ししまい]。獅子頭[ししがしら]をかぶった子供が逆立ちなどの芸をする。かくべえじし。 **えちぜん【“越前】**[図]旧国名。今の福井県東部。北陸道の一国。「―蟹[がに]」「――紙[がみ]」▽古名「こしのみちのくち」。 **エチュード**[图]◎楽器の練習のための曲。練習曲。②美術で、練習のためにつくられた作品。習作。試作。[étude] [タブロー] **エチルアルコール**[图]無色でにおいのある揮発性の液体。酒の主成分。また、医薬品・燃料・工業用原料として広く利用される。エタノール。[メチルアルコール] [ethyl alcohol] <131> **エチレン** 图炭化水素の一つ。無色の気体。天然ガスなどにふくまれるほか、エチルアルコールを脱水[だっすい]してつくることもできる。ポリエチレンなどの原料。| ethylene **えっ[悦]** ・7画 全10画 悦 悦 悦 悦 満足してよろこぶ。楽しく思う。「独りーに入ぃる」 エッ 悦楽[えつらく] 喜悦[きえつ] 恐悦[きょうえつ], 法悦[ほうえつ] 満悦[まんえつ] 悦[よろこ]ぶ **えっ[越]** 走・5画 全12画 越 越 越 越 ①こす。のりこえる。②程度や限界をうわまわる。 エッ 越境[えっきょう]”越権[えっけん] 越冬[えっとう] 越年[えつねん] ②卓越[たくえつ] 超越[ちょうえつ], 優越[ゆうえつ] こす・こえる 追い越す[おいこす] 頭越し[ずこし]/病気が峠[とうげ]を越える 山越え[やまごえ] 越後[えちご], 越前[えちぜん] 越度[えつど], 越訴[えっそ], 越南[えつなん] **えっ[謁](謁)** 言・8画 全15画 謁 謁 謁 謁 身分の高い人に会う。「殿下〜に―する」 エッ 謁見[えっけん] 親謁[しんえつ] 内謁[ないえつ] 拝謁[はいえつ] **えっ[閲]** 門・7画 全15画 閱 閱 閱 閲 ●①あらためしらべる。注意深く目を通すこと。「―をこう」②経過する。「年月を―する」 エッ 閲読[えつどく] 閱兵[えっぺい] 閲覧[えつらん] 検閲[けんえつ] 校閲[こうえつ] ②閱年始[けみし] 閲歴[えつれき] 閲[けみ]する **えつ【悦/閲】** 图→漢字項目を見よ。 **えづけ【×餌付け】** 图野生動物にえさをあたえて、人に慣れさせること。「―に成功する」 **えっけん【越権】** 图許されている権限をこえること。「―行為[こうい]」 **えっけん【謁見】** 图函身分の高い人や、目上の人などに会うこと。「―式」圏お目通り→引見[いんけん] **エッジ** スキーやスケートなどのふちにつけた刃[は]のような金具[かなぐ]。また、その金具のふち。▽端[はし]という意味から。一 edge **えっしゅう【越州】** 图「越前[えちぜん]」「越中[えっちゅう]」「越後[えちご]」をまとめた呼び方。 **エッセイスト** 图エッセーを書く人。随筆[ずいひつ]家。一essayist **エッセー** 图形式にとらわれず、考えや感想を自由に述べた文章。随筆[ずいひつ]。随想。エッセイ。「essay **エッセンス** 图①ものごとのもっとも重要な部分。本質。神髓[しんずい]。「研究の―ともいうべき本」 ②植物からとり出した純粋なかおりの成分。香料になどに使う。「バニラー」類エキス -essence **エッチ[H]** 图えんぴつのしんの、かたさをあらわす記号。▽hard の略語。 **エッチ** 图形動いやらしいこと。・ 图形動いやらしいこと。また、いやらしい人。 **えっちゅう【越中】** 图旧国名。今の富山県。北陸道の一国。「―おわら節~」▽古名「こしのみちのなか」。 **えっちゅうふんどし【越中×褌】** 图一[ひとはば]ほどの小。はばの布にひもをつけたふんどし。 **えっちらおっちら** 画重荷などを背負って、たどたどしく歩くようす。「―山を登る」▽ロ語表現。 **えっきょう【越境】** 图凼国境や境界をこえ、他国や他の区域にはいること。「―入学」 **えづく【×餌付く】** 国鳥やけものなどが人間に慣れて、あたえたえさを食べるようになる。 **えつどく【閲読】** 图函内容に気をつけて、調べながら読むこと。「関係書類を―する」 **えつねん【越年】** 图 古い年を送って新年をむかえること。としこし。「―資金」「―草」 **エッフェルとう【エッフェル塔】** 图フランスのパリにある、高さ約三○○[メートル]の鉄骨の塔。一八八九年、パリ万国博覧会を記念して建てられた。 **えっぺい【閲兵】** 图「司令官などが兵隊を整列・行進させて検閲すること。「―式」 **えつぼ(笑壷)に入る[えつぼにいる]** 思いどおりになって、思わず笑いがうかぶ。 **えつらく【悦楽】** 图楽しみにふけること。「音楽を聴きくことに無上の―をおぼえる」「圏歓楽[かんらく]・享楽[きょうらく]。 **えつらん【閲覧】** 图函図書館などで、書物などを読んで調べること。「―室」圏閲読 **えつれき【閲歴】** 图これまでに過ごしてきたあと。人生で経験してきたことがら。経歴。履歴[りれき]。「不幸な―を語る」 **えて【得手】** 图形画①その人の得意なこと。↔不得手 **得手に帆を揚げる[えてにほをあげる]** 自分の得意なことをじゅうぶんに発揮するときがきて、ますます調子がよくなる。すっかり得意になって調子に乗る。 **エディター** 图編集者。編集人。また、映画のフィルムを編集する機械。| editor **エディプスコンプレックス** 图男の子が父親を無意識ににくみ、母親をしたう心理。◆エレクトラコンプレックス ▽ギリシャ神話で、父と知らずに父を殺し、母と結婚した王オイディプスの名から。一Oedipus complex **えてかって【得手勝手】** 四漢自分の都合だけで行動するようす。「―なふるまい」「自分勝手 **えてして【得てして】** 画どうしてもある傾向になりやすいようす。「急ぐと―失敗する」「圏とかく・ややもすると **エデン** 图「旧約聖書」で、神がつくった最初の人間アダムとイブが住んだという楽園。エデンの園[その]。▽もと、ヘブライ語で、快楽という意味。「Eden <132> **エデンのひがし【エデンの東】** 一九五二年。アメリカ、スタインベックの小説。自分の家の歴史に原罪を認め、そこからの解放を意図した作品。East of Eden **えてんらく【越天楽】** 图平安時代に流行した雅楽[ががく]曲の一つ。舞[まい]がない。 **えとき【絵解き】** 图「忍●絵の意味を説明すること。また、説明することば。 ②文字の代わりに絵を使って説明すること。図解。下图説。 **えと【干支】** 图昔のこよみで、十干[じっかん]と十二支を組みあわせて年・月・日をあらわしたもの。甲子[きのえね]から癸亥[みずのとい]まで六○とおりで、ひとまわりする。また、十二支だけをもいう。「かんし」とも。▽もと、「兄弟」のこと。六〇歳[さい]になって生まれ年が再びめぐってくることを還暦[かんれき]という。『下段表「干支表」 **えど【江戸】** 图東京の昔の呼び名。一四五七年、太田道灌が城を築き、その後徳川氏が幕府を開いてから「将軍のおひざもと」と呼ばれ、政治の中心地として繁栄した。一八六八年(明治元年)東京と改められ、一九四三年に東京都となる。 **江戸の敵を長崎で討つ[えどのかたきをながさきでうつ]** 意外なところや、すじちがいなところで昔のうらみを晴らすこと。 **えど【×穢土】** 图けがれている現実の世の中。「V厭離[おんり]―」浄土[じょうど]▽仏教語。 **えとうしんぺい【江藤新平】** [名]一八三四一七四年。幕末・維新[いしん]の政治家。佐賀藩士[はんし]。討幕運動に参加して、維新後は司法卿となったが、征韓論[せいかんろん]がいれられず、下野。翌年、佐賀の乱を起こしたが敗れ、刑死した。 **エドガー・アラン・ポー** 「名「ポー」 **えどがろう【江戸家老】** 图江戸時代、江戸の各藩邸に勤務していた諸侯の家老。↔国家老[くにがろう] **えどがわらんぼ【江戸川乱歩】** [名]一八九四一一九六五年。大正・昭和期の小説家。三重県生まれ。本名は平井太郎。筆名はアメリカの作家エドガー・アラン・ボーにちなむ。日本の探偵小説・推理小説のさきがけとして活躍。代表作「二銭銅貨」「陰獣[いんじゅう]」「怪人二十面相」など。 **えとく【会得】** 图スと精神やわざを、よく理解して自分のものとすること。「剣道[けんどう]の極意[ごくい]を―する」体得[たいとく] **えどじだい【江戸時代】** 犬一六〇三一八六七年。初代将軍徳川家康[とくがわいえやす]の開いた江戸幕府が、ほぼ日本全体を支配した時代。経済が発達し、町人文化が栄えた。徳川時代。 **エトセトラ** 图いくつかのことがらについて続けて述べるときに、以下を省略したという意味をあらわすことば。その他いろいろ。▽ふつう、「etc.」と略して書く。「et cetera **えどむらさき【江戸紫】** 图江戸時代の染め色。青みの強いむらさき色。▽これに比べて、赤みの強いものは古代紫。 **えどまえ【江戸前】** 图①いかにも江戸のものらしい、すっきりとしたいきな感じ。江戸風。「―のすし」▽もと、江戸湾[えどわん](=東京湾)で釣[つ]れる魚のこと。 ②江戸でつくられた良質の品。 **えどっこ【江戸っ子】** 图江戸の、とくに下町で生まれ育った人。「―らしい気っぷのよさ」▽威勢[いせい]がよく、気性[きしょう]がさっぱりしていて人情に厚いとされる。 **江戸っ子は五月の鯉の吹き流し[えどっこはごがつのこいのふきながし]** こいのぼりは腹がからっぽで何もないことから、江戸っ子はたくらみをもったりしないということ。 **えどづめ【江戸詰め】** 区江戸時代、参勤交代[さんきんこうたい]で諸匡の大名[だいみょう]とその家臣が江戸藩邸にとどまって勤務したこと。糸国詰め **エトランゼ** 图旅行中の外国人。見知らぬ人。異邦人。エトランジェ。一étranger **エナメル** 图①顔料とワニスをまぜてつくる、つやのある塗料[とりょう]。エナメルペイント。また、それをぬった革[かわ]「ると――のハンドバッグ」 ②金属や陶器の表面にぬるガラス質の塗料。ほうろう。一 enamel **えにし【縁】** 匿縁[えん]。ゆかり。古い言い方。「二人の <133> **エニシダ【金×雀。枝・“金×雀〝児】** 图マメ科の落葉低木。高さ一・五[メートル]ほどで、初夏に黄金色のチョウのような形の花が咲く。」「hiniesta **エニセイがわ【エニセイ川】** 图ロシアのシベリア中央部を北に流れ、北極海に注ぐ川。ニシン・サケなどの漁場。水量が豊富で発電にも利用される。 **エヌアイ[NI]** 图国民所得。▽national income の略語。 **エヌエイチケイ[NHK]** 图日本放送協会。▽Nippon Hoso Kyokai の略語。 **エヌエヌピー[NNP]** 图国民純生産。国民総生産から減価償却費を引いたもの。付加価値の総計に等しい。▽net national product の略語。 **エヌジー[NG]** 图映画などで、撮影[さつえい]や録音などを失敗すること。「―を出す」▽no good の略語。 **エヌジーオー[NGO]** 图非政府組織。政府に属さない民間機関で、平和・人権問題などのために活動している団体。▽ nongovernmental organization の略語。 **エネルギー** 図①電気やガスなど、人間の日常生活や生産活動に必要な動力資源。「一産業」 ②ものごとをしようとする元気。活力。精力。「仕事で―を使いはたす」 ③物体がもつ、仕事のできる力。位置のエネルギーや運動のエネルギーなど。- Energie **エネルギーかくめい【エネルギー革命】** 图社会のおもなエネルギー源が急に変わって、経済に大きな影響[えいきょう]が出ること。たとえば、一九六〇年ころの石炭から石油への変化など。 **エネルギッシュ** 形動活力にあふれたようす。精力的。「―に行動する」「energisch **えのき【×榎】** 图ニレ科の落葉高木。高さは約一○[メートル]。葉は広い楕円形で、初夏に淡黄色の花が咲く。昔、一里塚に植えたりした。 **えのぐ【絵の具】** 图絵を色づけするための材料。水彩絵の具・油絵の具など。 **えのもときかく【榎本其角】** [人名]一六六一一一七〇七年。江戸前期の俳人。蕉門十哲[しょうもんじってつ]の一人。軽妙でしゃれた句をつくり、「虚栗[みなしぐり]」を編んだ。宝井[たからい]其角。 **えのもとたけあき【榎本武揚】** 省一八三六ー一九〇八年。幕末・明治期の政治家。江戸[えど]生まれ。幕臣として、江戸開城後も五稜郭[ごりょうかく]にたてこもったが降伏。のち、明治政府の要職を歴任。 **えはがき【絵はがき】** 图裏に絵や写真が刷ってある郵便はがき。 **えび【海老・×蝦・×鰕】** 图節足動物の一つ。海や川にすみ、全身がかたい殻[から]におおわれ、腹部を折りまげて進む。食用。 **海老で鯛を釣っる[えびでたいをつる]** わずかな元手[もとで]とや労力で大きな利益をえること。略して「えびたい」とも。 **海老の鯛も交じり[えびのたいもまじり]** 小物が大物にまじっていること。また、価値のないものが、価値のあるものにまじっていること。類雑魚のとと交じり[ざこのととまじり] **えびがに【“海“老×蟹】** 图「ざりがに」の別名。 **エピキュリアン** 图享楽主義者。快楽主義者。| epicurean **エピグラム** 图機知に富んだ短い詩句。警句。寸鉄詩。一epigram **エピゴーネン** 图独創性をもたない者。模倣者。亜流[ありゅう]。| Epigonen **えびす【×夷・×戎】** 图☉昔、東北地方や北海道に住んでいた人々。圏えみし・えぞ ②昔、文化の中心の都から遠くはなれた、未開地に住む人々をさした。とくに、京の都の貴族が関東におこったあらあらしい武士を軽べつして呼んだことば。「あらー」「東[あずま]―」▽「えみし」の変化した形。 **えびす【恵比×須・恵比〝寿】** 图七福神の一人。右手に釣[つ]りざお、左手にタイをかかえる。えびすさま。えびす三郎[さぶろう]。▽もとは豊漁や豊作をもたらす神だったが、現在は大黒[だいこく]とともに商売繁盛[しょうばいはんじょう]の神。「♪図「しちふくじん」 **えびすがお【恵比×須顔】** 图えびすのように、にこやかで幸せそうな笑顔。 **えびすこう【恵比×須講】** 图陰暦[いんれき]一〇月二〇日、商人が商売繁盛りを願って、七福神の一人、恵比須をまつる祭り。 **エピソード** 圏①ちょっとした、おもしろい話。逸話[いつわ]。「少年時代のー」 ②話の本すじとは関係なくはさまれた短い話。挿話| episode **えびちゃ【葡萄茶・海老茶】** 图黒みがかった茶色。▽「えび」は、ヤマブドウのこと。 **エピローグ** 图①小説や演劇などの最後のしめくくりの部分。終章。むすび。 ②ものごとの結末。◆プロローグ - epilogue **エフアールピー[FRP]** 图繊維強化プラスチック。合成樹脂[ごうせいじゅし]にガラス繊維などをうめこんだもの。軽くて強度にすぐれ、形を整えることも容易なので、船体・航空機材・浴槽・波板など、さまざまに使われる。▽fiber reinforced plastics の略語。 **エフエーオー[FAO]** 图国連食糧農業機関。一九四五年に設立された国連の専門機関の一つ。食糧の増産や、農民をはじめ世界の人々の生活向上を目的とする。日本は五一年に加盟。本部はローマ。▷ Food and Agriculture Organization of the United Nations の略語。 **エフエム[FM]** 图信号波で、搬送波の周波数を変える放送方式。雑音が少ないので音楽放送に向いている。周波数変調。↔AM▷ frequency modulation の略語。 **エフタ[EFTA]** 图ヨーロッパ自由貿易連合。六〇年、EECに参加しなかったイギリス・ノルウェー・スイスなど、七か国によって設立された経済統合体。工業製品の貿易自由化を目的とする。現在はECと結び、大自由貿易圏[けん]をつくっている。▽European Free Trade Association の略語。 **えふで【絵筆】** 图絵をかくのに使う筆。画筆。「―を折る(=絵をやめる)」 **エフビーアイ[FBI]** 图アメリカ連邦[れんぽう]捜査,局。司法省の一部門。各州にまたがる犯罪捜査・情報収集などをおこなう。▽ Federal Bureau of Investigation の略語。 <134> **エプロン** 图①料理やそうじなどのときに、衣服をよごさないためにつける前かけ。「――姿の主婦」 ②空港で、乗客の乗り降りや貨物の積み降ろしなどをする広い場所。 ③舞台で、客席の方に張りだした部分。エプロンステージ。| apron **エベレスト** 圏ネパールとチベットとのさかい、ヒマラヤ山脈にある、世界の最高峰。海抜八八四八[メートル]。▽チベット語で、チョモランマ。 | Everest **えぼし【×烏帽子】** 图昔、成人男子がかぶった帽子の一つ。現在は、神主[かんぬし]やすもうの行司[ぎょうじ]などがかぶる。 **エポック** 图それまでとはちがう新しい時代。新時[しんじだい]代。新段階。一epoch **エポックメーキング** 形動画期的。新時代を開くようす。「―な事件」「epoch-making **エボナイト** 图なまゴムに硫黄を加えてつくる、黒くてかたい物質。絶縁[ぜつえん]性が高いので、かつて電気器具などに使われていた。「ebonite **エホバ** 图↓「ヤハウェ」 **えま【絵馬】** 图願いごとをするときや願いごとがかなったお礼に、神社や寺に奉納する、ウマをえがいた額[がく]。▽もとは、ほんもののウマを奉納した。 **エマーソン** 一八〇三一八二年。アメリカの思想家・詩人。人間の崇高さを自覚し、徹底した個人主義を唱えた。著書に「自然論」「代表的偉人論」など。|Ralph Waldo Emerson **たまきもの【絵巻物】** 图物語や寺の由来などを巻き物にえがき、開くにつれて変化する画面を鑑賞[かんしょう]するもの。えまき。「葵祭[あおいまつり]の行列は―を見るようだ」▽ふつう、「絵巻き物」とは書かない。 **えみ【笑み】** 園にこやかに笑った表情。微笑[びしょう]。「満面に―をうかべる」 **エミール** 一七六二年。フランス、ルソーの小説風の教育論。孤児にエミールが田園の自然の中で、理想的な姿に成長していくさまをえがく。一Émile ou de l'éducation **えみし【×蝦夷】** 图「えぞ」の古い言い方。 **えみのおしかつ【恵美押勝】** ↓「ふじわらのなかまろ」 **えむ【笑む】** 国①にこにこする。「うれしげに―」 ②花が咲く。また、ザクロの実やクリのいがなどがよく熟して割れる。 **エムサイズ【Mサイズ】** 图衣服などで、標準の大きさ。M判。Sサイズ・Lサイズ ▷ middle size の略語。 **エムピー[MP]** 图アメリカ陸軍の憲兵。▽military police の略語。 **エメラルド** 图緑色で透明な宝石。緑玉石。翠玉[すいぎょく]。▽五月の誕生石。一emerald **えもいわれぬ【得も言われぬ】** とうていことばで表現できない。なんとも言えない。「―美しさ」 **えもじ【絵文字】** 图昔、中米のマヤ族などの使った、歴史上もっとも原始的な文字。ものの形を絵であらわし、文字の代用にしたもの。 **えもの【得物】** 图もっとも得意とする道具。「手に手に―を持つ」▽もと、手に持つ武器のこと。 **えもの【獲物】** 图狩[か]りや漁でとれたもの。戦争などでうばったものにもいう。「―を神にささげる」圏収穫 **えもんかけ【“衣紋掛け】** 图衣服をつるしておくもの。ハンガー。 **えら【×鰓】** 图魚など、水中にすむ動物の呼吸器官。人のあごの両端[りょうはし]についてもいう。「―の張った男」 **エラー** 图失敗。あやまり。とくに、野球で守備側の失策。また、コンピュータなどで、操作上の誤り。誤操作。「メッセージ」類ミス-error **えらい【偉い・豪い】** 圏①人がらや行動がすぐれていてりっぱである。「正直に言えるのは」 ②地位や身分が高い。「政府の人」 ③程度がはなはだしい。ふつうでない。「――人出」「えらく小さい」 ④予想外だ。「―目にあう」「―ことになった」 ④は、かな書き。 **エラスムス** 一四六六——五三六年。オランダの人文主義者。占典を研究し、聖書の校訂[こうてい]を手がけてルネサンスや宗教改革に影響をあたえた。主著「愚神礼讃」は、当時のカトリック教会を風刺[ふうし]・批判している。-Desiderius Erasmus **えらぶ【選ぶ・択ぶ】** 国二つ以上の中から、目的や条件によりよくあうものをとりだす。選択[せんたく]する。「代表選手を― **選ぶ所がない[えらぶところがない]** 異なる点がない。同じである。 **えらぶつ【偉物・“豪物】** 图人並みはずれた行動力やうでまえのある人。実力者。できぶつ。▽口語表現。 **えり【襟・×衿】** 图①衣服の首のまわりの部分。また、その部分につける布地の。 ②首の後部。えりくび。 **襟を正す[えりをただす]** 気持ちをひきしめる。「襟を正して先生の話を聞く」 **エリア** 图区域。地域。「サービスー」「商業―」area **えりあし【襟足・襟脚】** 图えり首のあたりの髪の生えぎわ。「―の長い女性」 **エリート** 图選ばれた、少数のすぐれた人。「パワーー(=権力者層)」「―社員」「élite **エリカ** 图ツツジ科エリカ属の植物をまとめた呼び方。ヒース。一erica **えりがみ【襟髪】** 图えり首のあたりに生える髪。また、えり首の部分。「―をつかんでひきたおす」 **えりくび【襟首】** 图①衣服で、首の後ろの部分。また、うなじ。「ねこの―をつかむ」 **えりぐり【襟×刳り】** 图洋服の仕立てで、首のまわりに沿ってくりあけた部分。また、それに沿った線。ネックライン。 **えりごのみ【選り好み】** 图「忍↓「よりごのみ」 **エリザベス一世** 一五三三―一六〇三年。イギリスの女王。英国教会をたて、海外に積極的に出て産業の育成や貿易に力を注ぎ、絶対王政の最盛期をもたらした。| Elizabeth I <135> **えりしょう【襟章】** 图制服のえりにつける記章。所属や階級などをあらわす。 **えりすぐる【選りすぐる】** 国↓「よりすぐる」 **えりぬき【『選り抜き】** 图↓「よりぬき」 **えりまき【襟巻き】** 图寒さを防ぐために首のまわりに巻くもの。くびまき。マフラー。 **えりもと【襟元】** 图衣服のえりのあたり。また、首や胸の、えりのあたる部分。「―をかき合わせる」 **えりわける【選り分ける】** 下↓「よりわける」 **える【得る】** 下造語①自分のものとする。手に入れる。「知識を―」「共感を―」「要領を得ない」 ①〈造語〉[「〜(を)える」の形で』・・・できる。「ありえない」「言いえて妙[みょう]」「やめざるをえない」▽終止形や連体形の「える」は「うる」となることが多い。「知りうる限り」 **エル・グレコ** 入图一五四一?—一六一四年。ギリシャ生まれのスペインの画家。細長い肖像画や神秘的な宗教画に特徴がある。その名エル・グレコは、ギリシャ人という意味。本名は、ドメニコス・テオトコプーロス。代表作「オルガス伯の埋葬[まいそう]」。一El Greco **エルサイズ【Lサイズ】** 图衣服などで、標準より大きいもの。L判。↔Sサイズ▽large のかしら文字から。 **エルサルバドル** [国名]正式国名は、エルサルバドル共和国。中央アメリカの、太平洋に面する国。面積約二万一○○○平方[キロ]。首都サンサルバドル。主要言語スペイン語。▽救世主という意味。 **エルサレム** 图イスラエルの首都(国際的には未承認)。ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地。一Jerusalem **エルディーケイ[LDK]** 图居間・食堂・台所をかねた部屋へ。「三―(=三部屋にLDKがついていること)」▷living, dining, kitchen からの略語。和 **エルニーニョ** 图数年に一度、赤道太平洋域で海水の温度が二~五度上がる現象。一年以上続き、各地に不漁・不作・異常気象などをもたらすといわれる。- El Niño **エルピー[LP]** 图一分間に三三と三分の一回転するレコード。LP盤。▽long playing の略語。 **エルピーガス【LPガス】** 图プロパンガスなどを液化したもの。おもに燃料に使う。液化石油ガス。LPG。▷liquefied petroleum gas の略語。 **エレガント** 形動上品で優雅なようす。「―な服装」「elegant **エレキギター** 图音をアンプ(=増幅器)で大きくして演奏するギター。エレキ。▽electric guitarから。 **エレキテル** 图江戸中期、オランダから伝わった摩擦起電機。一七七六年に平賀源内[ひらがげんない]がはじめて自作に成功した。のちには、広く電気をさした。▷ electriciteitから。 **エレクトーン** 图日本で開発された、さまざまな楽器の音色[ねいろ]が出せる電子オルガン。▽商標名。一Electone **エレクトラコンプレックス** 图女の子が母親を無意識ににくみ、父親をしたう心理。→エディプスコンプレックス ギリシャ神話で、父を母に殺されたエレクトラが、母をにくみ復讐[ふくしゅう]したことから。一Electra complex **エレクトロニクス** 電子(=エレクトロン)のはたらきや、それを応用した技術の研究をする学問。電子工学。電子技術。「―産業」▽おもに、情報の伝達・処理などを対象とする。-electronics **エレクトロン** 圏電子。「electron **エレジー** 图悲歌。哀歌。一elegy **エレベーター** 圏電力を利用して人や荷物を上下に運ぶ箱形の装置。昇降機。リフト。| elevator **エレメント** 图要素。成分。元素。一element **エロ** 图「エロティシズム」「エロティック」の略。 **エロキューション** 图雄弁[ゆうべん]術。発声法。俳優のせりふまわし。一 elocution **エログロ** 图色情的で怪奇なこと。▽erotic [エロチック]と grotesque [グロテスク]から。和 **エロス** 图①ギリシャ神話で、愛の神。ローマ神話のキューピッドにあたる。 ②性的な愛。肉体的な愛。↔アガペー ③生の本能(フロイトの考え)。-Eros **エロティシズム** 图肉体的な恋愛[れんあい]や官能的な性愛を強調する傾向[けいこう]。エロ。エロチシズム。eroticism **エロティック** 形画好色的なようす。エロ。エロチック。「―な演技」| erotic **えん[円](圓)** 冂・2画 全4画 円 円 円 円 ①まる。まるい形。数学では、中心から等距離[とうきょり]にある点の軌跡を。↔方 ②かどや欠けたところがない。③あたり一帯。④日本の貨幣[かへい]の単位。 エン 円形[えんけい] 円周[えんしゅう]”円陣[えんじん] 円卓[えんたく] 円盤[えんばん] 楕円[だえん] ②円滑[えんかつ] 円熟[えんじゅく] 円満[えんまん] ③関東一円[かんとういちえん] 円高[えんだか] まるい 円い窓[まるいまど] 円天井[まるてんじょう] 円[つぶ]ら 円[まど]か 円[まろ]やか 円居[まどい] 円座[えんざ] <136> がない。③あたり一帯。④日本の貨幣[かへい]の単位。 **えん[円]** [名]①まるい形。②順調で、かどだたないようす。 > エン ①円形 円周 円陣 円卓 円盤 楕円②円滑 円熟 円満 ③関東一円 ④円高 > まるい 円[まる]い窓 円天井[てんじょう] > 円[つぶ]ら 円[まど]か 円[まろ]やか 円居[まどい] 円座[えんざ] **えん[延]** ・5画 全8画 延 延 延 延 **えん[延]** [動]①長さがのびる。また、広がる。②おくれる。くりのべる。 > エン ①延焼 延長 延命 蔓延[まんえん]②延会[えんかい] 延納 延期 延滞 順延 遅延 > のびる・のばす 生き延[の]びる/引き延[の]ばす > のべる 日程を延[の]べる 延[の]べ人数 > 延[ひ]いては 延縄[はえなわ] **えん[沿]** ・5画 全8画 沿 沿 沿 沿 **えん[沿]** [動]①長く延びているものにそう。②今までの例に従う。 > エン ②沿海 沿岸 沿線 沿道②沿革 沿習 > そう 方針に沿[そ]う 道路沿[ぞ]いの並木 **えん[園]** □・10画 全13画 園 園 園 園 **えん[園]** [名]①にわ。その。また、花・野菜・くだものなどの畑。②人々が集まる施設[しせつ]。③幼稚園。また、保育園。「―の運営」 > エン ①園芸 園丁 庭園 楽園 ②学園 公園 動物園 ③園児 卒園 通園 > その 学びの園[その] 花園[はなぞono] > 園城寺[おんじょうじ] 祇園精舎[ぎおんしょうじゃ] **えん[遠]** ・10画 全13画 遠 遠 遠 遠 **えん[遠]** [形]①距離や時間がはなれている。⇔近②おくふかい。③とおざける。とおざかる。 > エン ①遠因 遠征 遠足 遠方 永遠 ②遠謀 遠慮 深遠 ③遠心力[えんしんりょく] 敬遠 疎遠 > オン 遠国[おんごく] 遠流[おんる] 久遠[くおん] > とおい 遠[とお]い昔 遠浅[とおあさ] 遠出[とおで] > 遠方[おちかた] 遠近[おちこち] 遠江[とおとうみ] 永遠[とわ] **えん[塩](鹽)** 土・10画 全13画 塩 塩 塩 塩 **えん[塩](鹽)** [名]①「食塩」。②「塩素」の略。③化学で、酸と金属の化合物。 > エン ①塩田 塩分 岩塩 食塩 ②塩酸 ③塩基 硫酸塩[りゅうさんえん] > しお 塩水[しおみず] 甘塩[あまじお] 塩辛[しおから] > 塩梅[あんばい] 苦塩[にがり] **えん[演]** ・11画 全14画 演 演 演 演 **えん[演]** [動]①おし広げて、くわしく意味をのべる。とく。②人前で劇・音楽などをおこなう。③実際にけいこしてみる。一◆「演じる」を見よ。 > エン ①演説 演壇 演繹[えんえき] 講演 ②演技 演出 演奏 出演 熱演 ③演算 演習 > 演[だ]し物[もの] **えん[炎]** 火・4画 全8画 炎 炎 炎 炎 **えん[炎]** [名]①ほのおを出して燃えあがる。また、そのほのお。②暑さが厳しい。③熱や痛みを起こす病気。▼「災[さい](=わざわい)」は別字。 > エン ①炎焼 炎上 火炎 気炎 ②炎暑 炎天下[えんてんか] 炎熱 ③炎症 胃炎 中耳炎[ちゅうじえん] 肺炎 > ほのお 炎[ほのお]に包まれる > 炎[も]ゆら 陽炎[かげろう] **えん[宴]** ・7画 全10画 宴 宴 宴 宴 **えん[宴]** [名]さかもり。「―を張る」「―もたけなわ」 > エン 宴会 宴席 饗宴[きょうえん] 酒宴 祝宴 披露宴 > 宴[うたげ] **えん[援]** ・9画 全12画 援 援 援 援 **えん[援]** [動]手をさしのべてたすける。 > エン 援軍 援護 援助 応援 義援金[ぎえんきん] 救援 後援 声援 > 援[たす]ける **えん[煙]** 火・9画 全13画 煙 煙 煙 煙 **えん[煙]** [名]①火が燃えるときに、たちのぼるけむり。②すす。③タバコ。④けむりのように、たちこめるもの。かすみ。もや。 > エン ①煙突 煙幕 黒煙 噴煙 ②煤煙[ばいえん] 油煙 ③愛煙家[あいえんか] 喫煙 禁煙 ④煙雨 煙霞[えんか] 煙波 煙霧 水煙[すいえん] > けむる 雨に煙[けむ]る山々 > けむり 煙[けむ]りになる 土煙[つちけむり] 水煙[みずけむり] 湯煙[ゆげ] > けむい タバコが煙[けむ]い 煙[う]たい存在 > 狼煙[のろし] 煙火[えんか] **えん[猿]** 犭・10画 全13画 猿 猿 猿 猿 **えん[猿]** [名]動物のサル。 > エン 猿人 犬猿[けんえん] 野猿 類人猿[るいじんえん] > さる 猿楽[さるがく] 猿芝居[さるしばい] 猿[さる]だるまね 小猿[こざる] > 猿[ましら] 猿公[さるこう] 猿子[ましこ] **えん[鉛]** 金・5画 全13画 鉛 鉛 鉛 鉛 <137> **えん[縁】(緣)** 糸・9画 全15画 綠 綠 綠 綠 ①へり。ふち。ものの周辺。②日本家屋[かおく]の外周の板じきの部分。「―に出る」③もとづく。よる。④めぐりあわせ。「前世の―」⑤人と人とのつながりや関係。「親子の―」▼「緑[りょく](=みどり)」は別字。 エン(ネン) 縁辺[えんぺん] 外縁[がいえん] ②縁側[えんがわ] 縁先[えんさき] 縁台[えんだい] ③縁起[えんぎ] 由縁[ゆえん] ④因縁[いんねん] 宿縁[しゅくえん] ⑤縁故[えんこ] 縁談[えんだん] 血縁[けつえん] 内縁[ないえん] 離縁[りえん] ふち 川の縁[かわのふち] 縁取り[ふちどり] 額縁[がくぶち] 縁[えにし] 縁[ゆかり] **縁なき衆生は度し難し[えんなきしゅじょうはどしがたし]** 相手のためを思ってする忠告を聞きいれない者は、救いようがない。 **縁は異なもの味なもの[えんはいなものあじなもの]** 男女の結びつきは、ふしぎでおもしろいものだ。 **縁もゆかりもない[えんもゆかりもない]** まったくつながりがない。いっさい関係がない。 **えん[苑]** +・5画 全8画 苑 苑 苑 苑 ●①まきば。また、庭園。その。②人々が集まっているところ・社会。 エン 外苑[がいえん] 御苑[ぎょえん] 禁苑[きんえん]/鹿苑[ろくえん] ②学苑[がくえん] 芸苑[げいえん] 文苑[ぶんえん] 苑[その] **えん[媛]** 女・9画 全12画 媛 媛 媛 媛 美しい女性。 エン 才媛[さいえん] 淑媛[しゅくえん] ひめ 愛媛[えひめ] 弟橘媛[おとたちばなひめ] **えん[艶](艶)** 色・13画 全19画 艷 艷 艷 艷 ◎①あでやかで美しい。なまめかしい。②色恋[いろこい]にかかわること。 エン 艶美[えんび] 豊艶[ほうえん] 妖艶[ようえん] ⓐ艶書[えんしょ] 艶福家[えんぷくか] 艶聞[えんぶん] 艶[つや] 艶[あで]やか 艶[なま]めかしい **えん【円/園/塩/宴/縁】** 图↓漢字項目を見よ。 **えんいん【延引】** 图函予定が延びておくれること。「長雨[ながあめ]で工事が―する」圏遅延 **えんいん【遠因】** 图遠い原因。間接的な原因。「事件の―をたどる」→近因 **えんう【煙雨】** 图けむるように降る雨。細雨。「―にかすむ対岸の村」圏霧雨[きりさめ]・ぬか雨 **えんえい【遠泳】** 图長い距離を泳ぐこと。また、その競技。 **えんえき【演繹】** 图「前提となる一般的な原理から、論理的な規則に従って個々の具体的なことがらを推論すること。三段論法(=AはB、BはC、ゆえにAはC)など。「―法」→帰納▽「演」はひろめる、「釋」は糸を引きだすこと。 **えんえん【炎炎】** 形動火が勢いよく燃えさかるようす。「―たる猛火」「―と燃える山火事」 **えんえん【延長】** 延長[えんちょう]時間的に、おわりなく長く続くようす。「―五時間におよぶ会議」 **目【×蜿蜒】** 形動うねうねと、ヘビのように曲がりくねりながら、長く続くようす。「―長蛇[ちょうだ]の列をつくる」▽日の「延々」で代用されることも多い。▼息が絶えだえのようすの「気息えんえん」は、「奄々」と書く。 **えんおう【×鴛鴦】** 图おしどり。おす(=鴛)とめす(=鴦)とがいつもいっしょにいるので、夫婦の仲むつまじいことにたとえる。「―のちぎり」 **えんか【演歌・×艶歌】** 图歌謡曲の一種。日本的な心情を、小節[こぶし]をきかせてうったえかけるように歌う。「―師」 **えんか【煙×霞・×烟×霞】** 图けむりと、かすみ。また、もやとかすみ。かすみのかかった景色も。 **えんか【×嚥下】** 图ズ」のみくだすこと。「えんげ」とも。「丸薬を―する」 **えんかい【沿海】** 图①海岸に沿った陸地。臨海 ②陸地に沿った浅い海。「―漁業」團近海↔遠洋沿岸 **えんかい【宴会】** 图酒を飲み、歌をうたって楽しむ集まり。さかもり。うたげ。宴。 **えんかい【遠海】** 图陸地から遠くはなれた海。「―魚」遠洋↔近海 **えんがい【塩害】** 图海水や潮風[しおかぜ]の塩分のために、作物[さくもつ]や送電線などが受ける被害[ひがい]」。 **えんがい【煙害】** 图工場や火山などから出るけむりや有毒ガスのために、人や家畜[かちく]・農作物などが受ける被害[ひがい]。 **えんかく【沿革】** 图組織や制度などの、初めから現在までの移りかわり。「議会政治の―を述べる」類変遷[へんせん] **えんかく【遠隔】** 图遠くへだたっていること。遠方。「―の地」「―操作」↔近接 **えんかくじ【円覚寺】** 图神奈川[かながわ]県鎌倉市にある臨済宗の寺。鎌倉五山の第二位。舎利殿[しゃりでん]は宋[そう]の様式を伝える代表的な禅宗様[ぜんしゅうよう]建築。 **えんかくそうさ【遠隔操作】** 图下忍はなれた場所から機械や装置などを動かすこと。リモートコントロール。 **えんかつ【円滑】** 图形動ものごとがなめらかにおこなわれること。「―を欠く」「会議が―に進む」 **えんかナトリウム【塩化ナトリウム】** 图塩素とナトリウムの化合物。食塩として調味料などに使う。 **えんかビニール【塩化ビニール】** 图塩化水素とアセチレンの化合物。無色の気体。塩化ビニール樹脂[じゅし](=ポリ塩化ビニール)の原料。塩ビ。 <138> **えんがわ【縁側】** 图日本家屋[かおく]で、座敷[ざしき]の外側に沿って板じきにした部分。縁。 **えんかん【鉛管】** 图なまりでつくった、くだ。水道管やガス管などに使う。 **えんがん【沿岸】** 图①海・川・湖などの水辺に沿った陸地。「バルト海―の三国」 ②海・川・湖などの岸に沿った水域。「一漁業」國沿海 **えんき【延期】** 图「実行するときめた期日をさきに延ばすこと。「雨のため、あすに―する」 **えんき【塩基】** 图酸と反応して塩[えん]をつくる化合物。その水溶液はアルカリともいい、赤いリトマス試験紙を青く変える。↔酸 **えんぎ【演技】** 图「忍⊕芸能人やスポーツ選手などが観客の前で演じて見せる動作や表情。「抜群の―力」「平行棒の―」 ②本心をかくすために見せかけのふるまいをすること。「あのときの彼女のなみだは―だ」園芝居 **えんぎ【演義】** 国①道理や意味をわかりやすく述べること。 ②史実をわかりやすい文章で書いた通俗[つうぞく]的な小説。演義小説。「三国志[さんごくし]――」 **えんぎ【縁起】** 图①これからさき、いいことや悪いことが起こる前ぶれと思われるような出来事。「茶柱[ちゃばしら]もが立つとは―がいい」 ②事物や社寺などの起源・由来・移りかわりを書いたもの。「信貴山[しぎさん]―」 **縁起でもない[えんぎでもない]** 悪いことの前ぶれになるような。とんでもない。「―ことを言うな」 **縁起を担ぐ[えんぎをかつぐ]** 縁起がいいか悪いかをひどく気にする。「縁起を担いで大安[たいあん]を選ぶ」 **えんぎしき【延喜式】** 图九二七年に完成した、平安時代の法典。儀式[ぎしき]や制度についてしるす。藤原時平らが醍醐[だいご]天皇の命令で編集した。 **えんぎなおし【縁起直し】** 图縁起の悪いのをよくなるようにするまじない。 **えんぎもの【縁起物】** 图いいことがあるようにと願ってかざるもの。正月の門松やしめかざり・だるま・招きねこ、酉の市のくま手など。 **えんきょく【×婉曲】** 日形動①相手の感情をそこなわないように、間接的でおだやかな表現をするようす。「―に断る」「―な言いまわし」圏遠回し▽「欠席する」と言わずに「遠慮[えんりょ]する」、「嫌[きら]い」と言わずに「苦手[にがて]」というなど。 **目文法** 断定を避け、推量の形でひかえめに言う語法。口語では、助動詞「らしい」「ようだ」などを付けてあらわす。「彼は休みらしい」「おまちがえになったようです」。文語では、助動詞「む」「らむ」「けむ」「めり」などであらわす。「花奉[たてまつ]るゆり(=花をおそなえしているように見える)」「人の言ふらむとと(=人の言うようなこと)」 **えんきょり【遠距離】** 图遠くはなれていること。遠い道のり。「―輸送」「―通話」⇔近距離 **えんきり【縁切り】** 图親子・夫婦・主従などの関係を絶って他人になること。絶縁。「―寺[でら]」↔縁組み **えんきん【遠近】** 图遠いことと、近いこと。「―両用眼鏡[めがね]」 **えんきんほう【遠近法】** 图絵画などで、物体の遠近感をえがきだす方法。パースペクティブ。 **えんくう【円空】** 一六三三一九五年。江戸前期の禅僧[ぜんそう]。円空仏[えんくうぶつ]と呼ばれる、木をのみでほるだけの素朴な仏像を全国各地に残した。 **えんぐみ【縁組み】** 图夫婦や親子などの関係を結ぶこと。とくに、結婚[けっこん]。「両家の―がととのう」「養子―」園縁結び → 縁切り **えんグラフ【円グラフ】** 图円をいくつかのおうぎ形に区切り、その大小で数量の割合を示した図。 **えんぐん【援軍】** 图味方を助けるための軍隊。「一〇〇万の―をえた思い」圏救援 **えんげ【×嚥下】** 图「函↓「えんか」 **えんけい【円形】** 图まるい形。「―劇場」↔方形 **えんけい【遠景】** 图遠くに見える景色と。バック。「――に松を配する」← 近景 **えんげい【園芸】** 图野菜・くだもの・草花などを育てること。また、それらを栽培[さいばい]したり、造園したりする技術。「―作物[さくもつ]」 **えんげい【演芸】** 園観客の前で演じる芸。落語・漫才・舞踊などの大衆的な芸。「しろうと―大会」 **えんげいのうぎょう【園芸農業】** 图都市に出荷する目的で、野菜・果樹・草花などを集約的に栽培さする農業。 **エンゲージリング** 图 婚約[こんやく]のしるしに交換する指輪。婚約指輪。▽engagement ring から。 **えんげき【演劇】** 图俳優[はいゆう]が脚本[きゃくほん]と演出によって舞台[ぶたい]の上で演技をし、観客に見せる芸術。劇。芝居。 **エンゲルけいすう【エンゲル係数】** 图食費が家計の消費支出にしめる割合。百分率であらわされ、この数値が大きいほど生活水準が低いとされる。▽ドイツの社会統計学者エンゲルの名から。 **エンゲルス** 一八二〇―九五年。ドイツの社会主義者・経済学者。マルクスとともに労働者の苦境を救おうと、社会主義運動を指導した。「資本論」「共産党宣言」などを刊行。| Friedrich Engels **えんげん【×淵源】** 图ものごとの発生するみなもと。起源。根源。「―にまでさかのぼって考える」 **えんこ【円弧】** 图円周の一部分。弧。「打球が―をえがく」 **えんこ【縁故】** 图親戚[しんせき]関係。また、人と人との特別なつながり。コネ。「―採用」 **えんこ** 图「子供がしりをつけて座[すわ]ること。おすわり。▽幼児語。 **えんご【援護】** 图「忍」困っている人を守りたすけるために、力を貸すこと。「―の手をさしのべる」「―射擊」 **えんご【縁語】** 国遷和歌などで、そのことばと意味の上でつながりのあることばを使って、おもしろみや奥行[おくゆ]きを深める表現方法。たとえば、「唐衣[からころも]着つなれにし妻しあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ」では、「妻(=着物の褄[つま])」、「はるばる(=衣を張る)」、「来ぬる(=着る)」が「衣」の縁語。 <139> **えんこうきんこう【遠交近攻】** 回漢遠い国とは仲よくし、近い国をせめとるという外交上の政策。▽中国、戦国時代に魏の范雎[はんしょ]が唱えた。 **えんこうるい【円口類】** 图もっとも原始的な脊椎動物の仲間。からだはウナギ形で、口は上下のあごがなく円形。無顎[むがく]類。ヤツメウナギなど。 **えんごく【遠国】** 图遠方の国。都から遠くはなれた地方。「おんごく」とも。→近国 **えんこん【×怨恨】** 图深いうらみ。「―による犯罪」「―をいだく」類遺恨 **えんさ【×怨嗟】** 图函深くうらみなげくこと。「国民の―の声」 **えんざ【円座】** 图函①〈名・スル〉大勢の人々がまるく輪になって座ること。類車座[くるまざ] ①〈名〉わらなどを、まるく編んだ敷物。 **えんざい【×冤罪】** 图何もしていないのに、罪があるとされること。無実の罪。ぬれぎぬ。「―を晴らす」 **エンサイクロペディア** 图百科事典。百科全書。encyclopedia **えんさん【塩酸】** 图塩化水素の水溶液。鼻をさすようなにおいがする。 **えんざん【演算】** 图函式に従って計算をすること。運算。「―が速い」 **えんし【遠視】** 图遠くのものは見えるが、近くのものがはっきり見えないこと。凸レンズの眼鏡などで調整する。「―眼」⇔近視 **えんじ【園児】** 图幼稚園や保育園などに通っている子供。「―服」 **えんじ【×衍字】** 图文章中にまちがってはいった不要な文字。↔脱字 **えんじ【×臙脂】** 图黒みがかった赤色。 **エンジニア** 图機械や土木関係などの技術者。技師。engineer **えんじゃ【縁者】** 图親戚の人。身内の人。「親」 **エンジョイ** ⑧「スとじゅうぶんに楽しむこと。享受」「学生生活を―する」-enjoy **えんじゃく(燕雀)いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや[えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや]** 小人物には、大人物の遠大なこころざしはわからない。ツバメやスズメのような小鳥には、オオトリやハクチョウのような大きな鳥の高く遠く飛びたいという気持ちはわかりはしない。▽中国秦朝末期、農民出身の陳渉[ちんしょう]が王になってみせると言ったのを、仲間が笑ったのに対して言ったことば。「史記」から。 **えんしゅう【円周】** 图円のまわり。円のまわりを囲む曲線。▽直径に円周率をかけて求める。 **えんしゅう【遠州】** 图↓「とおとうみ」 **えんしゅう【演習】** 图凼●実際と同じようにおこなう訓練。「実戦さながらの―」→実戦 ②大学で、研究法を実習するために学生の発表を中心に進める授業。ゼミナール。ゼミ。 **えんしゅうりつ【円周率】** 图円周の直径に対する比率。円周を直径で割った数。約三・一四一五九。「『バィ」であらわす。 **えんじゅく【円熟】** 图「ス凸ものごとに慣れしたしんで、じょうずになること。また、年をとって知識や人間味が備わり、おだやかで深みのある人がらになるとと。「―味を増す」「―した演技」圈熟達・熟練 **えんしゅつ【演出】** 图乏劇や映画で、脚本[きゃくほん]をもとにして、俳優の演技・舞台装置・音楽などを監督[かんとく]・指導し、作品にまとめあげること。「―家」 ②式や会を効果的に盛りあげるくふうりをすること。 **えんしょ【炎暑】** 图真夏のひどい暑さ。「―の候、お元気でお過ごしですか」圏猛暑[もうしょ]・酷暑 **えんしょ【×艶書】** 图「ラブレター」の古い言い方。恋文[こいぶみ]。 **えんじょ【援助】** 图「忍苦しい立場にある人に、金品や人手を送って助けること。「―の手をさしのべる」「―物資」「人的―」 > 「つかいわけ」→「応援」を見よ。 **えんしょう【炎症】** 圏からだの一部が赤くなって、はれたり、熱をおびたり、痛んだりすること。「―を起こす」 **えんしょう【延焼】** 国「山火事が、火もとから別の建物にまで燃えひろがること。「―をまぬがれる」劇類焼 **えんしょう【遠称】** 図法指示代名詞の一つ。話し手の目の前に見えない、あるいは遠くにある事物や場所、また方向などをさすことば。「あれ」「あそこ」「あちら」「あんな」など。▽ほかに、近称・中称。 **えんしょう【×艶笑】** 国色気のある中におかしみをふくむこと。「―落語」 **えんじょう【炎上】** 图函大きな建物が燃えあがること。「城が―する」 **えんしょくはんのう【炎色反応】** 图金属化合物が燃えるとき、その元素特有の色を示す反応。たとえば、ナトリウムは黄色、銅は青緑色。 **えんじる【演じる】** 圧□●劇や映画の中で、一つの役をつとめる。「主役を―」 ②目立つことをしてしまう。やらかす。「醜態を―」「大立ち回りを―」 ▼「えんずる」とも。 **えんじん【円陣】** 图大勢の人が頭を寄せあうようにまるく集まること。「試合開始前に―を組む」 **えんじん【猿人】** 图三百万年くらい前に生息した、最古の化石人類。原人以前のもので、立って歩き、そまつな打製石器を使うものもいた。アウストラロピテクスなど。 **えんじん【煙塵】** 图①煙突[えんとつ]のけむりにふくまれる細かなすすなど。 ②けむりと、ちり。とくに、戦場の兵馬のあげる砂塵。 **えんしんぶんりき【遠心分離機】** 图高速回転による遠心力を利用して、二つの液体、または液体と固体を分ける機械。 <140> **えんしんりょく【遠心力】** 图ものが回っているときに、回転の中心から外に向かってはたらく力。↔求心力▽たとえば、脱水機で水が切れるのは、遠心力がはたらくため。 **えんすい【円×錐】** 图底がまるくさきのとがった立体。数学で、直角三角形の、直角をはさむ二辺のどちらかを軸にして一回転した形。↔角錐 **えんずい【延髄】** 图脳髄の下で脊髄[せきずい]に続く部分。呼吸や心臓のはたらきを支配する。 **エンスト** 图」 エンジンが故障して、自動車などが止まること。▽engine と stop から。和 **えんずる【演ずる】** 変↓「えんじる」 **えんせい【延性】** 图金属などの細長くひき延ばせる性質。金・銀・白金[はっきん]などはこれが大きい。類展性 **えんせい【遠征】** 图「忍◎遠いところまではるばる出かけて、試合や登山などをすること。「海外―」 ②軍隊が遠くはなれたところへ、せめていくこと。「ナポレオン一世の―」 **えんせいがい【袁世凱】** 一八五九一一九一六年。中国の軍人・政治家。辛亥[しんがい]革命で清[しん]の宣統帝(=溥儀)を退位させ、中華民国[ちゅうかみんこく]初代大総統に就任。帝政をもくろんだが、国内外の反対にあい、失意のうちに病死した。 **えんせいしゅぎ【×厭世主義】** 图この世は生きるに値[あたい]しないとする考えかた。厭世観。ペシミズム。悲観主義↔楽天主義 **えんせいてき【×厭世的】** 形動すべてに積極的な価値が認められず、生きていてもしかたがないと思うようす。ペシミスティック。 **えんせき【宴席】** 图宴会をする場所や席。「―にはべる」「―に連なる」 **日【遠×戚】** 图血のつながりの遠い親戚。 **えんせき【縁戚】** 園縁つづきの身内[みうち]』。親類。親戚。 **えんぜつ【演説】** 图スと大勢の前で自分の意見を述べること。スピーチ。「―の草稿をつくる」 **エンゼル** 图①天使。また、天使のような人。エンジェル。一angel ②エンゼルフィッシュ图カワスズメ科の熱帯魚。黒いしまと細長い胸[むな]びれをもつ。アマゾン川原産。エンジェルフィッシュ。| angelfish **えんせん【沿線】** 图鉄道や国道などに沿った土地。「―の住民」「私鉄―」 **えんぜん【×嫣然・×艶然】** 形動あでやかににっこりするようす。「―とほほえむ」 **えんそ【塩素】** 图非金属元素の一つ。黄緑色で悪臭のある有毒の気体。消毒や漂白[ひょうはく]に使う。元素記号 Cl **えんそう【演奏】** 图函楽器を使って音楽をかなでること。「ピアノ―会」 **えんそうば【円相場】** 图外国為替[がいこくかわせ]相場で、外貨に対する円の交換比率。 **エンターテイナー** 图多くの人を楽しませる能力をもつ芸能人、とくにコメディアンや作家。エンターテナー。一 entertainer **エンターテイメント** 图娯楽[ごらく]。演芸。エンターテインメント。| entertainment **えんたい【延滞】** 图「凶かねのしはらいが期限におくれること。「―料金」「税金の―」團滞納 **えんだい【遠大】** 形動こころざしや計画などの規模が大きく、遠い将来まで考えてあるようす。「―な計画を立てる」 **えんだい【演台】** 图演説などをする人の前に置く台。 **えんだい【演題】** 图講演や演説などの題名。 **えんだい【縁台】** 图縁さきなどに置いて、夕すずみなどに使う細長いこしかけ台。「―将棋[しょうぎ]」 **えんだか【円高】** 图為替[かわせ]相場で、日本の円が外国の通貨に対し価値を増すこと。日本の輸出には不利で、輸入・海外旅行などには有利な状態。 **えんたく【円卓】** 图まるいテーブル。「ーを囲む」 **えんたくかいぎ【円卓会議】** 图席順をきめず、まるいテーブルを囲んで自由に意見を出しあり会議。▽席に順位をつけないために国際会議などに用いられる。 **エンタシス** 图古代ギリシャやローマの建築で、柱の中央部につけられたわずかなふくらみ。法隆寺金堂の柱などにも見られる。一entasis **えんだん【演壇】** 图 演説などをするために、いちだんと高く設けられた壇。「―に立つ」 **えんだん【縁談】** 图見合い結婚や養子縁組みの相手を紹介する話。「―をまとめる」 **えんちゃく【延着】** 图列車や航空機が予定の時刻よりもおくれて着くこと。「雪のために新幹線が―した」 **えんちゅう【円柱】** 图①まるい柱。 ②筒形[とうけい]。数学で、長方形の一辺を軸にして一回転した形。圏円筒 ↔角柱 **えんちょう【延長】** 图「スと①長さや時間をさきに延ばすこと。「国会の会期―」「―戦」⇔短縮 ②ちょっと見たところでは別のもののように見えるが、性質がひと続きと考えられること。「クラブ活動も授業の―だ」 ③線路や道路などを一本につなげた、延べの長さ。 **えんちょう【園長】** 囹動物園や幼稚園など、園と呼ばれるところで地位のいちばん上の人。 **えんちょく【鉛直】** 图形動糸に重りをつるしたときの方向。重力の向き。水平面と直角の方向。「―線方向」圈垂直↔水平 **えんちん【円珍】** 入国八一四一八九一年。平安前期の僧[そぅ]。唐[とぅ]にわたり、修学。帰国して天台座主[ざす]だとなり、園城[おんじょう]の寺を再興した。天台宗寺門派の祖。智証大師[ちしょうだいし]。著書に「法華[ほっけ]っ論記」や、在唐中の漢文日記「行歴抄[ぎょうりゃくしょう]」など。 **えんづく【縁付く】** 国①嫁入りする。婿入[むこい]りする。「娘[むすめ]が北海道に―」 **えんつづき【縁続き】** 图血のつながりや結婚[けっこん]によって親類関係であること。圏親戚[しんせき]・身内[みうち] **えんてい【園丁】** 图公園や庭園などの番や手入れをする人。 **えんてい【×堰堤】** 图川や谷の水などをせきとめるためにつくった堤防[ていぼう]。ダム。「―を築く」 <141> **エンディング** 图おわり。最後。結末。「―テーマ」☆オープニング | ending **えんてん【炎天】** 图真夏の焼けつくような暑い空。また、その天気。「―下』の熱戦」 **えんてん【塩田】** 图海水を蒸発させて塩をつくるために、海岸につくった砂地。▽昔は瀬戸内海[せとうち]沿岸などに見られたが、化学的な方法で塩をつくるようになってほとんどなくなった。 **えんてんかつだつ【円転滑脱】** 四圏ものごとや人との応対を、とどこおりなく自由自在に進めていくようす。「―な性格」「―な応対ぶり」 **エンド** 图造語おわり。また、端[はし]。「ハッピーー」「―マーク」「ーライン」「end **えんとう【円筒】** 图まるい筒[つつ]。円柱。 **えんとう【遠投】** 图遠くへボールを投げること。 **えんとう【遠島】** 图江戸時代、罪人を遠くはなれた島へ追放した刑罰[けいばつ]。しまながし。しまおくり。「―を申しつける」 **えんどう【沿道】** 图道路に沿ったところ。「―の群衆」邇道路沿い **えんどう【×豌豆】** 图マメ科の一年草・二年草。春、白またはむらさきのチョウの形の花が咲く。つる性で、種やさやを食用にする。 **えんどおい【縁遠い】** 囮①あまり縁がない。関係がうすい。「われわれには―話」 ②結婚[けっこん]相手になかなかめぐりあわない。「―娘[むすめ]」 **えんどく【鉛毒】** 图なまりにふくまれている毒。 **えんとつ【煙突】** 图けむりを外に出したり、通風をよくしたりするための長い筒[つつ]。 **エントリー** 「競技会やコンテストなどに参加・出場の申しこみをすること。また、その参加者名簿。「―ナンバー」 | entry **エンドレス** 图形動終わりのないこと。無限であるようす。「―テープ(=両はしをつないで無限に動くようにした録音テープ)」「endless **えんにち【縁日】** 图神社や寺で、祭りや供養[くよう]をする日。露店や見世物小屋などでにぎわう。 **えんにん【円仁】** 囚者七九四一八六四年。平安前期の僧[そう]。唐[とぅ]にわたり密教を学ぶ。帰国して天台座主[ざす]となり、日本天台宗の大成に努める。天台宗山門派の祖。慈覚大師[じかくだいし]〜い。著書に「入唐求法巡礼行記[にっとうぐほうじゅんれいこうき]」など。 **えんねつ【炎熱】** 图夏の焼けつくような暑さ。「―地獄~」邇炎暑・酷暑 **えんのう【延納】** 图―ス」かねや品物を期日を過ぎてから納めること。とくに税金などを期限をのばしてもらって納めること。「学費を―する」 **えんのおづの【役小角】** 人鱼生没年[せいぼつねん]怒っ未詳[みしょう]。平安初期の人。大和[やまと]の葛城[かつらぎ]ら山で修行をした呪術者。修験道の開祖。役行者[えんのぎょうじゃ]。「えんのおづぬ」とも。 **えんのした【縁の下】** 图日本家屋の縁側の下。また、ゆかの下。 **縁の下の力持ち[えんのしたのちからもち]** 団体の活動などを、目立たないところで苦労して支えている人。裏方[うらかた]。 **えんば【煙波・×烟波】** 图もやのたちこめる水面。また、遠くまでけむったように波が続いていること。 **えんばく【×燕麦】** 图イネ科の一年草・二年草。家畜の飼料[しりょう]やオートミールにする。 **えんばん【円盤】** 图まるくて平たい形のもの。とくに、「円盤投げ」の競技に使う用具。 **えんばん【鉛版】** 图活版[かっぱん]印刷などで、紙型[しけい]になまりやすずなどの合金を流しこんでつくる印刷版。ステロタイプ。ステロ版。 **えんばんなげ【円盤投げ】** 图陸上競技の種目の一つ。円盤を投げて、その距離を競[きそ]う。 **えんぶん【塩分】** 图固体や液体にふくまれる塩の量。「―のとりすぎに注意」 **えんぶん【×衍文】** 图文章中にあやまってはいった不必要な文句。↔脱文[だつぶん] **えんぶん【×艶聞】** 图恋愛関係のうわさ。「―が絶えない」 **えんぼう【遠望】** 国「スと遠くまで見わたすこと。また、そのながめ。「―がきく」 **えんぼう【遠謀】** 图さきざきのことまで考えに入れた計画。「深慮[しんりょ]一」 **えんぼう【遠方】** 图遠くはなれたところ。遠くの方。「友、―より来たる(論語)」 **えんぼうしんりょ【遠謀深慮】** 四漢「しんぼうえんりょ」 **えんま【×閻魔】** 图地獄の王。死者の生前のおこないを裁くという。「うそをつくと―様に舌をぬかれるよ」「―大王」 **えんまく(煙幕)を張る[えんまくをはる]** ①敵の目をくらますために、けむりをまきちらす。 ②知られたくないことをかくすために、話をそらす。 **えんまちょう【×閻魔帳】** 图教師が生徒の成績やおこないなどを書きとめておく帳面。▽えんま大王が死者の生前におかした罪悪を書きしるすという帳面の名から。 **えんび【猿×臂】** 图長くのばしたうで。「―をのばす」▽サルのように長いうでという意味から。 **えんぴつ【鉛筆】** 图筆記用具の一つ。木の軸に黒鉛[こくえん]などのしんを入れたもの。「赤―」 **えんびふく【×燕尾服】** 图男性の礼服の一つ。夜の正装用。▽上着[うわぎ]の後ろがツバメの尾に似ていることから。昼用はモーニング。 **えんぶ【演武】** 图武芸をおこなって見せること。また、武芸を練習すること。 **えんぶきょく【円舞曲】** 図はなやかな四分の三拍[びょう]しのおどりの曲。ワルツ。 **えんぷくか【×艶福家】** 图多くの女性に愛される男性。 **えんぶん【×衍文】** 图文章中にあやまってはいった不必要な文句。↔脱文[だつぶん] **えんまん【円満】** 羽動とげとげしいところがなく、まるやかで、おだやかなようす。「事件が―に解決する」「夫婦―」 **えんまんぐそく【円満具足】** 四漢ものや人がらなどが、じゅうぶんに備わっていて、たりないものがないこと。「―の表情」 **えんむ【煙霧】** 图工場のけむりや自動車の排気ガスなどのほこりがよどみ、大気をにごらせたもの。スモッグ。 <142> **えんむすび【縁結び】** 图男女の仲をとりもって結婚恐させること。縁組み。「―の神」 **えんめい【延命】** 图「命を延ばすこと。「内閣[ないかく]の―をはかる」「―長寿,」 **えんや【×艶×冶】** 形動美しくてなまめかしいようす。「―な姿」 **えんやす【円安】** 国為替[かわせ]相場で、日本の円が外国の通貨に対して、価値を下げること。日本にとって、輸入には不利で、輸出には有利な状態になる。↔円高 **えんゆうかい【園遊会】** 图客を招いて庭園でもてなす会。ガーデンパーティー。 **えんよう【援用】** 图下忍自分の説のよりどころとして、他の文献[ぶんけん]などを引いてきて利用すること。 **えんよう【遠洋】** 图陸から遠くはなれた海。「―漁業」↔沿海 **えんらい【遠来】** 图遠くからやって来ること。「―の客をむかえる」 **えんらい【遠雷】** 图遠くの方で鳴るかみなり。 **えんりえど【×厭離×穢土】** この世をよごれたいとわしいものとして、きらいはなれること。 **えんりゃくじ【延〝暦寺】** 图滋賀県大津市にある天台宗の総本山。七八八年、最澄[さいちょう]が創建。奈良[なら]の興福寺を南都と呼ぶのに対して北嶺[ほくれい]、また、園城寺の寺門に対して山門ともいう。 **えんりょ【遠慮】** 图下①ひかえめにすること。「―がちになる」「―会釈[えしゃく]もなく」 ②やんわりと断ること。「出席を―します」 ③遠いさきのことを考えること。「深謀[しんぼう]―」 **えんりょぶかい【遠慮深い】** 圏他人に対する言動が、ふつうよりひかえめである。 **えんれい** 日婉麗】形動しとやかで美しいようす。 **目【×艶麗】** 形動なまめかしくて優美なようす。 **えんろ【遠路】** 图遠い道のり。「―はるばるやってくる」 **お[污]** ・3画 全6画 污 污 污 ①よごれている。きたなくて不快である。②けがす。不正のおこないをする。 お 汚水[おすい] 汚染[おせん] 汚点[おてん] 汚物[おぶつ] ②汚職[おしょく] 汚名[おめい] 汚吏[おり] きたない 汚い文字[きたないもじ] けがす・けがれる・けがらわしい 末席を汚す[まっせきをけがす]/家名が汚れる[かめいがけがれる]/汚らわしい金[けがらわしいかね] よごす・よごれる 手を汚す[てをよごす]/薄汚れる[うすよごれる] **ぉ[於]** 方・4画 全8画 於 於 於 於 目的語(「~を」)や補語(「~に」「〜と」)の前に置いて、場所・対象・原因などをあらわす語。▽「於体育館(=体育館に於いて)」のように書く。 於[おい]て 於[お]ける 於乎[ああ] **お【悪】** →「あく」 **お【小】** 造語』「小~」の形で」「小さい」「少し」などの意味をあらわす。「―川」「―暗[ぐらい]」「―やみ」 ②ことばの調子を整える。「―琴[ごと]~」「―笹[ささ]」 **お【尾】** 图①動物のしりなどから長くのびたもの。しっぽ。また、しっぽに似たもの。「犬がーをふる」「行列のー」 **尾を引く[おをひく]** 後ろへ長くのびる。 。また、あとまで影響[えいきょう]が残る。「流れ星が―」「最初の失敗が―」 **お【緒】** 图①細いひも。とくに、げたやぞうりのはなお。「勝ってかぶとの をしめよ」「をすげかえる」 ②弓や弦楽器の糸。「琴[こと]の―」 **お【男】** □【男】造語[「男〜」の形で]「おとこの」という意味をあらわす。「―神[がみ]」「―びな」 ②二つ対[つい]になっているもののうち、大きいほうやあらあらしいほう。「―岳[だけ]」「―滝[だき]」↔女▽「男坂」は「おとこざか」と読む。 **目【雄・×牡】** 周語[「雄~」の形で」「おすの」という意味をあらわす。「―牛」「―しべ」 ②二つ対[つい]になっているもののうち、つき出ているほう。「―ねじ」↔雌。 **お【御】** 造語[「お~」の形で]①他人のもの・行為・状態をあらわすことばに付いて、尊敬の意味をあらわす。「―からだをたいせつに」「―着きになる」「―若な書き。 ②自分の行動をあらわすことばに付いて、へりくだりの意味をあらわす。「―願いします」「―わたしする」 ▼「お~になる」の形で、他人の動作に対する尊敬をあらわす。「お取りになる」「お食べになる」。また、「お~する」の形で、他人に対する敬意と自分の動作の謙譲りをあらわす。「お取りする」「おうかがいする」 ③表現をやわらげる。また、ていねいな気持ちをあらわす。「―世話」「―菓子」「―天気」▽これを美化語ということがある。 ②女性の名前に付ける。古い言い方。「―花さん」 **おあいそ【お愛想】** 图飲食店で、勘定[かんじょう]”のこと。「―お願いします」→「あいそ」も見よ。 **おあいにくさま【お〝生憎様】** 圏相手の期待にはずれたときや、皮肉をこめた応答をするときにいうことば。「売りきれでー」「けちんぼでー」 **おあし【お足】** 图しはらいをするかね。俗[ぞく]ぎな言い方。「―がたりない」「―をいただく」▽足があるように、すぐ出ていってしまうところから。ふつう、か うに、すぐ出ていってしまうところから。 **オアシス** 图①砂漠で、水がわき、草や樹木が生えているところ。 <143> ②心がやすらぎ、ほっとできる場所。いこいの場。「公園はいわば都会の―だ」[oasis] **おあずけ【お預け】**[図]①イヌなどの前にえさを置き、「よし」と言うまで食べさせないこと。②約束や話だけで、実行が延ばされていること。「―をくう」「休暇[きゅうか]は当分―だ」 **おあつらえむき「お×誂え向き】**[図][形][動]まるで注文したように、望みにぴったり合っているようす。「―の家が見つかる」 **オアペック [OAPEC]**[図]アラブ石油輸出国機構。「石油の取り引きなど、石油関連の経済の問題を協議|するために、一九六八年にアラブの産油国が設置した。[▽Organization of the Arab Petroleum Exporting Countries の略語。] **おい【老い】**[図]年をとること。また、その人。「―を実感する」「―のくりごと」「―も若きも」 **老いの一徹** 思いこんだらゆずらない、老人のがんこさ。「―でがんばる」 **おい【×甥】**[図]その人の兄弟[きょうだい]や姉妹[しまい]の生んだ男子。⇔姪[めい] ▽甥・姪と呼ばれる人から見て、親の兄弟は「おじ」、姉妹は「おば」。 **おい**[圏]呼びかけたり、呼びとめたりするときに使うことば。「―、道をあけてくれ」「―、こっちだ」▽親しい者や目下[めした]の者に対して、おもに男性が使う。 **おいあげる【追い上げる】**[下][□]相手との距離を縮める。「後ろのランナーが激しくー」 **おいうち【追い打ち・追い討ち・追い撃ち】**[図]負けてにげる敵を追いかけてうつこと。追撃[ついげき]。「―をかける」▽打撃[だげき]を受けて弱っている者に、さらに打撃をあたえるという意味にも使う。[滅亡[めつぼう]に―をかける] **おいえげい【お家芸】**[図]その流派や団体が得意とする芸。十八番。おはこ。「柔道[じゅうどう]は日本の―だ」▽もと、歌舞伎[かぶき]で、一門が得意とする芸をいった。「荒事[あらごと]は市川家の―だ」 **おいえそうどう【お家騒動】**[図]江戸時代、大名[だいみょう]などの一家に起こった家督相続の争い。▽大企業[きぎょう]や家元[いえもと]など、ある団体の内部勢力争いなどについてもいう。 **おいえりゅう【御家流】**[図]書道の一派。鎌倉[かまくら]時代に尊円法親王[そんえんほうしんのう]が開いた。流麗・穏和な書風で、室町[むろまち]時代に栄え、江戸時代には公用文書に用いられた。御家様[おいえよう]。青蓮院[しょうれんいん]流。 **おいおい【追い追い】**[画]しだいに。だんだん。順を追って。「―わかってくるはずだ」 **おいおとす【追い落とす】**[国]下位にある者が上の地位にある者を追いはらう。「社長の座から―」 **おいかける【追い掛ける】**[下][□]①あとから追いつこうとする。「すりを―」「流行を―」②ひきつづいて、すぐに次のことが起こる。「追い掛けて電話がかかってきた」 **おいかぜ【追い風】**[図]進む方向に後ろからふく風。順風。⇔向かい風 ▽もと、「負ひ風」の意味。 **おいごえ【追い肥】**[図]植物が生育する途中[とちゅう]で、基肥[もとごえ]の補助としてあたえる肥料。追肥[ついひ]。⇔基肥[もとひ] **おいこす【追い越す】**[国]さきにいたものに追いついて、その前に出る。おいぬく。「トラックをー」「先輩[せんぱい]の地位を―」 **おいこみ【追い込み】**[図]ものごとの最終段階で、さらにいっそう努力すること。ラストスパート。「試験勉強が―にはいる」「―をかける」 **おいこむ【老い込む】**[国]すっかり年をとっておとろえる。ふけこむ。「退職後は、すっかり老い込んだ」 **おいこむ【追い込む】**[国]力で追いつめて、ある場所や状態にむりやりはいらせる。「魚をあみに―」「破産に―」 **おいさき【生い先】**[図]子供の、これからさきの人生。将来。「―が楽しみだ」 **おいさき【老い先】**[図]老人の、残りの人生。余生。「―短い命」 **おいさらばえる【老いさらばえる】**[下]年をとっておとろえ、みじめな姿になる。「老いさらばえた姿をさらす」 **おいしい【美味しい】**[圏]①味ががいい。うまい。美味である。⇔まずい ▽「うまい」の古語「いしい」に、ていねいを示す「お」を付けた形。もと、女性語。②都合がいい。「―話がある」 **おいしげる【生い茂る】**[国]草木が生長して、枝や葉をのばす。「うっそうと生い茂った森」 **おいすがる【追い縋る】**[国]追いついて、はなれまいとしてしがみつく。とりすがる。 **オイスター**[図]海産のカキ。[oyster] **おいせん【追い銭】**[図]一度しはらったうえに、余分にはらうかね。「盗人[ぬすっと]に―」 **おいそれと**[圃][「おいそれと〜できない」などの形で]ただちにひきうけるわけにはいかない、という意味。今すぐ簡単には・・・できない。「そればかりは―承知できない」「―わたすわけにはいかない」▽「おいそれ(ヲ取ッテクレ)」「おいそれ(ヲシテクレ)」というように、気安く命じられても(できない)ということか **おいたち【生い立ち】**[図]子供が成育すること。また、その過程・経歴。「孫[まご]の―を楽しみにする」「―を話す」 **おいたてる【追い立てる】**[下][□]◎追いだしてよそに行かせる。「借家人を―」②せきたてる。せかす。「仕事に―」 **おいちらす【追い散らす】**[国]追いたてて散りぢりにさせる。「にげまどう敵を―」 **おいつく【追い付く】**[国]あとから追いかけてきて、前の人やものに並ぶ。「最終回に同点に―」 **おいつめる【追い詰める】**[下二]にげ場のないところまで相手を追いこむ。「そこまで―のは気の毒だ」 **おいて【×於て】**[「~において」の形で]●場所や時間を指定する。…という場所で。…のときに。「公民館に―展示」「この混乱期に―」②関連・比較のよりどころをあらわす。…の点で。…に関して。「規模に―おとる」③[「~するにおいては」の形で]・・・する場合には。「校則に反するに―は断固厳罰[げんばつ]に処す」▽文章語。 <144> ▼「おきて」の変化した形。 **おいて【追い風】**[図]順風。「―に帆[ほ]をあげる(=ものどとが順調に進む)」▽もと、「負ひ手(風)」の意味。 **おいて【措いて】**[「~をおいて」の形で]・・・をのぞいて。・・・以外に。「彼を―いない」「それはさてー」▽「おきて」の変化した形。 **おいで【お出で】**[図]①「出る」「行く」「来る」「居る」ことなどの敬った言い方。「―を願う」②「おいでなさい」の略。「来い」の親しみをこめた言い方。「ちょっとー」▽おもに、子供や目下[めした]の者に使う。 **おいでおいで【お出でお出で】**[図]幼児などを呼ぶときの手まねき。「―をする」 **おいてきぼり【置いてきぼり】**[図]置きざりにすること。おいてけぼり。「―をくう」 **おいぬく【追い抜く】**[国]追いついてさらに前に出る。おいこす。「自転車で―」②相手よりまさる。目標より上に出る。「先生を―」 **おいはぎ【追い×剝ぎ】**[図]通行人をおどして、衣類やかねをうばうこと。また、うばう者。 **おいばね【追い羽根】**[図]二人で向きあって、羽子板[はごいた]で羽根を打ちあう、正月の女子の遊び。はねつき。 **おいはらう【追い払う】**[国]じゃまなものや、うるさいものを追いたてて遠ざける。おいやる。 **おいぼれる【老い×耄れる】**[下]年をとって、からだや頭のはたらきがおとろえて、にぶくなる。 **おいまくる【追い×捲る】**[国]激しく追いちらす。また、せきたてる。「敵を―」「練習に追いまくられる」 **おいまわす【追い回す】**[国]あちこちと追いかける。「スターをー」②休ませずに使う。「仕事に追い回される」 **おいめ【負い目】**[図]人から受けた恩を返さなければならないと思ったり、自分のせいで人が不幸になったりしたことを、重荷に感じていること。借り。ひけめ。「借金があるので彼には―を感じる」 **おいもとめる【追い求める】**[下]手にはいるまで求めつづける。「理想を―」 **おいやる【追い遣る】**[国]追いたてて、その場にいられなくなるようにする。「敵地へ―」「死に―」 **おいら【×俺〝等・〝己“等】**[代名]「おれ」「おれたち」のくだけた言い方。 **おいらく【老いらく】**[図]年をとっていること。老年。「―の恋[こい]」 **おいらん【花魁】**[図]昔、遊郭で、格の高い遊女のこと。太夫[たゆう]。「正月の一道中」 **おいる【老いる】**[二]年をとる。年をとって、おとろえる。「老いてますます盛[さか]ん」 「つかいわけ」→「老[ふ]ける」を見よ。 **老いては子に従え** 年をとったらあまり自己主張をせずに、なにごとも子供にまかせるほうがいい。 **オイル**[図]あぶら。食用・燃料用・潤滑用など。「―交換」「[oil] **オイルサンド**[図]原油または炭化水素類をふくんでいる砂や岩。タールサンド。油砂。[oil sand] **オイルシェール**[図]炭素・水素・窒素[ちっそ]・硫黄[いおう]などからなる有機化合物をふくむ粘土性のけつ岩。加熱・分解処理することで石油と同質の油がえられる。[oil shale] **オイルショック**[図]一九七三年の第四次中東戦争の際に、アラブの産油国が原油の減産・値上げをおこない、先進工業国に打撃[だげき]をあたえた事件(第一次オイルショック)。また、七八年にイラン革命によって原油価格が上がったこと(第二次オイルショック)。石油危機。[oil shock] **オイルフェンス**[図]事故などで海面に流出した石油などが広がるのを防ぐための囲い。[-oil fence] **オイルマネー**[図]一九七三年、産油国が原油価格をひき上げてえた巨額の余剰[ようじょう]資金。ドルが大部分をしめるためオイルダラーともいう。[oil money] **おいろなおし【お色直し】**[図]結婚披露宴で、花婿や花嫁が式服から別の衣装に着がえること。 **おいわけ【追分】**[図][田]街道[かいどう]が二つに分かれているところ。▽現在でも各地に地名として残っている。②「追分節[ぶし]」の略。「江差―」▼ふつう、「追い分け」とは書かない。 **おいわけぶし【追分節】**[図]民謡[みんよう]の一つ。もと、長野県追分地方の馬子唄[まごうた](=馬子がウマをひきながらうたう歌)から出たもの。 **おう**[王] 王・0画 全4画 王 王 王 王 ●国の最高の権力者。②皇室の、男子。③その世界で、いちばんすぐれたもの。第一人者。「百獣のー」④将棋[しょうぎ]の駒[こま]の「王将」の略。玉[ぎょく]。[オウ(ノウ)]①王位[おうい] 王子[おうじ]、国王[こくおう] 女王[じょおう] 尊王[そんのう]②親王[しんのう] ③三冠王[さんかんおう] 四天王[してんのう] 発明王[はつめいおう] **王は君臨すれども統治せず** 王は最高権力者ではなく、議会が権限をもっているのだ。▽フランスの政治家ティエールのことば。 **おう**[央] 大・2画 全5画 央 央 央 央 ◎なかほど。まんなか。②つきる。尽きる。[オウ]①震央[しんおう] 中央[ちゅうおう]、②未央宮[びおうきゅう] **おう**[応](應) 心・3画 全7画 応 応 応 応 相手の問いかけや呼びかけにこたえる。また、承知すること。「いやもーもない」②他のはたらきかけを受けて動く。③ふさわしい。つりあう。一▼「応じる」を見よ。[オウ(ノウ)]①応諾[おうだく] 応答[おうとう] 呼応[こおう] ②応接[おうせつ] 順応[じゅんのう] 反応[はんのう] 臨機応変[りんきおうへん] ③応分[おうぶん] 相応[そうおう] 適応[てきおう] こたえる 応え[こたえ] 手応え[てごたえ] 相応[ふさわ]しい **おう**[往] イ・5画 全8画 往 往 往 往 <145> **おういん** お **おういん** [名]①(目的地に向かって)いく。来[く]。②いき。復[かえ]り。③過ぎさった昔。 > オウ ①往診 往来 往還 右往左往 往復 ②往路 往古 往時 往年 ③往[い]ぬ 往[ゆ]く **おう[桜](櫻)** 木・6画 全15画 桜 桜 桜 桜 **おう[桜](櫻)** [名]サクラの木。サクラの花。 > オウ 桜花 桜桃[おうとう] 観桜[かんおう] > さくら 桜前線[さくらぜんせん] 桜湯[さくらゆ] 山桜[やまざくら] 夜桜[よざくら] > 桜桃[さくらんぼ] 山桜桃[ゆすらうめ] **おう[横](横)** 木・11画 全15画 横 横 横 横 **おう[横](横)** [名]①よこ。→縦[じゅう]②勝手[かって]気ままな。③正しくない。よこしま。④あふれる。さかん。 > オウ ①横断 横転 縦横[じゅうおう] ②横行 横暴 横着[おうちゃく] 専横[せんおう] ③横死 横領[おうりょう] 横溢[おういつ] > よこ 横顔[よこがお] 縦横[たてよこ] 横町[よこちょう] 横綱[よこづな] **おう[凹]** ・3画 全5画 凹 凹 凹 凹 **おう[凹]** [名]くぼみ。へこみ。⇔凸[とつ] > オウ 凹凸[おうとつ] 凹版[おうはん] 凹面鏡[おうめんきょう] 凹レンズ > 凹[へこ]む 凹[ぼこ]む 凸凹[でこぼこ] **おう[押]** 手・4画 全8画 押 押 押 押 **おう[押]** [動]①力を加える。②力でおさえ、動かないようにする。③詩で、韻[いん]をふむ。 > オウ ①押印[おういん] 押捺[おうなつ] 花押[かおう] ②押収 押領[おうりょう] ③押韻[おういん] > おす・おさえる 念を押[お]す 押[お]しの一手[いって]/証拠[しょうこ]を押[お]さえる > 長押[なげし] **おう【欧】(歐)** 殳・4画 全8画 欧 欧 欧 欧 **おう【欧】(歐)** [名]「欧羅巴[ヨーロッパ]」の略。 > オウ 欧州 欧文 欧米 渡欧 訪欧 北欧 **おう[殴](毆)** 殳・4画 全8画 殴 殴 殴 殴 **おう[殴](毆)** [動]相手を打つ。たたく。なぐる。 > オウ 殴打 殴殺 殴殺 > なぐる 顔を殴[なぐ]る 横殴[よこなぐ]りの雨 **おう[翁]** 羽・4画 全10画 翁 翁 翁 翁 **おう[翁]** [名]①男の年寄り。おきな。⇔媼[おう]・嫗[おう]②男の老人の名前のあとに付けて、敬う気持ちをあらわすことば。「蕉[しょう]―(=松尾芭蕉)」「福[ふく]―(=福沢諭吉)」「沙[さ]―(=シェークスピア)」「奈[な]―(=ナポレオン)」 > オウ 白頭翁[はくとうおう] 老翁[ろうおう] > 翁[おきな] 信天翁[あほうどり] **おう[奥】(奥)** 大・9画 全12画 奥 奥 奥 奥 **おう[奥】(奥)** [名]おくふかいところ。 > オウ 奥義[おうぎ] 深奥[しんおう] > おく 奥座敷[おくざしき] 奥様[おくさま] 奥地 山奥[やまおく] > 陸奥[むつ] **おう[旺]** 日・4画 全8画 旺 旺 旺 旺 **おう[旺]** [名]さかんなようす。 > オウ 旺盛[おうせい] 旺気[おうき] **おう[皇/黄]** [名]↓「こう」 **おう【王/応/翁】** 図→漢字項目を見よ。 **おう【負う】** 国①背中などにのせる。背負う。②自分でひきうける。こうむる。「わたしの手には負えない」「責任を―」「痛手を―」③おかげを受ける。「先人の努力に―ところが多い」 負うた子に教えられて浅瀬[あさせ]を渡る 時には逆に、未熟な者から教えられることがあるものだ。 **おう【追う】** 国①さきに進んでいるものを目がけて進む。「獲物のを―」②せきたてて前に進ませる。「牛を―」③もとめる。たどる。「理想を―」「目で―」④順序をふんでいく。「日を追って病気が回復する」⑤その場所や地位から、むりに去らせる。追放する。「公職を追われる」 **おうあんせき【王安石】** 人名一〇二一―八六年。中国、宋代の政治家。小農や小商人を保護する新法や富国強兵策をうち出すが失敗。文人・学者としては、唐宋八大家の一人。詩文集「臨川[りんせん]集」がある。 **おうい【王位】** 図王のくらい。「―につく」「―継承」 **おうい【王維】** 人名七〇一?―七六一年。中国、唐代の詩人・画家。深く仏教に帰依[きえ]して自然を詠[よ]み、また山水画に才能を示して、南宗[なんしゅう]画の祖といわれる。 **おういつ【横溢】** 図[スル]満ちあふれていること。あふれるばかりに盛[さか]んなこと。「気力がーする」 **おういん【押印】** 図[スル]はんをおすこと。「書類に―する」圏捺印[なついん] **おういん【押韻】** 曰図詩句の初め、または終わりに、同じ音読や似たひびきの音をくりかえし用いて詩の音律の美しさをあらわすこと。▽初めは「頭韻[とういん]」、終わりは「脚韻[きゃくいん]」という。 日漢図漢詩では、五言の場合は偶数句の末尾字、七言忌の場合は第一句目と偶数句の末尾字で、漢字の音をそろえる。ただし第一句目は、五言詩でも押韻することがあり、七言詩でしないこともある。次の七言絶句では、・印の字「塵」「新」「人」が韻をふむ。 渭城[いじょう]の朝雨[ちょうう]軽塵[けいじん]を浥[うるお]す 客舎[かくしゃ]青青[せいせい]柳色[りゅうしょく]新たなり <146> **おうう【奥羽】** 图東北地方。もとの陸奥[むつ](=青森・岩手・宮城・福島)と出羽[でわ](=秋田・山形)をさす。「―」 **おうえん【応援】** 图乏①力を貸すこと。手助けをすること。「仕事の―をたのむ」 ②味方をはげますこと。「―団」「―合戦」声援 > **つかいわけ** 応援・援助・支援・後援||「応援」は、精神的に助けるだけでもいうが、「援助」は、経済的にも助ける場合が多い。「日本代表を応援する」「新事業を援助する」。「支援」は、考えかたや方針に賛成して助けること。「ストライキを支援する」。「後援」は、後ろだてとなって必要な費用などを助けること。「人気歌手の後援会」。 **おうおうにして【往往にして】** ■そうなりやすい傾向[けいこう]があるようす。好ましくないことが生じる場合に使うことが多い。「―誤りやすい」「文化が異なると―誤解が生じるものだ」圏しばしば▽往[ゆ]く時々、往[ゆ]く所々という意味から。 **おうか【欧化】** 图「スとヨーロッパ風になること。西洋化。 **おうか【桜花】** 图サクラの花。「―爛漫[らんまん]」 **おうか【×謳歌】** 图「スと声を高く上げて、そのよさをほめたたえること。また、現在の幸福感をだれはばかることなく言動にあらわすこと。「青春を―する」類賛美・称賛 **おうが【横臥】** 图下と横向きにねること。横たわること。「―の姿勢」邇側臥[そくが]↔仰臥[ぎょうが]・伏臥[ふくが] **おうかくまく【横隔膜】** 图哺乳[ほにゅう]動物の胸と腹とのさかいにある、弓のような形の膜。のびたり縮んだりして呼吸を助ける。 **おうかん【王冠】** 图①王のかぶる、かんむり。 ②ビール瓶[びん]などの金属製のふた。「栓[せん]えぬきで―をぬく」▽形がかんむりに似ていることから。 **おうかん【往還】** 图①〈名・・・スル〉行くことと帰ること。往来。いきき。「電車の―が激しい」 ①〈名〉とおりみち。道路。往来。「人通りの少ない―」 **おうぎ【扇】** 图あおいで風を起こす道具。折りたたむことができ、儀式[ぎしき]や舞[まい]などにも使う。せんす。すえひろ。「舞―」 **おうぎ【奥義】** 图学問や芸術などで、もっとも重要なことがら。「おくぎ」とも。「茶道の―をきわめる」極意・神髄[しんずい] **おうぎし【王羲之】** 入鱼三〇七一三六五年。中国、東晋[とうしん]の書家。楷[かい]・行[ぎょう]・草[そう]の三書体を芸術的に完成し、書聖といわれる。代表作「楽毅[がっき]論」「蘭亭序[らんていじょ]」。 **おうきゅう【王宮】** 图王が住む宮殿。国王城 **おうきゅう【応急】** 图急な場合に、とりあえずまにあわせること。「傷口の―手当てをする」 **おうきゅうしょち【応急処置】** 国とつぜんのけがや病気に、とりあえず手当てをすること。 **おうけん【王権】** 图国王のもつ権力。 **おうけんしんじゅせつ【王権神授説】** 图王の権力は神から授[さず]けられたものであり、いかなる制限も受けないという考えかた。一六世紀後半のヨーロッパで、絶対王政を正当化するために説かれた。 **おうこ【往古】** 图遠く過ぎさった昔。おおむかし。太古[たいこ] **おうこう【王侯】** 图王と諸侯。また、非常に身分の高い人。 **王侯貴族の暮らし[おうこうきぞくのくらし]** きわめてぜいたくな生活。 **王侯将相寧んぞ種有らんや[おうこうしょうしょういずくんぞしゅあらんや]** 実力しだいで、だれでも王侯にも将軍にも宰相[さいしょう]にもなれる。どうして生まれた血すじの上下でそんなことがきめられるものか。▽中国の秦朝末期、農民出身の陳勝[ちんしょう]が民衆を集めて挙兵したとき(=陳勝・呉広[ごこう]の乱)に言ったことば。反乱は各地に広がり、秦朝の滅亡[めつぼう]を招いた。「史記」から。 **おうこう【横行】** 图―ス凶悪者が勝手[かって]にふるまうこと。また、悪いことが盛[さか]んにおこなわれること。「盗賊が―する」「汚職はよくがーする」 **おうこく【王国】** 图①王が支配する国。 ②一つの分野で絶大な力をもっているところ。「かつては水泳―日本といわれた」 **おうごん【黄金】** 图①金[きん]。「こがね」とも。 ②かね、とくに金貨。「―をばらまく」 ③非常に価値のあるもの。「―の左腕[さわん]」 **おうごんじだい【黄金時代】** 图もっとも栄えた、かがやかしい時期。「国風文化の―をむかえる」類全盛時代・最盛期 **おうごんぶんかつ【黄金分割】** 图線分を約一対一・六一八の割合の長さに分けること。この割合が、見た目にもっとも安定した美しさをもつといわれる。 **おうぎ【王座】** 图①王が座る席。王位。「―につく」玉座 ②第一の地位。「一決定戦」圈首位 **おうさま【王様】** 图「王」を敬った言い方。もっとも強い者。もっとも価値の高いもの。「メロンはくだものの―」 **おうし【横死】** 图「凶」事故や災難などのために思いがけず死ぬこと。不慮の死。非業の死。「転落事故で―した」 **おうじ** 日【王子】图王の息子[むすこ]。また、皇子以外の皇族の男子。↔王女 **目【皇子】** 图天皇の息子[むすこ]。親王[しんのう]。↔皇女 **おうじ【往時】** 图過ぎさった昔。「―をなつかしむ」昔日・往年 **おうしつ【王室】** 图国王の家族。国王の一族。「イギリスのーと交流がある」圏王家・王族 **おうじゃ【王者】** 图◎王。とくに、武力によってではなく、高い徳によって国を治める人。↔覇者や②もっともすぐれたもの。もっとも強いもの。「マラソンのー」 **おうじゅ【応需】** 图需要や要求に応じること。「入院―」 **おうしゅう【応酬】** 图下忍相手の言動に対してたがいにやりかえすこと。ことばのやりとりをすること。 <147> **おうしん【往信】** 图返事を求めて、こちらから出す手紙。「―のはがきを出す」→返信 > 「つかいわけ」→「返事」を見よ。 **おうしん【往診】** 图下忍医者が患者の家に出かけていって診察すること。「電話で―をたのむ」圏来診↔宅診▽患者の側からは「来診」というべきだが、それを広く「往診」ともいう。「―の先生が見えた」 **おうじんてんのう【応神天皇】** [人生没年[せいぼつねん]然未詳[みしょう]。四世紀末の天皇。母は神功皇后といわれる。この時期、大和朝廷[やまとちょうてい]の勢力が拡大した。 **おうすい【王水】** 图濃塩酸[のうえんさん]と濃硝酸[のうしょうさん]との割合が三対一の混合液。他の酸ではとけない金や白金[はっきん]もとかすことができる。 **おうずる【応ずる】** 研変→「おうじる」 **おうせ【×逢瀬】** 图恋愛[れんあい]関係にある男女が人目をしのんで会う機会。「つかの間[ま]の―を楽しむ」 **おうせい【王政】** 图国王や天皇が直接おこなう政治。「―復古[いっこ]」 **おうせい【×旺盛】** 形動活力にあふれているようす。「―な食欲」「元気―」圏盛[さか]ん **おうせいふっこ【王政復古】** 国政治体制が王政から武家政治や共和政治に進んだのちに、再び王政にもどること。江戸幕府から朝廷[ちょうてい]はらに政権がもどった明治維新[めいじいしん]など。 **おうせつ【応接】** 图「函訪ねてきた人の相手をすること。類応対 **応接に暇いとまがない[おうせつにいとまがない]** ものごとが次から次へと起こっていそがしい。「事故・事件が続いて―」 **おうせん【応戦】** 图下凹敵の攻撃[こうげき]に対抗[たいこう]して戦うこと。「力のかぎり―する」 **おうぞく【王族】** 图王の一族。圏王家・王室 **おうたい** 日【応対】** 图「相手になって受けこたえすること。「電話の―がまずい」圏応答 **目【応待】** 图忍」相手になってもてなすこと。接待 **おうたい【横隊】** 图横に並んだ列。「二列―で行進する」縦隊 **おうだく【応諾】** 图函人のたのみや申し出をひきうけること。「就任を求められ―する」 **おうだん【横断】** 图下と①横に切ること。「―面」↔縦断 ②道を横切ること。「―歩道」 ③広い地域を東西の方向に通過すること。「大陸—鉄道」→縦断 **おうだん【黄×疸】** 图胆汁[たんじゅう]談』の黄色い色素が血液中にふえ、皮ふが黄色くなる症状[しょうじょう]に。 **おうちゃく【横着】** 图「ス凹形画ずうずうしく勝手がてなこと。なまけること。「―な態度をとる」「―者」 **おうちょう【王朝】** 图◎王や天皇が政治をおこなうところ。朝廷[ちょうてい]に。また、とくに平安時代のこと。「―貴族の政治」「―文学」 ②同じ家系の王家全体。また、その王家が支配している期間。「ヴィクトリアー」 **おうちょうめい【汪兆銘】** 入名一八八三一一九四四年。中国の政治家。国民党の幹部。日中戦争で共産主義勢力が拡大したのをきらい、親日反共を主張して南京政府を樹立し、主席となった。 **おうて【王手】** 图①将棋で、次の一手で相手の王将をとることができるように、駒を進めたり打ったりするせめ手。 **王手飛車取り[おうてびしゃとり]** 絶体絶命の状態に追いこむこと。 **王手をかける[おうてをかける]** これ以上、にげ場のないところまで相手を追いこむ。次の一手で勝ち。「優勝に―」 **おうてっこう【黄鉄鉱】** 图鉄と硫黄でできた鉱物。金色でつやがある。肥料や硫酸[りゅうさん]場の原料。「こうてっこう」とも。 **おうてん【横転】** 图「四●横に転ぶこと。よこだおし。「事故で車が―する」 ②左右に回転すること。 **おうと【×嘔吐】** 图下忍胃の中の食べものや胃液をはくこと。もどすこと。「―をもよおす」 **おうと【嘔吐】** 個一九三八年。フランス、サルトルの小説。教師ロカンタンを通して、現代人の外界の事物に対する不安・矛盾[むじゅん]・絶望などを克明な日記にしるしていく。「La Nausée <148> **おうど【黄土】** 图砂漠[さばく]などの細かい砂が風によって運ばれて堆積[たいせき]した、黄褐色の土壌[どじょう]。中国の黄河流域に見られる。「こうど」とも。▽アメリカ・ヨーロッパのものはレスという。 **おうどいろ【黄土色】** 图黄色みの強い茶色。 **おうとう【応答】** 图下凶相手の問いかけに対して答えること。うけこたえ。「無線の―がとだえる」「質疑[しつぎ]もっ―」 > 「つかいわけ」→「返事」を見よ。 **おうとう【桜桃】** 图サクランボがなるサクラの木。また、サクランボ。▽太宰治[だざいおさむ]を追悼する日(=六月一九日)を作品「桜桃」にちなみ、「桜桃忌[おうとうき]」という。 **おうどう【王道】** 图王の仁徳[じんとく]によって理想的に国を治める方法。「―にそむく悪政」↔覇道”▽儒家の政治思想。 **おうどう【横道】** 图正しい道からはずれること。邪道↔正道[せいどう] **おうとつ【凹凸】** 图低い部分と高い部分。でこぼこ。「―の激しい道」園高低[こうてい]ひ・起伏[きふく]〜 **おうな【×媼・×嫗】** 图年をとった女性。老女。古い言い方。↔翁[おきな] **おうのう【×懊悩】** 图下と心の底でなやみくるしむこと。深くなやむこと。「―の日々を送る」圏煩悶[はんもん]・悲苦悩[くのう] **おうはん【凹版】** 图印刷用の版の一つ。インクのつく部分がへこんでいるもの。紙幣・切手[きって]などの印刷に使われる。▽ほかに、凸版[とっぱん]・平版[へいはん]。 **おうばんぶるまい【×椀飯振る舞い】** 图「おおばんぶるまい」 **おうひ【王妃】** 图王の妻。圏皇后・きさき **おうふう【欧風】** 图ヨーロッパ風。洋風。西洋風。 **おうふく【往復】** 图「ときまった場所まで行って帰ること。また、行ったり来たりすること。「―はがき」「圈往来↔片道[かたみち] **おうぶん【応分】** 图その人の身分や能力にふさわしいこと。相応。「―の給料をはらう」→過分 **おうぶん【欧文】** 图ヨーロッパやアメリカの国々の文字。また、その文字で書かれた文章。「ータイプライター」 **おうへい【横柄】** 形動いばって無礼[ぶれい]がいなようす。「部下に―な態度をとる」「―な口をきく」圏尊大 **おうべい【欧米】** 图ヨーロッパとアメリカ。 **おうへん【応変】** 图不意の出来事に対して、適切な処置[しょち]をとること。「臨機―」 **おうぼ【応募】** 图下と求めに応じて申しこむこと。「―作品」「クイズ番組に―する」↔募集[ぼしゅう] **おうほう【応報】** 图仏教で、善悪の因縁[いんねん]に応じて、当然受ける吉凶禍福[きっきょうかふく]などの報い。「↓」因果―」 **おうぼう【横暴】** 图形動自分勝手[じぶんかって]で乱暴なこと。わがままなこと。「領主の―なふるまい」 **おうま【黄麻】** 图シナノキ科の一年草。八~九月に黄色の小さい花が咲く。茎[くき]からとれる繊維でズックや麻[あさ]ぶくろなどをつくる。ツナソ。ジュート。 **おうまがとき【×逢魔が時】** 图夕方のうす暗くなった時分。ゆうぐれ。たそがれ。おうまどき。▽「大禍時 が(=大きな災いの起こりやすい時)」からという。 **おうみ【近江】** 图旧国名。今の滋賀県。東山[とうさん]道の一国。江州[ごうしゅう]。「―商人もきんど」▽淡水[たんすい]湖をいう「あわうみ」の変化した形。 **おうみのおおつのみや【『近。江大津宮】** 图滋賀県大津市にあった都。六六七年に都となり、翌年には天智天皇の即位[そくい]もあって栄えた。六七二年の壬申[じんしん]の乱で焼けて荒廃[こうはい]ら。 **おうみのみふね【淡海三船】** 色七二二一七八五年。奈良時代の漢学者。大友皇子[おおとものおうじ]ものの曾孫[そうそん]。漢詩五首が「経国集」に収められている。ほかに「唐大和上東征[とうだいわじょうとうせい]伝」がある。 **おうみはっけい【近江八景】** 图琵琶湖南岸の八つのすぐれた景観。三井の晩鐘、唐崎[からさき]の夜雨、堅田の落雁[らくがん]、粟津[あわづ]の晴嵐[せいらん]、矢橋[やばせ]の帰帆[きはん]、比良[ひら]いの暮雪、石山[いしやま]の秋月、瀬田[せた]の夕照[せきしょう]。▽中国の瀟湘八景になぞらえたもので、安藤広重[あんどうひろしげ]形の版画で知られる。 **おうむ【×鸚鵡】** 图オウム科の鳥。熱帯産で、太くて短い上のくちばしが内側に曲がっている。人のことばをまねる。小形のものはインコ。 **おうむがえし【×鸚鵡返し】** 图相手の言ったことばをすぐにそのまま相手に返すこと。 **おうめんきょう【凹面鏡】** 图中央がまるくくぼんでいて、光を集める鏡。反射望遠鏡やヘッドライトなどに使われる。↔凸面鏡 **おうもう【王莽】** [名]前四五一後二三年。中国、前漢末の政治家。平帝を毒殺して、新[しん]を建国。復古主義の政治を急激に進めたため、重税に苦しむ農民らの反乱(=赤眉の乱)にあい、劉秀[りゅうしゅう](=光武帝)にほろぼされた。 **おうよう【応用】** 图下忍法則や理論を、実際の場合にあてはめて用いること。「てこの原理を―する」 **おうよう【×鷹揚】** 形動小さなことにこだわらず、おっとりと落ち着いて、上品なようす。「―に構える」医大様・おおらか▽もと、タカが空中を飛ぶようにおおらかで威厳のあるさまをあらわしたが、のち <149> **おおあざ【大字】** 图町村内の区画の一つで、小字[こあざ]をふくむ比較的広い地域。 **おおあじ【大味】** 图形動①食べものの味にこまやかな味わいやうま味がないようす。「この魚はーでうまくない」↔小味▽作品などのできばえが大まかで、おもむきに欠けるようすもいう。「―な作品だ」 **おおあたり【大当たり】** 图「①ねらったことが完全に的中すること。「予想が―する」 ②ねらった商売や興行[こうぎょう]が、大成功すること。「アニメーション映画が―だ」 **おおあな【大穴】** 图①多額の損害。「―をあける」 ②競馬[けいば]や競輪[けいりん]で、番くるわせ(の結果、手にはいる大金)。「―をねらう」 **おおあまのおうじ【大海人皇子】** 「てんむてんのう」 **おおあれ【大荒れ】** 图●ひどい暴風雨。 ②激論が交[か]わされること。「会議は―にあれた」 ③スポーツやかけごとなどで、予想もつかない結果になること。「―の最終レース」 **おおい【多い】** 囲数や量がたくさんある。「人通りが―」「苦労が―」「地震の―国」↔少ない **おおい【覆い・被い】** 图ものをかくしたり保護したりするために、上からかぶせるもの。カバー。 **オーイーイーシー[OEEC]** 图ヨーロッパ経済協力機構。一九四八年、アメリカのマーシャルプラン[う]けいれのため、西ヨーロッパ一六か国が組織。六一年にOECDとなる。▽ Organization for European Economic Cooperation の略語。 **オーイーシーディー[OECD]** 图経済協力開発機構。一九六一年に発足した、先進資本主義諸国の国際協力機関。経済の発展や貿易の拡大をはかり、発展途上[とじょう]国への援助[えんじょ]を目的とする。▷ Organization for Economic Cooperation and Development の略語。 **おおいなる【大いなる】** 運体①気持ちなどが、おおきな。「―感謝」「―野望をいだく」 ②偉大[いだい]な。「―功績」▼「大きなり」の連体形「大きなる」の変化した形。文章語。 **おおいに【大いに】** 画数量や程度のはなはだしいようす。さかんに。どんどん。「―遊ぼう」「―議論する必要がある」▽「おおきに」の変化した形。 **おおいり【大入り】** 图興行場などで、観客が大勢はいること。「芝居は―満員だ」→不入り **おおいりぶくろ【大入り袋】** 图興行場などで、観客が大勢はいったときに、従業員や劇団員に祝いとしてかねを入れて配る小さなふくろ。おもてに「大入」と書いてある。 **おおう【覆う・『被う・×蓋う・×蔽う】** 国⊕広く全面的にかぶせる。「山が雪で覆われる」 ②つつみかくす。「覆いきれない事実」 ③広く全体にゆきわたる。「会場を―喚声」 **オーウェン** [人名]一七七一一一八五八年。イギリスの社会主義運動家。アメリカにわたって理想的な共同体の建設を試みたが失敗。帰国後は労働組合運動を指導した。空想的社会主義を代表する一人。オーエン。|Robert Owen **おおうちよしひろ【大内義弘】** 入後一三五六一九九年。室町[むろまち]初期の武将。周防[すおう]などの守護。幕府に対立して、応永の乱を起こすが、足利義満[あしかがよしみつ]笠にせめられ、堺[さかい]で敗死。 **おおおつし【大写し】** 图↓「クローズアップ」 **おおうなばら【大海原】** 图海の広さを強調し、たたえた言い方。広びろとした海。大海。 **オーエー[OA]** 图コンピュータなどを使って事務処理を自動化すること。「―機器」▽ office automation の略語。 **オーエーエス[OAS]** 图米州機構。アメリカやラテンアメリカ諸国が一九四八年に「米州機構憲章」を採択[さいたく]して成立。国際平和の維持、経済的・社会的・文化的な国際協力を図ることなどを目的とする。現在三〇か国以上が加盟。▽Organization of American States の略語。 **おおえど【大江戸】** 图「江戸」の広さを強調し、たたえた言い方。「――八百八町[はっぴゃくやちょう]ぎ」 <150> **おおえのあさつな【大江朝綱】** 「大叔父」と書く。八八六一九|五七年。平安中期の学者・書家。儒学[じゅがく]や歴史に通じ、村上天皇の勅[ちょく]を受けて「新国史」などを編んだ。後江相[ごうこうしょう]。 **おおえのひろもと【大江広元】** 人一一四八―一二二五年。鎌倉[かまくら]初期の政治家。幕府に招かれ公文所[くもんじょ]、のちの政所[まんどころ]”の初代別当となる。守護・地頭の設置を発案するなど、幕府の体制固めに貢献した。 **おおえのまさふさ【大江匡房】** 一〇四一―一一一一年。平安後期の歌人・学者。博学で名高く、有職故実[ゆうそくこじつ]を「江家次第」にまとめた。ほかに「続本朝往生[しょくほんちょうおうじょう]伝」や、その談話を記録した「江談抄[ごうだんしょう]」がある。和歌は「後拾遺[ごしゅうい]集」に入集。 **オーエル[OL]** 图会社や事務所などで働く女性。▷ office lady からの略語。和 **おおおじ【大伯父・大叔父】** 图両親のおじ。祖父母の男のきょうだい。←大伯母・大叔母さ▽祖父母より年上の場合は「大伯父」、年下の場合は **おおおとこ(大男)総身に知恵が回りかね[おおおとこそうしんにちえがまわりかね]** からだばかり大きくて、動作や頭の回転がにぶい男をばかにしていった川柳[せんりゅう]。 **おおおば【大伯母・大叔母】** 图両親のおば。祖父母の女のきょうだい。→大伯父・大叔父 祖父母より年上の場合は「大伯母」、年下の場合は「大叔母」と書く。 **おおかがみ【大鏡】** 一一一七年ころ。作者未詳[みしょう]。四鏡[しきょう]の一つ。文徳天皇から後一条天皇までの一四代百七十六年間の歴史が紀伝体で書かれた歴史物語。二人の老人が対談し、若いさむらいが聞くという形式をとって語られる。「世継ぎ物語」とも。 **おおがかり【大掛かり】** 形動規模が大きく、費用や人手などが多くかかるようす。「―な舞台[ぶたい]装置」「―な計画」圏大規模 **おおかた【大方】** 图画①〈名〉多くの人々。ほとんどの部分。「―ーの評判はいい」大半 ②〈副〉たぶん。おそらく。「―そんなことだろうな」 ③だいたい。おおよそ。「仕事は―かたづいた」類あらかた **おおがた** 日【大形】** 图形①かたちが大きいこと。「―の鳥」「―のポスター」↔小形 **目【大型】** 图同類のものの中で、規模や能力が大きいほうであること。「―台風」「―店舗[てんぽ]ㄛ~」「―新人歌手」↔小型「大形」は見た目の大きさだけにいうが、「大型」は性能や規模についてもいう。 **おおかみ【×狼】** 图イヌ科の哺乳[ほにゅう]動物。イヌよりも口が大きくきばがするどい。夜行性で、人や家畜〈をおそう。日本では絶滅した。 **おおがら【大柄】** 图形動①からだがふつうより大きいようす。「な選手をそろえる」 ②模様やしまがらが大きいようす。「―な布地」→小柄[こがら] **おおかれすくなかれ【多かれ少なかれ】** 圓程度の差はあるが、どちらにせよ。「台風で すべての家が被害を受けた」「―全員に責任がある」 **おおきい【大きい】** 囲①体積・数量・規模・程度などが、ふつうより上である。「―ビル」「額が―」「―計画」「音が―」「身代が―」 ②年齢が上である。「いとこは三歳[さい]―」「―子にいじめられる」▽子供に使うことが多い。 ③心が広い。度量がある。「人物がー」 ④行動などが、年齢や地位に合わずいばっている。「態度が―」 ⑤ものごとが重大である。影響[えいきょう]しい”が強い。「この失敗は―」「―意味がある」 ◎おおげさである。「―ことばかり言う」↔小さい **おおきな【大きな】** 連体①おおきい。「―声」↔小さな▽古語「大きなり」の連体形「大きなる」、 **大きなお世話[おおきなおせわ]** よけいなおせっかい。世話をしてくれたのが、かえってめいわくだ。 **大きな顔をする[おおきなかおをする]** いばったえらそうな態度をとる。「新米[しんまい]のくせに―な」 **大きなことを言う[おおきなことをいう]** おおげさなことを言う。できそうにないことを、できるかのように話す。圏大きな口をたたく・大きな口を利きく **おおきに【大きに】** 圓圈①〈副〉たいそう。おおいに。「―迷惑だ」「―お世話[せわ]」 ①〈感〉どうもありがとう。▽関西[かんさい]方言。ふつう、かな書き。 **オーきゃく【○脚】** 图立ったときにひざが外側に出て、全体が0の字形になる足。↔X脚[エックスきゃく]ス **おおぎょう【大形・大仰】** 形動①おおげさで、わざとらしいようす。ぎょうさん。「―な身ぶり」 ②規模の大きいようす。おおじかけな。 **おおぎり【大切り】** 图◎芝居[しばい]『や寄席[よせ]などで、その日演じる最終のもの。▽「大喜利」とも書く。 ②ものごとの終わり。 ③大きく切りわけること。大きな切り身。 **おおく【多く】** 图画①〈名〉量が多いこと。たくさん。また、全体の大部分。「―の人々の考え」「―は語らない」「国民の―が反対」 <151> **おおしおへ** **オーク** [カシ]や[ナラ]などの木・木材。[―]oak **オークション** [图]せりうり。競売。とくに、美術品などの競売。[―]auction **おおぐち【大口】** [图]①大きな[ロ]。[「―をあけて笑う」] ②金額が多いこと。[「―の借金」]→小口[に]ち ③おおげさに言うこと。えらそうに言うこと。[「―をたたく」] [圏]大言壮語・高言▽「おおくち」とも。 **おおくにぬしのかみ【大国主神】** [图]「古事記」に記された、日本の国土をつくり、支配した神。天孫[ニニギノミコト]の降臨ののちは、[ニニギノミコト]に国をゆずった。「日本書紀」では[オオナムチノカミ]。出雲大社の祭神。また、七福神の大黒天と混同されて福の神とされる。 **おおくびえ【大首絵】** [图]浮世絵[きょ]の役者絵や美人画で、上半身をえがいたもの。 **おおくぼとしみち【大久保利通】** [人名]一八三〇―七八年。幕末・維新[』]の政治家。薩摩藩士[感は]。通称[いり]、一蔵[骛]。西郷隆盛[ぶら]と討幕運動を進め、維新後、明治政府の中心部にあって重職を歴任したが、暗殺された(=紀尾井坂[きぃ]の変)。 **おおくましげのぶ【隈重信】** [人名]一八三八[一]一九二三年。明治・大正期の政治家。佐賀藩士[し]。自由民権運動に参加し、国会開設を唱え、改進党を結成。最初の政党内閣を組織して首相をつとめた。 **おおくらしょう【大蔵省】** [图]旧行政機関。予算・通貨・金融・税金に関する仕事をし、大蔵大臣を長として組織された。今の財務省にあたる。 **おおくらながつね【大蔵永常】** [人名]一七六八—7。江戸後期の農学者。豊後[びん]生まれ。諸国を見聞して歩き、「農具便利論」「広益国産考」などの農業指導書をあらわした。 **オーケー [OK]** [图] [感]①〈感〉よろしい。承知した。オーライ。①〈副〉たいてい。たびたび。「このことわざは―まちがって使われる」 「オッケー」とも。①〈名・スル〉承知。承諾[なぁ]。許可。「―をとる」 **おおげさ【大×袈裟】** [形動]実際よりもはでに大きく表現するようす。[「―なジェスチャー」「―に痛がる」] [類]おおぎょう・オーバー▽もと、大きな袈裟(=法衣)を身につけているという意味。 >つかいわけ→「仰々しい」を見よ。 **オーケストラ** [图]弦[ぇ]楽器・管楽器・打楽器で合奏する楽団。管弦楽団。交響楽団。また、管弦楽。[オケ]。[―]orchestra **おおごと【大事】** [图]たいへん困る出来事。[「しくじったら―になる」] [一大事]・[大事] **おおさかじょう【大坂城】** [图]安土桃山時代、豊臣秀吉が石山本願寺のあとに建てた城。一六一五年、大坂夏の陣[んで]焼失したが、江戸幕府が再建した。 **おおさかふゆのじん・なつのじん【大坂冬の陣・夏の陣】** [图]一六一四年冬・一六一五年夏。徳川家康が、大坂城の豊臣秀頼に[腸]をせめた二度の戦い。敗れた豊臣氏は滅亡した。 **おおざけのみ【大酒飲み】** [国]いつも多量の酒を飲む人。酒豪[”] **おおざっぱ【大雑把】** [形画]全体をあらく大づかみにとらえるようす。[「―な話」「―な計算」] >つかいわけ大まか・大ざっぱ・杜撰[ん]一 「大まか」は、要点はおさえながらこまごましたことはすてておくようす。とくに非難する気持ちはこめられていない。「大ざっぱ」は、粗雑で落ちがあり、よくないという意味が加わってくる。「杜撰」になると、仕事ぶりに手落ちや誤りが多くて、いいかげんだという悪い意味だけになる。 **おおじ【大路】** [图]はばの広い道。おおどおり。[「朱雀[한]―」]小路[に] **おおしい【雄雄しい・男男しい】** [囲]男らしく、困難に勇ましくたち向かうようす。[「―いでたち」] [類]勇敢[女々しい] **オージー [OG]** [图]女性の卒業生。[烟]OB [Vold]と girl からの略語。[和] **オーシーアール [OCR]** [国]光学式文字読み取り装置。書かれた文字を、自動的に読みとる。▽optical character reader の略語。 **おおごしょ【大御所】** [图]その世界で、かげで大きな力をもっている実力者。[「文壇[甃]の―といわれる作家」] [圏]大立て者[もの]・重鎮[延],▽もと、隠居[訟]した将軍の呼び名。[「―が政治を動かす」] **おおしお【大潮】** [图]潮の満ち引きの差が、もっとも大きいとき。月に二回、新月と満月のあとに起こる。☆小潮 **おおしおへいはちろう【大塩平八郎】** [入]一七 <152> **おおしおへいはちろう【大塩平八郎】** [入]一七九三一八三七年。江戸後期の陽明学者。大坂町奉行[鈣よう]与力[はき]。洗心洞塾[続しんどう]を開き、子弟の教育や著述にあたった。一八三七年、争乱を起こし、天保[既]の大飢饉[さん]に苦しむ人々に、豪商[でしょ]から金品をうばってあたえたが、すぐにしずめられ自殺した(=大塩平八郎の乱)。著書に「洗心洞劄記[きっ]」「古本大学刮目[紗]」など。 **おおじかけ【大仕掛け】** [形動]しかけやしくみが大きいようす。[「―な舞台[がい]」] [圏]大掛かり・大規模 **おおしこうちのみつね【凡河内躬恒】** [生没]年[然っ]未詳[いよう]。平安前期の歌人。「古今集」の撰者の一人。三十六歌仙[芯]の一人。家集「躬恒集」。 **おおじだい【大時代】** [图形動]古めかしくて、時代後れなこと。[「―なやりかた」] ②時代がかって大げさなこと。「しごく―な話しぶり」 ▽「だいじだい」と読むのは誤り。 **おおしまつむぎ【大島×紬】** [图]鹿児島県、奄美[『]大島特産のかすり織りのつむぎ。おおしま。 **おおすぎさかえ【大杉栄】** [一八八五一一九二三年]。大正期の社会主義運動家。香川県生まれ。幸徳秋水[い]を知り、無政府主義者となって、大正期の労働運動に大きな影響[もり]をおよぼしたが、関東大震災[訟]の混乱の中、軍人らに妻の伊藤野枝とともに殺害された。 **おおすじ【大筋】** [图]おおよそのすじみち。あらまし。また、要点。[「話の―を聞く」] **オーストラリア** [日图]南半球にある、世界でいちばん小さい大陸。■国産オーストラリア大陸とタスマニア島などからなる連邦[穴]共和国。イギリス連邦に属する。世界一の牧羊国。金・銀・鉄鉱など、地下資源も豊富。豪州。面積約七七四万平方[しゅ]。首都キャンベラ。主要言語英語。▽「豪太刺利亜」と当てる。 **オーストリア** [国室]正式国名は、オーストリア共和国。中央ヨーロッパの南東部にある国。鉄鋼などの資源をもつ工業国。国土の約三分の二はアルプス山地で、観光地としても知られる。永世中立国。面積約八万四〇〇〇平方[心]。首都ウィーン。主要言語ドイツ語。▽「墺太利」と当てる。 **おおすみ【大隅】** [图]旧国名。今の鹿児島県東部と大隅諸島・奄美諸島。西海道の一国。隅州[り] **おおずもう【大相撲・大“角“力】** [图]日本相撲協会がおこなう、一年に六度のすもうのもよおし。②すもうで、おたがいに力のこもった見ごたえのある取組。[「水入りの―」] **おおせ【仰せ】** [图]「言うこと」「言いつけ」の敬った言い方。おことば。ご命令。[「―に従う」「―のとお[り]」] **おおぜい【大勢】** [图]たくさんの人数。小勢[もい]▽「たいせい」と読めば別の語。 **おおぜき【大関】** [图]すもうの階級の一つ。横綱[誌]の下で、関脇[麓]の上。三役(=大関・関脇・小結[びび])の中の最上位。 **おおせつかる【仰せ付かる】** [国]「言いつかる」の敬った言い方。目上の人から命令される。 **おおせられる【仰せられる】** [下□]「言う」の敬った言い方。「おっしゃる」よりも敬意が高い。 **おおせる【《果せる】** [造語][「〜おおせる」の形で]・・・しとげる。・しおえる。[「仕事をやり―」「まんまとだまし―」]▽動詞の連用形に付く。 **おおそうじ【大掃除】** [图]大がかりで、ていねいにするそうじ。[「年末の―」]▽じゃまなものや反対する人などを、思いきって除くことをたとえてもいう。「反主流派を―する」 **オーソドックス** [形動]考えかたや方法などが伝統的で、正しいとされていること。正統派の。正統的な。[「―なデザイン」] [orthodox] **オーソリティー** [図]専門的な深い知識と独自な意見をもち、信頼されている人。権威者。大家[い]。[authority]権威。 **オーダー** [图]①〈名・スル〉注文。また、注文すること。[「ラストー」]▽食事や洋服に使うことが多い。①〈名〉順序。「バッティングー」[-order] **オーダーメード** [图]客が注文してつくらせること。また、つくらせたもの。とくに、洋服についていう。☆レディーメード ▽order と made から。[和] **おおだい【大台】** [函数]量や金額などの大きなさかいめとなるけた。[「年収一〇〇〇万円のーをこえる」] ②株式相場で、「○○円を単位とする値段の範囲[ぃ]。▽一〇円単位で示すのを「台」という。 **おおだすかり【大助かり】** [图]「たいへん助かること。[「てつだってくれてーだ」] **おおたちまわり【大立ち回り】** [图]芝居で、とっくみあいや、きりあいを演じること。また、はでで激しいけんか。おおげんか。[「白昼―を演じる」] **おおだてもの【大立て者】** [図]ある社会を代表する実力者。おおもの。[「経済界の―」] [圏]大御所▽もと、芝居の一座でもっとも重要な役を演じる役者。 **おおたどうかん【太田道灌】** [入編]一四三二[十]八六年。室町[鷲]中期の武将・歌人。上杉[鼓]家の重臣で、一四五七年に江戸[以]城を築いたことで有名。のち、主君上杉定正[謀]により暗殺された。 **おおたなんぼ【大田南畝】** [一七四九一一八二三年]。江戸後期の狂歌師・戯作者。本名は覃[ぇん]。別号、四方赤良・蜀山人[じん]など。朱楽菅江[効]・唐衣橘洲とともに狂歌三大家の一人。和漢の学識と才能を多方面に発揮した。江戸文人の典型。狂詩集「寐惚」先生文集」、黄表紙「岡目八目[効く]」、随筆「半日閑話[然]」。 **おおづかみ【大×摑み】** [图形動]ものごとのだいたいのすじみちをつかむこと。[「―にとらえる」] **おおつきげんたく【大槻玄沢】** [人看]一七五七ー一八二七年。江戸後期の蘭医[吃]・蘭学者。杉田玄白[骸く]、前野良沢[たく]に学ぶ。蘭学の入門書「蘭学階梯[ご]」をあらわし、江戸に芝蘭堂を開くなど、蘭学教育につくした。 **おおつきふみひこ【大槻文彦】** [人图]一八四七[一]一九二八年。明治・大正期の国語学者。江戸[以]生ま <153> **おおのやす**まれ。本名、清復[隷]。号は復軒。幕末の儒学者大槻磐渓[説]の子。文部省に命じられて、国語辞書「言海」を一〇数年かけて完成した(のち、増補して「大言海」)。ほかに、文法書「広日本文典」「口語法別記」など。 **おおつごもり【大×晦〝日】** [图]「おおみそか」の古い言い方。一二月三一日。▽「つごもり」は、旧暦[熱]の二十日[帰っ]過ぎの月が日ごとに小さくなっていき、月末の三〇日にはついにこもって見えなくなること。 **おおつづみ【大鼓】** [图]大きなつづみ。とくに、能楽[ぃ]などで使う大形のつづみ。小鼓[がみ] **おおつのみこ【大津皇子】** [人图]六六三―六八六年。歌人・漢詩人。天武天皇の第三皇子。文武[に]すぐれたが、壬申[点]の乱後、草壁皇子[だかべの]と対立し、謀反の疑いで処刑にされた。「万葉集」「懐風藻[訟]」に和歌や詩がのる。 **おおっぴら【大っぴら】** [形動]人目につくことをだれにも遠慮ししないようす。すすんで人目にさらすようす。[「―に出歩く」「事件を―にする」] [圏]公然 **おおづめ【大詰め】** [图]ものごとの終わりの段階。終局。[「政局も―をむかえる」「事件の―」] [圏]大団円▽もと、芝居のいちばん終わりの幕。 **おおて【大手】** [图]◎大きな取り引きをおこなう会社。[「私鉄―の賃金交渉に」] [圏]大手筋[すじ] ②城の正門。おもてぐち。また、正門の敵をせめる軍勢。からめ手 **おおで【大手】** [图]両手をいっぱいに広げること。正々堂々とした態度やいばったようすをいう。[「―をふって通る」「―を広げて歓迎する」] **オーディーエー[ODA]** [图]政府開発援助。発展途上[により]国などに対する、先進国の政府機関からの経済援助や技術協力。▽official development assistance の略語。 **オーディオ** [图]●ステレオなどの音響[誌”]再生装置。「―テープ」「ービジュアル」②ラジオやテレビなどの音声部分。[- audio] **オーディション** [图]舞台公演などの出演者をきめる審査[ん]。実技テスト。[「―を受ける」] [audition] **おおでき【大出来】** [图]予想以上のりっぱなできばえ。[「はじめてにしては―だ」] [圏]上出来▽ほめことばに使う。 **オーデコロン** [图]アルコールに香料を加えた、うすい香水。[一]eau de Cologne **おおど【大戸】** [图]古い商店などで、おもて口の大きな戸。[「―を閉ざす」] **おおどうぐ【大道具】** [图]舞台装置のうち、建物・樹木・背景など、しかけの大きなもの。また、その装置をつくったり、あつかったりする人。小道具 **おおどか【大どか】** [形動]おおらかで、のびのびとしているようす。[「―な人がら」] **オートクチュール** [图]高級な洋装店。また、高級婦人服。[一]haute couture **オートバイ** [图]ガソリンエンジンによって走る二輪車。自動二輪車。単車。▽autobicycle から。 **オートフォーカス** [图]レンズの焦点[잖;]が自動的に合うようになっていること。自動焦点。[「―のカメラ」] [auto-focus] **オードブル** [图]西洋料理で、献立[甃]の最初に出る軽い料理。前菜。[一] hors-d'œuvre **オートマチック** [形動]①自動的。自動式。「―コントロール(=自動制御)」②変速装置が自動式になっている車。オートマ車。AT。[| automatic] **オートミール** [图]エンバクをひき割りにして加工した食品。牛乳や砂糖を加えて、おかゆのようにして食べる。[一]oatmeal **オートメーション** [图]機械が自動的に仕事をするしくみ。オートメ。[-automation] **おおともそうりん【大友宗麟】** [入围]一五三〇―八七年。戦国時代のキリシタン大名[び”]。豊後・腕。ポルトガルとの貿易を進め、北九州を支配し、ローマに天正[ん’]使節を派遣した。 **おおとものおうじ【大友皇子】** [人名]六四八六七二年。天智天皇の第一皇子。壬申[点]の乱で、叔父[ぃ]の大海人[誌の]皇子に敗れ、自殺。弘文[怒]天皇。漢詩二編が「懐風藻[いょう]」に収められている。 **おおとものくろぬし【大友黒主】** [名]生没年未詳[ぃょう]。平安前期の歌人。六歌仙[恋]の一人で、その歌は古風で素朴。「古今集」序にも、その歌風が評されている。 **おおとものさかのうえのいらつめ【大伴坂上郎女】** [人图]生没年[怒っ]未詳[ょう]。奈良[は]前期の女流歌人。万葉後期の代表的歌人の一人。旅人[姿]の妹。家持[ゞ]の叔母[は]。才気豊かな秀歌が多い。 **おおとものたびと【大伴旅人】** [入图]六六五一七三一年。奈良[は]前期の歌人。大伴安麻呂[ゞ]の長男で、家持[ゞ]の父。大宰帥[びぃ]。となって九州に下ったことがある。山上億良[のうえの]とも親交があった。「万葉集」に七〇余首を収める。 **おおとものやかもち【大伴家持】** [人鱼]七一八?—七八五年。奈良時代の歌人。旅人[望]の子。万葉後期を代表する歌人で、理知的で繊細[説な]傾向[2]をもつ。「万葉集」に収められた歌の数ももっとも多く、編者の一人といわれる。 **オートレース** [圏]オートバイや自動車による競走。[autorace] から。[和] **オーナー** [图]持ち主。とくに、会社などの組織や施設[밝]の所有者。[「球団の―」] [-owner] **オーナードライバー** [图]自家用車をもち、自分で運転する人。[-owner-driver] **おおなかとみのよしのぶ【大中臣能宣】** [入省]九二一一九九一年。平安中期の歌人。三十六歌仙[梵]の一人で、和歌は「拾遺集」などに見える。また、梨壷[ご]の五人の一人で、「後撰集」の撰進にもたずさわった。 **おおなた(大鉈)を振るう** 思いきって整理や縮小をする。 **おおにゅうどう【大入道】** [图]坊主頭の大きな男。また、坊主頭の大きな化けもの。 **おおのやすまろ【太安万侶】** [入围]?[|]七二三年。奈良時代の学者。安麻呂とも。稗田阿礼[絵だのの]ロ <154> **オーバー**伝えを筆録して「古事記」とし、舎人親王[”七二]。広幅[翳]。並幅[愍]らと「日本書紀」を編修した。 **オーバー** [图形動]①〈名・スル〉ものの上や数量・えること。[「センターーの二塁打[怒]」「定員を―する」] ⑪〈形動〉表現や動作がおおげさなようす。誇張[びようし]た。「―なしぐさ」 〈名〉「オーバーコート」の略。[一]over **オーバーコート** [图]防寒のために洋服の上から着るあつでの長い服。外套[認]。オーバー。[| overcoat] **オーバースロー** [图]野球などで、投法の一つ。うでをかたより上にして投げる。もっともふつうの投げかた。上手投げ。オーバーハンド。▽ほかに、アンダースロー・サイドスロー。[overhand throw] から。 **オーバータイム** [图]①時間外勤務。超過勤務。②スポーツ競技で、規定の時間や回数をこえてプレーすること。[-overtime] **オーバーヒート** 「機械などが熱くなりすぎる過熱。「エンジンがーする」[「overheat] **オーバーホール** [图]「一定時間使用した機械などを分解して、検査・修理すること。[一]overhaul **オーバーラップ** [图]「函◎二つのイメージが重なること。「孫の姿に若いころの自分を―させる」②映画やテレビなどで、一つの場面が消えないうちに次の場面を映す手法。二重映し。[一] overlap] **オーバーラン** [图]函野球で、走者が止まるべき塁上りをよけいに走りこしてしまうこと。また、飛行機などが止まるべき地点で止まらずに走りすぎること。[overrun] **オーバーワーク** [图]働きすぎ。勤務時間や体力以上に仕事をすること。[類]過労[一]overwork **おおばこ【大葉子・車《前《草】** [图]オオバコ科の多年草。道ばたなどに生え、夏に白い小さな花をつける。葉・種子は薬用。 **おおはば【大幅】** [图形動]①〈形動〉数量や値段の変化の程度が大きいようす。[「―な値上げ」]☆小幅 ①〈名〉和服の布のはばで、ふつうの二倍のもの。約 **おおはらえ【大×祓え】** [图]宮中や神社などで、人々の罪やけがれをはらい清める神事。六月と一二月末日におこなう。「おおはらい」とも。 **おおばん【大判】** [图]①紙や本などで、ふつうよりも大きめのもの。②江戸時代につくられた、楕円形の大形金貨。一枚で小判一〇両にあたる。小判 **おおばんぶるまい【大盤振る舞い】** [图]函気前よくごちそうをふるまうこと。また、はでにかねを使うこと。[「年に一度の―」]▽もと「椀飯烤振る舞S」。 **オービー[OB]** [图]卒業生。その学校などの出身者。先輩。在校生に対していう。ふつう、男性をさす。[類]OG [V▷old boy]の略語。 **オービー[OB]** [图]ゴルフで、競技区域の外。また、そこに球を打ちこむこと。▽out of bounds の略語。 **おおびけ【大引け】** [图]取引所などで、その日の最終回の立ち会い相場が終了したこと。また、その値段。寄り付き **おおふう【大風】** [形動]いばって人を見下すようなようす。おうへい。[「―な態度」] [劂]尊大 **オープニング** [图]はじまり。開始。開会。エンディング [| opening] **おおぶね(大船)に乗った気持ち** すっかりまかせきって安心すること。「どうぞ―でいてください」 [園]親船に乗ったつもり **おおぶり【大ぶり】** [图形動]形がふつうより大きめなこと。[「―な茶わん」]→小ぶり **おおぶろしき(大風呂敷)を広ぃっげる** 実際にはできそうもない大きなことを言う。おおげさに話す。ほらをふく。 **オーブン** [图] 食品を蒸し焼きする調理器具。天火び。[「―でケーキを焼く」] [「oven] **オープン** [图形動]①〈形動〉ⓘあけっぴろげなようす。開放的。「経営を―にする」②公開の。「ーゲーム」①〈名・・・・スル〉開くこと。開場。開店。[「支店が今月―する」]: open[tion] **オープンカー** [图]屋根のない乗用車。[「―でパレードする」] [一open car] **オープンシャツ** [图]えりもとが広くあいたシャツ。開襟シャツ。[-open shirt] **オープンショップ** [图]労働組合への加入が雇用の条件でなく、労働者が自由に選択できるという協定や制度。▽ほかに、クローズドショップ・ユニオンショップ。[open shop] **オープンセット** [图]映画やテレビなどの撮影のために、屋外につくられた町並みや建物などの装置。野外装置。[open set] **オープン・マーケット・オペレーション** [图]↓「こうかいしじょうそうさ」[open market opera-] **おおべや【大部屋】** [图]田病院や旅館などで、大勢の病人やとまり客をいっしょに入れる大きい部屋。②個室をもてない無名の俳優がたちがみんなで使うひかえ室。また、無名の俳優。 **オー・ヘンリー** [一八六二―一九一○年]。アメリカの作家。ユーモアと哀愁[り]をたくみなすじ立てに盛りこんだ短編を数多く残した。[-O. Henry] **オーボエ** [图]木管楽器の一つ。管のはしに二枚の舌(=リード)をつけた、たてぶえ。管弦楽[戮見]では高音部をうけもつ。オーボー。[一oboe ㄌ!]図「オーケストラ」 **おおまか【大まか】** [形動]おおようで細かいことにこだわらないようす。要点だけをおさえるようす。[「―に言う」「―なつくり」] >「つわけ」→「大雑把[ば]」を見よ。 **おおまじめ【大真面目】** [形動]特別まじめなようす。他人が見るとこっけいなほどまじめに考えたり、おこなったりするようす。[「―に失敗をやらかす」] **おおまた【大股】** [图]両足を広く開くこと。また、歩はばが広いこと。小また <155> **オーロラ** **おおみえ(大見得)を切る** 自信のあることを、人に目立つようなしぐさであらわす。 **おおみそか【大晦日】** [图]一年の最後の日。一二月三一日のこと。[麺]大つごもり▽「みそか」は三〇日のことで、月末をいう。 **おおみやびと【大宮人】** [图]昔、宮中に仕えた役人。公家。殿上人[既じよう]。 **オーム** [图]造語電気抵抗の単位。一オームは、一ボルトの電圧で一アンペアの電流が流れるときの抵抗の大きさ。記号はC▽ドイツの物理学者オームの名から。[一]ohm **おおむぎ【大麦】** [图]イネ科の二年草。米にまぜて食べるほか、みそ・しょうゆ・ビールなどの原料にもなる。 **おおむこう【大向こう】** [图]劇場で、観客席の後ろの立ち見席。また、その席の見物客。広く、一般の見物客もいう。 >大向こうをうならせる ①多くの観客を感動させる。▽立ち見席には芝居通[ぃ]が多いことから。②大衆にうけて人気をえる。 **おおむね【概ね】** [圓]大部分がその状態であるようす。[「仕事は―順調です」「―理解した」] [圏]だいたい **おおむら すみただ【大村純忠】** [人名]一五三三—八七年。戦国時代のキリシタン大名[び”]。肥前大村城主。領内の長崎[誌]をポルトガル船との貿易のために開港したり、教会に寄進するなどした。 **おおむら ますじろう【大村益次郎】** [人备]一八二四一六九年。江戸[以]末期の軍政家。初名は村田蔵六。緒方洪庵[鋏ん]の適塾に[焼くに]学び、戊辰戦争では官軍を率いて活躍[愆]。維新後、近代軍制を整備したが、反対派におそわれ死亡。 **おおめ日【大目】** [图]大ざっぱに見積もること。▽もと、二〇〇匁[もんぁ](=約七五〇)を一斤[きん]とする量りかた。ふつう、一斤は一六〇匁。 >大目に見る ちょっとしたあやまちなどを厳しくとがめず、寛大にあつかう。 **目【多目】** [图形動]ふつうより少し量をふやすこと。やや多い程度。多いめ。[「―に入れる」]☆少な目 **おおめだま【大目玉】** [图]ひどくしかること。[「―を食う」] **おおめつけ【大目付】** [图]江戸幕府の職名で、老中の下にあり、諸大名[様”]の行動を監視する役目をした。 **おおもじ【大文字】** [图]アルファベットのA・B・・・のように、小文字とは異なった字形で大きく書く文字。英語ならば、文頭や固有名詞の初めの文字などに使う。小文字[もじ] **おおもて【大持て】** [图]大いに歓迎[灬]されること。たいへんちやほやされること。 **おおもと【大本】** [图]いちばんのもと。もとになっている最初。[「―から正さなければならない」] [圏]根本 **おおもの【大物】** [图]◎大きなもの。[「―を釣っる」] ②その社会で大きな勢力のある人。「経済界の―」 [大立て者]小物の >おおものぐい【大物食い】 [图]競技や勝負で、自分より実力のはるかにすぐれた相手をよく負かす人。 **おおもり【大盛り】** [图]食べものを入れものいっぱいに盛ること。また、いっぱいに盛ったもの。[圏]山盛り **おおもりふさきち【大森房吉】** [人名]一八六八ー一九二三年。地震学者。福井県生まれ。震源までの距離はと初期微動に関する公式を発見するなど、日本の近代地震学の発展につくした。 **おおや【大家・大屋】** [图]貸家[で]やアパートなどの持ち主。家主[」]。「―といえば親も同然」↔店子 **おおやけ【公】** [图]田国や都道府県、市町村。また、その機関。[「―の建物」] ②個人の属する組織や社会。また広く、社会一般。世間[だ]。◆私[わたくし] >公にする 一般の人々に発表する。世間[だ]に公表する。 >古語≪おほやけ》古語では、「おほ」は「大きい」、「やけ」は「家」という意味なので、日本の中心だった天皇家やその人々のこと。そこから朝廷[にちも]さした。 **おおよう【大様】** [形動]小さなことにこだわらず、ゆったりと落ち着いているようす。[「―に構える」] [圏]鷹揚育ちがいいという気持ちで使うことも多い。♪「鷹揚」の口も見よ。 **おおよそ【“凡そ・大凡】** [图画]「およそ」 **オーライ** [圏]よろしい。オーケー。[「発車―」] [all right] **おおらか【大らか】** [形動]心が広くゆったりとして、せせこましくないようす。[「―な気持ちの人」] [おおよう] **オール** [图]ボートをこぐ[闇]かい。[一]oar **オール** [造語]●すべて。全。[「―ウェザー(=全天候[型])」] ②卓球[誇り]などで、両者の得点が同じこと。「ワンオール[一]」 [all] **オアナッシング** すべてか、無か。全部をとるか、失うか。▽中間のないことをいう。[「all or nothing] **オールスターキャスト** [图]花形俳優が総出演すること。[| all-star cast] **オールスターゲーム** [图]プロ野球で、セ・パ両リーグから選ばれた選手でおこなう対抗試合。夢の球宴[穂ぅ]。オールスター。▽アメリカンフットボールなどでもおこなわれる。[-all-star game] **オールド** [图]造語年とった。昔の。古い。「ーファン」「ースタイル」[「old] **オールナイト** [图]夜通しおこなうこと。終夜。とくに、終夜興行 [| all night] **オールマイティー** [图形画]なんでもできること。全知全能。全能の神。また、トランプでいちばん強い札[ふだ]。[| almighty] **オールラウンド** [形動]多方面の能力をもち、なんでもこなせるようす。万能。[「―プレーヤー」] [all-round] **オーロラ** [图]北極や南極などの近くの空で観測される、さまざまな色の帯状の光。太陽から届く電子などが、大気中の粒子[ぃゅぅ]にぶつかってできる。極光。▽ローマ神話の夜明けの女神の名から。[-aurora] <156> **おおわざ** **おおわざ【大技】** [图]柔道やすもうなどで、大きく豪快なわざ。[「―をかける」] **おおわだのとまり【大輪田泊】** [图]神戸市西部の港。平清盛の日宋[5]貿易や室町時代の勘合[硫]貿易により、鎌倉時代以降は兵庫[ょぅ]の港と呼ばれて栄えた。 **おおわらい【大笑い】** [图]その場の人みんなが笑うこと。また、みんなが笑わずにはいられないような、どくばかげていること。 **おおわらわ【大童】** [形動]なりふりかまわずに全力で働くようす。いそがしく動きまわるようす。[「文化祭の準備に―だ」]▽合戦[診]の際、髪形が乱れて、髪を結[ゅ]わない童[ゃちゃ](=子供)のようになって奮戦[裁]することから。 **おか【丘・×岡】** [图]山よりやや低めの小高い土地。 **おか【陸】** [图]海や湖に対して、陸地。②すずりで、黒ずみをするところ。▽すった墨をためるところは「海」という。 >陸に上がった河童[かっば] 自分の得意分野ではないので、まったく力がふるえないことのたとえ。 **おかあさん【お母さん】** [图]母親を親しんで呼びかけるときのことば。[鬨]母[かぁ]さん お父さん▽他人に言うときには「母[はは]」といい、「お母さん」とはいわない。常用漢字表付表の語。 **おかいこぐるみ【お蚕ぐるみ】** [图]絹[き]ものばかり着て、ぜいたくな生活をすること。[「―のご身分」] **おかえし【お返し】** [图]①おくりものに対してお礼をすること。また、お礼の品。[「入学祝いの―」] ②しかえし。報復。③つり銭。[「一〇円の―です」] **おかか** [图]かつおぶし。▽女房詞[とらぼう]。 **おかかえ【お抱え】** [图]個人的にやとっていること。また、やとわれた人。[「―運転手」] **おかき【お欠き】** [图]かきもち。▽女房[訶] **おがくず【《大×鋸屑】** [图]のこぎりで木を切ったあとに出るくず。 **おかがみ【大鏡】** [图]平安時代後期に成立した、最初の「鏡物[かがみもの]」。作者未詳。文徳天皇から後一条天皇までの一七代、約二〇〇年間の歴史を、一九〇歳と一八〇歳の二人の老人[ひと]が対話する形式でえがく。 **おかみ【お上】** [图]●天皇。また、政府。[「―の御用を一方。」] [「―をあげる」] **おかくらてんしん【岡倉天心】** [名]一八六二本名は覚。明治の美[顔]評論家横浜生まれ[おかく]立して新日本画運動を推進。日本美術界を指導し、広く外国にも紹介した。著書に「東洋の理想」「茶の本」など。 >おかくれ(お隠れ)になる 身分の高い人が死ぬ。 **おかげ【お陰・お×蔭】** [图]⊕神仏の助け。ご加護。②人から受けた恩恵[憾]。[「みんなのーで完成した」] **おかげさま【お陰様】** [图]相手の好意などに対して、感謝の気持ちをあらわすことば。 **おかざり【お飾り】** [图]①神仏へのかざりつけ。とくに、正月のしめかざり。②名前だけで、実質のないもの。[「会長といっても―だ」] **おかしい【可笑しい】** [囲]へんなところがあって笑いたくなる。こっけいである。[「―漫画[雙]」] [圏]面白い ②はたらきが正常ではない。「機械の調子が―」「胃が―」[圏]異常 ③ふつうとちがっていて、なっとくできない感じだ。うたがわしい。「この二、三日ようすが―」「―ことばかり起こる」「挙動が―」[圏]あやしい・いぶかしい >語≪をかし≫動詞「招きく(=まねく)」が形容詞となったもので、ものごとを招き寄せたいと心がひかれる感じをあらわす。そこから、魅力的で美しい、おもむき深いという意味が出たという。別に「をこ (1)変わっていて、ばかげている)」ということばから「変わっていて面白い」という意味があらわれ、「陽気な面白さ」をいったという見方もある。平安時代の美意識をあらわす、「あはれ」と並ぶ代表的なことば。「あはれ」がしんみりした印象をいうのに対して、明るく知的な感じをいった。 **おかしな【可笑しな】** [連体]へんな。奇妙[ような]。また、こっけいな。[「―話」「―身ぶり」] **おかしらつき【尾頭付き】** [图]多く、タイなどの魚を尾と頭のついたまま焼いたもの。祝いの膳[ん]などに出す。 **おかす「日【0犯す】** [国]の法律や規則などを破る。[「法をー」] 目【侵す】[国]他人の領域にはいり、相手に損害をあたえる。侵害する。侵入する。侵略する。「国境を―」「人権を―」目【冒す】[国]危険や困難を承知でむりにする。「ふぶきを冒して救助に向かう」②害をあたえる。侵食[しんく]する。「病[ゃまぃ]に冒される」③たいせつなものをけがす。ぼうとくする。「神を―ふるまい」④他人の姓を名のる。「松平の姓を―」 **おかず【お数】** [图]主食にそえて出す料理のこと。副食。そうざい。▽あれこれと数をそろえて出すことから。もと、女房詞[的恨5]。ふつう、かな書き。 **おかた【お方】** [图]他人を敬っていうことば。また、他人の妻を敬っていうことば。おくさま。 **おがたけんざん【尾形乾山】** [入]一六六三十一七四三年。江戸中期の陶工・画家。陶芸を野々村仁清[熘ち]に、絵を兄の光琳に学ぶ。「八橋[ヴ]図」「花籠[び]図」などの書画渾然[愁]とした絵のほか、兄と合作の色彩豊かな陶器も多い。 **おがたこうあん【緒方洪庵】** [鱼]一八一〇一六三年。江戸後期の蘭学者・教育者。適塾[にく]を開いて、大村益次郎[誌”]や福沢諭吉[数ゅ]らを育てた。著書に「病学通論」など。 **おがたこうりん【尾形光琳】** [图]一六五八一一七一六年。江戸[以]中期の画家。乾山[説]の兄。画風は華麗[』]で、蒔き絵などの下絵にもひいでた。代表作「燕子花図屏風」「紅白梅図屏風」。 **おかっぱ【お、河童】** [图]少女の髪の形。前髪[競]をまゆの上、横は耳のあたりで切りそろえたもの。▽ <157> **おきかえる**かっぱに似ているところから。 **おかっぴき【×岡っ引き】** [图]江戸時代、上役の与力[も]や同心の手伝いをして、罪人をさがしたりとらえたりする仕事をした人。[週]目明かし **おかどちがい【お門違い】** [图]求めるところをまちがえること。見当ちがい。[「彼を責めるなんて―もいいところだ」]▽訪ねる家(=門)をまちがえる意味。 **おかぶ【お株】** [图]その人の得意とするわざ。 >お株を奪っ[う] 他人の得意とすることを、それ以上にうまくやる。 **おかぼ【《陸、稲】** [图]水田でつくるイネ(=水稲[鉱])に対して、畑でつくるイネ。やや質が落ちる。「りくとう」とも。 **おかぼれ【傍×惚れ・×岡×惚れ】** [图]下[凶]相手の心も確かめずに一方的に好きになること。[類]片思い ②他人の恋人[ひ]などに、横合いから恋をしかけること。[関]横恋慕 **おかまい【お構い】** [图]◎客に対するもてなし。[「どうぞ―なく」「なんの―もしませんで」] ②気をつかうこと。「相手の気持ちなど―なしにずけずけ言う」▼下に打消[迄]の語をともなう。③江戸時代の刑罰[歌]の一つ。追放の刑。 **おかみ【お上】** [图]●天皇。また、政府。[「―の御用をう。」] [「―に逆らう」] ②昔、身分の高い人や主君などを敬っていうことば。 **おかみ【《女“将】** [图]料理屋や旅館などの女主人。 **おかみさん【お〝内、儀さん】** [图]他人の妻。とくに、商家の主婦などを敬い親しんでいう言い方。「八百屋の―」 **おがみたおす【拝み倒す】** [国]手を合わせてたのんで、むりに承知させる。 **おがむ【拝む】** [国]①手を合わせて神仏などにいのる。②ひたすらたのむ。お願いする。「助けてくださいと拝まれた」③「見る」のへりくだった言い方。たいせつなものを見せてもらう。拝見する。「顔を拝ませてもらう」 **おかめ【お×亀・×阿×亀】** [图]①おでこで、ほっぺたがふくらみ、鼻の低い女の面[ん]。また、そのような顔の女性をののしっていうことば。おたふく。ひょっとこ ②うどんやそばの一種。かまぼこ・ゆば・ふなどを並べて、おかめの面に似せたもの。 **おかめはちもく【傍目八目・×岡目八目】** [四漢]はたから見ている人のほうが、実際にかかわっている人よりもなりゆきをよく見きわめられること。▽囲碁[訟]で、対局者より見物人のほうが、八目[愕]さきの手を見こすということから。 **おかもち【×岡持ち】** [图]飲食店などで配達に使う、料理を入れて運ぶ箱。 **おかもときどう【岡本綺堂】** [人鱼]一八七二十一九三九年。明治から昭和期の劇作家・小説家。東京生まれ。本名は敬二。江戸情緒に[うちよ]あふれる作品が多い。戯曲[ぎよく]に「修禅寺[にゅぎ]物語」「鳥辺山心中[び]」、小説に「半七捕物帳[説し。ちよう]」など。 **おかやき【傍焼き・×岡焼き】** [图]忍仲のいい男女を、関係のない者がねたむこと。 **おから** [图]とうふをつくるときにできる、豆のしぼりかす。うのはな。きらず。▽「雪花菜」と当てる。 **おがら【麻幹・×苧殼】** [图]皮をはいだアサの茎[くき]。盆[ぼん]のむかえ火や送り火をたくのに使う。 **オカリナ** [图]ハトに似た形の土製の笛。胴[ど]の穴を指で調節して演奏する。はとぶえ。[一]ocarina **オカルト** [图]神秘的なこと。秘儀[郡]。密教的。[「―ブーム」] [「occult] **おがわみめい【小川未明】** [人图]一八八二―一九六一年。昭和期の童話作家・小説家。新潟県生まれ。日本の新しい童話創作を始めた一人。代表作に「赤い船」「赤い蠟燭と人魚」など。 **おかん【悪寒】** [图]発熱のために、寒けがして気分が悪くなること。[「風邪[がぎ]で―がする」] **おかんむり【お冠】** [图]きげんの悪いこと。おこっていること。俗な言い方。[「すっかりーだ」]▽かんむりをまげる意味から。 **おき【沖】** [图]海や湖の岸から遠くはなれた水の上。「―に停泊[怒中]の船」 **おき【置き】** [造語][「〜おき」の形で]一定のあいだを〈だてること。[「三日―」「一メートルーに立つ」]▽時間や距離をあらわすことばに付く。 **おき【×燠・×熾】** [图]炭や[まき]が、ほのおを上げないで赤く熱していること。[「火鉢[も]に―をつぐ」] **おき【隠岐】** [图]旧国名。今の島根県の隠岐諸島。山陰[悠]道の一国。隠州[ぶり]。朝鮮[に]。への交通の要地。後鳥羽上皇や後醍醐[さいと]天皇らが流された。 **おぎ【×荻】** [图]イネ科の多年草。水辺[学]にしげり、二[松]以上になるものもある。徳はススキに似る。 **おきあい【沖合い】** [图]岸からはなれたところ。沖の方。[「―に船を出す」] **おきあいぎょぎょう【沖合い漁業】** [图]沿岸漁業と遠洋漁業の中間、沖合いで操業する漁業。一〇[トン]以上の漁船で、ほぼ日帰りのできる海域でおこなわれる。近海漁業。 **おきあがりこぼし【起き上がり小法師】** [图]たおしてもすぐに起きあがるように、底に重りがついているだるま人形。 **おきあがる【起き上がる】** [国]ねていたからだを起こす。[「寝床から―」] **おきあみ【沖×醬×蝦】** [图]甲殻類の、エビに似た小さな生物。クジラなどのえさ。食用。 **おきいし【置き石】** [图] 庭などにすえおく石。また、のき下の敷石[比]。②囲碁[ぃ]で、弱い者があらかじめ二か所以上の星(=碁盤上にある黒点)に石を置くこと。 **おかわり【お代わり】** [图]下[函]前に飲食したものと同じものを、ひきつづき重ねて飲食すること。[「ごはんは―する」] **おきかえる【置き換える】** [下□]◎他の場所にものを移す。 <158> **おきごたつ**②ものをとりかえて置く。「冷蔵庫と食器棚[だき]を―」 **おきごたつ【置き×炬×健】** [图]ゆかに置いて、持ちはこびができるこたつ。掘りごたつ・切りごたつ **おきざり【置き去り】** [图]あとに残して、置いていってしまうこと。おいてきぼり。[「荷物を―にする」] **おきじ【置き字】** [漢文]文中や句末で、文法上の役割は果たすが訓読はしない文字。「於[”]」「焉[ん]」「矣「」「乎。」など。たとえば、「良薬苦於口」(=良薬は口に苦し)」の「於」は、場所をあらわすが、読まない。→「助字」も見よ。 **オキシダント** [图]大気中の有害な酸化性物質。排気ガスなどが太陽の紫外線[ない]と反応してできる。その濃度によって光化学スモッグ注意報が出される。[一]oxidant **オキシドール** [图]薬用の過酸化水素溶液[態]。ふつう、約三[%]にも。消毒などに使う。▽「オキシフル」は商標名。[一]oxydol **おきづり【沖釣り】** [图]沖[き]に出て魚を釣っること。 **おきて【×掟】** [图]きまり。必ず守らなくてはならないしきたり。[「―を守る」] **おきてがみ【置き手紙】** [图]「ご用件を手紙に書いて置いてくること。また、その手紙。願書き置き **おきどころ【置き所】** [图]置く場所。置いた場所。また、落ち着ける場所。[「身の―がない」] **おきな【《翁】** [图]年をとった男性。老爺。古い言い方。[「能のの―の面[ん]」]おうな **おぎなう【補う】** [国]不足したり欠けたりしているところに、つけくわえたりうめあわせたりする。[「赤字を―」「失敗を―」] [園]補充する・補填する >つかいわけ→「償っ[ぐょう]」を見よ。 **おきなかし【沖仲仕】** [图]港で小船を使って、本船から荷物の積みおろしをする人。 **おきなわ【沖縄】** [图]日本のもっとも南にある県。一五世紀には琉球王国が栄えた。太平洋戦争中は戦場となり、戦後アメリカに占領されたが、一九七二年に日本に返還された。今もアメリカの軍事基地が多くある。 **おきにいり【お気に入り】** [图]その人の好みに合うこと。また、好みに合う人。[「―の本」「先生の―」] **おきぬけ【起き抜け】** [图]朝、寝床から出てすぐ。おきがけ。[「―に仕事をする」] **おきのどくさま【お気の毒様】** [圏]相手にわびたり、同情したりして言うことば。[「やり直しとは―」] ②相手の要求に応じられないときのことば。 **おきびき【置き引き】** [图]函置いてある他人の荷物を、ぬすんで持ちにげすること。また、その人。 **おきふし【起き伏し】** [图]起きることと、ねること。毎日の生活。[「―も独りではままならない」] **おきまり【お決まり】** [图]いつもきまってすること。「飲むと―の歌が出る」「朝は―の納豆[誇]」 **おきみやげ【置き土産】** [图]立ち去るときに残していくもの。[「孫へのー」「やめていく人が残した仕事の成果ややりかけのことをたとえてもいう。」] **おきもの【置物】** [图]床の間などに置くかざり[もおく][屋]の。▽見かけだけで、内容のない人をたとえてもいう。「社長はいわば―同然だ」。ふつう、「置き物」とは書かない。 **おきや【置き屋】** [图]芸者などを養っておく家。求めによって芸者をさし向ける商売の家。 **おきゃん【お×俠】** [图形動]おてんば。▽「きゃん」は「俠」の唐音だ。 **おぎゅうそらい【荻生徂徠】** [國]一六六六一七二八年。江戸中期の儒学者。別号は譲園[愆]。林鵞峰に朱子学を学び、古典を重んじる立場を主張した。徳川吉宗[良ゞ]に用いられ、著書に「政談」「弁道」「論語徴」などがある。 **おきる【起きる】** [圧□]◎横になっていたものが立つ。たちあがる。「転んでもすぐに―だるま」②目が覚める。起床[ぃよう]する。「毎朝六時には―」↔寝る ▽「覚める」は神経についていうが、「起きる」は神経も動作もあらわせる。③ねむらないでいる。「昨夜はひと晩じゅう起きて待っていた」↔眠[ねむ]る ④事件や新しい事態が発生する。生じる。「戦争が「おく[億]」「―」] **おぎわらせいせんすい【荻原井泉水】** [国]一八八四―一九七六年。明治から昭和期の俳人。東京生まれ。本名は藤吉。新傾向[ぶ]俳句運動に参加し、自由律俳句の実作と理論づけをおこなった。門下に尾崎放哉[」]や種田山頭火[びりから]がいる。「井泉水句集」など。 **おぎわらもりえ【荻原守衛】** [盖]一八七九一一九一○年。明治期の彫刻家。長野県生まれ。号は碌山[殻]。はじめ、洋画をこころざしたが、ロダンの作品にふれて彫刻に転じ、「労働者」「文覚[戮]」「女」など写実的な作品を発表、近代日本彫刻を確立した。 **おぎわらろくざん【荻原碌山】** [「おぎわらもりえ」] **おく[屋]** [尸]・6画 屋屋屋屋 ●いえ。すまい。建物。②やね。「屋上―を架»す」「や(屋)」も見よ。オク 屋外家屋ˇ社屋②屋上[り]屋号”屋敷[き]屋根[が]楽屋[~]問屋®*母屋*数寄屋*部屋*八百屋 **おく[億]** [億億億億] イ・13画 全15画 ①数の名。一万の一万倍。「―という大金」②数量が非常に多いこと。オク ②億兆[絃5]億万長者[該誌”]巨億[機] **おく[憶]** [憶憶 憶憶] ・13画 全16画 ①おぼえる。②おもいおこす。③おしはかる。オク ②記憶[謔‹]②追憶[訟]⑧憶説[焚] 憶測[絃] 憶[きよ]える憶[ゃもう] **おく【屋/億】** [图]→漢字項目を見よ。 **おく【奥】** [图]①中へ深くはいったところ。[「里の―」] <159> **おくびょう**「―の院」表[ゃして] ②表面に出ない、知りにくいところ。「心の―」◎身分の高い人の妻を呼ぶ言い方。奥方[愁]。④「東北地方」の古い呼び方。みちのく。[「―の細道」] **日【置く】** [国]ものをある場所にすえる。まおくた、設置する。もうける。「机を真ん中に―」「専門委員会を―」②人やものを残してくる。「郷里に家族を―」③時間をあける。「なか四日―」「間を―」「冷却期間を―」④終わりにする。「筆を―」▽「筆を置く」は「擱く」とも書く。⑤やとう。「秘書を―」◎同居させる。「下宿人を―」◎露[っゅ]や霜[しも]が降りる。「霜が―」①〈補助〉[「〜ておく」の形で』①そのままにする。「しばらくほうって―」「窓をあけて―」②前もって…する。「練習して―」「耳に入れて―」 **目【措く】** [国]わきに置く。やめる。「感嘆[愆]―あたわず」②「おいて」 **おくがい【屋外】** [图]建物の外。アウトドア。[関]戸外 屋内 **おくがき【奥書】** [图]⊕書物の最終部分に、発行年月日や著者名などをしるしたもの。▽もと、写本についていうことば。②公用文で、記載[さい]の事実が正しいことを証明するために書いた文章。 **おくがた【奥方】** [图]身分の高い人の妻を敬った言い方。夫人。おくさま。 **おくぎ【奥義】** [图]↓「おうぎ」 **おくさま【奥様】** [图]他人の妻をていねいにいう言い方。[「となりの―」]令夫人・御内儀[ないき] **おくさん【奥さん】** [图]他人の妻を親しんでいう言い方。 **おぐし【お髪】** [图]他人の髪の毛をていねいにいう言い方。[「きれいな―ですこと」]▽もと、貴人の髪の毛を敬っていうことば。「―上げ」 **おくじょう【屋上】** [图]屋根の上。ビルなどの最上部のたいらなところ。[「―ビアガーデン」] >屋上屋[く]を架かす むだなことをするたとえ。 **おくじょちゅう【奥女中】** [图]江戸時代、将軍や大名[びり]家の奥向[くき]に仕えた婦人。御殿女中。 **おくする【×臆する】** [研変]おどおどする。気おくれする。[「―ことなく堂々とふるまう」] **おくせつ【憶説・×臆説】** [图]いいかげんな推測による情報。[「さまざまな―が乱れとぶ」] **おくそく【憶測・×臆測】** [图]函確かな根拠[説の]ない、自分勝手でいいかげんな想像。あて推量。「ただの―にすぎない」 >つかいわけ」→「推し量る」を見よ。 **おくそこ【奥底】** [图]いちばん奥のかくされたところ。[「心のー」] **オクターブ** [图]音階で、たとえばドから次のドまでのような、八度へだたった音。その音程。▽八番目という意味から。[| octave] **オクタヴィアヌス** [人名]前六三—後一四年。ローマ帝国の初代皇帝。シーザーの養子。クレオパトラと結んで対立していたアントニウスを破り、「アウグストゥス(=尊厳者)」の尊称[』]を受け、帝政をしいて、ローマに平和と繁栄[説]をもたらした。オクタビアヌス。[|Octavianus] **おくだん【憶断・×臆断】** [图]下[忍]不確かな想像で、ものごとをきめること。[「―をつつしみたまえ」] **オクタンか【オクタン価】** [图]ガソリンの異常燃焼を起こしにくい性質をあらわす基準数値。数値が大きいほど質がいい。 **おくち【奥地】** [图]海岸や都市から遠くはなれていて、内陸にはいった土地。「アフリカのー」 **おくづけ【奥付】** [图]出版物のいちばん最後の、著者・発行者・発行年月日などが印刷されたところ。 **おくて【奥手・晩〝生】** [图]田野菜やくだもので、生長・成熟のおそいもの。▽イネの場合だけ「晩稲」と書く。②心やからだの成長がおそくて子供っぽい人。[「うちの子は―だから」]わせ **おくでん【奥伝】** [图]師匠[しょう]などから、その道の奥義を伝授されること。奥許し。 **おくない【屋内】** [图]建物の中。家の中。[「―競技場」]屋外 **おくに【お国】** [图]①他人の母国・出身地のていねいな言い方。[「―はどちらですか」] ②いなか。郷里。また、地方。[「―ことば」「―自慢麦」] **おくにいり【お国入り】** [图]函代議士などが故郷や出身地などにもどること。▽もと、領主が自分の領地に、また武士が主君の領地におもむくこと。 **おくにかぶき【×阿国歌舞伎】** [图]一六〇〇年ごろ、出雲阿国[に]。がはじめたおどりや演劇。はでな服装の女性が演じた。のちに歌舞伎に発展した。 **おになまり【お国×訛り】** [图]その地方独特の発音やアクセント。方言。 **おくのいん【奥の院】** [国]寺院の本堂より奥にあって、本尊[び]などを安置してある堂。▽広く、だいじな場所もいう。 **おくのて【奥の手】** [图]ふだんは見せないとっておきの手段や方法。[「―を見せる」] [類]切り札[なだ] **おくのほそみち【奥の細道】** [一七〇二年]。松尾芭蕉[いり]の作。江戸[以]を出て奥羽・北陸を経て大垣[鶴]に着くまでの紀行文。一卷。 **おくば【奥歯】** [图]口の奥のほうにある歯。臼歯[ゅっ]など。 >奥歯に物が挟まったよう 何かかくしているようなものの言いかた。「―な口ぶり」 **おくびにも出さない** ほんの少しでも口に出して言わない。▽「おくび」は、げっぷのこと。 **おくびょう【×臆病】** [图形画]ひどく小さなことでもびくびくすること。小心[点], >臆病風に吹かれる 臆病な気持ちが起こる。[圏]臆病風を吹かす <160> **おくぶかい** **おくぶかい【奥深い】** [圏]の奥まで続いている。[「―森」「一座敷き」] ②意味が深い。[「―経典のことば」] [圏]深遠 **おくまる【奥まる】** [国]奥深くなる。[「奥まった部屋ち入るな」] **おくまん【億万】** [图]非常に数量の多いこと。[「―長者」「一年」] **おくむき【奥向き】** [图]家の奥の方。また、家庭生活に関することや、その方面の仕事。[「―のことにた」] **おくめんもなく【×臆面もなく】** 気後れしたり、おどおどしたりするようすがなく。ずうずうしく。[「―やってのけた」「―うそをつく」] **おくゆかしい 【奥ゆかしい】** [圏]上品で深い心づかいが感じられて、ひきつけられる。[「―女性」]▽「奥床しい」とも当てる。 **おくゆき【奥行き】** [图]●おもてから奥までの距離[り]。[「この家は―がある」「たんすの―」] ②人がらや知識・考えなどの深さ。[「―の深い学問」] **おくら【お蔵・お倉】** [图]できあがっても発表しないでしまっておくこと。[「―入ぃりの映画」] >お蔵にする 予定していた芝居や映画などの公開を中止する。▽広く、企画・計画してきたことをとりやめにする意味でもいう。 **おぐらあん【小倉餡】** [图]あずきつぶの入ったあん。おぐら。 **おくらせる【遅らせる】** [下□]おくれるようにする。おくらす。[「出発を―」「時計をわざとー」] **おぐらひゃくにんいっしゅ【小倉百人一首】** [一二三五年]。藤原定家[ごと]の撰だといわれる。天智天皇から順徳天皇の時代までの、一〇○人の歌人の秀歌各一首を選んだもの。近世以降は歌がるた[ま]に広まっていた「百人一首」と **おくり【送り】** [图]◎見送ること。î迎え ②送りとどけること。「―主[ゃこ]」③他〈回すこと。「検察庁―」「順送りおおかみ【送り×狼】** [图]若い女性を、親切をよそおって送るふりをし、誘惑しようとする男。 **おくりがな【送り仮名】** [图]田漢字の読みかたをわかりやすくするために、漢字の下に付けるかな。たとえば、「細い」は「ほそい」、「細かい」は「こまかい」と読むように、送りがなによって読みかたがきまる。②漢文で、漢字の右下にそえる活用語尾や助詞・助動詞のかたかな。すてがな。▽ふつう、活用のある語については活用語尾からおくる。 **おくりこむ【送り込む】** [国]人やものを送って、目的の場所に届ける。また、ある目的で人をはいりこませる。[「救援[瑟隊]を―」「スパイをー」] **おくりじょう【送り状】** [图]荷物を送るとき、その内容を書いて付ける書状。 **おくりだす【送り出す】** [国]●出ていく人を送る。また、卒業生を出す。「客を玄関から―」②すもうで、相手の背中をおして土俵の外に出す。 **おくりつける【送り付ける】** [下一]方的に送りとどける。[「請求[獣’]書を―」] **おくりな【贈り名・×諡】** [图]人の死後、その人の生前のおこないをたたえておくる名。諡号[り]。たとえば、弘法大師は、空海のおくり名。 **おくりび【送り火】** [图]盆[だ]の最後の日に、先祖のたましいを送りかえすためにたく火。京都の「大文字[咲]」の送り火が有名。迎え火 **おくりむかえ【送り迎え】** [图]下[忍]人が出かける(帰る)のを送って行き、帰る(来る)のをむかえに行くこと。[「保育園の 」] **おくりもの【贈り物】** [图]祝いのときなどにおくる品。プレゼント。[「クリスマスのー」] >つかいわけ」→「進物」を見よ。 **おくる日送る** [国]人やものをはなれた[―」]②去っていく人につきそっていく。「駅まで―」③時を過ごす。「歳月がを―」④順番に移す。「三行を次ページに」⑤送りがなを付ける。 **目【贈る】** [国]⊕感謝や愛情などの気持ちをあらわすために、かねや品物をわたす。「花束を―」②称号や官位などを授[き]ずける。「勲章に[いっ]を―」 **おくるみ【お包み】** [图]寒さを防ぐため、赤んぼうを服の上からくるむもの。 **おくれげ【後れ毛】** [图]女性が髪[かぁ]を結ったとき、生えぎわのあたりでほつれたり、垂れたりしたもの。おくれがみ。 **おくればせ【後れ、馳せ】** [图]おくれてかけつけること。時機におくれること。[「―ながらご報告します」] **日【遅れる】** [下]時間にまにあわなくなる。きまった時刻よりおそくなる。「学校に―」「列車が―」「完成が―」②進行がおそくなっていく。「時計が―」 **目【後れる】** [下]他に比べてあとになる。とり残される。[「出発が―」「知能が―」「流行に―」]▽親しい人が死んで、あとに一人残されるという意味で使われることもある。死に別れる。先立たれる。「妻に―」 >おくれ(後れ)を取る 競争相手に負ける。さきをこされる。 **おけ【×桶】** [图]細長い板を並べ、まわりを「たが」で巻き、底をつけた円筒[甃]形の入れもの。かぞえ方[荷が] **おけはざまのたたかい【×桶。狭間の戦い】** [图]一五六〇年、織田信長[銭なが]が、今川義元を桶狭間(愛知県)で破った戦い。駿河[》]から勢力の拡大をはかる義元は、上洛[態]を目ざして尾張[替]をせめたが、信長の急襲[5]を受けて敗死した。 **おけら【×螻蛄】** [图]①☆↓「けら①」②一文[総]なしになること。俗[な]言い方。 **おける【×於ける】** [【「~における」の形で】]①…での。・にある。・・・の場合の。[「日本に―教育」] ②…に関しての。…に対する。「人生に―意味」 **おこ【痴・×鳥×滸・尾×籠】** [图形動]ばかげたこと。おろかなようす。[「―の沙汰」] **おこえがかり【お声掛かり】** [图]力のある人の口[ぞ] <161> **おさえる**えや紹介。[「社長の―」] **おこがましい【痴がましい・×鳥×滸がましい】** [囲]の行動が、身のほどをわきまえず生意気だ。出すぎている。「―言いかたですが」[類]さしでがましい ◎笑いをさそうようで、ばかげている。「―話」[圏]おろかしい **おこげ【お焦げ】** [图]釜[かま]などにこげついためし。 **おこし【お越し】** [图]「行く」「来る」ことの敬った言い方。「おいで」よりも敬意が高い。[「またの―をお待ちします」] **おこし【×炬×敉】** [图]もち米やアワを蒸[ぇ]し、いって、水あめと砂糖で固めた菓子[ぃ]。 **日【起こす】** [国]●横になっているものを立ておこする。[「からだを―」]↔倒[だぁ]す ②目を覚まさせる。「六時に―」「ねた子を―」③発生させる。「問題を―」「事件を―」④地面をほりかえす。「畑を―」⑤新しく始める。つくる。「文章を―」「会社を―」 **日【興す】** [国]盛んにする。「国を―(←興国)」「産業を―(←興業)」「家を―」 **おこす【×熾す】** [国]炭などの火を赤く燃えさせる。「炭火を―」 **おこぜ【×騰・×虎《魚】** [图]カサゴ目の海魚。とくにオニオコゼ。背びれに毒のとげがあり、形はぶかっこだが味はいい。 **おごそか【厳か】** [形動]威厳があって近寄りにくいようす。[「―な儀式[びき]」] [圏]厳粛・荘重[好いう] **おこそずきん【お〝高祖頭×巾】** [图]目のほかは顔が全部かくれるずきん。昔の女性が外出用にした。 **おこたる【怠る】** [国]やるべきことをしていないる。いつもの調子を落とす。ずるける。「練習をー」 >古語 古語では、「おこ」はものごとがきちんと進行することだった。「たる」は「垂れさがる」「とまってしまう」ということだから進行が止まる意味にも使い、「病気がよくなることも意味した。「悩[なゃ]みわたるがおこたりぬるも、うれし(=ずっと病気だったのが快復したのもうれしい)」(枕草子)。 **おことてん【ヲコト点・×乎古“止点】** [国画]↓「をことてん」 **おこない【行い】** [图]日生活上の動作やふるまい。また、品行[災]。素行[”]。「―を改める」②仏道を修行すること。また、仏事をおこなうこと。 **おこないすます【行い澄ます】** [国]まじめらしく神妙にふるまう。とりすます。きどる。▽いましめを守り、仏道修行[”]にはげむという意味から。 **おこなう【行う】** [国]何かをすること。「する」の形式ばった言い方。「式典を―」 >古語≪おこなふ》古語では、仏教の行事や修行[い]・勤行[数り]などのように形式どおりにするという意味で使うことが多い。 **おこなわれる「行われる】** [下口]のきまったやりかたで行為がなされる。実施[にっ]される。「テストがー」②世の中で広く使われる。ひろまる。「世に―風習」 **おこのみやき【お好み焼き】** [图]小麦粉を水にとき、好みの材料を加えて、鉄板の上で焼きながら食べる料理。 **おこぼれ【お、零れ】** [图]こぼれおちたもの。あまり。また、たくさんあるものの中からあたえられた、ごくわずかな利益。[「―にあずかる」] **おこり【起こり】** [图]ものごとの始まり。もと。原因。「地名の―」 **おごり日【×奢り】** [图](あまり豊かでないのに)自分のかねで他人にごちそうすること。[「きょうはぼくのーだ」] ②ぜいたくをすること。[「―をきわめる」] [類]奢侈[しゃ] **目【×傲り・×驕り】** [图]思いあがって、勝手[ぃっ]なふるまいをすること。[「―の態度」] [類]驕慢[きよう] **おこりじょうご 【怒り上戸】** [图]酒に酔[よう]とおこりっぽくなるたち。また、その人。 **おこる【怒る】** [国]①腹を立てる。[「―とこわい人」] ②しかる。「父に怒られた」▼「熾[ょこ]る」と同源で、炭火がおこるような活力があるということ。 >つかいわけ」→「しかる」を見よ。 **日【起こる】** [国]はじまる。発生する。「反乱が―」「竜巻が―」「持病が―」 **目【興る】** [国]盛んになる。「国が―(←興国)」↔滅[ほろ]びる **おごる日【×奢る】** [国]ぜいたくをする。「口が―」②自分のかねで、人にごちそうする。「食事を―」 **目【×驕る】** [国]自分はえらいものだと思いこんだ態度をとる。わがままにふるまう。「―平家は久しからず」 **おこわ【お。強】** [图]もち米を蒸[ぃ]してつくる、こわめし。アズキを入れた赤飯[賤]など。▽「こわ」は、かたいものという意味。 **おさ【『長】** [图]集落などを支配する人。かしら。古い言い方。[「村の―」] **おさえ日「押さえ】** [園]おす力を加えて動くもので飛ばないように石を―にする」 **目【抑え】** [图]勝手[ぃっ]なことができないようにすること。支配力。[「他への―がきかない」] ②相手の反撃[数]を防ぐこと。[「―のピッチャー」] **おさえつける【押さえ付ける・抑え付ける】** [下□]①力や重しで強くおさえる。動かないようにおさえる。②言論や行動を自由にさせないようにする。「反対派の要求を―」 **おさえるい【押さえる】** [下□]おしつけて動かないようにする。[「重しでー」] ②手やものをあててふさぐ。[「耳を―」「傷口を―」] ③自由にできないようにする。「財産を―」④しっかりとつかむ。にぎる。「証拠[しょう]を―」「ポイントをー」⑤つかまえる。「犯人を―」 **目【抑える】** [下]勢いをくいとめる。おしとどめ <162> **おさおさ**る。「インフレを―」「攻撃[ち]を―」②自由にさせないようにする。[「まわりの発言を―」] ③がまんする。「なみだを―」「いかりを―」④一定のわくをこえないようにする。[「一〇ページに―」「塩けを―」] >つかいわけ 押す・押さえる || 「押す」は、力を加えてものを手前から向こうへ移動させること。「自転車を押す」。「押さえる」は、相手の動く力に応じる力を加えて相手の動きを止めること。「風で飛ばないように帽子を押さえる」。▽押さえるための力は、相手の力が大きければこちらも大きい力を出す。 **おさおさ** [剛] [「おさおさ〜ない」などの形で]どんな点から見ても・・・でない。ほとんど・・・ない。[「用意―おこたりなし」「―おとらぬ仕上がり」] [圏]ほとんど・少し **おさかべしんのう【忍壁親王・刑部親王】** [色]?[7]-七〇五年。天武[妖]天皇の皇子。壬申の乱で活躍。文武[雙]天皇の命を受け、藤原不比等[ごらの]らと「大宝律令」を制定した。 **おさがり【お下がり】** [图]神仏の供えものをとりさげたもの。また、客に出した食べものの残り。②年上の人からもらった、使いふるしの品物。おふる。[「兄の―でまにあわせる」] **おざき かずお【尾崎一雄】** [人名]一八九九―一九八三年。昭和期の小説家。三重県生まれ。志賀直哉に師事。芥川賞受賞作「暢気眼鏡」や「虫のいろいろ」などの私小説を書いた。 **おざきこうよう【尾崎紅葉】** [名]一八六七—一九○三年。明治期の小説家。東京生まれ。本名は徳太郎。山田美妙[縒り]らと硯友社を結成し、写実的な作品を残した。出世[ゅっ]作「二人比丘尼色懺悔[がん]」のほか、「多情多恨,」「金色夜叉べ」など。 **おざき ほうさい【尾崎放哉】** [人名]一八八五—1九二六年。大正期の俳人。鳥取県生まれ。本名は秀雄[で]。口語体の自由律俳句を詠[ょん]だ。句集「大空」など。 **おさきぼう(お先棒)を担かっぐ** 軽がるしく人の手さきになって動く。[「調子に乗って―」] **おさきまっくら【お先真っ暗】** [形動]将来の見通しが全然つかないこと。 **おざき ゆきお【尾崎行雄】** [入名]一八五八一一九五四年。明治から昭和期の政治家。相模[さがみ]生まれ。第一回総選挙以来、連続して二五回衆議院議員に当選し、文相や法相などを歴任、政党政治家の代表的存在となった。 **おさげ【お下げ】** [图]少女の髪[か]みの結[ゅ]いかた。左右に分け、編んで両かたに垂らす。「一髪」 **おざしき(お座敷)がかかる** さそわれる。まねかれる。▽芸人などが宴席[数]に呼ばれることから。 **おさだまり【お定まり】** [图]いつもきまってすること。おきまり。[「―の長いあいさつ」]▽やや皮肉まじりにいう。 **おさと(お里)が知れる** 言動などから、生まれや育ちが大したものではないとわかる。 **おさない【幼い】** [囲]年が少ない。[「―子」] [類]幼少 ②未熟で考えがたりない。子供っぽい。[「―やりかた」]幼稚 **おさないかおる【小山内薫】** [人名]一八八一-一九二八年。明治・大正期の演出家・劇作家。広島県生まれ。二世市川左団次[っと]自由劇場を創立。一九二四年には土方与志[じょぇ]と築地小劇場を設立、多数の西洋翻訳[機]劇を上演し、新劇の基礎を築いた。また、日本最初のトーキー「黎明[然]」をつくった。戯曲[だよく]「息子」など。 **おさなご【幼子】** [图]幼い子供。幼児。[「――のようなつぶらな目」] **おさなごころ【幼心】** [图]まだ理解力や判断力のない子供の心。[「―にも忘れない」] **おさななじみ【幼馴染み】** [图]子供のころ親しくしていた人。[邇]竹馬[咲く]の友・幼友達 **おざなり【お座成り・お座、形】** [图形動]その場のがれ。いいかげんなこと。[「―にする」「―な仕事」] **おさまり【収まり】** [图]①ものごとのきまりがつくこと。[「やっとーがつく」] ②もののはいりぐあい。おちつき。「―が悪い」 **おさまる□【収まる】** [国]いつもの整った状態になる。[「争いが―」「腹の虫が収まらない」] ②はいるべきところにはいる。「倉庫に―」「→元のさやに―」 **目【納まる】** [国]つくべき地位について安定する。「社長のいすにー」 **■【治まる】** [国]政治がうまくおこなわれて平和になる。[「よく治まった世(←治世)」] ②苦しみや痛みなどがなくなる。「足の痛みが―」 **回【修まる】** [国]悪いおこないがやんで、社会の秩序[砦]に従うようになる。「素行が―」 **おさむい【お寒い】** [圏]情けないほど貧弱なようす。また、たよりなく心細いようす。[「理念からは程遠い、―教育現場だ」「給料日前で、ふところが―」] **おさめる日【収める】** [下]入れるべきところに入れる。「蔵[くら]に―(↑収蔵)」「全集に―」「録画に―(↑収録)」②自分のものにする。「手中に―」「利益を―(1収益)」③予定したとおりの結果をえる。「成功を―」「好成績を―(←納税)」「注文の品を―(←納品)」 **目【納める】** [下]かねや品物などをきまりや約束のとおりにわたす。「税金を―(←納税)」「注文の品を―(←納品)」②もとの安定した状態にする。「いかりを―」③しまう。「胸中に―」 **目【治める】** [下□]◎支配する。「国を―(←治国)」②しずめる。「乱を―」 **回【修める】** [下□]①学問や技術を身につける。「学業を―(←修業)」②おこないを正しくする。「身を―(←修身)」 <163> **おしこむ** **おさらい【お×浚い】** [图]①習ったことを忘れないように、くりかえしやってみること。復習。②おどりなどの芸ごとで、師匠[い]ように習ったことを演じる発表会。温習会。 **おさらば** [圏图]」①〈感〉「さらば」のていねいな言い方。別れのあいさつに言う。①〈名・スル〉別れること。おわかれ。[「やっと―できる」「この世と―する」] **おさんじ【お三時】** [图]午後三時ごろの間食。おやつ。 **おさんどん** [图]①おてつだいさん。②台所仕事。炊事[に]。[「毎日の―はたいへんだ」] **おし【押し・“圧し】** [图]圈語①〈名〉☉力を出してものをおすこと。②おもし。[「つけものの―」] ③どんどんおしていく力。[「―がきく」] ④あくまでも自分の意見を通すやりかた。[「―が強い」] [시스]⑤すもうで、両手でおすわざ。「はずー」「つき―」①〈造語〉[「おし〜」の形で』①しいて…する。むりに…する。「―かける」「―こめる」「―通す」「―売[り]」②下のことばの意味を強める。「―だまる」「―つまる」「―殺す」 >押しの一手 目的に向かって強引に、自分の思いを通そうとすること。「―でせまる」 **おし【×啞】** [图]ものが言えないこと。 **おじ【伯父・叔父】** [图]父母の男のきょうだい。[伯母ぁば]・[叔母ぁば]父母の兄は「伯父」、弟は「叔父」と書く。常用漢字表付表の語。 **おしあいへしあい【押し合い、圧し合い】** [图]大勢の人々がおしあって混雑すること。 **おしい【惜しい】** [圏]たいせつなものを失ったり、むだにしたりしたくない。[「時間が―」「―人を亡くした」] [関]もったいない ②少しのところで思いどおりにならなくて、くやしく思うようす。[「惜しくも敗れた」「今のシュートは惜しかった」]残念 **おじいさん日【お祖父さん】** [图]祖父を親しん[する]。で呼びかけるときのことば。おばあさん▽他人に言うときには「祖父[録]」という。 **目【お×爺さん】** [图]よその年をとった男の人を親しみをこめて呼ぶことば。おばあさん **おしいただく【押し頂く・押し×戴く】** [国]ありがたいという気持ちをあらわして、頭上にものをささげもつこと。[「賞状を―」] **おしいる【押し入る】** [国]むりにはいる。「強盗が―」 **おしいれ【押し入れ】** [图]日本間[まで]、ふすまや戸のついた、ふとんや道具などをしまうところ。 **おしうり【押し売り】** [图]「三強引に売りつけること。また、その人。「―お断り」▽むりにおしつけることをたとえてもいう。「親切の―」 **おしえ【押し絵】** [图]人物や花鳥などの形を厚紙[勢]でかたどり、羽子板[ど]などにはりつけたもの。 **おしえ【教え】** [图]教えること。教育。学問。また、教える内容。教訓。教義。[「キリストの―」] **おしえご【教え子】** [图]教えた生徒。でし。 **おしえる【教える】** [下□]◎知識や技術を身につけさせるようにする。「歴史を―」②知っていることを、人に伝える。「道順を―」③教訓をあたえ、いましめる。「人の道を―」「負うた子に教えられる」 >教えるは学ぶの半ば 人に教えることは、半分は自分の勉強になる。 **おしおき【お仕置き】** [图]「子供のいたずらやあやまちを、こらしめること。[「―を受ける」] **おしかくす【押し隠す】** [国]ひたすらかくそうとする。むりをしてかくす。 **おしかけにょうぼう【押し掛け女房】** [图]男性のもとにおしかけていき、むりやり妻になった女性。 **おしかける【押し掛ける】** [下□]◎大勢の人がどっと集まる。「見物人が―」②招かれないのに、勝手[ぃっ]に出かける。 **おしがる【惜しがる】** [国]おしいと思う。おしそうにする。 **おしき【“折敷】** [图]食器などをのせる、ふちのついたヒノキのうす板製の角盆[窓]や隅切り盆(=四すみを切りおとした形の角盆)。足付き折敷・そば折敷・山折敷など。 **おじき【伯父貴・叔父貴】** [图]「おじ」を尊敬、または親しんで呼ぶことば。▽両親より年上の場合は「伯父貴」、年下の場合は「叔父貴」と書く。 **おじぎ【お辞儀】** [图]乏頭を下げ、こしをかがめる礼。尊敬や感謝の気持ちをあらわす。 **おしきせ【お仕着せ・お。為着せ】** [图]目上の人からあたえられたもの。型どおりのもの。[「―の規則」]▽昔、季節に応じて主人が使用人に衣服をあたえたことから。 **おしきる【押し切る】** [国]むりやりに自分の主張を通す。[「親の反対を―」] **おしくも【惜しくも】** [画]残念にも。残念ながら。[「―一点差で負けた」「―亡くなってしまった」] **おしくらまんじゅう【押し、競×饅頭】** [图]子供たちがかたまって、たがいにおしあう遊び。おしくら。おしっくら。 **おじけ【怖じ気】** [图]事にあう前から恐ろしいと思いこむ気持ち。恐怖心。おぞけ。[「―をふるう」] **おじけづく【『怖じ気付く】** [国]こわくなってしりごみする。おじける。[「おどかされて―」] **おしげ(惜しげ)もなく** 失うのを残念に思っているようすもなく。[「―捨てる」] **おじける【怖じける】** [下□]身がすくむほどおそろしいと思う。こわくてしりごみする。おじけづく。 >つかいわけ」→「恐れる」を見よ。 **おしこみ【押し込み】** [国]人の家におし入って金品をうばいとること。[「―強盗」] ②おしいれ。とだな。 **おしこむ【押し込む】** [国]●むりに中に入れる。つめこむ。「ポケットに―」②強盗にはいる。 <164> **おしこめる** **おしこめる【押し込める】** [下]むりに中に入れる。[「たんすに―」] ②人を室内にとじこめて、外へ出さないようにする。「納屋に―」[類]監禁する **おじさん日【伯父さん・叔父さん】** [图]「おじ」を親しんで呼びかけるときのことば。おばさん ▽他人に言うときには「おじ」という。 **【小父さん】** [图]よその中年以上の男性を親しみをこめて呼ぶことば。[「管理人の―」]→おばさん **おしずし 【押し×鮨】** [图]箱形の器[ぅっゃ]にすしめしをつめ、上に魚肉などをのせておしかためたもの。はこずし。大阪ずし。 **おしすすめる【推し進める】** [下」]ものごとを積極的に おこなう。推進する。[「ダムの建設を―」] **おしずもう【押し相撲】** [图]相手をおしてせめていくすもう。四つ相撲 **おしせまる【押し迫る】** [国]いよいよまぢかになる。「年の瀬も―」 **おしたじ【お下地】** [图]しょうゆ。また、にもののつゆ。▽「下味[殻]」の意味。多く、女性が使う。 **おしだし【押し出し】** [图]◎おして出すこと。とくにすもうで、相手を土俵の外におしだすわざ。②野球で、満塁のとき、フォアボールかデッドボールで三塁走者がホームインすること。③人前に出たときに、他人にあえる全体的な印象。[「彼は―が[りっ]ぱだ」] [類]恰幅 **おしだす【押し出す】** [国]●おして中のものを外へ出す。「一気に土俵の外に―」②大勢で出かける。[類]繰り出す **おしたてる【押し立てる】** [下]勢いよく立てる。[「前面に―」] ②推挙する。「会長に―」 **おしだまる【押し黙る】** [国]なにもしゃべらず、じっとだまったままでいる。 **おしちや【お七夜】** [图]子供が生まれて七日目の夜。また、その夜する、名づけの祝い。 **おしつけがましい【押し付けがましい】** [圏]相手の状態にかまわず、自分の考えややりかたをむりにおしつける感じがしていやだ。[「―親切」] **おしつける【押し付ける】** [下□]◎強くおさえつける。[「地面に相手を―」] むりやり仕事や責任を負わせる。「大会役員を―」③むりに受けとるようにさせる。また、むりに買わせる。「高価な指輪を―」 **おしつまる 【押し詰まる】** [国]ぐっと年末が近づく。[「ことしもいよいよ押し詰まった」]▽余裕がない感じ。 **おして【押して】** [副]障害を排除[認]して積極的におこなうようす。[「風邪[かぜ]を―出席する」「風雨を―決行する」] [類]むりに >おして(推して)知~るべし 少し想像すればすぐにわかるはずだ。「こう遊んでばかりいるのでは、テストの結果は―だ」 **おしとおす【押し通す】** [国]自分の考えややりかたを、最後までつらぬく。[「主張を―」] **おしとどめる【押し。止める】** [下]相手のことばや動作をおさえてとめる。 **おしどり【×鴛鴦】** [图]カモ科の水鳥。おすは、だいだい色のかざり羽をもつ。古くは「おし」とも。▽オシドリのように仲がよくて、いつもいっしょにいるような夫婦をたとえてもいう。「―夫婦」 **おしなべて【押し。並べて】** [■]すべて同じように。「今回は―みな成績がいい」[圏]総じて **おしのける【押し、退ける】** [下□]おして他の場所にどける。また、強引におしやる。 **おしのび【お忍び】** [图]身分の高い人が、身分をかくしてこっそり外出すること。[「―の旅」] **おしはかる【推し量る】** [国]あることをもとにして、他のことの見当をつける。 >つかいわけ推測・推量・推察・推理ほか || どれも「おしはかる」意味だが、「推測」は、経験やデータなどをもとにして見当をつけること。「事故の原因を推測する」。「推量」「推察」は、事情や相手の心中をおしはかること。「彼の胸中を推量する」。とくに論理的におしはかる場合は、「推理」「推論」を使う。「推定」は、推理して結論づけること。「死亡推定時刻」。「憶測」は、確かなデータがない、不確かな推測。「憶測でものを言ってはいけない」。 **おしばな【押し花】** [图]標本などにするために、花を紙のあいだにはさんで重しをかけ、乾燥させたもの。[類]押し葉 **おしひろめる【押し広める】** [下□]広くゆきわたら **おしべ【雄×蕊】** [图]種子植物の花びらの中にある、せる。ひろめる。「仏教を―」粉をつくる器官。花粉を包む葯[ゃく]と、それを支える花糸[ぃと]からできている。雌しべ **おしぼり【お絞り】** [图]顔や手をふくために客に出す、手ぬぐいやタオルを湯や水につけてしぼったもの。おてふき。 **おしまい【お終い】** [图]①おわり。[「これでーにする」] ものごとがだめになること。[「失敗したら―だ」] **おしまくる【押し×捲る】** [国]一方的におす。おして相手を圧倒する。 **おしむ【惜しむ】** [国]もっているものをなくさないようにと、だいじにする。「名を―」②残念に思う。「別れを―」労力を使うのをいやがる。「努力を―な」▽多く、「惜しまない(惜しまず)」の否定形で、「大いに・・・する」という意味で使われる。「骨身[』]を惜しまない」 **おしむぎ【押し麦】** [图]蒸したオオムギをおしつぶし、平たくして乾燥したもの。米と混ぜてたく。 **おしむらくは【惜しむらくは】** おしいことには。残念なことには。[「優秀な子だが、―からだが弱い」]▽ただ一つの欠点を挙げるときなどに使う。文章語。 **おしめ【×襁褓】** [图]赤んぼうのしりにあてて、大小便を受ける布や紙。おむつ。[「―カバー」] [圏]むつき <165> **おせいぼ** **おしめり【お湿り】** [图]適度な降雨。[「いい―ですね」]」 **おしもんどう【押し問答】** [图]「たがいに主張をゆずらず、言いあらそうこと。[「―をくりかえす」] **おじや** [图]雑炊[だら]。 **おしゃか** [圀]つくりそこない。不良品。[「―ーが出る」] >おしゃかになる ものごとがだめになる。使いものにならなくなる。 **おしゃかさま【お〝釈迦様】** [图]「釈迦」を敬った言い方。[「―でもご存じあるまい(=だれ一人知らないS)」] **おしゃく【お酌】** [图]函①〈名・スル「しゃく」のていねいな言い方。さかずきに酒をつぐこと。①〈名〉酌をする女性。酌婦[ゃく]。 **おしゃぶり** [图]赤んぼうに持たせてしゃぶらせるおもちゃ。 **おしゃべり** [图]「凸形動①〈名・スル〉友達などと気楽に雑談すること。①〈名・形動〉口数が多く、何でも人に話してしまうこと。また、口数の多い人。[園]多弁 **おしゃま** [图形動]年のわりにおとなびてませていること。また、そのような少女。 **おしゃれ【お洒落】** [图形動]服装や化粧[ょう]などに気をつかい、自分を美しく見せようとすること。また、その人。[「―したい年ごろ」] [類]おめかし **おじゃん** [图]せっかくの計画がだめになること。あてがはずれること。俗[ぞく]な言い方。「―になる」▽「じゃん」は、鎮火[焼]を知らせる半鐘[ん”]の音。 **おじゅう【お重】** [图]重箱。[「―につめる」] **おしょう【和尚】** [图]寺の住職。僧[そう]。おぼうさん。▽もと、禅宗のことば。天台宗では「かしょう」、真言宗などでは「わじょう」と読む。 **おじょうさん【お嬢さん】** [图]女の子や、他人の娘[じまぁ]を敬って呼ぶことば。②苦労しないで育った、世間[だ]知らずの女性。[「―育ち」] [類] 箱入り娘お坊っちゃん **おじょうず【お上手】** [图形動]①〈名・形動〉「じょうず」のていねいな言い方。「あんよは―」①〈名〉おせじ。「―を言う」 **おしょく【汚職】** [图]政治家や役人などが職権や地位を利用して、わいろをとるなどの不正な行為をすること。[「―事件」] **おじょく【汚辱】** [图]名誉、などをけがし、はじをかかせること。はずかしめ。はじ。[「―にまみれる」] [圏]恥辱[ちよく] **おしよせる【押し寄せる】** [下]多くの人やものが一度にやってくる。殺到する。[「敵が―」] **おしろい【白粉】** [图]化粧[ぃよう]のために顔などにぬる白い粉。▽「お白い」の意味。 **おしろいばな【白、粉花】** [图]オシロイバナ科の多年草。秋、黄・赤・白などの花が咲[き]く。球形の黒い実の中に白い粉(=胚乳[は歌う])がつまっている。 **オシログラフ** [图]電流や電圧などの時間的変化の速い現象を観察し、記録する装置。心電図などに使う。[| oscillograph] **おしんこ【お新香】** [图]ぬか・塩などでつけた野菜。つけもの。しんこ。おしんこう。 **おす【雄・×牡】** [图]動物で、精巣[誌]をもち精子をつくるもの。雌[ぁす] **おす日【押す】** [国]手前から向こうへ圧力を加える。[「ドアをー」]↔引く ②上から力や重みを加える。▽「圧す」とも書く。また、「印を押す」は「捺す」とも書く。③圧倒する。優位に立つ。「押しぎみに試合を進める」▽「圧す」とも書く。④さらに、確かめる。「念を―」「だめを―」⑤むりに何かをする。あえてする。「病を押して出席する」「反対を押して」◎「時間が押す」の形で」進行が予定の時間よりおくれている。◎↓「おし」 >つかいわけ」→「押さえる」を見よ。 **目【推す】** [国]その人を支持してすすめる。推薦[怠]する。「学級委員に―」②あることをもとにして、他のことを判断する。「雲の動きから推して、あすは晴れるだろう」「推して知るべし」 **おすい【汚水】** [图]家庭や工場などで使ったあとのきたないよごれた水。[「―処理場」] [團]廃水・下水 浄水[花], **おずおず【怖ず。怖ず】** [圓]相手をおそれたり、自信がなかったりして、動作がためらいがちなようす。「―そばに近づく」「―返事をする」[圏]おそるおそる・こわごわ **オスカー** [图]アメリカの映画賞であるアカデミー賞受賞者におくられる、金色の彫像[琲]。[| Oscar] **おすきやぼうず【お数寄屋坊主】** [图]江戸幕府で、茶の湯の儀式[びき]をあつかった坊主頭の役人。 **おすそわけ【お×裾分け】** [图]「忍」もらいものの一部を分けること。また、分けたもの。お福分け **おすべらかし** [图]平安時代ごろの貴婦人の正装のときの髪形[殺]。前髪[襞]を横に張り、もとどりを背後に長くすべらせて下げる。 **おすまし【お澄まし】** [图]女性や子供がとりすますこと。気どること。②すましじる。 **おすみつき【お墨付き】** [图]権威[ヅ]のある人からもらった許可や保証。[「社長の―をいただく」]▽もと、将軍や大名[びり]の署名と花押[り]のある書類のこと。 **オスロ**ノルウェーの首都。港湾都市として古くから栄えた。毎年一二月一〇日に、ノーベル平和賞の授与式がおこなわれる。[| Oslo] **オセアニア** [图]六大州の一つ。太平洋諸島・オーストラリア大陸・ニュージーランドからなる。大洋州。[一Oceania] **おせいぼ【お歳暮・“御歳暮】** [图]年末に、日ごろ世話になったお礼におくるもの。せいぼ。 >押しも押されもしない 実力があり、それをまわりに認められているようす。 >押すな押すな 大勢の人がさきを争って、「おすな、おすな」とさけぶほど混雑しているようす。「―の大盛況[いう]」 <166> **おせおせ【押せ押せ】**[図][日]仕事や用事などが重なり、予定がずれこんで、あとのものに影響[えいきょう]がおよぶこと。「仕事が―になる」②優位に立って、ものごとを進めること。「ームードの試合はこび」 **おせじ【お世辞】**[図]「せじ」のていねいな言い方。相手のきげんをとろうとして口さきだけでほめることば。「―がうまい」「―わらい」[圏]お追従[ついしょう] **おせちりょうり【お節料理】**[図]正月に特別につくる料理。きんとん・こぶ巻き・ごまめや、ニンジン・ゴボウ・レンコンの煮[に]しめなど。おせち。▽古くは節句につくる料理もさした。 **おせっかい【お節介】**[図][形][動]よけいな世話をすること。また、その人。「―を焼く」 **オセロ**[図]白と黒の円形の駒[こま]を、盤上[ばんじょう]で交互にはさみあって、相手の駒を自分の色に変え、駒の多さを競[きそ]うゲーム。オセロゲーム。▽商標名。[Othello] **オセロ**[Othello]一六○四年ごろ。イギリス、シェークスピアの戯曲[ぎきょく]。ムーア人の将軍オセロが妻を疑い、殺してしまうが、それが部下イアーゴの計略だったことを知り、自殺する。→「ハムレット」の▽も見よ。 **おせん【汚染】**[園]「水や空気などが、細菌[さいきん]・ガス・放射能など、有害なものでよごれること。また、よごすこと。「大気―」「環境[かんきょう]―」 **おぜんだて【お膳立て】**[図]「とうまくことがはこぶように、前もって準備をしておくこと。「会議の―をする」▽すぐに食事ができるように食卓[しょくたく]をととのえることから。 **おそい【遅い】**[圏]◎動きやはたらきに時間がかかる。「足が―」「計算が―」[圏]のろい ⇔速い ②はじめから終わりまでの、きまった時間の中で、終わりに近い。「夜遅く帰る」「―からもうねる」←早い ③そうすべき時刻や時機を過ぎている。まにあわない。「いまさら後悔しても―」「お礼が遅くなりまして」早い **遅かりし由良之助。** おくれて役に立たないこと。手おくれだ。▽歌舞伎[かぶき]の「仮名手本忠臣蔵[かなでほんちゅうしんぐら]。偽[にせ]乳」で、大星[おおぼし]由良之助が主君の切腹にまにあわなかったことから。 **おそう【襲う】**[国][田]急に相手にかぶさるようにして害などを加える。「台風が―」「敵を―」②とつぜん人の家などにおしかける。「友人宅を―」③あとをつぐ。「先代のあとを―」「名を―」▽「襲」は、かさねて着るという意味。 **おそうまれ【遅生まれ】**[図]四月二日から一二月三一日までのあいだに生まれること。また、その人。⇔早生まれ ▽日本の学校では、翌年の早生まれの人と同じ学年になる。 **おそかれはやかれ【遅かれ早かれ】**[圃]おそい早いのちがいはあっても、そのうち必ず。「―わかっていることだ」「―人は死ぬ」[圏]いつかは・早晩[そうばん] ▽「おそくはあれ、はやくはあれ」の変化した形。 **おそくとも【遅くとも】**[副]どんなにおそくなったとしても。「―あしたには届く」 **おそざき【遅咲き】**[図]ふつうの開花時期よりおくれて咲くこと。「―の桜」→早咲き ▽人よりおくれて才能を発揮した人を「―の花」などという。 **おそなえ【お供え】**[図][田]神仏に供えること。供えるもの。[圏]お供物[くもつ]②かがみもち。 **おそれ**[虞] 音は「グ」。うれえる。おもんぱかる。「憂真」おそれ 洪水の虞[おそれ] 虞美人草[ぐびじんそう] **おそまつ【お粗末】**[形動]↓「そまつ③」 **おそらく【恐らく】**[画] 『「おそらく〜~だろう」などの形で]ようすやなりゆきから想像して、たぶん…だろう。「わたしがあなたの立場でも―そうしただろう」[類]きっと・おおかた「「恐れることには」という意味。そうなるかもしれないと不安やためらいの気持ちでいうことが多い。 **おそるおそる【恐る恐る】**[画]こわいことが起こるのではないかと、ひどくおそれながら。「―箱を開ける」「―上司に申しでる」[類]こわごわ **おそるべき【恐るべき】**[連体]だれもが当然おそれるほどたいへんな。「―破壊力」 **おそるべきこどもたち【恐るべき子供たち】** 一九二九年。フランス、コクトーの小説。孤児[みなしご]である姉と弟のあいだに、少年と少女が同居して起こる愛憎[あいぞう]のもつれの悲劇的な結末をえがく。[Les Enfants Terribles] **おそれ【恐れ】**[図]こわいと思うこと。「―をいだく」「―をなす」[類]恐怖 **おそれ**[目]【×畏れ・恐れ】[図]神や身分の高い人などを敬い、近寄りがたく思う気持ち。「―多い」「―ながら(=恐縮ですが)」[圏]畏敬[いけい]・畏怖[いふ] ▽ふつう、かな書き。 **おそれ**[目]【真】**[図]悪いことになるのではないかという心配。「肺炎[はいえん]になる――がある」[圏]懸念[けねん] ▽ふつう、かな書き。 **おそれいる【恐れ入る・×畏れ入る】**[国]●相手があまりにもすぐれているので感心して降参する。まいる。「すばらしい演技で―」②相手にかけた迷惑[めいわく]をわびる気持ち、また、もったいないという気持ちをあらわす。「お待たせしまして、恐れ入ります」「いつもながらのお心づかい、恐れ入ります」[圏]痛み入る ③あきれる。「彼のワンマンぶりにはー」 **おそれおおい【×畏れ多い・恐れ多い】**[囲]◎力のある人や目上の人に対して、身のほどをわきまえず、失礼な感じがする。「口に出すのも―」[圏]申し <167> **おたまじゃ**訳ない ②目上の人に対して、ありがたくて心苦しい。「おそれおおくも、おいでいただく」[圏]もったいない **おそれる【恐れる】** [下□]◎とうてい自分の力がおよばないものや、ぶきみなもの、起こるかもしれない悪いことなどを緊張[さん]らしながら警戒[灬]する。「死を―」②心配する。気づかう。「冷害を―」▽「惧れる」とも書く。③神仏などに対する、敬う気持ちをあらわす。もったいないと思う。「神をも恐れぬ所業」▽「畏れる」とも書く。 >つかいわけ恐れる・おびえるほか || みな恐怖に関係しているが、「恐れる」は、心理的な反応や状態をいう。「おびえる」その他は、恐怖にともなう身体的な動きをあらわしている。「おびえる」は、恐ろしいことを予想してびくびくして からだが自由に動かなくなる。「こわがる」は、恐怖でからだがかたくこわばる。「おじける」は、恐ろしさに気力をなくしてしりごみするようすをいう。 **おそろしい 【恐ろしい】** [囲]⊕危険を感じてにげだしたくなる。おっかない。「地震に』は―」[類]怖[にゃ]い ②おどろくべきである。「自然の法則というものは―もので」③こわいほど程度がはなはだしい。「おそろしく寒い土地」[類]ひどい▽ふつう、かな書き。 **おそわる【教わる】** [国]他人から教えてもらう。「数学を―」 >つかいわけ」→「習う」を見よ。 **おそん【汚損】** [图]函よごれ、傷つくこと。また、そのよごれや傷。[「――箇所[ぃょ]を調べる」] **オゾン** [图]酸素原子が三つ結合した気体。かみなりの発生などによって生じる。特有のにおいがあり、消毒や漂白[ぃぅ]などに使う。[「大気中の―層」] [「ozone] **おだい【お代】** [图]「代金」のていねいな言い方。「―は済み」「―は見てのお帰り」 **おたいこ【お太鼓】** [图]太鼓の胴[どぅ]のようにふくらませた、女帯の結びかた。おたいこ結び。 **おだいもく【お題目】** [图]◎↓「だいもく③」②口で言うだけで、さっぱり実行できそうもないことがら。 >お題目を唱える できもしないことを言う。[圏]お題目を並べる **おたいらに【お平らに】** [圓]足をくずし、楽な座[ぁ]りかたをすすめるときにいうことば。「どうぞー」 **おたおた** [副]「」出来事に向かっていく気力をなくして、うろうろするようす。どうしていいかわからず、動けなくなるようす。[「血を見て―する」] **おたがいさま【お互い様】** [图]相手に自分も同じ状態に置かれていることを伝えることば。[「困ったときはーです」] **おたかく(お高く)とまる** 他の人とはちがうというようすで、上品ぶって気どっている。 **おたから【お宝】** [图]非常にたいせつなもの。②「かね」の古い言い方。③紙に刷った宝船[跡]の絵。 **おたく【お宅】** [图]代名①〈名〉相手の家などの敬った言い方。「あす―にうかがいます」①〈代名〉二人称単数。自分と同等で、あまり親しくない相手に軽い敬意をもっていうことば。「―はどう思いますか」▽ふつう、かな書き。 **おだく【汚濁】** [国]「とよごれ、にごること。「海水の一」▽仏教語では「おじょく」と読む。 **おたけび【雄。叫び・雄×哮び】** [图]勇ましくさけぶこと。また、そのさけび声。[「―を上げる」] **おたずねもの【お尋ね者】** [图]警察などが、つかまえようとゆくえをさがしている容疑者。 **おたち【お立ち】** [图]出発すること、また客が帰ることを敬っていうことば。「あす―ですか」 **おたっし【お達し】** [图]「達し」のていねいな言い方。役所や上役などからの指示や命令。 **おだて【×煽て】** [图]ほめて相手を得意にさせること。「あいつには―がきかない」「―に乗る」 **おだてる【×煽てる】** [下]しきりにほめて相手をいい気にさせる。「きみならできると―」 **おたなもの【お店者】** [图]商店などの使用人。古い言い方。 **おだのぶなが【織田信長】** [人名]一五三四一八二年。戦国時代末期の武将。今川義元・武田勝頼[り]らを破り勢力を広げた。さらに室町幕府をたおして全国統一をはかろうとしたが、部下の明智光秀に本能寺でおそわれ、自刃した。 **おたふく【お多福・×阿多福】** [图]丸顔でひたいが高く、ほっぺたがふくらみ、鼻の低い女の面[ぇ]。おかめ。▽おたふく面に似た不美人をののしっていうこともある。 **おたふくかぜ【お多福風邪】** [图]「流行性耳下腺炎[瑟克]」の俗[な]言い方。ウイルスによって起こり、耳の下部がはれておたふく面のようになる。 **おたふくまめ【お多福豆】** [图]大つぶのソラマメの実。また、それをあまくにたもの。 **おだぶつ【お×陀仏】** [图]①人が死ぬこと。[「―になる」] ②ものごとに失敗してだめになること。[類]おしゃか・おじゃん[俗な]言い方。 **おたま【お玉】** [图]①「お玉杓子[にゃく②]」の略。②ニワトリのたまご。 **おだまき【×苧環】** [图]つむいだ麻糸をまるく輪に巻いたもの。②キンポウゲ科の多年草。初夏、白やむらさきの花をつける。 **おたまじゃくし【お玉×杓子】** [图]卵からかえったばかりのカエルの幼生[驚]。頭がまるく、えら呼吸で尾だけで水の中を泳ぐ。②しるをすくうための、長い柄[ぇ]のついたまるい小形のしゃくし。 <168> **おたまや**③音符[袋]記号。俗な言い方。▽形が①に似ているところからいう。 **おたまや【お霊屋・《御霊屋】** [图]高貴な人の霊[ぁぃ]をまつるところ。みたまや。 **おためごかし【お、為ごかし】** [图]表面は相手のためになるように見せかけて、じつは自分の利益をはかること。「―の親切」 **おだやか【穏やか】** [形動]①なにごともなく静かなようす。[「―な海」「―に事を運ぶ」] [類]平穏[松] ②性質がおとなしく、もの静かなようす。[「―な人がらが好まれる」] [関]穏和・柔和[水] **おだわらぢょうちん【小田原《提“灯】** [图]細長い筒形[粉]で、折りたためるちょうちん。→図 **おだわらひょうじょう【小田原評定】** [图]いつまでたっても会議の結論が出ないこと。また、長びくだけの会議や相談。▽豊臣秀吉[さん]が北条氏の小田原城をせめたとき、城内で、戦うか降伏するかの相談がなかなかまとまらなかったことから。 >おだを上げる 勝手[ぃっ]な威勢いのいいことを言う。▽「おだ」は「お題目」の略か。 **おち【落ち】** [图]あるべきものが落ちて、欠けていること。[「名簿に―がある」] ②ものごとの行きつくところ。おそらくこうだろうと、予想できる結末。「失敗するのが―だ」[圏]関[せき]の山 ③落語などで、最後をしめくくるおもしろいしゃれなど。さげ。[「話に―が付いている」] ④戦線からにげること。「―武者[じゃ]」「落人[銭]」⑤価値の低いところへやられること。「都―」 **おちあいなおぶみ【落合直文】** [人名]一八六一―一九〇三年。明治期の歌人・国文学者。宮城県生まれ。短歌の革新をこころざして浅香社を結成、門下から与謝野鉄幹・金子薫園[はにん]らを輩出[ぶっ]した。長詩「孝女白菊[にこの]歌」、歌集「萩之家遺稿[はぎのゃ]」など。 **おちあう【落ち合う】** [国]約束しておいた場所で会う。[「駅で―約束をする」] ②川や道が合流する。「二つの川が河口の手前で―」 **おちあゆ【落ち鮎】** [图]秋、産卵のために川を下るアユ。[類]下りあゆ・さびあゆ **おちいる【陥る】** [国]◎悪い状態にはいりこんでしまう。[「危篤[くに]―」「苦境に―」] ②計略にひっかかる。「まんまと敵の術中に―」せめおとされる。陥落[認]する。「城が―」▼もと、穴に落ちこむ意味。 **おちうど【落人】** [图]戦いに負け、人目をさけてにげていく人。「おちゅうど」とも。「―伝説」▽「おちびと」の変化した形。 **おちおち【落ち落ち】** [画][「おちおち〜できない」などの形で』落ち着いて…できない。ゆったりと安心して・・・できない。[「日曜も―休んでいられない」「心配で―ねむることもできない」] **おちくぼものがたり【落窪物語】** [九九○年ころ]。作者未詳[いよう]。まま母にいじめられていた姫君[鶏]が、貴公子に愛されて幸福になる。四巻。 **おちこち【遠近・〝彼〝方×此“方】** [图]あちらこちら。[「―の村々」] **おちこぼれ【落ち〝零れ】** [图]田落ちて散らばったもの。のこりもの。②学校で、授業についていけない児童や生徒。▽もと、収穫[ぅ]のとき、こぼれおちた穀物。 **おちこむ【落ち込む】** [国]◎すとんと落ちて中にはい[まい]る。「穴に―」②深くへこんでいる。「地面が―」③元気がなくなる。悪い状態になる。「精神的に―」「景気が―」 **おちつき【落ち着き】** [图]①ゆったりと安定した状態。また、おだやかな態度。[「―をとりもどす」] ②もののすわりぐあい。安定感。「―の悪い机」 >おちつきはらう【落ち着き払う】 [国]平然として、少しもあわてないでいる。「落ち着き払った態度」 **おちつく【落ち着く】** [国]心や動作が安定する。[「気分が―」「落ち着いたものどし」] ②場所・地位・仕事などが安定する。「天気が―」「住みなれた土地に―」「やっと今の仕事に―」③まとまる。決着する。「二リーグ制にー」 **おちつける【落ち着ける】** [下]心やものを安定した状態にさせる。おちつかせる。 **おちど【落ち度・“越度】** [图]過失。失敗。[「彼に―はない」] **おちのびる【落ち延びる】** [□]敗者が安全な場所までにげきる。[「西国に―」] **おちば【落ち葉】** [图]枝から散って落ちた葉。落葉[は]。「―たき」 **おちぶれる【落ちぶれる】** [下]地位や財産を失い、みじめな状態になる。[圏]零落[認]する **おちぼ【落ち穂】** [图]イネやムギをかりとったあとに落ちこぼれている穂。おちほ。[「―拾い」] **おちむしゃ【落ち武者】** [图]戦いに負けて戦場からはずれる武士。 **おちめ【落ち目】** [图]商売や運勢などが下り坂になって、思うようにうまくいかないめぐりあわせ。[「―になるとだれも寄りつかない」] **おちゃ【お茶】** [图]団茶の葉をせんじて飲む飲みもの。その茶の葉。また、紅茶・コーヒーなど。②仕事の途中[ゅり]などのちょっとした間食。休憩[「一○時になったら―にしよう」] ③茶道。茶の湯。「―をたしなむ」「茶」のていね >お茶の子さいさい 簡単にできること。俗[な]言い方。朝飯前[髪色]▽「お茶の子」は、お茶菓子[ぃ]のこと。 >お茶を濁[にだ]す いいかげんなことを言って、その場をごまかす。「どうにかお茶を濁してにげかえる」 **おちゃっぴい** [医形動]おちゃめで、おしゃべりなこと。また、そういう女の子。▽お茶をひきながらおしゃべりする意味の「おちゃひき」の変化した形。 **おちゃめ【お茶目】** [图形動]↓「ちゃめ」 <169> **おっぽりだ** **おちゅうど【落人】** [图]↓「おちうど」 **おちょうしもの【お調子者】** [图] 相手にいいかげんに調子を合わせる人。②おっちょこちょいで、軽はずみな人。調子に乗りやすい人。 **おちょぼぐち【おちょぼ口】** [图]小さくすぼめた、かわいらしい口つき。おつぼぐち。▽「ちょぼ」は、小さいという意味。 **おちる【落ちる】** [圧□]①ものや状態が、高いところから低いところへ重力によってしぜんに動く。「木からー」②日がしずむ。「日が―」③失敗したり、程度や調子が下がったりする。「試験に―」「スピードが―」「品が―」④あるべきものが、とれたりもれたりする。「筋肉が―」「色が―」「リストから名前が―」⑤はまる。「敵の策に―」「みぞに―」◎自白する。「犯人が―まで、時間はかからない」「→問うに落ちず、語るに―」 **おっ [乙]** 乙・0画 全1画 乙 ◎十干[砦]の第二。きのと。②順位の二番目。甲とと丙[へぃ]のあいだ。「甲―つけがたい」③風変わりで気のきいているようす。[「―な味」]④「おつに」の形で」少し変わっているようす。へんに。[「―に澄けます」]オッ乙種 乙姫*乙女[呓]*早乙女[とめ]不乙乙甲 乙張[膠] **おつかい【お使い】** [图]たのまれて用事をたしに行くこと。また、その人。「お使いに行ってくる」[圏]使者 **おっかない** [囲]「おそろしい」「こわい」の俗[な]言い方。[「一先生らー」] **おっかなびっくり** [画]慣れないことなどを、こわがりながらもするようす。俗[ぞく]な言い方。[「―でつり橋をわたる」「―〈びにさわる」]「おそるおそる **おっかぶせる【押っ。被せる】** [下]ものごとをすっぽりと包むような態度をとる。[「―ように言う」] ②責任などを他人になすりつける。「彼に何もかもおっかぶせた」③人の言動にかぶせるように、すぐ次の行為をする。▽「覆[ぉぉ]いかぶせる」のつまった形から。 **おつき【お付き】** [图]身分の高い人のそばに仕えるつきそい。[類]お供[とも] **おっくう【億×劫】** [形動]めんどうで気が進まないようす。[「―で口もききたくない」] [圏]大儀[談い] **おつくり【お作り】** [图]◎「つくり(=さしみ)」のていねいな言い方。②「化粧[ぃよう]」のていねいな言い方。 **おつけ【お付け】** [图]「みそしる」のていねいな言い方。おみおつけ。▽ふつう、かな書き。女房詞[ぢゅぅ]。 **おつげ【お告げ】** [图]神や仏が、人間に意志や予言を知らせることば。[「神の―を受ける」] [團]託宣[慈] **おっこちる【落っこちる】** [圧□]「落ちる」のくだけた言い方。 **おっさん** [图]中高年の男性をぞんざいに呼ぶことば。▽「おじさん」の関西[診]方言。 **おっしゃる【仰しゃる】** [国]「言う」の敬った言い方。「言われる」より高い敬意をあらわす。▽「おおせある」→「おおしゃる」→「おっしゃる」と変化した形。 **おったてる【押っ立てる】** [下□]「立てる」を強めた言い方。勢いよく立てる。▽「おしたてる」の変化した形。 **おっちょこちょい** [图形動]落ち着きがなく、うわついていて考えの浅いこと。また、そういう人。 **おっつかっつ** [形動]ほとんど同時であるようす。また、同じ程度であるようす。おつかつ。[「あの二人は年かっこうもーだろう」] **おっつけ【追っ付け】** [副]まもなく。すぐに。[「夕食の時間だから―帰るだろう」]▽話しことば。 **おって【追っ手】** [図]にげる者をつかまえようとして、あとを追う人。おいて。[「―がかかる」] **おって【追って・追×而】** [國圏]①〈創〉少しあとで。「くわしくは―連絡[込]いたします」[圏]のちほど ①〈接〉手紙などで、追加して書くときに、そのはじめに書くことば。つけくわえて。なお。[「―、お返事は月末までに願います」] [圏]追伸・なおなお **おってがき【追って書き】** [图]手紙で、本文の終わったあとに、さらにつけくわえたいことを書きそえる文。おいがき。[圏]追伸・二伸 **おっと【夫】** [圀]夫婦のうちの男性のほう。配偶者である男。[麺]亭主・主人↔妻 **オットー** [入後]一世。九一二―九七三年。ザクセン朝第二代のドイツ王。ハインリヒ一世の子。北イタリアに出兵し、ローマ教皇を助け、神聖ローマ帝国[Otto I]初代皇帝となる。オットー大帝。[-] **おっとせい【×膃×肭×臍】** [图]アシカ科の哺乳[ゅう]動物。アシカより小さい。北太平洋に群れをなしてすみ、毛皮が珍重[談り]される。 **おつとめ【お勤め】** [图]●職場へ働きに行くこと。[「毎日の―ごくろうさんです」] ②商店などが客に値引きなどをすること。[「―の品」] ③僧侶が仏前で、経を読むこと。「朝の―」 [勤行数”]「つとめ」のていねいな言い方。 **おっとり** [画]「忍]がらや態度がゆったりして、こせこせしていないようす。[「あの子は―構えている」「―したしゃべりかた」] [おおよう] **おっとりがたな【押っ取り刀】** [图]急を聞いて、とるものもとりあえずかけつけること。▽急ぎの場合、刀をこしにささないで手にさげて持つことから。 **おつに【乙に】** 漢字項目④を見よ。 **おっぱい** [图]乳[ちち]。乳房[と]。▽幼児語。 **おっぱらう【追っ払う】** [国]「おいはらう」を強めた言い方。 **おっぽりだす【押っ。放り出す】** [国]「ほらりだす」を強めた言い方。 <170> **おつむ** **おつむ** [圀]「おつむり」の略。あたま。▽幼児語。 **おつもり【お積もり】** [图]酒の席で、これで飲むのをやめるという最後の酌[しゃく]。[「これで―にしよう」] **おつゆ【お汁】** [图]「つゆ」「すましじる」などのていねいな言い方。 **おつり【お釣り】** [图]「つり」「つり銭」のていねいな言い方。[「四〇〇○円で―がくる」] **おてあげ【お手上げ】** [图]どうにも解決する手段のないこと。[「こうむずかしくてはもうーだ」]▽両手を上げて降参するという意味から。 **おでき【お出来】** [图]できもの。はれもの。 **おでこ** [圏]のひたい。②ひたいが張りだしていること。また、そういう人。▼俗[な]言い方。 **おてだま【お手玉】** [图]小さな布[ぶくろ]にアズキなどを入れたおもちゃ。また、それをいくつか手に持ち、歌に合わせて交互に投げあげたり、受けたりする遊び。▽野球で、確実に捕球できずに、グラブの中ではねたり、落としたりすることにもいう。 **おてつき【お手付き】** [图]①カルタ遊びで、まちがって別の札に手をつけること。②主人が使用人の女性と関係すること。 **おてつだい 【お手伝い】** [图]家事の手伝いを職業としている女性。お手伝いさん。 **おてのもの【お手の物】** [图]慣れていて、楽にできること。もっとも得意なもの。[「卵料理は―だ」] [圏]おはこ・十八番[うはち] **おてまえ【お手前】** [图]代名①〈名〉茶道で、茶をたてる作法。うす茶手前・こい茶手前など。「結構な―でした」▽広く、お手並みという意味でも使う。「―拝見」。「お点前」とも書く。①〈代名〉二人称単数。▽武士が、同じくらいの身分の武士に対して使う。 **おでまし【お出座し】** [图]出かけること、出席することなどの敬った言い方。[「殿様[詰]が―になる」] **おてもと【お手元・お手許】** [图]料理屋などで、「箸[はし]」をいうことば。 **おてもり【お手盛り】** [图]自分に都合のいいよう[ば]。[圏]父さんお母[かぁ]さんに、ものごとをきめること。「―予算」 **おてやわらかに【お手柔らかに】** 厳しくせず、ゆるやかにあつかってほしいとたのむ、あいさつのことば。[「―願います」] **オデュッセイア** [紀元前八世紀ころ]。い 「紀元前八世紀ころ。ギリシャ、ホメロスの叙事詩。英雄[祭]オデュッセウスがトロイ戦争から帰国途中[ゅう]あらしにあい、十年間漂流する話と、帰国後、不在中、妻ペネロペに求愛した男たちに報復する話からなる。オデッセー。[| Odysseia] **おてん【汚点】** [图]よごれ。しみ。また、不名誉なことがら。[「歴史に―を残す」] **おでん** [图]ダイコン・コンブ・こんにゃく・ちくわなどを、うすいしょうゆ味でにこんだ料理。▽「でん」は「でんがく」の略。 **おてんきや【お天気屋】** [图]気分の変わりやすい人。 **おてんとさま【お天道様】** [图]「太陽」を敬い親しんで呼ぶことば。「おてんとうさま」とも。 **おてんば【お転婆】** [图形動]若い娘[むずぁ]や女の子が、男の子のように活発に行動すること。また、活発に行動する女の子。[「―娘」] [類]おきゃん▽「お転婆」は当て字。 **おと【音】** [图]耳で聞きとれるひびき。「くぎを打つ―」「足―」[音信]たより。通信。「―沙汰[だ]なし」[類]>音に聞く 評判が高い。「これが―[天ぁま]の橋立[梵]か」▽「音」は、うわさ。 >かいわけ音[ぉと]・音[ね] || 「おと」は、耳で聞こえるものすべて。瞬間的なものもいう。「風のおと」「ピストルのおと」。「ね」は、連続して聞こえるおと。多く、耳に快くひびくときに使う。「たえなる笛のね」。 **おとうさん【お父さん】** [图]父親を親しんで呼ぶこと[さん] ▽他人に言うときには「父」といい、「お父さん」とはいわない。常用漢字表付表の語。 **おとうと【弟】** [图]年下の男のきょうだい。↔兄▽夫や妻の弟、妹の夫を、「義弟」と書いて、「おとうと」と読ませることもある。 >古画《おと》古語では、年下の同性のきょうだいをいい、女性についても使う。平安時代以降「おとうと」という形になる。 **おとおし【お通し】** [图]料理屋で、酒のさかなとして最初に出す簡単な料理。つきだし。 **おどおど** [副]「ス]と自信がなかったり、おびえたりして落ち着かないようす。[「―辺りを見まわす」「慣れない場に出て―する」] [圏]びくびく **おとがい【×頤】** [图]「したあご」の古い言い方。[「―を解く(=大口をあけて笑う)」「―をたたく(=悪口を言う)」] **おどかす【脅かす・嚇かす・“威かす】** [国]相手をこわがらせる。おどす。②不意をついて、人をびっくりさせる。おどろかす。 **おとぎぞうし【《御伽草子】** [圖騰]室町[甏]時代から江戸初期につくられた短編小説をまとめた呼び方。絵入りでわかりやすく、教訓的で宗教的な内容のものが多い。鎌倉時代までの歌物語から、近世の仮名草子」や浮世草子への橋わたしとなった。「浦島太郎[貌]」「ものぐさ太郎」など。 **おとぎばなし【お×伽×噺】** [图]子供に聞かせるための空想的な昔話・伝説・童話。[「桃太郎」「さるかに合戦[診]」など。 **おとくい【お得意】** [图]「得意」のていねいな言い方。「―さき」「―さま」 **おどける** [下]人を笑わせようとして、わざとふざける。[「おどけたしぐさ」] **おとこ【男】** [图]①人間を性によって二つに分けたときの一方で、子供を生む能力をもたないほう。男性。男子。「犯人は中肉中背の―」←女 ②一人前の男。また、男としての名誉[以ぃ]や面目[愍]。 <171> 「彼を―にする(=面目[めんぼく]をほどこさせる)」③愛人である男性。情夫。 **男が廃[すた]る** 男としての面目[めんぼく]が立たなくなる。「ここで引きさがっては―」 **男が立つ** 男としての面目[めんぼく]が保たれる。 **男は度胸[どきょう]女は愛敬[あいきょう]** 男には気力が、女にはかわいらしさがたいせつだ。 **男を上げる** りっぱなことをして、男らしい面目[めんぼく]をほどこす。⇔男を下げる **おとこぎ【男気】**[図]困っている人を見てそのままにしてはおけない男らしい気性[きしょう]。「―を出す」[圏]義俠[ぎきょう]心[しん] **おとこごころ【男心】**[図]①男に特有の気持ち。②男が女を思う気持ち。また、うわきごころ。◆女心[おんなごころ] **男心と秋の空** 秋の空が変わりやすいように、男の女を思う気持ちも移り気である。[圏]女心と秋の空 **おとこざか【男坂】**[図]神社・寺などに通じる一対[いっつい]の坂道のうち、急で険しいほう。⇔女坂[おんなざか] **おとこざかり【男盛り】**[図]男が、一生のうちでいちばん元気盛んな時期。⇔女盛り[おんなざかり] **おとこしゅう【男衆】**[図]男たち。また、下働きの男。「おとこしゅ」「おとこし」とも。⇔女子衆[おんなしゅう] **おとこじょたい【男所帯】**[図]男性だけで生活している所帯。女性のいない家庭。⇔女所帯[おんなじょたい] **おとこずき【男好き】**[図]●男性の好みに合うこと。「―のする女」②男性との情事を好むこと。多情。◆女好き[おんなずき] **おとこだて【男×伊〝達】**[図]弱きを助け、強きをくじくこと。また、男の意地や面目[めんぼく]をたてた行動のために身を捨てるような俠客[きょうかく]。 **おとこっぷり【男っ振り】**[図]↓「おとこぶり」 **おとこで【男手】**[図]①男性の働き手。「―を失う」②男性の筆跡[ひっせき]。また、男文字。漢字。⇔女手[おんなで] **おとこなき【男泣き】**[図]「ごめったに泣かないはず」の男が、感[かん]きわまって泣くこと。「―に泣く」 **おとこぶり【男振り】**[図]男としての顔つき・態度・心意気[こころいき]。また、男の面目[めんぼく]。おとこっぷり。「―がいい」「―を上げる」→女振り **おとこまえ【男前】**[図]①「男ぶり」のこと。②美男子。「あいつは―だ」 **おとこまさり【男勝り】**[図][形][動]男性以上に気性[きしょう]がしっかりしていること。また、そのような女性。「―の経営手腕[しゅわん]」[團]女丈夫[じょじょうふ] **おとこいっぴき【男一匹】**[図]一人前の男子という意味を強めていうことば。 **おとこみょうり【男×冥利】**[図]男に生まれた幸せ。男に生まれたかいがあること。「―につきる」[圏]男冥加[みょうが] **おとこもじ【男文字】**[図]「漢字」のこと。平安時代ごろ、女[おんな]文字(=ひらがな)ができたものの、男性は正式には漢字を使ったことからいう。「真名[まな]」「男手[おとこで]」とも。⇔女文字[おんなもじ] **おとこもち【男持ち】**[図]男性の持ちものとしてつくられたもの。「―のかばん」⇔女持ち[おんなもち] **おとこやもめ【男×鰥】**[図]妻と死別、または離別して、独り暮らしをしている男性。⇔女やもめ **男やもめに蛆[うじ]がわく** 男やもめの暮らしは家事がいきとどかずに、きたなくなりがちなことのたとえ。「男やもめに蛆がわき、女やもめに花が咲く」 **おとこらしい【男らしい】**[囲]いかにも男のような体格や気性[きしょう]をもっている。まさに男にふさわしい。[類]雄々[おお]しい ⇔女らしい 「つかいわけ」→「男性的」を見よ。 **おとさた【音×沙×汰】**[図]手紙などでの便り。連絡[れんらく]。消息[しょうそく]。「なんの―もない」 **おどし【脅し・威し】**[図]①おどすこと。おどかし。「―をかける」②鳥などをおどして追いはらうしかけ。かかしなど。 **おどしつける【脅し付ける】**[下]ひどくおどろかせて、おそれさせる。 **おとしあな【落とし穴】**[図]◎動物などをおとしいれる、表面をわからないようにおおったしかけの穴。②人をだまそうとする悪いたくらみ。「反対派の―にはまる」[類]わな **おとしだま【お年玉】**[図]新年を祝って子供などにあたえる、かねやおくりもの。 **おとしばなし【落とし話・落とし×噺】**[図]「落語」に同じ。 **おとしめる【×貶める】**[下][□]他人を自分よりおとったものとして見下すこと。さげすむ。軽べつする。「人を―態度」 **おとしもの【落とし物】**[図]気づかずにうっかり落としてしまったもの。遺失物[いしつぶつ]。↔拾い物[ひろいもの] **おとしいれる【陥れる】**[下][□]①だましたりなどして、そこからぬけだせないようにする。「人を―」「不幸に―」②城などをせめおとす。陥落[かんらく]させる。 **おとす【落とす】**[国]●重力によって、ものや状態が高いところから低いところへ行くようにさせる。「石をー」②なくす。消す。また、ぬかす。「かねを―」「命を―」「火を―」「よごれを―」「郵便番号を―」③質や程度を下げる。「話を―」「スピードをー」「声の調子を―」④まもりをくずす。「城を―」「容疑者を―(=自白させる)」⑤試験などで不合格とする。「五○点以下はー」◎落札する。「ルノアールの絵を一億円で―」◎悪い状態にさせる。「罪に―」◎柔道で、気絶させる。「絞めわざでー」⑨かたづけて始末する。「接待費で―」 **おどす【脅す・『威す】**[国]こわいのだぞと相手をおじけさす。「ナイフでー」 **おとずれる【訪れる】**[下二]訪問する。たずねる。「恩師を―」「アメリカを―」②ある状態がやってくる。「春が―」 **おととい【。一昨日】**[図]きのうの前の日。「おとつい」とも。「―来い(=もう来るな)」▽やや改まった場合は「いっさくじつ」を使う。 **おととし【△一。昨年】**[図]去年の前の年。▽やや <172> **おとな**まった場合は「いっさくねん」を使う。 **おとな【大人】** [图]一人前[趁たん]に成長した人。成人。②判断力や分別[愛]がじゅうぶんにあり、人間として一人前だと思われること。「考えかたが―だ」↔子供 常用漢字表付表の語。 **おとなげない【大人気ない】** [圏]落ち着きやしんぼう強さがなく、子供のようでたよりないようす。[「そんなことでおこるなんてー」] **おとなしい** [歴]①性質や行動などが、静かでおだやかである。[「家でおとなしくしている」] [圏]温和 ②見聞きした感じが、おだやかで目立たない。「―柄がらの服」「ーメロディー」[関] 地味・無難▼「大人しい」「音無しい」「温和しい」などと当てる。 >古語《おとなし≫「大人[ぇぇぇ]」から出た形容詞で、古語では、おとならしい、おとなっぽいという意味。現代語の意味は、中世以後にあらわれた。 **おとなびる【大人びる】** [圧□]おとならしいようすを示す。 **おとなぶる【大人ぶる】** [国]いかにもおとならしくふるまってみせる。おとなだと、わざわざ態度で示す。 **おとひめ【《乙姫】** [图]浦島太郎[説]の伝説で、海底にある竜宮に住むという美しい姫君。 **おとめ【乙女・少女】** [图]若い女性。清純な感じの少女。▽「乙女」は常用漢字表付表の語。 **おとも【お供】** [图]下[忍]目上の人などにつきしたがっていくこと。また、その人。「どこへでおともする」 **おとり【×囮】** [图]鳥や動物をさそいよせてつかまえるために、にげられなくして出しておく同類の鳥や動物。②他人に操[ぁゃっ]られて行動する。[「彼のことばに踊らされるな」]③相手をさそいよせるために利用する人やもの。[「―になる」「―捜査[ぞ。」] **おどり【踊り】** [图]音楽に合わせて身ぶり手ぶりなどをしながらからだを動かし、美しい動きをつくりだすこと。ダンス。[園]舞い・舞踊[ら] **おどりあがる【躍り上がる】** [国]喜びやおどろきなどで勢いよくはねあがる。▽「踊り上がる」は誤り。 **おどりかかる【躍り懸かる】** [国]勢いよくとびかかる。[「敵に―」]▽「踊り懸かる」は誤り。 **おどりくるう【踊り狂う】** [国]夢中になっておどる。[「一晩じゅう―」] **おどりこ【踊り子】** [图]おどりを職業とする女性。ダンサー。また、おどりをおどる少女。 **おとりさま【お×酉様】** [图]「酉の市[ぃち]」のていねいな言い方。 **おどりじ【踊り字】** [图]同じ語句や字がくりかえされるとき、二つ目以下に代わって使われる符号。くりかえし符号。畳字[でょう]。「あ、」「ハ、、、」「人々」「それぐ」の「、」「、」「々」「ぐ」など。「、」はひらがな用、「、」はかたかな用。▽現在では漢字一字のくりかえしの「々」以外はあまり使わない。また、「学生生活」「民主主義」などのように熟語が二つつながった形のものや、次の行にまたがる場合には「々」は使わない。 **おどりねんぶつ【踊り念仏】** [图]太鼓[ぃ]や鉦[かぁ]などを打ち鳴らして念仏を唱えながらおどること。空也☆に始まり、一遍[心]の時宗[じゅう]で盛[きゃん]になった。ねんぶつおどり。 **おどりば【踊り場】** [图]階段の途中[ゅう]や曲がるところにある、やや広い場所。 **おとる【劣る】** [国]他と比べて、力やできばえが落ちる。[「性能が―」]↔勝る **おどる日【踊る】** [国] リズムに合わせて手足を動か[おどる日、ゆかたを着てい]②他人に操[ぁゃっ]られて行動する。「彼のことばに踊らされるな」 **目【躍る】** [国]高くとびはねる。「身を躍らせる」@うれしいことや楽しいことがあり心がはずむ。わくわくする。「旅行を前に心が―」 **おとろえる【衰える】** [下□]調子がおちて元気がなくなる。[「年とともに体力が―」] **おどろおどろしい** [囲]いかにもぶきみである。異様である。 **おどろかす【驚かす】** [国]びっくりさせる。おどろかせる。 **おどろき【驚き】** [图]びっくりすること。また、おどろくべきこと。[「―の声をあげる」「なんとも―だ」] >驚き桃の木山椒の木 これはおどろいた、という意味。「おどろき」に音[ん]を合わせたしゃれ。 **おどろきいる【驚き入る】** [国]ひどくおどろく。非常にびっくりする。 **おどろく【驚く】** [国]はっとして心の落ち着きを失う。びっくりする。[「技術の進歩に―」] もともと、はっと目が覚めるという意味。そこから、急に気づく、びっくりする、という意味が出た。 **おないどし【同い年】** [图]同じ年齢[惚]。▽「おなじとし」の変化した形。 **おなか【お腹・お中】** [图]「はら」のていねいな言い方。▽ふつう、かな書き。 **おなが【尾長】** [图]カラス科の鳥。全体には灰色で、つばさと尾は美しい青色をおび、名前のとおり、とくに尾が長くて目立つ。 **おながどり【尾長鳥・尾長、鶏】** [图]ニワトリの一種。尾が長いものでは八[松]をこえる。特別天然記念物。ナガオドリ。長尾鶏[にぅぃ]。▽オナガとは別種の鳥であるが、よく混同される。 **おながれ【お流れ】** [图]①計画していた行事や会合が中止になること。とりやめ。[「雨で運動会がーになる」] [圏]流会 ②目上の人から受けたさかずきで飲む酒。[「―をちょうだいする」] **おなぐさみ【お慰み】** [图]気持ちが満足すること。おたのしみ。[「うまくいったら―」]▽ふざけたり、皮肉をこめたりしていう。 **おなご【女子】** [图]「女の子」「女性」の古い言い方。「―衆」▽「おみなど」の変化した形。 **おなじ【同じ】** [圓形動]①〈形動〉二つ以上のものの性質や形などに差がないようす。[「―洋服を着る」「どっちみちーなのに」] [圏]等しい・共通・同様▽「のに」 <173> **おのえさい**「ので」などに付く場合は連体形だが、名詞に付く場合は語幹が直接付く。「同じなのに」「同じ色」①〈副〉[「同じ〜なら」の形で】他の動作を選択[愆]する余地がなくて結局その行為をするのならば、という気持ちをあらわす。どうせ…するのならば。「―買うならいい品を選ぶ」[團]同様・同然「おんなじ」「おなし」とも。 >つかいわけ↓「同一」を見よ。 >同じ穴の狢[むじ]た 結局同じように悪いことをしている仲間であることのたとえ。[圏]一つ穴のむじな >同じ釜の飯を食う 仲間となって、いっしょに生活する。「あいつとは同じ釜の飯を食った仲だ」[厠]寝食を共にする **おなじく【同じく】** [圏]同様に。ならびに。同じ立場や状態のものを列挙するとき、省略するために使うことば。[「通行人A、―B」] [類]同[どう] **オナニー** [图]自分の性器を刺激をして快感をえること。自慰[に]。マスターベーション。[-Onanie] **おなみだ(お涙)頂戴** [ぃぅ] 映画や芝居などが、観客のなみだをさそうような目的でつくられていること。 **おなら** [图]屁、。▽「なら」は、鳴らすという意味。もと、女房詞[ぼう]。 **おなり【お成り】** [图]身分の高い人の外出や来訪を敬った言い方。[「殿様[詰]の―」] **おなわ(お縄)に掛かる** 罪人がつかまる。 **おに【鬼】** [图]造語①〈名〉世にうらみをもって死んだ人。天国に行けず、人間を害しようとする。形は人に近いが、髪[か]みの毛を垂らし、両手を前に出し、頭にはつのを生やし、きばがある。人に災いをおよぼす。②人間らしい温かさをもたない、冷たい心の持ち主。「―か蛇[じゃ]か」「心を―にする(=わざと冷たくする)」③自分を一つのことに賭けて、それ以外のことや人に対する心づかいを切りすてている人。「仕事の―」「土俵のー」④鬼ごっこなどの遊びで、人をつかまえる役の人。[「―さん、こちら」] ①〈造語〉「鬼~」の形で』①「つよい」「きびしい」「むごい」などという意味をあらわす。「―神[がみ]」「―検事」「―軍曹」「―婆[ばば]」②「異様におおきい」「大形の」などという意味をあらわす。「―ひとで」「―やんま」「―ゆり」▼見えないものという意味の「隠[ぇ]」から変化したことば。 >鬼が住むか蛇[じゃ]が住むか 人は心の底でどんなことを考えているか、わからないということ。 >鬼が出るか蛇[じゃ]が出るか 次にどんなことが起こるか予想もつかないこと。 >鬼が笑う 実現しそうもないことや、予想もできないことを言ったときに、からかうことば。「来年のことを言うとー」 >鬼に金棒[かな] 強いものがさらに助けを得て、もっと強くなること。 >鬼の居ぬ間に命の洗濯[愆] こわい人がいないあいだに、のんびりくつろぐこと。 >鬼の霍乱[絵] いつもはじょうぶな人がめずらしく病気になること。▽「霍乱」は、日射病のこと。 >鬼の首を取ったよう 大きなてがらをたてたように得意になるようす。 >鬼の目にも涙[なみだ] どんなにあわれみの心のない人でも、時には人間らしいやさしさを見せるものだ。 >鬼も十八、番茶も出花[など]んな女性でも、年ごろには美しく見えるものだ。▽鬼でも一八歳[ょぃ]のころはそれなりに美しいし、 し、安い番茶もいれたてはかおりがいいという意味から。 **オニオン** [图]タマネギ。[「―スープ」] [「onion] **おにがわら【鬼×瓦】** [图]かわら屋根の棟[もぉ]の両はしに置く、鬼の顔などがついた魔よけのための大きなかわら。 **おにぎり【お握り】** [图]「にぎりめし」のていねいな言い方。おむすび。▽単に「にぎり」といえば、多く「にぎりずし」のこと。 **おにご【鬼子】** [图]①親に似ていない子。②歯がはえて生まれた子。▼「おにっこ」とも。 **おにごっこ【鬼ごっこ】** [图]子供の遊びの一つ。鬼の役となった者が他の者を追いかけ、つかまった者が次の鬼となる。 **おにばば【鬼婆】** [图]老女の姿をした鬼。▽残酷で思いやりのない老女をたとえることも。 **おにび【鬼火】** [图]暗い夜に、墓場やじめじめしたところで燃える青白い火。きつねび。[圏]燐火[呢] **おにもつ【お荷物】** [图]負担に感じるもの。やっかい者。[「人の―にはなりたくない」] **おにやらい【鬼〝遣らい】** [图]節分の夜、災いを除くためにする豆まきの行事。追儺[い]。▽昔は、おおみそかの夜に宮中などでおこなった儀式[だき]。 **おにやんま【鬼×蜻蜓】** [图]オニヤンマ科の昆虫[説ぅ]。日本最大のトンボ。体長は約八[に似]で、黒と黄色のしまがある。 **おにゆり【鬼、百合】** [图]ユリ科の多年草。夏、黒い点のある赤黄色の花を開く。根は食用。 **おぬし 【お主】** [代名]「おまえ」の古い言い方。[「―できるな」] [類]そなた▽同輩[照]以下に使う。 **おね【尾根】** [图]山の頂上から頂上へと続く、両側を見下ろせるような連なり。みねつづき。[「―づたい」] [圏]稜線[りよう]。 **オネーギン** [品]一八三一年。ロシア、プーシキンの叙事詩。詩人オネーギンと魅力的な女性タチヤーナの恋[にぃ]の遍歴[む]をえがいたもの。[|Evgenij Onegin] **おの【×斧】** [图]刃[ぃ]のある厚い鉄片に柄をつけた、木を切るための道具。小形のまさかり。「かぞえ方挺[ちょう] **おのえさいしゅう【尾上柴舟】** [人图]一八七六一一九五七年。明治から昭和期の歌人・書家・国文学者。岡山県生まれ。本名は八郎。落合直文[就加]に短歌を学び、自然を題材に叙景に歌を詠んだ。歌集に「静夜[ぃ]」「永日[邸]」、歌論に「短歌滅亡?私論」など。 <174> **おのおの** **おのおの【各各・各】** [图]何人かいる人のうちの、ひとりひとり。各自[ごく]。[「弁当は―持参のこと」]▽「各」一字で「おのおの」と読むが、ふつう「おのおの」「各々」と書く。 >つかいわけおのおの・てんでにほか || 「おのおの」や「めいめい」は、ひとりひとりが独立して自分だけのものをもっていること。「めいめいの判断にまかせる」。「それぞれ」は、ひとりひとり、ひとつひとつちがうということに重点がある。「感じることは人それぞれだ」。「てんでに」は、ばらばらでそろわないということ。「てんでに走りだす」。 **おのずから「【《自ずから】** [画]ひとりでに。おのずと。「―真相は明らかになる」「V読書百遍[ぶっ]意―通ず」[関]しぜんに▽「自ら」は、「みずから」と読む。 **おのずと【《自ずと】** [画]しぜんに。ひとりでに。「努力すれば―道は開ける」 **おののいもこ【小野妹子】** [人生]没年[然だっ]未詳[いよう]。飛鳥[あすか]時代の宮廷人。聖徳太子[いいとく]の命を受け、第一回の遣隋使となって中国にわたった。 **おののく【戦く】** [国]おそろしさなどがもとで、心が動揺して心身がふるえること。[「恐怖[ょう]に―」] [類]わななく **おののこまち【小野小町】** [人生]没年[燃ぼっ]未詳[と5]。平安前期の女流歌人。六歌仙[芝]・三十六歌仙の一人。はなやかな恋[にぃ]の歌で知られる。絶世の美女といわれ、伝説が多い。家集「小町集」。 **おののたかむら【小野篁】** [人名]八〇ニー八五二年。平安前期の漢学者・歌人。清原夏野[びらの]らとともに「令義解[設っ。」]を編集。詩文は「経国[ぶ]集」「本朝文粋。」などに収められている。野相公[いより]に。野宰相[ざいしよう]。 **おのぼりさん【お上りさん】** [图](見物などのために)大都会へ出てきたばかりのいなかの人を、ややからかう気持ちでいうことば。 **オノマトペ** [图]擬声語。擬態語。[「雨がざあざあ降る」]の「ざあざあ」、「日がかんかん照る」の「かんかん」など。[一 onomatopée] **おのれ【己】** [图]代名[豳]①〈名〉自分自身。自己。「―にかつ」▽文章語。①〈代名「おまえ」の古い言い方。相手を低くみていうことば。「―ごときに何がわかる」[類]貴様[きま]●〈感〉自らをはげますとき、またおこったときやくやしいときに発することば。「―、負けるものか」[類]ちくしょう・このやろう▽ふつう、かな書き。 >己の欲せざる所、人に施[ほどこ]すなかれ 自分が受けることを望まないことを、他人にしてはならない。▽中国、「論語」から。 >己を虚[むなしゅう]する 自分本位の考えや感情を捨てる。謙虚な心になる。 **おば【伯母・叔母】** [图]父母の女のきょうだい。[伯父ぉじ]・[叔父ぉじ] 父母の姉は「伯母」、妹は「叔母」と書く。常用漢字表付表の語。 **おばあさん日【お祖母さん】** [图]祖母を親しん[で呼びかけるときのことば]。☆おじいさん▽他人に言うときには「祖母」という。 **目【お婆さん】** [图]よその年をとった女の人を親しみをこめて呼ぶことば。おじいさん **オパール** [图]宝石の一つ。半透明[説かい]で、虹[じ]のようなかがやきがある。▽一〇月の誕生石。[一]opal **おはぎ【お×萩】** [图]もち米とうるちをまぜてたき、軽くついて小さく丸め、あん・きなこ・すりごまなどをまぶした食べもの。ぼたもち。『ふつう、ハギの花にちなんで、秋の彼岸に食べる。春はボタンの花から、ぼたもちという。 **おはぐろ【お歯黒】** [图]歯を黒く染めること。かねつけ▽古くからおこなわれてきたが、とくに江戸[以]時代には、結婚[ぶ]したすべての女性がおこなった。女房詞[にたち]。 **おばけ【お化け】** [图]ばけもの。妖怪[ぅ]。[「―屋敷」]変わった形のものや異常に大きいものについてもいう。「―かぼちゃ」 **おはこ【十八番】** [图]とっておきの、得意とする芸。「じゅうはちばん」とも。「―が出る」 **おばさん日【伯母さん・叔母さん】** [图]「おば」を親しんで呼びかけるときのことば。おじさん 他人に言うときには「おば」という。 **【小母さん】** [图]よその中年以上の女性を親しみをこめて呼ぶことば。[「となりのー」]おじさん **おはじき【お弾き】** [图]ガラス玉や貝殻などをばらまき、指さきではじいてあてる遊び。 **おはしょり【お端。折り】** [图] 女性が、着丈[げよ]り長い着物をこしのあたりでたくしあげ、ひもでしめてちょうどいい長さにすること。また、その部分。②着物のすそをはしょって、こしの上でとめること。 **おばすてやま【×姨捨山】** [图]長野県北部の冠着山の別名。歌枕[髪』]の一つで、月の名所。老婆のを捨てた男が明月を見て後悔し、翌朝、連れ帰ったという伝説が残る。「うばすてやま」とも。 **おはち【お鉢】** [图]ごはんを入れておく入れもの。[圏]飯[芑びつ]・おひつ >お鉢が回ってくる 当番や順番が回ってくる。また、悪いことが順番に起きることにもいう。▽めしびつが回って、めしを盛る順番が来ることから。 **おはつ【お初】** [图]はじめてであること。また、その年ではじめて食べるもの。[「―にお目にかかります」「かつおの―を食べる」] **おばな【尾花】** [图]秋の七草の一つ。ススキの穂のこと。▽花が、けものの尾に似ていることから。 **おばな【雄花】** [图]おしべだけあって、めしべのない花。↔雌花▽カボチャ・キュウリなどには、おばなとめばながあり、おばなの花粉がめばなのめしべについて実ができる。 **おはなばたけ【お花畑】** [图]高山[慈]植物がいちめんに咲きひろがっている草原。 **おはよう【お早う】** [圏]朝、人に会ったときなどに、 <175> **オフサイド**はじめに言うあいさつのことば。▽ていねいに言うときや目上の人には「ございます」を付ける。「おはやい」の連用形「おはやく」が変化した形。 **おはらい【お×祓い】** [图]下[函]災いを除くために、神社などでおこなう儀式[も]。また、そのお札[らだ]。おはらいばこ【お払い箱】 [图]やとい人を辞めさせたり、いらなくなったものを捨てたりすること。「不景気で会社を―になる」「―にする」 **おはらめ【『大原女】** [图]京都市郊外の大原の里から市内へ、たきぎなどを頭にのせて売りに来る女。「おおはらめ」とも。 **おび【帯】** [图]和服の上から胴に巻いて結ぶ細長い布。また、そのように横に巻いたもの。[「―をしめる」「本の―」]かぞえ方 筋[すじ]・本[ほん]・条[じよう] >帯に短し襷[たすき]に長し 状態が中途[ちゅうはん]ぱで、どっちにもぴったりとは役に立たないこと。 **おびあげ【帯揚げ】** [图]女性の帯の結び目が下がらないように、結び目にあてて用いる布。しょいあげ。 **おびえる【×怯える】** [下□]本能的に大きな恐怖[ょう]を感じて、びくびくする。[「悪夢に―」] >つかいわけ」→「恐[き]れる」を見よ。 **オビがわ【オビ川】** [图]ロシアのシベリア西部を北に流れ、オビ湾に注ぐ川。中・上流部には炭田や油田、工業地帯があり、シベリア開発の重要な水路。 **おびきだす【《誘き出す】** [国]相手をだまして、さそいだす。[「犯人を―」] **おびきよせる【誘き寄せる】** [下□]相手をうまくだまして、こちらへさそいよせる。「敵を―計略」 **おびグラフ【帯グラフ】** [图]グラフの一種。細長い長方形をいくつかに区切って、その各部分の長さによって数量の割合をあらわすもの。 **おひさま【お日様】** [图]「太陽」を親しんで呼ぶことば。▽幼児語。 **おひざもと【お×膝下】** [图]身分の高い人のそばで、その力が強くおよぶところ。[「将軍の―(=江戸[以])」] **おびじめ【帯締め】** [图]女性が帯をしめるとき、解けないように、結んだ帯の上にしめるひも。 **おひたし【お浸し】** [图]青菜[誌]をゆでて、しょうゆ・かつおぶしなどをかけた料理。 **おびただしい【×夥しい】** [圏]数量が非常に多く、あふれでるようなようす。[「―人出」「―出血」] [圏]すさまじい ②[多く、「〜ことおびただしい」の形で』好ましくないことの程度が激しい。「やっかいなこと―」[類]甚[はな]はだしい **おびどめ【帯留め】** [图]女性が帯を留めるために、帯の上からしめるひもに通したかざり。 **おひとよし【お人好し】** [图]いつでも他人に好意[ば]かりもっている人。気がよくてだまされやすい人。人のたのみを何でも聞きいれてつくす人。 **おひなさま【お雛様】** [图]「ひな人形」「ひな祭り」のていねいな言い方。 **オピニオンリーダー** [图]世論の動きを左右する指導者や評論家。理論的指導者。[「opinion leader] **おひねり【お×捻り】** [图]かねを紙に包んでひねったもの。賽銭[誌]や祝儀[しゅぅ]などに使う。 **おびばんぐみ【帯番組】** [图]テレビやラジオで、毎日同じ時刻に放送される連続番組。 **おびふう【帯封】** [图]新聞や雑誌などを郵送するときにあて名を書いて巻く、帯のような紙。おびがみ。また、お札[ょっ]を束ねるのに使う細い紙。 **おひや【お冷や】** [图]飲むための冷たい水。[「―をください」] **おびやかす【脅かす】** [国]●おびえさせて、相手を不安な気持ちにさせる。こわがらせる。「心を―」②現在の地位や状態などが続くことをあやうくする。「会長のポストを―」「平和を―」 **おびる【帯びる】** [圧□]①身につける。[「こしに刀を―」]▽「佩びる」とも書く。②ある性質や傾向[訟]をもつ。「酒気を―」③役目をもつ。「特命を―」 **おひれ(尾鰭)を付っける** 事実でないことを勝手につけくわえて、話をおおげさにする。 **おひろめ【お披露目】** [图]結婚・開店・襲名[灬],などの「披露[”]」のていねいな言い方。▽「広める」という意味。「披露目」は当て字。 **オフ** [图]①電気器具や機械のスイッチが切れていること。停止。休止。↔オン ②割りびくこと。[「三○パーセントー」] ③「シーズンオフ」の略。[「off] **オフィシャル** [形画]公式の。公認の。[「―レコード(公認記録)」] [「official] **オフィス** [圀]事務所。事務室。また、会社・役所など。職場。[|office] **オフィスオートメーション** [图]↓「オーエー」「office automation] **オフィスレディー** [图]女子事務員。OL。[office と lady] から。[和] **おぶう【負ぶう】** [国]せおう。しょう。[「赤ちゃんをおぶう」]→「おぶ[obu]」→「おぶう―」▽「おふ(負ふ)[ofu]」と変化した形。 **おぶう** [图]湯。茶。水。ふろ。▽幼児語。 **おふくかげん【お服加減】** [图]↓「ふくかげん」 **おふくろ【お袋】** [困]男性が、自分の母親を親しみをこめて呼ぶことば。[「―の味(=家庭料理)」]→おやじ ▽ふつう、かな書き。 **オフコン** [图]事務処理用の小型コンピュータ。オフィスコンピュータ。▽office computerから。 **おひゃくどまいり【お百度参り】** [图]神社や寺で、きまった場所を一○○度往復し、願いごとがかなうよういのること。②人を何度も訪ねてたのみごとをすること。 **おひらき【お開き】** [图]祝いごとや宴会[説]などが終わること。閉会。▽「おわる」「とじる」をさけて、縁起をかついでいう。 **オブザーバー** [图]会議に出席することだけを許されて、発言はできない人。また、その場で意見は言えるが、議決権のない人。傍聴人。[一]observer **オフサイド** [图]サッカーやラグビーなどで、選手がプレーしてはいけない位置でプレーする反則。[「offside] <176> **おぶさる【負ぶさる】**[国]人に背負ってもらう。「母に!」②他人の力にたよる。「借金の返済を父に―」 **オブジェ**[図]現代芸術で、象徴的または幻想[げんそう]的効果を生みだすための素材。また、それを使った立体的作品。▽物体という意味から。[objet] **オブジェクト**[図]①目的語。目的格。②対象。客体。客観。[object] [サブジェクト] **オフレコ**[図]インタビューなどで、内容の公表をしない約束で話すこと。記録外。非公式談話。[▽off the record から。] **オペ**[図]「オペレーション」の略。 **おべっか**[図]目上の人に気に入られようと、むやみにほめたり、ごきげんをとったりすること。お世辞。「―をつかう」[類]ごますり・追従[ついじゅう] **オペック [OPEC]**[図]石油輸出国機構。一九六○年、産油国の利益を守るためにつくられた国際機構。原油の生産量を調整し、価格を安定させることを目的とする。[▽Organization of Petroleum Exporting Countries の略語。] **オペラ**[図]歌や音楽を中心にして物語が進行する舞台劇。一七世紀初めにイタリアでおこり、ヨーロッパで発達した。歌劇。「一座」[opera] **オペラグラス**[囝]観劇のときに使う小型の双眼鏡[そうがんきょう]。[opera glasses] **オペラハウス**[図]歌劇用の劇場。歌劇場。[opera house] **オベリスク**[図]古代エジプトで、神殿の前などに建てられた、さきのとがった高い石の四角柱。方尖塔[ほうせんとう]。[obelisk] **オペレーション**[図]①機器類の操作。運転。②株式市場の操作。③手術。オペ。[operation] **オペレーター**[囹]機械を操作する人。とくに、電話交換手・無線通信士など。「コンピュータのー」[operator] **オペレッタ**[図]ポルカやワルツなどのおどりと、歌や会話で展開する喜劇的な音楽劇。喜歌劇。軽歌劇。[operetta] **おべんちゃら**[図]目上の人などに気に入られようと、口さきだけでうまいことを言うこと。俗[ぞく]な言い方。「―を言う」[圏]おべっか・お世辞・ごますり **おぼえ【覚え】**[図]①経験したことの記憶[きおく]。また、記憶力。「身にーがない」「―がわるい」②以前身につけた技術があって、それに自信があること。「うでにーがある」③目上の人の評価。信用があり、有能と思われていること。「社長の―がめでたい」 **おぼえがき【覚え書き・覚書】**[図]①忘れないために書いておく文。メモ。②のちのちのために、話しあいの内容を書きのこして、たがいに保存しておく書類。「地境[じざかい]について―をとり交わす」③自国の希望や意見を述べて相手国に示す、略式の外交文書。▽ふつう、「覚書」と書く。 **おぼえず【覚えず】**[副]無意識におこなうようす。おもいがけず。知らずに。「―なみだをこぼした」[類]思わず ▽文章語。 **おぼえる【覚える・“憶える】**[下][□]◎記憶[きおく]する。「漢字を―」②身につける。習得する。「仕事を―」「酒・タバコをー」③ある感覚を感じとる。「痛みをー」 **オホーツクかい【オホーツク海】**[図]北海道・サハリン・カムチャツカ半島・千島列島などに囲まれた海。ニシン・サケ・カニなどがとれ、冬は結氷する。 **おぼこ【未通。女】**[図]世慣れないこと。また、うぶな人。②男性と性的に関係したことのない女性。処女。きむすめ。 **おぼしい【思しい】**[圏][「〜とおぼしい」の形で]…のように思われる。:のように見える。「少女と一人かげ」「リーダーと―男」▽名詞の上に付く。文語の「おぼしき」の形でも使う。 **おぼしめし【『思し召し】**[図]◎「考え」「気持ち」の敬った言い方。「これも神様の―だ」▽目上の人の好意や異性への特別な関心をいうこともある。「社長の―があつい」「彼女にーがある」②ほんの気持ちだけの少ない分量。「―で結構です」 **おぼしめす【“思し召す】**[国]「おもう」の敬った言い方。「お思いになる」。▽「思われる」より高い敬意をあらわす。 **オプション**[図]自由選択[せんたく]。選択権。「―契約[けいやく]」[option] **オフサイド**[図]球技で、待ち伏せ攻撃を禁じる反則。サッカー・ラグビーなど。一[off side] **オフシーズン**[図]行楽地など、それを使うのに適した季節からはずれたとき。「―のスキー場」[off-season] **おふくろ【お袋】**[図]自分の母親を親しんで呼ぶことば。[⇔]おやじ **おふざけ**[図]ふざけること。「―がすぎる」 **おぶつ**[汚物]**[図]大小便やごみなど、よごれたきたないもの。「―をまきちらす」 **おぶつみょう【お仏名】**[図]宮中などでおこなわれた仏事。陰暦[いんれき]一二月一九日から三日間、過去・現在・未来にわたる仏[ほとけ]の名号[みょうごう]を唱え、一年間の罪やけがれの消えることをいつる。仏名会[ぶつみょうえ]。 **オプティミスト**[囱]楽天家。楽観論者。オプチミスト。[金]ペシミスト [optimist] **オプティミズム**[図]楽天主義。楽観論。オプチミズム。[ペシミズム] [-optimism] **オブラート**[圏]でんぷんなどでつくった、半透明[はんとうめい]のうすい膜[まく]。粉状の薬などを包んで、飲みやすくするのに使う。[Oblate] **オブラートに包む** 直接的な表現をさけて、遠回しなものの言いかたをする。 **オフリミット**[図]立ち入り禁止。また、立ち入り禁止区域。オフリミッツ。[off limits] **おふる【お古】**[図]使って古くなったもの。「兄のーでがまんする」[類]お下がり **おふれ【お触れ】**[図]↓「ふれ」 <177> **おめしもの** **オポチュニスト** [图]自分の都合によって、その場その場で態度を変える人。ご都合主義者。日和見主義者。便宜[~]主義者。[一]opportunist **おぼつかない【覚束ない】** [囲]うまくいくかどうか確かでない。「試合に勝つことは―」「成功は―」[類]疑わしい ②あぶなっかしい。心もとない。「酔[ょっぱら]って足どりも―」「―手つきで料理する」[圏]頼[たょり]ない ③あやふやで、はっきりしない。「―知識」[圏]あいま」 >古語≪おぼつかなし≫「おぼ」は「おぼろ」などと同じ。もと、ぼんやりしていて、はっきりわからないものに対していだく、不安でもどかしい気持ちをいった。はっきりわからないので気がかりだ、不安だという意味だった。 **おぼれる【×溺れる】** [下□]◎水中で泳げずに死ぬ。また、死にそうになる。「川で―」②夢中になる。ふける。「酒色に―」 >溺れる者は藁[ゃち]をもつかむ 自分の身が危ないと思った人は、たよりにならないものでもたよって、なんとか助かろうとする。 **おぼろ【×朧】** [图形動]①〈形動〉ぼんやりかすんで、もののはいがはっきりとわからないようす。「―に見える」「前競」という意味なので、高貴な人自身に向かって使うようになった。目上に対するていねいなことばが、親愛をあらわすようになり、しだいに目下に対するぞんざいな言い方に変わった。 **おまけ【お負け】** [图]函商品の値段を特別に安くしたり、景品や付録をつけたりすること。また、そのつけた品。[「一○円―する」「―つき」] **おまけに【お負けに】** [圏]そのうえに。さらに加えて。「発車が三○分もおくれ、―車内は超満員[にらんだ]」▽ふつう、かな書き。 **おまちどおさま【お待ち遠様】** [國]相手を待たせたときにいうあいさつのことば。[「どうもーでした」] **おまつりさわぎ【お祭り騒ぎ】** [图]大勢でにぎやかにさわぐこと。必要以上におおげさにさわぐこと。どんちゃん騒ぎ **おまもり【お守り】** [图]災いをよけるために身につける、神社や寺などの守り札[ょだ]。[「交通安全の―」] **おまる** [图] 幼児や病人のための、持ちはこびができる便器。[圏]おかわ▽「お虎子」と当てる。 **おまわりさん【お巡りさん】** [图]「警察官」を親しんで呼ぶことば。▽常用漢字表付表の語。 **おみおつけ** [图]「みそしる」のていねいな言い方。 **おみき【お神酒】** [图]①神前に供える酒。②「さけ」をしゃれていう言い方。▼常用漢字表付表の語。 **おみきどっくり【お神酒。徳利】** [图]①お神酒を入れて神前に供える一対のとっくり。②同じ姿をしている二人。また、いつもいっしょにいる仲よしの二人のたとえ。▼「おみきどくり」とも。 **おみくじ【お、神×籤】** [图]神社や寺にお参りして、吉凶[きらり]をうらなって引くくじ。 **おみずとり【お水取り】** [图]奈良東大寺の二月堂でおこなう仏事。三月一三日未明、堂の井戸水をくみ、本堂に納める儀式[も]。修二会[しゅに]の一つ。 **おみそれ【お見“逸れ】** [图]函会ってだれだかわからなかったり、相手がすぐれていることに気づかなかったりするときに、その相手に対して謝る気持ちをあらわすことば。「これは―いたしました」 **オミット** [名] 「止]除くこと。省略すること。[「その部分は―しよう」] [「omit] **おみなえし【女郎』花】** [国]秋の七草の一つ。オミナエシ科の多年草。秋、黄色の小花をたくさんつける。▽女性(=おみな)にたとえて和歌に詠まれた。▷図「あきのななくさ」 **おむすび【お結び】** [⑧]「にぎりめし」のていねいな言い方。おにぎり。 **おむつ【お×襁褓】** [图]↓「おしめ」 **オムニバス** [图]映画や小説などで、いくつかの短編を並べ、全体で一つの作品にまとめたもの。[「―ドラマ」]▽もと、乗り合い馬車という意味。[一]omnibus **オムレツ** [图] 卵料理の一つ。卵をとき、ふんわりとやわらかく焼いたもの。[「プレーン―」] [一 omelette] **おめい【汚名】** [图]不名誉な悪い評判。悪評。「―返上」「―を着せる」「―をすすぐ」▽よく「汚名挽回」と使われるが、「挽回」はもとにひきもどすという意味で矛盾[じょん]する。汚名は「返上」、名誉は「挽回」に続ける。また、「汚名を晴らす」は、「汚名をすすぐ(=ぬぐいさる)」の誤り。 **おめおめ** [画]はじをはじとも思わず、平気なようす。平気で。[「よくもまあ―と顔を出せたものだ」「このままーひき下がれない」] [類]のこのこ **オメガ【2・3】** [图]●ギリシャ語のアルファベットの、最後の字。②ものごとの最後。最終。◆アルファ ③電気抵抗の単位、オームの記号。[| omega] **おめかし** [图] 入念にかざりたてて、おしゃれをする **おめがね(お眼鏡)に叶う** ↓「めがね」 **おめし【お召し】** [图]①「着る」「招く」「呼ぶ」「乗る」ことの敬った言い方。「―になる」「―かえ」「―列車(=天皇などの特別列車)」②「おめしちりめん」の略。練り糸を使い、表面にしわのような凹凸を寄せた絹織物。 **おめしもの【お召し物】** [图]他人の衣服を敬ってい ①〈名〉白身の魚をすりみにして味つけしたもの。そぼろ。[類]でんぶ **おぼろげ【×朧げ】** [形動]はっきりしないで、ぼんやりしているようす。[「―な記憶によれば」] **おぼろづきよ【×朧月夜】** [图]春の、ぼんやりかすんで見える月の夜。おぼろ夜。「おぼろづくよ」とも。 **オマージュ** [图]①尊敬。敬意。②賛辞。[|hommage] **おまいり【お参り】** [图]「四]神社や寺などに行って、神仏を拝むこと。参拝・参詣[スラ] **おまえ【お前】** [代名]二人称単数。おもに男性が、親しい人や目下[との]者に対して使う。「おれと―の仲じゃないか」 >古語≪おまへ≫もともと、神仏や身分の高い人の「御 <178> **おめずおく**うことば。「すてきな―ですね」 **おめず(怖めず)臆[ゃく]せず** 少しも気後れせずに。ものともせず。 **おめだま(お目玉)を食う** 目上の人にひどくしかられる。 **おめでた** [图]めでたいこと。とくに、結婚・妊娠・出産などにいう。 **おめでたい** [囲]気がよく、まのぬけたところがある。お人よしだ。ばかにした言い方。「そんなことを信じるなんてーね」「―考え」 **おめでとう** [圏]喜ばしいことやめでたいことを祝う、あいさつのことば。[「新年―」「誕生日―」「合格―」]▽目上の人には「ございます」を付ける。「めでたい」の連用形「めでたく」が変化した形。「お目出度う」「お芽出度う」と当てる。 **おめ(お目)に掛かる** 「会う」のへりくだった言い方。お会いする。 **おめみえ【お目見え・お目見得】** [图]「はじめて人々の前に姿を見せること。「来月新製品が―する」▽歌舞伎[ょ]で、役者がはじめて観客の前で芝居をすること。「―興行[おう]」②身分の高い人にはじめて会うこと。へりくだった言い方。▽江戸時代、将軍に直接会うことのできた身分を、お目見得以上(=旗本)といった。 **おめもじ【お目文字】** [图]「お目にかかる。「くわしくはーの上で」▽多く手紙に使う。女房詞[ぼう]。 **おも【主】** [形動]主要なようす。また、大部分であるようす。[「―な成分」「四○代が―だ」] **おも【面】** [图]圏語①〈名〉表面。おもて。[「水の―」] ①〈造語〉[「面〜」の形で】顔のようすをあらわす。「―長[なが]」「―やつれ」「―変わり」 **おもい 【思い・想い】** [图]①胸の中にいだく感じや判断。[「―をめぐらす」「―をきめる」] ②胸にいだく希望や期待。「―がかなう」「―のまま」「―どおりにはこぶ」③想像や予想。[「―のほか」「―もよらぬ(=まったく想像しなかった)結果」]④恋愛[熱]・なつかしさ・心配などの感情。「熱い―を寄せる」「学生時代に―をはせる」「―にしずむ」 >思い内にあれば色[いろ]外[そと]に現[ぁらぁ]る 心の中で思っていれば、それは必ず顔や態度にあらわれる。 >思い半ばに過ぎる ①言わなくても大半はわかる。思いあたるところが多い。②事実が想像をこえていて、思うことが多い。 >思いを晴らす ①うらみや不満を除く。②長いあいだの願いをとげる。 **おもい 【重い】** [囲]◎持ちあげたり動かしたりするのに、強い力が必要だ。めかたが大きく感じられる。「―かばん」「戸が―」②心身にのしかかる感じがある。晴ればれしない。「熱で頭が―」「先生に会うのは気が―」「―足どり」③程度がはなはだしく深刻である。また、重大である。「―病気」「責任が―」「事件を重く見る」④動きやはたらきがにぶい。「Vロがー」「こしが―」◆軽い **おもいあがる【思い上がる】** [国]実力以上にうぬぼれて、いい気になる。「勝ったからといってーな」 **■≪おもひあがる》**古語には、現代語のような悪い意味はなく、高い望み・ほこり・自信などをもつという意味で使った。 **おもいあたる【思い当たる】** [国]まさにこれだとう。「そういえばーふしがある」 **おもいあまる【思い余る】** [国]自分一人だけの思案では、どうしたらいいかわからない状態になる。「思い余って自殺をはかる」 **おもいあわせる【思い合わせる】** [下□]あれとこれとを比べて考える。二つ以上のものごとを考えあわせる。 **おもいいれ【思い入れ】** [图]特別に深い思いをもつこと。また、芝居などで、何も言わずに、心理状態を表情やしぐさで表現すること。[「この本には著者の深い―がある」] **おもいうかべる【思い浮かべる】** [下□]頭の中に、その形を思いえがく。[「故郷の山を―」] **おもいおこす【思い起こす】** [国]改めて過去を思いだす。想起する。「思い起こせば十年前」 **おもいおもい【思い思い】** [画]それぞれ、自分の思いのままに。各自、好きなように。[「―の衣装[いよう]を身に着ける」「―にくふうをこらす」] **おもいかえす【思い返す】** [国]決心を変える。おもいなおす。[「思い返して家に帰る」] ②過去のことを思いうかべる。「少年時代を―」 **おもいがけない【思い掛けない】** [囲]予想したこともない。思いもよらない。思いもかけない。[「―出来事」「―ところで一人に会う」] [圏]意外 **おもいきや【思いきや】** [ [「〜と思いきや」の形で」そ]うだと思っていたら、予想外に。意外にも。[「受験に失敗したと―、みごと合格した」] **おもいきり【思い切り】** [图]画①〈名〉決心。[「一よく外国へ出かけた」]断念。「―がついた」①〈副〉思うぞんぶん。じゅうぶんに。[「―遊びたい」] **おもいきる【思い切る】** [国]①きっぱりとあきらめる。「進学を―」[類]断念する ②[「思い切って」の形で」迷いの中で、判断をこれ一つときめて。[「思い切って会いに行く」] ③[「思い切った」の形で」びっくりするほど大胆[感]な。「思い切った改革」 **おもいこむ【思い込む】** [国]かたく信じきる。[「勝つものと―」] ②かたく決心する。「命がけでー」 **おもいしらせる【思い知らせる】** [下□]相手に身にしみてわからせる。[「ばかさかげんを思い知らせてやる」] **おもいしる【思い知る】** [国]身にしみてわかる。さとる。[「世の中の厳しさを―」] **おもいすごし【思い過ごし】** [图]想像する必要のないことまで、よけいに心にえがくこと。かんがえすぎ。「―ならいいが」[圏]取り越し苦労・杞憂[う] **おもいだす【思い出す】** [国]忘れていたことや昔のことを、頭に思いうかべる。「夏が来ると―」 <179> **おもしろい** **おもいたつ【思い立つ】** [国]急にあることをしようという気になる。[「思い立って旅に出る」] **おもいちがい【思い違い】** [图]事実とちがって判断すること。かんちがい。誤解。 **おもいつき【思い付き】** [图]①とつぜん心にうかんだ考え。着想。②きまぐれ。[「―でものを言うな」] **おもいつく【思い付く】** [国]ふと、ある考えがうかぶ。[「名案を―」] ②忘れていたことを思いだす。 **おもいつめる【思い詰める】** [下一]つの問題、一つのことがらをさきのさきまでつきつめて考え、そこから動きがとれなくなる。 **おもいで【思い出・想い出】** [图]前にあったことや経験したことが心によみがえってくること。[「少女時代の―にふける」] **おもいで【思ひ出】** [国]一九一一年。北原白秋の第二詩集。故郷、福岡[紗]県柳川[錠]の風物にまつわる幼年期からの思い出を、叙情小曲集として、感覚的にうたいあげたもの。 **おもいとどまる【思い“止まる】** [国]やろうとしていたことを、考えなおしてやめる。「立候補を―」 **おもいなおす【思い直す】** [国]一度きめたことを、もう一度改めて考える。かんがえなおす。 **おもいなしか【思い×倣しか】** [圃]そうだろうと思ってみるせいか。「―やせたようだ」[類]心なしか **おもいのこす【思い残す】** [国]やっておくべきだったという残念な気持ちをあとに残す。[「―ことはない」] **おもいのたけ【思いの丈】** [心]に思っていることのすべて。[「―をうち明ける」] **おもいのほか【思いの外】** [画]予想に反して。[「―時間がかかった」「―簡単だ」] [圏]案外・意外に **おもいのまま【思いの×儘】** 思うとおり。思うぞんぶん。[「―にふるまう」] **おもいみだれる【思い乱れる】** [下]あれこれと思いなやむ。 **おもいめぐらす【思い巡らす】** [国]昔のことや将来のことをいろいろと考える。 **おもいやり【思い遣り】** [图]相手の立場になって考えてやる気持ち。[「―が深い」]週同情 **おもいやる【思い遣る】** [国]◎遠くはなれている人や場所などに考えをおよぼす。[「はるか日本を―」] ②将来が心配になる。「さきが思いやられる」 **おもいわずらう【思い煩う】** [国]あれこれ考えてなやむ。[「将来のことを―」] **おもう【思う・『想う】** [国]●胸の中で判断する。[「ぼくはこうー」] ②希望する。ねがう。「アメリカへ行きたいと―」③想像する。「未来を―」④かわいくて愛情を感じる。愛する。「子を―」 >つかいわけ思う・考える | 「思う」は、胸の中で単純な、一つの希望・意志・判断をもつ。「数学はむずかしいと思う」。「考える」は、あれこれと比較したうえで結論を出す。「数学の問題を考える」。 **おもうさま【思う様】** [画]思いどおり、じゅうぶんに。「―遊びたい」 **おもうぞんぶん【思う存分】** [画]したいだけ、じゅうぶんに。満足するまで。[「―ねむりたい」「―のはたらきをする」] [類]思い切り **おもうつぼ【思う×壷】** [願]って待っているとおり。[「そんなことをすれば相手の―だ」]▽「つぼ」は、ばくちでさいころをふる道具。 >思う壷にはまる 待ちうけていたとおりの結果になる。計略どおりになる。[圏]思うつぼに当たる▽さいころの目が、賭けたとおりに出る意味。 **おもうに【思うに】** [圓]心にうかぶ一つの結論として。[「―学問とは、これで終わりということのないものだ」] **おもえる【思える】** [下□]しぜんにそう思われる。また、思うことができる。[「二度と来ないように―」] **おもおもしい【重重しい】** [囷]どっしりと落ち着いて、おごそかである。[「―存在」「―ロ調[がよう]」]→軽々しい **おもかげ【面影・×俤】** [图]⊕思いだされる顔かたち。②昔のことを思いださせる、ものごとのようす。[「一五世紀の―を残す町並み」] **おもかげ【於母影】** [国]一八八九年。森鷗外[がい]らによる訳詩集。バイロン・ゲーテ・ハイネらの作品に漢詩訳なども加えた斬新[に]な詩形のもので、異国趣味[紫]やロマン的なかおりが、のちの北村透谷[達法法も]や島崎藤村[さらに]影響をあたえた。 **おもかじ【面×舵】** [图]船の進路を右に向けるときの、かじのとりかた。[「―いっぱい」]→取りかじ **おもがわり【面変わり】** [图]函顔つきが以前と変わること。[「苦労のせいでーする」] **おもき(重き)を置く** 重要に思う。重点を置く。「成績よりも人がらに―」 **おもき(重き)をなす** 力のある人として重んじられ **おもくるしい【重苦しい】** [囲]重いものにおさえつけられる感じがする。のびのびできない。[「―沈黙[説]」] **おもさ 【重さ】** [图]①重いこと。また、重い程度。②重大であること。「責任の―」③物体に作用する重力の大きさ。重量。「―五キロの荷物」 **おもざし【面差し】** [图]かおつき。かおだち。顔のようす。[「―が母親に似る」] **おもし【重し】** [图]①ものをおさえつけるために置くもの。おし。[「つけものに―をする」] ②人々をおさえつける威力[がよく]。また、威力をもつ人。[「世のーとなる」] **おもしろい【面白い】** [圏]興味深い。[「―意見」「―研究」] ②楽しくて夢中になるほどだ。[「テレビゲームはー」「遠足は面白かった」「―ようにうまく運ぶ」]↔つまらない ③こっけいだ。おかしい。[「―顔」「―ことを言う」]④「おもしろくない」の形で」自分にとって、望まし <180> **おもしろお**くなくていやだ。[「おもしろくない結果になる」「いまひとつ売り上げがおもしろくない」] >古語≪おもしろし≫もと、明るい景色[も]などを見て、目の前が白く開け、心が晴ればれする感じ。気分が晴れて快いところから、音楽などについて使うことが多く、やがて現代語②の愉快[ぃ]という意味に発展した。 **おもしろおかしい【面白可笑しい】** [圏]話などが、楽しくて愉快」である。いかにも興味をそそる。 **おもたい【重たい】** [囮]重い感じがするようす。[「―荷物」「まぶたが―」「―気分」] **おもだか【沢×瀉】** [图]オモダカ科の多年草。水田や池などに生え、夏、三弁の白い花が咲く。▽「沢潟」は誤り。 **おもたせ【お持たせ】** [图]客がみやげに持参したものを敬っていうことば。おもたせもの。[「―で失礼ですが」]▽それを持参した客にすすめるときなどに使う。 **おもだち【面立ち】** [图]かおだち。[類]目鼻立ち **おもだつ【主立つ・重立つ】** [国]集団の中で中心になる。[「主立った仲間に相談する」] **おもちゃ【×玩具】** [图]●子供が持って遊ぶ道具。がんぐ。②ただ楽しむだけのもの。もてあそぶもの。なぐさみ。[「―にされる」] **おもて日【表】** [图]ものの二つの面のうち目立つほう。上側。外側。正面。[「たたみの―」「便貨の―」「―側」] ②社会の人の面前。正式なこと。「事件を―に出す」「―をつくろう」「―門」「―芸」◆裏 ③たいらなものの表面。おも。[「鏡の―」] ④建物の前。また、戸外。そと。[「―にだれかいる」「―で遊んできなさい」「―〈出ろ」]④一対のもののうち、前のほう。とくに野球で、各回の前半の、さきぜめのチームが攻撃するとき。「三回ーの攻撃」⇔裏 **目【面】** [图]「顔」の古い言い方。「―を上げる」「―(=表情)を変える」「細―」②能面[燃]。[「―をつける」] **おもてがき【表書き】** [图]手紙などのおもてに書くあて名。また、書かれた文字。うわ書き。 **おもてがまえ【表構え】** [图]家の正面のつくりかた。 **おもてかんばん【表看板】** [图]⊕劇場などの正面にかかげる看板。②世間[だ]に対する正式な名目[認]。 **おもてげい【表芸】** [图]本業として当然習得しなければならない技芸。また、専門として世間[だ]で評価される技芸。→裏芸 **おもてげんかん【表玄関】** [图]⊕正面の正式な玄関。↔内玄関 ②国や都市の入り口にあたる、空港・港・駅など。 **おもてさく【表作】** [图]同じ田畑で、一年間に二種類の作物をつくるとき、はじめにつくるおもなほうの作物。↔裏作 **おもてぎた【表×沙汰】** [图]事件として世間[だ]に広く知れわたること。とくに、裁判などで正式に争うようになること。裁判ざた。[「事件が―になる」] **おもてだつ【表立つ】** [国]表面に出る。人目につく。[「表立った動きはない」] **おもてどおり【表通り】** [图]市街地などの主要な道路。↔裏通[り]。大きな道路。 **おもてにほん【表日本】** [图]本州の太平洋側の地方の古い呼び方。現在は「太平洋側」という。☆裏日本 **おもてむき【表向き】** [图]①実際はともかくとして、表面上の体裁。世間体。うわべ。[「―はうまく いっている」「―をつくろう」] ②世間[だ]に公然と知れわたること。「―にはしたくない」[圏]表ざた ③公式、また、正式であること。たてまえ。[「―の理由は病気欠席だ」「―の用件」] **おもな【主な】** [「おも」] **おもなが【面長】** [图形動]顔が細長めであるようす。 **おもに【重荷】** [图]重い荷物。また、精神的な負担をたとえてもいう。[「―に感じる」「―を下ろす」] **おもに【主に】** [圓]大部分は。主として。[「夏休みは―海辺で過ごす」「だいずは―中国からの輸入」] **おもねる【×阿る】** [国]気に入られるように、あれこれと細工[ぃ]をする。へつらう。[「上役に―」] **おもはゆい【面。映ゆい】** [囲]顔を合わせるのが恥ずかしい。きまりがわるい。「ほめられて―」「面はゆく▽顔を合わせるのがま[て]目をそらす」[圏]てれくさいぶしいという意味から。 **おもみ【重み】** [图]●重さの程度。重い感じ。「雪の―で屋根がつぶれた」↔軽み ②重要であること。「事実の―・③性質や態度などが、どっしりと落ち着いていること。重々しい貫禄[欲]を備えていること。「伝統の―」「―のある人」 **おもむき【趣】** [图]●しみじみとした味わい。おもしろみ。「―のあるたたずまい」「―が深い」[類]風情[がい]情趣 ②しぜんにそう感じられるようす。それらしい感じ。「―を異にする」「深山幽谷のー」伝えたいと思う内容。[「お話の―は承知しました」「ご入院の―をうけたまわり」] [圏]趣旨[にゅ]▽ふつう、手紙文で使う改まった言い方。 **おもむく【赴く・“趣く】** [国]①ある場所へでかけて行く。「任地へ―」②ある状態に向かって変化する。「病気が快方に―」 **おもむろに【“徐ろに】** [画]ゆっくりと始めるようす。もったいぶって始めるようす。[「うながされて―歩きだす」「―話しはじめる」] [圏]ゆっくり **おももち【面持ち】** [图]気持ちのあらわれている顔つき。表情。「不安げなー」 **おもや【母屋・母家】** [图]①納屋[修]・はなれ座敷[き]などに対して、すまいにするおもな建物。②家の中央のおもな部分。廊下・ひさしなどに対していう。もや。「↓庇[ぃさし]を貸して―を取られる」▼常用漢字表付表の語。 <181> **おもやつれ【面×窶れ】**[図][凼]病気や心配ごとなどのために、顔が力なくやせて見えること。「病みあがりで―した顔」 **おもゆ【重湯】**[図]多めの水で米をたき、のり状のしるだけとったもの。病人や乳児用の食事。[圏]おかゆ **おもり【重り・×錘】**[図]重さを加えたり、つりあいをとったりするために下につけるもの。釣[つ]り糸につけるものや、はかりの分銅[ふんどう]など。 **おもり【お守り】**[図]子供のめんどうをみること。また、その人。 **おもろそうし【おもろさうし】**[作品名]沖縄・奄美[あまみ]に伝わる古代歌謡[かよう]「おもろ」を集成したもの。古代琉球人の民俗[みんぞく]や信仰[しんこう]などを知る資料でもある。 **おもわく【思わく・思惑】**[図]①ものごとがどうなるかについての予想。みこみ。「―がはずれる」②自分に対する他人の評判や反応。「世間[せけん]の―が気になる」 **おもわくがい【思わく買い】**[図]相場があがることを予想し、株を買うこと。 **おもわしい【思わしい】**[囲]望ましい。「病状は思わしくない」「―返事がもらえない」▽多く、下に打消[うちけ]しの語をともなう。 **おもわず【思わず】**[画]とくにそうする気持ちがないのに、しぜんと。「―なみだがこぼれた」 **おもわせぶり【思わせ振り】**[図][形][動]意味があるようなようすを見せながら、それをなかなかあらわさないこと。「―な態度をとる」 **おもんじる【重んじる】**[圧][□]価値あるものとしてたいせつにする。おもんずる。「個性を―」→軽[かろ]んじる **おもんぱかる【《慮る】**[国]あれこれと考える。深く思案する。▽「おもいはかる」の変化した形。 **おや【親】**[図][造語]①〈名〉◎子供を生んだ父と母。また、子供を養育する人。「―の欲目」「生みの―より育ての―」「孝行したいときに―はなし」②トランプのゲームなどで中心となる人。[③][「親〜」の形で]もとになるものや大きいほうのもの。「―会社」「―指」「―株」→子 **親の心子知らず** 親の愛情を子はなかなか理解できず、勝手[かって]なことをするものだ。 **親の臑[すね]かじり** 独立した生活ができずに、親に学費や生活費を出してもらうこと。 **親の光は七光[ななひかり]** 本人の力はそれほどではないのに、親の地位や評判のおかげで出世[しゅっせ]すること。 **親はなくても子は育つ** 実の親が死んでも、どうにか子供は育っていくものだ。成育にはそれほど心配はいらない。 **おや**[圏]①ふしぎに思ったり変に感じたときに出ることば。「―、これはなんだろう」②思いがけないことなどにあったときに出ることば。「―、あなたでしたか」▼アクセントの位置は、①は「おや」、②は「おや」となる。 **おやがいしゃ【親会社】**[図]ある会社に資本を出して、その会社の支配権をもつ会社。⇔子会社[こがいしゃ] **おやがかり【親掛かり】**[図]子供が経済的に独立できず、親の世話になっていること。 **おやかた【親方】**[図]すもうや職人の社会で、弟子に技術を教え、生活のめんどうもみて指導する人。 **親方日の丸** 役所や公共企業[きぎょう]は倒産[とうさん]しないので安心だ。▽「親方」が「日の丸(=国家)」だから、いいかげんな経営でもつぶれない、役所などの安易な考えを皮肉った言い方。 **おやがわり【親代わり】**[図]親の代わりになって、子供の世話をすること。また、その人。 **おやくしょしごと【お役所仕事】**[図]役所の、形式的で能率の悪い仕事のやりかたを皮肉っていうことば。 **おやこ【親子】**[図]おやと、こ。また、親と子のような関係の二つのもの。「―電話」「―どんぶり」 **おやご【親御】**[図]他人の親を敬った言い方。「世の―さんたち」 **おやこうこう【親孝行】**[図][凸][形動]子が親をたいせつにし、心配をかけないこと。「―な息子」[類]親思い・孝行 ⇔親不孝[おやふこう] **おやごころ【親心】**[囝]子を思う親の愛情。また、親のように目下[めした]の者を親切にかわいがる気持ち。 **おやこでんわ【親子電話】**[図]一本の電話線を二台以上の電話機で共用するもの。 **おやじ【親字】**[図]漢和辞典で、熟語のもとになる、見出しの漢字。親文字。 **おやじ【親、父・親仁】**[図]男性が、自分の父親を親しみをこめて呼ぶことば。「地震、かみなり、火事、―」⇔おふくろ ②店の主人などを、客が親しんで呼ぶことば。「そば屋の―」 **おやしお【親潮】**[図]ベーリング海から南下し、北海道と本州の太平洋岸を通る寒流。千島海流とも。☆黒潮[くろしお] **おやしらず【親知らず】**[図]①歯のうち、最後に生える四本の奥歯[おくば]。「―が痛む」▽生えるころにはすでに親がなくなっているという意味から。②生みの親の顔を知らないこと。 **おやすい【お安い】**[囲]わけもない。簡単にできる。「―ご用だ」②「お安くない」の形で】男女のあいだがらが特別な関係にあることを、ひやかしていうことば。 **おやだま【親玉】**[図]グループの中心人物。親分。かしら。ボス。 **おやつ【お八つ】**[図]午後三時ごろに食べる菓子[かし]やくだもの。お三時。▽今の三時ごろを、昔は「八つどき」といったことから。 **おやばか【親馬鹿】**[図]親が子供をかわいがるあまり、あまやかしたりおろかなことをしたりすること。子供を実際以上にすぐれていると思いこむこと。[類]子煩悩[こぼんのう] **おやふこう【親不孝】**[図][形][動]子が親をたいせつにしないで、心配や苦労ばかりかけること。⇔親孝行 ▽「親不幸」は誤り。 **おやぶね【親船】**[図]小船を従えて、作業などの中心となる大きな船。母船。本船。 **親船に乗ったつもり** すっかりまかせて安心するこ <182> と。[類]大船に乗った気持ち **おやぶん【親分】** [名] 仲間うちで、いちばん上に立つ人。とくに、やくざのかしら。ボス。[対]子分 **おやぶんはだ【親分肌】** [名] 仲間のリーダーとなってみんなのめんどうをみるような、たよりになる人がら。 **おやま【女形】** [名] 歌舞伎で、女の役を演ずる男の役者。「おんながた」とも。▽女性の出演が、風紀を乱すと禁じられたために生まれた。 **おやまのたいしょう【お山の大将】** [名] 小さな社会の中で、自分がいちばんえらいと思っていばっている人。「―われ一人」▽盛り土の山上に立って、登ってくる者をつき落とす子供の遊びから。 **おやみなく【小止みなく】** [副] 雨や雪が少しのあいだもやまずに降るようす。「こやみなく」とも。「―降る雨」 **おやもじ【親文字】** ①アルファベットの大文字。かしら文字。キャピタル。 ②「親字」に同じ。 ③「字母」に同じ。 **おやもと【親元・親許】** [名] 親が生活している家。親のそば。「―をはなれて自活する」[関]実家 **おやゆずり【親譲り】** [名] 親から受けつぐこと。財産や性格についていう。「彼の強気は―だ」 **おやゆび【親指】** [名] 手足の指の中でもっとも太い指。 **およぐ【泳ぐ】** [動] ◎手足やひれを動かして、水上や水中を運動する。「プールでー」 ②うまく世の中をわたる。「政界をたくみに―」 ③人ごみをかき分けて進む。「雑踏の中を―」 ④よろめいて前のめりになる。「つまずいて前にー」 **およそ【凡そ】** ①[名・副] 完全ではないが、ほとんど全部。大部分。「―の見当はつく」「準備は―終了した」[類]あらかた・おおむね ②[副] 全体から見当をつけるようす。一般に。「―人間というものは欲深いものだ」[類]一体に ③正確ではないが、見当として。だいたいのところ。「参加者は―一万人」「―五○メートルの行列」[類]約 ▽下に数量をあらわす語がくる。 ④[「およそ〜ない」の形で] 全然・・・ない。「―信用できない話」「―考えつかない戦法」[類]全く・絶対に **およばずながら【及ばずながら】** [副] 自分の力は不じゅうぶんで、いきとどかないが。「―ひきうけましょう」▽仕事をまかされたときなどに、けんそんしていうことば。 **および【及び】** [接] [「〜及び〜」の形で] 同類のものをつけくわえて挙げるときに使うことば。改まった言い方。「新入生—在校生の諸君」▽甲・乙・丙・丁というように、並列してあげるときなどは、「甲・乙・丙および丁」のように最後のものの前に「および」を置く。 **およびごし【及び腰】** [名] 少し腰をかがめ、手だけのばして、ものをとろうとするような不安定な姿勢。へっぴり腰 ▽自信がなく中途はんぱな態度でとりくむことをたとえてもいう。「この問題にははじめからーの政府」 **およびもつかない** がんばってもそこまでの力がなく、とてもかなわない。「世界記録には―」 **およぶ【及ぶ】** [動] 一つのところを出発点として、他の点や範囲に達する。「被害が友人に―」 ②ある時刻や数量などに達する。「深夜に―会議」 ③ある行動をとるにいたる。「犯行に―」 ④追いつく。できる。「彼に―者がない」「足もとにも及ばない」▽多く、下に打消の語をともなう。 ⑤[「~には及ばない」の形で] ・・・する必要がない。「礼には及ばない」「わびるには及ばない」 **およぼす【及ぼす】** [動] とどくようにする。およぶようにする。「悪影響を――」「害を―」 **おらがはる【おらが春】** 一八五二年。小林一茶の作。その年一年間の見聞や感想に発句をまじえて日記体でしるした随筆。 **オラトリオ** [名] 聖書などの物語に曲をつけた宗教的音楽。合唱が中心。聖譚曲。[ラテン]oratorio **オランウータン** [名] 類人猿の一つ。からだは赤褐色で、二本足で立つことができる。ボルネオやスマトラなどにすむ。猩々。▽マレー語で、「森の人」という意味から。[マレー]orangutan **オランダ** [国名] 正式国名は、オランダ王国。西ヨーロッパ、北海に面した立憲君主国。日本が鎖国時代、通商した唯一の西欧の国。国土の約四分の一は干拓地(ポルダー)で、球根栽培や酪農が盛ん。EUの共同港、ユーロポートがある。ネーデルラント。面積約四万二〇〇〇平方km。首都アムステルダム。主要言語オランダ語。▽「和蘭」「和蘭陀」と当てる。 **おり【折り・折】** ①[名] 折ること。「四つ折りにする」 ②うす板や厚紙でつくった箱。折り箱。また、折り箱に菓子や料理などをつめたもの。折り詰め。 ③とき。時機。機会。「折をみて」「折も折(=ちょうどその時)」「ついでの折に」「折節」▽ふつう、「折り」とは書かない。 ①[造語] 折りかさねたものや折り箱を数えることば。「半紙一―」「菓子一―」 **おり【織り・織】** ①[名] 布を織ること。また、織ったもの。「毛織り」「つむぎ織り」「織り元を訪ねる」 ②工芸品としての織物。「博多織」「西陣織」▽ふつう、「織り」とは書かない。 **おり【澱】** [名] 液体の底のほうにしずんだかす。「ワインのーがしずむ」[類]沈殿物 **おり【檻】** [名] 罪人や動物をとじこめておく格子付きの囲いや部屋。「―を破る」「―からぬけでる」 **おりあい【折り合い】** [名] ◎人と人との仲。「嫁と姑の―が悪い」 ②たがいにゆずりあって解決すること。「―がつく」[類]協調・妥協 **おりあう【折り合う】** [動] たがいにゆずりあって、まとまる。おれあう。「値段が折り合わない」 **おりあしく【折悪しく】** [副] 時機の悪いことに。「―雨が降りだした」[類]あいにく[対]折よく **おりいって【折り入って】** [副] 相手に改まって何かをたのむときなどに使うことば。「―お願いがあります」 <183> とば。「―お願いがあります」③くりかえす。ぜひとも **オリーブ**[図]①モクセイ科の常緑小高木。夏、黄白色の花をつける。果実は油をとるほか、塩づけにする。日本では小豆島[しょうどしま]などで栽培[さいばい]される。葉は平和のシンボルとされる。②オリーブの実の色。くすんだこい緑。黄色がかったこい緑色。オリーブ色。[olive] **オリエンタル**[形動]東洋の。東洋風。「―ムードの建築」[oriental] **オリエンテーション**[図]新入生や新入社員などに対する説明会。新人の指導や教育。▽方向づけという意味から。[orientation] **オリエンテーリング**[図]地図と磁石[じしゃく]を使って、きめられたいくつかの地点を通り、目的地に着く速さを競[きそ]う競技。[orienteering] **オリエント**[図]①エジプトやメソポタミアを中心とする古代文明の栄えた地域。「―文明」②東洋。東方。▽ラテン語で、ヨーロッパから見て「日ののぼるところ」という意味。[Orient] **おりおり【折折】**[図][画]①〈名〉その時その時。「四季―の花」①〈副〉ときどき。ときおり。機会があるたびに。「―見かける」 **オリオンざ【オリオン座】**[図]冬の代表的な星座。中央に三つ星がある。▽「オリオン」は、ギリシャ神話に出てくる狩人[かりゅうど]の名。 **おりかえし【折り返し】**[図][画]①〈名〉衣服などの折って二重にした部分。「ズボンのー」②詩や歌詞のくりかえしの部分。リフレイン。③ある場所まで行って、来た方向にひき返すこと。ひき返す地点。「マラソンの―地点」「―運転」①〈副〉相手の手紙や電話などに、すぐ返事をするようす。「―ご返事ください」 **おりかえす【折り返す】**[国]紙や布を裏がおもてに出るように重ねる。「すそを―」②来た方向へひきかえす。「中継点から―」 **おりかさなる【折り重なる】**[国]多くのものがいくえにも重なりあう。「人馬折り重なってたおれる」 **おりがみ【折り紙】**[図] 色紙を折って、動物などの形をつくる遊び。また、それに使う紙。色紙。②美術品などが確かな品物であるという証明書。鑑定[かんてい]書。「―つきの茶わん」▽世間[せけん]の評判や、信頼[しんらい]できる人などの保証。よいことにも悪いことにも使う。「師匠[ししょう]が―をつけたうでまえ」「―つきの悪人」 **おりから【折から】**[図][画]①〈副〉ちょうどそのとき。「―降りだした雨」「―の雨」①〈名〉時節。季節。「向寒[こうかん]の―おからだたいせつに」▽「折柄[おりから]」とも書く。 **おりく【折句】**[国語]短歌・俳句などで、各句の最初に題の文字を一字ずつ詠[よ]みこんだもの。たとえば「伊勢物語」の「からころもきつつなれにしづましあればはるばるきぬるたびをしぞおもふ」は、「かきつばた」の五文字を詠みこんでいる。 **おりくちしのぶ【折口信夫】**[角]一八八七—一九五三年。大正・昭和期の国文学者・歌人。大阪[おおさか]生まれ。号は釈迢空[しゃくちょうくう]。国文学を民俗[みんぞく]学的な方法で研究し、その論考は神道[しんとう]や芸能にまでおよぶ。著書に「古代研究」、詩集「古代感愛集」、歌集「倭[やまと]をぐな」、小説「死者の書」など。 **おりこみ【折り込み】**[図]新聞や雑誌などに、広告のちらしをはさみこむこと。また、そのちらし。「新聞の―広告」 **おりこむ【織り込む】**[国]⊕模様を出すために、色や種類の異なる糸を織りいれる。「金糸を―」②前もって考えに組みいれておく。組みこむ。「予定に織り込まれている」 **オリジナル**[図][形][動]①〈名〉原作。原画。原曲。[originality]①〈形動〉独創的。「―なデザイン」[original] **おりしも【折しも】**[剛]ちょうどそのとき。「―桜が満開であった」[類]折から▽「しも」は強めの助詞。 **おりたくしばのき【折たく柴の記】**[省]一七一六年。新井白石[あらいはくせき]の著。先祖のことから自分の経歴や事績などを述べた自叙伝。 **おりたつ【降り立つ・下り立つ】**[国]高いところから下の低いところにおりて立つ。「庭に―」「ホームに―」 **おりづめ【折り詰め】**[国]料理を折りにつめたもの。 **おりづる【折り鶴】**[図]紙を折ってツルの形にしたもの。 **おりなす【織り成す】**[国]織って布や模様などをつくる。おりだす。また、いろいろな要素を組みあわせて構成する。「錦[にしき]を―」「人間の―ドラマ」 **おりばこ【折り箱】**[図]うすい板やボール紙などを折りまげてつくった箱。 **おりひめ【織り姫】**[図]「織女[しょくじょ]」に同じ。 **おりふし【折節】**[図][画]①〈名〉季節。おりおり。「―の移りかわり」①〈副〉ときどき。たまに。「―思いだすことがある」②ちょうどそのとき。「出かけようとする―、雨が降ってきた」 **おりめ【折り目】**[図][田]ものを折りたたんだあとにできるすじ。「ズボンのー」②ものごとのきまりやけじめ。「―正しい人」 **おりもの【織物】**[図]縦糸と横糸を組みあわせて織った布。「絹―」「毛―」『ふつう、「織り物」とは書かない。かぞえ方[反][タン]・[疋][ひき] **おりよく【折。好く】**[画]ちょうど都合のいいことに。「―彼は家にいた」「―本人が通りかかった」→折あしく[おりあしく] **おりる**[日]【下りる】[□]①注意をはらって高いところから低いところへ動く。「階段を―」「五階から四階〈―」▽「落ちる」は、重力でしぜんに地面につく。「下りる」は、自分で意識的に下につくようにする。②ものが上から下へ動く。「幕が―」⇔上がる ③乗り物から地上に移る。「船から―(下船)」 <184> 「馬から―(←下馬)」⇔乗る ④体外に出る。「回虫が―」⑤役所などから許可や支給品が出る。「免許[めんきょ]が―」 **おりる**【降りる】乗り物から外へ出る。「車から―(←降車)」「電車から―」⇔乗る ②役職や地位などからしりぞく。また、仲間からぬける。「会長を―」「仕事から―」③露[つゆ]などが生じる。「霜[しも]が―」 **オリンピア**[図]ギリシャのペロポネソス半島北西部にある聖地。ゼウスの神殿[しんでん]のあとがある。また、古代オリンピック発祥の地。[Olympia] **オリンピック**[図] 世界的なスポーツ競技大会。夏季と冬季があり、それぞれ四年に一度開かれる。五輪[ごりん]とも。古代ギリシャでゼウス神にささげる祭りとして四年に一度この地で開かれたオリンピア祭の競技会(古代オリンピック)にならって、一八九六年に始まった。[Olympic] **おる【折る】**[国]直線的なもの、平面的なものを曲げて重ねあわせる。「ひざを―」「紙を―」②強く曲げて、二つにきりはなす。「枝を―」③紙をたたんでいろいろな形をつくる。「鶴[つる]を―」④続けてきたことを中断する。「筆を―」⑤くじく。屈服させる。「我[が]を―」 **おる【織る】**[国]糸を縦横[たてよこ]に組みあわせて、機[はた]にかけて布などをつくる。「ござを―」 **おる【《居る】**[国]①「いる」の古い言い方。「昔一人の男がおったそうな」▽もとは、ある場所に「すわっている」意味。①〈補助〉[「〜ておる」「〜ております」の形で]動作や状態が続いている意味をあらわす。「同じ所に住んでおります」▽動詞の連用形に付く。▼「おります」は、「います」よりへりくだったていねいな言い方だが、「おる」で言い切ると、尊大な言い方になる。「家におる」「聞いておる」。 **オルガナイザー**[図]大衆や労働者を、政党や組合に組織する人。オーガナイザー。オルグ。[organizer] **オルガン**[図] 鍵盤楽器の一つ。パイプオルガン・リードオルガンなどがある。[organ] **オルゴール**[図]ぜんまいじかけで、自動的にきまったメロディーをかなでる装置。[orgel] **オルコット**[国]一八三二—一八八年。アメリカの女流小説家。南北戦争に看護婦として参加。代表作に、半自伝的作品「若草物語」がある。[Louisa May Alcott] **おれ【×俺】**[代名]一人称単数。おもに男性が、親しい人や目下[めした]の者に対して使う。「―にまかせておけ」⇔お前 ▽改まった言い方としては「わたくし」を使う。 **おれあう【折れ合う】**[国]↓「おりあう」 **おれい【お礼】**[図]感謝の気持ちをあらわすことばやおうりもの。「―の品物」[圏] 謝礼 **おれんばかりの**[おれしいかがなった] **おれいもうで**[お礼参り] **[図]①神仏に願をかけて、それがかなったお礼に参詣[さんけい]すること。②やくざなどが、しかえしをすること。 **おれせんグラフ【折れ線グラフ】**[図]数量を示す目もりの点を線で結び、その上がり下がりで変化をあらわしたグラフ。 **おれる【折れる】**[下][□]◎直線的なもの、平面的なものが曲がって重なる。おれまがる。「紙のかどが―」②曲がってこわれる。「足の骨が―」③急に曲がって進む。「二つ目のかどを左に―」④相手にゆずって従う。「こちらから折れて出る」 **オレンジ**[図]①ミカン属の常緑高木をまとめた呼び方。白い花が咲[さ]き、実は食用。とくに、実がややたてながで、ミカンより大きい種類をさす。②オレンジ色のこと。赤みがかった黄色。[orange] **おろおろ**[副][「スル]起こったことにどう対応していいかわからず、うろたえるようす。「父がたおれたと聞いて母は―した」 **おろか【愚か】**[形動]知恵[ちえ]や考えなどが欠けて、いきとどかないようす。「―者」「―なおこない」 **おろか【《疎か】**[画][「~はおろか」の形で]・・・はいうまでもなく、そのうえに。「家は―、土地までとられる」 **おろし【卸し・卸】**[図]①おろすこと。「棚卸し」②問屋[とんや]が小売店に品物を売ること。おろしうり。また、卸売りの値段。「卸で一○○円」「卸問屋」⇔小売り[こうり] ふつう、「卸し」とは書かない。 **おろし【嵐】**[図]山からふきおろす風。「六甲[ろっこう]―」「赤城[あかぎ]―」 **おろしうりぶっかしすう【卸売物価指数】**[図]卸売商品の価格の指数。商品の需要[じゅよう]と供給の動向や景気の変動の判断などに利用される。日本銀行が算出して発表する。 **おろしがね【下ろし金】**[図]ダイコンやワサビなどをすりおろすための調理器具。 **おろしたて【下ろし立て】**[図]新品を使いはじめてまもないこと。「―のくつ」 **おろす**[国]〈高いところから低いところ〉〈人の力で移す。「幕を―」「荷を―」〉②生えているものを切りおとす。「枝を―」③僧[そう]や尼[あま]になるために、髪[かみ]の毛をそり落とす。④貯金[ちょきん]をひきだす。「銀行から―」⑤新品を使いはじめる。「くつを―」◎魚肉を切りわける。「鯖[さば]を三枚に―」◎下ろし金[がね]で細かくする。「大根を―」◎かぎをかける。「錠[じょう]を―」 **おろす**[目]【降ろす】[国]●乗り物の中から外へ出す。「乗客を―」⇔乗せる ②役目や地位を辞めさせる。「社長の座から―」③かかげたものをはずす。「看板を―」「旗を―」↔揚[あ]げる **おろす**[目]【卸す】[国]問屋[とんや]が小売商に商品を売る。「仕入れた品を安く―」 **おろす**[卸] ・7画 全9画 卸 卸 卸 卸 音は「シャ」。●荷物などを下に移し置く。「卸下[しゃか]」②のがれる。のぞく。「卸責[しゃせき]」 おろす 商品を卸す 棚卸し[たなおろし] おろし卸商[おろししょう] 卸問屋[おろしどんや] 卸値[おろしね] <185> **おろそか【疎か】** [形動] ぬけおちているところが多いようす。やりかたがいいかげんなようす。「遊びに夢中で勉強が―になる」[類]ぞんざい **おろち【大蛇】** [名] 非常に大きなヘビ。古い言い方。「八岐の―(=頭と尾がそれぞれ八つあるおろち)」[類]うわばみ・大蛇 **おわい【汚穢】** [名] 大小便。「おあい」とも。 **おわらい【お笑い】** [名] 思わず笑ってしまうような、ばかばかしいこと。お笑いぐさ。 **おわり【終わり】** [名] 続いてきたものがそこでとぎれること。また、最後に近い部分。おしまい。末期。「一年の―」「―よければすべてよし」「―を告げる」「一巻の―」[対]始め・始まり **おわり【尾張】** [旧国名] 今の愛知県西部。東海道の一国。尾州。張州。 **おわる【終わる】** [動] ①始まってから続いていたものがおしまいになる。また、おしまいにする。「会議が―」「報告を―」[対]始まる ②[「~に終わる」の形で] 結局・・・となる。「失敗に―」 **おん【音】** ●耳に聞こえるもののひびき。おと。②ことばを発するときの声。③音楽のねいろ。ふし。④たより。⑤中国の発音をもとにした、日本語の読みかた。「―で読む」[対]訓 **オン** 音響 音波 音量 騒音 録音 ②音韻 音声 音読 発音 ③音階 音楽 音曲 音符 ④音信 音沙汰/足音/音色 弱音 ⑤音訓 音読 漢音 字音 ▽他に「観音」など。 **おと・ね** **おん【恩】** めぐみ。人から情けを受けて、ありがたいと思うこと。「―に報いる」「親の―」 **オン** 恩恵 恩師 恩情 恩人 謝恩 **恩に着せる** 親切にしたことをことさら相手にありがたがらせる。 **恩に着る** 世話になったことを感謝しつづける。 **恩をあだで返す** 親切に報いないばかりか、かえって相手に害をあたえる。 [類]後足で砂をかける **恩を売る** 将来、相手が自分のために動いてくれるように、今のうちから相手に親切にしておく。 **おん【温】** ①ほどよいあたたかさ。[対]寒②温度。③おだやか。④たいせつにする。⑤おさらいする。 **オン** 温室 温泉 温暖 ②気温 高温 保温③温厚 温和 温存⑤温故知新 温習 **あたたか・あたたかい** 温かい家庭/生温かい **あたたまる・あたためる** 心温まる話/旧交を温める **温い** **温** 温い 温るい 温む 温和しい 温州 温明殿 温突 **おん【穏】** ものごとや心が、静かで落ち着いている。激しくない。やすらか。▽「隠(=かくれる)」は別字。 **オン** (ノン) 穏健 穏当 穏便 安穏 不穏 平穏 **おだやか** 穏やかな人柄 **おん【音/恩】** →漢字項目を見よ。 **オン** [名] スイッチが入れてあること。操作中。点灯。「スイッチを―にする」[対]オフ[英]on **おんあい【恩愛】** [名] めぐみいつくしむ気持ち。親と子、夫と妻などのあいだのこまやかな気持ち。「おんない」とも。「―のきずな」 **おんいき【音域】** [名] 楽器や歌声などで、出せる音の最高から最低の範囲。「―の広い楽器」[類]声域 **おんいん【音韻】** [名] 一つの言語で、別々の音として区別する音。 **オンエア** [名] 放送局で番組を放送すること。また、放送中。▽on the airから。 **おんかい【音階】** [名] 音楽で、一オクターブの音を高さの順に一定の間隔で並べたもの。「短―」 **おんがえし【恩返し】** [名] 人から受けた恩に報いること。「鶴の―」[類]報恩 **おんがく【音楽】** [名] 音を組みあわせて、感情などを表現する芸術。器楽と声楽がある。 **おんかん【音感】** [名] 音の高低・長短・強弱などを聞きわける能力。「―教育」「―がいい」 **おんがん【温顔】** [名] やさしく、あたたかな顔つき。「師の―に接する」 **おんぎ【恩義・恩誼】** [名] 報いなくてはならない義理のある恩。「―を感じる」「―に報いる」 **おんきせがましい【恩着せがましい】** [形] 相手に対して、いかにも恩をほどこしてやるというような態度を示す。「―人にはてつだってほしくない」 **おんきゅう【恩給】** [名] もと、公務員が退職したり死亡したりしたあとに、本人や遺族に対して国から支給されるかね。現在は共済年金。 **おんきょう【音響】** [名] 耳にはいる音のひびき。「大―」「―機器」 **おんきょうこうか【音響効果】** ①[名] テレビや映画などで、音を使って演出効果を高めること。 ②建物や部屋へなどの、音のひびきのよしあし。「―のいいホール」 **おんぎょく【音曲】** [名] 三味線など、日本の古典音楽の演奏や曲。「歌舞―」 **オングストローム** [造語] 長さの単位。一億分の一センチメートル。光の波長などを測る。記号はÅ。▽スウェーデンの物理学者オングストレームの名から。[スウェーデン]angstrom **おんくん【音訓】** [名] 漢字の音読みと訓読み。たとえば「川」の、音読みは「セン」、訓読みは「かわ」。 <186> **おんくんさくいん【音訓索引】** [名] 漢和辞典などで、探している漢字を、その音読みからでも訓読みからでも引くことのできる一覧表。▽ほかに、総画索引・部首索引など。 **おんけい【恩恵】** [名] 利益や幸福となるもの。めぐみ。「―を受ける」「―をほどこす」[類]恩沢 **おんけつどうぶつ【温血動物】** [名] 「定温動物」のこと。[対]冷血動物 **おんけん【穏健】** [形動] おだやかで、しかもしっかりした考えかたをするようす。「―な意見」[対]過激 **おんこ【恩顧】** [名] 目上の者が目下の者に情けをかけてひきたてること。「―を受ける」「―に報いる」[類]愛顧・ひいき **おんこう【温厚】** [形動] 性格がやさしくて、おだやかであるようす。「―な人がら」 **おんこうとくじつ【温厚篤実】** [四適] 性格がおだやかで情があつく、まじめなこと。「―の士」 **おんこちしん【温故知新】** [名] 昔のことを勉強して、そこから新しい考えを見つけること。▽中国、「論語」の「故きを温ねて新しきを知る」から。 **おんさ【音叉】** [名] U字形に曲げた鋼の棒。たたくと一定の高さの音が出るので、楽器の調律や音響の実験などに利用する。 **オンザロック** [名] コップに氷のかたまりを入れて、ウイスキーなどを注いだ飲みもの。[英]on the rocks **おんし【恩師】** [名] 教えを受け、世話になった先生。 **おんし【恩賜】** [名] 天皇や君主が、ものをあたえること。また、その品物。「―の勲章」「―公園」 **おんしつ【音質】** [名] 音や声のよしあしや性質。「―のいいステレオ」 **おんしつ【温室】** [名] 野菜や草花を寒さから保護するために、室温を高くする設備をした建物。「―栽培」「―育ち(=苦労知らずの人)」 **おんしゃ【恩赦】** [名] 国の祝いごとなどのとき、特別に政府が犯罪者の刑罰を許したり、軽くしたりすること。「―に浴する」▽大赦、特赦、減刑、刑の執行の免除、復権の五種。 **おんしゅう【恩讐】** [名] 情けと、うらみ。 **おんしゅうのかなたに【恩讐の彼方に】** [小説名] 一九一九年。菊池寛の短編小説。耶馬渓の洞門ほりにまつわる話。敵討ちに来た男が、洞門ほりを手助けするうちに、にくしみの心が消えて、恩讐をこえた人間愛に目覚める。 **おんじゅん【温順】** [形動] 性質がおだやかで、人に逆らわないようす。「―な人は好かれる」[類]従順 **おんしょう【恩賞】** [名] 部下のてがらをほめて、金品・地位などのほうびをあたえること。また、そのあたえられるほうび。「―にあずかる」 **おんしょう【温床】** [名] ①農作物の苗を早く育てるために、高い温度を保つ設備をもつ苗床。フレーム。 ▽悪いことをするのに都合のいい環境をたとえてもいう。「悪の―」 **おんじょう【温情】** [名] 思いやりのあるやさしい心。「―を示す」「―ある判決」 **おんじょうじ【園城寺】** [寺名] 滋賀県大津市にある天台宗の寺。奈良時代末の創建。円珍が八五九年に再興。延暦寺の山門に対して、寺門という。通称は三井寺。 **おんしょく【音色】** [名] 楽器やステレオなどが出す独特の音の感じ。「ねいろ」とも。「やわらかい―」 **おんしらず【恩知らず】** [名・形動] 恩を受けても感謝せず、それに報いようとしないこと。また、恩を返さない人。「―なやつ」 **おんしん【音信】** [名] 手紙や電話などでようすを知らせること。たより。「いんしん」とも。「久しく―がない」「―不通」[類]消息 **おんじん【恩人】** [名] 世話になった人。恩を受けた人。「命の―」 **おんしんふつう【音信不通】** [名] 長い間連絡がないこと。「いんしんふつう」とも。「卒業以来―だ」 **オンス** [造語] ヤード・ポンド法で、質量の単位。一ポンドの一六分の一で、約二八・三五グラム。記号は oz。[英]ounce **おんすうりつ【音数律】** [名] 母音の数でつくる定型詩のリズム。五七調・七五調など。 **おんせい【音声】** [名] 人の話す声。また、スピーカーなどから出る音や声。「―言語」「―多重放送」 **おんせつ【音節】** [名] ことばを発音するとき、音声をいちばん小さなまとまりで区切ったひと区切り。ふつう、母音(=ア・イ・ウ・エ・オの五つの音)を中心とした音声の単位。シラブル。▽日本語では、かな一字が一音節。ただし、「キャ」や「シュ」などの拗音は二字だが一音節。英語では、catは一音節、waterは母音が二つあるので二音節になる。 **おんせん【温泉】** [名] 地下で温められた湯が地上にわきでたところ。ふつう、セ氏二五度以上のものをいい、それ未満のものを「冷泉」という。「―がわきだす」「―にはいる」[類]いで湯 **おんぞうし【御曹司・御曹子】** [名] 名門や資産家の息子。「梨園(=歌舞伎界)の―」▽もと、貴族や武士のあとつぎをいった。 **おんそく【音速】** [名] 音の伝わる速さ。セ氏一五度の空気中で、秒速約三四〇m。 **おんぞん【温存】** [名] 使わないでだいじに保存しておくこと。また、改めずにそのままにしておくこと。「戦力を―する」「悪習が―される」 **おんたい【御大】** [名] 仲間のかしらを親しんで呼ぶことば。▽「御大将」の略。 **おんたい【温帯】** [名] 気候区分の一つ。熱帯と寒帯のあいだで、温暖で四季の区別がある。日本はこれに属している。「―低気圧」 **おんだん【温暖】** [形動] 気候がおだやかであたたかいようす。「―な地方」[対]寒冷 **おんだんしつじゅんきこう【温暖湿潤気候】** [名] 大陸の東側に見られる温帯気候。季節風の影響を受け、とくに夏は雨が多い。北海道を除く日本の大部分に分布する。 **おんだんぜんせん【温暖前線】** [名] 暖かい空気のかたまりが、冷たい空気のかたまりに乗りあげてできる接触面。この付近では雨が降りやすい。[対]寒冷前線[図]「てんきず」 <187> たまりが、冷たい空気のかたまりに乗りあげてできる接触面。この付近では雨が降りやすい。⇔寒冷前線 図「てんきず」 **おんち【音痴】**[図]◎音程やリズムがはずれること。調子っぱずれ。また、音感のにぶい人。②[「〜音痴」の形で]…に対する感覚がにぶいこと。…がよくわからない人。「方向―」「味―」「機械―」 **おんちゅう【御中】**[澄語]会社や団体など、複数の人あてに郵便を出すときに、あて名の下に付けることば。「編集部―」▽個人あての場合は「様」がふつう。古くは「おんなか」と読んだ。 **おんなごろしあぶらのじごく【女殺油地獄】**[作品名]一七二一年。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の作。油屋河内[かわち]屋の与兵衛は、が借金に苦しめられ、思いあまって同業の女房お吉[きち]を殺した事件を脚色[きゃくしょく]した、世話物[せわもの]の浄瑠璃[じょうるり]。 **おんとう【穏当】**[形動]考えかたや判断が片寄らず、おだやかで理にかなっているようす。「―を欠く言動」「―な処置」[團]無難 つかいわけ[妥当・穏当] 「妥当」は、判断や処置が原則に合って正しいという評価。「停止処分は妥当」。「穏当」は、おだやかでむりがないとする評価。「訓戒[くんかい]にとどめたのは穏当な処置」。 **おんちょう【音調】**[図]①音の高低の調子。「―を整える」②話すときの声の高低。単語のアクセントや文のイントネーション。また、詩や歌のリズム。 **おんちょう【恩寵】**[図]神や君主からあたえられるめぐみ。「―をこうむる」 **おんつう【音通】**[国語]●同じ字音をもつ漢字を共通の意味として代用すること。「義」と「誼」など。②五十音図の同行また同段の音が転換[てんかん]しあうこと。「酒」が「さけ」と「さか」、「煙」が「けむり」と「けぶり」になるなど。 **おんてい【音程】**[図]二つの音どうしの、高い低いの差。「―がくるう」「―を合わせる」 **おんてん【恩典】**[図]利益になる特別のはからい。情けのあるあつかい。「―をあたえる」「―に浴する」 **おんてん【温点】**[図]皮ふに分布しているあたたかさや熱さを感じるところ。⇔冷点[れいてん] **おんど【音頭】**[図]①多人数で何かをするときに、さきに立って合図すること。「乾杯[かんぱい]の―をとる」▽さきに立って指導したり、主張したりすることにもいう。「計画の―をとる」②多人数で歌ったり、おどったりすること。また、その歌やおどり。「花笠[はながさ]―」「東京―」 **おんど【温度】**[図]熱さ・温かさ・冷たさ・寒さなどの程度。▽単位にはセ氏と力氏があり、現在、日本ではふつうセ氏を使う。 **おんどり【雄鳥・“雄、鶏】**[図]おすの鳥。とくに、おすのニワトリ。「―がときをつくる」→めんどり **オンドル【温、突】**[図]朝鮮[ちょうせん]などで使われる暖房装置。ゆか下につくったみぞに、けむりを通して部屋を暖めるもの。▽朝鮮語。 **おんとろうろう【音吐朗朗】**[四漢]声量が豊富で、明るくさわやかなようす。「―と読みあげる」 **おんな【女】**[図]①人間を性によって二つに分けたときの一方で、子を生む能力をもつほう。女子。⇔男[おとこ]②愛人である女性。情婦。「あいつはこのごろーができた」 **女三人寄れば姦[かしま]しい** 女が三人寄りあつまると非常にやかましい。▽「姦」という字から。 **おんながた【女形】**[図]↓「おやま」 **おんなごころ【女心】**[図]①女に特有の気持ち。②女が男を思う気持ち。また、うわきごころ。◆男心[おとこごころ]と **女心と秋の空** 女心と秋の天候は、同じように変わりやすいものだ。[圏]男心と秋の空 **おんなごろしあぶらのじごく【女殺油地獄】**[作品名]一七二一年。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の作。油屋河内[かわち]屋の与兵衛は、が借金に苦しめられ、思いあまって同業の女房お吉[きち]を殺した事件を脚色[きゃくしょく] **おんなざか【女坂】**[図]神社や寺などの参道で、二つある坂の、傾斜のゆるいほう。⇔男坂[おとこざか] **おんなざかり【女盛り】**[図]女性が心身ともに成熟して美しい年ごろ。⇔男盛り **おんなじ【同じ】**[圓][形動]→「おなじ」 **おんなじょたい【女所帯】**[図]女性だけで暮らしている所帯。男性のいない家庭。⇔男所帯 **おんなずき【女好き】**[図] 女性の好みに合うこと。「―のする顔」②女性との情事を好むこと。また、その人。◆男好き **おんなたらし【女誑し】**[図]見さかいもなく女性を誘惑して、もてあそぶ男性。 **おんなで【女手】**[図]①女性のはたらき。女の力。「―ひとつで子を育てた」②女性の筆跡。また、女文字[おんなもじ]。ひらがな。◆男手[おとこで] ▽昔、ひらがなを「女手」といった。女性が、また女性に向けての手紙などに男性が使った文字。漢字は「男手[おとこで]」といって男性が使うもので、平安時代には一般に女性は漢字を習わなかった。紫式部[むらさきしきぶ]や清少納言[せいしょうなごん]などは特別。 **おんなのいっしょう【女の一生】**[國]一八八三年。フランス、モーパッサンの小説。自然主義文学の代表作の一つ。女主人公ジャンヌの結婚から、妻として母として成長する過程で経験する、さまざまな不幸をえがく。[Une Vie] **おんなぶり【女振り】**[図]女としての容姿[ようし]の美しさや心のやさしさ。おんなっぷり。「―が上がる」→男振り **おんなもじ【女文字】**[圏]「ひらがな」のこと。平安時代に、「万葉仮名[まんようがな]」を草書体にくずした形からでき、当時歌を書くなど、多く女性が使い、また女性が読むように男性が使ったことからいう。「仮名[かな]」「女手[おんなで]」とも。⇔男文字[おとこもじ] <188> **おんなもち【女持ち】**[図]女性の持ちものとしてつくられたもの。「―の財布」→男持ち **おんならしい【女らしい】**[圏]女にふさわしく、こまやかさや、やわらかさがある。⇔男らしい **おんねん【×怨念】**[図]うらみやにくしみのこもった深い思い。「―がこもる」 **おんのじ【御の字】**[図]非常に結構でありがたいこと。「五万円で売れればーだ」▽敬意をあらわす「御」の字をつけたいほどのものという意味。 **おんぶ**[図]背負うこと。▽幼児語。「おふ(負ふ)」[ofu]→「おぶobu」→「おんぶombu → onbu」と変化した形。 **おんぶにだっこ** なにもかも人の世話になること。 **おんぶ【音符】**[図]音の高さや長さを楽譜[がくふ]にしるす記号。「♪」など。「八分―」 **おんぷ【音譜】**[図]曲を譜面に記号でしるしたもの。楽譜。 **オンブズマンせいど【オンブズマン制度】**[図]議長などに任命された人が、行政に対する人々の不満や苦情を調査する制度。行政監察委員制度。▽「オンブズマン」はスウェーデン語で、代理人のこと。 **おんぱ【音波】**[図]波のように伝わる音の振動。「音はーとなって耳に届く」 **おんばひがさ【《乳。母日傘】**[圏]子供を過保護に育てること。「おんばひからかさ」とも。▽乳母[うば]をつけて世話をさせたり、すぐに日傘をさしかけたりすることから。 **オンパレード**[図]勢ぞろい。総出演。「スターのー」▽歌手や俳優などに使うことが多い。[on parade] **おんびき【音引き】**[図]辞書などで、ことばを発音や漢字の音[おん]で引けるようにしたもの。「五十―の国語辞典」→画[かく]引き ②のばす音(=長音)をあらわす記号。「ー」 **おんぴょうもじ【音標文字】**[図]発音を示すためにとくにつくった記号。音声記号。発音記号。たとえば、日本語の「ア」に近い音が、英語では[A・a・a・œ]などで区別される。▽表音文字とは別。 **おんびん【音便】**[図法] 発音のしやすさのために、言葉の中や終わりの部分で、音の結合のしかたが規則的に変化すること。母音や子音が脱落したり、変わったりする。「イ音便」「ウ音便」「促音便」「撥[はつ]音便」の四種類がある。たとえば、「書きて」が「書いて」になる(イ音便)など。『それぞれの項を見よ。 **おんびん【穏便】**[形動]おだやかに、あらだてないでものごとを処理するようす。「―にことをはこぶ」 **おんぼろ**[図][形][動]使いふるされて、ひどく傷[いた]んでいること。ぼろぼろ。俗[ぞく]な言い方。「―車に乗る」 **おんみ【御身】**[図][代名]①〈名〉相手のからだを敬った言い方。「―たいせつに」▽手紙文で使う。①〈代名〉「あなた」の古い言い方。 **おんみつ【隠密】**[図][形][動]①〈名〉江戸時代のスパイ。[類]間諜[かんちょう]①〈形動〉人に知られないように、こっそりとするようす。ひそか。「―に行動する」[圏]内密[ないみつ] **おんみょうどう【《陰陽道】**[図]↓「おんようどう」 **おんめい【音名】**[図]音楽で、音をその振動数によってきめた呼び名。「CDEFGAH」や「ハニホヘトイロ」などであらわす。⇔階名[かいめい] **おんもと【御。許】**[図]その人のおそば。▽女性が、手紙のあて名のわきにそえることば。「―へ」「―に」などの形で使う。 **おんやく【音訳】**[図][四]漢字の音[おん]で、外国語の音を書きあらわすこと。パリを「巴里」と書くなど。 **おんよう【温容】**[圏]やさしく温かな人がらや顔つき。「師の―に接する」 **おんようどう【《陰陽道】**[図]中国の陰陽五行説[いんようごぎょうせつ]にもとづいて、吉凶[きっきょう]などをうらなう学問。「おんみょうどう」とも。 **おんよく【温浴】**[医]「湯にはいること。温水浴。 **おんよみ【音読み】**[図] 漢字の読みかたの一つ。「山」をサン・セン、「海」をカイなどと、中国の発音にもとづいて読むこと。音読[おんどく]。⇔訓読み[くんよみ] **オンライン**[図]中央のコンピュータと端末[たんまつ]の装置とが直接つながっていて、相互の情報が交換できること。「ーシステム(=即時処理組織)」「[on-line] **オンリー**[造語]それだけに限ること。ひとすじ。「仕事―の人」「[only] **おんりょう【音量】**[図]音の大きさや豊かさ。ボリューム。「―を上げる」 **おんりょう【×怨霊】**[図]うらみをもって死んだ人の、たたりをおよぼすたましい。「菅原道真[すがわらのみちざね]。の―」 **おんわ【温和】**[形動]①性質がおだやかでおとなしいようす。「―な性格」[圓]柔和[にゅうわ],▽「穏和」とも書く。②気候がおだやかであたたかいようす。「一年じゅう―な国」[類] 温順・温暖 **か**[か] 一・2画 全3画 か 位置が低いほう。②程度・地位・品性などが低いほう。③順番があとのほう。④動きや流れがさきのほう。⑤低いほうに動く。⑥上から下へさがる。おりる。⑦都など、中央からはなれていく。⑧上[かみ]◎支配や影響[えいきょう]を受けること。…のもと。⑨当面しているなりゆき。局面。⑩命令などを言いつける。ものをあたえる。⑪おもてにあらわれないところ。⑫相手を敬ってそえる語。①下方[かほう] 下等[かとう] 下降[かこう] 階下[かいか] 地下[ちか] ②下位[かい] 下級[かきゅう] 部下[ぶか] ③下記[かき] 下流[かりゅう] 以下[いか] ④落下[らっか] ⑤西下[せいか] 南下[なんか] ⓑ影響下[えいきょうか] <189> **か** > 下 [ゲ]①支配下[しはいか] 城下町[じょうかまち] 条件下 門下[もんか] ⑦現下 時下 目下 下賜[かし] ⑧以下[↔]以上 下命[↔]上命 ⑨意識下 形而下[けいじか] [カ]①貴下 殿下 陛下[へいか] [ゲ]①下水 下段 上下[じょうげ] ②下品 下劣 卑下 ③下巻 下旬[げじゅん] ④下山 下車 ⑤下向 下野[げや] [した・しも]下着 下準備 下見 靴下/下座。下々[しもじも] 風下[かざしも] [もと]足下[そっか] 法の下[もと]に平等 [さげる・さがる]頭を下げる/値下げ/音が下がる [くだる・くだす・くださる]山道を下る/下り列車/敵を下す/お書き下さる [おろす・おりる]見下ろす/書き下ろし/主役を下りる [カ]下衆[げす] 下種[げす] 下枝[しずえ] 下絵 下野[しもつけ] [ゲ]下手[へた] **か**[化] [カ・ケ]①形や性質が別のものになる。かわる。ばける。②教えて、よいほうに導く。影響をあたえる。③「・・・の状態にする」「・・・の状態になる」という意味をあらわす。「機械―」「映画―」「画一―」④「化学」の略。[→]「化する」を見よ。 [カ]①化学 化合 化石 消化 進化 変化 ②感化 教化 徳化 ④化粧 化身 権化[ごんげ] 七変化[しちへんげ] [ばける・ばかす]別人に化ける/人を化ばかす **か**[火] [カ]①ほのお。ひ。②あかり。ともしび。③もえる。もやす。やく。やける。④勢いが激しい。さしせまる。⑤「火曜日」の略。 [カ]①火気 発火 噴火 ②漁火[いさりび] 螢火[ほたるび] 灯火 ③火災 火薬 出火 耐火 防火 ④火急 [ひ]火の用心 炭火 天火 花火 [カ]火影 火照る 火屋 [カ]下火 火燵[こたつ] 火傷[やけど] **か**[加] [カ]①たす。くわえる。ふやす。[↔]減 ②仲間にはいる。くわわる。③「加奈陀[カナダ]」の略。 [カ]①加害 加減 加工 加速 増加 追加 ②加入 加盟 参加 [くわえる・くわわる]書き加える/寒さが加わる [カ]加特力[カトリック] 加比丹[カピタン] **か**[可] [カ]①よいと認めること。とくに、成績の評価の一つで、合格の中の最下位。優・良の次。不合格の場合は、「不可」となる。「―とする」「分売も―」②…することができる。 [カ]①可決 可否 許可 認可 ②可能 不可解 不可抗力[ふかこうりょく] 不可避 [べし]可惜[あたら] 可笑しい 可愛い[かわいい] 可哀相[かわいそう] > 可もなく不可もなし [ことわざ]とくに、よくも悪くもなく平凡である。 **か**[仮][假] [カ・ケ]①かりの。まにあわせ。[↔]実 ②にせ。ほんものでない。[↔]真 ③ゆるす。 [カ]①仮定/仮令[たとえ] ②仮装 仮面/仮病 虚仮[こけ] ③仮借[かしゃく] [かり]仮処分[かりしょぶん] 仮の住まい [カ]仮名[かな] 仮令[たとい] **か**[何] [カ]わからないことを問いただす語。 [カ]幾何[きか] 誰何[すいか] [なに・なん]何食わぬ顔/何者[なにもの]/何時[なんどき]何度[なんど] [カ]何れ[いずれ] 何だれ 如何[いかん] 何処[いずく]どこ 何時[いつ] 何故[なぜ] 何卒[なにとぞ] **か**[花] [カ]①植物のはな。②はなのように美しいもの。[「はなやか」の意味の「華」と区別して、あとからつくられた字。] [カ]①花壇 花弁 開花 造花 落花 ②花押[かおう] 花柳界[かりゅうかい] 名花(=美女) [はな]花盛り 草花 火花 [カ]花車[かしゃ] 沈丁花[じんちょうげ] 紫陽花[あじさい] 無花果[いちじく] 花魁[おいらん] 女郎花[おみなえし] 山茶花[さざんか] 石南花[しゃくなげ] 浪花節[なにわぶし] **か**[華] [カ]①はなやか。はで。②はな。[類]花 ③中国で、自分の国をいう呼び名。 [カ]①華美 栄華 豪華 繁華 華道 ②華厳[けごん] 華鬘[けまん] 香華[こうげ] ③華僑[かきょう] 華南 華北 [ゲ]蓮華[れんげ] [はな]華やかな衣装/華々しい活躍 [カ]華奢[きゃしゃ] 華盛頓[ワシントン] 中華 法華[ほっけ] 万華鏡[まんげきょう] **か**[価][價] [カ]①ねだん。あたい。②ねうち。価値。 [カ]①価格 安価[↔]高価 定価 物価 ②価値 評価 <190> **か【果】** ●木の実。くだもの。②やりとげて、えたもの。また、あることが原因となって生まれたもの。むくい。「因となりーとなる」→因③思いきりよくする。思ったとおり。 **カ** ①果実 果樹 青果②果報 因果 結果 効果 成果③果敢 果断④果然 **はたす・はてる・はて** 使い果たす/荒れ果てる/揚げ句の果て **か【菓】** かし。▽もと、「くだもの」の意味。現在では「果」を「くだもの」に、「菓」を加工された「かし」に使う。 **カ** 菓子 茶菓 製菓 駄菓子 名菓 **か【河】** 大きなかわ。また、河のようなもの。[類]川▽中国では、「江」は揚子江、「河」は黄河をさす。 **カ** 河口 河川 運河 銀河 氷河 **かわ** 河辺 **か【科】** ◎区分けしたもの。[類]課②動植物の分類上の一段階。「目」の下で「属」の上。③犯した罪。とが。[類]罪④おきて。一「科する」を見よ。 **カ** ①科学 学科 外科②科目③前科 金科玉条 **しな** 科白 **か【夏】** 季節の、なつ。[対]冬 **カ・ゲ** 夏季 夏期 初夏 盛夏 晩夏 夏至 半夏生 **なつ** 夏木立ち 夏場所 夏山 常夏 真夏 **か【家】** ①人の住む建物。すまい。いえ。②血のつながりのある人々。一族。③その道にすぐれた人。また、それを職業とする人。④ある性向や特性をもつ人。 **カ・ケ** ①家屋 家業 家具 農家 隣家②家族 家庭 家風 国家 実家/家来 分家 本家 良家③画家 作家 儒家 政治家 大家④好事家 財産家 読書家 **いえ・や** 家柄 家路/家出/家元 家主/一軒家 大家 **うち** **か【荷】** ①にもつ。②になう。かつぐ。ひきうける。③たるやつづらなど、かたでかつぐ程度のにもつを数えることば。「たきぎ一―」▽てんびん棒でかつぐひと組みの荷物を「一荷」とした。④植物のハス。 **カ** ①荷担②集荷 出荷 入荷 荷重③荷物④荷花 荷葉 **に** 荷揚げ 荷車/重荷/積み荷 **か【貨】** ◎値打ちのある品物。荷物。②かね。[類]幣 **カ** ①外貨 金貨 硬貨②貨車 貨物 財貨 雑貨 貨幣 **か【過】** ①とおりこす。②時がたつ。③度をこす。いきすぎる。④しくじる。あやまち。とが。 **カ** ①過程 通過②過去 経過③過激 過度 過労 超過④過失 過料 **すぎる・すごす** 通り過ぎる/寝過ごす **あやまつ・あやまち** 身を過つ/過ちを犯す **か【渦】** 水などがぐるぐる巻いて流れていること。うずまく。うず。また、ものごとがぐるぐる巻くように混乱しているさま。 **カ** 渦中 渦紋 **うず** 興奮の渦 渦潮 渦巻き **か【禍】** 悪い出来事。ふしあわせ。[類]災[対]福 **カ** 禍根 禍福 災禍 惨禍 水禍 舌禍 戦禍 **わざわい** 禍々しい **か【歌】** ①節をつけてうたう。うた。[類]唄②和歌。 **カ** ①歌劇 歌詞 歌手 歌舞伎 校歌②歌集 歌人 短歌 連歌 **うた・うたう** 歌心/替え歌/自然を歌う **かるた** 歌留多 <191> **か【課】** ◎わりあてる。割りあてられたひとまとまり。とくに教科書で、学習内容のひとまとまり。「次の―に進む」②役所や会社で、仕事上の割りあて。[同]科か「課する」を見よ。 **カ** ①課税 課題 課程 日課 放課後②課長 会計課 **か【佳】** ◎よい。すぐれている。②うつくしい。③めでたい。 **カ** ①佳境 佳作 絶佳②佳人 佳麗③佳日 佳節 **か【架】** ①かける。空中にかけわたす。[類]掛・懸②ものをのせたりもたせかけたりするたなや台。一「架する」を見よ。 **カ** ①架橋 架空 架線 高架②衣架 画架 十字架 書架 担架 **かける・かかる** 電線を架ける/橋が架かる **か【嫁】** ①よめ。また、よめ入りすること。②罪や責任などを人になすりつける。「「嫁する」を見よ。 **カ** ①降嫁 再嫁②転嫁 **よめ・とつぐ** 嫁入り道具/兄嫁 花嫁/旧家に嫁ぐ/嫁ぎ先 **か【稼】** ◎暮らしを立てるために、精を出して働くこと。@穀物を植えつける。 **カ** ①稼業 稼働②耕稼 **かせぐ** 点数を稼ぐ/共稼ぎ **か【暇】** 仕事がなく、自由な時間。ひま。 **カ** 閑暇 休暇 寸暇 暇 **ひま** 暇人 暇つぶし/手間暇 暇乞い **か【靴】** くつ。革でつくったはきもの。 **カ** 軍靴 製靴 短靴 長靴 **くつ** 靴下 運動靴 革靴 **か【寡】** すくない。[対]多②夫または妻に死に別れた人。 **カ** ①寡言 寡聞 寡黙 衆寡 多寡②寡婦 寡夫 **やもめ** 寡男 寡婦 **か【箇】** ①ものごとの一つ一つ。②ものを数えるときにそえることば。「六―月」「五―国」[類]個 **カ** ①箇所 箇条②別箇 **か【伽】** 仏教関係のことばの音訳にあてる字。 **カ・ガ・キャ** 閼伽/伽藍/伽羅 **とぎ** 夜伽 御伽草子 **か【茄】** 植物のナス。 **カ** 茄子 **か【樺】** 植物のカバ。 **カ** 白樺 **からふと** 樺太 **か【嘉】** ①うまい。②めでたい。よろこばしい。りっぱな。③ほめる。多く、「佳」に書きかえる。 **カ** ①嘉肴②嘉宴 嘉言 嘉祥 嘉節③嘉納 嘉賞 **よし** **か【霞】** ①かすみ。また、ぼんやりとかすむ。②朝やけ。また、夕やけ。 **カ** 春霞 **あさ** 朝霞 **か【化/荷】** →造語漢字項目を見よ。 **か【日】** [造語] 和語の数詞の下に付けて、日数をあらわすことば。「来月二―」「十月十―」 **か【可/果/科】** →漢字項目を見よ。 **か【香】** [名] いいにおい。かおり。「木の―も新しい家」 **か【蚊】** [名] カ科の昆虫。夏にふえて、めすは人の血を吸い、日本脳炎などの病気を伝染させる。 [蚊] 音は「ブン」。「蚊蚋」「蚊虻(=カとアブ)」 **か** 蚊取り線香 蚊柱 藪蚊 蚊帳 <192> **か**[蚊] 虫・4画 全10画 蚊 蚊 蚊 蚊 蚊取り線香[かとりせんこう] 蚊柱[かばしら] 藪蚊[やぶか] 蚊帳[かや] **蚊の鳴くような声** カの羽音のように、ほとんど聞きとれないような小さな声。 **蚊の涙[なみだ]** 非常に少量なことのたとえ。[類]雀[すずめ]の涙 **か【課】**[図]漢字項目を見よ。 **か**[造語][「「か〜」の形で]いかにもそのようなようすである、という意味をあらわす。「―弱い」「―細[ぼそ]い」▽形容詞に付く。 **か**[画][副助]①その中の一つを選択[せんたく]することをあらわす。「月曜日―火曜日―に会おう」「生きる―死ぬ―、それが問題だ」②不確かなことをあらわす。「だれ―来たようだ」「なに―飲むものをください」③不確かな対比をあらわす。「やる―やらない―、わからない」▽打消[うちけ]しの語をともなう。また、「やら」とのちがいについては「やら」の▼を見よ。④不確かな原因をあらわす。「気のせい―、どうもおかしい」「飲みすぎたの―、胃の調子が悪い」 **か**[終助]⊕疑問・質問をあらわす。「どうすればいいのだろう―」「ここはどこですー」②反語をあらわす。「笑わずにいられようー」「負けてたまる―」「そんなことわかる―」③勧誘[かんゆう]をあらわす。「食事に行きません―」「うちに来ない―」④依頼[いらい]をあらわす。「かさを貸していただけません―」⑤非難の気持ちをあらわす。「冗談だならもやすみやすみ言わない―」「さっさとしない―」 ③④⑤は上に否定の形がくる。◎自問自答して、気づいたり感動したりする気持ちをあらわす。「ついに成功したー」「これが恋とぃというものー」「もうだめー」▼副助詞の「か」は、文中にあって意味をそえ、終助詞の「か」は、文末に位置して話し手の判断をあらわす。 **が**[我] 戈・3画 全7画 我 我 我 我 じぶん。自己。また、人にゆずれない自分の考えや意見。わがまま。「―が強い」[ガ]我慢[がまん] 我欲[がよく]、我流[がりゅう] 自我[じが] 無我[むが] われ・わ我[われ]を忘れて応援[おうえん]する/明日は我が身 **我を折る** 意地[いじ]を張るのをやめて、人の考えに従う。「説得されてとうとうー」 **我を張る** 自分の考えをおし通そうとする。「みんなが我を張っていては解決しない」[類]我がを通す **が**[画](畫) 田・5画 全8画 画 画 画 画 [日][ガ]形にあらわす。また、その形。絵。テレビや映画の画面。[目][カク]①くぎる。くぎり。②あれこれと考えて、くわだてる。はかる。はかりごと。③漢字を書くとき、ひと筆で書く点や線。[ガ]画家[がか] 画質[がしつ]、画餅[がべい] 絵画[かいが]、図画[ずが] [カク]①画然[かくぜん] 画期的[かっきてき] 区画[くかく] ②画策[かくさく] 企画[きかく] 計画[けいかく] ③画数[かくすう] 字画[じかく] 総画[そうかく] 点画[てんかく] 画[えが]く 画師[えし] **が**【芽] +5画 全8画 芽 芽 芽 芽 ●草や木の、め。②ものごとの始まるきざし。ものごとの起こり。[ガ]①胚芽[はいが]、麦芽[ばくが]、発芽[はつが]、②萌芽[ほうが]、 め 芽生え[めばえ] 木の芽[きのめ]どき 新芽[しんめ] 若芽[わかめ] **が「賀」** 貝・5画 全12画 賀 賀 賀 賀 よろこび、いわう。お祝い。「長寿の―」一↓「賀する」を見よ。[ガ]賀正[がじょう] 賀状[がじょう] 謹賀新年[きんがしんねん] 祝賀[しゅくが] **が**【雅] 佳・5画 全13画 雅 雅 雅 雅 上品で風流なおもむきがあること。みやびやか。[ガ]①雅趣[がしゅ] 風雅[ふうが]、優雅[ゆうが] 雅楽[ががく] 雅語[がご] ②俗[ぞく] ③由緒正しい。④ゆったりとして広いこと。●相手を敬って呼ぶことば。[ガ]③雅量[がりょう] 雅兄[がけい] みやびやか 雅やか[みやびやか] 雅楽頭[うたのかみ] 雅楽寮[うたりょう] **が**[餓] 食・7画 全15画 餓 餓 餓 餓 腹がへってひもじい。うえる。[類]飢[き][ガ]餓鬼[がき] 餓死[がし] 飢餓[きが] 餓える[うえる] 餓[かつ]える **が**【我】[図]漢字項目を見よ。 **が**【×蛾】[図]チョウに似た昆虫[こんちゅう]りをまとめた呼び方。触角[しょっかく]が翅[はね]のような形で、おもに夜活動するものが多い。 **が**[画][格助]①目の前にある主体の状態や性質を写生する。「花―咲きいている」「波―静かだ」「庭―広い」「海―見える」②目の前にある主体の存在すること、主体の動作や状態が進行するさまを写生する。「山―ある」「雨―降る」「車―かどを曲がる」③下にくる状態の対象を提示する。可能・願望・好悪[こうお]など。「字―書ける」「水―飲みたい」「音楽―好きだ」「おどりーうまい」④所有・所属をあらわす。名詞をうけて、その下に名詞がくる。「我[わ]―国(=わたしの国)」「君[きみ]―代(=あなたの命)」▽前記の「が」の下にくる名詞の代わりに、名詞句がくることがある。「あなた―買った本はおもしろい」「わたし―おそれたことは起こらなかった」 「が」と「は」の使い分けには諸説あるが、次のように考えられる。「が」は、上にくる語を、まだ知らないもの、新しいもの、不確定で不確実なものとあ <193> つかってあらわす。「は」は、上にくる語を、すでに知っているもの、確定した確実なものとあつかって示し、下にあらたな情報を要求するはたらきをもつ。 A「わたしは田中です。」―――これは、「わたしは(だれか、どんな人か)」という問題に、「田中です」と答えを出す形。「は」の上が問題で、「は」の下に答えをいう形式。 B「わたしが田中です。」――――これは、「田中」の存在はすでにわかっていて、それがどの人かを知らせる形。「が」の上は新しい知らせとあつかわれる。 A「海は見える。」――ここの「は」には「しかし山は見えない」のように、「海」と「山」とを対比する気持ちがあらわされている。 B「海が見える。」―――これは、「海」が目前に見えると発見し、描写するときの形。「桜が咲いていた」「犬が走る」なども同じ表現の形式。 A「犬は走る。」――これは、「犬という動物は走るものだ」という形式。「一日は二十四時間だ」といえば、「一日」は「二十四時間」にきまっているという形式。 B「一日が二十四時間だ。」――これは、「二十四時間」なのは「一日」で「二日ではない」という意味。 **が**[接助]●逆接の確定条件をあらわす。「気温は低い―風はない」「考えた―わからなかった」②逆接の仮定条件をあらわす。「何と言われよう―気にしない」「雨が降ろう―風がふこう―走るんだ」▽助動詞「う」「よう」「まい」のあとに付く。③話のきっかけを軽くあらわす。「元気がない―どうかしたのか」▽逆接の意味はない。 **が**[終助]文末に付けてまだ終わっていないことを示し、強く断定しないで調子をやわらげる。「そのことなんですー」「それは困るんですー」 ▼格助詞の「が」は体言に、接続助詞の「が」は用言に付く。また、接続助詞の「が」と接続詞の「が」は、いずれも逆接で意味は近いが、接続詞は一度文を切って、あらためて文と文をつなぐので、はっきりした表現になる。「本を読んだが、おもしろくない(接続助詞)」「本を読んだ。が、おもしろくない(接続詞)」 **カーキいろ【カーキ色】**[图][阁]茶色がかった黄色。かれ草色。軍服に使うことが多い。▽「カーキ」は、ウルドゥー語で土ぼこりという意味。 **かあさん【母さん】**[図]母の尊敬語「かかさま」のくだけた言い方。⇔父さん[とうさん] **カースト**[図]インドの階級制度。バラモン(=僧侶)・クシャトリヤ(=武士・貴族)・ヴァイシャ(=庶民[しょみん])・シュードラ(=奴隷[どれい])に分かれる。▽血統という意味。法律で廃止[はいし]されたが、実際には根強く存続して問題となっている。[caste] **ガーゼ**[図]目をあらく織ったやわらかい綿布。脱脂[だっし]・消毒したものは包帯など医療[いりょう]用に使う。また、乳児のはだ着やハンカチーフなどにも。[Gaze] **カーソル**[図]コンピュータの表示画面上で、入力開始位置を示すしるし。[cursor] **ガーター**[圏]くつしたどめ。また、女性用くつしたつり。[garter] **ガーター**[図]↓「ガター」 **カーディガン**[図]毛糸などでつくられた前あきのセーター。カーデガン。[cardigan] **カーテン**[図]窓の内側などにつりさげる布。外の光をさえぎったり、部屋へのしきりや装飾にしなどのために つける。▽中のことが外部にもれないようにさえぎるものをたとえてもいう。「鉄の―」[curtain] **ガーデン**[図][造語]庭。庭園。「ビアー」「ーパーティ」[garden] **カーテンコール**[図]演劇や音楽会などの幕切れに、観客が拍手をして、退場した出演者を舞台[ぶたい]や幕の前に呼びもどすこと。[curtain call] **カード**[図]①小形に切りそろえた厚紙や札[ふだ]。また、トランプ。「クリスマスー」「―を使った手品」②「テレホンカード」「キャッシュカード」「クレジットカード」などの略。③試合の組みあわせ。「好―が組まれる」「[card] **ガード**[図]「見張ったり、守ったりすること。また、見張り役。護衛。「ボディー―」「首相の―につく」②スポーツなどで、守りや受けの構えをすること。守備。防御。「―がかたい」[guard] **ガード**[図]鉄道用の橋。「―下」▷ girder bridge から。 **ガードマン**[国]人や建物などを守る民間の警備員。監視[かんし]人。護衛。▽guard と manから。和 **カートライト**[入备]一七四三—一八二三年。イギリスの発明家。牧師だったが、蒸気機関による力織機[りきしょっき]をつくり、木綿工業における産業革命を達成した。[Edmund Cartwright] **カートリッジ**[図]なかみをとりださずに、それごと簡単に交換できるようにした容器。スペアインク・テープ・フィルムなど。[cartridge] **ガードレール**[図]道路のはし、車道と歩道のさかいなどにとりつけてある、事故を防ぐためのさく。[guardrail] **カートン**[図]厚紙などでつくった箱。とくに、紙巻きタバコを一○箱、または二○箱まとめて包装したもの。[carton] **カーニバル**[図]◎謝肉祭。▽カトリックの祭り。②仮装[かそう]をしたり、にぎやかな音楽に合わせておどったりする祭り。[carnival] **カーネーション**[図]ナデシコ科の多年草。春から夏にかけて、赤・ピンク・白などの花をつける。「母の日に赤い―をおくる」 「carnation] **ガーネット**[図]宝石の一つ。暗い赤色が多い。ざくろ石。▽一月の誕生石。[garnet] **カーバイド**[図]炭化物。とくに、炭化カルシウム。アセチレンガスを発生させたり、肥料の原料となったりする。カーバイト。[carbide] **カービンじゅう【カービン銃】**[図]小型の自動式小銃。[carbine] **カーブ**[図] 曲がること。曲がるところ。曲線。「このさき急―」「道が左に―している」 <194> **カーフェリ** か **カーフェリ** [名]②野球で、投手の投げる球種の一つ。打者の近くで、右投手の場合は左、または下方に曲がる球。シュート | curve **カーフェリー** 図自動車と旅客を同時に運ぶ、大型の連絡船[れんらくせん]。▽car と ferryから。和 **カーペット** 図部屋[へや]のゆかをおおう厚い織物。じゅうたん。敷物。| carpet **ガーベラ** 図キク科の多年草。赤・黄・ピンクなどの花が咲く。オオセンボンヤリ。「garbera **カーポート** 図屋根をつけただけの自動車置き場。簡易車庫。-carport **カーボン** 図[名]①炭素。また、電極に使う炭素棒・炭素片。②「カーボン紙」の略。紙のあいだにはさみ、複写に使う、黒や赤などのうすい紙。-carbon **カーラー** 図髪[かみ]の毛をカールさせるための筒形[つつがた]の器具。一 curler **カーリダーサ** 人名生没年未詳[みしょう]。五世紀、インドのグプタ朝で活躍した詩人・劇作家。バラモンの娘[むすめ]と王の恋[こい]をえがいた戯曲[ぎきょく]「シャクンタラー」や叙事詩「ラグヴァンシャ」は、サンスクリット文学の傑作。|Kalidasa **ガーリック** 図ニンニク。とくに、粉末状に加工したもの。「ートースト」 「garlic **カール** 國[名・スル]髪[かみ]の毛に巻きぐせをつけること。巻きぐせのついた髪の毛。巻き毛。一 curl **カール** [人名]下一世。七四二―八一四年。フランク王国の国王。西ヨーロッパを統一し、ローマ教皇に認められて西ローマ皇帝となり、法制を整え、中世ヨーロッパの理想的英雄[えいゆう]とされた。カール大帝。チャールズ大帝。シャルルマーニュ。| Karl I **カール** [人名]②五世。一五〇〇―五八年。ドイツ皇帝でスペイン王。宗教改革に反対したが、一五五五年のアウクスブルクの宗教和議でルター派の信仰を容認した。カルロス一世。-Karl V **ガール** [造語]女の子。少女。ギャル。「―フレンド」「キャンペーンー」ボーイ | girl **ガールスカウト** 図 社会奉仕活動などを通して心身を訓練する少女の国際的団体。その組織の団員。ボーイスカウト | Girl Scouts **ガールフレンド** 図女の友達。ボーイフレンド-girl friend **かい[会](會)** 人・4画 全6画 会 会 会 会 **かい[会](會)** [動]①人にあう。②人々がある目的であつまること。もよおし。「―をもよおす」③何かをするためにつくった集団。組織。④とき。おり。めぐりあわせ。⑤わかる。さとる。⑥数を合わせる。あつめる。一➡「会する」を見よ。 > カイ・エ ①会見[かいけん] 会話 面会 ②会議 会合 集会 展覧会/法会[ほうえ] ③会員 会社 学会 社会 同窓会[どうそうかい] ④機会/一期一会[いちごいちえ] ⑤会釈[えしゃく] 会得[えとく] 理解[りかい] ⑥会計 照会/図会[ずえ] > あう 会[あ]うは別れの始め 出会[であ]い > 会津[あいづ] 会々[ええ] **かい[回]** □・3画 全6画 回 回 回 回 **かい[回]** [動]①ぐるりとまわる。まわす。めぐらす。類[廻]②もとにもどる。もどす。③ひとまわり。たび。また、ものごとが起こった度数、ものごとのおこなわれる順序をあらわすことば。「―を重ねる」「―がおしつまる」 > カイ・エ ①回転[かいてん] 回覧[かいらん] 回路[かいろ] 巡回 旋回[せんかい] 回向[えこう] ②回収 回送 回復[かいふく] 撤回[てっかい] ③回数 今回 最終回[さいしゅうかい] > まわる・まわす 前に回[まわ]る 回[まわ]り道/気を回[まわ]す **かい [灰]** 火・2画 全6画 灰 灰 灰 灰 **かい [灰]** [名]ものが燃えたあとに残るもえがら。はい。 > カイ 灰燼[かいじん] 灰白色[かいはくしょく] 死灰[しかい] 石灰[せっかい] > はい 灰色[はいいろ] 灰神楽[はいかぐら] 灰皿[はいざら] 火山灰[かざんばい] > 灰汁[あく] **かい[快]** ・4画 全7画 快 快 快 快 **かい[快]** [名]①気持ちがいい。⇔不快②病気が治る。 > カイ ①快活 快晴[かいせい] 快速[かいそく] 快楽[けらく] 軽快 愉快 ②快気[かいき] 快方[かいほう] 全快[ぜんかい] > こころよい 快[こころよ]い春風 > 快[こころよ]く **かい[改]** 攵・3画 全7画 改 改 改 改 **かい[改]** [動]①前からのものを新しく変える。②しらべる。 > カイ ①改革[かいかく] 改正 改築[かいちく] 改良[かいりょう] 更改[こうかい] 朝令暮改[ちょうれいぼかい] ②改札[かいさつ] > あらためる・あらたまる 所持品を改[あらた]める/態度が改[あらた]まる **かい[海](海)** ・8画 全11画 海 海 海 海 **かい[海](海)** [名]①うみ。陸[おか]②海のように広く大きいもの。また、いちめんに多く集まったもの。 > カイ ①海外[かいがい] 海岸[かいがん] 海洋 航海 公海[こうかい] 大海[たいかい] ②雲海[うんかい] 樹海[じゅかい] 人海戦術[じんかいせんじゅつ] > うみ 海[う]みの幸[さち] 海辺[うみべ] 荒海[あらうみ] > 海豹[あざらし] 海女[あま] 海豚[いるか] 海原[うなばら] 臨海[りんかい] > 海老[えび] 海月[くらげ] 海象[せいうち] 海嘯[つなみ] 海馬[とど] 海鼠[なまこ] 海苔[のり] 海星[ひとで] 海松[みる] > 海獺[らっこ] 海神[わだつみ] **かい[界]** 田・4画 全9画 界 界 界 界 **かい[界]** [名]①さかいめ。くぎり。類[境]②区切られた、ある範囲の内。 > カイ ①界域[かいいき] 界隈[かいわい] 境界[きょうかい] 限界[げんかい] ②学界[がっかい] 芸能界[げいのうかい] 視界[しかい] 世界[せかい] 政界[せいかい] <195> **かい【械】** しかけ。からくり。道具。 **カイ** 器械 機械 **て** 手械 **かい【階】** ①のぼりおりのための段。はしご。②建物の上下の層。「次の―で降ります」③上下の等級。 **カイ** ①階上 階段 階梯②階層 地階③階級 音階 段階 **きざはし** **かい【絵】** ものの形やありさまをえがいたもの。え。[類]画 **カイ・エ** 絵画/絵図 絵本 絵馬 絵巻物/口絵 挿絵 **え** **かい【開】** ①とじていたものをひらく。あく。②はじまる。はじめる。◆閉③切り開いて役立つようにする。 **カイ** ①開花 開閉 開放 公開 展開②開業 開始③開墾 開拓 開発 文明開化 未開 **ひらく・ひらける** 心を開く/店開き/道が開ける **あく・あける** 目が開く/窓を開ける/幕開け **はだける** **かい【解】** ●ばらばらになる。[同]結②問題などをときあかす。わかる。また、問題に対する答え。「―を示せ」③ときほぐす。ゆるめる。とりさる。一◆「解する」を見よ。 **カイ・ゲ** ①解散 解体 解剖 分解②解釈 解説 解答 誤解 理解③解禁 解放/解脱 解毒 解熱 **とく・とかす・とける** 問題を解く/絵解き/氷を解かす/帯が解ける/雪解け **ほどく** **かい【介** ●あいだにはいる。なかだち。②たすける。つきそう。③かたい。④ひとり。つまらない。ただの。一「介する」を見よ。 **カイ** ①介在 介入 紹介 仲介 媒介②介護 介抱 介錯③魚介類④狷介 **すけ** 上野介 **かい【戒】** ●前もって用心する。②教え、注意する。また、おきて。いましめ。「―を破る」「戎(=えびす)」は別字。 **カイ** ①戒厳令 警戒②戒告 戒律 訓戒 自戒 十戒 破戒 **いましめる** 自らを戒める/父の戒め **かい【怪】** ●ふつうと変わっていて、ふしぎなようす。あやしい出来事。②人並みはずれている。 **カイ・ケ** ①怪奇 怪獣 怪談 妖怪②怪傑 怪童 怪力 **あやしい・あやしむ** 怪しい行動/怪しむに足りない **けが** 怪我 **かい【拐】** だましとる。だまして連れていく。 **カイ** 拐帯 誘拐 **かどわかす** **かい【悔】** しくじったことを反省し、残念に思う。くいる。▽「侮(=あなどる)」は別字。 **カイ** 悔恨 悔悛 後悔 **くいる・くやむ** 前非を悔いる/失敗を悔やむ **くやしい** 負けて悔しい/悔し涙 **ざんげ** 懺悔 **かい【皆】** みな。ぜんぶ。すべて。[類]全 **カイ** 皆既食 皆勤 皆出席 皆無 **みな** 皆殺し 皆様 **かい【塊】** ●土のかたまったもの。つちくれ。②かたまりになっているもの。 **カイ** ①土塊②塊根 塊状 金塊 山塊 団塊 肉塊 **かたまり** 土の塊/欲の塊 **つちくれ** **かい【壊】** くずれる。くずす。▽「壌(=つち)」は別字。 **カイ** 壊滅 決壊 倒壊 破壊 崩壊 壊死 壊疽 金剛不壊 **こわす・こわれる** 取り壊す/雰囲気が壊れる **やぶる** <196> る 壊れ物[こわれもの] 壊死[えし] 壊疽[えそ] 金剛不壊[こんごうふえ] **かい**[懐](懷) 忄・13画 全16画 懐 懐 懐 懐 ①心の中におもいいだく。②思いだされて心がひきつけられる。なつかしむ。③手なずける。④ふところ。⑤身ごもる。[カイ・エ]①懐疑[かいぎ] 述懐[じゅっかい]、本懐[ほんかい] ②懐旧[かいきゅう] 懐古[かいこ] ③懐柔[かいじゅう] ④懐紙[かいし]、懐中[かいちゅう] ⑤懐胎[かいたい] 懐妊[かいにん] ふところ懐[ふところ]が寒い[さむい] 懐手[ふところで] なつかしい・なつかしむ懐[なつ]かしい故郷[こきょう]/昔を懐しむ[なつかしむ] なつく・なつける人に懐く[なつく]/獣[けもの]を懐ける[なつける] ●手懐ける[てなずける] **かい**[魁] 鬼・4画 全14画 魁 魁 魁 魁 ●まっさき。さきがけ。②いちばん上に立つ者。かしら。③大きく、堂々としている。[カイ]②渠魁[きょかい] 首魁[しゅかい] ③魁偉[かいい] 魁傑[かいけつ] さきがけ魁[さきがけ]の功名[こうみょう] 花魁[おいらん] **かい【会/回/戒】**[図]↓漢字項目を見よ。 **かい【貝】**[図]軟体動物で、外側が殻[から]でおおわれているもの。アサリのような二枚貝や、サザエのような巻き貝があり、多く水中にすむ。 **かい**[貝] 貝・0画 全7画 貝 貝 貝 貝 音は「バイ」。「貝貨」▽古代中国では、コヤスガイの貝殻を貨幣[かへい]の代わりに使ったので、これを部首に「財」「買」「貿」など、経済に関する多くの漢字をつくる。[かい]貝殻[かいがら] 貝塚[かいづか] 貝柱[かいばしら] 貝独楽[バイゴマ] **かい【怪/階/解】**[図]→漢字項目を見よ。 **かい【下位】**[図]くらいや順位が低いこと。下のくらい。「―チームと当たる」→上位 **かい【×櫂】**[図]手に持って水をかき、舟[ふね]を進める、さきを平たくした棒のような道具。オール。「―を操[あやつ]る」[類]櫓[ろ] **かい【甲斐・効】**[図]行為[こうい]に値[あたい]するだけの報[むく]い。効果。また、行為するだけの値打ち。「努力のがい[かい]あって成功した」「苦労の―がない」 **かい【《甲斐】**[図]旧国名。今の山梨県。東海道の一国。甲州[こうしゅう]。 **かい【×搔い】**[造語]「かき」の変化した形。「―つまむ」「―出す」「―くぐる」 **かい**[外] 夕・2画 全5画 外 外 外 外 ①もののそとがわ。うわべ。②ある範囲[はんい]のほか。③「外国[がいこく]」の略。④本すじからはずれている。わき道の。また、はずす。のけものにする。⑤母かたの身内[みうち]。◆内[ない][ガイ・ゲ]①外観[がいかん] 外形[がいけい] 外部[がいぶ] 外面[がいめん] ②外国[がいこく] 外出[がいしゅつ] 海外[かいがい] 区域外[くいきがい] 号外[ごうがい] 望外[ぼうがい] 問題外[もんだいがい] ③外交[がいこう] 外資[がいし] 外人[がいじん] 外地[がいち] 排外思想[はいがいしそう]、対外貿易[たいがいぼうえき] ④外史[がいし] 除外[じょがい] 疎外[そがい] ⑤外戚[がいせき] 外祖父[がいそふ] [ゲ]①外科[げか] 外題[げだい] 外道[げどう] そと・ほか外側[そとがわ] 外孫[そとまご] 外回り[そとまわり]/外[ほか]三名[さんめい] 思いの外[おもいのほか] はずす・はずれる席を外す[はずす]/的[まと]が外れる[はずれる] 外郎[ういろう] 外記[げき](昔の官位) 外宮[げくう] 外連[けれん] 外方[そっぽ] 外様[とざま] 外つ国[とつくに] 外山[とやま] **かい**[害] ・7画 全10画 害 害 害 害 ◎そこなう。きずつける。[類]損[そん] ②じゃまする。さまたげる。③わざわい。悪い影響[えいきょう]。「健康に―がある」益[えき] 守りやすく、せめにくいところ。[一→「害する」を見よ。] [ガイ]①害心[がいしん] 害虫[がいちゅう] 自害[じがい] 迫害[はくがい] ②障害[しょうがい],妨害[ぼうがい] 水害[すいがい] 損害[そんがい] 毒害[どくがい] 災害[さいがい] 被害[ひがい] 要害[ようがい] 害[がい]となう 害[がい]とねる **がい**[街] 行・6画 全12画 街 街 街 街 まちなか。大通り。⇔麹町[こうじまち][ガイ・カイ]街灯[がいとう] 街頭[がいとう] 街路[がいろ] 市街[しがい] 商店街[しょうてんがい] 地下街[ちかがい] 繁華街[はんかがい]/街道[かいどう] まち街角[まちかど] 学生の街[がくせいのまち] **がい**[劾] 力・6画 全8画 劾 劾 劾 劾 罪をあばき、とり調べること。[ガイ]弾劾[だんがい] **がい**[該] 言・6画 全13画 該 該 該 該 ①それにあてはまる。あたる。②広くゆきわたる。かねそなわる。[ガイ]①該案[がいあん] 該人物[がいじんぶつ] 該当[がいとう] ②該博[がいはく] **がい**[涯] ・8画 全11画 涯 涯 涯 涯 終わるところ。かぎり。はて。▽「崖[がけ]](=がけ)」は別字。[ガイ]境涯[きょうがい]。生涯[しょうがい]、天涯孤独[てんがいこどく] 涯[はて] **がい**[慨](櫃) ・11画 全14画 慨 慨 慨 慨 なげく。うれえる。いきどおる。[圏]嘆[たん][ガイ]慨世[がいせい] 慨嘆[がいたん] 感慨[かんがい] 憤慨[ふんがい] 慨[なげ]かわしい <197> **がい【概】** ①だいたいの内容。おおよそ。②こころもち。 **ガイ** ①概算 概念 概略 一概 梗概 大概②気概 **おおむね** **がい【亥】** 十二支の第一二番目。いのしし。 **ガイ** 亥月 **い** 亥の子餅 **がい【凱】** ●戦いに勝つこと。また、勝利を喜ぶ声。かちどき。②やわらぐ。 **ガイ** ①凱歌 凱旋②凱風 **がい【害】** →漢字項目を見よ。 **がい【我意】** [名] 自分の考えをおし通そうとする心。わがまま。「―を通す」 **かいあく【改悪】** [名] 変えて、かえって前よりも悪くすること。「憲法の―」[対]改善・改良 **がいあく【害悪】** [名] 害となるような悪いこと。「世の中に―を流す」[類]害毒 **かいあげる【買い上げる】** [動] 官公庁などが民間からものを買う。[対]払い下げる **かいあさる【買い漁る】** [動] 欲しいものを探しまわって、次々に買いあげて買う。「古書を―」 **かいい【会意】** [文法] 漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。二つ以上の漢字を意味によって組みあわせて一つの漢字をつくる方法。「木」と「木」を合わせて「林」、「木」を三つ合わせて「森」、「人」と「立」を合わせて「位」とするなど。 **かいい【怪異】** [名・形動] ふしぎであやしいこと。また、化けもの。「―現象」[類]怪奇 **かいい【魁偉】** [形動] 顔やからだが大きくて、いかついようす。「―な容貌」 **かいいき【海域】** [名] 限られた範囲内の海。「日本海―」[類]水域 **かいいぬ(飼い犬)に手をかまれる** 日ごろめんどうをみて、かわいがっていた人に裏切られる。 **かいいれる【買い入れる】** [動] 代金を払って品物を手に入れる。「外国から小麦を―」 **かいいん【会員】** [名] 会に加わっている人。メンバー。 **かいいん【改印】** [名] 届けてあった印鑑を別の印に変えること。「―届け」 **かいいん【海員】** [名] 商船・漁船などの乗組員。船長は除く。「―組合」 **がいん【外因】** [名] そのものの外部にある原因。外在する原因。→内因 **かいうける【買い受ける】** [動] 人が売ろうとしているものを買ってひきとる。「知人から書画を―」[対]売り渡す **かいうん【海運】** [名] 船で人や荷物を運ぶこと。海上輸送。「―業」[類]水運[対]陸運 **かいうん【開運】** [名] 運が、いいほうに向かうこと。運が開けること。「―のお守り」 **かいおき【買い置き】** [名] すぐには使わず、必要なときに備えてたくさん買っておくこと。また、そのもの。ストック。 **かいオペレーション【買いオペレーション】** [名] 中央銀行がおこなう公開市場操作の一つ。中央銀行が市中銀行などから債券などを買い入れることで、通貨を供給し、民間の資金をふやすこと。金融を緩和するためにおこなう。買いオペ。[対]売りオペレーション **かいか【階下】** ①[名] 二階建て以上の建物で、その階よりも下の階。 ②階段の下。◆階上 **かいか【開化】** [名] 知識が発達し、文化が開けること。「文明―」 **かいか【開花】** [名] ①花が咲くこと。「桜の―予想」▽花が開くように芸術が盛んになったり、成果があらわれたりすることもいう。「才能が―する」 **かいえき【改易】** [名] 江戸時代、武家に科した刑罰の一つ。士分の籍から除き平民の身分に落とし、領地や家屋敷をとりあげた。▽切腹より軽く、蟄居より重い。 **かいえん【開園】** ①[名] 幼稚園や遊園地など、「園」のつく施設をつくり、業務を始めること。 ②遊園地や動物園などで、当日の業務を始め、客を入場させること。また、そのあいだ。→閉園 **かいえん【開演】** [名] 演劇や音楽会などが始まること。「―五分前」[対]終演 **がいえん【外延】** [名] ある概念が適用されるものごとの範囲。たとえば、動物という概念の外延は、哺乳類・鳥類・魚類など。[対]内包 **がいえん【外苑】** [名] 皇居や神社などの外まわりにある庭。「神宮―」[対]内苑 **かいか【開架】** [名] 図書館で、閲覧者が書棚から自由に本をとり出して利用できる閲覧方式。[対]閉架「―式図書館」 **かいが【絵画】** [名] 絵。図画。「―館」 **がいか【外貨】** ①[名] 外国のかね。「―の獲得」[対]邦貨 ②外国の商品。「―排斥」 **がいか【凱歌】** [名] 戦いに勝ったことを祝ってうたう歌。「―をあげる」 **ガイガーけいすうかん【ガイガー計数管】** [名] 放射線を検出する装置。ガイガーミュラー計数管。ガイガーカウンター。ドイツの物理学者ガイガーとミューラーの名から。 **かいかい【開会】** [名] 会議や集会などが始まること。会を始めること。「―式」[対]閉会 <198> **かいがい【海外】** [名] 海の向こうにある外国。[類]国外 **がいかい【外海】** [名] 陸地に囲まれていない海。外に向かって開かれている海。陸地から遠くはなれた海。外洋。「そとうみ」とも。[対]内海 **がいかい【外界】** [名] 自分をとりまく外の世界。[対]内界 **かいがいしい【甲斐甲斐しい】** [形] 骨身をおしまず、せっせと働くようす。「かいがいしく仕える」「かいがいしく看病する」[類]まめ **かいかく【改革】** [名] 制度やしくみを新しく変えること。「選挙制度の―」 > **つかいわけ 改革・変革・革命・クーデター** > 「改革」「変革」は、古くなったり、不適当になったりした社会のしくみを、新しくしたり適切なものに変えること。「政治改革」「制度を変革する」。「革命」は、国家や社会の政治上・社会上の組織を根本的に変える、急激で大きな変革のこと。たとえば貴族にかわって市民が政治権力をにぎるというように、国家を支配している階級全体が入れかわること。「フランス革命」。「クーデター」は、支配階級自体は変わらず、非合法的手段で最高権力をにぎること。「クーデターで大統領が暗殺される」。 **がいかく【外角】** ①[数学] 多角形の一つの辺を延長したとき、その線ととなりの辺とがつくる角。 ②[野球] ホームベースの、バッターから遠いほうの側。アウトコーナー。「―低めの速球」◆内角 **がいかく【外郭】** [名] 外の囲い。かこみ。「城の―をひとめぐりする」 **がいかくだんたい【外郭団体】** [名] 政党や官庁などの活動を、外部から助ける団体。 **がいかじゅんびだか【外貨準備高】** [名] 一つの国がもつ外国通貨の総額。その国の経済的な対外信用度を示す。外貨保有高。 **かいかつ【快活】** [形動] 元気で明るく、生き生きとしているようす。「―なテンポの曲」 **がいかつ【概括】** [名] だいたいの内容を一つにまとめること。要約。「研究発表を―する」[類]総括 **かいかぶる【買い被る】** [動] あまり力のない人の能力などを実質以上に高く評価する。「あまり買いかぶられては困る」 **かいがら【貝殻】** [名] 貝の外側をおおうかたい殻。 **かいかん【会館】** [名] 人々が集まって会やもよおしなどを開くための建物。「市民―に集合する」 **かいかん【快感】** [名] こころよい感じ。いい気持ち。「―をおぼえる」 **かいかん【開館】** ①[名] 新しく図書館や映画館などを開くこと。 ②図書館などがその日の業務を始めること。「九時に―する」[対]閉館 **かいがん【海岸】** [名] 海と陸とが接しているところ。うみべ。「―段丘」 **かいがん【開眼】** ①[名] 目が見えるようにすること。「―手術」 ②ものごとの本質やこつをつかむこと。「女優―」「打撃を―」▽正しくは「かいげん」。 **がいかん【外患】** [名] 外国や外部からうける攻撃や圧迫。また、それを受ける心配。「―をおそれる」[対]内憂 **がいかん【外観】** [名] 外から見たようす。みため。みかけ。「―にだまされる」[類]表向き・上辺・外見 **がいかん【概観】** [名] 全体のようすを大ざっぱに見ること。「アジアの情勢を―する」 **かいがんせん【海岸線】** [名] 海と陸との境界線。 **かいき【回忌】** [造語] [「~回忌」の形で] 仏教で、人の死後何年目の命日にあたるかをあらわすことば。「母の三―」[同]周忌・年忌▽一年目だけ一回忌(一周忌)、二年後を三回忌と、以後数え年でいう。七回忌・一三回忌・一七回忌などにも供養を行う。 **かいき【回帰】** [スル] ひとまわりして、もとにもどること。「鮭は―性がある」 **かいき【会期】** [名] 会の開かれている期間。「国会の―は百五十日間とする」 **かいき【怪奇】** [名・形動] あやしくて気味が悪いようす。また、異様でおそろしく感じられるようす。「―な事件」「複雑―」 **かいき【開基】** [名] ①ものごとの基礎をつくること。とくに、寺院や宗派を創立すること。また、その僧そう。[類]開山 **かいぎ【会議】** [名] 人々が集まって、ある問題について話しあうこと。「編集―」 > **つかいわけ 会議・会談・協議** > どれも「はなしあい」だが、「会議」は、議長が議事を進行する。「学術会議」。「会談」「協議」は、それほど形式にこだわらない。「会談」は、団体の代表者どうしのあいだで、おおやけにおこなわれる。「日中首脳会談」。「協議」は、問題について関係者の意見を調整してなんとか折りあいをつける。「協議離婚」。 **かいぎ【懐疑】** [名] 疑いをもつこと。あやしむこと。「―の念をいだく」「―的」 **がいき【外気】** [名] 建物の外の空気。外部の空気。「―にふれる」 **かいきいわい【快気祝い】** [名] 病気が治った祝いに、療養中、世話になった人に礼の品をおくること。 **かいきげっしょく【皆既月食】** [名] 太陽と月のあいだに地球がはいって一直線上に並び、月が地球の本影の中に完全にはいってしまう現象。[対]部分月食 **かいきせん【回帰線】** [名] ↓「きたかいきせん」「みなみかいきせん」 **かいきにっしょく【皆既日食】** [名] 日食の一種。太陽と地球のあいだに月がはいって一直線上に並び、月が太陽に重なって太陽の全面をおおいかくしてしまう現象。[対]部分日食▽月の本影の中にはいった地域だけで、ダイヤモンドリングやコロナなどの現象が見られる。 <199> **かいぎゃく【諧謔】** [名] おもしろいしゃれや冗談。ユーモア。「―に富む会話」 **かいきゅう【階級】** [名] ①社会での身分・地位などの順位。「二―特進」 ②社会の中で、地位や生活の状態などが同じような人々の集団。「上流―の人々」「支配―」 **かいきゅう【懐旧】** [名] 昔のことを思いだして、なつかしむこと。「―のなみだにくれる」[類]懐古 **かいきゅうとうそう【階級闘争】** [名] 政治的・経済的にちがう階級の人々のたたかい。とくに、資本主義社会での、資本家(ブルジョア)階級と労働者(プロレタリア)階級とのあいだのたたかい。 **かいきょ【快挙】** [名] 胸のすくような、すばらしい行為。「前人未踏の――をなしとげる」[類]壮挙 **かいきょう【回教】** [名] ↓「イスラムきょう」 **かいきょう【海峡】** [名] 陸と陸とにはさまれた、はばのせまい海。「津軽―を通過する」[類]水道 **かいきょう【懐郷】** [名] ふるさとをなつかしく思うこと。「―の念にかられる」[関]望郷 **かいぎょう【改行】** [名] 文章で、行を変えて次の行からあらたに書くこと。ふつうは一字下げて書きはじめる。「段落ごとに―する」 **かいぎょう【開業】** ①[名] 新しく商売を始めること。開店。みせびらき。「本日ー」→廃業 ②営業をしていること。「毎日一○時から―する」 **がいきょう【概況】** [名] だいたいのようす。「―を報告する」「天気―」[類]概要・概略 **かいぎょうい【開業医】** [名] 病院などに属さず、個人で医療をおこなう医者。町医者。 **かいきょく【開局】** [名] 郵便局や放送局など、「局」と名のつく施設をつくり、業務を始めること。「―二十周年」 **かいきる【買い切る】** [動] ①品物を残らず買う。また、劇場や乗り物などの座席の権利を全部買う。「在庫品を―」「特別席を―」[類]買い占める ②小売店が、返品しない約束で問屋などから品物を買う。 **かいぎろん【懐疑論】** [名] 絶対的な真理を疑い、したがって究極的な真理の認識をさける立場。「ク・セ・ジュ(われ何をか知る)」と述べたモンテーニュは、この考えかたに立つ思想家。 **かいきん【皆勤】** [名] 一定の期間、一日も休まず出勤・出席すること。「―賞」「―手当」[類]精勤 **かいきん【解禁】** [名] それまで禁止していたことを解き、ゆるすこと。「鮎漁りの一日」 **がいきん【外勤】** [名] 会社の外で販売・集金などの仕事をすること。また、その人。「―にまわされる」[対]内勤 **かいきんシャツ【開襟シャツ】** [名] 前えりが開いた形のシャツ。おもに夏用で、ネクタイなしで着る。オープンシャツ。 **かいぐい【買い食い】** [名] 子供が自分で菓子などを買って食べること。「―してしかられた」 **かいくぐる【掻い潜る】** [動] すばやくくぐりぬける。「人波を―」「監視の目を―」▽「かきくぐる」の変化した形。 **かいぐん【海軍】** [名] おもに海上・海中での戦いをうけもつ軍隊。 **かいけい【会計】** ①[名] 役所や会社などで、金銭や品物の出し入れを計算する仕事。また、その事務をする人。経理。「―係」 ②商店や飲食店などで、代金をしはらうこと。「おーをお願いします」[類]勘定 **かいけい【塊茎】** [名] 養分をたくわえ、大きくなった地下茎。ジャガイモ・サトイモなど。[類]塊根 **かいけい【快慶】** [人名] 生没年未詳。鎌倉時代の仏師。運慶の力強さに対して、快慶の作品は親しみやすい繊細さを特色とする。二人で共作した東大寺南大門の仁王像は有名。 **がいけい【外形】** [名] 外から見た形やようす。外見。外観。「人は―からだけでは判断できない」 **かいけいねんど【会計年度】** [名] 会計の都合がいいように区切った一か年。ふつう、四月一日から翌年の三月三一日までをいう。 **かいけい(会稽)の恥じをすすぐ** 決して忘れられないひどいはじをぬぐいさる。▽中国の春秋時代に越王勾践が、会稽山で呉王夫差に敗れて受けたはずかしめを、後年、夫差を破ってそそいだ故事(「史記」)から。 **かいけつ【解決】** [名] 問題を解いたり、事件の起きたすじみちを明らかにしたりして、求める答えを決定すること。「事件の―にあたる」「未―」 **かいけつびょう【壊血病】** [名] ビタミンCの不足により起こる病気。出血しやすく、食欲不振・貧血などの症状がある。 **かいけん【会見】** [名] 正式の場で人と会うこと。「記者―に応じる」 **かいけん【改憲】** [名] 憲法を改めること。「―論争」 **かいけん【懐剣】** [名] ふところに入れてもちあるく、身を守るための短刀。ふところがたな。 **かいげん【改元】** [名] 年号を改めること。改号。「一九八九年一月八日、平成と―する」 **かいげん【開眼】** ①[名] 新しくつくった仏像や仏画に目を入れて、たましいをむかえいれること。また、その儀式。「大仏―供養」 ②仏教の真理をさとること。▽技芸などの本質やこつをつかむこともいう。「かいがん」とも。「演技―」 **がいけん【外見】** [名] 外から見たようす。うわべ。みかけ。「―が悪い」「―にとらわれる」[類]外観 **かいげんれい【戒厳令】** [名] 戦争や国内の動乱などの非常事態のとき、それをしずめるために、政府が軍隊に行政権や裁判権をあたえる命令。「―を布く」▽日本では一九四七年廃止された。 **かいこ【蚕】** [名] カイコガの幼虫。その口からはいた糸でつくったまゆから絹糸をとる。 **かいこ【回顧】** [名] 昔のことを思いだすこと。ふりかえってみること。「往時を―する」「―録」 <200> **かいこ【解雇】** [名] 経営者が契約を解いて、やとっていた人を辞めさせること。くびきり。[類]解職 **かいこ【懐古】** [名] 昔を思いだして、なつかしく思うこと。「―趣味」[類]懐旧 **かいご【介護】** [名] 病人や老齢者など、心身の不自由な人の看護や世話をすること。「自宅―」 **かいご【悔悟】** [名] 自分のおこないがまちがっていたことに気づき、くいあらためること。「―の情」[類]改悛 **かいこう【回航】** ①[名] 別の場所へ船を回すこと。「横浜へ―する」 ②各地を船でめぐること。「東南アジアを―する」 **かいこう【改稿】** [名] 原稿を書きなおすこと。また、書きなおした原稿。[類]改作 **かいこう【海溝】** [名] 海底の細長く深いみぞ。ふつう六○○○m以上の深さのものをいう。マリアナ海溝・日本海溝など。 **かいこう【開校】** [名] 学校を新しく設立し、授業を始めること。「―記念日」[対]閉校・廃校 **かいこう【開港】** ①[名] 外国との貿易のために港を開放すること。 ②港や空港を新設すること。 **かいこう【邂逅】** [名] 思いがけなく人に出会うこと。めぐりあい。「幼なじみとの―」[類]奇遇 ▽文章語。 **かいごう【会合】** [名] 対話・相談・討議のために人が集まること。また、その集まり。 **がいこう【外交】** [名] ①外国との交渉・交際。また一般に、外部との交渉。「平和―」 ②「外交員」の略。「保険の―」 **かいこういちばん【開口一番】** [四漢] 口をあけてものを言いはじめたとたん。「―こごとを言われる」 **がいこういん【外交員】** [名] 銀行や会社などで、取引先や家庭などを回り、契約・勧誘・注文とりなどの仕事をする人。そとまわり。セールスマン。 **がいこうかん【外交官】** [名] 自国と外国との外交の仕事や自国民の保護などの仕事をする公務員。大使・公使・領事など。 **がいこうじれい【外交辞令】** [四漢] 相手との関係をよくするための、表面をかざったあいそのいいことば。また、口さきのお世辞。「単なる―だ」[類]社交辞令▽「外交辞礼」は誤り。 **かいこう たけし【開高健】** [人名] 一九三〇—一八九年。昭和期の小説家。大阪生まれ。寓話的な作品「パニック」「裸の王様」(芥川賞受賞)、ほかに「日本三文オペラ」「輝ける闇」など。また、ルポルタージュや紀行文も多い。 **がいこうてき【外向的】** [形動] 社交的で、自分の気持ちを積極的に外にあらわすことを好むようす。[対]内向的 **かいこく【戒告・誡告】** ①[名] 悪いところを直すようにいましめ、注意すること。 ②公務員が義務に違反したときの罰の一つ。「訓告」よりも重い。 ③法律で定められた義務を果たさない人に、それを果たすように役所が求める手続き。 **かいこく【海国】** ①[名] まわりを海に囲まれた国。島国。「日本―」 **かいこく【開国】** [名] 外国との交流を始めること。[対]鎖国▽とくに、江戸幕府が鎖国をやめ、欧米諸国との外交や貿易を再開したことをいう。 **がいこく【外国】** [名] 自分の国以外のよその国。「―製の時計」[類]とつ国 **がいこくかわせ【外国為替】** [名] 国際的なかねのやりとりを、現金を運ばずにふりこみなどでおこなう方法。略して「外為」とも。」 **がいこくご【外国語】** [名] 外国のことば。◆自国語 **がいこくじん【外国人】** ①[名] 外国の国籍をもつ人。[類]異邦人・異人 ②法律上、その国の国籍をもたない人。他国籍をもつ人と無国籍の人。「―登録法」▽原則的には国民と平等だが、義務や権利の上で一部制限がある。 **がいこくせんうちはらいれい【外国船打ち払い令】** [名] 一八二五年、江戸幕府が、日本に接近する外国船の撃退を命じた法令。 **がいこつ【骸骨】** [名] ①肉がくさってなくなり、骨だけになった死体。「―のようにやせほそる」[類]白骨 **骸骨を乞う** 辞職を願いでること。▽家臣は主君に一身をささげたものだから、辞めるときは骸骨だけをいただきたいという意味。 **かいことば【買い言葉】** [名] ↓「うりことば(売り言葉)に買い言葉」 **かいこむ【買い込む】** [動] ものを大量に買う。「バーゲンだからと、ついー」 **かいごろし【飼い殺し】** [名] ①役に立たないものを、死ぬまでただ養っておくこと。 ②その人の能力を生かすような仕事もさせずに、ただやとっておくこと。「左遷されて―も同然だ」 **かいこん【悔恨】** [名] あやまちや悪いおこないを、後悔し残念がること。「―の情にかられる」 **かいこん【開墾】** [名] 山や野原を切り開き、耕して田畑にすること。 **かいこん【塊根】** [名] 養分をたくわえ、かたまりになった根。サツマイモ・ダイコンなど。[類]塊茎 **かいさい【開催】** [名] 各種の会合や展覧会・博覧会などのもよおしを開くこと。「バザーをーする」 **かいざい【介在】** [名] 二つのもののあいだに別のものがはさまっていること。「複雑な事情が―する」 **がいさい【外債】** [名] 「外国公債」の略。国や会社などが、外国でかねを借りた証拠に発行する書きつけ。外国債。[対]内債 **かいさい(快哉)を叫ぶ** うまくいったと喜びの声をあげること。胸がすくように思うこと。「逆転してー」▽「快哉」は、「快なるかな」という意味。 **かいさく【改作】** [名] 作品をつくりなおすこと。また、つくりなおした作品。[類]リメイク **かいさく【開削・開鑿】** [名] 山野をきり開いて、道路や運河をつくること。「―工事」 <201> **かいさつ【改札】** [名] 駅の出入り口で、乗降客の乗車券・入場券を調べること。「―ロを通る」 **かいさん【海産】** [名] 海でとれること。海でとれるもの。水産。「―物問屋」 **かいさん【開山】** ①[名] はじめて寺院を建てること。また、建てた僧そう。[類]開基 ②仏教で、一つの宗派を始めた人。[類]開祖 **かいさん【解散】** ①[名] 集会や行事が終わって人々が別れること。[対]散会[対]集合 ②会社や団体などの組織をばらばらにして活動をとめること。 ③衆議院で、総理大臣が任期中の議員の資格を解くこと。「―総選挙」▽参議院には解散がない。 **かいざん【改竄】** [名] 多く、悪用するために、文書の語句や文字などをわざと書きかえること。 **がいさん【概算】** [名] だいたいの計算をすること。おおよその計算。「―を出す」[類]見積もり →精算 **かいさんぶつ【海産物】** [名] 海でとれるもの。魚・貝・海藻など。水産物。 **かいし【開始】** [名] ものごとを始めること。また、始まること。「選挙運動を―する」[対]終了 **かいし【懐紙】** [名] たたんでふところに入れておく白い和紙。たとうがみ。茶道で菓子を食べるときなどに使う。「ふところがみ」とも。 **かいじ【開示】** [名] 外部になかみを明らかにして示すこと。また、法廷で示すこと。「勾留理由の―」 **がいし【外史】** [名] 役所が正式にまとめたのでなく、一般の人が書いた歴史。[類]野史[対]正史 **がいし【外資】** [名] 外国から国内の事業に投入された資本。「―導入」「―系の会社」 **がいし【碍子】** [名] 電線を支えるための絶縁器具。ふつう、陶磁器や合成樹脂でつくる。 **がいじ【外耳】** [名] 耳の鼓膜から外の部分。 **がいじしんぶん【外字新聞】** [名] 外国の文字で印刷された新聞。外字紙。 **がいして【概して】** [副] 大ざっぱにいって。「―夜ふかしはからだによくない」[類]だいたい **かいしめる【買い占める】** [動] 値上がりなどを予想して、それによる利益をえるために、商品や株式などを残らず買うこと。「土地を―」[類]買い切る **かいしゃ【会社】** [名] 利益をえることを目的としてつくられた法人組織。株式会社・合資会社・合名会社・有限会社など。 **かいしゃ【膾炙】** [名] 人々の口にのぼり、もてはやされること。世間に広く知れわたること。「人口に―する」▽「膾」は、なますで、細かく切ったなまの肉。「炙」は、あぶり肉。ともに味がよく、人々に賞味されることから。「膾灸」は誤り。 **がいしゃ【外車】** [名] 外国製の自動車。 **がいしゃ【害者】** [名] 被害者。とくに、殺人事件の被害者のこと。▽警察関係の隠語。 **かいしゃく【解釈】** [名] 出来事や、ことばの意味を理解すること。また、それを説明すること。「―を誤る」「古文の―」「善意に―する」 **かいしゃく【介錯】** [名] 切腹する人の首をきりおとすこと。また、その役の人。 **がいじゅ【外需】** [名] 外国からの需要。[対]内需 **かいしゅう【回収】** [名] 一度配ったものや使ったものを、とりもどしたり集めたりすること。「アンケートを―する」「廃品―」 **かいしゅう【改宗】** [名] 信じていた宗教や宗派を捨て、別の宗教や宗派を信仰すること。[類]宗旨替え **かいしゅう【改修】** [名] 建物や道路などの古くなったりこわれたりしたところに、手を加えてつくりなおすこと。「校舎の―工事」[類]修理・改築 **かいじゅう【怪獣】** [名] 正体のわからない、あやしいけもの。とくに、映画やテレビなどで親しまれている、空想上の動物。「―映画」 **かいじゅう【海獣】** [名] 海にすむ哺乳動物をまとめた呼び方。紡錘形のからだと、ひれ状の四肢をもつ。アザラシ・オットセイ・クジラなど。 **かいじゅう【懐柔】** [名] 人をうまく手なずけて、自分の思いどおりに従わせること。まるめこむ。「―策」[類]籠絡 **かいじゅう【晦渋】** [形動] 表現がむずかしく、意味・内容がわかりにくいこと。難解。「―な文章」 **がいしゅういっしょく【鎧袖一触】** [四漢] ごく簡単に敵をうち負かすこと。▽よろいのそでで、ちょっとふれるという意味。 **がいじゅうないごう【外柔内剛】** [四漢] 見かけはやさしいが、しんは強くしっかりしていること。[対]内柔外剛 **がいしゅつ【外出】** [名] 家や職場などからよそへ出かけること。「―さきを教える」 **かいしゅん【回春】** [名] ①老人が若返ること。「―の妙薬」 ②春が再びめぐってくること。新年になること。 ③病気が治ること。快癒。「―を喜ぶ」 **かいしゅん【改悛】** [名] 悪かったことをくいて、心をあらためること。改心。「―の情」[類]悔悟 **かいしょ【楷書】** [名] 漢字の書体の一つ。点画をくずさない、きちんとした書きかた。▽歴史的には、篆書や隷書を簡略化した行書・草書を整えてできた。→[表]「漢字の書体」 **かいじょ【解除】** [名] ①一時的な禁止や制限をとりやめて、もとの状態にもどすこと。「大雨注意報を―する」「武装―」[対]解禁 ②とりかわした契約をとり消すこと。「契約―」 **かいしょう【改称】** [名] 呼び名を変えること。また、その変えた名。「社名を―する」[同]改名 **かいしょう【快勝】** [名] 胸がすくような気持ちのいい勝ちかたをすること。[類]大勝・圧勝 **かいしょう【解消】** [名] それまでの関係や状態をなくすこと。また、なくなること。「婚約を―する」「疑念が―する」「ストレスー」 **かいしょう【甲斐性】** [名] しっかりしていて、たよりになる気性。また、生活のために働こうとする気力やかねをかせぐ能力。「―のない男」 **かいじょう【会場】** [名] もよおしや集会などをおこなう場所。「講演のー」 <202> **かいじょう【海上】** [名] 海の上。また、海面。「―輸送」[類]洋上[対]陸上 **かいじょう【階上】** ①[名] 二階建て以上の建物で、その階よりも上の階。 ②階段の上。[対]階下 **かいじょう【開城】** [名] 敵に降伏して城を明けわたすこと。「江戸城の―」 **かいじょう【階乗】** [数学] 1からnまでの自然数の積。n!またはnと書く。たとえば、4の階乗は4! =4×3×2×1=24。また、0の階乗は1とする。 **かいじょう【開場】** [名] 劇場などの入り口をあけて入場させること。「六時―、六時半開演」[対]閉場 **かいじょう【塊状】** [名] 土くれのように固まっている状態。 **がいしょう【外相】** [名] 「外務大臣」のこと。 **がいしょう【外商】** [名] ①デパートなどで、客のところへ直接出向いて商売をすること。外売。「―部」 ②外国の商社や商人。また、外国との商売。 **がいしょう【外傷】** [名] 切り傷ややけどなど、外からからだの表面に受けた傷。けが。「―を負う」 **かいじょうじえいたい【海上自衛隊】** [名] 自衛隊の一つ。海上幕僚長の補佐で、防衛庁長官が統轄する。自衛艦隊・地方隊・教育航空集団・練習艦隊などからなる。 **かいじょうたつ【下意上達】** [四漢] 下位の者や民衆などの意見・考えが、上位の人に通じること。[対]上意下達▽「下意」を「げい」と読むのは誤り。 **かいしょうなし【甲斐性なし】** [形] 気力がなく、たよりにならないこと。また、いくじがなく、生活能力のない人。「―呼ばわりする」 **かいじょうほあんちょう【海上保安庁】** [名] 国土交通省の外局の一つ。海上における人命や財産の保護、法律違反の予防や捜査などにあたる。 **かいしょく【会食】** [名] 集まって食事をすること。 **かいしょく【海食・海蝕】** [名] 海流や波などが陸地をけずりとり、地形がしだいに変化していくこと。「―洞」 **かいしょく【解職】** [名] 職務を辞めさせること。「—処分」[類]免職・解任・解雇 **がいしょく【外食】** [名] 外出して飲食店などで食事をすること。「―産業」 **かいしん【会心】** [名] ものごとがうまくいって満足すること。心にかなうこと。「―の作」「―の笑みをもらす」▽「快心」は誤り。 **かいしん【回診】** [名] 病院で、医者が入院患者を診察して回ること。「院長の―」 **かいしん【改心】** [名] 悪い考えやおこないに気づいて、心を入れかえること。[類]改悛 **かいしん【戒心】** [名] 気をひきしめて用心すること。油断しないこと。「深く―すべきだ」[類]自戒 **かいしん【改新】** [名] 古い制度や方法をやめて新しくすること。「大化の―」[類]刷新・革新 **かいじん【怪人】** [名] 正体不明のあやしい人物。「―二十面相」 **かいじん【海神】** [名] 海を治める神。わたつみ。竜王。かいしん。 **がいしん【外信】** [名] 外国からの通信や情報。「新聞社の一部」 **かいじん(灰燼)に帰す** すっかり燃えてなくなってしまう。「戦火で東京は灰燼に帰した」[類]水泡に帰す▽「灰燼」は、灰と燃えさし。 **かいず【海図】** [名] 海の深さ、潮の流れ、島の形など、海のようすをしるした航海用の地図。 **かいすいよく【海水浴】** [名] 海で泳いだり、遊んだりすること。 **かいすう【回数】** [名] ものごとがくりかえしおこなわれる数。「―を重ねる」[同]度数 **がいすう【概数】** [名] おおよその数。だいたいの数。「―をつかむ」 **かいすうけん【回数券】** [名] 乗車券・入場券などで、何回分かがひとつづりになっているもの。「バスのー」 **かいする【介する】** [動] ①あいだに置く。仲立ちにする。「人を介してたのむ」「V意に介さない」 **かいする【会する】** [動] 人々が集まる。また、出会う。「一堂に―」「二つの川が―地点」 **かいする【解する】** ①[動] 解釈する。とく。「文章の大意を―」 ②深い意味や味わいがわかる。理解する。「風流を―」 **がいする【害する】** [動] ◎健康や気持ちなどをそこなう。「感情をー」 ②殺す。「人を―」 **かいせい【回生】** [名] 生きかえること。また、生きかえらせること。「→起死―」「―の一打を放つ」[類]蘇生 **かいせい【改正】** [名] 規則などを正しく改めること。「規約を―する」「憲法―」[類]改定 **かいせい【改姓】** [名] 姓を変えること。▽ふつう、結婚したとき、夫婦のどちらかが相手の姓に変えることをいう。[同]改名 **かいせい【快晴】** [名] 気持ちよく晴れた天気。天気図の記号は○。「雲一つない―」[類]日本晴れ▽気象観測では、空をおおう雲の割合(=雲量)が空全体の一割以下の場合をいう。 **がいせい(蓋世)の気** 世をおおうほどの盛んな気力や勢い。「―に欠ける」[類]抜山蓋世▽「蓋」は、おおいかくすこと。 **かいせき【会席】** ①[名] 集会の席。とくに、茶や俳句などの集まりの席。 ②「会席料理」の略。正式な本膳料理(=本膳・二の膳・三の膳からなる)を略式にした、宴会用の日本料理。 **かいせき【解析】** [名] ①ものごとを細かく分析して、理論的に研究すること。「データのー」「―雨量」 ②数学で、関数の性質を研究する一部門。微分・積分など。解析学。 **かいせき【懐石】** [名] 「懐石料理」の略。茶の湯の席で、茶をすすめる前に出す簡単な料理。茶懐石。もと、禅院で、温めた石をふところに入れて空腹をしのいだことから。 <203> **かいせき[外戚]** [名]母かたの親類。▽平安時代には、貴族にとって天皇の外戚になることが、政治権力をにぎる重要な手段だった。 **かいせつ[開設]** [名]ご施設などを新しくつくって業務をはじめること。[類]新設 **かいせつ[解説]** [名]ものごとの内容や事情をわかりやすく説明すること。また、その説明。「ニュース―」「―文」 > つかいわけ 解説・説明 >「解説」は、知識や経験の豊富な人が、ことがらや問題を広い全体の中に位置づけて、ときほぐすように語ること。「時事問題を解説する」。「説明」は、起きたこと、原因・理由・将来の方法などを、まったく知らない人に向かってはっきりさせること。「爆発の状況を説明した」「入試説明会」。 **がいせつ[概説]** [名]全体をおおまかに説明すること。[類]概論 **かいせん[回船・廻船]** [名]おもに江戸時代、商品を輸送したり、旅客を運んだ船。とくに、きまった航路を往来したものをいう。「―問屋[といや]」 **かいせん[会戦]** [名]大きな軍団どうしでおこなわれる戦闘。「ワーテルローの―」 **かいせん[改選]** [名]議員や役員を新しく選びなおすこと。「町会議員の―」 **かいせん[海戦]** [名]海上での戦い。「日本海―」 **かいせん[開戦]** [名]戦争を始めること。[対]終戦 **かいせん[疥癬]** [名]カイセンチュウ[=ヒゼンダニ]の寄生[きせい]によって起こる、かゆい皮ふ病。皮癬[ひぜん]。 **かいぜん[改善]** [名][-スル]悪いところを改めてよりよいものにすること。「生活の―をはかる」「体質の―」[対]改悪 > つかいわけ 改良・改善・改正 >「改良」は、品物や技術などの質を高めてよくすること。「品種改良」。「改善」は、人間のする行為、たとえば人に対するあつかいとか、ものごとの処理のしかたをよくすること。「待遇改善」。「改正」は、法律や規則などを改めること。「料金改正」。 **がいせん[外線]** [名]会社などで、外部に通じる電話。[対]内線 **がいせん[凱旋]** [名]戦いに勝って国に帰ること。「―将軍」 **がいぜんせい[蓋然性]** [名]たぶんこうなるだろうという、ものごとが起こる度合い。確からしさ。「―が高い」 **がいせんもん[凱旋門]** [名]古代ローマで凱旋軍を歓迎[かんげい]したり、戦勝を記念するために主要街路などに建てた門。これにならってその後もパリのエトワール凱旋門などが建てられた。 **かいそ[改組]** [名]会社や役所の組織を改めること。「役員の―」 **かいそ[開祖]** [名]仏教で、一つの宗派を開いた人。[類]開山[かいさん]▽学問・芸道で一派を開いた人もいう。 **かいそう[回送]** [名]①送られてきた郵便物などを、そのまま別のところへ送ること。[類]転送 ②電車や車を、からのままもどすこと。「―車」 **かいそう[会葬]** [-スル]葬式に参列すること。「―御礼[おんれい]」「―者」 **かいそう[回想]** [名]昔のことをあれこれと思いめぐらすこと。「―にふける」 > つかいわけ 想起・回顧・回想ほか >「想起」は、過去にあった出来事をあるきっかけから思いおこすこと。「事件を想起する」。「回顧」は、過去を見直す気持ちでふりかえること。「回顧と展望」。「回想」は、それからそれへと思い出にふけること。「学生時代を回想する」。「懐古」は、昔はこんなことがあったっけと、昔の時代をしみじみとなつかしがること。「懐古の情にたえない」。「追憶」は、悲しく、あるいは恋しく思いだす感じ。「なき母の追憶にひたる」。 **かいそう[快走]** [-スル]胸がすくように速く走ること。「マラソンコースを―する」 **かいそう[改装]** [名]①建物の外観や内装を新しく変えること。模様変え。「店内を―する」 ②荷づくりをしなおすこと。 **かいそう[海草]** [名]海中に生える種子植物。アマモ・スガモなど。[対]海藻 **かいそう[海藻]** [名]海中に生える藻類。花をつけず、胞子[ほうし]でふえる。ワカメ・テングサ・ノリなど。[対]海草 **かいそう[階層]** [名]①社会を構成する人々を、職業・身分・年齢・収入などを尺度として分けたときのそれぞれのグループ。階級。「知識―」 ②建物の階の上下の重なり。 **かいぞう[改造]** [名]機械や建物、ものごとのしくみなどの、ぐあいの悪いところをつくりなおすこと。「自動車を―する」「内閣―」 **がいそう[外装]** [名]①建物などの外見の設備やかざり。「ビルの―工事」[対]内装 ②荷物などの包装。「―をとく」 **かいぞうりょく[解像力]** [名]光学器械で、細部を識別できるレンズの能力。また、テレビやフィルムの画像で、微細な部分をあらわせる能力。 **かいぞえ[介添え]** [名]つきそって世話をすること。また、その人。「花嫁[はなよめ]の―」「病人の―」 **かいそく[会則]** [名]会の規則。[類]会規 **かいそく[快足]** [名]速く走ること。また、走るのが速い人。「―ランナー」 <204> **かいそく【快速】** ①[名] すばらしく速いこと。「―船」 ②「快速電車」の略。おもな駅だけに止まり、各駅停車よりはやく着く電車。 **かいぞく【海賊】** [名] 他の船や沿岸の集落をおそい、金品をうばう盗賊。「―船」 **かいぞくばん【海賊版】** [名] 出版物・レコード・ビデオテープなどを無許可で複製した商品。「―が出回る」 **がいそふ【外祖父】** [名] 母かたの祖父。母の父。[対]外祖母 **がいそぼ【外祖母】** [名] 母かたの祖母。母の母。[対]外祖父 **がいそん【外孫】** [名] 他家にとついだ娘が産んだ子。「そとまご」とも。[対]内孫 **かいたい【解体】** [名] ①ばらばらに分解すること。また、ばらばらになること。「家屋の―」「組織のー」 **かいたい【懐胎】** [名] 妊娠すること。身ごもること。改まった言い方。[類]懐妊▽文章語。 **かいだい【改題】** [名] 本などの題名を変えること。「―して再発行する」 **かいだい【海内】** ①[名] 国内。[対]海外▽古代中国で、国の四方は海に囲まれていると考えたことから。 ②天下。「―無双(=国内に並ぶ者がいないほどすぐれていること)」 **かいだい【解題】** [名] 書物や作品の成立・作者・内容などについて解説すること。 **がいだ(咳唾)おのずから珠を成す** なにげなく口に出たことばでさえ、珠玉のような美しさがある。詩文の才能が非常に豊かなことをいう。 **かいたく【開拓】** ①[名] 山やあれ地を切り開いて、田畑をつくること。「―者精神」[対]開墾 ②仕事や研究の、新しい方面を切り開くこと。「市場を―する」 > **つかいわけ 開墾・開拓・開発** > 「開墾」は、あれ地や山林を切り開いて田畑をつくること。「原野を開墾する」。「開拓」は、大規模に山野を開墾すること。比喩的に、研究の分野などにもいう。「北海道の開拓」「新分野の開拓」。「開発」は、土地や資源などに手を加えて、人間生活に役立つように改良し、また、製品をつくりだし実用化すること。「海洋開発」。 **かいだく【快諾】** [名] たのみごとなどを気持ちよくひきうけること。「―をえる」 **かいだし【買い出し】** [名] 市場や生産地に直接行って、まとめて買ってくること。「食料の―に行く」 **かいだす【掻い出す】** [動] 水などを外にくみだす。「船底の水を―」▽「かきだす」の変化した形。 **かいたたく【買い叩く】** [動] 売り手側の弱みにつけこんで、法外に安い値段で買う。「二束三文でー」 **かいたて【買い立て】** ①[名] 買ったばかりのもの。 ②むやみに買うこと。[類]買いあさり **かいだめ【買い溜め】** [名] 品物がなくなったり、値上がりしたりするのを予想して、必要以上に買いこんでおくこと。 **がいため【外為】** [名] 「外国為替」の略。 **かいだん【会談】** [名] 責任ある立場の人たちが、公式に会って話しあうこと。「日米首脳―」 **かいだん【怪談】** [名] 化けものや幽霊の出てくるこわい話。「東海道四谷―」 **かいだん【階段】** [名] ①高さのちがうところを上り下りするための段々。はしごだん。「―をあがる」「非常―」 ▽だんだんと上がっていく地位や階級をたとえてもいう。「出世の―をのぼりつめる」 **がいたん【慨嘆】** [名] これはよくないことだと、なげきかなしんだり、残念に思ったりすること。「―にたえない」 **かいだんこうさく【階段耕作】** [名] 傾斜地を階段状にして田畑をつくり、作物を栽培する方法。棚田や段々畑など。 **かいだんじ【快男児】** [名] 気性のさっぱりとした、好感のもてる男。好漢。快男子。 **ガイダンス** [名] 新しいことにとりくむ人に必要な知識や情報を前もってあたえ、指導すること。説明会。「新入生のための―」[英]guidance **がいち【外地】** [名] 外国の土地。「―で働く」[対]内地 **かいちく【改築】** [名] 建物の全部、または一部を建てなおすこと。「―工事」「校舎の―」[類]改造 **かいちゅう【回虫・蛔虫】** [名] 人や動物の小腸などに寄生するミミズに似た虫。 **かいちゅう【改鋳】** [名] 鋳造しなおすこと。鋳なおすこと。「貨幣を―する」 **かいちゅう【懐中】** [名] ①ふところやポケットの中。また、そこに入れて持ちあるくこと。とくに、持ちあるくかね。「―電灯」「―時計」「―をねらう」「―がとぼしい」 **がいちゅう【外注】** [名] 自分の会社や工場などで生産しきれない商品を、別の会社に注文してつくらせること。「部品は―でまにあわす」 **がいちゅう【害虫】** [名] 人間や家畜・農作物などに害をおよぼす虫。カ・ハエ・ウンカなど。[対]益虫 **かいちゅうこうえん【海中公園】** [名] 自然保護や観光資源に活用する目的で、国立公園・国定公園の海面内に設けた公園。吉野熊野国立公園の串本、足摺宇和海国立公園の宇和海など。 **かいちょう【会長】** ①[名] 会を代表する人。 ②多くは社長をしりぞいた人のなる、社長の上の位。 **かいちょう【快調】** [形動] からだやものごとの調子が非常によいこと。「気分は―だ」「―な出だし」[類]好調 **かいちょう【開帳】** ①[名] 寺で、厨子のとびらを開いて、ふだんは拝めないたいせつな仏像を人々に見せること。 ②賭博の座を開くこと。 **かいちょう【諧調】** [名] 調和がよくとれていること。ハーモニー。▽おもに、音楽のリズムや絵画の色彩などについていう。 <205> **がいちょう【害鳥】** [名] 農作物を食いあらすなど、人間生活に有害な鳥。[対]益鳥 **かいちょうおん【海潮音】** [詩集名] 一九〇五年。上田敏の訳詩集。フランス近代のマラルメやヴェルレーヌを中心としたすぐれた訳業は、日本近代詩のうちでも、蒲原有明・薄田泣菫らの象徴詩に深い影響をあたえた。 **かいちん【開陳】** [名] 意見を人の前で述べること。「自説を―する」[類]陳述 **かいつう【開通】** [名] 道路・鉄道・電話などが通じるようになること。「トンネルがーする」 **かいづか【貝塚】** [名] 古代人が捨てた貝殻などが積もってできた遺跡。日本では縄文時代のものが多く、石器や土器もいっしょに発掘され、当時の生活を知る手がかりになる。「大森―」 **かいづか しげき【貝塚茂樹】** [人名] 一九〇四—一九八七年。昭和期の中国史学者。東京生まれ。小川琢治(地理学者)の次男。湯川秀樹(理論物理学者)・小川環樹(中国文学者)の兄。甲骨文字・金石文を研究。主著に「中国古代史学の発展」。 **かいつける【買い付ける】** [動] ①商売で、ものを大量に買いいれる。「フィリピンから加工野菜を―」 ②買い慣れている。「買い付けている店なら安心だ」 **かいっぷり** →「かいつぶり」 **かいつまむ【掻い摘む】** [動] 要点をとらえてまとめる。「話をかいつまんで話す」「かきつまむ」の変化した形。 **かいて【買い手】** [名] 買う側の人。「品物の―がつく」[類]買い主・買い方[対]売り手 **かいてい【改定】** [名] これまでのきまりなどを改めること。「運賃の―」「年金制度の―」 **かいてい【改訂】** [名] 書物などの内容を改めて、なおすこと。「―版の教科書」 **かいてい【海底】** [名] 海の底。「―ケーブル」 **かいてい【開廷】** [名] 法廷で裁判を始めること。「裁判を―する」→閉廷 **かいてい【階梯】** ①[名] 階段。また、段階・過程のたとえ。 ②学問や芸術の入門。てびき。「仏語―」[文章語] **かいていかざん【海底火山】** [名] 海底の噴火によってできた火山。海面上にあらわれたものは、火山島となる。 **かいていゆでん【海底油田】** [名] 海底に分布する油田。ペルシア湾沿岸や北海の大陸棚に多い。 **かいてき【快適】** [形動] 気分にぴったり合って心地よいようす。「―な室温」「―に暮らす」 > **つかいわけ 快い・快適・愉快** > 「快い」は、身体的・精神的にいい気分だということ。今では精神的にすがすがしさを感じることに多く使う。「快い親切」「快い眠り」「快くうけいれる」。「快適」は、ぴったり条件に合って心地よい。「愉快」は、おもしろい、たのしいという意味が加わる。「愉快な出来事」。 **がいてき【外的】** [形動] ①外から関係してくるようす。また、外にあるようす。「―な条件が整う」 ②心などの内面にはなく、身体にかかわるようす。 **がいてき【外敵】** [名] 外部からせめてくる敵。「―から身を守る」 **かいてしじょう【買い手市場】** [名] 需要量より供給量が多く、売り手よりも買い手にとって有利な取引市場。「―で買いたたかれた」[対]売り手市場 **かいてん【回天・廻天】** ①[名] 世の中の形勢をすっかり変えること。「―のこころざしをつらぬく」「―の事業」 ②おとろえた国の勢いを盛りかえすこと。 **かいてん【回転・廻転】** ①[名・スル] くるくる回ること。「こまの―」「頭の―がはやい」 ②一か所にとどまらず、絶えず入れかわること。「資金の―がいい旅館」 ③[名] 「回転競技」の略。 **かいてん【開店】** ①[名] 新しく店を開くこと。みせびらき。「―記念セール」[類]開業・オープン ②店を開き、その日の営業を始めること。「午前一〇時―」「―休業」→閉店 **かいでん【皆伝】** [名] 武道・芸道などの、もっともだいじな奥義を、師からすべて伝えられること。「免許―」 **がいでん【外電】** [名] 「外国電報」の略。外国の通信社から送られてくるニュース用の電報。 **かいてんきゅうぎょう【開店休業】** [名] 開店はしているが、客がなく休業と同じ状態であること。 **かいてんきょうぎ【回転競技】** [名] アルペンスキー競技種目の一つ。急斜面に立てられた一定数の旗門を、左右にターンしてくぐりぬけながらすべりおり、そのタイムを競う。スラローム。 **かいてんしきん【回転資金】** [名] 事業の運営に必要な資金。投資と回収をくりかえす。運転資金。 **ガイド** ①[名・スル] 案内。また、案内人。とくに、旅行や登山についていう。「バスー」「観光―」 ②[名] 「ガイドブック」の略。[英]guide **かいとう【回答】** [名] 質問や要求などに対するこたえ。「アンケートに―する」 **かいとう【解答】** [名] 問題を解いてその答えを出すこと。こたえ。「模範―」「―用紙」 **かいとう【怪盗】** [名] 手口があざやかで正体のわからない盗賊。「―が出没する」「ールパン」 **かいとう【解凍】** [名] 冷凍したものを解かしてもとにもどすこと。「食品の―」 **かいどう【怪童】** [名] 人並みはずれてからだが大きく、力の強い子供。 **かいどう【海道】** ①[名] 海岸に沿った大きな道。とくに、東海道をさす。「―記」「―下り(=東海道を下ること)」[対]山道 ②「街道」に同じ。 <206> **かいどう【街道】** [名] 大きな町を結ぶ重要な道路。とくに江戸時代には、江戸に集まる五街道を中心に全国に街道が整備された。日光街道・甲州街道など。「―すじ」▽人生をたとえてもいう。「出世―まっしぐら」「人生の裏―(=まともでない生活)」 **かいどう【海棠】** [名] バラ科の落葉低木。春、うす紅色の五弁花をつける。観賞用。▽中国では、よく美人にたとえられる。 **がいとう【外灯】** ①[名] 屋外にとりつけた電灯。「防犯のため―をつける」 ②「街灯」に同じ。 **がいとう【街頭】** [名] 人通りの多い路上。まちなか。「一演説」 **がいとう【該当】** [名] 資格や条件がちょうどあてはまること。「―者は申しでてください」 **がいとう【外套】** [名] オーバー。コート。 **かいどうき【海道記】** [紀行] 一二三三年。作者未詳。都から鎌倉へ下り、再び帰京するまでの身辺の消息や印象をしるした紀行文。 **がいとうぼきん【街頭募金】** [名] 災害救助などの目的で、町なかに立ち、人々から資金を集めること。 **かいどく【解読】** [名] 古い文章や文字、または記号などを読みといていくこと。「暗号を―する」 **かいどく【買い得】** [名] 値段のわりにものがいいなど、買うと得になること。買って得をすること。「おーですよ」[対]買い損 **がいどく【害毒】** [名] 悪い影響をおよぼすもの。「社会に―を流す」[類]害悪 **ガイドブック** [名] 案内書。手引き書。ガイド。[英]guidebook **ガイドライン** [名] 基本線。指針。とくに、政府の示す経済政策。[英]guideline **かいどり【搔い取り】** [名] 婦人の礼服の一つ。帯をしめた上からかけて着る長い小袖。うちかけ。 **かいとる【買い取る】** [動] 買って自分のものとする。「他社の機械を―」 **かいな【腕】** [名] 「うで」の古い言い方。かたからひじ、または手首までのあいだ。「―ひねり(=すもうのわざの一つ)」[類]二の腕 **かいなで【搔い撫で】** [名] ものごとの表面にふれただけで、深くは知らないこと。とおりいっぺん。「―の知識」▽「かきなで」の変化した形。 **かいなん【海難】** [名] 火災・衝突など、航海中の船の事故。「―救助」 **かいにゅう【介入】** [名] 関係のない者が二つの勢力のあいだに割りこむこと。「第三者がーする」「軍事―」[類]干渉 **かいにん【解任】** [名] 職や役目を辞めさせること。「理事を―する」[類]免職・罷免 **かいにん【懐妊】** [名] 「妊娠」の改まった言い方。[類]懐胎 **かいぬし【買い主】** [名] その品物を買う人。買い手。[対]売り主 **かいぬし【飼い主】** [名] その動物を飼っている人。 **かいね【買値】** [名] 買いとるときのものの値段。[対]売値▽ふつう、「買い値」とは書かない。 **がいねん【概念】** [名] ①似たものの中から、共通した特徴や性質をとりだしてまとめた考え。「美の―」 ②はじめからきめつけたものの理解や考え。「教師はこわいという―をもつ」「固定―(=先入観)」 ③大まかな認識・把握。「―図」 > **つかいわけ 観念・概念・理念** > 「観念」は、個人が頭にえがくかたち。「山の観念」「責任の観念」。「概念」は、その一つ一つのかたちから共通の性質をとりだしてまとめたもの。「自由の概念」。「理念」は、理想とする概念。「教育の理念」。 **がいねんてき【概念的】** [形動] ①個別的な性質を捨てて、全体に共通するものをとりあげるようす。「―操作」 ②頭の中だけでつくった、具体的・現実的ではないようす。「―な計画」▽多く、非難して言う。 ③大ざっぱなようす。「―な判断」 **かいば【飼い葉】** [名] ウシやウマにえさとしてあたえる干し草やわら。まぐさ。飼料。「―おけ」 **かいはい【改廃】** [名] 法律や制度などを改めたり、やめたりすること。「法令の―」 **がいはく【外泊】** [名] 自宅など、いつも帰るべきところに帰らず、他のところにとまること。「病院の—許可」「無断―」▽旅行のときはいわない。 **がいはく【該博】** [形動] 非常に広い知識をもっているようす。「―な知識におどろかされる」[類]博識 **かいはくしょく【灰白色】** [名] 灰色がかった白色。明るい灰色。 **かいばしら【貝柱】** [名] 二枚貝の、貝殻を閉じる筋肉。さしみや乾物にして食べる。 **かいはつ【開発】** [名] ①山野や未開発の土地を切り開き、産業をおこして、天然資源を生活に役立てること。「乱―による自然破壊」」 ②新しいものを考えだし、実用化すること。「技術―が進む」 ③才能や知識などをひき出してのばすこと。「能力を―する」 **かいはつえんじょいいんかい【開発援助委員会】** [名] ↓「ダック」 **かいはつとじょうこく【開発途上国】** [名] これから開発・発展しようとしている国々。経済的先進国に比べて実質所得が低く、産業は第一次産業が中心。発展途上国。 <207> **かいばらえきけん【貝原益軒】** [人名] 一六三〇—一七一四年。江戸前期の儒学者。博学で、「大和本草」は動植物や鉱物を分類・解説し、「和俗童子訓」は教育を説き、医書は「養生訓」をあらわすなど、活躍は多方面にわたる。 **かいはん【改版】** [名] 版を新しく組みなおして出版すること。 **かいひ【会費】** [名] 会の活動を続けていくために会員がはらうかね。また、会合を開くために出席者がはらうかね。「毎月―を納める」 **かいひ【回避】** [名] ぶつかるのをおそれてにげること。「危険を―する」「責任―」 **かいびゃく【開闢】** [名] ①天地の始まり。また、ものごとの始まり。「天地―」「―以来の出来事」 **かいひょう【開票】** [名] 投票箱を開いて投票のなかみを調べること。「―速報」 **がいひょう【概評】** [名] 全体についてのおおまかな批評をすること。また、その批評。[対]細評 **かいひん【海浜】** [名] うみべ。すなはま。「―植物」 **がいぶ【外部】** [名] ①ものの外側。外の部分。「建物のー」 ②その組織や団体以外の人。「―にもらす」◆内部 **かいふう【海風】** ①[名] 海の上をふく風。 ②昼間、海から陸へ向かってふく風。◆陸風 **かいふう【開封】** ①[名・―スル] 手紙などの封をあけること。 ②[名] 雑誌などを送るとき、封筒の一部を切りとって中が見えるようにする郵便。▽第三種・四種郵便は、開封しなければならない。 **かいふうそう【懐風藻】** [詩集名] 七五一年。撰者未詳。わが国最古の漢詩集。中国の影響がこい。漢詩一二○編を収める。一巻。 **かいふく【回復・恢復】** [名] ①もとどおりによくなること。「景気が―する」「国交―」 ②病気が治ること。「ごーをいのります」[類]快癒 **かいふく【開腹】** [名] 手術するために、腹を切り開くこと。「―手術」 **かいぶつ【怪物】** [名] あやしい生きもの。大きくて力の強い化けもの。▽おそろしいほどの力や才能をもった人をたとえてもいう。「政界の―」 **かいぶん【回文・廻文】** [名] 上から読んでも下から読んでも同じになる文。「たけやぶやけた」など。 **がいぶん【外聞】** [名] ①世間の評判。世間体。人のうわさ。「―を気にする」「恥じもーもない」 **かいぶんしょ【怪文書】** [名] 人の悪口を書いた、出どころのわからない文書。「―が出まわる」 **かいぼう【解剖】** ①[名] 生物のからだを切り開いて、内部のしくみを調べること。「かえるのー」 ②ものごとを細かく調べること。「心理を―する」[類]分析 **かいほう【会報】** [名] 会のようすを会員に伝えるために発行する印刷物。「学会の―」 **かいほう【快方】** [名] 病気やけがなどが、よくなっていくこと。「―に向かう」 **かいほう【開放】** ①[スル] あけはなすこと。「窓を―する」「―厳禁」 ②制限せずに自由に出入りできるようにすること。「大学を社会人に―する」「門戸―」[対]閉鎖 **かいほう【解放】** [名] 自由をうばわれたり、制限を受けたりしていた人を自由にすること。「人質を―する」「奴隷―」「婦人―運動」[対]束縛 **かいほうてき【開放的】** [形動] かくしごとや制限がなくて、だれでもうけいれようとするようす。あけっぴろげ。「―な性格」「―な校風」[対]閉鎖的 **かいほう ゆうしょう【海北友松】** [人名] 一五三三—一六一五年。安土桃山時代の画家。個性的な金碧画と水墨画で知られ、建仁寺や妙心寺などの襖絵等をえがいた。 **がいまい【外米】** [名] 外国から輸入した米。外国産の米。[対]内地米 **かいまき【掻い巻き】** [名] 寝具の一つ。綿を入れた、そでつきの夜着。はだがけとして用い、かたの保温にすぐれる。 **かいまく【開幕】** ①[名] 舞台の幕があいて、劇などが始まること。開演。まくあき。「―五分前」 ②一連のもよおしや、スポーツのシーズンなどが始まること。「Jリーグがーする」→閉幕 **かいまみる【垣間見る】** [動] もののすきまからちょっとのぞき見る。また、ちらりと見る。「人なかでかいま見た美人」「世の中の裏面を―」▽「かきまみる」の変化した形。 **かいみょう【戒名】** [名] 仏教で、死んだ人につける名前。ふつう、位牌や墓石に書く。法名。[対]俗名 <208> **かいむ【皆無】** [形動] まったく何もないこと。「成功の可能性は―に等しい」[類]絶無 **がいむしょう【外務省】** [名] 国の行政機関の一つ。外国との交渉や条約のとりきめ、国際会議などの仕事をする。外務大臣を長として組織される。 **かいめい【改名】** [名] 名前を変えること。また、変えた名。 **かいめい【階名】** [名] ふつう、「ドレミファソラシ」が使われる。各音の高さの相対的な関係をあらわすもので、転調すると階名も変わる。[対]音名 **かいめい【解明】** [名] 不明な点を調べてはっきりさせること。「事件の―を急ぐ」[類]究明 **かいめつ【壊滅】** [形動] 形や組織などがすっかりこわれてなくなること。「犯罪組織がーする」「―的被害」[類]崩壊 **かいめん【海面】** [名] 海の表面。海上。「―にうかぶ」 **かいめん【海綿】** [名] ①「海綿動物」の略。海底の岩などにつく無脊椎動物。 ②①の組織をくさらせ、漂白したもの。やわらかく細かな穴があり、水をよくすいとるので、化粧用具や文房具に使う。スポンジ **がいめん【外面】** ①[名] ものの外側の面。うわべ。 ②外から見えるようすや感じ。みかけ。「とかく―をかざりたがる」[対]内面 **かいもく【皆目】** [副] [「皆目〜ない」の形で] そうなる見込みのないようすをあらわす。少しも・・・ない。「―見当がつかない」「だれのしわざかーわからない」[類]まったく、全然 **かいもどす【買い戻す】** [動] 一度売ったものを、また買いとる。「手放した土地を―」 **かいもの【買い物】** [名] ①品物を買うこと。ショッピング。また、買って得になる品物。[同]かいどく。「いい―をした」 **かいもん【開門】** [スル] 大きな建物の門を開くこと。[対]閉門 **がいや【外野】** [名] ●野球で、本塁から見て、一塁・二塁・三塁などの内野の後ろの地帯。また、そこを守る人。外野手。「―フライ」[対]内野 ②直接関係のない、まわりの人。「―は口を出すな」 **かいやく【解約】** [名] 約束をとり消すこと。契約を解くこと。キャンセル。「―手続きをとる」 **かいゆ【快癒】** [名] 病気やけががすっかりよくなること。[類]全快・全治 **かいゆう【回遊】** ①[名] あちこちをめぐりあそぶこと。「―庭園」[類]周遊 ②魚の群れが季節に応じて移動すること。「―魚」▽「回游」とも書く。 **がいゆう【外遊】** [名] 視察や留学のため、外国を旅行すること。「ヨーロッパを―する」[類]洋行 **かいよう【海洋】** [名] 広びろとした大海。大洋。「―気象台」[対]大陸 **かいよう【海容】** [名] 寛大な心で、人の罪や過失などを許すこと。「失礼をいくえにもごーください」▽海は広くて、何でもうけいれられることから。 **かいよう【潰瘍】** [名] 皮ふや粘膜がただれてくずれる状態。「十二指腸―」 **がいよう【外洋】** [名] 陸地から遠くはなれた、広びろとした海。外海。遠洋。[対]内洋 **かいようせいきこう【海洋性気候】** [名] 海岸地方や島などの、海の影響を強く受ける気候。気温の変化が小さく、湿度が高い。[対]大陸性気候 **がいようやく【外用薬】** [名] 皮ふにぬったりはったりする薬。ぬりぐすり。[対]内用薬 **かい(隗)より始めよ** まず言いだした人から始めなさい。また、遠大な計画は手近なことから始めなさい。--中国の戦国時代に、郭隗が燕王に、りっぱな家臣を集めるにはどうしたらいいかときかれ、「まずわたしをやとって優遇すれば、すぐれた人々が集まりますよ」と答えた故事(「戦国策」)から。 **かいらい【傀儡】** [名] ①操り人形。また、そのように、他人の手さきとなって思いのままに操られる人。「―政権」 **がいらい【外来】** ①[名] 外国など、よその地域からはいること。「―の文化」 ②「外来患者」の略。入院患者でなく、通院して診療を受ける患者。「―受付」 **がいらいご【外来語】** [名] 外国からはいってきて、その国のことばとして使われるようになったことば。▽おもにヨーロッパ系の言語からはいった、ふつう、かたかなで書くものをいう。パン(ポルトガル語)、ガラス(オランダ語)、ズボン(フランス語)、テレビ(英語)、ワンタン(中国語)など。漢語のなかには、古く中国からはいってきたものがあるが、外来語とはしない。[対]和語・漢語 **かいらく【快楽】** [名] 気持ちよく楽しいこと。欲望が満たされた快さ。「―にふける」「―主義」 **かいらくえん【偕楽園】** [名] 日本三名園の一つ。茨城県水戸市にある公園。ウメの名所。 **かいらん【回覧】** [名] 通知や本などを順々に回して見ること。「―板」 **かいり【海里・浬】** [造語] 海上での距離の単位。一海里は緯度約一分の長さで、約一八五二メートル。 **かいり【乖離】** ①[名] 結びつくべきものが、たがいにそむきはなれること。「人心の―になやむ」 ②まったく同一性が欠けていること。「―概念(たとえば、「米」と「賛成」)」 **かいりき【怪力】** [名] 人並みはずれて強い力。「―の持ち主」[類]剛力 **かいりくふう【海陸風】** [名] 海岸地方で、海と陸地との気温差によってふく風。日中は海から陸に海風がふき、夜間は陸から海に陸風がふく。 **かいりつ【戒律】** [名] 同じ宗教などを信仰する人たちが守らなくてはならないきまり。規律。おきて。 **がいりゃく【概略】** [名] ものごとのだいたいのようす。あらまし。「―を述べる」[類]概要・大略 **かいりゅう【海流】** [名] いつもほぼ一定方向に流れている海水の流れ。暖流と寒流とがある。「千島―」▽「海流」は、地球の自転や海水の温度差などによって起こるといわれ、いつも同じ方向に流れているが、「潮流」は、潮の干満によって起こるため、一日のうちで流れの方向が変わる。 <209> **かいりょう【改良】** [名] 悪いところを直して、以前よりよくすること。「パソコンを―する」→改悪 **がいりんざん【外輪山】** [名] 噴火口が二重になっている火山(=複式火山)の、外側で、さきにできたほうの噴火口のかべ。阿蘇山や浅間山に見られる。[対]内輪山 **かいれい【海嶺】** [名] 海底山脈。起伏の多い地形で、地震活動も盛ん。大西洋中央海嶺・東太平洋海嶺などがある。 **かいろ【回路】** [名] ①電気装置などで、電源から出た電流がひと回りして、再び電源にはいる通路。「―を組む」「―記号」「集積―(=IC)」 **かいろ【海路】** [名] ①船が通る道。航路。船路。また、船の旅。「―大島へ向かう」「待てば―の日和あり」[対]陸路・空路 **かいろ【懐炉】** [名] ふところに入れてからだを温める器具。「使い捨て―」「―灰」 **がいろ【街路】** [名] 都市にある広い道路。「―樹」 **かいろう【回廊・廻廊】** [名] 寺や神社などの建物のまわりをとりまいている長い廊下。「―をめぐる」 **かいろうどうけつ【偕老同穴】** [四漢] 夫婦の仲が非常にいいこと。「―のちぎり」▽ともに老い同じ墓にはいること。中国、「詩経」から。 **カイロプラクチック** [名] 背骨のゆがみを整え、神経機能を正常化させることで、病気を治す技術。脊椎指圧療法。▽一九世紀末に、アメリカの民間で創始されたもの。[英]chiropractic **がいろん【概論】** [名] 全体のあらましだけを述べること。また、その述べたもの。「文学―」[類]概説 **かいわ【会話】** [名] 小人数で向かいあって話すこと。また、その話のやりとり。「英―ができる」「―を交わす」▽二人のときは、ふつう「対話」。 **かいわい【界隈】** [名] そのあたり。付近。「銀座―」 **かいん【下院】** [名] イギリス・アメリカなど、二院制をとる国会で、一般の有権者の投票(=公選)により選ばれた議員が組織するほうの議院。上院に優越する権限をもつ場合が多い。日本では衆議院がこれにあたる。[対]上院 **かう【買う】** [動] ①品物などを、代金をはらって自分のものにする。「ノートを―」→売る ②値打ちを認める。評価する。「努力を―」 ③すすんでひきうける。すすんで求める。「困難な仕事を買ってでる」「歓心を―(=相手にとりいる)」 ④人に悪感情をもたれる。「人のうらみを―」「いかりを―」「反感を―」 **かう【飼う】** [動] 動物にえさをあたえたり世話をしたりして、養い育てる。 **かう【支う】** [動] あてがって支えにする。「つっかい棒をー」 **ガウス** [造語] 磁束密度の単位。磁場の強さをあらわす。記号はG[独]gauss **カウボーイ** [名] アメリカ西部の牛飼い。「ーハット」[英]cowboy **かうん【家運】** [名] 一家の運命。「―がかたむく」 **ガウン** ①[名] 長くてゆったりした部屋着。 ②長くてゆったりした上着。裁判官や大学教授などが正装として洋服の上からまとう。[英]gown ③カイロウドウケツ科の長い筒状の海綿動物。▽胃の中に、おすとめすの小エビがいっしょにいることからこの名がある。 **カウンセラー** [名] 個人的ななやみをもつ人の相談相手をする職業の人。[英]counselor **カウンセリング** [名] 心理学などの専門的訓練を受け、個人的ななやみの相談に対して心理学の立場から助言すること。[英]counseling **カウンター** ①[名] 計算器。また、計算係。 ②銀行や飲食店などで、客と店員とのあいだをしきる横に長い台。 ③スポーツなどで、相手がせめこんでくるところを、逆にうって出ること。即座に反撃すること。「―パンチ」「―攻撃」[英]counter **カウント** ①[名・スル] 数を数えること。とくに競技などでの得点。ボクシングでは、選手がダウンしたとき、レフェリーが秒数を数えること。野球では、投手が打者に投げるストライクとボールの数。「―を悪くする」 ②[名・造語] 放射性元素の数をガイガー計数管で測るときの単位。[英]count **かえ【替え】** ①[名] かえること。とりかえること。「―がきく」[類]交替 ②かわり。代わりのもの。代用。予備。「ズボンの―がない」「電池の―を用意する」 **かえうた【替え歌】** [名] もとの歌とメロディーは同じで、歌詞だけをかえた歌。[対]元歌 **カエサル** [人名] 前一〇〇?—前四四年。古代ローマの武将・政治家。第一次三頭政治ののち、ガリア(ほぼ現在のフランス)を平定して終身独裁官となったが、共和派に暗殺された。シーザー。著書に「ガリア戦記」「内乱記」。[ラテン]Gaius Julius Caesar **かえし【返し】** [名] ①→「おかえし」 ②返事。とくに、和歌の返事の歌。返歌。 ③地震・津波などが、いったんおさまってから、また起こること。「ゆり―」 **かえす【帰す】** [動] 来た人やものを、もとのところへやる。「いなかに―」「客を―」 **かえす【返す】** ①[造語] おもてと裏、上と下、または向きを反対にする。「手のひらを―」「きびすを―」▽「反す」とも書く。 ②他人からのはたらきかけに対して、こちらからも同じはたらきかけをする。「あいさつを―」「恩を―」 ③ものをはじめにあったところへやる。「本をたなに―」「借金を―」 ④もとの状態にする。「白紙に―」 ①[造語] [「~かえす」の形で] されたのと同じように・・・する。「言い―」「なぐりー」「ほほえみ―」 ②あらたにもう一度はじめから・・・する。「読み―」「書き―」「煮に―」▽動詞の連用形に付く。 <210> > **つかいわけ 返す・戻す** > 「返す」も「戻す」も同じ意味で使うことが多いが、「返す」のほうが使いかたが広い。「お金を返す」は、一度借りて、使ったあとで返すこともある。ところが「お金を戻す」は、うけいれずに返すこと。「食べものを戻す」とは、胃におさまらずに吐いてしまうこと。 **かえす【孵す】** [動] 卵をあたためてひなにする。「にわとりの卵を―」[類]孵化させる **かえすがえす【返す返す】** [副] くりかえし考えても同じ結果になるようす。どう考えても。「あの失敗はーもくやまれる」▽後悔する場合などに使うことが多い。 **かえだま【替え玉】** [名] 本人やほんものの代わりのにせもの。「―を使う」「―受験」 **かえって【却って】** [副] 予想とは逆に。期待の反対に。「よかれと思ってしたことが―悪い結果を招いた」 **かえで【楓】** [名] カエデ属の植物をまとめた呼び方。多く、葉は手のひら形で、秋になると紅葉する。もみじ。 **かえり【帰り】** ①[造語] 帰ること。「―がおくれる」 ②帰る途中。帰り道。「学校の―に本屋に寄る」 ③[造語] [「帰変り」の形で] ・・・から帰る途中。また、・・・へ行った経験があることをあらわす。「勤め―」「アメリカー」[対]行き **かえりうち【返り討ち】** [名] かたき討ちをしようとして、逆に相手にうち殺されること。 **かえりがけ【帰り掛け】** [名] ちょうど帰ろうとするとき。かえりしな。[対]行き掛け **かえりざく【返り咲く】** [動] ◎花が季節はずれに咲く。春咲いた花が、秋再び咲く。くるいざく。 ②一度力や地位を失ったものが、再びもとの状態にもどって活躍する。「東の正大関に―」 **かえりしな【帰りしな】** [名] ちょうど帰ろうとするとき。かえりがけ。「―に客が来る」[対]行きしな **かえりしんざん【帰り新参】** [名] 一度辞めた職場などにまたもどること。また、その人。 **かえりち【返り血】** [名] 自分にかかった、きりつけた相手の血。「―を浴びる」 **かえりてん【返り点】** [漢文] 漢文を訓読するときに日本語の語順に従い、上にもどって読むことを示す符号。「レ一二三上中下甲乙」など。漢字の左下に小さくつける。 **かえりみる【省みる】** [動] ①自分のおこないのよしあしをふりかえって見る。「わが身を―」「省みてはじるところがない」 **かえりみる【顧みる】** [動] ①後方をふりかえって見る。 ②自分の過去のことを考えてみる。「少年期を―」 ③気にかける。世話をする。「家事を―いとまもない」 **かえる【帰る】** [動] 来た人がもといた場所に向かって行く。「家に―」「帰らぬ人となる(=死ぬ)」[対]行く **かえる【返る】** ①[造語] おもてと裏、上と下が逆の向きになる。「風に木の葉が―」▽「反る」とも書く。 ②ものがもとの持ち主にもどる。「忘れ物が―」 ③もとの状態になる。「正気に―」「われに―」 ④[造語] [「~返る」の形で] 程度のはなはだしい意味をあらわす。すっかり・・・する。「あきれ―」「煮え―」「しょげ―」▽動詞の連用形に付く。 **かえる【代える】** [動] ①すでにあるものや人のかわりに別のものをあてる。代理させる。「人命には代えられない」「あいさつに―」 **かえる【換える】** [動] 他のものととりかえる。交換する。「金に―(換金)」「代金と引き換えに品物を手に入れる」 **かえる【替える】** [動] ①前のものをやめて新しくする。「商売を―」「たたみを―」 **かえる【変える】** [動] 以前とちがう状態にする。あらためる。「髪形を―」「方針を―」 **かえる【蛙】** [名] 両生類の一種。幼時はオタマジャクシ。田んぼ・小川・池などにすみ、後ろ足が長く、水かきがある。古くは「かわず」とも。 **蛙の子は蛙** 子は親に似るものだということ。平凡な親の子は、やはり平凡であるというたとえ。 **蛙の面に水** 何を言われても平気なこと。「何度注意しても―だ」 **かえる【蛙】** [詩集名] 一九三八年。草野心平の詩集。「第百階級」以後の詩を集め、カエルを通して、自己や社会、また時代のありようを知ろうとした。 **かえる【孵る】** [動] 卵がひなや稚魚などになる。 **かえん【火炎・火焔】** [名] 火が燃えるときに出るほのお。「―びんを投げる」「―放射器」「―太鼓」 **がえんずる【肯んずる】** [動] 承知する。がえんじる。「断固としてがえんじない」▽多く、下に打消の語をともなう。文章語。 **かお【顔】** ①[名] ◎目・鼻・口などのある、頭の前面の部分。顔面。「―をそむける」「―が合う」「―を直す(=化粧する)」[類]つら・おもて ②顔のつくり。かおだち。「整った―」「いかつい―」[類]目鼻立ち・容貌 ③顔のようす。かおつき。表情。「いやなーをする」「すずしいー」「うかぬ―」「―がくもる」 ④面目。体面。また、評判。信用。「―が立つ」「合わす―がない(=面目ない)」「町内ではちょっとした―だ」 ⑤そこに集まるはずの個々。メンバー。「会議に―を出す」「いつもの―がそろう」「―が見えないとさびしい」 ⑥代表するもの。表面をかざるもの。「チームの―」「雑誌の―となる企画」 ①[造語] [「〜顔」の形で] 心の動きや思っていることが、いかにもあらわれているようす。「人待ち―」 <211> **かおいろ**【顔色】[図] ①顔の色やつや。「―がいい」圏血色く ②顔にあらわれた感情の動き。表情。「―が変わる」「相手の―をうかがう」「―を読む」圏気色を **かおう**【花押・華押】[図] 古文書などで、自筆であることを証明するために書く署名の記号。図案化された書体で、平安中期ごろから用いられた。かきはん。 >徳川家康 かおう **かおかたち**【顔形・顔貌】[図] 顔つき。容貌。「―がうり二つの姉妹」圏顔立ち **かお**「わがもの―」「得意―」「心得―」「したり―」「思案―」 **顔が売れる** 有名になる。世間だに広く知られる。 **顔が利きく** 地位や勢力があって、むりなことでもしてもらえる。その社会で自分の思うとおりになる。 **顔がつぶれる** ひどくはじをかいて、面目艶が失われる。 **顔が広い** つきあいが広く、知人が多い。 **顔から火が出る** あまりにもはずかしくて顔が真っ赤になる。 **顔に泥を塗る** ひどく、はじをかせる。「親の―ようなことをするな」圏顔をつぶす・顔を汚ょです **顔を貸す** たのまれて、人に会う。「ちょっと顔を貸してくれ」 **顔を立てる** 相手の名誉、や面目覧を保たせる。「ここはわたしの顔を立ててがまんしてくれ」 **かおあわせ**【顔合わせ】[図] ⊕いっしょの仕事をする人がはじめて集まること。「新役員の―」 ②映画や舞台」で共演すること。「二大スターのー」 ③スポーツなどで、チームや選手の組みあわせ。「横綱どうしのー」 **かおく**【家屋】[図] 人の住む建物。「木造―」 **カオス**[図] 天地創造以前の世界。秩序のない混乱した状態。混沌。コスモス-khaos **かおだし**【顔出し】[図] 知り合いの家をときどき訪問したり、会合などに出席すること。また、あいさつをしに行くこと。「―だけでもしたほうがいい」 **かおだち**【顔立ち】[図] 顔の形。顔のつくり。「上品な―」圏 目鼻立ち・容貌 **かおつき**【顔付き】[図] 心の動きをあらわす顔のようす。表情。「おそろしい―をする」圏面持ち **かおつなぎ**【顔×繋ぎ】[図] ⊕将来、関係をもつ人どうしを紹介しぃぅすること。「―をたのむ」 ②忘れられないように、ときどきあいさつに行くこと。「―に出席する」 **かおなじみ**【顔×馴染み】[図] 長年にわたってときどき会って顔をよく知っていること。また、その人。「―の客」圏顔見知り **かおぶれ**【顔触れ】[図] 会合や仕事に参加する人々。メンバー。「にぎやかなーがそろう」 **かおまけ**【顔負け】[図] 相手のずうずうしさや、実力に圧倒されて、とてもかなわないと思うこと。「おとな―の演技」 **かおみしり**【顔見知り】[図] たがいに顔を知っているあいだがら。また、その人。「―の犯行」圏顔なじみ **かおみせ**【顔見せ・顔見世】[図] ●はじめて人前に顔を見せること。「新メンバーの顔見せ」 ②歌舞伎ょで、一座の役者全員が出演すること。「顔見世狂言笈,」「顔見世興行影”」▽江戸以時代、役者は各座元どと一年契約恕を結んでいたので、毎年一一月に出演者がそろって観客に顔を見せた。ふつう、「顔見せ」とは書かない。 **かおむけ**【顔向け】[図] 人と顔を合わせること。「―ができない(=ひけめがあって顔を合わせられない)」 **かおやく**【顔役】[図] その土地や仲間のあいだでよく知られていて、おしのきく人。とくに、暴力団などの親分。「町の―」 **かおり**【香り・薫り】[図] いいにおい。「花の―がただよう」「―高い芸術」▽「香り」は、鼻で感じるものをいうが、「薫り」は、はだでなんとなく感じるさわやかさもいう。「風の薫り」 **かおる**【香る・薫る】[国] いいにおいがする。においがただよう。「梅の花が―」 **かが**【加賀】[図] 旧国名。今の石川県南部。北陸道の一国。加州ぃゅう。賀州びゅう。「―象眼嗎」「——友禅ぜ」▽同県に同名の市がある。 **がか**【画架】[図] 絵をかくとき、キャンバスをのせる三脚しく台。イーゼル。 **がか**【画家】[図] 絵をかくことを仕事としている人。えかき。 **かかあでんか**【×鼻天下・×嬶天下】[図] 夫よりも妻のほうが家庭内での権力をもち、いばっていること。かかあてんか。亭主関白 **ガガーリン** 人名 一九三四一六八年。旧ソ連の宇宙飛行士。一九六一年、人工衛星ボストーク一号で、人類ではじめて地球を一周、「地球は青かった」のことばを残した。「Yurii Alekseevich Gagarin **かがい**【課外】[図] きめられた学課以外のもの。「―授業」「―活動」[正課] **がかい**【×瓦解】[図] 「凹一部がくずれることによって全体がだめになってしまうこと。「支配体制が―する」「土崩―」圏崩壊 ▽屋根の瓦かぁちが一枚落ちると全部がくずれ落ちてしまうことから。 **かがいしゃ**【加害者】[図] 人に危害を加えたり、損害をあたえたりする人。被害者 **かかえ**【抱え】[図] 造語 ①〈名〉[多く、「お抱え」の形で] ある仕事のために人をやとって使うこと。また、やとわれた人。「おーの運転手」 ①〈造語〉』「〜抱え」の形で』両うででかかえるほどの大きさや量をあらわす。「三ゅーはある老杉」▽数をあらわすことばに付く。 **かかえこむ**【抱え込む】[国] ①両うでで囲むようにして持つ。「だいじな品物を―」 ②自分の力にあまることをひきうける。「難問を―」 <212> **かかえる**【抱える】[下二] 重いものを両うでで胸の前に、またはわきにささえている。「米ぶくろを―」「小わきに―」 ②負担になるものとしてもつ。「問題を―」 ③人をやとって使う。「使用人を―」 >つかいわけ 抱だく・抱える=「抱く」は、しっかりと胸にだきしめること。「抱える」は、もと「懸ゅく(=ひっかけてつるす)」からできたことばだから、わきにつるして持つ意味で、負担になるものや難問といったものの場合が多い。 **かかく**【価格】[図] ものの値打ちを、金額であらわしたもの。ねだん。「米の生産者―」 **かかく**【過客】[図] 訪ねてくる人。また、行きすぎる人。たびびと。「月日は百代問の―にして(芭蕉よう「奥の細道」)」類[行人] **かがく**[日]【科学】[図] ものごとの性質、他のものとの関係などを、一定の目的や方法で系統的に研究して法則を見つけ、その応用を考える学問。人文科学・社会科学・自然科学に分けられるが、とくに、自然科学をさすことが多い。サイエンス。「―技術庁」「一捜査」「一万能」「一者」 [目]【化学】[図] 自然科学の一部門。物質の性質や構造、物質と物質のあいだに起こる変化などを研究する。「―エネルギー」「生―」「―物質過敏症」「一兵器」「一肥料」▽「科学」と区別して、「ばけがく」ということがある。 **かがく**【歌学】[図] 和歌の意義・本質・作歌の方法・古歌の訓話・解釈ぶくなどに関する学問。とくに、中世に盛んであった。 **ががく**【雅楽】[図] 奈良時代に、中国や朝鮮に。の影 >ががく 楽器例 鉦鼓 しょうこ 篳篥 ひちりき 釣り太鼓 横笛 琵琶 びわ 羯鼓 かっこ 箏 そう 響しぶりを受けてできた音楽や舞い。平安時代、宮廷ぶで盛んにおこなわれた。下段図 **かがくきごう**【化学記号】[図] 化学物質を示す記号、とくに、元素記号。 **かがくてき**[日]【科学的】[形動] ものごとの考えかたや処理のしかたが、実証的・合理的・体系的であるようす。「―なものの考えかた」 [目]【化学的】[形動] 化学の法則にあてはまっているようす。「―な方法でつくられた肥料」 **かがくはんのう**【化学反応】[図] ある物質が、もとの物質とはまったく性質のちがう他の物質に変わる過程。物質をつくっている原子の組みかえが起こる。中和・酸化・化合など。化学変化。 **かがくはんのうしき**【化学反応式】[図] 化学式を使って、化学反応を書きあらわしたもの。たとえば、2H2+O2→2H₂Oなど。 **かがくひりょう**【化学肥料】[国] 化学的に合成してつくった肥料。硫安い・窒素もっなど。天然肥料 **かがくへんか**【化学変化】[園] 「化学反応咒」に同じ。物理変化 **かかげる**【掲げる】[下二] 人目につくように高くあげる。「プラカードを―」 ②主義や方針などを広く示す。「スローガンをー」 ③新聞や書物にのせる。「論文を新年号に―」 **かがくこうぎょう**【化学工業】[図] 化学反応を利用して製品をつくりだす工業。石油・ガラス・セメント・染料・肥料などに関する各種の工業が属する。 **かがくしき**【化学式】[図] 元素記号を使って物質の構造を書きあらわしたもの。分子式など。たとえば、水の分子式 H₂Oは、H(=水素原子)二個とO(=酸素原子)一個が結合していることをあらわす。 **かがくしょうせつ**【科学小説】[図] V-エスエフ」 **かがくじょうたつ**【下学上達】[四漢] 身近なところから学んで、しだいに深い学問に進んでいくこと。 **かがくせんい**【化学繊維】[図] 化学的に合成してつくられた繊維。人絹・ナイロン・ビニロンなど。化繊。合成繊維。令天然繊維 **かかくせんどうせい**【価格先導制】[図] 寡占状態にある産業などで、有力な企業類よりが設定した管理価格に、他の企業も追随すること。プライスリダ・シップ。 **かかし**【案山子】[図] 作物装をあらす鳥やけものを おどかすために、田畑に立てる人形。かがし。▽見かけばかりで役に立たない人にもたとえる。 **かかす**【欠かす】[国] なしですませる。「入部以来、練習を欠かしたことがない」▽多く、下に打消悦の語をともなう。 **かかずらう**[国] ひっかかって関係がきれない。かかずらわる。かかずりあう。「もめごとに―」 **かかたいしょう**【×呵呵大笑】[四漢] 大声で笑うようす。▽「呵々」は笑い声をあらわす。 **かかと**【×踵】[図] 足の裏の後ろの部分。また、はきもののの後ろの部分。ヒール。「くつの―」圏きびす **かがのちよ**【加賀千代】人鱼一七○三―七五年。江戸以中期の女流俳人。「朝顔につるべとられてもらひ水」の句で知られる。千代女。千代尼嗎。素園。「千代尼句集」「松の声」がある。 **かがまる**【屈まる】[国] からだを前に曲げてしゃが <213> む。かがむ。また、こしが曲がる。圏うずくまる **かがみ**[日]【鏡】[図] 形や姿を映して見るための道具。ミラー。「―のような湖面」「子は親の―」 ②酒樽びのふた。「―をぬく」 [目]【鑑】[図] 見ならうべきもの。もはん。てほん。「人のーとなる」 **かがみしこう**【各務支考】角一六六五一一七三一年。江戸中期の俳人。美濃の人。蕉門十哲ちんの一人。芭蕉の没後びっに美濃派を開き、俳句を平易いぃに説いて地方への普及びゅうに努めた。芭蕉追善の句文集「笈日記ぶき」など。 **かがみびらき**【鏡開き】[図] 正月に供えた鏡もちを割って食べる行事。正月一一日におこなう。▽縁起髪をかついで「割る」をさけていう。もと武家で、甲冑に供えた鏡もちを食べたことから、この日に剣道や柔道の初はっげいこをおこなう。 **かがみもち**【鏡餅】[図] 正月などの祝いに神前に供える、大小二つの丸もちを重ねたもの。おかがみ。「かぞえ方」重ね **かがみもの**【鏡物】[国語] 歴史物語のうち、題名に「鏡」の文字がつく「大鏡み」「今鏡み」「水鏡砂が」「増鏡詩み」などをまとめた呼び方。 **かがむ**【“屈む】[国] ●ひざやこしを曲げて姿勢を低くする。しゃがむ。こごむ。「人目につかぬように―」 ②こしが曲がる。「こしのかがんだ老人」 **かがめる**【『屈める】[下] からだを前方に折れるように曲げる。かがませる。こごめる。「こしを―」 **かがやかしい**【輝かしい】[囲] まぶしいくらい、はなやかでりっぱだ。「―未来」 **かがやかす**【輝かす】[国] ◎美しく光らせる。まぶしく、きらめかす。「目を輝かせて聞きいる」 ②広く知れわたるようにする。「その名を後世に―」 **かがやく**【輝く】[国] ●明るくはなやかに光る。「夕日に―海」「―前途ぜん」 ②晴れやかに名誉めぃや名声をえる。「優勝の栄冠愁ビー」 >つかいわけ 一輝く・きらめく・ひらめく「輝く」は、まばゆく光りつづけること。「輝く太陽」。「きらめく」は、強く光ったり、弱く光ったりすること。「星がきらめく」。「ひらめく」は、瞬間炒的に光ること。「いなずまがひらめく」。 **かかり**■【係り】[図] 造語 ①〈名〉◎関係すること。かかわりかかわること。「―の人」「―検事」 ②文語文法で、係助詞いが文末の結びにかかること。結び ①〈造語〉→「がかり」 **かかり**【掛かり】[図] 造語 ①〈名〉☉費用。出費。「―がかさむ」 ②釣っり針などにかかること。「魚の―が悪い」 ①〈造語〉→「がかり目」 **がかり**[日]【係】遷語【「~係」の形で] きまった仕事を受けもつこと。また、受けもつ役の人。「受付―」「進行―」「会計―」類[担当] [目]【掛】造語[「〜掛」の形で] 職名。多く、鉄道関係で使う。「乗客——」「出札——」「配車―」 ■造語[「~がかり」の形で] ●仕事をするのに必要な人数や時間などをあらわす。「社員総―(=全員)で売りこむ」「一日―」 ②・・・のついでであること。「行き―上、あとにはひけない」「通りー」 ③・・・ふうであること。・・・じみていること。「芝居―」「能―」 ④・・・に養われること。「親―」 **かかりあう**【掛かり合う】[国] あるものごとに関係する。たずさわる。「最初からこの仕事に―」 ②巻きぞえをくう。「これ以上―のはいやだ」 **かかりいん**【係員】[図] きまった仕事を受けもつ人。「―の指示に従う」類[担当者] ふつう、「係り員」とは書かない。 **かかりきり**【掛かり切り】[図] あることだけに関係して、他のことはしないこと。かかりっきり。「子育てにーだ」 **かかりじょし**【係助詞】[文法] 文語文法で、助詞の分類の一つ。強調や疑問・反語などをあらわす。係り結びの関係をつくる「ぞ・なむ(=なん)・や・か・こそ」と、「は・も」。「係助詞」」とも。▽口語文法では、ふつう係助詞をたてず、「は・も・こそ」は副助詞に、「か」は終助詞にふくめる。 **かかりつけ**【掛かり付け】[図] いつも診察説・治療はしてもらっていること。「―の医者を呼ぶ」 **かがりび**【×篝火】[図] 夜間、まわりを照らすために燃やす火。「―をたく」 **かかりむすび**【係り結び】丈逵文語文法のきまり。文中に、係助詞の「ぞ・なむ(=なん)・や・か」のどれかがあるとき、文末の活用語は終止形ではなく、連体形をとる。また、「こそ」があるときは、已然形をとる。たとえば「花咲ききけり」は、「花ぞ咲きける」、「花こそ咲きけれ」となる。意味は、「ぞ・なむ・こそ」が強め、「か・や」が疑問・反語。▽「は・も」は終止形をとる。 **かかる**[□]【掛かる】[国] 造語 ①①ある一点で支えとめられたり、ぶらさがったりする。「かぎがー」「やかんがガス台に―」「幕が―」「ハンガーにワイシャツがー」 ②ひっかかってとらえられたり、とまったり、だまされたりする。「魚があみに―」「暗示に―」「わなに―」「詐欺に―」 ③広くかぶさったり、こうむったりする。「もやが―」「雨が―」「圧力が―」「迷惑恕が―」「税金が―」 ④一方から他方(作用がおよぶ。「電話が―」「呼びだしが―」「さそいが―」「待ったが―」 ⑤必要とされる。「半日―」「人手でが―」「手間がー」 ◎処分される。あつかわれる。「手に―(=殺される)」「やつに掛かっちゃかなわんよ」 ⑦つくりもうけられる。話題にとりあげられる。また、上演・上映される。「議題に―」「小屋が―」 <214> ⑧強い者にいどむ。「束になってー」 ⑨はじめる。「そろそろ仕事に―か」 ⑩道具や機械の機能がはたらく。「アイロンの掛かったズボン」「エンジンがー」 ①〈造語〉[「~かかる」の形で] ①相手にかぶさるようにして・・・する。「打ち―」「切りー」「せめ―」「のし―」「つかみー」 ②まさに・・・しようとする。少しばかり・・・の状態になっている。「落ちー」「くずれ―」「暮れー」「死に―」▼動詞の連用形に付く。 **かかる**【懸かる】[国] ひっかかる。ぶらさがる。うかぶ。「雲が月に―」「にじが―」「命が―(↑懸命~)」 ②とりあう目的物になる。「優勝が―」「賞金が―(↑懸賞)」 **かかる**【架かる】[国] 高いところにわたした状態になる。「橋が―(←架橋ひより)」「ケーブルがー(←架線)」 **かかる**【×罹る】[国] こうむる。悪いことにあう。「病気に―(↑罹病いよう)」「盗難に―」 **かかる**【×斯かる】[連体] このような。こんな。改まった言い方。「―行為には許されるはずがない」 **かがる**【×縢る】[国] 糸やひもなどを、からげるようにして編む。「ボタン穴をー」 **がかる**[造語] [「~がかる」の形で] 「・・・のようである」「・・・に似ている」という意味をあらわす。「神がかったもの言いをする」「雲の色がむらさき―」「芝居ょ―」▽名詞に付いて動詞をつくる。 **かがわかげき**【香川景樹】冈一七六八一一八四三年。江戸後期の歌人。賀茂真淵ららの万葉調に対し、「古今集」をもとにして、感情をしぜんな流れで詠む「調しらべ」の説を唱え、桂園ស្លា派を確立した。歌集「桂園一枝」など。 **かかわらず**「『拘らず】[「~に(も)かかわらず」の形で] 予想や条件に反して。・・・に関係なく。・・・にかまわず。「雨に―決行した」「注意したにも―失敗するなんて」 **かかわり**」係わり・関わり】[图] たがいに関係しあうこと。「あの事件には何のもない」 **かかわる**【係わる・関わる・拘わる】[国] 関係する。影響むりをあたえる。「人命に―重大事」「会社の経営にー」 ②こだわる。かかずらう。「小事に―な」 **かかん**【花冠】[图] 一つの花の花弁全体。サクラのように花弁が一枚ずつはなれているものを離弁花冠、アサガオのように一つにくっついているものを合弁花冠という。 **かかん**【果敢】[形動] 決断力をふるってたち向かうようす。「―に攻撃ちをしかける」「勇猛」 **かがんだんきゅう**【河岸段丘】[图] 川沿いの斜面怨」が階段状に高くなった地形。地盤にんの隆起しゅっと河川の浸食し~のくりかえしで形成される。 **かき**【垣】[图] 家や土地のまわりを囲うしきり。かきね。「―をめぐらす」圏フェンス >【垣】土・6画 全9画 音は「エン」。「垣牆ん」「籬垣ん」かき 垣根 生ぃけ垣がき 石垣戮人垣斃 垣間見ぃま 透垣 **かき**【下記】[图] 横書きの書類などで、その文章のあとに書かれたこと。「―のとおり」→上記▽縦書きの「左記」にあたる。 **かき**【火気】[图] 火のついているものがあること。ひのけ。また、火の勢い。「―厳禁」「―が弱まる」 **かき**【火器】[图] 鉄砲や大砲邸などの、火薬を用いた武器。 **かき**【花器】[图] 花を生ける花瓶や花かごなど。はないれ。 **かき**[□]【夏季】[图] 夏の季節。「―のスポーツ」 **かき**[目]【夏期】[图] 夏の期間。「―講習」 **かき**【×柿】[图] カキノキ科の落葉高木。秋、赤い実がなり、シブガキとアマガキがある。「干しーがぞ」「↓桃栗三年——八年」 **かき**【花卉】[图] 花の咲く草木。草花。とくに、観賞用のもの。▽「卉」は、草のこと。 **かき**【×牡蠣】[图] イタボガキ科の二枚貝。海中の岩などにつく。食用で、養殖はいくもする。 **かき**【×掻き】[造語] [「かき~」の形で] 動詞に付いて、語調を整えたり、語勢を強める。かい。「―集める」「―ロ説説く」「―消す」「―くもる」 **かぎ**[日]【×鉤】[图] さきが曲がっている金属製の器具。ものをかけたり、とめたりするのに使う。また、かぎの形をしているもの。「―かっこ」「―鼻」 [目]【鍵】[图] 錠しょうをあけたりしめたりする器具。キ1。また、錠の意味でも使われる。「―をかける」「玄関炊の―」▽問題を解きあかすための重要な手がかりをたとえてもいう。「事件の―をにぎる」 **がき**【餓鬼】[图] 仏教で、犯した罪のために、死んでからいつも空腹に苦しんでいる亡者忌。「―外道」 ②子供をののしっていうことば。「うるさい―どもだ」 **かきあげ**【×掻き揚げ】[图] てんぷらの一種。細かく切ったイカ・エビ・野菜などを、ころもでつないで油であげたもの。 **かきあげる**【書き上げる】[下□] ◎すっかり書き終える。書いて完成させる。「長編小説を―」 ②一つずつ書きならべる。「注意事項ごりを―」 **かきあげる**【×掻き揚げる】[下二] 指さきやつめなどで、垂れているものをひき上げる。「ほつれ毛を―」 **かきあつめる**【×掻き集める】[下□] 少しずつあちこちから寄せあつめる。「紙くずを―」「資金を―」 **かぎあてる**【×嗅ぎ当てる】[下□] ①かくされていたものをさぐって見つける。さぐりあてる。かぎだす。「かくれ家がを―」 ②においをかいで、もののなかみをあてる。 **かぎあな**【×鍵穴】[图] かぎをさしこむための、錠じょうの穴。 **かきあらわす**【書き表す】[国] 文章や絵にかいて表現する。▽著述をするという意味では「」と書く。 **かきあわせる**【×搔き合わせる】[下] 衣服のえりなどを手で寄せてきちんと整える。つくろう。「乱 <215> **かきちらす** ②琴[こと]や琵琶などを合奏する。また、弦[げん]の調子を整える。 **かきいれどき【書き入れ時】** 图商売が繁盛[はんじょう]して、いそがしい時期。「大みそかはそば屋の―だ」 **かきおき【書き置き】** 图①用件などを書きのこしておくこと。また、その置き手紙。②遺書[いしょ]。 **かきおこす【書き起こす】** 国新しく書きだす。かきはじめる。「調査結果をレポートに―」 **かきおとす【書き落とす】** 国不注意から書くべきことを書かずにぬかしてしまう。かきもらす。「うっかり名前を―」 **かきおろし【書き下ろし】** 图小説・論文などを新しく書くこと。一度も雑誌・新聞などにのせず、はじめから単行本として出版するために書かれたもの。 **かきかえる【書き換える・書き替える】** 下□①他の内容や体裁にするために、もう一度書く。かきなおす。「看板を―」②証書などで、いままでのものを破棄して、新しく作成する。「免許証を―」 **かきかた【書き方】** 图①文章や書類、また絵などを書く方法や技術。「感想文の―」②字を書くときの筆のはこびかたや順序。運筆。③旧制小学校の、国語科の一分野としての習字。書写。▽ほかに、つづり方・読み方などがあった。 **かぎかっこ【×鉤括弧】** 图文章中で会話や引用などをあらわす記号。「」『』など。 **かききえる【×掻き消える】** 下あとかたもなく消える。すっかり消える。「その姿はやみの中にかき消えた」 **かききる【×搔き切る】** 国刀を手前に向けて、ひっかくように勢いよく切る。かっきる。「腹を―」▽多く、人間や動物のからだの一部を切るときに用いる。 **かきくだしぶん【書き下し文】** 漢文[かんぶん]を日本語の語順に合わせてよみ、漢字かなまじりの文に書きあらためたもの。読み下し文。たとえば、「不入虎穴不得虎子」を書き下し文にすると「虎穴[こけつ]に入[い]らずんば、虎子[こじ]を得ず」となる。 **かきくだす【書き下す】** 国①上から下へと順に書きつづける。「話の要点を―」②漢文を日本語の語順に従って、漢字かなまじり文に書きなおす。▷「書き下し文」も見よ。 **かきくどく【×搔き口説く】** 国「くどく」を強めた言い方。相手を自分の思いどおりにしようと、あれこれくりかえしうったえる。「なみだながらに―」 **かきくもる【×掻き曇る】** 国「くもる」を強めた言い方。急に、すっかりくもる。「一天にわかに―」 **かきくれる【×掻き暮れる】** 下□①すっかり暗くなる。急に暗くなる。②悲しみなどで、心が暗くなること。「なみだに―」 **かきけす【×掻き消す】** 国勢いよく消す。さっと消す。また、すっかり消す。「―ように見えなくなった」 **がきげどう【餓鬼外道】** 回漢正しい道にそむいている者を、ののしっていうことば。「―ならいざ知らず」▽「餓鬼」は亡者[もうじゃ]、「外道」は仏教以外の教えを信じる人々のこと。仏教から出たことば。 **かきことば【書き言葉】** 图文章を書くときに使うことば。話しことばに比べて、漢語やかたい言い回しが多い。「である」体も書きことばの特徴。たとえば、居住・就寝・午餐[ごさん]など。類[文章語]⇔話し言葉 **かきこみ【書き込み】** 图本などの余白に文字や文章などを書きいれること。また、その文字や文章。 **かきこむ【書き込む】** 国余白や行間に書きいれる。書きくわえる。また、所定のところにしっかりと記入する。「手帳に―」 **かきこむ【×掻き込む】** 国①めしなどを急いで食べる。かっこむ。「お茶づけを―」②自分のほうへひき寄せる。 **かぎざき【×鉤裂き】** 图衣服をくぎなどにひっかけて、かぎ形にさいてしまうこと。また、そのさけ目。 **かきしるす【書き記す】** 国文字や文章などを、あとに残すために書く。記録する。「事件のいっさいを」―」類[書き付ける] **かきすて【×掻き捨て】** 图①はじになる行為を平気ですること。「旅のはじは―」 **かきすてる【書き捨てる】** 下□●書いて、そのままほうっておく。②文章などを気ままに書く。また、なげやりに書く。 **かきぞめ【書き初め】** 图新年にはじめてする習字。ふつう、正月二日におこなう。「―大会」 **かきそんじ【書き損じ】** 図書きそこなうこと。かきそこない。また、書きそこなって捨てる紙。反古[ほご]。「原稿の―」 **がきだいしょう【餓鬼大将】** 图わんぱくな、いたずら盛[ざか]りの子供たちの、遊びのリーダー。 **かきだし【書き出し】** 图文章の書きはじめの部分。類[書き起こし・冒頭] **かきだす【書き出す】** 国大事なこと、必要なことをぬきだして書く。「要点をノートに―」「黒板に議題をー」 **かきだす【×掻き出す】** 国指さきや道具などで、かいて外へ出す。かいだす。「かまどから灰を―」 **かぎだす【×嗅ぎ出す】** 国●秘密などを探りあてる。かぎつける。「かくれ場所を―」②かいで、ものをさがしだす。「警察犬が麻薬を―」 **かきたてる【書き立てる】** 下□①一つ一つ書きならべる。「必要な品物を―」②目立つようにおおげさに、くりかえし書く。「新聞が事件を―」 **かきたてる【×掻き立てる】** 下□①勢いよく、かきまわしてまぜる。「卵白を―」②刺激して、その気持ちをおこさせる。「好奇心を―」③灯心[とうしん]をひき出して明るくする。「灯明[とうみょう]を―」 **かきたまじる【×搔き玉汁】** 图澄[す]ましじるの一つ。くず粉などを入れただしじるに卵をかきまわしながら流しいれたもの。ネギやミツバを散らす。かきたまご。 **かきちらす【書き散らす】** 国①筆にまかせて思い か <216> ②あちこちに書く。「注文に応じて雑文を―」 **かきつけ**【書き付け】[图] 必要なことを書いた文書。メモ。「―を残す」 **かきつける**【書き付ける】[下□] ◎心覚えに書きとめる。かきとどめる。「予定を手帳に―」 **かぎつける**【×嗅ぎ付ける】[下□] においをかいで、ものを見つけだす。「魚を焼くにおいを―」 ②かくされていることを、何かあると気づいて探る。「秘密を―」 **かぎっこ**【×鍵っ子】[图] 学校から帰っても家族が留守で、いつも家の鍵を持ち歩いている子供。 **かきつばた**【×杜若】[图] アヤメ科の多年草。池や沼などに生え、夏の初めごろ、アヤメに似た白やむらさき色の大きな花が咲く。「DVいずれ菖蒲ぁゃぁか―」 **かきつらねる**【書き連ねる】[下] 同種のものを並べて次々と書く。列記する。「出演者名を―」圏書き並べる ②長々と書く。「思いのたけを書き連ねた手紙」 **かきて**【書き手】[图] 文章をかく人。また、書いた人。筆者。読み手 ②書画や文章のたくみな人。類[書家]・[文章家] **がきどう**【餓鬼道】[图] 仏教で、六道の一つ。飲食が自由にならず、飢えと渇きに苦しむ世界。▽地獄に次ぐ苦しみの多いところで、亡者が食べようとするものは、みな火になってしまうという。 **かきとめ**【書留】[图] 「書留郵便」の略。確実に届けるために、郵便局でひきうけから配達までの記録をとり、特別にあつかう郵便物。「簡易ヅー」「ふつう、「書き留め」とは書かない。 **かきとめる**【書き留める】[下] 忘れないように何かに書きつけておく。「電話番号」を手帳に」 **かきとり**【書き取り】[宮] 書きうつすこと。また、書さうつしたもの。「―の練習」 **かきとる**【書き取る】[国] ◎文章や文字を書き写す。「黒板の問題を―」 ②人の話すことばなどを文字に書きしるす。「講義のを―」 **かきながす**【書き流す】[国] 無造作ぎにすらすらと書く。「思いついたことを―」 **かきなぐる**【書きなぐる】[国] 文字や絵を乱雑に書く。「太い筆でー」 **かきならす**【×掻き鳴らす】[国] ギターや琴ととを指さきではじくようにひく。 **かきぬく**【書き抜く】[国] ●文章の要点や必要な部分をぬきだして書く。「筆者の主張を―」 ②がんばって最後まで書きとおす。 **かきね**【垣根】[国] 家のまわりや庭などにつくる囲いやしきり。「―ごしの立ち話」 垣根を取り払はらう 人とのへだてをなくす。瀬垣根を外はずす **かきのこす**【書き残す】[国] ⊕文章を書いてあとに残す。あとに伝えるために書いておく。「遺書を―」 ②書くべきことの一部を書かないで残す。終わりまで書かないで残す。圏書き漏もらす・書き落とす **かぎのて**【×鉤の手】[图] かぎの形のように、直角に曲がっていること。また、かぎの形に曲がったもの。 **かきのもとのひとまろ**【柿本人麻呂】人生没年然だっ未詳いよう。七世紀末、天武~・持統・文武もの三天皇に仕えた歌人。三十六歌仙の一人。「万葉集」の代表的歌人で、雄大な長歌と感情にあふれた短歌をともによくし、歌聖と呼ばれる。 **かぎぼり**【×鉤針】[图] さきの曲がった針。とくに、編み物用の針。「―編み」←棒針 **かきはん**【書き判】[图] 「花押」に同じ。↔印判 **かきぶり**【書き振り】[區] ◎文字や文章を書くときのようす。「堂々とした―」 ②書いた人の個性があらわれた文字や文章のおもむき。文体。かきっぷり。 **かきまぜる**【×掻き混ぜる】[下□] 手や棒などを回して中のものをまぜあわせる。「卵に小麦粉を入れて―」―」圏攪拌煕 ▽混乱させる意味にも。「話を―」 **かきまわす**【×掻き回す】[国] 容器などの中へ手や棒を入れて、中のものを動かしまわす。「たんすの中を―」 ②秩序などを乱して混乱させる。「会議を―」乱させる。「心を―」 **かきみだす**【×掻き乱す】[国] 平静な状態を乱す。混 **かきむしる**【×掻き毟る】[国] 指さきやつめなどで、むやみに強くひっかく。「髪かみの毛を―」「胸をかきむしられるような思い」 **かきもち**【欠き×餅・×掻き×餅】[图] 正月の鏡もちを小さくくだいたもの。▽縁起をかついで、刃物のを使わず手や槌っちで欠き割ることから。うすく切ったもちを、焼いたり揚げたりしてつくる菓子ぃ。おかき。 **かきもの**【書き物】[图] 文字や文章を書くこと。「―をする」 ②書いたもの。文章。書類。「―を整理しておく」 **かきもらす**【書き漏らす】[国] 書くべきことの一部を書きわすれる。 **かきゃくせん**【貨客船】[图] 貨物船で、旅客を乗せる設備もあるもの。 **かきゅう**【下級】[图] 等級や段階が低いこと。下の段階。「一生」上級 **かきゅう**【火急】[形動] 非常に急ぐようす。または、ひどくさしせまっていること。大至急。「―の用件」圏緊急しら **かぎゅう(蝸牛)角上よりの争あらそい** 小さな世界でのつまらない争い。また、意味のない細かい議論など。▽「蝸牛」はカタツムリ。カタツムリのつのの上のようなせまいところでの争いという意味。中国、「荘子」から。 **かきゅうさいばんしょ**【下級裁判所】[图] 最高裁判所の下位に置かれる裁判所。高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所をいう。 <217> **かく** か **かきゅうてき【可及的】** [副]なるべく。できるだけ。「―すみやかに伝達せよ」▽多く、公文書に使う。 **かきょ【科挙】** 图昔、中国でおこなわれた、役人の登用試験。▽隋[ずい]から清[しん]代まで。 **かきょう【佳境】** 图①すばらしい景色[けしき]のところ。②おもしろいところ。「物語はいよいよ―にはいった」 **かきょう【架橋】** 图[名・スル]橋をかけること。 **かきょう【歌境】** 图和歌に表現された境地。また、和歌を詠むときの心境。 **かきょう【華×橋】** 图外国、とくに東南アジアなどに住んでいる中国人。商人をさすことが多い。華商。 **かぎょう** 日【家業】** 图その家の者が代々うけついで**きた職業。「長男が―をつぐ」「―は造り酒屋だ」生業 **【稼業】** 图生活費をえるための仕事。「役者―」「サラリーマンー」圏商売▽自分の職業を、つまらないおとったものとしていうことが多い。 **がきょう【画境】** 图絵に表現された境地。また、絵をかくときの心境。 **がぎょうびおん【ガ行鼻音】** 图↓「びだくおん」 **かぎょうへんかくかつよう【カ行変格活用】** [文法]動詞の活用型の一つ。カ行の「イ」「ウ」「オ」の三段にわたって不規則に活用する。「来る」(文語「来[く]」)一語だけ。力変。♪巻末「活用表」参照。 **かきょく【歌曲】** 图クラシックの独唱曲。リート。 **かきよせる【×搔き寄せる】** 下□①手や道具で、かくように自分のほうにひき寄せる。「毛布を―」②散らばっているものを一か所に寄せて集める。「落ち葉を―」 **かぎり【限り】** 图[造語]①〈名〉これ以上はないというぎりぎりのところ。「―ある命」「―ある世(=この世)」「力の―走る」類[限界・限度]②ある条件が続くあいだ。「許可のある―は休め」③範囲。「休日の場合はその―ではない」 **かぎり【限り】** ①〈造語〉[「~限り」の形で]その範囲内であること。…だけ。また、その範囲ぎりぎり。…まで(で)。「この場―の話」「今月―で退社する」 **かぎりない【限りない】** 圏①きりがない。果てのない。「限りなく広がる夢」②それ以上のものがない。このうえない。「―感謝をささげる」 **かぎる【限る】** 国①時間・空間・数量・範囲などを、ここまでと定める。限定する。「期間を―」「限られた予算」②『〜に限る」の形で』それ以外にない。もっともいい。最高だ。「花は桜に―」「こんな夜は飲むに―」③「~に限って」の形で』他はともかく…だけは。「あの人に限って、そんなことはない」▽下に打消しの語をともなう。④「〜とは限らない」などの形で』そうときまっているわけではない。必ずしも…ではない。「うまくいくとは限らない」 **かきわける【書き分ける】** 下□①ちがいを区別して書く。ある基準に従って分けて書く。「登場人物の性格をたくみに―」 **かきわける【×掻き分ける】** 下」じゃまになるものを左右におしやる。「人ごみをかき分けて進む」 **かきわり【書き割り】** 图芝居[しばい]の大道具の一つ。舞台[ぶたい]で、建物・座敷・景色[けしき]などの背景をえがいたもの。▽木わくに布や紙を張ったもので、何枚かに分かれていることからの呼び名という。 **かきん【家禽】** 图肉や卵を食用にしたりするために、家で飼う鳥。ニワトリ・アヒルなど。⇔野禽[やきん] **かきん【×瑕×瑾】** 图ものについている傷。欠点。あやまち。「いささかの―なしとせず」▽「瑕」は玉のきず、「瑾」は美玉のこと。文章語。 **かく「各]** 口・3画 全6画 各 各 各 各 **かく「各]** [名]それぞれ。めいめい。いろいろな。 > カク 各位[かくい] 各員[かくいん] 各自[かくじ] 各種[かくしゅ] 各地[かくち] > おのおの 各[おのおの]の意見 > 各務原[かかみがはら](地名) **かく[角]** 角・0画 全7画 角 角 角 角 **かく[角]** [名]⊕動物の頭部にあるつの。また、つののようにつき出たもの。②四角い形のもの。「―に切る」③二直線が交わってつくる図形。「―をなす」④競[きそ]いあい。⑤すもう。◎将棋[しょうぎ]の駒[こま]の「角行[かくぎょう]」の略。 > カク ①一角獣[いっかくじゅう] 互角[ごかく] 触角[しょっかく] 頭角[とうかく] ②角材[かくざい] 角砂糖[かくざとう] 角柱[かくちゅう] 角帽[かくぼう] ③角度[かくど] 鋭角[えいかく] 三角形[さんかくけい] 直角[ちょっかく] ④角逐[かくちく] ⑤角界[かっかい] > かど・つの 角番[かどばん] 街角[まちかど] 四[よ]つ角[かど]/角笛[つのぶえ] 角叉[つのまた] 角袋[つのぶくろ] 角盥[つのだらい] > 角[すみ] 総角[あげまき] 角力[すもう] 角髪[みずら] **かく[拡](擴)** 扌・5画 全8画 拡 拡 拡 拡 **かく[拡](擴)** [動]ひろげる。ひろがる。 > カク 拡散[かくさん] 拡充[かくじゅう] 拡大[かくだい] 拡張[かくちょう] 拡幅[かくふく] **かく[革]** 革・0画 全9画 革 革 革 革 **かく[革]** [名]①毛を取り去った皮。また、なめしがわ。類[皮]②新しく変える。あらためる。 > カク ①革質[かくしつ] 皮革[ひかく] ②革新[かくしん] 革命[かくめい] 沿革[えんかく] 改革[かいかく] 変革[へんかく] > かわ 革靴[かわぐつ] 革張[かわば]り/革[かわ]本の背革[せがわ] > 革[あらた]まる **かく[格]** 木・6画 全10画 格 格 格 格 **かく[格]** [名]日〔カク〕①基準となるきまり。②人やものの、位置づけやありかた。「彼のほうが―が上だ」③文法で、文中の語と語の関係をあらわす。目〔コウ〕四角に組みあわさった形。 > カク □①格式[かくしき] 規格[きかく] 合格[ごうかく] 資格[しかく] 失格[しっかく] ②格差[かくさ] 格調[かくちょう] 価格[かかく] 人格[じんかく] 性格[せいかく] <218> **かく** **かく**「覚」(覺) 見・5画 全12画 カク 覚覚覚覚 特 おぼえる ●感じる。おぼえる。②さとる。はっきりと知る。③正気に返る。目がさめる。④あらわれる。 カク 感覚 視覚ㄥˇ知覚②覚悟〈錯覚 自覚~先覚⑧覚醒④発覚 漢字を覚える 見覚え さめる・さます 夢から覚める/迷いを覚きます 覚える 覚束ない **かく**「閣] 門・6画 全14画 閣閣閣閣 ◎二階建て以上の高いりっぱな建物。たかどの。楼 ②中心となって国の政治をおこなうところ。また、「内閣」の略。「闇に(=ごてん)」は別字。 カク 閣下 天守閣びしゅ 仏閣 楼閣 閣議 閣僚 組閣~入閣う **かく**「確] 石・10画 全15画 確確確確 ●しっかりして動かないようす。→「確たる」も見よ。②はっきりとしていて、まちがいがないようす。 カク 確認 確立깢 確固ぃっ 確信 確定 ②確実 確証”正確怼 的確 明確 たしか・たしかめる 確かな人物 不確どか/答えを確かめる 確しかと **かく**「核] 木・6画 全10画 核核核核 ◎さね。果実の種子。②ものごとの中心となるたいせつな部分。「組織の―」③生物の細胞感の中心にある、遺伝などに関係する物質。④原子の中心にあるもの、「原子核」。また、「核兵器ぶき」の略。「―を保有する」 核果 ②核家族裟、核心 中核 ③核膜 細胞核感 ④核戦争惑そう 核爆発くはつ 核融合がどう 瓜核顔がりざね **かく**「殻](殻) 殳・7画 全11画 殻殻殻殻 表面をおおっている、かたい皮。▽「穀~~(=イネ・ムギなど)」は別字。 カク 外殼 甲殼5 地殼 皮殼~卵殻 から 貝殻 卵の殻から 抜け殻がら **かく**「郭] ・8画 全11画 郭郭郭郭 町や城、とりでなどを守る外囲い。また、ものの外まわり。 カク 外郭然 胸郭,城郭沁,遊郭 輪郭 郭くるぁ 郭公(誤って「ほととぎす」とも) **かく**「較] 車・6画 全13画 較較較較 くらべる。 カク 較差。比較~ 較くらべる 較差, **かく**「隔] ・10画 全13画 隔隔隔隔 ①あいだにものを入れてはなす。しきる。②一つおき。 カク ㊣隔世 隔絕핬 隔離〝〝隔靴搔痒いり 遠隔 間隔赟 ②隔月 隔日 へだてる・へだたる 年月を隔へぇてる/遠く隔へぇたる **かく**「獲] ・13画 全16画 獲獲獲獲 狩猟をして、えものをとらえる。手に入れる。 カク 獲得 一獲千金點設 漁獲 捕獲 獲る 優勝旗を獲る 獲物のを狙う **かく**「穫] 禾・13画 全18画 穫穫穫穫 穀物災をとりいれる。 カク 刈穫 収穫,多穫~ **かく**「嚇] 口・14画 全17画 嚇嚇嚇嚇 ①真っ赤になって激しくおこる。②相手をおどす。 カク 嚇怒、②威嚇 脅嚇びら 嚇す **かく**「鶴] 鳥・10画 全21画 鶴鶴鶴鶴 鳥のツル。 カク 鶴首 鶴寿 鶴翼ㄍ つる 鶴っるの一声延 田鶴 **かく**「画]→「が」 **かく**「客]→「きゃく」 **かく**【角/格/核】[图] ↓漢字項目を見よ。 **かく**【欠く】[国] かたいものの一部分をこわす。「茶わんのふちを―」 ②必要なものの一部分がぬけて、完全でない。「統一を―」「公徳心を―」 **かく**【書く】[国] ◎文字をしるす。▽絵画は「画ゅく」「描く」と書く。 ②文章にしるす。「論文を―」 **かく**【×斯く】[圓] 「こう」の古い言い方。このように。「―言うあなたはだれですか」「―も多数のご参加をいただき」 **かく**【×掻く】[国] 指さきや細いものの先端愆でこする。「かゆいところを―」「頭を―」 <219> **がく**[学](學) 子・5画 全8画 特 学学学学 ◎教えを受け、勉強する。まなぶ。②まなびおぼえた知識。また、すじみちだった知識。教養。「―がある」「十有五にして―に志す」③まなぶ場所。④まなぶ人。 ガク 学習 学生 共学び,見学戦②学説焚 学問談 学力~医学 科学 無学~③進学 大学 入学,先学微 まなぶ 英語を学ぶ 学び舎ゃ **がく**[楽](樂) 木・9画 全13画 特 [日]〔ガク〕音楽。また、音楽を演奏する。「―の音』」 [目]〔ラク〕たのしむ。安らかでたのしい。②たやすい。「―あれば苦あり」「楽らく」も見よ。 ガク □楽団 楽譜べく楽器びっ器楽焼く声楽燃 ラク □楽園 楽天的致安楽統 行楽地55 **がく**「額] 頁・9画 全18画 額額額額 ●ひたい。顔の上部。おでこ。②かねの数量。金高。「一定の―をしはらう」③書画などを入れ、かべなどにかかげておくもの。 ガク 前額部蟹』②額面 金額競 全額び 半額 額縁 扁額 ひたい 猫ぉとの額ぃたいほどの庭 富士額とい 額かずく 額田王誌(人名) **がく**「岳](嶽) 山・5画 全8画 岳岳岳岳 ①高くて大きな山。②いかめしく威厳」がある。 ガク 山岳競 富岳~②岳々 岳父がく たけ 御岳試 谷川岳がぁ **がく**【学/楽/額】[图] →漢字項目を見よ。 **がく**【×萼】[图] 花のいちばん外側にあって、花弁を支えているもの。▽一枚一枚を「がく片」といい、ふつう花弁の数と同じ。また、アジサイなどのように、色も変化し、花弁のように見えるものもある。 **かくあげ**【格上げ】[图] 函資格・等級・地位などを、それまでより高くすること。「課長から部長に―された」「圏昇格 格下げ **がくい**【各位】[图] 大勢の人に対して、そのめいめいを敬っていうことば。みなさまがた。「会員―」「父母―」▽改まった席や書類などで使う。 **がくい**【学位】[图] 研究者の業績に対して、大学がその価値を認めてあたえる呼び名。学士・修士・博士がある。「―論文」 **かくいつてき**【画一的・×劃一的】[形動] 個性を無視して、すべてを同じ基準で考えたりあつかったりするようす。「―な教育」圏杓子定規 **かくいん**【各員】[图] 集団のひとりひとり。めいめい。「―いっそう奮励努力せよ」類[各自]・[各人] **かくいん**【客員】[图] 正式な構成員ではないが、とくにむかえられて客分として待遇”される人。「きゃくいん」とも。「―教授」→正員 **がくいん**【学院】[图] 学校。▽多く、私立の学校の校名などに用いる。 **かくう**【架空】[図] 形動 事実ではなく、想像でつくりだしたこと。また、つくりだしたもの。「―の人物」虚構▽「仮空」は誤り。 **かぐう**【仮×寓】[国] 「忍かりに住むこと。かりずまい。古い言い方。「十日ほど姉のところに―する」「類寓居 **がくえん**【学園】[图] 学校。とくに、小学校から高校または大学までの、一貫した教育を目ざしている私立学校をいうことが多い。 **かくおち**【角落ち】[图] 将棋しょうで、うでまえが上の者が、角行を使わぬハンディキャップをつけて対局すること。 **かくおび**【角帯】[图] 二つ折りに仕立てた、かたくてはばのせまい男子用の帯。ふつう、長さ約三に、はば約一八。正装用。 **かくかい**【角界】[图] ↓「かっかい」 **かくがい**【閣外】[图] 内閣の外部。内閣の構成員にはいっていない人々。「一協力」閣内 **かくかく**【×斯く×斯く】[圃] 具体的な内容を省略して、それに代えることば。こうこう。これこれ。古い言い方。「―しかじかの事情でおくれた」 **がくがく**【×諤々】[形動] おそれはばかることなく、正しいと信じることを率直に述べるようす。直言するようす。「侃侃然―」▽もと、臣下が君主に直言すること。 **がくがく**[画「凼] ①固定されているものがゆるんで動くようす。「テーブルの足が―してきた」 ②からだがひどくふるえるようす。緊張し・恐怖きょう・疲労などによって起こる。「ひざがーする」 **かくかくさんぼうしじょうやく**【核拡散防止条約】[图] 一九六八年、国連総会で採択怒された条約。核兵器もをもたない国が、あらたに核兵器を開発したりゆずりうけたりすることを禁止する。一一○か国以上が参加。略称NPT。 <220> **かくかぞく**【核家族】[图] ひと組みの夫婦だけを中心とした家族。夫と妻とその子供だけの小人数の家族。 **かくがり**【角刈り】[图] 男子の頭髪のかりかたの一つ。てっぺんをたいらに、前後左右を短くして、全体が四角に見えるようにしたもの。 **かくぎ**【閣議】[图] 圏内閣の各大臣によっておこなわれる会議。内閣総理大臣によって開かれる。 **がくぎょう**【学業】[图] 学校の勉強。「―にとりくむ」 **がくげい**【学芸】[图] 学問と芸術。「新聞の―欄」 **がくげいいん**【学芸員】[图] 博物館の専門職員。資料を集めたり、調査・研究などをおこなう。 **がくげき**【楽劇】[图] ワーグナーが始めたオペラの一形式。歌劇が歌唱中心であるのに対し、音楽と劇の一体化を目ざした。「―トリスタンとイゾルデ」 **かくげん**【格言】[图] 人生の教訓やいましめを簡潔にあらわしたことば。たとえば、「百聞は一見にしかず」など。類[金言]・[箴言] **かくげん**【確言】[图] 「川はっきりと言いきること。また、そのことば。「約束を守ると―した」類[断言] **かくご**【覚悟】[園] 「スル] さけられないことやよくない結果を予想し、心の準備をしておくこと。また、もうだめだとあきらめて、心のきまりをつけること。「失敗は―のうえだ」「もはやこれまでとーをきめる」 **かくさ**【格差】[图] 価格・資格・等級などの平均的な程度のちがい。「男女の賃金―」「―をつける」 **かくさ**【較差】[图] あるものが最高である場合と最低である場合を比べたときの、ちがいの程度。「温度―」「一票のー」 **かくざい**【角材】[图] 切り口の四角な細長い木材。 **がくさい**【学才】[图] 学問上の才能。「―のある人」 **がくさいてき**【学際的】[形動] 複数の領域にわたる各研究分野の専門家が協力してとりくむようす。 **かくさく**【画策】[宮ス] なにかをたくらみ、ひそかに計画を立てて、あれこれやってみること。「政府の転覆紙を―する」▽多く、悪い意味で使う。 >つかいわけ」→「計画」を見よ。 **かくさげ**【格下げ】[图] 函資格・等級・地位などを、それまでより下げること。園降格 格上げ **かくざとう**【角砂糖】[图] 白砂糖を小さなさいころの形に固めたもの。 **かくさん**【拡散】[图] 「函◎広く散らばること。「核兵器きの―防止」 ②一つの物質に他の物質を入れたとき、時間とともに二つがまじりあって、どの部分も同じ濃度になる現象。 **かくさん**【核酸】[图] 細胞黙の核の中にふくまれていて、たんぱく質の合成や遺伝に重要なはたらきをする物質。デオキシリボ核酸とリボ核酸がある。 **かくし**【客死】[图] 下乏旅さきや外国などで死ぬこと。「きゃくし」とも。「パリでーする」 **かくし**【隠し】[图] ①かくすこと。人に知られないようにすること。「うそも―もない」「―撮どり」「―マイク」 ②「内ポケット」の古い言い方。「―〈かねを入れる」 **かくじ**【各自】[图] おのおの。めいめい。ひとりひとり。「昼食は―で準備してください」 **がくし**【学士】[图] 大学を卒業した者にあたえられる、資格をあらわす呼び名。学位の一つ。文学士・法学士・工学士など。 **がくし**【学資】[图] 学校に通うのに必要なかね。 **がくし**[日]【楽士】[图] 音楽を演奏する人。とくに戦前、劇場などにやとわれ、音楽を演奏する人。楽手。楽人。 [目]【楽師】[图] 宮内庁式部職楽部の職員。奏楽に従事する。▽もと、平安時代の雅楽寮の職員。 **がくじ**【学事】[图] 学問・学校に関すること。「―課」 **がくしいん**【学士院】[图] 「日本学士院」の略。すぐれた研究をした学者を手厚く待遇するための国家の機関。 **がくしき**【学識】[图] 学問からえた深い知識と、ものごとを正しく見分ける判断力。圈学殖 ▽「きゃくしき」と読めば別の語。 **がくしきけいけんしゃ**【学識経験者】[图] 学問の上で高い評価を受け、経験豊かですぐれた見識があると認められる人。 **かくしきばる**【格式張る】[国] 礼儀作法を重んじて、かたくるしくふるまう。 **かくしげい**【隠し芸】[图] ふだんは人に見せないで、宴会などでやってみせる芸。「―を披露ひ”する」 **かくしご**【隠し子】[图] 自分がその子の親であることを、世間だに公表していない子。 **かくしごと**【隠し事】[图] 人にかくしていること。ひめごと。秘事。 **かくしだて**【隠し立て】[图] 函人に知られないように、ことさらにかくすこと。「親にまで―する」 **かくしつ**【角質】[图] つの・つめ・毛・くちばし・うろこなどをつくる、たんぱく質。ケラチン。「―層」 **かくしつ**【確執】[图] 「たがいに自分の意見を強く主張してゆずらず、それによって仲が悪くなったり争ったりすること。「かくしゅう」とも。「父と子の―」類[反目號] **かくじつ**【確実】[形動] 確かなこと。まちがいのないこと。「―な情報」「当選―」 >「つかいわけ」→「確か」を見よ。 **かくじっけん**【核実験】[图] 原子爆弾愆や水素爆弾などの核兵器をいろいろな条件の中で爆発させて、その性能や破壊力認を調べること。核分裂・核融合などの実験。 **かくして**【×斯くして】[圏] 「かくて」を強めた言い方。このようにして。こうして。 **がくしゃ**【学者】[图] 学問の研究を仕事としている人。また、学問のある人。「彼はなかなかの―だ」 **かくしゃく**【×矍鑠】[形動] 年をとっても、心身ともに元気でしっかりとしているようす。「古武士のようなーたる老人」 **かくしゅ**【各種】[图] いろいろな種類。さまざま。「―とりそろえる」「―学校」 <221> **かくしゅ**【×馘首】[图] 下一方的に職を辞めさせること。解雇。「――断固反対」▽もと、首を斬きるという意味。文章語。 **かくしゅ**【×鶴首】[图] 「スッツルのように首を長くして待ちわびること。「返事を―して待つ」▽多く、手紙文に用いる。文章語。 **かくじゅう**【拡充】[图] 「函組織や設備などを広げて、内容を充実させること。「施設を―する」 **がくしゅう**【学習】[图] 函新しい知識や技術を身につけること。とくに、学校で勉強すること。「―目標」「ワープロには―機能がある」▽心理学では、経験をもとに、新しい適応方法を習得すること。 **がくしゅうしどうようりょう**【学習指導要領】[图] 学校教育法にもとづき、文部大臣が公示する教育課程の基準。小・中・高校、盲・聾・養護学校の学習事項』の編成基準、また、教科書の編集基準などを示す。指導要領。 **がくじゅつ**【学術】[图] 専門的な学問。また、学問と芸術。「―調査」「―会議」 **がくじゅつかいぎ**【学術会議】[图] 「日本学術会議」の略。国内の最高の学術諮問機関。 **かくしょう**【確証】[图] 確かな証拠しょう。「事件の―をにぎる」 **がくしょう**【楽章】[图] 音楽で、ソナタや交響曲などの長い曲を構成している、一つ一つの区切り。ふつう、交響曲は第四楽章まで。 **がくしょく**【学殖】[图] 身につけた学問上の知識。「―が豊かだ」関学識 **かくじょし**【格助詞】[図法] 助詞の分類の一つ。名詞・代名詞に付いて、その下にくる動詞・形容詞・形容動詞との関係を示す。たとえば、「彼が来る」の「が」、「彼のくる時間」の「の」、「彼を見る」の「を」、「彼にわたす」の「に」。ほかに、「へ・と・より・から・にて・して」など。 **かくする**【画する・×劃する】[サ変] 時期や範囲などをはっきりと区切る。「一線を―」 ②くわだてる。計画する。「脱出つを―」 ▼「かくす」とも。 **かくせい**【覚醒】[图] 凼ねむりから覚めること。②迷いから覚めたり、今までの誤りに気づいたりすること。「悪の道から―する」 **がくせい**[【学生】[图] 学校で学問をしている人。とくに、大学生。▽中学・高校生は「生徒」、小学生は「児童」という。 [【学制】[图] 学校教育に関する制度。がくせい **がくせい**【楽聖】[图] 歴史上の偉大な音楽家をたたえて、敬っていうことば。「―ベートーベン」 **かくせいいでん**【隔世遺伝】[图] ある特徴が遺伝して一代、または数代をへだててあらわれること。「ひたいが広いのは祖母からの―だ」 **かくしん**【革新】[图] ―スとそれまでの制度や習慣・組織・方法などを改めて、新しくすること。「―政党」「技術―」圏改革 ↔保守 **かくしん**【核心】[圏] ものごとの中心となるたいせつな部分。「話が―にふれる」「―をついた質問」圏中核・中枢 **かくしん**【確信】[图] 「たしかにそうであると、かたく信じて疑わないこと。「―をもって答える」「成功を―する」 **かくじん**【各人】[图] それぞれの人。めいめい。「―の役割」「―各樣(=人によって方法がさまざま)」「―各説」圏各自・おのおの **かくす**【画す・×劃す】[国] →「かくする」 **かくす**【隠す】[国] 団ものを何かでおおったり、人目にふれない場所に置いたりする。「床下にかねを―」 ②秘密にする。「年齢を―」 **かくすい**【角錐】[图] 多角形の底面と、その各辺を底辺とする三角形の側面に囲まれた立体。円錐 **かくすう**【画数】[图] 漢字を書くとき、ひと筆で書く線や点の数。たとえば、「乙」は一画、「子」は三画、「凹」は五画に数える。 **かくせいざい**【覚醒剤】[图] 神経を興奮させて、ねむけやつかれを一時的におさえる薬。▽常用すると中毒を起こす。 **かくせい(隔世)の感ん** はなはだしく時代が変わったという感じ。「―がある」「―にひたる」 **がくせき**【学籍】[图] 学生・生徒・児童として、その学校に在学していることを示す籍。「―簿」 **かくぜつ**【隔絶】[图] 函他と遠くかけはなれていて関係がないこと。「世間から―された山奥だ」 **がくせつ**【学説】[图] 学問や研究上のまとまった考え。 **かくぜん**【画然・×劃然】[形動] ちがいをはっきりうきださせて、明らかに区別できるようす。「―とした相違がある」類[顕然] **がくぜん**【×愕然】彩画予想もしなかったことに出あってひどくおどろくようす。「仲間の裏切りにあって―とする」「―として色を失う」▽おもに、よくないことが起こって、おどろきおそれるときにいう。 **がくそう**【学窓】[图] 学校。まなびや。「―を巣立つ」▽「学校の窓」という意味。 **がくそう**【学僧】[图] 学問をして、深い知識をもつ僧。 ②修行中の若い僧。 **がくそく**【学則】[图] その学校の教育上の規則。校則。「―違反応をとりしまる」 **かくだい**【拡大】[图] 函広がって大きくなること。広げて大きくすること。「―コピー」縮小 >「つかいわけ」→「拡張」を見よ。 **がくたい**【楽隊】[图] いろいろな楽器を合奏する人々の集まり。音楽隊。 **かくだいかいしゃく**【拡大解釈】[图] ふつうらの意味よりも広げて理解すること。▽多くは、不当だという気持ちで使う。 **かくだいさいせいさん**【拡大再生産】[图] 拡大された規模でおこなわれる再生産。生産によってえた利潤じゅんの一部が、次の生産のための資本として投入されること。▽ほかに、単純再生産・縮小再生産。 **かくたる**【確たる】[連体] 他のものによって動かされない。たしか。「―証拠」 <222> **かくだん**【格段】[圓形動] 程度の差がはなはだしいようす。「―の進歩を見せる」「彼のほうが―優秀だ」圏格別・とりわけ **がくだん**【楽団】[图] 音楽の合奏をする人々の団体。「交響をう―」 **がくだん**【楽壇】[图] 音楽家の社会。圈音楽界 **かくだんとう**【核弾頭】[图] ミサイルのさきにとりつける、原子爆弾愆や水素爆弾。「―ミサイル」 **かくち**【各地】[图] それぞれの土地や地方。いろいろな場所。「―の名産」「全国―でストがある」 **かくちく**【角逐】[图] ―』権勢をえるため、実力差のない者どうしが争うこと。たがいに競争すること。 **かくちゅう**【角柱】[图] ①切り口が四角い形の柱。②同一で平行な多角形の底面と、長方形の側面に囲まれた立体。底面の形によって三角柱・四角柱などという。円柱 **かくちょう**【拡張】[图] 「広げて大きくすること。「校庭を―する」「勢力の一を図はかる」 >つかいわけ 拡大・拡張「拡大」は、形や範囲を大きくすること。「顕微鏡で拡大する」「拡大委員会」。「拡張」は、面積や規模を大きくすること。「事業の拡張」。 **かくちょう**【格調】[图] 芸術作品などがもっている、気品にあふれる味わい。「―の高い文章」製風格 **がくちょう**【学長】[图] 大学の教育上の代表者・最高責任者。類[総長] **かくちょうし**【拡張子】[图] パソコンなどで、個々のファイル名の後ろのピリオドの次に並ぶ、三文字の分類記号。どういうファイルかをチェックする役目をもつ。 **かくづけ**【格付け】「スル] ものや人を、品質・能力・価値によって差をつけて段階に分けること。「偏差値かんきによって学校をする」「ニンキング **かくて**【×斯くて】[圏] 「こうして」の古い言い方。 **かくてい**【画定・×劃定】[图] 土地などの区切りをはっきりきめること。「国境を―する」 **かくてい**【確定】[图] 下スとまちがいなく、はっきりと きまること。また、きめること。「第一位が―した」 **かくていしんこく**【確定申告】[图] 申告納税制度で、税額を確定するために、過去一年間の所得額や控除額を税務署長に申告すること。 **カクテル**[图] 洋酒に、果汁ぃゅうなどをまぜた飲みもの。コクテール。「ーグラス」「ーツー」「ーソース」「―光線」「cocktail **カクテルドレス**[图] 婦人服で、イブニングドレスよりも略式の礼装。▽カクテルパーティーなどで着ることから。「cocktail dress **カクテルパーティー**[图] 立食形式で、カクテルと軽食だけでする宴会。| cocktail party **がくてん**【楽典】[图] 西洋音楽で、楽譜べくをよみかきする基本的な規則。また、その規則を書いた本。 **かくど**【角度】[图] 二つの直線、あるいは二つの平面が交わってできる角の大きさ。 ②ものの見かた。見る立場。アングル。「―を変えて考える」類[視点] **がくと**【学徒】[国] ●学生と生徒。「―動員(=学生が戦争にかり出されること)」 ②学問の研究にはげむ専門家。「経済―」学究 **かくとう**【格闘】[图] 山組みあってたたかうこと。とっくみあい。「犯人と―する」「宿題と―する」 **かくとう**【確答】[图] 「スとはっきりした返事。責任のある答え。「―をさけて問題をうやむやにする」 **がくどう**【学童】[图] 小学校で学ぶ子供。小学生。「―保育」「履児童 **がくどうそかい**【学童疎開】[图] 第二次世界大戦末期、戦局の悪化を受けて大都市の学童を強制的に集団で地方に移動させたこと。 **かくとく**【獲得】[图] 努力して自分のものにすること。「一等賞を―する」取得 **がくとしゅつじん**【学徒出陣】[国] 图第二次世界大戦中の一九四三年、文科系学生の徴兵猶予へい制が廃止され、学生が在学のまま入隊し、戦争に参加したこと。 **かくない**【閣内】[国] 内閣の内部。内閣を構成する人々。総理大臣および各大臣の範囲呢。「―の意見を統一する」↔閣外 **かくにん**【確認】[图] ―ス」ほんとうにまちがいないことを確かめること。はっきりと認めること。「身元―を急ぐ」「未―情報」 **かくねん**【隔年】[图] 一年おき。「―に開かれる会議」「―一年が過ぎた」▽「隔~」にはほかに、「隔月」「隔週」「隔日談」などの使いかたがある。 **がくねん**【学年】[图] 学校生活でひと区切りになる一年間。日本ではふつう、四月から始まり翌年の三月で終わる。「―末試験」 ②入学年度によって分けた学生や生徒の集団。「漢字の―別配当表」 **かくねんりょう**【核燃料】[图] 原子炉っで、核分裂を起こしてエネルギーを生む物質。たとえば、天然ウラン・プルトニウムなど。 **かくのうこ**【格納庫】[图] 飛行機など、とくに大きなものをしまっておくところ。 **がくは**【学派】[图] 学問の上で、同じ考えかたをもつ人たちのグループ。また、研究の方法を同じくする学問の系統。 **かくばくはつ**【核爆発】[图] 核兵器などで、核分裂や核融合によって起こる爆発。 **がくばつ**【学閥】[图] 同じ学校を卒業した人たちだけでつくられたグループ。 **かくばる**【角張る】[国] ①四角い形になる。丸みがなくなる。「角張った顔」 ②くだけたところがなく、しかつめらじくする。四角ばる。「角張ったあいさつ」 **かくはん**【各般】[图] それぞれの方面・分野。あれこれ。「―の事情を考慮する」圏諸般 <223> **かくはん**【×攪拌】[图] 凸ものがよくまざるようにかきまわすこと。「卵と牛乳を―する」▽「こうはん」の慣用読み。 **がくひ**【学費】[图] 学校の授業料や本代など、勉強するために必要な費用。園[学資] **かくびき**【画引き】[图] 辞典で、画数で漢字を引けるようにしたもの。「―索引烺(=総画索引)」⇔音引き▽漢和辞典で多く使われる。 **かくひつ**【×擱筆】[图] 函文章を書きおえること。→起筆▽「筆を擱*(=置)く」という意味から。 **がくふ**【岳父】[图] 妻の父親を敬っていうことば。しゅうと。 **がくふ**【楽譜】[图] きめられた記号を使って音楽を書きあらわしたもの。「―がよめる」類[譜]・[音譜] **がくぶ**【学部】[图] 大学で、学問の専門によって大きく分けた分野。文学部・理学部など。 **がくふう**【学風】[图] ①学問上での考えかたや方法の特色や傾向ぶ。 ②その学校に古くから伝わっているふんいきや特徴5。校風。スクールカラー。「自由な―」 **かくぶそう**【核武装】[图] 核兵器を装備し、配置して戦争の用意をすること。 **がくぶち**【額縁】[图] ⊕絵や写真などをかざるために使うわく。 ②窓や出入り口のまわりにつけた、かざりのわく。 **かくぶつちち**【格物致知】[回漢] 朱子学で、ものゝ本質や道理をきわめ、自己の知識を極限まで追いもとめること。 ②陽明焓学で、自己の考えなどの誤りを正し、先天的なしぜんな心のはたらきをみがきあげること。は①では「物に格ぃぇり、知を致ぃぇす」と読み、②では「物を格ぇぇし、知を致ぃぇす」と読む。「格」をどう読むかによって、解釈ごくも異なってくる。理想的な政治として治国・平天下・修身・斉家ぃ・誠意・正心・格物・致知が必要とされる、そのうちの二つ。中国、「大学」より。 **かくぶん**【確聞】[图] ―スと話などをはっきりと聞くこと。たしかに聞くこと。 **かくぶんれつ**【核分裂】[图] ◎ウランやプルトニウムなどの重い原子核が、二つの原子核に割れること。次々と分裂が起こると、非常に大きなエネルギーが出る。原子爆弾愆や原子炉,はこれを利用したもの。原子核分裂。↔核融合5 ②生物で、細胞感が分裂するときに、細胞の中の核が二つに分かれること。 **かくへいき**【核兵器】[图] 核分裂ゞや核融合のときに出る、大きなエネルギーを利用した強力な兵器。原子爆弾愆・水素爆弾・中性子爆弾など。 **かくべえじし**【角。兵。衛×獅子】[图] ししの面をかぶった子供が、逆立ちなどをまじえたおどりをする芸。越後じし。▽「角兵衛」は、ししの面をつくる名人の名。 **かくべからざる**【欠くべからざる】[連体] 欠くことのできない。不可欠の。「―条件」▽「べから」は可能の助動詞「べし」の未然形、「ざる」は打消の助動詞「ず」の連体形。 **かくへき**【隔壁】[图] もののあいだをしきり、へだてているかべ。 **かくべつ**【格別】[圓形動] 他と比べて程度が大きくちがうようす。「―なあつかいを受ける」「きょうは―暑い」「―悪いことはありませんが」 **かくほ**【確保】[图] 「たいせつなものを、しっかりとつかんでおくこと。「食料を―する」「信頼訟の―に努める」 **かくほう**【確報】[图] まちがいのない信用できる知らせ。「―を待って行動を起こす」 **かくぼう**【角帽】[图] 上が四角でつばのある黒い帽子。おもに、大学の制帽。▽もと、「大学生」の俗な言い方にも。 **がくぼう**【学帽】[图] 学生や生徒が登下校のときにかぶる、学校できめた帽子。類[制帽] **かくまう**【匿う】[国] 追われている人などを、ひそかにかくしておく。「犯人を―」 **かくまき**【角巻き】[图] 毛織物でつくった四角形のかたかけ。おもに、雪国の女性が防寒用に用いる。 **かくまく**【角膜】[图] 眼球の前面にある、すきとおった膜。「―移植」→図「め(目)」 **かくまで**【×斯く×迄】「こうまで」の古い言い方。こんなにまで。「―だいじにしてくれるとは」 **かくめい**【革命】[图] ①国や社会のしくみを急激に、多くは武力を使って、根本から変化させること。 ②それまでの常識がまったく通用しなくなるような、急激で大きな変化。「産業―」 >→「改革」を見よ。つかいわけ **がくめい**【学名】[图] ⊕動植物の学問上の名前。世界共通で、ラテン語を用いる。たとえば、「人」はHomo sapiens(ホモサピエンス)。 ②学者としての評判。「―が大いに上がる」 **がくめん**【額面】[图] ①「額面価格」の略。株券や貨幣ぃなどに書いてある金額。「―五○○円の株」「―を割る(=額面より安くなる)」 ②税金などが引かれる前の、おもて向きの金額。「給料は―二〇万、手取りで一七万ぐらいだ」▽ことばやものごとの、表面上の意味をあらわすこともある。「彼の話は―どおりには受けとれない」 **がくもん**【学問】[图] 函①〈名・スル〉事実・真実を知り、道理の発見のしかたを習うこと。また、習いおぼえた知識。「―のない人」「耳―」類[学がく] ①〈名〉基礎から積みかさねられ、すじみちだてて考えられた専門の知識。哲学・科学など。 学問に王道なし 学問を修得するのに、王様のための特別楽な方法はない(だれのためにもない)。 **がくもんのすすめ**【学問のす丶め】[個圈] 一八七二年。福沢諭吉歓びの評論。人間の平等を宣言し、幸福の実現のために、実用的な学問を奨励に。したもので、広く社会にうけいれられた。 **がくや**【楽屋】[图] ①劇場やホールで、出演者が舞台がいに出る準備や休憩場などをする部屋へ。 ②うちまく。ないしょ。「―話」 **がくやうら**【楽屋裏】[图] おもてからはわからない、内部の事情。内情。うちまく。「―を暴露~する」 **がくやらら** **かし** **かす** <224> **がくやおち**【楽屋落ち】[图] 仲間にしか通じないこと。▽もと、寄席数などで、楽屋の仲間にだけわかって、客にはわからないしゃれという意味から。 **かくやく**【確約】[图] 「四必ず実行すると約束すること。また、必ず守る約束。「―はできない」 **かくやす**【格安】[形動] けたちがいに安いようす。「中古品を―な値段で買う」圏割安竹 **がくやすずめ**【楽屋×雀】[图] ①楽屋によく出入りして、芝居『社会の内情にくわしい人。芝居通っぅ。 ②ある方面・社会の事情に通じている人。類[事情通]・[消息通] **かぐやま**【香具山・香〝久山】[图] 大和やまと三山の一つ。奈良県橿原市にある山で、「万葉集」にも詠まれている。天ぁきの香具山。 **かくゆう**【覚献】 人名「とばそうじょう」 **がくゆう**【学友】[图] 同じ学校でともに学ぶ友達。 **かくゆうごう**【核融合】[图] 水素やヘリウムなどの軽い原子核が結びついて、一つの重い原子核になること。このとき大きなエネルギーが生まれる。水素爆弾数はこれを利用したもの。原子核融合。↔核分裂 **かくよう**【各様】[图] それぞれが他と異なったようすであること。「各人一」 **がくようひん**【学用品】[图] ノートや消しゴムなど、勉強をするときに使う品物。類[文房既具]・[文具] **がくようろう**【岳陽楼】[图] 中国湖南省にある楼閣”砂の名。洞庭湖のほとりにあり、眺望は雄大で、多くの詩人が詩を詠んだ。なかでも杜甫の「岳陽楼に登る」は有名。 **かぐら**【神楽】[图] 宮廷ぃょで、神をまつるためにおこなう、日本に古くから伝わる音楽やおどり。「を奉納する」▽地方の神社でおこなわれるものは「里神楽」という。 ②「「おかぐら」「常用漢字表付表の語。 **かくらん**【、霍乱】屋夏に起こる激しい下痢や嘔吐などをともなう病気の古い呼び名。暑気あたり。現代医学でいう日射病・食中毒・急性胃腸炎ぇぇなどにあたる。「鬼ぉにの―」 **かくらん**【×攪乱】[图] 「かきまわして、めちゃめちゃに乱すこと。「―戦法」「敵を―する」▽「こうらん」の慣用句読み。 **かくり**【隔離】[名「スル] まざらないように、あいだをはなすこと。とくに、伝染病にかかった人を、他の人にうつらないように、はなれた場所に置くこと。「―病棟」 **かくりつ**【格率】[图] 人間の意志の主観的な原則。▽ドイツの哲学者カントは、格率が普遍的な道徳に合致ゞっするように行動すべきことを説いた。 **かくりつ**【確立】[图] 「ス止めったなことではぐらつかない、しっかりとしたものをうちたてること。「体制を―する」「自我の―」 **かくりつ**【確率】[图] ①あることが起こるだろうと予測される割合。可能性の度合い。確からしさ。「入学できる―が高い」圏公算 ②数学で、あることが起こる場合の数の、すべての場合の数に対する比率。たとえば、サイコロで、3の目の出る確率は六分の一。 **かくりょう**【閣僚】[图] 内閣を組みたてている各国務大臣。大蔵大臣・文部覺大臣など。▽内閣総理大臣は閣僚とはいわない。 **がくりょく**【学力】[图] 勉強をして身についた知識や能力。「―が上がる」「一不足」 **がくれい**【学齢】[图] 義務教育を受ける期間。六歳から一五歳まで。「―期」▽とくに、小学校に入学する六歳をさすこともある。「―に達する」 **がくれき**【学歴】[图] その人がどんな学校で勉強をしたか、また、どの段階の学校まで卒業したかということ。一が高い」「偏重なり」 **がくれきしゃかい**【学歴社会】医人の評価に学歴を重要視して、人を差別する社会。 **かくれみの**【隠れ×蓑】[图] ほんとうの心や姿をかくすための手段。「慈善戦』事業の名を―にする」▽もと、着ると姿が見えなくなるという、みののこと。 かくれ(隠れ)もない まぎれもない。だれにもよく知られている。周知の。「―事実」 **かくれる**【隠れる】[下] かげになって外から見えなくなる。「月が雲に―」 ②世間だに名前や能力が知られていない。「隠れた才能」 ③人目をさけて、山里などでひっそりと生活する。 ④「「お隠れになる」の形で」身分の高い人が死ぬという意味の尊敬語。「源氏の君き♪がお隠れになった」 >つかいわけ」→「潜む」を見よ。 **かくれんぼう**【隠れん坊】[图] 子供の遊びの一つ。一人の子供が鬼になり、ものかげにかくれている他の子供たちをさがしだすもの。最初に見つけだされた子が次の鬼になる。かくれんぼ。 **かくろう**【客臘】[图] 去年の一二月。旧臘。▽「臘」は陰暦鋭一二月の別名。 **かくろん**【各論】[图] 全体の中の、一つ一つの問題についての意見や説明。「総論では賛成だが、―は反対だ」総論 **かぐわしい**【芳しい・馨しい】[圏] 上品な、いいにおいのする。「―梅」圏かんばしい▽「香+くはし(=美しい)」から。 **がくわり**【学割】[图] 「学生割引鹞」の略。鉄道の運賃や映画館・美術館などの入場料を、学生・生徒だけ割り引くこと。また、その割引証。▽ふつう、「学割り」とは書かない。 **かくん**【家訓】[图] その家に代々伝えられている教え。厦家法・家憲がん **がくんと**[画] 急に強い衝撃なちを受けたり、ものが急に折れまがったりするようす。「急ブレーキをかけたので―つんのめった」「ひざが―なる」 **かけ**【掛け】[图] 造語 ①〈名〉「掛け売り」「掛け買い」の略。あとで清算する約束でおこなう売り買い。「―で仕入れる」 <225> ②「掛けそば」「掛けうどん」の略。熱いしるをかけただけのそばやうどん。 ③定価に対する仕入れ値の割合。「これは―が高いので値引きできません」 ①〈造語〉[「〜掛け」の形で] 「・・・をかけるもの」という意味をあらわす。「帽子―」「洋服―」▽名詞に付く。 ②「・・・している途中ゅう」、「・・・している途中でやめたままになっている」という意味をあらわす。「読み―」「食べ―」「書き―」▽動詞の連用形に付く。 ③→「がけ」 **かけ**【×賭け】[图] ①かねや品物を出しあって、勝った人がそれを受けとる約束で、勝負ごとやゲームをすること。「トランプで―をする」 ②ものごとの結果を運にまかせること。「成功するかどうかは―だ」 **かげ**【影】[图] ①水面や鏡などに映るものの姿。「池に映る山の―」 ②光によって見えるものの形や人の姿。ひとかげ。「母親の―をしたう」「うわさをすれば―がさす」「見る―(=おもかげ)もなくやせおとろえる」▼もと、光そのものを「影」といった。「朝日の―がさす」「月―」 ③ものが光をさえぎるときできる黒い像。「―をふむ」「―法師」「―絵」 影が薄ぅぅい 元気がなくて目立たないようす。「教室では―が、部活ではリーダーだ」 影の形に添うよう 二つのものがいつもいっしょで、はなれずにいるようす。 影も形もない まったく姿が見えない。あとかたもない。 影を落とす 影響怒りをおよぼす。「その事件が、彼の前途に暗い―」 影を潜ぃそめる おもてだったところから姿を消す。 **かげ**【陰・×蔭】[图] ①ものにさえぎられて光の当たらない、うす暗い場所。「ビルのー」「木のー」 ②ものにかくれて直接見えないところ。目立たないところ。「―で悪口をいう」「―ながら応援結する」「草葉もの―(=あの世)」圏裏 ③暗い印象やよくない予感を思わせるもの。「彼女の顔には―がある」「好景気に―がさす」類[かげり] ④助けかばってくれる力。「寄らば大樹の―」 ⑤「おかげ」 陰で糸を引く 自分は目立たないところにかくれていて、人を思いどおりに動かす。類[陰で操ぁゃっる] 時には目立たないように、陰になり日なたになり 時にはおもてに出たりしながら、いつも助けかばうようす。類[陰日なたになり]・[陰んに陽ょうに] ▼「影」は光によってできるものの形。「陰」は光の当たるものの裏側の、光の側からは見えないところ。 **がけ**【掛け】[造語] [「〜掛け」の形で] ①それを身につけている意味をあらわす。「たすきー」「げたー」 ②その人数まで座れるという意味をあらわす。「七人―の座席」 ③割合をあらわす。「定価の八―(=八割)」 ④「・・・したばかり」「・・・するついでに」という意味をあらわす。「出―に寄る」「行き―の駄賃びん」 **がけ**【×崖】[图] 山や岸の斜面殻で、まっすぐに切ったようにするどい傾斜ぶになっているところ。 **かけあい**【掛け合い】[图] むずかしい要求などを通すために相手と話しあいをすること。交渉にり。「賃金ひき上げについて―をする」圏談判焼・折衝う ②演芸などで、二人以上で、代わるがわる話したり歌ったりすること。「―漫才」 **かけあう**【掛け合う】[国] 要求を出して相手と話しあう。交渉にする。「家賃のことで家主どと―」類[談判する] **かけあし**【駆け足・×駈け足】[图] ①走ること。 ②ものごとをとり急ぎおこなうこと。「―で用事を済ませる」 **かけあわせる**【掛け合わせる】[下□] かけ算をする。 ②動植物を交尾・交配させる。 ③印刷などで、二つ以上の色を重ねて異なる色を出す。 ▼「かけあわす」とも。 **かけい**【家系】[图] その家の先祖から続いてきた血すじ。「―を調べる」「―図」圏血統・血縁結 **かけい**【家計】[图] その家庭の暮らしむき。収入と支出から見た生活状態。「アルバイトで―を助ける」 **かけうり**【掛け売り】[图] あとから代金をもらう約束で品物をさきに売りわたすこと。かけ。掛け買い **かげえ**【影絵】[图] 手や紙などを使って、動物などの形をつくり、そのかげをかべなどに映す遊び。 **かけおち**【駆け落ち】[图] 「ご結婚を許されない恋人が連れだって、人目につかないようによその土地へにげること。 **かけがい**【掛け買い】[图] あとから代金をはらう約束で品物をさきに買いとること。かけ。掛け売り **かけがえのない**【掛け替えのない】 なくなったとき、かわりになるものがない。なによりもたいせつな。唯一無二惚ぃっの。「―命」「―わが子」▽「かけがえ」は、かわりになるものという意味。 **かけがね**【掛け金】[图] 窓やしょうじなどが開かないようにするためにかける金具でな。 **かげき**【過激】[形動] 考えかた・感情・行動などが激しすぎるようす。「―な思想の持ち主」「一派」圈急進 穏健 **かげき**【歌劇】[图] 「オペラ」のこと。 **かけきん**【掛け金】[图] 一定の期間ごとに、一定の金額を積みたてること。「保険の―」 ②掛け売りや掛け買いで、受けとったり、しはらったりした代金。 **かげぐち**【陰口】[图] 本人のいないところで、その人の悪口を言うこと。「―をたたく」「―をきく」 **かけごえ**【掛け声】[图] ⊕芝居や競技などで、ひいきの役者や味方のチームを応援結する声。「客席から―がかかる」 ②調子をとったり、勢いをつけたりするために出す声。「―ばかりでなにもしない」「―だおれ」 **かけごと**【×賭け事】[图] 金品をかけてする勝負ごと。ギャンブル。類[賭博]・[ばくち] <226> **かけことば**【掛け、詞・懸け、詞】[国語] 和歌などで、一つの音の連続によってあらわせる二つの意味を次々にあらわし、文の続きかたに変化をもたせる表現技法。たとえば、「立ち別れいなばの山の峰みゃに生#ふるまつ・・・」では、「イナバ」という一つの音の連続に対して、上からは「立ち別れ去ぃなば(=行ってしまったら)」と続け、下に対しては「因幡ぼの」と続ける。このように一つの音の続きに二つの意味をもたせる技巧。 **かけこみ**【駆け込み】[图] 走りこむこと。「―乗車は危険だ」 ②ある時期や機会をのがさないように、大急ぎでことをおこなうこと。「改訂ご前の―申請」 **かけこみでら**【駆け込み寺】[图] 江戸以時代、不幸な結婚で苦しむ女性がにげこんだ寺。足かけ三年とどまると離婚が認められた。縁切えり寺。鎌倉はの東慶寺が有名。 **かけこむ**【駆け込む】[国] 走って中にはいる。また、直接うったえる。「派出所に―」 **かけざん**【掛け算】[图] 二つ以上の数や式をかけあわせる計算。答えは「積せき」。乗法。割り算 **かけじく**【掛け軸】[图] 床との間などにかける、書や日本画などを他の紙や布にはって仕立てた巻き物。「かぞえ方」幅なく・軸じく **かけす**【懸巣】[图] カラス科の鳥。ハトより少し小さい。背はぶどう色で、羽に黒や白のまだらがある。よく他の鳥の鳴き声をまねる。Γεν **かけず**【掛け図】[图] 説明するときなどに広げて、かけられる形にした地図や絵。 **かけずりまわる**【駆けずり回る】[国] あちこちいそがしく走って回る。「庭を―」 ②あちこちに出向いて力をつくす。「金策に―」「履東奔西走する▼「かけまわる」を強めた言い方。 **かげぜん**【陰、膳】[图] 家を長くはなれている人のぶじをいのって、留守宅の家族が毎日供える食事。 **かけそば**「掛け、蕎麦】[固器] くさに入れて、こるだけをかけたそば。かけ。圏掛けうどん **かけだし**【駆け出し】[图] その仕事を始めたばかりで慣れていない人。「―の編集者」圏新人・新米熱 **かけつ**【可決】[图] 乏会議などで、議案をよいと認めてきめること。「賛成多数で―する」→否決 かけつけ(駆け付け)三杯 宴会などで、おくれてきた者に、罰ょっとして、酒を続けざまに三ばい飲ませること。 **かけつける**【駆け付ける】[下□] 大急ぎでその場に着く。「急を聞いて―」圏はせつける **かけっこ**【駆けっこ】[图] どちらが速いか、走って速さを競きそうこと。かけくらべ。かけくら。かけっくら。邇競走▽幼児語。 **かけて**①『「~にかけて」「〜へかけて」の形で] ・・・にわたって。「春から夏に―」「日曜へ―一泊松で出かける」 ②『「~にかけては」の形で』…に関しては。「音楽に―は右に出る者はない」 ③・・・にちかって。「良心に―」「神―」 **かげながら**【陰ながら】[圓] おもてだっていないようす。人に知られない状態で。「―応援結しております」「―ご成功をおいのりしています」圏よそながら・人知れず▽はげますときなどに、なんの力にもなれませんが、という気持ちでへりくだって言う。 **かけぬける**【駆け抜ける】[下□] 走って通りぬける。走って通りすぎる。 **かけね**【掛け値】[图] ①実際にひきあう値段よりも高くつけた値段。 ②「多く、「掛け値なし」の形で』とりつくろったり、おおげさにしたりしないで、ありのままであること。「―なしの賛辞」 **かけはし**【懸け橋・掛け橋】[图] 険しいがけなどに、板などで簡単につくった仮の橋。「にじの―」▽仲よくいくように、あいだをとりもつことをたとえてもいう。「両国の友好のとなる」 **かけひ**【×覚・懸け×樋】[图] 庭に水を引くために、地上にかけわたした竹や木のとい。「かけい」とも。 **かけひき**【駆け引き】[图] 商売や交渉にいりなどで、相手の出かたを見て方法や態度を変え、自分に有利になるように進めていくこと。「商売上の―がうまい」「恋ぃの―」▽もと、戦場で、敵の出かたを見て兵を進めたり、しりぞかせたりすること。 **かげひなた**【陰日向】[图] 人の見ているところと見ていないところとで、言うことややることにちがいの あるようす。「―なく働く」▽日の当たる場所と日の当たらない場所という意味から。 **かけぶとん**【掛け布団】[图] ねるときに、からだの上にかけるふとん。敷き布団 **かげべんけい**【陰弁慶】[图] 「内弁慶けい」に同じ。 **かげぼうし**【影法師】[图] 光が当たって地面やしょうじなどに映しだされる人などのかげ。 **かげぼし**【陰干し・陰乾し】[图] 日かげでものをかわかすこと。また、かわかしたもの。日干し **かけまわる**【駆け回る】[国] ぐるぐる走って回る。「グラウンドを―」圏駆け巡る ②仕事などで、あちこちに出向く。「新商品の宣伝に、得意さきを―」「圏奔走する **かげむしゃ**【影武者】[图] ⊕敵をだますために、ふだんから大将と同じ服装をさせ、いざというときにかわりになる武士。「武田信玄以解」の―」「替え玉 ②表面には出ないで、裏で指図覚する権力者。「事件の裏には―がいるにちがいない」圏[黒幕] **かけめぐる**【駆け巡る】[国] ある場所のあたりを、あちこち走りまわる。「山野を―」 **かけもち**【掛け持ち】[图] 「いくつかの仕事を、一人で同時にうけもつこと。また、同種の仕事を二つ以上の場所でおこなうこと。「二つの予備校を―で教える」兼務・兼任 **かけよる**【駆け寄る】[国] 走って近寄る。はせよる。 **かけはなれる**【掛け離れる・懸け離れる】[下] 遠くはなれる。ひどくちがう。「現実から掛け離れた」 **かけら**【欠けら】[图] ①こわれてとれた小さな一部分。「割れた茶わんの―」 <227> ②「~の欠けらもない」の形で」ほんの少しもふくまれない。「反省の―もない」 >つかいわけ 欠けら・破片・切れ端はし・断片 「欠けら」「破片」は、かたいものがくだけてできる。「ガラスの破片」。「切れ端」は、やわらかいものが切れてできる。「布の切れ端」。「断片」は、抽象的なことにも使う。「断片的な知識」。 **かげり【陰り・×翳り】** [图]①かげの部分。「一点の―もない空」 ②暗い印象があること。また、勢いが弱まりそうな感じがすること。「―のある表情」「好景気に―が見えはじめる」類陰 **かける【欠ける】** [下]①かたいものの一部がこわれる。「コップがー」 ②あるべきものが不足している。一部分がたりない。「常識に―」「メンバーがー」 ③月が細くなる。→満ちる▽「虧ける」とも書く。 **かける【掛ける】** [下]造語支えとめたり、ぶらさげたり、あずけまかせたりする。「ボタンをー」「かぎを―」「帆』を―」「はかりに―」「気に―」「家がらを鼻に―」「なべを火に―」「ベンチにこしを―」 ②ひっかけてとらえたり、処理したり、だましたりする。「魚をあみに―」「お目に―」「裁判に―」「会議に―」「わなに―」「ペテンに―」 ③かぶせたり、こうむらせたりする。「ふとんを―」「水を―」「圧力を―」「苦労を―」「世話を―」「税を―」「保険を―」 ④他に向けてはたらきかけたり、作用をおよぼしたりする。「電話を―」「術を―」「ことばを―」「目を―」「愛情を―」「ちょっかいを―」「火を―」 ⑤機械や道具などをはたらかせる。「かんなをー」「エンジンをー」「ブレーキをー」「レコードをー」「アイロンをー」「ふるいに―」 ⑥ついやす。「時間を―」「手間を―」「かねを―」「かげる【陰る・×翳る】[国]さえぎられて光が当たらなくなる。「雲が出て日が―」 暗くなる。「表情が―」 **かげろう【陽炎】** [图]春や夏の晴れた日に、地面から暖められた空気がゆらゆらと立ちのぼり、地表近くの景色もがゆらめいて見えるもの。 **かげろう【×蜉蝣】** [图]カゲロウ目の昆虫のまとめた呼び方。形はトンボに似ている。▽成虫の寿命が一時間から数日と短いことから、はかないもののたとえに使う。「―の命」 **かげろうにっき【蜻蛉日記】** [雁屬]九七五年ころか。藤原道綱の母の作。兼家婦との恋愛熱・結婚生活・道綱への母性愛など、二十一年間の苦しい生活を自叙伝的につづった日記。三巻。 **かげん【下弦】** [图]満月のあと新月になるまでの、右側がしだいに欠けていく月。下弦の月。圏弓張り月 上弦炸,▽弓の形にたとえ、月がしずむとき、つるにあたるほうが下向きになることから。♪巻末「月齢表」参照。 **かげん【下限】** [图]①数量や値のはばがあるとき、その最低の限界。「価格が―を割る」 ②区切られた時代の、もっとも現在に近い時期。「近世の―」→上限 **かげん【加減】** [图]―[ス][造語]①〈名〉①ものごとの調子や程度。とくに、からだのぐあい。「おーはいかがですか」類あんばい ②足し算と引き算。「―乗除。」 ①〈名・スル〉ちょうどいいぐあいに調節すること。「力の入れかたを―する」 ●〈造語〉[「~加減」の形で』①…の程度やぐあい。「湯——」「塩」「手―」「匙―」 ②やや・・・気味であるようす。「うつむき―」「ほろよい―」 ③ちょうどいい状態であることをあらわす。「飲みー」 >「つかいわけ」→「調子」を見よ。 **かと【過去】** [日]图室過ぎてしまった時。むかし。「―をふりかえる」「―の人(=今は勢いがない人)」現 ・かこ ◎交配させる。 **【掛】** ・8画 全11画 掛掛掛掛 への形にものをひっかけて垂らすこと。音は「カ」「ケ」。「掛帆」「掛念」 かける声を掛ける 裁判に掛かける 迷惑惣を掛かけるやり掛かける呼び掛ける掛け軸じく掛け時計 行き掛けの駄賃びん食べ掛け かかる疑いが掛かる手が掛かかる費用が掛かかる掛かり合い 親掛かり かかり 掛員唸,出札掛っさっ **【架ける】** [下]鉄道や橋などをわたす。「橋を―(↑架橋)」「電線を―(←架線)」 **【懸ける】** [下]①結果を運にまかせて何かをさし出す。「その仕事に命を―(←懸命)」 ②だれかわからないが、勝った者にそれをあたえることにする。「優勝を―」「賞金を―(↑懸賞金)」 **かける日【翔る】** [国]空高く飛びまわる。「大空を―」「鳥」 **【駆ける・×駈ける】** [下]□◎生物が速く走る。「学校まで駆けていく」 ▼「走る」は車などにも使うが、「駆ける」は生物に使う。 ②馬に乗って走る。「荒野を―」 **かける【×賭ける】** [下]かけごとをする。勝った人がとる約束でかねや品物を出す。「このレースに一万円をー」 <228> **かご**【加護】[图] 神や仏が大きなめぐみの力で守ること。「神のーをいのる」類[守護] **かご**【過誤】[图] まちがい。あやまち。過失。 **かご**【歌語】[图] 和歌を詠ょむときに使う、詩的な語句。たとえば、ツルを「たず」、ガンを「かりがね」などという。また、枕詞能・掛かけ詞・歌枕などをふくめていうこともある。 **かご**【籠】[图] 竹・つる・針金などを編んでつくった入れもの。 籠の鳥 自由をうばわれた状態にあること。 **かご**【×駕籠】[图] 昔の乗り物。竹などでできた箱に人を乗せ、上につけた棒を二人で前後からかついで運ぶ。「―かき」「早―」 **がご**【雅語】[图] 上品で優美なことば。とくに、平安時代の和歌に使われるような、貴族の洗練されたことば。類[雅言] 俗語 **かこい**【囲い】[图] まわりを囲うもの。とくに、へいやかき根など。「雪―がこい」 **かこう**【下降】[图] へ下にさがること。低くなること。「成績が―線をたどる」「類」低下 上昇 **かこう**【火口】[图] 火山で、溶岩撃やガスなどのふきだし口。「噴ょん―」 **かこう**【加工】[图] 人手を加えて、原料や製品をちがうものにつくりかえること。「―乳」 **かこう**【河口】[百] 川が海や湖に流れこむところ。一利根川―にある銚子ょう港」 **かこう**【囲う】[国] まわりをとりまいて安全にする。かこむ。「板塀でー」 ②たくわえておく。「野菜を―」 めかけを人に知られないようなところに住まわせる。 **かごう**【化合】[图] 「スと二種類以上の純粋な物質から、ただ一種類のまったく別の純粋な物質ができる変化。たとえば、銅と硫黄を強く熱すると硫化銅ゅぅかができるが、これは銅とも硫黄ともまったく別の性質をもつ。分解 **がごう**【雅号】[图] 書家や画家・作家などが仕事上で使う、本名以外の風流な名。たとえば、夏目漱石(本名は金之助読。)など。圏ペンネーム・筆名 **かこうがん**【花崗岩】[图] 石英・長石・雲母をおもな成分とする火成岩。白っぽい地に黒いつぶが多くはいっている。みかげいし。建築材料にする。 **かこうげん**【火口原】[图] 複式火山で、中央の火口と周囲の外輪山慈見とのあいだにある平地。箱根と仙石原蹴どくや阿蘇穂谷など。 **かごうぶつ**【化合物】[图] 化合によってできる物質。化合物は分解できるので、たとえば、化合物である酸化銀を加熱すると、銀と酸素とに分解する。銀や酸素は化学的操作を加えても分解せず、これらを単体という。▽食塩水や空気のように、いくつかの物質がまざりあっているだけのものは「混合物」という。 **かこうぼうえき**【加工貿易】[图] 原料を輸入して、工業製品を輸出する貿易。 **かこく**[日]【×苛酷】[形動] むごくて、非常に厳しく苦しめるようす。「税金の―なとりたて」「ーに過ぎる刑罰」「無慈悲 [目]【過酷】[形動]」並はずれて、ひどすぎるようす。「―な労働でたおれる」「―にとりあつかう」 **かこちょう**【過去帳】[医] その家の死んだ先祖の俗名そう、戒名認・死亡年月日などを書きしるしておく帳簿ょう。鬼籍き・点鬼簿き **かこつ**【託つ】[国] ぐちや不平を言う。なげく。「不遇を―」 **かこつける**【託ける】[下□] 言いのがれるために他のせいにする。口実にする。「クラブ活動にかこつけて勉強をおこたる」 **かこみ**【囲み】[图] ●周囲をとり巻くこと。また、とり巻くもの。包囲。「―をつくる」「―を解く」 ②新聞・雑誌などで、罫ぃぃやわくで囲んだ記事や読みもの。「―記事」 **かこむ**【囲む】[国] ぐるりとまわりをとり巻く。かう。「番号を丸で―」 ②囲碁・将棋しょう・マージャンなどをする。「一局―」▽盤やテーブルを囲むことから。 **かこん**【禍根】[图] 災いが起こる原因。不幸のみなもと。「年来の―を除く」「将来に―を残す」 **かどん**【過言】[图] [多く、「〜といっても過言ではない」の形で] …といっても言いすぎではない。「世界に通用するといっても―ではない」 **かさ**[日]【傘】[图] 雨や日ざしをよけるためのもの。からかさ・こうもりがさ・日がさなど。パラソル。「―をさす」「核の―の下(=核兵器で守られる範囲児)にある」 [目]【×笠】[图] 雨や日ざしを防ぐため頭にかぶるもの。また、それに似た形のもの。「すげー」「電灯の―」 笠に着る 自分の強い立場を相手に見せつけて、大きな態度をとる。「権力をかさに着ていばりちらす」 [て]【×暈】[图] 太陽や月のまわりにできる、ぼんやりした光の輪。「月が―をかぶる」 **かさ**【×嵩】[图] ものの大きさ。容積。分量。「―がふえる」「水―が増す」「―上げ」 嵩にかかる 権力をふりかざしたり、勢いに乗ったりして、相手をむりやりおさえつける。 **かさ**【×瘡】[图] 皮ふ病。できもの。かさぶた。梅毒。 **がさ**[图] 家宅捜索。「―入れ」▽「さがす」のさかさことば。 <229> **かざあな**【風穴】[图] ①風を通すためにあけた穴。通風口。 ②山腹などにある穴。外部との温度差で風がふきとおる。ふうけつ。 風穴をあける ●胴体ぶに弾きを撃っちこむ。「どてっ腹がらに―ぞ」 ②新風をふきこむ。「閉鎖的社会に―」 **かさい**【火災】[图] 「火事」の改まった言い方。「―予防週間」「—保険」 **かさい**【家裁】[图] 「家庭裁判所」の略。「―に送る」 **かざい**【家財】[图] 家庭で使う道具。また、一家の財産。「——道具一式」「―をなげうつ」 **がざい**【画材】[图] ①絵をかくための材料。絵の具・筆・カンバスなど。 ②絵にかく対象。絵の題材。 **かさいぜんぞう**【葛西善蔵】 一八八七—一九二八年。大正期の小説家。青森県生まれ。自然主義的私小説作家。貧しく孤独な自身を冷静な目でえがいた「哀かなしき父」「子をつれて」「椎しいの若葉」などの作品がある。 **かさがけ**【×笠懸】[图] ウマで走りながら、二、三〇ひさきの笠の的とを射る競技。犬追物訟や流鏑馬ょきとともに、馬術や弓術の訓練として、鎌倉時代以降、盛だぁんにおこなわれた。 **かさかさ**[画「ス」形動] ①〈副・スル〉かわいたものが軽くふれあうようす。また、そのときに出る小さな音。「落ち葉が―鳴る」 ①〈形動〉油気ょらや水気にとぼしく、全体にうるおいがないようす。「はだが―だ」 **がさがさ**[副「スン形動] ①〈副・スル〉かわいたものがふれあって出る音。「かさかさ」よりも強い音。 ①〈形動〉干からびてうるおいのないようす。「かさかさ」よりひどい状態をいう。「―になった手」 **かざかみ**【風上】[图] 風のふいてくる方向。「―なので類焼をまぬがれた」風下 風上にも置けない 仲間のいやしくずるい行動をののしっていうことば。「武士の―やつだ」▽くさいものを風上に置くと、一帯に広がることから。 **かさく**【佳作】[图] 団できばえのいい作品。圈佳品 ②入賞した作品に次いですぐれた作品。「選外―」 **かさく**【家作】[图] 人に貸すためにつくった家。「―持ち」類[貸家で] **かさく**【寡作】[図] 形動 芸術家が作品を少ししかつくらないこと。「―な作家」⇔多作 **かざぐるま**【風車】[图] ①紙やセルロイドでできた羽根車に、風が当たると回転するおもちゃ。 ②「ふうしゃ」 **かざごえ**【風邪声】[图] 少し風邪がきを引いたときの、かすれた声や鼻のつまった声。「かぜごえ」とも。 **かささぎ**【×鵲】[图] カラス科の鳥。大きさはカラスより小さく、つやのある黒で尾が長い。日本では筑紫いく平野のみに生息している。天然記念物。 牽牛蹴りと織女にくを会わせるために、カサ鵲の橋サギが天ぁまの川にかけるという橋。 **かざしも**【風下】[图] 風のふいていく方向。風上ゞ **かざす**【×翳す】[国] 光をさえぎるため、手などをひたいのあたりにさしかける。「小手にを―」 ②上に手を出しておおうようにする。「火に手を―」 ③手に持って高くかかげる。「たいまつを―」 **がさつ**[形動] ことばや動作があらっぽくて品がないようす。「ものの言いかたが―である」圏粗暴・粗雑 ②細かいところに気を配る態度やおくゆかしさに欠け、落ち着きがない状態である。「がさついた人」 **がさつく**[国] がさがさと音がする。 **かさなる**【重なる】[国] ものの上に同じ種類のものが置かれる。「時計の針が―」 ②一つのことにさらに同じことが加わる。「不幸が一」 **かさね**【重ね】[图] 造語 ①〈名〉重ねること。また、重ねたもの。「―着き」「―もち」▽平安時代には、貴族が着物を重ねて着るときの配色をいい、季節や年齢によってきまっていた。紅梅がさね・紅葉もみじがさねなど。「襲かさね」とも書く。 ①〈造語〉重ねたものを数えることば。「着物ひとー」「三段―の重箱」 **かさねがさね**【重ね重ね】[副] 同じようなことを何度もくりかえすようす。「―お礼を申しあげます」「―のご支援んありがとうございます」類[重々] ▽いさつなどに使うことが多い。 **かさねぎ**【重ね着】[图] 函防寒や盛装のために、衣服を何枚も重ねて着ること。 **かさねて**【重ねて】[■] さらに、もう一度。念のため、くりかえして。「―お願いする」 **かさねる**【重ねる】[下□] ◎ものの上にさらに同じものをのせる。「ふとんを―」 ②同じことをくりかえす。「失敗を―」 >「つかいわけ」→「積む」を見よ。 **かざばな**【風花】[图] 田風にふかれた積雪が、小さな雪片となって風上鍵から飛んでくるもの。 ②冬季、大陸の高気圧がわが国に広がってくる前ぶれに、軽く降る粉雪。「かざはな」とも。 **かさばる**【×嵩張る】[国] 体積が目立って大きい。「かさばった荷物がじゃまになる」 **かさぶた**【×瘡蓋・×痂】[图] 傷やできものが治りかけたときにできる、かわいた皮。 **かさだか**【×嵩高】[形動] ①目方に比べて、体積が大きく、かさばるようす。「―な荷物」 ②人を見くだした横柄なようす。 **かざまち**【風待ち】[图] 帆船殻が、港で出発するために順風を待っていること。「かぜまち」とも。 **かざみ**【風見】[图] 風の向きを知るために、屋根の上や船などにつける、矢やニワトリの形をした道具。類[風向計]・[風信器] **かざみどり**【風見鶏】[图] ⊕ニワトリの形をした風向計。 ②自分の考えがなく、まわりのようすを見て態度を変える人。▽風向計は風のふく方向によってしじゅう向きを変えることから。 **かざむき**【風向き】[图] 風のふいてくる方向。▽ものごとのなりゆきや人のきげんなどをたとえてもいう。「どうもーがおかしい」 <230> **かざり**【飾り】[图] ①かざること。かざったもの。「クリスマスのー」圏装飾・デコレーション ②「おかざり」 ③外面につけくわえられただけで、なかみや実体のないもの。うわべだけのこと。「社長といっても―だ」「―のないことば」圏虚飾く **かざりけ**【飾り気】[图] 自分をよく見せるために表面をかざろうとする気持ち。「―のない人」 **かざりたてる**【飾り立てる】[下] 人目を引くように、ことさらはでにかざる。「飾り立てて、芝居見物に出かける」「店内を―」 **かざりつける**【飾り付ける】[下] かざりになるものを、効果的に配置したり、とりつけたりする。 **かざりまど**【飾り窓】[图] 商品を展示する窓。ショーウインドー。 **かざる**【飾る】[国] ◎美しく見せるために、効果を考えてものを配置する。「部屋へを―」「巻頭を―」「うわべを―」 ②りっぱにやりとげることによって、全体を意義あるものにする。「有終の美を―」「引退の花道を―」 **かさん**【加算】[图] 「凸◎基準となるものに、ある数量を加えること。「元金びに利子を―する」「―税」 ②加え算。足し算。寄せ算。減算説 **かさん**【火山】[图] 地下のマグマやガスなどが地表にふきだして積もり、できた山。▽円錐形燃ぃの成層火山(=コニーデ。富士山など)、ねばりけの高い溶岩でできた溶岩円頂丘さぁ^(=トロイデ。有珠山静など)をはじめ、爆発によってできたくぼ地や割れ目などの地形もふくまれる。また、現在の火山活動の状態から、活火山・休火山・死火山に分けられる。▷下段図 **がさん**【画賛・画、讚】[图] 同一画面に、画の内容を補うように書きいれた文章や詩歌い。 **かさんかすいそ**【過酸化水素】[图] 酸素と水素の化合物。無色の液体。殺菌作用や漂泊,作用がある。化学式はHO、「実験で酸素をつくるには、「かし」うすい過酸化水素水に二酸化マンガンを加える。 >かざん コニーデ(成層火山) ベロニーデ(溶岩尖塔) アスピーテ(楯状火山) トロイデ(溶岩円頂丘) ホマーテ(砕屑丘) **かざんがん**【火山岩】[图] マグマが地表や地表近くで急速に冷え固まってできた火成岩。玄武岩戏。・安山岩・流紋岩機もんなど。噴出岩。 **かざんたい**【火山帯】[图] 火山がいくつも集まり、帯状誌りに連なっている地域。日本には、千島ま・那須・鳥海・富士・乗鞍・大山燃・霧島などの火山帯がある。▽世界には、環流太平洋火山帯と、地中海火山帯があり、日本列島は環太平洋火山帯の中にある。 **かざんばい**【火山灰】[图] 火山からふきだされた灰のような細かいつぶ。直径四歳以下をいう。「―地」 **かざんばいだいち**【火山灰台地】[图] 火山灰や軽石などが堆積した台地。新しい火山灰におおわれているところは乾燥試しやすく、土地のやせているところが多い。 **かし**【下肢】[图] 動物の後ろ足。人間の脚色。砂上肢 **かし**【下賜】[图] ス」身分の高い人からものをあたえられること。「―の品」☆☆献上 **かし**【可視】[图] 目で見ることができること。「―光線」 **かし**【仮死】[图] 意識がなく呼吸が止まって、死んだように見える状態。「―状態」 **かし**【河岸】[图] ●川の岸。 ②川岸にたつ魚市場。「魚―ぞ」▼常用漢字表付表の語。 河岸を変える 遊んだり、飲み食いしたりする場所を変える。 **かし**【菓子】[图] 米・コムギ・砂糖・あんなどでつくった、間食用のあまい食べもの。 **かし**【貸し】[图] 貸すこと。また、貸してあるかね。「ちょうど一万円―になる」「―をとりたてる」 ②相手にあたえた恩を、まだ返してもらっていないこと。「―をつくる」借り **かし**【×樫】[图] ブナ科の常緑高木。アカガシ・シラカシなど。実はドングリ。材質はかたくて弾力びくがあり、器具・建築材などに使う。 **カし**【カ氏・華氏】[图] 温度の単位。水の氷点殴りを三三度、沸点給を二一二度として、そのあいだを一八○等分した目盛りであらわす。記号はF▽「華氏」は、発明者のドイツ人ファーレンハイトの中国音表記「華倫海」による当て字。現在、温度の単位としてはふつうセ氏を使う。 **かじ**【火事】[图] 山林・建物などが焼けること。「山―」「対岸のー」火災 **かじ**【加持】[图] 「山密教で、手で印んを結び、呪文隣を唱えながら病気や災難から救われるようにいのること。「―祈禱り」 **かじ**【家事】[图] 家庭内のいろいろな仕事。炊事ぃ・せんたくなど。「―に追われる」「―てつだい」 **かじ**【×舵・×梶・×楫】[图] 船や飛行機の進む方向をきめる装置。 かじを動かして目的の方向に進む。舵を取る <231> **かじ[鍛冶]** [名]鉄などを熱し、打ちきたえていろいろな器具をつくること。また、その仕事をする人。「―屋」「刀[かたな]―」▽「鍛治」は誤り。 **がし[餓死]** [名]食べものがなくて、うえて死ぬこと。うえじに。「―寸前」 **かじいもとじろう[梶井基次郎]** [人]一九〇一-三三年。昭和期の小説家。大阪生まれ。繊細な感受性と特異なイマジネーションで青春期の不安をえがいたが、結核のため早く死んだ。代表作「檸檬[れもん]」のほか、「城のある町にて」「闇[やみ]の絵巻」「交尾」など。 **カシオペアざ[カシオペア座]** [名]北極星をはさんで北斗七星と並ぶW字形の星座。 **かしおり[菓子折り]** [名]菓子を折りづめや箱づめにしたもの。手みやげや贈答品に使う。 **かじか[鰍]** [名]カジカ科の魚。川にすむ。ハゼに似て、頭が大きく、からだは細長い。食用。ゴリ。 **かじかがえる[河鹿蛙]** [名]アカガエル科のカエル。谷川にすみ、おすは美しい声で鳴く。カジカ。 **かじかむ[悴む]** [動]寒さのために、手足がこごえて思うように動かなくなる。「手が―」 **かしかり[貸し借り]** [名]貸すことと借りること。とくに、金銭についていう。「これで―なしだよ」 **かじき[梶木・舵木・旗魚]** [名]マカジキ科・メカジキ科の魚。マグロに似ているが、上あごが長くのびている。体長は二㍍以上。食用。カジキマグロ。 **かじきとう[加持祈禱]** [名]密教で呪文を唱え、仏の加護をいのること。奈良・平安時代に現世利益と結びつき、盛んにおこなわれた。 **かしきり[貸し切り]** [名]乗り物や劇場などを、ある期間、約束した人や団体にだけ貸すこと。「―バス」 **かしきんこ[貸金庫]** [名]金融機関が使用料をとって客に使用させる金庫。金庫室内に多数の保管箱が設けられ、営業時間中、客は専用のかぎで自由に開閉できる。 **かしぐ[傾ぐ]** [動]立っているものがかたむく。ななめになる。「地震で塔が―」 **かしげる[傾げる]** [動]かたむける。ななめにす る。「首を―」 **かしこ[彼処]** [代]自分からも相手からも遠くはなれた場所をあらわすことば。あの場所。あそこ。「ここ―から集まる」「どこも―も大にぎわいだ」▽単独では使わない。 **かしこ** [感]女性が手紙の最後に書きそえる、結びのことば。[類]あらあらかしこ▽「畏[かしこ]し(=おそれおおい)」の略で、古くは「あな、かしこ」と書いて、他の人に決して見せないようにという意味だった。その省略形。 **かしこい[賢い]** [形]①頭がよくはたらき、りこうである。才知がある。「―生きかた」[類]賢明・さとい[対]愚か②要領がよく、ややずるいところもあるようす。「―立ちまわりかた」 **かしこうせん[可視光線]** [名]人間の目に光として感じる電磁波。波長は三八〇~八〇〇㍉㍍程度のもので、ふつう言われる光線のこと。波長によってさまざまな色として見える。[対]不可視光線 **かしこくも[畏くも]** [副]ありがたく、もったいないようす。おそれおおくも。古い言い方。「―おことばをたまわる」 **かしこどころ[賢所]** [名]①宮中で、アマテラスオオミカミの御霊代[みたましろ]として、八咫鏡[やたのかがみ]を模した神鏡が置かれている場所。内侍所[ないしどころ]。現在は、皇居吹上御苑にあり、神殿・皇霊殿とともに宮中三殿という。②神鏡。 **かしこまる[畏まる]** [動]①きちんと正座する。「かしこまらずに楽にしてください」「かしこまってお話を聞く」 ②つつしんで命令を受ける。「承知する」のへりくだった言い方。「かしこまりました」 **かしずく[傅く]** [動]つきそって世話がをする。「おそばに―」 **かしだおれ[貸し倒れ]** [名]貸したかねを返してもらえず、そのまま損になってしまうこと。 **かしだし[貸し出し・貸出]** [名]銀行などがかねを貸しつけること。また、図書などを外へ貸しだすこと。「貸し出しを禁止する」「貸出金」「貸出票」[対]借り入れ・借入 **かしつ[過失]** [名]不注意から起こるあやまち。「―致死」[対]故意 **かじつ[佳日]** [名]縁起のいい、めでたい日。改まった言い方。[類]吉日[きちじつ] **かじつ[果実]** [名]草や木の実。くだもの。「―酒」 **かじつ[過日]** [名]先日。このあいだ。「―はお世話さまでした」▽多く、手紙文で使う。[文]文章語。 **かしつけ[貸し付け・貸付]** [名]料金や利子、期間などをきめて金銭や品物を貸すこと。ローン。「資金の貸し付けを受ける」「貸付信託」「貸付金」 **かして[貸し手]** [名]金銭や品物などを貸す側の人。[対]借り手 **かじとり[舵取り]** [名]①船のかじをとり、進む方向をきめること。また、その役目をうけもつ人。[類]操舵手・舵手[だしゅ]②ものごとがうまく進むように導くこと。また、団体のリーダー。「―がうまい」 **かしぬし[貸し主]** [名]貸した金銭や品物などの所有者。[対]借り主 **カジノ** [名]①ルーレット・ダイスなどを備えた公認の賭博場。ラスベガスやモンテカルロが名高い。②音楽やダンスを楽しむ娯楽場。[F]casino <232> かじばどろぼう【火事場泥棒】[图]火事場のどさくさにまぎれて、ものをぬすむ人。▽混乱やごたごたにつけこんで不正に利益をえる人をたとえてもいう。 かじば(火事場)の馬鹿力ら ここ一番というときに出る、あきれるほど強い力。▽焼けている家の中から、ふつうではとても一人で持てそうもない、たんすなどを背負って難をのがれることから。 **かしほん【貸本】** [图]料金をとって一定期間内、書籍・雑誌を貸すこと。また、貸した本。かしぼん。▽ふつう、「貸し本」とは書かない。 **かしま【貸問】** [图]月ごとに、使用料をとって貸す部屋へ。▽ふつう、「貸し間」とは書かない。 **かしましい【×姦しい】** [囮]話し声や鳴き声などがうるさい。「かしましく鳴くせみの声」「女三人寄ればー」類やかましい・かまびすしい **カシミア** [圏]カシミアヤギの毛を使った高級な毛織物。インド北部、カシミール地方原産。カシミヤ。| cashmere **かしもと 【貸元】** [图]金銭を貸す人。金主。 ②賭博場を開いている親分。かけ金を貸すことからいう。▽ふつう、「貸し元」とは書かない。 **かしや【貸家】** [图]月ごとに家賃をとって貸す家。↔借家しゃくふつう、「貸し家」とは書かない。 **かしゃ【貨車】** [图]貨物を運ぶ鉄道の車両。客車「かぞえ方 両りよろ **かしゃ【仮借】** [国語]漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。もとの字の意味とは無関係に字の音だけを借りてほかの意味をあらわす用法。たとえば、「まめ」はもと「荳とぅ」と書いたが、音が同じ「豆(=たかつき。食物を盛る器)」を借用するようになった。また、外来語の表記にも用いる。阿片ぶ・基督歌留多など。▽「かしゃく」と読めば別の語。 **かしゃく【仮借】** [图]函[多く、「仮借なく」の形で」見のがさないで。許さないで。「―なく追及歌うする」類容赦▽「かしゃ」と読めば別の語。 **かしゃく【×呵〝責】** [图]厳しく責めること。「良心の―にさいなまれる」 **かしゅ【歌手】** [图]歌をうたうことを職業とする人。シンガー。「アイドルー」 **かじゅ【果樹】** [图]食用の果実がなる木。「―園」 **がしゅ【雅趣】** [图]上品で心ひかれるおもむき。「―豊かな景色き」類雅致が **カジュアル** [图形]動ふだんの。気軽な感じの。「―ウエア」「―な店」→ フォーマル - casual **かしゅう【加州】** [图]↓「かが」 **かしゅう【河州】** ↓「かわち」 **かしゅう【家集】** [图]個人の和歌を集めた歌集。私家集。「いえのしゅう」とも。 **かしゅう【歌集】** [图]和歌を集めた本。「―を編む」 ②歌謡曲・民謡などの歌を集めた本。「愛唱―」 **かじゅう日【加重】** [图]一山重さや負担をさらにふやすこと。「―平均(=重要度も考えた平均値)」「累犯愍―」「負担を―する」☆軽減 **【荷重】** [图]機械・橋・車などに加わる力。また、それらがたえられる限界の重さ。「―制限」 **かじゅう【果汁】** [图]くだものをしぼったしる。 **かじゅう【過重】** [形動]負担がこらえきれないほど重いようす。「責任が―になる」「―な労働」 **がしゅう【我執】** [图]自分中心のせまい考え。また、自分中心の考えにとらわれること。▽仏教から出たことば。 **がしゅう【画集】** [图]絵を集めた本。 **かじや【鍛、冶屋】** [图] 金属をきたえ、加工して器物をつくる職業。また、その職業の人。「村のー」 **かじゃ【冠者】** [图]狂言煒、で、大名びに仕えている召使いの若者。「太郎―」「狂言の登場人物には、地主(-主人)に対して召使の太郎冠者・次郎冠者・三郎冠者があり、太郎冠者は頭がよく、もっとも活躍する役目が多い。 **がしゅう【賀州】** [图]「伊賀」「加賀」の別名。 **がしゅん【賀春】** [图]新年を祝って年賀状に書くことば。履賀正・頌春炫 **かしょ【箇所・《個所】** [图]造語「~箇所」の形で」〈名〉・・・の場所。「危険」「修正すべき―」 ①〈造語〉部分や場所を数えることば。「数―」「11とも。 **かしょう【火傷】** [图]やけど。熱傷。 **かしょう【仮称】** [图]下と正式の名がきまるまで、かりに名前をつけておくこと。また、その名前。 **かしょう【河床】** [图]川底の地盤感。「かわどこ」 **か しょう日【過少】** [形動]標準・必要・実際などよりよう少なすぎるようす。「報酬が―だ」「―申告」過多 **【過小】** [形動]標準・必要・実際などよりずっと小さいようす。小さすぎるようす。「―な評価」過大 **かしょう【寡少】** [形動]数が非常に少ないようす。ごくわずか。 **かしょう【歌唱】** [图]函歌をうたうこと。また、歌。「―力がある」「―指導」 **かじょう【過剰】** [图形]動多すぎてあまること。数量や程度が必要以上であること。「―生産」「自信―」「——防衛」團過多 **かじょう【箇条・個条】** [图]造語①〈名〉一つ一つ並べあげた項目や文章。「―書き」「圏条項・項目 ②〈造語〉条項や項目を数えることば。「五ーのご誓文誌」▽「か条」「ケ条」とも書く。 **がしょう【画商】** [图]絵の売買をする商人。 **がしょう【賀正】** [图]新年を祝って年賀状などに書くことば。「正月を賀す」という意味。圈賀春・頌春しゅん **がしょう【×臥床】** [图]函①〈名〉ねどこ。 ①〈名・スル〉床についてねること。▽多く、病気のときにいう。▼文章語。 **がじょう【賀状】** [图]祝いの手紙。ふつうは年賀状のこと。 **がじょう【×牙城】** [图]ある勢力の中心。ねじろ。「敵のーにせまる」「反対派の―」▽もと、牙旗(=大将の旗)のある城のこと。 **がじょう【画×帖】** [图]絵をかくための折り本や冊子。また、画帳。スケッチブック。 <233> かいた絵をとじあわせて一冊の本にしたもの。とくに折り本や冊子。 **かじょうがき【箇条書き】** [图]必要なことがらを項目に分けて書きならべること。「要点を―にする」 **かじょうさはん【家常茶飯】** [四漢]「日常茶飯」に同じ。 **かしょろひょろか【過小評価】** [图]ㄥものごとの価値や力を実際よりも小さく判断すること。「自分を―する」→過大評価 **かしょくのてん【華×燭の典】** [图]結婚式をほめた言い方。「―を挙げる」▽身内については使わない。「華燭」は、はなやかなともしびのこと。 **かしら【頭】** [图][造語]①〈名〉①あたま。また、あたまの毛。「―右(=右を向け)」 ②いちばん上の地位にある人。「―にすえる」「とびの―」圓頭領・親分 ③いちばん最初。「中学生を―に五人の子がいる」「一文字」類先頭・筆頭あたま ①〈造語〉→「がしら」 頭に霜しもをおく 年をとって白髪になる。 頭を下ろす 髪かみをそって出家しゅっする。僧たちや尼ぁまになる。 **かしら** [画] [終助] 疑問・質問をあらわす。「もう始まった―」「もう、お忘れ―」▽「か知らぬ」→「かしらん」→「かしら」と変化した形。 **がしら【頭】** [造語]「~頭」の形で]①・・・したとたん。「出会い―にぶつかる」▽ふつう、かな書き。 ②その中の最上位の人。「出世―—」「旗」 ③上やさきのはし。「目―」「波―」『動詞の連用形や名詞に付く。 **かしらもじ【頭文字】** [图]欧文絵で、文の最初の大文字(=キャピタル)。また、固有名詞の最初の大文字(イニシャル)。 **かじりつく【×齧り付く】** [国] かみつく。食いつく。「りんごにー」 ②はなれないように必死にしがみつく。「机に―」 **かじる【×齧る】** [国]かたいものを少しずつかむ。「せんべいをー」「すねを―」 ②ものごとを勉強する気になって、少しばかりやってみる。「芝居を―」 **かしわ【柏】** [图]ブナ科の落葉高木。葉は大きく、かしわもちを包むのに使う。 **かしわ【黄鶏】** [图]①羽が茶褐色のニワトリ。 ②ニワトリの肉。鶏肉恕。 **かしわで【×柏手・。拍手】** [图]神を拝むとき、両手のてのひらを打ちあわせて、パンパンと音を立てること。「―を打つ」 **かしわもち【×柏餅】** [图]カシワの葉で包んだ、あん入りのもち。五月五日の端午饶の節句につくる。 かしわもちのように、一枚のふとんを二つに折り、その中にはいってねることもいう。 **かしん【家臣】** [图]大名びりなどに仕える家来”。家人。「徳川家の―」 **かしん【過信】** [图]「実力以上に信用したり、思いこんだりすること。「自分の力を―する」 **かじん【佳人】** [图]美しい女の人。「J―薄命」 **かじん【家人】** [图]家族の中で主人以外の者。「夜中に―を起こす」▽主人が自分の家族、とくに妻をさしていう。 **かじん【歌人】** [图]和歌を詠ょむ人。うたよみ。 **がしんしょうたん【×臥薪嘗胆】** [四邁]目的を達するため、長いあいだ苦労を重ねること。▽中国の春秋時代、争っていた呉王がりと越王勢が、たきぎの上にねたり、苦いきもをなめたりしてみずからを苦しめ、うらみを忘れないようにして敵かたきを討っったという故事(「十八史略」)から。 **かじんはくめい【佳人薄命】** [四漢]美人はとかく早死にする者が多いということ。類美人薄命 **かす【化す/架す/科す/課す/嫁す】** [国]↓「かする」 **かす【貸す】** [国]自分のものを一時他人が使うことをゆるす。「本をー」 ②知恵結や力を人に役立てる。たすける。「手を―」「顔を―」借りる▽「借す」とは書かない。 かす日【滓】[图]液体の底にしずむ不純物。おり。 **かす目【×粕・×槽】** [图]酒をしぼったあとに残るもの。さけかす。「鯛たぃの―づけ」 **かず【数】** [图]ものがいくつあるかを名づけたもの。一つ、二つ、三つなど、それぞれを数えた値。「―が合わない」「―がある(=そろっている)」 ②数量の多いこと。「―をこなす」「―ある中」 ③数えあげるだけの価値のあること。なかま。「―に入れる」「ものの―ではない」 数知れない 数えきれないほど多い。 数ならぬ身 とるにたりない存在。 **ガス** [图]①気体。とくに、都市ガス・プロパンガスなど、燃料用の気体。「炭酸―」「―レンジ」 ②海や山に発生する、こい霧きり。「―がたちこめる」 ③毒ガス。「―兵器」 ④ガソリン。「―欠で車が止まる」 ⑤おなら。屁、。▼「瓦斯」と当てる。「gas **かすい【仮睡】** [图]「ス凶少しのあいだねむること。「午後の―」圏仮眠・うたた寝ぉ **かすいたい【下垂体】** [图]「脳下垂体」の略。 **かすいぶんかい【加水分解】** [图]有機化合物が水と反応して分解すること。また、水により塩類が分解され、酸性またはアルカリ性になること。 **かすか【幽か・徴か】** [形動]いまにも消えそうなほど弱々しいようす。わずかにしか感じられないようす。「―な光」「――に聞こえる音」類あるかなきか >つかいわけ かすか・ほのか= 「かすか」は、今まさに消えようとするときの、ものの少なさや弱さをいう。「まだかすかに息がある」。「ほのか」は、背後に多くのものがありながら、片はしだけがわずかにあらわれるさまをいう。「明かりがほのかにもれる」。 ・かすか 間の―」 <234> **かすがい[錠]** [名]①戸じまりに使うかけがね。②材木をつなぎとめるために打ちこむ両はしの曲がった大きなくぎ。「子は―」 **かすかす** [副]①食物本来の水分がとぼしいように食べる。「このみかんは―でうまくない」「―のりんご」 ②かろうじて達するようす。すれすれのようす。「電車賃さえ―だった」「―合格した」 **かすがたいしゃ[春日大社]** [名]奈良市春日野にある神社。藤原氏の創建により、氏神[うじがみ]として重んじられた。もとは春日神社といった。本殿の建築様式は春日造り。 **かずかず[数数]** [名]数や種類の多いこと。いろいろ。たくさん。「―とりそろえる」「思い出の―」 **かずく[被く]** [動]衣服などを頭にかぶる。上にかけておおう。古い言い方。「うす衣[ごろも]を―女」 **かずさ[上総]** [名]旧国名。今の千葉県中央部。東海道の一国。南総。「―木綿」「―掘り」▽「かみ(上)つふさ(総)」の変化した形。 **かすじる[粕汁]** [名]酒かすを加えたみそしる。実に塩鮭や野菜などを入れる。冬の食べもの。 **カスタードプリン** [名]牛乳・卵・砂糖・バニラエッセンスなどをまぜてあたためたものを型に流しこみ、蒸し焼きにした洋菓子。プリン。プディング。[E]custard pudding **ガスタンク** [名]ガスを貯蔵し、必要に応じて送りだせる装置を備えた円筒形や球形の大型容器。[E]gas tank **かすちゅうどく[ガス中毒]** [名]一酸化炭素・シアン化水素・ベンゼンなどのガスを吸ったためにひき起こされる機能障害。 **かすづけ[粕漬け]** [名]調味したかす床に魚・肉・野菜などをつけこむこと。また、つけこんだ食品。 **カステラ** [名]小麦粉・卵・砂糖・水あめなどをまぜて蒸し焼きにしたスポンジ状の洋菓子。カステーラ。[P]Castella **かずのこ[数の子]** [名]ニシンの卵を干したり、塩づけにしたりした食品。子孫繁栄に結びつけ、正月に用いる。 **かずのみや[和宮]** [人]一八四六-七七年。孝明天皇の妹。幕末の公武合体派の要請で、一四代将軍徳川家茂[いえもち]に降嫁[こうか]した。朝廷と幕府のあいだに立ち、江戸無血開城に力をつくした。 **カスピかい[カスピ海]** [名]ロシア南方からイラン北部にまたがる世界最大の湖。塩湖で、湖面は黒海海面より低い。チョウザメの漁場。 **ガスマスク** [名]有毒ガスなどから目や呼吸器などを守るために、顔や頭にかぶる器具。防毒面。[E]gas mask **かすみ[霞]** [名]①春、山のふもとなどに白くぼうっとたなびく雲のようなもの。空気中の細かい水滴による。「仙人[せんにん]は―を食う」「花[はな]―」[類]もや②目がぼんやりとしか見えないこと。「目に―がかかる」「―目」 **かすみあみ[霞網]** [名]小鳥をとらえるために、見えないほどに細い絹糸でつくったあみ。二本の棒に高く張りわたし、飛んでくる小鳥をとらえる。かすみ。▽一九四七年の狩猟法改正で使用禁止となった。 **かすみがせき[霞が関]** [名]東京都千代田区南部の中央官庁街。国会議事堂をはじめ各省庁舎が集まり、日本の政治や行政の中心地。▽昔、同名の関所が置かれていたことから。 **かすむ[霞む]** [動]①かすみがかかる。かすみがたつ。「山が―」 ②はっきりとは見えなくなる。「目が―」 **かすめる[掠める]** [動]①すきをねらってすばやくぬすむ。「品物を―」 ②人の目をごまかす。くらます。「親の目を―」 ③わずかにふれて通る。すれすれに通り過ぎる。「打球が頭上を―」 **かずら[葛・蔓]** [名]①植物のつる。また、つる草をまとめた呼び方。つたかずら。②古代の髪かざりの一種。つる草などを髪に巻きつけたもの。③うすい髪や短い髪を補うために加える髪。かもじ。かつら。 **かすり[絣・飛白]** [名]十文字や井桁[いげた]などのかすれたような模様。また、それを織りだした織物。「―の着物」「久留米[くるめ]―」 **かすりきず[擦り傷]** [名]皮ふをものがこすってできる軽い傷。「―がたえない」[類]擦過傷[さっかしょう]▽小さな損害をたとえてもいう。「被害はほんの―だ」 **かする[化する]** [動]①まったく別のものに変わる。「火事で灰と―」 ②他から影響を受けて変わる。「復讐[ふくしゅう]の鬼と―」「かす」とも。 **かする[架する]** [動]一方から他方へかけわたす。かける。「かす」とも。「橋を―」 **かする[科する]** [動]法律に違反した者に刑罰をあたえる。「かす」とも。「実刑を―」 **かする[課する]** [動]仕事などを割りあてる。「かす」とも。「税を―(←課税)」 **かする[嫁する]** [動]よめに行く。とつぐ。また、よめにやる。②人になすりつける。転嫁する。「責任を―」▽「かす」とも。 **かする[擦る]** [動]かすかにふれて通り過ぎる。かすめる。「ボールがバットを―」 **がする[賀する]** [動]相手に金品を送って祝福する。また、祝いのことばを言う。「がす」とも。「新春を―」ことほぐ▽[文]文章語。 <235> かすれる【×掠れる】[下]□◎墨ぁやインクなどが少なくて、白い部分がきれぎれに見える。「印刷が―」 ②声がしわがれる。「声が―」 **ガスレンジ** [图]ガスを燃料とする、料理用のこんろ。| gas range **かせ【×枷・械】** [图]罪人の首や手足にはめて、動かせないようにした昔の刑具。「足―をはめる」▽人の自由をさまたげ、行動のじゃまになるものをたとえてもいう。「手―足―になる」 **かせい【火勢】** [图]燃える火の勢い。「―が強い」 **【加勢】** [图]「と力を貸して助けること。また、助ける人。「―をたのむ」「弱いほうに―する」圏応援・助太刀筋 **かぜ【風】** [图]温度や気圧の差で起こる空気の流れ。「―光る五月」「一陣の―」▽気象学では、はふつう風力階級(=0~12)と風向(=一六方位)であらわす。季節によって、「春一番ばん」「青嵐ご」「緑風닔く」「薫風災」「涼風等」「野分き」「木枯らし」「空からっ風」などと呼ぶ。また、強さによって、「そよ風」「疾風勢」「突風」「強風」「暴風」などと呼ぶ。 ②かぜのように人体に当たるもの。その感じ。「どこふく―(=知らん顔)」「世間だの―は冷たい」 ③[「~風」の形で」いかにもそうであるような、わざとらしいそぶり。「先輩蹴―をふかせる」 風が吹けば桶屋がもうかる めぐりめぐって思いがけない結果になる。また、あてにならない期待をすることのたとえ。 風の便ょり どこからともなく伝わってくるうわさ。風聞始。 風の吹き回し その時のなりゆき。もののはずみ。「どういう―か、いつになくやさしい」 風を切る 勢いよく進む。「かたでー」 風を食らう 都合の悪くなりそうなようすに感づいて、すばやくにげる。 **かぜ【風邪】** [图]ウイルスによって起こる呼吸器系の炎症”。発熱・頭痛・鼻水殺・せきなどの症状が出る。「―をひく」「―は万病のもと」類感冒 ▽常用漢字表付表の語。 **かぜあたり【風当たり】** [图]世間だの人が加える反発や非難。「―が強い」 **かせい【化生】** [图]函形を変えて生まれでること。」 ②生物の組織の形態や機能が大きく変わること。 **かせい【化成】** [图]下化合して他の物質になること。「―肥料」 ②感化されてよいほうにうつること。 ③育てて成長させること。 **かせい 【火星】** [图]太陽から四番目の惑星故。地球のすぐ外側を回る赤く光る星で、二つの衛星獣をもつ。直径は地球の約半分、質量は約一〇分の一。大気はうすく、気温は低い。 **かせい【仮性】** [图]病気の原因はちがうが、症状がその病気によく似ていること。「―近視」↔真性 **かせい【歌聖】** [图]きわめてすぐれた歌人。とくに、柿本人麻呂との・山部赤人べいをいう。園歌仙 **かぜい【課税】** [图]「税金をかけること。「土地にーする」 **かせいがん【火成岩】** [图]マグマが冷え固まってできた岩石。堆積熱岩に比べてかたくすきまがなく、中のつぶが角ばっている。マグマの冷えかたの速さによって、鉱物の組織が異なり、火山岩と深成岩に分けられる。 **かせいきんし【仮性近視】** [图]読書の姿勢や照明の悪さなどが原因で起こる、一時的な近視。 **かせいソーダ【×苛性ソーダ】** [图]「水酸化ナトリウム」のこと。 かせい(苛政)は虎とらよりも猛なり 人々にとって、ひどい政治はトラよりもおそろしい。▽ある婦人が、しゅうとも夫も子供もトラに食われたのにここから去らないのは、ひどい政治の土地に住むよりはまだましだと言ったという故事(中国、「礼記」)から。 **かせいふ【家政婦】** [图]家事などのてつだいを職業とする女性。類お手伝いさん **かせいぶんか【化政文化】** [图]一九世紀初め、文化・文政年間を中心として、江戸以で栄えた町人文化。しゃれや皮肉が好まれ、滑稽点本・川柳よう。狂歌ょうが流行。浮世絵らきょの技術が進み、錦絵がしきに発達した。 **かせい(河清)を待つ** いつまで待っても実現しない希望をいだきつづけること。「百年河清を待つ」とも。いつもにごっている黄河の水が澄むのを待つという意味から。中国、「左氏伝」から。 **カゼイン** [图]牛乳にふくまれているたんぱく質。栄養価が高い。酸を加えると固まって下にしずむ。チーズなどの原料。また、接着剤ぎぃや水性塗料ょうなどつくるのにも使う。乾酪素。|Kasein **かせき【化石】** [图]地質時代の生物の死体や生活のあとなどが、地層中に保存されているもの。▽古い考えにこりかたまっていることをたとえてもいう。 **かせぎ【稼ぎ】** [图]働いて収入をえること。また、働いてえたかね。「共―」「―が少ない」圈収入・所得 **かせぐ【稼ぐ】** [国]一生けんめいに働く。働いて収入をえる。「―に追いつく貧乏なし」 ②有利な状態になるのを待つ。「時間を―」 >つかいわけ 稼ぐ・もうける| 「稼ぐ」は、あくせく休まず働く。そしてそれ相当のおかねを手に入れること。「もうける」は、思いがけない得をすること。利益をえること。 **かぜたちぬ【風立ちぬ】** [雁圖]一九三六—三八年。堀辰雄の長編小説。結核愕で入院した婚約者にサナトリウムでつきそう「私」が、自然の移りかわりの中で生と死を克明に見つめようとした作品。 **かせつ日【仮設】** [图]下凹まにあわせで、かりにつくること。「舞台がいを――する」「――住宅」 ②数学や論理学で、結論を導くための前提条件。仮定。「命題の―」 **【仮説】** [图]ことがらを合理的に説明するために、かりにきめた考え。それに向かって実験や研究を進めて確かめる。「―を検証する」 ・かせつ <236> かせつ【架設】[图]―橋や電線などをかけわたすこと。「電話をーする」 **カセット** [图]録音テープやフィルムを収めたケース。そのまま機械に入れて録音・録画や再生ができる。「ーテープ」「ーデッキ」 | cassette **かぜとおし【風通し】** [图]風がふきとおること。「―のいい部屋へ」 **かせん【化繊】** [園]「化学繊維慣」の略。石炭・石油などの原料から化学的につくった繊維。合繊。合成繊維。「―のシャツ」圏人造繊維 **かせん【河川】** [图]「川」の正式な言い方。「―の氾濫然防止対策」「一級一」 **かせん【架線】** [图]電線や電話線をかけわたすこと。また、かけわたした電線や電話線。「―工事」 **かせん【寡占】** [图]ある商品の生産や販売戯を、少数の企業がようで支配すること。「―市場」園独占 **かせん【歌仙】** [图]和歌にすぐれた人。六歌仙・三十六歌仙など。歌聖 ②三六句からなる、連歌や俳諧心の形式の一つ。「―を巻く」 **がぜん【×俄然】** [剛]あるきっかけで、急に勢いが変化するようす。「ほめられて―やる気が出てきた」類にわかに **がせんし【画仙紙・画、箋紙】** [图]書画用の、厚くて大判の白い紙。 **かせんしき【河川敷】** [图]法律で河川の一部として定められた土地。河原からや堤防断など。「―のゴルフコース」▽ふつう、「河川敷き」とは書かない。 **かそ【過疎】** [图]ある地域の人口が極端にくに少なくなってしまうこと。「農村の化現象」←過密 **かそう【下層】** [图]重なっているもののうち、下になっている部分。 ②社会や組織の中で、財産が少なく、地位の低い階層。「一階級」「社会」上層 **かそう【火葬】** [图]死体を焼いて、骨を墓に納める葬儀のやりかた。 **かそう【仮装】** [图]「ス」かりに他の人や動物の姿に変装すること。「―行列」 **かそう【仮想】** [图]「実際に起こっていないことを、かりにそうだと思うこと。「―敵国」 仮定 **かそう【家相】** [国家]の位置・方角・間取りなどのありかた。▽これによって、その吉凶きいのを判断する。 **がぞう【画像】** [图]絵にえがかれた姿・かたち。「自―をかく」類肖像礼 ◎テレビやスクリーンなどに映った映像。「鮮明然な」「超音波能による―診断」 **かぞえあげる【数え上げる】** [下]一つ一つ数える。「彼の武勇伝は―と切りがない」圏数え立てる ②かぞえおわる。すべてを数える。 **かぞえうた【数え歌】** [图]「ひとつとせ・・・、ふたつとせ・」というように、数を歌詞によみこんで続けていく歌。手まり歌・お手玉歌などにある。 **かぞえたてる【数え立てる】** [下]一つ一つとりあげて数える。「欠点を―」 **かぞえどし【数え年】** [图]生まれたその年を一歳ょぃとし、新年をむかえるたびに一歳ずつ加えて数える年齢ん。かぞえ。満年齢 **かぞえる【数える】** [下]□●数を一つ一つ順に明らかにして行く。「人数を―」 ②一つ一つあげる。「三大祭りに数えられる」 **かそく【加速】** [图]「忍スピードをあげること。「―して追いこす」減速 **かぞく【家族】** [图]ふつう、同じ家で生活をともにしている、夫婦・親子・きょうだいなど。ファミリー。「―を養う」「核なく―化が進む」圏一家 **かぞく【華族】** [图]明治時代に貴族としてあつかわれた特権的身分の一つ。公爵にく・侯爵にく・伯爵・子爵しゃく・男爵んくの五つの位。一九四七年に廃止。 **がぞく【雅俗】** [图]風雅なことと、卑俗なこと。みやびなことと、ひなびたこと。 ②雅語と俗語。「―折衷らう文」 **かぞくせいど【家族制度】** [图]法的・社会的にきめられた家族のありかた。とくに昔の日本で、家長協とりが家族を統率ぢし、財産を長男態。だけが相続する「家」を社会の基礎とする制度。 **がぞくせっちゅうぶんたい【雅俗折衷文体】** [国画]文語文体の一種。地ぃの文の伝統的な雅文と、会話部分の日常的な俗語でくの二つがまざった文体。明治二〇~三〇年代の、坪内逍遥の「当世書生気質がき」、尾崎紅葉の「金色夜叉じゃ」など。たとえば「うち連れてこの浜辺を逍遥せるは貫一鋭と宮ゃなりけり。『僕『くはただ胸が一杯で、何も言ふことができない』」(金色夜叉)など。 **かそくど【加速度】** [图]●時間が過ぎるにしたがって、ますます速度が増していくこと。「―がつく」「―的に増加する」 ②物理で、一定時間に速度が変化する割合。速さの変化量を、かかった時間で割って求める。単位はcm/s² m/s²など。 **かそせい【可塑性】** [图]固体に圧力を加えたとき、形が変わり、その力を除いてももとにもどらない性質。粘土頃などにみられる。塑性。 **カソリック** [图]→「カトリック」 **ガソリン** [图] 原油からとれる揮発性の液体。自動車や航空機などの燃料。| gasoline **ガソリンスタンド** [图]道路沿いにあって、自動車などのガソリンを売るところ。給油所。▽gasoline stand から。和 **かた【方】** [图]圏語①〈名〉「方角」の古い言い方。「西の―」 ②[「~方ない」の形で」…する方法がない。「言わん―なし」「無念やる―ない(=くやしい思いを晴らしようがない)」「せんーない(=しかたがない)」 ③「ひと」を敬っていうことば。「親切な―」「あの④「おかた」 ①〈造語〉[「~方」の形で」「・・・の方法」「・・・のようす」という意味をあらわす。「教え―」「書き―」「悲しみーがふつうでない」▽動詞の連用形に付く。 ②そちら側に属すること。また、それに関係する人や <237> 仲間という意味をあらわす。「母——」「東——」「囃子دー「 ③姓名の下に付けて、寄宿している家などを示す。「鈴木―」▽手紙のあて名に書くときは、「鈴木様方 山田五郎様」のように書く。 ④[「お~方」の形で』人数を敬って数えるときの言い方。「お一ひと―」「お二ふぇー」「お三さん―」▽四人以上についてはいわない。 ⑤「がた(方)」 **かた【片】** [造語]「片~」の形で]二つそろったものの一方であることをあらわす。「―親」「―思い」 ②完全でない、また少ないことをあらわす。「―言談を話す」「―時もはなれない」 ③中心からはなれたへんぴなところをあらわす。「―いなか」「―すみ」 **かた日【形】** [図]もののかたち。「―がくずれる」 ②借金が返せないときの保証。「土地を借金の―にする」「圏 抵当・担保▽ふつう、かな書き。 ③→「がた(形)」 **【型】** [图]同じかたちのものをつくるときの、もとになるかたち。ひながた。「―をとる」「―紙」 ②習慣できまっている形式。「―を破る」「―にはまる」「―やぶり」類しきたり・習わし・慣例 ③スポーツ・芸道などで、てほんとなるきまった動きや方式。フォーム。「基本の―を覚える」 ④同じ種類のものに共通している特徴や性質。タイプ。パターン。「新しい―の車」 ⑤「がた(型)」 **かた【肩】** [图]①うでのつけねから首までの部分。また、動物の前足・つばさなどのつけねの部分。「なで―がぇ」「―をたたく」「責任が―にかかる」 ②衣服で、①にあたる部分。「―あげ」 ③文字やものの上のかどにあたる部分。「封筒の右―」「―上がりの文字」 ④ものを投げたり、かついだりする力。「―が強い」 肩で息をする 苦しそうにかたを動かして息をする。 肩で風を切る 得意そうにいばってふるまう。類闊歩唸っする 肩の凝らない 気をつかわないですむような。きらくな。「―つきあい」 肩の荷が下りる 責任や義務を果たしてほっとする。「息子が就職して―」圏肩の荷を下ろす 肩を怒ぃからせる かたをわざと高くしていばった態度をとる。 肩を入れる 熱心に応援結する。「地元チームに―」類肩入れする 肩を落とす がっくりと力を落とす。 肩を並べる 同じくらいの力や地位に立つ。「先輩既に―」 肩を持つ 味方をする。ひいきをする。 **かた【潟】** [图]遠浅の海岸で、潮の満ち引きによって海底があらわれたりかくれたりするところ。「―に群れる鳥」 ②海の一部分が、砂丘ぎゅうなどで囲まれてできた湖。 [潟] ・12画 全15画 潟潟潟潟 音は「セキ」。▽「瀉しゃ(=そそぐ)」は別字。 かた 八郎潟鍔ろう干潟がた **かた【過多】** [图]多すぎること。「胃酸―」「情報―の現代」類 過剰いよう☆過少 **がた【方】** [造語]「〜方」の形で』複数の人を敬っていうときのことば。「あなた―」「先生―」 ②そちら側に属していることをあらわす。「敵―」「尊王」 ③だいたいの程度やころあいをあらわす。「三割―」「夜明けー」 **日【形】** [造語]「〜形」の形で』・・・のかたち。「卵がた―」「三日月―」「うりざねー」 **目【型】** [造語]「〜型」の形で』その種類や型式に属することをあらわす。「天才ー」「一九九五年―の車」 **ガター** [图]ボーリングのレーンの両側のみぞ。また、そこにボールが落ちること。「gutter ・がたい **かたあげ【肩上げ・肩揚げ】** [图]大きめにつくった子供の着物の裄きを、かたの部分で調節して短くぬいあげること。また、その部分。 肩上げが取れる おとなになる。 **かたあて【肩当て】** [图]①ものをかつぐとき、かたに当てるあつでの布。 ②形を整えるためなどに衣服の裏のかたの部分にぬいつける布。 ③防寒のために、かたとかけぶとんとのすきまに当てる布。 **かたい【歌体】** [图]和歌の形式のこと。五音と七音の単位で、短歌・長歌・旋頭歌・片歌談などがある。 **かたい日【固い】** [物を]ぶつけてもたやすくこわれない。「―石」 ②ことがらや状態が簡単には変わらない。強く厳しい。「―決意」「―団結」「—友情」「固く信じる」「固く禁ずる」「頭が―」 **【堅い】** [圏]ものごとの性質がしっかりしている。確実で信用できる。「身持ちが―」「合格は―」「ロがー」「―話」柔ゃゃらかい 目と目の漢字の使い分けは明確ではない。 **【硬い】** [囲]ものの性質や心情などがこわばっているようす。ゆとりやおもしろみなどがない。「表情が―」「長青―」「態度が―」「―文章」↔軟ゃぁらかい **かたい【難い】** [囲]むずかしい。「想像に難くない」「言うは易ゃく行ぉとぉうは難かたし」▽文章語。 **かだい【仮題】** [图]正式に決まる前に、かりにつけた題名。 **かだい【過大】** [形動]標準・必要・実際などに比べてずっと大きいようす。「―に報告をする」「―評価」↔過小▽具体的なものには使わない。 **かだい【課題】** [图]解決しなければならないものとしてあたえられた問題。「―をあたえる」「緊急」―」 **がたい【難い】** [造語]「~がたい」の形で」「・・・するのがむずかしい」「・・・しにくい」という意味をあらわす。「得ぇー」「言い―」「動かし―」「筆舌につくし―」☆やすい動詞の連用形に付いて形容詞をつくる。 >「つかいわけ「にくい」を見よ。 <238> がだい【画題】[图]絵につけられた題名。 ②絵の主題。絵の題材。テーマ。 **かたいじ【片意地】** [图形]動自分の考えややりかたを、がんこにおし通すこと。「―を張る」 強情 **かたいっぽう【片一方】** [图]二つのうちの一つのほう。かたほう。いっぽう。 **かたいなか【片田舎】** [图]都会から遠くはなれて、交通や生活に何かと不便な土地。圏僻地ひき・辺地ん▽「片」は、中心からはなれていること。 **かだいひょうか 【過大評価】** [图]函ものごとの価値や力を実際よりも大きく判断すること。類買いかぶり過小評価 **かたいれ【肩入れ】** [图]函特別にひいきにして、力を貸したり応援結したりすること。ちからぞえ。圏後援 **かたうた【片歌】** [国語]五・七・七の三句で一首をつくる歌。「古事記」や「日本書紀」に見られるが、「万葉集」にはない。 **かたうで【片腕】** [图]片一方のうで。両腕 ②もっとも役に立ち、たよりにできる部下。「社長の―」腹心・右腕逄 **かたうらみ【片恨み】** [图]乏理由がないのに、一方的にうらむこと。また、そのうらみ。「恋とぃのー」 **がたおちがた落ち】** [图]量・人気・評価などが急激に減少すること。俗くな言い方。「あのひと言で評判が―になった」「売りあげが―だ」圏急落・暴落 **かたおもい【片思い】** [图]一方だけが相手を恋とぃしく思うこと。「初恋は―に終わった」圏片恋・おかぼれ **かたおや【片親】** [图]父か母のどちらか一方。 ②両親のうち、どちらか一方がいないこと。二親 **かたがき【肩書き】** [图]その人の社会的地位や身分、または職場での役職。「―がつく」「―がものをいう社会」「名刺、の氏名の右かたに、役職名などをつけることから、 **がたがくる** 機械などが古くなって調子が悪くなる。「この車は相当がたがきている」 ②からだのあちこちにぐあいの悪いところが出てくる。 **かたかけ【肩掛け】** [图]防寒と装飾しをかねて、かたにかける婦人用の布。ショール。 **かたがた【方方】** [图]代최①〈名〉「ひとびと」のていねいな言い方。「ご参会の―」 ①〈代名〉二人称複数。あなたがた。みなさまがた。「―に申しあげます」 **かたがた【×旁】** [圏][造語]①〈接〉その機会にまた。ついでに。「参拝するし、―見物もする」 ①〈造語〉[「~かたがた」の形で」・・・をかねて。・・・がてら。「お礼―おうかがいします」「ごあいさつ―お願いまで」▽動作をあらわす名詞に付いて副詞をつくる。 **がたがた** [画]「山形動①〈副・スル〉◎大きくて重いものがふれあって、音を立てるようす。「看板が風で―と鳴る」 ②恐怖ょちや寒さなどのために、からだが激しくふるえるようす。「冬空の下で―ふるえる」 ③調和・秩序が乱れて落ち着かないようす。「組織が―になる」 ①〈形動〉組み立てがゆるんだり、こわれかかっているようす。「―のいす」「からだがあちこち―だ」 **かた(方・型)が付っく** なかなかきまらなかったことが一つにきまる。 **かたかな【片仮名】** [国語]かなの一つ。平安時代の初めに、漢文を訓読するときの助詞や送り仮名(=訓点)を書くために、漢字の省略形や草書体などからつくられた表音文字。たとえば、「ア・イ・ウ」は「阿・伊・宇」の省略から、「キ・シ・セ」は「幾・之・世」の草書体から、また「チ・ハ」は「千・八」の字形全体からできた。今の形になったのは、明治時代。漢文の訓読のほか、外来語や動植物名の表記などにも使う。『二三恣「表 **かたがみ【型紙】** [图]洋裁や染色などで、その形に合わせて布地を切ったり、色をつけたりするための紙。 **かたがわ【片側】** [图]一方のがわ。「道の―が通行止めだ」 めだ」→両側▽多く、道路についていう。 **かたがわり【肩代わり・肩替わり】** [图]乏人の負担や仕事を、別の人がひきうけること。「弟の借金の―をする」 **かたき【敵】** [图]深いうらみがあって、しかえしをしてやろうと思う相手。「親の―をとる」「江戸の一を長崎で討っつ」「目の―にする」仇敵, ②[「~敵がき」の形で]競争する相手。ライバル。「商売―」「恋とぃー」「碁で―」 >つかいわけ 敵でき・かたき・あだ | 「敵」は、戦う相手一般をいうが、「かたき」は、本来うらみをはらそうという気持ちがふくまれ、「あだ」は、その気持ちがさらに強い。「敵できに不足はない」「かたきとつけねらう」「主君のあだをうつ」。 **かたぎ【堅気】** [图形]動まじめでしっかりした性質。また、まじめな仕事や生活。「―な役人」 律儀やくざ 堅気になる まじめな仕事につく。 **かたぎ【気質】** [图]「~かたぎ」の形で」同じ身分・職業・年代の人に共通してみられる型にはまった性格。「職人―」「昔―」圈気質・気性よう・気風 **かたきうち【敵討ち】** [图]主君や肉親を殺された者が、しかえしに殺した相手を殺すこと。江戸時代にもっとも多くおこなわれた。圏あだ討ち・復讐ぃう・報復▽やられた相手にしかえしをすることをたとえてもいう。「去年の試合の―をする」 **かたきやく【敵役】** [图]⊕演劇の中で悪人を演じる役。悪役。 ②人にいやがられるようなことを、あえておこなう役割。にくまれ役。「―にまわる」 **かたく【仮託】** [国]「凹他のことにかこつけること。ことよせること。「作中人物に―して、おのれの気持ちを表現する」 **かたくそうさく【家宅捜索】** [国]「スと裁判官・検察 <239> かたかなの成り立ち・ ア「阿」の行書の偏より イ伊「伊」の偏より ウ宇「宇」の冠より エ江「江」の旁っくりより オ枚「於」の偏より カ加「加」の傷より キ华、「幾」の草書の省略形より ク久「久」のはじめの二画より ケ今「介」の行書の省略形より コ己「己」のはじめの二画より サ茗「散」のはじめの三画より シ乏「之」の草書の変形より ス須「須」の終わりの三画より セや「世」の行書の省略形より ソ曽「曽」のはじめの二画より タ多「多」の上部より チチ「千」の変形より ツ州「州」の一部分より。古くは「乙」と書いた テ夫「天」のはじめの二画より。 ト上「止」のはじめの二画より ナ奈「奈」のはじめの二画より ニニ 「この全画より ヌ奴「奴」の旁より ネ行「祢」の偏より ノ乃「乃」の第一画より ハハ「八」の全画より ヒ比「比」の一部分より フ 不「不」のはじめの二画より へ「部」の旁の草書より。はは「末」のはじめの二画より。 ホ保「保」の終わりの四画より。昔は「了」とも書いた マま古くは「二」と書いた。 ミ三:一「三の全画より ム「牟」のはじめの二画より メ女「女」の終わりの二画より モも「毛」の省略形「も」より ヤや「也」の草書より ユ由「由」の縦画と最終画より ヨ「与」の下部の変形より ラ「良」のはじめの三面直角。 リ利「利」の旁より ル流「流」の終わりの二画より レ礼「し」と直角に書いた レ「礼」の旁より。古くは「ム」 口吕「呂」の一部分より ワークや「和」の旁より (牛メ「井」の変形より (ヱを「恵」の草書の下部より) ヲ糸「平」のはじめの三画より。 ンホ「赤」(㎡)のはじめのより 官・警察官などが、職権により、刑事、事件の容疑者や証拠物件を発見するために住居の内外をさがすこと。▽一般に、裁判官の令状を必要とする。 **かたぐち【肩口】** [图]かたさき。「―に布をあてる」 **かたくな【頑な】** [形動]心をとざして自分の考えややりかたを守り、変えようとしないようす。いこじ。強情。「―に拒否する」類頑迷 >「つかいわけ」→「頑固」を見よ。 **かたくりこ【片栗粉】** [图]ユリ科の植物、カタクリの根からとる白いでんぷん。料理で、しるやあんかけのあんなどの、とろみをつけるのに使われる。現在ではジャガイモからとったでんぷんが多い。 **かたくるしい【堅苦しい】** [圏]形式を守ることに重い価値を置いてのびのびしたところがない。「―あいさつはぬきにしよう」「類窮屈さら **かたぐるま【肩車】** [图]「かたに子供などをまたがらせてかつぐこと。「―をして川をわたる」 **かたこと【片言】** [图]田幼児や外国人などの、文章としてつづけて言えない、単語をいくつか並べるだけの、たどたどしいしゃべりかた。「―の英語で話す」 ②ことばの、ほんの一部分。「―も聞きもらさない」 ③ なまりのあることばや、方言。 **かたさき【肩先】** [图]かたのうでのつけ根に近い部分。かたぐち。「―をむんずとつかまれた」 **かたじけない【辱い・×忝い】** [圏]まったく感謝以外の何ものもない。古い言い方。「―おことばをいただいた」「ご親切まことに―」類ありがたい **かたしろ【形代】** [图]①神をまつるとき、神体の代わりに置くもの。 ②みそぎや祓ぃらいなどに使う、人の形に切りぬいたもの。ひとがた。それでからだをなでたり、息をふきかけたりして災いをうつして川に流す。 ③代わりになるもの。みがわり。 **かたす【片す】** [国]ものをかたづける。整理する。「机の上を―」 **かたすかし【肩透かし】** [图]すもうのわざの一つ。勢いよくぶつかってくる相手から身をかわしながら、相手のかたをはたいて相手をつんのめらせる。 肩透かしを食わせる 期待して意気どんできた相手を、うまくはぐらかすこと。 ・かたすかし <240> **カタストロフィー** [名]悲劇的な結末。破局。とくに、演劇などの終幕の悲劇的場面。[E]catastrophe **かたすみ[片隅]** [名]一方のすみ。「庭の―に咲く花」[類]一隅[いちぐう] **かたずをのむ[固唾を飲む]** [慣用]緊張し、心配しながらなりゆきを見まもる。「固唾を飲んで決勝戦を見守る」 **かたたがえ[方違え]** [名]陰陽道[おんようどう]で、外出の目的地の方角が凶[きょう]とされるとき、前夜のうちによい方角の家に行って泊まり、方角を変えてから出発すること。かたたがい。かたふたがり。▽平安時代以降おこなわれた風習で、院政期にもっとも盛んであった。客をむかえた家ではもてなしをするのが通例。 **かただより[片便り]** [名]こちらから出した便りに、相手から返事が来ないこと。 **かたち[形]** [名]①見たりさわったりしてわかる、ものの外側の線。輪郭。「家の―が美しい」[類]外形・格好・形状▽ふつう、色をふくめない。②なかみに対して、外面や形式。「―にこだわる」「―ばかりのあいさつ」 ③人の顔つきや服装などのようす。「整った顔―」「―を改める」[類]容貌[ようぼう]・なり・姿 **かたちづくる[形作る]** [動]一つのまとまったものをつくりあげる。「プランを―」 **かたつ[下達]** [名]下と上の人の意思や命令などを、下の者に伝えること。「上意―」[対]上達 **かたづく[片付く]** [動]①ものがあるべき場所に置かれる。きれいになる。「部屋が―」 ②解決する。おわる。「事件が―」 ③嫁に行く。「長女がやっと―」 **かたづける[片付ける]** [動]①あるべき場所にきちんとおさめる。きれいにする。「道具を―」 ②解決する。終わらせる。「仕事を―」 ③じゃまな者を殺す。「あいつを―」 ④嫁に行かせる。「娘を三人とも―」 **がたっと** [副]①かたいものなどがぶつかって出る音。「裏の物置で―音がした」 ②急激に量や価値が下がるようす。「不況で客足が―減った」 **かたっぱしから[片っ端から]** [副]はしから次々と。「―かたづける」[類]手当たりしだいに **かたつむり[蝸牛]** [名]陸にすむ巻き貝。うず巻き状の殻[から]を背負ってゆっくりとはう。頭に四本の触角[しょっかく]があり、長い二本のさきに目がある。マイマイ・デンデンムシ・マイマイツブリなど、多くの呼び名がある。▽フランス料理で使う大形の食用カタツムリはエスカルゴという。 **かたて[片手]** [名]一方の手。[類]片腕[かたうで][対]両手 **かたておち[片手落ち]** [名]一方にだけ注意をはらい、もう一方についての考えがたりないこと。[類]えこひいき・不公平 **かたてま[片手間]** [名]本来の仕事の合間。「育児の―に絵をかく」 **かたどおり[型通り]** [名]きまったやりかたのとおり。「司会者が―のあいさつをする」[類]定石[じょうせき]通り **かたとき[片時]** [名][多く、「片時も~ない」の形で]ほんの少しのあいだも…ない。「―も仕事を休まない」[類]一時[いちじ]・暫時[ざんじ] **かたどる[象る]** [動]ものの形を写しとる。あるものに似せる。「動物をかたどった菓子」 **がたつく** [動]①がたがた音を立てる。「風で戸が―」 ②こわれかかって調子が悪くなる。「機械が―」[類]がたがくる **かたな[刀]** [名]片側が刃になっている長い刃物。昔、さむらいがこしに差した。「―をぬく」[類]剣▽両側が刃になっているものは「つるぎ」という。 **かたなかじ[刀鍛冶]** [名]鉄を打ちきたえ、刀をつくる職人。刀工。刀匠[とうしょう]。 **かたながり[刀狩り]** [名]農民・商人・僧など、武士以外の者から刀などの武器をとりあげる政策。一五八八年に豊臣秀吉のおこなったものが有名。 **かたなし[形なし]** [名]もともとの値打ちが全面的に傷つけられること。面目を失い、みじめになること。「三連敗では横綱も―だ」 **かだのあずままろ[荷田春満]** [人]一六六九-一七三六年。江戸中期の国学者。契沖[けいちゅう]に「万葉集」を学び、記紀や有職故実[ゆうそくこじつ]を研究。復古神道を唱え、国学の学校建設を進言した。著書に「万葉集僻案抄[へきあんしょう]」「創学校啓[そうがくこうけい]」。 **かたは[片刃]** [名]片側にだけ刃がついている刃物。かたば。「―のかみそり」[対]両刃・諸刃 **かたはし[片端]** [名]①一方のはし。「棒の―を固定する」[類]一端[いったん][対]両端[りょうたん]②ほんの一部分。「思い出の―を話す」[類]片鱗[へんりん] **かたはだぬぐ[片肌脱ぐ]** [動]①人の手助けをする。ひとはだぬぐ。②着物の片そでをぬいで、一方のかたをあらわす。 **かたはば[肩幅]** [名]①左右のかたの、はしからはしまでのはば。「―が広い」 ②和服で、背ぬいからそで付けまでのはば。洋服で、えりぐりからかたさきまでのはば。 <241> かたばみ【《酢×漿。草】[图]カタバミ科の多年草。地面をはうように生える。葉はハートが三つ合わさった形で、黄色の小花が咲きく。実は熟すと裂きけて種子をはじきだす。 **かたはらいたい【片腹痛い】** [圏]こっけいで、見ていられない。「おまえのような弱いやつが相手とは―」「▽「傍かたぁら痛い(=そばで見ていられない)」の意味からの「傍ら」の歴史的かなづかい「かたはら」を「片腹」の意味に誤ってできたことば。 **がたびし** [圃]「囮●立てつけや組みたてが悪く、なめらかに動かないようす。「ふすまが―する」 ②組織や人間関係がうまくいっていないようす。 **かたひじ(肩肘)を張る** かたをそびやかし、ひじを張る。いばるようすをいう。 ②かたくるしい思いこみを持っていて、いつも緊張誌ぅしている。「肩ひじ張って生きてきた」 **かたびら【×帷子】** [图]麻ぁきや絹でつくった、裏のない夏の和服。「経きょち―」圏ひとえ・浴衣ゆかた **かたふたがり【方×塞がり】** [图]陰陽道號ょぅで、行こうとする方角に吉凶きらりをつかさどる神がいて行かれないこと。♪「方違絞え」も見よ。 **かたぶつ【堅物】** [图]まじめすぎて、融通がきかない人。「―の父が外泊感を許さない」 **かたぶとり【堅太り】** [图]太ってはいても、肉づきがかたくしまっていること。また、そのような人。 **かたほう【片方】** [图]二つあるうちの、どちらか一つ。圈一方・片一方↔両方 **かたぼう(片棒)を担ゅっぐ** よくないことをいっしょにする。▽かどの前か後ろの、片方の棒をかつぐという意味から。 **かたまり【塊・固まり】** [图]①やわらかいものや細かいものが集まって固くなったもの。「砂糖の―」 ②一つの場所に人や動物が集まること。「群衆の―がいっせいに動きだす」園集まり・集団・一群 ③一つの傾向ぶが極端膝くに集中している状態、そのもの。「あいつは欲の―だ」「うその―」 **かたまる【固まる】** [国]やわらかいものが固くなる。かたまりになる。「ゼリーが―」 ②一か所に寄りあつまる。「すみっこにー」 ③確実なものになる。しっかり定まる。「基礎が―」 ④一つのものに熱中して、他のものをうけいれない。こりかたまる。「信仰弘に―」「欲で―」 **かたみ【片身】** [图]背骨』をさかいに左右に分けた魚の半分。「はまちを―だけ買う」圏半身观 **かたみ【形見】** [图]死んだ人や別れた人が残した思いの品の物。「母の―の着物」圏遺品 **かたみ【肩身】** [图]「肩身がせまい(広い)」の形で』世間だに対して、ひけめを感じる(誇らしい)。 **かたみち【片道】** [图]行き、または帰りのどちらか一方。「―は電車で行こう」「―切符錢,」往復 **かたみわけ【形見分け】** [图]死んだ人の持ちものを親族や知人などに分配すること。 **かたむき【傾き】** [图]①水平でなく、ななめになること。また、その程度。「屋根の―が急だ」圏傾斜勾配 ②ものごとが左右どちらかの方向に片寄っていくとと。「集団で行動する―がある」圏傾向 **かたむく【傾く】** [国]①ななめになる。「建物が―」 ②太陽や月がしずみかける。「日が西に―」 ③一方に片寄る。「気持ちが―」 ④勢いがおとろえる。「会社が―」 **かたむける【傾ける】** [下]□①ななめにする。「ジョッキをー」 ②一つのことに集中する。「耳を―」 ③勢いをおとろえさせる。ほろぼす。「国を―」 **かため【固め】** [图]①かたい約束。「夫婦の―のさかずき」 ②しっかりとした守り。「敵の―を破る」圏警固・警備・防備 **かためる【固める】** [下]□①やわらかいものを固くする。「土をふみ―」 ②一か所に集める。「荷物を固めておく」 ③しっかりしたものにする。「決心を―」「身を―」 **かためん【片面】** [图]両面あるうちの一方の面。片方の面。半面。「―刷り」「ものの―だけしか見ない」片側・一面両面 **かたや【片や】** 片一方は。「―大関隷、―横綱」 **かたやぶり【型破り】** [图形]動世間だの習慣にひどくはずれたことを、平気で考えたりしたりすること。また、その人。「―の生きかた」團風変わり・奇想天外 **かたやません【片山潜】** [入图]一八五九一一九三三年。明治から昭和期の社会主義運動家。美作諱生まれ。アメリカ留学から帰国後、労働運動に参加し、社会民主党の結成に尽力影。のちに共産主義に転じ、モスクワでコミンテルンの活動をし、日本共産党の結成を指導した。 **かたよせる【片寄せる】** [下]□一方へ寄せる。また、寄せてまとめる。「荷物を片寄せて座る」 **かたよる【片寄る・偏る】** [国]●一方に寄る。「人口が都市に―」 ②一方にかたむいて、正しさを失う。「考えかたが片寄っている」 **かたらい【語らい】** [图]①たがいに親しく話しあうこと。「楽しい―のひととき」圏懇談怼 ②男女の約束。 **かたらう【語らう】** [国]●親しく話しあう。「友と―」 ②腹をわった話をして、仲間にひき入れる。さそう。「語らって会をつくる」 **かたり【×騙り】** [图]人をだまして、かねや品物をとること。また、その人。「ゆすりー」「―をはたらく」詐欺 **かたりあかす【語り明かす】** [国]話をしあって夜を明かす。夜が明けるまで親しく話しあう。 **かたりぐさ【語り草】** [图]人の話の種になるようなこと。話題。「あとあとまでも―になる」 **かたりくち【語り口】** [图]話をするときの調子や態度。「俳優の―をまねる」「類口ぶり・話しぶり **かたりつぐ【語り継ぐ】** [国]世間だの人々やのちの世の人々に、順々に語り、ひきついでいく。いっつたえる。「語り継がれてきた民話」類 語り伝える ・かたりつぐ <242> かたりつた **かたりつたえる**[語り伝える][下二]世間だの人人やのちの世に次々に話して伝える。類語り継ぐ **かたりて**[語り手][名]◎すじのある話を人に向かってする人。また、話のじょうずな人。「昔話の―」「彼はなかなかの―だ」類話し手聞き手②ドラマなどで、登場人物の心情やすじなどを説明する人。ナレーター。 **かたりべ**[語り部][名]古代、朝廷に仕え、太古からの神話や伝説などを口から口へと伝えることを職務とした氏族。▽記紀[きき]や風土記[ふどき]などは、その伝承に負うところが多い。 **かたりもの**[語り物][名]節[ふし]をつけ、楽器の演奏に合わせて語る物語。平家琵琶[びわ]・浄瑠璃[じょうるり]・浪曲[ろうきょく]など。 **かたる**[語る][他五]①すじのある話を声に出して人に伝える。「民話を―」「問うに落ちず、―に落ちる」②文章などを、節[ふし]をつけて読む。「浪曲[ろうきょく]を―」 **かたる**[騙る][他五]まことしやかに言って人をだます。また、だまして金品をとる。「他人の名を―」 **カタル**[名]粘膜[ねんまく]の炎症[えんしょう]。鼻カタル・胃カタルなど。catarrh **カタルシス**[名]精神的な浄化作用。とくに、悲劇の鑑賞[かんしょう]によって抑圧された感情が解放されること。▽もと、「排便」という意味。古代ギリシャの哲学者、アリストテレスの用語。katharsis **カタログ**[名]商品目録。名称や価格などがのっている、商品の説明書。「―をとりよせる」▽「型録」と当てることも。|catalogue, catalog **かたわら**[傍ら][名]①すぐ近く。わき。「店の―にポストがある」②何かをしながら別のことをしているようす。その一方で。「家業の―小説を書く」▽ふつう、かな書き。 **かたわれ**[片割れ][名]①割れたものの一部。かけら。「コップのーを拾う」類一片②多く、悪い仲間の一人。「銀行強盗の―をつかまえる」 **かたん**[加担・荷担][-スル]味方になること。力をかすこと。片棒をかつぐこと。「たくらみに―する」 **かだん**[花壇][名]土を盛ったり、囲いをしたりして草花を植えるところ。「―の草取りをする」圏花園 **かだん**[果断][形動]すぱっと判断をきめて思いきったことをおこなうこと。「―に処理する」 **かだん**[歌壇][名]歌人たちの社会。歌人の世界。「―に登場した新星」 **がだん**[画壇][名]画家の社会。「―の新しい傾向[けいこう]」 **カタンいと**[カタン糸][名]ミシン用のもめん糸。▽「カタン」は、コットン(=もめん)のこと。 **がたんと**[副]①かたいものが激しくぶつかったりして出る音。「戸が―はずれる」②数量や程度などが、急激に下がるようす。「成績がー落ちる」 **かち**[価値][名]値打ち。そのもののよさや、たいせつさの程度。「なんの―もない古い家」類値[あたい] **かち**[勝ち][名]勝つこと。「決勝戦で―をおさめる」類勝利↔負け **かち**[徒・徒歩][名]①「徒歩[とほ]」の古い言い方。「―にて行く」②江戸時代、乗馬を許されなかった下級武士。また、主君の行列に歩いて供した武士。▽「徒士」とも書く。 **がち**[勝ち][造語][「~がち」の形で]①とかく、そうなりやすい傾向[けいこう]。「雨の日はバスがおくれーだ」多くは、望ましくないことにいう。②その割合が多いようすをあらわす。「病気―」「黒目―のひとみ」▽名詞や動詞の連用形に付く。 **かちあう**[搗ち合う][自五]ぶつかりあう。衝突[しょうとつ]する。二つのことが重なる。「曲がり角でかちあった」「日曜と祭日が―」 **かちえる**[勝ち得る][他下一]努力した結果として獲得する。かちとる。「名声を―」「信頼を―」 **かちかち**[副][形動]①〈副〉かたいものがふれあって連続的に出す軽い音。「時計が―鳴る」「火打ち石を―と打つ」②〈形動〉かたくなっているようす。「―のパン」③考えかたや性格がかたくるしく、融通がきかないようす。がんこ。「あの―の頭にはまいるよ」④おそれや緊張[きんちょう]でからだが自由にならないようす。 **がちがち**[副][形動]①〈副〉かたいものがぶつかって、連続的に出すにぶい音。「寒くて歯を―いわせる」②ゆとりがなく、欲が深いようす。がつがつ。③〈形動〉非常にかたいようす。「―にとおった湖」「大観衆の前で―だ」④ゆとりがなく一つのことにこりかたまるようす。「―の勉強家」 **かちかん**[価値観][名]何に価値があるとするかについての考えかた。ものごとに対する評価や態度。「あの人とは―がちがう」 **かちき**[勝ち気][形動]人にせめ勝とうという気持ちが強い性格。「―でしっかり者の母親」圏負けん気・利きかん気・負けず嫌[ぎら]い **かちく**[家畜][名]人間の生活に役立つように飼われる動物。イヌ・ウマ・ウシ・ヒツジなど。▽「家畜」は哺乳類だけをさし、ニワトリやアヒルなどの鳥は「家禽[かきん]」という。 **かちぐり**[搗ち栗・勝ち栗][名]干したクリの実をうすでついて、外皮としぶ皮をとり除いたもの。しらぐり。▽「搗ち」は「勝ち」に音が通じるので、出陣[しゅつじん]・勝利・正月などの祝いごとの料理に使う。 **かちこす**[勝ち越す][自他五]勝った数が負けた数より多くなる。「対戦相手に―」↔負け越す **かちっぱなし**[勝ちっ放し][名]一度も負けずに勝ちつづけること。かちどおし。↔負けっ放し **かちどき**[勝ち鬨][名]勝ったときにあげる、喜びのさけび声。「味方がいっせいに―をあげる」圏凱歌[がいか]・鬨[とき]の声 **かちなのり**[勝ち名乗り][名]◎すもうで、行司[ぎょうじ]が勝った力士の名を呼びあげ、そちらに軍配[ぐんぱい]を上げること。「―を受ける」②競争や戦いで、勝利を宣言すること。「今回の選挙では早々に―をあげた」 <243> ・かつ **かちにげ**[勝ち逃げ][-スル]勝負に勝ち、相手の再度の挑戦[ちょうせん]に応じないまま、その場を去ること。 **かちぬき**[勝ち抜き][名]勝ったものどうしが次々と勝負をしていく戦いかた。トーナメント。「―戦」↔総当たり **かちぬく**[勝ち抜く][他五]◎次々と勝つ。「予選を勝ち抜いて決勝に進出する」圏勝ち進む②最後まで勝つ。圏勝ち通す **かちはんだん**[価値判断][名]あるものごとについて、一定の基準にもとづき、その値打ちの有無をきめること。 **かちほこる**[勝ち誇る][自五]勝って得意になる。 **かちぼし**[勝ち星][名]すもうで、勝ったしるしにつける白い丸。また広く、勝負に勝つこと。「―をあげる」類白星↔負け星・黒星 **かちみ**[勝ち味][名]勝つ見こみ。勝ち目。 **かちめ**[勝ち目][名]勝つ見こみ。勝ちみ。「―のない試合」 **かちゅう**[火中][名]火の中。また、火に入れて焼くこと。「この手紙は読後―のこと」 > 火中の栗を拾う 自分が不利益になるかもしれないのに、他人のために危険をおかす。 **かちゅう**[渦中][名]うずの中。もめごとや混乱のまっただなか。「争いの―に巻きこまれる」「―の人」 **かちょう**[家長][名]一家のあるじ。▽古い民法のことば。現在は「世帯主[せたいぬし]」という。 **かちょう**[課長][名]会社や役所などの一つの課の責任者。剩係長・部長 **がちょう**[鵞鳥][名]野生のガンを飼いならしてできた水鳥。長い首と黄色いくちばしをもつ。肉や卵は食用。羽はふとんなどにつめて、防寒具にする。 **かちょうふうえい**[花鳥諷詠][名]高浜虚子[きょし]が唱えた俳句の基本的な理念。俳句に欠かせない季題を花と鳥の二字で代表させ、自然描写を優先させることを主張した。 **かちょうふうげつ**[花鳥風月][名]自然の美しい景色[けしき]。「―をたのしむ旅」類雪月花 **かつ**[活] ・6画 全9画 活活活活 ◎いきる。いかす。また、勢いがあって生き生きとしている。「死中に―を求める」②うごかす。 ②活字[かつじ]活栓[かっせん] ●活[い]ける 活[い]かす 独活[うど] 活を入[い]れる 気絶[きぜつ]した人の息をふきかえさせる。また、元気のない人をはげましたり、気力のない人にショックをあたえて目覚めさせる。 **かつ**[括] ・6画 全9画 括括括括 カツ 括弧[かっこ]括約筋[かつやくきん] 一括[いっかつ]包括[ほうかつ]総括[そうかつ]特括[とっかつ] 括[くく]る 括[くく]れる ●しめくくる。ひとまとめにする。②ひとまとめにしたものを数えることば。「一○枚つづりで三ー」 **かつ**[割] ・10画 全12画 割割割割 カツ 割愛[かつあい]割拠[かっきょ]割譲[かつじょう]割腹[かっぷく]分割[ぶんかつ] 割[わ]る・割[わ]り・割[わ]れる ガラスを割[わ]る/割合[わりあい]割引[わりびき]/役割[やくわり]/意見が割[わ]れる/割[わ]れ目[め] 割[さ]く 時間を割[さ]く 割木瓜[われもこう] **かつ**[轄] 車・10画 全17画 轄轄轄轄 カツ 管轄[かんかつ]所轄[しょかつ]直轄[ちょっかつ]統轄[とうかつ]分轄[ぶんかつ] とりまとめる。要所をとりしまる。 **かつ**[喝](喝) 口・8画 全11画 喝喝喝喝 カツ 喝采[かっさい]喝破[かっぱ]一喝[いっかつ]恐喝[きょうかつ]大喝一声[だいかついっせい] 大きな声を出しておどす。とくに禅宗[ぜんしゅう]で、迷いをさますはげましの声。 **かつ**[渇](渇) ・8画 全11画 渇渇渇渴 カツ 渇水[かっすい]枯渇[こかつ]飢渇[きかつ]渇望[かつぼう] ①水がなくなる。かれる。②のどがかわく。「―をいやす」③ひどく欲しがる。「―する」を見よ。 渇[かわ]く のどが渇[かわ]く/渇[かわ]きをいやす **かっ**[褐](褐) ネ・8画 全13画 褐褐褐褐 カツ 褐色[かっしょく]褐炭[かったん]褐鉄鉱[かってっこう] 褐色[かち] 黒ずんだ茶色。こげ茶。 **かっ**[滑] 滑滑滑滑 カツ 滑空[かっくう]滑車[かっしゃ]滑走[かっそう]円滑[えんかつ]潤滑[じゅんかつ] 滑[すべ]る 氷上を滑[すべ]る/滑[すべ]り台[だい] 滑[なめ]らか 滑[なめ]らかな肌[はだ] 滑[ぬめ]る 滑稽[こっけい]常滑[とこなめ](地名)滑子[なめこ] **かつ**[活/渇][-スル]→漢字項目を見よ。 **かつ**[喝][名]漢字項目を見よ。 **かつ**[且つ][副][接]①〈副〉二つの動作が同時におこなわれるようす。一方では。「―おどろき、―喜ぶ」②〈接〉同時にもう一方で。さらに。その上。「仕事は早く―正確に」「細心[さいしん]―大胆[だいたん]」▼ふつう、かな書き。 **[且]** 一・4画 全5画 且且且且 音は「ショ」。「苟且[こうしょ](=かりそめ)」 且[か]つ 歌い、且[か]つ踊る 且[しばら]く 且[まさ]に **かつ**[勝つ][自他五]戦って相手を負かす。相手よりまさる。 <244> がつ っている。「敵に―」「荷が―(=責任が重すぎる)」②がまんする。たえる。「病気に―」▽「克つ」とも書く。↔負ける > 勝って兜[かぶと]の緒を締めよ 成功しても油断しないで、ますます心をひきしめなさい。▽「緒」は、ひものこと。 > 勝てば官軍、負ければ賊軍 勝ってしまえば、どんないきさつがあろうと勝ったほうが正しいことになってしまうということ。▽「官軍」は政府側の軍、「賊軍」は反乱軍のこと。 **がつ**[月]→「げつ」 **がっ**[合]→「ごう」 **かつあい**[割愛][-スル]おしいと思うものをしかたなく省くこと。「時間がないので説明は―します」類省略 **かつえる**[飢える・餓える][自下一]ひどく腹がへる。うえる。また、ひどく欲しがる。「愛情に―」 **かつお**[鰹][名]サバ科の海産魚。暖流に群れをつくってすみ、初夏に日本沿岸に近づく。体長は約八〇㌢で、背に青いしまがある。たたき・なまりぶし・かつおぶしなどにして食べる。 **かつおぶし**[鰹節][名]カツオの身をにてから、けむりでいぶしたり、かびを使って、かたく乾燥[かんそう]させたもの。うすくけずってだしをとったり、料理に使ったりする。かつぶし。かぞえ方節[ふし] **かっか**[閣下][名]もと、大臣や将軍などの地位にある人を敬って呼ぶことば。「大臣―のお出まし」 **かっか**[副]①火が盛[さか]んに燃えるようす。また、ひどくほてるようす。腹を立てて興奮するようす。「―と燃える」「見くびられて―している」 **がっか**[学科][名]学校で教える科目。国語・理科・社会など。また、大学などの学問の分野。文学科・史学科など。 **がっか**[学課][名]学習の範囲と段階。「所定の―を修了する」 **がっかい**[学会][名]①学問の発展や研究発表のためなどにつくる研究者の団体。②研究の発表や討論の集会。「生物―で発表する」 **がっかい**[学界][名]学問の世界。学者の社会。「日本の医―の進歩に役立つ」「―の権威[けんい]」 **かつかいしゅう**[勝海舟][人名]一八二三―九九年。幕末・明治期の政治家。江戸[えど]生まれ。名は安房[あわ]、のち安芳[やすよし]と改名。通称[つうしょう]は麟太郎[りんたろう]。蘭学[らんがく]をよくし、咸臨丸[かんりんまる]で太平洋横断に成功。江戸城の明けわたしに尽力した。のち、参議・枢密顧問[すうみつこもん]官など。自伝「氷川清話[ひかわきよわ)」がある。 **かっかく**[赫赫][形動]①日照りの厳しいようす。激しく光りかがやくようす。「―たる夏の太陽」類煌々[こうこう]②功名や名声などが盛[さか]んにあがるようす。かがやかしいようす。「―たる戦果」▼「かくかく」とも。文章語。 **かっかざん**[活火山][名]現在、噴火[ふんか]で活動をしている火山。日本では三原山[みはらやま]・浅間山[あさまやま]・桜島[さくらじま]など。▽ほかに、死火山・休火山。 **かっかそうよう**[隔靴搔痒][名]ものごとの核心になかなかふれられずに、もどかしいこと。じれったいこと。▽くつの上からかゆいところをかくという意味から。 **かつかつ**[副]ある状態をかろうじて保っているようす。余裕のないようす。ぎりぎり。かつがつ。「―定刻にまにあった」「―の生活」 **がつがつ**[副]①ひどく空腹で、むさぼるように夢中で食べるようす。「―めしを食う」②ものごとに対する飢えや欲をむき出しにして、いやしいようす。「かねに―するな」「いまさらーと勉強しても始まらない」 **がっかり**[副][-スル]期待や希望を失って気を落とすようす。「がっかりして、ねこんでしまう」類失望・落胆[らくたん] **かっき**[活気][名]生き生きとして、何かをしようとする元気があること。「―に満ちた新入生」圏生気[せいき] **がっき**[楽器][名]音楽を演奏するための道具。弦楽器・管楽器・打楽器など。 **かっかい**[角界][名]すもうの社会。すもう界。かくかい。▽「相撲」は「角力」とも書くことから。 **かっきてき**[画期的・劃期的][形動]これまでの考えやしかたとははっきりとちがって、ここから新しい時代が始まるようす。エポックメーキング。「―な出来事」 **かつぎや**[担ぎ屋][名]①縁起のよしあしをたいそう気にかける人。縁起をかつぐ人。②人をだましておもしろがる人。③食品を生産地から直接消費者に運んで売る人。 **がっきゅう**[学究][名]学問研究を専門にする人。「―はだの人」「―の徒[と]」類学者 **がっきゅう**[学級][名]学年の生徒を数十人ずつに分けた集まり。組。クラス。「―委員を選ぶ」 **かっきょ**[割拠][-スル]それぞれが領地を地盤として、自分の勢力を張ること。「群雄―」 **かつぎょ**[活魚][名]料理する寸前まで生かしておいた魚。いけうお。また、新鮮な魚。「―料理」 **かっきょう**[活況][名]生き生きとして景気がいいようす。「朝市[あさいち]が―を呈[てい]する」劇好況・盛況 **がっきょく**[楽曲][名]音楽の曲をまとめた言い方。声楽曲・器楽曲・管弦[かんげん]楽曲など。 **かっきり**[副]過不足なく、まさにその数量であるようす。ちょうど、ぴったり。「―一○○○円」「一二時―」類きっかり **かつぐ**[担ぐ][他五]①かたにのせる。「荷物を―」②上に立つ人としておしたてる。「会長に―」③軽いいたずらの気分で、人をだます。「人を―」④迷信[めいしん]などを本気にする。「縁起を―」▽御幣[ごへい]をかつぐことから。 > つかいわけ↓「だます」を見よ。 **がっく**[学区][名]公立学校を中心として分けた通学区域。「―制」「―外入学」▽地域によって「校区」「地区」ともいう。 **かっくう**[滑空][-スル]エンジンを使わないで、風の力や気流によって空を飛ぶこと。「グライダーがーする」 **がっくり**[副]急に気力がなくなって、くずれるようす。 <245> ・かっしょく 「その場に―とひざをつく」②急に折れまがるようす。「―首を落とす」 **かっけ**[脚気][名]ビタミンB₁が不足して、足がしびれたりむくんだりする病気。 **がっけい**[学兄][名]「学友」を敬った言い方。▽手紙文などで、男どうしで用いる。同輩・後輩に対して使い、学問上の先輩としてあつかう意味。 **かつげき**[活劇][名]◎動きが激しく、とっくみあいやなぐりあいの場面が多い演劇や映画。②はでなとっくみあいやなぐりあいをすること。類大立ち回り・殺陣[たて] **かっけつ**[喀血][-スル]せきと同時に、肺や気管支から出血した血をはくこと。▽胃から血をはくことは「吐血[とけつ]」。喀血による出血は鮮紅色であわ状、吐血のものは暗黒色でコーヒーのかすのようなもの。 **かっこ**[括弧][名]他の部分と区別するために、文字や数字の前後をくくる記号。くくり符[ふ]。( )[ ]「」など。 **かっこ**[確固・確乎][形動]考えかたや心のもちかたが、確かでゆれ動かないようす。「―たる信念をもつ」「―とした決意」「―不抜[ふばつ]」類しっかり **かっこう**[格好・恰好][名][形動][造語]①〈名〉外から見た、ものの姿やようす。体裁[ていさい]。「かっこ」とも。「―をつける」「―が悪い」類形・姿②〈形動〉ちょうどいいこと。てごろなこと。「ハイキングに―な場所だ」類あつらえむき・うってつけ③〈造語〉「~格好」の形で]ちょうど・・・歳[さい]ぐらい。「四○―の男に道をきかれた」圏がらみ▽中年以上の人の年齢に付ける。 > つかいわけ 格好・絶好 > 「格好」は、ちょうどつりあいがとれていてよいかたち。また、よい程度。「サラリーマンに格好の値段」。「絶好」は、何かをするのにこの上なく条件がいいこと。「絶好の遠足日和」。 **かっこう**[郭公][名]ホトトギス科のわたり鳥。初夏に日本に来る。ハトより小形。茶色の羽で、「カッコウ」と鳴く。モズやホオジロなどの巣に卵を産み、ひなを育てさせる。かんこどり。よぶこどり。 **かっこう**[滑降][-スル][名]①〈名・-スル〉スキーなどですべりおりること。「直―」②〈名〉アルペンスキーで、高度差の大きな急斜面[きゅうしゃめん]をすべりおりる競技。ダウンヒル。 **かっこう**[渇仰][-スル]仏教のことばで、水を欲しがるように仏をあおぎしたうこと。②強くあこがれしたうこと。 **がっこう**[学校][名]生徒を集めて、一定の期間教育をおこなうところ。小学校・中学校・高等学校・大学・専門学校など。 **かっこふばつ**[確固不抜][名][形動]心がしっかりしていて、動揺[どうよう]せず、くじけないようす。「―の意志」 **かっこむ**[掻っ込む][他五]せわしくはしを動かして、流しこむようにして食べる。「茶づけをかっ込んで出かけた」▽「かきこむ」の変化した形。 **かっさい**[喝采][-スル]拍手をしたり声を上げたりして、盛[さか]んにほめること。「会場全体の―を浴びる」「拍手―」「―を博する」 **がっさく**[合作][-スル][名]二つ以上の団体または何人かが共同で一つの作品をつくること。「日米―の映画」類共作 **かっさつじざい**[活殺自在][名][形動]生かすも殺すも自分の思うがままであること。類生殺与奪[せいさつよだつ] **がっさん**[合算][-スル]すべての数を足して計算すること。「売り上げを―する」類加算・合計 **かっしかほくさい**[葛飾北斎][人名]一七六〇―一八四九年。江戸後期の浮世絵師。風景画[ふうけいが]を得意とし、フランス印象派にその影響をおよぼした。代表作「富嶽三十六景」「北斎漫画」。 **かっしゃ**[活写][-スル]生き生きと写しとること。「人間心理を―した小説」 **かっしゃ**[滑車][名]円盤[えんばん]のまわりのみぞにつなをかけた道具。力の方向を変えられる定滑車、小さな力で物体を支えられる動滑車などがある。歯車やチェーンと組みあわせることが多い。 **がっしゅうこく**[合衆国][名]二つ以上の国が連合してできた一つの国。とくに「アメリカ合衆国」をさしていうことが多い。▽「合州国」は誤り。 **がっしゅく**[合宿][-スル]スポーツなどの練習や勉強・研修などの効果をあげるために、集まってとまりがけで生活し、専念してはげむこと。「夏季―」「強化―」 **かつじょう**[割譲][-スル]土地などの一部を他に分けあたえること。「領土の―」 **がっしょう**[合唱][-スル][名]⊕同じ曲をみんなでいっしょに歌うこと。「校歌の―」↔独唱②声の高さによって分かれたグループごとに、異なったメロディーを同時に歌って、全体で一つの曲を歌うこと。コーラス。「混声―」↔斉唱[せいしょう] **がっしょう**[合掌][-スル][名]①〈名・―スル〉両方の手のひらを、顔や胸の前で合わせて拝むこと。「ご仏前[ぶつぜん]にーする」▽仏事を通知する手紙の終わりに「敬具」のかわりに使うことも。②〈名〉「合掌造り」の略。 **がっしょうづくり**[合掌造り][名]木材を山形(へ)に組んで並べ、急な大屋根が特徴の民家の建築法。屋根裏部屋をもつ。 **がっしょうれんこう**[合従連衡][名]たがいにいろいろと計略をめぐらしながら、他と協力して敵に向かうこと。▽古代、中国で、小国がたて(=従。南北のこと)に合わさったり、よこ(=衡。東西のこと)に連[つら]なったりして大国にあたろうとしたこと。「合従」は趙[ちょう]の蘇秦[そしん]、「連衡」は魏[ぎ]の張儀[ちょうぎ]が唱えた外交政策。 **かっしょく**[褐色][名]黒みがかった茶色。こげ茶色。 <246> がっしり ブラウン。「―に焼けたはだ」 **がっしり**[副]ものの構造や組みあわせなどが、しっかりと安定して力強いようす。がっちり。「―したからだつき」 **かっすい**[渇水][名]ひでりなどのために水がなくなること。みずがれ。「―期」 **かっする**[渇する][自サ変]のどがかわく。また、ものがたりず、それを強く欲しがる。 > 渇しても盗泉[とうせん]の水を飲まず どんなに苦しくても決して悪事はしないこと。▽孔子[こうし]はのどがいくらかわいても、盗泉という名前の泉の水は飲まなかったという故事(中国、「淮南子[えなんじ]」)から。「盗泉」は中国山東省泗水[しすい]県にある泉。 **がっする**[合する][自サ変]合う。合わせる。一つになる。一つにする。「二つの川が―場所」 **かっせい**[活性][名]物質の化学的な反応が活発なこと。「―炭」▽生き生きとよく動くこともいう。「組織の―化をはかる」 **かっせん**[合戦][名]武士が刀ややりで戦った昔の戦争。いくさ。「―の火ぶたを切る」「源平の―」▽現在は「〜合戦」の形で、対抗戦という意味で使う。「応援―」「歌―」「雪―」 **かっそう**[滑走][-スル]なめらかに、すべるように走ること。「―路」「スケートでーする」 **がっそう**[合奏][-スル]一つの曲を、二つ以上の楽器を合わせていっしょにひくこと。アンサンブル。↔独奏 **カッター**[名]①紙を切る道具。刃物[はもの]。「ーナイフ」②船に備えつけた大型ボート。|cutter **がったい**[合体][-スル]合わさって一つのものになること。「公武,—」 **かったつ**[闊達・豁達][形動]心が大きく、ものにとらわれないで広びろとしたようす。「自由―」「―な人がら」 **かったつじざい**[闊達自在][名][形動]ものごとにまったくこだわらずに、思いのままであるようす。「―にふるまう」 **かったん**[褐炭][名]質が悪く、発熱量が低い茶色の石炭。 **がっち**[合致][-スル]ぴったりとよく合うこと。一致。「目的と―する」 **かっちゅう**[甲冑][名]よろいと、かぶと。「―に身を固めた武士」 **ガッツ**[名]へこたれない根性[こんじょう]。やる気。「―がある選手」。「guts **ガッツポーズ**[名][-スル]スポーツ選手などが、成功の喜びの表現として、にぎりこぶしをつきあげる動作。▽gutsと pose から。和製英語。 **かつて**[曾て・嘗て][副]①以前。むかし。「―はそんなこともあったなあ」「―のおもかげはもうない」②「かつて〜ない」の形で]昔からいままで一度も・・・ない。「―ない大事件」圏ついぞ▽「かって」と発音することもある。 **かって**[勝手][名][形動]①〈名〉⊕台所。また、家庭の経済のぐあい。「おーをてつだう」「―が苦しい」「―向き(=暮らし向き)」②ようすや、やりかた。また、使いぐあい。「―がわからない」「―がちがう」「使い―がいい」③〈名・形動〉他人のことを考えずに、自分のしたいようにふるまうこと。「身―」「―気まま」 > 「つかいわけ」→「わがまま」を見よ。 **かってぐち**[勝手口][名]台所の出入り口。うらぐち。↔玄関口・表口[おもてぐち] **がってん**[合点][-スル]「承知すること。「わかった」と、うなずくこと。「―だ」「―承知」▽もと、和歌などを批評して、すぐれたものに付けたしるしのこと。 **カット**[名][-スル]①〈名・スル〉あるものの一部を切りすてること。はぶくこと。「給料の一割を―する」②つながっているものを切ること。「テープー」③テニスや卓球[たっきゅう]などで、球をななめに切るようにして打つこと。④髪[かみ]を切ること。また、髪形。⑤〈名〉印刷物に入れる小さな挿絵や写真。⑥映画の一こま。一場面。|cut **ガット**[名]ヒツジの腸などからつくった糸。ラケットのあみや楽器の弦[げん]に使う。「―を張る」 「gut **ガット**[GATT][名]関税と貿易に関する一般協定。関税の引き下げや貿易の制限の撤廃をおこなうことで、世界経済の発展を図る協定と機構。本部はジュネーブ。General Agreement on Tariffs and Trade の略語。 **かっとう**[葛藤][名][-スル]心の中でいろいろな感情が対立し、なやみくるしむこと。ジレンマ。また、人間関係がうまくいかず、もめごとが起こること。「心の―」「父親との―になやむ」圏悶着[もんちゃく]▽カズラやフジのつるがもつれからむ意味から。 **かつどう**[活動][-スル]①〈名・スル〉活発に動き、働くこと。「火山―」「クラブー」②〈名〉「活動写真」の略。「映画」の古い言い方。 **かつどうてき**[活動的][形動]生き生きとしているようす。また、活発に動くのにふさわしいようす。「―な女性」「―な服装」 **カットグラス**[名]表面に彫刻[ちょうこく]や切りこみ細工[ざいく]をほどこしたガラスの器[うつわ]。切り子。-cut glass **かっとばす**[かっ飛ばす][他五]球を強く打って勢いよく遠くへ飛ばす。「ホームランを―」 **カットバック**[名]映画などで、過去と現在など二つの場面を交互に対照させながら劇を進行させる方法。cutback **かっぱ**[喝破][-スル]正しいことを見ぬき、はっきりと言うこと。「一言で―される」 **かっぱ**[河童][名]①川や沼にすむ空想上の動物。こうらがあり、頭に皿がのっていて、その中の水がかわくと死ぬという。かわたろう。▽泳ぎのじょうずな人をたとえてもいう。 > 河童の川流れ どんな名人でも、ときには失敗することがあるというたとえ。圏猿も木から落ちる・弘法も筆の誤り **カッパ**[名]雨よけ用のコート。また、荷物などにかぶせる雨具。▽「合羽」と当てる。ポルトガル語capa **かっぱつ**[活発・活發][形動]生き生きとして元気のいいようす。 <247> ・かつろ 「―な少年」「取り引きの―な市場」 **かっぽう**[割烹][名]日本風の料理をつくること。また、日本料理を出す料亭[りょうてい]。「―着[ぎ]」「―旅館」 **がっぽん**[合本][名][-スル]本や雑誌を、何冊かとじあわせて一冊にすること。また、一冊の本として編集しなおしたもの。合冊[がっさつ]。 **かつまた**[且つ又][接]そのうえまた。おまけに。「日ごろご支援をたまわり、―本日は盛大な祝賀会をもよおしていただきまして」▽あいさつなどに使う改まった言い方。 **かつもく**[刮目][-スル]目を大きく見開いて見つめること。「―に値[あたい]する」 > 刮目して待つ 非常に期待する。 **かつやく**[活躍][-スル]盛[さか]んに動き、めざましく働くこと。「―の場をあたえる」 **かつゆ**[活喩][名]「擬人法」に同じ。 **かつよう**[活用][-スル]①ものの性質や能力を生かして、じゅうぶんに役立てること。「辞書を―する」②[文法]動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の語尾が、下に続くか切れるか、続きかたによって形を変えること。たとえば、動詞「咲く」は、「咲かない」「咲きます」「咲く」「咲くとき」「咲けば」などと形を変える。▷巻末「活用表」参照。 **かつようがた**[活用型][名]用言と助動詞の活用の種類。規則的なものと不規則なものがある。口語では動詞には、五段活用・上一段活用・下一段活用・カ行変格活用・サ行変格活用の五種類があり、形容詞・形容動詞はそれぞれ一種類である。助動詞は不規則なものが多い。▽動詞の活用型を見分けるには、「ない」を付けたとき、活用語尾がア段なら五段活用、イ段なら上一段活用、工段なら下一段活用。また文語には、動詞は九種類、形容詞・形容動詞はそれぞれ二種類の活用型がある。♪巻末「活用表」参照。 **かつようけい**[活用形][名]用言や助動詞が活用したときの、一つ一つの形。口語では下に「ない」や「う」などが付く形(=未然形)、「ます」「た」などが付く形(=連用形)、おもに文末にくる形(=終止形)、下に名詞が付く形(=連体形)、「ば」が付く形(=仮定形)、命令の形(=命令形)の六種類。▽文語には仮定形がないが、已然形[いぜんけい]がある。♪巻末「活用表」参照。 **かつようご**[活用語][名]単語の中で、活用する語。日本語では、用言(=動詞・形容詞・形容動詞)と助動詞をまとめていう。 **かつようごび**[活用語尾][名]用言や助動詞が活用するとき、語末の変化する部分。たとえば「書く」の活用語尾は「く」で、「書かない」「書きます」「書く」「書くとき」「書けば」「書け」と変化する。▽変わらない部分、「書く」の「書」などを「語幹[ごかん]」という。 **かつようじゅ**[闊葉樹][名]「広葉樹」の古い呼び方。 **かつようひょう**[活用表][名]用言・助動詞の六つの活用形を示した表。♪巻末「活用表」参照。 **かつら**[桂][名]カツラ科の落葉高木。雌雄[しゆう]異株。初春に紅色の花を開く。木材は木目がまっすぐで軽いので、建築・家具などに使う。▽月にはカツラの木が生えているという伝説があり、よく和歌に詠[よ]まれる。 **かつら**[鬘][名]演劇の扮装[ふんそう]用やおしゃれのために、髪[かみ]の毛でつくったかぶりもの。 **かつらこごろう**[桂小五郎][人名]→「きどたかよし」 **かつらたろう**[桂太郎][人名]一八四七—一九一三年。明治期の政治家・軍人。長州藩士[ちょうしゅうはんし]。陸軍をつくる。また、三度組閣し、対外的には日英同盟締結・日露戦争・韓国併合など、国内では大逆事件で社会運動の弾圧[だんあつ]などをおこなった。 **かつりょく**[活力][名]生き生きと動く力。活動する力。生命力。エネルギー。「―に満ちる」 **カツレツ**[名]うす切り肉に、小麦粉・とき卵・パン粉をまぶして油であげた料理。カツ。「cutlet **かつろ**[活路][名]苦しい立場からぬけでる道。生きのびる方法。 <248> かて 「―を開く」「―を見いだす」 **かて**[糧][名]食糧。食料。古い言い方。「生活の―をえる」▽精神的に成長し、活動するもとになるものの意味でも使う。「心の―にする」 **かてい**[仮定][-スル]事実とは関係なく、かりにそうだときめて考えること。「合格したと―する」「―条件」類想定・仮想 **かてい**[家庭][名]①親子・夫婦など、家族の集まり。また、家族がいっしょに生活するところ。マイホーム。「仕事と―を両立させる」「―円満」類家②「家庭科」の略。 **かてい**[過程][名]ものごとが進んでいく、すじみち。プロセス。「結果よりも―を重んじる」圏経緯・経過 **かてい**[課程][名]修得するために割りあてられた、一定の学習や作業の範囲や段階。「高校の―を修了する」 **かていけい**[仮定形][名][文法]口語文法で、用言や助動詞の活用形の一つ。これからさきのことを、「もしも・・・ならば」とかりに考える形。助詞の「ば」が下につく。たとえば、「晴れれ(ば)」「美しけれ(ば)」「静かなら(ば)」は、「晴れる」「美しい」「静かだ」の仮定形。▽文語文法には仮定形がないが、已然[いぜん]形がある。文語では未然形に「ば」を付けて仮定を、已然形に「ば」を付けて確定をあらわす。たとえば「風吹かば(=もしも風が吹くならば=仮定)」、「風吹けば(=風が吹くと=確定)」。♪巻末「活用表」参照。 **かていさいばんしょ**[家庭裁判所][名]家族の争いごとや未成年者の犯罪などをとりあつかう下級裁判所の一つ。略して「家裁」。 **かていそうぎ**[家庭争議][名]夫婦げんか・親子げんかなど、家庭内で起こる争いごと。▽「労働争議」をもじったことば。 **カテゴリー**[名]分類によって立てられた部門や範囲[はんい]。また哲学[てつがく]で、範疇[はんちゅう]。|Kategorie **かててくわえて**[糅てて加えて][副]そのうえに。さらに、おまけに。「ふだんの、よくないものごとが重なるときに用いる。 **がてら**[造語][「~がてら」の形で]・・・するついでに。「散歩―友人を訪ねる」「花見に行き―」圏かたがた▽動詞の連用形や名詞に付く。 **かでん**[家伝][名]ある家に代々伝わってきたこと。「―の秘宝」↔伝家 **かでん**[荷電][名]物体が電気をおびること。帯電。また、その電気の量。 **がてん**[合点][-スル]理解してなっとくすること。「―がいかない」「早―」「独りー」▽「がってん」の変化した形。♪「がってん」も見よ。 **がでんいんすい**[我田引水][名][形動]ものごとを自分の都合のいいように考えたり、利益になるようにはからったりすること。▽みんなのためにある用水を、自分の田だけに引くという意味から。 > かでん(瓜田)に履[くつ]を納[い]れず 疑われるようなおこないは、不用意にしてはならない。圏李下[りか]に冠[かんむり]を正さず ▽ウリ畑でかがんでくつをはきなおすと、ウリ盗人[ぬすびと]と思われるという意味。 **かど**[角][名]⊕道の折れまがったところ。まがりかど。「―のタバコ屋」②とがって、つき出た部分。「岩―に立つ」③他人の気分を害するような点。「―のあることば」 > 角が立つ やりかたがおだやかでないために、人間関係が円満にいかない。「そんな言いかたでは―」 > 角がとれる 経験を積んで、人がらがおだやかになる。類まるくなる > 古語《かど(角・才)》 古語では、つののように目立つ、すぐれた点という意味。才能。「かどある御琴[こと]の音[ね]なり(=才能あるお琴の音色だ)」 **かど**[門][名]家などの出入り口。もん。また、家。「―の人かげ」「笑う―には福来たる」 **かど**[過度][形動]必要以上に程度がすぎること。いきすぎ。「―の期待がかけられる」↔過大 **かど**[廉][名]よくないことの理由として問題にする点。「脱税の―で調べる」 **かとう**[下等][形動]程度が低いこと。また、質がおとっていてなかみが悪いこと。「―動物」「―な人間」↔上等・高等 **かとう**[果糖][名]単糖類の一つ。白色の粉末で水にとけやすく、強いあま味をもつ。果実などに多くふくまれている。 **かとう**[過当][形動]適当な程度をこえているようす。過度。「―な賃上げ要求」「―競争」 **かどう**[可動][名]動かせること。動くしかけになっていること。「―橋」 **かどう**[華道・花道][名]いけばなの技法や作法。「―の家元[いえもと]」 **かどう**[歌道][名]和歌の技法や研究。和歌の道。「―をたしなむ」 **かどう**[稼働・稼動][-スル]◎収入をえるために働くこと。「―人口」圓就労②機械などを動かし、生産させること。「―時間」 **かとうかげまさ**[加藤景正][人名]生没年未詳[みしょう]。鎌倉時代の陶工。道元[どうげん]とともに宋[そう]にわたって陶法を学ぶ。帰国して尾張[おわり]の瀬戸に窯[かま]を開き、製陶法を伝え、瀬戸焼の祖とされる。 **かとうきよまさ**[加藤清正][人名]一五六二—一六一一年。安土桃山時代の武将。豊臣秀吉[とよとみひでよし]に仕え、朝鮮出兵でも活躍[かつやく]。関ヶ原[せきがはら]の戦いでは徳川方につき、肥後[ひご]五二万石[ごく]の領主となった。 **かとうしゅうそん**[加藤楸邨][人名]一九〇五—。昭和期の俳人。東京生まれ。水原秋桜子[しゅうおうし]に師事。人間の内面や生活実感を重んじる句風で、中村草田男[くさたお]らとともに「人間探究派」と呼ばれた。句集「寒雷[かんらい]」「山脈」など。 **かとうせいじ**[寡頭政治][名]少数の人間に権力が集中する独裁的な政治。 **かとうたかあき**[加藤高明][人名]一八六〇—一九二六年。明治・大正期の政治家。愛知県生まれ。第二次護憲運動をおこなった護憲三派(=憲政会・革新倶楽部・政友会)による連立内閣を組織。普通選挙法や治安維持法などを制定した。 <249> ・かなざわぶ **かとうちかげ**[加藤千蔭][人名]一七三五—一八〇八年。江戸後期の歌人・国学者。本姓は橘[たちばな]。賀茂真淵[かものまぶち]に和歌や国学を学び、師の没後は村田春海[はるみ]らとともに歌壇の中心となる。また、書家としても著名。歌文集「うけらが花」のほか、「万葉集略解[りゃくげ]」など。 **かとき**[過渡期][名]ものごとが移りかわる途中[とちゅう]の、不安定な状態の時期。「会社再建の―」 **かとく**[家督][名]①相続すべき家のあとめ。また、家のあとつぎ。長男。「―をつぐ」「——相続」▽旧民法では、戸主がもつ権利と義務。 **かどぐち**[門口][名]家の出入り口やその辺り。 **かどだてる**[角立てる][他下一]①ものの表面にかどをつくる。かどをとがらせる。②感情を刺激[しげき]して、ことをあらだてる。 **かどづけ**[門付け][名]家々の門口[かどぐち]で音楽や舞[まい]を演じたり、経を読むなどして、金品をもらって歩くこと。また、その芸人。万歳[まんざい]・人形回し・門説経[かどぜっきょう]など。 **かどで**[門出][名]①長い旅行などのために、わが家を出て出発すること。出立[しゅったつ]。②新しい生活や仕事を始めること。「新生活への―」 **かとてき**[過渡的][形動]ものごとが新しい状態に移りかわる途中[とちゅう]にあるようす。「今回の措置は―なものだ」「―政権」 **かどばん**[角番][名]その勝負に負けると全体として負けこしになる番組。囲碁や将棋[しょうぎ]などで、たとえば五番勝負で二敗したときの次の対戦。また、すもうで、負けこすと大関[おおぜき]の地位から落ちてしまうときにいう。「―大関」 **かどまつ**[門松][名]新年を祝って、元日から七日まで、家の戸口に立てるマツ。まつかざり。 **カドミウム**[名]金属元素の一つ。青みをおびた銀白色で、つやのあるやわらかい金属。有毒。電池や合金に使う。元素記号Cd |cadmium **かとりせんこう**[蚊取り線香][名]カを殺すためにたく線香。ジョチュウギクの粉末を固め、棒状またはうず巻き状にしたもの。蚊やり線香。 **カトリック**[名]キリスト教の一派。また、その信徒。とくに、ローマカトリックをさす。旧教。天主教。カソリック。プロテスタント ▽ギリシャ語で、普遍[ふへん]的という意味。|Catholic **カトレア**[名]ラン科の多年草。ピンクや赤むらさき色などの、大輪[たいりん]の花が咲[さ]く。洋ランの代表。園芸用。カトレヤ。|cattleya **かどわかす**[他五]だまして連れていく。誘拐[ゆうかい]する。「子供を―」 **かとん**[火遁][名]忍術の一つ。火の中にはいって姿をかくすもの。「―の術」 **かとんぼ**[蚊蜻蛉][名]「ががんぼ」の別名。ガガンボに似ているが、はるかに大きい。▽やせて背の高い人や、ひ弱な人をからかっていうこともある。 **かな**[仮名][名]日本語の表音文字。「万葉仮名[まんようがな]」をもとに、それをくずした「ひらがな」と、漢字の一部分を省略してできた「かたかな」とがある。平安時代の初めごろできた。▽漢字を「真名[まな]」と呼んだのに対していう。常用漢字表付表の語。 **カナート**[名]イランの乾燥[かんそう]地域の地下用水路。山麓[さんろく]でえられる地下水を、遠くはなれた集落や耕地まで配水するためのもの。途中[とちゅう]には修理や通風のための立て坑[こう]がほられている。 **かなあみ**[金網][名]針金をあんでつくったあみ。 **かない**[家内][名]①家の中。また、家族。「―工業」「―安全」②他人に対して、自分の妻をいうことば。女房[にょうぼう]。 **かなう**[適う][自五]うまくあてはまる。「道理に―」 **かなう**[叶う][自五]思いどおりになる。望んでいたことが実現する。「願いが―」 **かなう**[敵う][自五]能力がおよぶ。力が相手とつりあう。「チャンピオンに―者はいない」 **かなえ**[鼎][名]昔、中国でものをにるのに使った、三本足の鉄のかま。▽王位と権力のしるしとされた。 > 鼎の軽重[けいちょう]を問う 王や権力者の実力を疑って、その地位につこうとすること。また、人の能力をうたがうこと。▽楚[そ]王が周王に、天下をねらう下心から周王室のかなえの大小をたずねた故事(中国、「左氏伝」)から。 > 鼎の沸[わ]くがごとし かなえの中の湯がわきかえるように、多くの人がさわぎたてて論争するようすをいう。 **かなえる**[適える][他下一]うまくあてはめる。みたす。「条件を―ー」 **かなえる**[叶える][他下一]思いどおりにする。望みを実現させる。「願いごとを―」 **かながきろぶん**[仮名垣魯文][人名]一八二九—九四年。幕末・明治初期の戯作者[げさくしゃ]。文明開化にわく世相を風刺[ふうし]をきかせてこっけいにえがいた。代表作「安愚楽鍋[あぐらなべ]」「西洋道中膝栗毛[ひざくりげ]」など。 **かなかな**[蜩][名]「ひぐらし」のこと。夏の終わりにカナカナと鳴く。 **かなきりごえ**[金切り声][名]金属を切る音のような細く甲高[かんだか]い声。「―を張りあげる」 **かなぐ**[金具][名]いろいろな道具類に付ける金属製の部品。「たんすの―」 **かなくぎりゅう**[金釘流][名]くぎをつないだように、たどたどしくへたな字。 **かなくさい**[金臭い][形]金属のもつ独特のにおいや味がする。かなけくさい。「―水」 **かなぐりすてる**[かなぐり捨てる][他下一]乱暴にぬぎすてる。思いきって捨てる。「上着を―」「はじも外聞も―」 **かなけ**[金気][名]①水にとけている鉄の成分。「―の多い井戸水[いどみず]」②新しい鉄のなべやかまなどを使ったときに出る、赤黒いしぶ。「湯をわかして―をとる」 **かなざわぶんこ**[金沢文庫][名]鎌倉時代、北条実時[ほうじょうさねとき]が <250> かなしい 武蔵[むさし]の国、金沢(=横浜市金沢区)につくった図書館。多くの書籍を所蔵したが、北条氏滅亡後に衰退[すいたい]した。称名寺[しょうみょうじ]文庫。「かねさわぶんこ」とも。 **かなしい**[悲しい・哀しい][形]心がいたみ、胸がしめつけられて、泣きたいような気持ちだ。「―思い出がある」「友をなくして―」 > 古語《かなし》 古くは、強い悲哀[ひあい]に限らず、どうしようもないほどの切ない心情を広くあらわした。この場合、身にしみていとしいという意味で、「かなしき人」といえば恋人・愛人をさした。 **かなしきがんぐ**[悲しき玩具][作品名]一九一二年。石川啄木[たくぼく]の歌集。「一握の砂」以後の、晩年の病気と貧困をうたった悲痛な短歌が多く、政治や社会にも目を向けている。 **かなしばり**[金縛り][名]①きつくしばられたように身動きのできない状態。「恐怖[きょうふ]で、―にあったように立ちすくむ」②かねの力で相手を自由に動けなくすること。「借金でーにする」 **かなしみ**[悲しみ・哀しみ][名]心が痛み泣きたくなるような気持ち。「―に胸がふさがれる」「―に暮れる」↔喜び **かなしむ**[悲しむ・哀しむ][他五]心が痛み、泣きたいような気持ちになる。「友の死を―」↔喜ぶ > つかいわけ 悲しむ・嘆く > どちらも「悲哀[ひあい]」をあらわす。「悲しむ」は、事態に対して何かしようと思ってもまったく手のほどこしようのないとき、たとえば人の死の場合などの感情。「嘆く」は、本来ためいきをつく意味で、かたわらから見ていて胸にいだくあきらめや、批判的な気持ちをこめた感情をあらわすこと。 **かなぞうし**[仮名草子][名]江戸前期の小説をまとめた呼び方。御伽草子[おとぎぞうし]のあとをうけてできた読みもので。恋[こい]物語や名所案内などがあるが、啓蒙[けいもう]的なものが多い。浅井了意[りょうい]の「浮世物語」、如儡子[にょらいし]の「可笑記[かしょうき]」など。 **かなた**[彼方][代名]遠くの方を漠然[ばくぜん]とさすことば。あちらのほう。「はるか―の人」「海の―にある国」→こなた **カナダ**[国名]北アメリカ大陸の北半分をしめる国。イギリス連邦[れんぽう]に属する。世界第二の面積をもつ国土の大部分は冷帯で、広大なタイガの森林資源が豊富。地下資源も多い。面積約九九七万平方㌔。首都オタワ。主要言語、英語・フランス語。▽「加奈陀」と当てる。 **かなだらい**[金盥][名]アルミニウムなどでできた洗面器。 **かなづかい**[仮名遣い][名]日本語をかなで書くときのきまり。ほぼ現代の発音をもとにして書く現代かなづかいと、平安時代の発音をもとにした歴史的かなづかいがある。▽もと発音とかなとは一致していたが、発音は時代とともに変化するため、しだいにかなと対応しなくなり混乱が生じる。この混乱を整理するためのきまりが、かなづかいである。 **かなづち**[金槌][名]①鉄でできた、くぎなどを打つつち。▽泳げない人をたとえてもいう。 **カナッペ**[名]小さなうす切りパンの上にハムやチーズなどをのせたもの。|canapé **かなつぼまなこ**[金壺眼][名]落ちくぼんで、小さくまるい目。「―のばあさん」 **かなてこ**[金梃][名]鉄でできたてこ。重いものを動かすときに使う。 **かなでほんちゅうしんぐら**[仮名手本忠臣蔵][作品名]一七四八年。竹田出雲[いずも]らの合作。赤穂[あこう]浪士の仇討ち事件を、「太平記」の時代に移すなどの脚色[きゃくしょく]をした時代物の浄瑠璃[じょうるり]。 **かなでる**[奏でる][他下一]音楽を演奏する。とくに、楽器を弾[ひ]く。「琴[こと]を―」 **かなぼう**[金棒][名]⊕武器になる太い鉄の棒。「鬼[おに]に―」②頭部に輪のついた鉄棒。昔、夜の見まわりのときなどにひきずって鳴らしながら歩いた。「―引き(=うわさなどを言いふらすこと)」 **かなめ**[要][名]①おうぎの骨をまとめているくぎ。②もっともたいせつな、中心となるところ。急所。要点。「守りの―」「肝心―」 **かなもの**[金物][名]金属でつくった道具や部品をまとめていうことば。なべやくぎなど。「―屋」 **かならず**[必ず][副]行動や現象などが、まちがいなく起こるようす。たしかに。絶対に。「―約束は守ります」「人は―死ぬ」 **かならずしも**[必ずしも][副][「必ずしも〜ない」の形で]例外なく・・・するとは限らない。「―不可能ではない」▽部分否定。すべてがそうとは限らず、例外もありうることをあらわす。 **かならずや**[必ずや][副][「必ずや〜だろう」などの形で]「かならず」を強めた言い方。絶対確実に・・・するだろう。「―彼は勝つだろう」「―成功するにちがいない」類きっと **かなり**[副][形動]ふつうの程度をこえているようす。非常にとまではいかないが、予想以上であるときに使う。「病気は―よくなりました」「―の借金がある」圏相当・随分[ずいぶん]▽「可成り」「可也」と当てる。 **カナリア**[金糸雀][名]アトリ科の小鳥。スズメ大で、多くは黄色。鳴き声が美しい。▽原産地がカナリア諸島であることから。|canaria **がなる**[自五]大声で、わめくように言う。俗[ぞく]な言い方。「やかましくー」 **かなわない**[敵わない][連語]①やりきれない。「こう暑くてはー」②「かなわぬ〜」の形で]願ってもとても実現できない。「かなわぬ恋[こい]」 **かなぶん**[金畜][名]コガネムシ科の昆虫[こんちゅう]。青銅色のつやがあり、樹液などを吸う。かなぶんぶん。▽羽音[はおと]がブンブンいうところから。 **かなん**[火難][名]火が原因となって起こる災難。「―の相」類火災↔水難 <251> ・かねて **かに**[蟹][名]海や川にすむ甲殻類。からだは固いこうらでおおわれ、一〇本の足のうち二本ははさみで、横に歩く。食用。かぞえ方杯[はい]・匹[ひき] > 蟹は甲羅に似せて穴を掘る 人は自分の力に応じたことしか望まず、またそれ以上のことはできない。 **かにく**[果肉][名]果実の内側にあるしるの多い部分。食用になる果実の部分。 **かにこうせん**[蟹工船][名]とったカニをすぐ船内で加工し、缶詰めなどにする船。 **かにこうせん**[蟹工船][作品名]一九二九年。小林多喜二[たきじ]の中編小説。北洋の蟹工船で働く労働者が、階級的に目覚めて、資本家とのたたかいに立ちあがる姿をえがいた。 **カニシカおう**[カニシカ王][人名]生没年未詳[みしょう]。インド、クシャナ朝の王。二世紀前半に在位か。北部インドを領土とした。仏典の編さんを援助[えんじょ]するなど仏教を保護し、都のあったガンダーラ地方では仏教美術が発達した。|Kanishka **がにまた**[蟹股][名]つまさきが外側を向き、両ひざのあいだがはなれている脚部[きゃくぶ]の形。○脚[おうきゃく]。「―で歩く」類外股[そとまた]↔内股[うちまた] **かにゅう**[加入][-スル]団体や組織に加わり、その一員になること。「組合に―する」「―者番号」類入会↔脱退 > つかいわけ 加入・参加 > どちらも仲間に加わること。「加入」は、組織体の一員になること。「生命保険に加入する」。「参加」は、仕事や活動の仲間に加わって、いっしょに何かをすること。「遠足に参加する」。 **カヌー**[名]木の幹をくりぬいた丸木舟[まるきぶね]。また、プラスチック製の丸木舟に似た舟でおこなう競技。カヤックとカナディアンの二種目がある。-canoe **かね**[金][名]①金属。「―の食器」②貨幣。金銭。おかね。「―になる商売」「土一升[いっしょう]、―一升(=土地の値段が高いこと)」「にせ―」類銭[ぜに]・マネー > 金がうなる たくわえたかねが、ありあまる。「あの家には金がうなっている」 > 金がものをいう 困難なことでも、かねの力で解決できる。「―時代」 > 金に糸目をつけない 目的のためには、おしまずにどんどんかねを使う。類金に飽[あ]かす▽「糸目」は、凧[たこ]のつりあいをとり、ひきしめるための糸。 > 金の切れ目が縁の切れ目 かねのあるうちはもてはやすが、かねがなくなるととたんに冷たくなる。 > 金のなる木 なにもしなくても大金が出てくるもと。 > 金のわらじで捜[さが]す 根気よくさがしまわる。「生き別れの母を―」▽鉄のわらじはいくら歩いてもすりきれないことから。「きんのわらじ」とはいわない。 > 金は天下の回りもの かねは人の手から手へと回っていくものだから、金持ちもいつかはそれを失い、貧乏[びんぼう]人のところへもいつかは回ってくる。 > 金を食う かねがかかる。「ひっこしは―」 **かね**[鐘][名]①寺や教会などで、つるして打ち鳴らす金属製の道具。つりがね。「除夜の―をつく」②「鉦[かね]」とも。「かなぐり」とも。「―に困る」 **かね**[鉦][名]念仏を唱えるときなどに、手で持ってたいて鳴らす金属製の器具。たたきがね。 > 鉦や太鼓で探す 大さわぎをして、あちこち探しあるく。 **かねあい**[兼ね合い][名]一方に片寄らずにほどよくバランスがとれていること。つりあい。「―を考える」 **かねかし**[金貸し][名]利子をとって金銭を貸すこと。また、それを職業とする人。 **かねがね**[予て予て][副]前々からずっと。機会あるごとに。「―心配していたとおりだった」「おうわさはーうかがっております」類かねて **かねぐり**[金繰り][名]必要な金銭をやりくりすること。「―の音」 **かねこくんえん**[金子薫園][人名]一八七六—一九五一年。明治から昭和期の歌人。東京生まれ。本名は雄太郎[ゆうたろう]。落合直文[おちあいなおぶみ]の浅香社[あさかしゃ]の門人。白菊会を結成、温和で優雅な叙景[じょけい]歌をつくった。歌集「片われ月」「覚めたる歌」など。 **かねこみつはる**[金子光晴][人名]一八九五—一九七五年。大正・昭和期の詩人。愛知県生まれ。詩集「こがね虫」の美しい象徴[しょうちょう]詩で注目され、のちに強いニヒリズムをあらわす詩を書いた。ほかに詩集「鮫」「落下傘」「人間の悲劇」など。 **かねざわさねとき**[金沢実時][人名]↓「ほうじょうさねとき」 **かねじゃく**[曲尺・矩尺][名]OL字形の金属製のもののさし。大工などが使う。かねざし。②ものさしで、約三〇・三㌢を一尺とするもので、鯨尺[くじらじゃく]の八寸にあたる。かね。▷「鯨尺」も見よ。 **かねずく**[金尽く][-スル]金銭の力でものごとを解決しようとすること。金銭ずく。 **かねそなえる**[兼ね備える][他下一]二つ以上のものや性質を同時にもっている。「美貌と才能をー」類兼備する **かねつ**[加熱][-スル]①熱を加えて温めること。「―殺菌[さっきん]」「ビーカーを―する」↔冷却②熱くなりすぎること。「ストーブの―で火事になる」③競争や流行などの勢いが異常に高まること。「人気が―する」「―したブーム」 **かねづかい**[金遣い][名]金銭の使いかた。金銭を使う程度。「―があらい」 **かねづまり**[金詰まり][名]資金のやりくりができなくなること。「―で倒産する」 **かねづる**[金蔓][名]必要なかねを出してくれる人。また、かねを手に入れる手がかり。スポンサー。「よいーをつかむ」 **かねて**[予て][副]前もって。以前から。「―からの約束を果たす」 <252> かねない **かねない**[兼ねない][連語][「〜かねない」の形で]・・・しないとはいえない。・・・する可能性がじゅうぶんある。「彼ならやりー」 **かねばなれ**[金離れ][名][「金離れがいい(悪い)」の形で]かねの使いかた、出しっぷりがいい(悪い)。 **かねまわり**[金回り][名]◎収入の状態。ふところぐあい。「商売があたって―がいい」②一般社会での、かねの動き。金銭の流通。「不況[ふきょう]で―が悪い」 **かねめ**[金目][名]金銭にかえたときの値打ちが高いこと。高価なこと。「―のものは何もない」 **かねもち**[金持ち][名]財産をたくさんもっている人。厠富豪・金満家[きんまんか] > 金持ちけんかせず 金持ちはけんかをすると損になることを知っていて、他人と争わない。 **かねる**[兼ねる][他下一][造語]①一つのものが二つ以上のはたらきを同時にする。「趣味と実益を―」②〈造語〉[「~かねる」の形で]①「・・・できない」「・・・しにくい」という意味をあらわす。「言い―」②「・・・することにがまんできない」という意味をあらわす。「見るに見―」『動詞の連用形に付く。③→「かねない」 **かねんせい**[可燃性][名]燃えやすい性質。「―物質」↔不燃性 **かの**[彼の][連体]例の、あの。「これが一有名なゴッホの絵か」▽知ってはいるが、実際に見るのははじめてだ、などというときに使うことが多い。 **かのう**[可能][名][形動]①しようと思えばできること。実際にありうること。「実現―」「―なかぎり早く行く」↔不可能②[文法]「・・・することができる」という意味をあらわすときの言いかた。口語では、動詞の未然形に助動詞「れる」「られる」を付けてあらわす。「行く」が「行かれる」になるなど。また、五段活用の動詞の中には可能動詞の形をもつものもある。「行ける」「書ける」など。文語では、「る」「らる」を付けてあらわす。最近は「見れる」「受けれる」「起きれる」など、上一段・下一段などの未然形に直接「れる」を付ける形が方言として発生し、都会にまで広まっている。→「ら抜け言葉」も見よ。 **かのう**[化膿][-スル]傷やはれものがうむこと。「―止めの注射」「傷口が―する」 **かのうえいとく**[狩野永徳][人名]一五四三—九〇年。安土桃山時代の画家。織田信長[のぶなが]や豊臣秀吉[ひでよし]に仕え、多くの装飾[そうしょく]画をえがき、狩野派を発展させた。代表作「洛中洛外図屏風[らくちゅうらくがいずびょうぶ]」。 **かのうさんらく**[狩野山楽][人名]一五五九—一六三五年。安土桃山[あづちももやま]から江戸初期の画家。永徳の死後、狩野派を代表する画家となる。代表作は大覚寺の襖絵[ふすまえ]「牡丹図」「松に鷹[たか]図」。 **かのうせい**[可能性][名]どの程度実現できるかどうか。そうなる見こみ。「成功の―が高い」圏確率 **かのうたんゆう**[狩野探幽][人名]一六〇二—七四年。江戸初期の画家。永徳の孫。幕府の御用絵師となる。代表作は二条城・名古屋城・大徳寺の障壁画、「東照宮縁起絵巻」。 **かのうどうし**[可能動詞][名][文法]「・・・することができる」という意味をもつ下一段活用の動詞。命令形はない。「読める」「書ける」など。▽五段活用の動詞に可能の助動詞「れる」が付いてできたもの。最近では、「着る」「食べる」のような五段活用以外の動詞を、「着れる」「食べれる」の形で使うことも多くなったが、これは一種の可能動詞が生じつつあることを示すもの。本来は「着られる」「食べられる」の形。▷「ら抜け言葉」も見よ。 **かのうは**[狩野派][名]室町[むろまち]時代に狩野正信[まさのぶ]が開いた日本画の一流派。江戸時代まで画界の中心であった。 **かのうほうがい**[狩野芳崖][人名]一八二八—八八年。明治期の日本画家。従来の狩野派の画風に洋画の手法をとりいれた作品は、岡倉天心やフェノロサにも認められ、日本画革新運動に参加した。代表作「大鷲」「悲母観音[ひぼかんのん]」。 **かのうもとのぶ**[狩野元信][人名]一四七六—一五五九年。室町[むろまち]後期の画家。中国の絵画様式に大和絵[やまとえ]をとりいれ、父正信[まさのぶ]とともに狩野派独自の画風を確立。また、数人が共同してえがくことにより、大量の障壁画を製作することを可能にした。大徳寺大仙院の襖絵[ふすまえ]「四季花鳥図」など。 **かのえ**[庚][名]十干[じっかん]の第七。こう。かのとの次。▽五行[ごぎょう]で、「金[かね]の兄[え]」という意味。 **かのこ**[鹿の子][名]①シカの子。②「鹿の子まだら」「鹿の子餅(=和菓子[わがし]の一つ)」「鹿の子絞[しぼ]り(=絞り染めの一つ)」などの略。▽シカの毛のように茶褐色に白いまだらのあるもの。また、それに似た形のものをいう。 **かのこまだら**[鹿の子斑][名]シカの毛のように茶褐色の地[じ]の中に白い斑点[はんてん]の散っている模様。 **かのじょ**[彼女][代名][名]①〈代名〉三人称単数。話し手や聞き手以外の女性。あの女性。②〈名〉恋人[こいびと]である女性。「ぼくの―」→彼氏[かれし] > 彼[かれ] 明治時代以降、ヨーロッパ語の三人称単数、女性代名詞の訳語として定着した。はじめは「かのおんな」「あのひと」などと読んだ。 **かのと**[辛][名]十干[じっかん]の第八。しん。庚[かのえ]の次。▽五行[ごぎょう]で、「金[かね]の弟[と]」という意味。 **カノン**[名]①同じ旋律[せんりつ]がある規則にしたがって、次々に追いかけるように出てくる形式の曲。輪唱[りんしょう]など。②基準。とくにキリスト教で、信仰や生活の基準となる書物。「canon **かば**[河馬][名]カバ科の哺乳[ほにゅう]動物。アフリカの川や湖にすむ。体長約四㍍、ゾウの次に大きい。からだは太っていて、首と足が短く、口が大きい。草食。 **カバー**[名][-スル]①内部を保護するために、外側をおおったり、包んだりするもの。「ふとんー」②たりないところや欠点などを補うこと。「ミスをーする」「cover **カバーガール**[名]雑誌の表紙やテレビコマーシャルのモデルとなる女性。|cover girl <253> ・カフェテラ **かばいだて**[庇い立て][名]何かにつけてかばうこと。「へたに―してはいけない」 **かばいろ**[樺色・蒲色][名]赤みをおびた黄色。 **かばう**[庇う][他五]他から害を受けないように、おおいかつむようにして守ってやる。「弱者を―」 **がはく**[画伯][名]すぐれた画家。また、画家を敬った呼び方。「梅原竜三郎[りゅうざぶろう]―」 **かばしら**[蚊柱][名]夏の夕暮れなどに、カが群れをなして飛ぶようすが柱のように見えるもの。「古木の下に―が立つ」 **がばと**[副]急に起きあがったり、たおれふしたりするようす。「―はね起きる」「―泣きふす」 **かばね**[姓][名]豪族が大和朝廷[やまとちょうてい]から授[さず]けられた呼び名。朝廷内での地位や役目をあらわす。はじめ、臣[おみ]・連[むらじ]・造[みやつこ]など、数十種。大化の改新のあと、「八色[やくさ]の姓」に改められた。 **かばね**[屍][名]「死体」の古い言い方。「―を山野にさらす」圏死骸[しがい]・なきがら・しかばね・むくろ **かばやき**[蒲焼き][名]ウナギ・ハモなどをさいて骨をぬき、くし刺しにして、たれをつけて焼いた料理。 **かはん**[河畔][名]川のほとり。古い言い方。「隅田川―」類川端・川岸 **かはん**[過半][名]全体の半分より多いこと。「参会者の―の賛同をえる」▽大部分に近いという意味で使うことが多い。「過半」→「大半」→「大方」の順に数が多い感じになる。 **かばん**[鞄][名]書類やさまざまなものを入れて持ちはこぶ物入れ。バッグ。 **がばん**[画板][名]絵をかくとき画用紙の下に置き、台にする板。 **かはんしん**[下半身][名]からだのこしから下の部分。「しもはんしん」とも。「―をきたえる」☆上半身[じょうはんしん] **かはんすう**[過半数][名]全体の半数をこえる数。「―の会員の支持を受ける」「議員のー」 **かばんもち**[鞄持ち][名]上役[うわやく]のそばで、こまごました仕事をする人。また、上役のきげんをとる人。▽もと、かばんを持って供をする人という意味から。 **かひ**[可否][名]①ものごとのよしあし。よいか悪いか。「入試制度の―を論じる」類是非②賛成と反対。「―を問う」「―同数」圏賛否 **かひ**[歌碑][名]歌を刻みつけた記念碑。多く、すぐれた歌人のつくった和歌を石碑にほり、その関連の地に建てる。類句碑・詩碑 **かび**[華美][形動]はなやかで美しいこと。また、いたずらにぜいたくではでなようす。「―な色彩」「生活がーに流れる(=はでになりすぎる)」圏華麗[かれい] **かび**[黴][名]食品や衣類に生えたり動植物に寄生したりする、下等な菌[きん]。また、その集まり。「もちに―が生える」▽古くさくて価値のないという意味を、「かびの生えたような」という。 **がび**[蛾眉][名]細く美しいまゆ。また、美人のたとえ。▽ガの触角[しょっかく]のような三日月形のまゆのこと。 **かびくさい**[黴臭い][形]①かびの生えているようなにおいがする。「―ふとん」②時代後れで古くさい。「―思想」 **かひつ**[加筆][-スル]文章や絵画などの不じゅうぶんなところを、書きくわえたり訂正[ていせい]したりすること。「―訂正」「原稿[げんこう]に―する」團補筆・添削[てんさく] **がびょう**[画鋲][名]板やかべに紙などをとめるのに使う、頭のついた短い針。 **かびる**[黴びる][自上一]かびが生える。「パンが―」 **かぶ**[株][名][造語]①〈名〉◎植物の根もとの部分。また、きりかぶ。「菊の―を分ける」③ある社会での地位や身分、特権。「男としての―が上がる」(=評価)④〈造語〉草木の本数を数えることば。「苗[なえ]五―」 **[株]** 株株株株 音は「シュ」。「守株[しゅしゅ]」 株[かぶ] 分[わ]け/株価[かぶか]/株主[かぶぬし]/親分[おやぶん]株[かぶ] 株[くいぜ] 古株[ふるかぶ]/年寄株[としよりかぶ] **かぶ**[下部][名]まとまったもののうちの、下の部分。「―組織」圏末端[まったん]↔上部 **かぶ**[歌舞][名]うたと、まい。また、歌ったりおどったりすること。「―音曲[おんぎょく]」 **かぶ**[蕪][名]春の七草の一つ。アブラナ科の一年草または二年草。根は球形で白いものが多いが、赤もある。根と葉は食用。スズナ。カブラ。カブラナ。 **がふ**[画布][名]油絵をかくための布。キャンバス。 **がふ**[楽府][名]●昔の中国で、音楽をつかさどった役所。②①で、音楽に合わせて歌われた詩。また、唐代以後、楽府の題を借りてつくられた古体詩の形式についてもいう。 **かふう**[家風][名]その家に独特な生活のしかたや習慣。「―に合わない」 **かふう**[歌風][名]和歌のつくりかたや表現上の特色。よみぶり。▽たとえば、「万葉集」の歌風はおおらかで力強く、「古今集」の歌風は理知的で、優雅である。 **がふう**[画風][名]絵にあらわれた作風。「ピカソの―」 **カフェイン**[名]アルカロイドの一つ。神経を興奮させる作用がある。茶やコーヒーなどにふくまれている。|caffeine **カフェオレ**[名]ミルクとコーヒーを半々に入れた飲みもの。ミルクコーヒー。|café au lait **カフェテラス**[名]歩道などに面した戸外に席のある喫茶[きっさ]店。 <254> カフェテリア ▽café[カフェ]とterrasse[テラス]だから。和製英語。 **カフェテリア**[名]客自身が好みの料理を選んでテーブルに運ぶ方式の食堂。キャフェテリア。-cafeteria **カフカ**[人名]一八八三—一九二四年。チェコの小説家。現代人のおかれた孤独や不安を日常生活を通して鮮明に象徴的なイメージで示した。小説「変身」「城」など。|Franz Kafka **かぶか**[株価][名]株式を売買する価格。株券の値段。「―が上がる」▽株式市場の相場にもとづく。 **がぶがぶ**[副][形動]①〈副〉水や酒などを、勢いよくたくさん飲むようす。また、その音。「水をー飲む」②〈形動〉胃に液体がたまっているようす。だぶだぶ。「腹がーだ」 **かぶき**[歌舞伎][名]能・狂言[きょうげん]などと並ぶ、日本の代表的な古典演劇。江戸時代、出雲阿国[いずものおくに](=もと、出雲大社[たいしゃ]の巫女[みこ]と)の念仏おどりに始まり、女形[おやま]をつかう野郎[やろう]歌舞伎に発展して、民衆に親しまれた。歌舞伎おどりと、歌舞伎劇とがある。劇は歴史上の人物の登場する時代物と、同時代の民衆生活に取材した世話物とに分かれる。隈取[くまどり]や衣装[いしょう]・所作[しょさ]・舞台装置などに独特の様式美をもつ。 **かふきゅう**[過不及][名]多すぎたり、たりなかったりすること。適度でないこと。「―なく述べる」圏過不足 > かふく(禍福)はあざなえる縄[なわ]のごとし 不幸と幸福は、なわがよりあわされるように代わるがわるやってくるものだ。「塞翁が馬[さいおうがうま]」▽「禍」は災い、「福」は幸せ、「あざなう」はなわをなうこと。中国、「史記」から。 **かぶけん**[株券][名]資本金を出した証拠に、株式会社が発行する書きつけ。株式の証券。 **かぶさる**[被さる][自五]包むように、ものの上をおおう。上に重なる。「前髪がひたいに―」 **かぶせる**[被せる][他下一]①上から形にそって、くるむように包む。「帽子を―」②罪や責任などを他人におわせる。「人に責任を―」③負担になる。影響[えいきょう]がおよぶ。「責任が親に―」 **かぶしき**[株式][名]株式会社が資本金を小、額に等分し発行した株券。株式会社の資本の単位。一人何株でも買え、他人に売ることも自由である。 **かぶしきがいしゃ**[株式会社][名]会社の種類の一つ。多くの人々(=株主)から資本を集めてつくる会社。多額の資本を集めるのに有利なしくみ。株主総会・取締役会・監査役などを置く。▽ほかに、合資会社・合名会社・有限会社。 **カフス**[名]①ワイシャツやブラウスなどのそで口の布。②「カフスボタン」の略。「cuffs **カフスボタン**[名]カフスの穴に通してとめる、かざりのボタン。▽cuffsとbotão[ボタン]、から。和製英語。 **カプセル**[名]①ゼラチンでつくった筒形[つつがた]の小さな入れもの。中に薬を入れて飲む。②空気などが出入りしないように密閉した容器。「タイムー」「―ホテル」「capsule **かふそく**[過不足][名]多すぎることと、たりないこと。「―なく説明する」圏過不及[かふきゅう] **かぶと**[兜・冑][名]頭部を保護する武具。頭にかぶる鉢[はち]と、鉢から垂らすしころからなる。多く、鉄や革[かわ]などでつくった。「勝って―の緒をしめよ」▽「甲[かぶと]」と書くこともあるが、本来「甲」は、よろいのこと。かぞえ方頭[かしら] > 兜を脱ぐ 相手の能力などを認めて降参する。シャッポを脱ぐ・脱帽する **かぶとちょう**[兜町][名]①東京都中央区にある町名。東京証券取引所があり、証券会社が集中している。②「東京証券取引所」の通り名。 **かぶとむし**[兜虫・甲虫][名]コガネムシ科の昆虫[こんちゅう]。体長は五㌢ほどで、黒褐色をしており、おすは先端[せんたん]がふたまたに分かれた長いつのをもつ。夜、クヌギなどに集まり樹液を吸う。 **かぶなかま**[株仲間][名]江戸時代、幕府や藩[はん]が許可した商工業者の同業組合。一定のかねを納める代わりに、営業の独占[どくせん]などの特権が認められた。 **かぶぬし**[株主][名]株式会社の株式を買って資本金を出している人。もっている株式の数によって、その会社に利益が出たときは利益の配当を受ける。株主総会で発言して会社の経営に参加することもできる。また、損失が出ても出資した範囲内の損ですむ。「ー株―」 **かぶぬしそうかい**[株主総会][名]株式会社の最高議決機関。株主が一株につき一票の議決権をもち、会社の経営方針をきめ、役員の選任や解任などをおこなう。 **がぶのみ**[がぶ飲み][-スル]水や酒などを続けざまにたくさん飲むこと。がぶがぶと飲むこと。 **かぶら**[蕪・蕪菁][名]「かぶ」の別名。 **かぶらや**[鏑矢][名]木やシカのつの製で、穴のあいた中空のカブラ形のものをさきにつけた矢。穴に風がはいって高い音をひびかせて飛び、矢合わせなどに使う。なりかぶら。かぶら。 **カプリチオ**[名]形式の自由な器楽曲。狂想[きょうそう]曲。奇想曲。カプリッチオ。「capriccio **かぶりつき**[噛り付き][名]劇場の最前列の客席。▽舞台にかぶりつくようにして見ることから。 **かぶりつく**[噛り付く][自他五]①口を大きくあけて勢いよくかみつく。「にぎりめしに―」②はなれないようにしっかりとくっつく。「母親にかぶりついて泣く」▽「かぶる」は、かじること。 **かぶりもの**[被り物・冠り物][名]頭にかぶるもの。帽子・ずきん・笠[かさ]など。 **かぶり**(頭)を振る[自五]承知しない。週首を横に振る▽頭を左右にふって「反対」「否定」の意思を示す。 **かぶる**[被る・冠る][他五]①頭や顔をおおう。「帽子を―」②頭の上からかける。「水を―」 <255> ・かま ③損な役をひきうける。「罪を―」 **かぶれ**[名]①皮ふが赤くはれあがり、かゆくなったりすること。また、かぶれてできたはれもの。②ほんとうに理解することなく、うわべだけを見てひどく影響[えいきょう]を受けること。皮肉をこめた言い方。「西洋一」 **かぶれる**[自下一]①うるしや薬品などにふれて皮ふが赤くはれたり、かゆくなったりする。まける。②好ましくない形で影響を強く受ける。感化される。「フランスの詩に―」 **かぶわけ**[株分け][名]植物の根を親株[おやかぶ]から分けて、植えかえてふやすこと。「きくのー」 **かふん**[花粉][名]おしべの葯[やく](=ふくろ状の部分)の中にできる粉。これが虫や風に運ばれてめしべの柱頭につき、実を結ぶ。 **かぶん**[過分][形動]自分にふさわしい程度をこえているようす。身分不相応。「―なおほめにあずかる」↔過度 ▽多く、へりくだって相手に感謝する意味で使う。 **かぶん**[寡聞][名]見聞きしたことや知識が少ないこと。多く、けんそんしていうときに使う。「―にして知りません」 **かふんしょう**[花粉症][名]花粉を吸いこむことによって生じるアレルギー。鼻炎・結膜炎・喘息[ぜんそく]などを起こす。スギ・ヒノキ・ブタクサなどによるものが多い。最近になって広まった。まだ、よい治療[ちりょう]法がない。 **かぶんすう**[仮分数][名]分子が分母より大きい分数。↔真分数[しんぶんすう] **がぶんたい**[雅文体][名]漢語を使わずに、大和ことばだけで書いたやわらかな調子の文体。平安時代に発達し、また後世それをまねたもの。和文体。擬古文体。▽たとえば、樋口一葉の文体。「ある霜[しも]の朝水仙[すいせん]の作り花を格子門の外よりさし入れ置きし者のありけり(たけくらべ)」 **かべ**[壁][名]建物のまわりや部屋を区切るためのしきり。「コンクリートの―」▽困難や障害をたとえてもいう。「捜査が―にぶちあたる」 > 壁に耳あり、障子[しょうじ]に目あり だれがどこで聞いたり見たりしているかわからないから、秘密はもれやすい。注意せよ、の意味。 **かへい**[貨幣][名]政府が発行する硬貨や紙幣。商品を交換する仲立ちとなるもの。かね。圏通貨[つうか] **がべい**[画餅][名]実際の役に立たないこと。結果的にむだなこと。がへい。▽絵にかいたもちは食べられないことから。 > 画餅に帰す 計画が失敗し、いままでの苦労がむだに終わる。 **カペイカ**[名]ロシアの貨幣[かへい]単位。一ルーブルの一〇〇分の一。コペイカ。コペック。-kopeika **かへいかち**[貨幣価値][名]かねの値打ち。商品が多く買えるほど、貨幣価値は高い。「―が下がる」 **かへいけいざい**[貨幣経済][名]貨幣によって商品の交換や流通がおこなわれる経済体制。 **かべかけ**[壁掛け][名]かべにかけて、室内にかざる美術工芸品。 **かべがみ**[壁紙][名]かざりや補強のために、部屋へのかべに張りつける厚紙。「―を張りかえる」 **かべしんぶん**[壁新聞][名]ニュースや主張などを記事にして、職場や学校の掲示板・かべなどに張りだしたもの。 **かへん**[カ変][名][文法]「カ行変格活用」の略。 **かべん**[花弁][名]「はなびら」の正式な言い方。数片からなる花冠[かかん]の各片。 **かへんしほん**[可変資本][名]生産に投下される資本のうち、労働力にあてられるもの。労働力は生産過程で剰余[じょうよ]価値(=資本家がしはらった賃金以上の価値)を生みだし、価値の大きさを変えるところからいう。↔不変資本▽マルクス経済学の用語。 **かほう**[加法][名]足し算。加え算。寄せ算。f減法 **かほう**[果報][形動]よい報[むく]いを受けること。幸運。「―者」「―な男」▽仏教で、前世[ぜんせ]でしたことの結果が、現世[げんぜ]で報いとなってあらわれるということから。 > 果報は寝て待て 幸運はえようと思ったところでえられるものではないから、あせらずに、めぐってくるのを待て。製待てば海路[かいろ]の日和[ひより]あり **かほう**[家宝][名]その家で代々伝えている宝物。 **がほう**[画報][名]写真や絵を中心にして編集した雑誌や刊行物。「写真―」邇グラフ **かほうわ**[過飽和][名]物質が溶液中に、その温度でとける限度以上にとけていること。また、空気中に蒸気が、その温度での最大限以上にふくまれていること。▽最大限の量がとけている状態を「飽和」という。 **かほご**[過保護][形動]子供などのめんどうを、必要以上にみること。「―に育てる」 **かぼそい**[か細い][形]細くて弱々しい。「―声」▽「か」は調子を整えたり、意味を強めたりする語。 **カボチャ**[南瓜][名]ウリ科のつる性一年草。実は黄色で、ビタミンAを多くふくむ。とうなす。ナンキン。▽カンボジア・ボーブラ(=カンボジアのウリ)の名で日本に伝わったことから。 **ガボット**[名]一六世紀ころフランスにおこった、四分の四拍子[びょうし]、あるいは二分の二拍子の活発で軽快な舞曲[ぶきょく]。|gavotte **かほど**[斯程][副]「これほど」の古い言い方。これくらい。「―悲しかったことはない」 **かま**[釜][名]①めしをたいたり湯をわかしたりするのに使う、金属製の器具。なべより深く、ふつう、こしまわりにつばがついている。炊事[すいじ]用のほか、茶の湯でも使う。「電気―」「同じーのめしを食う」→図「ちゃせん」②→「窯[かま]」③→「缶[かま]」 **かま**[窯][名]ものを熱したり、とかしたりするための設備。れんがやねんどで築き、陶磁器や炭などを焼く。「炭焼き―」「―元[もと]」 **かま**[缶・罐][名]動力源としての高温・高圧の蒸気を発生させる綱鉄製の装置。ボイラー。「―たき」 **かま**[鎌][名]草・イネ・ムギなどをかる道具。三日月形の刃を、柄[え]につけたもの。かぞえ方挺[ちょう]♪図 <256> 鎌をかける 相手にほんとうのことを言わせるために、関係のないような話でひっかける。 **がま【×蒲】** [图]ガマ科の多年草。池や沼に生え、たけが高い。夏、赤褐色の円柱形の大きな穂をつける。葉は、むしろやすだれの材料。花粉は漢方で止血剤いっ。かば。 **がま【×蝦蟇】** [图]「ひきがえる」の別名。ガマガエル。 **かまいたち【×鎌鼬】** [图]とつぜん、かまで切ったような切り傷ができる現象。▽目に見えないイタチのしわざと考えられたところから。 **かまう【構う】** [国]気にかける。かかわる。「服装に構わない」「小さなことには構わない」 ②さしつかえる。「見ても構わない」 ③世話を焼く。相手にする。「わたしをちっとも構ってくれない」「多く、下に打消がちの語をともなう。 ④からかう。「子供を―」「子ねこをー」 **かまえ【構え】** [图]①建物や門などの全体のつくり。構造。「どっしりした―の屋敷いき」 ②いつでも応じられるような用意や姿勢。「敵をむかえうつー」「つけいるすきのない―」 ③漢字の部首で、まわりをとり巻いているもの。「国」の「口」(くにがまえ)や「間」の「門」(もんがまえ)など。 **かまえる【構える】** [下]□◎相手に対して用心した姿勢や態度を保つ。「刀を構えて向きあった」「のんきピー」 ②自分の家や店などをしっかり整えてもつ。「新居を―」「店を―」 ③ことをつくりだす。「言がを―(=口実をつくる)」「事を―(=ことさら問題を起こす)」 **がまがえる【×墓】** [图]「ひきがえる」の別名。ガマ。 **かまきり【、蜡、螂】** [图]カマキリ科の昆虫敲う。草むらにすみ、かまのような前足で他の虫をとらえて食う。イボジリ。イボムシリ。「とうろう」とも。 **がまぐち【×蝦蟇口】** [图]口金脳のついた、ふくろ状の財布ぃ。かねいれ。▽開いた口がガマガエルのロに似ていることから。 **かまくび(鎌首)をもたげる** すきあらば、とびかかろうとねらうようすをたとえていう。▽ヘビなどが獲物のをねらい、かまのように首を立てることから。 **かまくら** [图] 雪国で、小と正月(陰暦一月一五日ごろ)におこなわれる子供たちの行事。また、このときにつくる雪の室むぅ。中に祭壇獄を設け、もちを食べたり、あま酒を飲んだり、歌をうたったりして遊ぶ。 **かまくらじだい【×鎌倉時代】** [图]一一八五一一三三三年。源頼朝숯し。が守護・地頭の設置を朝廷に許されてから、鎌倉幕府の執権として政権をにぎった北条氏がほろびるまでの時代。封建制度の上に立ち、武士がはじめて政治の権力をにぎった。▽一一九二年は頼朝が征夷大将軍になった年。 **かまくらぶんか【×鎌倉文化】** [图]中国の影響もりを受けた力強い武家文化。浄土宗などの新しい鎌倉仏教がおこり、禅宗がりも伝えられた。宋の技術をとりいれた寺院建築や、軍記物ぶきなども発達した。 **かまける** [下]一つのことにもっぱら気をとられ、他のことをしない。「遊びに―」 **がましい** [造語]「「~がましい」の形で」いかにもそのようなようすで感じが悪いという意味をあらわす。「言いわけー」「未練―」「当てつけー」「さしでー」▽名詞・副詞や動詞の連用形に付いて形容詞をつくる。 **かます【×叭】** [图]透語穀物災・肥料・塩・石炭などを入れる、むしろでできたふくろ。また、それを数えることば。「―入りのだいず」「コークス一ー」 **かます【×師】** [图]カマス科の魚。体長約三〇にょぐらで、細長くつき出た長い口にするどい歯をもつ。干ものにする。 **かまど 【×竈】** [图]土・れんがなどで築き、なべ・かまなどをかけて火をたき、にたきする設備。「へっつい」とも。「の灰」 **かまとと** [图]わざと知らないふりをしてたずね、無邪気じゃきに見せかけたり、上品ぶったりすること。また、そのようにふるまう人。「―ぶる」▽「かまぼこはとと(=魚)からつくるのか」とたずねるところから。 **かまびすしい【×喧しい・×囂しい】** [囲]さわぎたててうるさい。やかましい。「―鳥のさえずり」「絶対反対をさけぶ世論が―」「類かしましい **かまぼこ【×蒲鉾】** [图]白身の魚肉をすりつぶし、味つけして、板の上に盛りあげ、蒸ぃしたり焼いたりした食品。▽もと、くしにさして焼いた形やその色がガマの穂に似ていたことから。 **かまめし【×釜飯】** [图]小さなかまで、一人前趁んずつ米と肉や野菜などをたきあわせた、まぜごはん。かまのまま食卓にくに出す。 **かまもと【窯元】** [图]陶磁器を焼いてつくる製造元。また、つくる人。 **かまゆで【×釜茹で】** [图]①かまでものをゆでること。「―うどん」 ②戦国時代におこなわれた極刑にっ。罪人を沸騰した湯や油のはいったかまに入れ、にて殺すもの。かまいり。▽伝説的盜賊、石川五右衛門鉈ゞはここの刑に処せられたという。 **がまん【我慢】** [图]「忍苦痛などをこらえ、たえしのぶこと。また、こらえて相手を許すこと。「暑さを―する」「多少の失敗は―する」「忍耐梵・辛抱怨 **がまんづよい【我慢強い】** [囲]気持ちをおさえて、たえしのぶ力がすぐれている。圏辛抱影強い・忍耐梵強い **かみ【上】** [图]造語地位・身分や席順・格式などの位置が高いほう。「お―(=政府・役所など)のお達し」「一座」「一手。」 ②ひと続きのもののはじめのほう。「―半期」「川―」「―の句」「その―(=昔)」 ③中心に近いほう。都のあるほう。「―方殺(=関西)」「―屋敷き」下しも **かみ【神】** [图]宗教的、民俗敌的信仰の対象となるもの。人間をこえた力をもち、人間に幸せや災いを がま <257> ・かみさま とくに、仏教の仏[ほとけ]に対する、日本の神話や神道[しんとう]の神。「全知全能の―」「困ったときの―だのみ」「福の―」「八百万[やおよろず]の―」▽世界の神の観念はさまざまで、キリスト教・イスラム教などは一神教で、唯一絶対の神が人間を支配する。「神」の複数形はない。ギリシャ神話や日本神道は多神教で神々は多数存在する。もともと日本人にとっての神は、神秘的な力をもった支配者をいい、おそれ敬う対象、場合によってはたたりをする存在で、人間に親しまれ苦しみを救ってくれる存在ではなかった。それが仏教の伝来によって、人間の苦しみを助ける存在ともなった。キリスト教文化が進出してきて、明治時代にはGodを「神」と訳したために、「神」はさまざまの意味をもつようになった。 > 神即[すなわ]ち自然 精神も物体も一切の事物は神から必然的に生ずるものであるということ。▽汎神[はんしん]論を唱えたオランダの哲学者スピノザのことば。 > 神は死んだ キリスト教にもとづくヨーロッパの価値観は生命力を失い、人間は劣悪化しているという思想を表現したもの。▽ドイツの哲学者ニーチェが「ツァラトゥストラはかく語りき」で述べたことば。 **かみ**[紙][名]①植物の繊維などをすいてつくった、うすく平たいもの。字や絵をかいたり、ものを包んだりするのに使う。洋紙と和紙がある。▽中国四大発明の一つ。かぞえ方枚[まい]・葉[よう]②じゃんけんで、指を全部開く形。ぱあ。「石(=ぐう)」に勝ち、「はさみ(=ちょき)」に負ける。 **かみ**[髪][名]①頭の毛。髪の毛。「―をかる」類頭髪[とうはつ]②頭の毛を結[ゆ]った形。かみがた。「日本―」 > 髪は烏[からす]の濡れ羽色[ぬればいろ] 髪の毛が真っ黒で、つややかなようす。 > 髪を下ろす 髪の毛をそって、僧[そう]や尼[あま]になる。出家[しゅっけ]する。頭[かしら]を下ろす **かみ**[加味][-スル]①味をくわえること。「酢[す]を―する」②あるものに他の要素をつけくわえること。「平常点を―して成績をつける」 > つかいわけ↓「付加」を見よ。 **かみあう**[噛み合う][自五]①たがいにかみつきあう。また、激しく争う。「小犬がじゃれて―」②歯車などがぴったり合う。また、考えかたや意見が一致[いっち]する。「話が―」 **かみあわせる**[噛み合わせる][他下一]かみあうようにさせる。 **かみいちだんかつよう**[上一段活用][名][文法]動詞の活用の一つ。活用語尾の最初の音が五十音図のイ段であるもの。「着る」「見る」のように語幹[ごかん]と活用語尾の区別がないもの(これは古語でも上一段活用)と、「起きる」「過ぎる」のように区別があるもの(これは古語では上二段活用)とがある。▽五十音図の工段で活用する下一段に対して、上にあるイ段で活用することからいう。♪巻末「活用表」参照。 **かみいれ**[紙入れ][名]お札[さつ]や懐紙[かいし]などを入れて持ちあるく細長い財布[さいふ]。 **かみがかり**[神懸かり・神憑り][名][-スル]神の霊[れい]が乗りうつり、正気[しょうき]とは思えない言動をすること。また、科学や理論を無視して、神秘的なことをひたすら信じこむこと。「―になる」「―的なことば」 **かみがた**[上方][名]関東地方から見て「お上[かみ](=皇居)」のあった京都・大阪[おおさか]の方。関西地方。「―漫才[まんざい]」 **かみがたぶんがく**[上方文学][名]江戸[えど]文学の一区分。元禄年間を中心に、京都や大坂[おおさか]でつくられた町人文学。井原西鶴[さいかく]の浮世草子[うきよぞうし]、近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の浄瑠璃[じょうるり]、八文字屋自笑[はちもんじやじしょう]が出版した八文字屋本といわれる浮世草子など。 **がみがみ**[副]強い調子で、口やかましく小言[こごと]や文句を言うようす。「―しかる」 **かみがもじんじゃ**[上賀茂神社][名]京都市北区にある、賀茂別雷神社[かもわけいかずちじんじゃ]の通称[つうしょう]。祭神はカモワケイカズチノミコト。 **かみき**[上期][名]一年を二期に分けたうちの前半の六か月。前半期。上半期。↓下期[しもき] **かみきりむし**[髪切り虫・天牛][名]カミキリムシ科の昆虫[こんちゅう]をまとめた呼び方。種類は多く、大きな強いあごで小枝などをかみきる。幼虫は木の幹に穴をあける害虫。 **かみくず**[紙屑][名]使いおわって、いらなくなった紙切れ。ほご紙。「もはや―同然」 **かみくだく**[噛み砕く][他五]①かんで細かくする。②むずかしいことをわかりやすく説明する。「かみ砕いて話す」 **かみかくし**[神隠し][名]子供などが、とつぜんゆくえ不明になってしまうこと。「―にあう」▽昔は、神やてんぐのしわざと考えられていたことから。 **かみかけて**[神掛けて・神懸けて][副]神にちかって、絶対に。「―そんなことはしない」「―約束しよう」▽自分の言動の確かさを強調していう。 **かみかざり**[髪飾り][名]髪につけるかざりもの。くし・こうがい・かんざしなど。 **かみかぜ**[神風][名]①神がふきおこすという、めぐみの大風。とくに、鎌倉時代の元寇[げんこう]のとき、日本をおそってきた元[げん]の船をしずめ、日本を救ったとされる暴風雨。②人の命をそまつにするような、むこうみずな行動をたとえていう。「―タクシー」▽第二次世界大戦中、特攻隊に「神風」の名をつけたことから。 **かみさま**[神様][名]①「神」を敬った言い方。②ふつうの人にはないすぐれた能力や才能をもち、神のようにあがめられている人。 <258> かみさん 「ロックのー」 **かみさん**[上さん][名]商人や職人などの主婦をいうことば。また、親しいあいだがらで、他人や自分の妻をさすことば。おかみさん。「うちのー」 **かみしばい**[紙芝居][名]物語の場面をえがいた何枚かの厚紙を、順番に見せながら語るもの。もと、街かどで子供たちを集めてあめを売りながら見せた。 **かみじまおにつら**[上島鬼貫][人名]一六六一—一七三八年。江戸[えど]中期の俳人。貞門[ていもん]・談林[だんりん]の両方に交わったが、独自に率直な句をつくった。俳論「独言[ひとりごと]」がある。姓は「うえじま」とも。 **かみしめる**[噛み締める][他下一]①力を入れてかむ。強くかむ。「くちびるを―(=がまんする)」②深く考えて、その意味をよく味わう。「先人のことばをー」 **かみしも**[上下][名]①うえと、した。じょうげ。上位と下位。また、和歌の上[かみ]の句(=五・七・五)と下[しも]の句(=七・七)。 **かみしも**[裃][名]江戸時代の武士の礼服。上に、かたの張ったかたぎぬを、下に、はかまをつける。「―をぬいで(=うちとけて)話す」 **かみそり**[剃刀][名]髪[かみ]・ひげなどをそるのに使う刃のうすいするどい刃物[はもの]。「電気―」▽頭のはたらきがするどい人をたとえてもいう。「―のように頭の切れる人」かぞえ方丁[ちょう] **かみそりまけ**[剃刀負け][名]かみそりでひげをそったときの小さな傷から、皮ふに小さな炎症[えんしょう]を起こすこと。 **かみだのみ**[神頼み][名]人間の力ではとうていまにあわないと考えて、神に助けてもらおうといのること。「苦しいときの―」 **かみタバコ**[噛み煙草][名]かんで、かおりを味わうタバコ。タバコの葉に香料などを加えて固めたもの。 **かみつ**[過密][形動]ある範囲[はんい]にものごとが集中しすぎるようす。「―なスケジュール」↔過疎[かそ] **かみつく**[噛み付く][自五]①食いつく。強くかんではなさない。「犬が―」②ことばで激しく攻撃[こうげき]する。「審判に―」 **かみつぶす**[噛み潰す][他五]①かんで細かくつぶす。「苦虫[にがむし]をかみつぶしたよう」圏かみ砕[くだ]く②口を閉じて言わない。 **かみつぶて**[紙礫][名]投げつけて的[まと]に当てるため、紙をかんで小さく丸めたもの。 **かみて**[上手][名]①上[かみ]の方。上座[かみざ]に近い方。②舞台[ぶたい]の、客席から見て右の方。↔下手[しもて]▽「うわて」「じょうず」と読めば別の語。♪図「ぶたい」 **かみでっぽう**[紙鉄砲][名]子供のおもちゃの一つ。竹筒の先端[せんたん]に、ぬらしてかたく丸めた紙玉をつめ、もう一つの紙玉を棒で突[つ]きいれるもの。空気の圧力でさきの紙玉が勢いよく筒からとび出る。 **かみなづき**[神無月][名]↓「かんなづき」 **かみなり**[雷][名]①電気をおびた雲の放電現象。いなびかりと、ごろごろという大きな音をともなう。古くは「いかずち」とも。「―が鳴って夕立が降る」②雲の上にいて、かみなりを起こす神。人間のへそをとるという。雷神[らいじん]。かみなりさま。 > 地震、―、火事、おやじ ▽口やかましく、がみがみとどなりつけるようすをたとえてもいう。「先生が―を落とす」「―おやじ」 **かみにだんかつよう**[上二段活用][名][文語文法で、動詞の活用の一つ。活用語尾での最初の音[おん]が、五十音図のイ段とウ段の二段にまたがるもの。「起き[き]」「老[お]ゆ」など。▽下二段活用(=五十音図の下方のウ段とエ段で活用する)に対していう。口語文法にはない。右の例は、口語では「起きる」「老いる」で、上一段活用になる。『巻末「活用表」参照。 **かみのく**[上の句][名]短歌で、五・七・五・七・七のうち、初めの五・七・五の三句。↔下[しも]の句 **かみばさみ**[紙挟み][名]紙や書類などをはさむ文具。ペーパーホールダー。 **かみはんき**[上半期][名]一年を二期に分けたうちの、前半分の期間。上期[かみき]。↔下半期[しもはんき] **かみひとえ**[紙一重][名]紙一枚の厚さほどの、きわめてわずかなちがい。「―の差」 **かみふぶき**[紙吹雪][名]歓迎[かんげい]やお祝いなどのために、色紙などを細かく切って、空中にまきちらすもの。▽紙がふぶきのようにまうのでいう。 **かみもうで**[神詣で][-スル]神社に参詣[さんけい]すること。かみまいり。邇宮詣[みやもう]で **かみやすり**[紙鑢][名]厚紙や布に、金剛砂[こんごうしゃ]やガラス粉をいちめんに付着させたもの。やすり紙。サンドペーパー。 **カミュ**[人名]一九一三—六〇年。フランスの小説家・評論家。存在の不条理を説き、小説「異邦人」「ペスト」をはじめ、評論「反抗的[はんこうてき]人間」でその哲学を追究した。|Albert Camus **かみゆい**[髪結い][名]①髪を結うこと。また、それを職業にする人。「―床(=江戸時代の床屋)」 > 髪結いの亭主 あまり仕事をせず、働き者の妻の収入で養われている夫。 **かみよ**[神代][名]神が国を治めていたという時代。日本神話では、天地の始まりから神武天皇以前の時代をいう。「じんだい」とも。「―の昔」 **かみわける**[噛み分ける][他下一]①よくかんで味のちがいを区別する。「酸[す]いもあまいもー」②よく考えてものごとを区別したり判断したりする。「善悪をよくー」 **かみわざ**[神業][名]人間の力ではとうてい不可能なすぐれたおこないや、ふしぎなことがらをなしとげること。「ほとんど―に近い」↔人間業[にんげんわざ]圈神技[しんぎ] **かみん**[仮眠][-スル]仕事の合間[あいま]などに、短時間だけねむること。「夜勤[やきん]にそなえて―をとる」類仮睡[かすい] > つかいわけ 仮眠・居眠り・うたた寝 > どれも本式でなくねむること。「仮眠」は、意識的にねむろうとしている場合。「交替[こうたい]で仮眠をとる」。「居眠り」は、座[すわ]ったまま、こしかけたままねむってしまった場合。 <259> ・かもしか 「居眠り運転」。「うたた寝」は、不用意に、夜具をじゅうぶん使わずにねむってしまうこと。「本を読むつもりが、うたた寝してしまった」。 **かむ**[擤む][他五]鼻水をふきだしてふきとる。「鼻を―」 **かむ**[噛む・咬む][他五]①歯で食べものを細かくくだく。「めしをよくー」②歯やきばをたてて傷つける。「犬にかまれる」③激しくぶつかる。「激流が岩を―」④重要な部分に加わって関係をもつ。「この話には彼も一枚かんでいる」 > 噛んで含める じゅうぶんわかるように言いきかせる。類言い含める **カム**[名]機械などで、おもに回転運動を往復運動に変える装置。|cam **がむしゃら**[形動]むこうみずに、むちゃくちゃに一つのことにつき進むこと。「―に勉強する」▽「我武者羅」と当てる。 **ガムテープ**[名]荷づくりなどに使う、はばの広い粘着[ねんちゃく]テープ。▽gum と tapeから。和製英語。 **カムバック**[-スル]もとの仕事や地位などにもどること。復帰。かえりざき。|comeback **カムフラージュ**[名][-スル]①軍隊や施設などで、敵の目をあざむくために偽装すること。②人目をあざむいて、ほんとうの姿や心を知られないようにすること。▼「カモフラージュ」とも。「camouflage **かめ**[瓶・甕][名]液体を入れたり、花を生けたりする、底の深い陶磁器。類つぼ **かめ**[亀][名]爬虫類[はちゅうるい]カメ目[もく]をまとめた呼び方。かたいこうらの中に頭・足・尾をかくすことができる。多く、水中にすみ、冬眠[とうみん]する。ツルとともに、長生きするめでたい動物とされる。「鶴[つる]は千年、―は万年」「つる―つる―(=縁起直しに言うことば)」 > 亀の甲により年の功 長年の経験は何よりもたいせつだということ。▽「甲」と「功」をかけた語呂合わせ。「功」は「劫」とも書く。 **かめい**[下命][名]下[しも]の者に命じること。また、その命令。▽「ご下命」の形で使われることが多い。「その節は当店にごーください」 **かめい**[加盟][-スル]団体がある約束で結ばれた、より大きな団体の仲間にはいること。「国連の―国」「福引きの―店」↔脱退[だったい]▽ふつう、個人には「加入」「参入」などを使う。 **かめい**[仮名][名]実名をかくす必要から、仮につける名。偽名・変名↔実名▽「かな」と読めば別の語。 **かめい**[家名][名]家代々の名。また、一家の名誉[めいよ]。「―を上げる」 **かめいかついちろう**[亀井勝一郎][人名]一九〇七—六六年。昭和期の評論家。北海道生まれ。日本の伝統と宗教を中心に、美意識を追究した。「大和[やまと]古寺風物誌」「日本人の精神史研究」など。 **カメオ**[名]貝殻や瑪瑙[めのう]などにうきぼりをした装身具。ペンダントやブローチにする。|cameo **がめつい**[形]欲が深く、利益をえることにぬけめがない。俗[ぞく]な言い方。「―商売」▽もと、大阪[おおさか]方言。 **カメラ**[名]写真機。撮影[さつえい]機。スチールカメラと映画用のムービーカメラがある。キャメラ。「二眼レフー」|camera **カメラアングル**[名]撮影[さつえい]するときのカメラの角度。また、写真や画面などの構図。アングル。|camera angle **カメラマン**[名]●写真をとることを職業とする人。写真家。②テレビや映画の撮影[さつえい]技師。-cameraman **カメラワーク**[名]テレビ・映画などのカメラ操作や撮影[さつえい]の技術。-camera work **カメレオン**[名]カメレオン科の爬虫類[はちゅうるい]をまとめた呼び方。形はトカゲに似る。まわりの色に合わせて体色を変える。「chameleon **かめん**[仮面][名]①顔をかくしたり、劇中の人物になりきったりするためにかぶる面。マスク。「―劇」▽本心や本性[ほんしょう]をかくして別のものに見せかけるものという意味でも使う。「聖者の―をはぐ」「―をぬぐ」 **がめん**[画面][名]①映画やテレビに映しだされた映像。②絵のかかれている面。絵の表面。 **かめんのこくはく**[仮面の告白][作品名]一九四九年。三島由紀夫[みしまゆきお]の長編小説。上流社会に生まれた主人公の幼年期から青年期にかけての半生を、男色[だんしょく]という仮面を通してえがこうとしたもの。 **かも**[鴨][名]カモ科の水鳥をまとめた呼び方。わたり鳥で日本には冬、北から飛んできて、春に帰るものが多い。「―南蛮[なんばん](=かも肉を入れたそば)」▽だまして利用しやすいお人よしや、勝負ごとで、弱い相手などをたとえてもいう。「いい―が来た」 > 鴨がねぎをしょってくる 願いどおりにととのった状況が向こうからやってくる。▽カモの肉とネギがあれば、すぐに「かもなべ」ができることから。 **かもい**[鴨居][名]引き戸やしょうじなどをすべらせて開閉する、みぞのついた横木の上側のもの。▽下側のものは敷居[しきい]。▷図「なげし」 **かもく**[科目][名]①予算や会計などの小さい区分。また、学科の区分。国語・数学など。「勘定―」「得意な―」「試験―」②→「課目[かもく]」 **かもく**[課目][名]しなければならない項目の一つ一つ。とくに学校で、学ばなければならない学課の種類。「選択[せんたく]―」「必修―」 **かもく**[寡黙][形動]ことば数が少ないようす。むくち。「―な人」 **かもしか**[羚羊][名]①アジア産の、ウシ科の哺乳[ほにゅう]動物。日本の特産でヤギに似ており、二本のつのをもつ。高山帯にすみ、木の葉や若芽などを食べる。特別天然記念物。ニホンカモシカ。②「レイヨウ」のこと。ウシ科の哺乳動物。草食で、アジアやアフリカの草原などにすむ。走るのが速くて足が細い。「―のようにすらりとした足」 <260> かもしだす **かもしだす**[醸し出す][他五]①気分などをつくりだす。「なごやかなふんいきを―」▽もと、酒などをつくりだす意味から。 **かもす**[醸す][他五]①穀類を発酵させて、酒やしょうゆなどをつくる。②ある気分や状態などをつくりだす。「物議[ぶつぎ]を―」 **かもつ**[貨物][名]◎貨車・トラックなどで運ぶ大きな荷物。②「貨物列車」の略。 > つかいわけ 荷物・貨物 > 「荷物」は、大小にかかわりなく、人が持ったり車で運んだりするものすべてをさす。「手に荷物預かり所」「鉄道小荷物」。「貨物」は、比較的大きくて、運送業者によって運ばれるもの。「貨物船」。 **かものちょうめい**[鴨長明][人名]一一五五—一二二六年。鎌倉[かまくら]初期の歌人・随筆家。神官の家に生まれたが神官になれず出家[しゅっけ]。『方丈記』「発心集」「無名抄[むみょうしょう]」など。 **かものはし**[鴨嘴][名]カモノハシ科の原始的な哺乳[ほにゅう]動物。カモのようにはば広いくちばしをもち、水かきで遊泳し、卵を産むが、子は乳で育てる。オーストラリア特産。 **かものまつり**[賀茂の祭][名]京都上賀茂・下鴨神社の祭り。昔は陰暦[いんれき]四月の中[なか]の酉[とり]の日、現在は五月一五日におこなわれる。単に「祭」、また「葵祭[あおいまつり]」とも。 **かものまぶち**[賀茂真淵][人名]一六九七—一七六九年。江戸中期の国学者。荷田春満[かだのあずままろ]に学び、田安宗武[むねたけ]に仕えた。「万葉集」を中心に古典を研究し、古代精神の復活をはかった。著書に「万葉考」など。 **カモフラージュ**[名][-スル]→「カムフラージュ」 **かもめ**[鷗][名]カモメ科の海鳥。からだは白色で、つばさは灰色。冬、日本にわたってくる。 **かもる**[他五]相手の弱点につけこんだり、無知を利用したりして利益をせしめる。かもにする。▽「鴨」を動詞化した、俗[ぞく]な言い方。 **かもん**[下問][名]目下[めした]の者にたずねること。圏下聞[かもん]▽「ご下問」の形で用いられることが多い。「ごーになる」 **かもん**[家門][名]その家の一族。また、家がら。「―の名誉[めいよ]」「―をほこる」 **かもん**[家紋][名]それぞれの家で定めている、家のしるし。紋所[もんどころ]。 **かや**[蚊帳・蚊屋][名]夏、ねるときにカを防ぐためにつる、あみ状の布。▽「蚊帳」は常用漢字表付表の語。かぞえ方張[はり]・帳[ちょう] > 蚊帳の外 仲間からはずされる立場に置かれること。なかまはずれ。「彼一人―だ」 **かや**[茅・萱][名]屋根をふくのに用いる草をまとめた呼び方。ススキ・チガヤ・スゲなど。 **かや**[榧][名]イチイ科の常緑高木。山野に自生する。木材はかたく、建築材・碁盤[ごばん]などに使う。 **がやがや**[副]多くの人がさわがしく声を立てるようす。 **かやく**[火薬][名]衝撃[しょうげき]を受けたり火をつけたりすると、急激な化学反応を起こし爆発する薬品。硝石[しょうせき]・硫黄[いおう]・木炭などをまぜてつくり、ダイナマイト・花火などにする。▽中国四大発明の一つ。 **かやく**[加薬][名]①関西[かんさい]で、五目[ごもく]めしやうどんなどに入れる肉や野菜。「―ごはん」②香辛料として食物にふりかけるもの。サンショウ・ショウガ・ネギなど。薬味[やくみ]。 **かやつ**[彼奴][代名]あいつ。きゃつ。人をいやしめ、ののしって言うことば。古い言い方。 **カヤック**[名]カヌー競技の一つ。また、その競技に使う舟[ふね]。▽イヌイットが使ったアザラシの皮を張った小舟から。-kayak **かやぶき**[茅葺き][名]カヤで屋根をふくこと。また、その屋根。 **かやり**[蚊遣り][名]①カを追いはらうために、いぶしてけむりを立てること。また、そのための線香[せんこう]など。蚊取り線香。「―をたく」「―火」 **かゆ**[粥][名]水を多くして、米やアワなどをやわらかくたいたもの。「―をすする」類重湯[おもゆ] **かゆい**[痒い][形]皮ふがむずむずして、かきたい感じがする。「虫にさされて―」「痛くもかゆくもない」 > 痒いところに手が届く 細かい点まで配慮[はいりょ]がいきとどく。 **かよい**[通い][名]①行き来すること。「はしけの―」②自宅からかよって勤めること。↔住み込み **かよいじ**[通い路][名]行き来する道。いつも通る道。古い言い方。「雲の―」「夢の―」 **かよいちょう**[通い帳][名]掛け買いや掛け売りなどの金額や品物の出入り、日付などを記録する帳面。通帳。かよい。 **かよう**[火曜][名]週の第三番目の日。火曜日。 **かよう**[歌謡][名]詩歌[しいか]の中で、節[ふし]をつけ、その時代の民衆に広くうたわれる歌。「記紀(=古事記と日本書紀)―」「ラジオー」 **かよう**[通う][自五]●目的をもって、きまったところを行き来する。「学校へ―」「東京と函館を―船」②たがいに通じあう。「気持ちが―」「心が―」③奥深いところで通じ合う。「血が―」●似る。共通している。「面影[おもかげ]が母に―」「―ところのない両者の考え」 <261> ・からがら **かよう**[斯様][形動]「このよう」の古い言い方。このとおり。「―しかじか」「―に存じます」 **かようきょく**[歌謡曲][名]一般大衆のあいだで広くうたわれる歌。流行歌。「ことしヒットした―」 **がようし**[画用紙][名]絵をかくためのやや厚めの紙。 **がよく**[我欲・我慾][名]他人のことはかまわず、自分の利益だけを求める欲望。「―が強い」圏我利[がり] **かよわい**[か弱い][形]いかにもたよりない感じがする。よわよわしい。「―女の身ではむりだ」▽「か」は調子を整えたり、意味を強めたりする語。 **かよわす**[通わす][他五]通うようにさせる。行き来させる。通じさせる。「けいこに―」「バスをー」 **から**[空][名][造語]①〈名〉⊕中に何もないこと。「—箱」「家を―にする」願うつろ②何も持たないこと。「―手にする」①〈造語〉「空~」の形で]うわべだけの見せかけで、なかみがないこと。「―いばり」「―手形~」「―元気」「―念仏」「―約束」▽名詞に付く。 **から**[殻][名]①表面をおおっているかたい皮。「卵の―」「実質をとりさったあとの部分。「もぬけのー」「せみのぬけ―がら」「茶―がら」 > 殻に閉じこもる 自分だけの心の世界にはいって、まわりに目を向けず、かたくなになる。 > 殻を破る いままでの慣習などを破って、そこからぬけでる。 **から**[副]程度がはなはだしいようす。まったく。まるで。からきし。「―いくじがないやつだ」▽下に、打消[うちけし]の語をともなう。 **から**[格助]●動作の起点となる場所や人をあらわす。「会社―帰る」「電車―降りる」「ぼく―始めよう」「先輩[せんぱい]―ほめられる」②「~から〜まで」の形で]範囲[はんい]をあらわす。「東京―京都まで」「おとな―子供まで」「何―何まで」③時間の起点をあらわす。「五時―始まる」「夕方ー雨になる」「夏―調子が悪い」④原因・理由・手段をあらわす。「練習不足一失敗した」「あしたは早い―もうねる」「資料―判断する」⑤原料・構成要素などをあらわす。「とうふはだいず―つくる」「団員は男性と女性―なる」⑥…より多いことをあらわす。「二○○○―の人が参加した」「これだけの品は一万円―する」▽数量をあらわすことばのあとに付ける。▼動作や時間の起点をあらわす点では「より」と同じ用法をもつが、「より」のほうがやや古い、あるいは改まった言い方。また、「より」は原因・理由をあらわす用法をもたない。[接助]原因・理由・根拠[こんきょ]をあらわす。「勉強した―成績が上がった」「ねぼうした―遅刻した」「からだに悪い―やめなさい」「男らしい―好きだ」▽「ので」よりも判断の根拠を強くあらわしたり、主張する気持ちをあらわす。「ので」は、「しぜんのなりゆきの結果だ」という気持ちをあらわす。 **がら**[柄][名][造語]①〈名〉からだつき。体格。「―の大きい人」「小―」圏なり②その人にふさわしい立場。また、態度や品位。「そんなことをする―ではない」「―の悪い人」③布や織物などの模様。「はでな―」④〈造語〉「~がら」の形で]・・・の性質や特徴。「時節―」「土地―」「場所―」「仕事―」 **がら**[名]①肉をとったあとのニワトリの骨。とりがら。「―でスープをとる」②石炭の燃えかす。「石炭の―」 **カラー**[名]①色。色つき。「―テレビ」②特色。特徴”。「スクールー」「color **カラー**[名]洋服やシャツのえり。「フラットー」-collar **がらあき**[がら空き・がら明き][形動]①中がほとんどからっぽであること。「映画館は―だった」②まったく無防備なこと。「ボディーがーだぞ」 **からあげ**[空揚げ・唐揚げ][名]衣[ころも]をつけないで、油であげる調理法。また、あげたもの。 **からい**[辛い][形]①口に入れたとき、舌や口の中がひりひりする。「このカレーはとてもー」②塩味が強い。しおからい。「みそしるが―」③評価が厳しい。「点が―」↔甘[あま]い > 古語《からし》 古語では、味覚のほかに、心理的な苦痛・不快もあらわした。身にこたえるように残酷だ、つらい、危ないといった意味。「からき目」といえば「つらい目」のこと。 **からいせんりゅう**[柄井川柳][人名]一七一八—九〇年。江戸中期の前句付[まえくづけ]点者(=評者)。川柳の創始者。川柳集に「誹風柳多留[はいふうやなぎだる]」など。 **からいばり**[空威張り][名][-スル]実力がないのに表面だけえらそうにしたり、強そうなようすをしたりすること。邇虚勢[きょせい] **からうた**[唐歌][名]「漢詩」のこと。大和歌[やまとうた](=和歌)に対していう。 **からえ**[唐絵][名]中国から伝わった絵。のちには、広く中国の風物を題材にえがいたものをさした。↔大和絵[やまとえ] **からオケ**[空オケ][名]①伴奏[ばんそう]だけで歌のない演奏。また、伴奏だけを録音したテープ。それに合わせて素人[しろう]とが歌を歌う設備。「―ボックス」▽「オケ」は「オーケストラ」の略。 **からかう**[他五]冗談[じょうだん]半分に相手を困らせたり、苦しめたりしておもしろがる。かまう。 **からかさ**[傘・唐傘][名]竹の骨に紙を張り、油をぬった、昔の日本の雨[あま]がさ。ばんがさ。↔洋傘[ようがさ] **からかされんぱん**[傘連判][名]一つの円を中心に放射状に名を書きつらねた証文。江戸時代の農民一揆[いっき]などで、中心人物がだれかをかくす必要がある場合などにつくられた。「―状」 **からかみ**[唐紙][名]美しい色模様がついた紙。おもに、ふすま紙。また、ふすま。 **からから**[副][形動]①〈副〉かわいたものやかたいものがふれあって立てる音。「矢車が―と回る」②気分よく、高らかに笑うようす。③〈形動〉水分がまったくなくなって、かわいたようす。「のどが―だ」「―に干[ひ]あがる」 **からがら**[辛辛][副]かろうじて。やっと。「命―にげる」▽「辛[から]し」の語幹を重ねたことば。 <262> がらがら **がらがら**[副][名]①〈名〉ふると、がらがらと音の出る子供のおもちゃ。②〈副〉かたいものがぶつかったり、転がったりして出る音。 **がらがらへび**[がらがら蛇][名]クサリヘビ科の毒ヘビ。アメリカ大陸にすむ。頭は三角形で、からだの表面にまだら模様があり、おこると尾をふって音を出す。 **からきし**[副][「からきし〜ない」などの形で]まったく・・・ない。からっきし。俗[ぞく]な言い方。「―客が来ない」「数学は―できない」類まるで・まるっきり **からぎぬ**[唐衣][名]平安時代以降、女子が正装に用いた衣服。そではばの細い、こしまでの短衣で、上衣の上に着る。▽下に裳[も]を着けた唐衣裳[からぎぬも]姿をふつう「十二単[じゅうにひとえ]」という。▷図「じゅうにひとえ」 **からくさもよう**[唐草模様][名]つる草がからみあっているようすを図案化した模様。エジプトやメソポタミアに始まり、中国を経て日本に伝わった。 **からくじ**[空籤][名]くじびきで、なにも当たらないくじ。「―なし」 **がらくた**[名]価値や使いみちのない、雑多な品物。 **からくち**[辛口][形]①みそや酒など、塩けやからみが強いもの。「―の酒」②から味を好むこと。また、その人。↔甘口[あまくち]③ぴりっとして、手厳しいことも。「―の批評」 **からくも**[辛くも][副]危ないところだったが、なんとかうまくいったようす。やっとのことで。「一点差でーにげださった」類辛うじて **からくり**[絡繰り・機関][名]①糸・ぜんまい・水などの力で動かすしかけ。「―人形」「―芝居」②人の目をごまかして、だますようにしくんだ計略。「手品の―を見破る」「脱税[だつぜい]のーがばれる」 **からくれない**[唐紅・韓紅][名]こく美しい紅色[べにいろ]。▽「から」は、外国(=中国または朝鮮[ちょうせん])から渡来してきたという意味。在原業平[ありわらのなりひら]の歌「ちはやぶる神代[かみよ]もきかず竜田川[たつたがわ]唐紅に水くくるとは」は、川面にうかんだもみじを、紅色のくくり染め(=しぼり染め)に見たてたもの。 **からげる**[絡げる・紮げる][他下一]①ぐるぐる巻きつける。束ねてしばる。「古新聞を―」②着物のすそをまくりあげて帯にはさむ。「すそを―」 **からげんき**[空元気][名]うわべだけ元気があるように見せかけること。「―を出す」圏虚勢[きょせい] **からごろもきっしゅう**[唐衣橘洲][人名]一七四三—一八〇二年。江戸中期の狂歌[きょうか]師。大田南畝[なんぽ]や朱楽菅江[あけらかんこう]とともに、狂歌三大家の一人。「狂歌若葉集」「狂歌初心抄[しょしんしょう]」など。 **カラザ**[名]卵の黄身の両はしから出ている白いひも状のもの。黄身を安定させる。-chalaza **からさわぎ**[空騒ぎ][-スル]わけもなく、大さわぎすること。無意味に、おおげさにさわぐこと。「政治改革も―に終わった」 **からし**[芥子・辛子][名]カラシナの種からつくった黄色のからい粉。香辛料・薬用。マスタード。 **からじし**[唐獅子][名]ライオンのこと。また、これを美術的に装飾[そうしょく]化したもの。とくに、桃山時代のはなやかな絵画や彫刻に多い。「ぼたんに―」▽イノシシやカノシシ(=シカ)に対して「唐(=外国)のシシ」という意味。 **からす**[枯らす][他五]①草木をかれさせる。「盆栽の松を―」②→「涸らす[からす]」③→「嗄らす[からす]」 **からす**[涸らす][他五]①水をくみつくす。「井戸を―」②使ってすっかりなくしてしまう。「才能を―」 **からす**[嗄らす][他五]声を出しすぎてかすれさせる。「応援で声を―」 **からす**[鳥・鴉][名]カラス科の鳥のうち、黒色で大形の陸鳥をまとめた呼び名。人家付近にすみ、知能が高く、雑食性。ハシブトガラス・ハシボソガラスがふつう。「三羽[さんば]―」「髪は―のぬれ羽[ば]色」 > 鵜のまねをする― > 今泣いた―がもう笑う > 烏の行水 カラスのように入浴時間が短くて、洗いかたも雑なこと。 > 烏を鷺[さぎ]と言う まちがいを強引に正しいと言いくるめる。▽黒いカラスを白いサギだと言いはることから。 **ガラス**[名]石灰[せっかい]や炭酸ソーダなどを高温でまぜあわせ、冷やして固めた物質。透明[とうめい]で、かたいが割れやすい。食器や建築などに広く使われる。▽「硝子」と当てる。-glas **からすき**[唐鋤・犂][名]ウシやウマに引かせて田畑を耕すのに使う農具。 **からすぐち**[鳥口・鴉口][名]製図用具の一つ。さきがカラスのくちばしのような形で、そこに墨をふくませて線を引く。 **ガラスせんい**[ガラス繊維][名]ガラスを高炉でとかし、繊維状にしたもの。絶縁[ぜつえん]材・断熱材・吸音材・光通信用材などに使う。グラスファイバー。 **ガラスばり**[ガラス張り][名]①ガラスを張ってあること。「―の部屋」②外から中がはっきり見えること。秘密がなく、公明正大で、外部の人によくわかること。「―の経営」 **からすみ**[鱲子][名]ボラやサワラなどの卵巣を塩づけにし、干して固めた食品。酒のさかなとして珍重[ちんちょう]される。▽中国の良質な「唐墨[からすみ]」に形が似るところから名づけられたという。 **からすむぎ**[鳥麦][名]イネ科の越年[えつねん]草。エンバクの原種。また、エンバクのこと。 **からせき**[空咳][名]⊕たんのからまないせき。からぜき。②気取ったり、ごまかしたり、合図[あいず]したりするためなどに、わざとするせき。せきばらい。 **からせじ**[空世辞][名]口さきだけで人をほめること。誠意のないおあいそ。 <263> ・からみ **からっきし**[副]→「からきし」 **からっけつ**[名]かねをまったく持っていないこと。無一物。からけつ。俗[ぞく]な言い方。▽「空っ穴」と当てる。 **カラット**[名][造語]●宝石などの質量の単位。一カラットは二〇〇ミリグラム。記号はcar, ct②合金の中の金の割合をあらわす単位。純金を二四カラットとする。金[きん]。記号はK, kt▼「キャラット」とも。|carat, karat **からっぽ**[空っぽ][形動]なかみが何もないようす。「頭の中がーになる」 **からつゆ**[空梅雨][名]梅雨[つゆ]の季節に雨がほとんど降らないこと。「―で農作物の生育が心配だ」 **からて**[空手][名]①手に何も持たないこと。素手[すで]。てぶら。「―で帰る」類徒手[としゅ]②沖縄[おきなわ]で発達した、武器を持たず、手足だけで戦う術。突[つ]き・受け・けりを基本のわざとする。▽「唐手」とも書く。 **からてがた**[空手形][名]①商取引はせずに、資金を融通するためにふり出す手形。融通手形。②実行されない約束。守らない約束。「公約は―に終わった」 **からに**[副助]ちょっと・・・するだけで。「見る―いやなやつだ」 **からには**[接助]・・・する以上は。「入学した―、勉強しなくてはならない」 **からねんぶつ**[空念仏][名]①心をこめずに唱える、口さきだけの念仏。「そらねんぶつ」とも。②表面はりっぱで、実行がともなわない主張。 **ガラパゴスしょとう**[ガラパゴス諸島][地名]東太平洋の赤道直下の群島。エクアドル領。ゾウガメなど特異な生物が多く、一八三五年にこの島を観察したダーウィンがのちに進化論を唱えた。コロン諸島。 **カラハリさばく**[カラハリ砂漠][地名]アフリカ大陸南部、ボツワナ・ナミビア・南アフリカにまたがる砂漠。ステップが散在し、降雨量も比較的多いが、住民は少ない。 **からびつ**[唐櫃][名]ふたつきで、ふつうは六本の足がある中国風の箱。衣服や調度などを入れておく。 **からぶき**[乾拭き][-スル]ゆか板や家具などをかわいた布でふいてつやを出すこと。↔水ぶき **からふとちしまこうかんじょうやく**[樺太千島交換条約][名]一八七五年、日本とロシアの国境を定めた条約。樺太をロシア領、千島列島を日本領とした。千島樺太交換条約。 **からぶり**[空振り][名][-スル]①野球・テニスなどの球技で、ふったバットやラケットにボールが当たらないこと。「―三振」▽期待はずれに終わったり、努力がむだになったりすることをたとえてもいう。「計画は―に終わった」 **カラフル**[形動]いろどり豊かで、はなやかなようす。色とりどり。多彩[たさい]。「―な衣装[いしょう]をまとう」colorful **カラマーゾフのきょうだい**[カラマーゾフの兄弟][作品名]一八八〇年。ロシア、ドストエフスキーの長編小説。父と三人の息子[むすこ]、異腹の私生児らの対立・抗争[こうそう]を通じて、人間の本質や神の問題にせまる壮大な作品。|Brat'ya Karamazovy **からませる**[絡ませる][他下一]①からみつかせる。「指を―」②ものごとを複雑に関係させる。「人事問題を―」▼「からます」とも。 **からまつ**[唐松・落葉松][名]マツ科の落葉高木。葉は針状であざやかな緑色。晩秋、黄葉にしたあと落葉する。材は建築用。 **からまる**[絡まる][自五]①まわりに巻きつく。まつわりつく。「朝顔のつるが―」②複雑に入[い]りくんで関係する。「義理が―」 **からまわり**[空回り][-スル]①車や機械などがむだに回ること。「車輪が―する」②考えや行動が同じところを回っていて、発展しないこと。どうどうめぐり。「議論が―する」類空転 **からみ**[辛み・辛味][名]①からい味。「―がほしい」②調味料としてのからい味の食品。トウガラシ・コショウ・ワサビなど。 <264> がらみ また、食欲をそそる薬味[やくみ]。おろしショウガ・刻みネギなど。↔甘み **がらみ**[搦み][造語][「~がらみ」の形で]①それにかかわりのあることをあらわす。「政治家―の事件」「選挙―」②年齢[ねんれい]や値段などが、およそそのくらいであることをあらわす。・・・ぐらい。「五○―の男性」③それといっしょであることをあらわす。・・・ぐるみ。「ふくろ―買ってきた」▽現在、あまり使わない。 **からみあう**[絡み合う][自五]①たがいに巻きつく。「釣[つ]り糸がー」②二つ以上のものごとがもつれて複雑な関係になる。「利害が絡み合って話が進展しない」 **からみつく**[絡み付く][自五]①まわりに巻きつくようにしてくっつく。巻きついてはなれない。「朝顔のつるがかき根に―」②うるさくつきまとって困らせる。「酔[よ]って人に―」 **からむ**[絡む][自五]①まわりに巻きつく。からまる。「糸がー」②かかわる。「利害が―」「選挙に―汚職[おしょく]」③言いがかりをつける。「酒を飲んでー」 **からめて**[搦め手][名]①城の裏門。敵の後ろ側。「―からせめる」↔大手[おおて]②相手の弱点や、ものごとの裏面。「―工作」 **からめとる**[搦め捕る][他五]人になわをかけて、しばる。捕縛[ほばく]する。 **からめる**[絡める][他下一]からんだ状態にする。からませる。「揚[あ]げたさつまいもに蜜[みつ]を―」 **カラメル**[名]砂糖[さとう]を高温で熱し、黒褐色のあめ状にしたもの。食品の着色や風味づけ、製菓用などに使う。「caramel **からよう**[唐様][名]①中国の様式。中国風②中国風の書体。とくに、江戸中期のもの。③建築で、「禅宗様[ぜんしゅうよう]」に同じ。 **からり**[副]①明るく気持ちのいいようす。「―晴れた空」②性格や気持ちなどが、さっぱりしているようす。「―とした人」③よくかわいて、しめりけがないようす。「てんぷらが―とあがる」 **がらり**[副]①戸・しょうじ・窓などを勢いよくあけるようす。②ある状態が急に、すっかり変わるようす。「顔ぶれが―と一変する」 **カラン**[名]水道などの蛇口。-kraan **がらん**[伽藍][名]⊕本堂・僧房[そうぼう]など、寺の建物。「七堂―」「―配置」②僧が仏道を修行する場所。 **がらんと**[副]何もなく、だだっ広く感じられるようす。「―した家」 **がらんどう**[形動]大きなものの中に何もないようす。「建物の中は―だった」 **かり**[仮][名]一時的なまにあわせ。臨時。また、ほんものではないこと。「―住[ず]まい」「―契約[けいやく]」「世をしのぶ―の姿」「―の名」 > 仮の宿 一時的にとまったり、住んだりする家。また、旅の宿。 > 仮の世 はかないこの世。かりそめの現世[うつしよ]。▽仏教では、この世は無常で、かりそめの住まいでしかないとする。 **かり**[狩り][名]①鳥やけものを射[い]たり、撃[う]ったりしてとらえること。狩猟。②「~狩がり」の形で]季節の魚・貝・キノコなどをとったり、季節の花などをたずねて、その美しさを観賞したりすること。「潮干―」「ほたるー」「もみじ―」 **かり**[借り][名]①人から借りること。借りたもの。とくに、借金。「一万円の―だ」「給料の前―が…」②人に世話になったり親切にしてもらったことの、恩返しをしていないこと。また、ひどい目にあわされて、そのしかえしをしていないこと。「―ができる」「―をつくる」「―を返す」↔貸し **かり**[雁][名]「雁[がん]」の別名。▽和歌などでは「がん」でなく、「かり」「かりがね」を使うのがふつう。秋になると列をなして北国からわたってきて、春になると帰っていく姿がよく詠まれた。 > 雁の便り 手紙を運ぶ人。また、手紙。圏雁の使い▽中国で、匈奴[きょうど]にとらわれた蘇武[そぶ]がカリの足に手紙をつけて漢に便りしたという故事(「漢書」)から。 **カリ**[名]①「カリウム」の略。また、炭酸カリウムやカリウム塩をいう。▽「加里」と当てる。-kali **かりあげる**[刈り上げる][他下一]●頭髪の後ろと横の部分を、えりもとを短く、だんだんと上の方へ長く残るようにかる。②草やイネなどをすっかりかる。かりおえる。 **かりあげる**[借り上げる][他下一]政府が民間から、また、目上[めうえ]の人が目下[めした]の者から、土地や品物などを借りる。 **かりあつめる**[駆り集める][他下一]あちこちからかりたてて集める。「人手を―」 **かりいれ**[借り入れ・借入][名][-スル]資金などを借りて自分のほうにとり入れること。「住宅資金の借り入れ」「借入金」「借入残高」 **かりいれる**[刈り入れる][他下一]イネやムギなどの農作物をかってとり入れる。収穫する。 **かりうける**[借り受ける][他下一]高価なものなどを他から借りる。「土地を借り受けて家を建てる」 **かりうど**[狩人][名]↓「かりゅうど」 **カリウム**[名]金属元素の一つ。銀白色でやわらかい。せっけんやガラスなどの原料。また、窒素[ちっそ]・リン酸とともに植物の三大栄養素の一つ。カリ。元素記号K|Kalium **カリエス**[名]骨が結核菌[けっかくきん]などでおかされる病気。「脊椎[せきつい]―」|Karies **かりおや**[仮親][名]①一時的に親の代わりをつとめる人。親代わり。②養父母。 **カリカチュア**[名]人物などの特徴[とくちょう]をきわだたせるために、誇張[こちょう]して表現する絵画。戯画。漫画[まんが]。|caricature **かりかつよう**[カリ活用][名]→「くかつよう」 <265> ・かりゅう **かりかつよう**[クリ活用][名]→「しくかつよう」 **かりがね**[雁が音・雁金][名]①ガンの鳴き声。また、ガンのこと。▽「雁[かり]の音[ね](=鳴き声)」という意味。▷「雁」の▽も見よ。 **がりがりもうじゃ**[我利我利亡者][名]自分の利益だけを求める人を、ののしっていうことば。▽「我利我利」は当て字。 **かりぎ**[借り着][名]他人の衣服を借りて着ること。また、借りた衣服。「成人式は―ですます」 **かりぎぬ**[狩衣][名]平安時代の貴族のふだん着。丸えりで、わきがあき、そでにくくり緒がついていて、下に、すそ口をひもでくくって着用する指貫[さしぬき]ばかまをつけ、はかまの上に出して着る。のちに、武家の礼服になった。▽もと、狩りのときに用いたことから。 **カリキュラム**[名]教育内容を、発達段階や学習目的に合わせて配列したもの。教育課程。一curriculum **かりきる**[借り切る][他五]場所や座席などを、一定期間専用で借りる。「バスを一台―」☆貸し切る **かりこむ**[刈り込む][他五]草木や頭髪を切って、手入れをする。「かき根の木を―」 **かりしゅつごく**[仮出獄][-スル]懲役または禁錮[きんこ]刑[けい]の受刑者が、刑期満了[まんりょう]の前に出獄を許されて出ること。仮出所。 **かりしゅっしょ**[仮出所][名]「仮出獄[かりしゅつごく]」の俗[ぞく]な言い方。 **かりしょぶん**[仮処分][名]裁判中、権利がおかされる心配のあるとき、判決が出るまでのあいだ、裁判所が一時的に仮の権利を認める処置。 **カリスマ**[名]大衆をひきつける超人,的資質。また、予言や奇跡[きせき]をおこなうことのできる超能力。「―性をもつ人」▽もとギリシャ語で、神のたまものという意味。charisma **かりずまい**[仮住まい][-スル]一時的に住むこと。また、かりに住む住居。類仮寓[かぐう] **かりそめ**[仮初め][形動]①その場かぎりのこと。「―の恋[こい]」「―の住まい」②ちょっとしたこと。ふとしたこと。「―の病がもとで、なくなる」③いいかげん。おろそか。「父母の教えを―にする」▼語源は「仮染め」で、かりにちょっとだけ染めること。 **かりそめにも**[仮初めにも][副]①ほんとうではない、ほんものではないとしても。とにかく。「―彼は医者だ」「―社長ともあろう者が」②[「かりそめにも〜ない」などの形で]ほんの少しでも・・・しない。決して・・・しない。「―うそはつくな」▼「かりにも」とも。 **かりたおす**[借り倒す][他五]借りたまま全然返さない。ふみたおす。「借金を―」 **かりだす**[駆り出す][他五]①ある目的のためにうながして引っぱり出す。「選挙に駆り出された」②→「狩り出す[かりだす]」 **かりだす**[狩り出す][他五]動物などを追いたてて出す。「うさぎを―」「犯人を―」 **かりたてる**[駆り立てる][他下一]◎動物などを追いたてる。②人をむりに行動させる。「受験戦争に―」 **かりちん**[借り賃][名]借りたものに対してしはらう料金。貸し賃[かしちん]。 **かりて**[借り手][名]金品などを借りる側の人。「貸し手と―がきまる」☆貸し手 **かりとる**[刈り取る][他五]●イネやムギなどをかってとり入れる。収穫する。②ものをとりのぞく。「雑草を―」「悪の芽を―」 **かりにも**[仮にも][副]①たいしてりっぱではないにしても。「―大学教授だ」②[「仮にも〜ない」などの形で]決して・・・するな。「―死ぬなんて口に出すな」▼「かりそめにも」とも。 **かりぬい**[仮縫い][名][-スル]洋服を仕立てるとき、本[ほん]ぬいの前に、かりにぬいあわせ、からだに合わせてみること。 **かりぬし**[借り主][名]金品などを借りた、その人。↔貸し主[かしぬし] **かりね**[仮寝][名]①そのままのかっこうで、ちょっとねること。うたたね。仮眠[かみん]。②旅さきで宿泊[しゅくはく]すること。旅寝[たびね]。野宿。「―の旅まくら」 **ガリバーりょこうき**[ガリバー旅行記][作品名]一七二六年。イギリス、スウィフトの小説。船医ガリバーが四度にわたる難破[なんぱ]、漂流を経た体験を通して、当時の宮廷[きゅうてい]や学者の社会を批判した風刺[ふうし]小説。 **がりばん**[がり版][名]「謄写版[とうしゃばん]」のくだけた言い方。がり。▽鉄筆で、ガリガリ音を立てて原紙をきることから。 **カリひりょう**[カリ肥料][名]カリウムを多くふくむ肥料。草木灰・硫酸[りゅうさん]カリ・塩化カリなど。 **カリフ**[名]イスラム教国の最高責任者で、教主と国王をかねる者。一三世紀にとだえた。▽もと、アラビア語で、後継者という意味。一caliph, calif **カリブかい**[カリブ海][地名]中央アメリカ・西インド諸島・南アメリカ大陸に囲まれた大西洋の内海。ハリケーンが多発する地域。観光地も多い。 **カリフラワー**[名]キャベツの変種。肥大した白い花の集まりと、そのつけねを食べる。はなやさい。はなキャベツ。「cauliflower **がりべん**[がり勉][-スル]がむしゃらに学校の勉強だけをすること。また、勉強だけをする人。▽はたからからかって言うことば。 **かりもの**[借り物][名]他人から借りた、かねや品物など。「―のドレス」「―の知識」 **かりゅう**[下流][名]①川の流れの、河口に近い部分。かわしも。②社会の中で、地位や経済力が下のほうの階層。下層。 <266> かりゅう →上流 **かりゅう**[顆粒][名]つぶ。また、つぶ状のもの。とくに、薬や調味料などにいう。「―状の薬」 **がりゅう**[我流][名]正式なやりかたではなく、自分勝手[かって]なやりかた。自己流。「―で茶をたてる」「―我見(=自分勝手な考え)」 **かりゅうかい**[花柳界][名]芸者や遊女などの社会。 **かりゅうど**[狩人][名]野山で、鳥やけものをとらえて生活をしている人。猟師[りょうし]。ハンター。 **かりょう**[加療][-スル]「病気やけがの治療をすること。「一か月の入院―を要する」 **かりょう**[科料][名]刑罰[けいばつ]の一つ。刑法上の軽い犯罪を犯した者に出させるかね。「拘留[こうりゅう]または―にあたる罪」▽罰金より軽い。□と区別して「とがりょう」とも。 **かりょう**[過料][名]行政処分の一つ。軽い規則違反[いはん]を犯した者に出させるかね。「―の規定」▽刑罰[けいばつ]ではない。□と区別して「あやまちりょう」とも。 **がりょう**[雅量][名]人をうけいれる、おおらかな心。「―を示す」「―にとぼしい」劉度量[どりょう] **がりょうてんせい**[画竜点睛][名]ものごとの最後のたいせつな仕上げ。「がりゅうてんせい」とも。「―を欠く」▽「画竜点睛」は誤り。「晴」は、ひとみのこと。中国の絵の名人が、竜の絵の仕上げにひとみをかきいれたところ、生命を得てたちまち天に飛びさったという故事から。 **かりょく**[火力][名]①火の燃える勢い。火のもっているエネルギー。「―が強い」 **かりょくはつでん**[火力発電][名]石炭・重油・天然ガスなどを燃料とする蒸気タービンを回転させ、その力によって発電機を動かし、電気を発生させる方式。▽ほかに、水力発電・原子力発電。 **かりる**[借りる][他上一]◎他人のものを一時的に使わせてふらう。「本を―」「部屋を―」②あるものを別の目的のために使う。代用する。「この場を借りて一言申しあげます」←貸す③助けを受ける。「彼の力を借りたい」 **がる**[造語][「~がる」の形で]いかにもそうであるようなかっこうをする。外に形であらわす。「うれしー」「強―」「粋[いき]―」▽形容詞・形容動詞の語幹に付く。 **かるい**[軽い][形]①持ちあげたり動かしたりするのに、弱い力でたりるようす。めかたがあまり感じられない。「―かばん」「戸が―」圏軽量②心身に負担が感じられず、のびのびしているようす。「心が―」「よくねたら、からだが軽くなった」③程度が小さいようす。「―病気」「―食事」「相手を軽く見る」←重い④言動に考えがたりないようす。なかみのない。「口が―」↔軽薄[けいはく]⑤努力や手間がかからないようす。簡単。「軽くやっつける」「六○点とるのは―」類容易[ようい] **ガリレイ**[人名]一五六四—一六四二年。イタリアの天文学者・物理学者。望遠鏡をつくって天体を観測、また、慣性の法則など力学上の諸法則を発見したが、地動説を唱えて宗教裁判にかけられた。|Galileo Galilei **かりん**[花梨][名]バラ科の落葉高木。春、うす紅色の花が咲く。果実は黄色の卵形で、かおりが高い。砂糖[さとう]づけや果実酒にする。 **かりんさんせっかい**[過燐酸石灰][名]灰色の粉末で、化学肥料の一つ。 **かりんとう**[花林糖][名]かたくこねた小麦粉を短冊[たんざく]形に切って油であげ、黒砂糖[ざとう]で固めた菓子[かし]。 **かる**[刈る][他五]ぎっしりと生えているものを短く切りそろえる。「頭を―」「イネを―」 **[刈]** リ・2画 全4画 刈刈刈刈 音は「ガイ」。「刈穫[がいかく]」「刈除[がいじょ]」 刈[か]る 稲[いね]を刈[か]る/草刈[くさか]り/丸刈[まるが]り **かる**[狩る][他五]鳥やけものをとらえる。「獲物[えもの]を―」 **かる**[駆る・駆る][他五]◎走らせる。追いたてる。「馬を―」②「・・・に駆られる」の形で]ある強い気持ちへと追いたてられる。「不安に駆られる」「衝動[しょうどう]に駆られる」 **かるいし**[軽石][名]火山の溶岩[ようがん]が急に冷えてできた、もろくて穴のたくさんあいた石。水にうく。足の裏のあか落としなどに使う。 **かるかや**[刈萱][名]イネ科の多年草。しめった土地に生える。秋、イネの穂に似た褐色[かっしょく]の小さな花をつける。ひげ根で、たわし・はけなどをつくる。 **かるがる**[軽軽][副]いかにも軽そうに。簡単に。「―と荷物を持ちあげる」「谷川を―とびこえる」 **かるがるしい**[軽軽しい][形]気分がうわついている。かるはずみである。「軽々しくひきうけるな」↔重々しい **カルキ**[名]①水酸化カルシウムと塩素からつくる白い粉。漂白や水道水の消毒などに使う。さらし粉。クロールカルキ。「―くさい」▽Chlorkalkから。②石灰。-kalk **かるくち**[軽口][名]●さらっとして気がきいていることば・はなし。じょうだん。しゃれ。「―をたたく」類地口[じぐち]・ジョーク②深く考えないで軽はずみにしゃべること。「―をつつしむ」 **カルシウム**[名]金属元素の一つ。銀白色でやわらかい。動物の骨や歯の主成分。元素記号Ca「—不足」 |calcium **ガルシン**[人名]一八五五—八八年。ロシアの小説家。人道主義の立場から、社会悪をうったえる作品を書いたが、精神を病み自殺。代表作「四日間」「赤い花」。|Vsevolod Mikhailovich Garshin **カルストちけい**[カルスト地形][名]石灰岩が雨や地下水などで浸食されてできた地形。地表にはすり鉢状のくぼ地、地中には鍾乳洞[しょうにゅうどう]などができる。 **カルタ**[名]①厚紙の長方形の札[ふだ]に、絵や文字などを書いたもの。また、それを使って正月などにするゲーム。歌ガルタ(=百人一首)・いろはガルタ・花ガルタ(=花札)などがある。▽「歌留多」「骨牌」などと当てる。carta <267> ・かれる **カルチャーショック**[名]異質の文化に接したときに受ける精神的な衝撃。|culture shock **カルチャーセンター**[名]主として、社会人を対象とした教養講座。また、その講座を開く文化施設。|culture とcenter から。和製英語。 **カルテ**[名]医者が患者の病状や治療[ちりょう]の方法などを記録するカード。診療録。|Karte **カルテット**[名]四重奏。四重唱。また、その曲や演奏団。クァルテット。|quartetto **カルデラ**[名]火山の山頂部にある、直径数㌔におよぶくぼ地。爆発・浸食・陥没などによってできる。「―湖(=カルデラに水がたまってできる湖)」▽スペイン語で、「釜[かま]」という意味。一caldera **カルテル**[名]競争をさけて市場を独占するために、同種の企業[きぎょう]が生産量・価格・販売[はんばい]地域などについて協定を結ぶこと。企業の独立性は保たれる。企業連合。▽ほかに、トラスト・コンツェルン。|Kartell **カルト**[名]①ある人やものなどを熱狂的に崇拝[すうはい]する、少数派の集団。「―集団」②一部に熱狂的な支持をえる、人やもの。「―的人気」「―ムービー」「cult **かるはずみ**[軽はずみ][形動]深く考えずにしゃべったり、行動したりすること。「―な行動をつつしむ」園軽率[けいそつ] **カルバン**[人名]一五○九—六四年。フランスの宗教家。カトリック教会に対立して宗教改革をおこない、実践活動による救済をおし進めた。カルビン。-Jean Calvin **カルメン**[作品名]一八四五年。フランスの作家メリメの小説。スペインを舞台に、自由奔放なジプシーの女カルメンと純情な青年ドン=ホセの愛憎を描く。ビゼーがこれをオペラ化。 > カルメン幻想曲[げんそうきょく] > カルメン組曲[くみきょく] **かるみ**[軽み][名]松尾芭蕉[ばしょう]が主張した、俳諧[はいかい]の理想的な作風の一つ。「さび」や「しおり」の境地がさらに高められた晩年の作風で、身近なことがらに美を見いだし、さらりと表現する。「俳諧七部集」の最後の二つ、「炭俵[すみだわら]」「続猿蓑[ぞくさるみの]」によくあらわれる。 **カルメラ**[名]赤ざらめをにつめ、重曹[じゅうそう]を加えてふくらませ、焼きかためた菓子[かし]。カルメ焼き。カルメル。|caramelo **かるわざ**[軽業][名]①つなわたりなどの危険なわざを、身軽にやって見せる芸。「―をこなす」「―師」圏曲芸・アクロバット ▽危険の多い仕事、きわどい仕事をたとえてもいう。「そんな―はできない」。「軽技」は誤り。 **かれ**[彼][代名][名]①〈代名〉三人称単数。話し手や聞き手以外の男性。あの男。②〈名〉恋人[こいびと]である男性。圏彼氏[かれし] > もと、男性のほか女性や人間以外のものにも使った。明治時代以降、ヨーロッパ語の三人称単数、男性代名詞の訳語として定着した。 > 彼を知り己[おのれ]を知れば、百戦殆[あや]うからず 敵と自分の実力をはっきり知ったうえで戦えば、何回戦っても負けることはない。▽中国の兵法書「孫子」から。 **かれい**[佳麗][形動]容姿などが美しく整い、品のいいようす。端麗[たんれい] **かれい**[華麗][形動]美しく、はでであるようす。「―な舞[まい]」「―に着かざる」圏華[はな]やか **かれい**[鰈][名]カレイ科の海にすむ魚。形はヒラメに似てたいらであるが、両目が右側にある。食用。「左[ひだり]平目に右―(=目のついている側をいう)」 **カレー**[名]①多くの香辛料をまぜてつくった調味料。カレー粉。②「カレーライス」の略。一curry **カレーライス**[名]園肉や野菜など、多くの香辛料またはカレー粉を加えてにこんだソースを、めしにかけた料理。ライスカレー。カレー。カリー。▽curry and rice から。 **かれおばな**[枯れ尾花][名]穂[ほ]がかれたススキ。「幽霊の正体に見たり―」 **かれき**[枯れ木][名]かれた木。葉の落ちた木。 > 枯れ木に花 一度おとろえたものが、再び栄えることのたとえ。かえりざき。 > 枯れ木も山のにぎわい つまらないものでも、ないよりあるほうがましだ。 **がれき**[瓦礫][名]かわらと小石。また、なんの値打ちもないもの。「―の山」「―と化す」 **かれくさ**[枯れ草][名]⊕枯れた草。↔青草②ほしくさ。まぐさ。 **かれこれ**[彼此][副]①いくつかに関係することをあらわす。なんやかや。とやかく。「―するうちに日が暮れた」②数量を限定できないことをあらわす。およそ。ほぼ。「―もう三時になる」「―二○回目だ」 **かれさんすい**[枯山水][名]日本式庭園で、水を使わず、石や白砂などを配置して山水に見たてる様式。かれせんすい。こせんすい。▽禅宗[ぜんしゅう]の影響[えいきょう]を受けた、室町[むろまち]時代の大徳寺塔頭[たっちゅう]大仙院や竜安寺[りょうあんじ]の石庭が有名。 **かれし**[彼氏][代名][名]①〈代名〉かれ。あの人。くだけた気持ちやからかいの気持ちをふくめて言う。②〈名〉恋人である男性。◆彼女[かのじょ] **かれつ**[苛烈][形動]厳しく激しいこと。「攻撃[こうげき]は―をきわめる」圏激烈・熾烈[しれつ] **カレッジ**[名]一つの学部や学科だけでできている大学。単科大学。また、専門学校。「―ライフ」↔ユニバーシティー |college **かれの**[枯れ野][名]草や木がかれはてた、冬の野原。 **かれら**[彼等][代名]三人称複数。あの人たち。▽女性もふくめていうこともある。 **かれる**[自下一]①[枯れる]草木の生気がとぼしくなる。水分がなくなって命が終わる。②人格や技芸などに余分なところがなくなり、深みが出てくる。円熟する。「枯れた芸」 **かれる**[自下一]①[涸れる]池や川などの水がなくなる。ひあがる。「井戸が―」②使いはたしてすっかりなくなる。「財源が―」「文藻(=文才)が―」 <268> かれん **かれる**[自下一][嗄れる]声がかすれる。のどを使いすぎたりして声が出なくなる。「声が―」 **かれん**[可憐][形動]かわいらしくて、いたわりたい感じのするようす。「―なすみれの花」「―な少女」類かわいい・いじらしい **カレンダー**[名]一年、十二か月間の日付・曜日・祝日などを示してあるもの。こよみ。|calendar **かれんちゅうきゅう**[苛斂誅求][名]人々から重い税金などを厳しくとりたてること。 **かろう**[家老][名]江戸時代、大名[だいみょう]の家来の中でいちばん身分が高く、藩政[はんせい]を総括し、家中[かちゅう]の武士を統率する者。「国[くに]がろう」 **かろう**[過労][名]働きすぎてつかれがたまること。つかれすぎ。「―でたおれる」「―死」 **がろう**[画廊][名]絵を並べて、見せたり売ったりするところ。麺ギャラリー **かろうじて**[辛うじて][副]ぎりぎりのところで、見こみや希望どおりにうまくいったようす。やっとのことで、どうにか。「―生きのこった」圏辛[から]くも▽「からくして」の変化した形。 **かろく**[家禄][名]昔、主君から家臣に親子代々給与[きゅうよ]された米や金銭。 **カロン**[名]ヤードーポンド法で、体積の単位。一ガロンは、アメリカでは約三・ハリットル、イギリスでは約四・五リットル。|gallon **カロン・カボチャ・卵黄**[おうこう]などに多くふくまれる赤黄色の色素。動物体内でビタミンAに変化する。carotene **かろとうせん**[夏炉冬扇][名]時期に合わなくて、役に立たないもの。また、使いものにならないことのたとえ。園六日[むいか]の菖蒲[あやめ]・十日の菊[きく]▽松尾芭蕉[ばしょう]が自分の俳諧[はいかい]を、夏の火鉢[ひばち]や冬のおうぎのようなものだといったことから。 **かろやか**[軽やか][形動]気分が明るく、いかにも軽そうなようす。「―におどる」「―な春のよそおい」圏軽快[けいかい] **カロリー**[名][造語]①熱量の単位。一カロリーは、一気圧のところで一グラムの水の温度をセ氏一度上げるのに必要な熱量。記号はcal ▽国際単位としてはジュール(J)を使う。一カロリーを四・一八五五ジュールとする。②栄養学で、食べものが体内で消化吸収されたとき得られる熱量の単位。①の一○○○カロリー(=一キロカロリー)を一カロリーとする。大カロリー。記号はCal「―制限」「低—食品」「Kalorie **かろん**[歌論][名]和歌の本質や表現法などについての文学理論。平安後期以後、歌合わせが盛[さか]んになるにつれて発達した。歌論書では藤原定家[ていか]の「近代秀歌」、順徳院の「八雲御抄[やくもみしょう]」などが有名。 **がろん**[画論][名]絵画に関する理論や評論。 **かろんじる**[軽んじる][他上一]軽く見てたいせつにしない。ばかにする。かろんずる。「人命を―」↔重んじる **かわ**[川・河][名]自然の水が集まって山から流れだし、大地の低いところに沿って流れて海に注ぐ水路。「―をわたる」「―の字に(=子供を真ん中にはさんで)ねる」▽ふつう、「河」は大きな川をいう。 **かわ**[皮][名]①生物のからだやものの表面を、おおいつつんでいるもの。「―をはぐ」「ギョウザの―」▽ほんとうの姿をかくしているものという意味でも使う。「化けの―がはげる」「うその―」②→「革[かわ]」 **かわ**[革][名]動物の皮をむいて、加工したもの。なめしがわ。レザー。「―ぐつ」「牛[ぎゅう]ー」 **かわ**[側][名][造語]①〈名〉◎対立するものの一方の立場。「被害者の―からの発言」「敵の―」②まわりをとり囲むもの。「金―の時計」③かたわら。はた。「―の者があわてる」④〈造語]』「~側」の形で]・・・の方。・・・の方面。「西―」「裏―」「海―」 **かわあかり**[川明かり][名]日が暮れて暗い中で、川の水面だけがわずかに明るいこと。 **かわあそび**[川遊び][名]川で魚をとったりして遊ぶこと。また、川に船をうかべて、歌をつくったり、飲食などをして楽しむこと。 **かわいい**[可愛い][形]①小さくてほほえましい。愛らしい。「―男の子」「―しぐさ」②愛情や、たいせつにする気持ちをもたずにいられない。いとしい。「わが子がかわいくてならない」◆憎くい自分より小さく弱いものに使うことが多い。 > かわいい子供のためかわいい子には旅をさせよを思うなら、他人の中で苦労させたほうがいい。 > 古語《かはゆし》 もと、はずかしさなどで顔がほてるようだ、という意味だった。そこから、つらくてまともに見ていられない、いたいたしいという意味が生じた。かわいそうに思う気持ちは、しだいに恋慕[れんぼ]の気持ちに移り、中世末期から現代語の「おまえがかわいい」といった意味につながってきた。 **かわいがる**[可愛がる][他五]①かわいいと思って、やさしくたいせつにあつかう。「ねこを―」↔いじめる▽逆説的に相手をかまっていじめる意味でも使う。「生意気だから少しかわいがってやろう」 **かわいそう**[可哀相][形動]あわれで、人の気持ちを動かすようす。「―なくらいしょげかえる」「―に思う」 > つかいわけ かわいそう・気の毒 > 「かわいそう」は、弱い者をあわれんで保護したくなるような気持ち。「かわいそうなみなし子」。「気の毒」は、他人の困難が身にしみて自分のことのように感じられ、心が痛むさま。「気の毒な身の上」。 **かわいそら**[河合會良][人名]一六四九—一七一○年。江戸[えど]前・中期の俳人。松尾芭蕉[ばしょう]の門人で、「鹿島紀行[かしまきこう]」や「奥の細道[ほそみち]」などの芭蕉の旅に随行[ずいこう]した。随行日記の「曾良旅日記」は資料として貴重。 **かわいらしい**[可愛らしい][形]いかにも小さくてほほえましい感じがする。「―小鳥」瀬愛くるしい <269> かわいい」よりも客観的に見た感じが強い。 **かわうお【川魚】** [图]川にすむ魚。淡水魚。かわざかな。「―料理」 **かわうそ【川×獺・×獺】** [图]イタチ科の哺乳動物。体長七○ほどで、川にすみ、小魚をとって食べる。特別天然記念物。 **かわかす【乾かす】** [国]水分をとる。「タオルを―」 >「つかいわけ」→「千す」を見よ。 **かわく日【渇く】** [国]水などが飲みたくなる。「のどが―」 ②心のうるおいを求める。「知識に―」 **【乾く】** [国]熱や風のために水分がなくなる。「道路が―」 **かわぐち【川口・河口】** [图]川が海や湖に注ぐところ。瀬川じり・河口 **かわぐつ【革靴・皮靴】** [图]革でつくったくつ。とくに、男性用の短靴をさす。 **かわかみ【川上】** [图]川の上流。川のみなもとに近いほう。「―までさかのぼる」類上流川下 **かわかみ おとじろう【川上音二郎】** [人图]一八六四—一九一一年。明治期の俳優。福岡県生まれ。自由民権の思想を織りこんで歌った「オッペケペー節」で名をなす。また、自由党の壮士を集めて組織した壮士芝居」は、のちに新派んに発展した。 **かわかみ はじめ【河上肇】** [闪图]一八七九―一九四六年。大正・昭和期の経済学者。山口県生まれ。マルクス主義経済学を研究したために京都大学教授の職を追われ、のちに日本共産党に入党。検挙され、出獄後っ後は自伝など著述に従事した。著書に「資本論入門」「経済学大綱」など。 **かわかみびざん【川上眉山】** [角]一八六九一一九○八年。明治期の小説家。大阪誌生まれ。本名は亮ぁきら。硯友家社の同人。泉鏡花むら』と並んで、観念小説「書記官」「うらおもて」などを発表。 **かわき日【渇き】** [圀]のどに、うるおいがなくなること。また、心が満たされないこと。「飢えと―」「心の―をいやす」 **【乾き】** [图]湿気もっや水分がなくなること。「せんたくものの―が早い」 **かわぎし【川岸・河岸】** [图]川に接するところ。川のほとり。類川辺・河畔・河岸も **かわきり【皮切り】** [图]ひと続きのものごとの始まり。「乾杯唸を―に式が始まる」圏手始め▽もと、最初にすえる灸きゅうのこと。 **かわぎり【川霧】** [图]川の水面に立つ霧。 **かわざんよう【皮算用】** [图]結果が出ないうちから、いい結果が出ることをあてにして計画を立てること。「とらぬ狸たぬきの―」 **かわす日【交わす】** [国]たがいにことばや気持ちなど をやりとりする。「あいさつを―」 ②たがいにまじわる。交差する。「枝を―」 **【×躱す】** [国]よける。さける。「身を―」「相手の攻撃にちを―」 **かわず【×蛙】** [图]「かえる」の古い言い方。また、カジカガエルのこと。「→井ぃの中の―大海を知らず」▽和歌や俳句で使う。松尾芭蕉はいりの「古池やかはづ飛びこむ水の音」は、さびの境地を示すという。 **かわすじ【川筋】** [图]川の流れる道すじ。また、川沿いの地。「―に国道が走る」 **かわせ【川瀬】** [图]川の水の浅くて流れの速いところ。 **かわせ【為替】** [图]現金の代わりに、手形や小切手もってなどによってかねを送る方法。また、その手形や証書。「―で送金する」「郵便―」▽常用漢字表付表の語。 **かわせそうば【為替相場】** [图]自国通貨と外国通貨の交換比率。固定為替相場制と変動為替相場制があるが、主要国は変動制を採用。外国為替相場。為替レート。 **かわせみ【川×蟬・〈翡翠】** [图]カワセミ科の鳥。スズメくらいの大きさで、背は青緑色、腹は赤く美しい。川の小魚をとって食べる。ヒスイ。 **かわせレート【為替レート】** [图]→「かわせそうば」 **かわぞい【川沿い】** [图]川に沿うこと。また、川に沿っているところ。かわべ。「―に歩く」「―のやなぎ」 **かわたけもくあみ【河竹黙阿弥】** [闪图]一八一六—九三年。歌舞伎狂言い作者。庶民怨の生活を写実的にえがく生世話きり物や、盗賊を主人公とする白浪鉱物が得意であった。新しい社会を題材に、散切説物なども手がけた。代表作「青砥稿花紅彩画はこれと」「三人吉三廓初買だ私がんはちがい」。 **かわたれどき【『彼』者×誰時】** [图]夜明けがた。fたそがれ時 ▽うす暗くて、「彼、は誰だれ」か見わけのつかない時という意味。 **かわたろう【川太郎】** [国]「河童かっば」の別名。人名めかした呼び方。 **かわち【河内】** [图]旧国名。今の大阪府南東部。畿内さいの一国。河州ぃゅう。「―音頭」「―木綿ん」 **かわづら【川面】** [图]①川の水面。「かわも」とも。 ②川のほとり。かわべ。 **かわどこ【川床】** [图]川の底の地面。「―にすむ魚」瀬川底・河床ぃよう **かわとじ【革×綴じ】** [图]●革ひもでとじること。 ②書物の表紙・背に革をはって製本したもの。 **かわどめ【川止め】** [图]江戸以時代の交通政策の一つ。街道訟すじの大きな川に橋や船の設備をせず、徒歩やウマでわたらせたが、増水して危険なときには川ごえを禁じたこと。たとえば、東海道の大井川では二尺(=約六〇だ)以上増水すると禁止。かわづかえ。川明け **かわなかじまのかっせん【川中島の合戦】** [图]一五五三一六四年。武田信玄以笑んと上杉謙信炊が、川中島(長野市南部)などでおこなった数回にわたる戦い。 **かわながれ【川流れ】** [图]川の水に流されること。川でおぼれること。「かっぱの―」 **かわはぎ** [图]カワハギ科の近海魚。からだは側面が平たく、フグに似て口さきは突出っっして小さいが、するどい歯をもつ。皮は厚いが、身は美味。 ・かわはぎ 下流川上 ・かわき <270> **かわばた** か **かわばた【川端】** 图川のほとり。「―のやなぎ」類[川辺] **かわばた ぼうしゃ【川端茅舎】** 囚图一八九七―一九四一年。大正・昭和期の俳人。東京生まれ。本名は信一[しんいち]。高浜虚子[きょし]に師事して、「ホトトギス」同人となる。対象に深くはいりこんで、自然と一体となった句を詠[よ]んだ。句集「茅舎句集」など。 **かわばたやすなり【川端康成】** 人名一八九九―一九七二年。大正・昭和期の小説家。大阪生まれ。横光利一[よこみつりいち]らと新感覚派として出発し、日本美の伝統を追究し、独自の世界を象徴的にえがいた。ノーベル文学賞受賞。小説「伊豆の踊子[おどりこ]」「雪国」「山の音」など。 **かわばり【革張り・革×貼り】** 图表面を皮ではること。また、はったもの。「―の宝石箱」 **かわひがしへきごとう【河東碧梧桐】** 人名一八七三―一九三七年。明治・大正期の俳人。愛媛[えひめ]県生まれ。本名は秉五郎[へいごろう]。正岡子規[しき]の弟子[でし]だったが、同門の高浜虚子と対立し、定型や季語にとらわれない新傾向[しんけいこう]俳句を唱えた。句集「三千里」など。 **かわびらき【川開き】** 宫夏の初めに、川辺での納涼始めを祝う年中行事。「両国の―」 **かわべ【川辺】** 宫川のほとり。川端[かわばた]。 **かわむこう【川向こう】** 宫川をへだてた向こう側。▼江戸で、隅田川の東の地区をいう。 **かわも【川面】** 宫川の水面。「かわづら」とも。「―に波が立つ」川底[かわぞこ] **かわや【、厠】** 医「便所」の古い言い方。後架[こうか] **かわら「【河原・川原】** 区川辺[かわべ]の土地。砂や小石の多い場所。土手した・河川敷[かせんしき]「常用漢字表付表の語。 **かわら、瓦】** 医土を板の形に焼いたもの。屋根[やね]をふくのに用いる。こだわら・平[ひら]がわら・鬼[おに]がわらなどの種類がある。「ーせんべい」圏「瓦」がいいか **かわらけ。土器】** 匠素焼きの土器。また、素焼 きのさかずき。「遺跡[いせき]から―が出土する」 **かわらばん【×瓦版】** 图江戸時代につくられた、木版一枚刷りの新聞。▽はじめ、文字などをほった粘土版をかわらのように焼いて、印刷用の原版にしたところから。 **かわる** 目【代わり】** 国①あるものがもっていた役割を、**する別のものや人。「先生の―に教える」「―がきかない」「肩―[がわ]」類[代用・代理・交代]②あるものごとにつりあうような別のものごと。「おつかいをもらう―にてつだう」類[代償]③「おかわり」 **かわる** 目【代わる】** 国あるものが他のものの役割を**つとめる。代理となる。「父に代わってあいさつをする」 **かわる** 目【換わる】** 国自分のものと相手のものとがとりか**えられる。交換する。「名義が―」 **かわる** 目【交替りする。】** 「出演者が―」「年が―」** **かわる** 回【変わる】** 国●状態や位置などが以前とちがった**ものになる。変化する。「街のようすが―」②[「変わった〜」の形で]ふつうの状態とちがう。「ちょっと変わった人」 **かわるがわる【代わる代わる】** 國何人かで代わりあって、同じことをするようす。交替で。「三人で―歌う」類[交互に] **かん[千]** 干・1画 全3画 干干 **かん[千]** [動]①水をなくす。かわかす。かわく。ひる。類[旱・乾]②おかかわる。おかす。③武器の、たて。⇔と。④ささえる。支⑤いくらか。◎てすり。▼「于[う](=行く)」は別字。 > カン ①干害[かんがい] 干拓[かんたく] 干潮[かんちょう] ②干渉[かんしょう] 干犯[かんぱん] 干与[かんよ] ③干戈[かんか] 干城[かんじょう] ④干支[かんし] 十干[じっかん] 若干[じゃっかん] ⑥欄干[らんかん] > 干[ほ]す 洗濯物を干[ほ]す 陰干[かげぼ]し > 干[ひ]る 潮が干[ひ]る 干[ひ]上がる 干物[ひもの] 潮干狩[しおひが]り > 若干[そこばく] 干支[えと] **かん[刊]** 刂・3画 全5画 刊 刊 刊 刊 **かん[刊]** [動]本や新聞などを印刷して出す。出版する。「一九九五年―」▽「刑[けい](=しおき)」は別字。 > カン 刊行[かんこう] 月刊[げっかん] 創刊[そうかん] 増刊[ぞうかん] **かん[完]** ・4画 全7画 完 完 完 完 **かん[完]** [動]①まるくて欠けたところがなく、そろっている。②お <271> わる。終わりまでいく。 カン 完ょっとうする完全数 完納얐完備、②完成完了未完 **かん[官]** 宫官官官 ①国やおおやけの機関。役所。また、その仕事をする人。役人。「―を辞して野に下くだる」→民・野。 ②生物のからだの、きまったはたらきをする一部分。▼「宦ん(=つかえる)」は別字。 カン ①官庁玆”官僚怼”警官恕 半官半民贶笈 ②官能銃器官がん 五官がん **かん[巻](卷)** 己・6画 全9画 卷卷卷卷 ◎書物。まきもの。「―をおかずに(=夢中になって)読みふける」②もののまわりに、ぐるぐるとからみつける。また、まるめる。うずをえがいてまわる。まく。厠捲苋③書物や巻いたものの数や順序を数えることば。「全一〇―」「第五―」 カン 巻子本赋,巻頭欬 圧巻 全巻 まく・まき 舌を巻く 巻き物 絵巻物き竜巻耖葉巻き/巻きの一 巻雲巻繊汁席巻 **かん[看]** 目・4画 全9画 看看看看 注意ぶかく見る。みまもる。▽「盾じゅん(=たて)」は別字。 カン 看過ㄟ看経甃看護笕看視《看破看板唸看病 ●看る 看取る 看做す **かん[寒]** ・9画 全12画 寒寒寒寒 ●気温が低くてさむい。さむさ。暖・暑②暦にみのうえで、一年じゅうでもっとも寒さの厳しい時期。一月初旬から立春までで、前半を小寒なっ、後半を大寒恋という。「―の入ぃり」「―のもどり(=春になってからまた一時的に寒くなること)」③ぞっとする。④さびしい。まずしい。 カン 寒暖愁 寒暖甃 寒風삯 寒冷灬 厳寒2 ②寒稽古唸寒中說,③寒心 ③寒苦寒村稔貧寒蚣 さむい 懐ょところが寒さむい 肌寒説い 寒気も寒空站 **かん[問]** 門・4画 全12画 間間間間 ①ものとものとの、あるいは時と時とのあいだ。へだたり。ひろがり。ひま。ゆとり。「その―に食事を済ませる」「指呼しの―(=きわめて近いこと)」②相手のようすを探り、うかがう。スパイ。 カン・ケン (D)間隔赟間居髭間食い、間接赟間話〜空間始時間~瞬間/世間だ間燃眉間㌧②間者間諜いう あいだ・ま 間柄訟/間際』間引き合間、仲間、床とこの間* 間服絃 谷間핬 幕間山間憔 間に、髪はっを入れず すぐに。「―実行に移る」▽あいだに髪かぁの毛一本を入れるすきまもないという意味から。「かん、はつ・・・」と読むのが正しく、「かんぱつ・・・」は誤り。 **かん[幹]** 干・10画 全13画 幹幹幹幹 ◎木のみき。また、ものごとの中心となる部分や人。②能力。うでまえ。 カン ①幹事幹線 基幹②才幹 みき 幹きが太い **かん「感** 心・9画 全13画 感感感感 ①ものごとにふれて心が動かされる。また、その思いや感動。「隔世の―」②からだに影響もうを受ける。一「感じる」を見よ。 カン ②感情”感心 感想試 反感戏 敏感 ②感染 感電 感極きゃまる 深く感激する。「感極まって泣きだす」感動の気持ちをおさえられない。感に堪えない▽誤って、「感に堪える」という言い方もする。 **かん[漢](漢)** ・10画 全13画 漢漢漢漢 ●中国の王朝名。②中国(の)。和③おとなの男。 カン ②漢語뎔漢字녈漢文愆 漢民族愆ぞく和漢③悪漢好漢鮨 熱血漢怒っ門外漢んがい 漢歌 **かん[慣]** ・11画 全14画 慣慣慣慣 なれしたしむ。動作や状態がいままでどおり、変わらずに続くこと。ならわし。 カン 慣行號慣性慣用砹 慣例짢習慣, なれる・ならす 見慣れる/体を慣らす 慣たらわし **かん[管]** 竹・8画 全14画 管管管管 ●細長い、筒状のもの。くだ。②ふえ。③筆の軸じく。④とりしまる。支配する。⑤笛や筆を数えることば。「尺八脚く一―」 管見燃管状”気管血管炤水道管怼ど土管②管楽器赟き 管弦楽赟笕⑧彩管怼 筆管貽圉管轄赟管制管理笕所管殼 保管 くだ ゴムの管くだ手練手管 ●煙管只管ひたすら 防寒 悪寒が 後 人間 ・かん <272> かん[関](關)[门]・6画 全14画 関関関関 ●出入りをとりしまるところ。せきしょ。②ものを動かすしくみの中心となるところ。③他とかかわりあう。一「関する」を見よ。 カン 関税関門 玄関愆 税関얐 難関競せき 関所 ②関節甃機関』③関係 関心関知ㄘ関与笕連関炊 関取貸 関せきの山 箱根の関せき 関かかわる **かん[館]** 食・8画 全16画 館館館館 ①やど。宿泊施設しくはく。②多くの人が利用する、公用の大きな建物。③やしき。やかた。「舘」は俗字く。 カン ⊙迎賓館쌌旅館⁑ ②会館쌌 公民館大使館図書館虼ょⓐ帰館洋館 館たち」たて」やかた 高館館舟 かた **かん[簡]** 竹・12画 全18画 簡簡簡簡 ◎書きつけ。とくに、手紙。「―をしたためる」②たやすい。また、手軽なこと。「―にして要をえる」「―にすぎる」 カン ②書簡핬 断簡얐 竹簡鸩 木簡簡易かん、簡素簡単찼簡便烒簡略 料簡了簡 **かん[観](觀)** 見・11画 み全18画 簡餐餐観 ◎念を入れてよく見る。みわたす。②見た感じ。ながめ。「十年前とは別人の―がある」③ものの見かた。考えかた。一「観じる」を見よ。 カン ①観客観察 参観 静観燃観光景観 美観③観点ぶ 観念は客観っ人生観惑、悲観 **かん[勧] (勸)** 力・11画 全13画 創創創勧 はげまして、ものごとをおこなうようにしむける。 カン 勧業説勧告勧奨”勧進谂 勧善懲悪かんぜんく勧誘 すすめる 保険の加入を勧める お勧めの品 **かん[歓](歡)** 欠・11画 全15画 歓歓歓歓 よろこぶ。よろこびたのしむ。「―をつくす」 カン 歓喜歓迎 歓声 歓楽笠 哀敏德 合歓ねむの木 **かん[甘]** 甘・0画 甘甘甘甘 あまい。うまい。おいしい。②満足する。また、相手を喜ばせる。 カン ②甘藷 甘味赟甘露笕②甘言炊 甘受甘心甘美ん あまい 甘ぁまい言葉 判断が甘ぁまい 甘口線 甘酒酵 甘酒 あまえる・あまやかす お言葉に甘ぁまえる/子供を甘あまやかす 甘い 甘煮甘味甘藍 **かん[缶】(罐)** 缶缶缶缶 ブリキなどの金属でできている入れもの。 カン 缶切り 缶詰ん製缶然石油缶 **かん[汗]** ・3画 汗汗汗汗 あせ。あせが出る。 カン 汗顔 汗牛充棟545 汗腺贰 発汗汗水汗疹脂汗なら冷や汗ぁせ 汗衫かざみ チンギス汗、(人名) **かん[肝]** 月・3画 全7画 肝肝肝肝 ●内臓愁の一つ。肝臓。また、まごころ・精神力の意味にも使う。②もっともたいせつなとこ カン ④肝胆怼肝油雙心肝핬 肺肝뱄②肝腎肝要 きも 肝もっ玉生き肝ぎも **かん[冠]** 7画 全9画 冠冠冠冠 ●頭にかぶるもの。かんむり。また、名誉。②成人すること。元服説。③もっともすぐれている。「世界に―たる偉業ょう」④かぶさる。「寇(=外敵)」は別字。一◆「冠する」を見よ。 カン ①栄冠怒 王冠戏月桂冠、②冠婚葬祭弱冠戏,③冠絶蛻④冠詞冠水 かんむり 冠かんむりを曲げる 竹冠赔むり 冠かぶる 初冠ぶり冠木門悠太郎冠者 鶏冠とさか頬冠ぶり **かん[陥](陷)** ・7画 全10画 陷陷陷陥 ①おちこむ。くぼむ。②計略にはめて、困った状態に追いこむ。おとしいれる。③たりないところ。 ①陥没覽 陥落铊②陥穽苡③欠陥 失敗 おちいる 危機に陥ぉちいる おとしいれる 無実の罪に陥としいれる **かん[乾]** 乙・10画 全11画 乾乾乾乾 水分がなくなる。かわく。かわかす。干湿っ カン 乾燥 乾杯 乾物愛 かわく・かわかす 洗濯物読たくが乾かぁく 生乾き/髪かみを乾かぁかす 乾いぬい乾す乾からっ風乾飯乾坤댔 かん <273> かん[勘]力・9画 全11画 勘勘勘勘 ●つきあわせて考える。②罪を問いただす。③理屈っでなく、ぴんとくる直感。第六感。「―がいい」「―がさえる」 カン 勘案競勘定”勘弁忒②勘気焚勘当筑勅勘縫っ③勘違絃い勘所説”土地勘 山勘 勘解由 **かん[堪]** 堪堪堪堪 ◎こらえる。たえる。②すぐれている。じゅうぶんである。 カン 堪忍②堪能 たえる 悲しみに堪える 堪こたえる堪こらえる 堪らない堪能얐 **かん[患]** 患患患患 ①病気。病気になること。②心配する。なやむ。うれい。 カン ①患者患部〝急患瑟,疾患 ②内憂外患 わずらう 胸を患わずらう長患絞らい **かん[貫]** 貝・4画 全11画 貫貫貫貫 ●つらぬきとおす。最後までやりとおす。②尺貫鷲っ法で、重さの単位。一〇〇〇匁もんめ。三・七五キログラム。③昔のかねの単位。銭でに一○○○文人。④武士の知行高ょう(=給料)の単位。一〇石く。 カン 貫通깢貫徹巯縱貫赐,終始一貫突貫貫禄 つらぬく 初心を貫っちゃく ●指貫き **かん[喚]** 口・9画 全12画 喚喚喚喚 大声でさけぶ。②声をかけて呼びよせる。 カン 喚声叫喚,②喚問號召喚, 喚ゃぁく喚子鳥に **かん[換]** ・9画 全12画 換換換換 他のものととりかえる。いれかえる。 カン 換気換言짰 換算玆 交換転換 かえる・かわる 電車を乗り換ゅえる/名義が換ゅわる **かん[敢]** 攵・8画 全12画 敢敢敢敢 むりをおしきってする。思いきってする。あえてする。 カン 敢行就敢然핬 敢闘兌果敢勇敢 敢えて取り敢ぁえず果敢はかない **かん[棺]** 木・8画 全12画 棺棺棺棺 死人を納めるはこ。かんおけ。ひつぎ。 カン 棺桶試 出棺心,石棺鷲 納棺2015 棺ひっぎ **かん[款]** 款款款款 ●法令などの箇条書じょぅき。また決算書などで、部と項とらのあいだの区分の名。「第一―」②字を刻みける。とくに、書画におすはんこ。③まごころ。よしみ。「―を通ずる」 カン ①款項目もく借款怨,定款蚣 約款②落款款待交款 **かん[閑]** 門・4画 全12画 閑閑閑閑 ●しずか。②何もしないでいる。ひま。「忙中ぶらり(=いそがしい中)―あり」③いいかげんにして、ほうっておく。なおざり。 カン ①閑散玆 閑静訟 森閑핬 ②閑職、安閑渋農閑期ぅん③閑却就く等閑贱 等閑なおざり 長閑のどか閑人段 **かん[寛](寬)** ・10画 全13画 寬寬寬寬 心がおおらかで、ひろいこと。狭きよう カン 寛闊寬厳짰 寛大營寛容城 寛くっろぐ寛ぃぁい寛ゅるやか **かん[監]** 皿・10画 全15画 監監監監 ●見張ってとりしまる。とりしまる人。②ろうや。 カン ①監禁甃 監査役挖監視監督谂 舎監毖 総監 ②監獄 監房監 監物蚘 将監乾燥;(昔の官位) **かん[緩]** 糸・9画 全15画 緩緩緩緩 ゆるい。ゆっくりしている。ゆるめる。急・緊ん カン 緩急緩衝いい”緩慢緩和ヅ弛緩ん ゆるい・ゆるやか 緩ゅるい坂/緩ゅるやかな流れ ゆるむ・ゆるめる 気が緩む/スピードを緩ゅるめる **かん[憾]** 忄・13画 全16画 憾憾憾憾 残念に思う。うらむ。 カン 遺憾 憾うらみ **かん[還]** ○・13画 全16画 還還還還 もとにかえる。もどす。 カン 還元 還暦甃 帰還生還怂 返還众 還ぇす還かえる 還俗説 ・かん <274> かん[環]王・13画 全17画 環環環環 ①まるい輪の形。「カーテンにーをつける」②ぐるりとまわる。まわりをとり囲む。 カン 環境訟環礁”環状砂”金環食なん②環視環流クタ循環ㄦ 苧環まき 花環〝指環 **かん[艦]** 舟・15画 全21画 艦艦艦艦 戦争に用いる船。軍艦怒。「―にもどる」 カン 艦船 艦隊Ṁ 戦艦 潜水艦燃すい **かん[鑑]** 金・15画 全23画 3鑑鑑鑑鑑 ●てほん。かがみ。②みわける。みきわめる。 カン ②印鑑殼 殷鑑蚣 亀鑑㌧図鑑が年鑑炊 ②鑑識鑑賞い鑑定 鑑かんがみる 鑑真談(人名)手習鑑 **かん[侃]** イ・6画 侃侃侃侃 強く正しい。 カン 侃々諤々侃直致 **かん[栞]** 木・6画 全10画 栞栞栞栞 ◎山を歩くときに、枝を折ったり木に傷をつけたりして道しるべとしたもの。枝折り。②てびき。案内。葉木 しおり旅の栞しま **かん[莞]** +7画 全10画 莞莞莞莞 ●植物のイグサ。②にっこりとほほえむようす。 カン ②莞爾け、 **かん【刊/缶/官/巻/勘/貫/寒/棺/款/間/閑/感/漢/管/歓/簡/観】** [图]↓漢字項目を見よ。 **かん【甲】** →「こう」 **かん【×燗】** [图]日本酒をとっくりなどに入れて温めること。また、その温めぐあい。「―をつける」「熱ぁっ―」 **かん【×癇】** [图]興奮したり、いらいらしたり、おこったりしやすい性質。「―が高ぶる」類積しゃく 癇に障ざぁる いやなことにふれられたりして神経がいらいらする。「もの言いが―」類癪に障る **がん[丸]** ・2画 全3画 丸丸 まるい。まるめたもの。たま。類円~ ガン 丸薬 一丸戏 弹丸競砲丸 まる 丸暗記慧き丸太妹。牛若丸しゃか氷川丸瑟日の丸まる まるい・まるめる 丸まるく納める/背中を丸まるめる **がん[岸]** 山・5画 全8画 岸岸岸岸 陸と水とのさかいめ。水ぎわの切りたったがけ。 ガン 岸壁沿岸愁 海岸쌌 対岸愁 彼岸 きし 岸伝しい岸辺~川岸向こう岸ぎし *河岸かし **がん[岩]** 山・5画 岩岩岩岩 大きな石。いわお。 ガン いわ岩登り岩場岩屋岩魚岩塩 岩石 岩盤駁火成岩縫、巨岩により **がん [眼]** 目・6画 全11画 眼眼眼眼 ①ものを見る器官。目。②見分ける力。判断力。③たいせつなところ。要点。④あな。 ガン・ゲン 眼球試,眼光談 開眼愁一恋 肉眼漿複眼發②眼識眼力 観察眼唸っ慧眼主眼④銃眼腦,眼目 まなこ 血眼もなこで探す どんぐり眼まきたと寝ぼけ眼またこ 眼医者じゃ*眼鏡 眼を付ける 相手の顔をじっとにらむ。俗くな言い方。 **がん[顔]** 頁・9画 全18画 顔顔顔顔 ①かおつき。かお。②いろどり。 ガン ①顔色ば、顔面얐 温顔戏 汗顏戣 厚顔酔顔핬 洗顔贶 童顔②顔料がら かお顔負け得意顔漿、似顔絵が寝顔*笑顔がお **がん[願]** 頁・10画 全19画 願願願願 望みがかなうようにたのむ。とくに、神仏に願うこと。「―をかける」 ガン 願書式 願望覽 祈願梵志願~ 請願然 大願愁 念願戏 悲願〞満願얬 ねがう 平和を願ぉぉう願ぉぉい事 退職願懿 **がん[頑]** 頁4画 全13画 頑頑頑頑 ●道理にくらく、にぶい。融通がきかない。片意地饶。「―としてゆずらない」②じょうぶで強い。 ガン ①頑固饒頑迷營 頑冥營②頑強髭”頑健燃頑丈 頑かたくな **がん[含]** 口・4画 全7画 含含含含 内に包みこんでいる。ふくむ。 ガン 含嗽説含蓄燹含味碱含有號包含悲 ふくむ・ふくめる水を含む含み笑い/言い含める かん かがみ <275> **かんがい** **がん[巌](巖)** 巖 巖 巖 巌 ①いわ。いわお。 ②けわしい。▼多く、「岩」に書きかえる。 カン 巌窟[がんくつ] 巌石[がんせき] 巌壁[がんぺき] ②厳阻[げんそ] いわお 千引[ちび]きの厳[いわお] **がん[元]** ↓「げん」 **がん【眼/願】** 图→漢字項目を見よ。 **がん【×雁】** 图カモ科の水鳥。わたり鳥で、日本には秋に来て、春、北へ去る。かり。かりがね。 **がん【雁】** 图一九一一年。森鷗外[もりおうがい]の長編小説。医学生岡田[おかだ]と、彼がいつも散歩する無縁坂[むえんざか]に囲われためかけ、お玉との交情をえがく。岡田に思慕[しぼ]をよせたお玉は自我に目覚めるが、それは、ささいな偶然だからとざされてしまう。 **がん【×癌】** 图皮ふや粘膜[ねんまく]・腺[せん]などにできる悪性の腫瘍[しゅよう]。▽組織などを運営するうえで、大きな障害になっているものをたとえてもいう。「合理化の―」 ガン 图造語[ぞうご]にゅう。小銃。また、小銃の形にしたもの。「マシンー」「スプレーー」| gun **かんあけ【寒明け】** 图大寒[たいかん]の時期が終わって、立春になること。二月四、五日ごろ。↔寒入[かんい]り **かんあみ【観阿弥】** 角一三三三—一八四年。室町時代の能役者・能作者。名は清次[きよつぐ]。通称[つうしょう]、観世三郎[かんぜさぶろう]。観世流をおこし、子の世阿弥[ぜあみ]とともに能の基礎を確立した。代表作「卒都婆小町[そとばこまち]」。 **かんおう【観桜】** 图サクラの花を見て楽しむこと。 **かんおけ【棺桶】** 图死者を入れるための箱。「―に片足を入れる(死期が近い)」圏ひつぎ **かんあん【勘案】** 图[―ス]あれこれ考えあわせること。「事情を―する」 **かんい【官位】** 图①官職と位階。「―の剝奪[はくだつ]」 ②官職の等級。 **かんい【簡易】** 形動簡単でたやすいようす。手軽なようす。「―住宅」「―書留」「―軽便[けいべん](=手軽で便利なこと)」類 簡略・簡潔 「つかいわけ」→「簡単」を見よ。 **かんいさいばんしょ【簡易裁判所】** 图最下級の裁判所。軽い犯罪をとりあつかう。 **かんいじゅうにかい【冠位十二階】** 图六〇三年、聖徳太子[しょうとくたいし]が定めた役人の地位。徳・仁・礼・信・義・智[ち]の六つを、さらに大小で分けて一二階とする。個人の功績や能力に応じてあたえられた。 **かんいっぱつ【間一髪】** 图事態がさしせまっていること。「―のところを助かる」関危機一髪[ききいっぱつ] ▽髪[かみ]の毛一本ほどのわずかなすきましかないという意味。 **かんいほけん【簡易保険】** 囷「簡易生命保険」の略。民営化以前の郵便局があつかった、手続きの簡単な国営の生命保険。 **かんいん【×姦淫】** 图函男女の不道徳な関係。古い言い方。「―するなかれ」類不倫 **かんえいこうじょう【官営工場】** 图明治初期に建てられた政府の直営工場。民間企業[きぎょう]を近代化するための模範として設立された。 **かんえん【肝炎】** 图肝臓の炎症性疾患[しっかん]をまとめた呼び方。急性と慢性とがあり、食欲不振・倦怠[けんたい]感とともに、多く黄疸[おうだん]があらわれる。ウイルス感染やアルコール・薬物などによる。 **がんえん【岩塩】** 图岩石のあいだからとれる塩の結晶[けっしょう]。工業原料や食塩の原料にする。山塩[やまじお]。 **かんか【感化】** 图 「他人の影響で、性質や行動などがしぜんに変わること。「先生の―を受ける」 > つかいわけ 教化・感化 > 「教化」は、相手にはたらきかけて教え、よい方向へ向かわせること。「善男善女[ぜんなんぜんにょ]を教化した」。「感化」は、無意識に影響をうけて変わることで、善悪どちらの方向にも使う。「友人の感化でタバコをおぼえる」。 **かんか【管下】** 图役所などの権限がおよぶ範囲[はんい]。「警視庁―」圏管轄下[かんかつか] **かんが【閑雅】** 形動①しとやかで奥ゆかしいようす。落ち着いて上品なようす。「―な舞まい」 ②静かでおもむきがあるようす。「―な景色[けしき]」 **がんか【眼下】** 图目の下。高いところから見わたせる辺り一帯。「―に見おろす」 **がんか【眼科】** 图目の病気をあつかう医学の一分科。目医者。 **がんか【眼窩】** 图眼球のはいっている頭骨のくぼみ。▷図「こっかく」 **かんかい【官界】** 图役人の世界。官吏[かんり]の社会。「―の波にもまれる」「――で出世[しゅっせ]を果たす」 **かんかい【感懐】** 图心に深く感じ、ある思いをもつこと。「―を胸にいだく」 **かんがい【干害・×旱害】** 图ひでり続きのために、農作物がかれたりする被害[ひがい]。「から梅雨[つゆ]で―が心配だ」 **かんがい【寒害】** 图春さきまで長びく寒さのために農作物が受ける被害が」。「遅霜[おそじも]で―にあう」▽「冷害」は、夏に日射量が少なかったり、気温が低かったりしたために起こる農作物の被害。 **かんがい【感慨】** 图しみじみと心に深く感じること。「ひとしおーが深い」「無量」類感動 **かんがい【×灌漑】** 图「水を人工的にひき入れて、田畑をうるおすこと。「―用水」 **かんおん【漢音】** 国語日本漢字音の一つ。中国の唐代、長安(現在の西安)地方でおこなわれていた音。平安時代の初めごろ遣隋[けんずい]使・遣唐使などによって日本に伝わった。漢字音の中ではもっとも一般的で、「行」を「コウ」、「静」を「セイ」と読むなど。▽漢字音はほかに、「行」を「ギョウ」と読む呉[ご]と音、「アン」と読む唐音がある。これは中国の地域・年代によって、同じ漢字でも発音がちがうため。 **かんか【看過】** 图下山見すごしてはいけないことを見すごすこと。「このあやまちは―できない」 <276> **がんかい【眼界】** 图目に見える範囲[はんい]。「―が広がる」「―にはいる」圏視野・視界 **かんがいのうぎょう【×灌漑農業】** 图田畑に人工的に水を入れて、作物の収穫量を増加させたり、安定させたりする農業。ため池・井戸・ダム・スプリンクラーなども利用される。 **かんがいむりょう【感慨無量】** 四圏はかりしれないほど深く身にしみて胸がいっぱいになること。感無量。「―の面持[おもも]ち」「―でことばも出ない」 **かんがえ【考え】** 图考えること。思考。心の中の思い。「―をまとめる」「―があまい」邇見解・所見 **かんがえこむ【考え込む】** 国問題点についてじっと深く考える。あれこれ考えてなやむ。 **かんがえつく【考え付く】** 国新しい考えが頭にうかぶ。おもいつく。 **かんがえもの【考え物】** 图悪い結果になりそうなので、じゅうぶんに考えたほうがいいこと。「その話はちょっとーだ」 **かんがえる【考える】** 下二つ以上のことを頭の中で比較して、正しいか正しくないか、よいか悪いかなどと頭をはたらかせる。「人生を―」 > つかいわけ「思う」を見よ。 > 考える葦[あし] 「人間は考える葦である」に同じ。→「にんげん」 **かんかく【間隔】** 图ものとものとのあいだ。また、時間と時間とのへだたり。「柱を二メートルーで立てる」「五分ーでスタートする」 **かんかく【感覚】** 图◎目・耳・鼻・舌・皮ふなどのはたらきを通して受ける感じ。「―がまひする」 ②ものごとのこまやかな感じをとらえる心のはたらき。「現代―にマッチした作品」 **かんがく【官学】** 图国の財政によって運営される学校。国立の学校。↔私学 **かんがく【漢学】** 图漢文や昔の中国の古典についての学問。儒学など。「―の素養がある」←国学。↔洋学 **かんがく【勧学】** 医学問をすすめること。また、学問の道にはげむこと。 最高の位。 ②浄土宗や真宗本願寺派で、学僧[がくそう]に授きずける **かんがくいん【勧学院】** 图八二一年、藤原冬嗣[ふゆつぐ]らが一門の子弟のためにつくった教育機関。 **かんかけ【願掛け】** 图願いがかなうように、神仏にちかいを立てること。「茶断[ちゃだ]ちして―をする」圏願立[がんだ]て **かんかじ【簡化字】** 图「簡体字」に同じ。 **かんかつ【管轄】** 图」役所などがその権限によって、きまった範囲内のことを管理すること。また、その管理がおよぶ範囲。「―区域」「―外」圈所轄[しょかつ] **かんがっき【管楽器】** 图くだに息をふきこんで音を出す楽器。木管と金管がある。笛・フルート・トランペットなど。圏吹奏楽器 ▽ほかに、弦楽器・打楽器。 **かんがみる【《鑑みる】** 圧□てほんや先例などと比べて考えてみる。「歴史に―」 **カンガルー** 图カンガルー科の哺乳[ほにゅう]動物。草食で、あと足と尾が長く発達し、跳躍力が強い。めすは、子を腹部のふくろに入れて育てる。オーストラリアなどにすむ。「 kangaroo **かんか(干戈)を交える** たたかう。戦争をする。▽「干[かん]」はたて、「戈[か]」はほこ。 **かんかん** 图髪[かみ]の毛。▽幼児語。 **かんかん** 副①金属などをたたいたときに出る音。「鐘[かね]を―鳴らす」 ②日光が強く照りつけるようす。「日が―と照る」 ③火が盛[さか]んにおこるようす。「炭火を―におこす」 ④ひどく、おこるようす。「先生を―にさせる」 **かんがん【×宦官】** 图昔中国で、去勢(=生殖器をとること)されて皇帝や貴族などに仕えた男性。 **がんがん** 画「①〈副〉金属などをたたいたときに、出る大きな音。 ②〈副〉激しい勢いでするようす。「ストーブを―たく」 ①〈副・スル〉頭がひどく痛むようす。「頭が―する」 **かんかんがくがく【×侃侃諤諤】** 回復正しいと思う意見を遠慮なく、どしどし言うこと。「―の議論をたたかわす」圏甲論乙駁[こうろんおつばく] ▽もと、君主に向かって臣下が考えを曲げずに述べること。勝手で「な意見を言いあってやかましいようすという意味では「喧々囂々[けんけんごうごう]」を使う。 **かんがん(汗顔)の至[いた]り** ど、はずかしく思うこと。「そんなにほめていただいてはーです」 顔に冷や汗が出るほど、 **かんき【勘気】** 图君主や父親など、目上の人からとがめを受けること。「―にふれる」「―をこうむる」 **かんき【乾季・乾期】** 图一年のうちで雨の少ない季節。とくに熱帯地方で、雨の少ない季節のこと。↔雨季・雨期 **かんき【寒気】** 图さむさ。冷たい空気。「―がゆるむ」▽「さむけ」と読めば別の語。 **かんき【換気】** 图室内や車内のよごれた空気をきれいな空気と入れかえること。「教室の―に気をつける」「―扇を回す」 **かんき【喚起】** 图函よびおこすこと。注意や行動をうながすこと。「注意を―する」 **かんき【歓喜】** 图―と非常に喜ぶこと。大きな喜び。「―のなみだにむせぶ」圏欣喜[きんき]↔悲哀[ひあい] **がんぎ【×雁木】** 图①雪よけのためにひさしを長くはり出して、その下を通路としたもの。 ②船着き場にある、階段状の桟橋[さんばし]。▽ガンがジグザグに列をなして飛ぶ形に似ていることから。 **かんきだん【寒気団】** 图広い範囲をおおう、冷たい空気のかたまり。「シベリアー」▽発生した場所よりも暖かい地方に移動したもの。 **かんきつるい【×柑橘類】** 图ミカン科ミカン類の植物をまとめた呼び方。ミカンやレモンなど。 **かんきゃく【閑却】** 图四重大なことをいいかげんに考えて、ほうっておくこと。圏等閑[とうかん]・なおざり **かんきゃく【観客】** 图演劇・映画・スポーツなどの見物人。観衆。「―動員数」 **かんきゅう【感泣】** 图「感激して泣きだすこと。「友人の温情に―する」類感涙[かんるい] <277> **かんきゅう【緩急】** 图①おそいことと、はやいこと。また、ゆるいことと厳しいこと。「―自在のピッチング」「ーよろしきをえる」 ②まさかのとき。急な、さしせまった状態。「いったんーあればかけつける」類危急・火急 **がんきゅう【眼球】** 图めだま。 **かんぎゅうじゅうとう【汗牛充棟】** 四漢もっている本の数が非常に多いこと。▽車に積んでひかせるとウシがあせをかくほど重く、家の中に積むと屋根の棟[むね]の高さに届くほどの量があるという意味から。 **かんきょ【閑居】** 图乏世間[せけん]だときりはなされた静かな住まい。また、そこで落ち着いた心で暮らすこと。「―を楽しむ」 ②する仕事もなく、ひまな生活。「小人[しょうじん]―して不善をなす」 **かんきょう【感興】** 图興味を感じて、おもしろいと思うこと。おもしろみ。「―がわく」「―をそそる」 **かんきょう【環境】** 图生物をとり巻き、絶えず影響[えいきょう]をおよぼす外界のようす。「―が変わる」「―保全」「―アセスメント」 **かんぎょう【官業】** 国政府が経営・管理する事業。「郵政や林野など。↔民業 **かんぎょう【勧業】** 图政府が、産業を向上発展させるために力を入れて奨励[しょうれい]しにすること。 **がんきょう【頑強】** 形動がんこでくじけず、強いようす。ねばり強いようす。「―に拒否する」 **かんきょうアセスメント【環境アセスメント】** 图公害を未然に防ぐために、開発が自然環境にもたらす影響[えいきょう]ぶりを事前に予測・評価すること。 **かんきょうしょう【環境省】** 图国の行政機関の一つ。自然環境の保全、公害防止、廃棄物対策などを扱う役所。長は環境大臣。 **かんきょうちょう【環境庁】** 图旧行政機関。総理府の外局として、一九七一年、公害対策行政の一本化のために設置され、二〇〇一年、省となった。 **かんきん【換金】** 图[―ス]ものを売ってかねにかえること。「株のー」「―作物(穀物以外に、現金収入の目的でつくるくだもの・野菜・花など)」 **かんきん【監禁】** 图「とある場所にむりやりとじこめて、自由に行動できないようにすること。「―罪」 **かんきん【×桿菌】** 图細長い棒状の細菌。結核[けっか]菌・大腸菌・乳酸菌など。▽「桿[かん]」は、棒のこと。 **がんきん【元金】** 图●預金したり、貸し借りしたときの、もとの金額。圏元本[がんぽん] ↔利子・利息 ②資本金。もとで。▼「もときん」とも。 **かんぎんしゅう【閑吟集】** 一五一八年。編者未詳[みしょう]。小歌[こうた]となど三一一首を集めた歌謡集。 **かんく【×艱苦】** 图くるしみ。苦労。「―にたえる」「―をなめる」類艱難辛苦[かんなんしんく] **がんぐ【×玩具】** 图おもちゃ。「―工場」 **がんくつ【岩×窟・×巌窟】** 图岩場にできたほら穴。いわあな。いわや。 **がんくび【×雁首】** 图人の首や頭。俗な言い方。「―をそろえる」▽キセルのさきの、タバコをつめる部分。→図「キセル」 **かんぐる【勘繰る】** 国あれこれと気を回して悪いほうに考える。邪推する。 **かんぐん【官軍】** 图朝廷[ちょうてい]。や政府側の軍。「D勝てば―、負ければ賊軍[ぞくぐん]」→賊軍 **かんけい【関係】** 图「凹◎二つあるいはそれ以上のものに結びつくかかわりあい。「―が深い」「利害―」「因果―」「事件に―する」 ②他からの影響[も]いう。「仕事の―で外食が多い」「予算の―で計画を見送る」 ③[「〜関係」の形で]…の方面。とくに、…の方面の職業や担当。「医学―の本」「建築―の会社」圏方面・分野 > つかいわけ→「関連」を見よ。 **かんけい【×奸計・×姦計】** 图よくない計画。わるだくみ。「―をめぐらす」 **かんげい【歓迎】** 图「忍喜んでむかえること。「―会を開く」⇔歓待[かんたい]・歓送[かんそう] **かんげいこ【寒稽古】** 图心やからだをきたえるために、寒[かん]の期間に武芸の練習をおこなうこと。「剣道説の―」 **かんけいづける【関係付ける】** 下二つ以上のものに関係をもたせて結びつける。関係させる。 **かんけいどうぶつ【環形動物】** 图からだが細長く、たくさんの輪の形をした節[ふし]でからできている動物。ミミズ・ゴカイ・ヒルなど。 **かんげき【感激】** 图「ものごとに対して、すばらしいと感じ、心が激しく動かされること。 **かんげき【観劇】** 图囮芝居[しばい]『や演劇を見ること。芝居見物。 **かんげき【間×隙】** 图①ものとものとのあいだの、すきま。すき。「―をつく」類空隙[くうげき] ②仲たがいすること。不和。「―が生じる」 **間隙を縫う** すきまを見つけてうまくすりぬける。また、人の気づかないことをする。 **かんけつ【完結】** 图「ずっと続いていたものが終わって形がつくこと。「人気ドラマがーした」 > つかいわけ→「終結」を見よ。 **かんけつ【間欠・間×歇】** 图一定の時間ごとに起こったり、やんだりすること。「―ワイパー」「―泉」 **かんけつ【簡潔】** 形動ことばにむだがなく、要領よくまとまっているようす。「―な表現」「―に言う」「―明瞭[めいりょう]」邇 簡略・簡易 > つかいわけ→「簡単」を見よ。 **かんげつ【寒月】** 图冬の夜空に白くさえわたって見える月。 **かんけつせん【間欠泉・間×歇泉】** 图周期的に熱湯や水蒸気をふきだす温泉。 **かんけん【官憲】** 图役所や官庁。また、役人。とくに、警察官や検察官。「―の手にゆだねる」 **かんけん【管見】** 图自分の意見や知識を、せまくてつまらないものだと、へりくだった言い方。「―を述べさせていただきます」「―によれば」類卑見・私見 ▽管[くだ]をのぞいて見るようにせまい範囲[はんい]しか知らないという意味。 <278> **かんげん【甘言】** 图相手が気に入るようなうまいことば。「―に乗るな」「―を弄[ろう]する」↔苦言 **かんげん【換言】** 图「言いかたをかえること。いいかえ。「―すれば」 **かんげん【管弦・管×紋】** 图管楽器と弦楽器。「―楽団」爛糸竹[しちく] ②音楽を演奏すること。とくに、雅楽[ががく]の演奏。「詩歌、―の遊び」 **かんげん【還元】** 图「匹もとにかえすこと。もとにかえること。「円高差益を消費者に―する」 ②酸化物から酸素がとれる化学変化。たとえば、酸化銅を水素の気流中で加熱すると銅に変わり、とれた酸素は水素と反応して水になる。↔酸化 **かんげん【×諫言】** 图「忍目上の人に失敗やよくない点を改めるように注意すること。また、そのことば。「主君に―する」願いさめ・忠告 **がんけん【頑健】** 形動からだが非常にじょうぶなこと。「―なからだ」↔強健 **かんげんがく【管弦楽】** 图管楽器・弦楽器・打楽器などで合奏する音楽。オーケストラ。「―団」 **かんこ【歓呼】** 图「心喜びの声を大きく上げること。また、大きな喜びの声。「―の声」團歓声 **かんご【看護】** 图「病人やけが人を手当てしたり、世話したりすること。「母の―に明けくれる」「一人」願看病 > 「つかいわけ」「介抱[かいほう]」を見よ。 **かんご【漢語】** 图日本語のうち、漢字の「音読み」で読むことば。「書」「国語」「平和」「人間」など。⇔和語・外来語 **がんこ【頑固】** 彩動」他人の言うことなどかえりみないで、自分の考えや生活習慣などをおし通すようす。「―な老人」「一―一徹[いってつ]の生涯を送る」類頑迷 ▽なかなか治らないものをたとえてもいう。「な皮ふ病」 > つかいわけ 頑固・強情・かたくな > 「頑固」は、自分の信念などをかたく守ろうとする気持ち。必ずしも悪い意味ばかりではない。「昔風のやりかたを頑固に守る職人」。「強情」は、外からの力に抵抗する感情の強いこと。よくないという意味がふくまれる。「強情を張ってゆずらない」。「かたくな」は、心がひねくれていて外からのはたらきかけをうけつけないようす。「かたくなに心を閉ざす」。 **かんこう【刊行】** 图函本などを印刷して出版すること。発行。「定期一物」 **かんこう【完工】** 圏と工事が終わること。工事を終えること。類竣工[しゅんこう] ↔起工[きこう] **かんこう【勘校】** 图「いろいろと比べあわせて考えたり、異同や誤りを調べたりすること。また、書物を校訂[こうてい]にすること。校勘。「写本を―する」 **かんこう【敢行】** 图困難や障害をおしきって、あえておこなうこと。断行。「突撃[とつげき]を―する」類強行・決行 **かんこう【感光】** 图「スフィルムや印画紙が光に当たって変化すること。「―紙」「―剤[ざい]」 **かんこう【慣行】** 图その社会の習わしとして、いつもおこなわれること。また、昔からおこなわれていることがら。「―に従う」圏慣例 **かんこう【観光】** 图函よその土地の景色[けしき]とや名所などを見物して回ること。「一客」「一旅行」 **がんこう【眼孔】** 图⊕眼球のはいっているくぼみ。 ②ものごとを見分ける力。見識。「―の広さ」 **がんこう【眼光】** 图目の光。また、ものを見ぬく力。「―がするどい」「―炯々[けいけい]」 **眼光紙背[がんこうしはい]に徹[てっ]する** 目の光が紙の裏に書いてある字までとおって読む。書いてあることの深い意味をするどく読みとる。 **がんこう【雁行】** 图スと空を飛ぶガンの行列。また、ガンの群れのようにななめに並んで進むこと。 **がんこうけいけい【眼光炯炯】** 回湊目がするどく光りかがやくしようす。「として人を圧する」▽「炯々」は、するどいこと。 **かんこうし【感光紙】** 图印画紙・複写紙など、写真を焼きつける紙。 **かんこうちょう【官公庁】** 图国や地方公共団体などの、おおやけの仕事をする役所。▽官庁(=国の役所)と公庁(=公共団体の役所)を合わせた呼び方。 **かんこうへん【肝硬変】** 图「肝硬変症[しょう]」の略。肝臓が硬化する病気。食欲不振・嘔吐・下痢・吐血などの症状を起こす。 **かんごうぼうえき【勘合貿易】** 图室町時代の明日[にちみん]貿易。正式の貿易船であることを示すために、勘合符[かんごうふ]という合札[あいふだ]心を使った。 **かんころり【官公吏】** 图国や地方公共団体などの、おおやけの仕事をする役所の職員。公務員。▽官吏(=国家公務員の古い呼び方)と公吏(=地方公務員の古い呼び方)を合わせた呼び方。 **かんこうれい【×箝口令・×鉗口令】** 图特定のことについて他人に口をきくことを禁止する命令。くちどめ。「かたく―をしく」▽古くは、「けんこうれい」と読む。また、「緘口令」とも書く。 **かんごえ【寒肥】** 图冬のあいだに作物や庭木などにあたえる肥料。寒ごやし。 **かんこく【勧告】** 图乏正式に、こうしたらどうかと強くすすめること。「退職を―する」 **かんこく【韓国】** 圍圈「大韓民国[だいかんみんこく]」の略。 **かんごく【監獄】** 图刑務所と拘置所。古い言い方。 **かんこくかん【×函谷関】** 图中国河南[かなん]省北西部にあった関所[せきしょ]。交通の要地。▽秦[しん]」をのがれた孟嘗君[もうしょうくん]が、夜中に従者にニワトリの鳴きまねをさせ、朝であるとだまして関を開かせ、通過した故事(=鶏鳴狗盜[けいめいくとう])は有名。 **かんこくへいごう【×韓国併合】** 图一九一〇年、日韓併合条約を結び、日本が韓国を領土の一部としたこと。ソウルに朝鮮総督府[そうとくふ]を置いて一九四五年の敗戦まで支配した。 **かんごし【看護師】** 图医師を助け、病人の世話をする職業の人。 <279> **かんこつだったい【換骨奪胎】** 四漢他人のつくった詩や小説、あるいは劇などの発想をまね、形式や語句、あるいは時代とか状況を変えて、新しいかのようにして自分の作品とすること。▽「換骨脱胎」は誤り。 **かんこどり【閑古鳥】** 图「郭公[かっこう]」のこと。 **閑古鳥が鳴く** 客が来なくて、商売がはやらないようす。 **かんごふ【看護婦】** 图女性の「看護師」の旧称。 **かんごり【寒×垢離】** 图寒中に冷水を浴びて心身を清め、神仏に祈願すること。 **かんこんそうさい【冠婚葬祭】** 回漢慶弔[けいちょう]の儀式[ぎしき]をまとめた呼び方。成人式・結婚忌式・葬式・法事という、人生で重要な儀式。▽「冠」は昔、成人を祝ってはじめてかんむりをかぶった元服[げんぷく]のこと、「祭」は祖先をまつること。 **かんさ日【監査】** 図「監督[かんとく]し、調べること。を調べること。「会計――役」 **■【鑑査】** 图と美術品などの価値をきめること。「応募作品を―する」「無―」類目利き・鑑定 **かんさい【完済】** 图借りたかねなどを、すべて返しおわること。「ローンを―する」 **かんさい【漢才】** 困漢詩や漢文を深く学んでたしなむ素養。からざえ。「和魂[わこん]ー」 **かんさい【関西】** 图大阪[おおさか]・京都・神戸・奈良などを中心とした地方。「一弁」 **かんさいいん【監査委員】** 图地方公共団体の財務や経営事業をとり調べる機関。 **かんさく【間作】** 图函農作物のうねとうねのあいだに他の作物をつくること。また、その作物。 ②おもな作物の収穫後、あいている期間を利用して他の作物をつくること。また、その作物。 **がんさく【×贋作】** 图 小説・絵画・工芸品などのにせもの。また、にせものをつくること。「―が出まわる」類偽造[ぎぞう] 真作[しんさく] **かんざけ【×燗酒】** 图ほどよくあたためた日本酒。☆冷や酒[ひやざけ] **かんざし【×簪】** 图女性が日本髪[にほんがみ]にかざりとしてさすもの。▽「かみさし(髪挿し)」の変化した形。 **かんさつ□【監察】** 图と視察して監督[かんさつ]ジすること。「行政―」「郵政—官」 **かんさつ【観察】** 图忍ものごとを客観的な立場で、注意してくわしく見ること。「―記録」「保護―」 **かんさつ【鑑札】** 图ある種の商売やおこないを認めたしるしに、役所などが発行する許可証。「犬の―」 **がんさつ【×贋札】** 图ほんものをまねてつくった紙幣。にせさつ。偽造紙幣。 **かんさつがん【観察眼】** 图ものごとを正確に見きわめる能力。「するどい―をもつ」 **かんざまし【×燗冷まし】** 图いちど燗をした酒が冷えたもの。 **かんざらし【寒×晒し】** 图食品や布などを、寒中に乾燥[かんそう]させたもの。 ②「寒晒し粉」の略。寒気にさらしたもち米の粉を菓子[かし]の材料。白玉粉[しらたまこ]。 **かんさん【甘酸】** 图楽しみと苦しみ。「人生の―をなめる」▽あまいことと、すっぱいことという意味から。 **かんさん【閑散】** 形遡りひっそりと静かで、人が少ないようす。「―な店」 ②用事がなくて、ひまなようす。「―な身」 **かんさん【換算】** 图スとある単位の数量を、別の単位に計算しなおすこと。かんざん。「ドルを円に―する」 **かんし【干支】** 图↓「えと」 **かんし【冠詞】** 図法英語・ドイツ語・フランス語などの品詞の一つ。名詞の前に置いて単数か複数か、男性名詞か女性名詞かなどの区別をあらわす。たとえば英語にはa, an(不定冠詞)と the(定冠詞)がある。日本語にはない。 **かんし【漢詩】** 漢文中国の古典的な詩。唐代以前からの古体詩(不定型詩)と、唐代以降に整った近体詩(定型詩)に分けられる。近体詩には四句からなる「絶句[ぜっく]」と八句からなる「律詩[りっし]」がある。それぞれ、一句が五字のものと七字のものがあり、五言絶句・七言絶句、五言律詩・七言律詩と呼ばれる。日本では、とくに唐代の詩(唐詩)が愛好された。詩人では、李白[りはく]・杜甫[とほ]・白居易[はくきょい]らが有名。 > ●漢詩の種類 > 漢詩 古詩[こし](古体詩) 四言古詩[しごんこし] 五言古詩[ごごんこし] 七言古詩[しちごんこし] 雑言[ざつごん] 楽府[がふ] 近体詩[きんたいし](今体詩[きんたいし]) 絶句[ぜっく] 五言絶句[ごごんぜっく] 七言絶句[しちごんぜっく] 律詩[りっし] 五言律詩[ごごんりっし] 七言律詩[しちごんりっし] 排律[はいりつ] 五言排律[ごごんはいりつ] 七言排律[しちごんはいりつ] **かんし、風[ふう]** 異状や違えたらせる **目【環視】** 图函まわりをぐるりととりまいて見ていること。「衆人―の中」 **目【看視】** 图山まちがいのないように注意して見まもること。「計器の―」 **かんし【×諫止】** 图「ご忠告して、思いとどまらせること。 **かんし【×諫死】** 图下忍相手の非を改めさせるために死ぬこと。また、死ぬ覚悟で忠告すること。▽「諫」は、目下の者が目上の人をいさめること。 **かんじ【完治】** 图」→「かんち」 <280> **かんじ【漢字】** 图紀元前一五〇〇年以前に中国でつくられた表意文字。はじめは、占[うらな]いの結果をカメのこうらやウシの骨に刻みつけた甲骨文字[こうこつもじ]だったが、しだいに形が整い、篆書[てんしょ]・隷書[れいしょ]・楷書[かいしょ]・行書[ぎょうしょ]・草書[そうしょ]などの書体ができた。日本語は元来文字をもたなかったが、中国から渡来した漢字を万葉仮名[まんようがな]として使い、ことばを書きあらわせるようになった。それをもとに平安時代の初めに平仮名や片仮名ができた。日本でできた漢字(=国字)、「畑」「峠」「働」などもある。また、表意文字である漢字を組みあわせて熟語にすることにより、多くの日本語がつくられた。類 真名[まな] 漢字の伝来を示す例に、「江田船山古墳[えたふなやまこふん]出土大刀銘」(熊本県)や「稲荷山[いなりやま]古墳出土大刀銘」(埼玉県)の一一五文字などがある。 **かんじ【幹事】** 図①会や団体の中心となって事務を担当すること。また、担当する人。「―長」 ②宴会の世話役[せわやく]。まとめ役。「忘年会の―」 **かんじ【感じ】** 图①外からの刺激[しげき]に対する感覚。「皮ふの―がなくなる」 ②そのものから受ける印象やふんいき。「―のいい人」「つくりものでは―が出ない」 **かんじ【×莞爾】** 形動男性が満足げににっこりとほほえむようす。「―と笑う」▽女性の場合は「嫣然[えんぜん]」を使う。 **ガンジー** 人名「ガンディー」 **かんじいる【感じ入る】** 国すっかり感心する。深く感動する。「彼のことばにさすがだと―」 **がんじがらめ【×雁字搦め】** 图①ひもやなわなどで、ぐるぐる巻きにすること。 ②身動きがとれないこと。「義理と人情で―になる」 **かんしき【鑑識】** 图①ものの真偽や優劣などを見わけること。めきき。「―眼」類眼識 ②警察で、犯人を調べるために指紋[しもん]や血液などを科学的に調査すること。また、その係。「犯人の遺留品を―で調べる」園鑑定 **かんじき、標】** 图雪の中を歩くとき、足がもぐったりすべったりしないように、はきものの底につける道具。木の枝やつるなどで楕円形につくる。 **がんしき【眼識】** 图ものごとの真偽・優劣・美醜[びしゅう]などを見わける能力。目利き。「―のある人」「絵画の―を養う」類鑑識眼 **かんじき** ヒ河東 **ガンジスがわ【ガンジス川】** 图インド北東部を東に流れ、バングラデシュでベンガル湾に注ぐ川。河口付近には三角州[さんかくす]が広がり、米作が盛[さか]ん。ヒンドゥー教徒により、聖なる川としてあがめられる。 **がんじつ【元日】** 图国民の祝日の一つ。一月一日。一年の最初の日。圏元旦[がんたん] **かんじつげつ【閑日月】** 图⊕ひまな月日。とりたてて仕事や用事などがない日。「―を送る」 ②気持ちにゆとりのあること。 **かんしつぞう【乾漆像】** 图土または木の原型に、うるしとアサ布を交互にらに重ねてつくった像。 **かんしゃ【官舎】** 图国などの費用で建てた、公務員の住宅。公舎[こうしゃ] **かんしゃ【感謝】** 图「スとありがたいと感じること。また、感じて礼を述べること。「―の念をささげる」「―状」「―感激」 **かんじゃ【患者】** 图病気やけがをして、医者の治療[ちりょう]を受けている人。「入院―」圃病人 ▽医者や看護師の立場から病人を呼ぶことば。 **かんじゃ【間者】** 图「スパイ」の古い言い方。敵のようすを探る者。「敵陣に足に―を放つ」間諜[かんちょう] **かんしゃく【×癇癪】** 图神経がぴりぴりしていて、ささいなことでもすぐにおこりだすこと。また、むやみにおこりやすい性質。「―を起こす」「―持ち」 **かんじゃく【閑寂】** 形動さびしくひっそりと、もの静かなこと。「―のおもむきにひたる」 **かんしゃくだま【×癇癪玉】** 图火薬を紙に包んでつくった小さな玉。地面に投げつけると大きな音を立てて破裂する。 **癇癪玉を破裂させる** いかりをおさえきれず、大声でどなりつける。 **かんしゃくもち【×癇癪持ち】** 图ちょっとのことで、すぐおこる性質。また、その人。 **かんじやすい【感じ、易い】** 圏ちょっとしたことですぐに感じたり、傷ついたりしやすい。「―年ごろ」 **かんしゅ【看守】** 图刑務所で囚人[しゅうじん]の監視などをする職員。 **かんしゅ【看取】** 園「函見てほんとうのところを知ること。みてとること。「敵の作戦を―する」 **かんじゅ【甘受】** 图「ス」やむをえないものとして、文句を言わず、うけいれること。「非難を―する」 **かんじゅ【官需】** 图政府の需要。また、その物資。↔民需 **かんしゅう【慣習】** 图その社会の生活上のならわし。伝えられてきたしきたり。「―を破る」風習 > つかいわけ [V「習慣」を見よ。 **かんしゅう【監修】** 图「書物や映画などの編集を責任をもって監督[かんとく]すること。また、その人。「辞典の―者」 **かんしゅう【観衆】** 图スポーツやもよおしものなどの見物人。観客。「五万人の大―をわかせる」 **がんしゅう【含羞】** 圏はじらう気持ち。はにかみ。▽文章語。 **かんじゅせい【感受性】** 图外からの刺激[しげき]ををうけいれて、感動できる心のはたらき。「―の強い人」懶感性[かんせい] **かんしょ【寒暑】** 图さむさと、あつさ。「―の差が激しい」類寒暖 **かんしょ【甘蔗】** 图サトウキビ。▽「かんしゃ」の慣用読み。 **かんしょ【甘薯・甘藷】** 图サツマイモ。 **かんじょ【寛恕】** 图下忍心が広く思いやりがあること。また、広い心であやまちなどを許すこと。「―の念が起こる」「―を請う」 **がんしょ【願書】** 图許可を願って提出する書類。多くは、入学を希望する学校へ出すものをさす。 <281> **かんしょう【干渉】** 图下函⊕他人のことにたち入」り、自分の考えに従わせようとすること。よけいな口出しをすること。「外国の内政に―する」園介入り ②音波や光波などがぶつかりあったとき、たがいにその力を強めたり弱めたりする作用。 **かんしょう【完勝】** 图「忍試合などに、まったく危なげなく勝つこと。圏圧勝[あっしょう] ↔完敗 **かんしょう【冠省】** 图手紙で、時候のあいさつなどを省略するときに書くことば。改まった場合に使う。園前略。▽頭にのせる部分(=冠[かんむり])を省いたという意味。「草々」で結ぶ。 **かんしょう【感傷】** 图ものごとに感じて心を痛めること。すぐにさびしくなったり、悲しくなったりすること。センチメント。「―にひたる」「一旅行」「―主義」 **かんしょう【勧奨】** 園「よいこととして積極的にすすめること。ほめてひきたてること。「みかんの栽培[さいばい]を―する」園奨励[しょうれい], **かんしょう【緩衝】** 图対立するもののあいだにあって、それらの衝突[しょうとつ]や不和をやわらげること。また、やわらげるもの。「―地帯」 **かんしょう【環礁】** 图輪の形をしたさんご礁。太平洋やインド洋の熱帯海域に分布。 **かんしょう日【観賞】** 图「動植物や景色[けしき]などを、自然を見て楽しむこと。「熱帯魚を―する」「名月を―する」 **目【鑑賞】** 图芸術作品などを見聞きし、深く味わうこと。「レコードー」「詩を―する」 **名【観照】** 图「感情や主観をまじえないで、ものごとの本質を客観的に冷静に見つめること。「人生を―する態度」 **がんしょう【岩漿】** 图地熱でとけてどろどろになっている岩石。マグマ。▽流出したものが「溶岩[ようがん]」。 **がんしょう【岩礁】** 图海中にかくれている大きな岩。暗礁。「船がーに乗りあげる」 **がんじょう【頑丈】** 形動つくりががっちりしていて、じょうぶなようす。「―にできた身体」「―な建物」 **かんじょういにゅう【感情移入】** 图自分の感情や想像などを、作中人物や自然物といった対象に移しいれることによって、対象の表情などを自分のものとして感じとること。 **かんじょうずく【勘定。尽く】** 图まず損得だけを考えて行動すること。類計算ずく・そろばんずく **かんじょうせん【環状線】** 图都市などを輪のようにまるくとり巻いている線路や道路。たとえば、東京の山手線[やまのてせん]など。 **かんじょうだかい【勘定高い】** 圏損得ばかりを考えて行動するようす。「―商人」類打算的 **かんしょうてき【感傷的】** 形動わずかなことに対しても感じやすく、なみだもろいようす。センチメンタル。「―になる年ごろ」 **かんしょう【×癎性・×癎症】** 形動神経質で、おこりっぽかったり、ひどく潔癖[けっぺき]で、ちょっとしたことでも気にしたりするような性質。「あの子はーで困る」癇癖[かんぺき] **かんじょう【勘定】** 图①計算すること。「おつ」りを―する」「どんぶり―(=大ざっぱな計算)」▽「計算」は、広く数量を数え調べることに使うが、「勘定」は、金銭についていう。 ②代金をしはらうこと。また、その代金。「―をはらう」「お―をお願いします」「―書き」支払[しはら]い ③前もって考えに入れておくこと。「多少の落ちこぼれは―にはいっている」「―高い」 **かんじょう【感状】** 图いくさなどであげたてがらや功績をほめて、上官があたえる賞状。「―をたまわる」 **かんじょう【感情】** 图ものごとにふれて起きる、気持ちのゆれうごき。喜怒哀楽[きどあいらく]などを感じる心のはたらき。「―を害する(=不愉快[ふゆかい]になる)」「―をおもてに出す」「国民―」圏情感・心情 ↔理性 **かんじょう【環状】** 图まるく輪のようになっている形。「一道路」 **がんしょう【岩束】** 国地中にたいらに板状に広がっている岩。 **かんじょうてき【感情的】** 形動⊕感情のほうをより重んじるようす。「―には反対したい」 ②感情の動きがさきに立つようす。「すぐ―になる」 ↔理性的 ▽悪い意味で用いることが多い。 **かんじょうぶぎょう【勘定奉行】** 图①室町[むろまち]時[じだい]とも。代、各大名[だいみょう]家に置かれた職。領内の年貢[ねんぐ]の出納[すいとう]などを管理した。 ②江戸幕府の職。寺社奉行、町奉行とともに三奉行の一つ。定員は四名。直轄領[ちょっかつりょう]の税金や幕府の財政管理、領内の訴訟[そしょう]などをつかさどった。 **かんしょく【官職】** 图公務員としての地位や務め。 **かんしょく【寒色】** 图見た目に寒い感じをあたえる色。青系統の色。↔暖色・温色 **かんしょく【間色】** 图原色と原色とをまぜあわせてできる、やわらかい感じの色。中間色。だいだい・黄緑など。 **かんしょく【間食】** 图「食事と食事とのあいだに菓子[かし]などを食べること。おやつ。 **かんしょく【閑職】** 图たいして重要でない、ひまな務め。「―に移される」→激職 **かんしょく【感触】** 图①手やはだが、外からの刺激[しげき]にふれて受ける感じ。てざわり。はだざわり。「やわらかい―」 ②こちらからの申し出に対して、相手のことばや態度から、それとなく感じられる反応もいう。「ひきうけてもらえそうな―をえた」 **かんしょく【顔色】** 图顔の表情。かおいろ。がんしょく顔色なし 相手にすっかり圧倒されて青くなる。なすすべがないようす。顔色を失う。 **かんじる【感じる】** 圧□◎目・耳・舌・鼻・皮ふにふれたものに反応して感覚をもつ。「寒さを―」 ②心に思う。気持ちが生まれる。「すばらしいと―」 ③感動する。心を強く動かされる。「熱意に―」▼「かんずる」とも。 **かんじる【観じる】** 圧□◎心静かに思いめぐらして、真理をさとる。「無常を観じて出家する」 ②落ち着いて、情勢などを観察する。▼「かんずる」とも。 <282> **かんしん【寒心】** 图ぞっとすること。おそろしく思うこと。 **寒心に堪えない** 心配やおそろしさのあまり、ぞっとする。「学校におけるいじめの問題は―」 **かんしん日【感心】** 形動〈名・・スル〉心に深く感じること。「行動力に―する」「―しない態度」類感服 ②〈形動〉りっぱで、ほめるべきである。「―な生徒」 **目【関心】** 图あることがらに心がひかれること。心にかけること。「政治に―がある」「無―」爛興味 **目【歓心】** 图うれしいと思って喜ぶ心。 **歓心を買う** 相手に気に入られるように努めること。きげんをとること。「減税で有権者の―」 **かんしん【×奸臣・×姦臣】** 图主君に対して、悪事をたくらむ家臣。「―を誅[ちゅっ]する」 **かんじん【肝心・肝、腎】** 形動それが欠けては全体が意味を失うほどたいせつなようす。「―なことを言いわすれる」「―かなめ」劂重要・肝要 ▽人体の中でも、肝臓[かんぞう]と、心臓または腎臓[じんぞう]は、とくにたいせつだという意味から。 **かんじん【勧進】** 图①社寺や仏像の建立[こんりゅう]や修理のため、信者の寄付をつのること。「―ずもう」 ②仏道を人にすすめること。 **がんじん【鑑真】** 囚六八八一七六三年。奈良時代に渡来した唐僧。日本律宗の開祖。東大寺の戒壇[かいだん]院・唐招提寺[とうしょうだいじ]などを建立した。その肖像。「鑑真和上像」が有名。 **かんしんせい【完新世】** 图地質時代の区分の一つ。新生代第四紀の更新[こうしん]世に続く、いちばん新しい時代。約一万年前から現在まで。沖積[ちゅうせき];世。 **かんじんたいど【寛仁大度】** 四漢心が広くて情けぶかく、思いやりがあること。 **かんじんちょう【勧進帳】** 图社寺や仏像の建立[けんりゅう]※・修理のために寄付を集める趣旨[しゅい]。を書いた巻き物。 **かんじんもと「勧進元】** 图①何かを計画し、中心となってその世話をする人。とくに、すもんや芝居の興行[こうぎょう]を世話して客に見せる人。 **かんすい【完遂】** 图函完全になしとげること。最後までやりとおすこと。「事業を―する」▽「かんつい」と読むのは誤り。 **かんすい【冠水】** 图洪水で作物が水につかること。「田畑が―する」「一塔[とう]」 **かんすい【×視水】** 图ラーメンをつくるときに、粉にまぜる天然[てんねん]ソーダ(=炭酸ナトリウムなど)の水。 **かんすい【×鹹水】** 图しおみず。また、海水。↔淡水 **かんすう【関数】** 图数学で、変数xの値[あたい]をきめると、それにつれて変数yの値もきまるとき、yはxの関数であるという。「三角—」 **かんすうじ【漢数字】** 图数をあらわすのに用いる漢字。一・十・百・千・万・億など。 **かんする【冠する】** 刑変①上にのせる。「名人の名を―」▽もと、かんむりをつけること。 **かんする【関する】** 研変かかわる。関係する。「公害に―話」 **かんずる【感ずる/観ずる】** 田変↓「かんじる」 **かんせい【完成】** 图下山すっかりできあがること。完全に仕上げること。「高速道路が―する」 **かんせい【官制】** 图国の行政機関の名称・組織・権限などを定めた法規。 **かんせい【官製】** 国政府がつくること。また、つくったもの。「―談合[だんごう]」↔私製 **かんせい【乾性】** 图①すぐかわく性質。また、水分をあまり必要としない性質。「―油」↔湿性 **かんせい【喚声】** 图①興奮したさけび声。わめきごえ。「―をはりあげる」 ②喜びのあまりさけぶ声。「勝利の―をあげる」 ③大勢が同時にどっとあげる声。ときのこえ。「―をあげて突撃[とつげき]する」 **かんせい【閑静】** 形動町なかのもの音が聞こえず、もの静かで落ち着いているようす。「―な住宅地」 **かんせい【感性】** 图対象からの印象を感じとる心のはたらき。「にうったえる」「劇感受性[かんじゅせい] ↔理性 **かんせい【管制】** 图函●非常の場合などに、国家が強制的に自由な活動・行動を制限したりすること。「報道―をしく」「灯火―」 ②集中的に管理・制御[せいぎょ]にしたり、指示したりすること。 **かんせい【慣性】** 图物体が、他からの力を受けないかぎりは、今の状態を保ちつづけようとする性質。「―の法則」圏惰性[だせい] **かんせい【陥穽】** 图①落とし穴。また、人をおとしいれるはかりごと。「―におちいる」 **かんぜい【関税】** 图輸入または輸出する品物にかけ る税金。「―を課す」 **かんせいいがくのきん【寛政異学の禁】** 图江戸以中期、松平定信[まつだいらさだのぶ]がおこなった朱子学の奨励[しょうれい]っ策。朱子学を正学とし、そのほかの学問を幕府の昌平坂[しょうへいざか]学問所で講義することを禁じた。 **かんぜいじしゅけん【関税自主権】** 图自主的に関税率をきめることのできる国家の権利。日本は幕末の諸外国との条約ではこれが認められず、その後、条約改正が明治政府の課題となった。 **かんせいとう【管制塔】** 图空港で、飛行機などの発着の指示をおこなうところ。コントロールタワー。 **かんぜいどうめい【関税同盟】** 图二つ以上の国家間で関税の撤廃[てっぱい]〜や軽減をする一方で、域外との取り引きには共通の関税をかけて、加盟国の相互利益を追求しようという同盟。一九六八年のEECの関税同盟など。 **かんせいのかいかく【寛政の改革】** 图江戸幕府の老中5松平定信[まつだいらさだのぶ]がおこなった政治改革(一七八七—九三年)。倹約[けんやく]を奨励し、旗本[はたもと]の借金をとり消させるなどした。 **がんせいひろう【眼精疲労】** 图長時間目を使うと、視力が低下して頭痛を起こす症状[しょうじょう]。 **かんぜおんぼさつ【観世音菩薩】** 图仏教で、人々の苦しみを救うために姿をあらわすという、慈悲深い仏だ[ほとけ]。観音[かんのん]。 <283> 人々の苦しみを救うために姿をあらわすという、慈悲深い仏だとけ。観音念。 **かんせき【漢籍】** [图]漢文で書かれた書物。中国の古典。漢書。「―の素読」 **がんせき【岩石】** [图]地殻やその下のマントルをつくっている物質。できかたによって火成岩・堆積岩・変成岩に分けられる。 **かんせつ【間接】** [图]二つのものが、あいだに何かをおいて対すること。「――話法」「―照明」 ②とおまわし。「―に非難を浴びせる」◆直接 **かんせつ【関節】** [图]骨と骨とがつながっている部分。「―炎ぇ」 **かんせつぜい【間接税】** [图]ものを買ったり使ったりするときに、販売感者などを通して、国や地方に納める税金。物品税・入場税など。↔直接税 **かんせん【幹線】** [图]鉄道・道路・電話などで、おおもとになる重要な線。「―道路」圈本線支線 **かんせん【観戦】** [图]―スと試合や競技などを見物すること。「ナイターを―する」 **かんせん【汗腺】** [图]皮ふにある、あせを出す腺。 **かんぜん【完全】** [图形]動すべてがそろっていて、不じゅうぶんなところや欠点がないこと。「―に仕上がっている」「―無欠」團完璧・十全不完全 **かんぜん【敢然】** [形動]心をきめてふるいたつようす。思いきって、おそれずに。「―と敵にたち向かう」 **がんぜん【眼前】** [图]目の前。「―の光景」 **かんぜんこよう【完全雇用】** [图]労働の意志と能力のある者すべてが、そのときの賃金水準で就業の機会をえていて、失業者の存在しないこと。 **かんぜんしあい【完全試合】** [图]野球で、相手チームに一人の走者も出させないで勝った試合。パーフェクトゲーム。 **かんせんしょう【感染症】** [图]病原体の感染によって起こる病気。法律的には一九九八年一〇月の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」により、一類(エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱)、二類(急性灰白髄炎、コレラ、細菌性赤痢、ジフテリア、腸チフス、パラチフス)、三類(腸管出血性大腸菌感染症)、四類(インフルエンザ、ウイルス性肝炎、黄熱、Q熱など、厚生労働省の定める省令によるもの)に分類される。 **かんぜんちょうあく【勧善懲悪】** [四漢]よいおこないをすすめ、悪いおこないをこらしめること。「儒教きょの―思想」 **かんぜんむけつ【完全無欠】** [四漢]完全で、少しも欠点や不足するところがないこと。類完璧 **かんそ【簡素】** [图形]動むだがなく、簡単でかざりけのないこと。「―なたたずまいの部屋へ」 >「つかいわけ→「簡単」を見よ。 **がんそ【元祖】** [图]①あるものごとを最初に始めた人。圏創始者 ②その家の祖先。 **かんそう【完走】** [国]「最後まで走りぬくこと。「マラソンでーする」 **かんそう【乾燥】** [图]「スと湿気もっや水分がなく、かわいていること。また、かわかすこと。「食器の―」「異常」「無味―」 **かんそう【間奏】** [图]曲の主要部分にはさんで演奏すること。また、その部分。「―曲」 **かんそう【感想】** [图]あるものごとについて心にうかんだ感じや考え。「率直にな―」「―文」圈所感 **かんそう【歓送】** [图]函出発する人を祝い、はげまして送りだすこと。「―会」↔歓迎 **かんそう【観想】** [图]心を集中し、一つのことに思いをこらすこと。 ②実践ぢや制作のためではなく、ものごとの本質や真理を深く探究すること。▽古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、知識を求める観想的生活を理想の生活とした。 **かんぞう【甘草】** [图]マメ科の多年草。ハギに似る。夏、チョウの形の淡紅骁色の花をつける。根にはあまみがあり、漢方薬に使う。 **かんぞう【肝臓】** [图]腹部の右上、横隔膜移くの下にある内臓。胆汁談』を出したり、栄養物の代謝や貯蔵、解毒くなどの重要なはたらきをする。『図「ないぞう(内臓)」 **がんぞう【×贋造】** [图]」ほんものに似せてつくること。また、そのもの。「―紙幣~』」圏偽造で **かんそうきょく【間奏曲】** [图]①オペラなどの幕あいに演奏される短い曲。 ②二つの曲のあいだに演奏される器楽曲。インテルメッツォ。 **かんそく【観測】** [图]函①自然現象の移りかわりや変化を調べること。「―データを集める」「天体―」 ②現在のようすを見て、これからのなりゆきを推しはかること。「希望的―を述べる」 **かんそん【寒村】** [图]貧しく、さびれた村。「山奥だのーに生まれる」 ぶれること。「悪習に―する」 **がんせん【官選】** [图]政府で選ぶこと。また、選んだもの。「―弁護人(=国選弁護人の古い言い方)」類国選⇔私選・民選 **かんせん【感染】** [图]病気がうつること。「―経路」「インフルエンザにーする」類伝染 ②よくない影響ひりを受けて、それに染まること。か ・かんそん <284> **かんそんみんぴ「【官尊民卑】** 四適役人や政府を尊び、民間をさげすんで見ること。「―の時代」 **カンタータ** 图独唱・重唱・合唱と、器楽の伴奏[ばんそう]を組みあわせた大がかりな物語風の曲。交声曲。― cantata **カンタービレ** 图音楽の発想標語の一つ。「歌うように演奏せよ」という意味。一cantab **ガンダーラびじゅつ【ガンダーラ美術】** 图紀元前後から数世紀のあいだ、パキスタンのペシャワール地方で発達した仏教美術。ギリシャ彫刻[ちょうこく]の影響を受けた仏像が残っている。▽「ガンダーラ」は、ペシャワールの古い呼び名。 **かんたい【寒帯】** 图気候区分の一つ。地球の南緯・北緯のそれぞれ六六・五度から両極(=南極・北極)までの地帯で、寒さが厳しい。 **かんたい【歓待・款待】** 图客を喜んで親切にもてなすこと。「各地で―を受ける」 **かんたい【艦隊】** 图軍艦が二隻以上で編成された海軍の部隊。「―の移動」 **かんだい【寛大】** 形動他人に対して心が広く、思いやりのあるようす。「―な処置をとる」圏 寛容 **がんたい【眼帯】** 图目のけがや病気などのとき、目にあてるガーゼなど。 **かんたいじ【簡体字】** 图中華人民共和国で、文字改革によって制定された、簡略な字体の漢字。簡化字。たとえば、華→华、電→电、雲→云など。。▽一九五六年以降、数度公布されている。 **かんたいへいようぞうざんたい【環太平洋造山帯】** 图世界の二大造山帯の一つ。太平洋のまわりをめぐり、アンデス・ロッキー山脈や日本列島などがある。地震や火山活動が活発に起こっている。 **かんだかい【甲高い・疳高い】** 囲声がするどく高いようす。「女の子の―さけび声」 **かんたく【干拓】** 图―湖や海などに堤防[ていぼう]をめぐらし、その中の水を干して農地や宅地にすること。「東京湾への―」「一地」 **かんだちめ【上達部】** 屋昔の摂政・関白・大臣・大納言[だいなごん]・中納言・参議、および三位[さんみ]以上の人。公卿[くぎょう]。「かんだちべ」とも。▽殿上人[てんじょうびと]とともに、政治の中枢をしめる上級役人。 **かんたる【冠たる】** 連体漢字項目を見よ。 **かんだん【寒暖】** 图さむさと、あたたかさ。「―の差が少ない」圏寒暑 **かんだん【閑談】** 图函静かにのんびり話すこと。むだばなし。圏閑話 **かんだん【歓談・款談】** 图「うちとけて楽しく話しあうこと。「―に時を忘れる」 **がんたん【元旦】** 图一月一日の朝。元朝[がんちょう]。「一年の計は―にあり」類元日 **かんだんけい【寒暖計】** 图気温を計る温度計。 **かんだんし【感嘆詞】** 文法「感動詞」に同じ。 **かんだん(間断)なく** あいだかとぎれないこと。たえまなく。ひっきりなしに。「―続く車の流れ」 **かんたん【肝胆】** 图心の中。心の底。▽「肝[きも]と胆[い]」という意味から。 **肝胆相[あい]照らす** たがいに心の中をすっかりうち明けて、つきあう。「―仲」圏肝胆を披[ひら]く **肝胆を砕[くだ]く** 心のかぎりをつくす。 **かんたん【感嘆】** 图「スと感心してほめたたえること。「―の声があがる」 **かんたん【簡単】** 形動①こみいっていないようす。「―な見取り図」「V―明瞭[めいりょう]」⇔複雑 ②時間や労力がかからないようす。「―な検査をする」 > つかいわけ 簡単・簡略・簡潔・簡素ほか > 「簡単」は、短い、手軽、こみいってないというだけのこと。「簡略」は、本来複雑なものの細かいところをはぶいてあるようす。「簡略な説明をする」。「簡潔」は、話や文章が短くて要領をえているようす。「要点を簡潔に話す」。「簡素」は、質素でむだがないようす。「簡素な住まい」。「簡易」は、手続きを簡単にして利用しやすいようす。「簡易書留[かきとめ]」 **かんたん【×邯鄲】** 图①カンタン科の昆虫[こんちゅう]”。形は細長くスズムシに似て、あわい黄緑色。秋、美しい声で鳴く。 ②中国、河北省南部の昔の都市の名。 **邯鄲の夢** 人生の栄華[えいが]のはかないことのたとえ。「邯鄲の枕[まくら]」とも。圏一炊[いっすい]の夢・盧生[ろせい]の夢・黄粱一炊[こうりょういっすい]の夢「貧乏[びんぼう]な青年の盧生が趙[ちょう]の都[みやこ]邯鄲で、道士からふしぎなまくらを借りてねたところ、たきかけたアワが、まだにえないほどのほんのわずかの時間に、栄華をきわめた夢を見たという故事(中国、「枕中記[ちんちゅうき]」)から。 **かんたんふ【感嘆符】** 图おどろき・感動・いかり・強調などの感情をあらわす記号。エクスクラメーションマーク。「!」 **かんたんめいりょう【簡単明瞭】** 四漢表現が短く、わかりやすくまとまっていること。「―な答え」 **かんち【完治】** 图―と病気やけがなどが、完全に治ること。「かんじ」とも。類全治[ぜんち] **かんち日【感知】** 图下とけはいや刺激[しげき]などを感じとって、それと気づくこと。「地震[じしん]を―する」類察知 ②聞くと不愉快[ふゆかい]。「悪口は―」である。聞きづらい **目【関知】** 图「関係をもったり、事情を知ったりしていること。「あとのことはいっさい―しない」▽多く、下に打消[うちけ]もの語をともなう。 **かんち【×奸知】** 图ずるがしこい悪知恵[わるぢえ]。「―にたけた人」「圏邪知・狡知[こうち], **かんちがい【勘違い】** 图函思いちがい。「―もはなはだしい」 **がんちく【含蓄】** 图文章や話などの、表面にあらわれない、深い意味や味わい。「―に富むことば」 **かんちゅう【寒中】** 图陰暦[いんれき]で小寒の初めから大寒の終わりまでの約三十日間。また、冬の寒さの厳しいあいだ。「―見舞[みま]い」「―水泳」↔暑中 **がんちゅう【眼中】** 图目の中。また、関心や意識の範囲のうち。 <285> **眼中にない** 目にとまらない。問題にならない。「かねのことなど―」類眼中に置かない **眼中人なし** 他の人を無視して、勝手[みょう]なふるまいをするようす。類傍若無人[ぼうじゃくぶじん] **かんちょう【干潮】** 图ふつう一日に二回、潮[しお]が引いて、海面が低くなる状態。おもに、月と太陽の引力によって起こる。類引き潮 ↔満潮[まんちょう] **かんちょう【官庁】** 图国の政治に関する事務をとりあつかう機関。各省、都道府県庁など。「―街[がい]」⇔役所 **かんちょう【管長】** 图仏教や神道[しんとう]で、宗派の最高責任者。厦貫主・貫長[かんちょう] **かんちょう【×浣腸・×灌腸】** 图函便通をつけたり栄養分をあたえたりするために、肛門から薬や養分を注入すること。また、その薬。 **かんちょう【間×諜】** 图「スパイ」の古い言い方。類間者[かんじゃ] **かんつう【貫通】** 图下凹はしからはしまで、つきとおすこと。また、つきとおること。「トンネルがーする」「―銃創[じゅうそう](=銃弾がからだをつらぬいてできる傷)」 **かんつう【×姦通】** 图男女が道徳やおきてにそむいて情を通じること。不義。密通。 ②旧刑法[けいほう]で、夫または妻以外の異性と肉体関係を結ぶこと。「一罪」 **カンツォーネ** 图イタリアの民謡[みんよう]風の歌。また、イタリアのポピュラーソング。|canzone **かんづく【感付く】** 国なんとなく気がつく。直感的に気づく。「相手に感づかれるな」 **かんつばき【寒椿】** 图 ツバキ科の常緑低木。一二月から二月にかけて、サザンカに似た、淡紅[たんこう]色または紫紅色の八重の花をつける。 ②寒中に咲きくツバキ。 **かんづめ【缶詰】** 图⊕調理した食品などを缶につめて密封[みっぷう]し、長く保存できるようにしたもの。 ②仕事に専念させるなどのために、人を一定の場所に閉じこめること。「ホテルにーになって原稿[げんこう]を書く」▼ふつう、「缶詰め」とは書かない。 **かんてい【官邸】** 图大臣や長官などがそこで公務をとるために、国が貸しあたえる住宅。「首相[しゅしょう]―」 ↔公邸・私邸 **かんてい【鑑定】** 图下凹美術品や筆跡[ひっせき]などがほんものかどうか調べたり、その価値を見きわめたりすること。「美術品の―を依頼する」「――家」類目利き・鑑識 **ガンディー** 人名一八六九—一九四八年。インドの政治家。民族運動の指導者として徹底して暴力[ぼうりょく]を否定し、イギリスからの独立をかちとったが、ヒンドゥー教徒に暗殺された。ガンジー。| Mohandās Karamchand Gandhi **カンディンスキー** 名一八六六一一九四四年。ロシア生まれで、おもにドイツで活躍した画家。抽象画を創始し、そのさまざまな可能性を追求した。代表作に「縞[しま]」など。- Wassily Kandin-sky **かんてつ【完徹】** 图函完全に徹夜すること。俗な言い方。「マージャンでーする」 **かんてつ【貫徹】** 图考えや方針をつらぬきとおすこと。「初志を―する」 **カンテラ** 图 携帯[けいたい]用の小型石油ランプ。-kande-laar **カンデラ** 图造語[ぞうご]光度の単位。光の強さをあらわす。記号は cd candela **かんてん【千天・×旱天】** 图ひでりの空。 **干天の慈雨** 待ちこがれていたものが、やっと手にはいること。▽ひでり続きのときに降るありがたい雨という意味から。 **かんてん【寒天】** 图◎テングサのにじるを固め、こおらせて、さらに乾燥[かんそう]したもの。再びにて冷まし、ゼリー状に固めて食べる。 ②冬の寒ざむとした空。↔炎天[えんてん] **かんてん【観点】** 图ものごとを見たり考えたりするときにとる立場。「―を変える」類視点・見地[けんち] **かんでんち【乾電池】** 图とりあつかいやもちはこびに便利な電池。炭素棒を陽極[ようきょく]、亜鉛[あえん]を陰極[いんきょく]に使ったマンガン電池など。 **かんと【官途】** 图官吏[かんり]としての地位・職務。「―に就[つ]く」 **カント** 人名一七二四―一八〇四年。ドイツの哲学者。在来の哲学を総合して、批判哲学を創始した。著書に「純粋[じゅんすい]理性批判」「実践理性批判」「判断力批判」など。| Immanuel Kant **かんど【感度】** 图刺激[しげき]に対して反応する度合い。「―良好」「―が落ちる」「高―フィルム」 **かんとう【完投】** 图下忍野球で、一人の投手が一試合を最後まで投げとおすこと。「一勝利」 **かんとう【巻頭】** 图書物や巻き物などの初めの部分。「―をかざる論文」類巻首 ↔巻末 **かんとう【敢闘】** 国―と勇ましくたたかうこと。「―をたたえる」「―賞」團奮戦[ふんせん]・奮闘[ふんとう] **かんとう【関東】** 图東京都と神奈川[かながわ]・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城[いばらき]の諸県。 **かんどう【勘当】** 图函親子・主従・師弟の関係を切ること。「―息子[むすこ]」 **かんどう【間道】** 图わきみち。ぬけみち。「―づたい」↔本道 **かんどう【感動】** 图「ズ」ものごとにふれて心が強く動かされること。「すばらしい―の名場面」類感激 **かんとうい【貫頭衣】** 图一枚の布の中央に穴をあけ、首を通して着る衣服。「魏志」倭人伝に、当時の日本の女子の服装としてしるされている。 **かんとうげん【巻頭言】** 图書物や雑誌の初めにのせる短い文章。 **かんとうし【間投詞】** 文法「感動詞」に同じ。 **かんどうし【感動詞】** 丈逵品詞の一つ。話し手の感動・呼びかけ・応答などをあらわす。他の文節とは修飾[しゅうしょく]の関係をもたない独立語。また、それだけで一文となる。「おや」「あっ」「もしもし」「はい」など。間投詞。感嘆[かんたん]詞。→六宗家表 **かんでん【感電】** ⑧「ス」からだが電流にふれてショックを受けること。「―死する」 <286> ・感動詞の種類と例 **感動** ああ あれ まあ おや あっ あら **応答** はい ええ うん いいえ いや **呼びかけ** さあ おい ねえ もしもし **あいさつ** おはよう おやすみなさい いただきます こんにちは さようなら **かんとうじょし【間投助詞】** 図法語調を整えたり、強めたり、感動の意味をそえたりする助詞。文中の文節の終わりなどに付く。口語では「ね・さ・よ・な」など、文語では「や・よ・を」など。現在は終助詞にふくめるのがふつう。 **かんとうだいしんさい【関東大震災】** 图一九二三年九月一日、関東地方をおそった大地震。マグニチュード七・九。大きな被害をもたらし、人々の不安から虐殺事件などが起こった。 **かんとうロームそう【関東ローム層】** 图関東地方の台地や丘陵を広くおおっている赤土層。更新世末期に富士[ふじ]・箱根・浅間[あさま]などのふきあげた火山灰が風で運ばれて堆積[たいせき]したもの。 **かんとく【感得】** 「スル」あることをきっかけにして、真理や本質などをさとること。また、めったに手にはいらないものを何かの縁[えん]でえること。▽文章語。 **かんとく【監督】** 图「スル」団体を率いて見張ったり、指図[さしず]や指導をしたりしてまとめていくこと。また、その人。「映画―」「現場―」 **かんどころ【勘所】** 图①ものごとの急所。「―をおさえる」類つぼ ▽もと、三味線で、正しい音を出すために指でおさえるべき糸の位置のこと。 **がんとして【頑として】** 剛自分の考えを決して曲げず、他の意見をうけいれようとしないようす。「―ゆずらない」「―提案を聞きいれない」 **カントリークラブ** 图ゴルフ場やテニスコートのある郊外の保養施設[ほようしせつ]。▽「カントリー」は、いなかという意味。| country club **かんな【×鉋】** 图材木の表面をけずってたいらにしたり、なめらかにしたりする工具。「―をかける」「―くず」「かぞえ方 挺[ちょう] **カンナ** 图カンナ科の多年草。高さ一~二で、葉が大きい。夏に、赤や黄などの花が咲きく。| canna **かんない【管内】** 图役所や警察署などがうけもっている区域の中。邇管轄[かんかつ] ↔管外 **かんなづき【神無月】** 图陰暦[いんれき]で、一〇月のこと。「かみなづき」「かみなしづき」とも。▽昔、この月に、日本中の神々が出雲大社[いずもたいしゃ]に集まって、ほかのところにはいなくなると考えられていたことから。 **かんなめさい【神×嘗祭】** 图その年に収穫[しゅうかく]された米をアマテラスオオミカミ(天照大神)に奉納する伊勢神宮の儀式[ぎしき]。外宮[げくう]では一〇月一五〜一六日に、内宮[ないくう]では同月一六〜一七日におこなわれる。しんじょうさい。かんなめのまつり。 **かんなん【×艱難】** 图たいへんな苦しみやつらい目にあうこと。類苦難 **艱難汝[なんじ]を玉にす** 多くの苦労を重ねることで、はじめて人間はりっぱに大成する。 **かんなんしんく【×艱難辛苦】** 四困難にぶつかって、つらい苦労をすること。「―をものともせず」 **かんにん【堪忍】** 图下忍いかりをじっとこらえてがまんし、相手を許すこと。「―のなる―はだれもする、ならぬ―するが―」圈勘弁[かんべん] ▽「勘忍」は誤り。 **堪忍袋[かんにんぶくろ]の緒が切れる** もうこれ以上がまんできないくなる。 **カンニング** 图「スと試験のときに、他人の答案や見てはいけない本を見たりする不正な行為[こうい]に。「―ペーパー」▽ずるいという意味から。一cunning **かんぬき【問】** 图門や戸を開かないようにしておくための横木。 ②すもうで、相手の両うでを上からはさみこんで、しめつけるわざ。 かんぬき① **かんぬし【神主】** 图神社で、神をまつり、神に仕える人。園祭主・神官 **かんねい【×奸佞・×姦、佞】** 形動心がねじけていて、悪がしこく、人にこびへつらうこと。「―邪知[じゃち]の心」▽「奸佞」は誤字。 **かんねん【観念】** 图①〈名〉あるものごとに対してもっている、きまった考えや意識。「固定―」 ①〈名・―スル〉あきらめて覚悟[かくご]すること。「―して自供する」 > 「つかいわけ」→「概念」を見よ。 **がんねん【元年】** 图年号の改まった最初の年。また、新しくものごとが始まった年。「平成―」「衛星放送―」 **かんねんしょうせつ【観念小説】** 国観念や理念をうったえることを目的とした小説。とくに、日清戦争後の社会のゆがみをとらえ、それに対する抗議をあらわにした作品をいう。泉鏡花[いずみきょうか]の「夜行巡査」、川上眉山[かわかみびざん]の「書記官」など。 **かんねんてき【観念的】** 形動現実を無視して、頭の中だけで考え、ものごとを組みたてるようす。「―な議論」 **かんねんろん【観念論】** 图①哲学[てつがく]で、ものごとは人間の心がその存在を認めたときにのみ実在するという考えかた。圏唯心論[ゆいしんろん] ↔実在論・唯物論[ゆいぶつろん] ②現実ばなれした、頭の中だけの理想論。 **かんのいり【寒の入り】** 图寒の季節になること。一月六~七日ごろ。⇔寒明け **かんのう【完納】** 图―と納めることになっているものを残らず納めること。「商品を期限内に―する」 **かんのう【官能】** 图①感覚器官のさまざまなはたらき。「―を刺激[しげき]をする」 ②性的な感覚。「―小説」 **かんのう【間脳】** 图脊椎動物の大脳と中脳のあいだの部分。自律神経の中心で、血液の循環[じゅんかん]や呼吸などをつかさどる。 **かんのう【感応】** 图忍ものごとにふれて心が感じ動くこと。 ②導体が磁気や電気をおびること。「―コイル」 <287> じ動くこと。 ②導体が磁気や電気をおびること。「―コイル」 **かんのうてき【官能的】** [形動]性的な感覚を強く刺激肌をするようす。圆肉感的 **かんのむし【×疳の虫】** [图]子供がかかる神経性の病気。ひきつけなど。「夜中に―がおきる」 **かんのもどり【寒の戻り】** [图]春になって、寒さが一時的にもどってくること。 **かんのん【観音】** [图]「観世音菩薩でぉん」の略。 **かんのんびらき【観音開き】** [图]左右のとびらが、中央から両側に開くようにつくられた開き戸。 **かんば【看破】** [⑧]「ス凹ものごとの真相を見破ること。「敵のたくらみを―する」 **かんば【寒波】** [图]冬に激しい寒気が移動してきて、気温が急に下がる現象。「―がおそう」 **カンパス** ある目的のためにかねを出しあうこと。また、そのかね。募金。kampaniyaから。 **かんばい【寒梅】** [图]寒中に咲く早咲きのウメ。 **かんぱい【完敗】** [图]「勝つチャンスがまったくないまま負けること。☆完勝 **かんぱい【乾杯】** [图]函集まった人たちが、祝福のためにさかずきをあげて酒を飲みほすこと。「―の音頭をとる」 **かんばん【岩盤】** [图]地中で、土台のようにひろがる岩石の層。 **かんばせ【顔】** [图]かお。かおつき。かおかたち。また、面目。体面。「花の―(=美しい顔)」▽「かおばせ」の変化した形。 **かんばつ【干×魃・×旱×魃】** [图]長いあいだ、雨が降らずに凶作こちをもたらすほど田畑の水がかれること。日照り **かんぱつ(間髪)を入れず** かん [間](漢字項目)▽正しくは「かん、はつ・・・」と読む。 **カンパニー** [图]会社。商会。コンパニー。Co.と略す。一company **かんば(汗馬)の労** ものごとを解決するために、かけずりまわる苦労。「―をとる」▽もと、戦場をウマでかけまわった功労という意味から。 **かんばら ありあけ【蒲原有明】** [角]一八七六一一九五二年。明治期の詩人。東京生まれ。本名は隼雄ゃ。浪漫髟詩から出発したが、象徴した詩を書くようになり、「春鳥説集」「有明集」にまとめた。薄田泣菫けびんとともに、次代に大きな影響鼓いりをあたえた。 **がんばる【頑張る】** [国]●困難に負けず、最後まで努力する。 ②自分の考えや場所などをゆずらないで、おしとおす。意見を主張しつづける。我がを張る。「相手が出てくるまで玄関炊さきでー」 **かんぱく【関白】** [图]◎平安時代に設けられた令外設の官の一つ。天皇を助けて政治をとりおこなった最高の官職。「摂政―」 ②威力がよくや権力の強い者。「亭主に―」 **かんばしい【芳しい】** [圏]上品ないいにおいがする。「―花のかおり」類かぐわしい・こうばしい古語「かぐはし」の変化した形。 ②「芳しくない」の形で」望ましくない。「芳しくない成績」「景気が芳しくない」 **かんばしる【甲走る】** [国]高くするどい声がひびく。「甲走った声」▽「甲」は、邦楽愕で声や音の調子が高いこと。 **カンバス** 「キャンバス」 **かんパン【乾パン】** [图]かたくつくったビスケットのようなパン。携帯ぶや保存用。 **かんばんだおれ【看板倒れ】** [图]見かけだけはりっぱだが、内容がともなわないこと。類見かけ倒し **かんばんむすめ【看板娘】** [图]店さきにいて、お客をひきつけるような美しい娘。▽看板代わりの娘という意味から。 **かんび【甘美】** [形動]舌がとろけるようにおいしく感じたり、うっとりするほど気持ちよく感じたりするようす。「―な味」「―な音楽」 **かんび【完備】** [图]必要なものが完全に備わっていること。「冷暖房ひぇぇー」 **かんび【官費】** [国]政府から支出する費用。国費。また広く、個人負担でなく会社などが出す費用。「―でまかなう」→私費 **かんび【韓非】** [入名]?—前二三三年。中国、戦国時代の思想家。法家の思想を大成し、「韓非子」にまとめられた。▽敬った言い方で「韓非子」ともいう。 **がんび【×雁皮】** [图]ジンチョウゲ科の落葉低木。温暖な地に五、六月ごろ黄色の花をつける。樹皮からとれる繊維で和紙をつくる。「―紙」 **かんびょう【看病】** [图]函病人に付きそって世話看護をすること。「徹夜にっで―する」類 >「つかいわけ→「介抱邸」を見よ。 **かんぴょう【干瓢・乾×瓢】** [图]ユウガオの実を細長くひものようにむいて干した食品。のり巻きのしんなどに使う。 **がんびょう【眼病】** [图]目の病気。「―をわずらう」類眼疾・目病み **かんぶ【患部】** [图]病気にかかった部分や、傷のできている部分。「―に薬をぬる」 **かんぶ【幹部】** [图]団体や会社などで、組織の中心となって働く人。「―候補生」 **かんぶ【還付】** [图]「国が一時的に借りていた土地やかねを、本来の持ち主に返すこと。「―金」「―請求から」 ・かんぷ <288> かんぶう【完封】[图]乏完全に相手をおさえこんでしまうこと。 ②野球で、投手が完投して相手に得点を許さないこと。シャットアウト。「―勝利」 **かんぶう【寒風】** [图]冬の寒い風。「―に身をさらす」 **かんぷく【感服】** [图]「凹なるほどと感心して心から従うこと。「みごとな技術にはほとほと―した」 >つかいわけ 感服・敬服|| 「感服」は、行動や態度・うでまえなどについて深く感心して、それをあおぎ見ている気持ちがあること。「彼には感服する」。「敬服」には、人格全体に対する、尊敬し、つき従う気持ちがあること。「かねてから深く敬服する先生」。 **かんぶつ【乾物】** [图]かわかして、保存できるようにした食品。干しシイタケ・かんぴょう・にぼしなど。 **かんぶつえ【灌仏会】** [图]釈迦の誕生日の四月八口に、釈迦像の頭上にあま茶を注いで供養する行事。花祭り。 **かんぶ(完膚無きまでに** 徹底的に。「―たたきのめされる」 **カンフル** [图]昔、心臓のはたらきが弱まったときに注射した薬。カンフル剤さい。▽元気のない人にやる気をださせる、強い刺激とをたとえることもある。「選手交代が―剤となる」 「camhor **かんぶん【漢文】** [图]中国の古典の文章。また、それにならって日本人が書いた漢字だけの文章。ふつう送りがな(=活用語尾にや助詞・助動詞)や返り点を付け、日本語の語順に直して読み下す。 **かんぶんくんどく【漢文訓読】** [漢文]漢文を日本語の文脈に直して読みくだすこと。漢文は日本語とは語順が異なるので、原漢文に返り点を付けて日本語の語順に変えたり、甲言・助動詞の活用語尾だや助詞を補うために送りがなを付けたりして読む。 **かんぶんくんどくぶんたい【漢文訓読文体】** [国語]漢文を日本語の語順で読んだ形の文体。平安時代にできたが、それ以降もずっとうけつがれて、明治時代の評論などにまで、公式の文章の文体として使われた。▽たとえば、「ここにおいて、われ憮然として嘆んず、今の時代に沈厳唸高調なる詩歌ぃなきはこれをもってにあらずや」(北村透谷続法も「漫罵「ば」)。 **かんぺき【完璧】** [图形]動欠点がなく、完全なこと。「―なできばえ」園完全無欠▽傷のない玉という意味から。「完璧」は誤り。 **がんぺき【岸壁】** [图]船を横づけさせるために、港や川岸につくられたコンクリートなどの波止場品と。 ②かべのように険しく切りたった岸。 **がんぺき【岩壁】** [图]かべのように切りたった岩。「―をよじ登る」 **かんべつ【鑑別】** [图]函よく調べて見わけること。めきき。「ひよこの雌雄を―する」圏鑑定 **かんべつしょ【鑑別所】** [图]「少年鑑別所」の略。 **かんべん【勘弁】** [图]「ス凶相手のあやまちや罪などを許すこと。「これで―してください」圈堪忍唸▽「堪弁」は誤り。 **かんべん【簡便】** [图形]動手軽で便利なこと。「―な」類 軽便 **かんぼう【官房】** [图]内閣・府・省しょぅ・庁などの長官に直属する事務機関。「―長官」 **かんぼう【感冒】** [图]風邪かぜ。「流行性―(=インフルエンザ)」 **かんぼう【監房】** [图]刑務所で、囚人陽を入れておく部屋へ。 **かんぼう【官報】** [图]国が国民に知らせることがらをのせて、毎日発行する印刷物。大蔵省印刷局が発行する。 **かんぼう【漢方】** [图]中国から伝わった医術。「―医」 **がんぼう【願望】** [图]実現を願い望むこと。「強い―をいだく」 **かんぼう(管鮑)の交わり** 利害をこえた仲のいい友人どうしのつきあい。きわめて親しい交友。水魚の交わり▽中国、斉ぃの管仲訟うと鮑叔くは若いころから共に暮らし、たがいに助けあって親密な仲だったという故事(「史記」)から。 **かんぼうやく【漢方薬】** [图]漢方で使う薬。おもに、草の根や木の皮などからつくる。 **かんぼく【×灌木】** [图]「低木」の古い言い方。たけが低く、幹が発達しない植物。喬木, **カンボジア** [国]正式国名は、カンボジア王国。インドシナ半島南東部の、メコン川流域にある国。もとは豊かな農業国であったが、一九七○年代後半からは内戦が続いた。九三年、アンタック(UNTAC)の監視下で総選挙を実施いっ。面積約一八万平方信心。首都プノンペン。主要言語カンボジア語。 **かんぼつ【陥没】** [图]下凼落ちこんで穴があくこと。とくに、地面などが落ちこむこと。「頭蓋骨ぶ―」「道路が―する」 **かんぽん【刊本】** [图]印刷・刊行された本。写本 **かんぽん【完本】** [图]全集などで、分冊で出た書物の全部がそろったもの。圏丸本甓↔欠本・端本・零本邸 **がんぽん【元本】** [图]元金就。「―保証」 利益や収入を生むもととなる権利や財産。貸家・機械など。類預金・株券など。 **カンマ** [图]↓「コンマ」 **ガンマーせん【ガンマー線・7線】** [图]放射線の一つ。波長の非常に短い電磁波。ものをつきぬける力が強く、うすい金属板などでも通りぬける。医療がよりなどに利用される。ガンマ線。▽「ガンマー」は、ギリシャ語のアルファベットの、三番目。 **かんまつ【巻末】** [图]書物や巻き物などの終わりの部分。圈卷尾巻頭 **かんまん【干満】** [图]海水のみちひき。干潮と満潮。 **かんまん【緩慢】** [形動]動きや変化の速度がゆっくりとしているようす。「―な動作」類緩ゅるやか **かんみ【甘味】** [图]あまい味。また、あまい味のする食べもの。「―が足りない」「―屋」 かんぷら <289> **がんみ【×玩味】** 图 食物をよくかんで味わうこと。また、ものごとの意味をよく理解して味わうこと。「熟読―」 **かんみりょう【甘味料】** 图食品にあまい味をつけるための調味料。砂糖・水あめなど。「人工ー」 **かんみん【官民】** 图官庁と民間。また、官吏[かんり]と民間人。「―一体となる」 **かんむてんのう【桓武天皇】** 闪图七三七一八〇六年。在位、七八一―八〇六年。都を平安京に移し、律令制を再建して、政治体制を整備した。 **かんむり【冠】** 图●頭にかぶるもの。とくに昔、身分の高い人が礼服を着たときにかぶったもの。「―を正す」「李下[りか]に―を正さず」♪図「そくたい」 ②「おかんむり」 **冠を曲げる** きげんを悪くする。 **かんむりょう【感無量】** 图感動や感激が、ちょっとでは言いつくせないこと。類感慨無量 **かんめい【感銘・肝銘】** 图心に深く感じて忘れないこと。「大きな―を受ける」 **かんめい【簡明】** 形動短くすっきりしていて、わかりやすいようす。簡単明瞭。「―な答え」 **がんめい【頑迷・頑×冥】** 形動他人の正しい議論に耳をかたむけず、がんこなようす。わからずや。類かたくな **がんめいころう【頑迷固×陋】** 四漢ものの考えかたが古くてせまく、がんこなこと。「―な老教師」 **がんめん【顔面】** 图かお。顔の表面。「―蒼白」 **がんもく【眼目】** 图もっともたいせつなところ。要点。「話の―」↔主眼 **がんもどき【×雁、擬き】** 图つぶしたとうふに、ニンジン・コンプ・ヒジキなどをまぜて丸め、油であげた食品。がんも。▽関西では「ひりょうず」という。 **かんもん【喚問】** 图[―ス]おおやけの機関が呼びだして、いろいろ問いただすこと。「国会での証人―」圏召喚[しょうかん] **かんもん【関門】** 图◎関所の門。関所。また、通りぬけるのがむずかしいところ。「入学試験の―を突破する」 ②山口県下関[しものせき]市と福岡県北九州市門司[もじ]。「―海峡」 **かんやく【完訳】** 图函外国語の全文を翻訳[ほんやく]すること。また、全訳したもの。↔抄訳[しょうやく] **かんやく【簡約】** 图―ス凸形動まとめて簡単すること。短くまとめてあること。「―な文章」 **がんやく【丸薬】** 图練りあわせて、小さく丸めた薬。 **かんゆ【肝油】** 图タラやサメなどの肝臓[かんぞう]からとった油。ビタミンA・Dを多量にふくむ。「―ドロップ」 **かんゆう【官有】** 国政府がもっていること。「―地」類国有 ↔民有 **かんゆう【勧誘】** 图忍相手にすすめ、さそうこと。「保険の―」「サッカー部に―する」 **がんゆう【含有】** 图成分として中にふくんでいること。「ビタミンAをーする」 **かんよう【肝要】** 形動とくにたいせつなこと。「病後の養生[ようじょう]が―だ」類肝心 **かんよう【寛容】** 形動心が広く、人の考えをよくうけいれること。人のあやまちをとがめないで許すこと。「―な態度」「ごーください」寛大 **かんよう【慣用】** 图①使いなれること。ふつうによく使われること。「―手段」「―語」 ②ある限られた社会での通用語。学術用語・官庁用語・商売用語など。 **かんよう【×涵養】** 图「水がしみこむように、むりなくしぜんに養いそだてること。「徳性を―する」 **かんようおん【慣用音】** 国語呉[ご]を音・漢音・唐音以外で、古くから日本で一般に使われている漢字の音。本来「しょうコウ」と読むべき「消耗」を、「しょうモウ」と読むなど。 **かんようく【慣用句】** 图二つ以上の単語が結びついて句をつくり、一つの特別な意味をもち、よく使われることば。きまり文句。「腹を立てる」「肝[きも]もをつぶす」など。類成句 **かんようご【慣用語】** 图⊕習慣的に使われていることば。「おはよう」「こんにちは」など。 **かんようしょくぶつ【観葉植物】** 图葉の色や形を観賞する植物。ゴムノキ・フェニックスなど。 **がんらい【元来】** 画はじめからずっと。もともと。「それは―別のものだったのだ」▽「本来」も初めからという意味だが、「生まれつき」とか「本質的に」といった感じがある。「彼本来の姿」 **かんらく【陥落】** 图囮⊕地面などがおちくぼむこと。「地盤[じばん]のー」 ②陣地[じんち]や城などがせめおとされること。 ③口説きおとされること。「熱意に負けて―する」 **かんらく【歓楽】** 图喜び、楽しむこと。圏快楽・享楽[きょうらく] **かんらくがい【歓楽街】** 图劇場・映画館・飲食店などが、のきを並べている盛[さか]り場。 **かんよ【関与】** 图「そのことにかかわっていること。「大事件に―する」 > 「つかいわけ」→「関連」を見よ。 **かんらん【観覧】** 图[―ス]ムスポーツや劇などを見物すること。「―席」「―車に乗る」 **かんらん【×橄欖】** 图カンラン科の常緑高木。インドシナ原産。黄白色の花が咲きき、楕円形の実食用。▽オリーブの訳語として用いることもあるが、植物学的には別種。 **かんり【官吏】** 图「公務員」の古い呼び方。政府の仕事をする役人。 **かんり【管理】** 图[―ス]』組織や施設[しせつ]などを、運営したり安全をはかったりすること。「アパートを―する」「健康―」 **がんり【元利】** 图元金と利息。「―合計」 **がんりき【眼力】** 图ものごとをよく見て、真偽・善悪などを見ぬく能力。「―がするどい」 **かんりしゃかい【管理社会】** 图人間が組織に組みこまれて、機械的に操作・管理される社会。マスコミや、コンピュータなどの発達により、情報だけをもとに非人間的な管理がおこなわれ、人間の自由が失われることをあやぶんだとらえかた。 **かんりしょく【管理職】** 图職場で部下を統率する職分。また、その立場にある人。校長・部長など。 <290> **かんりつ【官立】** 图「国立」の古い言い方。国家が設立すること。「―大学」今私立 **かんりつうかせいど【管理通貨制度】** 图国が紙幣の発行を管理・調節し、その通用を保証している制度。紙幣本位制度。 **かんりゃく【簡略】** 形動手軽で簡単なこと。細かいことを略して簡単にしてあること。「―な方式」類簡潔・簡易 > 「つかいわけ」→「簡単」を見よ。 **かんりゅう【貫流】** 图函川などが、ある地域をつきぬけて流れること。「平野を―する」 **かんりゅう【乾留・乾×溜】** 图┬忍空気をさえぎって固体を加熱分解し、さまざまな物質をとりだすこと。「石炭の―装置」 **かんりゅう【寒流】** 图まわりの海水より水温の低い海流。千島海流など。↔暖流 **かんりゅう【還流】** 图流れがもとにかえること。また、その流れ。 ②大気や海流が地球全体にわたって循環[じゅんかん]する、その流れ。 **かんりょう【完了】** 日图「やるべきことがすっかり終わること。「工事が―する」 目文法その動作や状態が現在すでに完全に終わっている、また、実現しているということをあらわす言いかた。「過去」とは別。口語では用言の連用形に助動詞「た」「ている」「てある」を付けてあらわす。「あ、雪が降ってきた」。また、文語では、助動詞「つ」「ぬ」「たり」「り」などを付けてあらわす。「日も暮れぬ」「花咲ききたり」など。▽日本語の「過去」は、「過去に一回そのことが起こった」として表現するもので、完了とは別。ただし現代語では、「た」が「完了」と「過去」の両方をあらわすので見わけにくいことがある。 > つかいわけ 終了・完了・修・満 > 「終了」は、始まったことが進んでいって終わりになること。「作業が終了した」。「完了」は、完全にすっかり終わっているということを明示する表現。「準備が完了した」。「修了」は、きめられた課程を習いおわること。「修了証書」。「満了」は、きめられた期間がすっかり終わったということ。「議員の任期満了」。 **がんりょう【顔料】** 图水や油などにとけない着色剤[ちゃくしょくざい]。化粧品[けしょうひん]や絵の具の原料にする。 **かんりょう【官僚】** 图役人。とくに、上級の官吏[かんり]。「―出身の大臣」 **かんりょうしゅぎ【官僚主義】** 图官僚に共通して見られがちな特権意識や態度。お役所式。 **かんりょうせいじ【官僚政治】** 图上層部の官僚が特権的な権力をもって国を統治する政治形態。 **かんりょうてき【官僚的】** 形動役人に一般的な、保守的で形式を第一とし、自分の安全を第一に考える考えかたや行動のようす。「―な意識が強い人」▽新しい内容よりも形式を重んじるようなやりかた、といった非難の意味で使う。 **かんるい【感涙】** 图深く感激したり、感動したりして流すなみだ。「―にむせぶ」 **かんれい【寒冷】** 形動寒くて冷たいこと。「―の地」↔温暖 **かんれい【慣例】** 图習慣のようになっているやりかた。しきたり。ならわし。「―に従う」恒例[こうれい] **かんれいぜんせん【寒冷前線】** 图冷たい空気と暖かい空気がぶつかったとき、冷たい空気が暖かい空気の下に移動していくところにできる前線。にわか雨や雷雨[らいう]をともない、通過後に気温が下がる。↔温暖前線 図「てんきず」 **かんれき【還暦】** 图数え年で、六一歳[さい]だいをいうことば。「―を祝う」▽満六〇歳で干支がひとまわりして、再び生まれた年の干支に還[かえ]ることから。『一言※表「干支表」 **かんれん【関連】** 图[スル]つながりがいろいろな方面にあること。「―質問」「意外な方面に―がある」 > つかいわけ 関係・関連・関与 > どの語にも「関」があるが、この字はもともと「門」のとびらを閉めるための「かんぬき」を意味していた。だから「関」の付くことばは、みな「門をとじる」「二つのもの(とびら)がしっかり関係をもつ」という意味をもっている。「関係」は広く使い、「結びつきがある」ことをあらわす。「事件の関係者から事情を聞く」。「関連」は、広く各方面に「つながりがある」意味。「事件に関連した発言」。「関与」は、「だいじなことにはいりこんで役割をもつ」こと。「事件に関与している疑い」。 **かんろ【甘露】** 图①あまくておいしいこと。「はぜの―煮」 ②中国の古い伝説で、世の中がよく治まっているしるしとして、天が降らせるあまい液。 **かんろ【寒露】** 图二十四節気の一つ。一〇月八日ごろ。秋分と霜降[そうこう]のあいだ。 **がんろう【×玩弄】** 图―ス」おもちゃのように、もてあそぶこと。なぶりものにすること。「―物」 **かんろく【貫禄】** 图身に備わっている威厳[いげん]。おもみ。「―がつく」「相手に―負けする」 **かんわ【閑話】** 图「スル」①もの静かに話すこと。むだばなし。雑談。「―休題」 **かんわ【漢和】** 图漢語と日本語(和語)。また、「漢和辞典」の略。 **かんわ【緩和】** 图函厳しかったものを、やわらげたりゆるめたりすること。「緊張―」「制限を―する」 **かんわきゅうだい【閑話休題】** 四漢むだ話はそれぐらいにして。それはさておき。▽話を本すじにもどすときに使うことば。 **かんわじてん【漢和辞典】** 图漢字や漢語の読みや意味を、日本語で説明した辞書。漢字はふつう、部首ごとに分かれ、それぞれ画数順に並んでいる。▽部首・音訓索引・総画索引などで引く。 <291> **き[危]** 危 危 危 危 ①なにかよくないことが起こりそうで、不安な状態。☆安心 ②心配する。 ③そこなう。きずつける。 キ ①危機[きき] 危険[けん] 危殆[きたい] 危篤[きとく]、安危[あんき] ②危惧[きぐ] ③危害[きがい] あぶない・あやうい・あやぶむ 危[あぶ]ない橋を渡る/命が危[あや]うい/完成を危[あや]ぶむ **き[机]** 机 机 机 机 つくえ。 キ 机下[きか] 机間[きかん] 机上[きじょう] 机辺[きへん] 浄机[じょうき] つくえ 机[つくえ]を並べた仲 事務机[じむづくえ] 文机[ふづくえ] **き[気](氣)** 気 気 気 気 ●息。呼吸。「彼といると―がつまる(=きゅうくつだ)」 ②ガス。水蒸気。また、空気。「すみきった山頂の―」 ③気持ち。感じ。「音楽で―をまぎらす」「―が変わる」「―が重い」 ④性質。「―が強い」「―が長い」 ⑤なにかをしようとする気持ち。また、活力や精神力。「――を入れて勉強する」「―が進まない」「やるーじゅうぶん」 ◎意識。「―を失う」「―が遠くなる」 その場のふんいき。「清新の―がみなぎる」 ⑧天候などの自然現象。 キ 気化[きか] 気体[きたい]、蒸気[じょうき] 大気[たいき] 排気[はいき] /湯気[ゆげ] ③気軽[きがる] 気分[きぶん] /呆気[あっけ] 気[け]食[ぐ]い 気[き] ④気質[きしつ] 気性[きしょう] 陰気[いんき] 男気[おとこぎ] 陽気[ようき]、⑤気合い[きあい] 気力[きりょく] 意気[いき] 活気[かっき] 元気[げんき] 気絶[きぜつ] 正気[しょうき] ⑦気運[きうん] 雰囲気[ふんいき] /気配[けはい] ⑧気温[きおん] 気候[きこう] 天気[てんき] *意気地[いくじ] *浮気[うわき] *気質[かたぎ] *気障[きざ] **気が合う** 考えかたや気持ちが一致して仲がいい。「同じ趣味で―」 **気がある** 関心、とくに恋心[こいごころ]をもっている。☆気がない **気が多い** 興味や関心をもっていることが多くて、心が定まらない。うつり気である。 **気が置けない** 気を使わずに、気楽につきあえる。「―友達と旅行する」▽「気が置ける」は、相手とのあいだに「しぜんに心づかいが置かれる、つまり何かと配慮がいる」という意味。だから「気が置けない」は、安心していられること。最近、逆の、安心できないという意味で使うことがあるが、それは誤り。 **気が利く** ①細かいところまで注意がいきとどく。 ②センスがよくて、しゃれている。「気が利いたレストラン」 **気が気でない** 心配で落ち着いていられない。「結果がわかるまで―」類 気をもむ **気が差す** 悪いことをしたのではないかと気がかりで、うしろめたい。「だまって借りたので―」 **気が済む** ずっとやろうと思っていたことを、やり終わってすっきりする。「―まで遊びなさい」 **気がせく** あせる。気ぜわしい思いがする。「なんとなく―」 **気が立つ** 興奮していらいらする。「何もかもうまくいかなくて―」 **気が散る** まわりが気になって一つのことに集中できない。類気もそぞろ **気が付く** ①心配りがいきとどく。類気が利く ②意識がもどる。「気が付いたら病院だった」 ③考えがそこにおよぶ。「お釈迦[しゃか]さまでも―めえ」 **気がとがめる** 悪いことをしたと思って、良心が痛む。「仲間はずれにするのは―」 **気が抜ける** ①いままで張りつめていた気持ちがなくなる。「試合中止でー」 ②食べものの風味や刺激[しげき]がなくなる。「気が抜けたわさび」 **気が張る** ①緊張[きんちょう]する。がんばろうという気力がある。「新学期はみんな―」☆気が抜ける **気が引ける** 自分にも弱みがあって相手に強く出られない。気後れがする **気が触れる** 精神状態がおかしくなる。圏気が狂う **気が短い** ゆっくり待っていられなくて、すぐにいらいらしたり、おこったりするようす。↔気が長い **気に入る** 好みに合う。 **気に掛かる** どんなようすか心配で、落ち着かない。「病人のことが―」圏気になる **気に食わない** 気に入らなくて不愉快[ふゆかい]だ。 **気に障[さわ]る** 人の言ったことやしたことで、不愉快[ふゆかい]になる。 **気にする** たいしたことでないのに心配する。「小さなことを―な」気に病む **気に染まない** 気持ちにぴったりしなくて、うけいれる気持ちになれない。☆気に添[そ]う **気に留める** 忘れないように気をつける。気にかける **気になる** どうなるのか心配だったり、興味をそそられたりする。「あしたの天気が―」圏気に掛かる **気に病む** くよくよと心配して思いなやむ。「何でも一人」類気にする **気のせい** 実際にはないことが、自分の気持ちからそのように感じられること。「―か元気がない」 **気のない** 興味ややる気のない。「―返事」 **気は心** 量はわずかだが、心はこもっていること。「少しですが、―ですから」▽おくりものをするときなどに使う。 <292> 気を落とす がっかりする。「お気を落としませんように」類力を落とす 気を配る まわりのものごとに注意して、じゅうぶん心づかいをする。鬨気を遣っゅう 気を付ける 注意深く行動する。 気を取られる ほかのことに注意がいってしまい、すべきことをし忘れる。 気を取り直す 失敗したりしてなげやりな気持ちになっていたのが、やる気をとりもどす。「気を取り直してがんばる」 気を抜く 緊張し”をゆるめてほっとしたり、いSかげんな気持ちになる。「気を抜けない仕事」 気を呑まれる 圧倒続される。「堂々とした相手にー」 気を吐く やる気がじゅうぶんで、勢いがいいようすを見せる。「負け試合でひとりー」 気を引く 相手の心の中をそれとなく探る。また、さそいをかけて興味をもたせる。 気を回す 考える必要がないことまで、あれこれ考える。「変に―な」 気をもたせる 希望がかなうようなようすをして、相手に期待させる。「―ような態度」 気を揉む どうなるか心配でやきもきする。「まわりで気をもんでいてもしかたがない」 気を許す 安心して警戒心をとく。「気を許した友達」 気を悪くする 不愉快かいになる。気を良くする **き[汽]** 汽汽汽汽 ゆげ。水蒸気。 キ 汽車汽船ぜん汽笛でき **き[希]** 巾・4画 全7画 希希希希 ●数量が少ない。めずらしい。まれ。②うすい。③ねがう。のぞむ。 キ ①②希少ぃよう 希代古希②希薄希硫酸ゅらさん ③希求きゅう 希望感う 希こいねがう 希まれ希臘 希有希伯来 **き[季]** 子・5画 季季季季 ①一年を春夏秋冬に区切ったもの。②ある期間。すえ。きょうだいの最年少者。また、四季をさらに三分したときの最後の一か月などをいうときに使う。▼「李」(=すもも)」は別字。 キ ①季刊』 季語 季節の夏季 四季虬②雨季年季③季春じゅん伯仲叔季もいら **き[紀]** 糸・3画 全9画 紀紀紀紀 ◎すじみちを立てて書きしるしたもの。②すじみち。規則。③年代。年月の区分。 キ ①紀行き”紀伝体に紀要本紀類②紀綱きら校紀,風紀話,③紀元々世紀西紀せい **き[記]** 言・3画 全10画 記記記記 書きしるす。また、書いたもの。文章。「思い出の―」②めじるし。③おぼえる。一◆「記する」を見よ。 キ ②記事記入ゅぅ記録伝記筆記むっき「寄]②記号”③記憶く暗記もん しるす 体験を記しるす書き記しるす **き[起](起)** 走・3画 全10画 起起起起 ①おきあがる。②活動をはじめる。③はじまり。おこり。 キ ①起床よう 起立隆起しゅら②起工起訴決起っ発起,起因起源起点ん起承転結んは縁起 おきる・おこる・おとす 事故が起きる 早起き/事件が起こる/やる気を起こす 起居振る舞い **き[帰】(歸)** 巾・7画 全10画 帰帰帰帰 ①もどる。かえる。②あるべきところに落ち着く。③したがう。一「帰する」を見よ。 キ ④帰還帰省帰宅帰納回帰熱復帰っ②帰結う帰着ゃく③帰依帰化 かえる・かえす 故郷に帰変る 日帰り/親元誌へ帰かえす 不如帰ほととぎす **き[基]** 土・8画 全11画 基基基基 ●土台。よりどころ。もとづく。②化学反応のときに分解されず、一つの原子のようにはたらく原子団。③墓・石塔繕・エンジン・エレベーターなど、すえつけられているものを数えることば。「臼一―」 キ ①基礎基準ゅん基地基盤ㄦ基本児開基、②塩基数人 もと・もとい 会社の基とを築く事実に基づく/国の基もとい 基督臂 **き[寄]** ・8画 全11画 寄寄寄寄 ①たよる。身をよせる。②あずける。あたえる。③たちよる。よる。 キ ◎寄宿ゅく寄生』②寄稿ク寄贈ク寄託寄付③寄港 よる・よせる 寄ょり道近寄る年寄り 年寄株靴より/寄ょせ書き取り寄ょせる *数寄屋뜥*最寄り 寄居虫やどかり 寄生木器 寄越す*寄席も寄人よりゅうど き <293> **き** **き[規]** 見・4画 全11画 規 規 規 規 **き[規]** [名]①コンパス。ものさし。②きまり。てほん。③正しくする。 > キ ①定規[じょうぎ] ②規則[きそく] 規定[きてい] 規範[きはん] 規律[きりつ] 正規[せいき] 法規[ほうき] ③規制[きせい] > 子規[ほととぎす] **き[喜]** 口・9画 全12画 喜 喜 喜 喜 **き[喜]** [名]よろこぶ。よろこび。⇔悲 > キ 喜劇[きげき] 喜色[きしょく] 喜怒哀楽[きどあいらく] 一喜一憂[いっきいちゆう] 歓喜[かんき] 狂喜[きょうき] 大喜[たいき] > よろこぶ 無事を喜[よろこ]ぶ **き[揮]** ・9画 全12画 揮 揮 揮 揮 **き[揮]** [動]①ふるう。ふりまわす。②勢いよくまきちらす。 > キ ①揮毫[きごう] 指揮[しき] ②揮発[きはつ] 発揮[はっき] > 揮[ふ]るう **き[輝]** 車・8画 全15画 輝 輝 輝 輝 **き[輝]** [動]ひかりかがやく。かがやかしい。 > キ 輝石[きせき] 光輝[こうき] > かがやく 輝[かがや]く星 照り輝[てりかがや]く **き[期]** 月・8画 全12画 期 期 期 期 **き[期]** [名]①ひと区切りの時間。「―のはじめ」②まちうける。「◆「期する」を見よ。 > キ・ゴ ①期間[きかん] 期限[きげん] 期日[きじつ] 定期[ていき]/最期[さいご] 末期[まっき] ②期待[きたい] 予期[よき] **き[貴]** 貝・5画 全12画 貴 貴 貴 貴 **き[貴]** [形]①値打ちがある。②地位が高い。⇔賤・卑③相手、または相手側のものを尊敬してそえる語。 > キ ①貴金属[ききんぞく] 貴重[きちょう] 騰貴[とうき] 貴賤[きせん] ②貴族[きぞく] 高貴[こうき] 富貴[ふうき] ③貴下[きか] 貴家[きか] 貴兄[けいけい] 貴国[きこく] 貴社[きしゃ] > たっとい・とうとい 貴[たっと]い生命 > たっとぶ・とうとぶ 正義を貴[とうと]ぶ > 貴方[あなた] 貴男[あなた] 貴女[あなた] **き[旗]** 方・10画 全14画 旗 旗 旗 旗 **き[旗]** [名]はた。はたじるし。 > キ 旗艦[きかん] 旗手[きしゅ] 校旗[こうき] 国旗[こっき] 弔旗[ちょうき] > はた 旗揚[はたあ]げ公演 旗色[はたいろ]が悪い 手旗信号[てばたしんごう] **き[器](器)** 口・12画 全15画 器 器 器 器 **き[器](器)** [名]①いれもの。うつわ。②道具。③才能があること。 > キ ①食器[しょっき] 土器[どき] 容器[ようき] ②器具[きぐ] 器材[きざい] 楽器[がっき] 武器[ぶき] ③器用[きよう] 器量[きりょう] 大器晩成[たいきばんせい] > うつわ 器物[うつわもの] 社長の器[うつわ] **き[機]** 木・12画 全16画 機 機 機 機 **き[機]** [名]①複雑なしくみ。②ものごとが起こるきっかけ。しおどき。「―に乗じる(=チャンスをうまく利用する)」「―が熟[じゅく]す(=ちょうどいい時期になる)」③はたらき。④大事なところ。かなめ。⑤「飛行機」の略。また、飛行機を数えることば。 > キ ①機械[きかい] 機関[きかん] 機材[きざい] 織機[しょっき] 洗濯機[せんたくき] ②機運[きうん] 機会[きかい] 危機[きき] 心機一転[しんきいってん] 動機[どうき] ③機知[きち] 機転[きてん] 機能[きのう] ④機密[きみつ] 枢機[すうき] ⑤機体[きたい] 機長[きちょう] 敵機[てっき] > はた 機織[はたお]り 機屋[はたや] > 機[からくり] 機を見るに敏[びん]なり チャンスをつかむのがすばやくてうまいようす。 **き[企]** 人・4画 全6画 企 企 企 企 **き[企]** [動]やろうと思いたって計画する。くわだてる。 > キ 企画[きかく] 企業[きぎょう] 企図[きと] > くわだてる 悪事を企[くわだ]てる 企[くわだ]てが失敗する > 企[たくら]む **き[岐]** 山・4画 全7画 岐 岐 岐 岐 **き[岐]** [名]道が分かれる。えだみち。 > キ 岐路[きろ] 多岐[たき] 分岐点[ぶんきてん] > 岐阜[ぎふ] 讃岐[さぬき] **き[忌]** 心・3画 全7画 忌 忌 忌 忌 **き[忌]** [名]①きらってさける。②死者のために、一定期間つつしむこと。「―が明ける」類[喪]③死者の命日[めいにち]。 > キ ①忌憚[きたん] 忌避[きひ] 禁忌[きんき] ②忌中[きちゅう] 服忌[ぶっき] ③一周忌[いっしゅうき] 漱石忌[そうせきき] 年忌[ねんき] > いむ 忌[い]むべき行い 忌[い]み言葉 > いまわしい 忌[いま]わしい事件 > 忌々[いまいま]しい **き[奇]** 大・5画 全8画 奇 奇 奇 奇 **き[奇]** [名]①ふつうと変わっている。めずらしい。あやしげである。「―を好む」②思いがけない。③すぐれている。④二で割り切れない。はんぱ。⇔偶[ぐう] > キ ①奇怪[きかい] 奇観[きかん] 奇術[きじゅつ] 奇妙[きみょう] 怪奇[かいき] 好奇心[こうきしん] 猟奇[りょうき] ②奇禍[きか] 奇遇[きぐう] 奇襲[きしゅう] ③奇才[きさい] 奇士[きし] 奇勝[きしょう] 奇特[きとく] ④奇数[きすう] > 奇[あや]しい 奇[く]しくも 数奇屋[すきや] > 奇をてらう わざと見せびらかすように、ふつうとはちがうことをしてみせる。 <294> き[祈](祈)ネ・4画 全8画 祈祈祈祈 神仏に願いごとをする。いのる。 キ 祈願祈禱,祈念さん いのる 無事を祈ぃのる 祈ぃのりをささげる **き[軌]** 車・2画 全9画 軌軌軌軌 ●車輪の通ったあと。わだち。動いた道すじ。②人として守るべき道。規則。 キ ②軌跡軌道狭軌ょう広軌軌範き「幾]ん常軌じょっ 軌を一ぃっにする 考えかたややりかたが同じである。「両者の発想は―」 **き[既](既)** 先・5画 全10画 既既既既 ◎まえに。すでに。↔未②すっかりなくなる。つきる。 キ ②既刊 既婚ん既成既製ぜい②皆既日食はよく すでに既に勝負はついた **き[飢]** 食・2画 全10画 食食食食 食べものがなくて空腹に苦しむ。うえる。また、作物がとれない。麵餓 キ 飢餓飢渴 飢寒さん飢饉せん うえる 愛情に飢える飢え死に 飢える **き[鬼]** 鬼・0画 全10画 鬼鬼鬼鬼 ◎死者のたましい。②人に災いをもたらすもの。おに。また、おにのような人。③人並みはずれてすぐれたもの。 キ ①鬼籍ぜき餓鬼②鬼神鬼畜吸血鬼きゅうけっ③鬼才きい神出鬼没きぼ おに 鬼に金棒繄鬼火鬼百合 鬼灯ほおずき **き[棋]** 木・8画 全12画 棋棋棋棋 将棋しょう。囲碁。 キ 棋士棋道棋譜棋風う **き[幾]** 幺・9画 風6.++ 全12画 幾幾幾幾 いくつ。どれだけ。 キ 幾何幾多く幾人眾幾分幾等 幾何 幾許庶幾いねがわくは庶幾らかし **き[棄]** 木・9画 全13画 棄棄棄棄 すてる。圏捨 キ 棄却きゃく 棄権ん自暴自棄,破棄廃棄熱い放棄 棄けてる 投げ棄ちつ自棄ゃけ **き[騎]** 馬・8画 全18画 騎騎騎騎 ウマにまたがって乗る。また、ウマに乗っている人。ウマに乗った人を数えることば。 キ 騎手騎馬軽騎兵灬き 一騎当千らぜん 敵騎にっ **き[亀](龜)** 亀・0画 全11画 亀亀亀亀 ◎動物のカメ。②てほんとなるもの。▽昔、カメのこうらでうらなったことから。 キ ①亀甲 亀裂縫っ②亀鑑ん かめ 亀の甲とより年の功 **き[稀]** 禾・7画 全12画 稀稀稀稀 ①めったにない。まれ。②うすい。まばら。▼多く、「希」に書きかえる。 キ 古稀/稀有稀釈稀少よう稀代さい稀薄く まれ稀まれに見る秀才 **き[葵]** 全12画 葵葵葵葵 植物のアオイ。 キ あおい 葵ぁぉいの紋もん三葉葵 山葵わきび向日葵ひまわり **き[熙]** ・9画 全13画 熙熙熙熙 ●ひかりかがやく。②ひろい。③よろこぶ。たのしむ。▼「熙」は誤字。 キ ①光熙,③照笑じよう **き[暉]** 日・9画 全13画 暉暉暉暉 ●太陽の光。②かがやく。 キ ①春暉託児夕暉,②暉芒”光暉, **き[綺]** 糸・8画 全14画 綺綺綺綺 ◎美しい模様。また、美しいようす。②たくみなようす。 キ ①綺羅綺麗②綺語綺談だん **き[毅]** 殳・11画 全15画② 毅毅毅毅 心が強く、動じない。 キ 毅然剛毅むら いつき キ き <295> **ぎ** **き[槻]** 木・11画 全15画 槻 槻 槻 槻 **き[槻]** [名]植物のツキ。ケヤキ。 **き[嬉]** 女・12画 全15画 嬉 嬉 嬉 嬉 **き[嬉]** [形]たのしい。うれしい。よろこばしい。 > キ 嬉々[きき] 嬉笑[きしょう] 嬉色[きしょく] > うれしい 嬉[うれ]し泣き **き[磯]** 石・12画 全17画 磯 磯 磯 磯 **き[磯]** [名]いそ。かわら。 > キ 磯魚[いそぎょ] > いそ 荒磯[あらいそ] 磯巾着[いそぎんちゃく] 磯辺[いそべ] **き[ㄹ]** 「こ」 **き【木】** 图[名]①立ち木。樹木。「―の枝」②材木。また、木材。「床柱にする―を選ぶ」③拍子木[ひょうしぎ]。芝居[しばい]やすもうの開幕の合図[あいず]に打たれる。「―がはいる」 木から落ちた猿[さる] たよるものがなくなって、身動きできない状態。 木で鼻をくくる そっけなく、無愛想な態度のたとえ。「木で鼻をくくったような応対」 木に竹を接[つ]ぐとってつけたように不[ふ]しぜんで、前後が調和しないこと。 木に縁[よ]りて魚を求む 方法をまちがえては、ことはなしとげられないことのたとえ。▽中国、「孟子[もうし]」から。 木を見て森を見ず 小さいことにこだわって、全体を理解しない。 **き【生】** 图[造語]①〈名〉まじりけのないこと。まじりものがないこと。「ウイスキーをーで飲む」②〈造語〉「生~」の形で』純粋[じゅんすい]なことをあらわす。「―まじめ」「―じょうゆ」「―一本」「―娘[むすめ]」③手を加えていないことをあらわす。「―糸」「―成り」 **ぎ【気/忌/奇/軌/記/期/機/騎】** 图→漢字項目を見よ。 **ぎ【黄】** 图三原色の一つ。きいろ。きい。 **ぎ[技]** ・4画 全7画 技 技 技 技 **ぎ[技]** [名]わざ。うでまえ。「―、神[しん]に入[い]る(=うでまえが非常にさえているようす)」 > ギ 技巧[ぎこう] 技術[ぎじゅつ] 技能[ぎのう] 演技[えんぎ] 国技[こくぎ] > わざ 技[わざ]を競[きそ]う 足技[あしわざ] 早技[はやわざ] **ぎ「義」** 羊・7画 全13画 義 義 義 義 **ぎ「義」** [名]●すじみちが立っていること。人としてしなければならないこと。「―をつくす」②意味。わけ。③血のつながりのない親類。④失われたからだの一部の代わりになるもの。 > ギ ①義務[ぎむ] 義理[ぎり] ②主義[しゅぎ] 正義[せいぎ] 道義[どうぎ] 意義[いぎ] 教義[きょうぎ] 語義[ごぎ] 講義[こうぎ] 定義[ていぎ] ③義兄[ぎけい] 義母[ぎぼ] ④義眼[ぎがん] 義手[ぎしゅ] 義足[ぎそく] 義を見てせざるは勇無[ゆうな]きなり そうすることが正しいとわかっていながらしないのは、勇気がないからである。▽中国、「論語」から。 **ぎ「議]** 言・13画 全20画 議 議 議 議 **ぎ「議]** [名]①はなしあう。論じる。また、正式な議論。「総会の―に付する」「委員会の―を経る」②意見。かんがえ。一「議する」を見よ。 > ギ ⓙ議題[ぎだい] 議論[ぎろん] 会議[かいぎ] 協議[きょうぎ] 討議[とうぎ] ②異議[いぎ] 建議[けんぎ] 抗議[こうぎ] 動議[どうぎ] 和議[わぎ] **ぎ[儀]** イ・13画 全15画 儀 儀 儀 儀 **ぎ[儀]** [名]●作法にかなったおこないやきまり。「婚礼[こんれい]の―」②かたどったもの。模型。③こと。「そのーばかりはお許しください」④…に関しては。「私―[わたくしぎ]このたび転居いたしました」▽改まったときや手紙などで使う。 > ギ ①儀式[ぎしき] 儀法[ぎほう] 行儀[ぎょうぎ] 律儀[りちぎ] 礼儀[れいぎ] ②地球儀[ちきゅうぎ] ③公儀[こうぎ] 難儀[なんぎ] **ぎ[犠](犧)** 牛・13画 全17画 犧 犧 犧 犧 **ぎ[犠](犧)** [名]神に供える動物。いけにえ。また、自分の身を捨ててつくすこと。 > ギ 犠牲[ぎせい] 犠打[ぎだ] **ぎ「疑]** 疋・9画 全14画 疑 疑 疑 疑 **ぎ「疑]** [動]うたがう。信用できないと思う。うたがわしい。 > ギ 疑獄[ぎごく] 疑問[ぎもん] 疑惑[ぎわく] 質疑[しつぎ] 半信半疑[はんしんはんぎ] 被疑者[ひぎしゃ] 容疑[ようぎ] > うたがう 耳を疑[うたが]う 疑[うたが]いを抱[いだ]く > 疑[ぐ]る **ぎ[擬]** ・14画 全17画 擬 擬 擬 擬 **ぎ[擬]** [動]にせる。まねる。▽「凝[ぎょう](=こる)」は別字。「擬する」を見よ。 > ギ 擬人法[ぎじんほう] 擬声語[ぎせいご] 擬造[ぎぞう] 擬態[ぎたい] 模擬試験[もぎしけん] > 擬[なぞら]える 擬[もど]き 雁擬[がんもど]き **ぎ[宜]** ・5画 全8画 宜 宜 宜 宜 **ぎ[宜]** [形]よろしい。都合[つごう]とりがいい。▽「宣[せん](=ひろめる)」は別字。 > ギ 時宜[じぎ] 適宜[てきぎ] 便宜[べんぎ] > 宜[よろ]しく 宜[むべ]なるかな **ぎ[偽](偽)** イ・9画 全11画 偽 偽 偽 偽 き <296> **ぎ[欺]** 欺 欺 欺 欺 うそをついて人をだます。あざむく。 ギ 欺瞞[ぎまん] 詐欺[さぎ] あざむく 敵を欺[あざむ]く **ぎ[戯](戱)** 戲 戲 戲 戲 ●おもしろく遊ぶ。ふざける。 ②芝居。演劇[えんげき]。 ギ 戯画[ぎが] 児戲[じぎ] 遊戯[ゆうぎ],②戯曲[ぎきょく] 戯作[げさく] たわむれる 子供が遊び戯[たわむ]れる 戯[たわむ]れの恋[こい] 悪戯[いたずら] 戯[ざ]れ事[ごと] 戯[たわ]け者[もの] 戯[じゃ] **ぎ[伎]** 伎 伎 伎 伎 演技。また、そのわざやうでまえ。 ギ 伎楽[ぎがく] 伎芸[ぎげい] 歌舞伎[かぶき] **ぎ[誼]** 誼 誼 誼 誼 したしみ。 ギ 厚誼[こうぎ], 友誼[ゆうぎ], よしみ 昔の誼[よしみ] **ぎ【技/義/儀/議】** 图漢字項目を見よ。 **ギア** 医歯車。また、自動車などの変速装置。ギヤ。gear **きあい【気合い】** 图①精神を集中してやろうとするときの、気持ちの勢い。また、そのときのかけ声。「―をかける」 ②しかりつけて、はげます。類活[かつ]を入れる **きあけ【忌明け】** 图↓「いみあけ」 **きあつ【気圧】** 图周語①〈名〉大気の圧力。一般に、高いところほど減少する。「―配置」「―計」 ①〈造語〉気圧の単位。一気圧は、水銀柱七六〇ミリメートルの圧力で、一〇一三ヘクトパスカル。 **きあつのたに【気圧の谷】** 图天気図で、高気圧にはさまれた気圧の低い部分。谷のように細長くのびて、この谷の東側は天気が悪い。 **きあわせる【来合わせる】** 下口ちょうど来て出会う。たまたまその場所にやってきて、人や事件などに出あう。「蜃気楼[しんきろう]が出たところに―」 **きあん【起案】** 图凸もとになる文案をつくること。起草。「条文を―する」 **ぎあん【議案】** 图会議にかけて話しあおうとする問題。「―を提出する」かぞえ方 件[けん] **きい【奇異】** 图形動ふつうとはようすが変わっていること。ふしぎなこと。「―の念をいだく」圏奇妙[きみょう] **きい【忌諱】** 图「忍」→「きき」 **きい【紀×伊】** 图旧国名。今の和歌山県と三重県の南部。南海道の一国。紀の国。紀州[きしゅう]。「―水道」 **キー** ①かぎ。「車の―」 ②ピアノ・タイプライター・コンピュータなどで、指でたたくところ。鍵[けん]。「―ボード」 ③音楽などの高低の調子。音調。「―が高い」 ④重要な手がかり。「ーワード」 ⑤中心。「ーマン」 | key **きいたふう【利いた風】** 形動気どって知ったかぶりをするようす。なまいき。「―な口をきくな」 **きいちご【木苺】** 图バラ科の落葉小低木。白い花をつけ、果実は黄や赤で、食用にする。 **きいつ【帰一】** 图「スと分かれているものが、最後は一つのところに行きつくこと。「―するところは同じだ」 **キーツ** 色一七九五一一八二一年。イギリスの詩人。ロマン主義を代表する、絵画的な作品を残し、日本の詩人にも影響をおよぼした。代表作「エンディミオン」「ギリシャの壷[つぼ]によせて」。|John Keats **きいっぽん【生一本】** 形動①〈名〉まじりけのないこと。純粋[じゅんすい]。また、そのもの。「灘[なだ]の―」▽多く、日本酒をいう。 ①〈名・形動〉思いこんだら、まっすぐ打ちこんでいくこと。「―な性格の男」 **きいと【生糸】** 图蚕[かいこ]のまゆからとったままの、練っていない糸。⇔練り糸 **キーパー** 图守る人。管理人。また、「ゴールキーパ」の略。「ハウスー」-keeper **キーパンチャー** キーを打って、コンピュータ入力用のカードやテープに穴をあける仕事をする人。パンチャー。| keypuncher **キープ** 图①保つこと。確保すること。とくに、球技でボールを敵にわたさないで保持すること。「―力がある選手」| keep ②ポピュラー音楽で、ピアノなどの鍵盤楽器。一keyboard **キーポイント** 困問題を解決するための重要な手がかり。要点。key と point から。和 **キーボード** 图①タイプライターやコンピュータの鍵盤。また、ポピュラー音楽で、ピアノなどの鍵盤楽器。一keyboard **キーホルダー** 图かぎをなくさないようにまとめておく器具。▽ key と holder から。和 **きいろ【黄色】** 图三原色の一つ。黄の色。き。きい。イエロー。 **きいろい【黄色い】** 囲黄色をしている。「―レモン」「くちばしがー」 **黄色い声** 若い女性や子供が出すかん高い声。「―で応援する」 <297> **キーワード** 图①問題解決や理解の手がかりとなる重要な語句。 ②情報を検索[けんさく]するときに手がかりとなることば。| key word **きいん【起因】** 图[―ス]と何かが起こるもと。直接の原因。「大事故も小さなミスに―する」 **ぎいん【議員】** 图国会や地方議会などを構成し、議決する権利をもつ人。「県会―」「衆議院―」 **ぎいん【議院】** 图国会。衆議院と参議院。 **きいんせいどう【気韻生動】** 四漢書や絵などのおもむきが、生き生きとして躍動[やくどう]的であるようす。 **ぎいんないかくせい【議院内閣制】** 图内閣が議会の支持によって成り立つ政治のしくみ。内閣は議会の多数党によって組織され、行政上の責任を議会とともに負う。イギリスで生まれ、日本もこの制度をとっている。 **キウイフルーツ** 图マタタビ科のつる性植物。実は食用。南中国原産で、ニュージーランドの特産。▽実の形がニュージーランドにすむ鳥のキウイに似ていることから。「kiwi fruit **きうけ【気受け】** 图その人に対して他人がもつ感情。世間[せけん]の評判。「―がいい」 **きうそうだい【気宇壮大】** 回漢ものの考えかたや気がまえが、非常に大きく広いこと。「―な計画」 **きうつ【気鬱】** 形動気分が晴れないこと。気がふさぐこと。類憂鬱[ゆううつ] **きうつり【気移り】** 图忍心が一つのことに集中せず、他に移りやすいこと。 **きうん日【気運】** 图しぜんにそうなっていきそうなようす。世のなりゆき。時運。時勢。「政治改革の―が高まる」 **目【機運】** 图だんだんとそうなっていくころあい。ときのめぐり。「―が熟する」 **きえ【帰依】** 图仏を信じ、その教えに従い、たよること。神についてもいう。「信心―」 **きえい【気鋭】** 形動意気が盛[さか]んで、だれにも負けない気持ち。「新進―」 **きえいる【消え入る】** 国①消えてなくなる。だんだん消えていく。「―ような声」▽もと、気を失う、息が絶えるという意味でも使われた。 **きえうせる【消え失せる】** 下すっかり消えてなくなる。「けむりのように―」 **きえつ【喜悦】** 图函喜ぶこと。よろこび。「―満面」「―してむかえる」 **きえる【消える】** 下□◎見えていたものがしぜんに見えなくなったり、聞こえていたものが聞こえなくなったりする。「人影[ひと]が―」「話し声が―」 ②火やガスなどが熱や光を失う。「街灯が―」 ③雪や露[つゆ]などが、とけたりかわいたりしてなくなる。「山の雪が―」 ④心の中で感じていたものがなくなる。「いかりが―」 **きえん【気炎・気×焰】** 图燃えあがるような盛[さか]んな気持ち。「―をあげる」「V―万丈」 **きえん□【奇縁】** 图ふしぎな縁。思いがけないめぐりあわせ。「合縁[あいえん]――」 **目【機縁】** 图ものごとの起こるきっかけ。「知りあう―となる」 **ぎえんきん【義援金・義×捐金】** 图災難や不幸にあった人を助けるための寄付金。▽「義損金」は誤り。 **きえんさん【希塩酸】** 图塩酸を水でうすめたもの。消毒剤[しょうどくざい]などに使う。 **きえんばんじょう【気炎万丈】** 四漢非常に意気盛[さか]んなこと。 **きおい【気負い】** 图自分こそはと、意気ごむこと。いさみたつ。「気負った文章」▽「競[きお]う(=はりあう)」から出たことば。 **きおくれ【気後れ】** 图「何かをしようとするときに、気がかりなことがあったり、自信がなかったりして、気がひるむこと。▽「気遅れ」は誤り。 **キオスク** 国駅などにある、新聞や雑誌の売店。とくに、鉄道弘済会の売店。キヨスク。▽もとトルコ語・ペルシア語で、あずまやという意味。|kiosk **きおち【気落ち】** 图「ご期待[きたい]で張りつめていた気持ちがゆるんで、がっかりすること。失望すること。「試合に負けて―する」圏落胆[らくたん] > 「つかいわけ」→「拍子抜[ひょうしぬ]け」を見よ。 **きおも【気重】** 形動①気分が晴れず、しずんでいるようす。 ②相場で、活気のないこと。 **きおん【気温】** 图大気の温度。ふつう、地上一・五メートルの高さで測った温度。 **ぎおん【擬音】** 图実際の音に似せてつくった、人工の音。劇や放送などで使う。「―効果」 **ぎおん【×祇園】** 图⊕京都八坂神社。また、その付近の地名。 ②祇園会(=八坂神社の祭礼)。 ③祇園精舎。昔、インドにあった、釈迦が説法[せっぽう]らした寺。▼「祇園」は誤り。 **ぎおんご【擬音語】** 图自然の音を人間が区別できる声でとらえたことば。「イヌがワンワン鳴く」「ゴトッとした」など。類擬声語 **きか【机下】** 图手紙で、あて名の左下にそえ書きして、相手に敬意をあらわすことば。類侍史[じし] **きか【気化】** 图函液体や固体が、気体に変わること。類蒸発 **きか【奇禍】** 图思いがけない災難。「―にあう」 **きおうしょう【既往症】** 图以前かかったことのある病気。▽「既往」は、過去のこと。 **きおく【記憶】** 图「ご経験や学習したことを忘れずに、心にとどめておくこと。また、心にとどめられたこと。ものおぼえ。「―力」 **きか【帰化】** 图本人の意志でよその国の国籍[こくせき]をえて、その国民となること。「日本に―する」 ②よその国に運ばれた生物が、その土地に根を下ろして繁殖[はんしょく]すること。「―植物」 **きか【貴下】** 代名二人称単数。おもに対等の男性どうしで手紙文に使う、改まった言い方。「―のお手紙拝見いたしました」「類貴君[きくん]・貴兄[きけい]・貴殿[きでん] **きか【幾何】** 图「幾何学」 <298> **きか【×麾下】** 图①指揮下にあること。また、指揮下の者。「将軍―の精鋭[せいえい]部隊」「―にはいる」▽「麾」は、旗のこと。 **きが【飢餓】** 图食べものがなくて、飢えること。うえ。「―に苦しむ」「―地獄[じごく]」 **きが【起臥】** 图「凸起きることと、ねること。 ②毎日の暮らし。起居。「―を共にする」 **ぎが【戯画】** 图①たわむれにかいた絵。風刺[ふうし]いをふくんだ、こっけいな絵。「鳥獣[ちょうじゅう]―」 ②不都合[ふつごう]で望ましくないようす。きっかい。「―な言動」「一千万[いっせんまん]」顯奇々怪々 **きかい日【器械】** 函しかけのある道具。器具。「医療[いりょう]―」「光学―」「―体操」 **【機械】** 图動力によって作業をする、複雑なしくみの装置。「―工業」「精密―」「一的」 **きかい【機会】** 图何かをするのにちょうどいいおり。チャンス。「絶好の―をのがす」麵時機 **きがい【危害】** 图人の生命をおびやかしたり、からだを傷つけたりするような害。「―を加える」 **きがい【気概】** 图困難にくじけない強い意志。「―のある人」「―を見せる」園 気骨 ▽「気慨」は誤り。 **ぎかい【議会】** 图国民によって選ばれた議員が、国や地方の政治について議論し、決定する機関。とくに、国会をいう。「―政治」 **きかいか【機械化】** 图生産・労働などで、人間のしていた仕事を、機械を使っておこなうこと。「農作業のー」 **きかいきんとう【機会均等】** 四漢だれもが平等に活動する場をあたえられていること。「教育の―」 **きかいたいそう【器械体操】** 图鉄棒・鞍馬・つり輪・平行棒・平均台などの器具を使っておこなう体操。「機械体操」は誤り。 **きかいてき【機械的】** 形動機械のように、きめられたとおりに型にはまった動きをするようす。深く考えず、また感覚をはたらかさないようす。「―に処理する」 **きがえ【着替え】** 图衣服を着かえること。また、着かえるための衣服。 **きかえる【着替える】** 下□いままで着ていた衣服をぬいで、ほかの衣服ととりかえる。きがえる。「ふだん着[ぎ]に―」 **きか(奇貨)居[お]くべし** めずらしいものだから、むりをしてでも今買っておけば、将来必ず利益を生むだろう。えがたいチャンスはのがしてはならないということ。▽中国、「史記」から。 **きかがく【幾何学】** 图図形や空間の性質を研究する学問。幾何。→代数学 **幾何学に王道なし** 学問の世界には王様用の特別な道はない、つまり俗世間の権威[けんい]は通用しない。▽古代ギリシャの数学者ユークリッドのことば。 **きかく【企画】** 图「スと新しい仕事やもよおしなどをはじめるための具体的な計画を立てること。また、その計画。「―会議」圏企[くわだ]て > 「つかいわけ」→「計画」を見よ。 **きかく【規格】** 图品物の形や寸法などについてのきまり。標準。「―に合う製品」「ジスー」「ジャスー」 **きかく【其角】** ↓「えのもときかく」 **きがる【気軽】** 形動こだわりを感じないで、あっさりと行動するようす。きらく。「―に仕事をひきうける」 **ぎがく【器楽】** 图楽器を使って演奏する音楽。「―合奏」「―曲」⇔声楽 **ぎがく【×伎楽】** 图仮面をつけ、音楽に合わせて演じる劇。七世紀ごろ百済[くだら]から伝わり、奈良時代にもっとも栄えた。 **きかげき【喜歌劇】** 图せりふがはいり、こっけい味のある軽い歌劇。オペレッタ。 **きがさなり【季重なり】** 国画俳諧[はいかい]で、一句の中に季語が二つ以上あること。主題がぼやけるので、ふつうはきらう。 **きかざる【着飾る】** 国美しい衣服を着て身をかざる。人目をひくようにはなやかによそおう。「着飾って出かける」「―な集まり」 **きかしょくぶつ【帰化植物】** 图外来の植物がその土地に根づき、しぜんに繁殖したもの。セイタカアワダチソウなど。 **きかじん【帰化人】** 图自分の意志で他の国の国籍[こくせき]をえ、その国民となった人。 **きかす【利かす/聞かす】** 国▽「きかせる」 **きかせる【利かせる】** 下□じゅうぶんにはたらかせる。きかす。「機転を―」「塩を―」 **きかせる【聞かせる】** 下□●聞くようにする。わからせる。「よく話して―」 ②聞こえるようにする。「父に聞かせてはまずい」 ③耳をかたむけさせる。聞く価値がある。「なかなか―声だね」「きかす」とも。 **きがた【木型】** 图鋳型[いがた]をつくるもとになる木の型。また、帽子やくつをつくる木の型。 **きがかり【気掛かり・気懸かり】** 形動気にかかる心配なこと。「母の病気が―だ」圏懸念 **きかつ【飢渇】** 图うえと、かわき。食べものも飲みものもないこと。「けかつ」とも。 **きがね【気兼ね】** 图忍人に対して気をつかうこと。遠慮[えんりょ]。「となり近所に―する」 **きかねつ【気化熱】** 图液体または固体が、気体になるのに必要な熱量。 **きがまえ【気構え】** 图何かをしようとしたり、待ちうけたりするときの心の準備。心構え。「―が違う」 **きかん【気管】** 图脊椎動物で、のどから肺に通じる呼吸用のくだ。「―支」♪図「ないぞう(内臓)」 **きかん【汽缶・汽罐】** 图蒸気を発生させるかま。ボイラー。 **きかん【季刊】** 图一年に四回、季節ごとに定期的に発行すること。また、発行した出版物。季刊誌。クオータリー。 **きかん【奇観】** 图変わったながめ。めったに見られない、めずらしい景色[けしき]。「天下のー」類奇勝 **きかん【既刊】** 图すでに刊行されていること。また、すでに刊行された出版物。↔未刊 <299> **きかん【帰還】** 图 宇宙や戦場から、母国や基地などに帰ること。「ベースキャンプにーする」 > つかいわけ 帰還・生還・帰省・帰国ほか > 「帰還」は、遠くはなれたところから基地などに帰ること。「宇宙から帰還する」。「生還」は、生命の危険があるところからぶじに生きて帰ること。「墜落事故から奇蹟的に生還する」。「帰省」「帰郷」は、ふるさとの親もとに帰ること。「盆休みに帰省する」。「帰国」は、外国から自分の国に帰ること。とくに、日本へ帰ることを「帰朝」という。「帰朝報告」。「復帰」は、もとの位置や状態にもどること。「けがが治りチームに復帰する」。 **きかん【帰館】** 图「スとやかたに帰ること。 ②[「ご帰館」の形で]自宅に帰ること。おおげさな言い方。「連日、深夜のごーだ」 **きかん【基幹】** 图中心となる、たいせつなもの。いちばんのおおもと。「会の―となる人」「一産業」 **きかん【期間】** 图あるときから、他のあるときまでのあいだ。「有効」 **きかん【旗艦】** 图艦隊の指揮をとる司令官の乗っている軍艦。 **きかん【器官】** 图体内にあって、生きていくために必要[ひつよう]なはたらきをたえずしているもの。心臓・胃など。「消化―」「呼吸―」 **きかん【機関】** 图日火力・水力・電力などのエネルギーを、機械を動かすエネルギーに変える装置。エンジン。「―停止」 ②ある活動をするためにつくられた組織。「情報―」「金融―」 **きかん【×亀鑑】** 图てほん。かがみ。行動や判断の基準となるもの。 **きがん【奇岩】** 图変わった形をしためずらしい岩。「一怪石[かいせき]」 **きがん【祈願】** 图神仏などに願いがかなうよう、いのること。「合格を―する」「祈念[きねん] **きがん【帰×雁】** 图春が来て、南から寒い北国へ帰っていくガン。 **ぎかん【技官】** 图学術・技芸関係の専門的な仕事をする国家公務員。「農林―」「厚生―」 **ぎがん【義眼】** 图病気や事故などで目をなくした人が、代わりに入れる人工の眼球。人造の目。 **きかんき【利かん気】** 形動勝ち気で、人の言いなりになったり負けたりすることをきらう性質。負けん気。▽「きかぬき」の変化した形。 **きかんさんぎょう【基幹産業】** 图その国の根本を支える重要な産業。電力・石油・鉄鋼など。 **きかんし【気管支】** 图気管から左右二つに分かれて肺にはいるくだ。「―炎[えん]」 **きかんし【機関紙】** 图団体などが、その活動内容の報告や宣伝などのために発行する新聞。▽雑誌の場合は「機関誌」と書く。 **きかんしゃ【機関車】** 图電気・重油・蒸気などのエネルギーにより、客車・貨車を引っぱる鉄道車両。 **きかんじゅう【機関銃】** 图引き金をひけば自動的に連続発射できる銃。機銃。マシンガン。「―を乱射する」 **きかんぼう【利かん坊】** 图人にゆずったり負けたりするのがきらいな、わんぱくで元気な子供。きかんぼ。▽「きかんき」の子供の意味。 **きき【危機】** 图あぶない状態。右するか左するかが浮来を決定するような分岐点。「絶体絶命の―に見まわれる」「―管理」「―一髪」 **きき【鬼気】** 图ぞっとするようなすごみのある、気味悪い感じ。「―せまる場面」 **きき【記紀】** 图「古事記」と「日本書紀」をまとめた呼び方。▽「きぎ」とは読まない。また、古事記と日本書紀に採録されている古代歌謡[かよう]』を、「記紀歌謡」という。 **きき【機器・器機】** 图機械・器械・器具のまとめた呼び方。「OA―」 **きき【利き】** 图①きくこと。はたらき。「左―」 **きき【効き】** 图ききめ。効能。「薬の―がいい」 **きき【忌諱】** 图ズといみはばかること。君主のいかり。「―にふれる」▽「きい」は慣用読み。 **きき【×嬉×嬉・喜喜】** 形動喜びたのしがるようす。楽しそうに遊ぶようす。「―として波とたわむれる」 **きぎ【機宜】** 图その機会にちょうど適しているやりかた。「―をえた処理」圈時宜 **ぎぎ【疑義】** 图意味や内容にある疑わしい点。また、疑わしいとする主張。「―をただす」「―をさしはさむ」 **ききいっぱつ【危機一髪】** 四漢髪の毛一本ほどのわずかなちがいで、たいへんなことになるような危険な状態。あぶないせとぎわ。「―のところで助かった」類間一髪[かんいっぱつ] ▽「危機一発」は誤り。 **ききいる【聞き入る】** 国①身を入れて熱心に聞く。一心になって聞く。「先生の話にー」 **ききいれる【聞き入れる】** 下□相手の要求や願いを聞いて承知する。承諾[しょうだく]する。「彼のたのみを―」 **ききうで【利き腕】** 图何かをするときによく使うほうのうで。よくきくうで。ききて。 **ききおく【聞き置く】** 国相手の言い分や要求を聞くだけで、自分の考えなどは示さないままにする。「話を―にとどめる」▽返事は保留する。 **ききおさめ【聞き納め】** 图それが最後で、二度と聞けないこと。「ことしの―となるコンサート」 **ききおとす【聞き落とす】** 国うっかり聞きもらす。聞かないでしまう。「話の一部を―」 **ききおぼえ【聞き覚え】** 图前に聞いた覚えがあること。また、耳で聞いて覚えること。「―のある音楽」 **ききおよぶ【聞き及ぶ】** 国人から伝え聞く。以前から耳にはいっている。「―かぎりそんな事実はない」「お聞きおよびのこととは存じますが」 **ききかえす【聞き返す】** 国相手のことばを不明として、もう一度聞く。 <300> **ききがき【聞き書き】** 图人から聞いたことを書きとめること。また、その書きとめたもの。 **ききかじる【聞き×齧る】** 国ものごとの一部分、または表面だけを聞いて知っている。「スコラ哲学を聞きかじったことがある」▽名詞形では「聞きかじりの知識」などと使う。 **ききかた【聞き方】** 图①聞く方法や態度。「―が悪い」 ②おもに人の話を聞くだけの立場の人。聞き手。「―にまわる」 **ききぐるしい【聞き苦しい】** 囲①聞いていて不快[ふかい]だ。聞くにたえない。「人の悪口はー」 ②聞きとりにくい。「おー点はお許しください」願聞きにくい **ききごたえ【聞き、応え】** 图聞いて充足感のあること。「―のある講義」 **ききこみ【聞き込み】** 图刑事などが事件の手がかりをつかむため、関係のありそうな人からようすを聞いてまわること。「―捜査」 **ききこむ【聞き込む】** 国①求めている少ない情報をたまたま耳にする。「彼が現場近くにいたと―」 **ききざけ【利き酒・聞き酒】** 图酒を口に少量ふくんで、味のよしあしや産地などを判断すること。 **ききじょうず【聞き上手】** 图形動うまく受け答えして、相手にじゅうぶん話させること。また、その人。⇔聞き下手[べた] **ききすごす【聞き過ごす】** 国だいじなことを聞いても心にとめず、記憶に残さない。願聞き流す **ききずて【聞き捨て】** 图聞いてもとりあげないで、そのままにしておくこと。ききすて。「―ならない事実」▽多く、下に打消の語をともなう。 **ききすてる【聞き捨てる】** 下口聞いても気にとめずそのままにしておく。聞いても心にとめない。 **ききそこなう【聞き損なう】** 国①聞く機会をのがす。聞くべきことを聞かないでしまう。「ぼんやりしていて―」 ②まちがって聞く。類聞き誤る **ききただす【聞き。質す・×訊き×糺す】** 国疑問点を質問して、答えの内容や事実などをはっきりさせようとする。問いただす。「事実を―」 **ききちがい【聞き違い】** 图聞き手が内容をちがえて聞いてしまうこと。ききあやまり。ききちがえ。 **ききつける【聞き付ける】** 下□●偶然[ぐうぜん]伝え聞いて知る。「事件のうわさを聞き付けて人が集まる」 ②聞きなれる。いつも聞いている。「日ごろ聞き付けた声」 **ききづたえ【聞き伝え】** 图人づてに伝えきくこと。また、その話。伝聞。ききつたえ。 **ききづらい【聞き。辛い】** 囲⊕聞きとりにくい。「声が小さくて―」 ②聞くにたえない。「悪口は―」 **ききて【利き手】** 图↓「ききうで」 **ききて【聞き手・聴き手】** 图①人の話などを聞くほうの立場の人。「もっぱらーにまわる」邇聞き役 ☆話し手・読み手 ②うでまえのすぐれた人。うできき。 **ききとがめる【聞き×咎める】** 下□人の話を聞いて変だなと思うところを、問いただしたり、非難したりする。「なにげない一言[ひとこと]ごとを―」 **ききどころ【聞き所】** 图聞く価値のあるところ。 **ききとどける【聞き届ける】** 下二目下[めした]の相手の願いや申し出を聞いて、承知して許す。「彼の望みを―」類聞き入れる **ききとり【聞き取り】** 图①事情を聞くこと。「―調査」 査 ②外国語を聞いて理解すること。ヒアリング。 **ききとる【聞き取る】** 国相手の声をはっきりと聞く。「聞き取りにくい発音」 **ききなおす【聞き直す】** 国真意を確かめるために、改めて聞く。圏聞き返す **ききながす【聞き流す】** 国聞くだけで心にとめない。聞いても心に特別にとがめだてしない。聞きすてる。「悪口をやなぎに風と―」「腹は立ったが聞き流した」▽類義語「聞き過ごす」は、うっかりしていて聞いても心にとめないという意味。 **ききにくい【聞き、難い】** 圏①よく聞こえない。聞きとれない。「まわりがうるさくて―」 ②うまくは質問できない。「個人的なことは―」 ③聞くと不愉快[ふゆかい]。「悪口は―」 **ききふるす【聞き古す】** 国何回も聞いて、もはやめずらしくなくなる。「聞き古した話」 **ききべた【聞き下手】** 形動受け答えがまずくて、相手から話をひき出せないこと。また、その人。↔聞き上手[じょうず] **ききほれる【聞き惚れる】** 下心をうばわれて聞きいる。うっとりとして一心に聞く。「名演奏に―」 **ききみみ(聞き耳)を立てる** よく聞こうとして注意力を集中する。 **ききめ【利き目】** 图ものを見るとき、主体になるほうの目。▽右か左かは人によって異なる。 **ききめ【効き目・利き目】** 图効いたしるし。よい効果。「薬の―があらわれる」圏効能 **ききもの【聞き物】** 图聞く価値のあるもの。 **ききもらす【聞き漏らす・聞き×洩らす】** 国聞いておくべきことを、不注意などで聞かないままにしてしまう。聞きおとす。「うっかりしていて―」 **ききやく【聞き役】** 图人の言うことを聞くほうの立場。圏聞き手 **ききゃく【棄却】** 图「すてて用いないこと。とりあげないこと。「権利の―」「要求を―する」 ②裁判所が、申し立てを受けつけないこと。「控訴[こうそ]―」園却下[きゃっか] > 「つかいわけ」→「投棄[とうき]」を見よ。 **ききゅう【危急】** 图 危険が目の前にさしせまっている <301> ききゅう【気球】[图]熱した空気や空気より軽い水素・ヘリウムなどの気体をつめて、空中にあげる球形のふくろ。広告や観測用。軽気球。 **ききゅう【希求・×冀求】** [图]函望み、願いもとめること。「ひたすら平和を―する」 **ききゅうそんぼう【危急存亡】** [四漢]生きのびるか、ほろびさるかのせとぎわ。「まさに―の秋とき」こと。「―存亡」 **ききょ【起居】** [图]「立つことと座ること。たちいふるまい。「―動作を監視ぃんされる」 ②ふだんのようす。日常生活。「―を共にする」 **ききよい【聞きよい】** [囲]のききとりやすい。「はっきり話すのでー」 ②聞いていて気持ちがいい。「――音色」「―ほめことば」聞きづらい・聞きにくい **ききよう【聞き様】** [图]ききかた。たずねるときの態度。「ものには―がある」 **ききょう【奇矯】** [图形]動風変わりなようす。とっぴな言行をするようす。「―なふるまい」「類奇抜だっ **ききょう【帰京】** [图]都みやこへ帰ること。 ]都みやこへ帰ること。現在は、東京にもどることをいう。「本日ーの予定です」 **ききょう【帰郷】** [图] 「スルふるさとに帰ること。類帰省⇔出郷・離郷 >「つかいわけ」→「帰還さん」を見よ。 **ききょう【×桔梗】** [图]秋の七草の一つ。キキョウ科の多年草。山野に生え、夏から秋に、青むらさきや白のつりがね形の花をつける。→図「あきのななくさ」 **きぎょう【企業】** [图]ものをつくり、営業する目的で事業をおこなう、会社などの組織。「中小—対策」 **きぎょうごうどう【企業合同】** [图]↓「トラスト」 **ぎきょうしん【義×俠心】** [图]強い者をくじき、弱い者を助けようとする心。おとこぎ。類任俠ひ **ぎきょうだい【義兄弟】** [图]たがいの心意気に感じて約束を交わし、きょうだいのような関係になった人。「―のちぎりを結ぶ」 @夫や妻のきょうだい。義理のきょうだい。 **きぎょうれんけい【企業連携】** [图]↓「コンツェルン」 **きぎょうれんごう【企業連合】** [图]↓「カルテル」 **ぎきょく【戯曲】** [图]劇が上演できるような形で書かれた文学作品。ドラマ。「シェークスピアのー」 **ききょらい【帰去来】** [图]官職を辞めて、故郷へ帰るためにその地を去ること。▽「帰りなんいざ」と訓読して、「さあ、帰ろう」という意味。中国、陶淵明愁めぃの「帰去来辞ききよらいの」から。 **ききわける【聞き分ける】** [下]□◎音や内容を聞いて、そのちがいを区別する。「声の高さを―」 ②子供などが注意されたことの意味をじゅうぶんに理解する。聞いてなっとくし、それに従う。「親の言うことを―」類得心する **ききわすれる【聞き忘れる】** [下]□●聞くべきことを忘れて、たずねないでしまう。「住所を―」 ②聞いた内容を忘れる。 **ききん【基金】** [图]かねをもうける目的ではない事業や社会的活動をおこなうための元手になるかね。また、それによって活動する財団。「国際文化交流―」 **ききん【飢饉】** [图]①農作物のできが悪く、食物がたりなくなること。「―に見まわれる」 ②生きていくのに欠かせないものがたりなくなること。「水ー」 **ききんぞく【貴金属】** [图]産出量が少なく、酸化などの化学変化を起こしにくい貴重な金属。金・銀・白金鶏など。卑金属んぞく **きく [菊]** +・8画 全11画 菊菊菊菊 キク科の多年草。秋に白・黄・むらさきなどの花が咲きく。「六日の菖蒲ぁゃぁ十日ぉの―」 キク 菊人形感ぎよう菊花きっ春菊灣白菊野菊 **きく[鞠]** 革・8画 全17画 鞠鞠鞠鞠 遊びに使うまり。②やしないそだてる。③問いつめて調べる。 キク 鞠問悲蹴鞠;②鞠育③鞠訊 まり 鞠まりつき **きく日【効く】** [国]何かしただけの効果がある。ききめがあらわれる。「薬がよく―(←薬効)」「宣伝きくが―」 **【利く】** [国]ある部分の能力がすぐれていて、よくはたらく。「気が―」「機転が―」「融通が―」「右手が―」「鼻が―」「目が―」「パンチがー」 ②できる。「見晴らしが―」「とりかえが―」「むりが―」「せんたくが―」「修理が―」 ③『口を利く」の形で」ものをいう。また、あいだに立って話をとりもつ。 ④有効である。「顔が―」「保険が―」 **□【聞く】** [国]音や声を耳の感覚でとらえる。「―ともなく雨音を―」「風のたよりにうわさを―」 ②聞いて内容を理解する。また、相手の要求や忠告・命令などに従う。「うったえを―」「親の言いつけを―」「―耳をもたない(=聞こうとしない)」 ③知りたいことをたずねる。わからないことを質問する。「道順を―」「事情を―」「手紙で都合のを―」▽「訊く」とも書く。 ④味やかおりのよしあしをためしてみる。「香を―」「酒を―」▽酒については「利く」とも書く。 聞いて極楽見て地獄~ 安楽・快適だと話に聞いたのと実際に見たのとでは、あまりにも大きなちがいがある。 聞きしに勝る 評判として聞いていた以上に程度がはなはだしい「―一人物だ」 聞くは一時の恥と聞かぬは末代の恥知らな いことを他人にたずねるのは、そのときだけのはじですむが、聞かずに知らないままでいると、一生のはじになる。 **目【聴く】** [国]自分からすすんで、注意したり関心をもったりしてきく。「講義を―(←聴講ぅ)」「聞き ・きく き <302> **きく[聞く]** [動]「―」は「聞き入れる」というかたむきが強い。複合語の場合は「聞く」を用いることが多い。たとえば「聞きかじる」「聞き手」「立ち聞き」など。 **きぐ[器具]** [名]簡単なつくりの器械や道具。「電気―」「ガス―」 **きぐ[機具]** [名]機械や器具類をまとめた呼び方。「農―」 **きぐ[危惧]** [名][-スル]うまくいくのではないかと、心配しおそれること。「―の念をいだく」 **きぐう[奇遇]** [名]思いがけず出あうこと。「旅行さきで会うとは―だ」 **きぐう[寄寓]** [名]他家に同居すること。また、仮の住まい。「おじの家に―する」 **ぎくしゃく** [副][-スル]動作や関係がなめらかでないようす。ぎこちないようす。「二人の関係が―する」 **きくじゅんじょう[規矩準縄]** [名]ものごとの規準となるもの。てほん。やかましい規則。「―に従う」▽「規」はコンパス、「矩」はものさし、「準」は水平を定める器具、「縄」はすみなわ。 **きくする[掬する]** [動]事情などをくみとる。推察する。両手で水をすくうという意味から。 **きくずれ[着崩れ]** [名]着付けをした着物の形がくずれること。「おどったのでーする」 **きぐち[木口]** [名]①建築用の材木の種類・性質・等級。「―がいい」 ②木材の切り口。こぐち。③手さげなどの口につけた木製の取っ手。 **きくちかん[菊池寛]** [人]一八八八-一九四八年。大正・昭和期の小説家・劇作家。香川県生まれ。「文芸春秋」の発刊や芥川賞・直木賞などを設定する。小説に「忠直卿行状談」「真珠夫人」「恩讐の彼方に」、戯曲に「屋上の狂人」「父帰る」など。 **きくならく[聞くならく]** [副]聞くところによれば。▽漢文の「聞道」「聞説」の訓読から出たことば。[文]文章語。 **きくにんぎょう[菊人形]** [名]物語や劇の一場面をキクの花をとりあわせて人形につくった見せもの。 **きくのせっく[菊の節句]** [名]五節句の一つ。陰暦九月九日の重陽の節句。 **きくばり[気配り]** [名][-スル]あちこちに広く、細かく気をつかうこと。「―がたりない」[類]心配り・配慮 **きくばん[菊判]** [名]①印刷用紙の旧規格寸法の一つ。九三九㍉×六三六㍉に。②書物の判型の一つ。二一八㍉×一五二㍉。A5判よりやや大きい。 **きくびより[菊日和]** [名]秋、キクの花が咲くころのいい天気。 **きぐみ[気組み]** [名]こころがまえ。積極的な意気ごみ。 **きぐらい[気位]** [名]自分はすぐれた者の仲間なのだと思い、その地位にふさわしく行動しようとする気持ち。自尊心。「あの人は―が高い」 **きくらげ[木耳]** [名]クワやニワトコに生える寒天質のきのこ。人の耳に似た形で、茶褐色。食用。 **ぎくりと** [副]思いあたることを示されて、強くおどろきおそれるようす。どきっと。「まちがいを指摘されて―する」 **きぐろう[気苦労]** [名]いろいろと心をつかい、精神的に苦労すること。「―が絶えない」[類]心労 **きくん[貴君]** [代]二人称単数。男性が、対等以下の男性に対して、おもに手紙で使う、敬った言い方。「―の精進をいのる」[類]貴下・貴兄・貴殿▽「きみ」よりていねいなことば。 **ぎくん[義訓]** [名]「万葉集」に、「漢字をきけん【危険】」によって読む用字法。一般的な「冬(ふゆ)」「霰(あられ)」に対して「寒」「丸雪」を「ふゆ」「あられ」とよむ類。 **ぎくん[戯訓]** [名]「万葉集」などで、漢字をことば遊びにした用字法。「山上復有山(=山上に復た山有り)」を「出づ」に、「十六」を「しし」に当てるなど。[名]戯書[ぎしょ]。 **きけい[奇形・畸形]** [名]動植物で、ふつうとちがった、不完全な形をしているもの。 **きけい[奇計]** [名]ふつうでは考えつかないような、たくみな計略。「―を用いる」[類]奇策 **きけい[詭計]** [名]他人をだますためのはかりごと。ペテン。「―をめぐらす」[類]詭策[きさく] **きけい[貴兄]** [代]二人称単数。おもに、対等に近い男性どうしで手紙文で使う、改まった言い方。「―のご発展をおいのりいたします」[類]貴下・貴君・貴殿 **ぎけい[義兄]** [名]義理の兄。夫や妻の兄。また、姉の夫。[対]実兄 **ぎげい[技芸]** [名]美術・工芸など、芸術に関する技術。 **ぎげい[伎芸]** [名]歌舞・音曲など、芸能に関するわざ。 **きげき[喜劇]** [名]①こっけいな明るい演劇。コメディ。「―俳優」 ②思わず笑ってしまうような、こっけいな出来事。[対]悲劇 **きけつ[既決]** [名][-スル]すでにきまっていること。「―事項」「―囚」[対]未決 **きけつ[帰結]** [名][-スル]ものごとが最後にたどりつくとこ ろ。また、たどりついた結論や結果。「当然の結論にーする」 **ぎけつ[議決]** [名]会議によってきめること。また、きまったこと。「国会で―する」 **きけもの[利け者]** [名]するどくすぐれたはたらき手で、目立つ者。先見の明のある、りこう者。きれもの。 **きけん[危険]** [名]あぶないこと。こわしたり人を傷つけたりしかねないこと。「―をさける」「―信号」[対]安全 **きけん[棄権]** [名][-スル]権利を捨てて使わないこと。「選挙は―しないこと」 <303> きけん【貴顕】[图]身分が高く名声のあること。また、地位や名声のある人。「内外の―」「―紳士」 **きげん【紀元】** [图]歴史上で年数を数えるもとになる年。現在、国際的にはキリストが誕生したとされた年を元年とする西暦が広く用いられている。「―前(=B.C.)」「一後(=A.D.)」 **きげん【起源・起原】** [图]ものごとの起こり。はじまり。「人類の―を探る」 **きげん【期限】** [图]前もってきめられ、そこまでと限られている時期。「提出―を守る」 >つかいわけ 期日・期限 「期日」は、きめられた日そのものをいう。「約束の期日」。「期限」は、その日までと定められた期間。「有効期限」。 **きげん【機嫌】** [图形]動①〈名〉人の心の状態。気分。「―をそこなう」▽「気嫌」は誤り。 ①〈形動〉→「ごきげん」 機嫌を取る 相手の気に入るようにする。 **きげんきこう【奇言奇行】** [四漢]ふつうの人とちがうことを言ったり、変わったことをしたりすること。「彼の―になやまされる」 **きげんせつ 【紀元節】** [图]一八七二年に制定された祝日。二月一一日。「日本書紀」で、神武天皇即位の日にあたることから。▽第二次世界大戦後、廃止されたが、同じ日を一九六六年「建国記念の日」と制定した。 **きご【季語】** [国語]俳句や連歌で、春夏秋冬という季節をあらわすために詠ょみこむようにきめられたことば。季題。たとえば、芭蕉いようの「山路来て何やらゆかしすみれ草」では、「すみれ草」が「春」の季語。 **きこう【気候】** [图]ある地域の、長期間にわたる温度や天気などの状態を平均して見たもの。「温暖な―の土地」「―帯たい」 >つかいわけ 気候・気象 ともに日照・雨・雪・風・温度・湿度にっなどについていうが、「気候」は、その地域の長年にわたる平均の、一般的な状態をいう。「海洋性気候」。「気象」は、個々の地域の、ある時間の状態についていう。「気象情報」。 **きこう【奇行】** [图]ふつうとは変わったおこない。「―の多い人物」「―癖〈き」「奇言―」 **きこう【紀行】** [图]旅行中に見聞きしたことや感想などを書いた文章。旅行記。「―文」 **きこう【起工】** [图]工事を始めること。「―式」着工 完工 **きこう□【帰航】** [图]船や航空機が帰りの航路に就くこと。また、その航路。「本国に―する」出航 **きこう【帰港】** [图]と船が出発した港に帰ること。「母港に――する」→出港 **きこう□【寄航】** [图]と船や航空機が、途中ゅうの港や空港にたち寄ること。 **きこう【寄港】** [图] 航海中の船が、途中ゅうの港にたち寄ること。 **きこう【寄稿】** [图]』おもに依頼されて、雑誌や新聞などにのせるための原稿説を書きおくること。また、その原稿。「雑誌に―する」→投稿 **きこう【機構】** [图]会社などの組織を組みたてているしくみ。「流通―」「―改革」 ②機械内部の構造。しくみ。 **きごう【記号】** [图]あるきまった意味やことがらをあらわすしるし。広い意味では、文字・符号・信号などをまとめていうが、ふつう文字に対しての符号をさす。文字はきまったことばを書いて、読みかたと意味をもつが、記号はきまった読みかたをもたないことが>「つかいわけ」→「しるし」を見よ。 ある。「地図にある郵便局の―」「辞書の―一覧」 **きこう【揮毫】** [图]函じょうずな人が毛筆で、文字や書画を書くこと。「書家に―を依頼する」▽「毫」は、筆(の毛)のこと。 **ぎこう【技工】** [图]手で加工する技術。また、その技術をもった人。「歯科―士」 **ぎこう【技巧】** [图]技術のたくみなこと。とくに、芸術作品をたくみに制作する技術。くふう。テクニック。「―をこらす」「―にはしる」 **きこうし【貴公子】** [图]身分の高い家の、若い男子。また、気品のある男子。 **きこうぼん【希×覯本・×稀覯本】** [图]数が少なくめったに見られない本。珍本愍。▽「きかんぼん」と読むのは誤り。 **きこえ【聞こえ】** [图]①聞こえること。聞こえる程度。「左耳の―が悪い」 ②他の人が聞いた感じ。ひとぎき。「大学教授といえばーがいい」類 外聞 ③世間』でのうわさ。評判。「巨匠”の―が高い」「世の―」 **きこえよがし【聞こえよがし】** 当人がいるのに気づかないふりをして、わざと悪口などが聞こえるように言うこと。▽もと、「きこえよ(命令形)+かし(助詞)」で、聞こえるがいいという意味。 **きこえる【聞こえる】** [下]聞こうという意志がなくてもしぜんに耳に感じられる。「風の音が―」 ②聞いた人に意味を解釈いぐされる。「変に―かもしれないが」 ③広く知れわたる。有名である。「世間だに聞こえた名投手」「音に聞こえた」 古語《きこゆ》古語では「言ふ」をへりくだっていうことば。高貴な人に直接ものを言うのは失礼なことだったので、しぜんに相手に聞こえるようにするということから、「きこゆ」が申しあげるという意味になった。また、他の動詞の下に付き、補助動詞としても用いられた。「恋ひ聞こゆ(=お慕い申しあげる)」 きこう【気孔】[图]植物の葉などの表皮にある、呼吸したり水分を出し入れするための小さな穴。 きこえる <304> **きこく【帰国】**[名]外国から自分の国に帰ること。「―の途[ミチ]に就[ツ]く」[類]帰郷 ②故郷へ帰ること。[つかいわけ]→「帰還[キカン]」を見よ。 **ぎごく【疑獄】**[名]こみいっていて、有罪か無罪か判決しにくい事件。政治にからむ大がかりな不正事件。▽とくに大臣など、政府高官が関係している、複雑で大規模な贈収賄[ゾウシュウワイ]事件をいう。 **きこくしゅうしゅう【鬼哭啾啾】**[四漢]うかばれない亡霊がしくしくと泣くようす。「―として声もなし」 **せきごころ【気心】**[名]その人がもとからもっている考えかたや気質。きだて。「―の知れたあいだがら」 **きこしめす【聞こし召す】**[動]「酒を飲む」ことを、気どっていう言い方。「したたかに―」▽古語では「聞く」の尊敬語。また、「飲む」「食う」の尊敬語。この「召し上がる」という意味から。 **ぎこちない**[形]動作などがなめらかでないようす。ぎくしゃくしている。「話しかたが―」 **きこつ【気骨】**[名]自分の信念はどこまでもつらぬこうとする強い心。「―のある男」[類]気概[キガイ]▽「きぼね」と読めば別の語。 **ぎこてんしゅぎ【擬古典主義】**[名]古典にならって創作しようとすること。とくに明治初期のヨーロッパ偏重[ヘンチョウ]の風潮に反発し、尾崎紅葉[オザキコウヨウ]や幸田露伴[コウダロハン]らが文語体で小説を書いたことをいう。 **きこなす【着こなす】**[動]自分のからだに合わせて似合うように、衣服をじょうずに着る。「流行の服をうまく―」 **きこ(騎虎)の勢い**[慣]ものごとのなりゆきで、はずみがついて引くに引けない勢い。途中でやめることのできないこと。▽トラに乗って走る者は、途中で下りられない。中国、「隋書[ズイジョ]」から。 **ぎこぶん【擬古文】**[名]古い時代の文体をまねてつくった文。とくに、江戸時代の国学者が奈良・平安時代の文体をまねた文章。「たとえば、本居宣長の「すべて、なべての人の願ふ心にたがふ事を、みやびとするは、つくりごとぞ多かりける」(玉勝間)など。 **きこむ【着込む】**[動]衣服を何枚も重ねて着る。「寒いので下着を―」▽改まった服装をするという意味でも使う。「スーツなんか着込んでどうしたんだ」 **ぎこものがたり【擬古物語】**[名]物語の分類の一つ。「源氏[ゲンジ]物語」などの平安時代の物語をまねて、おもに鎌倉・南北朝時代につくられた物語。「松浦宮物語」「住吉物語」など。 **きこり【×樵】**[名]山林の木を切りだす職業の人。 **きこん【気根】**[名]①地上の茎[クキ]から張りだして、気中[キチュウ]に出ている根。▽トウモロコシなどでは、実[ミノ]がついて重くなった茎全体を支える役目をする。 ②ものごとにたえる力。根気。 **きこん【既婚】**[名]すでに結婚していること。「―者」[対]未婚 **きざ【気障】**[形動]服装や態度があまりにも気どっていて、不愉快[フユカイ]に感じられるようす。「教養をひけらかすーなやつ」 **きさき【后・〝妃】**[名]天皇や国王などの正式な妻。皇后。中宮。 **きさく【奇策】**[名]ふつうでは思いつかないような変わったはかりごと。「―妙計[ミョウケイ]を用いる」「―を弄[ロウ]する」[類]奇計 **きさく【気さく】**[形動]性格に気どりがなく、さっぱりしていて、すぐに親しめるようす。[つかいわけ]→「明朗[メイロウ]」を見よ。 **ぎさく【偽作】**[名]有名な芸術作品などをまね、いかにもほんものらしく見せかけてつくること。また、そのにせの作品。[類]贋作[ガンサク][対]真作[シンサク] **きざし【兆し・×萌し】**[名]ものごとが起こりそうなしるし。兆候。「回復の―が見える」 **きざす【兆す】**[動]ものごとの起こるけはいがあらわれる。「景気回復の気運が―」▽心が動きはじめるときにも使う。「大慈悲[ダイジヒ]を見て悪心が―」 **【×萌す】**[動]草木の芽が出はじめる。めばえる。「雪間[ユキマ]に若草が―」[類]萌[モ]える **きさい【奇才】**[名]世にもめずらしいすぐれた才能。また、その持ち主。「天下の―」[類]偉才[イサイ] **【鬼才】**[名]人間とは思えないほどすぐれた才能。また、その持ち主。「映画界の―」「文壇[ブンダン]の―」 **きざっぽい【気障っぽい】**[形]いかにも気どっていていやみな感じがするようす。 **きざはし【階】**[名]階段。古い言い方。「石の―」 **きさま【貴様】**[代]二人称単数。親しい男性どうしで、相手をののしったり、親しみをこめたりするときに使う。「―とおれとは同期の桜」▽もとは、「貴い方」の意味で、目上の相手を敬った語。親愛の気持ちの表現からぞんざいな言いかたに変わった。 **きさい【起債】**[名]国・地方公共団体・会社などが、資金を集めるための債券を発行すること。 **きさい【記載】**[名]書類・文書などに必要なことを書きしるすこと。「名簿[メイボ]に―する」「―もれ」[つかいわけ]→「記述[キジュツ]」を見よ。 **きさい【機才】**[名]機敏にはたらく才知。その場に応じてすばやく対応する頭のはたらき。「―がきく」 **きざい【器材】**[名]器具の材料。また、器具とその関係材料。「照明―」 **【機材】**[名]機械の材料。また、機械とその関係材料。「建築―」 **きさいぶんがく【記載文学】**[名]文字でしるされた文学。[対]口承[コウショウ]文学 **きざみ【刻み】**[名]①細かく切ること。「―目」 ②時間・空間の、等間隔[トウカンカク]で細かいひと区切り。「一分―」 ③「刻みタバコ」の略。キセルにつめて吸う。 **きざみあし【刻み足】**[名]小またで急いで歩くこと。また、その歩きかた。「―に歩く」 **きざみつける【刻み付ける】**[動]①刻んで形をほりつける。 ②忘れないように強く印象づける。「心に―」 **きざむ【刻む】**[動]①切って細かくする。細かく区切る。 <305> 「ねぎを―」「時を―(=時間が経過していく)」 ②刃物でほりつける。彫刻[チョウコク]する。「仏像を―」「銘[メイ]を―」 ③強く心に残す。深く心にとどめる。「思い出を胸に―」 **きさらぎ【如月】**[名]陰暦で、二月のこと。 **きざわり【気障り】**[形動]相手の態度や行動が不快に感じられること。いやみな感じを受けるようす。 **きさん【帰参】**[名]長いあいだはなれていた人が帰ってくること。とくに、いちど主家を去った武士や勘当[カンドウ]された子供が許されて家に帰ってくること。「―がかなう」 **きさん【起算】**[名]あるときから数えはじめること。「―日は毎月一日とする」 **きさんじ【気散じ】**[形動]①気ばらし。「―に旅に出る」 ②のんきなこと。「―者」[注]文章語。 **きし【岸】**[名]海・湖・川・池などの、陸地と水のさかい。みずぎわ。「―を洗う波」 **きし【棋士】**[名]職業として囲碁・将棋[ショウギ]をする人。▽プロの世界では、四段以上をいう。 **きし【騎士】**[名]①ウマに乗っている武士。 ②中世ヨーロッパで、封建領主の最下位にある武士の称号。ナイト。「―道」▽勇気・礼儀・名誉[メイヨ]を重んじ、中世の華[ハナ]とたたえられた。 **きじ【木地】**[名]①木材の地質。もくめ。「―を生かしたテーブル」 ②うるしなどをぬる前の、地肌[ジハダ]のままの状態。 ③「木地塗り」の略。木目があらわれるようにぬった、うるしぬり。 **きじ【生地・素地】**[名]①生まれつきの性質。「―が出る」 ②まだ加工をしていない布地。「スカートの―」 ③まだうわぐすりをぬらない陶磁器。 **きじ【記事】**[名]新聞・雑誌などに報道されていることがらや文章。「三面―」 **きじ【×雉・×雉子】**[名]キジ科の鳥。日本の国鳥。おすは尾が長く色も美しい。「けんけん」とするどい声で鳴く。 **きじも鳴かずば撃たれまい**[ことわざ]余計なことを言ったばかりに、災難を招いてしまうたとえ。 **ぎし【技師】**[名]特別の技術をもち、それを専門の職業とする人。「建築―」「設計―」[類]技術者[ギジュツシャ]▽「無線ぎし」は「技士」を用いる。 **ぎし【義士】**[名]正義をかたく守る人。とくに、赤穂義士をさすことが多い。「―の討ち入り」 **ぎし【義姉】**[名]義理の姉。夫や妻の姉。また、兄の妻。[対]実姉[ジッペイ] **ぎし【義肢】**[名]義手や義足。手足の一部を失った人が、その機能を補うためにつける人工の器具。 **ぎし【義歯】**[名]入れ歯。 **ぎじ【疑似・擬似】**[名]ほんものと区別のつけにくいほど、よく似ていること。「―裁判」「―赤痢[セキリ]」[つかいわけ]→「類似[ルイジ]」を見よ。 **ぎじ【議事】**[名]集まって協議すること。また、協議することがら。「―進行」「本日の―日程」[類]議[ギ] **きしかいせい【起死回生】**[四漢]死にかかっている病人を生きかえらせること。また、今にもだめになりかかっているものを立てなおすこと。「―の妙薬」「―の一発で逆転する」 **きしかた【来し方】**[名]過ぎ去った昔。過去。「こしかた」とも。[対]行く末[ユクスエ] **ぎしき【儀式】**[名]神事・仏事・即位・結婚[ケッコン]その他について、きまった作法・形式にのっとっておこなわれる集団行事。 **ぎしぎし**[副]①かたいものがきしむ音。「ゆか板がーする」 ②すきまなくつまって窮屈なようす。 **ぎしきばる【儀式張る】**[動]形式を重んじて、わざとものものしくことをおこなう。「儀式張ってあいさつをする」[類]格式張[カクシキバ]る **きじく【機軸】**[名]①活動の中心となる考えややりかた。「新―を出す」 ②機関や車輪などの軸。 **きしせんめい【旗幟鮮明】**[四漢]立場や主張がはっきりしていること。▽「旗幟」は、はたとのぼりのことで、対外的に示した態度や立場をいう。「きしょく」と読むのは誤り。 **きしだりゅうせい【岸田劉生】**[人]一八九一-一九二九年。明治から昭和期の洋画家。東京生まれ。黒田清輝[クロダセイキ]が絵に学び、北欧[ホクオウ]の古典の影響もいう受けた写実的な作品をえがいた。とくに娘[むすめ]の麗子[レイコ]をモデルにした一連の「麗子像」は有名。 **きしつ【気質】**[名]①個人の性格を形成する、感情面での特有の性質。「おこりっぽい―」[類]気性[キショウ] ②ある職業や集団などに特有な、ものの考えかたや生きかた。かたぎ。「職人―」「サラリーマン―」 **きじつ【忌日】**[名]→「きにち」 **きじつ【期日】**[名]仕事を仕上げる日として前もってきめてある日。約束の日。「―におくれる」[つかいわけ]→「期限[キゲン]」を見よ。 **きしどう【騎士道】**[名]中世ヨーロッパの騎士階級特有の気風。キリスト教を信仰し、勇気・忠誠・名誉・道徳・婦人への奉仕を重んじた。「―精神」 **ぎじどう【議事堂】**[名]議員が会議をするための建物。とくに、国会議事堂。 **きしな【来しな】**[名]来る途中[トチュウ]。来ようとするとき。きがけ。「―に寄る」[対]帰りしな・行きしな **きしのぶすけ【岸信介】**[人]一八九六-一九八七年。昭和期の政治家。山口県生まれ。東条英機[トウジョウヒデキ]内閣の商工大臣をつとめ、戦犯となるが不起訴[フキソ]。政界に復帰して自由民主党第三代総裁となる。一九五七年に首相に就任し、六〇年には日米安全保障条約改定を強行し、総辞職。 **きしべ【岸辺】**[名]岸のあたり。岸のほとり。 **きしむ【×軋む】**[動]かたいものとものとがすれあって、なめらかに動かず、ぎしぎし音を立てる。きしる。「雨戸が―」▽円満な関係が失われた場合にも使う。「両国間の関係がきしみがちになる」 **きしめん【×棊子×麵】**[名]平打ちのうどん。名古屋地方の名産。ひもかわ。 <306> きしもじん **きしもじん** [鬼子母神] 一〇〇〇人の子を産んだが、他人の子をうばって食べたので、仏は彼女の末子をかくしていましめた。以後、仏法の護神となり、安産[あんざん]や育児の女神となった。「きしぼじん」とも。「恐れ入谷の〜」 **きしゃ** [汽車] 蒸気機関車に引かれて、レールのうを走る機関車。 **きしゃ** [記者] 新聞・雑誌・放送などの記事を取材したり、書いたり、編集したりする人。「放送〜」 **きしゃ** [喜捨] [名・スル] 仏教で、すすんで金品を寄付すること。「浄財を〜する」 [類]寄進 **きしゃく** [希釈・×稀釈] [名・スル] 溶液[ようえき]に水などの溶媒を加えて、濃度をうすくすること。 **きじゃく** [着尺] おとなの和服の一着分を仕立てるのに必要な反物の長さとはば。 **きしゅ** [奇手] だれもが考えつかないような、ふつうとはちがったやりかたや手段。 **きしゅ** [期首] ある期間のはじめ。「〜の予算」「〜編成(=テレビ番組改編期の特別番組など)」 [対]期末 **きしゅ** [旗手] ①旗を持つ役目の人。「国体の〜をつとめる」▽新しい運動・思想などの中心になる人の意味でも使う。「前衛演劇の〜」 **きしゅ** [機首] 飛行機の前の部分。「〜を下げる」 **きしゅ** [騎手] ウマの乗り手。ジョッキー。 **きじゅ** [喜寿] 七七歳。また、七七歳の祝い。喜の字の祝い。▽「喜」の草書体が「㐂」で、「七十七」と読めることから。 **ぎしゅ** [技手] 技師のもとで技術関係の仕事をする人。▽「技師(ぎし)」と音がまぎらわしいので「ぎて」ともいう。 **ぎしゅ** [義手] 手を失った人が、手の機能を補うためにつける人工の手。 [類]義肢 **きしゅう** [奇習] めずらしい習慣。奇妙[きみょう]な習慣や風習。 **きしゅう** [奇襲] [名・スル] 相手の考えもつかない方法で不意に敵をせめること。「〜戦法」「背後から〜する」 **きしゅう** [紀州] ↓「きい」 **きじゅう** [機銃] 「機関銃」の略。自動で連続発射できる銃。「〜掃射」 **きじゅうき** [起重機] 重い荷物のあげおろしや移動をさせる機械。クレーン。 **きしゅく** [寄宿] [名・スル] 学校や会社に生活すること。とくに、学校・会社などの宿舎[しゅくしゃ]に生活すること。「友人の家に〜する」 **きしゅくしゃ** [寄宿舎] 寄宿用の建物。寮[りょう]。 **きじゅつ** [奇術] てじな。マジック。「〜師」 **きじゅつ** [記述] [名・スル] 文章に書きしるすこと。「順序立てて〜する」 > つかいわけ 記述・記載・記録・執筆 「記述」は、細かに話すように順を追って書くこと。「内容をつぶさに記述する」。「記載」は、そのことを捨てないで書きとめておくこと。また書きとめられたものごと。「台帳に記載する」。「記録」は、のちまで伝えるようにしっかりと書きしるすこと。「会議の経過を記録する」。「執筆」は、文章をつくりだして書くこと。「連載小説を執筆中だ」。 **きじゅつ** [既述] [名・スル] すでに述べたこと。「理由は〜の通り」 [類]前述 **ぎじゅつ** [技術] 学問や知識を具体的に応用して役立たせるわざ。「科学〜庁」 [類]技能 **ぎじゅつかくしん** [技術革新] 新しい科学技術・原材料・燃料などを採用して、新製品の製造や大量生産を可能にすること。イノベーション。 **ぎじゅつしゃ** [技術者] 専門の技術をもつ人。エンジニア。 **ぎじゅつや** [技術屋] 事務系に対する技術系の職員や技術家をからかい、ややいやしめていうことば。 **きしゅりゅうりたん** [貴種流離×譚] 昔物語の型の一つ。神や身分の高い家がらの人が、各地を放浪して、苦難を動物や女性に助けられてしのいで、のちに再び幸福をつかむ。光源氏の話やオデュッセウスの話など。▽折口信夫[おりくちしのぶ]の命名。 **きじゅん** [帰順] [名・スル] 逆らうことをやめ、従うこと。「武器を捨てて〜する」 **きじゅん** [基準] ①何かを比べるとき、そのもとになるもの。「地価〜」「建築〜」 ②守るべき規律。また、判断などのよりどころとなるもの。「道徳の〜」「社会生活の〜に従う」 **きしょ** [希書・稀書] 古かったり少なかったりして、手に入れにくい本。 **きしょ** [奇書] めずらしい本や文書。 **きしょう** [気性] 生まれつきの性格。きだて。「〜が激しい」 [類]気質・性分 **きしょう** [気象] ある地域の、ある時の晴雨・気圧・気温・湿度[しつど]など、大気の変化の状態。「各地〜台の予報」「〜衛星」 > つかいわけ →「気候」を見よ。 **きしょう** [希少・×稀少] [名・形動] めったにないこと。まれなようす。「〜金属(=レアメタル)」「〜価値」 **きしょう** [奇勝] めずらしく、すばらしい景色[けしき]。「天下の〜」 [類]奇観 **きしょう** [起床] [名・スル] 寝床から起きでること。「〜時間」 **きしょう** [記章・徽章] 身分・職業・資格などを示すために、帽子や服につけるしるし。バッジ。 **きじょう** [机上] 机の上。「〜旅行」 > 机上の空論 頭の中だけで組みたてた、実際には役に立たない理屈[りくつ]。 **きじょう** [気丈] [形動] 気のもちかたがしっかりしていて、どんなことにもとり乱さずに対応できるょうす。きじょうぶ。「暴漢を撃退[げきたい]した〜な娘[むすめ]」▽多く女性や子供に使う。 **きじょう** [機上] 飛んでいる飛行機の中。機中。 <307> > きずつける **きじょう【騎乗】**[名]ウマに乗ること。[類]騎馬[キバ] **ぎしょう【偽称】**[名]いつわりの名。また、うその名や身分を言うこと。 **ぎしょう【偽証】**[名]いつわりの証明をすること。とくに裁判所で、証人がわざとうその証言をすること。「―罪に問われる」 **ぎじょう【議場】**[名]会議をする場所。「―騒然[ソウゼン]」 **ぎじょう【義浄】**[人]六三五-七一三年。中国、唐代の僧[ソウ]。海路でインドにはいり、仏跡をめぐって仏典を集め、六九五年に帰国した。このときの旅行記「南海寄帰内法伝[ナンカイキキナイホウデン]」のほか、「大唐西域求法高僧伝[ダイトウサイイキグホウコウソウデン]」がある。 **きしょうかち【希少価値】**[名]数が少なく、めずらしいという点で生じる値打ち。 **きしょうだい【気象台】**[名]気象庁の下で、各地の気象・地震・火山などの観測・調査・研究をし、予報などを出す機関。 **きしょうちょう【気象庁】**[名]国土交通省の外局の一つ。気象や地震に関する仕事をする中央の役所。全国的な天気予報や気象警報を出す。 **きしょうてんけつ【起承転結】**[四漢]①漢文・文章の、組みたてや展開のしかた。[類]序破急[ジョハキュウ] ②漢詩、とくに四句で構成する絶句の組みたてかた。第一句(起句)で詩の思いを起こし、第二句(承句)でそれを受け、第三句(転句)で一転し、第四句(結句)で全体をまとめる。 **きじょうぶ【気丈夫】**[形動]①たよりになるので、安心できるようす。「案内人がいるので―だ」[類]心丈夫[ココロジョウブ] ②気持ちがしっかりしていて何が起こっても動揺[ドウヨウ]しないようす。きじょう。「―な女性」 **ぎじょうへい【儀仗兵】**[名]外国の元首などを送迎[ソウゲイ]する儀式や警備のためにつけられる兵士。▽「儀仗」は、儀式に用いる武器のこと。 **きじょうゆ【生醬油】**[名]なまのままで、熱を加えないしょうゆ。 **きしょく【気色】**[名]①感情や気持ちが顔つきにあらわれること。また、その顔つき。「―をうかがう」 ②こころもち。きぶん。「―が悪い(=不愉快[フユカイ]だ)」 **ぎしょく【寄食】**[名]他人の家に住み、衣食の世話を受けること。いそうろう。 **ぎしょく【喜色】**[名]喜びをあらわした顔つき。「―満面[マンメン](=喜びを顔全体にあらわすこと)」[対]憂色[ユウショク] **ぎじろく【議事録】**[名]会議での発言の記録。 **きしん【寄進】**[名]神社や寺に金品を寄付すること。「灯籠を―する」[つかいわけ]→「寄付[キフ]」を見よ。 **きじん【奇人・×畸人】**[名]性質や行動が、ふつうの人とはちがった人。[類]変人[ヘンジン] **きじん【鬼神】**[名]①あらあらしく、おそろしい神。「おにがみ」とも。「断じておこなえば―もこれを避[サ]く」 ②死者のたましい。▽「きしん」とも。 **きすう【奇数】**[名]二で割りきれない整数。[対]偶数[グウスウ] **きすう【基数】**[名]数をあらわすとき、もとになる数。十進法では、一から九までの整数。 **きじん【貴人】**[名]地位や家がらの高い人。高貴な人。 **ぎしんあんき【疑心暗鬼】**[四漢]いったん疑いだすと、なんでもないことまで疑わしくなり、なにも信じられなくなること。▽「疑心暗鬼を生ず(=ありもしない鬼の形が見える)」の略。 **ぎじんか【擬人化】**[名]人でないものを、人にたとえること。 **ぎじんほう【擬人法】**[名]比喩の一つ。人でないものを、人にたとえる表現法。活喩[カツユ]。たとえば、「山は呼ぶ」「風のささやき」「鳥がうたう」など。[類]直喩[チョクユ]・隠喩[インユ] **きしん(帰心)矢のごとし**[ことわざ]故郷や家に早く帰りたいといちずに思う心のたとえ。 **きす【帰す/記す/期す】**[動]→「きする」 **きす【×鱚】**[名]キス科の魚。体長約三〇㌢。岸に近い砂地にすむ。白身[しろみ]であっさりしており、てんぷら・塩焼きにして食べる。 **キス**[名]尊敬や愛情をあらわすため、また、あいさつとして、相手のくちびるや手などに口づけすること。接吻[セップン]。キッス。[英]kiss **きず【傷・×疵・×瑕】**[名]①切ったり打ったりして、皮ふや肉などをいためたところ。「―を負う」 ②心のいたで。「心に受けた―」 ③ものがいたんでいたり、不完全であったりするところ。また、欠点ややましいところ。「柱の―」「玉に―」「すねに―をもつ」[類]きず **きずあと【傷跡・傷×痕・×疵×痕】**[名]傷のついたあと。傷の治ったあと。また、災害の痛手や心に受けて残った影響。「噴火の―」 **きすい【既遂】**[名]犯罪をすでに、してしまったこと。「―の殺人事件」[対]未遂[ミスイ] **きずいきまま【気随気×儘】**[形動]自分の気のおもむくままにふるまうようす。勝手[カッテ]きまま。 **ぎすぎす**[副]①やせて骨張っているようす。「―とやせほそったからだ」 ②人がらやふんいきなどが親しみにくく、とげとげしいようす。「―した応対ぶり」「―した世の中」 **きずく【築く】**[動]①土や石をつきかためて積みあげてつくる。「堤防[テイボウ]を―」 ②基礎をしっかり固めて、その上につくりあげる。「伝統を―」「新生活を―」 **きずぐち【傷口・×疵口】**[名]傷で皮ふが破れたところ。▽過去の、ふれられたくないできごとをたとえてもいう。 **きずつく【傷つく・×疵つく】**[動]①傷ができる。けがをする。「家具が―」「転んでー」 ②心に痛手を受けたり、名誉[メイヨ]がそこなわれたりする。「自尊心がー」 **きずつける【傷つける・×疵つける】**[動]①人や品物に傷をつける。「かたを―」「机を―」 <308> **きずな** ②心に痛手をあたえたり、人の名誉[メイヨ]をそこなうことをする。「プライドをー」 **きずな【×絆】**[名]人と人とのあいだの、断ちきることのできない結びつき。「親子の―」 **きずもの【傷物・×疵物】**[名]傷がついたために価値が下がったりなくなったりしたもの。「―半値市」 **きする【帰する】**[動]①最終的な結果としてそうなる。あるところに落ち着く。「無に―」「水泡[スイホウ]に―」「烏有[ウユウ]に帰す」「灰燼[カイジン]に帰す」▽多く、よくない状態に落ち着くことをいう。 ②罪や責任などをだれかのせいにする。おわせる。なすりつける。「罪を人に―」「きす」とも。[注]文章語。 **きする【記する】**[動]①書きつける。しるす。 ②記憶[キオク]する。おぼえる。「心に―」「きす」とも。[注]文章語。 **きする【期する】**[動]①期限をきめる。約束する。「年内を期して刊行する」「再会を―」 ②やりとげようと決心する。覚悟[カクゴ]する。「必勝を―」「きず」とも。 **ぎする【擬する】**[動]①あるものをほかのもののように見立てる。なぞらえる。また、似せる。「悲劇のヒロインに擬せられる」 ②刀などの凶器[キョウキ]をつきつける。「ナイフを胸にー」▽「ぎす」とも。 **ぎする【議する】**[動]集まって会議を開き、話題をきめて意見を述べあう。「ぎす」とも。 **きせい【気勢】**[名]意気ごみ。元気。いきおい。「―をあげる」「―をそがれる」 **きせい【奇声】**[名]奇妙[キミョウ]な声。とんきょうな声。「―を発する」 **きせい【既成】**[名]すでにできあがって広まっていること。「―の考え」「―事実」「―概念[ガイネン]」 **きせい【既製】**[名]前もってつくりあげられている品物。レディーメイド。「―服」「―品」 **きせい【帰省】**[名]ふるさとに帰ること。「―客」[類]帰郷[キキョウ][つかいわけ]→「帰還[キカン]」を見よ。 **きせい【寄生】**[名]生物が他の生物のからだにとりついて、その養分を吸いとって生きていくこと。「やどりぎは―植物である」「―虫」 **きせい【規制】**[名]①あることを制限すること。また、制限を定めたきまり。「交通―」「―緩和」 ②規則によって悪いところを正すこと。「政治資金―法」 **きせい【期成】**[名]あるものごとを、必ずなしとげようと約束すること。「―同盟」▽「成功を期する」という意味。 **ぎせい【犠牲】**[名]①ある目的のために自分の命やたいせつなものを投げだすこと。「わが身を―にして人の命を救う」「―をはらう」 ②戦争や事故などで、命を失ったり傷ついたりすること。「戦争の―者」 ③神などにささげる、生きた動物。いけにえ。 **ぎせいご【擬声語】**[名]人や動物の声を、人間が区別できる音であらわしたもの。「ワイワイさわぐ」「メエメエ鳴く」など。[類]擬音語[ギオンゴ] **きせいちゅう【寄生虫】**[名]他の生物に寄生して生きる虫。シラミ・ダニ・回虫など。 **きせき【奇跡・奇蹟】**[名]ふつうでは考えられないような、ふしぎなすばらしい出来事。とくに、神の力によって示されるふしぎなこと。「―の脱出[ダッシュツ]」 **きせき【軌跡】**[名]①車輪の通ったあと。 ②数学で、ある条件を満たす点のえがく図形。▽人やものごとのたどってきたあとをたとえていうこともある。「人生の―」 **ぎせき【議席】**[名]議場にある議員の席。議員の数。また、議員としての資格。「―をふやす」「―を失う」 **きせきてき【奇跡的】**[形動]奇跡としか思えないほどめずらしいようす。「―に助かる」 **きせき(鬼籍)に入る**[ことわざ]死ぬ。▽「鬼籍」は、死者の名などをしるす過去帳のこと。 **きせずして【期せずして】**[副]予期しないのに、思いがけなく。申しあわせたわけでもないのに。「―意見が一致[イッチ]した」[類]偶然・図らずも **きせつ【季節】**[名]一年を気候の変化にもとづいて、いくつかに分けた期間。「―の変わり目」[類]時節[ジセツ]▽あることにいちばん適した時期という意味でも使う。「鍋物[ナベモノ]の―」 **きぜつ【気絶】**[名]一時的に気を失うこと。[類]失神[シッシン] **ぎぜつ【義絶】**[名]親子・きょうだい・師弟などの関係を絶つこと。[類]絶縁[ゼツエン] **きせつふう【季節風】**[名]季節によって風向きを変え、夏は南から北へ、冬は北から南へ向かってふく風。モンスーン。東アジアとインドに顕著[ケンチョ]。海上交通に利用された。日本もその地帯の中にある。 **きせる【着せる】**[動]①衣服を身につけさせる。「服を―」[対]脱がす ②罪や責任などを無関係な人におしかぶせる。「罪を―」「ぬれぎぬを―」 ③背おわせる。「恩に―」 **キセル【煙管】**[名]①刻みタバコを吸うときに使う道具。 ②乗降駅付近だけのきっぷを持ち、途中[トチュウ]をただで乗る不正乗車。▽キセルは、タバコをつめる部分と吸い口の部分の両はしに金[カネ](=金属)を使っているところから。▽もと、カンボジア語。 **きぜわ【生世話】**[名]歌舞伎[カブキ]の世話物[セワモノ]狂言のうち、当時の世相や風俗[フウゾク]を写実的にえがいたもの。きぜわもの。「お染[ソメ]の七役[ナナヤク]」「髪結新三[カミユイシンザ]」など。 **きぜわしい【気忙しい】**[形]あれこれ気を配ることが多くて、いそがしく、落ち着かないようす。「何かと―年の暮れ」「せかせかと―人」 **きせん【汽船】**[名]蒸気機関の力で動く船。型の大きいものをいう。 <309> > きたいにひ **きせん【機先】**[名]ものごとが始まろうとする、ちょうどその時。「―を制する(=先手をうって相手より優位に立つ)」 **きせん【貴賤】**[名]身分の高い人と低い人。とうといことと、いやしいこと。「職業に―なし」 **きぜん【×毅然】**[形動]信念や意志がしっかりしていて、ものに動じないようす。「―たる態度で臨[ノゾ]む」 **ぎぜん【偽善】**[名]いかにも善人であるように見せかけるおこない。うわべだけのよいおこない。「―者」[対]偽悪[ギアク] **きせんほうし【喜撰法師】**[人]生没年未詳[ミショウ]。平安前期の歌人で、六歌仙[ロッカセン]の一人。和歌は「古今集」に収められた一首のみ知られ、同じ歌が「小倉百人一首」にもはいっている。 **きそ【起訴】**[名]刑事事件で、検察官が犯罪者の処罰を求めて裁判所にうったえること。「―状を朗読する」「―猶予」 **きそ【基礎】**[名]①ものごとのもとになる、だいじな部分。「―知識」[類]基本[キホン] ②建物や大きな装置の土台。いしずえ。「―工事」 **きそう【起草】**[名]文章、とくに条約や条文などの原案や下書きをつくること。「法案の―」 **きそう【競う】**[動]たがいに張りあう。負けまいと競争する。「速さを―」「わざを―」 **きぞう【寄贈】**[名]品物やかねを、団体におくりあたえること。きそう。[類]寄付・贈呈[ゾウテイ][つかいわけ]→「寄付[キフ]」「贈与[ゾウヨ]」を見よ。 **ぎそう【偽装・擬装】**[名]他のものとまぎらわしくして、人、とくに敵の目をあざむくこと。カムフラージュ。「―工作」 **ぎぞう【偽造】**[名]悪用する目的ににせものをつくること。「―紙幣[シヘイ]」[類]贋造[ガンゾウ] **きそうてんがい【奇想天外】**[四漢]思いもよらない風変わりなようす。▽「奇想天外より落つ」の略。「天外」は、はるか空の上のことで、「転外」と書くのは誤り。 **きぞく【規則】**[名]人のおこないや手続きなどのよりどころの基準として定めたきまり。ルール。「交通―」[類]規約[キヤク] **きぞく【帰属】**[名]財産や権利などが、特定の国や団体・個人などのものとして所属すること。「領土の―をめぐる争い」 **きぞく【貴族】**[名]家がらや身分が高いと認められて、社会的に特権をもっている階級。「―政治」「―院」[類]華族[カゾク]▽経済的にめぐまれ、豊かな生活をしている人をたとえてもいう。「独身―」 **ぎそく【義足】**[名]足を失った人が、足の機能を補うためにつける人工の足。[類]義肢[ギシ] **ぎぞく【義賊】**[名]金持ちからぬすんだかねや品物を、貧しい人々に分けあたえるどろぼう。 **きそくえんえん【気息×奄×奄】**[四漢]息も絶えだえで、今にも死にそうな状態。 **きそくてき【規則的】**[形動]あるきまりに従ってくりかえすようす。規則正しいようす。「―な生活」 **きそたいしゃ【基礎代謝】**[名]人が生命を維持するための、最低限のエネルギー。活動せず、じっとしているときに消費するエネルギーの量。一日およそ、日本人成人男子で一四〇〇㌔㌍、女子で一二〇〇㌔㌍。 **きそば【生×蕎麦】**[名]そば粉だけでつくった、まぜもののないそば。 **きそゆうよ【起訴猶予】**[名]不起訴処分の一つ。犯人の年齢や境遇[キョウグウ]などの事情を考慮して、検察官が裁判所に起訴するのを見合わせること。 **きそよしなか【木曾義仲】**[人]→「みなもとのよしなか」 **きそん【既存】**[名]以前からあること。すでに存在していること。きぞん。「―の施設[シセツ]」「―の勢力」 **きそん【棄損・×毀損】**[名]名誉[メイヨ]を傷つけたり、こわしたりすること。「名誉―」 **きた【北】**[名]太陽の出る東に向かって左の方角。地図や地球儀[チキュウギ]ではふつう上にあたる。記号はN。[対]南 **ぎだ【犠打】**[名]「犠牲打」の略。野球などで、犠牲フライや犠牲バントなどのこと。打者自身はアウトになるが、ランナーは次の塁[ルイ]に進むことが可能な打撃[ダゲキ]。▽打数にはふくめない。 **ギター**[名]ふつう、六本の弦を指さきやピックなどではじいて胴で共鳴させ、演奏する楽器。[かぞえ方]挺[チョウ][英]guitar **きたアメリカ【北アメリカ】**[名]六大州の一つ。北半球の西部をしめる大陸で、アメリカ合衆国・カナダ・メキシコなどの国がある。北米。▽アングロアメリカをさすこともある。 **きたい【気体】**[名]物質の三態の一つ。形や体積が一定ではなく、圧力によって体積が変化する状態。ガス。 **きたい【奇態】**[形動]ふつうと変わっているようす。ふしぎなようす。「―な身なりをした人物」 **きたい【期待】**[名]将来のよい結果や状態を、心待ちにすること。「―はずれ」[類]嘱望[ショクボウ] **きたい【機体】**[名]飛行機のエンジン以外の部分。胴体[ドウタイ]など。 **きだい【希代・×稀代】**[形動]めったにないこと。めずらしいこと。きたい。「―の英雄[エイユウ]」[類]空前絶後[クウゼンゼツゴ] **きだい【季題】**[名]俳句を詠[ヨ]む題としての季語。 **ぎたい【擬態】**[名]他のものに似せること。また、動物が身を守るために、まわりの環境[カンキョウ]や他の生物に似た色や形になること。 **ぎだい【議題】**[名]会議にもちだして討論する問題。 **ぎたいご【擬態語】**[名]ものごとの状態やようすを、いかにもそれらしい、人間が区別できる音であらわしたことば。「キラキラ光る」「ニコニコ笑う」など。▽日本語・朝鮮[チョウセン]語に多い。 **きたいっき【北一輝】**[人]一八八三-一九三七年。大正・昭和期の国家主義者。新潟[ニイガタ]県生まれ。本名は輝次郎[テルジロウ]。一九一九年にあらわした「日本改造法案大綱[ニホンカイゾウホウアンタイコウ]」は右翼[ウヨク]、青年将校に理論的影響[エイキョウ]をあたえた。二・二六事件の黒幕的首謀者とされて死刑[シケイ]。 **きたい(危殆)に瀕する**[ことわざ]国家や会社などがつぶれてしまいそうな非常に危険な状態にさらされる。 <310> **きたえる【鍛える】**[動]①厳しいトレーニングをくりかえして心身を強くする。鍛練[タンレン]する。「からだを―」 ②金属を熱して打ち、また冷やすことをくりかえして、強くする。精錬[セイレン]する。「刀を―」 **きだおれ【着倒れ】**[名]衣服にかねをかけすぎて、財産をなくしてしまうこと。「京の―、大阪[オオサカ]の食いだおれ」 **きたかいきせん【北回帰線】**[名]北緯[ホクイ]二三度二七分の緯線。太陽は夏至の日に、地球に対してもっとも北にきてこの線の真上を通る。[対]南回帰線[ミナミカイキセン] **きたかぜ【北風】**[名]北からふいてくる冷たい風。「ほくふう」とも。[対]南風[ミナミカゼ] **きたがわうたまろ【喜多川歌麿】**[人]一七五三-一八〇六年。江戸後期の浮世絵[ウキヨエ]師。狩野[カノウ]派に学び、優艶な美人画の名手とうたわれ、浮世絵の全盛期をつくった。 **きたきゅうしゅう【北九州】**[名]①福岡県を中心とする九州北部地域。 ②福岡県北部の市名。一九六三年、もとの門司[モジ]・小倉・戸畑[トバタ]・八幡[ヤハタ]・若松[ワカマツ]の五市が合併してできた。 **きたきゅうしゅうこうぎょうちたい【北九州工業地帯】**[名]日本四大工業地帯の一つ。北九州市が中心で、製鉄・化学・機械などの重化学工業を主とする。 **きたきりすずめ【着た切り雀】**[名]今着ている一枚の衣服きりで、着がえのない人。▽「舌切り雀」と語呂を合わせたことば。 **きたく【帰宅】**[名]外出さきから自分の家へ帰ること。「六時には―する」 **きたく【寄託】**[名]かねや品物を人に預け、その処理をたのむこと。「図書館[トショカン]蔵書を―する」 **きたけ【着丈】**[名]衣服の、えりからすそまでの長さ。 **きたざとしばさぶろう【北里柴三郎】**[人]一八五二-一九三一年。明治から昭和期の細菌[サイキン]学者。ドイツに留学してコッホに学び、破傷風菌の培養[バイヨウ]に成功。また、血清療法[ケッセイリョウホウ]を完成し、ペスト菌を発見した。 **きたす【来す】**[動]よくない結果をひき起こす。「健康に支障を―」「破局を―」 **きたたいせいようじょうやくきこう【北大西洋条約機構】**[名]→「ナトー」 **きたちょうせん【北朝鮮】**[国]→「ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく」 **きだて【気立て】**[名]外にあらわれる性格。ひとがら。「―のいい娘[むすめ]」▽多く、よい場合にいう。 **きたない【汚い・×穢い】**[形]①よごれている。「―服」[類]不潔[フケツ] ②整っていなくて、不快な感じがする。「―字」「部屋[ヘヤ]が散らかって―」[類]乱雑[ランザツ] ③心にけがれや欲があって、いやしい。「かねに―」「―やりくち」[類]卑劣[ヒレツ][対]きれい **きたならしい【汚らしい・×穢らしい】**[形]いかにもきたない感じがする。「―部屋[ヘヤ]」[類]汚[ヨゴ]らわしい **きたのかた【北の方】**[名]貴人の奥方[オクガタ]。▽昔の寝殿造[シンデンヅク]りの屋敷[やしき]では、正妻は「北の対[タイ]の屋」に住んでいたことから。→図「しんでんづくり」 **きたのてんまんぐう【北野天満宮】**[名]京都市上京区にある神社。太宰府[ダザイフ]に流されて不遇のうちに死んだ、菅原道真[スガワラノミチザネ]の怨霊[オンリョウ]をしずめるために、一〇世紀中ごろ創建された。学問の神としてあがめられる。北野天神。北野神社。 **きたばたけちかふさ【北畠親房】**[人]一二九三-一三五四年。南北朝時代の武将。後醍醐[ゴダイゴ]天皇に仕え、建武の新政につくした。著書に「神皇正統記[ジンノウショウトウキ]」など。 **きたはらはくしゅう【北原白秋】**[人]一八八五-一九四二年。明治から昭和期の詩人・歌人。福岡県生まれ。本名は隆吉[リュウキチ]。はじめ、明星派の歌人。のちに耽美主義運動を展開して、官能的で異国情緒[イコクジョウチョ]あふれる詩をつくった。詩集「邪宗門[ジャシュウモン]」「思ひ出」、歌集「桐[キリ]の花」など。 **きたはんきゅう【北半球】**[名]地球の赤道より北の部分。陸地が多く、日本列島などをふくめたユーラシア大陸や北アメリカ大陸などがある。[対]南半球[ミナミハンキュウ] **きたまくら【北×枕】**[名]まくらを北に向けてねること。▽死者を安置するときの向きなので、生きている人がするのは不吉[フキツ]とされている。 **きたむらきぎん【北村季吟】**[人]一六二四-一七〇五年。江戸前期の学者・俳人。古典を解説した注釈書を多く残した。主著に「源氏物語湖月抄[ゲンジものがたりこげつしょう]」「枕草子春曙抄[まくらのそうししゅんしょしょう]」。 **きたむらとうこく【北村透谷】**[人]一八六八-一八九四年。明治期の詩人・評論家。相模[さがみ]生まれ。本名は門太郎。島崎藤村[シマザキトウソン]と「文学界」を創刊し、ロマン主義運動を展開したが、二五歳で自殺した。詩集に「楚囚之詩[ソシュウのシ]」、評論に「厭世詩家と女性」「内部生命論」など。 **きたやまぶんか【北山文化】**[名]室町[むろまち]初期、三代将軍足利義満[あしかがよしみつ]のころの文化。公家[くげ]と武家の文化がとけあった豪華なもの。能楽・水墨[スイボク]画・五山文学などが盛[さか]んになった。京都北山の金閣が代表とされる。 **ぎだゆうぶし【義太夫節】**[名]浄瑠璃[ジョウルリ]の一流派。初世竹本義太夫が、一六八四年に竹本座を結成して始めた。当時のいろいろな音曲[オンギョク]を統一したもので、せりふの部分と、三味線[しゃみせん]の旋律[せんりつ]をつけて語る部分に大きく分けられる。一八世紀前半、大いに流行した。今日[こんにち]では文楽[ぶんらく]の音楽として親しまれ、歌舞伎[かぶき]でも語られる。義太夫。 **きたる【来る】**[連体]近いうちに来る。今度の。「―五月一日」[対]去る ▽日付[ひづけ]の上に付けて用いる。 **きたる【来たる】**[動]やってくる。「待ち人来たらず」「朋[トモ]も遠方よりー」「―べき選挙には」 **きたん【忌憚】**[名][多く、「忌憚なく」などの形で]遠慮しないこと。「―なく述べる」「―のない意見」 **きだん【気団】**[名]温度や湿度[シツド]がほぼ同じような大気のかたまり。寒気団と暖気団がある。シベリア気団・熱帯海洋性気団など。 <311> **きつい** 団・熱帯海洋性気団など。 **きだん【奇談・綺談】** [名]めずらしく、ふしぎな話。「珍談[ちんだん]―」 **きち[吉]** 口・3画 全6画 吉 吉 吉 吉 **きち[吉]** [名]運勢や縁起のいいこと。めでたいこと。「おみくじでーと出る」→きょう > キチ・キツ 吉日[きちにち] 吉例[きちれい] 大吉[だいきち]/吉凶[きっきょう] 吉兆[きっちょう] 吉報[きっぽう] 不吉[ふきつ] > 吉利支丹[キリシタン] 吉野[よしの] 吉方[きっぽう] 吉備[きび] **きち【危地】** 图危険な立場。「―を脱[だっ]する」類[窮地] **きち【既知】** 图すでに知っていること。「―のことがら」⇔未知[みち] **きち【基地】** 图軍隊や探検隊などが行動するよりどころとなる場所。根拠[こんきょ]地。「空軍——」「南極―」▽業務や作業の中心となるところをたとえてもいう。 **きち【機知・機×智】** 图その時、その場に応じてとっさにはたらく才知。ウイット。「―に富んだ会話」「―縦横(=自由に知恵[ちえ]をめぐらすこと)」 **きちがい【気違い】** 图⊕精神が正常にはたらかないこと。また、その人。狂人。「―ざた」②度をこして一つのものごとに夢中になること。また、その人。「野球―」 **きちく【鬼畜】** 图はじ知らずで残酷[ざんこく]なおこないをする人。「―にもおとる人物」▽「鬼[おに]と畜生[ちくしょう](=けだもの)」という意味から。 **きちじ【吉事】** 图縁起のいいこと。結婚[けっこん]などのめでたいこと。「―を祝す」類[慶事]⇔凶事[きょうじ] **きちじつ【吉日】** 图→「きちにち」 **きちじょう【吉祥】** 图↓「きっしょう」 **きちじょうてん【吉祥天】** 图インド神話の女神で、毘沙門天[びしゃもんてん]のきさきといわれ、衆生[しゅじょう]に福徳を授[さず]ける美女。吉祥天女。「きっしょうてん」とも。 **きちょうひん【貴重品】** 图非常にたいせつで、えがたい品物。「―はお預かりします」 **きちにち【吉日】** 图何かをするのに縁起がいいとされる日。「きちじつ」「きつじつ」とも。「大安[たいあん]―」「―良辰[りょうしん](=めでたくよい日)」 **きちょうめん【、几帳面】** [形動]細かなところまで気を配って、きまりどおりにするようす。「―な性格」 **きちれい【吉例】** 图めでたいしきたり。よい先例。「きつれい」とも。 **きちんと** [副]画①きまりのとおり、正確なようす。「かねを―はらってください」②あいまいなところがないようす。「―断る」③乱れがなく整っているようす。「―した生活」 **きちんやど【木賃宿】** 图そまつな安い宿屋。▽とまり客が自分で食事を用意し、燃料代(=木賃)だけをはらったことから。 **きっ [喫]** 6.1口 全12回 喫 喫 喫 喫 **きっ [喫]** [動]たべる。のむ。すう。一「喫する」を見よ。 > キッ 喫煙[きつえん] 喫茶[きっさ] 満喫[まんきつ] **きっ [詰]** 言・6画 全13画 諾 諾 諾 詰 **きっ [詰]** [動]①といつめる。責めたてて聞く。②つめる。つまる。 > キッ ①難詰[なんきつ] 詰責[きっせき] 詰問[きつもん] ②缶詰[かんづめ] 箱詰[はこづめ]/胸が詰[つ]まる 生活が行き詰[づ]まる/目が詰[つ]んだ布地。王将が詰[つ]む > 詰[なじ]る **きっ [橘]** 木・12画 全16画 橘 橘 橘 橘 **きっ [橘]** [名]植物のタチバナ。ミカン。 > キッ 橘柚[きつゆう] 柑橘類[かんきつるい] > たちばな 花橘[はなたちばな] **きつ「吉」** 「きち」 **きつい** [形]①ゆとりや すきまがない。「―服」「目をきつく閉じる」類[窮屈]⇔緩い②いいかげんなことが許されない。「―練習の毎日」 き <312> **きつえん** き **きつえん** [形]③するどい。はげしい。「日ざしがー」「―酒」團強[つよ]い **きつえん【喫煙】** 图「スタバコを吸うこと。「―室」 **きつおん【×吃音】** 图どもること。どもった声。 **きっかい【奇っ怪】** [形動]「奇怪[きかい]」を強めた言い方。「―至極[しごく]」 **きづかい【気遣い】** 图あれこれと気をつかうこと。心配。「おーは無用に願います」「一応、留年の―はない」 **きづかう【気遣う】** 国どうなっているかとあれこれ心配する。気にかける。「乗組員の安否を―」 **きっかけ【切っ掛け】** 图ものごとを始める手がかりや動機。「話の―をつかむ」「けんかのーとなる」 **きっかり** [副]画①時間や数量などが正確で、きりのいいようす。ちょうど。「六時―に出発する」②きわだって、はっきりしたようす。きっちり。「―と区分けする」 **きづかれ【気疲れ】** 图「あれこれと心配したり、緊張[きんちょう]したりして、心がつかれること。類[心労] **きづかわしい【気遣わしい】** 囲気がかりであるようす。「―容態[ようだい]」類[心配] **きづけ【気付】** 图手紙を相手の住所でないところへ送り、手わたしてもらうときなどに書きそえることば。きつけ。「山田様― 佐藤様」▽ふつう、「気付け」とは書かない。 **きっこう【×拮抗・×頡×頏】** 图[名・スル]ㄇ」力がたがいに接近し、張りあっていること。「勢力がーする」 **きっこう【×亀甲】** 图①カメのこうら。また、カメのこうらのような六角形の続き模様。▷図「もよう」②かっこの種類の一つ。[] **きっすい【喫水・×吃水】** 图船の水につかっている部分。水面から船底までの深さ。「―線」 **きっすい【生っ粋】** 图まじりけのないこと。「―の江戸っ子」「―の商人[あきんど]」▽「純粋」の意味だが、「生っ粋」は出身・素姓[すじょう]に関する場合しか使わない。 **きっすいせん【喫水線・×吃水線】** 图船が水にうかんだとき、船体と水面がふれてできる線。 **きっする【喫する】** 岡[スル]①変悪い結果をこうむる。わが身に受ける。「完敗を―」②飲食物をとる。タバコを吸う。「茶を―」▼「きっす」とも。 **ぎっちょ** 图「ひだりきき」の俗[ぞく]な言い方。ひだりぎっちょ。 **きっちょう【吉兆】** 图よいことが起こる前[まえ]ぶれ。圏瑞兆[ずいちょう]⇔凶兆[きょうちょう] **きっさ【喫茶】** 图お茶やコーヒーなどを飲むこと。また、「喫茶店」の略。「ジャズーに入[い]りびたる」 **きっさき【切っ先・×鋒】** [名]刃物[はもの]などのとがったさき。「―するどくきりこむ」図「かたな」 **きっさてん【喫茶店】** [名]飲みものやケーキ、また軽い食事などを出す店[みせ]。「―でひと休みする」 **きつじつ【吉日】** 图⇨「きちにち」 **ぎっしゃ【牛車】** 图昔、身分の高い人をのせ、ウシに引かせた屋形[やかた]の車。「ぎゅうしゃ」とも。 **きっしょう【吉祥】** 图めでたいしるし。よいきざし。 **きっしょうてん【吉祥天】** 图↓「きちじょうてん」 **ぎっしり** [副]圃中いっぱいに、すきまなくつまっているようす。「本だなに―と本がつまっている」 **キッス** 图↓「キス」 **きつけ【気付け】** 图気絶した者を正気[しょうき]にもどすこと。また、「気付け薬」の略。 **きつけ【着付け】** 图和服をきちんと着ること。また、着せてあげること。着こなしかた。「―教室」「―がうまい」 **キッチン** 图台所。調理室。「ダイニングー」「kitchen **きつつき【×啄木鳥】** 图キツツキ科の鳥。長いくちばしで木をつついて穴をあけ、中の虫を食う。キタタキ。ケラ。 **きって【切手】** 图①「郵便切手」の略。「―の収集」②「商品切手」の略。前もってかねをはらっておき、品物とひきかえられる札[ふだ]。商品券。 **きっての【切っての】** [連体]【「~切っての」の形で]…の中で比べるもののない。…一番の。「クラスー秀才。」▽集団などをあらわす語に付く。 **きっと** [副]画①予想や推量のとおりになることを強調することば。まちがいなく。「あすは―雪になるよ」「今ごろは―神戸あたりだろう」②強い意志や要望をあらわす。何がなんでも。「―やりとげてみせる」「―またお会いしましょう」圏必ず③いつもそうなることをあらわす。必ずというほど。 <313> **きどうりょ** 「兄は街に出ると―本屋に寄る」「日曜というと―雨が降る」圏決まって▽多く、前に条件をともなう。④気の強さなどをおもてに出して、表情や態度などを厳しくするようす。「―にらみつける」「―顔を上げる」⑤意志が強く、しっかりしたようす。きっぱりと。厳重に。「―言いつけておくぞ」▼「屹度」「急度」と当てる。 **きつね【×狐】** 图イヌ科の哺乳[ほにゅう]動物。尾が長く、毛皮をえり巻きなどにする。▽人をよくだますといわれた。他人をだます人をたとえてもいう。「―と狸[たぬき]のだましあい」 狐につままれる わけがわからず、ぼんやりする。▽人をだますというキツネに、とりつかれるということから。 狐の嫁入り 日が照っているのに小雨[こさめ]ものが降ること。 **きつねうどん【狐×餛飩】** 固油あげを入れたかけうどん。▽油あげがキツネの好物であるところから。 **きつねけん【×狐×拳】** 图拳の遊びかたの一つ。両手で、キツネ・庄屋・鉄砲(=かりゅうど)の形をつくり、勝負を争う。藤八拳[とうはちけん]。庄屋拳。▽キツネは庄屋に、庄屋は鉄砲に、鉄砲はキツネに勝つ。 **きつねつき【×狐付き・×狐×憑き】** 图キツネにとりつかれたという異常な精神状態。また、そういう状態の人。 **きつねび【×狐火】** 图暗い夜、湿地[しっち]や墓地などに見える、青白く燃える火。鬼火[おにび]。 **きっぷ【切符】** 图 交通機関や劇場などの料金をしはらったしるしとなる札[ふだ]。また、品物とひきかえにわたす札。チケット。「―を切る」▽ふつう、「切っ符」とは書かない。 **きっぷ【気っ風】** 图その人の言動にあらわれる心のもちかたや傾向[けいこう]。きまえ。「―のいい人」圏気性 **きっぽう【吉報】** 图よい知らせ。うれしい知らせ。「―を待つ」圏朗報⇔凶報[きょうほう] **きづまり【気詰まり】** [形動]気分的に窮屈なこと。「―なふんいき」 **きつもん【詰問】** ⑧「[名・スル]相手を厳しく責めて、問いただすこと。「おくれた理由を―される」 **きづよい【気強い】** 囲①たよるものがあって安心である。こころづよい。「彼がいると―」圏たのもしい②負けん気が強く、弱みを見せない。「―母」圏気丈[きじょう] **きつりつ【×屹立】** 图[名・スル]高くそびえたつこと。「―するビル」 **きてい 【既定】** 图すでにきまっていること。「―の方針どおり」⇔未定 **きてい【基底】** 图基礎となる土台。もとになるもの。 **きてい** 图①きめ。また、きめられた規則。「第三条の―による」②ある性格をもつものとして形をきめること。「問題の性質を―する」 目【規程】** 图事務や手続きなどのきまり。「職務―」**▼「規定」は、条文などの一つ一つについていい、「規程」は規則全体についていう。 **ぎてい【義弟】** 图義理の弟。夫や妻の弟。また、妹の夫。⇔実弟 **ぎていしょ【議定書】** 图国際間の会議などできまったことをしるし、代表者が署名した公式文書。 **きてき【汽笛】** 图蒸気で鳴らす汽車や汽船の笛[ふえ]。 **きてん** 日【起点】** 图始まるところ。出発点。「東海**道の―となる日本橋」團始点⇔終点 **【基点】** 图基準となる点。もとになる点。「グリニッジ天文台を経度の―とする」 **きてん【機転・気転】** 图とっさの場合に、すばやく心や知恵[ちえ]がはたらくこと。「―がきく」 **きでん【貴殿】** [代名]二人称単数。手紙や賞状などで使う、改まった言い方。手紙ではふつう、男性 が対等以上の男性に使う。「―のご協力に感謝いたします」「貴下・貴君さん・貴兄[けいけい] **ぎてん【疑点】** 图疑わしいところ。疑問点。「―をただす」 **きざんたい【紀伝体】** 图歴史書で、個人の伝記を中心とする書きかた。中国の「史記」、日本の「大鏡[おおかがみ]」など。⇔編年体[へんねんたい] **きと【企図】** 图[名・スル]くわだてること。くわだて。もくろみ。「―に反した結果」 **きと【帰途】** 国かえりみち。帰路。「―に就く」 **きど【木戸】** 图◎簡単な開き戸。「裏―」②見世物小屋などの出入り口。「―銭をはらう」 **きどあいらく【喜怒哀楽】** 四漢よろこび・いかり・かなしみ・たのしみなど、人の感情のすべて。「―の激しい人」 **きとう【祈禱】** 图[名・スル]神や仏にいのること。 **きどう【気道】** 因鼻から肺までの空気の通路。鼻腔[びくう]・咽頭[いんとう]炎[えん]・気管など。 **きどう【軌道】** 图①天体やロケットなどの、きまって動く道。「―修正」②汽車や電車が通るレールのしかれた道。圏軌条 軌道に乗る ものごとがスムーズに進む。順調に進行する。「事業が―」 **をどうしゃ【気動車】** 图ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどで走る列車。ガソリンカー・ディーゼルカーなど。 **ぎどうしゅうしん【義堂周信】** 入一三二五―八八年。南北朝時代の僧[そう]ち。漢詩文を多くつくり、絶海中津[ぜっかいちゅうしん]らと並び、五山文学を代表する一人。詩文集「空華集」など。 **をどうたい【機動隊】** 图「警察機動隊」の略。緊急事態に出動して、警備や鎮圧[ちんあつ]などにあたる警察官の部隊。 **をどうらく【着道楽】** 图衣服におしまずかねをかけること。衣服をそろえ、着かざって楽しむ人。 **をどうりょく【機動力】** 图状況の変化に応じ き <314> **きとく** き て、すばやく行動できる戦術上の能力。「―のあるチーム」「―を発揮する」 **きとく【危篤】** 图病気やけがなどで、いまにも死にそうなこと。「―におちいる」「―状態」 **きとく【奇特】** [形動]おこないなどがめったにないほどりっぱで、感心なようす。「―な心の持ち主」「―にも休みを返上して働く」類[殊勝] **きとくけん【既得権】** 图すでに手に入れている権利。法律上、正当に手に入れた権利。 **きどせん【木戸銭】** 图入場料。見物料。▽芝居[しばい]や見世物小屋の出入り口でしはらうかね。 **きどたかよし【木戸孝允】** 人圈一八三三―七七年。幕末・維新の政治家。長州[ちょうしゅう]藩士。はじめは桂小五郎[かつらこごろう]と称[しょう]した。吉田松陰[しょういん]に学び、討幕運動を指導し、維新後は明治政府の中心となり、重職を歴任した。 **きどる【気取る】** 国①自分をかっこうよく見せようとして、もったいぶったりすましたりする。「気取った歩きかた」②自分がなりたいものになったつもりで、そのほんもののようすをする。「紳士を―」「役者を―」 **キナ【規那】** 图アカネ科の常緑高木。熱帯に多い。樹皮からとるキニーネはマラリアの薬。「kina **きない【×畿内】** 图昔、都の近辺の、山城[やましろ]・大和[やまと]・河内[かわち]・和泉[いずみ]・摂津[せっつ]の五国をまとめた呼び方。 **きなが【気長】** [形動]急がず、あわてないようす。「―に待つ」⇔気短[きみじか] **きながし【着流し】** 图男性の和服姿で、はかまをつけないふだん着のままの姿。「―の浪人[ろうにん]」「―姿」 **きなくさい【きな臭い】** **きなこ【黄な粉】** 图ダイズをいってひいた黄色い粉。もちやだんごなどにつけて食べる。「―餅[もち]」 **きなり【生成り】** 图①染めたりさらしたりしていない糸や布地。②生地のままで、かざりけのないこと。 **きなん【危難】** 图命にかかわるような危ないこと。非常に危ない目。「―を救う」類[危機] **ギニアわん【ギニア湾】** 图アフリカ中西部、赤道直下の湾。沿岸は昔、奴隷海岸・黄金海岸・象牙[ぞうげ]海岸・穀物[こくもつ]海岸などと呼ばれた。 **キニーネ** 图キナの木の皮からとる白色の粉薬。マラリアの特効薬。解熱剤[げねつざい]などにも。| quinine **きにち【忌日】** 图その人の死んだ月と日とが同じ日。命日[めいにち]。この日に供養をする。 **きにゅう【記入】** 图[名・スル]書きをいれること。「氏名を―する」 **ギニョール** 图指人形。また、指人形でする芝居| guignol **きにん【帰任】** 图[名・スル]ととはなれていたもとの任務や任地にもどること。「昨日談―いたしました」 **□【絹】** 图蚕[かいこ]のまゆからとった糸。また、きめの糸でつくった織物。シルク。「―を裂[さ]くような女の悲鳴」「―の道(=シルクロード)」「かぞえ方疋[ひき]・端[たん]」 目【衣】** 图「きもの」「ころも」の古い言い方。ま**た、なかみをおおっているもの。羽や皮など。「―ずれの音」「歯に―を着せない」 **きぬいと【絹糸】** 图蚕[かいこ]のまゆからとった、つやのある糸。生糸[きいと]と練り糸がある。 **きぬおりもの【絹織物】** 图絹糸でつくった織物。 **きぬがさ【絹傘・“衣×笠】** 图昔、行列の中の貴人[きじん]にさしかざしたもの。絹を張った長柄[ながえ]の傘。 **きぬかつぎ【衣被ぎ】** 图サトイモの子[こ]いもを皮のままゆでたもの。 **きぬぎぬ【衣衣・後、朝】** 图男女が共寝[ともね]した翌朝。また、その朝の別れ。「―の別れ」▽重ねてかけた衣を、それぞれ着て別れることから。 **きぬけ【気抜け】** 图[名・スル]張り合いがなくなって、ぼんやりすること。「試験が済むと―する」 **きぬごし【絹漉し】** 图絹の布でこしたもの。とくに、絹でこしたようなきめの細かいとうふ。▽きめのあらいとうふは「もめんごし」。 **きぬずれ【衣擦れ】** 图着物が、着た人の動きにつれてこすれること。また、その音。 **きぬた【×砧】** 图昔、布を打ってやわらかくしたり、つやを出したりするために使った、木や石の台。「―を打つ音」 **きね【×杵】** 图蒸した米などを、うすに入れてもちなどをつく木の道具。 **ギネスブック** 图イギリスのギネス社が発行する年刊の世界一記録集。|Guinness Book **キネマ** 图映画。シネマ。▽ kinematographから。 **きねん【祈念】** 图[名・スル]と心をこめていのること。「平和を―する」 **きねん【記念】** 图「[名・スル]思い出に残すこと。思い出として残したもの。「―写真」「―切手」「―碑[ひ]。」 **ぎねん【疑念】** 图疑いの気持ち。「―をいだく」「―をはらう」⇔疑惑 **ねんさい【祈年祭】** 图↓「としどいのまつり」 **きのう【昨日】** 图きょうの前日。「―の敵はきょうの友」▽やや改まった言い方としては「さくじつ」を使う。常用漢字表付表の語。 昨日の今日[きょう] 昨日の淵[ふち]は今日[きょう]の瀬[せ] 世の中は無常で、変わりやすいことのたとえ。▽「古今集」の「世の中は何か常なるあすか川昨日の淵ぞ今日は瀬となる」から。 **きのう【帰納】** 图」論理的な考えかたの基本となる方法の一つ。一つ一つの具体的なことがらから、それらに共通にあてはまる結論や法則をひき出すこと。「―的に推論する」「―法」↔演繹[えんえき]▽イギリスの哲学者ベーコンが重視した考えかた。 **きのう【機能】** 图囚人や組織などのもつはたらき。「大地震で都市は―を停止した」 「つかいわけ」→「能力」を見よ。 **ぎのう【技能】** 困ものごとをおこなう、うでまえ。わざ。「―賞」圏技術・技量 <315> **ぎのうオリンピック[技能オリンピック]** [名]工業技術を競う国際職業訓練競技大会。 **きのうきょう[昨日今日]** [名]ちかごろ。ごく最近。「―の出来事」 **きのうてき[機能的]** [形動]むだがなく効率のいいようす。「―な建物」 **きのえ[甲]** [名]十干の第一。こう。▽五行で、「木の兄」という意味。 **きのえね[甲子]** [名]干支の第一番目。十干の「きのえ」と、十二支の「ね」にあたる年・月・日。「かっし」とも。 **きのかいおん[紀海音]** [人]一六六三-一七四二年。江戸中期の浄瑠璃作者。豊竹座専属の座付き作者として、竹本座の近松門左衛門に対抗。作品に「椀久末松山[わんきゅうすえのまつやま]」など。 **きのくにやぶんざえもん[紀伊国屋文左衛門]** [人]生没年未詳。江戸前・中期の豪商。ミカンを紀州から江戸に運んだり、材木を買いしめたりして巨万の富をえ、奈良屋茂左衛門とともに栄華をきわめた。略して「紀文」。 **きのこ[茸・蕈]** [名]朽ち木などに生える菌類をまとめた呼び方。多くは傘形で、胞子でふえる。マツタケ・シイタケ・シメジなど。「毒―」 **きのさきにて[城の崎にて]** [作品名]一九一七年。志賀直哉の短編小説。交通事故の療養中に、宿で見聞した虫や小動物の死と生を、あざやかな文章でとらえたもの。作者のたどりついた静かな心境を示す。 **きのしたじゅんあん[木下順庵]** [人]一六二一-九八年。江戸前期の朱子学者。加賀藩邸に仕え、のち将軍徳川綱吉に学問を説いた。門下に新井白石や室鳩巣[むろきゅうそう]らがいる。 **きのしたもくたろう[木下杢太郎]** [人]一八八五-一九四五年。明治から昭和期の詩人・劇作家・医学者。静岡県生まれ。本名は太田正雄。自然主義文学に対抗する「パンの会」の結成に参加し、耽美的な作品を発表した。詩集「食後の唄」など。 **きのしたりげん[木下利玄]** [人]一八八六-一九二五年。大正期の歌人。岡山県生まれ。本名は利玄。白樺派ただ一人の歌人。年とともに写実的な作風に移った。歌集「銀」「紅玉」など。 **きのじのいわい[喜の字の祝い]** [名]「喜寿」に同じ。 **きのつらゆき[紀貫之]** [人]八六八?-九四五年ころ。平安中期の歌人。三十六歌仙の一人で、「古今集」の撰者の一人。歌風は理知的で、技巧的。土佐守となり、帰京するときの日記が「土佐日記」。家集「貫之集」。 **きのと[乙]** [名]十干の第二。おつ。▽五行で、「木の弟」という意味。 **きのときぶみ[紀時文]** [人]生没年未詳。平安中期の歌人。父は貫之。「後撰集」を選んだ梨壺の五人の一人。 **きのどく[気の毒]** [形動]相手に同情をおぼえ、かわいそうで心が痛むこと。また、めいわくをかけて申しわけないと思うこと。「―な身の上」「それは―しました」 **きのとものり[紀友則]** [人]生没年未詳。平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。紀貫之のいとこ。「古今集」の撰者の一人。おだやかな歌風をもつ。家集「友則集」。 **きのみきのまま[着の身着のまま]** [連語]現在着ているもの以外、何一つもっていないこと。「―で飛びだす」 **きのめ[木の芽]** [名]木の新芽。このめ。とくに、サンショウの若葉。「―どき」「―でんがく」 **きのめあえ[木の芽和え]** [名]サンショウの芽に、みそや砂糖などをすりまぜたもので、魚やタケノコなどをあえた料理。 **きのめどき[木の芽時]** [名]樹木の芽の出るころ。早春の三~四月ごろ。このめどき。 **きのやまい[気の病]** [名]精神のつかれなどから起こる病気。[類]気病み **きのり[気乗り]** [名]したい気になること。気が向くこと。「なんとなく―がしない」 **きのりうす[気乗り薄]** [形動]すすんで積極的にする気があまりないようす。 **きば[木場]** [名]材木を集めて、たくわえておくところ。また、材木商の多い町。 **きば[騎馬]** [名]ウマに乗ること。多くは、兵士がウマに乗ることをいう。「―巡査」「―戦」「―民族」▽「乗馬」は、ただウマに乗るという動作をいう。 **きば[牙]** [名]肉食性の動物でとくに発達した、するどい犬歯。 **きばえ[着映え]** [名]衣服を身につけると、着た人の美しさがひときわひきたつこと。 **きはく[気迫・気魄]** [名]おそれずに、たち向かっていく気力。意気ごみ。「―がこもる」「―に負ける」 **きはく[希薄・稀薄]** [形動]液体や気体などの濃度や密度が低いようす。また一般に、少なかったり、うすかったりするようす。「高地の―な空気」「やりとげようという熱意が―だ」 **きばくざい[起爆剤]** [名]①火薬を爆発させるために用いる点火薬。②ものごとのきっかけとなるもの。「変革の―」[類]起爆薬 **きはずかしい[気恥ずかしい]** [形]なんとなくはずかしい感じがする。きまりが悪い。「気恥ずかしくて言いだせない」 **きばたらき[気働き]** [名]そのときどきにかなった気配りがすばやくできること。「―がある人」[類]機転 **きはつ[揮発]** [名]ふつうの温度で、液体が気体に変わること。「―性の油」 **きばつ[奇抜]** [形動]①とびぬけて風変わりなようす。「―な服装」[類]とっぴ②他をぬきんでてすぐれているようす。「―な着想」 **きはつゆ[揮発油]** [名]石油を蒸留してできた透明な液体。ガソリン・ベンジンなど。 **きばみんぞく[騎馬民族]** [名]馬に乗り、遊牧・交易などをおこなう民族。組織力にすぐれ戦闘的で、農耕社会のたくわえた富を略奪して、時には政府をたてる。紀元前、南ロシアの草原にいたスキタイ、モンゴル高原の匈奴[きょうど]などが代表的。 **きばむ[黄ばむ]** [動]黄色みをおびる。黄色がかる。「木の葉が―」「カーテンが―」 **きばや[気早]** [形動]気が早いようす。思ったことをすぐ実行せずにはいられない性分。せっかち。 **きばらし[気晴らし]** [名]しずんだ気持ちを、さっぱりとした晴ればれしい気持ちにさせること。また、させるもの。うさばらし。「―に旅に出る」[類]気分転換・気散じ **きばる[気張る]** [動]①元気のあるところを見せようとする。意気ごんで張りきる。「必ず勝つんだと気張って試合に臨む」 ②気前よくかねを出す。はずむ。奮発する。「気張ってステレオを買う」 **きはん[規範・軌範]** [名]評価や行動の規準となるもの。てほん。 **きばん[基盤]** [名]ものごとを積みあげ発展させていく、おおもととなる土台や基礎となるもの。「経済の―が弱い」▽「基礎」は、建築物の土台。すべてのものごとを成り立たせ安定させる土台。 **きはんせん[機帆船]** [名]エンジンをのせた小型の帆船。 **きひ[忌避]** [名][-スル]いやがって、さけること。「徴兵をーする」 ②裁判で、不公平な裁判のおそれがあるとして、当事者が担当の裁判官を拒否すること。[類]回避 **きび[機微]** [名]表面からはわかりにくい、かすかで細かな事情。「人情の―を心得たあつかい」 **きび[黍、稷]** [名]イネ科の一年草。実は黄色で、きびもち・きびだんごをつくる。 **きび[吉備]** [名]古代国名。のち、備前・備中・備後・美作の四国に分かれる。 **きびき[忌引き]** [名]親族が死んだとき、その喪に服するために勤めや学校を休むこと。また、そのためにあたえられる特別の休暇。 **きびきび** [副]動作にむだがなく、すばやくて活気のあるようす。「―と働く看護婦」「内野手の―した動き」 **きびしい[厳しい]** [形]①態度について、すきがない。いいかげんなところがない。また、人をあまえさせない。「―練習」「厳しくしつける」 ②程度がはなはだしい。するどい。ひどい。「―寒さ」 **きびす[踵]** [名]「かかと」の古い言い方。「くびす」とも。 **きびだんご[黍団子]** [名]キビの粉でつくっただんご。 **きひつ[起筆]** [名]書きおこすこと。筆をおこすこと。[対]擱筆[かくひつ] **ぎひつ[偽筆]** [名]他人の字や絵をまねてかいたにせの文字や絵画。[対]真筆 **きびのまきび[吉備真備]** [人]六九五-七七五年。奈良時代の学者・廷臣。吉備地方(=岡山県)の豪族。唐に二回わたり、書籍や兵器を持ち帰る。藤原仲麻呂の乱を平定した。著書に「私教類聚」。 **きびょう[奇病]** [名]めったに患者のいない、めずらしい病気。 **ぎひょう[戯評]** [名]漫画や漫文などの形を借りてする社会批評。 **きびょうし[黄表紙]** [名]江戸時代の草双紙の一種。風刺とこっけいにあふれた、おとな向けの絵入り小説であったが、寛政の改革以後は複雑なすじだての敵討ち物に変わった。恋川春町の「金々先生栄花夢」、山東京伝の「江戸生艶気樺焼」など。▽表紙が黄色いことから。 **きひん[気品]** [名]人やものにしぜんと備わった、気高い感じ。「―がただよう」[類]品格・品位 **きひん[貴賓]** [名]身分の高い客。VIP。「―席」 **きびん[機敏]** [形動]行動が、そのときに応じてすばやいようす。「―に対処する」[類]敏速・敏捷 **きふ[寄付・寄附]** [名][-スル]学校・公共団体・寺院などの団体の役に立つように、金品を出して使いかたをまかせること。「お祭りに一万円―する」 **ぎふ[義父]** [名]義理の父。養子縁組みや結婚などによって父となった人。養父や継父や、夫や妻の父。[対]実父 **ギブアップ** [名][-スル]勝負などをあきらめること。降参する。[E]give up **ギブアンドテーク** [名]相手に利益をあたえ、相手からも利益をえること。もちつもたれつ。[E]give-and-take **きふう[気風]** [名]ある地域や集団の人々に共通している性質や考えかた。「自由を重んじる―」 <316> **きばみんぞ** き **きばみんぞ** [名]な液体。ガソリン・ベンジンなど。 **きばみんぞく【騎馬民族】** 图馬に乗り、遊牧・交易などをおこなう民族。組織力にすぐれ戦闘[せんとう]的で、農耕社会のたくわえた富を略奪して、時には政府をたてる。紀元前、南ロシアの草原にいたスキタイ、モンゴル高原の匈奴[きょうど]などが代表的。 **きばむ【黄ばむ】** 国黄色みをおびる。黄色がかる。「木の葉が―」「カーテンがー」 **きばや【気早】** [形動]気が早いようす。思ったことをすぐ実行せずにはいられない性分[しょうぶん]。せっかち。 **きばらし【気晴らし】** 图しずんだ気持ちを、さっぱりとした晴ればれしい気持ちにさせること。また、させるもの。うさばらし。「―に旅に出る」圏気分転換・気散じ **きばる【気張る】** 国●元気のあるところを見せようとする。意気ごんで張りきる。「必ず勝つんだと気張って試合に臨[のぞ]む」②気前よくかねを出す。はずむ。奮発[ふんぱつ]する。「気張ってステレオを買う」 **きはん【規範・軌範】** 图評価や行動の規準となるもの。てほん。 「つかいわけ」「模範[もはん]」を見よ。 **きばん【基盤】** 図ものごとを積みあげ発展させていく、おおもととなる土台や基礎[きそ]となるもの。「経済のーが弱い」▽「基礎」は、建築物の土台。すべてのものごとを成り立たせ安定させる土台。 **きはんせん【機帆船】** 图エンジンをのせた小型の帆船。 **きひ【忌避】** 图[名・スル]①いやがって、さけること。「徴兵をーする」②裁判で、不公平な裁判のおそれがあるとして、当事者が担当の裁判官を拒否すること。回避 **きび【機徴】** 图表面からはわかりにくい、かすかで細かな事情。「人情の―を心得たあつかい」 **きび【黍、稷】** 图イネ科の一年草。実は黄色で、きびもち・きびだんごをつくる。 **きび【吉備】** 图古代国名。のち、備前[びぜん]・備中[びっちゅう] 備後[びんご]・美作[みまさか]の四国に分かれる。 **きびき【忌引き】** 图親族が死んだとき、その喪[も]に服するために勤めや学校を休むこと。また、そのためにあたえられる特別の休暇[きゅうか]。 **きびきび** [副]画「動作にむだがなく、すばやくて活気のあるようす。「―と働く看護婦」「内野手の―した動き」 **きびしい【厳しい】** 囲①態度について、すきがない。いいかげんなところがない。また、人をあまえさせない。「―練習」「厳しくしつける」②程度がはなはだしい。するどい。ひどい。「―寒さ」 **きびす【×踵】** 图「かかと」の古い言い方。「くびす」とも。 踵を返す ひきかえす。類[踵をめぐらす] 踵を接する あとからあとから続く。「きびすを接してゴールインする」 **きびだんご【×黍団子】** 图キビの粉でつくっただんご。 **きひつ【起筆】** 图[名・スル]と書きおこすこと。筆をおこすこと。⇔擱筆[かくひつ] **ぎひつ【偽筆】** 图他人の字や絵をまねてかいたにせの文字や絵画。⇔真筆[しんぴつ] きび(驥尾)に付[ふ]ぃす すぐれた先輩[せんぱい]のあとにつき従って、自力ではとうてい行けないところまで出世すること。驥尾に付[つ]く。▽アオバエが良馬のしっぽについて遠くまで行ったことから。「驥」は、一日に一○○○里も走るという駿馬[しゅんめ]ん。中国、「史記」から。 **きびのまきび【吉備真備】** 人图六九五―七七五年。奈良時代の学者・廷臣[ていしん]。吉備地方(=岡山県)の豪族。唐に二回わたり、書籍や兵器をもたらす。藤原仲麻呂[ふじわらのなかまろ]の乱を平定した。著書に「私教類聚[しきょうるいしゅう]」。 **きびょう【奇病】** 图めったに患者のいない、めずらしい病気。 **ぎひょう【戯評】** 图漫画や漫文などの形を借りて する社会批評。 **きびょうし【黄表紙】** 圓圖江戸時代の草双紙[くさぞうし]の一種。風刺[ふうし]とこっけいにあふれた、おとな向けの絵入り小説であったが、寛政[かんせい]の改革以後は複雑なすじだての敵討[かたきう]ち物に変わった。恋川春町[こいかわはるまち]の「金々先生栄花夢[きんきんせんせいえいがのゆめ]」、山東京伝[さんとうきょうでん]の「江戸生艶気樺焼[えどうまれうわきのかばやき]」など。▽表紙が黄色いことから。 **きひん【気品】** 国人やものにしぜんと備わった、気高い感じ。「―がただよう」類[品格・品位] **きひん【貴賓】** 图身分の高い客。VIP。「―席」 **きびん【機敏】** [形動]行動が、そのときに応じてすばやいようす。「―に対処する」圏敏速・敏捷[びんしょう] **きふ【寄付・寄附】** 图[名・スル]学校・公共団体・寺院などの団体の役に立つように、金品を出して使いかたをまかせること。「お祭りに一万円―する」「かぞえ方口[くち]」 「つかいわけ」→「贈与」を見よ。 つかいわけ寄付・寄贈・寄進 「寄付」は、個人の力でできる範囲[はんい]で団体にものやかねをさし出す。「一○○○円ずつ寄付を集める」。「寄贈」は、相手が公的な立場の団体で金品の額が大きい場合に使う。「母校に蔵書を寄贈する」。「寄進」は、社寺に金品を寄付する場合に使う。「神社に太鼓は、を寄進する」。 **ぎふ【義父】** 图義理の父。養子縁組みや結婚などによって父となった人。養父や継父[けいふ]や、夫や妻の父。⇔実父 **ギブアップ** 图[名・スル]勝負などをあきらめること。降参すること。「give up **ギブアンドテーク** 图相手に利益をあたえ、相手からも利益をえること。もちつもたれつ。-give-and-take **きふう【気風】** 图ある地域や集団の人々に共通している性質や考えかた。「自由を重んじる―」 <317> **きふく[起伏]** [名][-スル]①土地が高くなったり、低くなったりしていること。高低。「―の多い土地」 ②盛んになったり、おとろえたりすること。高まったり、落ちこんだりすること。「―に富んだ一生」「激しく―する感情」[類]変化 **きふく[帰服・帰伏]** [名][-スル]敵であるのをやめて、服従すること。「朝廷に―する」 **きぶくれる[着膨れる・着脹れる]** [動]重ね着などをして、からだ全体がふくれる。 **きふじん[貴婦人]** [名]身分が高く、上品な女性。 **ギプス** [名]骨折した部分などを固定するために使う、包帯を石膏で固めたもの。[G]Gips **きぶつ[器物]** [名]生活に使う、器や道具類。「―損壊罪」 **キブツ** [名]イスラエルの農業共同体。また、そこで管理する集団農場。▽ヘブライ語。 **ギフト** [名]おくりもの。進物。「―券」[E]gift **ギフトカード** [名]贈答用の商品券。また、おくりものにそえるあいさつ状。 **きぶとり[着太り]** [名]厚着をしたため、太って見えること。きぶくれ。また、衣服をつけると実際より太って見えること。[対]着やせ **きふるし[着古し]** [名]長いあいだ着て古くなった衣服。ふるぎ。 **キプロス** [国名]正式国名は、キプロス共和国。地中海の東部にある島国。トルコ系とギリシャ系住民の対立が続いている。面積約九〇〇〇平方㌔。首都ニコシア。 **きぶん[気分]** [名]①そのときどきの状況に反応して起こる心とからだの状態。「船酔いで―が悪い」「―転換に散歩する」 ②それらしい感じ。ふんいき。「正月―」 **ぎふん[義憤]** [名]正義にはずれたことに対して感じるいかり。「―にかられる」[類]公憤 **ぎぶん[戯文]** [名]いたずら半分に書いた文章。たわむれに書いた文章。 **きへい[騎兵]** [名]ウマに乗って戦う兵士。軍隊。「―隊」 **きへいたい[奇兵隊]** [名]幕末、長州藩の軍隊。高杉晋作が足軽・農民・町人を集めて組織し、第二次長州征伐や戊辰戦争で活躍した。 **きへき[奇癖]** [名]ふつうの人にはない奇妙なくせや習慣。「―の持ち主」 **きべん[詭弁]** [名]道理に合わないことを正しいように言いくるめる、ごまかしの理屈。「―を弄する」 **きぼ[規模]** [名]ものの構えや仕組みの大きさ。「全国的な―の環境整備」「壮大な―のキャンパス」 **ぎぼ[義母]** [名]義理の母。養子縁組みや結婚などによって母となった人。養母や継母、夫や妻の母。[対]実母 **きほう[気泡]** [名]液体や固体の中にある気体のあわ。 **きほう[既報]** [名]すでに報道・報告してあること。「―のとおり実施」 **きぼう[希望]** [名]①「こうしたいと願う気持ち。また、こうなってほしいと期待する気持ち。のぞみ。「進学を―する」「将来に―がもてる」[類]願望②[文法]そうなることを望む気持ちを表現する言いかた。口語では、動詞の連用形に助動詞「たい」を付けてあらわす。「食べたい」。文語では、「たし」「まほし」を付けてあらわす。「咲かまほし(=咲いてほしい)」。▽「たがる」は、…したいという気持ちを形にあらわすこと。 **ぎほう[技法]** [名]芸術やスポーツなどで、表現技術とその方法。[類]手法 **ぎぼうしゅ[擬宝珠]** [名]⇒「ぎぼし」 **きぼうてき[希望的]** [形動]そうなってほしいという期待にかたむいているようす。「―観測」 **きぼく[亀卜]** [名]古代の占いで、カメの甲らを焼き、そのさけ目から吉凶を判断したもの。 **ぎぼし[擬宝珠]** [名]①欄干の柱の頭などにつける、球形で頂部のとがった、ネギの花に似たかざり。「ぎぼうし」「ぎぼうしゅ」とも。②ユリ科の多年草。夏、白やうすむらさきのユリに似たじょうご状の花が咲く。 **きぼね[気骨]** が折れる 気づかれする。 **きぼり[木彫り]** [名]木を使って彫刻したもの。木彫。「―の熊」 **きほん[基本]** [名]ある分野のものごとが成り立つのに必要な条件、または技術。「ピアノ演奏のー」「―料金」 **きほんご[基本語]** [名]ある分野のことを理解するための、もとになる必要な単語。「平安朝文学研究の―」▽「基礎語」は、その言語のどの分野にも土台として必要な単語。「ひと・もの・取る・見る」などは基礎語である。 **きほんてきじんけん[基本的人権]** [名]人間が人間らしく生きるために、人種や身分によって左右されずに当然もっているべき権利と自由。▽日本国憲法では、生命の尊重、法のもとの平等の保障、思想・信教・集会・表現・学問の自由、参政権など。 **ぎまい[義妹]** [名]義理の妹。夫や妻の妹。また、弟の妻。[対]実妹 **きまえ[気前]** [名]ものを、おしがらずに出す。「―よくおごる」 <318> **きまぐれ[気紛れ]** [形動]①長続きせず、そのときどきの気分でものごとをすること。「―な性格」 ②変わりやすく予想の立たないこと。「―な空模様」 **きまじめ[生真面目]** [形動]まじめすぎて、融通のきかないようす。「―な若者」▽「気まじめ」は誤り。 **きまずい[気不味い]** [形]たがいの気持ちが合わず、人間関係がうまくいかなくて困る。「―思いをする」「―空気」 **きまたおさむ[木俣修]** [人]一九〇六-八三年。昭和期の歌人・国文学者。滋賀県生まれ。本名は修二。北原白秋に師事し、ロマン主義からしだいに現実への関心を深めていった。歌集「冬暦」など。 **きまつ[期末]** [名]きめられた期間の終わり。「―試験」「―決算」[対]期首 **きまって[決まって]** [副]①習慣的に。例外なく。いつも。「―通る道」「―四時に目が覚める」 ②当然の。「呼ばれたら返事をするのはーことだ」 **きまま[気儘]** [形動]自分のしたいようにすること。「勝手―」「―にふるまう」 **きまり[決まり・極まり]** [名]①きめられたこと。規則。「―を破る」 ②ものごとの区切りやおさまり。決着。「仕事に―をつける」「勝負の―がつく」 ③[-お決まり]の形で、いつもと同じようで、かわりばえのしないことを皮肉をこめて言う表現。「おーのコース」 **きまりきった[決まり切った]** [連体]①型にはまった。代わりばえのしない。「―質問」「―やりかた」 **きまりて[決まり手]** [名]すもうで、勝負がついたときのわざ。 **きまりもんく[決まり文句]** [名]その場面になるといつも使われる、型にはまった表現。紋切り型。 **きまりわるい[きまり悪い]** [形]ほめられたとき、失敗したときなど、その場でどんな顔つきをしていいかわからず、落ち着かないようす。 **きまる[決まる・極まる]** [動]①結果や結論がはっきり出る。決定する。「委員長が―」 ②スポーツなどで、しかけたわざがうまくかかる。勝負がつく。「上手投げが―」 ③服装や身のこなし、ものの言いかたなどが、その場にふさわしくぴたりとはまる。「彼の司会ぶりはみごとに決まっていた」▽冷やかしぎみにほめても言う。「お父さん、きょうのネクタイ決まってるね」 ④[-に(と)決まっている]の形で、必ず…するにちがいない、という意味をあらわす。「あとでくやむに決まっている」 ⑤[-決まって~する]の形で、いつも…する。「当てられると彼は決まってできないという」 **ぎまん[欺瞞]** [名]ごまかし、相手をだますこと。「国民を―する発言」▽[文]文章語。 **きみ[君]** [代]①〈名〉国を治める人。君主。②自分の仕える人。主君。③人に対する敬意をあらわす。お方。「背の―」 ④〈代〉二人称単数。おもに男性が、自分と同じくらいか、目下の相手を呼ぶことば。「―とは同じ大学の出身だ」[対]僕 **きみ[気味]** [名]①感じ。気持ち。きび。「―が悪い」▽「いい気味だ」の形で、相手の失敗を喜ぶ表現となる。②そのような傾向。「働きすぎの―がある」 **きみ[黄身]** [名]卵の中にある、丸く黄色い部分。卵黄。[対]白身▽「黄味」は誤り。 **ぎみ[君]** [接尾][-君]の形で、他人の親族などを敬って呼ぶときにつける語。「母―によろしく」[類]上 **ぎみ[気味]** [接尾][-ぎみ]の形で、やや…の傾向があることをあらわす。「かぜ―」「あせり―」 **きみじか[気短]** [形動]せかせかと行動したり、じっとしていられず、すぐ人をしかったりするようす。「年をとって―になる」「―な男」[対]気長 **きみつ[気密]** [名]空気などの気体を通さないこと。「―状態」「―性の高い服」 **きみつ[機密]** [名]政治・軍事・企業などの、たいせつな秘密。「―書類」 **きみゃく[気脈]** を通じる ひそかに連絡をとりあって、たがいの気持ちを通じあう。 **きみょう[奇妙]** [形動]ふつうにはありえないようなふしぎなようす。「ここで会うとは―な縁だ」「―希代な出来事」 **きみょうきてれつ[奇妙奇天烈]** [形動]ふつうとはひどくちがうようす。ふしぎに変わっているようす。▽「きてれつ」は、「奇妙」を強めることば。 **きみょうちょうらい[帰命頂礼]** [名]仏に深く帰依して、身をささげること。▽「頂礼」は、頭を仏の足につけて礼拝すること。 **きみわるい[気味悪い]** [形]なんとなくおそろしくていやな気持ちだ。 **ぎむ[義務]** [名]人が社会で生活するうえで、しなければならないことがら。「―を負う」[対]権利 <319> **きやく** ばならないことがら。「―を負う」⇔権利 「つかいわけ義務・任務| 「義務」は、道徳的・法律的に当然しなければならないこと。おこたらないことを強制される。「納税の義務」。「任務」は、組織の中で自分にあたえられた、責任をもってなすべき仕事。「重大な任務」。 **ぎむきょういく【義務教育】** 图国民が、子供に受けさせなければならない普通[ふつう]教育。日本では小学校と中学校の九年間。 **きむずかしい 【気難しい】** 囲自分の好みにこだわりすぎて気に入るものの少ないようす。なかなか他人に心をひらかない。「―老人」 **きむすめ【生娘】** 图まだ、世の中のことや男性のことをよく知らない純真な娘[むすめ]。処女。 **キムチ【沈、菜】** 图ハクサイなどを塩づけにし、いろいろな香辛料を加えた朝鮮[ちょうせん]のつけもの。朝鮮づけ。▽朝鮮語。 **きむらひさし 【木村栄】** 闪图一八七〇―一九四三年。明治から昭和期の地球物理学者。石川県生まれ。地球の緯度変化を観測し、それまでの変化の関係式を正す「Z項[ゼットこう](木村項)」を発見した。 目【木目】** 图木材の表面の模様。もくめ。** **きめ** 目【肌理】** 图皮ふやものの表面の手ざわり。**「―があらい」 **きめい【記名】** 图「[名・スル]名前を書くこと。「持ちものにはーすること」▽法律では、「記名」は手書きのほかゴム印・印刷・代筆でもよい。「署名」は手書き。 **ぎめい【偽名】** 图にせの名前。「―を使う」→本名[ほんみょう]・実名[じつめい] **きめこまか【木目細か・『肌、理細か】** [形動]皮ふやものの表面、心くばり、仕事などから受ける感じがこまやかなようす。「―な配慮」 **きめこみにんぎょう【木目込み人形】** 图木ぼりの人形に溝を刻み、金襴[きんらん]やちりめんなどの布地の はしをうめこんで衣装をつけたもの。賀茂川[かもがわ]人形。 **きめこむ【決め込む】** 国①勝手[かって]にきめてしまう。②そしらぬ顔でまわりをあざむくことをする。「たぬき寝入りを―」「ねこばばを―」 **きめつける【決め付ける】** 下①自分の一方的な断定を下す。断定的にものを言う。「犯人だと―」②型どおりに、その場にぴったり合わせている。「ダークスーツでー」 **きめて【決め手】** 图勝負やもめごとなどを決定したり解決したりするための、最後の手段やよりどころ。「―を欠く」「―となる証拠[しょうこ]」 **きめどころ【決め所】** 图①決めるのによいところ。また、その時機。②急所。 **きめる【決める・“極める】** 下□①結果や結論を出す。決定する。はっきりさせる。「勝敗を―」「役員をー」②決心する。「選挙に出馬することを―」③決定的なわざなどを成功させる。「外がけを―」「トライをー」④いつもそうする。「酒はビールときめている」⑤そうなるものと思いこむ。「父がはらってくれるものと決めている」 **きめん(鬼面)** 人[ひと]とを驚[おどろ]かす 鬼の面のように、みせかけをおおげさにして人をおどろかす。 **きも【肝・胆】** 图①内臓。とくに、肝臓。レバー。②精神。また、精神力。 肝が据わる どんなときでも落ち着いていて、おどろかない。びくともしない。 肝が太い ものごとをおそれず、大胆[だいたん]である。ずぶとい。 肝に銘[めい]ずる 心に深く刻みこんで忘れない。 肝を煎[い]る 気をいらいらさせる。 肝を潰[つぶ]す ひどくびっくりする。非常におどろく。 肝を消す 肝を嘗[な]める 自分から苦しみを経験する。圏臥薪嘗胆[がしんしょうたん] 肝を冷やす ぞっとする。おどろきおそれて、ひやりとする。 **きもいり【肝煎り】** 图あいだに立っていろいろと世話をすること。また、その人。「知人の一で就職する」▽「肝入り」は誤り。 **きもだめし【肝試し】** 图おそろしそうな場所へ行かせて、勇気があるかどうかをためすこと。また、そのためのもよおし。 **きもち【気持ち】** 图①周囲のものごとや人に対して起こる心の状態。また、心のもちかた。「―のいい一日」「―をひきしめる」類[心情]②健康状態についての感じ。気分。「車酔[くるまよ]いして―が悪い」③実際の行為の内容はともかく、この行為をしようとする意志。わずかな意志。「―ばかりの品ですが」④ほんのわずか。そのちがいが、わかるかわからないかぐらいの程度。「―だけ、音をしぼってくれ」 「つかいわけ」→「気分」を見よ。 **きもったま【肝っ玉・肝っ。魂】** 图何ものもおそれない度胸。きもたま。「―のすわった人」 **きもの【着物】** 图①身につけて着るもの。衣服。衣類。②洋服に対して、和服。「家では―だよ」 **きもん【鬼門】** 图陰陽道説[おんみょうどう]で、悪鬼[あっき]がいるとした艮[うしとら](=北東)の方角。↔裏鬼門[うらきもん]②苦手な相手や場所など。「あの先生は―だ」 **ぎもん【疑問】** 图ほんとうかどうか、わからないと、自分の心の中で思うこと。「―をいだく」「―の余地はない」▽「質問」は他人にそれをたずねること。 **ぎもんふ【疑問符】** 图ヨーロッパ語で、疑問文に付ける符号[ふごう]」。クエスチョンマーク。「?」 **ギヤ** 图↓「ギア」 **きやく【規約】** 圀関係者で相談してきめた、会や団体を動かしていくためのきまり。「同好会の―」圏規定 き <320> **きゃく** き **きゃく [客]** ・6画 全9画 客 客 客 客 **きゃく[客]** [名]◎たずねてきて身を寄せる人。招かれた人。「―をもてなす」↔主②かねをはらって、ものを買ったり、見物したり、乗り物に乗ったりする人。「―の入[い]りがいい」③その方面で、かなりの実力をもつ人。④主体・自分に対するもの。↔主⑤旅さき。旅人。「不帰の―となる(=死ぬ)」◎過ぎさったこと。⑦器[うつわ]などを数えることば。「吸い物椀[わん]五―」 > キャク ①客員[きゃくいん] 客間[きゃくま] 接客[せっきゃく] 珍客[ちんきゃく] 来客[らいきゃく] ②客足[きゃくあし] 客車[きゃくしゃ] 客席[きゃくせき] 観光客[かんこうきゃく] 乗客[じょうきゃく] ④客観[きゃっかん] 客体[きゃくたい] ⑤食客[しょっかく](殺) ⑥俠客[きょうかく] 剣客[けんかく](乾く) 論客[ろんかく](穀) ⑦主客転倒[しゅかくてんとう] 客死[かくし] 過客[かかく] 旅客[りょかく](敷く) ⑧客月[かくげつ] 客年[きゃくねん] 客臘[かくろう] > 客人[まろうど] **きゃく [知]** ・5画 全8画 却 却 却 却 **きゃく [知]** [動]◎後ろへさがる。②しりぞける。おしかえす。③すっかりなくす。と。 > キャク ①退却[たいきゃく] ②却下[きゃっか] 返却[へんきゃく] ③焼却[しょうきゃく] 売却[ばいきゃく] 忘却[ぼうきゃく] 滅却[めっきゃく] > 却[かえ]って **きゃく[脚]** 月・7画 全11画 脚 脚 脚 脚 **きゃく[脚]** [名]①あし。②足下にあって全体を支えているもの。③机・いすなど、あしのある家具を数えることば。「いす一ヤ1―」 > キャク ①脚光[きゃっこう] 脚力[きゃくりょく] 健脚[けんきゃく] ②脚注[きゃくちゅう] ③脚本[きゃくほん] 三脚[さんきゃく] > キャ 脚絆[きゃはん] > あし 脚気[かっけ] > 行脚[あんぎゃ] > 雨脚[あまあし] 雲脚[くもあし] 机の脚[あし] **きゃく【客】** 图→漢字項目を見よ。 **きゃく【脚】** [造語]→漢字項目を見よ。 **ぎゃく「逆]** ・6画 全9画 逆 逆 逆 逆 **ぎゃく「逆]** [名]①順序や方向などが反対であること。さかさま。「左右が―になる」「―をつく」「―もまた真なり」⇔順②さからう。そむく。③うまくいかない。順調でない。④来るものをむかえる。 > ギャク ①逆縁[ぎゃくえん] 逆行[ぎゃっこう] 逆転[ぎゃくてん] 逆輸入[ぎゃくゆにゅう] 逆流[ぎゃくりゅう] 順逆[じゅんぎゃく] ②逆襲[ぎゃくしゅう] 逆上[ぎゃくじょう] 反逆[はんぎゃく] ③逆運[ぎゃくうん] 逆境[ぎゃっきょう] > さか 逆恨[さかうら]み 逆子[さかご] 逆様[さかさま] 逆手[さかて] 逆立[さかだ]つ > さからう 流れに逆[さか]らう > 逆上[のぼ]せる 逆旅[げきりょ](=旅館) 逆鱗[げきりん] 逆浪[げきろう] > 吃逆[しゃっくり] 逆は必ずしも真ならず たとえば「犬は動物である」という判断(原判断)に対して、「動物は犬である」という逆は、必ずしも真ではないということ。 逆を取る 相手がしかけてきた方法を使って逆に相手をやりこめる。 **ぎゃく[虐]** 虍・3画 全9画 虐 虐 虐 虐 **ぎゃく[虐]** [動]むごいあつかいをする。 > ギャク 虐殺[ぎゃくさつ] 虐使[ぎゃくし] 虐待[ぎゃくたい] 悪虐[あくぎゃく] 残虐[ざんぎゃく] > ぎゃ 自虐[じぎゃく] 弑虐[しいぎゃく] 暴虐[ぼうぎゃく] > しいたげる 動物を虐[しいた]げる > 虐[いじ]める **ぎゃく【逆】** 图[形動]→漢字項目を見よ。 **ギャグ** 图見る人を笑わせる、即興[そっきょう]のこっけいな動作やせりふ。「gag **きゃくあし 【客足】** 图商店や劇場などに来る客の集まりぐあい。「雨で―がにぶる」 **きゃくあしらい【客あしらい】** 图客をもてなすこと。客への応対のしかた。履客扱[きゃくあつか]い **きゃくあつかい【客扱い】** 图客としてあつかうこと。また、客に接する態度や方法。客あしらい **きゃくいん【客員】** 图団体や会社などに正式の職員でなく、外部から招かれて短期間加わる人。「かくいん」とも。「―教授」 **きゃくいん【脚韻】** 图詩歌[しいか]の句末を同じ音にそろえること。「―をふむ」⇔頭韻[とういん] **きゃくうけ【客受け】** 图客の受ける感じ。客からの評判。 **きゃくえん【客演】** 图[名・スル]」俳優や演奏家などが、よその劇団や楽団などに招かれて出演すること。 **ぎゃくえん【逆縁】** 图①親が生きのこって子の供養[くよう]をすること。⇔順縁②仏教で、悪事をはたらいたことが縁で仏道にはいること。 **きゃくご【客語】** [文法]目的語。 **ぎゃくこうか【逆効果】** 图予想とは反対の効果。ぎゃっこうか。「彼のためを思ってしたことが、―だった」 **ぎゃくこうせん【逆光線】** 图自分と向かいあったものの後ろからさす光。逆光。ぎゃっこうせん。 **ぎゃくコース【逆コース】** 图①道順がふつうとは反対であること。②政治や社会の進歩に逆らう動きや思想。 **ぎゃくさつ【虐殺】** 图「[名・スル]むごたらしいやりかたで殺すこと。「捕虜[ほりょ]を――する」「類[惨殺] **ぎゃくさん【逆算】** 图[名・スル]終わりのほうから初めのほうへと、数えること。ふつうとは逆の順序でする計算。「没年[ぼつねん]から生年を―する」 **ぎゃくさんかくけい【逆三角形】** 图底辺が上、頂点が下になった三角形。ぎゃくさんかっけい。 **きゃくしき【格式】** 图「格」は、律令を補足する法令。「式」は、律令を施行するための細則。「律令―」「弘仁―」「延喜―」 **きゃくしゃ【客車】** 图鉄道で、乗客を乗せて運ぶ車両。⇔貨車 **ぎゃくしゅう【逆襲】** 图[名・スル]とせめられて守っていた <321> **キャスト** ほうが、逆にせめにまわること。「土壇場[どたんば]にたんの―」 **ぎゃくじょう【逆上】** 图[名・スル]かっとなって冷静な判断のできなくなること。「―してつかみかかる」 **きゃくしょうばい【客商売】** 图客をもてなす商売。旅館や飲食店など。 **ぎゃくたい【虐待】** 图「[名・スル]とひどく残酷[ざんこく]にあつかうこと。しいたげること。「動物を―する」→愛護[あいご] **きゃくだね【客種】** 图店などに来る客の階層[かいそう]。客筋[きゃくすじ] **きゃくしょく【脚色】** 图[名・スル]函◎小説や事件の記録などを、劇や映画などの脚本に書きかえること。②話をおおげさにしたり、ないことをつけくわえたりしておもしろくすること。類[潤色] **ぎゃくすう【逆数】** 图ある数に対して、1をその数で割った数。たとえば、2の逆数は1/2。 **きゃくすじ【客筋】** 图店に来る客の身分・職業や人柄。刀客種[きゃくだね] **きゃくせき【客席】** 图客の座る席。 **ぎゃくせつ【逆接】** 図[文法]前の文(句)のいうことに対して、逆の関係(=矛盾[むじゅん]や対立)にある後の文(句)が続く関係。「しかし」「けれども」などの接続詞、「が」「でも」「のに」などの接続助詞であらわす。たとえば、「能力はある。しかし、成績はよくない」「日はしずんだが、まだ外は明るい」など。⇔順接 **きゃくちゅう【脚注】** 图書物の、本文の下につけた注釈。フットノート。⇔頭注[とうちゅう] **きゃくて【逆手】** 图①ものをふつうと反対ににぎること。「鉄棒を―ににぎる」→順手[じゅんて]②柔道;などで、相手の関節を逆に曲げてせめるわざ。「―をとる」③相手の言ったことを利用して、逆にやりこめること。「―にとる」▼「さかて」とも。 逆手を打つ 相手の予想とは反対の方法をとる。 **ぎゃくてん【逆転】** 图[名・スル]―』①それまでと反対の向きに回転すること。「エンジンを―させる」②ことのなりゆきが、それまでと反対になること。「形勢がーする」「―ホームラン」▽「逆点」は誤り。 **ぎゃくせつ【逆説】** 图修辞法の一つ。表現の上では一見真理に反するように見えて、実は真理を言いえていることば。パラドックス。「急がば回れ」「負けるが勝ち」など。 **きゃくせん【客船】** 图旅客を乗せて運ぶ船。豪華[ごうか] *客船には、食堂・プール・劇場などの設備もある。⇔貨物船[かもつせん] **ぎゃくせんでん【逆宣伝】** 图[名・スル]乏相手の宣伝を利用して、逆に相手が不利になるように宣伝すること。 **きゃくせんび【脚線美】** 图女性の足の、すんなりと のびた長さや曲線の美しさ。 **ぎゃくぞく【逆賊】** 图主君にそむいて謀反[むほん]を起こした悪者。逆臣[ぎゃくしん] **ぎゃくふう【逆風】** 图田①進行方向からふいてくる風。向かい風。②不利であること。不利な状況[じょうきょう]。「保守派に―の選挙」「―にたえる経済界」順風[じゅんぷう] **きゃくほん【脚本】** 图演劇や映画の、せりふ・動作・舞台装置などを書いた本。台本。シナリオ。「―家」 **きゃくま【客間】** 图客を通してもてなす部屋へ。応接間。「―に通す」→居間 **ぎゃくもどり【逆戻り】** 图[名・スル]もとの状態にもどること。「冬に―したような寒さ」圏逆行[ぎゃっこう] つかいわけ後戻り・逆戻り 「後戻り」は、もと来た方向(ひき返すこと。「今来た道を後戻りする」。「逆戻り」は、進むべき方向に進まずに、もとの状態にもどること。「交渉にいっはふりだしに逆戻りだ」。 **ぎゃくゆにゅう【逆輸入】** 图[名・スル] 一度輸出した品や、それを加工した品を輸入すること。 **ぎゃくよう【逆用】** 图[名・スル]下ともとの目的とは反対の目的に、うまく利用すること。「敵の宣伝を―する」 **きゃくよせ【客寄せ】** 图買い物客や観客などを、数多く集めること。また、そのための手段。 **ぎゃくりゅう【逆流】** 图「[名・スル]ふだんとは反対の方向に流れること。「高潮で川が―する」 **きゃくりょく【脚力】** 图歩いたり走ったりするための足の力。「―がある」 **ギャザー** 图布をぬいちぢめて細かいひだをつくること。また、そのひだ。「ースカート」「―をよせる」| gather **きゃしゃ【華奢・『花車】** [形動]①姿や形がほっそりとしていて弱々しく、品のいいようす。「―なからだつき」②つくりかたががんじょうでなく、こわれやすそうなようす。「―にできた机」 **きやすい【気安い】** 囮①遠慮[えんりょ]や気がわがない。「気安く話しかける」類[気楽・気軽] **キャスター** 图①「ニュースキャスター」の略。②家具などを移動させるためにつける、方向が自由に変わる小さな車。「caster **キャスティングボート** 图①賛成と反対が同数のとき、議長がもつ決定権。②二大勢力の力が同程度のとき、第三の勢力がもつことになる決定権。「―をにぎる」」「casting vote **キャスト** 图映画や演劇で、配役。「オールスター」- cast き <322> **きやすめ[気休め]** [名]そのときだけの安心。また、安心させるためのあてにならないことば。「―を言う」 **きやせ[着痩せ]** [名]衣服を着ると、実際の体格よりもやせて見えること。[対]着太り **きゃたつ[脚立]** [名]ふみ台の一種。はしごを両側から合わせ、上にふみ板をつけた形。 **キャタピラ** [名]鋼鉄の板を帯状にして、前後の二つの車輪をつなぎ、回転するようにしたもの。でこぼこ道などでも走れる。トラクターやブルドーザーなどにつける。無限軌道。▽商標名。もと、毛虫・いも虫という意味。[E]caterpillar **きゃっか[却下]** [名][-スル]役所や裁判所が願い出や訴訟をとりあげないこと。「申請を―する」[類]棄却[ききゃく] **きゃっか[脚下]** [名]あしもと。足の下。「―は切りたつ断崖絶壁[だんがいぜっぺき]」 **きゃっかん[客観]** [名]①主観の、はたらきかける対象。②人間の精神作用とは独立に存在するもの。[類]客体[対]主観 **きゃっかんてき[客観的]** [形動]頭で考えただけの見かたや気持ちによるのではなく、事実にもとづいて判断を下すようす。また、だれの目から見ても確かだと思われる見かたや考えかたによるようす。「―な報告」[対]主観的 **ぎゃっきょう[逆境]** [名]思いどおりにいかず、苦労やつらいことが多くて、めぐまれない身の上。「―にたえて生きる」[対]順境 **きゃっこう[脚光]** [名]舞台で俳優を足もとから照らす光。フットライト。 **ぎゃっこう[逆行]** [名][-スル]いままでの流れや進む方向とは反対の方向に進むこと。「時代に―する考えかた」[対]順行 **キャッシュ** [名]現金。「―でしはらう」[E]cash **キャッシュカード** [名]銀行や郵便局などで、機械でかねをひき出したり、預けたりするときに使う磁気カード。[E]cash card **キャッシュレス** [名]現金を使わないで、カードなどではらいを済ませること。[E]cashとlessから。和 **キャッチ** [名][-スル]とらえること。つかまえること。また、受けとること。「情報を―する」「ボールをーする」[E]catch **キャッチフレーズ** [名]宣伝などのための短くて印象に残る文句。うたい文句。[E]catch phrase **キャッチボール** [名]二人でボールを投げあうこと。[E]catchとballから。和 **キャッチャー** [名]野球で、投手のボールを受け、本塁を守る選手。捕手。[E]catcher **キャッツアイ** [名]①宝石の一つ。猫目石。▽ネコの目のような、光るすじが見えることから。②道路にうめこまれた鋲。車のライトを受けて光る。[E]cat's-eye **キャップ** [名]①ペンや瓶などのふた。②まわりにつばがない帽子。③報道関係などで、グループの責任者。長。「キャプテン」の略。[E]cap **ギャップ** [名]みぞ。へだたり。くいちがい。「理想と現実との―をうめる」▽考えかたなどについて使うことが多い。[E]gap **キャディー** [名]ゴルフ場で、道具を運んだりして競技者の手助けをする人。キャデー。[E]caddie **キャパシティー** [名]①容量。収容能力。受容力。「劇場の―」 ②能力。才能。「ビジネスー」[E]capacity **キャビア** [名]チョウザメの卵を塩づけにしたもの。トリュフ・フォアグラとともに、世界三大珍味の一つ。[R]caviar **キャピタル** [名]①首都。首府。②アルファベットの大文字。「―レター」 ③資本。もとで。[E]capital **キャピタルゲイン** [名]株式や土地などの売買によって得る収益。売買益。資本利得。☆キャピタルロス[E]capital gain **キャビネ** [名]写真の印画紙の大きさの一つ。縦一六・五㌢×横一二㌢。キャビネサイズ。カビネ。[F]cabinet **キャビネット** [名]①書類やレコードなどを整理しておくための戸だなや箱。②テレビ・ラジオ・ステレオなどの機械を中に収めてある外箱。③内閣。[E]cabinet **キャビン** [名]船室。また、飛行機の客室。ケビン。[E]cabin **キャプション** [名]印刷物の見出しやタイトル。また、図や写真につける本文とは別の説明文。[E]caption **キャプテン** [名]①スポーツなどで、チームをまとめる選手。主将。②船長。艦長。また、機長。[E]captain **キャプテンシステム[CAPTAIN]** [名]文字図形情報ネットワークシステム。中央のコンピュータから家庭のテレビなどに、利用者の求める情報を送るシステム。▽商標名。Character and Pattern Telephone Access Information Networkの略語。 **キャバレー** [名]舞台やダンスホールのある酒場。[F]cabaret **きゃはん[脚半・脚絆]** [名]動きやすくするために、すねに巻きつけ、ひもで結ぶ布。昔、旅行や作業をする人が着用した。[類]はばき・ゲートル **キャブレター** [名]ガソリンを気化させて空気とまぜあわせる装置。気化器。[E]carburetor **キャベツ** [名]アブラナ科の二年草。厚い大きな葉が巻きこむように重なりあい、球状になっている野菜。たまな。かんらん。[E]cabbage **ギヤマン** [名]ガラスやガラス工芸品の古い言い方。「―細工」[類]ビードロ▽もと、ダイヤモンドのこと。 <323> **キャメル** [名]①ラクダ。また、ラクダ色。②ラクダの毛織物。[E]camel **ギャロップ** [名]ウマのもっとも速い走りかた。はやがけ。ガロップ。[E]gallop **ギャング** [名]組織的な犯罪グループ。また、そのグループに属する人。「―のボス」「―映画」[E]gang **ギャラ** [名]芸能人などの出演料。[E]guarantee **キャラクター** [名]①人の性格。性質。「ユニークな―の持ち主」 ②小説や映画などに登場する人物や動物。「―商品」「―グッズ」[E]character **キャラコ** [名]うすくてつやのある平織りの白い木綿の布地。シーツやシャツなどに使う。キャリコ。[E]calico **キャラバン** [名]①隊を組んで砂漠を行き来する商人。隊商。②登山隊。秘境などへの探検隊や調査隊。③宣伝・販売のため、商品を持って各地を回ること。「全国―に出る」[E]caravan **キャラメル** [名]牛乳・砂糖・水あめなどをにつめて固め、小さく切ったあめ菓子。[E]caramel **ギャラリー** [名]①美術品を展示する広間。画廊。②ゴルフなどの見物人。観客。③長い廊下。回廊。[E]gallery **ギャランティー** [名]①出演料。ギャラ。②保証金。手数料。[E]guarantee **きやり[木遣り]** [名]①重い材木などを大勢で、かけ声をかけながら運ぶこと。また、そのときにうたう歌。木やり節。木やり歌。②江戸の消防の仕事始め。 **キャリア** [名]①経歴。実際の経験。「長年の―を生かす」「―は五年です」 ②専門的な仕事・職業。「―志向」 ③上級国家公務員試験の合格者。幹部職への道が開かれているエリート。「彼は―組だ」[E]career **キャリアー** [名]保菌者。[E]carrier **キャリアウーマン** [名]専門的な技術や知識をもって第一線で働く女性。[E]career woman **ギャル** [名]若い女性。[E]gal **キャンセル** [名][-スル]予約や契約をとり消すこと。「―は三日前まで」「―待ち」[E]cancel **キャンディー** [名]①砂糖などをにつめて固めた、洋風のあめ菓子。キャンデー。②「アイスキャンディー」の略。果汁などをこおらせた菓子。[E]candy **キャンドル** [名]ろうそく。「クリスマスー」[E]candle **キャンドルサービス** [名]①結婚式で、新郎新婦が客のテーブルのろうそくに火をつけて回ること。②教会でろうそくをともしてするいのり。[E]candle service **キャンバス** [名]①油絵をかく厚い布。カンバス。②綿や麻のあつでの布。テント・帆・くつなどに使われる。帆布。③野球で、一塁・二塁・三塁のベース。「ファースト―」[E]canvas **キャンパス** [名]大学の構内。学園。「―ライフ」[E]campus **キャンピングカー** [名]キャンプに必要な設備をそろえ、中で生活できる自動車。[E]campingとcarから。和 **キャンプ** [名]①〈名・スル〉山や海辺でテントを張ってとまること。また、その小屋。「―用品」 ②〈名〉スポーツの練習のための合宿。「トレーニング―」 ③兵営。「米軍の―」 ④難民や捕虜などの収容所。[E]camp **キャンプファイア** [名]キャンプで、夜たかれる大きな たき火。そのまわりに集まって、歌ったり、おどったりする。[E]campfire **キャンプむら[キャンプ村]** [名]山林や海岸などで、テントを張ってキャンプができるように設備をととのえた地域。キャンプ場。 **ギャンブラー** [名]ばくちうち。勝負師。賭博師。[E]gambler **ギャンブル** [名]かけごと。ばくち。賭博。「―で身をもちくずす」[E]gamble **キャンペーン** [名]ある目的のために、新聞や放送などを使って、組織的・継続的に広く呼びかけること。宣伝活動。「暴力団追放―」[E]campaign **きゅう[杞憂]** [名]必要のないことまで心配すること。とりこし苦労。「―に終わる」▽中国古代、杞の国の人が、天がくずれおちてきはしまいかと心配したという故事(「列子」)から。 **きゅう[九]** ①ここのつ。九番目の。②数が多いこと。 **きゅう[久]** 長いあいだ。ひさしい。 **きゅう[弓]** 矢を射るためのゆみ。また、ゆみの形をしているもの。 **きゅう[灸]** 漢方医学の治療法の一つ。全身にあるつぼの上にもぐさを置いて火をつけ、皮ふをあたためて病気を治す。「三里に―をすえる」[類]やいと▽「炙」(=焼き肉)は別字。 **キュー** [名]①テレビの演出などで、ディレクターの出す開始の合図。記号はQ「―を出す」 ②ビリヤードで、玉をつく棒。[E]cue **ぎゅう[義勇]** [名]正しい道を守ろうとする信念から出た勇気。「―軍」「―の士をつのる」 **ぎゅう[牛]** ウシ。牛肉。「―の焼き肉」 **きゅうあい[求愛]** [名]異性に愛情を示して、自分を愛してくれるように求めること。「動物の―行為」 **きゅうあく[旧悪]** [名]以前におこなった悪いおこない。昔の悪事。「―を暴露する」 **キューアンドエー[Q&A]** [名]質問と答え。質疑応答。「―形式の記事」[E]question and answerの略語。 **きゅういん[吸引]** [名][-スル]ものを吸いこむこと。また、心を引きつけること。「ポンプでーする」「―力のある人」 **ぎゅういんばしょく[牛飲馬食]** [名]ウシやウマのように、むやみにたくさん飲み食いすること。[類]鯨飲馬食[げいいんばしょく] **きゅうえん[休演]** [名]演劇や映画などの上演や出演を休むこと。「主役の病気でーする」 **きゅうえん[救援]** [名]災害などにあって困っている人を助けること。「難民の―活動」[類]援助 <324> **きゅう**[旧][舊] [キュウ]①ふるい。むかしの。また、もとのとおりの。「―に復する」「―に倍するご愛顧[あいこ]」[↔]古・故[↔]新 ②「旧暦[きゅうれき]」の略。「―の正月」 [キュウ]①旧交 旧式 旧字体 旧跡 ②旧盆 旧臘[きゅうろう] [ふるい]旧[ふる]い 旧事記[くじき] **きゅう**[休] [キュウ]①仕事などをしないでやすむ。また、やすみ。②一時的にやめる。[→]「休す」を見よ。 [キュウ]①休暇 休憩 休日 休息 週休 定休 ②休火山 休止 休戦 運休 休学 休職 休退 [やすむ・やすまる・やすめる]昼休み/心の休まる暇[いとま]がない/手を休める/気休め **きゅう**[吸] [キュウ]すいこむ。すいとる。[↔]呼 [キュウ]吸引 吸湿 吸収 吸着 吸入 吸盤 呼吸 [すう]タバコを吸う 吸い口 吸い物 **きゅう**[求] [キュウ]さがしもとめる。ほしがる。 [キュウ]求愛 求刑 求職 求人 請求 要求 探求 追求 [もとめる]職を求める [キュウ]求肥[ぎゅうひ] 求道[ぐどう] 欣求浄土[ごんぐじょうど] **きゅう**[究] [キュウ]ものごとの極限や奥深くまで調べて明らかにする。 [キュウ]究極 究明 学究 研究 探究 追究 論究 [きわめる]真理を究める/真相を究める [キュウ]究竟[くっきょう] **きゅう**[泣] [キュウ]なみだを流す。声を出さずになく。[類]鳴 [キュウ]泣訴[きゅうそ] 感泣 号泣 [なく]忍び泣く/泣き面に蜂[はち] **きゅう**[急] [キュウ]①はやい。早くしようとする。いそぐ。「―な進展」「―を要する」[↔]緩 ②とつぜん。にわかに。「―に笑いだす」「―な話」③さしせまっているようす。「―を聞いてかけつける」「風雲―を告げる」「焦眉[しょうび]の―」④かたむきが大きい。「―な坂道」⑤だいじなところ。⑥「急行列車」の略。 [キュウ]①急速 急用 早急 至急 ②序破急[じょはきゅう] 急変 急死 急転直下 急落 ③急場 急迫 応急 火急 緊急 ④急傾斜 急峻[きゅうしゅん] 急坂 ⑤急所 ⑥準急 特急 [いそぐ]夜道を急ぐ/急がば回れ/急ぎ足 [キュウ]急[せ]く **きゅう**[級] [キュウ]①順序。品等。格づけ。「―が一つ上」「国宝―」「特―酒」②組。クラス。③階級を数えることば。「そろばん一―」④活字の大きさの単位。〇・二五ミリ(四分の一[クォーター]-quarter)。Q「一三ーゴチック体」 [キュウ]①級数 階級 ②級友 学級 進級 等級 **きゅう**[宮] [キュウ・グウ・ク]①天子や皇族などのすまい。②皇族を敬って呼ぶ言い方。③神社。 [キュウ]①宮城 宮中 宮廷 宮殿 迷宮 ③宮司 神宮 [グウ・ク]行宮[あんぐう] 竜宮/宮内庁[くないちょう] [みや]宮仕え 弟宮[おとみや]/お宮参り 外宮[げくう] 内宮[ないくう] 守宮[やもり] **きゅう**[救] [キュウ]力を貸して困っていることや危ないことから助ける。 [キュウ]救援 救急 救済 救出 [すくう]命を救う 救い主 [キュウ]救世観世音菩薩[くせかんぜおんぼさつ] **きゅう**[球] [キュウ]①丸いたまの形をしているもの。「―の体積を求めよ」②玉。③ボール。また野球で、投手が投げるたまを数えることば。「第三ー、ファウル」④「野球」の略。 [キュウ]①球形 球根 眼球 蹴球[しゅうきゅう] 気球 地球 ②球技 速球 庭球 野球 ③球界 球児 球団 [たま]球拾い 赤球[あかだま] **きゅう**[給] [キュウ]①たりるようにする。②あたえる。また、てあて。給料。[→]「給する」を見よ。 [キュウ]①給仕 給油 自給自足 補給 ②給与 給料 月給 支給 [キュウ]給[たま]う <325> **きゅうえん** 給[たま]う 給孤独園[きゅうこどくおん] **きゅう[及]** 又・1画 全3画 及 及 及 **きゅう[及]** [動]おいつく。とどく。達する。 > キュウ 及第[きゅうだい] 及落[きゅうらく] 可及的[かきゅうてき] 言及[げんきゅう] 遡及[そきゅう] 追及[ついきゅう] 普及[ふきゅう] > およぶ 夜半[やはん]に及[およ]ぶ豪雨 及[およ]ばずながら > および・およぼす 生徒及[およ]び父母[ふぼ]/影響[えいきょう]を及[およ]ぼす > 及[し]かず **きゅう[丘]** 一・4画 全5画 丘 丘 丘 丘 **きゅう[丘]** [名]◎小高いところ。小さい山。おか。圏岡[おか]5②孔子[こうし]の名。孔丘という。 > キュウ①丘陵[きゅうりょう] 火口丘[かこうきゅう] 砂丘[さきゅう] 段丘[だんきゅう] > おか 鐘[かね]の鳴る丘[おか] > 比丘尼[びくに] **きゅう[朽]** 木・2画 全6画 朽 朽 朽 朽 **きゅう[朽]** [動]くさって形がくずれる。役立たなくなる。 > キュウ 朽木[きゅうぼく] 不朽[ふきゅう] 腐朽[ふきゅう] 老朽[ろうきゅう] > くちる 柱が朽[く]ちる 朽[く]ち木[き] 朽[く]ち葉[ば] **きゅう[糾]** 糸・3画 全9画 糾 糾 糾 糾 **きゅう[糾]** [動]①よりあわせる。あつめる。②よじれて、もつれる。混乱する。③とりしらべる。ただす。 > キュウ ①糾合[きゅうごう] ②紛糾[ふんきゅう] ③糾弾[きゅうだん] 糾明[きゅうめい] > 糾[あざな]う 糾[ただ]す **きゅう[窮]** 穴・10画 全15画 窮 窮 窮 窮 **きゅう[窮]** [動]①行きつくところまでいく。②行きづまって困る。一■「窮する」を見よ。 > キュウ ①窮極[きゅうきょく] 無窮[むきゅう] ②窮屈[きゅうくつ] 窮地[きゅうち] 窮迫[きゅうはく] 窮乏[きゅうぼう] 困窮[こんきゅう] 貧窮[ひんきゅう] > きわめる・きわまる 貧困を窮[きわ]める/進退窮[きわ]まる **きゅう[玖]** 玉・3画 全7画 玖 玖 玖 玖 **きゅう[玖]** [名]領収書や証書などで、「九」の代わりに使う字。 > キュウ 金玖千円也[きんきゅうせんえん] **きゅう [赳]** 走・3画 全10画 赳 赳 赳 赳 **きゅう [赳]** [形]強く勇ましい。 > キュウ 赳々[きゅうきゅう] **きゅう [毬]** 毛・7画 全11画 毬 毬 毬 毬 **きゅう [毬]** [名]●まり。また、まりのようにまるいもの。②いが。 > キュウ 蹴毬[しゅうきく] > まり 毬藻[まりも] 手毬[てまり] > 毬栗[いがぐり] > 毬打[ぎっちょう] 毬杖[ぎちょう] **きゅう [鳩]** 鳥・2画 全13画 鳩 鳩 鳩 鳩 **きゅう [鳩]** [名]①鳥のハト。②あつまる。 > キュウ ①鳩舎[きゅうしゃ] ②鳩合[きゅうごう] 鳩首[きゅうしゅ] > はと 伝書鳩[でんしょばと] > 鳩尾[みぞおち] 斑鳩[いかるが] **ぎゅう [牛]** 牛・0画 全4画 牛 牛 牛 牛 **ぎゅう [牛]** [名]ウシ。牛肉。「―の焼き肉」 > ギュウ 牛乳[ぎゅうにゅう] 牛馬[ぎゅうば] 水牛[すいぎゅう] 闘牛[とうぎゅう] > うし 牛飼[うしか]い 雄牛[おすうし] 子牛[こうし] > 蝸牛[かたつむり] 牛車[ぎっしゃ] 牛蒡[ごぼう] 牛耳[ぎゅうじ]る **きゅうあい 【求愛】** 图「[名・スル]異性に愛情を示して、自分を愛してくれるように求めること。「動物の―行為」 **きゅうあく【旧悪】** 图以前におこなった悪いおこない。昔の悪事。「―を暴露する」 **キューアンドエー[Q&A]** 图質問と答え。質疑応答。「―形式の記事」▽question and answerの略語。 **きゅういん【吸引】** 图下①ものを吸いこむこと。また、心を引きつけること。「ポンプでーする」「―力のある人」 **ぎゅういんばしょく【牛飲馬食】** 四漢ウシやウマのように、むやみにたくさん飲み食いすること。類[鯨飲馬食] **きゅう【九/旧/急/級/球】** 图↓漢字項目を見よ。 **きゅう【×灸】** 图漢方医学の治療[ちりょう]法の一つ。全身にあるつぼの上にもぐさを置いて火をつけ、皮ふをあたためて病気を治す。「三里(=ひざがしらの下)に―をすえる」「類[やいと]▽「炙[しゃ](=焼き肉)」は別字。 灸を据える 厳しくしかり、こらしめる。痛い目にあわせる。 **キュー** 图①テレビの演出などで、ディレクターの出す開始の合図[あいず]。記号はQ「―を出す」②ビリヤードで、玉をつく棒。「cue **ぎゆう【義勇】** 图正しい道を守ろうとする信念から出た勇気。「―軍」「―の士をつのる」 **きゅうえん【休演】** 图凼演劇や映画などの上演や出演を休むこと。「主役の病気でーする」 **きゅうえん【救援】** 图「凶災害などにあって困っている人を助けること。「難民の―活動」圏援助 つかいわけ救助・救援| 「救助」は、命の危険にさらされている人を安全な状態に移すこと。「遭難[そうなん]者を救助する」。「救援」は、災害にあって、病気や衣食住に困っている人に必要なものを提供すること。「救援物資を送る」。 き <326> **きゅらおん** き **きゅうおん 【旧恩】** 图昔、人に受けた恩。「―を忘れる」 **きゅうか【旧家】** 图①その土地に古くから続いている家がら。「―の没落」②もと住んでいた家。「―にあった大きな木」 **きゅうか【休暇】** 图学校・会社・役所で、日曜や祝日以外に認められている休日。「有給——」「夏期——」 「つかいわけ」→「休憩[きゅうけい]」を見よ。 **きゅうかい 【旧懐】** 图過ぎさった昔をなつかしく思う気持ち。懐旧。「―の情」 **きゅうかい 【休会】** 图四会議を、一時中断して休むこと。とくに国会などで、議決によって会期中に一定期間を休みにすること。「―あけ国会」 **きゅうかい【球界】** 图野球、とくにプロ野球の社会。「―の話題となる」 **きゅうかく【×嗅覚】** 图においを感じとる感覚。また、情報などを感じとる能力などにもいう。「―のするどい人」「―がはたらく」圏臭覚▽「しゅうかく」と読むのは誤り。 **きゅうがく【休学】** 图[名・スル]学生や生徒が病気などで、長期間学校を休むこと。「―願[ねが]い」▽再び学校にもどるのは「復学」。 **きゅうかざん【休火山】** 图過去に噴火した記録はあるが、現在は活動していない火山。ただし、今後活動する可能性があるもの。富士山もその一つ。▽ほかに、活火山・死火山。 **きゅうかなづかい 【旧仮名遣い】** 国語「歴史的かなづかい」の別の言い方。「現代かなづかい」を「新かなづかい」と呼ぶのに対して用いる。 **きゅうかん【休刊】** 图新聞や雑誌などの発行を一時、休むこと。▽再び発行するのは「復刊」。 **きゅうかん【急患】** 图医師が急いで手当てをしなければならない患者。急病人や事故でけがをした人。 **きゅうかんちょう【九官鳥】** 图ムクドリ科の鳥。全身が黒くつやがあり、くちばしと足が黄色で、人のことばのまねがうまい。 **きゅうき【吸気】** 图①人や動物などの吸いこむ息。⇔呼気②エンジンなどで、シリンダーの中にガスや蒸気を吸いこむこと。また、その吸いこんだ気体。⇔排気 **きゅうぎ【球技】** 图ボールを使ってするスポーツ。野球・テニス・バレーボール・サッカーなど。 **きゅうきゅう【救急】** 图急な病気やけがの手当てをすぐにすること。「―病院」 **きゅうきゅう【×汲汲】** [形動]それをするだけで全力を使いきってしまい、ゆとりのないようす。「出世[しゅっせ]にーとする」類[あくせく]▽自分一人の利益や欲に夢中になる場合に使うことが多い。 **ぎゅうぎゅう** [副]画①こすれたりきしんだりして出る音。「新しいくつが―と鳴る」②強くつめこむようす。「バスにーにつめこむ」 **きゅうきゅうしゃ【救急車】** 图けが人や急病人を病院に運ぶ自動車。消防署に用意されている。 **ぎゅうぎゅうづめ【ぎゅうぎゅう詰め】** 图すきまなく強くおしつけてつめこむこと。類[すし詰め] **きゅうぎゅう(九牛)の一毛** 多数の中のどく一部分で、とるにたりないこと。▽多くのウシの中の一本の毛という意味から。 **きゅうきょ【急×遽】** 画とつぜんのことに、あわただしく急いで対応するようす。「―予定を変更する」「危篤[きとく]の知らせに―病院へ向かった」 **きゅうきょう【旧教】** 图キリスト教で、「カトリック」のこと。▽プロテスタントを「新教」と呼ぶのに対していう。 **きゅうきょう【窮境】** 图追いつめられてどうにもできない苦しい状況[じょうきょう]。「―に立たされる」圏窮地 **きゅうきょく【究極・窮極】** 图ものごとをつきつめていき、最後に行きつくところ。「―の目的をとげる」 究極するところ つまり。とどのつまり。▽文章語。 **きゅうきん【給金】** 图「給料」の古い言い方。「一番ずもう(「勝ちこしのかかった一番)」 なり」とも。 **きゅうきんなおし【給金直し】** 图すもうで、勝ちこすこと。▽勝ちこすと給金が上がることから。 **きゅうくつ 【窮屈】** [形動]①せまくて身動きが自由にならないようす。「―な座席」②制限されてゆとりがないようす。また、かたくるしくて気づまりなようす。「―な予算」「先生の前だと―だ」 **きゅうけい【弓形】** 图弓のように曲がった形。「ゆみなり」とも。 **きゅうけい【休憩】** 图[名・スル]仕事や運動などをやめて、ひと休みすること。「―時間」 つかいわけ休息・休憩・休暇[きゅうか]| 「休息」は、比較的長時間にわたって休む場合にいうことが多い。「ゆっくりと休息する」。「休憩」は、仕事の途中[とちゅう]などに短時間休む場合にいうことが多い。「五分間休憩する」。「休暇」は、日曜や祭日以外で学校や勤めが休みの日。「休暇をとって旅行する」。 **きゅうけい【求刑】** 图[名・スル]下裁判で、検察官が裁判官に、被告人に対して一定の刑罰[けいばつ]を科するようにもとめること。 **きゅうけい【球形】** 图ボールのように丸い立体の形。「―をした地球儀[ちきゅうぎ]」 **きゅうげき【急激】** [形動]変化や動きが急で激しいようす。「―な変化」「人口が―に増加する」 **きゅうけつき【吸血鬼】** 图夜、墓からぬけでて、人の生き血を吸うという魔物の。バンパイア。「―ドラキュラ」▽他人にしつこくつきまとい、どこまでも搾取[さくしゅ]しようとする残酷[ざんこく]な人をたとえてもいう。「―のような金貸し」 **きゅうご 【救護】** 图「[名・スル]災害などのとき、けが人や病人の世話をしたり手当てをしたりすること。「―班」「―の手をさしのべる」 **きゅうこう【休耕】** 图[名・スル]ある期間、田畑に作物 <327> **きゅうしょ** をつくらないこと。「―田」 **きゅうこう【休校】** 图[名・スル]学校が授業をせずに、休みになること。「大雪のため臨時―」 **きゅうこう【休航】** 图[名・スル]飛行機や船などが運航を休むこと。「台風のため―になる」圏欠航 **きゅうこう【休講】** 圀「[名・スル]教師が担当する講義や授業を休むこと。「出張のため―」 **きゅうし 【急死】** 图[名・スル]元気だった人が、にわかに死ぬこと。「旅行さきで―する」「類[急逝] つかいわけ『急死・即死・頓死[とんし]냣= どれも、とつぜん死ぬということだが、「急死」は、病状の急変や思いがけないことで死ぬ場合。「即死」は、事故などでその場で死ぬ場合。「頓死」は、ぱったりとあっけないことで死ぬ場合。 **きゅうごう【糾合・×鳩合】** 園「[名・スル]ある目的のために、仲間を集めてまとめること。「同志を―する」 **きゅうこうか【急降下】** 图[名・スル]下忍飛行機などが、空から地上に向かって急角度で降りていくこと。「―爆撃」「はやぶさがーする」 **きゅうこう(旧交)を温**ぁたためる 古い友達と久しぶりに会って、昔のように親しくつきあう。 **きゅうこく【急告】** 图「[名・スル]函急いで知らせること。急ぎの知らせ。「掲示板の―」 **きゅうこく【救国】** 图災いをとりのぞいて、国を救うこと。「―の士」 **きゅうごしらえ【急×拵え】** 图まにあわせのために、急いでつくること。また、そのもの。「ーのバラック」「―の手料理」類[にわかづくり・急造] **きゅうこん【求婚】** 图「[名・スル]ご結婚を申しこむこと。プロポーズ。「―のことば」 **きゅうこん【球根】** 图根や地下茎が、球状やかたまりになっているもの。ユリ・チューリップなど。 **きゅうさい【救済】** 图[名・スル]函困っている人を救いたすけること。「難民——」圏救援[きゅうえん] **きゅうさく【旧作】** 图前につくった作品。「―に手を直しを加える」⇔新作 **きゅうし【旧師】** 图前に教えを受けた先生。「―の消息を知る」圏恩師 **きゅうし 【休止】** 图「[名・スル]活動していたものが、一時その活動をやめること。「列車の運転を―する」 **きゅうし【急使】** 图急ぎの用事で出す使い。「―をたてる」 **きゅうし【×臼歯】** 图哺乳動物の両あごの奥[おく]ゃくの上下にある、うすの形をした歯。食べものをすりつぶす役目をする。奥歯。 **きゅうじ【給仕】** 图[名・スル]函食事の席につきそって、世話をすること。また、その人。「―係」▽もと、会社や役所などで、雑用をした人。 **ぎゅうし【牛脂】** 图ウシのあぶら肉からとった脂肪5。せっけんなどの原料。ヘット。 **きゅうしき【旧式】** [形動]ものの型や、ものごとに対する考えかたなどが古くさいこと。「―自動車」「―な考えから出られない」圏時代後れ⇔新式 **きゅうじつ【休日】** 图会社や学校などが休みの日。「一出勤」 **きゅうしつせい【吸湿性】** 图湿気[しっけ]を吸収しやすい性質。「―に富む」圏吸水性 **きゅうし(九死)に一生を得る** ほとんど助かる見こみがなかったところを、どうにか助かる。▽九分[くぶ]の「死[し]~」と一分の「生[せい]ぃ」という意味から。 **きゅうしふ【休止符】** 图楽譜[がくふ]で、音のないところとその長さを示す符号。休符。「も」「ヶ」など。 **きゅうしゃ【×鳩舎】** 图ハトを飼う小屋。 **きゅうしゃ【×厩舎】** 图ウマやウシなどを飼う小屋。馬小屋。とくに、競走馬を世話するところ。 **ぎゅうしゃ【牛車】** 图①馬車に対して、ウシに引かせる荷車。うしぐるま。②「ぎっしゃ」 **きゅうしゅ【鳩首】** 国「[名・スル]忍人々が集まり、ひたいを寄せて相談すること。「―協議する」▽「鳩」は、集めるという意味。 **きゅうしゅう【九州】** 图日本列島の西南部に位置する島で、福岡・佐賀・長崎[ん]・熊本・鹿児島・宮崎・大分[おおいた]の七県をまとめた呼び方。 **きゅうしゅう【旧習】** 图昔からのならわし。「―を守る」 **きゅうしゅう【吸収】** 图[名・スル]函外にあるものを中に吸いとって自分のものにすること。「養分を―する」「知識を―する」 **きゅうしゅう【急襲】** 国「[名・スル]凶相手のすきをつき、とつぜんおそうこと。「背後から―する」圏不意打ち **きゅうしゅつ【救出】** 国「[名・スル]救い出すこと。「―作戦」「人質を―する」 **きゅうじゅつ【弓術】** 图弓で射[い]る技術。弓道。 **きゅうしゅん【急×峻】** [形動]山や坂の傾斜が急で険しいさま。「―な坂をよじのぼる」▽文章語。 **きゅうしょ【急所】** 图①からだの中で、傷つくと生命を落とすようなだいじなところ。「幸い傷は―をはずれた」②ものごとのいちばんたいせつな点。「―をおさえる」 **きゅうじょ【救助】** 函「[名・スル]危険にさらされている人を救いたすけること。「人命―」 「つかいわけ」→「救援[きゅうえん]」を見よ。 **きゅうじょう【休場】** 困[名・スル]もよおしものや試合などで、出る予定の人が休んで出ないこと。多く、力士が場所を休むことをいう。 **きゅうじょう【宮城】** 图「皇居」の古い言い方。 **きゅうじょう【球場】** 图野球場。「甲子園[こうしえん]―」 **きゅうじょう【窮状】** 图追いつめられてどうしようもなく、困りきっている状態。「―をうったえる」 **きゅうしょうがつ【旧正月】** 图旧暦の正月。▽新暦より約一か月おくれる。 <328> **きゅうしょく[休職]** [名]会社員や公務員が、その資格を失わないまま、一定期間勤めを休むこと。「病気のため一年―する」▽再び仕事にもどるのは「復職」。 **きゅうしょく[求職]** [名]職業を探しもとめること。「―票」[対]求人 **きゅうしょく[給食]** [名]学校や会社などで、大勢の生徒や社員などに同じ食事を出すこと。「学校―」 **ぎゅうじる[牛耳る]** [動]団体や組織の中心となって、思うとおりに全体を支配する。牛耳を執る。「党を―」「政財界を―」 **きゅうしん[休心]** [名]気を楽にして安心すること。手紙文に用いる。「どうぞごーください」 **きゅうしん[休診]** [名]病院や医院が、診察や治療を休むこと。「本日―」 **きゅうしん[急進]** [名]急いで前進すること。とくに、目的や理想などを一気に実現させようとすること。「―主義」[対]漸進 **きゅうしん[球審]** [名]野球で、捕手の後方にいる審判員。投球や打球の判定、試合進行の指示などをおこなう。主審。チーフアンパイア。▽一塁・二塁・三塁のそばにいるのは「塁審」。外野のラインぎわにいるのは「線審」。 **きゅうじん[旧人]** [名]①古くからいて知られている人。また、考えかたなどに新しみのない人。[対]新人②旧石器時代の人類。ネアンデルタール人など。 **きゅうじん[求人]** [名]会社や商店などで、働く人を募集すること。「―広告」[対]求職 **きゅうしんりょく[求心力]** [名]物体が円運動をするとき、物体にはたらく円の中心に向かおうとする力。向心力[対]遠心力 **きゅうす[休す]** [動]「やむ」「おわる」の古い言い方。おしまいになる。「万事―」 **きゅうす[急須]** [名]茶を入れるときに使う、取っ手と口のついた道具。 **きゅうすい[給水]** [名]水、とくに飲料水を供給すること。「―塔」「―制限」 **きゅうすう[級数]** [名]数列の項を順番にプラスの記号で結んだもの。「等差―」「等比―」▽以前は「数列」の意味でも用いた。 **きゅうする[給する]** [動]かねや品物をあたえる。支給する。「学資を―」 **きゅうする[窮する]** [動]①かねや品物がなくて苦しむ。困窮する。「生活に―」 ②行きづまって、どうしていいかわからなくなる。「返答に―」「処置に―」 **きゅうせい[九星]** [名]陰陽道で、九つの星を人の生まれ年にあてはめて、吉凶を判断するもの。星は、五行と方位にあててある。一白・二黒・三碧・四緑・五黄・六白・七赤・八白・九紫の九つ。 **きゅうせい[旧制]** [名]昔の制度。とくに、第二次世界大戦前の学校制度。「―中学校」[対]新制 **きゅうせい[旧姓]** [名]結婚や養子縁組みなどで姓が変わった人の、もとの姓。本姓。☆新姓・現姓 **きゅうせい[急性]** [名]症状が急にあらわれ、激しく進行すること。「―肺炎」[対]慢性 **きゅうせい[急逝]** [名]「急死」の改まった言い方。「母は昨夜―しました」 **きゅうせい[救済]** [名]⇒「ぐさい」 **きゅうせいぐん[救世軍]** [名]キリスト教プロテスタントの一派。軍隊に似た組織をもち、教えを広め、めぐまれない人々のために活動をする。 **きゅうせいしゅ[救世主]** [名]①キリスト教で、イエス・キリストのこと。メシア。②不振の会社やチームなどを救う大活躍をする人のたとえ。「わがチームの―」 **きゅうせき[旧跡・旧蹟]** [名]後世に残るような事件や建物のあった場所。神社や城あとなど。 **きゅうせっきじだい[旧石器時代]** [名]石器時代の前半にあたる時代。人類が打製石器や動物の骨やつのなどでつくった道具を使い、狩猟や採集によって生活していた時代。[対]新石器時代 **きゅうせん[休戦]** [名]話しあいで、戦争を一時中止すること。勝負ごとや論争などについてもいう。「―ライン」「―協定」[類]停戦 **きゅうせんぼう[急先鋒]** [名]戦争や社会運動をするときに、先頭に立って激しく行動すること。また、その人。「反対運動の―に立つ」 **きゅうぞう[急造]** [名]必要にせまられて、急いでつくること。にわかづくり。「―の仮校舎」 **きゅうぞう[急増]** [名]急にふえること。「人口の―対策」 **きゅうそく[休息]** [名]仕事をしないでからだや心を休めること。「しばらく―をとる」 **きゅうそく[急速]** [形動]ものごとの進む速度が非常に速いようす。ハイピッチ。「技術の―な進歩」 <329> **きゅうそねこをかむ[窮鼠猫を噛む]** [連語]追いつめられて必死になれば、弱者も反撃して強者を負かすこともある。 **きゅうたい[旧態]** [名]昔からずっと続いている状態。「―をとどめる町」「―依然」 **きゅうだい[及第]** [名]試験や検査などに合格すること。「どうにか―点をとる」[対]落第 **きゅうたいいぜん[旧態依然]** [四字]ほかが進歩発展しているのに比べ、昔のままで少しも変わらないこと。「―とした政界」 **きゅうたいりく[旧大陸]** [名]アメリカ大陸の発見以前に知られていたヨーロッパ・アジア・アフリカの三大陸。とくに、ヨーロッパ大陸をいう。[対]新大陸 **きゅうだん[糾弾・糺弾]** [名]罪や責任を問いだし、厳しくとがめだてること。「汚職議員を―する」[類]弾劾[だんがい] **きゅうだん[球団]** [名]プロ野球のチームをもち、試合を見せることを事業とする団体。「―のオーナー」 **きゅうち[旧知]** [名]昔からの知りあい。「―のあいだがら」[類]昔なじみ **きゅうち[窮地]** [名]追いつめられて、どうにもならない苦しい立場。「―におちいる」[類]窮境・苦境 **きゅうちゃく[吸着]** [名]他のものに吸いつくこと。「足が排水口に―する」 **きゅうちゅう[宮中]** [名]天皇の住まい。皇居の中。また、天皇家。 **きゅうてい[宮廷]** [名]皇帝や国王が住んでいるところ。「―文学」 **きゅうてき[仇敵]** [名]うらみ、にくんでいる相手。かたき。「―を討つ」 **きゅうてん[急転]** [名]ものごとのようすが急に大きく変わること。「事態が―する」「試合の展開が―する」[類]急変 **きゅうでん[宮殿]** [名]皇帝や国王などが住んでいるりっぱな建物。「ヴェルサイユー」 **きゅうてんちょっか[急転直下]** [四字]事件などの困難ななりゆきが急に変わって、解決に向かうこと。「問題が―、解決した」 **きゅうと[旧都]** [名]もと、都のあったところ。「―奈良」[類]古都[対]新都 **キュート** [形動]かわいらしく、生き生きとした魅力のあるようす。「―な女の子」[E]cute **きゅうとう[旧冬]** [名]去年の冬。昨冬。▽新年になってから、あいさつのことばとして使う。 **きゅうとう[急騰]** [名]物価や株の値段などが、急に高く上がること。「地価がーする」[対]急落 **きゅうどう[弓道]** [名]武道の一つ。弓で矢を射る技術や作法。弓術。 **きゅうどう[旧道]** [名]もとからある道。昔からの街道。「静かな―を歩く」[対]新道 **きゅうとうぼくしゅ[旧套墨守]** [四字]昔からの古い形式ややりかたをかたく守って、融通のきかないこと。▽「墨守」は、中国、春秋時代の思想家の墨子が、楚のたび重なる攻撃に対してよく城を守った故事(「墨子」)から。 **きゅうとぎゅうばく[牛刀をもって鶏を割く]** [連語]大きなことのできる人物に小さな仕事をさせるのはもったいない。また、小さなことを解決するのに大げさな手段を用いる。 **ぎゅうなべ[牛鍋]** [名]「すき焼き」の古い言い方。肉なべ。 **きゅうなん[急難]** [名]さしせまった災難。とつぜん起こった災難。 **きゅうなん[救難]** [名]危険や災難にあっている人を救いだすこと。「―訓練」[類]救助 **ぎゅうにく[牛肉]** [名]食用にする、ウシの肉。ビーフ。ぎゅう。 **きゅうにゅう[吸入]** [名]吸いこむこと。とくに、病気を治すために、霧状の薬を口や鼻から吸いこむこと。「酸素―」 **ぎゅうにゅう[牛乳]** [名]飲みものとしてのウシの乳。脂肪の・たんぱく質・ビタミンなどをふくむ。バターやチーズの原料。ミルク。 **きゅうねん[旧年]** [名]前の年。去年。年賀状や新年のあいさつに使う。「―中はお世話になりました」 **きゅうば[急場]** [名]急いで解決しなければならない、さしせまった場合。「―のまにあわせ」「―をしのぐ」 **キューバ** [国名]正式国名は、キューバ共和国。中央アメリカ、西インド諸島にある島国。一九五九年のキューバ革命後、社会主義国となる。おもな産物は砂糖・タバコなど。チャチャチャなどの、音楽やダンスでも有名。面積約一一万平方㌔。首都ハバナ。主要言語スペイン語。 **きゅうはい[九拝]** [名]何回となく頭を下げて深く敬意を表すること。また、手紙の最後などに書いて相手に敬意をあらわすことば。 **キューバきき[キューバ危機]** [名]一九六二年、キューバをめぐってアメリカと旧ソ連が対立した事件。ソ連がキューバにミサイル基地の建設を進めたのに対し、アメリカは海上封鎖をおこない、核戦争の勃発も心配されたが、ソ連がミサイルを撤去、アメリカも不侵攻を約束して解決した。 **きゅうはく[窮迫]** [形動]かねが不足して、追いつめられて困ること。「生活が―する」[類]窮乏・逼迫[ひっぱく] **きゅうばしのぎ[急場凌ぎ]** [名]一時その場をとりつくろうための、とっさの処置。 <330> **きゅうはん【旧版】**図書物で、改訂する前の古いもの。「―を絶版にする」→新版 **きゅうばん【吸盤】**タコやイカの足などにある、くぼんでいて他のものに吸いつく器官。また、吸いついてものを固定するゴムやプラスチック製の道具。 **きゅうひ【給費】**必要な費用、とくに学費を国・学校・団体などがあたえること。「一生」 **きゅうび【鳩尾】**胸の中央のくぼみ。みぞおち。 **ぎゅうひ【求肥】**白玉粉[しらた]まを蒸し、砂糖や水あめを加えてつくった菓子。 **キューピー**はだかで頭のさきがとがった、目の大きな人形。▽商標名。ローマ神話の恋愛の神キューピッドから。一kewpie **キュービズム**二〇世紀初めに、フランスを中心におこった美術運動。対象を単純化し、さまざまな角度から見た面を、ひとつの画面にえがく様式。ピカソやブラックらに代表される。立体派。キュビスム。▽立方体という意味から。-cubism **きゅうピッチ【急ピッチ】**作業や動作などの進行の速度が急であること。「工事は―で進む」 **キューピッド**ローマ神話で、恋愛の神。背中につばさがあり、手には弓矢を持つはだかの少年。その矢で胸を射られた者は恋に落ちるという。類エロス - Cupid **きゅうふ【給付】**「公共機関が金や品をあたえること。「災害見舞い金を―する」圏交付・支給 **きゅうぶん【旧聞】**以前に聞いた話で、いまさ新しいとはいえない話。「いささか―に属する」 **きゅうへい【旧弊】**①[名]昔から続いていて、いまはよくないと考えられている制度や習慣。「―を改める」②[形動]古い考えや習慣にとらわれているようす。「―な老人」 **きゅうへん【急変】**[名・スル]ものごとのようすが急に悪いほうに変わること。「病状が―する」[名]とつぜん起こった出来事。思いがけない事故。「―を知らせる使い」 **きゅうぼ【急募】**急いで募集すること。「従業員―」 **ぎゅうほ【牛歩】**ウシの歩みのように、のろのろと歩くこと。また、ものごとが少しもはかどらないこと。「―戦術」 **きゅうほう【急報】**急いで知らせること。また、急ぎの知らせ。「事件を―する」速報 **きゅうぼう【窮乏】**かねやものがなくなり、生活に困ること。「―生活」類窮迫 **キューポラ**鋳物の工場などで使う鉄をとかすための円筒形の炉。|cupola **きゅうぼん【旧盆】**旧暦でおこなわれる盆。旧暦の七月一五日におこなう盂蘭盆[うらぼんえ]。▽新暦より約一か月おくれる。 **きゅうみん【休眠】**①生物が、ある期間、活動をやめた状態になること。動物の冬眠など。「―芽が」②組織や施設などが一時的に活動をやめている状態。また、利用されていないこと。「―状態の工場」「―中の遊園地」 **きゅうむ【急務】**急いでしなければならない仕事。「難民救済が目下の―だ」 **きゅうめい【究明】**真実や道理などを、じゅうぶんに調べてはっきりさせること。「真相を―する」圏解明 **きゅうめい【糾明・糺明】**事件や犯罪について、厳しく問いただし、悪事や不正の真相をはっきりさせること。「責任を―する」類糾問 **きゅうめい【救命】**危険にさらされている人の命を助けること。人命救助。「―ボート」「―胴衣」 **きゅうめいぐ【救命具】**事故などで生命の危険にさらされている人の救助に用いる器具。救命ブイ・救命ボートなど。 **きゅうめん【球面】**①球の形をしたものの表面。②あるきまった点から等しい距離にある点が、集まってできた図形。 **きゅうもん【糾問・糺問】**罪や不正などを問いただすこと。 **きゅうやくせいしょ【旧約聖書】**ユダヤ教・キリスト教で尊重される書物。神がイスラエル民族と契約を結び、キリストの出現による救済を約束したもの。創世記・詩篇・イザヤ書などからなる。旧約。⇔新約聖書▽「旧訳聖書」は誤り。 **きゅうゆ【給油】**自動車や機械などにガソリンや油を補給すること。「―のため停車」 **きゅうゆう【旧友】**昔からの親しい友達。むかしなじみ。「―と久しぶりに会う」 **きゅうゆう【級友】**学校で同じクラスの友達。同級生。クラスメート。「―の集まり」 **きゅうよ【給与】**①[名]会社などで働いている人にはらうかね。給料や賞与[しょう]。サラリー。②[名・―スル]かねや品物などをあたえること。また、その金品。「仕事着を――する」 **きゅうよく【窮余】**どうしようもなく困りきったあげく。苦しまぎれ。「―の一策」 **きゅうよう【休養】**からだや心を休めて、体力を回復すること。「―をとる」 > 一休養・保養・静養= 「養」は「羊(おいしいものの代表)」を「食べる」こと。「休養」は、からだを休めて栄養のあるものを食べていること。「二、三日休養をとる」。「保養」は、遠出したりして心身をそっとしておいておいしいものを食べ、活力を回復させること。「別荘で保養する」。「静養」は、病後の体力回復のために、じっと静かに栄養をとること。「退院後も二~三週間は静養しなさい」。 **きゅうよう【急用】**急いでしなければならない用事。「―のため欠席」 **きゅうらい【旧来】**古くからずっと続いていること。「―の風習」従来 <331> **きゅうらく【及落】**試験などに受かることと落ちること。及第と落第。「―を判定する」類 合否 **きゅうらく【急落】**物価や株の値段が急に下がること。「株価が―する」→急騰 **きゅうり【胡瓜】**ウリ科のつる性一年草。初夏に黄色の五弁花をつけ、緑色の細長い実を結ぶ。なまで食べるほか、つけものなどにする。▽「黄瓜」という意味から。 **きゅうりゅう【急流】**川で、流れの速いところ。また、流れの急な川。「――を下る」激流・奔流 **きゅうりょう【丘陵】**なだらかな小山が連なっている地形。おか。「―地帯」 **きゅうりょう【給料】**働いた人に、しはらわれるかね。「―生活者」圏俸給・給与・賃金 **きゅうれき【旧暦】**太陰暦。陰暦。↔新暦 **きゅうろう【旧臘】**去年の一二月。年があけて、年賀状や年頭のあいさつで、去年のことをいうときに使う。「―中はひとかたならぬお世話になりました」▽「旧」は去年、「臘」は陰暦一二月のこと。 **キュリーふじん【キュリー夫人】**[人名]一八六七―一九三四年。フランスの物理学者・化学者。夫のピエールとともに放射能を研究し、ウラン鉱からラジウムとポロニウムをとりだすことに成功した。ノーベル物理学賞・化学賞受賞。|Marie Curie **キュロット**半ズボン。乗馬用のズボン。また、すそが半ズボンのように分かれたスカート。-culotte **きよ【寄与】**役立つこと。貢献すること。「会社の発展に―する」 **きょ[去]**[ム・3画 全5画 キョ 去去去去]①その場からはなれていく。時が過ぎる。②とりのぞく。③漢字の四声の一つ。キョ・コ[去就][去年][去来][死去][辞去][退去]/[過去]②[去勢][除去][消去]さる[去る者は追わず][置き去り] **きょ[居]**[尸・5画 全8画 居居居居]①こしを落ち着けてその場にいる。すわる。住む。また、住まい。「―を構える」②何もせず、じっとしている。キョ[居室][居住][居留][隠居][閑居][起居][皇居][住居]②[居然]いる[自宅に居る][居候][居丈高][居所][居眠り][芝居][鳥居][居る][一言居士] **きょ[挙]**(擧)[手・6画 全10画 挙挙挙挙]①上へ高くもちあげる。②たくさんの中からとりあげる。③並べあげて示す。④儀式や行事などをおこなう。⑤ふるまい。とくに、思いきった行為に。「反撃戦の―に出る」⑥つかまえる。⑦のこらず。みんな。こぞって。キョ・コ②[挙手]②[挙用][推挙][選挙]③[挙例][枚挙][列挙]④[挙行][挙式]⑤[挙動][快挙][暴挙]⑥[検挙]⑦[挙国][挙党]あげる・あがる[結婚式を挙げる]/[証拠が挙がる]こぞって[こぞって出挙] **きょ[許]**[言・4画 全11画 許許許許]願いを聞きいれる。ゆるす。みとめる。キョ[許可][許諾][許否][特許][免許]ゆるす[時間の許す限り][許しを請う]ばかり[許多]また[許婚][幾許][親許][国許] **きょ[巨]**[・5画 全5画 巨巨巨巨]①たいへんおおきい。偉大な。②数量がおおい。たくさん。キョ①[巨匠][巨人][巨大][巨頭]②[巨額][巨万][巨利][巨細][巨勢](姓氏)[巨頭鯨] **きょ[拒]**[・5画 全8画 拒拒拒拒]こばむ。ことわる。はねつける。キョ[拒止][拒絶][拒否][抗拒][峻拒]こばむ[申し出を拒む] **きょ[拠]**(據)[手・8画 全16画 拠拠拠拠]よる。もとづく。よりどころ。キョ・コ[拠点][群雄割拠][根拠][占拠][本拠]/[証拠]◎[拠る][拠り所] **きょ[虚]**(虛)[虍・5画 全11画 虚虚虚虚]①うわべだけで、なかみがない。から。⇔実②うそ。つくりごと。③悪い心をもたない。④備えがないこと。すき。油断。「―に乗ずる」「―を衝く」キョ・コ①[虚栄][虚無][虚礼][空虚]/[虚空]②[虚偽][虚言][虚構]/[虚仮]③[虚心][謙虚][虚々実々]むなしい[虚しい][虚ろ] **きょ[距]**[足・5画 全12画 距距距距]へだたる。あいだがかけはなれる。キョ[距離] **きょ【居/挙/虚】**↓漢字項目を見よ。 <332> **ぎょ[魚]**[魚・0画 全11画 魚魚魚魚]うお。さかな。ギョ[魚介類][金魚][鮮魚][熱帯魚]うお[魚市場][魚河岸][白魚][太刀魚]さかな[魚屋][焼き魚]いわな[岩魚]ざかな[雑魚]さんま[秋刀魚]たこ[章魚]こ[魚子]かご[魚籠]まないた[真魚板]やまめ[山女魚] **ぎょ[漁]**[・11画 全14画 漁漁漁漁]①さかなをとる。②むさぼる。あさる。ギョ①[漁獲][漁業][漁村][半農半漁]②[漁色]リョウ[漁師][出漁][大漁][密漁]あさる[漁る]いさりび[漁火]りょうぶね[漁舟] **ぎょ[御]**[彳・9画 全12画 御御御御]①うまくあやつる。思いのままにあつかう。②敬う気持ちをあらわす語。③「御前(=貴人の敬称)」の略。一■「御する」を見よ。ギョ①[御者][制御][統御][防御]②[御意][御製][御物][崩御][御殿][御飯][御幣][御用][御霊前]③[親御][若御]おん[御大][御中][御身][御侠][御菜][御虎子][御神籤][御手洗][御息所][御幸][御代] **きよい【清い】**①よごれやにごりなどがない。「―水のわく泉」きれい・清潔②心にけがれや欲望がない。「―交際」頗清浄 **ぎょい【御意】**①[名]相手の考えや命令を敬っていうことば。おかんがえ。ご命令。「―にかなう」類おぼしめし②お目にかかる。③[感]「御意のとおり」の略。目上の人の問いに対する返事。ごもっとも。古語。●[御意を得る]お考えをうけたまわる。 **きよう【紀要】**大学や研究所などで、定期的に刊行する研究論文集。 **きよう【起用】**大勢の中から、とくにその人を選んで、重要な仕事をさせること。「新しいポストに―する」類登用・抜擢 **きよう【器用】**[形動]①手さきを使う細かな作業がじょうずなようす。「はさみを―に使いこなす」「―貧乏(=何でもそれなりにこなすが、一つに集中したり、大成したりしないこと)」②要領がよく、ぬけ目なくやりこなすようす。「―にたちまわる」「世の中を―に泳ぐ」類たくみ⇔不器用 **きょう[共]**[八・4画 全6画 共共共共]①いっしょに。ともに。②「共産主義」「共産党」の略。キョウ[共学][共通][共同][共有][共存]②[反共][容共]とも[共食い][共倒れ][共働き][共々]ども[私共] **きょう[供]**[イ・6画 全8画 供供供供]日[キョウ]①さしだす。役立てる。②もてなす。ごちそうする。③事情を話す。一「供する」を見よ。日[ク]神仏にそなえる。キョウ①[供給][供出]②[供応]③[供述][供託][提供][自供]ク[供花][供華][供米][供物][供養]そなえる[仏前に花を供える][お供え]とも[供を連れる][子供]ども[供奉][人身御供] **きょう[京]**[・6画 全8画 京京京京]①みやこ。②「京都」の略。③「東京」の略。④数の名。兆[ちょう]の一万倍。けい。キョウ[帰京][上京][平安京]②[京人形][京風]ケイ[京師]②[京阪神]③[京浜][京葉]まめ[南京豆]ペキン[北京] **きょう[協]**[十・6画 全8画 協協協協]①力や心を一つにあわせる。類共②一致するように調子をあわせる。③集まって相談しあう。④「協会」「協同組合」「協議会」の略。キョウ①[協賛][協同][協力]②[協調][協和]③[協議][協定][協約]④[農協][生協]かた[協] **きょう[胸]**[月・6画 全10画 胸胸胸胸]①首と腹のあいだの部分。むね。②むねにある思い。こころ。類心キョウ①[胸囲][胸像][胸部][気胸][胸奥][胸中][胸底][度胸]むね・むな[胸焼け]/[胸騒ぎ][胸算用] **きょう[強]**[弓・8画 全11画 強強強強]①つよい。こわばっている。②つよくする。③むりにさせる。④数字に付けて、それよりやや多いことをあらわすことば。「八割―の賛成をえる」⇔弱キョウ[強弱][強風][強力][頑強][屈強]②[強化][強調][増強][補強]③[強行][強制][強要][勉強]ゴウ①[強情][強直][強欲][強引]うばう[強奪][強盗]つよい[風当たりが強い][心強い][強火]つよまる・つよめる[風が強まる]/[語気を強める]しいる[寄付を強いる][無理強い][強いて言う]つわもの[強者]こわめし[強飯]こわもて[強面]したたか[強か者]じゃばる[強請る]てごわい[手強い]ねだる[強請る] <333> **きょう[教]**[攵・7画 全11画 教教教教]①説明してわからせる。おしえる。②神・仏などのおしえ。③漢文で、使役の助字。「(・・・をして・・・せ)しむ」と読む。キョウ①[教育][教訓][教養][説教][調教]②[教会][教義][宗教][布教][仏教]おしえる・おそわる[国語を教える][教え子]/[道を教わる] **きょう[郷]**(鄕)[・11画 全14画 郷郷郷郷]①生まれ育った土地。ふるさと。②土地。場所。ところ。③むらざと。いなか。▼「卿[きょう](=貴族)」は別字。キョウ・ゴウ①[郷愁][郷土][郷里][帰郷][望郷][異郷]②[温泉郷][仙郷][理想郷]③[水郷]③[郷士][近郷][在郷]ふるさと[故郷] **きょう[境]**[土・11画 全14画 境境境境]①土地などのさかい。くぎり。②置かれている状態や場所。「無人の―」「無我の―」③環境が、心持ち。心境。④土地のはて。へんぴな場所。キョウ[境界][越境][国境]②[境遇][境内][境地][環境][逆境][心境]④[秘境][辺境]さかい[生死の境をさまよう][境目][国境] **きょう[橋]**[木・12画 全16画 橋橋橋橋]川や道などにかけわたして通路としたもの。キョウ[橋脚][架橋][鉄橋][歩道橋]はし[橋を架ける][石橋][桟橋][釣り橋] **きょう[鏡]**[金・11画 全19画 鏡鏡鏡鏡]①かがみ。②レンズを使った、ものを見る器具。キョウ[鏡台][三面鏡][反射鏡]②[眼鏡][顕微鏡][望遠鏡]かがみ[鏡餅][合わせ鏡][手鏡]めがね[眼鏡] **きょう[競]**[立・15画 全20画 競競競競]相手に勝とうとしてあらそう。せりあう。きそう。キョウ[競泳][競技][競争][競走]ケイ[競馬][競輪]きそう・せる[技を競う]/[競り市][つば競り合い]くらべる[競べる] **きょう[凶]**[・2画 全6画 凶凶凶凶]①心がわるいこと。わるもの。②人を傷つける。わざわい。縁起がわるい。不吉。「占いでは―と出た」吉④作物が実らない。不作。⇔豊キョウ①[凶悪][凶行][凶手][凶暴][吉凶]②[凶器][凶刃]③[凶事][吉凶]④[凶作][凶年] **きょう[叫]**[口・3画 全6画 叫叫叫叫]大声を出す。さけぶ。キョウ[叫喚][叫号][絶叫]さけぶ[無実を叫ぶ][叫び声] **きょう[狂]**[犭・3画 全7画 狂狂狂狂]①気がくるう。ものごとの調子が正常でない。⇔正②くるったように激しい。また、くるったように夢中になる人。類鬼③こっけい。ふざける。キョウ①[狂気][発狂][狂喜][狂暴][狂奔][酔狂][熱狂][野球狂]③[狂歌][狂言]くるう・くるおしい[海が荒れ狂う]/[狂おしい思い][物狂おしい] **きょう[享]**[・6画 全8画 享享享享]うけいれる。▽「亨(=とおる)」は別字。キョウ[享受][享年][享有][享楽]うける[享ける] **きょう[況]**[・4画 全7画 況況況況]①ようす。ありさま。②くらべる。キョウ①[概況][近況][実況][状況][不況]②[比況]いわんや[況や][況して] **きょう[峡]**(峽)[山・6画 全9画 峡峡峡峡]山と山とにはさまれた谷あい。細長くせまい地形。また、せまい海。キョウ[峡谷][峡湾][海峡][地峡]はざま[山峡] **きょう[挟]**(挾)[手・6画 全9画 挟挟挟挟]両側からはさむ。さしはさむ。キョウ[挟撃][挟殺][挟持]はさむ・はさまる[小耳に挟む][紙挟み]/[奥歯にものが挟まったような] <334> **きょう[狭]**(狹)[犭・6画 全9画 狭狭狭狭]はばや範囲が小さくゆとりがない。せまい。せまくする。⇔広キョウ[狭隘][狭義][狭小][狭量][広狭]きょ[偏狭]せまい[世間が狭い][手狭]せばめる・せばまる[範囲を狭める]/[差が狭まる]さ[狭霧][狭衣]はざま[狭間] **きょう[恐]**[心・6画 全10画 恐恐恐恐]①こわがる。おそれる。②おそれいる。かしこまる。③おどす。キョウ①[恐慌][恐怖]②[恐悦][恐惶][恐縮]③[恐喝]おそれる・おそろしい[失敗を恐れる][恐れ入りますが][恐らく]/[末恐ろしい子供]おそろしい[恐ろしい] **きょう[恭]**[小・6画 全10画 恭恭恭恭]礼儀正しくつつしむ。敬った気持ちをもってへりくだる。キョウ[恭賀][恭倹][恭順]うやうやしい[恭しい態度] **きょう[脅]**[月・6画 全10画 脅脅脅脅]力ずくでせまっておどす。おそれさせる。危ない状態にさせる。キョウ[脅威][脅迫]おびやかす[平和を脅かす]おどす・おどかす[脅し文句]/[ピストルで脅かす] **きょう[矯]**[矢・12画 全17画 矯矯矯矯]①ゆがみやまちがいなどを正しく直す。②つよい。はげしい。③いつわる。キョウ①[矯正][矯風]②[矯激][奇矯]③[矯飾]ためる[角を矯めて牛を殺す] **きょう[響]**(響)[音・11画 全20画 響響響響]①音がなりわたる。②広くはたらきかけ、変化をおよぼす。キョウ①[音響][交響楽][残響]②[影響]きょ[反響]ひびく[足音が響く][響き渡る][地響き]とよむ[響む] **きょう[驚]**[馬・12画 全22画 驚驚驚驚]意外なものに出会って緊張する。びっくりする。おどろく。おどろかす。▽「警(=まもる)」は別字。キョウ[驚異][驚喜][驚嘆][驚天動地][驚倒][一驚][喫驚][焦]おどろく・おどろかす[驚くべき美しさ]/[耳目を驚かす]びっくり[吃驚][喫驚] **きょう[叶]**[口・2画 全5画 叶叶叶叶]①一致させる。②思いどおりになる。かなう。かなう[心に叶う] **きょう[匡]**[・4画 全6画 匡匡匡匡]ゆがんだものを正しくする。キョウ[匡救][匡正]ただす[国政を匡す] **きょう[杏]**[木・3画 全7画 杏杏杏杏]植物のアンズ。キョウ・ギョウ[杏花][杏仁]/[杏林]/[杏葉]アン[杏子]いちょう[銀杏] **きょう[喬]**[口・9画 全12画 喬喬喬喬]①高くそびえる。②おごりたかぶる。類驕キョウ①[喬木]②[喬志][喬然] **きょう【兄/経】**↓「けい」 **きょう【興】**「こう」 **きょう【凶/京/境】**↓漢字項目を見よ。 **きょう【香】**将棋の駒の一つ。香車。香子。「持ち駒は金、銀、桂、―」 **きょう【強】**[造語]漢字項目を見よ。 **きょう【経】**①仏の教えを文章にしるしたもの。経文。「―を読む」かぞえ方巻・部②儒教の教えを説いた書。「四書五―」 **きょう【興】**ものごとに接して感じるおもしろみや楽しみ。「―に入る」「―がわく」「―に乗る」 **きょう【今日】**今、現実に生きているこの日。また、別の月や週の、同じ日付や同じ曜日の日。本日。「―じゅうにまいります」「来月の―」▽「こんにち」と読めば別の語。常用漢字表付表の語。 **今日という今日**「きょう」を強めた言い方。まさに、きょうの日。 **今日は人の身、明日は我が身**きょうは他人に起こった災難も、あしたは自分の身にふりかかってくるかもしれない。他人ごとと簡単に見すごしてはならない。 **きょう【卿】**[造語]①[名・造語]奈良時代以後、参議と三位以上の要職にある人を尊敬して呼んだことば。 <335> **きょう【×卿】** ①〈造語〉[「~卿」の形で]イギリスで、ナイトや準男爵[じゅんだんしゃく]の称号をもつ人の名にそえる敬称[Sir](サー)。「ウィンストン・チャーチルー」 **ぎょう[業]** [業業業業] **ぎょう[業]** [ギョウ]①しごと。つとめ。「医を―とする」②学問。「―を修める」 **ぎょう[業]** [ゴウ]仏教で、善や悪の報[むく]いのもととなる前世のおこない。また、その報い。 **ぎょう[業]** [ギョウ]①業績[ぎょうせき],業務[ぎょうむ]偉業[いぎょう]営業[えいぎょう]工業[こうぎょう]作業[さぎょう]職業[しょくぎょう]②学業[がくぎょう]授業[じゅぎょう]卒業[そつぎょう] **ぎょう[業]** [ゴウ]業火[ごうか]業腹[ごうはら]業病[ごうびょう]罪業[ざいごう]自業自得[じごうじとく]非業[ひごう] **ぎょう[業]** [わざ]業物[わざもの]至難の業[しなんのわざ]神業[かみわざ]軽業[かるわざ]仕業[しわざ]離れ業[はなれわざ] **ぎょう[仰]** [イ・4画][全6画][仰仰仰仰] **ぎょう[仰]** ◎上の方を見あげる。あおぐ。[⇔]俯②あがめる。尊敬してしたう。 **ぎょう[仰]** [ギョウ]仰臥[ぎょうが]仰角[ぎょうかく]仰視[ぎょうし]仰天[ぎょうてん]俯仰[ふぎょう]②賛仰[さんぎょう]信仰[しんこう] **ぎょう[仰]** [コウ]②渇仰[かつごう] **ぎょう[仰]** [あおぐ・おおせ]天を仰[あお]ぐ/仰[おお]せの通り **ぎょう[仰]** 仰[あお]のけ 仰[おっ]しゃる 仰[の]け反[ぞ]る 仰[のっ]けから **ぎょう[暁](曉)** [日・8画][全12画][暁暁暁曉] **ぎょう[暁](曉)** ◎あけがた。よあけ。[↔]暮・宵[しょう]②さとる。あきらか。よくわかっている。 **ぎょう[暁](曉)** [ギョウ]☉暁雲[ぎょううん],暁星[ぎょうせい],暁天[ぎょうてん],今暁[こんぎょう]早暁[そうきょう]払暁[ふつぎょう]②暁達[ぎょうたつ]通暁[つうぎょう] **ぎょう[暁](曉)** [あかつき]暁[あかつき]の空 合格の暁[あかつき]には **きょうえつしごく【恐悦至極】** [四漢]目上の人の厚意に大いに感謝すること。きわめて喜ばしいようす。「―に存じます」 **ぎょう[凝]** [・14画][全16画][凝凝凝凝] **ぎょう[凝]** ◎こりかたまる。②一か所に集中させる。▼「擬[ぎ](=似せる)」は別字。 **ぎょう[凝]** [ギョウ]凝血[ぎょうけつ],凝結[ぎょうけつ],凝固[ぎょうこ]②凝視[ぎょうし]凝思[ぎょうし]凝縮[ぎょうしゅく] **ぎょう[凝]** [こる]碁[ご]に凝[こ]る 凝り固まる[こりかたまる]凝り性[こりしょう] **ぎょう[凝]** [こらす]目を凝[こ]らす **ぎょう[凝]** 凝[しこ]り 煮凝り[にこごり]混凝土[コンクリート] **ぎょう[尭] (堯)** [儿・6画][全8画][尭尭堯堯] **ぎょう[尭] (堯)** ●山などが高い。②中国古代、伝説上の帝王の名。舜[しゅん]帝と並び称[しょう]され、理想的な天子とされた。 **ぎょう[尭] (堯)** [ギョウ]尭階三尺[ぎょうかいさんじゃく] **ぎょう[行]** ↓「こう」 **ぎょう[形]** ↓「けい」 **ぎょう【行】** [名]⊕縦書きなら縦、横書きなら横の並び。「一―あける」「改―」[⇔]列②五十音図の縦の並び。「か―」[◆]段③書道で、「行書[ぎょうしょ]」のこと。「楷[かい]・―・草[そう]」④僧たちや修験者の修行[しゅぎょう]。「無言の―」 **ぎょう【業】** [名]→漢字項目を見よ。 **きょうあい【狭隘】** [形動]空間や心などがせまいこと。「―な土地」「―な度量」 **きょうあく【凶悪・×兇悪】** [形動]残忍[ざんにん]でむごいようす。「―性をおびている」「―な犯人」▽おもに、犯罪や事件にかかわることに使う。 **きょうあす【今日明日】** [名]きょうか、あした。ごく近い将来。「―にも届くはず」 **きょうい【胸囲】** [名]胸のまわりの長さ。バスト。 **きょうい【脅威】** [名][-スル]大きな力や勢いで、おびやかすこと。「―をあたえる」 **きょうい【強意】** [名]意味を強める語法。おもに助詞であらわす。口語では、「走りに走る」「行きますとも」「今度こそうまくやろう」「行くぜ」など。文語では「うぐひすぞ鳴く」「これなむ都鳥」「涙[なだ]流る」など。 **きょうい【驚異】** [名]おどろくほどふしぎで、すばらしいこと。「大自然の―」「―的大記録」 **きょういく【教育】** [名][-スル]知識や技能を教え、教養や能力をのばすこと。「家庭―」「―ママ」 **きょういくいいんかい【教育委員会】** [名]都道府県や市町村にあって、その地域内の教育・学術・文化などに関する行政をとりあつかう機関。 **きょういくかんじ【教育漢字】** [名]常用漢字二一三六字のうち、義務教育の小学校の六年間に、読み書きができるように指導される漢字。一○○六字。学習漢字。配当漢字。 **きょういくきほんほう【教育基本法】** [名]教育に関する基本的な原理を規定した法律。日本国憲法の民主主義や平和主義にもとづき、教育の機会均等や義務教育制などを定めている。一九四七年に制定。 **きょういくちょくご【教育勅語】** [名]一八九〇年に、国家主義教育の基本を示した天皇のことば。天皇を神格化し、儒教[じゅきょう]にもとづく国民道徳の根本を説いた。一九四八年に廃止。 **きょういくてき【教育的】** [形動]教育していくうえで望ましいようす。「―配慮」 **きょういん【教員】** [名]学校で、生徒や学生を教育する人。教師。先生。[類]教官 **きょうえい【共栄】** [名][-スル]二つといくつかのものが、ともに栄えること。「共存―」 **きょうえい【競泳】** [名][-スル]きまった距離を泳いで、その速さを競うこと。また、その水泳競技。「―種目」 **きょうえきひ【共益費】** [名]集合住宅などで、生活上共用するエレベーターや外灯などの設備のために、居住者が共同して負担する費用。 <336> **きょうえん【共演】** [名][-スル]映画や舞台[ぶたい]に、いっしょに出演すること。「―の女優」 **きょうえん【競演】** [名][-スル]同じような作品や役を、競争して上演し、人気を張りあうこと。「真打ち―」 **きょうえん【供宴・×饗宴】** [名]客をもてなすための酒宴。[類]酒盛り **きょうおう【供応・×饗応】** [名][-スル]酒や料理をとりそろえてもてなすこと。ごちそうすること。 **きょうおく(胸臆)を開く** 人には知られない心の中をうち明ける。[類]胸襟[きょうきん]を開く **きょうか 【狂歌】** [名]風刺・皮肉やこっけいを目的とした、俗[ぞく]な表現の短歌。江戸時代中期に盛んになり、大田南畝[おおたなんぽ]や朱楽菅江[あけらかんこう]らが有名。「一つとり二つとりては焼いて食ふ鶉[うずら]なくなる深草の里」(藤原俊成[ふじわらのとしなり]の「夕されば野べの秋風身にしみて鶉鳴くなり深草の里」のもじり)など。 **きょうか 【強化】** [名][-スル]たりないところを補って、いっそう強くすること。「―ガラス」「オリンピックの―合宿」[⇔]弱化 **きょうか 【教化】** [名][-スル]人をいい方向に教えみちびくこと。「―活動」▽仏教では「きょうげ」という。 >つかいわけ→「感化」を見よ。 **きょうがい【境涯】** [名]人がこの世に生きていくうえで、置かれている立場や地位。境遇[きょうぐう]。身の上。 **ぎょうかい【業界】** [名]同じ種類の仕事にたずさわっている人々の社会。「―紙」「出版―」 **きょうかいし【教戒師・教×誨師】** [名]刑務所で、神仏などの教えによって囚人[しゅうじん]を教えさとす人。 **きょうかく【胸郭・胸×廓】** [名]胸をとりまく骨格。胸椎・肋骨・胸骨が、かご状に組みあわさって肺や心臓を保護している。「―呼吸」 **きょうかく【×俠客】** [名]江戸時代、強きをくじき弱きを助けることをたてまえにしていた男たちの仲間。おとこだて。 **きょうがく【共学】** [名][-スル]男女が同じ学校や教室で、いっしょに学ぶこと。[⇔]別学 **きょうがく【驚愕】** [名][-スル]非常におどろくこと。「―にたえない」 >つかいわけ驚愕・仰天,「驚愕」は、悲しみやおそれなどの気持ちをともなうおどろき。「友の死を聞いて驚愕する」。「仰天」は、単なる瞬間[しゅんかん]的な強いおどろき。「宝くじに当たって仰天する」。 **きょうか 【教科】** [名]学校で児童や生徒が学習する科目。国語・社会・算数など。[類]学科 **きょうが【恭賀】** [名][-スル]つつしみ敬って祝うこと。年賀状に使うことば。「―新年」「謹賀[きんが]」 **ぎょうが【仰、臥】** [名][-スル]あおむけにねること。[⇔]伏臥[ふくが]・横臥[おうが] **きょうかい 【協会】** [名]ある目的のために会員が協力して設立し、維持[いじ]する会。 **きょうかい【教会】** [名]キリスト教の教えを説きつたえるために礼拝や儀式[ぎしき]をおこなう建物。また、キリスト教徒の組織。「―堂」「カトリックー」 **きょうかい【境界】** [名]二つのもの、とくに土地などのさかいや。「―線」 **きょうかい【景戒】** [人名]生没年未詳[みしょう]。平安初期の薬師寺の僧[そう]。日本最古の仏教説話集「日本霊異記[にほんりょういき]」を編集した。 **ぎょうかく【仰角】** [名]目の高さより上にあるものを見る視線と水平線とのなす角度。 **きょうかしょ【教科書】** [名]学校で各教科の授業の中心となる教材を集めた本。「検定―」 **きょうかしょたい【教科書体】** [名]活字の書体の一つ。教科書や字典など筆画をはっきりさせたいときに使う。楷書体を筆で書いたものに近い。[→]六点表「活字の書体」 **きょうかたびら【経×帷子】** [名]仏式で死者をほうむるとき、死者に着せる白い着物。麻[あさ]や木綿[もめん]でつくり、経文[きょうもん]などを書く。 **きょうかつ【恐喝】** [名][-スル]相手の弱点などにつけこんでおどしつけて自分の意志に従わせ、金品を求めたり、むりやり何かをさせようとしたりすること。ゆすり。たかり。[類]脅迫 **きょうかん【叫喚】** [名][-スル]大声でわめきさけぶこと。「阿鼻[あび]―」 **きょうかん【共感】** [名][-スル]他人の感情や考えを、自分もそのとおりだと思うこと。「人々の―を呼ぶ」[類]共鳴 **きょうかん【教官】** [名]国公立学校や研究所などの教員や、研究に従事する公務員。 **ぎょうかん【行間】** [名]文章の行と行のあいだ。「―をあける」 **ぎょうかん【行間】** 行間を読む[ぎょうかんをよむ]文字にあらわれていない書き手の真意を読みとる。 **きょうき【凶器・×兇器】** [名]人を殺したり傷つけたりするのに使われる道具。ピストルや刃物[はもの]のなど。 **きょうき【狂気】** [名]気がくるうこと。精神のはたらきに異常が起こること。「―の沙汰[さた]だ」[⇔]正気 **きょうき【狂喜】** [名][-スル]気がくるいそうなほど、大喜びすること。「―乱舞[らんぶ]」 **きょうき【驚喜】** [名][-スル]思いがけないうれしいことに出会っておどろき、かつ喜ぶこと。 **きょうき【狭軌】** [名]鉄道で、レールのあいだが標準軌間(一四三五㍉)以内のもの。[⇔]広軌 **きょうき【×俠気】** [名]強きをくじき、弱きを助けようとする気持ち。[類]義俠[ぎきょう]心・男気[おとこぎ] **きょうぎ【協議】** [名][-スル]関係者が寄りあって相談すること。「対策を―する」 >つかいわけ→「会議」を見よ。 **きょうぎ【狭義】** [名]ことばの意味の範囲[はんい]に広さのちがいがあるとき、せまいほうの意味。[⇔]広義 **きょうぎ【経木】** [名]スギやヒノキなどを紙のようにうすくけずったもの。和菓子[わがし]ややなっとうなどを包んだり、舟形[ふながた]にしてさしみなどを入れたりする。[類]へぎ▽経文を書きうつすのに用いたことから。 <337> **きょうぎ【教義】** [名]宗教で、各宗派の教えの内容や主張。[類]教理 **きょうぎ【競技】** [名][-スル]スポーツなどで、技術の優劣[ゆうれつ]や勝敗を争うこと。「珠算[しゅざん]―会」「―場」 **ぎょうき【行基】** [人名]六六八一七四九年。奈良時代の僧[そう]。諸国をめぐって民間に布教し、社会事業もおこなった。最古の日本総図「行基図」をつくったともいわれる。聖武天皇の要請で東大寺や国分寺の造営に努め、大僧正[だいそうじょう]に任じられた。 **ぎょうぎ【行儀】** [名]礼儀正しいたちいふるまいのしかた。「―がいい」「―作法[さほう]」 >つかいわけ→「礼儀、」を見よ。 **きょうきゅう【供給】** [名][-スル]①要求や必要に応じてものをあたえること。「食料を―する」[類]提供②販売[はんばい]・交換のために商品を市場[しじょう]に出すこと。また、出された商品の量。「―源」[⇔]需要 **きょうきょうきんげん【恐恐謹言】** [四漢]手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「おそれいって、つつしんで申しあげました」という意味。[類]恐惶謹言 **ぎょうぎょうしい【仰仰しい】** [形]りっぱすぎたり、改まりすぎたりしているようす。「―看板が立つ」「―あいさつ」[類]大仰[おおぎょう] >つかいわけおおげさ・仰々しいほか ||「おおげさ」は、ただ実際以上に大きく表現するようす。「仰々しい」「事々しい」は、重要でもないことなのに、わざとらしくもったいをつけている感じがするという、否定的な感じをともなう。 **きょうきらんぶ【狂喜乱舞】** [四漢]われを忘れて喜び、入り乱れておどること。大喜びするようすをいう。「優勝に―する」▽「狂気乱舞」は誤り。 **きょうきん【胸襟】** [名]胸のうち。心の中。 **きょうきん【胸襟】** 胸襟を開く[きょうきんをひらく]心の中をうち明ける。[類]胸臆[きょうおく]を開く **きょうく【狂句】** [名]こっけいな俳句。川柳[せんりゅう]。 **きょろく【恐懼】** [名][-スル]おそれいってかしこまること。「―感激する」▽文章語。 **きょうぐう【境遇】** [名]その人が置かれている生活の状況。家庭環境・経済状態・友人関係など。[類]身の上。「不幸な―にあまんじる」[類]境涯, **きょろくん【教訓】** [名][-スル]教えさとすこと。また、その教え。「―をかみしめる」 **ぎょうけい 【行啓】** [名][-スル]皇太后・皇后・皇太子・皇太子妃[ひ]などの外出を敬っていうことば。▽天皇の場合は「行幸」。 **きょうげき【京劇】** [名]中国の北京で発達した古典劇。「けいげき」とも。▽「北京」にちなむ名。 **きょうげき【挟撃・×夾撃】** [名][-スル]はさみうちにすること。「―作戦」 **きょうけつ【供血】** [名][-スル]輸血用の血液を提供すること。「―者」[類]給血・献血 **ぎょうけつ【凝血】** [名]体外に出た血液が固まること。また、その固まった血。 **ぎょうけつ【凝結】** [名][-スル]気体が液体になること。とくに、水蒸気が水滴[すいてき]になること。[類]凝縮。 **きょうけん【強肩】** [名]野球で、ボールを遠くまで投げたり、速い球を正確に投げたりできること。また、そのような強いかた。「―の野手」 **きょうけん【強健】** [形動]からだが強く、じょうぶであること。「―なからだ」[類]壮健[⇔]虚弱 **きょうけん【強権】** [名]強力な権力。国家が、警察や軍隊などによって示す強制的な権力。「―を発動する」 **きょうげん【狂言】** [名]能楽の合間に演じる、こっけいな劇。室町[むろまち]時代に発達した。本狂言と間[あ]い狂言との二種がある。能狂言。②歌舞伎[かぶき]の台本。また、出し物。歌舞伎狂言。③それらしく仕組んだうそ。「―強盗[ごうとう]」 **きょうげんきご【狂言綺語】** [四漢]つくりごとや、大げさにかざりたてたことば。小説・物語などをいう。▽「綺語」は「きぎょ」とも読む。 **きょうけんびょう【狂犬病】** [名]四類感染症の一つ。イヌの感染症。狂暴になり、まひを起こして死亡する。病犬にかまれると人にも感染する。恐水[きょうすい]病。 **きょうげんまわし【狂言回し】** [名]ものごとの進行をつかさどる役目の人物。▽歌舞伎や芝居で、すじのはこびや主題の解説に必要な役がら。 **きょうこ【強固・×鞏固】** [形動]強くてじょうぶなようす。確かで動じないようす。「―な地盤」「意志―な人」 **ぎょうこ【凝固】** [名][-スル]液体や気体が固体になること。「―点」[⇔]融解 **きょうごいん【教護院】** [名]児童福祉[ふくし]施設の一つ。不良行為をするおそれのある児童を入所させて教育する。 **きょうこう【凶行・*兇行】** [名]殺人や傷害などのおそろしいおこない。「―現場」「―を重ねる」 **きょうこう【恐慌】** [名]①急に不景気になったときなどに起こる経済の混乱状態。物価が暴落したり、会社が倒産したり、失業者がふえたりする。「金融―」②不安やおそれで混乱し、あわてること。「―をきたす」[類]パニック **きょうこう【強行】** [名][-スル]①むりやりおこなうこと。「―突破[とっぱ]を図はかる」 **きょうこう【強硬】** [形動]強く主張して妥協[だきょう]せず、引きさがらないようす。「―な意見をはく」「―に反論する」[⇔]柔軟・軟弱 **きょうこう【強攻】** [名][-スル]危険をかえりみないで、積極的にせめること。「―策をとる」 **きょうこう【教皇】** [名]ローマカトリック教会で最高位の僧[そう]。法王。パパ。「きょうおう」とも。 **きょうごう【強豪・強剛】** [名]貫禄[かんろく]も実力もあって強いこと。また、そういう人。「―チームと対戦する」 **きょうごう【競合】** [名][-スル]たがいにせりあって争うこと。「類似の商品と―する」 <338> **きょうごう【校合】** [名][-スル]基準とする本と照合して、異同などを検討すること。「こうごう」とも。 **ぎょうこう【行幸】** [名][-スル]天皇が外出すること。と敬った言い方。「みゆき」とも。▽行くさきが二か所以上にわたるときは「巡幸[じゅんこう]」という。 **ぎょうこう【暁光】** [名]夜明けの空の光。[類]曙光[しょこう] **ぎょうこう【×僥倖】** [名]思いがけない幸運。「ひたすらーを願う」 **きょうこうきんげん【恐惶謹言】** [四漢]手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「おそれかしこまって、つつしんで申しあげました」という意味。[類]恐々謹言 **きょうこうぐん【強行軍】** [名][-スル]厳しいスケジュールで、旅行や仕事をすること。▽もと、軍隊がじゅうぶんな休息もとらずにむりな行軍をすること。 **きょうこく【峡谷】** [名]はばがせまく、両側のがけが切りたって険しい谷。[類]渓谷[けいこく] **きょうこく【強国】** [名]強い軍隊や大きな経済力をもつ国。[類]大国・列強 **きょうこつ【胸骨】** [名]胸の前面中央部にあって、肋骨をつなぎあわせている骨。[→]図「こっかく」 **きょうこのごろ「今日、此の頃】** [副]現在に近い時点。ごく最近。ちかごろ。 **きょうさ【教唆】** [名][-スル]他人をそそのかすこと。とけしかけること。「―扇動する」②法律で、他人をそそのかして犯罪を犯させる気持ちにさせること。「―犯」 **きょうさい【共済】** [名][-スル]組織をつくって、たがいに助けあうこと。「―組合」[類]互助[ごじょ] **きょうさい【共催】** [名][-スル]二つ以上の団体が共同で、一つのもよおしものをおこなうこと。 **きょうさい【恐妻】** [名]夫が妻に頭が上がらないこと。「―家」 **きょうざい 【教材】** [名]学校の授業で使うもの。教科書・模型・スライドなど。「―研究」 **きょうさいくみあい【共済組合】** [名]団体に属する人々が共同で相互[そうご]に助けあう組織。かけ金を積み立てて、病気・死亡・災害・失業の場合に役立てる。 **ぎょうこう【行司】** [名]すもうで、軍配[ぐんばい]を手に土俵に上がり、勝負の進行や判定をする役。また、その人。「立て―(=最高位の行司)」 **きょうさく【凶作】** [名]農作物のできが非常に悪いこと。「二十年来の―に見まわれる」[類]不作[⇔]豊作 **きょうさく【競作】** [名][-スル]競[きそ]って作品をつくること。 **きょうさく【狭窄】** [名][-スル]あいだがすぼまっていてせまいこと。「幽門[ゆうもん]―」「視野―」 **きょうざめ【興醒め】** [形動]それまではあったおもしろみが、急になくなること。「せっかくのパーティーも―だ」 **きょうさん【共産】** [名][-スル]財産を個人のものとせず、その社会全体で共有し、公平に分配しようとすること。 **きょうさん【協賛】** [名][-スル]計画の趣旨[しゅし]に賛成し、その実現に協力すること。「―企業[きぎょう]」[類]賛助・後援 **ぎょうさん【仰山】** [名][形動]数量や程度が大きいようす。また、おおげさなようす。たいそう。「―人が出る」「―なおどろきよう」▽もと、関西[かんさい]方言。 **きょうさんしゅぎ【共産主義】** [名]私有財産を認めず、ものを生産する手段を社会全体で共有し、貧富の差のない平等な社会を目ざす考えかた。マルクス・エンゲルスにより確立された。コミュニズム。 **きょうし【教師】** [名]①学問や技術を教えることを仕事としている人。先生。「小学校の―」「ピアノの―」[類]教員・教諭[きょうゆ]・師匠[ししょう]②宗教上の指導者。[類]宣教師 **きょうじ【凶事】** [名]不吉な出来事。縁起の悪い出来事。[⇔]吉事[きちじ] **きょうじ【教示】** [名][-スル]わかりやすく教えること。「ご―たまわりたい」 **きょうじ【×矜持・×矜×恃】** [名]自分の能力をすぐれたものと確信して、ほこること。プライド。[類]自負▽慣用読みで「きんじ」とも。 **ぎょうし【凝視】** [名][-スル]目をこらして一点を見つめること。穴のあくほど、じっと見つめること。[類]熟視[じゅくし] **ぎょうじ【行事】** [名]社会や団体などが、きまった時期に、きまった形でおこなう儀式[ぎしき]やもよおし。「年中[ねんじゅう]―」「学校―」 **きょうしきょく【狂詩曲】** [名]→「ラプソディー」 **きょうしつ 【教室】** [名]①学校で、授業や講義をする部屋。[類]教場②大学で、専攻[せんこう]科目ごとの組織。研究室。③技術を教えるところ。「話し方―」「料理―」 **きょうしゃ【香車】** [名]将棋の駒[こま]の一つ。前方へ直進するのみの駒。香子[きょうこ]。やり。 **きょうしゃ【強者】** [名]強くて力ある者。[⇔]弱者 **きょうしゃ【×驕×奢】** [形動]おごりたかぶり、ぜいたくをすること。「―をほしいままにする」「―をいましめる」 **きょうじや【経師屋】** [名]書画の表装[ひょうそう]や、ふすま・びょうぶなどをはる職業の人や店。[類]表具屋 **ぎょうしゃ【業者】** [名]①商工業を営んでいる人。②同業者。「―間の話」「出入りの―」 **ぎょうじゃ【行者】** [名]仏教や修験道[しゅげんどう]の修行をする人。 **きょうじゃく【強弱】** [名]強いことと弱いこと。また、強さの程度。「発音に―をつける」 **きょうしゅ【興趣】** [名]おもしろみ。おもむき。「―がつきない」「祭りに―をそえる」 **きょうじゅ【享受】** [名][-スル]うけいれて自分のものにすること。また、味わい楽しむこと。「生を―する」「都会の生活を―する」 **きょうじゅ【教授】** [名][-スル]①学問や技術を教えること。「生け花を―する」②大学や高等専門学校などの教員での最高位。「文学部―」「名誉[めいよ]―」▽上から教授・助教授・講師・助手の順。 **ぎょうしゅ【業種】** [名]事業や産業の種別。 <339> **きょうしゅう【郷愁】** [名]故郷をなつかしく思う気持ち。ノスタルジア。「―にかられる」[類]望郷 **きょうしゅう【強襲】** [名][-スル]猛烈な勢いでおそいかかること。「ショートーのヒット」 **ぎょうしゅう【凝集・凝✕聚】** [名][-スル]散らばっていたものが一か所に集まって固まること。「―反応」 **ぎょうじゅうざが【行住座×臥・行住坐臥】** [四漢]日常のふるまい。また、ふだん。つねづね。「―をつつしむ」[類]立ち居振る舞い▽歩く(=行)、止まる(=住)、すわる(=座)、ねる(=臥)ことから。 **きょうしゅうじょ【教習所】** [名]実際に即した知識や技能を身につけるための施設[しせつ]。「自動車―」 **きょうしゅく【恐縮】** [名][-スル]身が縮むほど申しわけなく、ありがたく思うこと。ていねいにものをたのむときや、お礼を言うときにも使う。「―ですが、しばらくお待ちください」 **ぎょうしゅく【凝縮】** [名][-スル]①こり固まって縮むこと。まとまったり、こくなったりすること。「一語に―する」「内容が―される」②気体が液体に変わる現象。液化。[関]凝結・凝固 **きょうしゅつ【供出】** [名][-スル]国などの求めに応じてさし出すこと。とくに、農家が農作物を法律できめられた値段で政府に売りわたすこと。「―米」 **きょうじゅつ【供述】** [名][-スル]裁判官や捜査官のとり調べに対し、事実や意見を述べること。「犯行を―する」「―書」 **きょうしゅぼうかん【×拱手傍観・*拱手×旁観】** [四漢]手をこまねいて何もせず、そばで見ていること。[類]袖手傍観▽「拱手」は、慣用読みで「こうしゅ」とも読む。 **きょうじゅん【恭順】** [名][-スル]つつしみ深い態度でおとなしく命令に従うこと。「―の意をあらわす」 **きょうしょ【教書】** [名]◎アメリカ合衆国で、大統領が議会に出す、政治上の意見書。「年頭―」②ローマ法王が信徒を教え導くために出す正式な文書。 **ぎょうしょ【行書】** [名]漢字の書体の一つ。楷書[かいしょ]を少しくずした書体。歴史的には、隷書[れいしょ]をはやく書くことからできた書体。▽ほかに、楷書・草書など。[→]六点表「漢字の書体」 **きょうしょう【狭小】** [形動]せせこましいようす。せまくて小さいようす。「―な土地」「心が―である」[⇔]広大 **きょうじょう【教条】** [名]キリスト教で、教会が正式に認めた教え。ドグマ。また、権威ある人の考え。 **きょうじょう【教場】** [名]授業する場所。教室。「分―」 **ぎょうしょう【行商】** [名][-スル]店をもたず、商品を荷って売りあるくこと。また、その人。「魚の―で生計を立てる」 **ぎょうしょう【暁鐘】** [名]夜明けに鳴らす鐘[かね]の音。[類]明けの鐘[⇔]暮鐘[ぼしょう]・晩鐘[ばんしょう] **ぎょうじょう【行状】** [名]日ごろのおこない。「―記」[類]身持ち・品行・行跡, **きょうじょうしゅぎ【教条主義】** [名]原理・原則や権威ある人の考えかたなどを、少しも変更を加えることをうけいれないかたくなな考えかた。 **きょうしょく 【教職】** [名]学生・生徒・児童などを教育したり、また信徒を教え導いたりする職務。「―に就く」 **きょうしん 【狂信】** [名][-スル]理性を失って、異常なまでにひたすら信じこむこと。[類]妄信 **きょうしん【強震】** [名]地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。かべに割れ目がはいり、れんが塀[べい]や石垣[いしがき]などがこわれるほどの強い地震。 **きょうじん【凶刃・×兇刃】** [名]人を殺すために使われた刃物[はもの]。「―にたおれる」 **きょうじん【狂人】** [名]精神のはたらきに異常をきたした人。狂者。 **きょうじん【強靭】** [形動]しなやかでねばり強いようす。「―な肉体」「―な精神力を養う」 **ぎょうしんざい 【強心剤】** [名]おとろえた心臓のはたらきを強めるための薬。ジギタリスなど。 **きょうしんしょう【狭心症】** [名]冠状動脈の血液循環[じゅんかん]障害などのために、とつぜん心臓に激しい痛みが起きる発作[ほっさ]。 **ぎょうずい【行水】** [名][-スル]湯や水をたらいなどに入れ、その中にはいって簡単にあせなどを洗いながすこと。「―を使う」 **きょうすいびょう【恐水病】** [名]「狂犬[きょうけん]病」の別名。 **きょうする【供する】** [サ変]●食べてもらうようにさし出す。そなえる。「茶菓を―」②利用できるように準備しておく。役立ててもらう。「閲覧[えつらん]に―」▼「きょうす」とも。 **きょうじる【興じる】** [サ変] **きょうずる【興ずる】** [サ変] **きょうじる【興じる】** [上一]おもしろがる。たのしむ。 **きょうずる【興ずる】** 「ゲームに興[きょう]じて時のたつのを忘れる」 **きょうせい【共生・共×棲】** [名][-スル]別種の生物が、いっしょに生活すること。ともに利益を受ける相利共生(ヤドカリとイソギンチャク)と、片方だけが利益を受ける片利共生(サメとコバンザメ)がある。 **きょうせい【強制】** [名][-スル]力ずくや権力でむりやりおこなうこと。「―送還[そうかん]」「―収容」「―労働」[類]無理強い **きょうせい【強請】** [名][-スル]むりにたのむこと。「寄付のー」「署名を―する」[類]ゆすり **きょうせい【矯正】** [名][-スル]欠点を直して正常にすること。「視力のー」「歯並びを―する」 **きょうせい【×匡正】** [名][-スル]誤りを正し直すこと。「不正を―する」 **きょうせい** **きょうせい** **ぎょうせい【行政】** [名]①立法と司法以外の、内閣の統治権力に属するはたらき。法律にもとづいて国の政治を実際に動かすこと。「―官庁」②法律や制令に従って、実際に政府や地方自治体などがおこなう活動。また、その担当者。「救助の失敗は―の怠慢[たいまん]によるものだ」 **ぎょうせいいいんかい【行政委員会】** [名]独立して専門的な仕事をする行政機関。公正取引委員会・ <340> **ぎょうせいかいかく 【行政改革】** [名]国や地方の行政機関について、制度や内容を改めること。一九八一年に設置された第二次臨時行政調査会の答申などに従い、行政組織や特殊法人の整理、補助金の合理化、公務員の削減[さくげん]、情報公開制などが進められた。行革。 **ぎょうせいけん【行政権】** [名]行政をおこなう権限。現在は内閣にある。▽司法権・立法権に対していう。 **ぎょうせいさいばんしょ【行政裁判所】** [名]行政事件の裁判をするために、司法裁判所から独立して行政部にもうけられる特別裁判所。大日本帝国[だいにっぽんていこく]憲法はその設置を認めていたが、日本国憲法はそれを廃止[はいし]にした。 **きょうせいしっこう【強制執行】** [名][-スル]かねなどを借りている人が返す義務を果たさないとき、国が権力によって強制的に差し押さえや競売をしたり、建物をとりこわしたりなどする法律上の手続き。 **ぎょうせいしどう【行政指導】** [名]行政機関が、多くは法令によらずに業界などに対しておこなう指導・助言・勧告。 **ぎょうせいしょぶん【行政処分】** [名]行政機関が、国民や住民に対して法的地位を定める行為[こうい]。営業の許可や認可、自動車の運転免許[めんきょ]をあたえることなどがその例。 **きょうせいそうかん【強制送還】** [名][-スル]密入国者などを、強制的に本国に送りかえすこと。 **ぎょうせき【行跡】** [名]日ごろのおこない。「不―」[類]行状・身持ち **ぎょうせき【業績】** [名]仕事や研究などであげた成果。「―が上がる」 **きょうそ【教祖】** [名]ある宗教を始めた人。 **きょうそう【狂騒・狂、躁】** [名][-スル]くるったように大さわぎすること。「―の巷[ちまた]」[類]喧騒[けんそう] **きょうそう【強壮】** [形動]体力がとくに充実[じゅうじつ]しているようす。「滋養―」「―剤[ざい]」[類]強健・壮健[⇔]虚弱[きょじゃく] **きょうそう【競争】** [名][-スル]同じ目的を目ざして、たがいに優劣や勝ち負けなどを競うこと。「―心をあおる」「生存―」 **きょうそう【競走】** [名][-スル]一定の距離を走って速さを競うこと。かけっこ。「一万メートルー」「モーターボートー」「―馬」 **きょうそう【競×漕】** [名][-スル]ボートで一定の距離を速くこぐ競争。ボートレース。レガッタ。 **きょうぞう【胸像】** [名]人物の胸から上をかたどった彫像や塑像。 **ぎょうそう【形相】** [名]ふつうでない顔つき。「必死の―」「鬼[おに]のようなー」▽おそろしい、ぶきみ、などの感じを受ける場合にいう。 **きょうそうきょく【狂想曲】** [名]→「カプリチオ」 **きょうそうきょく【協奏曲】** [名]↓「コンチェルト」 **きょうそく 【×脇息】** [名]座[すわ]ったときに、ひじをもたせかけてからだを休める道具。かぞえ方 脚[きゃく] **きょうぞく【凶賊・×兇賊】** [名]むやみに人を殺傷する凶暴な悪人。[類]凶徒 **きょうぞめ【京染め】** [名]京都で染めた染め物。また、京都風の染め物。 **きょうそん【共存】** [名][-スル]対立するものがどちらもいっしょに存在すること。きょうぞん。 **きょうそんきょうえい【共存共栄】** [名][-スル]たがいに助けあって生存し、ともに栄えること。「―をはかる」 **きょうだ【強打】** [名][-スル]①強く打つこと。力をこめてたたくこと。「頭を―する」②球技、とくに野球で、バットを思いきりよくふる、強い打撃[だげき]。また、強い打球。 **きょうだ【×怯×儒】** [形動]臆病でいくじのないようす。 **きょうたい【狂態】** [名]とても正気[しょうき]とは思われないような態度やふるまい。「―を演じる」 **きょうだい 【兄弟】** [名]①同じ父母から生まれた子供たちを、男女の別なくいう。縁組みなどによって生じた子供どうしの関係なども。兄弟姉妹[しまい]もい。②親しい男の仲間どうしの呼びかた。兄弟分。 **きょうだい 【兄弟】** 兄弟牆[かき]に閲[せめ]ぐ ↓「けいてい(兄弟)牆に閲ぐ」 **きょうだい 【強大】** [形動]勢力などが強くて大きいようす。「―な権力を行使する」[→]弱小 **きょうだい 【鏡台】** [名]鏡をとりつけた化粧[けしょう]用の台。かぞえ方 基[き]・台[だい] **きょうだいぶん【兄弟分】** [名]他人どうしが約束を交わして、きょうだい同様の親しいあいだがらになること。また、そうなった人。 **きょうたく【供託】** [名][-スル]保証などのために、金品などを法律に従って預けること。「―金」 **きょうたん【驚嘆・驚歎】** [名][-スル]ひどくおどろき、感心すること。「―に値[あたい]する」[類]感嘆 **きょうだん【凶弾・×兇弾】** [名]悪漢が殺害のために撃[う]った銃弾[じゅうだん]。「―にたおれる」 **きょうだん【教壇】** [名]教室で、先生が教えるときに立つ一段高いところ。「―に立つ(=教師になる)」「―を去る(=教師を辞める)」 **きょうち【境地】** [名]何かを経験した結果、たどりついた心の状態。「聖人の―に達する」「新―を開く」 **きょうちくとう【×夾竹桃】** [名]キョウチクトウ科の常緑低木。夏、赤や白の花が咲[さ]く。庭木や薬用にする。 **きょうちゅう【胸中】** [名]心に思っていること。心のうち。心中。「―を察する」[類]胸裏[きょうり] **ぎょうちゅう【×蟯虫】** [名]ギョウチュウ科の線虫類。体長は約一㌢。人の腸に寄生し、肛門[こうもん]の付近に産卵する。 **きょうちょ【共著】** [名][-スル]二人以上の人が、共同で一冊の本を書きあらわすこと。また、その本。 **きょうちょう【協調】** [名][-スル]考えかたや利害のちがいなどをこえて、共通の目標に向かって力を合わせること。「―性に欠ける」 **きょうちょう【強調】** [名][-スル]全体の中で、とくにその一部だけを強く主張すること。[類]力説 <341> **きょうつう【共通】** [名][形動]二つ以上のものに同じ要素があること。どれにもあてはまること。「―の話題」「―点」 **きょうつうご【共通語】** [名]①方言に対して、国内のどこででも通用することば。日本では、東京語をもとにする。▽「標準語」というと、みんなが従うべき規範的な言語という意味あいをもつので、それをさけて使うようになった。②さまざまな言語の人が集まる国際会議などで、共通に使うことば。英語の場合が多い。 **きょうてい 【協定】** [名][-スル]関係者が協議・相談して約束ごとをとりきめること。また、とりきめた約束。とりきめ。「紳士―を結ぶ」 **きょうてい 【教程】** [名]ある科目を教える順序や方法。また、それにもとづく教科書。「書法の―」 **きょうてい 【競艇】** [名]モーターボートの競走。「―場」 **きょうてい(筐底)に秘。す** 他人に見られないように、箱の奥深くにしまっておく。▽「筐」は、箱のこと。 **きょうてき【強敵】** [名]強い敵。手ごわい相手。「―にいどむ」[→]弱敵 **きょうてん【教典】** [名]①その宗教の教えの基本となる書物。[類]教範,②教育上のよりどころとなる本。 **きょうてん【経典】** [名]①仏の説いた教え。仏教の経文を書いた本。お経。②宗教上の守るべき教えやきまりを書いた本。キリスト教の聖書、イスラム教のコーランなど。 **ぎょうてん【仰天】** [名][-スル]ひどくおどろくこと。ひっくりかえりそうになるほど、たまげること。「びっくり―」 >つかいわけ→「驚愕」を見よ。 **きょうてんどうち【驚天動地】** [四漢]世間[せけん]をひどくおどろかすこと。「―の大事件」[類]震天動地[しんてんどうち]▽天をおどろかし、地を動かすという意味から。 **きょうと【教徒】** [名]その宗教や宗派の信者。信徒。「カトリックー」 **きょうど【郷土】** [名]生まれ育った土地。ふるさと。いなか。また、特有の伝統や文化をもつ土地。ローカル。「―愛」「―芸能」 >つかいわけ郷里・郷土・ふるさと ||「郷里」は、生まれ育った土地をそこからはなれて生活する者がさしていう。「郷里は青森です」。「郷土」は、特別な伝統や芸能などをもつ土地としての地方。「郷土のほこり」「郷土料理」。「ふるさと」は、広く「郷里」と「郷土」にわたってさす。 **きょうど【強度】** [名]◎強さの程度・度合い。「鉄板の―をためす」②程度のはなはだしいこと。「―の近視」 **きょうど【×匈奴】** [名]北方アジアの遊牧民族。紀元前三世紀から紀元後五世紀にかけてモンゴル地方で活躍し、漢民族をおびやかした。フンヌ。フン族。 **きょうとう【共闘】** [名][-スル]「共同闘争」の略。二つ以上の組織が、共通の目的のために一致してたたかうこと。 **きょうとう【教頭】** [名]小・中・高等学校で、校長を補佐する役。校長の次の位。 **きょうどう【共同】** [名][-スル]①二人以上の人が、同じ資格でいっしょに何かをしたり、同じ条件で結びついたりすること。「―経営」「―募金」「―戦線を張る」「―正犯[せいはん]」「ロッカーをーで使う」[⇔]単独 **きょうどう【協同】** [名][-スル]大勢が力を合わせ、助けあって仕事をすること。「生活―組合」「―出資」 **きょうどういっち【協同一致】** [四漢]目的に向かってたがいに力を合わせ、心を一つにすること。「―の精神」「―で事にあたる」 **きょうどうくみあい【協同組合】** [名]農民や漁民、中小商工業者、また消費者などが経済的な利益を守るために組織した組合。生産者協同組合と消費生活協同組合がある。 **きょうとうほ【橋頭×堡】** [名]①橋を守るために築く陣地。②作戦の助けとするための拠点[きょてん]。また一般に、足がかり・根拠地。「―を築く」 **きょうどしょく【郷土色】** [名]その地方特有の気風や風俗。ローカルカラー。「―豊かなもよおし」 **きょうねん【凶年】** [名]①農作物のできがひどく悪い年。不作の年。[⇔]豊年②不幸な出来事のあった年。災難の多い年。 **きょうねん【享年】** [名]人が死んだときの年齢[ねんれい]。「―八○歳[さい]」[類]行年[ぎょうねん],▽天から享[う]けた年という意味から。 **きょうばい【競売】** [名][-スル]たくさんの買い手を集め、競争で値段をつけさせて、最高価格をつけた人に売ること。せりうり。オークション。「けいばい」とも。「―にかける」 **きょうはく【脅迫】** [名][-スル]①相手をおどしてこわがらせるために、害を加えると知らせること。「―状」「―罪」 **きょうはく【強迫】** [名][-スル]むりにおしつけてせまること。むりじい。「―による意思表示」 **きょうはくかんねん【強迫観念】** [名]いくらうち消しても、心につきまとって、たえず心にうかんでくる恐怖や不安な気持ち。「―にかられる」 **きょうはん【共犯】** [名]二人以上の者が共同して罪を犯かすこと。また、その罪を犯した者。共同正犯(=実行者)・教唆犯(=そそのかした者)・従犯(=正犯の手助け)をまとめていう。 **きょうび【今日日】** [名]いまどき。きょうこのごろ。くだけた言い方。「―の若者」 **きようびんぼう【器用貧乏】** [名]何でもそれなりにこなせるため、かえって一つのことに集中できず、大成できないこと。 **きょうふ【恐怖】** [名][-スル]おそろしく感じること。また、おそろしさ。「―がつのる」 <342> **きょうぶ【胸部】** [名]胸の部分。また、呼吸器。「―疾患」 **きょうふう【強風】** [名]①強く激しい風。②強風注意報の「強風」は、樹木全体がゆれうごき、歩くのが困難な程度をいう。風力7。 **きょうふせいじ 【恐怖政治】** [名]反対者を投獄・殺害したり、弾圧したりしておこなう政治。 **きょうへい 【強兵】** [名]強い兵士や軍隊。また、兵力や軍備を強くすること。「→富国―」 **きょうべん【強弁】** [名][-スル]むりに理屈をつけて言いはること。 **きょうべん【教鞭】** [名]授業のとき教師が持つむち。現在は多く、細い棒を使う。 **きょうべん【教鞭】** 教鞭を執る[きょうべんをとる]教職につく。 **きょうほ【競歩】** [名]一定の距離を速く歩く競技。どちらか一方のかかとをいつも地面につけていなければならないのが規則。 **きょうほう【凶報】** [名]悪い知らせ。とくに、人の死去の知らせ。[類]悲報・訃報[⇔]吉報 **きょうぼう【凶暴・*兇暴】** [形動]残忍[ざんにん]で非常に乱暴なようす。「―性を発揮する」 **きょうぼう【狂暴】** [形動]くるったようにあばれるようす。「―なふるまい」 **きょうぼう【共謀】** [名][-スル]二人以上の人が共同で悪事をたくらむこと。「―者」 **きょうほうのかいかく【享“保の改革】** [名]江戸幕府八代将軍徳川吉宗[よしむね]の政治改革(一七一六—四五年)。倹約や武芸を奨励し、裁判の基準となる公事方御定書[くじかたおさだめがき]の制定、民間の意見を知るための目安箱[めやすばこ]の設置などをおこなった。 **きょうぼく【×喬木】** [名]「高木」の古い言い方。[⇔]灌木 **きょうほん【狂奔】** [名][-スル]目的をとげるために、夢中になって動きまわり努力すること。「金策に―する」[類]東奔西走 **きょうま【京間】** [名]一間[けん]を六尺五寸(一・九七㍍)とする関西風の部屋[へや]やたたみなどの寸法。江戸間では一間を六尺(=一・八二㍍)とする。 **きょうまい 【京舞】** [名]上方舞[かみがたまい]の一つ。三味線曲の地歌[じうた]を用い、能の動きをとりいれた優雅[ゆうが]な舞踊[ぶよう]。 **ぎょうまつ【行末】** [名]一行の末尾。行の終わり。[⇔]行頭 **きょうまん【×驕慢】** [形動]自分だけがえらいと思って人を見くだし、気ままにふるまうようす。「―なふるまいが目にあまる」[類]高慢 **きょうみ【興味】** [名]おもしろくて心がひきつけられること。「―を失う」 **きょうみさくぜん【興味索然】** [名][形動]興味がなくなること。[⇔]興味津々[しんしん] **きょうみしんしん【興味津津】** [名][形動]そのことについて、あとからあとから興味がわき、つきないこと。[→]興味索然▽「興味深々」は誤り。 **きょうむ【教務】** [名]学校で授業計画などに関する事務の仕事。また、事務の仕事にあたる人。「―課」 **ぎょうむ【業務】** [名]職業として毎日継続[けいぞく]しておこなう商売上の仕事。「―上の過失」「―命令」 **きょうめい【共鳴】** [名][-スル]①振動数の等しい音を出すものを並べ、一方を鳴らすと、もう一方もしぜんに鳴りだす現象。②他人の意見や考えをすばらしいと思ったり、そのとおりだと感じたりすること。「彼の意見に―する」 **きょうもん【経文】** [名]仏教の経典にある文章。お経の文句。 **きょうやく【協約】** [名]個人や団体などで、相談して約束をとりきめること。また、その約束。「労働―」 **きょうゆ【教諭】** [名]小・中・高等学校、養護・ろう・盲学校および幼稚園の正教員の正式な呼び方。 **きょうゆう【共有】** [名][-スル]品物や土地を二人以上で所有すること。共同でもつこと。「―林」[⇔]専有 **きょうゆう【享有】** [名][-スル]権利や能力などを生まれつきもっていること。 **きょうよ 【供与】** [名][-スル]相手が望む品物や資金などをあたえること。「武器を―する」 **きょうよう【共用】** [名][-スル]二人以上の者が共同で使うこと。「台所を―する」[→]専用 **きょうよう【強要】** [名][-スル]そうすることをむりやり要求すること。「自白を―される」[類]無理強い **きょうよう【教養】** [名]学問・知識などによって養われた、豊かで広い知識。「―を高める」 **きょうようしょうせつ【教養小説】** [名]近代小説の一つ。主人公の思想の発展や人間的成長などを中心にえがいた小説。ビルドゥングスロマン。ゲーテの「ウィルヘルム・マイスター」など。 **きょうらく【享楽】** [名][-スル]楽しみをじゅうぶんに味わうこと。「―主義」[類]悦楽 **きようらけいご【清浦奎吾】** [人名]一八五〇一一九四二年。明治・大正期の政治家。熊本県生まれ。貴族院議員、枢密顧問[すうみつこもん]官を経て、一九二四年首相になったが議会を無視したために第二次護憲運動が起こり、わずか五か月で総辞職した。 **きょうらん【狂乱】** [名][-スル]ひどく乱れて、ふつうの状態でなくなること。また、めちゃくちゃに異常なこと。「―状態になる」「―物価」 **きょうらん【供覧】** [名][-スル]公開して多くの人に見せること。 **きょうらんどとう【狂瀾怒濤】** [四漢]あれくるう大波。また、ものごとの秩序[ちつじょ]がひどく混乱している状態。「―の勢い」▽「瀾」は、あらなみ。「濤」は、おおなみのこと。 **きょうり【胸裏・胸×裡】** [名]胸の中。心の中。「―にうかぶ母の思い出」 **きょうり【郷里】** [名]自分の生まれ育った土地。ふるさと。故郷。「わたしの―は北海道です」 >つかいわけ→「郷土」を見よ。 **きょうり【教理】** [名]宗教で、その基礎となる教え。宗教上の理論。「―を説く」 **きょうりゅう【恐竜】** [名]中生代にいた爬虫類[はちゅうるい]の一種。種類が多く、体長三〇㍍になるものもあり、化石として残っている。 <343> **きょきょじつじつ**[虚虚実実]漢あらゆる計略をめぐらし、相手のすきをつくなどして、力のかぎり戦うこと。「―のかけひき」▽「虚」は備えのすき、「実」はかたい備えのこと。 **きょきん**[×醵金・拠金]目的達成のために、かねを出しあうこと。また、集めた金。 **きょく**[曲]①まがる。まがったもの。⇔直②ゆがんでいて正しくない。③くわしい。こまかい。④変化があっておもしろい。「―がない」⑤音楽のふし。メロディー。また、音楽作品。「詩に―をつける」「明るいー」 **キョク** 曲折、曲線、湾曲、②曲解、曲学阿世、歪曲、委曲、④紆余曲折、⑤曲目、歌曲、作曲 **まがる・まげる** 運命の曲がり角/へそを曲げる **曲尺**、**曲舞**、**曲者**、**曲輪**。**千曲川** **曲玉**[まがたま] **きょく**[局]①区切られた部分。②官庁や会社などの組織で、仕事を区分してうけもつ一部門。とくに、「郵便局」「放送局」などの略。「―に問いあわせる」③碁・将棋の盤面・勝負。また、それを数えることば。「これも一―の碁だ」④(③の意味から)当面のなりゆき。情勢。「その―に当たる」 **キョク** 局所、局部、②局員、局長、事務局、部局、本局、③局面、結局、対局、④局外中立、時局、政局、大局、難局 **御局**[おつぼね]、**春日局** **きょく**[極]①これ以上はないところ。きわみ。「疲労の―に達する」②一方のはし。 **キョク** 極限、極端、究極、終極、②極地、陰極、対極、南極 **ゴク** 極寒、極上、極秘、極楽、至極 **きわめる・きわまる** 見極める/感極まる **きわみ** 感謝の極み **月極**[つきぎめ] **きょうりょう**[狭量]形動心のゆとりのないこと。心のせまいこと。「―な人物」⇔広量 **きょうりょう**[橋×梁]川や線路などにかけわたす大規模な橋のこと。「―工事」 **きょうりょく**[協力]一つの目的のために、力を合わせて助けあうこと。「一致―」「ぜひとも―を願いたい」 **きょうりょく**[強力]形動力がとても強いようす。「―な助っ人」「―に推す」▽「ごうりき」と読めば別の語。 **きょうりん**[×杏林]「医者」をほめた呼び方。▽昔、中国の董奉という人が病気を治し、治療代がわりにアンズの木を植えさせたところ、たちまちアンズの林になったという。 **きょうれつ**[強烈]形動力や影響が非常に強く激しいようす。「―な印象を受ける」 **ぎょうれつ**[行列]人やものなどが順序よく並んで列をつくって行くこと。また、その列。「仮装―」 **きょうれん**[教練]教えきたえること。とくに軍事上の訓練。▽日本の学校教練は一九四五年廃止された。 **きょうわ**[共和]共同の合議によって政策や方針をきめること。 **きょうわ**[協和]心を合わせて仲よくすること。 **きょうわおん**[協和音]高さのちがう二つ以上の音がとけあって、快く一つの音に聞こえる音。⇔不協和音 **きょうわこく**[共和国]共和制の政治をおこなっている国。⇔君主国 **きょうわせい**[共和制]国家の政治が、国民の意思で決定され、行使されるしくみ。⇔君主制 **きょえい**[虚栄]むなしくうわべをかざって、りっぱに見せようとすること。みえ。「―心」 **ぎょえん**[御苑]天皇家のもっている庭園。 **ギョーザ**[×餃子]中国料理の一つ。小麦粉でつくったうすい皮にひき肉や野菜などを半月形にくるんだもの。ゆでたり、蒸したりして食べる。チャオズ。▽中国語。 **きょか**[許可]願いでていることを許し認めること。「無―」「―制」 >つかいわけ『許可・認可・承認』「許可」も「認可」も、してもよいと許すこと。「許可」は、一般に禁止されていることを解くこと。「病院の外出許可が出る」。「認可」は、公的な機関が、願い出に対してそれを認めること。「政府が使用を認可する」。「承認」は、ことがらが正当だとかもっともだとかいうことを認めてうけいれること。「新国家の独立を承認する」。 **きょか**[×炬火]かがりび。たいまつ。 **ぎょかい**[魚介]魚類と貝類をまとめた言い方。海産物。▽「魚貝」と書くことも。 **きょがく**[巨額]金額が非常に多いこと。「―の負債をかかえる」▽「多額」「高額」に比べて、比較するものがないほど大きな金額をあらわす。 **ぎょかく**[漁獲]魚や貝などの水産物をとること。漁でとれた獲物。「―量」「―高」 **きょかん**[巨漢]からだが特別に大きい男。大男。「二メートルをこえる―」 **ぎょがんレンズ**[魚眼レンズ]カメラなどに使われる広角レンズのこと。▽魚の眼は一八〇度の視野があるとされることから。 **きょぎ**[虚偽]真実であるかのように、いつわってだますこと。うそいつわり。「―の申し立て」 **ぎょき**[漁期]魚介類のよくとれる時期。 **きょぎきょれい**[虚儀虚礼]四漢心のこもっていない、形だけの礼儀。▽「虚偽虚礼」は誤り。 **ぎょぎょう**[漁業]魚介類や海藻などの水産物をとったり、養殖したりする仕事。「沿岸―」「―補償」類水産業 <344> ②一方のはし。キョク①[極限][極端][究極][終極]②[極地][陰極][対極][南極]ゴク①[極寒][極上][極秘][極楽][至極]きわめる・きわまる[見極める]/[感極まる]きわみ[感謝の極み]つきぎめ[月極] **きょく[旭]**[日・2画 全6画 旭旭旭旭]あさひ。キョク[旭光][旭日] **きょく【曲/局/極】**⇨漢字項目を見よ。 **ぎょく[玉]**[玉・0画 全5画 玉玉玉玉]①たま。高価で美しい石。②玉のように美しくりっぱな。③卵のこと。「ー付きのざるそば」④将棋の駒の「玉将」の略。⑤天子や他人に関する事物を敬う気持ちをあらわす語。⑥(一人前の)芸者。ギョク①[玉砕][玉石混交][珠玉][宝玉]②[玉杯][金科玉条]④[入玉]⑤[玉音][玉顔][玉稿][玉座][玉代][半玉]たま[玉にきず][玉の輿][目玉焼き]とうもろこし[玉蜀黍] **ぎょく【漁区】**漁業することを許されている区域。 **きょくう【極右】**極端に右翼的な政治思想(の人)。⇔極左 **ぎょくおん【玉音】**①もと、天皇の声を敬っていったことば。「一九四五年八月一五日の―放送」②笛などの清らかな音。「ぎょくいん」とも。 **きょくがい【局外】**そのことがらに直接かかわりのないこと。「―者」「―中立の立場を守る」 **きょくがくあせい【曲学阿世】**正しい考えや学説を曲げてまで、時勢や権力に調子を合わせたり、世間の人気をえようとへつらうこと。また、そのような学者。「―の徒」▽中国、「史記」から。 **きょくげい【曲芸】**ふつうではできない、はっとおどろくようなはなれわざ。玉乗り・つなわたりなど。かるわざ。「―師」 **きょくげん【局限】**範囲をせまく限ること。「対象をーする」 **きょくげん【極限】**これ以上はない、ぎりぎりのところ。限界。「―状態に置かれる」「―に達する」 **きょくげん【極言】**極端な言いかたをすること。「―をさける」「―すれば彼はうそつきだ」 **きょくさ【極左】**極端に左翼的な政治思想(の人)。⇔極右 **ぎょくざ【玉座】**天皇の席を敬っていうことば。 **ぎょくさい【玉砕】**不名誉な生きかたをせずに、高貴な玉のくだけるようにりっぱに死ぬこと。「軍隊は孤島で―した」 **きょくじつしょうてん【旭日昇天】**ものごとの勢いが、朝日が天にのぼるように、非常に盛んであること。「―の勢いがある」 **きょくせん【曲線】**曲がった線。「なめらかな―をえがく」⇔直線 **きょくせんび【曲線美】**女性のからだなどの、なめらかな曲線の美しさ。 **きょくだい【極大】**①きわめて大きいこと。②数学で、関数の値がしだいに大きくなり、これから減りはじめようとするときの値。⇔極小 **きょくたん【極端】**[形動]非常に片寄ること。常識からひどくはずれていること。「―な意見にはしる」「―にきらう」類極度▽いちばんはしの意味。 **きょくち【局地】**ある限られた地域。「―的な豪雨」 **きょくち【極地】**いちばんはずれの土地。とくに、南極と北極をさす。「―探検」 **きょくち【極致】**それ以上はない最高の状態にまで達すること。「これぞ芸の―」 **きょくちょく【曲直】**曲がっていることと、まっすぐなこと。正しくないことと、正しいこと。「理非―」 **きょくていばきん【曲亭馬琴】**[人名]↓「たきざわばきん」 **きょくしょ【局所】**①限られた一部の場所。「地磁気の―的変化」②からだの一部分。局部。「―麻酔」 **きょくしょう【極小】**①きわめて小さいこと。②数学で、関数の値がしだいに小さくなり、これからふえはじめようとするときの値。⇔極大 **きょくすいのえん【曲水の宴】**陰暦三月三日の節句に、宮中などでおこなわれた宴会。庭園の小川に沿って座り、流れてくるさかずきが目の前を通りすぎないうちに詩歌をつくり、そのさかずきで酒を飲むもの。「ごくすいのえん」とも。 **ぎょくせきこんこう【玉石混交・玉石混淆】**すぐれたものとくだらないものが、まじっていること。▽中国、「抱朴子」から。 **きょくせつ【曲折】**①曲がりくねっていること。②こみいった事情。「―を経る」「紆余―」 **きょくてん【極点】**①これ以上はない、最後に行くところ。類極致・極限②南極点。または、北極点。 **きょくど【極度】**これ以上にはならないという限度。「―の緊張」 **きょくとう【極東】**ヨーロッパから見て東方の果ての地域。アジアの東部地域。日本・中国・朝鮮・フィリピンなど。東アジア。⇔近東・中東 **きょくどめ【局留め】**郵便物をあてさきまで配達しないで、差出人の指定した郵便局にとめておくこと。 **きょくのり【曲乗り】**ウマ・自転車・玉などに乗りながら、いろいろな芸をすること。「オートバイのー」 **きょくび【極微】**非常に小さく、目に見えないほど細かいこと。「ごくび」とも。「―の世界」 **きょくぶ【局部】**からだの限られた一部分。傷などの生じた部分。局所。 <345> **きょくぶ【局部】** ②陰部[いんぶ]。 **きょくめん【局面】** [名]①ものどとのなりゆきや形勢。「重大な―をむかえる」②囲碁や将棋[しょうぎ]で、勝負の形勢。戦いの場面。 **きょくもく【曲目】** [名]音楽の曲の名前。演奏される曲のプログラム。「演奏会の―」 **ぎょくよう【玉葉】** [名]①天皇家を敬っていうことば。「金枝―」②相手からのはがきを敬っていうことば。「―拝受[はいじゅ]いたしました」 **ぎょくようわかしゅう【玉葉和歌集】** [名]一三一三年。伏見[ふしみ]院の命により、藤原為兼[ふじわらのためかね]の撰[せん]。第一四の勅撰[ちょくせん]和歌集。玉葉集。約二八○○首。二○巻。 **きょくりょく【極力】** [副]全力をつくして。できるだけ努力して。「―仕事をまにあわせる」 **ぎょくろ【玉露】** [名]かおりが高く味もよい、最上の緑茶[りょくちゃ]。▽美しい玉のような露[つゆ]の意味から。 **きょくろん【極論】** [名][-スル]極端[きょくたん]な意見を言うこと。「―にはしる」「―すれば」[類]極言 **ぎょぐん【魚群】** [名]水中を泳いでいる魚の群れ。「ー探知機」 **きょげん【虚言】** [名]うそを言うこと。うそ。「―癖[へき]がある」「―を並べる」 **きょこう【挙行】** [名][-スル]儀式[ぎしき]や行事などをおこなうこと。「入学式を―する」 **きょこう【虚構】** [名]実際にはないが、いかにもあるかのようにつくられたもの。つくりごと。フィクション。[類]架空[かくう] **ぎょこう【漁港】** [名]漁船が水産物を水揚げする港。 **きょこくいっち【挙国一致】** [四漢]国民全体が一つになって、同じ目的に向かうこと。 **ぎょじ【御璽】** [名]天皇のおす印[いん]。玉璽。「御名[ぎょめい]―」▽「天皇御璽」の四文字がほられている。 **きょしき【挙式】** [名][-スル]儀式ををとりおこなうこと。とくに、結婚式を挙げること。 **きょじつ【虚実】** [名]つくりごとと事実。うそとまこと。「―とりまぜて話す」 **きょじつひまくろん【虚実皮膜論】** [名]江戸時代の浄瑠璃[じょうるり]作者、近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の芸術論。芸は「虚構」と「事実」とのあいだのつかずはなれずの関係のうちに成立するという考えかた。「きょじつひにくろん」とも。▽穂積以貫[ほづみいかん]の「難波土産[なにわみやげ]」にしるされている。 **きょしてき【巨視的】** [形動]●社会現象などを、部分にとらわれず、全体的にとらえたり理解したりするようす。マクロ的。「時代の動きを―につかむ」②肉眼で直接見分けられる大きさのものを対象とするときの、見かたのようす。「―世界」[⇔]微視的 **ぎょしゃ【御者・×馭者】** [名]馬車を操[あやつ]り、走らせる役目の人。 **きょじゃく【虚弱】** [形動]からだの力がなく、弱いようす。「―体質」「―な子供」 **ぎょしやすい【御し、易い】** [形]将来のことを思いどおりにさせやすい。「―相手」 **きょしゅ【挙手】** [名][-スル]①意志を示したり、質問の合図[あいず]をするために手を挙げること。「―により採決する」②右手を顔の横にあげる敬礼。「―の礼」 **きょしゅう【去就】** [名]去ることと、とどまること。「―に迷う」「―進退を決する」[類]進退・出処 **きょじゅう【居住】** [名][-スル]住むこと。また、住む場所。「―地」 **きょじゅうせい【居住性】** [名]住宅などの、住みごこちや居ごこちがいいか悪いか。「―に富んだつくり」▽乗り物についてもいう。 **きょしゅつ【×醵出・拠出】** [名][-スル]ある目的のために金品を出しあうこと。「―金」「資金を―する」 **きょしょ【居所】** [名]現在いるところ。いどころ。「常に―を明らかにせよ」▽一時的に住む場所をいう。 **きょしょう【巨匠】** [名]文学や芸術などの分野で、りっぱな仕事をした人。その道の大家[たいか]。「洋画の―」[類]泰斗[たいと] **きょしょう【去声】** [名]漢字の四声[しせい]の一つ。日本では最初が低く終わりの高い調子のもの。「きょせい」とも。▽ほかに、上声・入声[にっしょう]・平声[ひょうじょう]。 **ぎょじょう【漁場】** [名]漁[りょう]をする場所。また、漁に適した場所。「ぎょば」とも。「日本海の―」 **きょしょく【虚飾】** [名]うわべだけをかざりたてること。[類]虚栄 **きょしん【虚心】** [名][形動]先入観をもたず、心がすなおなこと。「―に聞く」「―坦懐[たんかい]」[類]無心 **きょじん【巨人】** [名]⊕背が高く、からだが大きい人。大男。ジャイアント。[⇔]小人~②とくにすぐれた偉大な人。[類]巨星・巨匠、 **きょしんたんかい【虚心坦懐】** [四漢]先入観をもたず、さっぱりとした広い心。わだかまりのない、、すなおな態度。「―に話す」▽「虚心胆懐」「虛心坦懐」は誤り。 **きょすう【虚数】** [名]数学で、負の数の平方根。二乗して負になる数。[⇔]実数 **ぎょする【御する】** [サ変]⊕ウマや馬車をじょうずに乗りまわす。「あら馬を―」▽「馭する」とも書く。②人を指図して、自分の思いどおりに動かす。▼「ぎょす」とも。 **きよせ【季寄せ】** [名]俳句の季語を集めて、四季に分類した本。[類]歳時記[さいじき] **きょせい 【去声】** [名]↓「きょしょう」 **きょせい【巨星】** [名]①恒星[こうせい]のうち、光が強く、形が大きいもの。さそり座のアンタレスなど。②偉大[いだい]な人物のたとえ。「―墜[お]つ(=死ぬ)」 **きょせい【去勢】** [名][-スル]●動物の生殖機能をとこと。「―手術」②元気や勢いを失わせること。 **きょせい【虚勢】** [名]うわべだけ勢いよく見せかけること。から元気。「―を張る」 **ぎょせい【御製】** [名]天皇の詠[よ]んだ詩歌[しいか]。 **きょぜつ【拒絶】** [名][-スル]要求などをうけいれないで断ること。[類]拒否 **きょぜつはんのう【拒絶反応】** [名]生体に他者の組織を移植したとき、それを異物として拒絶しようとするからだの反応。 <346> **きょぜつはんのう【拒絶反応】**組織や臓器を移植したとき、それを排除しようとする免疫反応がはたらき、定着できない現象。拒否反応。▽また広く、異なった力がはいりこむことを最初から拒絶しようとする態度にもいう。 **ぎょせん【漁船】**りょうをする船。いさりぶね。 **きょそ【挙措】**身の動かしかた。たちいふるまい。「―のしとやかな人」 **挙措を失う**どうしていいかわからなくなって、とり乱したふるまいをする。 **きょぞう【虚像】**①凹レンズなどの向こう側に実際にあるように映る像。⇔実像②実際とはちがう見せかけだけの姿。「―をあばく」あます」 **ぎょそん【漁村】**漁業によって生計を立てる人たちの多い村。 **きょたい【巨体】**非常に大きなからだ。「―をもてあます」 **きょだい【巨大】**[形動]同じ種類のものの中で、規模などがとても大きなこと。「―都市」「―な組織」☆微小 **きょだく【許諾】**相手の願いごとなどを聞きいれ、ひきうけること。類受諾 **ぎょたく【魚拓】**釣った魚の表面に墨をぬり、その形を和紙に写しとって残したもの。魚の拓本。 **きょだつ【虚脱】**気力がぬけ、ぼんやりとすること。「―状態」 **きょっかい【曲解】**わざとねじまげてまちがった解釈をすること。「意図を―する」 **きょっけい【極刑】**きわめて重い刑。死刑のこと。「―に処す」 **きょっこう【極光】**オーロラ。 **ぎょっと**[副]思いがけないことにあっておどろき、心が動揺するようす。ぎくっと。 **きょてん【拠点】**さまざまな活動のよりどころとなる地点。「活動の―」類足場 **きょとう【巨頭】**国家や政界など、ある方面を代表する指導的立場の人。「―会談」 **きょとう【挙党】**党全体が気持ちと力をそろえること。「―体制をつくる」「―一致」 **きょどう【挙動】**動作やふるまい。「―不審の人物」 **きょときょと**[副]不安やものめずらしさのため、落ち着かずに辺りを見まわすようす。 **きょとんと**[副]あっけにとられて、目玉を大きくしているようす。「―した顔」 **きよはらのもとすけ【清原元輔】**[人名]九〇八―九九〇。平安中期の歌人。清少納言の父。三十六歌仙の一人。また「後撰集」を選んだ梨壷の五人の一人。家集「元輔集」。 **きょひ【巨費】**非常に多額の費用。「―を投じる」 **きょひ【拒否】**相手の要求や願いを断ること。「たちのきを―する」類拒絶 **きょひ【許否】**許すか許さないかということ。「―をうかがう」 **きょひけん【拒否権】**会議の決定に同意することを断り、それを成立させない権利。「―を行使する」「国連安保理事会の常任理事国の―」 **ぎょふ【漁夫・漁父】**漁業をする人。漁民。漁師。▽漁父は「ぎょほ」とも読む。 **漁夫の利**双方の争いのすきにつけこんで、無関係な者が利益を横取りすること。「漁夫の利」とも。関鷸蚌の争い▽ハマグリとシギが争っているところを通りかかった漁師が、両方を生けどってしまったという故事(中国、「戦国策」)から。 **ぎょぶつ【御物】**皇室が所有するもの。「正倉院の―が一般に公開される」▽古くは「ごもつ」「ぎよもつ」と読む。 **きょへい【挙兵】**兵を集めて戦いをおこすこと。「各地で―の動きがある」圏旗揚げ **きょほう【巨峰・巨峯】**①非常に高い山。「ヒマラヤの―」▽非常にすぐれた人物にもたとえる。②ブドウの品種の一つ。暗紫色の大つぶで、あま味が強い。 **きょほう【虚報】**いつわりの知らせ。まちがった報道。デマ。「―にまどわされる」圏誤報 **きよほうへん【毀誉褒貶】**ほめることと、けなすこと。「―相あいなかばする」▽「毀」はそしる、「貶」はけなす、「誉」「褒」はともにほめること。 **きょねん【去年】**ことしの前の年。昨年 **きよまる【清まる・浄まる】**清らかになる。清くなる。けがれを捨てる。「身も心もー」 **きょまん【巨万】**非常に多くの数量。「―の富を築く」 **きよみずでら【清水寺】**京都市東山区の法相宗の寺。七九八年、坂上田村麻呂の創建と伝えられる。 **きよみず(清水)の舞台から飛び降りる**思いきってものごとをする。▽清水寺の本堂の舞台は、切り立ったがけの上にあるところから。 **きよみずやき【清水焼】**京都市の東山にある清水寺近辺でつくられる陶磁器。▽ふつう、「清水焼き」とは書かない。 **ぎょみん【漁民】**魚をとることを仕事にしている人。漁夫。漁師。 **きょむ【虚無】**価値があると考えるものがなにもなく、すべてがうつろでむなしいこと。「―感におちいる」圏空虚 **きょむしゅぎ【虚無主義】**世の中のすでにある制度や権力を認めず、また、すべての価値や真理を否定する考えかた。ニヒリズム。 **きょめい【虚名】**実力以上の名声。実際よりもよい評判。「―が広がる」 **きよめる【清める・浄める】**よごれやけがれなどをとりのぞいて、きれいにする。また、不吉なものをはらいさる。「身を―」 **きょもう【虚妄】**事実ではないこと。うそいつわり。「―の証言に腹を立てる」圏虚偽 **ぎょもう【漁網・魚網】**魚をとるためのあみ。定置あみ・さしあみなど。 <347> **ぎょゆ**[魚油]イワシやニシンなどの魚からとった油。せっけんや薬の原料に使う。 **きょよう**[許容]その程度ならよいと、とがめないで許すこと。「―量」 >つかいわけ『容認・許容』「容認」も「許容」も、それでもよいとして認めることだが、「容認」は、それを大目に見て、まあそれでもよいとすること。「彼の行為には容認できない」。「許容」は、限度を決めて、その程度までならうけいれられる、よろしいとすること。「これぐらいなら許容範囲ぎりぎりだ」。 **きょらい**[去来]行ったり来たりすること。また、ある思いがうかんだり消えたりすること。「思い出が胸中を―する」 **きょらい**[去来]人名⇨「むかいきょらい」 **ぎょらい**[魚雷]「魚形水雷」の略。水中を進み、目標にぶつかると爆発する、魚の形の爆弾。「―を発射する」 **きょらいしょう**[去来抄]書名一七〇四年。向井去来の作。芭蕉およびその門人らの句評を集めたもの。「三冊子」と並び称される。 **きよらか**[清らか]形動清潔ですがすがしい感じがするようす。けがれのないようす。「―な月の光」「―な心」 **きょり**[巨利]非常に大きなもうけ。「―をむさぼる悪徳商人」⇔暴利・小利 **きょり**[距離]二つのもの、または二地点のあいだのへだたり。「車の走行―を調べる」 **きょりゅう**[居留]①一時的にある場所に住むこと。「冬のあいだ―する温泉」類寄留②外国の特定地域に住むこと。条約によって認められる。「―民」 **きょりゅうち**[居留地]条約によって、外国人の居住を特別に認めた地域。 **ぎょるい**[魚類]魚の仲間をまとめていう言い方。「日本近海の―の生態を調べる」類魚族 **きょれい**[虚礼]形式だけの、まごころのこもらない礼儀。「―廃止」「虚儀―」 **ぎょろう**[漁労・漁×撈]魚・貝・海藻などをとる仕事。とくに漁船で、魚をとる仕事。「―長」 **きょろきょろ**副落ち着きなく目を動かして、辺りを見まわすようす。 **ぎょろぎょろ**副大きな目をあちこちに向けて、するどくにらむようす。 **ぎょろりと**副大きな目を動かしてにらむようす。 **きよわ**[気弱]形動すぐに心がくじけたり、ものおじしたりする性質。「一度失敗したぐらいでーになるな」 **きら**[×綺羅]①美しい衣装。あやぎぬと、うすもの。「―をかざる」②きらびやかで、はなやかなこと。また、栄華をきわめること。 **キラー**造語特定の相手に強い人。また、その魅力でなやます人。「横綱―」「マダムー」▽殺し屋という意味から。「killer」 **きらい**[機雷]「機械水雷」の略。水中にしかけ、船がふれると爆発する爆弾。 **きらい**[嫌い]形動①〈形動〉不快に思い、さけたがるようす。「かみなりが―だ」「―な科目」⇔好き②〈名〉[「~するきらいがある」などの形で]・・・の傾向がある。「独断の―がある」▽よくないことにつかう。③[「~のきらいなく」の形で]・・・の区別なく。「男女のーなく」類別 **ぎらい**[嫌い]造語[「~嫌い」の形で]・・・をいやがる性質。「学校―」「勉強―」「食わず―」「負けずー」⇔好き▽「負けず」は「負けんず(=負けようとする)」の意。 **きらう**[嫌う]①いやだと思う。いやだから、そのことにかかわりたくない。すかない。「勉強を―」「湿気を―」②「「~きらわず」の形で」あれこれ区別せずに。選ばずに。「所嫌わず座りこむ」「時を嫌わず」⇔好く・好む >「つかいわけ」→「憎む」を見よ。 **きらきら**副光を反射するように美しくかがやいているようす。「星が―と光る」「―した目の子供」 **ぎらぎら**副強く光りかがやいて、どぎついようす。「真夏の太陽が―と照りつける」「脂肪がういたてーしたスープ」 **きらく**[気楽]形動周囲に気をつかわず、心配ごとや不安がないようす。のんきなさま。「―な独り暮らし」類安楽 **きらす**[切らす]切れた状態にする。また、使ってしまってたくわえがなくなる。「息を―」「タバコを―」「しびれを―」 **ぎらつく**副強い光が反射してぎらぎらと光る。 **きらびやか**形動きらきらとかがやくばかりにはなやかなようす。「―な衣装」「圏絢爛豪華」 **きらぼし**[綺羅星]美しくきらめく多くの星。「―のごとく居並ぶ(=実力者がずらっとそろう)」▽もと「綺羅、星のごとし」で、誤って続けたもの。 **きらめく**[×煌めく]きらきらと光る。「ダイヤモンドがー」「才能が―」 >つかいわけ→「輝く」を見よ。 **きらら**[雲母]鉱物。 **きり**[霧]①空気中の水蒸気が冷えて地面の近くで細かい水滴となり、けむりのように見える現象。天気図記号 ②液体を細かくして空中に飛ばしたもの。「しょうじにーをふく」 >つかいわけ『霧・靄・霞』「霧」「靄」「霞」は、発生的には同じであるが、見通しの程度が一km未満のものを「霧」、一km以上のものを「靄」という。「霧」は、季節としては秋、時刻は朝夕夜に出るものをいい、「霞」は、春の霧をさし、主として昼間に見られるものをいう。「霧」「靄」は遠くに見えるもの。「霧」はその中にいていう。 <348> **きり**[切り]①続いていたものの終わり。くぎり。「―をつける」「―のいいところでやめる」圏限り②「「切りがない」の形で」終わりがない。際限がない。「いくらやってもーがない」▽「限り」とも書く。③芝居などの最後の部分。また、寄席の最後の一席。④最後のもの。いちばん低級なもの。最低。最後。「同じ品物でもピンからキリまである」 **きり**[×桐]ゴマノハグサ科の落葉高木。初夏にうすむらさきの花が咲く。材質は軽く、湿気を吸いにくいので、げた・たんす・琴などに使う。 **きり**[×錐]小さな穴をあけるための大工道具。「―をもむ」「嚢中のー」 **きり**副助①数量の限度をあらわす。「二人―になりたい」「一度―の人生」②ものごとの限界をあらわす。それだけしか、あるいはそれ以外ない。「もう、これっーだよ」「きのうから泣いている―だ」「それ―連絡もない」③継続をあらわす。「正月以来ねたっーだ」「つきっーで教える」「ぎり」とも。また、強めて言うときには「・・・っきり」ともいう。 **ぎり**[義理]①人とつきあううえで、どうしても守らなければいけないこと。「―が立たない」「―と人情の板ばさみ」「―一遍(=心がこもっていないこと)」▽「義」は世間に対して正しいとされること。「理」は「道理」。②血がつながっていなくても血縁と同じ関係であること。「―の妹にあたる人」 **きりあう**[切り合う・斬り合う]刃物を持って、たがいにきりつける。②ものとものとが十文字に交わる。きりむすぶ。 **きりあげる**[切り上げる]適当なところで、区切って終わりにする。一段落つける。「仕事を―」②計算で、概数を求めるとき、必要なけた以下の端数を上の位に一として加える。たとえば、二・三を三とするなど。くりあげる。⇔切り捨てる③通貨の、外貨に対する価値をひき上げる。「円を―」⇔切り下げる **きりうり**[切り売り]①一つにまとまったものを少しずつ分けて売ること。「リボンを―する店」②少しずつ小出しにすること。「知識の―をする教授」▽よくない意味で使う。 **きりおとす**[切り落す]①切って落とす。②堤防の一部をくずして、たまった水を流す。 **きりかえ**[切り替え・切り換え]①切りかえること。「チャンネルの―」「気持ちの―」②森を開いて耕作し、収穫が減れば、また木を植えてもとにもどすこと。「―畑」 **きりかえす**[切り返す]①ハンドルを逆に切る。②相手の攻撃に対して、ただちにこちらからやりかえす。 **きりかえる**[切り替える・切り換える]進んできた道や進みかたを別な道や行きかたに変える。「考えかたを―」「スイッチをー」圏転換する **きりかけ**[切り掛け]昔の板べいの一種。柱に板を横に重ねてはり、すきまをふさいだもの。 **ぎりがたい**[義理堅い]義理をたいせつに考えて守るようす。「万事に―人」 **きりかぶ**[切り株]木や草を切ったあとの、根もとの部分。「―をテーブル代わりにする」 **きりがみ**[切り紙]紙を人や動植物、景色などいろいろな形に切りぬいたもの。「―細工」 **きりかわる**[切り替わる・切り換わる]いままでの体制や価値などが一変する。すっかり変わる。 **きりきざむ**[切り刻む]細かく切る。細かに刻む。「ずたずたに―」 **きりぎし**[切り岸]切り立った険しいがけ。断崖。絶壁。「見上げれば―、見下ろせばあら波」 **きりきず**[切り傷]刃物などで切ってできた傷。「―がずきずきと痛む」厦創傷 **きりきり**副①ものがきしみながら回るようす。強く巻きつけるようす。また、さすように痛むようす。「腹が―痛む」 **ぎりぎり**副許される限度。それ以上ゆとりがないこと。「発車時間―まで待ってみよう」 **きりぎりす**[×螽×蜥]①キリギリス科の昆虫。茶色がかった緑色で、バッタに似ている。おすは秋に草むらで鳴く。②「こおろぎ」の古い言い方。 **きりきりまい**[きりきり舞い]①目がまわりそうなくらい、いそがしく動きまわること。「お客が多いのでウエイトレスは―だ」圏てんてこ舞い②相手のペースにまきこまれて、思いどおりにされること。「速攻に―する」▽こまのように速く回るようすから。 **きりくずす**[切り崩す]①切りとって形をこわす。「山を切り崩して住宅地にする」②相手側の団結を乱して、その力を弱める。「反対派を―」 **きりくち**[切り口]①ものを切ったあとの断面。切ったところ。切断面。「―を上に向ける」②ふくろなどを、そこからあけるためにつけた目じるし。「―を矢じるしで示す」③処理方法や視点。「これまでとはちがうー」 **きりこ**[切り子]①立方体や直方体のかどかどを切りおとした形。「―細工」②「切り子ガラス」の略。↓「カットグラス」 **きりこうじょう**[切り口上]一語一句をはっきり区切って言うしゃべりかた。よそよそしく、かたくるしい話しかたをいう。「―であいさつする」 **きりこみ**[切り込み]①深く切りいれること。また、刃物などでつけた切れ目。②ぶつ切りにした魚肉を塩づけにしたもの。 **きりこむ**[切り込む・×斬り込む]①刃物で深く切る。②敵陣にするどくせめいる。③たち入って問いつめる。 <349> **きりさいなむ**[切り×苛む・×斬り×苛む]少しずつ切って苦しめる。また、むごたらしく切る。 **きりさげがみ**[切り下げ髪]かたのあたりで切りそろえた髪。 **きりさげる**[切り下げる]①上から下へと切る。きりおろす。②切って垂らす。「髪を―」③通貨の、外貨に対する価値をひき下げる。⇔切り上げる **きりさめ**[霧雨]霧のようにつぶが細かくて、音もなく降る雨。「―のけむる道」圏煙雨・こぬか雨 **キリシタン**一六世紀、室町時代末期に日本に伝えられたローマカトリック教。また、その派の信者。「かくれ―」圏伴天連▽「切支丹」「吉利支丹」と当てる。「Christão」 **キリシタンぶんがく**[キリシタン文学]国語キリシタンの宣教師らが、室町末期から江戸初期にかけて、ヨーロッパ語を翻訳した宗教文学。「サントスの御作業」「天草本《伊曾保物語》」など。 **きりじに**[切り死に・×斬り死に]勇ましくきりあって死ぬこと。 **ギリシャ**国名正式国名は、ギリシャ共和国。ヨーロッパ南東部の、バルカン半島の南端にある国。古代、都市国家が栄えた。その文明はローマに伝わり、現在のヨーロッパ文化の一つのみなもととなった。おもな産物はオリーブ・ブドウなど。海運業も盛ん。ギリシア。面積約一三万平方km。首都アテネ。主要言語ギリシャ語。▽「希臘」と当てる。 **ギリシャせいきょう**[ギリシャ正教]キリスト教三大教派の一つ。一一世紀にローマカトリック教会から分離。神秘的傾向が強い。現在、ギリシャ・東ヨーロッパ・ロシアなどに信者が多い。東方正教会。 **ギリシャひげき**[ギリシャ悲劇]紀元前五世紀前後のギリシャで発達した、神話や伝説をもとにした悲劇。「エレクトラ」「オイディプス王」など。アイスキュロス・ソフォクレス・エウリピデスを三大悲劇詩人という。 **ギリシャもじ**[ギリシャ文字]ギリシャ語をあらわす文字。▽フェニキア文字からとりいれたもの。ローマ字のもとになった。二四文字。 >・ギリシャ文字・Α α アルファ Β β ベータ Γ γ ガンマ Δ δ デルタ Ε ε エプシロン Ζ ζ ゼータ Η η エータ Θ θ シータ Ι ι イオタ Κ κ カッパ Λ λ ラムダ Μ μ ミュー Ν ν ニュー Ξ ξ クシ Ο ο オミクロン Π π パイ Ρ ρ ロー Σ σ シグマ Τ τ タウ Υ υ ユプシロン Φ φ ファイ Χ χ カイ Ψ ψ プシ Ω ω オメガ **きりすてごめん**[切(=×斬)り捨て御免]江戸時代、武士が無礼をはたらいた町人や農民などを、その場できり殺しても罪にならなかったこと。 **きりすてる**[切り捨てる]①人などを刀できって、あとはかまわない。「一刀のもとに―」②計算で、概数を求めるとき、端数を捨てて計算に入れない。たとえば、二・三を二とするなど。「小数点以下を―」⇔切り上げる **キリスト**人名「イエス・キリスト」 **キリストきょう**[《基督教]イエス・キリストを中心として開かれた宗教。仏教やイスラム教と並んで、世界三大宗教の一つ。ユダヤ教から独立、父なる神の正義と愛と平等を説く。経典は聖書(バイブル)。 **きりだし**[切り出し]①木や石を山から切って運びだすこと。「杉の―に人手が必要だ」②先端にななめに刃がついた工作用のナイフ。「―で版画をほる」 **きりだす**[切り出す]①木や石などを、山から切りとって運びだす。「材木を―」②用意していた用件や相談などを持ち出して話しはじめる。「別れ話を―」 **きりたつ**[切り立つ]垂直に切ったように急な角度でそびえ立っている。「切り立ったがけ」 **ぎりだて**[義理立て]自分の感情よりも世間の義理を重んじること。 **きりつ**[起立]スいすなどから立ちあがること。「返事をしてから―する」⇔着席 **きりつ**[規律]人が生活のきまりとして守らなければいけないきまり。「―正しい生活習慣」團規則 **きりづま**[切り妻]建築で、屋根の形式の一つ。建物の両側に、屋根を山形にふきおろしたもの。「―造り」「―屋根」→図「やね」 **きりつめる**[切り詰める]①切って短くする。「洋服のたけを―」②節約する。出費を少なくする。「生活費を―」 **きりど**[切り戸]とびらの一部などにつけた小さな出入り口の戸。くぐりど。 **きりどおし**[切り通し]山などをけずりとって切り開いた、両側が高いがけの道。「―のとうげ」 **きりとり**[切り取り]①切ってとること。「―線」②人を殺して金品をうばうこと。「―強盗」▽「斬り取り」とも書く。 **ぎりにんじょう**[義理人情]四漢世間で正しいとされる行動の上のすじみち(=義理)と、それに反する人間の感情(=人情)。その二つのせめぎあいの中に世間の生活があるとする。日本的な人生を象徴的にいうことば。「―のしがらみ」 **きりぬき**[切り抜き]必要な部分を切りぬくこと。また、切りぬいたもの。「新聞の―」 **きりぬける**[切り抜ける]苦しい立場や困難な状態を、なんとかしてぬけでる。「ピンチを―」 **きりのはな**[桐の花]書名一九一三年。北原白秋の歌集。田園的要素と都会的要素、また、異国情緒と江戸情緒とをうまく盛りこんで、鋭敏な感覚を表現した。 <350> **きりはなす**[切り離す]ひと続きのものを、切って別々にする。分離する。「小説は、それが書かれた時代と―ことはできない」「後ろの車両を―」 **きりはなす**[切り放す]牛馬や風船など、つなぎとめられていたものを放す。 **きりはらう**[切り払う・×斬り払う]①草木を切ってとりのける。「小枝を―」②きりこんで敵を追いはらう。 **きりばり**[切り張り・切り貼り]①紙を切りぬいて、別の紙にはること。②紙の破れたところを切りとって、新しい紙をはること。「しょうじのーをする」 **きりひとは**[×桐一葉]いちばん早く落葉するアオギリの葉が、一枚落ちるのを見て秋が来たことを知ること。また、勢力や心身のおとろえのきざしを感じとること。「―落ちて天下の秋を知る」 **きりひらく**[切り開く]①山やあれ地を開拓して、田畑や道路・宅地などをつくる。「山を切り開いて畑にする」▽新しい分野などを開拓する意味でも使う。「新時代を―」②困難な状態をつき破って、自分の進んでいく道をつくる。「運命を―」「突破口を―」 **きりふき**[霧吹き]液体を細かい霧状にしてふきつけること。また、そのための道具。類スプレー・噴霧器 **きりふせる**[切り伏せる・斬り伏せる]きって相手をたおす。また、征服する。 **きりふだ**[切り札]①トランプで、ほかのどの札よりも強いときめられた札。②とっておきの手段や方法。「これが最後の―だ」履奥の手 **きりまくる**[切り、捲る・斬り、捲る]①手あたりしだいに激しくきりたてる。②激しく論じ、相手を非難する。 **きりまわす**[切り回す]多くある仕事を手ぎわよくかたづける。うまくやりくりする。「店を一人で―」「大所帯を―」 **キリマンジャロ**山名アフリカ東部、タンザニアにある山。アフリカでもっとも高い。海抜五八九五m。|Kilimanjaro **きりみ**[切り身]一ぴきの魚をいくつかに切りわけたもの。「鮭のー」 **きりむすぶ**[切り結ぶ・×斬り結ぶ]刀を交えて激しくきりあう。 **きりもみ**[×錐×揉み]まるで錐をもむように飛行機が機首を下にして、回転しながら落ちること。「―状態になって墜落した」 **きりもり**[切り盛り]うまくとりしきること。「家計を―する」 **きりゃく**[機略]そのときどき、その場その場に敏速に応じたはかりごと。「―をめぐらす」「―縦横(=自由にはかりごとをめぐらすこと)」 **きりゅう**[気流]温度や地形の変化によって起こる空気の流れ。「上昇―」「乱―」 **きりゅう**[寄留]一時的に他人の家やよその土地に住むこと。「知人の家に―する」圏居留 **きりょ**[×羈旅・×羇旅]旅に出ること。旅行。とくに和歌の分類の一つで、旅を詠んだもの。 **きりょう**[器量]①ものごとをやりとげる能力。その地位にふさわしい才能。「指導者としての―に欠ける」類器②女性の顔だち。「―よしの姉妹」圏見目容色・容貌 **ぎりょう**[技量・×伎倆]うまくものごとをおこなう能力。うでまえ。「彼のほうが―は上だ」圏手腕・手並み **きりょうまけ**[器量負け]①才能があるため、かえって失敗すること。②容姿がよすぎて、なかなか結婚できなかったり、不幸になったりすること。 **きりょく**[気力]ものごとをやりとげようとする強い意志。つらいことや苦しいことにたえる心。精神力。「決勝戦に向けて―を充実させる」 **きりりと**副引きしまってゆるみのないようす。「―結んだくちびる」 **きりん**[×麒麟]①キリン科の哺乳動物。首と足が長く、背の高さは五~六mに。からだはうすい黄色で、茶色の大きなまだらがある。草や木の葉を食べる。アフリカ産。②古代中国の想像上の動物。からだはシカ、ひづめはウマ、尾はウシで、聖人の出現の前ぶれとしてあらわれ、火をふきながら速くかけるという。すぐれた人物のたとえにもいう。 **きりん**[×麒麟]一日に千里を走るという名馬。すぐれた人物のたとえにもいう。 **騏驎も老いては駑馬に劣る** ことわざどんなにすぐれた人物でも、年をとればふつうの人にもおよばなくなる。▽「駑馬」は、のろいウマのこと。 **きりんじ**[×麒麟児]技芸や才能がぬきんでてすぐれている少年。「球界の―」圏神童 **きる**[切る]造語㉠㉠①刃物などで傷をつけたり、ひと続きのものをはなしたりする。「ひもを―」「紙を―」「胃を―」「世相を―」「空を―」▽「人を―」「首を―」などは「斬る」、「木を―」などは「伐る」とも書く。②つながりを断つ。連続しているものを途中でやめる。また、つきるようにする。「縁を―」「手を―」「電話を―」「テレビを―」「ことばを―」「水を―」「油を―」③かぎる。制限する。「期日を―」「応募者を五○人でー」④方向を変える。その方向に向ける。「ハンドルを―」「右にカーブを―」「正面を―」⑤新しく始める。最初にする。「口火を―」「ロをー(=話しはじめる)」「スタートを―」「先頭を―」「炉を―」⑥きわだった、思いきった行動をする。「たんかを―」「みえを―」「札びらを―」⑦まぜあわせる。「トランプを―」⑧ある数量にたりない。わる。「六○キロを少しー」「一万円を―」「原価を―」「残り一分を―」⑨テニス・卓球で、ボールに回転をあたえるように打つ。カットする。『ほかに、「とんぼを―(=宙返りをする)」「伝票を―」「がり版の原紙を―」などの言いかたがある。⑩〈造語〉[「〜きる」の形で]①終わりまで・・・する。「読み―」「走りー」「投げー」②限度まで…する。「つかれ―」「困りー」③あることをきっぱりとやめる。「思い―」「断ちー」▼○は動詞の連用形に付く。 <351> **きる**[着る・著る]①衣服でからだを包む。「着物を―」「シャツをー」類まとう▽全身、または上半身をおおう衣服以外のものは、「(ズボンを)はく」、「(帽子を)かぶる」、「(手ぶくろを)はめる」などという。②自分の身にひきうける。負う。「人の罪を―」「人の好意を恩に―」▽「手早く衣服を身に着ける」というと、ごく表面的な感じがする。それに対して、「着る」は全身をすっぽり包みこむ感じなので、そこから②の用法が生まれた。 **キルク**⇨「コルク」 **キルケゴール**人名一八一三一五五年。デンマークの哲学者。ヘーゲルの合理主義を批判し、実存主義の先駆者となる。著書に「あれかこれか」「現代の批判」「死に至る病」など。キェルケゴール。|Sören Kierkegaard **キルティング**二枚の布のあいだに綿などをはさみ、さしぬいにしたもの。防寒具などに用いられる。キルト。「ーガウン」|quilting **ギルド**中世、ヨーロッパの都市で発達した商工業者の同業組合。価格や生産量などをきめて市場を独占し、組合員の仕事の安定をはかった。「guild」 **きれ**[切れ]造語①〈名〉きれぐあい。きれあじ。するどさ。「―の悪いはさみ」②能力やわざのするどさ。「頭の―がいい」「―のいい文章」③紙や木を切ったものの一部分。きれはし。また、魚を切り身にした、その一つ。「紙―が風にまう」④ぬの。また、布を切ったもの。「端―をぬいあわせる」▽「布きれ」「裂きれ」とも書く。⑤昔の書の名人の筆跡の断片。「高野―」▽「裂」とも書く。⑥〈造語〉切ったものを数えることば。「ひとーの肉」 **きれあじ**[切れ味]①刃物の切れぐあい。「包丁の―をためす」②うでまえや頭のさえ。「―のいい評論」 **きれい**[奇麗・×綺麗]形動①整った美しさがあるようす。「花が―だ」「―な顔だち」「字を―に書く」②耳で聞いて快い感じのするようす。「―な声」「―なことばづかい」③表面によごれやよけいなところがないようす。「手を―に洗う」「古くても―な家」「台所を―にする」④心にけがれや欲がなく、清潔なようす。「―な選挙」「―な心」「かねに―な人」圏いさぎよいない⑤[「きれいに」の形で]きわだってあざやかに。また、すっかり。完全に。「―にだまされてしまった」「世界記録を―に書きかえた」「―に忘れる」 **ぎれい**[儀礼]身分・地位・時・場所に応じた社会的な習慣や作法。「昔からの―に従う」「通過―(=一生の中で年齢に応じておこなわれる重要な儀式。成人式・結婚式など)」 >「つかいわけ」→「礼儀」を見よ。 **きれいごと**[奇麗事]表面だけはりっぱで、きれいにとりつくろったこと。「―を言うな」 **ぎれいてき**[儀礼的]形動①作法や礼儀にはかなっているが、心がこもっていないようす。「―なあいさつ」團形式的 **きれいどころ**[奇麗所]きれいな女性。とくに、芸者をさす。「―をそろえる」 **きれぎれ**[切れ切れ]形動①細かくいくつにも切れているようす。また、細かい断片。「―の記憶」②とぎれては続くようす。 **きれじ**[切れ字]国語俳句の句中や句末で、言いきるときに用いられることば。調子を整えたり、味わいを深めたりする。「や」「かな」「けり」など。たとえば、「菜の花や月は東に日は西に(蕪村)」 **きれつ**[×亀裂]ものの表面にひびがはいること。また、そのさけ目。ひびわれ。「かべに―がはしる」 **きれなが**[切れ長]形動目じりが細長く切れたようになっていること。「―の美しい目」 **きれはし**[切れ端]布や紙などの切りはなされた一部分。きれっぱし。断片。 >つかいわけ→「かけら」を見よ。 **きれま**[切れ間]続いているものが切れてできたあいだ。「雲の―から月が出る」 **きれめ**[切れ目]①とぎれたところ。とだえたところ。「―なく続く行列」「話の―」「文章の―」「かねのーが縁の―」②切りこみを入れたところ。きりこみ。「目じるしに―を入れておく」 **きれもの**[切れ者]頭のはたらきが早くてするどく、ものごとをうまくおこなう能力のある人。圏敏腕家・やり手 **きれる**[切れる]下二造語㉠㉠①刃物などによって傷ついたり、二つに分かれる。「つなが―」「手の―ような札(=新札)」②くずれたり、破れて裂け目ができたりする。「堤防がー」「ひびがー」③続いているものがとぎれて、終わりになる。なくなる。つきる。「定期が―」「麻酔が―」「電池が―」「在庫が―」④関係がなくなる。「縁が―」「悪い友達とやっと手がー」⑤方向が変わる。それる。「打球が右に―」⑥頭脳や能力がすぐれる。「頭のー人」⑦〈造語〉[「〜きれる」の形で]完全に・・・することができる。「食べー」「逃げきれない」「死んでも死に切れない」▽動詞の連用形に付いて、多く打消の語をともなう。 <352> **きろ**[岐路]道が分かれているところ。わかれ道。「人生のーに立つ」 **きろ**[帰路]かえり道。「出張さきから―に就く」爛帰途・復路⇔往路 **キロ**造語①〈造語〉単位の上に付けて、その一○○○倍をあらわす。記号はk②〈名・造語〉「キログラム」「キロメートル」「キロワット」などの略。|kilo- **キロカロリー**造語熱量の単位。一○○○カロリー。また、栄養学の大カロリー。記号はkcal, Cal|kilocalorie **きろく**[記録]①あとに残すために書きしるすこと。また、書きしるしたもの。「会議のー」②競技などの成績や結果。「―をぬりかえる」「―に残る名勝負」 >「つかいわけ」→「記述」を見よ。 **きろくてき**[記録的]形動記録として書きとめる価値のあるようす。「―な大雪」 **きろくぶんがく**[記録文学]国語現実の出来事を忠実に記録した文学。手記や報告などの形をとる「ルポルタージュ」、事件を客観的に伝える「ドキュメンタリー」などがある。 **きろくやぶり**[記録破り]いままでの最高の記録をこえること。「―の炎暑」 **キログラム**造語メートル法で、質量の単位。一○○○グラム。キロ。記号はkg▽「瓩」と当てる。|kilogramme **ギロチン**フランス革命で使われた処刑装置の一つ。おの状の刃を落として受刑者の首をきる。また、その装置を使った処刑法。断頭台。「―にかける」|guillotine **キロメートル**造語メートル法で、長さの単位。一○○○メートル。キロ。記号はkm▽「粁」と当てる。|kilomètre **キロリットル**名造語メートル法で、体積の単位。一○○○リットル。一立方メートル。記号はkl▽「竍」と当てる。「kilolitre」 **キロワット**造語電力・仕事率の単位。一○○○ワット。記号はkW|kilowatt **キロワットじ**[キロワット時]造語電力量・仕事量の単位。一キロワットの電力で一時間にする仕事量。キロワットアワー。記号はkWh **ぎろん**[議論]たがいに考えを述べあい、意見をたたかわせること。「―をつくす」團討論・論議 **議論百出** ことわざ議論が次々と出て、まとまらないこと。 **きわ**[際]ぎりぎりのさかいめ。また、そのそば。「道路の―を歩く」「今わの―」 **ぎわ**[際]造語[「~ぎわ」の形で]①…にくっついて近いところ。「窓―」「水―」②まさに…しようとするとき。ちょうど・・・しかけたそのとき。「引き―を心得る」「はなれ―に一発食らう」 **ぎわく**[疑惑]何かあやしいことがあると、強い疑いをかけること。また、その疑い。「―に満ちた人物」團疑念 **きわだつ**[際立つ]すぐれていてひときわ目立つ。まわりとのちがいがはっきり見える。「美しさが―」「際立った技術」 **きわどい**[際、疾い]あと少しで危なくなる、限界ぎりぎりのようす。「―ところで助かった」▽とくに、あと少しで、下品でいやらしくなりそうなようす。「―話をする」 **きわまりない**[窮まりない・極まりない]限りがない。はなはだしい。「危険―」「無礼―」 **きわまる**[極まる]①ぎりぎりの状態や段階までくる。極限に達する。「感極まって泣きだす」「感激ここに―」②果てまでくる。終わりとなる。つきる。「空想は―ところを知らない」▽「窮まる」とも書く。 **きわまる**[窮まる・谷まる]これ以上、どうにもならないというところまで行きづまる。それ以上進めなくなる。「視界が―」「進退―」 **きわみ**[極み・窮み]もうこれ以上はないというところ。「ぜいたくの―をつくす」類限り・極 **きわめつき**[極め付き]高い評価の確立しているもの。定評のあるもの。「―の演技に見とれる」類折り紙付き▽「極め」は、鑑定証明書のこと。 **きわめて**[極めて]副程度がとても大きいようす。この上なく。かぎりなく。「―順調にことをはこぶ」「病状は―深刻だ」 **きわめる**[極める]ぎりぎりのころに達する。「山頂を―」「困難を―」 **きわめる**[究める]ぎりぎりのところまで深く研究する。ものごとの本質や正しい事実をつきつめて知る。「学問を―」「真理を―」 **きわもの**[際物]①ひな人形やこいのぼりのように、特定の時期にだけ売れる商品。②実際の事件などを題材にした映画や小説。③一時的な流行をとりいれて売られる品物。そのときかぎりのもの。 **きん**[均]たいらにならす。ひとしい。 **キン** 均一、均衡、均整、均等、平均 **均す**[ならす]、**均しい**[ひとしい] **きん**[近]①距離・時間・関係がちかい。⇔遠②ちかよる。ちかづく。 **キン** 近況、近視、近似、近所、近接、最近、親近感、付近、②接近 **ちかい** 近い将来/近寄る/間近な夏休みが近づく/灯を近づける **右近**[うこん]、**近江**[おうみ]、**遠近**[おちこち]、**近衛**[このえ]。**左近**[さこん] **きん**[金]①金属元素の一つ。黄金のつやのある貴金属。こがね。元素記号Au。こがね色。また、黄金のように美しく貴重なもの。「沈黙は―」②金属。かなもの。また、非常にかたいもの。③かね。金額。「―三万円也」④金の純度をあらわす単位。カラット。記号はK。「一八―」「二四―(=純金)」⑤「金曜日」の略。⑥将棋の駒の「金将」の略。⑦中国の王朝名。女真族が建てた国。一一一五一一二三四年。 **金貨**、**金科玉条**、**金魚**、**金言**、**金類**、**冶金**、③**金融**、**金利**、**現金**、**税金**、**貯金**、**成金** **コン** ①**金色**、**金泥**、**金堂**、**金銅**、**黄金**、**砂金**、**金剛** **かね・かな** 時は金なり/金目はした金/金具/鬼に金棒/金物 **金糸雀**[かなりあ]、**金盞花**[きんせんか]、**金鳳花**[きんぽうげ]、**金平**[きんぴら] (米)糖 <353> ①金属元素の一つ。黄金[こがね]のつやのある貴金属。こがね。元素記号 Au②こがね色。また、黄金のように美しく貴重なもの。「沈黙は―」③金属。かなもの。また、非常にかたいもの。④かね。金額。「―三万円也」⑤金の純度をあらわす単位。カラット。記号はK「一八―」「二四―(=純金)」⑥「金曜日」の略。⑦将棋の駒の「金将」の略。⑧中国の王朝名。女真族が建てた国。一一一五一一二三四年。キン①[金貨][金科玉条][金魚][金言][金類][冶金]③[金融][金利][現金][税金][貯金][礼金][成金]④[金星]②[金城湯池][金石]⑤[合コン]①[金色][金泥][金堂][金銅][黄金][砂金][金剛]②[時][金]なり[金目]はした[金][金具][鬼]に[金棒][金物][金糸雀][金盞花][金鳳花]びんぼう[金平糖] **きん[勤]**(勤)[力・10画 全12画 勤勤勤勤]①心をつくしてはげむ。精を出して働く。②会社などの仕事。つとめ。キン・ゴン①[勤王][勤勉][精勤]/[勤行]②[勤務][皆勤][出勤][転勤]つとめる・つとまる[学校に勤める][会社勤め]/[彼には勤まらない]いそしむ[勤しむ] **きん[謹]**(謹)[言・10画 全16画 謹謹謹謹]細かく気を配って、慎重にする。かしこまる。つつしむ。キン[謹賀][謹啓][謹厳][謹慎][謹製]つつしむ[謹んで新年のお慶びを申し上げます] **きん[筋]**[竹・6画 全12画 筋筋筋筋]①骨についていてのびちぢみし、運動をおこすすじ状の肉。②全体をつらぬいて支えているすじ状のもの。キン①[筋骨][筋肉][括約筋][腹筋]②[鉄筋]すじ[筋を通す][筋道][血筋][消息筋]かえり[筋斗返り] **きん[禁]**[示・8画 全13画 禁禁禁禁]①してはならないと、さしとめる。やめさせる。「―を破る」②とじこめる。③皇居。④さける。一「禁じる」を見よ。キン①[禁煙][禁止][禁酒][解禁][厳禁]②[禁固][監禁]③[禁中][禁裏]④[禁忌][禁句] **きん[斤]**[斤・0画 全4画 斤斤斤斤]①手おの。②尺貫法で、重さの単位。一六〇匁[もんめ]。六〇〇グラム。▽「斥(=しりぞける)」は別字。キン②[斧斤]②[斤量] **きん[菌]**[+・8画 全11画 菌菌菌菌]①きのこやかびなどの下等植物。②いろいろなものに寄生して、ものをくさらせたり病気の原因になったりする、目に見えない小さな生物。ばいきん。バクテリア。「腸内ではたらく―」キン①[菌糸][菌類]②[細菌][殺菌] **きん[琴]**[王・8画 全12画 琴琴琴琴]①弦楽器の一つ。こと。▽七弦のものをいう。一三弦のものは箏[そう]。②鍵盤楽器。キン①[琴瑟][琴線][弾琴]②[手風琴][木琴]こと[琴唄][琴座][竪琴][自鳴琴][和琴] **きん[緊]**[糸・9画 全15画 緊緊緊緊]①きつくしめる。しまる。かたい。⇔緩②せまっている。キン①[緊縮][緊張][緊密]②[緊急][緊切][緊迫][緊要]しまる[引き締まる] **きん[襟]**[ネ・13画 全18画 襟襟襟襟]①衣服のえり。②心の中。キン①[開襟][青襟](=学生)②[襟度][胸襟]えり[襟を正す][襟足][襟元][半襟] **きん[芹]**[+4画 全7画 芹芹芹芹]植物のセリ。キン[芹菜][芹藻][献芹](=寸志)せり[芹を摘む] **きん[欣]**[欠・4画 全8画 欣欣欣欣]よろこぶ。たのしむ。キン[欣快][欣喜雀躍][欣然]よろこぶ[欣んで浄土を欣う] **きん[衿]**[・4画 全9画 衿衿衿衿]衣服の首の部分。えり。また、えりくび。類襟▽「矜[きょう](=ほこる)」は別字。キン[開衿][青衿](=学生)えり[詰め衿] <354> **きん[菫]**[++・8画 全11画 董董董董]植物のスミレ。すみれ[菫の花] **きん[欽]**[欠・8画 全12画 欽欽欽欽]①うやまいつつしむ。②天子に関する事物に付けて敬意をあらわす語。キン①[欽仰][欽慕]②[欽勅][欽定憲法][欽命] **きん[錦]**[金・8画 全16画 錦錦錦錦]①美しく高価な織物。にしき。また、にしきのように美しいようす。②相手側の事物に付けて、敬う気持ちをあらわす語。キン①[錦衣][錦地][錦旗][錦紗][錦繡]②[錦心]にしき[錦絵][錦木][錦蛇][綾錦] **きん【今】**「こん」 **きん【斤/金/菌/禁】**図漢字項目を見よ。 **ぎん【銀]**[金・6画 全14画 銀銀銀銀]①金属元素の一つ。白色のつやのある貴金属。やわらかく、熱や電気をよく伝える。しろがね。元素記号Ag「―の食器」②銀のように白くかがやく色。③かね。④「銀行」の略。⑤将棋の駒の「銀将」の略。ギン①[銀貨][銀杯][金銀][洋銀]②[銀河][銀世界][銀髪][銀幕][銀嶺]③[路銀]④[日銀][都銀]いちょう[銀杏]しろがね[銀] **ぎん[吟]**[口・4画 全7画 吟吟吟吟]①うめく。うなる。また、漢詩や和歌などを音を長くのばしてうたう。②詩歌をつくる。③よく調べ、深く味わう。一「吟じる」を見よ。ギン①[吟詠][吟唱][吟遊詩人][詩吟][呻吟]②[吟行][苦吟]③[吟味] **ぎん【銀】**図→漢字項目を見よ。 **きんいつ【均一】**[形動]すべて同じであること。どれもが等しいこと。「一〇〇円―セール」圏一律 **きんいっぷう【金一封】**ひと包みのかね。賞金や寄付金などで、金額をはっきりさせないでおくときに使う。「―の賞金が出る」 **きんいろ【金色】**金のような美しいつやのある黄色。こがね色。「こんじき」とも。 **きんいん【近因】**あることを起こした直接の原因。「大気汚染の―を調べる」→遠因 **きんいん【金印】**一七八四年に福岡県志賀島で発見された純金の印。「漢委奴国王」の文字がある。紀元前後に、漢の光武帝が、博多付近にあった奴国の国王にあたえたものという。 **きんえい【近詠】**最近つくった詩・短歌・俳句。 **きんえい【近影】**最近写した、その人の写真。「本の口絵に著者の―をのせる」 **ぎんえい【吟詠】**①詩や歌に節をつけて歌うこと。「漢詩を―する」類朗詠・朗吟②詩や歌をつくること。また、つくった詩歌。 **きんえん【禁煙】**①タバコを吸うのを禁止すること。「車内は―になっている」「終日―」②タバコを吸う習慣をやめること。「―してから五年になる」 **きんか【近火】**近所におきた火事。「―お見舞い」 **きんが【謹賀】**つつしんで喜びを申しあげること。年賀状などに使うことば。「―新年」恭賀 **ぎんが【銀河】**夜空に白く、帯のように見える星の集まり。あまのがわ。「青白く光る―」 **きんかい【近海】**陸に近い海。「日本―でとれる魚」沿海⇔遠海 **きんかい【金塊】**金のかたまり。 **きんかいっちょう(槿花一朝)の夢**栄華のきわめてはかないこと。類槿花一日の栄▽ムクゲの花は朝咲いて夕方にはしぼんでしまうことから。 **きんかいわかしゅう【金槐和歌集】**一二一三年ころ。源実朝の家集。万葉調の力強い歌風の歌をふくむ。金槐集。六六三首。一巻。 **きんかぎょくじょう【金科玉条】**守らなければならない重要なきまり。心のよりどころとなるたいせつな教え。「不言実行を―とする」▽「金」「玉」はたいせつなもの、「科」「条」は法律のこと。 **きんがく【金額】**数字で示された金銭の量。かねだか。 **きんかくじ【金閣寺】**京都市北区にある臨済宗の寺、鹿苑寺の通称。足利義満の山荘であったが、死後は寺となった。寝殿造りと禅宗様をとりいれて、金箔をはり、北山文化の象徴とされる。 **きんかくじ【金閣寺】**一九五六年。三島由紀夫の小説。金閣寺の放火事件をもとに、美にとりつかれた青年の戦後社会への復讐劇としたもの。 **ぎんかくじ【銀閣寺】**京都市左京区の臨済宗の寺、慈照寺の通称。足利義政の山荘であった。金閣寺にならって建てられたもので、東山文化の象徴とされる。 **ぎんがけい【銀河系】**地球が属する太陽系をふくむ、多数の星の集団。凸レンズ形をしている。 **ギンガム**格子がらやしま模様を平織りにした、うす地の綿布。夏の服地用。一 gingham **きんかん【近刊】**①近いうちに出版されること。また、その本。②最近、出版されたこと。また、その本。 **きんかん【金冠】**①金でつくったかんむり。 <355> **きんかん**[金柑]ミカン科の常緑低木。夏に白い花が咲く。秋に親指のさきくらいの黄色の実がなり、食用や薬用にする。皮があまい。 **きんがん**[近眼]①遠くのものがはっきり見えない目。近視眼。②さきを見通せないこと。また、目さきのことにとらわれた、せまい考えの人をあざけっていうことば。⇔近目 **きんかんがっき**[金管楽器]金属製の管楽器。トランペット・ホルンなど。▽フルート・ピッコロなどは木管楽器。 **きんかんしょく**[金環食・金環蝕]日食の一種。月の見かけの大きさが太陽より小さくて月が太陽をおおいきれないとき、太陽の中央部が月にかくされ、ふちがはみだして金の輪のようにかがやいて見える現象。▽月は楕円軌道で回っているため、地球との距離は一定でなく、見かけの大きさが変わる。 **きんかんばん**[金看板]金文字で目立つ看板。また、世間にほこらしげに示す商品や主張など。 **きんき**[禁忌]ある社会の中で信仰や習慣上、してはいけないと禁じられていること。月日・方角・食物などにいう。さわり。タブー。 **きんき**[近畿]京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・奈良県・三重県・滋賀県の二府五県。▽都(=京都)の付近という意味。 **きんきじゃくやく**[×欣喜雀躍]四漢うれしさのあまり、おどりあがって喜ぶこと。▽「雀躍」は、こおどりすること。 **きんきゅう**[緊急]形動起こったことが重大で、急いでなんとかしなければいけない状態。「―事態」「―の場合に備える」 **きんきゅうどうぞ**[緊急動議]会議の途中で、予定にない議題をとりあげるように求める提案。 **きんぎょ**[金魚]フナの変種。姿の美しさを見て楽しむために改良されたもので、種類も多い。 **金魚の糞**[きんぎょのふん]ことわざ人につきしたがって、はなれないようす。金魚のうんこ。 **きんきょう**[近況]生活や世の中の、近ごろの動きやようす。「―を知らせる」「―報告」 **きんきょり**[近距離]近い距離。⇔遠距離 **きんきらきん**形動きらきらと、ことさらはでにかざりたてるようす。強めた言い方。「―の衣装」 **きんきん**[近近]近いうちに。「―おうかがいします」類ちかぢか **きんきん**[×僅×僅]副数量がごくわずかなようす。「―一年間で技術を習得した」▽文章語。 **きんぎん**[金銀]宝物や財産としての金や銀。「―財宝」「―珠玉をちりばめた王冠」 **きんきんせんせいえいがのゆめ**[金々先生栄花夢]書名一七七五年。黄表紙。恋川春町の作。金持ちの養子金兵衛が、栄華をきわめ、放蕩の果て追放される夢を見る話。婦女子向けだった絵本がおとなの読みもの、黄表紙となった。 **きんく**[禁句]①相手に不快な思いをさせるので、言ってはいけないことば。「試験前に、落ちるは―だ」②晴れの場などで、言ってはいけないことば。▽婚約式で、「もどる」「われる」など。③和歌や俳句などで、使ってはいけないとされている語句。止め句 **キング**①王。国王。|king②チェスの王の駒。また、トランプの王のカード。一三にあたる。記号はK③最高、最上位の男性。「ホームランー」⇔クイーン **キングサイズ**洋服などの寸法が標準より特別に大きいこと。特大型。特大判。|king-size **キングメーカー**大統領や総理大臣など、要職の人事に決定的な発言力をもつ人。|kingmaker **きんけい**[近景]近くの景色。また、絵や写真などで、画面の手前の風景。⇔遠景 **きんけい**[謹啓]手紙で、初めに書くあいさつの一。つつしんで申しあげます」という意味。▽「拝啓」より改まった場合に使い、「謹言」「敬白」で結ぶ。 **きんけつびょう**[金欠病]かねのないことを病気にたとえたことば。▽「貧血病」の語呂合わせから。 **きんけん**[金券]金貨と交換できる紙幣。また、ある範囲だけでかねの代わりに通用する券。商品券や図書券など。 **きんけん**[金権]多額のかねをもつことによって生まれる権力。また、ものごとをかねの力でかたづけること。「―政治」 **きんけん**[勤倹]仕事を一生けんめいして、むだづかいをしないこと。「―貯蓄」 **きんげん**[金言]生きていくうえで、てほんとなるような教えや深い真理などを、短いことばで言いあらわしたもの。「時はかねなり」など。類格言・箴言 **きんげん**[謹言]手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「つつしんで申しあげました」という意味。「恐惶――」「恐々―」 **きんげん**[謹厳]形動言うことやふるまいがひかえ目で、軽がるしくないようす。「―をもってなる先生」圏まじめ **きんげんじっちょく**[謹厳実直]四漢つつましくおごそかで、非常にまじめなこと。「―な性格」 **きんこ**[近古]中古と近世のあいだの時代。日本史では鎌倉・室町時代をさす。 **きんこ**[金庫]①かねや貴重品・重要書類などを盗難や火災から守るために入れておく、特別にじょうぶにつくった鉄製の箱や部屋。「貸し―」②国や公共団体の現金の出し入れをとりあつかうところ。「信用―」 **きんこ**[禁固・禁錮]室内に閉じこめて、外出させないこと。とくに、刑罰で、刑務所に入れておくだけで、労働させない刑。自由刑の一つ。 **きんこう**[近郊]都市の近くの地域。「東京―の地価が下がった」圏郊外・近在 **きんこう**[均衡]力などのつりあいがとれていること。バランス。「―を保つ」圏調和 >「つかいわけ」→「均整」を見よ。 <356> **きんこう**[金鉱]金をふくんでいる鉱石。また、それをほりだす鉱山。 **きんごう**[近郷]都市の近くの村。圏近在 **ぎんこう**[吟行]①和歌や俳句をつくるために、景色のいいところや名所などに出かけること。②漢詩や和歌などを、声を出してうたいながら歩くこと。 **ぎんこう**[銀行]預金の受け入れ・資金の貸し付け・手形割引・為替取引きなどの仕事をする金融機関。中央銀行・普通銀行・外国為替銀行などがある。「市中―」②必要なものや不足しているものを集めて保管し、融通しあうしくみ。「血液―」「人材―」 **ぎんこうけん**[銀行券]中央銀行が独占的に発行する紙幣。管理通貨制度のもとでは通貨の中心となっている。日本では日本銀行券。 **きんこうのうぎょう**[近郊農業]大都市近郊で、野菜・果樹・草花などの作物を生産する農業。 **きんこく**[謹告]会社や商店などが、広告文やあいさつ文の最初に使うことば。「つつしんでお知らせします」という意味。 **きんこつ**[筋骨]筋肉と骨。「―たくましい」「―隆々」▽男性のからだつきのたくましさをいう。 **きんこんしき**[金婚式]結婚後、五十年目を祝う式。 **ぎんこんしき**[銀婚式]結婚後、二十五年目を祝う式。 **きんさ**[僅差]ほんの少しの差。「試合に―で敗れる」 **きんざ**[金座]江戸幕府の金貨鋳造所。小判の鋳造・鑑定・封印などをおこなった。 **ぎんざ**[銀座]①東京都中央区にある繁華街。▽江戸時代、徳川幕府の銀貨鋳造所があった。②町名などのあとにつけて、その辺りでいちばんにぎやかな通りや商店街をあらわす。「熱海―」 **きんざい**[近在]都市の近くの村。「東京―の農家」圏近郷 **きんさく**[金策]必要なかねをあちこちから借りるなど、苦労してそろえること。かねのくめん。「―に走りまわる」 **きんざん**[金山]金をほりだす鉱山。園金鉱 **きんし**[近視]近くは見えるが、遠くははっきり見えないこと。凹レンズの眼鏡などで調節する。「―眼」⇔遠視 **きんし**[菌糸]カビやキノコなどの、菌類のからだをつくっている糸のような細長い細胞。 **きんし**[禁止]スとしてはいけないと止めること。「発売―」 **きんじ**[近似]似ている度合いが大きく近いこと。ちがいがないこと。「―値」 >つかいわけ」→「類似」を見よ。 **きんじ**[×矜持・×矜×恃]⇨「きょうじ」 **きんじえない**[禁じ得ない]おさえてとめることができない。「笑いを―」 **きんしがんてき**[近視眼的]形動さしせまったことにとらわれて、全体のことが見えないようす。 **きんしぎょくよう**[金枝玉葉]四漢天子の一族。「―の御身」▽金や玉(=宝石)でできた枝葉(=子孫)という意味から。 **きんじさん**[禁治産]⇨「きんちさん」 **きんジストロフィー**[筋ジストロフィー]筋肉がしだいにおとろえて縮み、筋力が低下する病気。進行性筋ジストロフィー。 **きんじち**[近似値]ある数にたいへん近く、ほとんど真の値と考えていい数。たとえば、3.1416は円周率の近似値。 **きんしつ**[均質]形動どの部分をとっても成分や性質が同じであること。むらのないこと。「―な水溶液」「商品の―化に努める」圏等質 **きんじつ**[近日]きょうから数えて二、三日さき。近いうち。「―中にうかがいます」 **きんしつ(琴瑟)相和す** ことわざ夫婦仲がとてもうまくいつおり、円満なことのたとえ。圏琴瑟調和▽ふつうの琴とと糸の多い大琴(=瑟)を合奏すると、よく調和すること。中国、「詩経」から。 **きんじとう**[金字塔]のちの世まで伝わるような、りっぱな業績。「―をうち立てる」▽もと、「金」の字の形をした塔、ピラミッドのこと。 **きんしゅ**[禁酒]①酒を飲む習慣をやめること。②酒をつくったり飲んだりすることを禁止すること。「―法」 **きんしゅう**[×錦繡]①にしきとぬいとりをした絹織物。また、美しい衣服。②美しいもみじや花。また、みごとな詩文のたとえ。 **きんじゅう**[×禽獣]鳥とけもの。また、恩義や人の道を知らない者。「―にもおとるおこない」 **きんしゅく**[緊縮]財政をたてなおすために、支出をきりつめてかねを使わないようにすること。「―予算」 **きんじょ**[近所]自分の家の近く。「―迷惑」 **きんしょう**[近称]国語指示代名詞の一つ。話し手に近い事物・場所・方向をさすことば。「これ」「ここ」「こちら」など。「こ」で始まる。▽ほかに、遠称・中称。 **きんしょう**[×僅少]形動わずかなこと。ほんの少し。「―の差で勝つ」「残部―」 **きんじょう**[近状・近情]世の中や人などの最近のようす。類近況 **きんじょうてっぺき**[金城鉄壁]四国守りがきわめて堅固であること。「守備は―の構え」▽金でつくった城と鉄の城壁という意味から。 **きんじょうてんのう**[今上天皇]現在の天皇。当代の天皇。 **きんじょうとうち**[金城湯池]四圏守りがかたくて、外からの侵入が不可能なこと。▽金でつくった城と熱湯をたたえた堀りという意味から。 **きんじょう(錦上)に花を添える** ことわざにしきの上に花を置くように、美しいものの上に、さらに美しいものをそえる。よいことの上によいことが重なる。 <357> **きんじる**[禁じる]エ□いけないと言ってやらせないようにする。きんずる。「立ち入りを―」⇔許す **ぎんじる**[吟じる]圧詩歌などを、節をつけてうたう。また、詩歌などをつくる。ぎんずる。 **きんしん**[近親]親や兄弟姉妹など、血のつながりの深い人。「―者」 **きんしん**[謹慎]①失敗や犯した罪を反省して、おとなしくしていること。また、罰として家にとじこもり、人と会わずに静かに反省すること。「自宅―処分」「―閉門の罰」 **きんす**[金子]「貨幣」の古い言い方。 **きんずる**[禁ずる]サ変→「きんじる」 **ぎんずる**[吟ずる]サ変→「ぎんじる」 **きんせい**[近世]中世と近代のあいだの時代。日本史では、ふつう江戸時代をさす。 **きんせい**[均整・均斉]ものの形などが片寄らず、つりあいがとれて整っていること。「―のとれた体形」 >つかいわけ『調和・均整・均衡』どれも「つりあい」ということ。「調調」は、色・形・重さなどのどれにも、また考えかたなど抽象的なものにも使う。「均整」は、形のつりあいに使う。「均整のとれたからだつき」。「均衡」は、量や力のつりあいにいう。「三対三の均衡が破れた」。 **きんせい**[金星]太陽系で、水星の次に太陽に近い惑星。地球の軌道のすぐ内側にあり、太陽・月に次いで明るい天体。直径は地球よりやや小さく、質量は約○・八倍。表面は雲でおおわれている。▽明け方に東の空に見えるものを「明けの明星」、夕方に西の空に見えるものを「宵の明星」という。 **きんせい**[禁制]法律や命令で、あるおこないをさしとめること。「さんごの輸出を―する」「ごーの品」類法度 **きんせい**[謹製]心をこめて、ていねいにつくること。「当店―の桜餅。」 >「つかいわけ」→「製造」を見よ。 **ぎんせかい**[銀世界]いちめんに雪が降りつもって、真っ白にかがやいている景色。「一面の―」 **きんせき**[金石]①金属と岩石。また、金属器と石器。「―併用時代」②たいへんにかたいこと。 **金石の交わり** ことわざきわめて友情のかたいこと。▽中国、「漢書」から。 **きんせきぶん**[金石文]石や金属器などに刻まれた古代の文字や文章。 **きんせつ**[近接]①すぐ近くにあること。「空港に―する地区」⇔隣接・遠隔②近くに寄ること。接近。 **きんせん**[金銭]かね。貨幣。「―で解決する」 **金銭は他人** ことわざかねのことは、たとえ身内でも問題が起こりやすいので、貸し借りなどのけじめはつけておくべきである。 **きんせん**[琴線]胸の奥に秘められた、こまやかで感じやすいまごころ。「―にふれる」 **きんぜん**[×欣然]形動心から喜んでするようす。「―として死地におもむく」 **きんせんか**[金×盞花]キク科の一年草。春から夏にかけて、さかずき形でだいだい色の花が咲く。 **きんせんずく**[金銭尽く】何でもかでも、かねの力でものごとを解決しようとすること。かねずく。 **きんそく**[禁足]外出を許されず、ある場所にいることを命じられること。類足止め・謹慎 **きんぞく**[金属]金・銀・銅などの鉱物。独特のつやがあり、熱や電気を通しやすい。加工しやすくじょうぶなので、広く利用される。 **きんぞく**[勤続]スと同じ勤めさきで何年も働きつづけること。「―三十年の大ベテラン」 **きんぞくきじだい**[金属器時代]新石器時代に続く、人類が金属を使うようになった時代。一般に青銅器時代と鉄器時代に分けられるが、日本には弥生時代に青銅器と鉄器がほぼ同時に伝来した。 **きんだい**[近代]近世と現代のあいだの時代。日本史では、明治維新から第二次世界大戦終結までをさす。 **きんだいごしゅきょうぎ**[近代五種競技]一人の選手が、馬術・フェンシング・射撃・水泳・陸上競技の五種目の競技をおこない、総合得点で順位を争う競技。 **きんたいし**[近体詩]漢文漢詩の詩体の一つ。古くからある「古体詩」に対して、初唐に確立した詩形。一句の字数や平仄・押韻などに厳格な規則がある。全体の句数が、四句からなる絶句、八句からなる律詩、一〇句以上の偶数からなる排律に分類され、それぞれに一句の字数が五字のもの(=五言)と七字のもの(=七言)がある。 **きんだいてき**[近代的]形動①表現の方法や思考法などについて、近代の特色をよくあらわしているようす。モダン。「―な建築」「―感覚」團現代的⇔前近代的 **きんだいてきじが**[近代的自我]外的な事物や身体から独立した人間の意識や精神。▽フランスの哲学者デカルトが「われ思う、ゆえにわれあり」と唱えたことにより始まる。 **きんだか**[金高]計算したかねの額。金額。 **きんだち**[『公』達]昔、貴族の子弟を尊敬して呼んだことば。「平家の―」▽「きみたち」の変化した形。 **きんだん**[禁断]ーズ」絶対にしてはいけないと、かたく禁じられていること。類禁制 **禁断の木の実** ことわざかたく禁じられてはいるが、ついいしたくなるような誘惑的なもののたとえ。▽「旧約聖書」で、神から食べることを禁じられていた知恵の木の実。アダムとイブがこれを食べてエデンの園から追放された。 **きんだんしょうじょう**[禁断症状]アルコールや麻薬・覚醒剤などの常用による慢性中毒で、それらが切れたときに起こる苦痛・けいれん・幻覚・妄想などの症状。 <358> **きんちさん**[禁治産]精神や神経の病気などによって、自分の行動の善悪が判断できない状態の人を守るために、その人の財産を管理する後見人をつけること。「きんじさん」とも。「―者」 **きんちゃく**[×巾着]布や革でつくった、口をひもでしめる小さなふくろ。昔は、おもに財布として使った。 **きんちゃくきり**[×巾着切り]すり。古い言い方。 **きんちゅう**[禁中]皇居。宮中。烟禁裏▽禁闕(=皇居の門)の中という意味。 **きんちゅうならびにくげしょはっと**[禁中並《公家諸法度]一六一五年、江戸幕府が朝廷や公家の力を弱めるためにつくった法律。天皇には政治をはなれて学問にはげむよう求め、公家や僧侶の階級などを規定した。 **きんちょ**[近著]その人の最近の著書。 **きんちょう**[禁鳥]法律でとることを禁じている鳥。保護鳥。 **きんちょう**[緊張]①失敗してはいけないという気持ちの高まりから、心身がひきしまり、かたくなること。「大舞台に立って―する」⇔弛緩②二つのものの関係がうまくいかず、争いが起こりそうになること。「二国間の―が高まる」 **きんちょう**[謹聴]人の話を、尊敬する気持ちをこめて注意深く聞くこと。類拝聴 **きんちょく**[謹直]形動行動がつつしみ深くて正直なようす。謹厳実直。「見るからに―な人物」類まじめ **きんつば**[金鍔]水でこねた小麦粉であんを包み、刀のつばに似せて鉄板の上で焼いた和菓子。 **きんてい**[謹呈]名「スル」「どうぞお納めください」という気持ちをこめて、ものを人にさしあげること。贈呈。短冊状の紙に「謹呈 著者」と書いて著書をおくったりする。 >「つかいわけ」→「進呈」を見よ。 **きんでい**[金泥]金粉をにかわでといたもの。書画などに使う。「こんでい」とも。 **ぎんざい**[銀泥]銀粉をにかわでといてかきまぜたもの。書画などに使う。 **きんていけんぽう**[×欽定憲法]君主の命令によって制定した憲法。大日本帝国憲法など。⇔民定憲法 **きんてき**[金的]だれもがねらいながらも、なかなかぴったりと手に入れることのできないもの。「―を射止める」▽もと、まん中に金紙をはった弓の的のこと。 **きんでんぎょくろう**[金殿玉楼]四漢金や玉(=宝石)などでかざった美しくてりっぱな御殿。 **きんてんさい**[禁転載]記事や図版などを、無断で他に転載するのを禁じること。 **きんとう**[近東]ヨーロッパに近い東方に続く国々をいう。バルカン諸国・トルコ・シリア・エジプトなど。⇔極東・中東 **きんとう**[均等]形動数量や程度の差がないこと。「―に分ける」「教育の機会―」▽「平等」は身分や年齢による上下の差別のないこと。 **きんとき**[金時]①坂田金時の略。おとぎ話の金太郎が成人したときの名。②つぶの大きいアズキ。また、ゆであずき。③サツマイモの一品種。皮が赤い。 **金時の火事見舞い** ことわざ酒を飲んだりして、非常に顔が赤いことのたとえ。類金時のしょう油焚き **きんとん**[金団]インゲンやサツマイモをにてつぶし、砂糖を多くしてクリなどとともに煮たもの。正月料理の一つ。 **ぎんなん**[銀×杏]イチョウの実。いったり、茶わん蒸しに入れたりして食べる。▽「ぎんあん」の化した形。 **きんにく**[筋肉]動物が運動するのに必要な、のびたり縮んだりする肉。横紋筋(骨格筋・心筋)と平滑筋(内臓筋)に分けられる。 **きんにっせい**[金日成]人名一九一二一九九四年。朝鮮の政治家。一九四八年に朝鮮民主主義人民共和国を建て、首相となる。七二年には国家主席として地位を不動のものとし、南朝鮮の韓国と対立した。キム-イルソン。 **ぎんねず**[銀鼠]銀色がかったねずみ色。 **きんねん**[近年]ここ数年。ちかごろ。 **きんのう**[勤王・勤皇]天皇のために力をつくすこと。とくに、江戸時代の末に天皇による政治を目ざして、幕府をたおそうとした思想。「―の志士」⇔尊王・佐幕 **きんばぎんば**[金波銀波]四月の光が映って、きらきらと美しくかがやく波。「―をさざめかして進む船」 **きんぱく**[緊迫]ものごとのようすが非常に緊張し、油断のできない状態になること。「中近東情勢が―する」 **きんぱく**[金箔]金をたたいてうすくのばし、紙のようにしたもの。「―をほどこす」「―をはる」 **きんぱつ**[金髪]金色の髪の毛。ブロンド。 **ぎんぱつ**[銀髪]銀色の髪の毛。また、老人の白くなった髪。 **ぎんばん**[銀盤]スケートリンクの氷の表面。「—の女王」 **きんぴか**[金ぴか]形動金色にぴかぴか光ること。美しくはでなもの。 **きんびょうぶ**[金×屛風]金箔をいちめんにはったびょうぶ。 **きんぴらごぼう**[金平。牛×蒡]ゴボウを細く切っていため、あまからく味つけした料理。きんぴら。 **きんぴん**[金品]金銭や品物。「―をまきあげる」 **きんぶん**[均分]平等に分けること。等分。 **きんぶん**[金文]昔、中国で鐘や武器などの、青銅器・鉄器などに刻んだ文字や文章。 **きんぶん**[金粉]金のこな。また、金色のこな。 **きんぶんそうぞく**[均分相続]遺産を数人の相続人が均等に分割して相続すること。性別や年齢や長男かどうかに関係なく等分すること。 <359> **きんぺいばい**[金瓶梅]書名一六○○年ころ。中国、明代の長編小説。作者未詳。豪商西門慶に悪女の潘金蓮らを配し、当時の腐敗した政治や人情・風俗をえがく。中国四大奇書の一つ。 **きんべん**[勤勉]形動なまけずに一生けんめい働いたり勉強したりするようす。 **きんぺん**[近辺]その場所に近いあたり。付近。 **きんぼう**[近傍]ちかく。近辺。「―の町村」 **きんぽうげ**[金×鳳、花]キンポウゲ科の多年草。山や野原に生える。春の終わりに黄色の小さな花が咲く。有毒。 **きんぼし**[金星]すもうで、平幕の力士が横綱に勝つこと。「―をあげる」▽広く、予想以上の大きなてがらをたとえてもいう。 **きんほんいせい**[金本位制]金を貨幣の基準とする通貨制度。貨幣の価値が一定量の金の価値と等しいと定める。▽一九三○年代まで世界の主要貿易国のあいだで採用されていたが、現在は変動相場制に移行した。 **ぎんまく**[銀幕]映画を映す幕。スクリーン。また、映画界。「―の女王」 **きんまんか**[金満家]大金持ち。富豪。 **ぎんみ**[吟味]①細かく念入りに調べること。「材料を―する」②罪をとり調べること。古い言い方。園詮議 **きんみつ**[緊密]形動ものごとがたがいに強く結びついているようす。「―な協力関係」「―に連絡をとる」⇔密接 **きんみゃく**[金脈]金の鉱脈。また、資金の出どころ。金主。 **きんみらい**[近未来]現代からそう遠くない未来。「―小説」 **きんむ**[勤務]会社や官庁などに勤めて、仕事をすること。また、その仕事。「―時間」 **きんめいてんのう**[欽明天皇]人名生没年未詳。継体天皇の皇子。六世紀のなかばに即位し、このころ仏教が伝えられた。 **きんめだい**[金目鯛]キンメダイ科の深海魚。あざやかな紅色で目が大きい。食用。ニシキダイ。 **きんモール**[金モール]①細い針金や糸に金糸をからませたかざりもの。▽軍服などに使うことから、将校をさすこともある。②金糸と絹糸で織った織物。 **きんもくせい**[金木×犀]モクセイ科の常緑小高木。中国原産の庭木。秋、赤黄色でかおりの高い小さな花が多数咲く。 **ぎんもくせい**[銀木犀]モクセイ科の常緑小高木。中国原産の庭木。キンモクセイより葉が大きい。秋、かおりの高い白い花をつける。 **きんもつ**[禁物]禁止されていること。また、さけるべきこと。「油断は―だ」 **きんゆ**[禁輸]輸出入を禁止すること。 **きんゆう**[金融]かねを貸したり借りたりすること。資金の需要と供給との関係。「―公庫」 **きんゆうかんわ**[金融緩和]景気が停滞したときにとられる方策。公定歩合や預金準備率のひき下げ、買いオペレーションなどの景気刺激策により、金融市場への資金の供給量をふやすこと。資金の調達が容易になり、経済は活発になる。 **きんゆうきかん**[金融機関]かねを預かったり貸し出ししたりすることを専門におこなう機関。銀行・保険会社・質屋など。 **ぎんゆうしじん**[吟遊詩人]中世ヨーロッパで、各地をめぐり、楽器を演奏しながら詩を歌きかせて歩いた詩人。 **きんゆうせいさく**[金融政策]景気を安定させるために、通貨量の調節をおこなうこと。金利政策や公開市場操作など。 **きんゆうひきしめ**[金融引き締め]景気が過熱したときにとられる方策。公定歩合や預金準備率のひき上げ、売りオペレーションなどの景気抑制策により、通貨の流通量を減らすこと。企業への投資や消費がおさえられて経済活動は鈍化する。 **きんよう**[金曜]週の第六番目の日。金曜日。 **きんよう**[緊要]形動さしせまっていて、きわめてたいせつなようす。「―な問題」圏肝要 **きんようわかしゅう**[金葉和歌集]書名一一二七年。白河院の命により、源俊頼の撰。第五の勅撰和歌集。金葉集。約六五○首。一〇巻。 **きんよく**[禁欲]いろいろな欲望、とくに性欲をおさえること。「―主義」「―生活」 **ぎんよく**[銀翼]飛行機の銀色にかがやくつばさ。また、飛行機。 **きんよくしゅぎ**[禁欲主義]本能的な欲望をおさえ、道徳的な理想を実現しようとする考えかた。 **きんらい**[近来]ちかごろ。最近。「―にない豊作」「―まれにみる出来事」 **きんらん**[金×欄]にしきの地に金糸で模様を織りだした豪華な織物。「―どんすの帯」 **きんり**[金利]預金などの利子の割合。利率。また、利息。「―を下げる」「―がつく」 **きんりせいさく**[金利政策]中央銀行が、公定歩合を上下させることで通貨量を調節すること。 **きんりょう**[禁猟]①法律で、一定の期間や区域を限って、鳥獣をとることを禁じること。ふつう、四月一六日から一〇月一四日まで。「―区」「―期」②[禁漁]水産資源を保護するため、期間や場所を限って、魚介類をとることを禁じること。 **きんりん**[近隣]となり近所。「―諸国」 **ぎんりん**[銀輪]自転車。▽車輪が銀色に光るところから。 **ぎんりん**[銀×鱗]銀色のうろこ。また、魚。「―おどる(=魚が勢いよくはねる)」 **きんるい**[菌類]カビ・キノコ・酵母などをまとめた呼び方。葉緑素をもたず、寄生して育つ。 **ぎんれい**[銀×嶺]雪が積もって銀色にかがやく山。「遠くに―をのぞむ」 <360> **きんろう**[勤労]賃金をもらって定められた仕事をすること。労働。「―意欲がわく」 **きんろうかんしゃのひ**[勤労感謝の日]国民の休日の一つ。一一月二三日。働くことを尊び感謝する日。もと、新嘗祭。 **く**[区]●しきりをする。また、くぎり。②都市の行政上の単位。「―の方針」③まちまち。 **ク** ①区域、区画、区別、学区、選挙区、②区議会、区民、区立、区々 **く**[句]◎詩歌や文章のひとくぎり。ひとまとまりのことば。「上のー」「下のーがつげない(=あきれてことばもない)」②「俳句」の略。また、俳句を数えることば。「―をひねる」「一茶の―」「旬(=十日間)」は別字。 **ク** ②句点、句読点、語句、対句、文句、②句集、名句 **く**[苦]●味がにがい。また、にがにがしい。甘②くるしむ。くるしみ。また、骨を折って努力する。「―にしない」「―もなく」「楽あればーあり」⇔楽③きびしい。はげしい。 **ク** ②苦境、苦心、苦痛、四苦八苦、貧苦、労苦、③苦寒、苦熱 **くるしい・くるしむ・くるしめる** 聞き苦しい/苦し紛れ/産みの苦しみ/心を苦しめる **にがい・にがる** 苦い顔/苦々しい/苦手/苦り切った表情 **苦力**[クーリー]、**苦汁**[にがり] **く**[駆]◎ウマを走らせる。②かりたてる。おいはらう。 **ク** ①駆動、疾駆、先駆、使、馳駆、長駆、②駆使、駆除、駆逐 **かける** 野を駆ける/駆け足/抜け駆けの功名 **かる** 不安に駆られる **く**[矩]●直角に曲がった定規。さしがね。②法則。おきて。のり。③四角形。 **ク** ◎規矩、矩則、③矩形 **のり** 矩を越えず **矩差**[かねざし]、**矩尺**[かねじゃく] **く**[駒]◎動物のウマ。二歳馬。②小さなもの。 **ク** ①隙駒、②白駒 **こま** 将棋の駒/三味線の駒/春駒 **く**[九]⇨「きゅう」・「こう」 **く**[区/句/苦]⇨漢字項目を見よ。 **く**[ロ/エ]⇨「こう」 **ぐ**[具]①必要なものや条件などがそなわる。そろっている。②そなえておくべき道具。また、手段。「政争の―に使う」③ことこまかに。くわしく。④五目ずしや、しるの中に入れる実。「うどんの―」「◆「具する」を見よ。」 **グ** ①具足、具備、不具、家具、道具、文房具、③具現、具象、具体的 **具に**[つぶさに]、**玩具**[おもちゃ]、**香具師**[やし] **ぐ**[愚]◎おろか。ばかなこと。⇔賢②自分をへりくだって言うことば。また、自分に関する事物に付けて、へりくだった気持ちをあらわす語。「―案ずるに」 **グ** ①愚鈍、愚問、愚劣、暗愚、賢愚、②愚見、愚考、愚妻、愚息 **おろか** 愚か者 **愚にもつかない** ことわざ話にならないほど、ばかばかしい。 **愚の骨頂** ことわざこの上なくおろかなこと。 **ぐ**[具/愚]⇨漢字項目を見よ。 **ぐあい**[具合・工合]①ものごとの状態や調子。かげん。「からだの―が悪い」「動き―を調べる」②ものごとのやりかた。方法。また、仕上がりのようす。「こんな―にやれ」「いい―にごはんがたけた」③都合。体裁。「きょうは―が悪い」「人前では―が悪い」 >「つかいわけ」⇨「調子」を見よ。 **グアテマラ**国名正式国名は、グアテマラ共和国。中央アメリカ北部の、メキシコに接する国。マヤ文明発祥の地。面積約一一万平方km。首都グアテマラシティ。主要言語スペイン語。 **くい**[悔い]悔いること。心のこり。後悔。「―を残す」「―はない」 **くい**[×杭・×杙]地中に打ちこんで、目じるしや支柱にする棒。「―を打つ」「出る―は打たれる」 **くいあう**[食い合う]①たがいに相手にかみつく。また、相手のものを食う。②一つのものをいっしょに食う。③二つのものがぴったりとあう。かみあう。 **くいいる**[食い入る]じっと見つめる。「画面に―ように見る」 **くいちがう**[食い違う]両者の話や考えなどがあわない。行きちがいになる。 **くいこむ**[食い込む]①無理にはいりこむ。また、深くはいりこむ。「ベルトが腰に―」②他人の利益を侵す。「縄張りを―」 **くいさがる**[食い下がる]相手が承知しないのに、あきらめないでどこまでもせまる。 **くいしばる**[食いしばる]歯を固くかみあわせる。「奥歯を―」 **くいしんぼう**[食いしん坊]食べることが好きで、いやしい人。 **くいだおれ**[食い倒れ]飲食に金をかけて、財産をなくすこと。 **京の着だおれ、大阪の食いだおれ** ことわざ京都の人は衣装に、大阪の人は飲食に金をかけるということ。 **くいちぎる**[食い千切る]かみきる。 **くいつく**[食いつく]①動物がかみつく。「のどに―」②相手の弱点などにつけこんで、するどくせめる。「失言に―」③食べものにありつく。「やっとー」 **くいつめる**[食い詰める]生活の手段がなくて、暮らしていけなくなる。「やくざになって―」 **くいてい**[喰い止め]敵の攻撃やものごとの進行をふせぎとめること。 **くいもの**[食べ物]食べるもの。食物。また、えじき。 **くう**[食う]①食べものを口に入れて、かんで飲みこむ。「ごはんを―」「虫が葉を―」食べる②生活する。暮らす。「どうにかこうにかー」③(相手のものを)自分のものにする。侵す。「敵の領地を―」④(ある動作を)受ける。「パンチを―」 >「つかいわけ」→「食べる」を見よ。 **くう**[空]●何もない。から。むなしい。実質がない。②おおぞら。③仏教で、万物は因縁によって生じたもので、実体がないということ。「色即是―」 **クウ** 空白、空虚、空前絶後、空理空論、②空間、領空、航空、制空権、③空観 **そら** 空色/空耳/空々しい/夜空 **から** 空っぽ/空元気/空回り/空振り **あく・あける** 空き巣/空き地/席が空く/家を空ける **むなしい** 空しい望み **くういき**[空域]航空機が飛行する区域。 **くういん**[空員]「航空機乗組員」の略。 **くうかい**[空海]人名七七四―八三五。平安初期の僧。真言宗の開祖。高野山金剛峰寺を創建。能書家としてもすぐれ、三筆の一人。弘法大師。 **くうが**[空画]自分の利益を考えない、無我の境地。 <361> **くいる** ③組みあわせがぴったり合う。かみあう。「歯車が―」 →食い違う **くいあげ【食い上げ】** [名]暮らしていく手段をなくすこと。「これではめしの―だ」 **くいあらす【食い荒らす】** [他五]乱暴に食いちらす。「せっかくの料理を―」「害虫が作物を―」 **くいあらためる【悔い改める】** [下一]いままでの自分のおこないを反省して、あやまちを二度とくりかえさないようにする。「軽率[けいそつ]な言動を―」 **くいあわせ【食い合わせ】** [名]いっしょに食べると中毒を起こすとされている、食べもののとりあわせ。「すいかとてんぷらは―が悪い」 **くいいじ【食い意地】** [名]食べものをなんでもむさぼり食おうとする気持ち。「―が張る」 **くいいる【食い入る】** [自五]相手の中に深くはいりこむ。「―ように見つめる」 **クイーン** [名]①女王。王妃。②チェスの女王の駒[こま]。また、トランプの女王のカード。一二にあたる。記号はQ。③ある集団の花形となる女性。また、最上位の女性。「社交界の―」→キング [queen] **くいき【区域】** [名]ある区切った範囲の場所。エリア。「立ち入り禁止―」[同]地域 **ぐいぐい** [副]①強い力で続けてするようす。「―引く」②酒などを勢いよく続けて飲むようす。 **くいけ【食い気】** [名]食べたいと思う気持ち。食欲。「色気より―」 **くいこむ【食い込む】** [自五]①別のものの領分にはいりこむ。「こしに―」「授業が休み時間に―」②予定以上のかねがかかって、予算では足りなくなる。「一〇〇万円食い込んだ」 **くいさがる【食い下がる】** [自五]ねばり強く相手に付いてはなれない。「強敵に―」 **くいしばる【食い縛る】** [他五]歯を強くかみしめる。「歯を―(=苦痛やくやしさをがまんする)」 **くいしんぼう【食いしん坊】** [名・形動]なんでもむやみに食べたがること。また、その人。くだけた言い方。 **くいつぶす【食い潰す】** [他五]働かずに遊んで暮らして、財産を使いはたす。「遺産を―」 **くいつめる【食い詰める】** [下一]ぎりぎりまで財産を使ってしまって、暮らしていけなくなる。「食い詰めて夜にげする」 **クイズ** [名]質問を出して、それに答えさせる遊び。なぞあて。なぞなぞ。「テレビの―番組」[quiz] **くいぞめ【食い初め】** [名]生後一〇〇日か一二〇日目の赤んぼうに、はじめてめしを食べさせて成長を願う儀式。箸[はし]ぞめ。▽昔の百日の祝いにあたる。 **くいたおす【食い倒す】** [他五]飲食店で大いに飲んだり食べたりして、しかもその代金をはらわない。 **くいだおれ【食い倒れ】** [名]食べものにぜいたくをして貧乏[びんぼう]になること。「京の着倒れ、大阪の―」 **くいだめ【食い溜め】** [名]あとで食べずにすますために、一度にたくさん食べておくこと。くいおき。 **くいたりない【食い足りない】** [形]①腹いっぱいになるまで食べていない。②不じゅうぶんで満足できない。ものたりない。「この作品はちょっと―」 **くいちがう【食い違う】** [自五]二つのものごとがたがいにちがいになって、うまく一致しない。「合わせ目が―」「話が―」 > **「つかいわけ」** →「矛盾[むじゅん]」を見よ。 **くいちらす【食い散らす】** [他五]①食べているものをこぼしたり、散らかしたりしてよごす。②あれこれと少しずつやってみる。「趣味としていろいろ食い散らしたが、何一つものにならなかった」 **くいつく【食い付く】** [自五]①かみつく。くらいつく。「魚がえさに―」②利益になりそうなものに喜んで飛びつく。「もうけ話に―」 **クイック** [名]《造語》動作などがすばやいこと。「―モーションで投げる」⇔スロー [quick] **くいつくす【食い尽くす】** [他五]あるだけすべて食べてしまう。「食糧を―」 **くいつなぐ【食い繋ぐ】** [自五]少しずつ食べて生きのびる。また、少ないかねをやりくりして生活する。「家屋敷を売って―」 **くいで【食いで】** [名]たしかに食べたと思える分量。くいごたえ。食べで。くだけた言い方。「―のある天丼」 **くいどうらく【食い道楽】** [名]めずらしいものやうまいものを食べるのを楽しみにすること。また、その人。しょくどうらく。 **くいとめる【食い止める】** [他下一]被害がそれ以上におよぶのを防いでとめる。「延焼を―」 **くいな【水鶏】** [名]クイナ科の水鳥。全長三〇㌢ぐらいの茶色の鳥。水辺の草むらにすむ。冬鳥であるところからフユクイナとも。▽鳴き声が戸をたたく音に似ているのは夏鳥のヒクイナ。 **くいにげ【食い逃げ】** [名]飲食店で、食べたり飲んだりした代金をはらわずににげること。また、その人。無銭飲食。 **ぐいのみ【ぐい飲み】** [名]①《名・スル》勢いよく一気に飲むこと。②《名》大きくて底の深いさかずき。 **くいはぐれる【食いはぐれる】** [下一]①たべそこなう。「いそがしくて昼めしを―」②失業して生活できなくなる。「くいっぱぐれる」は強めた言い方。 **くいぶち【食い扶持】** [名]食料を買うかね。「―をあてがう」「家に―を入れる」 **くいほうだい【食い放題】** [名]食べたいだけ食べられること。いくら食べてもいいこと。 **くいもの【食い物】** [名]①たべもの。しょくもつ。「―のうらみはおそろしい」②人の利益のために利用されるものや人。「他人を―にする」 **くいる【悔いる】** [他上一]いままでの自分の心がけや行動を反省して、しなければよかったと思う。「前非[ぜんぴ]を―」 <362> > **つかいわけ** 悔やむ・悔いる 「悔やむ」は、日常的なことや小さなことに、「悔いる」は、道徳的なことや重大なことに使うことが多い。「不勉強を悔やむ」「あやまちを悔いる」。「後悔する」は、どちらにも使う。 **クインテット** [名]五重奏。五重唱。また、その曲や演奏団。 [quintetto] **くう[空]** [名]①そら。「―をまう」「―を切る」②なかみがない。から。「―をつかむような話」→満③役に立たない。むだな。「努力が―に帰す」④仏教の、あらゆるものは仮の姿で、実体は存在しないという考えかた。☆☆色⑤「航空機」の略。●空気。空中[くうちゅう]滑空[かっくう]上空[じょうくう]低空[ていくう]②空虚[くうきょ]空想[くうそう]空腹[くうふく]架空[かくう]空転[くうてん]空費[くうひ]空論[くうろん]④色即是空[しきそくぜくう]⑤空軍[くうぐん]空港[くうこう]空輸[くうゆ]防空[ぼうくう]空[から]涙[なみだ]空[そら]模様[もよう]空[うわ]の空[そら]そら[ぞら]寒[さむ]空[そら]恐ろしい[おそろしい] **あく・あける** 席が空[あ]く空[あ]き巣[す]空[あ]き家[や]/家を空[あ]ける **から** 空[から]元気[げんき]空梅雨[からつゆ]空手[からて]。空[から]回り[まわり] **うつろ** 空[うつ]ろ[ろ]空[うつ]木[ぎ](植物名)空蝉[うつせみ]空穂[うつぼ] **くう【食う】** [他五]食物を口に入れ、かんでのみこむ。たべる。「そろそろ昼飯でも食いに行くか」▽現代語では、おもに男性が使うやや乱暴な言い方だが、古語ではふつうに使われた。「つとめて(=早朝)食ふ薬といふもの」(蜻蛉日記)。「たべる」は、「たまわる」「いただく」という謙譲語からできた語。②暮らしを立てる。生活する。「―に困る」「文筆で食っていけない」③虫がかみつく。さす。「虫が食ったセーター」「のみに食われる」④相手の勢力範囲にくいこむ。また、自分より力のある相手を負かしてしまう。「対立候補の地盤を―」「子役の名演技が主役を―」「人を食った(=ばかにした)話」⑤時間・費用・数量などがよけいにかかる。消費する。「道草[みちくさ]を―」「年を食った(=年配の)男」「ガソリンを―」⑥よくないことを身に受ける。被害をこうむる。くらう。「お小言[こごと]を―」「げんこつを―」「一杯[いっぱい]―(=だまされる)」「その手は食わないぞ」 食うか食われるか 相手を食うか、こちらが食われるかの、さしせまった命がけの争いをいう。 食うや食わず 三度の食事も食べたり食べなかったりの、ひどく貧しい生活状態をいう。「―の生活」 **ぐう[偶]** [名]①にんぎょう。②対[つい]をなす。ならぶ。二つそろってひと組みのもの。③二で割りきれる整数。⇔奇④思いがけなく。たまたま。●偶像[ぐうぞう]土偶[どぐう]②対偶[たいぐう]配偶者[はいぐうしゃ]匹偶[ひつぐう](=つれあい)③偶数[ぐうすう]④偶然[ぐうぜん]偶発[ぐうはつ]偶[たま]々[たま]木偶[でく] **ぐう[遇]** [他サ変]①思いがけなく出あう。②もてなす。あしらう。→「遇する」を見よ。●グゥ ①奇遇[きぐう]千載一遇[せんざいいちぐう]遭遇[そうぐう]②厚遇[こうぐう]待遇[たいぐう]知遇[ちぐう]優遇[ゆうぐう]冷遇[れいぐう] **ぐろ[隅]** [名]かたすみ。かど。すみ。●一隅[いちぐう]四隅[しぐう]辺隅[へんぐう]すみ[すみ]隅[すみ]に置けない隅[すみ]っこ片隅[かたすみ] **ぐう[宮]** →「きゅう」 **ぐらい【寓意】** [名]何かにかこつけて、それとなくある意味をほのめかすこと。アレゴリー。 **ぐろいしょうせつ【寓意小説】** [名]ある意味や教訓などをそれとなく示そうとした小説。 **クウェート** 正式国名は、クウェート国。アラビア半島北東部の、ペルシア湾岸にある立憲君主国。世界有数の石油産出量をほこる。国民は納税義務がなく、教育と医療[いりょう]は無料。大部分がイスラム教徒。面積約一万八〇〇〇平方㌔。首都クウェート。主要言語アラビア語。 **くうかい【空海】** 七七四-八三五年。平安初期の僧[そう]。真言宗[しんごんしゅう]の祖。弘法大師。最澄[さいちょう]とともに唐に学び、日本に密教を導入。高野[こうや]山に金剛峰寺[こんごうぶじ]を創建した。漢詩文にすぐれ、書もよくして、嵯峨[さが]天皇・橘逸勢[たちばなのはやなり]とともに三筆の一人。著書に「三教指帰[さんごうしいき]」「十住心論」など。 **くうかん【空間】** [名]①すべての方向にある無限の広がり。「宇宙―」⇔時間②自然現象の生じる場所。「―を利用する」 **くうかんげいじゅつ【空間芸術】** [名]一定の空間を表現の場とする芸術。絵画・彫刻・建築など。⇔時間芸術 **くうき【空気】** [名]①地球を包む色もにおいもない透明[とうめい]な気体。酸素[さんそ]一、窒素[ちっそ]四の割合からなり、二酸化炭素やヘリウムも少量ふくんでいる。大気。②その場の状態やふんいき。「険悪な―に包まれる」 **くうきちょうせつ【空気調節】** [名]室内の温度や湿度[しつど]を最適の状態に保つため、自動的に調節する装置。空調。エアコンディショニング。エアコン。 **くうきでんせん【空気伝染】** [名]空中にとび散った病原菌[びょうげんきん]で病気がうつること。インフルエンザなど。⇔接触[せっしょく]伝染 <363> **クーペ** 満車[まんしゃ] **くうきょ【空虚】** [名・形動]①なにもないこと。から。②価値や内容がないこと。むなしいこと。「―な理論」「―な生活」[類]うつろ **ぐうきょ【寓居】** [名]かりずまい。また、自分の住まいをへりくだった言い方。 **くうくうばくばく【空空漠漠】** [形動]実質的なものがなく、とらえどころもないようす。「―たる思い」 **クー・クラックス・クラン** →「ケーケーケー」 **くうぐん【空軍】** [名]航空機やミサイルなどを使い、空中での戦闘[せんとう]をうけもつ軍隊。 **くうげん【空言】** [名]①事実でないうわさ。うそ。②口さきだけで、実行できないことば。 **くうこう【空港】** [名]航空機が出発したり、到着[とうちゃく]したりする施設[しせつ]。飛行場。「東京国際―」 **ぐうじ【宮司】** [名]神社の祭事の長である神官。 **くうしゃ【空車】** [名]①客や荷物を乗せていない車。②駐車場にあきがあること。「ただ今―有り」 **くうしゅう【空襲】** [名]航空機を使って空から爆撃すること。「―警報が鳴る」 **ぐうしゅう【隅州】** →「おおすみ」 **ぐうすう【偶数】** [名]二で割りきれる整数。0(ゼロ)もふくむ。⇔奇数 **ぐうする【遇する】** [他サ変]人をもてなす。あつかう。「客として―」 **ぐうする【寓する】** [自サ変]はっきり言わずに、それとなく他のものにかこつけてほのめかす。「この小説には作者の意が寓されている」 **くうせき【空席】** [名]①あいている座席。人のいない席。「―が目立つ」②欠員になっている職や地位。「―をうめる」 **くうぜん【空前】** [名]いままでに例のないこと。「―のヒット商品」[同]未曾有[みぞう] **ぐうぜん【偶然】** [名・形動]①《名・形動》思いがけずなること。「―が重なる」「―の一致[いっち]」⇔必然②《副》思いがけず。たまたま。ふと。「―出会った」 **くうぜんぜつご【空前絶後】** [名]いままでに例がなく、これからもありえないような、めずらしいこと。「―の事件」 **くうそ【空疎】** [名・形動]形だけはあるけれども、充実したなかみのないこと。「―な議論」「―な話」 **くうそう【空想】** [名]現実にはないこと、また起こりそうもないことを、あれこれ想像すること。また、その想像。「ぼんやりと―にふける」 > **「つかいわけ」** →「想像」を見よ。 **ぐうぞう【偶像】** [名]①神仏にかたどってつくられ、信仰の対象となる像。「―崇拝[すうはい]」②あこがれや尊敬の対象となっている人やものごと。アイドル。「―視する」 **くうそうかがくしょうせつ【空想科学小説】** →「エスエフ」 **くうそくぜしき【空即是色】** [名]万物には実体がなく、空[くう]であることによって事物そのものが成り立つということ。▽仏教から出たことば。▷「色即是空」も見よ。 **ぐうたら** [名・形動]なまけて、ぐずぐずしていること。また、働く気力のない人。なまけもの。俗な言い方。「―者」「―な生活」 **くうちゅう【空中】** [名]地上をはなれたところ。そら。 **くうちゅうぶんかい【空中分解】** [名]飛行中に、航空機などがばらばらに分解すること。▽計画などが途中[とちゅう]でこわれてしまうこともいう。 **くうちゅうろうかく【空中楼閣】** [名]空中に高い建物をつくるのと同じような、なんの根拠もない、絵空事[えそらごと]。[同]砂上の楼閣②蜃気楼[しんきろう]。 **くうちょう【空調】** [名]「空気調節」の略。エアコン。「―設備」 **クーデター** [名]武力などの急激な非合法手段によって政権をうばいとること。「軍部による―は失敗した」[coup d'État] > **「つかいわけ」** →「改革」を見よ。 **くうてん【空転】** [名]①機械などがからまわりすること。「エンジンが―する」②進んでいるようでもむだな時間がすぎるばかりで、何の成果もないこと。「国会での審議が―する」 **グーテンベルク** 一四〇〇?-一四六八年。ドイツの活版印刷の発明者。鋳造[ちゅうぞう]活字による印刷技術を完成し、聖書などを印刷した。[Johannes Gutenberg] **くうどう【空洞】** [名]中ががらんどうで、からっぽなこと。また、からっぽな穴。「肺に―ができる」[同]ほら **グードずほう【グード図法】** [名]地図の投影法の一つ。低緯度地方はサンソン図法、高緯度地方はモルワイデ図法を合わせた、面積の正しい図法。断裂図とも。▽アメリカ人グードの考案による。▷「ちず」 **ぐうのね(音)も出ない** 完全にやりこめられて、一言の弁解もできない。▽「ぐう」は、苦しいときに出す声。 **くうはく【空白】** [名]①紙面などの、なにも書かれていない部分。「―を残す」②むなしく、なにもおこなわれないこと。ブランク。「政治の―」「歴史の―をうめる」 **くうばく【空漠】** [形動]①広びろとしていて、なにもないようす。「―たる荒野」②とりとめがないようす。つかみどころがないようす。「―とした議論」「―たる内容」 **くうばく【空爆】** [名]「空中爆撃」の略。航空機による爆撃。 **ぐうはつ【偶発】** [名]思いがけなく起こること。偶然に発生すること。「―事件」 **くうひ【空費】** [名]時間や費用などを、むだに使うこと。むだづかい。「時間を―する」[同]浪費 > **「つかいわけ」** →「浪費」を見よ。 **くうふく【空腹】** [名・形動]腹が減っていること。すきっぱら。「―をかかえる」⇔満腹 **くうぶん【空文】** [名]実際にはなんの役にも立たない文章や法律などの条文。「ほとんど―化した法律」 **クーペ** [名]二枚ドアで二人乗りのスポーティーな車。 <364> [coupé]▷「じょうようしゃ」 **クーベルタン** 一八六三-一九三七年。フランスの教育者。近代オリンピック大会の創始者。IOC(国際オリンピック委員会)を組織し、一八九六年、第一回オリンピックをアテネで開催[かいさい]した。[Pierre de Coubertin] **くうぼ【空母】** [名]「航空母艦[ぼかん]」の略。 **くうほう【空包】** [名]実弾[じつだん]のかわりに、発射音だけ出る銃弾[じゅうだん]。⇔実包 **くうほう【空砲】** [名]実弾[じつだん]をこめないで撃つ鉄砲や大砲。 **クーポン** [名]何枚もつながっていて一枚ずつ切りとって使う切符[きっぷ]。乗車券・指定券・宿泊券などをひとつづりにしたもの。「旅行用の―」[coupon] **くうろ【空路】** [名]①航空機の飛ぶコース。[同]航路②航空機を利用すること。「アメリカより―帰国する」 **くうや【空也】** 九〇三-九七二年。平安中期の名僧[そう]。諸国をめぐり、念仏の功徳を庶民[しょみん]に説いて、「市聖[いちのひじり]」「阿弥陀聖[あみだひじり]」と呼ばれた。鎌倉時代に康勝[こうしょう]がほった、木像「空也上人[しょうにん]像」が六波羅蜜寺[ろくはらみつじ]にある。「こうや」とも。 **くうゆ【空輸】** [名]「空中輸送」の略。航空機で人や荷物を運ぶこと。「新鮮な野菜を―する」 **クーラー** [名]①冷房[れいぼう]装置。冷却[れいきゃく]器。エアコンディショナー。「ルーム―」②釣[つ]りやキャンプなどで使う携帯用の冷蔵庫。アイスボックス。[cooler] **くうらん【空欄】** [名]あとから書きこめるようにあけてある、しまった場所。「―をうめる」 **くうり【空理】** [名]現実とかけはなれていて、実際の役に立たない理論や理屈[りくつ]。「―空論」 **クーリングオフ** [名]分割払い形式などで購入[こうにゅう]契約をした者が、一定期間内なら無条件で解約できる制度。[cooling-off] **クール** [名]《造語》特定の治療をおこなう期間のひと区切り。ふつう、効果や副作用を見ながら、何クールかくりかえす。[Kur] **クール** [名]《造語》放送で、連続番組のひと区切り。一クールは、ふつう三か月、一三回。[cours] **クール** [形動]①すずしそうなようす。冷たそうなようす。②冷静なようす。感情におぼれないようす。「―に対応する」[cool] **クールベ** 一八一九-七七年。フランスの画家。現実を直視してえがく写実派の代表の一人。労働者が起こした革命的な自治政府、パリコミューンにも参加し、のちスイスに亡命した。代表作「オルナンの埋葬[まいそう]」「石割り」。[Gustave Courbet] **くうれい【空冷】** [名]「空気冷却[れいきゃく]」の略。エンジンなどを空気で冷やすこと。「―式エンジン」⇔水冷 **くうろん【空論】** [名]現実ばなれしていて、実際の役に立たない議論。「机上[きじょう]の―」 **クーロン** [名]《造語》電気量の単位。一クーロンは、一アンペアの電流が一秒間に運ぶ電気量。記号はC。▽「クーロンの法則」を発見したフランスの物理学者クーロンの名から。[coulomb] **クエーカー** [名]プロテスタントの一派。イギリスでおこり、絶対的な平和主義を唱える。フレンド派の俗称[ぞくしょう]。ふるえる人という意味。[Quaker] **ぐうわ【寓話】** [名]教訓的な内容や風刺[ふうし]を盛りこんだたとえ話。「イソップ物語」など。 **くえき【苦役】** [名]①苦しい肉体労働。「―にたえる」②罪を犯した人に、罰[ばつ]としてあたえられる労働。懲役[ちょうえき]。「―に服する」 **クエスチョンマーク** [名]疑問をあらわす記号。疑問符[ぎもんふ]。インタロゲーションマーク。「?」[question mark] **くえない【食えない】** [形]気が許せない。安心してつきあえない。「なかなか―やつだ」▽「煮ても焼いても食えない」という表現から。 **くえる【食える】** [下一]①食用になる。また、味がよくて食べる値打ちがある。②収入があって生活できる。「印税だけで五年は―」 **くえんさん【枸櫞酸】** [名]カンキツ類の果実などに多くふくまれている酸。すっぱい味がする。 **クォータリー** [名]年四回、三か月おきに発行される定期刊行物。季刊誌。クオータリー。[quarterly] **クオーツ** [名]水晶[すいしょう]。とくに、それを使った精度の高い時計。クオーツクロック。[quartz] **クォーテーションマーク** [名]引用符。英語の‘’ “”や日本語の「 」『 』など。[quotation mark] **くおん【久遠】** [名]時間が無限であること。永遠。「―の理想」「―仏」 **くがい【苦界】** [名]①仏教で、苦しみのたえない人間世界。②遊女のつらい境遇[きょうぐう]。「―に身をしずめる(=遊女になる)」▽「くかい」とは読まない。 **くかく【区画】** [名]しきりをつけて土地などを区切ること。また、区切られた土地。「―整理」 **くがく【苦学】** [名]働いて学費をかせぎながら苦労して勉強すること。「―生」「―して大学を出る」 **くかつよう【ク活用】 [文法]文語文法で形容詞の活用の種類の一つ。「シク活用」に対していう。たとえばク活用の「高し」は、「高く(て)」「高し」「高き(とき)」「高けれ(ば)」となる。また、「高から(ず)」「高かり(けり)」「高かる(とき)」「高かれ」と活用する。後者の活用を別に「カリ活用」ともいう。ク活用の形容詞は「広く」「高く」「長く」など多くはものごとの状態をいい、シク活用が情意をあらわすのと対照的である。▽ク活用は口語ではシク活用と一つになり「かろ・かっ・く・い・けれ」という形になった。『巻末「活用表」参照。 **くかん【区間】** [名]長い距離をいくつかに分けたうちの二つの地点のあいだ。「駅伝で―新記録を出す」 **ぐがん【具眼】** [名]ものの善悪や是非を判断し、本質を見ぬく力をもっていること。「―の士」 **ぐかんしょう【愚管抄】** 一二二〇年。慈円[じえん]の作。神武天皇から順徳天皇までのことを仏教的世界観で解釈[かいしゃく]し、末法思想を説いた歴史書。 **くき【茎】** [名]植物の器官の一つ。植物体を支え、根から吸収した水分や養分の通路となる。 <365> **くぎ【釘】** [名]金属や木の一方のさきをとがらせた細い棒。板や木材をとめたり、ものをかけたりする。 釘をさす あとでまちがいの起こらないように念をおす。警告する。 **くぎづけ【釘付け】** [名]①くぎを打ちつけて動かないようにすること。「台風の前に、窓を―する」②その場から動けないようにすること。「敵を城内に―にする」 **ぐきょ【愚挙】** [名]おろかなおこない。失敗するのが目に見えるようなくわだて。「―に出る」[同]愚行 **くきょう【苦境】** [名]追いつめられた苦しい立場。「―におちいる」「―を脱[だっ]する」[同]窮地[きゅうち] > **つかいわけ** 逆境・苦境 どちらも苦しくつらい状況[じょうきょう]をいう。「逆境」は、「順境(=めぐまれた境遇)」の反対。少年のころに経済的にめぐまれないなど、長く続いてぬけだしにくい状態。「逆境に育ったから、ねばり強い」。「苦境」は、一時的に追いこまれた状態。努力しだいでなんとか乗りきれるかもしれないというニュアンスがともなう。「不況で苦境に立つ」。 **くぎょう【苦行】** [名]仏の教えをさとるためのつらく苦しい修行[しゅぎょう]。また、目的をとげるための苦しい仕事。「難行[なんぎょう]―」▽「苦業」は誤り。 **くぎょう【公卿】** [名]昔、朝廷[ちょうてい]に仕えた身分の高い貴族。大臣・大納言[だいなごん]・中納言・参議および三位以上。公家[くげ]。 **くぎょう【公暁】** 一二〇〇-一二一九年。鎌倉[かまくら]幕府二代将軍源頼家[よりいえ]の子。三代将軍源実朝[さねとも]を父のかたきとして、鶴岡八幡宮[つるがおかはちまんぐう]で暗殺したが、自身もとらえられ殺された。 **くぎり【区切り・句切り】** [名]①ものごとにつくる切れ目。「仕事にひと―つける」②文章や詩歌[しいか]などの切れ目。▽ふつう、「句切り」と書く。 **くぎりふごう【句切り符号・区切り符号】** [名]文章の切れ目をあらわす符号。くぎり符。「、」「。」「,」「・」などの句読点や、( )「 」の括弧[かっこ]など。 **くぎる【区切る】** [他五]土地・区域や仕事などに切れ目をつける。 **くぎる【句切る】** [他五]詩や文章などに切れ目をつける。「段落を―」 **くぎれ【句切れ】** [名]和歌の結句以外の句で文が終止していること。その切れる句の位置によって、初句切れ・二句切れ・三句切れ・四句切れとなる。 **くぎん【苦吟】** [名]苦心して詩歌[しいか]をつくること。また、つくられたその作品。 **くく【九九】** [名]一から九までの、それぞれの数どうしのかけあわせ。また、それを書いた表や唱えかた。 **くく【区区】** [形動]①ばらばらでまとまりのないようす。「―の意見」「―としてまとまらない」[類]まちまち②小さくてとるにたりない。「―たる小事にすぎない」 **くぐつ【傀儡】** [名]あやつり人形。また、それを操[あやつ]る芸や芸人。「かいらい」とも。 **くぐもる** [自五]声などが口の中にこもって、はっきりしなくなる。 **くくりつける【括り付ける】** [他下一]ひもなどでしばりつける。「自転車の荷台に―」 **くぐりど【潜り戸】** [名]かがんではいる、低く小さな戸口。切り戸。 **くぐりぬける【潜り抜ける】** [他下一]①くぐって通りぬける。「カーテンを―」②困難や危険をうまくきりぬける。「戦火を―」 **くくる【括る】** [他五]ひもやなわなどを巻きつけて一つにまとめる。ばらばらなものを一つにまとめる。「荷物を―」「首を―」→腹を―」「☆木で鼻を―」「高を―」「かっこで―」 > **つかいわけ** 縛る・くくる 「縛る」は、動かないように、活動できないように、しめつける。「両手を縛る」「かねで縛る」。「くくる」は、ばらばらにならないようにまとめてひもをかける。「古新聞をまとめてくくる」。 **くぐる【潜る】** [他五]①ものの下を、からだをすぼめるようにして通りぬける。「門を―」「のれんを―」②水の中にもぐる。「海にくぐって貝をとる」③油断やすきを見つけて、うまくのがれる。「法のあみを―」 **くげ【公家】** [名]①朝廷[ちょうてい]。また、昔朝廷に仕えた身分の高い貴族。⇔武家②「公卿[くぎょう]」の古い言い方。 **くけい【矩形】** [名]「長方形」の古い言い方。 **くける【絎ける】** [他下一]ぬい目が外から見えないように、ぬう。[類]まつる **くげん【苦言】** [名]言われる人には聞きづらいが、その人のためになることば。「―を呈[てい]する」[同]忠言 **ぐけん【愚見】** [名]自分の意見のへりくだった言い方。おろかな意見。「―を申しのべました」 **ぐげん【具現】** [名]目に見える形で実際にあらわすこと。「理論を―する」 **くこ【枸杞】** [名]ナス科の落葉低木。山野に自生する薬用植物。夏、むらさき色の小花が咲き、赤い実をつける。葉は解熱剤[げねつざい]に使われる。 **ぐこう【愚行】** [名]ばかげたおこない。人に笑われるような行為という。 **ぐこう【愚考】** [名]おろかな考え。また、自分の考えのへりくだった言い方。 **くさ【草】** [名]《造語》①《名》かたい幹でなく、やわらかい茎[くき]をもつ植物。ほとんど一~二年で枯れる。②《造語》[「草~」の形で]本式でないものや、しろうとが楽しみでするものという意味をあらわす。「―野球」「―ずもう」「―競馬[けいば]」 草の根を分けても探す あらゆる場所を徹底的に探す。 草を結ぶ 旅寝をする。 **ぐさ【種】** [名]《造語》[「~ぐさ」の形で]原因や材料となるいろいろの種類。…のたね。「語り―」「お笑い―」「物見[ものみ]の―」 <366> **くさい【臭い】** [形]《造語》①《形》◎いやなにおいがする。「なまごみが―」②あやしく、疑わしいところがある。「言動からすると彼はどうも―」[同]不審③《造語》「~臭い」の形で]…の(悪い)においがする。「ガス―」「酒―」「あせ―」④「~くさい」の形で]…めいた感じがする。…の感じが強い。「年寄り―」「けち―」「陰気[いんき]―」「バタ―(=外国かぶれだ)」▽好ましくないという気持ちで使う。 臭い飯を食う 刑務所で服役[ふくえき]する。 臭い物にふたをする 解決しなければならない、いやな問題や知られたくないことが、世間にもれないようにすっぽりとかくす。 **ぐさい【愚妻】** [名]自分の妻のへりくだった言い方。[同]荊妻[けいさい]「愚(=自分)の妻」がもとの意味。 **ぐさい【救済】** 一二八〇?-一三七六?年。南北朝時代の連歌師。二条良基[よしもと]と共に「菟玖波集[つくばしゅう]」をえらんだ。「ぐせい」「きゅうせい」とも。 **くさいきれ【草いきれ】** [名]夏、しげった草が強い日ざしを受けて、むっとにおうこと。 **くさいろ【草色】** [名]草の葉のような、青みのある緑色。 **くさき【草木】** [名]くさと、き。植物。「―染め」 草木もなびく まわりのすべてのものが従うほど、勢いが盛[さか]んなことのたとえ。 草木も眠る 夜がすっかりふけて、辺りのすべてのものが寝静まるたとえ。「―丑三[うしみ]つ時[どき]」 **くさく【句作】** [名]俳句をつくること。 **ぐさく【愚作】** [名]つまらない作品。また、自分の作品のへりくだった言い方。 **ぐさく【愚策】** [名]つまらない計画。おろかなはかりごと。また、自分の考えや計画のへりくだった言い方。 **くさくさ** [副]気が重かったり、おもしろくないことがあったりして心が晴れないようす。 **くさぐさ【種種】** [名]「いろいろ」「さまざま」の古い言い方。 **くさけいば【草競馬】** [名]地方の町村などでおこなう小規模の競馬。 **くさす【腐す】** [他五]他人の欠点をとりたてて悪く言う。「人の作品をさんざんに―」[類]けなす▽「くさす」「けなす」よりも、「こきおろす」のほうが程度がひどい。 **くさずもう【草相撲】** [名]祭りのときなどに、しろうとが楽しみでとるすもう。 **くさぞうし【草双紙】** [名]江戸時代の、絵入りの通俗的な読みもの。赤本・黒本・青本・黄表紙[きびょうし]・合巻をまとめていう。 **くさなぎのつるぎ【草薙の剣】** →「あまのむらくものつるぎ」 **くさのしんぺい【草野心平】** 一九〇三-八八年。昭和期の詩人。福島県生まれ。雑誌「歴程」を創刊。カエルの詩が有名。詩集「第百階級」「定本蛙[かえる]」など。 **くさのねうんどう【草の根運動】** [名]一般大衆の立場での政治運動。 **くさのねみんしゅしゅぎ【草の根民主主義】** [名]一般大衆の生活の中から育った民主主義。 **くさばな【草花】** [名]草に咲く花。また、花の咲く草。 **くさば(草葉)のかげ** 墓の下。あの世。「―から見守る」 **くさび【楔】** [名]木や鉄でできたV字形の道具。すきまに打ちこみ木や石を割ったり、つぎめに打ちこんでとめたりする。 楔を打ち込む 敵陣に割りこんで、勢力を二分する。 **くさびがたもじ【楔形文字】** [名]紀元前三五〇〇年ごろから約三〇〇〇年間、メソポタミア地方で広く用いられた古代文字。粘土板にほられていて字画がくさび形をしている。「せっけいもじ」とも。 **くさぶえ【草笛】** [名]草の葉や茎[くき]でつくった笛。 **くさぶかい【草深い】** [形]①草が奥深くまでおいしげっている。「―原野」②都会からはなれたいなかである。ひなびている。「―里に住む」 **くさぶき【草葺き】** [名]屋根をカヤやわらなどの茎[くき]を重ねてふくこと。また、その屋根。 **くさまくら【草枕】** [名]①野宿すること。旅寝。また、「旅」「結[ゆ]う」などにかかる枕詞[まくらことば]。▽草を結んでまくらにしてねるという意味から。 **くさまくら【草枕】** 一九〇六年。夏目漱石[そうせき]の短編小説。主人公の青年画家は現実に生き悩み、俗世間[ぞくせけん]をのがれ、非人情の世界を求めて旅をする。山村の温泉場で出会った女性を絵にしようとするが、彼女の表情にあわれを発見したとき、胸中に一枚の絵が完成する。 **くさみ【臭み】** [名]①ものから出る、いやなにおい。「肉の―をとる」②わざとらしくて感じの悪いこと。いやみ。「―のある口のききかた」 **くさむす【草生す】** [自五]あれて雑草がおいしげる。「草むした庭」 **くさむら【叢】** [名]草がたくさん生えしげっているところ。 **くさもち【草餅】** [名]ヨモギの若葉を入れてついたもち。 **くさや** [名]ムロアジなどを腹開きにし、古いほど上等とされる塩じるにつけて干し、これを数回くりかえした干[ひ]もの。特有のくさみがある。 **くさやきゅう【草野球】** [名]しろうとが集まって、あき地などで楽しむ野球。 **くさらす【腐らす】** [他五]①ものをくさらせる。腐敗[ふはい]させる。②不快にさせる。いやにさせる。「気を―」 **くさり【鎖】** [名]①金属の輪をつなぎあわせて、ひものようにしたもの。「―につながれた犬」②ものとものとを、つなぎあわせるもの。きずな。 **ぐさり** [副]勢いよく突っきさすようす。「短刀を―突きたてる」 <367> **くさる【腐る】** [自五]《造語》①◎食べものや動物の死骸[しがい]などが、いたんでくさくなる。「魚が―」「―ほどある(=あり余るほどある)」②木や金属などが、さびたりくちたりして、ぼろぼろになる。「柱が―」③心が堕落している。「根性[こんじょう]が―」④仕事などが思いどおりにいかず、やる気をなくす。「失敗して―」「課長におこられて―」▽ふつう、かな書き。⑤《造語》[「・・・くさる」の形で]相手の目立つ動作をとがめてよくないとする気持ちをあらわす。「いばりー」「ふて―」「まじめ―」「寝[ね]―」▽動詞の連用形に付く。 腐っても鯛[たい] 本来すぐれた価値のあるものは、だめになったように見えても、やはりそれだけの値打ちがあるものだ。 **くされえん【腐れ縁】** [名]切ろうとしても断ちきることができない悪い関係。「あいつとは昔からの―だ」 **くさわけ【草分け】** [名]①あれ地を耕して村や町のもとをつくること。また、その人。「土地の―」②最初の基礎を築くこと。また、その人。「プロゴルファーの―」 **くし【駆使】** [名]思いどおりに、自由に使いこなすこと。「才能を―する」 **くし【串】** [名]食物などをさす、さきのとがった細い棒。竹や鉄などでつくる。「―にさす」 **くし【櫛】** [名]髪[かみ]の毛をとかしたり、髪にかざったりする道具。▽昔は一本の棒に髪を巻きつけたりした。「串[くし]」と語源が同じ。かぞえ方 枚[まい] 櫛の歯が欠けたよう そろっていて続くはずのものが、ところどころぬけているたとえ。 櫛の歯を挽くがごとし ひんぱんに、ものごとがおこなわれるたとえ。 **くじ【籤】** [名]多くの紙きれなどの中から一つを選びだせ、そこに書かれた文字や記号で幸運をうらなったり、当たりはずれをきめたりするもの。「―が当たる」 **くじうん【籤運】** [名]くじを引いて、当たるか当たらないかの運。「―が強い」 **くしゃみ【嚏】** [名]鼻の奥が刺激[しげき]を受けて、急に息をふきだすこと。「くさめ」とも。 **くしがき【串柿】** [名]しぶがきの皮をむいて、くしに通して干したもの。 **くしがた【櫛形】** [名]半月形の、昔風のくしのような形。「―にトマトを切る」 **くじかたおさだめがき【公事方御定書】** [名]一七四二年に、八代将軍徳川吉宗[よしむね]が定めた江戸[えど]幕府の政治の根本法典。警察・裁判・刑罰[けいばつ]などの法令を収める。 **くじく【挫く】** [他五]①むりな力がかかって手や足の関節を傷[いた]める。捻挫[ねんざ]する。「足首を―」②相手の出てくる勢いをさっとおさえて弱める。「出[で]はなを―」「強きをくじき、弱きを助ける」 **くしくも【奇しくも】** [副]ふしぎな偶然だで。「二十年目の同じ日に―再会した」 **くしけずる【梳る】** [他五]髪[かみ]の毛をくしでとかして、きちんとする。すく。古い言い方。 **くじける【挫ける】** [下一]何かのきっかけで、勢いや気力をなくしてしまう。「意志が―」 **くしざし【串刺し】** [名]①くしにさしとおすこと。また、さしとおしたもの。「魚の―を焼く」②くしでものをさすように、人をさし殺すこと。「やりで―にする」 **ぐしぬい【ぐし縫い】** [名]ぬい針で、針目をそろえて並ぬいにぬうこと。もっともふつうのぬいかた。 **くじびき【籤引き】** [名]くじを引いて、ものごとをきめること。くじ。 **ぐしゃ【愚者】** [名]おろかもの。ばかもの。⇔賢者[けんじゃ] 愚者の一得[いっとく] おろか者でも、ときには名案を出すことがある。[同]愚者も千慮[せんりょ]に一得あり **くじゃく【孔雀】** [名]キジ科の鳥。大形で、インドや東南アジアにすむ。おすはおうぎ形に開く、緑・むらさき・金色などの美しい羽がある。ピーコック。 **くしゃくしゃ** [副]《形動》①《副・スル》心がふさぎ、いらだつようす。くさくさ。「気分が―する」②《形動》◎布や紙などがしわだらけであるようす。②まとまりがなく、乱れているようす。「―な髪[かみ]」 **くじゅう【苦汁】** [名]にがいしる。「―をなめる(=苦しくつらい思いをすること)」 **くじゅう【苦渋】** [名]ものごとがうまく進まなくて苦しくつらい思いをすること。「顔に―の色をうかべる」「人生の―を味わう」▽にがくてしぶい意味から。 **くじょ【駆除】** [名]害虫などを追いはらったり、殺したりすること。「だにの―」 **くしょう【苦笑】** [名]心内の不快感や動揺[どうよう]などをまぎらわすために笑ってみせること。にがわらい。 **くじょう【苦情】** [名]不平や不満などの気持ちを述べること。「―が出る」「―相談」 **ぐしょう【具象】** [名]ものが実際に目に見える形をもっていること。「―画」[類]具体⇔抽象 **くじょうかねざね【九条兼実】** 一一四九-一二〇七年。鎌倉[かまくら]初期の貴族で、九条家の祖。源頼朝[よりとも]の援助[えんじょ]を受け、摂政・関白[かんぱく]など、朝廷[ちょうてい]の要職を歴任した。その日記「玉葉[ぎょくよう]」は、当時を知る貴重な史料。弟に慈円[じえん]がいる。 **くじょうよしつね【九条良経】** →「ふじわらのよしつね」 **くじょうよりつね【九条頼経】** →「ふじわらのよりつね」 **ぐしょぬれ【ぐしょ濡れ】** [名]雨などでひどくぬれること。びしょぬれ。ずぶぬれ。くだけた言い方。 **くじら【鯨】** [名]クジラ目の哺乳動物をまとめた呼び方。ヒゲクジラ亜目・ハクジラ亜目などがあり、大形のものをクジラ、小形のものをイルカという。ナガスクジラ・セミクジラ・ミンククジラなど。かぞえ方 頭[とう] **くじらじゃく【鯨尺】** [名]和裁用のものさし。約三七・九㌢を一尺、その一〇分の一を一寸[すん]とする。くじらざし。 **くじらまく【鯨幕】** [名]黒と白の布を交互に縦にぬいいあわせた幕。葬儀用。▽クジラの、皮の黒と脂肪[しぼう]の白の合わさりに似ているところから。 <368> **くじる【抉る】** [他五]①ほじくって穴をあける。また、穴をあけて中のものをとりだす。えぐる。「足の裏を―」 **くじ(九字)をきる** 仏教や忍術[にんじゅつ]などで、身を守るために「臨兵闘者[りんぴょうとうしゃ]皆陣列在前[みなじんれつざいぜん]」の九字のまじないを唱える。 **くしん【苦心】** [名]うまく仕上げようと、あれこれくふうし、心をつかうこと。「―の作」[同]腐心 > **「つかいわけ」** →「苦労」を見よ。 **ぐしん【具申】** [名]目上の人に、自分の意見や希望などをくわしく申しのべること。「解決案を―する」 **くしんさんたん【苦心惨憺】** [名]あれこれと、ひどく苦心すること。「―の末できた作品」▽「苦心惨胆」は誤り。 **くず【屑】** [名]①使いみちのない残りもの。くだけてしまったもの。かす。「―かご」「人間の―」 **くず【葛】** [名]秋の七草の一つ。マメ科の多年草。夏の終わりにむらさきの花をつける。根からくず粉や漢方薬をつくる。▷「あきのななくさ」 **ぐず** [名・形動]行動や決断がおそいこと。また、そういう人。▽「愚図」と当てる。 **くずおれる【崩れる】** [下一]急に気力がぬけて、その場にくずれるようにたおれたり座[すわ]ったりする。「ゴールしたとたん、その場にくずおれた」 **ぐずぐず** [形動]《副》①《形動》かたくしまらず、くずれそうなようす。「積み荷がゆるんでーになる」②《副・スル》決心・行動・動作がおそいようす。「―してるとまにあわないぞ」③《副》ぶつぶつ不平などを言うようす。「気にくわないと―言う」[同]愚図愚図[ぐずぐず] **くすぐったい【擦ったい】** [形]①くすぐられて皮ふがむずむずする。「わきのしたがいちばん―」②きまりがわるい。てれくさい。「面と向かってほめられるのは―」[同]こそばゆい **くすぐる【擦る】** [他五]①皮ふを軽くこすって、むずむずするような、笑いだしたいような感じを起こさせる。②わざと人を笑わせたり、おせじを言っていい気持ちにさせたりする。「自尊心を―」 **くずこ【葛粉】** [名]クズの根からとった、でんぷん質の白い粉。食用にする。 **くすし【薬師】** [名]「医者」の古い言い方。「薬[くすり]人を殺さず、―人を殺す」 **くずしがき【崩し書き】** [名]草書体か行書体で書くこと。また、その文字。 **くずす【崩す】** [他五]①形の整った体積のあるものに力を加えて形をこわす。「山を―」「積み木を―」②整っているものを乱す。「体調を―」「ひざを―」③楷書[かいしょ]でなく、行書[ぎょうしょ]や草書で書く。④かねを細かくする。小銭[こぜに]にかえる。「一万円札を―」 > **「つかいわけ」** →「壊[こわ]す」を見よ。 **くすだま【薬玉】** [名]祝賀の式などのときに色紙などを入れてつるし、引くと割れるようにした、かざりの玉。▽昔は、五月五日の節句にかざり、魔[ま]よけにした。美しい布[ぬの]ぶくろに香料を入れ、五色の糸をかざりに垂らす。 **ぐずつく** [自五]①雨が降ったりやんだりして、晴れとか雨とかにきまらない。「天気が―」②ぐずぐずして態度や意志がはっきりしない。「出席するかどうか、まだぐずついている」③はかどらない。てまどる。「連日の雨で工事が―」▼「愚図つく」と当てる。 **くずてつ【屑鉄】** [名]使えなくなった鉄製品。また、鉄製品をつくるときに出るくず。スクラップ。「―同然の事故車」 **くすねる** [他下一]人のものをこっそりとごまかして自分のものにする。「つり銭[せん]を―」[同]盗む▽「盗む」にくらべて見つからないぐらいの少量、ほんの一部についていう。 **くすのきまさしげ【楠木正成】** 一二九四-一三三六年。南北朝時代の武将。後醍醐[ごだいご]天皇に応じて兵をあげ、鎌倉幕府をたおして建武の政権を樹立したが、足利尊氏[たかうじ]と戦って敗死した。 **くすぶる【燻ぶる】** [自五]①ほのおを立てずに焼けて、けむりばかりを出している。「ストーブが―」②いつまでもことが進まないで、はっきりと解決しないでいる。「不満が―」▽大した働きもなかったり、出世[しゅっせ]もしなかったりで、ぱっとしないようすをたとえてもいう。「家の中でくすぶっている」 **くすみもりかげ【久隅守景】** 生没年未詳[しょう]。江戸前期の画家。絵を狩野探幽[かのうたんゆう]に学んだが、のちに狩野派を破門された。加賀に移り、農村生活に取材した詩情豊かな作品を残した。代表作「夕顔棚納涼図屏風[ゆうがおだなのうりょうずびょうぶ]」。 **くすむ** [自五]①色合いがじみで、さえない。②ひきたたず、だれも気にかけなくなる。「くすんだ暮らしをしていた」 **くずもち【葛餅】** [名]水にといたくず粉[こ]をにて固めたもの。黒砂糖[くろざとう]のみつなどをつけて食べる。 **くずゆ【葛湯】** [名]くず粉[こ]に砂糖を入れ、熱湯を注いですきとおるまでかきまぜた飲みもの。 **くすり【薬】** [名]①病気や傷を治すために、飲んだり、ぬったり、注射したりするもの。「痛み止めの―」②特別な効果を出すための化学物質。うわぐすり。③心身のためになること。「苦労は身の―」「ちょっと―が効きすぎたようだ」 薬九層倍[くそうばい] 薬の売値は原価に比べて非常に高いことから、暴利をむさぼっていることのたとえ。 薬にしたくも無い ほんの少しも見つからない。「良心など―」 薬人を殺さず、薬師人を殺す ものは使いかたによって毒にも薬にもなる。▽薬のせいで人が死ぬのではなく、薬の使いかたを誤った医者に責任があるという意味から。 **くすりゆび【薬指】** [名]親指から四本目の指。中指と小指のあいだにある指。べにさしゆび。▽昔、薬を水でとくときに使ったことから。 **くすのき【楠・樟】** [名]クスノキ科の常緑高木。建材や家具などに広く使う。また、防虫剤[ぼうちゅうざい]の樟脳[しょうのう]をとる。くす。 <369> **くする【具する・俱する】** [自サ変]①つれていく。ともなう。「供を具していく」②とりそろえる。「書類を具して願い出る」▼「ぐす」とも。文章語。 **ぐずる** [自五]子供が泣いたり言うことをきかなかったりして、まわりの人を困らせる。むずかる。「背中の赤ちゃんが―」▽「愚図る」と当てる。 **くずれ【崩れ・頹れ】** [名]《造語》[「~くずれ」の形で]もと…で、今は落ちぶれた人。「ボクサー―」[同]上がり▽身分や職業などをあらわす語に付く。 **くずれる【崩れる】** [下一]◎①高く盛りあがっていたものがくだけてばらばらになり、落下してしまう。「山が―」②整っていたものが乱れる。「姿勢が―」「午後から天気がーでしょう」「―た生活に落ちる」③かねを小銭[こぜに]にかえることができる。細かくなる。 **くせ【癖】** [名]①◎無意識のうちに習慣になっていて、人から見て気になる動作や好み。「なくて七―」②はじめとは形などが変わって、もとにもどらない状態。「髪[かみ]に―がつく」③ふつうとちがった性質や傾向[けいこう]。「―のあるしゃべりかた」▼多く、よくないことにいう。「臭[くさ]い」「癖[くせ]」「糞[くそ]」は同じ語源から分かれたことば。 **ぐせい【救済】** →「ぐさい」 **クセジュ** 「われ何をか知る」という意味で、謙虚[けんきょ]に自分自身を反省しようという心構えをあらわしたもの。▽フランスの思想家モンテーニュが主著「随想録[ずいそうろく]」の中で述べたことば。[Que sais-je ?] **くせつ【苦節】** [名]苦しみや困難にたえて、信じることをやりとおすこと。「―十年」 **くぜつ【口舌・口説】** [名]くちげんか。とくに、男女間の口論。 **くせに** [「~くせに」の形で]…であるのに。…にもかかわらず。非難の気持ちをこめていう。「知らない―口出しするな」「先生の―知らないのかしら」 **くせもの【曲者】** [名]①あやしい者。「―がしのびこむ」②そう簡単にあつかえない人物。したたか者。③油断のできないところ。用心すべきところ。「いやにやさしいのが―だ」 **くせん【苦戦】** [名]勝てそうもない、苦しい戦い。また、苦しい戦いをすること。「―が予想される」「強いチーム相手に―する」[同]苦闘[くとう] **くそ【糞】** [名]《造語》①《名》◎動物が、とった食物を消化して肛門から出すかす。ふん。大便。②あか。かす。「耳―」「目―」③《感》しゃくにさわるときに言うことば。「―、おぼえてろ」④《造語》[「くそ~」「~くそ」の形で]相手をののしるときのことば。「―じじい」「へた―」⑤ある限度を過ぎたことを強めていうことば。「―まじめ」「―度胸」「やけ―」 糞食らえ 人やものごとをののしるときに言うことば。「試験なんて―」 糞も味噌も一緒 よいものと悪いもの、美しいものとみにくいもの、清いものときたないものなどの区別がないこと。 **ぐそう【愚僧】** [名]僧が自分をへりくだっていうことば。おろかな僧。[類]拙僧[せっそう] **ぐそく【具足】** [名]①《名・-スル》ものごとがじゅうぶん備わっていること。古い言い方。「円満―」②《名》戦[いくさ]の道具。よろいかぶと。[類]甲冑[かっちゅう] **ぐそく【愚息】** [名]自分の息子[むすこ]をへりくだっていうことば。[同]豚児[とんじ]▽「愚(=自分)の息子」がもとの意味。 **くそぢから【糞力】** [名]やたら強い力。ばかぢから。「―を出す」 **くそまじめ【糞真面目】** [名・形動]まじめすぎて気がきかないようす。 **くそみそ【糞味噌】** [名・形動]①価値のあるものと、ないものの区別をつけようとしないようす。「傑作[けっさく]と駄作[ださく]を―にあつかう」[類]めちゃくちゃ②相手をひどくやりこめるようす。「―にけなす」[類]ぼろくそ「みそ」も「くそ」も区別せず、いっしょにするという意味から。「みそくそ」とも。 **くだ【管】** [名]中がからの、棒に似た細長いもの。 管を巻く 酒に酔[よ]って、とりとめのないことをしつこく言う。▽糸車の管を巻くとき、ぶんぶんと音を立てるのでいう。 **ぐたい【具体】** [名]はっきりと目に見える形をもっていること。「―例」[同]具象⇔抽象 **ぐたいか【具体化】** [名]実際に形のあるものにすること。計画などを実行に移すこと。「緑化運動の―」⇔抽象化 **ぐたいてき【具体的】** [形動]現実の姿・形や数量が、ありのままにわかるようす。「―に指示する」「―な例を挙げる」⇔抽象的 **くだく【砕く・摧く】** [他五]①固まっているかたいものをたたきこわして、こなごなにする。「氷を―」「望みを―」②あれこれと気をつかって心身をすりへらす。力をつくす。「心を―」「身を―」③むずかしい説明などを、やさしいことばを使ってわかりやすくする。「砕いて話す」 > **つかいわけ** 砕く・割る・つぶす 「砕く」は、かたいものをたくさんの破片にすること。「岩を砕く」。「割る」は、固体に力を加えてひび・すじを入れ、分かれる状態にする。「ガラスを割る」「卵を割る」「中に割ってはいる」。棒状のものならば「折る」という。「つぶす」は、おして平たくしてくずしてしまうこと。「いちごをつぶして食べる」。機能をだめにすることもある。 **くたくた** [形動]①つかれきったようす。「もう―で歩けない」[同]へとへと②布や紙が古くなって張りのなくなったようす。「―のシャツ」[同]よれよれ <370> ③形を失うほど、よくにえたようす。「白菜を―になるまでにる」 **くだくだ** [副]話にまとまりがなく、長ったらしいようす。「―としゃべりつづける」 **くだくだしい** [形]話が、一つのことについてこまごまと長ったらしい。「ことの次第[しだい]をくだくだしく述べる」[類]くどい▽「くどい」は同じ話題をくりかえす場合にも使う。 **くだける【砕ける】** [下一]①こわれてこなごなになる。「波が―」「当たって砕けろ」②整った形がとれなくなる。くじける。「こしがー」③かたを張らないで、気楽にする。かたくるしくなく、うちとける。「―た話しぶり」⇔改まる **ください【下さい】** [補助]①「あたえてくれ」の、ていねいな言い方。「お手紙を―」②[「~(て・で)ください」「お(ご)~ください」の形で]「…してほしい」の、ていねいな言い方。「どうぞお待ち―」「聞かせて―」「ご覧―」▽漢語や動詞の連用形に付く。「くださる」の連用形「くださり」から変化した形。 **くださる【下さる】** [他五]①上の人が下の者に向かってものをくれる。下の者が上の人からものをいただく。敬った言い方。「先生が、賞状を―」⇔差し上げる②《補助》[「~(て・で)くださる」「お(ご)~くださる」の形で]そのことをしてくれる上の人に対して、尊敬の気持ちをあらわす。「書いて―」「ご推薦[すいせん]―」「お話し―」▽漢語や動詞の連用形に付く。 **くだされる【下される】** [下一]下の者が上の人からものをいただく。▽「くださる」よりさらに敬意を強めた言い方。 **くだす【下す】** [他五]《造語》①①高いところから低いところへ行かせる。「川上からいかだを―」「官位を―」②上の人が命令や判定などを出す。「判決を―」「厳命を―」③自分の責任でおこなう。「手を―」「結論を―」④上から下にどっと流し出す。「腹を―(=下痢[げり]する)」「虫を―(=体外に出す)」⑤《造語》[「~くだす」の形で]つかえることなく、すらすらと一気に下まで行かせる。「読み―」「書き―」▽動詞の連用形に付く。⑥【降す】争って相手を下にする。降伏させる。「強敵を―」 **くだにやき【九谷焼】** [名]石川県九谷地方で産する磁器。細かい模様に多彩[たさい]な色を使う。くたに。▽ふつう、「九谷焼き」とは書かない。 **くたばる** [自五]①ひどくつかれる。へたばる。②死ぬ。「おまえなんかくたばってしまえ」▽ののしって言う、俗[ぞく]な言い方。 **くたびれもうけ【草臥れ儲け】** [名]ただつかれただけで、なんの利益も効果もないこと。「骨折り損[ぞん]の―」 **くたびれる【草臥れる】** [下一]①◎つかれる。「走り回って―」②つかれていやになるほど…する。「待ち―」③長く使ったために、傷[いた]んだり型がくずれたりする。「くたびれたコート」 **くだもの【果物】** [名]食用になる木や草の実。水菓子[みずがし]。フルーツ。▽昔、広く菓子類をいったことば。常用漢字表付表の語。 **くだら【百済】** [名]四世紀なかば、朝鮮[ちょうせん]半島南西部におこった国。日本と友好関係を結び、仏教などの大陸文化を伝えた。六六〇年、唐[とう]と新羅[しらぎ]の連合軍によってほろぼされる。救援[きゅうえん]に出兵した日本軍も白村江[はくすきえ]の戦いで大敗。「ひゃくさい」とも。 **くだらない【下らない】** [形]ちゃんとした価値がなくてばかばかしい。とるにたりない。「―話をする」「あいつはーやつだ」▽「つまらない」よりも価値が低いと、けなす気持ちの表現。 **くだり【下り】** [名]①高いほうから低いほうへ線条的におりていくこと。また、そのような道や流れなど。「―の道」「川―」「ここからは―ーになる」②鉄道・バス・道路などが、東京や都会から地方へ向かうこと。「―の電車」③都[みやこ]から地方へ行くこと。「東[あずま]―」◆上り▽上方の産物で、地方に送られるものもいう。くだりもの。 **くだり【行】** [名]《造語》文書の一行。また、それを数えることば。「三―半(=離縁状)」 **くだり【件】** [名]文章中の、ある一節。部分。箇所。また、前文にかかげたことがら。「壇[だん]ノ浦[うら]合戦[かっせん]の―」 **くだりざか【下り坂】** [名]①下っていく坂。②盛[さか]りを過ぎて、しだいにおとろえていくこと。「体力が―に向かう」「今夜半から天気は―になる」⇔上り坂 **くだる【下る】** [自五]①◎高いところから低いところへ、線条的に一気に移る。「川を―」「坂[さか]を―」▽気を使いながら下に行くときは「おりる」という。「馬から下りる」②中央から地方へ行く。また、公職をはなれて民間人になったり、与党が政権からはなれて野党になる。「東国へ―」「野に―」③上の人から命令や判定などが出る。「判決が―」「厳命が―」④時代がさがって現代に近づく。「年代が―」⇔さかのぼる⑤上から下にどっと流れ出る。「腹が―」「寄生虫が―」⑥[多く、「~を下らない」の形で]ある数量を下回らない。「犠牲者は二〇〇人を下らない」 **くだる【降る】** [自五]戦いに敗れて相手に従う。降参する。「敵に―」「軍門に―」 **くだんの【件の】** [連体]例の。いつもの。問題のあの。「―男がまた来た」▽「くだん」は「くだり」の変化した形。 件のごとし 前に書いてあるとおりである。「よって―」▽証文の末尾[まつび]に書く。②いつものとおりだ。 <371> **くち【口】** [名]《造語》①《名》◎人や動物が飲食物をとりいれたり、声を出したりする器官。「―に入れる」▽「しり(尻)」の対。②食べものを味わう力。味覚。「―に合う」「―がこえる」「から―の酒」③人やものの出入りするところ。「登山―」「びんの―」④ものごとの始まり。「まだまだ序の―だ」「―あけ」⑤うけいれてもらえるさき。「勤め―」⑥さそい。「―がかかる」⑦食べさせる必要のある人数。「―べらし」⑧ことば。また、話しぶりやものの言いかた。「そんなことは―に出すべきではない」「―をにごす」「世間の―がうるさい」「―がうまい」⑨いくつかあるうちの、一つの種類。「その―はもう製造しておりません」⑩《造語》回数や個数をあらわす。「ふた―で食べる」「ひと―三万円の寄付」 口がおごる おいしいものを食べなれていて、好みがぜいたくになる。[同]口が肥える 口が重い ことば数が少ない。無口である。なかなかほんとうのことをいわない。⇔口が軽い 口が堅い 秘密などを決してしゃべらない。⇔口が軽い 口が軽い おしゃべりで、言ってはならないことまで、考えなしにすぐに人に言う。→口が堅い 口が過ぎる 言いすぎる。言ってはならないことまで言う。 口が滑する ついうっかり、言ってはいけないことを言ってしまう。[同]口を滑らす 口が減らない 次から次へと、いつまでも負けおしみや理屈[りくつ]を言いかえす。[同]減らず口をたたく 口から先に生まれる 口の達者な人やおしゃべりな人をあざけって言うことば。 口が悪い 悪口や辛辣[しんらつ]な皮肉を言う。 口と腹とは違う 口に出して話すことと、心の中で考えていることが、まるで別である。[同]口と腹が裏表 口にする ①話題にする。ことばに出して言う。②たべる。 口の端にのぼる 人にうわさされる。話題になる。 口は禍[わざわ]いの門[かど] うっかり言ってしまったことが災難をまねくことがあるので、ことばには注意しなさい。[同]口は禍のもと 口ほどにもない 日ごろ自信のありそうなことを言っているわりには実力のないようす。 口も八丁手も八丁 →「くちはっちょうてはっちょう(口八丁手八丁)」 口を合わせる ①相手の話に調子を合わせる。また、相手と同じ内容の話にする。口裏を合わせる。②紹介して仲をとりもつ。 口を利く 話をする。 口を切る 会議などで最初に発言する。[同]口火を切る 口を酸っぱくする 注意や忠告などを何度もくり返して言うようす。 口を添える 他人の話しあいなどがまとまるように、わきからとりなしたり、たのんだりする。 口を出す 自分には直接かかわりのないことに、さし出た意見を述べる。 口を衝いて出る すらすらとことばが出る。次々によどみなく話す。 口を噤[つ]ぐむ 口を閉じて話そうとしない。 口をとがらす 不服があることを表情にあらわす。[類]唇[くちびる]をとがらす 口を閉ざす ある問題について一切の発言をしない。[同]口をつぐむ 口をぬぐう 悪いことをしながら、そしらぬふりをする。また、知っているのに知らないふりをする。 口を糊[のり]する なんとか生活していく。[同]糊口を凌[しの]ぐ 口を挟む 人が話している途中[とちゅう]にわりこんで意見を言う。[同]口を出す・くちばしを入れる 口を封じる 言われては困ることを、何としても言わせないようにする。口をふさぐ 口を割る 犯人が、かくしていた罪を白状する。 **ぐち【愚痴】** [名]言ってもどうしようもないことを、あれこれとしゃべりなげくこと。「―をこぼす」 **くちあけ【口開け】** [名]①封[ふう]をあけること。②ものごとの最初。とくに、商売などのしはじめ。「―の客」[類]皮切り **くちあたり【口当たり】** [名]①飲食物が口にはいったときの感じ。「―のいい飲みもの」▽他人への応対ぶりという意味で使うこともある。「―のいい人」 **くちいれ【口入れ】** [名]①仕事やかねの貸し借りなどの世話をすること。「―屋」②人の話に口出しすること。 **くちうつし【口移し】** [名]①飲食物を直接口から口に移[うつ]しいれること。②ことばで直接言いつたえること。[類]口伝[くでん] **くちうら(口裏)を合わせる** 仲間で話がくいちがわないように、前もって、話す内容を合わせる。 **くちうるさい【口煩い】** [形]ささいなことでもうるさく注意するようす。くちやかましい。 **くちえ【口絵】** [名]本や雑誌[ざっし]で、本文の前に入れる絵や写真。 **くちおしい【口惜しい】** [形]思いどおりにならず、残念でしゃくにさわるようす。古い言い方。「彼に負けて―」[類]くやしい > **古語** くちをし・くやし この二語は現代語では意味が近いが、古語でははっきり使いわけられていた。「くやし」は、してしまったことについて、しなければよかったと後悔する気持ち。一方、「くちをし」は、ものがくちるのがおしい、「朽[く]ち惜[お]し」から出たことばで、たいせつなものが期待に反しだめになっておしい気持ち、あてがはずれて残念な気持ち。 **くちかず【口数】** [名]①話すことばの量。「―が多い」②養うべき家族の人数。「四月から―が減る」③一口単位で数える申しこみなどの数。「くちすう」とも。「―は三口」 <372> **くちがね【口金】** [名]電球・びん・道具などのはしにつける金具[かなぐ]。 **くちき【朽ち木】** [名]くさった木。また、世間から忘れられて一生を終わろうとする人という意味にも。 **くちきき【口利き】** [名]話をまとめるように、両方の人のあいだにはいって、ことばを使うこと。また、そういうことをする人。「おじの―で就職した」 **くちぎたない【口汚い・口穢い】** [形]下品なことばをあれこれと使って相手をののしるようす。「口汚く文句を言う」 **くちきり【口切り】** [名]①入れものの口や封[ふう]を切ってあけること。くちあけ。「―の洋酒」「―の茶事」②ものごとの最初。てはじめ。「まず話のーに」 **くちきりいっぱい【口切り一杯】** [名]入れものの口もとぎりぎりのところまで。 **くちく【駆逐】** [名]①追いはらうこと。「―艦[かん](=小型の速い軍艦[ぐんかん])」「▷悪貨は良貨を―する」 **くちぐせ【口癖】** [名]いつも同じようなことを、くりかえし言うこと。また、無意識によく言うことば。 **くちぐちに【口口に】** [副]ひとりひとりがみな口に出して言うようす。「―さけぶ」 **くちぐるま【口車】** [名]口さきだけでだまそうとする、うまいことば。 口車に乗せる じょうずなうそをついて人をだます。 **くちげんか【口喧嘩】** [名]ことばだけでののしりあい、けんかすること。くちあらそい。口論。 **くちごたえ【口答え】** [名]目上の人の意見に従わず、言いかえすこと。「親に―するな」 **くちコミ【口コミ】** [名]口から口へ情報が伝えられること。「この店は―で評判になった」「―戦術」▷「マスコミ」にならってつくられたことば。 **くちごもる【口籠る】** [自五]音声が口の中にこもって、はっきり発音しない。また、言いにくいことがあって、ことばがつかえる。「言いにくそうに―」 **くちさがない【口さがない】** [形]無遠慮[ぶえんりょ]にあれこれ批評したり、うわさしたりするようす。「―連中にかかったらおしまいだ」[類]口うるさい **くちさき【口先】** [名]本心からでなく、うわべだけのことば。「彼は―だけの人だよ」 **くちじゃみせん【口三味線】** [名]①ロで三味線の音や調子をまねること。②口さきで人をうまくごまかすこと。くちぐるま。「―に乗せる」 **くちずから【口ずから】** [副]じかに自分のことばで。自分自身の口から。 **くちずさむ【口遊む】** [他五]心にうかんだ詩や歌を、気のむくままに軽く声に出す。 **くちぞえ【口添え】** [名]うまくいくように、そばからことばを言ってとりなすこと。「―をたのむ」 **くちだし【口出し】** [名]ほかの人の話にわきから割りこんで、意見を言うこと。「人事に―する」 **くちだっしゃ【口達者】** [名・形動]①ロさきのじょうずなこと。また、その人。くちじょうず。②よくしゃべること。また、その人。おしゃべり。 **くちぢゃ【口茶】** [名]出がらしの茶に新しい茶の葉を加えること。また、そうしていれた茶。さし茶。 **くちつき【口付き】** [名]①口もとの形。②ものの言いかた。口ぶり。③吸い口のついたタバコ。 **くちづけ【口付け】** [名]キス。接吻[せっぷん]。 **くちづたえ【口伝え】** [名]①直接、口頭で教えつたえること。口伝[くでん]。「師の―」②人から人へ話して伝えること。くちづて。 **くちづて【口伝】** [名]人の口から口へと話して伝えること。くちづたえ。「―に聞くうわさ」 **くちどめ【口止め】** [名]他人に話すのを禁じること。くちふさぎ。「―料をもらう」 **くちとり【口取り】** [名]①牛馬の口につけたつなを引く人。馬丁[ばてい]。②日本料理のはじめに出す、きんとん・かまぼこ・魚などの盛りあわせ。くちとりざかな。 **くちなおし【口直し】** [名]①前に食べたものの味を消すために、別のものを飲み食いすること。また、その飲食物。「―の和菓子」②不愉快[ふゆかい]な気持ちを消すために、何かをすること。また、そのもの。「―ににぎやかな音楽を聴きましょう」 **くちなし【梔子・山梔子】** [名]アカネ科の常緑低木。初夏に、いいにおいのする白い花が咲く。実は黄色の染料や薬用にする。 **くちなわ【蛇】** [名]「へび」の古い言い方。▽「朽[く]ち縄[なわ](=くさったなわ)」に似ているところからとも。 **くちば【朽ち葉】** [名]かれおちてくさった木の葉。「―色(=赤みのある黄色)」 **くちばし【嘴・喙】** [名]鳥の口が、長くつき出たところ。 嘴が黄色い 若くて経験のたりない人をさげすんでいうことば。▽ひなのくちばしは黄色いことから。 嘴を挟[はさ]む 人の話に割りこんで横から口出しをする。[類]嘴を入れる **くちばしる【口走る】** [自五]調子に乗って、うっかりよけいなことを言ってしまう。また、意識しないで、ことばを口に出す。「あらぬことを―」 **くちはっちょうてはっちょう【口八丁手八丁】** [名]しゃべることも、することも非常に達者なこと。口も八丁手も八丁。 **くちはてる【朽ち果てる】** [下一]◎すっかり腐[くさ]ってしまう。②世に知られることなく死ぬ。「片いなかで―」 **くちはばったい【口幅ったい】** [形]自分の地位や立場に合わない、えらそうなことや生意気なことを言うようす。「―ことを申しあげるようですが」 **くちび【口火】** [名]①ガス器具などに点火する小さな火。昔は、火なわ銃[じゅう]や火薬に点火するための火。②はじめ。きっかけになること。 口火を切る ものごとを最初に始める。きっかけをつくる。「話の―」 **くちびる【唇】** [名]口のまわりの、うすい皮でおおわれた、飲食や発音を助ける器官。 唇を噛む くやしさや腹立たしさをこらえる。 唇をとがらす 不満な気持ちをあらわに見せる。不平がましいもの言いをする。 <373> **くちぶえ【口笛】** [名]くちびるをすぼめたり、指を口に入れたりして、息を強く出し、音を鳴らすこと。また、そのとき出る音。「―をふく」 **くちふさぎ【口塞ぎ】** [名]情報をもらさせないようにすること。くちどめ。 **くちぶり【口振り】** [名]話しかたのようす。ことばつき。くちつき。口調。「気の向かない―」 **くちべた【口下手】** [名・形動]話しかたがへたなこと。また、その人。「―で損をする」[同]話し下手 **くちべに【口紅】** [名]くちびるを美しく見せるためにぬる化粧[けしょう]品。「―をさす」 **くちべらし【口減らし】** [名]家計を楽にするため、養う人数を減らすこと。たとえば、子供を奉公に出したり、養子にやったりすること。 **くちまね【口真似】** [名]人のことば・声・話しかたなどをまねること。「―のうまい芸人」 **くちもと【口元・口許】** [名]①ロのあたり。また、口のようす。「小さい―が愛らしい」②出入り口のあたり。 **くちやかましい【口喧しい】** [形]細かいところまであれこれ文句をつけたがるようす。「食べものについては―だ」[類]口うるさい **くちやくそく【口約束】** [名]文書にして確かめずに、ことばだけでする約束。「―だけではあてにならない」[類]口約 **くちゅう【苦衷】** [名]苦しくつらい心のうち。「こちらの―も察してくれ」▽「衷」は、まごころ。 **くちゅう【駆虫】** [名]薬品などを使って、寄生虫や害虫などをとりのぞくこと。「―剤[ざい]」[同]除虫 **くちょう【口調】** [名]ことばの調子。話しかたのようす。くちぶり。「歯切れのいい―」「命令―」 **ぐちょく【愚直】** [名・形動]正直[しょうじき]すぎて、気がきかないこと。ばか正直。⇔狡猾 **くちよごし【口汚し】** [名][「お口汚し」の形で]客にすすめる料理をへりくだっていうことば。「ほんのお―ですが」▽料理の量が少なかったりまずかったりして、口をよごすだけだという意味から。 **くちる【朽ちる】** [自上一]①木が腐って、形がくずれたり、役に立たなくなったりする。「朽ちかかった家」②(名声などが)すたれる。「その名は永遠に―ことはない」 **ぐちる【愚痴る】** [他五]ぐちを言う。こぼす。▽「ぐち」を動詞化したことば。 **くつ[掘]** [他五]穴をほる。ほりだす。▽「堀」(=水をためたところ)は別字。●クッ 掘削[くっさく]採掘[さいくつ]試掘[しくつ]盗掘[とうくつ]発掘[はっくつ]ほ[ほ]る 井戸を掘る 芋掘り **くつ[屈]** [自五]①おれまがる。おりまげる。かがむ。⇔伸[しん]②したがう。くじける。③いきづまる。④つよい。→「屈する」を見よ。●クッ ①屈指[くっし]屈伸[くっしん]屈折[くっせつ]前屈[ぜんくつ]②屈従[くつじゅう]屈辱[くつじょく]屈服[くっぷく]不屈[ふくつ]③窮屈[きゅうくつ]退屈[たいくつ]屈[かが]む 屈[かが]める **くつした【靴下】** [名]くつをはくときなどに、足に直接はく衣類。ソックス。ストッキング。 **くつ【靴・沓】** [名]革[かわ]・布・ゴムなどでつくったはきもの。長靴・短靴・運動靴など。かぞえ方 足[そく] **くつう【苦痛】** [名]心やからだに感じる苦しみや痛み。「―をうったえる」⇔安楽 **くつがえす【覆す】** [他五]◎①大きなものをひっくりかえして、さかさまにする。裏がえす。「舟[ふね]を―大波」②たおしてほろぼす。「政権を―」③いままでのことを根本から否定して改める。「定説を―」「常識を―」「一審判決を―」 **くつがえる【覆る】** [自五]◎①ひっくりかえる。裏がえる。②たおれる。ほろびる。「国が―」③いままでのことが根本から否定されて変わる。「判決が―」 **くっきょう【屈強】** [名・形動]力が強く、がんじょうなようす。「―な青年」[同]たくましい **くっきょう【究竟】** [名・形動]①《形動》非常に都合のいいようす。あつらえむき。もってこい。「―な道具」「―のかくれ場所」[同]最適▽ぎりぎりに追いつめたところの意味から。②《副》つまり。結局。「―するに」 **くっきょく【屈曲】** [名]折れまがること。「―した山道」[同]屈折 **クッキー** [名]小麦粉に卵・砂糖・バターなどをまぜて、オーブンで焼いた菓子[かし]。[cookie] **くっきり** [副]さかいめがはっきりとして、きわだってあざやかに見えるようす。「青空に―とうかぶ富士[ふじ]」「目鼻が―した顔だち」 **クッキング** [名]料理。調理。また、料理法。「―クール」[cooking] **クック** 一七二八-七九年。イギリスの探検家。一七六八年からニュージーランド・オーストラリア・タヒチなどを探検し、イギリスの太平洋方面進出に道を開いた。キャプテン・クック。[James Cook] **くっさく【掘削・掘鑿】** [名]土砂[どしゃ]や岩石などをけずりとったり、穴をあけたりすること。「―機」 **くっし【屈指】** [名]とくに指を折って数えられる中にはいるほどすぐれていること。指折り。「―の名勝負」 **くつじゅう【屈従】** [名]相手の権力や勢いをおそれ、いやいやながら自分の意志を曲げて従うこと。「大国の圧力の前に―する」[同]屈服 **くつじょく【屈辱】** [名]①相手に屈して深く心に刻まれた、はじの気持ち。ひどくはずかしい思いをさせられること。「―を受ける」 **クッション** [名]①パンヤやスポンジなどをつめた、いす用の座ぶとん。また、座席やベッドなどの弾力[だんりょく]。「―のいいソファー」②ショックをやわらげるもの。「ワンー置いてから話す」[cushion] <374> **くっしん【屈伸】** [名]①かがむことと、のびること。②かがめたり、のばしたりすること。「―運動」[同]伸縮 **ぐっすり** [副]深くねむっているようす。「ゆうべは―ねむれた」 **くっする【屈する】** [自サ変]①外からの圧力や困難に負けて、自分の考えや行動を曲げて従う。くじける。「敵に―」「権力に―」②おれまがる。おりまげる。「身を―」 **くっせつ【屈折】** [名]①折れまがること。「―した道」②光や音波が、ある物質から他の物質へはいるとき、そのさかいめで進む方向を変えること。「光の―」③自分は劣等[れっとう]だと思うことがいつも心にあって、素直にできない心理的な状態。「―した感情」 **くっせつご【屈折語】** [名]語形の上からみた言語の分類の一つ。おもに語尾が変化によって、語の文中における他の語との関係や、文法的な役割をあらわす言語。ラテン語・英語など。 **くったく【屈託】** [名]小さなことを気にかけ、くよくよと心配すること。こだわり。「―のない顔つき」 **ぐったり** [副]からだの力がぬけたようになるようす。「疲労でーする」 **くっつく** [自五]①すきまをあけず、ぴったりとつく。接着してはなれない。②男女が深い関係になる。俗[ぞく]な言い方。「あの二人はいつのまにかくっついていた」 **くってかかる【食って掛かる】** [自五]相手を激しくせめたてて、自分の意見をおし通そうとする。「審判[しんぱん]に―」 **ぐっと** [副]①力を入れてするようす。「―飲みこむ」「―こらえる」②いっそう。いちだんと。「―ひきたつ」③息やことばが一時つまるようす。「―つまる」 **ぐっと来る** 強い感動を受ける。「胸に―」 **グッド** [名]《造語》①《感》よし。「ベリー―」②《名・造語》よい。すぐれた。「―アイデア」[good] **グッドデザインマーク** [名]通産省が優秀[ゆうしゅう]なデザインであると認めた商品にはる証紙。Gマーク。▽good designとmarkから。 **グッドバイ** [感]さようなら。ごきげんよう。[good-bye] **くつぬぎ【沓脱ぎ】** [名]玄関[げんかん]や縁側[えんがわ]などの、はきものをぬぐところ。また、そこにおいてある石。くつぬぎ石。 **グッピー** [名]カダヤシ科の熱帯魚。形はメダカに似ている。淡水[たんすい]にすむ。[guppy] **くっぷく【屈服・屈伏】** [名]勢いや権力などに負けて、いやいや相手の言いなりになること。 **くつろぐ【寛ぐ】** [自五]心やからだの緊張[きんちょう]をといて、楽にする。ゆったりとして休む。「休日は家で―」 **くつわ【轡】** [名]たづなをつけるため、ウマの口にふくませる金具[かなぐ]。「―をとる」[類]くつばみ▽「くちわ(口輪)」という意味から。「くつ」は「くち」の古形。 轡を並べる いままで張りあってきた好敵手が、いっしょに同じことをすること。▽ウマの首を並べて進むという意味から。 **くつわむし【轡虫】** [名]キリギリス科の昆虫[こんちゅう]。草むらにすみ、夜、がちゃがちゃと鳴く。 **くてん【句点】** [名]日本語の文章で、文の終わりにつけるしるし。まる。「。」 **くでん【口伝】** [名]秘密にしているだいじなことを、師から弟子[でし]へ口伝えに教えること。また、それを書きしるしたもの。「―の妙法[みょうほう]」[同]口授[こうじゅ] **くどい【諄い】** [形]①同じことをくりかえして言うので、わずらわしい。「説明が―」②味や色などがこすぎたり、重なったりして不快だ。「―味」[同]しつこい **くとう【苦闘】** [名]たやすくは勝てない、手ごわい相手と苦しいたたかいをすること。また、困難にたえてたち向かうこと。「悪戦―」⇔苦戦 **くどう【駆動】** [名]動力を伝えて動かすこと。「前輪―車」「四輪―」 **ぐどう【求道】** [名]仏の正しい教えを求めること。[類]求法[ぐほう] **くとうてん【句読点】** [名]文の最後を示す「。」(句点)と、文の途中[とちゅう]で意味の切れ目を示す「、」(読点)のまとめた呼び方。▽横書きでは、コンマとピリオドを使うこともある。 **くどうへいすけ【工藤平助】** 一七三四-一八〇〇年。江戸中期の医師。儒学[じゅがく]や蘭学[らんがく]を修め、海防や開国を論じた。とくに、著書「赤蝦夷風説考[あかえぞふうせつこう]」では、蝦夷地[えぞち]の開発が急務であることを説き、幕府に対策をせまった。 **くどきおとす【口説き落す】** [他五]相手を口説いて、ついに承知させる。「父親を―」 **くどく【功徳】** [名]①いつかその人に幸せをもたらす、よいおこない。また、よいおこないの結果。神仏の御利益[ごりやく]。「―をほどこす」▽仏教から出たことば。 **くどく【口説く】** [他五]①相手を自分の考えに従わせようとして、あれこれしきりに言う。「泣いて―」 **くどくど** [副]相手がうんざりするほど、何度もくりかえして言うようす。「―説明されなくてもそれくらいわかります」 **ぐどん【愚鈍】** [名・形動]頭のはたらきがまったく悪く、動作ものろいこと。のろま。⇔利発 **くないちょう【宮内庁】** [名]内閣府の外局の一つ。天皇や皇室に関する事務をあつかう役所。 **くなん【苦難】** [名]苦しみや困難。「―を切りぬける」 **くに【国】** [名]①一つの政府が治めている一定の土地。国家。②生まれ育ったところ。ふるさと。故郷。いなか。「―へ帰る」「お―自慢」③漠然[ばくぜん]と、ある地域をさす。「北の―」「夢の―」④昔の日本の行政区画。「武蔵[むさし]の―」 国破れて山河あり 戦乱で国はほろんで、もとの姿はないが、自然はもとのままである。人生は変わりやすく、はかないが、自然は悠久[ゆうきゅう]であること。▽中国、杜甫[とほ]の詩「春望」の第一句。 **くにいっき【国一揆】** [名]室町時代、有力名主[みょうしゅ]などを指導者とした農民一揆。一四八五年の山城の国一揆など。 <375> **くにいり【国入り】** →「おくにいり」 **くにおもて【国表】** [名]大名[だいみょう]が治めている領地。江戸時代、江戸や京都にあった各藩[はん]の屋敷[やしき]に対していう。「―に下向する行列」⇔江戸表・京表 **くにがら【国柄】** [名]その国や地方の性質・特色・持ち味など。「開放的なお―」 **くにきだどっぽ【国木田独歩】** 一八七一-一九〇八年。明治期の詩人・小説家。千葉県生まれ。本名は哲夫[てつお]。ロマン主義的な詩的散文「武蔵野[むさしの]」に始まり、自然主義的な小説「牛肉と馬鈴薯[ばれいしょ]」「運命」へと移っていった。 **くにく(苦肉)のさく** 苦しまぎれに考えだした計略や手段。 **くにざかい【国境】** [名]国と国との境界。 **くになまり【国訛り】** →「おくになまり」 **くにもと【国元・国許】** [名]①生まれ故郷。父や母のいるふるさと。「―をはなれる」「―に帰省する」②諸大名[しょだいみょう]の治めている土地。領地。本国。「―へ下る」 **くぬぎ【櫟】** [名]ブナ科の落葉高木。初夏、穂状[すいじょう]の黄色い花をつける。実はどんぐり。材は薪炭[しんたん]やシイタケ栽培の原木などにする。 **くねる** [自五]Sの字を連続的に描くようにまがる。「へびがー」「うねうねとくねった道」 **くのう【苦悩】** [名]心の中で苦しみなやむこと。「―に満ちた顔つき」 **くはい(苦杯)をなめる** つらい経験をする。▽「苦杯」は、にがい水を入れたさかずきのこと。 **くばる【配る】** [他五]①それぞれにゆきわたるように分ける。また、すみずみにまでいきとどくようにする。「資料を―」「気を―」 **くひ【句碑】** [名]俳句を刻みつけた石碑。[同]歌碑・詩碑 **くび【首】** [名]①頭と胴[どう]とをつなぐ細い部分。また、これに似た形。「とっくりの―」「手―」②あたま。かしら。「人形の―」「―を出す」③勤めを辞めさせること。免職。「会社を―になる」「―にする」[同]馘首[かくしゅ]▽「打ち首」によって命が絶たれることから。 首が飛ぶ 勤めを辞めさせられる。首になる。 首がつながる ⇔首が飛ぶ 首が回らない 借金が多くてやりくりできない。 首をかしげる わからない、賛成しかねるなどの気持ちを首をななめにして示す。 首をすげ替える その地位や役職にある人を辞[や]めさせて、別の人と交替[こうたい]させる。 首を縦に振[ふ]る 承知する。賛成する。 首を突っこむ 自分から参加する。また、そのことに深くかかわる。「アイヌ語の研究に―」 首を長くする まだかまだかと待ちかまえているたとえ。「―して待つ」 首を捻[ひね]る 疑問だという気持ちを首を少しひねる動作であらわす。 **ぐび【具備】** [名]必要なものがじゅうぶんにそろっていること。また、そろえること。「条件を―する」[同]完備・具有 **くびかざり【首飾り・頸飾り】** [名]宝石や貴金属などをつなぎ、首にかける装身具。ネックレス。 **くびかせ【首枷・頸枷】** [名]①昔、罪人の首にはめて自由に動けないようにした刑具。②行動の自由をさまたげるもの。「子は三界[さんがい]の―」 **くびきり【首切り・首斬り】** [名]①罪人の首をきりおとすこと。また、その役目の人。「―役人」②仕事を辞めさせること。「大量―」[同]免職・解雇[かいこ] **くびじっけん【首実検】** [名]実際に会ってみて、本人かどうかを確かめること。「容疑者の―」▽昔、戦場で討[う]ちとった敵の首が、本人のものかどうかを確かめたことから。「首実験」は誤り。 **ぐびじんそう【虞美人草】** [名]「ひなげし」の別名。▽中国の武将項羽[こうう]の愛姫[あいき]、「虞美人」の墓に生えたという。 **くびす【踵】** →「きびす」 **くびすじ【首筋】** [名]首の後ろの部分。えりくび。「―をつかむ」[類]うなじ **くびったけ【首っ丈】** [名]異性にほれこんで夢中になること。「彼女に―だ」 **くびったま【首玉・頸っ玉】** [名]「くび」「くびすじ」のくだけた言い方。「―にしがみつく」 **くびっぴき【首っ引き】** [名]辞書や参考書を常にそばに置いて参照すること。「辞書と―で洋書を読む」 **くびつり【首吊り】** [名]首にひもを巻き、ぶらさがって自殺すること。首くくり。[同]縊死[いし] **くびつるし【首吊るし】** [名]①首をつって自殺すること。②「既製服」の俗[ぞく]な言い方。つるし。店頭につるしてあるところから。 **くびねっこ【首根っこ】** [名]「くびすじ」のくだけた言い方。首の根もと。▽相手の弱みや急所の意味にも。「―をおさえる」 **くびれる【括れる】** [下一]ものの中ほどの部分が、くくられたように細くなっている。「こしが―」 **くびわ【首輪・頸輪】** [名]ペットの首にはめる輪。 **ぐぶ【供奉】** [名]高い身分の人の供[とも]をして行列に加わること。また、その人。 **くふう【工夫】** [名]よい方法をあれこれと考えること。また、考えついた方法。「―をこらす」 **くぶくりん【九分九厘】** [名]ほとんど完全に近いこと。「成功は―まちがいない」▽一〇分[じゅうぶ]のうち一厘だけ不足しているという意味。[同]十中八九[じゅっちゅうはっく] **くぶどおり【九分通り】** [副]ほとんど完全に。「そこまでできれば―完成です」「準備は―終わった」[類]九割がた・九分九厘[くぶくりん] **くぶん【区分】** [名]大きなものや多量のものを区切って分けること。区分け。「土地を―する」 **くぶんでん【口分田】** [名]律令[りつりょう]時代、班田収授[はんでんしゅうじゅ]の法にもとづいて支給された田。六歳、以上の良民男子は二段[たん](=約二三アール)、女子はその三分の二などときめられていた。 **くべつ【区別】** [名]あるものと他のものとの、性質や特徴[とくちょう]などによるちがい。また、そのちがいによって分けること。「公私の―」 <376> **くべる** [他下一]ものを火の中に入れて燃やす。「だるまストーブに石炭を―」 **くぼう【公方】** [名]幕府。将軍(家)。「犬―綱吉[つなよし]」▽もと、おおやけ・朝廷などの意味。 **くぼたうつぼ【窪田空穂】** 一八七七-一九六七年。明治から昭和期の歌人・国文学者。長野県生まれ。本名は通治[みちはる]。平明で現実的な歌風をもつ。歌集「まひる野」「土を眺[なが]めて」など。 **くぼち【窪地】** [名]まわりよりも低くへこんでいる土地。「―に水を引く」 **くぼみ【窪み】** [名]まわりより低くなっているところ。へこみ。「石の―に水がたまる」 **くぼむ【窪む・凹む】** [自五]そこだけが、まわりよりも低くなっている。「寝不足[ねぶそく]で目が―」 **くほんぶつ【九品仏】** [名]極楽浄土の九種の階層をあらわした九体の阿弥陀仏[あみだぶつ]。▽「九品」は、上品・中品・下品のそれぞれに上生・中生・下生[げしょう]があるもの。 **くま【隈】** [名]①つかれたときなどに目のまわりにできる黒っぽいかげ。「―ができる」②もののすみの奥くまって目立たない部分。③「隈取り」の略。 **くま【熊】** [名]《造語》①《名》クマ科の哺乳[ほにゅう]動物。からだが大きく、四足は太く短い。黒褐色や白色の体毛におおわれ、冬眠[とうみん]する。胆嚢[たんのう]は「くまのい」といって胃の薬にする。②《造語》「熊~」の形で]形が大きい、また、あらく強大なという意味をあらわす。「―ばち」「―ぜみ」 **ぐまい【愚昧】** [名・形動]おろかで道理のわからないこと。▽「昧」は、暗いこと。 **くまぐま【隈隈】** [名]あちこちのすみ。すみずみ。「―まで念入りにさがす」 **くまざさ【隈笹・熊笹】** [名]イネ科の多年草。ササの一種。山野に自生する。葉は大きく緑色だが、冬になるとへりが白くなって隈[くま]どりしたように見える。料理のかざりや、すし・あめなどを包むのに使う。 **くまざわばんざん【熊沢蕃山】** 一六一九-九一年。江戸前期の儒学者。中江藤樹[なかえとうじゅ]に学び、岡山藩主池田光政[みつまさ]に仕えて治績をあげた。「大学或問[わくもん]」をあらわし、幕政を批判したためにとがめられ、下総古河[しもうさこが]に幽閉された。 **くまそ【熊襲】** [名]古代、九州南部に住んでいたという種族。「古事記」「日本書紀」に、ヤマトタケルノミコトが征伐[せいばつ]したとある。 **くまで【熊手】** [名]①長い柄[え]のさきにクマの手状の、かぎ形に曲げたものをとりつけた竹製の道具。落ち葉などをかき集めるのに使う。▽もと、柄のさきに鉄のつめをつけた、敵をひっかけるための武器。②①の形をした竹に、おかめの面や小判のつくりものをかざりつけた縁起物。酉の市で売られる。▽かねや福をかき集めるといわれるところから。 **くまどり【隈取り】** [名]●歌舞伎[かぶき]特有の化粧[けしょう]法。役がらの性格や表情を強調するために、赤・青・黒などの線で顔をいろどること。また、その模様。くま。②日本画で、遠近やでこぼこの感じをあらわすため、色の濃淡[のうたん]をつけてぼかすこと。また、そのようにえがいた部分。ぼかし。 **くまなく【隈なく】** [副]①くもりやかげが、まったくなく。「月が―照る」②余すところなく、すべてにわたって。「家じゅうを―さがす」[類]すみずみまで **くまばち【熊蜂】** [名]ミツバチ科の昆虫[こんちゅう]。大形で、からだは黒くてつやがあり、胸部には黄色い毛が密生する。性質はおとなしく、おそわれないかぎりは攻撃[こうげき]しない。▽俗にいうクマンバチとは別。 **くまらじゅう【鳩摩羅什】** 三四四-四一三年。クチャ国(=中国新疆[しんきょう]ウイグル自治区)生まれのインド人の僧[そう]。本名はクマラジーヴァ。長安に招かれ、多くの仏典を漢訳し、三論宗や成実[じょうじつ]宗の基礎を築いた。「くもらじゅう」とも。 **くまんばち【熊ん蜂】** [名]「すずめばち」の俗称[ぞくしょう]。 **くみ【組・組み】** [名]《造語》①《名》◎いくつかまとまって、ひとそろいになったもの。「―のふとん」「五人―」◎ひと組みのグループ。②全体をいくつかに分けた、その一つの集まり。とくに、学級。クラス。「一年二―の男子」「一学年を五つの組に分ける」「赤―」▽ふつう「組み」とは書かない。③活字を原稿[げんこう]のとおりに配列すること。組み版。「三七行三段―(この辞書の組みかた)」④《造語》ふとん・重箱・トランプなどを数えることば。「せいろう三―」「猪口[ちょこ]二―」 **ぐみ【茱萸】** [名]グミ科の落葉または常緑低木。山野に自生する。赤い実はしぶみがあるが食用。 **くみあい【組合】** [名]同じ目的や利害をもつ人々が集まり、たがいに助けあうために組織する団体。労働組合・共済組合・協同組合など。▽ふつう、「組み合い」とは書かない。 **くみあう【組み合う】** [自五]①いっしょになる。仲間になる。②たがいに組みついて争う。「四つに―」 **くみあげる【組み上げる】** [他下一]◎①すっかり組んでしまう。「予算を―」②組んで高く積みあげる。「足場を―」 **くみあげる【汲み上げる】** [他下一]◎①水などをくんで高いところに上げる。「井戸水を―」②組織の下部の意見や希望をとりいれる。「社員の要望を―」 **くみあわせ【組み合わせ】** [名]①いくつかのものをとりあわせて、組にすること。とくに試合などで、対戦相手とのとりあわせ。「優勝候補どうしの―」②数学で、異なるいくつかのものの中から、順序にかかわりなく一定数をとりだすときの選びかた。また、その総数。 <377> **くみあわせる【組み合わせる】** [他下一]①いくつかのものをとりあわせて、ひとそろいにする。セットにする。「くつとバッグを―」②試合などで、戦う相手をきめる。「抽選で―」▼「組み合わす」とも。 **くみいれる【組み入れる】** [他下一]組織や計画の中に新しく加えて入れる。「計画に―」[同]組み込む **くみかえる【組み替える】** [他下一]①組みかたを変える。また、組みあわせてあったものをやめて、あらたに組む。「足を―」「遺伝子を―」 **くみかわす【酌み交わす】** [他五]さかずきをやりとりして、酒を飲む。「久しぶりに酒を―」 **くみきょく【組曲】** [名]いくつかの楽曲を組みあわせて一つにまとめた器楽曲。 **くみこむ【組み込む】** [他五]全体の中に加えて入れる。「予定に―」 **くみしく【組み敷く】** [他五]組みあって相手をたおし、上に乗っておさえつける。「どろぼうを―」[同]組み伏せる **くみしやすい【与し易い】** [形]相手としてとりくみやすく、おそれる必要のないようす。「―相手だとあなどる」 **くみする【与する】** [自サ変]賛成して力を貸す。仲間にはいる。「暴動に―」「きみの考えに―」 **くみたて【組み立て】** [名]①部品などを組みあわせて、まとまったものにつくること。また、組みたてられたもののしくみ。「―作業」「文章の―」 **くみたてる【組み立てる】** [他下一]組みあわせて、まとまった形につくりあげる。「ラジオの部品を―」 **くみつく【組み付く】** [自五]相手にとりついて組む。「背後から―」 **くみとる【汲み取る】** [他五]①水などをすくいとって他に移す。「汚水を―」[同]汲み出す②おもてにあらわれていない、相手の気持ちや事情を察する。「彼女の心中を―」 **くみはん【組み版】** [名]活字を組んで印刷用の版をつくること。また、その活字版。 **くみひも【組み紐】** [名]糸を組んでつくったひも。帯じめや羽織[はおり]のひもなど。[同]組み緒[お] **くみふせる【組み伏せる】** [他下一]相手に組みついてたおし、動けないようにおさえつける。「犯人を―」[同]組み敷く **ぐみんせいさく【愚民政策】** [名]支配者が人民に教育や正しい情報をあたえず、批判力をもたせずに思いのままにしようとする政策。 **くむ【組む】** [他五]◎①細長いものどうしを、たがいちがいに交わらせる。「ひもを―」「うでを―」「四つに―」②部分を合わせてまとまった形をつくる。構成する。「やぐらを―」「日程を―」「プログラムを―」▽しばって一つのものをつくるのがもとの意味。③編成する。仲間になる。「徒党を―」 **くむ【汲む】** [他五]①液体をすくいあげる。「井戸水を―」②相手の気持ちや事情などをすくいとるように察する。「他人の気持ちを―」「そこを汲んでもらいたい」▽「酌む」とも書く。③考えかたややりかたのもとになるものをとって受けつぐ。「流れを―」 **くむ【酌む】** [他五]酒などを器[うつわ]やにつぐ。また、ついで飲む。「酒を―」 **ぐむ** [造語][「~ぐむ」の形で]「…が形をとって外にあらわれそうになる」という意味をあらわす。「なみだ―」「芽[め]―」▽名詞に付いて動詞をつくる。 **くめまさお【久米正雄】** 一八九一-一九五二年。大正・昭和の小説家・劇作家。長野県生まれ。「新思潮」の同人。現実を冷静にえがく新現実派の作風で、「破船」などを発表。その後、通俗小説に転じた。ほかに戯曲[ぎきょく]「牛乳屋の兄弟」、小説「父の死」など。「微苦笑[びくしょう]」は彼の造語。 **くめん【工面】** [名]必要な金銭や品物をくふうして用意すること。また、かねまわり。「資金の―をつける」[同]算段 **くも【雲】** [名]①空気中の水蒸気が冷えて細かい水滴や氷片となり、空にうかんでいるもの。「雨―」▽遠くから見ていう。 雲を霞[かすみ]と 一目散[いちもくさん]ににげだして、姿をくらましてしまうようす。 雲をつかむよう ぼんやりとしていて、とらえどころのないようす。「―な話」 雲を衝[つ]くよう 非常に背の高いようす。「―な大木」 **くも【蜘蛛】** [名]八本足の小形の節足動物。腹のさきから糸を出して、あみのような巣を張り、昆虫[こんちゅう]を捕食[ほしょく]する。 蜘蛛の子を散らすよう 多くのものがいっせいに、散りぢりににげるようす。▽クモの子のはいったふくろを破ると、四方八方に散ってにげることから。 **くもあし【雲脚・雲足】** [名]雲の動くようす。「―が速い」[同]雲行き **くもがくれ【雲隠れ】** [名]急に姿をくらますこと。また、にげて姿をかくすこと。「だいじなときに―する」▽月が雲にかくれることから。 **くもすけ【雲助・蜘蛛助】** [名]江戸時代、宿場や街道すじなどにいた、住所不定のかごかき。たちの悪い者が多かった。「―根性[こんじょう](=客の弱みにつけこむようないやしい根性)」 **くもつ【供物】** [名]神仏に供えるもの。おそなえ。 **くものうえ【雲の上】** [名]宮中。「―人」[同]雲居▽雲のある高いところという意味から。 **くものみね【雲の峰】** [名]山のような形に盛りあがってわきたっている夏の雲。入道雲。 **くもま【雲間】** [名]雲の切れ目。また、雨続きの晴れ間。「―よりさす月光」 **くもまくかしゅっけつ【蜘蛛膜下出血】** [名]脳出血の一種。脳を包むうすい外側の膜(=蜘蛛膜)の下の血管が破れて出血する病気。激しい頭痛がし、生命の危険が大きい。 <378> **くもゆき【雲行き】** [名]①雲の動くようす。②ものごとのなりゆき。形勢。「会談の―」「政界の―を見る」▼多く、悪くなっていく場合にいう。「―があやしい」 > **「つかいわけ」** →「天気」を見よ。 **くもらす【曇らす】** [他五]①雲がかかるように、はっきりしないようにする。「判断を―」②心配そうな、また、悲しそうなようすをする。「顔を―」 **くもり【曇り】** [名]①空が雲におおわれている天気。雲量が九以上。天気図の記号は◎②よごれなどのため、すきとおって見えないこと。「眼鏡[めがね]の―」③気持ちがすっきり晴れないこと。また、うしろめたさ。やましさ。「心になんの―もない」 **くもりガラス【曇りガラス】** [名]「擦[す]りガラス」に同じ。 **くもる【曇る】** [自五]①空が雲やかすみなどにおおわれる。「にわかに空が―」☆晴れる②かがやいていたものやすきとおっていたものが、ぼんやりする。「鏡が―」「声が―(=なみだ声になる)」☆澄む▽「目が―」「心がー」のように、正しい判断ができなくなることをたとえてもいう。③心配や悲しみで、顔つきなどが暗くなる。「事故の知らせに顔が―」[同]陰[かげ]る☆晴れる **くもん【苦悶】** [名]痛みやなやみがひどくて、苦しみもだえること。「―の表情」[類]煩悶 **ぐもん【愚問】** [名]①的[まと]はずれで、くだらない質問。「―愚答をくりかえす」「―を発する」②自分の質問をへりくだっていうことば。「―を呈しますが」 **くやくしょ【区役所】** [名]区の事務をとりあつかう役所。 **くやしい【悔しい・口惜しい】** [形]自分の失敗や力不足が腹立たしい。「負けて―」「悔しかったらかかってこい」[類]くちおしい▷「くちおしい」の古語見よ。 **くやしなき【悔し泣き】** [名]くやしがって泣くこと。「試合に敗けて―する」 **くやしなみだ【悔し涙】** [名]くやしがって流すなみだ。「―に暮れる」 **くやしまぎれ【悔し紛れ】** [名・形動]くやしさのあまり、見さかいがなくなるようす。「―にけっとばす」 **くやみ【悔やみ】** [名]①あとで残念に思うこと。「―が残る」[同]後悔②[「お悔やみ」の形で]人の死を悲しみ、残された家族などをなぐさめることば。「おーを述べる」 **くやむ【悔やむ】** [他五]①失敗をふりかえって、しなければよかったと思う。「悔やんでも悔やみきれない」②人の死を悲しみおしむ。「友の死を―」 > **「つかいわけ」** →「悔いる」を見よ。 **ぐゆう【具有】** [名]性質や資格などを、もともと身にそなえていること。「高い知性を―する」 **くゆらす【燻らす】** [他五]けむりを細くゆるやかに立てる。くゆらせる。「パイプを―」 **くよう【供養】** [名]仏や死者の霊[れい]にものを供えたり、経[きょう]を読んだりしてなぐさめ、冥福[めいふく]をいのること。「先祖の―」「大仏開眼[かいげん]―」 **くよくよ** [副]ささいなことを思いなやむようす。「いまさら―したってしかたない」 **くら【倉・蔵・庫】** [名]家財や商品などをしまっておく建物。倉庫。かぞえ方 棟[むね]・戸[こ] 倉が建つ 事業などに成功して金持ちになる。 **くら【鞍】** [名]《造語》①《名》ウマやウシなどの背に置いて、その上に人や荷物をのせる道具。②《造語》乗馬の回数を数えることば。「きょうは五[いつ]―乗った」 **クラーク** 一八二六-八六年。アメリカの教育者。札幌農学校の教頭として来日し、キリスト教による教育をおこない、「青年よ大志を抱[いだ]け」のことばを残した。教え子に新渡戸稲造[にとべいなぞう]・内村鑑三[うちむらかんぞう]らがいる。[William Smith Clark] **くらい【位】** [名]《助》①《名》社会的身分や階級。「高い―にのぼる」[類]称号②等級。順位。「―が上がる」③十進法で、数をあらわすために一〇倍ごとにつける名称。百の位、千の位など。[同]桁[けた] 位人臣[いじんしん]を極める 臣下として最高の位につく。 ④《助》[副助]だいたいの程度・分量をあらわす。「駅までは歩いてどれ―ですか」「これ―できれば上等だ」⑤程度の軽さをあらわす。「お茶―飲んでいきませんか」「日常会話ぐらいはできる」「けんかした―で泣くな」「そうじ―自分でやりなさい」⑥最高の程度をあらわす。「彼―正直な人はない」▼「ぐらい」ともいう。意味は「ほど」に近いが、「ほど」は平安時代からあることばで、「くらい」がこの使いかたをもつようになったのは新しい。 **くらい【暗い】** [形]①光がたりなくて、ものがよく見えないようす。「うすー部屋へ」②色が黒や灰色がかって、くすんでいるようす。「―緑の山なみ」③希望や明るさ・晴れやかさがなく、しずんだようす。「―性格」「―過去」[同]陰気[いんき]④[「~に暗い」の形で]…についてよく知らない。「地理に―」「数字に―」[同]疎い◆明るい **クライアント** [名]①得意さき。広告主。②何らかのなやみをかかえて、カウンセリングを受けにきた人。[client] **くらいえ【暗い絵】** 一九四六年。野間宏[のまひろし]の小説。反戦運動に身を置く学生たちの青春を、ブリューゲルの暗い絵に重ねてえがきだした、戦後派文学の代表作。 **くらいこむ【食らい込む】** [自五]①やっかいなことをしょいこむ。「借金を―」②とらえられて刑務所に入れられる。「人身事故で半年―」[俗]な言い方。 **グライダー** [名]エンジンによらず、上昇気流などを利用して飛ぶ飛行機。離陸するときは、機首につけたロープを自動車などでひっぱる。滑空機。[glider] <379> **くらいつく【食らい付く】** [自五]①大きな口をあけてしっかりとみつく。また、はなされまいとしがみつく。 **くらいどり【位取り】** [名]一・十・百・千など、数の位を定めること。 **くらいまけ【位負け】** [名]◎①実力以上の地位についたため、かえって仕事がうまくいかないこと。「―して力が出ない」②相手の高い地位や実力に圧倒されること。「―しておどおどする」 **クライマックス** [名]緊張[きんちょう]や興奮が最高に達すること。最高潮[さいこうちょう]。やまば。「いよいよこの芝居[しばい]の―をむかえる」[climax] **クライミング** [名]よじのぼること。登攀[とうはん]。「ロック―」[climbing] **グラインダー** [名]円形の砥石[といし]を回転させて、工作物の表面をみがく機械。研磨盤[けんまばん]。[grinder] **くらう【食らう・喰らう】** [他五]①がつがつと食べる。がぶがぶと飲む。くだけた言い方。「大めしを―」「酒を―」②痛い目やいやな目にあう。よくないことを身に受ける。「げんこつを―」「しっぺ返しを―」 **クラウン** [名]①王冠[おうかん]。王位。[crown] **グラウンド** [名]運動場。競技場。グランド。「ホーム―」[ground] **くらがえ【鞍替え】** [名]勤めさきや職業などをかえること。「政治家に―する」 **くらがり【暗がり】** [名]暗いところ。また、人目につかないところ。「―で出くわす」→明るみ 暗がりから牛を引き出す ①ものの区別がつかないことのたとえ。②動作ののろいことのたとえ。▼暗がりに黒いウシがいてもわからないことから。「暗やみから牛を引き出す」とも。 **くらく【苦楽】** [名]苦しみと楽しみ。「人生の―を共にする」 **クラクション** [名]自動車の警笛。「―を鳴らす」[類]ホーン ▽もと、商標名。[klaxon] **くらげ【水母・海月】** [名]海にすむ腔腸[こうちょう]動物。からだは、ぶよぶよした寒天質で、かさのような形をしており、のびちぢみさせて泳ぐ。 水母の骨 あるはずのないもの、きわめてまれなことのたとえ。 **くらざらえ【蔵浚え】** [名]在庫品を整理するために安売りすること。くらざらい。 **くらし【暮らし】** [名]◎①生活するための収入や支出。生計。「―に困る」「―が立つ(=食べていける)」②毎日の生活のようす。「北陸地方の冬の―」 **グラジオラス** [名]アヤメ科の多年草。夏、茎[くき]に沿ってついた小花が、下から上に咲きいていく。種類も花の色も豊富。球根によってふえる。[gladiolus] **くらしきりょう【倉敷料】** [名]倉庫に品物を保管してもらうときにしはらう料金。くらしき。▽ふつう、「倉敷き料」とは書かない。 **クラシック** [名・形動]①《名》◎古典芸術。てほんになるようなすぐれた作品。とくに、古代ギリシャーローマの作品。◎ヨーロッパの古典音楽。②《形動》古典的。古風な。「―カー」[classic] **くらしむき【暮らし向き】** [名]収入や支出の面から見た、毎日の生活のようす。家計の状態。「―がよくなる」 **くらす【暮らす】** [他五]《造語》①一日を過ごす。月日を送る。また、生計を立てる。「安月給で―」②《造語》[「~暮らす」の形で]ずっと…しつづける。「遊び―」「泣き―」▽動詞の連用形に付く。 **クラス** [名]①学校の組。学級。「―分け」「―会」②等級。階級。「トップーの成績」[類]レベル・ランク[class] **グラス** [名]①冷たい飲みものを入れるガラスの器[うつわ]。とくに、洋酒用のもの。「ワインー」②眼鏡[めがね]や双眼鏡[そうがんきょう]の類。「サンー」「オペラー」③ガラス。「ステンドー」[glass] **グラスファイバー** [名]ガラスをごく細い繊維状[せんいじょう]にしたもの。断熱材・防音材やスキー・釣[つ]りざおなどに広く利用されている。ガラス繊維。[glass fiber] **クラスメート** [名]同級生。級友。[classmate] **くらだし【蔵出し・倉出し】** [名]倉庫などに保管してある品物を出すこと。また、倉から出したばかりのもの。「―の酒」⇔蔵入れ **くらたひゃくぞう【倉田百三】** 一八九一-一九四三年。劇作家・評論家。広島県生まれ。西田幾多郎[きたろう]の哲学に傾倒[けいとう]して、その影響下で、論文「愛と認識との出発」を書いた。また、戯曲[ぎきょく]「出家[しゅっけ]とその弟子」は、大正期の宗教文学の代表作でもある。 **グラタン** [名]魚・肉・野菜などをホワイトソースであえて、オーブンで焼いた料理。[gratin] **クラッカー** [名]①うすい塩味のビスケット。②紙筒のひもを引くと、大きな音がして中から細い紙テープなどが飛びだすおもちゃ。パーティーなどに使われる。[cracker] **ぐらつく** [自五]しっかりしていないために、ぐらぐらとゆれうごく。「札が―」「決心が―」 **くらつくりのとり【鞍作鳥・鞍作止利】** →「とりぶっし」 **クラッチ** [名]①エンジンなどの動力を他へ伝えたり、止めたりする装置。連軸[れんじく]装置。②自動車のクラッチペダル。「―をふみこむ」③ボートのオールを受けるU字形の金具[かなぐ]。[clutch] **グラニューとう【グラニュー糖】** [名]細かい粒状に精製した砂糖。 **くらはらこれひと【蔵原惟人】** 一九〇二-九一年。昭和期の評論家。東京生まれ。一九二八年、中野重治[なかのしげはる]らとともにプロレタリア芸術を主張する文芸家団体「ナップ」を結成。機関誌に発表した「プロレタリア・レアリズムへの道」は、小林多喜二らに大きな影響[えいきょう]をあたえた。 **グラビア** [名]①絵や写真のカラー印刷に適した凹版[おうはん]印刷の一つ。「―印刷」の略。②雑誌などの口絵ページ。▽グラビア印刷されることから。[gravure] <380> **くらびらき【蔵開き】** [名]その年初めて蔵を開き、商売を始めること。また、それを祝うこと。▽ふつう、一月一一日。 **クラブ** [名]①共通の趣味や目的などをもった人々の集まり。同好会。「老人―」「―活動」▽「倶楽部」と当てることも。②トランプで、黒い三つ葉のマーク。「♣」③ゴルフで、球を打つための棒状の用具。④「ナイトクラブ」の略。[club] **グラフ** [名]①数量や割合などを図にあらわしたもの。図表。折れ線・円・帯・棒などの種類がある。②写真中心の雑誌。画報。[graph] **グラブ** →「グローブ」 **グラフィックデザイン** [名]写真や絵や文字をあしらったポスターや広告などの印刷物のデザイン。とくに、商業デザイン。[graphic design] **クラフト** [名]①手工業。また、手工芸品。民芸品。「ペーパー―」「―デザイン」②クラフト紙。うす茶色のじょうぶな紙。封筒などにする。ハトロン紙。[craft/kraft] **くらべもの【比べ物】** [名]比較して優劣をつけられるもの。「―にならない」 **くらべる【比べる・較べる・競べる】** [他下一]①二つ以上のものについて、同じ点やちがう点、すぐれている点やおとっている点などをみる。[類]比較する②他のものと競争する。はりあう。「力を―」 **グラマー** [名・形動]女性が豊かなからだつきをしていて、性的魅力[みりょく]があること。また、そのような女性。「―な女優」[glamour] **グラマー** [名]文法。文法書。[grammar] **くらます【晦ます】** [他五]①見つからないようにかくす。わからないようにごまかす。「姿を―」「人目を―してにげる」[もと、暗くするという意味。 **くらむ【眩む】** [自五]①目がまわる。目さきが暗くなる。「トンネルを出たら目がくらんだ」②魅力[みりょく]や誘惑にまどわされて、正しい判断ができなくなる。「欲に目が―」▼もと、暗くなるという意味。必ず「目がくらむ」の形で使う。 **グラム** [名]《造語》メートル法で、質量の単位。一グラムは、キログラム原器の一〇〇〇分の一で、およそセ氏四度の水一立方センチメートルの質量。記号はg。▽「瓦」と当てる。[gramme] **くらやしき【蔵屋敷】** [名]江戸時代、幕府や諸大名[しょだいみょう]が、領内の年貢米[ねんぐまい]や特産物などを売りさばくために、江戸や大坂などに設けた倉庫と取引所を兼ねた屋敷。 **くらやみ【暗闇】** [名]◎①まったく光のないこと。また、光のないところ。「―にまぎれる」②人目につかないこと。また、人目につかないところ。「事件を―にほうむる」 暗闇から牛を引き出す 「暗がりから牛を引き出す」に同じ。→「くらがり」 **クラリネット** [名]木管楽器の一つ。音域が広く、表現力に富む。クラリオネット。[clarinet]▷「オーケストラ」 **くらわす【食らわす】** [他五]◎①強烈な打撃ををくわえる。「二、三発―」「げんこつを―」②飲み食いさせる。くわす。くだけた言い方。 **クランク** [名]①往復運動を回転運動に、また回転運動を往復運動に変える装置。②手動式の映画撮影[さつえい]機のハンドル。[crank] **クランクアップ** [名]映画の撮影が完了[かんりょう]すること。⇔クランクイン[crank up] **クランクイン** [名]映画の撮影[さつえい]を開始すること。[crank in] **クランケ** [名]患者。▽病院用語。[Kranke] **グランド** →「グラウンド」 **グランドオペラ** [名]歌唱と音楽からなる壮大な歌劇[かげき]。悲劇的なものが多い。正歌劇。[grand opera] **グランドスラム** [名]①テニスやゴルフなどで、年間を通して主要な大会のすべてに勝つこと。▽テニスは、全英・全仏[ぜんふつ]・全米[ぜんべい]・全豪オープンの四大タイトル。ゴルフは、全米オープン・マスターズ・全英オープン・全米プロの四大タイトル。②野球で、満塁ホームラン。[grand slam] **グランドピアノ** [名]弦[げん]を水平に張った三本足の大型ピアノ。アップライトピアノ。[grand piano] **グランプリ** [名]コンテストやレースなどの最優秀[さいゆうしゅう]賞。大賞。「―受賞作品」「―レース」[grand prix] **くり【庫裏・庫裡】** [名]①寺院の台所。②住職やその家族などの住むところ。 **くり【栗】** [名]ブナ科の落葉高木。山地に生え、果樹としても栽培される。材はくさりにくく、建築用。秋、いがに包まれた実がなり、食用。 **くり【刳り】** [名]刃物などでえぐること。また、えぐってある部分。「―小刀」「えりーぐ」「―が浅い」 **クリアー** [名・形動]①《名・スル》計算機などで、始める前の状態にもどすこと。②水準や障害などを乗りこえること。「五メートルのバーをーする」「難問を―する」③サッカーで、ゴール前の攻撃[こうげき]からのがれること。④《形動》澄んでいて、すみずみまではっきりわかるようす。さえているようす。鮮明[せんめい]。明晰[めいせき]。「―な画像」[clear] **くりあげる【繰り上げる】** [他下一]①順番を上におくりあげる。前にずらす。「当選者を―」⇔繰り下げる②期日などを予定より早める。「出発を一日―」⇔繰り下げる **クリアランスセール** [名]在庫品を一掃するための大売り出し。見切り売り。[clearance sale] **くりあわせる【繰り合わせる】** [他下一]予定を前や後にずらして、なんとか都合をつける。「万障お繰り合わせのうえ、ご出席ください」▽もと、糸などを繰[く]って合わせるという意味。 **グリー** [名]無伴奏[むばんそう]で三部以上の男声合唱曲。「―クラブ(=男声合唱団)」[glee] **クリーク** [名]排水[はいすい]・灌漑[かんがい]などのためにつくられた水路。交通にも利用される。小運河。[creek] <381> **グリース** [名]機械の摩擦部分などに使う潤滑[じゅんかつ]油。[grease] **グリーティングカード** [名]誕生日・結婚祝い・クリスマスなどにおくるカード。[greeting card] **クリーナー** [名]①そうじ用の道具。とくに、電気そうじ機。②よごれを落す薬品。洗剤[せんざい]。[cleaner] **クリーニング** [名]専門の業者がおこなうせんたく。「スーツをーに出す」「ドライー」[cleaning] **クリーム** [名]①牛乳からとった白っぽい脂肪分。とくに、なまクリーム。②牛乳・卵・砂糖などをまぜてつくった、どろりとした食べもの。「カスタードー」「―ソース」③「アイスクリーム」の略。「ーソーダ」④はだや髪[かみ]の毛につける、やわらかな化粧[けしょう]品。「コールドー」「ヘアー」⑤くつずみ。⑥うすい黄色。クリーム色。[cream] **クリームソーダ** [名]ソーダ水にアイスクリームをうかべた飲みもの。▽creamとsodaから。 **くりいれる【繰り入れる】** [他下一]①あるものをちがうものの中に送り入れる。くりこむ。「利子[りし]を元金[がんきん]にー」「繰越金を来期の予算に―」②長いものを順々にたぐりいれる。「つなを―」 **グリーン** [形動]①清潔な。公正な。「―な政治」②みごとな。あざやかな。「―ヒット」[clean] **グリーン** [名]①草木の緑。緑地。「―ベルト」②緑色。「―のカーデガン」③ゴルフ場のこと。また、ホールのまわりにある芝生[しばふ]の短い区域。「ひさしぶりに―に出る」[green] **グリーンアップ** [名]野球で、四番打者。また、「クリーンアップトリオ」の略。三番・四番・五番を打つ強打者。クリーンナップ。▽走者を一掃[いっそう]するという意味から。[cleanup] **グリーンピース** [名]エンドウの種子。青エンドウ。グリンピース。[green peas] **グリーンヒット** [名]野球で、みごとなヒット。快打。また、企画や興行[こうぎょう]などで、大当たりや大手がら。[clean hit] **グリーンベルト** →「りょくちたい」[green-belt] **グリーンランド** [名]北アメリカ北東部にある世界最大の島。デンマーク領。大部分が氷におおわれ、海岸にはフィヨルドが発達している。水産資源に富む。[Greenland] **クリエーター** [名]①創造者。創作者。[creator]②造物主。神。[Creator] **クリエーティブ** [形動]創造的。独創的。「―な仕事」[creative] **くりかえす【繰り返す】** [他五]以前にしたと同じことを何度もする。また、以前と同じことが何度も起きる。「あやまちを―」「噴火を―」[類]反復する **くりからもんもん【倶利伽羅紋紋】** [名]背中などにほどこした入れ墨[いれずみ]。また、入れ墨をした人。▽「倶利伽羅」は、岩上に立てた不動明王の化身[けしん]である剣[けん]に、黒竜が巻きついた形。 **くりこしきん【繰越金】** [名]収支決算で、次の年度にくりこされるかね。 **くりこす【繰り越す】** [他五]会計上残ったかねや、やりきれなかった仕事を、順々に次へ回す。「残金を来月に―」 **くりごと【繰り言】** [名]同じことをくどくどと、くりかえして言うこと。とくに、ぐち。「老いの―」 **くりこむ【繰り込む】** [自五]①一団となってどんどんはいる。「鳴りもの入りで会場に―」②一部として組みいれる。くりいれる。「予備費に―」▽多く、費用についていう。 **くりさげる【繰り下げる】** [他下一]◎①順番をあとへずらす。②期日などを予定よりおくらせる。「大雪のため試験開始を一時間―」[同]繰り延べる⇔繰り上げる **クリスタル** [名]①水晶[すいしょう]。②「クリスタルガラス」の略。[crystal] **クリスタルガラス** [名]水晶[すいしょう]いりのように透明で屈折率の高いなまりガラス。また、その製品。[crystal glass] **くりき【功力】** [名]修行[しゅぎょう]によってえた力。功徳の力。 **ぐりぐり** [名・副]①《名》淋巴腺[りんぱせん]などのはれもの。②《副・スル》おしつけて回すようす。③まるいものが動くようす。「―した目玉」 **くりくりぼうず【くりくり坊主】** [名]髪[かみ]の毛をすっかりそった頭。また、その人。 **くりげ【栗毛】** [名]ウマの毛色で、地色が赤黒く、たてがみと尾が赤茶色をしているもの。 **クリケット** [名]球技の一つ。一チーム一一人で、こん棒[ぼう]の広いバットでボールを打ち、得点を競[きそ]いあう。イギリスの国民的なスポーツ。野球の原型とされる。[cricket] **グリコーゲン** [名]肝臓[かんぞう]や筋肉にたくわえられている炭水化物。必要に応じて分解され、エネルギー源となる。[Glykogen] **グリセリン** [名]油脂を分解してできる、無色でねばりけのある液体。医薬品・化粧[けしょう]品・ダイナマイトの原料などに使われる。グリスリン。リスリン。[glycerin] **くりだす【繰り出す】** [他五]①大勢の人が次から次へと連れだって出かける。「家族そろって応援[おうえん]に―」「軍勢を―」▽もと、糸をくって出すという意味。 <382> クリップ图紙や髪の毛などをまとめてはさんだり留めたりする器具。一clip グリップ图バット・ラケット・クラブなどのにぎりの部分。また、そのにぎりかた。「―エンド」「grip クリニック图診療所。外来診察室。「clinic グリニッジじ【グリニッジ時】**ロンドン郊外にあったグリニッジ天文台を通る子午線(=経度0)を基準とする時間。国際的な標準時刻。 **くりぬく【刳り貫く】**①えぐって穴をあける。「りんごのしんを―」「山中にトンネルを―」②えぐって丸ごととりだす。「魚の目玉を―」 **くりのべる【繰り延べる】**予定していた期日や期間をさきにのばす。「会は来週に―」類延期する・繰り下げる **くりひろげる【繰り広げる】**二人の前に次々に開いて、見えるようにする。展開する。「熱戦を―」 **クリミアせんそう【クリミア戦争】**一八五三―五六年。南下政策をとるロシアと、トルコ・イギリス・フランスなどの連合軍がクリミア半島でおこなった戦争。ロシアが敗れ、パリで講和条約が結ばれた。▽看護婦のナイチンゲールが活躍した。 **グリムきょうだい【グリム兄弟】**[人名]兄は一七八五一一八六三年。弟は一七八六一一八五九年。ともにドイツの言語学者。ゲルマンの民間伝承を集めて、「グリム童話」を編集し出版した。「Jacob Ludwig Karl Grimm/Wilhelm Karl Grimm **くりめいげつ【栗名月】**陰暦九月一三日の夜の月。関豆名月・のちの月▽月見にクリを供えることから。陰暦八月一五日の月は芋名月という。 **くりや【厨】**「台所」の古い言い方。 **くりょ【苦慮】**状況をきり開くためのいい方法はないかと思いなやむこと。「対策に―する」 **グリル**①肉や魚を焼くあみ。また、あみを使って焼く調理法。「―機能のついた電子レンジ」②おもに、一品料理などを出す、小さな西洋料理店。| grill **くりん【九輪】**五重の塔などの頂上にある、柱につけられた九つの輪。▽水煙と露盤のあいだにある。―」 **クリンチ**[名・スル]ボクシングで、攻撃をのがれるために、うでで相手と組みあうこと。一 clinch **くる【来る】**[か変]①こちらへ近づく。自分のいるところに着く。「バスが―」「客が―」「小包が―」「台風が―」⇔行く②ある季節・時期・時間・順番などが近づく。「春が―」「出発の日が―」「出番が―」③ある状態が生じる。「頭に―」「ぴんとー」「かっとー」④あることが原因でよくない状態になる。「冷えからくる神経痛」①〈補助〉[「〜てくる」の形で]①(自動詞を受けて)しだいにある状態になる。また、なりつつある意味をあらわす。「夜が明けて―」「頭がぼうっとして―」「だんだんわかって―」「世間に名を知られて―」「雪が降って―」②ある状態・動作が自分の方へ近づく。また、到着する。「桃が流れて―」「あとから追いかけて―」「試験日がせまって―」③(他動詞を受けて)出かけて行ってある動作・行為をしてここにもどる。「タバコを吸って―」「ちょっとのぞいて―」「動詞の連用形に付く。 **来た、見た、勝った**シーザー(カエサル)がポンツスとの戦いに勝利したときのことば。いかにも武将らしい簡潔さで知られる。 **来る者は拒まず**去っていく者は追いかけたりせず、すすんで教えを求めて近づいてくる者は喜んでむかえよう。▽中国、「孟子」から。 **くる【繰る】**①細長いものを巻きとる。たぐる。「糸を―」②順々に送る。「雨戸を―」「数珠を―」③順々に数える。「札を―」「日数ずを―」④順々にめくる。「ページを―」 **くる【繰】**[糸・13画 全19画 繰繰繰繰]音は「ソウ」。もと、こん色の絹という意味。くる[こよみを繰る][勘繰る][繰り言] **くる【刳る】**刃物などをぐるりと回して穴をあける。えぐる。 **ぐる**悪いことをする仲間。俗な言い方。「―になる」園共謀者 **ぐるい【狂い】**[造語][「〜ぐるい」の形で]夢中になって、正常な状態からずれてしまうこと。また、その状態になった人。「競馬―」 **くるいざき【狂い咲き】**花が季節はずれに咲くこと。類返り咲き・返り花 ▽盛りの時期を過ぎてしまったあとに一時期、盛りのころのような状態にもどることという意味でも使う。 **くるう【狂う】**①ふつうの調子からはずれてしまう。「悲しみのあまり気が―」「時計が―」「勘が―」②予定や見こみがはずれる。「順番が―」「寸法が―」③度をこして夢中になる。「かけごとに―」▽「〜くるう」の形で、動詞の連用形につくこともある。「おどりー」「いかりー」 **クルー**①船や飛行機の乗員。乗組員。②ボートレースで、チームの選手。一crew **クルーザー**船室などをもち、外洋を航海できる大型のヨットやモーターボート。「cruiser <383> **グループ** [名]なかま。集団。「―分け」[group] **くるおしい【狂おしい】** [形]気がくるってしまいそうなようす。「―までに恋[こい]しく思う」 **くるしい【苦しい】** [形]①からだや心の痛み・熱・状況[じょうきょう]りの圧迫感などによって、こらえがたく感じる。「友の苦労を見ると胸が―」「走って息が―」「―息の下(=死にそうな状態)でうち明ける」②むりがあって、うまくいかない。「―言いわけ」「家計が―」 苦しい時の神頼み ふだん神仏を敬っていないのに、困ったときだけ神仏に助けてもらおうとすること。▽ご都合主義の態度をいう。 **ぐるしい【苦しい】** [形]《造語》[「〜ぐるしい」の形で]…にしんぼうできない。…しにくい。「聞き―」「見―」「寝[ね]―」▽動詞の連用形に付く。 > **「つかいわけ」** →「にくい」を見よ。 **くるしまぎれ【苦し紛れ】** [名・形動]苦しさのあまりのがれたい一心ですること。「―のにげ口上[こうじょう]」 **くるしみ【苦しみ】** [名]からだや心の、痛みやなやみ。「―をなめる」「塗炭[とたん]の―」 **くるしむ【苦しむ】** [自五]①心身のつらさで、がまんできないほどなやむ。「腹痛に―」②[「~に苦しむ」の形で]…することがなかなかうまくいかずに苦労する。苦しんで努力しても…できない。「理解に―」「判断に―」 **くるしめる【苦しめる】** [他下一]苦痛を感じさせる。こまらせる。「われとわが身を―」 **クルス** [名]十字架[じゅうじか]。十字。また、十字形のもの。クロス。[cruz] **グルタミンさん【グルタミン酸】** [名]アミノ酸の一つ。コムギなどのたんぱく質に多くふくまれる。調味料の原料。 **クルップ** [名]のどや気管に皮膜[ひまく]のようなものができて呼吸困難などを起こす急性の炎症[えんしょう]。クループ。[Krupp] **クルトン** [名]さいの目に小さく切ったパンを油であげたもの。スープなどにうかべる。[croûton] **くるぶし【踝】** [名]足首の両側の出っ張った骨。 **くるま【車】** [名]①自動車。「―を拾う(=タクシーをつかまえる)」▽明治時代は人力車[じんりきしゃ]をさした。②軸を中心にして回るしくみの輪。車輪。 車の両輪 たがいに助けあい、はなれられない密接な関係のたとえ。 **くるまいす【車椅子】** [名]病人やけが人が、こしをかけたまま移動できるようにいすに車をつけたもの。 **くるまえび【車海老】** [名]クルマエビ科の節足動物。からだを曲げると、しま模様が車の輪のように見える。てんぷらなどにする。 **くるまざ【車座】** [名]多くの人々が輪になって座[すわ]ること。「―になる」[同]円座[えんざ] **くるまだい【車代】** [名]自動車などの乗車料金。また、その名目[めいもく]でしはらう謝礼。おくるまだい。 **くるまよせ【車寄せ】** [名]車を乗り入れられるよう、玄関口[げんかんぐち]に屋根を張りだしたところ。 **くるまる** [自五]布やふとんなどをまきつけて、からだをすっぽりと包む。「毛布に―」 **くるみ【胡桃】** [名]クルミ科の落葉高木。実は油が多く、食用にする。オニグルミやサワグルミなど。 **ぐるみ** [名]《造語》「〜ぐるみ」の形で]…ごと全部。…は残らず。「家族―」「町―」「身―」 **くるむ** [他五]布や紙などを巻きつける。「真綿[まわた]で―」 > **つかいわけ** 包む・くるむ 「包む」は、全体をすっぽりとおおうこと。「弁当を包む」「一万円包む(=ふくろに入れてかねを人にあげること)」。「くるむ」は、大ざっぱで一部だけに布や紙を巻きつけること。「赤んぼうを毛布にくるむ」。赤んぼうを包んだりしない。これは「包む」が「筒[つつ]」に入れることから発したことばだから。 **グルメ** [名]食通。美食家。[gourmet] **くるめく【眩めく】** [自五]目が回る。めまいがする。「目も―ばかりのスピード」 **ぐるり** [名・副]①《名》周囲。まわり。「グリーンのーをとり巻くギャラリー」②《副》まわりをとりかこむようす。「垣[かき]がきを―とめぐらす」③一回転するようす。「池を―と回る」▽「くるり」より重い感じがする。 **くるり** [副]①すばやく回転したり、反転したりするようす。②それまでの方針や態度などが急に変わるようす。「―と態度を変える」 **くるわ【郭・廓・曲輪】** [名]①城やとりでの、まわりにめぐらした囲い。②昔、遊女屋が集まっていた場所。遊里・遊郭[ゆうかく] **くるわせる【狂わせる】** [他下一]①正常でなくする。くるうようにする。「調子を―」「人生を―た事件」 **くれ【暮れ】** [名]①一年の終わりのころ。年末。「盆—のつけとどけ」[類]歳暮・歳末[さいまつ]②ゆうがた。ひぐれ。「―六つ」⇔明け③季節の終わりのころ。「秋のー」 **グレー** [名]①灰色。ねずみ色。また、白髪[しらが]まじりの髪[かみ]。「ロマンスー(=魅力的な中年男性)」[gray] **クレーヴのおくがた【クレーヴの奥方】** 一六七八年。フランス、ラ‐ファイエット夫人の小説。宮廷内の男女の恋愛心理をたくみにえがきだした。[La Princesse de Clèves] **クレージー** [形動]熱狂的な。ばかげた。[crazy] **クレーしゃげき【クレー射撃】** [名]粘土でできた皿状の標的を銃[じゅう]で撃つ競技。▽「クレー」は、粘土のこと。 **クレーター** [名]月の表面などにある、円形にくぼんだ地形。[crater] **グレード** [名]等級。階級。「―の高い車」「―をつける」「ハイー」[grade] **グレートプレーンズ** [名]北アメリカ、ロッキー山脈の東側に広がる大平原。灌漑[かんがい]農業や牛馬の放牧[ほうぼく]が盛[さか]ん。[Great Plains] <384> の東側に広がる大平原。灌漑農業や牛馬の放牧が盛ん。| Great Plains **クレープ**①小麦粉に卵などをまぜて、うすく焼いた洋風の菓子。ジャムやクリームを包んで食べる。②表面全体にしわのある布地。ちりめん。「―のシャツ」| crêpe **グレープ**ブドウ。「ージュース」 | grape **グレープフルーツ**ミカン科の小高木。ナツミカンに似た形の、水分の多い実は食用。▽ブドウのように、一つの枝に房状に実をつけるところからつけられた名。一grapefruit **クレーム**[国]苦情。もんく。「―をつける」「claim **クレーン**建設現場などで、大きくて重いものをつりあげてうごかす機械。起重機。「―車」▽その姿が、ツル(英語でクレーン)に似ているところから。一crane **クレオソート**強い刺激臭をもった油状の液体。防腐剤や消毒剤などに使う。一creosot **クレオパトラ**[人名]七世。前六九——前三〇年。古代エジプト、プトレマイオス朝最後の女王。その才知と美貌でカエサルやアントニウスを魅了し、王位を保った。アクチウムの海戦でローマに敗れ、毒蛇に身をかませて自殺した。| Kleopatra VII **クレオパトラの鼻がもう少し短かったら、世界は変わったであろう**クレオパトラの鼻が低かったら、男が魅惑されず、歴史上の事件にもかかわらず、歴史は、ごく小さなことによって左右されがちなことをたとえたもの。▽フランスの哲学者パスカルが「パンセ」の中で述べたことば。 **くれがた【暮れ方】**日の暮れかかるころ。一日が終わろうとするころ。ゆうがた。⇔明け方 **くれぐれも【呉呉も】**何度もくりかえして念をおすようす。「―よろしくお伝えください」「時節がら―ご自愛ください」類なにとぞ・どうか **クレタぶんめい【クレタ文明】**前二〇世紀|前一五世紀。エーゲ海のクレタ島で栄えた文明。活発な海上交易をおこなったが、アカイア人の侵入で滅亡。クノッソス宮殿、多彩な陶器などで知られる。ミノア文明。 **グレゴリオれき【グレゴリ暦】**ローマ法王グレゴリウス一三世がユリウス暦を改めてつくった太陽暦。現在の太陽暦の基礎となるもの。ゴレゴリオ暦。 **グレコローマンスタイル**レスリングの種目の一つ。下半身への攻撃や足わざなどは禁じられている。⇔フリースタイル | Greco-Roman style **クレジット**①代金あとばらいで販売すること。月賦販売。信用販売。「―カード」②政府や企業が、外国の政府や企業から外貨を借り入れること。借款。③出版物・新聞記事・テレビ番組などで、制作者や提供者の名を書いたもの。一credit **クレジットカード**企業が発行する、信用販売で使用できる会員証。「credit card **グレシャムのほうそく【グレシャムの法則】**↓「あっか(悪貨)は良貨を駆逐する」 **クレゾール**あわい黄色か茶褐色の、油状の液体。消毒液・殺虫剤などに使う。一cresol **クレソン**アブラナ科の多年草。セリに似て、からみがあり、かおりが強い。肉料理にそえたり、サラダに使ったりする。一cresson **くれたけ【呉竹】**「淡竹」の古い呼び方。▽呉(=中国)から渡来したのでいう。 **ぐれつ【愚劣】**[形動]ばかげていてくだらないようす。「―な考え」「―きわまりない」 **クレッシェンド**音楽の強弱記号の一つ。「音をだんだん大きくせよ」という意味。記号は <⇔デクレッシェンド | crescendo **くれない【紅】**あざやかな赤い色。べにいろ。「から―」「柳は緑、花は―」 **くれなずむ【暮れ、泥む】**日が暮れそうでいて、なかなか暮れないでいる。「―春の夕べ」 **くれのこる【暮れ残る】**日没後、なおうす明かりが残る。 **クレバス**雪渓や氷河などにできる深い割れ目。| crevasse **クレパス**棒状に固めた絵の具。クレヨンよりやわらかい。▽商標名。crayon と pastelから。和 **くれはてる【暮れ果てる】**①日がすっかり暮れて、暗くなる。 **クレペリンけんさ【クレペリン検査】**ドイツの心理学者クレペリンが考案した、性格検査の一つ。数の計算作業を通して性格を判断する。 **くれむつ【暮れ六つ】**昔の時刻で、暮れ方の六つ時。現在の午後六時ごろ。また、そのときに鳴らす鐘。⇔明け六つ **クレムリン**モスクワにある宮殿の名。もと、ロシア皇帝の居城で、旧ソ連政府の中枢機関があった。「Kremlin **くれゆく【暮れ行く】**しだいに暮れていく。終わりに近づいていく。「―秋」 **クレヨン**ろうなどを棒状に固めた絵の具。クレオン。「crayon **くれる【暮れる】**①太陽がしずんで暗くなる。「日が―」「明けても暮れても仕事の山だ」②一年が終わる。「年が―」◆明ける ▽春と秋が終わることもいう。「春(秋)が―」③ [「~にくれる」の形で」・・・ばかりしているうちに一日、一年が過ぎていく。「思案に―」「悲しみに―」「途方に―」 **くれる【呉れる】**①●相手が自分に、好意によって、あるいは恩恵としてものをよこす。「母がくれた指輪」②自分が人にものをあたえる。▽この使いかたは一般的でなく、「なんでもくれてやる」のように、「やる」などの動詞とともに使う。また、皮肉をこめて「あいつを困らせてくれよう」のように使うこともある。③〈補助〉[「〜てくれる」の形で]人が自分に対して、好意または恩恵として何かをする。「写真をとってー」「先生がいじめっ子をしかって―」④[「〜てくれ」の形で]自分が望むことを他人に恩恵として要求する。「静かにして―」「金をかして―」 <385> **くろ【黒】** [名]①墨[すみ]のような色。「―髪[かみ]」②囲碁[いご]で、「黒石」の略。▽さきに打つほうの人がもつ。③犯罪の事実があること。有罪。また、罪のある人。「彼は―だ」「白[しろ]―をつける」↔白 **くろ【畔】** [名]田と田のあいだの、土を盛りあげたところ。あぜ。 **グロ** [形動]「グロテスク」の略。 **くろい【黒い】** [形]①黒の色である。「―靴[くつ]」②黒に近い色である。くろっぽい。「そでロのーよごれ」「日に焼けてー」→白い③悪事や不正がありそうな感じである。「―うわさが流れている」「腹が―」 **くろいあめ【黒い雨】** 一九六六年。井伏鱒二[いぶせますじ]の小説。一被爆者の回想形式で、広島の原爆の悲劇を、結婚できない姪[めい]の話など、日常生活の身近なところから淡々[たんたん]とえがいたもの。 **くろう【苦労】** [名]「スル」[形動]①生きていく上で、苦しいことを辛抱したり、骨を折って働いたりすること。「一人―だ」「若いときの―は買ってでもせよ」「ごーなことです」 > **つかいわけ** 苦労・苦心・労苦 「苦心」は、よい結果をえようとあれこれと心をくだくこと。「苦心して話をまとめる」。「苦労」は、貧乏[びんぼう]をきりぬけたり、むつかしいことをしとげようとして心もからだも使うこと。「生活の苦労」。「労苦」は、仕事のうえでの苦労。「労苦をいとわず働く」。 **ぐろう【愚弄】** [名]相手をばかにしてからかうこと。軽べつして、まともにあつかわないこと。「―するにもほどがある」 **くろうしょう【苦労性】** [名]つまらないことまで気にかけて、あれこれと心配する性質。 **くろうと【玄人】** [名]①非常にすぐれた技術をもつ人。一つのことにうちこみ、それを職業または専門としている人。プロ。専門家。「彼の油絵は―はだしだ」「―好み」⇔素人[しろうと]▽常用漢字表付表の語。 **くろうにん【苦労人】** [名]苦労を重ねてきて、世事や人情に通じた人。 **くろうほうがんよしつね【九郎判官義経】** →「みなもとのよしつね」 **クローヴィス** 四六五-五一一年。フランク王国の王。フランク族を統一して王国を創建した後、カトリックに改宗。ローマ教会と結ぶことにより、フランク発展の基礎を固めた。[Clovis] **クローク** [名]ホテル・劇場などで、手荷物やコートなどを一時預けるところ。▽cloakroomから。 **クロース** [名]布地。とくに、本の表紙に用いる布。「テーブルー」「―装の本」[cloth] **クローズアップ** [名]①カメラのレンズを被写[ひしゃ]体に近づけて、画面[がめん]いっぱいに大写しにすること。また、その画面。アップ。②大きくとりあげ、問題にすること。[close-up] **クローズドショップ** [名]使用者と組合の協定によって組合員だけをやとう制度。▽ほかに、オープンショップ・ユニオンショップ。[closed shop] **クローナ** [名]スウェーデンの貨幣単位。[krona] **クローネ** [名]ノルウェーやデンマークの貨幣[かへい]単位。記号はKr。[krone] **クローバー** [名]マメ科の多年草。夏に白い花をつける。シロツメクサ。クローバ。▽ふつう三つ葉で、四つ葉のものは幸福をもたらすという。[clover] **グローバル** [形動]地球規模の。全世界的。「―な視点をもつ」[global] **グローブ** [名]野球やボクシングなどで使う、革製のてぶくろ。グラブ。[glove] **クロール** [名]泳法の一つ。足を交互に上下させ、両手も交互に水をかいて進む。もっとも速い泳ぎかた。▽這うという意味。[crawl] **くろがね【鉄】** [名]「てつ」の古い言い方。[同]まがね▽黒い金属という意味。「しろがね」は銀。 **くろかみ【黒髪】** [名]黒くてつややかな髪の毛。「緑なすー」 **くろこ【黒子・黒衣】** [名]歌舞伎[かぶき]などで、役者の後見役。「くろご」とも。▽黒い衣服を着ていることから。 **くろじ【黒字】** [名]支出よりも収入のほうが多いこと。利益。「相当の―が見こまれる」⇔赤字 **くろしお【黒潮】** [名]日本列島に沿って太平洋側を南から北へと流れる暖流。日本海流。⇔親潮 **クロス** [名]①十字架[じゅうじか]。また、十字形のもの。クルス。「ーステッチ」②交差。「ーカウンター」「国道とーする」[cross] **グロス** [名]《造語》個数を数える単位。一グロスは一二ダースで、一四四個。[gross] **クロスオーバー** [名]異なる分野のものが交差したり、まざったりすること。▽音楽関係で使うことが多い。[crossover] **クロスカウンター** [名]ボクシングで、攻撃[こうげき]してきた相手のうでに、自分のうでを交差させるようにして打つパンチ。[cross counter] **クロスカントリーレース** [名]山野や森林などを横断するコースを走る長距離競走。クロスカントリー。[cross-country race] <386> **クロスゲーム** [名]実力の差が少なく、切迫[せっぱく]した試合や競技。接戦。[close game] **くろずむ【黒ずむ】** [自五]黒っぽくなる。黒みをおびる。「目のまわりがー」 **クロスワードパズル** [名]四角のます目の中に、ヒントにもとづいて文字を書きいれ、縦横にどちらでも意味の通じることばにする遊び。[crossword puzzle] **くろだい【黒鯛】** [名]タイ科の海魚。銀黒色で、形はマダイに似る。関西ではチヌという。 **くろダイヤ【黒ダイヤ】** [名]①不純物をふくむ黒いダイヤモンド。②石炭。▽石炭が主要燃料だったころの呼び方。 **くろだきよたか【黒田清隆】** 一八四〇-一九〇〇年。明治期の政治家。薩摩藩士[さつまはんし]。五稜郭[ごりょうかく]の戦いや西南戦争に参加し、戦功を立てたのち、北海道開拓[かいたく]長官などを経て、一八八一年首相に就任した。 **くろだせいき【黒田清輝】** 一八六六-一九二四年。明治・大正期の洋画家。フランスに留学し、印象派の画風を学び、日本洋画を確立した。代表作「湖畔[こはん]」「読書」。 **ケロッカス** [名]アヤメ科の多年草。春、むらさき。白・黄色などの花をつける。観賞用。ハナサフラン。クローカス。[crocus] **クロッキー** [名]全体の感じをおおまかな線で短時間にえがいた絵。速写。圏スケッチ[croquis] **グロッキー** [名・形動]ボクシングで、パンチを受けて意識がなくなりかけるようす。また広く、つかれてふらふらになるようす。[groggy] **グロティウス** 一五八三-一六四五年。オランダの法学者。国家や宗教の対立をこえて、普遍的な自然法の存在を主張し、国際法の父と呼ばれる。著書に「海洋自由論」「戦争と平和の法」など。[Hugo Grotius] **グロテスク** [名・形動]①異様で気味が悪いようす。奇怪[きかい]。醜怪。グロ。[grotesque] **くろパン【黒パン】** [名]ライムギの粉でつくった、色の黒ずんだパン。 **くろビール【黒ビール】** [名]こがした麦芽[ばくが]でつくる、色のこいビール。 **くろふね【黒船】** [名]江戸時代の末、欧米から来航した船。船体が黒ぬりであったことから、唐船[とうせん]系の船と区別して呼んだ。 **くろぼし【黒星】** [名]①すもうの星取り表で、負けたしるしの黒丸。また、負けること。「―先行」②重大な誤りを犯[おか]すこと。おちど。失敗。「警察側は―続きだ」◆白星③的[まと]の真ん中にある黒点。 **くろまく【黒幕】** [名]◎①黒い幕。とくに歌舞伎[かぶき]などで、場の変わり目に用いる。②表面には立たないで、かげであれこれと指図する人。「政界の―」 **くろまつ【黒松】** [名]マツ科の常緑高木。皮は黒く、海岸地方に多い。材は建築・器具・パルプ・薪炭[しんたん]用。雄松[おまつ]。 **クロマニョンじん【クロマニョン人】** [名]約四万年前から一万年前に南西ヨーロッパに生息した、最古の現生人類で新人に属する。フランス南西部のクロマニョンで化石人骨が発見された。洞穴に彩色壁画[さいしょくへきが]を残した。[Cro-Magnon] **くろまめ【黒豆】** [名]ダイズの一種。皮が黒い。正月料理に使う。 **クロム** [名]金属元素の一つ。銀白色で光沢があり、さびにくい。めっきや合金の材料などに使う。元素記号Cr[chrome] **クロムウェル** 一五九九-一六五八年。イギリスの政治家。ピューリタン革命を指揮し、共和制を樹立したのち護国卿となり、軍事独裁政治をおこなった。[Oliver Cromwell] **くろめがち【黒目勝ち】** [形動]目がぱっちりして美しいようす。▽黒目の部分が多いという意味。 **くろもじ【黒文字】** [名]①クスノキ科の落葉低木。山地に生え、葉から油をとって香料とし、材は芳香[ほうこう]があるので、はしや楊枝をつくる。②「つまようじ」のこと。 **くろやき【黒焼き】** [名]黒くなるまで蒸し焼きにすること。また、そうしたもの。「いもりの―」 **くろやま【黒山】** [名]大勢の人々がむらがっていることの形容。「―の人だかり」▽人の頭が黒いことから。 **クロレラ** [名]クロレラ科の藻[そう]も。淡水[たんすい]に育つ緑色の単細胞[たんさいぼう]植物。たんぱく質に富むので食用・飼料用にする。[chlorella] **クロロフィル** [名]葉緑素。[chlorophyll] **クロロホルム** [名]無色透明で、特有のにおいのある揮発性の液体。合成樹脂製造に使う。クロロフォルム。トリクロロメタン。[chloroform] **くろわく【黒枠】** [名]死亡通知状で、まわりをふちどった黒いわく。また、死亡通知状。 **クロワッサン** [名]バターを多く使った、三日月形のパン。[croissant] **ぐろん【愚論】** [名]①おろかで、とるにたりない議論。②自分の意見や論文をへりくだっていうことば。 **くわ【桑】** [名]クワ科の落葉高木。実は黒色に熟し、あまい。葉は蚕[かいこ]の飼料にする。 **くわ【鍬】** [名]刃をつけた鉄板に柄をつけた農具。耕作や地ならしに使う。「植樹の―入れの儀式[ぎしき]」 **くわい【慈姑】** [名]オモダカ科の水生多年草。球状の地下茎は食用にする。 **くわえる【加える】** [他下一]◎①新しくつけたして数量や程度をふやす。「塩分を―」②相手に、ある行為をあたえ、作用をおよぼす。「打撃[だげき]を―」「手心[てごころ]を―」③仲間や集まりに入れる。「チームのメンバーに―」 > **つかいわけ** →「足す」を見よ。 **くわえる【咥える・銜える】** [他下一]①くちびるではさんだり、歯で軽くかむようにして支える。「タバコを―」「指を―(=欲しいのに手を出せないでいる)」 **くわがたむし【鍬形虫】** [名]クワガタムシ科の昆虫[こんちゅう]。おすのあごは発達して二本のつの状になっている。ミヤマクワガタ・ノコギリクワガタなど。 <387> **くわけ【区分け】** [名]全体をいくつかに分類したり、区切ったりして分けること。[類]区分 **くわしい【詳しい・委しい・精しい】** [形]①細かいところにまで知識や説明がゆきわたっているようす。「―内容を聞く」[類]詳細②[「~に詳しい」の形で]細かいところまでよく知っているようす。「歴史に―」[類]精通 > **古語** 《くはし》 古くは、こまやかな美しさをいった。平安時代以降、美しいという気持ちがうすれ、ものごとやようすの細かさをあらわすようになり、もっぱら現代語の、詳細[しょうさい]である、精通しているの意味へと移ってきた。 **くわずぎらい【食わず嫌い】** [名]①まだ、食べたこともないのに、それを食べるのをきらうこと。また、その人。たべずぎらい。②まだ経験しないうちから、ものごとのおもしろさもわからず、わけもなくきらうこと。また、その人。 **くわせもの【食わせ物・食わせ者】** [名]見かけはよいが、なかみはひどい品物や人物。にせもの。「食わせ物をつかまされた」「彼はとんだ食わせ者だ」 **くわせる【食わせる】** [他下一]◎①生活していけるようにする。食べさせる。「家族を―」②相手に痛みをあたえる。みまう。「一発―」③相手をだます。くわす。「一杯[いっぱい]―」 **くわだて【企て】** [名]何かをしようと計画すること。[類]企画・もくろみ > **「つかいわけ」** →「計画」を見よ。 **くわだてる【企てる】** [他下一]思いついて計画を立てる。心の中で仕組む。もくろむ。「家出を―」 **くわばら【桑原】** [名]落雷をさけるために唱える呪文[じゅもん]。また一般に、いやなことをさけたいときにも。「くわばら、くわばら」と重ねて言う。 **クァルテット** →「カルテット」 **くわわる【加わる】** [自五]①さらにふえる。度合いが強まる。「責任が―」「寒さが―」②仲間にはいる。参加する。「遊びにー」 **くん[君]** [名]①国を治める人。天子。王。⇔臣②軽く敬う気持ちをあらわす語。●クン 君主[くんしゅ]君臨[くんりん]主君[しゅくん]名君[めいくん]②王昭君[おうしょうくん]貴君[きくん]厳君[げんくん]細君[さいくん]諸君[しょくん]父君[ふくん]山田君[やまだくん]きみ[きみ]君[きみ]が代[よ]姫君[ひめぎみ] **くん[訓]** [名]①おしえさとす。また、おしえ。②漢字を、その意味にあたる本来の日本語にあてて読むこと。また、その読みかた。⇔音③漢字の意味の解釈[かいしゃく]。●クン ①訓育[くんいく]訓戒[くんかい]訓示[くんじ]訓練[くんれん]教訓[きょうくん]垂訓[すいくん]②訓読[くんどく]音訓[おんくん]③訓話[くんわ]訓解[くんかい]訓釈[くんしゃく]くん[ども]え 十訓抄[じっきんしょう]庭訓[ていきん] **くん[勲]** [名]①国家のためにつくした、りっぱなはたらき。てがら。②勲章の等級の上に付ける語。「―一等」●クン  ①勲功[くんこう]勲章[くんしょう]偉勲[いくん]殊勲[しゅくん]叙勲[じょくん]勲[いさお] **くん[薫]** [自五]①かおり。いいにおい。②よい感化をあたえる。③いぶす。[同]燻[くん]●クン ①薫風[くんぷう]余薫[よくん]②薫育[くんいく]薫陶[くんとう]③薫製[くんせい]かお[かお]る 風薫る五月 薫り高い芸術 薫[た]き物[もの] **くん[君/勲]** [造語]→漢字項目を見よ。 **くん[訓]** [造語]→漢字項目を見よ。 **ぐん[軍]** [名]①戦争。たたかい。②戦争のための兵士の集団。「―を率[ひき]いる」●グン ①軍医[ぐんい]軍鶏[しゃも]軍艦[ぐんかん]軍需[ぐんじゅ]軍備[ぐんび]②軍勢[ぐんぜい]軍隊[ぐんたい]海軍[かいぐん]賊軍[ぞくぐん] **ぐん[郡]** [名]都・道・府・県で、区や市以外の町村を一つにまとめた行政上の区画。●グン 郡部[ぐんぶ]北多摩郡[きたたまぐん]郡山[こおりやま](地名) **ぐん[群]** [名]①あつまる。また、あつまり。集団。「―をなす」「―をぬく」②多くの。●グン ①群衆[ぐんしゅう]群発[ぐんぱつ]魚群[ぎょぐん]大群[たいぐん]抜群[ばつぐん]②群臣[ぐんしん]群像[ぐんぞう]群雄[ぐんゆう]む[む]れる・む[む]れ・むら[むら] 鳥が群れる/群れをなす/蟻[あり]が群がる群[むら]すずめ群千鳥[むらちどり] **ぐん[軍/郡/群]** →漢字項目を見よ。 **ぐんい【軍医】** [名]軍隊で、医者として診察や治療[ちりょう]をする将校。 **くんいく【訓育】** [名]児童や生徒に、社会人として必要な心がけや習慣が身につくように教育すること。 **くんいく【薫育】** [名]徳をもって人を感化し、そだてること。 **ぐんえき【軍役】** [名]①戦争。戦役。また、軍人として服役[ふくえき]すること。[類]兵役 **ぐんか【軍歌】** [名]兵士の士気を高める、あるいは軍国思想を広めるための歌。マーチ風のものが多い。 **くんかい【訓戒・訓誡】** [名]善悪を説ききかせ、まちがいをしないように注意すること。「―を垂れる」[類]訓辞 <388> **ぐんかく【軍拡】** [名]軍事上の設備や兵士の数をふやすこと。「軍備拡張」の略。↔軍縮 **ぐんかん【軍艦】** [名]戦闘[せんとう]に使うために武器を備えた船。「―旗」 **ぐんきものがたり【軍記物語】** [名]合戦をテーマとして、その時代や人物をえがいた叙事的な文学作品。主として鎌倉・室町[むろまち]時代につくられた。「平家[へいけ]物語」「太平記」など。 **ぐんきょ【群居】** [名]同じ種類の生物がたくさん集まって、生活すること。[類]群生 **ぐんぐん** [副]①力強く進むようす。[同]ぐいぐい②速度の速いようす。どんどん **くんこう【勲功】** [名]国家や君主のために、つくしたてがら。いさお。「―をたてる」 **くんこう【薫香】** [名]よいかおり。また、くゆらせてよいかおりをたてさせる香料。[同]芳香[ほうこう] **くんこがく【訓詁学】** [名]古典の字句の読みや意味を研究する学問。 **くんこく【訓告】** [名]教えや注意をあたえること。とくに、公務員の義務違反に対する指導の一つ。▽口頭による注意より重いが、戒告より軽い。 **ぐんこくしゅぎ【軍国主義】** [名]軍事力を強め、戦争によって他国を侵略[しんりゃく]し、国力をのばそうとする考えかた。 **くんし【君子】** [名]広い知識をもち、人格やおこないがすぐれた、りっぱな人。「聖人―」⇔小人[しょうじん] 君子危[あや]うきに近寄らず 君子は考えが深いので、あぶないとわかることははじめからさける。 君子の交わりは淡[あわ]きこと水の如[ごと]し 君子の交際は水のようにさらっとしているが、永く変わらない。▽中国、「荘子[そうじ]」から。 君子は独[ひと]りを慎[つつ]しむ 君子は人の見ていないところでも、あやまちをおかさないようにする。▽中国、「大学」から。 君子は豹変す 君子はあやまちに気づくとすぐに改める。▽本来はよい意味だが、態度や意見を急に変えることを非難する気持ちで使われることも。「豹変」は、ヒョウの毛がぬけかわって、まだらがあざやかになること。中国、「易経」から。 **くんじ【訓示】** [名]◎仕事上の注意などを、上の人が下の者に教えしめすこと。また、その注意。「―を垂れる」 **くんじ【訓辞】** [名]何かをする前に、組織の長などが自覚をうながすために教えさとすことば。「校長の―」[同]訓戒 **ぐんし【軍師】** [名]昔、大将のもとで作戦をあれこれ練った人。参謀[さんぼう]。▽策略を用いるのがたくみな人の意味でも使う。 **ぐんし【軍事】** [名]軍隊・軍備・戦争などに関すること。「―教練」[同]兵事⇔文民 **ぐんしきん【軍資金】** [名]①戦いに必要なかね。また、何か行動を起こすのに必要な資金。もとで。「選挙の―をかき集める」 **くんしひょうへん【君子豹変】** [名]「君子は豹変す」に同じ。「くんし」 **くんしゃく【訓釈】** [名]漢字の読みかたと意味の解釈。 **くんしゅ【君主】** [名]親から子へ代々ひきついで国を治める者。王や皇帝など。「立憲―制」 **ぐんじゅ【軍需】** [名]軍事上の必要なこと。また、軍隊に必要なもの。「―産業」↔民需 **ぐんしゅう【群衆】** [名]一か所にむらがり集まった多くの人々。「―の歓声[かんせい]」 **ぐんしゅう【群集】】** [名]人や動物が一か所にむらがり集まること。また、集まった群れ。「―したハチ」 **ぐんしゅうしんり【群集心理】** [名]群集の中で起こる特殊な心理状態。興奮[こうふん]が高まって、判断力がにぶり、他人の言動にひきずられやすくなる。 **ぐんしゅく【軍縮】** [名]「軍備縮小」の略。軍事上の設備や兵士の数を減らすこと。⇔軍拡 **ぐんじゅさんぎょう【軍需産業】** [名]戦争のために必要な兵器などを製造する産業。↔平和産業 **くんしゅ(葷酒)山門[さんもん]に入るを許さず** 仏道修行[しゅぎょう]のさまたげとなるニンニクや酒は、清浄な寺の中へもちこんではならない。▽禅寺[ぜんでら]の門のかたわらに書かれている文句。 **くんしょう【勲章】** [名]国や人々のためにつくした功績により、国から授[さず]けられる記章。「文化—受章」 **くんじょう【燻蒸】** [名]ガスなどで病菌[びょうきん]や害虫をいぶしたり蒸[む]したりすること。「―剤[ざい]」 **ぐんしょう【群小】** [名]多くの小さいもの。また、価値が低く、とるにたりないもの。「―国家」 **ぐんじょう【群青】** [名]あざやかで、みごとな青色。また、その色の絵の具。 **くんしん【君臣】** [名]君主と臣下。主人と家来。「―主従のあいだがら」 **ぐんじん【軍人】** [名]軍籍[ぐんせき]を持つ陸・海・空軍に所属する将校・下士官・兵をまとめた呼び方。「職業―」 **くんずほぐれつ【組んず解れつ】** とっ組みあったり、はなれたりすること。▽「ず」は接続助詞の「つ」(組みつほぐれつ)の変化した形。「〜つ〜つ」の形で、「…たり…たり」という意味。ほかに「追いつ追われつ」など。 **くんせい【薫製・燻製】** [名]肉や魚を塩づけにし、けむりでいぶして乾燥[かんそう]させた食品。独特な風味があり、保存がきく。ハム・ベーコンなど。「鮭[さけ]のー」 **ぐんせい【軍政】** [名]軍隊が直接、政治をおこなうこと。⇔民政 **ぐんせい【群生】** [名]◎①同種の植物が一か所にむらがって生えること。「はまゆうの―地」②【群棲】同種の動物が多数集まって生活すること。群居。「猿[さる]が―する」 **ぐんぜい【軍勢】** [名]軍を構成する兵士の数。軍の勢力。また、軍隊。▽「ぐんせい」と読めば別の語で、軍隊の勢いという意味。 **ぐんぞう【群像】** [名]絵画や彫刻[ちょうこく]で、多くの人の姿を通してテーマをあらわした作品。「青春―」 **ぐんぞく【軍属】** [名]軍人ではなくて軍に所属する者。技師・嘱託[しょくたく]など。 <389> **くんそく(君側)のかん** 君主のそば近くに仕える悪がしこい臣。「―を除く」 **ぐんたい【軍隊】** [名]組織された軍人の集団。 **くんだり** [造語][「〜くんだり」の形で]中心地から遠くはなれた地名につけて、その辺りの意味をあらわす。「網走[あばしり]ー」▽「くだり(下り)」の変化した形。 **ぐんだん【軍団】** [名]軍の集団。軍隊では、歩兵二個師団以上からなる部隊。 **ぐんて【軍手】** [名]太い白木綿で編んだ作業用手ぶくろ。▽もと、軍人用だったことから。 **くんてん【訓点】** [名]漢文[かんぶん]を訓読するための符号[ふごう]。返り点や送りがななど。「白文に―をほどこす」 **ぐんと** [副]①力を入れるようす。「―引く」②いっそう。ひどく。「―ふえる」 **くんとう【勲等】** [名]勲章の等級。最高を大勲位とし、勲一等から勲八等まで。 **くんとう【薫陶】** [名]すぐれた人格が知らず知らずのうちに人を感化し、りっぱな人間をつくること。「先生の―を受ける」▽香[こう]をたいてかおりをしみこませ、土を焼いて陶器をつくることから。 **ぐんとう【軍刀】** [名]軍人が身につける戦闘[せんとう]用の刀。 **ぐんとう【群島】** [名]むらがった多くの小さな島。「八重山[やえやま]―」 **ぐんどう(群堂)** [名]①多くの堂。②多くの村が集まっていること。集落。 **くんどく【訓読】** [名]①漢文を日本語の文法に従って訓点をつけて読みくだすこと。▷「漢文訓読」も見よ。②漢字を訓で読むこと。訓読み。⇔音読[おんどく] **ぐんばい【軍配】** [名]「軍配うちわ」の略。 軍配が上がる 勝ちがきまる。▽すもうで、勝ち力士のほうに行司[ぎょうじ]が軍配を上げて、勝ちを告げることから。 **ぐんばいうちわ【軍配団扇】** [名]すもうの行司[ぎょうじ]が力士[りきし]の勝負を判定するのに使ううちわ。▽もと、武将が軍勢の指揮に使った革[かわ]や鉄製のうちわをいう。 **ぐんばつ【軍閥】** [名]軍事力を背景にして、政治的権力をにぎる軍人の一団。「―政治」 **ぐんぱつ【群発】** [名]一定期間に集中して次々と起こること。「―地震[じしん]」 **ぐんび【軍備】** [名]軍事上の兵力や武器などの備え。「―を縮小する」 **ぐんぶ【軍部】** [名]陸・海・空軍の当局。政府・民間に対していうことば。「―独裁の政治」 **ぐんぶ【郡部】** [名]都道府県内で、市以外の郡といわれる地域。⇔市部 **ぐんぶ【群舞】** [名]大勢の人がいっしょにおどること。また、そのおどり。 **くんぷう【薫風】** [名]初夏、若葉のころにふく、さわやかで気持ちのいい風。「―かおる五月」 **ぐんぽうかいぎ【軍法会議】** [名]軍人の裁判をおこなう特別刑事裁判所。「―にかける」 **くんめい【君命】** [名]主君の命令。「―に逆らう」 **くんもう【訓蒙】** [名]子供や初学者に教えさとすこと。また、そのための書物。「きんもう」とも。 **ぐんもう(群盲)象[ぞう]を撫でる** 多くの盲人が象のからだをなでて、それぞれ自分のなでた部分によって象を理解したと思いこむように、凡人[ぼんじん]は大人物の全体像を理解できないこと。[類]群盲象を評す **くんりん【君臨】** [名]◎①君主として臣下に臨[のぞ]み、国を支配すること。②ある分野で絶大な力をもつこと。「球界に―する」 **くんれい【訓令】** [名]上級の官庁から、下級の官庁に対して出される命令。「内閣―」 **くんれいしき【訓令式】** [名]日本語をローマ字で表記するときの一方式。一九三七年に内閣訓令で発表されたもの。「第一表式」ともいう。「シ」をsi「ジ」をzi、「シャ」をsyaと書くなど。⇔ヘボン式 **くんれん【訓練】** [名]技術などがじょうずになるように、練習させて慣れさせること。「避難―」「盲導犬を―する」[類]練習 **くんわ【訓話】** [名]生きるうえでの心構えを教える話。「校長先生の―を聞く」[同]訓辞 **け[化/家]** →「か」 **け[気]** →「き」 **け[袈]** [名]梵語の音訳にあてる字。 **け【毛】** [名]◎①動物の皮ふや植物の表面に生えている、細い糸のようなもの。②髪の毛。毛髪[もうはつ]。「―がうすくなる」③わずかなもの。「後悔する気は―ほどもない」「うさぎ小屋に―の生えたようなもの」 毛を吹いて疵[きず]を求む ①ことさら人の欠点や弱点を探しだす。②(誤って)他人の弱点などをあばこうとして、かえって自分の弱点をさらけだす。▼中国、「漢書」から。 <390> ②(誤って)他人の弱点などをあばこうとして、かえって自分の弱点をさらけだす。▼中国、「漢書」から。 **け【気】**[造語]①[名]はっきりとはとらえられないが、何かあるらしいようす。「火の―のない部屋へ」「その―もない」②成分。あじわい。「塩―のない食べもの」①〈造語〉[「け〜」の形で]「なんとなく・・・である」という意味をあらわす。「―おされる」「―ぎらいする」「―だるい」▽動詞・形容詞に付く。②[「〜け」の形で]そのようなけはい・気分・傾向が感じられることをあらわす。「人―」「女っ―」「寒さむ―」「子供っ―」「しゃれっー」とも、ふつうかな書き。 **け【卦】**易で、算木にあらわれる形。これで吉凶をうらなう。「よい―が出る」「八―」 **け【褻】**日常のこと。ふだん。また、おおやけでないわたくしごと。⇔晴れ **け**[終助]忘れていたことに気づいたり、忘れたことをたずねたりする。「子供のころ、よくこの公園であそんだっ―」「きょうの宿題なんだっー」▽文語の「けり」が縮まったもの。ふつう、「・・・っけ」の形になる。「けり」の、今あらたに思いだしたり、人から聞いて知った過去の出来事に気づいて詠嘆するといった意味が残っている。 **げ[下]**「か」 **げ[外]**「がい」 **げ[解]**「かい」 **げ【下】**①した。しも。「上中―」②いやしいこと。おとっていること。「―の―」③本の下巻。⇔上 **げ【気】**[造語]「くげ」の形で]動詞の連用形や形容詞・助動詞などの語幹に付いて、名詞や形容動詞の語幹をつくる。・・・そう。・・・のようす。・・・の感じ。・・・のふう。「いかにもあり―な話」「楽し―」「はかな―」「帰りた―なそぶり」 **ケア**[名・スル]世話。介護。ていれ。「アフターーがいきとどく」 |care **けあげる【蹴上げる】**下から上に向けてける。また、けってものを上にあげる。 **けあな【毛穴・毛孔】**皮ふにある、毛の生える小さな穴。 **ケアレスミス**不注意による誤り。「―が多い」▷careless mistake から。 **けい[兄]**[儿・3画 全5画 兄兄兄兄]①あに。⇔弟②同輩・友達などを敬って用いる語。⇔姉ケイ①[兄事]②[雅兄][学兄][貴兄][大兄][実兄][舎兄][長兄][父兄]キョウ[兄弟]あに[兄上][兄貴][兄弟子][兄嫁]にいさん[兄さん][従兄弟]いとこ[妹兄] **兄たり難く弟たり難し**両者とも負けずおとらずである。 **けい[形]**[彡・4画 全7画 形形形形]①かたち。すがた。ようす。類型②かたちづくる。あらわす。あらわれる。ケイ①[形式][形態][象形][図形][変形]②[形成][形容][造形]ギョウ[形相][異形][僧形]にんぎょう[人形]かた・かたち[形無し][形見][形跡][形][花形]/[形ばかりのあいさつ]なり[顔形]かたち[女形][身形][弓形] **けい[型]**[土・6画 全9画 型型型型]①もとになるかた。②てほん。基準となる様式。類かたケイ①[型式][原型][紙型]②[典型][模型][類型]かた[型にはまる][型破り][大型][血液型][新型][紋切り型]かたろぐ[型録] **けい[系]**[糸・1画 全7画 系系系系]すじみち。つながり。つながりをもった分類。ケイ[系図][系統][系列][家系][太陽系] **けい[径]**(徑)[彳・5画 全8画 径径径径]①こみち。ちかみち。②円のさしわたし。「―一○センチ」③まっすぐなこと。すぐに。ケイ①[径路][小径][捷径]②[口径][直径][半径]③[直情径行]こみち[小径] **けい[経]**(經)[糸・5画 全11画 経経経経]①織物のたていと。すじ。南北の方向。たて。⇔緯②すじみちに沿って進む。へる。③すじみちを立てておこなう。いとなむ。④いつも変わらない。つね。⑤中国の聖人の教えを説いた書物。また、おきょう。ケイ①[経緯][経線][経度][神経][西経][東経]②[経過][経験][経由][経歴]③[経営][経済][経世][経理][経略]④[経常][経費]⑤[経書][経典](碌)キョウ⑤[経文][四書五経][写経]へる[年を経る]いきさつ[経緯]どきょう[読経] **けい[係]**[イ・7画 全9画 係係係係]①つなぐ。つながる。②かかわりをもつ。ケイ①[係留]②[係争][係累]③[関係]かかる・かかり[生死に係る][係りの人]/[係員][進行係][係官] <391> **けい**[計]①かぞえる。②合わせたもの。「―五万円になる」③数量をはかる器具。④考えをめぐらすこと。くわだてる。はかりごと。「一年の―は元旦にあり」 **ケイ** ◎計算、計量、会計、②合計、集計、統計、③寒暖計、湿度計、④計画、計略、一計、早計 **はかる・はからう** 時間を計る/計り知れない/時機を見計らう/粋な計らい **時計**[とけい] **けい**[敬]うやまう。うやうやしくする。 **ケイ** 敬意、敬語、敬服、敬礼、敬老 **うやまう** 師を敬う **愛敬**[あいきょう] **けい**[景]◎けしき。ながめ。ようす。②あおぐ。③おもしろみをそえるもの。④大きい。めでたい。 **ケイ** 景観、景気、景勝、風景、夜景、②景仰、景慕、ⓐ景品、景物、④景雲、景福 **景印本**[けいいんぼん]、**景色**[けしき] **けい**[軽]●めかたが少ない。程度がかるい。②かろやかで。③てがるな。簡便な。④考えが浅くて軽はずみな。⑤人を軽がるしくあつかう。みくびる。⇔重 **ケイ** 軽金属、軽症、軽重、軽量、軽犯罪、②軽快、軽妙、③軽食、軽装、軽便、④軽率、軽薄、軽視、軽侮、軽蔑 **かるい** 口が軽い/軽業/気軽/身軽 **かろやか** 軽やかに踊る **剽軽**[ひょうきん] **けい**[警]◎いましめる。用心させる。②まもる。そなえ。③「警察」「警察官」の略。④はっとさせる。目のつけどころが、思いがけなくてすぐれていること。▼「驚(=おどろく)」は別字。 **ケイ** 警告、警報、②警戒、警官、警備、夜警、③県警、婦警、④警句、警抜、奇警 **けい**[刑]法によって、罪を犯した人に加える罰。しおき。「―を執行する」「―に服す」▽「刊(=出版する)」は別字。 **ケイ** 刑事、刑罰、刑法、求刑、処刑、刑部、刑部親王 **けい**[茎]草花の、花や葉を支え、養分や水分の通路となる部分。くき。 **ケイ** 球茎、根茎、地下茎 **くき** 草花の茎/歯茎/水茎 **けい**[契]●割り印。②割り符をぴたりと合わせる。約束する。③きざむ。 **ケイ** 契印、②契合、契約、黙契、契機、書契 **ちぎる** 再会を契る/夫婦の契り **契丹**[きったん] **けい**[恵]目〔ケイ]ものをあたえる。恩をほどこす。めぐむ。いつくしむ。目〔エ〕かしこい。さとい。類慧 **ケイ** 恵贈、恵存、恵与、恩恵、互恵、知恵 **めぐむ** 才能に恵まれる/恵みの雨 **恵比寿**[えびす]、**恵比須**[えびす]。 **けい**[啓]●おしえみちびく。②ひらく。③申しあげる。 **ケイ** 啓示、啓発、啓蒙、②啓蟄、啓明、③一筆啓上、謹啓、拝啓 **啓く**[ひらく] **けい**[掲]人目につくように高くあげる。かかげる。 **ケイ** 掲載、掲示、掲揚、上掲、前掲 **かかげる** 目標を掲げる **けい**[渓]たに。たにがわ。 **ケイ** 渓谷、渓流、雪渓 **渓**[たに]**川**[がわ] **けい**[蛍]ホタル。水辺にすみ、光を出す昆虫。 **ケイ** 蛍光灯、蛍雪 **ほたる** 蛍烏賊[ほたるいか]。蛍狩り/蛍火/蛍袋 <392> **けい**[傾]①ななめになる。かたむく。②かたむける。そのほうに集中させる。③くつがえす。 **ケイ** 傾向、傾斜、傾度、②傾注、傾聴、傾倒、③傾国、傾城 **かたむく・かたむける** 家が傾く/耳を傾ける **傾げる**[かしげる] **けい**[携]①手にさげて持つ。②手をつなぐ。かかわりあう。 **ケイ** ①携行、携持、携帯、必携、②提携、連携 **たずさえる・たずさわる** 手を携える/農業に携わる **けい**[継]●つぐ。うけつぐ。②血のつながらない親子関係。 **ケイ** 継承、継続、中継、②継子、継母 **つぐ** 家を継ぐ/仕事を引き継ぐ/後継ぎ **継子**[ままこ]、**継母**[ままはは] **けい**[慶]よろこぶ。めでたい。 **ケイ** 慶賀、慶事、慶祝、慶弔、同慶、余慶 **慶ぶ**[よろこぶ]、**天慶**[てんぎょう](年号) **けい**[憩]やすむ。ひと息つく。 **ケイ** 休憩、小憩 **いこい・いこう** 憩いのひと時/木陰で憩う **けい**[鶏]ニワトリ。 **ケイ** 鶏舎、鶏肉、鶏鳴、鶏卵、闘鶏、養鶏 **にわとり** 鶏の卵 **鶏冠木**[かえで]、**風見鶏**[かざみどり]、**黄鶏**[かしわ]、**軍鶏**[しゃも] **矮鶏**[ちゃぼ]、**鶏冠**[とさか] **けい**[圭]昔、中国で、天子から土地をあたえられたしるしの玉。また、玉のかど。 **ケイ** 圭角、圭玉 **けい**[奎]星座の名。 **ケイ** 奎宿 **けい**[勁]力強い。 **ケイ** 勁草、勁直、雄勁 **けい**[桂]植物のカツラ。 **ケイ** 桂月 **かつら** 月の桂 **桂林**[けいりん]、**月桂冠**[げっけいかん]、**肉桂**[にっけい] **けい**[慧]頭がいい。かしこい。 **ケイ** 慧眼、慧敏、聡慧、智慧(ちえ) **けい**[馨]いいにおいを出す。かおる。かおり。 **ケイ** 馨香、馨聞、芳馨 **けい**[京/競]⇨「きょう」 **けい**[兄/刑/径/計]⇨漢字項目を見よ。 **けい**[京]①「東京」のこと。「―浜工業地帯」②「京都」のこと。「―阪神」③数の名。一兆の一万倍。 **けい**[×罫]①紙などに、きめられたあいだをあけて引いた線。「―を引く」②碁盤や将棋盤などの面に引いた、縦と横の線。 **げい**[芸]●習って身につけたわざ。「―をみがく」②人を楽しませるために歌ったり、演じたりすること。「犬に―をしこむ」「かくし―大会」③草木を植えたり、育てたりする。 **ゲイ** 芸術、学芸、工芸、手芸、文芸、②演芸、無芸大食、③園芸 **芸が細かい** ことわざ注意がいきとどいている。すみずみまでくふうしてある。「あの人のすることは―」 **芸がない** ことわざこれといった特色がなくて平凡だ。 **芸は身を助ける** ことわざ趣味で身につけた技術が、いざというとき、生活費をかせぐのに役立つ。 **げい**[迎]①来るのを待ちうける。むかえる。⇔送②相手の気に入られようとする。 **ゲイ** 迎撃、歓迎、春、歓迎、②迎合 **むかえる** 出迎える/盆の迎え火 **来迎**[らいごう] <393> **げい**[鯨] ◎クジラ。②多いもの、大きいもののたとえ。 ゲイ ①鯨波[げいは]②鯨飲馬食[げいいんばしょく] くじら 鯨尺[くじらじゃく] 鯨油[げいゆ] 白鯨[はくげい] 捕鯨[ほげい] 鯨波[ときのこえ] 鯨幕[くじらまく] 長須鯨[ながすくじら] **げい**【芸】 图漢字項目を見よ。 **ゲイ** 图同性愛。同性愛者。とくに、男性の場合をいう。gay **けいあい**【敬愛】 图心からりっぱだと思い、敬いしたうこと。「―する先生」類[たぐい]敬慕[けいぼ] **けいあんげんじゅ**【桂庵玄樹】[人名]一四二七—一五〇八年。室町時代の僧[そう]で朱子学者。明[みん]で学び、帰国後は肥後・薩摩[さつま]におもむき、薩南学派をおこす。朱熹[しゅき]の著「大学」の注釈書「大学章句」を伊地知重貞[いじちしげさだ]とともに刊行。 **けいあんのおふれがき**【慶安の、御触書】 图一六四九年、江戸幕府が出した農民の統制法。農業のこころえや衣食住について細かく規定した。 **けいい**【経緯】 图①経線と緯線。経度と緯度。②あることが、そうなったわけ。いきさつ。「事件の―を説明する」「経」はたて、「緯」はよこ。 **けいい**【軽易】 [形動]手軽でたやすいようす。「―な作業」類[たぐい]容易[ようい] **けいい**【敬意】 图相手を心からりっぱだと敬う気持ち。「―をはらう」「―を表[ひょう]す」 **げいいき**【芸域】 图到達した芸の範囲[はんい]。芸の広さや深さなど。 **げいいんばしょく**【鯨飲馬食】[四字漢語]大いに飲み食いすること。類[たぐい]牛飲馬食[ぎゅういんばしょく] ▽クジラのように飲み、ウマのように食うという意味。 **けいえい**【経営】 图①店や会社の利益が上がるように、計画的に事業を営むこと。「会社を―する」類[たぐい]運営[うんえい] ②方針を立て、くふうしてものごとをおこなうこと。「国家の―」「学級の―」 **けいえん**【敬遠】 图[名・スル]⊕尊敬しているように見せかけて、それとなく遠ざけること。また、最初からさけて近づかないこと。「けむったい社長を―する」 ②野球で、わざと打者に四球をあたえること。「―のフォアボール」 **けいえんげき**【軽演劇】 图軽い気分で楽しめる、娯楽的な大衆向きの演劇。 **けいおんがく**【軽音楽】 图ジャズやシャソンのように、軽い気持ちで楽しめる音楽。 **けいか**【経過】 图[名・スル]◎時間が過ぎていくこと。「事件から三年が―した」②時間とともに移りかわっていく状態。なりゆき。「手術後の―がいい」 **けいが**【慶賀】 图めでたいことを喜びいわうこと。「―の至り」「―パレード」圏祝賀[しゅくが] **けいかい**【軽快】 图[名・形動]①〈形動〉明るくて、こころよい速さが感じられるようす。「―に走る車」「―なリズム」「―な服装」類[たぐい]軽[かろ]やか②〈名・スル〉病状がおさまって、元気が出てくること。「一時―したが、またぶりかえした」 **けいかい**【警戒】 图[名・スル]災害や犯罪などのよくないことが起こらないように、用心して備えること。「―線突破[とっぱ]」「家のまわりを―する」 >つかいわけ→「注意」を見よ。 **けいがい**【形骸】 图①精神や命のないからだ。ぬけがら。②価値や内容がなく、外形だけのもの。「―化した風習」 **けいかいしょく**【警戒色】 图毒やくさみをもつ動物に多い、あざやかでまわりに目立つからだの色や模様。他の動物が警戒して近よらないので、身を守るのに役立つ。毒ヘビやスズメバチなど。↔保護色[ほごしょく] **けいかいしん**【警戒心】 图何かが近づくことを警戒する気持ち。「―が強い動物」「―をとく」 **けいがい**(警咳)に接[せっ]する 尊敬する人に直接会ったり話を聞いたりする。▽「警」「咳」ともに「せき」のこと。 **けいかく**【計画】[名・スル]事前に、どう進めるかを考えたり、くふうしたりすること。また、その手順や方法。プラン。「夏休みの―を立てる」「―だおれ」 >つかいわけ一計画・企画・画策・企てほか 「計画」は、ものごとをなしとげ、つくりあげるための手順や方法を立て、考えること。「旅行の計画」。「企画」は、会社や団体などで、新しい事業や案を考えだし、それについて計画すること。「企画会議」。「画策」は、かげでこそこそ計画するような悪い意味で使うことが多い。「会社の乗っとりを画策する」。また、「企て」や「もくろみ」は、実行までの手順や方法というより、あらたにことを起こすねらいという意味が強い。「会社設立の企てがある」「もくろみがはずれる」。 **けいかく**(圭角)が取れる 性質や言動などのかどがとれて、人格が円満になる。 **けいかくけいざい**【計画経済】 图国家によって、生産・流通・消費などの経済活動を統一的、または計画的に運営するしくみ。社会主義経済でおこなわれる。↔自由経済[じゆうけいざい] **けいかん**【景観】 图すぐれた景色[けしき]。すばらしいながめ。「湖の―が見わたせる」 **けいかん**【警官】 图「警察官[けいさつかん]」の略。警察の仕事をする公務員。とくに、巡査[じゅんさ]。おまわりさん。 **けいがん**【×炯眼】 图するどい眼光。また、ものごとの本質をするどく見ぬく力。 **けいがん**【×慧眼】 图ものごとのほんとうの姿を見ぬく、すぐれた眼力[がんりき]。「―におそれいる」「―の士」 **けいき**【刑期】 图刑罰[けいばつ]を受ける期間。「三年の―をつとめる」 **けいき**【計器】 图ものの大きさ・重さ・長さ・速さなどをはかる器械や器具。はかり。メーター。「―飛行」 **けいき**【契機】 图ものごとを変えたり、さらによくしようとしたりするきっかけ。「事故を―に点検を強化する」類[たぐい]動機[どうき]・転機[てんき] <394> **けいき**【景気】 图①世の中の経済や商売のようす。「ことしは―がいい」「―回復のきざし」②ものごとの勢いや元気。「―をつけて応援[おうえん]をする」類[たぐい]威勢[いせい] **けいき**【継起】 图[名・スル]同じような出来事が続いて起こること。続発。「暴動が―する」 **げいぎ**【芸妓】 图「芸者[げいしゃ]①」に同じ。 **けいききゅう**【軽気球】 图「気球」に同じ。 **けいきへんどう**【景気変動】 图資本主義経済で、好景気と不景気を周期的にくりかえすこと。景気循環[じゅんかん]。 **けいきょく**【×荊棘】 图①いばら。バラ。また、あれ地。「―の地」②困難・障害に満ちた状態。荊棘の道[いばらのみち] 苦難の多い人生のたとえ。 **けいきょもうどう**【軽挙妄動】[四字漢語]よく考えもしないで、他人に迷惑[めいわく]をかけるような軽はずみな行動をすること。「―をつつしむ」 **けいきんぞく**【軽金属】 图比重の小さな軽い金属。アルミニウムやマグネシウムなど。↔重金属[じゅうきんぞく] **けいく**【警句】 图すぐれた考えや真実をするどくついた、短いことば。「沈黙[ちんもく]は金、雄弁は銀」など。アフォリズム。類[たぐい]格言[かくげん]・金言[きんげん] **けいぐ**【敬具】 图手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「つつしんで申しあげました」という意味。▽「拝啓[はいけい]」「拝復[はいふく]」で書きだす場合に使う。 **けいぐん**(鶏群)の一鶴[いっかく] 多数の凡人[ぼんじん]の中に、一人だけすぐれた人がいること。▽ニワトリの群れにツルが一羽いるという意味。 **けいけい**に【軽軽に】 [副]かるがるしく。よく注意しないで。「―行動するなかれ」 **げいげき**【迎撃】 图[名・スル]せめてくる敵をむかえうつこと。「―用ミサイル」 **けいけん**【経験】 图[名・スル]「実際に見たり聞いたり、ためしたりして、それによって人が変わっていくこと。また、実際にやってみて、えた知識や技能。「人生―に富む」「―不足」 >つかいわけ↓「体験」を見よ。 **けいけん**【敬虔】 [形動]敬いつつしむようす。とくに、神仏を深く信仰[しんこう]して敬いつかえるようす。「―な信徒」「―ないのりをささげる」 **けいげん**【軽減】 图[名・スル]減らして少なくすること。「仕事の量を―する」「労力を―する」→加重[かちょう] **けいけんしゅぎ**【経験主義】 图①自分の経験したことにもとづいて、すべてのことを考えようとする立場。②哲学[てつがく]で、いっさいの認識は生得のものでなく、感覚的経験にもとづくとする考えかた。経験論。▽イギリスの哲学者ベーコンが始め、ロックらに受けつがれた。 **けいこ**【×稽古】 图[名・スル]武道や芸ごとを習うこと。じょうずになるために、くりかえし練習すること。また、その練習。「剣道[けんどう]の―に通う」「―をつける」 **けいご**【敬語】 [名]話し手が相手に対して、また、話題中のものごとや人物、その行為などに対して、敬う気持ちをあらわす特別なことばづかい。敬語には次の三種類がある。尊敬語は、相手側のことや相手の動作を高めて言うことば。「いらっしゃる」「召[め]し上がる」「おっしゃる」「ご意見」など。また、尊敬の助動詞「れる」「られる」をつけたり、「お(ご)~になる」という言いかたでも敬意をあらわすことができる。「散歩される」「お書きになる」など。謙譲[けんじょう]語は、自分側のことを低めることで相手に対する敬意をあらわすことば。「参[まい]る」「いただく」「申し上げる」「卑見[ひけん]」など。丁寧[ていねい]語は、動作やものごとについてではなく、聞き手そのものに対する敬意をあらわすことば。「です」「ます」「ございます」「お飯」など。▽文語の場合は、話し手の敬意の方向によって区別する。すなわち、話題中の動作の為手[して]に対する敬意は尊敬語で、動作の受け手に対する敬意は謙譲語で、また聞き手に対する敬意は丁寧語である。 **けいご**【警固・警護】 图[名・スル]危険なことや、よくないことが起こらないように、用心をして守ること。また、その人。「要人の―にあたる」圏警備[けいび] **けいこう**【径行】 图思ったとおりに、つらぬきおこなうこと。「直情―」 **けいこう**【経口】 图薬や細菌[さいきん]などが、口からからだの中にはいること。「―ワクチン」「―感染」 **けいこう**【蛍光】 图①ホタルの光。②ある物質が、光・放射線などの刺激[しげき]や化学的・生物学的変化によって光を出す現象。ルミネセンス。「―塗料[とりょう]」「―ペン」 **けいこう**【傾向】 图ものごとの性質・状態が、ある方向にかたむくこと。「物価は上がる―だ」圏動向[どうこう] **けいこう**【携行】 图[名・スル]持っていくこと。身につけていくこと。「食物を―する」「―に便利な手帳」 **げいごう**【迎合】 图[名・スル]相手の気に入られようとして、わけもなく賛成したり、調子を合わせたりすること。「社長に―する」類[たぐい]追従[ついしょう] **けいこうぎょう**【軽工業】 图織物や食料品など、ふだんの生活に使う品物をつくる工業。↔重工業[じゅうこうぎょう] **けいごうきん**【軽合金】 图マグネシウムやアルミニウムなどに他の金属元素を組みあわせた、軽くて強い金属。ジュラルミンなど。自動車や航空機に使う。 **けいこうとう**【蛍光灯】 图照明器具の一つ。細長いガラスのくだの内側に蛍光物質をぬって、放電で出る紫外線で光らせるもの。 **けいこう**(鶏口)となるも牛後[ぎゅうご]となるなかれ 大きな団体のしりにくっつくよりも、小さくてもその集団のかしらになれ。▽ニワトリの口となっても、ウシのしっぽにはなるなという意味。中国、「戦国策」から。 **けいこうとりょう**【蛍光塗料】 图光線や放射線などを当てると発光する物質を使用した塗料[とりょう]。 **けいこうぶんがく**【傾向文学】 图プロレタリア文学。左翼的傾向をおびた文学。 **けいこく**【渓谷・谿谷】 图両側に山がせまり、あいだに川が流れる谷間[たにま]。たに。 <395> **けいこく**【傾国】 图王が政治を忘れて、国をほろぼしかねないほど夢中になってしまう美人。圏傾城[けいせい] **けいこく**【警告】 图[名・スル]よくないことが起きないように、前もって注意をうながすこと。「環境汚染[かんきょうおせん]に―を発する」 **けいこくさいみん**【経国済民】[四字漢語]国を治めて民衆を救うこと。圏経世済民[けいせいさいみん] **けいこくしゅう**【経国集】[書名]八二七年。勅撰[ちょくせん]漢詩文集。良岑安世[よしみねのやすよ]らの撰[せん]。平安初期の漢文学全盛期の作品を集めた。二十巻。現存六巻。 **げいごと**【芸事】 图歌・三味線[しゃみせん]・おどりなど、芸能に関すること。「―に身を入れる」 **けいさい**【掲載】 图[名・スル]新聞や雑誌などに、文章や写真をのせること。「―許可をとる」圏登載[とうさい] **けいざい**【経済】[名・形動]①〈名〉生活するのに必要なものをつくったり使ったり、また、売り買いしたりする金銭上のはたらきやしくみ。「―成長率」②〈名・形動〉かねや時間が少なくて済むこと。やすあがり。「そのほうが時間の―だ」▼「経国(世)済民」から作った略語。 **けいざいかい**【経済界】 图経済活動がおこなわれる社会。とくに、実業家の社会。圏財界[ざいかい] **けいざいかんねん**【経済観念】 图経済に関する考えや知識など。 **けいざいきかくちょう**【経済企画庁】 图旧行政機関。経済政策の企画立案、経済情勢の調査分析数をおこなった中央官庁。 **けいざいきょうりょくかいはつきこう**【経済協力開発機構】 图↓「オーイーシーディー」 **けいざいさんぎょうしょう**【経済産業省】 图国の行政機関の一つ。民間経済の活性化や、エネルギーの安定供給確保を主な仕事とする役所。長は経済産業大臣。 **けいざいすいいき**【経済水域】 图沿岸国が、水産資源や海底鉱物資源を所有し、開発する権利をもつ範囲。また、海洋汚染の規制に対する権限をも認められている。海岸線から二〇〇海里(=約三七〇キロ)以内をいう。排他[はいた]的経済水域。 **けいざいせいちょうりつ**【経済成長率】 图国民総生産が、前年に比べて、どれだけの割合で増加・減少しているかを示す指標。 **けいざいそうごえんじょかいぎ**【経済相互援助会議】 图V「コメコン」 **けいざいてき**【経済的】 [形動]①費用の節約になるようす。「まとめて買えば―だ」圏やすあがり ②経済上のことに関係のあるようす。「―な問題」 **けいざいはくしょ**【経済白書】 图政府が、毎年発表する経済の推移[すいい]や実態の報告書。 **けいざいふうさ**【経済封鎖】 图[名・スル]敵対関係にある国との経済交流を、制限したり禁止したりすること。 **けいざいブロック**【経済ブロック】 图経済面でとくに関係の強い国々が、共通する目的を達成するために結びついてつくる排他[はいた]的な経済連合。 **けいざいまさつ**【経済摩擦】 图国家間の経済的な利害の対立。国際収支の不均衡[ふきんこう]がその要因。 **けいさつ**【警察】 图人々の命や財産を守り、安心して暮らせるようにするための行政機関。また、それらの業務をあつかう役所。「―庁長官」 **けいさつしょ**【警察署】 图都道府県の各区内で、警察関係の事務をおこなう役所。 **けいさつちょう**【警察庁】 图警察制度の中央行政機関。国家公安委員会のもと、警察行政全般をつかう。 **けいし**【軽視】[名・スル]いいかげんに軽く考えること。「―してはならない問題だ」→重視[じゅうし] **けいし**【継子】 图ままこ。↔実子[じっこ] **けいし**【継嗣】 图あとつぎ。相続人。 **けいし**【警視】 图警察官の階級の一つ。警視正[けいしせい]の下で、警部の上。 **けいし**【×罫紙】 图文字を書きやすくするために、縦や横に線の引いてある紙。 **けいじ**【刑事】 图①「刑事巡査[けいじじゅんさ]」の略。事件を調べたり、犯人をつかまえたりする私服の警官。②刑法にふれる、殺人や強盗などの事件。「―責任はまぬがれない」⇔民事[みんじ] **けいじ**【計時】 图[名・スル]競技などで、ストップウォッチを使って時間をはかること。 **けいじ**【啓示】 图[名・スル]キリスト教などで、人の力では知ることのできないことを神が教えしめすこと。「神の―を受ける」圏黙示[もくし] **けいじ**【掲示】 图[名・スル]人目につく場所に、紙などに書いてかかげること。また、その文書。「―板」「合格者の氏名を―する」 **けいじ**【慶事】 图結婚や出産などのめでたい出来事。いわいごと。↔弔事[ちょうじ] **けいじかてき**【形×而下的】 [形動]形のある、つまり、見たりさわったりして感覚でとらえることができる。↔形而上的[けいじじょうてき] **けいさん**【計算】 图[名・スル]①ものの数や量を数えること。また、数式を解いて答えを出すこと。②そうなることを予測し、前もって考えておくこと。「むだになることを―に入れておく」 **けいさんじゃく**【計算尺】 图かけ算・割り算・累乗[るいじょう]などが簡単にできる、ものさし形の計算器具。 **けいさんずく**【計算。尽く】 [名]損得を前もって考えてことがおこなわれること。履[くつ]勘定[かんじょう]ずく **けいさんだかい**【計算高い】 [形動]なにごとにも損得を計算してから行動に移すようす。圏勘定高い[かんじょうだかい] **けいし**【刑死】 图刑に処せられて死ぬこと。 **けいしき**【形式】 [名]①一定の形や、きまったやりかた。「手紙―の文章」②体裁[ていさい]や見かけ。外形。「―にとらわれる」「―ばったあいさつ」圏方式[ほうしき]↔内容[ないよう] >つかいわけ↓「形状」「様式」を見よ。 **けいしき**【型式】 图商品の型。タイプ。「―番号」▽「形式」と区別して「かたしき」とも読む。 **けいしきけいようし**【形式形容詞】 [名]逵↓「ほじょけいようし」 **けいしきしゅぎ**【形式主義】 图内容よりも形式に重点をおく考えかたや態度。 **けいしきだんらく**【形式段落】[国語]形の上でひとつのまとまりになっている段落。文頭は一字下げで改行の形をとる。↔意味段落[いみだんらく] <396> 区切りになっている段落。文頭は一字下げで改行の形をとる。⇔意味段落 **けいしきてき【形式的】**[形動]内容や実質よりも形や体裁をさきに考えるようす。うわべだけ。「審査といっても―なものだ」→実質的 **けいしきどうし【形式動詞】**[文法]↓「ほじょどうし」 **けいしきめいし【形式名詞】**[文法]名詞の一つ。そのことばだけでは具体的な意味をもたないが、連体修飾語の下に付いて広く使われ、さまざまな意味の名詞句をつくる名詞。「六時間後ということは夜中過ぎの到着だ」「早く行ってやることだね」「あすは一時に来ること」の「こと」。ほかに「もの」「ところ」「とき」「はず」など。 **けいじさいばん【刑事裁判】**犯罪者に刑罰を科すかどうかをきめるための裁判。⇔民事裁判 **けいじじょうてき【形而上的】**[形動]形がないので感覚ではとらえられない、精神的なもののさま。また、科学的でなく、実証できないさまにもいう。抽象的。観念的。⇔形而下的 **けいじじょうがく【形而上学】**存在や宇宙の本質や神など、感覚でとらえることのできないものを研究する学問。 **けいじせきにん【刑事責任】**刑罰を受けなければならない法律上の責任。「―を問われる」 **けいしそうかん【警視総監】**警察官の最上位。警視庁の長官。 **けいしちょう【警視庁】**東京都の警察行政の本部。長は警視総監。「―捜査一課」▽道府県では、警察本部。 **けいしつ【形質】**①ものの形態と性質。②生物がもつ形態上や遺伝上の特色。 **けいしゃ【傾斜】**①かたむいて、ななめになること。また、その度合い。かたむき。「急なーの坂道」麵勾配▽心が、ある方向にひきつけられること。②「傾斜生産方式」の略。 **けいしゃ【鶏舎】**ニワトリを飼う小屋。とり小屋。 **げいしゃ【芸者】**①酒の席などに出て、歌やおどりで客を楽しませることを職業としている女性。②いろいろな芸をじょうずにできる人。芸達者な人。圏芸人 **けいじゅう【軽重】**↓「けいちょう」 **げいしゅう【芸州】**↓「あき(安芸)」 **けいしゅうさっか【閨秀作家】**才能のある女性の小説家。女流作家。 **けいしゅく【慶祝】**めでたいことを喜びいうこと。「―行事」圏祝賀 **げいじゅつ【芸術】**美しいと感じたり、心を動かされたりしたことを、形・色・音・ことばなどで表現すること。また、美術・音楽・文学・演劇などの作品。 **芸術のための芸術**芸術は他の目的の手段としてあるのでなく、美の創造という芸術自身が目的であり価値であるとすること。芸術至上主義。▽フランスの哲学者クーザンのことば。 **芸術は長く、人生は短し**人生は短くはかないものだが、芸術は深遠できわめがたいものだ。▽古代ギリシャの医者ヒポクラテスのことば。 **げいじゅついん【芸術院】**芸術各界の中心人物を会員とした、芸術活動の指導的機関。正式には「日本芸術院」。 **げいじゅつか【芸術家】**芸術活動をおこない、芸術作品を創造する人。 **げいじゅつさい【芸術祭】**芸術を盛んにし広めるために、毎年、文化の日を中心におこなわれる行事。「―参加作品」 **げいしゅん【迎春】**新年をむかえること。年賀状などのあいさつのことば。 **けいしょ【経書】**中国古代の儒学のよりどころとなる書物。四書・五経など。 **けいしょう【形象】**知覚によってとらえられた、ものの形や姿。「美的―」 **けいしょう【景勝】**景色がすぐれていること。景色のいい土地。「―の地として知られる」園名勝 **けいしょう【軽少】**[形動]ほんのわずかな数量や程度。「被害は―な金額ですんだ」→多大 **けいしょう【敬称】**人名や官職名のあとに付けて、その人を尊敬する気持ちをあらわすことば。 ●敬意をあらわす接頭語・接尾語 [貴]貴方 貴女 貴社 貴家-相手や相手の属する語に付けて敬意をあらわす [令]令室 令息 令夫人-他人の家族に対する敬意をあらわす [尊]尊兄 尊台 尊父「尊い」の意味で、相手や相手に属する語に付けて敬意をあらわす [様]~様~殿-人名につけて敬意をあらわす。もともと、公用文や改まった場合には「殿」を用いたが、現在では「様」を使うことが多くなってきた [君]~君 諸君-同輩・目下の人に付けて、軽い敬意をあらわす。おもに男性の用語 [氏]~氏-名前などに付けて、ていねいに呼ぶことば [兄]大兄 学兄-男性が先輩・同輩などをうやまっていう語 [君]父君 母君-他人の親族などをうやまっていう語 [上]父上 母上-目上の親族をあらわす語に付けて敬意を示す [拙]拙稿 拙宅 拙者-自分側のものごとをへりくだっていう語 [愚]愚息、愚妻 愚考 愚見-身内や自分に関することに付けてへりくだった気持ちをあらわす [生]愚生、小生-男性が自分のことをへりくだっていう <397> **けいしょう**【軽症】 图病気が軽いこと。軽い症状。↔重症[じゅうしょう] **けいしょう**【軽傷】 图浅い傷。軽いけが。「交通事故にあったが―ですんだ」↔重傷[じゅうしょう] **けいしょう**【継承】 图[名・スル]地位・財産・権利などを、先代や前任者などから受けつぐこと。「債務を―する」類[たぐい]後継[こうけい] >つかいわけ 継承・相続・世襲 「継承」は、身分・地位・学問などをそのまま受けつぐこと。「王位継承」。「相続」は、親の財産を法的に生じた権利によって受けつぐこと。「みにくい相続争い」。「世襲」は、家がら・地位・財産を子孫が代々受けつぐこと。「家元[いえもと]を世襲する」。 **けいしょう**【警鐘】 图①火事や大水の危険を知らせるために鳴らす鐘[かね]。②人々の注意をうながすもの。いましめ。「―を鳴らす」類[たぐい]警告[けいこく] **けいじょう**【刑場】 图死刑をおこなう場所。しおきば。「―の露[つゆ]と消える(=刑死する)」 **けいじょう**【形状】 图ものや人の形やありさま。「―を観察する」 >つかいわけ 形状・形態・形象・形式 「形状」は、目に見えるものの形やようす。「縄文式土器の形状を備える」。「形態」は、内部の構造や組織の形までいうこともあり、また、抽象的なものにも使う。「民主主義の形態が整う」。「形象」は、心の中にイメージを具体的に形づくること。「理想の教育を形象化する」。「形式」は、「内容」に対することばで、見かけの型・やりかた・わく組み、時には固定した体裁。「試験は小論文の形式でおこなう」。 **けいじょう**【計上】[名・スル]計算して全体の中にふくめること。「来年度予算に―する」 **けいじょう**【啓上】[名・スル]手紙の書きだしに使うことば。申しあげること。「一筆―」 **けいじょう**【経常】 图いつもきまっていて変わらないこと。「―費」→臨時[りんじ] **けいじょうきおくごうきん**【形状記憶合金】 图一定の形を記憶させ、変形してもある温度になるともとの形にもどる金属。コーヒーメーカー・ブラジャー・灰皿[はいざら]などに使われている。 **けいじょうしゅうし**【経常収支】 图貿易収支(=輸出入に関する収入と支出)・貿易外収支(=保険料・海外渡航の運賃・対外投資の利子などによる収入と支出)・移転収支(=外国や外国人に対する送金などによる収入と支出)を総計したもの。 **けいしょく**【軽食】 图軽い食事。簡単で手軽な食事。「―をとる」 **けいしん**【敬神】 图神を敬うこと。「―の念が厚い」 **けいしん**【軽震】 图地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。戸やしょうじが少し動くほどの軽い地震。 **けいず**【系図】 图先祖から伝わる血すじのつながりを書きつけた表[ひょう]。系譜[けいふ]。「家―」 **けいすう**【計数】 图[名・スル]数をかぞえること。また、経理に関すること。「―に明るい」 **けいすう**【係数】 图①代数で、方程式などの項の中の変数(記号文字)にかけた定数(数字や文字)。たとえば、5xの5、axのaなど。②比率をあらわす数字。比例定数。「膨張[ぼうちょう]―」 **けいせい**【形成】 图[名・スル]完全な形にしあげること。形を整えること。「人間―」 **けいせい**【形声】[国語]漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。音をあらわす部分と意味をあらわす部分を合わせて一つの漢字をつくる方法。「住」では「主」が音を、「亻(=人)」が意味をあらわす。「―文字」類[たぐい]諧声[かいせい]▽「形成」は誤り。 **けいせい**【形勢】 图移りかわる、そのときそのときのようす。「―不利」「―が逆転する」圏情勢[じょうせい] **けいせい**【警世】 图世間の人々に警告をあたえること。「―の一文を書きおくる」 **けいせい**【傾城】 图①すばらしい美人。↔傾国[けいこく]▽王がその容色に迷って城をあやうくするほどの美人という意味。②遊女。「―買い」 **けいせいげか**【形成外科】[医学]で、外科の一分科。からだの形の異常なものを外科的な治療[ちりょう]によって治すもの。▽整形外科とは別。 **けいせいさいみん**【経世済民】[四字漢語]「経国済民」に同じ。 **けいせき**【形跡】 [名]ものごとがあったことを示すあと。「犯人がたち回った―はない」類[たぐい]痕跡[こんせき] >つかいわけ」→「痕跡」を見よ。 **けいせつ**(蛍雪)の功[こう] 苦労しながら勉強した成果。「―を積む」▽昔、中国で、貧しくて灯油の買えなかった車胤[しゃいん]がホタルの光で、孫康[そんこう]が窓外の雪明かりで本を読んだ故事(「晋書」)から。 **けいせん**【経線】 图北極と南極を結び地球を一周すると仮定した縦の線。子午線。↔緯線[いせん] **けいせん**【×罫線】 图紙面の区切りやしきりとなる線。 **けいそ**【×珪素・×硅素】 图非金属元素の一つ。Si土や岩石に多くふくまれる。特殊鋼[とくしゅこう]などの原料、また半導体としても使われる。シリコン。元素記号 **けいそう**【係争・×繋争】 图当事者間の、法律上の争い。訴訟[そしょう]して争うこと。「現在―中の事件」 **けいそう**【軽装】 图身軽で活動しやすい服装。「―で旅立つ」 **けいぞう**【恵贈】 图[名・スル]他人がものをおくってくれることを敬った言い方。「ご―たまわり、ありがとうございます」類[たぐい]恵与[けいよ]・恵投[けいとう] **けいそうど**【×珪藻土】 图非常に小さい珪藻の遺骸[いがい]が水の底に積みかさなってできた土。れんがやみがき粉に使う。 **けいそく**【計測】 图[名・スル]器械や道具を使って、長さや重さをはかること。「距離を―する」類[たぐい]測定[そくてい] <398> **けいぞく**【継続】 图[名・スル]以前からのことを続けること。また、以前からのことが続くこと。「―は力なり」圏続行[ぞっこう] >つかいわけ「連続」を見よ。 **けいそじゅし**【×珪素樹脂】 图珪素をふくむ合成樹脂。電気や熱の絶縁[ぜつえん]や防水などに利用する。シリコーンの一つ。 **けいそつ**【軽率】 [形動]深く考えもしないで実行するようす。かるはずみ。「―な言動はつつしみなさい」「彼はいつも―だ」↔慎重[しんちょう] **けいそん**【恵存】 图「保存してくだされば幸いです」という意味。けいぞん。▽自分の著作などを送るときに相手の名にそえて書く。 **けいたい**【形態・形体】 图組織化されたものの形や姿。「総合病院の―を備える」「―学」 >つかいわけ」→「形状」を見よ。 **けいたい**【敬体】[国語]口語文体の一つ。話しことばに多く使う、文末がていねい語の「です」「ます」などで終わる文体。ですます体。↔常体[じょうたい] **けいたい**【携帯】 图[名・スル]身につけて持ったり、手にさげて持ったりすること。「―に便利」「―電話」 **けいだい**【境内】 图神社や寺院の敷地の中。「―をはききよめる」▽「けいない」と読むのは誤り。 **けいたく**【恵沢】 图恩恵を受けること。めぐみ。 **げいだん**【芸談】 图芸能や芸道の、奥義や修業に関する話。 **けいだんれん**【経団連】 图財界の指導的経営者団体の連絡[れんらく]機関。経済問題に関する財界の意見をまとめて政府に建議し、経済の発展を図る。「経済団体連合会」の略。 **けいちつ**【啓、蟄】 图二十四節気の一つ。三月五日ごろ。「冬ごもりしていた虫が地上に出てくるという意味。 **けいちゅう**【傾注】 图[名・スル]心を一つのことに集中すること。心からうちこむこと。「全力を―する」 **けいちゅう**【契沖】 [人名]一六四〇—一七〇一年。江戸以前期の国学者・歌人。古典の注釈やかなづかいなどを研究し、国学の基礎を確立した。著書に「万葉代匠”記」「和字正濫鈔」、家集に「漫吟慧集」など。 **けいちょう**【軽重】 图●軽いことと重いこと。②たいせつなことと、つまらないこと。「かなえの―を問う」 ▼「けいじゅう」とも。 **けいちょう**【傾聴】 图[名・スル]熱心に耳をかたむけて聞くこと。「―に値[あたい]する」 **けいちょう**【慶弔】 图結婚や出産などのおめでたいことと、葬式[そうしき]などの不幸なこと。「―休暇[きゅうか]」 **けいちょうのえき**【慶長の役】 图↓「ちょうせんしゅっぺい」 **けいちょうふはく**【軽×佻浮薄】[四字熟語]言動が軽がるしく、考えなどがあさはかなこと。「―に流れる」 **けいてい**(兄弟)牆[かき]に鬩[せめ]ぐ きょうだいどうし、うちわげんかする。仲間どうし、けんかする。▽「牆に鬩ぐ」は、かき根の中で争うという意味。中国、「詩経[しきょう]」から。 **けいてき**【警笛】 图人々に危険を知らせたり、注意をうながしたりするために鳴らす笛やサイレンなど。 **けいてん**【経典】 图聖人のことばや教えなどを書いた本。「儒教の―である論語」▽「きょうてん」と読めば別の語。 **けいと**【毛糸】 图ヒツジの毛などをつむいだ糸。編み物や織物用。 **けいど**【経度】 图地球上のある地点の位置を示すために、両極とイギリスの旧グリニッジ天文台を通る子午線を基準(零度[れいど])にして、東西それぞれ一八〇度に分けてあらわしたもの。↔緯度[いど] **けいど**【軽度】 图ものごとの程度が軽いこと。「―の乱視」↔強度・重度 **けいとう**【系統】 图①順序を追った、ものごとのすじみち。統一のあるつながり。「―立てて話す」「電気―を調べる」②同じ一族の血すじ。「父の―をひく」「源氏の―」類[たぐい]血統[けっとう] ③同じ種類・部門。「事務―の仕事」 **けいとう**【継投】 图[名・スル]野球で、一試合の中で前の投手から引きついで投げること。リリーフ。「―策が成功する」 **けいとう**【傾倒】 图[名・スル]ある人物や作品などに心を寄せ、夢中になること。「師の教えに―する」 **けいとう**【鶏頭】 图ヒユ科の一年草。夏から秋にかけて、ニワトリのとさかに似た赤などの花が咲く。 **げいとう**【芸当】 图びっくりさせるような、特別なはなれわざ。「だれにもできない―」 **げいどう**【芸道】 图芸能や芸ごとの道。花道・茶道・おどりなど。 **けいとうてき**【系統的】 [形動]順序がついて、すじみちどおりになっているようす。「―な作業手順」「―に考える」 **けいどうみゃく**【×頸動脈】 图首の左右にあり、頭部に血液を送る太い動脈。 **げいなし**【芸無し】 图なんの芸もできないこと。また、できない人。 **げいにん**【芸人】 图⊕芸能をする人。とくに、伝統的な演芸をする人。役者や落語家など。②いろいろな芸を身につけた人。芸達者[げいたっしゃ]な人。 **げいのう**【芸能】 图映画・音楽・演劇・おどりなど、おもに大衆演芸をまとめた呼び方。「―番組」「―人」 **けいば**【競馬】 图プロの騎手[きしゅ]が競走馬に乗ってスピードを争う競技。観客は勝ち馬を予想して馬券(=勝ち馬投票券)を買う。「草[くさ]―」 **けいはい**【軽輩】 图地位や身分の低い人。また、経験の浅い人。 **けいはく**【敬白】 图手紙の最後に書きそえる、結びのことば。「つつしんで申しあげました」という意味で、非常に丁重[ていちょう]な気持ちをあらわす。「店主―」▽「拝啓[はいけい]」または「拝復[はいふく]」で書きだす場合に使う。 **けいはく**【軽薄】 [形動]考えが浅く、言動がいいかげんなようす。うすっぺら。「見るからに―な態度」圏あさはか↔重厚[じゅうこう] <399> **けいはくたんしょう**【軽薄短小】[四字漢語]かるい・うすい・みじかい・ちいさいの四語をまとめた言い方。「技術革新による―型の産業」↔重厚長大[じゅうこうちょうだい]▽日本の工業製品の得意とする特長をとらえたことば。 **けいはつ**【啓発】 图[名・スル]知識が古くせまくかたまっていたことに気づかせ、新しい知識へと目をひらかせること。「―される点が多い」圏啓蒙[けいもう] **けいばつ**【刑罰】 图罪を犯した人に対してあたえられる法律上の罰[ばつ]。 **けいばつ**【×閨閥】 图妻の親類を中心とする勢力。▽「閨」は寝室[しんしつ]の意味で、深窓に育った女性のこと。 **けいはん**【京×阪】 图京都と大阪[おおさか]。また、京都と大阪を一つにした呼び方。上方[かみがた]。「―地区」 **けいはんざい**【軽犯罪】 图公衆道徳に反するような軽い犯罪。はだかで道を歩いたりすること。罰則[ばっそく]はきめられていない。 **けいはんしん**【京×阪神】 图京都・大阪・神戸を一つにした呼び方。 **けいひ**【経費】 图あることをするために必要な費用。コスト。「―がかさむ」「―の節約になる」 **けいび**【軽微】 [形動]程度がわずかであるようす。「損害は―だった」「―な被害」で済んだ」 **けいび**【警備】 图[名・スル]非常の場合に備えて、用心しながら守ること。「―員」 **けいひん**【京浜】 图東京と横浜。また、東京と横浜を一つにした呼び方。「―工業地帯」 **けいひん**【景品】 图商品にそえて客にただであげるおまけ。また、行事の参加者などにおくる品。 **げいひんかん**【迎賓館】 图外国からの元首などを接待するために設けられた建物。 **けいふ**【系譜】 图①血の続きがらを時代を追ってあらわしたもの。「藤原氏の―」類[たぐい]系図[けいず]②学問などの、つながりや流派の分かれなどをあらわしたもの。類[たぐい]系統[けいとう] **けいふ**【継父】 图実母の夫ではあるが、自分と血のつながらない父。ままちち。麴養父[ようふ]↔実父[じっぷ] **けいぶ**【軽侮】 图[名・スル]人をあなどり見さげること。↔軽蔑[けいべつ]。「―のまなざしで見る」 **けいぶ**【警部】 图警察官の階級の一つ。警視の下で、警部補の上。 **げいふう**【芸風】 图役者や演芸家の芸で、その人やその流派などの独特なやりかたや持ち味。 **けいふく**【敬服】 图[名・スル]心から感心し、尊敬する気持ちをもつこと。 >つかいわけ」→「感服」を見よ。 **けいぶつ**【景物】 图①四季おりおりに、ふさわしいおもむきをそえるもの。「夏の―のほたる」圏風物詩[ふうぶつし]②景品。おまけ。 **けいべつ**【軽蔑】 图[名・スル]人を軽くみてばかにすること。類[たぐい]軽侮[けいぶ]・侮蔑[ぶべつ]↔尊敬[そんけい] **けいべん**【軽便】 [形動]手軽で便利なようす。「―鉄道」「―かみそり」類[たぐい]簡便[かんべん] **けいぼ**【敬慕】 图[名・スル]尊敬する気持ちからしたうこと。「先生を―してやまない」圏敬愛[けいあい] **けいぼ**【継母】 图実父の妻ではあるが、自分と血のつながらない母。ままはは。類[たぐい]養母[ようぼ]↔実母[じつぼ] **けいほう**【刑法】 图生命や財産にかかわる犯罪と、それにともなう刑罰[けいばつ]を定めた法律。⇔民法[みんぽう] **けいほう**【警報】 图[名・スル]危険なことが起こりそうなとき、前もって用心するよう注意する知らせ。「火災―器」 **けいぼう**【警防】 图災害などが起こらないように用心して防ぐこと。「―団」 **けいぼう**【警棒】 图警官がこしにさげている木の棒。 **けいみょう**【軽妙】 [形動]文章や話しかたなどが、気がきいていてじょうずであるようす。「―なしゃれ」 **けいみょうしゃだつ**【軽妙洒脱】[四字漢語]気がきいていて味があり、あかぬけているようす。「―な文章」▽「軽妙洒脱」は誤り。 **けいむしょ**【刑務所】 图刑のきまった犯罪者を一定期間収容しておくところ。 **げいめい**【芸名】 图本名[ほんみょう]とは別の、芸のうえで使う名前。 **けいめいくとう**【鶏鳴狗盜】[四字漢語]いやしい小細工[こざいく]をろうすること。また、どんなにつまらない技能でも役に立つことがあるというたとえ。▽ニワトリの鳴きまねをしたり、イヌのようにこそこそものをぬすむという意味。中国、「史記」, **けいもう**【啓蒙】 图[名・スル]正しい知識をあたえみちびくこと。「―主義」圏啓発[けいはつ] **けいもうしそう**【啓蒙思想】 图一八世紀のヨーロッパ、とくにフランスでおこった合理主義的な考えかた。正しい教育などによって古い思想をうち破る思想。ヴォルテールやモンテスキューらが代表。 **けいもうせんせいくんしゅ**【啓蒙專制君主】 图一八世紀のヨーロッパで、啓蒙思想の広がりを受けて、後進的な自国の近代化を進めた専制君主。プロイセンのフリードリヒ二世やロシアのエカチェリーナ二世など。 **けいやく**【契約】 图[名・スル]法律にもとづいて、たがいに合意してとり交わした約束。「―違反」 >つかいわけ→「約束」を見よ。 **けいゆ**【経由】 图[名・スル]目的地へ行く途中で、ある地点を通っていくこと。「香港―バンコク行き」▽「けいゆう」と読むのは誤り。 **けいゆ**【軽油】 图原油からとれる油の一つ。ディーゼル燃料などに使う。▽ガソリンや灯油より重い。 **けいよ**【恵与】 图[名・スル]①苦しんでいる人にめぐみあたえること。②手紙などで、人からもらいものをしたことに対して敬意をあらわすことば。「ご―の品」 **けいよう**【形容】 图[名・スル]かたちや、ようす。また、形やようすをことばなどで表現すること。 **けいよう**【京葉】 图東京と千葉。また、東京と千葉を一つにした呼び方。「―道路」 **けいよう**【掲揚】 图[名・スル]旗などを高くかかげること。「大会旗を―する」「―台」 **けいようし**【形容詞】[文法]品詞の一つ。ものごとの性質や状態、感覚、人の感情などをあらわす。自立語で、活用する。口語では、終止形が「い」で終わるものは、多くはものごとの状態をあらわす。「高い」「低い」「かたい」「長い」など。終止形が「しい」で終わるものは、多くは感情をあらわす。「うれしい」「悲しい」など。文語では、「赤し」「暑し」などの「ク活用」(状態をあらわすものが多い)と、「さびし」「恋[こい]し」などの「シク活用」(感情をあらわすものが多い)に分けられる。▽「ク活用」と「シク活用」は、動詞「なる」を付けて、連用形の語尾が「く」になるか「しく」になるかで見分ける。たとえば、「高くなる」「悲しくなる」など。巻末「活用表」参照。 <400> **けいようどうし**【形容動詞】[文法]品詞の一つ。形容詞と同じく、おもにものごとの性質や状態をあらわす。自立語で、活用する。口語では、「静かだ」「愉快[ゆかい]だ」など、終止形が「だ(です)」で終わる。文語では、「静かなり」「はなやかなり」など、「なり」で言い切る「ナリ活用」と、「堂々たり」「悠々[ゆうゆう]たり」など、「たり」で言い切る「タリ活用」に分けられる。▽形容動詞は形容詞の数が少なくてたりない表現を補うために、奈良・平安時代に発達したもので、両者は活用がちがうだけで、意味の役割の上からは同じものである。形容動詞の用例は圧倒的に連用形が多い。「ナリ活用」は和語に「なり」が、「タリ活用」は漢語に「たり」がついたもの。♪巻末「活用表」参照。 **けいら**【警邏】 图[名・スル]警戒のために見回ること。パトロール。「―隊」 **けいらん**【鶏卵】 图ニワトリの卵。 **けいり**【経理】 图会社などで、かねの出し入れに関係する事務。 **けいりし**【計理士】 图「公認会計士」の古い呼び方。 **けいりゃく**【計略】 图相手をうまくだますためのはかりごと、策略。「―をめぐらす」 **けいりゅう**【係留・、繫留】[名・スル]船などをつなぎとめておくこと。 **けいりゅう**【渓流】 [名]谷間を流れる川。谷川。「―を下る」 **けいりょう**【計量】 图[名・スル]ものの分量や重さをはかること。「―カップ」 **けいりょう**【軽量】 图めかたの軽いこと。「―力士」↔重量[じゅうりょう] **けいりん**【競輪】 图プロの選手が自転車でスピードを競[きそ]う競技。観客は勝者を予想して車券(=勝者投票券)を買う。 **けいるい**【係累】 图めんどうをみなければならない家族。両親・妻子・きょうだいなど。「―が多い」 **けいれい**【敬礼】 图[名・スル]尊敬の気持ちをこめて礼をすること。また、敬意をこめた挙手の礼。 **けいれき**【経歴】 图過去に経てきた学業・職業・地位など。「―を生かした仕事」圏履歴[りれき] **けいれつ**【系列】 图すじみちだった一連のこと。また、一連の配列。「―会社」 **けいれん**【×痙攣】 图[名・スル]急に筋肉がひきつること。「―を起こす」 **けいろ**【毛色】 图⊕動物の毛の色。「―のいい馬」②性質や種類。「―の変わった人物」 **けいろ**【経路】 图移りかわってきた道すじ。到達するまでの道すじ。「入手―をたどる」「感染―」 **けいろう**【敬老】 图老人を敬うこと。「―の精神」 **けいろうのひ**【敬老の日】 图国民の祝日の一つ。九月第三月曜日。老人を敬い長寿[ちょうじゅ]をたたえる日。 **ケインズ** [人名]一八八三—一九四六年。イギリスの経済学者。自由放任経済では失業をなくすことは不可能で、政府の積極的な介入[かいにゅう]が完全雇用[こよう]につながると論じた。これはケインズ革命と呼ばれ、経済学の大変革を起こした。主著に「雇用・利子および貨幣[かへい]の一般理論」。「John Maynard Keynes **けう**【希有・稀有】 [形動]まったく、まれにしかないようす。「―な出来事」 **けろり**と [副]それからはなれたい気がする。うとましい。 **ケーオー**[KO] 图ボクシングで、相手をたおし、一○秒たっても起きあがれなくすること。ノックアウト。knockout の略語。 **ケーキ** 图小麦粉に、バター・卵・砂糖などを加えて焼いた台の上に、くだものや生クリームなどをのせた洋菓子。一cake **ケーケー**[KK] 图ローマ字つづりの「kabusiki kaisya (株式会社)」の略。会社名の前、またはあとに付ける。 **ケーケーケー**[KKK] 图クー-クラックス-クラン。アメリカの白人至上主義を唱える秘密組織。▽Ku Klux Klan の略語。 **ゲージ** 图①機械製品の寸法・形状などの基準となるもの。また、その検査に使う計器。gauge ②編み物で、一定の大きさの中の目数と段数。ふつう、10㌢×10㌢の中の編み目の密度。③鉄道で、二本のレール間の内側のはば。軌間[きかん]。case **ケース** 图①はこ。容器。「スーツ―」「―入り」②場合。事件。事例。「モデル―」「―スタディ」 **ケースバイケース** 图その時その時の事情に応じて処理すること。そのつど。-case by case **ケースワーカー** 图社会福祉、行政で、相談や指導にたずさわる人。| case worker **ゲーテ** 一七四九—一八三二年。ドイツの詩人・小説家。シラーとともに、「疾風怒濤」時代を経て古典主義を完成させた。小説「若きウェルテルの悩[なや]み」、戯曲[ぎきょく]「ファウスト」など。|Johann Wolfgang von Goethe **ゲート** 图門。出入り口。とくに、出入りをチェックするところ。「マラソン―」▽空港や競技場などに使うことが多い。一 gate **ゲートボール** 图球技の一つ。一チーム五人で、T字形の木のスティックで木のボールをたたいて三つのゲートを通過させ、ゴールポールに当てる早さを競[きそ]う。日本で考案された。▽gateとball から。和製語 **ケープ** 图かた・うで・背などをおおう、そでのない短いマント。|cape <401> **ケープタウン** 图 南アフリカ共和国の港湾都市。古くからヨーロッパとアジアとを結ぶアフリカ航路の港として発展した。| Cape Town **ケーブル** 图①電線。絶縁[ぜつえん]した導線を束ねて外装をほどこしたもの。②「ケーブルカー」の略。「cable **ケーブルカー** 图坂や山の急斜面[きゅうしゃめん]のレールの上を鋼鉄のつなによって移動する電車。一cable car **ケーブルテレビジョン** 图同軸ケーブルや光ファイバーケーブルで映像を分配する方式の有線テレビ。ケーブルテレビ。CATV。-cable television **ゲーム** 图①スポーツなどの試合。▽ボクシングやレスリングはマッチという。②テニスの試合でセットを構成するひと区切り。六ゲームを先取したほうが、そのセットをとる。③あそび。勝負[しょうぶ]ごと。「テレビ―」game **ゲームセット** 图試合終了。ゲームオーバー。▽game と set から。和製語 **ゲームセンター** 图いろいろな種類のゲームの機械がそろっている娯楽施設[ごらくしせつ]。▽game له centerから。和製語 **けおされる**【気圧される】 [下二]相手の勢いに気分的に圧倒される。のまれる。 **けおとす**【×蹴落とす】 [四]①けって下へ落とす。「山頂から石を―」②自分が地位につくために、他人を強引におしのけたり、引きずりおろしたりする。「ライバルを―」 **けおりもの**【毛織物】 图動物の毛を糸にして織ったもの。 **けが**【怪我】 图[名・スル]①傷を負うこと。また、その傷。②ちょっとしたあやまち。 >怪我の功名[こうみょう] まちがってしたことが、思いがけずよい結果を生むこと。 **げか**【外科】 图医学の分科の一つ。病気や傷を手術によって治す。 **げかい**【下界】 图天から見た人間の住むこの世界。また、高い山などから見た地上。↔天上界[てんじょうかい] **けかえす**【×蹴返す】 [四]①けってもとの位置にもどす。また、しかえしにける。「ボールを―」②けってたおす。 **けがす**【汚す・×穢す】 [四]①たいせつなものや美しいものを、きたなくしたり傷つけたりする。「名を―」「純粋[じゅんすい]な気持ちを―」②自分にふさわしくない高い地位や席につくことを、へりくだっていうことば。「末席を―」よごす **けがらわしい**【汚らわしい・×穢らわしい】 [形]相手のきたなさや品の悪さが、こちらにも移るようないやな感じのするようす。「聞くのも―話」 **けがれ**【汚れ・×穢れ】 图いつも清らかであるべきものがよごれていること。きたないこと。「―を知らぬ少年の目」▽古くは血を見ることを「けがれ」とし、「けがれ」を除くために「みそぎ」をした。 **けがれる**【汚れる・×穢れる】 [下二]たいせつなものや美しいものや神聖[しんせい]なものなどが、きたなくなる。「身が―」「家名が―」 **けがわ**【毛皮】 图毛をつけたまま加工したけものの皮。「―のコート」 **げき**[劇] ●程度がはげしい。圏激[げき]②いそがしい。③しばい。ドラマ。「―を演じる」 ゲキ ㉠劇痛[げきつう] 劇毒[げきどく] 劇薬[げきやく]②劇職[げきしょく] 劇務[げきむ] 演劇[えんげき] 喜劇[きげき] 悲劇[ひげき] 劇団[げきだん] ③劇場[げきじょう] 劇[はげ]しい **げき**[激] ①勢いや程度がはげしい。類[たぐい]劇[げき]②心を強く動かす。「◆「激する」を見よ。 ゲキ ①激職[げきしょく] 激痛[げきつう] 激動[げきどう] 激突[げきとつ] 過激[かげき] 急激[きゅうげき]②激越[げきえつ] 激励[げきれい] 感激[かんげき] 憤激[ふんげき] はげしい 激[はげ]しい風 **げき**[撃](撃) ●強くうつ。たたく。②せめかかる。③つきあたる。 ゲキ ①撃沈[げきちん] 撃墜[げきつい] 射撃[しゃげき] 打撃[だげき] 鼓腹撃壌[こふくげきじょう] ②撃退[げきたい] 撃破[げきは] 攻撃[こうげき] 突撃[とつげき] ③衝撃[しょうげき] 電撃[でんげき] 目撃[もくげき] うつ ピストルを撃[う]つ 早撃[はやう]ち **げき**【劇】 图漢字項目を見よ。 **げき**【×檄】 图世の人に自分の考えや主張を強くうったえる文章や文書。檄文[げきぶん]。ふれぶみ。 >檄を飛ばす 自分の考えや主張を広く人々に知らせ、決起を呼びかける。 **げきえいが**【劇映画】 图物語としてのすじをもち、俳優が演じる映画。↔記録映画[きろくえいが] **げきえつ**【激越】 [形動]感情や声が高ぶってあらあらしいようす。「―な口調で話す」「―な文章」 **げきか**【劇化】 图[名・スル]事件や小説などを劇にしくむこと。類[たぐい]ドラマ化 **げきか**【激化】 图[名・スル]以前よりも激しくなること。また、激しくすること。げっか。「戦争が―する」 **げきが**【劇画】 图物語性をもつ長編漫画[まんが]。 **げきげん**【激減】 图[名・スル]ものの数量が、急に減ること。「収入が―する」↔激増[げきぞう] **げきこう**【激高・激昂】 图↓「げっこう」 **げきさく**【劇作】 图[名・スル]劇の脚本[きゃくほん]を書くこと。また、その脚本。「―家」 **げきし**【劇詩】 图戯曲[ぎきょく]の形式で書かれた詩。ゲーテの「ファウスト」、バイロンの「マンフレッド」など。圏叙事詩[じょじし]・抒情詩[じょじょうし] **げきしょう**【激賞】 图[名・スル]盛[さか]んにほめたたえること。「新聞各紙が―した」圏絶賛[ぜっさん] **げきじょう**【劇場】 图映画や演劇などを見物するための建物。 **げきじょう**【激情】 图おさえきれない、激しく高ぶる感情や欲望。「一時の―にかられる」 **げきしょく**【激職・劇職】 图職務上、休むひまがないほどいそがしく重要な地位。圏激務[げきむ]⇔閑職[かんしょく] <402> **げきしん**【激震】 图地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。家屋の倒壊三〇%以上、山くずれ・地割れ・断層が起こる、もっとも激しい地震。▽一九九五年、兵庫県南部地震で、はじめて観測が発表された。 **げきじん**【激甚・劇甚】 [形動]きわめて激しいようす。はなはだしいようす。「―な被害を受ける」 **げきする**【激する】 [サ変]ものごとの状態が激しくなる。また、気持ちが高ぶり興奮する。「感情が激して声がふるえる」 **げきせん**【激戦】 图[名・スル]戦争や試合などで全力をつくしあう激しい戦い。「―区でトップ当選する」 **げきぞう**【激増】 图[名・スル]ものの数や量が以前に比べて急にふえること。「人口が―する」↔激減[げきげん] **げきたい**【撃退】 图[名・スル]せめこんでくる敵を攻撃して追いはらうこと。 **げきだん**【劇団】 图劇の上演や研究などを目的として組織された団体。「児童―」 **げきちゅうげき**【劇中劇】 图劇の中で演じられる、別の劇の一場面。 **げきちん**【撃沈】 图[名・スル]敵の艦船を撃[う]ちしずめること。 **げきつい**【撃墜】 图[名・スル]航空機やミサイルを、砲撃または銃撃によって撃ちおとすこと。 **げきつう**【激痛・劇痛】 图こらえきれないような激しい痛み。「背中に―がはしる」↔鈍痛[どんつう] **げきてき**【劇的】 [形動]演劇のように波乱にとんでいたり、感動的であったりするようす。ドラマチック。「―な最期[さいご]」 **げきど**【激怒】 图[名・スル]激しくおこること。また、激しいいかり。類[たぐい]憤怒[ふんぬ] **げきとう**【激闘】 [名・スル]激しく戦うこと。激戦。 **げきどう**【激動】 图[名・スル]社会や人の心などが、激しくゆれうごくこと。「―期にはいる」「―する現代」 **げきどく**【劇毒】 图激しい作用をともなう毒。圏猛毒[もうどく] **げきとつ**【激突】 图[名・スル]激しくぶつかること。「東西両雄の―」 **げきは**【撃破】 图[名・スル]敵をせめ、うち破ること。また、敵に大損害をあたえること。 **げきはつ**【激発】 图[名・スル]激しく起こること。また、激しくひき起こさせること。 **げきひょう**【劇評】 图上演された劇に対する批評。 **げきぶん**【×檄文】 图決起を呼びかける文章。檄[げき]。 **げきへん**【激変・劇変】 图[名・スル]状態が急に大きく変わること。「事態が―する」 **げきむ**【激務・劇務】 图非常にいそがしい仕事。「―にたえる」圏激職[げきしょく] **げきめつ**【撃滅】 图[名・スル]敵などを完全にうちほろぼすこと。 **げきやく**【劇薬】 图少量でも作用が激しく、生命にもかかわるのでみだりに使用することを禁じられている薬物。▽毒薬についで危険なものをいう。 **げきらい**【毛嫌い】 图[名・スル]はっきりとした理由もなく、ただ感情的にきらうこと。▽「気嫌い」は誤り。もと、鳥やけものが相手の毛並みによって好ききらいすることという意味。 **げきりゅう**【激流】 图川の水などが激しく流れること。また、激しい流れ。圏急流[きゅうりゅう]・早瀬[はやせ]・激湍[げきたん] **げきりょ**【逆旅】 图旅館。▽「逆」はむかえる、「旅」は旅人のこと。文章語。 **げきりん**(逆鱗)に触れる えらい人や目上の人などから激しいいかりをかう。▽竜ののどに一枚だけある逆さのうろこにさわると、いかりくるってその人を殺すという故事(中国、「韓非子[かんぴし]」)から。 **げきれい**【激励】 图[名・スル]はげまし、元気づけること。「甲子園出場選手の―会」 **げきれつ**【激烈】 [形動]すごく激しいようす。「―な競争」↔猛烈[もうれつ] **げきろん**【激論】 图[名・スル]たがいに激しく議論すること。また、その議論。「―をたたかわす」 **げき**(隙)を過[す]ぐる駒[こま] 時がたつのが非常に早いこと。類[たぐい]白駒[はっく]の隙を過ぐるがごとし・光陰矢のごとし▽せまいすきまの向こう側をあっという間に通過するウマという意味。中国、「荘子」から。 **げげん**【怪訝】 [形動]へんだなと思われて、ふしぎがるようす。「―な顔をする」「―そうに見つめる」いぶかしげ **げこ**【下戸】 图酒の飲めない人。↔上戸[じょうご] **げこう**【下向】 图[名・スル]①高いほうから低いほうへ下ること。②都[みやこ]から地方へ行くこと。③参拝して社寺から帰ること。 **げこう**【下校】 图[名・スル]児童・生徒が学校から帰ること。↔登校[とうこう] **げこく**【下刻】 图昔の時刻で、一刻(=二時間)を上・中・下に三分したうちの最後の刻。 **げごく**【下獄】 图[名・スル]裁判で実刑がきまり、牢獄・刑務所にはいること。↔出獄[しゅつごく] **げこくじょう**【下克上・下×剋上】 图地位の 下の者が上の者をおしのけること。南北朝末期から戦国時代にかけ、下層階級の者が力によって実権をにぎった風潮をいう。▽「下が上に克[か]つ」という意味。 **けこむ**【×蹴込む】 [四]足でけって中に入れる。「ゴールに―」 **けごん**【華厳】 图①修行[しゅぎょう]を積んでりっぱな功徳[くどく]をえること。また、仏を美しく花でかざること。②「華厳経(=仏典の一つ)」、また「華厳宗(=大乗仏教の宗派の一つ)」の略。 **けさ**【今朝】 图きょうの朝。この朝。「―の新聞」▽常用漢字表付表の語。 **けさ**【×袈裟】 图僧[そう]が衣[ころも]の上に、左かたから右わき下にかけてまとう長方形の布。「坊主[ぼうず]に―までにくい」類[たぐい]法衣[ほうえ]「かぞえ方」[かぞえかた]領[りょう] **げざ**【下座】 图①昔、貴人に対して座を下がって平伏[ひれふ]した礼。②しもての座。末座。③芝居などで、囃子方[はやしかた]のいる左手の席。→図「ぶたい」 **げざい**【下剤】 图便通をよくするため、一時的に下痢を起こさせる薬。類[たぐい]下し薬・通じ薬 <403> **けさがけ**【×袈裟懸け】 图一方のかたさきから他方のわきの下にかけて、ななめにものを身につけること。また、ななめに刀をきりおろすこと。けさぎり。 **げさく**【戯作】 图[名・スル]たわむれに詩文をつくること。また、おもしろ半分につくった作品。とくに、江戸後期の通俗小説。黄表紙・洒落[しゃれ]本など。「―者」 **げざん**【下山】 图[名・スル]①山を下りること。↔登山[とざん]②山寺での修行を終えて家に帰ること。 **けし**【×芥子・×罌粟】 图ケシ科の二年草。初夏、白・むらさき・赤などの四弁花を開く。未熟な果実はアヘンの原料になる。 **げし**【夏至】 图二十四節気の一つ。太陽がもっとも北により、北半球では一年じゅうで昼がもっとも長い日。六月二三日ごろ。↔冬至[とうじ], **けしいん**【消印】 图郵便局で、郵便物を受け付けたしるしに切手やはがきにおす日付印[ひづけいん]。スタンプ。▽ふつう、「消し印」とは書かない。 **けしかける**【×嗾ける】 [下二]そそのかしてやる気にさせる。また、たち向かわせる。あおる。「犬を―」 **けしからん**【怪しからん】 [形]まったくすじみちにはずれていてよろしくない。「―ふるまい」▽「けしからぬ」の変化した形。 **けしき**【気色】 图①顔などにあらわれた態度や表情。「ひるんだ―もなく」②何かが起こりそうなけはい。きざし。 >固語 古くは、広く自然や人の心の動き・前兆[ぜんちょう]などで、目に見えるさまざまなようすをいった。たとえば、「春のけしき」は「春のようす」、「この人けしきよし」は「この人はきげんがいい」という意味だった。 **けしき**【景色】 图山・川・海など、自然のながめ。圏風景[ふうけい]・光景[こうけい]▽常用漢字表付表の語。 **けしきばむ**【気色ばむ】 [四]むっとして、いかりを顔にあらわす。「悪口を言われて―」 **げじげじ** 图ゲジ科の節足動物。からだは淡褐色で多くの節[ふし]と一五対[つい]の足をもつ。「―まゆ」 **けしゴム**【消しゴム】 图えんぴつで書いた字などをこすって消すのに使うもの。ゴム消し。 **けしずみ**【消し炭】 图まきや木炭の火を途中[とちゅう]で消してつくった炭。火つきがいいので火種[ひだね]として利用する。 **けしつぶ**【×芥子粒・×罌粟粒】 图ケシの種。また、きわめて小さいもの。「―ほどのダイヤ」 **けしとぶ**【消し飛ぶ】 [四]はねとばされて、なくなる。「心配ごとなど―んでしまう」 **けしとめる**【消し止める】 [下二]火が燃えひろがるのをくいとめる。また、うわさが広がるのをとめる。 **けじめ** [名]立場や状況[じょうきょう]にふさわしい、おこないや心のありかたの区別。「公私の―をつける」 **げしゃ**【下車】 图[名・スル]電車や自動車などの乗り物からおりること。類[たぐい]降車[こうしゃ]↔乗車[じょうしゃ] **げしゅく**【下宿】 图[名・スル]他人の家に部屋を借りて住むこと。また、その家。「―屋の娘[むすめ]」 **ゲシュタポ** 图ナチス独裁体制下のドイツの秘密国家警察。| Gestapo **げしゅにん**【下手人】 图みずから手をくだした、人殺しの犯人。古い言い方。「げしにん」とも。 **げじゅん**【下旬】 图一か月を十日ごとに上・中・下の三つに分けたうちの、二一日から末日までの約十日間。↔上旬[じょうじゅん] **げじょ**【下女】 图家庭内の雑用に使われる、下働きの女性。古い言い方。↔下男[げなん] **けしょう**【化粧】 图[名・スル]⊕顔などにおしろいや紅べになどをつけて、美しく見えるようにすること。②外観をきれいにかざりたてること。「―箱入り」 **げじょう**【下乗】 图[名・スル]車やウマなどの境内[けいだい]への乗り入れを禁じること。圏下馬[げば]▽昔、貴人に会ったときや社寺の境内などでは礼儀[れいぎ]として乗り物からおりた。 **けしょうまわし**【化粧回し】 图すもうで、十両[じゅうりょう]以上の力士が土俵入りなどのときに用いる、かざりのある前垂れのついたまわし。 **けしん**【化身】 图①神仏が人々を教えみちびくため、姿を変えてこの世にあらわれたもの。また、けものや妖怪[ようかい]が、人間の姿をとってあらわれたもの。「神の―」「悪魔[あくま]の―」「きつねの―」圏権化[ごんげ] 化生[けしょう]②抽象的なものが形をとってあらわれたもの。「美の―」 **けす**【消す】 [四]①火や光をなくする。「明かりを―」②スイッチを切って、そのはたらきをとめる。「ステレオを―」「ガスを―」↔つける ③ものを見えなくしたり、存在をなくしたりする。「姿を―」「じゃま者を―(殺す)」 **げす**【下衆・下“種】 [名・形動]身分が低く、いやしいこと。品性のいやしい人。「―な根性」 >下衆の勘繰り[かんぐり] 品性のいやしい人は変に気をまわして、下品にものごとを考えるものだ。 **げすい**【下水】 图①台所・ふろ場・工場などから流れでるよごれた水。「―管」圈汚水[おすい] ②「下水道」の略。↔上水[じょうすい] **げすいどう**【下水道】 图下水を流すために設けられた管やみぞなどの排水設備。↔上水道[じゅすいどう] **けすじ**【毛筋】 图①髪[かみ]の毛の一本一本。また、髪の毛をとかしたあとのすじ目。②きわめて小さなこと。「―ほどのこと」③「毛筋ほども〜ない」の形で」まったく・・・ない。「―ほども疑わない」 **ゲスト** 图①テレビやラジオなどで、特別に出演する人。↔レギュラー ②招待客。⇔ホスト -guest **けずる**【削る】 [四]●刃物[はもの]でものの表面をうすくそぎとる。「えんぴつを―」「しのぎを―」②一部分をとりのぞいたり、少し減らしたりする。「予算を―」 **げせない**【解せない】 [形]理解できない。「どうにも―話」 **ゲゼルシャフト** 图共通の利益を中心にして作為に、的に形成された社会。国家や会社など。利益社会。☆ゲマインシャフト ▽ドイツの社会学者テンニースの用語。| Gesellschaft <404> **けだし**【×蓋し】 [副]確信をこめて判断する気持ちをあらわすようす。考えてみると。ほんとうに。古い言い方。「―名言である」 **けたたましい** [形]びっくりするほど高く大きい音や声がするようす。「―ベルで目が覚める」 **げせわ**【下世話】 图世間[せけん]の人々がよく口にすること。うわさ話やことわざ。「―にも言うとおり」 **げせん**【下船】 图[名・スル]船からおりること。↔乗船[じょうせん] **げせん**【下×賤】 [形動]身分が低く、教養に欠けていること。「―の身」邇下衆[げす]・卑賤[ひせん]↔高貴[こうき] **けそう**【懸想】 图[名・スル]思いをかけること。恋[こい]をすること。古い言い方。「―文[ぶみ](=ラブレター)」 **げそく**【下足】 图劇場や料理屋などで、客がぬいだはきもの。「―番」 **けた**【×桁】 图①家の柱や橋のくいなどの上にわたしてその上の部分を支える横木。②数の位[くらい]どり。「―をまちがえる」「三―の数字」 >桁が違[ちが]う 程度や規模などに、格段の差がある。けたちがい。 **げた**【下駄】 图木をくりぬいて歯をつくり、はなおをつけたはきもの。②印刷物の校正刷りで、活字がない場合に代わりに入れておく、げたの歯の形(■)をしたふせ字。げた文字。 >下駄を預ける 相手に処理を一任する。すべてをまかせる。 >下駄を履かせる ●実際よりもよく見せる。点数などをふやす。②校正刷りで、ふせ字の「げた」を入れる。 **けたい**【×懈怠】 图[名・スル]なまけること。おこたるこ と。「けだい」とも。「―なくはげむ」▽文章語。 **げだい**【外題】 图①表紙に書いてある書名。②芝居[しばい]、とくに歌舞伎や浄瑠璃[じょうるり]の題名。名題[なだい]・芸題[げいだい] **けたおす**【、蹴倒す】 [四]①足でけってたおす。②借金を返さずに済ます。ふみたおす。 **けだかい**【気高い】 [形]上品でとうとい感じのするようす。 **けたぐり**【、蹴手繰り】 [名]すもうで、相手の足をける同時に、うでをたぐってたおすわざ。 **けたてる**【×蹴立てる】 [下二]①勢いよく進んで、土けむりや波などを起こす。「モーターボートが波を―」▽乱暴にふるまうことをたとえてもいう。「席をけたてて出ていく」 **けたはずれ**【×桁外れ】 [形動]標準や規格から、非常にかけはなれていること。類[たぐい]けた違い **けだもの**【獣】 图けもの。また、不人情な人や残酷[ざんこく]な人をののしっていうことば。 **けだるい**【気怠い】 [形]なんとなくだるくて、何もする気が起こらないようす。「病[や]みあがりで―」 **げだん**【下段】 图①たななどで、いくつかある段のうち、下のほうの段。②剣道[けんどう]などで、刀のきっさきを水平より少し下げて構える型。◆上段[じょうだん] **けち** [名・形動]①〈名・形動〉かねやものを出すことを、むやみにおしむこと。また、何につけても金品を出そうとしない人。類[たぐい]しみったれ・吝嗇[りんしょく]な根性」②〈名〉縁起の悪いこと。また、なんくせ。いんねん。「―がつく」「―をつける」 **げち**【下知】 图[名・スル]さしず。命令。古い言い方。「げじ」とも。 **けちがん**【『結願】 图仏教で、日数をきめておこなった法会・修法[しゅほう]が終わること。願立てが終わること。満願[まんがん]。 **けちくさい**【けち臭い】 [形]①かねやものを出しおしみして感じがよくない。「一つしかあげないとは―」②考えや心がせまくて、こせこせしている。「―考えは捨てなさい」類[たぐい]みみっちい **けちみゃく**【《血脈】 图↓「けつみゃく」 **ケチャップ** 图トマトなどをにつめて香辛料を加えたソース。とくに、トマトケチャップ。「ketchup **けちらす**【×蹴散らす】 [四]①足でけるようにしておい散らす。けちらかす。「むらがる敵を―」 **けちんぼう**【けちん坊】 [形動]ものおしみをするようす。また、けちな人。けちんぼ。 **けつ**[欠](缺) ●一部分がかけて、たりない。あるべきものがない。「―を補う」→完[かん]②あくび。 ケツ 欠員[けついん] 欠如[けつじょ] 欠席[けっせき] 欠点[けってん] 欠乏[けつぼう] 完全無欠[かんぜんむけつ] 不可欠[ふかけつ] 補欠[ほけつ] かける・かく 常識に欠[か]ける 月の満ち欠[か]け/礼儀[れいぎ]を欠[か]く あくび **けつ**[穴] ほらあな。くぼみ。 ケツ 穴居[けっきょ] 虎穴[こけつ] 洞穴(どうけつ) 墓穴[ぼけつ] あな 穴埋[あなう]め 穴子[あなご] 穴場[あなば] 風穴[かざあな] **けつ**[血] ①ち。ちしお。②ちすじ。血のつながり。③生き生きとして勢いのあるようす。④血の出るほど厳しい。 ケツ ①血圧[けつあつ] 血液[けつえき] 血管[けっかん] 出血[しゅっけつ] 鮮血[せんけつ] ②血縁[けつえん] 血族[けつぞく] 血統[けっとう] 純血[じゅんけつ]③血気[けっき] 心血[しんけつ] 熱血漢[ねっけつかん]④血税[けつぜい] 血戦[けっせん] 血相[けっそう] 血涙[けつるい] 血路[けつろ] 血潮[ちしお] 血筋[ちすじ] 血走[ちばし]る 血眼[ちまなこ] 鼻血[はなぢ] <405> **けつ**[決] ①きれる。こわれる。②最終的にきめる。さだめる。とくに、議会などで賛成か反対かの結論を出すこと。「―をとる」「―に従う」③思いきってする。一「決する」を見よ。 ケツ ②決心[けっしん] 決断[けつだん] 決定[けってい] 決壊[けっかい] 決裂[けつれつ] 解決[かいけつ] 多数決[たすうけつ]③決起[けっき] 決行[けっこう] 決死[けっし] 決然[けつぜん] きめる・きまる 心を決[き]める 取り決[き]め/方針が決[き]まる 本決[ほんき]まり **けつ**[結] ◎一つにまとまる。一つにたばねる。↔解[かい]②まとまりがつく。最後のしめくくりをつける。 ケツ ①結合[けつごう] 結婚[けっこん] 結晶[けっしょう] 結束[けっそく] 結団[けつだん] 連結[れんけつ]②結語[けつご] 結実[けつじつ] 結末[けつまつ] 結論[けつろん] 完結[かんけつ] 起承転結[きしょうてんけつ] むすぶ・ゆう・ゆわえる 実を結[むす]ぶ 結び目[むすびめ]/髪[かみ]を結[ゆ]う 結納[ゆいのう] 元結[もとゆい]/ひもで結[ゆ]わえる 結縁[けちえん] 結願[けちがん] 小結[こむすび] 結城紬[ゆうきつむぎ] **けつ**[潔] けがれがない。きよい。 ケツ 潔白[けっぱく] 潔癖[けっぺき] 簡潔[かんけつ] 純潔[じゅんけつ] 清潔[せいけつ] いさぎよい 潔[いさぎよ]い最期[さいご] 潔[いさぎよ]しとしない **けつ**[傑] ずばぬけてすぐれている。また、すぐれた人。 ケツ 傑作[けっさく] 傑出[けっしゅつ] 傑物[けつぶつ] 英傑[えいけつ] 怪傑[かいけつ] 豪傑[ごうけつ] 女傑[じょけつ] **けつ**【欠/決】 图→漢字項目を見よ。 **けつ**【×尻・穴】 图⊕しり。②順番の最後。びり。▼俗[ぞく]な言い方。 >けつの穴[あな]もが小さい 度量が小さい。 >けつをまくる 追いつめられていなおる。 **げつ**[月] ◎地球の衛星である、つき。②一年を一二分した一つ。また、それを数えることば。③「月曜日」の略。 ゲツ ①月光[げっこう] 月世界[げっせかい] 満月[まんげつ] 名月[めいげつ]②月刊[げっかん] 月謝[げっしゃ] 月例[げつれい] 今月[こんげつ] 歳月[さいげつ] ②三月[さんがつ] 正月[しょうがつ] 生年月日[せいねんがっぴ] つき 有明[ありあけ]の月[つき] 朧月[おぼろづき] 三日月[みかづき] 五月蠅[うるさ]い 如月[きさらぎ] 海月[くらげ] 月代[さかやき] *五月晴[さつきば]れ *五月雨[さみだれ] *月次[つきなみ] **けつあつ**【血圧】 图心臓から出た血液が血管のかべをおす力。「―が高い」 **けつい**【決意】 图自分のとるべき行動・態度などをはっきりさせ、実行しようと心にきめること。「辞任の―がかたい」「―表明」團決心[けっしん] **けついん**【欠員】 图定員に満たないこと。また、定員にたりない人数。「―が出る」 **けつえき**【血液】 图動物の体内をめぐりながれる液体。からだの各部に酸素・栄養分・ホルモンなどを供給し、二酸化炭素・老廃[ろうはい]物を運びだす。また、体内にはいった病原菌[びょうげんきん]を殺してからだを守る。 **けつえきがた**【血液型】 图血液について、かたまりかたのちがいなどで分類した型。A・B・AB・Oの四つの型に分類するABO式、アールエイチ(Rh)因子のあるなしによって分類するRh式などがある。 **けつえきぎんこう**【血液銀行】 图いろいろな血液型の血液を貯蔵し、必要に応じて提供する施設[しせつ]。 **けつえん**【血縁】 图親・きょうだいなど血のつながりのあるあいだがら。また、血のつながっている親族。類[たぐい]血族[けつぞく] **けっか**【結果】 图◎あることがもとでそうなった状態。また、目標を立てて努力してえたもの。↔原因[げんいん]②植物が実を結ぶこと。また、その結んだ実。「りんごの―期」圏結実[けつじつ] **けっかい**【血塊】 图血のかたまり。 **けっかい**【決壊・決潰】 图[名・スル]堤防[ていぼう]などが破れたり、くずれたりすること。また、切りくずすこと。 >つかいわけ」→「破壊」を見よ。 **けっかく**【欠格】 图必要な資格を欠いていること。「会長としては―者だ」↔適格[てきかく] **けっかく**【結核】 图結核菌[けっかくきん]によって起こる慢性[まんせい]の感染症。おもに、肺結核をいう。結核症[けっかくしょう]。 **げつがく**【月額】 图一か月あたりの金額。 **けっか**(決河)の勢[いきお]い 非常に勢いの激しいこと。猛烈な勢い。▽洪水[こうずい]で堤防[ていぼう]が切れて水があふれだすような勢いという意味。 **げっかひょうじん**【月下氷人】[四字漢語]男女の仲をとりもつ人。媒酌人。▽「月下老人」と「氷人」を合わせた語。ともに中国では縁結びの神。 **けっかふざ**【結跏趺坐】[四字漢語]座禅[ざぜん]のときの座[すわ]りかた。右の足を左ももの上に、左の足を右もも の上にのせる。 **けっかろん**【結果論】 图原因や過程を問題にせず、ただ結果だけにもとづいてする議論。 **けっかん**【欠陥】 图構造や機能などがうまく成り立つ上でたりない点。不完全な点。「―車」圈不備[ふび] **けっかん**【血管】 图血液の通るくだ。動脈・静脈・毛細血管に分けられる。 **げっかん**【月刊】 图毎月定期的に出版すること。また、毎月出る出版物。▽他に、年刊・季刊・旬刊・週刊・日刊などがある。 **けっき**【血気】 图生き生きとした生命力。若者らしい盛[さか]んな意気。「―盛んな年ごろ」 >血気にはやる 向こう見ずに勢いこんでことをおこなう。「―若者」 >血気の勇[ゆう] その場かぎりの向こう見ずな勇気。 **けっき**【決起・×蹶起】 图[名・スル]ある目的のために決意をあらたにして立ちあがり、行動を起こすこと。「総―集会」 <406> **けつぎ**【決議】 图[名・スル]会議や大会などで、あることがらをきめること。また、そのきめたことがら。「―案を採択[さいたく]する」 **げっきゅう**【月給】 图月単位でしはらわれる賃金。サラリー。「初[はつ]―」類[たぐい]月俸[げっぽう] **けっきょ**【穴居】 图[名・スル]ほら穴の中に住むこと。「原始的な―生活」 **けっきょく**【結局】 [副]①〈名〉最後の結果として。とどのつまり。「―は失敗した」圏挙げ句の果て・とうとう▽もと、囲碁[いご]を一局打ち終えること。②〈副〉けっきょく。ついに。 **けっきん**【欠勤】 图[名・スル]勤めを休むこと。↔出勤[しゅっきん] **けっく**【結句】 图画①〈名〉漢詩で、絶句の最後の句。また広く、詩歌[しいか]の終わりの句。 **げっけい**【月経】 图成熟した女性に、ほぼ月に一度の周期で起こる子宮出血。つきのもの。メンス。 **げっけいかん**【月桂冠】 图古代ギリシャで、競技の勝利者にあたえたゲッケイジュの枝葉でつくったかんむり。最高の名誉[めいよ]や地位をあらわす。 **げっけいじゅ**【月桂樹】 图クスノキ科の常緑高木。葉はこい緑でかたく、香料として料理に使う。実もかおりがいい。 **けつご**【結語】 图文章などの結びのことば。 **けっこう**【欠航】 图[名・スル]船や航空機などが、事故や悪天候のため、運行をとりやめること。「台風の接近により―いたします」「―便[びん]」 **けっこう**【血行】 图血のめぐり。「適度の酒は―をよくする」 **けっこう**【決行】 图[名・スル]多少障害はあっても、思いきっておこなうこと。「雨天―」 **けっこう**【結構】[名・形動・副]①〈名〉つくりかた。かまえ。用意。「みごとな―の建築物」①〈形動〉相手のした用意・準備が、いきとどいていてりっぱだ。「―なお味です」②(自分について、すでに用意がととのっているという気持ちから、相手に向かって)自分はいらないと、すすめを断るときに使う。「もう―でございます」●〈副〉かなり。そうとう。「―おもしろい映画だ」 **けつごう**【結合】 图[名・スル]二つ以上のものが一つに結びつくこと。また、結びあわせること。「分子の―」「―組織」 **げっこう**【月光】 图月のひかり。つきかげ。 **げっこう**【激高・激昂】 图[名・スル]激しくいかること。かっとなって、いきりたつこと。げきこう。 **けっこうずくめ**【結構“尽くめ】 [形動]何から何までよくて、欠点のないようす。 **けっこん**【血痕】 图血のついたあと。 **けっこん**【結婚】 图[名・スル]男女が正式に夫婦になること。「恋愛[れんあい]―」▽法律上は婚姻[こんいん]という。 **けっさい**【決済】 图[名・スル]商取引きで、代金の受けわたしを済ませること。 **けっさい**【決裁】 图[名・スル]責任者が部下の出した案の採否をきめること。「社長の―をあおぐ」 **けっさい**【潔斎】 图[名・スル]神事などのまえに、心身を清め、おこないをつつしむこと。「精進[しょうじん]―」 **けっさく**【傑作】[名・形動]①〈名〉とびぬけてすぐれたできばえの作品。「彼の二〇代の―」→駄作[ださく]①〈形動〉とっぴでこっけいなようす。「―な人物」 **けっさん**【決算】 图[名・スル]ある期間内の収入と支出の計算をまとめること。「―報告」 **げっさん**【月産】 图一か月あたりの生産量・生産高。「―三万台を目標にする」 **けっし**【決死】 图死んでもよいと思うこと。いのちがけ。「―の覚悟[かくご]で臨[のぞ]む」 **けつじつ**【結実】 图[名・スル]』①植物が実を結ぶこと。②よい結果が生まれること。「長年の努力が―する」 **けっして**【決して】 [副]『「決して~ない」などの形で』どうしても・・・ない。「―人には話したくない」「―行くな」類[たぐい]断じて・絶対に **けっしゃ**【結社】 图多くの人が共通の目的のために組織した団体。「―の自由」「秘密―」 **げっしゃ**【月謝】 图毎月ごとに出す謝礼金。授業料。「塾[じゅく]に―を納める」 **けっしゅう**【結集】 图[名・スル]ばらばらなものをとりまとめて一つにかたく合わせること。「総力を―する」 **げっしゅう**【月収】 图毎月の収入。 **けっしゅつ**【傑出】 图[名・スル]他の者よりずばぬけてすぐれていること。「―した人物」邇卓抜[たくばつ]・卓越[たくえつ] **けっしょ**【血書】 [名]「強い覚悟[かくご]を示すために、血で文字を書くこと。また、その文書。圏血判[けっぱん] **けつじょ**【欠如】[名・スル]必要なものが欠けていて、たりないこと。「処理能力が―している」 **けっしょう**【決勝】 图競技などで、最後の勝負をきめること。また、その試合。「―点をあげる」「―戦」 **けっしょう**【結晶】 图[名・スル]①一定の規則正しい原子配列をした固体。また、そのようになること。②苦心や努力などの積みかさねが、よい結果となってあらわれること。「あせの―」「愛の―」 **けっしょう**【血漿】 图血液から赤血球・白血球・血小板を除いた残りの、液体の成分。たんぱく質・塩類などをふくむ。プラズマ。 **けつじょう**【欠場】 图[名・スル]出場する予定の者が出ないこと。「発熱のため試合を―する」→出場[しゅつじょう] **けっしょうばん**【血小板】 图血液の有形成分の一つ。血液を固まらせるはたらきをする。 **けっしょく**【欠食】 图[名・スル]食事を満足にしていないこと。「―児童」 **けっしょく**【血色】 图顔のいろつや。健康状態についていう。「いつも―がいい」圏顔色[かおいろ] **げっしょく**【月食・月×蝕】 图太陽と月とのあいだに地球がはいって、太陽の光をさえぎり、月の一部または全部が見えなくなる現象。↔日食[にっしょく] **けっしん**【決心】 图[名・スル]はっきりと心にきめること。また、きめた心。「進学する―を固める」圏決意[けつい] **けっしん**【結審】 图[名・スル]裁判で、その件に関する取り調べがすべて終わること。審理をうち切ること。 **けっする**【決する】 [サ変]①きまる。きめる。「運命が―」「雌雄を―」 **けっせい**【血清】 图血液が固まるときに上部に分離する、黄色くすきとおった液体。免疫抗体などをふくむ。 <407> **けっせい**[血清]血液から血球などをのぞいた、うす黄色の液体。病気の治療や血液型の判定などに使う。 **けっせい**[結成]人を集めてグループをつくりあげること。「新党を―する」「―大会」 **けつぜい**[血税]血の出るような思いで納めた税金。「国民の―をむだにする」 **けっせき**[欠席]―学校や会合などを休んで出ないこと。「会議に―する」⇔出席 **けっせき**[結石]内臓の中にできる石のようにかたいもの。「腎臓―」 **けっせきさいばん**[欠席裁判]①被告人が欠席したままでおこなわれる裁判。②本人のいないところで、その人にかかわりのあることを一方的にきめること。「―で委員にされてしまう」 **けっせん**[血栓]血管内で、血液が固まったもの。「脳―」 **けっせん**[血戦]血みどろになって激しく戦うこと。また、その戦い。類死闘 **けっせん**[決戦]勝敗をきめるために戦うこと。また、その戦い。「最後の―」 **けつぜん**[決然]形動思いきって覚悟をきめるようす。かたく決意しているようす。「―として要求をしりぞける」「―たる面持ち」 **けっせんとうひょう**[決選投票]「決定選挙投票」の略。最初の投票で当選者が確定しないとき、上位二人でもう一度おこなう投票。▽「決戦投票」は誤り。 **けっそう**[血相]いかりやおどろきのあらわれた顔色。「―を変える」 **けっそく**[結束]―と同じ考えのものが一つにまとまること。「―がかたい」「―してことにあたる」類団結▽わらなどを一つにたばねるという意味から。 **けっそん**[欠損]①一部分が欠けていて、ないこと。②金銭上の損失。決算で、収入より支出が多いこと。赤字。 **けったい**[希代]形動ふしぎなようす。奇妙なようす。▽おもに関西でいう。「世にも希な」という意味。 **けったく**[結託]悪事をたくらんで、たがいに力を合わせること。「悪徳商人と―する」 **けったん**[血×痰]血液のまじったたん。 **けつだん**[決断]右か左かはっきりと態度をきめること。また、その決定したことがら。「―をせまる」「―力」⇔決心 **けっちゃく**[決着・結着]スとものごとのきまりがつくこと。「争いに―をつける」圏落着 **けっちょう**[結腸]大腸で、盲腸と直腸を除いた部分。小腸で消化した食物の水分を吸収する。 **けっちん**[血沈]「赤血球沈降速度」の略。血球がしずむ速さで健康状態をはかる検査法。病気のときはその速度が速い。・赤沈。 **ゲッツー**野球で、一つの流れのプレーで二人続けてアウトにすること。併殺。ダブルプレー。|get two **けってい**[決定]「凸はっきり、きめること。きまること。また、きまったことがら。「―をくだす」「―権をもつ」 **けっていてき**[決定的]形動ものごとのなりゆきや、正否などがきまっていて動かないようす。「勝利は―だ」「―瞬間」「―な証拠」 **けっていばん**[決定版]これ以上はない、最上質のもの。また、これ以上字句を正す必要のない出版物。「―全集」 **けってん**[欠点]不じゅうぶんで、補わなければならない箇所。「―を指摘される」 >つかいわけ『欠点・短所・弱点・あら』「欠点」「難点」は、欠けているところ、よいといえないところで、不じゅうぶんで直さなければならないところ。「あきらめやすいのが欠点だ」。「短所」は、他に比べておとっているところ。「ひどくまじめなのは、長所でもあり短所でもある」。「弱点」「弱み」は、そこを突っかれると困るところ。「弱点につけこむ」。「あら」は、しいて探して指摘するようなささいな欠点。 **けっとう**[血統]ちすじ。血のつながり。「―のいい犬」「―書」 **けっとう**[血糖]血液中にふくまれているぶどう糖。栄養やエネルギー源となる。「―値が高い」 **けっとう**[決闘]争いを解決するため、武器などで勝負をつけること。はたしあい。「―状」 **けっとう**[結党]政党をつくること。「―の精神」 **けっとうしょ**[血統書]動物などの血すじの正しさを証明する文書。「―付きの馬」 **けつにく**[血肉]血のつながった一族。「―のあいだあら」圏血族・骨肉 **けっぱい**[欠配]主食や給料などの配給や支給がとまること。 **けっぱく**[潔白]形皿清く正しく、やましいところのないこと。「身の―を証明する」「清廉―」 **けつばん**[欠番]ある番号にあたるところがかけていること。また、その番号。「永久―」 **けっぱん**[血判]函指などを傷つけた血で、ちかいを守るしるしの印をおすこと。「―状」 **けっぴょう**[結氷]氷が張ること。また、その氷。 **げっぴょう**[月評]新聞や雑誌などで、毎月おこなわれる批評。「―でとりあげる」 **げっぷ**[月賦]ある金額を月割りにしてはらうこと。月ごとの分割ばらい。「―販売」⇔割賦 **げっぷ**[げっぷ]胃の中から口外に出るガス。おくび。 **けつぶつ**[傑物]非常にすぐれた人物。大人物。「本校はじまって以来の―」傑士 **けっぺき**[潔癖]形動不潔や不正を非常にきらう性質。また、そのような人。「―な人」 **けつべつ**[決別]きっぱりとわかれること。「過去と―する」 **けつぼう**[欠乏]必要なものが欠けて、不足すること。「食糧が―する」 **けつまつ**[結末]ものごとの最後のしめくくり。終わり。おしまい。「事件の―」 **けつろん**[結論]議論のすえに到達した、最後のまとめ。「―を出す」 **けつるい**[血涙]血のまじった涙。また、血の涙が出るほどの悲しみ。 **けつろ**[血路]追いつめられた状態から、決死の覚悟で切り開いて進む道。「―を開く」 **けづめ**[×蹴爪]にわとりなど、鳥のあしのうしろにある、角質のするどいとげ。 **けなげ**[健気]形動弱い者が、困難に負けずに、いっしょうけんめい努力するようす。「―に戦う」 **けなす**[×貶す]ことさらに悪い点ばかりとりあげて、悪く言う。そしる。「口を開けば人を―」⇔ほめる **けだかい**[気高い]気品があって、りっぱなようす。「―理想」 **けだもの**[×獣]全身が毛でおおわれた動物。けもの。 **けち**[けち]①〈形動〉金銭や品物をおしむようす。「―な人」しみったれ②〈名・形動〉心のせまいこと。いやしいこと。「―な根性」③〈名〉縁起の悪いこと。「―がつく」 **けちゃく**[けり]⇨「きりがつく」 **けちをつける** ことわざわざと欠点を指摘したり、不吉なことを言ったりして、人の気を悪くさせる。 <408> **けつべつ**【決別・×訣別】 图[名・スル](いとまどいを述べて)きっぱりと別れること。「過去と―する」「―の辞」 **ケッヘル** 圏モーツァルトの作品の整理番号。ケッヘル番号。記号はK▽ ドイツのルートウィッヒーケッヘルがつけたことから。| Köchel[独] **ケッペン** [人名]一八四六—一九四〇年。ドイツの気象学者。世界の気候と植生分布とを結びつけた気候区分を発表した。| Wladimir Peter Köppen **けつぼう**【欠乏】 图[名・スル]必要なものが少なすぎて、障害が起こるほどであること。「ビタミン―症[しょう]」▷ 類義語「不足」は、不じゅうぶんという意味。 **げっぽう**【月報】 图毎月出す報告や文書。「―を書く」「古典全集の一」 **けつまくえん**【結膜炎】 图まぶたの裏や白眼の表面をおおう粘膜[ねんまく]の炎症[えんしょう]。充血し、目やにが出る。 **けつまずく**【×蹴躓く】 [四]①足さきをものにあてて、つまずく。「敷居[しきい]に―」②中途で失敗する。 **けつまつ**【結末】 图しめくくり。ものごとの終わり。「―を告げる」「―をつける」 **げつまつ**【月末】 图その月の終わり。また、そのころ。つきずえ。「―には完成させます」 **けつみゃく**【血脈】 图①血管。②ちすじ。血のつながり。「―をたどる」圏血縁[けつえん]▽仏教では、仏法の伝統のことで、「けちみゃく」という。 **けつるい**【血涙】 图激しい悲しみやいきどおりのために出るなみだ。「―を流す」圏血の涙 >血涙を絞る ひどく悲しんで泣く。 **けつれい**【欠礼】 图[名・スル]礼を欠くこと。必要なあいさつをしないこと。「喪中[もちゅう]につき賀状―いたします」 **げつれい**【月例】 图毎月一度、きまっておこなわれること。「―テスト」 **げつれい**【月齢】 图新月から次の新月までの、月の満ち欠けの状態を示す日数。新月をゼロとし、満月を一五としてあらわす。♪巻末「月齢表」参照。 **けつれつ**【決裂】 图[名・スル]会談や交渉にちりがまとまらず、ものわかれになること。「話しあいが―した」 **けつろ**【血路】 图①敵の囲みを切りぬける道。「―を開く」↔活路[かつろ]②困難なことを切りぬける方法。「―を求める」 **けつろ**【結露】 图[名・スル]温度差によって空気中の水蒸気が凝結[ぎょうけつ]し、ものの表面に水滴ができる現象。 **けつろん**【結論】 图①いろいろ考えたり議論したりした結果、まとまった意見や判断。「―を出す」「―からさきに言いますと」②前提から導かれる論理的な判断。 **げてもの**【下手物】 图ふつうの人はいやがる、風変わりなもの。いかもの。「―料理を好む」「―食い」 **けとう**【毛唐】 图「毛唐人」の略。体毛のこい外国人の意味で、欧米人をさげすんだ言い方。 **げどう**【外道】 图①道理からはずれた悪いこと。②仏教からみて、仏教以外の教え。また、それを信じる人々。「餓鬼[がき]―」③釣[つ]りで、ねらった魚とちがって釣れた魚。 **けづめ**【、蹴爪】 图①ニワトリの足の後ろにするどくつき出たつめ。武器となる。②ウシやウマの足の、地にふれない小さなひづめ。 **げつめい**【月明】 图月の明るいこと。つきあかり。 **げつめん**【月面】 图月の表面。「―着陸」 **げつよう**【月曜】 图週の第二番目の日。月曜日。 **けつらく**【欠落】 [名・スル]あるはずのものが欠けていること。「ページの―」「記憶[きおく]が―している」 **げどく**【解毒】 图[名・スル]体内の毒を消しさること。毒消し。「―作用がある」「―剤[ざい]」 **けとばす**【×蹴飛ばす】 [四]①足でけって飛ばす。ひどくける。「ボールを―」②申し出をはねつける。「要求を―」「けっとばす」とも。 **けどる**【気取る】 [四]まわりのそぶりや、けはいなどから感じとる。察知する。「本心を―られる」 **けなげ**【健気】 [形動]幼い者や力の弱いものが、困難なことにけんめいにたち向かうようす。また、心がけが感心であるようす。「なみだを見せない―な子」「―に親を助ける少年」 **けなす**【×貶す】 [四]わざと欠点をとりたてて言う。くさす。「口をきわめて―」 **けなみ**【毛並み】 图①毛の生えぐあい。毛の生えそろったようす。「―のいい三毛[みけ]ねこ」②血すじや育ち。「あの人は―がいい」 **げなん**【下男】 图下働きの男。しもべ。↔下女[げじょ] **げに**【実に】 [副]同意や賛成をあらわす。なるほど、そのとおり。ほんとうに。古い言い方。「―おそろしきは骨肉の争い」 **ケニア** 国正式国名は、ケニア共和国。アフリカ東部の赤道直下にある国。野生動物を保護し、サファリパークなどの観光業も盛[さか]ん。面積約五八万平方㌔。首都ナイロビ。主要言語、英語・スワヒリ語。 **げにん**【下人】 图身分の低い者。とくに中世では、荘園[しょうえん]の武士や荘官などの下で、耕作や主家の家事、また軍事にもつかわれた下層の農民。 **げねつ**【解熱】 图[名・スル]病気などで高くなった体温を下げること。「―剤[ざい]」「―作用」 **ケネディ** [人名]一九一七—六三年。アメリカの第三五代大統領。ニューフロンティア政策をかかげ、旧ソ連のフルシチョフ首相との協調外交をとりながら、内政では人種差別の撤廃[てっぱい]や宇宙開発をおし進めたが、遊説中にテキサス州のダラスで暗殺された。John Fitzgerald Kennedy **けねん**【懸念】 图[名・スル]気がかりなことがあってその見通しが立たず、不安に思うこと。また、そのような状態。「なりゆきが―される」圏心配[しんぱい] >つかいわけ↓「憂慮」を見よ。 **けば**【毛羽・×毳】 图①布や紙の表面がこすれてできる、細長い毛のようなもの。②地図で、高低をあらわすための小さな線。 **げば**【下馬】 图[名・スル]ウマからおりること。とくに、敬意を表[ひょう]して社寺などの境内[けいだい]で馬をおりること。下乗[げじょう] <409> **けはい**【気配】 图まわりからうかがわれるようす。「秋の―が感じられる」 **けばけばしい** [形]はでにかざりたてて、いやらしい感じのするようす。「―身なりをした女」類[たぐい]どぎつい **けばだつ**【毛羽立つ・×毳立つ】 [四]紙や布などがこすれて、細い毛などが表面にできる。そそける。 **げばひょう**【下馬評】 图世間[せけん]の評判。あて推量。「次期監督の―が高い」▽寺社の前で下馬した主人を待つあいだにするうわさ話という意味から。 **けばり**【毛×鉤】 图擬餌[ぎじ]ばりの一つ。鳥の羽を巻きつけて、えさの虫に見せかけた釣[つ]り針。フライ。 **ゲバルト** 图国家権力に対する実力闘争[とうそう]。ゲバ。▽力・暴力という意味から。| Gewalt[独] **けびいし**【検非違使】 图平安時代に置かれた官職名。警察や裁判にあたる仕事をあつかった。 **けびょう**【仮病】 图病気でもないのに、病人のふりをすること。「―をつかう」 **げびる**【下卑る】 [ラ変]品性がいやしく下品に見える。「下卑たまねをする」 **げひん**【下品】 [彩動]人がらがいやしく、不快な感じをあたえるようす。「―なことばづかいをする」「―にふるまう」類[たぐい]下劣[げれつ]☆上品[じょうひん] **ケプラー** [人名]一五七一-一六三〇年。ドイツの天文学者。惑星の運行を観測し、軌道に関する三つの法則を発見した。この「ケプラーの惑星三法則」によって、地動説を確認することになった。著書に「新天文学」など。「Johannes Kepler **けぶる**【《煙る】 [四]↓「けむる」 **げぼく**【下僕】 图召使いの男。下男[げなん]。 **けぼり**【毛彫り】 图彫金[ちょうきん]技法の一つ。髪[かみ]の毛のように、細かな線で模様や文字をほること。また、ほったもの。 **ゲマインシャフト** 图利害関係からでなく、血縁[けつえん]や地縁によってしぜんに結合した社会集団。共同社会。☆ゲゼルシャフト▽ドイツの社会学者テンニースの用語。- Gemeinschaft[独] **けまり**【×蹴鞠】 图昔、貴族のあいだでおこなわれた遊び。数人が革製[かわせい]のまりを高くけって、地におとさないように続けるもの。また、そのまり。 **ケマル・パシャ** [人名]图一八八一—一九三八年。トルコの軍人・政治家。トルコ共和国を創設し、初代大統領として、君主制の廃止[はいし]、大国民議会を開設するなど、近代化を進めた。ケマル・アタチュルク。Ke|Kemal Pasha **けみする**【閲する】 [サ変]◎事情をよく調べる。あらためる。「文書を―」②年月を経る。「完成までに十年を―」『文章語。 **けむ**【煙・×烟】 图「けむり」の略。 >煙に巻く 一方的に言いたてて相手をまどわせる。 **けむい**【煙い】 [形]けむりが目や鼻などにはいって苦しい。けむたい。「たき火が―」 **けむくじゃら**【毛むくじゃら】 [形動]けもののように毛が密生しているようす。毛深いようす。俗[ぞく]でな言い方。 **けむし**【毛虫】 图①チョウやガなどの幼虫で、からだに毛の多いもの。植物の葉や茎[くき]を食べる。②人にきらわれる人物のたとえ。▽見るからに気味が悪いところから。 **けむたい**【煙たい】 [形]①けむい。②うちとけられず、いっしょにいると窮屈な感じがする。けむったい。「―存在」圏気詰まり **けむたがる**【煙たがる】 [四]①けむりがうっとうしいと思う。②気づまりで近づきにくく思う。「父親を―」 ▼「けぶたがる」とも。 **けむだし**【煙出し】 图けむりを外に出すために、屋根などに設けた煙突[えんとつ]や窓など。 **けむり**【煙】 图①ものが焼けるとき立ちのぼる、黒・白・灰色などの気体。②かすんだり、たちこめたりして、けむりのように見えるもの。「土―を立てる」「古くは「けぶり」。 >煙になる 死んで火葬[かそう]にされる。「野辺の―」 ②焼けてすっかりなくなる。消えうせる。 **けむる**【煙る】 [四]⊕けむりがたつ。「たきぎが―」②けむりがたちこめるように、かすんで見える。「雨に―町」「けぶる」とも。 **けもの**【獣】 图全身毛におおわれた、四つ足の動物。けだもの。▽「毛」物[もの]。」の意味。 **けものみち**【獣道】 图けものがよく通るので、しぜんにできた山中の道。 **げや**【下野】 图[名・スル]官職を辞めて民間人になること。▽「野々[のの]に下[くだ]る」こと。政権からはなれて、与党[よとう]から野党となる意味にも。 **けやき**【×欅】 图ニレ科の落葉高木。庭木や並木として植えられ、春に花をつける。材はかたく、木目[もくめ]が美しいので建築・器具などに使う。 **けやぶる**【×蹴破る】 [四]①足でけって破る。②敵をけちらす。 **けやり**【毛×槍】 图さやに鳥の毛のかざりをつけたやり。▽大名行列の先頭に立つやり持ちがもった。 **けら**【×螻蛄】 图①ケラ科の昆虫[こんちゅう]”。体長約三㌢で、褐色[かっしょく]。地中にトンネルをほり、農作物の根を食べる。おけら。◎↓「おけら②」 **ゲラ** 图活版の組み版をおさめた木箱。また、組み版を校正用に刷ったもの。ゲラ刷り。▽galleyから。 **けらい**【家来】 图主君や主人に仕える者。麺家臣[かしん]・従者[じゅうしゃ] **げらく**【下落】 图[名・スル]物価や等級などが下がること。「―傾向を示す」↔騰貴[とうき]・高騰[こうとう] **けり** [名]ものごとの終わり。結末。決着。「―がつく」「―をつける」▽和歌・俳句などの終わりに助動詞「けり」が付くことが多いことから。 **げり**【下痢】 图大便が固まらず、液状になって出ること。はらくだり。はらくだし。 **げりゃく**【下略】 图[四字熟語]以下の文章や語句を略すこと。「かりゃく」とも。類[たぐい]後略[こうりゃく]↔上略[じょうりゃく] **ゲリラ** 图敵のすきをねらって少人数で攻撃[こうげき]し、敵を混乱させる戦法。また、そういう攻撃をする部隊。「―戦」「guerrilla[西] <410> **ける**【×蹴る】 [四]①足にはずみをつけて、足さきやかかと、ひざを強く相手にぶつける。「ボールを―」②受けつけずにはっきり断る。はねつける。拒絶する。「提案を―」 **ゲル** 图コロイド溶液[ようえき]が、ゼリー状に固まったもの。寒天やゼラチンなど。↔ゾル | Gel[独] **ケルビン** [造語]絶対温度の単位。一ケルビンは、セ氏マイナス二七三・一五度。記号はK | kelvin **ゲルマニウム** 图金属元素の一つ。電気の半導体[はんどうたい]などに使う。元素記号 Ge - Germanium[ラ] **ゲルマン** 图北西ヨーロッパを中心に広く分布する、ゲルマン系の言語を話す民族。とくに、ドイツ民族。▽四世紀後半、南に大移動して、ドイツ・オランダ・イギリスなどの国を建てた。「Germane[独] **ケルン** 图登山路や山頂に記念に積みあげた石の道標。一cairn **げれつ**【下劣】 [形動]行動や考えかたが下品で、人々よりおとっているようす。「―な根性」「品性―」 **けれども** 圏①〈接〉前の文の内容(原因)とは順当に結びつかない内容(結果)を続けるときのことば。しかしながら。「勉強した。「落第した」▽一度文を切り、文頭にくる。①〈助〉[接助]①逆接の確定条件をあらわす。「むずかしい―がんばってみる」「三月になった―まだ寒い」②話のきっかけを軽くあらわす。「ぼくもその映画を見た―、やはり感激した」▽逆接の意味はない。③文末に付けて、自分の言いたいことを一応否定して、相手の気持ちを遠まわしに聞く。「きょうは休みたいんですー」「通りたいんですー」▼「けれど」とも。「が」と用法が似ているが、「けれども」のほうが話しことば的。 **けれん**【《外連】 图①俗[ぞく]受けをねらったはったりやごまかし。けれんみ。「なんの―もない人」②芝居などで、見た目の奇抜[きばつ]さをねらった演出。早がわい・宙乗りなど。 **けれんみ**【外連味】 图↓「けれん」 **ケロイド** やけどなどのあとに皮ふにできる、赤みをおびたでこぼこの傷あと。「Keloid[独] **げろう**【下郎】 图人に使われている身分の低い男。また一般に、男をののしっていうことば。 **けろり**と [副]何もなかったように平気でいるようす。「―忘れていた」「しかられても―している」 **けわしい**【険しい】 [形]●山道などがとげとげしく急で、登るのが困難である。「―登り道」②困難や危険がさしせまっている。「きみたちの前途はー」③ものの言いかたや態度が厳しくとげとげしい。「目つきがー」 **けん**[犬] ①イヌ。②つまらないもののたとえ。「―馬の労をとる」 ケン 犬歯[けんし] 愛犬[あいけん] 番犬[ばんけん] 野犬[やけん] 猟犬[りょうけん] いぬ 犬侍[いぬざむらい] 犬死に[いぬじに] 野良犬[のらいぬ] 山犬[やまいぬ] 雌犬[めすいぬ] **けん**[件] ①ことがら。できごと。・・・のこと。「例の―」②事件などを数えることば。「交通事故三―」 ケン 件数[けんすう] 事件[じけん] 条件[じょうけん] 物件[ぶっけん] 用件[ようけん] 件[くだん]の **けん**[見] ◎目でみる。②ものの見かた。かんがえ。③人にあう。会④表面にあらわれる。現 ケン ②見学[けんがく] 見物[けんぶつ] 散見[さんけん] 拝見[はいけん]②見解[けんかい] 見地[けんち] 意見[いけん] 所見[しょけん] 偏見[へんけん]③謁見[えっけん] 会見[かいけん] 接見[せっけん]④外見[がいけん] 露見[ろけん] みる 見る影もない 見事[みごと] 見本[みほん] 花見[はなみ] お目見え 見えすく 見栄[みえ] みえる・みせる 反省の色が見える お目見え/そぶりを見せる 顔見せ 見まみえる一見[いっけん] 為[ため]に見[み]る 参見[さんけん] 見栄[みば]え **けん**[券] 証書。切符[きっぷ]。「―を買う」▽「巻[かん](=まく)」は別字。 ケン 株券[かぶけん] 証券[しょうけん] 乗車券[じょうしゃけん] 旅券[りょけん] **けん**[建] ①建物をつくる。きずく。②しくみなどを新しくうちたてる。③意見や計画などを申したてる。 ケン・コン ①建材[けんざい] 建設[けんせつ] 建造[けんぞう] 建築[けんちく]/建立[こんりゅう]②建学[けんがく] 建国[けんこく] 創建[そうけん] 封建[ほうけん] ③建議[けんぎ] 建言[けんげん] 建白書[けんぱくしょ] たてる・たつ 銅像を建てる 二階建て 建具[たてぐ] 建坪[たてつぼ] 建値[たてね] 建物[たてもの]/ビルが建つ 建ち並ぶ **けん**[研](研) ●みがく。とぐ。また、学問や技術を深くきわめる。②「研究会」「研究所」の略。 ケン ①研究[けんきゅう] 研鑽[けんさん] 研修[けんしゅう] 研磨[けんま] とぐ 包丁[ほうちょう]を研ぐ 刀研ぎ 研ぎ師 研[みが]く 薬研[やげん] **けん**[県](縣) 市町村をふくむ、地方公共団体の一つ。都・道・府と並ぶ最大の行政区画。一八七一(明治四)年、廃藩置県[はいはんちけん]により、藩に代わって設置された。現在四三県ある。「―の財政」▽中国にもあり、現在は省[しょう]の下。「安徽省阜陽[ふよう]―」 ケン 県議会[けんぎかい] 県知事[けんちじ] 県庁[けんちょう] <411> **けん**[健]◎からだがじょうぶで力強いこと。また、すこやか。②ふつう以上に。ひじょうに。 **ケン** ①健脚、健康、健在、剛健、壮健、保健、②健啖、健闘、健忘症 **すこやか** 健やかに育つ **健**[したたか]、**健気**[けなげ]、**健児**[こんる] **けん**[険]●切り立っていてけわしい。「箱根の山は天下の―」②あやうい。③顔つきがとげとげしいこと。「―のある目つき」④わるだくみがあるようす。 **ケン** ①険阻、険路、峻険、②危険、冒険、保険、③険相、④陰険 **けわしい** 険しい山道/表情が険しい **けん**[検]①しらべる。あらためる。②とりしまる。③「検察庁」の略。④「検定試験」の略。 **ケン** 検閲、検査、検討、探検、点検、②検挙、検束、検問、③最高検、地検、④英検、大検 **検める**[あらためる]、**検非違使**[けびいし] **けん**[倹]つつましい。むだなかねを使わない。 **ケン** 倹素、倹約、勤倹、節倹 **倹やか**[つづまやか]、**倹しい**[つましい] **けん**[絹]カイコのまゆからとった糸。それで織った布。きぬ。 **ケン** 絹雲、絹糸、絹布、正絹、人絹 **きぬ** 絹糸、絹織物、薄絹 **けん**[権]日〔ケン]他を支配する力。いきおい。②法律などで認められた資格。③はかりごと。たくらみ。目〔ゴン〕かりの。正規のものに準じる。 **ケン** 燃②権限、権利、主権、人権、権威、権勢、権力、実権、政権、選挙権、きょ③権謀 **ゴン** 権化、権現、権中納言う **けん**[憲]おきて。政治のもとになる法律。また、「憲法」の略。②法を守らせる役人。 **ケン** ①憲章、憲政、家憲、護憲、合憲、立憲、②憲兵、官憲 **憲**[のり] **けん**[験]ためして確かめる。②修行や祈禱の効果。ききめ。しるし。▷「験」も見よ。 **ケン・ゲン** 験算、経験、試験、実験、体験、②効験、修験道、霊験 **けん**[肩]かた。うでのつけ根の上部。 **ケン** 肩甲骨、肩章、双肩、比肩 **かた** 肩書き/肩車/肩幅/なで肩 **けん**[堅]じょうぶでこわれにくい。かたい。しっかりした。▽「竪(=たて)」は別字。 **ケン** 堅固、堅持、堅実、堅忍不抜、堅牢、強堅、中堅 **かたい** 口が堅い/手堅い商売/堅気/堅物 **けん**[兼]二つ以上のものをあわせもつ。かれる。「講堂―体育館」 **兼任**、**兼務**、**兼用**、**才色兼備**、**昼夜兼行** **かねる** 大は小を兼ねる/兼ね合い/気兼ね **けん**[剣]つるぎ。両刃の直刀。「―(=剣術)を学ぶ」「舟に刻みて―を求む」 **ケン** 剣士、剣道、剣舞、真剣、短剣 **つるぎ** 剣の舞/諸刃の剣 **剣吞**[けんのん] **剣を執る者は、剣にて亡ぶ** ことわざキリストがとらえられるのを見て、剣できりかかろうとした者に教えさとしたことば。▽「新約聖書」マタイ伝から。 **けん**[軒]●屋根のひさし。のき。②いえ。また、家を数えるときや屋号・雅号にそえることば。「志道軒(=江戸中期の講釈師、深井栄山の号)」③高くあがるようす。 **ケン** ②軒灯、②軒数、③意気軒昂 **のき** 軒を連ねる/軒先/軒並み/軒端 **けん**[圏]●限られた区域。しきり。範囲。②まる。 **ケン** ①圏外、首都圏、成層圏、勢力圏、北極圏、②圏点 **けん**[嫌]◎いやがる。きらう。②うたがう。 **ケン・ゲン** 嫌煙、嫌悪、/機嫌、②嫌疑 **きらう・いや** お世辞を嫌う/所嫌わず/好き嫌い/嫌というほど/嫌気がさす <412> **けん[嫌]**[女・10画 全13画 嫌嫌嫌嫌]①いやがる。きらう。②うたがう。ケン①[嫌煙][嫌悪]/[機嫌]②[嫌疑]きらう・いや[お世辞を嫌う][所嫌わず][好き嫌い]②[いやというほど][嫌気がさす] **けん[献]**(獻)[犬・9画 全16画 献献献献]日[ケン]①神や目上の人にものをさしあげる。ささげる。②客に酒や料理をすすめる。③賢者の知識。一「献じる」を見よ。日[コン]①客に酒をすすめる度数を数えることば。②料理の品目や順序。ケン①[献金][献上][献身的][献納][貢献]②[献酬][献杯]③[文献]コン①[一献][九献]②[献立]ささげる[献げる] **けん[遣]**[・10画 全13画 遣遣遣遣]①使いとして行かせる。②使用する。「遺(=のこす)」は別字。ケン①[遣外][遣唐使][先遣隊][派遣]つかう・つかわす[金を遣う][仮名遣い][小遣い]/[使者を遣わす]づかい[気遣い]やりて[遣り手]やりみず[遣り水]おもいやる[思い遣る]やりとげる[遣り遂げる] **けん[賢]**[貝・9画 全16画 賢賢賢賢]①頭のはたらきがすぐれている。また、才知のすぐれた人。⇔愚②相手に関する事物に付けて敬う気持ちをあらわす語。ケン①[賢者][賢明][先賢][良妻賢母]②[賢兄][賢察][賢慮]かしこい[賢い犬][悪賢い]さかしら[賢しら]こざかしい[小賢しい]さかき[賢木] **けん[謙]**[言・10画 全17画 謙謙謙謙]へりくだる。自分のほうをひかえめにして、相手にゆずる。ケン[謙虚][謙称][謙譲][謙遜]へりくだる[謙る] **けん[繭]**[糸・12画 全18画 繭繭繭繭]カイコのさなぎがこもる殻。生糸の原料。まゆ。ケン[繭糸]まゆ[繭ごもり][繭玉] **けん[顕]**(顕)[頁・9画 全18画 顕顕顕顕]①はっきりと表面にあらわれる。あらわす。②あきらか。目立つようす。③身分が高い。ケン・ケ①[顕花植物][顕彰][顕微鏡][露顕]②[顕在][顕示][顕著]③[顕官][貴顕]あらわす[顕す] **けん[懸]**[心・16画 全20画 懸懸懸懸]①ぶらさがる。②かける。かかる。③距離がかけはなれる。ケン・ケ①[懸崖][懸垂]②[懸案][懸賞][懸命]/[懸想][懸念]③[懸隔][懸絶]かける[賞金を懸ける][手懸ける]いのちがけ[命懸け]かかる[責任が懸かる][総懸かり] **けん[拳]**[手・6画 全10画 拳拳拳拳]①にぎりこぶし。②「拳法」の略。ケン・ゲン①[拳銃][拳闘][空拳]/[拳固]②[太極拳]こぶし[握り拳]さざえ[拳螺] **けん[絢]**[糸・6画 全12画 絢絢絢絢]織物の美しい模様。また、美しいようす。ケン[絢爛] **けん【間】**↓「かん」 **けん【件/券/県/剣/険】**図↓漢字項目を見よ。 **けん【兼】**圏↓漢字項目を見よ。 **けん【軒】**[造語]漢字項目を見よ。 **けん【間】**[造語]①[名]あいだ。「眉―」②碁盤や将棋盤の目。「二ーとび」「四―飛車」③[名・造語]尺貫法で、長さの単位。六尺。約一・八二メートル。土地・建物などに使う。 **けん【腱】**筋肉を骨に結びつけているじょうぶなすじ。「アキレスー」 **けん【鍵】**ピアノ・オルガン・タイプライターなどで、指でたたく部分。キー。鍵盤。 **げん[元]**[儿・2画 全4画 元元元元]①はじめ。第一。②もと。根本。③いちばん上の地位の人。第一人者。かしら。④年号。「元号」の略。⑤数学で、方程式の未知数。⑥中国の通貨の単位。ゲン①[元始]②[元気][元素][還元][根元]③[元首][元帥][元老]④[一代一元][改元][紀元]⑤[二元一次方程式]ガン[元日][元祖][元来]②[元金]もと[元も子もない][元手][火の元][身元] <413> **げん**[言]①ことば。②ものをいう。 **ゲン** 言語、格言、失言、方言、名言、②言及、言論、宣言、断言、発言、不言実行、予言 **ゴン** ①言語道断、悪口、雑言、伝言、無言、遺言、②言上、他言 **いう** ああ言えばこう言う/言い訳/物言い **こと** 言伝/言葉/小言/寝言 **一言居士**[いちげんこじ] **言を左右にする** ことわざあれこれと言うことが変わってはっきりしない。「―ばかりでらちがあかない」 **言をまたない** ことわざ言うまでもない。「彼が優秀な人物であることは―」 **げん**[限]さかいめ。くぎり。かぎる。 **ゲン** 限界、限定、限度、期限、制限 **かぎる** 人数を限る/見限る/力の限り **げん**[原]①もとの。基本。②広くてたいらな土地。はら。③「原子力」の略。 **ゲン** ①原因、原稿、原始、原色、原則、原理、②原野、高原、平原、③原水爆、原潜、原発 **はら** 原っぱ/草原/野原/松原 **海原**[うなばら]、**河原**[かわら]、**川原**[かわら] **げん**[現]◎かくれたものが見えてくる。あらわれる。②いま、目の前にある。いまの。 **ゲン** 現象、再現、実現、出現、表現、②現在、現実、現状、現場 **あらわれる** 効果が現れる **あらわす** 頭角を現す **現**[うつつ]、**現身**[うつしみ]、**現世**[うつしよ] **げん**[減]●少なくなる。少なくする。〈ること。「一割―」⇔増②さしひく。加一◆「減じる」を見よ。▼「滅(=ほろびる)」は別字。 **ゲン** 減少、減税、減退、削減、増減、②減点、減法、加減乗除 **へる** 減らず口をたたく/目減り **へらす** 人員を減らす/口減らし **げん**[源]◎水流のみなもと。ものごとの始まり。②「源」姓の音読。源氏。 **ゲン** 源泉、源流、起源、語源、財源、資源、②源平 **みなもと** 日本語の源を探る/源義経 **げん**[厳]◎いいかげんでなく、きちんとしている。きびしい。②おごそか。いかめしい。 **ゲン・ゴン** 厳格、厳寒、厳重、厳密、冷厳、②厳粛、威厳、尊厳、/荘厳 **おごそか・きびしい** 厳かな儀式/手厳しい批判 **厳つい**[いかつい]、**厳しい**[いかめしい]、**厳島**[いつくしま] **げん**[幻]①実際にないものがあるように見えるようす。まぼろし。②人の目をまどわすもの。▼「幼(=おさない)」は別字。 **ゲン** ①幻影、幻覚、幻想、幻滅、夢幻、②幻術、幻惑、変幻自在 **まぼろし** 幻に浮かぶ/夢幻 **げん**[玄]①くろい。②おくふかい。 **ゲン** 玄武岩、《玄米、②玄関、玄妙、幽玄 **玄人**[くろうと] **げん**[弦]◎弓のつる。②月が弓形であるとき、その「つる」にあたる部分。③楽器に張った糸。また、弦楽器。④数学で、円周上の二点を結ぶ直線。また、直角三角形の斜辺。 **ゲン** ②弦月、上弦、の月、③管弦楽、調弦、正弦、余弦 **つる** バイオリンの弦/弦音/糸弦/弓弦 **げん**[彦]学問や容姿のすぐれた男性。また、男性をほめていう語。 **ゲン** 彦士、諸彦 **ひと** 山彦 **げん**[絃]楽器に張る糸。つる。また、その楽器。▽多く、「弦」に書きかえる。 **ゲン** 管絃楽、三絃 **げん**[元/言/弦/減]⇨漢字項目を見よ。 **げん**[験]①仏教や神道で、修行や祈禱の効果。しるし。ききめ。「―があらわれる」「―がもらえる」②手品。 <414> **げん**【×舷】 图船の左右の側面。ふなばた。ふなべり。「右―」「―側」 **けんあく**【険悪】 [形動]①今にも争いがおこりそうで、油断できないようす。「情勢が―になる」「―な仲」②顔の表情や天候などが、今にも悪い状況がやってきそうなけわしいようす。「―な目つき」「―な雲行き」 **げんあつ**【減圧】 图[名・スル]圧力が減ること。また、圧力を減らすこと。↔加圧[かあつ] **けんあん**【懸案】 图前[まえ]から問題とされながら、いまだに解決も実現もされていないことがら。「―事項[じこう]が山積する」 **げんあん**【原案】 图討議にかけられる、もとになる案。「―どおり可決する」↔草案[そうあん]・成案[せいあん] **けんい**【権威】 图①他をおさえて従わせる威光[いこう]。②その方面で、第一人者であると認められている人。大家[たいか]。オーソリティ。「英文学の―」 **けんいん**【検印】 图①検査済みのしるしにおす印[いん]。②書物の奥付[おくづけ]に著者がおす印。「―廃止」 **けんいん**【×牽引】 图[名・スル]ひっぱること。自分のほうへひき寄せること。「―車」 **げんいん**【原因】 [名・スル]あるものごとや状態をひき起こすもとになること。「―をつきとめる」→結果[けっか] **げんいん**【減員】 图[名・スル]人員を減らすこと。また、人員が減ること。↔増員[ぞういん] **けんうん**【巻雲・絹雲】 图雲の種類の一つ。雲の中でもっとも高いところ、ふつう五~一三㌔の上空にできる、すじ状の白い上層雲。まきぐも。 **けんえい**【県営】 图県が経営・管理すること。「―球場」 **げんえい**【幻影】 图実際はないのに、あるかのように見えるもの。まぼろし。 **けんえき**【検疫】 图[名・スル]伝染病の予防のため、空港や港で病原体の有無の検査・消毒や隔離[かくり]などの処置をすること。「―官」 **けんえき**【権益】 图権利とそれにともなう利益。多く、ある国が他国の領土内でえた権利と利益。「|がおかされる」 **げんえき**【現役】 图●現在、ある地位や職務について実際に活動していること。また、その人。②高校三年生で大学受験に臨[のぞ]む人。また、それに合格した人。↔浪人[ろうにん] **げんえき**【減益】 图[名・スル]利益が減ること。↔増益[ぞうえき] **けんえつ**【検閲】 图[名・スル]国の機関などが新聞・出版・放送・映画などの表現内容を強制的に検査すること。現在は憲法で禁止されている。 **けんえんけん**【嫌煙権】 图タバコを吸わない人が、自分の近くで喫煙[きつえん]されることを拒否する権利。▽タバコのけむりがからだによくないのだから、吸わない人はそれをこばむ権利があるとする考えから。 **けんえん**(犬猿)の仲[なか] イヌとサルのように、非常に仲が悪いこと。 **けんお**【嫌悪】 图[名・スル]感情的にひどくにくみきらうこと。「―感がさきにたつ」「自己―」 **けんおん**【検温】 图[名・スル]体温を計ること。「―器」 **げんおん**【原音】 图①外来語などで、もとになった言語の本来の発音。②レコードやテープなどで再生した音に対して、もとの音。 **けんか**【県下】 图県内の地域。「―一円」 **けんか**【×喧嘩】 图[名・スル]言いあらそったり、うでずくで争ったりすること。類[たぐい]いさかい >喧嘩両成敗[けんかりょうせいばい] けんかや争いごとを起こした両者を、ともに同じように処罰すること。 >喧嘩を売る けんかを相手にしかける。 **げんか**【言下】 图『多く、「言下に」の形で』相手が言いおわったすぐあとに。「―に断る」 **げんか**【原価】 图①「仕入れ原価」の略。仕入れ値段。もと値[ね]。②商品をつくるまでにかかった費用。またそれが、商品一つにつき、いくらになるかを計算したあたい。生産費。コスト。「―を割る」「―計算」 **げんか**【現下】 图ただいま。現在。目下。「―の情勢」「―の情熱」 **げんが**【原画】 图印刷や複製した絵に対して、もとの絵。 **けんかい**【見解】 图あるものごとについての見かたや考えかた。「あらたな―を表明する」 **けんかい**【×狷介】 [形動]心がせまく、がんこで、うちとけないようす。「性―にして人と容[い]れず」「―孤高」▽多く、よい意味では使わない。「肩」は意志を曲げないこと、「介」はかたいこと。 **けんがい**【圏外】 图ある資格や条件のわくのそと。また、ある地域・区域のそと。「当選―」↔圏内[けんない] **けんがい**【懸崖】 图●切り立ったがけ。断崖。②鉢植えの植物が、根より下に垂れさがるようにつくったもの。「―の菊[きく]」 **げんかい**【限界】 图能力や程度などの、これ以上はないというぎりぎりのところ。「おのれの―をわきまえる」圏限度[げんど]・極限[きょくげん] **げんかい**【厳戒】 图[名・スル]厳しく警戒すること。また、厳重な警戒。「―体制をしく」 **げんがい**【言外】 图ことばで直接あらわされていないところ。「―ににおわせる」 **けんかいここう**【×狷介孤高】[四字漢語]自分の信念をがんこにかたく守って俗世間からはなれ、理想を高くかかげていること。 **けんかく**【剣客】 图剣の達人。また、剣道を修行[しゅぎょう]する人。剣士。「けんきゃく」とも。 **けんがく**【見学】 图[名・スル]実際に見て、知識をひろめること。「工場―」 **げんかく**【幻覚】 图実際には何もないのに、あるように見えたり、聞こえたりする異常な感覚。幻視[げんし]や幻聴[げんちょう]など。 **げんかく**【厳格】 [形動]人の行動について、厳しいきまりに従って、誤りやなまけなどを少しも許さないようす。「―なしつけを受けて育つ」 >つかいわけ↓「厳重」を見よ。 **げんがく**【弦楽・×絃楽】 图バイオリン・ビオラ・チェロなどの弦楽器で演奏される音楽。 <415> **げんがく**[弦楽]バイオリン・チェロなどの弦楽器で演奏される音楽。 **げんがく**[減額]金額などをこれまでより減らすこと。また、その減らした分量。→増額 **げんがく**[×衒学]学問や知識があることを自慢したり、見せびらかしたりすること。ペダントリー。「―的な説明ぶり」 **げんがくしじゅうそう**[弦楽四重奏]第一バイオリン・第二バイオリン・ビオラ・チェロによる合奏。 **けんかごし**[×喧嘩腰]いまにもけんかをしかけそうな態度。「―でくってかかる」 **げんかしょうきゃく**[減価償却]企業などで、建物・設備・機械などを使用して価値が減る分を算定し、費用として計上しておくこと。固定資本減耗。 **けんかしょくぶつ**[顕花植物]「種子植物」の古い呼び方。花を開き、実を結び、種子をつくる植物。⇔隠花植物 **げんがっき**[弦楽器]弦を鳴らして曲を演奏する楽器。バイオリン・チェロ・ハープなど。▽ほかに、管楽器・打楽器。 **けんが(懸河)の弁**[けんがのべん]勢いよく、よどみのない話しかた。「―をふるう」圏立て板に水▽「懸河」は「けんか」とも。 **けんがみね**[剣が峰]①少しの余裕もない、絶体絶命の状態。ものごとが成功するかどうかのさかいめ。「―に立たされる」②土俵の周囲を囲む俵の上。「―でこらえる」 **けんがん**[検眼]函視力を検査すること。 **げんかん**[玄関]家の正面の、または正式の出入り口。類表口⇔裏口・勝手口 **げんき**[元気]形動①〈名〉生き生きとした活動力。「―を出す」②〈形動〉からだの調子がよくて健康なようす。「―潑刺」 **げんき**[原器]長さや重さなどの基準となる器物。「キログラムー」▽メートル原器は廃止された。 **げんぎ**[原義]そのことばが、もともともっていた意味。圏本義・原意⇔転義 **けんきゃく**[剣客]⇨「けんかく」 **けんきゃく**[健脚]形動足がじょうぶで、歩くのが達者なこと。また、じょうぶな足。「―家」 **けんきゅう**[研究]函ものごとを深く考えたり、くわしく調べたりして、本質を明らかにすること。圏研鑽 **けんぎゅう**[×牽牛]牽牛星。わし座の一等星アルタイルの中国名。牛飼いで、年に一度、七月七日の七夕の夜、天の川で織り姫(=織女星)と会うという伝説がある。ひこぼし。 **げんきゅう**[言及]「と話しているうちに、その話題にまでふれること。「―をさける」 **げんきゅう**[減給]函給料の額を減らすこと。「―処分」圏減俸⇔増給 **けんきょ**[検挙]函警察が、犯人などをつかまえること。「過激派を―する」「―率」圏逮捕、 **けんきょ**[謙虚]形動えらそうにせず、すなおでつつましいようす。「人の話を―に聞く」「―な気持ちを忘れない」⇔高慢 **けんぎょう**[兼業]本業のほかに、別の副業をもち、収入を上げていること。また、その副業 **けんぎょう**[検校・撿校]昔、盲人にあたえられた最高位の官名。むらさき色の衣(=紫衣)を着ることを許された。 **げんきょう**[元凶・元×兇]悪事をたくらむ中心人物。また、もろもろの悪の根源。「車の排ガスは環境汚染の―である」 **げんきょう**[現況]ものごとが現在どうなっているか、どうなりつつあるかというようす。「―をお知らせします」⇔現状 **げんぎょう**[現業]事務や管理ではなく、工場や作業場などの現場でおこなう仕事。「―に従事する」 **けんぎょうのうか**[兼業農家]農業以外の産業からも収入をえている農家。農業収入のほうが多いものを第一種兼業農家、農業以外の収入のほうが多いものを第二種兼業農家という。⇔専業農家 **けんきょうふかい**[×牽強付会]四漢都合のいいように、むりに理屈をこじつけること。「―の説」 **けんきん**[献金]「ごある目的に役立ててもらうために、かねをさし出すこと。また、そのかね。「政治―」⇔寄付 **げんきん**[現金]形画①〈名〉通用する貨幣。また、すぐに貨幣と交換できる銀行振り出しの為替など。「―書留」▽小切手や手形などに対していう。②〈形動〉目さきの利害によって、態度や主張などをがらっと変えるようす。「―なやつだ」 **げんきん**[厳禁]「絶対にしてはならないと、かたく禁じること。「火気―」 **げんくう**[源空]人名⇨「ほうねん」 **げんくん**[元勲]困国家につくした大きな功績。また、功績のある人。「維新の―西郷隆盛」 **げんげ**[『紫。雲。英]「れんげそう」の別名。 **けんけい**[賢兄]男性が同輩や先輩を敬っていうことば。手紙文で用いる。圏大兄・貴兄②かしこい兄。また、他人の兄を敬っていうことば。「―愚弟」 **げんけい**[原形]はじめの形。もとの形。「―を保つ」 **げんけい**[原型]洋裁・彫刻・鋳物などで製作物のもとになる型。パターン。「スカートのーをとる」 **げんけい**[減刑]刑罰を軽くすること。「―を嘆願する」 **けんぎ**[嫌疑]悪いことをしたのではないかという疑い。「―がかかる」園容疑 **げんかんばらい**[玄関払い]訪問客を家の中に入れず、玄関で帰すこと。また、面会せずに追いかえすこと。「―をくわせる」 **けんぎ**[建議]「函意見や希望などを役所などに申したてること。また、その意見や希望。圏建白 <416> **げんけい**[厳刑]厳しい刑罰。「―に処する」類厳罰 **げんけいしつ**[原形質]生物の細胞をつくっている核と細胞質。生命活動の基本となる。 **けんげき**[剣劇]刀できりあう場面が中心となる演劇や映画。ちゃんばら。ちゃんちゃんばらばら。 **けんけつ**[献血]下輸血に使うために、自分の血をすすんで提供すること。「―運動に協力する」 **けんげん**[権限]組織や個人が、法令や契約などにもとづいて、実行できる権利の範囲。「部長の―」「職務―」 **けんけんがくがく**[×喧×喧×諤諤]四漢議論が活発で、おさまりのつかないほどさわがしいようす。▽「喧々囂々」と「侃々諤々」が誤って結びついてできたことば。 **けんけんごうごう**[×喧×喧囂×囂]四漢多くの人々がそれぞれ勝手にやかましくさわぎたてるようす。「―たる場内」「―たる非難」▽議論をたたかせるという意味では「侃々諤々」を使う。 **けんけんふくよう**[×拳×拳服膺]四漢人の教えをよく覚えていて、忘れずに守ること。「―すべき三つのちかい」 **けんご**[堅固]形動しっかりしていて、ゆるがないようす。「―な決意」「―な防備」「⇨要害―」 >つかいわけ『堅固・堅牢』「堅固」は、守りなどが非常にかたいこと。「堅固な守備」。「堅牢」は、つくりかたが頑丈なこと。「堅牢な製本」。 **げんこ**[拳固]にぎりこぶし。げんこつ。 **げんご**[言語]音声や文字を使って、考えや感情を表現し、相手に伝える方法。ことば。▽古くは「げんぎょ」「ごんご」ともいった。音声言語(話しことば)と文字言語(書きことば)とがある。また、世界には約三○○○の言語がある。 **言語に絶する** ことわざ非常にはなはだしくて、とうていことばに言いあらわせない。 **げんご**[原語]翻訳などのもとになったことば。もとの外国語。 **けんこう**[兼行]函①二つのものごとを一人でおこなうこと。「一身―」②ものごとを急いでおこなうこと。「昼夜―」▽一日の行程の二倍を行く意味から。 **けんこう**[健康]形動①〈名〉からだの状態のよしあし。「―診断」「―をそこなう」②〈形動〉からだのどこにも悪いところがなく、じょうぶで元気なこと。圏壮健 >つかいわけ『健康・丈夫・達者・健全』「健康」は、肉体的にも精神的にも生きていくのに良好な状態。「丈夫」は、体質がしっかりしていてなかなか病気などにかからないこと。「丈夫な歯」。「達者」は、年配の人などが健康状態やからだの機能をじゅうぶんに保っているようす。「目も耳も達者だ」。「健全」は、弱いところ、いたんだところがなく安定していること。「健全な生活」「健全な財政」。 **けんこう**[軒昂]形動⇨「いきけんこう」 **けんごう**[剣豪]剣術の達人。圏劍客 **げんこう**[玄黄]天と地。宇宙。▽「玄」は天の黒色、「黄」は地の黄色のこと。 **げんこう**[言行]ことばと、おこない。日常のふるまい。「―不一致」「―録」 **げんこう**[原稿]印刷や人前での話のためのもとになる文章を書きしるしたもの。「―のしめきり」 **げんこう**[現行]法律や制度などが、現在おこなわれていること。「―法」 **げんこう**[元×寇]鎌倉時代、中国の元が、文永一一年(一二七四)、および弘安四年(一二八一)に、北九州にせめてきた事変、いわゆる「文永・弘安の役」。二度とも大風が起こって、元は敗退した。蒙古襲来。 **げんごう**[元号]年につけた呼び名。年号。「大化」「昭和」など。明治以後はその天皇が位にいるあいだは、一つの元号だけを使う「一世一元」制となる。▽中国から伝わり、日本では大化の改新で採用。「平成」は中国の「書経」の一節、「地平らかに天成る」からとったもの。 **けんこうこつ**[肩甲骨・肩×胛骨]背中の上部に左右一個ずつある平たい三角形の骨。かいがらぼね。図「こっかく」 **けんこうてき**[健康的]形動心身ともに異状がなく、元気あふれるようす。また、健康によいようす。「―な生活」 **げんこうはん**[現行犯]実際におこなっている現場で見つかった犯罪。また、その現場でとりおさえられた犯人。逮捕状がなくても逮捕できる。「すりの―でつかまる」 **けんこうほけん**[健康保険]病気やけがの治療費・入院費などを、国または会社が一部負担する医療保険。健保。 **げんこうようし**[原稿用紙]原稿を書くために便利なように罫を引いた紙。▽一行二〇字で一〇行の二○○字詰め、二〇行の四○○字詰めがふつう。 **げんこうろく**[言行録]その人の言ったことやおこなったことを記録したもの。 **げんごがく**[言語学]言語に関して研究する学問。多くは、音韻・文字・文法・語彙・文体などに分けてあつかう。 **けんこく**[建国]函新しい国をつくること。「―の父」 **げんこく**[原告]うったえを起こして裁判を請求する人。刑事事件では、検察官。⇔被告 **けんこくきねんのひ**[建国記念の日]国民の祝日の一つ。二月一一日。建国を祝う日。建国記念日。▽戦前の紀元節にあたる。 <417> **げんこつ**[×拳骨]にぎりこぶし。げんこ。「―でなぐる」⇔平手 **げんごろう**[源五郎]ゲンゴロウ科の昆虫。黒茶色の甲虫。池や沼にすむ。ゲンゴロウムシ。 **けんこん**[《乾坤]①天と地。「―一擲」②陰と陽。③いぬい(乾=西北)と、ひつじさる(坤=西南)。 **げんこん**[現今]いま、現在。こんにち。「―の情勢は予断を許さない」鬨昨今 **けんこんいってき**[《乾坤一×擲]四漢自分の運命をかけて大勝負をすること。類一か八か▽さいころで、乾(天=奇数)が出るか、坤(地=偶数)が出るかをかけるという意味から。 **けんさ**[検査]基準に照らしあわせて悪いところや異状がないかどうかを調べること。「身体―」 >「つかいわけ」→「調査」を見よ。 **けんざい**[建材]建築に用いる材料。 **けんざい**[健在]形動①じょうぶで元気に暮らしていること。「両親は―です」類壮健②変わりなく、じゅうぶんに機能を発揮していること。「会社はまだ―だ」 **けんざい**[顕在]函形にあらわれてはっきりと存在すること。「失業―率」⇔潜在 **げんさい**[減殺]「と量や程度を減らして少なくすること。また、減ること。「興味がーする」▽「げんさつ」と読むのは誤り。 **げんざい**[原罪]キリスト教で、最初の人間アダムとイブが犯した罪。また、そのために、子孫である人間が生まれながらにして負っている罪。関宿罪 **げんざい**[現在]①〈名〉過去と未来のあいだにあって、生きている今、その時。現時点。「―地」「九月二五日―の進行状況」②〈名・スル〉現に存在すること。「―する多くの問題」 **げんざいかんりょう**[現在完了]文法英文法などで時制の一つ。動作や状態がたった今終わったこと、過去から現在に続いていること、経験があることをあらわす。英語ではhave(has)+過去分詞の形。たとえば、He has gone to school. (=彼は学校へでかけたところだ)▽日本語ではとくにきまった形はないが、「書きつづける」「読み通す」「食べ終わった」「帰ったばかりだ」「書いちゃった」などの言いかたで同様の内容をあらわすことができる。 **げんざいけい**[現在形]国語現在の動作や状態をあらわす用言の形。日本語では終止形であらわす。たとえば、「学校へ行く」「花がうつくしい」など。 **けんさく**[検索]調べさがすこと。「ワープロのー機能」「索引でーする」 **げんさく**[原作]翻訳・映画・演劇のもとになった作品。「―をしのぐ映画のできばえ」園原著 **げんさくどうぶつ**[原索動物]脊椎動物に進化する前の段階にあると考えられている動物。ホヤ・ナメクジウオなど。 **けんさつ**[検札]「凶車内で、車掌が乗客の切符を調べること。 **けんさつ**[検察]「凶犯罪の証拠を集めて、その事実を明らかにすること。 **けんさつ**[賢察]「凶相手が推察することを敬っていうことば。「ごーのとおりでございます」圏高察 **けんさつかん**[検察官]犯罪を捜査し、その処罰を求めて裁判所に起訴する行政官。検事総長・次長検事・検事長・検事・副検事の五階級がある。 **けんさつちょう**[検察庁]検察官が事務をあつかう役所。法務省に属する。最高検察庁・高等検察庁・地方検察庁・区検察庁があり、それぞれ最高裁判所・高等裁判所・地方裁判所・簡易裁判所に対応する。 **けんさん**[研×鑽]「学問などを深くきわめること。「―を積む」圏研究 **けんざん**[剣山]生け花で、花をつきさして固定する道具。金属製の台にたくさんの針を上向きに植えつけたもの。 **けんざん**[検算・験算]「計算まちがいがないかどうか、もう一度計算してみること。ためしざん。 **げんさん**[原産]動植物が最初に産出されたところ。最初の産出地。「アメリカーの植物」 **げんさん**[減産]「生産が減ること。また、生産を減らすこと。⇔増産 **げんさん**[減算]引き算。→加算 **げんさんち**[原産地]囶動植物や原料・製品などの、最初の産出地。 **けんし**[犬歯]門歯の両側にある、とがった歯。上下二本ずつ計四本ある。「糸切り歯」ともいい、猛獣では、きばにあたる。 **けんし**[剣士]剣術にすぐれた人。圈劍客 **けんし**[検死・検屍]」「「検視」に同じ。 **けんし**[検視]下丕変死者の死体を、検察官が調べること。検死。「―官」②事実を知るために、検察官が事件現場などをよく調べること。類検分 **けんし**[絹糸]まゆからとった糸。生糸。きぬいと。「人造―」 **けんじ**[健児]からだがじょうぶでたくましい若者。健男児 **けんじ**[検字]字引で、漢字をその画数から引けるように総画数順に並べた索引。「―番号をふる」 **けんじ**[検事]検察官の階級の一つ。検事長の下、副検事の上。また、「検察官」の古い呼び方。 **けんじ**[堅持]下囶考えや態度をかたく守って妥協しないこと。「従来の立場を―する」 **けんじ**[献辞]著者や発行者が、その本を献呈する人のために書いたことば。献詞。 **けんじ**[顕示]下位人目につくようにはっきりと示すこと。「自己―欲が強い」 **げんし**[元始]图ものごとのはじめ。おこり。「―女性は太陽であった」は、平塚らいてうの「青鞜」創刊の辞の冒頭。明治時代、女性解放運動の象徴となった一文。 **げんし**[原始]图自然のままでまだ文明にふれていないこと。「一休」「一時代」「一人」②ものごとのはじめ。おこり。元始。始原。 <418> け **げんし【原子】** [名] 物質を構成する単位。一〇三種ある元素のうち、各元素の性質を失わない範囲で分割できる最小の微粒子が原子で、原子が集まって分子を形成する。原子は、中心に原子核[かく]をもち、電子がそのまわりを回転している。アトム。 **げんし【原紙】** [名] ①「謄写版原紙」の略。印刷するときの原版になる、ろう引きのうすい紙。 原紙を切る 原紙に、さきに針のついた鉄筆で文字を書く。 **げんし【原資】** [名] もとになる資金。もとで。 **げんじ【言辞】** [名] ①ことば。ことばづかい。[同]言詞 ②いつまでも空想や理想を追わずに、実際にあてはまるような決定をだいじにするようす。「あきらめるほうがーだ」[同]実際的↔理想的 言辞を弄[ろう]する ことばをもてあそぶ。不まじめな態度で勝手[かって]なことを言う。 **げんじ【源氏】** [名] ①源[みなもと]姓の氏族。平安時代、皇族から臣下になった。「清和[せいわ]―」 ②「源氏物語」の略。また、その主人公「光源氏」の略。 **げんしかく【原子核】** [名] 原子の中止となる部分。陽子と中性子[ちゅうせい]からできている。 **けんしき【見識】** [名] ものごとの本質を見ぬく、すぐれた判断力や意見。「高い―を備えた人物」 **げんしきごう【原子記号】** [名] ↓「げんそきごう」 **けんしきばる【見識張る】** [動] 見識があるような、気位[きぐらい]の高い態度をとる。 **げんしじだい【原史時代】** [名] 考古学上の時代区分。文献史料が不じゅうぶんな時代。史料のまったくない先史時代と、史料の豊富な歴史時代の中間。日本では弥生時代から古墳[こふん]時代をいう。 **げんしじだい【原始時代】** [名] 文明が開けず、食糧の生産の技術なしに人類が狩猟・採集の生活をしていた時代。▽「先史時代」の意味で使うことも。 **げんしじん【原始人】** [名] ①原始時代の人類。また、原始的な生活をしている人類。 **けんじつ【堅実】** [形動] 考えかたや性格が確かで、しっかりしているようす。「―な仕事ぶり」「履[ふ]んで地道[ちどう]を歩む」 >つかいわけ 「着実」を見よ。 **げんじつ【現実】** [名] 現に目の前にあることがらや状態。「現代日本の―」「理想と―の差」 **げんじつしゅぎ【現実主義】** [名] 理想や空想にとらわれず、あるがままの現実を直視した合理的な考えかた。リアリズム。⇔理想主義 **げんじつてき【現実的】** [形動] ①考えやおこないに理想や夢がなく、目さきにある現実の利益をだいじにするようす。「―な考えの人だ」 **げんしてき【原始的】** [形動] 自然のままで、文化や文明の進歩が見られないようす。「―生物」「―な生活」[同]未開[みかい] **げんじな【源氏名】** [名] 芸者や遊女などにつける優雅な名前。▽女官[にょかん]の名前を「源氏物語」の巻名にちなんでつけたことから。 **げんしばくだん【原子爆弾】** [名] ウランやプルトニウムなどの原子核[かく]が分裂[ぶんれつ]するときのエネルギーを利用した爆弾。ふつうの爆弾の数百万倍の破壊力がある。原爆。▽第二次世界大戦末(一九四五年)、広島[ひろしま]と長崎[ながさき]に投下された。 **げんじぼたる【源氏蛍】** [名] ホタル科の昆虫[こんちゅう]。体長一五㍉前後で、日本産のホタルでは最大。黒色で前胸に十字形の紋[もん]がある。 **げんじものがたり【源氏物語】** [書名] 一一世紀初めに成立。平安時代の長編物語。五四帖[じょう]から成る。作者は紫式部[むらさきしきぶ]で、中宮彰子[しょうし]に仕えた宮廷の女房[にょうぼう]。構成はふつう三部に分ける。第一部は主人公光源氏がなき母のおもかげを求めて恋愛遍歴[へんれき]を重ねるようすを中心に、栄華[えいが]をきわめるまでをえがく。第二部では一転して、男女の三角関係がもたらす苦悩の種々相をえがいて、源氏の死を暗示して終わる。第三部では宇治[うじ]を舞台[ぶたい]に(とくに「宇治十帖」と呼ばれる)、源氏ゆかりの貴公子、匂宮[におうのみや]と薫[かおる]の二人にかかわり、その板ばさみになった浮舟[うきふね]の心理を細かく描写[びょうしゃ]し、男と女のあいだには本質的にくいちがいがあるばかりだとして物語は終わる。文学史上では、伝奇物語・歌物語・女流日記などの仮名文学の集大成、日本の代表的な古典として後世に多大な影響[えいきょう]をおよぼした。一[雑]参照 **げんじものがたりたまのおぐし【源氏物語玉の小櫛】** [書名] 一七九九年。本居宣長[もとおりのりなが]の作。「源氏物語」の本質を「もののあはれ」と論じ、全巻にわたり語句の注釈をほどこしたもの。九巻。 **けんじゃ【賢者】** [名] 道理に通じた、かしこい人。[同]賢人⇔愚者[ぐしゃ] **げんしゅ【元首】** [名] 外国に対して国を代表する者。君主国では君主、共和国では大統領。 **げんしゅ【原種】** [名] 動植物で、品種改良などが加えられる以前の野生の品種。 **げんしゅ【厳守】** [名][-スル] 規則・命令・約束などをかたく守ること。「秘密―」 **けんしゅう【研修】** [名][-スル] 仕事をするうえで、必要な知識や技能を身につけるため、特別に勉強すること。「社員―」 **けんじゅう【拳銃】** [名] 片手で発射できる小型の銃。短銃。ピストル。 **げんしゅう【減収】** [名][-スル] 収入や収穫が、以前に比べて少なくなること。⇔増収 **げんじゅう【厳重】** [形動] 少しもゆるめず厳しいようす。いかめしいようす。「―注意」「―な警戒」 >つかいわけ |厳重・厳格・厳正| 「厳重」は、少しもゆるめたり、すきを見せたりしないようす。「厳重なとりしまり」。「厳格」は、正・不正について厳しく、人のあやまちや怠慢[たいまん]を少しも許さないようす。「厳格な父」。「厳正」は、不公平やずるさを、少しも許さないようす。「厳正な審査[しんさん]」。 **げんじゅうしょ【現住所】** [名] 現在住んでいる所番地。 <419> >源氏物語巻名一覧 第一部 33巻 1 桐壷(きりつぼ) 2 帚木(ははきぎ) 3 空蟬(うつせみ) 4 夕顔(ゆうがお) 5 若紫(わかむらさき) 6 末摘花(すえつむはな) 7 紅葉賀(もみじのが) 8 花宴(はなのえん) 9 葵(あおい) 10 賢木(さかき) 11 花散里(はなちるさと) 12 須磨(すま) 13 明石(あかし) 14 澪標(みおつくし) 15 蓬生(よもぎう) 16 関屋(せきや) 17 絵合(えあわせ) 18 松風(まつかぜ) 19 薄雲(うすぐも) 20 槿(あさがお) 21 少女(おとめ) 22 玉鬘(たまかずら) 23 初音(はつね) 24 胡蝶(こちょう) 25 蛍(ほたる) 26 常夏(とこなつ) 27 篝火(かがりび) 28 野分(のわき) 29 行幸(みゆき) 30 藤袴(ふじばかま) 31 真木柱(まきばしら) 32 梅枝(うめがえ) 33 藤裏葉(ふじのうらば) 第二部 8巻 34 若菜(わかな)上 35 若菜(わかな)下 36 柏木(かしわぎ) 37 横笛(よこぶえ) 38 鈴虫(すずむし) 39 夕霧(ゆうぎり) 40 御法(みのり) 41 幻(まぼろし) 第三部 13巻 宇治十帖 42 匂宮(におうのみや) 43 紅梅(こうばい) 44 竹河(たけかわ) 45 橋姫(はしひめ) 46 椎本(しいがもと) 47 総角(あげまき) 48 早蕨(さわらび) 49 宿木(やどりぎ) 50 東屋(あずまや) 51 浮舟(うきふね) 52 蜻蛉(かげろう) 53 手習(てならい) 54 夢浮橋(ゆめのうきはし) 第一部のゴシック数字の巻が最初に一貫して書かれ、2・3・4・6・15・16などが後から書かれて挿入されたといわれている。 け **げんじゅうみん【原住民】** [名] あとからやって来た人々に対して、その土地にもとから住んでいる民族。先住民族。[同]土着民 **げんしゅく【厳粛】** [形動] ①厳しくおごそかなようす。「式は―にとりおこなわれた」 ②かくしもごまかしもできないようす。「死は―な事実である」 ③厳しくつつしむようす。「―に受けとめる」 **けんしゅつ【検出】** [名][-スル] ふくまれている成分などをいろいろ調べて見つけだすこと。「毒物を―する」 **けんじゅつ【剣術】** [名] 刀剣で戦う技術。[同]剣法 **げんしゅつ【現出】** [名][-スル] 実際にあらわれでること。また、あらわしだすこと。「地獄―図を―する」 **げんじゅつ【幻術】** [名] 人の目をくらます、ふしぎな術。妖術。魔法[まほう]。また、手品[てじな]。奇術[きじゅつ]。 **げんしょ【原書】** [名] 翻訳[ほんやく]書に対して、そのもとになった本。「―で読む」「―講読」[同]原本 **けんしょう【健勝】** [形動] 健康がすぐれて元気なこと。手紙文で相手の健康についていう、あいさつのことば。「ご―のことと拝察いたします」 **けんしょう【検証】** [名][-スル] ものごとを実際に調査して、事実関係を明らかにすること。「現場―」 **けんしょう【憲章】** [名] 国際機関や国家などが、理想として定めた重要な原則。「児童―」 **けんしょう【顕彰】** [名][-スル] かくれた功績を広く世間[せけん]だに明らかにして表彰すること。「―碑を建てる」 **けんしょう【懸賞】** [名] 問題の正解や優秀な作品などを広く求めるために、賞金や賞品を出すこと。また、その賞金や賞品。「―小説入選作」「―に応募する」 **けんじょう【献上】** [名][-スル] 身分の高い人にものをさしあげること。「―の品々」[同]献進・献納⇔下賜[かし] **けんじょう【謙譲】** [名] ①[形動]自分はへりくだって、相手をたててゆずること。「―の美徳」[同]謙遜[けんそん]・謙退[けんたい] ②[文法]敬語表現で、自分側の行為をへりくだってあらわす言いかた。「手紙を読みました」を「お手紙を拝読いたしました」というなど。→「謙譲語」も見よ。 **げんしょう【現象】** [名] 表面にあらわれた出来事。形となって存在する事実やことがら。 **げんしょう【減少】** [名][-スル] へって少なくなること。また、少なくすること。→増加 **げんじょう【原状】** [名] もとあったままの状態。「―の復元」 **げんじょう【現状】** [名] 現在ある状態やありさま。「―に即[そく]して考える」「―維持」[同]現況 **げんじょう【現場】** [名] ものごとが実際におこなわれたところ。事件などが起こったところ。「げんば」とも。「殺人の―に急行する」「―不在証明(=アリバイ)」 **げんじょう【玄奘】** [人名] 六〇二~六六四年。中国、唐代の僧[そう]。仏典をたずねて西域からインドにはいり、ナーランダ僧院で仏教を研究し、帰国後、「大般若経」などを漢訳した。また、旅行記「大唐西域記」をあらわした。世に三蔵法師とも。 **げんしょうがく【現象学】** [名] 事象が自分とは無関係に存在するという考えかたをやめ、自分の純粋な意識にたち返って、意識されるがままの事象の本質を探究しようとする立場。▽ドイツの哲学者フッサールが提唱した。 **けんじょうご【謙譲語】** [名] 敬語の一つ。口語では、話し手が、相手または話題にのぼった人を尊敬し高めるために、自分側を低めることば。「粗品[そしな]」「申しあげる」「いただく」など。「私が社長に申しあげる」。文語では、話し手が、話題の中の人物のうち、動作を受ける人を尊敬し高めるために、動作をする人を低めることば。「参る」「聞こゆ」「たまはる」など。たとえば、「翁[おきな]、親王[みこ]のもとに参る」で、謙譲語「参る」は来られる側(=動作の受け手)である親王を話し手が尊敬するために翁を低めて用いたもの。けんそん語。▽口語でも文語でも敬意の出どころは話し手だが、自分の行為[こうい]を低めるものと、相手の行為を高めるものと敬意の方向がちがうので要注意。文語では謙譲語というよりも「動作の受け手尊敬語」といったほうがわかりやすい。 **げんしょく【原色】** [名] ①いろいろな色のもとになる色。ふつう、三原色をいう。→「三原色」も見よ。②あざやかではでな色。⇔中間色 **げんしょく【現職】** [名] 現在就いている職務や職業。また現在、ある職業に就いていること。「―をおわれる」「―の警察官」 **げんしょく【減食】** [名][-スル] 食事の量や回数を減らすこと。 **げんしりょう【原子量】** [名] 原子の質量を、炭素原子の質量一二を基準にしてあらわしたもの。 **げんしりょく【原子力】** [名] 原子核の分裂[ぶんれつ]や融合[ゆうごう]のとき、放出されるエネルギー。原子エネルギー。「―発電」「―の日(=一〇月二六日)」 **げんしりょくはつでん【原子力発電】** [名] 原子炉[げんしろ]で発生する熱エネルギーを利用して発電する方式。日本の原子力発電所は茨城県東海村で試験運転が始まり、現在は福井県の若狭湾沿岸などにある。▽ほかに、火力発電・水力発電。 **げんしりん【原始林】** [名] 自然のままで人手[ひとで]が加えられていない森林。[同]原生林 **けんじる【献じる】** [動] 目上の人にさしあげる。献上[けんじょう]する。けんずる。「霊前[れいぜん]に花を―」 **げんじる【減じる】** [動] ①もとと比べて減る。また、減らす。「罪一等を―」 ②引き算をする。「一〇から三を―と七」「げんずる」とも。 **げんしろ【原子炉】** [名] ウランやプルトニウムなどの核分裂[かくぶんれつ]の速度を調節してエネルギーをとり出す装置。「―衛星(=原子炉を電源とする人工衛星)」 **げんしろん【原子論】** [名] すべてのものにそれ以上分割不可能な原子があり、この原子の動きによってあらゆる現象が起こるという考えかた。▽古代ギリシャにすでにみられ、近代になって科学の分野で多くの理論家によって説かれている。 <420> **けんしん【検針】** [名][-スル] 電気・ガスなどの使用量を知るために、メーターの針の示す目盛りを調べること。「水道の―日」 **けんしん【検診】** [名][-スル] 病気にかかっているかどうかためすこと。「成人病の―」 >つかいわけ →「調査」を見よ。 **けんしん【健診】** [名] 「健康診断」の略。「乳児―」 **けんしん【献身】** [名][-スル] 社会や人のために、自分の利益を考えないで力をつくすこと。「―的努力」 **けんじん【賢人】** [名] 知恵[ちえ]があり、おこないがすぐれている人。かしこい人。[同]賢者⇔愚人[ぐじん] **げんしん【源信】** [人名] 九四二~一〇一七年。平安中期の僧[そう]。「往生[おうじょう]要集」をあらわして極楽往生をするための教えをまとめ、浄土信仰を髪[ひろ]めた。恵心僧都[えしんそうず]。横川僧都。 **げんじん【原人】** [名] 現在の人類の祖先にあたる原始時代の人類。直立歩行をして、打製石器を使った。北京原人・ジャワ原人など。 **げんず【原図】** [名] 複写や模写[もしゃ]のもととなる図。「―を保存する」 **けんすい【懸垂】** [名][-スル] 鉄棒や平行棒につかまってぶらさがり、うでの筋力でからだを上下する運動。 **げんすい【元帥】** [名] 軍人のもっとも高い地位。大将の上。 **げんすい【減水】** [名] 水かさが減ること。⇔増水 **けんずいし【遣隋使】** [名] 大和朝廷[やまとちょうてい]が中国の隋王朝に、文化をとりいれるために送った使節。「日本書紀」には、六〇七年、第一回の正使として小野妹子[おののいもこ]の名が見える。 **けんずる【献ずる】** [動] →「けんじる」 **げんずる【減ずる】** [動] →「げんじる」 **げんすん【原寸】** [名] 実物と同じ大きさ。もとのままの寸法。[同]原寸大。 **げんせ【現世】** [名] 生きている現在の世の中。この世。[同]現在世。「―の幸せ」▽仏教では「げんぜ」と読み、三世[さんぜ]の一つ。前世[ぜんせ]・来世[らいせ]に対していう。 **けんせい【権勢】** [名] 権力をにぎっていて勢力が強いこと。「―をふるう」 **けんせい【牽制】** [名][-スル] 相手の動きを制限して、自由にさせないこと。「たがいに―しあう」「―球をなげる」 **げんせい【現勢】** [名] 現在の勢力。また、現在の情勢。 **げんせい【厳正】** [形動] 厳しく、公平を守って、ずるいことをだれにも許さないこと。「―中立」 >つかいわけ →「厳重」を見よ。 **げんぜい【減税】** [名][-スル] 税金を安くすること。税金を減らすこと。「―を求める」→増税 **げんせいどうぶつ【原生動物】** [名] 一つの細胞[さいぼう]でできている、もっとも下等[かとう]な動物。アメーバ・ゾウリムシなど。 **げんせいりん【原生林】** [名] 人の手が加わらない自然のままの森林。[同]原始林 **けんせき【譴責】** [名][-スル] よくないおこないや過失をいましめること。「―処分にする」 **げんせき【原籍】** [名] 戸籍を移す前の、もとの本籍。 **けんせきうん【巻積雲・絹積雲】** [名] 雲種類の一つ。白く小さなかたまりが、五~一三㌔の上空に集まってうろこのように見える上層雲。さばぐも。いわしぐも。 **けんせつ【建設】** [名][-スル] ①建物や道路などを新しくつくること。「―中のビル」[同]建造⇔破壊[はかい] >つかいわけ →「建築」を見よ。 **げんせつ【言説】** [名] ことばで述べること。意見を言ったり、ものごとを説明したりすること。 **けんせつしょう【建設省】** [名] 旧行政機関。都市計画・土地利用・上下水道・河川・道路・住宅などに関する仕事をし、建設大臣を長として組織された。二〇〇一年、国土交通省に再編成された。 **けんせつてき【建設的】** [形動] ものごとをまとめあげ、よくしていこうと努めるようす。「―な意見」⇔破壊的 **げんぜりやく【現世利益】** [名] 信仰[しんこう]のおかげで、 <421> **けんち**[名]神仏から授げずけられる延命や得財などの、この世での幸せ。 **げんぞう**【幻像】[名]実際にはないものが、あるように見える姿や形。[類]幻影 **けんぜん**【健全】[形動]①心身ともに健康で異常がないようす。「―なからだ」②片寄ったところやよくないところがなく、まっすぐで安定しているようす。「―経営」 >健全なる精神は健全なる肉体に宿る 健康なからだにして、はじめて健全な思想をもつことができる。▽ローマの詩人、ユベリウスの詩句から。 >つかいわけ→「健康」を見よ。 **げんせん**【源泉・原泉】[名]①もと。おおもと。ものごとの初め。「エネルギーのー」②水や温泉のわきでるみなもと。 **げんせん**【厳選】[名][-スル]厳しい基準によって選ぶこと。「―された材料でつくる」 **げんせんかぜい**【源泉課税】[名]所得税の課税方法の一つ。給料や利子収益などに対する税金を、しはらい者が前もって所得からさし引いてとりたてる方法。源泉徴収。[類]源泉徴収。 **げんせんちょうしゅう**【源泉徴収】[名]「源泉課税」に同じ。 **けんそ**【険阻・×嶮岨】[形動]道や地形が険しいこと。険しい場所。「―な山」[類]峻険 **げんそ**【元素】[名]①すべてのものをつくりだす、もとの働き。②化学的に、それ以上他の成分には分解できない原子の集まり。▽「原子」と「元素」は混用されることもあるが、多く、名前をあらわすときは「元素記号」、重さをあらわすときは「原子量」という。 **けんそう**【×喧騒・×喧噪】[名]さわがしく、やかましいこと。「都会の―からのがれる」「―をきわめる」 **けんぞう**【建造】[名][-スル]大きな船や建物などをつくること。「―物破壊」の罪。[類]建設 >つかいわけ→「建築」を見よ。 **げんそう**【幻想】[名][-スル]現実にはありそうもないことを、まとまりもなく思いうかべること。思いうかんだこと。「―文学」「―をいだく」 >つかいわけ→「卑下心」を見よ。 **げんぞう**【現像】[名][-スル]形をあらわすこと。また、あらわれた形。とくに、写真でフィルムや印画紙を薬品で処理して、映っている像をあらわしだすこと。 **けんそううん**【巻層雲・絹層雲】[名]雲の種類の一つ。上空五~一三㎞ぐらいの高さにできる、ベール状のあわい白色の上層雲。 **げんそうてい**【玄宗帝】[人名]六八五―七六二年。中国、唐の第六代皇帝。賢臣を登用して「開元の治[ち]」といわれる善政をおこなったが、楊貴妃を寵愛[ちょうあい]してからは政治が乱れ、安禄山[あんろくざん]らによる安史の乱(七五五―七六三年)を招いた。 **げんそきごう**【元素記号】[名]化学で、元素の種類をあらわす、H(水素)・O(酸素)などの記号。▽同位体(たとえば、¹²C・¹³C・¹⁴Cなど)を考えなければ原子記号もこれに同じ。 **けんぞく**【×眷属・×眷族】[名]①血すじのつながる、すべての親族。一族。②家来。郎党。 **げんそん**【現存】[名][-スル]現在、実際に存在していること。現実にあること。げんぞん。「万葉集は―する最古の歌集である」 **げんそん**【厳存】[名][-スル]まぎれもなく存在すること。確実に存在すること。「神は―すると信じる」 **けんたい**【献体】[名][-スル]解剖実習に役立てるために、自分から遺体を提供すること。 **けんたい**【倦怠】[名][-スル]①いやになって、なまけおこたること。「―期」②心身がつかれて、だるいこと。「―感がぬけない」 **けんだい**【見台】[名]「書見台」の略。書物などをのせて見るための台。 **げんたい**【減退】[名][-スル]力や勢い、また分量などが減っておとろえ、弱くなること。「体力の―を感じる」「食欲が――する」[対]増進 **げんだい**【現代】[名]①今の時代。現在の世。「―社会」[類]当世②歴史で、時代区分の一つ。今をふくむ時代。日本史では、第二次世界大戦が終わったあとの時代。 **げんそく**【原則】[名]簡単には動かせない、おおもとのきまり。根本の法則。「―として許可しない」 >つかいわけ|原理・原則| >「原理」は、ものごとをすべてにわたって成り立たせる根拠そのもの。また、ものを知り、事をおこなうときの根本をなす体系。「アルキメデスの原理」。「原則」は、人間の活動の根本的な規則として人がつくったもの。時には例外もありうる。「それはあくまで原則だ」。 **げんそく**【減速】[名][-スル]速度を落とすこと。また、速度が落ちること。「カーブでーする」[対]加速 **けんそん**【謙遜】[名・形動][-スル]へりくだって、ひかえめな態度でふるまうこと。また、へりくだっているようす。「―して答える」[類]謙譲 **げんだいかなづかい**【現代仮名遣い】[名]現代の日本語をかなで書くときのきまり。ほぼ現代語の発音にもとづいた書きかた。一九四六年に定められ、一九八六年に改定された。新かなづかい。[対]歴史的仮名遣い ▽助詞の「は・へ・を」や、「ぢ・づ」と「じ・ず」の書きわけは発音どおりでなく、歴史的かなづかいを残している。 **げんだいぶん**【現代文】[名]多く、明治時代以後の現代語で書かれた文章をさす。 **けんたん**【健啖】[名・形動]食欲が旺盛で好ききらいなく、たくさん食べるようす。「―家」「大食らい」とちがって、好感がこめられる。 **げんたん**【減反】[名][-スル]イネやムギなどの作物をつくる面積を減らすこと。「―による米の生産調整」 **けんち**【見地】[名]観察したり議論したりすることのよりどころとなる立場。「大局的な―からものを言う」[類]観点・視点 <422> **けんち**【検地】[名]耕地の面積や等級、収穫高を実地に調べ、年貢の石高数をきめたこと。「―帳」▽豊臣秀吉がおこなった天正の石直しといわれる「太閤検地」が有名。 **げんち**【言質】[名]後日、証拠となるような約束のことば。「―をとる」▽「げんしつ」「げんしち」とも読むが、本来は誤り。 **げんち**【現地】[名]①現在あることがおこなわれ、進められている土地。「―採用」「―法人」[類]現場②現在住んでいる土地。 **けんちく**【建築】[名][-スル]家などをつくること。また、つくられた家など。「木造―」[類]普請 >つかいわけ|建築・建造・建設・造営・土木 >「建築」は、建物一般についていう。「建造」は、とくに大きな建物や船をつくること。「タンカーの建造」。「建設」は、都市・道路・鉄道などの工事についていう。「高速道路の建設計画」。「造営」は、社寺や宮殿を建てる場合。「大神殿の造営」。また、道路・橋・水道・ダムなどの工事をとくに「土木」という。 **けんちょ**【顕著】[形動]明らかではっきりと目につくようす。「変化のきざしがーである」「―な進歩が見られる」[類]著しい **げんちょ**【原著】[名]翻訳や改作のもととなった作品や文章。原作。「―にあたって調べる」 **けんちょう**【県庁】[名]県の中心機関として行政上の仕事をする役所。「―所在地」 **げんちょう**【幻聴】[名]実際にはない音や話し声が聞こえること。「―にまどわされる」 **けんちょうじ**【建長寺】[名]神奈川県鎌倉市にある臨済宗の寺。鎌倉五山の第一位で、関東の禅寺の中心。北条時頼の創建。 **けんてい**【検定】[名][-スル]検査して資格や等級、合格・不合格などをきめること。「――試験を受ける」「文部省―済み教科書」 >つかいわけ→「調査」を見よ。 **けんてい**【献呈】[名][-スル]目上の人や尊敬する人に、つつしんでものをさしあげること。[類]進呈・献進 **げんてい**【限定】[名][-スル]一定の範囲をきめて限ること。「参加者を小学生のみに―する」「―出版」 **げんてん**【原典】[名]翻訳や引用のもとにした書物。「―にあたって確かめる」 **げんてん**【原点】[名]①基準となる、おおもとのところ。「―にたち返って考える」②数学で、座標を定めるときの基準となる点。座標軸の交わる点。記号は○。 **げんてん**【減点】[名][-スル]点数を減らすこと。また、減らす点数。[対]加点 **げんど**【限度】[名]それ以上はこえられない、ぎりぎりの範囲や度合い。「がまんにも―がある」「非課税―額」[類]限界 **けんとう**【健闘】[名][-スル]力いっぱいたたかって、ある成果をあげること。「―をいのる」「―をたたえる」[類]敢闘 **けんとう**【検討】[名][-スル]判断するために多くの面から調べ、よく考えること。「―を要する課題」 >つかいわけ→「調査」を見よ。 **けんとう**【×拳闘】[名]革[かわ]のグラブを両手につけて、二人の選手がリング上で打ちあう競技。ボクシング。 **けんどう**【県道】[名]県がつくり管理をしている道路。 **けんどう**【剣道】[名]刀剣を使って戦う武道。現在は、スポーツとして、防具を身につけて竹刀[しない]で打ちあう競技。「―三段のうでまえ」[類]剣法・剣術 **げんとう**【幻灯】[名]写真のフィルムに光を当てて拡大し、スクリーンに映して見せるもの。スライド。 **げんとう**【厳冬】[名]冬の寒さがとくに厳しいころ。「―の候」▽手紙文の時候のあいさつに使う。 **げんどう**【言動】[名]言うことと、おこなうこと。ことばと行動。「―に注意する」[類]言行 **げんどうき**【原動機】[名]水車や風車、モーターやエンジンなどのように、機械を動かすもととなる力を生みだす装置。「―付きの自転車」 **けんとうし**【遣唐使】[名]奈良時代から平安時代のはじめにかけて、唐の文化をとりいれるために、日本から送られた使節。犬上御田鍬[いぬがみのみたすき]が派遣された六三〇年に始まるが、菅原道真[すがわらのみちざね]によって八九四年に廃止された。 **げんどうりょく**【原動力】[名]①ものごとを活動させるもととなる力。「社会を変革する―となる」②機械に運動を起こさせるもとの力。エンジンなど。 **ケントし**【ケント紙】[名]純白で上質の厚い紙。おもに製図用。▽イギリスのケント地方ではじめてつくられたことから。 **けんとう**【見当】[名]①<名>㋐だいたいの見こみ。めあて。「およその―をつける」「―ちがい」㋑だいたいの方向。方角。「東はこの―になる」②<造語>[-見当」の形で]およその数量をあらわす。…ぐらい。「二〇歳[さい]―の女性」 **けんどじゅうらい**【×捲土重来】[四字熟語]一度失敗した者が、力をつけてもう一度いどむこと。「けんどちょうらい」とも。「―を期する」 **けんない**【圏内】[名]ある一定の範囲の中。「合格―にある」[対]圏外 **げんなり**[副]疲れたりいやけがさして、元気ややる気がでないようす。「この暑さには―する」「仕事の山を見て―とした顔をする」[類]うんざり **げんに**【現に】[副]現実のこととしてまちがいなく。「―言ったとおりのことが起こった」「―この目で見た」[類]実際に **げんに**【厳に】[副]小さなことも見すごさずに。厳重に。「―いましめたい」▽文章語。 **けんにん**【兼任】[名][-スル]一人で二つ以上の役割や仕事を同時にうけもつこと。「議長と委員長とを―する」[類]兼務[対]専任 **けんにんふばつ**【堅忍不抜】[四字熟語]じっとたえしのんで、心をぐらつかせないこと。「―の志」 **けんのう**【献納】[名][-スル]神仏や地位の高い人に対して、ものをたてまつること。[類]奉納 <423> **げんのう**【玄翁・玄能】[名]大工などが使う鉄製の鎚[つち]。▽南北朝時代、玄翁和尚[げんのうおしょう]が、これで災いをなす殺生石[せっしょうせき]を打ちくだいて悪霊を除いたという伝説から。 **けんのん**[形動]あぶないようす。ぶっそうなようす。「―な坂道」「―な雲行き」▽「剣呑」と当てる。 **げんば**【現場】[名]①事件などが起こった場所。「げんじょう」とも。「事故―」②実際の作業が進められている場所。「工事―」 **げんばく**【原爆】[名]「原子爆弾[げんしばくだん]」の略。 **げんばくししゅう**【原爆詩集】[書名]一九五一年。峠三吉[とうげさんきち]らの編。原爆体験をもとに、ヒューマニズムに裏打ちされた被爆者の悲しみといかりをうったえたもの。 **げんばくしょう**【原爆症】[名]原爆の放射能などを受けたことが原因で起こる、さまざまな病気の症状。 **げんばつ**【厳罰】[名]厳しく罰すること。また、厳しい罰。「―に処する」 **けんば(犬馬)の労をとる** 他人のために、骨身をおしまず力をつくす。▽イヌやウマ程度のはたらきという意味で、へりくだった言い方。 **けんばん**【×鍵盤】[名]ピアノやオルガンなどの楽器で、指でたたいたりおしたりして音を出す部分。キー。タイプライターやコンピュータのものもいう。「―楽器」 **げんばん**【原板】[名]写真で、焼きつけや引きのばしのもとになる、現像したフィルム。ネガ。げんぱん。 **げんばん**【原版】[名]①印刷のもととなる版木や組んだ活字のこと。②写真印刷や複製のもとになる版。 **けんび**【兼備】[名][-スル]二つ以上のよいことがらを、かねそなえていること。「知勇―の将」「才色―」 **けんびきょう**【顕微鏡】[名]きわめて小さなものや組織などを拡大して観察するための装置。「電子―」 **けんぴつ**【健筆】[名]達者に字を書いたり、文章や詩を盛んにつくったりすること。「―をふるう」 **げんぴん**【現品】[名]現に、そこにある品物。実際の品物。「―限り半額」 **けんぶ**【剣舞】[名]刀や剣を手にして、詩吟に合わせてまう舞。 **けんぷ**【絹布】[名]絹[きぬ]で織った布。絹織物。 **げんぶ**【玄武】[名]天の四神の一つ。カメの姿で、北をつかさどる。▽他の三神は、青竜・白虎[びゃっこ]・朱雀[すざく]。 **げんぷ**【厳父】[名]①しつけや態度の厳しい父親。「―慈母」②他人の父親を敬っていうことば。 **げんぷう**【厳封】[名][-スル]厳重に封をすること。「重要書類を―して送る」 **げんぶがん**【玄武岩】[名]火山岩の一種で、黒っぽく粒子の細かい、かたい岩石。「―質マグマ」 **げんぷく**【元服】[名]昔、男子が成人したことを示すために、公家や武家でおこなわれた儀式。古代中国の風習にならい、一二歳から一五、六歳までのあいだにおこなう。今の成人式にあたる。 **けんぶつ**【見物】[名][-スル]もよおしものや名所などを見て楽しむこと。また、出来事が進むのをながめること。ものみ。「高見の―」「―人」 **げんぶつ**【現物】[名]①現に、そこにあるもの。見たりさわったりできる、手もとにあるもの。②かねに対して、品物。「―で支給する」 **けんぶん**【見聞】[名][-スル]実際に見たり聞いたりすること。また、見たり聞いたりして身についた知識。「―を広める」 **けんぶん**【検分・見分】[名][-スル]現場に立ちあって検査すること。その場に出向いて状況をくわしく調べること。「実況―」 **げんぶん**【原文】[名]もとの文章。翻訳したり、書きなおしたり、つけくわえたりした文章に対していう。 **げんぶんいっち**【言文一致】[名]文章を書くときに、文語文ではなく、話しことばに近い口語文で書いていくこと。とくに、明治時代の初め、二葉亭四迷[ふたばていしめい]・山田美妙[やまだびみょう]らがおこなった、小説の文体を、それまで用いてきた文語体をやめて話しことばに近い口語体に変えようとした運動をいう。明治四〇年代に盛んになった自然主義小説に引きつがれ、小説の文体として確立した。大正時代になると新聞の社説も口語文の文体になった。 **げんぶ**【玄武】[名]天の四神の一つ。カメの姿で、北をつかさどる。▽他の三神は、青竜・白虎[びゃっこ]・朱雀[すざく]。 **けんぺい**【憲兵】[名]もと軍隊で、軍人などの犯罪を調べたり、行動を監視したり、警察官のような役割をしたりする部隊や隊員。 **げんぺい**【源平】[名]①源氏と平家。②白組と赤組、または敵と味方など、二組に分かれること。また、分かれて戦うこと。▽源氏が白旗を立て、平家が赤旗を立てて争ったことから。 **げんぺいとうきつ**【源平藤橘】[名]奈良時代以来の名家、源[みなもと]・平[たいら]・藤原[ふじわら]・橘[たちばな]の四氏。 **けんぺいりつ**【建蔽率】[名]敷地面積に対する一階部分の建築面積の割合。建築面積率。「―五割」▽建築基準法により、必要な空地を残すよう制限している。地域によって異なる。 **げんぼ**【原簿】[名]いちばんもとになる帳簿。元帳。「戸籍の―」 **けんぽう**【憲法】[名]①国の組織や作用などの根本的なきまりを定めた、国家の最高の法。②ある集団で、ものごとの大原則となるきまり。「わが家の―」 **げんぽう**【減法】[名]引き算。[対]加法 **けんぽうきねんび**【憲法記念日】[名]国民の祝日の一つ。五月三日。一九四七年、日本国憲法が制定され、施行されたのを記念する日。 **けんぼうじゅっすう**【権謀術数】[四字熟語]人をだましたり、あざむいたりするためのはかりごと。策略。「―をめぐらす」「―にたけている」▽「術数」は、はかりごとのこと。 **けんぼうしょう**【健忘症】[名]①記憶障害の一つ。ある期間に経験したことを、思いだすことができないこと。②ものごとを忘れやすいこと。 <424> **けんぽん**【献本】[名][-スル]本をだれかにさしあげること。また、その本。「図書館に著書を―する」 **げんぽん**【原本】[名]訳したり、写したり、引用したり、改訂したりしたものの、もとになった本や文書。「一字一句―のとおりに引用した」[類]原書 **けんま**【研磨・研摩】[名][-スル]①刃物や宝石などを、研いだりみがいたりすること。「―材」②学問や技術をさらに深めるために努力すること。 **げんまい**【玄米】[名]もみ殻[がら]をとりさっただけで、まだ精白していない米。くろごめ。「―パン」[対]白米 **けんまく**【剣幕・見幕・権幕】[名]ひどくおこっている気持ちや激しい攻撃的な気持ちがあらわれている、顔つきや態度。「たいへんな―でつめよる」 **げんみつ**【厳密】[形動]考えかたや研究などが、きちんと細かなところまで気をつけてあって、すきまがないようす。「―な調査」「―に言うと」 **けんむ**【兼務】[名][-スル]本務のほかにも別の職務についていること。また、その別の職務。「図書係のほか健康係を―する」[類]兼任 **けんむのしんせい**【建武の新政】[名]一三三三年、鎌倉幕府の滅亡後、後醍醐[ごだいご]天皇がおこなった親政。公家と武家の統一を目ざしたが、武家の不満が大きく、足利尊氏[あしかがたかうじ]の反乱で崩壊した。建武の中興[ちゅうこう]。 **けんめい**【賢明】[形動]かしこく道理にかなっているようす。「―な選択」 >つかいわけ→「利口」を見よ。 **けんめい**【懸命】[形動]力の限りがんばるようす。一生けんめい。「―にこらえる」「―の努力」 **げんめい**【言明】[名][-スル]ことばに出してはっきり言うこと。「―をさける」「公式の場で大臣が―する」 **げんめい**【原名】[名]訳したり改めたりしたものの、もとの名前。 **げんめい**【厳命】[名][-スル]必ず守るようにと、厳しく命令すること。また、その命令。「―を受ける」「事故のないよう―する」 **げんめいてんのう**【元明天皇】[人名]六六一―七二一年。在位、七〇七―七一五年。天智天皇の皇女で、夫は草壁皇子[くさかべのみこ]。文武・元正天皇の母でもある。在位中に都を平城京に移し、「古事記」や「風土記」の撰進[せんしん]を命じた。 **げんめつ**【幻滅】[名][-スル]心の中で思っていたことが、実際とはまったくちがっていることを知って、がっかりすること。「―の悲哀」「―を感じる」 **げんめん**【減免】[名][-スル]税金・料金・刑罰などの負担を軽くしたり、なくしたりすること。「授業料の―」「恩赦により刑を―する」 **けんもほろろ**[形動]人のたのみを冷たくはねつけて、相手にしないようす。とりつくしまもない。「―に断られる」▽「けん」「ほろろ」はキジの鳴き声で、あいそがなく聞こえるからという。 **けんもん**【検問】[名][-スル]あやしい点がないか、問いただして調べること。「―にひっかかる」「―所」 **げんや**【原野】[名]人間の手が加えられていない、自然のままの野原。「北海道の―」「―商法(=二束三文の土地を高く買わせる商売)」 **けんやく**【倹約】[名][-スル]かねや品物をむだに使わないようにすること。「―家」「こづかいを―して本を買う」[類]節約▽「険約」は誤り。 **げんゆ**【原油】[名]まだ精製していない石油。黄色がかった茶色で、ねばねばしている。 **げんゆう**【現有】[名][-スル]いま自分のものとしてもっていること。「―勢力」「―する資金」 **けんゆうしゃ**【×硯友社】[名]一八八五年、尾崎紅葉[おざきこうよう]らが結成した文学結社。機関誌「我楽多[がらくた]文庫」を発行し、広津柳浪[ひろつりゅうろう]や泉鏡花[いずみきょうか]らも参加。井原西鶴[いはらさいかく]の文体の復活をはかり、明治二〇~三〇年代の文壇の中心的な位置をしめた。 **けんよう**【兼用】[名][-スル]①一つのものやものごとを、二つ以上の使い道や役目に使うこと。「冷暖房―のエアコン」[対]専用②一つのものを、二人以上で使うこと。「兄と自転車を―している」 **けんらん**【×絢爛】[形動]はなやかで美しくりっぱなようす。きらびやか。「―たる絵巻」「豪華―」 **けんり**【権利】[名]①一定の利益を主張することができ、また一定の利益を受けることができる資格。法律によって個人にあたえられている。「生きる―」「―を侵害する」[対]義務②あるものごとを自由にすることができる資格。「店の―を人にゆずる」「―金」 **げんり**【原理】[名]ものごとを成り立たせる根本となるきまり。「てこのー」 >つかいわけ→「原則」を見よ。 **けんりつ**【県立】[名]県がつくって維持・運営する組織。「―高校」 **けんりのしょうてん**【権利の章典】[名]一六八九年、イギリス議会が発布した法律。法律の制定に議会の承認が必要なこと、議会における言論の自由など、議会の権利を大きく認めている。 **げんりゅう**【源流】[名]①川の水が流れでる、いちばんもとのところ。水源。「利根川の―を訪ねる」②絶えることなく続いてきているものごとの始まったところ。「日本文化の―」[類]起源 **けんりゅうてい**【乾隆帝】[人名]一七一一―九九年。中国、清[しん]の第六代皇帝。清の全盛期を築く。古今の書物を集め分類した「四庫全書[しこぜんしょ]」の編集を命じるなど、学術を奨励にする一方で、統制も強化した。モンゴル高原、台湾などに遠征をして領土を広げた。 **けんりょう**【見料】[名]①見物するときにしはらう料金。見物料。②手相や人相など、占いを見てもらうときにしはらう料金。 **げんりょう**【原料】[名]品物を製造したり加工したりするもとになるもの。「麦芽[ばくが]を―にビールをつくる」 >つかいわけ|材料・原料| >「材料」の形や性質はできあがったものの中に残っている。 <425> 「カレーライスの材料」。「原料」となったものの形や性質は見えないことが多い。「木材を原料にしてパルプをつくる」。 **げんりょう**【減量】[名][-スル]①分量や重量を減らすこと。また、減ること。「薬剤を――する」[対]増量②運動選手などが体重を減らすこと。「試合の前に二キローする」 **けんりょく**【権力】[名]人々を支配し、従わせる力。とくに、国家・政府・集団の支配者がもっている、人々への強制力。「―をふるう」「―の座につく」 **けんれいもんいんうきょうのだいぶしゅう**【建礼門院右京大夫集】[書名]一二三二年ころ。建礼門院右京大夫の家集。源平の争乱で死んだ愛人の追憶を、和歌三〇〇首にして、年代順に配列したもの。二巻。 **けんろう**【堅牢】[形動]仕上げがしっかりしていて頑丈なようす。「―なつくりの家」「―染め」 >つかいわけ→「堅固」を見よ。 **げんろう**【元老】[名]①長いあいだ国家につくし、大きなはたらきをした大政治家。②その社会で長いあいだ仕事を続け、功労のあった老人。「経済界の―」[類]長老 **けんろくえん**【兼六園】[名]日本三名園の一つ。石川県金沢市にある庭園。一八〇〇年代の前半に完成。▽宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六勝をかねるという意味。 **げんろくぶんか**【元×禄文化】[名]江戸時代、一七~一八世紀に上方で栄えた町人文化。浄瑠璃・歌舞伎・俳諧などが発達。浮世絵もこのころに確立した。▽元禄年間が中心であることから。 **げんろん**【言論】[名]話したり文章に書いたりして、自分の意見や考えをおおやけに発表すること。また、その発表した意見や考え。「―の自由」「―統制」 **げんわく**【幻惑】[名][-スル]①目さきをまどわすこと。「手品師の指の動きに―される」②人の目をくらまして、きちんと した判断ができなくすること。また、正しい判断ができなくなること。「あまいことばに―される」 **けん(妍)を競う** 女性が美しさやあでやかさを競争しあう。▽「妍」は、容姿が美しいこと。 **こ**【己】[字]①じぶん。②十干の第六。つちのと。▼「巳」(=み)」「已」(=すでに)」は別字。 **コ**[字]自己/利己主義/克己心/知己 **おのれ**[字]己に克つ **こ**【戸】[字]①家の出入り口。と。②いえ。また、家を数えることば。「倒壊家屋六―」③酒を飲む量。 **コ**[字]①戸外/門戸②戸主/戸数/戸籍/戸別③下戸/上戸 **と**[字]戸締まり/戸棚/戸袋/雨戸/納戸/引き戸/神戸/八戸(地名) **こ**【古】[字]①長い時間がたっている。②むかし。いにしえ。[対]今 **コ**[字]①古書/古色/古物/中古品/古墳/懐古/考古学/太古②故事/故実/温故知新 **ふるい・ふるす**[字]古い考え/古めかしい/古本/古巣 **こ**【呼】[字]①息をはく。はく息。[対]吸②声を出してよびかける。③なづける。 **コ**[字]①呼気/呼吸②呼応/呼号/歓呼/点呼/連呼③呼称/称呼 **よぶ**[字]話題を呼ぶ/呼び捨て/呼び声/嗚呼 **こ**【固】[字]①じょうぶでしっかりしていて、動かない。かたい。②自分の考えを変えずにおし通す。かたくな。③もとからの。 **コ**[字]①固体/固定/強固/凝固/堅固②固辞/固執/意固地/頑固③固有/固より **かためる・かたまる**[字]基礎を固める/足固め/凝り固まる **かたい**[字]団結が固い **こ**【故】[字]①ふるい。むかしの。②ふるくからのなじみ。もとの。③死んでしまった人。また、姓名の上に付けてすでになくなっていることをあらわす。④わざと。ことさらに。⑤さしさわりのある出来事。⑥わけ。理由。 **コ**[字]②故郷/故国/縁故③故人/物故④故意/故殺/故買⑤故障/事故⑥故に/それ故/何故 **ゆえ**[字]故郷/故里/何故 <426> **こ**【個】[字]①ひとつのもの。ひとりの人。「―の集合」「―を生かす指導」②ものを数えることば。 **コ**[字]①個々/個人/個性/個別/別個②一個 **こ**【庫】[字]ものをしまっておく建物。くら。[類]倉・蔵 **コ**[字]金庫/倉庫/文庫/宝庫/庫裏 **くら**[字]文庫 **こ**【湖】[字]みずうみ。陸地に囲まれた、水をたたえているところ。池・沼より大きい。「山の―に憩う水鳥」 **コ**[字]湖沼/湖水/湖畔/湖面/琵琶湖 **みずうみ**[字]湖のほとり/近江の湖 **こ**【孤】[字]①両親のない子。みなしご。②仲間からはなれていること。ひとり。ただ一つ。「―を守る」 **コ**[字]①孤児②孤軍奮闘/孤高/孤島/孤独/孤立 **こ**【弧】[字]①弓のように曲がった形。カーブ。「―をえがいて飛ぶ」②数学で、円周や曲線の一部。 **コ**[字]②弧状/括弧。②円弧 **こ**【枯】[字]①水気がなくなる。草木がかれる。②なまなましさがなくなり、落ち着いた味わいが増す。③勢いがおとろえる。 **コ**[字]①枯渇/枯死/枯木②枯淡③栄枯盛衰 **かれる・からす**[字]書風が枯れる/枯れ木/庭木を枯らす/木枯らし **こ**【雇】[字]かねをはらって人をつかう。やとう。 **コ**[字]雇員/雇用/解雇 **やとう**[字]車を雇う/雇い入れる/日雇い **こ**【誇】[字]おおげさに言う。自慢する。 **コ**[字]誇示/誇称/誇大/誇張 **ほこる**[字]腕前を誇る/勝ち誇る/誇り高い **こ**【鼓】[字]①打楽器の一つ。つづみ。②つづみを打ってはげまし、元気づける。 **コ**[字]①鼓笛/鼓動/鼓膜/太鼓②鼓吹/鼓舞 **つづみ**[字]鼓を打つ/舌鼓/腹鼓 **こ**【虎】[字]動物のトラ。 **コ**[字]虎穴/虎視眈々/猛虎 **とら**[字]虎の巻/虎杖/虎魚/虎列刺 **こ**【胡】[字]①古代中国の北方・西方に住む異民族。えびす。また、広く異民族。外国。②漢文で、疑問をあらわす助字。なんぞ。③でたらめ。 **コ**[字]①胡越/胡笳/胡楽/胡椒/胡人/胡麻③胡説/胡散/胡乱 **あぐら**[字]胡坐/胡瓜/胡頹子/胡桃/胡濱 **こ**【瑚】[字]「珊瑚」のこと。 **こ【去/拠】** →「きょ」 **こ**【小】[造語]①「ちいさい」「すくない」などという意味をあらわす。「―鳥」「―銭」②「程度がかるい」「ほんのちょっと」などの意味をあらわす。「―雨だ」「―ぜりあい」「―太り」③それより少したりないが、ほぼそのくらい、という意味をあらわす。「―一時間」「―半日」▽数量をあらわす語に付く。④どことなくそんなふうに感じられる、という気持ちをあらわす。「―にくらしい」「―ぎれい」⑤大したものではない、という気持ちをあらわす。「―役人」「―せがれ」「―娘」⑥ちょっとそのような動作をする、という意味をあらわす。「―手をかざす」「―首をかしげる」「―耳にはさむ」▽からだの一部分をあらわす語に付く。⑦語調を整えてそえることば。「夕焼け―焼け」 **こ**【子・児】[名]①<名>㋐親が生んだ生命体。こども。「―を産む」「―にまさる宝はない」[対]親 <427> **ご** **こ【子】** [名] ①人間や動物の、まだおとなにならないもの。②魚の卵。「たら―」 ③まだ一人前[いちにんまえ]になっていないもの。「男の―」「かえるの―」「あの―は気だてがいい」▽女性ならば「娘」とも書く。④もとになる部分から分かれて出たもの。「みょうがの―」「竹の―」「―会社」→親 ⑤利子。利息。「元も―もない」 ⑥キリスト教で、イエス・キリスト。「父と―と聖霊[せいれい]」 <造語> [「~子」の形で] ①親しみをこめて「ひと」という意味をあらわす。「売り―」「江戸っ―」「売れっ―」 ②「こども」という意味をあらわす。「いじめっ―」「ひとりっ―」「だだっ―」 ③「もの」という意味をあらわす。「ふり―」「呼び―の笛」「張り―の虎[とら]」「背負[しょ]い―」 ④女性の名前につける語。「あき―」「由美―」 子はかすがい 仲の悪い夫婦でも、子供の存在によって夫婦仲が保たれ、なんとかやっていけるものだ。▽「かすがい」は、建物などで二つの材木をつなぎとめる大きな金具[かなぐ]。 子は三界の首枷[くびかせ] 親は子供を思う愛情によって、一生その自由をしばられるものだ。いつまでたっても親の苦労は絶えないこと。▽「三界」は過去・現在・未来、「首枷」は罪人の首にはめる刑具[けいぐ]のこと。 子ゆえの闇[やみ] わが子かわいさのため、親が理性を失うこと。 子を持って知る親の恩 親のありがたさは、自分が親になってみてはじめてわかるものだ。 ▼「子」と「親」に関することわざ―――「子に甘[あま]いは親の常[つね]」「子の悪いのと盆[ぼん]の窪[くぼ]には見えぬ」「子は一世、夫婦は二世、主従は三世、他人[たにん]は五世(=親子関係はこの世限り、夫婦はあの世まで続き、…。つまり、身内[みうち]より他人との関係をだいじにせよということ)」「子を見れば親がわかる」「子を持って泣かぬ親は無い」 **こ【戸/弧/個】** [名] →漢字項目を見よ。 **こ【故】** <造語> →漢字項目を見よ。 **こ【此・是】** [代名] 「これ」の古い言い方。「―はいかに(=これはどうしたことだ)」 <造語> [「〜こ」の形で] ①擬声語[ぎせいご]や擬態語などについて、その状態であることをあらわす。「ごっつん―」「ぺしゃん―」「どろん―」 ②たがいに何かをすること。また、競[きそ]うことをあらわす。「くらべっ―」「かけっ―」 ③方言などで、ことばの調子を整える。「ありん―」「どじょっ―」「うそっ―」「ちゃわん―」 ④[「〜っこない」の形で]…するはずがない。「まだ帰りっ―ない」「そんなにできっ―ない」 **ご【五】** [数] いつつ。五番目の。 五月晴[さつきば]れ 五月雨[さみだれ]五月蠅[うるさ]い 五十路[いそじ] 五百[いお] 五指 五体[ごたい] 五里霧中[ごりむちゅう] 五常 五節句[ごせっく] 五臓六腑[ごぞうろっぷ] **ご【午】** [名] ①十二支の第七番目。うま。②時刻で昼の一二時。午[うま]の刻。③真南の方角。 午[うま]年 初午[はつうま] 丙午[ひのえうま] 午飯[ごいい] **ご【後】** [名] ①背中[せなか]の方。うしろ。②時間的にあと。あとのほう。のち。⇔先[さき] ③順番があとになる。おくれる。まつ。 あと 後ろ 後ろ髪[うしろがみ]を引かれる 後ろ暗い 後[あと]もとの祭り 後足[あとあし] 後味[あとあじ] 後始末[あとしまつ] おくれる 流行に後[おく]れる 気後[きおく]れ 時代後[じだいおく]れ ご 後光[ごこう] 後背[こうはい] 後刻[ごこく] 後日[ごじつ] 空前絶後[くうぜんぜつご] 戦後[せんご] 後手[ごて] 午後[ごご] 今後[こんご] こう 後援[こうえん] 後退[こうたい] 後方[こうほう] 後悔[こうかい] 後期[こうき] 後世[こうせい] 後輩[こうはい] 後進[こうしん] 後発[こうはつ] のち 後々[のちのち] 後[のち]の世 後程[のちほど] あす 明後日[みょうごにち] 後朝[こうちょう] **ご【語】** [名] ①話をする。かたる。②ことば。また、ことばづかい。「―を改める」「―の意味を調べる」 語気[ごき] 語調[ごちょう] 豪語[ごうご] 私語[しご] 語学[ごがく] 語句[ごく] 外国語[がいこくご] 敬語[けいご] 国語[こくご] 単語[たんご] かたる 身の上を語る 語り手 物語[ものがたり] かたらう 友人と語[かた]らう 夫婦の語らい **ご【誤】** [名] まちがえる。[類]錯[さく] 誤解[ごかい] 誤差[ごさ] 誤算[ごさん] 誤字[ごじ] 錯誤[さくご] あやまる 使用法を誤[あやま]る 誤[あやま]りを正す **ご【護】** [名] かばって、まもる。 護衛[ごえい] 護身[ごしん] 愛護[あいご] 看護[かんご] 弁護[べんご] まもる **ご【互】** [名] たがいに。かわるがわる。 互角[ごかく] 互助[ごじょ] 互選[ごせん] 交互[こうご] 相互[そうご] たがい 互[たがい]に助け合う 互い違い[たがいちがい] <428> **ご**【呉】[字]中国の国名。また古く、中国から日本へわたってきたものをさす。 **ゴ**[字]呉越同舟/呉音/呉服/呉竹 **くれる**[字]呉 **ご**【娯】[字]たのしむ。たのしみ。 **ゴ**[字]娯楽/歓娯 **たのしむ**[字]娯 **ご**【悟】[字]ものごとがはっきりわかる。迷いがなくなる。 **ゴ**[字]悟性/悔悟/覚悟 **さとる**[字]真理を悟る/悟りを開く **ご**【碁】[字]縦・横各一九本の線でつくられたます目の盤の上に、白と黒の石を交互に並べて、囲みとった場所の広さを争う。「―を打つ」かぞえ方[局・番] **ゴ**[字]碁石/碁会/碁盤/囲碁/持碁 **ご**【伍】[字]①仲間になること。また、仲間。▽もと、五人ひと組みの軍隊の最小単位をいう。②領収書や証書などで、「五」の代わりに使う字。[対]一「伍する」を見よ。 **ゴ**[字]①隊伍/落伍/列伍②伍長 **ご**【吾】[字]①自分。われ。②他人を親しんで呼ぶ語。 **ゴ**[字]②吾人②吾兄 **わが・われ**[字]吾輩/吾等 **あ**[字]吾子/吾妻/吾妹/吾亦紅 **ご**【冴】[字]こおる。また、澄んでいる。 **ゴ**[字]冴寒 **さえる**[字]月が冴える/冴えない顔色 **ご**【梧】[字]①植物のアオギリ。▽「梧下」「梧右」「梧前」は、アオギリでつくった机のそばの意味で、手紙のあて名のわきに書き、敬意をあらわすことば。②大きいようす。③ささえる。 **ゴ**[字]①梧桐/梧葉②魁梧③枝梧 **お**[字]梧桐 **ご**【御】→「ぎょ」 **ご**【五/碁/語】[字]→漢字項目を見よ。 **ご**【期】[名]何かをきめなければならないとき。きまるとき。また、臨終のとき。「この―におよんではやめられない」 **コア**[名]核。芯。中心。「―メモリー」「ータイム」[英]core **ごあいきょう**【御愛〝敬・御愛×嬌】[名]人々を楽しませるためにその場にそえる、ちょっとした言動。「では―に一曲」 **ごあいこ**【御愛顧】[名][-スル]客がひいきにすること。目をかけること。おひきたて。「平素の―にこたえる大バーゲン」 **ごあいさつ**【御挨拶】[名]相手の失礼な態度にあきれた気持ちをあらわすことば。「呼んでおいて、早く帰れとは―だね」 **こあきない**【小商い】[名]わずかな資金でする小規模な商売。 **ごあく**【五悪】[名]仏教で、五つの悪事。殺生・偸盗[ちゅうとう]・邪淫[じゃいん]・妄語[もうご]・飲酒[おんじゅ]の五戒を守らないこと。 **こあざ**【小字】[名]町村内の区画の単位。大字をさらに細分化したもの。 **こあじ**【小味】[形動]こまやかなおもむきのある味わい。[対]大味 **コアラ**[名]コアラ科の哺乳動物。樹上で生活し、ユーカリの葉を好んで食べる。めすは、子を腹部のふくろに入れて育てる。オーストラリア原産。コモリグマ。[英]koala **こい**【恋】[名][-スル]男と女のあいだで、相手のことが好きになり、いつもいっしょにいたい、独りじめにしたいと激しく思う気持ち。恋愛。「―に落ちる」「―に破れる」 >恋の鞘当て 恋がたきの男性どうしが一人の女性をめぐって争うこと。 >恋の関守 恋愛をさまたげる人。▽旅人の足をとめる関所の役人にたとえていったことば。 >恋の病 相手を恋いしたう気持ちが強すぎて、病気にかかったような状態になること。恋わずらい。「―に薬なし」 >恋は思案の外 恋愛は常識や理性では判断できないものだ。 >恋は盲目 恋愛をすると冷静さを失い、正しい判断ができなくなる。 **こい**【故意】[名]何かの目的があって、わざとすること。「―に負ける」「未必の―」[対]過失 **こい**【濃い】[形]①色や味などが強い。しつこい。「―赤」「あまみが―」「―化粧」②液体にとけている成分の割合が大きい。濃度が高い。「―塩水」③密度が高い。「―まゆ」「ひげが―」「―霧」④人間どうしの関係が深い。「血のつながりが―」「→血は水よりも―」[対]薄い⑤表面にそのような感じが強くあらわれている。「敗色が―(=敗けそうだ)」「疲労の色が―(=ひどくつかれている)」 <429> **こい**【×鯉】[名]コイ科の魚。川や池など、淡水にすむ。食用・観賞用。 >鯉の滝登り 勢いのいいこと。また、勢いよく立身出世すること。▽コイは滝の急流でもさかのぼりするほど元気がいいことから。 **ごい**【語意】[名]一つ一つのことばのもつ、具体的な意味。[類]語義 **ごい**【語×彙】[名]ある範囲で使われる単語の集まり。たとえば、現代日本語で用いる単語のすべてとか、ある作品で使われている単語のすべてなど。また、単語を集めたもの。ボキャブラリー。「―を豊かにする」▽「彙」は、集めること。 **こいかぜ**【恋風】[名]恋の切なさを、風が身にしみわたるのにたとえたことば。 **こいがたき**【恋敵】[名]自分と同じ異性を恋いしたっている競争相手。 **こいかわはるまち**【恋川春町】[人名]一七四四―八九年。江戸中期の黄表紙[きびょうし]作者。松平家の家臣であったが、「鸚鵡返文武二道[おうむがえしぶんぶにみち]」で松平定信の政治を風刺したために弾圧された。ほかに「金々先生栄花夢[きんきんせんせいえいがのゆめ]」など。 **こいき**【小意気・小粋】[形動]どことなく洗練されてしゃれているようす。「―な身なりをした女」「―な構えの店」 **こいぐち**【×鯉口】[名]刀のさやの入り口のところ。▽コイの口に似ているところから。 >鯉口を切る 刀がすぐぬけるように、鯉口をゆるめる。[類]鯉口をくつろぐ **こいこがれる**【恋い焦がれる】[動]恋しさにあえられず、なやみもだえる。 **こいこく**【鯉濃】[名]コイの輪切りを入れて、にこんだみそしる。 **ごいさぎ**【五位鷺】[名]サギ科の鳥。水辺にすみ、足が短い。後頭部に二~三本の長くて白い羽がある。▽昔、醍醐天皇が五位の位をあたえたことからという。 **こいじ**【恋路】[名]思いをとげようとする恋心を、道にたとえたことば。こいごころ。恋。「人の―をじゃまするやつは犬に食われて死ぬがいい」 **ごいし**【碁石】[名]囲碁に使う、平たくてまるい白と黒の小さな石。▽上等のものは、ハマグリの貝殻(=白石)や那智黒(=黒石)からつくる。 **こいしい**【恋しい】[形]相手に心が強くひきつけられて、そばにいたいと思うようす。したわしい。「一人が待っている」「故郷が―」▽時間的・空間的にへだたったものごとにひかれる気持ちをいう。 **こいずみやくも**【小泉八雲】[人名]一八五〇―一九〇四年。明治期の英文学者・小説家。イギリス人で、本名はラフカディオ・ハーン。来日したのち帰化し、東大などで英文学を講じるかたわら、日本研究をまとめた。著書に「知られざる日本の面影」、小説に「怪談」「心」など。 **こいする**【恋する】[動]異性に身も心もひかれる。男女間で愛情を寄せる。「美しい女性に―」 **こいそくにあき**【小磯国昭】[人名]一八八〇―一九五〇年。大正・昭和期の軍人・政治家。栃木県生まれ。一九四四年、太平洋戦争末期に東条内閣のあとを受けて首相となる。戦況はきわめて敗色がこくなり、翌年、内閣は総辞職した。戦後、A級戦犯として終身刑となる。 **ごいちごじけん**【五・一五事件】[名]一九三二年五月一五日、海軍青年将校を中心に起こしたクーデター事件。軍部独裁をねらい、犬養毅[いぬかいつよし]首相らを暗殺した。クーデターは失敗したが、政党政治が弱められ、日本はファシズムへと進むことになった。 **こいちゃ**【濃い茶】[名]茶道で、抹茶の分量を多くしてたてた茶。「―手前」[対]薄茶 **こいつ**【×此奴】[代名]三人称単数。身近なものに対して、にくしみや軽べつ、また逆に、親しみをこめていう。人にもものにも使う。「―を運ぼう」「―め、うまくやったな」▽「こやつ」の変化した形。 **こいなか**【恋仲】[名]たがいに恋しあう男女のあいだがら。恋愛関係。 **こいにょうぼう**【恋女房】[名]夫が深く愛している妻。好いて結婚したかわいい女房。 **こいねがう**【希う・冀う・庶幾う】[動]強く希望する。切望する。「ひたすらぶじをー」 **こいねがわくは**【希くは・冀くは・庶幾くは】[副]強く希望することには。ひたすら願うのは。 **こいのぼり**【鯉幟】[名]布や紙で、コイの形につくったのぼり。端午の節句(五月五日)に、男の子の成長を祝って立てる。 **こいびと**【恋人】[名]男女のあいだで、恋しく思っている相手。「―どうし」▽「サッカーが―」のように、いま夢中になっているものをいうこともある。 **こいぶみ**【恋文】[名]男女間で、恋しく思う気持ちを書いた手紙。「ラブレター」の古い言い方。 **コイル**[名]導線を螺旋状に巻いたもの。電流を通すと磁場が生じる。[英]coil **こいわずらい**【恋煩い】[名]恋いしたう気持ちがかなえられないでなやみ、病気のようになること。恋のやまい。 **コイン**[名]金属でできたまるいかね。硬貨。[英]coin **コインランドリー**[名]硬貨を入れると使用できる洗濯機や乾燥機を備えてある店。▽[英]coinと[英]laundryから。[和]コイン洗濯 **コインロッカー**[名]硬貨を入れて、荷物を一時預けておくロッカー。▽[英]coinと[英]lockerから。[和]コイン預け **こ**【口】[字]①食べたり、ものを言ったりする器官。くち。②くちで言う。また、くちで言ったこと。③出入りするところ。④人やものごとの数。 **コウ**[字]①口角/口腔/開口②口外/口語/口述筆記/口論/悪口③火口/河口④口座/人口/災いの口 **ク**[字]①異口同音②口調/口伝/口分田 **くち**[字]口が軽い/憎まれ口/口笛/無口/口先 <430> **くち**[字]口吻/口遊ぶ/口惜しい **こう**【工】[字]①ものをつくる。②…をつくる人。職人。[類]匠 **コウ**[字]①工芸/工事/工場/加工/人工衛星/陶工/名工②工夫/細工 **ク**[字]②石工/大工/工 **こう**【公】[字]①個人でなく社会一般。おおやけ。「―と私の区別」[対]私②広く一般の人に知られること。おおっぴら。③政府や市町村に関すること。[対]私・民④一方にかたよらない。[対]私⑤広く一般にあてはまる。⑥人名などに付け、尊敬・親愛・軽べつなどの気持ちをあらわす語。⑦五等の爵位の第一位。公爵。 **コウ**[字]②公園/公害/公共/公衆③公開/公然/公表/公募/公約④公式/公約数/公正/公理⑥家康公/虎公/忠犬八公/殆ん公⑦公侯伯子男 **ク**[字]③公営/公立/官公庁④公平 **おおやけ**[字]公の行事/事件が公になる/公孫樹/公達/公卿/公家/蒲公英/公魚 **こう**【功】[字]①りっぱになしとげた成果。てがら。「―を立てる」「亀の甲より年の―」「内助の―」②ききめ。「―を奏する(=うまくいく)」 **コウ・ク**[字]①功名/成功/年功/功罪/功績②功用/功徳 **いさお**[字]功 >功成り名を遂げる りっぱな仕事をなしとげて、名誉をえる。 **こう**【巧】[字]技術がじょうずで、できばえがいい。[対]拙 **コウ**[字]巧言令色/巧拙/巧妙/技巧/精巧 **たくみ**[字]巧みな細工/悪巧み **たくらむ**[字]巧む **こう**【広】(廣)[字]①ひろい。ひろびろとした。[対]狭②ひろげる。ひろめる。 **コウ**[字]①広義/広狭/広大/広野②広言/広告/広報/長広舌 **ひろい**[字]視野が広い/手広い商売/広場 **ひろまる・ひろめる**[字]デマが広まる/知識を広める **ひろがる・ひろげる**[字]道はばが広がる/末広がり/地図を広げる **こう**【交】[字]①ものがまじわる。いりまじる。②人がまじわる。つきあう。いききする。③いれかわる。かわるがわる。 **コウ**[字]①交差/交通②交流/混交③交歓/交際/交渉/外交/社交④交換/交互/交代/交番 **まじわる・まじえる**[字]道が交わる/ひざを交える **まじる・まざる・まぜる**[字]悪い仲間に交じる/漢字仮名交じり文/綿に麻が交ざる/カードを交ぜる **から・かわす**[字]人が行き交う/羽交い絞め/あいさつを交わす/交喙/交野(地名)/交尾 **こう**【光】[字]①ひかりかがやく。ひかり。②目をひくありさま。けしき。③ほまれ。名誉。④時間。月日。 **コウ**[字]①光彩/光線/光沢/光明/月光②風光/光景/観光③威光/栄光/光栄④光陰/消光 **ひかる・ひかり**[字]風光る五月/親の七光/竹光 **こう**【向】[字]①その方へむかう。むく。②むかっている方。かたむき。おもむき。 **コウ**[字]①向学/向暑/向上②対向車/内向/意向/傾向/趣向/動向 **むく・むける**[字]気が向く/出向く/風向き/差し向ける/顔向け **むかう・むこう**[字]面と向かう/向かい風/向こう側/日向/向日葵/日向 **こう**【后】[字]皇帝や王の妻。きさき。 **コウ**[字]皇后/皇太后/后妃/太后 **きさき**[字]后 **こう**【好】[字]①このましく思う。すきだ。[対]悪②非常によい。すぐれている。③仲よくつきあう。④じょうずな。 **コウ**[字]①好意/好悪/好物/愛好/同好②好感/好日/好調/好評/絶好/良好③好誼/修好/友好④好技/好守/好投手 **このむ**[字]音楽を好む/好ましい結果/派手好み **すく**[字]好き嫌い/物好き **よい**[字]好み/好事家/相好を崩す/仲好し <431> **こう**【行】[字] **コウ**[字]①うごいていく。すすむ。②ものごとをする。ふるまい。「―を共にする」③世間に広くゆきわたる。④みせ。⑤漢詩の一体。「琵琶―」 **ギョウ**[字]①歩いていく。②とりおこなう。おこない。③僧侶などが心身をきたえること。修練。「―を修める」「無言の―」④一列に並んだもの。「―を改める」[類]列⑤書体の一つ。 **アン**[字]①めぐりあるく。②もちあるく。 **コウ**[字]①行程/行楽/徐行/進行/旅行/非行/品行/決行/実行/慣行/断行②刊行/発行③流行④銀行/行員 **ギョウ**[字]①行住坐臥/行商②行事/行政/興行③行者/苦行/勤行/修行/難行苦行④行間/行列/改行⑤行書/行草 **アン**[字]①行脚/行宮/行在所②行火/行灯 **いく・ゆく**[字]船で行く/行く末 **おこなう**[字]執り行う/行いを慎む **その他**[字]微行/流行/奉行/三行半/行幸/行方/旅行 **こう**【考】[字]①かんがえる。②しらべる。ためす。 **コウ**[字]①考案/考察/考慮/思考/熟考②考査/考証/参考/備考 **かんがえる**[字]立場を考える/考え込む **こう**【孝】[字]父母を敬い、たいせつにすること。「親に―をつくす」 **コウ**[字]孝行/孝心/孝養/忠孝/不孝 **こう**【効】(效)[字]ききめ。はたらき。「薬石―なく(=薬や治療のかいもなく)」 **コウ**[字]効果/効能/特効薬/有効 **きく**[字]薬が効く/効き目 **こう**【郊】[字]町はずれ。 **コウ**[字]郊外/遠郊/近郊 **こう**【幸】[字]①ものごとがうまくいったり、めぐまれた状態にあったりして、満足しているようす。さいわい。「―か不幸か」②天皇が出かけること。みゆき。 **コウ**[字]①幸運/幸福/多幸/薄幸/不幸②行幸/巡幸 **さいわい・さち**[字]不幸中の幸い/海の幸 **しあわせ**[字]ありがたき幸せ/幸せ者 **みゆき**[字]幸/幸う/幸多し/幸先/御幸/行幸 **こう**【厚】[字]①あつみがある。[対]薄②心をこめて手厚くあつかう。ゆたかにする。③あつかましい。 **コウ**[字]①重厚/濃厚②厚意/厚遇/厚情/厚生③厚顔 **あつい**[字]手厚い看護/分厚い/厚紙/厚着/厚朴 **こう**【皇】[字]①国やキリスト教会などで位のいちばん高い人。②天皇。 **コウ**[字]①ローマ法皇/教皇②天皇/皇帝/皇居/皇后/皇室/法皇②勤皇/尊皇攘夷 **おう**[字]皇子/皇女 **こう**【紅】[字]①あざやかな赤。②女性。 **コウ**[字]①紅灯/紅茶/紅白/紅葉/鮮紅色/紅一点/紅涙/真紅/深紅②紅玉/紅葉 **べに**[字]紅生姜/紅花/口紅/頬紅 **くれない**[字]薄紅/唐紅/紅蓮 **こう**【候】[字]①ようすをうかがう。②きざし。状態。③まちうける。④時節。とき。「早春の―」▽手紙の書きだしのあいさつに使う。 **コウ**[字]①斥候/測候所②症候群/兆候/天候③候補④候鳥/気候/時候 **そうろう**[字]候/候文/居候 **こう**【侯】[字]①封建時代の領主。大名。②五等の爵位の第二位。侯爵。 **コウ**[字]①王侯/諸侯②公侯伯子男 **こう**【校】[字]①学問や技術を教えるところ。「わがーの教育方針」②比べあわせて調べる。「―を重ねる」③軍の指揮官。 **コウ**[字]①校舎/校風/学校/母校②校異/校閲/校正/校訂③将校 <432> **こう**【校】[字]校倉造り/校合/検校 **こう**【耕】[字]①田畑をたがやす。②筆写や講演で生計を立てる。 **コウ**[字]①耕運機/耕作/耕地/晴耕雨読②舌耕/筆耕 **たがやす**[字]畑を耕す **こう**【航】[字]船や飛行機で行く。 **コウ**[字]航海/航空/航路/出航/難航 **こう**【降】[字]①上から下へさがる。おりる。[対]昇②空からふる。③敵に負けて従う。④ある時からあと。 **コウ**[字]①降下/降誕/降臨/下降/昇降③降参/降伏/投降④以降 **おりる・おろす**[字]初霜が降りる/乗り降り/役を降ろす/雪降ろし **ふる**[字]降るような星空/土砂降り **くだる**[字]天降り/降伏/降魔 **こう**【高】[字]①位置がたかい。また、たかさ。[対]低②数量・程度などが上である。[対]低③心がすぐれてけだかい。④相手に関する事物に付けて、敬う気持ちをあらわす語。⑤おごりたかぶる。⑥「高等学校」の略。「中・―一貫教育」「高じる」を見よ。 **コウ**[字]①高空/高山/高層/座高/標高②高音/高価/高級/高速/高齢/最高③高雅/高潔/高尚/孤高/崇高④高説/高評⑤高圧/高言/高慢⑥高卒 **たかい・たか**[字]値段が高い/名高い/高値/高飛車/円高/割高/背高 **たかまる・たかめる**[字]関心が高まる/感情の高まり/生活水準を高める **その他**[字]高梁/高砂/高見 **こう**【康】[字]ぶじで、やすらかなこと。 **コウ**[字]安康/健康/小康/不健康 **こう**【黄】(黃)[字]きいろ。きいろの。 **コウ・オウ**[字]黄河/黄色/黄土/黄金/黄銅/卵黄/硫黄/黄泉/黄葉/黄楊/黄昏 **き・こ**[字]黄色い/黄な粉/黄身/浅黄/黄金 **こう**【港】[字]船や飛行機が発着するところ。 **コウ**[字]港湾/漁港/空港/入港/良港 **みなと**[字]港を出る船/港町/香港 **こう**【鉱】(鑛)[字]地中にある、金属や石炭をふくむ岩石。 **コウ**[字]鉱山/鉱石/鉱脈/金鉱/採鉱 **こう**【鋼】[字]①きたえて強くした鉄。②はがねのようにかたい。 **コウ**[字]①鋼材/鋼鉄/製鋼/鉄鋼/特殊鋼②鋼玉 **はがね**[字]鋼板/鋼筆 **こう**【綱】[字]①つな。②ものごとの、おおもとのきまり。③生物分類上の一区分。門の下、目の上。「網(=あみ)」は別字。 **コウ**[字]②綱紀/綱領/大綱/要綱 **つな**[字]綱引き/命綱/手綱/横綱 **こう**【構】[字]①組みたててつくる。また、そのしくみ。②建物のかまえ。かこい。 **コウ**[字]①構図/構成/構想/構造/虚構/結構/構内/遺構 **かまえる**[字]家を構える/身構える/門構え **かまう**[字]子猫を構う/なりふり構わず **こう**【講】[字]①わかりやすく説明してきかせる。②ならう。けいこする。③仲なおりする。④神仏を信仰したり、お参りしたりする仲間の組織。⑤かねの貸し借りや貯金のための民間の金融組織。「講じる」を見よ。 **コウ**[字]①講演/講義/講座/講堂/聴講②講習③講和④講中/伊勢講/富士講⑤頼母子講/無尽講 **こう**【溝】[字]水を流すためのみぞ。ほりわり。また、そのような地形。 **コウ**[字]溝渠/海溝/側溝/排水溝 **みぞ**[字]親子の間の溝 <433> **こう[購]**[貝・10画 全17画 購購購購]代金をはらって品物を手に入れる。買う。⇔販コウ[購読][購入]あがなう[購う] **こう[興]**[臼・9画 全16画 興興興興]日[コウ]勢いが盛んになる。もりたてる。→廃日[キョウ]おもしろみ。おもしろがる。「―をそえる」「―に乗る」コウ[興奮][興亡][興隆][再興][新興]キョウ[興趣][興味][座興][即興][余興]おこる・おこす[産業が興る]/[国を興す] **こう[孔]**[・4画 全7画 孔孔孔孔]①つきぬけたあな。類穴②古代中国の思想家、孔子。コウ①[孔版][眼孔][気孔][鼻孔]②[孔孟][孔門]あな[孔]くじゃく[孔雀] **こう[甲]**[田・0画 全5画 甲甲甲甲]①なかみを保護するためのかたい殻。こうら。よろい。「かめの―」②手や足のおもて側。「手の―」③十干の第一。きのえ。④成績などの順位の第一位。もっともすぐれたもの。⑤二つ以上のものごとをあらわすとき、そのうちの一つを示すことば。▽公文書を作るときなどに用いる。「―は乙に代金をしはらう」⑥音声の調子が高い。コウ②[甲殻][甲虫]③[甲羅][亀甲][装甲車]④[手甲][甲子園][甲乙][甲種][甲論乙駁]かぶと[甲]きのえ[甲]こうら[甲羅] **こう[江]**[・3画 全6画 江江江江]大きな川。▽中国では揚子江(=長江)をいう。類河コウ[江河][江湖][江南][長江]え[江戸][入り江][近江][江州] **こう[坑]**[土・4画 全7画 坑坑坑坑]①石炭や鉱物をとるために地中にほったあな。②あなうめにする。コウ①[坑道][坑夫][炭坑][廃坑]②[坑殺][焚書坑儒]あな[坑] **こう[抗]**[手・4画 全7画 抗抗抗抗]さからう。はりあう。」→「抗する」を見よ。コウ[抗議][抗争][対抗][抵抗][反抗]あらがう[抗う] **こう[攻]**[攵・3・ 全7画 攻攻攻攻]①敵をせめる。⇔守・防②学問を研究する。コウ①[攻撃][攻勢][攻防][速攻][難攻不落]②[攻究][専攻]せめる[敵陣にを攻める][水攻め] **こう[更]**[日・3画 全7画 更更更更]①あらためる。新しくなる。とりかえる。②夜がおそくなる。③昔、一夜を五つに分けて時刻をあらわした語。コウ①[更衣室][更新][更生][更迭][変更]②[深更]③[三更][初更]さら[更に][更紗][今更][満更]ふける・ふかす[秋が更ける]/[夜更かし]かえる[更える]きさらぎ[更衣]さらしな[更科紀行][更級日記] **こう[狗]**[犭・5画 全8画 拘拘拘拘]①つかまえておく。とらえる。②こだわる。コウ①[拘禁][拘束][拘置][拘留]②[拘泥]かかわる[拘わる]こだわる[拘泥る] **こう[肯]**[月・4画 全8画 肯肯肯肯]そのとおりだと、聞きいれる。うなずく。⇔否コウ[肯定][首肯]うべなう[肯う] **こう[恒]**(恆)[心・6画 全9画 恒恒恒恒]いつも変わらない。一定している。類常コウ[恒久][恒産][恒常][恒星][恒例][恒河](=ガンジス川) **こう[洪]**[・6画 全9画 洪洪洪洪]あふれて大きく広がったもの。コウ[洪恩][洪水][洪積層][洪大]ハンガリー[洪牙利] **こう[荒]**[+・6画 全9画 荒荒荒荒]①土地があれはてる。実りのない。☆豊②あらあらしい。③でたらめでとりとめがない。④地のはて。 <434> コウ①[荒廃][荒野][荒涼]②[救荒][凶荒][備荒]③[荒天]④[荒唐無稽]⑤[八荒][破天荒]あらい[気性が荒い][手荒な扱い][荒波]あれる・あらす[海が荒れる][大荒れの試合][荒れ地]/[縄張りを荒らす]すさぶ[荒む]あら[荒ら屋][荒磯] **こう[慌]**[心・9画 全12画 慌慌慌慌]おどろいて、まごまごするようす。動揺してうろたえる。コウ[慌忙][恐慌]あわてる・あわただしい[急報に慌てる][慌て者]/[慌ただしい出発] **こう[香]**[香・0画 全9画 香香香香]日[コウ]①いいにおい。②かおりを出すもの。「一をたく」日[キョウ]将棋の駒の一つ。コウ①[香水][香料][芳香][香炉][焼香][線香]キョウ[香車]か[色香がうせる][移り香]かおり・かおる[香り高い芸術]/[花が香る]こうぎょ[香魚]ほんこん[香港]やし[香具師] **香を聞く**香をたいて、そのかおりをかぐ。 **こう[貢]**[貝・3画 全10画 貢貢貢貢]さしだす。支配者に金品を献上する。また、何かのために力をつくすこと。コウ・ク[貢献][朝貢][来貢]/[年貢]みつぐ[かねを貢ぐ][貢ぎ物] **こう[控]**[手・8画 全11画 控控控控]①さしひく。②ひかえる。おさえる。③うったえる。コウ①[控除]②[抑制][控訴]ひかえる[差し控える][控え室][控え目] **こう[硬]**[石・7画 全12画 硬硬硬硬]①かたい。かたいもの。⇔軟②こわく、ものに屈しない。コウ①[硬貨][硬球][硬直][硬度][硬筆][生硬]②[硬骨漢][強硬]かたい[表現が硬い][硬さがほぐれる] **こう[絞]**[糸・6画 全12画 絞絞絞絞]①ひもでしめつける。②しぼる。コウ①[絞刑][絞殺][絞首]②[絞汁]しぼる[声を振り絞る][お絞り]しめる・しまる[絞め殺す][羽交い絞め]/[首が絞まる] **こう[項]**[頁・3画 全12画 項項項項]①小分けした、一つ一つのことがら。「―に分けて説明する」②数学で、数式を組みたてている数や式。「―を移す」コウ①[項目][事項][条項][別項][要項]②[移項][同類項]うなじ[項]うなだれる[項垂れる] **こう[酵]**[酉・7画 全14画 酵酵酵酵]酒やみそをつくるバクテリアのはたらき。コウ[酵素][酵母][発酵] **こう[稿]**[禾・10画 全15画 稿稿稿稿]文章や詩の下書き。「―を起こす」「―を改める」▽屋根をふく材料の、わらの意味から。コウ[稿本][稿料][投稿][寄稿][玉稿][原稿] **こう[衡]**[行・10画 全16画 衡衡衡衡]①重さをはかる。はかり。②つりあいがとれている。③よこ。「衝(=つきあたる)」は別字。コウ①[衡量][度量衡]②[均衡][平衡]がっしょうれんこう[合従連衡] **こう[弘]**[弓・2画 全5画 弘弘弘弘]大きくて広い。また、広める。コウ[弘遠][弘毅][弘済][弘報][弘誓][弘徽殿]ひろさき(地名) **こう[亘]**[二・4画 全6画 亘亘亘亘]わたる。また、わたす。▽「亙」は別字だが、混用されている。コウ[亘古]わたる[長時間に亘る討議] **こう[宏]**[・4画 全7画 宏宏宏宏]広く大きい。すぐれている。▽多く、「広」に書きかえる。コウ[宏遠][宏儒][宏壮][宏大] **こう[亨]**[・5画 全7画 亨亨亨亨]①すらすらと通る。順調な。②食物をにる。圏京③「享[きょう](=うける)」は別字。コウ①[亨運] <435> **こう**【昂】[字]①高く上がる。②気が高ぶる。[類]高『多く、「高」に書きかえる。「昂」は俗字。また、「昴(=すばる)」は別字。 **コウ**[字]①昂騰②昂進/昂然/昂揚/激昂/意気軒昂 **こう**【虹】[字]にじ。 **コウ**[字]虹橋/虹彩 **こう**【洸】[字]水がわいて光るようす。また、水が広がるようす。 **コウ**[字]洸々/洸洋 **こう**【晃】[字]あきらか。ひかりかがやく。 **コウ**[字]晃々/晃然 **こう**【倖】[字]①思いがけない幸い。②気に入りの。 **コウ**[字]①僥倖/射倖心②倖臣 **こう**【浩】[字]水がひろびろと広がる。また、広く大きい。ゆたか。 **コウ**[字]浩恩/浩瀚/浩々/浩然 **よう**[字]浩 **こう**【紘】[字]①ひも。また、つな。②境界。はて。▼「絃(=つる)」は別字。 **コウ**[字]②八紘一宇 **こう**【皐】[字]①陰暦五月。さつき。②水辺の地。▼「皋」は正字。 **コウ**[字]①皐月②皐壌 **さつき**[字]皐月 **こう**【皓】[字]白く光って明るい。あきらか。 **コウ**[字]皓月/皓々/明眸皓歯 **こう**【滉】[字]水が深く広びろとしているようす。 **コウ**[字]滉蕩/滉瀁 **こう**【鴻】[字]①オオトリ。また、ヒシクイ。②おおきい。さかん。 **コウ**[字]①鴻鵠②鴻恩/鴻志/鴻図 **こう**【後】→「ご」 **こう**【公/功/甲/行/孝/効/幸/香/侯/候/項/稿/講】[字]→漢字項目を見よ。 **こう**【恋う】[動]おもいしたう。恋いをする。また、なつかしがる。「人を―」「ふるさとを―」 **こう**【請う・×乞う】[動]せつに願う。のぞむ。「ご指示を―」「許しを―」「―御期待」 **こう**【×斯う】[副]このように。こんなふうに。「―なればしめたものだ」「ああ言えば―言う」▽「かく」の変化した形。 **ごう**【号】(號)[字]①大声を上げる。さけぶ。②あいず。しるし。③よび名。また、文学者や画家などが本名のほかに付ける名。「―は漱石」④乗り物・動物などの名につける語。[類]丸⑤数字のあとに付けて順位をあらわす語。とくに、活字や絵画の大きさ、雑誌など定期的に発行されるもののそれぞれ。「―を重ねる」「号する」を見よ。 **ゴウ**[字]①号泣/怒号②号砲/号令③記号/信号/番号④雅号/山号/寺号/称号/年号/俳号/屋号/たま号⑤号外/五号活字/三号車 **ごう**【合】[字]①一つにする。一つになる。②ぴったりあう。一致する。あてはまる。③尺貫法で、容積の単位。一升の一〇分の一。約〇・一八リットル。④尺貫法で、面積の単位。一坪の一〇分の一。約〇・三三平方メートル。⑤山頂までの道のりの一〇分の一。「八―目」 **ゴウ**[字]①合計/合点/合成/合同/集合②合意/合格/合理的/都合/適合 **ガッ・カッ**[字]①合戦/合宿/合唱/合体/合併/合掌 **あう・あわす・あわせる**[字]話し合う/合図/試合/顔を見合わす/打ち合わせる/合羽/合点/合歓/百合 **ごう**【拷】[字]うつ。打ちたたいて責める。 **ゴウ**[字]拷問 **ごう**【剛】[字]①かたい。②つよくて、外からの力にくじけない。「柔よく―を制す」「―の者」[対]柔 <436> **ゴウ**[字]①剛毛/金剛石②剛健/剛胆/剛直/剛力/外剛内柔 **つよ**[字]手強い **ごう**【豪】[字]①並みはずれて勢いが盛んである。②えらい。並みはずれた能力をもっている人。③「豪太剌利亜」の略。 **ゴウ**[字]①豪雨/豪華/豪語/豪遊②豪傑/豪族/豪勇/酒豪/文豪③豪州/日豪会談/白豪主義 **ごう**【強/郷】→「きょう」 **ごう**【業】→「ぎょう」 **ごう**【号/合/剛】[字]⇨漢字項目を見よ。 **ごう**【郷】[名]いなかの土地。 >郷に入っては郷に従え その土地に住むことになったら、そこの風俗や習慣に従いなさい。 **ごう**【業】[名]人がそれぞれ、になっている運命。とくに、前世でおこなったことの悪い報いをいう。カルマ。「―が深い」「女のー」 >業を煮やす 思うようにならず、いらいらして腹を立てる。[類]業を沸かす **こうあつ**【高圧】[名]①高い圧力。「ーのガス」②高い電圧。「一線」 **こうあつてき**【高圧的】[形動]頭ごなしにおさえつけて従わせようとするようす。「―なものの言いかた」[類]高飛車・威圧的 **こうあん**【公安】[名]国家や社会の安全が保たれていること。「―委員会」 **こうあん**【公案】[名]①禅宗で、修行者をさとりに到達させるために、師があたえる研究課題。日常的な思考では解きえない難問が多い。②公文書などの案文。 **こうあん**【考案】[名][-スル]いろいろくふうして、新しい方法やアイデアを考えだすこと。「新しい製法を―する」 >つかいわけ|考案・思案| >「考案」は、新しい方法や考えをくふうして考えだすこと。「便利な道具を考案する」。「思案」は、どうしたら問題を解決できるか、あれこれ考えること。「思案に余る難問だ」。 **こうい**【好意】[名]①相手にいい感じをもって、その人によいことが起こるようにとはからう気持ち。「―にあまえる」「―を無にする」②好きだ、したわしいと思う気持ち。「―をいだく」「―を寄せる」[類]好感 **こうい**【厚意】[名]思いやりのこもった気持ち。厚情。「ご―に感謝します」▽他人の行為についていうことば。 **こうい**【更衣】[名]①衣服を着がえること。「―室」②平安時代、天皇に仕えた女官で、女御の下位に位置する人。 **こうい**【皇位】[名]天皇のくらい。「―継承」 **こうい**【校医】[名]学校からたのまれて、児童・生徒・学生の健康管理や診察をする医師。学校医。 **こうい**【校異】[名]古典などで、諸伝本を照合してわかった本文の異同。また、その異同を調べること。 **ごうい**【合意】[名][-スル]たがいの考えや気持ちが一致すること。「―に達する」 **こういき**【広域】[名]ものごとのおよぶ範囲や区域が広いこと。「市町村をこえた―の行政」「―暴力団」 **こういしょう**【後遺症】[名]①病気やけがが治ったあとに、まだ残るからだの障害。手足の麻痺など。②大きな出来事や事件のあとに残った、悪い影響。「台風の―」 **ごういつ**【合一】[名][-スル]多くのものが一つになること。また、一つにすること。 **こういっつい**【好一対】[名]よく調和のとれた、似合いの組みあわせ。「―の夫婦」 **こういってん**【紅一点】[名]大勢の男性の中に、女性がただ一人はいっていること。また、その女性。▽中国、王安石の詩の一節、「万緑叢中紅一点のみ(=一面の青葉の中にただ一輪の赤い花が咲きいている)」から。 **こういん**【工員】[名]工場の労働者。職工。 **こういん**【光陰】[名]つきひ。時間。年月。歳月。▽「光」は日、「陰」は月のこと。文章語。 >光陰矢の如し 月日のたつのは飛ぶ矢のように早い。[類]光陰夢の如し **こういん**【拘引・×勾引】[名][-スル]とらえて引っぱっていくこと。とくに、被告人などを裁判所に強制的に連れていくこと。 **ごういん**【強引】[形動]反対や障害をおしきって、むりやりにものごとをおこなうようす。「―な手口」 **こうう**【降雨】[名][-スル]雨が降ること。また、降った雨。「一量」 **こうう**【項羽】[人名]前二三二―前二〇二年。中国、秦末の武将。劉邦(=漢の初代皇帝)とともに秦をほろぼしたが、のちに劉邦と争い、垓下の戦いに敗れ自殺した。 <437> **ごうう**【豪雨】[名]激しい勢いで降る雨。「集中―」 **こううん**【幸運・好運】[名・形動]運がいいこと。たまたま、その人の望むようになること。「―にめぐまれる」「―児」[対]悲運・不運 **こううんき**【耕耘機・耕運機】[名]田畑を耕す機械。▽「耘」は、田畑の草をとりのぞく意味。 **こううんりゅうすい**【行雲流水】[四字熟語]しぜんのなりゆきにまかせること。空をゆく雲や川を流れる水のように淡々としていること。 **こうえい**【公営】[名]公共団体・公団・公社などが経営していること。「―住宅」[類]国営[対]民営・私営 **こうえい**【光栄】[名・形動]その人にとって名誉であること。「身にあまる―」「―にも叙勲された」 **こうえい**【後衛】[名]①軍隊で、後方を守る部隊。②テニスやバレーボールなどで、コートの後ろのほうを守る選手。[対]前衛 **こうえい**【後×裔】[名]何代もあとの子孫。末流。末裔。「源氏の―」 **こうえき**【公益】[名]社会全体の役に立つこと。公共の利益。「―法人」[対]私益 **こうえき**【交易】[名][-スル]国と国とのあいだで品物の交換や売り買いをすること。[類]貿易 **こうえきじぎょう**【公益事業】[名]電力・ガス・水道・医療など、おおやけの利益に関する事業。 **こうえつ**【校閲】[名][-スル]原稿や印刷物などの内容や表現の誤りを正し、不足の部分を補うこと。 **こうえん**【口演】[名][-スル]落語・講談・浪曲などの話芸を演じること。「浪曲を―する」 **こうえん**【公演】[名][-スル]演劇・舞踊・音楽などを大勢の客の前で演じること。「海外―」[類]上演 **こうえん**【講演】[名][-スル]あらかじめきめた題目について、人々の前で話をすること。「―会」「公害について―する」[類]講義 **こうえん**【公園】[名]街中にあって、人々が自由に利用できる庭園や遊園地。また、広く自然を保護し、人々のレクリエーションに役立てるために、国や 都道府県が指定した地域。国立公園・国定公園・県立公園など。 **こうえん**【好演】[名][-スル]みごとな演技や演奏をすること。また、その演技や演奏。「大役を―する」 **こうえん**【後援】[名][-スル]かげで助力すること。あとおしすること。「―会」「住民運動を―する」 >つかいわけ→「応援」を見よ。 **こうえん**【高遠】[形動]考えなどがけだかく、広くて深いようす。「―な理想に燃える」 **こうお**【好悪】[名]好きなことと、きらいなこと。すききらい。「―の念」▽「こうあく」と読むのは誤り。 **こうおつ**【甲乙】[名]二つのものを比べて、どちらがすぐれていて、どちらがおとっているかということ。ものごとの順位。「―つけがたい」[類]優劣▽十干の第一番目の甲と第二番目の乙。評価の段階をあらわすのに使ったところから。 **こうおん**【高音】[名]①高い音。大きな音。②声楽では、テノール(男声)、ソプラノ(女声)の音域。[対]低音 **こうおん**【高温】[名]高い温度。「―多湿」[対]低温 **ごうおん**【×轟音】[名]ごうごうとひびきわたる大きな音。「―を発する」▽「轟」は、とどろきわたること。 **こうおんどうぶつ**【恒温動物】[名]「定温動物」のこと。 **こうか**【工科】[名]工学を研究する学科。また、工学部のこと。「―大学」 **こうか**【効果】[名]①やってみたことから生じる、よい結果。ききめ。「薬の―があらわれる」「―覿面」[類]効用・効能②演劇・映画・放送などで、ふんいきを出すために使うほんものらしい音。音響効果。効果音。 **こうか**【降下】[名][-スル]高いところからおりること。「パラシュートでーする」 **こうか**【高価】[名・形動]値段の高いこと。また、値打ちが高いこと。「―な指輪」「―につく」[対]安価・廉価 **こうか**【高架】[名]鉄道・道路・電線などを、地上に高くかけわたすこと。「―鉄道」 **こうか**【降嫁】[名][-スル]皇女や王女が臣下にとつぐこと。 **こうか**【校歌】[名]その学校の建学の精神や特色などをあらわした歌。「―斉唱」 **こうか**【硬化】[名][-スル]①やわらかいものがかたくなること。「接着後五分でーする」②意見や態度が、他にゆずろうとしない、かたくななものに変わること。「大臣の放言で野党が―した」[対]軟化 **こうか**【硬貨】[名]金・銀・銅・ニッケルなどでつくった、金属製の貨幣。コイン。「五〇〇円―」[対]紙幣 **こうが**【高雅】[形動]格調が高く、優雅なようす。「―な文章」[対]低俗 **ごうか**【豪華】[形動]ぜいたくで、はなやかなようす。「―なパーティー」「―客船の旅」[類]絢爛 **ごうか**【×劫火】[名]①仏教で、全世界を焼きつくすという大火。こうか。②仏教で、悪業の報いで地獄に落ちた人を焼く火。[類]業火 **こうかい**【公海】[名]どこの国にも所属せず、世界各国が自由に航行したり、漁をしたりできる海。「―自由の原則」[対]領海 **こうかい**【公開】[名][-スル]広く一般の人々が、見たり聞いたり利用できるように開放すること。「施設を一般―する」「―討論会」[対]非公開 **こうかい**【更改】[名][-スル]契約や制度などを変え、あらためて、新しくすること。「プロ野球選手の契約―」[類]更新 **こうかい**【後悔】[名][-スル]何かをしたあとで、その誤りに気づいてなやむこと。「いまさら―してもおそい」 >後悔先に立たず 後悔してもとりかえしがつかないのだから、そうなる前にじゅうぶん考えて行動することだ。 **こうかい**【紅海】[名]アラビア半島とアフリカ大陸にはさまれた海。アフリカ大地溝帯の一部分が海水に気づいてなやむこと。「いまさら―してもおそい」 <438> 中にしずんでできた。北はスエズ運河で地中海に、南はインド洋に通じる。 **こうかい**【航海】[名][-スル]船で海を進んでいくこと。「豪華客船でーする」 **こうがい**【口外】[名][-スル]話してはならないことを口に出して話すこと。「うっかりーする」 **こうがい**【公害】[名]工場の活動や交通量の増加などによって、周辺の住民が受ける生活や健康上の被害。大気や水のよごれ・騒音・振動・悪臭など。「―病の認定」 **こうがい**【郊外】[名]都市のまわりの農地や森林の多い地域。「―電車」[類]近郊 **こうがい**【鉱害】[名]鉱山の採掘・製錬などによって出るほこりや有毒物質が、自然や農作物・住民におよぼす害。 **こうがい**【構外】[名]囲いのそと。施設や敷地のそと。「駅のー」[対]構内 **こうがい**【×笄】[名]髪にさすかざりの一つ。もと、髪をかきあげるのに使った細長い、はし状の道具。 **こうがい**【口蓋】[名]口の中の上側の部分。 **ごうかい**【豪快】[形動]ものすごく力強くて、見ていると気持ちのいいようす。「―に笑う」「―な走り」 **ごうがい**【号外】[名]重大な事件の起こったとき、新聞社が朝夕刊以外に臨時に発行する新聞。 **こうかいしじょうそうさ**【公開市場操作】[名]金融政策の一つ。日本銀行が公債や証券などを民間の銀行などに売買して、市場に出まわる通貨の量を調節すること。 **こうかいじょう**【公開状】[名]特定の個人などにあてた書状の内容を、一般の人の批判を求めるために、雑誌などに公表したもの。 **こうがいたいさくきほんほう**【公害対策基本法】[名]一九六七年に制定された公害の防止と対策に関する基本を定めた法律。公害の定義・環境基準・事業者や国の公害妨止に関する責務などを規定している。 **こうかいどう**【公会堂】[名]地方自治体などが、地域の人々の集会のためにつくった建物。公民館 **こうかいどおう**【広開土王】[人名]→「こうたいおう」 **こうかがくスモッグ**【光化学スモッグ】[名]自動車や工場の排出した二酸化窒素が日光に反応してオキシダントとなり、大気中にたまったもの。目を刺激し、頭痛をひき起こす。 **こうかく**【広角】[名]写真撮影などで、写す範囲が広いこと。また、野球で左右に広く打ちわけること。「ーレンズ」「―打法」 **こうかく**【降格】[名][-スル]階級や資格などが下がること。また、下げること。格下げ。[対]昇格 **こうがく**【工学】[名]科学の理論を、工業製品の生産に応用するための技術を研究する学問。「電気―」 **こうがく**【光学】[名]物理学の一分野で、光の性質について研究する学問。「―ガラス」「―器械」 **こうがく**【向学】[名]学問にはげもうと思うこと。「―心に燃える」 **こうがく**【後学】[名]①のちのち役に立つ知識・学問。「―のために読んでおく」②後輩の研究者。「―に期待する」[対]先学 **ごうかく**【合格】[名][-スル]①試験に通ること。「―して喜ぶ中学生たち」[類]及第②ある条件や規格に合うこと。「検査に―した品」 >こうかく(口角)泡を飛ばす 激しく議論する。▽「口角」は、口の両わきのこと。 **こうがくきかい**【光学器械】[名]レンズ・プリズム・鏡などを使い、光の反射・屈折などを利用した装置のこと。カメラ・望遠鏡・顕微鏡など。 **こうがくしきもじよみとりそうち**【光学式文字読み取り装置】[名]→「オーシーアール」 **こうがくねん**【高学年】[名]小学校で、上のほうの学年。ふつう、五、六年生をさす。[対]低学年 **こうかくるい**【甲殻類】[名]節足動物の一種。エビやカニのように、かたいこうらでおおわれたもの。 **こうかくろう**【黄鶴楼】[名]中国の湖北省、長江に面して建つ高楼。ながめがすばらしく、古来多くの詩人が詩に詠んだ。仙人がかべにミカンの皮でえがいた黄色いツルが、手を打つとかべからぬけでて舞まったという伝説がある。▽崔顥[さいこう]の「黄鶴楼」、李白[りはく]の「黄鶴楼にて孟浩然[もうこうねん]の広陵に之くを送る」の詩が有名。 **ごうかけんらん**【豪華絢爛】[四字熟語]ぜいたくではなやかで美しく、非常にりっぱなようす。 **こうかつ**【×狡猾】[形動]ずるがしこいやりかたをするようす。「―な手段」「―にたちまわる」 **こうかてき**【効果的】[形動]思ったとおりのよい結果や効き目があるようす。「―なトレーニング」 **こうかてきめん**【効果覿面】[四字熟語]効き目がたちどころにあらわれること。▽「覿面」は、まのあたりということで、ほかに「天罰覿面」などと使う。 **ごうかばん**【豪華版】[名]①書物で、用紙・印刷・装丁などが豪華なもの。②すばらしくて、りっぱなこと。「夕食は―だ」 **こうがぶんめい**【黄河文明】[名]前四〇〇〇―前三〇〇〇年ころ。中国の黄河流域に発達した農耕文明。彩文土器を使った中流域の彩陶文化、三本足の黒色磨研土器を使った下流の黒陶文化に分かれる。次の殷や周の青銅器文明のもとになった。 **こうかほうぎん**【高歌放吟】[四字熟語]あたりかまわず、声を張りあげて歌うこと。[類]放歌高吟 **こうかん**【公刊】[名][-スル]広く世間に向けて出版すること。「文集を―する」 **こうかん**【公館】[名]領事館・公使館・大使館など。 <439> **こうかん【交換】**[名・スル]①ものとものをとりかえること。また、やりとりすること。「物々ー」「部品を―する」②単線で列車が、せまい道で自動車が、すれちがうこと。③「電話交換台」「交換手」の略。「一度―にもどす」 > つかいわけ交換・変換・転換| 「交換」は、たがいにやりとりすること。「意見交換」。「変換」は、別のものに置きかえること。「図式の変換」。「転換」は、別の方向に変えること。「気分転換」。 **こうかん【向寒】**寒い季節に向かうこと。手紙文などに使うことば。「―のみぎり」⇔向暑 **こうかん【好漢】**男らしく、感じのいい男。圏快男児 **こうかん【好感】**人やものごとを、好ましいと思う気持ち。「―をいだく」類 好意 **こうかん【交歓】**人々が集まり、たがいにうちとけて楽しむこと。「―試合」「留学生と―する」 **こうかん【高官】**高い地位の官職。また、その地位にある役人。大臣・次官など。「高位―」 **こうかん【校勘】**古典などで、本文の異同を比較研究すること。校合。「諸本を―する」 **こうかん【鋼管】**鋼鉄製のくだ。 **こうかん【巷間】**町の中。世間。「―の伝えるところによれば」 **こうかん【浩瀚】**[形動]①書物の分量の多いようす。ページや巻数の多いこと。「―な蔵書」②広く大きいようす。 **こうがん【紅顔】**若者の血色のいい顔。「―の美少年」 **こうがん【厚顔】**[形動]あつかましいようす。ずうずうしいようす。「無恥」⇔鉄面皮 **こうがん【睾丸】**哺乳動物のおすの生殖器の一部。精子をつくる。精巣。きんたま。 **ごうかん【合巻】**江戸時代に流行した絵入り小説、草双紙の一種。長編化したため、数冊とじ合わせて一巻にまとめたもの。柳亭種彦が代表作者で、作品は「偐紫田舎源氏」など。 **ごうかん【強姦】**女性の意志に反して性交を強要すること。暴行。手ごめ。レイプ。⇔和姦 **ごうがん【傲岸】**[形動]おごりたかぶって、妥協しないようす。「―無礼な態度」「―不遜」 **こうかんしゅ【交換手】**通話しようとしている人の電話線を、相手の電話線につなぐ仕事をする人。 **こうかんじょうけん【交換条件】**相手の要求に応じる代わりに、自分の要求も相手に承知させる条件をつけること。 **こうかんしんけい【交感神経】**自律神経の一つ。呼吸・循環・消化などを調整する神経。副交感神経に対していう。 **ごうがんふそん【傲岸不遜】**おごり高ぶって従わず、思いあがっているようす。 **こうがんむち【厚顔無恥】**はじ知らずであつかましいようす。ずうずうしいようす。「―にもほどがある」圏鉄面皮▽つらの皮が厚いという意味から。「厚顔無知」は誤り。 **こうき【公器】**世間一般のためのもの。公共の機関。「新聞は社会の―」 **こうき【広軌】**鉄道で、レールの間隔が標準軌間(=一四三五)より広いもの。⇔狭軌▽日本では一〇六八心の狭軌が一般的。新幹線は標準軌間。 **こうき【好奇】**はじめてのものやめずらしいものに興味をもつこと。ものずき。「―の目を向ける」 **こうき【光輝】**①かがやく光。かがやき。②ほまれ高いこと。名誉。「―ある伝統」 **こうき【好機】**またとない機会。よいチャンス。「―到来」「―逸すべからず」 **こうき【香気】**よいにおい。かおり。「―がただよう」圏芳香⇔臭気 **こうき【皇紀】**神武天皇が即位した年(西暦紀元前六六〇年)を元年とする紀元。▽「日本書紀」の記述による。 **こうき【後記】**①[名・―スル]文章のあとのほうに書くこと。後述。「理由は―する」☆前記②[名]本のあとがき。「編集―」 **こうき【後期】**ある期間を二つ、または三つに分けたときの、最後の時期。「平安時代の―」「鷗外の―の作品」→前期 **こうき【校紀】**学校内で守るべき道徳。学校内の風紀。「―を乱す」 **こうき【校規】**学校がきめた規則。校則 **こうき【高貴】**[形動]①身分や家がらが高く、気品のあるようす。「―な身分」⇔下賤②値段が高く、めったに手にはいらないようす。「―な薬」 **こうき【校旗】**学校のしるしとする旗。「―入場」「―の掲揚」 **こうき【綱紀】**政治家や公務員などが守るべき規律。「―粛正」 **こうき【興起】**①勢いが盛んになること。②心がふるいたつこと。 **こうぎ【公儀】**①朝廷。また、幕府・将軍家のこと。お上。「―隠密」②おもてむきのこと。おおやけ。 **こうぎ【広義】**ことばの意味にはばのあるとき、範囲の広いほうの意味。「―に解釈する」⇔狭義▽たとえば、「きょうだい」は、狭義では「兄弟」だが、広義では「姉妹」もふくめる。 **こうぎ【抗議】**[名・スル]あることがらに対し、満足できない、相手が正当でないと強く主張すること。また、その主張。「審判の判定に―する」 **こうぎ【講義】**[名・スル]学問的な内容について説明して聞かせること。また、大学の授業。「―ノート」類講演 <440> **こうぎ**【交誼】[名]親しいつきあい。交際。「よろしくごーのほどお願いいたします」 **こうぎ**【好誼】[名]相手が親しく交際してくれること。「ご―感謝いたします」 **こうぎ**【厚誼】[名]心のこもったつきあい。深い交情。「私同様にご―をお願い申しあげます」 **こうぎ**【高×誼】[名]ひととおりでないつきあい。「平素、格別のごーをたまわり…」▽手紙文などで、相手の交情に対する敬意をあらわすことば。 **ごうき**【剛毅】[形動]意志が強くて他からの圧力に負けないようす。「―な性格」「―果断」 **ごうき**【豪気】[形動]細かいことにこだわらず、大胆なようす。「―に構える」[類]豪放 **ごうぎ**【合議】[名][-スル]人々が集まって相談すること。「関係官庁とーする」 **ごうぎ**【豪儀・強気】[形動]威勢がよくてすばらしいようす。「そいつは―だね」[類]豪勢 **こうきあつ**【高気圧】[名]大気中で、周囲よりも気圧の高い範囲。ここでは天気がよく、中心から外に向けて風がふきだす。「移動性―」[対]低気圧 **ごうきかだん**【剛毅果断】[四字熟語]強い意志をもって、思いきってものごとをおこなうようす。 **こうきぎょう**【公企業】[名]国や地方公共団体が経営する企業。利潤の追求を目的とせず、公共の利益のために営まれる。国営企業・金融公庫・公団・地方公営企業など。[対]私企業 **こうきしゅくせい**【綱紀粛正】[四字熟語]国家の規律を正しくして、不正を厳しくとりしまること。▽「綱紀粛清」は誤り。 **こうきしん**【好奇心】[名]未知のものに対して強い興味を示す心。 **ごうぎせい**【合議制】[名]合議によってものごとを決定するやりかた。 **こうき(紅旗)征戎吾がことにあらず** 戦争さわぎなどは自分にはなんのかかわりもないことだ。源平の争乱のとき、藤原定家が日記「明月記」に書いたことば。 **こうきてい**【康熙帝】[人名]一六五四―一七二二年。中国、清[しん]の第四代皇帝。清を混乱させていた呉三桂[ごさんけい]らの「三藩の乱」を鎮圧。ロシアとネルチンスク条約を結んで国境を確定し、外モンゴル・チベットを平定した。また、大いに学問を奨励して、「康熙字典」「佩文韻府[はいぶんいんぷ]」などを編集させた。中国史上第一の名君といわれる。 **こうきゅう**【考究】[名][-スル]よく調べて、深く考えること。「失敗の原因を―する」 **こうきゅう**【恒久】[名]いつまでも変わりなく続くこと。永久。「―平和を望む」 **こうきゅう**【後宮】[名]皇后やきさきなどの住む奥御殿。また、そこに住む女性たち。 **こうきゅう**【高級】[名・形動]等級・程度・品質などが高くすぐれていること。「―品」「―な車」[類]上等[対]低級 **こうきゅう**【高給】[名]高い給料。「彼は―取りだ」「―でやとう」[対]薄給 **こうきゅう**【硬球】[名]野球やテニスなどで使うボールのうち、かたいボール。[対]軟球 **ごうきゅう**【号泣】[名][-スル]大声をあげて泣くこと。「人前でーする」[類]慟哭 **ごうきゅう**【剛球・強球】[名]投手の投げる速くて重い球。「―投手」 **こうきゅうび**【公休日】[名]①祝日や休日以外に、公式に認められた休日。②同業者などが申しあわせて休む定休日。 **こうきょ**【皇居】[名]天皇の住まい。宮城。▽江戸時代までは京都。内裏。現在は東京都千代田区にある。 **こうきょ**【×薨去】[名]身分の高い人が死ぬこと。「前国王が―された」▽古くは、皇族と三位以上の人の死をいう。 >つかいわけ→「死ぬ」を見よ。 **こうぎょ**【香魚】[名]「あゆ」の別名。▽特有のかおりがあることから。 **こうきょう**【公共】[名]国民全体。社会一般。「―の福祉に役立てる」 **こうきょう**【好況】[名]景気のいい状態。[対]不況 **こうぎょう**【工業】[名]自然の産物を原料にして、生活に必要なものをつくる産業。 **こうぎょう**【鉱業】[名]地下の鉱物や原油などをほりだしたり、手を加えて金属や石油などをとりだしたりする仕事。「―権をえる」 **こうぎょう**【興行】[名]①音楽・スポーツ・映画などのもよおしを料金をとって見せること。「―師」「顔見世―」②事業や産業をおこし、盛んにすること。[類]殖産興業 **こうきょうがく**【交響楽】[名]管弦楽のための曲をまとめていうことば。交響曲や交響詩など。 **こうきょうがくだん**【交響楽団】[名]交響楽を演奏するための大規模な管弦楽団。 **こうきょうきぎょうたい**【公共企業体】[名]国や地方自治体が、公共のために資金を出して経営したり、監督したりする企業体。公社。 **こうきょうきょく**【交響曲】[名]管弦楽のための大規模な多楽章の楽曲。シンフォニー。 **こうきょうじぎょう**【公共事業】[名]公共の利益をはかるためにおこなう事業。学校や病院を建てたり、道路をつくったりすること。 **こうきょうしょくぎょうあんていしょ**【公共職業安定所】[名]法律によって求人や求職の世話をしたり、職業を指導したり、雇用保険のとりあつかいをおこなうところ。職安。一九九〇年からハローワークと改名。 **こうきょうしん**【公共心】[名]公共のためにつくそうとする心。 **こうきょうだんたい**【公共団体】[名]国家から、行政上の権限や特権をあたえられている団体。地方公共団体や農業共同組合など。 **こうきょうとうし**【公共投資】[名]国や地方公共団体が、財政資金によりおこなう投資。道路・港湾のような公共施設への充実が図られ、かつ有効 <441> **こうきょうじぎょう[公共事業]** 国や地方公共団体がおこなう、道路・橋・港湾・ダムなどの建設や、失業対策事業。経済を刺激し、需要[じゅよう]や雇用[こよう]をふやす効果がある。 **こうきょうのふくし[公共の福祉]** 社会一般に共通する幸福と利益。国民の権利や自由を保障する上で、最小限の制約となり、人権を調整する原理となる。 **こうきょうほうそう[公共放送]** 営利を目的とせずに、視聴者から聴取料をとって公共のためにする放送。日本のNHKやイギリスのBBCなど。⇔民間放送[みんかんほうそう] **こうきょうりょうきん[公共料金]** 料金の決定に、政府や地方公共団体の認可[にんか]や議決が必要な料金。鉄道やバスの運賃、電気・ガス・水道料金、郵便・電話料金、診察料など。 **こうぎょく[紅玉]** ①赤い色の宝石。ルビー。 ②こい紅色をした種類のリンゴ。 **こうきん[公金]** 国・県・学校・会社などがもっていて、個人が使ってはいけない性質のかね。「―を使いこむ」「―横領[おうりょう]」 **こうきん[抗菌]** 有害な細菌がふえるのをおさえること。「―性物質」「―剤[ざい]」 **こうきん[拘禁]** とらえた人を、一定の場所に長時間閉[と]じこめておくこと。「留置場に―する」 類[るい]監禁[かんきん] **こうぎん[高吟]** 詩や歌を高らかに読みあげたり、うたったりすること。「→放歌―」 **ごうきん[合金]** 二種類以上の元素からなり、金属的な性質をもつもの。たとえば、銅と亜鉛[あえん]でつくる真鍮[しんちゅう]など、構成元素はおもに金属元素だが、鉄と炭素からなる炭素鋼などもある。「アルミー」 **こうぐ[工具]** 工作に使う、金かなづち・のみ・のこぎりなどの道具や器具。「電動―」 **ごうく[業苦]** 仏教で、前世[ぜんせ]に悪いおこないをした報[むく]いとして、現世[げんせ]で受ける苦しみ。 **こうくう[高空]** 空の高いところ。「―飛行」⇔低空[ていくう] **こうくう[航空]** 飛行機などで空を飛ぶこと。「―ショー」「―写真」 **こうぐう[厚遇]** 手厚くもてなすこと。「高給をはらって経験者を―する」 類[るい]優遇[ゆうぐう]⇔冷遇[れいぐう] **こうくうき[航空機]** 飛行機・ヘリコプター・グライダー・気球などの、空を飛ぶ乗り物。 **こうぐうけいさつ[皇宮警察]** 皇居や御所[ごしょ]などの警備や、皇族の身辺警護を任務とする警察。 **こうくうじえいたい[航空自衛隊]** 自衛隊の一つ。防衛庁に属し、日本の空域を守る。 **こうくうしゃしん[航空写真]** 航空機から地上を撮影[さつえい]した写真。空中写真。 **こうくうびん[航空便]** 航空機で運ぶ郵便。航空郵便。エアメール。 **こうくうぼかん[航空母艦]** 軍用の航空機をたくさん積み、それを甲板[かんぱん]から離着陸[りちゃくりく]させることができる軍艦。空母。 **こうくり[高句麗]** 紀元前後に朝鮮[ちょうせん]半島北部におこった国。四~五世紀ころ、好太王が日本軍をしりぞけるなどして、最盛期となる。六六八年、唐[とう]・新羅[しらぎ]の連合軍によりほろぼされた。高麗[こうらい]。 **こうぐん[行軍]** 軍隊が隊列を組んで、長距離を移動・行進すること。「雪中[せっちゅう]―」 **こうげ[香華]** 仏前に供える香と花。「こうばな」とも。「―をたむける」 **こうげ[高下]** 高いことと低いこと。また、上がったり下がったりすること。「身分の―」「相場が乱―する」 **こうけい[口径]** まるい筒形[つつがた]のものの直径。レンズや銃[じゅう]の直径など。「四五―のコルト」 **こうけい[光景]** 目にうつる景色[けしき]や場面。「身のすくむようなおそろしい―」 **こうけいき[好景気]** かねまわりがよく、経済活動が盛[さか]んなこと。 類[るい]好況[こうきょう]⇔不景気[ふけいき] **こうげき[攻撃]** 相手をせめてやっつけること。「―手段」「―を加える」⇔守備[しゅび] **こうけつ[高潔]** [形動]性格や行動がけだかくて、けがれのないようす。「―な人がら」「―の士」 **ごうけつ[豪傑]** 武勇にすぐれ、度量のある人物。「天下の―」▽小事や結果にこだわらず、わが道を行くというような、いっぷう変わった人という意味でも使う。 **こうけつあつ[高血圧]** 血圧がふつうより高いこと。「―症」⇔低血圧[ていけつあつ] **こうけん[公権]** 公法で認められている権利。国家が国民に対してもつものと、国民が国家に対してもつものとがある。前者には刑罰[けいばつ]権や財政権、後者には選挙権や自由権などがある。⇔私権[しけん] **こうけん[効験]** 効き目やしるしがあらわれること。「―あらたかな薬」 類[るい]効能[こうのう] **こうけん[後見]** ❶人を助けて世話[せわ]をすること。また、その人。うしろだて。 ②未成年者や重病人などに代わって、財産をあずかり、法律上の行為をすること。また、その人。 ③能[のう]や歌舞伎[かぶき]などの舞台[ぶたい]で、演じる人の世話をすること。また、その人。 **こうけん[高見]** すぐれた意見や考えかた。また、他人の意見を敬った言い方。「ご―をうかがう」 **こうけん[貢献]** 学問とか社会などの役に立つよう、力をつくすこと。「―度ナンバーワン」「地域の発展に―する」▽強大な相手にみつぎものをするという意味から。 **こうげん[公言]** みんなの前でおおっぴらに言うこと。「―してはばからない」 類[るい]明言[めいげん] > つかいわけ →「断言」を見よ。 **こうげん[広言]** できそうにもない大きなことを遠慮なく言うこと。「―をはく」 類[るい]大言[たいげん] > つかいわけ →「断言」を見よ。 **こうけい[後継]** やめたあとをひきつぐこと。あとつぎ。「―者をさがす」「―内閣」 **こうげい[工芸]** 陶磁器・漆器[しっき]・染織品など、美術的な実用品をつくること。「―品」 **ごうけい[合計]** いくつかの数量の全部を足しあわせること。また、その数。 類[るい]総計・トータル <442> **こうげん**【高言】[名]いばってえらそうなことを言うこと。また、そのことば。「いちばん強いのはおれだと―する」[類]大言壮語・豪語 **こうげん**【巧言】[名]口さきだけのうまいことば。「―で近づく」「―にはまどわされない」 >巧言令色鮮し仁 口さきや顔つきだけでうまく人のきげんをとろうとする人は、ほんとうは他人への誠意がうすいものだ。▽「令色」は、顔色をやわらげ、へつらうこと。中国、「論語」から。 **こうげん**【光源】[名]光を出すもと。「―のランプ」 **こうげん**【抗原・抗元】[名]体内にはいると対応する抗体ができ、これと結びついて免疫などの反応を起こす物質。免疫状態をつくりだすもの。細菌やたんぱく質など。 **こうげん**【荒原】[名]あれはてた野原。あれの。 **こうげん**【高原】[名]山地でたいらに広がる野原。 **ごうけん**【合憲】[名]憲法の内容・趣旨に合っていること。「―判決」[対]違憲 **ごうけん**【剛健】[形動]身も心も、強くしっかりとたくましいようす。「質実―」 **こうこ**【公庫】[名]政府が資本の全部を出してつくった金融機関。「住宅金融―」「国民金融—」 **こうこ**【好個】[名]いかにもてごろで、ふさわしいこと。「―の材料」▽「個」は、意味を強める語。 **こうこ**【江湖】[名]世の中。世間。「―の絶賛を博す」▽「江」は揚子江、「湖」は洞庭湖をさす。文章語。 **こうこ**【後顧】[名]後ろをふり返ること。あとのことが気になること。 >後顧の憂い 自分が死んだり、その場からいなくなったあとの心配や気づかい。「―なく旅立つ」 **こうご**【口語】[名]①話すときに使うことば。話しことば。口頭語。▽書きことばよりもくだけた言いかたになる。書きことばの「やはり」「とがる」に対して「やっぱり」「とんがる」など。②現代の日本人が話したり書いたりしていることば。 現代語。「―文法」[対]文語▽昔の人が使った古いことばや文章語などに対していう。 **ごうご**【豪語】[名][-スル]えらぶって、りっぱなことを自信ありげに言うこと。「天下をとると―した」[類]大言壮語・高言 **こうこう**【孝行】[名・形動][-スル]親をたいせつにし、よくつくすこと。「―したい時分に親はなし」「―息子」[対]不孝 **こうこう**【後攻】[名]野球の試合などで、あとからせめること。あとぜめ。[対]先攻 **こうこう**【航行】[名][-スル]船が水上を進むこと。「インド洋を―中」[類]航海 **こうこう**【高校】[名]「高等学校」の略。「―総体」 **こうこう**【口×腔】[名]口の中。動物の歯や舌のある部分。▽医学用語では慣用読みで「こうくう」という。「―外科」 **こうこう**【×皓皓•*皎皎】[形動]月や電灯が白く明るくかがやくようす。「―と照る灯」「―たる月光」 **こうこう**【×煌煌】[形動]まぶしくきらきらとかがやくようす。「―たるライトを浴びる」 **こうこう**【×膏×肓】[名]心臓と隔膜とのあいだの部分。奥深いところにあるので治療しにくい。「↓病―に入る」▽「こうもう」と読むのは誤り。 **こうごう**【皇后】[名]三后の一人。天皇または皇帝の正妻。きさき。 **こうごう**【校合】[名][-スル]→「きょうごう」 **こうごうしい**【神神しい】[形]神様のように尊く、けだかい。「―仏の顔をあおぐ」▽「かみがみし」の変化した形。 **こうごうせい**【光合成】[名]葉緑素をもつ植物が、 太陽光線のエネルギーを利用して、二酸化炭素と水から炭水化物をつくるしくみ。 **こうこうや**【好好×爺】[名]やさしく人のいいおじいさん。「あの人もすっかりーになった」 **こうこがく**【考古学】[名]古代人の残したものなどをほりおこして調べ、昔の生活や文化を明らかにする学問。 **こうこく**【公告】[名][-スル]官庁などが、官報などで広く人々に知らせること。 **こうこく**【広告】[名][-スル]新聞・雑誌・テレビなどを通じて、広く世間に知らせること。また、そのための文書や放送など。「車内―」「―代理店」 **こうこく**【公国】[名]ヨーロッパで、君主を「公」と呼ぶ国。モナコ・リヒテンシュタインなど。 **こうこく**【抗告】[名][-スル]裁判所の決定や命令に対して、上級裁判所に不服を申したてること。「即時―」「―訴訟」 **こうこく**【皇国】[名]「日本」の古い呼び方。「―の興廃この一戦にあり」▽天皇の治める国の意味。 **こうこく(鴻鵠)の志** 大人物の心のうち。遠大なこころざし。「燕雀安んぞ―を知らんや」▽「鴻」も「鵠」も大鳥のこと。 **こうごし**【口語詩】[名]口語体による近代詩。自由詩と定型詩があり、とくに高村光太郎や萩原朔太郎の「口語自由詩」をさす。[対]文語詩 **こうごじゆうし**【口語自由詩】[名]日常の話しことばで、制限を加えずに自由につくった詩。萩原朔太郎の「月に吠える」で完成したといわれる。 **こうごたい**【口語体】[名]現代人が使っている話しことばをもとにした文体。文末が「だ」「である」で終わる常体と、「です」「ます」で終わる敬体がある。[対]文語体 ▽明治時代、二葉亭四迷らによって、それまでの文語体にかわる新しい言文一致の文体としてつくりだされた。 **こうこつ**【硬骨・×鯁骨】[名・形動]①<名>かたい骨。「鯛は―魚である」[対]軟骨②<名・-形動>信念が強く、権力などに対して意志を曲げないこと。「―漢」 <443> **こうこつ**【×恍惚】[名・形動]われを忘れてうっとりするようす。「―として見とれる」「―感」②年をとってぼけている状態。老人ぼけ。遠まわしな言い方。「―の人」 **こうこつもじ**【甲骨文字】[名]カメのこうらやけものの骨などに刻まれた、古代中国の殷代の象形文字。漢字の最古の形をあらわす。甲骨文。 **こうごに**【交互に】[副]かわるがわる。たがいちがいに。「―話す」「男女―並ぶ」 **こうごぶん**【口語文】[名]現代人が使っている話しことばをもとにして書かれた文章。[対]文語文 **こうごぶんぽう**【ロ語文法】[名]口語の文法。現代語の文法。[対]文語文法 **こうさ**【考査】[名][-スル]人の能力などを調べること。とくに、学校で生徒の学力などを試験によって調べること。テスト。「期末―」 **こうさ**【交差・交叉】[名][-スル]線路や道路などがななめや十文字に交わること。「立体―」 **こうさ**【黄砂・黄×沙】[名]中国の黄土地帯で、細かい黄土が強風でふきあげられて空をおおう現象。三月から五月ごろに多く発生し、偏西風に乗って日本まで飛来することもある。 **こうざ**【口座】[名]①「預金口座」「振替口座」の略。銀行などが、かねを管理するために利用者別につくる帳簿。「―をひらく」「―—番号」②帳簿で、金銭の出入りを項目別に記入するところ。 **こうざ**【高座】[名]話をする人が上がる一段高いところ。とくに、寄席で芸を見せる場所。 >高座に上がる 寄席で落語を一席語る。 **こうざ**【講座】[名]①大学などで、専門分野の研究と教育のために置かれている、学部・学科。 ②ひとまとまりのものを、すじみちだてて学習するために、講義風に組まれた講習会や放送番組。また、それらの材料となる出版物。「大学受験―」 **こうさい**【公債】[名]国や地方公共団体が、資金不足のため、国の内外から借金をすること。また、借金をしたという証書。国債・地方債など。「赤字―」 **こうさい**【光彩】[名]美しくかがやく光。「―を放つ」 **こうさい**【交際】[名][-スル]他人とのつきあい。「―が広い」「男女―」「―費」[類]交流・社交・交遊 **こうさい**【×虹彩】[名]眼球のひとみのまわりを囲む、うすい膜。光の量を調節する。→図「め(目)」 **こうざい**【功罪】[名]役立つ点と害になる点。よい面と悪い面。 >功罪相半ばする よい面と悪い面が半分ずつあって、どちらともきめられない。 **こうざい**【鋼材】[名]鋼鉄を板や棒などに加工した工業用の材料。「―を輸出する」 **こうさく**【工作】[名][-スル]①小学校で、紙や粘土などで簡単なものをつくること。また、その学科。「図画―」②建築・土木の作業。工事。「土台の補修―」③ある目的をかなえるため、前もて関係者にはたらきかけること。「下―」「事前―」 **こうさく**【交錯】[名][-スル]いくつかのものがいりまじってもつれあうこと。「利害が―する」「期待と不安とがーする」[類]錯綜 **こうさく**【耕作】[名][-スル]田や畑を耕して野菜・米・ムギなどをつくること。農作。 **こうさく**【鋼索】[名]→「ワイヤロープ」 **こうさくきかい**【工作機械】[名]金属を加工して機械の部品をつくる機械。旋盤やフライス盤。 **こうさつ**【考察】[名][-スル]よく調べて考えること。「原因を―する」[類]考究 **こうさつ**【高札】[名]①昔、役所の命令などを知らせるために、目立つところにかかげた札。たかふだ。②他人の手紙を敬った言い方。おたより。 **こうさつ**【高察】[名]すぐれた推察。また、他人の推察を敬った言い方。「ごーの通りです」 **こうさつ**【絞殺】[名][-スル]首をしめて殺すこと。「―死体」 **こうさてん**【交差点】[名]線と線、線路や道路などが交わるところ。「―で信号待ちする」[類]十字路・四つ角 **こうさん**【公算】[名]そうなる見こみ。そうであるという確率。「中止になる―が大きい」 **こうさん**【降参】[名][-スル]①戦いに負けて、敵の下につくこと。②手に負えなくて投げだすこと。「宿題がむずかしくてーだ」[類]閉口 >つかいわけ|降参・降伏・投降| >「降参」は、個人的な争いなどにも使う。「彼のねばり強さには降参だ」。「降伏」は、国家間の戦争のとき。「無条件降伏」。「投降」は、捕虜になるときに使う。「投降兵」。 **こうざん**【鉱山】[名]金・銀・銅などの金属をふくむ岩石を産出する山。 **こうざんきこう**【高山気候】[名]熱帯や亜熱帯の高山にみられる気候。同じ緯度の低地に比べて気温は低く、一年を通じてほぼ一定しているが、天候の変化は大きい。 **こうざんしょくぶつ**【高山植物】[名]高い山に生える植物。コマクサ・チングルマ・エーデルワイスなど。 **こうさん(恒産)なき者は恒心なし** 安定した収入のない人は、変わらない道徳心をもつことはできない。経済と道徳はつながっていることを説いたもの。▽中国、「孟子」から。 **こうざんびょう**【高山病】[名]高いところへ急に登ったとき、気圧が下がり、酸素がたりなくなって起こる症状。山岳病。 **こうし**【公私】[名]みんなのためを考える公的な立場と、自分だけの私的な立場。おおやけと、わたくし。 <444> 「―混同」「―ともに多忙」 **こうし**【公使】[名]「特命全権公使」の略。国の代表として外国で勤務する外交官。大使に次ぐ地位。 **こうし**【行使】[名][-スル](多くは団体が)力や権利などを使うこと。「実力を―する」 **こうし**【厚志】[名]思いやり深い心。親切な気持ち。「ごーにあまえる」[類]厚情 **こうし**【皇嗣】[名]天皇や天子のよつぎ。皇位継承順位第一位の者をいう。 **こうし**【格子】[名]①細い木や竹を縦横に組んだもので、窓や戸にとりつける。「一戸」②「格子縞」の略。「―のシャツ」 **こうし**【講師】[名]①講演会などで話をする人。②大学などで、教員の地位の一つ。准教授の下。また、外部から教えに来る人。「英文科―」「非常勤―」 **こうし**【×皓歯】[名]白くて美しい歯。「→明眸―」 **こうし**【×嚆矢】[名]ものごとの始まり。最初。「これをもってーとする」▽昔、戦いのはじめに合図のかぶら矢を射たことから。 **こうし**【孔子】[人名]前五五一―前四七九年。中国、春秋時代の思想家。儒教の開祖。名は丘。字は仲尼[ちゅうじ]。仁を理想とし、諸国をめぐって道を説いた。「論語」は、その言行をまとめたもの。 >孔子に論語 教える必要のない、すでによく知っている専門家に教えを説くこと。[類]釈迦に説法 **こうじ**【工事】[名][-スル]建物や道路をつくる、建築や土木などの仕事。「トンネルー」「——現場」 **こうじ**【小路】[名]町なかのせまくて細い道。「ふくろ―」[対]大路▽「こみち」が変化した形。 **こうじ**【公示】[名][-スル]政府や役所などが、広く一般の人に知らせること。「選挙の―」[対]内示 **こうじ**【後事】[名]あとあとのこと。死後のこと。「―を託す」 **こうじ**【高次】[名]高い次元。程度の高いこと。「―の問題」「―方程式」[対]低次 **こうじ**【麹・糀】[名]米やムギなどを蒸して、でんぷんを糖類にかえるコウジカビをふやしたもの。 酒・みそ・しょうゆなどをつくるのに用いる。 **こうじ**【好×餌】[名]①人をうまくさそいだす手段。「―にとびつく」[類]おとり②他人の欲望などを満たすための、もってこいのえじき。「悪人の―となる」[類]えじき **ごうし**【合×祀】[名][-スル]二つ以上の神や霊を一つの神社にまつること。[類]合祭。 **ごうしがいしゃ**【合資会社】[名]経営にあたる無限責任社員と、資本を提供するだけの有限責任社員とからなる会社。 **こうしき**【公式】[名]①広く世の中で認められるやりかた。「―の発表」[対]非公式②数学で、例外なくあてはまる法則や関係をあらわした式。 **こうしき**【硬式】[名]テニスや野球などの競技で、硬球を使う方式。[対]軟式 **こうしきせん**【公式戦】[名]正式日程によって勝敗や順位をきめる試合。[対]オープン戦 **こうしじま**【格子×縞】[名]縦横に格子のような線が交差したしま模様。こうし。[類]チェック。 **こうしせい**【高姿勢】[形動]相手に向かって、自分は高い位置にいる人間だという構えで対すること。「―に出る」[対]低姿勢 **こうしつ**【皇室】[名]天皇とその一族。天皇と皇族。 **こうしつ**【後室】[名]①身分の高い人の未亡人。②家の後ろの方にある部屋。後房 **こうしつ**【硬質】[名]質がかたいこと。かたい性質。「―ガラス」[対]軟質 **こうじつ**【口実】[名]おもてむきの理由。いいわけ。「もっともらしい―」「―をあたえる」 **こうじつせい**【向日性】[名]植物が、光の強い方向へのびたり曲がったりする性質。向光性。[対]背日性 **こうしつてんぱん**【皇室典範】[名]天皇・皇族の身分や皇位継承など、皇室に関する事項を規定した法律。現在のものは一九四七年に制定された。 **こうして**【×斯うして】[副]前に述べた内容をまとめてあらわすことば。このようないきさつで。「―、事件は解決した」▽「かくして」の変化した形。 **こうじ(好事)魔多し** よいことには、とかくじゃまがはいりやすい。 **こうじ(好事)門を出でず** よいおこないは、なかなか世間に知れわたらない。 **こうしゃ**【公社】[名]①国が全額出資してつくった公共の企業体。かつては国鉄・電電公社・専売公社の三公社があったが、現在はすべて民営化された。②地方公共団体の出資による公共のための企業体。「住宅供給―」 **こうしゃ**【巧者】[名]技術がすぐれていること。また、すぐれた人。「試合―」 **こうしゃ**【後者】[名]並べて二つあげたもののうち、あとのほうのもの。[対]前者 **こうしゃ**【降車】[名][-スル]車から降りること。「―ロ」[対]乗車 **こうしゃ**【校舎】[名]学校の建物。「鉄筋の―」 **ごうしゃ**【豪奢】[形動]非常にぜいたくで、はでなこと。「―な暮らし」 **こうしゃく**【公爵】[名]貴族の階級の一つで、五爵(公・侯・伯・子・男)の第一位。 **こうしゃく**【侯爵】[名]貴族の階級の一つで、五爵(=公・侯・伯・子・男)の第二位。 **こうしゃく**【講釈】[名][-スル]①語句や文章の意味を説明して聞かせること。また、もったいぶって説明すること。「―を並べる」②講談のこと。 **こうしゃくし**【講釈師】[名]昔の軍記や敵討の物語などの講談を口演する職業の人。講談師。「―見てきたようなうそをつき」 **こうしゅ**【攻守】[名]せめることと、守ること。 >攻守所を変える 形勢が逆転して、たがいの立場が前と反対になる。 **こうじゅ**【口授】[名][-スル]口で述べて、直接教えつたえること。「くじゅ」とも。「秘伝を―する」▽教えを受ける場合は「口受」と書く。 <445> **こうしゅう**【口臭】[名]口から出るいやなにおい。 **こうしゅう**【公衆】[名]正しい生活をいとなむ社会の一般の人々。「―の面前でののしる」[類]大衆・民衆 >つかいわけ→「大衆」を見よ。 **こうしゅう**【甲州】[名]→「かい」 **こうしゅう**【講習】[名][-スル]人を集めて、ある期間知識や技術を教えること。「夏期―」 **ごうしゅう**【江州】[名]→「おうみ」 **こうしゅうえいせい**【公衆衛生】[名]社会の人々の健康を守るための組織や活動。伝染病の予防や上下水道の完備など。 **こうしゅうかいどう**【甲州街道】[名]江戸時代の五街道の一つ。江戸から甲府を通り、途中、下諏訪(=長野県諏訪市)で、中山道に合流する。 **こうしゅうぜん**【洪秀全】[人名]一八一四―六四年。中国、太平天国の指導者。キリスト教の結社のもと、太平天国を建て、みずからを天王と称した。南京を占領し都としたが、内紛が続き、南京をせめおとされる直前に死亡。 **こうしゅうでんわ**【公衆電話】[名]料金をはらえばだれでも自由に使えるように、路上や駅などに設置された電話。 **こうしゅうどうとく**【公衆道徳】[名]社会の一員として生活するうえで、守るべき道徳。 **こうしゅうは**【高周波】[名]周波数の高い電流・電波。[対]低周波 **こうしゅけい**【絞首刑】[名]死刑の一つ。しばりくび。 **こうじゅつ**【口述】[名][-スル]書かないで、口で述べること。「―筆記」 **こうじゅつ**【後述】[名][-スル]あとで述べること。「くわしいことは―する」[対]前述 **こうしょ**【向暑】[名]夏の暑さに向かうこと。「―の候」[対]向寒▽手紙文であいさつに使う。 **こうしょ**【高所】[名]①高い場所。「―恐怖症」②全体を見わたせる立場。「大所―」 **こうじょ**【皇女】[名]天皇の娘。内親王。「おうじょ」とも。 **こうじょ**【控除】[名][-スル]税金などの計算をする前に、ある金額をさし引くこと。「収入総額から必要経費を―する」「基礎―」 **こうしょう**【口承】[名][-スル]口から口へと語りつたえること。「伝説や民話などの―文芸」 **こうしょう**【公称】[名][-スル]おもてむきに発表していること。「―三○万部を発行する新聞」 **こうしょう**【公証】[名][-スル]公的な機関が、法的な事実を、不動産の登記や証明書の発行などで証明すること。また、それを証明する書類や証拠。 **こうしょう**【好尚】[名]それをよしとして好むこと。このみ。また、はやり。流行。「時代の―を追う」 **こうしょう**【交渉】[名][-スル]①あることがらについてとりきめるために、相手と話しあうこと。かけあうこと。「―をまとめる」「団体―」②つきあうこと。かかわりあい。「―が絶える」「―をもつ」[類]交流 >つかいわけ|交渉・折衝・談判| >どれも相手とかけあうこと。「交渉」は、広く一般的に使う。「値引きするよう交渉する」。「折衝」は、組合と会社、国と国など、おおやけの利害が対立するものどうしのかけひきをいう。「組合が会社側と折衝する」。「談判」は、強硬でけんかごしの感じをともなう。「公害問題について会社側と談判する」。 **こうしょう**【考証】[名][-スル]昔の事物について、古い文書などにあたって調べ考えて、確かなものにすること。「時代―」 **こうしょう**【高尚】[形動]品格があって、けだかいようす。「あの人の―な議論にはついていけない」[対]低俗・卑俗 **こうしょう**【校章】[名]学校の記章。 **こうしょう**【鉱床】[名]鉱物が多量に集まっているところ。「―をほりあてる」 **こうしょう**【哄笑】[名][-スル]大きな声で笑うこと。「大口をあけてーする」 **こうじょう**【口上】[名]①口で伝えること。型どおりのあいさつのことば。「にげー」②芝居で、一座の代表者が舞台の上から出しものの説明やあいさつなどをすること。「―を述べる」「前―」 **こうじょう**【工場】[名]機械を使って、ものを加工・製造するところ。「近代的な―がたち並ぶ」「―廃液」→「こうば」の▽も見よ。 **こうじょう**【向上】[名][-スル]よりよい方向に進むこと。「生活水準がーする」[対]低下 **こうじょう**【交情】[名]①つきあうことで生まれる親しみの気持ち。「―を温める」②男女が性的に愛情をかわすこと。 **こうじょう**【厚情】[名]おもいやり。親切な心。「ご―を感謝いたします」[類]厚意 **こうじょう**【恒常】[名]一定の状態のままで、変化がないこと。「人手が一的に不足する」 **ごうじょう**【強情】[形動]自分の考えを変えようとしないこと。「―を張る」[類]意地 >つかいわけ→「頑固」を見よ。 **こうじょうしん**【向上心】[名]現状に満足せず、進歩発展を願う心。 **こうじょうせいしゅこうぎょう**【工場制手工業】[名]→「マニュファクチュア」 **こうじょうせん**【甲状腺】[名]内分泌腺の一つ。のどの下部にあり、発育や新陳代謝のためのホルモンを分泌する。「―ホルモン」→図「ないぞう(内臓)」 **こうしょうにん**【公証人】[名]民事に関する公正証書を作成し、私署した証書に認証をあたえる資格のある公務員。「―役場」 **こうしょうぶんがく**【口承文学】[名]昔、文字によらず、口から口へと語りつがれた文学。神話・伝 <446> 説・昔話・歌謡など。[対]記載文学 **こうしょく**【公職】[名]公務員や議員など、おおやけの職務。「―選挙法」 **こうしょく**【好色】[名・形動]異性との交際に強い関心をもつこと。いろごのみ。「―家」 **こうしょくいちだいおとこ**【好色一代男】[書名]一六八二年。井原西鶴の作。主人公世之介の好色遍歴を世相風俗とともにえがく。浮世草子での第一作。八巻。 **こうしょくいちだいおんな**【好色一代女】[書名]一六八六年。井原西鶴の作。老尼が二人の男に自分の恋愛遍歴を語る。六巻。 **こうしょくごにんおんな**【好色五人女】[書名]一六八六年。井原西鶴の作。世に知られた五組の男女の恋愛実話秘話を小説にしたてたもの。お夏清十郎・樽屋おせん・おさん茂右衛門・八百屋お七・おまん源五兵衛。五巻。 **こうしょくせんきょほう**【公職選挙法】[名]議員などの選挙に関する法律で、一九五〇年に制定された。議員定数・選挙区・選挙運動などについての規定があり、しばしば改正を重ねている。九四年には、衆議院の小選挙区制の導入など改正がなされた。 **こうしょくもの**【好色物】[名]井原西鶴の浮世草子のうち、町人の男女の情愛を主題としたもの。「好色一代男」「好色五人女」など。 **こうじょりょうぞく**【公序良俗】[四字熟語]人の守るべきおおやけの秩序とよい道徳・慣習。これに反するものは犯罪となり、またこれに反する法律は無効である。「―に反する」 **こうじる**【高じる・×昂じる】[動]勢いが進む。たかぶる。こうずる。「わがままが―」「思いが―」 **こうじる**【講じる】[動]①大学などで講義をする。「英文学を―」②問題解決のために必要な方法や手段をとる。「改善策を―」「あらゆる手段を―」③戦争をしていた国と国とが話しあって和解する。「和を―」「こうずる」とも。 **こうしん**【交信】[名][-スル]無線などで、情報のやりとりをすること。「―がとだえる」[類]通信 **こうしん**【行進】[名][-スル]多くの人が列をつくり、進んでゆくこと。「デモー」 **こうしん**【更新】[名][-スル]①古いものを改めて、新しいものにかえること。「契約を―する」「記録の―」②もとからあるものが変化したあとの姿や形。「JRは国鉄の―である」[対]前身▽生まれ変わりという意味から。 **こうしん**【後身】[名][-スル]①あとから進んでくること。また、その人。後輩。「―に道をゆずる(=引退する)」[対]先進②後ろへ進むこと。バック。[対]前進 **こうしん**【高進・×亢進・×昂進】[名][-スル]ものごとの勢いなどがさらに激しくなること。「心悸―(=鼓動がたかぶること)」 **こうじん**【公人】[名]公職にある人。国家や公共の立場で行動する人。「―としての発言」[対]私人 **こうじん**【幸甚】[名]非常にありがたく、幸せなこと。「ご了承いただければーです」▽多く、手紙文に使う。 **こうじん**【荒神】[名]仏教で、仏・法・僧の三つの宝(=三宝)を守護する神。また、台所の火を守るかまどの神。三宝荒神。▽自分を見まもってくれる人や神のたとえにも使う。「―さまがついている」 **こうじん**【黄×塵】[名]①黄色の土けむり。黄砂。「一万丈(=ほこりが空高くまいあがること)」②世の中のわずらわしさ。「―にまみれる」[類]紅塵 **こうしんきょく**【行進曲】[名]行進の歩調に合うようにつくられたリズミカルな曲。ふつう、二拍子または四拍子。マーチ。 **こうしんじょ**【興信所】[名]個人や企業の実情を秘密に調査し、報告する機関。 **こうしんせい**【更新世】[名]地質時代の区分の一つ。新生代第四紀の大部分。約二百万年前から一万年前まで。氷期と間氷期がくりかえされる氷河時代。洪積世。 **こうじんぶつ**【好人物】[名]他人の行動をいつも善意に解釈する人。気のいい人。 **こうしんまち**【×庚申待ち】[名]かのえさるの日の夜、青面金剛などの神をまつり、ねむらずに夜を明かすこと。中国の道教と日本の仏教が混合してできた民俗的行事。庚申会。▽「庚申」は干支の一つで、かのえさる。 **こうしんりょう**【香辛料】[名]料理などにかおりやからみをつけるための調味料。スパイス。コショウ・ワサビ・シナモン・ナツメグなど。 **こうじん(後塵)を拝する** ①人にさきをこされる。おくれをとる。②すぐれた人物にへつらい、つきしたがう。 **こうず**【構図】[名]絵画や写真の画面全体の構成。コンポジション。また、ものごと全体の姿や形。「未来都市の―を考える」「ゼネコン汚職の―」 **こうすい**【香水】[名]香料をアルコールにとかした化粧品。からだや衣服につける。 **こうすい**【硬水】[名]カルシウムやマグネシウムの化合物を多くふくむ天然水。[対]軟水 **こうずい**【洪水】[名]①大雨や雪解けなどのために、川の水が増加してあふれでること。また、ものが一度にどっとあふれていること。「十年ぶりの―に見まわれる」「都会は自動車の―だ」 **こうすいりょう**【降水量】[名]降った雨・雪・霜などを水に換算した量。容器にたまった深さをミリメートルであらわす。 **こうずか**【好事家】[名]変わったことに興味をもつ人。ものずき。また、風流を好む人。 **こうずけ**【上野】[名]旧国名。今の群馬県。東山道の一国。上州。▽古名「上毛野」の略の「かみつけ」の変化した形。 **こうする**【抗する】[動]抵抗する。さからう。はむかう。「われに―者なし」「運命に―」 **こうずる**【高ずる/講ずる】[動]→「こうじる」 **ごうする**【号する】[動]①号を名のる。「漱石と―」 <447> ②公言する。いいふらす。「天下第一と号してはばからない」▼「ごうす」とも。 **こうせい**【公正】[形動]片寄りや誤りがなくて、平等で正しいこと。「―なあつかいを受ける」 **こうせい**【更生】[名][-スル]①よくない状態から立ちなおって、もとのよい状態になること。「―して社会復帰する」②使えなくなったものを、再び使えるようにすること。「衣服の―」「会社―法」 **こうせい**【更正】[名][-スル]改めただすこと。「所得税の―」▽所得税の申告に誤りがある場合は「更正」、無申告の場合は「決定」という課税処分がなされる。 **こうせい**【攻勢】[名]積極的に攻撃する態勢。「守勢から―に転じる」[対]守勢 **こうせい**【厚生】[名]生活を健康で豊かなものにすること。「―年金保険」「福利―」 **こうせい**【後生】[名]①あとから生まれてくる人。後輩。子孫。[類]後進▽「ごしょう」と読めば別の語。 >後生畏るべし 若い人は将来の可能性に満ちみちているのだから、そまつにあつかわずに、おそれうやまうべきだ。▽中国、「論語」から。 ②後の世。「―に名を残す」▽「ごせ」と読めば別の語。 **こうせい**【恒星】[名]太陽のように、みずから光を出し、天球上でのたがいの位置関係がほとんど変わらない星。[対]惑星・衛星 **こうせい**【校正】[名][-スル]印刷前の刷りもの(=校正刷り)と原稿を比べて、文字や図版の不備や誤りを正すこと。「赤えんぴつでーする」 **こうせい**【構成】[名][-スル]いくつかの部分を組みたてて、一つのまとまったものをつくること。また、組みたてられたもの。「論文の―を考える」「―要素」 **ごうせい**【合成】[名][-スル]①二つ以上のものを合わせて、一つのものをつくりだすこと。「―酒」②化学反応を利用して、二つ以上の元素や化合物から新しい物質をつくりだすこと。「―ゴム」 **ごうせい**【豪勢】[形動]すごい力があると感じさせる豊かなようす。「―に暮らす」「―な食事」 **ごうせいご**【合成語】[名]二つ以上の単語を結び合わせて一つにしたことば。複合語。また、同じ単語が二つ重なってできたことば。▽畳語もこの一つ。 **ごうせいしゃしん**【合成写真】[名]二枚以上のネガを組みあわせて、一枚の写真にしあげたもの。また、モンタージュ写真。 **ごうせいじゅし**【合成樹脂】[名]化学的に合成した樹脂状の物質。建築材などに広く使われる。ビニール・プラスチックなど。[対]天然樹脂 **こうせいしょう**【厚生省】[名]旧行政機関。二〇〇一年、厚生労働省に再編成された。 **ごうせいせんい**【合成繊維】[名]化学的に合成してつくった繊維。化学繊維。ナイロン・ビニロン・ポリエステルなど。合繊。[対]天然繊維 **ごうせいせんざい**【合成洗剤】[名]化学的に合成してつくった、中性または弱アルカリ性の洗剤。 **こうせいとりひきいいんかい**【公正取引委員会】[名]総務省の外局の一つ。独占禁止法を実施するために設けられた行政機関。一九四七年に設置。略して「公取委」とも。 **こうせいねんきんほけん**【厚生年金保険】[名]民間企業のサラリーマンが加入する年金保険。老齢年金・遺族年金などが支給される。社会保険庁があつかう。 **こうせいぶっしつ**【抗生物質】[名]細菌の発育や繁殖をおさえるはたらきをもつ物質。医薬用。ペニシリン・ストレプトマイシンなど。 **こうせいろうどうしょう**【厚生労働省】[名]国の行政機関の一つ。雇用の確保、労働条件の整備、社会福祉、社会保障および公衆衛生の向上などを扱う役所。長は厚生労働大臣。 **こうせき**【口跡】[名]ことばづかい。もの言い。とくに役者のこわいろ。せりふまわし。 **こうせき**【功績】[名]社会や文化の発展のためになるはたらき。また、組織や団体などの役に立つりっぱなはたらき。「偉大な―を残す」 **こうせき**【鉱石】[名]有用な金属を多くふくむ鉱物。 **こうせきうん**【高積雲】[名]雲の種類の一つ。白いかたまりが群れをなして、二~七㎞の上空に並んでいる中層雲。むらくも。ひつじぐも。 **こうせきせい**【洪積世】[名]「更新世」に同じ。 **こうせきだいち**【洪積台地】[名]更新世の堆積物でおおわれた台地。沖積平野より高いところにある。武蔵野台地・下総台地など。 **こうせつ**【公設】[名]国や自治体が設立すること。また、公共の団体が設立したもの。「――市場」[対]私設 **こうせつ**【巧拙】[名]じょうずと、へた。「―を問わない」 **こうせつ**【降雪】[名][-スル]雪が降ること。降った雪。「―量」 **ごうせつ**【豪雪】[名]ものすごい量の雪。「―地帯」 **こうせつ**【高説】[名]りっぱな考え。また、他人の説・考えを敬った言い方。「―を拝聴する」 >こうぜつ(口舌)の徒。 口さきはたっしゃだが、実行力がともなわない人。 **こうせん**【公選】[名][-スル]一般の有権者の投票で選挙すること。民選。「―制度」[対]官選 **こうせん**【交戦】[名][-スル]たがいに戦うこと。戦いをまじえること。「一国」 **こうせん**【光線】[名]光の進むすじ。ひかり。「可視―」「逆―」 **こうせん**【抗戦】[名][-スル]敵の攻撃に抵抗して戦うこと。「徹底―の構え」 **こうせん**【高専】[名]「高等専門学校」の略。 **こうせん**【黄泉】[名]死んだ人が行くところ。あの世。冥土。「よみ」とも。▽中国では土は黄色いところから、死人の行くとされる地底の泉という意味。 >死んだ人。死人。黄泉の客 **こうせん**【鉱泉】[名]鉱物質やガスなどを多くふくむわき水。セ氏二五度以下の冷泉をさすことが多い。 **こうぜん**【公然】[形動]一般に知れわたっているようす。かくさず明らかにするようす。「―たる事実」 <448> 「―と口にする」 >公然の秘密 秘密とされてはいるが、実際はすっかり世間に知れわたっていること。 **こうぜん**【×昂然】[形動]意気盛んで自信にあふれているようす。「―たる面持ち」「―と胸を張る」 **ごうぜん**【×傲然】[形動]おごりたかぶり、人を見くだすようす。「―と構える」「―たるふるまい」 **ごうぜん**【×轟然】[形動]大きな音がひびきわたるようす。「―たる雷鳴」「―と鳴りわたる」 >こうぜん(浩然)の気を養う のびのびした、おおらかな気分になる。公明正大で解放された心持ちになる。▽「浩然」は、水が豊かに流れつづけるようす。中国、「孟子」から。 **こうそ**【公租】[名]国税と地方税をまとめた呼び方。 **こうそ**【公訴】[名]検察官が裁判所に起訴状を提出し、犯罪者に対して刑の適用を求めること。▽公訴を起こすことを「起訴」という。 **こうそ**【高祖】[名]①祖父母の祖父母。遠い祖先。②皇帝や宗派などの初代。「中国の漢の―劉邦」 **こうそ**【控訴】[名][-スル]第一審の判決に不服があるとき、さらに高等裁判所にうったえること。「―審」▽第二審のあと、第三審をもとめるのは「上告」。 **こうそ**【酵素】[名]生物の細胞の中でつくられ、生体内の化学反応を助けるはたらきをする物質。アスターゼ・ペプシンなど。「加水分解―」 **こうぞ**【×楮】[名]クワ科の落葉低木。皮は和紙の原料になる。 **こうそう**【広壮・宏壮】[形動]建物が広大でりっぱなようす。「―な屋敷」 **こうそう**【抗争】[名][-スル]たがいに逆らいあらそうこと。「武力ーをくりかす」 >つかいわけ→「紛争」を見よ。 **こうそう**【後送】[名][-スル]あとから送ること。また、後方へ送ること。 **こうそう**【高僧】[名]知徳のすぐれた僧。また、位の高い僧。「―伝」 **こうそう**【高層】[名]①いくつも階を重ねた高い建物。「―建築」[類]高殿②上空の高いところ。「―雲」「一天気図」 **こうそう**【構想】[名][-スル]①全体の構成や実行の手順について考えをまとめあげること。また、その考え。「―をうち出す」②美術や文学などで、主題・構成・表現形式などについて考えを組みたててまとめること。また、その考え。「―を練る」 **こうぞう**【構造】[名]機械や組織などのしくみ。つくり。くみたて。「耐震―のビル」「言語の―」 **ごうそう**【豪壮】[形動]建物などのつくりが、すごく大きくりっぱに見えるようす。「―な別荘」 **こうそううん**【高層雲】[名]雲の種類の一つ。二~五㎞の上空に広がる雲。うす墨色のベール状で、全天をおおい、うすいときは太陽や月がぼんやりと見える。おぼろぐも。 **こうそうるい**【紅藻類】[名]紅色やむらさき色をした海藻。アサクサノリ・テングサなど。 **こうそく**【拘束】[名][-スル]行動の自由を制限すること。「身がらを―される」「―力」 >つかいわけ→「束縛」を見よ。 **こうそく**【校則】[名]学校で、生徒が守るようにきめた規則。「―に反する」[類]校規 **こうそく**【高速】[名]①速度の非常に速いこと。高速度。[対]低速②「高速道路」の略。「東名―」 **こうそく**【×梗塞】[名]ふさがって通じないこと。「心筋―」 **こうぞく**【皇族】[名]天皇の一族。皇后や親王など。 **こうぞく**【後続】[名][-スル]あとから続くこと。また、あとに続くもの。「―部隊」「―のランナー」 **ごうぞく**【豪族】[名]その地方に古くから住み、財力や大きな勢力をもつ一族。 **こうそくど**【光速度】[名]真空の中を、光や電磁波が伝わる速さ。一秒間におよそ三〇万㎞。光速。 **こうそくどうろ**【高速道路】[名]自動車が高速で走るための専用道路。ハイウエー。 **こうぞくりょく**【航続力】[名]艦船や航空機などが、積みこんだ燃料だけで航行できる能力。 **こうそん**【皇孫】[名]天皇や皇帝の孫。また、天皇の子孫。[類]皇胤 **こうそんじゅ**【公孫樹】[名]「いちょう」の別名。▽孫の代になって実がなる樹という意味。 **こうた**【小歌】[名]室町中期以降に流行した短い歌謡。「閑吟集」などに収録されている。 **こうた**【小唄】[名]江戸末期にできた、三味線のつま弾きに合わせてうたう粋な短い歌。 **こうたい**【交替・交代】[名][-スル]居場所や仕事などを入れかえること。また、かわりあうこと。「ピッチャー―」▽「交代」は、後任者などにかわるときに、「交替」は、仲間うちでかわるがわるおこなうときに使うことが多い。「委員長交代」「昼夜交替制」 **こうたい**【抗体】[名]体内に病原体が侵入したとき、それに対抗してつくられ、その病気に再びかかることを防ぐもの。免疫体。 **こうたい**【後退】[名][-スル]①後ろへ下がること。[対]前進②行動などが消極的になったり、おとろえたりすること。「二位から六位〈――する」[対]前進 **こうだい**【広大・×宏大】[形動]広びろとして大きいようす。「―な牧場」[類]無辺 **こうだい**【後代】[名]のちの世。ある時代よりあとの時代。「名を―にとどめる」[類]後世 **こうたいおう**【好太王】[人名]三七四―四一二年。朝鮮、高句麗第一九代の王。広く、百済や新羅を支配下に置いた。その事跡をしるした石碑が中国、ヤールー川中流にあって、古代の日朝関係をしるした文章がある。広開土王。 **こうたいごう**【皇太后】[名]三后の一人。先代の天皇の皇后。 **こうたいし**【皇太子】[名]天皇の位をつぐ皇子。東宮。古くは、「ひつぎのみこ」「はるのみや」などとも呼ばれた。 **こうだいむへん**【広大無辺】[四字熟語]非常に広く大きくて、果てがないこと。「―の荒野」「―な知恵」 <449> **こうだか**【甲高】[名・形動]足などの甲が高いこと。また、くつの甲などをとくに高くつくったもの。 **こうたく**【光沢】[名]ものの表面が光を受けてかがやくこと。つや。「―のある布地」 **ごうだつ**【強奪】[名][-スル]暴力でむりにうばいとること。「現金を―する」 **こうだろはん**【幸田露伴】[人名]一八六七―一九四七年。明治から昭和期の小説家。江戸生まれ。本名は成行。別号は蝸牛庵。尾崎紅葉と並び称される。男性的で理想主義的な作風を特色とする。小説「風流仏」「五重塔」など。 **こうたん**【降誕】[名][-スル]神仏などがこの世に生まれでること。「キリストー祭」 **こうだん**【公団】[名]政府が出資して、おおやけの事業をおこなう特別な団体。日本道路公団・日本住宅公団など。 **こうだん**【高談】[名][-スル]声高に話すこと。また、高尚な話や他人の談話を敬った言い方。 **こうだん**【降壇】[名][-スル]授業や演説などを終えて、講壇や演壇からおりること。[対]登壇 **こうだん**【講談】[名]演芸の一つ。お家騒動や敵討などを、調子をつけておもしろく語って聞かせるもの。[類]講釈 **こうだん**【講壇】[名]講義や講演などをする一段高いところ。「―に立つ」 **こうだん**【×巷談】[名]世間のうわさ。 **ごうたん**【豪胆・剛胆】[形動]きもがすわっていて、危険をおそれないようす。「―な男」[類]大胆 **こうたんさい**【降誕祭】[名]聖人や偉人などの誕生日を記念する祭典。とくに、キリストの降誕祭であるクリスマス。 **こうだんし**【好男子】[名]顔だちの美しい男。ハンサム。また、快活で男らしい男。[類]美男子・快男子 **こうち**【巧遅】[名]じょうずではあるが、できあがりがおそいこと。[対]拙速 >巧遅は拙速にしかず 仕事がおそくてできがいいよりも、早くてできの悪いほうがまだいい。 **こうち**【拘置】[名][-スル]とらえて、一定の場所にとどめておくこと。とくに、まだ刑のきまらない刑事被告人を拘置所にとどめておくこと。[類]勾留。 **こうち**【高地】[名]高い土地。周囲に比べ、小高くなった土地。「―トレーニングを積む」[対]低地 **こうち**【耕地】[名]農作物をつくるために耕してある土地。水田や畑など。耕作地。[類]農地 **こうち**【巧緻】[名・形動]細かいところまで念入りに巧みにできていること。「―をきわめる」「―な細工」[類]精緻 **こうちく**【構築】[名][-スル]基礎から順に組みたてて、しっかりと築くこと。「―物」「理論を―する」 **こうちこうみん**【公地公民】[名]私有地や私有民を廃止して、すべての土地や人民を国家のものとすること。六四五年、大化の改新でうち出され、律令制の基本となった制度。 **こうちしょ**【拘置所】[名]未決囚や死刑囚などを拘禁する施設。 **こうちゃ**【紅茶】[名]茶の若葉をつみとり、発酵させてつくった茶。また、それに湯をさした紅色の飲みもの。インド・スリランカなどで産する。 **こうちゃく**【×膠着】[名][-スル]①ある状態が固定して変化しないこと。「―状態におちいる」②ものがねばりつくこと。くっついてはなれないこと。 **こうちゃくご**【×膠着語】[名]言語の分類の一つ。実質的な意味内容をもつ語や語幹を先頭にして、それに付属する要素があとからあとからくっついて他の語との関係や文法的な役割をあらわす言語。日本語・朝鮮語・トルコ語など。▽たとえば日本語は、助詞・助動詞がつくことによって文法的なはたらきをあらわす。「行か・せ・られ・ない・だろう・か」のように、自立語「行く」に、使役・受身・否定・推量・疑問の助動詞が次々に付着する。それに対して、ラテン語のような屈折語は、おもに語尾変化によって文法的なはたらきをあらわす。 **こうちゅう**【甲虫】[名]甲虫目に属する昆虫をまとめた呼び方。からだは、厚くてかたいはねとかたい外皮とに包まれている。カブトムシ・コガネムシ・ゲンゴロウ・ホタルなど。 **こうちょ**【高著】[名]他人の著書を敬った言い方。「ご―拝読いたしました」[対]拙著 **こうちょう**【好調】[名・形動]ものごとがまうまいこと。調子・ぐあい・景気などがいいこと。「現在の―を保つ」「すべりだし―」[対]不調 **こうちょう**【紅潮】[名][-スル]顔がほてって赤みを帯びてくること。「ほおを―させる」 **こうちょう**【校長】[名]小・中・高等学校などの、最高責任者。また、その地位にある人。学校長。 **こうちょう**【候鳥】[名]わたり鳥。[対]留鳥 **こうちょう**【高潮】[名][-スル]①満潮で潮の高さが極点に達すること。②勢いや程度が高まり、激しくなること。「最―」 **こうちょうかい**【公聴会】[名]国会や議会などで、重要な法案を決定するとき、公正にするため、学識経験者や関係者などから参考意見をきく会。 **こうちょうどうぶつ**【×腔腸動物】[名]体内に腔腸と呼ばれる、食物を消化吸収するためのすきまをもつ下等動物。つぼ形やかさ形などをしている。ヒドラ・クラゲ・イソギンチャクなど。 **こうちょく**【硬直】[名][-スル]①からだがこわばって自由に動かなくなること。「死後―」②態度や方針が固定して、柔軟性にとぼしくなること。「年をとると考えかたが―する」 **ごうちょく**【剛直】[形動]気性が強くて、正しいと信じたことは決して曲げないようす。「―な性格」 **こうちん**【工賃】[名]生産や加工などの仕事をする人にしはらう手間賃。[類]工銭・工料 **こうつう**【交通】[名][-スル]①人や乗り物が行ったり来たりすること。「―整理」「―事故」「―費」②運輸・通信などのしくみ全体をまとめていうことば。「―網」「―の便がいい」 **こうつうきかん**【交通機関】[名]電車・自動車・船舶・航空機など、人や荷物を運ぶしくみ。乗り物・道路・郵便・電信・電話など、運輸機関と通信機関をまとめていうこともある。 <450> **ごうつくばり**【強突く張り・業突く張り】[名・形動]非常に欲ばりでがんこなようす。また、そのような人。 **こうつごう**【好都合】[名・形動]こちらの都合にぴったり合うこと。「延期してくれると―だ」[対]不都合 **こうてい**【工程】[名]ものをつくるときの作業の手順。プロセス。また、作業のはかどりぐあい。「作業―」 **こうてい**【公邸】[名]高級公務員の公務のためにつくられた邸宅。「知事―」[対]私邸▽総理大臣などの場合は「官邸」。 **こうてい**【行程】[名]①目的地までのみちのり。また、旅行などの日程やコース。[類]道程②船や飛行機で行くみちのり。[類]航程 **こうてい**【肯定】[名][-スル]そのとおりで、まちがっていないと認めること。[類]是認・首肯[対]否定 **こうてい**【皇帝】[名]帝国の君主を敬った呼び方。▽中国、秦の始皇帝がはじめて使った。 **こうてい**【高弟】[名]多くの弟子の中で、とくにすぐれた者。[類]高足 **こうてい**【高低】[名]高いことと低いこと。また、あがりさがり。 **こうてい**【校訂】[名][-スル]一つの古典の本文を伝えるいくつかの伝本を比べあわせて、その中から正しいと思われる形を採用し、文字や語句などの誤りを直す作業。校合。いくつかの本文を比べて、どれが正しい本文かを決定することは、「校定」。 **こうてい**【校庭】[名]学校の敷地内の広場。運動場や中庭。 **こうでい**【拘泥】[名][-スル]必要以上に気にして、それにとらわれること。こだわる。「規則に―する」 **こうてき**【公的】[形動]国や地域などの公共のことに関係しているようす。「―な機関でおこなう」「―立場から考える」[対]私的 **こうてき**【好適】[形動]目的にぴったり向いている状態にあるようす。「避暑地に――な場所」 **こうてきしゅ**【好敵手】[名]試合や勝負ごとで、たがいに力が同じぐらいで、戦うのによい競争相手。ライバル。 **こうてきふじょ**【公的扶助】[名]貧困のため生活が困難な人に、国が生活費などを給付して、最低限度の生活を保障すること。生活扶助・教育扶助など。 **こうてつ**【更迭】[名][-スル]その地位や職務の人がかわったり、かえられたりすること。「大臣の―」 **こうてつ**【鋼鉄】[名]鉄で、ふくまれる炭素の量を少なくし、きたえて強くしたもの。機械や刃物など、用途が広い。はがね。スチール。[対]鋳鉄 **こうてん**【公転】[名][-スル]ある天体が他の天体のまわりを周期的に回転すること。太陽のまわりを回る地球の運動など。[対]自転 **こうてん**【好天】[名]晴れていて、何かをするのに都合がいい天気。上天気。「―にめぐまれる」 **こうてん**【交点】[名]①線と線、または線と面とが交わる点。②天球上で、太陽の通り道(=黄道)と、月や惑星・彗星などの軌道とが交わる点。 **こうてん**【好転】[名][-スル]情勢がよいほうへ向かうこと。「景気が―する」[対]悪化 **こうてん**【荒天】[名]風雨の激しい天候。あれている空模様。「―をついて船出する」[類]悪天候 **こうでん**【香典・香×奠】[名]香の代わりに、死者の霊前に供えるかね。香料。「―を包む」「―返し」 **こうていかかく**【公定価格】[名]政府や官庁などがおおやけに定めた販売価格。 **こうていぶあい**【公定歩合】[名]中央銀行が民間の金融機関に貸しだすときの利子率。上下させることで、民間に出まわる通貨の量を調整する。 **こうでんかん**【光電管】[名]光の強弱を電流の強弱に変えるはたらきの真空管。電送写真・テレビカメラ・自動警報器などに用いる。 **こうてんてき**【後天的】[形動]生まれてから環境・経験・学習などによって身についたようす。「―な要因」[対]先天的 **こうど**【光度】[名]①光を放つ物体の、光の強さの程度。単位はカンデラ。「―計」②星の見かけ上の明るさ。ふつう一等星から六等星(=肉眼でかろうじて見える星)に分ける。一等級減るごとに、光の強さはおよそ二・五倍になる。つまり、一等星は六等星の一〇〇倍の明るさということになる。 **こうど**【高度】[名・形動]①<名>海面や地面からの高さ。「―一万メートルで飛ぶ」②<形動>ものごとの程度が高いようす。「―な技術」「―成長」 **こうど**【硬度】[名]①金属や鉱物のかたさの程度。②水一〇〇立方㌢中にふくまれるカルシウムイオン・マグネシウムイオンなどの度合い。二〇度以上を硬水、一〇度以下を軟水という。 **こうとう**【口答】[名]口で答えること。[対]筆答 **こうとう**【口頭】[名]直接、ことばで言うこと。「―で答える」「―試問」 **こうとう**【高等】[名・形動]程度や等級などがすぐれていること。「―な技術」「―教育」「―動物」[対]初等・下等 **こうとう**【高踏・高×蹈】[名]俗世間を超越して、高い理想の境地に自分をおくこと。「―派」 **こうとう**【高騰・×昂騰】[名][-スル]物価などが高くなること。[類]騰貴 **こうとう**【×喉頭】[名]のどの奥の咽頭と気管のあいだの部分。内に声帯を備え、発声器官となる。 **こうどう**【公道】[名]①だれでも通行できると法的に認められた道。国道・県道・市町村道など。[対]私道②世間一般に通用する正しい道理。公正なありかた。正義 **こうどう**【行動】[名][-スル]個人または集団が目的をもって、実際にからだを動かすこと。「直ちに―に移す」 >つかいわけ→「行為」を見よ。 **こうどう**【坑道】[名]地下の通路。とくに、鉱山や炭鉱の内部にほられた地下道。 <451> **こうどう【香道】** [名]一定の作法によって香木をたき、そのかおりを楽しむ芸道。 **こうどう【黄道】** [名]地球から見て、太陽が天球上を一年間に一周するように見える道すじ。「おうどう」とも。 **こうどう【講堂】** [名]①学校や会社などで、多くの人を集めて式や講演などをする建物。②寺院の建物のうち、説教や講話などをするところ。 **ごうとう【強盗】** [名]乱暴したりおどかしたりして、他人の金品をうばうこと。また、その者。「―をはたらく」「居直[いなお]り―」 **ごうどう【合同】** [名]①独立した二つ以上の団体や組織が、一つにまとまること。また、一つにまとめること。「―公演」②数学で、二つ以上の図形の面積と形が等しく、ぴったり重ねあわせることができる状態。記号は「≡」 **こうとうがっこう【高等学校】** [名]中学校卒業者に、高等普通教育または専門教育をおこなう三年制の学校。高校。 **こうとうさいばんしょ【高等裁判所】** [名]地方裁判所の上、最高裁判所の下にある裁判所。高裁。 **こうとうしもん【口頭試問】** [名]試験官の口頭での質問に、受験者がその場で口頭で答える面接試験。口述試験・口頭試験▽「口答試問」は誤り。 **こうとうせんもんがっこう【高等専門学校】** [名]中学卒業者が入学できる五年制の学校で、専門の学芸とその職業に必要な能力を養う高等教育機関。 **こうとうは【高踏派】** [名]明治の末ごろ、自然主義文学全盛の中で、理知的な独自の精神をつらぬいた作家。森鷗外[もりおうがい]と夏目漱石[なつめそうせき]。 **こうどうはんけい【行動半径】** [名]人や動物などが行動したり活動したりできる範囲。 **こうとうぶ【後頭部】** [名]頭の後ろの部分。⇔前頭部 **こうとうむけい【荒唐無稽】** (形動)漢事実の裏づけがなく、空想的でばかげたようす。「―な物語」[関]でたらめ **こうとく【公徳】** [名]社会生活をするうえで、守るべき道徳。公衆道徳。「―心」 **こうどく【鉱毒】** [名]鉱物の採掘[さいくつ]や製錬[せいれん]のときに出る水やガスなどの廃棄物[はいきぶつ]にふくまれ、生きものに害毒をあたえるもの。 **こうどく【講読】** [名]文章を読んで意味を解きあかすこと。「原書を―」 **こうどく【購読】** [名]新聞や雑誌を定期的に買って読むこと。「月ぎめ―料」 **こうとくしゅうすい【幸徳秋水】** [人名]一八七一-一九一一年。明治期の社会主義者。高知県生まれ。本名は伝次郎[でんじろう]。中江兆民[なかえちょうみん]に師事し、平民社を結成して「平民新聞」を出し、非戦論[ひせんろん]を唱えた。無政府主義的傾向を深め、大逆事件[たいぎゃくじけん]で刑死[けいし]した。著書に「社会主義神髄」など。 **こうどけいざいせいちょう【高度経済成長】** [名]経済の成長がいちじるしい状態。とくに一九五五年から七三年までの日本の経済発展のこと。池田勇人[いけだはやと]内閣の所得倍増計画の推進などによって、経済成長率が年平均一〇%をこえ、日本経済は飛躍的な成長をとげた。 **こうと(狡兎)死して走狗[そうく]烹[に]らる** 敵がほろびると、どんなにてがらを立てた家来も不用になって軽んじられるというたとえ。▽ウサギが死にたえると、ウサギ狩りの猟犬[りょうけん]は不用になるので、にて食われる。中国、「史記」から。 **こうない【構内】** [名]囲いのうち。建物や敷地[しきち]の中。「大学の―」⇔構外 **こうなん【後難】** [名]あとになってから受ける災い。後日の災難。「―をおそれる」 **こうなん【硬軟】** [名]かたいことと、やわらかいこと。また、硬派と軟派[なんぱ]。 **こうにゅう【購入】** [名]かねをはらって買いいれること。「―資金」[類]購買 **こうにん【公認】** [名]官庁や公共団体が正式に認めること。また、世間一般が認めること。「―会計士」 **こうにん【後任】** [名]前任者に代わり、その任務に就くこと。また、その人。⇔前任・先任 **こうにんてんのう【光仁天皇】** [人名]七〇九-七八一年。在位、七七〇-七八一年。天智天皇の孫。前の称徳[しょうとく]天皇の代に政治を動かしていた道鏡[どうきょう]を下野[しもつけ]に流し、代わって和気清麻呂[わけのきよまろ]を重用[ちょうよう]して行政の改革に努めた。 **こうねつ【光熱】** [名]明かりと燃料。電気・ガス・石油など。「―費」 **こうねつ【高熱】** [名]高い熱。また、体温が異常に高いこと。「―を発する」 **こうねん【光年】** [名]天体間の距離をあらわす単位。一光年は、光が一年かかって進む距離で、約九兆四六〇〇億キロメートル。 **こうねん【後年】** [名]何かあったときからずっとのち。また、晩年。 **こうねん【高年】** [名]年齢の高いこと。高齢。 **こうねんき【更年期】** [名]性的成熟期から老年期へ移る期間のこと。とくに、女性の月経が閉止する五〇歳前後の時期。「―障害」 **こうのう【効能】** [名]薬などを用いたことによる、よい結果。ききめ。「―書き(=薬の効き目を書いたもの。また広く、ものの値打ちを宣伝する文句)」[類]効用・効果 **ごうのう【豪農】** [名]多くの土地や財産をもち、勢力のある地方の農家。 **こうのとり【×鶴】** [名]コウノトリ科の大形の鳥。形はツルに似ている。からだは純白で、つばさは大部分黒色、足は赤く、くちばしは黒。特別天然記念物。日本の野生は絶滅[ぜつめつ]した。 **こうのもの【香の物】** [名]ぬか・塩・かすなどにつけた野菜類。つけもの。おこうこ。おしんこ。 **ごうのもの【剛の者・強の者】** [名]非常に強い者。つわもの。 **こうは【硬派】** [名]①強く自分の説を主張して、安易[あんい]に妥協[だきょう]しない人たち。[類]たか派 ②女性とのつきあいを好まず、男らしさに関心を示す青少年。⇔軟派[なんぱ] <452> る。 **こうはい【光背】** [名]仏像の後ろについている、光やほのおをあらわすかざり。[類]後光[ごこう]▷図「ぶつぞう」 **こうはい【交配】** [-スル]種類のちがう動植物を人工的に受精させること。品種改良により、新種をつくるのに役立てる。かけあわせ。「一種[いっしゅ]」[類]交雑 **こうはい【後背】** [名]うしろ。背後。 **こうはい【荒廃】** [-スル]あれはてて、すさむこと。「国土の―」「人心が―する」 **こうはい【後輩】** [名]①同じ学校や職場などに、あとからはいってきた人。「中学の―」②年齢・経験・学問・技能などが下の人。[類]後進・後生⇔先輩 **こうはい【高配】** [名]①他人の配慮[はいりょ]を敬った言い方。「ご―をたまわる」②利益の高い配当。高配当。 **こうはい【興廃】** [名]勢いが盛んになることと、すたれること。栄えることと、ほろびること。[類]盛衰・興亡 **こうばい【公売】** [名]さしおさえになった品物などを、一般に知らせて競売すること。「―処分」 **こうばい【紅梅】** [名]こいもも色の花が咲くウメ。また、こいもも色。「―がさね」 **こうばい【購買】** [名]品物などを買いいれること。「学校の―部」「―力が上がる」[類]購入 **こうばい【×勾配】** [名]①かたむき。かたむきぐあい。「―がゆるい」[類]傾斜 ②かたむいている地面。斜面[しゃめん]。「どんな―も楽にのぼるトラック」「急―にさしかかる」 **こうばいすう【公倍数】** [名]数学で、二つ以上の整数に共通な倍数。たとえば、2と3の公倍数は6、12、18…となる。←公約数 ▽もっとも小さいものを「最小公倍数」という。 **こうはく【紅白】** [名]赤い色と白い色。祝いごとに使う色合わせ。また、競技などで対抗[たいこう]する二組をあらわす。「―の幕を張りめぐらす」「―歌合戦」 **こうばく【広漠】** (形動)果てしなく広がっているようす。「―たる大草原」「―とした大地」 **こうばく【荒漠】** (形動)あれはてた土地がどこまでも広がっているようす。「―たる原野」 **こうばしい【香ばしい・芳しい】** [形]こんがりと焼けたような、いいにおいがする。「―せんべい」 **こうはつ【後発】** [名]①あとから出発すること。また、あとから始めること。⇔先発 ②「こうはつかいはつとじょうこく」 **こうはつかいはつとじょうこく【後発開発途上国】** [名]→「エルエルディーシー」 **ごうはら【業腹】** (形動)非常にしゃくにさわるようす。腹立たしく、いまいましいようす。「―なやつ」 **こうはん【公判】** [名]公開の法廷において、被告人の犯罪の有無を審理[しんり]する裁判。 **こうはん【孔版】** [名]謄写版。 **こうはん【広範・広×汎】** (形動)範囲の広いようす。広範囲。「―な支持をえる」 **こうはん【後半】** [名]全体を二つに分けたうちの、あとの半分。「試合の―に力つきた」⇔前半 **こうはん【交番】** [名]警察の派出所。駅前などの要所にあり、巡査[じゅんさ]が常につめているところ。巡査派出所。⇔駐在所[ちゅうざいしょ]。「―で道をたずねる」 **ごうはん【合板】** [名]材木のうすい板を、木目がたがいちがいに重[かさ]ねてはりあわせた板。ベニヤ板など。ごうばん。 **こうはんい【広範囲】** (形動)広い範囲。「被害は―におよぶ」 **こうはんせい【後半生】** [名]人の一生のあとの半分。⇔前半生 **こうひ【工費】** [名]工事にかかる費用。 **こうひ【公妃】** [名]外国で、「公」と呼ばれる身分の人のきさき。 **こうひ【公費】** [名]国または地方公共団体などの、おおやけの費用。「―を節約する」⇔私費 **こうひ【皇妃・后妃】** [名]皇后。きさき。 **こうび【交尾】** [名]動物のおすとめすが生殖[せいしょく]のために交わること。「―期」[類]交接 **こうび【後尾】** [名]長く続いたものの後ろのほう。「行列の―」「―灯」「最―」 **ごうひ【合否】** [名]合格と不合格。「―をきめる」「―の判定」[類]及落 **こうヒスタミンざい【抗ヒスタミン剤】** [名]体内のヒスタミンの作用をおさえる薬。アレルギー性の症状に効く。 **こうひつ【硬筆】** [名]ペンやえんぴつのように、さきのかたい筆記用具。「―習字」⇔毛筆 **こうひょう【公表】** [名]広く世間[せけん]だに明らかにすること。「証拠[しょうこ]が不じゅうぶんで、まだ―の段階ではない」[類]公開 >つかいわけ 発表・公表・披露 >「発表」は、知らせてないことを多くの人々にいっせいに知らせる。「合格発表」。「公表」は、内々[うちうち]ではすでにわかっていることを時期を見て世間[せけん]に向かって発表すること。「本決まりになったので公表する」。「披露」は、めでたいことやよいことを広めること。「開店披露」。 **こうひょう【好評】** [名]評判がいいこと。また、よい評判。⇔不評・悪評 **こうひょう【高評】** [名]評判の高いこと。高い評判。また、他人の批評を敬った言い方。「ご―をたまわる」 **こうひょう【講評】** [名]指導者が説明を加えながら批評すること。「先生に―していただく」 **ごうびょう【業病】** [名]前世の悪事の報[むく]いで起きるとされる病気。また、治りにくい病気。 **こうびん【後便】** [名]この次のたより。「くわしくは―にて」☆前便・先便 **こうふ【工夫】** [名]土木工事や鉄道工事などで働く労働者。「道路―」▽「くふう」と読めば別の語。 <453> **こうふ【公布】** [名]成立した法律・命令・条約・予算などを、政府が官報で国民に広く知らせること。[類]告示 >つかいわけ 公布・発布・布告 >どれも政府が国家の方針を国民に告げるときに使うが、「公布」は、法令などを一般国民に知らせること。とくに、憲法については「発布」という。「布告」は、戦争を始めるというような、国家の決定的意志を知らせること。 **こうふ【交付】** [名]役所が手続きをとって、一般の人や団体にかねや書類などをわたすこと。「―金」 **こうふ【坑夫】** [名]炭鉱・鉱山の坑内で働く労働者。 **こうぶ【後部】** [名]後ろの部分。「―座席」[類]後方⇔前部 **こうふう【校風】** [名]その学校の特色となっている伝統的な気風。「質実剛健な―を受けつぐ」 **こうふうせいげつ【光風×霽月】** (四字熟語)なんのわだかまりもなく、さっぱりとした気分。▽雨後のさわやかな風と晴れわたった空の月という意味から。 **こうぶがったい【公武合体】** [名]江戸末期、朝廷[ちょうてい](公)と幕府(武)が一致[いっち]協力してことにあたるべきだとした考え。 **こうふく【幸福】** (形動)不自由や不満、また苦しみや心配ごとがなく満足で、このまま時が過ぎてもらいたいと思う状態。「―な生活」[類]幸せ⇔不幸 ▷つかいわけ→「幸い」を見よ。 **こうふく【降伏・降服】** [名]国や軍隊が戦いに負けたことを認めて相手に従うこと。「無条件―」[類]投降▽「降伏」を「ごうぶく」と読めば、仏にいのって悪魔[あくま]をおさえしずめるという意味。▷つかいわけ→「降参」を見よ。 **こうふくじ【興福寺】** [名]奈良市にある法相宗[ほっそうしゅう]の大本山[だいほんざん]。藤原氏の氏寺として栄え、比叡[ひえい]山延暦寺の北嶺[ほくれい]に対して、南都[なんと]と呼ばれる。貴重な文化財を多数所蔵する。 **こうぶつ【好物】** [名]好きな食べものや飲みもの。「あまいものが―です」 **こうぶつ【鉱物】** [名]地中や岩石中にふくまれる天然の無機物。「―資源に富む」 **こうふん【公憤】** [名]社会正義が守られていないことに対するいかり。「汚職[おしょく]議員に―をおぼえる」[類]義憤⇔私憤 **こうふん【興奮・×昂奮】** [名]神経のはたらきが高まること。また、気持ちが高ぶってわれを忘れること。「―剤[ざい]」「―をおさえる」 **こうぶん【構文】** [名]文の構造。文の組みたて。 **こうぶんしょ【公文書】** [名]官庁などのおおやけの機関や公務員が発行する正式の文書。公文。「―偽造」⇔私文書 **こうぶんてんのう【弘文天皇】** [人名]→「おおとものおうじ」 **こうふん(口吻)を漏らす** 話しぶりやことばに、それとなく気持ちがあらわれる。 **こうべ【首・頭】** [名]あたま。くび。古い言い方。 **こうべを垂れる** うなだれる。頭を下げる。 **こうべをめぐらす** あとをふりむく。また、昔のことを思いおこす。 **こうへい【公平】** (形動)どちらにも片寄らず、平等なこと。「―を欠く」「―な処分」[類]公正 **こうへいむし【公平無私】** (四字熟語)だれにも同じように接し、自分の利益を考えないこと。「―なあつかい」 **こうへん【後編・後篇】** [名]全体を二つ、または三つに分けたものの、あとの部分。⇔前編 **こうべん【抗弁】** [名]逆らって議論し、反対意見を述べること。「相手の主張に―する」 **こうべん【高弁】** [人名]→「みょうえ」 **ごうべんか【合弁花】** [名]花びらが、全部または基部でたがいに連結しているもの。タンポポ・キキョウなど。⇔離弁花 **ごうべんがいしゃ【合弁会社】** [名]外国と共同出資し、経営する会社。 **こうほ【候補】** [名]ある地位や身分をえる資格や可能性のあること。また、そのような資格や可能性をもつ人。「立―」「優勝―にあがる」 **こうぼ【公募】** [名]広く一般から募集すること。「―の展覧会を開く」 **こうぼ【酵母】** [名]菌類[きんるい]の一つで、多くは出芽してふえる。発酵力が強い。酒やパンの製造に用いる。酵母菌。イースト。 **こうほう【公法】** [名]国家と他の国家および個人との関係をきめた法律や規則。憲法・行政法・刑法[けいほう]・国際法など。⇔私法 **こうほう【公報】** [名]①官庁などが国民に正式に出す機関紙。「選挙―」②官庁が個人にあてて出す正式文書。「戦死の―」 **こうほう【広報・弘報】** [名]役所や会社などで、活動のようすを広く一般に知らせること。また、そのためのパンフレット。「―活動」 **こうほう【後方】** [名]後ろのほう。「―に注意する」⇔前方 **こうぼう【工房】** [名]美術家や工芸家などの仕事場。アトリエ。 **こうぼう【攻防】** [名]せめることと守ること。「激しい―がくりかえされた」[類]攻守 **こうぼう【興亡】** [名]栄えることと、ほろびること。「国家の―」[類]興廃・盛衰 **こうぼう【光×芒】** [名]放射する光線。彗星[すいせい]などのように尾を引いて見える光のすじ。「―を放つ」「―一閃[いっせん]」 **こうぼう【弘法】** [人名]→「くうかい」 **こうぼうにもふでのあやまり【弘法にも筆の誤り】** どんなに学問や技芸にすぐれた人でも、時には誤りもある。▽書の名人といわれた弘法大師でさえ書きそこなうこともある。 **こうぼうふでをえらばず【弘法筆を選ばず】** すぐれた才能や技術をもった人は、どのような道具でも使いこなしてしまう。仕事の出来不出来は道具ではなく、うでまえできまる。 **ごうほう【号砲】** [名]合図[あいず]のために撃つ鉄砲。「―一発スタートする」 <454> **ごうほう【合法】** [名]おこないなどが法律や規則にかなっていること。[類]適法⇔違法・非合法 **ごうほう【豪放】** (形動)度胸があって、小さなことにこだわらず、思いきったことをするようす。「―な性格」「―磊落[らいらく]」[類]豪気・豪胆[ごうたん] **こうぼうだいし【弘法大師】** [人名]→「くうかい」 **ごうほうてき【合法的】** (形動)法律にかなっているようす。「―な手段による」 **ごうほうらいらく【豪放磊落】** (四字熟語)こせこせしたところがなくて、からっと明るく、ものすごく度量の広いこと。「―な気質」「―をよそおう」 **こうぼく【公僕】** [名]国民のために奉仕する人。公務員。 **こうぼく【香木】** [名]よいかおりのする木。とくに、香道でたいせつにするビャクダン・ジンコウなど。 **こうぼく【高木】** [名]高さが人の身長より高く、四~五㍍に達する、ケヤキ・マツなどのような木。[類]喬木⇔低木 **こうほん【校本】** [名]①伝本の異同が一覧できるようにまとめた本。「―枕草子の」②校合[きょうごう]に使った本。 **こうまい【高×邁】** (形動)心や考えが、けだかくすぐれているようす。「―な精神」 **こうまん【高慢】** (形動)自分の能力や地位などがすぐれているとうぬぼれ、見くだすようす。「―の鼻をくじく」[類]尊大⇔謙虚[けんきょ] **ごうまん【傲慢】** (形動)相手を見くだして、なんでも自分中心にふるまうようす。「彼の―無礼[ぶれい]をいきどおる」「―不遜[ふそん]の態度」[類]不遜 **こうまんちき【高慢ちき】** (形動)高慢なことや人を非難した言い方。 **こうみゃく【鉱脈】** [名]岩石の割れ目などに、鉱物が板のようにかたまっているところ。「―をほりあてる」[類]鉱床 **こうみょう【功名】** [名]てがらを立てて有名になり、名誉[めいよ]を手に入れること。「ぬけがけの―」「―心にはやる」「けがの―」 **こうみょう【巧妙】** (形動)こみいったものごとの処理や、複雑な技術にたくみなようす。「―なトリック」「―にたちまわる」⇔拙劣[せつれつ] **こうみょう【光明】** [名]①明るい光。「一条の―」②希望。「前途[ぜんと]に―を見いだす」 **こうみょう【高名】** (形動)→「こうめい」 **こうみょうこうごう【光明皇后】** [人名]七〇一-七六〇年。聖武天皇の皇后。藤原不比等[ふひと]の娘[むすめ]。仏教に帰依し、悲田院や施薬院をつくって孤児[こじ]や病人を救うなど、社会事業に熱心であった。光明子[こうみようし]。 **こうみょうしん【功名心】** [名]てがらを立てて有名になろうとする気持ち。「―にはやって失敗する」 **こうみょうてんのう【光明天皇】** [人名]一三二一-八〇年。足利尊氏[あしかがたかうじ]に擁立された北朝の天皇。在位、一三三六-四八年。兄の光厳天皇のあとを受け、南朝の後醍醐[ごだいご]天皇と対立した。 **こうみん【公民】** [名]①国家の政治に参加する権利と義務をもつ国民。「―権」②政治・経済・法律などを勉強する社会科の一分野。 **こうみんかん【公民館】** [名]住民の教養や文化を高めるため、市町村がつくった集会所。 **こうみんけん【公民権】** [名]公民としてもつ権利。市民権。選挙権・被[ひ]選挙権など。 **こうむ【公務】** [名]おおやけの務め。国家や公共団体の仕事。「―執行妨害罪」[類]公用 **こうむいん【公務員】** [名]国や地方公共団体で仕事をおこない、国民に奉仕する人。国家公務員と地方公務員とがある。 **こうむてん【工務店】** [名]建築や土木に関する仕事をする店や会社。 **こうむる【被る・×蒙る】** [動]①被害や災難などを身に受ける。「損害を―」②目上の人から恩恵[おんけい]やお許しなどをいただく。たまわる。「ご愛顧[あいこ]を―」「ご免[めん]を―(=おことわりする)」 **こうめい【高名】** (形動)①(名・形動)評判の高いこと。有名なこと。「こうみょう」とも。「―な芸術家」[類]著名②(名)他人の名前を敬った言い方。「ご―はかねがねうけたまわっております」▷つかいわけ→「有名」を見よ。 **ごうめいがいしゃ【合名会社】** [名]家族的・個人的なつながりにより、社員全員が共同で経営責任を負うしくみの会社。 **こうめいせいだい【公明正大】** (四字熟語)世間[せけん]に対する行動が正しいすじみちにはずれず、心にやましいところがないようす。「―な態度で臨む」 **こうめいてんのう【孝明天皇】** [人名]一八三一-六六年。在位、一八四六-六六年。江戸末期、公武合体に理解を示して、妹和宮[かずのみや]の降嫁を認めた。宮中の尊攘[そんじょう]派の動きを抑制し、急進派の三条実美[さんじょうさねとみ]らを追放した。 **こうも【×毫も】** [副][「毫も~ない」の形で]少しも…ない。ちっとも…ない。「―はじるようすが見えない」「―意に介さない」▽「毫」は、細い毛のこと。 **こうもう【×膏肓】** [名]→「こうこう」 **ごうもう【剛毛】** [名]太くてかたい毛。こわい毛。☆柔毛[にこげ] **こうもうへきがん【紅毛×碧眼】** (四字熟語)西洋人。赤い髪かみの毛と青い目という意味で、江戸時代に使われたことば。▽オランダ人を「紅毛人」、ポルトガル人・スペイン人を「南蛮[なんばん]人」といった。 **こうもく【項目】** [名]①ものごとや文章などを、ある基準で小分けにした一つ一つの部分。[類]箇条[かじょう]②辞書や辞典の見出し。「大―」 **ごうもくてきてき【合目的的】** (形動)目的にかなっているようす。「―な方法をとる」 **こうもり【×蝙蝠】** [名]①哺乳[ほにゅう]動物の一種。鳥のように空を飛ぶことができる。夜になると活動し、虫をとらえて食べる。休むときはさかさまにぶらさがる。②「こうもり傘[がさ]」の略。金属製の骨に布を張った傘。洋傘。▽開いた形が①に似ているところから。 **こうもん【黄門】** [名]「中納言[ちゅうなごん]」の唐代風の呼び方。とくに、徳川光圀[みつくに]をさす。水戸黄門。 <455> **こうもん【×肛門】** [名]消化器の終わりにある、大便を出す穴。しりの穴。 **こうもん【×閘門】** [名]①運河や放水路で、水量を調節するためにつくった水門。②水面の高さがちがう運河や河川で、船を通すために水をせき止めておく装置。「―式運河」 **ごうもん【拷問】** [名]白状させるために、容疑者に肉体的・精神的苦痛をあたえること。「―にかける」 **こうや【広野・×曠野】** [名]広びろとした野原。「果てしなく続く―」 **こうや【荒野】** [名]あれはてた野原。あれの。あらの。 **こうや【紺屋】** [名]染め物を職業とする家や職人。そめものや。「こんや」とも。 **こうやのあさって【紺屋の明後日】** 期日を約束しても、あてにならないこと。▽染め物は天気に左右されることから。 **こうやのしろばかま【紺屋の白袴】** 他人のためにするのに手がいっぱいで、自分のことまで手が回らないこと。▽染め物が仕事の紺屋なのに、染めていない白ばかまをはいていることから。 **こうや【空也】** [人名]→「くうや」 **こうやく【口約】** [名]口だけで約束すること。くちやくそく。 **こうやく【公約】** [名]世間[せけん]だに対して約束すること。とくに選挙のとき、政党や候補者が当選後におこなうという約束。「―を果たさない」 **こうやく【×膏薬】** [名]あぶらで練りあわせた薬で、布や紙にぬり、傷にあてる。あぶらぐすり。 **こうやくすう【公約数】** [名]二つ以上の整数に共通した約数。たとえば、6と18の公約数は2・3・6である。⇔公倍数 ▽もっとも大きいものを「最大公約数」という。 **こうゆう【公有】** [名]国家や公共団体がもっていること。「―地」「―財産」[類]官有・国有⇔私有 **こうゆう【交友】** [名]友人としてつきあうこと。また、つきあっている友人。「―関係」 **こうゆう【交遊】** [名]人と親しくつきあうこと。気楽なつきあい。[類]交際 **こうゆう【校友】** [名]同じ学校の友人。また、同じ学校の卒業生。「―会」[類]同窓 **ごうゆう【剛勇・豪勇】** (形動)強くて勇ましいこと。「―をほこる」「―な武者」[類]勇猛 **ごうゆう【豪遊】** [名]かねをたくさん使って、ぜいたくに遊ぶこと。また、そういう遊び。 **こうよう【公用】** [名]官庁や公共団体、また会社などの仕事。「―車」「―で出張する」[類]公務⇔私用 **こうよう【孝養】** [名]まごころをこめて、親をたいせつに養うこと。「―をつくす」[類]孝行[こうこう] **こうよう【効用】** [名]①ききめ。「薬の―」[類]効能・効果 ②役に立つ使いみち。「石油の―」 **こうよう【紅葉・黄葉】** [名]秋、落葉する前に葉が赤や黄色に変わること。また、その葉。「全山―」▽カエデには「紅葉」、イチョウには「黄葉」を使う。 **こうよう【高揚・×昂揚】** [-スル]精神や気分が高まり、盛りあがること。「士気の―」「感情が―する」 **こうようじゅ【広葉樹】** [名]うすくて、はばの広い葉をもつ樹木。サクラ・ツバキなど。⇔針葉樹 ▽もとは闊葉樹[かつようじゅ]といった。 **こうやさん【高野山】** [名]和歌山県北東部にある山。八一六年、空海がここに金剛峰[こんごうぶ]寺を開いた。 **こうやどうふ【高野豆腐】** [名]とうふを寒い屋外でこおらせ、さらに乾燥[かんそう]させたもの。しみどうふ。こおりどうふ。▽高野山[こうやさん]で精進料理としてつくりはじめたことから。 **こうやひじり【高野聖】** [人名]一九〇〇年。泉鏡花[いずみきょうか]の短編小説。若い旅の僧が、山中でとまった家での美しい女(じつは魔女[まじょ])との奇妙[きみょう]な体験を、幻想試的にえがき、独自のロマン的世界を築きあげた作品。 **こうらい【高〝麗】** [名]九一八年、朝鮮[ちょうせん]半島北部に新羅[しらぎ]に代わっておこった国。首都は開城[かいじょう]。九三六年に朝鮮半島を統一。仏教文化が栄えたが、一三九二年李成桂[りせいけい]の李氏朝鮮にほろぼされた。「こま」とも。 **こうらいのこう【甲羅の功】** 甲羅[こうら]を経る。長い経験によって熟練する。また、世間がずれしてあつかましくなる。 **こうらく【行楽】** [名]山や野原、観光地などに出かけて楽しむこと。「―客」「―のシーズン」[類]遊山[ゆさん] **こうらくえん【後楽園】** [名]日本三名園の一つ。岡山[おかやま]市にある回遊式の庭園。一七〇〇年に完成。▽東京都文京区にも同名の庭園があり、一部現存。 **こうらん【高覧】** [名]他人が見ることの敬った言い方。「ご―願います」[類]御覧 **こうらん【高欄・勾欄】** [名]宮殿[きゅうでん]などの建物の周囲や廊下、橋の両側などにつけられる、端[はし]にそりのある手すり。欄干[らんかん]。 **こうらん【×攪乱】** [名]→「かくらん」 **こうり【公吏】** [名]「地方公務員」の古い呼び方。 **こうり【公理】** [名]①一般に広く通用する真理。②数学で、証明なしで真理と認めることのできる根本的な仮定。たとえば、「同一平面上で二点間の最短距離は直線である」など。⇔定理 **こうり【功利】** [名]①何かをすることによってえられる功名[こうみょう]と利益。「―を求める」②役に立つ用途[はら]と実際の利益。「―主義」 **こうり【高利】** [名]①ふつうよりも高い利息。「―のかねを借りる」→低利 ②大きな利益。「―を得る」[類]巨利 **こうり【小売り・小売】** [名]卸し売り商(卸問屋[おろしどんや])からまとめて仕入れた品物を、一般消費者に売って利益を得ること。また、その商店。「小売りを営む」「小売価格」「小売店」⇔卸売・卸し売り **ごうよく【強欲】** (形動)非常に欲が深いこと。「―な人」[類]貪欲[どんよく] **こうり【行×李】** [名]ヤナギや竹などで編んだ、衣類などを入れる箱。昔は旅行のときなどに荷物を入れた。やなぎごうり。「―一つで家を出る」「かぞえ方]一合[こう] <456> **ごうり【合理】** [名]道理にかなってむりのないこと。論理のすじみちが正しいこと。⇔不合理・非合理 **ごうりか【合理化】** [名]①企業[きぎょう]が、新技術の導入や組織の再編成などにより、むだを省き生産力が向上するようにすること。「―で職を失う」②適当な理由をつけて、自分が正しいことを主張し、都合のいいようにすること。 **こうりかし【高利貸し】** [名]高い利息をとって、かねを貸すこと。また、その職業の人。こうりがし。 **ごうりき【強力・剛力】** [名]①力の強いこと。また、人並みはずれて力の強い人。「―無双」②登山者の荷物を背負って、道案内をする人。 **ごうりしゅぎ【功利主義】** [名]ある行為が、影響をあたえた人々に、できるだけ多くの幸福をもたらすとき、その行為を正しいとみる立場で、その行為の善悪を判断する立場。▽イギリスの資本主義の確立期に唱えられた倫理思想で、「最大多数の最大幸福」を主張したベンサムのほかミルが代表的な論者である。 **ごうりしゅぎ【合理主義】** [名]①人情やしきたりなどにこだわらず、道理だけを重んじる、合理的に割りきった考えかた。②哲学で、真の認識[にんしき]は経験によってではなく、理性によってのみえられるとする立場。デカルト・スピノザ・ライプニッツら。理性論。⇔経験主義 **こうりつ【公立】** [名]地方公共団体が設立し、運営していること。また、その施設(病院・学校・図書館など)。⇔国立・私立 **こうりつ【効率】** [名]仕事の成果と、それに費やした労力・時間などの割合。仕事の能率。「―のいい仕事」「熱―が悪い」 **こうりつ【高率】** [名]比率が高いこと。また、その高い比率。「―の利息」☆低率 **こうりてき【功利的】** (形動)自分の利益をまず考えるようす。[類]打算的 **ごうりてき【合理的】** (形動)考えかたやおこないが理屈[りくつ]にかなっていて、むだのないようす。「―に解決する」「―な方法」⇔非合理的 **こうりゃく【攻略】** [名]相手の陣地[じんち]や城などをせめてうばいとること。また、相手をせめて負かすこと。「敵の本陣を―する」 **こうりゃく【後略】** [名]引用の文章などで、あとの部分を省略すること。また、それを示す添え書き。⇔前略 **こうりゅう【交流】** [名]①たがいに行き来して交わること。「学校間の生徒の―」[類]交際②一定時間ごとに、流れる方向を交互[こうご]に変える電流。⇔直流 **こうりゅう【興隆】** [-スル]国家などの勢いが盛[さか]んになり、栄えること。「学問の―」⇔衰亡[すいぼう] **こうりゅう【拘留】** [-スル]裁判が終わるまでのあいだのために、被疑者や被告人を一定の場所にとどめておくこと。拘置。 **こうりゅう【拘留】** [名]刑罰[けいばつ]の一つ。一日以上三十日未満のあいだ、留置所にとどめておくこと。 **ごうりゅう【合流】** [名]①二つ以上の流れがまとまって、一つになること。「二つの川の―点」②別々に行動していた人や組織が一つにまとまること。「交差点で―する」「新組織に―する」 **こうりょ【考慮】** [名]ものごとを判断する前に、あれこれとよく考えてみること。「その点も―に入れる」[類]配慮 ▷つかいわけ→「思慮[しりょ]」を見よ。 **こうりょう【香料】** [名]①食品や化粧[けしょう]品などに、よいかおりをつけるために加えるもの。ジャスミン・ニッケイ・バニラなど。②「香典[こうでん]」に同じ。 **こうりょう【荒涼・荒×寥】** (形動)あれはてて、ものさびしいようす。「―とした海」 **こうりょう【校了】** [名]印刷物の校正がすっかり終わり、印刷できる状態になること。 **こうりょう【綱領】** [名]①ものごとの要点。おおもと。②政党や組合などの根本方針を要約したもの。「政策―をまとめる」 **こうりょく【効力】** [名]あるものが他にはたらきかけて、一定の効果をあらわす能力。「薬の―」「―を発揮する」[類]効果・効き目 **ごうりょく【合力】** [名]ある物体に同時にはたらく二つ以上の力を一つに合わせた力。合成力。⇔分力 **こうりん【光臨】** [名]他人の来訪を敬った言い方。おでまし。「―をあおぐ」 **こうりん【降臨】** [名]神仏が天から地におりること。「天孫―」 **こうるい【紅涙】** [名]①美人の流すなみだ。「―をしぼる」②ひどくなげいて流す血のようななみだ。「―にむせぶ」[類]血涙 **こうるさ【口うるさ】** (形動)何かにつけて口出ししたり文句を言ったりしてうるさい。「―い管理人」 **こうれい【好例】** [名]説明するのにちょうどいい例。[類]適例 **こうれい【交霊】** [名]生きている者と死者の霊魂[れいこん]とのあいだで意思が通じあうこと。「―現象」 **こうれい【恒例】** [名]きまった時期にきまった形式でおこなわれる儀式[ぎしき]や行事。「正月―の駅伝」[類]定例 **こうれい【高齢】** [名]年をとっていること。老年。「―化社会」「―者」[類]高年・老齢 **ごうれい【号令】** [名]①(名)大勢の人に同時に同じ行動をさせるために、大声で指図[さしず]することば。「気をつけ」「休め」など。「―をかける」①(名・スル)支配者が、全員に命令すること。「将軍が天下に―する」 **こうれいかしゃかい【高齢化社会】** [名]総人口にしめる六五歳以上の老年人口の割合が大きい社会。国連では、七%以上と規定しており、先進工業国に多く見られる。日本では一九七〇年ころから社会の高齢化が急速に進んでいる。 **こうれつ【後列】** [名]後ろの列。「二列横隊の―」→前列 **こうろ【行路】** [名]①道を行くこと。また、その道。「―病者(=ゆきだおれ)」「―の人」②この世を生きていくこと。世わたり。「人生―」 <457> **こうろ【香炉】** [名]香[こう]をたくのに用いる容器。 **こうろ【高炉】** [名]鉄鉱石から銑鉄[せんてつ]をつくる円筒[えんとう]形の溶鉱炉。 **こうろ【航路】** [名]船や飛行機の通る道。「外国―」「―標識」[類]海路・空路 **こうろう【功労】** [名]社会や人のためになるはたらきをした、そのてがらと骨折り。「長年の―に報いる」「―者」[類]功績 **こうろう【高楼】** [名]高くつくった建物。たかどの。「―から遠望する」[類]高閣 **こうろうい【公労委】** [名]「公共企業体等労働委員会」の略。労働争議の斡旋・調停・仲裁をおこなったり、不当労働行為を監督[かんとく]したりする。 **こうろうきょう【公労協】** [名]「公共企業体等労働組合協議会」の略。公共企業体などの労働組合の協議会。 **こうろうむ【紅楼夢】** [書名]一七九一年ころ。中国、曹霑[そうせん](号は雪芹[せつきん])の長編小説。没落[ぼつらく]していく大家の貴公子と、彼をめぐる美しい女性たちとの恋物語。自叙伝的な要素の強い作品。 **こうろく【高×禄・厚×禄】** [名]多額の給与[きゅうよ]。高給。「―を食[は]む」 **こうろぶんがく【紅露文学】** [名]尾崎紅葉と幸田露伴の二人の小説をまとめた呼び方。 **こうろほう【香炉峰】** [名]中国、江西省九江[きゅうこう]市の南西にある廬山[ろざん]にある峰[みね]。形が香炉に似ているところから名づけられた。「―の雪は簾[すだれ]をかかげてみる(白居易[はくきょい])」 **こうろん【口論】** [名]言いあらそうこと。「つまらないことで―する」[類]口げんか **こうろん【公論】** [名]世間[せけん]一般に支持されている意見や考え。世論。「―に従う」 **こうろんおつばく【甲論乙×駁】** (四字熟語)たがいに論じあって、なかなか議論がまとまらないこと。▽甲が意見を述べると乙がそれに反対するという意味。 **こうわ【講和・×媾和】** [名]話しあいにより、戦争をやめて平和な関係にもどること。「―条約」 **こうわ【講話】** [名]多くの人にわかりやすく説いて聞かせること。また、教えとなるような話や文章。「仏典―」「源氏[げんじ]物語―」 **こうわかまい【幸若舞】** [名]室町[むろまち]初期、越前[えちぜん](=福井県)の桃井幸若丸[もものいこうわかまる]が始めた舞。軍記物に取材した語りを中心に、扇拍子[おうぎびょうし]・小鼓[こつづみ]・笛に合わせてまう。戦国大名[だいみょう]に愛好された。 **こうわん【港湾】** [名]船の停泊[ていはく]、乗客の乗降、貨物のあげおろしなどのできる設備をもつ水域。「―労働者」 **こえ【声】** [名]①人や動物の口から出る音。音声。「―を出す」「―をはすれども姿は見えず」▽下に他のことばをともなうときは、「こわ」となることが多い。「声色[こわいろ]」「声高[こわだか]」「声音[こわね]」など。②ことば。意見。「読者の―」③ものの出す音。「鐘[かね]の―」「水の―」「虫の―」④うわさ。けはい。「値上げの―がする」「師走[しわす]の―を聞くと」 **声が掛かる** さそいを受ける。上の人から特別のはからいを受ける。お声がかかる。②歌舞伎などで、舞台[ぶたい]がいの役者に観客から声援[せいえん]が飛ぶ。 **声なき声** おもてに出ない人々の感想や意見。底辺に生きる人々の意見。「―を聞く」 **声を掛ける** ①呼びかける。さそう。②声援[せいえん]をする。注意を呼びかける。 **声を嗄らす** 大声を出しつづける。くりかえし言う。 **声を殺す** 他人に聞こえないように小さな声で言う。 **声を潜める** [類]声を潜[ひそ]める **声を揃える** 声をいっしょに出す。また、同じ意見を述べる。[関]口を揃える **声を大にする** 意見などをはっきりと主張する。「―にして反対[はんたい]する」 **声を呑む** 強いおどろきや悲しみなどのために声が出ない。 **こえ【肥】** [名]肥料にする糞尿[ふんにょう]。こやし。肥料。 **こえい【孤影】** [名]ただ一人で、さびしそうに見える姿。「―悄然[しょうぜん]」 **ごえい【護衛】** [名]人につきそって守ること。また、その役の人。「要人を―する」[類]警護 **ごえいか【御詠歌】** [名]巡礼[じゅんれい]者などが、霊場[れいじょう]をめぐり、仏をたたえてうたう歌。巡礼歌。 **こえいしょうぜん【孤影×悄然】** (四字熟語)独りぼっちで、さびしそうに見えるようす。「―とたたずむ」 **こえがかり【声掛かり】** [名]目上の人などから、特別なはからいを受けること。おこえがかり。 **こえがわり【声変わり】** [名]思春期におもに男の子の声帯が変化して、声がおとなのものに変わること。[類]変声期 **こえごえに【声声に】** [副]めいめいが同じことを声に出して言うようす。「―ののしる」[類]口々に **ごえつどうしゅう【呉越同舟】** (四字熟語)仲の悪い者どうしが、同じ場所に居合わせること。共通の利害の前には敵かた[てきかた]どうしも協力しあうというたとえ。▽中国、春秋時代に、敵どうしの呉の国と越の国の人が同じ舟に乗りあわせたという故事(「孫子」)から。 **ごえもんぶろ【五右衛門風呂】** [名]かまどに直接[じか]にすえつけた鉄製のふろ。うかせてある底板をしずめてはいる。▽かまゆでの刑に処せられた石川五右衛門にちなんでつけられた。 **こえる【肥える】** [動]①肉づきがよくなる。ふとる。「天高く馬肥ゆる秋」②土地に養分が多くふくまれて農産物がよくできる。「肥えた土地」⇔やせる ③たくさんのものを見たり聞いたり味わったりした結果、ぜいたくなもの、値打ちのあるものしかうけつけなくなる。「舌が―」「口が―」「目が―」「耳が―」 **こえる【越える・超える】** [動]①(越)この上を通り過ぎる。また、向こう側[がわ]へ渡る。すぐれた者を追い越す。「山を―」「国境を―」「先輩を―」「ハードルを―(←跳び越える)」「垣根を―(←乗り越える)」 <458> ②時間・年齢が、あるさかいを過ぎる。「年を―(←越年)」「四〇を―」 **超える**①分量・程度が、ある基準を上まわる「半数を―」「三〇度を―暑さ」②ある範囲や限界の外へ出る。「能力を―(↑超能力)」「利害を―」「予想を―」「現代を―」「党派を―(←超党派)」③ある比較の対象より上に出る。「父を―」 ▼「飛び越える」「乗り越える」などの複合語は、多く「越える」を使う。 **ゴー**①行くこと。進むこと。また、「行け」の合図。「―を出す」「―サイン」&ストップ - go **こおう【呼応】**[名・スル]①一方が呼び、他方がそれにこたえること。また、たがいに意思を通じあって行動すること。「東西―して決起する」②文法上にある一定の語をうける下の語がきまっている場合の、両者の関係。「係り結び」や「呼応の副詞」などがその例。 **こおうのふくし【呼応の副詞】**[文法]副詞の一つ。その副詞をうける語がきまっているもの。「決して負けない」「まさか行くまい」「まるで花のようだ」「たぶん来ないだろう」など。陳述の副詞。 **ゴーカート**遊園地などにある、エンジン付きの小型自動車。▽商標名。-go-cart **コーカソイド**「白色人種」に同じ。|Caucasoid **ゴーガン**[人名]一八四八一一九〇三年。フランスの画家。フランス後期印象派の一人。ヨーロッパ文明を否定し、晩年タヒチにわたり、単純化した輪郭と強い色彩でえがき、フォービスム(野獣派)への道を開いた。作品に「タヒチの女」などがある。ゴーギャン。|Paul Gauguin **コークス**石炭を高熱で処理したあとにできた殻から。無煙で発熱量が多く、燃料として利用される。| Koks **ゴーグル**スキーや水泳をするときなどにつける大型の眼鏡。風防眼鏡。-goggle **ゴーゴー**ロック音楽に合わせて激しくからだを動かすおどり。一九六○年代にはやった。「ーダンス」 | go-go **ゴーゴリ**[人名]一八○九一五二年。ロシアの小説家。人間のおろかさやいやしさを写実的にえがき、ロシア‐リアリズムのさきがけとなった。小説「鼻」「外套」「死せる魂」など。| Nikolai Vasil'evich Gogol' **ゴーサイン**「行け」「進め」のしるしや合図。「―が出る」▽go と signから。和 **ゴージャス**[形動]豪華なようす。華麗なようす。「―なふんいき」 | gorgeous **コース**①進むべき方向。道すじ。道。「ハイキング―」②競技のための進路。走路や水路など。「第一―」③西洋料理で、前菜からデザートまでの料理。「フランス料理のフルー」④課程。学科。「ドクターー」「course **コースター**①遊園地などにある、高低のあるレールの上を走る乗り物。「ジェットー」②コップしき。-coaster **ゴースト**①幽霊。まぼろし。②テレビの映像が二重に見える現象。ゴーストイメージ。| ghost **ゴーストタウン**住む人がいなくなって、すっかりさびれた町。一ghost town **ゴーストップ**交通信号機。▽goとstopから。 **ゴーストライター**おもて向きの著作者に代わって書く、かげの筆者。代作者。-ghost writer **ゴータマーシッダルタ**[人名]「しゃか」 **コーチ**[名・スル]スポーツで、選手に技術指導をすること。また、その人。コーチャー。-coach **コーチゾン**副腎皮質ホルモンの一つ。リューマチやぜんそくなどの薬に利用する。コルチゾン。一cortisone **コーチャー**コーチをする人。とくに野球で、一塁・三塁のベースの横で打者や走者に指示をあたえる人。「―からサインが出る」「coacher **コーチン**ニワトリの品種の一つ。食用。名古屋のものが有名。▽cochichina、から。 **コーディネーター**仕事がうまく進行するように、あいだにはいって調整する人。調整係。進行係。テレビ番組の制作進行責任者。一coordinator **コーディネート**[名・スル]調整。とくに、デザインや色の調和した服装をすること。一 coordinate **コーティング**[名・スル]ものの表面に膜などをはって、保護したり、つやをあたえたりすること。被覆加工。一coating **コーテーションマーク**欧文など、横書きの文で使う記号。引用や会話をあらわす。クォーテーションマーク。「“”」 | quotation marks **コーデュロイ**縦方向にうねがある、ビロードに似た織物。コールテン。|corduroy **コート**①防寒などのために、上着の上に身につけるもの。「レインー」「ブレザーー」「coat②コートテニスやバレーボールなどをおこなう競技場。「芝の―」| court **コード**①和音。②ギターなどの弦。| chord **コード**①規定。「プレスー」「放送―にひっかかる」②情報を表現する符号体系。-code **コード**ゴムやビニールなどで絶縁した、電線。| cord **こおどり【小躍り・雀躍り】**うれしさのあまり、思わずとびあがること。「―して喜ぶ」▽「小踊り」は誤り。 **コードレスでんわ【コードレス電話】**コードなしで、ある範囲内なら持ちはこびして通話できる無線電話。コードレスホン。 **コーナー**①デパートやスーパーなどで、特定の品だけを置いてある売り場。「展示即売―」②かど。すみ。とくに競技場などで、トラックがカーブになっている部分。一corner <459> **コーヒー【×珈琲】** [名]コーヒーの木からとれる豆をいって粉にしたもの。また、それに熱湯を注いでこした飲みもの。「―ポット」 **コーヒーブレイク** [名]コーヒーなどを飲むための休憩[きゅうけい]時間。 **コープ[CO-OP]** [名]消費生活協同組合。また、その店。生協。▽cooperative の略語。 **コーポラス** [名]中高層の鉄筋分譲[ぶんじょう]アパート。コーポ。▽corporate house からか。 **コーラ** [名]熱帯産のコラの木の種子にふくまれる成分を原料とする清涼飲料。 **コーラス** [名]合唱。合唱曲。合唱団。「ママさん―」 **コーラン** [名]イスラム教の聖典。アラーの神からマホメットが受けた啓示を集めたもの。 **こおり【氷】** [名]水が氷点(=セ氏零[れい]度)下で固まったもの。「―が張る」 **こおりとすみ【氷と炭】** 性質が正反対のもの。また、仲が悪いことのたとえ。[類]氷炭[ひょうたん]なら相容[あいい]れず **こおりのやいば【氷の刃】** 冷たくとぎすまされた剣[けん]。 **こおりざとう【氷砂糖】** [名]良質の砂糖をとかし、水分を蒸発させて大きな結晶[けっしょう]にしたもの。食用。 **こおりどうふ【氷豆腐】** [名]→「こうやどうふ」 **こおりまくら【氷×枕】** [名]頭を冷やすために、氷を入れてまくらにするゴム製のふくろ。 **コーリャン【高×梁】** [名]イネ科の一年草。中国東北部に産するモロコシ。▽中国語。 **こおる【凍る】** [動]液体やものの中の水分が低温で固体となる。「川の水が―」「→血の―よう」 **ゴール** [名]①競走などで、勝負や順位がきまる最後の地点。決勝線。決勝点。また、その場所に達すること。「―にはいる」「一位で―する」②サッカーやラグビーなどで、ボールがはいると得点になる一定の場所。また、そこへボールを入れて得点すること。「―をきめる」③目標。目的。「―に到達する」④「ゴールイン」の略。 **ゴールイン** [名]①スポーツ競技で、選手やボールがゴールにはいること。②目的・目標に達すること。とくに、比喩的に、結婚[けっこん]すること。▼goalとinから。 **ゴールキーパー** [名]サッカーやホッケーなどで、ゴールを守る役目の選手。キーパー。GK。 **コールサイン** [名]放送局や無線局などのそれぞれの呼びだし符号[ふごう]。 **コールタール** [名]石炭を高熱で分解するときにできる、黒くてねばりのある液体。道路の舗装[ほそう]などに使う。石炭タール。コールター。 **コールテン** [名]「コーデュロイ」のこと。 **ゴールデンアワー** [名]テレビやラジオでいちばん視聴[ちょう]率の高い時間帯。ふつう、午後七時から九時までをさす。▽goldenとhourから。 **ゴールデンウイーク** [名]四月末から五月初めにかけての、一年じゅうでもっとも休日の多い週。黄金週間。GW。▽golden と weekから。 **コールドウォー** [名]冷たい戦争。冷戦。⇔ホットウォー **コールドクリーム** [名]化粧[けしょう]落としなどに使う油性クリーム。 **コールドゲーム** [名]野球で、予定終了前に審判[しんぱん]がうち切りを宣告する試合。雨や日没、または大差のついた試合などで、五回以上進行している場合に、それまでの得点で勝敗をきめる。 **コールドチェーン** [名]生鮮[せいせん]食品を冷凍[れいとう]などして、鮮度を保ちながら流通させるしくみ。 **ゴールドラッシュ** [名]新しく発見した金鉱に人々が殺到し、周辺の人口が急にふえること。とくに一九世紀に、新大陸アメリカのカリフォルニアで起こった現象をさす。 **こおろぎ【×蟋蟀】** [名]コオロギ科の昆虫[こんちゅう]。黒褐色で長い触角[しょっかく]がある。おすは、秋に澄んだ声で鳴く。▽古くは、「きりぎりす」をさした。 **コーン** [名]①アイスクリームを盛る円錐形のウエハース。②トウモロコシ。「ポップ―」 **ごおん【呉音】** [名]日本漢字音の一つ。五~六世紀ごろの中国、揚子江下流地方の発音が日本に伝わったもの。のちに伝わった漢音(北方音)のほうが、おもに使われるようになったが、仏教語などに多く残る。「行」を「ギョウ」、「経」を「キョウ」と読むなど。▽漢字音には、ほかに「漢音」「唐音[とういん]」などがある。 **コーンフレーク** [名]トウモロコシをひきわりにしてつくった、小さな平たい食べもの。コーンフレークス。 **こか【古歌】** [名]古い時代の歌。古人の詠[よ]んだ歌。「―に詠まれた桜の名所」 **こがい【戸外】** [名]家や建物のそと。「―の空気にふれる」[類]屋外・野外 **こがい【子飼い】** [名]①鳥やけものを、生まれたばかりのときから育てること。「―のうぐいす」②子供のうちから世話をして、仕事などが一人前[いちにんまえ]にできるように育てること。「―の職人」 **ごかい【五戒】** [名]仏教で、人の守るべき五つのいましめ。殺生・偸盗・邪淫・妄語・飲酒。 **ごかい【誤解】** [名]相手の言ったことの意味などを、まちがえて別の意味にうけとること。かんがえちがい。「―を解く」 **こがいし【顧愷之】** [人名]三四四?-四〇五?年。中国、東晋の画家。人物画や山水画にすぐれ、画聖と呼ばれる。代表作「女史箴[じょししん]図」。 **こがいしゃ【子会社】** [名]資本関係などで、大きな会社の支配下にある会社。⇔親会社 <460> **ごかいどう【五街道】** [名]江戸時代、江戸の日本橋を起点とする五つの主要道路。東海道・中山道[なかせんどう]・奥州街道・甲州街道・日光街道。 **コカイン** [名]コカの葉からとれるアルカロイド。麻薬[まやく]だが、麻酔[ますい]薬などにも利用する。 **こかく【顧客】** [名]→「こきゃく」 **ごかく【互角】** (形動)たがいの実力が同じくらいで、優劣の差がないこと。「―にたたかう」[類]五分五分[ごぶごぶ]・伯仲 **ごがく【語学】** [名]①外国語の学習。②ことばを研究する学問。言語学。 **こかげ【木陰】** [名]木の下の、日かげになっているところ。「―ですずむ」 **ごかし** [接尾語][「~ごかし」の形で]それにかこつけて、自分の利益をはかる意味をあらわす。「親切―」「おため―」 **ごかじょうのごせいもん【五か条の御誓文】** [名]一八六八年、明治政府が示した政治の基本方針。木戸孝允[きどたかよし]らが作成し、明治天皇が神にちかうかたちで発表した。公議世論の尊重や、開国和親の対外政策を示した。 **こがす【焦がす】** [動]①火で焼いて黒くする。「魚を―」②心を苦しめなやます。「恋[こい]に身を―」 **こがた【小形】** (形動)かたちが小さいこと。「ひまわりより―の花」→大形 **こがた【小型】** [名]同類のものの中で、規模や能力が小さいほうであること。「―自動車」「―台風」⇔大型 **こがたな【小刀】** [名]細工[さいく]などに用いる小さい刃物[はもの]。ナイフ。きりだし。「―でえんぴつをけずる」 **こかつ【枯渇・、酒渇】** [名]①水がすっかりかわいて、なくなること。かれること。「水源が―する」②ものがつきてなくなること。「資金が―する」 **ごがつにんぎょう【五月人形】** [名]五月五日の節句[せっく]にかざる武者人形。 **こがね【小金】** [名]①大金[たいきん]ではないが、少しまとまった額のかね。「―をためこむ」②黄金[おうごん]。黄金[こがね]。「―の太刀[たち]」③金貨。「―の山」④きんいろ。こがねいろ。かがやきのある黄色。「―の稲穂[いなほ]」 **こがねむし【黄金虫】** [名]コガネムシ科の昆虫[こんちゅう]。からだはかたい殻[から]におおわれ、金色がかった緑色。植物の根や葉を食べる。 **こ(粉)が吹く** くだものの糖分が果肉の中から表面に出て固まり、白い粉をまぶしたように見える。また、それと同じような状態になる。「干しがきに―」 **こがら【小柄】** (形動)①からだが全体としてふつうより小さいこと。「―な女性」[類]小作り②模様が細かいこと。⇔大柄 **こがらし【木枯らし・×凩】** [名]冬の初めにふく、強く冷たい北風。▽木の葉をふきからす風という意味。 **こがれじに【焦がれ死に】** [名]あまりに恋[こい]いこがれて、病気になって死ぬこと。 **こがれる【焦がれる】** [動]①激しく恋[こい]いしたう。「死ぬほど―」「故郷に―」①(造語)[「~こがれる」の形で]いてもたってもいられぬほど、切実に…する。「待ち―」「思い―」「恋い―」▽動詞の連用形に付く。 **こかん【×股間・×胯間】** [名]またのあいだ。「ゴロが―をぬけた」 **こがん【孤雁】** [名]連れもなく、ただ一羽[わ]でいるガン。 **ごかん【五官】** [名]五感を感じとる五つの感覚器官。目・耳・鼻・舌・皮ふの五つ。 **ごかん【五感】** [名]視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という五つの感覚。 **ごかん【語感】** [名]①そのことばから受ける微妙[みみょう]な感じ。ことばのニュアンス。「やわらかな―」②ことばのもつ微妙な感じをとらえる感覚。「―がするどい」 **ごかん【語幹】** [名]活用言(=動詞・形容詞・形容動詞)または助動詞が活用するとき、形の変化しない部分。たとえば「読む」は、「よま(ない)」「よみ(ます)」「よむ」「よむ(とき)」「よめ(ば)」「よめ」と活用するが、語幹「よ」は変化しない。▽変化する部分を「活用語尾」という。また、上一段活用と下一段活用の動詞の中には「着る」「寝る」のように、語幹と活用語尾との区別がかな音節ではつかないものがある。かなを使って考えると以上のようになるが、ローマ字を使うと、活用は yom-a, yom-i, yom-u, yom-e のように考えられるから、yom-の部分が語幹と考えられる。この場合、-a, -i, -u, -eの部分が活用語尾となる。 **ごがん【護岸】** [名]水害を防ぐため、川岸や海岸に堤防[ていぼう]などを築くこと。「―工事」 **こかんしれん【虎関師錬】** [人名]一二七八-一三四六年。南北朝時代の僧[そう]。一山一寧に学び、五山文学の先駆[せんく]者となった。「元亨釈書[げんこうしゃくしょ]」は、最初の日本仏教通史。ほかに漢詩文集「済北集」など。 **ごかんせい【互換性】** [名]①機械の部品などをほかの製品ととりかえることが可能なこと。②プログラムやデータが交換でき、別のコンピュータでもそのまま動作すること。 **こかんせつ【×股関節】** [名]またのつけ根の部分の関節。「―脱臼[だっきゅう]」 **こき【古希・古稀】** [名]七〇歳[さい]のこと。▽中国、杜甫[とほ]の詩句「人生七十古来稀[まれ]なり」から。 **こき【呼気】** [名]口からはきだす空気。⇔吸気 **ごき【語気】** [名]ことばを話すときの調子・勢い。「―するどくせまる」[類]語勢・語調 **ごき【誤記】** [名]まちがって書くこと。かきあやまり。「―を点検する」 **ごぎ【語義】** [名]ことばが本来もっている意味。「―を解説する」[類]語意 **コキール** [名]貝殻[かいがら]。また、貝殻に肉や野菜などをつめて天火焼きにする料理。コキーユ。 **こきおろす【扱き下ろす】** [動]ひどくけなす。さんざん悪口を言う。「口ぎたなく―」[類]くさす <461> **ごきげん【御機嫌】** (形動)①(名)相手のきげんのよしあしを話題にするときの敬った言い方。「―いかが」①(形動)きげんのいいこと。「鼻歌[はなうた]まじりで―だ」[類]上機嫌▼「御気嫌」は誤り。 **ごきげんよう【御機嫌よう】** [感]人と出会ったときや別れるときに言う、あいさつのことば。ごきげんよろしゅう。▽もと、相手の健康をいのる意味から。「御機嫌よく」の変化した形。 **こきざみ【小刻み】** (形動)細かく区切ること。また、短い間隔[かんかく]でくりかえすこと。「―にふるえる」「―に点を打つ」 **ごきしちどう【五×畿七道】** [名]律令制下の地方行政区画。五畿は、天皇の住む都の周辺の五国。大和[やまと]・山城・摂津・河内[かわち]・和泉[いずみ]。畿内ともいう。七道は、東海道・東山道・北陸道・山陰[さんいん]道・山陽道・南海道・西海道。地方の諸国は、この七つのいずれかに属した。また、七道は、所属する国々と都とを結ぶ官道の意味にも用いられた。 **こぎたない【小汚い】** [形]むさくるしくて見た目にどことなくきたならしい。「―身なり」[類]薄汚ない☆小ぎれい **こきつかう【扱き使う】** [動]遠慮しなく働かせる。「安月給で―」 **こぎつける【×漕ぎ着ける】** [動]努力してやっと目標とする状態に届かせる。「再開に―」「開店に―」 **こぎって【小切手】** [名]当座預金をしている人が、そこから指定した金額を受取人にしはらうよう銀行にたのむとき、現金の代わりになる証書。 **ごきぶり** [名]ゴキブリ目[もく]の昆虫[こんちゅう]。黒褐色で羽は油のようなつやがある。繁殖[はんしょく]力がきわめて強く、病原菌[しょうげん]を運ぶ害虫。アブラムシ。 **こきみよい【小気味よい】** [形]あざやかで気持ちがいい。胸がすっとして痛快である。「―ピッチング」 **こきゃく【顧客】** [名]いつも来るなじみの客。ひいきの客。おとくい。「こかく」とも。 **ごぎゃく【五逆】** [名]仏教で、五種のもっとも重い罪悪。父を殺すこと。母を殺すこと。阿羅漢[あらかん](=徳をえた者)を殺すこと。僧[そう]の和合を破ること。仏身を傷つけること。 **こきゅう【呼吸】** [名]①生物が、酸素を吸って二酸化炭素を出し、生命を保ちつづける作用。息を吸ったりはいたりすること。「深―する」②ものごとをうまくおこなうときの微妙[みみょう]な調子。こつ。また、おたがいの気分。「―をのみこむ」「―が合う」「―をはかる」 **こきゅう【鼓弓・×胡弓】** [名]中国の民族楽器。形は三味線[しゃみせん]なみに似るが、小さい。ウマの尾の毛を束ねた弓で弦をこすって鳴らす。 **こきゅうき【呼吸器】** [名]呼吸をするための器官。鼻・のど・気管支・肺や、魚類のえらなど。 **こきょう【故京・古京】** [名]昔の都。もとの都。旧京。 **こきょう【故郷】** [名]自分の生まれ育った土地。「―の友」[類]古里・郷里→異郷 **こきょうへにしきをかざる【故郷へ錦を飾る】** ふるさとをはなれていた人が立身出世[りっしんしゅっせ]して、りっぱな姿で帰る。 **ごきょう【五経】** [名]→「ししょごきょう」 **ごぎょう【五行】** [名]古代中国の考えかたで、万物をつくる基本となる、五つの元素。木・火・土・金[きん]・水[すい]。「―思想」 **ごぎょう【御形】** [名]「ははこぐさ」の別名。「おぎょう」とも。▽「春の七草」として呼ぶときの名。▷図「はるのななくさ」 **こぎれい【小奇麗・小×綺麗】** (形動)とくにかざってはいないが、見た目に感じがよく、気がきいているようす。「―な座敷[ざしき]」[類]こざっぱり⇔小汚い **こきんちょう【古今調】** [名]和歌の三大様式の一つ。「古今和歌集」の特徴的な歌風。優美で「たをやめぶり」といわれる。表現は理知的・観念的で、七五調を基調とし、三句切れが多い。また、掛詞[かけことば]・縁語・比喩などの技巧[ぎこう]が多く使われる。明治初期まで伝統的な様式の主流だったが、正岡子規[まさおかしき]の「歌よみに与ふる書」で批判された。♪万葉調・新古今調 **こきんわかしゅう【古今和歌集】** [書名]九〇五年。醍醐天皇の命により、紀貫之[きのつらゆき]らの撰[せん]。最初の勅撰[ちょくせん]和歌集。王朝風のみやびな歌風。古今集。約一一〇〇首。二〇巻。 **こく[告]** [動]①つげる。しらせる。②うったえる。[名]①告示・告知、告白・忠告・月報・報告 ②告訴[こくそ]、告発[こくはつ]・原告[げんこく]・申告[しんこく]・被告[ひこく] **こく[谷]** [名]①山と山のあいだの低くせまい土地。②きわまる。[動]①峡谷[きょうこく]・渓谷・幽谷[ゆうこく] ②気圧の谷[たに]、谷川[たにがわ]・谷間・地獄谷[じごくだに]・大谷石・進退谷[きわ]まる・谷中[やなか] **こく[刻]** [動]①ほりつける。きざむ。②時間の区切り目。③昔の時刻の単位。一昼夜を一二に分けた一つ。約二時間。十二支であらわした。「子[ね]の―」④むごい。きびしい。[名]①刻印・出版・彫刻[ちょうこく]、②刻限[こくげん]・刻々[こっこく]・時刻・即刻・遅刻 ④刻苦[こっく]、深刻 **こく[国](國)** [名]①くに。②わが国の。日本の。[類]和 ③昔の日本の、政治上の区画。④生まれ育った土地。[動]①国家・国籍・国民[こくみん]・外国・本国 ②国技[こくぎ]・国語・国産[こくさん]・国字・国文 ③国守・国分寺[こくぶんじ]・戦国時代[せんごくじだい]・国司・国造[くにのみやつこ]・国府 ④お国[くに]なまり・国境[こっきょう]・島国・雪国・国後島[くなしりとう] <462> ②国技[こくぎ] 国語[こくご] 国産[こくさん] 国字[こくじ] 国文[こくぶん] ③国守[こくしゅ] 国分寺[こくぶんじ] 戦国時代[せんごくじだい] [くに] お国[くに]なまり 国境[くにざかい] 島国[しまぐに] 雪国[ゆきぐに] 国後島[くなしりとう] 国造[くにのみやつこ] **こく[黒]**(黒) [コク] ❶くろい。くろ。くらい。 ②正しくない。⇔白[しろ] [コク] ①黒煙[こくえん] 黒点[こくてん] 黒板[こくばん] 暗黒[あんこく] 漆黒[しっこく] ②黒白[こくびゃく] [くろ・くろい] 黒字[くろじ] 黒星[くろぼし] 黒幕[くろまく] 真[ま]っ黒[くろ] 黒[くろ]い霧[きり] 腹黒[はらぐろ]い ●黒白[こくびゃく](=もよう) 黒子[ほくろ] **こく[穀]**(穀) [コク] 米・ムギ・アワ・ヒエ・豆などの主食となる作物。▽「殻[かく](=から)」は別字。 [コク] 穀倉[こくそう] 穀物[こくもつ] 穀類[こくるい] 雑穀[ざっこく] 米穀[べいこく] **ごく[獄]** [ゴク] ❶ろうや。罪人をとじこめておくところ。「―につながれる」 ②裁判事件。 [ゴク] ①獄舎[ごくしゃ] 地獄[じごく] 投獄[とうごく] 牢獄[ろうごく] ②疑獄[ぎごく] 獄門[ごくもん] **こく[克]** [コク] ❶うちかつ。 類[るい]剋[こく] ②よくする。じゅうぶんに。 [コク] ①克己[こっき] 克服[こくふく] 下克上[げこくじょう] 相克[そうこく] 超克[ちょうこく] ②克明[こくめい] [かつ] 克[か]つ **こく[酷]** [コク] ❶度をこして激しい。 ②きびしい。むごい。「―な言いかた」 [コク] ①酷寒[こっかん] 酷似[こくじ] 酷暑[こくしょ] ②酷使[こくし] 酷薄[こくはく] 酷評[こくひょう] 過酷[かこく] 残酷[ざんこく] 冷酷[れいこく] [ひどい] 手酷[てひど]い **ごく[極]** →「きょく」 **こく[石]** [コク] ❶尺貫[しゃっかん]法で、容積の単位。一〇斗[と]=一〇〇升[しょう]。約一八〇リットル。 ②武家時代、大名[ぶぎょう]や武士の禄高をあらわした単位。「加賀一〇〇万石」「―高」 ③和船の積載[せきさい]量や材木の容積の単位。一〇立方尺の実積量をいう。約〇・二八立方メートル。 **こく[刻]** →漢字項目を見よ。 **こく[酷]** [形動]→漢字項目を見よ。 **こく[扱く]** しごいて、くっついているものをかき落とす。脱穀する。「稲[いね]を―」 **こく[放く]** はなつ。「屁[へ]を―」 **こく[言く]** 「言う」をいやしめた言い方。ぬかす。「うそを―(=言う)」 **こぐ[漕ぐ]** ❶舟[ふね]を進めるために櫓[ろ]や櫂[かい]を動かす。「ボートを―」「舟を―(=いねむりをする)」 ②ひざを曲げたりのばしたりしてブランコや自転車などを動かす。 **ごく[獄]** →漢字項目を見よ。 **ごく[語句]** 語と句。文章を組みたてている、ひとまとまりのことば。「―の解釈[かいしゃく]」 **ごくあく[極悪]** [形動]心やおこないが、この上もなく悪いこと。「―非道」 類[るい]凶悪[きょうあく] **こくい[国威]** 国家の威光。「―を示す」 **こくい[黒衣]** 黒い衣服。とくに、僧たちの墨染めの衣。「こくえ」とも。 **ごくい[極意]** 武道や芸道で、もっとも奥深い技術や精神。「剣の―を体得[たいとく]する」 類[るい]奥義[おうぎ] **こくいっこく[刻一刻]** 時間とともに事態やようすなどが確実に変化・進行するようす。しだいに。「雲の形が―変化する」「決断のときが―とせまっている」 類[るい]刻々・時々刻々 **こくいん[刻印]** ❶印をほること。また、その印。「―を打つ」 ②「極印[ごくいん]」に同じ。 **ごくいん[極印]** ❶消すことのできない証拠[しょうこ]。刻印。「裏切り者の―をおされる」 類[るい]烙印[らくいん]▽悪い評価についていう。 ②昔、金銀貨などの品質証明や偽造防止のためにおしたしるし。 **こくう[虚空]** なにもない空間。空中。おおぞら。「―をつかんでたおれる」 **こくう[穀雨]** 二十四節気の一つ。春の最後にあたる季節。四月二一日ごろ。▽穀物[こくもつ]をうるおす春雨[はるさめ]という意味。 **こくうん[国運]** 国の運命。国の将来。「―をかけた油田開発計画」 **こくえい[国営]** 国が事業を営むこと。また、国が営む事業。「―放送」 類[るい]公営・官営⇔民営[みんえい] **こくえき[国益]** 国家の利益。「開発による―の増加」「―に反する」 **こくおう[国王]** 王制国家の君主。「―の支配下にある国」 類[るい]皇帝・帝王・天子・天皇 **こくがい[国外]** その国の領土のそと。「―退去を命じる」 類[るい]海外⇔国内[こくない] **こくがく[国学]** 江戸時代、「古事記」など日本の古典の研究を通して、日本固有の精神や思想を明らかにしようとした学問。代表的な国学者は、契沖[けいちゅう]・荷田春満[かだのあずままろ]・賀茂真淵[かものまぶち]・本居宣長[もとおりのりなが]・平田篤胤[ひらたあつたね]。 **こくぎ[国技]** その国の伝統的、また代表的なスポーツ。「日本の―はすもうだ」 **ごくげつ[極月]** 陰暦[いんれき]一二月の別の呼び名。しわす。▽年のきわまる月という意味。 **こくげん[刻限]** きめられた時刻。とき。「約束の―にまにあわない」 類[るい]定刻・定時 **こくご[国語]** ①それぞれの国で広く使われている言語。日本では日本語。 <463> **こくごがく【国語学】** [名]日本語の音韻[おんいん]・語法・語彙[ごい]などを研究する学問。 **こくこく【刻刻】** [副]→「こっこく」 **こくごしんぎかい【国語審議会】** [名]国語の改善や国語教育の振興などを審議し、政府に国語政策上の進言をおこなう機関。一九三四年に設置、一九四七年に改組。文化庁に属する。 **こくさい【国債】** [名]国が、財政赤字などを補うために発行する公債。⇔地方債 **こくさい【国際】** [接頭語]国と国との交際、またいくつかの国のあいだに関連すること。「―交流」「―結婚[けっこん]」▽単独では使わない。 **こくさいエネルギーきかん【国際エネルギー機関】** [名]→「アイイーエー」 **こくさいオリンピックいいんかい【国際オリンピック委員会】** [名]→「アイオーシー」 **こくさいかいじきかん【国際海事機関】** [名]→「アイエムオー」 **こくさいかいはつきょうかい【国際開発協会】** [名]→「アイディーエー」 **こくさいかせん【国際河川】** [名]世界各国の船の自由航行が認められている川。多くの国を通過したり国境となったりしている川に多い。ライン川・ドナウ川など。 **こくさいきょうそうりょく【国際競争力】** [名]国際市場における一国の経済力の強弱。製品の生産コスト、生産性の高低により決定する。輸出の競争となる場合が多く、輸出競争力ともいう。 **こくさいきんゆうこうしゃ【国際金融公社】** [名]→「アイエフシー」 **こくさいくうこう【国際空港】** [名]外国と行き来する民間航空機が離[り]発着することを認められた空港。 **こくさいけっこん【国際結婚】** [名]国籍[こくせき]の異なる男女の結婚。 **こくさいげんしりょくきかん【国際原子力機関】** [名]→「アイエーイーエー」 **こくさいご【国際語】** [名]ことばのちがう国々や民族のあいだで、共通語として使用できる言語。世界語。エスペラントなど。▽現在では英語が国際語になりつつある。 **こくさいこうほう【国際公法】** [名]→「こくさいほう」 **こくさいしき【極彩色】** [名]非常にこく、はでな色あい。「―の衣装[いしょう]」 **こくさいしほうさいばんしょ【国際司法裁判所】** [名]加盟国間の紛争[ふんそう]を解決するための裁判所。国連の主要機関の一つ。所在地はオランダのハーグ。 **こくさいしゅうし【国際収支】** [名]ふつう一年間で、一国が外国との取り引きで受けとる額としはらう額の差額の総計。 **こくさいしょく【国際色】** [名]さまざまな国の人や風物などが入りまじっているようす。また、そこにかもしだされるふんいき。「―豊かなもよおし」 **こくさいじん【国際人】** [名]広く世界に通用する人。国際的に活躍する人。コスモポリタン。 **こくさいせきゆしほん【国際石油資本】** [名]→「メジャー」 **こくさいつうか【国際通貨】** [名]世界的に流通していて、国際間の取り引きに通用する貨幣[かへい]。現在はアメリカのドルと、イギリスのポンド。基軸通貨。 **こくさいつうかききん【国際通貨基金】** [名]→「アイエムエフ」 **こくさいてき【国際的】** (形動)外国とつながりをもっているようす。インターナショナル。「―に活躍[かつやく]する」▽「世界的」とちがって二国間のことにも使う。 **こくさいでんきつうしんれんごう【国際電気通信連合】** [名]→「アイティーユー」 **こくさいでんわ【国際電話】** [名]諸外国との電話通信。 **こくさいふっこうかいはつぎんこう【国際復興開発銀行】** [名]→「アイビーアールディー」 **こくさいぶんぎょう【国際分業】** [名]各国が、自国に適した商品を生産し、そのほかのものは貿易によってえるしくみ。 **こくさいほう【国際法】** [名]国と国とのあいだで守らなければならない法律。憲章や条約など。⇔国内法 **こくさいれんごう【国際連合】** [名]世界の平和を守り、各国の友好を深めるための国際的な組織。一九四五年、国際連盟に代わって成立。おもな機関は国連総会・安全保障理事会・経済社会理事会・信託[しんたく]統治理事会・国際司法裁判所など。本部はニューヨーク。国連。UN。 **こくさいれんめい【国際連盟】** [名]第一次世界大戦後の一九二〇年にできた、世界平和のための初の国際機構。四二か国が加盟し、日本は常任理事国。大国であるアメリカや旧ソ連は加わらず、力に欠けていたため、第二次世界大戦を未然に防げなかった。 **こくさいろうどうきかん【国際労働機関】** [名]→「アイエルオー」 **こくさく【国策】** [名]国としての目的をもった政策。「公害問題の解決を―とする」 **こくさん【国産】** [名]その国でできた産物や、つくった製品。「―車を愛用する」⇔舶来 **こくし【国司】** [名]大化の改新で定められ、諸国に置かれた、各地方を治める役人。[類]受領[ずりょう] **こくし【国史】** [名]①その国の歴史。②日本の国の歴史。日本史。 **こくし【酷使】** [名]人やものをむりに、激しく使うこと。こきつかうこと。「児童は、これを―してはならない(日本国憲法)」 **こくじ【告示】** [名]国・都道府県・市町村が、公的な決定を一般の人々に広く知らせること。「選挙の投票日を―する」[類]公告・公示 **こくじ【国字】** [名]①その国のことばを書きあらわす正式の文字。日本語では、漢字・ひらがな・かたかな。また、漢字に対する「かな」。②日本でつくられた漢字。和字。たとえば、峠[とうげ]・畑[はたけ]・凪[なぎ]・働[はたら]くなど。▽訓だけで字音をもたないものが多い。 <464> **こくじ【国事】**国または国の政治に直接関することがら。「法律の公布は天皇の一行為だ」圏国政・国務 **こくじ【酷似】**[名・スル]非常によく似ていること。そっくり。「二つの事件の手口が―している」 **ごくし【獄死】**牢屋に入れられているあいだに死ぬこと。「若いのに―した」圏牢死 **こくじこうい【国事行為】**日本国憲法第七条に定められた範囲で、天皇が内閣の助言と承認をえておこなう形式的・儀礼的な行為。国会の召集・衆議院の解散・栄典の授与など。 **こくしびょう【黒死病】**ペスト。 **こくしむそう【国士無双】**①国士(その国ですぐれた人物)の中でも、とくにすぐれた人。並ぶ者がいないほど、きわめてすぐれた人物。②麻雀の上がり役の、役満貫の一つ。 **ごくしゃ【獄舎】**囚人を入れておく建物。刑務所。牢獄。「―につながれる」 **こくしゅ【国守】**①大化の改新以後、地方を治めた役人(=国司)の長官。くにのかみ。②江戸時代に、一国以上を支配した大名。国主大名。 **こくしょ【国書】**①国の名前で外国に出す正式の文書。「大統領に―を手わたす」②日本語で書かれた日本の書物。「―総目録」類和書 ⇔漢書・洋書 **こくしょ【酷暑】**非常に暑いこと。「―の折、おからだをたいせつに」関極暑・炎暑・大暑・猛暑⇔酷寒▽手紙文のあいさつのことばとして使うことが多い。 **ごくしょ【極暑】**きわめて暑いこと。厳しい暑さ。酷暑・猛暑・炎暑⇔極寒 **こくじょう【国情・国状】**国の政治・経済・文化などの状態。「インドの―を伝えるニュース」 **ごくじょう【極上】**いちばん上等なこと。もっともすぐれていること。「―の品」類最上・特上 **こくじょく【国辱】**国または国民にとってのはじ。 **こくしょくじんしゅ【黒色人種】**皮ふの色が、黒みがかった茶色の人種。アフリカや、アジア・オセアニアの熱帯地方に多く住む。黒人。ネグロイド。▽ほかに、黄色人種・白色人種。 **こくじん【黒人】**黒色人種に属する人。 **こくすい【国粋】**その国特有のよさ。その国の伝統的な長所。 **こくすいしゅぎ【国粋主義】**自分の国の伝統や文化が、ほかの国よりもすぐれていると信じこみ、それをかたく守ろうとする考え。 **こくそ【告訴】**[名・スル]犯罪の被害者やその代理人が、犯罪事実を検察官や警官に知らせ、犯人を裁判にかけるよううったえること。類告発・提訴 **こくそう【国葬】**国家のためにはたらきがあった人に対して、国が国費でおこなう葬式。「前大統領のーに参列する」 **こくそう【穀倉】**米やムギなどの穀物をたくわえておく倉庫。 **こくそうちたい【穀倉地帯】**気候や土壌の自然条件がよく、穀物の収穫量の多いところ。「新潟平野は日本の―の一つだ」 **こくぜ【国是】**国の政治上の基本方針。「永世中立を―とする」国策 **こくせい【国政】**国の政治。「―を左右する人物」圏国事・国務 **こくせい【国勢】**国の勢い。国の人口・産業・資源などの状態。「―調査」 **こくぜい【国税】**国民が国に納める税金。所得税・法人税・相続税など。⇔地方税 **こくぜいちょう【国税庁】**財務省の外局。国税の賦課や徴収などを仕事とする。 **こくせいちょうさ【国勢調査】**政府が、人口の状態を、全国いっせいに調べること。五年ごとに中間調査をし、一〇年ごとに本調査をする。▽日本では一九二〇年に始まった。 **こくせいちょうさけん【国政調査権】**国会が、国の政治に関して調査することのできる権限。証人喚問、調査団の派遣、国務大臣の答弁の要求などができる。 **こくち【告知】**[名・スル]事実を告げ知らせること。「がん―の問題」「―板」告示・通告・通知 **こくせき【国籍】**①その国の国民としての公的な資格。個人と一つの国とを法的に結びつけたもの。「アメリカの―を取得する」②航空機や船がその国に所属するものであること。「―不明の飛行機」 **こくせんやかっせん【国性爺合戦】**一七一五年。近松門左衛門の作。日本に亡命中の明の和藤内が、明の再興をはかる話を脚色した、時代物の浄瑠璃。 **こくぞく【国賊】**自国に害をあたえる者。「―あつかいされる」 **ごくそつ【獄卒】**①もと、囚人を直接とりあつかった下級の役人。②地獄で死者の罪を責めるという鬼。 **こくたい【国体】**①国の主権がどこにあるかによってきまる国の政治形態。民主制・君主制など。②「国民体育大会」の略。 **こくだか【石高】**①米やムギの生産量。②土地の値打ちを、その土地の米の収穫量であらわしたもの。江戸時代には、大名の領地の大きさや、米であたえられた武士の給料をあらわした。「加賀一○○万石」「三○石取り」など。 **こくたん【黒檀】**カキノキ科の常緑高木。東インドやマレー半島などの原産で、材質は黒くてかたい。高級家具などの材料にする。 **こぐち【小口】**①取り引きの金額や量が少ないこと。「―の注文も歓迎します」→大口②細いものの切断面。きりくち。③本の表紙と背以外の三つの面。とくに、背と反対の面。⇔のど図「ほん」 **ごくつぶし【穀潰し】**なにもせず、収入もないのに人並みに食べる人をののしっていうことば。 <465> **こくていこうえん【国定公園】** [名]国立公園に次いで、国が選んだ美しい景色[けしき]の場所。都道府県が管理する。琵琶湖など。 **こくてつ【国鉄】** [名]もとの「日本国有鉄道」の略。▽現在はJR。⇔私鉄 **こくてん【黒点】** [名]①太陽の表面にあらわれる黒い点。周囲より温度が低い。地球に気候の変化や電波障害などの影響[えいきょう]をあたえることもある。②→「こくしぼう」 **こくでん【国電】** [名]もとの日本国有鉄道の電車、「国鉄電車」の略。▽大都市周辺の近距離[きんきょり]電車をさした。 **こくど【国土】** [名]その国の土地。「―開発計画」「―安穏[あんのん]」[類]領土 **こくどう【国道】** [名]国の費用でつくり、国が管理する主要道路。「―一六号線」[類]県道・市道 **ごくどう【極道・獄道】** (形動)おこないや身持ちが非常に悪いこと。また、その人。[類]放蕩[ほうとう] **こくどかいふくうんどう【国土回復運動】** [名]キリスト教徒が、イスラム教徒に占領[せんりょう]されたイベリア半島をとりかえそうとした運動。スペイン・ポルトガル両国が成立して完了[かんりょう]した。レコンキスタ。七一一-一四九二年。 **こくどこうつうしょう【国土交通省】** [名]国の行政機関の一つ。国土の開発と利用、また、そのための社会資本の整備と交通政策の推進などを扱う役所。長は国土交通大臣。 **こくどちたい【黒土地帯】** [名]ウクライナからシベリア南西部にかけての、黒色土が分布する地帯。土地が肥え、コムギの一大生産地である。 **こくはく【告白】** [名]かくしていた心のうちをうち明けること。「あやまちを―する」[類]ざんげ ▷つかいわけ→「白状」を見よ。 **こくはく【酷薄】** (形動)残酷[ざんこく]で薄情[はくじょう]なこと。「―非情な人」[類]むごい **こくはつ【告発】** [名]①被害者以外の人が、検察官や警官に犯罪のあったことを知らせ、裁判を求めること。[類]告訴[こくそ]②悪いことや不正がおこなわれたことをあばき、世間[せけん]だにうったえること。「内部―」 **こくばん【黒板】** [名]白墨[はくぼく](=チョーク)で書くために、黒や緑色にした板。 **こくひ【国費】** [名]国が出す費用。「―留学生」[類]官費・公費⇔私費 **こくび【小首】** [名][「小首をかしげる(かたむける・ひねる)」などの形で]少し首を曲げて、考えたり疑問に思ったりするしぐさを見せる。 **ごくひ【極秘】** [名]最高度に秘密であること。「―に調査する」「―書類」 **こくびゃく【黒白】** [名]正しいことと正しくないこと。「しろくろ」とも。「―を争う」[類]正邪[せいじゃ]・善悪[ぜんあく] **こくひょう【酷評】** [名]手厳[てきび]しく批評すること。また、その批評。「新作が―を浴びる」 **こくひん【国賓】** [名]国の客としてもてなされる外国人。「英国皇太子が―としておとずれる」 **ごくひん【極貧】** [名]非常に貧しいこと。[類]赤貧[せきひん] **こくふ【国府】** [名]律令制下、地方を治めるために国ごとに置かれた国司の役所。また、その所在地。 **こくふ【国富】** [名]その国の富の総体。個人の住宅や耐久[たいきゅう]消費財、企業[きぎょう]の生産設備や商品在庫、国・地方公共団体の建物や道路などと、外国にもつ対外資産がふくまれる。国民経済活動の元本となることから、国民資本ともいう。 **こくふうぶんか【国風文化】** [名]平安中期、藤原[ふじわら]氏の摂関[せっかん]政治のころに栄えた、日本風の貴族文化。ひらがなが広まり、和歌や物語が発達。絵の題材も日本風が好まれ、大和絵[やまとえ]と呼ばれた。貴族は寝殿[しんでん]造りの屋敷[やしき]に住んだ。 **こくふく【克服】** [名]努力して苦しいことや困難にうち勝つこと。「病気を―する」 **ごくぶと【極太】** (形動)きわめて太いこと。また、きわめて太いもの。「―の筆」→極細 **こくふろん【国富論】** [書名]一七七六年。イギリス、アダム・スミスの著。労働を富と価値の源泉とみて、自由競争を基調とする資本主義の発展を分析したもの。「諸国民の富」とも。 **こくぶん【国文】** [名]①日本語で書かれた文章。[類]邦文[ほうぶん]・和文⇔欧文・漢文 ②「国文学」「国文科」の略。 **こくぶんがく【国文学】** [名]日本の文学。また、日本の文学を研究する学問。「大学で―を専攻[せんこう]する」 **こくぶんじ【国分寺】** [名]七四二年、聖武天皇の命令で全国の国府付近に建てられた寺。▽尼寺[あまでら]は国分尼寺という。 **こくぶんぽう【国文法】** [名]日本語の文法。 **こくべつ【告別】** [名]死んだ人や遠くへ行ってしまう人に別れを告げること。「―のことば」 **こくべつしき【告別式】** [名]死んだ人に別れのあいさつをする儀式[ぎしき]。「おごそかに―が営まれる」▽通夜[つや]はふくめない。 **こくぼ【国母】** [名]①皇后。また、天皇の母。皇太后。②国民の母という意味。 **こくほう【国宝】** [名]国のたから。歴史的・芸術的に、とくに価値があるものとして国が特別に指定して、保存するもの。「人間―」 **こくほう【国法】** [名]国の法律。国民の守るべき法律。「―にふれる」 **こくぼう【国防】** [名]外敵から国を守ること。「―費の削減[さくげん]」 **こくぼうしょく【国防色】** [名]カーキ色。また、枯れ草色。▽旧陸軍の軍服の色から。 <466> **ごくぼそ【極細】** (形動)きわめて細いこと。また、きわめて細いもの。「―の毛糸」⇔極太 **こくみん【国民】** [名]その国に所属し、その国を構成する人々。その国の国籍[こくせき]や永久権をもつ人々。 **こくみんかいしょく【国民解職】** [名]→「リコール」 **こくみんきゅうかむら【国民休暇村】** [名]国立公園や国定公園内にもうけた、宿泊[しゅくはく]や保養設備をふくめた施設[しせつ]。 **こくみんけんこうほけん【国民健康保険】** [名]会社員や公務員以外の、自営業などの人々の治療[ちりょう]費の一部を市町村が負担する健康保険。 **こくみんしゅくしゃ【国民宿舎】** [名]地方公共団体などが、国民の宿泊施設[しゅくはくしせつ]として、厚生年金保険で観光地などにつくったもの。 **こくみんしゅけん【国民主権】** [名]主権が国民にあり、国の政治のありかたを決定するのは国民であるということ。主権在民。 **こくみんじゅんせいさん【国民純生産】** [名]→「エヌエヌピー」 **こくみんしょとく【国民所得】** [名]その国で、一年間にあらたに生産された財貨やサービスの総額。国民総生産から減価償却費と間接税を引いて、補助金を加えたもの。 **こくみんしんさ【国民審査】** [名]最高裁判所の裁判官としてふさわしいかどうかを、国民が投票で判定すること。任命後、最初の衆議院議員総選挙の際におこなわれる。 **こくみんせい【国民性】** [名]その国民一般に共通する性質。「ドイツ人は合理的な―をもつ」 **こくみんそうせいさん【国民総生産】** [名]→「ジーエヌピー」 **こくみんたいいくたいかい【国民体育大会】** [名]一九四六年以降、全国の都道府県の代表選手が参加して、毎年おこなわれる体育競技会。国体。 **こくみんとうひょう【国民投票】** [名]直接民主制の一つ。国民が直接投票して議案を決定すること。日本では憲法改正について認めている。 **こくみんねんきん【国民年金】** [名]二〇歳以上六〇歳未満の全国民が加入する年金保険。一般には自営業者や大学生などがこれだけに加入している場合にいうが、各種公的年金の基礎部分もこれにあたる。老齢基礎年金・障害基礎年金などが支給される。 **こくみんのしゅくじつ【国民の祝日】** [名]もとの祝祭日にかわり、一九四八年七月、法律で祝日ときめられた日。その後追加されて、現在は、元日(一月一日)・成人の日(一月第二月曜日)・建国記念の日(二月一一日)・春分の日(三月二一日ごろ)・昭和の日(四月二九日)・憲法記念日(五月三日)・みどりの日(五月四日)・こどもの日(五月五日)・海の日(七月第三月曜日)・敬老の日(九月一五日)・秋分の日(九月二三日ごろ)・体育の日(一〇月第二月曜日)・文化の日(一一月三日)・勤労感謝の日(一一月二三日)・天皇誕生日(一二月二三日)。 **こくむだいじん【国務大臣】** [名]内閣を構成する大臣のうち、総理大臣以外の大臣。また、特定の省を担当しない無任所大臣。 **こくめい【克明】** (形動)細部までもらさずくわしくわかるようす。「―にたどる」「―な描写」[類]丹念[たんねん] **こくもつ【穀物】** [名]人間の主食になる農作物。米・ムギ・トウモロコシなど。「―倉庫」[類]穀類・五穀 **ごくもん【獄門】** [名]①牢獄の門。②昔の刑罰[けいばつ]で、囚人[しゅうじん]の首を牢獄の門にさらしたこと。さらしくび。 **こくゆう【国有】** [名]国が所有していること。「―林」「―地」[類]官有・公有⇔私有 **こくゆうりん【国有林】** [名]国の所有する森林や原野。日本では国土の約二〇%をしめる。 **こくようせき【黒曜石】** [名]火山岩の一種。黒くてガラスのようなつやがある。印材などに使われる。 **ごくらく【極楽】** [名]①「極楽浄土[じょうど]」の略。②苦しみや心配ごとがなく、非常に楽しく安らかな状態や場所。「のんびりできて―気分だ」⇔地獄 **ごくらくおうじょう【極楽往生】** (四字熟語)①死後、極楽浄土[ごくらくじょうど]に生まれかわること。②安らかに死ぬこと。「―をとげる」 **ごくらくじょうど【極楽浄土】** (四字熟語)仏教で、はるか西のかなたにあり、阿弥陀如来[あみだにょらい]を中心に、すべてが満ちたりた、苦しみのない楽しく美しい世界。念仏を唱える者が、死後生まれかわって幸せに暮らすと信じられているところ。[類]西方[さいほう]浄土 **ごくらくとんぼ【極楽×蜻×蛉】** [名]気楽なのんき者をからかっていうことば。 **こくりつ【国立】** [名]国が設立し、管理運営すること。「―大学」「―病院」[類]官立・公立⇔私立 **こくりつこうえん【国立公園】** [名]美しい自然や景観を保護するために、国が指定し、管理する公園。⇔国定公園 **こくりゅうこう【黒竜江】** [名]「アムール川」の別称。 **こくりょく【国力】** [名]経済的・軍事的・文化的に見た総合的な国の力。とくに、経済力。 **こくる** [接尾語][「~こくる」の形で]がんこにその動作を続けるようすをあらわす。「だまりー」「突っき―」 **こくるい【穀類】** [名]人間が主食とする米・ムギなどをまとめた呼び方。 **こくれん【国連】** [名]「国際連合」の略。「―総会」 **こくれんあんぜんほしょうりじかい【国連安全保障理事会】** [名]→「あんぜんほしょうりじかい」 **こくれんかいはつけいかく【国連開発計画】** [名]→「ユーエヌディーピー」 **こくれんかんきょうけいかく【国連環境計画】** [名]→「ユネップ」 **こくれんカンボジアざんていとうちきこう【国連カンボジア暫定統治機構】** [名]→「アンタック」 **こくれんきょういくかがくぶんかきかん【国連教育科学文化機関】** [名]→「ユネスコ」 **こくれんぐんしゅくとくべつそうかい【国連軍縮特別総会】** [名] <467> 一九七八年、国連本部で開かれた特別総会。一四五か国が参加して、軍備の縮小が人類の緊急[きんきゅう]の課題であることを決議した。八二年と八八年に第二・第三回が開かれた。 **こくれんけんしょう【国連憲章】** [名]「国際連合憲章」の略。国際連合の目的・原則・組織などを定めた文書。アメリカ・イギリス・旧ソ連・中国によって原案がつくられ、一九四五年サンフランシスコ会議で調印、国際連合が発足した。国際平和と安全の維持[いじ]、国際協力などを内容とする。 **こくれんこうぎょうかいはつきかん【国連工業開発機関】** [名]→「ユニドー」 **こくれんじどうききん【国連児童基金】** [名]→「ユニセフ」 **こくれんしょくりょうのうぎょうきかん【国連食糧農業機関】** [名]→「エフエーオー」 **こくれんそうかい【国連総会】** [名]国連の最高会議。原則として毎年一回開かれ、全加盟国が投票権を持ち、一般事項は過半数、重要事項は三分の二以上の賛成で決議される。審議・勧告[かんこく]の権限はあるが、執行権はない。 **こくれんなんみんこうとうべんむかんじむしょ【国連難民高等弁務官事務所】** [名]→「ユーエヌエイチシーアール」 **こくれんへいわいじかつどう【国連平和維持活動】** [名]→「ピーケーオー」 **こくれんぼうえきかいはつかいぎ【国連貿易開発会議】** [名]→「アンクタッド」 **ごくろう【御苦労】** (形動)人の骨折りをねぎらい、お礼の気持ちをあらわすことば。「―さまでした」 **こくろん【国論】** [名]国民全体の意見。一般国民の考えかた。「―の統一をはかる」[類]世論[よろん] **こぐんふんとう【孤軍奮闘】** (四字熟語)助ける者もなく、たった一人でけんめいにがんばること。 **こけ【×苔】** [名]湿地[しっち]・木の幹・岩などに生える植物。花をつけず胞子でふえる。スギゴケ・ゼニゴケなど。「―生[む]す」 **こげ【焦げ】** [名]①焼けて黒くなったもの。②→「おこげ」 **ごけ【後家】** [名]夫に死別して、そのあと結婚しないでいる女性。未亡人。 **こけい【固形】** [名]かたくて、一定の形に固まっているもの。「―スープ」「―燃料」 **ごけい【互恵】** [名]国家間で、特別の便宜[べんぎ]や利益などをあたえたり受けたりすること。「―条約」 **ごけい【語形】** [名]ことばの形。「―変化」 **こけおどし【虚仮〝威し】** [名]見せかけだけで、なかみのないおどしかた。また、外見だけをおおげさに見せかけること。 **こげくさい【焦げ臭い】** [形]ものがこげるにおいがする。▽ほどよく焼いたり、いったりしたのは「こうばしい」。焼いたり、いったりしすぎると「こげくさい」となる。 **こけし** [名]おもに東北地方でつくられる民芸品の木の人形。円筒形の胴にまるい頭をつけ、簡単に色つけしてある。 **こげちゃ【焦げ茶】** [名]こい茶色。黒みがかった茶色。[類]褐色[かっしょく] **こげつく【焦げ付く】** [動]①焼けこげて、なべやフライパンにくっつく。「ごはんが―」②かねが回収できなくなる。「貸したかねが―」 **コケットリー** [名]女性の示すなまめかしさ。こび。媚態[びたい]。 **こけつ(虎穴)に入らずんば虎児を得ず** 危険をおかさなければ大きな成功をえることはできない。▽トラのすむ穴にはいらなければ、トラの子を手に入れることはできないこと。「虎児」は「虎子[こじ]」とも。中国、「後漢書」から。 **こけ【虚仮】** [名]①おろかなこと。ばか。「人を―にする」「―の一念」②事実と一致[いっち]しないこと。うそ。「―おどし」 **こけつまろびつ【倒けつ。転びつ】** [副]たおれたりころがったり。また、そのようにあわてたようすをいう。「―しながら、あとを追う」 **コケティッシュ** (形動)なまめかしく色っぽいようす。 **ごけにん【御家人】** [名]①鎌倉・室町[むろまち]時代に、将軍に直接仕えた家臣[かしん]。②江戸時代に、将軍直参[じきさん]の身分で、旗本[はたもと]より下のさむらい。将軍に謁見[えっけん]はできない。けにん。 **こけむす【×苔。生す】** [動]こけが生える。また、長い歳月を経て古くなる。「こけむした寺」 **こけらおとし【×柿落とし】** [名]新築の劇場でおこなわれる初めての興行。▽「こけら」は、材木のけずりくずのこと。また、「柿[かき]」と「こけら」は「柿葺き[こけらぶき]」とは別字。「市」の部分が四画。 **こける【“倒ける・『転ける】** [動]①ころぶ。たおれる。「石につまずいて―」 **こける【×痩ける】** [動]肉が落ちて、やせほそる。「ほおがげっそり―」 **こける** [接尾語][「~こける」の形で]その動作の程度がはなはだしく、また、長く続くことをあらわす。「ねむりー」「笑いー」▽動詞の連用形に付く。 **こげる【焦げる】** [動]火や太陽に焼けて、表面が黒や茶色になる。「きつね色に―」 **こけん【×沽券】** [名]ねうち。体面。「―にかかわる」[類]面目[めんぼく]▽土地売買の証券という意味から。 **ごけん【護憲】** [名]憲法や立憲政治を守ること。「―運動」 **ごげん【語源・語原】** [名]そのことばの起こり。もとの形や意味など。 **ごけんうんどう【護憲運動】** [名]大正時代、政治の中心を藩閥[はんばつ]から政党に移そうとした運動。尾崎行雄[おざきゆきお]や犬養毅[いぬかいいつよし]らが中心。憲政擁護[ようご]運動。 **ここ【個個】** [名]ひとつひとつ。ひとりひとり。「―に意見をきく」[類]個別 **ここ【此。処・*此。所・×茲】** [代名]①自分のいるところ、よく知っているところ、手の届くところをさすことば。「―は暑い国だ」「―においで」②たった今話したことで、自分がとくにとりあげることなどをさすことば。「―が要点だ」 <468> ③今の状態や状況。「―がふんばりどころだ」「―はまかせろ」④今を基準とした、だいたいの期間。「―一年旅行をしていない」「―のところ好調だ」 **ここ一番** 今がよくも悪くも今後に大きく影響[えいきょう]をおよぼす重大な場面だということ。「―でふんばる」「―の大勝負」 **ここで逢ったが百年目** ここで会ったことで、これで最後だ。▽「百年目」は運がつきたという意味。長いあいださがしていたかたきなどにめぐりあったときに言う。 **ここの所** このところ。最近。「―お会いしませんね」 **ここへ来て** このごろになって。やっと。「―だいぶ暖かくなった」 **ここを先途[せんど]と** 今が勝敗や運命を決する重大な時である。大きな覚悟をもってことにあたるようす。「―と戦う」[類]ここを最後 ▽「先途」は最終的に行きつくさき。 **こご【古語】** [名]昔使われたことば。「―辞典」 **ごご【午後】** [名]正午から夜中の一二時まで。また、昼ごろから夕方まで。ひるすぎ。⇔午前 **ココア** [名]カカオの実をいって粉にしたもの。また、それを湯にとかした飲みもの。 **ここいら【此処いら】** [代名]このあたり。ここら。「―は昔とすっかり変わった」「―で一服しよう」 **ここう【孤高】** (形動)一人だけかけはなれて、けだかい理想をもつこと。「―を保つ」「―の詩人」 **こごう【古豪】** [名]経験豊かなすぐれた人。ふるつわもの。ベテラン。「―のチームと対戦する」→新鋭[しんえい] **こごう【呼号】** [-スル]大声で呼びさけぶこと。盛[さか]んに言いたてること。 **ごこう【五更】** [名]昔の時刻の名で、一夜を五等分したもの。また、その最後の時刻で、現在の午前三時から五時ごろをさす。寅[とら]の刻。 **ごこう【後光】** [名]仏や菩薩[ぼさつ]からかがやくという光。また、仏像などの背につけた光の輪。「―がさす」 **ここう(糊口)を凌ぐ** やっと生活していく。どうにか食べていく。▽「糊口」はかゆをすすること。 **ここう(虎口)を脱する** 危険な場所や状態から脱出する。 **こごえじに【凍え死に】** [名]寒さのためにこどえて死ぬこと。凍死。 **こごえる【凍える】** [動]寒さのために感覚がなくなり、からだの自由がきかなくなる。「手足が―」▽「かじかむ」は指さきにしか使わない。 **ここかしこ【×此“処、彼〝処】** [代名]あちらこちら。ほうぼう。「―に見られる花」「―探しあるく」 **ここく【故国】** [名]①自分の生まれた国。「―をしのぶ」[類]祖国 ②ふるさと。「―をはなれる」▷つかいわけ→「母国」を見よ。 **ごこく【五穀】** [名]たいせつな五種類の穀物。米・ムギ・アワ・キビ・豆をさす。また、穀物をまとめた呼び方。「―豊穣[ほうじょう]」 **ごこく【後刻】** [名]のちほど。あとで。改まった言い方。「―改めてうかがいます」→先刻 **ここのえ【九重】** [名]①いくえにも重なっていること。②宮中。皇居。 **ここのつ【九つ】** [名]①きゅう。九個。九歳[さい]。②昔の時刻の名。現在の午前・午後の一二時。 **ココム[COCOM]** [名]対共産圏[きょうさんけん]輸出統制委員会。一九四九年、アメリカの呼びかけによって資本主義国が結成した協定機関。戦略上の重要な物資が共産圏に流出するのを防ぐことを目的とする。九四年に名目上解散。 **こごめ【小米・粉米】** [名]米をついたときにできる、細かくくだけた米。 **こごめる【《屈める】** [動]からだを少し曲げる。かがめる。 **ここら【此処、等】** [代名]このあたり。ここいら。くだけた言い方。「―にあるはずだ」「―でひと休み」▽場所にも時間にも使う。 **ごこくほうじょう【五穀豊穣】** [名]五穀が豊かに実ること。「―をいのる」▽「五穀豊饒」は誤り。 **こごし(小腰)をかがめる** こしをちょっとかがめる。 **ここぞ【×此処ぞ】** [連語]重要な場面をさして、「まさに今、ここだ」という気持ちをあらわす。「―というときには」「―正念場[しょうねん]」 **ここち【心地】** [名]ある状態にあるときの感じ。きぶん。「生きた―がしない」「夢―[ごこち]」▽常用漢字表付表の語。 **ここちよい【心地好い】** [形]気分がさわやかである。こころよい。「―そよ風」 **こごと【小言】** [名]①不平や不満のことば。「ぶつぶつと―を並べる」②口やかましくいましめることば。「―をくう」 **こころ【心】** [名]①人が感じたり考えたりして、外に向かってはたらきかけるもとになっていると思われるもの。精神。「―を奪[うば]う」②思いやり。まごころ。なさけ。「―ないしうち」「―をこめる」「―が広い」「―がせまい」③思い。きもち。かんがえ。「―をうち明ける」「―が晴れる」「―がはずむ」「―が変わる」④ものごとのほんとうの意味や味わい。「歌の―を知る」「茶の―」▼古くは「心臓」をいった。 **心が通う** 気持ちが通じあう。おもいあう。 **心が騒ぐ** 心配で落ち着かない。また、何か悪いことが起こりそうな、いやな予感がする。 **心ここに在らざれば見れども見えず、聴きけども聞こえず** 心がそこに集中していなければ、実際に見聞きしたとしても、真実を知ることはできはしない。▽中国、「大学」から。 **心に描く** 思いえがく。想像する。 <469> **心に掛かる** 気がかりである。心配する。 **心に適う** 自分の思うとおりになる。希望どおりになって満足する。 **心に刻む** 深く心にとめる。[類]肝に銘[めい]ずる **心にまかせぬ** 思うとおりにならない。 **心にもない** 本心から思っているわけではない。 **心を痛める** 非常に心配する。[類]胸を痛める **心を一にする** 気持ちや考えを一つに合わせる。 **心を鬼にする** かわいそうだとは思いながらも、厳しくふるまう。 **心を傾ける** 夢中になる。集中させる。[類]心を打ち込む **心を砕く** あれこれ心配する。苦心する。 **心を配る** あれこれと気をつかう。配慮[はいりょ]する。 **心を汲む** 相手の気持ちをよく理解する。 **心を捉える** 相手の気持ちを確実につかむ。 **心を遣る** 気を晴らす。うさを晴らす。 **こころ【心】** [書名]一九一四年。夏目漱石[なつめそうせき]の長編小説。若き日、恋人[こいびと]を自分のものにしたいと友人を裏切り、彼を自殺に追いやった先生が、罪の意識を背負いながら生きつづけるが、乃木将軍の殉死[じゅんし]を機に、「私」に罪を告白して自殺するにいたる。 **こころあたり【心当たり】** [名]思いあたること。見当のつくところ。「―がまるでない」「―をさがす」 **こころあて【心当て】** [名]①おしはかってみること。「―に手探りする」②こうあってほしいと期待すること。「よい返事を―にする」[類]心頼み **こころいき【心意気】** [名]自分に誇りをもつ、しっかりとした強い気構えや態度。「―を示す」 **こころえ【心得】** [名]①知識や技術を身につけていること。「剣道[けんどう]の―がある」[類]たしなみ②注意したり、守ったりすべきことがら。「修学旅行中の―」[類]規則③職場で、上級の役職を下の者が一時代行すること。「課長―」 **こころえがお【心得顔】** (形動)いかにもよく知っているような顔つきや態度。「万事[ばんじ]―で話す」 **こころえちがい【心得違い】** [名]①おもいちがい。「とんだ―をする」②道理にはずれた考えをよいものと思っていること。「―もはなはだしい」 **こころえる【心得る】** [動]①細かい事情をよく知っている。わきまえる。「葬式の手順を―」②事情をよく知ったうえで承知する。ひきうける。のみこむ。「万事[ばんじ]心得ました」 **こころおきなく【心置きなく】** [副]①気になることや心配がなく。「留守はまかせて―旅に出る」②遠慮[えんりょ]や気がねなどがなく。「―語り合える友」 **こころおぼえ【心覚え】** [名]①記憶に残っていること。「―をたよりにする」②忘れないためのしるし。メモ。「―をしるす」 **こころがけ【心掛け】** [名]心のもちかた。こころがまえ。「ふだんのーがちがう」 **こころがける【心掛ける】** [動]いつも忘れずにしようと努める。すすんで気をつける。「倹約[けんやく]を―」 **こころがまえ【心構え】** [名]前もって待ちうけること。心の準備。「いざというときの―」[類]覚悟[かくご] **こころがわり【心変わり】** [名]愛情がほかに移ること。「相手の―を責める」 **こころぐるしい【心苦しい】** [形]相手に負担をかけて申しわけなく思う。気がとがめる。「わたしだけいい目にあうのは―」「こんなにしていただいては―」 **こころざし【志】** [名]①必ずなしとげようと心にきめたこと。目標や信念。「―を立てる」「高い―」②相手の厚意[こうい]や親切。「ありがたい―を受ける」③自分の気持ちをあらわすために、ものをおくること。また、その金品。 **こころざす【志す】** [動]目標を立てて、それを実現しようと心にきめる。「学問を―」[類]目指す **こころして【心して】** [副]じゅうぶんに注意をして。「―ことにあたれ」▽「こころす」の連用形に助詞の「て」が付いた形。 **こころじょうぶ【心丈夫】** (形動)信頼[しんらい]んできる人やものがあって気強い。「彼といっしょなら―だ」 **こころせく【心急く】** [動]あせって落ち着かない。 **こころぞえ【心添え】** [名]相手のためを思ってする注意。忠告。「お―ありがとうございます」 **こころだのみ【心頼み】** [名]心中ひそかにあてにすること。 **こころづかい【心遣い】** [名]あれとこれと細かいことに注意をはらうこと。「お―を感謝いたします」[類]配慮・心配り **こころづくし【心尽くし】** [名]まごころをこめること。また、まごころのこもったもの。「―の品」 **こころづもり【心積もり】** [名]「あらかじめ、こうしようと考えておくこと。「わたしにも―がある」[類]腹積もり **こころづよい【心強い】** [形]たよりになるものがあって、安心していられる。こころじょうぶだ。「兄がいてくれると―かぎりだ」[類]気強い⇔心細い **こころない【心無い】** [形]①心が浅く、思いやりやなさしさがない。「―しうちを受けた」②味わいやおもむきがよくわからない。「花を折るとは―」⇔心ある **こころなしか【心なしか】** [副]こちらがそう思って見るせいか。気のせいか。「―やつれたように見える」 **こころならずも【心ならずも】** [副]そんな気持ちはなかったのだが、しかたなく。本心に反して。「―土地を手放す」「―うそをついた」[類]不本意ながら **こころにくい【心憎い】** [形]にくらしい気がするほどすぐれている。「―プレーをする選手」 **こころね【心根】** [名]心の底にある、ほんとうの気持ち。性質。「やさしい―の人」[類]真情 <470> **こころのこり【心残り】** (形動)残念に思うこと。思いが残ること。「死んでも―はない」[類]未練 **こころばえ【心ばえ】** [名]心のもちかた。きだて。こころざし。 **こころばかり【心許り】** [名]ほんの気持ちだけ。気持ちだけのもの。「―の品」▽人におくりものをするとき、へりくだっていうことば。 **こころひそかに【心、密かに】** [副]心の中だけでそっと。「―期待する」 **こころぼそい【心細い】** [形]たよりになるものがなくて、不安である。「独りでの留守番は―」[関]心もとない⇔心強い **こころまかせ【心任せ】** [名]心のままにすること。きまま。「―の旅」 **こころまち【心待ち】** [名]あてにして待ち望むこと。「連絡を―にする」 **こころみる【試みる】** [動]実際にどうなるか、ためしにやってみる。「抵抗を―」「結果を出そうと―」[類]試す・ためす **こころもち【心持ち】** [名]①(名)心の状態。きもち。「すっかりいいーになる」①(副)ほんの少し。いくらか。「―首をかたむける」 **こころもとない【心許ない】** [形]いかにもたよりなくて、不安である。「彼女の運転では―」[類]心細い >古語≪こころもとなし≫ もと、今か今かと待ち遠しく思う気持ちをあらわした。待ち遠しくて気がかりな気持ちが、現代語の、ようすがわからず不安な気持ちをあらわす意味につながった。 **こころやすい【心安い】** [形]①親しくて、遠慮[えんりょ]のいらない関係である。「―友人」②安心である。「どうかお心安くお休みください」 **こころゆく【心行く】** [動]じゅうぶんに満足する。気がすむ。「―まで楽しむ」 **こころよい【快い】** [形]気持ちがいい。とくに、態度などが好ましい。「―春の風」「快くひきうける」▷つかいわけ→「快適」を見よ。 **ここん【古今】** [名]むかしと、いま。また、昔から現在に至るまで。「―無双」「―東西」 **ごこん【五根】** [名]①仏教で、感覚をつかさどる五つの器官。目・耳・鼻・舌・身をいう。②さとりにいたる五つの作用。信・勤[ごん]・念・定[じょう]・慧[え]。 **ごこん【語根】** [名]文法で、語構成要素の一つ。意味上、それ以上は分解できない要素。「ほのめく」「ほのぼの」「ほのぐらい」の「ほの」など。 **ごごんぜっく【五言絕句】** [名]漢詩の形式の一つ。一句が五言(五字)からなり、全体が四句(四行)でまとまっているもの。 **ここんちょもんじゅう【古今著聞集】** [書名]一二五四年。橘成季[たちばなのなりすえ]編。貴族社会のさまざまな話を三〇に分類した説話集。二〇巻。 **ここんとうざい【古今東西】** (四字熟語)いつでも、どこでも。場所と時間に関係なく。世界じゅう。「―を通じて例を見ない」 **ここんみぞう【古今未曾有】** [名]昔から今に至るまで、あったためしがないこと。 **ここんむそう【古今無双】** (四字熟語)昔から今に至るまで、並ぶもののないこと。「―の英雄」[類]古今独歩 **ごごんりっし【五言律詩】** [名]漢詩の形式の一つ。一句が五言(五字)からなり、全体が八句(八行)でまとまっているもの。 **ごさ【誤差】** [名]①真の数値と、計算したり測定したりした数値との差。②くいちがい。くるい。 **ござ【×莫×産】** [名]イグサで編んだ敷物[しきもの]。うすべり。「―を敷[し]く」 **こさい【小才】** [名]ちょっとしたことをうまくやってのける才能や機転。「―がきく」 **ごさい【後妻】** [名]妻と死別したり離婚したりした男性が、のちに結婚した妻。 **こざいく【小細工】** [名]①人の目をごまかすような、つまらない手段や策略。「―をろうする」②指さきの細かい細工。 **コサイン** [名]三角関数の一つ。直角三角形の斜辺[しゃへん]分の底辺。余弦[よげん]。記号はcos **こさえる【×拵える】** [動]「こしらえる」のくだけた言い方。 **こざかしい【小賢しい】** [形]①利口ぶった感じで生意気だ。「―ロのききかた」[類]小利口②ぬけめがなくてずるい。「商売のやりかたが―」[類]ずる賢[がしこ]い **こさく【小作】** [名]地主に土地を借りて作物[さくもつ]をつくること。借地料をはらって農業をする人。 **こさくのう【小作農】** [名]地主から土地を借りて借用料をはらい、農業を営む農家。日本では自己所有地が一〇%にも未満の農家をいう。⇔自作農 **こさつ【故殺】** [名]①故意に人を殺すこと。②旧刑法[きゅうけいほう]で、かっとなって考えもなく人を殺すこと。⇔謀殺[ぼうさつ] **こさつ【古刹】** [名]由緒ある寺。古寺。「名所―」 **コサック** [名]帝政ロシア時代に騎兵[きへい]として、辺境の防衛に活躍[かつやく]した農民。コザック。カザーク。 **こざっぱり** (形動)どことなくさっぱりとしたようす。いかにもむだがなく、整って清潔[せいけつ]なようす。「―とした服装」[類]こぎれい **こさめ【小雨】** [名]こぶりの雨。細かい雨。「―にけむる町並み」 **ござる【御座る】** [動]①①「ある」「いる」「来る」「行く」などの尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「そちらへ出向く人が―」②「ある」「いる」の丁寧語。ございます。「私達[わたくしども]めでー」②ものがだめになる。いかれる。くだけた言い方。①(補助)…ございます。「その人ならよく承知して―」▽文語的表現。「御座ある」の変化した形。 **こさん【古参】** [名]古くからその職場や団体に仕えていること。また、その人。古株。「―社員」⇔新参[しんざん] **ごさん【五山】** [名]中国の制度をまねて、室町幕府がつくった禅宗[ぜんしゅう]りの一派、臨済宗の五つの寺。 <471> ござん。▽京都五山と鎌倉五山がある。京都は、天竜寺・相国寺・建仁[けんにん]寺・東福寺・万寿[まんじゅ]寺。京都五山の上位に南禅寺がある。鎌倉は、建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺。 **ごさん【誤算】** [名]①計算ちがい。②考えちがい。見こみちがい。「計画に―があった」 **ごさん【午餐】** [名]昼食。「―会をもよおす」▽文章語。 **ごさんけ【御三家】** [名]①徳川家の一門である、尾張・紀伊・水戸の三家を敬っていう呼び方。また、ある分野でもっとも有力な三者。「演歌の―」 **ごさんじょうてんのう【後三条天皇】** [人名]一〇三四-七三年。在位、一〇六八-七二年。藤原氏と外戚関係になかったため、それまでの藤原氏の政治を改めた。とくに荘園[しょうえん]を整理令を出し、記録荘園券契所[けんけいじょ]を設置した。 **ごさんねんのえき【後三年の役】** [名]一〇八三-八七年。奥羽の清原氏の内紛[ないふん]に源義家[みなもとのよしいえ]らが介入[かいにゅう]した戦い。清原氏はほろびた。▽前九年の役に対していう。 **ござんぶんがく【五山文学】** [名]鎌倉・室町時代の、京都と鎌倉の五山の禅宗の僧による漢詩文。虎関師錬・絶海中津[ぜっかいちゅうしん]らが活躍し、江戸時代の儒学の基礎となった。 **こし【腰】** [名]①(名)人体の一部。上半身を折りまげる曲がり目の部分。上半身を支える部分。「―に手をあてる」「―をかける」②ものの中間よりやや下の部分。「―板」③支えとなるだいじな部分。「話の―を折る」「―くだけ」④ねばり。歯ごたえ。「―のあるうどん」①(造語)[「~腰[ごし]」の形で]…のような態度・ようすであることをあらわす。「にげー」「けんかー」 **こし【古詩】** [名]漢詩の古体詩の形式の一つ。唐以前の詩。また、その形式をならった近体詩成立後の詩。四言・五言・七言古詩など。平仄[ひょうそく]や句数の制限がない。 **こし【枯死】** [-スル]草や木が生えたままでかれること。「―寸前」[類]立ち枯[が]れ **こし【×輿】** [名]昔の乗り物の一つ。家の形をしたものに人を乗せて、二本の棒でかついで運ぶ。 **こじ【固持】** [-スル]自分の考えなどを、かたくなにもちつづけること。[類]固執 **こじ【固辞】** [名]かたく辞退すること。「立候補を―する」 **こじ【孤児】** [名]両親のいない子。みなしご。「―院」 **こじ【故事】** [名]①昔から伝わっている話やいわれ。「中国の―」「―来歴」「―成語」②昔あったこと。 **こじ【誇示】** [名]ほこらしげに示すこと。「戦力を―する」 **こじ【居士】** [接尾語]①(名)男性の戒名[かいみょう]につける称号。⇔大姉②俗人[ぞくじん]のままで仏門にはいった男性。①(造語)[「~居士」の形で]…な(の)おかた。「慎重―」▽からかいの気持ちをこめて言う。 **ごし【五指】** [名]手の五本の指。すぐれたものを数えあげるときにいう。「球界の―にはいる投手」 **ごし【越し】** [接尾語][「~越し」の形で]①あるものをへだてておこなう意味をあらわす。「かきねー」②ある年月にまたがり、続いてきた意味をあらわす。「五年―の工事」 **ごじ【誤字】** [名]まちがった字。字形のちがいとまちがった使いかた。「―・脱字が多い」 **ごじ【護持】** [名]とうといものをたいせつに守っていくこと。「仏法を―する」 **こじあける【×抉じ開ける】** [動]すきまに棒などをさしこんでむりにあける。「窓を―」 **こしあん【×漉し×餡】** [名]アズキをにてすりつぶし、布などでこしてつくったあん。⇔つぶあん **こしいた【腰板】** [名]①かべや建具などのこしにあたる部分に張った板。②はかまのこしの部分にあててある紙板。 **こしいれ【×輿入れ】** [名]とつぐこと。よめいり。嫁[よめ]を乗せた輿[こし]を婿[むこ]の家にかつぎいれたことから。 **こじいん【孤児院】** [名]「養護施設[ようごしせつ]」の古い呼び方。 **こしお【小潮】** [名]潮の干満の差がいちばん小さいこと。差がいちばん小さいとき。月二回半月[はんげつ]のころ起こる。⇔大潮 **こしかけ【腰掛け】** [名]①こしをおろす台。いす。②とりあえず一時的に働く場所・地位。 **こしかける【腰掛ける】** [動]いすなどにこしを下ろす。「公園のベンチに―」 **こしかた【来し方】** [名]→「きしかた」 **こしき【古式】** [名]古いやりかた。昔からの方法。「式典は―にのっとってとりおこなう」「―ゆかしい行事」 **こじき【×乞食】** [名]人からかねやものをめぐんでもらって生活している人。ものもらい。 **こじき【古事記】** [書名]七一二年。元明[げんめい]天皇の命により、稗田阿礼[ひえだのあれ]がよみならい、太安万侶[おおのやすまろ]が編集・執筆したわが国最古の歴史書。神話・伝説と多数の歌謡[かよう]とをふくむ。三巻。 **ごしき【五色】** [名]①いろいろな色。たくさんの色。②五種類の色。青・黄・赤・白・黒。「―の旗」 **こじきでん【古事記伝】** [書名]一七九八年。本居宣長[もとおりのりなが] <472> の作。「古事記」の注釈書として、国学の代表的業績を示す。四四巻。 **こしぎんちゃく【腰×巾着】** [名]①いつも有力者のそばにくっついている人。さげすんだ言い方。「社長の―」②昔、かねを入れてこしにさげたふくろ。 **こしくだけ【腰砕け】** [名]①すもうなどで、こしの力がぬけてからだがくずれること。②ものごとが途中[とちゅう]でだめになり、続かなくなること。「計画が―になる」 **こじせいご【故事成語】** [名]昔から伝えられた物語や言いつたえをもとにしてできた語句。 **こしだか【腰高】** (形動)①こしの位置が高く、不安定なようす。「―の守備」②器物のこしの部分を高くしたもの。「―障子[しょうじ]」 **こしたんたん【×虎視眈眈】** (四字熟語)油断なく機会をねらっているようす。「大臣のいすを―とねらう」▽多く、攻撃[こうげき]や侵略[しんりゃく]の機会を野心[やしん]をもってねらうときに使う。トラが獲物[えもの]をねらってじっと見つめる意味から。 **ごしちちょう【五七調】** [名]和歌や詩などで、五音句と七音句でひとまとまりにして調子をとるもの。七五調に比べて、下の音数が多いので安定感があり、荘重・重厚になる。 **こしつ【固執】** [名]あくまでも自分の考えにこだわって、決して曲げようとしないこと。「こしゅう」とも。「自説に―する」[類]固持 **こしつ【個室】** [名]個人用に独立した部屋[へや]。「病院の―にはいる」 **こしつ【痼疾】** [名]長いあいだ治らない病気。持病。 **こじつ【故実】** [名]昔からの儀式[ぎしき]や作法などのしきたり。「有職[ゆうそく]―」 **ごじつ【後日】** [名]①のちの日。将来。「―おうかがいします」②あることがあったあと。「―談」 **ゴシック** [名]①中世ヨーロッパで流行した建築様式。とがった高い塔とが特徴で、教会などに多い。ゴシック様式。②活字体の一つ。ゴシックのように、線が一様に肉太の文字。ゴシック体活字。ゴチック。ゴチ。 **ごしゃく【語釈】** [名]ことばの意味を説明すること。「―をつける」 **こしゃほん【古写本】** [名]昔の人が書き写した本。ふつう室町[むろまち]時代以前のものをいう。 **こしゅ【戸主】** [名]一家の主人。とくに、律令制で、戸の代表者。明治時代に制定された民法では、一家を支配する権力をあたえられた。 **こしゅ【固守】** [-スル]かたく守ること。 **こしゅう【固執】** [名]→「こしつ」 **ごしゅういわかしゅう【後拾遺和歌集】** [書名]一〇八六年。白河天皇の命により、藤原通俊[ふじわらのみちとし]の撰[せん]だ。第四の勅撰[ちょくせん]和歌集。後拾遺集。約一二〇〇首。二〇巻。 **ごじっぽひゃっぽ【五十歩百歩】** [名]多少ちがうように見えても、じつは本質的には変わりがないこと。似たりよったり。「五十歩を以って百歩を笑う」の略。▽戦場で五十歩逃[に]げた者が百歩逃げた者を笑うようなもので、逃げたことに変わりはない。中国、「孟子」から。 **こしぬけ【腰抜け】** [名]①臆病[おくびょう]なこと。また、臆病者。[類]腑抜け ②こしがぬけて立てないこと。また、その人。 **こしのもの【腰の物】** [名]昔、武士などがこしにさした刀。遠回しな言い方。 **こしばがき【小×柴垣】** [名]小さく細い雑木でつくった低いかき根。 **こしまき【腰巻き】** [名]①女性が和服を着るとき、こしから脚部[きゃくぶ]にかけて巻く下着。ゆもじ。②単行本の表紙の下の部分に巻く紙。その本の見どころなどが書いてある。帯紙[おびがみ]。 **こしもと【腰元】** [名]①昔、姫君[ひめぎみ]などに仕えた女性。侍女[じじょ]。②こしのあたり。「―がおぼつかない」 **ごしゃ【誤写】** [-スル]誤って書き写すこと。 **こしゃく【小×積】** (形動)生意気で、ちょっとしゃくにさわるようす。小生意気[こなまいき]。「―なまねをする」▽あなどっていた相手が、意外な力をみせて自分を困らせたりしたときなどに使う。 **ごじゅうおん【五十音】** [名]かな文字であらわす、ア行からワ行までの五段一〇行。現代では、ヤ行の「イ・エ」とワ行の「ヰ・ウ・ヱ・ヲ」は、ア行の「イ・ウ・エ・オ」と同じ音なので発音の種類は四四。また、ワ行の「ヰ(ゐ)・ヱ(ゑ)」の文字も使わない。▽現代語にはほかに、撥音[はつおん](ン)・濁音[だくおん](ガ・ギ・グ…)など)・半濁音(パ・ピ・プ…)・促音[そくおん](ッ)がある。 **ごじゅうおんず【五十音図】** [名]五十音を、母音と子音で段と行に配列した図表。 **こじゅうと【小×舅・小×姑】** [名]①夫や妻の兄弟[きょうだい]。「小舅」と書く。②夫や妻の姉妹[しまい]。正しくは「こじゅうとめ」。「―根性」「―は鬼[おに]千匹[せんびき]」▽「小姑」と書く。 **ごじゅうのとう【五重の塔】** [名]寺院建築の一つ。屋根を五層に積みかさねた塔。万物を構成するという地・水・火・風・空の五大[ごだい]をあらわす。 **ごじゅうのとう【五重塔】** [書名]一八九二年。幸田[こうだ]露伴[ろはん]の小説。五重の塔を建立するにあたり、封建的な義理人情や障害をこえて、自分の芸道や気風をつらぬく姿に、作者の理想を重ねて見ることができる。 **ごじゅん【語順】** [名]文を構成するうえでの語の順番。日本語では主語→目的語→述語の並びかたが原則。 <473> 語序 **こしょ【古書】** [名]①昔の書物。②古くなった本。古本[ふるほん]。「―展」 **ごしょ【御所】** [名]天皇や皇族の住居。また、天皇や皇族を敬って呼ぶことば。 **ごじょ【互助】** [名]同じような境遇にある人々がたがいに助けあうこと。「―の精神」「―会」 **ごじょ【語序】** [名]「語順」に同じ。 **ごじょう【五常】** [名]儒教[じゅきょう]で、人が守りおこなうべき五つの道。仁・義・礼・智・信。 **ごじょう【互譲】** [名]相手の立場も考えて、たがいにゆずりあうこと。「―の精神」 **こしょうがつ【小正月】** [名]陰暦[いんれき]で、一月一五日のこと。また、一月一四日から一六日までの三日間をいう。⇔大正月(一月一日) **ごしょうだいじ【後生大事】** (四字熟語)ものごとをかけがえのないものとしてたいせつにすること。「―に守る」▽もと、仏教で、後生(=来世)の安楽をたいせつなものと信じていつも忘れないこと。 **こしょう【小姓】** [名]昔身分の高い人のそば近くに仕え、雑用をつとめた少年。 **こしょう【古称】** [名]古い呼び名。古い名称。 **こしょう【呼称】** [名]ものごとにつけられた名前。呼び名。また、その名で呼ぶこと。 **こしょう【故障】** [名]①機械やからだなどの一部に異常が起こること。「テレビがーする」②さしさわり。「―を申したてる」[類]支障 **こしょうを入れる** 不平を言う。じゃまをする。 **こしょう【湖沼】** [名]地面に広く水のたまっているところ。湖・ぬま・池など。 **こしょう【誇称】** [名]自慢して言うこと。おおげさに言うこと。 **こしょう【×胡椒】** [名]コショウ科のつる性常緑低木。南インド原産。実はブドウの房状に緑のつぶがつく。熟すと赤くなり、香辛料として用いられる。 **こじょう【孤城】** [名]①一つだけぽつんとある城。②孤立して援軍[えんぐん]の望めない城。「―落日」 **ごしょう【後生】** [名]①人にあわれっぽくたのみこむときに使うことば。「―だから許してくれ」②仏教で、前生・今生[こんじょう]に対して、死後に生まれかわる世界。来世[らいせ]③心配や苦しみのない、来世の安楽。極楽往生[ごくらくおうじょう]。「―大事」 **後生が悪い** ①あと味が悪い。②運が悪い。「―生まれ」 **後生を願う** ①来世の安楽を願う。また、仏をたのみとして幸運をいのる。 **こしらえる【×拵える】** [動]①形のあるものにつくりあげる。「お菓子[かし]を―」②準備する。用意する。「株を売って資金を―」③その場がうまくいくようにつくろう。「話を―」「言いわけを―」④身なりを整えたり化粧[けしょう]をしてかざる。「役者が顔を―」 **ごしらかわほうおう【後白河法皇】** [人名]一一二七-九二年。在位、一一五五-五八年。崇徳上皇と対立して保元[ほうげん]の乱を生んだ。退位後三四年間院政をしき、平氏や源氏など武家の権力のはざまで朝廷[ちょうてい]の存続はかった。また、今様を好んで「梁塵秘抄[りょうじんひしょう]」を撰だした。 **こじらせる【×拗らせる】** [動]むりなこと、よけいなことをして状態をもつれさせて悪くしてしまう。こじらす。「問題を―」「風邪[かぜ]を―」 **こじる【×抉る】** [動]すきまなどにものを入れてねじる。 **こじれる【×拗れる】** [動]ひもがよじれるように、ものごとが順調に進まず、まずいことをしてめんどうな状態になる。「話が―」「病気が―」 **こじん【古人】** [名]①昔の人。また、古代の聖人・賢者[けんじゃ]。「―の言にもある」「―の糟粕[そうはく]をなめる(=形だけをまねる)」 **こじんあとをもとめず、こじんの** **もとめたるところをもとめよ【古人の跡を求めず、古人の求めたる処を求めよ】** 昔の人の残した形にとらわれることなく、昔の人の追求した精神を学びなさい。▽松尾芭蕉[まつおばしょう]の「許六離別[きょりくびべつ]ノ詞」から。 **こじん【故人】** [名]①死亡した人。「すでに―となる」②古くからの友達。旧友。 **こじん【個人】** [名]集団に対して、それを構成しているひとりひとりの人間。また、社会的な立場をはなれた一人の人間。[類]私人 **ごしん【誤診】** [名]医師が診断を誤ること。また、その診断。 **ごしん【誤審】** [名]裁判やスポーツで、審判を誤ること。また、その審判。ミスジャッジ。 **ごしん【護身】** [名]危険から身を守ること。「―術」 <474> **ごじん【御仁】**「他人」を敬って呼ぶことば。おかた。おひと。▽やや敬遠したり皮肉をこめたりして用いることもある。 **ごじん【吾人】**[代名]「わたしたち」の古い言い方。われわれ。われら。「―の実現すべき理想」 **こじんさ【個人差】**それぞれの人によって異なる精神や能力、また肉体的なちがい。「睡眠時間にはーがある」▽動物の場合は「個体差」という。 **こじんしゅぎ「個人主義】**ひとりひとりの人間の価値を認め、その自由と権利を重んじる考えかた。 **ごしんぞう【御新造】**中流家庭の他人の妻を敬っていうことば。ごしんぞ。▽もと商家の若妻にいったもので、大正時代まで使われた。 **こじんてき【個人的】**[形動]特定の個人にかかわるようす。プライベート。「―な問題にすぎない」 **こじんまり**[副]↓「こぢんまり」 **ごする【伍する】**[サ変]かたを並べる。同じ立場や実力になる。「強豪に伍して戦う」 **こす【越す】**①高いところの上を通過する。また、ある地点を通り過ぎて向こう側へたどりつく。「山を二つー」「病気がとうげをー」「六〇の坂をー」②ある時期を過ごし、次の時期にかかる。「年を―(←越年)」「冬を―(←越冬)」③別のところへ移る。移転する。ひっこす。「郊外へ―」④後ろから来たものが前に出る。「後輩にさきを越される」⑤まさる。すぐれる。「自分の目で確かめるに越したことはない」 ⑥「お越し」の形で」「行く」「来る」の尊敬語。「どちらへお越しですか」「当方へもお越しください」 **超す**ある基準より上になる。「限度を―」「平均を―」「年間の予算を―」 ▼「見越す」「勝ち越す」などの複合語は、多く「越す」を使う。 **こす【鼓す】**[サ変]勇気をふるいたたす。こする。「勇を―」太鼓を打ちならす意味から。 **こする【擦る】**[サ変]ものの表面をすれあうように動かす。「ブラシでー」圏擦する **こすりつける【擦り付ける】**[下二]他のものにこすってくっつける。なすりつける。 **こす【渡す・濾す】**[サ変]細かいすきまを通してかすをとのぞいたり、小さいつぶにそろえたりする。「スープをふきんでー」圏濾過する **こすい【湖水】**みずうみ。また、みずうみの水。 **こすい【鼓吹】**[名・スル]①はげまし勇気づけること。「士気を―する」團鼓舞②広く宣伝すること。思想などを教えこむこと。 **こすい【狡い】**ずるくて、けちけちしている。こすっからい。「―やりくちでかねをかせぐ」 **ごすい【午睡】**[名・スル]昼寝。「―をとる」 **こすう【戸数】**人家の数。「―三〇の村」 **こずえ【梢・杪】**枝や幹のさきのあたり。圏木末がれ▽「木の末」という意味から。 **コスタリカ**[国名]正式国名は、コスタリカ共和国。中央アメリカ南部にある国。おもな産物はコーヒー・バナナ・砂糖など。面積約五万一〇〇〇平方。首都サンホセ。主要言語スペイン語。 **コスチューム**①服装。衣装。とくに、舞台衣装。②地域・時代・民族に固有な服装。一costume **こすっからい【狡っ辛い】**ひどくずるがしこい。けちけちしている。こすからい。 **コスト**①商品の生産に必要な費用。原価。「―割れ」「ーアップ」②値段。費用。一cost **コスモス**①キク科の一年草。一松以上になる。秋、ピンク・赤・白などの花をつける。秋桜。②調和のとれた世界。宇宙。⇔カオス-cosmos **コスモポリタン**国籍などにとらわれず、世界が同じ人類であるという考えをもつ人。世界主義者。また、国際人。一cosmopolitan **ごする【期する】**[サ変]覚悟する。心にきめる。 **こすれる【擦れる】**[下二]他のものとすれあう。すれる。 **ごせ【後世】**生まれかわった、のちの世。来世の安楽。「―を願う」「―をとむらう」類後生▽三世の一つ。前世・現世に対していう。「こうせい」と読めば別の語。 **ごぜ【瞽女】**三味線を弾き、歌や物語を聞かせて歩く盲目の女芸人。 **こせい【個性】**その人またはそのものだけに備わっていて、他から区別される特有な性質。パーソナリティ。個人性。「―豊かな作品」「―をのばす」 **ごせい【互生】**[名・スル]植物の葉が、茎の節ごとに、たがいちがいに出ること。▽ほかに、対生・輪生 **ごせい【悟性】**ものごとを論理的に考え判断する心のはたらきや能力。圏理性▽哲学用語。 **ごせい【語勢】**気持ちの強さがあらわれるような、ことばの調子や勢い。圏語気・語調 **こせいだい【古生代】**地質時代の区分の一つ。約五億五千年から二億五千年前までの期間。カンブリア紀・オルドビス紀・シルリア紀・デボン紀・石炭紀・二畳紀に分ける。 **ごせいばいしきもく【御成敗式目】**一二三二年に、鎌倉幕府の執権、北条泰時が制定した法律。武家社会の慣習をまとめ、幕府政治の根本を示す。貞永式目。 **こせがれ【小倅】**年若い男をあなどっていうことば。また、自分の息子をへりくだっていうことば。 **こせき【戸籍】**国民ひとりひとりの氏名・生年月日・続きがらなどをしるした公式の文書。本籍地の市区町村長がとりあつかう。「―抄本」 **こせき【古跡・古蹟】**昔、歴史的な事件や建物があったあと。旧跡 **こせきしょうほん【戸籍抄本】**戸籍原本のう <475> **こせきとうほん【戸籍謄本】** [名]戸籍原本の全部を写した文書。 **こせこせ** (副)小さなことにこだわり、心にゆとりのないようす。せせこましいようす。「そんなつまらないことに―するな」 **こせつ【古拙】** (形動)たくみさはないが、かざりけがなく素朴な味わいのあること。 **こせつく** [動]こせこせする。あくせくする。 **ごせっけ【五摂家】** [名]昔、摂政[せっしょう]や関白[かんぱく]になる資格をもっていた五つの家がら。近衛・九条・二条・一条・鷹司[たかつかさ]。 **こぜに【小銭】** [名]①小額のかね。こまかいかね。ばら銭。「―入れ」②ちょっとまとまったかね。こがね。「―をためる」 **こぜりあい【小競り合い】** [名]①ちょっとしたもめごと。「遺産をめぐる―」[類]いさかい・ごたごた②小部隊どうしが衝突[しょうとつ]すること。「―が続く」 **こせん【古銭】** [名]通用しなくなった、昔のかね。 **ごせん【互選】** [-スル]仲間が、おたがいの中から話しあいや選挙で選びだすこと。「代表者を―する」 **ごぜん【午前】** [名]夜の一二時から正午までの十二時間。また、夜が明けてから正午までのあいだ。⇔午後 ▽「午」は「午の刻」で、正午のこと。 **ごぜん【御前】** [名](代名)①(名)身分や地位の高い人、とくに天皇の座席の前。「―に出る」「―試合」「―会議」①(代名)昔、主君を敬って呼んだことば。「―様」①(接尾語)昔、神や身分の高い人、また婦人の名の下に付けて、敬意や親しみをあらわしたことば。「えびすー」「静[しずか]ー」 **ごぜん【御膳】** [名]「食事」「食膳」のていねいな言い方。「―をお持ちしました」 **ごぜんきょう【×跨線橋】** [名]鉄道線路の上にかけわたした橋。 **ごぜんさま【午前様】** [名]夜遊びなどで夜中の一二時過ぎに帰宅する人。▽「御前様」をもじった語。 **ごせんし【五線紙】** [名]楽譜をしるすために、五本の平行線をひいてある用紙。 **ごせんじょう【古戦場】** [名]昔、戦争のあった場所。「川中島[かわなかじま]の―」 **ごせんわかしゅう【後撰和歌集】** [書名]九五一年。村上天皇の命により、源順[みなもとのしたごう]らの撰。第二の勅撰[ちょくせん]和歌集。後撰集。一四〇〇余首。二〇巻。 **こそ** [助詞]①強調して示す。「きみー行くべきだ」「これーずっと探していた本だ」「今度―合格するぞ」②逆接の確定条件をあらわす。「感謝―すれ、迷惑[めいわく]になど思っていません」「タバコは害―あれ、益はない」「きみのためを思えば―、厳しいことを言うのだ」▽「きみのためを思えば―だ」のように「こそ」のあとを省略することもある。③「あらばこそ」の形で]強い否定をあらわす。「休むひまもあらばー(いやまったくない)」▽「あらばこそあれ」の略。古い言い方。▼「こそ」は文語では係助詞として、係り結びを成立させるため、文末の活用語は已然[いぜん]形となる。「あらばこそあれ」の「あれ」は「あり」の已然形で、②③の用法は文語の用法が残っているもの。 >こそあどことば >指示すことばの体系。話し手が、自分の領域にあるものごとは「こ」、相手の領域にある場合は「あ」、どちらの領域でもない場合は「そ」で指し示し、領域の決まらない場合は「ど」であらわす。また、話し手の身近なものごとは「こ(近称)」、遠くのものや縁遠い場合は「あ(遠称)」、その中間は「そ(中称)」、遠近の決まらない場合は「ど(不定称)」であらわすとする考え方もある。 **こぞ【〝去。年】** [名]「去年[きょねん]」「昨年」の古い言い方。「―の雪」 **ごそう【護送】** [名]つきそって見張りながら送り届けること。大金や犯人などを、ある場所から他の場所へ移すときにいう。「―車」 **ごぞうろっぷ【五臓六腑】** [名]①漢方で、五つの臓器と六つのはらわたをさす。肺・心・脾・肝[かん]・腎[じん]の五臓と、大腸・小腸・胃・胆・膀胱・三焦[さんしょう]の六腑。②腹の中。心の中。「―にしみわたる」[類]臓腑 **こそく【×姑息】** (形動)一時のまにあわせ。その場しのぎ。「―な手段」▽「姑」は、しばらくという意味。 **ごぞく【語族】** [名]言語学で、同じ系統と見なされる言語の一群。「インド・ヨーロッパー」 **ごそくろう【御足労】** [名]相手にわざわざ来てもらったり、行ってもらったりすること。ていねいな言い方。「―願います」 **こそげる【×刮げる】** [動]こすりけずって落とす。「くつについたどろを―」 **こそこそ** (副)人に見られないように、ひそかにするようす。人に知られたくないようなことをするようす。「―とにげだす」「かげでーするな」 **こぞって【《挙って】** [副]人々が残らず参加するようす。みんなそろって。「―優勝を祝う」「一家―出席する」[類]挙げて ▽「こぞりて」の変化した形。 **こそで【小×袖】** [名]①そで口の小さい和服。②絹の綿入れ。布子[ぬのこ] **こそどろ【こそ泥】** [名]こそこそと、わずかなものをぬすむどろぼう。けちな小ぬすっと。 **こそばゆい** [形]①くすぐったい。くすぐられて皮ふがむずむずする。②てれくさい。「ほめられて―感じがする」 <476> **こそで【小袖】**①そで口の小さい和服。②絹の綿入れ。⇔布子 **こそどろ【こそ泥】**こそこそと、わずかなものをぬすむどろぼう。けちな小ぬすっと。 **こそばゆい**①くすぐったい。くすぐられて皮ふがむずむずする。②てれくさい。「ほめられて―感じがする」「こそばゆい」とも。 **ごぞんじ【御存じ】**①相手が知っていることを敬っていうことば。「―のとおり」御承知②あなたの知りあいの人。「―より(=手紙で、差出人の名をふせておくときに使う)」邇 知己 **ごたい【五体】**①からだ全体。全身。頭・首・胸・手・足、または頭と両手・両足の、五つの部分すべて。「―満足」「―投地(=両ひじ・両ひざ・頭を地につける最高の礼法)」麵身体・肉体②書道の書体で、篆書・隷書・楷書・行書・草書のこと。 > つかいわけ「体」を見よ。 **こだいかんあいしゅう【古代感愛集】**一九四七年。釈迢空(折口信夫)の詩集。戦前からの詩や長歌を集めたもので、学問に根ざす古代へのあこがれをうたいあげている。 **こだいこ【小太鼓】**打楽器の一つ。小形の太鼓。さえた高い音を出す。「図「オーケストラ」 **ごだいこ【五大湖】**アメリカ合衆国とカナダの国境にある。スペリオル・ミシガン・ヒューロン・エリー・オンタリオの五つの湖。豊富な水資源を利用して、沿岸には工業都市が多い。 **ごだいごてんのう【後醍醐天皇】**[人名]一二八八―一三三九年。在位、一三一八—三九年。鎌倉幕府をたおし、みずから政治をおこなおうとして失敗、隠岐に流されたが、建武の新政に成功。しかし、足利尊氏ら、武士との不和で吉野に移り、南朝を建てた。 **こたいし【古体詩】**漢詩の詩体の一つ。おもに唐代以前につくられたもの。唐代に確立した近体詩のきまりからはずれるもので、韻をふむだけで一句の漢字数や全体の句数は自由。また、唐以後の詩のうち、古体詩の形式によってつくられたものもいう。「古詩」と「楽府」に分けられる。民謡として歌われたものが多い。⇔近体詩 **こたい【個体】**①ほかのものと区別され、独立して存在するもの。②それぞれ独立した生活を営む、動物や植物。 **こたい【固体】**物質の三態の一つ。きまった形と体積とをもつもの。石・金・木材など。 **こだい【古代】**①古い昔。いにしえ。「―杉」②時代区分の一つ。三大区分の中世・近代に対するもの。日本史の区分では、ふつう奈良・平安時代をさす。 **こだい【誇大】**[形動]実際よりもおおげさであること。「―広告」「―妄想」 **ごたいそう【御大層】**[形動]言動があまりにもおおげさなようす。「―なふるまい」「―なご身分」▽皮肉をこめて言う。 **こだいもうそう【誇大妄想】**自分の能力や地位は、他人よりはるかにすぐれているとおおげさに考え、信じこむこと。「―狂」 **こたえ【答え】**①質問や呼びかけに対する返事。返答。「いくら呼んでもーがない」「ノーとこたえする」②問題の解答や答案。「―を出す」⇔問い **こたえ【応え】**反応。反響。「手ーを感じる」 **こたえられない【堪えられない】**がまんできないほど、すばらしい。「―味」「―うまさ」 **こたえる【答える】**[下二]①相手にことばを返す。返事をする。「質問に―」「呼びかけに―」②聞かれたことに解答する。「設問に―」⇔問う **こたえる【応える】**[下二]①期待や要望に報いるように行動する。応じる。「手をふって観衆に―」②反響する。ひびく。「やまびこが―」③刺激を受けて強く感じる。しみとおる。「寒さが―」「骨身に―」「胸に―」 **こたえる【堪える】**[下二][造語]ある状態をたえしのんで保つ。「もちー」「ふみ―」 **こだかい【小高い】**まわりよりも少し高い。「―丘にのぼる」 **こだから【子宝】**「こども」をたっとんだ言い方。宝のようにたいせつな子。「―にめぐまれる」 **ごたく【御託】**えらそうに自分勝手なことばかり言いたてること。また、その言い分。「御託宣」の略。「―を並べる」 **こだくさん【子沢山】**[形動]子供がたくさんいること。「V律儀者のー」 **ごたくせん【御託宣】**①神のお告げ。「―が下る」②「ごたく」 **ごたこう【御多幸】**[形動]幸せの多いこと。たくさんの幸せ。「―をいのります」▽多く、手紙文に使う。 **ごたごた**[名・副・スル]①[名・―スル]もめごと。あらそい。また、混乱すること。「―が絶えない」②[副・スル]乱雑なようす。「―した室内」③[副]うるさく言うようす。「―と文句ばかり言うな」 **こだし【小出し】**一度に出さずに何回かに分けてものを出すこと。また、その出したもの。「ためた金を―に使う」 **こだち【木立】**木が何本かかたまって生えているところ。また、その立ち木。「夏―」▽ふつう、「木立」とは書かない。 **こたつ【火燵・炬燵】**暖房器具の一つ。やぐらで囲い、上にふとんをかけたもの。「ほり―」「電気―」▽昔は炭火を使った。 **ごたつく**[動]混乱する。混雑する。また、もめる。「ひっこしで家の中が―」「社内人事で―」 **こだね【子種】**子供のもととなるもの。精子。また、家系や血統をつぐもの。子孫。「―を宿す」 **ごたぶん(御多分)に漏れず**他の多くと同じように。例外ではなく。 <477> **こだま【木霊・木魂・谺】**声や音が山や谷に反響してかえってくること。また、その声や音。やまびこ。▽古くは山の霊が答えると考えたことから。 **こだわる【拘る・拘泥る】**[自動]つまらないことにとらわれてぬけだせない。何かをいつまでも気にかける。「枝葉末節に―」「勝敗に―」圏拘泥する **こたん【枯淡】**[形動]さっぱりしていて、しかも深い味わいのあること。「―の境地」 **ごだんかつよう【五段活用】**[文法]口語文法で、動詞の活用の一つ。活用語尾が、五十音図の五段すべてにわたって変化するもの。「書く」「読む」など。▽ロ語では未然形にオ段の音(助動詞「う」につながる形、「書こう」)があるが、文語にはないので、五段活用の動詞は文語文法では四段活用となる。▷巻末「活用表」参照。 **こち【東風】**東からふく風。春風。古い言い方。「―吹かばにほひおこせよ梅の花(菅原道真)」 **こちこち**[形動]①かたくて柔軟さがないようす。「パンがーになる」②緊張しているようす。「―になってろくに返事もできなかった」③がんこで他の意見をとりいれないようす。「―の頭」 **ごちそう【御馳走】**[名・スル]「ちそう」のていねいな言い方。おいしい食べものや飲みものを出してもてなすこと。また、豪華な食事。 **ごちそうさま【御馳走様】**①食事のあとのあいさつ。また、もてなしを受けたときのお礼のことば。②男女の仲のよさを見せつけられたときの、冷やかしの気質。のことば。 **ゴチック**↓「ゴシック」「Gotik **こちとら**[代名]おれ。おれたち。俗な言い方。「―江戸っ子だい」 **ごちゃごちゃ**[副・スル]いろいろ乱雑にまじっているようす。「―して整理できない」 **ごちゃまぜ**いろいろなものが雑然と入りまじること。ごったまぜ。ごたまぜ。 **こちゅう【古注・古註】**古い時代の注釈。また、昔の古典にほどこした注釈。とくに中国で、経書に漢や唐の時代につけた注釈。 **こちゅう(壷中)の天地**俗世間とははなれた小さい別天地。別世界。 **こちょう【誇張】**[名・スル]目立つように実際よりもおおげさに表現すること。「―したジェスチャー」 **ごちょう【語調】**話すときなどのことばの調子。厦語気・語勢 **こちょう(胡蝶)の夢**自他一体の境地をいう。また、人生のはかないことのたとえ。▽荘子が夢でチョウになり、自分とチョウの区別を忘れたという故事(中国、「荘子」)から。「胡蝶」は、チョウのこと。 **こちら【此方】**[代名]①自分がいる場所や方向、また、その近くのものや人をさすことば。「―へどうぞ」「―は大雨です」「―を下さい」「―様にお茶を」②自分や、自分側の人などをさすことば。「準備は―でする」「―としても考えがある」 **こぢんまり**[副]小さいなりに、ほどよく整っていて感じのいいようす。「―まとまる」「―した家」▽「こじんまり」は誤り。 **こつ[骨]**[骨・0画 全10画 骨骨骨骨]①ほね。とくに、火葬にしたあとのほね。「おーを納める」②ものごとの中心となる組みたて。③ものごとを処理する要領。「仕事のこつをつかむ」▽ふつう、かな書き。④人のからだ。⑤芯のある人がら。コッ①[骨格][遺骨][筋骨]②[骨子][真骨頂]③[鉄骨][骨法]④[万骨][病骨][老骨][気骨][反骨][武骨]ほね[骨組み][骨太][骨身][背骨][無駄骨][骸骨]カルタ[骨牌] **ごつい**ごつごつして、かどばっている。ぶとつで、頑丈である。くだけた言い方。「―手」 **こっか【国花】**国民から愛好され、その国を代表する花。日本のサクラ、イギリスのバラ、フランスのユリなど。 **こっか【国家】**きまった領土の、一つの政府のもとにまとまって住む人々の社会集団。 **こっか【国歌】**その国を代表するものとして、国際的行事や式典などに演奏され歌われる曲。 **こづか【小柄】**刀のさやの外側にさす小刀。 **こっかい【国会】**国民の直接選挙によって選ばれた国会議員で組織される、日本でただ一つの立法機関。衆・参両議院からなる。「―解散」▽大日本帝国憲法では「帝国議会」といった。 **こづかい【小使】**「用務員」の古い呼び方。 **こづかい【小遣い】**日常のちょっとした買い物などにあてる、自分の自由になるかね。ポケットマネー。「―銭」「―かせぎ」 **こっかいかいせつのみことのり【国会開設の詔】**一八八一年、国会開設を約束した明治天皇のことば。自由民権運動の盛りあがりに対して、一八九〇年に開くことを約束した。 <478> **こっかいぎいん【国会議員】**国会を組織する議員。衆議院議員と参議院議員とをまとめた呼び方。選挙によって選ばれ、国民を代表して政治を論じ、決定する。 **こっかいぎじどう【国会議事堂】**国政の重要な議事が決定される建物。議事堂。 **こっかいとしょかん【国会図書館】**一九四八年に設立。国会議員に資料の提供をする。また、一般国民が利用できる日本唯一の国立図書館。 **こっかく【骨格】**①動物のからだを支え、体形をつくっているかたい器官。「たくましいーの男」②ものごとの全体を形づくり、それを保つための中心となるところ。「建物の―ができあがる」「論文のー」類骨組み **こっかこうあんいいんかい【国家公安委員会】**内閣府の外局の一つ。国の公安や警察行政の全般を管理する最高機関。 **こっかこうむいん【国家公務員】**国のおおやけの仕事をする人。一般職と、大臣や裁判官などの特別職に分かれる。⇔地方公務員 **こっかしけん【国家試験】**国家が、特別の資格を認定したり、免許をあたえたりするためにおこなう試験。 **こっかしゅぎ【国家主義】**個人の自由や利益よりも、国家の利益を中心にし尊重する考えかた。 **こっかそうどういんほう【国家総動員法】**一九三八年、国が議会の承認なしで国民や物資を調達できるようにした法律。日中戦争の長期化にともない、軍部の力を強めるために制定された。 **こっかん【酷寒】**厳しい寒さ。極寒・厳寒⇔酷暑▽多く、手紙文のあいさつのことばに使う。 **ごっかん【極寒】**きわめて寒いこと。類酷寒・厳寒⇔極暑 **こっき【克己】**[名・スル]意志の力で自分の欲望や感情をおさえ、うちかつこと。「―心」「ㄇ>——復礼」 **こづくり【小作り】**[形動]①つくりかたが、ふつうより小さいようす。②からだのつくりが小さいようす。こがら。 **こっくん【国訓】**①漢字に、その意味にあたる日本語をあてはめて読むこと。「山」を「やま」と読むなど。訓。和訓。②漢字のもとの意味をはなれて、日本語独自の読みをすること。中国でアヒルをあらわす「鴨」を「かも」と読むなど。 **こっけい【滑稽】**[形動]①ばかばかしくくだらないこと。「―千万」②おもしろおかしいこと。「―なしぐさ」 **こっけいぼん【滑稽本】**江戸後期の小説の一種。日常生活を風刺し、笑いをかもしだす。十返舎一九の「東海道中膝栗毛」、式亭三馬の「浮世風呂」「浮世床」など。 **こっけん【国権】**国を治める権限。「国会は―の最高機関(日本国憲法)」「一乱用」 **こっと【国庫】**国がもっているかねを保管したり、出し入れしたりする機関。「―借入金」 **ごっこ**[造語][「〜ごっこ」の形で]…のまねをする子供の遊び。「電車―」「鬼―」 **こっこう【国交】**国と国との公式な交際。国家間の外交関係。「―を樹立する」「―回復」 **ごつごうしゅぎ【御都合主義】**行為に一貫性がなく、自分の都合や相手の出かたによって、態度をどうにでも変えること。日和見主義。 **こっこきん【国庫金】**財産権の主体である国家を国庫と呼び、そこに属する現金。一般会計や特別会計の運用資金となり、その出納はすべて日本銀行でおこなう。 **こっこく【刻刻】**[副]時を追って確実に変化・進行するようす。一刻ごとに。「―と変わる夕焼けの色」「出発の時が―せまる」圏刻一刻・時々刻々 **こっくり**[副・する]①と副いねむりすること。いねむりするようす。こっくりこっくり。②首を下げて肯定すること。うなずくようす。 **こつこつ**[副]①休まずにじみな努力を続けるようす。「―ためたかねをぬすまれた」「―と働く」 <479> **こっし【骨子】**ものごとを形づくっている主要な部分。ほねぐみ。「プランの―をきめる」 **こつずい【骨髄】**①骨の中心にある、やわらかい組織。赤血球・白血球などをつくる。②心中。心の奥底で。「うらみーに徹する」 **こっせつ【骨折】**[名・スル]からだの骨を折るけが。 **こつぜんと【忽然と】**[副]とつぜん、あらわれたり消えたりするようす。「こつねんと」とも。「ある日ー姿を消す」「―して陸地があらわれた」圏にわかに・突如 **こっそう【骨相】**骨組みなどにあらわれた、その人の運命や性質。「―をうらなう」「―学」 **こっそり**[副]人に気づかれないようにするようす。「―合図を送る」「―家をぬけだす」園ひそかに **ごっそり**[副]一度に多くのものがなくなったり、一か所にまとまってたくさんあったりするようす。「どろぼうに―ぬすまれた」▽多く、そこからものがなくなる場合に使う。 **ごったがえす【ごった返す】**[自動]ひどくこみあって、ごたごたしている。「縁日で大通りが―」 **こっち【此方】**[代名]「こちら」のくだけた言い方。「―へおいで」 **ごっちゃ**[形動]いろいろなものが入りまじって混乱するようす。くだけた言い方。「―になる」 **こっちょう【骨頂】**程度がもっともはなはだしいこと。この上ない、第一のもの。「V愚の―」「真―」▽多く、よくない場合にいう。 **こつつぼ【骨壷】**火葬にした遺骨を入れるつぼ。 **こつづみ【小鼓】**小さいつづみ。右かたにのせ、左手で胴のひもをもって、右手で打つ。⇔大鼓 **こづつみ【小包】**①「小包郵便」の略。書状以外のものを小荷物につくって送る郵便物。「書籍―」②小さな包み。「手に―をさげる」「ふつう、「小包み」とは書かない。 **こってり**[副]①味や色などがこくて、しつこい感じのするようす。「―した味つけ」ごてごて②いやになるほどたくさん。「―しぼられた」 **ゴッド**キリスト教の神。造物主。| God **こっとう【骨董】**①古い道具や美術品で、値打ちのあるもの。アンティーク。「―品の収集家」②古いだけで、役に立たないもの。「―的存在」 **ゴッドファーザー**①洗礼名の名づけ親。教父。②アメリカの犯罪組織、マフィアの首領(=ドン)。| godfather **コットン**①綿花。また、木綿。綿製品。②コットン紙。木綿でつくった、厚くてやわらかい紙。cotton **こつにく【骨肉】**親子・きょうだいなど、たがいに血のつながりのあるもの。肉親。「―の争い」 **骨肉相食む**肉親どうしが財産などを争う。 **こっぱ【木っ端】**①木の切れはし。木のくず。②つまらないもの。とるにたらない人。「―役人」 **こっぱみじん【木っ端微塵】**こなごなにくだけちること。「窓ガラスが―になる」園粉みじん **こつばん【骨盤】**こしの部分の大きく平たい骨。 **こっぴどい【こっ酷い】**非常にひどい。てきびしい。俗な言い方。「―目にあう」 **こつぶ【小粒】**[形動]①つぶが小さいこと。「―のぶどう」⇔大粒②からだつきが小さいこと。「―なからだをいかす」小柄・小兵③力量の大きさに欠けること。「社長になるには―だ」園小者 **コップ**ガラスなどでつくった円筒形の、飲みものを入れる容器。-kop **コップの中の嵐**ごく限られたせまい範囲内だけの争い。当事者はたいへんだが、大勢にはさほどの影響はない。 **コップざけ【コップ酒】**日本酒などをコップで飲むこと。また、そのような飲みかた。 **コッペパン**山形で楕円形のパン。▽ coupé と pão、からか。和 **コッヘル**登山やキャンプ用の組みたて式の炊事用具。コッファー。」Kocher **コッホ**[人名]一八四三―一九一○年。ドイツの細菌学者。結核菌やコレラ菌を発見、ツベルクリンの発明など、近代細菌学での業績は大きい。| Robert Koch **ゴッホ**[人名]一八五三一九○年。オランダの画家。フランス後期印象派の一人。強烈な色彩とタッチが特色。神経を病んで自殺した。代表作「ひまわり」「アルルのはね橋」。「Vincent van Gogh <480> **こつまく【骨膜】** [名]骨を包んでいる白い膜。中に、神経や血管が通り、骨に栄養をあたえる。「―炎[えん]」 **こづめ【小爪】** [名]つめの生えぎわに見える、三日月形の白い部分。 **こて【小手】** [名]①ひじから手首のあいだ。また、手のさき。「高手[かいな](=かたからひじ)―にしばりあげる」「―がきく(=器用である)」→高手②「籠手②」に同じ。 **こて【×鰻】** [名]①かべ土やセメントなどを、たいらにぬるときに使う道具。「―でかべをぬる」[類]へら②熱して、布や髪[かみ]におしあてて、形を整える道具。「―をあてる」[類]アイロン③熱して、金属の接合に使う道具。はんだごて。 **こて【×籠手】** [名]①弓を射[い]るとき、左のひじにかける革[かわ]のおおい。②剣道で、「小手に①」をおおう防具。また、そこを打つきまり手。③よろいの付属具で、かたからうでをおおうもの。 **ごて【後手】** [名]①相手にさきをこされること。「やることなすことーになる」②囲碁や将棋[しょうぎ]で、あとから打ったり指したりすること。また、その人。「一番」⇔先手 **ごてにまわる【後手に回る】** 相手にさきをこされて、受け身の立場に立たされる。[類]後手を引く **こてい【固定】** [名]一つの場所から動いたり変化したりしないこと。また、動かないようにすること。「店の―客がふえる」「物干し台をーする」 **こていかわせそうばせい【固定為替相場制】** [名]外国為替相場の変動を、固定するか、ごく小さなはばに限定する制度。▽第二次世界大戦後、一九七三年にIMF体制が崩壊するまで、円は一ドル三六〇円に固定していた。 **こていかんねん【固定観念】** [名]強く思いこんでいて、容易に変えられない考え。「―にとらわれる」 **こていしさん【固定資産】** [名]企業[きぎょう]の財産で、土地・建物・機械・特許権など、長期間にわたって使用できる財産。「―税」→流動資産 **コテージ** [名]山小屋。小屋。コッテージ。 **こてき【胡適】** [人名]一八九一-一九六二年。中国の文学者。難解な文語を否定し、日常の口語を用いた文学への転換[てんかん]を主張し、白話[はくわ]文学運動をおこした。一九一九年の五・四運動の先導者の一人でもあったが、のち共産主義に反対して、アメリカに亡命。「こせき」とも。 **こてきたい【鼓笛隊】** [名]太鼓と笛とで編成された行進のための楽隊。 **ごてごて** (副)①多くて乱雑なようす。ごたごた。②しつこくてくどい感じのするようす。 **こてさき【小手先】** [名]①手のさきの部分。てさき。②手のさきを使ってする細工[さいく]。また、手のさきでできるような、大したことのない能力。「―の仕事が得意だ」「―がきく」[類]小才[こさい] **こてしらべ【小手調べ】** [名]正式にする前に、ためしにちょっとやってみること。「今の投球はほんの―だ」[類]腕試し・瀬踏み **こでまり【小手毬】** [名]バラ科の落葉小低木。春、白い小花がまりのようにかたまって咲く。 **こてん【古典】** [名]①古い時代の書物。また、明治時代以前の文章や作品。②古くから大勢の人に読まれた芸術作品で、人々から高く評価されているもの。クラシック。「―落語をききにいく」「西洋―音楽」 **こてん【個展】** [名]その人の作品だけを集めた展覧会。「初の―を開く」 **ごてん【御殿】** [名]①身分の高い人の家を敬った言い方。「王女さまが―からお出ましになる」②大きくてりっぱな家。「にしん―(=ニシン漁で大もうけしたかねで建てた大きな家)が立ちならぶ」 **ごでん【誤伝】** [名]まちがって伝えること。また、伝わること。まちがった話やうわさ。「―が広まる」[類]誤報・虚報 **こてんこてん** (副)徹底的にやっつけるようす。俗[ぞく]な言い方。「―痛めつける」[類]こてんぱんに **こてんしゅぎ【古典主義】** [名]一七~一八世紀のヨーロッパの芸術上の考えかた。古代ギリシャ・ローマの古典を規範[きはん]として、伝統・形式・理知などを重んじる。モリエール・ラシーヌ・ゲーテ・シラーや、ハイドン・モーツァルトらに代表される。クラシシズム。 **こてんてき【古典的】** (形動)古典を重んじる傾向[けいこう]。また、古典としての価値のあるようす。 **こと【事】** [名]①①ことがら。できごと。しわざ。また、とくに問題となるようなさわぎ。「悲しいーばかりが続く」「―のしまつをつける」「―をあらだてる」②しごと。つとめ。また、行事や儀式も。「―をやりとげる」「人助けを―とする」「―始め」③ありさまや事態。また、事情・わけ・場合。「―のなりゆきを見守る」「そんなーでやめてはいけない」「―によったら午後留守にするよ」④そのものに関するすべてのことがら。「山の―ならおれにまかせろ」「あなたの―好きよ」⑤なかみ。内容。意味。「言いたい―が伝わらない」①(接尾語)さわぎ。事件。また、大事件。おおごと。「―をあらだてる」「―を起こす」「一朝[いっちょう]―ある時は」「それは―だぞ」①(接尾語)[多く、「わたくしこと」などの形で]…についていえば。改まった言い方。「わたくし―、このたび本社勤務となりました」[類]儀▽体言に付く。⑧[「AことB」の形で]ペンネーム・芸名・通称[とおりな]などの下に付けて、本名[ほんみょう]をいうときに使う。「AすなわちB」という意味をあらわす。「遠山の金さん―遠山左衛門尉[さえもんのじょう]景元[かげもと]」⑨[形容詞の連体形に付いて、副詞的に用いる]「長い―、娘[むすめ]に会わない」「早い―、やってしまおう」⑩(形式名詞)[活用する語の連体形に付いて、体言の資格をあたえるはたらきをする]「絵を書く―よりも見るーのほうが好きだ」「いやな―はいやだが」▽同様の機能を果たす準体助詞の「の」に置きかえられることが多い。⑪[「~したことがある」の形で]経験したことをあらわす。 <481> わす。「ハワイに行った―がある」③「「~ということだ」の形で」伝聞したことをあらわす。「彼はいま上京しているという―だ」④「「~のことはある」などの形で」値打ち・効果・必要などの意味をあらわす。「大口をたたくだけの―はある」「わざわざ見に行く―もない」⑤「「~することにする(しよう)」の形で』決断・決心・さそいなどの意味をあらわす。「釣りには行かない―にする」「あす、いっしょに出かける―にしよう」⑥「「~すること」の形で」命令や要求をあらわす。「食前には手を洗う―」「おしゃべりはしない―」 > つかいわけ「もの」を見よ。 **事ある時**急に何か大事件などが起こったとき。「一朝(=ひとたび)―は」 **事あれかし**何か事件が起こってほしいと待ちのぞむようす。▽「かし」は強めの終助詞。 **事が足りる**それで用が済む。「電話で―」 **事が運ぶ**ものごとが順調に進んでいく。 **事が干る**事件がかたづく。落着する。 **事ここに至る**事態が悪化して、いまさらどうしようもない状態になる。 **事志と違たがう**自分の思いえがいたのとはちがう結果になる。類事心と違ょう **事と次第による**ことがらや状況によって判断する性質のもので、すぐにはきめられない。「事と次第によっては手を貸すよ」圏事と品による **事とする**そのことに心をかたむける。もっぱらにする。また、だいじな仕事とする。「朝夕の念仏を―」 **事ともしない**さして問題にしない。なんとも思わない。 **事無きを得る**めんどうなことにならず、ぶじに終わる。「発見が早く、―」 **事に当たる**ものごとを処理する。ある作業に従事する。 **事に触れて**なにかにつけて。折にふれて。「―思いだす」 **事に依よると**もしかしたら。ひょっとすると。なりゆきによると。圏事によったら・事によれば **事のついで**他のことをするついでに。何かをする折に。 **事の由よし**ものごとの理由・事情・原因。 **事程左様に**これまで述べてきた、そのように。それほどに。「―むずかしい問題だ」 **事もあろうに**いくらでも他の可能性があるのに。よりによって。「―こんなことをするとは」 **事を起こす**事件をひき起こす。 **事を構える**争いごとを、ことさら起こそうとする。 **事を好む**事件やさわぎが起こればよいと考える。みずから好んで争おうとする。 **事を分ける**順序やすじみちを立てて、くわしく説明する。圏条理を尽くす **こと【琴】**日本の弦楽器の一つ。長いキリの板をはりあわせた胴の上に、ふつう一三本の弦が張ってある。「たえなる―の調べ」かぞえ方調・張り・面 **こと【古都】**昔、都だったところ。また、昔からの都。日本では京都・奈良・鎌倉をさす。園 旧都 **こと【糊塗】**[名・スル]うそなどでかためてかくしごまかすこと。「過去のあやまちを―する」▽文章語。 **ごと**[造語][「〜ごと」の形で]①・・・とともに。・・・といっしょに。・・・のまま。「骨―食べる」「丸―かじる」②・・・のたびに。・・・のすべて。「日曜―に釣りに行く」「各階―に注文をとる」 **ことあたらしい【事新しい】**これまでとはちがって新しい。また、わざとらしい感じがする。 **ことう【孤島】**海の中に一つだけある島。はなれ小島。「絶海の―」團離島↔群島 **こどう【鼓動】**[名・スル]①心臓が血液を送りだすために動くこと。また、心臓の動く音。「マッサージで―がよみがえる」拍動②小刻みにふるえ、何かの前ぶれのようなけはいが感じられること。「あわ雪の下で大地が―する」 **ごとう【語頭】**単語のはじめの部分。「―にアクセントがある」⇔語尾 **こどうぐ【小道具】**劇やおどりの中で使う、こまごました道具。☆大道具 **ごとうしょうじろう【後藤象二郎】**[人名]一八三八一九七年。幕末・明治期の政治家。土佐藩士。大政奉還に尽力。維新後、征韓論で敗れて政府をはなれ、自由民権運動、自由党の結成に参加。のち、逓信大臣などをつとめた。 **ごとうゆうじょう【後藤祐乗】**[人名]一四四〇―一五一二年。室町中期の彫金家。後藤家の金工、後藤彫りの祖。将軍足利義政に仕え、刀剣の目貫きや小柄にすぐれた作品を残した。 **ことかく【事欠く】**[自動]①必要なものが不足して不自由な思いをする。「食うに―」「判断の材料には事欠かない」⇔事足りる②「「~に事欠いて」の形で』・・・するにはもっとましなやりかたもあるのに、よりによって。「言うに事欠いて、ばか呼ばわりするなんて」 **ことがら【事柄】**ものごとの内容やありさま。事情。「注意すべき―を説明する」 **ことをれる【事切れる】**[下二]息が絶える。死ぬ。「かけつけたときには事切れていた」 **こどく【孤独】**[形動]気持ちの通う相手やたよれる <482> **五徳**[ごとく] [名]人の五つの徳目。温・良・恭[きょう]・倹[けん]・譲[じょう]。 **五徳**[ごとく] [名]王の五つの徳目。仁・義・礼・智・信。 **五徳**[ごとく] [名]火鉢[ひばち]やこんろの上に置く、三本足または四本足の鉄の輪の台。なべややかんをのせる台として使う。 **誤読**[ごどく] [名][-スル]まちがえて読むこと。また、まちがった読みかた。「―されやすい名前」 **悉く・尽く**[ことごとく] [副]一つ残らず。すべて。「田畑を―売りはらう」「実験は―失敗した」 **事事しい**[ことごとしい] [形]いかにもおおごとであるかのように、おおげさである。「もったいをつけた―話しぶり」[つかいわけ]「仰々しい」[ぎょうぎょうしい]を見よ。 **事毎に**[ことごとに] [副]ことあるたびに。何かにつけて。「―反対する」 **事細か**[ことこまか] [形動]ものごとの細部にわたっているようす。「―に報告する」 **殊更**[ことさら] [形動]わざと。故意に。「―元気そうに見せる」 **殊更**[ことさら] [副]これと言って、特別。とりわけ。「―むずかしい試験ではなかった」▽打消[うちけ]しの語をともなう。 **今年**[ことし] [名]いま過ごしている年。「―も残りわずかだ」[当年[とうねん]・本年[ほんねん]]▽常用漢字表付表の語。 **琴柱**[ことじ] [名]琴の胴[どう]の上に立てて、弦[げん]を支えたり、音を調節したりする道具。「―ににかわさす(=融通がきかない)」 **如し**[ごとし] [助動][意味]比況[ひきょう]。…と同じである。たとえば…と似ている。「人生は夢のごとし」「彼のごとき人間」[接続]用言・助動詞の連体形、または助詞の「の」「が」に付く。[活用]文語形容詞ク型。巻末「活用表」参照。 **言霊**[ことだま] [名]ことばのもつ、ふしぎな力。「―の幸[さきわ]う国[くに](=「日本」のほめことば)」▽古代人は、ことばに霊力[れいりょく]があり、その使いかたで人間の幸・不幸が左右されると信じていた。 **言霊信仰**[ことだましんこう] [名]ことばに霊が宿り、口にされたことばどおりのことが実現すると考えた、古代の信仰。 **事足りる**[ことたりる] [動]何かをするのに、じゅうぶんまにあうだけある。「一〇万円もあれば―」→事欠く[ことかく] **言付かる・託かる**[ことづかる] [動]人に伝言をたのまれる。また、ことづけものをたのまれる。 **言付け・託け**[ことづけ] [名]人にたのんで相手に伝えてもらったり、品物を届けてもらったりすること。また、伝えてもらう内容や届けてもらう品物。「電話で父への―をたのまれる」 **言付ける・託ける**[ことづける] [動]相手がたに言ったり、ものを届けたりするように人にたのむ。 **言伝**[ことづて] [名]人にたのんで相手に伝えてもらうことば。[類]言付け[ことづけ]・伝言[でんごん] **言伝**[ことづて] [名]間接的に人から伝えきくこと。「―に耳にはさんだ話」[類]伝聞[でんぶん]・人づて[ひとづて]・口伝え[くちづたえ] **事勿れ主義**[ことなかれしゅぎ] [名]めんどうなことが起こらないのを第一とする考えかたや態度。 **異なる**[ことなる] [動]同じでない。「二人の意見が―」[つかいわけ]異なる・違う||「異なる」は、同じか、同じでないかが問題。「人によって答えが異なる」というと、それぞれの答えを認めている。「違う」は、正しさに合致しているかどうかが問題。「計算の答えが違う」というと、正解は別にあり、その答えはまちがっている。 **異にする**[ことにする] [動]ものごとにちがいや差がある。「意見を―」「幽明[ゆうめい]さかいを―」 **言の葉**[ことのは] [名]ことば。また、和歌。古い言い方。 **殊の外**[ことのほか] [副]思っていた以上に。意外なほどに。予想外に。「あとしまつに―てまどった」「家族も―喜んでくれた」 **殊の外**[ことのほか] [副]他と比べて、いちだんと。とりわけ。格別。▽「ことに」を強めた言い方。「きょうは―ごきげんだ」「―のお喜び」 **言葉**[ことば] [名]音声や文字によって、ひとつのまとまった意味をあらわす手段。また、その個々の表現そのもの。「―のかべを乗りこえる」「―を交わす」「―を失う」[言語[げんご]] **言葉**[ことば] [名]単語や語句。「早口―」 **言葉が過ぎる**[ことばがすぎる] 言ってはいけないことまで言ったり、必要以上に強く厳しいことを言ったりする。 **言葉に甘える**[ことばにあまえる] ふつう、「お言葉に甘えて」の形で相手の親切な申し出に喜んで従う。 **言葉に余る**[ことばにあまる] ことばではとても言いつくせない。事実や感情が表現力をこえる。 **言葉に角がある**[ことばにかどがある] 相手の感情を害するような、おだやかでない物言いがふくまれている。 **言葉の綾**[ことばのあや] ことばの言いまわし。うまくかざった言葉の表現。また、何通りかの解釈[かいしゃく]ができる表現。 **言葉は国の手形**[ことばはくにのてがた] 方言やなまりなどから、その人の出身地がわかること。[なまりは国の手形] **言葉を返す**[ことばをかえす] 言いかえす。口答えする。 **言葉を飾る**[ことばをかざる] うまく言おうとする。実際よりも美しく言う。うそを言う。 **言葉を尽くす**[ことばをつくす] 相手が理解してくれるように、可能なかぎりくわしく説明する。 **言葉を濁す**[ことばをにごす] あいまいに言う。はっきりとは断言しない。 **殊に**[ことに] [副]多くあるもののうちでも、他と比べてとくに。「―おもしろかったのは上巻だ」「去年の文化祭は―思い出に残った」[とりわけ・ひときわ] **詞書**[ことばがき] [名]和歌の前に置き、題を示したり、その歌や句がつくられた場所や状況を説明したもの。「万葉集」では題詞[だいし]という。たとえば、「水のほとりに梅の花咲きけりけるをよめる」など。 <483> **言葉質**[ことばじち] [名]人の話したことばを証拠[しょうこ]にすること。言質[げんち]。「―をとる」 **事始め**[ことはじめ] [名]はじめて仕事にとりかかること。新しい仕事の始まり。▽昔は、陰暦[いんれき]二月八日にその年の農業を始めること。また、陰暦一二月八日に正月の準備を始めることをさしていった。 **後鳥羽上皇**[ことばじょうこう] [人名]一一八〇-一二三九年。在位、一一八三-九八年。退位後、三代におよぶ院政をしき、鎌倉幕府をたおそうとして失敗、隠岐[おき]に流された。歌にすぐれ、「新古今集」を撰[えら]んだした。家集「後鳥羽院御集」がある。 **言葉尻**[ことばじり] [名]ことばの終わり。「―をにごす」[語尾[ごび]] **言葉尻**[ことばじり] [名]ことばの一部分。「―をとらえて文句を言う」 **言葉少な**[ことばずくな] [形動]ことば数が少なく、ひかえめなようす。「―に語る」 **言葉遣い**[ことばづかい] [名]話すときの単語の選びかた・発音のしかたなどをひっくるめていう。「―がていねいで好感がもてる」 **言葉付き**[ことばつき] [名]ことばづかい。また、ものの言いかた。[語調[ごちょう]] **金刀比羅宮**[ことひらぐう] [名]香川県琴平[ことひら]町にある神社。海上交通の守護神として古くから信仰を集め、各地にも多くの金刀比羅宮がつくられた。金毘羅宮[こんぴらぐう]。 **寿**[ことぶき] [名]めでたいこと。また、めでたいことを祝うこと。結婚[けっこん]とか出産についていう。 **寿ぐ・言祝ぐ**[ことほぐ] [動]めでたいこととしてことばに出して祝う。「新春を―」▽文章語。 **子供**[こども] [名]親に対して、その娘[むすめ]や息子[むすこ]。「はじめての―をさずかる」[子[こ]・親[おや]] **子供**[こども] [名]年の若い、幼い人。一人前[いちにんまえ]のおとなではない人。「―だけでは入場できない」「まだまだ―だ」↔大人[おとな]「小供」とは書かない。 **子供は風の子**[こどもはかぜのこ] 子供の元気のよさを、北風の寒さの中でも戸外で遊ぶ姿で表現したもの。 **子供心**[こどもごころ] [名]ものごとがよく理解できない、幼い子供の心。「―にも母の悲しみがわかる」 **子供騙し**[こどもだまし] [名]子供しかだまされないような、見えすいたこと。ちゃちなもの。「―の変装」 **子供っぽい**[こどもっぽい] [形]もはや子供ではないのに、いかにも幼い言動をするようす。 **事もなげ**[こともなげ] [形動]何ということもないようにものごとをするようす。苦労も不都合[ふつごう]でどうもないようなようす。「―になしとげた」[平然[へいぜん]・無造作[むぞうさ]] **こどもの日**[こどものひ] [名]国民の祝日の一つ。五月五日。端午[たんご]の節句にあたる。子供の人格を尊び、幸福な成長を願う日。 **事寄せる**[ことよせる] [動]関係のないことをおもて向きの理由にする。「病気に事寄せて参加を断る」[かこつける] **小鳥**[ことり] [名]スズメやウグイスなどのように、形の小さい鳥。「―のさえずりで目を覚ます」 **諺**[ことわざ] [名]広く言いつたえられてきた短いことばで、生活の知恵[ちえ]や教訓をあらわすもの。「猿[さる]も木から落ちる」「親の心子知らず」など。[俚諺[りげん]] **断り**[ことわり] [名]人のたのみや申し出などをひきうけないこと。また、そのことば。「―の手紙を書く」[拒絶[きょぜつ]・拒否[きょひ]・辞退[じたい]] **断り**[ことわり] [名]相手に承知しておいてもらうために、あらかじめ知らせておくこと。「―なしに校外へ出てはいけない」 **理**[ことわり] [名]すじみち。道理。また、当然のこと。古い言い方。「盛者必衰[じょうしゃひっすい]の―(平家物語)」「―をわきまえない」 **断る**[ことわる] [動]申し出を辞退[じたい]したり、拒否[きょひ]したりする。こばむ。「縁談[えんだん]を―」「入場を―」 **断る**[ことわる] [動]前もって知らせたり、相手の了解[りょうかい]をとる。「ひと言も断らないで休んだ」 **粉粉**[こなごな] [形動]粉のように細かくくだけたようす。「コップがーになる」[粉みじん[こなみじん]] **熟し**[こなし] [造語]〈名〉からだの細かい動かしかた。しぐさ。「身の―が軽い」 **熟し**[なし] [造語]「〜こなし」の形で●細かくくだくこと。また、消化すること。「腹―となしに散歩する」●もののとりあつかいかた。「着――がうまい」 **熟す**[こなす] [動]細かくくだく。また、食べものを消化する。「土のかたまりを―」「胃の中でー」 **熟す**[こなす] [動]かたづける。処理する。「仕事を―」 **熟す**[こなす] [動]自由自在にあやつる。「三か国語を―」 **熟す**[こなす] [補助]「〜こなす」の形で自由自在にうまく…する。「乗りー」「使い―」「着―」 **此方**[こなた] [代]こちら。この方。古い言い方。↔かなた[かなた]「―へ参れ」 **小生意気**[こなまいき] [形動]ちょっと生意気なようす。「―な口のききよう」 **粉微塵**[こなみじん] [名]かたいものが、一度に細かくくだけること。こなごなになること。「花瓶[かびん]が―になる」[木っ端みじん[こっぱみじん]] **粉ミルク**[こなミルク] [名]牛乳を乾燥[かんそう]して粉にしたもの。粉乳[ふんにゅう]。 **粉雪**[こなゆき] [名]粉のように細かくて、さらさらした雪。「こゆき」とも。「―のまうゲレンデ」 **熟れる**[こなれる] [動]●細かくなる。食べたものが消化される。「こなれやすい食物」●熟練して、ぎこちないところがなくなめらかになる。たくみである。「こなれた文章」▽かどがとれて人あたりがやわらかくなることもいう。「人間がこなれてきた」 **コナン・ドイル**[コナン・ドイル] ↓「ドイル」 **コニーデ**[コニーデ] [名]火山の型の一つ。溶岩[ようがん]や火山灰などが積もってできたもの。すり鉢[ばち]をさかさにした形で、富士山はその代表。円錐状火山[えんすいじょうかざん]。成層火山[せいそうかざん]。 **粉**[こな] [名]非常に小さいつぶ。また、その集まり。「―をひく水車の音」[粉末[ふんまつ]] **小憎らしい**[こにくらしい] [形]ちょっとばかりにくたらしい。こしゃくである。「―チンピラ」 <484> **小西行長**[こにしゆきなが] [人名]?-一六〇〇年。安土[あづち]桃山時代の武将。豊臣秀吉[とよとみひでよし]に仕え、肥後[ひご]の南半分を治め、文禄[ぶんろく]・慶長[けいちょう]の役[えき]にも出兵した。関ヶ原[せきがはら]の戦いで敗れ、刑死。キリシタン大名[だいみょう]としても知られる。 **小荷物**[こにもつ] [名]鉄道で輸送する荷物のうち、客車で運ぶ小形の荷物。 **小荷物**[こにもつ] [名]持ちはこびできるくらいの小さな荷物。 **コニャック**[コニャック] [名]フランスのコニャック地方でつくられるブランデー。最高級品とされる。[cognac] **誤認**[ごにん] [名][-スル]あるものをまちがって、ほかのものだとみとめてしまうこと。「信号の―による事故」 **五人組**[ごにんぐみ] [名]江戸時代の自治組織。五戸ひと組みを原則とし、年貢納入[ねんぐのうにゅう]・犯罪防止・キリシタンとりしまりなどに連帯責任を負った。 **小人数**[こにんずう] [名]少ない人数。人数の少ないこと。「こにんず」とも。↔多人数[たにんずう] **五人囃子**[ごにんばやし] [名]ひな人形のひと組み。謡[うたい]・笛・太鼓[たいこ]・小鼓[こつづみ]の五人。三人官女[さんにんかんじょ]の下の段にかざる。 **小糠雨**[こぬかあめ] [名]しとしとと降る細かい雨。「―が音もなく降りつづく」[類]霧雨[きりさめ]・ぬか雨[あめ] **コネ**[コネ] [名]知人などのつながり。縁故[えんこ]。つて。コネクション。「有力なーがある」▽connectionから。 **捏ねくる**[こねくる] [動]いろいろにこねる。何度もこねる。 **ごね得**[ごねどく] [名]むりや不平をくりかえし言って、得をすること。俗[ぞく]な言い方。 **捏ね回す**[こねまわす] [動]何度もこねる。さんざんいじくる。こねかえす。 **捏ねる**[こねる] [動]水などを加えて、よく練りまぜる。「粘土を―」 **捏ねる**[こねる] [動]あれこれとむりを言って相手を困らす。「屁理屈[へりくつ]を―」「だだを―」 **ごねる**[ごねる] [動]くどくどと文句を言ってなかなか承知しない。「礼金が少ないと―」▽「ごてる」と「こねる」の混同したものという。 **御念**[ごねん] [名]「念」を敬った言い方。からかいの気持ちをふくむ場合もある。「―の入[い]ったことで」 **此の**[この] [連体]自分のすぐ近くのものごとをさすことば。「―本、読んだよ」 **此の**[この] [連体]話題の中で、自分の側[がわ]にあるものごとをさすことば。「―ことは内緒だよ」 **此の**[この] [連体]自分のいる現在の時間・場所・状態などをさすことば。「―春、卒業だ」「―さき行き止まり」 **此の**[この] [連体]目の前にいる人を、失礼をかえりみずにさす。時には親しみ、あるいは見下げる気持ちをこめてさすことになる。「―人はおもしろいよ」「―野郎[やろう]うまくやったな」 **この**[この] [感]次のことばがすぐ出ないときや、腹立たしいときなどに出ることば。「―、なんと申しますか」「えい、―」「もう、―」 **此の間**[このあいだ] [名]さきごろ。先日。また、近ごろ。最近。こないだ。 **此の上ない**[このうえない] [文]最上である。最高である。「―幸福」[無上[むじょう]] **近衛**[このえ] [名]天皇や君主のそばで護衛をつとめた役。「近衛府」「近衛師団」「近衛兵」などの略。 **近衛文麿**[このえふみまろ] [人名]一八九一-一九四五年。昭和期の政治家。東京生まれ。貴族院議長から首相に就任し、三回、内閣を組織した。日中戦争に国家総動員法を制定し、大政翼賛[たいせいよくさん]会を結成。日独伊三国同盟を結び、日米の対立を決定的なものとした。第二次世界大戦後、戦犯容疑の指名を受けて自殺。 **此の方**[このかた] [代名]〈名〉あるときから現在にいたるまで、ずっと。「十年―一度も会っていない友」[以後[いご]・以来[いらい]] **此の方**[このかた] [代名]〈代名〉「この人」の敬った言い方。「―はわたしの恩師です」 **此の間**[このかん] [名]時間や空間の、ある二点の相互にわたるあいだ。「―の事情」 **此の頃**[このごろ] [名]少し前から現在までを、漠然[ばくぜん]とさすことば。「―娘[むすめ]の帰りがおそい」[近頃[ちかごろ]・頃日[けいじつ]・最近[さいきん]] **此の際**[このさい] [名]こういう時や場所。今の場合。「―だから話そう」 **此の先**[このさき] [名]この前方。また、将来。「―工事中」「―どうなるかわからない」 **木の下闇**[このしたやみ] [名]木がしげって、その下が暗いこと。また、その暗くなっているところ。 **鰶**[このしろ] [名]コノシロ科の海魚。ニシンに似る。背中に黒点があり、食用。▽小形の若魚はコハダといい、すしだねにする。 **此の節**[このせつ] [名]このごろ。ちかごろ。最近。「―すっかり見かけなくなった」 **此の度**[このたび] [名]「今度」「今回」の改まった言い方。[この程[このほど]] **木の葉**[このは] [名]きのは。「―がまいおちる」▽小さいものや、とるにたりないものをたとえるときにも使う。「―舟[ぶね]」「―武者[むしゃ]」 **木の葉時雨**[このはしぐれ] [名]木の葉がしぐれのように盛[さか]んに散ること。 **木葉・木菟**[このはずく] [名]フクロウ科の小形の鳥。ミミズクに似る。夏の夜鳴く声が、「ぶっぽうそう(仏法僧)」と聞こえるという。 **此の分**[このぶん] [名]このようす。この調子。「―では大したことはない」 **此の程**[このほど] [名]「今度」「今回」の改まった言い方。現在に近い過去をさす。「―本校に着任された先生です」[この度[このたび]] **好ましい**[このましい] [形]好感がもてる。感じのいい。「―青年」 **好ましい**[このましい] [形]好みや望みに合っている。都合がいい。「―結果をえる」「このもしい」とも。 **木の実**[このみ] [名]木になる実。 **好み**[このみ] [名]生まれつきの性分[しょうぶん]として、それをよいとして選びとること。自分が好むものの傾向。「―のネクタイ」[嗜好[しこう]・趣味[しゅみ]]▽「女性好み」「選り好み」「利休好み」のように、他の語の下に付くときは「ごのみ」となる。 **好み**[このみ] [名]希望によって選択[せんたく]すること。「お―食堂」「お―しだい」 <485> **好む**[このむ] [動]生まれつきの性分[しょうぶん]として、それをよいとして選びとる。愛好する。「音楽を―」「英雄[えいゆう]色を―」 **好む**[このむ] [動]とくに、のぞむ。欲[ほっ]する。「―と好まざるとにかかわらず」[好[す]く] **木の芽**[このめ] [名]木の若い芽。とくにサンショウの芽。「―月[づき](=陰暦[いんれき]二月)」▽「きのめ」より古くからあることば。 **木の芽時**[このめどき] [名]↓「きのめどき」 **好もしい**[このもしい] [形]↓「このましい」 **此の世**[このよ] [名]現在生きている世の中。「―のものとも思えない姿」[類]現世[げんぜ]↔あの世[よ] **好んで**[このんで] [副]好きなので自分からそれをよいとしてとりこんで。もとめて。また、しばしば。よく。「―食べる」「昔―おとずれた土地」 **故買**[こばい] [名][-スル]ぬすんだ品とわかりながら買うこと。「盗品―」 **誤配**[ごはい] [名][-スル]まちがって配達すること。「郵便物の―」 **小馬鹿**[こばか] [名]ちょっとばかり人をばかにしたあつかいをすること。「人を―にした言いかた」 **琥珀**[こはく] [名]大昔の木のやにが、石のように固まったもの。すきとおった黄色または赤茶色で、つやがある。アクセサリーや電気の絶縁[ぜつえん]材に使う。 **御破算**[ごはさん] [名]そろばんで、すべての玉をゼロの位置にもどすこと。「―で願いましては」 **御破算**[ごはさん] [名]いままでのことを、はじめの何もない状態にもどすこと。何もなかったことにすること。「せっかくの商談が―になる」[白紙[はくし]] **小走り**[こばしり] [名]小またで急いで歩くこと。「寒いので―に家へ向かう」 **小鉤・峠**[こはぜ] [名]足袋や書物の帙[ちつ]などを合わせ目でとめる、つめの形をしたもの。「六枚ーの白足袋」 **小鰭**[こはだ] [名]コノシロの若魚。すしだねにする。 **御法度**[ごはっと] [名]「法度[はっと]」を敬った言い方。固く禁じられていること。ご禁制。 **小鼻**[こばな] [名]鼻柱[はなばしら]の左右にあるふくらんだ部分。鼻翼[びよく]。 **小鼻をうごめかす**[こばなをうごめかす] 得意そうにする。 **小鼻をふくらます**[こばなをふくらます] 不満そうにする。 **小話・小咄**[こばなし] [名]気のきいた短い笑い話。「江戸時代の―を集めた本」[一口話[ひとくちばなし]・コント] **拒む**[こばむ] [動]相手のはたらきかけに対して、いやだときつく防ぐ。拒否する。「申し出を―」[断る[ことわる]] **拒む**[こばむ] [動]ふせぎさまたげる。はばむ。「外敵を―」 **小林一茶**[こばやしいっさ] [人名]一七六三-一八二七年。江戸後期の俳人。平易[へいい]なことばや、方言・俗語をまじえた句風が特色。句日記「おらが春」「七番日記」など。 **小林多喜二**[こばやしたきじ] [人名]一九〇三-三三年。昭和期の小説家。秋田県生まれ。プロレタリア文学の代表者。共産党員として活動中にとらえられ、特高警察により虐殺[ぎゃくさつ]された。小説「蟹工船[かにこうせん]」「党生活者」など。 **小林秀雄**[こばやしひでお] [人名]一九〇二-八三年。昭和期の評論家。東京生まれ。文芸評論の分野で、するどい知性と感性を駆使して近代批評を確立した。著書に「様々なる意匠[いしょう]」「無常といふ事」「本居宣長[もとおりのりなが]」など。 **小腹**[こばら] [名]腹。下腹。「―をおさえる」 **小腹**[こばら] [名]腹の、ちょっとした変化をいう。「ちょっと腹が…だ」という意味をあらわす。「―がへる」「―が立つ」 **コバルト**[コバルト] [名]金属元素の一つ。銀白色で、合金の材料や陶磁器の着色料などに使う。放射性をもつ種類は、医療[いりょう]などに利用する。元素記号 Co **コバルト**[コバルト] [名]コバルト色。空色。[cobalt] **コバルトブルー**[コバルトブルー] [名]緑色を帯びた、こい青色。また、その色の顔料。コバルト。[cobalt blue] **小春日和**[こはるびより] [名]一一月ごろの、晴れて春のようにぽかぽかと暖かい日。小春日。▽「小春」は陰暦一〇月のこと。 **湖畔**[こはん] [名]湖のほとり。「―の森」 **小判**[こばん] [名]江戸[えど]時代のかね。金貨[きんか]でつくった楕円形[だえんけい]のもの。一枚が一両にあたる。↔大判[おおばん] **御飯**[ごはん] [名]「めし」「食事」のていねいな言い方。「―をよそう」「―の時間」 **碁盤**[ごばん] [名]碁を打つための正方形の台。表面に、縦横に一九本ずつの線がひいてある。「―の目。のように道路が走る」「かぞえ方面[めん]] **小半時**[こはんとき] [名]昔の一時[いっとき]の四分の一。三〇分。 **媚**[こび] [名]異性の気をひくようなふるまい。人に気に入られようとすること。[類]阿諛[あゆ]・追従[ついしょう] **媚を売る**[こびをうる] 女性が色っぽい態度できげんをとる。 **語尾**[ごび] [名]ことばの終わりの部分。「―がはっきりしない」▽とくに話しことばについていう。 **語尾**[ごび] [名]単語の最後の音。「―にアクセントがある」[語末[ごまつ]]↔語頭[ごとう] **語尾**[ごび] [名]文法活用語の、活用によって変化する部分。活用語尾。「書く」の「く」、「赤い」の「い」など。☆語幹[ごかん] **コピー**[コピー] [名][-スル]書類などを複写すること。複写。 **コピー**[コピー] [名]複製。模造。「ブランド商品の―」 **コピー**[コピー] [名]広告文。[copy] **コピー商品**[コピーしょうひん] [名]外見や味などをほんものらしくつくった商品。複製。模造品。 **コピーライター**[コピーライター] [名]広告などの文案を書く職業の人。[copywriter] **コピーライト**[コピーライト] [名]著作権。版権。記号は©[copyright] **木挽き**[こびき] [名]丸太をのこぎりでひいて、板や角材にすること。また、それを仕事としている人。「―歌」「祖父の代から―をしている」 **ゴビ砂漠**[ゴビさばく] [名]中国北部とモンゴル南部にまたがる砂漠。高原上にあり、ほぼ岩石でおおわれている。一部、草原が広がり遊牧がおこなわれている。▽「ゴビ」は、水のない地という意味。 <486> **古筆切れ**[こひつぎれ] [名]古筆[こひつ]の断片。おもに平安や鎌倉時代に書写された和歌などを一首ごとに切りはなしたもの。 **小人**[こびと] [名]童話や昔話に出てくる、からだがとても小さい人間。「白雪姫[しらゆきひめ]と七人の―たち」[侏儒[しゅじゅ]]↔巨人[きょじん] **媚び諂う**[こびへつらう] [動]相手の気に入られるようきげんをとる。 **語尾変化**[ごびへんか] [名]送用言(動詞・形容詞・形容動詞)や助動詞が活用するとき、ことばの終わりの部分の形が変わること。たとえば、「書く」は「書か(ない)/書こ(う)」「書き(ます)」「書く」「書く(とき)」「書け(ば)」「書け」のように活用し、語尾は「か/こ・き・く・く・け・け」と変化する。 **五百羅漢**[ごひゃくらかん] [名]釈迦[しゃか]の弟子[でし]の五○○人の聖者[せいじゃ]。また、その聖者たちの像。 **誤謬**[ごびゅう] [名]あやまり。まちがい。「―を犯す」「―をおそれず決断する」▽文章語。 **小兵**[こひょう] [名]からだが小さいこと。また、小さい人。「―力士が活躍する」[小柄[こがら]・小粒[こつぶ]]☆大兵[たいひょう]▽スポーツ選手などについていう。 **こびりつく**[こびりつく] [動]鍋[なべ]の底のこげつきのようにかたくくっついて、はなれない。「記憶[きおく]にー」 **媚びる**[こびる] [動]気に入られようと相手のきげんをとる。「大臣に一役人」[おもねる] **媚びる**[こびる] [動]女性が男性の心をひきつけようとしてなまめかしくふるまう。「こびてしなだれかかる」[つかいわけ]こびる・へつらう||「こびる」は、相手の気を引くような表情や動作をして気に入られようとする。「へつらう」は、相手の言うことすることに何でも相づちを打って従う。 **鼓舞**[こぶ] [名][-スル]はげまし、元気づけること。「勇気を―する」「―激励する」[鼓吹[こすい]・鼓舞[こぶ] **瘤**[こぶ] [名]病気や打ち身などによって、皮ふの一部が盛りあがったもの。「転んでひたいにーができる」[たんこぶ] **瘤**[こぶ] [名]ものの表面が一部分だけ盛りあがったもの。「ひと―らくだ」「木の―」 **瘤**[こぶ] [名]じゃまになるもの。やっかいもの。「目の上の―」とくに、子供を連れていることを「こぶつき」といったりする。 **護符**[ごふ] [名]神仏の加護によって、身を守る力をもつというお札[ふだ]。おまもり。 **五分**[ごぶ] [名]一寸の半分。約一・五[センチメートル]。「―刈[が]りの坊主頭」「一寸の虫にも―のたましい」 **五分**[ごぶ] [名]一割の半分。五[パーセント]。「製品が―引きになる」 **五分**[ごぶ] [名]半分。「可能性は―だ」「―程度の仕上がり」どちらも同じくらいで、差がないこと。対等。「決勝戦は―の戦いになるだろう」[五分五分[ごぶごぶ]・互角[ごかく]] **古風**[こふう] [形動]古めかしいようす。昔風であるようす。「今どきの若者にしては考えかたが―だ」 **五風十雨**[ごふうじゅうう] [文]五日目ごとに風がふき、十日目ごとに雨が降ること。農作物にとって望ましい天候で、世の中が平和であること。「―にめぐまれる」「―の世」▽中国、「論衡[ろんこう]」から。 **呉服**[ごふく] [名]和服用の織物。「―屋」[反物[たんもの]]古代中国の呉から伝わった織物の意味という。 **鼓腹撃壌**[こふくげきじょう] [文]世の中がよく治まり、人々が平和を楽しんでいるようす。食物をじゅうぶんに食べて腹つづみを打ち、大地をたたいて上きげんで歌うこと。中国、「十八史略」から。 **子福者**[こぶくしゃ] [名]子宝[こだから]にめぐまれた人。子供が多くて幸せな人。 **五分五分**[ごぶごぶ] [名]どちらも同じくらいの力で、差がないこと。五分。「いままでのところーの試合運びだ」[互角[ごかく]・対等[たいとう]] **御無沙汰**[ごぶさた] [名]「ぶさた」のていねいな言い方。長いあいだ、相手に手紙を書いたり会ったりしていないこと。また、久しぶりに、手紙を書いたり会ったりしたときのあいさつに使うことば。「長らく―いたしました」↔無音[ぶいん] **古武士**[こぶし] [名]信義を重んじた昔の武士。「―の風格がある」 **拳**[こぶし] [名]手の指をにぎりしめたもの。にぎりこぶし。げんこつ。↔平手[ひらて]。 **辛夷**[こぶし] [名]モクレン科の落葉高木。春の初め、葉が出る前に白い大きな花が枝いっぱいに咲く。▽つぼみの形が子供のこぶしに似ているところから。 **御不浄**[ごふじょう] [名]「便所」の女性ことば。 **古物**[こぶつ] [名]使いふるしたもの。また、昔からの由緒[ゆいしょ]ある品物。「―商」 **御仏前**[ごぶつぜん] [名]仏や位牌[いはい]などの前。とくに、仏式の法事に供える香典[こうでん]などに書くことば。▽葬儀のときは、「御霊前[ごれいぜん]」と書く。 **小太り・小肥り**[こぶとり] [形動]少し太っていること。 **コブラ**[コブラ] [名]コブラ科の毒ヘビ。興奮すると首を広げて頭をもたげる。インドコブラが有名。[cobra] **ゴブラン織**[ゴブランおり] [名]豪華なつづれ織りの一種。かべかけや、じゅうたんなどにする。▽一五世紀、パリのゴブラン家で始まったことから。[Gobelins] **小降り**[こぶり] [名]雨や雪の降りかたが弱いこと。「―になってから外に出る」[小雨[こさめ]・小雪[こゆき]]↔大降り[おおぶり]・本降り[ほんぶり] **小ぶり**[こぶり] [形動]ほかのものと比べて、形が少し小さいこと。「―な花瓶に花をさす」→大ぶり[おおぶり] **古墳**[こふん] [名]三世紀から七世紀ごろにつくられた皇族や豪族の墓。近畿地方から、各地に広がった。土を高く盛ってつくり、形によって前方後円墳[ぜんぽうこうえんふん]・円墳・方墳などがある。最大のものは仁徳[にんとく]天皇陵[りょう]。全長約四八五[メートル]。 **子分**[こぶん] [名]親分[おやぶん]の支配下にある人。「親分―のあいだがら」[手下[てした]・配下[はいか]・部下[ぶか]]↔親分[おやぶん]▽盗賊[とうぞく]たちややくざのグループについていうことが多い。 <487> **古文**[こぶん] [名]昔の文章。とくに、江戸時代までの文章をさす。[文語文[ぶんごぶん]]↔現代文[げんだいぶん] **胡粉**[ごふん] [名]日本画に用いる白色顔料。貝殻[かいがら]を焼いてつくる粉末。 **御幣**[ごへい] [名]神に供えたり、神主がおはらいをするときに使ったりする道具。紙を細く切り、折りまげて、短い棒にはさんだもの。▽「御弊」は誤り。 **御幣を担ぐ**[ごへいをかつぐ] 迷信や縁起[えんぎ]などを気にする。 **語弊**[ごへい] [名]ことばのつかいかたがよくないために、害が生じること。誤解されるような言いかた。「そんな言いかたは―があるかもしれない」 **戸別**[こべつ] [名]家ごと。一軒一軒。「―訪問のセールスマン」 **個別・箇別**[こべつ] [名]一つ一つを別々にあつかうこと。「―包装」 **コペルニクス**[コペルニクス] [人名]一四七三-一五四三年。ポーランドの天文学者。体系的な地動説を唱え、従来のキリスト教的宇宙観である天動説を否定した。[Nicolaus Copernicus] **コペルニクス的転回**[コペルニクスてきてんかい] [名]従来の考えかたと根本的に変わった考えかたをすること。一八〇度の転換[てんかん]。▽コペルニクスの地動説は、それまであった天動説をまったくくつがえしたことから、カントが自説と従来の哲学とのちがいをこれになぞらえたことば。 **語法**[ごほう] [名]ことばの形式についてのきまり。話し言葉についていうことが多い。[文法[ぶんぽう]] **誤報**[ごほう] [名]まちがった知らせ。また、まちがったことを報道すること。「―訂正[ていせい]記事」[虚報[きょほう]・誤伝[ごでん]] **牛蒡**[ごぼう] [名]キク科の作物[さくもつ]。葉は大きなハート形で、夏にむらさき色の花が咲く。根を、きんぴらやてんぷらにして食べる。 **牛蒡抜き**[ごぼうぬき] [名]長いものを一気にすっぽりぬくこと。 **牛蒡抜き**[ごぼうぬき] [名]多くの中から次々に勢いよくぬきだすこと。「座[ざ]りこみの学生を―にする」 **牛蒡抜き**[ごぼうぬき] [名]競走などで、多人数を次々と一気にぬきさること。「六人を―にしてトップにたつ」 **零す**[こぼす] [動]あふれださせたり、かたむけたりして外に落とす。「なみだを―」「バケツの水をー」 **零す**[こぼす] [動]不平を心の中にしまっておけずに、つい口に出す。「もう―のはよせ」「ぐちを―」[つかいわけ]こぼす・ぼやく||どちらもどうにもできないことの不満の気持ちをあらわすが、「こぼす」は、他人のすることに対して言う。「給料が少ないとこぼす」。「ぼやく」は、自分の状態について自分で言うことが多い。「身の不運をぼやく」。 **小骨が折れる**[こぼねがおれる] [文]ちょっとした苦労がいる。「―仕事」 **コボル**[コボル] [名][COBOL]コンピュータのプログラム言語の一つ。報告書の作成などの事務的なデータ処理に使う。▽common business oriented language の略語。 **零れ話**[こぼればなし] [名]本すじとは直接関係ないが、ちょっとしたおもしろい話。余話[よわ]。 **零れる**[こぼれる] [動]中にたまったものが外にもれて落ちる。「なみだが―」 **零れる**[こぼれる] [動]包みきれずに、はずみで少しあらわれる。もれる。「笑みが―」「木々のあいだから日ざしが―」[つかいわけ]こぼれる・あふれる||「こぼれる」は、包みきれずにもれ出ること。少量でもいう。「コップの水がこぼれる」。「あふれる」は、内部に大量のものがあり、限度をこえたために外へ多くがおしだされること。「ふろの水があふれる」。 **子煩悩**[こぼんのう] [形動]自分の子供をいつも心にかけて、むやみにかわいがること。また、その人。「―な父親」 **駒**[こま] [名]ウマ。また、「うま」の古形。 **駒**[こま] [名]将棋[しょうぎ]で、盤[ばん]の上に並べて動かす小さな木片。「手持ちの―」 **駒**[こま] [名]三味線[しゃみせん]などの弦楽器[げんがっき]の胴[どう]と弦のあいだにはさみ、弦を支えているもの。 **齣**[こま] [名]映画のフィルムや漫画[まんが]の一画面。「新聞の四―漫画」 **齣**[こま] [名]小説や映画、また講義などのひと区切り。「学生生活のひと―」 **独楽**[こま] [名]心棒を中心に、手やひもで回して遊ぶおもちゃ。「一回し」 **護摩**[ごま] [名]密教の儀式[ぎしき]。無病・利益・戦勝・親愛などをいのって、まきを煩悩、火を知恵[ちえ]とし、燃やして煩悩を焼く。「―をたく」 **胡麻**[ごま] [名]ゴマ科の一年草。種は小つぶで脂肪[しぼう]とたんぱく質に富む食品。「一油」 **胡麻を擂る**[ごまをする] 相手にとびへつらって、自分の利益をはかる。 **胡麻和え**[ごまあえ] [名]いったゴマをすりつぶし、野菜などにまぜた料理。ごまよごし。 **コマーシャリズム**[コマーシャリズム] [名]商業主義。かねもうけ主義。[commercialism] **コマーシャル**[コマーシャル] [造語]〈名〉テレビやラジオで、番組のあいだに流す宣伝や広告。CM。「―ソング」[commercial] **コマーシャル**[コマーシャル] [造語]商業上の。商業的。「―ベース」 **コマーシャルフィルム**[コマーシャルフィルム] [名]テレビなどで放映する宣伝。CF。▽commercial filmから。和[製英語] **コマーシャルベース**[コマーシャルベース] [名]商業上の採算。「―にのせる」[commercial base] **古米**[こまい] [名]とりいれてから一年以上過ぎた古い米。↔新米[しんまい] **狛犬**[こまいぬ] [名]神社の社殿[しゃでん]の前に向かいあわせに置かれる、一対の魔よけのイヌの像。▽朝鮮[ちょうせん]の高麗[こま]から来たイヌという意味。頭は獅子[しし]に似ている。 <488> **細か**[こまか] [形動]こまかいようす。「事―に話す」 **細かい**[こまかい] [形]全体の中の、ひとつぶひとつぶが小さい。「―砂」「細かく刻む」 **細かい**[こまかい] [形]すみずみの小さなことにまでおよんでいる。また、小さなことにまでかかわっていてくわしい。「芸が―」「―心づかい」「細かく説明する」↔粗い[あらい] **細かい**[こまかい] [形]とるにたりない小さなことや金銭などにこだわる感じだ。「―ことは気にならない」「かねに一人」 **ごまかす**[ごまかす] [動]失敗や悪事を人に気づかれないように、うそをついてとりつくろう。「売り上げを―」「その場をー」▽「誤魔化す」と当てる。 **細切れ**[こまぎれ] [名]細かく切ること。また、細かく切ったもの。「ぶた肉の―」▽「小間切れ」とも当てる。 **鼓膜**[こまく] [名]外耳と中耳のあいだにある、うすいまく。空気の振動[しんどう]と共鳴して音を伝える。 **細細**[こまごま] [副]細かいところまでかかわって、くわしいようす。「―注意をあたえる」 **細細**[こまごま] [副]小さいものが、あれこれたくさんあるようす。「―した身のまわりの品」「ほそぼそ」も「細々」と書くので、どちらもかな書きにするとよい。 **胡麻塩**[ごましお] [名]赤飯[せきはん]などにふりかけて食べるゴマと塩のまざったもの。 **胡麻塩**[ごましお] [名]白髪[しらが]のまじった髪[かみ]の毛。「一頭」 **こましゃくれる**[こましゃくれる] [動]子供がませて、おとなびた言いかたや動作をする。こまっしゃくれる。こまっちゃくれる。 **胡麻擂り**[ごますり] [名]自分の利益をはかるために、他人のきげんをとったり、へつらったりすること。また、その人。 **小股の切れ上がった**[こまたのきれあがった] [文]からだつきがすらりとしていて、こいきな女性のようす。「―いい女」 **小町**[こまち] [名]美しい娘[むすめ]。また、その土地で評判の美人。▽平安時代の女流歌人、小野小町[おののこまち]が美しかったということから。 **小松菜**[こまつな] [名]アブラナ科の野菜。葉は楕円[だえん]形。▽東京都江戸川区小松川に産したことから。 **駒鳥**[こまどり] [名]ヒタキ科の小鳥。スズメくらいの大きさの美しい鳥。鳴き声がウマ(=駒[こま])のいななきに似ているところからコマドリの名がついた。 **拱く**[こまぬく] [動]うで組みをする。「こまねく」とも。「うでを―」「手を―」 **独楽鼠**[こまねずみ] [名]ハツカネズミの変種。白色で小さく、自分の尾を追ってくるくる回る習性がある。舞[まい]ねずみ。「―のように働く」 **護摩の灰**[ごまのはい] [名]昔、旅人の姿で、道中の旅客から金品をぬすんだどろぼう。▽もと、江戸時代に護摩をたいた灰を御利益[ごりやく]があると言っておし売りして、金品をだましとっていた坊主姿の者をいった。「灰[はい]」と「蠅[はえ]」が混用され、「護摩の蠅」とも。 **細結び**[こまむすび] [名]ひもの左右を、二度からませてかたく結ぶ結びかた。むすびきり。↔ちょう結び[むすび]▽「小間結び」とも当てる。 **小まめ**[こまめ] [形動]小さいことでもめんどうがらず、よくからだを動かして使うようす。「―に足を運ぶ」 **鱓・田作**[ごまめ] [名]カタクチイワシを干したも。たづくり。▽まめ(=健在)という意味から、正月などのめでたいときに用いられる。 **鱓の歯ぎしり**[ごまめのはぎしり] 力のない者はいくらがんばってもむだだ。「―、あひるの木登り」 **小間物**[こまもの] [名]化粧[けしょう]品や歯ブラシなどの日用のこまごました品物。「―屋」↔荒物[あらもの] **小間物屋を開く**[こまものやをひらく] 酔[よ]ってへどをはきちらす。 **濃やか・細やか**[こまやか] [形動]心がこまかくこもって愛情が深いようす。「―な心づかい」 **濃やか・細やか**[こまやか] [形動]色が濃いようす。「―な松の緑」▽文章語。古語[こご]もともと、肌[はだ]えなどのきめが細かいようす。また、細工[さいく]などが精巧[せいこう]だという意味でも使う。よく似たことば「こまか」が、客観的状態をいうのに比べて、「こまやか」は、話し手の感情がはいる感じが強い。 **困り切る**[こまりきる] [動]すっかり困る。こまりはてる。 **困り抜く**[こまりぬく] [動]どう考えても解決できないでいる。どうしようもなくなる。 **困り果てる**[こまりはてる] [動]まったく困る。どうしようもなく困る。「ほとほと―」 **困り者**[こまりもの] [名]あつかいに困る者。もてあまし者。 **困る**[こまる] [動]ある状態に追いこめられて、どうしていいか動きがとれない。「返事に―」「やきもちをやかれて―」「困ったことに雨になった」 **困る**[こまる] [動]貧乏[びんぼう]で生活できずに苦しむ。「あいつ、最近困っているらしい」「食うに―」 **小回りが利く**[こまわりがきく] ●車などがせまい場所でもすぐ方向を変えられる。●情勢に応じてすばやく適切に対処できる。 **コマンド**[コマンド] [名]コンピュータで、あるシステムや装置などを実行させるための情報。「―メニュー」▽命令という意味から。[command] **コマンド**[コマンド] [名]突撃[とつげき]隊員。[commando] **込み**[こみ] [名]種類のちがうものを、いろいろとりまぜること。「大小―でそろえる」 **込み**[こみ] [名]「〜込み」の形で…をふくめること。「税―の値段」「手数料―」 **芥・塵**[ごみ] [名]ほこり・ちり・紙くずなど、きたなくて役に立たずに捨てられるもの。「―箱」 **込み上げる**[こみあげる] [動]いっぱいになって、つきあげるように外へ出る。おさえきれないで、どっとあふれでる。「うれしさが―」「胸に―ものがある」 **込み入る**[こみいる] [動]ごたごたと複雑に入りくむ。「込み入った事情がある」「話が―」 **コミカル**[コミカル] [形動]こっけいな。おかしみのある。コミック。「―なしぐさ」[comical] **込み込み**[こみこみ] [名]税金やサービス料などを全部ふくんだ料金。 **小見出し**[こみだし] [名]新聞・雑誌などで、大きい見出しのわきにつける小さな見出し。サブタイトル。↔大見出し[おおみだし] <489> **小見出し**[こみだし] [名]文章の段落ごとにつける小さな見出し。 **コミック**[コミック] [造語]〈名〉漫画[まんが]。漫画本。コミックス。 **コミック**[コミック] [造語]「コミックオペラ」の略。喜歌劇[きかげき]。 **コミック**[コミック] [造語]こっけいな。「ーダンス」[comic] **コミッショナー**[コミッショナー] [名]野球やボクシングなどのスポーツで、全体をまとめる最高責任者。[commissioner] **コミッション**[コミッション] [名]商品取引などの手数料。歩合[ぶあい]。[commission] **小耳に挟む**[こみみにはさむ] [文]聞くとはなしに聞く。ちらりと聞こえてくる。 **コミュニケ**[コミュニケ] [名]公式発表。とくに、政府の外交上の公式文書・公式声明。コンミュニケ。「共同―」[communiqué] **コミュニケーション**[コミュニケーション] [名]ことばや文字などによる意思の伝達。通信。「親子の―の欠如」[communication] **コミュニスト**[コミュニスト] [名]共産主義者。共産党員。コンミュニスト。[communist] **コミュニズム**[コミュニズム] [名]共産主義。コンミュニズム。[communism] **コミュニティー**[コミュニティー] [名]市町村や区など、限られた地域社会。共同体。EC(=ヨーロッパ共同体)など。コンミュニティー。「―センター」「―スクール」[community] **コミンテルン**[コミンテルン] [名]一九一九-四三年。レーニンの指導で、モスクワで結成された国際共産主義運動の指導組織。初期は世界革命を目ざし、のちにはファシズムに反対して、第二次世界大戦で連合国との結束[けっそく]を強めるために解散した。第三インターナショナル。[Comintern] **コミンフォルム**[コミンフォルム] [名]共産党・労働者党情報局。一九四七年、西側諸国のマーシャルプランに対抗[たいこう]して、旧ソ連を中心に東欧九か国の共産党が、情報交換のために組織した機関。五六年解散。[Cominform] **込む**[こむ] [動]多数の人やものがぎっしりつまっていて、自由に動けない状態をいう。混雑する。また、一度に重なる。「電車が―」「日程が―」→すく▽「混む」とも書く。 **込む**[こむ] [動]細かいところまでよくできている。複雑に入り組んでいる。「手の込んだ細工[さいく]」 **込む**[こむ] [造語]「〜こむ」の形で●しっかり中に入れて外に出ないように(にげないように)する。「打ちー」「持ちー」「突っっ―」「おどりー」「張りー」●すっかりその状態になってしまって動かなく(変わらなく)する。「寝[ね]ぉー」「落ち―」「しょげー」「ふけ―」『動詞の連用形に付く。 **こむ・こめる**[こむ・こめる] [動]道路が込む[こむ]眠もり込む[ねもりこむ]人込み[ひとごみ]/弾きを込める[ひきをこめる] **護謨**[ゴム] [名]ゴムノキから採取した乳液からつくる、弾性感に富んだ物質。天然[てんねん]のものと化学的に合成したものとがある。用途は広い。「消し―」[gom] **小麦**[こむぎ] [名]イネ科の一年草または二年草。世界でもっとも主要な食用作物。粉にしたり、みそ・しょうゆの原料となる。 **小麦粉**[こむぎこ] [名]コムギの種子をひいて、粉にしたもの。パンやめん類などの材料に使われる。メリケン粉。うどん粉。 **小難しい**[こむずかしい] [形]こまごましてわずらわしい。少しあつかいにくい。「―理屈をならべる」 **小結**[こむすび] [名]すもうの階級の一つ。関脇[せきわけ]に次ぐ三役の最下位。▽大関・関脇・小結の順。 **小娘**[こむすめ] [名]まだ一人前[まえ]んでない娘[むすめ]。少女。多く、あざけっていう。 **虚無僧**[こむそう] [名]禅宗[ぜんしゅう]の一派、普化宗[ふけしゅう]の僧。深編み笠[ふかあみがさ]をかぶり尺八[しゃくはち]をふいて、各地を歩いて修行[しゅぎょう]した。「こもそう」とも。 **腓返り**[こむらがえり] [名]泳いでいるときなどに急に起こる、激しく痛む足の筋肉のけいれん。こぶらがえり。▽「こむら」は、ふくらはぎ。 **濃紫**[こむらさき] [名]黒みがかったこいむらさき色。 **小村寿太郎**[こむらじゅたろう] [人名]一八五五-一九一一年。明治期の外交官。外相[がいしょう]や大使として、日英同盟・日露戦争後のポーツマス条約・日韓併合などに外交手腕[しゅわん]を発揮した。 **米**[こめ] [名]日本人が主食とする穀物[こくもつ]で、イネの実からもみ殻[がら]をとりさったもの。 **顳額**[こめかみ] [名]目じりのわきで、ものをかむと動く部分。 **コメコン**[コメコン] [名][COMECON]経済相互援助会議。一九四九年に設立された、旧ソ連と東ヨーロッパ諸国の経済協力機構。加盟国間の貿易の拡大や発展途上国への援助を進めることを目的とする。一九九一年に活動停止。▽Council for Mutual Economic Assistance の略語。 **米騒動**[こめそうどう] [名]一九一八年に起きた暴動。シベリア出兵時の米価[べいか]値上がりが原因。富山県から全国に広がった。 **米相場**[こめそうば] [名]市場[しじょう]での米穀の値段の高低。また、米穀を中心とする取り引き。 **米搗き飛蝗**[こめつきばった] [名]頭をぺこぺこと下げてへつらう人をあざけっていうことば。▽ショウリョウバッタの別名から。 **米粒**[こめつぶ] [名]米のひとつぶひとつぶ。非常に小さいもののたとえ。「人が―ほどに見える」 **コメディアン**[コメディアン] [名]喜劇役者。[comedian] **コメディー**[コメディー] [名]喜劇。「ラブー」[comedy] **米所**[こめどころ] [名]上質米を多く産出する土地。 **米糠**[こめぬか] [名]玄米[げんまい]を精白したときに出る皮や胚[はい]の黄色い粉。ぬか。飼料・肥料や、つけもの用など。 <490> 皮や胚にぃの黄色い粉。ぬか。飼料・肥料や、つけもの用など。 **こめる【込める・×籠める】**[下二] [造語]①中につめる。また、ふくませる。「たまを―」「皮肉を―」 ②一か所に集中させる。「心を込めたおくりもの」「力を込めて打つ」 **ごめん【御免】**[図] [圏]①[<名>]おゆるし。容赦[ようしゃ]。 ②「免許」「免職」の敬った言い方。「天下―」「お役―となる」 ①[<感>]人を訪問したり、謝ったりするときのことば。「ごめんください」「ごめんなさい」の略。親しいあいだがらで使う。「―、あるじはいるか」「―、泣かせちゃって」 **コメント**[「忍」]意見を述べること。批評。解説。「―を加える」「ノー―」 | comment **こも【薦・菰】**[図]あらく編んだ、わらのむしろ。古くはマコモの葉で織られた。 **こもかぶり【薦、被り】**[図]こもをかぶった四斗と入りの酒さぁだる。約七二心はいる。②こじき。おこも。▽こもで身を包んだことから。 **ごもく【五目】**[図]五種の品、また、いろいろなものが入りまじっていること。「―そば」「ーずし」 ②「五目並べ」の略。 **ごもくならべ【五目並べ】**[図]「連珠[れんじゅ]」の別名。碁盤[ごばん]だんに黒と白の碁石[ごいし]どを交互にに打ち、早く五個一列に並べたほうを勝ちとする遊び。 **こもごも【交交】**[画]かわるがわる。次から次へと入れかわって。「―立って演説する」「内憂外患[ないゆうがいかん]―至る(=国内の乱れと外国からの攻撃ちとで大混乱する)」「悲喜―至る」▽文章語。 **こもじ【小文字】**[図]小さな文字。また、ローマ字の大文字A・Bに対するa・bなど。 **こもち【子持ち】**[図]◎子をもっていること。とくに幼い子をもつ女性をいう。「彼女は―に見えない」 ②魚などが腹に卵をもっている状態。「―ガレイ」 **こもの【小物】**[図]①こまごまとした小さな道具類。「―入れ」 ②能力や地位が大したことのない人。小人物。「やつは―だよ」→大物[たいぶつ] **こもり【子守】**[図] [函]子供の世話をすること。また、その人。「―歌」▽ふつう、「子守り」とは書かない。ただし、「おもり」は「お守り」と書く。 **こもりうた【子守歌】**[図]子供をあやしたり、ねかしつけたりするときの歌。 **こもる【×籠る】**[国]①中に満ちみちていて発散しない。「けむりが―」「陰[いん]に―」「声が―」 ②一歩も外に出ないでいる。「寺に―」「書斎に―」 ③力や気持ちなどが、いっぱいふくめられる。「愛情のこもった弁当」「力のこもった演説」 **こもれび【木漏れ日・木×洩れ〝陽】**[図]木々のあいだからさしこむ日の光。「暖かな―を浴びる」 **こもん【小紋】**[図]いちめんに細かい模様を染めだした和服の布地。「江戸[えど]―」「―染め」 **こもん【顧問】**[図]会社などで相談を受ける役職。また、相談を受ける役目の人。「―弁護士」 **こもんじょ【古文書】**[図]昔書かれた文書・記録・日記など。「―学」 **コモンセンス**[図]常識。良識。| common sense **こや【小屋】**[図]①小さくてそまつな建物。「犬[いぬ]―」「山[やま]―」 ②芝居[しばい]『や見世物[みせもの]絵などに使う建物。「芝居[しばい]―」「―がけ」 **ゴヤ**人名一七四六一一八二八年。スペインの画家。タピスリ工場の下絵かきの職人から宮廷画家になった。王家の肖像画や「裸[はだか]のマハ」をえがく一方、「一八〇八年五月三日」など、戦争に対する憎悪をあらわす作品を制作した。| Francisco de Goya y Lucientes **こやく【子役】**[国]映画や芝居などで、子供の演じる役。また、それを演じる子供。 **ごやく【誤訳】**[図]翻訳を誤ること。また、誤った訳。 **こやし【肥やし】**[図]作物がよく育つように田畑にまく、養分をふくむもの。肥料。 **こやす【肥やす】**[国]栄養をあたえて作物ができようにする。「田畑を―」 ②からだを太らせる。「家畜を―」 ③よいものに多くふれて、ものの価値を判断できる力を養う。「絵画に対する目を―」「口を―」 ④不当に利益をえる。「私腹を―」 **こやつ【×此奴】**[代][角]人をいやしめていうことば。「こいつ」よりも古い言い方。 **こやみ【小“止み】**[図]雨や雪などが少しのあいだやむこと。「―になるまで待とう」 **こやみなく【小。止みなく】**[■]↓「おやみなく」 **こゆう【固有】**[図][形動]他からあたえられたものでなく、そこにもとからあること。また、ほかになくてそこだけに限ってあること。「日本―の文化」[圏]独自・特有▽「固とより有る」という意味から。「個有」とは書かない。 >つかいわけ 「独特」を見よ。 **こゆうめいし【固有名詞】**[園]名詞の一つ。人名・地名などのように、そのものだけを指し示すもの。◇普通名詞 **こゆき【小雪】**[図]降りかたの少ない雪。「―がちらつく」[↔]大雪 **こゆび【小指】**[図]手足のいちばん外側の小さな指。第五指。「―のさきほどの量」 **こよい【今宵】**[図]きょうの夜。「―一夜とは語りあかそう」▽「よい」は、日暮れから夜にかけての時間をいう。 **こよう【雇用】**[図][忍]仕事をさせるために人をやといいれること。「―促進」「終身―」 **ごよう【御用】**[図]①「用事」のていねいな、また敬った言い方。「―はたりましたか」「―きき」 <491> ②官庁などの仕事。「―納め」「―商人」 ③[-御用〜]の形で]権力にこびへつらい、その言いなりになっている人を軽べつして言う形容語。「―学者」「一組合」 ④役人などが官命で犯人をとらえること。古い言い方。「―だ!」「―のすじ」 **ごよう【誤用】**[圏]と本来の使いかたをまちがえること。また、誤った使いかた。「敬語の―」 **ごようおさめ【御用納め】**[図]官庁が年内の仕事を終わりにすること。また、その日。現在は一二月二八日。[↔]御用始め(一月四日) **ごようきき【御用聞き】**[図]●お得意さきの注文などをとりに回ること。また、その人。 ②江戸時代のおかっぴき。めあかし。 **ごようぜいてんのう【後陽成天皇】**人[魚]一五七一—一六一七年。在位、一五八六—一六一一年。秀吉に豊臣[とよとみ]の姓をあたえ、太政[だいじょう]大臣に任命したほか、徳川家康[いえやす]を征夷大将軍とした。また、学問を好み、「日本書紀」などの古典(=慶長勅版)を刊行した。 **ごようたし【御用〝達】**[図]宮中や官庁などに商品を納めること。また、商品を納める御用商人。「ごようたつ」とも。「宮内庁―」 **ごようてい【御用邸】**[国]皇室が避暑[ひしょ]いや避寒に使う別邸。 **ごようはじめ【御用始め】**[図]官庁で新年の仕事を始めること。また、その日。現在は一月四日。[↔]御用納め(一二月二八日) **こようほけん【雇用保険】**[図]社会保険の一つ。失業者に一定期間かねを出して生活を保障し、求職活動を助ける制度。もと「失業保険」。 **こよなく**このうえなく。格別に。「この地を―愛する」 **こよみ【暦】**[図]一日を単位として、一年を月・週などに区分した表。月の運行を基準にした太陰暦[たいいんれき]と、太陽の運行を基準にした太陽暦がある。現在は、グレゴリ暦とも呼ばれる太陽暦。 **こより【紙×縒り・』紙×撚り】**[図]和紙を細長く切って、ひも状によりあわせたもの。かんぜより。 **ごらん【御覧】**[図]①[<名>]◎見ることを敬った言い方。「―になる」「―に入れる」 ②「御覧なさい」の略。「見よ」「見なさい」をていねいにいうことば。「あの山の向こうを―」 ①[<補助>] [「〜てごらん」の形で]「・・・してみなさい」という意味をやさしい気持ちでいうことば。「笑って―」「ゆっくり歩いて―」▽動詞の連用形に付く。 **こら**[圏]近しい者や目下[めした]いとの者をしかったり、注意したりするときに言うことば。「―、静かにしろ」 **コラージュ**[図]シュールレアリスム美術の技法の一つ。一つの画面に針金や木の葉など、異質のものをはりつけたり、絵の具をぬったりして比喩[ひゆ]心や象徴の効果をねらった。▽はりつけるという意味から。| collage **こらい【古来】**[圓]ずっと昔から。昔から今まで。「人生七十―まれなり」「―の風習」 **ごらいが【御来×駕】**[図]四人が訪ねてくることを敬っていうことば。「―をこう」 **ごらいこう【御来光】**[図]山頂から見るおごそかな日の出。「―を拝む」 **ごらいごう【御来“迎】**[図]「来迎」の敬った言い方。臨終[りんじゅう]のときに仏がむかえにきて極楽に導くこと。 **こらえしょう【堪え性】**[図]たえしのぶ気力。がまんする意地。忍耐力。「―がない」 **こらえる【堪える・×悚える】**[下]苦しみなどにじっとたえる。感情をぐっとおさえてがまんする。「痛みを―」「今回だけはこらえてやれ」「なみだを―」[→]忍しのぶ >つかいわけ ↓ 「耐える」を見よ。 **ごらく【娯楽】**[図]人々の心になぐさみや楽しみをあたえてくれるもの。「―番組」 **こらしめる【懲らしめる】**[下]□こりて、二度とくりかえすまいと思わせるために、罰[ばつ]をあたえる。「悪人を―」 **こらす【凝らす】**[国]①一点に集中させる。「目を―」「耳を―」「くふうを―」「趣向を―」 ②こりかたまらせる。 **コラム**[図]新聞や雑誌などで、社会批評・芸術・娯楽などの短い文章などをのせる欄[らん]。| column **コラムニスト**[図]新聞や雑誌などのコラム欄に短文などを定期的に書く人。| columnist **こり【凝り】**[図]血行が悪くなり、筋肉などがこわばること。「―をほぐす」 **こり【×狐狸】**[図]キツネとタヌキ。人を化かすという。また、他人をだまし悪事をはたらく人。「―のすみか」「―妖怪のやから」 **コリー**[図]イヌの品種の一つ。イギリス原産。大形で毛が長く、顔が細い。もと、牧羊犬。| collie **ごりおし【ごり押し】**[図]「ご自分の思うとおりを強引におし通すこと。「自説を―する」 **こりかたまる【凝り固まる】**[国]●集まって固くなる。「疲労[ひろう]で筋肉が―」 ②熱中して他をかえりみなくなる。「新興宗教に―」 **こりこう【小利口】**[形動]小才がきいて、ぬけめのないようす。こざかしいようす。 **こりごり【懲り懲り】**[図][下][函]二度としたくないと思うほど、ひどくこりること。「けんかはもう―だ」 **こりしょう【凝り性】**[図][形][皿]ものごとに自分の好みをいつらぬき通そうとする性格。 **こりつ【孤立】**[図]「[忍]仲間がなく、他からはなれて独りぼっちになってしまうこと。 **こりつご【孤立語】**[図]単語が語形変化せず、並び方の順序で各語の文法的なはたらきがきまる言語。中国語やチベット語など。 **こりつむえん【孤立無援】**[四][漢]集団からはなれてしまって、助けのまったくないこと。「―におちいる」▽「孤立無縁」は誤り。 **ごりむちゅう【五里霧中】**[四][漢]どうしたらいいか、さっぱりわからなくなること。▽五里四方の深い霧の中で、方角がわからなくなってしまうこと。中国、「後漢書[ごかんじょ]」から。「五里夢中」は誤り。 <492> **ごりやく【御利益】**[図]神仏が人々にもたらすめぐみ。御利生[ごりしょう] **こりょ【顧慮】**[図]」そのことに気を配り、深く考えること。「各人の事情を―する」[類]考慮・配慮 **ごりょう【御陵】**[図]天皇・皇后などの墓。みささぎ。 **こりょうりや【小料理屋】**[図]ちょっとした手軽な料理で酒を飲ませる店。 **ゴリラ**[図]最大の類人猿[るいじんえん]。体長は約二[メートル]に、体重は約二五〇[キロ]。全身が黒褐色の毛でおおわれている。草食。アフリカにすむ。大猩々[おおしょうじょう]。| gorilla **こりる【懲りる】**[上]失敗して心に痛手[いたで]を受け、二度とやるまいと思う。「懲りずに再度挑戦する」 **ごりん【五輪】**[図]◎近代オリンピックのシンボルマーク。世界の五大陸を、左から青・黄・黒・緑・赤の順でつなげた五つの輪であらわしたもの。また、オリンピックのこと。「一大会」 ②仏教で、宇宙の構成要素。地・水・火・風・空の五大をさす。「―塔[とう]」 **こる【凝る】**[国]●筋肉が固くなる。「かたが―」 ②目指す一つのことにこちこちに心が集中する。「釣りにー」 ③すごく片寄った趣味。を重んじてつらぬく。「凝ったデザインの服」「凝った家を建てた」 **コルク**[図]コルクガシなどの木の、表皮の下にある組織。軽くて弾力[だんりょく]性に富み、びんの栓[せん]だ・断熱材・防音材などに使う。キルク。| cork **コルセット**[図]昔の婦人用下着の一つ。胸からこしまでの体形を整えるためのもの。②整形外科の医療[いりょう]用具の一つ。傷[いた]めた脊椎[せきつい]や骨盤を固定する。| corset **コルテス**[名]一四八五——一五四七年。スペインの武将。一五二二年、高度な文明をもったアステカ帝国をほろぼし、メキシコを征服した。| Hernán Cortés **コルト**連発式ピストル。▽考案者のアメリカ人、コルトの名から。| Colt **コルネット**[図]金管楽器の一つ。トランペットに似ているが小さい。| cornet **ゴルフ**[図]球技の一つ。一八区域に分けた、シバをはったコースで、ボールをクラブで打って穴(ホール)に入れる競技。最少打数でコースを回りきった人が勝つ。| golf **ゴルファー**[図]ゴルフをする人。「プロー」| golfer **コルベール**[に][色]一六一九一八三年。フランスの政治家。ルイ一四世に蔵相[ぞうしょう]として仕え、コルベール主義と呼ばれる重商主義政策を進めた。保護貿易や東インド会社の振興を図るなど、財政の充実に力を入れた。| Jean-Baptiste Colbert **これ【×此れ・《是れ・×之れ】**[代][角]田自分の手が届く場所にあるものや、今ここでしていることなどをさすことば。「―を見てごらん」「―でいい」 ②自分が今言ったものやことがらなどをさすことば。「中がさびていたのは―が原因だ」 ③今、自分のそばにいたり、話に出たりした、身内の者などをさすことば。「―がわたしの妻です」「弟がいるんですが、―が短気で」 ④今、現在をさすことば。「―までのやりかた」「―からの予定」 **これ**[圏]子供などに注意するときに発することば。また、呼びかけのことば。「―、おやめ」「―、そこのお人」▽多く、年配の人が使う。 **ごれいぜん【御霊前】**[図]死者の霊の前。とくに、死者の霊前に供える香典などに書くことば。▽仏式でも神式でも通用する。 **これから【×此れから】**[図][画]今後。将来。また、今から。ここから。「―がたいへんだ」「―出発するところだ」 **コレクション**「[スル]①[<名>・-スル]趣味として特定の品物を集めること。また、収集品。「切手の―」 ①[<名>]服飾デザイナーがショー形式で開く新作発表会。| collection **コレクター**[図]収集家。| collector **コレクトコール**[図]電話の通話方式で、料金を自信人がはらう約束で相手を呼ぶもの。| collect call **これこれ【×此れ×此れ】**[代][図]多くのものごとや長い内容を省略していうことば。かくかく。「―の理由で欠席します」「―しかじか」 **これしき**[図]これぐらいわずかな。これっぽっち。「―のことでまいるな」▽とるにたりない、という意味で使う。俗[ぞく]な言い方。 **コレステロール**[図]動物の組織や血液などにふくまれる、脂肪のに似た物質。多すぎると高血圧や動脈硬化の原因となる。コレステリン。| cholesterol **これはしたり【×此れはしたり】**[圏]これはしまった。とんでもないことだ。▽おどろいたりあきれたりしたときに発することば。文章語。 **これまで【×此れ×迄】**[図][画]①いままで。ここまで。「―の人生をふりかえる」 ②これで終わり、という意味をあらわす。最後。「今は―」「きょうは―」 **これみよがし【×此れ見よがし】**[図][形動]得意になって見せつけようとするようす。▽「これを見よ」と言わんばかりのほこらしげなようすをいう。 **コレラ**[図]二類感染症の一つ。コレラ菌[きん]による消化器系の感染症で、激しい嘔吐・下痢を起こす。| cholera ▽昔、ころりと死んだところから、「コロリ」とも。 **ころ【×頃】**[図]ある限られた時期を漠然[ばくぜん]とさすことば。「少年の―」「今―どぅ」[圏]時分[じぶん] **ころ(。転】**[図]重いものを動かすとき、下に入れて転がす丸い棒。 **ごろ【語呂】**[図]ことばを発音したときの続きぐあいや調子。「―がいい」 **ゴロ**[図]野球で、球が地面を転がること。また、その球。[←]フライ | grounder からか。 **ころあい【×頃合い】**[図]適当な時機や程度。「―を見はからう」「―の湯かげん」 **ごろあわせ【語呂合わせ】**[図]①「地口[じぐち]」に同じ。②数字に意味をもたせて読ませること。たとえば、 <493> 「一八五三[いやでござんす]髪[ぐし]あう浦賀町」(ペリー来航の年)など。 **コロイド**[図]分子より大きいが顕微鏡では見えない粒子[りゅうし]が分散している状態。でんぷん・霧[きり]・寒天の水溶液など。膠質[こうしつ]。| colloid **ころう【古老・故老】**[図]昔からのことをよく知っている老人。「村の―に聞く」 **ころおい【×頃おい】**[図]ころ。時分。 **ころがき【。転×柿・枯露×柿】**[図]ほしがき。とくに、真っ白に粉をふいた、小さくてまるい干しがき。 **ころがす【転がす】**[国]①ものを回転させながら移動させる。「車を―」「玉を―ような声(=美声)」 @立っているものを横にたおす。「土俵の上に―」 ◎値段をつりあげる目的で、業者間で転売する。「土地を―」 **ころがりこむ【転がり込む】**[国]ころがってはいりこむ。「ボールが池に―」 ②生活に困って他人の家にはいりこんで世話になる。「仕送りが届くまで友人の下宿[げしゅく]に―」 ③思いがけなく手にはいる。「遺産が―」 **ころがる【転がる】**[国]●ころころと回転しながら進む。「球が―」 ②丸いものがひっくりかえる。「花瓶が―」 ③ごろりと横たわる。「たたみに寝[ね]―」 ④むぞうさに置いてある。俗な言い方。「どこにでも転がっている(=ありふれた)問題」 **ごろく【語録】**[図]高僧[こうそう]や偉人のすぐれたことばを集めたもの。「毛沢東[もうたくとう]―」 **ころげこむ【転げ込む】**[国]ころがりこむ。 **ころげる【転げる】**[下]ころがる。「笑いをおさえきれず、転げまわる」 **ころころ**[画]「小さなものが転がっていくようす。「おむすびー」 ②小さくて丸みのある太りかたをしているようす。「―したかわいい女」 ③ものごとが落ち着かないようす。「話が―変わる」 **ごろごろ**と大きくて重いものが転がるようす。「材木を―と転がす」 ②あちこちにいくらでもあるようす。「世間[せけん]だには―ある話」 ③これという仕事もせずに、ひまをもてあましているようす。「休日は家で―している」 >つかいわけ ↓「のらりくらり」を見よ。 **コロシアム**[図]古代ローマ帝国[ていこく]につくられた円形の野外闘技場。剣術[けんじゅつ]の試合や猛獣[もうじゅう]の格闘[かくとう]などがおこなわれた。コロセウム。「Colosseum ②楕円形の大競技場。大体育館。| colosseum **ころしもんく【殺し文句】**[図]相手の心をひと言でひきつけるような、するどい気のきいたことば。「―でプロポーズする」 **ころしや【殺し屋】**[図]かねでやとわれて、殺人をうけおうことを仕事とする人。 **ころす【殺す】**[国]生きものの生命を絶つ。「虫も殺さない顔」▽生きていてほしかった人を死なせてしまったときもいう。「おしい人を殺してしまった」 ②勢いをおさえる。「スピードを―」「声を殺して話す」「あくびを―」「息を―」 ③役に立たないようにする。「彼の才能を殺してはいけない」「味を―」「角[つの]を矯[た]めて牛を―」 ④スポーツなどで、相手の攻撃[こうげき]の力をつぶす。「牽制球[けんせいきゅう]で三塁ランナーを―」[↔]生かす **コロタイプ**[図]写真製版の一つ。ガラスの板に写真などを焼きつけて精巧[せいこう]な版をつくる。美術印刷に用いる。| collotype **ごろつき**[図]きまった職をもたず、あちこちをうろつき、おどしなどの悪事をはたらく連中。ならずもの。[類]やくざ・無頼漢[ぶらいかん]、▽「破落戸」と当てる。 **コロッケ**[図]ひき肉・野菜・カニなどを、ゆでてつぶしたジャガイモやホワイトゾースとまぜ、パン粉をまぶしてあげたもの。| croquette **コロナ**[図]太陽をとりまく大気のいちばん外側の層。皆既日食のときに見える。光冠。| corona **コロニー**[図]植民地。また、入植者の集落。 ②集団生活する長期療養者に、治療[ちりょう]・訓練をおこなう施設[しせつ]もつ。③同種あるいは数種の生物の集まり。群生。集落。群落。| colony **ごろね【ごろ寝】**[⑧]「ふとんもしかず、着がえもしないで、その場で横になってねること。 **ころばす【転ばす】**[国]ころぶようにさせる。ころがす。たおす。 **ころぶ【転ぶ】**[国]足をとられてたおれる。②ものごとがある方向へ進展する。「どっちに転んでも悪くない話」 ③江戸時代、キリシタン信者が信仰を捨てる。 転ばぬ先の杖[つえ] 失敗しないように前もってじゅうぶんに用心しておくことがたいせつだ。 転んでもただでは起きない 失敗してもぬけめなく何かをつかむ。[類]転んでも土をつかむ **ころも【衣】**[図]①からだをおおうもの。衣服。とくに、僧[そう]が身にまとう着物。「―を打つ砧[きぬた]の音」「墨染めの―」 ②天ぷらやフライの外側をおおっている皮。「からっとあがった―」 **ころもがえ【衣替え・衣。更え】**[図][忍]季節の変わり目に衣服を変えること。 ②外側の設備や見た感じなどを改めること。「店の―が始まる」[圏]改装 **ころもで【衣手】**[図]「そで」の古い言い方。 **コロラチュラソプラノ**[図]技巧的ではなやかな声や歌いかたのソプラノ。また、その歌手。| coloratura soprano **ころり**[画]①小さくて軽いものが転がるようす。 ②簡単でわけもないようす。「―とだまされる」「―と意見が変わる」 **ごろり**[画]大きくて重いものが転がるようす。また、横たわるようす。「―と寝転がる」 **コロン**「オーデコロン」の略。| cologne **コロン**[図]欧文[おうぶん]など、横書きの文で使う記号。引用や説明の前、時刻を示すときなどに使う。「:」 | colon <494> **コロンブス** [人]一四五一~一五〇六年。イタリア生まれの探検家。アメリカ大陸の発見者。一四九二年に、スペイン女王イサベルの援助[えんじょ]を受けてインドに向けて出帆[しゅっぱん]し、大西洋を航行して偶然[ぐうぜん]に新大陸を発見した。「Christophorus Columbus」 > コロンブスの卵 簡単なことも最初に気づいてそれをやってのけるのはむずかしい。▽「卵を立ててみよ」という問いを出して、コロンブスが卵の殻[から]を少しこわして立てたという故事から。 **こわい[怖い・恐い]** おそろしくてからだが硬直[こうちょく]する。自分の身に悪いことが起こりそうで、からだがふるえる思いだ。おそろしい。「―目にあう」「火事は―」 > 怖いもの知らず 自信があったり、逆にまるで経験がなかったりして、何もおそれないこと。 > 怖いものなし 何でも思いどおりにして、こわいと思うものがない。 > 怖いもの見たさ こわいものは、かえって好奇心をそそられ、のぞいてみたくなるということ。 **こわい[強い]** ❶かたくてごつごつしている。また、かたくてごわごわしている。「―めし」「―布[きれ]」 ②かたくなである。意地っぱりだ。「情の―女」 類[るい]強情[ごうじょう] **こわいろ[声色]** ❶声の調子やひびき。こわね。 ②役者や有名人の話しかたや、せりふをまねること。「―をつかう」 **こわがる[怖がる・恐がる]** こわいというようすを、からだであらわす。「へびを―」 > つかいわけ →「恐[おそ]れる」を見よ。 **こわき(小脇)に抱かかえる** ちょっとわきにかかえる。 **こわけ[小分け]** 一度分けたものを、さらにいくつかに小さく分けること。また、その小さく分けたもの。「荷物を―にする」 類[るい]小区分[しょうくぶん] **こわごわ[怖怖・恐恐]** こわいこわいと思いながらするようす。びくびくしながら。おそるおそる。「―中をのぞきこむ」「―顔をあげる」 **こわざ[小技]** すもうや柔道[じゅうどう]などで、ちょっとしたしかけわざ。⇔大技[おおわざ] **こわす[壊す・毀す]** ❶くずしたり、傷つけたりして使えなくしてしまう。「橋を―」 類[るい]破損[はそん]する・破壊[はかい]する⇔直[なお]す ②バランスのとれているもの、まとまった計画や約束などをだめにする。「ふんいきを―」「話を―」 ③むりな使いかたをして機能をだめにする。「飲みすぎで胃腸を―」 > つかいわけ **壊す・つぶす・崩す** > 「**壊す**」は、変形させ破損させて、機能(はたらき)しなくすること。「家を壊す」「道具を壊す」。壊れたものは残っている。「**つぶす**」は、強い力を加えて原形をとどめなくする。「卵をつぶす」「財産をつぶす」。「**崩す**」は、しっかりした山とか体制を力でばらばらにする。 **こわだか[声高]** [形動]話す声が高く大きいこと。「辺りをはばからず―に話す」 **こわだんぱん[強談判]** 強い調子で相手と論じあい、交渉にすること。強談義。 **こわっぱ[小童]** 子供や未熟な人をののしっていうことば。「この―めが」 類[るい]小僧・青二才[あおにさい]▷「こわらわ」の変化した形。 **こわね[声音]** 声の音色やひびき。 類[るい]声色[こわいろ] **こわばる[強張る]** やわらかだったものが、ぴんと張ったように表面がかたくなる。「表情が―」 **こわめし[強飯]** もち米を蒸[ふ]しためし。ふつう、アズキをまぜてたいた赤飯[せきはん]をさす。おこわ。 **こわもて[強面]** おそろしい顔つき。「―でおそれられている」▽「こわおもて」のつまった形。 **こわれもの[壊れ物]** ❶こわれたもの。「―をかたづける」 ②こわれやすいもの。「―につき取扱い注意」 **こわれる[壊れる・毀れる]** ❶変形したり、傷ついたりして役に立たなくなる。「器[うつわ]が―」 類[るい]破損[はそん]する・直[なお]す ②まとまっている約束や計画などがだめになる。「話が―」「縁談が―」 ③はたらきがだめになる。故障や障害を起こす。「テレビが―」 ④台なしになる。「ムードが―」 **こん[今]** [コン・キン] ❶いま。現在。このごろ。⇔古・昔[むかし] ②この。いまの。このたびの。いま進行中の。「―シーズン」「―日(=きょう)の。」「―二月一一日」 [コン] ①今後[こんご] 今昔[こんじゃく] 現今[げんこん] 昨今[さっこん] ②今夏[こんか] 今月[こんげつ] 今週[こんしゅう] 今春[こんしゅん] 今生[こんじょう] 今年[ことし] 今夜[こんや] ③今朝[けさ] 今晩[こんばん] 今夕[こんせき] 今上陛下[きんじょうへいか] 古今集[こきんしゅう] [いま] 今頃[いまごろ] 今更[いまさら] 今時[いまどき] 今際[いまわ] 今日[きょう] 今朝[けさ] 今年[ことし] **こん[困]** [コン] こまる。なやみくるしむ。 [コン] 困窮[こんきゅう] 困苦[こんく] 困難[こんなん] 困惑[こんわく] 貧困[ひんこん] [こまる] 返答に困[こま]る [こじ] 困[こじ]らじる **こん[根]** [コン] ❶木や草のねっこ。 ②ものごとのもと。 ③人の活動のもとになる精神力。やりとおす気力。「―をつめる」「精も―もつきる」 ④数学で、方程式の解。また、平方根。「―の公式」 ⑤肉体にそなわる器官のはたらき。 [コン] ①根茎[こんけい] 球根[きゅうこん] 大根[だいこん] ②根源[こんげん] 根絶[こんぜつ] 根底[こんてい] 根本[こんぽん] ③根気[こんき] 根性[こんじょう] 精根[せいこん] 屋根[やね] 六根[ろっこん] <495> 根太[ねだ] 根元[ねもと] 根雪[ねゆき] 垣根[かきね] 屋根[やね] **こん[昆]** [コン] むし。▽「毘[ビ](=たすける)」は別字。 [コン] 昆虫[こんちゅう] 昆布[こんぶ] **こん[恨]** [コン] 思うとおりにならず、不平に思う。うらむ。 [コン] 恨事[こんじ] 遺恨[いこん] 怨恨[えんこん] 悔恨[かいこん] 痛恨[つうこん] [うらむ] 裏切りを恨[うら]む 逆恨[さかうら]み [うらめしい] 力不足が恨[うらめ]しい **こん[婚]** [コン] 夫婦の縁組みをする。 [コン] 婚姻[こんいん] 婚約[こんやく] 婚礼[こんれい] 結婚[けっこん] 新婚[しんこん] 許婚[いいなずけ] **こん[混]** [コン] ❶いっしょになる。 ②はっきりと区別がつかなくなる。 類[るい]交[まじ]わる [コン] ①混合[こんごう] 混雑[こんざつ] 混声[こんせい] 混線[こんせん] 玉石混交[ぎょくせきこんこう] ②混同[こんどう] 混乱[こんらん] 混沌[こんとん] 混迷[こんめい] [まじる・まざる・まぜる] 雑音が混[まじ]る 記憶が混[ま]ざる かき混[ま]ぜる [こむ] 混凝土[コンクリート] **こん[紺]** [コン] 青とむらさきを合わせた色。「―の着物」 [コン] 紺絣[こんがすり] 紺青[こんじょう] 紺碧[こんぺき] 紫紺[しこん] 濃紺[のうこん] 紺屋[こうや] **こん[魂]** [コン] ❶人のからだに宿るたましい。 ②こころ。精神。 [コン] ①鎮魂歌[ちんこんか] 霊魂[れいこん] ②魂胆[こんたん] 商魂[しょうこん] 精魂[せいこん] 闘魂[とうこん] [たましい] 三つ子の魂[たましい]百まで 負けじ魂[たましい] 大和魂[やまとだましい] 魂[たましい]送り 魂消[たまぎ]る 人魂[ひとだま] **こん[墾]** [コン] あれ地を切り開いて田畑にする。 [コン] 墾田[こんでん] 開墾[かいこん] 新墾[しんこん] 未墾地[みこんち] 墾田[こんでん]私財[しざい]始[はじめ] **こん[懇]** [コン] ❶心をこめてする。 ②うちとける。 [コン] ①懇願[こんがん] 懇切[こんせつ] 懇望[こんぼう] ②懇意[こんい] 懇親会[こんしんかい] 懇談[こんだん] [ねんごろ] 懇[ねんご]ろにもてなす **こん[金]** →「きん」 **こん[今]** [連体]→漢字項目を見よ。 **こん[根/紺]** →漢字項目を見よ。 **ごん[言]** →「げん」 **こんい[懇意]** [形動]親しく交際してよく知り合い、仲のいいようす。「―な仲」「―にしていただく」「ご―のほどよろしく」 **こんいん[婚姻]** 男女が正式に夫婦になること。結婚。「―届」▽多く、法律用語。 **こんか[婚家]** 結婚によって嫁入り、または婿[むこ]入りしたさきの家。⇔実家[じっか] **こんかい[今回]** 何回かあったもののうちで今度のもの。このたび。 **こんかぎり[根限り]** 根気の続くかぎり。一生けんめい、がんばるようす。「―努力する」 **こんがらかる** もつれて、からみあったり、わけがわからなくなったりする。「糸が―」「話が―」 **こんがり** ほどよくうす茶色に焼けるようす。「―きつね色に焼けたもち」 **こんかん[根幹]** ものごとを成り立たせている、いちばんおおもとの部分。「―をゆるがす」⇔枝葉[しよう] **こんがん[懇願]** 念入りに、心からたのみ願うこと。 類[るい]嘆願・懇望 **こんき[根気]** ものごとをねばり強く続けていく力。「―負けする」 **こんき[婚期]** 結婚に適しているとされる年ごろ。「―をのがす」 **こんきゃく[困却]** 困って途方に暮れてしまうこと。「難問が続出して―する」 類[るい]困惑[こんわく] **こんきゅう[困窮]** 貧乏[びんぼう]で困りはてること。「生活―者」 **こんきょ[根拠]** ①よりどころとなる理由。「―を示す」「―地」 ②活動をするとき、その中心となる場所。ねじろ。 **ごんぎょう[勤行]** ご仏前で読経[どきょう]や焼香[しょうこう]などをすること。おつとめ。 **こんく[困苦]** こわれやものがなくて、困りくるしむこと。「―にたえる生活」 類[るい]困窮[こんきゅう] **ゴング** ❶打楽器の一つ。金属性の円盤をわくにつるし、ばちで打つ。どら。 ②ボクシングやプロレスなどで、試合やラウンドの開始と終了を知らせる鐘[かね]。|gong **コンクール** 競技会。競演会。コンテスト。「ピアノ―」 | concours **ごんぐじょうど[欣求浄土]** 仏教で、この人間世界の苦しみからはなれ、極楽浄土に往生[おうじょう]することを心から願うこと。↓厭離穢土[えんりえど]▽「欣求」は、よろこびもとめること。 **コングラチュレーション** おめでとう。|congratulation **こんくらべ[根比べ]** どちらが根気が強いかを争うこと。 <496> **こん【今】** **ごんげ【権化】**[図]①仏や菩薩が人々を救うため、仮の姿でこの世に現れたもの。化身。②ある抽象的な性質が、具体的な形をとって現れたかのような人やもの。「悪の―」 **こんけつ【混血】**[図]人種の違う父母の間に生まれること。また、その子。「―児」 **こんげん【根源・根元】**[図]物事の起こるもと。おおもと。「悪の―を絶つ」 **ごんげん【権現】**[図]仏が日本の神の姿をとって、この世に現れたもの。また、その神。 **ごんげんしそう【権現思想】**[図]神は仏が人々を教化するために仮に現れたものであるとする思想。 **こんご【今後】**[図]これから先。以後。「―の課題」 **こんごう【混交・混淆】**[図]性質の異なるものが入りまじっていること。「玉石―」「神仏―」 >つかいわけ 「混合」を見よ **こんごう【金剛】**[図]①「金剛石」の略。 ②きわめて硬く、強いもの。「―心」 **こんごう【混合】**[図]違う種類のものが、まじりあって一つになること。「―ダブルス」 >つかいわけ 混合・混交・混入・混成 >「混合」は、いくつかの別のものがまじりあって一つになること。「三種混合ワクチン」。「混交」は、ちがった性質のものが入りまじって、それぞれの性質を保って存在すること。「和漢混交文」。「混入」は、主となるものがあるところへ別のものが少しまじってはいること。「毒物が混入する」。「混成」は、いくつものちがう所属のものを一つに合わて編成すること。「六大学混成チーム」。 **こんごうせき【金剛石】**[図]「ダイヤモンド」の別名。 **こんごうづえ【金剛×杖】**[図]修験者や巡礼の持つ杖。 **こんごうのうぎょう【混合農業】**[図]食料作物や飼料作物を栽培する一方で、家畜を飼育する農業。 **こんごうぶじ【金剛峯寺】**[図]和歌山県高野山にある真言宗の総本山。空海が創建。 **こんごうぶつ【混合物】**[図]違う種類のものが入りまじっているもの。 **こんごうりき【金剛力】**[図]金剛力士のように、非常に強い力。 **こんごうりきし【金剛力士】**[図]仏法を守る神。非常に力が強い。 **こんごうりん【混合林】**[図]針葉樹と広葉樹の両方が混生する森林。混交林。 **コンコース**[園]駅や空港などで、広場をかねた通路。| concourse **ごんごどうだん【言語道断】**[回][漢]ことばで言い表せないほどひどいこと。とんでもない。「彼のやりかたは―だ」[類]もってのほか ▽「言語同断」は誤り。「道」は、言う。「道断」は、言うことばがないこと。もと仏教で、深いさとりの境地はことばでは言い表わせないという意味から。 **こんこんと【懇懇と】**[圃]ていねいにくりかえし言い聞かせるようす。「―さとす」 **こんこんと【×昏昏と】**[■]深くねむっていて、意識のないようす。「―ねむりこける」 **こんこんと【×滾滾と】**[画]水などがつきずに、わき出るようす。「―わく泉」 **コンサート**[図][造語]演奏会。音楽会。「ピアノ―」 | concert **コンサートマスター**[図]オーケストラの首席演奏者。| concertmaster **こんざい【混在】**[図][函]ちがう種類のものが入りまじってあること。「常緑樹と落葉樹の―する森」 **コンサイス**[形動]簡明な。簡潔な。| concise **こんさいるい【根菜類】**[図]根の部分を食用とする野菜。ダイコン・ニンジンなど。 **こんざつ【混雑】**[図][下]多数の人や自動車などが、やたらと集まって自由に動けない状態。こみあうこと。「連休はどこも―が予想される」 **コンサルタント**[図]企業より経営に関する助言・指導を専門とする人。「経営―」| consultant **こんじ【根治】**[図]病気や悪いくせが根本から治ること。また、根本から治すこと。「こんち」とも。「新薬のおかげで持病が―した」[圏]完治・全治 **こんじき【金色】**[図]「きんいろ」の古い言い方。「―にかがやく仏像」「一堂」 **こんじきやしゃ【金色夜叉】**[圍]一八九七年。尾崎紅葉の未完の長編小説。いいなずけを銀行家にうばわれた男が、自分も高利貸しとなって復讐をちかう話で、資本主義時代を反映した、かねと愛がテーマとなっている。 **こんじゃく【今昔】**[图]いまと、むかし。「東京―」 今昔の感 今と昔とを思いくらべて、その大きな変わりようにおどろいて心を打たれる感じ。「そのころを思うと―にたえない」 <497> **こんじゃくものがたりしゅう【今昔物語集】**一二世紀の作。作者未詳。インド・中国・日本の説話約千話を集めた、わが国最大の説話集。 **こんじょう【今生】**[図]この世に生きている間。 **こんじょう【根性】**[図]①困難に耐えてやり抜こうとする気力。「―がある」 ②生まれつきの性質。「―がくさってる」 **こんじょう【紺青】**[図]濃くあざやかな青色。 **ごんじょう【言上】**[図]身分の高い人に申し上げること。 **こんしょく【混食】**[図]肉や魚と野菜などをまぜて食べること。 **こんじる【混じる】**[圧]□「まじる」「まざる」の古い言い方。「綿に麻[あさ]が―」 **こんしん【混信】**[図]「[忍]無線電信や放送で、他の局の電波がまぎれこんで受信されること。「電波が―して画像が乱れる」[類]混線 **こんしん【懇親】**[図]うちとけて、たがいに親しくすること。「―会」 **こんしん【×渾身】**[図]からだじゅう。全身。「―の力をふりしぼる」[類]満身 **こんすい【×昏睡】**[図]「[函]病気や負傷で、意識をなくしたまま目覚めないこと。「―状態におちいる」[類]人事不省 **コンスターチ**[图]トウモロコシからつくった料理用のでんぷん。コーンスターチ。「cornstarch **コンスタンティヌス**[名]二八〇?―三三七年。古代ローマ皇帝。キリスト教を公認にし、その教義統一に努めた。コンスタンティノープル(=イスタンブールの旧称)に都をうつし、官僚制度の確立を図った。「Flavius Valerius Constantinus **コンセプト**[図]考えかた。概念[がいねん]。| concept **コンスタント**[形動]変わらないようす。一定しているようす。「売りあげはーだ」「constant **コンストラクション**[圀]くみたて。構成。また、建設。建造。| construction **こんせい【混生】**[図]「スと同じ場所にいろいろな植物が入りまじって生えていること。 **こんせい【混成】**[図][函]人やものを寄せあつめて、一つにまとめること。「―旅団」 >つかいわけ→「混合」を見よ。 **こんせい【懇請】**[⑧]「ことばをつくして、ていねいにたのむこと。「―をしりぞける」「会長就任を―する」[類]懇願 **こんせき【×痕跡】**[図]過去に何かがあったり、何かをしたことを示すあと。「―をとどめる」 >つかいわけ=跡形・痕跡・形跡= >「跡」は、もと歩いた足あとの形の意味。「跡形」は、「跡形もない」の形で使うことが多く、ものごとが経過したあとに何も残っていないこと。「痕跡」は、「痕(きずのあと)」のように、しこって消えずに実際に残っているもの。「このあたりが昔海だった痕跡としては、近くに貝塚[かいづか]が発掘されている」。「形跡」は、残されたあとから当初の状況を推測する場合に使う。「人が住んでいた形跡がない」。 **こんせつ【懇切】**[図][形動]細かくいきとどいていて、たいへんに親切なこと。「―ていねいに教える」 **こんぜつ【根絶】**[図][下]山木を根からすっかりぬき去るようにあとかたもなく、なくしてしまうこと。ねだやし。「非行を―する」 **こんせん【混戦】**[図]「敵・味方が入りみだれて戦うこと。勝負がわからないほどの争い。「―模様」 **こんせん【混線】**[国]「[函]①電話で、他の通話が入りまじること。[類]混信 ②話の最中[さいちゅう]に、他の話が入りまじってもつれ、すじがわからなくなること。 **こんぜん【×渾然・混然】**[形][画]別々のものがまじりあって一つになり、区別がつかないようす。「―たる状況」「―一体となる」 **コンセンサス**[図]意見が一致[いっち]すること。合意。総意。「国民の―をえる」 「consensus **コンセント**[図]電気器具に電気をとりいれるために、かべなどに設けてあるプラグの差しこみ口。▽日本でつくられたことば。 **コンソール**[図]大型コンピュータの入出力部分。キーボードとディスプレー画面からなる。「console **コンソメ**[图] 西洋料理で、澄んだスープ。ポタージュ - consommé **こんだく【混濁・圏濁】**[図][下]ごいろいろなものがまじりあって、にごること。また、乱れてはっきりしないこと。「―低迷の日本経済」「白く―した液体」「意識が―する」 **コンダクター**オーケストラの指揮者。 ②案内係。添乗員。| conductor **コンタクト**[図] ①[<名>・-スル]連絡[れんらく]。接触。「―をとる」「―してみる」 ①[<名>]「コンタクトレンズ」の略。| contact **コンタクトレンズ**[圏]近視や乱視などの人が、目に直接あてて視力を矯正[きょうせい]するレンズ。コンタクト。| contact lens **こんだて【献立】**[図]食卓[しょくたく]に出す料理の種類と組み合わせ。また、それをしるした表。メニュー。「学校給食の―」▽ふつう、「献立て」とは書かない。 **こんたん【魂胆】**[図]心のうちにある計略。たくらみ。「会社を乗っとる―」『ふつう、悪い意味で使う。 **こんだん【懇談】**[図][圮]たがいにうちとけて話しあうこと。「父兄が』一会」「担任と―する」 **コンチェルト**[図]ピアノやバイオリンなどの独奏楽器と管弦楽のための合奏曲。協奏曲。コンツェルト。「バイオリンー」| concerto **コンチネンタル**[図][造語]ヨーロッパ風の。ヨーロッパ大陸の。「ータンゴ」| continental <498> **ゴンチャロフ**人[名]一八一二一九一年。ロシアの小説家・劇作家。代表作「オブローモフ」の主人公オブローモフは「余計者」の代名詞となった。-Ivan Aleksandrovich Goncharov **こんちゅう【昆虫】**[図]節足動物の一つ。からだは頭・胸・腹に分かれ、一対[いっつい]の触角[しょっかく]、二対の羽、三対の足をもつ。チョウ・セミ・トンボ・アリなど。 **こんちゅうき【昆虫記】**[附屬]一九〇七年。フランス、ファーブルの著。昆虫の生態を綿密に観察し記録したもの。的確な表現は文学的な評価も高い。| Souvenirs entomologiques **コンツェルン**[図]法律上は独立している各種の企業[きぎょう]が、銀行などに支配・統制され一つに結合すること。トラスト・カルテルより独占[どくせん]が進んだかたち。企業連携[れんけい]。第二次世界大戦前の日本の財閥[ざいばつ]。| Konzern **コンテ**[図]デッサン用のクレヨンの一つ。▽もと、商標名。| conté **コンテ**[図]映画・テレビで、場面をカットごとに絵にした撮影用台本。絵コンテ。[←]continuity から。 **こんてい【根底】**[図]ものごとのよりどころとなるもの。「予想を―からくつがえす」[圏]大本[たいほん]・根源 **こんでい【金泥】**[図]↓「きんでい」 **コンディショニング**[図]からだや機械などの調整、調節。「エアー」 | conditioning **コンディション**[図]条件。状況。また、からだの調子や状態。「グラウンドのーは上々」「ベストー」 | condition **コンテキスト**[図]文章の前後関係。文脈。また、あることがらとその周囲との関係。コンテクスト。「―から判断する」| context **コンテスト**[図]作品の優劣[ゆうれつ]や、参加者の容姿などを競[きそ]いそう会。審査員が評価をきめる。選抜[せんばつ]会。[類]コンクール | contest **コンテナ**貨物輸送に使う金属製の箱。荷造りを必要とせず、くりかえし使用でき、一度にたくさん積める。「―輸送」 「container **こんでんえいねんしざいほう【墾田永年私財法】**[図]七四三年、開墾地の永久私有を認めた法令。班田[はんてん]制の崩壊、荘園[しょうえん]の発生を招いた。 **コンデンサー**[圏]電気をたくわえる装置。金属板などに絶縁[ぜつえん]体をはさんでつくる。ラジオなどに使う。蓄電器。| condenser **コンデンスミルク**[図]牛乳に砂糖を加えてにつめたもの。練乳。| condensed milk **コント**[図]風刺[ふうし]や機知に富んだ短い物語。短編よりさらに短い小説。小話[こばなし]。②演芸場などで、おもな出し物の合間に演じられる寸劇。| conte **こんど【今度】**[図][画]●このたび。今回。「―の地震[じしん]の被害状況[ひがいじょうきょう]」「―転校してきたA君です」 ②この次。次回。また、いつとはきまっていない次回。「―の列車に乗る」「―また会おう」 **こんとう【×昏倒】**[図]目まいがし、気を失ってたおれること。「頭をなぐられて―する」 **こんどう【金堂】**[図]寺の建物の中心で、本尊をまつってある建物。本堂。▽内部を金色[こんじき]にぬるからとも、金色の仏像を安置するからともいう。 **こんどう【混同】**[図]区別のあるものを、同じものとしてあつかうこと。「公私―」「現実と空想とを―する」 **こんどうじゅうぞう【近藤重蔵】**[入][名]一七七一-一八二九年。江戸以後期の探検家。蝦夷地[えぞち]を探検し、国後[くなしり]・択捉[えとろふ]島に達した。択捉島に「大日本恵土呂府[だいにほんえとろふ]」の標柱を建てた。 **コンドーム**[図]避妊や性病予防のために、男性の性器に装着するうすいふくろ。スキン。| condom **こんとく【懇篤】**[形動]心がこもっていて、ていねいなようす。「―なご指導にあずかる」▽文章語。 **ゴンドラ**[図]①イタリアのベネチア特有の、はばのせまい小船。観光用。 ②ロープウエーや気球のつり座席。| gondola **コントラスト**[図]明暗や形などの異なるもので、たがいにきわだたせるような状態。対比。「直線と曲線の織りなす―」「―が強い」| contrast **コンドラチェフ**[名]一八九二一一九三八年。旧ソ連の経済学者。技術革新や資源の開発によって五、六十年を周期として起こる景気の波を発見した。この波を長期波動、また「コンドラチェフの波」という。| Nikolai D. Kondratiev **コントラバス**[図]弦楽器[げんがっき]の一つ。大形で低音域をうけもつ。立って弦を弓でこすったり、指ではじいて音を出す。ダブルベース。ベース。バス。| contrabass [図]「オーケストラ」 **コンドル**[図]コンドル科の鳥をまとめた呼び方。とくに、南アメリカのアンデス山脈にすむ大形の鳥。動物の死肉を食べる。頭と首には羽毛がないのでハゲタカ・ハゲワシとも呼ばれるが、旧大陸に生息するものとは別種。| condor **コンドル** 人[名]一八五二―一九二〇年。イギリスの建築家。来日して建築家の養成に努めた。また、実際に鹿鳴館[ろくめいかん]、東京神田[かんだ]のニコライ堂などを設計した。「Josiah Conder **コントロール**[图]①自分の思うように動かすこと。うまく調節・管理すること。統制。制御[せいぎょ]。「カロリーを―する」「リモートー」 ②野球で、投手が思いどおりに球を投げる能力。制球力。| control **コントロールタワー**[図]空港で、航空機に離着陸の指示をする施設[しせつ]。管制塔[かんせいとう]。| control tower **こんとん【混沌・×渾沌】**[形動]いろいろな力が入まじってはたらき、区別ができない状態。また、状況[じょうきょう]がわからないようす。「前途[ぜんと]がーとしてきた」「―たる世界情勢」▽もと、宇宙ができたころ天地の区別もなくどろどろであったという意味から。 **こんな**[形動]①「このような」のくだけた言い方。「―色」「―形は―だ」「―なのですが」▽「のに」「ので」などは、連体形「こんなな」に付くが、名詞は「こんな男」のように、語幹に直接付く。そのため、「こんな」は形容動詞ではなく、連体詞だとする説もある。 <499> **こんな**[こんな] [形動]②下に来る名詞を重んじていない気持ちをあらわす。「―ものいらない」「―人きらい」 **こんな**[こんな] [形動]③[「こんなに」の形で]これほどまでに、はなはだしく。「―に小さい箱」「―に親切な人はいない」 **困難**[こんなん] [形動]解決したり実行したりするのが、むずかしいこと。「―を乗りこえる」「脱出は―だ」↔容易[ようい] **今日**[こんにち] [名]◎「きょう」の改まった言い方。「―はよくいらっしゃいました」[類]本日[ほんじつ] **今日**[こんにち] [名]②このごろ。現在。現今。「―の政界」『文章語。 **こんにちは**[こんにちは] [感]昼間、人に出あったときに最初に言う、あいさつのことば。こんちは。▽もと、「今日はいい天気ですね」などの略。したがって「こんにちわ」と書くのは誤り。 **蒟蒻**[こんにゃく] [名]サトイモ科の多年草。根はこんにゃく玉と呼ばれ、粉にしてから石灰を加えて固め、みそでんがく・おでんなどにして食べる。灰色または半透明[はんとうめい]で弾力がある。▽昔は、体内の砂を吸収するという俗信[ぞくしん]から、「砂おろし」ともいわれた。かぞえ方 丁[ちょう]・枚[まい] **混入**[こんにゅう] [名][-スル]他のものがはいってまざること。「異物が―している」[つかいわけ]→「混合」を見よ。 **コンパ**[コンパ] [名]学生などが会費を出しあい、食べたり飲んだりして楽しむ会。「新入生歓迎[かんげい]一」▽companyから。 **コンバート**[コンバート] [名][-スル]●変換[へんかん]。とくにコンピュータで、他機種上でも動作するように、プログラムを書きかえること。●野球などで、その選手が前から専門にしてきた守備位置をとりかえること。「投手から外野手に―する」③ラグビーで、トライ後のゴールキックが成功すること。[convert] **コンパートメント**[コンパートメント] [名]列車などで、しきりをした座席や客室。[compartment] **困憊**[こんばい] [名][-スル]心身ともにつかれはてること。「疲労[ひろう]―」 **コンバイン**[コンバイン] [名]作物[さくもつ]のかりとりと脱穀を同時におこなう農業用の機械。[combine] **魂魄**[こんぱく] [名]たましい。霊魂[れいこん]。 **コンパクト**[コンパクト] [形動]①〈名〉鏡のついた携帯[けいたい]用のおしろい入れ。①〈形動〉小型ながら機能や内容がまとまっていて、充実しているようす。「―サイズ」「―な動き」[compact] **コンパクトディスク**[コンパクトディスク] [名]↓「シーディー」 **コンパス**[コンパス] [名]①円や弧[こ]をえがくのに使う、二本足の製図用具。ぶんまわし。②羅針盤[らしんばん]。③歩幅[ほはば]。また、足の長さ。「彼は―が長い」[compass] **コンパニー**[コンパニー] [名]①会社。商会。カンパニー。略号は Co.②仲間。連中。[company] **コンパニオン**[コンパニオン] [名]来客を案内したり接待したりする役目の女性。[companion] **金春禅竹**[こんばるぜんちく] [人名]一四〇五-?年。室町[むろまち]中期の能役者・謡曲[ようきょく]作者。じみで幽玄[ゆうげん]味のある芸風で、禅宗の影響を受けた能楽論をあらわした。謡曲に「雨月」「芭蕉[ばしょう]」「玉葛[たまかずら]」など。 **今般**[こんばん] [名]このたび。今回。改まった言い方。↔先般[せんぱん] **こんばんは**[こんばんは] [感]夜、人に出あったときに最初に言う、あいさつのことば。▽もと、「今晩はお寒うございます」などの略。したがって「こんばんわ」は誤り。 **コンビ**[コンビ] [名]あることをいっしょにおこなう二人組み。「漫才[まんざい]の―を組む」「三遊間のー」[ペア]▽combinationから。 **コンビーフ**[コンビーフ] [名]牛肉に塩味をつけて蒸[む]し煮にした食べもの。コーンビーフ。[corned beef] **コンビナート**[コンビナート] [名]生産工程で関連性のある工場を一つの地区に集めた、大規模な工業地帯。工場結合。「石油―」[kombinat] **コンビニエンスストア**[コンビニエンスストア] [名]早朝から深夜まで、または二十四時間営業している、小型のスーパーマーケット。コンビニ。[convenience store] **コンビネーション**[コンビネーション] [名]①組みあわせること。また、組みあわせ。「投球の―が悪い」「―サラダ」②二つ以上の色や材料を使ってつくった、くつ・かばんなど。③シャツとズボンがひと続きになっている衣服。つなぎ。▼「コンビ」とも。[combination] **コンピュータ**[コンピュータ] [名]電子計算機。プログラムに従って、計算・データ処理・事務管理などの作業を高速度でおこなう装置。コンピューター。[computer] **コンピュータグラフィックス**[コンピュータグラフィックス] [名]コンピュータで、データを図形や画像に処理して表示すること。CG。[computer graphics] **コンピュータ支援教育**[コンピュータしえんきょういく] [名]↓「シーエーアイ」 **コンピュータ断層撮影**[コンピュータだんそうさつえい] [名]↓「シーティー」 **昆布**[こんぶ] [名]こげ茶色で帯のように長い海藻[かいそう]。寒い地方の海に生える。干して、だしをとったり、つくだににしたりする。「こぶ」とも。▽「よろこぶ」に音[おん]が通じるので、お節料理などのめでたいことに使われる。 **コンプレックス**[コンプレックス] [名]劣等[れっとう]感。インフェリオリティコンプレックス。「―をもつ」 **コンプレックス**[コンプレックス] [名]心の奥[おく]にかくれている、あることがらについてのこだわり。しこり。「マザーー」[complex] **コンプレッサー**[コンプレッサー] [名]空気やガスなどの圧縮機。[compressor] **コンペ**[コンペ] [名]競技会。とくに、ゴルフの試合。 **コンペ**[コンペ] [名]設計の公募[こうぼ]。competitionから。 **コンペイトー**[コンペイトー] [名]まわりに小さなとんがりがたくさんある、小つぶの砂糖菓子で。▽「金平糖」「金米糖」と当てる。[confeito]、 <500> **こんぺいとう【金平糖・金米糖】**[図]ケシの実を核にして、砂糖の蜜をかけて固めた菓子。 **こんぺき【紺碧】**[図]濃い青色。 **コンベヤー**[図]工場などで、材料や製品を自動的・連続的に運ぶ機械装置。「―システム」| conveyor **コンボ**[図]小編成によるジャズバンド。| combo **コンポ**[図]「コンポーネント」などの略。 **こんぼう【混紡】**[図]「スとちがう種類の繊維をまぜて糸をつくること。「アクリルーのセーター」 **こんぼう【×棍棒】**[図]手ににぎる、短い木の棒。「―でなぐる」 ②とっくり形の体操用具。新体操などの競技で使う。クラブ。[図]「しんたいそう」 **こんぽう【×梱包】**[図]「紙などで包んだり、箱に入れてひもなどをかけたりして荷物をつくること。荷づくり。「製品を―する」▽とくに、運送できるように荷づくりすること。 **コンポーネント**[圏]ステレオ装置を構成する機器。アンプやスピーカーなど。コンポ。「ーステレオ」| component **コンポジション**[図]写真や絵の構成。構図。 ②作文。とくに、英作文。 ③作曲。| composition **こんぽん【根本】**[図]ものごとのもとになっている土台。おおもと。「―原理を学ぶ」[関]根底 **こんぽんてき【根本的】**[形動]ものごとのおおもとまで届くようす。「―に改革する」「―解決を目ざす」 **コンマ**[図]欧文[おうぶん]など、横書きの文で使う記号。文中の区切りや数字の位[くらい]どりを示す。カンマ。 ②小数点。「,」 | comma **こんまけ【根負け】**[図]相手と張りあう気持ちがつきてしまい、あきらめること。根比べに負けること。「彼のねばりには―した」 **こんめい【混迷】**[図]ものごとが混乱して、わけがわからなくなること。「政局の―」「―する株式市場」 ②正常な理性を失い、どうしたらいいか判断できなくなること。「意識が―する」▽「昏迷」とも書く。 **こんもう【懇望】**[図]熱心に望むこと。心からひたすら望むこと。「こんぼう」とも。「ぜひ会長にと―される」[圏]熱望・懇願 **こんもり**と木などが盛りあがるようにしげっているようす。また、土などがまるく盛りあがっているようす。 **こんや【紺屋】**[図]布の染色をする職人。また、染物屋。「こうや」とも。 紺屋のあさって →「こうや」 紺屋の白袴[しらばかま] →「こうや」 **こんやく【婚約】**[図][函]結婚の約束をすること。また、その約束。「―を結ぶ」「幼なじみと―する」 **こんよう【混用】**[図][下]と種類のちがうものをまぜて使うこと。「日本語と英語を―する」[圏] 併用[へいよう] **こんよく【混浴】**[図][函]温泉などの大浴場で、男女が同じ浴室で湯にはいること。 **こんらん【混乱】**[園]「[ズル]いろいろのものが、整理されないまま入りみだれていること。秩序を失った状態。「頭が―する」「社会の―」 **こんりゅう【建立】**[図][下]山寺院などを建てること。「三重の塔を―する」 **こんりんざい【金輪際】**[圓][[「金輪際〜ない」の形で]]どんなことがあっても・・・ない。断じて・・・ない。「―酒は飲まない」▽仏教から出たことば。「地層のもっとも下の底、無限に深いところにもない」ということ。 **こんれい【婚礼】**[图]結婚の儀式[ぎしき]。「―家具」[→]婚儀 **こんろ【×焜炉】**[図]にたきするための土や鉄でできた道具。ガス・石油・電気・木炭などを燃料とする。▽木炭用のものは「七厘[ひちりん]」ともいう。 **こんわ【懇話】**[图]うちとけて親しく話しあうこと。「一会」[劇]懇談 **こんわく【困惑】**[図]「ス」どうしたらよいか、判断がつかずに困ること。「難題をもちこまれて―する」 **さ[左]** **さ[査]** **さ[砂]** **さ[差]** <501> **さ[差]** ❶へだたり。性質・能力・程度などのちがい。「―をつける」「雲泥の―」 ②ある数からある数を引いた残りの数。さしひき。「―を求める」 ③和[わ] ④さし入れる。つらぬく。 ⑤つかわす。 [サ] ①差異[さい] 差別[さべつ] 千差万別[せんさばんべつ] 大差[たいさ] ②差額[さがく] 格差[かくさ] 誤差[ごさ] 落差[らくさ] ③交差[こうさ] ④差遣[さけん] [さす] 傘[かさ]を差[さ]す 差出人[さしだしにん] 魔[ま]が差[さ]しょうし ●差[さ]し支[つか]える 差[さん]し(=ふぞろい) **さ[佐]** [サ] ❶たすける。 ②旧軍隊・自衛隊の階級の一つ。「将」の下。 [サ] ①佐幕[さばく] 補佐[ほさ] ②佐官[さかん] 一佐[いっさ] 大佐[たいさ] [すけ] 佐[すけ] 助[たす]ける **さ[唆]** [サ] 相手をけしかけて、するようにしむけること。 [サ] 教唆[きょうさ] 示唆[しさ] [そそのかす] 悪事を唆[そその]かす **さ[詐]** [サ] うそを言ってだます。いつわり。 [サ] 詐欺[さぎ] 詐取[さしゅ] 詐称[さしょう] 巧詐[こうさ] 奸詐[かんさ] [いつわる] 詐[いつわ]る **さ[鎖]** [サ] ❶金属の輪をひも状につないだもの。くさり。 ②とざす。 [サ] ①鎖骨[さこつ] 鉄鎖[てっさ] 連鎖[れんさ] ②鎖国[さこく] 封鎖[ふうさ] 閉鎖[へいさ] [くさり] 鎖[くさり]編[あ]み 鎖帷子[くさりかたびら] 金鎖[かなぐさり] 手鎖[てぐさり] [とざす] 鎖[とざ]す **さ[沙]** [サ・シャ] ❶すな。また、砂のように細かな。 ②まじりあった細かいものを水で洗い、よしあしをより分ける。 ③梵語[ぼんご]の音訳にあてる字。 [サ・シャ] ①沙金[さきん] 沙漠[さばく] 沙礫[されき] ②沙汰[さた] ③沙羅双樹[さらそうじゅ](しゃらそうじゅ) 沙弥[しゃみ] 沙門[しゃもん] [すなご] 沙子[すなご] 沙蚕[すなごかい] 沙魚[はぜ] **さ[紗]** [サ・シャ] うすぎぬ。しゃ。 [サ・シャ] 紗綾[さあや] 更紗[さらさ] 袱紗[ふくさ] 金紗[きんしゃ] 羅紗[らしゃ] **さ[裟]** [サ] 梵語の音訳「袈裟[けさ]」にあてる字。 **さ[嵯]** [サ] 山がけわしくて、岩がごつごつしているようす。 [サ] 嵯峨[さが] **さ[瑳]** [サ] ❶玉が白くあざやかにかがやくようす。 ②みがく。 **さ[作]** →「さく」 **さ[茶]** →「ちゃ」 **さ[左/差]** →漢字項目を見よ。 **さ** [造語]「さ~」の形で❶わずかという意味。また、調子を整えることば。「―霧[ぎり]」「―夜[よ]は」「―迷う」 ②「早い」「若い」の意味をあらわす。「―わらび」「―乙女[おとめ]」 ③「五月」の意味をあらわす。「―みだれ」 **さ** [造語]「~さ」の形で❶性質・状態・程度などをあらわす。「おもしろ―」「高―」「活発―」▽形容詞や形容動詞の語幹に付いて名詞をつくる。 ②「とき」「おり」の意味をあらわす。「学校からの帰る―」▽ 動詞の終止形に付く。 **さ** [終助]❶疑問のことばをともなって、非難・反発などの気持ちをあらわす。「その言いかたはなに―」「どうしろっていうの―」 ②軽く言いはなす。「もう、いい―」「失敗するにきまってる―」「それが学問というもの―」▽用言の終止形または名詞に付く。 ③文節の切れ目にそえて、語調を整える。「それが―、彼ったら―」 **ざ[座]** [ザ] ❶すわる。すわる位置。席。「―に直る(=自分の席につく)」「―をはずす」 ②地位。「妻の―」「政権の―」 ③あつまり。会合。また、その席のふんいき。「―が白[しら]ける」「―をとりもつ」 ④何もしないでいる。 ⑤鎌倉・室町[まち]時代の商工業者の同業組合。公家や寺社の保護を受け、特定の商品の製造・販売の独占権をもった。鎌倉の材木座、京都大山崎[おおやまざき]の油座などが有名。 ⑥江戸時代の貨幣[かへい]をつくる公設機関。 ⑦劇団。劇場。 ⑧星の集まり。◆「座する」を見よ。 [ザ] ①座高[ざこう] 座敷[ざしき] 座席[ざせき] 座右[ざゆう] 上座[かみざ] ②王座[おうざ] 銀座[ぎんざ] ③座興[ざきょう] 座談[ざだん] 講座[こうざ] 仲間[ちゅうざ] ④星座[せいざ] ⑤楽市楽座[らくいちらくざ] ⑥金座[きんざ] 銀座[ぎんざ] ⑦座員[ざいん] 歌舞伎座[かぶきざ] 中村座[なかむらざ] ⑧オリオン座[ざ] 小熊座[こぐまざ] [すわる] 居座[いすわ]る 座[すわ]り込[こ]み **さあ** ❶何かを始めるときなどに、他人に呼びかけたり、自分をはげましたりすることば。「―泳ごう」「―がんばるぞ」 類[るい]いざ ②喜んだり、おどろいたりしたときに出ることば。「―できた」「―困った」 ③決心がつかなかったり、知らなかったりして、はっきり言えないときに出ることば。「―、どうしよう」 <502> **サー**[サー] [感]「―、わかりません」[類]さて **サー**[サー] [造語]英語で男性を呼ぶときに使う尊敬語。「イエス、―」 **サー**[サー] [造語]イギリスで、ナイトや準男爵[だんしゃく]の称号をもつ人の名の前に付け、敬っていうことば。卿[きょう]。[Sir] **サーカス**[サーカス] [名]野外にテントなどを張っておこなう、曲芸や奇術[きじゅつ]などの見せもの。また、各地を回ってそれを見せる一団。曲芸団。曲馬団。[circus] **サーキット**[サーキット] [名]●電気回路。回線。●自動車やオートバイ競技用の環状道路。「ーレース」[circuit] **サーキットトレーニング**[サーキットトレーニング] [名]基礎体力をつける訓練[くんれん]法。数種類の運動を組みあわせて、それをくりかえす。循環器トレーニング。[circuit training] **サークル**[サークル] [名]同じ興味や関心をもって活動する人の集まり。クラブ。同好会。「読書―」「―活動」 **サークル**[サークル] [名]円。囲み。「ベビーー」[circle] **サージ**[サージ] [名]あや織りの服地。無地のものが多く、背広や制服などに用いる。[serge] **サーチ**[サーチ] [名][-スル]調査。とくに、コンピュータで、あるデータを探すこと。検索[けんさく]。[search] **サーチライト**[サーチライト] [名]海面や空中などを、遠くまで照らしだすための大型の電灯。探照灯[たんしょうとう]。[searchlight] **サード**[サード] [造語]野球で三塁[さんるい]。また、三塁手。「―ゴロ」 **サード**[サード] [造語]第三の。三番目の。「ギアを―に入れる」[third] **サーバー**[サーバー] [名]テニスやバレーボールなどで、サーブをする人。↔レシーバー **サーバー**[サーバー] [名]西洋料理で、大皿[おおざら]からとりわけるときに使う食器。[server] **サービス**[サービス] [名]奉仕。「―精神」 **サービス**[サービス] [名]客をもてなすこと。接待。「―がいい」「一料」 **サービス**[サービス] [名]客の得になるように、値引きしたり、おまけの品物をつけたりすること。「出血大―」 **サービス**[サービス] [名]「サーブ」[service] **サービスエース**[サービスエース] [名]テニスやバレーボールなどで、相手が受けて返すことのできないサーブ。また、そのサーブであげた得点。[service ace] **サービスエリア**[サービスエリア] [名]①ある局のテレビやラジオなどの電波が届く放送区域。②高速道路に設けられた給油所。休息する設備やレストランなどもある。[service area] **サービスステーション**[サービスステーション] [名]客に商品の案内や故障[こしょう]の修理などのサービスをする場所。また、自動車の給油所。[service station] **サーブ**[サーブ] [名][-スル]バレーボール・テニス・卓球[たっきゅう]などで、攻撃[こうげき]側が相手側コートに球を打ちこんでプレーを始めること。サービス。[serve] **サーフィン**[サーフィン] [名]サーフボードの上に立って、バランスをとりながら波に乗るスポーツ。波乗り。[surfing] **サーフボード**[サーフボード] [名]波乗り用の板。[surfboard] **サーベル**[サーベル] [名]細身の西洋風の刀。洋剣[ようけん]。▽第二次世界大戦前は、日本でも軍人や警官がこしに提げていた。[sabel] **ざあますことば**[ざあますことば] [名]上品ぶったことばつき。「〜でございます」の変化した「〜ざあます」を使う。▽東京山の手の上流婦人が使うという。 **サーモスタット**[サーモスタット] [名]バイメタルなどを利用し、スイッチを切ったり入れたりして、自動的に温度を一定に保つ装置。電気器具や実験装置などに使われる。サーモ。[thermostat] **サーモン**[サーモン] [名]サケ。「―ステーキ」「スモークー」[salmon] **サーモンピンク**[サーモンピンク] [名]サケの肉のように赤みをおびたピンク色。[salmon pink] **サーロイン**[サーロイン] [名]牛肉のうち、こしの上部の肉。ステーキに最上とされる。[sirloin] **才**[さい] [名]生まれつきもっているすぐれた能力。「―におぼれる」「文筆の―」②すぐれた能力のある人。「俗[ぞく]に、年齢を数える「歳[さい]」の代わりに用いる。 **才**[さい] [名]才覚[さいかく]・才気[さいき]・才女[さいじょ]・才能[さいのう]・文才[ぶんさい]・秀才[しゅうさい],天才[てんさい]・猪口才[ちょこざい] **才**[さい] [名]古語《ざえ》現代語の場合は、生まれつきの能力をいうが、古語の場合は、身につけるべき芸ごとや学問などの教養をいう。とくに、漢詩漢文の学識をさすことが多かった。 **再**[さい] [接頭]ふたたび。もう一度。二回目の。「―調査」「―確認」 **再**[さい] [接頭]もう一つさきの。[再発[さいはつ]]・[再会[さいかい]]・[再考[さいこう]]・[再三再四[さいさんさいし]]・[再度[さいど]]・[再来月[さらいげつ]]・[再来週[さらいしゅう]]・[ふたたび]・[二度と再[ふたた]び]・[再従兄弟[またいとこ]] **災**[さい] [名]思いがけなく身にふりかかる悪い出来事。▽「炎[えん](=ほのお)」は別字。[災害[さいがい]]・[災難[さいなん]]・[災厄[さいやく]]・[天災[てんさい]]・[防災[ぼうさい]]・[わざわい]・[雨が災[わざわ]いする] **妻**[さい] [名]つま。また、他人に自分のつまをさしていう。家内[かない]。「―がよろしくと申しておりました」[妻子[さいし]]・[妻帯者[さいたいしゃ]]・[愛妻[あいさい]]・[夫妻[ふさい]]・[つま]・[妻[つま]をめとる]・[新妻[にいづま]]・[人妻[ひとづま]]・[稲妻[いなずま]](「いなずま」に注意)・[後妻[ごさい]] **採**[さい] [動]必要なものを選んでとりだす。[採決[さいけつ]]・[採集[さいしゅう]]・[採点[さいてん]]・[採用[さいよう]]・[伐採[ばっさい]]・[とる]・[血液を採[と]る]・[案を採[と]り入れる] <503> 必要なものを選んでとりだす。 [サイ]採決 採集 採点 採用 伐採 [とる]血液を採る/案を採り入れる **さい**[済][濟] [サイ]①すくう。たすける。②きちんと終わらせる。 [サイ]①済世[さいせい] 済度[さいど] 救済 共済 経済 ②決済 返済 [すむ・すます]気が済む/別人になり済ます [サイ]済[すく]う 百済[くだら] 済美[せいび] 多士済済[たしせいせい] **さい**[祭] [サイ]①神仏や祖先をまつる。②にぎやかなもよおし。 [サイ]①祭日 祭壇 祭典 祭礼 冠婚葬祭[かんこんそうさい] ②芸術祭 文化祭 [まつる・まつり]氏神を祭る/夏祭り [サイ]葵祭[あおいまつり] 祇園祭[ぎおんまつり](送りがなは付けない) **さい**[細] [サイ]①ほそい。[↔]太 ②小さい。こまかい。「微に入り―をうがつ」[↔]大・粗 ③くわしい。④小さい。とるにたらない。 [サイ]①細流 ②細菌 細工 細心 繊細[せんさい] ③細密 詳細 委細 明細 ④細君 細事 些細[ささい] [ほそい・ほそる]食が細い/心細い/細面/身の細る思い/先細り [こまか・こまかい]事細かに話す/芸が細かい [サイ]細々[こまごま]とした雑用 [サイ]亜細亜[アジア] 細波[さざなみ] 細長い 細雪[ささめゆき] 細石[さざれいし] [サイ]細魚[さより] **さい**[菜] [サイ]①食用にする草。なっぱ。②おかず。「弁当のー」 [サイ]①菜園 菜食 山菜 白菜 野菜 ②一汁一菜[いちじゅういっさい] 総菜[そうざい] [な]菜種[なたね] 菜っ葉 菜の花 青菜 若菜 **さい**[最] [サイ]これ以上ない。いちばんの。 [サイ]最近 最期 最高 最先端 [もっとも]最も優秀 [サイ]最上川[もがみがわ] 最中[もなか] 最早[もはや] 最寄り **さい**[裁] [サイ]①服を仕立てるために布をたちきる。②善悪を見きわめて判定を下す。とりさばく。③ようす。④「裁判所」の略。 [サイ]①裁縫 洋裁 和裁 ②裁決 裁断 裁定 裁判 裁量 制裁 ③体裁 [たつ]生地を裁つ/本裁ち [さばく]罪を裁く/裁きの庭 **さい**[栽] [サイ]①苗を植え、手入れをする。②庭さきなどの植えこみ。 [サイ]①栽培 植栽 ②前栽 盆栽 **さい**[載] [サイ]①車や船などに積みこむ。②書物に文章などをのせる。③とし。「年」に同じ。[「截さい(=きる)」「戴たい(=いただく)」は別字。] [サイ]①載貨[さいか] 積載 搭載 満載 ②記載 掲載 連載 ③千載一遇[せんざいいちぐう] [のせる・のる]広告を載せる/雑誌に論文が載る **さい**[際] [サイ]①ぎりぎりまでいったところ。きわ。はて。②おり。場合。また、ちょうどその折に出くわす。「雨天の―には中止」「この―遠慮しよう」③まじわる。つきあう。④身の程。[→]「際する」を見よ。 [サイ]①際限 金輪際[こんりんざい] ②際会 実際 ③交際 国際 ④分際 [きわ]際立つ/際どい/間際[まぎわ] 水際 [サイ]今際[いまわ]の **さい**[砕][碎] [サイ]こなごなに割る。 [サイ]砕石 砕氷船 砕片 玉砕 粉骨砕身 粉砕 [くだく・くだける]野望を砕く/打ち砕く/ガラスが砕ける/砕け散る **さい**[宰] [サイ]とりしきる。おさめる。 [サイ]宰相 宰領 主宰 大(太)宰府[だざいふ] **さい**[彩] [サイ]①美しくいろどる。美しいいろあい。つや。②ようす。おもむき。すがた。 [サイ]①色彩 水彩 多彩 淡彩 ②異彩 精彩 神彩 [いろどる]山を彩る紅葉/彩りを添える [あや]彩[あや] 彩画[さいが] **さい**[斎][齋] [サイ]①心身を清め、おこないや飲食をつつしんで神仏をまつる。②ものごとをひかえる。③書斎。 <504> まつる。②静かに読み書きなどをする部屋。③僧たちに出す料理。とき。 サイ ①斎戒[さいかい]斎場[さいじょう]潔斎[けっさい] ②書斎[しょさい] ③斎会[さいえ]斎食[さいじき] 斎宮[いつきのみや]斎米[ときまい] **さい[債]** [債]債[債]債 ①かり。借りたかね。負いめ。②かし。貸したかね。③「債券[さいけん]」の略。 サイ ①債券[さいけん]債務[さいむ]負債[ふさい] ②債鬼[さいき] (=借金取り)債権[さいけん] ③国債[こくさい]社債[しゃさい] **さい[催]** [催]催[催]催 ①せきたてる。うながす。②おこす。もよおす。③集まりを開く。 サイ ①催告[さいこく]催促[さいそく] ②催眠[さいみん]催涙弾[さいるいだん] ③開催[かいさい]主催[しゅさい] もよおす 展覧会を催[もよお]す/催[もよお]し物 雪催[ゆきもよい] **さい[歳](歲)** [歳]歳[歳]歳 ①としつき。②一年間。③年齢を数えることば。 [類]才 サイ ①歳月[さいげつ] ②歳出[さいしゅつ]歳入[さいにゅう]歳費[さいひ] ③歳末[さいまつ]/歳暮[せいぼ] 幾歳[いくさい]歳男[としおとこ] 二十歳[はたち] **さい[采]** [采]采[采]采 ①えらびとる。 [類]採 ②いろどり。あや。 [類]彩 ③すがた。ありさま。④「采配[さいはい]」の略。「―をとる」 サイ ①採取[さいしゅ]採択[さいたく] ②采色[さいしょく]五采[ごさい]異采[いさい] ③風采[ふうさい] 采女[うねめ] **さい[哉]** [哉]哉[哉]哉 漢文で、感嘆[かんたん]・疑問・反語をあらわす助字。「かな」「や」と訓読する。 サイ 快哉[かいさい]善哉[ぜんざい] かな 妙なる哉[かな] **さい[西]** ↓「せい」 **さい【才/妻/細/際/×采】** →漢字項目を見よ。 **さい【再/歳】** [造語]→漢字項目を見よ。 **さい【×犀】** サイ科の哺乳[ほにゅう]動物。南アジアとアフリカにすむ動物。大形で、鼻の上に一本または二本のつのがある。草食。 **さい【×賽・×骰子】** さいころ。「―をふる」 賽は投げられた もはや決断は下された。いったん始めたからには断行するしかない。▽カエサルのことば。 **ざい[在]** [在]在[在]在 ◎その場所にある。「―、不在を確かめる」②いなか。「―に住む」 ザイ ①在学[ざいがく]在庫[ざいこ]、在職[ざいしょく]、健在[けんざい]現在[げんざい]滞在[たいざい] ②在郷[ざいごう]在所[ざいしょ]近在[きんざい] ある 職に在[あ]る/宝の在[あ]りか/在[あ]り方 在[い]ます/在[おわ]す **ざい[材]** [材]材[材]材 ◎建築や木工などの原料となる木。「よりすぐったーを用いる」②何かの目的のために使う、もとになるもの。「平家物語に―をとる」③才能のある人。「有望な―」 ザイ ①材質[ざいしつ]材木[ざいもく]杉材[すぎざい]木材[もくざい] ②教材[きょうざい]取材[しゅざい]素材[そざい]題材[だいざい] ③逸材[いつざい]人材[じんざい]派遣[はけん]、適材適所[てきざいてきしょ] **ざい[財]** [財]財[財]財 所有している、かね・土地・品物など。値打ちのあるもの。とみ。「一代で―をなす」「―を築く」 ザイ・サイ 財産[ざいさん]財政[ざいせい]家財[かざい]散財[さんざい]文化財[ぶんかざい] 財布[さいふ]一切合財[いっさいがっさい] **ざい[罪]** [罪]罪[罪]罪 法律にふれたり、道徳や神の教えにそむいた悪いおこない。また、仏教で悪い果報を生じる因。 ザイ 罪悪[ざいあく]罪業[ざいごう]罪障[ざいしょう]罪人[ざいにん]謝罪[しゃざい]犯罪[はんざい]無罪[むざい] つみ 罪[つみ]を着せる/罪作り[つみつくり]/罪滅[つみほろ]ぼし **ざい[剤](劑)** [剤]剤[剤]剤 薬をまぜあわせる。また、その薬。「消化―」 ザイ 液剤[えきざい]消化剤[しょうかざい]、錠剤[じょうざい]、洗剤[せんざい]調剤[ちょうざい]、配合[はいごう]薬剤師[やくざいし] **ざい【在/材/財】** →漢字項目を見よ。 **ざい【剤】** [造語]→漢字項目を見よ。 **さいあい【最愛】** もっとも深く愛していること。「―の子」 **さいあく【最悪】** [形動]もっとも悪いこと。いちばん悪い状態であること。「事態は―だ」「―の結果」 ◇最善・最良 **ざいあく【罪悪】** 道徳・法律・宗教の教えなどに反するおこない。つみ。とが。「―感」 **ざいい【在位】** 君主がその地位についていること。また、ついていた期間。「―十年」「六十余年にわたって―した皇帝」 **さいいき【西域】** ↓「せいいき」 **ザイール** [国名]「コンゴ民主共和国」の旧称。一九九七年に改称。アフリカ中央部、赤道直下の国。ダイヤモンドや銅などの地下資源に富む。面積約二 <505> 三五万平方㌔。首都キンシャサ。 **さいいん【斎院】** 昔、京都の賀茂神社に奉仕した未婚の皇女や女王。▽伊勢神宮は「斎宮」。 **さいうん【彩雲】** 朝日や夕日に美しく照りはえる雲。 **さいえん【再演】** [名・スル]一度上演した劇や楽曲などを、同じ劇団・演奏者で、再び上演すること。「好評によりーする」 [対]初演 **さいえん【菜園】** 野菜を育てる小さな畑。野菜畑。「家庭―」 **さいえん【才媛】** すぐれた才能のある女性。才女。 **サイエンス** 科学。とくに、自然科学。一science **サイエンスフィクション** ↓「エスエフ」 **さいおう(塞翁)が馬** 人生の幸・不幸は予測できないことのたとえ。「人間万事[にんげんばんじ]―」▽昔、中国北辺で老人の飼っていたウマがにげたが、りっぱなウマを連れてもどってきた。そのウマに乗った老人の息子は落馬して足を折る。が、そのために戦争に行かずにすんだという故事(「淮南子[えなんじ]」)から。 **さいおんじきんもち【西園寺公望】** [人]一八四九―一九四○年。明治から昭和期の政治家。戊辰[ぼしん]戦争に参加したのち、政友会総裁や首相をつとめ、長く元老として立憲政治の維持に努めた。 **さいか【西下】** [名・スル]東京から関西方面に行くこと。「首相は新幹線で―した」 [対]東上▽身分・地位のある人についていう。 **さいか【災禍】** 天災・火事・交通事故などによって受けるわざわい。 [類]災難 **さいか【裁可】** [名・スル]国王や君主が申したてを判断し、認めること。「―をあおぐ」 **ざいか【財貨】** 財産として価値のある品物。かねや貴金属など。 **ざいか【罪科】** ①法律・道徳・宗教の教えなどにそむいたおこない。つみ。とが。②罪に応じてあたえる罰。しおき。 [関]刑罰 [類]罪過 **ざいか【罪過】** 犯罪と過失。つみと、あやまち。 **さいかい【再会】** [名・スル]長く別れていた人と再び会うこと。「旧友と五年ぶりに―した」 **さいかい【再開】** [名・スル]一度やめたことを再び始めること。「雨がやんだので試合を―する」 **さいかい【際会】** [名・スル]重大な事件・事態などにたまたま出くわすこと。「激動の時代に―する」 [類]逢着[ほうちゃく] ▽文章語。 **さいがい【災害】** 台風・地震・洪水などによって受ける災い。「―地に見舞いの品を送る」 [関]災禍 [類]災難 **ざいかい【財界】** 国の経済に影響をあたえる実業家や金融関係者の集まり。 [関]経済界 **ざいがい【在外】** 外国にいること。外国にあること。「―邦人[ほうじん]」「―公館」 **さいかいもくよく【斎戒×沐浴】** [四漢]神聖なつとめの前にからだを洗い、心身を清めること。 **さいかく【才覚】** ①〈名〉すばやい頭のはたらき。おもいつき。「―のある人」 [類]才能・機転 ②〈名・スル〉くふうしてかねを集めること。くふうしてうまく処理すること。「―して赤字をなくす」 [類]工面・算段 **さいかくおきみやげ【西鶴置土産】** [書]一六九三年。井原西鶴[いはらさいかく]の作。浮世草子[うきよぞうし]。遊蕩[ゆうとう]の果てに落ちぶれた町人のみすぼらしい身の上と生活を、するどくえがいた一五の短編からなる。 **さいかん【才幹】** ものごとをうまく処理する能力。「―のある者を登用する」 [関]才覚・才能▽文章語。 **さいき【才気】** するどい頭のはたらき。「―あふれる文章」「―煥発[かんぱつ]」 [関]才知・機知 **さいき【再起】** [名・スル]病気や失敗による悪い状態からたちなおって、力を盛りかえすこと。「一度は―不能といわれた」 [関]再挙・再生 **さいきかんぱつ【才気煥発】** [四選]するどい頭のひらめきが、目立って外にあらわれるようす。「―な女性」 **さいきょ【再挙】** [名・スル]失敗した事業や計画などをもう一度やりなおすこと。「経営不振[けいえいふしん]から―をはかる」 [関]再起・捲土重来[けんどちょうらい] **さいきょう【最強】** いちばん強いこと。「世界—のチームが来日する」 **さいぎょう【西行】** [人]一一一八―一九○年。平安末・鎌倉初期の歌人・僧。俗名は佐藤義清[さとうのりきよ]。出家[しゅっけ]ののち、各地を旅して、「新古今[しんこきん]集」などに、自然と宗教が一体となった境地を詠んだ歌を残した。家集「山家集」。 **ざいきょう【在京】** 東京にいること。東京にあること。「―の同窓生が集まる」「―球団」 **ざいきょう【在郷】** 郷里に住んでいること。「ざいごう」とも。 **さいきん【細菌】** 顕微鏡[けんびきょう]でしか見えない微生物。寄生しなくても生きることができる。ものを発酵させたり、くさらせたり、病気の原因になったりする。バクテリア。 **さいきん【最近】** 現在に近い過去。少し前から現在までの期間。「―の海外旅行ブーム」「―ひっこしてきたばかりだ」 **ざいきん【在勤】** [名・スル]そこで勤務についていること。「北海道の出張所に―する」 [関]在職・在任 **さいぎんみ【再吟味】** [名・スル]もう一度、よく考え検討してみること。 [関]再検討 **さいく【細工】** [名・スル]①手さきを使って細かいものをつくること。また、その使ったもの。「紙―」「―のひな人形」 ②人の目をごまかすためのくふう。「あれこれ―する」 細工は流々[りゅうりゅう]仕上げを御覧[ごろう]じろ くふうはじゅうぶんこらしてあるから、すばらしい結果を見てください。▽自信のほどを示すことば。 **さいぎ【×猜疑】** [名・スル]他人を信用せず、ねたんだり疑ったりすること。「―心が強い」「―の目で見る」 [類]邪推[じゃすい] **さいぐう【斎宮】** 昔、伊勢神宮に奉仕した未婚の <506> **採掘**[さいくつ] [名][-スル]鉱物などを地中からほりだすこと。「石炭の―場」↔採鉱[さいこう] **サイクリング**[サイクリング] [名][-スル]自転車に乗って遠出したり、旅行をしたりすること。[cycling] **サイクル**[サイクル] [名]〈名・造語〉 電波や音波などの振動[しんどう]数や周波数の単位。現在はヘルツを使う。 **サイクル**[サイクル] [名]自転車やオートバイなど。「―ショップ」 **サイクル**[サイクル] [名]周期。循環[じゅんかん]。過程。「ライフー」[cycle] **サイクロトロン**[サイクロトロン] [名]磁力[じりょく]と高周波電圧によって、イオンを加速する装置。原子核[げんしかく]の破壊などに使う。[cyclotron] **サイクロン**[サイクロン] [名]インド洋・アラビア海に発生する熱帯低気圧。発生場所がちがうだけで、台風と同じように強い風雨をともなって移動する。[cyclone] **細君**[さいくん] [名]親しい人との会話の中で、自分の妻をさしたことば。また、仲間や目下[めした]の者の妻をさしてもいった。▽「妻君」とも当てる。現在はほとんど使わない。 **在家**[ざいけ] [名]僧[そう]でない、ふつうの人。出家[しゅっけ]せずに仏教を信仰する人。[類]在俗[ざいぞく]↔出家[しゅっけ]「ざいか」と読めば別語で、いなかの家のこと。 **最恵国**[さいけいこく] [名]通商条約を結ぶ国の中でもっとも有利なあつかいを受ける国。「―待遇」 **最敬礼**[さいけいれい] [名]もっともていねいなおじぎ。もともと、天皇や神へのおじぎとしておこなった、両手をひざの下までおろした形のもの。 **採血**[さいけつ] [名][-スル]検査や輸血などのために、からだから血をとること。 **採決**[さいけつ] [名][-スル]会議で、出席者の賛成・反対の数によって議案の決定をおこなうこと。「―の結果を発表します」 **裁決**[さいけつ] [名]ものごとが正しいか正しくないかを、上に立つ人が裁くこと。「最終的な―をあおぐ」 **歳月**[さいげつ] [名]としつき。ねんげつ。つきひ。「長い―を経て父と子は再会した」 **歳月人を待たず**[さいげつひとをまたず] [文]年月は、人間の都合[つごう]などかまわず、どんどん過ぎさっていく。 **サイケデリック**[サイケデリック] [形動]幻覚剤[げんかくざい]などを服用したために起こる恍惚[こうこつ]状態。また、その状態をイメージしてえがかれた、強烈[きょうれつ]な色合いや模様。サイケ。[psychedelic] **再建**[さいけん] [名][-スル]こわれた建物を建てなおすこと。「焼けた美術館の―計画」▽神社や寺は「さいこん」という。 **再建**[さいけん] [名]一度おとろえた団体・組織などを、もとのようにつくりあげること。「会社―のめどが立たない」 **債券**[さいけん] [名]国・都道府県・銀行・会社などが必要な資金を調達するために発行する証券。国債・社債など。 **債権**[さいけん] [名]貸してあるかねや品物などを、相手から返してもらうことを請求[せいきゅう]できる法律上の権利。「―者に土地を返す」⇔債務[さいむ] **再現**[さいげん] [名][-スル]一度消えたものが、再びあらわれること。また、一度消えたものを再びあらわすこと。「ビデオで勝利の瞬間[しゅんかん]を―する」 **際限**[さいげん] [名]そこで終わりというところ。限り。切り。「欲をいっても―がない」「―なく続く赤字」[果て[はて]]▽多く、下に打消[うちけ]しの語をともなう。 **財源**[ざいげん] [名]事業などに必要なかね。かねの出どころ。「観光開発によって町の―を豊かにする」 **再検討**[さいけんとう] [名][-スル]方針や事実などをもう一度考えてみること。「計画を―する」[再考[さいこう]] **最古**[さいこ] [名]いちばん古いこと。「わが国―の寺院」↔最新[さいしん] **最後**[さいご] [名]いちばんあと。「学生生活の―をかざる思い出」↔最初[さいしょ] **最後**[さいご] [名]「~したら最後」「~したが最後」の形でいったん…したら、もうどうにもならない。「言いだしたらー、てこでも動かない」 **最後の切り札**[さいごのきりふだ] [文]最後に用いる強力な手段。 **最後の審判**[さいごのしんぱん] [文]キリスト教で、この世界の終わりに神が全人類に下すという公正な裁き。 **最後の晩餐**[さいごのばんさん] [文]キリストが十字架[じゅうじか]にかかる前夜、一二人の弟子にとともにした夕食。 **最期**[さいご] [名]命の終わり。死ぬとき。「壮絶な―をとげる」[死に際[しにぎわ]・臨終[りんじゅう]][つかいわけ]→「最終」を見よ。 **在庫**[ざいこ] [名][-スル]商品が倉庫にあること。また、その商品。ストック。「―を売りつくす」「―商品」 **再考**[さいこう] [名][-スル]もう一度考えなおすこと。みなおし。「―をうながす」「スケジュールを―してみる」[再検討[さいけんとう]] **再興**[さいこう] [名][-スル]おとろえていたものが再び盛[さか]んになること。また、再び盛んにすること。「戦後のめざましいーぶり」[復興[ふっこう]] **採光**[さいこう] [名][-スル]日光をとりいれたり、照明を使ったりして、部屋を明るくすること。 **採鉱**[さいこう] [名][-スル]鉱山で、鉱物をほりだすこと。↔採掘[さいくつ] **最高**[さいこう] [形動]質や程度がもっともすぐれていること。いちばんすばらしいこと。「当店で―の品」「―におもしろい本」↔最低[さいてい] **在校**[ざいこう] [名][-スル]●学校に、生徒や学生として籍[せき]をおくこと。「―生代表」[在学[ざいがく]]●学校の構内にいること。 **罪業**[ざいごう] [名]罪[つみ]となる悪いおこない。また、罪の報い。「―をくいあらためる」 **最高検察庁**[さいこうけんさつちょう] [名]最高裁判所に対応する検察事務をとりあつかう官庁。最高検。 **最高裁判所**[さいこうさいばんしょ] [名]国でいちばん上の裁判所。裁判の判決を最終的におこなう。また、法律や規則が憲法に合っているかどうかを、最終的に判断する。最高裁。 **西郷隆盛**[さいごうたかもり] [人名]一八二七-七七年。幕末・維新[いしん]の政治家。薩摩藩士[さつまはんし]。薩長連合[さっちょうれんごう]に尽力[じんりょく]し、江戸[えど]城を無血開城させ参議となったが、征韓[せいかん]論が入れられず、西南戦争に敗れて自刃[じじん]した。 **最高潮**[さいこうちょう] [名]気持ちやふんいきが、いちばん高まるとき。クライマックス。「祭りの興奮が―に達する」▽「最高頂」は誤り。 <507> **最高峰**[さいこうほう] [名]①ある地域の中でいちばん高い山。「富士山は日本の―だ」②その分野の中でもっともすぐれたもの。「源氏[げんじ]物語は日本古典文学の―である」 **西国**[さいごく] [名]◎西の方の国。とくに、九州地方。◎西国三十三所。京都を中心とする近畿地方三三の観音の霊場[れいじょう]。また、そこを巡礼すること。「―巡礼」▼「さいこく」ともいう。 **最後通牒**[さいごつうちょう] [名]外交交渉で、相手国に出す最後の要求。回答しだいでは、実力行使などの手段にうったえることを書きつけた文書。また広く、最後の要求。「―をつきつける」 **賽・骰子**[さいころ] [名]小さい立方体の面に一から六までの点をうったもの。すごろくなどのゲームでころがし、出た数で勝負を争う。さい。「―をふる」▽向かいあう面の数を足すと、すべて七になる。 **サイコロジー**[サイコロジー] [名]心理。心理学。[psychology] **再建**[さいこん] [名][-スル]神社や寺などを建てなおすこと。「古い寺を―する」[願再建[さいこん]] **再婚**[さいこん] [名][-スル]過去に結婚をしたことのある独身者が、再び結婚すること。「―相手にめぐまれる」[再縁[さいえん]]↔初婚[しょこん] **再再**[さいさい] [副]何回か、くりかえして。いくども。再三。「―注意してもきこうとしない」 **幸先**[さいさき] [名]何かいいことがありそうなきざし。また、ものごとを始めるときの前ぶれ。「―を祝す」「―のいいスタートを切る」[吉兆[きっちょう]] **再三**[さいさん] [副]二度も三度も。たびたび。「―の催促[さいそく]にもかかわらず」「―再四」[再々[さいさい]] **採算**[さいさん] [名]商売や事業などで、利益があがるかどうかを計算すること。「この値段では―がとれない」 **再三再四**[さいさんさいし] [副]「再三」を強めた言い方。何度も何度も。「―たのんでもとりあってくれない」 **才子**[さいし] [名]頭のはたらきがよく、すぐれた才能をもつ男性。「―多病(=才子は病気がちだ)」[類]才人[さいじん]↔才女[さいじょ]・才媛[さいえん]▽才能を鼻にかけるとか、ぬけめがないといった、悪い意味でも使う。 **才子才におぼれる**[さいしさいにおぼれる] [文]才能のある人は、その才能を過信して失敗する。[才子才に倒[たお]れる] **妻子**[さいし] [名]つまと、こ。「―を養う」 **祭司**[さいし] [名]宗教上の儀式[ぎしき]を受けもつ神官。 **祭祀**[さいし] [名]神や祖先をまつること。まつり。「先祖の―をおこなう」 **細事**[さいじ] [名]ささいなこと。細かいこと。「―にこだわる」[瑣事[さじ]・小事[しょうじ]] **歳時記**[さいじき] [名]俳句の季語を季節ごとにまとめ、分野別に分類して解説し、例句をのせた本。俳歳時記。季寄せ[きよせ] **祭日**[さいじつ] [名]①「国民の祝日」の俗[ぞく]な言い方。「日曜―も営業します」②神社で、祭りをおこなう日。 **在室**[ざいしつ] [名][-スル]その部屋[へや]にいること。「午前中は研究室に―する」 **材質**[ざいしつ] [名]材木または材料の性質。「最高のーを選ぶ」 **際して**[さいして] [接][「〜に際して」の形で]…をするときにあたって。「出発に―」 **採取**[さいしゅ] [名][-スル]ある目的のために必要なものを選びとったり、拾いあつめたりすること。「化石を―する」「指紋を―する」 **採集**[さいしゅう] [名][-スル]標本や資料をつくるために、同類のものを広くとり集めること。「植物―の手引き」「昆虫―[こんちゅうさいしゅう]」 **最終**[さいしゅう] [名]①いちばん終わり。「―学年」「このドラマはきょうが―回だ」「―段階にはいる」②その日のいちばん終わりに出発する電車やバスなど。「―に乗りおくれる」「本日の―便」[終発[しゅうはつ]][つかいわけ]最後・最終||「最後」は、このあとにはもはやないという点に重点がある。「最後の人はかぎをしめること」。「最終」は、予定されたいくつかのことの中で時間的に順序のもっともあと。「最終電車」。 **在住**[ざいじゅう] [名][-スル]そこに住んでいること。「東京―のフランス人」「現地―の人にたのむ」 **歳出**[さいしゅつ] [名]国や地方公共団体などの一年間の支出の合計。↔歳入[さいにゅう] **再出発**[さいしゅっぱつ] [名][-スル]気分をあらたにして出直すこと。「病気にうちかって―する」 **最初**[さいしょ] [名]いちばんはじめ。「なにごとも―が肝心だ」↔最後[さいご] **才女**[さいじょ] [名]頭のはたらきがよく、すぐれた才能のある女性。[才媛[さいえん]]↔才子[さいし] **妻女**[さいじょ] [名]つま。また、妻と娘[むすめ]。 **在所**[ざいしょ] [名]都会からはなれた地方。いなか。「―の生まれ」「―育ち」 **在所**[ざいしょ] [名]故郷。国もと。「―ことば」 **宰相**[さいしょう] [名]総理大臣。首相[しゅしょう]。「一国のーとして訪問する」▽もと、中国で、天子を助けて政務を主宰した官。 **最小**[さいしょう] [名]いちばん小さいこと。「作品の中でーの油絵」「―値」↔最大[さいだい] **最少**[さいしょう] [名]①いちばん少ないこと。「―の人数にしぼる」←最多[さいた]②何人かの中でいちばん若いこと。「年は―だが実力は一番だ」[最年少[さいねんしょう]]↔最長[さいちょう] **斎場**[さいじょう] [名]葬式をおこなう場所。 **最上**[さいじょう] [名]◎いちばん上にあること。「マンションの一階に住む」←最下[さいか]◎いちばんすぐれていること。「―のワイン」「―の喜び」[類]最高・極上・無上・至上[しじょう]↔最低[さいてい] **財産**[ざいさん] [名]所有する土地・建物・かね・宝石など、高い値打ちのあるもの。「莫大な―がある」[資産[しさん]・身代[しんだい]] <508> **罪障**[ざいしょう] [名]仏教で、往生や成仏[じょうぶつ]のさまたげとなる悪いおこない。「―消滅を願う」 **罪状**[ざいじょう] [名]犯罪のようすや内容。「―認否[にんぴ](=罪を認めるか認めないか)」 **最小限**[さいしょうげん] [名]できるだけ小さい、ぎりぎりのところ。「被害を―にくいとめた」[最小限度[さいしょうげんど]]↔最大限[さいだいげん]▽「最少限」は誤り。 **最小公倍数**[さいしょうこうばいすう] [名]公倍数の中で、いちばん小さい数。たとえば、4と6の公倍数12・24・30…の、12をいう。↔最大公約数[さいだいこうやくすう] **西条八十**[さいじょうやそ] [人名]一八九二-一九七〇年。大正・昭和期の詩人。東京生まれ。象徴詩から、童謡・歌謡曲の作詩まで、はば広く活躍[かつやく]した。詩集に「砂金」「見知らぬ愛人」、童謡集に「鸚鵡[おうむ]と時計」など。 **才色**[さいしょく] [名]女性の才能と容色。すぐれた頭のはたらきと美しい顔かたち。「―兼備」 **菜食**[さいしょく] [名]肉や魚を食べずに、おもに植物性の食品だけを食べること。「―主義者」↔肉食[にくしょく] **在職**[ざいしょく] [名][-スル]ある職に就いていること。「彼には―中に世話になった」[在勤[ざいきん]・在任[ざいにん]] **才色兼備**[さいしょくけんび] [文]すぐれた才能と容色をかねそなえた女性。「―の花嫁」 **再審**[さいしん] [名]判決が下った事件の裁判を、当事者の要求によってもう一度やりなおすこと。「―請求[せいきゅう]」「一無罪判決」 **細心**[さいしん] [形動]細かいところにまで注意がよくいきとどくこと。「―の注意をはらう」[綿密[めんみつ]] **最新**[さいしん] [名]いちばん新しいこと。「―式の印刷機」↔最古[さいこ] **才人**[さいじん] [名]頭のはたらきがよく、すぐれた才能をもっていて、何でもうまくこなす人。「―のほまれ高い人物」[才子[さいし]い] **祭神**[さいじん] [名]その神社にまつってある神。 **サイズ**[サイズ] [名]ものの大きさ。寸法。規格。「―が合わない」「M-」」[size] **座椅子**[ざいす] [名]背もたれのある、足のついていないいす。 **際する**[さいする] [動]あることに出あう。「大臣就任に―抱負」 **採寸**[さいすん] [名][-スル]洋裁などで、からだの各部の寸法を測ること。 **在世**[ざいせ] [名]↓「ざいせい」 **再生**[さいせい] [名][-スル]死にかけていたものが、生きかえること。「危篤状態を脱[だっ]して―する」[蘇生[そせい]] **再生**[さいせい] [名]心を入れかえて、きちんとした生活を始めること。「師のことばがーのきっかけとなる」[更生[こうせい]・再起[さいき] **再生**[さいせい] [名]生きものが、失ったからだの一部分を新しくつくりだすこと。「とかげのしっぽがーする」 **再生**[さいせい] [名]使えなくなったものを、もう一度使えるようにすること。また、別のものにつくりかえること。「―紙」 **再生**[さいせい] [名]録音・録画したものの音声や画像をもう一度もとのまま出すこと。「ビデオテープをーする」 **在世**[ざいせい] [名]この世に生きていること。「ざいせ」とも。「父の―中は大変お世話になりました」[存命[ぞんめい]]▽多く、死んだ人についていう。 **財政**[ざいせい] [名]①国や地方公共団体の、収入と支出にかかわる経済状態。「国家―の安定をはかる」「―再建」②個人や家庭の経済状態。かねまわり。「わが家の―は母がにぎっている」 **祭政一致**[さいせいいっち] [文]宗教上の祭りと政治が分かれておらず、祭りの主催者が政治上の支配者をかねる状態。古代社会に多い。 **最盛期**[さいせいき] [名]勢いがもっとも盛[さか]んな時期。[全盛期[ぜんせいき]] **再生産**[さいせいさん] [名]生産されたものを使って、さらに新しいものが次々と生産されること。▼単純再生産・拡大再生産・縮小再生産がある。 **財政支出**[ざいせいししゅつ] [名]国や地方公共団体の各方面の活動についての現金のしはらい。 **財政収入**[ざいせいしゅうにゅう] [名]国や地方公共団体の各方面の活動の財源となる現金の収入。税金および公債[こうさい]や社会保険料などからなる。 **財政投融資**[ざいせいとうゆうし] [名]郵便貯金や年金の積立金などを資金として、政府が必要な事業に対しておこなう投資や融資。 **砕石**[さいせき] [名][-スル]細かく石をくだくこと。また、細かくくだいた石。バラス。 **採石**[さいせき] [名][-スル]石材や鉱石を切り出すこと。「―場」 **在籍**[ざいせき] [名][-スル]学校や団体などに属していること。「町の野球チームに―する」 **再選**[さいせん] [名][-スル]二度目の当選をすること。また、同じ人を再び選ぶこと。「市長に―される」 **賽銭**[さいせん] [名]神社や寺で、神仏に供えるかね。「初もうででお―をはずむ」「一箱」 **最前**[さいぜん] [名]①〈名〉いちばん前。いちばんさき。「列の―にいる」①〈名・副〉ほんの少し前。さきほど。さっき。「―お話ししたとおり」「―うかがいました」[先刻[せんこく]] **最善**[さいぜん] [名]①人がつとめてすることのうちのいちばんよいこと。「―の方法」[最良[さいりょう]]↔最悪[さいあく]②できるかぎりのこと。ベスト。「―をつくして戦う」[全力[ぜんりょく]] **截然**[さいぜん] [形動]→「せつぜん」 **細則**[さいそく] [名]細かいことについて定めた規則。「施行[しこう]し―をきめる」↔総則[そうそく] **催促**[さいそく] [名][-スル]急がせること。せかすこと。「借金の―をする」[督促[とくそく]] **在俗**[ざいぞく] [名]出家[しゅっけ]しないままでいること。出家しない俗人。[在家[ざいけ]] **最多**[さいた] [名]いちばん多いこと。「―得点をあげる」←最少[さいしょう] **サイダー**[サイダー] [名]炭酸水に砂糖や香料[こうりょう]にちりを加えた清涼飲料水。▽もと、リンゴ酒のこと。[cider] **妻帯**[さいたい] [名][-スル]妻をもつこと。「―者」 **最大**[さいだい] [名]数量や規模がいちばん大きいこと。「わが国―のコンサートホール」「―瞬間風速」↔最小[さいしょう] <509> **最大多数の最大幸福**[さいだいたすうのさいだいこうふく] [文]多くの人々に最大の幸福をもたらすことが善である、とする功利主義的な考えかた。▽イギリスの思想家ベンサムのことば。 **最大限**[さいだいげん] [名]これ以上はない大きさ。いちばん大きい、ぎりぎりのところ。「―に努力する」[最大限度[さいだいげんど]]↔最小限[さいしょうげん] **最大公約数**[さいだいこうやくすう] [名]公約数の中で、いちばん大きい数。たとえば、30と4の公約数3・6・9・18の、18をいう。→最小公倍数[さいしょうこうばいすう] **細大漏らさず**[さいだいもらさず] [文]小さいことも大きいことも、すべて。「―メモをとる」 **採択**[さいたく] [名][-スル]いくつかのものの中からよいものを選んで採用すること。「宣言を―する」 **在宅**[ざいたく] [名][-スル]自宅にいること。改まった言い方。「―看護」「午後は―しています」 **最たる**[さいたる] [連体]同類中もっとも代表的な。第一番の。「不注意の―もの」「傑作の―ものだ」 **最短**[さいたん] [名]いちばん短いこと。「―距離で優勝する」→最長[さいちょう] **歳旦**[さいたん] [名]元旦[がんたん]。一月一日の朝。▽文章語。 **祭壇**[さいだん] [名]祭りの儀式[ぎしき]をおこなうために設けた場所。神仏や死者の霊[れい]をまつり、供えものをする。「―にぬかずく」 **裁断**[さいだん] [名][-スル]①型に合わせて布や紙などを切ること。カッティング。②ことがらのよしあしを判断してきめること。「―を下す」[裁定[さいてい]] **財団法人**[ざいだんほうじん] [名]公共の利益のために、寄付された財産を活用する目的でつくられた団体。学校法人・宗教法人など。略して「財団」。↔社団法人[しゃだんほうじん] **才知・才智**[さいち] [名]才気と知恵[ちえ]。頭のはたらきがするどく、かしこいこと。「―にたけた人物」 **最中**[さいちゅう] [名]ものごとが盛[さか]んにおこなわれている、そのとき。「さなか」とも。「試合の―に雨が降りだした」▽「もなか」と読めば別の語。 **在中**[ざいちゅう] [名]封筒などの中に、そのものがはいっていること。▽封筒のおもての左すみに「請求[せいきゅう]書在中」などと書く。 **最長**[さいちょう] [名]◎いちばん長いこと。「―不倒距離[ふとうきょり]で優勝する」→最短[さいたん]◎いちばん年上であること。[類]最年長[さいねんちょう]↔最少[さいしょう] **最澄**[さいちょう] [人名]七六七-八二三年。平安初期の僧[そう]。日本天台宗の開祖。空海[くうかい]と唐[とう]にわたり、のち比叡山を中心に布教活動した。伝教大師[でんぎょうだいし]。著書に「顕戒[けんかい]論」。 **最低**[さいてい] [形動]高さや程度などがいちばん低いこと。また、いちばんおとっていること。「―賃金制」「―限度」「おまえは―なやつだ」↔最高[さいこう] **裁定**[さいてい] [名][-スル]ことのよしあしを調べてはっきりきめること。「仲裁―」 **最適**[さいてき] [形動]もっとも適していること。うってつけ。「プレゼントに―の品」 **祭典**[さいてん] [名]まつり。また、祭りの儀式[ぎしき]。フェスティバル。「美の―」 **採点**[さいてん] [名][-スル]点数をつけること。「中間試験の―をする」 **祭殿**[さいでん] [名]祭りの儀式[ぎしき]をおこなうために設けた建物。 **再度**[さいど] [副]ふたたび。もう一度。「―試みる」 **彩度**[さいど] [名]色の三要素の一つ。色のあざやかさの度合い。▽他の二つは色相・明度。 **済度**[さいど] [名][-スル]仏教で、仏が迷い苦しむ人々を救って、さとりの境地に導くこと。「衆生―」 **サイド**[サイド] [造語]のわき。よこ。側面。「プールー」「ーテーブル」 **サイド**[サイド] [造語]対立する一方の側。立場。「消費者―」 **サイド**[サイド] [造語]テニスやラグビーなどで、敵・味方それぞれの側の陣地。[side] **サイドアウト**[サイドアウト] [名]①バレーボールなどで、サーブ権が相手側に移ること。②テニスなどで、打球がサイドラインの外に出ること。[side out] **彩陶**[さいとう] [名]紀元前四〇〇〇年から前三〇〇〇年ころ、中国の北西部でつくられた土器。赤・白・黒などの色彩で文様[もんよう]がえがかれている。 **斎藤道三**[さいとうどうさん] [人名]一四九四?-一五五六年。戦国時代の武将。名は新九郎利政[としまさ]。油売りの商人から身をおこし、美濃[みの]一国を治めるまでになった。息子の義竜[よしたつ]と争い、敗死した。織田信長[おだのぶなが]は娘の濃姫[のうひめ]の夫。 **斎藤実**[さいとうまこと] [人名]一八五八-一九三六年。明治から昭和期の軍人・政治家。岩手県生まれ。一九三三年、五・一五事件の後、首相[しゅしょう]となり内閣を組織。挙国一致[きょこくいっち]内閣と称し、満州国建設・国際連盟脱退[だったい]など、強硬な姿勢をつらぬいた。のち、二・二六事件で暗殺された。 **斎藤茂吉**[さいとうもきち] [人名]一八八二-一九五三年。大正・昭和期の歌人・医者。山形県生まれ。正岡子規[まさおかしき]や伊藤左千夫[いとうさちお]に師事し、「アララギ」を代表する歌人となる。写生説を唱えた。歌集「赤光[しゃっこう]」「あらたま」など。 **サイドカー**[サイドカー] [名]オートバイの側面につけた側車(=座席車)。また、側車のついたオートバイ。[sidecar] **再読**[さいどく] [名][-スル]以前読んだものをもう一度読みなおすこと。「―にたえる作品」 **再読文字**[さいどくもじ] [名]漢文を訓読するとき、一度読んだあと、もう一度もどって読む漢字。一度目は副詞的に、二度目は助動詞的に読む。たとえば、「過猶不及」では、「猶」が「なホ…ごとシ」と読む再読文字なので、訓読すると、「過ぎたるは猶ほ及ばざるがごとし」となる。ほかに、「未(いまダ…ず)」「盍(なんゾ…ざル)」「宜(よろシク…ベシ)」「将(まさニ…す)」など。 **サイドステップ**[サイドステップ] [名]ボクシングやラグビーなどで、相手の攻撃[こうげき]やタックルをかわすために、左右に足をふみだすこと。また、ダンスで、足を横に出し、別の足をそれにひき寄せるステップ。[side step] <510> **サイドスロー**[サイドスロー] [名]野球などで、投法の一つ。うでをかたと同じ高さにして投げる。横手投げ。↔オーバースロー・アンダースロー[sidehand throw]から。和[製英語] **サイドテーブル**[サイドテーブル] [名]机のわきや部屋[へや]のすみなどにおく小さな机。わきづくえ。[side table] **サイドビジネス**[サイドビジネス] [名]本職以外の仕事。副業。サイドワーク。▽sideとbusinessから。和[製英語] **サイドブレーキ**[サイドブレーキ] [名]自動車で、手動式のブレーキ。駐車[ちゅうしゃ]中に動きださないようにするもの。ハンドブレーキ。パーキングブレーキ。▷side brakeから。和[製英語] **サイドボード**[サイドボード] [名]食堂や居間などに置く洋風のたな。食器などをかざる。[sideboard] **サイドライン**[サイドライン] [名]球技などで、コートと外とを区切る長いほうの線。→エンドライン[sideline] **サイドリーダー**[サイドリーダー] [名]副読本。とくに、外国語教材の副読本。サブリーダー。sideとreaderから。和[製英語] **苛む・嘖む**[さいなむ] [動]責める。また、苦しめなやます。「わが身を―」「悪夢にさいなまれる」 **災難**[さいなん] [名]思いがけなく起こる不幸な出来事。わざわい。「―に見まわれる」[難儀[なんぎ]] **歳入**[さいにゅう] [名]国や地方公共団体などの、一年間の収入の合計。↔歳出[さいしゅつ] **再任**[さいにん] [名][-スル]以前の役目や地位に再び就くこと。また、その職務にもう一度就けること。「知事に―する」[重任[じゅうにん]] **在任**[ざいにん] [名][-スル]任務についていること。また、任地にいること。「現在は九州一中」 **罪人**[ざいにん] [名]罪を犯した人。つみびと。[犯罪人[はんざいにん]] **再認識**[さいにんしき] [名][-スル]改めてその価値を認識すること。 **サイネリア**[サイネリア] [名]→「シネラリア」 **再燃**[さいねん] [名][-スル]一時おさまっていたもめごとや論議などが再び問題になること。「インフレが―する」「学園紛争の―」 **再燃**[さいねん] [名]消えた火が再び燃えだすこと。 **才能**[さいのう] [名]つくったり、処理したりするうえで、ものごとをうまくやりとげる力。「特異な―がある」「―豊か」「―をのばす」[類]才・才覚[さいかく] **賽の河原**[さいのかわら] [名]◎親に先立って死んだ子供が行くといわれる三途の川の河原。▽子供がそこで父母の供養に小石を積んで塔をつくるが、何度つくってもすぐ鬼[おに]が来てそれをこわすという。②どんなに続けてもむだな努力。 **賽の目**[さいのめ] [名]①さいころの各面につけた、一から六までの点でしるした数。②料理の材料の切りかたで、さいころの形。「とうふを―に切る」 **再拝**[さいはい] [名][-スル]ていねいに二度続けて拝むこと。重ねて礼をすること。 **再拝**[さいはい] [名]手紙の最後に書きそえる、結びのことば。相手を敬う気持ちをあらわす。[頓首[とんしゅ]] **采配**[さいはい] [名][-スル]◎指図[さしず]や指揮をすること。「―を振る」②厚紙を細く切ってふさをつくり、柄[え]をつけたもの。昔、戦場で大将が兵を指揮するために使った道具。 **栽培**[さいばい] [名][-スル]植物、とくに野菜や果樹などを育てること。また、魚介類を養殖[ようしょく]すること。「促成[そくせい]ー」 **栽培漁業**[さいばいぎょぎょう] [名]人工的に孵化[ふか]した稚魚[ちぎょ]を海に放流し、成長したあと捕獲する漁業。特別な区画だけで育てる養殖業とは区別される。魚種はクルマエビ・マダイなど。 **菜箸**[さいばし] [名]料理をつくるときや、とり分けるときに使う長いはし。 **才走る**[さいばしる] [動]頭の回転が早く、生意気に感じられるほどよく気がつく。「いかにも才走った感じの青年」↔才気、走る **再発**[さいはつ] [名][-スル]いったんおさまっていた病気や事件などが再び起こること。「国境の争いがーした」「事故の―」[再燃[さいねん]] **財閥**[ざいばつ] [名]大資本をもち、大企業[きぎょう]を独占[どくせん]して支配している一族や集団。 **財閥解体**[ざいばつかいたい] [名]第二次世界大戦後、日本の産業界を支配してきた財閥の力を制限・分割した政策。占領[せんりょう]軍の指示で、経済の民主化を目ざした。 **最果て**[さいはて] [名]中央から遠くはなれていて、そのさきはないという、はずれの土地。「―の町」 **サイバネティックス**[サイバネティックス] [名]生物や機械の伝達と制御[せいぎょ]に関する理論。人工頭脳学。サイバネチックス。[cybernetics] **催馬楽**[さいばら] [名]奈良時代の民謡[みんよう]を、平安時代に雅楽[ががく]の中にとりいれたもの。笏拍子[しゃくびょうし]を打ち、和琴・笛[ふえ]・篳篥[ひちりき]などで伴奏[ばんそう]し、神楽[かぐら]の余興とした。 **再犯**[さいはん] [名][-スル]再び罪を犯すこと。また、犯した人。[累犯[るいはん]]→初犯[しょはん]刑法[けいほう]では、釈放後、五年以内にまた罪を犯し、懲役[ちょうえき]刑になること。 **再版**[さいはん] [名][-スル]以前出版した本を、同じ版で再び出版すること。また、その本。[重版[じゅうはん]]↔初版[しょはん] **裁判**[さいばん] [名]法律上の争いについて裁判所が判断を下すこと。内容によって、民事裁判と刑事、裁判に分かれ、形式によって判決・決定・命令に分かれる。公正を期するため三審[さんしん]制度が実施[じっし]されている。『五二図 **裁判官**[さいばんかん] [名]裁判所で、裁判をおこなう国家公務員。判事など。 **裁判所**[さいばんしょ] [名]裁判をおこなう権限をもつ国の機関。最高裁判所と下級裁判所(=高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所)に分かれる。 **再販制度**[さいはんせいど] [名]「再販売価格維持“制度」の略。独禁法の例外として、生産者があらかじめ販売価格を指定できる制度。化粧[けしょう]品・医薬品・書籍など。 <511> > ●裁判<通常の三審制度>● > 最高裁判所 > 上告 > 抗告|特別抗告 > 高等裁判所 > 控訴 > 家庭裁判所 > 地方裁判所 > 簡易裁判所 **さいべつ**[細別] [-スル]細かく区分けすること。↔大別 **さいへん**[再編] [名・スル]あらたに、一つのまとまりのあるものにつくりなおすこと。再編成。 **さいへん**[砕片] [名]くだけたかけら。破片。 **さいへん**[細片] [名]細かいかけら。小さなかけら。 **さいほう**[西方] [名]仏教で、極楽浄土にあるとされる方角。また、極楽浄土。「―浄土」 **さいほう**[裁縫] [名]布地を裁[た]ちきって、衣服をぬいあげること。はりしごと。 **さいぼう**[細胞] [名]生物のからだをつくる基本の単位。核[かく]と細胞質・細胞膜[さいぼうまく]からなる。「多―生物」 **ざいほう**[財宝] [名]財産と宝物。「金銀―」 **さいほうじょうど**[西方浄土] [名]仏教で、阿弥陀仏のいるという西方の極楽浄土。苦しみはいっさいなく、楽しみだけがあるという。西土。 **さいぼうぶんれつ**[細胞分裂] [名]細胞が二つ以上に分かれて増殖[ぞうしょく]すること。 **サイボーグ** [名]SFなどで、からだの一部を改造して超人[ちょうじん]的な力をもつようになった人間。▽cybernetic organismの略。| cyborg **サイホン** [名]①圧力の差を利用して、高さのちがう場所に液体を移す、曲がったくだ。②コーヒーわかし器の一つ。水蒸気の圧力でコーヒーを煮出す。▼「サイフォン」とも。| siphon **さいまつ**[歳末] [名]年の暮れ。「―大売り出し」↔歳暮、年末 **さいみつ**[細密] [形動]細かくてくわしいようす。「―画」↔精密・緻密・綿密 **さいみん**[催眠] [名]ねむけをもよおすこと。ねむった状態にさせること。「―作用」「―剤[ざい]」 **さいみんじゅつ**[催眠術] [名]暗示をあたえて、人をなかばねむった状態に引きいれる術。術をかけた人の命令にすなおに従うので、神経症・心身症の治療などにも用いられる。 **さいむ**[債務] [名]借金などを返さなければならない法律上の義務。「―者」↔債権 **ざいむ**[財務] [名]国家・法人などで、金銭の出し入れなどをあつかう事務。「―相談」 **ざいむしょう**[財務省] [名]国の行政機関の一つ。財政予算・決算、税制、通貨制度、金融・為替管理、金融危機管理に関する仕事を扱う役所。長は財務大臣。 **ざいめい**[罪名] [名]犯した罪の種類をいう名。 **さいもく**[細目] [名]細かな項目。↔大綱 **ざいもく**[材木] [名]国家や家具などの材料にする木。角材・板など。「―屋」[類]木材 **さいもん**[祭文] [名]祭りのとき、神の霊にささげることば。独特の節[ふし]をつけて読みあげる。「さいぶん」とも。↔祭詞・祝詞 **ざいや**[在野] [名]①公職に就かず、民間にいること。②政権をとらず、野党であること。「―精神」 **さいやく**[災厄] [名]災難。わざわい。 **さいゆ**[採油] [名]①石油などをほってとること。②植物の実をしぼって油をとること。 **さいゆうき**[西遊記] 一五七〇年ころ。中国、呉承恩[ごしょうおん]の小説。唐[とう]の玄奘[げんじょう](=三蔵法師)が、インドに経典をとりに行った史実をもとに、供をした三怪物、孫悟空・猪八戒[ちょはっかい]・沙悟浄[さごじょう]らの活躍[かつやく]をえがく。中国四大奇書の一つ。 **さいよう**[採用] [名・スル]適当と思われる人物や意見などをとりあげて用いること。「教員―試験」 **さいらい**[再来] [名・スル]①再びやってくること。「切手ブームの―」②かつての偉人や聖人が再び生まれでること。うまれかわり。「釈迦の―」[類]再生・再誕 **ざいらい**[在来] [名]いままであったこと。今までどおりのもの。「―線」↔従来 **さいりゃく**[才略] [名]知恵とはかりごと。「―にたけた人」 **ざいりゅう**[在留] [名・スル]一時、ある土地、とくに外国にとどまってすむこと。「―邦人[ほうじん]」 **さいりょう**[宰領] [名・スル]とりしまること。また、荷物の管理や作業員の指揮・監督にあたる人。 **さいひ**[採否] [名]採用するか、しないかということ。 **さいひ**[歳費] [名]一年間の費用。国会議員に支給される一年間の手当。 **さいひつ**[才筆] [名]すぐれた文章を書く能力。また、すぐれた文章。「―をふるう」 **さいひょう**[砕氷] [名]氷をくだくこと。また、くだいた氷。「―船」 **さいふ**[財布] [名]かねを入れて持ちあるくための、布や皮などでつくったふくろ。かねいれ。がまぐち。 > 財布の口を締める むだなかねを使わないように気をつける。[類]財布の紐もを締める > 財布の底をはたく 持っているかねを使いはたす。 > 財布の紐もが堅[かた]い なかなかかねを使わない。 **さいふく**[祭服・斎服] [名]祭礼のとき、祭主や神主などが着る衣服。 **さいぶ**[細部] [名]細かい部分。「―まで検討する」 **さいぶつ**[才物] [名]才能のある人物。↔鈍物 **さいぶん**[細分] [名・スル]細かく分けること。「仕事を―化する」 <512> ②団体旅行の世話をすること。また、世話人。[類]幹事 **さいりょう**[最良] [形動]質がいちばんよいこと。「わが人生―の日」↔最善↔最悪 **さいりょう**[裁量] [名]自分の考えで、ものごとをとりあつかったり、きめたりすること。「自由―にまかす」 **ざいりょう**[材料] [名]ものをつくったり考えたりするときなどに、そのもとになるもの。「話の―にはことかかない」[類]素材 > 「つかいわけ」→「原料」を見よ。 **ざいりょく**[財力] [名]①ものや人を思いどおりに動かせるかねの力。↔金力②費用を負担することができる力。↔経済力 **さいりん**[蔡倫] [人]?-一〇七?年。中国、後漢の宦官。樹皮・麻くず・ぼろきれ・魚網などを使って紙をつくり、和帝に献上したと伝えられる。▽紙の発明者とされるが、紙はそれ以前から存在した。 **ザイル** [名]登山用のつな。ロープ。|Seil **さいるいガス**[催涙ガス] [名]なみだを出させるはたらきのある毒ガス。 **さいれい**[祭礼] [名]神社などの祭りやその儀式。 **サイレン** [名]穴のあいた円板を高速で回転させ、音を出す装置。警報や時報などに使う。|siren **サイレンサー** [名]消音装置。また、消音装置のついた銃。|silencer **サイレント**「サイレント映画」の略。無声映画。↔トーキー ②英語やフランス語などのつづり字の中で、発音されない字。たとえば「knife(ナイフ)」の「k」、「handsome(ハンサム)」の「d」など。|silent **サイロ** [名]牧場などにある円筒形の貯蔵庫。中で牧草や穀物を発酵させ、冬のあいだの飼料をつくる。|silo **さいろく**[再録] [名・スル]すでに発表された文章を、改めて書物に収めること。また、再び録音・録画すること。 **さいろく**[採録] [名・スル]とりあげて記録したり、録音したりすること。「要点だけを―する」 **さいろく**[載録] [名]書物や記録に、書いてのせること。↔掲載 **さいわい**[幸い] [名・形動]①〈名・形動〉運や都合がよくて、精神的にも物質的にも満足できる状態にあること。「―なるかな貧しき者よ、天国はなんじらのものなり(新約聖書)」②〈名・スル〉よい結果や幸運をもたらす。「天候が作物に―する」③〈副〉運よく。都合よく。うまいことに。「―まにあってよかった」▼「さきわい」の変化した形。 > 「つかいわけ」 | 幸福・幸い > 「幸福」は、このまま変わらずにあってほしいと思う満足が継続する状態にいう。「幸福な生活」。「幸い」は、一回一回の出来事にいうことが多く、「幸運」や「好都合」に近い。「今回の事件は不幸中の幸いだった」。 **さいわん**[才腕] [名]ものごとをてきぱきと処理する才能と手腕。「―をふるう」↔敏腕 **サイン** [名]①署名すること。また、その文字。「契約書に―する」②あいず。信号。「ゴー―」「―プレー」|sign **サイン** [名]三角関数の一つ。直角三角形の、斜辺分の高さ。正弦。記号はsin | sine **サウジアラビア** [国名]正式国名は、サウジアラビア王国。アラビア半島の大部分をしめる君主国。国土は砂漠で、世界有数の産油国。イスラム教の聖地メッカ(=マホメットの出生地)・メジナ(=マホメットの墓地がある)がある。面積約二一五万平方㌔。首都リヤド。主要言語アラビア語。 **サウスポー** [名]左きき。野球で、左投手。またボクシングで、左半身に構える選手。|southpaw **サウナ** [名]フィンランド式の蒸しぶろ。サウナぶろ。|sauna **サウンド** [名]おと。音声。音響。とくに、映画やステレオなどから出る音。|sound **サウンドトラック** [名]映画フィルムのはしにある録音部分。サントラ。|sound track **さえ**[冴え] [名]①うでまえや頭のはたらきがすぐれていること。「わざの―を見せる」②色や音の澄みきっていること。 **さえ** [副助]①添加をあらわす。「風に加えて雨―降ってきた」「最後の望み―なくなった」②「~さえ〜ば」の形で】最低限の条件をあらわす。「水―あればだいじょうぶだ」「彼―味方につければこっちのものだ」「行き―すればよい」「ひま―あれば本を読んでいる」「命―助かればよい」③極端な例を挙げてほかも類推させる。「初心者で―簡単にできる」「水―受け付けない」「身動き―できない」 **さえかえる**[冴え返る] [動]①ひどくさえる。「―秋の月」②よく晴れて、寒さが厳しくなる。「―冬の夜」 **さえぎる**[遮る] [動]あいだに何かを置いてじゃまをし、見えなくしたり行けなくしたりする。「―ものはなに一つない」「相手の話を―」 **さえずる**[囀る] [動]小鳥がしきりに高く鳴きつづける。▽やかましくしゃべりまくるようすを、からかってもいう。「女生徒たちがさえずっている」 **さえる**[冴える] [動]①光・音・色などが冷たくすきとおっている。「バイオリンの音色が―」「冬の月がそらに―」②神経がすみずみまでとぎすまされてはたらく。「頭が―」「目がさえてねむれない」③技術・うでまえなどがすぐれていて、あざやかである。「板前の包丁が―」「さえない(=ぱっとしない)話」[類]際立つ↔鈍る **さえわたる**[冴え渡る] [動]辺りいちめん、冷たくすみきってはっきり見える。「月が―」 <513> の皇女や女王。 **さお【×竿・×棹】** [造語]①〈名〉竹や木の長い棒。釣[つ]りざお・ものほしざおなど。②三味線の弦を張る、長い柄の部分。①〈造語〉たんす・旗・羊羹など、細長いものを数えることば。「三味線一――」▽「棹」と書く。 **さおう【×沙翁】** 「シェークスピア」のこと。▽「沙翁」と当てたことから。 **さおさす【×棹さす】** [国]①さおを使って舟を進める。「流れに―」 ②流行に乗ってうまく進める。「時流に―」▽夏目漱石[なつめそうせき]の「草枕[くさまくら]」の冒頭、「智[ち]に働けば角[かど]が立つ。情[じょう]に棹させば流される。意地[いじ]を通せば窮屈だ」の一節は有名。あやまって、時流に逆らう意味に用いられることもある。 **さおだけ【×竿竹】** ものほしざおにする竹。 **さおとめ【早乙女】** 田植えをする若い女性。また、単に、若い女性。少女。▽常用漢字表付表の語。 **さおばかり【×竿×秤】** はかりの一種。目盛りのあるさおのはしにものをつるし、反対側につるした分銅[ふんどう]を動かして重さを測る。 **さか【坂】** ①傾斜している状況や道路。「―を転がる」 [類]斜面 ②(のぼりつめる限度の意から)年齢的に活動力の頂点。そこをすぎるとくだりになる年齢。「四○の―をこえる」▽昔は四○歳、今は五○歳か。 **さか【逆】** [造語]『「逆〜」の形で』方向や順序などが、ふつうとは反対であることをあらわす。「―潮[しお]」「―うらみ」 ちゃか [名]一客をもてなすための茶や菓子。「―の用意をする」 **さが【性】** 生まれつきの性質。また、習わし。「かなしき―」「浮き世の―」 [類]習い・習慣[多く、よくない性質や運命を、人間の力ではどうにもならないものととらえていう。文章語。] **ざが【座×臥・×坐臥】** 座ることと、ねること。日常生活。おきふし。「行住―」 **さかあがり【逆上がり】** 鉄棒で、両足を地につけている状態から上にあげ、うでの力で足のほうから一回転してからだを鉄棒の上におしあげるわざ。 **さかい【境】** ①くぎりめ。わかれめ。分かれるところ。「生死の―をさまよう」 ②特定の場所。境地。「幽明[ゆうめい]――を異にする」 **さかい** [町][関西方言で、理由・原因をあらわす。]・・・だから。・・・ゆえに。「そやー」 **さかいだかきえもん【酒井田柿右衛門】** [人名]初代。生没年未詳[しょう]。江戸前期の陶工。肥前[ひぜん]、有田の人。中国の磁器を学び、釉薬[うわぐすり]をつけて焼いた上にさまざまな色で絵付けをする方法を研究し、赤絵[あかえ]を完成した。 **さかいとしひこ【堺利彦】** [人]一八七〇―一九三三年。明治から昭和期の社会主義者。豊前[ぶぜん]生まれ。幸徳秋水[こうとくしゅうすい]と「平民新聞」を創刊し、非戦論を唱えた。日本共産党の創立に参画し、初代委員長となる。 **さかいめ【境目】** それによって区別される分かれ目。 [関]境界・瀬戸際[せとぎわ] **さかうらみ【逆恨み】** [名・スル]①人の好意を悪くとって逆にうらむこと。「親切を―される」 ②うらみに思う人から、かえってうらまれること。 **さかえる【栄える】** [下一]盛んになる。勢いが強く広がる。「町が―」 [関]繁栄する [対]衰[おとろ]える **さかおとし【逆落とし】** ●頭からさかさまに落とすこと。②ウマなどで、急な坂や絶壁などを落ちるように下ること。「ひよどり越えの―」 **さかき【×榊】** ツバキ科の常緑高木。昔から神聖な木とされ、枝葉を神に供える。 **さがく【差額】** さし引いた残りの金額。「―を計算する」「病院のーベッド」 **さかぐちあんご【坂口安吾】** [人]一九〇六一五五年。昭和期の小説家。新潟県生まれ。第二次世界大戦後まもなく、代表作「堕落論」「白痴[はくち]」を発表し、古い道徳観を否定して、混乱した戦後社会に衝撃をあたえた。ほかに「風博士」「日本文化私観」など。 **さかげ【逆毛】** [国]逆立っている毛。また、髪の毛を立ててふくらませたもの。「―を立てる」 **さかご【逆子】** 異常分娩[ぶんべん]の一つ。ふつうとは逆に足のほうから生まれること。また、その子。 **さかさ【逆さ】** 上下の位置やものごとの順序がひっくりかえっていること。さかさま。逆。「―につるす」 [対]反対・あべこべ **さかさことば【逆さ言葉】** ⊕意味を反対にして使うことば。たとえば、「いいやつ」というべきところを「悪いやつ」というなど。②音読を上下逆にしたことば。たとえば、「たね」を「ねた」というなど。 **さかさま【逆様】** [形動][画]位置や順序が入れかわって反対であるようす。さかさ。さかしま。あべこべ。「―に並べかえる」「―になって落ちた」 **さがしあてる【探し当てる・捜し当てる】** [下一]方々をさがし回って見つける。「宝の山を―」 **さかしい【賢しい】** [囲]かしこい。また、りこうぶって生意気だ。「―小僧[こぞう]」 >つかいわけ→「利口[りこう]」を見よ。 **さがしだす【捜し出す・探し出す】** [固]方々をさがして見つけだす。「犯人を―」 **さかしら【『賢しら】** [形動]りこうぶること。また、りこうぶってふるまうこと。「―を言う」▽文章語。 **ざがしら【座頭】** 劇団などで一座の代表者。また、会議などで中心となる人。 [麺]座長▽「ざとう」と読めば別の語。 **さがす** [日][【探す】] たくさんあるものをかきまわして、欲しいものや必要なものを見つけだす。「職を―」「人のあらを―」「アパートをー」 [目]【捜す】] なくしたものなどを多くのものの中から見つけようとする。「犯人を―」「肉親を―」「落としものを―」 [類]捜索する **さかずき【杯・×盃】** 酒を飲むための小さな器。ちょこ。ちょく。「別れの―」「―をほす(=さかずきの酒を全部飲む)」 <514> 杯を返す さされた酒を飲み終わったあと、相手に酒をさしかえす。返杯する。 > 杯を傾ける 酒を飲む。 > 杯をさす 相手のさかずきに酒をつぐ。 > 杯をもらう 相手からさされた酒を飲む。 **さかずきごと**[杯事・盃事] [名]さかずきをとり交わすこと。とくに、夫婦や親分子分などの約束を固めるために、さかずきを交わして酒を飲むこと。 **さかだち**[逆立ち] [名・スル]①両手を地につけて、さかさまに立つこと。「―しても(=どんなにがんばっても)かなわない」↔倒立②ものの上下が反対になっていること。さかさま。 **さかだつ**[逆立つ] [動]さかさまに立つ。反対の方向に立つ。「髪の毛が―」 **さかだてる**[逆立てる] [動]横や下に向いているものを上向きにする。逆方向に立てる。「柳眉[りゅうび]を―」 **さかたとうじゅうろう**[坂田藤十郎] [人]初代。一六四七-一七〇九。江戸前期の歌舞伎俳優。江戸の市川団十郎の荒事に対し、上方の和事の芸を大成した名優。近松門左衛門の脚本にえて活躍した。 **さかて**[逆手] [名]①体操競技の鉄棒などで、手の甲を下にしてにぎる、にぎりかた。↔順手②短刀などを、自分のからだの方に向くように持つこと。 > 逆手に取る 相手のしかけた方法・手段を逆に利用してせめる。 **さかて**[酒手] [名]①酒の代金。酒代。「―に不自由する」②賃金とは別に、余分にあたえる金銭。チップ。「―をはずむ」[類]心付け **さがてんのう**[嵯峨天皇] [人]七八六-八四二年。在位、八〇九-八二三年。桓武天皇の第二皇子。蔵人所や検非違使を設置し、「弘仁」の法制集や、「凌雲集」「文華秀麗集」「経国集」などが編まれた。漢詩文にすぐれ、書もたくみで、空海・橘逸勢とともに三筆の一人。 **さかな**[魚] [名]食用、または観賞用のうお。 > かぞえ方 尾・匹 **さかな**[肴] [名]酒を飲むときにつまみとなるもの。また、そのときに興をそえる歌・おどりや話題など。「人のことを―にして飲む」▽もと、「酒菜」のこと。 **さかなで**[逆撫で] [名]相手のいやがることをわざとすること。「神経を―する」▽毛などが生えている向きとは逆の方向になでることから。 **ざがね**[座金] [名]金具やボルトをしめるとき、ゆるまないように入れる、うすい金属の輪。ワッシャー。 **さかねじ**[逆捩じ] [名]非難や攻撃に対して、負けないでやりかえすこと。「―をくわせる」↔逆襲 **さかのうえのたむらまろ**[坂上田村麻呂] [人]七五八-八一一年。平安初期の武将。征夷大将軍となって蝦夷などを平定し功績をあげた。 **さかのぼる**[溯る・遡る] [動]①川などの流れに逆らって上流へ進む。「鮭[さけ]の群れが川を―」②前の時代やものごとのおおもとへと、時の流れを逆に進んでいく。「歴史を―」「原点に―」 **さかば**[酒場] [名]客に酒を飲ませる店をまとめていうことば。スナック・バー・居酒屋など。 **さかまく**[逆巻く] [動]巻きこむように大きく激しく波立つ。「―波」 **さがみ**[相模] [名]旧国名。今の神奈川県の大半。東海道の一国。相州。鎌倉幕府の所在地。「―湖」「―湾」 **さかみち**[坂道] [名]坂になっている道。「―を転げ落ちるよう」↔勾配 **さかもとりょうま**[坂本竜馬] [人]一八三五-六七年。幕末の志士。江戸に出て勝海舟の塾に入門。土佐藩を出て海援隊を組織し、時代を先取りするかたちで討幕運動に加わり、王政復古をはかったが、京都で暗殺された。 **さかもり**[酒盛り] [名]人々が集まり、酒をくみかわして楽しむこと。↔酒宴・宴会 **さかや**[酒屋] [名]酒を売る店。また、酒をつくって、売る店。「つくり―」 **さかやき**[月代] [名]戦国時代から江戸時代に、成人の男子がひたいから頭の中央にかけて、髪をそったこと。また、髪をそった部分。▽武士がかぶとを着けたとき、頭がのぼせるのを防ぐためにおこなったのが始まりという。 **さかやけ**[酒焼け] [名]よく酒を飲むために、顔が赤く焼けたようになること。 **さかゆめ**[逆夢] [名]実際には、その夢の内容と反対の結果になるような夢。▽よい夢が現実には悪い結果になる場合を「逆夢」といい、そのままよい結果になる場合を「正夢」という。 **さからう**[逆らう] [動]①流れの中にいて、その反対の方向に進もうとする。「風に―」②目上の人の忠告・命令などに従わず、その反対のことをする。「親に―」「→忠言耳に―」 **さかり**[盛り] [名]①勢いの強く盛んな時期。最盛期。「暑い―に出ていく」「人気も―をすぎた」②動物が一定の時期に発情すること。「―がつく」 **さがり**[下がり] [名]①〈名〉位置・価値・程度などが低くなること。「成績の上がりーが激しい」②「おさがり」③すもうで、力士がまわしの前に下げる、ひも状のかざり。「―をさばいてしきる」④〈造語〉「~下がり」の形で】ある時刻を過ぎたころ。「昼―」 **さかり**[盛り] [造語]「~盛り」の形で】勢いがあり、もっともよい時期や状態をあらわす。「男―」「いたずらー」「花―」「働き―」「育ちー」「のびー」▽名詞と、動詞の連用形に付く。 **さかりば**[盛り場] [名]娯楽・飲食などのため、いつも多くの人が集まるにぎやかな場所。「―をうろつく」↔繁華街・歓楽街 <515> さがりめ【下がり目】 [名]目じりのほうが下がった目。たれ目。 ②物価などが下がりはじめたとき。↔上がり目 **さかる**[盛る] [動]①勢いが盛んになる。流行する。「燃え―火」②栄える。繁盛する。「店が―」③動物などが発情する。また、交尾する。 **さがる**[下がる] [動]①上の一点を支えとして、そこから線状に下に垂れる。ぶらさがる。「つららが―」「カーテンが―」②平面的に高いほうから低いほうへ移動する。「地盤が―」↔上がる③勢い・程度・地位・価値・技量などが低くなる。「人気が―」「評判が―」「気温が―」「物価が―」④後ろへしりぞく。「一歩―」↔進む・出る⑤目上の人の前からしりぞく。「御前を―」↔退出する ▽京都の町では、御所と反対の南の方向へ行くことを「下がる」という。⑥時代が新しくなる。「それより―こと一〇〇年」「時代が―」[類]下る↔さかのぼる **さかん**[左官] [名]かべなどをぬる仕事を職業とする人。「しゃかん」とも。 **さかん**[盛ん] [形動]①花がそろって咲きでるように勢いや元気のいいようす。「―に燃える」「―な拍手」「老いてますます―だ」②くりかえし熱心にするようす。「―に質問する」 **さがん**[左岸] [名]川の下流に向かって左側の岸。↔右岸 **さがん**[砂岩] [名]堆積岩の一つ。石英・長石などの砂のつぶが水底にしずみ、固まってできたもの。建築材料など。「しゃがん」とも。 **さき**[先] [名]①進んでいく方向や、目的の場所。「この―に川がある」「訪問する―」「勤め―」↔前方②順番が前であること。「お―に失礼します」「ふろを―にする」「あと―を考えずに」↔後③もののはしの部分。「―のとがった竹の棒」「縁の―」↔先端④ある時間より以前。過去。「―に述べたように」「あとにも―にも」「―に用意しておく」⑤時間的にこれからあと。前途。将来。「―が思いやられる」「五年―をよむ」⑥相手。先方。「―様」⑦続いている部分。つづき。「話の―を急ぐ」 > 先に立つ ①人のさきに立っておこなう。先頭に立つ。「先に立って仕事をする」②何よりもそのことがさきにくる。「不安が―」 > 先を争う 自分がさきになろうとして、人と争う。 **さき**[崎] [名]海や湖につきでた山のはし。みさき。 **さき**[左記] [名]縦書きの文章で、その左の方、つまりあとに書いてあること。横書きの場合は「下記」となる。「―のとおり」↔右記 **さぎ**[詐欺] [名]他人をだまして、金品をうばったり損害をあたえたりすること。「―をはたらく」「―師」↔ぺてん **さぎ**[鷺] [名]サギ科の鳥をまとめた呼び方。くちばし・首・足が長く、ツルに似ているがやや小さい。水辺で小魚や昆虫などをとらえて食べる。ゴイサギ・シラサギなど。 > 鷺を烏と言いくるめる 真実・道理をねじまげて主張する。↔鹿を指して馬となす **さきおととい**[一昨日] [名]おとといの前の日。三日前の日。「さきおとつい」とも。▽改まった言い方としては「いっさくさくじつ」を使う。 **さきおととし**[一昨年] [名]おととしの前の年。三年前の年。▽改まった言い方としては「いっさくさくねん」を使う。 **さきがけ**[先駆け・魁] [名]まっさきに敵陣にせめいること。「―の功名」②他の先頭になるもの。「春の―を告げる花」「新聞事業の―」 **さきがける**[先駆ける・先駆ける] [動]まっさきにものごとをする。「時代に先駆けた新製品」 **さきこぼれる**[咲き溢れる] [動]枝からあふれるばかりにいっぱいに咲く。一面に咲きみだれる。 **さきごろ**[先頃] [名]せんだって。つい最近。このあいだ。 **さきざき**[先先] [名]①将来。今後。「―を案じる」②行くさきの各地。「行く―で歓迎される」 **さきさま**[先様] [名]「先方」の敬った言い方。「―がそう言われますので」 **サキソホン** [名]木管楽器の一つ。音域によって、アルト・テナーなどの種類がある。とくに、ジャズで多く使われる。サクソフォン。サックス。▽発明者のベルギー人サックスの名から。|saxophone **さきそめる**[咲き初める] [動]花が咲きはじめる。 **さきそろう**[咲き揃う] [動]多くの花が、残らずいっせいに咲く。 **さきだつ**[先立つ] [動]①さきに立って進んでいく。率先する。「人に先立って働く」②何よりもさきに必要とする。「―ものはかね」③何かをする前におこなう。「一般公開に先立って試写会をもよおす」④さきに死ぬ。「―不孝をお許しください」「子に先立たれた親」↔後れる **さぎちょう**[左義長・三毬杖] [名]一月一五日ころ、門松や注連飾りなどを燃やし、無病息災をいのる行事。宮中では清涼殿で、青竹におうぎや短冊などを結びつけて焼いた。どんどやき。さいとやき。 **さきどり**[先取り] [名・スル]①将来を見通して、他より早くおこなうこと。「時代を―した政策」「流行を―する」②代金・利子などを前もって受けとること。「利息を―する」 <516> **さきに**[先に] [副]①以前に。かつて。「―ご案内いたしましたとおり」②過去の、ある時。「―お電話をさしあげた者です」「―の件でおじゃましました」[類]先刻↔後程 **さきにおう**[咲き匂う] [動]花が色美しく咲きはえる。みごとに咲く。 **さきのこる**[咲き残る] [動]①他の花が散っても、まだ散らずに咲いている。②他の花が咲いても、まだ咲かないでいる。 **さきのよ**[先の世] [名]①この世に生まれてくる前の世。前世。②死んでから行くあの世。後世。 **さきのり**[先乗り] [名]①目的地にさきに行って準備をしておくこと。また、さきに行って準備をする人。②行列の先頭に立つ騎馬。↔後乗り **さきばしる**[先走る] [動]自分勝手な判断で、他の人よりさきに、はやまった軽はずみな行動をする。「―行動が統一を乱す」 **さきばらい**[先払い] [名]①品物を受けとる前に代金をはらうこと。[類]前払い↔後払い②運賃や郵便料金を受取人にはらわせること。[類]着払い↔元払い③昔、位の高い人が外出したとき、前方の通行人などをどかせたこと。また、その役目の人。先追い。 **さきぶれ**[先触れ] [名]前もって知らせること。何かが起こることを予感させることがら。「春の―」↔前触れ・前兆 **さきぼう**[先棒] [名]①二人でものをかつぐとき、棒の前のほうをかつぐこと。また、その人。↔後棒②[多く、「お先棒」の形で]人の手さきになって行動すること。また、その人。「お―をかつぐ」 **さきほこる**[咲き誇る] [動]ほこらしげに美しく咲く。今を盛りと咲く。「庭に―ぼたんの花」「天平文化が―」 **さきぼそり**[先細り] [名・スル]①さきのほうになるほど細くなっていること。②しだいに勢いがおとろえていくこと。「景気が―する」[類]じり貧↔先太り **さきほど**[先程] [副]少し前。さっき。現在に近い過去。 **さきまわり**[先回り] [名・スル]相手よりさきに行動すること。相手よりさきに目的地に行くこと。「―して話をつける」「―して待ちぶせる」 **さきみだれる**[咲き乱れる] [動]花がいちめんに、入り乱れて咲く。「いろいろな花が―秋の野」 **さきものがい**[先物買い] [名・スル]まだ、はっきりと価値をきめられそうもないものを、将来を見こんで手に入れること。 **さきもり**[防人] [名]奈良時代から平安初期にかけて、おもに東国から派遣され、北九州地方の防備にあたった兵士。▽「崎守(=みさきを守る人)」という意味。 **さきもりのうた**[防人の歌] [名]防人として九州に派遣された東国の兵士とその家族が詠んだ歌。肉親との別れの悲しみをうたったものが多い。「万葉集」に、巻き二〇を中心として約九〇首が収められている。 **さきゅう**[砂丘] [名]海岸や砂漠などで、風にふきよせられてできた砂の小山。「鳥取―」 **さきゆき**[先行き] [名]行く末。将来。さきいき。「この子の―が心配だ」 **さきょう**[左京] [名]平城京や平安京で、大内裏から見て左手、朱雀大路の東側にあたる地域。↔右京 **さぎょう**[作業] [名・スル]からだを動かして仕事をすること。また、その仕事。「農―」「―場」 **ざきょう**[座興] [名]①宴席などにおもしろさをそえるための演芸。「―に手品を見せる」[類]余興②その場をいっときおもしろくするための、たわむれのことば。冗談。「ほんの―に言ったしゃれ」 **さぎょうへんかくかつよう**[サ行変格活用] [文法]動詞の活用の一つ。活用語尾の最初の音がサ行で、不規則に変化するもの。サ変。口語では「する」一語だけで、「さ(せる)」「し(ない)」「し(ます)」「する」「する(とき)」「すれ(ば)」「しろ」と活用する。文語では、終止形は「す」で、未然形が「せ(ず)」、命令形が「せよ」となる。また、「する」はおもに漢語や外来語と結びついて多くの複合動詞をつくるが、活用はすべて一つである。たとえば、「勉強する」「愛する」「アップする」など。 **さぎり**[狭霧] [名]霧。▽「さ」は、ことばの調子をととのえる語。文章語。 **さきん**[砂金] [名]川底や海岸などで、砂にまじってしずんでいる金のつぶ。「しゃきん」とも。 **さきんじる**[先んじる] [動]他の人よりさきに、ものごとをおこなう。また、まわりの人よりすぐれている。さきんずる。「他より一歩―」[類]先手を打つ ▽「先にする」の変化した形。 **さきんずる**[先んずる] [動]→「さきんじる」 > 先んずれば人を制す なにごとも他人よりも早くとりかかればそれだけ有利にことが運べる。 **さく**[作] [名]①つくる。また、つくられたもの。②農作物をつくる。また、農作物のできばえ。「ことしの―はよい」③おこす。なす。わざとつくる。④はたらく。はたらき。⑤ふるまい。 **さく**[昨] [名]前の日。きのう。また、一つ前の。「―平成六年の事件」「―日」↔明・来 <517> **さく[策]** [策]策[策]策 ①計画。はかりごと。「―をめぐらす」②官吏登用試験の問題集。③つえをつく。また、つえ。 サク ①策動[さくどう]策略[さくりゃく]政策[せいさく]得策[とくさく] ②策問[さくもん]対策[たいさく] ③散策[さんさく] **さく[削]** [削]削[削]削 刃物でそぎとる。けずりとる。 サク 削岩[さくがん]削減[さくげん]削除[さくじょ]掘削[くっさく]添削[てんさく] けずる 鉛筆を削[けず]る/荒削[あらけず]り 削[そ]ぐ **さく[索]** [索]索[索]索 ●つな。なわ。②さがしもとめる。③むなしく、ものさびしい。 サク ①索条[さくじょう]索道[さくどう]鉄索[てっさく] ②索引[さくいん]索敵[さくてき]捜索[そうさく]探索[たんさく]模索[もさく] ③索然[さくぜん] 索漠[さくばく] 索麺[そうめん] **さく[酢]** [酢]酢[酢]酢 すっぱい味の液体調味料。す。 [類]酷[こく] サク 酢酸[さくさん]木酢[もくさく] す 酢の物[すのもの]酢漬け[すずけ]甘酢[あまず]梅酢[うめず] 塩酢[しおず] 酢漿草[かたばみ](植物名) **さく[搾]** [搾]搾[搾]搾 しめつけて、しるをとる。しぼりとる。 サク 搾取[さくしゅ]搾乳[さくにゅう]搾油[さくゆ]圧搾[あっさく] しぼる 油を搾[しぼ]る/税金を搾[しぼ]り取る 搾菜[ザーサイ] 搾粕[さくかす] **さく[錯]** [錯]錯[錯]錯 いりまじる。②混乱してまちがえる。 サク 錯雑[さくざつ]錯綜[さくそう]錯乱[さくらん]交錯[こうさく]錯覚[さっかく] 時代錯誤[じだいさくご]倒錯[とうさく] 錯[あやま]る 介錯[かいしゃく] **さく[朔]** [朔]朔[朔]朔 ●陰暦で、月の第一日。ついたち。②北の方角。 サク ①朔月[さくげつ]朔日[さくじつ]朔望[さくぼう]晦朔[かいさく]八朔[はっさく] ②朔風[さくふう]朔方[さくほう]朔北[さくほく] 朔日[ついたち] **さく[冊]** →「さつ」 **さく【作/策/x朔】** →漢字項目を見よ。 **さく【昨】** [連体]→漢字項目を見よ。 **さく【咲く】** [国]花のつぼみが開く。「大輪の花がみごとに―」「話に花が―」 [咲]咲[咲]咲 音は「ショウ」。▽本来は「笑」の本字「咲[しょう]」と書くべきもので、「わらう」という意味。 さく 桜が咲[さ]く/返り咲[ざ]く/遅咲[おそざ]き 咲[わら]う **さく** 【割く】[国]刃物などで切って二つに分ける。「魚の腹をー」 ②貴重なものの一部を分けあたえる。「時間を―」「紙面を―」「人手を―」 【裂く】[国]①手などでひき破って二つに分ける。「胸を裂かれるような思い」 ②むりにひきはなして、へだてる。「恋人の仲を―」「生木[なまき]を―」 >つかいわけ 裂く・破る >どちらも、おもに紙や布など平面的なものを二つ以上に分ける意味だが、「裂く」は、すじ目をつけて、またはすじ目にそって切りはなすこと。あとで使う目的をもって布を「裂く」こともある。「するめを裂く」。ところが、「破る」場合、切り口は線状にならずさまざまである。「障子を破る」。 **さくい** 【作為】[名・スル]①ほんものではなく、つくりごとをすること。わざとそのように見せかけること。「―のあとが目立つ」「―的な笑い」 [対]無作為 ②法律で、とくに自分から積極的にした行動。「—犯」 [対]不作為 【作意】①作品にふくまれた作者の意図。②たくらみ。「―が感じられて不愉快だ」 **さくいん【索引】** 書物の中の事項・語句などを探しだす手がかりにするため、それらを一定の順序に並べて、本文中のページ・行などを示した表。インデックス。「音訓ー」 **さくおとこ【作男】** [困]農作業をするためにやとわれている男。古い言い方。 **さくがら【作柄】** 農作物のできぐあい。「ことしの米の―はよい」 **さくげん【削減】** [名・スル]いままでの数量・金額などをけずって、少なくすること。「人員を―する」 **さくご【錯誤】** ①まちがい。あやまり。「試行―」 ②事実と認識とのあいだにずれがあって一致しないこと。「時代―」 **さくざつ【錯雑】** [名・スル]複雑に入りまじること。さまざまに入りみだれること。「―した関係」「―紛糾する」 **さくさん【酢酸】** 酸味と強いにおいのある無色の液体。酢の主成分。食用、薬品の原料用。 <518> **さくし**[作詞] [名・スル]歌の文句をつくること。「―家」「―作曲」 **さくし**[策士] [名]好んではかりごとを用いる人。はかりごとのじょうずな人。「油断のならない―」 > 策士策に溺れる はかりごとのうまい人は、計略にたよりすぎてかえって失敗する。 **さくじつ**[昨日] [副]「きのう」の改まった言い方。↔明日 > 「つかいわけ」→「先日」を見よ。 **さくしゃ**[作者] [名]小説・詩歌・戯曲・絵画・彫刻などの作品をつくった人。 **さくしゅ**[搾取] [名・スル]①しぼりとること。とくに、資本家・地主などが労働者や農民を低賃金で働かせ、利益を独りじめすること。 **さくしゅう**[作州] [名]→「みまさか」 **さくじょ**[削除] [名・スル]文章や名簿などの一部分をとりのぞくこと。「不必要な部分を―する」「会員名簿から―する」[類]抹消 **さくず**[作図] [名・スル]図形・設計図などをつくること。とくに数学で、あたえられた条件にあてはまる図形をつくること。 **さくする**[策する] [動]はかりごとをめぐらす。くわだてる。「陰謀を―」[類]たくらむ **さくせい**[作製] [名・スル]道具や機械などを使って品物をつくること。「工芸品の―」「地図を―する」[類]製作 **さくせい**[作成] [名・スル]文書や計画などをつくること。「予算の―」「報告書を―する」 **サクセスストーリー** [名]その人がどのように成功や出世をとげていったかの話。出世物語。|success story **さくせん**[作戦] [名]①勝つために、前もって考えておく試合や戦いの進めかた。「―を練る」「―会議」②軍隊が一定期間にわたって計画的におこなう戦い。「上陸―開始」 **さくぜん**[索然] [形動]①趣や味わいのないようす。「興味―」②統一がなく散りぢりになるようす。 **さくそう**[錯綜] [名・スル]まとまりなく複雑に入りくむこと。「―した情報」「各人の思惑が―してまとまらない」[類]交錯・錯雑 **さくちゅうじんぶつ**[作中人物] [名]小説・ドラマ・絵画などの作品に出てくる人物。登場人物。「―の性格描写」 **さくづけ**[作付け・作付] [名・スル]田や畑に農作物を植えつけること。さくつけ。「作付けがおくれる」「作付面積」 **さくどう**[策動] [名・スル]ひそかに悪い計画をめぐらして活動すること。「かげで―する男」「―家」↔暗躍・画策 **さくもつ**[作物] [名]田や畑でつくる米・野菜などの農作物。「さくもの」とも。 **さくら**[桜] [名]①バラ科の落葉高木。春、白やうすもも色の花が咲く。日本人に古くから親しまれてきた日本の国花で、花といえばサクラをさした。ソメイヨシノ・ヤマザクラなど。「―前線」②「桜肉」の略。ウマの肉。▽肉が桜色であるところから。 > 桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿 サクラは、枝を切るとそこからくさるので切ってはならない。逆にウメは、花を咲かせるには枝を切らなくてはならない。 **さくら** [名]大道商人の仲間で、品物を買ったり、買うふりをしたりして、見物客に買う気を起こさせるようにしむける人。また、演芸や演説会などで、なれあいでわざと拍手したり賛成したりする人。 **さくらいろ**[桜色] [名]サクラの花のような、うすいもも色。ピンク。「―に上気したはだ」 **さくらえび**[桜海老] [名]サクラエビ科の小形のエビ。からだは透明な桜色。干して食用にする。 **さくらがい**[桜貝] [名]ニッコウガイ科の二枚貝。浅い海の砂底にすむ。貝殻は小さくてうすく、うすもも色。貝細工用。 **さくらがり**[桜狩り] [名]サクラを見て楽しみながら、山野を歩くこと。 **さくらじま**[桜島] 一九四六年。梅崎春生の小説。海軍に召集され、九州の特攻隊基地で終戦をむかえた青年の、死を前にした極限状況での体験をえがく。 **さくらぜんせん**[桜前線] [名]三月末から五月初めにかけて、各地のソメイヨシノの開花日を、地図の上で線で結んだもの。 **さくらそう**[桜草] [名]サクラソウ科の多年草。春、サクラに似た白やうすもも色などの小さな花がかたまって咲く。 **さくらそうごろう**[佐倉惣五郎] [人]生没年未詳。 <519> 江戸前期の義民。下総佐倉藩の名主。本姓は木内。宗五郎・宗吾とも。藩主の圧政を将軍徳川家綱に直訴し、農民の年貢を軽減することはできたが、自身は処刑にされた。 **さくらだもんがいのへん**[桜田門外の変] [名]一八六〇年、江戸幕府の大老井伊直弼が、尊王攘夷派によって江戸城桜田門外で殺害された事件。 **さくらのその**[桜の園] [戯曲]一九〇四年。ロシア、チェーホフの戯曲。没落してついに自邸「桜の園」を手放すことになった地主夫人と、それを買収する新興成金を対比させた、帝政末期のロシアの新旧交替をえがく。|Vishyovyj Sad **サクラメント** [名]キリスト教で、信徒に神のめぐみをあたえるいろいろな儀式。秘跡。礼典。|sacrament **さくらもち**[桜餅] [名]小麦粉や道明寺粉でつくった皮であんを巻き、塩づけのサクラの葉で包んだ菓子。 **さくらゆ**[桜湯] [名]塩づけのサクラの花に湯を注いだ飲みもの。めでたい席などで接待に使う。 **さくらん**[錯乱] [名・スル]気持ちなどが異常に乱れること。「興奮して―状態になる」「精神―」 **さくらんぼう**[桜ん坊] [名]①オウトウの実。初夏、直径一㌢ほどの大きさで熟し、赤い色つやがあり、あまずっぱい。食用。さくらんぼ。②サクラの実。 **さぐり**[探り] [名]さぐること。 > 探りを入れる 相手に気づかれないように、それとなく、ものごとの真相や心中などを知ろうとする。 **さぐりあし**[探り足] [名]足もとの安全を、足さきで確かめながら進むこと。「くらやみを―で歩く」 **さぐりあてる**[探り当てる] [動]①いろいろさがしまわって見つける。②見えないものを手足で探ってあてる。 **さぐりだす**[探り出す] [動]いろいろ調べて見つけだす。また、秘密などを聞きだす。「本心を―」 **さぐる**[探る] [動]①手や足でさわって、目に見えないもののありかをさがす。「手で探って暗やみを進む」②手がかりをたよりに、事情やようすをそっと調べる。「相手の出かたを―」「会社の内情を―」③美しい風景を訪ねる。「晩秋の京都を―」 **さくれい**[作例] [名]①つくりかたの、てほんや実例。②辞書などで、語法を示すためにそえた例文。 **さくれつ**[炸裂] [名・スル]爆弾などが爆発して飛び散ること。「―音」「間近に―する砲弾」 **ざくろ**[石榴・柘榴] [名]ザクロ科の落葉高木。秋、球形の実をつける。熟すと皮がさけ、多数の種子が見える。食用。根・皮は薬用。 **さけ**[酒] [名]アルコール分をふくむ飲みもの。とくに、白米を発酵させてつくった日本酒。「―なくて何のおのれが桜かな(=酒のない花見なんてつまらない)」「―が―を飲む(=理性を失って大酒を飲む)」 > 酒に飲まれる 酒にひどくよって自制心を失う。 > 酒は百薬の長 酒は適量のめば、どんな薬よりも健康のためによい。 **さけ**[鮭] [名]サケ科の魚をまとめた呼び方。全長一㍍ほど。北の海にすみ、秋、川をさかのぼって産卵する。肉は淡紅色で美味。卵もすじこ・いくらとして食用。ベニザケ・ギンザケなど。あきあじ。サーモン。「しゃけ」とも。 **さげ**[下げ] [名]①下げること。②株価・相場などが安くなること。下落。「一〇〇円の―」↔上げ③落語で、話のおもしろいしめくくり。おち。 **さけい**[左傾] [名・スル]①左のほうにかたむくこと。②共産主義や社会主義的な思想をもつこと。↔左翼化↔右傾 **さけかす**[酒粕・酒槽] [名]もろみから酒をしぼりとったかす。つけものなどに使う。かす。 **さけぐせ**[酒癖] [名]その人が酒に酔ったときに出るくせ。「―の悪い人」 **さげしお**[下げ潮] [名]沖のほうへ引いていく潮。引き潮・干潮↔上げ潮 **さげすむ**[蔑む・貶む] [動]自分よりおとったものとしてばかにする。軽べつする。「人を―ような目」↔おとしめる **さけのみ**[酒飲み] [名]酒が好きでよく飲む人。酒好き。上戸。 **さけび**[叫び] [名]①大声を上げること。「恐怖の―」「―声」②世間に対する強い主張や要望。うったえ。「民衆の―」「核兵器廃絶の―」 **さけびたり**[酒浸り] [名]酒の中につかっているように、いつも酒を飲んでいること。 **さけぶ**[叫ぶ] [動]①大声を出す。「泣き―」②社会に対して強く考えを主張する。「無実を―」↔訴える **さけぶとり**[酒太り] [名]いつも酒を飲んでいるために太ること。 **さけめ**[裂け目] [名]さけてすきまができたり、穴があいたりしたところ。「氷の―」↔割れ目 **さける**[裂ける] [動]すじにそうように切れて、二つに分かれる。「大地が―」「のども裂けよとばかりにさけぶ」 **さける**[避ける] [動]①いやなことや都合の悪いことに直接ぶつからないようにする。「直射日光を―」「攻撃のほこさきを―」「避けては通れない問題」[類]逃れる②相手をきらって出会わないようにする。「人目を―」「彼はわたしを避けているみたいだ」↔隠れる③遠慮する。さしひかえる。「外出を―」「はっきり言うことを―」[類]はばかる **さげる**[下げる] [動]①高いほうから低いほうへ位置を動かす。「頭を―」↔上げる②上の一点をささえておいて下に垂らす。ぶらさげる。つるす。「窓にすだれを―」「のき下に風鈴を―」 <520> ③勢い・程度・地位・価値・技量などを低くする。おとす。「値段を―」「暖房の温度を―」「男を―」④後ろへ移動させる。「外野の守備位置を―」⑤その場からかたづける。「お膳を―」 **さげる**[提げる] [動]手にもってぶらさげる。「かばんを―」「手みやげを提げて訪ねる」 **さげわたす**[下げ渡す] [動]官庁から民間へ、また、目上の人から目下の者へあたえる。「国から下げ渡された土地」[類]払い下げる **さげん**[左舷] [名]船尾から船首に向かって、左のほうの船ばた。↔右舷 **ざこ**[雑魚] [名]①いろいろの種類の小魚。「きょうは―一匹釣れない」②下っぱの者。「―には目もくれない」↔小物 > 雑魚の魚と交じり 小魚が大魚にまじっているように、無能な者が有能な者の中にいたりすることのたとえ。[類]ごまめの魚と交じり・えびの鯛交じり ▽「とと」は幼児語で、とくにタイをさす。 **ざこう**[座高] [名]背をのばしていすに座ったときの、いすの表面から頭の上までの高さ。 **さこうべん**[左顧右眄] [名]→「うこさべん」 **さこく**[鎖国] [名・スル]外国との取り引きや往来を禁止すること。とくに、江戸幕府が中国・オランダ以外の外国との貿易や往来を禁止した政策。一六三九年から一八五三年まで続いた。「―令」↔開国 **さこつ**[鎖骨] [名]胸の上部にあって、胸骨とかたをつないでいる、左右二本のS字形に曲がった骨。 **ざこつ**[座骨・坐骨] [名]骨盤の下部にある左右一対の骨。こしかけたとき、いすにあたる。「―神経痛」 **ざこね**[雑魚寝] [名]大勢の人が同じ部屋でごろねすること。「合宿所で―する」 **さごろもものがたり**[狭衣物語] [名]一〇七〇年ころ。作者未詳。狭衣の大将の、多くの女性との恋愛をえがいた物語。「源氏物語」の影響が強い。四巻。 **さこんのさくら**[左近の桜] [名]紫宸殿の南階の段の下の左側に植えられたサクラ。↔右近の橘 **ささ**[小・細] [造語]「ささ~」の形で】わずかな、小さいなどの意味をあらわす。「―にごり」「―波」▽名詞に付く。 **ささ**[酒] [名]「さけ」の女房詞。▽中国で、酒のことを「竹葉」と呼んだことから。 **ささ**[笹] [名]地にはうようにしてむらがり生える、細く小さな竹。クマザサ・チマキザサ・メダケなど。 **ささい**[些細・瑣細] [形動]ほんのつまらないことのようす。とりあげる値打ちがないほど、わずかなようす。「―なことでけんかをする」 **ささえ**[支え] [名]支えること。また、支えるもの。「心の―」「―をはずす」 **さざえ**[栄螺] [名]リュウテンサザエ科の海産巻き貝。いその岩のあいだにすむ。貝殻は厚く、表面に多くのとっぱりがある。つぼ焼き・さしみにして食べる。 **ささえる**[支える] [動]①倒れたりゆがんだりしないように、手や棒などでつっぱってもちこたえさせる。②今の状態をもちこたえる。とくに、今の暮らしをたもっていく。「内職で生活を―」[類]維持する③ふせぎとめる。くいとめる。「敵の攻撃を―」 **ささがき**[笹掻き] [名]ゴボウやニンジンをササの葉のようにうすくけずること。また、けずったもの。 **ささきのぶつな**[佐佐木信綱] [人]一八七二-一九六三年。明治から昭和期の歌人・国文学者。結社竹柏会を主宰し、「こころの華」(のち「心の花」)を創刊。温和な歌風で、歌集に「思草」「豊旗雲」など。また、「万葉集」の研究でも知られ、「和歌史の研究」「校本万葉集」などがある。 **ささくれ** [名]もののさきが細くさけて分かれること。とくに、指のつめ近くの皮がむけること。さかむけ。「―が立つ」 **ささくれる** [動]①もののさきが細かくさける。指にささくれができる。「つえのさきが―」「指さきが―」②気持ちがあれていらだつ。「心が―」 **ささげ**[大角豆] [名]マメ科の一年草。豆は、青いうちはさやごと食べ、熟したものはあんにしたり、赤飯に入れたりする。ささぎ。 **ささげる**[捧げる] [動]①両手で高くさしあげる。「優勝旗を―」↔掲げる②神や目上の人におくる。「亡き師に―」③神や、自分のたいせつな人やものに身を捨ててつくす。「平和のために一生を―」 **ささつ**[査察] [名・スル]役所や軍隊などで、上位の人が下位の仕事ぶりや管理などを規定どおりかどうか、実際に行って調べること。「空中から―する」↔視察 **さざなみ**[小波・細波・漣] [名]細かく立つ波。さざれなみ。ささなみ。また、小さなもめごと。 **ささぶね**[笹舟] [名]ササやアシの葉を舟の形に折り、水にうかべて遊ぶもの。 **ささみ**[笹身] [名]ニワトリの胸のやわらかい肉。▽ササの葉のような形をしていることから。 **さざめく** [動]大勢でがやがやとにぎやかな声を立てる。さんざめく。「笑い―」 **ささめゆき**[細雪] [名]細かにちらちらと降る雪。さざめゆき。 **ささめゆき**[細雪] 一九四六-四八年。谷崎潤一郎の長編小説。芦屋に住む四人の美しい姉妹のそれぞれの性格や生きかたを、四季折々の風物や風俗の中で、絵巻物のように優雅にえがいた作品。 **ささやか**[細やか] [形動]わずかで小さいようす。また、とるにたりないようす。「―な幸せ」「―なおくりもの」▽そまつだが心をこめたという、けんそんの気持ちをふくめて使う。「―な集まりですが、おいでください」 <521> **ささやく**[囁く] [動]ひそひそと小声で話す。「耳もとで―」▽「ささやかれる」の形で、ひそかにうわさが立つ意味。「監督の引退がささやかれる」 **ささやぶ**[笹藪] [名]ササがいちめんにしげっている場所。 **ささる**[刺さる] [動]さきのとがったものが突きたつ。「とげが―」「非難が胸に―」 **さざれいし**[細石] [名]小さな石。細かい石。 **さざんか**[山茶花] [名]ツバキ科の常緑小高木。初冬のころ、ツバキに似た赤や白の花を咲かせる。 **さし**[刺し] [名]①「刺身」の略。「ふぐ―」②米を検査するときに俵の中にさして使う道具。 **さし**[差し] [造語]①〈名〉二人が向かいあって座ること。さしむかい。「―で話す」②ものさし。尺度。▽「尺」とも書く。③〈造語〉「さし~」の形で】動詞に付いて、意味を強めたり、語調を整えたりする。「相手に向かってすっとまっすぐに」の意を加えることが多い。「―出す」「―もどす」「―止める」④「~差し」の形で】ものをさしておく入れもの。「状―」「花―」⑤液体を入れてつぐ道具。「油―」「しょうゆ―」▽「注し」とも書く。⑥舞の曲数を数えることば。「一―まう」 **さし**[止し] [造語]「~さし」の形で】その動作が中止した状態にあることをあらわす。「読み―の本」「飲み―のビール」↔かけ▽動詞の連用形に付く。 **さじ**[匙] [名]液体や粉などをすくいあげる、小さな道具。スプーン。「―ですくう」 > 匙を投げる ものごとの成功の見こみが立たずにあきらめる。手をひく。「医者も―」▽薬の調合用のさじを投げだすことから。 **さじ**[些事・瑣事] [名]ささいなこと。つまらないこと。[類]小事 **ざし**[座視] [名・スル]そばにいながら何もせず、だまって見ていること。「―するにしのびない」↔傍観 **ざし**[差し] [造語]「〜ざし」の形で]外にあらわれた状態をあらわす。…のようす。「おも―」「まな―」▽名詞に付く。 **さしあげる**[差し上げる] [動]①ものをわたすことのへりくだった言い方。目上の人に敬意をこめてものをわたす。「手紙を―」②手に持って高く上げる。ささげる。「聖火を―」③〈補助〉[「〜て(で)さしあげる」の形で]「・・・してやる」のへりくだった言い方。「荷物を運んでー」▽動詞の連用形に付く。 **さしあし**[差し足] [名]音がしないように、つまさきでそっと下ろして歩くこと。「ぬき足―しのび足」 **さしあたり**[差し当たり] [副]さきのことはともかく、現在のところ。さしあたって。「―不便なことはありません」「―の問題はこの点だ」 > 「つかいわけ」 さしあたり・ひとまず・とりあえず > どれも目の前のことのなりゆきに対処する気持ちをいう。「さしあたり」は、将来どうなるかはわからない今のところはという意味。「とりあえず」は、今はほかのことはあとまわしにして、これについてはという意味。とるべきものも、とることができないままに。「ひとまず」は、進んできたことが終わったわけではないが、一段落としてという意味。「病気ときいてとりあえずかけつけたが、さしあたり心配ないので、ひとまず帰ろう」。 **さしいれ**[差し入れ] [名]①留置場や刑務所などに入れられている人に、外部から品物を届けること。また、その品物。▽広く、長時間こもりきりで仕事などをしている人に食べものなどを届けること。また、その食べものなど。②中にさしこんで入れる。「ドアのすきまに新聞を―」③さし入れをする。 **さしえ**[挿絵] [名]新聞・雑誌などで、文章のあいだにはさんで内容の理解をたすけるための絵。イラスト。「―画家」▽ふつう、「挿し絵」とは書かない。 **サジェスチョン** [名]提案。また、示唆。暗示。「―をあたえる」|suggestion **サジェスト** [名・スル]提案すること。また、ほのめかすこと。暗示すること。|suggest **さしおく**[差し置く] [動]①いちばんに考えたり重んじたりしなければならない人やものごとを無視してあとまわしにする。「先輩を差し置いて勝手なことをする」「兄を差し置いて弟が家業をつぐ」②そのままにしてほうっておく。「余談は差し置いて、本論にはいる」「何を差し置いても出席する」 **さしおさえ**[差し押さえ] [名]借金を返さなかったり、税金をはらわなかったりしたときに、国がその人の家や家財道具の使用・処分を禁じること。 **さしかえる**[差し替える・差し換える] [動]すっと、とりかえる。とりかえて別のものをさす。「お茶を―」「活字を―」[類]交換 **さしかかる**[差し掛かる] [動]ちょうどそのとき、そのあたりに通りかかる。また、その時期になりかかる。「梅雨に―」「坂道に―」「満潮時に―」 **さしかける**[差し掛ける] [動]傘などをさし出して上からおおうようにする。 **さじかげん**[匙加減] [名]①薬を調合するとき、分量をさじで計って調節するぐあい。②手かげんの加えかた。「―ひとつでどうともなる」 **さしがね**[差し金] [名]①直角に曲がった、金属製のものさし。かねじゃく。②かげで人をそそのかし、操ること。「きっとだれかの―だ」▽芝居で、つくりもののチョウなどをかげから針金で操ることから。 **さしき**[挿し木] [名]植物をふやすために、木や草などの枝・茎・葉を土などにさして、新しく根づかせること。 <522> **さじき**[桟敷] [名]芝居や祭りなどのとき、一段高くつくった見物席。「天井―」「―席」↔土間 **ざしき**[座敷] [名]①たたみをしいた日本式の部屋。とくに、客間。「―に通す」[類]和室・日本間②芸人や芸者が、宴会の席に呼ばれること。「お―がかかる」 **さしぐむ**[差し含む] [動]すっと、なみだがこぼれそうにわいてくる。なみだぐむ。文章語。 **さしこ**[刺し子] [名]木綿のじょうぶな布を二枚重ねて、細かくさしてぬったもの。柔道着・剣道着などに使う。「―のふきん」 **さしこみ**[差し込み] [名]①すっと、さしこむこと。また、さしこむ道具。プラグやコンセントなど。②胃けいれんなど、急に起こる激しい胃腸の痛み。 **さしこむ**[差し込む] [動]①穴やすきまにさし入れる。「コンセントに―」②日の光がまっすぐにはいりこむ。「秋の日ざしが―部屋へ」▽「射し込む」とも書く。③急に胸や腹が激しく痛む。「胃が―」 **さしさわり**[差し障り] [名]都合の悪い事情。他人に迷惑になること。「―があってこられない」↔差し支え・支障 **さしさわる**[差し障る] [動]さまたげるような悪い影響をあたえる。差し支える。「おからだに―といけません」 **さししめす**[指し示す] [動]指などをその方向にすっと向けて示す。「黒板を―」「コンパスが東を―」 **さしず**[指図] [名・スル]言いつけてやらせること。「人の―は受けたくない」[類]命令・指示 **さしずめ**[差し詰め] [副]①いまのところ。さしあたり。「―生活に困ることはない」[類]当面②最終的な結論としては。結局、落ち着くところは。「―きみしかできないだろう」「彼の役目は―船長といったところだ」[類]詰まるところ **さしせまる**[差し迫る] [動]時間的にどんどん目の前に近づいてくる。「差し迫った危機を乗りきる」↔切羽詰まる **さしだしにん**[差出人] [名]手紙や荷物などを発送する人。「―不明の手紙」↔受取人 **さしだす**[差し出す] [動]①すっと前に出す。「両手を―」②提出物を出す。「書類を―」③郵便物を発送する。「案内状を―」 **さしたる**[然したる] [連体]とくにこれといった。さほどの。「―事件もない」▽打消の語をともなう。 **さしちがえる**[刺し違える] [動]命を絶つためにたがいに刃物で胸をさしあう。 **さしちがえる**[指し違える] [動]将棋などで、まちがった手をさす。「終局近くで―」 **さしちがえる**[差し違える] [動]すもうで行司が勝ち負けの判定を誤る。「軍配を―」 **さしつかえる**[差し支える] [動]さしさわりができる。ものごとを進めるのに困る状態になる。「クラブ活動に夢中で勉強に―」▽打消の形「差し支えない」で、「・・・してもよい」という意味をあらわす。「平服でも差し支えない」。 **さしつかわす**[差し遣わす] [動]人をさし向ける。派遣する。 **さして**[然して] [副]「さして〜ない」の形で】それほど・・・ない。たいして・・・ない。「かねはなくても―苦にならない」「―時間はかからない」[類]さほど・大して **さしでがましい**[差し出がましい] [形]よけいなことや口出しをして失礼だ。出すぎている。「―口をきく」「―ことをいたしまして」 **さしでぐち**[差し出口] [名]でしゃばった言いかたやよけいなことば。くちだし。「―をはさむ」 **さしでる**[差し出る] [動]①出すぎたことをする。でしゃばる。「差し出たふるまいをする」②何かをしようとする他を―」 **さしとめる**[差し止める] [動]規定に従って中止させる。「出入りを―」「報道を―」「送金を―」 **さしぬき**[指貫] [名]昔、男性がはいたはかまの一種で、すそをひもでしばる形のもの。上に直衣・狩衣などを着る。 **さしはさむ**[差し挟む] [動]①あいだに入れる。「本にしおりを―」「第三者が口を―」②相手とちがう考えや気持ちを心の中にもつ。「疑いを―」 **さしひかえる**[差し控える] [動]①辞退する。遠慮する。中止する。「訪問を―」[類]見合わせる②ひかえめにする。「タバコを―」 **さしひき**[差し引き・差引] [名]①引いてとること。また、引いたあとの残り。「差し引きゼロ」「差引勘定」「差引残高」②潮の満ち干い。③体温の上がり下がり。 **さしひく**[差し引く] [動]①数量の一部を引き去る。「給料から前借りを―」②海の水が満ちたり引いたりする。 **さしまねく**[差し招く] [動]その方を指して、手まねで人を呼ぶ。「窓から―」 **さしまわす**[差し回す] [動]手配してそちらへ回す。さしむける。「車を―」 **さしみ**[刺身] [名]新鮮ななまの魚や肉などをうすく切ったもの。わさびやしょうゆをつけて食べる。つくり。「鯛の―」 **さしみず**[差し水] [名]①水をつぎたすこと。また、その水。②井戸の中に外から悪い水がはいること。また、その水。 **さしむかい**[差し向かい] [名]二人がたがいに向きあうこと。「男女―に座する」 **さしむき**[差し向き] [副]すぐにもしなければならないこととして。さしあたり。「―の要件は何もない」「―必要ない」 **さしむける**[差し向ける] [動]①役目をもった人をつかわす。「使者を―」↔派遣する <523> **さしも【然しも】** [副]あれほどまで。あんなにも。「―の強敵も敗れた」「―じょうぶな彼も病[やまい]にたおれた」▽否定的な意味の文をつくる。文章語。 **さしもどす【差し戻す】** [国]上級裁判所が下級裁判所に裁判をやりなおすように命じる。「一審に―」 **さしもの【指し物】** [国]①板を組みたててつくった道具。机・たんすなど。「―師」 ②昔、武士が戦場で目じるしのために立てた旗じるし。「旗―」 **さしゅ【詐取】** [名・スル]だまして金や品物をとること。「土地を―する」 [類]詐欺[さぎ] **さしゅう【佐州】** ↓「さど」 **さしゅう【査収】** [名・スル]よく調べて受けとること。「納品を―する」「ごーください」 **さじゅつ【詐術】** 人をだます手段や方法。 **さしょう【査証】** [名・スル]調べて証明すること。とくに、旅行さきの国の役人が、パスポートにする入国許可の裏書き。ビザ。「入国―」 **さしょう【詐称】** [名・スル]住所・氏名・職業などをごまかしていうこと。「年齢―」 **さしょう【×些少】** [形動]分量や程度がごくわずかなこと。「―ですがお礼のつもりです」▽人に金品をわたすときなどにへりくだっていう。 **ざしょう【座礁・×坐礁】** [名・スル]船が海中のかくれた岩などに乗りあげること。 [対]離礁[りしょう] **ざしょう【×挫傷】** 打ち身で、皮ふより下の組織に傷を受けること。また、その傷。「脳―」 [類]打撲傷[だぼくしょう] **さじょう(砂上)の楼閣** 基礎が安定していないため、くずれやすいこと。また、実現不可能な計画やものごとにもたとえる。 **さしわたし【差し渡し】** 円の直径。 **さじん【砂塵】** すなぼこり。「―を巻きあげる」 **さしんしつ【左心室】** 心臓の下半分にある二室のうちの左側。血液を送りだすはたらきをする。♪図「しんぞう(心臓)」 **さしんぼう【左心房】** 心臓の上半分にある二室のうちの左側。肺静脈からの血液を受けとる。♪図「しんぞう(心臓)」 **さす【砂州・砂×洲】** 海岸などの沖合いに、潮流などで運ばれた土砂が堆積[たいせき]してできたもの。 **さす【刺す】** [国]●細くするどいものをまっすぐに突きとおす。「針を―」「はちが―」「ナイフでー」 ②五官や心をするどく刺激する。「鼻を―におい」「舌を―味」「はだを―寒風」「そのひとことが胸をー」 ③野球で、走者をアウトにする。「牽制球[けんせいきゅう]で―」 **□【差す】** [国]①直線的に光が当たる。「朝日が―」▽「射す」とも書く。②さっと表面にあらわれる。「ほおに赤みがー」「かげがー」 ③ふと、いつもとはちがう気持ちが起こる。「いやけが―」「魔[ま]が―」「気が―」 ④潮が満ちてくる。「潮が―」 ⑤かさを頭上につきあげてひろげる。「かさをー」 ⑥こしやわきの下にすっとはさむ。「刀を―」「左をー」 ⑦水や酒をさっとそそぐ。つぐ。「目薬を―」「さかずきを―」「水を―」▽「注[そそ]す」とも書く。⑧色をつける。「うすく紅[べに]を―」▽「点[さ]す」とも書く。 **目【指す】** [国]①指などでまっすぐに方向を示す。「時計の針が正午[しょうご]を―」 ②そちらの方向にまっすぐに向かう。「北を指して進む」 ③人の名前を言って何かをさせる。指名する。「先生はA君ばかりを―」 ④将棋をすること。「一局―」▽駒をまっすぐに進めることから。 **さす【挿す】** [国]ほかのものにつき入れる。「花瓶[かびん]に花を―」「かんざしを―」 **さす【^止す】** [造語]『「~さす」の形で』動作を中途でやめる意味をあらわす。・・・しのこす。「言い―」「吸い―」▽動詞の連用形に付く。 **さす【鎖す】** [国]門・戸・錠[じょう]・栓[せん]などをしめる。 **ざす【座主】** 寺の事務を統括する僧。また、その僧。とくに延暦寺の長をいう。「天台―」 **さすが【流、石】** [画]⊕評判や期待にこたえてくれたことをほめることば。なんといっても、やはり。「―秀才だけのことはある」「―はキャプテンだ」 ②予想とは矛盾[むじゅん]しているようす。そうはいっても、やはり。「今回の失敗は―にこたえた」「―の彼も不合格だった」 **さずかりもの【授かり物】** 神仏からたまわったもの。とくに、子供をいう。 **さずかる【授かる】** [国]①神や目上の人などからいただく。たまわる。「子宝[こだから]を―」 ②「免状[めんじょう]を―」 suspense **さずける【授ける】** [下一]目下の者にあたえる。 **サスペンス** 不安感。緊張感。とくに、小説や映画などで、読者や観客をはらはらさせる話のすじのつくりかた。「スリルとーに富む」「ードラマ」 **サスペンダー** ①ズボンやスカートのつりひも。ズボンつり。②くつしたどめ。ガーター。|suspender **さすらう【流離う】** [国]目的もなくあちこちさまよい歩く。放浪[ほうろう]する。「諸国を―」 **さする【摩る・“擦る】** [国]手のひらで軽くなでる。「足を―」 >つかいわけ さする・こする・する >「さする」は、手のひらでそっとやわらかくふれて何度もなでる。「背中をさする」。「こする」は、軽くおしつけて何度もすりあわせる。「目をこする」。「する」は、かなり強い力を加える。「マッチをする」。 **ざする【座する・×坐する】** [サ変]①すわる。②かかわりあいになる。連座する。 **さすれば【然為れば】** [圏]そうであるから。それな <524> らば。古い言い方。 **ざせき【座席】** 座るところ。せき。「―指定車」 **させつ【左折】** [名・スル]道路を左へ曲がること。 [対]右折 **ざせつ【×挫折】** [名・スル]途中[とちゅう]でくじけて、だめになること。「資金不足でーする」「―感をいだく」 **させる** [下二]他人に、することを命じたりしむけたりする。「勉強を―」「そうじを―」 ②人がするのをそのまま放っておく。「勝手[かって]に―」 **させる** [助動][意味]使役[しえき]「せる」とは接続がちがうだけで用法は同じ。「テレビは見させない」「夕食を食べさせていただく」「庭に木を植えさせる」「あやまりに来させればよい」「試験を受けさせろ」 [接続]動詞上一段・下一段・カ変の未然形に付く。その他の動詞には「せる」が付く。 [活用]下一段型。▷巻末「活用表」参照。▼「させる」という下一段活用の動詞もあるので注意する。「勉強をさせる」(下一段動詞)。「勉強させる」(サ変動詞「勉強する」の未然形+助動詞「せる」)。 **させん【左遷】** [名・スル]地位を格下げすること。「地方にーされる」 [関]左降 [対]栄転・昇進 ▽昔中国で、右を上位、左を下位としたことから。 **ざぜん【座禅・×坐禅】** 静かに座って迷いを去り、仏教の真理をさとろうとする修行。多く禅宗でおこなう。また、その姿勢。「―を組む」 **さぞ【無】** [画]①相手の立場になって、その気持ちを受け入れ、思いやることば。どんなに。「―お困りでしょう」 ②直接に体験していないことをそのとおりだとうけいれ、想像することば。きっと。「ーりっぱに育ったにちがいない」 [類]さだめし [多く、あとに推量のことばをともなう。「さぞや」とも。] **さそいかけ【誘い掛け】** 何かをいっしょにするように、すすめること。さそうこと。 **さそいこむ【誘い込む】** [国]人をさそってひき入れる。「仲間に―」 **さそいだす【誘い出す】** [国]人をさそって外に出させる。「遊びに―」 ②そうするように、うまくしむける。「話を―」 **さそいみず【誘い水】** あることを導きだすきっかけ。呼び水。▽井戸水が出ないとき、下の水をさそいだすためにポンプに入れる水。 **さそう【誘う】** [国]⊕いっしょに行動しようと相手をひきこむ。「旅行に―」「悪事に―」 ②人がするのをそのまま放っておく。「勝手[かって]に―」 >「いざなう」を見よ。つかいわけ **ざぞう【座像・×坐像】** 座った姿の像。 [対]立像 **さぞかし【無かし】** [画]「さぞ」を強めた言い方。「―ご心配のことと思われます」 **さぞや【×無や】** [画]「さぞ」を強めた言い方。どんなにか。さぞかし。「―おどろかれたことでしょう」 **さそり【×蠍】** サソリ目の節足動物。熱帯にすむ。カニのようなはさみをもち、尾のさきにある毒針で獲物[えもの]をさす。 | Satan **さた【×沙×汰】** [名・スル]⊕「消息」「たより」の古語。「なんの―もない」「音―なし」 [類]消息 ②うわさ。評判。古い言い方。「世間の―」 ③事件やおこない。「けんか――だ」「狂気の―」 ④ものごとのよしあしなどを論じて、処置すること。また、その結果について指図すること。「地獄の―も金しだい」「お―を待つ」 沙汰の限り(にあらず) もってのほか。論外。 [圏]沙汰の外[ほか] **さだいじん【左大臣】** 律令制で、太政官[だいじょうかん]の長官。太政大臣の次位で、右大臣の上位。 **さだか【定か】** [形動]【多く、「定かでない」「定かには〜ない」の形で』はっきりそうだとはわからないようすをあらわす。「結末は―でない」「暗くて―には見えない」 **ざたく【座卓】** たたみにすわって使う机やテーブル。 **さだまる【定まる】** [国]①ものごとの位置や価値が世間的にきまる。決定する。「評価が―」 ②あれていたものが落ち着いて静かになる。安定する。「天下が―」「天候が―」 **さだめ【定め】** ①前からきまっている運命。宿命。「これが世の中の―だ」「悲しい―」 ②とりきめ。規則。「法の―に従う」 **さだめし【定めし】** [画]確信をこめた想像を強くあらわすことば。まちがいなく、きっと。さだめて。「―苦しかっただろうに」▽下に推量のことばをともなう。 **さだめない【定めない】** [圏]一定していない。はかない。無常である。「―浮き世」 **さだめる【定める】** [下一]□①はっきりときめる。「価格を―」「校則を―」 ②あれていたものを落ち着かせて静める。「乱世を―」 ③動かないように安定させる。「ねらいを―」 **さたやみ【×沙汰。止み】** [国]予定した計画が中止になること。おながれ。「新築の話が―になる」 **さたん【左×祖】** [名・スル]味方をすること。賛成すること。▽昔中国で、ある反乱をしずめるのに味方するか敵できするかを、左右どちらかのかたをはだぬぎすることできめようとし、賛成する者は左祖、反対する者は右祖としたという故事(「史記」)から。「祖」は、かたはだぬぐこと。 **サタン** おもに、キリスト教でいう悪魔。 **ざだん【座談】** [名・スル]数人でくつろいだ話しあいをすること。「一会」 **さち【幸】** ①さいわい。幸福。「二人の前途[ぜんと]に―多かれといのる」 ②産物。その土地でとれるもの。「海の―山の―」 **ざちょう【座長】** ①劇団などのかしら。一座のしら。②座談会などの中心となって話をまとめる議長。 **さつ[冊](册)** [冊]冊[冊]冊 [サツ]ほん。書物。また、書物を数えることば。 <525> 「全五一」 [サツ]①短冊[たんざく] ②冊封[さくほう]冊立[さくりつ] **さっ[札]** [札]札[札]札 ◎文字を書きつける、うすい木や紙のふだ。②乗車券。乗船券。③紙幣。「―をくずす」④てがみ。文書。かきつけ。 サッ ①入札[にゅうさつ]表札[ひょうさつ]、門札[もんさつ]落札[らくさつ] ②改札[かいさつ]検札[けんさつ]出札[しゅっさつ]、③札束[さつたば]千円札[せんえんさつ] ④一札[いっさつ]鑑札[かんさつ]書札[しょさつ] ふだ 札所[ふだしょ]札付き[ふだつき]立て札[たてふだ]名札[なふだ]荷札[にふだ] **さっ[刷]** [刷]刷[刷]刷 ◎版木[はんぎ]を紙などにこすり写す。する。また、その度数を数えることば。「第一版第一―」ず」②はらいきよめる。 サッ ①印刷[いんさつ]縮刷[しゅくさつ]増刷[ぞうさつ] ②刷新[さっしん] する 名刺[めいし]を刷[す]る/校正刷[こうせいずり] 刷毛[はけ] 刷子[ブラシ]、 **さっ[殺](殺)** [殺]殺[殺]殺 [サツ・セツ]●生命をうばう。ころす。②けす。なくす。③ひどく。すさまじく。すっかり・・・する。 [サイ]そぎとり、へらす。 サツ・セツ ①殺害[さつがい]殺菌[さっきん]殺人[さつじん]虐殺[ぎゃくさつ]自殺[じさつ]/殺生[せっしょう] ②殺風景[さっぷうけい]抹殺[まっさつ] ③殺到[さっとう]殺伐[さつばつ]忙殺[ぼうさつ]黙殺[もくさつ] サイ 減殺[げんさい]相殺[そうさい] ころす 息を殺[ころ]す/人殺[ひとごろ]し 殺[あや]める/殺[そ]ぐ/殺陣[たて] **さっ[察]** [察]察[察]察 ●注意深く見て、調べる。②よく考えて、おしはかる。おもいやる。一→「察する」を見よ。 サッ ①観察[かんさつ]警察[けいさつ]視察[しさつ]診察[しんさつ] ②察知[さっち]賢察[けんさつ]考察[こうさつ]推察[すいさつ]洞察[どうさつ] **さっ[撮]** [撮]撮[撮]撮 写真に写しとる。 サツ 撮影[さつえい] とる 写真を撮[と]る/隠し撮[ど]り **さっ[擦]** [擦]擦[擦]擦 手で強くこする。こすれる。 サツ 擦過傷[さっかしょう]摩擦[まさつ] する・すれる マッチを擦[す]る/引き擦[ず]る/擦[す]り傷/膝[ひざ]が擦[す]れる/靴擦[くつず]れ 擦[こす]る/擦[なす]りつける **さっ[颯]** [颯]颯[颯]颯 ●風がさっとふく音やようす。はやて。②きびきびと、すがすがしいようす。 サツ ①颯々[さつさつ] ②颯爽[さっそう] **さつ【札】** →漢字項目を見よ。 **さつ【冊/刷】** [造語]→漢字項目を見よ。 **ざっ[雑](雑)** [雑]雑[雑]雑 種類のちがうものが入りまじる。②まとまりがなく、乱れている。③あらい。いいかげん。「―にあつかう」④中心となるものではなく、その他の。また、分類できない。「―の部」 ザツ ①雑記帳[ざっきちょう]雑居[ざっきょ]雑誌[ざっし]雑種[ざっしゅ] ②雑然[ざつぜん]雑踏[ざっとう]混雑[こんざつ]複雑[ふくざつ]乱雑[らんざつ] ③粗雑[そざつ] ④雑役[ざつえき]雑貨[ざっか]雑費[ざっぴ]雑用[ざつよう] ゾウ 雑木林[ぞうきばやし]雑炊[ぞうすい]雑煮[ぞうに]、 雑兵[ぞうひょう] 雑賀[さいか](姓名) 雑魚[ざこ] **さつい【殺意】** 人を殺そうという気持ち。「―をいだく」 **さつえい【撮影】** [名・スル]映画や写真などをとること。「―会」「記念―」 **ざつえい【雑詠】** 和歌や俳句などで、とくに題をきめないで詠むこと。また、詠んだもの。 **ざつえき【雑役】** そうじやかたづけなど、こまごまとした仕事をすること。「―係」 **ざつおん【雑音】** うるさくよけいな音。テレビや電話などにはいるじゃまな音。また、他人の無責任な話や批評などの意味にもいう。「―がはいる」 **さっか【作家】** 芸術作品をつくる人。ふつう、小説家をいうことが多い。 **ざっか【雑貨】** 日常生活に必要なこまごまとした道具。「駅前の―店」 [類]小間物・荒物 **サッカー** ①球技の一つ。一チーム一一人で、ゴールキーパー以外は手を使わず、相手のゴールにボールをいれて得点を競う。蹴球。一soccer ②多くは木綿の、縮みでしまを作ったりすい布地。夏の服地用。-sucker **さつがい【殺害】** [名・スル]人を殺すこと。「―をくわだてる」▽古くは「せつがい」と読んだ。 **さっかく【錯角】** 一つの直線が二直線と交わるとき、二直線の内側にできる四つの角のうち、たがいにすじかいになるひと組みの角。「平行線の―は相等しい」 **さっかく【錯覚】** [名・スル]勘ちがいをして、事実とちがうことをほんとうのことだと思いこむこと。「―におちいる」「目のー」 **ざつがく【雑学】** 広く浅く、いろいろな分野のことを知っていること。雑多な知識。「彼は―の大家 <526> **さっかしょう[擦過傷]** すりむいてできた傷。すりきず。▽「擦過症」は誤り。 **サッカリン** 砂糖の代わりに使う人工甘味料[かんみりょう]。▽砂糖の数百倍あまい。|saccharin **サッカレー** [人名]一八一一~一六三年。イギリスの小説家。当時の風俗を風刺と写実で的確にえがいた。サッカリ。代表作「虚栄[きょえい]の市」「ヘンリー・エズモンド」。|William Makepeace Thackeray **ざっかん[雑感]** あれこれと、まとまりのない感想。「年頭の―を述べる」 **さつき[五月・皐月]** ❶陰暦[いんれき]で、五月のこと。 ②「五月躑躅[さつきつつじ]」の略。「―の品評会」 > 五月の鯉[こい]の吹き流し さっぱりしていて、心に何もわだかまりのないこと。江戸っ子気質[かたぎ]をさす。▽こいのぼりは大きな口をあけているが、腹に何もないことから。 **さっき[殺気]** 人を殺そうとでもするような、険悪で張りつめたまわりのけはい。「―がほとばしる」 **さっき** さきほど。いましがた。 **ざっき[雑記]** まとまりなく、いろいろ書きつけること。また、その書きつけたもの。「―帳」「身辺―」 **さっきだつ[殺気立つ]** 殺気が顔や態度にあらわれる。興奮[こうふん]してあらあらしい気分になる。「会場全体が―」 **さつきつつじ[五月躑躅]** ツツジ科の常緑低木。ツツジの一種で、初夏のころ、紅やむらさきや白の花をつける。さつき。 **さつきばれ[五月晴れ]** さわやかで雲一つない五月の晴れかた。また、つゆの晴れ間も。「―の遠足日和」▽常用漢字表付表の語。 **さっきゅう[早急]** [形動]さしせまっていて、急いでしなければならないようす。「そうきゅう」とも。「―な援助が必要だ」 類[るい]早速・至急 **ざっきょ[雑居]** いろいろな人が同じ家や場所に入りまじって住むこと。「―ビル」 **さっきょく[作曲]** まとまった、ひと続きの音楽作品をつくること。また、詩に曲をつけること。「―家」 **さっきん[殺菌]** 加熱したり薬品を使ったりして、ばい菌を殺すこと。消毒。 類[るい]滅菌[めっきん] **ざっきん[雑菌]** 種々雑多な細菌。また、特定した菌以外の細菌。 **サック** 危険なものやこわれやすいものをしまったり、保護したりするための、ふくろ状の入れもの。「ナイフの革[かわ]の―」「えんぴつ―」「指―」|sack **サック** 「コンドーム」のこと。ルーデサック。▽roed-zakから。 **ザック** 登山やハイキングに使うリュックサック。「ナップ―」|Sack **サックス** 「サキソホン」のこと。|sax **ざっくばらん** [形動]気どらず率直で、かくしだてしないようす。「―な人がら」「―に話しあう」 > つかいわけ →「明[あけ]け透[す]け」を見よ。 **ざっくり** [副]❶〈副・スル〉布地などで、あらく織った感じ。「―したセーター」 ❷〈副〉力をこめて大きく切ったり、切り口が大きくあいたりするようす。「―と傷口があく」 **ざっこく[雑穀]** 米・ムギ以外の穀物。豆・ソバ・アワなど。 **さっこん[昨今]** 「ちかごろ」の改まった言い方。きのうきょう。このごろ。「―の世界情勢」 **さっさつ[颯颯]** [形動]風がやや強くふくようす。また、ふく風の音。「―とした涼風[りょうふう]」▽文章語。 **さっさと** [副]迷ったりためらったりせず、動作や行動がすばやいようす。「―宿題をやりなさい」 **ざっさん[雑纂]** 種々雑多な記録や文書を集めて一つにまとめること。また、まとめたもの。 **さっし[冊子]** 紙を重ねてとじた本。「小―」▽多く、ページの少ないうすいものをいう。 **さっし[察し]** 人の考えなどを推しはかること。「―がいい」「ほぼ―がつく」 類[るい]推察[すいさつ] **サッシ** アルミなどの金属製の窓わく。サッシュ。「アルミ―」「sash」 **ざっし[雑誌]** いろいろな記事をのせ、きまった時期に発行する本。週刊・月刊・季刊などがある。 **ざつじ[雑事]** いろいろな細かな出来事や用事。「―に追われる毎日」 類[るい]雑用[ざつよう] **サッシュ** ①サッシ。「窓を―にする」 ②ウエストに巻くやわらかい幅広[はばひろ]の帯。サッシュベルト。かざり帯。「sash」 **ざっしゅ[雑種]** 生物で、ちがう種類のおすとめすから生まれたもの。混血種。「―犬」⇔純血種[じゅんけつしゅ] **さっしゅう[薩州]** →「さつま」 **ざっしゅうにゅう[雑収入]** おもな収入以外の、あれこれの収入。月給外の雑多な収入。 **さっしょう[殺生]** 「せっしょう」の読み誤り。 **さっしょう[殺傷]** 人を殺し、傷つけること。「―力が強い兵器」「―事件」 **ざっしょく[雑食]** 食物として動物でも植物でも食べること。何でも食べること。 **さっしん[刷新]** 悪い点を改めて、すっかり新しくすること。「政治の―をはかる」▽「革新→刷新→一新」の順で、新しくなることが強調される。 **さつじん[殺人]** 人を殺すこと。「―鬼」 **さつじんてき[殺人的]** [形動]命にかかわるほどひどいようす。すさまじいようす。「―混雑」 **さっする[察する]** 相手の気持ちや事情を思いやって同情する。「彼の胸中を―」「顔色から―」 **ざつぜん[雑然]** [形動]ごたごたと入りまじってとりとめがないようす。「―とした部屋へ」⇔整然[せいぜん] **さっそう[颯爽]** [形動]人の姿や態度などがさわやかできりっとしているようす。「胸を張ってーと歩く」 **ざっそう[雑草]** 自然においしげるいろいろな草。また、強くしぶといことのたとえ。「―がはびこる」「―のような生きかた」 **さっそく[早速]** 時間をあけずに応じるようす。「着いたら―お返事をいたします」 類[るい]ただちに <527> たくさんあるようす。「―な問題をかたづける」「V」 [類]種々[しゅじゅ]ー」 **さつたば【札束】** 紙幣を重ねて束にしたもの。「―を積む」 **ざつだん【雑談】** [名・スル]まとまりのないおしゃべり。せけんばなし。「―にふける」 **さっち【察知】** [名・スル]ようすをうかがって知ること。「事前に―してにげる」 [圏]感知 **さっちゅうざい【殺虫剤】** 害虫を殺すための薬。 **さっちょうどうめい【×薩長同盟】** 一八六六年、坂本竜馬の仲介で、薩摩藩[さつまはん]の大久保利通[おおくぼとしみち]や西郷隆盛と、長州藩の木戸孝允[きどたかよし]が結んだ軍事同盟。両藩の協力で討幕運動や明治維新が進んだ。薩長連合。 **さっと【×颯と】** [圃]①風雨などが急に来るようす。「―ふく一陣[いちじん]の風」「雲間から―光がさす」 ②動作などがすばやいようす。「机の上を―かたづける」「―手を挙げる」 **ざっと** [画]①細かいところにはこだわらずに、ひととおり。全体を、おおざっぱに。「書類に―目を通す」 ②およそのところ。おおかた。「―計算したところ一か月はかかる」「―三〇名ほどが残った」 **さっとう【殺到】** [名・スル]勢い激しくおし寄せること。「乗客が列車に―する」 **ざっとう【雑踏】** [名・スル]道などが多くの人が行きかってこみあうこと。「駅前の―」 [圏]混雑・人込[ひとご]み **ざつねん【雑念】** 心を乱す、いろいろな考え。「―をはらいのける」 **ざっぱい【雑俳】** 本格的な俳諧[はいかい]でなく、前句付[まえくづけ]や川柳[せんりゅう]などのように、遊びの要素の強いものをまとめた呼び方。「ぞうはい」とも。 **ざっぱく【雑駁】** [形動]考えなど、ごたごたと入りまじっていて、とりとめがないようす。「―な知識」 **さつばつ【殺伐】** [形動]人を傷つけても平気でいられるほど、気持ちがあれすさんでいるようす。「―とした世相」 **さっぱり** [副]「と]①気がかりなどがなく、さわやかで気持ちのよいようす。「ふろにはいって―とする」 ②さばさばとしたようす。「―した性格」 ③あとに残らないようす。「―した味」 [対]こってり ④【多く、「さっぱり〜ない」の形で】(期待に反して)まったく・・・ない。全然・・・ない。「―客がはいらない」「数学は―わからない(=標準以下だ)」▽「さっぱりだ」の形で、まったくふつう以下だという意味でも使う。「性格はいいが、成績は―だ」 **ざっぴ【雑費】** おもな費用以外の、こまごまとした、いろいろな費用。「―をさし引く」 **さっぴく【差っ引く】** [国]「さしひく」の変化した形。 **さつびら【札〝片】** 紙のかね。紙幣。おさつ。 札びらを切る 大金を見せびらかして気前よく使う。「札びらを切ってはでに遊ぶ」 **さっぷうけい【殺風景】** [形動]目を楽しませるものがなにもないようす。「―ながらんとした部屋」 **ざつぶん【雑文】** 気楽に書いた軽い内容の文章。自分の文章をへりくだっていうこともある。 **さつま【×薩摩】** 旧国名。今の鹿児島県西部。西海道の一国。薩州[さっしゅう]。「―隼人[はやと]」 **さつまあげ【×薩摩揚げ】** すりつぶした魚肉に野菜をまぜ、油であげた食品。 **さつまいも【×薩摩芋】** ヒルガオ科の多年草。つるのような茎[くき]は地をはい、秋に土中の根が太って食用になる。甘薯[かんしょ]。 **さつまのかみ【×薩摩〝守】** 無賃乗車。また、無賃乗車する人。▽薩摩守であった平忠度[たいらのただのり]の名と「ただ乗り」をかけたしゃれ。 **さつまはやと【×薩摩×隼〝人】** 鹿児島県出身の若者。▽昔、薩摩地方に住んでいた、勇猛果敢[ゆうもうかかん]な隼人族にちなんでいう。古くは薩摩の国の武士をほめていうことば。 **さつまびわ【×薩摩×琵×琶】** 薩摩で発達した四弦の琵琶。また、それを用いた語り物。 **ざつむ【雑務】** 細かい、いろいろな仕事。「―をかたづける」 [圏]雑用 **さであみ【叉手網】** 三角形の竹のわくにつけたすくいあみ。小魚などをとるのに使う。 **さて【×扱・×渚】** [圏]①〈接〉話を新しく展開させるときや、話題を変えるときのことば。「―、話を本題にもどします」 [類]ところで ②〈感〉何かを始めようとするときに言うことば。さあ。「―、そろそろ帰るか」「―、何を食べようか」 **さてい【査定】** [名・スル]いろいろ調べて金額や等級などをきめること。「予算を―する」「ボーナスのー」「―価格」 **サディスト** 相手に苦痛をあたえて快感をおぼえる性倒錯者。サド。☆マゾヒスト | sadist **サディズム** 相手の肉体を傷めつけて性的満足感がえられる、異常性欲の一種。サド。 [対]マゾヒズム▽異常な性の姿をえがいたフランスの小説家サドの名から。| sadism **さておく【×拟置く・×拟。措く】** [国]とりあえず、そのままにしておく。「そのことは―として」「冗談[じょうだん]はさておきまして」▽話題を変えるときに使う。 **さてこそ** [画]思ったとおりであった気持ちを強めてあらわす。やっぱり。「―一大事」▽文章語。 **さてさて** [圏]深く感じいったり、おどろいたりしたときに出ることば。なんともまあ。さても。 **さてつ【砂鉄】** 砂のように細かい鉄鉱石。 **さてつ【×蹉跌】** [名・スル]●つまずくこと。②失敗すること。 [圏]挫折[ざせつ] **さては** [圏]①〈接〉そしてまた。さらには。「金・銀―瑠璃[るり]・瑪瑙[めのう]まで」 ②〈感〉思いあたることがある気持ちをあらわす。それでは、きっと。「―だまされたな」 <528> **さては** [接]そしてまた。さらには。「金・銀―瑠璃・瑪瑙まで」②〈感〉思いあたることがある気持ちをあらわす。それでは、きっと。「―だまされたな」 **さても** [感]→「さてさて」 **サテライトスタジオ** [名]本局とは別に、街頭などにガラス張りでつくった、小さなスタジオ。ラジオの中継放送などに使う。▽「サテライト」は、衛星のこと。|satellite studio **サテン** [名]繻子。|satin **さと**[里] [名]①人家が集まって人が生活するところ。「村―」②妻や養子などの実家。「―帰り」③いなか。「―の習慣」④子供をあずけて育ててもらう家。「―親」⑤[多く、「お里」の形で]そだち。すじょう。「お―が知れる」 **さど**[佐渡] [名]旧国名。今の新潟県の佐渡島。北陸道の一国。佐州。日本海にある最大の島。江戸初期に金山が開かれ、幕府の直轄領となった。「―おけさ」 **サド** [名]「サディズム」「サディスト」の略。→マゾ **さとい**[聡い・敏い] [形]①するどく敏感である。「耳が―」「利に―」②理解するのが早い。かしこい。「なんでもよくわかって―子」[類]聡明 **さといも**[里芋] [名]サトイモ科の多年草。葉はハート形で大きく、地下茎を食用とする。 **さとう**[左党] [名]①革新的な政策を主張する政党。また、野党。↔左翼・左派↔右党 ▽フランス議会で、議長席の左側に野党が座ったことから。②酒飲みの人。左きき。 **さとう**[砂糖] [名]サトウキビ・テンサイなどからとる、あまい調味料。 **さどう**[作動] [名・スル]機械や機関などがはたらくこと。「エンジンを―させる」 **さどう**[茶道] [名]①茶をたてることで礼儀作法を学び、精神を修養する芸道。室町時代に始まり、千利休が完成した。茶の湯。「ちゃどう」とも。②茶の湯のことをつかさどる役。▽「茶頭」「茶堂」とも書く。 **ざとう**[座頭] [名]昔の琵琶法師の位の一つ。また、頭をそった盲人で、琵琶・琴などを弾いたり、あんま・はりによる治療をしたりした人。 **さとうきび**[砂糖黍] [名]イネ科の多年草。茎のしるをしぼって砂糖をつくる。甘蔗。 **さとうさたろう**[佐藤佐太郎] [人]一九〇九-八七年。昭和期の歌人。宮城県生まれ。斎藤茂吉に師事して「アララギ」に入会、写生に新しい感覚を加えた。歌集「歩道」「星宿」など。 **さとうだいこん**[砂糖大根] [名]アカザ科の二年草。根のしるをしぼって砂糖をつくる。テンサイ。ビート。 **さとうのぶひろ**[佐藤信淵] [人]一七六九-一八五〇年。江戸後期の農学者・経済学者。江戸で儒学・蘭学・経済学などを学んだ。「農政本論」「経済要録」「混同秘策」などで富国策や海防を説く。 **さとうはるお**[佐藤春夫] [人]一八九二-一九六四年。大正・昭和期の詩人・小説家。和歌山県生まれ。与謝野鉄幹・晶子や永井荷風に学び、近代人の自意識を詩や散文にたくした。谷崎潤一郎夫人千代子との恋愛事件は有名。詩集に「殉情詩集」、小説に「田園の憂鬱」「都会の憂鬱」「小説智恵子抄」など。 **さとおや**[里親] [名]よその子供をあずかって、じつの親の代わりに育てる人。↔里子 **さとがえり**[里帰り] [名・スル]①結婚後、嫁が自分の実家に帰ること。②よそで働いている人が、休みに実家へ帰ること。 **さとかた**[里方] [名]嫁・養子などの実家。また、その親類。 **さとご**[里子] [名]よその家にあずけて育ててもらう子。「―に出す」↔里親 **さとごころ**[里心] [名]実家やふるさとを恋しく思う気持ち。「―がつく」 **さとす**[諭す] [動]よくわかるように言ってきかせる。「あやまちを諭されて目が開く」▽「悟る」と語源が同じ。 **さとみとん**[里見弴] [人]一八八八-一九八三年。大正・昭和期の小説家。横浜生まれ。兄に有島武郎・生馬がいる。雑誌「白樺」に参加して、「多情仏心」を書き、独自の倫理観「まごころ哲学」を示す。 **さとり**[悟り・覚り] [名]①思いあたって気づくこと。理解すること。「―の早い子」②迷いがなくなり、真理を知ること。「―を開く」 **さとる**[悟る・覚る] [動]①迷っていたところからぬけでて、ある真理に達する。「無常を―」②ほんとうのことを感じとる。感づく。「危険を―」「敵にさとられる」 **サドル** [名]自転車やオートバイの、またがって座するところ。▽もと、ウマの鞍という意味。|saddle **さなえ**[早苗] [名]苗代から田に移し植えるころの、まだ若いイネの苗。 **さなか**[最中] [名]ものごとが盛んにおこなわれているとき。「さいちゅう」とも。「あらしの―」 **さながら**[宛ら] [副]非常によく似ているようす。そっくりそのまま。まるで。「―別世界に来た気がする」「王者―の風格を見せる」 > 古語 古語でもそっくりそのままという意味だが、今より用法は広かった。たとえば、時間がたっても変わらず前のまま、また、多くのものをそっくり全部、ということもあらわした。現代語には、ほかの何かとそっくり同じよう、という意味だけが残った。 **さなぎ**[蛹] [名]チョウなどの昆虫で、幼虫から成虫になる途中の一時静止した状態。食物もとらず、ほとんど活動もしない。 **さなだむし**[真田虫] [名]扁形動物の一種。腸内に寄生する。からだは平たく、たくさんの節がある。条虫。 **サナトリアム** [名]結核などの病気の療養所。サナトリウム。「海辺の―」|sanatorium **さぬき**[讃岐] [名]旧国名。今の香川県。南海道の一国。讃州。「―うどん」「―平野」 <529> **さぬきのすけにっき**[讃岐典侍日記] [書]一一〇九年ころ。讃岐典侍長子(讃岐守の藤原顕綱の女)の作か。堀河院の発病から死、鳥羽天皇の即位のことまでをしるした日記。 **さね**[実・核] [名]くだものの中のしん。たね。 **さのう**[砂囊] [名]①砂を入れたふくろ。「―を積む」②鳥類の消化器の一つ。中に砂をたくわえ、食べものをすりつぶす。すなぶくろ。すなぎも。 **さのみ**[然のみ] [副]①それほど。たいして。「―困難ではない」▽下に打消の語をともなう。②そうとばかり。「―とは考えられない」 **さは**[左派] [名]急進的な派。社会主義・共産主義的な政党やグループ。↔左党・左翼↔右派 **さば**[鯖] [名]サバ科の海にすむ魚。背は青緑色で、青黒色のしま模様がある。しめさばやみそ煮などにして食べる。 > 鯖を読む 数をごまかして利益をえる。▽サバはくさりやすいので、市場で数えるとき、急いでとばしてごまかすことからという。 **さはい**[差配] [名・スル]①手分けして仕事をするように指図すること。②持ち主に代わって貸家・貸し地を管理すること。また、その人。 **サバイバル** [名]苦しい状況の中で生きのこること。「―ゲーム」|survival **さばき**[裁き] [名]裁くこと。判決。また、神の審判。「大岡越―」「―の庭」 **さばく**[佐幕] [名]江戸末期、朝廷ではなく、幕府に味方して助けたこと。↔勤王 ▽「佐」は、助けること。 **さばく**[砂漠] [名]雨が非常に少なく、そのため植物などがほとんど育たない、砂や岩石の多い土地。サハラ砂漠・ゴビ砂漠など。 **さばく**[捌く] [動]①むずかしい問題をじょうずに処理する。うまくあつかう。「雑務をてきぱきと―」「たづなを―」②商品を売り切る。「市場で農産物を―」③固まったものをばらばらにする。「紙を―」④魚やニワトリなどを切り開いて骨と肉に分ける。おろす。「うなぎを―」 **さばく**[裁く] [動]裁判をして、正しいか罪があるかをきめる。また、仲裁する。「罪人を―」「けんかを―」 **さばくか**[砂漠化] [名]砂漠の周辺の乾燥地域が砂漠になること。行き過ぎた放牧による草地の悪化、灌漑による塩害などが原因。 **さばくきこう**[砂漠気候] [名]砂漠地方にみられる乾燥気候。降水量が極度に少ない。日中には気温がセ氏五〇度に達することも多いが、夜間は気温がかなり下がる。 **さばける**[捌ける] [動]①商品が売りきれる。「品物が―」↔はける②混乱していたものがうまく処理できる。「渋滞がうまくさばけた」③世慣れて、ものわかりがよくなる。「さばけた人で寛大な処置をしてくれた」 **さばさば** [副]①気がかりなことがなくなって、気分が晴れやかなようす。「試験が終わって―した」②ものごとにこだわらないようす。「―した気性」「―とした表情」↔さっぱり **サハラさばく**[サハラ砂漠] [名]アフリカ大陸北部の大部分をしめる、世界最大の砂漠。北部に油田があるほか、石炭・鉄鉱石などの地下資源も豊富。▽「サハラ」はアラビア語で、砂漠のこと。 **さはんじ**[茶飯事] [名]茶を飲んだり、ごはんを食べたりするような、ありふれたこと。ごく、ふつうのこと。「そんなことは日常―だ」 **サバンナ** [名]熱帯・亜熱帯の雨の少ない地域にある草原。低木が点在するが、乾季には草もかれるので、密林ができない。熱帯草原。サバナ。|savanna **サバンナきこう**[サバンナ気候] [名]熱帯や亜熱帯地方の草原の気候。雨季と乾季がはっきり分かれ、一年じゅう気温は高い。サバナ気候。 **さび**[寂] [名]①古びて枯れた味わいのあること。また、もの静かでひっそりとしたおもむき。②低くて落ち着いたしぶい声。「―のある声」③流行歌の中心となるメロディーの部分。④国語]近世前期の俳人松尾芭蕉の、俳諧心の根本精神。さびれた気持ちを一つの美しさとして認め、閑寂な気分に高い価値をおく精神。俳諧は、それまで滑稽を主としたものであったが、芭蕉の「さび」「わび」「しをり」といった美的理念により芸術的に高められた。また、「わび」「さび」から「軽み」の境地が生まれた。 **さび**[錆・銹] [名]①金属の表面が、空気にふれたり水にぬれたりして酸化してできたもの。②よくないことをしたための悪い結果。「身から出た―」 **ザビエル** [人]→「フランシスコ・ザビエル」 **さびしい**[寂しい・淋しい] [形]①人気やもの音などが少なく、心細い感じだ。「裏通りは―」↔にぎやか②ひとりぼっちで、相手が欲しい。「家族とはなれ―」③ものが少なくて満たされない感じだ。「きょうはふところが―(=持ち金が少ない)」「タバコをやめて口が―」「さみしい」とも。 **さびつく**[錆び付く] [動]①さびてしまう。また、さびてかたまり、はなれなくなる。▽長く使わなかったためめに技術や能力がおとろえるたとえにも使う。「おどりのうでまえが―」「英語が―」 **さびどめ**[錆止め] [名]塗料や油などをぬって、さびるのを防ぐこと。 **ざひょう**[座標] [名]平面や空間における点の位置を、直角に交わる直線をもとにしてあらわしたもの。 **ざひょうじく**[座標軸] [名]座標をきめるときの基準となる直線。 **さびる**[寂びる] [動]古びて落ち着いた感じになる。「ものさびた庭のたたずまい」 **さびる**[錆びる・銹びる] [動]金属の表面が酸化してさびが出てくる。「刀が―」 **さびれる**[寂れる] [動]盛んだった場所の活気が <530> おとろえて、人気がなくなる。「寂れた街道」 **サブ** [造語]補欠やひかえ。また、二番目の。補助の。「―リーダー」「―バンク」 [対]メイン | sub- **サファイア** 宝石の一つ。青くて透明。青玉[せいぎょく]。▽九月の誕生石。|sapphire **サファリパーク** 野生動物を放し飼いにした自然公園。自動車に乗ったまま見物できる。▽「サファリ」は、狩猟旅行の意味。-safari park **サブジェクト** ①主題。話題。②主語。主格。③主体。主観。◆オブジェクト | subject **サブタイトル** 本や論文などの副題。「subtitle **さぶとん【座布団】** 座るとき、下にしく小さなふとん。「―をあてる」 **サブマリン** ①潜水艦[せんすいかん]。②野球で、下手投げ投手。-submarine **サフラン** アヤメ科の多年草。秋に、うすむらさき色の花をつける。めしべは薬・香料・食品の着色料になる。「saffraan **さべつ【差別】** [名・スル]差をつけて分けへだてすること。「人種―」「―待遇」 **さへん【サ変】** [文法]「サ行変格活用」の略。 **さほう【作法】** ①ものごとをおこなうときのきまった方法。「さくほう」とも。「文章―」 ②昔からある日常社会で守るべき言語や動作のきまり。「礼儀―」 >「つかいわけ」→「礼儀、」を見よ。 **さぼう【砂防】** 山地や海岸などで、土砂[どしゃ]のくずれや流れを防ぐこと。また、防ぐ設備。「一林」「―ダム」 **サポーター** ①関節や筋肉を保護したり、運動しやすくするためにはめる、ゴム入りの布製バンド。②選挙運動や政治運動などの支持者。また、サッカーの試合で、ひいきのチームを応援する人。③登山で、物資の補給やルートの確保をする支援隊。| supporter **サポート** [名・スル]支持すること。支援すること。「側面から―する」 | support **サボタージュ** ①[スル]なまけること。②労働争議のとき、労働者が仕事の能率を落としたり、経営者に損害をあたえようとすること。怠業[たいぎょう]。| sabotage **サボテン【仙人掌】** サボテン科の植物をまとめた呼び方。多肉植物で、大多数は葉が変化したとげでおおわれている。中南米原産。観賞用。覇王樹[はおうじゅ]。シャボテン。 **さほど【然程】** [画]『「さほど〜ない」の形で』それほど…ない。「けさは―寒くはない」「―変わらない」 [圏]さして・大して **さぼる** [国][サ変]仕事や勉強をおこたる。なまける。俗ぞくな言い方。「授業を―」▽「サボタージュ」の略の「サボ」を動詞化したもの。 **ザボン【朱×欒】** ミカン科の常緑高木。実はミカン類のうち最大で、食用。皮も砂糖づけなどにする。ぶんたん。一zamboa **さま【様】** [造語]①〈名〉ようす。ありさま。外見。「―変わりする」 ②〈造語〉[「〜様」の形で』①人の名前に付けて、尊敬する気持ちをあらわすことば。手紙のあて名などに用いる。「柴田―」 ②お礼やあいさつのことばにそえる、ていねいな言い方。「ご苦労―でした」「お世話―」 [「~さまさま」の形で】まったくそれのおかげでものごとがうまくはこび、何ともお礼の言いようがない気持ちであることをあらわすことば。「毎日めしが食えるのもおてんとう―だ」▽名詞に付く。 **ざま【様・態】** [造語]①〈名〉ようすなどをあざけていうことば。ぶかっこうなようす。「なんてーだ」 ②〈造語〉[「〜ざま」のかたちで』①その方向であること。「横―」「うしろー」 ②「・・・すると同時に」という意味をあらわす。「ふりむき―」「すれちがいー」 ③そのありさま。・・・するようす。見さげていう。「死に―」 ③は動詞の連用形に付く。 様はない だらしない。みっともない。 様を見ろ 人の失敗や不運を、いい気味だとののしったり、あざけったりすることば。▽「自分のみっともないようすをよく見ろ」という意味。 **サマー** [造語]夏。「―セーター」 | summer **サマースクール** 夏休み中に設けられる講習会。夏期学校。| summer school **サマーセットーモーム** 「モーム」 **サマータイム** 夏に限って時計を標準時刻より一〜二時間進めて、昼間の時間を有効に使う制度。夏時間。一summer time **さまがわり【様変わり】** [名・スル]ようすが以前とすっかり変わること。「―した駅前」 **さまざま【様様】** [形動]種類のちがったものがたくさんあるようす。「―な意見が出た」「種々―」 [圏]いろいろ・とりどり **さまざまなるいしょう【様々なる意匠】** [書]一九二九年。小林秀雄[こばやしひでお]の評論。当時盛んだったマルクス主義文学もモダニズムも、単に「意匠」にすぎないとし、言語表現としての文学を再創造する「批評」の役割を示した。 **さます【冷ます】** [国]⊕つめたくする。ひやす。「湯を―」 ②気持ちを静め、落ち着かせること。「興奮を―」 [圏]静める **さます【覚ます】** [国]①ぼんやりした気分やねむりから、ふつうの判断ができる状態にもどす。正気に返らせる。「雨の音で目を―」「迷いを―」 ②酒の酔[よ]いを消す。「風にあたって酔いを―」▽「醒ます」とも書く。 **さまたげる【妨げる】** [下一]あいだにものを置いてじゃまをする。「発展を―」 [圏]妨害する **さまつ【×瑣末・×些末】** [形動]こまごまとしていて重要でないようす。「―なことにこだわる」 [圏]些細[ささい] **さまで【然迄】** [圓]「さまで〜ない」の形で」それほどまでに・・・ない。そんなに・・・ない。古い言い方。「―」 <531> **さむらい**[侍] [名]①武士。また、武家につかえる者。②貴人などのそばにひかえること。また、その人。「はべり」とも。 **さむらいどころ**[侍所] [名]鎌倉・室町幕府の軍事・警察機関。鎌倉幕府では御家人の統率や軍事・警察に、室町幕府では京都の警備・訴訟ようにあたった。 **さめ**[鮫] [名]軟骨魚綱,板鰓亜綱のうち、エイを除くもののまとめた呼び方。するどい歯をもち、人をおそうものもある。ひれ・肉は食用。とくに関西地方ではフカという。 **さめざめ** [副]なみだをたくさん流して泣くようす。「声もなく―と泣く」 **さめはだ**[鮫肌] [名]サメの皮のようにざらざらしたはだ。 **さめる**[冷める] [動]①つめたくなる。ひえる。「スープが―」②高ぶった気持ちや興味がおとろえて平静になる。「熱が―」↔静まる **さめる**[覚める] [動]①ぼんやりした気分やねむりから、はっきりした状態にもどる。正気にもどる。「毎朝五時に目が―」「麻酔から―」②酔った状態が消える。「酔いが いっぺんに―」▽「醒める」とも書く。 **さめる**[褪める] [動]色があざやかさを失って、うすくなる。あせる。「日に当たって色が―」↔褪色する **さも**[然も] [副]①いかにも。ほんとうに、まあ。「―うれしそうな顔」②そのとおりに。そうも。「―あろう」 ▼「も」は、強めの助詞。 **さもあらばあれ**[然も有らば有れ・遮莫] [連語]自分の気持ちとはちがうが、それはそれでしかたがないと放任する気持ちをあらわす。どうあろうとも、なりゆきにまかせておこう。[類]ままよ▽文章語。 **さもありなん**[然も有りなん] [連語]確かにそうであろう。そうにちがいない。「悲しみは―と思われる」▽文章語。 **さもしい** [形]ものほしそうでいやしい。↔浅ましい **ざもち**[座持ち] [名]人々の集まりの席上で楽しいふんいきをつくりだすこと。とりもち。「―のうまい人」 **さもないと**[然もないと] [接]もしそうしないと。そうでないと。「起きろ。―おいていくよ」 **さもなければ**[然もなければ] [接]そうでなければ。さもなくば。「月曜か、―水曜に会議をしよう」 **さもん**[査問] [名・スル]関係者などを調べ問いただすこと。「―にかける」「―委員会」 **さや**[莢] [名]マメ科植物の種子を包んでいるから。 **さや**[鞘] [名]①刀身や筆のさきをしまっておく筒状の入れもの。「―をはらう」「→元の―に収まる」②売値と買値、の差額。「利―をとる」 **さやあて**[鞘当て] [名]一人の女性をめぐって、二人の男が争うこと。「恋の―」▽武士がすれちがうときに、おたがいの刀のさやがふれたことを理由に争うことから。 **さやいんげん**[莢隠元] [名]若いうちにさやごと食べるインゲンマメ。 **さやえんどう**[莢豌豆] [名]若いうちにさやごと食べるエンドウマメ。さや。 **さやか**[清か] [形動]明るく澄んでいて、はっきりしたようす。古い言い方。「―な月の光」「―に虫の音が聞こえる」 **ざやく**[座薬・坐薬] [名]肛門などにさしこんで用いる薬。さしこみ薬。 **さゆ**[白湯] [名]わかしただけで、何もまぜないで飲む湯。「―で薬を飲む」 **さゆう**[左右] [名]①〈名〉みぎと、ひだり。「船が―にゆれる」「上下―」「言を―にする(=態度をあいまいにする)」②そば。かたわら。近くにいる人。側近。「―の者に見せる」③〈-スル〉支配すること。決定すること。「運命を―する」 **ざゆう**[座右] [名]身近なところ。かたわら。「ざう」とも。▽座っている場所の右側の意味から。 > 座右の銘 身近において、日常生活のいましめとする格言など。 <532> **さゆり**[小百合] [名]ユリ。▽「さ」は接頭語。 **さよ**[小夜] [名]浅い夜。「―ふけて」「―しぐれ」▽「さ」は、「小さい」「浅い」という意味の接頭語。 **さよう**[作用] [名・スル]①他のものにはたらきかけること。また、そのはたらき。「消化―」②物理で、二つ以上の物体のあいだにはたらく力。↔反作用 **さよう**[然様] [形動]①〈形動・副〉そのとおり。そのよう。「―でございます」「―とりはからいます」②〈感〉そうだ。そのとおりだ。「―、お説のとおり」「―さらば(=そうであれば)」[類]左様 **さようてん**[作用点] [名]てこの、力が物体にはたらく点。▽ほかに、力点・支点。 **さようなら**[然様なら] [感]①〈感〉人と別れるときに言うあいさつのことば。「―、また来週」▽親しい人への手紙の終わりにも使う。「さようならば(=それならば)これでお別れしましょう」の略。②〈名・スル〉別れること。はなれること。「これで―ですね」「そろそろ―しましょう」「さよなら」とも。また、「左様なら」とも当てる。 **さよきょく**[小夜曲] [名]→「セレナーデ」 **さよく**[左翼] [名]①社会主義・共産主義など急進的な考えかたの人や団体。↔左派・左党▽昔、フランス国民議会で、議長の左側の席に座ったことから。②つばさ・座席・陣形などで、左側の部分。③野球で、外野の左側のポジション。レフト。「―にフライがあがる」↔右翼 **さよなら** [感・名・スル]①〈感・名・スル〉「さようなら」のくだけた言い方。②〈造語〉「さよなら~」の形で】最後の。「―コンサート」③最後の最後になって決着がつくという意味をあらわす。「―ゲーム」「―ホームラン」 **さより**[針魚・細魚] [名]サヨリ科の海魚。近海にすむ。サンマに似るが、下あごが長い。食用。 **さら**[皿] [名]①〈名〉食物を盛る、浅くて平たい器。また、皿の形をしたもの。「ひざの―」②〈造語〉皿や皿に盛った料理を数えることば。 **さら**[新] [名]新しいこと。新しいもの。まだ使っていないこと。「まっ―の服」「―湯」 **ざら** [形動]いくらでもあって、めずらしくないこと。俗な言い方。「世間に―にある話だ」↔平凡 **さらいねん**[再来年] [名]来年の、そのまた次の年。「―卒業の予定」↔一昨年 **さらう**[浚う・渫う] [動]池や沼などの水底の土砂やごみをごっそりとりのぞく。「どぶを―」「なべ底までさらってたいらげる」 **さらう**[復習う] [動]教わったことをくりかえし練習する。復習する。「ピアノを―」 **さらう**[攫う] [動]①一瞬のうちにうばいとる。「子供を―」「波に足をさらわれる」②ごっそり全部自分のものにする。「人気を―」 **ざらがみ**[ざら紙] [名]ざらざらした安っぽい紙。わら半紙。 **サラきん**[サラ金] [名]「サラリーマン金融」の略。サラリーマンなどの個人を対象にした、無担保の信用貸し付け。金利が高い。「―地獄」 **さらけだす**[曝け出す] [動]かくしておいたほうがいいことを、包みかくさず、すっかり見せてしまう。「内情を―」「はじを―」 **サラサ**[更紗] [名]花・鳥・人物・動物などを複雑な模様に染めあげた木綿の布。「インド―」「―模様」|saraça **さらさら**[更更] [副]「さらさら〜ない」の形で】少しも・・・ない。まったく・・・ない。気持ちや意志などをあらわす。「家に帰る気は―ない」「悪意は―なかった」 **さらさら** [副]①浅い川の水などがよどみなく流れるようす。「―と流れる小川」「筆で―と書く」②しめりけなどがなく、べとつかないようす。「―した髪」「―の砂」 **ざらざら** [副]細かいでこぼこがあって、さわった感じがなめらかでないようす。「―のはだ」「かべの表面が―する」 **さらし**[晒し] [名]①日光や雨風の当たるままにしておくこと。「野ざらし」②日光に当てたり、水や薬品につけたりして、布を白くすること。また、白くした布。「―木綿」↔漂白③江戸時代、罰としてみんなの前で罪人を見世物にしたこと。「―首」 **さらしあん**[晒し餡] [名]こしあんを日にさらしてかわかし、粉にしたもの。ほしあん。 **さらしくび**[晒し首] [名]江戸時代、罪人の切り首を刑場などにさらして、人々のみせしめとしたこと。また、その首。 **さらしこ**[晒し粉] [名]消石灰に塩素ガスを吸収させてつくった白い粉。漂白・消毒用。クロールカルキ。 **さらしなきこう**[更科紀行] 一六八九年。松尾芭蕉の作。作者が尾張から木曾路を通って信州更科へ行ったときの紀行文。 **さらしなにっき**[更級日記] [書]一〇六〇年ころ。菅原孝標女の作。夢多き少女のころから、帰京しての宮廷生活、恋愛、夫との死別などをしるした日記。一巻。 **さらしもの**[晒し者] [名]①さらしの刑に処された罪人。②人前ではじをかかされた人。「―になる」 **さらす**[晒す・曝す] [動]①日光や風雨に当てたままにする。「日に―」②布などを水で洗ったり日に当てたり、また、漂白剤につけて、色やよごれなどをとって、白くする。「ひと晩、水にさらしてあくをぬく」③見せたくないことを多くの人の目にふれるようにする。「人目に―」「醜態を―」「はじを―」 <533> ④困難で危ない状態に直面する。「危険に身を―」 **サラセン** [名]①「イスラム帝国」②古代ギリシャ・ローマ人が、アラビア人をさした呼び名。また、それにならって中世ヨーロッパ人が、イスラム教徒をさした呼び名。|Saracen **さらそうじゅ**[沙羅双樹] [名]釈迦が入滅したとき、その寝どここの四方に二本ずつあったという沙羅樹。「しゃらそうじゅ」とも。▽「沙羅樹」は、フタバガキ科の常緑高木。インド原産で高さ三〇㍍以上に達する。小さな黄色の花をつけ、建築や器具の用材となる。 **サラダ** [名]西洋料理の一つ。おもに、野菜をマヨネーズやドレッシングなどであえたもの。「グリーン―」「シーフード―」|salad **サラダオイル** [名]食用の植物油。サラダなどに使う上質の食用油。熱を通さずにそのまま食べることができる。サラダ油。|salad oil **さらち**[更地・新地] [名]建物などがなくて、すぐに宅地として使うことのできる土地。「―にして売りに出す」 **ざらつく** [動]なめらかでなく、ざらざらする。 **さらっと** [副]→「さらりと」 **さらに**[更に] [副]①〈副〉それまでより、もっと程度が増すようす。よりいっそう。そのうえ、もっと。「―細かく説明する」「今よりも―進歩する」②「更に〜ない」の形で】少しも・・・ない。いっこうに…ない。「反省のようすは―ない」[類]更々③〈接〉そのうえに加えて。「雨が降る。―風までふきまくる」 > 更にも言わず 改めて言うまでもなく、もちろんだ。 **さらば**[然らば] [接]①〈接〉それならば。それでは。「―、参ろう」↔しからば②〈感〉人などと別れるときのあいさつのことば。さようなら。「いざー」「―青春」『文章語。③〈名・スル〉「おさらば」 **サラブレッド** [名]ウマの品種の一つ。優秀な競走馬。▽家がらなどのいい人をたとえてもいう。|thoroughbred **サラミ** [名]ニンニクなどで味つけし、乾燥させて保存食用にしたイタリア風のかたいソーセージ。サラミソーセージ。|salami **ざらめ**[粗目] [名]結晶のあらい、ざらざらした砂糖。 **サラリー** [名]給料。月給。給与。|salary **サラリーマン** [名]給料をもらって生活している人。月給取り。勤め人。|salaried man **さらりと** [副]①ねばりけやしめりけがなく、軽くてすべる感じのするようす。「―した手ざわりの布」②あっさりしていて、こだわらないようす。また、とどこおるところがなく、たやすいようす。「言いにくいことを―言ってのける」 ▼「さらっと」とも。 **サリー** [名]おもに、インドのヒンドゥー教徒の女性が着る民族衣装。一枚の長い布をからだに巻きつけるように着る。|sari **ざりがに** [名]節足動物ザリガニ科のエビ。カニのような大きなはさみをもち、川や水田にすむ。最近多いのは、帰化した大形のアメリカザリガニ。 **さりげない**[然り気ない] [形]ほんとうの気持ちや状態を人にわからせないようにする。なんでもないようにふるまっているようす。なにげない。「さりげなく手を貸す」「―しぐさに品がある」 **さりじょう**[去り状] [名]江戸時代の離縁状。夫が妻を離縁するときにわたした。三行半。 **さりとて**[然りとて] [接]そうだからといって。とはいえ。「時間がない。―人にはたのめない」 **さりとは**[然りとは] [連語]そうだとは。「―知らず」 **サリドマイド** [名]痛みどめ・睡眠薬の一つ。妊娠初期に用いると奇形児が生まれる危険性があるため、現在は販売禁止。|thalidomide **さりながら**[然り乍ら] [接]そうではあるが。しかしながら。「原因はつきとめられた。―問題はこれからどうするかだ」▽「さありながら」の変化した形。 **サリン** [名]化学兵器の一つ。毒性の強いガス。ごく微量を吸入しても、または皮ふから吸収されても神経機能がおかされ死亡する。第二次世界大戦中に、ドイツが農業用殺虫剤の研究から開発した。|Sarin **さる**[猿] [名]①サル目の中でもっともヒトに近い動物。哺乳動物。ふつうはニホンザルをさす。②ずるい者、人まねのうまい者をあざけって言うことば。「―の人まね」 > 猿も木から落ちる その道の名人でも、時には失敗することがある。↔弘法も筆の誤り **さる**[申] [名]①十二支の第九番目。②昔の方角の呼び名で、西南西。③昔の時刻の呼び名で、今の午後四時ごろ。また、その前後約二時間。 **さる**[去る] [動]①時間・季節などが過ぎて終わる。「夏が―」②その場所・職業・地位などからはなれる。「故郷を―」「この世を―」「大学を―」③ある状態がなくなる。「痛みが―」「暑さが―」「危険が―」④時間的・空間的にへだたっている。「今を―十年前」「東京を―こと一〇〇キロ」⑤とりのぞく。すてる。「雑念を―」⑥〈造語〉[「~さる」の形で]すっかり・・・してしまう。「消し―」「ほうむり―」「ぬぐい―」▽動詞の連用形に付く。 > 去る者は追わず 自分からはなれていく人をむりにひきとめはしない。 > 去る者は日々に疎し 別れて行った人や死んだ人は、いくら親しかったとしてもしだいに忘れさられていく。 > 古語 現代語では、はなれていく意味だが、古語では、移りかわったり、変化したり、時や季節が移りめぐってくること、色があせることにも使った。たとえば、「夕されば」は「夕方になると」という意味。 **さる**[去る] [連体]すぎさった。「―三日の出来事」↔来る▽日付などに付く。 <534> **さる**[然る] [連体]①そのような。「―こともあろう」②相当の。なかなかの。「敵も―者」③ある。「―政治家にたのむ」「―ところにかくし置く」▼「さあり(=そうである)」の変化した形「さり」の連体形。 **ざる**[笊] [名]①細く割った竹で編んだかご。②「ざるそば」の略。③「笊碁」の略。へたな囲碁。▽ざるの目から水がこぼれるようにぬけているところから。 **さるがく**[猿楽・申楽] [名]中世の芸能。こっけいなものまねや曲芸を主とし、能や狂言のもととなった。古代中国の大衆演劇の「散楽」がもと。 **さるがくだんぎ**[申楽談儀] 一四三〇年。世阿弥の教えを二男の元能が筆録したもの。能の演出・演技・用具など、具体例を示す。 **さるぐつわ**[猿轡] [名]声を立てさせないために、口におしこみかませて、後ろで結んだりする手ぬぐいなどのこと。 **さるしばい**[猿芝居] [名]①サルを訓練して芸をさせる見世物。②へたな芝居。また、すぐにばれてしまうような、あさはかなたくらみ。「―を打つ」 **さるすべり**[百日紅] [名]ミソハギ科の落葉高木。木のはだがなめらかで、夏、紅または白の花が長期間咲く。「ひゃくじつこう」とも。 **ざるそば**[笊蕎麦] [名]ゆでるやすのこにもって、のりをかけたそば。ざる。 **サルタン** [名]→「スルタン」 **さるぢえ**[猿知恵] [名]一見、りこうなようでいて、あさはかな考えやたくらみ。浅知恵 **サルトル** [人]一九〇五-八〇年。フランスの哲学者・小説家。実存主義を唱え、みずから文学者の政治参加を実践した。小説「嘔吐」「自由への道」、評論「存在と無」など。|Jean-Paul Sartre **さるのこしかけ**[猿の腰掛け] [名]サルノコシカケ科の担子菌類をまとめた呼び方。木の幹などにできる、こしかけのような形の木質にキノコ。装飾用や薬用にする。 **サルビア** [名]シソ科の一年草。秋の初めに茎に沿ってならんだ赤い花が咲く。ヒゴロモソウ。|salvia **サルファざい**[サルファ剤] [名]化膿性の病気や肺炎などの薬。スルファ剤。スルフォンアミド。 **サルベージ** [名]座礁した船などの救助作業。また、沈没船の引きあげ作業。「―船」|salavage **さるまた**[猿股・申股] [名]こしからまたをおおう男性用の下着。さるももひき。 **さるまね**[猿真似] [名]うわべだけで他人をまねること。軽べつした言い方。 **さるまわし**[猿回し] [名]サルに芸をさせて見世物にする人。さるひき。 **さるみの**[猿蓑] 一六九一年。向井去来・宮城凡兆の編による蕉門の俳諧集。「俳諧七部集」の一つ。発句や連句のほかに松尾芭蕉の俳文「幻住庵記」などをふくむ。蕉風俳諧の高い理念を示すもの。 **サルモネラきん**[サルモネラ菌] [名]腸に寄生する病原菌の一群。チフス・パラチフス・食中毒などを起こす。|salmonella **さるもの**[然る者] [名]相当手ごわい者。ぬけめのない人。「敵も―」 **ざれうた**[戯れ歌] [名]おどけたこっけいな歌。また、狂歌。 **されき**[砂礫] [名]砂と小石。じゃり。「しゃれき」とも。 **されこうべ**[髑髏] [名]風雨にさらされて骨だけになった人の頭蓋骨。しゃれこうべ。 **ざれごと**[戯れ言] [名]「冗談」の古い言い方。 **ざれごと**[戯れ事] [名]ふざけてすること。冗談ごと。たわむれ。 **されど**[然れど] [接]そうではあるけれども。しかし。古い言い方。「たかが人生―人生」 **されば**[然れば] [接]そうであるから。それでは。古い言い方。「―こそ」 **サロン** [名]①洋風建築の客間。応接室。②一七-一八世紀フランスの上流社会で流行した集まり。多くは、貴族の婦人が芸術家などを招いて、学芸や政治について話しあう。③美術の展覧会。展示会。|salon **さわ**[沢] [名]①草の生えている湿地。東日本でいう。▽西日本では、谷という。②山あいの谷川。「―登り」 **さわかい**[茶話会] [名]茶を飲みながら、くつろいで話をする会。「ちゃわかい」とも。 **さわがしい**[騒がしい] [形]多くの声やもの音がしてうるさい。また、事件などが多くておだやかでない。「教室が―」「世の中が―」[類]騒々しい **さわがせる**[騒がせる] [動]ざわざわと落ち着かなくさせる。さわがす。「世間を―事件」 **さわがに**[沢蟹] [名]サワガニ科のカニ。谷川にすむ小形のカニ。からあげなどにして食べる。 **さわぎ**[騒ぎ] [名]①人々がさわぎたてること。騒動。「ちょっとした―」「何の―だ」↔事件②[「~どころの騒ぎではない」の形で]そんななまやさしいものではない。「見物するどころの―ではない」 **さわぐ**[騒ぐ] [動]①大きな声や音を立てて動きまわる。「酒を飲んで―」②あわてて心が落ち着かなくなる。「胸が―」「あわてず騒がず」③多くの人たちが何かを求めて、もめごとを起こす。④人々が関心をよせて話題にする。「世間が―人物」 **ざわざわ** [副]声や音が重なってさわがしいようす。「教室が―する」「木々の葉が―とさわぐ」 **ざわつく**[騒つく] [動]落ち着かず、ざわざわする。「場内が―」[類]ざわめく **ざわめく**[騒めく] [動]なんとなくざわざわと声や音がして人が動く。「教室が―」↔ざわつく **さわやか**[爽やか] [形動]空気や気分がさっぱりして心地がいいようす。すがすがしい。「―に晴れわたる」「―な人がら」 <535> る」「―な人がら」 **さわら【×椹】** ヒノキ科の常緑高木。樹皮は赤褐色で、葉のさきがとがっている。材は耐水性に富み、浴室用材。 **さわら【×鰆】** サバ科の細長くて大形の魚。背中は青くて黒い斑紋[はんもん]がある。食用。 **さわらび【早蕨】** 芽を出したばかりのワラビ。▽「さ」は、「早い」という意味の接頭語。 **さわり** [日]【触り】話の肝心なところ。「―だけを話す」▽浄瑠璃[じょうるり]のいちばんの聞かせどころをいうことから。 [目]【障り】さしつかえ。じゃま。また、からだのぐあいのよくないこと。「―があって行けない」「目―だ」「あたり―がある」 [類]支障[ししょう] **さわる** [日]【触る】①意識的に、手や足で何かの表面に軽くふれる。「象に―」「寄ると―と(=集まるたびに)その話だ」 ②気分をこわす。感情を害する。「気に―」 触らぬ神に祟[たた]り無し 何も関係しなければ災いは起きない。めんどうなことにはかかわるな。▷「神」も見よ。 >「つかいわけ」→「触れる」を見よ。 [目]【障る】害になる。さまたげになる。「夜ふかしはからだに―」「結婚に―うわさ」 **さん[三]** [三]三 ●みっつ。三番目の。▽重要な書類では書きかえを防ぐため「参」を使う。②何度も。数の多いこと。 サン 三角[さんかく]三権分立[さんけんぶんりつ]三唱[さんしょう]、七五三[しちごさん] 朝三暮四[ちょうさんぼし]三顧[さんこ]の礼[れい]三拜九拝[さんぱいきゅうはい] 韋編三絶[いへんさんぜつ]再三再四[さいさんさいし] み・みつ・みっつ 三日月[みかづき]/三[み]つ指をつく/三[み]っつ 三枝祭[さいくさのまつり] 三味線[しゃみせん] 三鞭酒[シャンパン]、三番叟[さんばそう] 三位[さんみ]三和土[たたき]三行半[みくだりはん] 三十路[みそじ]三十一文字[みそひともじ] 三幅対[さんぷくつい] **さん[山]** [山]山 ◎地面が高く盛りあがったところ。また、やまのようにたくさんの。②寺院。また、寺院の名にそえる語。「金竜[きんりゅう]―浅草寺[せんそうじ]」 サン 山河[さんか]山積[さんせき]山脈[さんみゃく]火山[かざん]登山[とざん] ②山号[さんごう]山門[さんもん]開山[かいさん]本山[ほんざん] やま 山里[やまざと]山路[やまじ]山積み[やまづみ]岩山[いわやま] 案山子[かかし] 山梔子[くちなし]山茶花[さざんか]須弥山[しゅみせん] 山海経[せんがいきょう] 大山[たいさん] 山車[だし] 築山[つきやま] 中山道[なかせんどう]山羊[やぎ]山賤[やまがつ] 山雀[やまがら] 山葵[わさび] **さん[参](參)** [参]参[参]参 ●仲間に加わる。②くらべあわせる。③寺社や高貴な人のところへうかがう。④領収書や証書などで、「三」の代わりに使う字。一「参じる」を見よ。 サン ①参加[さんか]参政[さんせい]参列[さんれつ]古参[こさん]新参[しんざん] ②参考[さんこう]参照[さんしょう] ③参詣[さんけい]参上[さんじょう]、参拝[さんぱい]見参[けんざん]直参[じきさん]日参[にっさん] ④金参万円也[きんさんまんえんなり] まいる 神社に参[まい]る/墓参[はかまい]り 人参[にんじん] 参差[しんし](=ふぞろい) 参商[しんしょう] **さん[蚕](蠶)** [蚕]蚕[蚕]蚕 まゆから絹糸をとるカイコ。 サン 蚕糸[さんし]蚕室[さんしつ]蚕食[さんしょく]、養蚕[ようさん] かいこ 蚕[かいこ]の繭[まゆ]お蚕[かいこ]ぐるみ/野蚕[やさん] 蚕飼[こがい]蚕豆[そらまめ]天蚕糸[てぐす] 春蚕[はるご] **さん[産]** [産]産[産]産 ①子や卵をうむ。「おーで入院する」 [圏]生 ②生活に必要なものをつくりだす。③その土地でとれたもの、また、その土地の生まれであることをあらわす。「青森県の―」「カリフォルニアー」④個人や団体でもっている土地・かね・建物など。「―をなす」「◆「産する」を見よ。 サン ①産婦[さんぷ]産卵[さんらん]出産[しゅっさん]安産[あんざん]難産[なんざん] ②産業[さんぎょう]産地[さんち]産物[さんぶつ]生産[せいさん]増産[ぞうさん] ④財産[ざいさん]資産[しさん]倒産[とうさん]不動産[ふどうさん] うむ・うまれる 卵を産[う]む/男児を産む[うむ]/産[うぶ]み月[づき] 産着[うぶぎ]、産毛[うぶげ]産声[うぶごえ]産土神[うぶすながみ] 産[な]す 土産[みやげ]産霊[むすび] **さん[散]** [散]散[散]散 ●ちらばる。集②まとまりがない。③きまりにしばられず、自由きままである。ひまである。④こなぐすり。一「散じる」を見よ。 サン ①散在[さんざい]散乱[さんらん]解散[かいさん]発散[はっさん] ②散漫[さんまん]散文[さんぶん]散歩[さんぽ]閑散[かんさん] ③散薬[さんやく]胃散[いさん] ちる・ちらす 気が散[ち]る/散り散り[ちりぢり]/当たり散[ち]らす ちらかす・ちらかる ごみを散[ち]らかす/部屋が散[ち]らかる 分散[ぶんさん] **さん[算]** [算]算[算]算 ●数をかぞえる。「―を入れる」②見通しを立てる。はかる。みこみ。③「算木[さんぎ]」の略。占いに使う棒。「―を置く(=うらなう)」 サン ①暗算[あんざん]計算[けいさん]予算[よさん]算出[さんしゅつ]算数[さんすう] ②算段[さんだん]公算[こうさん]誤算[ごさん]成算[せいさん]打算[ださん] 算盤[そろばん] 算を乱す ばらばらになって散らばる。 **さん[酸]** [酸]酸[酸]酸 ①すっぱい。②水にとけたとき電離して水素イオン(=H+)を出す化合物。たとえば塩酸は、HCl→H+ <536> +C1のように H+が電離しており、酸性を示す。ほかに、硫酸[りゅうさん]・酢酸[さくさん]など。酸味をもち、青色リトマス紙を赤色に変える。 [対]アルカリ ③「酸素」の略。④つらい。いたましい。 サン ①酸味[さんみ] ②弱酸[じゃくさん]、硝酸[しょうさん]、③酸化[さんか]二酸化炭素[にさんかたんそ] ④酸鼻[さんび]辛酸[しんさん] すい 酸[す]いも甘[あま]いもかみわける 酸漿[ほおずき] 虫酸[むしず] **さん[賛](贊)** [賛]賛[賛]賛 ①ほめる。②人の考えに同意して力を貸す。③絵画に書きそえる詩文や歌。④漢文の文体の一つ。人やものをほめたたえるもの。 サン ①賛辞[さんじ]賛美[さんび]称賛[しょうさん]、絶賛[ぜっさん] ②賛助[さんじょ]賛成[さんせい]賛同[さんどう]協賛[きょうさん]、③画賛[がさん]自画自賛[じがじさん] **さん[桟](棧)** [桟]桟[桟]桟 ◎木をわたしてつくったかけ橋。②戸やしょうじの骨。「ガラス戸のー」③ゆか板下の横木。ねだ。 サン 桟道[さんどう]桟橋[さんばし] 桟[かけはし] 桟敷[さじき] **さん[惨】(慘)** [惨]惨[惨]惨 ◎いたましい。みじめ。「―として声なし」②むごたらしい。 サン ①惨死[ざんし]惨敗[ざんぱい] ②惨殺[ざんさつ] みじめ 惨[みじ]めな暮らし **さん[傘]** [傘]傘[傘]傘 かさ。からかさ。また、かさのような形をしたもの。「よる」 サン 傘下[さんか]落下傘[らっかさん] かさ 傘立て[かさたて]雨傘[あまがさ]番傘[ばんがさ]日傘[ひがさ] **さん[燦]** [燦]燦[燦]燦 きらきらと、きらめくようす。「―としてかがやく」 サン 燦々[さんさん]燦然[さんぜん]燦爛[さんらん] きらめく 星が燦[きら]めく **さん【三/桟/産/算/酸/賛】** →漢字項目を見よ。 **さん** [造語]「「~さん」の形で」①人名や職業名などにそえて尊敬や親しみをあらわすことば。「さま(様)」の変化したもので、敬意はそれよりうすい。「妹―」「お医者―」 ②お礼やあいさつのことばにそえる、ていねいな言い方。「ご苦労―」▽目下に対して使う。 **ざん[残](殘)** [残]残[残]残 ①のこる。また、のこり。とくに、収支の残高。「わずかにーが出る」②むごい。 [圏]惨[ざん] ザン ①残業[ざんぎょう]残金[ざんきん]残念[ざんねん]残留[ざんりゅう]敗残[はいざん] ②残虐[ざんぎゃく]残酷[ざんこく]残忍[ざんにん]無残[むざん] のこる・のこす 勝ち残[のこ]る/残[のこ]り物/書き残[のこ]す 名残[なごり] **ざん[暫]** [暫]暫[暫]暫 しばらく。わずかの時間。▽「暫(ざん)」と「漸(ぜん)」の読みに注意。 ザン 暫時[ざんじ]暫定[ざんてい] 暫[しばら]く **ざん[惨】** 「さん」 **ざん[残]** →漢字項目を見よ。 **さんい【賛意】** 賛成する気持ち。「―を表[あらわ]する」 **さんいつ【散逸・散×失】** [名・スル]散りぢりになってなくなること。「資料が―する」 **さんいん【山陰】** 中国地方の日本海側をしめる地域。鳥取・島根両県と山口県北部。兵庫県と京都府の北部をふくめることも。 [対]山陽 **さんいん【参院】** 「参議院」の略。 **さんう(山雨)来きたらんと欲して風が楼に満つ** ことが起ころうとする直前の、なんとなくおだやかでないようすのたとえ。 **さんか【参加】** [名・スル]仲間に加わること。仲間にはいっていっしょに行動すること。「運動に―する」 >つかいわけ」 ↓ 「加入」を見よ。 **さんか【産科】** 妊娠や出産などに関する医学の部門の一つ。 **さんか【惨禍】** 見るにしのびない、いたましい災害。「戦争の―のあと」 **さんか【傘下】** ある勢力の下。支配下。▽一つのかさの下にあるという意味から。 **さんか【酸化】** [名・スル]物質が酸素と化合する化学変化。ものが燃えたり、金属がさびたりするのもその一例。 [対]還元[かんげん] ▽酸化した物質は酸化物という。 **さんか【賛歌・×讃歌】** ほめたたえる歌。「青春―」 **さんが【参賀】** [名・スル]とくに正月など、皇居に出向いて祝いの気持ちをあらわすこと。「一般―」 **さんかい【山塊】** 山脈や山系などからはなれた一群の山。「丹沢[たんざわ]統一」 **さんかい【参会】** [名・スル]会合などに出席すること。「一者多数」 **さんかい【散会】** [名・スル]集会が終わること。会合が終わって人々が別れること。「三時には―の予定」 **さんかい【散開】** [名・スル]散らばり広がること。▽軍隊で一団の部隊が敵の攻撃をさけるため、ばらばらに広がることから。 **さんがい【三界】** ◎すべての生きものが、生き、死に、めぐりかわる世界。また、全世界。▽仏教でいう、欲界・色界・無色界のこと。②過去・現在・未来の三世界。 三界の首枷[くびかせ] 常につきまとって自由をうばい、断 <537> たつことのできない、この世の苦悩。「子は―」 **さんがい【惨害】** ひどい損害。また、ひどい被害。「目をおおう―」 **ざんがい【残骸】** 破壊されて残ったから。また、捨ておかれた死体。「無残な―をさらす」 **さんかいき【三回忌】** 死後三年目、まる二年になる忌日[きにち]。一周忌の次の年にあたる。三周忌。 **さんかい(山海)の珍味** 山や海でとれるめずらしい食べもの。また、いろいろな料理をとりそろえたごちそう。 **さんかく【三角】** ◎三つの角のあるもの。「―形」 ②三つの対立するもの。「―貿易」 ③数学で、三角法。「―関数」 **さんかく【参画】** [名・スル]大きな計画に加わること。「都市開発計画に―する」 **さんがく【山岳】** 高く険しい山々。「―地帯」 **さんがく【産額】** 生産される量。また、生産される金額。 **さんがく【散楽】** 古代中国の大衆的な演劇。奈良時代の日本に伝わり、のち、猿楽[さるがく]などのもととなった。 **ざんがく【残額】** 残ったかねや数量。 [圏]残高 **さんかくかんけい【三角関係】** 三つのもののあいだの関係。とくに男女三人の複雑な恋愛関係。 **さんかくかんすう【三角関数】** 数学で、直角三角形の直角でない角の大きさによってきまる関数。サイン・コサイン・タンジェントなど六種。三角比。 **さんかくきょうどう【産学協同】** 産業界と大学とが協力しあって、技術の開発や研究をおこなうこと。 **さんかくきん【三角×巾】** 二つに折って三角形にした布。救急用の包帯などに使う。 **さんかくけい【三角形】** 一直線上にない三つの点をそれぞれ直線で結んでできる形。さんかっけい。 **さんかくじょうぎ【三角定規】** 一つの角が直角をした三角形の定規。直角二等辺三角形と、三〇度・六〇度・九〇度の三つの角をもつ直角三角形とがある。 **さんかくす【三角州・三角洲】** 海や湖の河口近くに砂や土がたまってできる三角形をした土地。土地が肥えているため、農業用地となる。デルタ。 **さんかくすい【三角×錐】** 底面が三角形の角錐。三稜体[さんりょうたい]。 **さんかくそくりょう【三角測量】** 三角関数を利用して、距離や面積などを測量する方法。 **さんかくちゅう【三角柱】** 底面が三角形で側面が長方形の角柱。 **さんかくてん【三角点】** 三角測量によって求められた計測地の基準点。花崗岩[かこうがん]などの標識をうめてある。地図上の記号は▲ **さんかしゅう【山家集】** [書]一一九〇年ころか。編者未詳[へんじゃみしょう]。西行[さいぎょう]の歌を集めた私家集。三巻。「さんがしゅう」とも。 **さんがにち【三が日】** 一月一日から一月三日まで。▽「松の内」は一月七日までをいう。 **さんかん【山間】** 山の中。また、山と山とのあいだ。「やまあい」とも。「―の僻地[へきち]」「―部は大雪」 **さんかん【参観】** [名・スル]その場所へ行って見ること。「授業―」 [類]見学 **さんかんおう【三冠王】** 野球の打撃三部門で、打率・打点・ホームランの各部門の第一位を独占した選手。トリプルクラウン。 **さんかんしおん【三寒四温】** [四漢]三日間は寒い日が続き、そのあと四日間はおだやかで暖かい日が続き、それをくりかすという、冬の天候の型。 **さんぎ【参議】** ①国政にかかわり、審議すること。また、その役職。律令制では令外の官[りょうげのかん]の一つ。明治維新政府では三職の一つ。②国会議員。「―院」 **さんぎ【算木】** ⊕易[えき]で、占[うらな]いに使う六本の角棒。「―を置く」 ②和算で、運算に使う四角い短い棒。 **ざんぎ【×慙愧】** [名・スル]自分のおこないに、はじいること。「―の念にたえない」「―後悔の日々」 **さんぎいん【参議院】** 衆議院とともに国会を構成する議院。解散はなく、参議院議員は、任期六 年で、三年ごとに半数が改選される。参院。 **ざんぎく【残菊】** 重陽[ちょうよう],(陰暦九月九日)を過ぎて咲ききのこったキクの花。また、秋の末、または冬の初めまで咲きのこったキクの花。 **さんきゃく【三脚】** ①カメラなどを支える三本足の台。②三本足。また、三本足のいす。「二人一」 **ざんぎゃく【残虐】** [形動][画]人を殺傷するようなむごたらしいこと。「―な行為」「残酷[ざんこく]・残忍[ざんにん] **さんきゅう【産休】** 「出産休暇」の略。働く女性が出産のためにとる休暇。 **サンキュー** ありがとう。▽あなたに感謝します、という意味。| thank you **さんきょう【山峡】** 山と山とのあいだ。「やまかい」とも。「―の村」 [類]山間 **さんぎょう【産業】** 生活に必要なものをつくりだす事業。「第三次ー(=サービス業など)」「地場に―(=その土地独特の産業)」 **ざんきょう【残響】** 鳴りおわっても、あとまで残って聞こえる音のひびき。 **ざんぎょう【残業】** [名・スル]きめられた時間をこえて働くこと。時間外労働。 **さんぎょうかくめい【産業革命】** 手工業から機械工業に技術が変化したことによる、産業上の大変化。一八世紀末にイギリスから起こり、資本主義が確立した。▽日本ではイギリスより一世紀おくれた一八九○年代以後。 **さんぎょうはいきぶつ【産業廃棄物】** 工場などで、利用する価値がなくなったために外部へ捨てられる物質。燃えがら・汚泥[おでい]・廃油、など。 **さんぎょうべつしゅうぎょうじんこう【産業別就業人口】** 労働人口を、第一次・第二次・第三次産業に分類したときの人口。発展途上国は第一次、先進国は第三次産業人口が多い。 **ざんぎりあたま【『散切り頭】** まげを結わずに髪を切りそろえた頭。明治初期の男子の洋風斬髪 <538> の呼び名。開化頭。 **ざんきん【残金】** ①手もとに残った金額。 [圏]残額・残高 ②まだはらっていないかね。 **さんきんこうたい【参勤交代・参×覲交代】** 江戸時代、幕府が諸大名に一年おきに領地と江戸を往復するように命じた制度。妻子は人質として江戸にとめおかれた。 **さんぐう【参宮】** 神宮、とくに、伊勢神宮に参拝すること。 **さんくぎれ【三句切れ】** 和歌で、五・七・五と七・七のように、三句目で意味の切れるもの。たとえば「心なき身にもあはれは知られけり/鳴[な]くしぎ立つ沢の秋の夕暮れ(西行[さいぎょう])」など。 **サンクチュアリ** 神聖な場所。聖域。保護区。とくに、鳥獣保護地区。「南氷洋を鯨[くじら]の―にする」 | sanctuary **サンクトペテルブルグ** ロシアの北西部にある都市。ロシア帝国時代に首都として発展。社会主義政権成立後に、レーニンにちなみレニングラードと改称したが、一九九一年、もとの名にもどった。一Sankt-Peterburg **サングラス** [名]太陽光線などから目を守るための、色つき眼鏡。「-sunglasses **さんげ【散華】** ①仏教で、法会のとき、ハスの花びらを散らして仏[ほとけ]に供養すること。②戦死すること。美化した言い方。▽「華[はな]と散る」という意味から。 **ざんげ【×懺悔】** [名・スル]過去の罪やあやまちなどをくいて、神仏などに告白すること。「―録」 **さんけい【山系】** いくつかの山脈が一つにまとまって連なるもの。「ヒマラヤー」 **さんけい【参詣】** [名・スル]神社や寺などにお参りすること。「一人の列」 [類]参拝[さんぱい] **さんげき【惨劇】** むごたらしい出来事。「流血の―」 [類]惨事 **さんけつ【酸欠】** 「酸素欠乏」の略。酸素がたりなくなること。「―状態」「―症」 **ざんげつ【残月】** 夜が明けても、まだうすく残っている月。有明[ありあけ]の月。 **さんけづく【産気付く】** [国]子供が生まれそうになる。出産まぢかの状態になる。 **さんけん【散見】** [名・スル]あちこちにちらほら見えること。「古い記録にも―する」 **さんげん【三弦・三×絃】** ①「三味線」のこと。②雅楽で使う三つの弦楽器。琵琶[びわ]・和琴[わごん]・箏[そう]。 **ざんげん【×讒言】** [名・スル]人をおとしいれるために事実を曲げ、また、ありもしないつくりごとをして目上の人に告げること。 [圏]中傷・讒訴[ざんそ] **さんげんしょく【三原色】** あらゆる色のもとになる三つの色。絵の具では赤・青・黄。光の場合は赤・青・緑。 **さんけんぶんりつ【三権分立】** 国家の権力を立法・行政・司法の三つに分け、それぞれ独立した機関である国会・内閣・裁判所に置く制度。 **さんご【産後】** 出産のあと。「―の肥立ち」 [対]産前 **さんご【×珊瑚】** 腔腸動物[こうちょうどうぶつ]の一つ。海底に木のような形でむらがってすむ。赤サンゴや白サンゴがあり、アクセサリーなどにする。 **さんこう【参考】** 考えや研究の助けになる材料。考えの手がかりにする資料。「いろいろな意見を―にしてきめる」「―資料」 **さんごう【山号】** 寺の名の上につける称号。▼金竜山[きんりゅうざん]浅草寺[せんそうじ]の「金竜山」など。 **さんこうしゃごげんぎょう【三公社五現業】** 特定の公共企業体および国の企業。三公社は日本国有鉄道・日本専売公社・日本電信電話公社、五現業は郵便・国有林野・印刷・造幣・アルコール専売。現在、三公社はすべて民営化され、アルコール専売は新エネルギー総合開発機構に移管された。 **さんこうしょ【参考書】** 学習や研究などの参考に使う本。「受験―」 **さんこうにん【参考人】** ①裁判で、被告や原告の行動などについて、参考となる供述をする人。②国会の委員会などに求められて、意見を述べる学識経験者など。 **ざんこく【残酷・惨酷】** [形動]ひどいやりかたで、相手に苦しみをあたえても平気なようす。むごたらしいようす。「―なしうち」「―に責めたてる」 [圏]残虐[ざんぎゃく]残忍[ざんにん] **さんごくいち【三国一】** 世界一。「―の花婿[はなむこ]」▽「三国」は、インド・中国・日本をさし、昔は全世界を意味した。 **さんごくかんしょう【三国干渉】** 一八九五年、日清戦争後に下関[しものせき]条約で日本がえた遼東[りょうとう]半島を清に返還するように、ロシア・フランス・ドイツの三国が要求したこと。 **さんごくきょうしょう【三国協商】** 第一次世界大戦前後のイギリス・フランス・ロシア三国間の友好関係。ドイツ・オーストリア・イタリアの三国同盟に対抗した。 **さんごくしえんぎ【三国志演義】** [書]一四世紀なかばか。中国、羅貫中[らかんちゅう]の長編歴史小説。魏[ぎ]・呉[ご]・蜀[しょく]三国の対立を背景に、曹操[そうそう]・関羽[かんう]・諸葛亮[しょかつりょう]ら英雄の活躍をえがく。中国四大奇書の一つ。正しくは「三国演義」。 **さんごくじだい【三国時代】** 中国、後漠の滅亡後、魏・呉・蜀の三つの国が分立した時代。魏の曹操・呉の孫権[そんけん]・蜀の劉備[りゅうび]や諸葛亮らが活躍した。二二○一二八○年。 **ざんこう【残光】** 日がくれる前後の弱い日の光。また、日没後も残っているかすかな光。 [類]残照 **ざんごう【×塹壕】** 戦場で、敵の砲弾[ほうだん]や銃弾をさけ、身をかくすためにほったみぞ。「―を築く」 **さんごくどうめい【三国同盟】** ①一八八二年に結ばれたドイツ・オーストリア・イタリアの軍事同盟。第一次世界大戦までイギリス・フランス・ロシアの三国協商と対立した。②一九四○年に結ばれた日本・ドイツ・イタリア三国の同盟。 <539> **さんごしょう【×珊瑚礁】** サンゴチュウの骨格が積もってできた石灰質の岩礁。浅くて暖かく、きれいな海にできる。 **さんこ(三顧)の礼** 目上の人が目下の者に仕事をたのむために何回も足を運んで礼儀をつくすこと。「―をつくす」▽昔、中国で、蜀[しょく]の劉備[りゅうび]が諸葛亮[しょかつりょう]を軍師にむかえるため、三度もおとずれた故事(「文選[もんぜん]」)による。 **さんざ【散。散】** 「さんざん」の略。 **さんさい【山菜】** ワラビ・ゼンマイ・フキなど、山でとれる野菜。「一料理」 **さんざい【散在】** [名・スル]あちこちに散らばってあること。「谷間に――する家々」 [圏]点在 **さんざい【散財】** [名・スル]かねをやたらと使うこと。「―させて悪いね」 **ざんざい【×斬罪】** 昔の刑罰で、罪人の首をきること。うちくび。 [類]斬首 **さんさく【散策】** [名・スル]戸外をぶらぶら歩くこと。「―を楽しむ」 **ざんさつ【惨殺】** [名・スル]むごたらしい方法で殺すこと。「―死体」 [類]虐殺[ぎゃくさつ] **ざんさつ【×斬殺】** [名・スル]きり殺すこと。 **さんざっぱら【散ざっぱら】** [画]「さんざん」を強めた言い方。おもいっきり。「―飲み食いする」 **さんざめく** [国]大勢できげんよくにぎやかにさわぐ。▽「さざめく」の変化した形。 **さんさろ【三差路・三×叉路】** 道が三つに分かれている場所。みつまた。 [類]丁字路[ていじろ] **さんさん【×燦燦】** [形動]太陽の光が明るくかがやいて強く照らすようす。「―と降りそそぐ陽光」「―たる太陽のもと」 **さんざん【散散】** [形動]①〈形動〉ひどい目にあうようす。「試合の結果は―だった」▽敗戦で、散りぢり ににげるところから。②〈副〉うんざりするほど。あれこれたくさん。「―歩きまわる」「―苦労をかける」 **さんさんくど【三三九度】** 結婚式で、新郎と新婦[しんぷ]が三つでひと組みになったさかずきで三回ずつ、合計九回、酒を飲みかわす儀式。 **さんさんごご【三三五五】** [四漢]三人、また五人と少人数でまばらに連れだって歩くようす。「会場に―人々が集まってくる」 **さんじ【参事】** ある事務にたずさわること。また、事務にたずさわる職名。 **さんじ【惨事】** 痛ましい出来事。「―をまのあたりにする」 [類]惨劇 **さんじ【賛辞】** ほめことば。「最大級の―」 **ざんし【惨死】** [名・スル]むごたらしい死にかたをすること。「―をとげる」 **ざんし【残滓】** のこりかす。「封建制度の―」▽「ざんさい」は慣用読み。文章語。 **ざんじ【暫時】** [画]少しのあいだ。「ここで―休憩いたします」 [鬨]しばらく▽「漸時」は誤り。 **ざんじ【漸次】** 「ぜんじ」の読み誤り。 **さんしきすみれ【三色×菫】** スミレ科の一年草または二年草。春、黄・むらさき・白などの花をつける。パンジー。「さんしょくすみれ」とも。 **さんじげん【三次元】** 縦・横・高さではかれる空間。われわれのすむ世界。立体。「―の世界」▽一次元は線、二次元は平面。四次元には時間が加わる。 **さんじさんぎょう【三次産業】** ↓「だいさんじさんぎょう」 **さんしすいめい【山紫水明】** [四漢]山と川の景色の美しいこと。▽山は日に照らされてむらさき色にかがやき、水は澄みきっていることから。 **さんしちにち【三七日】** 人が死んでから二十一日目。「みなぬか」「みなのか」とも。 **さんし(三枝)の礼** 鳥でも親を敬う礼儀を知っているものだ。▽▼ハトは親鳥より三本下の枝に止まることから。「反哺[はんぽ]の孝[こう](=カラスが親鳥のために口うつしでえさをあたえるという、親孝行のたとえ)」と対[つい]でいう。 **サン・シモン** [名]一七六〇―一八二五年。フランスの思想家。産業家の築く社会は、労働と科学を基礎だとする合理的な産業社会で、人類の解放を実現すると説いた。空想的社会主義の代表者の一人。| Claude Henri de Rouvroy, Comte de Saint-Simon **さんしゃく【参酌】** [名・スル]比べあわせてよい点をとり、悪い点を捨てること。 [類]斟酌[しんしゃく] **さんじゅ【傘寿】** 八○歳の祝い。▽「傘」の略字の「今」が「八十」と読めることから。 **ざんしゅ【斬首】** [名・スル]首をきること。また、その首。うちくび。「―の刑」 **さんしゅう【三州・参州】** ↓「みかわ」 **さんしゅう【山州】** →「やましろ」 **さんしゅう【参集】** [名・スル]ある場所に集まること。 **さんしゅう【×讃州】** ↓「さぬき」 **さんじゅうごにち【三十五日】** 人の死んだ日から三十五日目の忌日。五七日[いつなぬか]。 **さんじゅうしょう【三重唱】** 声域の異なる三人の歌い手による合唱。 **さんじゅうそう【三重奏】** 三種類の楽器(ピアノ・バイオリン・チェロなど)による合奏。トリオ。 **さんじゅうろっかせん【三十六歌仙】** [国圖]平安中期までの三六人の代表的な歌人。藤原公任[ふじわらのきんとう]の選んだものが一般的。 **さんじゅうろっけい(三十六計)逃げるにしかず** 計略はいくらもあるが、なかでもにげだして身の安全をはかるのがいちばんだ。 **さんしゅつ【産出】** [名・スル]産物をつくりだすこと。「中東の石油―高」 **さんしゅつ【算出】** [名・スル]計算して数を出すこと。「必要経費を―する」 **さんじゅつ【算術】** ①計算のしかた。「―平均」 ②「算数」の古い言い方。 **さんしゅのじんぎ【三種の神器】** 皇位のしるしとして、代々の天皇が受けつぐ三つの宝物。八咫[やた]の鏡・天叢雲[あめのむらくも]の剣[つるぎ]・八尺瓊[やさかに]の曲玉[まがたま]。 **さんじょ【賛助】** [名・スル]仕事や行事に賛成して力を <540> をかすこと。「―出演する」 [圏]協賛 **ざんしょ【残暑】** 立秋を過ぎてもまだ残っている暑さ。「―が厳しい」「―見舞い」 **さんしょう【参照】** [名・スル]照らしあわせて確かめたり、比べたりすること。レファレンス。「関連するページをーする」 **さんしょう【山×椒】** ミカン科の落葉低木。葉と実にかおりがあって、ぴりっとからい。枝にとげがある。はじかみ。さんしょ。 山椒は小粒でもぴりりと辛い からだは小さくても、才能やうでまえにすぐれていること。▽サンショウの実は小さくても非常にからいことから。 **さんしょううお【山×椒魚】** サンショウウオ科などの両生類のまとめた呼び方。谷川にすみ、イモリに似る。オオサンショウウオは特別天然記念物。 **さんしょううお【山椒魚】** [書]一九二九年。井伏鱒二[いぶせますじ]の短編小説。うっかりして頭が大きくなりすぎ、岩屋の外に出られなくなった山椒魚の、狼狽[ろうばい]、孤独、屈折した悲哀[ひあい]をユーモラスにえがく。 **さんじょうさねとみ【三条実美】** [人名]一八三七—九一年。幕末・明治前期の政治家。政変で長州にのがれた公卿[くぎょう]、いわゆる「七卿落ち」の一人。明治維新政府では要職を歴任した。 **さんじょうのすいくん【山上の垂訓】** キリストがガリラヤ湖畔の山上で、弟子たちに説いた愛の教え。山上の説教。 **さんしょく【蚕食】** [名・スル]カイコがクワの葉をかじるように、かたはしから侵略していくこと。「海外市場[かいがいしじょう]を―する」 **さんじょく【産、褥】** 出産のとき、妊婦が用いる寝床。「―期」 **さんしょくすみれ【三色×菫】** ↓「さんしきすみれ」 **さんじる【参じる】** [サ変]□◎「行く」「来る」のへりくだった言い方。参上する。「すぐにはせ参じます」 ②座禅を組む。③「加わる」「参加する」の古い言い方。▼「さんずる」「さんず」とも。 **さんじる【散じる】** [サ変]①ちらす。なくする。また、思いを晴らす。さんずる。「家財を―」「気を―」 **さんしろう【三四郎】** [書]一九〇八年。夏目漱石[なつめそうせき]の中編小説。東大へ入学したいなか出の三四郎が、先生や先輩[せんぱい]・同級生、また女友達との交流を通じて、都会・学問・女性という三つの世界をさまよう姿をえがく。 **さんじょう【参上】** [名・スル]目上の人のところへ行くこと。へりくだった言い方。「後日ーします」 **さんじょう【惨状】** むごたらしく痛ましいようす。「事故の―を語る」 **ざんしょう【残照】** 夕日がしずんでもなお残っている光。 [類]残光 **さんしん【三振】** [名・スル]野球で、バッターが三度ストライクをとられてアウトになること。「三球―」 **ざんしん【×斬新】** [形動]考えがこれまでになく、思いがけないほど新しいようす。「―な発想」 [圏]目新しい >→ 「新鮮[しんせん]」を見よ。つかいわけ **さんしんせい【三審制】** 裁判を三回受けることを保障する制度。第一審の判決に不服な場合は上級の裁判所に控訴[こうそ]し、第二審で不服な場合は、さらに上級の裁判所に上告することができる。 **さんしんとう【三親等】** 親族関係で三番目の親等。直系では、曾祖父母[そうそふぼ]または曾孫[ひまご]。傍系では、おじ・おば・おい・めいなど。 **さんすくみ【三×竦み】** 三者がそれぞれに相手をおそれて、自由に動けないこと。▽ヘビはナメクジを、ナメクジはカエルを、カエルはヘビを、それぞれおそれることから。 **サンスクリット** 古代インドの文章語。梵語[ぼんご]。▽仏教関係のことばは、日本語にも多くとりいれられている。「檀那[だんな](=ダーナ)」など。|Sanskrit **さんずのかわ【三、途の川】** 仏教で、死んだ人があの世に行く途中でわたるという川。▽善人は橋をわたって行けるといわれる。 **さんする【産する】** [サ変]うみだす。産物がとれる。「トマトを―」 [類]産出する **さんずる【参ずる/散ずる】** [サ変]→「さんじる」 **さんぜ【三世】** ①仏教で、前世[ぜんせ]・現世[げんぜ]・来世[らいせ]の三つの世。また、過去・現在・未来。②父・子・孫の三代。 三世の縁[えん] 父(前世)・子(現世)・孫(来世)の三代にわたるほど強い主従の縁。 **さんせい【三省】** [名・スル]自分のしたことを何度も反省すること。▽中国、「論語」学而[がくじ]の「君子は一日に三度わが身を省みる」から。 **さんせい【酸性】** 酸の性質をもつこと。青色リトマス紙を赤く変える。「―雨,」 [対]アルカリ性 **さんせい【賛成】** [名・スル]人の意見や考えに同意すること。 [類]賛同 [対]反対 **さんせいけん【参政権】** 基本的人権の一つ。国民が政治に参加することができる権利。各種の選挙をしたり、立候補したりできる権利。 **さんぜいっしんのほう【三世一身の法】** 七二三年、開墾[こんけん]を奨励するために出された法律。新しく用水路や池をつくって開墾した田は、孫までの三代にわたり私有できることなどを定めた。 **さんせき【山積】** [名・スル]解決しなければならないことが、山のように高く積もること。たくさんたまること。「問題が―する」 **さんせき【三×蹟・三跡】** 平安中期の三人の代表的書家。小野道風[おののとうふう]・藤原佐理[ふじわらのさり]・藤原行成[ふじわらのゆきなり]。 <541> 法。「三筆[さんぴつ]」も見よ。 **さんせきのうた【三夕の歌】** [国語]「秋の夕暮」で結ばれる、有名な三首の歌をまとめた呼び方。「新古今集」巻き四・秋歌上に並ぶ。寂蓮[じゃくれん]の「さびしさはその色としもなかりけり槙[まき]立つ山の秋の夕暮」、西行の「心なき身にもあはれはしられけり鳴[な]くしぎたつ沢[さわ]の秋の夕暮れ」、藤原定家[ふじわらのていか]の「見わたせば花も紅葉[もみじ]もなかりけり浦[うら]の苫屋[とまや]の秋の夕暮」。 **ざんせつ【残雪】** 消えのこった雪。とくに、春になっても解けないで残っている雪。 **さんせん【山川】** やまと、かわ。「―草木」 **さんせん【参戦】** [名・スル]戦争や争いに加わること。 **さんぜん【産前】** 出産の前。 [対]産後 **さんぜん【×燦然】** [形動]きらきらとかがやくようす。「―とかがやく宝石」「―たるきらめき」 **さんぜんせかい【三千世界】** 広大な全世界。全宇宙。仏教では、須弥山[しゅみせん]を中心とする世界を千倍した小千世界、それを千倍した中千世界、さらにそれを千倍した三千大千世界をさす。 **さんせんそうもく【山川草木】** [四漢]山と川と草と木。地上にあるすべての自然。自然の風景。 **さんせん(三遷)の教え** 「孟母三遷[もうぼさんせん]」に同じ。 **さんそ【酸素】** 非金属元素の一つ。空気の体積の五分の一をしめる、無色無臭の気体。生物の呼吸や、ものの燃焼に必要なもの。元素記号0 **ざんそ【×讒訴】** [名・スル]人をおとしいれるため、目上の人などに事実をいつわってうったえること。 **さんそう【山荘】** 山の中にある別荘。 **さんぞう【三蔵】** 仏教で、三種の聖典。経[きょう]蔵・律蔵・論蔵をまとめた呼び方。また、これら経典に通じた高僧。「―法師」 **ざんぞう【残像】** ものを見たあと、その形が消えてもしばらく目に残っている現象。映画はこれを利用してつくる。 **さんぞうし【三冊子】** [作品]一七○三年ころ。服部土芳[はっとりどほう]の作。松尾芭蕉[まつおばしょう]の教えを伝える俳論書。「白冊子」「赤冊子」「黒冊子」からなる。 **さんぞく【山賊】** 山の中に住み、通行人などをおそう盗賊。 **さんぞうほうし【三蔵法師】** 「げんじょう」 **さんそん【山村】** 山の中の村。 [瀬]山里 **ざんぞん【残存】** [名・スル]なくならないで残っていること。ざんそん。 **サンソンずほう【サンソン図法】** 地図の投影法の一つ。面積が正しい図法。緯線[いせん]は、赤道と平行する直線であらわされ、その長さの比は地球儀上の各緯線の比に等しい。経線は中央経線だけが直線。図のはしのひずみが大きいのが欠点。♪図「ちず」 **サンタ** [造語]①〈名〉「サンタクロース」の略。 **サンタクロース** クリスマスイブに、トナカイに引かれたそりに乗り、子供たちのくつしたの中におくりものを配るという老人。| Santa Claus **サンタマリア** 聖母マリア。イエス・キリストの母を敬った呼び方。-Santa Maria **さんだゆう【三太夫】** もと、大名や華族[かぞく]などの家で、事務や会計などをとりあつかった人。執事[しつじ]。家令[かれい]。 **さんだらぼっち【桟〝俵。法。師】** さんだわら。「さんだらぼうし」とも。 **サンダル** ひもやベルトで足にとめたり、つまさきにひっかけるようにしてはく気軽なはきもの。つっかけ。「―ばき」「sandal **さんたろう【三太郎】** おろか者を軽べつしていうことば。「大ばかー」 **さんたろうのにっき【三太郎の日記】** [属]一九一四年。阿部次郎[あべじろう]の評論集。自己の内面生活の「日記」を中心に、小説・対話・論文などをまとめたもので、戦前から戦後の青年のあいだで愛読された。 **さんだわら【桟俵】** 米俵の、わらでできたまるいふた。さんだらぼっち。さんだらぼうし。 **さんたん【賛嘆】** [名・スル]深く感心してほめたたえること。「―のまなざし」 [類]賞賛 **さんたん【惨憺・惨×澹】** [形動]●気の毒で見ていられないほど、ひどい痛手[いたで]などを受けたようす。「現場は―たるありさまだ」 ②あれこれと心をつかい、なやみ苦しむようす。「↓苦心―」 **さんだん【散弾】** 猟銃のように、多数の小さな弾が一度に四方に飛びちるしかけになっている弾 <542> **さんだん**[名]「―銃」 **さんだん【算段】**[名]くふうして方法を考えること。とくに、かねの都合をつける手だてをつけること。「やりくり―」[名]工面 **さんだんとび【三段跳び】**[名]陸上競技の種目の一つ。ホップ、ステップ、ジャンプと三歩でとび、その距離を競う。 **さんだんろんぽう【三段論法】**[名]三段階を経て推理する方法。すでに証明されている二つのことがらから、あらたな結論を導きだす方法。たとえば、「人はすべて死ぬ」(大前提)、「わたしは人である」(小前提)、「ゆえにわたしは死ぬ」(結論)。 **さんち【山地】**[名]●山の多い土地。山の中にある土地。平地 ②山が集まりつらなっている広い地域。「北上―」 **さんち【産地】**[名]◎その産物のできる土地。生産地。「みかんの―」「―直送」 ②その動物の生まれた土地や国。「コアラのーはオーストラリア」[名]原産地 **サンチーム**[名]フランスやスイスなどの貨幣単位。一〇〇サンチームが一フラン。| centime **さんちゃく【参着】**[名]目的地に到着すること。古い言い方。 **さんちょう【山頂】**[名]山のいちばん高いところ。いただき。「―をきわめる」[名]頂上 ↔山麓 **さんづけ【さん付け】**[名]親しみや敬意をこめて、人の名前の下に「さん」をつけて呼ぶこと。 **さんてい【算定】**[名]前もって計算し、数値の見当をつけること。「―基準」[名]見積もり **ざんてい【暫定】**[名]本格的に決定するまで、しばらくのあいだ、かりにきめておくこと。「―予算」 **サンデー**[名]アイスクリームにくだものやナッツ類をかざった菓子。クリームサンデー。| sundae **サンデー**[造語]日曜日。「―スクール」| Sunday **さんと【三都】**[名]三つの大きな都市。日本では東京(江戸)・大阪(大坂)・京都をいう。 **サンドイッチ**[名]うすく切ったパンに野菜・ハム・卵などをはさんだ食べもの。サンド。▽イギリスのサンドイッチ伯爵が考案したという。| sandwich **サンドイッチマン**[名]広告板をからだの前後に下げたり、プラカードをかかげたりして、街頭を歩く人。| sandwich man **さんどう【参道】**[名]神社や寺にお参りに行くためにつくられた道。「表―」 **さんどう【賛同】**[-スル]人の意見や案に同意の姿勢を示すこと。「おおかたの―をえる」[名]賛成 **ざんとう【残党】**[名]戦いに敗れた仲間のうちで、殺されずに生きのこった者。「平家[へいけ]の―」 **さんとうきょうでん【山東京伝】**[人]一七六一―一八一六年。江戸後期の戯作者[げさくしゃ]。はじめ「江戸生艶気樺焼[えどうまれうわきのかばやき]」などの黄表紙[きびょうし]、「傾城買四十八手[けいせいかいしおはようて]」「通言総籬[つうげんそうまがき]」などの洒落[しゃれ]本を書いた。寛政[かんせい]の改革で罰せられてからは、読本[よみほん]に転じた。 **さんどがさ【三度笠】**[名]昔、旅人が用いたスゲの葉で編んだ頭にかぶるかさ。▽三度飛脚[さんどびきゃく](=月に三度、江戸と京都・大坂間を往復した配達人)が使ったことからいう。 **サンドバッグ**[名]砂をつめた円筒形のふくろ。ボクシングの練習などで、パンチ力をつけるためにたたくもの。| sandbag **サンドペーパー**[名]紙やすり。| sandpaper **さんにゅう【参入】**[-スル]①あらたにある役割をになって参加すること。②宮中や身分の高い人のところへいくこと。参内[さんだい]。 **さんにゅう【算入】**[-スル]計算に組みいれること。「予算に―する」 **ざんにん【残忍】**[形動]しのびないむごいことを平気でするようす。「―きわまりないしうち」「―酷薄」[名]残酷 **さんにんかんじょ【三人官女】**[名]三月のひな祭りのとき、内裏[だいり]びなのすぐ下の段にかざる三人の官女姿のひな人形。 **さんにんきちさくるわのはつかい【三人吉三廓初買】**[名]一八六〇年。河竹黙阿弥[かわたけもくあみ]の作。お坊吉三・和尚[おしょう]吉三・お嬢[じょう]吉三の三人のあいだに、一〇〇両のかねと短刀とをめぐって起こる事件をえがく、世話物[せわもの]の歌舞伎脚本[きゃくほん]。「三人吉三」とも。 **さんにんしょう【三人称】**[名]話し手(一人称)・聞き手(二人称)以外の、話題にのぼっている人やもののこと。「彼」「彼女」「これ」「そちら」など。[名]他称▽ほかに、一人称・二人称。 > **三人寄れば文殊の知恵**[ことわざ]凡人でも、三人で知恵を出しあえば、文殊菩薩[もんじゅぼさつ]に匹敵するよい考えがわくものだ。 **ざんねん【残念】**[形動]望みどおりにならず、心残りであるようす。「―無念」「―至極」[名]遺憾▽他人のした結果についてもいう。 **さんのぜん【三の膳】**[名]正式な日本料理で、二の膳の次に出す膳。 **さんのとり【三の酉】**[名]一一月の三番目の酉の日。また、その日に立つ酉の市。 **さんのまる【三の丸】**[名]城郭[かく]のうち、二の丸の外側を囲む建物。 **さんば【産婆】**[名]「助産婦」の古い言い方。子供を産むのを助けたり、生まれたばかりの子供の世話をするのを仕事とする女性。 **サンバ**[名]ブラジルのダンス音楽。四分の二拍子でテンポが速い。| samba **さんぱい【参拝】**[-スル]神社や寺にお参りすること。「―客」[名]参詣▽「参詣」は、神社にも寺にもいうが、「参拝」は、ふつう神社にしかいわない。 **ざんぱい【惨敗】**[-スル]みじめな負けかたをすること。「―を喫[きっ]する」[名]完敗・大敗 **さんぱいきゅうはい【三拝九拝】**[四字熟語]願いをかなえてもらうため、何度も何度も頭を下げてたのむこと。「手を合わせて―する」 **さんばいず【三杯酢】**[名]酢にしょうゆ(または塩)・砂糖(またはみりん)をまぜあわせてつくる調味料。 **さんばがらす【三羽烏】**[名]弟子や門人の中で、とくにすぐれた三人。ある分野で、とくに優秀で活躍している三人。 <543> **さんばし【桟橋】**[名]港で、船客の乗り降りや、貨物の積みおろしのとき、船が横づけできるように海上に突き出た設備。 **さんぱつ【散発】**[-スル]ぽつんぽつんと、まばらに出ること。また、ものごとが時間をおいてときどき起こること。「―の三安打」「事件が―する」 **さんぱつ【散髪】**[名]髪の毛を切り、形を整えること。「―に行く」[名]理髪 **ざんばらがみ【ざんばら髪】**[名]ふり乱した髪。 **ざんばん【残飯】**[名]食事の食べのこし。「―処理」 **さんはんきかん【三半規管】**[名]脊椎[せきつい]動物の内耳[ないじ]にある三つの管状骨でできた器官。からだの平衡[へいこう]感覚をつかさどる。半規管。 **さんび【酸鼻】**[名]むごたらしく、いたましいこと。「―きわまる事故現場」▽鼻につんときて、なみだが出そうになる意味から。 **さんび【賛美・讃美】**[-スル]ほめたたえること。「神を―する」 **さんぴ【賛否】**[名]賛成と反対。賛成か不賛成か。「―を問う」「―両論」 **ザンビア**[国]正式国名は、ザンビア共和国。アフリカ中南部にある内陸国。国土の大半は高原で、銅を多く産出する。もと、北ローデシア。面積約七五万平方㌔。首都ルサカ。 **サンピエトロだいせいどう【サンピエトロ大聖堂】**[名]バチカンにあるローマカトリック教会の中心となる聖堂。一六二六年に完成した、ルネサンス期最大の建造物。ラファエロ・ミケランジェロらが設計にたずさわった。セントピーター大聖堂。 **さんびか【賛美歌】**[名]キリスト教で、神やキリストの徳をほめたたえる歌。聖歌。 **さんぴつ【三筆】**[名]平安初期の三人の代表的書家。嵯峨[さが]天皇・橘逸勢[たちばなのはやなり]・空海[くうかい]。「三蹟[さんせき]」も参照。 **さんびゃくだいげん【三百代言】**[名]詭弁[きべん]をろうする人。また、弁護士をののしっていうことば。▽明治初期、無資格でひきうけて裁判に出た代言人(=弁護士)をさげすんで呼んだ。「三百」は三百文[もん]で、価値の低いこと。 **さんびょうし【三拍子】**[名]◎三つのたいせつな条件。「走・攻・守―そろった選手」 ②音楽で、強・弱・弱の三拍感で一小節となる形式の拍子。四分の三拍子など。 **さんピン【三一】**[名]⊕ばくちで、さいころの目に三と一が出ること。②身分の低いさむらいを軽べつした言い方。▽年に三両[りょう]一分[ぶ]の扶持[ふち]しか受けられなかったことから。「ピン」は、ポルトガル語で点のこと。 **さんぷ【産婦】**[名]出産前後の婦人。 **さんぷ【散布・撒布】**[-スル]ふりまくこと。まきちらすこと。「薬剤を―する」▽「撒布」の慣用読みから。 **ざんぶ【残部】**[名]残りの部分。売れ残りの本など。「―僅少」 **さんぷく【山腹】**[名]山の中ほど。頂上とふもととのあいだ。「飛行機が―に激突する」 **さんぶさく【三部作】**[名]小説などで、三つに分かれているが、それぞれが一つの主題でつながっている作品。▽たとえば、夏目漱石[なつめそうせき]の「三四郎」「それから」「門」は前期三部作といわれる。 **さんふじんか【産婦人科】**[名]産科と婦人科。妊娠・出産や婦人病をあつかう医学の部門。 **さんぶつ【産物】**[名]その土地で、とれたりつくられたりしたもの。また、あることの結果としてえられるもの。「高度成長時代の―」 **サンフランシスコこうわじょうやく【サンフランシスコ講和条約】**[名]第二次世界大戦後の対日講和条約。一九五一年、サンフランシスコ講和会議で日本と連合国四八か国のあいだに結ばれた平和条約。同時に日米安全保障条約も結ばれた。 **サンプリング**[名]「統計のために見本をぬきだすこと。標本抽出。「―調査」 ②人の声や楽器の音などをデジタルデータに変え、フロッピーディスクなどに記憶させること。シンセサイザーなどに使われる。| sampling **サンプル**[名]商品や製品の見本。試供品。また、標本。「―を送ってください」| sample **さんぶん【散文】**[名]形式やリズムなどにとらわれずに、自由に書かれたふつうの文章。↔韻文 **さんぶんし【散文詩】**[名]自由詩の一つ。散文の形式で、詩的なおもむきをあらわしたもの。 **さんぶんてき【散文的】**[形動]⊕散文のような性質をもつようす。②平凡でおもしろみや味わいのないようす。 **サンボ**[名]柔道に似た格闘技。ロシア各地の伝統的格闘技を合わせてつくられた。| sambo **さんぽ【散歩】**[名]特別な目的をもたずに、ぶらぶら歩くこと。散策 **さんぼう【三方】**[名]神仏に食べものを供えるときにのせる白木の四角い台。正面と両横の三方に穴がある。 **さんぼう【三宝】**[名]仏教で、もっともたいせつなものとされる三つのもの。仏・法・僧。 **さんぼう【参謀】**[名]司令官のもとで作戦を立てたり、命令を下したりする人。また広く、いろいろと策略を立てる人。「―本部」「選挙―」 **さんま【秋刀魚】**[名]サンマ科の魚。食用。秋から冬にかけてが旬[しゅん]。▽形が刀のようで光ることから。 **さんまい【三枚】**[名]魚の料理法の一つ。頭をとって背骨の両側の身を切りわけること。二枚の身と骨で三枚になる。「―におろす」 **さんまい【三昧】**[造語]①[名]仏教で、心を一点に集中すること。「―境にある」 ②[造語]「~三昧」の形で」①そのことだけに熱中すること。「読書―」 ②したいほうだいにすること。「ぜいたく―」「刃物―」 <544> **さんまいめ【三枚目】**[名]芝居で、こっけいな役。また、その役をする人。喜劇役者。↔二枚目▽歌舞伎[かぶき]の番付[ばんづけ]の三番目にある役者が、こっけいな役を演じたことから。 **サンマリノ**[国]正式国名は、サンマリノ共和国。イタリア北東部、チタノ山の上にある。世界最小で最古の共和国。切手による収入が多い。面積約六〇平方㌔。首都サンマリノ。主要言語イタリア語。 **さんまん【散漫】**[形動]気持ちや考えが集中せず、とりとめがないようす。「注意力―」「話がーだ」▽「散慢」は誤り。 **さんみ【酸味】**[名]すっぱい味。「―の強いみかん」 **さんみいったい【三位一体】**[四字熟語]①キリスト教で、父である神とその子キリスト、および聖霊[せいれい]は、姿はちがっても一つであるという考え。②三つのものが一つになること。三者が心を合わせること。 **さんみゃく【山脈】**[名]山々が連なって続いているもの。「アンデス―」 **さんみんしゅぎ【三民主義】**[名]一九〇五年、孫文[そんぶん]が中国独立のために提唱した基本理念。民族の解放と独立をかちとる「民族主義」、民主的な共和制を実現して国民主権をのばす「民権主義」、経済の不平等を正し国民生活を安定させる「民生主義」の三つからなる。 **ざんむ【残務】**[名]やり残した仕事。「―整理」 **さんめんきじ【三面記事】**[名]新聞で、社会面にのる記事。▽昔、新聞が四ページの時代に、第三面に出たことから。 **さんめんきょう【三面鏡】**[名]横や後ろも見えるように、正面と左右に計三面の鏡をとりつけた鏡台。 **さんもん【三文】**[名]わずかのかね。また、非常にやすいこと。値打ちのないこと。「二束―で売りとばす」「―判」「―文士」 **さんもん【山門】**[名]寺院の正門。また、寺そのもの。「―にはいる」 **さんや【山野】**[名]山や野原。「―をかけめぐる」 **さんやく【三役】**[名]⊕政党などで、重要な三つの役職。また、その役職にある人。「党―」 ②すもうで、大関・関脇・小結[こむすび]のこと。「―そろい踏み」 **さんやく【散薬】**[名]こなぐすり。[名]散剤 ↔丸薬[がんやく]・水薬 **さんゆこく【産油国】**[名]原油の産出量が多い国。とくに、石油の輸出がその国の経済基盤となっている国をいう。サウジアラビア・イランをはじめとするペルシア湾岸諸国など。 **さんよ【三余】**[名]学問や読書をするのにもっともよい三つの余暇。年のあまり(=冬)、日のあまり(=夜)、時のあまり(=雨の降るとき)。 **さんよ【参与】**[名]①[名・-スル]仕事などにかかわりあうこと。②[名]学識や経験を買われて、会社や団体の仕事の相談を受ける人の職名。 **さんよう【山容】**[名]山の形。山の姿。「―山色(=山そのものの景色)」 **さんよう【山陽】**[名]中国地方の瀬戸内海側をしめる地域。岡山・広島両県と山口県の南部。↔山陰 **さんようすうじ【算用数字】**[名]アラビア数字。0・1・2・3・・・など。↔漢数字 **さんらん【産卵】**[-スル]たまごを産むこと。「―期」 **さんらん【散乱】**[-スル]ばらばらに散らばること。「ごみが―する」 **さんり【三里】**[名]灸[きゅう]をすえるつぼの一つ。ひざがしらの下の外側で、少しくぼんだところ。 **さんりく【三陸】**[名]旧国名の陸前・陸中・陸奥[むつ]の三つを合わせた呼び名。三陸地方。「―海岸」 **さんりゅう【三流】**[名]第三等の地位や階級。低い等級を意味する。「―大学」 **ざんりゅう【残留】**[-スル]その場所に残りとどまること。「―邦人」「―放射能」 **さんりょう【山陵】**[名]天皇や皇后の墓。みささぎ。 **さんりょう【山稜】**[名]山の頂上と頂上の連なる部分。おね。 **さんりん【山林】**[名]やまと、はやし。また、山にある林。 **さんりんぼう【三隣亡】**[名]陰陽道[おんようどう]で、九星の迷信の一つ。この日に建築すると火災にあい、となり近所三軒を焼失するという。 **ざんるい【残塁】**[名]野球で、攻守が交替するとき、攻撃側の走者が塁上に残っていること。「二者―」 **サンルーム**[名]日光がよくはいるようにガラス張りにした部屋。日光浴に使う。| sunroom **さんれつ【参列】**[-スル]式や会合などに出て、席に連なること。列席。「卒業式に―する」 **さんろう【参籠】**[-スル]ある期間、神社や寺などにこもっていのること。おこもり。 **さんろく【山麓】**[名]山のふもと。やますそ。「筑波[つくば]―」 **し【士】**[名]⊕さむらい。また、兵を指揮する人。②一人前のりっぱな男子。「同好の―をつのる」③専門の資格をもっている人。①士官 士気 士族 士農工商 ②武士 義士 博士 紳士 名士 ③学士 会計理士 代議士 博士 弁護士[ことば]さむらい *一言居士[いちげんこじ] **し【子】**[名]①こども。また、男の子。↔親②[「〜子」の形で]…をもっぱらおこなう人。③種や実。また、たまご。④ごく小さいもの。⑤[「〜子」の形で]ものの名にそえる語。⑥五等の爵位[しゃくい]の第四位。子爵。⑦十二支の第一番目。ね。⑧時刻で、午前〇時。方角で、北。⑨男子を敬って呼ぶ語。とくに、中国の孔子のこと。先生。「―曰[いわ]く」①[名]子女子孫 実子 養子 王子 ②読書子 編集子 印紙 ③子房 子葉 種子 卵子 ④子細 原子 電子 分子 粒子 ⑤格子 冊子 障子 帽子 ⑥公侯伯子男 ⑦子午線 甲子[かっし] ⑧君子 諸子百家[しょしひゃっか] 荘子[そうし] 孟子[もうし] 老子[ろうし] ⑨椅子 金子 扇子 様子[ことば]子供 親子 紙子 年子 布子 杏子[あんず] 案山子[かかし] 硝子[がらす] 子年[ねどし] 黒子[ほくろ] 子規[ほととぎす] *迷子[まいご] *息子[むすこ] <545> **し**[子] [シ・ス]①こども。また、男の子。[↔]親 ②[「〜子」の形で]…をもっぱらおこなう人。③種や実。また、たまご。④ごく小さいもの。⑤[「〜子」の形で]ものの名にそえる語。⑥五等の爵位の第四位。子爵。⑦十二支の第一番目。ね。時刻で、一二時。方角で、北。⑧男子を敬って呼ぶ語。とくに、中国の孔子のこと。先生。「―曰く」 [シ]②女子 子孫 実子 養子 王子 ②読書子 編集子 ③子房 子葉種子 卵子 ④子細 原子 電子 分子 粒子 ⑤格子 冊子 障子 帽子 ⑥公侯伯子男[こうこうはくしだん] ⑦子午線 甲子[かっし] ⑧君子 諸子百家[しょしひゃっか] 荘子 孟子 老子 ⑨椅子 金子 扇子 様子 [ス]子供 [こ]親子 迷子[まいご] 息子[むすこ] [シ]杏子[あんず] 案山子[かかし] 硝子[ガラス] 子年[ねどし] 黒子[ほくろ] 子規[ほととぎす] **し**[支] [シ]①枝分かれする。[↔]本・幹 ②わけあたえる。③かねをしはらう。[↔]収 ④ささえる。⑤さしつかえる。⑥えと。干。 [シ]②支線 支店 支部 支流 支離滅裂[しりめつれつ] 気管支 ③支給 支配 ④支出 収支 ⑤支援 支持 支柱 ⑥支障 [シ]⑥干支[えと] 十二支[じゅうにし] [ささえる]家計を支える [シ]差し支える **し**[止] [シ]①じっとしている。とまる。②進まなくする。やめにする。 [シ]①止宿[ししゅく] 静止 停止 ②止血 禁止 中止 廃止 防止 [とまる・とめる]時計が止まる/立ち止まる/止まり木/息を止める/通行止め [シ]止[や]める 止[や]む [シ]波止場[はとば] **し**[氏] [シ]①血のつながりのある人々。いえがら。②「彼」よりもていねいな三人称の言い方。「―の意見に従う」③名前などの下に付けて、ていねいに呼ぶことば。「田中―」 [シ]①氏族 氏名 姓氏 源氏 ②各氏 両氏 ③白氏文集[はくしもんじゅう] 某氏 無名氏[むめいし] [うじ]氏より育ち 氏神 氏子 **し**[仕] [シ・ジ]①人のためにはたらく。また、官職に就く。つかえる。②サ変動詞「する」の連用形「し」に当てる。 [シ]①仕官 出仕 致仕[ちし] 奉仕/給仕 ②仕方 仕儀 仕事 仕様[しよう] [つかえる]主人に仕える/宮仕え [ジ]仕[つか]まえる **し**[司] [シ]①役目としてとりしきる。②つかさどる役目の人。役人。また、役所。 [シ]①司会 司法 司令 ②司書 上司 保護司 行司 宮司 [つかさ]司[つかさ] 司[つかさ]どる **し**[四] [シ]①よっつ。四番目の。「―の五の言う」②よたび。③東西南北の四つの方向。まわり。 [シ]①四角 四月 四季 四苦八苦 四捨五入 朝三暮四[ちょうさんぼし] ②再三再四 ③四囲 四海 四散 四通八達 四面楚歌[しめんそか] [よ・よつ・よっつ・よん]四日[よっか] 四人/四つに組む/三つか四つ/四勝一敗 [シ]四阿[あずまや] 四十雀[しじゅうから] 四十路[よそじ] 四幅[よの] 四方山[よもやま] **し**[市] [シ]①人々が集まってものの売り買いをするところ。②人家の多く集まったまち。③地方公共団体の一つ。都道府県の下。人口五万人以上で法律上都市としての条件を備えている場所。「―の予算」 [シ]①市価 市況 市場 ②市街 市井 都市 市営 市長 市民 ③公 [いち]市場 朝市 植木市 競り市 **し**[矢] [シ]弓のつるにつがえて飛ばす武器。や。 [シ]一矢[いっし] 嚆矢[こうし] [や]矢面に立つ/矢尻 破魔矢[はまや] 弓矢 [シ]矢鱈[やたら] 矢張り **し**[死] [シ]①命がなくなること。死ぬこと。「―の床に横たわる」 <546> る」②役に立たない。活動する力がない。③命がけでやること。「―を賭[と]す」④野球で、アウト。 シ ①死去[しきょ]死者[ししゃ]死亡[しぼう]必死[ひっし]病死[びょうし] ②死角[しかく]死語[しご]死蔵[しぞう] ③死守[ししゅ]死力[しりょく]必死[ひっし] ④二死満塁[にし まんるい]無死[むし] しぬ 死[し]ぬ気/死[し]に目[め]討ち/死[し]に **し[糸](絲)** [糸]糸[糸]糸 ①いと。②いとのように細くて長いもの。③糸を張った楽器。弦楽器[げんがっき]。③小数の単位。毛[もう]の一〇分の一。 シ ①絹糸[けんし]製糸[せいし]、綿糸[めんし] ②菌糸[きんし]柳糸[りゅうし] ③糸管[しかん]糸竹[しちく] いと 話の糸口[いとぐち]/生糸[きいと]/毛糸[けいと] 糸葱[あさつき] 糸遊[かげろう] 糸瓜[へちま] **し[至]** [至]至[至]至 ①この上ない。きわめて。②そこまで行きつく。 [☆]自 ③・・・まで。「自一月—三月」 シ ①至急[しきゅう]至極[しごく]至上[しじょう]至誠[しせい]至当[しとう] ②夏至[げし]必至[ひっし]冬至[とうじ]、 いたる 目的地に至[いた]る/至[いた]れり尽[つ]くせり/若気[わかげ]の至[いた]り/至[いた]って健康である **し[志]** [志]志[志]志 ◎あることをしようときめ、心をそれに向ける。②こころづかい。③書きしるした記録。 [圏]誌 シ ①志願[しがん]志向[しこう]志望[しぼう]意志[いし]、初志貫徹[しょしかんてつ] ②寸志[すんし]篤志[とくし]、③三国志[さんごくし] こころざす・こころざし 医者を志[こころざ]す/志[こころざし]を立てる **し[私]** [私]私[私]私 ①自分。国家や社会に対する、個人。民間の。わたくし。 [↔]官 ②おおやけに認められない、自分だけの。わたくしする。 [↔]共 [↔]公 ③他人に知られないように。ひそかに。こっそりと。 シ ①私人[しじん]私設[しせつ]私用[しよう]滅私奉公[めっしほうこう] ②私情[しじょう]私心[ししん]私腹[しふく]私利私欲[しりしよく]公平無私[こうへいむし] ③私語[しご]私淑[ししゅく] わたくし 私事[わたくしごと]私小説[わたくししょうせつ] 私[ひそ]か/私[わたし] 私語[ささやく] **し[使]** [使]使[使]使 ①つかう。もちいる。②つかいする。つかいの人。③漢文で、使役の助字。「~をして・・・(せ)しむ」と訓読する。 シ ①使役[しえき]使途[しと]使用[しよう]駆使[くし]行使[こうし] ②使者[ししゃ]使節[しせつ]急使[きゅうし]大使[たいし]天使[てんし]密使[みっし] つかう 体力を使[つか]う/人使い[ひとづかい]があらい/召使い[めしつかい] **し[始]** [始]始[始]始 ①ものごとの起こり。はじまり。②新しく起こす。はじめる。 [↔]終 シ ①始終[しじゅう]始末[しまつ]原始[げんし]年始[ねんし] ②始業[しぎょう]始動[しどう]開始[かいし]創始[そうし] はじめる・はじまる 歩き始[はじ]める/仕事始[しごとはじめ]/学校が始[はじ]まる **し[姉]** [姉]姉[姉]姉 ①きょうだいのうちで、年上の女性。 [↔]妹 ②(年上の)女性を敬った言い方。 [↔]兄 シ ①姉妹[しまい]義姉[ぎし]長姉[ちょうし] ②諸姉[しょし] あね 姉上[あねうえ]姉御[あねご] 姉様人形[あねさまにんぎょう] 義姉[あね] 従姉[いとこ] 従姉妹[いとこ]姉妹[しまい]姉さん **し[枝]** [枝]枝[枝]枝 ●木の幹から分かれでた部分。えだ。②本体から分かれたもの。▼「技[ぎ](=わざ)」は別字。 シ ①枝葉[しよう] ②枝流[しりゅう]枝折り戸[しおりど] えだ 枝分かれ[えだわかれ]枝振り[えだぶり]枯れ枝[かれえだ] 梅が枝[うめがえ] 瑞枝[みずえ] **し[肢]** [肢]肢[肢]肢 ●胴[どう]から分かれでた部分。手と足。②もとから枝分かれしたもの。 シ ①肢体[したい]下肢[かし]、四肢[しし] ②選択肢[せんたくし] **し[姿]** [姿]姿[姿]姿 からだつき。みなり。すがた。 シ 姿勢[しせい]姿態[したい]英姿[えいし]雄姿[ゆうし]、容姿[ようし]、 すがた 姿見[すがたみ]後[うしろ]ろ姿[すがた]/夏姿[なつすがた] **し[思]** [思]思[思]思 ◎心をはたらかせて考える。②心がひかれる。したう。③しみじみとした感じ。 シ ①思案[しあん]思索[しさく]思想[しそう]意思[いし]沈思黙考[ちんしもっこう]思惟[しい] ②思慕[しぼ]相思相愛[そうしそうあい] ③秋思[しゅうし]旅思[りょし] おもう 思[おも]う存分[ぞんぶん]/思[おも]い当たる/片思[かたおも]い 思[おぼ]し召[め]す **し[指]** [指]指[指]指 ①ゆび。②ゆびさす。さしずする。 シ ①指圧[しあつ]指紋[しもん]屈指[くっし]、食指[しょくし] ②指揮[しき]指示[しじ]指定[してい]指導[しどう]指名[しめい] ゆび 指折り数える/指輪[ゆびわ]/小指[こゆび] <547> **し**[師] [シ]①学問や芸能・技術などを教えみちびく人。先生。「―とあおぐ」[↔]弟 ②宗教の指導者。③その道の専門家。④軍隊。⑤みやこ。「帥すい(=かしら)」は別字。 [シ]①師弟 恩師 教師 ②法師 牧師 禅師[ぜんじ] ③医師 技師 薬剤師 理容師 ④師団 出師[すいし] ⑤京師[けいし] [シ]師走[しわす] 師[す] 塗師[ぬし] 香具師[やし] **し**[紙] [シ]①かみ。②「新聞紙」の略。 [シ]①紙幣 紙片 色紙 白紙 半紙 ②紙誌 紙面 機関紙 日刊紙 [かみ]紙切れ 紙芝居 紙一重[かみひとえ]の差/紙吹雪[かみふぶき] [シ]紙衣[かみこ] 紙屋[かみや] 紙縒り[こより] 紙魚[しみ] 紙鳶[しえん] **し**[視][視] [シ]①気をつけて見る。②…と見なす。…としてあつかう。 [シ]①視界 視線 視聴覚 監視 注視 ②軽視 重視 敵視 無視 [シ]視[み]る **し**[詞] [シ]ことば。詩や文章。 [シ]詞華集[しかしょう] 詞藻[しそう] 歌詞 作詞 通詞 動詞 品詞 名詞 [し]詞[ことば]書き 序詞[じょことば] 台詞[せりふ] 祝詞[のりと] **し**[歯][齒] [シ]①口の中にある、ものをかみくだく骨質の物質。は。また、歯のような形のもの。②とし。年齢。 [シ]①歯科 歯牙 歯槽膿漏[しそうのうろう] 歯痛 ②尚歯[しょうし] 年歯 [は]歯磨き 虫歯 [シ]羊歯[しだ] **し**[詩] [シ]①感じたことなどを、ひびきのいいことばでリズムよく表現した文芸作品。韻文。広くは、短歌や俳句もふくむ。「―を読む」②五経の一つ。詩経。 [シ]①詩集 詩情 詩人 漢詩 自由詩 叙情詩 唐詩 ②易書詩礼春秋[えきしょしれいしゅんじゅう] [シ]詩歌[しいか] > 詩の六義 [ことわざ]「詩経」にいう、漢詩の六種の分類。賦(直叙の句)・比(直喩の句)・興(隠喩の句)・風(国風とも。民間の歌謡)・雅(宮廷の歌謡)・頌(宗廟の歌) **し**[試] [シ]①ためす。やってみる。②「試験」の略。 [シ]①試運転 試金石[しきんせき] 試行錯誤[しこうさくご] 試作 試食 試薬 ②追試 入試 [こころみる・ためす]実験を試みる/効きめを試す [シ]試[だめ]し算 試[ため]し斬り **し**[資] [シ]①ものごとをするためのもとになる金品。もとで。材料。「―を投じる」「反省の―」②うまれつき。[→]「資する」を見よ。 [シ]①資金 資源 資料 学資 物資 ②資質 資性 天資 [シ]資[すけ] **し**[飼] [シ]動物を養いそだてる。かう。 [シ]飼育 飼養 飼料 [かう]イグアナを飼う/牛飼い/子飼いの部下 **し**[誌] [シ]①かきしるす。書きしるした記録。②「雑誌」の略。また、雑誌を数えることば。 [シ]①雑誌 地誌 日誌 墓誌 誌上 誌面 ②週刊誌 [しるす]誌[しる]す **し**[旨] [シ]①考えている内容。②味がよい。 [シ]①主旨 趣旨 論旨 ②旨酒[ししゅ] [むね]その旨を伝える [シ]旨[うま]い 旨煮[うまに] **し**[伺] [シ]①身分の高い人のそばにつかえる。ようすをたずねる。②うかがいみる。さぐる。 [シ]①伺候[しこう] ②伺隙[しげき] 伺察[しさつ] [うかがう]御機嫌を伺う/進退伺い **し**[刺] [シ]①細くとがったものでつきさす。②ちくりとつく。③なふだ。「刺し(=そむく)」は別字。 [シ]①刺客 刺殺 刺繍 刺傷 ②刺激 風刺 ③名刺 [さす・ささる]蜂が刺す/串刺し/刺身/棘が刺さる [シ]刺々[とげとげ]しい 刺草[いらくさ] 刺青[いれずみ] <548> シ ①刺客[しかく]刺殺[しさつ]刺繍[ししゅう]刺傷[ししょう] ②刺激[しげき]風刺[ふうし]、③名刺[めいし] さす・ささる 蜂[はち]が刺[さ]す/串刺[くしざ]し/刺身[さしみ]/突き刺[つ]さる 刺[とげ] 刺々[とげとげ]しい/刺草[いらくさ] 刺青[いれずみ] **し[社](祉)** [社]祉[社]社 めぐみ。さいわい。▽神(=示)が足を止めて幸いをあたえるという意味。 シ 福祉[ふくし] **し[施]** [施]施[施]施 ●実際におこなう。②めぐみをあたえる。 シ・セ ①施行[しこう]施政[しせい]施設[しせつ]実施[じっし] /施錠[せじょう] ②施餓鬼[せがき]施主[せしゅ]施療[せりょう]布施[ふせ] ほどこす 面目を施[ほどこ]す/施[ほどこ]しを受ける **し[脂]** [脂]脂[脂]脂 ●動物性のあぶら。 [圏]油 ②木のやに。③化粧用のべに。 シ ①脂燭[ししょく]脂肪[しぼう]脱脂[だっし]、油脂[ゆし] ②樹脂[じゅし] ③脂粉[しふん] あぶら 脂[あぶら]が乗る/脂汗[あぶらあせ]。/脂身[あぶらみ] 雲脂[ふけ] 松脂[まつやに] **し[紫]** [紫]紫[紫]紫 赤と青の中間色。むらさきいろ。 シ 紫雲[しうん]紫煙[しえん]紫苑[しおん]紫外線[しがいせん]紫紺[しこん] むらさき 青紫[あおむらさき]薄紫[うすむらさき] 紫陽花[あじさい]紫萁[ぜんまい]紫雲英[げんげ] **し[嗣]** [嗣]嗣[嗣]嗣 あとつぎ。家系や職業などをうけつぐ。 シ 嗣子[しし]継嗣[けいし]後嗣[こうし]嫡嗣[ちゃくし] 後嗣[あとつぎ] **し[雌]** [雌]雌[雌]雌 生物のめす。また、女性的でかよわいもの。 [↔]雄[おす] シ 雌伏[しふく]雌雄[しゆう] め・めす 雌牛[めうし]/雌花[めばな]/雄[お]と雌[め]/雌犬[めすいぬ] 雌鶏[めんどり] **し[賜]** [賜]賜[賜]賜 目上の人や地位の高い人から、いただく。たまもの。 シ 賜暇[しか]賜金[しきん]賜杯[しはい]恩賜[おんし]下賜[かし] たまわる お言葉を賜[たまわ]る たまもの 賜[たま]もの **し[諮]** [諮]諮[諮]諮 上の立場の人が、下位者に相談する。はなしあう。 シ 諮議[しぎ]諮詢[しじゅん]諮問[しもん] はかる 会議に諮[はか]る **し[巳]** [巳]己[巳]巳 十二支の第六番目。み。▽「己[おのれ]」「已[すでに]」は別字。 シ 上巳[じょうし](=三月三日のひな祭り) み 巳年[みどし] 辛巳[かのとみ] **し[之]** [之]之 ①ゆく。出かけて行く。②これ。この。③・・・の。 これ 之[これ]を道[みちび]くに徳を以[もっ]てす 先祖代々之墓[せんだいだいのはか]風樹之嘆[ふうじゅのたん] **し[只]** [只]只[只]只 ●限定をあらわす。それだけ。ただ。②無料。ロハ。 ただ 只今[ただいま]/只[ただ]の人/只働き[ただばたらき] 只管[ひたすら] **し[梓]** [梓]梓[梓]梓 ●植物のアズサ。②版木。また、印刷すること。 シ ①梓里[しり]桑梓[そうし] ②上梓[じょうし] あずさ 梓弓[あずさゆみ] 梓[はん]に上[のぼ]せる 出版する。 **し[偲]** [偲]偲[偲]偲 ●おもいしたう。しのぶ。②たがいに善行[ぜんこう]をはげましあうこと。 シ ②偲々[さいさい] しのぶ 亡き友を偲[しの]ぶ **し[蒔]** [蒔]蒔[蒔]蒔 ●草木を植える。②種をまく。また、散らしまく。 シ・ジ 蒔植[しょく] まく 種を蒔[ま]く/蒔絵[まきえ] **し[示/次/自]** →「じ」 **し【士/子/氏/四/市/死/糸/師/詩/資/×梓】** →漢字項目を見よ。 **し** [劻][接助]①並行をあらわす。「空気はいい―景色もいい」「美人だ―気立てもいい―、すっかり気に入った」 ②例示をあらわす。「渋滞[じゅうたい]する―、さんざんだった」 **じ[示]** [示]示[示]示 <549> 見せて知らせる。教えて指図する。▽神にささげるいけにえを置く台の形をあらわす。 ジ 示威[じい]示談[じだん]暗示[あんじ]指示[しじ]展示[てんじ]示教[じきょう]示唆[しさ]示達[じたつ]示度[しど] しめす 手本を示[しめ]す/示[しめ]しがつかない **じ[字]** [字]字[字]字 ①ことばを書きあらわす記号。もじ。「読んで―のごとし」②町や村の中の一区画。あざ。③実名のほかにつける名。あざな。 ジ ①字画[じかく]字体[じたい]字引き[じびき]漢字[かんじ]習字[しゅうじ] ②字[あざ]大字[おおあざ] あざ 字[あざ]な **じ[寺]** [寺]寺[寺]寺 仏道の修行[しゅぎょう]をするところ。てら。また、てらを数えることば。 ジ 寺院[じいん]寺号[じごう]寺社[じしゃ]菩提寺[ぼだいじ]本寺[ほんじ]末寺[まつじ] てら 寺子屋[てらこや]尼寺[あまでら] 山寺[やまでら] **じ[次]** [次]次[次]次 ●つぐ。つぎの。二番目。②順序。③回数・度数を数えることば。 ジ・シ ①次回[じかい]次期[じき]次男[じなん] ②席次[せきじ]年次[ねんじ]目次[もくじ]/次第[しだい] ③一次試験[いちじしけん]数次[すうじ]、 つぐ・つぎ 取り次[つ]ぐ/次[つ]いで/次々[つぎつぎ]と/東海道五十三次[とうかいどうごじゅうさんつぎ] 次官[じかん] 月次[つきなみ] **じ[耳]** [耳]耳[耳]耳 ●聴覚器官の、みみ。また、みみのような形のもの。②漢文で、限定をあらわす助字。文末に用いて「のみ」と訓読する。 ジ ②耳殻[じかく]耳鼻科[じびか]耳目[じもく]外耳[がいじ]中耳炎[ちゅうじえん]鼎耳[ていじ]内耳[ないじ] みみ 耳[みみ]が早い 聞き耳を立てる/耳[みみ]学問 耳飾り[みみかざり] 木耳[きくらげ] **じ[自]** [自]自[自]自 ①じぶん。おのれ。 [↔]他 ②自分自身で。みずから。③ひとりでに。おのずから。④思いのまま。⑤・・・より。・・・から。「―一月至三月」 ジ・シ ①自我[じが]自己[じこ]各自[かくじ]、独自[どくじ] ②自活[じかつ]自習[じしゅう]自炊[じすい]自治[じち] ③自動[じどう]自明[じめい]/自然[しぜん] ④自在[じざい]自由[じゆう] ⑤自今[じこん] みずから 自[みずか]ら行う おのずから 自[おの]ずと/自惚[うぬぼ]れ/自棄[やけ] **じ[似]** [似]似[似]似 同じようである。にている。 ジ 疑似[ぎじ]近似[きんじ]酷似[こくじ]相似[そうじ]、類似[るいじ] にる 似合う[にあう]/他人の空似[そらに]。/似顔絵[にがおえ] 似非[えせ] 似而非[えせ]を真似[まね]る **じ[児](兒)** [児]児[児]児 ①おさない子供。②むすこ。むすめ。③わかもの。 ジ・듸 ⓘ児戯[じぎ]児童[じどう]育児[いくじ]園児[えんじ]乳児[にゅうじ]/小児科[しょうにか] ②児孫[じそん]愛児[あいじ]遺児[いじ]豚児[とんじ] 댤③健児[けんじ]寵児[ちょうじ]風雲児[ふううんじ] 稚児[ちご] 兵児帯[へこおび] **じ[事]** [事]事[事]事 ①ことがら。②人のすること。しごと。③つかえる。 ジ・지 ①事件[じけん]事故[じこ]事情[じじょう]惨事[さんじ]無事[ぶじ]/②好事家[こうずか]事業[じぎょう]事務[じむ]家事[かじ]、幹事[かんじ]知事[ちじ] ③兄事[けいじ]師事[しじ]事大主義[じだいしゅぎ] こと 事足りる[ことたりる]/仕事[しごと] 事[こと]ふえる **じ[治]** [治]治[治]治 ①世の中をおさめる。乱れを直す。乱②病気をなおす。「冶[や](=いもの)」は別字。 チ・ジ ①治安[ちあん]治水[ちすい]治世[ちせい]自治[じち]統治[とうち] ②治療[ちりょう]主治医[しゅじい]湯治[とうじ]不治[ふち] おさめる・おさまる 国を治[おさ]める/痛みが治[おさ]まる なおる・なおす 治[なお]りが早い/病気を治[なお]す **じ[持]** [持]持[持]持 ①手にもつ。身につける。②もちこたえる。③囲碁などで、ひきわけのこと。もち。「―にもちこむ」一「持する」を見よ。 ジ ◎持参[じさん]持病[じびょう]持論[じろん]堅持[けんじ]所持[しょじ] ②持久[じきゅう]持続[じぞく]維持[いじ]保持[ほじ] ③持碁[じご] もつ 会合を持[も]つ/持ちつ持[もた]れつ 扶持[ふち] **じ[侍]** [侍]侍[侍]侍 ①貴人や目上の人のそばに仕える。②武士。▼「待[たい](=まつ)」は別字。 ジ ①侍医[じい]侍従[じじゅう]侍女[じじょ]近侍[きんじ] ②武士[ぶし] さむらい 侍大将[さむらいだいしょう]田舎侍[いなかざむらい] 侍[さぶら]う/侍[はべ]る/内侍[ないし] **じ[時]** [時]時[時]時 ①とき。時間。また、時刻。②そのころ。そのとき。 <550> ジ ①時候[じこう]時節[じせつ]時報[じほう]、同時[どうじ]日時[にちじ] ②時局[じきょく]時勢[じせい]時代[じだい]当時[とうじ]、 とき 時[とき]は金[かね]なり/時折[ときおり]今時[いまどき] 一時[ひととき] 時雨[しぐれ] 時化[しけ] 時計[とけい] 時鳥[ほととぎす] **じ[辞](辭)** [辞]辞[辞]辞 ①ことば。文章。「開会の―」②ことわる。やめる。③別れを告げる。」「辞する」を見よ。 ジ ①辞書[じしょ]辞典[じてん]辞令[じれい]訓辞[くんじ]祝辞[しゅくじ]美辞[びじ] ②辞職[じしょく]辞退[じたい]辞任[じにん]辞表[じひょう]固辞[こじ] ③辞去[じきょ]辞世[じせい] やめる 会社を辞[や]める **じ[磁]** [磁]磁[磁]磁 ●鉄を引きつけたり、南北を示したりする性質をもつ鉱物。②高温で焼いた、陶器[とうき]より固い焼き物。 ジ ①磁気[じき]磁石[じしゃく]磁場[じば]磁力[じりょく]電磁波[でんじは] ②磁器[じき]青磁[せいじ]陶磁器[とうじき]白磁[はくじ] **じ[滋]** [滋]滋[滋]滋 うるおす。また、栄養になる。 ジ 滋雨[じう]滋味[じみ]滋養[じよう] 滋[しげ]る/滋賀県[しがけん] **じ[慈]** [慈]慈[慈]慈 かわいがり育てる。なさけぶかい。 ジ 慈愛[じあい]慈雨[じう]慈善[じぜん]慈悲[じひ]慈父[じふ] いつくしむ 我が子を慈[いつく]しむ 慈姑[くわい] **じ[璽]** [璽]璽[璽]璽 皇帝や天皇などの実印。 ジ 御璽[ぎょじ]玉璽[ぎょくじ]国璽[こくじ] **じ[爾]** [爾]爾[爾]爾 ◎二人称単数の代名詞。おまえ。なんじ。②それ。その。▽多く、「自」に書きかえる。③副詞・形容詞をつくる助字。 ジ ①爾汝[じじょ]爾輩[じはい] ②爾後[じご]爾来[じらい]爾余[じよ] ③莞爾[かんじ]卒爾[そつじ] 亜爾加里[アルカリ]亜爾然丁[アルゼンチン] 弖爾乎波[てにをは] **じ【字/持/辞】** →漢字項目を見よ。 **じ【次/寺】** [造語]→漢字項目を見よ。 **じ【地】** [名]①地面。つち。「雨降って―固まる」 ②その土地。郷土。「―のトマト」「―酒[ざけ]」 ③その人の本来のもの。また、もともともっている性質やくせ。「彼の―が見える」「―力[ぢから]」「素―」 ④織物の生地[きじ]に。また、模様などのない部分。「―が厚い」「むらさき色の―に梅鉢[うめばち]の紋を白くぬく」 ⑤囲碁[いご]で、自分の石で囲った広さ。「―がたらな」 地で行く 実際にそのままおこなう。「小説を―」 **じ【路】** [造語]『「~路」の形で』①その地方を通る道。また、その地方。「大和[やまと]―」 ②そこまで行く道。「家―を急ぐ」 ③一日で行く道のり。「三日―」 ④年齢をあらわす。「四十[よそじ]―」 **じ【×寿】** 肛門[こうもん]やそのあたりにできる病気のまとめた呼び方。痔核・脱肛・肛門裂創[こうもんれっそう]など。痛みや出血がある。 **しあい【試合・仕合】** スポーツや武芸などで、自分のもっている能力や技術などを出しあって、勝ち負けを争うこと。「練習――』を申しこむ」▽「為合い」という意味から。 **じあい【自愛】** 自分自身をたいせつにすること。▽多く、手紙文の最後で、相手の健康を気づかっていう。「時節がら、ごーください」 **じあい【慈愛】** いつくしみかわいがる気持ち。「―に満ちた表情」 **しあがり【仕上がり】** できばえ。できあがり。「みごとな―」「工事の―はいつですか」 **しあげ【仕上げ】** [名・スル]●完成させること。また、できあがったぐあい。できばえ。しあがり。「D細工は流々[りゅうりゅう]―をごろうじろ」 ②ものごとを完成させるための、最後の手入れ。「―の段階にはいる」 **しあさって【明明後日】** あさっての次の日。三日後。 **ジアスターゼ** でんぷんを分解して糖に変える酵素[こうそ]。唾液[だえき]や麦芽[ばくが]などにふくまれる。消化剤などにする。-Diastase **シアター** [名][造語]劇場。|theater **しあつ【指圧】** [名・スル]指や手のひらで、からだのつぼをおすこと。痛みやこりをやわらげ、つかれをとる。「―療法。」 **じあまり【字余り】** 和歌や俳句で、音読の数が、きまりの五音や七音より多いこと。たとえば、「旅に病[や]んで/夢は枯野を/かけめぐる」の初旬など。 [対]字足らず **しあわせ【幸せ・仕合わせ】** [形動]①〈名〉めぐりあわせ。天運。「ありがたき―」 ①〈名・形動〉願いがかない、心が満ちたりているようす。幸福。「―な気分にひたる」「友の―を願う」 [対]不幸せ **しあん【私案】** 自分だけの考え。個人的な考え。「単なる―にすぎない」 **しあん【思案】** [名・スル]①よい方法を求めていろいろと考えること。「―をめぐらす」「恋[こい]は―のほか(=常識でははかれない)」 ②心配して困っていること。「―顔」 思案に余る いくら考えても、よい考えがうかばず、自分ではどうしていいかわからない。 思案に暮れる どうしたらいいか、あれこれ考えてもまとまらず、考えまどう。 <551> > **思案投げ首** よい考えがうかばず、首を垂れること。 「つかいわけ」→「考案」を見よ。 **しあん【試案】**[名]検討の材料として、ためしに考えた計画や意見。「まだ―の段階だ」[名]原案 ↔成案 **シアン**[名]炭素と窒素[ちっそ]の化合物。無色で猛毒の気体。「―化カリウム(=青酸カリ)」| Cyan **しい【四囲】**[名]周囲。まわり。「―を見わたす」 **しい【私意】**[名]①自分だけの考え。「―をさしはさむ」 ②自分が得するような意見。「―私欲」[名]私心 **しい【椎】**[名]ブナ科の常緑高木。日本の森を代表する木で、実は食用。木材は建築や家具の材料。シイタケ栽培の原木にも使う。シイノキ。 **しい【思惟】**[-スル]ものごとを深く考えること。「ギリシャ人のーするところに学ぶ」[名]思索▽仏教語では「しゅい」と読む。 **しい【恣意】**[名]自分勝手[かって]な思いつき。その場その場の気ままな考え。わがまま。「―的な解釈」 **じい【示威】**[名]勢いや力を人に示し見せること。「―運動をする」「戦闘力を―する」[名]誇示 **じい【自慰】**[名]◎自分で自分をなぐさめること。「―的行為」 ②オナニー。 **じい【侍医】**[名]天皇・皇后など、身分の高い人につく医者。 **じい【辞意】**[名]現在の自分の職や役目を辞めようとする気持ち。「―をもらす」「―表明」 **じい【爺・祖父】**[名]男の老人。年をとった男。また、父母の父。そふ。 **ジーアイ**[GI] [名]「アメリカ兵」の俗な呼び方。「―カット」 ▽ government issue(=官給品)の略語。生活用品がすべて官給品であることから。 **シーアイエー**[CIA] [名]アメリカ中央情報局。他国政府の監視や、国際情勢に関する情報収集などをおこなう。大統領直属の機関。▽ Central Intelligence Agency の略語。 **ジーエイチキュー**[GHQ] [名]連合国最高司令官総司令部。一九四五年にアメリカ政府が設置した対日占領政策の実施機関。五二年、サンフランシスコ講和条約の発効とともに廃止された。▽ General Headquarters の略語。 **シーエーアイ**[CAI] [名]コンピュータ支援教育。コンピュータを使って、生徒の理解の程度に適した学習内容を提供し、個別の指導態勢を可能にするシステム。▽computer-assisted(=aided) instruction の略語。 **シーエーティーブイ**[CATV] [名]共同アンテナによる映像。また、映像をケーブルを用いて各受像機に分配し、たがいに通信ができる有線テレビ。ケーブルテレビ。▷ cable television の略語。 **シーエスシーイー**[CSCE] [名]全欧安全保障協力会議。一九七五年、フィンランドのヘルシンキで開かれた国際会議。アルバニアを除く全ヨーロッパ諸国とアメリカ・カナダの首脳が参加し、東西両陣営[じんえい]の対立の場であったヨーロッパの緊張緩和[かんわ]と安全保障について討議した。▽Conference on Security and Cooperation in Europe の略語。 **ジーエヌピー**[GNP] [名]国民総生産。一国が一年間に生産した物とサービスの合計額から原料費などを引いたもの。その国の経済活動の大きさをはかる尺度。▽gross national product の略語。 **シーエフ**[CF] [名]宣伝広告用の映像。スポンサーつきのコマーシャルフィルム。▽commercial film からの略語。 **シーエフ**[cf.] [名]参照せよ。比較せよ。…を見よ。▽ confer ラテン語 の略語。 **シーエム**[CM] [名]テレビやラジオで流される宣伝や広告の文句。宣伝文句。宣伝放送。コマーシャル。「―をはさんでニュースを続けます」▽ commercial と message からの略語。 **シーエムソング【CMソング】**[名]CMに使う歌。コマーシャルソング。 **しいか【詩歌】**[名]詩や和歌。そのほか俳句や漢詩などの短詩形のものをふくむ。[名]韻文▽「しか」の慣用読み。 **しいく【飼育】**[-スル]家畜などを飼って養いそだてること。「鳥を―する」 **シークレット**[造語]ないしょごと。秘密。機密。「トップー」| secret **シークレットサービス**[名]①国家の要人などを護衛する秘密機関。情報部。| Secret Service ②アメリカ合衆国財務省秘密検察局。| Secret Service **シーザー**[人]→「カエサル」 **シーシー**[cc] [造語]体積の単位。立方センチメートル。ミリリットルに等しい。▽cubic centimeter の略。 **じいしき【自意識】**[名]自分自身についての意識。現在の自分の心は何に関心を示しているかなど、そのありかたに気づく精神のはたらき。「―が強い」 **じいしきかじょう【自意識過剰】**[名]自分が他人に、どのように見られたり思われたりしているかを意識しすぎること。 **シースルー**[名]はだがすけて見えること。また、そのような服。「―ルック」 | see-through **シーズン**[名]季節。「―を問わず着られる服」 ②おこなうのに適していたり、盛[さか]んにおこなわれたりする時期。「スキー―の到来」「運動会の―」| season **シーズンオフ**[名]活動を休んでいる時期。時期はずれ。季節はずれ。オフシーズン。「―の観光地」▽ season と off から。和製英語。 **ジーゼルエンジン**[名]→「ディーゼルエンジン」 **シーソー**[名]公園などにある遊び道具の一つ。長い板の中央を棒で支え、両はしに人が乗って、交互に上がったり下がったりして遊ぶ。| seesaw **シーソーゲーム**[名]たがいに点をとりあって追いつ追われつする試合。接戦。「息づまる―を展開する」| seesaw game **しいたけ【椎茸】**[名]キシメジ科のキノコ。シイ・ナラなどの木に生えるが、人工栽培もされる。 <552> **しいたげる【虐げる】**[動]力のある者が立場の弱い者を残酷にとりあつかう。「為政者[いせいしゃ]に虐げられた民衆」 **シーツ**[名]しきぶとんやベッドのマットの上にしく布。しきふ。うわしき。| sheet **しいて【強いて】**[副]困難や不都合などがどうなどがあるのに、逆に。むりやりに。「―反対する意志はない」「いやがる人を―行かせる」 **シーティー**[CT] [名]コンピュータ断層撮影[だんそうさつえい]。X線装置とコンピュータを組みあわせ、人体を輪切りの映像として映す。病気の検査などに使う。CTスキャナー。▽computed tomography の略語。 **シーディー**[CD] [名]デジタル信号で音声を記録した盤[ばん]。レーザー光線の反射によって音声を再生する。「ープレーヤー」 ▷ compact disk の略語。 **シーティーシー**[CTC] [名]列車集中制御装置。列車の運行を中央の指令室で管理する装置。 ▷centralized traffic control の略語。 **ジーディーピー**[GDP] [名]国内総生産。GNP(国民総生産)から海外からえた収入と海外への支出の差額を引いたもの。国内の経済活動の大きさをはかる尺度。▽ gross domestic product の略語。 **シーディーロム**[CD-ROM] [名]情報を記憶させたコンパクトディスクで、コンピュータによる読み出し専用のもの。| compact disk read only memory の略語。 **しいてき【恣意的】**[形動]思いつきでするようす。「―な判断」「―に選ぶ」[名]気まま **シート**[名]座席。「―ベルト」「シルバーー」 | seat **シート**[名]①切手などで、何枚分かを一枚の紙に印刷したもの。「記念切手を―で買う」 ②荷物や自動車などにかける、防水や日よけのための大きな布。| sheet **シード**[名]「トーナメント方式の試合で、強いものどうしが最初から対戦しないように組みあわせをつくること。「―校どうしの対戦」 | seed **ジード**[人]一八六九—一九五一年。フランスの小説家。人間の自由や人間性の解放の問題に深い関心を寄せた。ノーベル文学賞受賞。ジッド。ジイド。小説「狭き門」「田園交響楽[でんえんこうきょうがく]」「贋金[にせがね]つくり」など。| André Gide **シートノック**[名]野球で、野手を守備位置につけ、コーチがボールを打っておこなう、捕球[ほきゅう]や送球の練習。▽ seat と knock から。和製英語。 **シートベルト**[名]自動車や航空機などの座席にとりつけた安全用ベルト。| seat belt **シートン**[人]一八六〇—一九四六年。アメリカの動物文学者。動物の生態を観察・研究し、自然と動物とのかかわりを自筆の挿絵[さしえ]を入れてえがき、「動物記」にまとめた。| Ernest Thompson Seton **ジーパン**[名]あや織りのじょうぶな木綿でつくった、作業や遊び用の細いズボン。▽jeans pants から。 **シーピーユー**[CPU] [名]中央処理装置。コンピュータの中枢[ちゅうすう]として、命令の解釈[かいしゃく]と実行の制御[せいぎょ]・デジタル信号についての演算・データなどの記憶をおこなう装置。▽ central processing unit の略語。 **ジープ**[名]小型の四輪駆動車。あれ地でも走れるので軍用や調査・探検用に適する。▽商標名。| jeep **シーフード**[名]魚介類。海産物。| sea food **シーボルト**[人]一七九六—一八六六年。ドイツ人の医者・博物学者。長崎のオランダ商館の医者として来日。西洋の医学や科学を教えたが、日本地図を海外へ持ちだしたかどで追放された。著書に「日本」「日本動物誌」「日本植物誌」など。ジーボルト。| Philipp Franz von Siebold **ジーマーク【Gマーク】**[名]→「グッドデザインマーク」 **シームレス**[名]女性のストッキングなどで、後ろにぬい目のないもの。| seamless **ジーメン【Gメン】**[名]アメリカの連邦捜査局(=FBI)の捜査官にあたる麻薬捜査官の通称[つうしょう]。| Government men の略。 **シーラカンス**[名]古生代から中生代に栄えた魚。体長約一・五㍍。現在もアフリカなどの深海にすみ、生きた化石と呼ばれる。| coelacanth **シーリング**[名]予算などの要求わくの最高限度額。「マイナスー」▽天井[てんじょう]という意味から。| ceiling **しいる【強いる】**[動]相手の気持ちに逆らってさせようとする。強要する。「勉強を―」「寄付を―」 **しいる【誣いる】**[動]事実を曲げて言う。こじつける。 **シール**[名]①絵やマークが印刷され、裏にのりのついた紙。②封[ふう]をしたことを示すためにはる小さな紙。封かん紙。| seal **しいれ【仕入れ】**[名]商品や原料などを仕入れること。「―さき」 **シーレーン**[名]海上交通路。通商上や軍事上重要な航路。| sea-lane **しいれる【仕入れる】**[動]製造や販売などのために材料を買いいれる。「商品を―」「情報を―」 **じいろ【地色】**[名]下地の色。素材そのものの色。「―がむらさきの帯」 **しいん【子音】**[名]ことばの音の分類の一つ。母音以外の音。くちびる・舌・歯・のどなどで、はく息がじゃまされたり、せばめられたりして発音される音。たとえば、ka(カ)の[k]、sa(サ)の〔s〕、pa(パ)の[p]など。「しおん」とも。↔母音 **しいん【死因】**[名]人が死んだ原因。 **しいん【私印】**[名]個人的に用いる印章。↔公印・官印 **しいん【試飲】**[-スル]味を知るために、ためしに飲んでみること。「一会」[名]味見 **シーン**[名]①映画や演劇などの場面。場。「ラスト―」「回想―」 ②光景。情景。「心温まる―」| scene **じいん【寺院】**[名]てら。僧院[そういん]。「―建築」[数え方]宇。 **ジーンズ**[名]あや織りの木綿の生地。また、それでつくった服。じょうぶなので作業着や遊び着に使われる。ズボンは、ジーパンとも。「ブルーー」| jeans <553> **じろ【慈雨】**[名]めぐみの雨。作物[さくもつ]などが育つときにちょうどよく降る雨。「干天[かんてん]の―」 **シヴァしん【シヴァ神】**[名]ヒンドゥー教の三主神の一つ。破壊と創造[そうぞう]をつかさどる。仏教にはいり大自在天となった。 **じうたい【地謡】**[名]能で、謡曲[ようきょく]の地の部分を合唱すること。また、それを合唱する人。舞台に向かって右側に、六人から一〇人が二列に座って歌う。主題や情景、時間の経過などを説明したり、シテの感慨を代わりに述べたりする。地に。▷図「のう(能)」 **しうち【仕打ち】**[名]人に対するむごいあつかい。「ひどい―を受ける」 **しうん【紫雲】**[名]めでたいとされるむらさき色の雲。仏がこの雲に乗ってあらわれるという。「―たなびく」 **じうん【時運】**[名]そのときどきのめぐりあわせ。「―に乗る」[名]時流 **しうんてん【試運転】**[-スル]乗り物や機械などをためしに動かしてみること。「新車の―をする」 **シェア**[名]同類の商品について、ある企業のの商品が市場全体の中でしめる割合。市場占有率。マーケットシェア。「―の拡大に努める」「share **しえい【市営】**[名]市が経営すること。「―住宅」 **しえい【私営】**[名]個人の経営。↔公営 **じえい【自営】**[-スル]独立して、自分の力で商売や仕事をすること。「―業」 **じえい【自衛】**[-スル]他にたよらず、自分の力で自分を守ること。「―手段をとる」 **じえいけん【自衛権】**[名]他国からの攻撃に対し、自分の国を守るためにやむをえず実力で防衛できる、国際法上の権利。 **じえいたい【自衛隊】**[名]一九五四年に自衛隊法にもとづいてつくられた、日本の軍事・国防組織。陸・海・空の三隊がある。 **ジェーアール**[JR] [名]日本鉄道株式会社。国鉄が分割民営化されたのちの、各社の共通の呼び名。▷Japan Railway の略語。 **シェーカー**[名]カクテルを調合するために、洋酒などを入れてふる容器。| shaker **シェークスピア**[人]一五六四—一六一六年。イギリスの詩人・劇作家。世界の演劇史上、もっともすぐれた作家の一人。シェイクスピア。四大悲劇「ハムレット」「オセロ」「リア王」「マクベス」、また「ロミオとジュリエット」「ベニスの商人」「真夏の夜の夢」など多数。▽「沙吉比亜」と当てたことから「沙翁[さおう]」とも。| William Shakespeare **シェード**[名]光をさえぎるもの。ひよけ。ひさし。また、電灯のかさ。「ランプー」| shade **シェーバー**[名]かみそり。とくに、電気かみそり。| shaver **シェービング**[-スル]ひげやむだ毛をそること。ひげそり。「―クリーム」 | shaving **シェープアップ**[-スル]美容と健康のために運動や減食をして体形を整えること。シェイプアップ。「―体操」| shape-up **ジェームズ**[人]①一世。一五六六—一六二五年。イギリス国王。エリザベス一世の死後、スコットランド王をかね、一六〇三年即位してステュアート朝を開いた。王権神授説を主張して議会との対立を深め、新教徒を弾圧[だんあつ]して、一六二〇年のメイフラワー号事件を招いた。| James I ②二世。一六三三—一七〇一年。イギリス王。カトリック教徒で、絶対主義を再興しようとして議会と対立したため、名誉[めいよ]革命で王位を追われ、フランスに亡命した。| James II **しえき【私益】**[名]自分だけの利益。私利。↔公益 **しえき【使役】**[-スル]①人に仕事をさせること。「人足を―する」 ②文法で、自分がするのではなく、他の人やものに何か動作をさせるときの表現のしかた。口語では、他動詞の未然形に助動詞「せる」「させる」などを付けてあらわす。「生徒に行かせる」「むりやり食べさせる」など。文語では、助動詞「す」「さす」「しむ」を付けてあらわす。「行かしむ」など。 **ジェスチャー**[名]みぶり。てぶり。てまね。ゼスチャー。「―たっぷりに話す」 ②みせかけ。そぶり。思わせぶり。「賛成の―をする」 | gesture **ジェットエンジン**[名]圧縮した空気に燃料をふきこんで燃焼させ、発生するガスで推進力をえる装置。「―機」噴射式推進装置。| jet engine **ジェットき【ジェット機】**[名]ジェットエンジンを備えた高速飛行機。ジェット。 **ジェットきりゅう【ジェット気流】**[名]対流圏[たいりゅうけん]の上を、地球を一周するかたちで、西から東へ強くふく風。ジェットストリーム。 **ジェットコースター**[名]遊園地などにある、起伏[きふく]の激しいレールの上を高速で走る乗り物。▽jet coaster から。和製英語。 **ジェトロ**[JETRO] [名]日本貿易振興会。一九五八年に発足した特殊法人。海外の市場の調査や商品の宣伝などをおこなう。▽ Japan External Trade Organization の略語。 **ジェネレーション**[名]体験や考えかたなどに共通するものがある世代。同時代者。ゼネレーション。「―のちがい」▽「一世代」は、親のあとをつぎ、子にゆずるまでの約三十年間をいう。| generation **シェパード**[名]イヌの品種の一つ。大形で、オオカミに似ている。かしこく勇敢[ゆうかん]なので、番犬・警察犬・盲導犬などにする。セパード。▽ひつじ飼い、ひつじ番という意味から。| shepherd **シェフ**[名]料理長。コック長。| chef **ジェファソン**[人]一七四三—一八二六年。アメリカ合衆国第三代大統領。アメリカ独立宣言を起草。のち大統領となり、民主主義の発展につくした。| Thomas Jefferson **ジェラシー**[名]やきもち。嫉妬[しっと]。| jealousy **シェリー**[名]南スペイン産の強いぶどう酒。白、または薄茶色。シェリー酒。| sherry <554> **シェルター**[名]避難所。防空壕[ぼうくうごう]。「核[かく]―」| shelter **シェルパ**[名]ネパールの高地に住むチベット系の種族。ヒマラヤ登山の案内や荷あげで知られる。| Sherpa **しえん【支援】**[-スル]他人に力を貸して助けること。「―をおしまない」[名]援助・後援 > 「つかいわけ」→「応援」を見よ。 **しえん【紫煙】**[名]むらさき色のけむり。とくに、タバコのけむり。「―がたなびく」「―をくゆらす」 **しえん【私怨】**[名]個人的なうらみ。「―を晴らす」 **じえん【慈円】**[人]一一五五—一二二五年。鎌倉初期の僧・歌人。天台座主[てんだいざす]。「新古今集」の代表的歌人であり、「愚管抄[ぐかんしょう]」の著者でもある。家集「拾玉集[しゅうぎょくしゅう]」。 **ジェントルマン**[名]教養があり、上品で、他人に対する思いやりや礼儀をわきまえている男性。紳士。↔レディー | gentleman **ジェンナー**[人]一七四九—一八二三年。イギリスの医者。一七九六年、天然痘[てんねんとう]を予防するための種痘[しゅとう]法を発明した。| Edward Jenner **しお【塩】**[名]①塩化ナトリウムを主成分とするしょっぱい味の白色の結晶体。調味料。食塩。②塩の味。塩かげん。「―をきかす」 **しお【潮】**[名]①海の水。「―のかおりがする」 ②月や太陽の引力によって、海水が満ちたり引いたりすること。「―が満ちる」 ③何かをするのにちょうどよいとき。しおどき。ころあい。「それを―に別の話へ移る」 **しおあい【潮合い】**[名]潮の満ち引きするところ。また、ものごとをするのにちょうどよいとき。しおどき。ころあい。「―を見はからう」 **しおおせる【為果せる】**[動]仕事をやりとげる。なしとげる。「大事業をなんとか―」 **しおかげん【塩加減】**[名]塩味のほどあい。「―を見る」 **しおかぜ【潮風】**[名]海からふいてくる塩けをふくんだ風。「―にあたる」 **しおから【塩辛】**[名]イカや魚の肉・はらわた・卵などを塩づけにして発酵させた食物。「いかの―」 **しおからい【塩辛い】**[形]塩味が強い。からい。しょっぱい。「海水は―」「―つけもの」 **しおからごえ【塩辛声】**[名]しわがれた声。しゃがれごえ。 **しおからとんぼ【塩辛蜻蛉】**[名]トンボの一種。おすは青白い色、めすは麦わら色をしている。▽めすは、その色からムギワラトンボともいう。 **しおき【仕置き】**[名]①「おしおき」 ②江戸時代、罪人を処罰すること。とくに、死刑[しけい]。「―場[ば]」 **しおくみ【潮汲み】**[名]塩をつくるために、海水をくむこと。また、その人。 **しおくり【仕送り】**[-スル]生活費や学費を送ること。「親からの―にたよる」 **しおけ【塩気】**[名]塩分。塩からい味。「健康のために―をひかえる」 **しおけむり【潮煙】**[名]海水のしぶき。しおけぶり。「―が立つ」 **しおさい【潮騒】**[名]海水が満ちてくるときの波の音。しおざい。「遠くに―の音がする」 **しおさい【潮騒】**[名]一九五四年。三島由紀夫[みしまゆきお]の小説。ギリシャ的な健康美にあこがれた三島が、「ダフニスとクローエ」にならって造型した若い男女の、素朴でさわやかな恋の物語。 **しおざかい【潮境】**[名]暖流と寒流とが接するところ。潮のさかいめ。[名]潮目 **しおさめ【仕納め】**[名]最後としておこなう仕事や行事。 **しおじ【潮路】**[名]①海の水が満ちたり引いたりするときの海水の道すじ。②海上の通路。航路。 **しおしお【悄悄】**[副]相手の強い態度などにうち負かされ、気力がぬけてしりぞくようす。「しかられて―と去る」[名]すごすご **しおぜ【塩瀬】**[名]絹織物の一つ。羽二重[はぶたえ]に似たあつでのもの。ふくさ・帯・羽織用。 **しおだし【塩出し】**[-スル]塩づけにした食品を、水や湯につけて塩けをぬくこと。 **しおだち【塩断ち】**[-スル]神仏に祈願したり、病気を治したりするために、一定期間、塩けのある食物を食べないこと。 **しおたれる【潮垂れる】**[動]悲しみのなみだを流して、すっかり元気がなくなる。みすぼらしくてみじめになる。▽もと、潮水にぬれてしずくが垂れるという意味。 **しおづけ【塩漬け】**[名]野菜や肉を塩につけること。また、塩につけた食物。「鮭[さけ]の―」 **ジオット**[人]一二六六?—一三三七?年。イタリアの画家。現実感のある画風で、ルネサンス様式の近代絵画を開いた。ジョット。代表作「聖フランシスコの生涯」。| Giotto di Bondone **しおどき【潮時】**[名]⊕海水が満ち引きするとき。②ものごとをするのに、ちょうどいいとき。「―を考えて行動する」 **しおなり【潮鳴り】**[名]遠くから聞こえてくる波の音。 **シオニズム**[名]ユダヤ民族の祖国回復運動。一九世紀末、ユダヤ人迫害の動きの中で、パレスチナに祖国の再建をめざした。一九四八年のイスラエル国家独立により結実。シオン運動。| Zionism **しおひがり【潮干狩り】**[名]潮の引いた海岸の砂浜で、アサリやハマグリなどをとること。 **しおふき【潮吹き】**[名]①海水をふきあげること。「くじらのー」 ②バカガイ科の二枚貝。三角形で殻[から]を閉じるとき海水をふく。潮干狩りでよく見られる。 **しおまち【潮待ち】**[名]船出するために、潮のさしてくるのを待つこと。また、ちょうどいい機会を待つこと。 **しおみず【塩水】**[名]塩分をふくんだ水。塩をとかした水。「―でうがいをする」↔真水[まみず] **しおじり【塩尻】**[名]塩田で、すり鉢をふせた形に盛りあげた砂。海水を注いで塩を固着させる。 <555> **しおもみ【塩揉み】**[名]なまの野菜などに塩をかけ、もんでやわらかくすること。また、その料理。 **しおやき【塩焼き】**[名]①魚などに塩をふりかけて焼くこと。「鰺[あじ]の―」 ②海水をにつめて塩をつくること。また、それを職業とする人。 **しおやけ【潮焼け】**[-スル]潮風にふかれて、はだの色が赤黒くなること。また、海上に立つ水蒸気が日光によって赤く見えること。「漁師の―した顔」 **しおらしい**[形]ひどく従順でおとなしい。ひかえめでいじらしい。「しおらしく謝[あやま]る」「―娘[むすめ]」 **しおり【枝折り・栞】**[名]①本の読みかけのところにはさんで、目じるしにするもの。▽山道で木の枝を折って道しるべとしたことから。②ある専門的な領域のことがらに関して、短くわかりやすく書かれた案内書。[名]手引き・入門書 **しおりど【枝折り戸】**[名]庭の出入り口に、木の枝や竹などでつくったそまつな戸。[名]柴門[さいもん]・柴扉[さいひ] **しおれる【萎れる】**[動]草木が水分をなくしてしぼむ。また、元気がなくなってしょんぼりする。「花瓶[かびん]の花が―」「しかられて―」 **しおん【紫苑】**[名]キク科の多年草。秋に、キクに似たうすむらさきの花を多数つける。漢方[かんぽう]で、根をせき止めの薬にする。 **じおん【字音】**[名]漢字の音読み。中国の古い発音がもとになっている。呉[ご]音・漢[かん]音・唐[とう]音など。「山」を「サン」、「川」を「セン」と読むなど。↔字訓▽「呉音」「漢音」「唐音」も見よ。 **しか【市価】**[名]町で売っている品物の値段。世間のふつうの値段。「―の半値で売る」 **しか【歯科】**[名]虫歯の予防や治療などをする、医学の部門の一つ。「―医」「―技工士」 **しか【鹿】**[名]シカ科の哺乳[ほにゅう]動物。草食で、おすだけにつのがある。 > **鹿を逐[お]う猟師[りょうし]は山を見ず** 自分の利益ばかりを追求する者は、他のことをいっさいかえりみない。▽シカをとらえようと追いかける者は、山も谷も、シカ以外は見ようとしないから。 > **鹿を指して馬となす** まちがったことを強引におし通そうとすること。[ことわざ]鷺[さぎ]を烏[からす]と言いくるめる▽中国、「史記」から。 **しか**[助詞][副助]限定をあらわす。「これーない」「五時間―ねていない」「母に―話さない」▽打消の語をともなう。「だけ」と似ているが、「だけ」は肯定の文でも使う。「母にだけ話す」 **じか【自火】**[名]①自分の家から出した火事。②自分の心のうちから起こる苦しみ。 **じか【自家】**[名]自分の家。また、自分自身。「―製のパン」「―中毒」「◇―撞着[どうちゃく]」 > **自家薬籠中の物** 自分の思うままに、いつでも利用できるもの。知識や経験などを自分のものとしてすみずみまでよく知っているときなどに使う。「―にする」 **じか【時下】**[名]このごろ。「―ますますご清祥[せいしょう]のことと存じます」▽手紙文に使う。 **じか【時価】**[名]状況によって値段が上下に変動するものの、その時または現在の値段。「―数億円はするダイヤ」 **じか【直】**[名]あいだに何もはさまないこと。直接。「本人から―に聞いた話」「ゆかに―に座る」 **じが【自我】**[名]①まわりの人とはちがった存在としての自分。自己。「―に目覚める」 ②欲望や行動などに関する自分自身の意識。我が。「―が強い人」 **シガー**[造語]葉巻。葉巻きタバコ。| cigar **しかい【司会】**[-スル]会を進行する役目。また、会を進行する人。「座談会の―をする」「―者」 **しかい【四海】**[名]①国をとり囲んでいる四つの海。②国の四方の果て。国内。③四方の国々。世界。「―兄弟」「―平等」 > **四海波静か** 国内がよく治まっていておだやかなようす。天下太平。 **しかい【視界】**[名]目にはいる広い範囲。視野。「―が開ける」「―がきかない」 **しかい【斯界】**[名]この世界。この分野。「―のためにつくす」「―の権威」 **しがい【市外】**[名]市の区域外。「―電話」↔市内 **しがい【市街】**[名]多くの家や商店が集まっているところ。「―地」「旧―」「―化調整区域」 **しがい【死骸・屍骸】**[名]死んだ人や動物のからだ。死体。しかばね。 **じかい【次回】**[名]次の回。今回の次の回。「―の会合日をきめる」 **じかい【自戒】**[-スル]自分で自分に注意して、まちがいを起こさないようにつつしむこと。「―のことばとする」「―自省[じせい]」[名]自重[じちょう]・自粛[じしゅく] **じかい【自壊】**[-スル]しぜんにこわれること。内部からくずれること。「―作用」 **じかい【持戒】**[名]かたく戒律を守ること。↔破戒 **じかい【磁界】**[名]磁力のおよぶ範囲。磁場。 **じがい【自害】**[-スル]刀などで自殺すること。「―して果てる」 **しかいけいてい【四海兄弟】**[四字熟語]世界じゅうの人すべてが、きょうだいのように仲よく愛しあうべきだということ。[名]四海同胞▽中国、「論語」の「四海の内、皆兄弟[けいてい]なり」から出たことば。 **しがいせん【紫外線】**[名]太陽の光をプリズムで分けたときに、むらさき色の外側にあらわれる光線。目には見えないが、日光や水銀灯などにふくまれ、日焼けや殺菌[さっきん]の作用をもつ。 **しかいびょうどう【四海平等】**[四字熟語]世界じゅうの人すべてが、同じあつかいを受けるべきだということ。 **しかえし【仕返し】**[名]ひどい目にあわされた相手に、やり返すこと。[名]敵討ち[かたきうち]・報復 **しかかる【仕掛かる】**[動]●仕事にとりかかる。しはじめる。「仕事を―と人が来る」 ②途中までする。「宿題を―」 <556> **しがきよし【志賀潔】**[人]一八七〇—一九五七年。明治から昭和期の細菌学者。宮城県生まれ。伝染病研究所にはいり、赤痢菌を発見した。また、さまざまな化学療法を研究した。 **しかく【四角】**[形動]①正方形や長方形など、四つのかどのある形。②まじめすぎて、かたくるしいこと。「あまり―ばって考えるな」 **しかく【死角】**[名]●射撃で、弾[たま]の届く距離なのに、角度の関係で撃ちこめないところ。②かげにかくれて見通しのきかない範囲。「ダンプの―にはいった事故」 **しかく【刺客】**[名]暗殺をねらっている人。殺し屋。「しきゃく」とも。「―を放つ」 **しかく【視角】**[名]●目と見ているものの両はしを結ぶ二直線間の角の大きさ。②ものを見る角度や考える立場。「―を変える」[名]視点 **しかく【視覚】**[名]五感の一つ。ものが目に映るときの光の刺激で起こる感覚。 **しかく【資格】**[名]①ある仕事や役目についたり、何かをするときに必要とされる条件や能力。「受験―をえる」 ②ある組織の中での地位や身分。「校長の―で発言する」 **しがく【史学】**[名]歴史を研究する学問。歴史学。「―科に進む」 **しがく【私学】**[名]私立の学校。「―助成金」↔官学 **しがく【志学】**[名]学問にこころざすこと。また、一五歳のこと。▽中国、「論語」の「吾[われ]十有五[じゅうゆうご]にして学に志[こころざ]す」から出たことば。 **しがく【詩学】**[名]詩の原理や方法を研究する学問。 **しがく【斯学】**[名]この分野の学問。「―の権威」▽「斯」は、このという意味。 **じかく【字画】**[名]漢字を組みたてている点や線。また、その点や線の数。 **じかく【自覚】**[名]①自分で自分の立場や能力を知ること。「責任者としての―に欠ける」 ②自分で直接感じとること。「―症状」 **しかくい【四角い】**[形]四角である。角ばっている。 **しかくしめん【四角四面】**[四字熟語]まじめでかたくるしいようす。「―なあいさつ」「―に考える」 **じかくしょうじょう【自覚症状】**[名]患者自身が感じとる症状。「―が全然ない」 **じかくだいし【慈覚大師】**[人]→「えんにん」 **しかくばる【四角張る】**[動]●四角い形をしている。「四角張った顔」 ②かたくるしい態度をとる。まじめくさる。「四角張ったあいさつ」 **しかけ【仕掛け】**[名]⊕うまくこしらえた装置。からくり。「たねも―もない」「―花火」 ②釣りで、釣り針・重り・うきなど、釣る魚に合わせてととのえたもの。 **しかけはなび【仕掛け花火】**[名]地上や水上に装置し、さまざまな形や色があらわれるように、くふうやしかけをした花火。 **しかける【掛ける】**[動]◎前もって用意して行動に出る。「けんかを―」 ②装置する。「わなを―」「爆弾を―」 ③何かをしはじめる。また、途中までおこなう。「仕事を―」 ④途中までしかけた仕事をやめる。 **しかし【然し・併し】**[接]①前に述べた内容とは両立しにくいことや、対照的なことを続けるときのことば。「大いに努力はした。―失敗した」「東京は大都会だ。―住むには適さない」[名]けれども・だが▽会話にも文章にも使う。②おどろきや感心の気持ちをこめて話題を投げかけるとき、文のはじめなどに使うことば。それにしても、まあ。「あいつは―よく働くな」「―おどろいたよ」 **しかじか【然然・云云】**[名]くわしく全部を言わないで、略して言うときのことば。これこれ。「かくかく―の理由で決定した」 **じがじさん【自画自賛】**[四字熟語]自分で自分をほめること。手前[てまえ]みそ▽もと、自分のかいた絵に自分で賛[さん](=絵にそえる詩句)を書くこと。ふつうは他人に書いてもらうもの。 **しかして【而して・然して】**[接]そして。それから。古い言い方。▽「而」は、漢文の文頭にくるときは、接続詞として「しかシテ」と読む。文中にあるときは、ふつう置き字としてあつかい、「・・・て」(順接)「・・・ども」(逆接)などの意味をそえる文法上の役割を果たすだけで、訓読はしない。 **しかしながら【然し乍ら】**[接]前の句を否定することをあらわす。そうではあるが。 **しかしゅう【私家集】**[名]一人の人が詠[よ]んだ和歌をまとめた歌集。西行の「山家[さんか]集」、源実朝[みなもとのさねとも]の「金槐[きんかい]集」など。家の集。家集。 **しかず【如かず・若かず・及かず】**[連語]「~にしかず」の形で」…におよばない。…のほうがよい。古い言い方。「百聞は一見に―」「三十六計にげるにー」 **じがぞう【自画像】**[名]自分で、自分の顔や姿をかいた絵。「ゴッホの―」 **しかた【仕方】**[名]方法や手段。やりかた。「勉強の―を教える」 > **仕方がない** ①ほかによい方法や手段がない。やむをえない。「上司の命令なので―」 ②[「〜て(で)しかたがない」の形で]がまんできない。「さみしくて―」「あわれで―」 ③どうしようもなく、あきれるほどである。「―やつだ」「しかたない」とも。 **じかた【地方】**[名]①おどりなどの伴奏音楽。また、それをうけもつ人。立方[たちかた] ②江戸時代、町方[まちかた]に対していなかや農村をさしたことば。▼「ちほう」と読めば別の語。 **じかたび【地下足袋・直足袋】**[名]ゴム底のついた、作業用のじょうぶなたび。 **じがため【地固め】**[名]①家を建てるとき、地面をたいらにしてつきかためること。[名]地形[ちならし] ②ものごとの基礎を固めること。[名]足固め <557> **じかだんぱん【直談判】**[名]ほかの人を入れずに、相手と直接交渉すること。ひざづめ談判。 **しがち【仕勝ち】**[接尾]→「がち」 **じかちゅうどく【自家中毒】**[名]自分の体内に発生した毒素によって起こる中毒。また、神経質な子供がつかれたときなどに起こす嘔吐[おうと]症。自家中。 **しかつ【死活】**[名]死ぬか生きるか。生き死に。「―問題」「―にかかわる」 **じかつ【自活】**[-スル]助けを借りずに、自分の力で暮らしを立てること。「―の道を開く」[名]自立 **しがつばか【四月馬鹿】**[名]エープリルフール。 **しかつめらしい**[形]まじめくさって、かたくるしい。「―話はごめんだ」「しかつめらしくおじぎをする」 **しかばね【屍】**[名]死体。なきがら。「―を野にさらす」「生けるー(=ただ生きているというだけの人)」[ことば]むくろ > **屍に鞭打つ** 死んだ人の悪口を言って非難する。 **じかび【直火】**[名]料理で、材料を直接火に当てること。「―で焼く」 **じかまき【直蒔き】**[名]苗[なえ]をつくらず、直接畑に種をまくこと。「じきまき」とも。 **しがみつく**[動]不安や恐怖[きょうふ]などから、強くすがりつく。はなれまいとする。「母親に―子供」 **しかめっつら【顰めっ面】**[名]不愉快そうに、まゆのあたりにしわを寄せる顔つき。 **しかめる【顰める】**[動]顔やひたいにしわを寄せる。「痛さに思わず顔を―」▽類義語「ひそめる」は眉を寄せる動き。 **しかも【然も・而も】**[接]①感動やおどろきをこめて、つけくわえるときのことば。そのうえに。「安くて、―便利」 ②前に述べた内容から考えて、意外なことをつけくわえるときのことば。それでもなお。にもかかわらず。「何度も危険な目にあいながら、―あきらめない」 **じかよう【自家用】**[名]乗り物や設備などが、自分の家庭用であること。「―のプール」「―車」 **しからずんば【然らずんば】**[接]そうでなければ。古い言い方。「勝利か―死か」 **しからば【然らば】**[接]それならば。それでは。古い言い方。「―、話そう」「さよう―、ごめん」 **しがらみ【柵】**[名]まつわりついて、はなれないもの。「浮き世の―」▽もと、並べて打ったくいに、竹や木の枝をからめて、水の流れをせきとめたもの。 **しかり【然り】**[副]そうである。そのとおり。古い言い方。「―ごもっとも」▽「しかあり」の変化した形。同意する気持ちをあらわす。 **しかりしこうして【然り而して】**[接]そしてさらに。しかも。古い言い方。 **しかりつける【叱り付ける】**[動]厳しくしかる。強くしかる。「頭ごなしに―」 **しかる【叱る】**[動]目下の者のあやまちや欠点などを、強いことばで責めとがめる。「兄にしかられる」 > **つかいわけ しかる・いかる・おこる** > 「しかる」は、目下の者の悪い点を直そうとして、強く注意する。「いたずらをしかる」。「いかる」は、相手の社会的な不正や自分に対するあつかいが不満で、いらだちあれる。「不当な待遇にいかる」。「おこる」は、炭火が真っ赤になるように、強い活力をあらわすこと。現在は「しかる」場合にも、「いかる」場合にも使う。 **しかるに【然るに】**[接]それなのに。ところが。古い言い方。「首相は政治改革を約束した。―いまだ果たされていない」 **しかるべき【然る可き】**[連体]①そうあるのが当然だ。「一言あって―だ」 ②ふさわしい。「―人に依頼[いらい]する」 **しかるべく【然る可く】**[副]ちょうどそれにふさわしいように。「―対処する」 **シガレット**[造語]紙巻きタバコ。「―ケース」| cigarette **しかれども【然れども】**[接]そうではあるが。しかしながら。古い言い方。「花咲きぬ。―風雨に散りぬ」 **しかわかしゅう【詞花和歌集】**[名]一一五〇年ころ。崇徳[すとく]上皇の命により、藤原顕輔[ふじわらのあきすけ]の撰[せん]。第六の勅撰[ちょくせん]和歌集。詞花集。約四一〇首。一〇巻。 **しかん【士官】**[名]軍隊で、将校のこと。兵士や下士官[かしかん]の上の位。 **しかん【仕官】**[-スル]役人となること。▽もと、浪人[ろうにん]していた武士が主君に仕えること。 **しかん【史観】**[名]歴史を根本的に統一して解釈しようとする考えかた。歴史観。「唯物―」 <558> **しかん【弛緩】**[-スル]ゆるむこと。たるむこと。「精神が―する」→緊張▽「ちかん」は慣用読み。 **しがん【志願】**[-スル]すすんで願いでること。「―者」[名]志望 **しがん【彼岸】**[名]仏教で、迷いの多いこの世界。現世。↔彼岸[ひがん] **じかん【次官】**[名]各省大臣や長官の、次の位の役人。政務次官と事務次官とがある。 **じかん【時間】**[造語]①[名]⊕過ぎさっていく、時の流れ。「―がたつ」☆空間 ②時の流れのうちの一定の期間。「―がかかる」 ③時の流れのうちのある一瞬。時刻。「出発の―が来た」 ①[名・造語]時を数える単位。一時間は六〇分で、三六〇〇秒。「一日は二十四―」 > **つかいわけ いとま・時・時間・時刻** > 「いとま」は、こととこととのあいだの、とぎれた時間。「時」は、人間が何かをする場として、空間とともに一つの条件をなすもの。ずっと続いて流れていく。「時間」は、「時」の漢語的表現でもあるが、具体的に、ある限られた長さがある。「時刻」は、時間の中の一点をさす。「時間」を「時刻」と混同する人もある。 **じかんきゅう【時間給】**[名]一時間あたりの賃金をきめ、働いた時間数に応じてしはらう給料。 **じかんげいじゅつ【時間芸術】**[名]音楽や演劇など、時間的な経過をもとにした芸術。↔空間芸術 **しかんたざ【只管打坐】**[四字熟語]ただひたすら座禅[ざぜん]にうちこむこと。道元[どうげん]は座禅そのものがさとりの内容をあらわすとして、さとりを求めることなく座禅をすることを説いた。▽「打坐」を「だざ」と読むのは誤り。 **しき【式】**[名]●きまったやりかた。②きまった順序ややりかたでおこなう、改まった行事。「―を挙げる」③数学で、計算のやりかたを数字や記号であらわしたもの。「―をたてる」④律令の施行細則。シキ ①旧式 形式 法式 本式 略式 ②式辞[しきじ] 式典[しきてん] 儀式[ぎしき] 結婚式[けっこんしき] ③公式[こうしき] 数式[すうしき] 方程式[ほうていしき] ④延喜式[えんぎしき][ことば]き 格式[かくしき] **しき【識】**[名]●知る。見わける。②ものごとの本質を見わける力。考え。知恵[ちえ]。③しるす。また、めじるし。▼「織[しょく]」は別字。シキ ①識別[しきべつ] 意識[いしき] 認識[にんしき] 面識[めんしき] ②識見[しきけん] 学識[がくしき] 見識[けんしき] 常識[じょうしき] 知識[ちしき] ③識語[しきご] 標識[ひょうしき][ことば]識[し]るす 物識[ものし]り **しき【史記】**[名]紀元前一〇〇年前後。中国、司馬遷[しばせん]の歴史書。伝説の時代の五帝[ごてい]から前漢の武帝にいたる中国最初の正史。紀伝体(=人物の伝記を中心とする記述形式)で書かれた通史。 **しき【士気】**[名]兵士の意気。また、人々のやる気。「大いに―があがる」「―を高める」 **しき【四季】**[名]一年を分けた四つの季節。春・夏・秋・冬。「―を通じて美しい公園」 **しき【死期】**[名]死ぬとき。また、死ぬべきとき。「―がせまる」「―をさとる」 **しき【指揮】**[-スル]命令して人々を動かし、まとまりのある行動をさせること。「―をとる」「―者」 **しき**[助詞]程度や分量が、とるにたりないことをあらわす。「これーのことでくたばってたまるか」▽多く、「あれ」「これ」などに付く。 **しぎ【仕儀】**[名]ことのなりゆき。事情。古い言い方。「やむない―にたちいたる」▽結果のよくない場合にいう。 **しぎ【鷸】**[名]シギ科の水鳥[みずとり]。くちばしと足が長い。春と秋に日本にわたってくる。 **じき【直】**[名]→「ちょく」 **じき【直】**[造語]①[副]時間や距離が近いようす。「もう―来る」「駅は―そこです」[名]すぐ ②[造語]「直〜」の形で」あいだにほかのものがなく、直接であることをあらわす。「―弟子[でし]」「―取引」「―筆」「―訴[そ]」[名]じか **じき【自記】**[-スル]◎自分で書きしるすこと。また、自分で書きしるしたもの。手記。②機械が自動的にしるすこと。「―雨量計」 **じき【自棄】**[名]自分で自分を見捨てること。やけくそ。「自暴―」 **じき【次期】**[名]次の期間。次の折。「―大統領候補」 **じき【時季】**[名]盛[さか]んな季節。シーズン。「桜の―」「行楽の―」 **じき【時期】**[名]①何かをする、とき。「―尚早[しょうそう]」 ②季節。「―はずれ」 **じき【時機】**[名]ちょうどよい機会。チャンス。「―を誤る」「―到来」[名]好機 **じき【磁気】**[名]鉄をひきつける性質。「―機雷[きらい]」 **じき【磁器】**[名]白くて半透明な焼き物。水をすわず、陶器[とうき]よりもかたい。有田焼・九谷焼[くたにやき]など。↔陶器 **じぎ【字義】**[名]その漢字のもっている意味。「漢和辞典で―を調べる」 **じぎ【時宜】**[名]ちょうどよい時期。よいころあい。「―をえた計画」 **じぎ【辞儀】**[-スル]頭を下げること。おじぎ。▽古くは、遠慮[えんりょ]という意味もあった。 **じきあらし【磁気嵐】**[名]地球上の磁場[じば]の激しい変動。電波が乱れたり、通信がとだえたりする。 **しきい【敷居】**[名]戸やしょうじの下にある横木。みぞやレールがついている。「―をまたぐ」▽ふつう、「敷き居」とは書かない。→図「なげし」 > **敷居が高い** 相手に義理を欠いたり、失礼なことをしてしまったので、その家に行きにくい。 <559> **しきいし【敷石】**[名]庭や道路などにしいた、たいらな石。▽ふつう、「敷き石」とは書かない。 **しきうつし【敷き写し】**[名]◎書画にうすい紙をひいて、上から写しとること。②他人の文章などを丸写しすること。 **しきかん【色感】**[名]色彩に対する感覚。また、その色から受ける感じ。「すぐれた―の持ち主」「木の家には暖かい―がある」[名]色覚 **しきかん【指揮官】**[名]軍隊などの集団の指揮をする人。「―の命令に従う」 **しききん【敷金】**[名]家や部屋を借りるとき、借りる人が保証のために家主[やぬし]に預けておくかね。▽ふつう、「敷き金」とは書かない。 **しきけん【指揮権】**[名]全体を指揮する権限。とくに、法務大臣が検察官に対してもつ、指揮監督できる権限。「―を発動する」 **しきけん【識見】**[名]ものごとのよしあしを見分ける能力。「しっけん」とも。「高い―をもつ」[名]見識 **しぎけんぽう【私擬憲法】**[名]私的につくった憲法草案。とくに明治前期、自由民権派の政党や個人などが発表したもの。福沢諭吉[ふくざわゆきち]ら交詢社[こうじゅんしゃ]の「私擬憲法案」、板垣退助[いたがきたいすけ]ら立志社の「日本憲法見込[みこみ]案」など。 **しきご【識語】**[名]写本や刊本などの始めや終わりなどに、その本の書写の年月や由来などをあとから書きとめたもの。▽正しくは「しご」と読む。 **しきさい【色彩】**[名]①いろどり。いろあい。「あざやかな―」「―に富む」 ②ものごとの傾向[けいこう]。「政治的―をおびる」 **じきさん【直参】**[名]江戸時代、将軍に直接仕えた一万石[ごく]以下の武士。旗本[はたもと]や御家人[ごけにん]をさす。[名]陪臣[ばいしん] **しきし【色紙】**[名]短歌・俳句・書画などをかく、あつでのきれいな紙。「有名人の―を集める」▽「いろがみ」と読めば別の語。 **しきじ【式次】**[名]式を進める順序。「―に従ってとりおこなう」[名]式次第 **しきじ【式辞】**[名]式場で述べるあいさつのことば。 **じきじき【直直】**[副]地位の高い人や目上の人などが、あいだに人を入れずに直接するようす。「―にお答えをうかがいたい」「会長―の命令」 **しきしだい【式次第】**[名]式のおこなわれる順序と内容。「祝賀会の―」[名]式次 **しょくしないしんのう【式子内親王】**[人]→「しょくしないしんのう」 **しきしまのみち【敷島の道】**[名]和歌の道。歌道。▽「敷島」は、日本のこと。 **しきしゃ【指揮者】**[名]◎集団に命令や指図をする人。「全軍の―」 ②音楽で、合奏や合唱の指揮をする人。 **しきしゃ【識者】**[名]知識があって、正しい判断のできる人。有識者。「―の意見をきく」 **しきじゃく【色弱】**[名]程度の軽い色盲[しきもう]。 **しきじょう【色情】**[名]男女のあいだの情欲。性的欲望。色欲。「―狂」 **しきじょう【式場】**[名]儀式[ぎしき]がおこなわれる場所。「結婚―」 **じきしょうそう【時期尚早】**[形動]あることをおこなうには、まだその時期でなくて、早すぎること。▽「時機尚早」、「じきそうしょう」は誤り。 **しきせ【仕着せ・為着せ】**[名]→「おしきせ」 **しきそ【色素】**[名]色のもとになる物質。「―細胞」 **じきそ【直訴】**[-スル]正式の手順をふまず、直接主君や上役にうったえること。「社長に―する」 **しきそう【色相】**[名]色の三要素の一つ。いろあい。「深みのある―」[名]色調▽他の二つは明度・彩度。 **しきそくぜくう【色即是空】**[四字熟語]仏教で、この世にあるすべてのものは仮の姿で、不変ではなく、本質は空[くう]であるということ。▽「般若心経[はんにゃしんぎょう]」の「色は空と異ならず、空は色と異ならず、色は即ち是れ空なり、空は即ち是れ色なり」から。「色」は物質的な存在。 **しきだい【式台】**[名]玄関さきの一段低くなった板じき。ここで客を送りむかえする。 **しきたり【仕来たり】**[名]昔から続いている習わし。慣習。「古い―を重んじる」[名]慣例 **しきち【敷地】**[名]建物を建てたり、道路をつくったりするための土地。「―を買収する」▽ふつう、「敷き地」とは書かない。 **しきちょう【色調】**[名]色の明暗や濃淡[のうたん]のぐあい。いろあい。「しずんだ―の絵」 **しきつめる【敷き詰める】**[動]全体にすきまなくしく。「部屋にカーペットを―」 **しきていさんば【式亭三馬】**[人]一七七六—一八二二年。江戸後期の戯作[げさく]者。本名は菊地久徳[きくちひさとく]。江戸庶民[しょみん]の生活を笑いとともにえがいた滑稽本[こっけいぼん]の作者。代表作「浮世風呂[うきよぶろ]」「浮世床[うきよどこ]」。 **じきでし【直弟子】**[名]直接教えを受けた弟子。▽弟子の弟子は「孫弟子[まごでし]」という。 **しきてん【式典】**[名]大がかりにとりおこなう儀式。「創立記念―」 **じきでん【直伝】**[名]師匠[ししょう]が直接弟子に教えつたえること。「―の秘法」 **じきとう【直答】**[-スル]他人を通さず、直接に答えること。「ちょくとう」とも。「―を許す」 **じきに【直に】**[副]まもなく。ほどなく。すぐに。じき。「―帰るよ」 **しきのみこ【志貴皇子・施基皇子】**[人] ?—七一六年。奈良時代の歌人。天智天皇の第七皇子。光仁天皇の父。「万葉集」に六首見える。さわやかな歌が多い。 **じきひつ【直筆】**[名]当人が書くこと。また、当人が書いたもの。「―の手紙」↔代筆 <560> **しきふ【敷布】**[名]しきぶとんの上にしく布。シーツ。▽ふつう、「敷き布」とは書かない。 **しきふく【式服】**[名]儀式[ぎしき]のときに着る正式の衣服。礼服。↔平服 **しきぶしょう【式部省】**[名]律令制での太政官[だいじょうかん]。八省[はっしょう]の一つ。儀式[ぎしき]や人事をあつかう役所。 **しきべつ【識別】**[-スル]はっきりと見分けること。「機種を―できる」[名]判別・鑑別 **しきぼう【指揮棒】**[名]合唱[がっしょう]や合奏のとき、指揮者の使う細くて短い棒。タクト。 **しきま【色魔】**[名]多くの女性をだまし、もてあそぶ男。女たらし。 **じきまき【直蒔き】**[名]→「じかまき」 **しきみ【樒】**[名]シキミ科の常緑小高木。仏前に供える。葉から線香[せんこう]をつくる。実は有毒。しきび。 **しきもう【色盲】**[名]色を見分ける能力がなかったり、不完全だったりすること。 **しきもの【敷物】**[名]座るときに下にしくもの。また、ゆかの上にしくもの。座ぶとん・ござ・じゅうたんなど。▽ふつう、「敷き物」とは書かない。 **しきゃく【刺客】**[名]→「しかく」 **じぎゃく【自虐】**[名]自分で自分を必要以上にいためつけること。「―趣味」 **しきゅう【子宮】**[名]哺乳動物のめすの生殖器の一部分で、胎児を宿すところ。「―外妊娠」 **しきゅう【支給】**[-スル]一人一人に割りあててかねや品物をわたすこと。「ボーナスをーする」 **しきゅう【四球】**[名]野球で、フォアボール。 **しきゅう【至急】**[形動]非常に急ぐこと。大急ぎ。「―便」「―おこしください」[名]火急・緊急 **しきゅう【死球】**[名]野球で、デッドボール。 **じきゅう【自給】**[-スル]食料など、生活に必要なものを自分でつくること。「米の―率」「―自足」 **じきゅう【持久】**[-スル]長くもちこたえること。「―戦にもちこむ」[名]耐久 **じきゅうじそく【自給自足】**[四字熟語]必要なものを自分で生産し、まかなうこと。「―の生活」 **しきょ【死去】**[-スル]人が死ぬこと。「―の報に接する」[名]逝去[せいきょ]・死亡 > 「つかいわけ」→「死ぬ」を見よ。 **じきょ【辞去】**[-スル]あいさつをして、立ち去ること。 **しきょう【市況】**[名]市場[いちば]での景気。株式や商品の取り引きのようす。「株式―」 **しきょう【司教】**[名]カトリック教会での僧[そう]の位[くらい]の一つ。大司教の下で、司祭の上。 **しきょう【四鏡】**[名]「大鏡[おおかがみ]」「今鏡[いまかがみ]」「水鏡[みずかがみ]」「増鏡[ますかがみ]」の四つの歴史物語をまとめた呼び方。鏡物[かがみもの]。▽「大鏡」「水鏡」「増鏡」を「三鏡」ともいう。 **しきょう【詩興】**[名]詩をつくりたい気持ち。また、詩からえられる味わい。「―がわく」 **じぎょう【始業】**[名]①一日の仕事を始めること。「―時間にまにあう」 ②その学期の授業を始めること。「―式」 **じぎょう【事業】**[名]営利のため、または社会のためにおこなう仕事や活動。「―をおこす」「―家」 **しぎょうひん【試供品】**[名]宣伝のために見本としてわたし、ためしに使ってもらう品。化粧[けしょう]品・薬品・食品などに多い。 **しきよく【色欲・色慾】**[名]性的欲望。また、色情と利欲。 **しきょく【支局】**[名]本局や本社から分かれた場所にあって、その地域の業務をあつかうところ。「新聞社の―」↔本局 **しきゅうしき【始球式】**[名]野球で、試合に先立って、来賓[らいひん]が投手となって第一球を投げる行事。バッターはわざとからぶりする。 **しきん【資金】**[名]事業などをおこなうもとになるかね。「―援助」[名]基金 **しきんじょう【紫禁城】**[名]中国、北京[ペキン]にある、明[みん]・清[しん]代の宮城。明の永楽帝[えいらくてい]が築造したのに始まり、現在は故宮[こきゅう]博物院となっている。 **しきんせき【試金石】**[名]ほんとうの価値を知るための材料。「―となる仕事」▽金属の純度を知るための、黒くてかたい石という意味から。 **しく【四苦】**[名]仏教で、人生における四つの苦しみ。生[しょう]・老・病・死。「―八苦」 **しく【詩句】**[名]詩の文句。詩の一節。 **しく【敷く】**[動]◎たいらに広くひろげる。「ふとんを―」「カーペットをー」 ②いちめんに並べる。設置する。「道にじゃりを―」「背水の陣[じん]を―」 ③広くゆきわたらせる。「法律を―」▽「布く」とも書く。 **じきょく【時局】**[名]国や社会の、そのときの情勢。「―講演会」[名]時事 **じきょく【磁極】**[名]①磁石[じしゃく]の両はし。N(正)極とS(負)極。鉄をいちばん強く引きつける部分。②北極と南極。 **しきり【仕切り】**[名]①へだてること。また、へだてるもの。「―戸」「間―」 ②すもうで、両手をついて身構えること。「―直し」 ③売り買いの決算のときの値段。「―が高い」 **しきりに【頻りに】**[副]たて続けにくりかえすようす。休みなくくりかえすようす。「―手紙をよこす」 **しきる【仕切る】**[動]①区切りをつけてへだてる。「カーテンで部屋を―」 ②帳簿上で、決算をする。「月末でー」 ③すもうで、力士が土俵[どひょう]上で見合って立ちあいの身構えをする。「両手をついて―」 ④一切を処理する。とりしきる。「調理場を―」「興行[こうぎょう]を―」 **しきん【至近】**[名]非常に近いこと。もっとも近いこと。「―距離」 <561> でなーをする役者」[類]所作・身振り **しく**[如く・若く][助動] [多く、「~にしかない」「~にしくものはない」の形で]・・・におよばない。・・・にかなわない。「世に酒に―ものはない」「百聞は一見にしかず」[類]匹敵する **じく**[軸] [ジク]①回転するものの中心となる棒。②まきもの。かけもの。「―に仕立てる」③筆やマッチなどの柄。④活動の中心。「―になる投手」⑤数学で、座標や対称図形の基準となる線。 [ジク]①車軸 地軸 ②軸物 掛け軸 書軸 ③軸木 ペン軸 主軸 新機軸 ④枢軸国 縦軸 横軸 **じく**[字句][名]文章の中の文字やことば。「―を正す」 **じくう**[時空][名]時間と空間。「―をこえる」 **じくうけ**[軸受け][名]機械の回転軸を支える部分。ベアリング。 **しくかつよう**[シク活用][文法]文語で、形容詞の活用の種類の一つ。たとえば「美し」は、「美しく(て)」「美し」「美しき(とき)」「美しけれ(ば)」と、また、「美しから(ず)」「美しかり(けり)」「美しかる(とき)」「美しかれ」と活用する。このような活用のしかたをシク活用という。後者の活用を、別に「カリ活用」ともいう。[シク活用の形容詞は「うれし」「かなし」のように感情や意思をあらわすものが多い。] > 形容詞の活用には他に「ク活用」がある。区別するには、動詞「なる」をつけて連用形の語尾が「ク」になるか「シク」になるかで見分ける。「高くなる」はク活用。「悲しくなる」はシク活用。[巻末「活用表」参照。] **しぐさ**[仕草・仕種][名]①ものごとをするときの身ぶりややりかた。「あの子の―はかわいい」②映画・演劇などで、俳優の演じる動作や表情。「は **ジグザグ**[形動]ぎざぎざに折れまがっていること。いなずま形。ジクザク。「道は―になって山頂に続いていた」「―デモ」[zigzag] **じくじ**[忸怩][形動]心の中で深くはじいるようす。「今回の不祥事には内心―たるものがある」 **しくしく**[副]①あわれな感じで、静かに弱々しく泣くようす。「―と泣いている女の子」②にぶく、さすように、たえず痛むようす。「腹がーする」 **しくじる**[動]失敗する。また、失敗して仕事などを失う。「試験でー」「会社を―」 **ジグソーパズル**[名]ばらばらに切りはなした絵を、もとどおりの絵にはめあわせる遊び。切りぬきはめ絵。パズル。[jigsaw puzzle] **じぐち**[地口][名]ことわざ・成句などを、発音の似た別の文句にかえることばのしゃれ。語呂合わせ。「うそから出た実[まこと]」を「すそから出た真綿[まわた]」というなど。 **しくつ**[試掘][名]鉱石・石油・温泉・遺跡などがあるかどうか、ためしにほってみること。 **シグナル**[名]①信号。あいず。「―を送る」[類]サイン ②道路や線路などの信号機。「―が赤に変わった」[signal] **しくはっく**[四苦八苦][四漢]非常に苦しむこと。「弁明に―する」[類]悪戦苦闘[あくせんくとう][仏教で、生・老・病・死の四苦に、愛別離苦(=愛する人と別れる苦しみ)・怨憎会苦(=にくむ人に会う苦しみ)・求不得苦(=求めているものがえられない苦しみ)・五蘊盛苦(=物質的存在やさまざまな心のはたらきに執着する苦しみ)の四苦を加えていうことば。] **じくばり**[字配り][名]習字などで、文字を書くときの文字の大小や並べかたのバランス。 **シグマ**[Σ・σ][名]①ギリシャ語のアルファベットで一八番目の文字。②数学で、総和をあらわす記号。Σ[sigma] **しくみ**[仕組み][名]①ものごとの組みたて・構造。また、ものごとをおこなうときの計画やくふう。「精巧なーの機械」「呼吸の―」「仕事の―を協議する」 **しくむ**[仕組む][動]①くふうして組みたてる。②よくない計画を立てる。くわだてる。「仕組まれた陰謀」「八百長を―」③劇などのすじをつくりあげる。「ドラマにー」 **シクラメン**[名]サクラソウ科の多年草。冬から春にかけて、赤・ピンク・白などの花が咲く。鉢植えにすることが多い。ブタノマンジュウ。[cyclamen] **しぐれ**[時雨][名]晩秋から初冬にかけて、降ったりやんだりする小雨。「―月(=陰暦の一〇月)」[常用漢字表付表の語。] **しぐれる**[時雨れる][動]しぐれが降る。[古くは、なみだぐむという意味。「そでが―」] **じくん**[字訓][名]漢字の訓読み。漢字を日本語の意味にあてはめて読むもの。「山」を「やま」、「川」を「かわ」と読むなど。[↔]字音 **しくんし**[四君子][名]中国の絵の題材などで、ラン・タケ・ウメ・キクの四つ。[気品があるところから。] **しけ**[時化][名]①風雨が激しくて、海があれること。「フェリーがーで欠航する」[↔]なぎ ②海があれて魚がとれないこと。不漁。「―つづきで魚の値が上がる」 **じげ**[地下][名]①昔、昇殿を許されなかった身分の低い役人。[↔]殿上人[てんじょうびと]②宮中に仕えた人が、それ以外の人を呼んだことば。地下人[じげにん]。 **しけい**[死刑][名]犯罪者の命をうばう、もっとも重い刑罰。「―に処する」「―囚」[類]死罪・極刑 **しけい**[私刑][名]法律や裁判によらず、個人や集団が犯罪者などに勝手に加える刑罰。リンチ。 **しけい**[紙型][名]活版印刷用の鉛版をつくるために、組みあげた活字に特殊な厚紙をおしつけてつくった型。[活版印刷が少なくなった現在は、ほとんどつくられない。] **しけい**[詩形・詩型][名]詩の形式。音数やリズムなどで区別する。七五調・五七調・ソネット形式・自由詩など。 <562> 自由詩など。 **しげい【至芸]** 最高のすぐれた芸。「達人の―に酔う」 [類]名人芸 **じけい【次兄]** 上から二番目の兄。 **じけい【字形]** 文字の形。とくに、漢字についていう。 >つかいわけ 字形・字体・書体 >「字形」は、現実に書かれた文字の形。一点ぬけていたりする誤字もあれば、ゆがんだもの、丸い字形などもある。「字体」は、世間で認めている字形。新字体・旧字体など。また、俗字体もある。「書体」は、篆書[てんしょ]・隷書[れいしょ]・楷書[かいしょ]・行書・草書の区別をいう。 **じけい【自警]** [名・スル]自分たちだけで自分たちのまわりを警戒すること。「―団の組織」 **しけいしゅう【死刑囚]** 死刑を宣告された囚人。 **しげき【史劇]** 歴史上の出来事をもとにしてつくった劇。歴史劇。 **しげき【刺激・刺戟]** [名・スル]外部からはたらきかけて、なんらかの反応を起こさせること。また、その力。「鼻を―するにおい」「友人に―されてこの道にはいる」 **しげき【詩劇】** せりふが詩の形式になっている劇。 **しけこむ** [国]①遊び場所などにこっそりはいりこむ。②かねがないため、家でじっとしている。俗ぞくな言い方。 **しげしげ【繁繁]** [画]①何回もくりかえして出入りするようす。「―と図書館に通う」 [類]しきりに・ひんぱんに ②じっと見つめるようす。よくよく。「子供の寝顔[ねがお]を―と見る」「 [類]つくづく **しけつ【止血】** [名・スル]出血を止めること。また、血が止まること。血どめ。「―剤[ざい]」 **じけつ【自決]** [名・スル]①自分自身の意思で行動などをきめること。「民族―運動」 ②自殺すること。「責任をとって―する」 **しける【《時化る]** [下一]◎強い風雨のために、海があれる。②景気が悪くなる。かねまわりが悪くなる。俗ぞくな言い方。「しけたつらをするな」▽海があれて漁[りょう]ができず、かねにならないことから。ふつう「しけた」「しけてる」の形で使う。 **しける【湿気る]** [下一]湿気[しっけ]をおびる。水分をふくんでしんなりする。しっける。「せんべいが―」 >「つかいわけ」→「湿[しめ]る」を見よ。 **しげる【茂る・繁る]** [国]草木や葉が盛んに生えて重なりあう。「庭に雑草が―」 **しけん【私見]** 自分ひとりの個人的な意見。「―を述べる」「―によれば」 **しけん【私権]** 私法上の権利。財産権・身分権・相続権など。 **しけん【試験]** [名・スル]①ものの性質や能力などを、ためしたり調べたりすること。「―運転」 ②人の知識や能力を知るため、問題を出して答えさせること。「入学―」 [園]考査[こうさ] [類]検査・テスト **しげん【至言]** いかにも道理にかなった、適切なことば。「まさに―というべきだ」「―は耳に逆らう(=すなおに聞きいれにくい)」 [圏]名言 **しげん【始原]** ものごとの起こるはじめ。原始。 **しげん【資源]** 自然に存在するもので、広く産業の原材料となる物資。「地下―」「観光―」「人的―(=労働力)」 **じけん【事件]** ①できごと。とくに、話題となるような変わった出来事。「殺人―」「―を解決する」 ②裁判所があつかうことがら。「訴訟[そしょう]―にまで発展する」「かぞえ方 件[けん] **じげん【次元]** ①ものの広がりをあらわす基準。たとえば、線は一次元、面は二次元、空間は三次元。②ものを考える立場や基準。「―の高い話題」「質と量の―」 **じげん【字源]** 漢字の構成要素。「位」は、「人」と「立」とからできているなど。②かな文字のもとになった漢字の形。「い」は、「以」のくずした形、「イ」は、「伊」の一部からできているなど。 **じげん【時限]** ①学校の授業時間などの単位。「四―終了後に昼食」 ②ある一定の時間や期間に限ること。「―爆弾[ばくだん]」「―ストライキ」 **しけんかん【試験管]** 化学の実験などで使う、一方を丸底状にとじた細長いガラス管。 **しけんてき【試験的]** [形動]本式におこなう前に、ためしにやってみるようす。「―に使ってみる」 **しげんナショナリズム【資源ナショナリズム】** 資源の開発や利用については、それを保有し産出する国が決定するべきだという考えかた。 **じげんばくだん【時限爆弾]** あらかじめきめた時刻になると、自動的に爆発するしかけの爆弾。 **じげんりっぽう【時限立法]** 有効期間を限定してつくられた法令。限時法。 **しこ【指呼]** [名・スル]①指さして呼ぶこと。また、指をさして声を出しながら確認すること。▽電車の発着時のホームでよく見られる駅員の動作。 指呼の間[かん] 呼べば答えるほどの近い距離。 **しこ【四股]** 力士が土俵上などで、左右の足を交互に高く上げ、力をこめて土をふむ動作。「一をふむ」 **しご【死後]** 死んだあと。 [圏]没後 [対]生前[せいぜん] **しご【死語]** 以前は使われていたが、現在は日常使われなくなった単語や言語。単語では、「労咳[ろうがい](=肺結核[はいけっかく])」など。言語では、古代ラテン語・バビロニア語など。 [類]廃語、 **しご【私語]** [名・スル]授業中などに、勝手[かって]に小声でひそひそと話しあうこと。「―はつつしめ」 **じこ【自己]** 自分。自身。おのれ。「―申告制」「―紹介」 [対]他者 **じこ【事故]** 思いがけなく起きるよくない出来事。「交通―」「突発―」「―死」 <563> **じご【事後]** ものごとが終わったあと。「―報告」「―承諾[しょうだく]」 [対]事前 **じこあんじ【自己暗示]** 自分自身に暗示をあたえること。「―にかける」 **しこう【至高]** この上なく高くすぐれていること。最高。「―の精神」 **じこう【志向】** [名・スル]心が、ある目標を目ざして進むこと。また、目標に向かう心の動き。「真理への―」「ブランドー」 **しこう【指向】** [名・スル]あるきまった方向や目的に向かうこと。「都会一型の若者」「―性アンテナ」 **しこう【伺候】** [名・スル]身分の高い人のそば近くに仕えること。また、目上の人のごきげんをうかがいにいくこと。「御前に―する」 **しこう【施工】** [名・スル]工事をおこなうこと。「せこう」とも。「ビルの―業者」 **しこう【施行】** [名・スル]実際におこなうこと。法令の効力を発生させること。「せこう」とも。「政策を―する」「新憲法を―する」 [園]実施 **しこう【思考】** [名・スル]思いめぐらすこと。深く考えること。また、深い考え。「―力」 **しこう【×嗜好】** [名・スル]飲食物などの好み。「年をとると―が変わる」 **しこう【支考】** 「かがみしこう」 **しこうさくご【試行錯誤】** [回漢]いろいろとためして、失敗を重ねながらも、しだいに適切な方法を見つけていくこと。「―の連続」「―の末」 **しこうてい【始皇帝】** [閃]前二五九―前二一〇年。中国、秦[しん]の皇帝。中国をはじめて統一し、権力を一手ににぎった。万里の長城の増築、焚書坑儒[ふんしょこうじゅ](=儒教関係の書物などを焼き、儒者を生うめにしたこと)でも知られる。 **しこうひん【×嗜好品】** 栄養をとるためではなく、自分の好みで口にするもの。酒・茶・タバコなど。 **じごえ【地声】** 生まれつきの声。もちまえの声。「大きい声は彼の―だ」 [☆]裏声 **しこく【四国】** 香川・徳島・高知・愛媛の四県をまとめた呼び方。「―巡礼[へんろ]」 **しごく【至極】** [回]この上ないようす。これ以上なく。「―満足です」「恐悦[きょうえつ]―に存じます」 [厠]きわめて **しごく【。扱く】** [国]①手ににぎった長いものを、もう一方の手で手前に引きぬく。「稲穂を―」「やりを―」 ②厳しく訓練する。「新人を―」 **じこく【自国】** 自分の国。 [圏]祖国 [対]他国 **じこく【時刻】** 時の流れの中の、あるきまった一点。「出発の―」「一到来」「―表」 [圓]時間 >「つかいわけ「時間」を見よ。 **じごく【地獄】** ①仏教で、六道の一つ。生前悪いことをした者が、死後さまざまな苦しみを受けるというところ。 [対]極楽▽八熱・八寒など一三六種があるとされる。キリスト教では、天国に対していう。②ひどい苦しみを受けること。また、ひどく苦しい状態。「通勤―」 地獄で仏』と」に会ったように、非常に困っているとき思わぬ助けに会った喜びをいう。 地獄の沙汰も金次第[しだい] かねさえあれば、すべて自分の思うがままになる。▽地獄で受ける裁判もかねしだいで有利になるという意味から。 **じごくのきせつ【地獄の季節】** [品名]一八七三年。フランス、ランボーの散文詩集。ヴェルレーヌとの地獄のような愛憎[あいぞう]生活の体験と、そこからの脱出をつづったもの。「Une Saison en Enfer **じこくひょう【時刻表】** 乗り物の発着時刻を表にしたもの。ダイヤ。「列車―」 [圏]時間表 **じごくみみ【地獄耳】** ①一度聞いたら決して忘れないこと。②他人の秘密などをすばやく聞きこむこと。 [圏]早耳 **じこけんお【自己嫌悪】** 自分で自分がいやになること。「―におちいる」 **じこけんじ【自己顕示】** 自分の存在を、ことさら他人に目立つようにすること。「―欲」 **しごこうちょく【死後硬直】** 動物の死後に起こる、筋肉のかたくなる現象。死体硬直。「―がくる」 **しこしこ** [出]①やわらかそうに見えて、歯ごたえのあるようす。「―したうどん」 ②持続してじみに活動するようす。こつこつ。「じみちに―と努力する」 **じこしょうかい【自己紹介】** [名・スル]はじめて会う人に、自分の口から名前や出生地・性格などを話して、自分がどんな人間であるかを知らせること。 **じごしょうだく【事後承諾】** 前もって許しをえないまましてしまったことを、他人があとになって認めること。「―を求める」 **しごせん【子午線】** 天球上、北極から天頂を通って南極に至る線。経線。▽「子」は北、「午」は南のこと。 **じこそがい【自己疎外】** [哲学]朽で、自己の主体性をなくすこと。とくに、資本主義社会で、人間らしさを失い、自分自身にさえ疎外感をもつ状態。 **しこたま** [圃]たくさん。どっさり。俗ぞな言い方。「―かせいだ」▽かねをためることや飲食についていうことが多い。 <564> **じこちゅうしんてき【自己中心的】** [形動]自分本位にものごとを考えるようす。社会を、自分を中心にしてとらえ、他人を考えに入れないようす。 **しごと【仕事】** [名・スル]①頭やからだを動かしてはたらくこと。「カー」「針―」 ②職業。「―を探す」 ③物理で、物体に力がはたらいて位置が変わること。仕事量は、加わった力と物体が動いた距離をかけあわせた数値。「―量をはかる」 **じこどういつせい【自己同一性】** いつどんなときでも一個の人格として存在し、自分が自分であることを確信すること。アイデンティティ。▽心理学用語。 **しこな【四股名】** すもうで、力士としての呼び名。双葉山[ふたばやま]・千代の富士[ちよのふじ]など。 **じこひはん【自己批判】** [名・スル]自分の考えや行動を、自分自身で反省したり批判したりすること。 **じこまんぞく【自己満足】** [名・スル]自分のしたことや自分自身に満足すること。 **じこみ【仕込み】** [造語]『「〜じこみ」の形で』身につけたこと。つくられたこと。「フランスーのファッション」「父親ーの腕前[うでまえ]」▽名詞に付く。 **しこむ【仕込む】** [国]①みそ・しょうゆなどの原料に酵母[こうぼ]などを入れ、発酵するようにしておく。「パン種[だね]を―」 ②商品を買いいれる。「品物を大量に―」 ③中にこめておく。「刀を仕込んだつえ」 ④手をとって教えこむ。訓練する。「芸を―」 **しこめ【《醜女】** 顔かたちのみにくい女。古い言い方。 **しこり【痼り】** ①筋肉などの一部がかたくなること。また、その部分。「首すじに―ができる」 ②よくないことがあったあとに残る気まずい感じ。「おたがいの感情に―が残る」 **じこりゅう【自己流】** 他人から学んだものではなく、自分ひとりでくふうしたやりかた。 [圏]我流[がりゅう] **しさ【示唆】** [名・スル]それとなく教えること。ほのめかすこと。「じさ」とも。「―に富む話」 [圏]暗示 **じさ【時差】** ①地球上の位置によってちがう標準時の差。経度一五度ごとに一時間の時差が生じる。②ものごとをうまく進行させるため、行動する時刻を早くしたりおそくしたりしてずらすこと。「―出勤」 **しさい【子細】** ①くわしい事情。いわれ。「―に述べる」「ーありげな顔」 [類]詳細[しょうさい] ②都合やぐあいの悪いこと。さしさわり。「―はない」 **しさい【司祭】** カトリック教会での僧[そう]の位の一つ。司教の次。信者を指導し儀式[ぎしき]をつかさどること。”神父。 **しさい【詩才】** 詩をつくる才能。「―にあふれる」 **しざい【死罪】** 死刑。または、死に値[あたい]するほどの罪。「―に相当する」▽「頓首死罪[とんしゅしざい]」は、手紙や批評文などの最後に、失礼をわびる気持ちでそえることば。 **しざい【私財】** 個人の持つ財産。「―を投げだす」 [類]私産 **しざい【資材】** ものをつくるもとになる材料。「建築―」「―置き場」 **しざい【資財】** 生活や仕事のもとになる財産。もとで。「―に富む」 **じざい【自在】** [形動]じゃまするものがなく、思いどおりにできること。「伸縮―」「自由―」 **じざいかぎ【自在×鉤】** いろりの上に天井[てんじょう]から竹ざおをつるし、そのさきになべなどをぶらさげるもの。なべの高さを上下して火加減を調節する。 **しさく【思索】** [名・スル]すじみちを立てて、あれこれと深く考えること。「―をめぐらす」「―にふける」 **しさく【施策】** [名・スル]立てた計画や対策を実際におこなうこと。また、その計画や対策。「―の推進」「経済」 **しさく【試作】** [名・スル]本格的につくる前に、ためしにつくってみること。「―品の展示」 **しさく【詩作】** [名・スル]詩をつくること。「―にふける」 **じさく【自作】** [名・スル]①〈名・・スル〉自分でつくることと。また、自分でつくったもの。「―自演」②〈名〉「自作農」の略。 [対]小作 **じさくのう【自作農】** 自分で田畑をもち、それを耕作して生活している農民。自作。 [対]小作農[こさくのう] **じざけ【地酒】** その地方でつくられる酒。 **しさつ【刺殺】** [名・スル]刃物[はもの]でさしころすこと。 **しさつ【刺殺】** [名・スル]①野球で、守備側の選手がフライをとったり、タッチしたりして、打者あるいは走者を直接アウトにすること。 [対]補殺[ほさつ] **しさつ【視察】** [名・スル]直接その場所へ行き、実際にどうなっているかを見たり調べたりすること。「被災“地を―する」 **じさつ【自殺】** [名・スル]自分で自分の命を絶つこと。「―未遂[みすい]」 [類]自害・自決 [対]他殺 **じさぼけ【時差×惚け】** 世界各地によって標準時刻の差があり、海外旅行などのとき、その差で生活のリズムがくるって体調をくずすこと。 **しさん【四散】** [名・スル]集まっていたものが、ばらばらになること。「くもの子を散らすように―した」 **しさん【資産】** 土地・家屋・金銭などの財産。「固定—」「一公開」 [対]負債 **しさん【試算】** [名・スル]①およその見当をつけるため、ためしに計算してみること。「工事の費用を―する」 ②計算の結果を確かめるために、もう一度計算すること。 [類]検算[けんさん]・試[ため]し算 **しざん【死産】** [名・スル]胎児が死んだ状態で生まれること。「しさん」とも。 **じさん【自賛・自讚】** [名・スル]自分で自分をほめて、自慢[じまん]にすること。「自画―」▽もと、自分の絵に自分で賛(=ほめことば)を書くという意味。 **じさん【持参】** [名・スル]持っていくこと。持ってくること。「―の弁当」「雨具を―する」 **じさんきん【持参金】** 結婚するとき、嫁[よめ]または婿[むこ]が実家から持っていくかね。「―つきの嫁」 **しし【四肢】** 両手と両足。手足。 **しし【志士】** 国家や社会、あるいは理想のために命をかけてつくそうとする、高いこころざしをもった人と。また、自分でつくったもの。「―自演」「勤王[きんのう]のー」 <565> **しし[嗣子]** 家のあとをつぐ子。あととり。 **しし[獣・猪・鹿]** けもの。とくに、イノシシやシカ。また、それらの肉。「―なべ」 **しし[死屍]** 死骸[しがい]。しかばね。「―累々」 > 死屍に鞭打つ 死者の生前の言動を厳しく非難する。▽中国、「史記」から。 **しし[孜孜]** [形動]せっせとはげむようす。休みなく努力するようす。「―として働く」 **しし[獅子]** ライオン。「―奮迅[ふんじん]」 > 獅子身中の虫 内部から災いを起こすもの。▽「獅子身中の虫、獅子を食らう」から。 **しじ[支持]** ❶意見や政策などに賛成して応援[おうえん]すること。「―者多数」「―政党」 類[るい]支援[しえん] ②支えもちこたえること。「片手―倒立」 **しじ[私事]** 個人的なことがら。わたくしごと。⇔公事[こうじ] **しじ[指示]** ❶指図[さしず]すること。「先生の―に従う」 ②さししめすこと。「―語」「―代名詞」 **しじ[指事]** 漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。直接、形ではあらわせないものを、線や点などの記号を用いて示す方法。線で数をあらわす「三」や、短い線で位置を示す「上」「下」など。 **しじ[師事]** 先生として教えを受けること。「高名な学者に―する」▽「事」は、仕えること。 **じし[侍史]** 手紙のあて名の左下にそえて、敬意をあらわすことば。▽直接ではおそれおおいので、そばの書記を通じてという意味。 **じじ[時事]** その時その時の社会的な出来事。「―解説」「―川柳」 **ししがしら[獅子頭]** ❶獅子舞[ししまい]に使う木製の獅子の頭。 ②金魚の一種。頭部に多くのこぶがある。 **じじこっこく[時時刻刻]** 時間の経過とともにだんだんと、また確実に変わっていくようす。刻々。刻一刻。「―と変化する」「―情報がはいる」 **ししそんそん[子子孫孫]** 子孫の末[すえ]の末まで。子孫の続くかぎり。代々。「―に伝える」 **しじだいめいし[指示代名詞]** 代名詞の一つ。ものごとや場所・方角などを指し示すはたらきをすることば。遠近によって、語頭に、近いものから「こ」「そ」「あ」のどれかが、不定のものには「ど」がそれぞれつく。▽古語の場合、不定称[ふていしょう]は「ど」ではなく、「いづれ」「いづこ」「いづかた」などの形になる。→「表「こそあどことば」 **ししつ[資質]** 生まれつきの性質。「―にめぐまれる」 圏天性・天分 **ししつ[紙質]** 紙の性質や品質。「かみしつ」とも。「―がいい」 **ししつ[自失]** われを忘れてぼんやりとすること。「茫然―」 **じしつ[自室]** 自分の部屋[へや]。「―にこもる」 **じしつ[痔疾]** 肛門部におこる病気をまとめた呼び方。 **じじつ[事実]** ❶〈名〉ほんとうにあったことがら。現実にあることがら。「―無根」 ②〈副〉ほんとうに。実際に。「―おこなわれたのだ」 > 事実は小説よりも奇なり 世の中の出来事のほうが、小説よりもふしぎでめずらしいものだ。▽イギリスの詩人バイロンの「ドン・ジュアン」の中にあることば。 > つかいわけ →「真実」を見よ。 **じじつ[時日]** 日にちと時間。また、期間。「―を要する」「短―のうちに」 **じじつむこん[事実無根]** 事実にもとづいていないこと。実際にはまったくそうでないこと。「そんなうわさは―だ」 **しして(死して)のち已[や]む** 命のある限り努力しつづける。▽死んではじめてやめる意味から。 **しじ(死児)の齢[よわい]を数[かぞ]える** とりかえしのつかない過去のことを忘れられず、いつまでもなげきやむ。▽死んだ子が、もし生きていたら今は何歳だろうになると数えることから。 **ししふんじん[獅子奮迅]** 勢いがすごく盛[さか]んで、あばれまわること。「―の目ざましいはたらきをする」▽「獅子奮進」は誤り。 **しじま** 物音ひとつしないで静まりかえっていること。「夜の―に包まれる」 類[るい]静寂[せいじゃく] **ししまい[獅子舞]** 獅子頭[ししがしら]をかぶってまう舞。正月や祭りなどにまうことが多い。 **しじみ[蜆]** シジミ科の二枚貝。川や池などにすみ、黒色で小形。食用。「天[てん]どんに―のみそしる」 **じじむさい[爺むさい]** 年寄りじみて、むさくるしい。「―かっこう」 **ししゃ[支社]** 会社などで、本社から分かれて地方にある事務所。 **ししゃ[死者]** 死んだ人。死人。「―六名、重軽傷者合わせて二五名」⇔生者[せいじゃ] **ししゃ[使者]** 命令や依頼を受けて使いをする者。「―をさしむける」 > つかいわけ **使い・使者・使節** > 「**使い**」は、公的でも私的でもいえるが、「**使者**」は、公的な場合、また正式な場合に使う。「**使節**」は、国と国とのあいだの正式な使い。 **ししゃ[試写]** 映画などで、公開に先立って一部の特別な人に映して見せること。「―会」 **ししゃ[試射]** 鉄砲[てっぽう]や大砲[たいほう]などの性能をためすために撃[う]ってみること。 <566> **じしゃ【侍者】** 貴人の近くに仕えて用をする人。 **ししゃく【子爵】** 貴族の階級の一つで、五爵(=公・侯・伯・子・男)の第四位。 **じしゃく【磁石】** ①鉄をひきつける性質の物体。マグネット。②方角を知るために使う道具。磁針が北の方向を指し示す。コンパス。 **じじゃく【自若】** [形動]落ち着きはらっていて、あわてないようす。「泰然[たいぜん]―」 **ししゃごにゅう【四捨五入】** [名・スル]だいたいの数値を求めるときに使う方法の一つ。求めたい位のすぐ下の位の数が、四以下のときは切り捨て、五以上のときは切り上げる。 **じしゃぶぎょう【寺社奉行】** 江戸幕府の職名。譜代大名[ふだいだいみょう]から選ばれ、寺社とその領内の管理『などをおこなう。勘定奉行・町奉行とともに三奉行と呼ばれ、その最上位にあった。 **ししゃも【柳葉魚】** キュウリウオ科の魚。小形でワカサギに似る。干ものにして食べる。 **ししゅ【死守】** [名・スル]死ぬ思いでがんばりとおして守ること。「一点を―する」 **ししゅ【詩趣】** 詩的な味わい。詩に表現するのにふさわしいおもむき。「―あふれる」 **じしゅ【自主】** [名・スル]すすんで自分の力できめたりおこなったりすること。「―独立」「一規制」 [対]自立 **じしゅ【自首】** [名・スル]犯罪者が、つかまる前に警察に自分から申しでていくこと。 **ししゅう【死臭】** 死体から出るいやなにおい。「―がただよう」 **ししゅう【志州】** ↓「しま(志摩)」 **ししゅう【詩集】** 詩を集めた本。「処女―」 **ししゅう【刺繍】** [名・スル]布地に糸で絵・文字・模様などをぬいこんであらわすこと。また、そのもの。 **しじゅう【始終】** [画]①〈名〉はじめから終わりまで。「一部―を説明する」 ①〈副〉つねに、たえず。ねんじゅう。「仕事のことが―頭からはなれない」 **じしゅう** [日]【自習】[名・スル]自分で学習や練習をすること。「―時間」「自学―する」 【自修】[名・スル]独力で学問や技術などを身につけること。 **じしゅう【時宗】** 鎌倉[かまくら]中期、一遍[いっぺん]が開いた仏教の宗派。念仏によって救われるという教えを、念仏を唱えながらおどりあるいて広めた(=踊り念仏)。遊行[ゆぎょう]宗。 **じじゅう【自重】** ①車体や機械などの、それ自体の重さ。▽「じちょう」と読めば別の語。 **じじゅう【侍従】** 天皇や皇太子のそば近くに仕える人。また、その役。 **しじゅうから【四十×雀】** シジュウカラ科の小鳥。くびと頭は黒く、腹は白い。しじゅうがら。 **しじゅろくにち【四十九日】** 仏教の法要の一つ。人がなくなってから四十九日目にする。死者が、次の世界に生まれかわるまでの期間という。 **しじゅうしょう【四重唱】** 声域の異なる四人の歌い手による合唱。カルテット。 **しじゅうそう【四重奏】** 四種類の楽器による合奏。第一バイオリン・第二バイオリン・ビオラ・チェロによる弦楽[げんがく]四重奏がもっとも多い。カルテット。 **しじゅうはって【四十八手】** ⊕すもうで、勝負をきめる伝統的なわざをまとめていうことば。②それぞれの分野で目的を果たすための、いろいろな手段や方法。「売りこみのー」 **ししゅく【私淑】** [名・スル]深く尊敬する人を、ひそかに自分の師ときめて慕[した]い学ぶこと。「―する作家」 [対]師事[直接教わるときは使わない。] **じしゅく【自粛】** [名・スル]自分からすすんで、おこないをつつしむこと。「タクシーの使用を―する」 **ししゅつ【支出】** [名・スル]予算の中から目的に応じて分割してかねを出すこと。また、出した金額。「教育費の―がかさむ」 [対]収入 **じしゅてき【自主的】** [形動]他から指示されることなく、すすんでおこなうようす。「―に行動する」 **しじゅほうしょう【紫綬褒章】** 学問や芸術の分野で、功績のあった人におくられる記章。むらさき色のリボンがついている。 **じしゅりゅうつうまい【自主流通米】** 生産者が自由な価格で売ることを許可されている米。 **しじゅん【至純】** [形動]この上なく純粋[じゅんすい]なこと。「―な愛」 **じじゅん【耳順】** 六〇歳のこと。▽中国、「論語」の「六十にして耳順[したが]う(=孔子は六〇歳のとき、耳にはいる他人のことばすべてをすなおに聞きいれることができた)」から出たことば。 **ししゅんき【思春期】** 一四)一五歳、前後の、異性を強く意識しはじめる年代。 **ししょ【司書】** 図書館で、何を買い入れるかを決定し、本の整理などの仕事をする資格をもつ人。 **ししょ【四書】** ↓「ししょごきょう」 **ししょ【史書】** 歴史を記述した書物。歴史書。 **しじょ【子女】** こども。息子[むすこ]や娘[むすめ]。「海外帰国―」「良家[りょうけ]の―」 **じしょ【地所】** 建物を建てたり、売買の対象となったりする土地。「―のさかいをはっきりさせる」 **□【字書】** 「字典」に同じ。 **□【辞書】** ことばや文字を一定のきまりに従って並べ、その意味・用法・用字法・語源などをしるした書物。辞典。字引。「―を引く」▽ふつう、「字典」「事典」をふくめた広い意味で使われる。 **じしょ【自署】** [名・スル]自分自身で自分の名前をしるすこと。また、そのしるした名前。サイン。 [圏]署名 **じじょ【次女・二女】** 女のきょうだいのうち、二番目に生まれた子。 [対]次男 **じじょ【自助】** 他人の力をあてにせず、自分の力だけでがんばること。「―の精神」「―努力」 [圏]自力 **じじょ【自序】** 著者自身の書いた序文。 **じじょ【侍女】** 位の高い人に仕えて世話をする女の人。こしもと。 [対]侍僕[じぼく] **ししょう【支障】** さまたげになるような、都合の悪いこと。さしさわり。「―がある場合は申しでること」「―をきたす」 <567> **ししょう【死傷】**[名]死んだり、けがをしたりすること。「交通事故による―者がふえる」 **ししょう【師匠】**[名]学問や技術などを教える人。とくに、日本の古典芸能や技術などの分野で用いることが多い。「おどりの―」⇔弟子 **しじょう【史上】**[名]歴史にあらわれているところ。歴史上。「―に例がない」「―最大の地震」 **しじょう【市場】**[名]品物の売買や取り引きがおこなわれるところ。「商品が―に出まわる」「株式―」▽「いちば」と読めば別の語。 **しじょう【至上】**[名]この上もなく高いこと。最高。「―の喜び」「芸術―主義」[同]最上・無上 **しじょう【至情】**[名]①まごころ。最高に心のこもった思い。「愛国の―」②ごくしぜんな人情。 **しじょう【私情】**[名]役職や立場をはなれた個人としての感情。「―にかられる」「―を捨てる」 **しじょう【紙上】**[名]①新聞などで、記事がのっているところ。「―をにぎわす」②紙の上。「―のプラン」[同]紙面 **しじょう【誌上】**[名]雑誌の紙上。「―対談」[同]誌面 **しじょう【試乗】**[名]自動車などの調子をみるために、ためしに乗ってみること。「新車の―会」 **しじょう【詩情】**[名]詩的なふんいき。詩になるような美しいようす。「―をかきたてる風景」[類]詩趣 **じしょう【自称】**[名・スル]①自分で自分を、勝手にそうだと言うこと。「天才と―する」②「一人称」のこと。▽他称・対称に対していう。 **じしょう【事象】**[名]見たり聞いたりして知ることができる、現実のことがら。「社会―」 **じじょう【自乗】**[名・スル]同じ数や式を二回かけあわせること。二乗。平方。 **じじょう【事情】**[名]ものごとがそうなっているいきさつ。実際のありさま。「―がつかめない」「交通―」「つかいわけ」→「実情」を見よ。 **じじょう【磁場】**[名]→「じば」 **しじょろかかく【市場価格】**[名]市場における需要と供給の関係できまる価格。自由価格。正常価格。 **じしょうじ【慈照寺】**[名]銀閣寺の正式の名。 **じじょうじばく【自縄自縛】**[四漢]自分の言ったことやしたことのために、自分の動きがとれなくなること。「―におちいる」▽自分の縄[なわ]で自分を縛[しば]るという意味から。 **ししょうせつ【私小説】**[名]→「わたくししょうせつ」 **しじょうせんゆうりつ【市場占有率】**[名]→「シェア」 **しじょうちょうさ【市場調査】**[名]企業ようが消費者の動きを知るために、需給・流通・広告・販売・価格などの調査をすること。マーケットリサーチ。 **しじょうめいれい【至上命令】**[名]絶対に守り、従わなければならない命令。 **ししょく【試食】**[名・スル]料理などをためしに食べて味をみること。「―会をもよおす」 **じしょく【辞職】**[名・スル]それまでつとめていた仕事や役目を自分から辞めること。「―願[ねがい]」「内閣総―」 **ししょごきょう【四書五経】**[名]儒教[じゅきょう]で基本となる九つの書物。四書とは、『大学』『中庸[ちゅうよう]』『論語』『孟子[もうし]』をいい、五経とは、『易経[えききょう]』『書経』『詩経』『礼記[らいき]』『春秋』をいう。 **じじょでん【自叙伝】**[名]自分で書いた自分自身の伝記。自伝。「―を残す」 **ししょばこ【私書箱】**[名]郵便局に設けておく、個人または団体あての郵便物をまとめて受けとるための箱。「―第一〇〇号」 **ししん【私心】**[名]自分の欲望や利益追求を第一に考える、人間にありがちな心持ち。人々のために心をつかうことの対。「―を去る」「―のない人」[同]利己心 **ししん【私信】**[名]公用ではなく、個人的に出す手紙。[類]私書 **ししん【指針】**[名]①こうしたほうがよい、というような方向や姿勢を指し示すこと。「の―を求める」②磁石[じしゃく]やメーターなどの目盛りを示す針[はり]。 **しじん【私人】**[名]おおやけの立場にある人が、その資格をはなれた一個人としての存在。⇔公人 **しじん【詩人】**[名]詩をつくる人。詩をつくることを職業としている人。 **じしん【自身】**[名]①自分。自己。②[「~自身」の形で]そのもの自体を強めていうことば。「あなた―の考えを聞きたい」[類]自体 **じしん【自信】**[名]自分の力や価値を自分自身で信じること。「―を失う」「―満々」 **じしん【地震】**[名]火山活動や断層の運動により、地面が急激にゆれうごくこと。▽地震の規模・エネルギーの大きさはマグニチュードで示す。 >地震、雷[かみなり]、火事、親父 人々がおそれている、こわいものを順にあげていうことば。 **じしん【磁針】**[名]南北を指す磁性をおびた針。中央で支え、自由に回るようになっている。 **じじん【自刃】**[名・スル]刀でみずから命を絶つこと。[類]自害 **ししんおん【歯唇音】**[名]上の前歯と下のくちびるとを合わせて出す音。唇歯音。〔f〕[v]など。 **ししんけい【視神経】**[名]ものを見るときにはたらく神経。網膜で受けた光の刺激[しげき]を脳に伝える。→図「め(目)」 **ししんでん【紫宸殿】**[名]内裏[だいり]の正殿。日常の政務のほか、即位[そくい]などの行事もおこなわれた。南殿。「ししいでん」とも。→図「だいり」 **じしんまんまん【自信満満】**[形動]自信に満ちあふれているようす。「―の態度」 **しす【資す】**[動]↓「しする」 **じす【持す/辞す】**[動]→「じする」 **ジス【JIS】**[名]日本工業規格。工業製品の品質規格。合格したものにはジスマークをつける。▽Japanese Industrial Standard の略。 <568> **しずい【歯髄】**[名]歯の内部にある、神経の多く通ったやわらかく、敏感[びんかん]な部分。 **じすい【自炊】**[名・スル]食事を自分でつくって食べること。「下宿で―生活をする」 **しすう【指数】**[名]①数や値の変動を、ある基準を一〇〇とし、それと比べてあらわした数値。「知能―」「物価―」②同じ数字を何回かけあわせるかを示すために、その数字や記号の右上に小さくしるす数。たとえば、アの「3」など。 **しすう【紙数】**[名]記事などにあてられる紙の枚数。ページ数。「―がつきる」「予定の―」[類]紙幅 **しずか【静か】**[形動]①音がしないで、ひっそりとしたようす。「だれもいなくて―だ」「山奥の―な道」②動きが少なくて、おだやかで落ち着いているようす。「―に話す」「―なブームをまき起こす」 **しずかなドン【静かなドン】**[作品名]一九四〇年。ロシア、ショーロホフの長編小説。第一次世界大戦と革命の動乱を背景に、コサックの誠実な青年の生きかたをえがいた大河小説。「Tikhii Don」 **しずく【雫】**[名]垂れて落ちる、水などの液体のつぶ。 **しずしず【静静】**[副]動作が落ち着いて、もの静かなようす。「―と神前に進む」「―歩きだす」 **シスター**[名]①女のきょうだい。姉、または妹。②ローマカトリック教の尼[あま]。修道女。「sister」 **システマティック**[形動]組織的。系統的。体系的。「―な研究」「systematic」 **システム**[名]所定の目的のために複数の要素がそれぞれ連係し、全体として一つのまとまったはたらきをする集合体。「防犯―の確立」「―キッチン」「system」 **システムエンジニア**[名]情報処理の専門技術者。システムアナリスト。システムデザイナー。「system engineer」 **ジステンパー**[名]イヌ、とくに子イヌがかかりやすい急性伝染病。死亡率が高い。「distemper」 **ジストマ**[名]寄生虫の一つ。平たい形で、人間や家畜の肝臓[かんぞう]や肺に寄生する。吸虫。「distoma」 **じすべり【地滑り】**[名]①傾斜地の表面の土や砂や岩が、大雨などの影響[えいきょう]で少しずつすべりおちる現象。②社会的に起こる大きな変化や変動のたとえ。「平均株価が―を起こす」「参院選での―的勝利(=圧倒的勝利)」 **ジスマーク【JISマーク】**[名]日本工業規格に合格した工業製品につけるマーク。 **しずまりかえる【静まり返る】**[動]しーんと静かになる。「場内が―」 **しずまる【静まる】**[動]①音などがなくなり、しずかになる。「辺りが―」「さわぎが―」「風が―」②おだやかになる。落ち着く。「気が―」 **しずまる【鎮まる】**[動]①勢いが低下しておさまる。「猛火が―(←鎮火)」「せきが―」②しずかに安らかにとどまる。「神の―森」 **しずむ【沈む】**[動]①水面から下方へ動いて水底に着く。「船が―(←沈没)」⇔浮く・浮かぶ②下にさがる。「地盤が―」「機体が―」③あるものの下や中にかくれて見えなくなる。「太陽が―」「闇[やみ]に―」④がっかりして元気がなくなる。「悲しみに―」⑤色があざやかでなく、落ち着いている。「沈んだ色調の絵」[同]渋い >沈む瀬もあれば浮かぶ瀬もあり 人生にはよいときもあれば悪いときもある。 **しずめる【沈める】**[動]①しずむようにする。「からだを―」「一発でマットに―(=ノックアウトする)」②おちぶれて、つらい境遇[きょうぐう]にはいる。「苦界[くがい]に身を―」 **しずめる【静める】**[動]①しずかにさせる。心を落ち着かせる。「気を―」「鳴りを―」②勢いをおさえて安定させる。「痛みを―(←鎮痛)」「騒乱[そうらん]を―(↑鎮圧)」「死者の魂[たましい]を―(←鎮魂)」「悪霊を―」 **しする【資する】**[動]役立てる。助けとする。「しす」とも。「市の発展に―」 **じする【持する】**[動]たもつ。守りつづける。「じす」とも。「身を―」「満を持す」 **じする【辞する】**[動]①職をやめる。「委員を―」②さそいを断る。辞退する。③別れを告げる。退出する。「社長宅を―」④[「~を辞せず」の形で]おそれずに…する。「死をも辞せずに戦う」▼「じす」とも。 **しせい【市井】**[名]人家の集まっているところ。ちまた。まち。世間。「―の人(=庶民)」▽昔、中国で、井戸のあるところに人が集まって市ができたことから。 **しせい【四声】**[名]中国語で、漢字の声調の四種。ししょう。古典中国語では、平声・上声・去声・入声。現代北京語では、陰平[いんぴょう]・陽平・上声・去声。 **しせい【市制】**[名]地方自治体としての市の制度。「―施行三十周年」 **しせい【至誠】**[名]きわめて純粋なまごころ。 >至誠天に通ず まごころをもって接すれば、それはきっと天まで通じて、必ず人を動かすものだ。▽中国、『孟子』から。 **しせい【私製】**[名]官庁ではなく、個人がつくること。また、つくったもの。「―はがき」⇔官製 **しせい【刺青】**[名]いれずみ。 **しせい【刺青】**[作品名]一九一〇年。谷崎潤一郎[たにざきじゅんいちろう]の短編小説。いれずみによって目覚める女性の美と悪、または背徳[はいとく]やマゾヒズムを示した耽美[たんび]派の代表作。 **しせい【施政】**[名]実際に政治をおこなうこと。「―方針演説」 **しせい【姿勢】**[名]①ものごとに向かうときのからだのかっこうや構え。「不動の―」 <569> **しせい[姿勢]** ❶からだの構え。「正しい―」 ②ものごとに対する心構えや態度。「積極的な―」 > つかいわけ →「姿態」を見よ。 **しせい[資性]** 生まれつきもっているもの。天性。資質。「めぐまれた―の持ち主」 **しせい[詩聖]** 大詩人。とくに、中国の唐[とう]代の詩人杜甫[とほ]をさす。▽李白[りはく]は「詩仙[しせん]」と呼ぶ。 **じせい[自生]** 植物が栽培[さいばい]によらず、自力で生えて生育すること。 類[るい]野生[やせい] **じせい[自制]** 感情や欲望など、自分の心の中に生じる動きを自分の力でおさえること。セルフコントロール。「―心」 **じせい[自省]** 自分自身のおこないや考えかたについて、みずから反省すること。 **じせい[時世]** 時代。移りかわる世の中。「ありがたい―だ」 **じせい[時制]** 文法で、動詞のあらわす過去・現在・未来・完了[かんりょう]など、時を表現する体系をいう。テンス。 **じせい[時勢]** 時代の勢い。世のなりゆき。「―におくれる」 類[るい]時流[じりゅう] **じせい[辞世]** この世を去ること。また、死の近いことを知った人が、この世に残す詩・和歌・俳句などのことば。たとえば、松尾芭蕉[ばしょう]の「旅に病[や]んで夢は枯野をかけめぐる」など。 **じせい[磁性]** 磁気をおびた物体が示す性質。たとえば、磁石[じしゃく]が鉄などをひきつけたり、南北を示したりする性質。 **しせいかつ[私生活]** 仕事や、おおやけの立場をはなれた個人としての生活。プライバシー。「ーにまでたち入る」⇔公生活[こうせいかつ] **しせいし[私生子]** 旧民法で、法律上夫婦でない男女のあいだに生まれた子。私生児。▽現在の民法では「嫡出でない子」という。 **しせいせいど[氏姓制度]** 大和朝廷[やまとちょうてい]の身分秩序。氏[うじ]と姓[かばね]によって豪族などの身分をきめ、中央集権体制を目ざした。大化の改新で、制度としては消滅。 > しせい(死生)命あり 生死は天が定めるもので、人の力ではどうすることもできない。 **しせき[史跡・史蹟]** 歴史に残る有名な事件が起こった場所や建物などのあと。 類[るい]遺跡[いせき] > つかいわけ →「旧跡」を見よ。 **しせき[史籍]** 歴史に関する書物。史書。 **しせき[歯石]** だ液の中にふくまれる石灰分が、歯の表面に沈着[ちんちゃく]したり、歯の根もとやあいだにたまったかたまり。 **じせき[次席]** 上から二番目の地位。また、二番目の地位の人。「―検事」⇔首席[しゅせき] **じせき[自責]** 自分で自分の失敗や欠点を責めること。「―の念にかられる」 **じせき[事跡・事蹟]** ことがらや事件のあったあと。「歴史上の一をたどる」 **じせき[事績]** その人のなしとげた事業と、それにともなう功績。 **じせきてん[自責点]** 野球で、味方の失策によるものでなく、投手が責任を負う失点。防御率はこれをもとに計算する。 **しせきぼ[支石墓]** 新石器時代の末から金石併用[へいよう]時代にかけての、巨大にな石を利用した墳墓[ふんぼ]だ。日本では弥生[やよい]時代のものが北九州を中心に見られる。 **しせつ[私設]** 個人や民間の費用でまかなったもの。「―道路」「―秘書」⇔公設・官設 **しせつ[使節]** 国や政府の代表として外国につかわされる人。「親善―」「―団」 圏使者[ししゃ] > つかいわけ →「使者」を見よ。 **しせつ[施設]** ❶〈名・スル〉ある目的のために建物や設備などをつくること。また、その建物や設備。「公共―」 ②〈名〉身よりのない子供や老人などを収容し、保護するところ。養護施設など。 **じせつ[持説]** 日ごろから主張している自分の意見。「―を曲げない」 **じせつ[時節]** ❶季節。時候。 ②よい機会。「―を待つ」「―到来」 類[るい]時機[じき] ③世の中の情勢。「せちがらい―になった」 **じせつがら[時節柄]** 時節が時節だから。時節にふさわしく。「―ご自愛ください」▽多く、手紙文で使う。 **しせん[支線]** 鉄道などで本線から分かれた線。⇔本線・幹線 **しせん[死線]** 死ぬか生きるかのきわどいさかいめ。「―をさまよう」 > 死線を越える 生死のさかいを通りすぎる。また、生死を超越する。 **しせん[視線]** 目でものを見ている方向。「―をそらす」「冷たい―を浴びる」 類[るい]目線[めせん] > つかいわけ →「まなざし」を見よ。 **しせん[詩仙]** 世俗[せぞく]をこえた天才詩人。とくに、李白[りはく]をさしていう。▽杜甫[とほ]は「詩聖[しせい]」と呼ぶ。 **しぜん[自然]** [形動]❶〈名〉①山・川・海・森林・草木などのように、この世界を成り立たせているもの。また、人の手が加わらないありのままのもの。「―を愛する」「―破壊」⇔人工[じんこう] ②人やものに、もとから備わっている性質や傾向[けいこう]。「かざらない―のままの姿」「そうなるのがーだ」 類[るい]天性・本性 ❷〈形動〉動作や態度がありのままで、わざとらしくないようす。「―なふるまい」「―にしゃべる」 ❸〈副〉ひとりでに。おのずと。「けんかのあとなので、―と口数が少ない」「―に回りだす」 > つかいわけ →「天然[てんねん]」を見よ。 > 自然に帰れ 文明社会の非人間的な状態から脱却して、人間性を回復しようとの主張を述べたもの。▽フランスの思想家ルソーのことば。 **じせん[自選]** ❶自分の作品を自分で選びだすこと。「一句集」▽「自撰」とも書く。 ②自分で自分を選挙すること。 **じせん[自薦]** 自分で自分を推薦[すいせん]すること。 <570> **じぜん【時ぜん】**[名]時節。時候。 **しぜん【自然】**[名]①山や川、草木、動物など、人の作為によらずに、もとから存在するもの。「―に親しむ」「―の営み」②ひとりでに、そうなる状態であること。「―にそうなる」「―発生」 **しぜん【至善】**[名]道徳的に最高の、完全な善。 **じぜん【時宜】**[名]①その時にかなった、ちょうどよいやりかた。「―にかなった助言」②時候。「―のあいさつ」 **しせん【視線】**[名]目のむき。めくばせ。「―を合わせる」[類]まなざし **しせん【詩仙】**[名]中国、唐代の詩人、李白[りはく]の尊称。 **しせん【死線】**[名]生きるか死ぬかの境目。「―をさまよう」「―を越える」 **しせん【至言】**[名]物事の本質を的確についた、すぐれたことば。 **しせん【私撰】**[名]個人が選び編集すること。 **しせん【私見】**[名]個人的な意見。 **じぜん【事前】**[名]①あることが起こる前。「―に連絡する」「―承諾」⇔事後②前もって。「―に調べておく」 **しぜんアイ【自然愛】**[名]自然をめで、いつくしむ心。 **しぜんいしき【自然意識】**[名]人間は、もともと自然の一部であるという考えかた。 **しぜんかんきょう【自然環境】**[名]人間をとりまく自然の状態。 **しぜんけん【自然権】**[名]人間が、生まれながらにもっている権利。生命・自由・平等を求める権利など。 **しぜんこう【自然光】**[名]太陽や月の光。人工の光に対していう。 **しぜんし【自然死】**[名]病気や事故などによらず、老衰で死ぬこと。 **しぜんじん【自然人】**[名]①ありのままの人間。②法律上、権利や義務の主体となる個人。⇔法人 **しぜんすうはい【自然崇拝】**[名]自然や自然現象を、神聖なものとしてあがめること。 **しぜんせき【自然石】**[名]庭石などで、自然のままの石。 **じぜんじぎょう【慈善事業】**[名]貧しい人や不幸な人を助けるために、個人や団体がおこなう事業。 **しぜんち【自然治癒】**[名]生まれつきそなわっている、病気やけがを治す力。 **しぜんのメガホン【自然のメガホン】**[名]口に手を当てて、声を大きく響かせるようにすること。 **しぜんほご【自然保護】**[名]自然の景観や動植物を、開発などによる破壊から守ること。 **しぜんほう【自然法】**[名]人間のつくった法律のもとになる、時や所をこえて通用する法。 **しぜんりょく【自然力】**[名]自然界に存在する力。風力・水力・太陽熱など。 **しぜんろ【自然炉】**[名]天然の石などを組んでつくった炉。 **じぜん【自薦】**[名]自分で自分を推薦すること。「―他薦を問わない」→他薦 **じぜん【次善】**[名]最善とはいえないまでも、それに次いでよいこと。「―の策」 **じぜん【事前】**[名]あるものごとが起こる前。「―に手を打つ」「―運動は禁止」⇔事後 **じぜん【慈善】**[名]貧しい人や不幸な人を、すすんで助けること。「―をほどこす」「―事業」 **じぜんうんどう【事前運動】**[名]選挙などで、きめられた期間の前にする活動。 **しぜんかい【自然界】**[名]①人間もふくめて、天地のすべてのものが存在する広大な世界。②人間界をとり巻く生物や無生物の世界。 **しぜんかがく【自然科学】**[名]自然界の現象を研究し、その法則性を見いだそうとする学問。天文学・物理学・化学・地学・生物学など。 **じせんしゅう【私撰集】**[名]個人や民間などが選んだ詩歌[しいか]を集めたもの。とくに、歌集をさす。⇔勅撰集 **しぜんしゅぎ【自然主義】**[名]①自然をたっとび、考えかたや行動のおおもとにする考えかた。②[国語]古代の生活や精神や形式をよしとする古典主義や、空想的で偶然[ぐうぜん]や壮大さをあつかうロマン主義に対して、現実の生活や社会などの醜悪[しゅうあく]な部分まで、ありのままにえがきだそうとする文学上の立場。一九世紀にゾラを中心にまずフランスで盛んになり、日本では、明治後期に島崎藤村[しまざきとうそん]が発表した『破戒』(一九〇六年)により確立した。翌年、田山花袋の『蒲団』が書かれ、しだいに作者の私生活や内面を赤裸々に告白する「私[わたくし]小説」の方向に転じていった。 **しぜんしょくひん【自然食品】**[名]農薬や人工の添加物などを使わないでつくった食品。 **しぜんすう【自然数】**[名]一、二、三、四・・・など、正の整数。 **しぜんせんたく【自然選択】**[名]→「しぜんとうた」 **しぜんたい【自然体】**[名]力を入れず、ごくしぜんに立つ姿勢。また、気負わないふだんどおりのようす。「―でことにあたる」 **しぜんていぼう【自然堤防】**[名]平野を流れる川の両岸に、洪水[こうずい]などによって土砂が堆積してできた堤防状の小高い土手。 **しぜんてつがく【自然哲学】**[名]①古代ギリシャの初期に、もっぱら自然をとりあつかった哲学。神話による説明をしりぞけ、論理にもとづいて自然現象の根源を探求した。②一般に、哲学で自然をあつかう部門。 **しぜんとうた【自然淘汰】**[名]生物が生きていくうえで、環境[かんきょう]にうまく合ったものが生きのこり、そうでないものはほろびるという考えかた。ダーウィンの「進化論」のもとになった。自然選択[しぜんせんたく]。▽「進化論」のnatural selection の訳語。 **しぜんとじんせい【自然と人生】**[作品名]一九〇〇年。徳富蘆花[とくとみろか]の随筆[ずいひつ]。各地に旅行し、自然と親しみながら、独自の自然観を形づくり、自然の中に神を見いだそうとした。 **しそ【始祖】**[名]いちばんはじめの人やもの。先祖。元祖。▽とくに禅宗[ぜんしゅう]で、達磨大師。 **しそ【紫蘇】**[名]シソ科の一年草。アカジソとアオジソがあり、芽・花・実・葉を食用とする。アカジソの葉は梅干しの着色に使う。 **じそ【自訴】**[名・スル]自分の罪を自分からうったえること。 **しそう【死相】**[名]①死の近づいていることがわかる顔つき。「―があらわれる」②死に顔。 **しそう【志操】**[名]主義や考えなどをかたく守る意志。「―堅固」 **しそう【思想】**[名]人が社会や人生に対してもつ、まとまった考え。統一した判断。「―家」「啓蒙[けいもう]―」 **しぞう【死蔵】**[名・スル]活用しないで、むだにしまっておくこと。「―品」「書物を―する」[類]退蔵 **しぞう【私蔵】**[名・スル]個人が所蔵すること。 **じぞう【地蔵】**[名]釈迦の死後、弥勒菩薩[みろくぼさつ]があらわれるまでのあいだ、衆生[しゅじょう]を導き救うという菩薩。坊主頭で、とくに子供や旅人を守るという。石でつくられ、お堂や道ばたに置かれる。地蔵菩薩。 **しそうけんご【志操堅固】**[四国]どう生きていくかについて強い意志や主義をもっていて、けっしてゆらぐことがないようす。 **しそうのうろう【歯槽膿漏】**[名]歯のまわりの組織に炎症が起こり、血やうみが出る病気。口臭・痛みをともなって、歯がぐらついたりする。 **しそく【子息】**[名]他人の息子を敬っていうことば。「ごーはお元気ですか」[同]令息⇔息女 **しそく【四則】**[名]算術で、足し算(加法)・引き算(減法)・かけ算(乗法)・割り算(除法)の四つの計算法をまとめていうことば。加減乗除[かげんじょうじょ]。 **しぞく【士族】**[名]明治維新のとき、武士階級にあたえられた身分。華族の下で、平民[へいみん]の上。 **しぞく【氏族】**[名]同じ祖先から出た血縁関係にある人々の集団。「―社会」 **じそく【自足】**[名・スル]①自分に必要なものを自分でまにあわせること。「自給―」②自分で満足すること。自己満足 **じそく【時速】**[名]一時間に進む距離であらわした速度。「最高―三〇〇キロの車」 **じぞく【持続】**[名・スル]ある状態をそのまま長く保ちつづけること。「効果が―する」[同]継続 **しそこなう【為損なう】**[動]失敗する。また、する機会をのがす。「時には―こともある」[同]し損じる・やり損なう **しそん【子孫】**[名]①子と、まご。②同じ先祖の血を引き、あとに続いて生まれてくる人たち。「―が栄える」「―に伝える」[同]後裔・末裔⇔先祖・祖先 **しそんじる【為損じる】**[動]「しそこなう」に同じ。「せいては事を―」 **じそんしん【自尊心】**[名]自分の品位を保とうとする心。自分をほこる気持ち。[同]プライド・自負 **した【下】**[名]①基準とする点より低い方向や位置。「窓から―を見る」→上 <571> ②外から見えない部分。内側。「上着[うわぎ]の―に着る」⇔一心[いっしん] ③地位・能力・年齢[ねんれい]などが低いこと。「―からのつきあげ」「三歳[さい]―の弟」→上 ④直後。すぐあと。「謝る―からもう失敗する」 > つかいわけ **姿勢・姿態・容姿** > 「**姿勢**」は、外界に対するからだの構え。また、ものごとをしようとする構え。「姿勢をくずす」。「**姿態**」は、何かに向かう心構えをもつのではなく、そこにあるままの人間のからだつき。「ビーナスの姿態」。「**容姿**」は、顔立ちもふくめた、衣服をつけ⑤[造語「下~」の形で]「前もってする」という意味をあらわす。「―準備」「―検分」 > 下にも置かない 非常に丁重[ていちょう]にあつかう。「―もてなし」 **した[舌]** 動物の口の中にある、味を感じる器官。人の場合は発音にも役立つ。「―がもつれる」「ねこ―」「二枚―」 > 舌が回る 早口で、べらべらとよくしゃべる。 > 舌の先 ことばのうえだけ。くちさき。「―でごまかす」「―で丸める」 > 舌の根の乾かないうちに しゃべっていることばが終わるか終わらないうちに。「―約束を破る」▽たった今言ったことに反することをするのを非難していう。 > 舌を出す ①かげで他人の悪口を言ったり、軽べつしたりする。 ②自分の失敗をきまり悪そうにはじる動作。 > 舌を巻く ことばも出ないほど、非常におどろき、感心する。「彼の上達ぶりには―」 類[るい]脱帽[だつぼう]する **しだ[羊歯・歯朶]** シダ植物をまとめた呼び方。とくに、ウラジロをいう。 **じた[耳朶]** 耳たぶ。また、耳。「―を打つ声」 > 耳朶に触れる 耳にはいる。きこえる。 **したい[死体]** 死んだ、人や動物のからだ。 類[るい]しかばね・死骸[しがい]⇔生体[せいたい] **したい[肢体]** てあし。また、手足と胴体。全身。「のびやかなー」 > つかいわけ →「体[からだ]」を見よ。 **したい[姿態]** 生身のからだの姿。からだつき。また、動作から受けとれる、からだ全体のようす。「なまめかしい―」 類[るい]容姿[ようす] **しだい[次第]** [造語]❶〈名〉順序。「式の―」 ②事情。なりゆき。いきさつ。「事の―を話す」 ❷〈造語「~次第」の形で〉①…によってどうにでもきまる。また、…にまかせる。…のまま。「あとは、あなた―だ」「地獄の沙汰も金―」「手あたり―」「望み―」▽名詞や動詞の連用形に付く。 ②…したらすぐに。「満員になり―しめきります」▽動詞の連用形に付く。 **じたい[字体]** ❶文字のきめられた形。新字体・旧字体などがある。たとえば、「栄」と「榮」、「円」と「圓」は、同じ文字だが字体がちがう。 ②文字の書きかた。また、活字などの書体。楷書[かいしょ]・行書[ぎょうしょ]・草書[そうしょ]、また、明朝[みんちょう]体・ゴシック体など。→「表「活字の書体/漢字の書体」 > つかいわけ →「字形」を見よ。 **じたい[事態]** ものごとのありさま。ことのなりゆき。「―が悪化する」「緊急―」 類[るい]状況[じょうきょう] **じたい[辞退]** 地位や権利などにかかわるすすめを断ること。遠慮しすること。「立候補[りっこうほ]を―する」 **じだい[地代]** ①土地を借りる人が地主にはらう金。 ②土地の値段。地価。▼「ちだい」とも。 **じだい[次代]** 次の時代。また、次の世代。「―をになう若者」 **じだい[時代]** ❶歴史の中で、あるまとまりとしてとらえられる、ひと区切りの期間。「江戸[えど]―」「学生―」 類[るい]年代[ねんだい] ②そのときどきの世の中。「―の流行」「―の先端」 類[るい]時世・時流 ③長い年月を経て、古めかしいようす。「―がかる」 ④近代以前に題材をとった映画や小説など。「―小説」「―物」 > 時代が付く 長い年月を経て、独特の色・つや・おもむきが出る。・時代を帯びる・時代を食う > 時代の寵児[ちょうじ] その時代に大いにうけいれられ、広く世間[せけん]からもてはやされる売れっ子。 **じだいおくれ[時代後れ]** [形動]時代の進歩に追いつけないこと。現在の風潮に合わなくなっているようす。「―の考えかた」 **じだいがかる[時代掛かる]** 古くさく感じられる。古風な感じがする。「時代掛かった道具類」 **じだいかんかく[時代感覚]** その時代にそった動きをうまくとらえる感覚。 **じだいげき[時代劇]** 明治時代以前、とくに江戸時代の出来事を題材にした演劇や映画。 類[るい]まげ物⇔現代劇[げんだいげき] **じだいこうしょう[時代考証]** その時代の風俗・習慣などを、残された書物などから調べること。時代劇の衣装・道具などが設定された時代に適切であるかどうかの考証。 **じだいさくご[時代錯誤]** ある時代のものを他の時代のものと混同すること。また、考えかたなどがあまりにも古いこと。アナクロニズム。 **じだいしゅぎ[事大主義]** 信念をもたず、勢力の強大な者の言いなりに従って自分を守ろうとする考えかた。▽「事」は、仕えること。 **じだいしょうせつ[時代小説]** 近代以前を舞台とする小説。歴史小説は史実をもとにするが、時代小説は材料を借りるだけで、史実にとらわれる必要はない。 **じだいしょく[時代色]** その時代に特有の傾向[けいこう]。また、多くの時代を経てついた古めかしさ。 **しだいに[次第に]** ある状態が少しずつだが、変わっていくようす。順を追って、だんだんに。「―空 <572> がくもってくる」「―水かさが増す」 類[るい]徐々に・次第次第に **じだいもの[時代物]** ❶長い年月を経て古くなったもの。年代物。 類[るい]骨董[こっとう] ②人形浄瑠璃[じょうるり]や歌舞伎[かぶき]のうち、江戸時代以前の軍記などに題材をとったもの。⇔世話物[せわもの] **したう[慕う]** ❶人に知らせないで心の中で相手を追い求める。「ひそかに―先輩」 ②心になつかしく思う。「母を―」「故郷を―」 ③その人物の徳や学問を尊敬し、それに親愛の感情をいだく。「師の徳を―」「学風を―」 **したうけ[下請け]** ある人や会社がひきうけた仕事を、さらに他の人や会社がひきうけてすること。また、その人や会社。「―仕事」「―に出す」 **したうち[舌打ち]** くやしさや不愉快[ふゆかい]な気持ちをあらわして、舌をうち鳴らすこと。「―をくれる」▽上あごに舌をくっつけてから急にはなして音を出す。 **したえ[下絵]** 絵や彫刻・染め物などの、もとになる下がきの絵。 **したおび[下帯]** ふんどしやこし巻き。また、昔、小そでの上につけた帯。したひも。 **したがう[従う]** ❶あとについていく。また、沿っていく。「案内人に―」「川すじに従って進む」 ②言われたとおりに行動する。「忠告に―」「親の意見に―」 類[るい]服従する⇔逆らう・背[そむ]く ③きまりや習慣などのとおりにする。「道路標識に―」「法律に―」☆逆らう・背く ④[「~にしたがい」「~にしたがって」の形で]…につれて。…をつづけて時がたつとともに。「勉強するにしたがっておもしろくなる」 **したがえる[従える]** ❶あとにひき連れる。「部下を―」 ②屈服させる。征服[せいふく]する。「天下を―」 **したがき[下書き]** ①清書の前に練習として、ためしに書くこと。また、その書いたもの。⇔清書 ②本式にかく前の文章や絵。 類[るい]草案・草稿[そうこう] **したかげ[下陰]** 樹木などにおおわれてうす暗いところ。 **したがって[従って]** 前に述べた条件や理由から、当然の結論を導くときのことば。「きょう、風邪[かぜ]で過半数が欠席した。―あすから学級閉鎖[へいさ]となる」 類[るい]だから・ゆえに▽改まった話しことばでは「したがいまして」ともいう。 **したぎ[下着]** シャツやパンツのように、はだに直接つける衣類。 類[るい]肌着・ランジェリー⇔上着[うわぎ] **したく[支度・仕度]** ❶準備すること。用意すること。「食事の―」 ②外出のため、身なりなどをととのえること。身じたく。「―に手間どる」 > つかいわけ →「用意」を見よ。 **したく[私宅]** 個人の家。公邸[こうてい]をあたえられるような人の自宅。 類[るい]私邸[してい] **じたく[自宅]** 自分の家。自分の住んでいる家。うち。「―待機」⇔私宅[したく] **したくさ[下草]** 木かげに生える雑草。 類[るい]下生[したば]え **したけんぶん[下検分]** あらかじめ下見をして調べること。下調べ。 **したごころ[下心]** うわべとは別に心の中にかくしもっている、目的のある心。「―がみえみえだ」▽多くは悪い意味でいう。 > つかいわけ →「本心」を見よ。 **したごしらえ[下拵え]** ❶料理などで、あらかじめ材料に手を加えておくこと。 ②前もって準備しておくこと。下準備。 **したさき[舌先]** ❶舌のさき。「―で味をみる」 ②くちさき。ことば。「―でごまかす」 > 舌先三寸[さんずん] 口さきだけでうまく言うこと。「舌三寸」とも。「―で世間[せけん]をわたる」▽わずか三寸の短い舌で、ことばたくみに相手を丸めこむ意味でいう。 **したじ[下地]** ❶ものごとの基礎だ。 ②生まれつきの素質。「ピアニストの―がある」 ③「しょうゆ」のこと。おしたじ。▽吸いもののもとになることから。 **しだし[仕出し]** 予約注文により料理をつくって届けること。また、その料理。「―弁当」 類[るい]出前[でまえ] **したしい[親しい]** ❶つきあいが深くて、心が通いあう。うちとけている。「―友人がいる」 ②なれてよく知っている。「この音楽は耳に―」 ③[「親しく~する」の形で]みずから直接…する。「親しく見聞きなさる」▽身分の高い人についていう。 > 親しき仲にも礼儀[れいぎ]あり いくら親しくても、なれなれしくしすぎるのは相手の気分を悪くするから、礼儀だけは守らなければならない。 **したじき[下敷き]** ❶ものの下にしくもの。とくに、文字を書くとき、紙の下にしくもの。 ②大きなものの下にしかれること。「大木の―になる」 ③新しくつくりだすものの、てほんや基礎だとするもの。「実際の事件を―にした小説」 **したしみ[親しみ]** 親しむこと。親しい感じ。「―を覚える」「―がわく」 類[るい]親近感[しんきんかん] **したしむ[親しむ]** うちとけて仲よくする。いつも身近に接してなじむ。「自然に―」「読書に―」 **したじゅんび[下準備]** あらかじめ準備しておくこと。「講演会の―」 類[るい]下ごしらえ **したしょく[下職]** ❶下請けの仕事。また、下請けをする職人。 ②したじょく。 **したしょくぶつ[羊歯植物・歯朶植物]** 花が咲きかず、胞子でふえる植物の一つ。多くは、羽状の葉の裏に胞子嚢[ほうしのう]をもつ。ワラビ・ゼンマイ・ウラジロ・スギナなど。 **したしらべ[下調べ]** 前もって調べておくこと。下見・予備調査。とくに、授業などのために予習しておくこと。 **したそうだん[下相談]** 正式な話しあいの前に、あらかじめしておく打ちあわせ。 **しただい[舌代]** 飲食店などで値段表のはじめに書く「一品三百円」など。計画。もくろみ。「―どおりにことが運ぶ」 <573> **書くあいさつ**。口上[こうじょう]。「ぜつだい」とも。▽あいさつを口で言う代わりという意味。 **したたか**[・強か][形動]①〈副〉程度のはなはだしいようす。しっかりと。ひどく。「ひざを―打つ」「―に酔[よ]う」 **②**〈形動〉しぶとくてゆだんできないようす。ひとすじなわではないように。「―な抵抗を受ける」「―な人物」 **したたかもの**[《強か者][名] ひとすじなわでは簡単にはしばれないような、手ごわい者。こちらの思いどおりにはならない人。また、図太くて強い人。 **したためる**[《認める][-下一]①ていねいに、いきとどくようにものを書く。「手紙を―」 **②**じゅうぶんに食事をする。「昼食を―」[『]文章語。 **したたらず**[舌足らず][名・形動]①発音がはっきりしないこと。「―な話しかた」 **②**表現などが不じゅうぶんなこと。「―な文章」 **したたる**[滴る][動] しずくになって垂れおちる。「血が―」「―ような青葉」▽「下垂れる」の意味。 **したつづみ**[舌鼓][名] おいしいものを味わったときに思わず舌を鳴らすこと。「したづつみ」とも。「―を打つ」「―を鳴らす」 **したっぱ**[下っ端][名] 地位や身分の低い者。ばかにした言い方。「―役人」 **したづみ**[下積み][名]①他の荷物の下に積まれること。また、下の方に積まれたもの。[↔]上積み **②**いつまでも地位が上がらず、人に使われてばかりいて苦労すること。また、その人。「―生活が長い」[類]不遇 **したて**[下手][名]①下の方。 **②**へりくだった態度。したで。「相手より―に出る」 **③**すもうで、組んだときに相手のうでの下に差した組み手。「―投げ」 **④**囲碁[いご]や将棋[しょうぎ]で、相手よりも実力が下の人。[↔]上手 **したて**[仕立て・仕立][名]①ととのえ、つくりあげること。とくに、着物や洋服をつくること。「仕立てのいい着物」「仕立て下ろし」「仕立賃」「仕立券」「仕立物」「仕立屋」 **②**用意すること。「特別―の列車」 **したておろし**[仕立て下ろし][名] 新調したばかりの服。また、その服を着ること。「―の背広」 **したてなげ**[下手投げ][名]①すもうで、下手で相手のまわしをつかんで投げたおすわざ。 **②**野球で、うでを下からすくいあげるようにして球を投げる投げかた。アンダースロー。[↔]上手投げ **したてもの**[仕立物][名]●仕立てるもの。仕立てたもの。 **②**ぬいもの。裁縫[さいほう]。▼ふつう、「仕立て物」とは書かない。 **したてや**[仕立屋][名] 裁縫[さいほう]を職業とする人。また、それを家業とする店。▽ふつう、「仕立て屋」とは書かない。 **したてる**[仕立てる][-下一]●布を裁[た]って衣服をつくる。「洋服を―」 **②**乗り物などを、とくに用意する。「馬車を―」 **③**いかにもそれらしく、また、故意につくりあげる。「紳士に―」 **④**教えこんで育てあげる。「弟子[でし]を一人前に―」▽「たてる」は、はっきりと人の前に姿をあらわすようにすること。 **したどり**[下取り][名]「[名・-スル] 同種の品を新しく買いかえるときに、店が古い品をひきとって、その分の代金を割り引くこと。「―価格」「中古車を―する」 **したなめずり**[舌舐めずり][名]「[名・-スル] おいしいものを食べるときなどに、舌でくちびるをなめること。▽獲物[えもの]やあるものごとが起こるのを期待して、待ちかまえるようすをたとえてもいう。 **したばき**[下履き][名] 屋外ではく、はきもの。[☆]上履き **したばき**[下×穿き][名] こしから下の部分につける下着類。古い言い方。 **じたばた**[副]「[副・-スル] 手足をばたばたさせて抵抗するようす。また、あせってもがくようす。「いまさら―してもしかたがない」 **したはら**[下腹][名] 腹の下の部分。したっぱら。「―が出る」「―に力を入れる」 **したび**[下火][名]①火事などで、火の勢いが弱くなること。 **②**盛[さか]んだったものや流行していたものが、おとろえてくること。「海外旅行ブームも―になりつつある」 **したまち**[下町][名] 都市の中で、川や海に近い低地にあって、おもに商工業が盛[さか]んにおこなわれている地域。東京では、浅草[あさくさ]・神田[かんだ]・日本橋など。「―育ち」[☆]山の手▽隅田川の東は「川向こう」だったが、このごろは広く、本所[ほんじょ]・深川[ふかがわ]もそれにふくめる。 **したまわる**[下回る][動] ある水準よりも数や量が少なくなる。「予想を―人数」→上回[うわまわ]る **したみ**[下見][名]「[名・-スル] 前もって見て調べておくこと。「遠足のコースを―する」[類]下検分 **したやく**[下役][名] 地位が低い役人。また、会社などで、自分よりも地位が下の人。[↔]上役 **じだらく**[自堕落][形動] 生活態度を自分でひきしめず、だらしないようす。「―に暮らす」 **じたらず**[字足らず][名] 和歌・俳句で音読の数が五音・七音などのきまった数より少ないこと。[↔]字余り **したり**[動]①うまくやった。してやったり。 **②**しまった。やりそこなった。「これは―」 ▼「したり(=やってしまった)」という意味。 **したりがお**[したり顔][名] 得意そうな顔つき。「―で自慢する」[圏]得意顔 **しだれざくら**[枝垂れ桜][名] バラ科の落葉高木。サクラの一種で、枝が長く垂れ、春に淡紅[たんこう]色の花をつける。いとざくら。 **しだれやなぎ**[枝垂れ柳][名] ヤナギ科の落葉高木。枝は細長く垂れ、春の初めに黄緑色の花をつける。 <574> **街路樹などに見られる**。いとやなぎ。 **しだれる**[枝垂れる・垂れる][-下一] 枝などが長く垂れさがる。「川やなぎが水面に―」 **したわしい**[慕わしい][形] 心がひかれて、あとを追いたい気持ちだ。「なぜか―人」 **したん**[紫×檀][名] マメ科の常緑小高木。インド南部原産。幹は黒みがかったむらさき色。材質がかたく木目が美しいので、床柱[とこばしら]や家具に用いる。 **しだん**[師団][名] 陸軍の編制で、軍につぐ大きな単位。旅団の上で、司令部をもつ独立した部隊。 **しだん**[詩壇][名] 詩人たちの社会。詩人仲間。 **じだん**[示談][名] 争いごとを裁判にかけないで、おたがいの話しあいで解決すること。「―にする」「―金」 **じだんだ**[地団駄]を踏む 大地を足で強くふみならして、身もだえしながらくやしがる。 **しち**[七][数] **①**ななつ。七番目の。▽重要な書類では書きかえを防ぐために「漆」を使う。 **②**ななたび。また、数の多いこと。 [シチ] 七五三[しちごさん] 七五調[しちごちょう] 七言絶句[しちごんぜっく] 七福神[しちふくじん] 七宝[しっぽう] 七曜[しちよう]②七転八倒[しちてんばっとう] 七難[しちなん] 七変化[しちへんげ] [なな・ななつ] 七草[ななくさ] 七不思議[ななふしぎ]/七つの海 [なの] 初七日[しょなのか] [その他] 七五三縄[しめなわ] *七夕[たなばた] 七葉樹[とち] 七日[なのか] **しち**[七][名]→漢字項目を見よ。 **しち**[質][名]→「しつ」 **しち**[質][名]①かねを借りる代わりに、担保として質屋に預けておく品物。「―に入れる」「―流れ」 **②**約束の保証として預けておくもの。「人―」 **しち**[死地][名]①生きのびられそうもない、非常に危険な場所。また、非常に危険な状態。「―におもむく」「―を脱[だっ]する」[圏]窮地[きゅうち] **②**死ぬべき場所。「―を求めてさまよう」[↔]死所 **しち**[造語] 「しち〜」の形で] うんざりするほど。ひじょうに。きわめて。「―めんどうくさい」▽「しち」は接頭語。形容詞や形容動詞の上に付く。「しちくどい」「しちむずかしい(=やっかいでむずかしい)」など。 **じち**[自治][名]⊕自分たちの問題を、自分たちで処理すること。「―の精神」「―会」 **②**地方公共団体や大学などで、みずからの権限(と責任)で行政や事務をとりおこなうこと。「地方―」 **じちかい**[自治会][名] 学校や地域などで、生活を自主的に運営していくためにつくった組織。 **しちきょうおち**[七×卿落ち][名] 一八六三年、三条実美[さねとみ]・三条西季知[すえとも]・四条隆謌[たかうた]・東久世通禧[みちとみ]・壬生基修[もとなが]・錦小路頼徳[よりのり]・沢宣嘉[さわのぶよし]の七公卿[しちくぎょう]が討幕計画に失敗して京都を追われ、官位をうばわれた事件。 **しちぐさ**[質草][名] 質に入れる品物。 **しちごさん**[七五三][名] 七五三の祝い。数え年で、男は三歳[さい]と五歳、女は三歳と七歳の年の一一月一五日、晴れ着を着て神社などにお参りし、ぶじな成長をいのる。 **しちごちょう**[七五調][名] 詩や和歌で、七音句と五音句をひとまとまりとして調子をとる形式。五七調に比べて、下が音数が少ないので、軽快な感じになる。 **しちごんぜっく**[七言絶句][名] 漢詩の形式の一つ。一句が七言(七字)からなり、全体が四句(四行)でまとまっているもの。 **しちごんりっし**[七言律詩][漢文] 漢詩の形式の一つ。一句が七言(七字)からなり、全体が八句(八行)でまとまっているもの。 **しちさん**[七三][名]①全体を七対三の割合に分けること。とくに、左右に七分・三分に分けた髪形。 **②**芝居[しばい]の花道[はなみち]で、舞台[ぶたい]へ三、揚げ幕へ七のところ。「―で見得[みえ]を切る」 **じちしょう**[自治省][名] 旧行政機関。自治大臣を長とし、国と地方自治体に関する連絡[れんらく]事務をあつかった。二〇〇一年、総務省に再編成された。 **じちたい**[自治体][名] 都・道・府・県・市・町・村などの、地方自治を認められ行政をおこなう公共団体。 **しちてんはっき**[七転八起・七×顛八起][-名-動] ↓「ななころびやおき」 **しちてんばっとう**[七転八倒・七顛八倒][四漢] 苦痛で、あちらへ転がりこちらへ転がりすること。しってんばっとう。「―の苦しみ」▽本来は「しちてんはっとう」だが、一句として使ううちに変化した。 **しちどうがらん**[七堂×伽×藍][名] 寺として備えるべき七つの建物。金堂・講堂・塔・鐘楼・経蔵・僧坊・食堂。 **しちながれ**[質流れ][名] 期限までに借りたかねを返さないために、抵当[ていとう]として預けた品物が質屋のものになること。また、そうなった品物。 **しちなん**[七難][名]●いろいろな災難。仏教で、人がこの世で受けるという七種の災難。「―八苦」 **②**いろいろな欠点。「色の白いは―かくす」 **しちふくじん**[七福神][名] 幸福を招くという七人の福の神。大黒[だいこく]天・恵比須[えびす]・毘沙門[びしゃもん]天・弁財天[べんざいてん]・福禄寿[ふくろくじゅ]・寿老人[じゅろうじん]・布袋[ほてい]。 >大黒天 >恵比須 >毘沙門天 >弁財天 >福禄寿 >寿老人 >布袋 <575> **しちふだ**[質札][名] 質屋が質入れした人にわたす預かり証。質券。 **しちほう**[七宝][名] ↓「しっぽう」 **しちめんちょう**[七面鳥][名] キジ科の鳥。卵と肉は食用。とくに肉は、クリスマス料理に使う。▽頭から首にかけての皮ふの色が赤や青など種々に変化するので、この名がある。 **しちめんどうくさい**[七面倒臭い][形] たいそうめんどうである。めんどうでわずらわしい。しちめんどくさい。「近所づきあいが―」▽「七」は当て字で接頭語。「しちくどい」「しちむずかしい」など。[同]厄介[やっかい]という意味。 **しちや**[七夜][名] ↓「おしちや」 **しちや**[質屋][名] 品物を預かり、代わりに利子[りし]をとってかねを貸す店。▽俗[ぞく]に、「一六銀行」という。一と六を足すと七[しち](=質)になることから。 **しちゃく**[試着][名]「[名・-スル] 衣服などを買う前に、からだに合うかどうか、ためしに着てみること。「―室」 **しちゅう**[支柱][名]①支えとなる柱。つっかい棒。 **②**支えとなるだいじな存在。家や国などの中心となる人。大黒柱[だいこくばしら] **シチュー**[名] 西洋料理の一つ。肉や野菜をスープとともに、とろ火で長くにこんだもの。「―なべ」[『]stew **しちゅうぎんこう**[市中銀行][名]①民間の銀行。▽中央銀行に対していう。 **②**「都市銀行」に同じ。市銀。 **しちゅうきんり**[市中金利][名] 中央銀行の金利である公定歩合[こうていぶあい]に対し、民間金融[きんゆう]機関の金利をいう。市中銀行の預金金利や貸出金利など。 **しちゅう**[死中]に活[かつ]を求める 死を待つしかない絶望的な状況にあって、なんとかきりぬけて生きる道を見つけようとする。▽困難を乗りきるために、あえて生命の危険な状況下に飛びこんでいくという意味にも使う。 **シチュエーション**[名]①状況。立場。 **②**小説などの場面や、主人公の境遇[きょうぐう]。「―を設定する」[『]situation **しちよう**[七曜][名] 日曜から土曜まで、一週七日をまとめた呼び方。「―表」▽日・月と、火星・水星・木星・金星・土星の五つの星の意味。 **しちょう**[支庁][名] 交通の不便な場所などに置かれた、都・道・府・県の支所。[↔]本庁 **しちょう**[市長][名] 市の首長。市民の直接選挙により選ばれ、市政の執行・市職員を監督[かんとく]する。任期は四年。 **しちょう**[思潮][名] ある時代の人々の一般的な考えかた。「大正時代の文芸―」[圏]風潮 **しちょう**[視聴][名]「[名・-スル]①見ることと聞くこと。「テレビを―する」 **②**注意。注目。「世間[せけん]の―を集める」 **しちょう**[試聴][名]「[名・-スル] レコードや放送用のテープなどを、ためしに聞いてみること。「―室」 **じちょう**[次長][名] 官庁や会社などで、長の次の位の職名。また、その職にある人。 **じちょう**[自重][名]「[名・-スル]①自分のふるまいに気をつけること。「隠忍[いんにん]―」[圏]自制・自戒 **②**自分のからだをたいせつにすること。[圏]自愛 **じちょう**[自嘲][名]「[名・-スル]凹みずからを軽べつしてあざわらうこと。「―的な笑い」 **しちょうかくきょういく**[視聴覚教育][名] 映画・ビデオ・録音などを利用しておこなう教育。 **しちょうしゃ**[視聴者][名] テレビ番組を見る人。受信者 **しちょうりつ**[視聴率][名] テレビで、ある番組がどのくらい見られているかを示す割合。▽ラジオは「聴取率」という。 **しちょく**[司直][名] 法律によって事の正不正をさばく人。裁判官や検事。「―の手にゆだねる」 **しちりん**[七厘・七輪][名] 食物を炭火などでにたり焼いたりするのに使う、土製のこんろ。▽炭代がわずか七厘(「厘」は昔の貨幣[かへい]単位で、一円の一○○○分の一)ですむという意味から。 **じちん**[自沈][名]「[名・-スル] 自分の乗っている艦船[かんせん]を自分の手でしずめること。 **じちん**[慈鎮][人名] →「じえん」 **じちんさい**[地鎮祭][名] 建築工事の前に土地の神をまつり、工事中の安全ぶじをいのる行事。 **しっ**[失][動] [大・2画 全5画] [失失失失] **①**持っていたものをなくす。とりにがす。[↔]得 **②**しくじる。あやまちをする。 **③**わすれる。一◆「失する」を見よ。 [シツ] [うしなう] 見失[うしな]う [失せる] [①] 失業[しつぎょう] 失望[しつぼう] 損失[そんしつ] 紛失[ふんしつ][②] 失火[しっか] 失言[しつげん] 失策[しさく] 失敗[しっぱい] 過失[かしつ][③] 失念[しつねん] 失名[しつめい] **しっ**[室][名] [・6画 全9画] [室室室室] **①**ヘや。 **②**むろ。ものをたくわえる穴。 **③**一族。 **④**身分の高い人の妻。 [◎]王室[おうしつ] 皇室[こうしつ] 側室[そくしつ] [シッ] 室温[しつおん] 室内[しつない] 教室[きょうしつ] 寝室[しんしつ] 和室[わしつ] 正室[せいしつ] 御内室[ごないしつ] [むろ] 土室[つちむろ] 氷室[ひむろ] **しつ**[質][名] [貝・8画 全15画] [質質質質] **目**[シツ]①ものごとのなかみ。「量より―」 **②**生まれつきもっているもの。「天成の―」 **③**ありのままで、かざりけがない。 **④**といただす。 **目**[シチ・チ]借金などの保証のために、預けておくもの。「―入れ」 [シッ] ①質量[しつりょう] 地質[ちしつ] 蛋白質[たんぱくしつ] 物質[ぶっしつ] 本質[ほんしつ]②神経質[しんけいしつ] 性質[せいしつ] 素質[そしつ] 体質[たいしつ]③質実剛健[しつじつごうけん] 質素[しっそ] 質朴[しつぼく]④質疑応答[しつぎおうとう] 質問[しつもん] [シチ・チ][□] 質物[しちもつ] 質屋[しちや] 人質[ひとじち]/言質[げんち] 質だす[しちだす] 気質[かたぎ] <576> **しっ**[疾][名] [疒・5画 全10画] [疾疾疾疾] **①**病気。 **②**速度がはやい。 **③**にくむ。 [シッ] ①疾患[しっかん] 疾病[しっぺい] 悪疾[あくしつ] 眼疾[がんしつ] 不具廃疾[ふぐはいしつ]②疾駆[しっく] 疾走[しっそう] 疾風[しっぷう]③疾視[しっし] [疾く] 疾む[やむ] 疾うの昔[とうのむかし] 疾風[はやて] **しっ**[執][名] [土・8画 全11画] [執執執執] **●**しっかりと手にとる。しっかりと仕事をとりおこなう。 **②**心がとらわれて、こだわる。 [シッ] 執筆[しっぴつ]②執務[しつむ] 執権[しっけん] 執行[しっこう] 執刀[しっとう] [②]執拗[しつよう] 確執[かくしつ] 固執[こしつ](しゅう) [シュウ]②執心[しゅうしん] 執着[しゅうちゃく] 執念[しゅうねん] 妄執[もうしゅう] [とる] 手続きを執る[とる] ペンを執る[とる] 執筆(=記録係)[しっぴつ] **しっ**[湿](濕)[形] [・9画 全12画] [湿湿湿湿] 水気があってしめる。[↔]乾・干 [シツ] 湿気[しっき] 湿潤[しつじゅん] 湿度[しつど] 多湿[たしつ] [しめる・しめす] 布団[ふとん]が湿る[しめる] 湿っぽい話[しめっぽい]/筆を湿す[しめす] [その他] 湿る[しとる] 湿気る[しける] 湿茸[しめじ] **しっ**[漆][名] [・11画] [漆漆漆漆] **◎**うるし。 **②**領収書や証書などで、「七」の代わりに使う字。ふつう、俗字の「柒」を用いる。 [シツ] 漆器[しっき] 漆黒[しっこく] 乾漆[かんしつ] [うるし] 漆塗り[うるしぬり] 漆負け[うるしまけ] [その他] 漆喰[しっくい] 漆工[しっこう] **しつ**[室/質][名]→漢字項目を見よ。 **じっ**[実](實)[名] [・5画 全8画] [実実実実] **①**なかみ。なかみがつまっている。「→名を捨て―をとる」 **②**まごころ。「―を見せる」「―のある態度」[☆]虚[きょ] **③**ほんとう。実際の。「―を言うと」「―の母親」[↔]仮・虚 **④**木や草の、み。 [ジッ]①実質[じっしつ] 実力[じつりょく] 口実[こうじつ] 充実[じゅうじつ] 無実[むじつ] ②実直[じっちょく] 誠実[せいじつ] 切実[せつじつ] 忠実[ちゅうじつ] ③実現[じつげん] 実行[じっこう] 確実[かくじつ] 現実[げんじつ] 事実[じじつ] ④果実[かじつ] 結実[けつじつ] [み・みのる] 実入りのいい仕事[みいり]/成果が実る[みのる] [その他] 実げに[げに] 実[まこと] 瓜実顔[うりざね] 忠実[まめ] **じつ**[日][名]→「にち」 **じっ**[十][名]→「じゅう」 **じつ**[実][名]→漢字項目を見よ。 **しつい**[失意][名] 思うようにならなくて、がっかりすること。「―のどん底におちいる」[圏]失望[↔]得意 **じつい**[実意][名]①ほんとうの気持ち。本心。「―をただす」 **②**まごころ。親切心。「―をつくす」「―のある人」 **しっかと**[確と][副]→「しかと」 **じついん**[実印][名] 役所に登録してある正式のはんこ。印鑑[いんかん]証明を受けることができ、重要な書類におす。[↔]認め印 **しつう**[止痛][名] 痛みを止めること。「―薬」 **しつう**[歯痛][名] 歯の痛み。はいた。 **しつうはったつ**[四通八達][四漢] 道路が四方八方に通じていて、交通の便がいいこと。「―の地」▽「四通発達」は誤り。 **じつえき**[実益][名] 実際の利益。「趣味と―をかねる」[類]実利 **じつえん**[実演][名]「[名・-スル] 口頭での説明だけでなく、実際にみんなの前でやって見せること。「―販売[はんばい]」 **しっか**[失火][名]「[名・-スル] 不注意から火事を起こすとと。また、その火事。 **しっか**[×膝下][名]①ひざもと。とくに、親もと。「父母の―をはなれる」 **②**父母への手紙で、あて名のわきづけにすることば。 **じっか**[実科][名] 農業・工業・商業など、実用的な技能を学ぶ科目。 **じっか**[実家][名] 自分の生まれた家。とくに、結婚[けっこん]などで親もとをはなれた人が、父母の家を呼ぶことば。[圏]生家・里[↔]婚家・養家 **じっかい**[十戒][名]①仏教で、修行[しゅぎょう]のために守らなければならない一○のいましめ。殺生[せっしょう]・偸盗[ちゅうとう]・邪淫[じゃいん]・妄語[もうご]・飲酒[いんしゅ]などをしてはならないこと。 **②**キリスト教で、神がモーゼにあたえたという、一○か条のいましめ。他の神を認めないこと、殺人・姦淫[かんいん]・盗み・偽証[ぎしょう]・貪欲[どんよく]などをしないこと。▽「十誡」とも書く。 **じつがい**[実害][名] 実際に受けた損害。[↔]実益 **しっかく**[失格][名]「[名・-スル] 資格をなくすこと。「反則で―となる」「父親―」 **じつがく**[実学][名] 理論よりも実際の生活に役立つ学問。商学・工学・医学など。 **しっかり**[確り・×腚り][副]「[副・-スル]①かたくて動かないようす。また、確かなようす。「ひもで―としばる」「まだ意識も―している」 **②**考えかたややりかたなどが手がたくて、精神がたくましいようす。「―しなければだめだ」 **③**じゅうぶんに。「―食べる」 **しっかりもの**[確り者][名]①堅実で信頼[しんらい]できる人。 **②**倹約[けんやく]家。しまり屋。 **しつかん**[質感][名] 材料の性質から受ける感じ。「木の―」 **しっかん**[疾患][名] かかっている病気。苦しんでいる病気。「胸部―」 **じっかん**[十干][名] 五行[ごぎょう]よりの「木・火・土・金・水」を「え(兄)」と「と(弟)」にそれぞれ分けた、甲[きのえ]・乙[きのと]・丙[ひのえ]・丁[ひのと]・戊[つちのえ]・己[つちのと]・庚[かのえ]・辛[かのと]・壬[みずのえ]・癸[みずのと]をまとめた呼び方。十二支とともに、年・月・日や方角などをあらわした。「丙午[ひのえうま]」など。▽古くは、音読みして順位・順番などもあらわした。[甲[こう]・乙[おつ]・丙[へい]・丁[てい]・戊[ぼ]・己[き]・庚[こう]・辛[しん]・壬[じん]・癸[き]。] <577> [癸[き]。]一表「干支[えと]ん表」 **じっかん**[実感][名]「[名・-スル]①実際に見たり聞いたりしているような感じ。「―がともなわない」 **②**心の底からそうだと思う気持ち。「健康のありがたさを―する」 **しっき**[湿気][名] 水分をふくんでいること。ふくんでいる水分。しめりけ。「しっけ」とも。「―をとる」 **しっき**[漆器][名] うるしぬりの器[うつわ]。 **しつぎ**[質疑][名]「[名・-スル] 研究会や会議などで、疑問点や意味の不明な点を問いただすこと。「―応答」 **じつぎ**[実技][名] 実際にやってみせる技術や演技。「―試験」[↔]学科 **しっきゃく**[失脚][名]「[名・-スル] 受けた攻撃[こうげき]や失敗によって、地位をなくしてしまうこと。「大臣が―する」 **しつぎょう**[失業][名]「[名・-スル] それまで就いていた職業をなくして、収入がなくなること。失職。[↔]就業 **じっきょう**[実況][名] 実際のありさまやようす。「プロ野球の―中継」 **じつぎょう**[実業][名] 農業・水産業・工業・商業などの生産的・経済的な事業。 **じつぎょうか**[実業家][名] 経済的な事業にたずさわる人。「青年―」 **じつぎょうかい**[実業界][名] 実業を営む人たちの社会。 **しつぎょうほけん**[失業保険][名] 「雇用保険」の古い呼び方。一九七五年に改名された。 **しっきん**[失禁][名]「[名・-スル] 尿[にょう]や大便をもらすこと。「あまりのおそろしさに―した」 **じっきんしょう**[十訓抄][名] 一二五二年。六波羅二﨟左衛門[ろくはらにろうざえもん]の作か。日本・中国・インドにわたる教訓的説話二八○余を集めた説話集。三巻。「じっくんしょう」とも。 **じつげつ**[日月][名]①太陽と月。「―星辰[せいしん](=太陽と月と星)」 **②**年月[ねんげつ]。つきひ。「長い―を費やす」 **しっく**[疾駆][名]「[名・-スル] 車やウマなどを速く走らせること。また、速く走ること。「大草原を―する」 **シック**[形動] しゃれていて落ち着いたようす。あかぬけているようす。いき。「―なよそおい」[『]chic **しっくい**[漆喰][名] 石灰[せっかい]やふのりなどをまぜて練ったもの。かべや天井[てんじょう]をぬる材料。 **しっくり**[副]①よく調和して落ち着くようす。「部屋[へや]に―する絵」「服に―合うくつをさがす」 **②**仲よく一つになって円満であるようす。「親子のあいだが―いかない」[圏]ぴったり **じっくり**[副] こしをすえて、すみずみまで念入りに考えたり話しあったりするようす。「―と計画を練る」 **しつけ**[仕付け][名] 裁縫[さいほう]で、ぬい目がくるわないように、かりにあらくぬっておくこと。また、その糸。「―糸」 **しつけ**[×躾][名] 礼儀、作法を身につけさせること。また、身についた礼儀作法。「家庭の―がいい」 **しっきゃく**[失敬][名・形動]「[名・形動・スル]①相手に礼を欠くようなことをすること。無礼。「―なやつだ」 **②**〈名・スル〉人と別れること。「きょうはこれで―する」 **③**だまって持っていってしまうこと。ぬすむこと。「机の上のものを―してきた」 **④**〈感〉男性が親しいあいだがらで使う、別れるときや軽く謝[あやま]るときのことば。「失礼」よりぞんざいな言い方。「じゃあ、ここで―」「先日はどうも―」 **じっけい**[実兄][名] 同じ父母から生まれた兄。[↔]義兄 **じっけい**[実刑][名] 執行猶予にならず、実際に受けなければならない刑罰[けいばつ]。「―判決」 **しつける**[仕付ける][-下一] 服に糸でしつけをする。 **しつける**[『為付ける][-下一] それをしなれている。いつも、そのことをやりつけている。 **しつける**[×躾ける][-下一] 礼儀[れいぎ]や作法[さほう]などを身につけさせる。「子供を厳しく―」 **しっけん**[執権][名]①政治の実権をにぎること。とくに、鎌倉時代、将軍を助けて政治をおこなった役目。北条氏がこの役に就いた。 **しつげん**[失言][名]「[名・-スル] 言ってはいけないことを、うっかり言ってしまうこと。また、うっかり言ってしまったことば。「―をとり消す」 **しつげん**[湿原][名] 湿気[しっけ]の多い草原。湿地帯。「釧路[くしろ]―」 **じっけん**[実権][名] 実際の権力。「―をにぎる」 **じっけん**[実験][名]「[名・-スル]⊕理論や仮説が正しいかどうかを、人為的につくった環境の中で実際にためしてみること。「核[かく]―」「―室」 **②**実際に経験すること。体験。 **じつげん**[実現][名]「[名・-スル] 計画・希望などを現実のものとすること。また、現実のものになること。「―可能」[圏]具現 **じっけんしょうせつ**[実験小説][名] フランスの小説家ゾラが唱えた自然主義小説の理論。作家が文学的な想像力の世界の中で、人間を科学的な実験対象としてとらえようとするもの。日本には森鷗外[おうがい]が紹介[しょうかい]し、永井荷風・小栗風葉[ふうよう]らが影響を受けた。 **じっけんだい**[実験台][名]①実験の対象となる生きものや人。「―のモルモット」 **②**その上で実験するための台。 **しつこい**[形]①味や色などが強く、あとに残る感じがする。「―料理で胃にもたれる」 **②**いつまでもつきまとってわずらわしい感じだ。「しつこく質問する」[類]くどい ▼「しつっこい」とも。 **しっこう**[失効][名]「[名・-スル] 法律や権利などが、その効力をなくすこと。「運転免許[めんきょ]が―する」[↔]発効 >「つかいわけ「紛失[ふんしつ]」を見よ。 **しっこう**[執行][名]「[名・-スル] 行政上の機関や権利をもつ団体が、きめられたことを実際におこなうこと。「―機関」「強制―」「刑[けい]を―する」 **しっけん**[失権][名]「[名・-スル] 権利や権力を失うこと。「―の宣告を受ける」 **じっこう**[実行][名]「[名・-スル] 計画などを実際におこなうこと。「不言―」「公約を―に移す」 <578> **じっこう**[実効][名] 実際にあらわれる効果。ほんとうの効き目。「政策の―を挙げる」 **しっこうかん**[執行官][名] さしおさえや競売などをおこなう地方裁判所の職員。[圏]執行吏[しっこうり] **しっこうきかん**[執行機関][名] 議決機関の意思を執行する機関。とくに、官庁の命を受けて、国家の意思を執行する機関。 **しっこうぶ**[執行部][名] 政党や組合などで、決定したことの執行に責任をもつ機関。 **しっこうゆうよ**[執行猶予][名] 有罪の判決を受けた人が、ある一定の期間、再び罪を犯[おか]さなければ実刑を受けなくてもよいという制度。「―三年」 **じっこうりょく**[実行力][名] ものごとをなしとげる力。「―のある人」 **しっこく**[漆黒][名] うるしをぬったように、黒くてつやのあること。「―の髪かみ」「―の闇[やみ]」▽文章語。 **しっこく**[×桎梏][名] 行動の自由をさまたげること。束縛。▽「桎」は足かせ、「梏」は手かせのこと。 **しつごしょう**[失語症][名] 耳や発声器官は正常なのに、脳の障害によって、ことばはわかるがことばが出せない、音は聞こえるが意味がわからないなどの症状があらわれる病気。 **じっこん**[×昵懇・入魂][名・形動] たいへん親しく交わること。心やすいこと。「―にしてもらう」「彼とは―のあいだがら」[類]親密・懇意 **じっさい**[実際][名]①〈名〉頭の中で考えたことでなく、目の前で見聞したこと。ほんとうのこと。「―に見たのははじめてだ」 **②**〈副〉ほんとうに。まったく。「―、よくできた人だ」 **じつざい**[実在][名]「[名・-スル] 現実にこの世にあったり、いたりすること。「―の人物」 **じっさいてき**[実際的][形動] 理屈でなく、現実によくあてはまるようす。「そう考えるのが―だ」[類]実用的・現実的 **じっさいもんだい**[実際問題][名] 現実に見聞したり行動したりするものとしての問題。「―としてはむつかしい」 **しっさく**[失策・失錯][名]「[名・-スル]①やるべきことをやりそこなうこと。しくじり。 **②**野球で、エラー。 **しつじ**[執事][名] 身分や地位の高い人の家などで、家事や事務の指図[さしず]をしたり、おこなったりする人。 **じっし**[十指][名] 一○本の指。 >十指に余る 一○本の指で数えきれないほど多い。 >十指の指すところ 多くの人が認めるところ。だれもが同じように思い、考えの一致[いっち]するところ。 **じっし**[実子][名] 血を分けた子。[↔]継子・養子 **じっし**[実姉][名] 同じ父母から生まれた姉。[↔]義姉 **じっし**[実施][名]「[名・-スル] 法律・制度・計画などを実際におこなうこと。「―に移す」[劇]実行 **じつじ**[実事][名] 実際に起こったこと。 **じつじょう**[実状][名] 実際のようす。ありのままの状態。「―に合った計画を立てる」 **じつじょう**[実情][名] ほんとうの事情。実態。また、ほんとうの気持ち。まごころ。「―を話して聞かせる」 >つかいわけ 事情・実情 「事情」は、あることがらの状況。また、その原因や理由。「くわしい事情」「複雑な家庭の事情」。「実情」は、表面上は知られていない実際の状況。「財政難の実情をうち明ける」。 **じっしつ**[実質][名] ほんとうのなかみや性質。「見かけより―をとる」 **しつじつごうけん**[質実剛健][四圏] かざらず、まじめで、すこやかなこと。「―の気風がある」▽男子の生活態度の規範[きはん]という意味で使う。 **じっしつちんぎん**[実質賃金][名] 賃金の実際の価値をあらわした額。物価の変動を考えに入れて実際の購買力に換算[かんさん]した賃金。[↔]名目賃金 **じっしつてき**[実質的][形動] 実際の内容にかかわっているようす。「外見ばかりよくて―には変わらない」[↔]形式的 **じっしゃ**[実写][名]「[名・-スル] 実景や実況[じっきょう]などを写真や映像などに写すこと。また、その写したもの。 **じっしゃ**[実車][名] ハイヤーやタクシーなどで、客を乗せて走っている車。[☆]空車 **じっしゃかい**[実社会][名] 実際の世の中。観念的なものでない現実の社会。「高卒で―〈出る」 **じっしゅう**[実収][名]⊕税金などをさし引いた、実際に手にはいる収入。実収入。 **②**農作物などの実際の収穫量。「―を上げる」 **じっしゅう**[実習][名]「[名・-スル] 実際に現場に行って技術を身につけること。「教育―」 **じっしゅきょうぎ**[十種競技][名] 陸上競技の男子種目の一つ。一人の選手が、初日に一〇〇松[メートル]競走・走り幅とび・砲丸投げ・走り高とび・四○○M競走、二日目に一一〇Mハードル・円盤投げ・棒高とび・やり投げ・一五○○M競走をおこない、その合計点数を競う。 **しつじゅん**[湿潤][名・形動] しめりけの多いこと。湿気[しっけ]と雨がある状態。「―気候」 **しっしょう**[失笑][名]「[名・-スル] 思わずふきだして笑ってしまうこと。 >失笑を買う 軽率[けいそつ]なことばや行動のために、他の人から見下げられて笑われる。「満座の―」 **じっしょう**[実証][名]「[名・-スル] 確かな証拠[しょうこ]。また、確かな証拠にもとづいて証明すること。「裁判で―する」[圏]確証・証明 **じっしょうしゅぎ**[実証主義][名] 事実をもとに、観察や実験を通して理論を確かめようとする考えかた。フランスの哲学者コントなどが代表。 **しっしょく**[失職][名]「[名・-スル] 職を失うこと。失業。 **しっしん**[失神・失心][名]「[名・-スル] 強いショックなどを受けて、一時的に意識がなくなること。「―状態」[類]気絶・卒倒 **しっしん**[湿疹][名] 皮ふの表面にできるかゆい炎症[えんしょう]。あせもなど。 **じっしんほう**[十進法][名] 0から9までの一〇個の数字を用いて、一〇倍ごとに位を一つずつ上げていく数のあらわしかた。 <579> **じっすう**[実数][名]①実際に数えて確かめた数。 **②**数学で、有理数と無理数を合わせた呼び方。[↔]虚数 **しっする**[失する][動]①なくす。「機会を―」 **②**[「〜に失する」の形で] …すぎる。「おそきに―」「寛大に―」 **しっせい**[失政][名] 政治上の失敗。また、誤った政治。「―を重ねる」 **しっせい**[執政][名]①政治をおこなうこと。また、その職。古くは摂政・関白[せっしょうかんぱく]、江戸幕府の老中[ろうじゅう]や大名[だいみょう]の家老[かろう]、近代以後は内閣総理大臣。 **しっせい**[×叱正][名]「[名・-スル] しかり正すこと。相手に自分の書いたものの批評をたのむときに使うことば。「ご―を請う」[圏]批正[『]文章語。 **じっせいかつ**[実生活][名] 実際の日常生活。現実の生活。「―に役立つ」 **しっせき**[失跡][名]「[名・-スル] 人が、どこへ行ったかわからなくなること。ゆくえをくらますこと。[類]失踪[しっそう] **しっせき**[×叱責][名]「[名・-スル] 他人のあやまちなどをとがめしかること。「監督[かんとく]の―を受ける」[類]譴責[けんせき] **じっせき**[実績][名] いままでやった仕事の実際の成績や成果。「かなりの―を上げる」「―が問われる」 **じっせつ**[実説][名] 実際にあったとおりの話。実話。[☆]虚説 **じっせん**[実戦][名] 実際の戦い。「―に臨[のぞ]む」「―の経験がない」[↔]演習 **じっせん**[実践][名]「[名・-スル] 実際におこなうこと。実行。「―躬行[きゅうこう]」 **じっせん**[実線][名] 製図などで、切れ目なく続いた線。[↔]点線 **じっせんきゅうこう**[実践×躬行][四漢] 自分からすすんで実際におこなうこと。「―の範[はん]を垂れる」 **じっせんりせい**[実践理性][名] 人間の行為[こうい]や意志の決定にかかわる理性の能力。理論理性▽ドイツの哲学者カントの用語。この能力により、自由・道徳・神の存在など、現象を超越した問題をあつかうことができるという。 **しっそ**[質素][名・形動] むだを省き、ぜいたくをしないこと。「―な身なり」「―倹約[けんやく]に努める」 **しったい**[失態・失体][名] はずかしいおこないをして、面目[めんぼく]を失うこと。ひどい失敗をすること。「本番中に―を演じる」[圏]醜態[しゅうたい] **しっそう**[疾走][名]「[名・-スル] 非常に速く走ること。「全カーで―する」[類]疾駆[しっく] **しっそう**[失踪][名]「[名・-スル] 家を出たまま、ゆくえをくらますこと。「―届[とど]け」[類]失跡[しっせき]・出奔[しゅっぽん]・蒸発[じょうはつ] **じっそう**[実相][名] ものごとの実際のようす。真実のありさま。 **じつぞう**[実像][名]⊕凸レンズを通ったり、凹面鏡[おうめんきょう]にあたったりした光が、ある場所に集まって実際につくりだす像。[↔]虚像 **②**うわさや外見にとらわれない、人やものの実際の姿。「スターの―にせまる」→虚像[きょぞう] **じっそうかんにゅう**[実相観入][国語] 対象に没入することによってこそ事物の本質を認識できるとした、斎藤茂吉の作歌態度。正岡子規[しき]の写生説を進展させたもの。 **しっそうせんこく**[失踪宣告][名] 一定期間継続して所在や生死の不明な者を、その配偶者や相続人など、利害関係者の請求[せいきゅう]によって、死亡したものと見なす家庭裁判所の宣告。 **しっそく**[失速][名]「[名・-スル] 急に速度が落ちること。多く、飛行中に飛行機が浮力を失うこと。「燃料が切れて―する」 **じっそく**[実測][名]「[名・-スル] 距離[きょり]や面積などを実際にはかること。「―にもとづいて設計する」 **じつぞん**[実存][名]「[名・-スル] 何かが現実にそこに存在すること。とくに、人間の現実的存在。 **じつぞんしゅぎ**[実存主義][名] 現代思想の一つ。現実に存在するがままの人間の孤独・不安・絶望を重視し、人間の本質は、各自が自由な意志によって、みずから選びとっていくものであるとする考えかた。キェルケゴールやニーチェ、サルトルらが主張した。 **しった**[×叱咤・×叱咤][名]「[名・-スル] 大声でしかること。また、大声ではげますこと。「―激励[げきれい]」▽「陀」は「咤」の誤字。 **じったい**[実体][名] ものごとのほんとうの姿。変化することのない、ものの本質。「宇宙の―を探る」 **じったい**[実態][名] 表面からではわからない、実際のありさま。実状。「老人医療[いりょう]の―を調べる」 **しったかぶり**[知ったか振り][名] 知らないのに、さも知っているかのようなふりをすること。「―をして、あとではじをかく」 **しったげきれい**[×叱咤激励][四漢] 強いことばで、大声を出してはげますこと。 **シッタン**[×悉曇][名] 梵字[ぼんじ]の字母や古代インドの音声に関することがらをまとめていうことば。サンスクリット。 **じつだん**[実弾][名]①ほんものの弾丸[だんがん]。「―三発を押収する」 **②**何かを依頼するときに強い効果を期待してわたす現金。 **しっち**[失地][名] 戦争などで失った領土や土地。また、失った地位や権威[けんい]、または勢力範囲[はんい]。「―回復」 **しっち**[湿地][名] じめじめした土地。しめりけの多い土地。「―帯を開発する」 **じっち**[実地][名] 本などではなく、実際にすること。また、実際の場所。「―見学」「―訓練」 **じっちゅうはっく**[十中八九][四漢] おおかた。ほとんど。「落ちたら―助かるまい」「―うまくいくだろう」▽可能性が、一○のうち八か九で高いこと。 **しっちょう**[失調][名]「[名・-スル] 調和がくずれること。調和がとれなくなること。「栄養―」 **じっちょく**[実直][名・形動] まじめで、正直なこと。「―だけがとりえの男」「[V]謹厳[きんげん]―」[麵]律儀[りちぎ] **しっつい**[失墜][名]「[名・-スル] 信用や権威[けんい]などをなくすこと。「名誉を―する」 >「つかいわけ「紛失[ふんしつ]」を見よ。 <580> **じつづき**[地続き][名] 海や川などにへだてられることなく、土地が続いていること。[類]陸続き **じって**[十手][名] 江戸[えど]時代、役人が犯人をとらえるために使った道具。五○[センチ]ぐらいの鉄の棒で、手もとに四〜五[センチ]に開くのかぎがある。 **じってい**[実弟][名] 同じ父母から生まれた弟。[↔]義弟 **しつてき**[質的][形動] ものごとの性質や本質に関するようす。質のうえで。「―な変化」[↔]量的 **じってつ**[十哲][名] 一〇人のすぐれた弟子[でし]。一〇人の高弟。「孔門[こうもん]―」「蕉門[しょうもん]―」 **しってん**[失点][名]①競技や試合で、点を失うこと。相手にとられた点数。「大量―」[↔]得点 **しってんばっとう**[七転八倒][四回]→「しちてんばっとう」 **しっと**[×嫉妬][名]「[名・-スル] 自分よりすぐれた才能や幸運・幸福をえた人を見て、自分もああなりたいと思っても不可能なので、その相手を傷つけたいと思う気持ち。また、自分の愛する異性が、別人に好意を寄せたことに対して、しかえししたい気持ち。「―に目がくらむ」「友人の出世[しゅっせ]を―する」「すべてこの世は―心」[類]やきもち・ねたみ **しつど**[湿度][名] 空気中にふくまれている水蒸気の割合。パーセントであらわす。「乾湿球[かんしつきゅう]―計」 **じっと**[副]①動かないで、あることに集中しているようす。「―見つめる」「しばらく―考える」 **②**したいことをがまんして、静かにしているようす。「―待っていろ」「心配でとても―していられない」 **しっとう**[執刀][名]「[名・-スル] 手術や解剖[かいぼう]のために、メスを持つこと。手術や解剖をおこなうこと。「ベテランの外科医が―する」 **じつどう**[実動][名]「[名・-スル] 実際に部隊・車両・機械が活動すること。「―台数」 **じつどう**[実働][名]「[名・-スル] 実際に仕事をしていること。「―八時間」 **しっとり**[副]①適度のしめりけがいきわたっているようす。「―とぬれた道」 **②**落ち着いてうるおいのあるようす。「―したふんいきの和室」 **じっとり**[副]「[副・-スル] 適量をこえて湿気[しっけ]をおびたようす。とくに、あせばんだようす。「―あせをかく」 **しっぴつ**[執筆][名]「[名・-スル] 文学作品や論文などを書くこと。「エッセイを―する」 >「つかいわけ」→「記述」を見よ。 **しつない**[室内][名] 部屋[へや]の中。「―プール」[圏]屋内[↔]室外 **しつないがく**[室内楽][名] 少数の楽器で、小さなホールなどで演奏する音楽。弦楽[げんがく]四重奏など。 **しつないゆうぎ**[室内遊戯][名] 室内でおこなう遊戯。将棋[しょうぎ]・カルタ・トランプ・マージャンなど。 **じつに**[実に][副] 自分が実際に見たり経験したりした印象として、ほんとうに。まったく。「―けしからん」「―字のうまい人だ」[瀬]まことに **しつねん**[失念][名]「[名・-スル] うっかり忘れること。「相手の名前を―してしまう」[類]度忘れ >「つかいわけ」→「忘却[ぼうきゃく]」を見よ。 **じつねん**[実年][名] 五○歳[さい]から六○歳代の人の呼び方。「―をむかえる」▽人生の実りの時という意味で、新しくつくられたことば。 **じつの**[実の][連体] ほんとうの。また、血のつながりのある。「―ところ」「―姉」 **じつは**[実は][副] うち明けて言うと。ほんとうのことを言うと。「―借金だらけなのだ」「―お願いがあって参りました」▽きまりの悪いことや遠慮[えんりょ]のあることなどを言う前に使うことが多い。 **ジッパー**[名] ファスナー。▽もと、商標名。[『]zipper **しっぱい**[失敗][名]「[名・-スル] 目的が果たせず、うまくいかないこと。しくじり。やりそこない。[↔]成功 >失敗は成功のもと 失敗することによって反省し、よい方向へ努力することで、必ず成功への道が開かれるものだ。 **じっぱひとからげ**[十把一絡げ][名] いろいろなものを区別せず、ひとまとめにして大ざっぱにあつかうこと。「純文学も大衆文学も―にして批評する」 **じっぴ**[実否][名] ほんとうかどうか。事実かどうか。古くは「じっぷ」とも。「―を確かめる」 **じっぴ**[実費][名] 手数料や利益をふくまない、実際にかかった費用。「送料の―だけをもらう」 **しっぷ**[湿布][名]「[名・-スル]凹湯や水につけた布や薬をぬった布を、痛いところやはれたところにあてる治療[ちりょう]法。「打ち身に―をする」 **じっぷ**[実父][名] 血のつながった父親。[↔]義父・継父・養父 **しっぷう**[疾風][名] 速くふく風。強く激しい風。「はやて」とも。「―のごとくゴールをかけぬけた」「―怒濤[どとう]」 **しっぷうじんらい**[疾風迅雷][四漢] 速い風と激しいかみなりのように、行動がすばやく激しいこと。「―の早わざ」[圏]電光石火[でんこうせっか] **しっぷうどとう**[疾風怒濤][四漢] 強く速い風と激しい波。「―のごとき攻め」▽一八世紀ドイツの文学運動のこともいう。古典主義に反対して個性[こせい]を重視した。ゲーテ・シラーが中心。シュトゥルム・ウント・ドラング。 **しっぷうもくう**[×櫛風×沐雨][四漢] 風雨にさらされて多くのつらいめにあったり苦労を重ねたりすること。「―の三十年をかえりみる」▽「風に櫛[くしけず]り(=髪かみをとかして)、雨に沐[もく]す(=からだを洗う)」という意味から。 **じつぶつ**[実物][名] 模型や写真などではない実際のもの。ほんもの。「―大」「―見本」[圏]現物 **じつぶつだい**[実物大][名] 実物と同じ大きさ。「―の模型」 **しっぺい**[疾病][名] 病気。[圏]疾患 **しっぺいがえし**[《竹×箆返し][名] ひどいことをされたときに、すぐに有効なしかえしをすること。しっぺがえし。「妹に意地悪をして、とんだ―を受ける」▽「しっぺい」は、禅宗[ぜんしゅう]で修行者をたたく、平たい竹製の道具。 **じっぺんしゃいっく**[十返舎一九][人名] 一七六五—一八三一年。江戸後期の戯作[げさく]記者。本名は重田貞一[しげたさだいち]。式亭三馬[しきていさんば]と並ぶ滑稽[こっけい]の本の代表作家。代表作「東海道中膝栗毛[ひざくりげ]」。 <581> **じつむ**[実務][名] 実際の事務や業務。実地にする具体的な仕事。 **じづめ**[字詰め][名] 一行または一ページに収められる字数。「二〇〇―の原稿用紙」 **しつめい**[失明][名]「[名・-スル] 盲目になること。 **しつもん**[質問][名]「[名・-スル] わからないことや疑わしいことについて、これこれではないかという見こみによって相手にたずねること。「―ぜめにあう」 **しつよう**[執拗][形動] うるさいほど、しつこいようす。「―な追及[ついきゅう]」「――に食いさがる」 **じつよう**[実用][名] 実際に役に立つこと。実際に使うこと。「―新案」「―向き」 **じつようか**[実用化][名]「[名・-スル] 実際に使えるようにすること。「成功した実験の結果の―を検討する」 **じつようしんあん**[実用新案][名] いままであった品物に、実用上の新しいくふうや改良を加えて考案したもの。登録すれば独占的にそれを製作・販売する権利があたえられる。 **じつようてき**[実用的][形動] 実際に使って役立つようす。実用向き。「―なおくりもの」 **じづら**[字面][名]①一つ一つの文字の形や並びかたの見た目の感じ。「―が悪い」 **②**文章の表面的な意味。「―ばかり追う」[同]文字面[もじづら] **しつらえる**[設える][-下一] もうけととのえる。ふさわしくかざりつける。しつらう。「席を―」 **しつらくえん**[失楽園][名] 一六六七年。イギリス、ミルトンの長編叙事詩。地獄に落ちた悪魔[あくま]は、神に復讐[ふくしゅう]するため、人間を誘惑して神に挑戦[ちょうせん]させようとする。アダムとイブは楽園[らくえん]を追われるが、キリストによって復活することを示す。[『]Paradise Lost **じつり**[実利][名] 実際の利益や効用。「―を重んじる経営方針」[圏]実益[↔]実害 **しつりょう**[質量][名] 物体がもつ物質の分量。単位は、キログラムやグラムなど。▽「質量」は、物体ごとにきまっていて、はかる場所に左右されない。「重量(=重さ)」は、物体に作用する引力の大きさである。地球上では「質量」と「重量」の直は等しいが、引力が地球の六分の一しかない月世界に行くと、「重量」は約六分の一になる。 **じつりょく**[実力][名]①実際にもっている力。ほんとうの能力。「―は五分五分だ」 **②**相手と争う手段としての武力や腕力[わんりょく]。「話しあいが失敗し、―にうったえる」 **じつりょくこうし**[実力行使][名] 話しあいによる解決ができず、またはそれをしようとせず、武力を用いること。また、労働争議でストライキをすること。「ついに―に出る」 **じつりょくしゃ**[実力者][名] その社会を動かす実際の力をもっている者。 **しつれい**[失礼][名・形動]「[名・形動・スル]①礼儀[れいぎ]が守られていないこと。「なんて―な人だ」[週]非礼 ▽礼儀にはずれる度合いは、「失敬→失礼→無礼」の順にひどくなる。 **②**〈名・スル〉人と別れること。「おさきに―します」 **③**〈感〉別れるときや謝[あやま]るときのことば。「じゃあ、―」「おっと、―」[團]失敬 **じつれい**[実例][名] 実際にあった例。「―を挙げて説明する」[同]用例 **しつれん**[失恋][名]「[名・-スル] 恋[こい]の思いが相手にこばまれてかなえられないこと。恋に破れること。 **じつろく**[実録][名] 事実を記録したもの。「―にもとづいた映画」[類]ドキュメンタリー **じつわ**[実話][名] 実際にあった話。「この小説は―に近い」 **して**[『為手・仕手][名]◎ものごとをする人。「年寄りの世話の為手がなくなる」 **②**能・狂言[きょうげん]の主役。ワキ▽ふつう、「シテ」と書く。 **③**相場で、投機のために多量に売買する人。「仕手株」 **して**[四手・“垂][名] 玉ぐしやしめなわなどに下げ **しっぽ**[×尻尾][名]①動物の尾[お]。 **②**細長いもののはし。「たくあんの―」 >尻尾を出す ごまかしやうそがばれる。ばけの皮がはがれる。 >尻尾をつかむ かくしごとや秘密の証拠[しょうこ]をおさえる。 >尻尾を振る 相手のきげんをとる。 >尻尾を巻く 負けてすごすごにげる。 **じつぼ**[実母][名] 自分を生んだ母親。血のつながった実の母。[圏]生母[↔]義母・継母・養母 **しつぼう**[失望][名]「[名・-スル] 希望を失うこと。あてがはずれて、がっかりすること。「落選の知らせに―する」[團]失意・絶望・落胆[らくたん] **しっぽう**[七宝][名]◎「七宝焼き」の略。銅や金・銀の下地に、ガラス質のうわぐすりを焼きつけて、美しい色や模様をあらわしたもの。 **@**七つのめずらしい宝。ふつうは、金・銀・瑠璃[るり]・玻璃[はり]・硨磲[しゃこ]・珊瑚[さんご]・瑪瑙[めのう]をいう。七珍[しっちん]。しちほう。 **じっぽう**[十方][名] 東西南北の四方と東北・東南・西北・西南の四すみと上下の一○方向。また、あらゆる方向や場所。「―世界」 **じっぽう**[実包][名] 火薬のはいっている弾丸[だんがん]。実弾。[↔]空包 **しつぼく**[質朴][名・形動] かざりけがなく、すなおなこと。「古代人の―な歌」[圏]質実・実直 **しっぽく**[《卓×袱][名]①そばやうどんに、野菜・シイタケ・かまぼこなどをのせた料理。 **②**中国風に、料理を各人がとりわけて食べる日本の料理。しっぽく料理。▽中国語でテーブルクロスのこと。 **しっぽり**[副]①じゅうぶんにしめっているようす。 **②**男女の愛情がこまやかで、むつまじいようす。 **じつめい**[実名][名] ほんとうの名前。戸籍[こせき]にのっている名前。[↔]本名 **しつむ**[執務][名]「[名・-スル] 勤めさきで事務や業務などの仕事をすること。「―中は来客お断り」[圏]勤務 <582> **る、細長く切った紙**。 **②**やりの柄につける、ウマの尾やアサなどを束ねたもの。 **してい**[子弟][圏]①子や、おとうと。 **②**年の若い者。年少者。「良家の―が集まる」[圏]子女 **してい**[私邸][名] 個人の屋敷[やしき]。「人気作家の―をおとずれる」[同]私宅[↔]公邸▽「私邸」は「私宅」よりも大きくて、りっぱな家をさす。 **してい**[指定][名]「[名・-スル] はっきり、それと定めること。「約束の場所を―する」[圏]指示・所定 **してい**[師弟][名] 師と弟子[でし]。先生と生徒。「―の関係」 **シティー**[名][造語] 都会。都市。「―ボーイ」「―感覚」[『]city >シティー ロンドンにある、金融[きんゆう]機関などが集まる地区。商業や金融の中心地。▷ the City of Londonから。 **してかす**[《為出かす][-動五] やらかす。非難の気持ちをこめて、相手のした行為をみくだして言うことば。「とてつもないことを―」「何を―かわからない」▽まともでないこと、困ったことをしたときに使う。 **してかぶ**[仕手株][名] 株式市場で、投機的に大量に売買される株。くろうと株。 **してき**[私的][形動] 個人に関するようす。また、おおやけには認められていないようす。個人的。プライベート。「―な機関」「―立場で参加する」[↔]公的 **してき**[指摘][名]「[名・-スル] 問題となることがらを、具体的にはっきりと示すこと。「矛盾[むじゅん]のんを―される」 **してき**[詩的][形動] 詩のような味わいのあるようす。「―な発想」[↔]散文的 **じてき**[自適][名]「[名・-スル] 自由にのんびりと楽しむこと。「悠々―」 **してきゆいぶつろん**[史的唯物論][名] 歴史は社会的・政治的・精神的な活動の土台である経済的過程、つまり生産力と生産関係のあいだに生ずる矛盾[むじゅん]があらたな生産関係を確立するといった過程によって変動・発展するという理論。唯物史観。▽ドイツの思想家マルクス・エンゲルスによって確立された唯物論的な歴史観。 **してつ**[私鉄][名] 民間の会社が経営する鉄道。民営鉄道。「―各社がストライキをする」 **しでのたび**[死出の旅][名] 仏教で、「死出の山」に行くこと。死ぬこと。「二度と帰らぬ―」 **しでのやま**[死出の山][名] 人が死んだあと行くという、冥土[めいど]にある険しい山。 **しではらきじゅうろう**[幣原喜重郎][人名] 一八七二—一九五一年。大正・昭和期の外交官・政治家。大阪生まれ。外相[がいしょう]ぶりとして米英との協調外交を展開。第二次世界大戦後に首相に就任し、日本国憲法草案の作成、農地改革、財閥[ざいばつ]解体にとりくんだ。また、婦人参政による選挙を実施[じっし]した。 **してみると**[接] そうだとすると。してみれば。「―結果的には正しかったのだ」 **してやられる**[為て“遣られる][-下一] まんまと、うまくやられる。「思いどおりに―」 **してん**[支店][名] 本店から分かれて、別の所につくられた店。「―長に任命される」[圏]支社[↔]本店 **してん**[支点][名] てこの支えとなる固定された点。▽ほかに、力点[りきてん]・作用点。 **してん**[視点][名] ものごとを見たり考えたりするときの、目のつけどころや立場。「―を変えて考える」[圏]観点・見地 **してん**[史伝][名] 歴史と伝記。また、史実の考証を中心とした伝記。 **しでん**[市電][名] 市が経営する電車。また、市内を走る路面電車。「―が廃止[はいし]される」 **しでん**[師伝][名] 師匠[ししょう]から伝授されること。また、伝授されたもの。 **じてん**[字典][名] 漢字や漢語などを一定のきまりに従って並べ、その字形・音訓・意味・熟語・用法などをしるした書物。字書。「漢字―」「かな―」[類]字引き **じてん**[事典][名] いろいろなものやことがらをあらわすことばを集めて、一定のきまりに従って並べ、解説した書物。「百科―」 **じてん**[辞典][名] 多くのことばを集めて、一定のきまりに従って並べ、書きあらわしかたや意味・用例などをしるした書物。辞書。「国語―」「漢和―」[同]字引▼「辞典」は、ことばの意味と使いかたの説明を中心としたもので、すべての品詞の単語をのせるが、「事典」は、ことがらの内容の説明を中心としたもので、見出し語のほとんどが名詞。両者を区別するために、「辞典」を「ことばてん」、「事典」を「ことてん」、また、「字典」を「もじてん」ということがある。 **じてん**[次点][名] 当選した人や入選した人の、次の順位。落選した人の中での最高得点者。 **じてん**[自転][名]「[名・-スル] 天体が、自分の直径の一つを軸として回転すること。「地球の―」→公転 **じてん**[時点][名] 時間の流れの上の、ある一点。「けさの―で東京は雨だ」 **じでん**[自伝][名] 自分のおいたちや過去を自分自身で書いたもの。自叙伝[じじょでん]。「キュリー夫人の―」 **じてんしゃ**[自転車][名] 足でペダルをふんで、二つの車輪を回転させて走る乗り物。「―をこぐ」 **じてんしゃそうぎょう**[自転車操業][名] 資金不足で、その日その日をようやくやりくりして仕事を続けているような、不安定な経営状態。▽止まれば倒産することを自転車にたとえていう。 **してんのう**[四天王][名]①部下・弟子[でし]などの中で、もっともすぐれている四人。また、その分野でとくに優秀な四人。「仏師の―」▽仏教で、帝釈[たいしゃく]天に仕えて、仏法と出家[しゅっけ]した人を守る四神。持国天・増長天・広目天・多聞[たもん]天。 **してんのうじ**[四天王寺][名] 大阪市天王寺区にある寺。聖徳太子[しょうとくたいし]の建立[こんりゅう]と伝えられ、中門[ちゅうもん]・塔[とう]と・金堂・講堂が一直線に並ぶ、飛鳥[あすか]時代の様式を残す。 <583> **しと**[使徒][名]①キリスト教で、イエス・キリストが教え(福音[ふくいん])を伝えるために選んだ一二人の弟子[でし]。ペテロ・アンデレ・大ヤコブ・ヨハネ・ピリポ・バルトロマイ・トマス・マタイ・小ヤコブ・タッダイ・シモン・ユダ(失脚後、マッテヤ)。十二使徒。 **②**人のために、自分の身をなげうって努力し、尊い仕事をする人。「平和の―」 **しと**[使途][名] かねや品物の使いみち。「―不明金」 **しとう**[至当][名・形動] 道理にかなって当然で、もっともなようす。「―な処置とみなす」「正大―(=きわめて適切なこと)の理論」 >つかいわけ 至当・妥当・適当 「至当」は、この上なく当然であること。「至当な処置」。「妥当」は、おだやかで、落ち着きぐあいよく、あてはまること。「妥当な金額で決着した」。「適当」は、本来はぴったりとあてはまること。最近は「いいかげん」の意味がふくまれることがある。「適当にやっておけ」。 **しとう**[死闘][名]「[名・-スル] 死にものぐるいで戦うこと。非常に激しい戦い。「血まみれの―を演じる」 **しとう**[私党][名] 個人的な利害関係によって結びついた仲間。また、政党として認められていない党派。[↔]公党 **しとう**[私闘][名] 個人的なうらみごとによる争い。 **しどう**[私道][名] 個人の所有地の中にある道路。「―につき侵入禁止」[↔]公道 **しどう**[始動][名]「[名・-スル] 機械などが動きはじめること。また、動かしはじめること。「モーターが勢いよく―する」「プロジェクトがようやく―する」[同]起動 **しどう**[指導][名]「[名・-スル] 具体的なことがらについて技術ややりかたなどを直接教えること。「演技―」[圏]指南[しなん] **しどう**[斯道][名] 学問や技芸などで、その人がたずさわっている方面や分野。その道。この道。「―の大家」 **じとう**[地頭][名] 鎌倉[かまくら]・室町[むろまち]時代の、各地の荘園[しょうえん]の役人。土地の管理、税のとりたて、警備の仕事をした。「→泣く子と―には勝てぬ」 **じどう**[自動][名] 自分の力で動くこと。「全―洗濯機」「預金―機」[↔]手動 **じどう**[児童][名] 子供。とくに、小学生。「―の作文コンクール」[圏]学童 >「つかいわけ」→「幼児」を見よ。 **じどうけんしょう**[児童憲章][名] すべての子供の幸せを図[はか]るために定められたきまり。一九五一年五月五日に制定。 **じどうし**[自動詞][名] 動詞の中で「開く」「動く」のように、その語だけで動作や作用をあらわすもの。「(窓を)開ける」「(車を)動かす」のように、「目的語(〜を)」をともなう他動詞に対していう。▽自動詞と他動詞は、活用の種類や行[ぎょう]などのちがいによって分かれる。 **じどうしゃ**[自動車][名] エンジンの力で車輪を動かして、レールなしに走る乗り物。ふつう、車輪は四つ。くるま。「―交通量」 **じどうせいぎょ**[自動制御][名] 人が操作しなくても、機械が状態の変化に応じてひとりでにそのはたらきを調整すること。オートメーション。 **じどうてき**[自動的][形動] 自分自身のはたらきによって動くようす。オートマチック。「―にお湯が出る」 **じとうてんのう**[持統天皇][角] 六四五—一七○二年。在位、六九〇—六九七年。天智天皇の第二皇女で、天武天皇の皇后。子、草壁皇子[くさかべのみこ]の死後即位。飛鳥浄御原令[あすかきよみはらりょう]の制定、藤原京遷都[せんと]など律令体制を整備した。 **じどうはんばいき**[自動販売機][名] 代金を入れると、自動的に品物が出てくるようになっている機械。 **じどうぶんがく**[児童文学][名] 子供のために書かれた文学作品。童話・伝記・童謡など。 **じどうれっしゃせいぎょそうち**[自動列車制御装置][名] ↓「エーティーシー」 **じとく**[自得][名]①自分で会得[えとく]すること。自分でさとること。「真理の―」 **②**自分から満足すること。「―の色をうかべる」 **③**自分に報[むく]いを受けること。「自業―」 **しどけない**[形] 服装などが乱れてだらしないようす。「―ねまき姿」▽おもに女性についていう。 **しとげる**[『為遂げる][-下一] 最後までやりぬいて、目的を果たす。「難工事を―」[類]成し遂げる **しどころ**[為所][名] そうするべきだいじな場合。「ここががまんの―」 **しとしと**[副] 雨が静かに降るようす。 **シドッチ**[人名] 一六六八—一七一五年。イタリアのイエズス会宣教師。一七○八年に屋久島に潜入[せんにゅう]したがとらえられ、江戸[えど]で監禁[かんきん]された。新井白石[あらいはくせき]の「西洋紀聞[きぶん]」は、その折の尋問[じんもん]をまとめたもの。[『]Giovanni Battista Sidotti **しとど**[副] ひどくぬれるようす。びっしょり。「汗[あせ]も―にぬれ」▽文章語。 **シドニー**[名] オーストラリア南東部にある商工業都市。羊毛や小麦の輸出港。[『]Sydney **しとね**[×茵・×褥][名] 座[すわ]ったり、ねたりするときにしく敷物。「若草の―」▽文章語。 **しとみ**[×蔀][名] 昔の建物で、日光や風雨を防ぐため格子に組みの裏に板を張った戸。上下二枚ある。 **しとめる**[仕留める][-下一] 鉄砲[てっぽう]などで獲物[えもの]をねらって確実に動けなくする。「いのししを―」「一刀[いっとう]のもとに―」 **しとやか**[淑やか][形動] 女性の、もの静かで、上品なようす。「―な女性」「―に座する」 **しどろもどろ**[形動] 話のすじみちが乱れ、ことばがとりとめのないようす。「問いつめられて―になる」 **シトロン**[名]⊕レモン味のする清涼飲料。 **②**ミカン科の常緑低木。レモンに似た実は酸味が強く、砂糖づけにされる。まるぶしゅかん。[『]citron **しな**[品][名]①何かの目的のために使われる、形あるもの。「祝いの―」「手を替え―を替え」 **②**商売の対象となる物品。商品。「―切れ」 <584> **③**品質。「―定め」「このりんごは―が悪い」 >古語《しな(階・品)≫ もと、階段のことで、そこから身分・種類・品位など上下の区別あるものの段階をさした。現代語③に近かったが、それが等級の区別というよりも「物そのもの」をさすようになってきた。 **しな**[支那][名] 「中国」に対する古い呼び方。「秦[しん]」の変化した形。 **しな**[造語] 「〜しな」の形で] そのとき。そのついで。…がけ。「帰り―」「行き―」「寝[ね]―」▽動詞の連用形に付く。 **しない**[市内][名] 市の区域内。「―を回る観光バス」[↔]市外 **しない**[竹刀][名] 剣道[けんどう]で使う道具。割った竹を四本、束ねて革[かわ]でとめ、刀に似せてつくったもの。「―を上段に構える」▽常用漢字表付表の語。 **しなう**[×撓う][動] 長いものが折れずにしなやかに曲がる。「釣[つ]りざおが―」[圏]たわむ >「つかいわけ「反[そ]える」を見よ **しなうす**[品薄][名・形動] 需要に対して商品の供給がまにあわず、手にはいりにくい状態。品不足。「―のため値上がりする」「ひでりで野菜が―になる」 **しながき**[品書き][名] 品物の名を書きならべたもの。飲食店のメニューなど。[類]目録 **しなぎれ**[品切れ][名] 商品が全部売れてなくなること。在庫がないこと。[類]売り切れ **しなさだめ**[品定め][名] 人やもののよしあし・価値などをあれこれ評価し判定すること。「新入社員の―をする」[類]値ぶみ **しなだれる**[×撓垂れる][-下一] あまえたりこびたりして、相手に寄りかかる。「なまめかしく―」 **しなの**[《信濃][名] 旧国名。今の長野県。東山[とうさん]道の一国。信州[しんしゅう]。科野の。「―追分[おいわけ]」 **しなびる**[×萎びる][-上一] みずみずしさがなくなり、しぼんだ状態になる。「しなびた大根」▽おもに野菜やくだものにいう。「しおれる」は花や葉にいう。 **しなもの**[品物][名]①物品。「上等な―」▽階級の意味。階級づけされるような、ちゃんとした物の意。 **②**売り買いされるもの。商品。しな。「店さきに山積みされた―」 **シナモン**[名] ニッケイの樹皮を乾燥してつくった香辛料。にっき。[『]cinnamon **しなやか**[形動]①弾力に富んで、よくしなうようす。また、やわらかくなめらかなようす。「―なからだ」 **じならし**[地均し][名]①〈名・スル〉地面の高いところをけずり、低いところをうめて、たいらにすること。 **①**〈名〉転がして地面をたいらにし、固めるために使う、石または鉄の円筒形の道具。ローラー。 **②**あるものごとがうまくいくように、前もって話をし、準備すること。根まわし。下工作[したこうさく]。「首脳会談の―をする」 **じなり**[地鳴り][名] 地震や火山爆発などのとき、大地のゆれとともに低く重い音がすること。また、その音。「―がして地面がゆれだした」 **シナリオ**[名] 映画やテレビドラマなどの脚本[きゃくほん]。各場面の情景・登場人物のせりふや動作などを書いたもの。台本。▽こうなるだろうと仕組んだものごとのなりゆきをたとえてもいう。「社長交代の―」[圏]筋書き[『]scenario **シナリオライター**[名] 脚本[きゃくほん]家。シナリオ作家。[『]scenario writer **しな**[科]を作る 女が男に対して、なまめかしい動作をする。 **しなん**[至難][名・形動] この上なくむずかしいようす。「―のわざ」「―なことを承知で挑戦[ちょうせん]する」 **しなん**[指南][名]「[名・-スル] 武術などを教えみちびくこと。指導。また、教える人。「空手[からて]―」「―役」「柔術[じゅうじゅつ]をする」 **じなん**[次男・二男][名] 男のきょうだいで、二番目に生まれた子。[↔]次女 **シニア**[名] 年上の人。年長者。上級生。「―部門」[↑]ジュニア[『]senior **しにいそぐ**[死に急ぐ][動] 命を縮めるような生きかたをする。「あたら(=おしくも)―若者」 **しにいたるやまい**[死に到る病][名] 一八四九年。デンマーク、キェルケゴールの著。キリスト信者としての自己と教会との違和感から、人間疎外[そがい]を意識し、人間存在の根本に目を向けようとした。実存主義のさきがけとなった哲学書。▽「聖書」から出たことば。[『]Sygdommen til Døden **しにおくれる**[死に後れる][-下一]①他の人にさきに死なれてあとに残る。「娘に―」 **②**死ぬべきときに死ねずに生きのこる。「特攻隊で死に後れた者」 **しにがね**[死に金][名]①ためるだけで、活用することのないかね。 **②**使っただけの効果のないかね。むだがね。 **しにがみ**[死に神][名] 人に死をもたらすという神。「―にとりつかれる」 **シニカル**[形動] 皮肉をこめたようす。冷笑的。シニッ[『]cynicalク。 **しにぎわ**[死に際][名] まさに死ぬ直前。死ぬまぎわ。おぎわ。[圏]往生際[おうじょうぎわ] **しにざま**[死に様][名] 死ぬときのようす。人生の終わりかた。死によう。「悲惨な―」 **シニシズム**[名] 常識や道徳に対する皮肉な態度や考えかた。冷笑主義。シニスム。[『]cynicism **しにしょうぞく**[死に装束][名]⊕死を覚悟[かくご]したときの、白一色の衣装。白装束。 **②**死者に着せる衣装。 **しにせ**[老舗][名] 古くから何代も続き、信用のある商店。「―の和菓子[わがし]や屋」 **しにぞこない**[死に損ない][名]①死のうとして、または死ぬべきときに死ぬことができず、不名誉[ふめいよ]に生きながらえること。また、そうなった人。 **②**老人をののしっていうことば。 **しにたい**[死に体][名] すもうで、体勢がくずれて反撃[はんげき]する可能性がなくなった状態。[↔]生き体 **しにたえる**[死に絶える][-下一] 一家や一族が残らず死んで、血統や種族が絶えてしまう。 **しにばしょ**[死に場所][名] 死ぬにふさわしい場所。 <585> **しにどころ**。しにば。「―を選ぶ」 >しにばな[死に花]を咲かせる りっぱな死にかたをする。みごとな死をとげる。 **しにみず**[死に水][名] 死のまぎわに、くちびるをしめらせる水。末期の水[まつごのみず] >死に水を取る 死の近づいた人を介抱[かいほう]し、死ぬまでめんどうをみる。みとる。 **しにめ**[死に目][名] 人の死ぬまぎわ。臨終[りんじゅう]の、その時。「親の―に会えなかった」 **しにものぐるい**[死に物狂い][名] 死んでもいいと、全力をつくして努力すること。また、全力であばれること。「―で勉強する」[圏]必死 **しにょう**[×屎尿][名] 大便と小便。糞尿[ふんにょう]。「―処理」 **しにわかれる**[死に別れる][-下一] 親子や夫婦の一方が死んで、二度と会えなくなる。死別する。「親に―」[↔]生き別れる **しにん**[死人][名] 死んだ人。死者。 >死人が物を言う ありえないことのたとえ。 >死人に口無し 死者は証言も弁明もできない。▽罪を死者に着せたりするときにいう。 **じにん**[自任][名]「[名・-スル] 自分には、それにふさわしい能力や資格があると思いこむこと。「みずから天才をもって―する」 **じにん**[自認][名]「[名・-スル] 自分のしたことを自分から認めること。「過失[かしつ]と―する出来事」 **じにん**[辞任][名]「[名・-スル] いままで就いていた職務上の地位を自分から辞めること。「今期かぎりで会長を―する」 **しぬ**[死ぬ][動]①命が絶える。「安らかに―」[☆]生まれる **②**生気がなくなる。「死んだ海」「目が死んでいる」 **③**役に立たなくなる。活用されなくなる。「そんな使いかたではせっかくのかねが―」 **④**野球で、アウトになる。また、囲碁[いご]で、相手に石[いし]を囲まれてとられる。[↔]生きる >死なばもろとも 運命をともにすること。 **死んだ子の年を数える** 生きていれば今ごろは何歳[さい]だなどと、言ってもしかたのないことをくどくどと言うたとえ。[類]死児の齢[よわい]を数える >死んで花実が咲くものか 死んでしまったら何もかもおしまいである。 >つかいわけ=死亡・逝去[せいきょ]・崩御ほか 「死ぬ」と直接言うことをさけた表現が多くある。「永眠」「他界」「不幸」「息をひきとる」「事に~切れる」「世を去る」「不帰[ふき]の客となる」「鬼籍[きせき]に入る」など。また、死んだ人に対する尊敬の度合いによって、自分に近いものに「死亡」「死去」、やや敬意をこめて「逝去[せいきょ]」、皇族に「薨去[こうきょ]」、天皇に「崩御[ほうぎょ]」などと使いわける。 **じぬし**[地主][名] 人に貸す土地をもっている人。▽ふつう、自分の家を建てるだけの土地の持ち主を「地主」とはいわない。その場合は、その土地の「所有者」などという。 **しの**[×篠][名] むらがって生える、小さく細い竹。しのだけ。ヤダケ・メダケなど。 **②**「篠笛」の略。 >篠突く雨 シノを束ねて地面に突っきおろすように、強く激しく降る雨。どしゃぶりの雨。 **しのうこうしょう**[士農工商][名] 江戸時代の身分制度。すべての人を職業によって四つに分ける。上から、武士・農民・職人・商人の順。四民。 **しのぎ**[鎬]を削る 激しく争う。▽「鎬」は、刀の刀身と峰[みね]の中間の小高い部分。そこが激しくぶつかってけずられるほどきりあうという意味から。→図「かたな」 **しのぐ**[×凌ぐ][動]●障害や苦しみなどをこらえてきりぬける。「寒さを―」「飢えを―」「しのぎやすい季節となりました」 **②**他よりまさる。「他国を―」「先輩を―実力」 **しのこす**[《為残す][動] 途中のうまでして、あとをやり残す。「仕事を―」 **しのごの**[四の五の] あれこれめんどうなことを言うようす。つべこべ。「―言わせないぞ」 **じねつ**[地熱][名] 地球の内部の熱。「ちねつ」とも。 **シノニム**[名] 同義語。類義語。「父」と「父親」など。[↔]アントニム[『]synonym **しののめ**[『東・雲][名] 夜明け。東の空が明るくなるころ。あけぼно。「―の空」▽文章語。 **しのはい**[死の灰][名] 核爆発[かくばくはつ]によって生じる、放射性物質を多くふくむ生物に有害な灰。 **しのばせる**[忍ばせる][-下一] 人に知られないようにこっそりとする。しのばす。「足音を―」「声を忍ばせて泣く」「ふところに短刀を―」 **しのび**[忍び][名]①人に知られないようにすること。内密。しのびあるき。「おーで出かける」 **②**ひそかに相手のようすを探ること。また、その人。「―の術」「―の者」 **しのびあい**[忍び会い・忍び、逢い][名] 人目をしのんで男女が会うこと。密会。[類]あいびき **しのびあし**[忍び足][名] 音を立てないよう、そっと歩くこと。また、音を立てない歩きかた。「ぬき足、さし足、―」 <586> **しのびこむ**[忍び込む][動] 人に気づかれないようにこっそりはいる。「空[あ]き巣[す]が―」 **しのびない**[忍びない][形] かわいそうで、そうすることががまんできない。たえきれない。「見るに―」「殺すに―」 **しのびなき**[忍び泣き][名]「[名・-スル] 人に気づかれないように、声を立てずに泣くこと。「―をもらす」 **しのびね**[忍び音][名]①小声。また、しのび泣きの声。「人知れず―に泣く」 **②**陰暦四月ごろのホトトギスの初音[はつね]。 **しのびのもの**[忍びの者][名] 昔、敵陣などにしのびこんで、ようすを探る者。間者[かんじゃ]。また、しのびの術を使う者。忍者。 **しのびやか**[忍びやか][形動] こっそりとするようす。ひそやか。「―に近づいてくる」 **しのびよる**[忍び寄る][動] 人に気づかれないうちに後ろからそっと近づく。「―秋のけはい」「老いが―」 **しのびわらい**[忍び笑い][名] 声を立てずに笑うこと。気づかれないように声をひそめて笑うこと。 **しのぶ**[忍][ぶ][動] **日**[忍ぶ]①人の目につかないように行動をおさえる。人目をさける。「ものかげに―」 **②**がまんしてたえる。「はじを―」[『]奈良時代は上二段活用だった。 >「つかいわけ「耐[た]える」を見よ。 **目**[偲ぶ]①なつかしく思いだす。こいしたう。「なき人を―」「昔を―」▽この意味では奈良時代はハ行四段活用だった。 **しのぶえ**[×篠笛][名] シノダケでつくった笛。指穴が七つある。神楽[かぐら]などのはやしに用いる。 **しのぶかわ**[忍ぶ川][名] 一九六〇年。三浦哲郎[てつお]の小説。学生と料亭[りょうてい]の女との恋愛[れんあい]から結婚[けっこん]にいたる過程をえがいた自叙伝的な作品。 **シノプシス**[名] あらすじ。とくに、映画や演劇のあらすじ。梗概。[『]synopsis **しば**[芝][名] イネ科の多年草。庭やゴルフ場などに植えて芝生にする。 **しば**[芝][名] [++・3画 全6画] [芝芝芝] 音は「シ」。「霊芝[れいし](=キノコの一種)」「芝眉[しび](=顔つき)」「拝芝[はいし](=面会)」 [その他] 芝[しば] 芝居[しばい] 芝刈り機[しばかりき] 芝草[しばくさ] *芝生[しばふ] **しば**[×柴][名] 雑木の小枝。燃料にする。そだ。 **しはい**[支配][名]「[名・-スル] 上に立って、人や組織を思いどおりに動かすこと。また、ものごとが全体を左右すること。「経済界を―する」「感情に―されやすい」 **しはい**[紙背][名] 紙の裏。「[V]眼光[がんこう]―に徹[てっ]する」 **しはい**[賜杯][名] 天皇や皇族が、競技の優勝者にあたえる優勝杯[ゆうしょうはい]。 **しばい**[芝居][名]①演劇のこと。とくに、歌舞伎[かぶき]や新派[しんぱ]など。 **②**人をだますためにしくんだ、つくりごと。「ひと―打つ」 **しばいがかる**[芝居掛かる][動] 言動などがわざとらしくおおげさになる。 **しばいっけ**[芝居っ気][名] 人前をつくろいかざる心。また、はでなことをして人をあっと言わせたがる気持ち。しばいぎ。「―たっぷりのしぐさ」 **しはいにん**[支配人][名] 商店や会社などで、主人や社長からまかされて、営業のすべてをとりしきる役目の人。マネージャー。 **しばいぬ**[×柴犬][名] 日本犬の一種。小形で、毛は茶色で短く、耳が立ち、尾は上に巻く。「しばけん」とも。 **しばえび**[芝“海“老][名] クルマエビ科の小形のエビ。内湾の砂地にすむ。食用。 **しばかり**[芝刈り][名]「[名・-スル] シバをかること。また、シバをかる人。「―機」 **じばく**[自白][名]「[名・-スル] 自分のした悪事・犯罪などを、自分でみとめて話すこと。「―を強要する」「容疑者が―した」[同]自供・自認[じにん] >「つかいわけ」→「白状」を見よ。 **じばく**[自縛][名]「[名・-スル] 自分で自分をしばること。自分で自分の自由をうばうこと。「自縄[じじょう]―」 **じば**[磁場][名] 磁石[じしゃく]や電流のまわりなどに生じる、磁力のはたらく範囲。磁界。「じじょう」とも。 **じばく**[自爆][名]「[名・-スル] 自分の乗っている船や飛行機などを、自分で爆破すること。また、船や飛行機もろとも、敵に体当たりすること。 **しばくさ**[芝草][名] 「芝」に同じ。 **しばこうかん**[司馬江漢][人名] 一七四七—一八一八年。江戸後期の蘭学[らんがく]者・画家。本名は安藤峻。号は春波楼[しゅんぱろう]など。前野良沢[りょうたく]に蘭学を、鈴木春信[はるのぶ]に浮世絵[うきよえ]を学ぶ。平賀源内[げんない]とも親交があり、蘭書から知識を得て銅版画を創製し、油絵を試み、洋画の先駆[せんく]者となった。また、地動説を紹介[しょうかい]した。著書「西遊蒙日記」。 **じばさんぎょう**[地場産業][名] その地域に古くから発達し、特産となった品などを生産する産業。 **しばし**[暫し][副] 少しのあいだ。しばらく。古い言い方。「―声なし」「―の別れ」[同]暫時 **しばしば**[×屢・×屢屢][副] 回数が多いようす。ひんぱんに。「この辺は交通事故が―発生する」「去年は―旅行をした」[圏]度々[たびたび] **しはす**[師走][名] ↓「しわす」 **しばせん**[司馬遷][人名]名前一四五?—前八六?年。中国、前漢の歴史家。父の遺志をついで歴史編さん[へんさん]にたずさわる。李陵[りりょう]を弁護して武帝のいかりをかい、宮刑[きゅうけい](=去勢の刑)に処せられたが、こころざしをつらぬき、「史記」を完成させた。 **じはだ**[地肌][名]◎草や木の生えていない、土がむきだしになった地面。 **②**化粧[けしょう]などをしていない、はだ。すはだ。 **しばたかついえ**[柴田勝家][人名] 一五二二—一八八三年。安土桃山時代の武将。織田信長[のぶなが]に仕え、北陸を支配した。妻、お市[いち]は信長の妹。信長の死後、豊臣秀吉と対立して、賤ヶ岳[しずがたけ]の戦いで敗れ自殺した。 **しばたたく**[瞬く・×屢×叩く][動] しきりにまばたきをする。「しばたく」とも。「目を―」 <587> **しはつ**[始発][名]①その日の最初に発車すること。また、その列車・バスなど。「―に乗る」→終発 **②**そこを出発地とすること。また、その列車・バスなど。「―駅」「成田―のパリ直行便」→終着 **じはつ**[自発][日][名]「[名・-スル] 人に言われてではなく、自分からすすんですること。「―的に練習する」[圏]自主 **目**[文法] 意志と関係なく、しぜんにそうなるという判断をあらわすときの言いかた。口語では、動詞の未然形に助動詞「れる」「られる」を付けてあらわす。文語では、助動詞「る」「らる」を付けてあらわす。▽おもに、「感じる」「思う」「心配する」などの動詞に使う。たとえば、「この街に来ると学生時代が思い出される」など。 **しばふ**[芝生][名] いちめんにシバのはえている場所。「―のテニスコート」▽常用漢字表付表の語。 **じばら**[自腹][名] 自分のかねでしはらうこと。「二次会の費用は会社もちではなく、―だ」 >自腹を切る 必ずしも自分が出す必要もないかねを、自分でしはらう。[類]身銭を切る **しはらい**[支払い][名] 代金・費用などをわたすこと。「水道料金の―を済ます」 **しはらいじゅんびそうさ**[支払い準備操作][名] 中央銀行は、市中銀行がうけいれた預金の一部を支払い準備金として強制的に預託[よたく]させるが、その割合を上下させることをいう。これにより民間の通貨量は増減するため、景気を抑制したり、反対に刺激をしたりする。 **しはらう**[支払う][動] 相手に代金や料金をわたす。 **しばらく**[暫く][画]①あまり長くないあいだ。少しの時間。「―休憩[きゅうけい]する」「―お待ちください」[圏]暫時 **②**少し長いあいだ。ひさしく。「―でした。お元気ですか」 **しばらくぶり**[暫くぶり][形動] 長いあいだとぎれたあとであるようす。ひさしぶり。「―の雨」 **しばりあげる**[縛り上げる][-下一] きつくしばって動けなくする。「犯人を―」 **しばりくび**[縛り首][名]⊕なわで首をしめて殺す刑。絞首刑[こうしゅけい]。 **②**戦国時代の、両手をしばって首を切る刑罰[けいばつ]。 **しばりつける**[縛り付ける][-下一]◎人やものをひもやなわで、あるものにしばって動けなくする。「柱に―」 **②**束縛[そくばく]して自由に動けないようにする。「家庭に―」「規則に―」 **しばる**[縛る][国]①なわやひもなどで相手を動かないように固定する。「手足を―」[↔]解く **②**行動の自由を制限する。「規則で―」「時間に縛られない生活」 >「つかいわけ→「括[くく]る」を見よ。 **しばれる**[-下一] こおりつく。刺すようにひどく冷えこむ。「今夜も―」▽北海道や東北地方の方言。 **しはん**[市販][名]「[名・-スル] 町のふつうの店で売っていること。「―の目薬」「―されていない特殊な部品」 **しはん**[師範][名]⊕芸能や武芸などを教える人。先生。また、先生の資格。「柔道の―」「華道[かどう]の―をとる」▽もと、てほんという意味から。 **②**「師範学校」の略。もと、教員の養成をした学校。「高等―の出。」 **しはん**[死斑・*屍斑][名] 死後一定時間たつと皮ふにあらわれる、むらさき色の斑点[はんてん]。 **しはん**[紫×斑][名] 内出血のために生じる、むらさき色の斑点[はんてん]。「―病」 **じばん**[地盤][名]①建物などを支えている土地。土台。「―がゆるむ」 **②**活動の根拠[こんきょ]地。勢力がゆきわたっている範囲[はんい]。「親の―を受けついで選挙に立候補する」 **ジバン**[名]→「じゅばん」[『]gibão **しはんき**[四半期][名] 一年を四等分した、それぞれの三か月間。「第三―」 **じばんちんか**[地盤沈下][名] 地面がしずむ現象。地震あるいは地下水のくみあげなどが原因で生じる。▽勢力などが弱まることもいう。 **しはんぶん**[四半分][名] 四等分したうちの一つ。四分の一。四半。 **しひ**[私費][名] 個人ではらう費用。「―留学」「―を投じる」[同]自費[↔]公費・官費[かんぴ] **しひ**[詩碑][名] 詩をほりこんだ記念碑。 **しび**[×鴟尾・×鶏尾・蚩尾][名] 宮殿[きゅうでん]・寺院などの棟[むね]の両はしに置くかざりのかわら。魚または鳥の尾をかたどったものをいう。くつがた。 **じひ**[自費][名] 費用を自分がしはらうこと。自腹[じばら]。「―出版」[同]私費 **じひ**[慈悲][名] 仏・菩薩[ぼさつ]が、おろかな存在である人間の苦しみを救いたいと願う心。あわれに思い、深い愛情をもって相手を救いたいと思う心。 **シビア**[形動] きびしい。容赦のない。「―な意見が出る」[『]severe **じびか**[耳鼻科][名] 「耳鼻咽喉科」の略。耳・鼻・のどの病気の研究と治療[ちりょう]を専門とする、医学の一分野。 **じびき**[字引][名] 字典(字書)、または辞典(辞書)。ふつう、「字引き」とは書かない。 **じびきあみ**[地引き網][名] 引きあみの一種。船で遠浅の沖合いにあみを張り、大勢の人手でそれを陸地に引きよせて魚をとる。 **しひつ**[紙筆][名] かみと、ふで。また、文章。「―につくせない思い」 **じひつ**[自筆][名] 自分が書くこと。また、その書いたもの。「署名は―のこと」「―の手紙」[↔]代筆 **しびと**[死人][園] 「しにん」の古い言い方。死者。 **じひびき**[地響き][名] 地面から伝わってくる、にぶく重い音。「―を立ててたおれる」 **しひゃくしびょう**[四百四病][四漢] 人間のかかる、あらゆる病気。▽仏教では、病気の種類が四○四あるという。 <588> >四百四病の外[ほか] 恋[こい]わずらい。恋のなやみ。 >四百四病より貧[ひん]の苦しみ どんな病気よりも貧しさがいちばんつらいものだ。 **しひょう**[死票][名] 当選に結びつかない票。死に票。「落選する人に入れても―になる」 **しひょう**[指標][名] 判断の基準となる目じるし。バロメーター。「年代を定める―となる化石[かせき]」 >「つかいわけ」→「印[しるし]」を見よ。 **しふ**[師父][名] 父のようにしたい、尊敬している先生。また、先生と父。「―とあおぐ」 **しぶ**[渋][名]①しぶい味。「酒で柿[かき]の―をぬく」 **②**しぶ柿[がき]からとる赤黒い液体。主成分はタンニン。防腐剤にする。柿しぶ。 **③**液体の成分が容器などにこびりついたもの。「湯飲みに茶―がつく」 **しぶ**[支部][名] 本部から分かれ、その指示を受けて活動する組織。「政党の県―」[↔]本部 **しぶ**[市部][名] 市政をしいている地域。市に属する区域。[↔]郡部 **しびょう**[死病][名] かかれば死ぬときまった病気。不治の病気。死のやまい。「―にとりつかれる」 **じひょう**[時評][名]①世の中のその時どきの出来事についての批評。また、最近のことがらについての批評やうわさ。「―にのぼる」「文芸―」 **じひょう**[辞表][名] 勤めている職を辞めるときに、そのむね書いて提出する文書。辞職願[ねがい]。「―を出す」 **じびょう**[持病][名] なかなか治らず、長年悩まされている病気。「―の糖尿病」▽どうしても直らない悪いくせのたとえにも使う。「酒を飲むと―が出る」 **シビリアンコントロール**[名] 軍人でない人が軍隊の最高指揮権をもつこと。軍が政治に介入りすることを防ぐための制度。文民統制。▽「シビリアン」は、軍人に対する一般市民という意味。[『]civilian control **シビルミニマム**[名] 自治体が市民に保障すべき、最低限の生活環境基準。▽[『]civil minimum **しびれる**[痺れる][-下一]①からだの一部の感覚がな くなり、自由に動かせなくなる。「長時間正座したので足が―」▽強い刺激[しげき]や魅力[みりょく]がよくにうっとりとなることもいう。「―リズム」 **しびれ**[痺れ]を切らす ①長いあいだ座[すわ]っていたために足がしびれる。 **②**待ちくたびれてがまんできなくなる。 **しびん**[痩瓶・尿瓶][名] 病人や老人が、ねたまま で小便をするときに使う瓶。▽「しゅびん」の変化した形。 **じふ**[自負][名]「[名・-スル] 能力・性能・できばえなどに自信をもち、自慢に思うこと。「―をもつ」「―心」「みなさまの期待にこたえる製品と―しております」[類]自任 **じふ**[慈父][名] やさしく情けぶかい父。また、父親をほめていうことば。[↔]慈母 **しぶい**[渋い][形]①口の中がしびれるような刺激[しげき]のある味である。「―柿[かき]」「お茶が―」 **②**不きげんで気に入らないようす。「―顔をする」 **③**目立たないが、落ち着いた味わいがある。「―色」 **④**かねを出しおしみして、けちだ。「―人」 **しふう**[詩風][名] 詩のつくりかたの傾向[けいこう]。詩の作風。詩の傾向。 **しぶうちわ**[渋〝団、扇][名] 紙に柿[かき]しぶをぬった大形のうちわ。 **しぶがき**[渋柿][名] 実が熟してもなおしぶ味の強いカキ。たる柿や干し柿にして食べたり、柿しぶを取るのに用いる。 **しぶく**[繁吹く][国]①雨が風まじりで激しくふきつける。「風雨の中を―でかける」 **②**しぶきがあがる。「波が岩に当たって―」 **しぶくろ**[地袋][名] ちがいだななどの下にある小さな戸だな。[↔]天袋[てんぶくろ]→図「なげし」 **しぶさわえいいち**[渋沢栄一][人国] 一八四〇—一九三一年。明治・大正期の実業家。埼玉[さいたま]県生まれ。明治維新後は大蔵省で税制改革にあたる。退官して実業界で活躍[かつやく]し、五○○以上の株式会社をつくり、渋沢財閥[ざいばつ]を築いた。教育・社会事業にも尽力[じんりょく]した。 **しぶがっしょう**[四部合唱][名] 四つの声部からなる合唱。ふつう、ソプラノ・アルト・テノール・バス。 **しぶがみ**[渋紙][名] 和紙をはりあわせて柿[かき]しぶをぬったもの。じょうぶなので包み紙などにする。 **しぶかわ**[渋皮][名] 木の実などのかたい皮の内側にあるうすい皮。食べるとしぶい味がする。 >渋皮がむける 女性があかぬけして美しくなる。 **しぶかわしゅんかい**[渋川春海][八角] 一六三九—一七一五年。江戸前期の天文学者。はじめ安井算哲[さんてつ]を名のり、碁所[ごどころ]に勤めたが、のち天文学に転じ、平安時代以来の宣明暦[せんみょうれき]の誤りを正し、貞享暦[じょうきょうれき]をつくった。名は「はるみ」とも。 **しぶき**[飛沫][名] 細かい水玉[みずたま]となって飛びちる水。ひまつ。「―をあげる」「水―」 **しふく**[至福][名] この上ない幸せ。最高の幸福。「―の境地」 **しふく**[私服][名]●制服ではない、個人の自由で着る服。「―で登校する」[↔]制服 **②**「私服刑事」の略。制服以外の服装で捜査をおこなう警察官。「―が尾行している」 **しふく**[私腹][名] 自分の利益。自分の財産。 >私腹を肥やす 自分のいる地位・職権などを利用して、個人の利益を上げる。 **しふく**[紙幅][名] 紙のはば。スペース。また、予定の原稿枚数。「―がつきる」 **しふく**[雌伏][名]「[名-ス] 実力をふるう機会の来るのを待って、おもてだった活動をせずにじっとしていること。「―して時を待つ」[↔]雄飛 **じぷしー**[名]①ヨーロッパ各地を、音楽やおどりなどで暮らしをたてながら、集団で放浪する民族。現代では、定住する人も多い。自称により、ロマ。 **②**住所や勤め先などを次々に変える人。[圏]ボヘミアン[『]Gipsy, Gypsy <589> **しぶしぶ**[渋渋][画] 気がすすまないが、しかたなく。「―承知した」[團]不承不承[ふしょうぶしょう] **じぶしょう**[治部省][名] 律令制下の役所名。八省の一つ。家の姓氏[せいし]・婚姻・喪葬[そうそう]や外国の使臣の接待をつかさどった。 **じふしん**[自負心][名] 自分の才能や業績に自信をもち、ほこらしく思う気持ち。プライド。 **しぶちゃ**[渋茶][名] 出しすぎて味のしぶくなった茶。また、上等でない茶。 **しぶちん**[渋ちん][名] けちなこと。けちな人。▽関西部方言。 **しぶつ**[死物][名] 利用されず、むだになっているもの。また、生命のないもの。「―と化する」 **しぶつ**[私物][名] 個人の所有物。「会社の車を―化する」 **じぶつ**[事物][名] もの。ごと。[類]物事▽「物事」は「こと」に、「事物」は「もの」に重点がある。 **じぶつどう**[持仏堂][名] 守り本尊を安置する堂。また、祖先の位牌[いはい]をまつる堂。 **ジフテリア**[名] 二類感染症の一つ。ジフテリア菌[きん]によって起こり、高熱とせきが出て、のどに膜[まく]ができる。子供がかかりやすい。[『]diphtheria **シフト**[名]①場所や位置の移動。野球では、特定の打者や状況に対して通常と異なる守備位置をとること。コンピュータでは、データの移動。 **②**交替勤務制。 **③**自動車のギアを入れかえること。[『]shift **しぶとい**[囲] 負けずぎらいで、ねばり強い。「しぶとくくい下がる」「なかなか白状しない―やつ」 **シフトキー**[名] コンピュータなどで、キーボードの機能をきりかえるときに他のキーとともにおすキー。小文字を大文字にかえるなど、他のキーだけをおしたときとは異なる文字や記号を表示する。[『]shift key **しぶみ**[渋み・渋味][名]①渋い味。「かすかな―が舌に残る」 **②**はでなところがなく、じみで落ち着いた味わい。「―のある画面」 **しぶりばら**[渋り腹][名] 下痢の一種。便意だけは絶えずあるが、実際には便がほとんど出ないもの。 **しぶる**[渋る][国]①ものごとがなめらかにいかない。とどこおる。「不況[ふきょう]で売れゆきが―」 **②**いやに思ってなかなか行動をしない。気が進まなくてぐずぐずする。「返事を―」「出し―」[圏]ためらう **③**渋り腹になる。「腹が―」 **しぶろく**[四分六][名] 全体を四分と六分の割合に分けること。四対六の割合。しぶろくぶ。「勝つ可能性は―だ」 **しふん**[私憤][名] 個人的なことで腹を立てること。私的なことがらでのいかりやうらみ。「―から生じた事件」[↔]公憤 **しふん**[脂粉]の香が紅べたと、おしろいのにおい。女の色香。「―に迷う」 **しへい**[紙幣][名] 紙でできたかね。札[さつ]。[↔]硬貨 **しへいしょう**[自閉症][圏] とくに、幼児期に多く起こる精神発達障害。自分の世界に閉じこもってだれとも話そうとしなくなるなど。 **しへいほんいせいど**[紙幣本位制度][名] 紙幣を本位貨幣とする貨幣制度。 **じべた**[地べた][名] 地面。くだけた言い方。 **しべつ**[死別][名]「[名-スル] 家族や友人などの親しい人と、死によって永久に別れること。死にわかれ。「母に―したのは六歳[さい]のときだ」[圏]永別[↔]生別 **シベリア**[風] アジア北部、ウラル山脈から東の地域。広大で寒さが厳しい。石炭・石油・天然ガスなどの地下資源が豊富。[『]Siberia **しぶん**[士分][名] 武士の身分。「―にとりたてる」 **しぶん**[死文][名]●効力のない法令や規則。「―化する」 **②**内容や精神のともなわない文章。 **じぶん**[自分][名]①〈名〉その人自身。自己。おのれ。「―のことは―でしろ」 **①**〈代名〉一人称単数。わたくし。「―がまいります」▽もと、軍隊、とくに陸軍で使われた。 **じぶん**[時分][名]①漠然[ばくぜん]とした期間。時期。ころ。「子供の―にもどったようだ」 **②**ちょうどよいとき。ころあい。「―を見はからって解散する」[圏]時機 **じぶんかって**[自分勝手][名・形動] まわりのことは考えず、自分のしたいようにすること。また、したいほうだいにするようす。「―な行動はつつしむこと」[類]身勝手[みかって] **しぶんごれつ**[四分五裂][回選] まとまりや秩序を失ってばらばらに分かれてしまうこと。「内輪もめで―した協会」 **じぶんじしん**[自分自身][名] 「自分」を強めた言い方。「―の身の処[しょ]しかた」 **しぶんしょ**[私文書][名] 私人がつくった文書。個人的な文書。「―偽造[ぎぞう]」→公文書 **じへん**[事変][名]◎異常な出来事。大騒動になるような変事。 **②**国にとっての異常事。とくに、宣戦布告なしの他国との武力紛争[ふんそう]。「満州―」 **じべん**[自弁][名]「[名-スル] 費用を自分で負担すること。「交通費は―してほしい」 **しぼ**[思慕][名]「[名-スル] 恋[こい]しく思うこと。思いしたう **シベリアしゅっぺい**[シベリア出兵][名] 一九一八年、ロシア革命に干渉するために、日本がアメリカなどとともにシベリアに出兵した事件。日本は大軍で長期間駐留したが、国の内外で非難が高まり、一九二二年に撤退[てったい]した。 **しへん**[四辺][名]①あたり。まわり。四方。「―を海に囲まれた国」 **②**多角形の四つの辺。「―形」 **しへん**[紙片][名] 紙の切れはし。かみきれ。 **しべん**[支弁][名]「[名-スル] 費用をしはらうこと。支給。「旅費を公費で―する」 **しべん**[至便][名・形動] 非常に便利なようす。「交通―の地」 **しべん**[思弁][名]「[名・-スル] 経験にたよらず、頭の中だけの純粋[じゅんすい]な思考によりものごとを判断すること。「―哲学」 <590> **こと**。「―の心」「亡き父を―する」 **じぼ**[字母][名]①ことばを書きあらわすための表音文字。かな・アルファベットなど。 **②**活字をつくる鋳型[いがた]のもとになる型。活字母型。 **じぼ**[慈母][名] やさしく愛情にあふれた母。また、母親をほめていうことば。[↔]慈父 **しぼう**[子房][名] 被子植物で、めしべの下のふくらんだ部分。中に胚珠[はいしゅ]があり、受精して実となる。 **しぼう**[死亡][名]「[名-スル] 人が死ぬこと。「―通知」[関]死去・死没 >「ついわけ「死ぬ」を見よ。 **しぼう**[志望][名]「[名-スル] 将来はこうなりたい、こうしたいと望むこと。また、その望み。「―校に合格する」「第一―」[同]志願・希望 **しぼう**[脂肪][名] 動植物のからだの中にふくまれるあぶら。脂肪酸とグリセリンからなり、常温では固体。栄養素の一つで、動物では皮下・筋肉・肝臓などにたくわえられてエネルギーのもとになる。「皮下―」 **じほう**[時報][名]①標準時刻を知らせること。また、それを知らせる合図[あいず]。「正午の―」 **②**それぞれの分野で、そのときどきの出来事を知らせる新聞や雑誌。「経済―」 **じほうけん**[司法権][名] 国家のもとでおこなう民事・刑事の裁判権。行政権・立法権に対していう。 **じぼうじき**[自暴自棄][回] 希望を失うなどして、もうどうなってもいいという気持ちから、なげやりな態度をとること。やぶれかぶれ。やけくそ。 **しほうしょし**[司法書士][名] 裁判所や法務局などに提出する文書を、依頼人[いらいにん]に代わって作成する職業の人。 **しほう**[四方][名]①東・西・南・北の四つの方角。また、すべての方角。あちこち。「道は―に通じている」「三方[さんぽう]―飛びまわる」「―八方[はっぽう]に手をつくす」 **②**まわり。周囲。「―を海に囲まれた日本」 **③**[「〜四方」の形で] 一辺の長さが…の正方形。「一○メートル―の土地」 **しほう**[司法][名] 国が法律に従って民事・刑事[けいじ]の裁判をおこなうこと。「―の手にゆだねる」▽立法・行政に対していう。 **しほう**[至宝][名] この上ない貴重な宝。 **しほう**[私法][名] 私人どうしの権利や義務など、私的な生活上の法律関係を定めた法。民法や商法など。[↔]公法 **しほうじん**[私法人][名] 私的な目的を追求するためにつくられた私法上の法人。会社・財団法人・協同組合など。[↔]公法人 **しぼつ**[死没][名]「[名-スル] 人が死ぬこと。[圏]死亡 **しぼむ**[×萎む・×凋む][国] 生気がなくなってしおれる。ふくらんでいたもののなかみがぬけて縮む。しなびる。「花が―」「野望が―」 **しぼり**[絞り][名]●カメラで、光の量を調節するため、レンズにとりつけてある装置。 **②**「絞り染め」の略。「―のネクタイ」 **③**花びらの色が、絞り染めのようにまだらになったもの。「―の朝顔」 **しぼりあげる**[絞り上げる][-下一]◎すっかりしぼりきる。「染め物を―」 **②**金品などをむりにまきあげる。 **③**厳しく問いただす。また、厳しく訓練する。「容疑者を―」「合宿で―」 **④**声をむりにはりあげる。 **しぼりぞめ**[絞り染め][名] 布の染めかたの一つ。地色[じいろ]を残したい部分を糸でくくり、染料にひたして、糸のない部分だけを染める方法。しぼり。 **しぼる**[日][絞る][国の]①ねじって水分を出す。「ぞうきんを―」「そでを―(=泣く)」 **②**むりやり出そうとする。「ない知恵[ちえ]を―」 **③**範囲をせばめる。限定したり、小さくしたりする。「犯人を―」「焦点を―」「音量を―」 **[搾る]**[国]①強くしめて液を出させる。おして液をとる。「乳[ちち]を―(←搾乳[さくにゅう])」「油を―(↑搾油)」 **②**むごくとりたてる。「税金を搾りとる」 **③**あぶらあせが出るほど厳しくしかる。「そうじをさぼって先生に搾られる」「父親に油を搾られる」 **しほん**[資本][名] 利益をあげるための事業をおこすのに、必要な設備や原料を買うかね。もとで。「外国―」[團]資金 **しほんか**[資本家][名] 利益をえる目的で資本を出し、労働者を使って企業[きぎょう]などを経営する人。[↔]労働者 **しほんきん**[資本金][名] 事業をおこし、利益をえるために用意した基金。もとで。 **しほんしゅぎ**[資本主義][名] 資本家が、利益をえる目的で労働者をやとい、商品を生産する経済のしくみ。 **しほんろん**[資本論][名] 一八六七—九四年。ドイツ、マルクスの著。第二巻と第三巻はエンゲルスの編集による。資本主義経済の法則を科学的に分析し、科学的社会主義の思想体系をうちたてる基礎としての経済学理論を確立した。三巻。[『]Das Kapital **しま**[島][名]①まわりを水で囲まれた比較的せまい陸地。「―国ぐに」「ひとりつく―もない」 **②**「なわばり」の俗[ぞく]な言い方。 **しま**[志摩][名] 旧国名。今の三重県の南東、伊勢湾に突っき出た半島部。東海道の一国。志州[ししゅう]。 **しま**[×縞][名] 縦・横・ななめなどのすじによってできる模様。ストライプ。「縦―じまの背広[せびろ]」 **しまい**[仕舞][名]①能楽で、囃子[はやし]や装束[しょうぞく]なしに謡[うたい]だけでシテ(=主人公)が一人でまう略式の舞。 **しまい**[姉妹][名]①あねと、いもうと。女きょうだい。[↔]兄弟[きょうだい] **②**たがいに似たところやつながりがある二つ以上のもの。「―品」「―都市」 **しまい**[終い・了い・仕舞][名]①いままで続いていたことを終わらせること。やめること。おわり。「きょうはここでお―にする」「店―じまい」「―湯」 **②**続いているものの最後の部分。「―まで読む」 **③**[多く、「おしまい」の形で] 品物が売りきれたりし <591> て、すっかりなくなること。品切れ。「安売りの牛肉はもうおーです」▼「仕舞」は当て字。 **じまい** [造語] [「〜ずじまい」の形で』・・・しないままで終わること。「語らずー」「発見できずー」 **しまいとし【姉妹都市】** [图]国際的に友好関係を結んだ都市。 **しまう【終う・了う・仕舞う】** [国] ①区切りをつけて終わりにする。「仕事を―」「八時に店を―(=その日の営業を終える)」 ②かたづけて中に入れる。「箱に―」「胸に―」 ③やめる。なくす。「店を―(=商売をやめる)」 [補動] [「〜て(で)しまう」の形で』①その動作をして決着をつけ、終わりにする。「ひと晩で書いて―」「行ってしまえ」 ②そうなってほしくない、また思いもかけない動作や状態が実現して、完了する。「忘れて―」「とつぜん死んでーなんて」「秘密を知ってー」 ③その状態が意外にも生じる。「おどろいてしまった」「あきれてしまった」▼○は、動詞の連用形に付く。話しことばでは、くだけて「〜しちゃった」ともいう。「しまった」という感動詞は後悔の気持ちをあらわす。これは「〜てしまった」の最後の部分だけを独立させたものだからである。 **しまうま【縞馬】** [图]ウマ科の哺乳動物。南アフリカの原野に分布。からだに白黒のしまがある。 **じまえ【自前】** [图]費用を自分で負担すること。自分もち。「―の衣装[いしょう]」 [圏]自弁 **しまおくそく【揣摩憶測】** [四漢]なんの根拠[こんきょ]もなく、いいかげんに推量すること。あて推量。 **しまおとしお【島尾敏雄】** [人][图]一九一七ー八六年。昭和期の小説家。横浜生まれ。超現実的な手法の作品と病妻ものと呼ばれる一連の作品とで知られる。前者に「夢の中での日常」、後者に「死の棘[とげ]」など。また、戦争体験をえがいた「出発は遂[つい]に訪れず」などもある。 **しまがら【縞柄】** [图]しまの模様。「―のネクタイ」 **しまきあかひこ【島木赤彦】** [人][图]一八七六ー一九二六年。明治・大正期の歌人。長野県生まれ。本名は久保田俊彦[としひこ]。伊藤左千夫に師事し、雑誌「アララギ」によって万葉調の歌を詠[よ]んだ。歌集「氷魚[ひお]」「太虚集」など。 **しまきけんさく【島木健作】** [人][后]一九〇三ー四五年。昭和期の小説家。北海道生まれ。農民運動に参加して投獄され、転向。その苦悩から新しい生きかたを追求する作品を書いた。代表作「生活の探求」「赤蛙[あかがえる]」。 **じまく【字幕】** [图]テレビや映画の画面に、題名や配役、外国語の会話の翻訳などを文字で映しだしたもの。スーパーインポーズ。 **しまぐに【島国】** [图]まわりを海に囲まれた国。 **しまぐにこんじょう【島国根性】** [图]外国と接触[せっしょく]が少ない島国の住人にありがちな、ものの見かたがせまく、世界じゅうを見わたして考える気構えがなく、自分中心でこせこせした気質。 **しまざきとうそん【島崎藤村】** [人][图]一八七二ー一九四三年。明治から昭和期の詩人・小説家。長野県生まれ。本名は春樹[はるき]。北村透谷[とうこく]らと「文学界」を創刊。詩人として出発したが、のち小説に転じ、自然主義文学を代表する作家となった。詩集に「若菜集」、小説に「破戒」「春」「家」「夜明け前」など。 **しまだい【島台】** [图]結婚式などのかざりもの。州浜[すはま]台の上に松竹梅[しょうちくばい]や鶴亀などをかざってあり、おめでたいものとされる。 **しまだまげ【島田髷】** [图]日本髪[にほんがみ]の髪形の一つ。おもに未婚の女性が結[ゆ]った。→図「にほんがみ」 **しまつ【始末】** [图] ①[名・スル]ものごとのきまりをつけること。なしめくくり。「自分であとの一をっける」「―におえない」 [圏]処分 ②むだのないように使うこと。「なんでもーして使う」 [圏]倹約 ③[名]あるものごとの最後の状態。「あげくの果てに、この―だ」 **しまつしょ【始末書】** [图]事故や過失をわびるため、その間の事情などを書いて出す文書。「―をとる」 **しまづひさみつ【島津久光】** [人]一八一七ー八七年。幕末・明治期の政治家。薩摩藩主島津斉彬[なりあきら]の異母弟。公武合体派の中心人物で、幕政改革を将軍徳川家茂[いえもち]に進言した。 **しまながし【島流し】** [国][图]①昔の刑罰[けいばつ]の一つ。罪人を遠くはなれたさびしい島などに送ったこと。流罪・遠島[えんとう]。 ②サラリーマンなどが、あまり重要でない遠い土地の支店に転勤になること。 [圏]左遷[させん] **しまばらのらん【島原の乱】** [图]一六三七年、九州の島原でおきた農民の反乱。領主の圧政とキリシタン弾圧に抗議して、天草四郎を中心に反乱を起こしたが、翌三八年に幕府に鎮圧された。天草の乱。 **しまむらほうげつ【島村抱月】** [人][鱼]一八七一ー一九一八年。明治・大正期の評論家・劇作家・演出家。島根県生まれ。本名は滝太郎[たきたろう]。自然主義文学運動の中心となり、坪内逍遥[しょうよう]と文芸協会を創立して新劇の発展に努めた。のち松井須磨子[すまこ]と芸術座をつくり、トルストイの「復活」を上演した。著書に「新美辞学」「近代文芸之研究」。 **しまやぶり【島破り】** [图]島流しにされた罪人が、こっそり島からにげだすこと。また、その人。島ぬけ。 **しまり【締まり】** [图] ①緊張[きんちょう]感があって、きちんとしていること。「―のない顔」 ②節約。倹約[けんやく]。「―屋」 ③しめくくり。ものごとのけじめ。「―をつける」 **しまりや【締まり屋】** [图]倹約家。しまつや。けち。 **しまる** [自] [閉まる]↔︎開く [自] [絞まる] [国]きつく巻きつけられたひもなどの強さが増す。「首が―(絞首)」 [自] [締まる] [国] ①力を加えられて、ゆるみやすきまがなくなる。「ねじが―」「帯が―」↔︎緩む ②たるんでいたものが縮む。緊張する。「身が―」 [類]しまる・とじる [動]戸や門などを動かして出入りができないようにする。「戸がしまる」「戸を閉じる」が基本的な使い方。「本がとじる」「本をとじる」は、開いていた本を閉じる意。「閉まる」「閉じる」は、営業をやめる意にも使う。「店がしまる」「店を閉じる」。 **しむ【沁む】** [自]①液体がしみこむ。②心にしみじみと感じる。「心に―言葉」 **しめ【注連・標】** [国]神をまつる清浄な場所であることを示すために張る縄。しめなわ。「―を張る」 **しめい【指名】** [图][名・スル]大ぜいの中から、特定の人を指定すること。また、その名。「―を受ける」「議長を―する」 **しめい【氏名】** [图]姓名。姓と名。「―を記入する」 **しめい【使命】** [图]使者としておおせつかった命令。また、自分に課せられた重要な務め。「―を帯びる」「文化交流の―を果たす」 **しめいてはい【指名手配】** [图]警察が、容疑者の氏名・人相などを全国に通達して、その逮捕を依頼すること。 **しめきり【締め切り】** [图]一定の期日で、受け付けなどをうちきること。また、その最後の日や時刻。「―が延びる」「―が迫る」 [圏]満期 **しめくくり【締めくくり】** [图]ものごとの終わり。最後のまとめ。結び。「一年の―」 **しめす【示す】** [他]①相手によくわかるように、指さしたり見せたりする。また、態度や表情にあらわす。「地図で―」「関心を―」 ②書きあらわす。書きしるす。「以下に―」 **しめっぽい【湿っぽい】** [形]①なんとなく湿気を含んで、からっとしていない。「―空気」 ②気分がはればれしない。「―話」 **しめた** [連語]自分の思いどおりになり、うまくいったと喜ぶことば。「―、うまくいったぞ」 **しめなわ【注連縄】** [图]→「しめ」 **しめる** [他][占める]①自分の勢力範囲に入れる。「一位を―」「領土を―」 ②ある部分や割合を構成する。「女性が半分を―」「重要な地位を―」 [他][閉める]↔︎開ける [他][締める]①ゆるみがないように、力を入れて強くする。「帯を―」「ねじを―」 ②出費を少なくする。倹約する。「家計を―」 [他][湿る]水気を含ませる。ぬらす。「ハンカチを―」 <592> **たるむ**▽「緊まる」とも書く。 **じまわり**[地回り][名]①土地に住みついているならず者。盛[さか]り場をうろつくならず者。俗[ぞく]な言い方。 **②**近在から産出される品物。 **③**近在を回って商売をすること。また、その商人。 **しみ**[染み][名]①液体などがしみこんでできたよごれ。「洋服の―をぬく」 **②**皮ふの色が斑点状に茶色になった部分。 **しみ**[紙・魚・衣魚][名] シミ目[もく]の昆虫[こんちゅう]”。細長くて銀白色をし、衣服や本を食べて穴をあける。 **じみ**[地味][名・形動]①けばけばしくなく、目立たないようす。また、性格や行動が着実で、はなやかなところがないようす。「―な色合い」「―に暮らす」[↔]派手 **②**食べもののおいしさ。また、食べものの栄養。「―に富む料理」 **③**ものごとのもつ深い味わい。「―豊かな作品」 **しみいる**[染み入る][国] 深く中まで入ってしみて広がっていく。「胸に―話」[圏]染み込む **しみこむ**[染み込む][国] しみてそのまま中まで入りこむ。「あせが―」「親の教育が―」 **しみじみ**[画] 心に深くしみいるようす。静かに身にしみて感じるようす。「―語りあう」「―とした曲」 **しみず**[清水][名] 地下から地面や岩のあいだにわきでてくる、きれいに澄んだ水。▽常用漢字表付表の語。 **じみち**[地道][形動] 目立たない努力を積みかさねるようす。「―に練習する」[同]堅実[けんじつ] >「つかいわけ」「着実」を見よ。 **しみつく**[染み付く・染み着く][国] よごれや悪いくせなどがしみこんで、とれなくなる。そまりつく。「アルコールのにおいが―」「貧乏[びんぼう]が―」 **しみったれ**[形動] けちくさくて、みすぼらしいようす。また、そのような人。 **しみとおる**[染み通る・染み・透る][国] ものの中まで深くしみる。心に強く感じる。「歯に―冷たさ」 **しみぬき**[染み抜き][名] 衣服などについた染みを、薬品などを使ってとりさること。また、そのための薬品。 **じまん**[自慢][名]「[名-スル] 自分に関係することを自分でほこること。「お国―」「―ののどをきかせる」 **シミュレーション**[囱] ありうるいろいろな場面を想定しておこなう、モデルを用いた実験。模擬[もぎ]実験。[『]simulation▽「シュミレーション」は誤り。 **シミュレーター**[名] 実際と似た状況で訓練や実験をおこなうための装置。操縦訓練や強度検査などに使う。模擬訓練装置。[『]simulator **しみる**[染みる・×沁みる・×滲みる][圧□]●液体やにおいなどが、ものの中へにじむようにしてはいりこむ。「インクが―」 **②**外からの刺激[しげき]にしきを受けて痛む。「傷口が―」「けむりが目に―」 **③**深く心に感じる。「お説教が身に―」 **④**よくない影響[えいきょう]がりを受ける。そまる。「悪習に―」 ▼「沁みる」を「泌みる」と書くのは誤り。また、「しみる」「そまる」は語源が同じである。液体などがはいりこんで、とれなくなること。だから、古語「しむ」は「浸しむ」、または「染しむ」と書く。そのように深く心に刻まれるたとえにも使う。「心は濁にごりに染しめり(=心はけがれに染まっている)」 **しみる**[凍みる][圧] 寒さでこおりつく。「今夜はいちだんと―」 **じみる**[染みる][造語][「〜じみる」の形で]①…がついてよごれる。「あかじみたシャツ」「あせ―」 **②**…のように見える。「所帯[しょたい]に―」「子供じみたまねはするな」[名詞に付く。多く、好ましくないことについていう。] **しみわたる**[染み渡る][国] すみずみまで、にじむように広がる。「悲しみが―」「五臓六腑[ごぞうろっぷ]に―酒」 **しみん**[市民][名]①市に住む人々。市の住民。「―会館」「名誉[めいよ]―」 **②**国政に参加できる権利をもつ人。「―権」[圏]公民 **③**「市民階級」に同じ。 **しみん**[四民][名] 封建[ほうけん]時代の身分階級である、士・農・工・商の四階級の人々。また、すべての階層の人々。「―平等」 **しみんかいきゅう**[市民階級][名] 西洋近代史で、市民革命により封建制を打破し、民主主義と資本主義の社会を樹立した中産階級。ブルジョアジー。 **しみんかくめい**[市民革命][名] 資本家などを中心とする市民が、支配階級をうちやぶる革命。封建社会が近代資本主義社会に変わるきっかけとなった。イギリスのピューリタン革命、アメリカの独立戦争、フランス革命など。ブルジョア革命。 **しみんびょうどう**[四民平等][名] 一八六八年、明治政府が、江戸時代の士農工商を廃止[はいし]し、あわせて平民としたこと。 **じむ**[事務][名] おもに、机の上で書類をあつかったりする仕事。「会計―」「―をとる」「―員」 **ジム**[名] トレーニングなどをする施設。とくに、ボクシングの練習場。ボクシングジム。[『]gym **じむかん**[事務官][名] 行政官庁で、一般事務をとりあつかう国家公務員。「文部―」 **しむける**[仕向ける][-下一] あることをするように他人にはたらきかける。「勉強をするように―」 **じむじかん**[事務次官][名] 大臣を助けて行政上の事務を監督[かんとく]する次官。[↔]政務次官 **じむしょ**[事務所][名] 事務をとりあつかうところ。また広く、事務的な仕事をする人の仕事場。オフィス。「法律―」「―を開く」 **じむてき**[事務的][形動]①事務に関係するようす。「―な問題を解決する」 **②**感情をまじえずに、仕事だけを機械的に進めるようす。「―な応対」 **しめ**[締め][名][造語]①〈名〉◎しめること。 **②**合計すること。 **◎**手紙の封[ふう]じ目に書く「〆」の字。 **①**〈造語〉半紙やちり紙などを数えることば。一締めは一○○帖[じょう](=二○○○枚)。 **しめあげる**[締め上げる][-下一]①強くしめる。「なわで―」 **②**厳しく責める。「犯人を―」 <593> **しめい[氏名]** 名字と名前。姓名。 **しめい[使命]** ❶責任をもってやりとげるように命令された重大な任務。「―をおびる」 ②やりとげねばならないと自発的に感じる任務。「―感に燃える」 **しめい[指名]** 名前をあげて特定の人を指すこと。名ざし。「―を受ける」「―手配」 **じめい[自明]** [形動]説明したり証明したりしなくても、だれにでもよくわかっていること。「―の理」 **しめい(死命)を制する** 相手の死ぬか生きるかの急所をおさえ、その運命を自分の手ににぎる。 **しめかざり[注連飾り・七五三飾り]** 正月や祭りのとき、神だなや玄関[げんかん]にかざるしめなわ。 **しめきり[締め切り・〆切]** ものごとを終わりにすること。また、終わりにする日。「―がせまる」 **しめきる[閉め切る]** 戸や幕などをきっちりと閉める。長いあいだ閉めたままでおく。「窓を―」 **しめきる[締め切る]** 期日や定員に達してとりあつかいをうち切る。「申しこみを―」 **しめくくる[締め括る]** ❶たばねて、まとまりをつける。まとめて終わりにする。「会議を―」「話を―」 ②とりしまる。監督[かんとく]する。「若い連中を―」 > つかいわけ →「まとめる」を見よ。 **しめこ(占め子)の兎[うさぎ]** ものごとがうまくいったときにいうことば。▽うまくいったの「しめた」を、ウサギを「絞める」にかけたしゃれ。 **しめころす[絞め殺す]** 首をしめて殺す。絞殺[こうさつ]する。 **しめさば[締め鯖]** サバを三枚(=骨と身二つ)におろして、塩と酢[す]で身をしまらせたもの。 **しめし[示し]** ❶てほんを見せたりして、ものごとをわからせること。また、みせしめ。「キリストのお―」 ②[多く、「お示し」の形で]神が形にあらわした教え。 > 示しがつかない しつけや言いつけが守られないと、あとあとの悪い前例となる。「そんなことを放置すると、社内の―」 **しめじ** キシメジ科の食用キノコ。秋に山林の湿地[しっち]にむらがって生える。かさは灰色で小さい。「におい松たけ、味しめじ」といわれるほど美味とされる。 **しめしあわせる[示し合わせる]** ❶前もって期日や時間・手はずなどを相談してきめておく。 ②合図[あいず]して知らせあう。「二人で―」 **しめしめ** ものごとが思ったとおりに、うまくいったときに言うことば。▽「しめた」の「しめ」を重ねた語。 **しめす[示す]** 他の人にわかるように指示したり、ことばで言ったりして教える。「方向を―」「態度で―」「誠意を―」 **しめす[湿す]** 水気をあたえる。しめらせる。「くちびるを―」 **しめた** [感]都合のいいなりゆきになったときなどに発することば。うまくいった。「―、今ならにげられるぞ」 類[るい]しめしめ・しまった▽「占[し]めた(=自分のものにした)」という意味。 **しめだす[閉め出す]** 戸などをとざし、入れないようにする。「湿気[しっけ]を―」 **しめだす[締め出す]** 仲間からはずすようにする。「町から暴力団を―」 **しめつ[死滅]** すべて死んでいなくなってしまうこと。「消毒で病原菌[びょうげんきん]は―した」 類[るい]絶滅[ぜつめつ] **じめつ[自滅]** 自分のしたことが原因で自分がほろびること。「深酒で―した一生」 類[るい]自壊[じかい] ②しぜんにほろびること。 **しめつける[締め付ける]** ❶強くしめる。「両手で―」「胸を―悲しみ」 ②制限などをして、厳しく監督[かんとく]する。「校則でー」 **しめっぽい[湿っぽい]** ❶しめりけが強く、あまりここちよくない。「ーマット」 ②気分がしずんで陰気[いんき]だ。「―話」 **しめて[締めて・〆て]** 数を全部合わせて。合計で。「費用は―一万円」 **しめなわ[注連縄・七五三縄・標縄]** 神聖な場所に、けがれのあるものの侵入を防ぐために張るなわ。左縒[よ]りになわをなって四手[しで]という紙を垂らす。 **しめやか** [形動]静かでしめったように感じられるようす。また、しずんだ気分が感じられるようす。「―に降る雨」「―な葬儀」 > 固語 現代語では人間についてはいわないが、古語では人の性質や姿などが、もの静かでしっとりと落ち着いているようすにもいった。 **しめり[湿り]** ①しめること。みずけ。「―をあたえる」 ②[「お湿り」の形で]晴天続きで乾燥[かんそう]しているときに雨が降ること。「よいお―ですね」 **しめりけ[湿り気]** ものにふくまれる水分。しっき。しっけ。 **しめる[占める]** ❶ほかの人は立ち入ってはいけないとして自分だけのものにする。「勝ちを―」「香味を―」「買い―」 ②位置や割合をとる。「女性が大半を―」 > 固語「標[しる]しむ」と書く。占有[せんゆう]地のしるしにひもを結びつけたり、なわなどで囲むという意味。現代語の「占める」の、自分のものとするという意味に発展した。 **しめる[閉める]** ❶動かしてあいだをふさぐ。開いているものをとじる。「店を―」「カーテンをー」⇔開[あ]ける ②「絞める」に同じ。 > つかいわけ **閉める・閉じる** > 「**閉める**」は、(左右から)力を加えて、すきまをふさぎきり、ものや空気の流通をなくすこと。首を「**絞める**」に通じることば。「**閉じる**」は、本を「**綴じる**」に通じることば。開いている二つのものをぴったり重ねるようにすること。 <594> **しめる**[絞める][-下一]①首を強くしばるなどして殺す。「思いあまって首を―」「にわとりを―」 **しめる**[締める][-下一]①力を加えて、ゆるみやすきまをなくす。「まわしを―」「ボルトを―」 **②**心や行動などのたるみをなくす。緊張[きんちょう]させる。「気を締めて練習する」[↔]緩[ゆる]める **③**合計する。「売りあげを―」▽「〆る」とも書く。 **④**節約する。「経費を―」「家計を―」 **⑤**ものごとの決着をつける。また、それを祝って手を打つ。「手を―」 **◎**こらしめる。「最近、図に乗ってるから一丁[いっちょう]締めてやるか」 **◎**塩や酢をかけて肉をしまらせる。「さばを酢で―」 **しめる**[湿る][国]①水分を吸ってしっとりとする。[☆]乾[かわ]く **②**しずんだふんいきになる。「話が湿りがちになる」 >つかいわけ しめる・しける どちらも水分をふくむこと。「しめる」は、しっとりすること。「しめった空気」。「しける」は、かわいてぱりっとしていなければならないものが水気をふくんでしまうこと。「のりがしける」。 **しめる**[剛動] [意味] 使役「彼を行かしめる」「理想的な状態にあらしめる」▽文語の使役の助動詞「しむ」からできた古風な表現。 **しめん**[四面][名]①四つの面。「正―体」 **②**まわり。四方。「日本は―を海に囲まれている」「―楚歌」 **しめん**[紙面][名]①新聞などで、記事がのっている部分。「―を割く」「―をにぎわす」 **②**紙の表面。紙上 **しめん**[誌面][名] 雑誌の記事をのせたページ。「―をかざる写真」[類]誌上 **じめん**[地面][名]①大地の表面。「―に大の字にねころぶ」 **②**土地。地所。「広い―」 **しめんそか**[四面楚歌][四国] まわりが敵ばかりで、味方がまったくいないこと。[類]孤立無援▽昔、中国で、楚[そ]の項羽[こうう]が敵の漢軍にとり囲まれたとき、四方の敵が楚国の歌を歌ったので、楚の民も降伏し、漢の勢力下にはいったのだと思いこんで戦意を失ってしまったという故事(「史記」)から。 **しも**[下][名]①上[かみ]から流れてくる水や風の行く方向。「川の―」「風―」→上[かみ] **②**したの部分。「―半身」「―ぶくれ」 **③**あとの部分。うしろ。後半。「―半期」→上[かみ] **④**身分・地位の低いこと。また、低い者。「―ベ」[☆]上[かみ] **⑤**大小便など。「―の世話」 **しも**[霜][名]①空気中の水蒸気が、夜間、冷えた地面やものにふれて、細かい氷になったもの。「―が降りる」 **②**冷蔵庫につく氷の結晶。「―とり装置」 **しもき**[下期][名] 「下半期」の略。[↔]上期 **しも**[囫[副助]◎そのものごとをとりたてて強めていうことば。「折[おり]―雨が降ってきた」 **②**例外もありうるということをあらわす。「必ず―正しいとは限らない」▽下に打消の表現をともなう。 **しもいちだんかつよう**[下一段活用][逵]動詞の活用の一つ。活用語尾での最初の音読が五十音図のエ段のもの。たとえば「受ける」は、口語では「受け(ない)」「受け(ます)」「受ける」「受ける(とき)」「受けれ(ば)」「受けろ」と活用する。文語では口語の下一段活用は下二段活用で、受け(ず)・受け(たり)・受く・受くる(とき)・受くれ(ば)・受けよ、となる。文語の下一段活用の動詞は「蹴[け]る」一つで、「け」「け」「ける」「ける」「けれ」「けよ」と活用するとされているが、「蹴る」は平安初期には連体形「クウル」の例があるから、そのころまでは下二段活用の動詞だったと考えられ、文語では確実な下一段活用の例はない。口語の「受ける」「上げる」などは語幹と活用語尾の区別があるが、「得る」のように区別がないものもある。▽五十音図の上方のイ段で活用する上一段に対して、下方にあるエ段で活用することから下一段活用という。巻末「活用表」参照。 **しもうさ**[下絵][名] 旧国名。今の千葉県北部と茨城[いばらき]も県の南の一部。東海道の一国。北総[ほくそう]。▽「しもつふさ」の変化した形。 **しもがかる**[下掛かる][国] 話が下品[げひん]になる。 **しもがこい**[霜囲い][名]「[名-スル] 野菜や草花などが、霜におかされないように囲いをすること。しもよけ。 **しもがもじんじゃ**[下×鴨神社][名] 京都市左京区にある賀茂御祖[かもみおや]神社の通称[つうしょう]。祭神はカモタケツノミノミコト・タマヨリビメノミコト。 **しもがれ**[霜枯れ][名]「[名-スル]①霜のために草木がかれてしぼむこと。「―の冬景色」 **②**「霜枯れ時」の略。商売の景気が悪い時節。 **じもく**[耳目][名]⊕聞いたり、見たりすること。見聞。「―を広める」 **②**人々の注意。注目。「―を集める」「世間だの―をひく」「人々の目にたつ。」 >耳目となって働く その人の下について、見聞したことをすべて報告する。手足となって働く。 **じもく**[除目][名] 平安時代、大臣以外の官職を任じた儀式[ぎしき]。 **しもごえ**[下肥][名] 人の大小便を肥料としたもの。 **しもざ**[下座][名] 地位の低い人が座する席。「しもざ」とも。[類]末席[↔]上座 **しもじも**[下下][名] 地位や権力といったものに縁[えん]のない、ふつうの人々。庶民[しょみん]。古い言い方。 **しもたや**[仕・舞屋][名] 商店街の中にあって、商売をしないで暮らしている家。▽もと、店じまいをした商家を「仕舞[しまい]うた屋」といったことから。 **しもつき**[霜月][名] 陰暦[いんれき]で、一一月のこと。 **しもつけ**[下野][名] 旧国名。今の栃木県。東山[とうさん]悲道の一国。野州[やしゅう]。▽古名「下毛野[しもつけの]」の略。 <595> **しもて**[下手][名]◎客席から見て舞台[ぶたい]の左のほう。「―から主役登場」[♪]図「ぶたい」 **②**川の下流のほう。かわしも。[↔]上手[かみて]破「したて」「へた」と読めばそれぞれ別の語。 **じもと**[地元][名]①自分の住んでいる土地。「―出身の力士」 **②**そのことに直接関係している土地。「―の利益を優先する」[同]現地 **しもどけ**[霜解け・霜・融け][名] 気温が上がって霜が解け、地面がやわらかくなること。「―のぬかるみ」 **しもにだんかつよう**[下二段活用][図法] 文語で、動詞の活用の一つ。活用語尾[ごび]にの最初の音読が、五十音図のウ段と工段の二段にまたがるもの。「得[う]」「出「づ」など。たとえば「出づ」は、「いで(ず)」「いで(たり)」「いづ」「いづる(とき)」「いづれ(ば)」「いでよ」と活用する。▽五十音図の上方のイ段とウ段で活用する上二段活用に対して、下にあるウ段と工段で活用することからいう。右の例は、口語では「得[え]る」「出[で]る」で、エ段で活用し、下一段活用となる。 **しものく**[下の句][名] 短歌で、五・七・五・七・七のうち、第四句と第五句の七・七の部分。[↔]上の句 **しものせきこうわじょうやく**[下関講和条約][名] 一八九五年、山口県の下関で結ばれた日清戦争後の講和条約。朝鮮[ちょうせん]の独立、日本への遼東[リャオトン]半島や台湾[たいわん]の割譲[かつじょう]などをきめた。 **しもばしら**[霜柱][名] 冬、土の中の水分がこおって、細い柱状になり、地表の土をおしあげるもの。「―が立つ」 **しもはんき**[下半期][名] 一年を二期に分けたうちの、あとのほうの半年。[↔]上半期 **しもぶくれ**[下膨れ・下脹れ][名] ほおからあごにかけて、ふっくらとしている顔。また、下のほうがふくらんでいること。 **しもふり**[霜降り][名] 布地などに、霜が降りたような白い斑点[はんてん]がある柄[がら]。 **②**脂肪が、あみの目のように細かくはいりこんでいる上等な肉。 **③**魚や鳥肉などを熱湯に通し、すぐ冷水をかけて表面を白くする料理法。 **しもべ**[下部・僕][名] めしつかい。下男。下女。古い言い方。 **しもやけ**[霜焼け][名] 寒さのため、指や耳などの血行が悪くなり、赤くはれてかゆくなること。 **しもやしき**[下屋敷][名] 江戸時代、身分の高い武士や大名[だいみょう]などが郊外につくった別邸[べってい]。[↔]上屋敷[かみやしき] **しもん**[指紋][名] 人の指さきの内側にある、うず巻き状の模様。また、その模様の跡[あと]。▽各自異なり、一生変わらない。 **しもん**[日][試問][⑧]「[名-スル] 問題を出して答えさせること。また、その質問。「口頭5―」 **目**[諮問][名]「[名-スル] 行政の長官が政策などをきめるとき、専門家や関係者に意見をたずねもとめること。「総理大臣の―機関」[↔]答申「諮」は、上の人が下の者に相談すること。 **じもん**[地紋][名] 布地に織りだした模様。 **じもん**[自問][名]「[名-スル] 自分のするべきことやしたことについて、自身に問いかけること。 **じもんじとう**[自問自答][四漢] 自分に問いかけて自分で答えること。「―の形式」 **しや**[視野][名]◎目やレンズなどに見える範囲[はんい]。「―が開ける」「レンズの―にはいる」[圏]視界 **②**考えや観察のおよぶ範囲。見識。「―が広い」 **しゃ**[写](寫)[名] [・3画 全5画] [写写写写] **①**字や絵などを、もとの形をまねて、うつしとる。 **②**像をうつす。 [シャ] 写本[しゃほん] 描写[びょうしゃ] 写実[しゃじつ] 写生[しゃせい] 模写[もしゃ] [②]写真[しゃしん] 映写[えいしゃ] 試写[ししゃ] 実写[じっしゃ] 接写[せっしゃ] [うつす・うつる] 手本を写す[うつす]/裏の文字が写る[うつる] **しゃ**[社](社)[名] [ネ・3画 全7画] [社社社社] **●**神をまつるところ。お宮。 **②**同じ目的をもつ人々の集まり。組織。 **③**「会社」「新聞社」などの略。「―をあげて」 **④**神社や会社などを数えることば。 [シャ] ②社寺[しゃじ] 社殿[しゃでん] 大社[たいしゃ] 神社[じんじゃ] 社会[しゃかい] 社交[しゃこう] 結社[けっしゃ]③社員[しゃいん] 社説[しゃせつ] 社長[しゃちょう] 商社[しょうしゃ] 本社[ほんしゃ] [やしろ] 社[やしろ] [その他] 村社[そんしゃ](姓氏) **しゃ**[車][名] [車・0画 全7画] [車車車車] **●**軸を中心にして回る輪。くるま。 **②**くるまのついた乗り物。 [シャ] 車軸[しゃじく] 車輪[しゃりん] 滑車[かっしゃ] 水車[すいしゃ]②車庫[しゃこ] 車両[しゃりょう] 自転車[じてんしゃ] 電車[でんしゃ] [くるま] 借金で火の車[くるま] 荷車[にぐるま] 歯車[はぐるま] 山車[だし] [その他] 車前草[おおばこ] *山車[だし] **しゃ**[舎](舍)[名] [人・6画 全8画] [舎舎舎舎] **◎**多くの人が出入りしたり、泊[と]まったりする建物。 **②**身うちの。▽自分のきょうだいをへりくだって言う。 [シャ] ①舎監[しゃかん] 舎宅[しゃたく] 官舎[かんしゃ] 校舎[こうしゃ] 宿舎[しゅくしゃ] 庁舎[ちょうしゃ]②舎兄[しゃけい] 舎弟[しゃてい] [その他] *田舎[いなか] 舎利[しゃり] 舎人[とねり] **しゃ**[者](者)[名] [・4画 全8画] [者者者者] **①**ひと。・・・する人。・・・である人。[圏]人 **②**特定のものごとをさしていう語。 **③**漢文で、「・・・は(・・・とは)」、また順接の「・・・ば(・・・すれば)」の意味をあらわす助字。 [シャ] ①医者[いしゃ] 関係者[かんけいしゃ] 信者[しんじゃ] 新聞記者[しんぶんきしゃ] <596> [者[もの] 修[しゅぎょう]~第三者[だいさんしゃ] 読者[どくしょ]②後者[こうしゃ] 前者[ぜんしゃ] 両者[りょうしゃ] [その他] 田舎者[いなかもの] 父強者[したたかもの] 若者[わかもの] 悪者[わるもの] 許婚者[いいなずけ] *猛者[もさ] **しゃ**[射][名] [寸・7画 全10画] [射射射射] **●**的[まと]をねらって矢や弾[たま]をとばす。 **②**液体・気体・光線などを勢いよく出す。 [シャ] ①射撃[しゃげき] 射殺[しゃさつ] 射的[しゃてき] 発射[はっしゃ] 乱射[らんしゃ] ②射出[しゃしゅつ] 注射[ちゅうしゃ] 直射[ちょくしゃ] 日射病[にっしゃびょう] 噴射[ふんしゃ] 乱射[らんしゃ] [いる] 的を射る[いる] 一等賞を射止める[いとめる] [射つ] 射だす[いだす] [その他] 射干玉[ぬばたま]「鐺[とう] 射干[やぐるま](植物名) **しゃ**[捨](捨)[名] [・8画 全11画] [捨捨捨捨] **◎**すてさる。[↔]取・拾 **②**寺などに、金品を寄付する。 [シャ] ◎捨象[しゃしょう] 捨身[しゃしん] 四捨五入[ししゃごにゅう] 取捨[しゅしゃ] ②喜捨[きしゃ] [すてる] 故郷を捨てる[すてる] 使い捨て[つかいすて] 捨て身[すてみ] **しゃ**[謝][名] [言・10画 全17画] [謝謝謝謝] **◎**礼を言う。 **②**あやまる。 **③**ことわる。 **④**しりぞく。おとろえる。一「謝する」を見よ。 [シャ] ◎謝辞[しゃじ] 謝礼[しゃれい] 感謝[かんしゃ] 薄謝[はくしゃ] ②謝罪[しゃざい] 陳謝[ちんしゃ] ③謝絶[しゃぜつ] ④新陳代謝[しんちんたいしゃ] [あやまる] 手落ちを謝る[あやまる] 平謝[ひらあやま]り [その他] 与謝(姓氏)[よさ] **しゃ**[赦][名] [赤・4画 全11画] [赦赦赦赦] 罪をゆるす。免除する。 [シャ] 赦免[しゃめん] 恩赦[おんしゃ] 大赦[たいしゃ] 特赦[とくしゃ] 容赦[ようしゃ] [赦す] **しゃ**[斜][名] [斗・7画 全11画] [斜斜斜斜] ななめ。かたむいている。 [シャ] 斜視[しゃし] 斜線[しゃせん] 斜辺[しゃへん] 斜面[しゃめん] 傾斜[けいしゃ] [ななめ] ご機嫌斜め[ごきげんななめ] [その他] 斜子織り[しゃこおり] 斜[はす]ならず 斜交い[はすかい] >斜に構える 世間[せけん]の常識などに従わないようなポーズをとる。 **しゃ**[煮](煮)[名] [小・8画 全12画] [煮煮煮煮] 水を加え、火にかけて熱を通す。にる。 [シャ] 煮沸[しゃふつ] [にる・にえる・にやす] 豆を煮る[にる] 煮物[にもの]の/煮えきだる[にえたぎる] 生煮え[なまにえ]/業[ごう]を煮やす[にやす] [その他] 煮麺[にゅうめん] **しゃ**[遮][名] [・11画 全14画] [遮遮遮遮] 行く手をじゃまする。はばむ。 [シャ] 遮光幕[しゃこうまく] 遮断[しゃだん] 遮蔽[しゃへい] [さえぎる] 話を遮る[さえぎる] [その他] 遮二無二[しゃにむに] **しゃ**[砂][名]→「さ」 **しゃ**[社/斜][名]↓漢字項目を見よ。 **しゃ**[×紗][名] 織り目があらく、うすくて軽い生糸[きいと]の織物。うすぎぬ。「―の羽織[はおり]」 **じゃ**[邪][名] [・5画 全8画] [邪邪邪邪] **◎**心がねじけている。道をはずれていて正しくない。[☆]正 **②**さまたげとなる。不吉である。 **③**漢文で、疑問の助字。「か」「や」と読む。 [ジャ] ①邪悪[じゃあく] 邪推[じゃすい] 邪念[じゃねん] 邪道[じゃどう] 正邪[せいじゃ] ②邪気[じゃき] 邪鬼[じゃき] 邪魔[じゃま] 風邪[ふうじゃ] [よこしま] *風邪[かぜ] **じゃ**[蛇][名] [虫・5画 全11画] [蛇蛇蛇蛇] ヘビ。また、ヘビの形に似たもの。 [ジャ] 蛇口[じゃぐち] 蛇[じゃ]の目[め] 蛇腹[じゃばら] 大蛇[だいじゃ] 蛇蝎[だかつ] 蛇行[だこう] 蛇足[だそく] 長蛇の列[ちょうだのれつ] [へび] 蛇遣い[へびつかい] 毒蛇[どくへび] 錦蛇[にしきへび] [その他] 蟒蛇[うわばみ] 大蛇[おろち] 山棟蛇[やまかがし] >蛇の道は蛇[へび] 仲間どうしのすることはよくわかる。▽多く、よくないことにいう。 **じゃ**[圏][助・助動]①〈接〉それでは。それならば。じゃあ。「―、またね」「―、やめよう」▽接続詞「では」の変化した形。 **①**〈連語〉…では。「それ―来なくていいよ」▽助動詞「だ」の連用形+助詞「は」の変化した形。 **@**〈助〉…では。「そこで泳い―だめ」▽接続助詞「ては」→「では」→「じゃ」と変化した形。 **@**〈助動・〉[意味]断定「あれは何じゃろう」「今帰りじゃ」 [接続]体言、副詞の一部、助詞「の」などに付く。 [活用]特殊型。▼「である」の「る」が落ちて、変化した形。くだけた言い方。 **ジャー**[圀] めしや飲みものなどを保温するための、口の広い容器。「電子―」[類]ポット[『]jar **じゃあく**[邪悪][名・形動] 不正で悪いこと。心がねじけていて悪意に満ちていること。[類]よこしま **シャークスキン**[名] 織り目をサメのはだのように仕上げた織物。[『]sharkskin **ジャージー**[名]①メリヤス編みの、のびちぢみするやわらかい服地。 **②**サッカーやラグビーなどの選手の着るシャツ。 **③**メリヤス編みの運動着上下。[『]jersey **ジャーナリスト**[名] 新聞・雑誌・放送などの記者や編集者。報道にたずさわる職業の人。[『]journalist **ジャーナリズム**[名] 新聞・雑誌・放送などの報道機関。その活動。また、それらによってつくられる文 <597> **journal** **化**。「――に毒される」[『]journalism **ジャーナル**[名] 定期的に刊行される雑誌や新聞。[『]journal **シャープ**[名・形動]①〈形動〉するどいようす。鋭敏[えいびん]な。「―な感覚の持ち主」 **①**〈名〉音楽で、半音上げることをあらわす記号。嬰[えい]記号。「#」→フラット[『]sharp **シャープペンシル**[名] 出し入れできるしんを入れて使うえんぴつの一種。多くは軸[じく]の中のしんをばねでおし出して使う。シャーペン。▽商標名。Ever-sharp pencilから。 **シャーベット**[名] 果汁[かじゅう]などに砂糖[さとう]や香料[こうりょう]を加えてかきまぜながらこおらせた菓子[かし]。ソルベ。[『]sherbet **シャーマニズム**[名] 原始的な宗教の一つ。巫女[みこ]などが神や祖先の霊[れい]と交流し、占[うらな]いや予言をおこなう。巫術[ふじゅつ][『]shamanism **シャーレ**[名] 小形で底が浅く、ふたのついたガラス容器。医学や化学の検査・実験に使う。[『]Schale **しゃい**[謝意][名] お礼の心。または、あやまちをわびる気持ち。「―を表[あらわ]す」 **シャイ**[形動] うちきな。はにかみやの。[『]shy **ジャイアント**[名][造語]●巨人[きょじん]。大男。 **@**巨大。大型。「―パンダ」[『]giant **ジャイナきょう**[ジャイナ教][名] インドで、紀元前六世紀ごろに開かれた宗教。不殺生[ふせっしょう]の徹底[てってい]など厳しい戒律[かいりつ]の実践[じっせん]により解脱[げだつ]を目ざす。開祖はヴァルダマーナ。 **ジャイロスコープ**[名] 回転するこまの軸[じく]が、台が動いても一定の方向を保つようにつくった装置。回転儀[かいてんぎ]。羅針盤や操縦装置に使う。[『]gyroscope **しゃおん**[謝恩][名]「[名-スル] 世話になった人に対して感謝すること。「―会」 **しゃか**[釈迦][入図] 前五世紀ごろの人。仏教の開祖。ゴータマ・シッダルタ。古代インドの一王族、迦族の生まれ。母は摩耶夫人[まやぶにん]。二九歳で出家[しゅっけ]し、さとりをえて各地を教化し慈悲[じひ]を説いた。釈迦牟尼[しゃかむに]。釈尊[しゃくそん]。釈迦如来[にょらい]。 >釈迦に説法 その道の大家に教えさとすおろかさをたとえたことば。無用のこと。むだなこと。 **ジャガー**[名] ネコ科の哺乳[ほにゅう]動物。ヒョウに似て斑点[はんてん]があり、肉食。中南米などにすむ。アメリカトラ。[『]jaguar **シャガール**[人名] 一八八七—一九八五年。ロシア生まれのフランスの画家。幻想[げんそう]的な作風で、故郷[こきょう]ロシアの風景などを叙情[じょじょう]豊かにえがいた。版画や陶芸にも多くの作品がある。「わたしと村」「夏の夜の夢」など。[『]Marc Chagall **しゃかい**[社会][名]日直接・間接に関係しあって共同生活をする人々の集団。「民主―」「―の一員」 **②**世の中。世間[せけん]。「―に出て働く」「実―」 **③**ある傾向[けいこう]や性質を共有する人々の集団。「上流―」「武家―」 **④**「社会科」の略。 **しゃかいあく**[社会悪][名] 個人的な道徳上の悪ではなく、社会自体がもつ矛盾[むじゅん]から生まれる害悪。貧困・売春など。 **しゃかいうんどう**[社会運動][名] 社会の進歩や改善を目ざしておこなう組織的な活動。 **しゃかいか**[社会科][名] 小・中・高等学校教育の教科の一つ。政治・経済・地理・歴史などを学ぶことを通じて、社会人の基礎を養うことを目的とする。 **しゃかいかがく**[社会科学][名] 人間社会の現象を対象に研究する学問。社会学・政治学・法学・経済学・歴史学などがある。 **しゃかいけん**[社会権][名] 基本的人権の一つ。人間らしい生活の保障を国家に要求する権利。生存権・教育を受ける権利・勤労権など。 **しゃかいじぎょう**[社会事業][名] めぐまれない人を助けるために、国や団体がおこなう福祉[ふくし]、事業。 **しゃかいしほん**[社会資本][名] 産業や生活の発展の基盤[きばん]となる公共施設。道路・港湾・住宅・学校・上下水道など。 **しゃかいしゅぎ**[社会主義][名] 生産のしくみを社会全体の共有として、富[とみ]を公平に分けあうことで、身分や貧富の差がない平等な社会をつくろうとする考えかた。 **しゃかいしょうせつ**[社会小説][国] 社会問題をテーマにした小説。とくに、日清戦争後の一八九七年前後にあらわれ、貧困などをテーマとする社会問題をあつかった小説をさす。代表的な作家に、内田魯庵[ろあん]・小栗風葉[おぐりふうよう]らがいる。 **しゃかいじん**[社会人][名] 実社会の一員として働いている人。「学校を卒業して―となる」 **しゃかいせい**[社会性][名]①社会のことに広く関心をもち、集団生活をうまくできる能力。また、社会一般に広く通用する性質。「―に欠ける」 **しゃかいつうねん**[社会通念][名] 一般社会に通用している常識や判断。「―に照らしてみる」 **しゃかいふくし**[社会福祉][名] 社会全体の、とくにめぐまれない人々の幸福。また、その人々を救済したり援助[えんじょ]したりすること。「―事業」 **しゃかいふっき**[社会復帰][名]「[名-スル] 療養[りょうよう]生活や刑期[けいき]などを終えて、再び社会生活を始めること。 **しゃかいほうし**[社会奉仕][名] 社会の利益や幸福を増進するために、報酬を求めずに働くこと。 **しゃかいほけん**[社会保険][国] 国民が病気・失業・老齢[ろうれい]などで生活に困ったとき、それを助けるための強制保険。医療保険・雇用保険・年金保険・労働災害補償保険の四制度がある。社保。 **しゃかいほしょう**[社会保障][名] 国民の生活上の不安をなくすために、国が保険などによって守ろうとするしくみ。 **しゃいん**[社員][名] その会社にやとわれて勤めている人。会社員 **しゃうん**[社運][名] 会社の運命。「―をかけた事業」 **しゃおく**[社屋][名] その会社の仕事をするための建物。「―を建てなおす」 <598> **しゃかいほしょうせいど[社会保障制度]** 病気や貧困や老後の不安を除くために、国民の最低限度の生活を守るための制度。▽「公的扶助[こうてきふじょ]」「社会福祉」「社会保険」「公衆衛生」の四つがある。 **しゃかいめん[社会面]** 新聞で、社会で起きた出来事に関する記事がのっている紙面。 類[るい]三面[さんめん] **ジャガいも[ジャガ芋]** ナス科の多年草。ふくらんだ地下茎を食べる。「ジャガタラいも」の略。ばれいしょ。 **しゃかいもんだい[社会問題]** 社会のしくみの上で起こる不合理な問題。労働問題・失業問題・公害問題・環境[かんきょう]問題・婦人問題など。 **じゃかすか** 勢いよくものごとをするようす。にぎやかで景気のいいようす。俗[ぞく]な言い方。じゃんじゃん。「―かねをつぎこむ」 **ジャガタラいも[ジャガタラ芋]** ジャガイモ。▽「ジャガタラ」は、インドネシアのジャカルタの古い呼び名。 **しゃがむ** ひざを曲げてこしを落としてかがむ。「地面に―」 類[るい]うずくまる **しゃがれごえ[嗄れ声]** かすれた声。しわがれごえ。 **しゃがれる[嗄れる]** 「しわがれる」の変化した形。 **しゃかん[舎監]** 寄宿舎の監督[かんとく]をする人。 **しゃき[邪気]** ❶人を不幸にするという、悪いけはい。「―をはらう」 ②わるぎ。悪意。「―のない人」 類[るい]邪心[じゃしん] **しゃきょう[写経]** 経文[きょうぶん]を書きうつすこと。また、その書きうつした経文。 **しゃぎょう[社業]** 会社の事業。 **じゃきょう[邪教]** 人の心をまどわす宗教。正しくない教え。邪宗。⇔正教[せいきょう] **しゃきん[謝金]** お礼のかね。 類[るい]礼金[れいきん] **しゃく[試薬]** ①まじっている物質を検出するために使う化学薬品。 ②ためしに使う見本用の薬。「―品」 **しゃく[尺]** [シャク] ❶尺貫[しゃっかん]法で、長さの単位。一〇寸[すん]。約三〇・三センチメートル。 ②長さ。また、ものさし。「―をはかる」「―をあてる」 ③短い。わずか。(熟語は「セキ」音) [シャク] ①尺八[しゃくはち] 三尺[さんじゃく] 百尺竿頭[ひゃくしゃくかんとう] ②尺度[しゃくど] 縮尺[しゅくしゃく] [さか] 曲尺[かねじゃく] [せき] 尺寸[せきすん] > 尺を取る 長さを測[はか]る。 **しゃく[借]** [シャク] ❶返す約束で他人の金品を一時使う。かりる。↓貸[か]す ②ゆるす。 ③かりに。こころみに。まにあわせ。 (熟語は「シャ」音) [シャク] ①借金[しゃっきん] 借家[しゃくや] 借用書[しゃくようしょ] 貸借[たいしゃく] ②仮借[かしゃく] [かりる] 知恵[ちえ]を借りる 間借[まが]り [しゃもん] 仮借[しゃもん] 借問[しゃもん] **しゃく[勺]** [シャク] ❶尺貫法で、容積の単位。一合[ごう]の一〇分の一。約〇・〇一八リットル。 ②尺貫法で、面積の単位。一坪[つぼ]の一〇〇分の一。約〇・〇三三平方メートル。 [シャク] 一勺[いっしゃく]の酒[さけ] **しゃく[酌]** [シャク] ❶さかずきに酒をつぐこと。「―をする」 ②相手の事情を察して思いやる。 [シャク] 酌婦[しゃくふ] 手酌[てじゃく] 独酌[どくしゃく] 晩酌[ばんしゃく] [くむ] 人の意を酌[く]む 酌[く]み交[か]わす **しゃく[笏]** 束帯[そくたい]姿のとき、右手に持つうすい板。長さ三六[せんち]、はば六[せんち]だけのもの。→図「そくたい」 **しゃく[癪]** [形動]❶〈名・形動〉不愉快[ふゆかい]で腹の立つこと。「―なやつ」「―の種」 ②〈名〉病気で、急に腹などに起こる激しい痛み。 > 癪に障だぁる 気に入らなくて、かりかりする。「時間がたてばたつほど―」 類[るい]癇に障る **じゃく[持薬]** いつも飲んでいる薬。いつも持ちあるく薬。常備薬。 **じゃく[若]** [ジャク・ニャク] ❶年がわかい。 類[るい]弱[じゃく]⇔老[ろう] ②いくらか。 ③…のようすである。 ④…のようだ。ごとし。 類[るい]如[じょ] [ジャク] ①若年[じゃくねん] 若輩[じゃくはい] ②若干[じゃっかん] ③泰然自若[たいぜんじじゃく] ④傍若無人[ぼうじゃくぶじん] [ニャク] 老若[ろうにゃく] [わかい・もしくは] 気[き]が若[わか]い 若者[わかもの] 中学生若[も]しくは高校生 **しゃく[釈]**(釋) [シャク] ❶意味をわかりやすく説きあかす。 ②言いわけをする。 ③許して自由にする。 ④わだかまりがなくなる。 ⑤水でうすめる。 ⑥「釈迦[しゃか]」の略。 ⑦昔、僧[そう]が釈迦の弟子にという意味から名前の上に付けた語。 [シャク] ①解釈[かいしゃく] 語釈[ごしゃく] 注釈[ちゅうしゃく] ②釈明[しゃくめい] ③釈放[しゃくほう] 保釈[ほしゃく] ④釈然[しゃくぜん] 会釈[えしゃく] ⑤稀釈[きしゃく] ⑥釈尊[しゃくそん] **しゃく[爵]** [シャク] 明治時代の貴族の位。公[こう]・侯[こう]・伯[はく]・子[し]・男[だん]の五等級に分かれる。 [シャク] 爵位[しゃくい] 公爵[こうしゃく] 侯爵[こうしゃく] 叙爵[じょしゃく] **しゃく[勺/尺/酌]** →漢字項目を見よ。 **じゃき[邪気]** →漢字項目を見よ。 <599> 若[も]し 若[も]しかず 若[も]しくは 何若[なんじゃく] [かきつばた] 杜若[かきつばた] [はんにゃ] 般若[はんにゃ] [わかめ] 若布[わかめ] [わこうど] 若人[わこうど] **じゃく[弱]** [ジャク] ❶よわい。力がない。よわまる。⇔強[きょう] ②年が若くて一人前[いちにんまえ]でないこと。 ③数量をあらわす語に付いて、それに少したりないことをあらわすことば。「1メートル―」→強[きょう] [ジャク] ①弱化[じゃっか] 弱点[じゃくてん] 弱肉強食[じゃくにくきょうしょく] 衰弱[すいじゃく] 貧弱[ひんじゃく] ②弱冠[じゃっかん] 弱年[じゃくねん] 弱輩[じゃくはい] [よわい・よわる] 子供に弱[よわ]い 弱音を吐く 視力が弱[よわ]る [よわまる・よわめる] 風が弱[よわ]まる 火を弱[よわ]める [じゃくちく] 弱竹[じゃくちく] [よろぼうし] 弱法師[よろぼうし] **じゃく[寂]** [ジャク・セキ] ❶静かでひっそりしている。「―たること死のごとし」 ②仏教で、僧が死ぬこと。「法然[ほうねん]、弘長[こうちょう]二年―」 [ジャク・セキ] ①閑寂[かんじゃく] 静寂[せいじゃく] 寂然[じゃくぜん] 寂寞[せきばく] ②寂滅[じゃくめつ] 示寂[じじゃく] 入寂[にゅうじゃく] [さび・さびしい・さびれる] わびと寂[さび] 物寂[ものさび]しい 店が寂[さび]れる [さみしい] 寂[さみ]しい **じゃく[弱]** [造語]→漢字項目を見よ。 **じゃく[寂]** →漢字項目を見よ。 **しゃくい[爵位]** 貴族にあたえられる称号。▽日本の旧華族制度では、公爵・侯爵・伯[はく]爵・子爵・男爵の五つがあった。 **しゃくざい[借財]** かねを借りること。また、借りたかね。「―がかさむ」 類[るい]借金[しゃっきん] **しゃくし[杓子]** めしやしるをすくう道具。しゃもじ。「ねこも―も」「―定規[じょうぎ]」 **しゃくしじょうぎ[杓子定規]** なんでも一定の基準にあてはめようとして、まるで融通のきかないこと。「―なやりかた」 **じゃくしゃ[弱者]** 力の弱い者。弱い立場にある者。「一救済」⇔強者[きょうしゃ] **しゃくしゃく[綽綽]** [形動]ゆったりと落ち着いて、自分に合わせて、ものごとをするようす。「余裕―」 **しやくしょ[市役所]** 市の行政関係の事務をとりあつかう役所。市庁。 **しゃくじょう[錫杖]** 修験者や僧侶が持ちあるくつえ。頭部に小さい鉄の輪がいくつかついている。「―を鳴らして行く」 **じゃくしょう[弱小]** [形動]❶小さくて弱いこと。「―チーム」⇔強大[きょうだい] ②年の若いこと。年少。 類[るい]弱年[じゃくねん] **じゃくしん[弱震]** 地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。家が揺れ、器[うつわ]の中の水がゆれるくらいの地震。 **じゃくそつ[弱卒]** 弱い部下や兵士。「→勇将のもとに―なし」 **しゃくそん[釈尊]** →「しゃか」 **じゃくたい[弱体]** [形動]弱いからだ。また、しくみが弱々しく、たよりないこと。「組織がー化する」 **しゃくち[借地]** 土地を借りること。また、借りた土地。「―権を主張する」 **しゃくちょうくう[釈迢空]** →「おりくちしのぶ」 **じゃくてん[弱点]** 人に責められると困るようなこと。ウイークポイント。「―をにぎられる」「敵の―をつく」 類[るい]弱み[よわみ] > つかいわけ →「欠点」を見よ。 **じゃくでん[弱電]** 電気工学部門の一つ。通信や家庭用電気など、比較的弱い電流をあつかう分野。「ーメーカー」→強電[きょうでん] **しゃくど[尺度]** ❶長さを測るものさし。 ②ものごとの評価や判断の基準。「優劣をきめる―」 **しゃくどう[赤銅]** 銅に、金と銀をまぜた金属。赤みがかった黒色をしている。「たくましい―色のはだ」 **しゃくとりむし[尺取り虫]** シャクガ科のガの幼虫。▽からだを曲げたりのばしたりする進みかたが、親指と人差し指で長さを測る「尺取り」のようすに似ていることから。 **しゃくなげ[石南花・石楠花]** ツツジ科の低木。高い山に生える。五月ごろ、紅色の花が咲く。 **じゃくにくきょうしょく[弱肉強食]** 弱者が強者のえじきになること。「―は世のならい」 **しゃくねつ[灼熱]** 焼けて熱くなること。また、焼けつくような暑さ。「―の恋[こい]」「―の太陽のもと」 **じゃくねん[若年・弱年]** 年が若いこと。また、年の若い人。「―労働者が不足する」 類[るい]若者[わかもの] **じゃくはい[若輩・弱輩]** ❶年若い者。年少者。 ②経験が浅く、未熟な者。「まだ―ものではありますが」▽自分をへりくだって、また、相手を軽べつして言うときに使う。 **しゃくはち[尺八]** 竹でつくった笛。▽長さが一尺八寸(=約五六[センチ])あることから。 **しゃくぶく[折伏]** 仏教で、悪人や邪教[じゃきょう]をほろぼし、正しい信仰[しんこう]に導くこと。 **しゃくほう[釈放]** とらえた人を解きはなち、自由にすること。「捕虜[ほりょ]を―する」 類[るい]解放[かいほう] <600> **しゃくめい**[釈明][名]「[名-スル] 自分の立場や事情を説明し、なっとくしてもらうこと。「―を求める」「―の余地はない」 **じゃくめついらく**[寂滅為楽][四漢] 迷いから解きはなされて心静かな境地は、やすらかで楽しいものだ。「―の境地に至る」▽仏教から出たことば。 **しゃくや**[借家][名] 借りて住む家。貸家[かしや]▽法律用語では「しゃっか」と読む。 **しゃくやく**[×芍薬][名] ボタン科の多年草。初夏、ボタンに似た大形の花が咲く。根は薬用。 **しゃくよう**[借用][名]「[名-スル] 借りて使うこと。「―証書」 **しゃくりあげる**[×噛り上げる][-下一] 涙腺[るいせん]から鼻にはいったなみだをすすりあげながら泣く。 **しゃくる**[×杓る][国]①泥[どろ]や水などを中がくぼむようにえぐる。「池の水を―」「さじで―」 **②**すくうように下から上へ動かす。「あごを―」 **じゃくれい**[若齢・弱齢][名] 年齢の若いこと。若年。 **しゃくれる**[×杓れる][-下一] 真ん中がくぼんだようにへこむ。「あごが―」「しゃくれた顔」 **じゃくれん**[寂蓮][人名] 一一三九?—一二〇二年。鎌倉[かまくら]初期の僧・歌人。俗名は、藤原定長[さだなが]。就知[しゅうち]らの。「新古今[しんこきん]集」の撰者[せんじゃ]の一人に選ばれるが、撰進前に病没。歌風は繊細[せんさい]で技巧[ぎこう]に富む。家集「寂蓮法師集」。 **しゃけ**[鮭][名] ↓「さけ」 **しゃげき**[射撃][名]「[名-スル] 目標をねらって、大砲[たいほう]や銃[しゅう]で撃つこと。 **ジャケット**[名]①前あきでそでのついた、上半身をおおう上着。ジャケツ。 **②**レコードを入れる厚紙のふくろ。また、本のおおい。カバー。「―デザイン」[『]jacket **しゃけん**[車検][名] 「車体検査」の略。法律で義務づけられた、自動車の安全性の定期検査。「―を通らない改造車」「―切れ」 **じゃけん**[邪険・邪×慳][形動] 冷たく意地悪で、つきはなすようなようす。「すがりつくのを―にふりはなす」「―な言いかた」 **しゃこ**[車庫][名] 電車や自動車などを入れておく建物。ガレージ。 **しゃこ**[×硨磲][名] シャコガイ科の大形の二枚貝。貝殻は装飾用で、昔は七宝の一つとされた。 **しゃこ**[×蝦蛄][名] エビに似た節足動物。近海のどろの中にすみ、うす茶色。すしなどにして食べる。 **しゃこう**[社交][名] 社会における他人との交際。世間[せけん]だづきあい。「―になれていない人」 **しゃこう**[遮光][名]「[名-スル] おおいをして、光をさえぎること。「―幕」 **じゃこう**[×麝香][名] ジャコウジカのおすの分泌腺[ぶんぴせん]からとる、高級な香料[こうりょう]。 **しゃこうかい**[社交界][名] 上流階級の人々が交際する社会。「―の花形となる」 **しゃこうじれい**[社交辞令][四] 世間[せけん]だづきあいを円滑にするための、うわべをかざったその場だけのあいそのいいことば。[圏]外交辞令▽「社交辞礼」は誤り。 **しゃこうしん**[射幸心][名] 偶然[ぐうぜん]だの利益や成功をえようとする気持ち。「―をあおる」「―をかきたてる」 **しゃこうせい**[社交性][名] 人とじょうずにつきあっていける性質。みずからすすんで外に出て、人とつきあうのを好む性質。「―に富む」 **しゃこうダンス**[社交ダンス][名] 社交のために、ホールなどで男女が組みになって音楽に合わせておどるダンス。ソシアルダンス。 **しゃこうてき**[社交的][形動] だれとでもうまくつきあうようす。「―な性格の人」 **しゃこく**[社告][名] 会社や新聞社などが、一般の人々に知らせるために出す知らせ。 **しゃざい**[謝罪][名]「[名-スル] あやまちや罪をわびること。「深く―いたします」「―広告」 >つかいわけ」→「詫びる」を見よ。 **しゃさつ**[射殺][名]「[名-スル] 銃[じゅう]で、撃[う]ちころすこと。「あやまって―される」 **しゃし**[斜視][名] 眼球の筋肉の異常などによって、ものを見るとき、左右の視線の方向が一致[いっち]しないこと。やぶにらみ。 **しゃし**[×奢侈][名] けたはずれにぜいたくなこと。「―に流れる」▽「奢」も「修」も、おごること。 **しゃじ**[謝辞][名] お礼のことば。「一言―を申しのべます」▽もとは、おわびのことばの意味もあった。 **しゃじく**[車軸]を流[なが]す どしゃぶりの大雨のようす。[類]車軸を降らす▽車軸のように雨足の太い雨が降るという意味から。 **しゃじつ**[写実][名] ありのままの姿を絵や文章などに写しだすこと。 **しゃじつしゅぎ**[写実主義][名] 現実の人生や社会を、ありのまま表現しようとする芸術上の考えかた。リアリズム。フローベールの小説「ボヴァリー夫人」によって代表される。 **じゃじゃうま**[じゃじゃ馬][名]①あばれ馬。あら馬。また、気性[きしょう]が激しくあつかいにくいわがままな女。 **しゃしゃりでる**[しゃしゃり出る][-下一] あつかましく出しゃばる。俗~な言い方。「子供のけんかに親が―」 **しゃしゅ**[社主][名] 会社や結社などの所有者。オーナー。 **しゃしゅ**[射手][名]①弓を射[い]る人。いて。また、鉄砲を発射する人。うちて。 **じゃしゅう**[邪宗][名] 人をまどわす不正な宗教。邪教。とくに、江戸時代のキリシタン宗。邪宗門。 **じゃしゅうもん**[邪宗門][名] 一九○九年。北原白秋の詩集。豊かな感覚や色彩の中に美を求め、幻覚[げんかく]や官能に身をまかす耽美[たんび]的な詩集。 **しゃしゅつ**[射出][名]「[名-スル] 矢や弾丸[だんがん]などを発射すること。 **しゃさい**[社債][名] 株式会社が、広く一般の人々から必要な資金を借りいれるために発行する債券。 <601> ②水などを一点から勢いよく飛びださせること。法師の作。笑話をふくめ、広く仏教の教えを説いた説話集。一三四編。「させきしゅう」とも。一〇巻。 **しゃしょう[車掌]** [名]バスや電車などで、車内の事務をあつかう人。 **しゃしょく[写植]** [名]「写真植字」の略。 **しゃしん[写真]** [名]カメラで写し、それを印画紙に焼きつけたもの。「―をとる」「―写りがいい」 **じゃしん[邪心]** ねじまがった心。「―をおこす」 **しゃしんき[写真機]** [名]写真を写す機械。カメラ。 **しゃしんしょくじ[写真植字]** [名]活字を用いず、文字を一字ずつ写真にとって印字し、印刷版をつくる方法。写植。 **しゃす[謝す]** [サ変]↓「しゃする」 **ジャス[JAS]** [名]日本農林規格。農産物・畜産物・水産物などと、その加工品の品質規格。合格した商品にはジャスマークをつける。▷Japanese Agricultural Standardの略語。 **ジャズ** 一九世紀末から二〇世紀はじめにかけて、アメリカ南部の黒人のあいだで始まった軽音楽。躍動的リズムと即興性を特徴とする。「モダンー」「ーバンド」[jazz] **じゃすい[邪推]** [名]ひがみから意地悪く推察すること。「―してもらっては困る」 **ジャスト** [副]ちょうど。きっかり。「一二時―に着く」 **ジャスマーク[JASマーク]** 日本農林規格に合格した農水産製品につけるマーク。 **ジャスミン** モクセイ科のかおりの強い花をつける植物をまとめた呼び方。マツリカ・ソケイなど。茶や香料などに使う。[jasmine] **しゃする[謝する]** [サ変]①あやまる。「非礼を―」②お礼を言う。「厚意を―」▼「しゃす」とも。 **しゃせい[写生]** [名]人物や風景などを目にしたまま絵や文章にかくこと。「―文」 **しゃせい[射精]** [名]精液を出すこと。 **しゃせきしゅう[沙石集]** 一二八三年。無住。 **しゃせつ[社説]** [名]新聞社などが、その社を代表する意見として紙面で発表する論説。 **しゃぜつ[謝絶]** [名]申し出などを断ること。「面会―」 **しゃせん[車線]** [名]車道で、車両の走るべき位置を指定するために、道路をいくつかに線で区切った各コース。「追いこし―」「対向―」「片側三―道路」 **しゃせん[社線]** [名]民間会社の経営する鉄道やバス路線。会社線。 **しゃせん[斜線]** [名]ななめに引いた線。 **しゃそう[車窓]** [名]列車やバスの窓。「―の風景」 **しゃたい[車体]** [名]車の、乗客や荷物をのせる部分。また、車全体の外形。ボディー。 **しゃたく[社宅]** [名]会社が、社員とその家族を住まわせるために建てた会社所有の家。「―住まい」 **しゃだつ[洒脱]** [形動]さっぱりと、あかぬけていること。「軽妙―」 **しゃだん[遮断]** [名]さえぎって止めること。断ち切ること。「一時交通を―する」 **しゃだんき[遮断機]** [名]鉄道線路のふみきりなどで、横断をさえぎる装置。「―が下りる」 **しゃだんほうじん[社団法人]** [名]法律で、権利や義務をもつものとして認められた団体。農協・生協・医療法人など。↔財団法人 **しゃち[鯱]** ①イルカ科の哺乳[ゅう]動物。するどい歯をもち、群れをつくって、ときにクジラをおそう。②「しゃちほこ」の略。 **じゃち[邪知]** わるぢえ。「―に富む」 **しゃちこばる** ↓「しゃちほこばる」 **しゃちゅう[社中]** ①会社の中。社内。②同じ結社の仲間。とくに、舞踊や邦楽などの同門。 **社長[しゃちょう]** 会社の最高責任者。「代表取締役―」 **シャツ** 上半身に着る洋風の下着。また、ワイシャツやポロシャツなど。[shirt] **じゃっか[弱化]** [名]力が弱くなること。↔強化 **しゃっかん[借款]** [名]国と国との金の貸し借り。「対日―」 **しゃっかん[若干]** ①[名]はっきりしないが、わずかな数量。「生存者―名」 ②[副]いくらか。すこし。「まだ―ゆとりがある」 **じゃっかん[弱冠]** [名]年の若いこと。年の若い者。▽本来は二〇歳の男子をさした。「弱」は二〇歳のこと。元服して冠をつけたのでいう。中国、「礼記」から。「若冠」は誤り。 **しゃっかんほう[尺貫法]** [名]日本で使われていた度量衡法。長さは尺[しゅく]、重さは貫、容積は升[しょう]を基準とするはかりかた。一九五九年に廃止され、以降はメートル法を使うようになった。→〇三一表 **じゃっき[惹起]** [名]事件や問題をひき起こすこと。「大騒動を―する」 **ジャッキ** ねじ・歯車・圧力などを利用して、小さい力で重いものを徐々にもちあげる器具。自動車のタイヤを交換するときなどに使う。[jack] **しゃっきん[借金]** [名]かねを借りること。また、借りたかね。↔貸し金 **しゃっきんとり[借金取り]** [名]借金をとりたてる人。「―に追われる」 **しゃっく[赤口]** 陰陽道で、万事に不吉とされる日。正午のみ吉とされる日。赤口日[しゃっこう]。赤舌日[しゃくぜつ]。 <602> **じゃっこういん[寂光院]** 京都市左京区にある尼寺。聖徳太子の創建という。平家滅亡後、平清盛の娘で、安徳天皇の母、建礼門院が出家してから住んだ寺。 **ジャッジ** ①[名・スル]審判。判定。「ミス―」②[名]スポーツの審判員。▽ボクシングやレスリングでは副審のこと。[judge] **シャッター** ①カメラで、フィルムに一定の時間、光を当てるための装置。「―をおす」「―チャンス」②巻きあげ式の金属製のよろい戸。防犯や防火のために、出入り口などにつける。「店の―をおろす」[shutter] **しゃっちょこだち[鯱立ち]** [名]①さかだち。▽しゃちほこは倒立していることから。②むりをすること。手段や方法をつくすこと。「―してもかなわない」▼「しゃちほこだち」のくだけた言い方。 **じゃっく[惹句]** [名]キャッチフレーズ。 **ジャック** ①トランプの絵札の一つ。一一にあたる。記号はJ②電気器具のプラグの差しこみ口。「イヤホーンー」「ピンー」[jack] **ジャックナイフ** 大形の折りたたみ式のナイフ。[jackknife] **しゃっくり[噦・吃逆]** [名]横隔膜が急にのびちぢみするために起こるけいれん。 **ジャッグル** [名・スル]野球などで、ボールをうまくつかめずにグローブの中ではじいてしまうこと。[juggle] **しゃっけい[借景]** [名]庭をつくるとき、遠くに広がる山林や海などの景色とを、自分の庭の一部としてうまくとりいれて構成すること。 **しゃっこう[赤口]** [名]↓「しゃっく」 **しゃっこう[赤光]** 一九一三年。斎藤茂吉の歌集。万葉語を用いて、母や子の死や生を深く見つめ、新しい感覚と表現で、生命を深く愛惜したもの。とくに、連作「死にたまふ母」が知られる。 **しゃてき[射的]** [名]①的を、弓や銃[じゅう]でねらってうつこと。また、空気銃にコルクの弾をつめて的の品物を撃ちおとして景品をもらう遊び。 **しゃでん[社殿]** [名]神社で神体をまつってある建物。 **しゃどう[車道]** [名]道路で、車両だけが通る部分。↔歩道・人道 **じゃどう[邪道]** [名]まちがったやりかた。不正な方法。「力で従わせるのは―だ」↔正道 **シャトー** 城。宮殿。また、城のような大邸宅。[château] **シャドー** [名]光を受けていない暗い部分。影かげ。「―キャビネット(=政権交代にそなえて野党がかりにつくる内閣。影の内閣)」[shadow] **シャドーボクシング** ボクシングで、相手が前にいるものと想定して、一人でする練習。[shadow boxing] **シャトル** ①バトミントンの羽根。シャトルコック。②折りかえし運転。また、定期往復便。「―バス」「スペースー」[shuttle] **しゃない[車内]** [名]自動車や電車などの中。車中。「―販売」「―禁煙」↔車外 **しゃにくさい[謝肉祭]** [名]カトリックで、四旬節(=復活祭の前の四十日間)前の数日間の祭り。カーニバル。▽四旬節には肉を食べないことから。 **しゃにむに[遮二無二]** [副]他のことなど考えずに一心に行動するようす。なりふりかまわず、がむしゃらに。「―前進する」「―働く」 **じゃねん[邪念]** [名]①よくない、まちがった考え。邪心。「―をいだく」②余計な考え。雑念。「―をはらって集中する」 **じゃのめ[蛇の目]** [名]①ヘビの目のような、太い輪の模様。「―クリップ」②蛇の目の模様の傘。 <603> **しゃば[娑婆]** [名]①仏教で、なやみや迷いの絶えない人間世界をいうことば。この世。俗世界。②刑務所などに閉じこめられた人から見た自由な世間。「―に出る」▼梵語から出たことば。 **しゃばっけ[娑婆っ気]** [名]俗世間の名誉やかねなどへの執着からぬけられない気分。「―を出す」 **ジャパニーズ** 日本人。日本語。[Japanese] **ジャパノロジー** 日本に関する研究。日本学。[Japanology] **じゃばら[蛇腹]** [名]アコーディオンの胴やホースなどの、ひだがあってのびちぢみする筒状のもの。 **ジャパン** 日本。「オールー」[Japan] **じゃびせん[蛇皮線]** [名]沖縄の弦楽器。ヘビの皮を張った胴に、三本の弦を張る。三線。▽三味線の もとになった。 **しゃふ[車夫]** [名]人力車を引く職業の人。くるまひき。 **ジャブ** ボクシングで、前方の手で小刻みにくり出す軽い攻撃。「―を出す」[jab] **しゃふう[社風]** [名]その会社の気風。 **しゃぶしゃぶ** うす切りの牛肉を熱湯にくぐらせて、たれをつけて食べる料理。 **しゃふつ[煮沸]** [名・スル]にたたせること。「―消毒する」↔沸騰 **シャフト** ①動力を伝えるための回転軸。②ゴルフクラブなどの柄。「カーボンー」[shaft] **しゃぶる** 口に入れてくりかえしなめたり吸ったりする。「あめを―」「骨を―」[ねぶる] **しゃへい[遮蔽]** [名・スル]外から見えないように、おおいさえぎること。「窓を―する」 **しゃべくる[喋くる]** ぺらぺらとよくしゃべる。盛んにしゃべる。 **しゃべる[喋る]** 軽い調子で口数多くぺらぺらと話す。「秘密を―」 **シャベル** 穴をほったり、土や砂をすくったりするためのさじ形の道具。ショベル。[shovel] **しゃへん[斜辺]** [名]数学で、直角三角形の、直角と向かいあうもっとも長い辺。▽ピタゴラスの定理で、[a²+b²=c²]のcにあたる辺。 **シャボテン** ↓「サボテン」 **しゃほん[写本]** [名]もとの本を、筆などで書きうつした本。「古―」↔版本・原本 **シャボン** せっけん。「―玉」[sabão] **シャボンだま[シャボン玉]** [名]せっけんを水にとかし、ストローなどにつけてふくとできるあわの玉。▽すぐ消えるので、はかないもののたとえにも使う。 **じゃま[邪魔]** [名・スル・形動]①さまたげになること。また、さまたげになるもの。「―がはいる」「授業を―する」「―な車」②[名・スル]「お邪魔」の形で、「訪問」のへりくだった言い方。「明日おーいたします」 **ジャマイカ** [国名]カリブ海にある共和国。イギリス連邦に属する。おもな産物はボーキサイト・コーヒー・砂糖など。ブルーマウンテン山でとれるコーヒーは最高級とされる。面積約一万一〇〇〇平方キロ。首都キングストン。主要言語英語。 **じゃまだて[邪魔立て]** [名・スル]わざとじゃまをすること。「―するな」 **じゃまっけ[邪魔っ気]** [形動]じゃまだと感じさせるようす。俗な言い方。「―な看板」「―にする」 **しゃみ[沙弥]** [名]仏門にはいったばかりで、髪をそってはいるが比丘の資格のない僧。▽女性の場合は沙弥尼[しゃみに]。 **しゃみせん[三味線]** [名]日本の弦楽器。ネコやイヌの皮を張った四角い胴に三本の弦を張り、ばちで弾く。義太夫節・長唄など邦楽の演奏などに使う。しゃみ。三弦。「さみせん」とも。▽常用漢字表付表の語。かぞえ方棹[さお]・挺[ちょう]①三味線を弾く相手にさとられないように、本心とは反対のことを言ってだます。②相手の言うことに、適当に調子を合わせて応対すること。 **シャム** [名]「タイ国」の古い呼び名。▽「暹羅」と当てる。[Siam] **ジャム** 果実などに砂糖を加えて、につめた食品。パンなどにつけて食べる。「いちご―」[jam] **しゃむしょ[社務所]** [名]神社で、事務をとりあつかうところ。 **ジャムセッション** ジャズで、数人の演奏家が集まって即興で演奏すること。また、その演奏会。[jam session] **シャムねこ[シャム猫]** [名]ネコの品種の一つ。からだは灰色で、目は青い。 **しゃめい[社命]** [名]社員に対する会社の命令。 **しゃめん[赦免]** [名・スル]罪やあやまちなどを許すこと。古い言い方。「―状」 **しゃめん[斜面]** [名]ななめにかたむいた面。「山の―をけずりとる」 **シャモ[軍鶏]** [名]ニワトリの品種の一つ。闘鶏用。食用。▽シャムから渡来したことから。 **しゃもじ[杓文字]** [名]めしをよそうときに使う、柄のさきの平たく広いへら状の道具。▽女房詞。 **しゃもん[借問]** [名・スル]ためしに、ちょっとたずねてみること。「しゃくもん」とも。▽文章語。 **しゃよう[社用]** [名]会社の用事。「―で出張する」 **しゃよう[斜陽]** [名]①西の空にしずんでいく太陽。②しだいにかたむきおとろえていくもの。「―産業」 **しゃよう[斜陽]** 一九四七年。太宰治の小説。もと貴族の家庭が戦後没落していく姿を、母親と娘、その弟を中心に、無頼派作家を加えて、古きもののほろびの美しさと新しい道徳のありようをそれぞれに託してえがこうとした。 **しゃようぞく[社用族]** [名]社用にかこつけて、会社の費用ではでに遊ぶ人。▽「斜陽族」をもじったことば。 **しゃようぞく[斜陽族]** [名]落ちぶれた、上流階級。没落した貴族。▽太宰治の「斜陽」から。 <604> **しゃらくさい[洒落臭い]** [形]気のきいたふうなまねをして、こ生意気だ。俗な言い方。「―ことを言うな」 **じゃらす** じゃれるようにさせる。ふざけさせる。「ねこを―」 **しゃらそうじゅ[沙羅双樹]** [名]↓「さらそうじゅ」 **しゃり[舎利]** [名]①死者の骨。とくに、釈迦の骨をいう。「仏―」②白米。また、米のめし。俗な言い方。「銀―」▽おもに、すし屋などで使うことば。 **じゃり[砂利]** [名]①かどのまるくなった小石。また、それが集まったもの。「―を採取する」②「子供」のぞんざいな言い方。「―どもがさわぐ」「―タレ」 **しゃりょう[車両]** [名]列車・自動車など、車輪で動くもの。「―交換のため停車」 **しゃりん[車輪]** [名]まるい車の輪。 **しゃりんのした[車輪の下]** 一九〇六年。ドイツ、ヘッセの小説。ハンスは、勉学にはげみ、神学校の入試にパスするが、厳しい教育にたえきれず、にげだして見習い工となり再出発する。傷つきやすい少年の微妙な心理をえがく。[Unterm Rad] **しゃれ[洒落]** [名]①気がきいていて粋な感じのすること。「―者」②同じ発音で二つの意味にとれることばを使った、言いまわし。だじゃれ。「―を飛ばす」③「おしゃれ」 **しゃれい[謝礼]** [名・スル]感謝の気持ちでするお礼のことばや金品。「―を述べる」「―金」 **しゃれこうべ[髑髏]** [名]→「されこうべ」 **しゃれっけ[洒落っ気]** [名]①はでな服装をして、きれいに見せようとする気持ち。「―がまるでない」②気のきいたことを言って、人をおどろかせたり笑わせたりしようという気持ち。「―の多いやつ」 **しゃれる[洒落る]** [下一]①気がきいている。すっきりとあかぬけている。「―た店内」②はなやかに着かざる。[めかす]③気のきいた文句や冗談を言う。 **じゃれる[戯れる]** [下一]ネコなどが、きげんよくあまえてまつわりつく。「ねこがまりに―」▽「ざれる」の変化した形。 **じゃれん[邪恋]** [名]夫のある女、妻のある男に恋をすること。人の道にはずれた恋。「―を清算する」 **シャワー** 湯や水をじょうろのさきの形をした口から雨のように出す、水浴のための装置。また、そこから出る湯や水。「―を浴びる」[shower] **ジャワげんじん[ジャワ原人]** [名]約七十万年から五十万年前に生息したと考えられる人類。インドネシアのジャワ島で化石が発見された。脳容積は現代人の約三分の二。ピテカントロプス・エレクトス。直立猿人。 **シャン** [形動]美しいようす。また、美人。「バック―(=後ろ姿は美人に見える女性)」▽旧制高校生の用語。シェーン(schön)の変化した形。 **ジャン・クリストフ** 一九一二年。フランス、ロマン・ロランの長編小説。ベートーベンをモデルにした音楽家ジャン-クリストフの生涯をえがき、普仏戦争から第一次世界大戦前夜までの社会・文明・芸術を批判し、真の理想主義精神を説いた。[Jean-Christophe] **ジャングル** 熱帯地方の、木やつる植物などが密生した森林。密林。▽建物などが複雑に密集しているところをたとえてもいう。「コンクリートー(=大都会)」[jungle] **ジャングルジム** 公園などにある、鉄の棒を立体的に組みたてた遊び道具。その上に登ったり、中をくぐったりする。▽商標名。[jungle gym] **じゃんけん[じゃん拳]** [名]手で、紙(ぱあ)・はさみ(ちょき)・石(ぐう)のうちのどれか一つの形をまね、同時に出しあって、「紙」は「石」に勝ち、「石」は「はさみ」に勝ち、「はさみ」は「紙」に勝つとする遊び。▽中国の「両拳」から出たことば。 **しゃんしゃん** ①[副・スル]年をとっても、元気よくてきぱきと動けるようす。②[副]ウマにつけたすずなどが調子よく鳴る音。③大勢の人が手じめをするときの拍手の音。 **じゃんじゃん** ①半鐘を続けて早く鳴らす音。②たて続けにはでにおこなうようす。どんどん。「―飲んでよ」 **シャンソン** フランスの歌謡曲。[chanson] **シャンデリア** 広間などの天井からつるす、洋風の豪華な照明器具。[chandelier] **しゃんと** [副]①姿勢が正しく、元気なようす。「背すじを―のばす」②言動などがきちんと整っているようす。 **ジャンヌ・ダルク** 一四一二ー三一年。フランス農民の娘。百年戦争の後期、祖国を救うように神のお告げを受け、オルレアン開城に成功。のちにイギリス軍にとらえられ、宗教裁判の結果、魔女として火刑に処せられた。のち、聖女に列せられる。「オルレアンの少女」と呼ばれる。[Jeanne d'Arc] **ジャンパー** ①スポーツや作業用の動きやすい上着。ジャンバー。「―姿の若者」②スキーや陸上競技のジャンプ種目の選手。[jumper] **ジャンパースカート** ブラウスなどの上に着る、胸あてや胴着とスカートがつながった服。[jumper skirt] **シャンハイ[上海]** [名]中国、東南部にある港湾都市。中国最大の貿易・商工業都市。 **シャンパン** ぶどう酒の一つ。ブドウの発酵中にできる炭酸をふくむ。シャンペン。▽フランスのシャンパーニュ地方特産であることから。「三鞭酒」と当てる。[champagne] **ジャンプ** [名・スル]①跳びあがること。跳躍。 <605> **シャンプー** [名・スル]①洗髪剤。また、それで髪を洗うこと。[shampoo]②巨大な。「―サイズ」「―宝くじ」[jumbo] **ジャンボ** [形動]①「ジャンボジェット機」の略。②陸上競技の三段跳びの三歩目。「ホップ、ステップ、ー」[jump] **ジャンボリー** 全国的、または国際的なボーイスカウト大会。[jamboree] **ジャンル** 種類。分野。部門。とくに、文学作品や芸術作品の形式などによる区分。「―別に編集した全集」[genre] **しゅ[手]** ①て。②手さきでする仕事・わざ。うでまえ。③みずからすること。④ある仕事や能力をもっている人。⑤やりかた。方法。 **シュ** ①握手[あくしゅ] 挙手[きょしゅ] 千手観音[せんじゅかんのん] ②手芸[しゅげい] 手工[しゅこう] 手術[しゅじゅつ] 手練[しゅれん] 手腕[しゅわん] 妙手[みょうしゅ] ③手記[しゅき] 手兵[しゅへい] ④運転手[うんてんしゅ] 歌手[かしゅ] 助手[じょしゅ] 選手[せんしゅ] ⑤手段[しゅだん] 手柄[てがら] 手取り足取り[てとりあしとり] 素手[すで] 苦手[にがて] 徒手[としゅ] 上手[じょうず] 下手[へた] 右手[みぎて] 左手[ひだりて] 手繰る[たぐる] 手向ける[たむける] 手綱[たづな] 手伝う[てつだう] 手水[ちょうず] **しゅ[主]** ●中心となるもの。おもなるもの。「夏のスポーツは水泳がーとなる」②中心となる人。あるじ。「―の命令に従う」↔従・客・副③キリスト教の神ヤハウェと、その子キリスト。「―イエス・キリスト」④他にはたらきかける側。↔客 **シュ・ス** ①主演[しゅえん] 主義[しゅぎ] 主張[しゅちょう] 主催[しゅさい] 主要[しゅよう] 民主[みんしゅ] ②主君[しゅくん] 主将[しゅしょう] 主人[しゅじん] 貫主[かんしゅ] 亭主[ていしゅ] 坊主[ぼうず] 法主[ほっす] 主観[しゅかん] 主体[しゅたい] ぬし・おも[ぬし・おも] 地主[じぬし] 持ち主[もちぬし] 家主[やぬし] 主[あるじ] 主計[かずえ] 主典[さかん] 主税[ちから] 主殿[とのも] **しゅ[守]** ①他からおかされないようにまもる。↔攻②昔、地方を治めた長官。領主。かみ。 **シュ・ス** ①守衛[しゅえい] 守護[しゅご] 守備[しゅび] 攻守[こうしゅ] 保守[ほしゅ] 留守[るす] ②国守[こくしゅ] 太守[たいしゅ] 鎮守[ちんじゅ] まもる・もり[まもる・もり] お守[まもり] 約束を守[まも]る/子守[こもり] 灯台守[とうだいもり] 守宮[やもり] 薩摩守[さつまのかみ] **しゅ[取]** 手にとる。自分のものにする。↔捨 **シュ** 取材[しゅざい] 取捨[しゅしゃ] 取得[しゅとく] 搾取[さくしゅ] 奪取[だっしゅ] とる[とる] 取るに足りない[とるにたりない] 相手取る[あいてどる] 受取る[うけとる] **しゅ[首]** ●あたま。くび。↔尾。②一番目。また、もっとも中心となる人やもの。③罪を申しのべる。白状する。④和歌や漢詩を数えることば。 **シュ** ①首級[しゅきゅう] 首尾[しゅび] 機首[きしゅ] 絞首刑[こうしゅけい] 船首[せんしゅ] ②首位[しゅい] 首相[しゅしょう] 首席[しゅせき] 首都[しゅと] 元首[げんしゅ] ③自首[じしゅ] くび[くび] 首を縦に振る[くびをたてにふる] 首っ引き[くびっぴき] 首くらべ[くびくらべ] 匕首[あいくち] 首肯[しゅこう] 首途[かどで] 貫首[かんしゅ] 竜頭蛇首[りょうとうだしゅ] **しゅ[酒]** アルコール分をふくんだ飲みもの。さけ。▽「酒[しゃ] (=あらう)」は別字。 **シュ** 酒宴[しゅえん] 酒豪[しゅごう] 酒杯[しゅはい] 飲酒[いんしゅ] さけ・さか[さけ・さか] 酒飲み[さけのみ] 甘酒[あまざけ] 酒蔵[さかぐら] 酒屋[さかや] 御神酒[おみき] 三鞭酒[シャンパン] 濁酒[どぶろく] 麦酒[ビール] 御酒[ごしゅ] 酒造[しゅぞう] 酒司[さけのつかさ] **しゅ[種]** ●植物のたね。また、ものごとが起こるもと。②生物の分類上で、属の下の単位。また、ある共通の傾向や性質をもつもの。「―の起源」「ある―の才能」 **シュ** ①種子[しゅし] 種痘[しゅとう] 種苗[しゅびょう] 育種[いくしゅ] 接種[せっしゅ] ②種目[しゅもく] 種類[しゅるい] 雑種[ざっしゅ] 品種[ひんしゅ] たね[たね] 種明かし[たねあかし] 菜種[なたね] 変わり種[かわりだね] 下種[げす] 仕種[しぐさ] **しゅ[朱]** ●黄色みがかった赤。しゅいろ。「満面に―をそそぐ (=真っ赤になっておこる)」②文章の訂正や添削で書きいれる赤い文字。「―を入れる」③昔の貨幣の単位。一両の一六分の一。 **シュ** ①朱色[しゅいろ] 朱印[しゅいん] 朱肉[しゅにく] 朱墨[しゅずみ] ②朱筆[しゅひつ] 入朱[いれずみ] あけ[あけ] 朱雀門[すざくもん] 朱欒[ザボン] 朱鷺[とき] **しゅ[狩]** 鳥やけものをかりたててつかまえる。かり。 **シュ** 狩猟[しゅりょう] かる・かり[かる・かり] うさぎを狩[か]る/狩りに行く[かりにいく] 桜狩[さくらがり] 狩衣[かりぎぬ] 狩人[かりゅうど] **しゅ[殊]** ●ふつうとはちがっている。②特別すぐれている。 **シュ** ①殊異[しゅい] 殊俗[しゅぞく] 殊遇[しゅぐう] 殊勲[しゅくん] 殊勝[しゅしょう] ②特殊[とくしゅ] こと[こと] 殊更[ことさら] 殊の外[ことのほか] <606> **じゅ[珠]** アコヤガイなどからとれる、まるいたま。しんじゅ。また、真珠のようにまるいもの。 **シュ** 珠玉[しゅぎょく] 珠算[しゅざん] 宝珠[ほうじゅ] 数珠[じゅず] 珠簾[しゅれん] たま[たま] **しゅ[趣]** ●心が向かうところ。ねらい。わけ。②おもむき。あじわい。おもしろみ。 **シュ** ①趣意[しゅい] 趣向[しゅこう] 趣旨[しゅし] ②趣味[しゅみ] 興趣[きょうしゅ] 詩趣[ししゅ] 情趣[じょうしゅ] 野趣[やしゅ] おもむき[おもむき] 趣のある庭[おもむきのあるにわ] **しゅ[須]** ●必要とする。もちいる。②わずかのあいだ。③漢文で、「すべからク〜ベシ」と再読し、「・・・しなければならない」という意味をあらわす。④仏教関係のことばの音訳にあてる字。 **シュ・ス** ①須要[しゅよう] 必須[ひっす] ②須臾[しゅゆ] 須弥山[しゅみせん] 須弥壇[しゅみだん] すべからく[すべからく] 須く努力すべし[すべからくどりょくすべし] **しゅ[修]** 「しゅう」 **しゅ【主/朱/種】** ↓漢字項目を見よ。 **しゅ【首】** →漢字項目を見よ。 **じゅ[受]** うける。うけとる。うけいれる。↔授 **ジュ** 受験[じゅけん] 受賞[じゅしょう] 受章[じゅしょう] 受諾[じゅだく] 受容[じゅよう] 受領[ずりょう] 甘受[かんじゅ] 感受性[かんじゅせい] 傍受[ぼうじゅ] うける・うかる[うける・うかる] 電話を受ける[でんわをうける] 郵便受け[ゆうびんうけ] 受付[うけつけ] 試験に受かる[しけんにうかる] 受領[ずりょう](=国守) **じゅ[授]** あたえる。さずける。さずかる。↔受 **ジュ** 授業[じゅぎょう] 授受[じゅじゅ] 授乳[じゅにゅう] 授与[じゅよ] 伝授[でんじゅ] さずける・さずかる[さずける・さずかる] 賞状を授ける[しょうじょうをさずける]/子宝を授かる[こだからをさずかる] **じゅ[樹]** ●立ち木。②うちたてる。 **ジュ** ①樹木[じゅもく] 樹林[じゅりん] 樹齢[じゅれい] 街路樹[がいろじゅ] 針葉樹[しんようじゅ] ②樹功[じゅこう] 樹立[じゅりつ] き[き] 公孫樹[いちょう] 覇王樹[サボテン] 樹懶[なまけもの] **じゅ[寿](壽)** ①ながいき。②とし。いのち。③いわう。ことほぐ。 **ジュ** ①寿福[じゅふく] 寿老[じゅろう] ②寿命[じゅみょう] 喜寿[きじゅ] 長寿[ちょうじゅ] 天寿[てんじゅ] 白寿[はくじゅ] ③賀寿[がじゅ] ことぶき[ことぶき] 寿を重ねる[ことぶきをかさねる] 寿ぐ[ことほぐ] 恵比寿[えびす] 寿司[すし] 寿詞[よごと] **じゅ[需]** 必要とする。もとめる。 **ジュ** 需給[じゅきゅう] 需要[じゅよう] 軍需[ぐんじゅ] 内需[ないじゅ] 必需[ひつじゅ] もとめる[もとめる] **じゅ[儒]** ●学者。②孔子の教え。また、孔子を祖とする学派。③みじかい。よわい。 **ジュ** ①碩儒[せきじゅ] 大儒[たいじゅ] ②儒学[じゅがく] 儒教[じゅきょう] 儒者[じゅしゃ] 焚書坑儒[ふんしょこうじゅ] ③侏儒[しゅじゅ](=こびと) **しゅい[主意]** [名]①おもな意味やねらい。[主旨]②理性(知性)や感情よりも意志を重んじること。「―主義」↔主知・主情 **しゅい[首位]** [名]いちばん上の地位。一位。「―を独走するチーム」「―に立つ」 **しゅい[趣意]** [名]目的。ねらい。「編集―書」 **しゅいん[主因]** [名]おもな原因。「―をさぐる」[要因][副因] **しゅいん[朱印]** [名]朱肉でおしたはんこ。 **しゅいんせんぼうえき[朱印船貿易]** [名]一六世紀末から一七世紀前半の、豊臣秀吉や徳川将軍などの許可状(=朱印状)を持つ船(=朱印船)による貿易。中国や東南アジア諸国を相手に、生糸・絹織物・砂糖を輸入し、銀・銅などを輸出した。 **しゅう【私有】** [名]公共のものではなく、個人が所有していること。「―財産」「―地」→国有・公有 **しゅう【師友】** [名]先生と友人。また、先生として尊敬するほど教えられることの多い友人。 **しゅう【雌雄】** [名]①めすと、おす。「―を見分ける」②かちまけ。優劣。「―を決する」 **しゅう[収](收)** ●手もとにとりいれる。おさめる。②かねがはいること。↔支③ひきしまる。ちぢまる。 **シュウ** ①収穫[しゅうかく] 収納[しゅうのう] 収録[しゅうろく] 回収[かいしゅう] 吸収[きゅうしゅう] 没収[ぼっしゅう] ②収益[しゅうえき] 収支[しゅうし] 収入[しゅうにゅう] 減収[げんしゅう] 年収[ねんしゅう] ③収縮[しゅうしゅく] 収束[しゅうそく] おさめる・おさまる[おさめる・おさまる] 効果を収める[こうかをおさめる]/腹の虫が収まらない[はらのむしがおさまらない] **しゅう[州]** ①川の中にできた島。なかす。②大陸。③昔、政治の上で区切ったそれぞれの地域。 <607> シュウ ①アジア州 欧州”六大州 ③上州 甲州 信州[毙]”④州政府 カリフォルニア州[しかっ] 砂州三角州[だんかく] 中州[か] **しゅう[周]** [周周周周] 口・5画 全8画 ●ひとまわりする。また、まわる回数。②もののまわり。③いきとどく。 シュウ ①周期[しゅ],周年[炒],周遊,世界一周["] ②周囲[喘],周辺[怂],円周[読]”③周知[しゅち] 周密”,用意周到[ぃがとう] まわり 池の周[ょぉ]り 周[まわ]りの人 周[ぁまぁ]く 周[ぁ]くる 周章[ぁぁ]てる **しゅう[週]** [週週週週] 日曜日から土曜日までの七日間をひとまわりとした単位。「一[四○]時間働く」 シュウ 週間[紛],週刊誌[しゅうかん]週番[恐],週末, 週[ぐる] **しゅう[宗]** [宗宗宗宗] ・5画 全8画 [日]〔シュウ〕神や仏の教え。また、それを信仰する集まり。「―を立てる」 [目]〔ソウ〕①本家。集団のおおもと。また、そのいちばん上に立つ人。②先祖。 シュウ 宗教宗派[比]改宗 禅宗 ソウ □①宗家,宗匠”②宗廟[ちり] 祖宗[そり] 宗[むね] **うしゅう[拾]** [拾捡拾拾] ■[シュウ]落ちているものを手にとる。とりあつめる。ひろう。 [棄捨] [目]〔ジュウ〕領収書や証書などで、「十」の代わりに使う字。 シュウ 拾遺[ゅう]拾得;収拾[し5] ジュウ [目]金拾万円也[さんじゅうまんえん] ひろう 財布[ぃ]を拾[ぃぅ]う命拾[紛ちい] 寒山拾得(人名) **しゅう[秋]** [秋秋秋秋] [特] ●四季の、あき。九月から一一月まで。 [春]と[しつき]。 シュウ 秋季[ゅう]秋分[秘],秋冷[悶],麦秋立秋[一日]千秋[趁]春秋[ゆん] あき 秋[ぁき]の七草 秋雨[隷] 秋晴[はきれ] 危急存亡[5]の秋[とき]秋刀魚[さんま]秋桜[じゅう] **しゅう[修]** [修修修修] イ・8画 全10画 美しくかざりととのえる。②建物や機械などをなおす。③学問や道徳などを学んで身につける。④書物をつくる。 シュウ・シュ ①修辞,修飾 ②修正,修繕[炒],修理[しゅら]改修 補修[ゅう] ③修学 修業修了必修[いう]履修[いゅう]/修行[ば] 修験道[ゅげん]④修史[しゅぅ]監修[いう] おさめる・おさまる 学業を修[ぉき]める/素行が修[ぁさ]まる **しゅう[終]** [終終終終] 糸・5画 全11画 ①おしまいになる。 [始] ②おわりまで、ずっと。 シュウ 終結,終電車[じゃ]終了 最終回 臨終[り]②終日終身,終生[ゆり] おわる・おえる 会議が終わる/仕事を終[お]える 終[しょう] 終[っ]いに終日[ひねもす]一[蕊]」終夜[統ら]「ながら **しゅう[習]** [習習習習] 羽・5画 全11画 ①くりかえし、ならう。②昔からくりかえされてきたこと。ならわし。 シュウ 習字,習熟習得[福],学習[の]練習[♪]”②習慣[黜],習性[悶],習俗[移],因習[しゅ]風習[いう] ならう 習[なら]うより慣れろ習[なら]わし お温習[さらい]復習[もう]近習[誌] **しゅう[就]** [就就就就] 尢・9画 全12画 ■[シュウ]あることを始める。とりかかる。 [目]〔ジュ〕なる。ものごとをなしとげる。 シュウ 就学,就職就寝,就任[怂], ジュ 成就 つく・つける 帰途に就[っ]く/役に就[っ]ける ●就中[なかんずく]毛利元就[り](人名) **しゅう[衆]** [衆衆衆衆] 血・6画 全12画 ①多い。多くの人々。「[D]鳥[あい]のー」「―に先んずる」②多くの人を敬ったり親しんだりして呼ぶことば。「村の―」「皆の―」③「衆議院」の略。 シュウ 衆愚,衆知,衆望[赐],衆目[钻],聴衆民衆”③衆参両院 シュ 衆生”衆法 ②女子衆。若衆 下衆衆多 衆を頼[たの]む同じ考えの仲間がたくさんいることをたよりにする。 **しゅう[集]** [集集集集] 佳・4画 全12画 ◎多くの人やものが、一つのところに寄りあう。 [散] ②詩歌[ぃ]や文章などをあつめてつくった書物。「家[か]のー」 <608> シュウ 集会,集合,集団[愁],採集[♪] 収 集[だく]集[だか]る集会[しゅ]物集[もずめ](姓氏) 文集 集歌集[いゅう]詩集[いゅう]選集全集 あつまる・あつめる 寄り集[ぁっ]まる/同情を集[ぁっ]める つどう 同級生が集[っ]とう 青少年の集[っぽ]い **しゅう[囚]** [囚<<<] 人をとらえて囲いの中に閉じこめる。とらわれびと。とりこ。 シュウ 囚人,死刑囚[紫]俘囚[ぃゅう]未決囚[ほら] 幽囚[いう]虜囚[いう] 囚[とら]われる囚[とりこ] 囚人[めしゅうど] **しゅう[舟]** [舟舟舟舟] 舟・0画 全6画 こぶね。 [類]船[519] シュウ 舟運[鶏],舟航 ,舟艇,軽舟”孤舟[に] 呉越同舟[いゆう] ふね・ふな 渡りに舟[ょね] 小舟[ぶね]湯舟/舟歌[絵] 舟底 舟宿 **しゅう[秀]** [秀秀秀秀] 禾・2画 全7画 ぬきんでて、すぐれている。また、すぐれた人。▽イネ(=禾)がすっと長くのびでる意味。 シュウ 秀逸秀才[俊秀]優秀[う] ひいでる 一芸に秀[ぃぃ]でる 秀[つ]枝 **しゅう[臭](臭)** [臭臭臭臭] 自・3画 全9画 いやなにおい。また、そういう感じがするようす。 シュウ 臭気[も]悪臭[う]俗臭[う] 体臭[う] くさい 臭[くき]い物に蓋生臭[い] 腋臭 **しゅう[愁]** [愁愁愁愁] 心・9画 全13画 ものさびしくて、心がしずむ。うれい。 シュウ 愁傷愁嘆[怂],愁眉[ゅぅ]哀愁[う]郷愁[しゅう]旅愁[いう] うれえる・うれい 孤独を愁[ぅぇ]える/春の愁[ちゃ]い **しゅう[酬]** [酬酬酬酬] 酉・6画 全13画 お返しする。むくいる。 シュウ 応酬献酬 報酬[りよ] 酬[むく]いる **しゅう[醜]** [醜醜醜醜] 酉・10画 全17画 見た目や心、おこないがきたない。みぐるしい。 [美] シュウ 醜悪醜態,醜聞[灬]美醜[じゅう] みにくい 醜[みにく]い争い 醜名醜女 **しゅう[襲]** [襲襲襲襲] 衣・16画 全22画 ◎不意討ちにする。おそう。②そのまま、あとをうけつぐ。おそう。 シュウ 襲撃,襲来,逆襲空襲[い炒り] 襲名,因襲[いう]世襲[いゅう]踏襲[いう] おそう 敵を襲[ぉぞ]う父の跡[ぁと]を襲[ゃ]そう 襲[かさね]の色目〝熊襲 **しゅう[柊]** [柊柊柊柊] 木・5画 全 植物のヒイラギ。 **しゅう[洲]** [洲洲洲洲] ●川の中の島。なかす。②大陸。くに。▼多く、「州」に書きかえる。 シュウ 洲島,②欧洲五大洲[だい] 砂洲三角洲[さんかく] **しゅう[脩]** [脩脩脩脩] イ・9画 全11画 ●ほし肉。②ながい。③おさめる。▼多く、「修」に書きかえる。 シュウ 束脩酒脩脩竹,脩路[ひゅら] ③脩身[心] **しゅう[萩]** [萩萩萩萩] 植物のハギ。▽「荻[き](=おぎ)」は別字。 はぎ 萩野山萩 **しゅう[祝]** →「しゅく」 **しゅう[執]** 「しつ」 **しゅう【州/宗/週/衆/集】** [名]↓漢字項目を見よ。 **じゅう【自由】** [名][形動]人間として自分で責任をもって考えたり味わったりする思想と精神の働き。他から何らかの条件をつけられることがないこと。社会的には、契約[惣]を結び、財産をもち、企業をおこし、集会や結社をもつことに何の条件もないこと。ただし、人間には絶対的な自由はない。「言論の―」「[V]―闊達[?]」「―奔放」 **じゅう【事由】** [名]出来事の理由。わけ。「明確な―を述べよ」 **じゅう[+]** [+] ①とお。十番目の。▽重要な書類では書きかえを防ぐため「拾」を使う。②すっかりそろっていて完全なこと。 ジュウ・ジッ 十月,十字架[ゅうに]十人十色[赐], 十文字[比ゅうもん]/十進法[影]《十中八九がつく十全[愁],十分 <609> とお・と 十日/十重[十六夜]いざよい五十路十八番[は]十姉妹[まっ]十露盤 *二十[はたち] *二十日三十[一文字笑]ひと **じゅう[住]** [住住住住] イ・5画 全7画 その場所にとどまって生活する。すむ。また、すむ家。 ジュウ 住居[誌],住所,住宅[蕊],住民[怨],衣食[信じゅう] すむ 住めば都[みゃと]部屋住[私ゃみ] すまう 団地に住[ま]う仮住まい 住処[住吉]一笈 千住(地名) **じゅう[重]** [重重重重] 里・2画 全9画 [特] ①めかたがおもい。おもさ。②おもおもしい。落ち着いている。③程度がひどい。はなはだしい。だいじにする。おもんじる。◆ [軽] ⑤かさなる。また、重なりを数えることば。「五ーの塔[と]」 [類]複 ⑥「重箱」の略。「おー」「うな―」 ジュウ ①重圧”,重量,重力体重比重[いゅう]②重厚,③重罪,重傷重税,重大,厳重[説]』④重視[にゅぅ]重点[え] 重要,⑥重奏[愁],重箱多重[にゅう] チョウ ①軽重[訟]”②慎重[핬]”④重宝[踪],貴重[談よう] 尊重[熱]”丁重[なり]⑤重複[いら] 九重[にこの]羽二重[ょを]八重桜[』] おもい 責任が重[も]い身重[も] かさねる・かさなる 月日を重[かさ]ねる 重[かさ]ね着/折り重[かさ]なる 重傷[》]*十重二十重[になん] **じゅう[従](從)** [従従徙従] ①あとにつきしたがう。ついていく。②逆らわずに言うことをきく。③中心となるものに、ついていること。 [主] ④仕事などにつく。 [圏]就 ⑤以前からずっと。◎ほしいまま。 [類]縦[たて]。[回]漢文で、「よリ」と読む助字。 ジュウ ②従軍[碼],従属[移],随従[誌]”②従順[忍従]服従盲従 ③従犯[贱],従者,侍従[いじゅう]主従[う]従業員[ゅうぎょう] ⑤従事[にゅぅ]専従[崴]”⑤従前[悶],従来[悶];⑥放従[う](おう) ジュ・ショウ ③従三位[瑟]”/②従容,追従[いり](%)合従連衡[んしょう] したがう・したがえる 規則に従[したが]う/部下を従[したが]える 従兄弟[ぃと]従姉妹[ぃとと]従者 **じゅう【縦】(縦)** [縦縦縦縦] 糸・10画 全16画 たて。↔ [横] ②自由に、したいようにする。 [類]従 ③漢文で、仮定の助字。「たとイ」と読み、「かりに・・・としても」という意味。 ジュウ 縦横,縦走[弱],縦隊[蕊],縦断[愁],②縦覧操縦放縦[5] たて 縦糸縦書き縦社会[かい] 縦[ほしいまま]縦合[たとい] **じゅう[汁]** [汁汁汁汁] ・2画 全5画 液体。しる。つゆ。 ジュウ 一汁一菜花果汁[びゅう] 苦汁[じゅう] 胆汁[う] 墨汁[う] しる うまい汁[を]吸う搾[しぼ]り汁[じる]汁粉。 灰汁[ぁく] **じゅう【充]** [充充充充] 儿・4画 全6画 ①なかみがいっぱいになる。みちる。②たりないとこを補う。あてはめる。 ジュウ ①充実[瑙],充足[愁],充分[焉],充满[悲],拡充[いう]②充填[碼];充当[弱],補充[ゅう] あてる 生活費に充[あ]てる **じゅう[柔]** [柔柔柔柔] 木・5画 全9画 しなやかで、やわらかい。 [類]軟 [剛ぅ]②心がおだやかで、やさしい。③ものやわらかで、弱々しい。やわらげ、手なずける。 ジュウ・ニュウ ①柔軟[怨],柔毛。②柔順[蹣]/柔和[水],③優柔不断[だ]/柔弱懐柔[かい] やわらか・やわらかい 柔[ゃゃ]らかな身のこなし/人当たりが柔[ゃゃ]らかい 柔[ゃわら] 柔よく剛[ど]を制す しなやかでやわらかいものが、かえってかたくて強いものに勝つ。 **じゅう[渋](澁)** [渋渋渋渋] ・8画 全11画 ①すらすらと進まないこと。②しぶい味がするようないやな感じ。 ジュウ [特] 渋滞[灬],晦渋”難渋[跷]”②渋面[怨],苦渋[じゅう] しぶ・しぶい・しぶる 柿渋渋皮[誌]/渋[しょ]い顔/返事を渋[しょ]る **じゅう[銃]** [銃銃銃銃] 金・6画 全14画 弾丸焼を発射する小型の武器。てっぽう。かぞえ方挺[ちよら] ジュウ 銃撃銃弾[愁],拳銃猟銃[銃先]短銃[以] **じゅう【獣】(獣)** [獣獣獣獸] <610> **じゅう[拾]** 「しゅう」 **じゅう【十/住/重/従/銃】** ↓漢字項目を見よ。 **シュヴァイツァー** 一八七五ー一九六五年。フランスの哲学者・神学者。一九一三年、医者としてアフリカにわたり、医療と伝道に生涯をささげた。バッハの研究者、オルガンの演奏家としても有名。ノーベル平和賞受賞。シュバイツァー。[Albert Schweitzer] **しゅうあく[醜悪]** [形動]ひどくみにくくて、不快感を与えるようす。「―な顔つき」「―な争いごと」 **じゅうあつ[重圧]** [名]強い力でおさえつけること。重い圧力。プレッシャー。「責任の―にたえる」 **しゅうい[周囲]** [名]もののまわり。また、まわりをとり囲む人々。「太い幹の―」「―の目を気にする」 **しゅうい[拾遺]** [名・スル]とり残されたものを拾って補うこと。「―集」 **じゅうい[獣医]** [名]ペットや家畜などのけがや病気を治療する医者。 **じゅういし[自由意志]** [名]他人からおしつけられることなく、自分で決めた考え。「―にまかせる」 **しゅういつ[秀逸]** [形動]ほかのものと比べて、とくにすぐれていること。とくにすぐれたもの。「―なできばえ」 **じゅういつ[充溢]** [名・スル]満ちあふれていること。「気力がーする」 **しゅういわかしゅう[拾遺和歌集]** [作品名]一〇〇五年ころ。花山院の撰か。第三の勅撰和歌集。拾遺集。一三五〇余首。二〇巻。 **しゅういん[衆院]** [名]「衆議院」の略。 **しゅうう[秋雨]** [名]秋に降る雨。「あきさめ」とも。↔春雨 **しゅろう[驟雨]** [名]とつぜん降りだしてすぐにやむ雨。夕立など。[にわか雨]▽「驟」は、ウマが速く走ること。 **しゅうえき[収益]** [名]事業などでおさめた利益。もうけ。「下半期は―が上がった」 **しゅうえき[就役]** [名・スル]役務に就くこと。業務に就くこと。[就業] **しゅうえん[終演]** [名・スル]演劇などで、その日の上演や上演期間が終わること。↔開演 **しゅうえん[終焉]** [名]命を終えること。臨終。最期。「―の地」 **じゅうおう[縦横]** [名]①たてと、よこ。また、東西南北。「―に走る道路」②思いのままにすること。自由自在。「―に動く」「―無尽」 **じゅうおうむげ[縦横無礙]** [四漢]自由自在で、なんのさまたげもないこと。「―に動きまわる」▽「礙」は、さしさわりのこと。 **じゅうおうむじん[縦横無尽]** [四漢]自由自在に、思うぞんぶん動くこと。「―の活躍」 **しゅうおんらい[周恩来]** [人名]一八九八ー一九七六年。中国の政治家。日本留学後、国共合作や抗日運動に尽力し、毛沢東を助けて中華人民共和国成立後は、総理など要職を歴任。 **しゅうか[秀歌]** [名]すぐれた和歌。 **しゅうか[集荷・蒐荷]** [名・スル]各地の産物などを市場に集めること。また、各地から集めたもの。 **しゅうか[集貨]** [名・スル]貨物や商品などを集めること。また、集めた貨物や商品。 **しゅうか[衆寡]** [名]多人数と少人数。 **しゅうかい[集会]** [名・スル]大勢の人々が同じ目的のために一定の場所に集まること。その集まり。「―を開く」[会合] **しゅうかい[醜怪]** [形動]顔かたちや心などが、ぞっとするほどみにくいようす。「―な容貌」 **しゅうかいどう[秋海棠]** [名]シュウカイドウ科の多年草。高さ約六〇センチで、葉はハート形。初秋に、うす紅色の花が咲く。 **じゆうかかく[自由価格]** [名]「市場価格」に同じ。 **じゆうかがくこうぎょう[重化学工業]** [名]重工業と化学工業を合わせた呼び方。石油化学・紙パルプ業など。 **しゅうかく[収穫]** [名・スル]①農産物のとりいれ。「米の―高」②何かをしてえた、よい結果。「研修の―」 **しゅうかく[収獲]** [名]狩りや釣りのえもの。 **しゅうかく[臭覚]** [名]においを知る感覚。「犬は―がするどい」▽もと、「嗅覚」から出たことば。 **しゅうがく[修学]** [名・スル]学問を身につけるために勉強すること。「―資金」「―旅行」 **しゅうがく[就学]** [名・スル]学校、とくに小学校にはいること。「―年齢に達する」 **じゆうがた[自由形]** [名]水泳競技で、泳ぎかたに制限がないもの。ふつう、クロールで泳ぐ。フリースタイル。 **じゆうかったつ[自由闊達]** [四漢]なにごとにもこだわらず、思いのままにのびのびとしていて、度量の大きなようす。 **しゅうかん[収監]** [名・スル]刑務所や拘置所に収容すること。 **しゅうかん[週刊]** [名]新聞や雑誌などを、定期的に毎週一回発行すること。「―誌」 **しゅうかん[週間]** [名]①日曜日から土曜日までの一週間。「天気の―予報」②特別の行事がある七日間。「読書―」「愛鳥―」 **しゅうかん[習慣]** [名]①いつもその人がきまってすること。「早起きの―」[癖]②その地方で、古くからくりかえしおこなわれ、きまりになったやりかた。しきたり。ならわし。「土地の―に従う」 <611> >つかいわけ 風俗・風習・慣習・伝統ほか 「風俗」は、時代や社会とともに変わっていく衣食住の変化などのありさま。「明治の風俗」。「風習」は、その地方の人々が守っている独自のしきたり。「現地人の食事には、独特の風習が見られる」。「慣習」は、その社会でしきたりとして人々に強制的な力のある行動のしかた。「世の慣習に従う」。「習慣」は、個人がいつもくりかえしているおこないをいうことが多い(ただし、時には社会の慣習と同じに使われる例もある)。「夜ふかしの習慣」。昔から伝えられてきて、価値のあることとして受けつがれるものが「伝統」。「伝統工芸」。「因習」は、社会生活の進みかたには、すでに合わなくなっているのに、単に古いことだからだいじだとして守られている生活上のしきたり。「因」は重ねて動かないという意味。「因習を打破する」。 **しゅうかん【重患】** 重い病気。また、重病人。「―で面会謝絶」 **じゅうかん【縦貫】** 縦につらぬくこと。南北に走ること。「中国—道路」 **しゅうき【周忌】** [「~周忌」の形で」人の死後、毎年めぐってくる命日の回数をあらわすことば。死んだ次の年は一周忌だが、その次の年からは三周忌などと数え年でいう。 **しゅうき【周期】** きまった運動や変化をくりかえすとき、ひとまわりするのにかかる時間。「三年を―とする」「元素の―律」 **しゅうき【臭気】** くさいにおい。 **しゅうき【秋気】** 秋らしいけはい。また、秋の澄んだ空気。 **しゅうき【秋季】** 秋の季節。「―運動会」 **しゅうき【秋期】** 秋の期間。「―講習」 **しゅうき【終期】** 終わりの時期。末期。↔始期 ②法律で、法律行為にの効力のなくなる時期。 **しゅうぎ【祝儀】** 祝いの儀式。結婚式など。→不祝儀 ②祝う気持ちをあらわしておくる金品。「―ぶくろ」 ③チップ。こころづけ。「―をはずむ」 **しゅうぎ【衆議】** 多くの人の話しあい。「―一決」 **じゅうき【×什器】** 日常、家庭で使う家具・道具類をまとめていうことば。「―類をとりそろえる」 **しゅうぎいっけつ【衆議一決】** 多くの人が集まって相談した結果、みんなの意見が一つにまとまること。全員一致 **しゅうぎいん【衆議院】** 参議院とともに国会を構成する議院。衆議院議員は、任期四年で国民の投票で選ばれる。衆院。 **しゅうきゅう【週休】** 一週ごとにきまって設けられた休日。「―二日制」 **しゅうきゅう【週給】** 一週ごとにしはらわれる給料。「―制で給料をもらう」 **しゅうきゅう【×蹴球】** サッカー・ラグビー・アメリカンフットボールなどのこと。とくに、サッカーをさす。古い言い方。 **しゅうきょ【住居】** 人の住んでいる場所や家。「―表示が変わる」 >つかいわけ 住まい・住みか・住宅・住居 「住まい」は、改まった言い方で、住んでいる家。「いいお住まいですね」。「住みか」は、古い言い方で、住む場所。「住みかを探す」。「住宅」は、家族が住むための建造物。「住宅地」。「住居」は、住んでいる場所。その家。「小田原に住居を構えた」。 **しゅうきょう【宗教】** 神などの絶対的な力のあるもの、またはその他の神聖とされるものの力を信仰していとなむ行事や教えの体系。万物に霊魂があるとする原始的なものからはじまり、一神教・多神教などがある。現在は、キリスト教・イスラム教・仏教が世界的。 **しゅうぎょう【修業】** 学問や技芸を習いおさめること。「―期間」「―証書」→「しゅぎょう」も見よ。 **しゅうぎょう【終業】** その日の仕事を終えること。 ②学校で、その学期を終えること。「―式」↔始業 **しゅうぎょう【就業】** 業務に就くこと。「―規則」 **じゆうぎょう【自由業】** 会社勤めのように勤務時間や雇用契約にしばられないで、個人で独立して働く職業。医者・弁護士・作家など。 **じゅうぎょういん【従業員】** その店や会社で業務に就いている人。「―食堂」 **しゅうきょうかいかく【宗教改革】** 一六世紀、免罪符などを発行したカトリック教会の腐敗に対し、ルターやカルビンが始めた反カトリック運動。「聖書」を重んじ、信仰によってのみ救われるとして、プロテスタント(=新教)を生んだ。ヨーロッパ近代社会の形成に大きな影響をあたえた。 **しゅうきょうさいばん【宗教裁判】** 中世ヨーロッパで、おもにローマカトリック教会が異端者を発見し、処罰するためにおこなった裁判。 **じゆうきょうそう【自由競争】** 国家が経済活動を調整するのではなく、市場において個人や民間企業よりが自由に利潤を追求する競争。資本主義自由経済の基本概念。 **しゅうきょく【終曲】** 交響曲・ソナタ・組曲などの最後の楽章。フィナーレ。 **しゅうきょく【終局】** 事件のきまりがつくこと。「戦争の―」 ②囲碁の打ちおわり。将棋の指しおわり。 **しゅうきょく【終極】** ものごとのいちばん終わり。「―の目的」 **しゅうきょく【×褶曲】** 地殼運動により、地層 <612> **しゅうきん[集金]** [名]かねを集めること。また、集めたかね。「―日」 **じゅうきんぞく[重金属]** [名]比重が四あるいは五以上の金属の呼び名。鉄・銅・なまり・金・銀など。「―工業」↔軽金属 **じゅうく[重苦]** [名]たえがたい苦しみ。「―にあえぐ人々」「三―」 **しゅうぐせいじ[衆愚政治]** [名]大勢のおろかな人々が集まってする政治。民主主義政治をあざけっていうことば。 **ジュークボックス** 硬貨を入れてボタンをおすと、自分の選んだレコードがかかる装置。自動演奏装置。[jukebox] **シュークリーム** 小麦粉・卵などをまぜて中を空洞に焼きあげた皮の中に、クリームを入れた洋菓子。▽クリーム入りキャベツという意味。[chou à la crème] **じゅうぐん[従軍]** [名・スル]軍隊に従って戦地に行くこと。「―看護婦」「―記者」 **しゅうけい[集計]** [名・スル]それぞれに集めた数値を合計すること。「テストの―」「投票の―結果」 **じゅうけい[重刑]** [名]重い刑罰。「―を科す」 **じゅうけい[従兄]** [名]年上の男のいとこ。↔従弟 **じゆうけいざい[自由経済]** [名]国家の規制などを受けずに、個人や私企業が自由競争にまかせる経済のしくみ。↔統制経済 **じゅうけいてい[従兄弟]** [名]男のいとこ。↔従姉妹 **しゅうげき[襲撃]** [名・スル]不意におそいかかること。「敵の―を受ける」 **じゅうげき[銃撃]** [名]小銃・機関銃などで敵を撃つこと。「―戦」 **しゅうけつ[終結]** [名・スル]長く続いていたものごとの終わり。また、決着がつくこと。「革命が―する」「妹―」 **しゅうけつ[集結]** [名・スル]一か所に集めること。また、集まって結束すること。「漁船が港に―する」 **じゅうけつ[充血]** [名]からだの一部分に動脈の血が異常に多く集まること。「目が―する」 **しゅうげん[祝言]** [名]「結婚式」の古い言い方。「―を挙げる」 **じゆうけん[自由権]** [名]個人が、自分の意思によって行動し、みだりにほかから束縛されない権利。憲法で保障される生命や身体の自由・集会や結社の自由・思想や言論の自由など。 **じゅうけん[銃剣]** [名]①銃と剣。②小銃のさきにつける短い剣。また、それをつけた小銃。「―術」 **じゅうげん[重言]** [名]同じことをくりかえして言うこと。また、同じ意味や同じ文字を重ねたことば。たとえば、「むやみやたら」「好き好む」「被害を被る」「堂々」など。「じゅうごん」とも。 **じゅうご[銃後]** [名]直接戦場で戦わない一般国民。「―の守り」▽戦場の後方という意味。 **しゅうこう[周航]** [名・スル]船で各地をめぐること。「世界の旅に出る」 **しゅうこう[就航]** [名・スル]船・飛行機などが、はじめて航海したり飛んだりすること。航路に就くこと。「原子力船がーする」 **しゅうこう[修好・修交]** [名]国と国とが貿易をしたり、文化を交流したりすること。「―条約」 **しゅうごう[集合]** [名・スル]①一か所に集まること。「―住宅」「六時に―する」②[名]数学で、ある特定の条件に合うものの集まり。 **じゅうこう[重厚]** [形動]重々しく深みがあるようす。「―な性格」「―な構成」↔軽薄 **じゅうこう[銃口]** [名]銃の筒のさきの、弾の出る口。「―を向ける」 **しゅうこういっち[衆口一致]** [四選]多くの人の言うことが同じになること。「―の定説」 **じゅうこうぎょう[重工業]** [名]鉄や船・車・飛行機など、重くて大きなものをつくる工業。↔軽工業 **じゅうこうちょうだい[重厚長大]** [四漢]おもい・あつい・ながい・おおきいの四語を一つにまとめた言い方。「造船は―型産業である」→軽薄短小 **じゅうごや[十五夜]** [名]陰暦で、毎月一五日の満月の夜。とくに、陰暦八月一五日の月を「仲秋の名月」「芋名月」と呼んで月見をする。 **しゅうごろし[主殺し]** [名]主人や主君を殺すこと。また、殺した者。 **じゅうこん[重婚]** [名・スル]配偶者があるのに、別の人と結婚すること。二重結婚。▽刑法上、重婚罪となる。 **しゅうさ[収差]** [名]レンズや反射鏡などでつくられる光の像が、ぼやけたりゆがんだりする現象。 **ジューサー** 野菜やくだものをすりつぶし、ジュースをつくる器具。「―にかける」[juicer] **しゅうさい[収載]** [名・スル]文章や作品を本や雑誌にのせること。[収録・掲載] **しゅうさい[秀才]** [名]学業成績のひいでた、すぐれた頭脳の持ち主。「本校一の―」[俊才・英才] **じゅうざい[重罪]** [名]重い罪。「―を犯す」[大罪] **しゅうさく[秀作]** [名]すぐれた作品。傑作。「日本映画の―」 **しゅうさく[習作]** [名・スル]練習・訓練のために作品をつくること。また、その作品。エチュード。 <613> **しゅうさつ[集札]** [名・スル]駅などで乗客の切符を集めること。「―掛」 **じゅうさつ[銃殺]** [名・スル]銃で撃ちころすこと。「―刑」 **しゅうさん[集散]** [名]ものや人が集まったり、散ったりすること。「―地(=生産物を集め、消費者へ出荷する土地)」「離合―」 **じゅうさんや[十三夜]** [名]陰暦で、毎月一三日の夜。とくに、陰暦九月一三日の夜。十五夜に次いで月が美しいとされ、枝豆やクリを供えたことから「豆名月」「栗名月」とも呼ぶ。 **しゅうし[収支]** [名]収入と支出。はいってくるかねと、出ていくかね。「―決算」 **しゅうし[宗旨]** [名]①その宗派の中心となる教え。②その人の信仰する宗派。③それぞれの人が正しいと考えている、主義・主張・好み・趣味。「―を変える」 **しゅうし[修士]** [名]大学院に二年以上在学して、論文の審査に合格した人が受ける学位。マスター。「―論文」 **しゅうし[終止]** [名・スル]おわること。おわり。 **しゅうし[終始]** [名]①はじめから終わりまで。そのあいだ、ずっと。「―一貫」②「~に終始する」の形で」はじめから終わりまで同じ状態である。「味方チームの攻勢に―した」 **しゅうじ[修辞]** [名]ことばをたくみに使って、じょうずに美しく表現すること。レトリック。「―法」 **しゅうじ[習字]** [名]文字の書きかたを習うこと。おもに毛筆をいう。てならい。「ペンー」[書道] **じゅうし[自由詩]** [名]伝統的な形式にとらわれない自由な詩。日本では、とくに五音と七音をくりかえすリズムにしばられない詩。↔定型詩 **じゅうし[重視]** [名・スル]あることがらをたいせつだとして重く見ること。「自主性を―する」→軽視 **じゅうじ[住持]** [名]寺の主人である僧。住職。 **じゅうじ[従事]** [名・スル]その仕事にたずさわること。「農業に―する」 **しゅうしいっかん[終始一貫]** [四圏]はじめから終わりまで態度や行動などを変えないこと。 **じゅうじか[十字架]** [名]木を十の字の形に組みあわせたもので、罪人をはりつけにする柱。キリスト教では、イエス・キリストが十字架にかけられたことから、礼拝の対象としてたいせつにする。 **じゅうじぐん[十字軍]** [名]中世、ヨーロッパ各地のキリスト教徒が、聖地エルサレムをイスラム教徒からうばいかえすために起こした遠征軍。遠征は七回におよんだ。 **しゅうしけい[終止形]** [名]法用言や助動詞の活用形の一つ。おもに、文を言いきる場合の形。多くの辞書の見出しはこの形。 **じゅうじざい[自由自在]** [四漢]なんでも思うままに動かし、はたらかせることができるようす。「機械を―に操る」「曲げるものばすも―だ」 **じゅうしちじょうけんぽう[十七条憲法]** [名]六〇四年、聖徳太子がつくった、日本最初の成文法。仏教や儒教の影響も受けた政治道徳を示す。 **じゅうしちもじ[十七文字]** [名]俳句のこと。▽五・七・五の一七文字でできていることから。 **しゅうじつ[終日]** [名]一日じゅう。朝から晩まで。「―雨が降る」「―終夜(=昼も夜もずっと)」 **しゅうじつ[週日]** [名]日曜日以外の日。または土曜日と日曜日以外の日。ウイークデー。平日。 **じゅうし[従姉]** [名]年上の女のいとこ。↔従妹 **じゅうじ[十字]** [名]十の字の形。「―を切る(=キリスト教徒が神にいのるとき、手で胸に十の字をえがくこと)」 **しゅうしふ[終止符]** [名]①欧文などで文の終わりにつける記号。ピリオド。「・」②ものごとの終わり。 **じゅうしまい[従姉妹]** [名]女のいとこ。↔従兄弟 **じゅうしまつ[十姉妹]** [名]カエデチョウ科の小鳥。スズメよりやや小さく、純白や、白に茶や黒のまだらのものがある。 **じゅうしゃ[従者]** [名]身分の高い人につきしたがう者。供の者。おとも。▽古くは「ずさ」と読んだ。 **しゅうじゃく[執着]** [名]↓「しゅうちゃく」 **しゅうじゅ[収受]** [名・スル]受けとって収めること。「金品を―する」 **しゅうしゅう[収拾]** [名・スル]混乱した状態をおさめ、まとめること。「―がつかない」「事態を―する」 **しゅうしゅう[収集]** [名・スル]①趣味・研究などのために、ある種のものを集めること。コレクション。「切手の―」②とり集めること。「ごみ―車」「分別―」 **じゅうじゅう[重重]** [副]かさねがさね。「―承知のうえです」「―おわび申しあげます」▽よくない結果になった場合に使うことが多い。 **じゅうしゅぎ[自由主義]** [名]個人の意思や活動の自由を尊重し、できるかぎり干渉しないという考えかた。リベラリズム。「―の立場をとる」「―国家」 **しゅうしゅく[収縮]** [名・スル]ふくらんでいたものがひきしまって縮まること。また、縮めること。「筋肉がーする」「会社の規模を―する」 **しゅうじゅく[習熟]** [名・スル]そのことに慣れて、熟達じょうずになること。「そろばんに―する」 **じゅうしゅつ[重出]** [名]同じものがくりかえして出ること。重複して出ること。「ちょうしゅつ」とも。 **じゅうじつ[充実]** [名・スル]力や内容がじゅうぶん備わり豊かなこと。「―感」「―したメンバー」 **じゅうじゅつ[柔術]** [名]日本古来の武術。攻撃してくる相手の力を利用して、素手で反撃するわざ。やわら。▽明治にはいって改良され、「柔道」となった。 <614> **じゅうじゅん** [日]【柔順】[図][形動]ものやわらかで、おとなしくすなおなようす。「―で古風な妻」 **じゅうじゅん** [目]【従順】[図][形動]相手の言うことにすなおに従うようす。「―な家来[い]」 **じゅうしょ【住所】** [名]住んでいる場所。また、番地。「一録」 **しゅうしょう【愁傷】** [名]「なげきかなしむこと。「ごーさま(=人の死に対するくやみのことば)」 **じゅうしょう** [日]【重症】[名]重い症状。病気の状態がひどく悪いこと。「―患者[袋]」 **じゅうしょう** [【重体】] [対]軽症 **じゅうしょう** [【重傷】][名]重い傷。おおけが。「―を負う」 [圏]深手 [対]軽傷 **じゅうしょう【重唱】** [名] [乏]一人ずつがちがったパートをうけもって合唱すること。「混声四―」 **じゅうしょうしゅぎ【重商主義】** [名]一六世紀末から一八世紀のヨーロッパの経済政策。国家財政の基礎は流通過程の増大にあるとして、保護貿易策をとる。フランスのルイ一四世時代の政治家コルベールが推進し、国家の財政基盤を確立した。 **しゅうしょくなん【就職難】** [名]職業につくのがむずかしいこと。勤め口が見つからないこと。 **しゅうしょく【秋色】** [名]いかにも秋らしいけはいや景色[も]。「―が深まる」 **しゅうしょく【修飾】** [名]①美しく見えたり感じられたりするようにかざること。「多少ーして話す」 ②ある語句が、あとにくる語句の意味・内容をくわしく説明すること。「―語」 **しゅうしょく【就職】** [名]あらたに職業に就くこと。「―試験」「―[ロ]を探す」「再―」 **しゅうしょく【愁色】** [名]心配そうな顔つき。うれいかなしんでいるようす。「―がこい」 **じゅうしょく【住職】** [名]寺の主人である僧[そう]。 [類]住持 **じゅうしょく【重職】** [名]責任のある重要な職務。「社長の―に就く」 [圏]要職 **しゅうしょくご【修飾語】** [図法]語句の意味・内容・性質などをよりくわしく説明する語(文節)。たとえば、「空に/うかんでいる/白い/雲」で、「白い」は名詞「雲」を修飾しているので連体修飾語といい、「空に」は動詞「うかんでいる」を修飾しているので連用修飾語という。▽日本語では、修飾語は必ず修飾される語の前にくる。 **しゅうじょし【終助詞】** [図逵]助詞の分類の一つ。文の終わりか、文中の文節の終わりに付いて、疑問・禁止・感動・強意・願望などをあらわす。口語ではたとえば、「食べますか」の「か」は疑問を、「油断するな」の「な」は禁止をあらわす。ほかに、「ぞ・よ・さ・ね・ぜ」など。▽文語では、「梅咲きかな[む]」の「なむ」は、「~してほしい」という意味を、「行かば[や]」の「ばや」は、「~したい」という願望をあらわす。ほかに「かな・かも・もがな・かし」など。 **じゅうじろ【十字路】** [名]道が十の字形に交わっているところ。よつかど。よつつじ。「―で待つ」 **しゅうしょうろうばい【周章×狼狽】** [四漢]非常の際にあわてて、うろたえさわぐこと。「あのときのーぶりを思いだす」「―して走りだす」 **しゅうしん【修身】** [名]①自分のおこないを正しくするよう、努力すること。 ②旧制の小中学校の教科の一つで、現在の「道徳」にあたるもの。 **しゅうしん【執心】** [名]「あることに強く心をひかれ、いつまでも心がそれからはなれないこと。「次期社長の座に―している」 >かいわけ[執着・執心]= >どちらも一つのこと、一つのものに心がついてはなれないことだが、「執着」は、すでに自分の手にあるものについてもいう。「今の地位に執着する」。「執心」は、まだ自分のものになっていないものについていう。「彼はその人にご執心なんだよ」。 **しゅうしん【終身】** [名]一生のあいだ。死ぬまでのあいだ、ずっと。「―刑[ぃ]」「―年金」 [類]生涯 **しゅうしん【就寝】** [名]床[と]にはいってねること。「一時間」 **しゅうじん【囚人】** [名]刑務所に入れられている人。「一服」 **しゅうじん【衆人】** [名]多くの人々。「―が見守る中」「環視」 **しゅうじん【集塵】** [名]細かいちりを一か所に集めること。「―機」「―フィルター」 **じゅうしん【重心】** [名]物体の各部分にはたらく重力が一つに集まって、つりあうとされる点。「―を失う」「―をとる」 **じゅうしん【重臣】** [名]重要な仕事をしている高い身分の家来[き]。「徳川家の―」 **じゅうしん【従心】** [名]七○歳[きぃ]のこと。▽中国、「論語」の「七十にして心の欲するところに従えども矩[。]を踰[と]えず」から出たことば。 **じゅうしん【銃身】** [名]弾丸[焼]が通って発射される、銃砲の円筒形の部分。 **じゅうしん【獣心】** [名]道理をわきまえない、残忍[感]なけもののような心。「人面[然]―」 **しゅうじんかんし【衆人環視】** [四漢]多くの人がまわりで見守っていること。「―の中ではじをかかされる」▽「衆人監視」は誤り。 **しゅうしんこようせい【終身雇用制】** [名]企業に就職した者が、定年まで雇用されるしくみ。日本で多くみられる雇用形態。 **シューズ** [図][造語]くつ。短靴[災]。「レインー(=雨靴)」 | shoes **ジュース** [図]テニスやバレーボールなどで、あと一点で勝敗がきまるときに、両者が同点になること。次に続けて二点とったほうが勝つ。デュース。一deuce **ジュース** [図]くだものや野菜のしぼりじる。また、それを加工した、あるいはそれに似せた飲みもの。「トマトー」「 [類]果汁[ゅり] | juice **じゅうすい【重水】** [名]ふつうの水よりも分子量が大一 <615> **じゅうすいそ[重水素]** [名]水素の同位元素で、ふつうの二倍、または三倍の質量数のもの。 **しゅうせい** [名・スル]①よくないところを直して正しく改めること。「―予算」「軌道―」「―液」②[名・スル]細部に手を加えてきれいに整えること。「写真の―」 **しゅうせい[終生・終世]** [名]死ぬまでのあいだ。生きているかぎり。一生。終身。「―忘れられない思い出」 **しゅうせい[習性]** [名]①習慣として身についた、きまった性質。「夜ふかしの―がつく」②動物で、種に固有の行動上の特色。「木の上に巣をつくる―がある」[癖] **しゅうせい[集成]** [名・スル]多くのものを集めて、一つにまとめあげること。また、まとめあげたもの。「その地方の民話を―する」 **しゅうぜい[収税]** [名]税金をとりたてること。「―吏」 **じゅうせい[銃声]** [名]銃を発射する音。「―がやむ」 **じゅうせい[獣性]** [名]けものの性質。人間のもっている動物的な性質。「―をむきだしにする」 **じゅうぜい[重税]** [名]負担の重い、多額な税。「―にあえぐ」 **しゅうせき[集積]** [名・スル]一か所に多くのものが集まり、積みかさなること。また、集め、積みかさねること。「物資の―地」「―回路」 **じゅうせき[重責]** [名]重い責任。「―を果たす」「―をになう」 **しゅうせきかいろ[集積回路]** [名]↓「アイシー」 **しゅうせん[周旋]** [名・スル]ものの売買・取り引きなどを、あいだに立って世話をすること。「土地を―する」[斡旋] **しゅうせん[終戦]** [名]戦争が終わること。第二次世界大戦の場合をさすことが多い。「―をむかえる」 **しゅうぜん[修繕]** [名・スル]こわれて悪くなった部分をつくろい直すこと。「屋根の―」[修理] **じゅうぜん[十全]** [形動]少しも手落ちがなく、完全にととのっていること。「台風に対する―な備え」[万全] **じゅうぜん[従前]** [名]今より前。これまで。「バスは―どおり運行する」 **しゅうせんきねんび[終戦記念日]** [名]八月一五日。一九四五年八月一四日、鈴木貫太郎内閣がポツダム宣言を受諾し、翌一五日、昭和天皇が終戦の詔勅を出して日本の敗戦を国民の前に明らかにし、太平洋戦争が終了した。 **しゅうそ[臭素]** [名]非金属元素の一つ。常温では赤茶色で、不快なにおいのある重い液体。写真の感光材料や医薬品などに使う。元素記号Br **しゅうぞう[収蔵]** [名・スル]とりあつめたものを、しまっておくこと。とくに、秋に農作物を収穫してたくわえておくこと。「美術館の―品」 **じゅうそう[重奏]** [名・スル]二つ以上の楽器で、各奏者が異なる声部を受けもつ合奏の室内楽。アンサンブル。「弦楽四―」 **じゅうそう[重曹]** [名]「重炭酸ソーダ」の略。白い粉末で、水にとけると弱アルカリ性を示す。医薬品やふくらし粉に使う。炭酸水素ナトリウム。 **じゅうそう[重層]** [名]いくつもの層によって重なっていること。「―的な構造をもつ」 **じゅうそう[縦走]** [名・スル]①縦、または南北につらぬくこと。「道路が―している」②登山で、尾根づたいに歩くこと。「北アルプスを―する」 **しゅうそうれつじつ[秋霜烈日]** [四漢]権威や刑罰などが、非常に厳しいこと。「―の判決」▽秋の冷たい霜と夏の激しい日ざしという意味から。 **しゅうそく[収束]** [名・スル]①ばらばらの状態であったものが、一つにまとまって、おさまりがつくこと。また、しめくくりをつけること。「事態を―する」[結着・収拾]②数列で、項の番号が増していくとき、対応する項がある値に限りなく近づいていくこと。収斂。③[名・スル]長く続いていたことがやむこと。すっかり終わること。「米不足によるさわぎもーに向かった」 **しゅうそく[集束]** [名・スル]光線が一点に集まること。収斂。「―レンズ」↔発散 **しゅうぞく[習俗]** [名]ある社会や地域の習慣や風俗。ならわし。「村の古いー」[慣習・風習] **じゅうそく[充足]** [名・スル]じゅうぶんに満たすこと。じゅうぶんに満ち足りること。「―した休日を過ごす」「条件を―する」[満足・充実] **じゅうぞく[従属]** [名・スル]自分より強い力をもつものの支配を受けること。他につきしたがうこと。「大国に―する」[隷属] **しゅうたい[醜態]** [名]見苦しくみっともない態度や行動。「―をさらす」「―を演じる」[失態] **じゅうたい[重体・重態]** [名]病気やけがなどが、とても重く、生命が危険な状態。「―におちいる」[危篤・重症] **じゅうたい[渋滞]** [名・スル]ものごとがなめらかに進まないこと。ものごとがはかどらないこと。「交通—に巻きこまれる」「事務の―」 **じゅうたい[縦隊]** [名]縦に並んだ列。「二列ーで行進する」→横隊 **じゅうだい[重大]** [形動]たいへん重い意味があるようす。「―な責任」「事は―だ」 **しゅうたいせい[集大成]** [名・スル]多くのものを広く集めて、一つにまとめあげること。また、長期の活動のまとめ。「―として個展を開く」 **じゅうたく[住宅]** [名]人が住む家。「―事情」「分譲―」[住まい・住みか] **しゅうだつ[収奪]** [名・スル]むりにうばいとること。強制的にとりあげること。「財宝を―する」 **しゅうだん[集団]** [名]多くの人や動物の集まり。 <616> **じゅうたん[絨毯・絨緞]** [名]床の敷物に使われる厚手の織物。カーペット。「―爆撃(=じゅうたんをしきつめるように、すみずみまですきまなく爆撃を加えること)」 **じゅうだん[銃弾]** [名]機関銃・小銃・ピストルなどの弾丸。 **じゅうだん[縦断]** [名・スル]①広い土地を南北の方向に移動すること。「九州―旅行」[縦貫]②細長いものを縦に切ること。「茎の一面を観察する」↔横断 **しゅうたん[愁嘆場]** [名]芝居で、役者がなげきかなしむ場面。「―を演じる」▽実生活での悲劇的な状況の意味にも使う。 **しゅうと[宗徒]** [名]その宗派の信者。信徒。 **しゅうと[舅]** [名]夫の父、または妻の父。②夫の母、または妻の母(この場合は「しゅうとめ」というのがふつう)。▽平安時代にすでにこの意味で使っていた。 **しゅうち[周知]** [名]①広く人々に知れわたっていること。「―の事実」「―徹底せよ」②[名]多くの人々の知恵。「―を集める」▽「衆智」とも書く。 **しゅうち[羞恥]** [名]はずかしいと思うこと。はじかみ。はじらい。「―心のかけらもない」 **しゅうちゃく[祝着]** [名]喜び祝うこと。めでたく思うこと。「―至極に存じます」「―千万」▽文章語。 **しゅうちゃく[執着]** [名]一つのことに強く心をひかれて、どうしてもその思いを捨てきれないこと。「しゅうじゃく」とも。「人一倍―心が強い」[愛着] **しゅうちゃく[終着]** [名]①列車やバスが最後の駅に着くこと。「―駅」[終点]②その日の最後の列車やバスが着くこと。「―電車がホームにはいる」↔始発 **しゅうちゅう[集中]** [名・スル]①一つのところに集まること。また、一つに集めること。「―力を養う」「―攻撃」↔分散 **しゅうちゅう[集注]** [名・スル]①集めて、あることのためにそそぐこと。「全力を―する」②[名]その書物の注釈を集めたもの。「しっちゅう」とも。「論語―」▽「集註」とも書く。 **しゅうちゅうごうう[集中豪雨]** [名]短い時間に、せまい地域に限って降る大量の雨。梅雨の終わりごろに多い。「―に見まわれる」 **しゅうちゅうちりょうしつ[集中治療室]** [名]→「アイシーユー」 **しゅうちょう[酋長]** [名]部族や村のかしら。 **じゅうちん[重鎮]** [名]ある分野や集団などにおいて、重要な中心人物。「文壇の―」 **しゅうちんぼん[袖珍本]** [名]ポケットに入れて持ちあるけるような小型の本。しゅうちん。 **しゅうてい[修訂]** [名・スル]書物や文章などの誤りを正しく直すこと。「―版」 **じゅうてい[従弟]** [名]年下の男のいとこ。↔従兄 **しゅうてん[終点]** [名]列車やバスなどが、最後に到着する駅や停留所。「―で折りかえす」[終着]↔起点 **しゅうでん[終電]** [名]「終電車」の略。 **じゅうてん[重点]** [名]①重要な点。とくにたいせつなところ。「筋力トレーニングにーをおく」②「作用点」に同じ。③「踊り字」に同じ。 **じゅうてん[充塡]** [名・スル]ものをつめて、すきまや欠けたところをうめること。「虫歯をけずってーする」「赤字を―する」 **じゅうでん[充電]** [名・スル]蓄電池や蓄電器に、電気を満たすこと。「―式の電気カミソリ」↔放電▽比喩的に力をたくわえる意味でも使う。「休暇をとって―する」 **しゅうでんしゃ[終電車]** [名]一日のダイヤの最後に運転される電車。終電。「―にまにあう」[終列車]↔始発電車 **じゅうてんてき[重点的]** [形動]重要な部分に他よりも力を注ぐようす。「―に検査する」 **シュート** ①野球で、投手の投げる球種の一つ。打者の近くで投手のききうでの方へ曲がる。↔カーブ②バスケットボールやサッカーなどで、ゴールをねらってボールを放つこと。[shoot] **ジュート** ツナソ。また、ツナソの茎からとった繊維。穀物を入れるふくろやロープをつくる。黄麻。[jute] **しゅうとう[周到]** [形動]すみずみまでよくいきとどいて、手落ちがないようす。「―に計画する」「→用意―」 **じゅうとう[自由党]** [名]板垣退助を中心に、一八八一年に結成された政党。自由民権運動の中心となる。一八九八年には進歩党とともに憲政党をつくり、一九〇〇年に立憲政友会に合流した。 **じゅうとう[充当]** [名・スル]かねや品物、または人員などが不足している部分に、他から補って満たすこと。「残金を会費に―する」 **じゅうどう[柔道]** [名]日本の格闘技の一種。武器を持たず、投げたりおさえこんだりして攻撃する。 **しゅうどういん[修道院]** [名]キリスト教で、僧や尼僧が共同生活をし、修行をするための寺院。[僧院] **じゆうとうろん[自由討論]** [名]複数の人が思い思いの意見を交換し、議論すること。フリーディスカッション。 **しゅうとく[拾得]** [名・スル]落としものを拾うこと。「―物を預かる」 **しゅうとく** [名・スル]①学問や技芸などを学んで身につけること。「卒業に必要な単位をーする」②[名・スル]技術などを習いおぼえて使えるようになること。 <617> **しゅうとめ[姑]** [名]夫の母、または妻の母。「しゅうと」とも。↔舅 **しゅとどり[主取り]** [名]武士などが、新しく主人に仕えること。あらたにめしかかえられること。 **じゅうなん[柔軟]** [形動]①からだがやわらかで、動作のしなやかなようす。「―体操」「―な関節」②考えかたなどがしばられず、場合に応じて自由に変えられるようす。「―な姿勢を見せる」「―に対応する」↔強硬 **じゅうにいんねん[十二因縁]** [名]仏教で、人間に苦しみをもたらす一二の原因。無明(無知)・行(潜在的な形成力)・識(識別作用)・名色(精神と物質、心身)・六処(眼・耳・鼻・舌・身・意)・触(感官と対象との接触)・受(感受作用)・愛(妄執)・取(執着)・有(生存)・生(生まれること)・老死(無常な姿)。十二縁。 **じゅうにおんおんかい[十二音音階]** [名]一オクターブを、半音ずつ一二に分けた音階。 **じゅうにん[住人]** [名]その区域や家に住んでいる人。「同じアパートの―」「商店街の―」 **じゅうにし[十二支]** [名]昔、年月日や時刻・方角などをあらわした一二種の動物の総称。子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥。干支。 **じゅうにしちょう[十二指腸]** [名]胃につながっている小腸の上部。長さ約二五~三〇センチ。 **じゅうにひとえ[十二単]** [名]平安時代の、朝廷に仕える女性の正式なよそおい。絹のひとえを何枚も重ねて着たもの。 **じゅうにぶん[十二分]** [形動]じゅうぶんすぎるほどあるようす。また、念入りなようす。「―に準備する」「―の配慮」▽「十分」を強調したことば。 **しゅうにゅう[収入]** [名]かねがはいってくること。また、はいってくるかね。「臨時―がある」→支出 **しゅうにゅういんし[収入印紙]** [名]売買のときに発生する税金や手数料を国へ現金で納める代わりに、領収書などにはる切手状の政府発行の紙片。取引額によってその金額は異なる。印紙。 **しゅうにゅうやく[収入役]** [名]市区町村の会計事務をうけもつ上級公務員。 **しゅうにん[就任]** [名・スル]ある役職や任務などに就くこと。「市長―のあいさつ」 **じゅうにん[重任]** [名・スル]①いったん任期を終えたのち、続けて同じ任務や役目に就くこと。「委員長に―される」[再任・留任]②[名]責任の重い、非常にたいせつな役目。「―を果たす」 **じゅうにんといろ[十人十色]** [四漢]好みや考えかた・性格などが、人それぞれにちがうこと。「―の意見が出る」 **じゅうにんなみ[十人並み]** [形動]能力や顔だちなどが、とくによくも悪くもなく、ふつうであること。「―の器量」 **しゅうねん[周年]** [名・副]①まる一年。また、一年じゅう。②[造語] [「周年」の形で」その数だけ年を経たことをあらわす。まる…回めの年。「五○―記念事業」 **しゅうねん[執念]** [名]一つのことに強くひかれて、そこからはなれられない心。「―ぶかい男」「―のかたまり」 **じゅうねんいちじつ[十年一日]** [四漢]長い年月、同じことをしていたり、同じ状態が続いたりすること。進歩のないさまや根気のいいさまなどのたとえ。 **じゅうねんひとむかし[十年一昔]** [四漢]十年もたてば世の中もすっかり変わって、昔のことのように感じられること。 **しゅうねんぶかい[執念深い]** [形]いつまでもしつこく自分を通そうとする。「執念深くつきまとう」 **しゅうのう[収納]** [名・スル]①ものをしまうこと。「―家具を買う」②役所が、かねや品物を受けとって、国や地方公共団体に納めること。「所得税を―する」③農作物をとりいれること。 **じゅうのう[十能]** [名]炭火を入れて持ちはこぶ道具。金属性の容器に、木の柄がついたもの。 **じゅうのうしゅぎ[重農主義]** [名]農業生産を国の基本経済政策におく政策や理論。▽一八世紀中ごろ、重商主義に対してフランスでおこった。 **しゅうは[周波]** [名]①一定の時間間隔で、同じ振動をくりかえす波。また、その振動の一回。サイクル。②「周波数」の略。 **しゅうは[宗派]** [名]同じ宗教の中で、いくつかに分かれたグループ。[教派・宗門] **しゅうは[秋波]** [名]男性の気をひくような、女性の色っぽい目つき。いろめ。ながしめ。「―を送る」 **しゅうはい[集配]** [名・スル]郵便物や荷物などを集めたり配ったりすること。「宅配荷物を―する車」 **じゅうばこ[重箱]** [名]料理を入れて積みかさね、いちばん上にふたをする四角い入れもの。「お節を―につめる」「かぞえ方 重ね・重・組み」 **じゅうばこよみ[重箱読み]** [名]漢字二字の熟語を、「重箱(ジュウばこ)」のように、上の字は音、下の字は訓でよむ読みかた。「役割・台所」など。↔湯桶読み <618> **しゅうはすう[周波数]** [名]電波・音波・光などが、一秒間に振動する回数。単位は、ヘルツ。 **じゅうはちばん[十八番]** [名]その人がもっとも得意とすることがらや芸。おはこ。「母の―は民謡だ」▽歌舞伎の市川家に伝えられ、得意とした一八種の芝居」から。 **しゅうはつ[終発]** [名]交通機関で、その日のダイヤの最後の発車。また、その発車する列車やバス。「―のバスで帰宅する」 **しゅうばつ[秀抜]** [形動]とびぬけてすぐれているようす。抜群。「―な技術」 **じゅうばつ[重罰]** [名]重い処罰。「―に処す」 **じゅうはっぱん[十八般]** [名]武芸全般に関すること。「武芸―に通ずる」▽昔の中国で、一八種の武芸がおこなわれたことから。 **しゅうばん[週番]** [名]一週間ごとに交代して務めを果たすこと。また、その人。 **しゅうばん[終盤]** [名]①試合やものごとの終わりごろ。「受験シーズンもーにはいる」②囲碁・将棋が進んでいって、勝負のきまる盤面。↔序盤 **じゅうはん[重犯]** [名]①重い犯罪。②重ねてする犯罪。また、その人。 **じゅうはん[重版]** [名]一度出版した本を、重ねて二回以上印刷・出版すること。↔初版 **じゅうはん[従犯]** [名]法律で、正犯の行為を手助けする犯罪。また、その人。「事後―」↔主犯・正犯 **しゅうび[愁眉]** [名]心配そうな顔つき。▽愁いをふくんだ眉という意味から。 **じゅうびょう[重病]** [名]命にかかわる重い病気。「―人あつかいするな」[大病・大患] **しゅうふく[修復]** [名・スル]建物などのこわれた部分を直して、もとどおりにすること。「本堂の―工事」 **じゅうふく[重複]** [名]↓「ちょうふく」 **しゅうぶん[秋分]** [名]二十四節気の一つ。秋の、昼と夜の長さが等しくなるとき。九月二三日ごろ。秋の彼岸の中日。↔春分 **しゅうぶん[醜聞]** [名]よくないうわさ。聞くにたえない評判。スキャンダル。「週刊誌の―記事」 **しゅうぶん[周文]** [人名]生没年未詳。室町後期の画僧。幕府の御用絵師で、中国的な水墨画を日本的な様式に発展させた。雪舟の師といわれる。作品に「寒山拾得図」「水墨山水図」など。 **じゅうぶん[十分・充分]** [形動]ものごとが満ちたりていて、不足のないようす。「―な睡眠をとる」 **じゅうぶん[重文]** [名]「重要文化財」の略。 **じゅうぶん[重文]** 文法で、文の構造を主語(主部)・述語(述部)を中心として分類したときの一つ。主語と述語を備えた節が、二つ以上対等に並立して一つの文になっているもの。たとえば、「雨も(主語) 激しく(述語)、風も(主語)強い(述語)」では、二つの節は対等で、両者のあいだに修飾関係はない。 **じゅうぶんじょうけん[十分条件]** [名]あることが、それによって必然的になりたつような条件。命題「AならばBである」が真であるとき、AをBの十分条件という。 **しゅうぶんのひ[秋分の日]** [名]国民の祝日の一つ。九月二三日ごろ。↔春分の日 **しゅうへき[習癖]** [名]身についてしまった、よくないくせ。「長年の―で禁煙できない」 **シューベルト** [人名]一七九七ー一八二八年。オーストリアの作曲家。初期ロマン派を代表する美しい歌曲を数多く残した。歌曲集「冬の旅」、交響曲「未完成」など。[Franz Peter Schubert] **しゅうへん[周辺]** [名]ある場所や人、またものごとのまわりの部分。「駅―の商店街」「事件の―を探る」 **じゅうぼいん[重母音]** [名]一音節の中にある、連続した二つ以上の母音。二重母音。 **しゅうほう[秀峰]** [名]美しい形のみね。「―富士」 **しゅうほう[週報]** [名]①一週間ごとの報告。②週ごとに刊行する雑誌や新聞。 **しゅうぼう[衆望]** [名]多くの人々がかける期待や信頼。「国民の―をになった代表選手」 **じゅうほう[銃砲]** [名]弾丸を使う武器をまとめていうことば。小銃・大砲など。「―所持を禁ずる」 **じゆうぼうえき[自由貿易]** [名]国家の制限を受けずに、外国と自由にできる貿易。↔保護貿易 **じゆうほうにん[自由放任]** [四漢]各自の自由にまかせて、口出ししないこと。また、経済活動を各人の自由にまかせて、国家が干渉しないこと。 **じゅうぼく[従僕]** [名]男の召使い。下男。[下僕・しもべ] **じゆうほんぽう[自由奔放]** [四漢]なんの束縛も受けず、他人の目も気にせずに思うままにふるまうようす。「―な性格」「―に生きる」 **シューマイ[焼売]** [名]中華料理の一つ。ひき肉などに野菜のみじん切りをまぜたものを、小麦粉の皮で巾着の形に包み、蒸した料理。▽中国語。 **じゅうまい[従妹]** [名]年下の女のいとこ。↔従姉 **しゅうまく[終幕]** [名]①芝居の最後の一幕。↔序幕②芝居が終わること。[閉幕・終演]③ものごとが終わること。「難事件もようやく―をむかえた」[終局・終結] **しゅうまつ[終末]** [名]ものごとの終わり。「二〇世紀もーに近づく」 **しゅうまつ[週末]** [名]一週間の終わり。金曜日の夜または土曜日から、日曜日にかけてをさす。ウィークエンド。 <619> **シューマン** [人名]一八一〇ー五六年。ドイツのロマン派の作曲家。ピアノ曲に秀作が多く、ほかに歌曲・室内楽・交響曲などの作品もある。代表作「子供の情景」「詩人の恋」。[Robert Alexander Schumann] **じゅうまん[充満]** [名・スル]気体やにおいなどが満ちあふれること。「けむりが部屋に―する」 **じゅうまんおくど(十万億土)に旅立つ** 死ぬ。▽「十万億土」は、この世から極楽浄土までのあいだにある、数多くの仏国土という意味。 **しゅうみつ[周密]** [形動]細部まで神経がいきとどくようす。注意がいきとどいていて手ぬかりのないようす。「―な計画」[周到] **しゅうみん[就眠]** [名・スル]ねむりにつくこと。「―時間」 **じゅうみん[住民]** [名]その土地や地域に住んでいる人。 **じゅうみんうんどう[住民運動]** [名]地域の特定の問題に対して、住民が自分たちの意見を政治に反映させて解決するためにおこなう運動。公害や開発の問題とともにあらわれた。 **じゆうみんけんうんどう[自由民権運動]** [名]明治初期、藩閥政治を打破し、議会政治を確立しようとした運動。板垣退助らを中心に、憲法制定や国会開設などを要求した。 **じゅうみんぜい[住民税]** [名]地方税の一つ。都道府県や市町村が、そこに住んでいる人やそこにある会社などから集める税金。 **じゅうみんとうひょう[住民投票]** [名]地方公共団体の住民が、その地方に限り適用される法律などに対して、賛否を投票によって決すること。国民表決。レファレンダム。 **じゅうみんひょう[住民票]** [名]住民の氏名・生年月日・性別・世帯主との続きがらなどを、世帯別に記録したもの。市町村役場に備えてある。 **しゅうめい[襲名]** [名・スル]歌舞伎俳優や落語家などが、親や師匠などの芸名をうけつぐこと。「―披露の舞台」 **じゅうめん[渋面]** [名]不きげんそうな顔つき。にがにがしい顔つき。しかめっつら。「―をつくる」 **じゅうもう[絨毛]** [名]小腸・十二指腸などの粘膜に、毛のように並ぶ小突起。平面より総面積が大きいので、栄養分を多く吸収することができる。 **しゅうもう(衆盲)象を摸す** 「群盲象を撫でる」に同じ。 **しゅうもく[衆目]** [名]多くの人々の見かた。「―の一致するところ」 **しゅうもん[宗門]** [名]一つの宗教の中で、いくつかに分かれたグループの一つ。[宗旨・宗派] **じゅうもんじ【十文字】** [名]十の字形に、二つの直線が縦・横に交わる形。「道が―に交わる」 **しゅうや[終夜]** [名・副]ひとばんじゅう。「―運転」「車を―とばしてかけつける」 **しゅうやく[集約]** [名・スル]多くのものを集めて一つにまとめること。「意見を―する」 **じゅうやく[重役]** [名]会社を経営する重要な地位にある人。取締役など。[役員] **じゅうやく[重訳]** [名・スル]原文を翻訳したものを、さらに別の外国語に翻訳すること。また、そのようにして翻訳したもの。「ちょうやく」とも。 **しゅうらん[収攬]** [名・スル]人々の心をうまくつかむこと。「政治的に人心を―する」▽「攬」はとりまとめること。文章語。 **じゅうゆ[重油]** [名]石油の原油から、揮発油・軽油・灯油などをとりのぞいたあとに残った黒い油。燃料やアスファルトなどに使う。 **しゅうゆう[周遊]** [名・スル]あちこちを広く旅して回ること。「北海道―の旅」 **しゅうゆうけん[周遊券]** [名]ある地域内を自由にまわれる割引切符。 **しゅうよう[収用]** [名]公用のために、国や地方公共団体が、土地や建物などを強制的に買いとること。「道路拡張のために土地を―する」 **しゅうよう[収容]** [名・スル]人やものを、特定の場所に入れること。「―人員」「難民を―する」 **しゅうよう[修養]** [名]学問を修め、人格を高めるよう努めること。「―を積む」「―がたりない」 **じゅうよう[重要]** [形動]非常にたいせつで必要なようす。「―書類」「―な任務」 **じゅうようし[重要視]** [名・スル]非常にだいじなものと考えること。また、そう考えてたいせつにあつかうこと。重視。「デザインよりも機能性を―する」 **じゅうようぶんかざい[重要文化財]** [名]国が保護するために法律で指定した、価値の高い建物や美術品など。略して「重文」とも。「―の保護」 **じゅうようむけいぶんかざい[重要無形文化財]** [名]文部大臣が、演劇や工芸などの分野で、その技術を文化遺産として継承すべき価値があると指定した個人(=人間国宝)および団体。 **しゅうらい[襲来]** [名]激しい勢いでおそいかかってくること。「暴風雨の―にあう」「寒波がーする」 **じゅうらい[従来]** [名・副]いままで。これまで。「―どおりにおこなう」 **しゅうらく[集落・聚落]** [名]都市部の外で人家が集まっているところ。「山間の―」 **じゅうりつ[自由律]** [名]短歌や俳句を、五・七・五・七・七(三一文字)や五・七・五(一七文字)の伝統的な形式にとらわれず、自由に詠むこと。 <620> **じゆうりつはいく【自由律俳句】** [国語]季題[い]や五・七・五の一七音にとらわれずにつくる俳句。河東碧梧桐[懃甃]・荻原井泉水[罐惣すぃら]が提唱し、のちに尾崎放哉・種田山頭火[熱びりから]が出た。▽たとえば、「呟きをしても一人」(放哉)、「分け入っても分け入っても青い山」(山頭火)など。 **しゅうりょう【収量】** [名]収穫の分量。 **しゅうりょう【秋涼】** [名]①秋のすずしい風。「―の候」▽多く、手紙文のあいさつに使う。 ②陰暦八月の別名。 **しゅうりょう** [日]【修了】[名]「[ス凹]きめられた学業や課程をすべて学びおえること。「中学校の課程を―したことを証する」 **しゅうりょう** [【つかいわけ】]→「完了」を見よ。 **しゅうりょう** [目]【終了】[名]始まって続いていたことがすっかり終わること。「試合が―する」 [対]開始 **しゅうりょう** [【つかいわけ】]→「完了」を見よ。 **しゅうりょう【十両】** [名]すもうの番付[説]で、幕下[り]より上で、前頭[がし]以上を関取[とり]という。▽昔、給金が年一〇両だったことから。 **じゅうりょう【重量】** [名]①おもさ。めかた。「―を測る」 ②目方が重いこと。「―級」「―感」 [⇔]軽量 **じゅうりょうあげ【重量挙げ】** [名]バーベルを両手で持ちあげ、その重さを競[きそ]う競技。オリンピック種目の一つ。体重別に級を分け、挙げかたによってスナッチ(=引き上げ)・ジャーク(=差し上げ)の二種目があり、合計の重さで争う。ウエートリフティング。 **じゅうりょく【重力】** [名]地球が、地球上の物体を引きつける力。「―加速度」 **しゅうりん【秋霖】** [名]秋に長く降りつづく雨。秋の長雨[勢]。 **じゅうりん【×蹂躙・蹂躪】** [名]「ふみにじること。権力や暴力などを使って、他人の権利をおかしたり、社会の秩序を乱したりすること。「隣国[説]の国土を―する」「人権―」 **ジュール** [図][造語]エネルギー・仕事・熱量の単位。一ジュールは、一ニュートンの力が物体を一メートル動かすエネルギー量で、○・二四カロリー。記号はJ。イギリスの物理学者ジュールの名から。一joule **シュールレアリスム** [名]一九二〇年ごろ、フロイトの精神分析学の影響[もり]を受けておこった芸術上の主義。現実をはなれ、心の奥底の世界などに価値を求める。詩人のブルトンや画家のダリらが代表。超[ちょう]現実主義。シュール。-surréalisme **しゅうれい【秀麗】** [形動]とてもすぐれていて、しかも美しいようす。「富士山の―な姿」「眉目「―」 **しゅうれい【秋冷】** [名]秋の深まりを感じさせる、冷えびえとした気候。「―の候」▽多く、手紙文のあいさつに使う。 **じゅうれつ【縦列】** [名]縦に並ぶこと。縦に並んだ列。 [対]横列[梦] **しゅうれっしゃ【終列車】** [名]その日のダイヤの最後の列車。 [圏]終電 [⇔]始発列車 **しゅうれん** [□]【修練・修鍊】[名][函]精神や技術をきたえること。「身を―する」 [圏]鍛練[悠] **しゅうれん** [■]【習練】[名][凸]上達するために、くりかえし習うこと。練習。「―のたまもの」 **しゅうれん【収斂】** [名]⊕ちぢむこと。ちぢめること。「血管が―する」 ②「集束」に同じ。 ③「収束②」に同じ。 **しゅうろう【就労】** [名][函]仕事に就いていること。「―時間」 [類]就業 **じゅうろうどう【重労働】** [名]激しく体力を使う、きつい仕事。「今度の仕事は―だ」 **しゅうろく** [日]【収録】[名]「①書物・新聞・雑誌などに記事としてのせること。 [類]掲載[誌] ②録音や録画をすること。「年始番組を―する」 **しゅうろく** [【集録】][名]「[スと]残しておきたいものをあちこちから集め、本などにまとめること。「エッセーを―する」 **じゅうろくミリ【十六ミリ】** [名]はばが一六[心]の映画フィルム。また、そのフィルムを使った映画。 **しゅうろん【宗論】** [名]仏教で、宗門の教義に関する論議。また、異宗派との教義上の論争。 **しゅうわい【収賄】** [名]「[スと]わいろを受けとること。「―の罪にとわれる」→贈賄 **ジューンブライド** [名]六月の花嫁[誤]。六月は結婚・家庭の守護神ジュノーの月であることから、西洋では、この月に結婚する女性は幸福になれるという。| June bride **しゅえい【守衛】** [名]官庁・会社・病院などで、人の出入りを監視したり、建物を警備[ぃ]する役目。また、警備する人。 **じゅえき【樹液】** [名]樹木にふくまれる液。樹木からにじみでる液。 **ジュエリー** [名]宝石とアクセサリー。宝石を使った装身具。宝飾品。|jewelry **しゅえん【主演】** [名]「映画や演劇などで、主役を演じること。また、その人。「―男優賞」 [⇔]助演 **しゅえん【酒宴】** [名]酒を飲んでさわぎ、楽しむこと。 [さかさん]。 **シュガー** [図][造語]砂糖。「―ポット」「ーレス」」sugar **しゅかい【首魁】** [名]悪者の首領。「―をとらえる」▽「魁」は、かしらのこと。 **じゅかい【樹海】** [名]森林が広[びろ]と連なり、上から見下ろすと海のように見えるところ。 **しゅかく【主客】** [名]①主人と客。 ②おもなものと、それに付属するもの。主体と客体。とも。 ③文法で、主語と客語(=目的語)。「しゅきゃく」 **しゅかくてんとう【主客転倒】** [四漢]主と従の位置関係が逆転すること。ものや人の順序・軽重・立場などをとりちがえること。 [圏]本末転倒 <621> **しゅかくてんとう【主客転倒】** 主と従の位置・関係が逆転すること。ものや人の順序・軽重・立場などをとりちがえること。 **しゅかん【主幹】** ある仕事の中心となる人物。主任。「編集―」 **しゅかん【主観】** ①ものごとについての個人的な見かたや考えかた。「―がはいった見かた」 ②ものごとを感じたり見たり聞いたりおこなったりする、心のはたらきをもつ主体。↔客観 **しゅがん【主眼】** ものごとのもっともだいじな点。たいせつなねらい。「体力向上に―を置く」 **しゅかんてき【主観的】** じゅうぶんな根拠や理由がなく、自分だけの考えかたや感じかたにもとづくようす。「―な意見」「―描写」↔客観的 **しゅき【手記】** 自分で自分の体験や感想などを書きしるしたもの。「獄中の―を公開する」 **しゅき【酒気】** 酒くさい息。また、酒を飲んで酔っているようす。「―をおびて運転してはならない」 **しゅき【朱熹】** 一一三〇—一二〇〇年。中国、南宋の儒学者。先行する学説をまとめ宋学を大成した。天地自然に従って生きることを理想とする考えは、朱子学と呼ばれ、儒学の正統とされた。朱子。著書に「四書集注」「資治通鑑綱目」など。 **しゅぎ【主義】** ●いつも変わらない主張や考え。「菜食―」「自分の―主張をつらぬく」 ②社会体制を支える思想。「民主―」 **しゅきゃく【主客】** →「しゅかく」 **しゅきゅう【守旧】** 旧習を守ること。「一派」 **しゅきゅう【首級】** 討ちとった敵の首。しるし。「―をあげる」▽昔、中国で敵の首をとるごとに位が一級ずつ上がったことから。 **しゅきゅう【受給】** 配給や年金などを受けること。「年金―者」 **しゅきゅう【需給】** 需要と供給。「―のバランスがくずれる」 **しゅきょう【酒興】** 酒を飲んで愉快な気分になること。また、酒席でいい気分になってする座興。 **しゅぎょう【修行】** 学問や技術のうでをみがくため、努力すること。「まだーがたりない」「武者ぃゃ―」 ②仏の教えを学び、りっぱな僧になるため、仏道にはげむこと。「寺でーする」 **じゅきょう【儒教】** 孔子の考えをもとにした中国の政治・道徳思想。「仁」を根本とする。 **じゅきょう【×誦経】** →「ずきょう」 **じゅぎょう【授業】** 学校などで、学問や技術を教えること。「―を受ける」「一料」 **しゅぎょく【珠玉】** ⊕真珠や宝石。 ②美しいもの。すぐれたもの。とくに、芸術作品にいう。「―の短編」「―の作品」 **しゅく [祝](祝)** ネ・5画 全9画 祝祝祝祝 めでたいことを、よろこぶ。いわう。 シュク 祝賀[しゅくが] 祝辞[しゅくじ] 祝日[しゅくじつ]、祝典[しゅくてん]、祝福[しゅくふく] 慶祝[けいしゅく] 奉祝[ほうしゅく] シュウ 祝儀[しゅうぎ] 祝言[しゅうげん], 祝着[しゅうちゃく] いわう 入学を祝い[いわう] 前祝い[まえいわい] **しゅく [宿]** ・8画 全11画 宿宿宿宿 ①自分の家でないところに、かりにとまる。また、とまるところ。「三島の―」②前々からの。あらかじめの。③星座。 シュク 宿直[しゅくちょく] 宿泊[しゅくはく] 一宿一飯[いっしゅくいっぱん]、野宿[のじゅく] ②宿願[しゅくがん]、宿業[しゅくごう] 宿題[しゅくだい]、宿敵[しゅくてき] 宿命[しゅくめい] ③宿曜[しゅくよう] 二十八宿[にじゅうはっしゅく] やど 宿替え[やどがえ] 宿屋[やどや] 定宿[じょうやど], やどる・やどす 心に宿る[やどる] 雨宿り[あまやどり]/子を宿す[やどす] 宿世[しゅくせ]、宿禰[すくね]、宿直[とのい]、宿酔[ふつかよい] **しゅく [縮]** 糸・11画 全17画 縮縮縮縮 小さくなる。小さくする。ちぢめる。ちぢこまる。 シュク 縮尺[しゅくしゃく] 縮小[しゅくしょう] 縮図[しゅくず] 畏縮[いしゅく] 恐縮[きょうしゅく] 収縮[しゅうしゅく] 短縮[たんしゅく] ちぢむ・ちぢまる・ちぢめる 寿命が縮む[ちぢむ] 縮み織り[ちぢみおり] 伸び縮み[のびちぢみ]/丈が縮まる[ちぢまる]/差を縮める[ちぢめる] ちぢれる・ちぢらす 布が縮れる[ちぢれる]/髪を縮らす[ちぢらす] 縮緬[ちりめん] **しゅく[叔]** 又・6画 叔叔叔叔 父母の弟・妹。②きょうだいの順で、三番目。 シュク 叔父[しゅくふ] 叔母[しゅくぼ] ②伯仲叔季[はくちゅうしゅくき] **しゅく [淑]** ・8画 全11画 淑淑淑淑 ●女性が、もの静かで上品である。しとやかである。②尊敬して、したう。 シュク 淑女[しゅくじょ] 淑徳[しゅくとく] 貞淑[ていしゅく] ②私淑[ししゅく] **しゅく [粛] (肅)** 聿5画 全11画 粛粛粛粛 ●静かに音を立てないようにする。②心をひきしめ、厳しくする。つつしむ。 シュク 粛然[しゅくぜん]、静粛[せいしゅく] ②粛静[しゅくせい]、厳粛[げんしゅく] 自粛[じしゅく] **しゅく 【宿】** →漢字項目を見よ。 <622> **しゅく[熟]** [熟熟熟熟] ・11画 全15画 ①くだものなどが、じゅうぶんに実る。うれる。☆ [生なま]②じゅうぶんに・・・する。③じゅうぶんな状態になる。「「熟す」を見よ。 ジュク 熟柿〈完熟[硫く]未熟[ゅく]②熟考[ゅっ] 熟睡熟知熟読 ③熟成[塾]熟達《熟練、円熟習熟 うれる 実が熟[う]れる 熟[っ]む熟[う]す 熟[っく]づく熟[っらっ]ら熟寝[らま] **じゅく[塾]** [塾塾塾塾] 土・11画 全14画 勉強やそろばんなどを教えるために、個人が開いている小さな学校。「放課後は―に通う」 ジュク 塾生塾長進学塾[がく]村塾[んく] **しゅくあ【宿×痾】** [名]長いあいだ治らない病気。持病。▽「痾」は、病気のこと。文章語。 **しゅくい【祝意】** [名]祝いの気持ち。「―を表[ぃょう]する」 [対]弔意[ょう] **しゅくえき【宿駅】** [名]「宿場」に同じ。 **しゅくえん【祝宴】** [名]めでたい祝いの宴会。「―をはる」 **しゅくえん【宿縁】** [名]仏教で、前世[幌]の因縁[訟]。 「―浅からず」▽古くは「すくえん」と読んだ。 **しゅくが【祝賀】** [名]喜び祝うこと。「ーパレード」 **しゅくがん【宿願】** [名]長いあいだ、心の中にもっていた強い願い。「―を果たす」「 [願]念願・宿望 **じゅくご【熟語】** [名]二つ以上の単語が結びついてできたことば。また、二つ以上の漢字が結びついてできたことば。たとえば、「取り引き」「学校」など。 **しゅくごう【宿業】** [名]仏教で、前世[幌]でおこなった善悪の行為[う]。また、それによって現世[幌]で受ける報[むくい]。「すくごう」とも。「―の報い」 **しゅくさいじつ【祝祭日】** [名]祝日と祭日。 **しゅくさつ【縮刷】** [名]印刷物を、もとの大きさより縮めて印刷すること。「新聞の―版」 **しゅくし【祝詞】** [名]祝いのことば。祝辞。↔弔詞[しゅくし]▽「のりと」と読めば別の語。 **しゅくじ【祝辞】** [名]祝いの気持ちを述べることば。「ごーをいただく」→弔辞[ょう] **じゅくし【熟思】** [名]「とよくよく考えること。深く考えること。「―熟考の上」 **じゅくし【熟視】** [名]「じっくりと、よく見つめること。「前方を―する」 [類]凝視[ょう] **じゅくし【熟柿】** [名]よく熟したカキ。 **じゅくじくん【熟字訓】** [国]二字以上の漢字で書いたことばに、特定の日本語の訓をあてて読むこと。「昨日」を「きのう」、「紅葉」を「もみじ」と読むなど。 **しゅくじつ【祝日】** [名]祝いの日。とくに、国の定めた「国民の祝日」。たとえば、「みどりの日」「こどもの日」など。 [鬨]祝祭日・祭日・旗日[呢] **しゅくしゃ【宿舎】** [名]①とまるところ。やど。「国民―」「代表チームの―」▽団体で利用するところに言うことが多い。 ②公務員や団体職員のためにつくられた住宅。 **しゅくしゃ【縮写】** [名]「もともとの大きさより小さく縮めて写すこと。また、その写したもの。「地図を―してのせる」 **しゅくしゃく【縮尺】** [名]「[凶]地図や設計図などを、実物よりも小さく縮めて書くこと。また、縮める割合。「―五万分の一」 **しゅくしゅ【宿主】** [名]寄生生物が寄生する、相手の生物。たとえば、アニサキスが寄生しているサバやイカなど。 **しゅくしゅく【粛粛】** [形動]おごそかで気持ちがひきしまるようす。「―と進む行列」「―たる面持[もち]」 **しゅくじょ【淑女】** [名]上品で、しとやかな女性。レディー。 [対]紳士 **しゅくしょう【縮小】** [名][丕]ものの大きさや規模・数量などを小さくすること。また、小さくなること。「―印刷」「経営を―する」「面積が―する」 [対]拡大▽「縮少」は誤り。 **しゅくしょうかい【祝勝会】** [名]試合などの勝利を祝う会。 **しゅくしょうさいせいさん【縮小再生産】** [名]生産がくりかえされるたびに生産規模が小さくなること。生産設備に投資するよりも、その減耗[就]分が大きく、生産能力が低下して生産力が減少していくこと。 [対]拡大再生産・単純再生産 **しゅくず【縮図】** [名]もとの形のまま縮めた図。▽ものごとを凝縮したありさまのたとえにも使う。「人生の―」 **じゅくす【熟す】** [国]①くだものが食べごろになる。よくうれる。「熟した柿[がき]」 ②何かをするのにちょうどいい、またはじゅうぶんな状態になる。「機が―のを待つ」 ③技芸などに慣れてじょうずになる。円熟する。「熟したわざ」「熟した表現」 ▼「じゅくする」とも。 **じゅくすい【熟睡】** [名][函]ぐっすりねむること。[類]熟眠・安眠 **しゅくせ【宿世】** [名]→「すくせ」 **しゅくせい** [日]【粛正】[名]「[スと]厳しくとりしまって、不正をとりのぞくこと。「→綱紀―」 **しゅくせい** [【粛清】][名]組織の中の反対派を追放すること。「反対分子の―」「血の―」 **じゅくせい【塾生】** [名]塾で学ぶ学生や生徒。 **じゅくせい【熟成】** [名][函]時間をかけてしこんだ発酵食品などが、じゅうぶんできあがること。また、年月を経て構想ができあがること。「酒が―する」 **しゅくぜん【粛然】** [形動]気持ちをひきしめ、静かにかしこまるようす。「―としてえりを正す」 **しゅくだい【宿題】** [名]①あらかじめ示して考えさせる問題。とくに学校で、児童・生徒が家に持ち帰ってするようにあたえる問題。「―を忘れる」 ②解決されないまま、あとにもちこす問題。「これは次の会までのーとしよう」 **じゅくたつ【熟達】** [名][図]』経験を積んですっかり慣れて、じょうずになること。「英会話に―する」 [圏]熟練 <623> **じゅくち[熟知]** [名・スル]じゅうぶんに知りつくしていること。「仕事内容を―する」 **しゅくちょく[宿直]** [名・スル]会社や学校などで、夜間の警備などのために、職員が交替りでとまりこむこと。また、その人。「今夜は―だ」 **しゅくてき[宿敵]** [名]ずっと長いあいだ争いつづけている敵。「決勝戦は―どうしの争いとなる」 **しゅくぼう[宿望]** [名]長いあいだもっている強い希望。「しゅくもう」とも。「―をとげる」 **しゅくめい[宿命]** [名]生まれる前からきまっていて、人の力では変えることのできない運命。「これもーとあきらめる」「―的な出会い」[天命・因縁] **ジュグラー** [人名]一八一九ー一九〇五年。フランスの経済学者・医者。恐慌は景気循環の一局面にすぎないことを発表した。その景気の動向は、「ジュグラー循環」「ジュグラーの波」といわれる。[Joséph Clément Juglar] **じゅくりょ[熟慮]** [名・スル]時間をかけて、じっくりとじゅうぶんに考えること。 **じゅくりょだんこう[熟慮断行]** [四漢]じっくりと考えたうえで、思いきりよくおこなうこと。 **じゅくれん[熟練]** [名・スル]ある仕事や技術に慣れてじょうずなこと。「―者」「―工」[熟達・習熟] **しゅくん[主君]** [名]自分が家来として仕えている主人。 **しゅくん[殊勲]** [名]特別にすぐれたてがら。功績。「最高—選手」 **しゅけい[主計]** [名]経理・会計をつかさどること。「大蔵省――局」「海軍――中尉」 **しゅげい[手芸]** [名]編み物やししゅうなどのように、手さきを使ってする工芸。「―教室」 **じゅけい[受刑]** [名・スル]刑罰の執行を受けること。「―者」 **しゅけん[主権]** [名]国家の政治のありかたをきめる最高の権力。「―者」「―在民」 **じゅけん** [名・スル]①検査・検定を受けること。「学力検査を―する」②[名]試験を受けること。「―勉強」「高校を―する」▽入学試験をさすことが多い。 **しゅけんこっか[主権国家]** [名]主権・領域・国民をもつ独立国家。ほかの国の支配を受けず、干渉されることもない。 **しゅけんざいみん[主権在民]** [名]国を治める最高の権力が国民にあること。国民主権。民主主義の原理とされる。 **じゅけんじごく[受験地獄]** [名]入学試験のはげしい競争で、受験生が非常に苦しむ状態を地獄の苦しみにたとえたことば。 **しゅげんしょう[朱元璋]** [人名]一三二八ー一三九八年。中国、明の初代皇帝。太祖。洪武帝。元末の紅巾の乱に参加して指導権をにぎり、元をしりぞけて中国を統一し、独裁体制をつくった。 **しゅげんどう[修験道]** [名]仏教で、役小角を開祖とし、山中で修行したり、加持祈禱したりする密教の一派。 **しゅご[主語]** 文法で、「何が」などにあたる文節。「どうする」「どんなだ」「何だ」「〜である」などにあたる文節を述語というのに対していう。たとえば、「空が青い」では、「空が」を主語という。↔述語▽「~が」の形でなくても、「雨さえ降ってきた」「私だけ帰る」「書くのがめんどうだ」などの「・」印のついた文節は主語である。日本語では、ヨーロッパ語でいう「主語」のない文も多く、とくに、「私ハ水ガ飲みたい」などの「私ハ」と「水ガ飲みたい」を「主題と説明」とする意見や、「水ガ」を「対象語」とする意見もある。 **しゅご[守護]** [名・スル]①安全に守ること。「―神」②[名]鎌倉時代に、幕府が設けた職名で、軍事や警察などの仕事をした。のちには政治の実権をもにぎり、守護大名となった。 **しゅこう[首肯]** [名・スル]相手の言うことになっとくし、うなずくこと。「その説は―できる」 **しゅこう[趣向]** [名]ものごとをおもしろくするためのくふう。「―をこらした演出」 **しゅこう[酒肴]** [名]酒と、酒のさかな。「―をととのえる」「―料」▽文章語。 **しゅごう[酒豪]** [名]酒に強い人。おおざけのみ。 **じゅこう[受講]** [名]講義や講習を受けること。「―料」 <624> **しゅこうぎょう[手工業]** [名]簡単な道具で、手さきにたよって品物を生産する小規模な工業。自宅で、家族ぐるみでおこなうことが多い。↔機械工業 **しゅこうりょう[酒肴料]** [名]①他人に招待されたときなどに包むかね。②酒肴をふるまう代わりとしてわたすかね。 **しゅごだいみょう[守護大名]** [名]室町時代に、幕府から支配をまかされていた国で領主化した守護。国内の武士を家臣とし、応仁の乱のころまで勢力を保った。 **しゅごん[儒艮]** [名]ジュゴン科の哺乳動物。海にすむ。形はクジラに似、胸びれと尾びれをもつ。▽昔、人魚とまちがわれた。 **しゅさ[主査]** [名]中心となって調査や審査をする役。また、その役をする人。 **しゅさい** [名・スル]①人々をまとめ、中心となってものごとをおこなうこと。また、その役の人。「劇団の―者」「俳句雑誌を―する」②[名]中心になって、会合や行事などのおもよおしをおこなうこと。また、そのまとめ役の人や団体。「新聞社―の展覧会」 **しゅざい[取材]** [名・スル]ある出来事や事件などから、報道記事・作品・研究の材料をとること。また、そのために関係者から話を聞いたり調べたりすること。「―活動」「―カメラマン」 **しゅざん[珠算]** [名]そろばんを使ってする計算。「たまざん」とも。 **しゅし** [名]①文章や話などのいちばんの中心となる内容や意味。言いたいことの中心。[主意]「話の―をつかむ」②[名]ことをするにあたっての目的や理由。[趣意]「大会の―に反する」③文章や話などで、おもに言おうとしていることがら。おもむき。「手紙の―」「申し出の―を了解する」 **しゅし[種子]** [名]植物のたね。水分や温度などの条件がととのうと芽を出す。 **しゅし[朱子]** [人名]「しゅき」 **しゅじ[主事]** [名]役所や学校などで、その事務を責任をもっておこなう職。また、中心となって事務をあつかう人。「指導―」 **じゅし[樹脂]** [名]針葉樹などから出る、ねばねばした液。空気にふれると固体になる。まつやになど。 **しゅじい[主治医]** [名]①何人かの医師の中で、中心となってその患者の治療をうけもつ医師。②いつも診察をしてもらう、かかりつけの医師。ホームドクター。 **しゅしがく[朱子学]** [名]中国、南宋の朱熹が大成した儒学の一派。大義名分を重んじる。日本には鎌倉末期に伝わり、江戸時代に官学として幕府の思想的な柱となった。林羅山や新井白石らの学者が出た。宋学。 **しゅじく[主軸]** [名]①中心となる軸。主要な軸。②機械で、原動機から動力を直接受けて伝える軸。③中心になってものごとを動かす人。「チームのー」 **しゅししょくぶつ[種子植物]** [名]花が咲いて種ができる植物をまとめて呼ぶことば。裸子植物(マツ・イチョウなど)と被子植物(イネ・キクなど)に分けられる。顕花植物。↔胞子植物 **しゅしゃ[取捨]** [名・スル]とることと捨てること。よいものや必要なものをとり、悪いものや不要なものを捨てさること。「―選択」 **じゅしゃ[儒者]** [名]①儒学を修めた学者。また、儒学を教える学者。儒学者。儒家。②江戸時代の幕府の職名の一つ。代々、林氏(林羅山が有名)がその任を務め、将軍に講義した。 **しゅじゃく[朱雀]** [名]天の四神の一つ。南をつかさどる。▽古くは「すざく」とも。他の三神は、玄武・青竜・白虎。 **しゅしゃせんたく[取捨選択]** [四回]よいものをとり、悪いものを捨てること。必要なものをとり、不必要なものを捨てること。「―の基準を定める」 **しゅしゅ[守株]** [名]古い慣習やしきたりをいたずらに守るばかりで、融通のきかないこと。▽たまたま切り株に当たって死んだウサギを見て、それからは毎日働かないで切り株だけを見張っていたという故事(中国、「韓非子」)から。 **じゅじゅ[種種]** [名・形動]種類が多いようす。いろいろ。さまざま。「―雑多」「―とりそろえる」 **じゅじゅ[授受]** [名・スル]あたえることと受けとること。やりとり。うけわたし。「金銭を―する」 **しゅじゅう[主従]** [名]主人と従者・家来。主であるものと、それに従うもの。「―の関係」 **しゅじゅざった[種種雑多]** [四漢]さまざまな種類ものが、ごったに入りまじっているようす。 **しゅじゅそう[種種相]** [名]さまざまな姿。「社会の―」 **しゅじゅつ[手術]** [名・スル]医師が病気やけがを治すために、からだを切りひらいたり悪いところを切りとったりして、治療すること。「外科―」 **じゅじゅつ[呪術]** [名]超自然的・神秘的な力を借りて、望むような現象を起こさせようとすること。まじない。雨ごいなど。 **しゅしょ[朱書]** [名・スル]朱で書くこと。また、朱で書いたもの。 **しゅしょう[主将]** [名]①全軍の総大将。首将。②スポーツ競技などで、チームを率いる選手。キャプテン。 **しゅしょう** [名・スル]①中心となって、意見や主張などを唱えること。②[名]意見や主義などをまっさきに唱えはじめること。 **しゅしょう[首相]** [名]「内閣総理大臣」のこと。宰相。「―の座」▽首席の大臣という意味。 **しゅしょう[殊勝]** [形動]年齢や経験が少ないのに、おこないや心がけがよくて感心なようす。「―な心がけ」「―にもつらい仕事を買ってでる」 **しゅじょう[主情]** [名]理性(知性)や意志よりも感情を重んじること。「―的歌風」「一主義」↔主知 **しゅじょう[衆生]** [名]仏教で、この世の中のすべての生きもの。生命あるものすべて。 <625> **じゅしょう** [名・スル]①勲章や記章を受けること。「文化勲章——者」↔授章②[名・スル]賞をもらうこと。「アカデミー賞―の喜び」↔授賞 **じゅしょう[授章]** [名]勲章や記章を授けること。↔受章 **じゅしょう[授賞]** [名]賞を授けること。「―式」→受賞 **しゅじょうさいど[衆生済度]** [四漢]仏が衆生を迷いの苦しみから救って、さとりの境地に導くこと。 **しゅしょく[主食]** [名]ふだんの食事の中心となる食物。わが国では、ごはん・パンなど。↔副食 **しゅしょく[酒色]** [名]酒と女。「―におぼれる」 **しゅしん[主審]** [名]競技の審判員の中で、中心となって審判する人。↔副審▽野球では、球審。 **しゅじん[主人]** [名]①一家の中心になる人。あるじ。「一家のー」②自分の仕える人。だんな。③妻が他人に、夫をさしていうことば。④店の経営者。 **じゅしん[受信]** [名・スル]①通信・放送などの電波を受けること。「海外のラジオ放送を―する」→送信②郵便物や電報を受けること。↔発信 **じゅしん[受診]** [名・スル]医者の診察や検診を受けること。「早期に―する」 **じゅしんき[受信機]** [名]電信・電話・テレビ・ラジオなどからの信号を受けとる装置。↔送信機・発信機 **しゅじんこう[主人公]** [名]小説・演劇・映画などに登場する人物の中で、もっとも中心となる人物。▽男性をヒーロー、女性をヒロインともいう。 **しゅす[繻子]** [名]縦糸か横糸がきだすように織った、なめらかでつやがある厚地の織物。帯などにする。サテン。 **じゅず[数珠・珠数]** [名]たくさんの小さな玉に糸を通して輪にしたもの。仏を拝むときに手にかけて使う。念珠。「ずず」とも。▽ふつう、煩悩の数に合わせて一〇八個の玉がついている。 **じゅすい[取水]** [名・スル]水源から必要な水をとりいれること。「水道の―ロ」 **じゅすい[入水]** [名・スル]海や川などに飛びこんで自殺すること。投身。みなげ。「にゅうすい」とも。 **じゅずつなぎ[数珠繋ぎ]** [名]数珠のように、多くのものがひとつなぎであること。「渋滞で車が―だ」 **じゅずなり[数珠生り]** [名]じゅず玉のようにたくさん並ぶこと。「―のみかん」 **じゅそ[呪詛]** [名]うらみのある人に災いが起こるようにと、神仏にいのること。のろい。 **じゅぞう[受像]** [名・スル]放送された電波を受けて、テレビ画面に像を映しだすこと。「―機」↔送像 **じゅぞう[受贈]** [名・スル]おくりものを受けること。「―雑誌」↔寄贈 **しゅぞく[種族]** [名]①同じ祖先から出て、同じ言語や風俗・習慣などをもつ民族の集団。[部族]②動植物などで、同じ種類に属するもの。[種] **しゅせい[守勢]** [名]敵の攻撃から自分の身を守ること。防御だけの態勢。しゅぜい。「―にまわる」「―に立つ」→攻勢 **しゅせい[酒精]** [名]エチルアルコール。「―分」 **しゅせき[手跡]** [名]その人の書いた文字。筆跡。筆のあと。 **しゅせき** [名]①国家や党などの第一位にいる人。最高指導者。「国家――」②[名]席次や地位が第一位であること。一番。「―で卒業する」「―奏者」[首位] **しゅせき[酒席]** [名]酒宴の席。宴会の席。宴席。「―にはべる」「―の座興」 **しゅせきさん[酒石酸]** [名]ブドウなどの果実にあるすっぱい成分。無色の結晶。ジュースなど、清涼飲料水に使う。 **しゅせん[主戦]** [名]①解決の方法として、戦争の開始や継続を主張すること。「―論」↔反戦②スポーツで、戦いの主力となること。「―投手」 **しゅせんど[守銭奴]** [名]かねを使わず、ためることばかり考えている欲の深い人。[吝嗇家] **しゅたい[主体]** [名]①他に対して、意志や行動をはたらきかけるもの。「―的に活動する」↔客体②団体や組織などの主要な部分を占めるもの。「若手を―とするチーム」 **じゅせい** [名・スル]①めすの卵子とおすの精子とが結びついて、新しい個体が生じること。「―卵」②[名]人工的に、精子を卵子と結合させること。「人工―」 **しゅせいぶん[主成分]** [名]その物質を構成するおもな成分。 **しゅだい[主題]** [名]①芸術作品で作者がもっとも強く表現しようとしている題目。テーマ。②音楽で、曲の中心となる旋律。メロディー。③日本語の文で、ヨーロッパ語の主語の位置にくる名詞などを助詞「は」でうけるとき、その名詞を主語ではなく、それを題目にして、それについて説明し描写にすると考える考えかたがある。このほうが日本語の構造をよく理解できる。 **じゅたい[受胎]** [名]身ごもること。妊娠。[懐胎・懐妊] **じゅだい[入内]** [名]皇后や中宮として、儀式を経て初めて内裏にはいること。 **しゅだいか[主題歌]** [名]映画やドラマなどで、その主題をもとにつくられ、作品の中で歌われる歌。テーマソング。 **しゅたいせい[主体性]** [名]自分なりの考えをしっかりもち、責任をもって行動するような態度や性質。「―を確立する」 **しゅたいてき[主体的]** [形動]自分の意思や判断にもとづいて行動するようす。[自主的] **しゅたく[手沢]** [名]長いあいだ愛用してついた手あかやつや。「―本」 **じゅたく[受託]** [名・スル]たのまれること。たのまれて金品を預かること。↔委託 <626> **じゅだく[受諾]** [名・スル]相手のたのみごとや申しこみなどをひきうけること。「申しいれを―する」→拒絶 **しゅたる[主たる]** [連体]中心となる。おもな。「―目的」 **しゅだん[手段]** [名]目的を達成するための具体的なやりかた。てだて。「目的のためには―を選ばない」[すべ・方策] **しゅち[主知]** [名]感情や意志よりも理性や知性を重んじること。↔主情・主意 **しゅちしゅぎ[主知主義]** [名]主観や情念よりも知性や理性を重んじる立場。阿部知二に代表される。 **しゅちにくりん[酒池肉林]** [四漢]豪華をきわめた大宴会。中国、「史記」の故事、「酒をもって池となし、肉をかけて林となす(=酒は池のように、肉は林のようにたくさんある)」から出たことば。俗に、「肉」を女性のからだの意味でも使う。 **しゅちゅう[手中]** [名]自在にあつかえる自分のものとして所有していること。手のうち。「勝利を―におさめる」「敵の―に落ちる」 **じゅちゅう[受注]** [名]注文を受けること。「―が生産をうわまわる」「―伝票」→発注 **しゅちょう[主張]** [名・スル]強く持っている意見。また、自分の意見を強く言いはること。「―が通る」「自己―」「権利を―する」[主義] **しゅちょう[主潮]** [名]その時代のおもな思想の傾向。▽もと、おもな潮流という意味。 **しゅちょう[首長]** [名]組織や団体などを統率する人。とくに、行政機関の最高責任者。内閣では総理大臣、地方自治体では知事・市町村長などをさす。「―選挙」 **しゅつ[出]** ●内から外にだす。でる。↔入②外にあらわれる。あらわす。③ある場所におもむく。↔欠④そこから生まれたものであること。⑤ぬきんでる。 **シュツ・スイ** ①出荷[しゅっか] 出家[しゅっけ] 出発[しゅっぱつ] 支出[ししゅつ] 提出[ていしゅつ] 出納[すいとう] 出挙[すいこ] 出師[すいし] ②出火[しゅっか] 出現[しゅつげん] 出来[しゅったい] 出土[しゅつど] 不世出[ふせいしゅつ] 露出[ろしゅつ] ③出演[しゅつえん] 出勤[しゅっきん] 出場[しゅつじょう] 出席[しゅっせき] 出廷[しゅってい] ④出自[しゅつじ] 出身[しゅっしん] 出典[しゅってん] 嫡出[ちゃくしゅつ] ⑤出色[しゅっしょく] 傑出[けっしゅつ] でる・だす[でる・だす] 新聞に出る[しんぶんにでる]/顔を出す[かおをだす] いだす[いだす] 出汁[だし] 出鱈目[でたらめ] 見出す[みいだす] **じゅつ[述]** 考えていることを、文字やことばであらわす。 **ジュツ** 述懐[じゅっかい] 述語[じゅつご] 述作[じゅっさく] 記述[きじゅつ] 供述[きょうじゅつ] 叙述[じょじゅつ] 著述[ちょじゅつ] のべる[のべる] 申し述べる[もうしのべる] **じゅつ[術]** ①わざ。学問や技芸。②ものごとを処理する方法。手段。「世わたりのー」③はかりごと。たくらみ。④ふしぎなわざ。 **ジュツ** ①術語[じゅつご] 学術[がくじゅつ] 技術[ぎじゅつ] 芸術[げいじゅつ] 美術[びじゅつ] ②手術[しゅじゅつ] 戦術[せんじゅつ] 話術[わじゅつ] 処世術[しょせいじゅつ] ③術策[じゅっさく] 術数[じゅっすう] 術中[じゅっちゅう] ④妖術[ようじゅつ] 魔術[まじゅつ] すべ[すべ] **じゅっ・・・[十・・・]** ↓「じっ・・・」▽たとえば、「十戒」は「じっかい」、「十中八九」は「じっちゅうはっく」など。 **しゅつえん[出演]** [名・スル]映画・演劇・放送などに出て、劇や芸などを演じること。「番組の―者」 **しゅっか[出火]** [名・スル]火事を出すこと。火災が起こること。「―原因」⇔鎮火 **しゅっか[出荷]** [名・スル]荷物を送りだすこと。とくに、市場へ商品を送りだすこと。「―組合」↔入荷 **しゅつが[出芽]** [名・スル]①植物の芽が出ること。発芽。②無性生殖の一つ。母体の突起が分離してふえる。酵母などに見られる。 **じゅっかい[述懐]** [名・スル]折にふれて、心の中の気持ちや思いを述べること。「昔のことを―する」 **しゅっかん[出棺]** [名・スル]葬式のとき、死者をおさめたひつぎを送りだすこと。「午後一時―」 **しゅつがん[出願]** [名・スル]官庁や学校などに願書を出すこと。願書を出して許可を願いでること。「特許―」 **しゅつぎょ[出漁]** [名]↓「しゅつりょう」 **しゅっきん[出金]** [名・スル]かねを出すこと。また、出したかね。「―伝票」[支出]↔入金 **しゅっきん[出勤]** [名・スル]職場に働きに行く(来る)こと。「―時間」「日曜―」↔欠勤・退勤 **しゅっけ[出家]** [名・スル]仏門にはいり僧になること。俗世間をはなれ、仏道にはいること。また、その人。「―遁世の身」「―得度」[坊主]↔在家 **しゅつげき[出撃]** [名・スル]敵を攻撃するために、陣地や基地から出ていくこと。[進撃]⇔迎撃 **しゅっけつ[出欠]** [名]出席と欠席。出席か欠席か、ということ。「―をとる」 **しゅっけつ[出血]** [名・スル]①血が出ること。血液が血管の外に流れでること。「―多量」「内―」②金銭や労力などに犠牲いや損失があること。「―大サービス」 <627> **しゅっけとくど【出家得度】** [回漢]仏門にはいって「曽[そっ]となること。 **しゅつげん【出現】** [名]「いままでなかったものや見えなかったものがあらわれでること。「新兵器の―」 **しゅっこ【出庫】** [名][函]⊕倉庫から品物を出すこと。くらだし。 ②電車やバスなどを車庫から出すこと。◆ [入庫] **じゅつご【述語】** [文法]文で、「どうする」「どんなだ」「何だ」「〜である」などの説明をする文節。「何が」「何は」にあたる文節を、主語または主題というのに対していう。たとえば、「風が強い」「富士山は高い」では、「強い」「高い」が述語。 [対]主語 **じゅつご【術語】** [名]学問や技術などの専門分野で、とくに定義して使うことば。学術用語。テクニカルターム。 **しゅっこう【出向】** [名]「もとのところに籍を置いたまま、命令によって他の会社や役所に勤めること。「―社員」 **しゅっこう** [日]【出航】[図]「船が航海に出ると。「サンフランシスコへ向けて―する」 [関]出帆[赂っ]・船出 **しゅっこう** [目]【出港】[図]船が港を出ること。ふなで。「さんま漁に―する」 [↔]入港・帰港 **じゅっこう【熟考】** [名]「[函]時間をかけてよく考えること。じゅうぶんに考えをめぐらすこと。「―を重ねる」 [類]熟慮一考 **しゅっこく【出国】** [名][乏]国外へ出ること。その国、とくに自分の国を出てよその国へ行くこと。「―手続きをとる」 [←]入国 **しゅっこんそう【宿根草】** [名]地上にある葉や茎[くき]はかれるが、地下茎などが残っていて、翌年、また新しい芽を出す草。宿草。多年草。ボタン・ユリ・チューリップなど。 **じゅっさく【術策】** [名]相手をだますためのはかりごと。計略。策略。「―にはまる」「―をめぐらす」 **しゅっさつ【出札】** [名][函]駅で乗車券や入場券などを売ること。「―[ロ]」「―掛[がかり]」 **しゅっさん【出産】** [名]「子供を産むこと。「―祝いをおくる」 **しゅっし【出仕】** [名]「[函]勤めに出ること。とくに、官庁や役所に勤めること。 **しゅっし【出資】** [名][函]事業などのために、資金を出すこと。「―者」「共同で―する」 **しゅつじ【出自】** [名]その人の家がら。血統。素性[けよ5]。出身。「―を明らかにする」「―出所[ゅっ]」▽「自[ょり]出た」という意味。 **しゅっしゃ【出社】** [名][乏]会社に出勤すること。「八時に―する」→退社 **しゅっしょ** [日]【出処】[名]①世に出て官職をえることと、辞めて勤めずにいること。「―進退」▽「処」は、一定のところにとどまること。 ②「出所」に同じ。 **しゅっしょ** [Π]【出所】[名][凹]①そのものの、でどころ。出てきたところ。「―不明」 ②刑[ぃ]を終えて、刑務所から出ること。 [出獄ぃっ] **しゅっしょう【出生】** [名][乏]①人がこの世に生まれること。「―届[とどけ]」 [圏]出産・誕生 [↔]死亡 ②その土地の生まれであること。「―地」▼「しゅつせい」とも。 **しゅつじょう【出場】** [名]競技やコンテストなどに、参加すること。「予選に―する」 [←]欠場 **しゅっしょうりつ【出生率】** [名]一年間に、人口一○○○人に対して生まれた子供の数の割合。 **しゅっしょく【出色】** [名]とくに目立ってすぐれていること。「―のできばえ」 [圏]抜群・傑出[っ] **しゅつごく【出獄】** [名][亠]釈放[野く]されて、牢屋[る]や刑務所を出ること。 [圏]出所, [入獄] **しゅっしょしんたい【出処進退】** [四漢]現在ある地位や職にとどまるか、辞めるかといった、けじめのつけかた。「―を共にする」「―を明らかにする」▽「出所進退」は誤り。 **しゅっしん【出身】** [名]その土地の生まれ、その学校の卒業生であること、その団体の所属であったこと。「―地」「一校」 **しゅつじん【出陣】** [名]「戦いに出かけていくこと。「いざーの構え」「―式」「 [圏]出馬・出征 **しゅっすい【出水】** [名]「①川の水などが大量にあふれでること。また、あふれでた水。「でみず」とも。「―さわぎ」「堤防がくずれて―する」 [類]洪水 **じゅっすら【術数】** [名]はかりごと。たくらみ。計略。「権謀[咒]―」▽「数」は、はかりごとのこと。 **しゅっせ【出世】** [名]「①社会での地位や身分が高くなること。「―の道を歩む」「立身―」 **しゅっせい【出生】** [名]↓「しゅっしょう」 **しゅっせい【出征】** [名][下忍]軍隊にはいって戦地に行くこと。「―兵士」 **しゅっせうお【出世魚】** [名]成長するにしたがって名前の変わる魚。めでたいものとされる。▽セイゴ→フッコ→スズキなど。 **しゅっせかげきよ【出世景清】** 一六八五年。近松門左衛門[線類もん]の作。平景清[松髭]が、源頼朝[ものら]を討とうとして失敗、入牢したが、観世音[燃ぜ]によって救われるという時代物の浄瑠璃。 **しゅっせがしら【出世頭】** [名]仲間の中で、もっとも立身出世した人。また、もっとも出世の早い人。 **しゅっせき【出席】** [名][函]授業や会議などの席に出ること。「―日数がたりない」 [対]欠席 **しゅっせさく【出世作】** [名]作者が世間[だ]に認められるきっかけとなった作品。 **しゅっせばらい【出世払い】** [名]出世したり成功したら返せばよい約束で貸すかね。また、その約束。 **しゅっそう【出走】** [名][乏]競馬や競輪[怨]などの競走に出ること。「―とり消し」「―馬『」 **しゅったい【出来】** [名]①事件などが起きること。「珍事[頃]―」 ②ものごとができあがること。「近日―」 [対]完成 「しゅつらい」の変化した形。文章語。 **しゅつだい【出題】** [名][凼]⊕試験などの問題を出すこと。「クイズの―者」「 [圏]設問 ②あらかじめ詩や和歌の題を指定すること。また、その題。 <628> **しゅったつ[出立]** [名]旅に出ること。旅立ち。「―の刻限がせまる」 **しゅっちょう[出張]** [名・スル]仕事で、勤務地以外の場所へ出かけること。「海外―」「―旅費」 **しゅっちょう[出超]** [名]「輸出超過」の略。ある期間の輸出総額が、輸入総額よりも多いこと。↔入超 **しゅってい[出廷]** [名・スル]裁判のために、法廷に出ること。「証人として―する」→退廷 **しゅってん[出典]** [名]故事・成語・ことわざや、引用した語句などの出どころである書物。「―を示す」 **しゅつど[出土]** [名・スル]古い時代の遺物や化石などが、土の中から出てくること。「古墳の―品」 **しゅっとう[出頭]** [名・スル]呼び出しに応じて、裁判所や警察などの役所に出かけていくこと。「任意―」「警察に―する」 **しゅつにゅう[出入]** [名]人や金銭が、出ることとはいること。ではいり。「入場者の―状況」 **しゅつば[出馬]** [名・スル]①地位の高い人が、みずからそこに出向くこと。「会長がみずから―して事態の収拾にあたる」②選挙に立候補すること。「市長選の―を表明する」③戦いに出かけていくこと。[出陣] **しゅっぱつ[出発]** [名・スル]①目的地に向かって出かけること。「―時刻にまにあう」↔到着②ものごとを始めること。スタート。「新しい仕事場で再―する」 **しゅっぱん[出帆]** [名・スル]船が港を出ること。「―の合図にどらを鳴らす」[出航・出船] **しゅっぱん[出版]** [名・スル]書物や雑誌などを編集・印刷して、世の中に出すこと。「学術書の―を手がける」「ようやく―のはこびとなる」「―社」 **しゅっぴ[出費]** [名・スル]何かをするのにかかった費用。また、費用を出すこと。かかり。「―がかさむ」 **しゅっぴん[出品]** [名・スル]展覧会などに作品を出すこと。また、バザーなどに品物を出すこと。 **しゅっぷ[出府]** [名・スル]昔、地方から都に出ること。江戸時代は、武士が幕府のある江戸へ出ること。 **じゅつぶ[述部]** 文法で、文の中で、述語とそれを修飾する語をふくむ部分。↔主部 **しゅっぺい[出兵]** [名・スル]軍隊を外国へ行かせること。派兵。「シベリアー」↔撤兵 **しゅつぼつ[出没]** [名]頻繁にあらわれては消えさること。「―自在」「海賊船が―する」 **しゅっぽん[出奔]** [名・スル]にげだして、ゆくえをくらますこと。「かねをぬすんでーする」[逐電・逃亡] **しゅつらん(出藍)の誉まれ** 先生より弟子にのほうがすぐれていること。▽中国、「荀子」の「青は藍より出でて藍よりも青し」から出たことば。 **しゅつりょう** [名・スル]①魚をとりに出かけること。「―した船がもどらない」②[名]山野に、鳥やけものの狩りに出かけること。「しゅつぎょ」とも。 **しゅつりょく[出力]** [名・スル]①発電機やエンジンなどの機械が出すエネルギーの量。ワットや馬力などであらわす。「―一万キロワット」②コンピュータなどが、データやプログラムを処理して出す情報。アウトプット。↔入力 **しゅと[首都]** [名]その国全体を治める、中央政府のある都市。首府。「東京は日本の―」 **じゅとう[種痘]** [名]天然痘を予防するために、毒性の弱い菌を皮ふに植えつけること。うえぼうそう。▽一七九六年、ジェンナーが発明した。天然痘が絶滅したため、現在はおこなわれていない。 **しゅどう[手動]** [名]機械などを、動力を使わずに、手で動かすこと。「電動から―に切りかえる」「―式」↔自動 **じゅどう[受動]** [名]ほかからのはたらきかけを受けること。受け身。↔能動 **しゅどうけん[主導権]** [名]中心となって、ものごとをおし進める権力。ものごとの方向づけを左右できる支配的な力や立場。イニシアチブ。「―をにぎる」 **じゅどうたい[受動態]** [名]文法で、「うけみ」 **しゅどうてき[主動的]** [形動]中心になって行動するようす。 **じゅどうてき[受動的]** [形動]自分から進んではたらきかけるのではなく、他からのはたらきかけを受けがちなようす。「―な態度」↔能動的 **しゅとく[取得]** [名・スル]自分のものとして手に入れること。「指導員の資格を―する」 **しゅとけん[首都圏]** [名]中央政府のある都市、およびそれと密接な関係にある周辺地域。東京を中心に、埼玉・千葉・神奈川・茨城・栃木・群馬・山梨などの地域をいう。 **しゅとして[主として]** [副]とくに中心となるものは。「―子供がかかる病気」「―野菜をつくっている」 **シュトラウス** ①→「リヒャルト・シュトラウス」②→「ヨハン・シュトラウス」 **じゅなん[受難]** [名]苦しみや災難に出あうこと。とくに、イエス・キリストが十字架にかけられ、刑を受けたこと。「―の一生を閉じる」「―曲」 **しゅにく[朱肉]** [名]はんこをおすときに使う、朱色の顔料をふくませたやわらかいもの。印肉。 **ジュニア** ①年少者。下級生。↔シニア②二世。むすこ。[junior] **じゅにゅう[授乳]** [名・スル]赤んぼうに乳を飲ませること。「三時間おきに―する」 **じゅにゅうき[授乳期]** [名]赤んぼうに乳を飲ませる期間。分娩後から離乳するまでの約一年間。 **しゅにん[主任]** [名]中心になってその仕事をうけもつ人。また、その役目。「総務課の―になる」 **しゅぬり[朱塗り]** [名]朱色にぬること。また、朱色にぬったもの。 <629> **しゅのう【首脳】** 政府や団体の幹部などで、活動の中心となる人。中心人物。「日米―会議」「―部の意見」 **しゅのう【受納】** 受けとって、納めること。「会費を―する」 **シュノーケル** ①潜水しながら呼吸できるように、一方を水面に出し、一方を口にくわえるパイプ。スノーケル。 ②潜水艦の吸排気装置。 **しゅのきげん【種の起源】** 一八五九年。イギリス、ダーウィンの著。生物は適者生存の法則によって自然淘汰され、進化してきたとするもの。 **しゅはい【酒杯・酒×盃】** さかずき。「―をかたむける」「―をあげる」 **シュバイツァー** →「シュヴァイツァー」 **じゅばく【×呪縛】** まじないをかけて動けないようにすること。また、心の自由をうばうこと。「精神的な―から解放される」 **しゅはん【主犯】** 複数の人による犯罪の中心人物。「強盗事件の―をつかまえる」 **しゅはん【首班】** いちばん高い地位の人。とくに、内閣の首相。「内閣のーに指名する」 **じゅばん【×襦袢】** 和服用の下着。ジバン。▽もと、ポルトガル語。 **しゅび【守備】** 戦争やスポーツなどで、せめてくる敵から味方を守ること。また、敵の攻撃に備える態勢。「―を固める」「―につく」 **しゅび【首尾】** 初めと終わり。「―一貫」 ②ものごとのなりゆき・経過や結果。「――は上々だ」 **じゅひ【樹皮】** 樹木の幹や枝のいちばん外側の部分。木のかわ。「―の割れ目から松やにをとる」 **しゅびいっかん【首尾一貫】** 初めから終わりまで、すじが通っていること。「―した主張」 **ジュピター** ローマ神話の最高神。ギリシャ神話のゼウスにあたる。ユピテル。 **しゅひつ【主筆】** 新聞社や雑誌社などで、記者の首席として、重要な記事を書く人。 **しゅひつ 【朱筆】** 文章を直したり、書きいれをしたりするときの、朱色の文字。「原稿に―を入れる」 **じゅひょう【樹氷】** 寒さで、霧のつぶが木の幹や枝に白くこおりついたもの。風にふきつけられて、さまざまな形をつくる。 **しゅびよく【首尾よく】** 望んだとおりの結果になったようす。うまいぐあいに。「―脱出に成功する」 **しゅひん【主賓】** 客の中でいちばん重要な人。「―としてあいさつする」 **しゅふ【主婦】** 家庭生活を中心となってきりまわす女性。 **しゅふ【首府】** その国の中央政府のある都市。首都。キャピタル。 **しゅぶ【主部】** 法文の中で、主語とそれを修飾する語をふくむ部分。↔述部 **シュプール** スキーですべったあとに残るすじ。スプール。▽足あとという意味から。 **シュプレヒコール** 集会やデモで、要求や主張などを声を合わせて全員でさけぶこと。また、そのことば。▽もと、演劇用語。 **しゅぶん【主文】** ◎長い文章の中で、中心となる重要な部分。「この評論の―は最後の数行だ」 ②裁判の判決文の中で、刑を言いわたす結論の文。「―、被告人を無罪とする」 **じゅふん【受粉】** 花のおしべの花粉が、風や昆虫のなかだちでめしべにつくこと。「みつばちがーを助ける」 **しゅべつ【種別】** 種類ごとに分けること。また、種類のちがい。「採集したきのこを―する」 **しゅほう【手法】** ものごとをおこなうときのやりかた。とくに、芸術作品の表現の一つの傾向。「独自の―で絵をかく」 **しゅほう【主峰】** その山脈の中で、いちばん高い山。「ヒマラヤ山脈の―はチョモランマ」 **しゅほう【修法】** 密教で、息災などを祈願しておこなう加持祈禱の作法。「ずぼう」とも。 **しゅぼう【首謀・主謀】** 中心となって悪いことをたくらむこと。また、はかりごとの中心人物。「事件の―者をとらえる」 **しゅみ【趣味】** ①自分が楽しむためにやっていること。「―が広い」 ②ものごとの味わいやおもしろさ。また、ものごとの味わいを感じとる力。「―のいい服」 **シュミーズ** 女性の下着で、かたからひもでつって胴をおおうもの。スリップ。シミーズ。 **しゅみせん【×須弥。山】** 仏教で、世界の中心にそびえるという高山。頂上に帝釈天の宮があって、山腹に四天王がいる。 **しゅみだん【×須×弥壇】** 仏像を安置する台座。▽須弥山をかたどったものという。 **しゅみゃく【主脈】** 山脈・鉱脈・葉脈などの中心になっているすじ。↔支脈 **じゅみょう【寿命】** 命の長さ。「―の縮む思い」 ②ものが使える期間。「電池の―が切れる」 **しゅむ【主務】** 主としてその任務や事務にあたること。また、その人。「一官庁」「―大臣」 **しゅもく【種目】** 種類ごとに分けたときの、一つ <630> **しゅもく[撞木]** [名]鐘などをついて鳴らすための、T字形の棒。「―づえ(=にぎりがT字形のつえ)」 **しゅもく[樹木]** [名]木。とくに、高い立ち木。 **しゅもん[呪文]** [名]まじないや、のろいの効果を出す、ふしぎな力をもつと信じられたことば。 **しゅやく[主役]** [名]もっとも重要な役割や人物。とくに、劇で中心となる役。また、その役を演じる人。「パーティーのー」「映画の―に選ばれる」↔わき役 **しゅゆ[須臾]** [名]少しのあいだ。しばらく。「―にして去る」「―の命」▽「須」も「臾」も、わずかな時間のこと。文章語。 **じゅよ[授与]** [名・スル]おおやけの場で、授けあたえること。「卒業証書―」 **しゅよう[主要]** [形動]ものごとの中心で、とくにたいせつで欠かせないようす。「―な輸出品は小麦だ」「―科目」「株式の―銘柄」[重要・肝心] **しゅよう[腫瘍]** [名]からだの中にできる異常な細胞の集まり。良性のものと悪性のものとがある。脂肪腫や癌など。 **じゅよう[受容]** [名・スル]別の考えかたや他人の気持ちなどをうけいれること。「外国文化の―」 **じゅよう[需要]** [名]商品を必要とすること。その商品を買いもとめようとする要望。「石炭の―が減る」→供給 **しゅよく[主翼]** [名]飛行機をうきあがらせるための、もっとも大きなつばさ。機体の中央部の両側にはり出している。↔尾翼 **しゅら[修羅]** [名]「阿修羅」の略。古代インドの戦いの鬼神。 **しゅらば[修羅場]** [名]①芝居の中で、激しい戦いや争いの場面。また、戦闘などの悲惨な場所。「しゅらじょう」とも。「―を演じる」「―と化す」②生きるか死ぬかの、血なまぐさい戦いがおこなわれている場所。 **シュラーフザック** 登山用のねぶくろ。スリーピングバッグ。シュラフ。[Schlafsack] **ジュラルミン** アルミニウムの合金。軽くて強いので、航空機や自動車の材料などに使う。▽もと、商標名。[duralumin] **しゅらん[酒乱]** [名]酒に酔うとあばれるくせ。また、そのくせのある人。「―の気がある」 **じゅり[受理]** [名・スル]正式に書類などを受けとること。「辞表を―する」[受領・受納] **シュリーマン** [人名]一八二二ー一八九〇年。ドイツの考古学者。ホメロスの詩は事実だと考え、独力でトロヤ(トルコにある古代都市の遺跡)やミケーネ・ティリンス地方のエーゲ文明の遺跡を発掘し、その実在を証明した。自叙伝「古代への情熱」。[Heinrich Schliemann] **しゅりけん[手裏剣]** [名]手に持って敵に投げつける小形の剣。 **しゅりつ[樹立]** [名・スル]大きな組織や関係などをあらたにしっかりとうちたてること。また、ものごとがしっかりと定められること。「国交―」「民主国家を―する」 **しゅりゅう[主流]** [名]①いくつかに分かれている川のうち、中心となる流れ。本流。「アマゾン川のーをたどる」→支流②政党の中心勢力。また、思想のおもな傾向。 **しゅりゅうだん[手榴弾]** [名]手で投げる小型の爆弾。「てりゅうだん」とも。 **しゅりょう[狩猟]** [名・スル]銃やわななどを使って、野生の鳥やけものをつかまえること。狩り。「―民族」「―期」 **しゅりょう[首領]** [名]ギャングや盗賊たちなど、悪い集団のかしら。 **じゅりょう[受領]** [名・スル]金品などを受けとること。「寄付金を―する」[領収] **しゅりょく[主力]** [名]①全体の中で、中心となる力。「―選手が欠場する」「―商品」②その人がもつ力の大部分。「数学に―を注ぐ」 **じゅりん[樹林]** [名]木がたくさん生えているところ。 **しゅるい[種類]** [名]たくさんのものの中で、共通点をもつもののひとまとまり。「あらゆる―の車を集める」「―別に分ける」 **じゅれい[樹齢]** [名]樹木の年齢。「―三〇〇年」 **シュレーマン** [人名]↓「スレイマン」 **シュレッダー** 書類を細かく切って処分する機械。文書断裁機。[shredder] **しゅれん[手練]** [名]よく訓練されたすぐれたうでまえ。「―の早わざ」 **しゅろ[棕櫚・棕梠]** [名]ヤシ科の常緑高木。長い葉をたくさん出す。幹をおおう茶色の毛から、ブラシ・ほうき・なわなどをつくられる。 **じゅろうじん[寿老人]** [名]七福神の一人。頭が長く、ひげをたくわえ、シカを連れている。長寿を授けるという。 **しゅわ[手話]** [名]耳や口の不自由な人たちとのコミュニケーションをとるために、身ぶりを使っておこなう会話の方法。「―通訳」 **じゅわき[受話器]** [名]電話で、相手からの話を聞く器具。現在の電話機は受話器と送話器が一つになっているので、その全体をいう。↔送話器 **しゅわん[手腕]** [名]ものごとを実行する能力。やりとげる力。うでまえ。「政治的―をためす」 **しゅん[春]** ①四季の、はる。三月から五月まで。②年のはじめ。正月。③若く生気にあふれ、異性をしたいはじめるころ。また、愛欲。 **シュン** ①春季[しゅんき] 春分[しゅんぶん] 早春[そうしゅん] 立春[りっしゅん] ②迎春[げいしゅん] 新春[しんしゅん] ③春情[しゅんじょう] 思春期[ししゅんき] 青春[せいしゅん] 売春[ばいしゅん] はる[はる] 春風[はるかぜ] 小春日和[こはるびより] 春日[かすが] 春宮[とうぐう] <631> じゅん **しゅん [瞬]** 瞬瞬瞬瞬 まばたきするあいだぐらいの、ごく短い時間。シュン 瞬間 瞬時[にゅん] 一瞬[いん] またたく 星が瞬[またた]く 瞬[まじろ]ぐ 瞬[まばた]く **しゅん[俊]** イ・7画 全9画 俊俊俊俊 才能がすぐれている。シュン 俊才 俊秀 俊敏 英俊[えいしゅん] 俊[すぐ]れる 俊[とく] 鋭[えど]い 藤原俊成[ふじわらのとしなり]。 **しゅん[峻]** 山・7画 全10画 峻岭峻峻 ●高く険しい。②きびしい。シュン ①峻険[しゅんけん] 峻厳[しゅんげん] 峻嶺[しゅんれい] 峻拒[しゅんきょ] 峻別[しゅんべつ] 峻烈[しゅんれつ] **しゅん[竣]** 立・7画 全12画 竣竣竣竣 仕事を終える。シュン 竣工 竣成 **しゅん[駿]** 馬・7画 全17画 駿駿駿駿 ●足の速いすぐれたウマ。②すぐれている。▽多く、「俊」に書きかえる。シュン 駿足[しゅんそく] 駿馬[しゅんめ] 優駿[ゆうしゅん] ②駿才 駿府[すんぷ] **しゅん[舜]** 舛・6画 全13画 舜舜舜舜 ●植物のムクゲ。また、アサガオ。②中国古代の聖天子。尭[ぎょう]と並び称[しょう]される。 **しゅん【旬】** 图魚・野菜・くだものなどが、いちばん多くとれ、もっとも味のいい時期。でさかり。「さんまは今が―だ」 **じゅん [純]** 糸・4画 全10画 純純純純 まじりけがない。ありのままでかざらない。「―な男」「―和風」ジュン 純益 純情 純粋 純朴 清純[せいじゅん] 単純[たんじゅん] 藤原純友[ふじわらのすみとも]。 **じゅん [順]** 頁・3画 全12画 順順順順 ①きまりに逆らわず、したがうこと。また、きまりどおりであること。「先方が謝るのが―だ」圏遵[じゅん] ②きまりどおりの並び。「背の―」類序③さまたげるものがなく、思いどおりである。◆逆 ジュン 順応 順法 温順 従順[じゅうじゅん] ②順位 順序 順番 打順[だじゅん] 筆順 ③順調 順風 不順[ふじゅん] 順[したが]う **じゅん [準]** 水・10画 全13画 準準準準 ◎なぞらえる。また、めやすや、よりどころとなるもの。圏規・則②用意する。そなえる。③正式なものに次ぐこと。「―会員」類准[じゅん] →「準じる」を見よ。ジュン 準拠[じゅんきょ] 準則[じゅんそく] 基準[きじゅん] 水準[すいじゅん] 標準[ひょうじゅん] ②準備[じゅんび] ③準用[じゅんよう] 準[なぞら]える **じゅん [旬]** 日・2画 全6画 旬旬旬旬 十日間。とくに、一か月を三つ(=上・中・下)に分けた、それぞれの十日間。▽「句(=ことば)」は別字。ジュン 旬刊 旬間 旬日 下旬[げじゅん] **じゅん [巡]** 辶・3画 全6画 巡巡巡巡 ひとまわり見てまわる。まわりあるく。類循[じゅん] ジュン 巡回 巡業 巡査[じゅんさ] 巡視[じゅんし] 巡礼[じゅんれい] 一巡[いちじゅん] 歴巡[れきじゅん] 巡[めぐ]る 名所を巡る 堂々巡[どうどうめぐ]り *お巡[まわ]りさん **じゅん [盾]** 目・5画 全9画 盾盾盾盾 やりや矢などを防ぐ武器。たて。▽「看[み] (=みる)」は別字。ジュン 矛盾[むじゅん] たて 盾突[たてつ]く 後ろ盾[うしろだ]て 優勝盾[ゆうしょうたте] **じゅん [准]** 冫・8画 全10画 准准准准 ◎正式なものの次の位にあること。類準②認めて、許す。→「准じる」を見よ。ジュン ①准看護婦[じゅんかんごふ] 准将[じゅんしょう] 批准[ひじゅん] ②准三宮[じゅさんぐう] **じゅん [殉]** 歹・6画 全10画 殉殉殉殉 ◎仕えている主人のあとを追って死ぬ。おいじに。②仕事や信念などのために命を捨てる。→「殉じる」を見よ。ジュン 殉死[じゅんし] 殉葬[じゅんそう] ②殉教[じゅんきょう] 殉国[じゅんこく] 殉職[じゅんしょく] 殉難[じゅんなん] 殉[したが]う **じゅん [循]** 彳・9画 全12画 循循循循 ①あとにしたがう。そのとおりにする。②ぐるぐるめぐる。類巡 <632> ジュン 循守[じゅんしゅ] 循吏[じゅんり] 因循姑息[いんじゅんこそく] ②循環[じゅんかん] 循行[じゅんこう] 循[したが]う 循[めぐ]る **じゅん [潤]** 氵・12画 全15画 潤潤潤潤 ●水けをふくむ。しめりけがある。うるおう。②ゆたかで、うるおいがあること。また、もうけ。③色つやをつけてかざる。ジュン 潤滑[じゅんかつ] 湿潤[しつじゅん] 浸潤[しんじゅん] 潤沢[じゅんたく] 豊潤[ほうじゅん] 利潤[りじゅん] ③潤色[じゅんしょく] うるおう・うるおす・うるむ 田畑が潤[うるお]う 潤[うるお]い/のどを潤[うるお]す/目が潤[うる]む 潤[ふや]ける 潤[ほと]びる(=ふやける) **じゅん [遵]** 辶・12画 全15画 遵遵遵遵 規則や命令にしたがう。類順 ジュン 遵守[じゅんしゅ] 遵法[じゅんぽう] 遵奉[じゅんぽう] 遵[したが]う **じゅん[洵]** 氵・6画 全9画 洵洵洵洵 ◎うずまく水。②まことに。ジュン②洵美[じゅんび] **じゅん [詢]** 言・6画 全13画 詢詢詢詢 意見を聞いたり、相談したりする。はかる。ジュン 詢謀[じゅんぼう] 諮詢[しじゅん] **じゅん [隼]** 隹・2画 全10画 隼隼隼隼 鳥のハヤブサ。また、ハヤブサのように勇ましくすばやいようす。ジュン 隼鷹[しゅんよう] 隼[はやぶさ] 隼人[はやと] **じゅん [淳]** 氵・8画 全11画 淳淳淳淳 ①人情にあつい。②ありのままで、すなお。ジュン 淳厚[じゅんこう] 淳風[じゅんぷう] 温淳[おんじゅん] 淳朴[じゅんぼく] 淳良[じゅんりょう] **じゅん [醇]** 酉・8画 全15画 醇醇醇醇 まじりけのない、こい酒。また、まじりけのないようす。②人情味のあるようす。てあつい。ジュン ①醇乎[じゅんこ] 醇酒[じゅんしゅ] 醇美[じゅんび] 芳醇[ほうじゅん] ②醇化[じゅんか] 醇厚[じゅんこう] 醇々[じゅんじゅん] 醇朴[じゅんぼく] **じゅん[諄]** 言・8画 全15画 諄諄諄諄 くりかえし教える。また、くどい。ジュン 諄々[じゅんじゅん] くどい説明が諄[くど]い **じゅん【純】** [形動][造語]→漢字項目を見よ。 **じゅん【順】** 图↓→漢字項目を見よ。 **じゅん【準】** [造語]→漢字項目を見よ。 **じゅんあい【純愛】** 图ひたむきで純粋な愛。男女のあいだの愛についていう。「―をささげる」 **じゅんい【順位】** 图すぐれたものから並べたときの順番。「成績の―」 **じゅんいつ【純一】** [形動]まったくまじりけのないようす。また、かざりけのないようす。「―な性格」圏純粋 **じゅんいつむざつ【純一無雑】** [四漢]純粋で、いつわりやまじりけのないようす。 **じゅんえい【俊英】** 图学問や才能がすぐれていること。また、その人。「―の集まり」類俊秀 **じゅんえき【純益】** 图収入全体から、かかった費用を引いた残りの利益。純利。「―をのばす」 **じゅんえん【巡演】** 图[函]各地を巡回して上演すること。「全国を―する」 **じゅんえん【順延】** 图「凶」行事などのおこなわれる期日を、順ぐりにのばすこと。「雨天一」 **じゅんえん【順縁】** 图①年齢順に、老いた者から死んでいくこと。②善い行いが仏道にはいるきっかけとなること。↔逆縁 **じゅんおう【順応】** 图「忍」「じゅんのう」 **じゅんおくり【順送り】** 图[函]順々に次へ送ること。「―に回覧[かいらん]する」 **じゅんか【純化】** 图「函」まじりけのない、純粋[じゅんすい]なものにすること。「心が―される」圏浄化 **じゅんかい【巡回】** 图「忍」⊕順に回っていくこと。「―図書館」「—健康相談」②変わりはないかと見回ること。「ただいま―中」「鐘[かね]を鳴らしながら校内を―する」圏巡視 **しゅんかしゅうとう【春夏秋冬】** 图はる・なつ・あき・ふゆ。四季。「―を通じて」 **じゅんかつ【潤滑】** [形動]うるおいがあって、なめらかなようす。「―剤[ざい]」 **じゅんかつゆ【潤滑油】** 图田機械の接触面の摩擦[まさつ]を少なくするために用いる油。②ものごとをなめらかに運ぶためのなかだちとなるもの。「―の役割を果たす」 **しゅんかん【瞬間】** 图①時の流れが感じられないほどの、非常に短い時間。「決定的な―」「―最大風速」②[「~した瞬間」などの形で]・・・したあと、すぐに。・・・したとたん。「打ったー、ホームランとわかった」瞬時・刹那[せつな] 瞬[またた]きする間[ま]という意味。 **じゅんかん【旬刊】** 图新聞や雑誌などを、十日ごとに発行すること。 **じゅんかん【旬間】** 图十日間。とくに、特別行事などがおこなわれるその十日間。「交通安全—」圏旬日 **じゅんかん【循環】** 图[ス]とぐるりとひとまわりして出発点にかえり、それをくりかえすこと。「市内―バス」「体内を―する血液」 **じゅんかんき【循環器】** 图体内の各部に酸素や栄 <633> 養物を運び、また、老廃物を集める器官。心臓・血管・リンパ管など。 **しゅんき【春季】** 图春の季節。「―体育祭」 **しゅんき【春期】** 图春の期間。「―講習会」 **しゅんぎく【春菊】** 图キク科の一年草または二年草。独特のかおりがあり、食用として栽培[さいばい]する。菊菜[きくな]。 **じゅんきゅう【準急】** 图「準急行列車」の略。急行よりも停車駅のやや多い列車。 **じゅんきょ【準拠】** 图[函]あるものをよりどころとし、それに従うこと。また、よりどころとするもの。「教科書に―した問題集」 **じゅんきょう【殉教】** 图[函]自分の信じる宗教のために命を捨てること。「―した聖人」「一者」 **じゅんきょう【順境】** 图なにごとも思うようになる、めぐまれた境遇[きょうぐう]。「―に育って苦労を知らない」↔逆境 **じゅんぎょう【巡業】** 图[函]各地で、すもうや芝居などを興行[こうぎょう]して回ること。「地方―」「全国各地を―する」類旅回り **じゅんきょうじゅ【准教授】** 图大学で、講義や研究などをおこなう教員の地位。教授の次。 **じゅんきん【純金】** 图まじりもののない金[きん]。一○○パーセントのもの金。金無垢[きんむく]。二四金。 **じゅんぎん【純銀】** 图まじりもののない銀。一〇〇パーセントのもの銀。銀無垢[ぎんむく]。 **しゅんきんしょう【春琴抄】** 品图一九三三年。谷崎潤一郎[たにざきじゅんいちろう]の小説。美しい盲目の女性春琴は、献身的な愛をささげて仕える佐助[さすけ]を無視する。佐助はやけどをしたみにくい春琴を見ないようにするため、みずから両目を針で突[つ]く。女性崇拝[すうはい]、被虐趣味[ひぎゃくしゅみ]の世界をえがく耽美[たんび]的な作品。 **じゅんぐり【順繰り】** 图きめられた順に従っておこなうこと。順々。「―に発表する」 **しゅんけつ【俊傑】** 图非常にすぐれた才能をもつ人物。「維新のー」 **じゅんけつ【純血】** 国人や動物で、異種の血のまじらない、純粋な血統。「―種」↔混血 **じゅんけつ【純潔】** [図][形動]団心が清らかで、けがれのないこと。「―なたましい」圏純真②異性と肉体関係を経験していないこと。無垢[むく]↔不純 **じゅんけっしょう【準決勝】** 图トーナメント方式の試合で、決勝戦の一つ前の試合。 **しゅんけん【×峻険・×崚✕嶮】** [図形動]山や坂などが険しいこと。「―な山岳地帯」▽文章語。 **しゅんげん【×峻厳】** [形動]態度や性格などが非常に厳しくて、ごまかしやあいまいさを許さないようす。きわめて厳格なようす。「反則には―な態度で臨む」 **しゅんこう【×竣工・×竣功】** 图「函」工事が完成すること。竣成。「―は来月の予定」落成・完工↔起工・着工 **じゅんこう【巡行】** 图[函]各地を回って歩くこと。「遺跡[いせき]を―する」圏遍歴・巡覧 **じゅんこう【巡幸】** 图「函」天皇が各地を回ること。 **じゅんこう【巡航】** 图「函」船や飛行機が各地にたち寄っていくこと。「島々を―する定期船」「ーミサイル(=低空を飛ぶ長距離[ちょうきょり]誘導[ゆうどう]ミサイル)」 **じゅんこうそくど【巡航速度】** 国船や航空機などで、経済的かつ安全に運行できる速度。経済速力。 **じゅんさ【巡査】** 图①警察官。おまわりさん。②警察官の階級で、最下位のもの。 **しゅんさい【俊才・×駿才】** 图すぐれた才能。また、すぐれた才能をもつ人。圏秀才・英才 **しゅんじ【瞬時】** 图まばたきするあいだほどの、非常に短い時間。「―も気をぬけない」「―に判断を下す」類瞬間 **じゅんし【巡視】** 图[函]警備・監督[かんとく]などのために見回ること。また、見回りの人。「―船」「校内を―する」類巡回 **じゅんし【殉死】** 图死んだ主君をしたって、家来[けらい]が自殺すること。おいばら。 **じゅんし【荀子】** [人名]前二九八?——前二三五?年。中国、戦国時代の思想家。名は況[きょう]。孟子[もうし]の性善説に対して性悪説を唱え、社会秩序を維持するための礼を強調した。門下から韓非[かんぴ]らが出た。著書に「荀子」。 **じゅんじ【順次】** [画]順番に。順を追って次々に。「結果は―発表する」逐次[ちくじ] **じゅんじつ【旬日】** 图十日間。十日ほど。類旬間 **じゅんしゅ【順守・遵守】** 图[乏]法律や規則などによく従い、よく守ること。「校則を―する」 **しゅんしゅう【俊秀】** 图才知が人並み以上にすぐれていること。また、その人。類俊英 **しゅんしゅう【春愁】** 图春の日の、なんとなくものうい思い。「―を覚える」▽文章語。 **しゅんじゅう【春秋】** 图①はると、あき。②年月。としつき。また、一年間。「―を経る」③年齢[ねんれい]。とし。 > **春秋に富む** 年齢が若くて将来が長い。将来性がある。 **しゅんじゅう(春秋)の筆法** ①孔子[こうし]の編とされる「春秋」のように批判の態度が厳しいこと。②間接的な原因にすぎないものを直接的な原因のようにいう表現のしかた。「一流大学を卒業したことが、彼の人生をくるわせた」など。▼「春秋」は、中国古代の歴史書。 **しゅんじゅん【×逡巡】** 图[下]決心がつかず迷うこと。「―して好機をのがした」圏躊躇[ちゅうちょ] **じゅんじゅんと【×諄諄と】** [画]よくわかるように、相手にくわしく言いきかせるようす。「―説[と]く」 **じゅんじゅんに【順順に】** [画]順序に従って。順番に、一つ一つ。「―処理していく」 **じゅんじょ【順序】** 图①ある基準に従って、どれがさきでどれがあとになるかをきめた並べかた。「―に従う」類順②何をさきに、何をあとにするかという手順。すじみち。「―を立てて話す」圏段取り > **つかいわけ** 順序・順番 <634> 「順序」は、第一番第二番というように、きまった配列の秩序[ちつじょ]をいう。「順序よく並ぶ」。「順番」は、ある配列の中で何番目に位置するかに重点がある。「自分の順番を待つ」。 **じゅんじょう【純情】** [図][形動]疑うことを知らない、すなおで純粋な心。また、世間[せけん]ずれのしていない、うぶなようす。「―可憐[かれん]」圏純真 **しゅんしょう(春宵)一刻直千金** [物]おぼろ月に花の咲く春のよいは、ひとときでも千金の値打ちがある。▽中国、蘇軾[そしょく]の詩「春夜」から。 **じゅんじょうかれん【純情可憐】** [四漢]心が清らかで愛らしいようす。「―な少女」 **しゅんしょく【春色】** 图◎春の景色[けしき]。また、春らしいようす。「野山に―がただよう」→秋色②なまめかしいこと。色っぽいこと。江戸時代、男女の恋愛[れんあい]の種々相をえがく人情本[にんじょうぼん]の題名の頭につけられた。「春色辰巳園[たつみのその]」「春色梅児誉美[うめごよみ]」など。 **じゅんしょく【殉職】** 图「函」職務を果たそうとして死ぬこと。「消火にあたった消防士二名がーした」 **じゅんしょく【潤色】** 图[函]◎話をおもしろくするために、事実を誇張[こちょう]したり、うわべをかざったりすること。「おもしろおかしく―して話す」②原作のテーマを生かしながら改作すること。圏脚色・翻案[ほんあん] **しゅんしょくうめごよみ【春色梅児誉美】** 一八三二年—三三年。為永春水[ためながしゅんすい]の作。人情本。江戸町人の生活を、美男の丹次郎[たんじろう]と芸者米八[よねはち]およびいいなずけのお長の恋愛[れんあい]を中心にえがいた作品。 **じゅんじょだてる【順序立てる】** [下□]すじみちをきちんと整える。「順序立てて話す」 **じゅんじょふどう【順序不同】** 图人名などを、一定の順序によらないで並べること。順不同。 **じゅんじる【殉じる】** [上□]死んだ人のために、そのあとを追って自殺する。殉死する。「亡君に―」②あることのために、身を投げだしてつくす。「この仕事に―つもりだ」 ▼「じゅんずる」とも。 **じゅんじる【準じる・准じる】** [圧][□]◎基準となるものとほぼ同じとりあつかいをする。「先例に―」「正社員に準じた待遇」類倣[なら]う②その内容に応じたあつかいをする。「賃金[ちんぎん]は出来高に準じて出す」▼「じゅんずる」とも。 **じゅんしん【純真】** [形動]人を疑ったりうそをついたりする気持ちがなく、心がきれいなようす。純情。「子供のように―な心」▽「純心」は誤り。 **じゅんしんむく【純真無垢】** [國漢]人を疑う気持ちなどさらさらなく、心にまったくくもりやけがれのないようす。 **じゅんすい【純水】** 图不純物のまじっていない水。 **じゅんすい【純粋】** [図形動]⊕〈名・形動〉まじりものがまったくないこと。「―の秋田犬」生粋[きっすい] ②〈形動〉疑い・打算・かけひきなどがないこと。「―な気持ちから出たことば」圏純↔不純 **じゅんすいりせい【純粋理性】** 图経験とかかわりなく、先天的にそなわっている認識の能力。カント哲学の用語。↔実践理性 **じゅんずる【殉ずる/準ずる】** [サ変]→「じゅんじる」 **じゅんせい【純正】** [図形動]⊕純粋で正しいこと。また、規格に合った正しいもの。「―食品」「メーカーの―部品」②応用面にこだわらず、形式面や理論を中心に追い求めること。「―哲学」「―化学」 **しゅんせつ【春雪】** 图春に降る雪。春の雪。 **しゅんせつ【×浚渫】** 图[函]港や川の底にたまつた土砂をさらいとること。「川底を―する」「―船」 **じゅんせつ【順接】** [文]逵前の文(句)と後の文(句)が、矛盾[むじゅん]や対立をしないで順序よくしぜんに続いている関係。「そして」「それで」「だから」などの接続詞、「て」「ので」「ば」などの接続助詞であらわす。たとえば、「雨が降ってきた。だからやめにした」「晴れれば遠足だ」など。↔逆接 **じゅんぜん【純然】** [形動]まじりけがなく、まったくそれにまちがいないようす。「―たる誤り」 **しゅんそく【俊足】** 图先生の何人もの弟子[でし]の中で、すぐれた才能をもつ人。俊才。 **しゅんそく【×駿足】** 图①走るのが速いこと。また、その人。「―をとばす」→鈍足[どんそく] ②足の速いウマ。駿馬[しゅんめ]。 **じゅんそく【準則】** 图規則に従うこと。また、従うべき規則。「―主義」 **じゅんたく【潤沢】** [図形動]うるおい。ゆとり。また、たっぷりとあること。「―な生活」「商品が―に出回る」 **しゅんだん【春暖】** 图暖かい春。春の暖かさ。「―の候」▽多く、手紙文のあいさつに使う。 **じゅんちょう【順調】** [図形動]とどこおりなく、すらすらと進むこと。「―な出世[しゅっせ]ぶり」▽「順調→好調→快調」の順で、いっそう調子がよくなる。 **じゅんて【順手】** 图鉄棒競技などで、手の甲を上にして鉄棒をにぎるにぎりかた。↔逆手[さかて] **じゅんど【純度】** 图成分の純粋さの程度。「―が高い」「―九九パーセント」 **しゅんとう【春闘】** 图「春季闘争」の略。労働組合が、毎年春に賃上げなどを要求していっせいにおこなう統一闘争。 **しゅんどう【×蠢動】** 图[―と]毛虫などが細かくうごめくこと。また、つまらない者が、かげでこそこそと動くこと。「反対派が―しはじめた」 **じゅんとう【順当】** [形動]順序に合っていて、そうなるのが当然であるようす。「シード校が―に勝ちすすむ」「―な結果」 **じゅんとくてんのう【順徳天皇】** [人図]一一九七—一二四二年。在位、一二一〇—二二年。後鳥羽[ごとば]天皇の皇子。討幕計画に参加し、承久[じょうきゅう]の乱後、佐渡[さど]にに流された。和歌に通じ、平安時代の歌学・歌論を集大成した「八雲御抄[やくもみしょう]」をあらわす。ほかに「禁秘抄[きんぴしょう]」「順徳院御集[じゅんとくいんぎょしゅう]」など。 **じゅんなん【殉難】** 图国や社会や宗教などにかふりかかった災難のために、自分の身を犠牲[ぎせい]にし <635> て死ぬこと。「―者」 **じゅんのう【順応】** 图[囮]環境の変化や刺激[しげき]に慣れ、それに合うようになること。「―性」「新しい学校に―する」 **しゅんば【×駿馬】** 图↓「しゅんめ」 **じゅんばい【巡拝】** 图「凸」あちこちの寺社を次々に参拝して回ること。 **じゅんぱく【純白】** [図形動]まじりもののない白。まっしろ。「―のウェディングドレス」 **しゅんぱつりょく【瞬発力】** 图瞬間的に出せる、強いばねや筋肉の力。「―に富む」 **じゅんばん【順番】** 图きめられた順序に従って並べたものの中での番号。また、その次々の番号。「並んだ―に入場する」 > **つかいわけ** →「順序」を見よ。 **じゅんび【準備】** 图「函」とあることをするために、前もってとりそろえること。「―体操」「―万端整える」「資金を―する」類備え > **つかいわけ** →「用意」を見よ。 **じゅんぴつ【潤筆】** 图書や絵をかくこと。「―料」▽筆をぬらすという意味から。 **しゅんびん【俊敏】** [図形動]頭の回転がはやく、行動がすばやいこと。「―な身のこなし」 **しゅんぷう【順風】** 图船の進む方向に向かってふく風。おいかぜ。おいて。「V―満帆[まんぱん]」⇔逆風 > **順風に帆を揚げる** ものごとがすべて順調にはかどる。類得手[えて]に帆を揚げる > **順風を得る** ものごとの情勢がうまく展開する。 **しゅんぷうたいとう【春風×駘蕩】** [回漢]春風がそよそよとふき、寒くも暑くもなく、のんびりとした春ののどかなようす。▽人がらが、ゆったりとしておだやかなことにも使う。 **じゅんぷうびぞく【×醇風美俗・×淳風美俗】** [四漢]人情が厚く、美しい風俗や習慣。「―を乱す」良風美俗 **じゅんぷうまんばん【順風満帆】** [四漢]追い風を帆にいっぱいにはらんで船が進むように、ものごとがすべて順調にはこぶこと。▽「満帆」を「まんぽ」と読むのは誤り。 **しゅんぶん【春分】** 图二十四節気の一つ。春の、昼と夜の長さがほぼ同じになるとき。三月二一日ごろ。春の彼岸の中日[ちゅうにち]。⇔秋分 **じゅんぶんがく【純文学】** 图日本の近代文学で、純粋な芸術性の追求を第一とする文学作品。小説をさすことが多い。⇔大衆文学・通俗文学 **しゅんぶんのひ【春分の日】** 图国民の祝日の一つ。三月二一日ごろ。→秋分の日 **しゅんべつ【×峻別】** 图[函]厳しく区別すること。「善悪を―する」 **じゅんぼう【順法・遵法】** 图法律や規則に従い、そむかないこと。「―精神」⇔違法[いほう] **じゅんぽう【遵奉】** 图「函」法律や教訓などに従い、かたく守ること。「師の教えを―する」 **じゅんぽうとうそう【順法闘争】** 图労働争議の戦術の一つ。あえて法律や規則を完全に守ることによって、作業能率を下げ、使用者に損害をあたえようとする一種のサボタージュ。減産闘争。 **しゅんぼく【純朴・×淳朴・×醇朴】** [図形動]性格がすなおでかざりけがないこと。「―な青年」園素朴 **しゅんみん【春眠】** 图春の夜の、ここちよいねむり。 > **春眠暁を覚えず** 春の夜は短く、ねごこちもよいので、明け方になっても目が覚めない。▽中国、孟浩然[もうこうねん]の詩「春暁[しゅんぎょう]」から。 **しゅんめ【×駿馬】** 图足の速い、すぐれたウマ。「しゅんば」とも。類駿足⇔駑馬[どば] **じゅんめん【純綿】** 图他の繊維[せんい]だをまぜず、木綿だけでつくった糸や織物。 **じゅんもう【純毛】** 图他の繊維をまぜず、羊毛だけでつくった糸や織物。 **じゅんよう【準用】** 图[下函]本来の対象にきめた法律や規則を、似たほかのことにもあてはめること。 **じゅんようかん【巡洋艦】** 图軍艦の一種。戦艦に次ぐ装備の大型艦。戦艦より速く、駆逐艦より長時間航行できる。 **じゅんら【巡邏】** 图「函」「ス凸」警備のために歩いて見回ること。パトロール。また、その人。「町内を―する」巡視・警邏[けいら] **しゅんらい【春雷】** 图春さきに鳴るかみなり。 **じゅんり【純利】** 图総収入から諸経費をさし引いた、純粋の利益。純益。 **じゅんり【純理】** 图純粋の理論や原理。 **じゅんりょう【純良】** [彩画]まじりけがなく、品質がよいようす。「―なバター」▽純粋で善良なことにもいう。「―な人がら」「山村の―な青年」 **じゅんりょう【順良】** [形動]すなおで善良なようす。「―な性格」 **じゅんりょう【×淳良】** [形動]かざりけがなく善良なようす。 **じゅんれい【巡礼・順礼】** 图「函」と宗教上の聖地や霊場[れいじょう]をめぐって参拝すること。また、その人。巡拝・遍路[へんろ] **じゅんれき【巡歴】** 图[函]諸国・各地をめぐりあるくこと。「名所旧跡[きゅうせき]を―する」 **しゅんれつ【×峻烈】** [形動]相手に対することばや態度が、きわめて厳しく激しいようす。「―な批判」辛辣[しんらつ] **じゅんれつ【順列】** 图数学で、多くの中からいくつかをとりだし、ある順序に従って一列に並べること。また、その並べかた。「―組みあわせ」 **じゅんろ【順路】** 图ある順序に従って回る道すじ。「展覧会場の―に従う」 **しょ[処](處)** 父・2画 全5画 処処処処 ①しまつをつける。とりはからう。②そこにじっと、とどまっている。家にいる。③ところ。場所。圏所→「処する」を見よ。ショ ②処置[しょち] 処罰[しょばつ] 処分[しょぶん] 処理[しょり] 対処[たいしょ] ②処士[しょし] 処女[しょじょ] 処世[しょせい] 出処進退[しゅっしょしんたい] ③処々[しょしょ] 各処[かくしょ] ●処[とこ]く 処[お]る 処[ところ]とぁ 彼処[あそこ] 何処[どこ] 処女[おとめ] 此処[ここ] 其処[そこ] 類態 <636> しょ **しょ[所]** 戸・4画 全8画 所所所所 ①ありか。ところ。類処②仕事をするための組織。③下の用言を受けて名詞化する語。・・・するところのこと・もの。④受け身をあらわす語。・・・れる。・・・られる。ショ ①所在[しょざい] 住所[じゅうしょ] 場所[ばしょ] 近所[きんじょ] 長所[ちょうしょ] ②所員[しょいん] 研究所[けんきゅうじょ] 裁判所[さいばんしょ] 事務所[じむしょ] 役所[やくしょ] ③所感[しょかん] 所持[しょじ] 所信[しょしん] 所属[しょぞく] 所有[しょゆう] ④所載[しょさい] 所収[しょしゅう] ところ 所[ところ] 番地[ばんち] 台所[だいどころ] ●当て所[あてど] 所有[しょゆう] あらゆる 所謂[いわゆる] 所為[しょい] 所以[ゆえん] 所縁[ゆかり] 余所[よそ] 他所[たしょ] **しょ[初]** 刀・5画 全7画 初初初初 ●はじめ。早い時期。↔晩②はじめて。一回目の。ショ ②初期[しょき] 初春[しょしゅん] 初旬[しょじゅん] 最初[さいしょ] 当初[とうしょ] ②初演[しょえん] 初学[しょがく] 初診[しょしん] 初対面[しょたいめん] はじめ・はじめて 手初[てはじ]め/初[はじ]めての外国旅行 はつ 初物[はつもの] 初雪[はつゆき] 初夢[はつゆめ] 初優勝[はつゆうしょう] うい・そめる 初孫[ういまご] 初陣[ういじん] 初々[ういうい]しい/見初[みそ]める 書き初[かきぞ]め **しょ[書]** 日・6画 全10画 書書書書 ◎文字をかきしるす。②筆で書いた文字。とくに、書道。「―を学ぶ」③本[ほん]。「―をひもとく」④かきつけ。記録。とくに、手紙。「―をしたためる」⑤「書経[しょきょう]」の略。中国の、五経の一つ。ショ ◎書記[しょき] 書写[しょしゃ] 清書[せいしょ] ②書画[しょが] 楷書[かいしょ] 草書[そうしょ] ③辞書[じしょ] 書類[しょるい] 願書[がんしょ] 書簡[しょかん] 投書[とうしょ] 封書[ふうしょ] ④詩書[ししょ] 覚書[おぼえがき] かく 書[か]き著[あらわ]す 書留[かきとめ]、下書[したが]き 書[ふみ] **しょ[暑](暑)** 日・8画 全12画 暑暑暑暑 ①気温が高くてあつい。②夏の土用の時期。土用の十八日間。↔寒 ショ ①暑気[しょき] 炎暑[えんしょ] 残暑[ざんしょ] 避暑[ひしょ] 酷暑[こくしょ] ②暑中[しょちゅう] 小暑[しょうしょ]、大暑[たいしょ] あつい 蒸し暑[むしあつ]い 暑苦[あつくる]しい **しょ[署](署)** 网・8画 全13画 署署署署 ●仕事上のわりふり。②きまった役割をもつ役所。とくに、「警察署」の略。「―まで出頭せよ」③名前などを書きしるす。ショ ②部署[ぶしょ] 署長[しょちょう] 税務署[ぜいむしょ] 本署[ほんしょ] 分署[ぶんしょ] ③署名[しょめい] 自署[じしょ] 連署[れんしょ] 署[しょ]す **しょ[諸](諸)** 言・8画 全15画 諸諸諸諸 いろいろな。もろもろの。たくさんの。類庶[しょ] ショ 諸君[しょくん] 諸国[しょこく] 諸種[しょしゅ] 諸説[しょせつ] 諸般[しょはん] 諸[もろもろ] 諸手[もろて] 諸肌[もろはだ] **しょ [緒】(緖)** 糸・8画 全14画 緒緒緒緒 ◎いとぐち。ものごとの起こりはじめ。②つながって長く続くもの。また、お。ショ・チョ 緒言[しょげん] 緒戦[しょせん] 緒論[しょろん] 端緒[たんちょ] ②一緒[いっしょ] 由緒[ゆいしょ]/情緒[じょうちょ] 琴[こと]の緒[お] 鼻緒[はなお] 紺[こん]の緒 緒[いとぐち] > **緒に就く** ものごとにここかかる。また順調に動きだす。「ちょにつ・」とも。「緒に就いたばかりの事業」 **しょ[庶]** 广・8画 全11画 庶庶庶庶 ●いろいろの。多くの。圏諸②めかけばら。嫡[ちゃく]↔ ショ ①庶民[しょみん] 庶務[しょむ]。②庶子[しょし]。庶出[しょしゅつ] 庶幾[しょき]う 庶幾[ちか]い **しょ【渚】(渚)** 氵・8画 全11画 渚渚渚渚 みずぎわ。なぎさ。ショ 渚岸[しょがん] 渚畔[しょはん] 汀渚[ていしょ] **しょ【曙】(曙)** 日・13画 全17画 曙曙曙曙 夜が明ける。あけぼの。ショ 曙光[しょこう] **しょ【書/署/緒】** 图↓漢字項目を見よ。 **じょ[女]** 女・0画 全3画 女女女女 ●おんな。また、女性の。②むすめ。女の子。◆男 ショ・ニョ ①女医[じょい] 女学校[じょがっこう] 女流[じょりゅう] 女優[じょゆう] 美女[びじょ] ②子女[しじょ] 少女[しょうじょ],処女[しょじょ] 長女[ちょうじょ]。ニョ・ニョウ 女性[じょせい] 女人[にょにん] 天女[てんにょ] 善男善女[ぜんなんぜんにょ]/女御[にょうご] 女房[にょうぼう] おんな・め 女手[おんなで] 小女[こおんな]/女神[めがみ] 女々[めめ]しい 女[むすめ] 女[なんじ] 女[あ]す 貴女[あなた] *海女[あま] 郎女[いらつめ] 女将[おかみ] *乙女[おとめ] 女郎花[おみなえし] 女形[おやま] *早乙女[さおとめ] 女衒[ぜげん] 巫女[みこ] **じょ[助]** 力・5画 全7画 助助助助 ◎力を貸す。たすける。②主となるもののてつだい。ジョ 助言[じょげん] 助命[じょめい] 助力[じょりょく] 援助[えんじょ] 救助[きゅうじょ] ②助詞[じょし] 助手[じょしゅ] 助動詞[じょどうし] 助役[じょやく] たすける・たすかる 命を助ける 人助け/危[あや]うく助かる 大助かり <637> しょう **じょ[序]** 广・4画 全7画 序序序序 ●はじめ。いとぐち。「―を書く」「―の口」②きめられた順番。「長幼の―に従う」圏順 ジョ ①序曲[じょきょく]、序破急[じょはきゅう] 序文[じょぶん] 序幕[じょまく] 序論[じょろん] ②序列[じょれつ] 順序[じゅんじょ] 秩序[ちつじょ] 序[つい]で **じょ[除]** 阝・7画 全10画 除除除除 ◎いらないものや古いものをとりつける。②割り算。☆乗 ジョ 除外[じょがい] 除去[じょきょ] 除草[じょそう] 除夜[じょや] 削除[さくじょ] 排除[はいじょ]/除目[じもく] 掃除[そうじ],②除数[じょすう] 除法[じょほう] のぞく 取り除[のぞ]く 除[の]ける **じょ[徐]** 彳・7画 全10画 徐徐徐徐 ゆっくりと。ゆるやかに。類緩↔疾[しっ] ジョ 徐行[じょこう] 徐々[じょじょ] 徐[おもむろ] 徐[やお]ら **じょ[如]** 女・3画 全6画 如如如如 ①にている。ごとし。・・・のようだ。②状態をあらわすことばの下にそえる語。ジョ ①如雨露[にょうろ] 如上[にょじょう],/如実[にょじつ] ②欠如[けつじょ] 突如[とつじょ] 躍如[やくじょ] 如[ごと]し 如[ごと]く 如し 如何[いかが]」いかん」どう 如何[いかに] 如月[きさらぎ] 不如帰[ほととぎす] **じょ [叙](敍)** 又・7画 全9画 叙叙叙叙 ①順序に従ってのべる。②官位をさずける。「↓叙する」を見よ。ジョ ⊙叙景[じょけい] 叙事[じょじ] 叙述[じょじゅつ], 叙情[じょじょう], 自叙伝[じじょでん] “②叙位[じょい] 叙勲[じょくん] 叙[の]べる **じょ [恕]** 心・6画 全10画 恕恕恕恕 大目に見てゆるす。また、相手を思いやる気持ち。▽「怒(=いかる)」は別字。ジョ 寛恕[かんじょ] 忠恕[ちゅうじょ], 宥恕[ゆうじょ] **じょ【序】** 图→漢字項目を見よ。 **しょい【所為】** 图しわざ。おこない。ふるまい。「悪魔[あくま]の―」▽「せい」と読めば別の語で、原因という意味。文章語。 **じょい【女医】** 图女性の医者。 **じょい【叙位】** 图天皇や政府などから、位を授[さず]けられること。正一位・従二位など。「―叙勲」 **しょいこ【背負い子】** 图荷物を背負うための、背中にあてる長方形の木わく。しょいご。 **しょいこむ【背負い込む】** 国やっかいで困ることや迷惑[めいわく]なことなどをひきうける。「旅行の幹事を―」「借金を―」 **ジョイス** [名]一八八二―一九四一年。アイルランドの小説家。人間の内面を意識の流れによってえがき、二〇世紀の新しい心理主義文学を確立した。小説「ユリシーズ」「フィネガンズ・ウェイク」など。 | James Joyce **しょいちねん【初一念】** 图はじめにこうしたいと思ったこと。初志。「―をつらぬく」 **しょいなげ【背負い投げ】** 图せおいなげ。 **しょいん【書院】** 图田書院造りの表座敷[おもてざしき]に。客間[きゃくま]。また、書斎[しょさい]。②出版社などの社名につけることば。 **しょいんづくり【書院造り】** 图室町[むろまち]時代から安土桃山時代に完成した武家屋敷[ぶけやしき]の様式。玄関[げんかん]があり、客間[きゃくま]に床[とこ]の間[ま]・ちがいだな・付け書院などがある。▽現在の和風住宅のもとになった。 **ジョイント** ⑧「囮」⊕連携[れんけい]して、ことにあたること。合同。共同。「―コンサート」②機械などのつなぎ目。接続の部品。一joint **しよう【子葉】** 图種子が発芽して最初に出る葉。種子の中ですでにできていて、あとから出る本葉とは形がちがう。「双一植物」 **しよう【止揚】** 图「函」↓「アウフヘーベン」 **しよう【仕様】** 图①ものごとのやりかた。方法。手段。「見ていないので、説明の―がない」②機械・電気製品や車などの、型・寸法・品質などの内容。また、やりかたの順序を書いたもの。「―書」 **しよう【私用】** 图個人的な用事。個人的な用事に使うこと。「―電話を禁じる」↔公用 **しよう【使用】** 图[下凹]ものを使うこと。「―法」▽「使用者」は使う立場の人をいうが、「使用人」は使われる立場の人をいう。 **しよう【枝葉】** 图①えだと、は。えだは。②重要でない部分。「―末節」 **しよう【試用】** 图[下忍]ためしに使ってみること。また、ためしにやとうこと。「―期間」 **しよう【飼養】** 图[函]動物などを飼いそだてること。「一法」類飼育[しいく] **しょう[小]** 小・0画 全3画 小小小小 ①ちいさい。「大は―を兼ねる」↔大②とるにたりない。③自分に関係するものごとの上に付けて、へりくだった気持ちをあらわす語。圏拙[せつ]↔貴④似ているが規模が小さいこと。⑤「小学校」の略。ショウ 小心[しょうしん], 小刀[しょうとう], 最小[さいしょう] 縮小[しゅくしょう] 小器[しょうき], 小身[しょうしん], 小人物[しょうじんぶつ], 小勇[しょうゆう], 卑小[ひしょう] ③小社[しょうしゃ], 小生[しょうせい], 小宇宙[しょううちゅう], 小京都[しょうきょうと] ちいさい・こ・お 気の小[ちい]さい 小さな花/小鳥[ことり]/小川[おがわ] *小豆[あずき] 小父さん[おじさん] 小母さん[おばさん] 小路[こうじ], 小 <638> > **小波** さざなみ **小夜** さよ **小火** ぼや **莫大小** めりやす > **小の虫を殺して大の虫を助ける** 大事のためには小事を犠牲[ぎせい]にする。 **しょう[少]** 小・0画 全3画 少少少少 ●数がすくない。すくなくなる。↔多②年がすくない。わかい。↔老③同じ官職で、下位のもの。ショウ 少数[しょうすう], 少量[しょうりょう], 僅少[きんしょう] 減少[げんしょう] ②少年[しょうねん], 年少[ねんしょう]”幼少[ようしょう] ③少尉[しょうい] 少将[しょうしょう] 少納言[しょうなごん] すくない・すこし 残り少ない/いま少[すこ]し 少女[おとめ] **しょう[招]** 扌・5画 全8画 招招招招 呼びよせる。まねく。」→「招じる」を見よ。ショウ 招集[しょうしゅう] 招待[しょうたい], 招致[しょうち], 招来[しょうらい] まねく 誤解を招[まね]く 手招[てまね]き **しょう[紹]** 糸・5画 全11画 紹紹紹紹 ◎中に立って、ひきあわせる。とりもつ。②うけつぐ。ショウ 紹介[しょうかい] ②紹述[しょうじゅつ] 紹継[しょうけい] 紹[つ]ぐ **しょう[承]** 亅・4画 全8画 承承承承 ◎人の考えを聞く。意見を聞きいれる。②うけつぐ。ショウ 承諾[しょうだく], 承知[しょうち] 了承[りょうしょう] ②承前[しょうぜん], 起承転結[きしょうてんけつ] 継承[けいしょう] うけたまわる 注文を承[うけたまわ]る 承[う]ける 承和[じょうわ](年号) **しょう[松]** 木・4画 全8画 松松松松 常緑針葉樹のマツ。ショウ 松竹梅[しょうちくばい] 松柏[しょうはく], 白砂青松[はくしゃせいしょう] まつ 松[まつ]の内 松原[まつばら] 門松[かどまつ] *松魚[かつお] 落葉松[からまつ] *松明[たいまつ] 松毬[まつかさ] **しょう[昭]** 日・5画 全9画 昭昭昭昭 光に照らされて、はっきりしている。圏照 ショウ 昭代[しょうだい], 昭明[しょうめい], 顕昭[けんしょう] **しょう[将】(將)** 寸・11画 全11画 将将将将 ●軍隊を率いて、指図[さしず]する人。また、軍隊の上の階級。「全軍の―」↔兵②たずさえる。持つ。③漢文で、「まさニ〜セントす」と再読し、「今にも・・・しようとしている」という意味をあらわす。ショウ ①将官[しょうかん], 将棋[しょうぎ], 将軍[しょうぐん], 大将[たいしょう] ②将来[しょうらい] 将[まさ]に 女将[おかみ] 将又[はたまた] > **将を射んとせばまず馬を射よ** 目的を果たすには、まずまわりからせめていくといい。 **しょう[消]** 氵・7画 全10画 消消消消 ●きえてなくなる。②けす。なくす。③勢いがなく、ひかえめである。ショウ ①消失[しょうしつ], 消滅[しょうめつ], 雲散霧消[うんさんむしょう] 解消[かいしょう] ②消火[しょうか] 消毒[しょうどく], 消費[しょうひ] 抹消[まっしょう] ③消極[しょうきょく] 消沈[しょうちん], きえる 火が消える 立ち消え けす 打ち消す 消しゴム 消印[けしいん] **しょう[笑]** 竹・4画 全10画 笑笑笑笑 ①わらう。②相手にうけいれてもらうときに、へりくだった気持ちをあらわす語。どうか・・・してください。ショウ 笑話[しょうわ] 苦笑[くしょう] 嘲笑[ちょうしょう] 爆笑[ばくしょう] 微笑[びしょう] 笑[わら]う・えむ かげで笑[わら]う 笑い話/ほほ笑[え]む 笑[え]みをうかべる 笑顔[えがお] 可笑[おか]しい 微笑[ほほえ]み **しょう[唱]** 口・8画 全11画 唱唱唱唱 ●声に出して読みあげる。となえる。②節[ふし]をつけてうたう。ショウ 唱道[しょうどう], 唱和[しょうわ], 暗唱[あんしょう] 提唱[ていしょう] 復唱[ふくしょう] ②唱歌[しょうか] 愛唱[あいしょう] 合唱[がっしょう] となえる 万歳を唱える 唱[うた]う **しょう[晶]** 日・8画 全12画 晶晶晶晶 鉱物が本来もつ、規則正しい形。ショウ 結晶[けっしょう] 水晶[すいしょう] 晶[あき]らか **しょう[商]** 口・8画 全11画 商商商商 ①ものを売り買いする。あきなう。また、その人。②相談する。はかる。③割り算の答え。「―を求める」↔積 ショウ ①商業[しょうぎょう] 商売[しょうばい], 商品[しょうひん], 行商[ぎょうしょう] 農工商[のうこうしょう] ②商議[しょうぎ], 商量[しょうりょう] 協商[きょうしょう] あきなう 魚を商[あきな]う 小商[こあきない] 商人[あきんど]」あきゅうど **しょう[章]** 立・6画 全11画 章章章章 ◎所属などを明らかにするしるし。②完結したひとまとまりの詩文。③詩文・楽曲のひと区切り。「五つの―からなる」ショウ 印章[いんしょう] 記章[きしょう] 勲章[くんしょう] 校章[こうしょう] 腕章[わんしょう] ②玉章[たまずさ] 憲章[けんしょう] 文章[ぶんしょう] ⓐ章句[しょうく] <639> **しょう[彰]** [彰彰彰彰] 彡・11画 全14画 あきらかにする。 ショウ 顕彰”表彰[い] 彰[ぁきらか]彰[ぁらわ]す **しょう[勝]** [勝勝勝勝] 力・10画 全12画 ◎相手を負かす。また、勝った数を数えることば。「一-一敗」 [対]敗・負 ②すぐれている。まさる。③景色[も]がすばらしい。 ショウ 勝算[让],勝負,勝利,優勝[しよう] 健勝[닔]”殊勝”③勝地,景勝[ょう] かつ・まさる 試合に勝[か]つ 一方勝[っぽっち]/実力が勝[まき]る 男勝[をとり] 勝[くれ]る勝手[ぃっ] **しょう[焼](燒)** [燒燒燒燒] 小・9画 全13画 ◎火でものをもやす。やく。②火事でやける。 ショウ 焼却燃焼[놠]”②焼失,延焼” 全焼類焼[いう] やく・やける 世話を焼[ゃ]く/胸が焼[ゃ]ける夕焼け[名②] 焼[や]く焼売[でね!] **しょう[証](證)** [証証証証] 言・5画 全12画 ◎あかしを立てる。②あかしとなるもの。一▼「証する」を見よ。 ショウ 証言[な]証拠[しょ]証人実証保証[よう]②学生証、物証免許証[んきよ] 立証[いう] 証[ぁかし] **しょう[象]** [象象象象] 豕・5画 全12画 [日]〔ショウ]①外にあらわれた、ものの姿。②似せた形をつくる。かたどる。 [類]模 [目]〔ゾウ]動物のゾウ。 ショウ 印象[ぶり]気象[よう]形象現象[する」を見よ。 対象”②象形,象徴抽象 ゾウ 象牙,巨象 象[かたち]象[かたど]る象潟(地名)海象[せいうち] **しょう[傷]** [傷傷傷傷] イ・11画 全13画 ●きず。けが。②きずつける。③心をいためる。かなしむ。 [類]愁[しゅう] ショウ 傷病者[ぅぴょぅ]軽傷[重傷]負傷[ぃょ] ●傷害[ぃぅ]殺傷[ぃ”]損傷”③傷心[ょっ] 感傷[はいり]愁傷[秒5] きず 傷口無傷古傷[☞] 凍傷[しもやけ]深傷[ぃが]火傷[ゃけど] いたむ・いためる 果物が傷[ぃぇ]む/建物を傷[ぃぇ]める **しょう[照]** [照照照照] 火・5画 全13画 光があたる。てりかがやく。②てらしあわせる。みくらべる。 ショウ 照射,照度,照明,残照”②照合照準参照”対照[になり] てる・てらす・てれる 日が照[で]る油照[ちょち]り/原本に照[‘]らす/照れ臭[くき]い **しょう[障]** [障障障障] ・11画 全14画 じゃまする。さしさわる。②へだてる。さえぎる。 ショウ 障害,故障[により]支障[しょう]万障保障[よう]②障子[にょら]障壁[へき] さわる 体に障[さぁ]る 目障[めざ]わり 障泥[ぁぁ]気障[きざ]内障[眼] **しょう[賞]** [賞賞賞賞] 貝・8画 全15画 ①ほめたたえる。 [類]称[しょう]・賛 ②ほうび。「―をもらう」 [対]罰[ばっ]③味わい、楽しむ。めでる。一「賞する」を見よ。 ショウ 賞賛[悲],賞罰[毁],賞揚,激賞” 賞金[悲],賞状賞品[怨],懸賞”受賞[う] 賞[に]める賞[で]る **しょう[称](稱)** [称称称称] 禾・5画 全10画 ●呼び名。「別に大御所[ぃょ]の―がある」②ほめる。たたえる。評判。「夜景は東洋一との―がある」③つりあう。一◆「称する」を見よ。 ショウ 称呼[しょ]称号,愛称敬称[しよう] 称[い]い②称賛[悲]。称揚,過称[いよう] 称[たた]える称[とぇ]える称揚[にゃ]す 称[にぶら] **しょう[升]** [升升升] 十・2画 全4画 尺貫[やっ]法で、容積の単位。約一・ハリットル。 ショウ 土一升[ぃぶり]に金一升 ます 升目五合升親[とら] **しょう[召]** [召召召召] 口・2画 全5画 ●上の人が下の者を呼びつける。めす。②「飲む」「食う」「着る」などを敬っていう語。めす。 ショウ 召喚[贴],召還[心],召集応召[り] めす 召[“]し捕るお召し物召人[めしゅうど]召使い **しょう[匠]** [匠匠匠匠] 4画 全6画 [特] ◎木工の職人。また、技術や学芸のすぐれた人。②くふうをこらす。すぐれたアイディア。 ショウ 巨匠,工匠師匠[いよう]刀匠”名匠[ぃり]②意匠[いよう] 匠[たくみ] <640> **しょう[匠]** 木工の職人。また、技術や学芸のすぐれた人。②くふうをこらす。すぐれたアイディア。 ショウ 巨匠[きょしょう], 工匠[こうしょう] 師匠[ししょう] 刀匠[とうしょう] 名匠[めいしょう] ②意匠[いしょう] **しょう[床]** 床床床床 ①ねどこ。また、病院などのベッド数を数えることば。「ベッド数一〇〇―の病院」②こしかけ。③何かの土台・部分。 ショウ 温床[おんしょう] 起床[きしょう] 病床[びょうしょう] 床几[しょうぎ] ③鉱床[こうしょう] 銃床[じゅうしょう] とこ・ゆか 床の間[とこのま] 苗床[なえどこ]/床上浸水[ゆかうえしんすい] **しょう[抄]** ・4画 全7画 抄抄抄抄 ●一部分をぬき書きする。②書物の中のむずかしいことばを書きぬいて注釈をすること。③紙をすく。 ショウ 抄出[しょうしゅつ] 抄本[しょうほん], 抄訳[しょうやく], ②史記抄[しきしょう] 論語抄[ろんごしょう] ③抄紙[しょうし] 抄造[しょうぞう] **しょう[肖]** 月・3画 全7画 肖肖肖肖 かたどる。にている。にせる。 ショウ 肖像[しょうぞう] 不肖[ふしょう] **しょう[尚]** 口・5画 全8画 尚尚尚尚 ●なお。まだ。②たっとぶ。おもんじる。③程度が高い。たっとい。 ショウ 尚早[しょうそう], ②尚古[しょうこ] 尚武[しょうぶ] ③高尚[こうしょう] **しょう[昇]** 日・4画 全8画 昇昇昇昇 上にあがる。のぼる。↔降[こう]・落[らく] ショウ 昇格[しょうかく] 昇進[しょうしん] 昇天[しょうてん], 上昇[じょうしょう] のぼる 朝日が昇る[のぼる] エレベーターで昇る[のぼる] **しょう[沼]** ・5画 全8画 沼沼沼沼 しぜんにできた、どろの深い大きな池。 ショウ 沼沢[しょうたく] 湖沼[こしょう] 池沼[ちしょう] ぬま 沼地[ぬまち] 泥沼[どろぬま] **しょう[宵]** 宵宵宵宵 ●夕方から夜のまだふけないころ。よい。②よる。 ショウ 春宵[しゅんしょう] ②徹宵[てっしょう] よい 宵の口[よいのくち] 宵の明星[よいのみょうじょう] 宵闇[よいやみ] **しょう[症]** 疒・5画 全10画 症症症症 病気の性質。 ショウ 症状[しょうじょう] 炎症[えんしょう] 既往症[きおうしょう] 軽症[けいしょう] **しょう【祥】(祥)** 祥祥祥祥 めでたいこと。また、めでたいしるし。おこり。 ショウ 祥雲[しょううん] 発祥[はっしょう] 祥瑞[しょうずい] 吉祥[きちじょう] **しょう[詳]** 言・6画 全13画 詳詳詳詳 細かく、くわしい。 ショウ 詳細[しょうさい] 詳述[しょうじゅつ] 詳報[しょうほう], 未詳[みしょう] くわしい 詳しい[くわしい]解説 **しょう[渉】(渉)** ・8画 全11画 渉渉涉涉 ●川の中を歩いてわたる。②歩きまわる。へめぐる。③かかわる。関係する。 ショウ 徒渉[としょう] 跋渉[ばっしょう] ②渉猟[しょうりょう] 博涉[はくしょう] ③渉外[しょうがい], 干渉[かんしょう] 交渉[こうしょう] **しょう[訟]** 言・4画 全11画 訟訟訟訟 うったえる。裁判で争う。 ショウ 訴訟[そしょう] 争訟[そうしょう] **しょう[掌]** 手・8画 全12画 掌掌掌掌 ①てのひら。たなごころ。②仕事としてうけもつ。 ショウ 掌握[しょうあく]。掌中[しょうちゅう] 合掌[がっしょう] ②車掌[しゃしょう] 職掌[しょくしょう] **しょう[焦]** 焦焦焦焦 ●火で焼く。こがす。こげる。②心がいらいらとする。 ショウ 焦点[しょうてん], 焦土[しょうど], 焦熱[しょうねつ], 焦眉[しょうび], ②焦心[しょうしん], 焦燥[しょうそう], 焦慮[しょうりょ], こげる・こがす 魚が焦げる[こげる] 黒焦げ[くろこげ]/胸を焦がす[こがす] こがれる・あせる 待ち焦がれる[こがれる]/成功を焦る[あせる] **しょう[硝]** 石・7画 全12画 硝硝硝硝 鉱物の一つ。火薬やガラスの原料。 ショウ 硝煙[しょうえん] 硝酸[しょうさん], 硝石[しょうせき], 硝子[ガラス] <641> **しょう[粧]** 米・6画 全12画 粒粒粒粧 よそおう。かざる。 ショウ 化粧[けしょう] 美粧[びしょう] **しょう[詔]** 言・5画 全12画 詔詔詔詔 天子の命令。みことのり。 ショウ 詔書[しょうしょ], 詔勅[しょうちょく] 大詔[たいしょう] **しょう[奨】(獎)** 大・10画 全13画 獎獎獎獎 人にすすめ、はげます。 ショウ 奨学[しょうがく] 奨励[しょうれい], 勧奨[かんしょう] 推奨[すいしょう] **しょう[衝]** 行・9画 全15画 衝衝衝衝 ●つく。つきあたる。②だいじなところ。かなめ。「―にあたる」 ショウ 衝撃[しょうげき], 衝動[しょうどう], 衝突[しょうとつ], 緩衝[かんしょう] ②要衝[ようしょう] **しょう[償]** イ・15画 全17画 償償償償 ◎うめあわせをする。つぐなう。②むくいる。 ショウ 償却[しょうきゃく] 償金[しょうきん], 賠償[ばいしょう] 弁償[べんしょう] 補償[ほしょう] ②報償[ほうしょう] つぐなう 罪を償う[つぐなう] **しょう[礁]** 礁礁礁礁 海面にあらわれていない岩。 ショウ 暗礁[あんしょう] 岩礁[がんしょう] 漁礁[ぎょしょう] 座礁[ざしょう] **しょう[鐘]** 鐘鐘 鑪 鐘 打楽器のかね。つりがね。かね。▽「鍾[しょう](=あつめる)」は別字。 ショウ 鐘鼓[しょうこ] 鐘声[しょうせい], 鐘楼[しょうろう], 警鐘[けいしょう] 半鐘[はんしょう] 晩鐘[ばんしょう] 梵鐘[ぼんしょう] かね 除夜の鐘[じょやのかね] 割れ鐘[われがね] **しょう[庄]** 庄庄庄庄 いなかの住まい。また、いなか。 ショウ 庄園[しょうえん], 庄屋[しょうや], 新田庄[にったのしょう] **しょう[昌]** 昌昌昌昌 勢いがいい。さかん。 ショウ 昌運[しょううん], 昌平[しょうへい], 繁昌[はんじょう] 隆昌[りゅうしょう] **しょう[笙]** 竹・5画 全11画 笙笙笙笙 雅楽の管楽器の一つ。ふき口のついたまるいつぼに長さのちがう一七本の竹管を立てたもの。笙の笛。→図「ががく」 ショウ 笙歌[しょうか] 笙鼓[しょうこ] **しょう[捷]** ・8画 全11画 捷捷捷捷 ●戦いに勝つ。②すばやい。はやい。 ショウ 捷報[しょうほう], 戦捷[せんしょう] ②捷径[しょうけい], 捷勁[しょうけい], 敏捷[びんしょう] **しょう[梢]** 木・7画 全11画 梢梢梢梢 ①えだのさき。こずえ。②ものの末端。はし。 ショウ 梢[こずえ] ②末梢[まっしょう] 梢頭[しょうとう] **しょう[菖]** 菖菖菖菖 植物のアヤメ。 ショウ 菖蒲[しょうぶ] 石菖蒲[せきしょうぶ] 白菖[びゃくしょう] **しょう[翔]** 羽・6画 全12画 翔翔翔翔 鳥がつばさを広げて飛びまわる。 ショウ 翔集[しょうしゅう] 飛翔[ひしょう] かける 大空を翔ける[かける] 天翔ける[あまかける] **しょう[頌]** 頁・4画 全13画 頌頌頌頌 ①ほめたたえる。②「詩経」の六義の一つ。宗廟における楽歌。 ショウ 頌歌[しょうか] 頌辞[しょうじ] 頌春[しょうしゅん] 頌德[しょうとく], **しょう[蕉]** +12画 全15画 蕉蕉蕉蕉 ●植物のバショウ。②「松尾芭蕉」の略。 ショウ 蕉布[しょうふ], 芭蕉[ばしょう] ②蕉風[しょうふう], 蕉門[しょうもん], **しょう[正/生/姓/性/省]** →「せい」 **しょう[相/装]** →「そう」 **しょう【小/升/将/称/商/章/賞/衝]** →漢字項目を見よ。 **しょう【床/勝】** →漢字項目を見よ。 **しょう【性】** ① 生まれつきの性質。たち。また、本来の品質。「―が合う(=気が合う)」「―の悪い風邪が」「―のぬけた生地」 ②根性。「―を入れる」 ③〈造語〉「~性」の形で』・・・の性質。「貧乏―」「心配―」「凝りー」 **しょう【背負う】** 「せおう」のくだけた言い <642> **じよう【滋養】** [名]栄養になること。栄養になるもの。「―になる」「―強壮剤[きょうそう]」 **じょう[上]** [上上上] 一・2画 全3画 ●位置が高い。また、表面。②年齢や身分・地位が高い。③程度が高い。すぐれている。④順序がはじめのほう。 [下] ⑤その場所で。◎…に関して。⑦上にあがる。のぼる。◎さしあげる。たてまつる。◎中央や北へ向かって行く。◎あらわす。のぼす。▼ほかに、天子の意味で「今上[読”」、昔の意味で「上古[にょ]」「上代」、漢字の四声の一つ「上声[しょう]」の略、など。 ジョウ・ショウ 上段[愁]。上部[にょら]海上山上[頭]上げ[げよう]②上官、上司[ょう]長上[同上]/上人,③上菓子[び]上等[上品] ④上巻[炸],上記[じょ]の上旬[こう] ⑤席上[達]途上[により]◎一身上[紀]史上[うえ・うわ・かみ] 上様[鼗]母上[怨]/上着,上回[勢]る/上[かみ]の句 上座[股]上[競] あげる・あがる 腕[って]を上げる上[ぁげ]下[さげ]/値が上[ぁ]がる上[ぁ]がり込む のぼる・のぼせる・のぼす 上[の]ぼり坂/話題に上[の]せる/計画に上[の『]す 上手[い]上総[かずさ] 上達部[めんだち] 上野[こうずけ] 上戸[ょう]*上手[ょう]逆上[のぼ]せる **じょう[条](條)** [条条条条] 木・3画 全7画 ●木の枝。②すじみち。細長いすじ。また、それを数えることば。「一ーの光」③一つ一つ小さく分けしめした文や規則など。くだり。④町の区画を示す東西の道すじ。 ジョウ 条枝[じょ]②条理[ょ]③条項,条文,条約[なら]箇条[はよう] 金科玉条[しいじよう]④条坊[なら]条里[ょう] 条[くだり] 条虫[だ]発条[ぜんまい]」ばね **じょう[状](狀)** [状状状状] ◎すがた。かたち。「困惑[殻]のー」②ことのなりゆき。ようす。 [類]情 ③書類。また、手紙。 ジョウ 状態[にぃ],異状[より]形状”②状況[状勢],現状[説”]実状,白状[図]書状”年賀状免状[説”]礼状[はどう] **じょう[乗](乘)** [乗乘乗乗] J・8画 全9画 のりものにのる。また、のりもの。 [降] ②数をかけあわせること。かけ算。 [除] ③仏の教え。一「乗じる」を見よ。 ジョウ 乗客乗車に乗船[炸],下乗[ょう]搭乗[5]便乗 ②乗数,乘法,三乗[位]自乗[じよう]③小乗[は大]乗り のる・のせる 調子に乗[。]る乗[。]り気 馬乗り/口車にまに乗[の]せる 上乗せ **じょう[城]** [城城城城] 土・6画 全9画 敵を防ぐために築いた建物。しろ。 ジョウ 城下町[ょうか]城内城壁籠城[じよう] しろ 城跡山城出城引[磐城](地名)傾城[邨] **じょう[常]** [常常常常] 巾・8画 全11画 いつも変わらない。つねに。ふだん。②ふつうである。なみのもの。 [異] ジョウ 常温[愁],常時常用[錢],日常[践”]無常[より]②常識,尋常[袋],正常,通常[非常によう] つね・とこ 常日頃[の”]常々[珈]/常夏[とこ]の国 常[とこし]え常磐樹[も]常磐津[なきゃ]常滑[装] 常陸[ひたち] **じょう[情]** [情情情情] ・8画 全11画 ①ものに感じて起こる心の動き。きもち。「好悪の―」 [↔]知・意 ②人を思いやる心。なさけ。「親子の―」③異性にひかれる心。「―を交わす」④おもむき。あじわい。「落花流水の―」⑤ものごとのほんとうのありさま。 [圏]状 ジョウ・セイ 情感[悲],情操[殍],情熱[蜒],人情[5] ②情愛[悲],同情”薄情”友情[3] ③情欲,色情”恋情”[国]情趣[ょ]。詩情[により]余情[により]旅情[』]/風情[ⓑ]情況情勢,情報[能]。国情”事情[により] なさけ 情[な]きけを掛かける情[なさ]けない 情[ところ] >情が移る だんだん愛情を感じるようになって、はなれがたくなる。 >情がこわい 他人の意志や感情に左右されず、どこまでも自分の考えを変えないでがんこである。 >情が深い 思いやる気持ちが強い。 [圏]情が厚い >情にほだされる ついつい同情する気持ちにしばられて身動きできなくなる。 >情にもろい 人情に弱く感動しやすい。 >情を通じる ①敵に内通する。 ②男女がひそかに肉体関係をもつ。 **じよう[場]** [場場場場] 土・9画 全12画 ①ものごとのおこなわれるところ。②とき。 ジョウ 場景,場内[慫],運動場,会場[球”]戦場 ②一場[ぃぶり]の夢[ゅめ] ば 公の場[『]場面急場[にゅう]三幕五場[鼠] <643> > ば 公[おおやけ]の場[ば] **場面** [ばめん] **急場** [きゅうば] **三幕五場** [さんまくごば] **じょう[蒸]** 艹・10画 全13画 蒸蒸蒸蒸 ①水が気体になる。②湯気を当てて熱する。むす。ジョウ 蒸気[じょうき], 蒸散[じょうさん], 蒸発[じょうはつ], 蒸留[じょうりゅう] ②燻蒸[くんじょう] むす・むれる・むらす 今夜は蒸[む]す 蒸[む]し暑[あつ]い/足が蒸[む]れる/ご飯を蒸[む]らす 蒸[ふ]かす 蒸籠[せいろう]” **じょう[丈]** 一・2画 全3画 大丈夫丈丈丈 ①尺貫[しゃっかん]法で、長さの単位。一○尺。約三・〇三メートル。②身長。たけ。③しっかりしている。④歌舞伎役者の芸名にそえ、敬う気持ちをあらわす。ジョウ 丈余[じょうよ] 丈六仏[じょうろくぶつ] 方丈[ほうじょう] 丈夫[じょうぶ] 頑丈[がんじょう]”気丈[きじょう] ④菊五郎丈[きくごろうじょう] たけ 身の丈[たけ]を測る 背丈[せたけ]が 丈夫[ますらお] **じょう[冗]** 冖・2画 全4画 冗冗冗冗 むだ。必要でない。だらだらとしまりがない。圏漫[まん] ジョウ 冗舌[じょうぜつ], 冗談[じょうだん], 冗長[じょうちょう] 冗漫[じょうまん], **じょう[浄】(淨)** 氵・6画 全9画 浄浄浄浄 けがれがなく、きよい。きよめる。類清↔濁[だく] ジョウ 浄化[じょうか] 浄書[じょうしょ], 浄水場[じょうすいじょう] 浄土[じょうど] 浄[きよ]める 浄瑠璃[じょうるり], **じょう[剰](剰)** 刂・9画 全11画 乗乗乗乗 余分にある。あまる。あます。ジョウ 剰員[じょういん], 剰余[じょうよ] 過剰[かじょう] 余剰[よじょう] 剰[あま]っさえ **じょう【畳】(豊)** 田・6画 全12画 畳畳畳畳 ①たたみかさねる。②たたみ。また、たたみを数えることば。「四畳半[よじょうはん]」ジョウ ①畳語[じょうご] 重畳[ちょうじょう]”②千畳敷[せんじょうじき] たたむ・たたみ 布団を畳[たた]む/畳表[たたみおもて] 青畳[あおだたみ] 畳紙[たとう], **じょう[縄](縄)** 糸・11画 全19画 縄縄縄縄 わらなどをよりあわせたひも。なわ。ジョウ 縄文[じょうもん], 自縄自縛[じじょうじばく], 捕縄[ほじょう] なわ 縄飛[なわと]び 縄張[なわば]り **じょう[錠]** 金・8画 全16画 錠錠錠錠 ●戸やふたが開かないようにする金具[かなぐ]。じょうまえ。「―をかける」②丸薬。また、丸薬を数えることば。↔散[さん] ジョウ 手錠[てじょう] 南京錠[なんきんじょう] ②錠剤[じょうざい], 糖衣錠[とういじょう] **じよう[壌】(壤)** 土・13画 全16画 壌壌壌壌 耕作に適した、やわらかい土。大地。▽「壊[かい](=こわす)」は別字。ジョウ 撃壌[げきじょう] 天壌無窮[てんじょうむきゅう], 土壌[どじょう] 天壤[てんじょう] **じょう[嬢】(嬢)** 女・13画 全16画 嬢嬢嬢嬢 ●むすめ。女の子。「おーさん」②未婚の女性の名の下に付ける、敬った呼び方。③職業名の下に付けて、その職にたずさわる女性という意味をあらわす。ジョウ 愛嬢[あいじょう] 令嬢[れいじょう] お嬢[じょう]様[さま] 案内嬢[あんないじょう] 受付嬢[うけつけじょう] **じょう[譲】(讓)** 言・13画 全20画 譲譲譲譲 ◎他人にゆずりあたえる。類与[よ]②へりくだってひかえめにする。ジョウ 譲位[じょうい] 譲渡[じょうと] 割譲[かつじょう]”分譲[ぶんじょう]”②譲歩[じょうほ], 謙譲[けんじょう] 互譲[ごじょう] ゆずる 席を譲る 親譲[おやゆず]り **じょう[醸】(醸)** 酉・13画 全20画 醸醸醸醸 酒などをつくる。かもす。ジョウ 醸酒[じょうしゅ] 醸成[じょうせい], 醸造[じょうぞう], 新醸[しんじょう] かもす 酒を醸す 醸[かも]し出[だ]す **じょう[穣](穰)** 禾・13画 全18画 穣穣穣穣 穀物の実りが豊かなこと。ジョウ 穣歳[じょうさい] 穣田[じょうでん]。豊穣[ほうじょう] **じょう[丞]** 一・5画 全6画 丞丞丞丞 補佐する。たすける。ジョウ 丞相[じょうしょう] 丞史[じょうし] **じょう[定]** →「てい」 **じょう【丈/嬢】** 图[造語]→漢字項目を見よ。 **じょう【畳/錠】** 图↓→漢字項目を見よ。 **じょう【×帖】** [造語]①紙や海苔[のり]。』を数えることば。半紙は二〇枚、海苔は一〇枚を一帖とする。②びょうぶや折り本を数えることば。 **じょうあい【情愛】** 图親子や夫婦などのあいだで、相手を深く思いやる心。類慈[いつく]しみ **しょうあく【掌握】** 图[忍]手に入れること。自分 <644> のものにして思いどおりに動かすこと。「政権を―する」▽「掌[てのひら]に握[にぎ]る」という意味。 **しょうい【小異】** 图少しちがうこと。少しのちがい。「大同―」 > **小異を捨てて大同につく** 少しぐらいの意見のちがいにはこだわらず、大すじで協力できれば大勢の支持する意見に従う。 **しょうい【傷痍】** 图きず。けが。「―軍人(=戦争のけがでからだが不自由になった軍人)」類負傷[ふしょう] **じょうい【上位】** 图順位や地位が上であること。圏優位↔下位 **じょうい【上意】** 图①主君の考えや命令。江戸[えど]時代はとくに将軍の命令。「―討ち」②上位の人の考え。「―下達[かたつ]」↔下意 **じょうい【情意】** 图感情と意志。また、きもち。「一投合」 **じょうい【譲位】** 图君主が、その位をゆずること。類禅譲[ぜんじょう] **じょうい【×攘夷】** 图江戸[えど]時代の末ごろ、外国人を国内から追いだそうとしたこと。「尊王―」 **じょういかたつ【上意下達】** [四漢]達上の人の意思や命令を下の人に知らせること。↔下意上達▽「下達」を「げたつ」と読むのは誤り。 **しょういだん【焼夷弾】** 图高熱を出して、あたりを焼きはらう目的で使われる砲弾[ほうだん]や爆弾[ばくだん]。「油脂[ゆし]―」 **しょういん【承引】** 图[乏]人のたのみを聞きいれてひきうけること。類承諾[しょうだく] **しょういん【勝因】** 图勝った原因。「―はチームワークのよさだ」↔敗因 **じょういん【上院】** 图イギリス・アメリカなど、二院制をとる国会で、下院に対するもう一つの議院。下院より権限がおとる場合が多く、おもに、下院をチェックするはたらきをもつ。日本では参議院がこれにあたる。☆下院 **じょういん【冗員・剰員】** 图むだな、余っている人員。「一整理」 **じょういん【乗員】** 图列車・船・飛行機・バスなどに乗って運転やサービスなどの仕事をする人。乗務員。「―と乗客の計五二名」圏乗組員・搭乗員 **じょううち【常打ち】** 图「劇団などが、いつもきまった場所で興行[こうぎょう]すること。また、いつもきまった出し物を上演すること。「―小屋」「一館」 **しょううん【勝運】** 图勝ちをえるという運。勝負に強い運。「―に見はなされる」 **じょうえい【上映】** 图[函]映画を映して観客に見せること。「―開始は午前一一時」 **じょうえいしきもく【貞永式目】** 图↓「ごせいばいしきもく」 **しょうエネルギー【省エネルギー】** 图資源やエネルギーを効率よく利用すること。エネルギーを節約すること。省エネ。 **しょうえん【招宴】** 图[忍]宴会に招くこと。また、客を招いて開く宴会。 **しょうえん【消炎】** 图患部[かんぶ]の炎症をとりさること。「―剤[ざい]」 **しょうえん【硝煙】** 图火薬が爆発したときに出るけむり。「ピストルを撃[う]ったあとの―反応」 **しょうえん【荘園・×庄園】** 图奈良時代から室町[むろまち]時代にかけて、貴族や寺社が私有した土地。豊臣秀吉の検地により消滅。 **じょうえん【上演】** 图[函]演劇などを舞台[ぶたい]で演じ、観客に見せること。「昼夜二回のー」 **じょうえん【情炎】** 图燃えるような欲情。「―に身を焼く」 **しょうおう【照応】** 图「函」二つのものごとが、たがいに対応または関連しあっていること。「首尾―」 **しょうおう【商鞅】** [人名]?—前三三八年。中国、戦国時代の政治家。姓は公孫、名は鞅。衛[えい]の貴族なので衛鞅とも呼ばれた。秦[しん]によって商に封[ほう]じられた。秦[しん]の孝公に仕え、富国強兵の大改革を推進した。孝公の死後、反対派により、かつて自分が制定した車裂[しゃれつ]の刑[けい]によって殺された。 **しょうおん【消音】** 图エンジンの音や爆発[ばくはつ]音などを出さないようにすること。「―装置」「―ピストル」 **じょうおん【常温】** 图①冷やしたりあたためたりしない、ふつうの状態の温度。「油は―では液体です」②常に一定した温度。圏定温 **しょうか【昇華】** 图「函」①固体が液体にならずに直接気体になること。あるいは、その逆の現象。樟脳[しょうのう]やドライアイスなどにみられる。②芸術活動などで、情念などをよりすぐれた価値の高いありかたに高めること。「精神を―する」 **しょうか【消化】** 图[―ス]①胃や腸で、食べたものを分解して、吸収しやすい状態に変えるはたらき。「―不良を起こす」②学んだ知識などをじゅうぶん理解して自分のものにすること。「文法を完全に―する」③仕事などを残さず処理すること。「―試合」 **しょうか【消火】** 图火を消すこと。火が消えること。「全員で―にあたる」圏鎮火[ちんか] **しょうか【商家】** 图商売をしている家。古い言い方。「―のお坊っちゃん」 > **つかいわけ** →「商店」を見よ。 **しょうか【唱歌】** 图①歌をうたうこと。また、その歌。「文部省―」②昔の小学校の教科の一つ。今の音楽にあたる。 **しょうが【生姜】** 图ショウガ科の多年草。地下茎はからく、かおりがよいので、つけものや薬味[やくみ]にする。ジンジャー。 **じょうか【城下】** 图城壁の下。城の周辺。「一〇〇万石のごー」 > **城下の盟** [ちかい]敵に城下までせめこまれて結ぶ講和条約。降伏の約束。▽中国、「左氏伝」から。 **じょうか【浄化】** 图[ㄥ]よごれをとりのぞいて、きれいにすること。「―装置」「川を―する」②悪いものをとりのぞいて、正常な状態にすること。「環境[かんきょう]の―をはかる」③→「カタルシス」 **しょうかい【紹介】** 图[函]知らない人やものを、は <645> じめて人にひき合わせること。「人物―」「番組―」「―状」「新技術を―する」 **しょうかい【照会】** 图[函]わからないところを問いあわせて確かめること。「在庫の―」「電話で―する」 **しょうかい【詳解】** 图「函」ごくわしい解釈や解説。「英文法―」邇精解⇔略解 **しょうかい【×哨戒】** 图「函」敵の来襲[らいしゅう]を警戒して見張ること。「―機」「―艇[てい]」 **しょうがい【生涯】** 图生まれてから死ぬまで。この世に生きているあいだ。一生。「―をとじる」「―教育」團終生 **しょうがい【渉外】** 图外部や外国と連絡[れんらく]や交渉[こうしょう]をすること。「―係」圏外交 **しょうがい【傷害】** 图「忍」傷つけること。けがをすること。「―罪」「―保険」 **しょうがい【障害】** 图⊕なにかをするときに、正常な活動のじゃまになるものごと。「―を乗りこえる」②からだの機能に故障があること。「胃腸―」③「障害競争」「障害物競争」の略。 **じょうかい【常会】** 图↓「つうじょうこっかい」 **じょうがい【場外】** 图会場のそと。試合場のそと。「―ホームラン」↔場内 **しょうがいきょうそう【障害競走】** 图馬術や競馬[けいば]などで、途中[とちゅう]に置かれた障害物をとびこえて走り、その速さや得点を競[きそ]う競走。 **しょうかいせき【蔣介石】** [闪图]一八八七―一九七五年。中国の政治家。孫文[そんぶん]の死後、国民党主席となる。反日統一戦線を組織。第二次世界大戦後、共産党に敗れ、台湾[たいわん]に移って中華民国総統[そうとう]となった。 **しょうがいちし【傷害致死】** 图殺意はないが、人を傷つけて死なせること。「―罪」 **じょろかく【城郭】** 图城のまわりの囲い。また、城。「―を築く」 **じょうがく【上顎】** 图うわあご。↔下顎[かがく] **しょうがくきん【奨学金】** 图学業や研究の奨励[しょうれい]のために、学生に貸したりあたえたりする学資の補助金。 **しょうかせん【消火栓】** 图火災時に、消火用のホースをとりつけるための水道の栓。「―の前は駐車禁止だ」 **しょうがつ【正月】** 图一月。とくに、三が日[さん]や七日までをいうことが多い。「寝[ね]―」「盆[ぼん]と―がいっしょに来たよう」圏新年・松の内 **しょうがっこう【小学校】** 图満六歳[まんろくさい]から六年間の義務教育をする学校。 **しょうかふりょう【消化不良】** 图疲労などによって、食物がよく消化されず、食欲不振や下痢[げり]などを起こす症状。転じて、じゅうぶんに理解や習得ができないでいる状態。 **じょうかまち【城下町】** 图城を中心として発達した町。小田原[おだわら]・金沢[かなざわ]など。 **しょうかん【小寒】** 图二十四節気の一つ。一月六日ごろ。寒さが厳しくなりはじめるころ。寒の入り。↔大寒 **しょうかん【召喚】** 图[日函]官庁、とくに裁判所が、被告人や証人を日時や場所を指定して呼びだすこと。「―に応じる」「―状」 **しょうかん【召還】** 图[函]外国に派遣した外交官などを呼びもどすこと。「大使を本国に―する」↔派遣 **しょうかん【商館】** 图外国人が商売をした建物。「オランダー」▽多く、江戸時代のものにいう。 **しょうかん【償還】** 图[函]公債や社債による借金など、借りたものを返すこと。圏返却・返済 **しょうがん【賞翫】** 图[丕]もののよさや美しさを楽しみ、たいせつにすること。週賞美②食べものの味をほめ、よく味わうこと。賞味 **じょうかん【上官】** 图官吏[かんり]や軍人で、その人より上級の人。圏上役[うわやく] **じょうかん【情感】** 图ものごとに感じて起こる、しみじみとした心のはたらき。「―をこめて歌う」 **しょうき【正気】** 图①精神のはたらきが正常なこと。気が確かなこと。「とても―の沙汰だとは思えない」「―にかえる」 **しょうき【勝機】** 图試合などで勝てる機会。「―をつかむ」 **しょうき【×鍾馗】** 图中国で、疫病神[えきびょうがみ]を追い払うといわれている神。日本では五月人形の一つとしてかざる。 **しょうぎ【将棋】** 图縦横一〇本の線で区切り、八一のます目を書いた盤[ばん]の上で、二人がそれぞれ二〇の駒[こま]を持ち、交互に動かして王将をせめるゲーム。「―をさす」「〈ぼー」「かぞえ方局・番 **しょうぎ【床×几】** 图昔、陣中[じんちゅう]や狩り場などで使った、折りたたみ式のこしかけ。 **じょうき【上気】** 图[囮]のぼせて顔がほてること。「興奮して―した顔」 **じょうき【上記】** 图上、または前に書いてあること。「―のとおりです」<下記 **じょうき【蒸気】** 图①液体や固体が蒸発して気体となったもの。▽固体では、ドライアイスなどの昇華による気体をいう。②水蒸気。ゆげ。スチーム。「ータービン」 **じょうぎ【定規・定木】** 图線を引いたり角などを書 <646> くときにあてて使う道具。「三角―」「杓子[しゃくし]―」「―をあてる」類物差し **じょうぎ【情×誼】** 图親しいつきあいの中で生まれる情愛。よしみ。「―に厚い」 **じょうききかん【蒸気機関】** 图水蒸気の膨張[ぼうちょう]・凝縮[ぎょうしゅく]を利用して、動力をえる機械。「―車」 **じょうきげん【上機嫌】** [図形動]非常にきげんがいいこと。↔不機嫌[ふきげん]▽「上気嫌」は誤り。 **しょうぎだおし【将棋倒し】** 图一つがたおれたために次から次へと折りかさなるようにしてたおれること。▽将棋の駒を一列に立てて、はしの一つをたおすと次々にたおれることから。 **しょうきゃく【正客】** 图①客のうち、正座[しょうざ](=正面の座席)に座する客。類正賓[せいひん]・主賓[しゅひん] ②茶会で、上席の客。主客。 **しょうきゃく【消却・×銷却】** 图[一位]消すこと。「ーリスト」類消去②使って、すっかりなくすこと。「―量」圏消費③負債[ふさい]や借金を返すこと。「―期間」圏償還, **しょうきゃく【償却】** 图[函]①つぐないかえすこと。借金などをすっかり返してしまうこと。類償還,②「減価償却」の略。 **しょうきゃく【焼却】** 图[函]焼きすてること。「ごみを―する」「―炉[ろ],」 **じょうきゃく【上客】** 图①上席に座る客。関正客・主賓②商売上たいせつな客。頻繁[ひんぱん]に高額の買い物をしゅんてくれる客。類上得意[じょうとくい] **じょうきゃく【乗客】** 图かねをはらって乗り物に乗っている客。「―名簿」「乗員と―」 **しょうきゅう【昇級】** 图[函]位や等級が上がること。類昇格↔降級 **しょうきゅう【昇給】** 图[函]給料が上がること。↔降給 **じょうきゅう【上級】** 图学年や等級などが上であること。「―生」「―英語」←下級・初級 **しょうきゅうし【小休止】** 图[忍]」ちょっと休むこと。短い休憩。こやすみ。 **じょうきゅうのらん【承久の乱】** 图一二二一年、後鳥羽[ごとば]上皇が鎌倉[かまくら]幕府をたおそうとした戦い。幕府の反撃[はんげき]にあい、上皇はとらえられて隠岐[おき]に流された。承久の変。 **しょうきょ【消去】** 图[函]消してなくすこと。「―法」類消却 **じょうきょ【住居】** 图↓「じゅうきょ」 **しょうぎょう【商業】** 图生産者から仕入れた商品を消費者に売って利益をえる仕事。卸売業・小売業など。「―都市」「―美術」圏商売・商[あきな]い **じょうきょう【上京】** 图地方から東京へ行くこと。昔、地方から都[みやこ]へくること。類上洛[じょうらく] **じょうきょう【状況・情況】** 图変化していくものごとの現在のありさまやようす。「現場の―を知る」「―判断」類情勢 > **つかいわけ** →「状態」を見よ。 **しょうぎょうデザイン【商業デザイン】** 图商品の販売[はんばい]を促進させることを目的としたデザイン。 **しょうぎょうびじゅつ【商業美術】** 图商業目的につくられた美術。広告図案や商品のデザインなど。 **しょうきょくてき【消極的】** [形動]自分からすすんではたらこうとしないで、ひっこみがちなようす。「改革には―だ」「―な考えかた」↔積極的 **じょうき(常軌)を逸ぃっする** ふつうではない、常識はずれのおこないをする。 **しょうきん【賞金】** 图ほうびとしてあたえるかね。「―一〇〇〇万円」「ゴルフの―王」 **じょうきん【常勤】** 图「―ス」と臨時やといではなく、毎日きまった時間勤務すること。↔非常勤 **じょうく【冗句】** 图①むだな句。②ふざけた文句。▽ジョーク(joke)の当て字から。 **じょろくろ【上空】** 图そら。ある地点の上の空。「日本の―を通過する」 **しょうぐん【将軍】** 图①一軍をまとめて指揮する人。大将。▽陸海軍の将官の敬称[けいしょう]。「乃木[のぎ]―」②鎌倉時代から江戸時代まで、幕府の長として全国を支配した人。「征夷大将軍」の略。 **じょうげ【上下】** 图①〈名〉位置や地位などの、上と下。「―に動かす」「―の別なくあつかう」「―貴賤[きせん]」を問わず」②上と下で対[つい]になっているもの。「背広の―」①〈名・スル〉上がったり下がったりすること。また、のぼったりくだったりすること。「株の値段が―する」「事故で一線とも不通」 **しょうけい【小径・小×逕】** 图こみち。ほそみち。「林間の―」▽文章語。 **しょうけい【小計】** 图一部分を合計したもの。また、一部分の合計金額。⇔総計[そうけい] **しょうけい【象形】** 国語漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。ものの形をかたどって漢字をつくるもの。「川」「日」「山」など。 **しょうけい【×捷径】** 图ちかみち。はやみち。また、目的を達する手近な方法。てっとりばやい方法。▽文章語。 **しょうけい【×憧×憬】** 图「↓「どうけい」 **じょうけい【上掲】** 图[函]上にかかげること。また、前にかかげたこと。「―の写真」圏上記 **じょうけい【情景】** 图心に何かを感じさせるような景色[けしき]とやありさま。「親と子のほほえましいー」 **じょうけい【貞慶】** [人]一一五五一一二一三年。鎌倉[かまくら]初期の僧[そう]。興福寺に学ぶ。当時盛んになった法然[ほうねん]の念仏に反対して、旧仏教の戒律[かいりつ]の復興に努めた。解脱上人[げだつしょうにん]。 **じょうけいびょうしゃ【情景描写】** 图事件やその場のありのままの姿を、ことばで表現すること。 **しょうけいもじ【象形文字】** 图ものの形をかたどってつくった表意文字。エジプトの古代文字や、漢字の一部など。 **しょうげき【衝撃】** 图[函]①急に加えられた激しい強い力。また、とくに心理的に急激に加えられる打撃。「―の告白」「一波」 **しょうけつ【×猖獗】** 图[ㄥ]よくないものが激しい <647> 勢いではびこること。「悪性の感冒[かんぼう]が―をきわめる」▽文章語。 **しょうけん【正絹】** 图まじりもののない絹。「―のネクタイ」 **しょうけん【証券】** 图財産に関する権利や義務を書いた書類。とくに、株券[かぶけん]・債券[さいけん]・手形[てがた]などの有価証券。▽広い意味では、ほかに証拠[しょうこ]証券(=借用証書・契約念書など)・免責[めんせき]証券(=下足札[げそくふだ]・荷物預り証など)がある。 **しょうげん【証言】** 图「凶」事実をことばで証明すること。また、証明することば。「―台に立つ」 **じょうけん【条件】** 图①あることが成り立つために必要なことがら。また、何かをするときに制約となることがら。「必要にしてじゅうぶんな―」「―がととのう」「―をつける」 **じょうげん【上弦】** 图新月から満月になるまでの、左側が欠けている月。上弦の月。⇔下弦[かげん]▽月の形を弓に見たてると、しずむとき、つるにあたるほうが上になることから。♪巻末「月齢[げつれい]表」参照。 **じょうげん【上限】** 图数量や値段の上の限界。また、時代や年代のもっとも古い限界。⇔下限[かげん] **じょうけんとうそう【条件闘争】** 图ある条件さえうけいれられたら、よしとする闘争。 **じょうけんはんしゃ【条件反射】** 图一定の条件をあたえると、反射的に起こる作用。後天的なもの。たとえば、イヌにえさをやる前にいつもベルを鳴らすと、イヌはベルの音を聞いただけで唾液[だえき]を出すようになる。旧ソ連の学者パブロフが名づけた。 **しょうこ【尚古】** 图昔の文化や思想などを尊ぶこと。「―趣味[しゅみ]」 **しょうこ【称呼】** 图「忍」呼び名。呼びかた。また、名を呼ぶこと。園呼称[こしょう] **しょうこ【証拠】** 图事実や真実を証明するよりどころ。あかし。「―だてる」「―物件」「論よりー」 **しょうこ 【×鉦鼓】** 图①かねと、たいこ。▽「鉦」は停止、「鼓」は進軍の合図[あいず]。「―をうち鳴らす」→図「ががく」②雅楽の演奏や念仏のときに使う、円形の楽器。 **しょうご【正午】** 图昼の一二時。▽昔の時刻で、午[うま]の刻[とき]の中央(=正)にあたることから。 **じょうこ【上古】** 图おおむかし。日本史の時代区分では、蘇我氏が滅亡[めつぼう]した大化改新(六四五年)まで。あるいは大和朝廷[やまとちょうてい]時代をいう。⇔上代 **じょうご【上戸】** 图[造語]①〈名〉酒がたくさん飲める人。さけずき。⇔下戸[げこ] ①〈造語〉[「〜上戸」の形で』酔[よ]ったときに出るくせ。「泣き―」「笑い―」 **じょうご【畳語】** [丈逵]同じ単語を重ねて一つの語(=複合語)としたもの。語の意味を強めたり、動作のくりかえしや複数であることなどを示したりする。「泣く泣く」「われわれ」「たびたび」「山々」など。 **じょうご【“漏斗】** 图アサガオの花のように、上が広がった管状の道具。口の細いびんなどに液体などを注ぎこむときに使う。ろうと。 **しょうこう【小康】** 图病気や争いごとといった悪い状態が、危険は脱して何とか少しおさまっていること。「―を保つ」 **しょうこう【昇降】** 图「ス」とのぼりくだり。あがりおり。「―機(=エレベーター)」「―ロ」 **しょうこう【将校】** 图軍隊で、少尉以上の武官。士官。「青年―」 **しょうこう【商工】** 图商業と工業。また、商人と工員。「―業」 **しょうこう【商港】** 图商船が出入りして、旅客や貨物[かもつ]の積みおろしをする港。圏貿易港⇔漁港[ぎょこう] **しょうこう【焼香】** 图[函]香をたくこと。とくに、葬式や法事のとき仏前で香をたいて拝むこと。 **しょうごう【称号】** 图身分や資格を示す呼び名。「博士の―」 **しょうごう【照合】** 图[函]原文や原物と比べあわせること。「原簿[げんぼ]と―する」 > **つかいわけ** →「比較」を見よ。 **じょうこう【上皇】** 图位をゆずったあとの天皇の呼び名。「太上天皇」の略。 **じょうこう【条項】** 图箇条[かじょう]書きした法文や契約書などの一つ一つの項目。「法律の―」条目 **じょうこう【乗降】** 图「と」乗り物に乗ったり降りたりすること。のりおり。「―客」 **じょうこう【情交】** 图親密な交際。とくに、男女の肉体的な交わり。「―を結ぶ」 **しょうこうい【商行為】** 国営利目的でおこなう活動。品物の売買や交換、不動産の仲介や賃貸[ちんたい]など。 **しょうこうかいぎしょ【商工会議所】** 图商工業者が、その地域の商工業の改善と発展を目ざして組織する団体。全国主要都市にある。 **しょうこうぐん【症候群】** 图→「シンドローム」 **じょうこうごう【上皇后】** 图天皇が位をゆずったあとの皇后の呼び名。皇太后[こうたいごう]に同じ。▽年号が令和になる際、特別に定められた新しい称号。 **しょうこうねつ【×猩紅熱】** 图四類感染症の一つ。急に高熱が出て、はきけ・頭痛がし、全身に赤い発疹[ほっしん]が出る。子供がかかることが多い。 **しょうこく【小国】** 图政治・経済・軍事などの勢力の弱い国。また、国土の小さい国。↔大国 **しょうこく【生国】** 图生まれた国。古い言い方。しょうごく。「―は九州です」 **じょうこく【上告】** 图[函]裁判で、控訴審[こうそしん]の判決を不服として、さらに上級の裁判所に最後の判断を求めること。 **じょうこく【上刻】** 图昔の時制で、一時[いっとき](=約二時間)を上・中・下に三分したその初めの時刻。四〇分間。「巳[み]の―」 **しょうこだてる【証拠立てる】** [下□]証拠を示す。証明づける。「―ものは何もない」 **しょうことなしに** どうしようもなしに。しかたなしに。▽「しょうこと」は「為[す]ん事」(=すること)」の変化した形。 **しょうこり(性懲り)もなく** 前の失敗に少しもこりないで。「―同じことをくりかえす」 <648> **しょうこん【招魂】** 图死者のたましいを、あの世から招いてまつること。「―祭」 **しょうこん【商魂】** 图商売に対する熱意。「―たくましい男」 **しょうこん【傷痕】** 图きずあと。「生々しいー」「戦争の―」 **しょうごん【荘厳】** [図形動]①〈名・スル〉仏教で、仏像や寺などをりっぱにかざりつけること。また、そのかざり。①〈名・形動〉「そうごん」 **しょうさ【小差】** 图ちがいが少ないこと。わずかのちがい。「―でせり勝つ」類僅差[きんさ]↔大差 **しょうさ【証左】** 图証明のよりどころ。証拠[しょうこ]。あかし。▽「左」は、ささえという意味。 **じょうざ【上座】** 图目上の人を座[すわ]らせる上位の場所。「かみざ」とも。類上席↔下座[しもざ] **しょうさい【小才】** 图わずかばかりの才知。ちょっとしたことならできる才能。「こさい」とも。「―がある」「―のきく人」↔大才 **しょうさい【商才】** 图商売がうまくできる才能。商売のかけひきがじょうずなこと。「―にたける」 **しょうさい【詳細】** [図形動]くわしく細かいこと。「―な記録」類子細・委細 **じょうさい【城×塞・城砦】** 图城と、とりで。また、城。とりで。「―にたてこもる」「―を築く」 **じょうざい【浄財】** 图寺院や神社、慈善事業などに善意で寄付するかね。「―を集める」 **じょうざい【錠剤】** 图つぶ状に固めた飲み薬。タブレット。「―を服用する」「かぞえ方 錠[じょう] **じょうさく【上策】** 图何かをするときの、もっともよい手段や方法。すぐれたはかりごと。↔下策 **じょうさし【状差し】** 图柱などにかけて、手紙類を入れておく箱、または、ふくろ状のもの。 **しょうさつ【笑殺】** 图[忍]笑って相手にしないこと。とりあわないこと。また、あざわらうこと。 **しょうさっし【小冊子】** 图小型でページのうすい本。パンフレット。「感想文を―にまとめる」 **しょうさん【勝算】** 图勝てるという見こみ。かちめ。「ほとんどーがない」 **しょうさん【硝酸】** 图無色で強い悪臭のある窒素[ちっそ]化合物。ふつうは水溶液をさし、多くの金属をとかす。セルロイド・爆薬などの原料。 **しょうさん【賞賛・称賛・賞✕讚】** 囱「函」ほめたたえること。「―ーに値[あたい]する」 **しょうし【小史】** 图田簡単に書かれた歴史。「英文学―」②小説家などが、自分の雅号の下につけることば。「鏡花[きょうか]―」 **しょうし【笑止】** [図形動]ばかばかしくておかしいようす。「―の至り」「―千万[せんばん]」 **しょうし【焼死】** 图「函」火事などで焼け死ぬこと。「―体で発見される」 **しょうし【証紙】** 图かねをしはらったことや商品の品質の証明のために、書類などにはる紙。類印紙[いんし] **しょうじ【小事】** 图あまり重要でない小さなこと。ささいなこと。「→大事の前の―」圏些事[さじ]↔大事 > **小事をほうっておけば大事に至る** 小事は大事で、小事といえどもいいかげんにしてはならない。 **しょうじ【商事】** 图①商売に関することがら。また、「商事会社」の略。 **しょうじ【障子】** 图明かりとりをかねて、部屋へのしきりのために立てる建具で。縦と横に桟[さん]をわたし、和紙をはってあるもの。明かり障子。 **じょうし【上司】** 图職場で自分より地位が上の人。うわやく。「―の命令に従う」 **じょうし【上肢】** 图うでや手。↔下肢[かし] **じょうし【情死】** 图好きあっている男女がいっしょに自殺すること。心中[しんじゅう]。「―をとげる」 **じょうし【上×巳】** 图五節句の一つ。ひなまつり。陰暦三月三日におこなわれる桃の節句。「じょうみ」とも。▽三月の最初の巳の日という意味。 **じょうし【上×梓】** 图[函]本を出版すること。▽昔、版木[はんぎ]にアズサ(梓)を使ったことから。 **じょうし【城趾・城址】** 图しろあと。「―公園」 **じょうじ【情事】** 图男女間の愛欲に関することがら。愛の交わり。「―があばかれた」 **じょうじ【常時】** 图[画]いつも。ふだん。「試合に―出場する」 **じょうじ【畳字】** 图「踊[おど]り字」に同じ。 **しょうじいれる【招じ入れる・請じ入れる】** [下二]客を部屋へなどに招きいれる。「座敷[ざしき]に―」 **しょうじがいしゃ【商事会社】** 图商行為を業務とする会社。営利社団法人。 **しょうじき【正直】** [図形動画]①〈名・形動〉うそのないこと。心が正しくすなおなこと。ありのまま。「―は最良の策」「三度目の―」「―に言いなさい」①〈副〉ほんとうをいうと。「―、困っております」 > **正直の頭に神宿る** 正直な人には必ず神の助けがある。 > **正直者が馬鹿をみる** 不正をおこなう者が多くの利益をえるのに対して、法や道徳を守って正直に生きる者はかえって損をする。 **じょうしき【常識】** 图ふつうの人が共通にもつ知識や理解力、または判断力。「―に欠ける」→非常識 > **つかいわけ** →「良識」を見よ。 **しょうしせんばん【笑止千万】** [四漢]非常にばかばかしくて話す価値もなく、問題にならないようす。「実に―な話」▽「笑止」を強めた語。もと、非常に気の毒な場合にいった。 **しょうしつ【消失】** 图[函]消えてなくなること。消えうせること。「権利が―する」↔消滅 **しょうしつ【焼失】** 图焼けたためになくなること。「金閣は一九五〇年に―、のちに再建」 **じょうしつ【上質】** [図形動]質が上等なこと。「―の紙」 **じょうじつ【情実】** 图個人的な利害や感情のために、ひそかに特別なあつかいをすること。「人事に―がからむ」 **しょうしみん【小市民】** 图資本家(ブルジョア)と労働者(プロレタリア)との中間の階級に属する人。中産階級。プチブル。▽ブルジョアに近い保守的な <649> 意識をもつ。 **しょうしゃ【小社】** 图自分の会社のへりくだった言い方。 **しょうしゃ【商社】** 图商品の取り引きや輸出入のなかだちの仕事をする貿易会社。商事会社。 **しょうしゃ【勝者】** 图戦いや試合に勝った人。勝利者。↔敗者 **しょうしゃ【照射】** 图「凶」光線や放射線などを当てること。光が照りつけること。「レントゲンー」 **しょうしゃ【×瀟洒】** [形動]すっきりとあかぬけているようす。「―な和服姿」「―な住まい」▽おもに服装や建物などについていう。 **じょうしゃ【乗車】** 图「忍」乗り物に乗ること。また、乗る車。「―ロ」「―拒否」↔下車・降車 **じょうしゃけん【乗車券】** 图電車・汽車・バスなどに乗るために必要な切符[きっぷ]。 **じょうしゃひっすい【盛者必衰】** [回漢]勢いの盛んな者でも、必ずその勢いのおとろえるときがくるということ。 **しょうじゃひつめつ【生者必滅】** [四漢]生きている者はいつかは必ず死ぬということ。人生の無常をあらわすことば。 **じょうしゅ【城主】** 图城の持ち主。一城の主[あるじ]。また、江戸時代、居城をもつ大名[だいみょう]の格式。「尾張[おわり]がー」 **じょうしゅ【情趣】** 图ものごとの深い味わい。おもむき。「―に富んだ庭園」類風情[ふぜい]・情緒[じょうちょ] **じょうじゅ【成就】** 图[函]「函」望みどおりになしとげられること。願いがかなうこと。「大願―」團達成 > **つかいわけ** →「遂行[すいこう]」を見よ。 **しょうしゅう【召集】** 图「ご」の国会を開くために、国会議員を議院に集合させること。「国会を―する」②一般国民を軍隊に動員すること。「―令状」 **しょうしゅう【招集】** 图[目函]関係者を招きあつめること。「株主総会をーする」 **しょうじゅう【小銃】** 图ひとりで持ちはこびできる銃。ライフル銃。カービン銃など。「自動―」 **じょうしゅう【上州】** 图↓「こうずけ」 **じょうしゅう【城州】** 图↓「やましろ」 **じょうしゅう【常州】** 图↓「ひたち」 **じょうしゅう【常習】** 图[函]薬の使用や犯罪行為など、よくないことをくりかえし、いつもすること。「麻薬[まやく]の―者」 **じょうじゅう【常住】** 图「忍」⊕いつもそこに住んで生活していること。②未来永劫[みらいえいごう]にわたって存在すること。↓無常③いつも。ふだん。「―不断」 **じょうじゅうざが【常住座×臥】** [四漢]いつも。ふだん。▽「行住,座臥」の「行住」と「常住」の混用から。一定の場所でねたり起きたりするという意味。 **じょうしゅうはん【常習犯】** 图同じような犯罪、または一般的によくないとされる行為をくりかえしおこなう人。「すりのー」「遅刻の―」 **じょうじゅうふだん【常住不断】** [四漢]いつも。つねに。平生。「―の努力の結果」▽常に一定で、切れずに続いているという意味から。 **しょうしゅつ【抄出】** 图[函]書物の一部をぬきだして書くこと。また、ぬきだした文章。 **しょうじゅつ【詳述】** 图[函]くわしくていねいに述べること。「以上―したとおり」↔略述 **じょうじゅつ【上述】** 图[下と]すでに述べたことがら。↔前述 **じょうしゅび【上首尾】** 圏ものごとが思いどおりにうまくいくこと。↔不首尾 **しょうしゅん【×頌春】** 图新春を祝い、ほめたたえることば。類賀春・賀正▽年賀状などに使う。 **しょうじゅん【照準】** 囝「忍」目標に正しくねらいを定めること。「的[まと]に―を合わせる」「―器」 **じょうじゅん【上旬】** 图一か月のうちの、初めの十日間。↔下旬[げじゅん] **しようしょ【仕様書】** 图やりかたの順序や方法を書いた文書。また、機械や器具の説明や図解など。 **しょうしょ【小暑】** 图二十四節気の一つ。夏至[げし]の後十五日目で、七月七日ごろ。暑さが本格的になる時期。圈大暑 **しょうしょ【証書】** 图あることがらが事実であることを証明する文書。「卒業」圏証文, **しょうしょ【詔書】** 图国会の召集など、天皇の国事行為に関することばを書いた公的な文書で、公示されるもの。「衆議院解散の―」「圏勅書[ちょくしょ], **しょうじょ【少女】** 国小学生から中学生くらいの女の子。おとめ。「―趣味」↔少年 **じょうしょ【浄書】** 图「忍」下書きの文章を読みやすいようにきれいに書きなおすこと。圏清書 **じょうしょ【情緒】** 图→「じょうちょ」 **じょうじょ【乗除】** 图「ご」かけ算とわり算。「乗」は乗法、「除」は除法のこと。→加減[かげん] **しょうしょう【少少】** [画]少しばかり。ちょっぴり。「―言いすぎた」「塩―」 **しょうしょう【×悄悄】** [彩画]元気がなくなって、しおれているようす。「―として引きあげる後ろ姿」しおしお **しょうしょう【×蕭×蕭】** [形皿]うすら寒くてさびしいようす。「―たる秋の夜」「―と雨が降る」 **しょうじょう【小乗】** 图仏教で、個人のさとりを目標にする教え。東南アジアを中心に広まった。☆大乗[だいじょう]▽小さな乗り物という意味で、多くの人を救うことを目的とする大乗の立場から批判的に呼ぶ言いかた。 **しょうじょう【症状】** 图病気や傷などのために起こる、心身の異常。「―が悪化する」「自覚―」 **しょうじょう【清浄】** [図形動] 清らかでけがれのないこと。「せいじょう」とも。「―潔白の乙女」☆☆不浄[ふじょう]②仏教で、迷いや私利私欲などのないこと。「―無垢の僧たち」「六根―」 **しょうじょう【賞状】** 图すぐれたおこないをした人やりっぱな成績をあげた人に、ほめたたえることばを書いてあたえる書状。 <650> **しょうじょう【×猩猩】** 图◎オランウータン。②想像上の動物。からだはサルに、顔は人間に似て、長い毛でおおわれ、酒を好むという。 **しょうじょう【×蕭条】** [形動]ひっそりとして、ものさびしいようす。「―として降る雨」「満目―」 **じょうしょう【上声】** 图漢字の四声の一つ。日本語ではたいらに高く発音するもの。▽ほかに、去声[きょせい]・入声[にっしょう]・平声[ひょうせい]。 **じょうしょう【上昇】** 图[匹]程度や段階の高いほうへと移っていくこと。上の方へのぼっていくこと。「―気流」「物価が―傾向にある」→下降[かこう] **じょうしょう【常勝】** 图戦いや試合で、戦うたびに勝つこと。「―チーム」 **じょうじょう【上上・上乗】** [図形動]この上なくよいこと。ちゅうぶんのないこと。「きょうの気分は―だ」「―のできばえ」 **じょうじょう【上乗】** 图仏教で、もっともよいとされる教え。大乗のこと。 **じょうじょう【上場】** 图[三]証券取引所や商品取引所で、取り引きの対象として登録されること。「一部―の会社」「一株」②芝居や演劇を上演すること。 **じょうじょう【情状】** 图ものごとが、ある結果に至るまでの事情。いきさつ。「―酌量」 **じょうじょう【×嫋嫋】** [形動]①なよなよとしたようす。しなやかなようす。「―たる手弱女[たおやめ]」②風がそよそよとふくようす。「―たる風に髪[かみ]をなびかせる」◎音声が細く長く続くようす。「余韻―」文章語。 **じょうじょうしゃくりょう【情状酌量】** [國漢]裁判官が判決のとき、罪を犯した事情に同情すべき点があると判断して、刑罰[けいばつ]を軽くすること。「―の余地がある」 **しょうじょうせぜ【生生世世】** [四漢]何度も生まれかわり死にかわりして、長い年月を経ること、いまでも。類未来永劫[みらいえいごう] **しょうじょうるてん【生生流転】** [四画]世の中が次々と変化しつづけること。万物が絶えず生まれては変化していくこと。▽「せいせいるてん」と読むのは本来誤り。 **しょうしょく【少食・小食】** [図形動]少ししか食べないこと。「―家」↔大食[たいしょく] **じょうしょく【常食】** 图[函]毎日の食事で、いつも食べているもの。習慣で、毎日食べること。「日本人は米を―とする」圏主食 **じょうしょてんめん【情緒×纏綿】** [四邁]↓「じょうちょてんめん」 **しょうじる【生じる】** [□]◎発生する。発生させる。おこる。おこす。「疑念が―」「混乱を―」②はえる。はやす。「かびが―」「ひげを―」 ▼「しょうずる」とも。 **しょうじる【招じる・請じる】** [圧]まねく。自分のところに招待する。「客を招じいれる」▽「しょうずる」とも。 **じょうじる【乗じる】** [圧][□]●つけいる。つけこむ。「勝ちに―」「弱みに―」②かけ算をする。かける。「四に五を―」↔除[じょ]する「じょうずる」とも。 **しょうしん【小心】** [図形動]気が小さくておどおどしていること。「―翼々[よくよく]」鬨臆病[おくびょう]↔大胆 **しょうしん【小身】** 图身分が低くて、俸禄[ほうろく]の少ないこと。また、その人。↔大身 **しょうしん【昇進】** 图[函]会社などの組織の中で、地位が上がること。「部長に―する」類昇格 **しょうしん【焼身】** 图「し」【图】「死のうとして、自分のからだを火で焼くこと。「―自殺」 **しょうしん【傷心】** 图「函」つらいことや悲しいことのために、心を傷[いた]めること。また、傷ついた心。「―をいやす」「―の思い」 **しょうじん【小人】** 图①こども。幼少の人。↔大人②心のせまい人。徳のない者。↔君子 > **小人閑居して不善をなす** 小人物は、ひまがあると、とかくよくないことをしでかすものだ。 **しょうじん【精進】** 囤「忍」①一つのことにうちこんで一生けんめいに努力をすること。「勉学に―を重ねる」圏専心・専念②身を清めて自分のおこないをつつしむこと。「―潔斎[けっさい]」③魚や肉類を食べないで、野菜類を食べること。「―料理」「―揚げ」▼仏教から出たことば。 **じょうしん【上申】** 图[忍]上役や上官、また、上級官庁などに意見や事情を申しのべること。「—書を提出する」 **じょうじん【常人】** 图一般の平凡[へいぼん]な人間。ふつうの人。「とても―のおよぶところではない」類凡人 **しょうじんあげ【精進揚げ】** 图野菜のてんぷら。 **しょうじんおとし【精進落とし】** 图①精進の期間が終わって、ふだんの食生活にもどること。精進落ち。精進明け。 **しょうじんけっさい【精進潔斎】** [四漢]一定の期間、肉食を断ち、身を清めること。 **しょうしんしょうめい【正真正銘】** [四漢]ほんものであることが、疑いようもなく明らかなこと。「彼は―の天才だ」▽「正真証明」は誤り。 **しょうしんもの【小心者】** 图気が小さくて臆病[おくびょう]な人。 **しょうしんよくよく【小心翼翼】** [四漢]気が小さくて、絶えずびくびくしているようす。「しかられはしないかとーとなる」▽もと、小さなことにまで気を配り、つつしみぶかいという意味。 **しょうじんりょろり【精進料理】** 图肉や魚を用いず、野菜類だけで調理した料理。 **じょうず【上手】** [図形動]①何かをしたり、つくったりするのに、他の人よりすぐれていること。また、技術のすぐれた人。「テニスがーだ」圏達者↔下手[へた] ②→「おじょうず①」▼常用漢字表付表の語。 > **上手の手から水が漏れる** どんなにじょうずといわれる人でも、たまには失敗するものだ。類猿[さる]も木から落ちる・弘法[こうぼう]にも筆の誤り <651> **しょうすい【小水】** 图小便。小用。▽多く、「お小水」の形で、病院関係や女性が用いる。 **しょうすい【×憔悴】** 图「函」悲しみやなやみごと、また、疲労などが重なってやつれること。「―しきった顔つき」 **じょうすい【上水】** 图飲料とするため、みぞや管を通して配られる水のこと。また、上水道のこと。「玉川―」↔下水 **じょうすい【浄水】** 图◎飲み水にするため、よごれた水をきれいにすること。また、清浄な水。「―器」「一場」↔汚水②参拝のために手を清める水。 **じょうすいどう【上水道】** 图飲料などのために用いる水を、管などで導く施設[しせつ]。水道。☆下水道 **しょうすう【小数】** 图①小さい数。わずかな数。②絶対値が一より小さく、ゼロより大きい実数。 **しょうすう【少数】** 图数の少ないこと。「―意見」「―民族」「―精鋭[せいえい]主義」⇔多数 **じょうすう【乗数】** 图かけ算で、かけるほうの数。a×bの、bをさす。↔被乗数 **しょうすうてん【小数点】** 图整数の部分と小数の部分とを区別するために、そのあいだに打つ点。 **しょうする【称する】** [変]①名のる。…という。「山川と―」②うそをつく。「病気と称して休む」③ほめたたえて、言い知らす。「天才と称される」 **しょうする【賞する】** [変]●ほめる。たたえる。また、ほめてほうびをあたえる。「努力を―」②たのしむ。めでる。「名月を―」 **しょうする【証する】** [岡変]◎事実を証明する。「実例がこれを―」②保証する。うけあう。「本人であることを―」 **しょうずる【生ずる/招ずる】** [田変]「しょうじる」 **じょうずる【乗ずる】** [研変]→「じょうじる」 **しょうせい【小生】** [代名]一人称単数の代名詞。男性が、おもに手紙などで使う。「―も元気に過ごしています」▽もと、後輩[こうはい]のこと。 **しょうせい【小成】** 图わずかばかりの成功。「―に安んじる」→大成 **しょうせい【招請】** 图[函]たのんで来てもらうこと。おいでを願うこと。「講演者として―する」 **じょうせい【上製】** 图ふつうのものよりも、上等なつくりのもの。「―本」團特別製↔並製[なみせい] **じょうせい【情勢・状勢】** 图変化していくものの、状態やようす。また、そこから予想されるなりゆき。「最近の世界―」「―は流動的である」類形勢▽「情勢」は、まだ人々が知らない状況という意味がある。 **じょうせい【醸成】** 图[下凼]◎発酵作用を利用して酒やみそなどをつくること。圏醸造②ある気分やふんいきを、だんだんとつくりだすこと。 **じょうせき【上席】** 图●地位などが上にある人の座る席。類上座↔末席②地位・階級・席次などが上であること。圏上位 **じょうせき【定石・定跡】** 图⊕囲碁や将棋[しょうぎ]で、もっともよいとされるきまった打ちかた。▽囲碁の場合は「定石」、将棋の場合は「定跡」と書く。②ものごとをおこなうとき、もっとも基本的でよいとされるきまったやりかた。「会社経営の―を学ぶ」▽「定石」と書く。 **じょうせき【定席】** 图①きまっていつも座る席。②常に設けてある寄席[よせ]。 **しょうせつ【小雪】** 图二十四節気の一つ。太陽暦で、一一月二三日ごろ。立冬と大雪[たいせつ]のあいだ。 **しょうせつ【小節】** 图楽譜[がくふ]で、縦線で区切られたそれぞれの部分。また、それを数えることば。 **しょうせつ【小説】** 图近代文学の一形式。作者のつくりだした人物や事件などを通して、社会や人間のありかたをえがこうとする散文の作品。「短編―」「推理―」「事実は―よりも奇なり」▽明治時代の初めに坪内逍遥[つぼうちしょうよう]が「小説神髄」でnovelの訳語として用いたのが始まり。 **しょうせつ【章節】** 图長い文章の章や節の区切り。▽「章」は大きいもの、「節」は小さいものにいう。 **しょうせつ【詳説】** 图「と」くわしく説明すること。また、くわしい説明。團詳述↔概説・略説 **じょうせつ【常設】** ⑧「函」いつでも使えるように設置してあること。「―館」「委員会を―する」⇔仮設 **じょうぜつ【×饒舌・冗舌】** [图形動]よくしゃべること。おしゃべり。「―家」 **しょうせつか【小説家】** 图小説を書くことを職業とする人。作家。文士。 **しょうせっかい【消石灰】** 图生石灰[せいせっかい]に水をかけるとできる白色の粉末。肥料やしっくいの原料。化学工業でも広く使われる。水酸化カルシウム。 **しょうせつしんずい【小説神髄】** [函]一八八五年—八六年。坪内逍遥[つぼうちしょうよう]」の評論。戯作[げさく]小説の中心にあった勧善懲悪[かんぜんちょうあく]の考えかたを捨て、小説は人情世態[せたい]を模写[もしゃ]することにあるとした。 **しょうせん【商船】** 图人や荷物を運んで利益をえる船。客船や貨物船など。 **しょうせん【商戦】** 图商売上の競争。「―たけなわ」「年末―」 **しょうぜん【承前】** 图前の文章を受けついで、その続きであることをあらわすことば。▽ふつう、続きの文章のタイトルの下や冒頭に書く。 **しょうぜん【×悄然】** [形画]元気がなくて、しょんぼりしているようす。「―とその場を立ちさる」「孤影―」 **しょうぜん【×蕭然】** [形動]ひっそりと静まりかえって、さびしいようす。「―とした冬の野山」 **じょうせん【乗船】** 图[下]船に乗ること。↔乗っている船。上船。↔下船[げせん] **しょうせんきょく【小選挙区】** 图議員の定数が一名の小さな選挙区。↔大選挙区 **しょうそ【勝訴】** 图[下と]裁判に勝つこと。有利な判決を得ること。「原告側のーとなる」↔敗訴 <652> **しょうそくすじ【消息筋】** 图その方面の事情をよく知っている人。「―によれば」 **しょうたい【小隊】** 图小人数の一隊。また、軍隊の編制上の一単位で、数分隊[すうぶんたい]からなり、三または四小隊で中隊を構成する。→大隊 **しょうたい【正体】** 图①かくされているほんとうの姿。「一不明」「―をあばく」類本性[ほんしょう] ②正常な状態でいるときの確かな意識。正気[しょうき]。「酒に酔[よ]って―を失う」 **しょうたい【招待】** 图[函]客として招いてもてなすこと。「―にあずかる」「結婚[けっこん]式の―状」 **じょうたい【上体】** 圏からだのこしから上の部分。上半身。「―を起こす」 **じょうたい【状態】** 图移りかわってゆくものごとの、そのときのようすやありさま。「混乱した―が続く」「精神―」「仮死[かし]―」 > **つかいわけ** 状態・状況・模様=いずれも移りかわっていくもののようすをいうが、「状態」は、そのときどきのありさまを、一応動かないものと見てとらえている。「精神状態はよい」。「状況」は、刻一刻に変化するものとしてのようすに重点がある。「状況判断を誤る」。「模様」は、状態・状況をひっくるめて、はっきりと断定はできないが、という条件をつけていう。「政局はあれ模様だ」。 **じょうたい【常体】** 国語口語文体の一つ。文末が「だ」「である」で終わる文体。である体。↔敬体[けいたい] **じょうたい【常態】** 图ふつうのようす。いつもと同じ、正常な状態。「―に復する」 **じょうたい【情態】** 图心のようすやありさま。 **じょうだい【上代】** 图①文学史の時代区分の一つ。大和[やまと]時代・奈良時代をさす。「―文学」「―特殊かなづかい」②おおむかし。 **じょうだい【城代】** 图⊕「城代家老[じょうだいがろう]」の略。江戸時代、城主に代わって城を守り、藩[はん]の政治をおこなった人。②江戸時代、大坂城・駿府城[すんぷじょう]・二条城などを将軍に代わって治めた職。 **じょうたいのふくし【状態の副詞】** [闵逵]副詞の種類の一つ。動作や作用の状態や、状態の続く時間などをあらわす。また、擬態語、擬声語もこの中に入る。「はっきりと話す」「すぐ帰る」「ひらひら舞[ま]う」「ニャーニャー・鳴く」など。 **しょうたく【沼沢】** 图ぬまと、さわ。「―地が点在する」 **しょうだく【承諾】** 图[函]相手のたのみや要求を聞きいれてひきうけること。「事後―」↔受諾 > **つかいわけ** 『承知・承諾・受諾「承知」は、ことがらをうけいれ、なっとくして知っていること。日常的・私的なことに使う。「その話は承知しました」。「承諾」は、相手の申し入れに賛成してはっきりとうけいれることで、やや改まったときに使う。「先方の承諾をえて物を運び入れた」。「受諾」は、正式・公式な申し入れをそっくりうけいれること。「相手の提示した条件をすべて受諾した」。 **じょうたつ【上達】** 图[乏]学問や技術がうまくなること。「ピアノの―が早い」圓熟達[じゅくたつ] ②下の者の意見や考えが上の人に通じること。「↓下意[かい]」 **じょうだま【上玉】** 图①上等の宝石。また、上等の品物。②「美人」の俗[ぞく]な言い方。「なかなかの―だ」 **しょうだん【昇段】** 图「忍」武道や芸ごとなどで、段位が上がること。「初段に―する」↔降段 **しょうだん【商談】** 图商売上の交渉や相談。「―がまとまる」 <653> **じょうたん【上端】** 图上のほうのはし。☆下端[かたん] **じょうだん【上段】** 图①上のほうの段。高くなっているほうの段。「―の間(=書院造りで、一段高くつくった貴賓[きひん]の間[ま])」②剣道[けんどう]で、刀を頭上にかざして身構える姿勢。「―の構え」↔下段 **じょうだん【冗談】** 图人を笑わせるようなおもしろいことば。ふざけた話やジョーク。「―を飛ばす」「―はいいかげんにしてほしい」「―にも程がある」 **じょうだんぐち【冗談口】** 图ふざけて言うことば。こっけいな話。「―をたたく」 **じょうだんはんぶん【冗談半分】** [图形動]ふざけた気持ちがはいっていること。それをことばどおりに、まじめにとりすぎてはいけないこと。 **しょうち【承知】** 图「函」①よく知っていること。「そんなことは百も―だ」②相手の希望や要求を聞きいれること。「その件は―いたしました」③[「承知しない」の形で」許さないこと。がまんしないこと。「今度やったら―しないぞ」 > **つかいわけ** →「承諾[しょうだく]」を見よ **しょうち【招致】** 图[函]来てくれるよう招くこと。「オリンピックの―運動」 **じょうち【常置】** 图「函」いつも備えて置いてあること。常に設けておくこと。「ヘリコプターをーする」「委員会を―する」類常設 **じょうち【情痴】** 图男女間の愛欲のために理性をなくすこと。「―におぼれる」圏痴情 **しょうちくばい【松竹梅】** 图マツとタケとウメ。▽めでたいものの代表とされる。また、「松」を最上とする、等級をあらわす。 **しょうちのすけ【承知×之助】** 图じゅうぶんにわかっていることや、ひきうけたことを、人名めかしていいうことば。また、何でも知っているふりをする人をからかっていう。「がってん、―」 **しょうちゅう【掌中】** 图手のひらの中。②自分の思うままにできる範囲[はんい]。「広大な領土を―に収める」國手中 > **掌中の珠** [たま]とてもたいせつにしているもの。とくに、最愛のわが子。 **しょうちゅう【焼酎】** 图穀類やサツマイモなどを発酵させ、蒸留してつくるアルコール分の強い酒。 **じょうちゅう【常駐】** 图[函]いつもその場所にいること。「海外支局に―する」 **じょうちょ【情緒】** 图①その場所などにふれて感じられる独特のふんいき。おもむき。「異国―」「下町―豊かな祭り」「V-纏綿[てんめん]」類情趣②態度や行動にあらわれる喜び・悲しみ・いかりなどの感情。「―不安定」▼本来は「じょうしょ」。現在は「じょうちょ」のほうが一般的。 **しょうちょう【小腸】** 图胃と大腸のあいだにある消化吸収器官。十二指腸・空腸・回腸からなる。▷図「ないぞう(内臓)」 **しょうちょう【消長】** 图[忍]勢いがおとろえたり、盛[さか]んになったりすること。「国家の―」「―をたどる」類盛衰[せいすい] **しょうちょう【象徴】** 图[函][形]として見ることのできない理想や思想などを、形のあるものに置きかえて表現すること。また、そうして表現されたもの。シンボル。「鳩[はと]は平和の―」「現代社会を―する事件」 **じょうちょう【冗長】** [形動]文章や話などがまわりくどくて長たらしいようす。「―な文章」 **じょうちょう【情調】** 图①そのものがあらわす特有の気分。「江戸[えど]―」圏情緒,②感覚にともなって起こる感情。「悲しみの―があふれる」 **じょうちょう【定朝】** [闪图]?―一〇五七年。平安中期の仏師。寄せ木造りにより、定朝様[よう]とよばれるなめらかな曲面をもつ彫刻[ちょうこく]様式を完成した。平等院鳳凰堂[びょうどういんほうおうどう]の阿弥陀如来[あみだにょらい]」像は、現存する唯一の作品。 **しょろちょろし【象徴詩】** 国語自分の内部の世界を暗示的に表現した詩。明治三〇年代後半、蒲原有明[かんばらありあけ]や、上田敏[うえだびん]らが提唱。とくに敏の訳詩集「海潮音」が有名。北原白秋・三木露風[みきろふう]らが展開させた。 **しょうちょうしゅぎ【象徴主義】** 国語一九世紀末、フランスのボードレールらを中心におこった芸術上の考えかた。心の動きやイメージを形あるもので暗示しようとする。サンボリスム。 **しょうちょく【詔勅】** 图旧憲法下で、天皇の意思をあらわす公式文書。詔書・勅書・勅語がある。みことのり。 **じょうちょてんめん【情緒×纏綿】** [四漢]さまざまな感情やおもむきがはなれがたく、深くこまやかなこと。「―として別れがたい」 **しょうちん【消沈・×銷沈】** 图気力がなくなり、落ちこむこと。「意気―」 **しょうつきめいにち【祥月命日】** 图その人が死んだ同じ月日。忌辰[きしん]。正忌[せいき]。 **じょうてい【上程】** 图[函]議案を会議にかけること。「法案を議会に―する」 **じょうでき【上出来】** [图形動]ふだんと比べればできがいいこと。じゅうぶんなできばえであるようす。「おまえにしては―のあいさつだ」「今回は六○点とれればーだ」↔不出来 **しょうてつ【正徹】** [人]一三八一一一四五九年。室町[むろまち]前期の僧・歌人。あざなは清厳[せいげん]。藤原定家[ていか]を尊重し、新古今風の歌をつくった。家集「草根集」、歌論書「正徹物語」など。 **しょうてん【昇天】** 图[函]①天にのぼること。「↓旭日[きょくじつ]―」②人が死んで、たましいが天にのぼること。とくに、キリスト教でキリストの死をいう。 **しょうてん【商店】** 图客に商品を売るところ。みせ。「アーケードのある―街」 > **つかいわけ** 商店・商家「商店」は、商売をする店そのもの。きちんとした構えの店をいう。「商家」は、商人の家庭。また <654> しょうてん 代々続く商人の家。そこに続く考えかたやしつけなどをいうときに使う、古い言い方。「商家の生まれ」。 **しょうてん【焦点】** ①平行な光線が、レンズや反射鏡で屈折[くっせつ]したり反射したりして一つに集まる点。フォーカス。「―を合わせる」 ②注意や興味などの集まる中心点。「話の―がはっきりしない」「―ぼけ」[類]ピント **しょうてん【衝天】** 勢いが盛[さか]んで天をつくほどであること。「意気―(=意気ごみの盛んなこと)」 **しょうでん【小伝】** ある人についての簡単な伝記。「リンカーンー」[略伝] **しょうでん【昇殿】** 神社の拝殿に上がること。②許されて宮中の清涼殿[せいりょうでん]の殿上の間[てんじょうのま]にのぼること。 **じょうてんき【上天気】** よく晴れたいい天気。好天。「体育祭は―にめぐまれた」 **しょうてんきょり【焦点距離】** レンズや反射鏡の中心から焦点までの距離。 **しょうど【焦土】** 建物や草木などがすべて焼けて、いちめん焼け野原となった土地。「―と化した都市」「―に帰す」 **しょうど【照度】** 光に照らされた面の明るさの程度。単位は、ルクス。[類]光度 **じょうと【譲渡】** 財産や権利などを他人にゆずりわたすこと。「―所得」[類]譲与[じょうよ] **しょうとく【×頌徳】** 功績や徳行をほめたたえること。「―碑[ひ]」 **じょうど【浄土】** 仏教で、苦しみや欲望のない清らかな世界。仏や菩薩[ぼさつ]のいる場所。極楽浄土。「西方[さいほう]―」↔穢土[えど] **しょうとう【小刀】** 小さな刀。ふつう、わき差しをさす。[大刀] **しょうとう【消灯】** ねる前に明かりを消すこと。「―時間厳守」[点灯] **しょうどう【唱導】** さきに立って人を導くこと。とくに、人を説いて仏道に導くこと。 **しょうどう【衝動】** とつぜん何かをしたくてたまらなくなるような、理性ではおさえられない心の動き。「―にかられる」「―買い」 **じょうとう【上等】** [形動]●同じ種類のものの中で、程度や内容がすぐれていること。「―の客室にとまる」[類]高級↔下等 ②できぐあいが一応は満足できる状態であること。「八○点とれればーだ」 **じょうとう【上棟】** 建築で、屋根のいちばん高いところに棟木[むなぎ]をわたすこと。また、それを祝っておこなう儀式[ぎき]。「―式」[類]棟上げ・建て前 **じょうとう【常×套】** きまったやりかた。ありふれていること。「―手段」「―語」 **じょうどう【常道】** 広く認められた、まちがいのないやりかた。「―をはずれる」 **しょうどうてき【衝動的】** [形動]そのときの気分で発作的に行動するようす。「―に犯行におよぶ」 **じょうどきょう【浄土教】** 仏教で、阿弥陀仏[あみだぶつ]を信じて、死後極楽浄土に往生[おうじょう]しようとする教え。日本では、平安末期から盛[さか]んになった。 **しょうとく【生得】** 生まれつき身につけていること。「せいとく」とも。「―の知恵[ちえ]」[圏]生来[せいらい] >生得の報[むく]い 前世[ぜんせ]のおこないによって受ける、この世での運命。 **しょうどく【消毒】** からだやものについている病原菌[びょうげんきん]を、薬品や熱・日光などで殺すこと。「日光―」[圏]殺菌・滅菌[めっきん] **じょうとくい【上得意】** いつもたくさんの商品や、高価な品物を買ってくれるだいじな客。[圏]上客[じょうきゃく] **しょうとくたいし【聖徳太子】** [人]五七四—六二二年。用明天皇の第二皇子。推古天皇の摂政[せっしょう]として冠位十二階や「憲法十七条」を制定。仏教の興隆に尽力して、法隆寺・四天王寺を建立した。著書に「三経義疏[さんぎょうぎしょ]」。 **しょうとくのち【正徳の治】** 一八世紀初め、儒学者の新井白石[あらいはくせき]がおこなった、江戸幕府の政治改革。貨幣[かへい]の質を改善し、長崎[ながさき]貿易を制限して銀の流出を防ぐなど、財政再建に努めた。▽「正徳」は当時の元号。 **じょうどしゅう【浄土宗】** 仏教の宗派の一つ。平安時代の終わりに法然[ほうねん]が始めた教え。阿弥陀仏[あみだぶつ]を信じ、ひたすら念仏を唱えればだれもが死後、極楽に行けると説く。 **じょうどしんしゅう【浄土真宗】** 仏教の宗派の一つ。鎌倉時代に、浄土宗から分かれ、親鸞[しんらん]が始めた教え。阿弥陀仏[あみだぶつ]を信心すれば、罪人でも極楽に行けると説く。一向宗。門徒宗。また、略して「真宗」とも。 **しょうとつ【衝突】** 激しくつきあたるこ「―の慣習に従う」と。ぶつかること。「正面―」「かべに―する」 ②立場や意見などが対立して、たがいに争うこと。「利害が―する」 **しょうとりひき【商取引】** 商売上の取り引き。 **じょうない【場内】** 試合やもよおしものなどをおこなう会場の中。「――禁煙[きんえん]」↔場外 **しょうに【小児】** 小さな子供。「―喘息[ぜんそく]」[圏]小人[しょうじん] **しょうにか【小児科】** 医学の分科の一つ。子供の病気を専門にあつかう。 **しょうにまひ【小児麻痺】** 子供の病気の一つ。ふつう、ウイルスで感染し、手足がまひするものをさす。ポリオ。急性灰白髄炎[きゅうせいかいはくずいえん]。 **しょうにゅうせき【×鍾乳石】** 鍾乳洞[しょうにゅうどう]の天井から、つららのように垂れさがった石灰岩。天井からしたたる地下水中の石灰が固まったもの。[石筍][せきじゅん]▽「鐘乳石」は誤り。 **しょうにゅうどう【×鍾乳洞】** 石灰岩の多い土地が、雨水や地下水でとかされてできた大きなほら穴。[類]天 し <655> **しょうにん【使用人】** 图商店や家庭などで、仕事をするためにやとわれた人。↔使用者 **しょうにん【小人】** 图(小学生以下の)子供。乗り物に乗ったり、入場したりするときの料金表示に使われる。▽大人[おとな]・中人[ちゅうにん],に対していう。 **しょうにん【上人】** 图①仏教で、知識や徳にすぐれた僧[そう]。また、僧を敬った呼び方。②僧位の名。学徳のすぐれた僧にあたえる位階。「法橋上人位」の略。 **しょうにん【《聖人】** 图⊕知恵[ちえ]が広く深く、思いやりにあふれた人。また、さとりをえた人や仏・菩薩[ぼさつ]など。②「上人,①」に同じ。また、上人よりも一段高い意味でも使う。「開祖親鸞[かいそしんらん]―」▼「せいじん」と読めば別の語。 **しょうにん【承認】** 图[函]国や団体、または個人が、そのことがらを正しいと認めてうけいれること。「国会の―を求める」圏承諾・了承[りょうしょう]・認可 > **つかいわけ** →「許可」を見よ。 **しょうにん【商人】** 图品物を買いいれ、それを売って利益をえることを職業としている人。「―根性」類あきんど **しょうにん【証人】** 图ある事実を明らかにする体験や証拠[しょうこ]をもつ人。とくに裁判所などで、自分が見聞きしたり体験したりした事実を述べる人。「―を立てる」「国会の―喚問[かんもん]」 **じょうにん【常任】** 图いつもその地位や任務についていること。「―理事国」 **しょうね【性根】** 图心の底にある精神的な土台。ものごとに対する根本的な心構え。生まれつきの性格。「―がすわる」「―が腐[くさ]る」「―を入れる」圏根性 **しょうねつ【焦熱】** 图①焼けこげるような熱さ。類炎熱・灼熱[しゃくねつ] ②「焦熱地獄[じごく]」の略。 **じょうねつ【情熱】** 图燃えあがるような強く激しい感情。パッション。「―を燃やす」團熱情 **しょうねつじごく【焦熱地獄】** 图仏教でいう八大地獄の一つ。この世で罪を犯した死者が燃えさかるほのおの中に投げこまれ、もだえくるしむという。 **じょうねつてき【情熱的】** [形動]感情を激しく燃やして打ちこむようす。「―に話す」 **しょうねん【少年】** 图①小学生から中学生くらいの男子。「―の日の思い出」「―野球」↔少女②少年法では二〇歳[はたち]未満、児童福祉法では一八歳未満をさす。 > **少年老い易く学成り難し** 年月のたつのはやく、学問は深いから、時間をおしんで勉強すべきである。▽中国、朱熹[しゅき]の「偶成」からという。 > **少年よ大志を抱け** 若者たちよ、大きなこころざしをもて。▽札幌[さっぽろ]農学校を去るにあたって、アメリカの教育者クラーク博士がの残したことば。 **じょうねん【情念】** 图心の底からわきあがり、おさえきれない強い感情。「暗い―にとらわれる」 **しょうねんいん【少年院】** 图家庭裁判所から保護処分を受けた少年を収容し、教育しなおす施設[しせつ]。 **しょうねんかんべつしょ【少年鑑別所】** 图犯罪を犯した少年を、家庭裁判所で審判[しんぱん]する前に収容する施設[しせつ]。 **しょうねんば【正念場】** 图その人の実力を最大限に発揮しなければならない、だいじな場面。「―にさしかかる」▽歌舞伎[かぶき]や浄瑠璃[じょうるり]で、主役がその真価を発揮する重要な場面という意味から。 **しょうのう【小脳】** 图大脳と延髄[えんずい]のあいだにある卵形の脳髄。からだのバランスや運動をつかさどる。 **しょうのう【笑納】** 图[』「ご笑納ください」の形で』おくりものをするときなどに使うへりくだった言い方。「つまらないものですが、笑ってお受けとりください」という意味。 **しょうのう【×樟脳】** 图クスノキからつくる、白くてかおりの強い結晶。セルロイド・火薬・防虫剤[ぼうちゅうざい]などの原料にする。 **じょうのう【上納】** 图[乏]政府や上部団体に金品を納めること。「―金」▽昔は「年貢」のこと。 **しょうのつき【小の月】** 图太陽暦[たいようれき]で、一か月の日数が三十日以下の月。二月、四月、六月、九月、一一月。↔大[だい]の月 **じょうば【乗馬】** 图「函」①ウマに乗ること。また、乗るためのウマ。「ークラブ」 **しょうはい【勝敗】** 图勝つか負けるか。かちまけ。「――は時の運」類勝負 **しょうはい【賞杯・賞盃】** 图[国]試合ですぐれた成果をおさめた人などにあたえる、ほうびのさかずき。カップ。 **しょうはい【賞牌】** 图試合ですぐれた成果をおさめた人などにあたえる、ほうびの記章。メダル。 **しょうばい【商売】** 图[乏]⊕品物などを買いいれ、それを売って利益をえること。あきない。②生活のためにしている仕事。職業。稼業[かぎょう]。③専門としたり、得意とすること。俗[ぞく]な言い方。「漫才師は人を笑わせるのが―だ」 **しょうばいがたき【商売敵】** 图同じ商売の競争相手。「―のあいだがら」 **しょうばいがら【商売柄】** 图商売の性質上。商売で身についた習性。「―帰宅は深夜になる」「こしが低いのは―だ」 **しょうばいぎ【商売気】** 图いつも商売上の利益を中心に考えようとする気持ち。また、職業意識。しょうばいげ。しょうばいっけ。「―が出る」 **しょうばいにん【商売人】** 图⊕品物を売買することを職業とする人。商人。あきんど。②そのことになれていて、じょうずな人。専門家。くろうと。「―はだしの」③水商売[みずしょうばい]の人。芸者。ホステス。 **じょうはく【上×膊】** 图「上腕[じょうわん]」に同じ。「―骨」↔下膊[かはく] **しょうはく(松柏)の操** [みさお]困難にあってもくじけないで、自分の生きかたや意見をかたく守ること。 <656> ▽マツやヒノキは冬も色を変えないことから。 **しょうばつ【賞罰】** 图ほめられたことと、罰せられたこと。「―なし」▽履歴書などに書く。 **じょうはつ【蒸発】** 图[函]①液体が熱を加えられて気体になること。「水分のー」②家庭を捨てて、とつぜんいなくなること。「夫が―する」類家出・失踪[しっそう] **しょうばん【相伴】** 图[下凹]客の相手をして、もてなす側もいっしょに食べたり飲んだりすること。「どーさせてください」「―にあずかる」 **じょうはんしん【上半身】** 图からだのこしから上の部分。上体。「かみはんしん」とも。↔下半身[かはんしん] **しょうひ【消費】** 图[函]財産やかね、また時間や電力などを使うこと。「―者」「電気の―量」☆☆生産 **しょうび【賞美・称美】** 图[函]美しいものやよいものをほめたたえること。「もみじをーする」 **じょうひ【冗費】** 图[函]むだな費用。また、むだづかいすること。「―を節約する」類浪費, **じょうび【常備】** 图「函」いつも身辺に備えておくこと。「―薬」 **しょうひざい【消費財】** 图個人の欲望を直接満たすために消費するもの。食料や衣料などの一時的消費財と、住宅や乗用車などの耐久[たいきゅう]消費財とがある。↔生産財 **しょうひしゃかかく【消費者価格】** 图消費者が買うときの値段。また、政府が消費者に売りわたすときの値段。↔生産者価格 **しょうひしゃぶっかしすう【消費者物価指数】** 图消費者の家計支出で、重要な約五○○品目の値段から算出される物価の動きを示す指数。毎月、総務庁統計局が発表する。CPI。 **しょうひしゃほごきほんほう【消費者保護基本法】** 图消費者の利益を守るために、一九六八年に制定された法律。安全や衛生の管理や適正な表示の義務などについて規定する。 **しょうひぜい【消費税】** 图間接税の一つ。商品やサービスの購入・消費に対して課せられる税金。 **しょうび(焦眉)の急** [きゅう]危険が身近にさしせまっていること。▽火がまゆをこがすほど、すぐそばまで近づいているという意味から。 **しょうひょう【商標】** 图その商品を製造・販売[はんばい]している会社を示す、文字や図形などのしるし。トレードマーク。ブランド。「登録―」 **しょうひょう【証票】** 图証明となる札[ふだ]。「検査済みの―をはる」 **しょうびょう【傷病】** 图けがや病気。「―休暇[きゅうか]」 **しょうひん【小品】** 图文章・絵画・音楽などで、気軽につくった小さな作品。↔大作[たいさく] **しょうひん【商品】** 图売り買いや取り引きの対象となる品物。「人気―」「―価値」「―券」 **しょうひん【賞品】** 图競技やゲームなどで、成績のよかった人にほうびとしてあたえる品物。 **じょうひん【上品】** [形動]洗練されていて気品があり、人によい感じをあたえるようす。「―な話しかた」「―なかおり」↔下品 **しょうひんけん【商品券】** 图表面に書かれた金額に相当する商品とひきかえる約束で、デパートなどが発行する有価証券。商品切手。 **しょうふ【×娼婦】** 图売春婦。 **しょうぶ【勝負】** 图「函」とかちまけ。また、勝ち負けをきめること。「――事[ごと]だと」「―は時の運」圏勝敗 **しょうぶ【×菖蒲】** 图◎サトイモ科の多年草。水辺に生え、独特のかおりがある。魔よけの力があると端午[たんご]の節句にのきにさしたり、ふろに入れたりする。「―湯[ゆ]。」②「花菖蒲[はなしょうぶ]」の略。 **じょうふ【上布】** 图うすくて上等な麻[あさ]の織物。「越後[えちご]―」 **じょうふ【情夫】** 图愛人関係にある男。圏色男[いろおとこ]・隠し男↔情婦 **じょうふ【情婦】** 图愛人関係にある女。圏色女[いろおんな]・隠し女↔情夫 **じょうぶ【丈夫】** [形動]①病気やけがをせず元気であるようす。「―なからだ」「心臓が―だ」類達者②ものががっちりつくられていて、こわれにくいようす。「プラスチックはーだ」「―な椅子[いす]」 > **つかいわけ** →「健康」を見よ。 **じょうぶ【上部】** 图うえの部分。うえのほう。とくに、権限や地位が上であること。「―団体」↔下部 **しょうふう【×蕉風】** 国画俳諧[はいかい]で、松尾芭蕉[まつおばしょう]とその門人の作風。「わび・さび・しをり・ほそみ・かるみ」の句境を開いて、自然と人生のとけあう境地を確立した。正風[しょうふう]。 **しょうふく【承服・承伏】** 图[下凶]相手の説得や主張を聞きいれ、なっとくしてそれに従うこと。類承諾↔不服 **しょうふく【×妾腹】** 图めかけ(=愛人)から生まれた子。「めかけばら」とも。 **しょうぶごと【勝負事】** 图勝ち負けを争うスポーツやゲーム。また、かけごと。ばくち。 **しょうぶし【勝負師】** 图①勝負ごとの得意な人。また、いちかばちか思いきってことをおこなう人。②ばくちうち。 **しょうふだ【正札】** 图値引きなどしない、本来の値段を書いて商品につけた札。「―販売」團正価 **しょうふだつき【正札付き】** 图①かけ値のない値段をつけた商品。また、世間[せけん]で定評のあること。「―の人物」 **じょうぶつ【成仏】** 图[乏]」①この世に未練を残さずに死ぬこと。「迷わずーしてくれ」②この世の迷いやなやみを乗りこえて、仏のさとりを開くこと。 **しょうぶゆ【×菖蒲湯】** 图五月五日の端午[たんご]の節句に、ショウブの根や葉を入れてわかすふろ。邪気[じゃき]をはらうという。 **しょうぶん【性分】** 图その人が生まれつきもっていて変わらない、考えかたや性格。「せっかちな―」「―に合わない」「類たち **じょうぶん【条文】** 图法律などの箇条[かじょう]書きにした文章。「憲法のー」 **しょうへい【将兵】** 图軍隊で、将校と兵士。「前線 <657> の―を慰問[いもん]する」 **しょうへい【招聘】** 图[函]礼儀をつくして人を招くこと。「コーチとして―する」類招請[しょうせい] **じょうへいのらん【『承平の乱】** 图九三五―九四○年。関東地方で平将門[たいらのまさかど]が起こした争乱。将門は新皇と名のり、朝廷[ちょうてい]から独立の動きをみせたが、同じ関東の豪族藤原秀郷[ふじわらのひでさと]・平貞盛[たいらのさだもり]にほろぼされた。▽「承平」は当時の元号。多く、藤原純友[ふじわらのすみとも]の乱と合わせて「承平・天慶[てんぎょう]の乱」という。 **しょうへき【障壁】** 图①ものをさえぎる、かべ。②人の活動のじゃまをする原因。さまたげ。「外国ではことばの問題が―となる」類障害 **しょうへきが【障壁画】** 图かべ・ふすま・びょうぶなどにえがいた絵。安土桃山時代の狩野派の作品が最盛期。 **しょうへん【小片】** 图小さいかけら。「氷の―」 **しょうへん【小編・小×篇】** 图短くまとまった文学作品や映画など。短編。小品。 **しょうへん【掌編・掌×篇】** 图ごく短い文学作品。「―小説」(=掌[てのひら]の小説)」 **しょうべん【小便】** 图「忍」によう。おしっこ。また、それを体外に出すこと。類小水,↔大便 **じょうほ【譲歩】** 图「ご」自分の意見を変えて相手の意見に近づけ、折りあいをつけること。「これ以上はーできない」類妥協[だきょう] **しょうほう【商法】** 图◎売り買いや取り引きのしかた。「悪徳―」「士族の―(=慣れなくてへたなこと)」②商売のありかたについて定めた法律。 **しょうほう【詳報】** 图事件や出来事についてのくわしい知らせ。「―を待つ」 **しょうぼう【正法】** 图①仏教の正しい教え。仏法。②正しい仏法のおこなわれる時期。正法時。釈迦[しゃか]の死後五百年または千年間をいう。▽釈迦入滅後、正法・像法[ぞうぼう]・末法[まっぽう]の三時期に分ける。 **しょうぼう【消防】** 图火事を防いだり、消しとめるという意味。また、消防隊・消防士の略。「―署」圏消火 **じょうほう【定法】** 图一定のきまり。きまったやりかた。圏定石[じょうせき] **じょうほう【乗法】** 图かけ算。↔除法 **じょうほう【情報】** 图①事件やものごとの事情などについての知らせ。「台風―を流す」「―網[もう]」②判断や行動をするときに役立つ知識。データ。インフォメーション。「―産業」「―化社会」 **じょうほうかがく【情報科学】** 图情報の収集・蓄積[ちくせき]・伝達・処理などの理論や技術を、研究・実験・応用する分野の科学。 **じょうほうかしゃかい【情報化社会】** 图大量の情報を処理できる機能を備える社会。コンピュータ・高度情報通信システム・光通信などが中心的な役割を果たす。 **しょうぼうげんぞう【正法眼蔵】** [作品图]一二三一—五三年ころ。道元[どうげん]の作。禅[ぜん]の思想の本質や規範[きはん]などを和文で論じた法語集。 **じょうほうさんぎょう【情報産業】** 图各種の情報を整備し、提供するサービス業。 **じょうほうしょり【情報処理】** 图各種のデータをコンピュータによって整理・分析[ぶんせき]し、必要に応じて検索[けんさく]・分類・予測などをすること。 **しょうほん【正本】** 图①根拠[こんきょ]となる原本。「登記所の―」圏台帳[だいちょう] ②芝居[しばい]の台本。脚本[きゃくほん]。③省略のない完全な本。圏丸本[まるほん] **しょうほん【抄本】** 图必要な部分だけを、原本からぬきだしたもの。「戸籍[こせき]―」↔謄本[とうほん] **じょうまえ【錠前】** 图とびらやふたが開かないようにしておく金具[かなぐ]。じょう。 **しようまっせつ【枝葉末節】** [四漢]幹でなく、枝や葉のように重要でない部分。とるにたりないこと。 **しょうまん【小満】** 图二十四節気の一つ。太陽暦[たいようれき]で五月二一日ごろ。▽草木がしげって天地に満ちるという意味。 **じょうまん【冗漫】** [图形動]話や文章がだらだらとしていて、しまりのないこと。「―な手紙」「冗長[じょうちょう] **しょうみ【正味】** 图①外装などを除いた、なかみの数や重さ。「―五○グラム」②付属しているものを除いた、実質。「―三〇00円のもうけ」 **しょうみ【賞味】** 图「スと」よく味わいながら食べること。「めずらしい料理を―する」「圏賞翫[しょうがん], **じょうみ【情味】** 图①心のあたたかさ。おもいやり。「―に欠ける」圏人情味②味わいのあるふんいき。類情趣[じょうしゅ] **しょうみつ【詳密】** [形動]くわしく細かいようす。詳細。「―な報告」 **じょうみゃく【静脈】** 图血液をからだの各部分から心臓(へ運ぶ血管。↔動脈[どうみゃく] **しょうみょうざんまい【称名三昧・唱名三×昧】** [四漢]他のことはいっさい考えず、ひたすら「南無阿弥陀-弥陀仏[なむあみだぶつ]」の六文字を言いつづけること。 **じょうむ【乗務】** 图[下忍]飛行機や鉄道などの交通機関に乗りこんで、運転や乗客の世話などの仕事をすること。「―員」 **じょうむ【常務】** 图①「常務取締役[とりしまりやく]」の略。②日常の業務。 **しょうむてんのう【聖武天皇】** [囚]七〇一—七五六年。在位、七二四―七四九年。文武[もんむ]天皇の第一皇子。光明皇后とともに深く仏教を信仰2。東大寺を建立して大仏を安置し、全国各地に国分寺などを建てて、天平[てんぴょう]”文化を花開かせた。 **じょうむとりしまりやく【常務取締役】** 图株式会社の重役の一つで、社長・専務取締役に次ぐ地位。社長や専務を助けて、日常の経営業務にあたる役職。 **しょうめい【証明】** 图「スッ」◎事実であって正しいということを、証拠をあげて明らかにすること。「成績―書」「身分―」②仮定として示したことがらが正しいことを、論理的に説明すること。「図形の―問題」 **しょうめい【照明】** 图[下凶]光をあてて明るく照らす <658> こと。また、明るく照らす光。「一器具」「一係」 **しょうめつ【消滅】** 图[函]消えてなくなること。あったものが、あとかたもなくほろびること。「自然―」「権利がーする」 **しょうめん【正面】** 图①もののおもて側。前面。「一玄関[げんかん]」↔側面・背面②まっすぐ向いた方向。前方。「―を向け」③直接に向きあうこと。まとも。「―衝突」④すもうで、土俵の北側の席。↔向こう正面[むこうじょうめん], > **正面(を)切る** 遠慮ししたり遠回しに言ったりしないで、まともに堂々とことをおこなう。「正面切ってたち向かう」 **しょうもう【消耗】** 图[函]①ものやエネルギーを使いはたしてなくすこと。園消費②体力や精神力を使いはたし、おとろえてしまうこと。「暑さですっかりーした」▼本来は「しょうこう」と読むのが正しい。 **しょうもうひん【消耗品】** 图紙やインクなどのように、使うたびに減る品物。「―を補充[ほじゅう]する」▽「使い捨て」という意味でも使う。 **しょうもの【抄物・鈔物】** 图室町時代、五山[ござん]の僧たちなどが漢籍や仏典などを講釈[こうしゃく]したものの筆記録。▽「しょうもつ」と読めば別の語で、ぬき書きしたものという意味。 **じょうもの【上物】** 图上等の品物。 **しょうもん【証文】** 图約束や事実を認めたことを証明する文書。証書。かぞえ方札[さつ]・通[つう] > **証文の出し遅くれ** 手おくれになって、ききめのないこと。役に立たないこと。 **じょうもん【定紋】** 图その家によってきまっている紋。「―のはいった衣服」類家紋[かもん] **じょうもんしきどき【縄文式土器】** 图紀元前一万年ころから、日本で使われた土器。黒褐色で、あつでだがもろい。表面に、なわなどをおしつけてつけた文様がある。 **じょうもんじだい【縄文時代】** 图紀元前一万年ころ―前三世紀ころ。日本で、竪穴式住居に住んで、狩猟や採集によって生きていた時代。それまでの石器に加えて土器を使いはじめたが、アワ作・稲作はなく、金属は使わず機械もなかった時代。▽縄文式土器を使っていたことから。 **しょうもんじってつ【×蕉門十哲】** 国語 松尾芭蕉[まつおばしょう]の門下の一〇人のすぐれた俳人。ふつうは、榎本其角[えのもときかく]・服部嵐雪[はっとりらんせつ]・向井去来[むかいきょらい]・内藤丈草[ないとうじょうそう]・森川許六[もりかわきょろく]・各務支考[かがみしこう]・杉山杉風[すぎやまさんぷう]・立花北枝[たちばなほくし]・志太野坡[しだやば]・越智越人[おちえつじん]をいう。 **しょうや【×庄屋】** 图江戸時代、領主に命じられて村を治めたり年貢[ねんぐ]を集めたりした者。現在の村長にあたる。▽庄屋は関西[かんさい]での呼び名。関東では名主[なぬし]、東北では肝煎[きもいり]。 **しょうやく【生薬】** 图動植物の成分や鉱物を自然のまま生かしてつくった薬。漢方薬の熊[くま]の胆[い]や麝香[じゃこう]など。 **しょうやく【抄訳】** 图[函]文章の一部をぬきだして翻訳[ほんやく]すること。また、一部分の訳。「シェークスピア作品の―」↔全訳・完訳 **じょうやく【条約】** 图国と国とのあいだで、文書によってとりきめた約束。また、その文書。「―の調印」「―を結ぶ」 **じょうやくかいせい【条約改正】** 图幕末に諸外国と結んだ不平等な条約を正すために、明治政府のおこなった外交交渉。一八九四年に治外法権の撤廃、一九一一年に関税自主権の完全回復がなった。 **じょうやど【定宿・常宿】** 图いつもとまることにきめている宿屋。「東京での―」 **じょうやとい【常雇い】** 图長い期間にわたって、続けてやとわれること。また、その人。類常勤☆臨時雇い[りんじやとい] **じょうやとう【常夜灯】** 图街かどなどで、ひと晩じゅうつけておく明かり。 **しょうゆ【×醤油】** 图調味料の一つ。ダイズ・コムギ・塩・こうじなどをまぜ、発酵させてつくる。▽「したご」「むらさき」とも呼ばれる。 **しょうゆでにつめたよう【醤油で煮しめたよう】** 白い布などにあかやよごれがしみこんで、ひどくきたないようす。 **しょうよ【賞与】** 图[函]①役所や会社などで、六月と一二月などに、きまった給料のほかにはらわれるまとまったかね。ボーナス。②ほうびとして金品をあたえること。また、ほうびとしてあたえられた金品。 **じょうよ【剰余】** 图①必要なものをとりのぞいた余り。「―金」「―価値」圈余剰[よじょう] ②割り算で、割りきれないで残った数。あまり。 **じょうよ【譲与】** 图[―』財産などを無償[むしょう]で人にゆずりあたえること。「地方——税」↔譲渡[じょうと] **しょうよう【小用】** 图①ちょっとした用事。「―で出かける」②小便。こよう。「―をたす」 **しょうよう【従容】** [形動]死に直面して、なお気持ちがゆったりとして落ち着いているようす。「―として戦地におもむく」圏沈着[ちんちゃく]・平然 > **つかいわけ** →「平気」を見よ。 **しょうよう【称揚・賞揚】** 图[山函]ほめたたえること。「―をおしまない」圏称賛・賛美・賛嘆[さんたん] **しょうよう【商用】** 图商売をするうえでの用事や用向き。「―文」「―で福岡[ふくおか]に行く」 **しょうよう【×逍遥】** 图[函]目的もなく、気ままにぶらぶら歩きまわること。散策。▽文章語。 **じょうよう【常用】** 图日常生活でふつうに使うこと。ふだん継続[けいぞく]的に使用すること。「胃腸薬を―する」 **しょうようがくは【×逍遥学派】** 图古代ギリシャの哲学者アリストテレスの一門の学徒をいう。その学風は実証的であった。ペリパトス派。▽「逍遥」は、散歩。アリストテレスが学校の散歩道(=ペリパトス)を歩きながら講義したと伝えられることから。 **じょうようかんじ【常用漢字】** 图一般の社会生活で、日常使うためのめやすとして、当用漢字に代わって一九八一年にきめられた漢字。二〇一〇年の改定で二一三六字とその音訓が定められた。「―表」 <659> ▽一九二三年に臨時国語調査会が発表した常用漢字表(一九六二字)もあった。 **じょうようしゃ【乗用車】** 图人が乗るための自動車。 **じょうようしゃ 型式例** [図] **しょうらん【笑覧】** 图[函][「ご笑覧」の形で」人に見てもらうときにけんそんして、「つまらないものが、ご覧いただければ幸いです」という気持ちで使うことば。「ごーに供する」▽笑って見るという意味。 **しょうらん【照覧】** 图[函]神仏がはっきりと真実を見ること。「神もご―あれ」 **じょうらん【上覧】** 图「三」天皇や貴人が見ること。「―試合」類天覧[てんらん] **しょうり【勝利】** 图[函]試合や戦争で、相手を負かすこと。勝つこと。「―投手」「地元のチームがーをおさめた」↔敗北[はいぼく] **じょうり【条理】** 图ものの道理。話や行動などのすじみち。「―にかなった行動をとる」↔不条理 **じょろり【情理】** 图人間としての感情とものごとのすじみち。人情と道理。「―をつくして説ききかせる」 **じょろりく【上陸】** 图[函]船や海から陸に上がること。「台風が九州に―した」 **じょうりせい【条里制】** 图班田収授[はんでんしゅうじゅ]の法によっておこなわれた土地区画の方法。碁盤目状に区切った東西の列を「条」、南北の列を「里」と呼ぶ。今も奈良盆地[ならぼんち]や近江[おうみ]盆地などに残る。 **しょうりつ【勝率】** 图全試合数に対する、勝った試合数の割合。「高い―をあげる」▽ふつう、引き分けは全試合数から除いて計算する。 **しょうりゃく【省略】** 图「スと」簡単にするために、ある部分を省くこと。「文章を―する」「―に従う(=はぶかせてもらう)」圏略・割愛[かつあい] **じょうりゅう【上流】** 图田川の流れの中で、水源に近い方。かわかみ。「―にさかのぼる」②ある社会の中で、地位が高くて経済的にも豊かな階層。「―階級」類上層↔下流 **じょうりゅう【蒸留・蒸溜】** 图[凼]液体を熱してできた蒸気を冷やして、もう一度液体にすること。中の混合物をとりのぞくことができる。「―酒」 **じょうりゅうすい【蒸留水】** 图蒸留して混合物をとりのぞいた水。薬の調合などに使う。 **しょうりょ【焦慮】** 图[函]気ばかりあせって、いらいらすること。「―にかられる」圏焦心[しょうしん] **しょうりょう【少量】** 国少しの数量や分量。「―の塩を加える」☆多量・大量 **しょうりょう【小量】** 图せまい度量。類狭量[きょうりょう]☆広量・大量 **しょうりょう【渉猟】** 图[函]①広い範囲をあれこれと探し求めること。「山野を―する」②広い範囲にわたって、いろいろな本を読みあさること。「古い文献[ぶんけん]を―する」 **しょうりょう【商量】** 图考えはかること。「あれこれーする」 **しょうりょう【精霊】** 图死んだ人のたましい。みたま。「―会」 **しょうりょうながし【精霊流し】** 图盂蘭盆[うらぼん]の行事の一つ。盆の一三日にむかえたみたまを、一五日の夜、または一六日の朝早く、精霊舟[しょうりょうぶね]に供物などをのせて海や川に流すこと。灯籠流し[とうろうながし]。 **しょうりょく【省力】** 图[函]機械化などで作業の手間や人手を省くこと。「工場内の―化を心がける」 **じょうりょくじゅ【常緑樹】** 图一年じゅう緑の葉をつけている樹木。マツ・スギ・ツバキなど。ときわぎ。↔落葉樹 **しょうるいあわれみのれい【生類憐れみの令】** 图一六八七年、江戸幕府五代将軍徳川綱吉[つなよし]域が出した法律。生きものを殺すことを禁じ、とくにイヌを保護した。 **じょうるり【浄瑠璃】** 图①三味線[しゃみせん]に合わせて節[ふし]をつけてかたる語り物。江戸時代に発展した。義太夫節[ぎだゆうぶし]。「―語り」「人形ー」 **しょうれい【省令】** 图各省の大臣が出す、行政上の命令。 **しょうれい【奨励】** 图「函」よいことだとして、積極的にすすめはげますこと。「―金」「留学を―する」 **じょうれい【条令】** 图[□]箇条書きにした法規。「法律の―に違反する」 **じょうらく【上洛】** 图[下「函]地方から京都へ行くこと。「織田信長がが――する」類上京・入洛[にゅうらく] ▽中国の都が洛陽であったことからいう。 <660> **じょうれい【条例】** 图地方公共団体が法律の範囲内で定めた、その地域の中だけで通用するきまり。 **じょうれい【常例】** 图いつものとおりの例。きまった例。ふつうの習わし。圏恒例[こうれい] **じょうれん【常連・定連】** 图きまった飲食店や遊び場所などに、いつもやってくる客。なじみの客。「この店の―には有名人が多い」圏顧客・定客 **しょうろ【松露】** 图ショウロ科のキノコ。四、五月ごろ、海岸のマツ林でとれる。食用。 **じょうろ【如雨露】** 图草花や植木などに水をかける道具。じょろ。▽「如雨露」は当て字。 **しょうろう【鐘楼】** 图寺の境内[けいだい]にある鐘[かね]つき堂。古くは「しゅろう」とも。 **じょうろう【上×﨟】** 图①位の高い僧。高僧。②宮中で、身分の高い女官。③江戸時代、大奥で御殿女中の最高位の者。④地位や身分の高い人。高貴な人。◆下﨟[げろう] **しょうろく【抄録】** 图[函]もとの文章のたいせつな部分をぬきだしてまとめること。また、ぬきだしてまとめた文章。ぬきがき。「論文を―する」 **じょうろく【丈六】** 图①一丈六尺(約四・八メートル)の仏像。立像の高さをいう。座像では半分の八尺のものを「丈六」という。②あぐらをかくこと。「―を組む」▽丈六の仏像の多くが座像であることから、その姿になぞらえて。 **しょうろん【詳論】** 图「函」細かい点までくわしく論じること。くわしい議論。関詳説・細論 **しょうわ【昭和】** 图日本の年号の一つ。一九二六年一二月二五日から一九八九年一月七日まで。▽中国、「書経」の「百姓昭明、協和万邦」[ひゃくせいしょうめい、きょうわばんぽう]から。 **しょうわ【笑話】** 图こっけいな話。おもわず笑いだすようなおもしろい話。わらいばなし。 **しょうわ【唱和】** 图[乏]一人の声に合わせて、大勢がいっせいに同じことを唱えること。「万歳[ばんざい]を―する」 **じょうわ【情話】** 图人情味あふれた話。また、男女の愛情をえがいた話。「佐渡―」 **しょうわきち【昭和基地】** 图南極大陸のリュツォーホルム湾岸[わんがん]にある日本の観測基地。一九五七年に建設され、観測隊員が気象・生物・地質などの研究をおこなっている。 **しょうわくせい【小惑星】** 图太陽のまわりを回っている小さな惑星。大部分が火星と木星とのあいだにある。小遊星。アステロイド。 **しょうわのひ【昭和の日】** 图国民の祝日の一つ。四月二九日。激動の昭和の時代をふりかえって、国の将来[しょうらい]を考える日。 **しょうわる【性悪】** [图形動]本来の性質の悪いようす。また、その人。「しょうあく」とも。「―女」 **じょうわん【上腕】** 图かたとひじのあいだの部分。にのうで。上膊[じょうはく]。「―骨」→図「こっかく」 **しょえん【初演】** 图「函」音楽や演劇などをはじめて演奏したり、上演したりすること。また、そのはじめての演奏や上演。「本邦[ほんぽう]―」↔再演 **じょえん【助演】** 图[函]映画や演劇などで、わき役で出演すること。また、その人。↔主演 **ショー** [图]みせもの。発表会。展示会。また、映画・演劇などの興行[こうぎょう]。「バラエティーー」「ファッションー」「レイトー」 | show **ショー** [人名]一八五六一一九五〇年。イギリスの劇作家。するどい皮肉とユーモアによって、ブルジョア社会の虚偽をあばく。社会評論も多い。ノーベル文学賞受賞。戯曲[ぎきょく]「悪魔[あくま]の弟子[でし]」「人[ひと]と超人[ちょうじん]」など。| George Bernard Shaw **じょおう【女王】** 图●女性の王。女性の君主。クイーン。女帝↔王②その分野で、第一人者である女性。最高位の女性。「新体操の―」③内親王[ないしんのう]以外の皇族の女子。「にょおう」とも。 **ショーウインドー** 图商品をきれいに並べた店のかざり窓。陳列[ちんれつ]窓。ウインドー。|show window **じょおうばち【女王蜂】** 图集団生活をしているハチの中で、卵を産むハチ。▽ミツバチの場合、一つの群れの中に一匹[いっぴき]しかいない。 **ジョーカー** [图]トランプで、五二枚の札[ふだ]以外の札。最高の切り札となったり、他の札の代用としても使うことができる。ばば。▽道化師という意味か| joker **ジョーク** [图]冗談[じょうだん]。しゃれ。「―をとばす」「ブラックー」|joke **ショーケース** [图]商品などを並べるたな。陳列[ちんれつ]だな。-showcase **ジョーゼット** [图]強くよった絹糸で織った、うすくてやわらかい、ちりめんに似た布地。夏用の婦人服に用いる。一georgette **ショーツ** [图]たけの短いパンツ。半ズボン。また、女性用の下着。パンティー。「shorts **ショート** ¹〈名・―スル〉電気回路の途中で導線が接触して別の回路ができ、大量の電流が流れること。短絡[たんらく]。「ショートサーキット」の略。①〈名〉短いこと。「―カット」↔ロング②野球のポジションの一つ。二塁[にるい]と三塁のあいだ。ショートストップ。遊撃手[ゆうげきしゅ]。-short **ショートカット** [图]①短く切りそろえた女性の髪形。ショートヘア。▽shortとcutから。和製語。②近道。とくにゴルフで、二打かかるところを近回りして一打ですますこと。一shortcut **ショートケーキ** [图]くだものとなまクリームでスポンジケーキをかざった洋菓子。一shortcake **ショートショート** [图]ちょっと気のきいた、ごく短い小説。落ちのついた小話[こばなし]」。▷ short short storyから。 **ショーペンハウエル** [人]一七八八一一八六〇年。ドイツの哲学者。カントの観念論をすすめて単純化し、世界を意志の表象とみなしたが、意志は常に満たされることなく、人生は苦悩の連続であると説く。著書「意志と表象としての世界」。ショーペンハウアー。|Arthur Schopenhauer **ショーマンシップ** [图]芸人などが観客を喜ばせようとする姿勢や心構え。-showmanship **ショール** [图]毛織物や毛皮などでつくった、女性用の <661> しょく かたかけ。「shawl」とも。 **ショールーム** 商品を並べて客に見せるところ。展示室。「showroom」 **ショーロホフ** [人]一九〇五—八四年。旧ソ連の代表的小説家。革命から社会主義建設期のコサック農民をえがいた。ノーベル文学賞受賞。小説「静かなドン」「開かれた処女地」「人間の運命」など。「 Mikhail Aleksandrovich Sholokhov」 **しょか【初夏】** 夏の初め。五~六月ごろをいう。また、陰暦[いんれき]四月のこと。[類]孟夏[もうか]↔晩夏[ばんか] **しょか【書架】** 書物を配列・収納するたな。「両面―」▽多く、図書館などで使われることば。家具・木工関係ではふつう、「書だな」「本だな」という。 **しょか【書家】** 書道の専門家。「―の愛用する筆」 **しょが【書画】** 書道の作品と絵画。「―骨董[こっとう]」 **しょかい【所懐】** 心に思っていること。所感。「―の一端[いったん]を述べる」[類]感懐[かんかい] **じょがい【除外】** ある範囲[はんい]や規定の中に入れないで別にすること。とりのぞくこと。 **しょがくしゃ【初学者】** はじめてその学問を学ぶ人。「―の手引き」 **じょがくせい【女学生】** 女子の学生や生徒。古い言い方。▽もと、旧制高等女学校の生徒をさした。 **しょかつ【所轄】** 役所などが、ある範囲[はんい]をうけもって管理すること。また、その範囲。[圏]管轄[かんかつ]・所管[しょかん] **しょかつりょう【諸葛亮】** [人名]一八一—二三四年。中国、三国時代の政治家。字[あざな]は孔明。劉備[りゅうび]を助け、蜀[しょく]を建国した。 **しょかん【所感】** 心に感じられること。「年頭の―を述べる」[類]所懐・感想 **しょかん【所管】** ある事務的な仕事を、責任を負って管理すること。[類]所轄・管轄 **しょかん【書簡・書×翰】** 手紙。「―文を集める」「往復―」[類]書状▽文章語。 **じょかん【女官】** 宮中に仕える女性。「にょかん」 **しょき【初期】** 始まってまもない時期。「江戸[えど]時代の―」[類] 初頭・当初↔末期 **しょき【所期】** こうしようと目ざすこと。期待することがら。「―の目的を達成する」 **しょき【書記】** 会議の記録や事務をとる役。また、文書をつくったり、日常の事務をとる人。「生徒会の―に選ばれる」「党―長」 **しょきあたり【暑気〝中り】** あまりの暑さのために病気になること。 **しょききょく【書記局】** 政党や組合などの組織で、一般事務をとりあつかう機関。 **しょきばらい【暑気払い】** 暑さをはらいのけて、元気をつけること。「―にいっぱいやろう」 **しょきゅう【初級】** 勉強・スポーツ・けいこごとなどで、初歩のやさしい段階。「―英会話」↔上級 **じょきょ【除去】** いらないものを、とりのぞくこと。「不要なものは―する」 >つかいわけ除去・撤去・排除=すべて、とりのぞく意味だが、「除去」は、対象が大きくても小さくてもよい。「水道水のカルキを除去する」。「撤去」は、建物や施設[しせつ]など、かなり大きなものをいう。「工場の撤去を求める」。「排除」は、抵抗する相手に対して力を使ってそれをとりのぞくこと。抽象的なものにも使う。「暴力を排除する」。 **しょぎょう【所業・所行】** おこない。ふるまい。「酒のうえとはいえ、目にあまる―」[類] 仕業[しわざ]▽あまりよくない意味に使うことが多い。 **じょきょう【助教】** 大学の教職員で、教授・准教授の下の地位。 **じょきょうじゅ【助教授】** 「准教授」の旧称。 **しょぎょうむじょう【諸行無常】** [四漢]すべてのものごとは移りかわっていくもので、永久に変わらないものはないという仏教の考えかた。▽人生のはかなさをいうことば。 **じょきょく【序曲】** ①オペラなどが始まる前に演奏される音楽。オーバチュア。②ものごとの始まり。また、それを予感させるもの。「それが悲劇の―だった」[類]プロローグ **ジョギング** 健康のために軽く走ること。「朝のー」「jogging」 **しよく【私欲】** 自分だけが得をしようとする心。「私利―」 **しょく[色]** ●いろ。いろどり。②かおだち。顔の表情。③表面にあらわれたようす。おもむき。④男女のあいだの愛欲。⑤仏教で、形あるもの。存在。 [ショク・シキ] 原色[げんしょく]、着色[ちゃくしょく]/色彩[しきさい] 色素[しきそ] 金色[こんじき] ②顔色[がんしょく](ゞ) 喜色[きしょく] 愛色[あいしょく] 容色[ようしょく]③異色[いしょく] 国際色[こくさいしょく] 時代色[じだいいろ] 春色[しゅんしょく] 特色[とくしょく]~難色[なんしょく]、暮色[ぼしょく]/景色[けしき]④好色[こうしょく] 酒色[しゅしょく]/色情[しきじょう] 色欲[しきよく]⑤色即是空[しきそくぜくう] いろ 色[いろ]を失う 色刷[いろず]り 空色[そらいろ] 色丹[しかに] 八色[やくさ]の姓[かばね] **しょく[食]** ①ものをたべる。たべもの。また、食事の回数を数えることば。「―にことかく(=食物に不自由する)」 ②少しずつくいこむ。[圏]蝕[しょく]③やしなう。 [ショク・ジキ] 食欲[しょくよく]、食料[しょくりょう] 食器[しょっき] 衣食住[いしょくじゅう] 給食[きゅうしょく] 弱肉強食[じゃにくきょうしょく]~/断食[だんじき]②侵食[しんしょく]、日食[にっしょく] 腐食[ふしょく]③食客[しょっかく] くう・くらう 食[く]うや食[く]わず 大食[おおぐ]い/大目玉を食[く]らう 面食[めんく]らう たべる 夜食[やしょく]を食べる 食べ過ぎ 食[しょく]す 食蟻獣[ありくい] 食[しょく]し物[もの] 御食[みけ] し <662> **しょく [植]** 木・8画 全12画 植植植植 ●草や木をうえる。また、草や木。②新しい土地を開拓し、移りすむ。③印刷のために活字を並べて組むこと。 ショク ①植樹[しょくじゅ], 植物[しょくぶつ], 植林[しょくりん], 移植[いしょく] ②植民[しょくみん], 入植[にゅうしょく] ③植字[しょくじ] 誤植[ごしょく] うえる・うわる 梅を植える[うえる] 植木[うえき] 田植え[たうえ]/苗が植わる[うわる] **しょく [殖]** 歹・8画 全12画 殖殖殖殖 ●ふえて多くなる。ふやす。②ほかの土地や国に移りすまわせる。 ショク 殖財[しょくざい], 殖産[しょくさん], 生殖[せいしょく] 繁殖[はんしょく], 養殖[ようしょく] ②殖民[しょくみん], 拓殖[たくしょく] ふえる・ふやす 財産が殖える[ふえる]/貯金を殖やす[ふやす] **しょく [織]** 糸・12画 全18画 織織織織 布をおる。 目[シキ」くみたてる。「識(=しる)」は別字。 ショク 織機[しょっき] 織女[しょくじょ] 染織[せんしょく], 紡織[ぼうしょく] 組織[そしき] おる 織り姫[おりひめ] 織物[おりもの] 毛織物[けおりもの], 羽織[はおり] **しょく [職]** 耳・12画 全18画 職職職職 ●担当する務め。また、組織内の地位・役目。「校長の―に就く」②生計のための仕事。また、そのために身につけた技術。「手に―をつける」 ショク 職員[しょくいん], 職業[しょくぎょう] 職責[しょくせき] 職場[しょくば] 管理職[かんりしょく] 就職[しゅうしょく] 役職[やくしょく] ②職人[しょくにん], 畳職[たたみしょく] 手職[てしょく] **しょく[飾]** 食・5画 全13画 飾飾飾飾 美しく見せるために、手を加えてかざる。また、かざり。 ショク 修飾[しゅうしょく] 装飾[そうしょく], 服飾[ふくしょく] 文飾[ぶんしょく] 満艦飾[まんかんしょく] かざる 着飾る[きかざる] 飾り付ける[かざりつける] 首飾り[くびかざり] **しょく[触](觸)** 角・6画 全13画 触触触触 ◎さわる。ふれる。②ぶつかる。 ショク 触媒[しょくばい] 触発[しょくはつ], 触角[しょっかく], 触感[しょっかん], 接触[せっしょく] ②抵触[ていしょく] ふれる・さわる 肩が触れる[ふれる] 触れ回る[ふれまわる] 顔触れ[かおぶれ]/気に触る[さわる] 手触り[てざわり] **しょく [嘱](囑)** 口・12画 全15画 嘱嘱嘱嘱 ●言いつけてたのむ。②目をつける。 ショク 嘱託[しょくたく] 委嘱[いしょく] ②嘱望[しょくぼう] 嘱目[しょくもく] **しょく【食/職】** →漢字項目を見よ。 **しょく【初句】** 和歌や俳句などの最初の五音。第一句。「一索引」「一切れ」 **しょく【×燭】** ①〈名〉「ともしび」「あかり」の古い言い方。「―をともす」「手ー」 ②〈名・造語>光度の旧単位。燭光。現在はカンデラを使う。 **じょく [辱]** 辰・3画 全10画 辱辱辱辱 はじをかかせる。はじ。 ジョク 栄辱[えいじょく], 汚辱[おじょく] 屈辱[くつじょく] 雪辱[せつじょく] 恥辱[ちじょく] 忍辱[にんにく], 侮辱[ぶじょく] はずかしめる 人前で辱める[はずかしめる] **しょくあたり【食、中り】** 傷んだ食物を食べて起こる中毒。食中毒。 **しょくあん【職安】** 「公共職業安定所」の略。→「しょくぎょうあんていしょ」 **しょくいん【職員】** 官庁や学校などに籍を置いて仕事をする人。「一会議」 **しょぐう【処遇】** 人を評価して、それにふさわしい地位や待遇をあたえること。「監督にふさわしい―をする」 **しょくえん【食塩】** 食用に精製した塩。「―水」 **しょくぎょう【職業】** 生活を支えていくためにする仕事。「安定した―に就く」 **しょくぎょうあんていしょ【職業安定所】** 「公共職業安定所」の略。職業の紹介や指導などをおこなう役所。職安。ハローワーク。 **しょくぎょういしき【職業意識】** 自分の職業に対する自覚。また、その職業特有の考えかたや感じかた。「―に欠ける」「―がはたらく」 **しょくぎょうびょう【職業病】** その職業についている人々がかかりやすい病気。 **しょくぎれ【初句切れ】** 和歌で、第一句で意味の切れるもの。「新古今集」には初句切れの句が多い。「志賀の浦や/遠ざかり行く浪間より氷りて出づる有明の月」など。 **しょくげん【食言】** 一度口から出して言ったこととちがうことを口にすること。約束を破ること。▽一度口から出したことばは消えないものであるのに、それを再び口に入れるという意味から。 **しょくざい【×贖罪】** 金品を出したり、よいおこないをしたりして、犯した罪をつぐなうこと。つみほろぼし。 ②イエス・キリストが人類の罪をつぐなうために、十 <663> **しょくし【食指】**[名]ひとさしゆび。 食指が動く 自分のものにしたいという欲望がおこる。▽食指が動くと、珍味[ちんみ]にありつけるという故事(中国、「左氏伝」)から。 **しょくじ【食事】**[名・スル]生きていくために必要な食べものを食べること。また、その食べもの。 **しょくしないしんのう【式子内親王】**[名]一一五三?—一二〇一年。鎌倉初期の女流歌人。後白河天皇の第三皇女。藤原俊成[ふじわらのとしなり]に師事し、「新古今集」の代表的歌人となる。「しきしないしんのう」とも。家集「式子内親王集」。 **しょくしゅ【触手】**[名]下等動物の口の近くにある細長い出っぱり。えさをつかまえたりする。 触手を伸ばす 野心をいだきながら、目的とするものにじわじわとはたらきかける。 **しょくしゅ【職種】**[名]職業の種類。 **しょくじゅ【植樹】**[名・スル]木を植えること。「卒業記念に―する」「―祭」 **しょくじょ【織女】**[名]織女星[しょくじょせい]。琴座[ことざ]の一等星ベガ。年に一度、七月七日の七夕[たなばた]の夜、天[あま]の川をわたってくる牽牛[けんぎゅう](=ひこ星)と会うという伝説がある。おりひめ星。▽はた織りの女性という意味。 **しょくしょう【食傷】**[名・スル]①同じ食べものや同じものごとのくりかえしにあきて、うんざりすること。「カレーばかりで―ぎみだ」「上司の小言に―する」②食あたり。「古い牛乳を飲んで―した」 **しょくしょう【職掌】**[名]責任をもって、うけもっている務め。職務。 **しょくじりょうほう【食事療法】**[名]食べものの栄養成分・分量だけでなく、食事時間や回数などを管理することによって生活習慣全般を改善して、病気を治療する方法。「糖尿病の―」 **しょくしん【触診】**[名・スル]医者が患者[かんじゃ]のからだをさわっておこなう診察。 **しょくさん【殖産】**[名・スル]①生産物をふやし、産業を盛んにすること。「―興業」②個人の財産をふやすこと。 **しょくさんじん【蜀山人】**[名]→「おおたなんぽ」 **しょくせい【職制】**[名]①仕事の分担に関する制度。②課長や部長など、部下を管理する役職。管理職。 **しょくせいかつ【食生活】**[名]生活の中で、食べものに関すること。 **しょくせき【職責】**[名]仕事のうえでの責任。「重い―にたえがたい」 **しょくぜん【食膳】**[名]料理をのせるテーブル。食卓[しょくたく]。「毎日の―をにぎわす」「―に上のぼせる」 **しょくだい【燭台】**[名]ろうそくを立てて火をともす台。 **しょくたく【食卓】**[名]食事をするときに使うテーブル。[類]食膳[しょくぜん]・ちゃぶ台 **しょくたく【嘱託】**[名・スル]①ある条件で仕事をたのんでまかせること。「―殺人」[類]委嘱[いしょく]②正式の社員や職員ではなく、ある期間たのまれて仕事の一部をうけもつ人。 **しょくちゅうしょくぶつ【食虫植物】**[名]昆虫[こんちゅう]などを、花や葉でつかまえて、その栄養分をとる植物。食肉植物。ウツボカズラ・モウセンゴケなど。 **しょくちゅうどく【食中毒】**[名]悪い食べものによる中毒。食あたり。「夏は―に注意しよう」 **しょくつう【食通】**[名・スル]食べものの味のよしあしなどにくわしいこと。また、その人。グルメ。 **しょくどう【食堂】**[名]①料理をつくって客に出す店。「大衆―」「―車」[類]料理屋・レストラン②食事をする部屋[へや]。ダイニングルーム。 **しょくどう【食道】**[名]消化器官のうち、のどから胃までのあいだの部分。 **しょくにん【職人】**[名]①おもに手さきの技術で、ものをつくる職業の人。大工・左官・建具師など。「―芸」②一つの芸にすぐれた技能をもつ人。「彼は打撃の―だ」 **しょくにんかたぎ【職人気質】**[名]自分の技術に自信をもち、自分が満足できる仕事をやりとげようとする、実直でがんこな性質。 **しょくのう【職能】**[名]①職務上の能力。「―給」②職業ごとにもっている機能。「―別組合」③果たしている役割や機能。はたらき。「副詞の文法上の―」 **しょくば【職場】**[名]つとめさき。仕事をする場所。 **しょくばい【触媒】**[名]化学反応が起こるとき、それ自身はまったく変化しないで、他の物質の反応速度をはやめたりおくらせたりする物質。 **しょくばけっこん【職場結婚】**[名]同じ職場に勤める男女が結婚すること。 **しょくはつ【触発】**[名・スル]①ものにふれて爆発[ばくはつ]すること。②刺激[しげき]をあたえて、行動を起こさせたり、その気にさせたりすること。「友人に―されて勉強する」 **しょくひ【食費】**[名]家計の中で食事にかかる費用。 **しょくひん【食品】**[名]日常とる飲食物。食料品。 **しょくぶつ【植物】**[名]生物を大きく二つに分けたとき、動物以外のもの。葉緑素をもち、光合成によって養分をつくる。草木で代表されるが、下等な菌[きん]類もある。↔動物 **しょくぶつえん【植物園】**[名]いろいろな植物を集めて栽培し、人々に見せたり、植物の保護や研究をしたりする施設。 **しょくぶん【職分】**[名]仕事の上で当然しなければならない務め。「―を果たす」 **しょくぼう【嘱望・属望】**[名・スル]相手を見こんで将来に望みをかけること。期待すること。「前途[ぜんと]を―される青年」 **しょくみん【植民・殖民】**[名・スル]外国に移住・定着させて、その土地の開拓[かいたく]や経済活動などに従事させること。また、その移住民。[類]移民 **しょくみんち【植民地】**[名]外国が主権を持っていた土地を政治的・経済的に支配して、そこへ自国民を自由に移住させ、原料の獲得・製品の販売[はんばい]・軍備の展開をしやすくした土地。 **しょくむ【職務】**[名]仕事の組織の中で、各人がうけもっている任務。つとめ。役目。「―権限」 <664> **しょくむしつもん【職務質問】**[名]警察官が、犯罪の捜査や予防などのために、路上などで不審[ふしん]な者に対しておこなう質問。 **しょくもく【嘱目・属目】**[名・スル]①期待して見まもること。注目すること。「将来を―される」②ふと、目にすること。目にふれること。「―の風景」▽文章語。 **しょくもつ【食物】**[名]食べものと飲みもの。食品。▽「しょくぶつ」とは読まない。 **しょくもつれんさ【食物連鎖】**[名]ある生物が他の生物に捕食[ほしょく]され、それがまた別の生物に捕食されるという関係が、くさり状につながっている状態をあらわしたことば。人間はその最上位に位置し、自然界の生物は相互にあみの目状に関連しあっている。▽生態学用語。 **しょくよう【食用】**[名・スル]食べものにできるもの。食べものとすること。「―油」「―に供される」 **しょくようがえる【食用蛙】**[名]アカガエル科のウシガエル。ニワトリの肉に近い味がする。鳴き声はウシに似る。 **しょくん【諸君】**[代]二人称複数。おもに男性が、対等以下の相手に使う。「学生―に告ぐ」 **しょくよく【食欲】**[名]食べたいと思う気持ち。「―不振」「―をそそる」[類]食いけ **しょくりょう**[食料] [名]たべもの。調理して食べる材料。「―品店」「生鮮[せいせん]―品」 **しょくりょう**[食糧] [名]たべもの。とくに、米やムギなどの主食。「五日分の―」「―事情」「―管理法」 **しょくりょうかんりせいど【食糧管理制度】**[名]国民の食糧を確保するために、米やムギなどの主食の生産・流通・販売などを国が管理する制度。一九四二年に制定された食糧管理法にもとづき実施[じっし]されたが、現在は生産の増大などにより政府を通さない自主流通米も認められており、緩和への傾向[けいこう]にある。食管制度。 **しょくりょうじきゅうりつ【食糧自給率】**[名]その国の食糧消費量のうち、国内での生産量を示す割合。日本の自給率は総合で約七割、穀物[こくもつ]で約三割と、先進国の中では低い水準にある。 **しょくりょうひん【食料品】**[名]たべもの。食品。「生鮮[せいせん]―」 **しょくりん【植林】**[名・スル]苗木を植えて、山林に育てあげること。[類]植樹 **しょくれき【職歴】**[名]いままでどういう職業に就いてきたかという経歴。 **じょくん【叙勲】**[名・スル]国や社会のために大きなはたらきをした人に、勲等[くんとう]を授[さず]け、勲章をあたえること。「春の―」 **しょけい【処刑】**[名・スル]刑罰[けいばつ]を加えること。とくに、死刑にすること。「―台」[類]処罰 **じょけい【女系】**[名]女の系統。母方[ははかた]の系統。「―家族」↔男系 **じょけい【叙景】**[名・スル]自然の景色とを詩や文章などにあらわすこと。「―詩」「―文」 **しょげかえる【悄気返る】**[動]すっかりしょげてしまう。ひどく元気をなくす。「失恋[しつれん]して―」[類]しょげこむ **じょけつ【女傑】**[名]気性[きしょう]が活発で才能も勇気もある女性。男まさりの女性。[類]女丈夫[じょうふ] **しょげる【悄気る】**[動]失敗して自信をなくし、元気がなくなる。 **しょけん【所見】**[名]①見たところ。見た結果。「レントゲン写真による医者の―」②考えや意見。「―を述べる」 **しょけん【諸賢】**[名]たくさんの人を敬っていうことば。みなさま。「読者―のご批判にまつ」▽多くの賢人[けんじん]という意味。 **しょげん【緒言】**[名]本文の前に書いてある文章。まえがき。「ちょげん」とも。[類]端書[はしがき]・序文 **じょけん【女権】**[名]女性の社会的・政治的な権利。「―拡張[かくちょう]」 **じょげん【助言】**[名・スル]そばから助けになるようなことを言ってやること。また、そのことば。「―をあたえる」 **じょげん【序言】**[名]本の序として述べることば。[類]緒言[しょげん]・序文・前書き **しょこ【書庫】**[名]書物をおさめておく建物や部屋[へや]。 **しょこう【諸侯】**[名]①ヨーロッパで封建[ほうけん]時代、一定の領地と人民を治める権力をもっていた人。②古代中国で、天子からあたえられた領土(=封土)を代々支配した者。 **しょこう【曙光】**[名]①夜明けの光。[類]暁光[ぎょうこう]②わずかに見えはじめた希望。「解決の―が見える」 **じょこう【徐行】**[名・スル]電車や自動車などが、速度を落として進むこと。「―区間」「―運転」 **しょこく【諸国】**[名]いろいろな国々。多くの国々。「東南アジア―」「―行脚[あんぎゃ]の修行[しゅぎょう]」 **じょことば【序詞】**[名]→「じょし」 **しょこん【初婚】**[名]はじめての結婚。↔再婚 **しょさ【所作】**[名]①ふるまい。身のこなし。[類]動作②「しょさごと」 **しょさい【所載】**[名・スル]本や雑誌にのっていること。「四月号―の論文」[類]掲載[けいさい] **しょさい【書斎】**[名]個人の家で、読書や書きものなどをするための部屋[へや]。 **しょざい【所在】**[名]①人のいる場所。また、もののある場所。「―をくらます」「県庁―地」「責任の―を明らかにする」②すること。しごと。「―がなくて退屈[たいくつ]だ」 **しょざいない【所在ない】**[形]することがなくてたいくつだ。手持ちぶさたである。「―毎日を過ごす」 **じょさいない【如才ない】**[形]相手の気持ちをよくとらえて応対する。気がきいていてぬかりがない。「万事に―人だから安心してまかせられる」 **しょさごと【所作事】**[名]長唄[ながうた]をともなうおどり。また、歌舞伎[かぶき]のおどりの芝居。 **しょさん【所産】**[名]つくりだされたもの。うまれたもの。「長年の努力の―」[類]産物 **じょさんぷ【助産婦】**[名]出産を助ける職業の女性。産婆[さんば]。正式には助産師という。 <665> **しょし【初志】**[名]初めにやろうと思いたったときの考え。「―貫徹」[類]初心 **しょし【庶子】**[名]旧民法で、正妻以外の女性から生まれ、父親が認知した子。↔嫡子[ちゃくし]▽現行法では「父が認知した子」、また、私生子もふくめて「嫡出でない子」という。 **しょじ【所持】**[名・スル]身につけて持っていること。「―品を検査する」[類]携行[けいたい] **しょじ【諸事】**[名]いろいろなものごと。いろいろなことがら。「―節約」「―万端[ばんたん]」[類]万事[ばんじ] **じょし【女子】**[名]おんな。また、若い女性。女の子。「―従業員」「―出生」↔男子 女子と小人は養い難[がた]し 女性と小人物は、近づけるとなれなれしくつけあがり、遠ざけるとうらみやすいので、あつかいに困る。▽中国、「論語」から。 **じょし【女史】**[名]社会的地位や名声のある女性。また、そういう女性の名にそえる敬ったことば。 **じょし【助詞】**[名]品詞の一つ。付属語で活用しないもの。必ずあることばの下に付いて、上のことばと下のことばとの関係をあらわしたり、程度や感動などの意味をそえたりする。格助詞・係助詞・副助詞・接続助詞・終助詞・間投助詞などがあるが、係助詞は副助詞に、間投助詞は終助詞にふくめることもある。たとえば、「梅雨[つゆ]が明けたというのに、くもり空ばかりだね」では、「が/と/のに/ばかり/ね」が助詞。 **じょし【序詞】**[名]①序のことば。序言。プロローグ。②和歌で、ある語句をひきだすための前置きのことば。掛[かけ]詞[ことば]や同音語によって下の語にかかっていく。枕詞[まくらことば]より長い。たとえば「あしひきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかもねむ」では、「あしひきの・・・しだり尾の」までが、「長い」をひきだす序詞。「じょことば」とも。 **じょじ【女児】**[名]女の子供。↔男児 **じょじ【助字】**[漢文]漢文の文法で広く、名詞・動詞・形容詞など、実質的な意味のある語(実字)を助けて文章の意味関係をあらわす前置詞・副詞・接続詞・句末詞・疑問詞などをいう。また、とくに語句の終わりに付いて意味をそえる文字。「乎[こ]」「矣[い]」「焉[えん]」など。 **じょじ【助辞】**[文法]助詞のこと。また、助詞と助動詞をまとめて呼ぶことば。 **じょじ【叙事】**[名・スル]事実や事件の経過をありのままに述べること。また、述べたもの。「―詩」↔叙情 **しょしがく【書誌学】**[名]書物に関して、成立・著者・体裁・分類などを研究する学問。 **しょしかんてつ【初志貫徹】**[四字漢語]初めに思いたった考えやこころざしを途中で変えずに、最後までつらぬきとおすこと。 **しょしき【書式】**[名]証明書や願書など、公式の書類のきまった書きかた。文書の形式。 **しょしき【諸式・諸色】**[名]いろいろな品物。また、いろいろな品物の値段。「結納の―」「―万端[ばんたん]」「―が上がる」▽文章語。 **じょじし【叙事詩】**[名]叙情詩や劇詩と並んで詩の三大部門の一つ。歴史的事件や英雄[えいゆう]の活躍などをありのままにうたった詩。エピック。▽トロヤ戦争を主題としたギリシャの二大叙事詩「イーリアス」と「オデュッセイア」が有名。↔叙情詩 **じょしつ【除湿】**[名・スル]空気中の湿気[しっけ]をとりのぞくこと。「―器」↔加湿 **しょしゃ【書写】**[名・スル]①書きうつすこと。筆写。②小・中学校の教科の一つ。毛筆や硬筆[こうひつ]による習字。 **じょしゅ【助手】**[名]①仕事の手助けをする人。アシスタント。「運転―」②「助教」の旧称。 **しょしひゃっか【諸子百家】**[名]中国の春秋・戦国時代に出た学派・学説・思想家をまとめた呼び名。諸学派には、儒家・道家・陰陽[いんよう]家・法家・名家・墨家[ぼっか]・縦横家・雑家・農家・小説家・兵家がある。 **しょしゅう【所収】**[名・スル]ある作品が本などに収められていること。「全集第三巻に―」[類]所載 **じょしゅう【女囚】**[名]女性の囚人。↔男囚 **しょしゅつ【初出】**[名]はじめて出ること。最初にあらわれること。「―の漢字にふりがなをふる」 **じょじゅつ【叙述】**[名・スル]ものごとやものごとのようすを順を追って述べること。また、述べたもの。 **しょしゅん【初春】**[名]春の初め。早春。はつはる。また、陰暦[いんれき]正月[しょうがつ]のこと。[類]孟春[もうしゅん]↔晩春 **しょじゅん【初旬】**[名]月の初めの十日間。上旬。↔下旬▽「旬」は、十のこと。 **しょしょ【処暑】**[名]二十四節気の一つ。太陽暦[たいようれき]で八月二三日ごろ。暑さが徐々[じょじょ]にしのぎやすくなる。▽「処」は、おさまること。 **しょじょ【処女】**[名・造語]①〈名〉性的経験のない女性。「始めは―のごとく後のちは脱兎[だっと]のごとし」[類]生娘[きむすめ]、童貞[どうてい]①〈造語「処女~」の形で〉①まだ人の手が加わらないこと。「―地」「―林」②はじめてのこと。最初の。「―作」「―航海」 **しょじょう【書状】**[名]「手紙」の古い言い方。[類]書簡 **じょしょう【序章】**[名]論文や小説などで、序にあたる章。↔終章 **じょじょう【叙情・抒情】**[名・スル]自分の感情を述べること。「―歌」「―的文章」↔叙事 **じょじょうし【叙情詩・抒情詩】**[名]叙事詩・劇詩とともに詩の三大部門の一つ。個人の感情を主観的にうたいあげた詩。リリック。↔叙事詩 **じょじょうしょうきょくしゅう【抒情小曲集】**[作品]一九一八年。室生犀星[むろうさいせい]の詩集。故郷への思いや都会に生きる哀歓[あいかん]など、多感な若者の叙情を文語詩にうたいあげる。 **じょじょうふ【女丈夫】**[名]男性以上に気性[きしょう]が強くしっかりしている女性。男まさりの女性。[類]女傑[じょけつ]▽「丈夫」は、一人前の男。 **じょしょく【女色】**[名]女性の性的な魅力[みりょく]。 <666> 「―におぼれる」「―を遠ざける」[類]色香[いろか] ②女性との性交渉[せいこうしょう]。いろごと。▽「にょしょく」とも。 **しょじょち【処女地】**[名]①開発されていない自然のままの土地。まだ、人が足をふみいれていない土地。②まだ調査や研究がされていない分野。 **じょじょに【徐徐に】**[副]少しずつゆっくりと進むようす。「うわさが―広がる」[類]しだいに **しょしょほうぼう【所所方方・処処方方】**[副]あちこち。ところどころ。「―をさがしまわる」▽同じ文字をそれぞれくりかえして強めた言い方。 **しょしん【初心】**[名]①初めに思いたった心。「―に返る」[類]初志②学問や技術などの習いはじめ。「―者」 初心忘るべからず 学びはじめた最初の新鮮な気持ちをいつも忘れてはならない。▽世阿弥[ぜあみ]の「花鏡」から。 **しょしん【初診】**[名]はじめて受ける診察。「―料」 **しょしん【所信】**[名]ある問題について、こうだと信じている考え。「―表明」 **しょしん【書信】**[名]文書による音信。手紙。たより。[類]書状・書簡▽文章語。 **じょすう【除数】**[名]割り算で、割るほうの数。a÷b=cのbをさす。↔被除数 **じょすうし**[序数詞] [名]順序をあらわす数詞。順序数詞。「一番」「第二位」「三等」など。 **じょすうし**[助数詞] [文法]ものの数量をあらわすとき、数字の下に付けることば。ものの種類によって異なる。「一足[いっそく]」「一首[いっしゅ]」「一面[いちめん]」など。 **しょそう【諸相】**[名]一つのものごとの、いろいろな姿やありさま。「生活の―」 **しょする【処する】**[サ変]①その場やことがらに応じた行動をする。処理する。「難局に―」「事を―」②きまりに従って刑罰[けいばつ]をおこなう。「死刑に―」▽「しょす」とも。 **しょする【叙する】**[サ変]①勲等[くんとう]など、官位をあたえる。「勲一等に―」②文章や詩歌[しいか]に表現する。「胸のうちを―」 **じょする【除する】**[サ変]割り算をする。「九を三で―」↔乗じる **しょせい【処世】**[名・スル]世間[せけん]の人とつきあいながら生活していくこと。よわたり。「―術」 **しょせい【書生】**[名]①「学生」の古い言い方。②明治・大正時代ごろ、他人の家に住みこんで家事をてつだいながら勉学した人。「―っぽ」[類]学僕[がくぼく] **じょせい【女声】**[名]声楽で、女性のうけもつ高さの声。ソプラノやアルトなど。「―コーラス」→男声 **じょせい【女性】**[名]「おんな」の改まった言い方。ふつう、成人に達した人にいう。婦人。古くは「にょしょう」とも。「万人が理想とする―」→男性 **じょせい【女婿】**[名]娘[むすめ]の夫。むすめむこ。 **じょせい【助成】**[名・スル]事業や研究などを援助[えんじょ]すること。「文部省―金」 **じょせい【助勢】**[名・スル]手助けし、力をそえてやること。すけだち。[類]助力・加勢 **じょせいてき【女性的】**[形動]女性の特質がよくあらわれているようす。「―な思いやり」「―なものの見かた」↔男性的▽女性的特質としては、やさしい・しとやか・繊細[せんさい]などがあげられる。 **しょせき【書籍】**[名]書物。本。図書。 **じょせき【除籍】**[名・スル]戸籍[こせき]や学籍などから、名前を消すこと。「―処分」←入籍 **しょせつ【所説】**[名]述べていることがら。説くところ。主張の内容。 **しょせつ【諸説】**[名]いろいろな説。いろいろな意見。「―入りみだれる」「―紛々[ふんぷん]」 **じょせつ【序説】**[名]本論や本題にはいる前に述べる説明や論説。「文学史―」[類]序論 **じょせつ【除雪】**[名・スル]道路や屋根に積もった雪をとのりぞくこと。ゆきかき。「―作業」「―車」 **じょせつ【如拙】**[人]生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。室町初期の画僧[がそう]。宋[そう]や元[げん]の絵をとりいれて、日本の水墨[すいぼく]画を開拓[かいたく]した。代表作は京都妙心寺蔵「瓢鮎図[ひょうねんず]」で、ヒョウタンでナマズをおさえるという禅問答を題材にしたもの。 **しょせつふんぷん【諸説紛紛】**[副]いろいろな意見や考えが、乱れとんで、真相がわからないこと。「―たるありさま」▽「諸説粉々」は誤り。 **しょせん**[初戦] [名]最初の試合。第一戦。「―で敗退する」 **しょせん**[緒戦] [名]試合や戦争のはじめのほうの戦い。[類]序盤戦 **しょせん【所詮】**[副]行きつくところは。どんなにしても、結局。「―人生はむなしい」「―空想にすぎない」▽否定的な意味の文をつくる。あきらめの気持ちで使うことが多い。 **しょぞう【所蔵】**[名・スル]価値のある芸術品などを所有してしまっておくこと。また、しまってもっているもの。「興福寺―の阿修羅[あしゅら]像」 **じょそう【女装】**[名・スル]男が女の姿をすること。↔男装 **じょそう【助走】**[名・スル]陸上競技や体操競技などで、跳躍[ちょうやく]や投てきの勢いをつけるために、ふみきりのところまで走ること。「―路」 **じょそう【序奏】**[名]楽曲の始まりに演奏される部分。導入部。イントロダクション。イントロ。 **じょそう【除草】**[名・スル]雑草をとりのぞくこと。くさとり。「―剤[ざい]をまく」 **しょぞく【所属】**[名・スル]団体や組織の一員であること。「無―」「大学―の建物」「―するチーム」 **しょぞん【所存】**[名]かんがえ。おもわく。改まった言い方。「意志をつらぬく―です」「―のほか(=思ってもみないこと。残念なこと)」 **じょそんだんぴ【女尊男卑】**[四字漢語]女性を尊び、男性をいやしむこと。女性の社会的な地位が男性より上にあること。↔男尊女卑 **しょたい【所帯・世帯】**[名]①独立した一家を構えて生活していること。また、生活している一家。「―をもつ」「―が苦しい」[類]世帯[せたい]、その人の身におびるものという意味で、財産をさす。 <667> 所帯を畳む 一家を構えていたのをやめてたちのく。[類]所帯をしまう **しょたいじみる【所帯染みる】**[動]家庭生活に精力を使うことで精一杯で、身なりや考えかたに、若々しさがとぼしくなる。「遊びに行くのをやめるなんて所帯染みた考えだ」 **しょたいどうぐ【所帯道具】**[名]一家を構えて生活するのに必要な道具。台所用具やたんすなど。 **しょたいめん【初対面】**[名]その人とはじめて顔を合わせること。「―の印象が強い」 **しょたいもち【所帯持ち】**[名]一家を構えて生活している人。また、家計のやりくり。[類]既婚者[きこんしゃ] **しょたいやつれ【所帯窶れ】**[名]日々の家計のやりくりに苦労して、身なりなどにかまわず、みすぼらしく見えること。 **しょだな【書棚】**[名]本を並べておくためのたな。本だな。[類]書架[しょか][数え方]架[か] **しょだん【処断】**[名・スル]規定に従って判断してきっぱりと処置すること。「法によって―する」[類]裁断 **しょだん【初段】**[名]柔道・剣道[けんどう]・囲碁・将棋[しょうぎ]などの位で、段位の最初。級よりも上。 **しょち【処置】**[名・スル]①どうとりあつかうかをきめて、しまつすること。「断固たる―をとる」②病気やけがなどの手当てをすること。「応急―」 **しょちゅう【暑中】**[名]夏のもっとも暑い期間。とくに、土用[どよう](=立秋の前の十八日間)をさす。「―お見まい申しあげます」↔寒中 **じょちゅう【女中】**[名]①「お手伝いさん」の古い言い方。▽もと、宮仕えの女性。また、「婦人」を敬っていうことば。「お―」 **じょちゅうぎく【除虫菊】**[名]キク科の多年草。夏につける白い花は、乾燥[かんそう]させて蚊取り線香[せんこう]や殺虫剤[さっちゅうざい]などの原料にする。 **しょちゅうみまい【暑中見舞い】**[名]夏の盛さかりに、健康を気づかって出す、あいさつの手紙。↔寒中見舞い▽立秋を過ぎると「残暑見舞い」になる。 **しょちょう【初潮】**[名]はじめての月経[げっけい]があること。 **しょちょう【所長】**[名]事務所や研究所などのように、「所」がつくところのいちばん上の人。 **しょちょう【署長】**[名]消防署や警察署などのように、「署」がつくところのいちばん上の人。 **じょちょう【助長】**[名・スル]①能力をのばすよう手助けをすること。「発展を―する」②多く、よくない傾向[けいこう]をいっそう強めてしまうこと。「インフレをーする結果となる」▽苗の生長を助けようとしてひっぱったため、かえって苗をからしてしまったという故事(中国、「孟子[もうし]」)から。 **しょっかいせい【職階制】**[名]職務を職級や職種などによって区別し、段階を設けた制度。 **しょっかく【食客】**[名]よその家に住みこみ、客として養ってもらっている人。「しょっきゃく」とも。[類]居候[いそうろう] **しょっかく【触角】**[名]昆虫[こんちゅう]やエビなどの頭にある、一対[いっつい]または二対のひげのような感覚器官。触覚や嗅覚のはたらきをもつ。 **しょっかく【触覚】**[名]五感の一つ。ものにふれると生じる感覚。[類]触感 **しょっかん【触感】**[名]ものにさわったときの感じ。手ざわりやはだざわり。「壷[つぼ]の―を楽しむ」 **しょっき【食器】**[名]茶わんやはしなど、食事をするときに使う道具。「―洗い」 **しょっき【織機】**[名]織物を織る機械。はたおりき。はた。「自動―」 **ジョッキ**[名]ビールを飲むための、柄[え]のついた大形のコップ。「屋上で―をかたむける」▽jugから。 **ジョッキー**[名]競馬の騎手[きしゅ]。[jockey] **ショッキング**[形動]とつぜん心に強い打撃[だげき]を受けて、はっとするようす。衝撃[しょうげき]的。「―な事件」[shocking] **ショック**[名・スル]①からだや心に受ける強い衝撃。「―を受ける」「精神的―」②毒物・出血などさまざまな原因で、心臓機能が急激に強く抑制され、身体の組織内に酸素が不足して障害が起こること。死に至ることもある。「―死」[shock][shock] <668> **しょっけん【食券】**[名]食堂などで、料理とひきかえるための券。「―をお求めください」 **しょっけん【職権】**[名]公務員などが仕事をするうえで、まかされている権利。職務権限。「―濫用[らんよう]」 **しょっこう【職工】**[名]工場などで働く労働者。古い言い方。[類]工員・作業員 **しょっこう【燭光】**[名]①ろうそくの光。ともしび。②〈名・造語〉光度の旧単位。燭[しょく]。現在はカンデラを使う。 **しょっちゅう**[副]同じことがくりかえし起こるようす。しじゅう。たえず。くだけた言い方。「―計算をまちがえる」「―通る道」[類]始終[しじゅう]▽「いつも」とちがい、断続的に、一つのことがくりかえされること。 **しょってる【《背負ってる】**[動]うぬぼれている。俗[ぞく]な言い方。「ずいぶん―わねえ」 **ショット**[名]①テニスやゴルフなどで、ボールを打つこと。また、打ったボール。「ティー―」②映画などで、ひと続きの映像や一場面。カット。[shot] **ジョット**[人]→「ジオット」 **ショットガン**[名]散弾銃[さんだんじゅう]。[shotgun] **しょっぱい**[形]①しおからい。「―たくあん」②しみったれている。けちである。「―ことを言うな」③迷惑[めいわく]そうである。「―顔をする」▽「塩はゆい」の変化した形。 **しょっぱな【初っ端】**[名]いちばん初め。最初。[類]初手・発端 **しょっぴく**[動]むりにひっぱっていく。とくに、犯人を警察に連行する。しょびく。 **ショッピング**[名・スル]買い物をすること。「テレホン―」[shopping] **ショッピングセンター**[名]各種の商店が集中している場所。商店街。[shopping center] **ショップ**[名・造語]商店。みせ。「ギフト―」「メンズ―」[shop] **しょて【初手】**[名]①最初。手はじめ。「―を誤る」②囲碁や将棋[しょうぎ]などで、最初の一手。「―の位置につく」 **しょてい【所定】**[名]あらかじめきまっていること。 **じょてい【女帝】**[名]女性の皇帝。女性の天皇。 **しょてん【書店】**[名]書物を販売[はんばい]する店。また、書物を出版する会社。[類]本屋・出版社 **しょでん【初伝】**[名]学問や芸道で、最初の伝授[でんじゅ]。初級の伝授。 **しょてんぼうりん【初転法輪】**[名]さとりをえた仏陀[ぶっだ]が、鹿野苑[ろくやおん]でおこなった最初の説法のこと。▽「転法輪」は、仏の説法のこと。 **しょとう【初冬】**[名]冬の初め。はつふゆ。また、陰暦[いんれき]一〇月のこと。[類]孟冬[もうとう]↔晩冬 **しょとう【初唐】**[漢文]中国、唐代の文学、とくに唐詩を四期に分けた、最初の一時期。六一八年から七一二年まで。唐詩の草創期で、七言古詩や近体詩がつくりだされるが、前時代の華麗[かれい]・繊細[せんさい]な詩風を残す。おもな詩人は、王勃[おうぼつ]・楊炯[ようけい]・駱賓王[らくひんのう]・盧照鄰[ろしょうりん]など。▽他の三期は、盛唐・中唐・晩唐。 **しょとう【初等】**[名]学問や技術などを習うときの、最初の等級。初歩。「―教育」↔高等 **しょとう【初頭】**[名]最初のころ。初期。「一九世紀―」 **しょとう【諸島】**[名]たくさんの島の集まり。「ハワイ―」[類]群島・列島 **しょどう【初動】**[名]ことが起きたときにとる最初の行動。すぐさまする活動。「―捜査[そうさ]」「―作戦」 **しょどう【書道】**[名]毛筆で文字を書く造形芸術。習字▽平安初期に中国から空海や最澄[さいちょう]により日本に伝えられ、「三蹟[さんせき]」といわれる小野道風[おののとうふう]・藤原佐理[ふじわらのすけまさ]・藤原行成[ふじわらのゆきなり]を生んだ平安中期にいたって確立した。 **じょどうし【助動詞】**[文法]品詞の一つ。付属語で、活用するもの。用言に付いて、おもに話し手の判断をあらわす。口語では判断の種類によって、肯定(「だ」)、否定(「ない・ぬ・まい」)、過去・完了(「た」)、推量(「う・まい・らしい・だろう」)、丁寧(「です・ございます」)、受け身(「れる・られる」)、使役[しえき](「せる・させる」)などに分けられる。また、文語の場合、口語と大きくちがうのは過去・完了で、口語には「た」しかないが、文語では「き・けり・つ・ぬ・たり・り」が使いわけられている。たとえば、「男ありけり」も「男ありき」も現代語では「男がいた」になるが、「けり」は人から伝え聞いたことを、「き」は自分が直接見聞きしたことをあらわすという相違[そうい]がある。また、推量にも、過去推量「けむ」、現在推量「らむ」が、その他、反実仮想の「まし」などがあり、それぞれ単独で意味をそえることができる。 **しょとく【所得】**[名]ある一定期間の収入や利益。「給与[きゅうよ]―」「―番付[ばんづけ]」 **しょとくぜい【所得税】**[名]一年間の個人の所得に課せられる、国の直接税。 **ジョナサン・スウィフト**[人]→「スウィフト」 **しょなのか【初七日】**[名]人がなくなった日を一日目とし、七日目にあたる日。また、この日におこなう最初の法事。「しょなぬか」とも。▽最近は、葬式[そうしき]につづけて、初七日の法事もおこなうことが多い。 **じょなん【女難】**[名]男が、女性関係によって受ける災難。「―の相がある」 **しょにち【初日】**[名]すもうや芝居[しばい]などの第一日目。「―を白星でかざる」↔最終日・千秋楽[せんしゅうらく] **しょねん【初年】**[名]①最初の年。第一年。「―度の会計報告」②その年号や年代の初めのころ。「昭和―の東京」[類]初頭 **じょのくち【序の口】**[名]①ものごとが始まったばかりのところ。「寒さもまだまだ―だ」②すもうの番付[ばんづけ]の最下位。序二段の下。 **じょはきゅう【序破急】**[名]①ものごとの、初め・中・終わり。また、その進む速さの変化。「―をつけて演奏する」[類]起承転結②舞楽や能楽の構成形式。導入・展開・終結の三部。この順に速度を増す。 <669> **しょばだい【所場代】**[名]露店や夜店などを出すときにはらう場所代。▽「場所」をさかさまにした、仲間うちだけで使った俗[ぞく]なことば。 **しょばつ【処罰】**[名・スル]悪いおこないを罰すること。「厳重に―する」 **しょはん【初犯】**[名]はじめて罪[つみ]を犯[おか]すこと。また、その人。→再犯・重犯 **しょはん【初版】**[名]書物を出版するときの第一版。最初の組み版。「―本」↔再版・重版 **しょはん【諸般】**[名]さまざまなこと。いろいろ。「―の事情により」 **ショパン**[人]一八一〇—四九年。ポーランドの作曲家。ロマン派を代表するピアノ曲を多く作曲・演奏し、ピアノの詩人と呼ばれた。「幻想即興曲」など。[Fryderyk Franciszek Chopin] **しょひょう【書評】**[名]書物の内容を紹介し、批評した文章。「新刊本の―」「―欄[らん]」 **ジョブ**[名]仕事。作業。また、コンピュータの処理作業単位。[job] **しょふう【書風】**[名]文字の書きぶり・筆づかい。文字のおもむき。▽おもに、筆で書かれたものにいう。 **しょぶん【処分】**[名・スル]①余っているものやいらないものを捨てたり売り払ったりすること。「売れのこりをーする」②規則によって罰[ばっ]すること。「停学―」[類]処罰 **じょぶん【序文】**[名]書物や論文の初めに書く前書き。序。はしがき。↔跋文[ばつぶん] **しょほ【初歩】**[名]習いごとなどの最初の段階。習いはじめ。「まだ―の段階だ」[類]初級 **しょほう【処方】**[名]医師が患者の症状[しょうじょう]に合わせて、薬の調合を指示すること。その調合法。 **しょほう【書法】**[名]文字の書きかた。文字を書くときの方法。筆法。 **しょぼう【書房】**[名]書店。本屋。また、出版社などの社名に使うことば。▽もと、書斎のこと。「房」は、部屋[へや]の意。 **じょほう【除法】**[名]割り算。↔乗法 **しょほうせん【処方箋】**[名]医師が処方を書きしるした書類。処方書き。「―を薬局へわたす」 **しょほうむが【諸法無我】**[四字漢語]存在するあらゆるものは因縁[いんねん]によって生ずるもので、永遠不変の本性である我[が]ととらえることはできないということ。仏陀[ぶっだ]のさとった四つの命題のうちの一つ。 **しょぼくれる**[動]元気がなく、みじめったらしくなる。俗[ぞく]な言い方。「しょぼくれたかっこう」 **しょぼしょぼ**[副]①小雨[こさめ]などが、陰気[いんき]くさく降りつづくようす。「―と降る雨」②しょんぼりしてわびしげなようす。③目を開けていられないようす。「ねむくて目が―する」 **しょぼつく**[動]①雨がしとしとと降りつづく。②目がかすんで、力なくまばたきをくりかえす。しょぼしょぼさせる。「目が―」 **じょまく【序幕】**[名]①芝居[しばい]の最初の幕。②ものごとの始まり。まくあけ。↔終幕 **じょまく【除幕】**[名・スル]記念碑[ひ]や像などができあがったとき、多くの人に見せるために、はじめておおいの幕をとりのぞくこと。「銅像の―式」 **しょみん【庶民】**[名]一般のごくふつうに暮らしている人々。「―生活」[類]民衆 > **つかいわけ**→「大衆」を見よ。 **しょみんてき【庶民的】**[形動]考えかたや生活態度が、ごくふつうで親しみやすいようす。「―な政治家」▽多く、財力や地位のある人たちの庶民に対する態度についていう。↔貴族的 **しょむ【庶務】**[名]会社などで、一般のさまざまな事務。「―課」 **しょめい【書名】**[名]書物の名前。本の題名。 **しょめい【署名】**[名・スル]文書や書類などに自分の名前を書くこと。また、書かれた名前。サイン。「―運動」「―捺印[なついん]する」[類]記名 **じょめい【助命】**[名・スル]殺されるはずの人の命を助けること。「―運動」 > **つかいわけ** 救命・助命=「救命」は、事故などにあって命が危険な人を助けること。「救命具」。「助命」は、ふつう、殺される人の命を助けること。「助命嘆願[たんがん]もむなしく死刑[しけい]が執行された」。 **じょめい【除名】**[名・スル]会や団体などで、名簿[めいぼ]から名前を消してやめさせること。メンバーの資格をとりあげること。「―処分」 **じょめいてんのう【舒明天皇】**[人]五九三—六四一年。在位、六二九—六四一年。幼名は田村皇子[たむらのみこ]。山背大兄王[やましろのおおえのおう]と争い、蘇我氏によって皇位についた。「万葉集」初期の歌人でもあった。 **しょめん【書面】**[名]文書に書かれたもの。また、手紙。文面。「―で申しこむ」 **しょもう【所望】**[名・スル]そうしてほしいと望むこと。また、その望みや願い。「茶を一服[いっぷく]―したい」▽文章語。 **しょもく【書目】**[名]①書物の目録。図書目録。②書物の名前。書名。 **しょもつ【書物】**[名]本。図書。書籍[しょせき]。「秋の夜、―をひもとく」 **しょや【初夜】**[名]①最初の夜。とくに、結婚後、夫婦がはじめていっしょにむかえる夜。②夕方から夜中まで。また、今の午後八時ごろ。古い言い方。 **じょや【除夜】**[名]おおみそかの夜。 **じょやく【助役】**[名]市町村長や駅長などに次ぐ人で、その仕事を助ける役職の人。 **じょやのかね【除夜の鐘】**[名]一〇八あるといわれる煩悩[ぼんのう]を消して新年をむかえるために、おおみそかの夜、一二時をはさんで、寺でつく一○八回の鐘。 <670> **しょゆう【所有】**[名・スル]自分のものとして持っていること。「―者」 > **つかいわけ** 持つ・有する・所有する=「持つ」は、ある時間継続[けいぞく]的に手にしていること。「有する」は、抽象的なことがらに使う文語的表現。「権利を有する」。「所有する」は、権利とか財産とかに使うことが多い。「持つ」のように具体的に「手に持ってぶらさげている」ような意味では使わない。「広大な土地を所有する」。 **じょゆう【女優】**[名]女性の俳優。「映画―」→男優 **しょゆうけん【所有権】**[名]土地や建物などを、自分のものとして自由にできる権利。 **しょよ【所与】**[名]あたえられること。また、あたえられたもの。とくに哲学で、前提としてあたえられているもの。与件。「―の条件」 **しょよう【所用】**[名]「用事」の改まった言い方。「午後は―で出かけます」 **しょよう【所要】**[名]あることをするのに必要とすること。「―時間」「―経費」 **しょり【処理】**[名・スル]あるものごとについて、きまりをつけること。しまつをつけること。「事後―」「―能力」「データー―」「汚水―場」[類]処置 **じょりゅう【女流】**[名]芸ごとなどの関係分野で活躍[かつやく]ごしている女性。「―歌人」「―文学」「―棋士」▽ふつう、仕事や分野をあらわすことばの上に付けて使う。 **じょりょく【助力】**[名・スル]手助けすること。ちからぞえ。「―をこう」[類]加勢・助勢 **しょるい【書類】**[名]事務のうえで必要なことを書いた文書。かきつけ。「重要―」 **しょるいそうけん【書類送検】**[名・スル]容疑者[ようぎしゃ]に関する調査書類だけを、警察署から検察庁に送ること。身柄[みがら]送検 **ショルダーバッグ**[名]ひもが長くなっていて、かたから提げるかばん。[shoulder bag] **じょれつ【序列】**[名]ある基準で順番をつけて並べること。とくに、地位や成績などの順番。「年功―」 **しょろう【初老】**[名]老人になりかけた年代。「―の紳士」 **じょろう【女郎】**[名]昔、遊廓[ゆうかく]で客の相手をした遊女。じょろ。 **しょろん【緒論】**[名]「序論」に同じ。「ちょろん」とも。▽「緒」は、いとぐち。 **しょろん【序論】**[名]論文などで、本論にはいる前置きとして全体のおおまかな内容や方針を述べた部分。[類]緒論・序説 **ジョン**[人]一一六七—一二二六年。イギリス王。フランスとの戦いに敗れて大陸の領土を失い、失地王と呼ばれる。また、専制に反対する貴族の要求でマグナ・カルタ(=大憲章)を承認した。[John] **しょんぼり**[副]失望して力をなくして立っているようす。さびしそうなようす。「橋のたもとで―とたたずむ」「親にしかられて―する」 **ジョンまんじろう【ジョン万次郎】**[人]→「なかはままんじろう」 **ジョン・ロック**[人]→「ロック」 **シラー**[人]一七五九—一八〇五年。ドイツの詩人・劇作家。ゲーテとともに、疾風怒濤[しっぷうどとう](シュトゥルム-ウント-ドラング)時代を経て古典主義文学を確立した。シルレル。戯曲[ぎきょく]「群盗[ぐんとう]」「ウィルヘルムーテル」など。[Johann Christoph Friedrich von Schiller] **しらあえ【白和え】**[名]とうふを白ごまや白みそとまぜて、魚肉や野菜をあえた料理。 **じらい【地雷】**[名]地中にうめておいて、その上を人や車が通ると爆発するしかけの兵器。 **じらい【爾来】**[副]そのときから、あと。それ以来。「―友好関係が続く」▽文章語。 **しらうお【白魚】**[名]シラウオ科の魚。体長は約一〇センチメートル、白色半透明で細長く、食用。▽おどり食いするのはシロウオ。 白魚を並べたよう 女性の白くて細い、美しい手の指をほめたことば。[類]白魚のような指 **しらが【白髪】**[名]白くなった髪[かみ]。はくはつ。「―染め」[類]銀髪▽常用漢字表付表の語。 **しらかば【白樺】**[名]カバノキ科の落葉高木。樹皮は白く、紙のようにはがれる。シラカンバ。 **しらかばは【白樺派】**[名]大正時代の文学運動の一派。雑誌「白樺」を発行。個性を重んじ、理想主義や人道主義の立場をとった。武者小路実篤[むしゃのこうじさねあつ]・志賀直哉[しがなおや]・有島武郎[ありしまたけお]ら。 **しらかわてんのう【白河天皇】**[人]一〇五三—一一二九年。在位、一〇七二—八六年。後三条[ごさんじょう]天皇の第一皇子。譲位[じょうい]ののち、上皇として院政をしき、以後四十三年間実権をにぎった。 **しらかわよふね【白河夜船】**[四字漢語]ぐっすりねむってしまい、何も知らないこと。▽京都見物をしたとうそをついた人が地名の白河をきかれ、川の名だと思って、船で夜通ったときねむっていたので知らないと答えたことによる。「白川夜船」とも書く。 **しらき【白木】**[名]皮をはいだままで塗料[とりょう]をぬらない木材。「―の柱」「―の三方[さんぼう]」 **しらぎ【新羅】**[名]四世紀なかば、朝鮮半島南東部におこった国。首都は慶州[けいしゅう]。六六八年、百済[くだら]・高句麗[こうくり]をほろぼして朝鮮半島を統一したが、九三五年、王建の高麗に敗れて滅亡。「しんら」とも。 **しらける【白ける】**[動]①色があせる。色が白っぽく見える。「紙が―」「顔が―」②その場のふんいきが気まずくなる。興[きょう]が覚める。「座が―」「しらけた世代」 **しらこ【白子】**[名]おすの魚の腹にたまった乳白色の精液のかたまり。「たらの―」↔真子[まこ] **しらじら【白白】**[副]①朝、だんだんと明るくなっていくようす。「夜が―と明ける」②見えすいていたり冷ややかだったりして、興覚[きょうざ]めであるようす。しらけたようす。「場内は―としたふんいきに包まれた」▽「しらしら」と <671> **しらじらしい【白白しい】**[形]本心や知っていることをかくしているのが、はっきりわかっていやな感じである。見えすいている。「―うそをつく」「ほめかたが―」[類]空々[そらぞら]しい **しらす【白子】**[名]イワシなどの幼魚。干したものを大根おろしなどにまぜて食べる。「―干し」 **しらす【白州・白洲】**[名]①庭などで、白い砂や小石をしいたところ。②江戸時代、奉行所[ぶぎょうしょ]で罪人のとり調べをしたところ。おしらす。 **じらす【《焦らす】**[動]相手の気持ちをいらだたせる。じらせる。「わざと相手を―」 **しらずしらず【知らず知らず・知らず識らず】**[副]知らないうちに。気づかないが、いつのまにか。「―なみだがこみあげてきた」 **しらすだいち【白砂台地】**[名]鹿児島湾[わん]周辺に広がる火山灰台地。雨水がしみやすく土質がもろくて、大雨で地すべりが起こりやすい。 **しらせ【知らせ】**[名]①人に知らせること。通知や報告。「合格の―」②何かが起きる前ぶれ。「虫の―(=なんとなく悪いことが起こりそうな予感)」 **しらせる【知らせる】**[下二]言ったり書いたりして、他人に伝える。知るようにする。「時を―」「だれにも知らせずに出かける」「検査結果を―」[類]告げる **しらたま【白玉】**[名]①白玉粉[こ]をこねて、ゆでただんご。白玉だんご。②白い色の玉。とくに真珠。「はくぎょく」とも。 **しらちゃける【白茶ける】**[下二]色あせて白っぽくなる。しらっちゃける。「白茶けたズボン」 **しらつゆ【白露】**[名]草木の葉にたまって白く光って見える露。「葉末に光る―」 **しらなみ【白波】**[名]①白くあわだって見える波。②どろぼう。「―五人男(=歌舞伎[かぶき]の題目)」▽昔、中国にいたどろぼうの「白波賊[ぞく]」の訓読から。 **しらぬい【不知火】**[名]熊本県の八代沖[やつしろおき]などに、夏の夜見えるたくさんの火。「有明海の―」▽漁船の灯火が異常屈折[くっせつ]して見える現象。 **しらぬかお【知らぬ顔】**[名]→「しらんかお」 知らぬ顔の半兵衛 知っていながら、わざと知らないふりをすること。また、その人。「―をきめこむ」 **しらぬ(知らぬ)が仏**[ほとけ] →「しる」 **しらは【白刃】**[名]さやからぬいた刀身。ぬきみ。「はくじん」とも。「―をくぐる」 **しらばくれる**[下二]知っていながら知らないふりをする。しらをきる。しらばっくれる。しらっぱくれる。「しらばくれても証拠[しょうこ]があるぞ」 **しらはた【白旗】**[名]→「しろはた」 **しらは(白羽)の矢が立つ** 多くの人々の中から、とくに指定されて選ばれる。▽昔、神が少女をいけにえとして指定するとき、その家の屋根に白羽の矢を立てたという言い伝えから。よい意味でも悪い意味でも使う。 **しらはりぢょうちん【白張り提灯】**[名]葬式[そうしき]のときに使う、白い紙をはっただけのちょうちん。 **しらびょうし【白拍子】**[名]平安末期におこった歌舞[かぶ]。また、その歌舞をまった遊女。のち、芸者をさす。▽もと、雅楽[ががく]の拍子[ひょうし]の名から。 **しらふ【素面】**[名]酒を飲んでいない状態。そのときの顔つき。「―のときはおとなしい」 **シラブル**[名]音節。[syllable] **しらべ【調べ】**[名]①調べること。研究。点検。「―がつく」[類]調査②音楽の調子。「横笛の―」「妙なる―」 **しらべる【調べる】**[下二]①わからないことを、本を読んだり人に聞いたりして明らかにしようとする。「百科事典でー」②調査や点検をする。「故障の原因を―」「機械を定期的に―」③追及して明らかにする。「容疑者を―」④楽器の音の調子をととのえたり、演奏したりする。古い言い方。「つづみを―」 **しらみ【虱】**[名]シラミ目の昆虫[こんちゅう]。人や動物について血を吸う。病菌[びょうきん]を運ぶことがある。小形のアタマジラミ、大形のコロモジラミなど。 **しらみつぶし【虱潰し】**[名]多くのシラミを残らずつぶしていくように、ものごとをかたっぱしから処理していくこと。「―に調べる」 **しらむ【白む】**[四]夜が明けてあたりが明るくなる。「東の空が―」 **しら(白)を切る** 知っているのに、わざと知らないふりをしとおす。しらばくれる。 **しらんかお【知らん顔】**[名]知っていながら、わざと知らないふりをしてみせる顔つき。しらぬかお。 **しり【尻】**[名]①こしの下の、肉のふっくらとついて丸みのある部分。「客に―を向ける」[類]ヒップ②人やものの後ろ。「人の―についていく」③続いているものの最後。びり。しまい。「―から二番目の成績」「どんじり」④よくない結果。また、それによる苦情。「―をもちこまれる」[類]けつ⑤着物のすそ。「―っぱしょり」⑥ものの末。さき。底。「ことばーじ」「なべの―」 尻が重い 他の人の命令やたのみなどに対して、なかなか実行しようとしない。 尻が軽い ①おこないが軽率[けいそつ]である。②うわきである。「―女」▽男性にはいわない。③かいがいしく動きまわる。ものごとを気軽に実行に移す。 尻がこそばゆい 気がとがめたり、きまりが悪かったりして落ち着かない。 尻が据わらない うろうろして落ち着かない。 尻が長い 他人の家をたずねて、なかなか帰ろうとしない。ながっちり。 尻が割れる かくしていた悪事やたくらみが、他人に知れわたる。[類]尻がばれる 尻に敷く 妻が夫を軽んじて、気ままにあつかう。 <672> 尻に付く ①他人の後ろについていく。また、手下[てした]になって従う。[類]尻に立つ②人まねをする。 尻に火がつく ものごとがさしせまって、あわてふためく状態になる。[類]尻から火がつく 尻に帆[ほ]を掛ける あわててにげだす。 尻を落ち着ける 一つ所や職業などに長くとどまる。[類]尻を据える 尻を叩[たた]く 仕事などをはかどらせるために、はげましたり、口やかましく責めたてたりする。[類]叱咤激励[しったげきれい]する 尻を拭[ぬぐ]う 他人の失敗などのあとしまつをする。しりぬぐいをする。 尻を端折[はしょ]る ①着物のすそをまくって、帯にはさみこむ。[類]尻をからげる②文章や話などの最後の部分を省略して、簡単にすませる。 尻を捲[まく]る ものごとが自分の思ったようにならず、追いつめられて開きなおる。[類]けつをまくる 尻を持ち込む 当事者に不しまつなどの処置や責任を要求する。文句や苦情を言う。 **じり【事理】**[名]ものごとの道理。「―をわきまえる」「―明白」 **シリア**[国]正式国名は、シリア・アラブ共和国。西アジアの、地中海に面する国。古代から東西交通の要地として栄えた。おもな産物は石油・羊毛・オリーブなど。面積約一九万平方キロ。首都ダマスカス。主要言語アラビア語。 **じりき**[自力] [名]①自分ひとりの力。「―で脱出[だっしゅつ]する」[類]独力②仏教で、自分で修行し、さとりを開くこと。「―本願」↔他力[たきり] **じりき**[地力] [名]もともともっている能力。本来の力。「―を発揮する」[類]実力・底力[そこぢから] **しりきれとんぼ【尻切れ蜻蛉】**[名]ものごとや文章などが、途中からで切れて未完成のままになること。「話が―になる」[類]中途半端[ちゅうとはんぱ]と **しりあい【知り合い】**[名]つきあって知っていること。また、つきあいのある人。知人。「古くからの―」 **しりあがり【尻上がり】**[名]①終わりになるほど、だんだんよくなること。「投球は―によくなった」②ことばの調子が、文末または語尾で高く上がること。「―に言う」↔尻下がり③鉄棒で、足をあげてしりのほうから上がり回転すること。さかあがり。 **シリアス**[形動]真剣なようす。また、深刻なようす。重大。「―な問題」「―ドラマ」[serious] **シリーズ**[名]①本・映画・テレビなどで、共通した形式や内容をもつ続きもの。②スポーツ競技で、連続しておこなう試合。「日本―」「北海道―」[series] **シリウス**[名]大犬座[おおいぬざ]のアルファ星。マイナス一・五等星で、ひときわ明るい恒星[こうせい]。▽中国名は、天狼星[てんろうせい]。[Sirius] **しりうま(尻馬)に乗る** 人の言うことやすることに、よく考えもせず信じてつき従う。 **しりおし【尻押し】**[名・スル]後ろからおしてやること。また、力を貸して助けること。 **しりからげ【尻絡げ】**[名]着物のすそをまくって、帯にはさむこと。しりはしょり。▽「からげ」は、からませて上げること。 **しりがる【尻軽】**[形動]①軽はずみなようす。とくに、うわきっぽい女性にいう。「―女」②動作が機敏[きびん]で気軽に動くこと。また、その人。↔尻重 **シリコーン**[名]珪素[けいそ]の化合物。ゴムや樹脂[じゅし]などがある。熱や水に強く、電気を通しにくい。塗装[とそう]や電気器具などに広く利用される。[silicone] **シリコン**[名]→「けいそ(珪素)」[silicon] **しりごみ【尻込み・後込み】**[名・スル]①後ろへ下がり退[しりぞ]くこと。あとずさりすること。②自信がなかったりおそれたりして、ためらってぐずぐずすること。[類]逃げ腰・逡巡[しゅんじゅん] **しりさがり【尻下がり】**[名]①あとのほうになるほど下がること。「―に成績が悪くなる」②ことばの調子が文末または語尾で低くなること。↔尻上がり **しりしよく【私利私欲】**[四字漢語]自分ひとりだけの利益しか考えない欲望。「―のとりことなる」[類]私意私欲 **じりじり**[副]①少しずつだが、確実に移動するようす。「―と後ずさりした」「―値上がりする」[類]じわじわ②いらだって落ち着かないようす。「―しながら連絡を待つ」③太陽が強く照りつけるようす。「―した日ざし」 **しりぞく【退く】**[四]①後ろへ下がる。後退する。「一歩―」↔進む②今ある仕事や地位から身を引く。引退する。「第一線から―」「現役[げんえき]を―」③貴人などの前からひき下がる。「御前を―」 **しりぞける【退ける・斥ける】**[下二]①後ろへ下がらせる。後退させる。「人を―」「誘惑を―」②相手をうち負かす。「挑戦[ちょうせん]者を―」③職を辞めさせる。「会長から―」④うけいれを断る。「彼の主張を頭から―」 **しりつ【市立】**[名]市の費用で設立、経営されること。また、その学校。「―高校」▽「私立」と区別して、「いちりつ」ともいう。 **しりつ【私立】**[名]個人が設立、経営すること。また、その学校。「―〈通う」▽「市立」と区別して「わたくしりつ」ともいう。 **じりつ【自立】**[名・スル]他の力にたよらず、自分の力でやっていくこと。ひとりだち。「経済的に―する」「―心」 > **つかいわけ** 独立・自立=「独立」は、他の支配を受けずに、自分の考えで行動できる権利と力とをもつこと。「独立採算」「独立国」。「自立」は、他の援助を受けず、衣食住について自分の力や意志で行動する主体性を重くみる。「自立自存」。 <673> **じりつ【自律】**[名・スル]他の力にしばられたり、たよったりすることなく、自分できめた規律に従って行動すること。自分で自分をおさえること。↔他律 **じりつ【而立】**[名]三〇歳[さい]のこと。▽中国、「論語」の「三十而立つ」から出たことば。 **じりつご【自立語】**[文法]それだけで文節をつくることのできる単語。助詞・助動詞を除く語。名詞・代名詞・動詞・形容詞・形容動詞・副詞・連体詞・接続詞・感動詞をいう。▽学校文法では、単語をそのはたらきによって自立語と付属語に二分する。 **じりつしんけい【自律神経】**[名]内臓や分泌作用などを、意思とは無関係に、自動的に調節する神経。交感神経と副交感神経とがある。 **じりつしんけいしっちょうしょう【自律神経失調症】**[名]交感神経と副交感神経とがバランスを失って起きる症状。めまい・はきけ・動悸[どうき]など。 **しりとり【尻取り】**[名]前の人の言ったことばの、最後の音節で始まる新しいことばを、次々に言って続けていくことば遊び。たとえば、「ねこ→こま→まり→・・・」など。 **しりぬく【知り抜く】**[四]何もかも知る。しりつくす。「相手の気持ちを―」「裏の裏まで―」 **しりぬぐい【尻拭い】**[名]他人の失敗のあとしまつをすること。「借金の―をさせられる」 **しりはしょり【尻端折り】**[名]着物のすそをまくって帯にはさむこと。しりからげ。しりっぱしょり。「動きやすく―する」▽「はしょり」は、「端折り[はしおり]」の変化した形。 **じりひん【じり貧】**[名]だんだん貧乏[びんぼう]になっていくこと。また、活動能力がとぼしくて、悪い状態を打開できず、状況がしだいに悪くなっていくこと。「勢力は―になるばかり」[類]先細り **しりめ【尻目・後目】**[名]『~をしり目に』の形でちらっと見るだけで問題にせず、かまわずに行動するようす。「大さわぎを―に悠然[ゆうぜん]とたち去る」▽もと、顔は動かさず、ひとみだけを動かして後ろをちらっと見ること。 相手を軽くみたり無視したりして、尻目にかける まったく問題にしない。[類]横目で見る **しりめつれつ【支離滅裂】**[四字漢語]ばらばらですじみちが立たず、まとまりのないようす。「―な話」「やることが―だ」[類]めちゃくちゃ **しりもち【尻餅】**[名]転んで、しりを地面につけること。「すべって―をつく」 **しりゅう【支流】**[名]①本流に注ぐ川。また、本流から分かれた川。[類]枝川・分流↔本流②中心から分かれたグループ。分かれた流派。[類]分家・分派↔主流 **じりゅう【時流】**[名]その時代の人々の一般的な考えかたや傾向[けいこう]。「―に逆らって生きる」「―に乗る」[類]時勢・風潮 **じりょ【思慮】**[名・スル]さまざまに思いをめぐらすこと。また、深い考え。「―が浅い」「―分別」[類]思索[しさく] > **つかいわけ** 考慮・思慮・配慮=「考慮」は、いろいろな条件に目を配ってよく考えること。「参加者の年齢や職業も考慮に入れる」。「思慮」は、その場の事情やその人の立場を考えて、していいことか悪いことか、適切な判断を下すこと。「思慮に欠けた発言」。「配慮」は、相手の立場をおもに条件に入れて考えること。「種々ご配慮をいただきました」。 **しりょう**[史料] [名]歴史の研究に必要な材料。文書・遺物・伝承など。「第一級の―」「―編纂[へんさん]室」 **しりょう**[資料] [名]ある研究や判断のもとになる情報や材料など。「伝記―の収集」「―室」 **しりょう**[試料] [名]化学的に分析[ぶんせき]したり検査したりするための材料。サンプル。 **しりょう【死霊】**[名]死者のたましい。とくに、うらみをはらそうとする死者のたましい。「しれい」とも。「―のたたり」[類]怨霊[おんりょう]↔生き霊 **しりょう【飼料】**[名]家畜にあたえるえさ。かいば。 **しりょく【死力】**[名]死んでもいいと思って出すありったけの力。必死の力。「―をつくして戦う」 **しりょく【視力】**[名]ものの形を見分ける目の能力。視力表などで測定する。「―検査」 **しりょく【資力】**[名]多額の金銭を出せる力。資本の力。[類]財力・経済力 **じりょく【磁力】**[名]磁石[じしゃく]がたがいに引きあったりしりぞけあったりする力。磁石と電流、電流と電流とのあいだにもはたらく。磁気力 **しりょふんべつ【思慮分別】**[四字漢語]深く考えをめぐらして判断すること。善悪や道理を判断する能力。「―をはたらかせる」 **しりん【詞林】**[名]①詩文を集めた書物。また、辞書。②詩人・文人の仲間。文壇[ぶんだん]社会。▽「林」は、多く集めたものという意味。 **じりん【辞林】**[名]ことばを多く集めて、注釈を加えた書物。辞書。 **シリンダー**[名]円筒状のもの。とくに、内燃機関・蒸気機関・ポンプなどで、ピストンが往復運動をする円筒形の部分。気筒。[cylinder] **しる【汁】**[名]①ものの中にふくまれている水分。ものからしぼりとった液。「みかんの―」②すいもの。つゆ。「みそ―」「すましーじる」③他人の苦労のおかげでえる利益のたとえ。「うまい―を吸う」 **しる【知る】**[四]①教えられて存在・意味・性質・価値などに気がつく。「事件をテレビで―」「はじを―」「国民の―権利」「知らず知らずのうちに」「自分の欠点を―」「V一を聞いて十を―」②経験する。「苦労を知らない」「恋[こい]を―」③親しくする。面識がある。「知らない人にはついていくな」 <674> ④かかわりをもつ。「どうなっても知らないよ」「おまえの知ったことではない」 知らざるを知らずとせよ 知らないことと知っていることの区別をはっきりさせるのが、ほんとうに知るということである。▽中国、「論語」から。 知らぬ顔の半兵衛 →「しらぬかお」 知らぬが仏 知ってしまうと心配したり腹を立てたりするが、知らなければ安心しておだやかな状態でいられる。▽すでに起こっていることをまったく知らない人をばかにしていうことば。 知らぬは亭主ばかりなり いちばん身近にいるのに事情に気づかず、平気でいるようす。その男をばかにしていうことば。妻の浮気を夫だけが気づかないことから。 知る人ぞ知る 事情にくわしい一部の人だけが価値を認めている。 知る者は言わず、言う者は知らず ものごとをよく知っている人はみだりに口を開かないものだ。知らない者ほどやたら発言したがる。▽中国、「老子」から。 知るや知らずや 知っているのか、知らないのかわからないが。 > **つかいわけ** 知る・分かる=「知る」は、しらせを受けたり、ものごとに気がついたりして、はっきりそれと認めること。「戦争が始まったことを知った」。「分かる」は、あれこれ入りまじっているものごとの内容が区別できるようになり、明らかになること。「こみいった事情が分かった」。 **シルエット**[名]かげ。かげ絵。また、全体の輪郭[りんかく]。[silhouette] **シルキー**[形動]絹のようにやわらかいようす。また、絹のようなつやがあること。「―タッチ」[silky] **シルク**[名]きぬ。絹糸。絹織物。[silk] **シルクハット**[名]黒い絹を張った筒形[つつがた]の帽子。男性の礼装用。[silk hat] **シルクロード**[名]内陸アジアを横断して、西アジア・地中海沿岸と中国を結ぶ、古代の東西交通路。漢の時代に開かれ、中国の特産物の絹(=シルク)が運ばれたことからこの名がある。絹の道。[Silk Road] **しるこ【汁粉】**[名]アズキのあんをとかしたあまいしるの中に、もちなどを入れた食べもの。[類]ぜんざい **しるし**[印・標] [名]①他と区別するためにつけるもの。記号やマークなど。「ペンでーをつける」「―ばんてん」②証拠[しょうこ]となるもの。あかし。「卒業記念の―」③あいず。信号。「赤は危険の―」④気持ちをあらわすこと。また、あらわしたもの。「ほんのお―ですが」「―ばかりの品」 **しるし**[徴・験] [名]①まえぶれ。きざし。「春の―」②ききめ。効果。「薬の―があらわれる」[類]効能[こうのう] > **つかいわけ** 記号・目印・標識・信号ほか=「記号」「符号」は、ともにきまった内容をあらわすために、きめておくしるし。「記号」は、言語や文字、あるいは交通信号などまでをふくむ。音声や字の形・色などの、感覚でとらえられるものによって、意味や観念をあらわす。その結合のしかたは社会的にきめられている。「符号」は、とくに数学で使うプラス・マイナスのしるしをいう。「マイナス符号」。「目印」は、求めるものが見てすぐわかるようにしたしるし。「目印はタバコ屋の看板だ」。「標識」は、区別を多くの人にはっきり見せるためのしるし。「交通標識」。「指標」は、状態を示すもの。多くは数で示される。「血圧は健康の指標だ」。「信号」は、通信のための記号。「停止信号」。 **しるしぼんてん【印半纏】**[名]えりや背に屋号や家紋などを染めぬいた、はんてん。職人などが着る。[類]はっぴ **しるす**[印す・標す] [四]①目に見えるような、はっきりとした形に残す。目じるしをつける。「第一歩を―」 **しるす**[記す] [四]①書きつける。また、あとを残す。「住所氏名を―」「心に―」 **ジルバ**[名]社交ダンスの一種。第二次世界大戦後、アメリカでおこった、テンポの速いリズムのおどり。▽jitterbugから。 **シルバー**[名・造語]①銀。銀製品。また、銀色。[silver]②高齢者。「―産業」「―パス」 **シルバーウイーク**[名]文化の日、一一月三日を中心とする休日の多い週。▽「ゴールデンウイーク」に対してつくられたことば。silver と week から。和 **シルバーシート**[名]老人やからだの不自由な人のために、電車やバスに設けられた優先席。▽silver と seat から。和 **しるべ【知る辺】**[名]しりあい。知人。「―をたよって上京する」 **しるべ【導・標】**[名]①道案内。みちしるべ。「地図を―に旅行する」②学問や生活をするうえでの手引き。案内。「人生のよき―とする」 **しれい**[司令] [名・スル]①軍隊や艦隊[かんたい]、警察や消防などを指揮・統率[とうそつ]すること。また、その役目の人。「―官」「軍―部」 **しれい**[指令] [名・スル]官庁や軍隊などで、上の人が下の者に指図[さしず]だしたり命令したりすること。また、その指図や命令。「―に従う」「緊急[きんきゅう]―を発する」 > **つかいわけ**→「命令」を見よ。 **しれい**[死霊] [名]→「しりょう」 **じれい【事例】**[名]①前例となる事実。「過去の―を参考にする」②実際に起こった一つ一つのことがら。「個々の―を検討する」[類]ケース **じれい【辞令】**[名]会社や役所で、採用・昇任[しょうにん]・異動についてのことがらを書いて本人にわたす文書。「―を受ける」 <675> ②応対の形式的なことばやあいさつ。いいまわし。「社交―」「外交―」▽「辞礼」は誤り。 **しれつ【熾烈】**[形動]勢[いきお]いが非常に激しいようす。「―な戦いが続く」[類]激烈▽「熾」はほのおが燃えたつようす。おもに、争いごとについて使う。 **じれったい**[形]思うようにならず、いらだたしい。もどかしい。「のんびりしたやりかたがー」 **しれもの【痴れ者】**[名]「おろかもの」「ばかもの」の古い言い方。 **しれる【知れる】**[下二]①しられる。「世間[せけん]に―」「人知れずなやむ」②しぜんとわかる。「うそをついてもすぐに―」 知れた事 言うまでもないこと。わかりきったこと。「言わずと―さ」 知れたもの 大したことはないもの。「退職金といってもーだ」 **じれる【焦れる】**[下二]思うようにならず、いらいらする。もどかしく思う。 **しれん【試練】**[名]精神力や能力などを厳しくためすこと。また、その力が問われる苦難。「―にたえる」 **ジレンマ**[名]両立させることも一方を選ぶこともできずに困っている状態にあること。板ばさみ。ディレンマ。[dilemma] **しろ【白】**[名]①雪や塩のような色。「―と言えば黒(=人の反対ばかり言うこと)」②囲碁[いご]で白いほうの石。実力が上の人、または後手で番の人が持つ。③無罪。潔白であること。「彼は―だ」「―黒[くろ]をつける」↔黒 **しろ【城】**[名]敵の攻撃[こうげき]を防ぐため、頑丈[がんじょう]に築いた大規模な建物。日本では中心に天守閣[てんしゅかく]を建て、まわりに石垣[いしがき]と堀[ほり]をめぐらす。「―跡[あと]」「自分の―(=自分だけの世界)にこもる」 **しろあり【白蟻】**[名]シロアリ目[もく]の昆虫[こんちゅう]。アリに似ているが白く、木材や家屋を食いあらす害虫。 **しろい【白い】**[形]①白の色である。また、白に近い色である。「―色の一人」↔黒い②どの色にも染まっていない。また、何も書いていない。「―ページ」 白い歯を見せる にっこりと笑う。「勝利に―」 白い目で見る 好意をもたない冷たい目で見る。冷たい態度をとる。 白い物 雪、または白髪[しらが]。「髪[かみ]にーがまじる」 **しろうと【素人】**[名]そのことを職業としていない人。また、その仕事に経験のとぼしい人。「―療法」「ずぶの―」[類]アマチュア↔玄人[くろうと]▽常用漢字表付表の語。 **しろうとくさい【素人臭い】**[形]いかにもしろうとらしい。しろうとのように見える。「―話しかな」 **しろうとげい【素人芸】**[名]経験の浅い、未熟な芸。また、職業でなく、趣味でする芸。 **しろうとばなれ【素人離れ】**[名]とてもしろうととは思えないほど、熟練していること。まるで専門家のようであること。「―の歌いぶり」「―したうで」 **しろうとめ【素人目】**[名]専門家でない、一般の見かた。常識的なふつうの評価。「―にもわかる」 **しろかき【代搔き】**[名]田植えの準備に、田に水を入れて土をくだき、たいらにならすこと。 **しろがね【銀】**[名]①ぎん。「―づくりのかんざし」②銀色。はくぎん。▽古くは「しろかね」と読む。白色の金属という意味。 **しろくじちゅう【四六時中】**[副]一日じゅう。いつも。「二人は―けんかしている」▽昔、一日を一二刻(=昼夜、各六刻)に区切って、「二六時中(=一日じゅう)」と言ったのにならって、四×六で二十四時間をあらわした言い方。 **しろくばん【四六判】**[名]書物の寸法の規格の一つ。ほぼ一八八×一二七ミリ。B6判よりやや大きい。▽昔の単位で、縦六寸で横四寸にあたることからも。→表「判型」 **しろくべんれいたい【四六駢儷体】**[漢文]漢文の文体の一つ。四字と六字の句を基本とする対句を多用し、朗誦[ろうしょう]にも適する技巧をこらした華麗[かれい]な文体。中国六朝の時代におこり、日本では奈良・平安時代に流行した。四六文。▽「駢儷」は、馬を二頭立てで走らせることで、対句をたとえたもの。 **しろくま【白熊】**[名]クマ科の哺乳動物。北極にすみ、からだは白毛でおおわれ、クマの中で最大。北極グマ。 **しろくろ【白黒】**[名]①写真や映画で、画面がカラーでないもの。モノクロ。「―のテレビ」②正しいか正しくないか。善悪。是非[ぜひ]。また、無罪か有罪か。「―をつける」↔黒白[こくびゃく]③『目を白黒させる』の形で おどろいたり苦しんだりして、目をぱちくりする。「あめ玉を飲みこんで目をーさせる」 **しろざけ【白酒】**[名]米こうじなどからつくるどろりとした白い酒。あまくてかおりが強い。多く、ひな祭りに用いる。 **しろじ【白地】**[名]紙や布などの地色[じいろ]の白いこと。また、白い色の下地[したじ]にた。 **しろしょうぞく【白装束】**[名]白ずくめの服装。神事や凶事[きょうじ]のときに用いる。 **じろじろ**[副]遠慮[えんりょ]もなく、失礼な感じで見つめるようす。「―見られるのはいやだ」 **シロップ**[名]砂糖[さとう]や水あめをにつめた、あま味の強い液。果汁[かじゅう]や香料[こうりょう]などを加えたものもある。[syrap] **しろっぽい【白っぽい】**[形]白色がかっている。白みをおびている。「―服を着ていた」 **しろバイ【白バイ】**[名]交通とりしまりの警察官が乗る、白い色の大型のオートバイ。 **しろはた【白旗】**[名]①白色の旗。また、降伏の意志をあらわす旗。「―をかかげる」②源氏[げんじ]の旗。▽平家[へいけ]は赤旗。▽「しらはた」とも。 **しろぼし【白星】**[名]①すもりの星取り表で、勝ったときにつける白い星形または丸のしるし。②てがらを立てること。「―をあげる」→黒星 **シロホン**[名]木琴[もっきん]。シロフォン。[xylophone] <676> しろみ **しろみ【白身】** 卵の透明[とうめい]な部分。熱すると白くなる。卵白質。[黄身] ②魚の肉などの白いもの。また、タイやヒラメなどの肉の白い魚。[赤身] ③木材の白い部分。[圏]白太[しらた]。[赤身] **しろみそ【白味噌】** こうじを多く使ったみそ。色が白くてあまい。「―じたて」→赤みそ **しろむく【白無垢】** 上着も下着も白一色の服装。とくに、和装の白い花嫁[はなよめ]衣装[いしょう]。 **しろめ【白目・白眼】** ①目の玉の白い部分。「―をむく」→黒目[くろめ]が ②他人に対する冷たい目つきや態度。白い目。「―で見る」 **しろもの【代物】** 人物や品物を評価をこめてさすことば。ふつう、低くいやしめたり皮肉をこめたりして使う。「あきれた―」「彼はなかなかの―だ」 **しろん【試論】** 試みに述べた論説。また、小論。 **じろん【持論】** 常[つね]づね主張している独自の意見。「長年の―」[類]持説[じせつ] **しわ【×皺】** 皮ふ・布・紙などが、たるんだり縮んだりして、表面にできる細いすじ目。「ズボンのー」「ひたいに―を寄せる」 **しわい【×吝い】** けちである。しみったれている。「―奴[やつ]だ」 **しわがれごえ【×嗄れ声】** かすれてよく聞きとれない声。しゃがれごえ。 **しわがれる【×嗄れる】** 声がかすれる。しゃがれる。「風邪[かぜ]で声が―」 **しわくちゃ【×皺くちゃ】** [形動]ひどくしわが寄っているようす。しわだらけのようす。「―な手」 **しわけ【仕分け】** 種類別に分けること。区分。「郵便物を―する」 **【仕訳】** 簿記で、貸し方[かしかた]と借り方[かりかた]の項目[こうもく]に分けて記入すること。「―帳」 **しわける【仕分ける】** それぞれにとり分ける。区別する。「色でー」 **しわざ【仕業】** 目的や意志をもってしたこと。おこない。「彼の―にちがいない」▽よくないことについていうことが多い。 **じわじわ** 少しずつ、目立たないがたしかに状態が変化するようす。「―と追いつめる」 **しわす【師走】** 陰暦[いんれき]一二月のこと。極月[ごくげつ]。「しはす」とも。▽常用漢字表付表の語。 **しわぶき【×咳】** 「せき」「せきばらい」の古い言い方。「会場は―一つしない」 **しわよせ【×皺寄せ】** ものごとの矛盾[むじゅん]や失敗を、弱いところへおしつけ、きりぬけようとすること。また、それによって受ける影響[えいきょう]。「財政の失敗を国民に―する」「―がくる」 **じわり【地割り】** 土地の区分け。わりふり。また、区分けした土地。 **じわれ【地割れ】** 地震やひでりなどのため、地面が割れること。また、地表にできる割れ目。 **しん[心]** 五臓の一つ。からだに血液を送り出す器官。心臓。②知・情・意のはたらきの根本となるもの。肉体に対する精神。こころ。「―がつかれる」[身]③こころの底にあるほんとうの気持ち。「―からかわいい」 ④まんなか。また、ものごとのだいじな部分。▽「芯[しん]」に通じる。 [シン] 心音[しんおん] 心室[しんしつ] 心不全[しんふぜん] 強心剤[きょうしんざい]②心境[しんきょう]、心情[しんじょう]、心身[しんしん] 安心[あんしん] 感心[かんしん]③心胸[しんきょう]、心底[しんそこ] 内心[ないしん] 腹心[ふくしん]④心棒[しんぼう] 核心[かくしん] 中心[ちゅうしん]、 こころ 心構え[こころがまえ] 心細い[こころぼそい] 親心[おやごころ] **しん[申]** ①目上の人に言う。②十二支の第九番目。さる。 [シン] 上申[じょうしん]、内申[ないしん]②庚申[こうしん] 壬申[じんしん] もうす 物申[ものもう]す 申込書[もうしこみしょ] 申[もう]し子[ご] 申楽[さるがく] **しん[伸]** のばす。[縮]・[屈]②手紙文で、申しのべる。[類]申 [シン] ②伸縮[しんしゅく] 伸長[しんちょう]、伸展[しんてん] 屈伸[くっしん]②追伸[ついしん] 伸[しん]のべる 欠伸[あくび] のびる・のばす 草が伸[の]びる 背伸[せの]び/引き伸[の]ばす **しん[臣]** 主君に仕える者。けらい。また、家来[けらい]が自分をさす語。「君側のー」[君] [シン・ジン] 臣下[しんか] 臣民[しんみん] 忠臣[ちゅうしん]、/大臣[だいじん] ●朝臣[あそん] 大臣[おおおみ] **しん[身]** ●人間のからだ。②みのうえ。自分。③もののなかみ。本体。 [シン] 身体[しんたい] 身長[しんちょう]、全身[ぜんしん] 等身大[とうしんだい]②身上[しんじょう] 身辺[しんぺん] 自身[じしん] 転身[てんしん] 立身出世[りっしんしゅっせ]③銃身[じゅうしん]、刀身[とうしん] 身[み]の程[ほど] 身軽[みがる] 身振[みぶ]り 受[う]け身[み] 身体[からだ] **しん[信]** ①うそいつわりがないこと。まこと。[圏]誠[せい]②疑わないで信じること。「国民に―を問う」「彼には―を置いている」[疑]③しらせ。たより。「「信じる」を見よ。 [シン] ①信義[しんぎ] 忠信[ちゅうしん]、背信[はいしん]②信用[しんよう] 信頼[しんらい] し <677> **しん[神](神)** [神神神神] ネ・5画 全9画 ①かみ。②人間の力のおよばない、ふしぎな力。「技、―に入[ぃ]る」③こころ。たましい。 シン・ジン 神仏[삯] 神話[ㄟ]鬼神[点]/神宮[災]神社[天神] 明神[段],②神聖 神秘[吸]失神[神妙”]/神通力[毙],③神経[確信] 精神[自信]半信半疑[钆]③信号[42] 信書[낢] 音信[號]通信[い] 信天翁[あたちどり]信楽[繇](地名)信濃[〝]信田[一礼](地名) かみ・かん・こう 神業[診] 女神”/神無月神主[し]/神々[こうごう]しい *お神酒*神楽[かぐら]神子神輿海神[淼] **しん[真](眞)** [真真真真] 目・5画 全10画 ◎うそいつわりのない。ほんとう。「―の教育者」「辺りは―のやみ」 [鬨]実 [↔]偽・仮 ②まじりけがなく、純粋[んな]。生まれたままの、しぜんな。③書道で、字画をくずさない書きかた。楷書[訟]。 シン ①真価[虼]真偽[甏] 真実[닺] 真理[覧] 写真 ②真紅[ㄍ]真空[띿]純真天真爛漫[찼] ③真行草[んぎょう]真字[しん] ま 真に受ける 真心[こ”]真っ先 真名[は] 真[ぇ~]と真砂真面目[まじゃ]*真っ赤[**]*真っ青[きゃ]真似[は] **しん[針]** [針針針針] 金・2画 全10画 ●ぬいばり。②計器の目盛りや方向を示すはり。③はりのように細長く、さきのとがったもの。 シン ②針小棒大,運針[넜]②針路指針[に]~長針,秒針,方針 ③針葉樹[띿ょぅ] 避雷針[いい] はり 針仕事[と]縫い針 針魚[さょり]針孔[ぁど] 金針 **しん[深]** [深深深深] ・8画 全11画 ◎表面から底や奥[ぉく]までの距離が長い。おくふかい。ふかさ。 [浅] ②程度が激しい。 シン ①深意深遠[찼] 深海[핬] 深窓[紥] 深夜[水深]深夜[深刻]深謝[深夜] ふかい 深い霧 奥深[ぐ]い 欲深 ふかまる・ふかめる 秋が深[ふか]まる/認識を深[ょぉ]める 深山深雪[みを] **しん[進]** [進進進進] ・8画 全11画 ◎前の方へ行く。すすむ。 [退] ②上級へあがる。よくなる。 [関]昇[しょう]③さしあげる。 シン ②進行[弘]進出,進退[訟] 行進前進[しん] ②進化[氅]進学[微]進歩昇進[焱],躍進[ぶ] ③進言[ル] 進呈進物[以]寄進[ん] すすむ・すすめる 突っ[き]進む/会議を進[すす]める 二進[祈っ]も三進[がっ]も **しん[森]** [森森森森] 木・8画 全12画 ●木がたくさんしげっているところ。また、ものの数が多いさま。②おごそか。ひっそりと静かなようす。 シン 森々 森羅万象[恐いよう]森林[點] ②森閑 森厳 もり 鎮守の森[もり] **しん[新]** [新新新新] 斤・9画 全13画 ①あたらしい。あたらしくする。「―の正月(=新暦[説]の正月)」 [↔]旧 ②中国の王朝名。 シン 新車 新設[虬] 新鮮[핬] 革新 最新[点] あたらしい・あらた・にい 新[ぁた]らしい年/新[ぁら]たに出直す/新妻新盆[恋] 新地新湯新羅新嘉坡 新発意[弘]一風[う]一匹[う](=出家[乩ゅっ]したての人) **しん[親]** [親親親親] 見・9画 全16画 ●父母。おや。 [↔]子・児 @みうち。血縁[結]。したしい。したしむ。 [↔]疎[ぇ]④本人がする。自分で。⑤天皇がみずからおこなう。 シン ②親権[밠] 両親[냣],②親族[乱]親類[乱] 近親[肉親]親愛[虬] 親切[赀] 親疎[ん]親友[懇親] 親展[ㄍ] 親筆[親告ㄍ]親書[닔] 親閲[삯] 親署 おや 親会社[や]親分 父親 したしい・したしむ 親[しょ]しい友/灯火に親[しょ]しむ ●親[ちか]しい親[みずか]ら(天皇の行為に[に]用いる) **しん[辛]** [辛辛辛辛] 全7画 ② 辛・画 ①からい味。からみ。②つらい。てきびしい。③やっとのことで。④十干[鷲]の第八。かのと。 シン 香辛料 ②辛苦辛酸[핬] 辛抱[贶] 辛労 ③辛勝[乩”]④辛亥革命 からい 塩辛[い] せち辛[い] 辛[っょ]い辛未辛夷[ょじ] **しん[侵]** [侵侵侵侵] イ・7画 全9画 他の領分にはいりこむ。おかす。 シン 侵害[~] 侵攻[띿]侵食[ㄣˇ]侵入[毆],侵犯[땄] 侵略[~~]不可侵 おかす 権利を侵[ぁぁ]す **しん[浸]** [浸浸浸浸] 7画 全10画 ①水につかる。ひたす。②水がしみこむ。 シン ①浸出液[乱しゅっ]浸水[訟]②浸潤浸食[乩] <浸透浸入[?] ひたす・ひたる 染料に浸[ぃぇ]す水浸[粋]し/感激に浸[る]入り浸[び]たる ●浸[っ]かる浸[っ]ける <678> しん <浸透[しんとう] 浸入[しんにゅう] ひたす・ひたる 染料に浸[ひた]す 水浸[みずびた]し/感激に浸[ひた]る 浸[つ]かる 浸[つ]ける **しん[津]** ●ふなつき場。みなと。②たえずわきでて、あふれるようす。 [シン] ②興味津々[きょうみしんしん] つ 津々浦々[つつうらうら] 津波[つなみ] 津軽[つがる] **しん[唇]** くちびる。 [シン] 唇音[しんおん] 口唇[こうしん] 紅唇[こうしん] 読唇術[どくしんじゅつ] くちびる 上唇[うわくちびる] **しん[娠]** 子供ができる。みごもる。 [シン] 妊娠[にんしん] **しん[振]** ●上下、前後、左右にふり動かす。ふる。ふるえる。②盛[さか]んになる。ふるいおこす。 [シン] ①振動[しんどう] 振幅[しんぷく] 振鈴[しんれい] 三振[さんしん] ②振起[しんき] 振興[しんこう] 不振[ふしん] ふる・ふるう 番号を振[ふ]る 大振[おおぶ]り 振替[ふりかえ] 振付[ふりつけ]/権力を振[ふる]う **しん[紳]** 地位や教養のある、りっぱな男性。▽もと、高貴な人が礼装に用いる太い帯のこと。 [シン] 紳士[しんし] 紳商[しんしょう] 貴紳[きしん] **しん[診]** 医者が病気のぐあいを調べる。 [シン] 診察[しんさつ] 診断[しんだん] 診療[しんりょう] 往診[おうしん] 検診[けんしん] みる 脈を診[み]る **しん[寝](寢)** 横になってねる。「―につく」 [シン] 寝具[しんぐ] 寝室[しんしつ] 寝食[しんしょく] 寝台[しんだい] 就寝[しゅうしん]、 ねる・ねかす 早く寝[ね]る 寝床[ねどこ]/赤ん坊を寝[ね]かす ●寝[い]を寝[ぬ]る 熟寝[うまい] **しん[慎](愼)** 気をつけてひかえめにする。 [シン] 慎重[しんちょう] 戒慎[かいしん] 謹慎[きんしん] つつしむ 行動を慎[つつし]む 慎[つつし]み深い 慎[つつま]しい 粛慎[みしはせ](地名) **しん[審]** ●くわしく調べて、はっきりさせる。②裁判の「審理」の略。③「審判」の略。 [シン] 審議[しんぎ] 審査[しんさ] 審美眼[しんびがん]。不審[ふしん]②結審[けっしん] 控訴審[こうそしん] 再審[さいしん]③球審[きゅうしん]、主審[しゅしん] 塁審[るいしん] 審[つまび]らか **しん[震]** ●ゆれうごく。ふるえる。②「地震[じしん]」の略。 [シン] 震撼[しんかん] 震天動地[しんてんどうち] 震動[しんどう]②震源[しんげん] 震災[しんさい] 震度[しんど] 強震[きょうしん]、耐震[たいしん] 余震[よしん] ふるう・ふるえる 大地が震[ふる]う 身震[みぶる]い/怒[いか]りに震[ふる]える 震[ふる]え声[ごえ] **しん[薪]** 燃料用の木。たきぎ。 [シン] 薪水[しんすい] 薪炭[しんたん] 臥薪嘗胆[がしんしょうたん] たきぎ 薪[たきぎ]を拾う 薪能[たきぎのう] 薪割[まきわ]り **しん[辰]** ●十二支の第五番目。たつ。②日。時節。③天体。太陽・月・星。 [シン] 辰刻[しんこく] ②芳辰[ほうしん] 良辰[りょうしん]、③辰宿[しんしゅく] 星辰[せいしん] 北辰[ほくしん] たつ 辰年[たつどし] 辰巳[たつみ] **しん[晨]** 夜明け。あさ。 [シン] 晨光[しんこう] 晨星[しんせい] 晨旦[しんたん] 晨朝[しんちょう] **しん[晋](晉)** すすむ。②中国の国名・王朝名。 [シン] ②晋書[しんじょ] 西晋[せいしん] 東晋[とうしん] **しん[秦]** 中国の国名。▽「奏[そう](=かなでる)」は別字。 [シン] 秦皇[しんのう] 秦篆[しんてん] 秦皮[とねりこ] **しん[榛]** ①植物のハシバミ。②雑木がしげるようす。また、雑木林。 [シン] ②榛々[しんしん] <679> **しん[槙](槇)** [槙槙槙槙] 常緑樹をまとめた呼び方。まき。 **しん【臣/信/神/真/寝/新/x秦】** [名]⇨漢字項目を見よ。 **しん【芯】** [名]ものの中心。 のの中心。とくに、中心にあるかたい部分。「バットのーに当たる」「えんぴつのー」「―のあるごはん」 ②ろうそくや石油ストーブなどで、火をつけるところ。▼もと、灯心に使う草の名。「藺、」の別名で、トウシングサ。 **じん[人]** [人人] ●ひと。また、ひとを数えることば。▽数えるときには、「リ」「ニン」と読む。②職業・地域[ゅき]・国籍などで分類して呼ぶときのひと。 ジン 人格[び] 人権 人口[張] 人生 個人 ②英国人[忌]、関西人[き]、経済人[眾]、芸能人[ぶ]。,新聞人[だ] ニン 人間[恋]人情,人数 人体[碼]他人[病人哗],②案内人[唸]、保証人[咒よう] ひと 人影 恋人 旅人[悠] 商人[あきんど] 主人[あるじ]*大人[もとな]*玄人[5] *素人 *仲人[なこらど] *一人[ひとり]一人[ふたり]*若人[わこうど] **じん[仁]** [仁仁仁] ◎貧乏[嘅]人・病人・愚者[じゃ]など、どんな人々に対してもその人を心の底から仲間として親しみ思いやる気持ち。いつくしみ。なさけ。「[V]宋襄のー」▽孔子[にう]の説いた儒教[誌]』では、五常(=仁・義・礼・智[ぁ]・信)のうち、とくに「仁」を道徳思想の中心としている。「巧言令色鮮[ずくな]し―」②ひと。人物。③果実の種子の内部。さね。▼「仁王[巡り]」は「二王」と いう意味。 ジン・仁愛仁義仁慈仁術[戚っ]仁政[じん] 一視同仁[ˇ]②御仁[朴]念仁[虎] ③亜麻仁油[まに] 杏仁,仁果仁俠”仁徳 **じん[刃]** [刃刃] 刀・1画 全3画 ●刀の切れる部分。は。やいば。②はもので傷つけ、殺す。 ジン ①凶刃,白刃[跟]②自刃 は 刃を研ぐ刃物[の]二枚刃[吹まい] 刃[ゃい]刃傷 **じん[尽](盡)** [尽尽尽尽] 尸・3画 全6画 ⊕なくなる。つきる。全部出しきる。②みそか。「八月―」 ジン ①尽力、一網打尽[筑],自尽無尽蔵[理不尽さん]②尽日[號] つくす・つきる・つかす 手を尽[っ]くす 心尽[だぁ]くし/運が尽[っき]る/愛想[もぃ]を尽[っ]かす 尽[とと]ごとく **じん[迅]** [迅迅] ・7画 全10画 進みかたがはやい。 ジン 迅速[び]獅子奮迅[糺ん]疾風迅雷 迅[はゃ]い迅風[一はや] **じん[甚]** [甚甚甚甚] 甘・4画 全9画 ふつうの程度をひどくこえている。 ジン 甚大[~] 激甚[蹊] 幸甚深甚[众] はなはだ・はなはだしい 甚[はなはだ]迷惑/甚[はなはだ]しい損害 甚[いた]く甚[いとど] **じん[陣]** [陣陣陣陣] ●戦いに備えて、兵を配置すること。軍隊のいるところ。また、人々の集まり。「―を張る」「背水の―」②いくさ。合戦[焓]。「大坂夏の―」③にわかにおし寄せるもの。 ジン ⊙陣営[蕊] 陣地[煚]円陣[驳] 敵陣[に]布陣[報道陣悶ょぅ]②陣没[既]出陣[忌],戦陣[陣痛] 一陣の風 殺陣[て] **じん[尋]** [尋尋尋尋] 寸・9画 全12画 ●ききただす。たずねもとめる。②つね。ふつう。③海の深さを測る単位。ひろ。一尋は、両手を広げた長さで、六尺(約一・八メートル)。 ジン ①尋問②尋常, たずねる 道を尋[たず]ねる尋[たず]ね人 ●尋[っ]いで千尋[は”]の海 **じん【臣/神】** D「しん」 **じん【仁/陣】** [名]→漢字項目を見よ。 **ジン** [名]洋酒の一つ。オオムギなどを発酵させて、ネズの実などでかおりをつけた透明な蒸留酒。「―トニック」「gin **しんあい** [□]【信愛】[名] ①〈名・スル〉信じて愛情をそそぐこと。信用し、愛すること。 ①〈名〉信仰と愛。 **しんあい** [目]【親愛】[形動]親しみや愛情を感じていること。「―の情」「―なる諸君」 **じんあい【仁愛】** [名]親しみ思いやる心をもって、広く人を仲間と思い、愛すること。「―に満ちた心」 [類]慈愛 **じんあい【×塵埃】** [名]①ちりや、ほこり。ごみ。「―にまみれて働く」 ②俗世間」のけがれやわずらわしさ。「世のーからのがれる」 <680> **しんあん【新案】**[名]くふうして新しく考えだしたもの。新しい思いつきでつくられたもの。「―特許」 **しんい**[心意] [名]心に思うこと。精神。 **しんい**[真意] [名]秘められたほんとうの気持ち。また、ほんとうの意味。「―をくみとる」「―は別にある」[類]本音[ほんね] > **つかいわけ**→「本心」を見よ。 **しんい**[深意] [名]表面に出ない深い意味やわけ。 **しんい【神意】**[名]神の心。神の意志。 **じんい【人為】**[名]自然のままでなく、人間の力が加わること。「―的に雪を降らせる」[類]人工 **しんいき【神域】**[名]神社の境内[けいだい]。「―をはききよめる」 **しんいり【新入り】**[名]新しく仲間にはいること。また、その人。「―の部員」[類]新参[しんざん] **しんいん【真因】**[名]ことがらや事件などのほんとうの原因。「事件の―を探る」 **じんいん【人員】**[名]人数。とくに、ある集団を構成する人の数。「―を確保する」「―整理」 **しんいんひょうびょう【神韻縹渺】**[四字漢語]すぐれたふしぎなおもむきが、辺りいちめんに広がるようす。「―たる作品」▽詩文などについていう。 **しんうち【真打ち】**[名]落語などの寄席[よせ]で、最後に出演する、芸のもっともすぐれた人。また、その資格のある人。「―昇進」↔前座[ぜんざ] **しんえい【新鋭】**[名]新しく出てきて、勢いの盛[さか]んなこと。また、新しくて能力のすぐれた人やもの。「―機器」「テニス界のー」[類]新進気鋭[しんしんきえい]↔古豪 **じんえん【人煙】**[名]人家からたちのぼる炊事[すいじ]のけむり。また、人家があること。「―まれな山中」 **しんおう【深奥】**[形動]奥深[おくぶか]いこと。また、奥深いところ。「芸の―をきわめる」[類]深遠 **しんおう【震央】**[名]地震の震源の真上にあたる地表上の地点。 **しんおん【心音】**[名]心臓の鼓動の音。 **しんか【臣下】**[名]君主に仕える人。家臣。けらい。 **しんか【真価】**[名]人やものがもっている、ほんとうの価値。「―を発揮する」「―を問われる」[類]本領 **しんか【深化】**[名・スル]程度がさらに深まること。また、深めること。「研究を―する」 **しんか【進化】**[名・スル]長い年月のあいだに、生物がしだいに変化していくこと。一般に、進歩して複雑・高度になり、多様化すること。だんだんとすぐれた方向へと発展していくこと。[類]進歩↔退化 **じんか【人家】**[名]人の住んでいる家。「―が密集している」[類]人屋[ひとや] **シンガー**[名]歌手。声楽家。「ジャズー」[singer] **シンガーソングライター**[名]自分で作詞・作曲した曲を自分で歌うポピュラー音楽の歌手。[singer songwriter] **しんかい【深海】**[名]深い海。二〇〇メートル以上の深さの海。「―探査」↔浅海 **しんがい【心外】**[形動]期待にはずれるような、予想しなかった結果を残念に思うようす。「きみに疑われるとは―だ」[類]不本意 > **つかいわけ**→「意外」を見よ。 **しんがい【侵害】**[名・スル]他人の権利や利益をおかし、損害をあたえること。「人権―」 **しんがいかくめい【辛亥革命】**[名]一九一一年、中国最後の王朝、清[しん]がほろびた革命。軍隊の反乱で始まり、翌年[よくねん]、孫文[そんぶん]が中心となって中華民国を建てた。▽一九一一年が、干支で辛亥(かのとい)にあたることから。 **しんかいぎょ【深海魚】**[名]水深二〇〇メートル以上の深海にすむ魚類。チョウチンアンコウやハダカイワシなど、特殊な形をしたものが多い。 **じんかいせんじゅつ【人海戦術】**[名]機械に頼らず、多くの人手をかけることで効果を挙げようとするやりかた。「―でごみを収集する」 **しんかいち【新開地】**[名]新しく切り開いた土地。また、新しく開けて市街地となった場所。 **しんがお【新顔】**[名]新しく仲間入りした人。新しい顔ぶれ。ニューフェイス。「マスコミに登場した―」[類]新人・新参↔古顔 **しんがく【心学】**[名]江戸時代の道徳思想。石田梅岩[いしだばいがん]が始め、神道[しんとう]・仏教・儒教[じゅきょう]を合わせた教えを、人々にやさしいことばで説いた。石門心学。 **しんがく【神学】**[名]キリスト教の教えや信仰[しんこう]について研究する学問。 **しんがく【進学】**[名・スル]上級の学校へ進むこと。 **じんかく【人格】**[名]一人の人間としての値打ち。ものごとを正しく判断する力や道徳をそなえていること。「―を養う」「彼は―者だ」 > **つかいわけ** 人柄・人格・人品[じんぴん]=「人柄」は、その人の生まれつき示す性質や品のよさ。「人格」は、正常な判断力や道徳心をもっていると認められる一個の人間としての資格。「子供の人格を認める」。「人品」は、見た目で知られるその人の品の高さ。「人品いやしからぬ人物」。 **しんかくか【神格化】**[名・スル]神のようにたてまつって敬うこと。「天皇を―する」 **じんかい【塵芥】**[名]ごみ。ちりあくた。「―焼却炉[しょうきゃくろ]」 **じんかい【塵界】**[名]けがれたこの世。俗世間[ぞくせけん]。 **じんかくしゃ【人格者】**[名]人格のすぐれたりっぱな人。「―の評判が高い」 **じんがさ【陣笠】**[名]下級の武士が、かぶとの代わりににかぶったかさ。また、それをかぶった下級武士。「―姿の足軽[あしがる]」▽「陣笠議員」や「陣笠連[れん]」などと、平[ひら]の代議士をさすこともある。 <681> **しんがた【新型・新形】**[名]新しく改良された型。「―の車を買う」[類]新式▽多く、「新型」と書く。「新形」は、新しい形式という意味で使う。 **しんがっこう【神学校】**[名]キリスト教の教えを学び、牧師や神父[しんぷ]を養成する学校。 **しんかなづかい【新仮名遣い】**[国語]「現代仮名遣い」に同じ。現代の発音にもとづいた書きあらわしかた。↔旧仮名遣い **シンガポール**[国]正式国名は、シンガポール共和国。東南アジアの、マレー半島のはしにある国。古くから中継ぎ貿易で栄えた。近年は工業化が進み、国際金融市場としても重要。面積約六二〇平方キロ。 **しんから【心から・芯から】**[副]心の底から。「―信じこんでいた」「―ふるえあがる」 **しんがり【殿】**[名]①列や順番などのいちばん最後。「登山隊の―を行く」②軍隊が退却[たいきゃく]するときに、いちばん後ろで敵を防ぐ部隊。「―をつとめる」[類]最後尾[さいこうび] **しんかろん【進化論】**[名]生物はすべて単純で小さな下等生物からしだいに進化発展したとする説。イギリスの生物学者ダーウィンによって体系づけられた。 **しんかん【心肝】**[名]こころ。こころの底。「くやしさがーに徹する」「―を砕[くだ]く(=苦心する)」▽心臓と肝臓という意味から。 **しんかん【神官】**[名]神社で神に仕える人。神主[かんぬし]。 **しんかん【森閑】**[形動]物音も聞こえず、静まりかえったようす。「―とした山の中」 **しんかん【新刊】**[名]新しく本や雑誌を発行すること。また、新しく発行された本や雑誌。「―書」「書店の―コーナー」[類]新版↔旧刊 **しんかん【新館】**[名]もとからある建物とは別に、新しく建てた建物。「ホテルの―へ案内する」↔旧館 **しんかん【震撼】**[名・スル]①ふるえうごくこと。「大地を―させる落雷の音」②人々をふるえあがらせるほど、おどろかすこと。「世界を―させた大事故」▽「震憾」は誤り。 **しんがん【心眼】**[名]ものごとのたいせつな部分を見きわめる、するどい力。「―を開いてよく見よ」 **しんがん【心願】**[名]神仏に対して、心の中で願うこと。心からの願い。「―をかける」「―成就[じょうじゅ]のあかつきには」[類]念願 **しんがん【真贋】**[名]ほんものと、にせもの。「―を見わける」[類]真偽[しんぎ] **じんかん(人間)到[いた]る所[ところ]青山[せいざん]あり** 世の中どこでも骨をうめる場所くらいはあるものだ。故郷だけが墓地ではないのだから、大きな野望をもって故郷をはなれ、ぞんぶんに活動すべきである。▽「人間[じんかん]」は世の中、「青山」は墓場のこと。 **しんきいってん【心機一転】**[四字漢語]あることをきっかけに、気持ちをよいほうに切りかえること。「―して勉強にはげむ」▽「心気一転」は誤り。 **しんかんせん【新幹線】**[名]日本の主要な都市を、時速二〇〇キロ以上のスピードで結ぶ鉄道。一九六四年にいはじめて開通した東海道新幹線のほか、山陽新幹線・東北新幹線・上越新幹線がある。 **しんき**[心気] [名]きぶん。きもち。「―がさえない」 **しんき**[心機] [名]心のはたらき。「―一転」 **しんき【新奇】**[形動]新しくてめずらしいこと。「―な趣向」「―をてらう」[類]斬新[ざんしん]↔陳腐[ちんぷ] **しんき【新規】**[名]いままでのものとは別に、規定に従って新しくすること。「―採用」「ど―さん(=新しい客)」 > **つかいわけ**→「新鮮」を見よ。 新規蒔き直し 改めて最初からやりなおすこと。「社長の交代で―をはかる」▽「新規巻き直し」は誤り。 **しんぎ【心技】**[名]精神面と技術面。すぐれた精神力と高度な技術。「―一体となる」 **しんぎ【神技】**[名]神のしわざとしか思われないような、非常にすばらしい技術やわざ。[類]神業[かみわざ] **しんぎ【信義】**[名]約束を守り、義務を果たすこと。「政治家は―を重んじるべきだ」 **しんぎ【信疑】**[名]信じることと疑うこと。 **しんぎ【真偽】**[名]ほんとうか、うそか。「記事の―を確かめる」「―のほどをただす」[類]真贋[しんがん]▽「信偽」は誤り。 **しんぎ【審議】**[名・スル]会議で細かいところまで検討し、相談すること。「―をつくす」「―未了」 **じんぎ【仁義】**[名]①人としてふみおこなうべき道徳や礼儀[れいぎ]。「―にもとる(=反する)」②やくざなどのあいだでおこなう、初対面のあいさつの方法。「―を切る」 **じんぎ【神祇】**[名]天地の神。天[あま]つ神と国[くに]つ神。神々。▽「神」は天の神、「祇」は地の神のこと。▽「神祗」は誤り。 **しんきくさい【辛気臭い】**[形]思いどおりにならなくて、じれったい。くさくさしてめいってしまう。「—仕事」 **しんきこうしん【心悸高進】**[名]心臓の鼓動が激しくなる症状[しょうじょう]。 **しんきじく【新機軸】**[名]いままでのものとはちがう、新しいくふうや方法。「混雑解消に―をうち出す」 **ジンギス・カン**[人]→「チンギス・ハン」 **ジンギスカンなべ【成吉思汗鍋】**[名]羊肉や野菜などを、中央の高くなった鉄のなべで焼いて食べる料理。ジンギスカン。 **しんきゅう【進級】**[名・スル]上の学年や等級に進むこと。「書道で初段に―する」 **しんきゅう【新旧】**[名]新しいものと古いもの。「世代が―入れかわる」 **しんきゅう【鍼灸】**[名]はりと、きゅう。「―院」 **しんきょ【新居】**[名]あらたに建てたり移転した住まい。とくに、結婚してはじめて住む家。「郷里でーを構える」↔旧居 **しんきょう【心境】**[名]心の状態。そのときの気持ち。「受賞後の―を語る」 **しんきょう【信教】**[名]宗教を信仰すること。 <682> しんきょう し **信教の自由** どんな宗教を信じようと自由で、だれからも迫害されたり、差別されたりすることはない。▽憲法二〇条によって保障されている。 **しんきょう【進境】** 進歩の状態や程度。上達するようす。「―いちじるしい」 **しんきょう【新教】** キリスト教の宗派の一つ。一六世紀の宗教改革運動によってできた。プロテスタント。[旧教] **しんきょうしょうせつ【心境小説】** 私小説[わたくししょうせつ]の一種。作者の日常生活をもとにして、自己を見つめ、その心境をえがく。志賀直哉[しがなおや]の「城[きの]崎[さき]にて」や尾崎一雄の「虫のいろいろ」など。 **しんきょく【神曲】** [作品]一三二一年。イタリア、ダンテの長編叙事詩。「地獄編」「煉獄[れんごく]編」「天国編」の三部から成る。作者が、ベルギリウスに次いで、ベアトリーチェに導かれて、地獄・煉獄を経て彼岸の世界に旅し、神の愛の深さを知る。「 La Divina Commedia」 **しんきろう【×蜃気楼】** 砂漠や海岸などで、そこにないものや風景があるように見える現象。気温のちがいによって、光が異常屈折[いじょうくっせつ]するために起こる。空中楼閣・海市[かいし]・貝楼[かいろう] **しんぎん【×呻吟】** 苦しんでうめくこと。うなること。「病床に―する」 **しんきんかん【親近感】** なんとなく親しく身近な感じ。親しみ。「主人公に―をいだく」 **しんきんこうそく【心筋梗塞】** 心臓の冠[かん]動脈の血液が、急に減少したり停止したりして、心筋の一部がはたらかなくなる病気。 **しんく【辛苦】** つらくて苦しいこと。「―をなめる」「粒々[りゅうりゅう]―」[類]辛酸[しんさん] **しんく【深紅・真紅】** こい赤色。まっか。「―のばらをおくる」「―の優勝旗」 **しんぐ【寝具】** ふとんやまくらなど、ねるときに使うもの。「―売り場」[夜具] **シング** 一八七一—一九〇九年。アイルランドの劇作家。イェーツらとともにアイルランドの文芸復興に力をつくし、国民劇場を創設した。代表作「西国の伊達男[だておとこ]」。「 John Millington Synge」 **じんく【甚句】** 日本の民謡[みんよう]の一つ。七・七・七・五の四句からなる。「秋田―」「すもうー」 **しんくう【真空】** ①気体のまったくない空間。「―パックで新鮮さを保つ」 ②からっぽな状態。[圏]空白 **じんぐう【神宮】** 「神宮」という社号をもつ、格式の高い神社。伊勢神宮・平安神宮・明治神宮など。▽社格をあらわす「社号」には、大神宮・神宮・神社・社などがある。 **しんくうかん【真空管】** 真空にしたガラス管の中に、電極を入れたもの。電気器具に使われる。 **しんくうちたい【真空地帯】** [小説]一九五二年。野間宏[のまひろし]の長編小説。軍隊内部の腐敗[ふはい]や非人間的な本質をあばきだしたもので、無実の罪を着せられた一兵卒が、自分をおとしいれた人物をさぐるかたちでストーリーが展開する。 **シンクタンク** いろいろな分野の専門家を集め、大規模な事業計画の調査や研究などをする組織。頭脳集団。「 think tank」 **シングル** 独身者。結婚していない者。②一人用の。「ールーム」「―ベッド」[ダブル]③ズボンのすその折りかえしのないもの。[ダブル] ④上着[うわぎ]やコートのうちあわせが浅くて、ボタンが一列だけついているもの。[ダブル] ⑤「シングルヒット」の略。◎ゴルフで、ハンディキャップが一○未満であること。「 single」 **シングルス** テニス・バドミントン・卓球[たっきゅう]などで、一人対一人の試合。[ダブルス]「 singles」 **シングルヒット** 野球で、打者が一塁まで進める安打。単打。ワンベースヒット。[ロングヒット]「 single hit」から。 **シンクロトロン** 原子核の研究に使われる荷電粒子を、磁場[じば]の中でくり返し加速する装置。「 synchrotron」 **シンクロナイズドスイミング** 水泳競技の一つ。音楽に合わせて泳ぎながらおどり、技術や芸術性などを競[きそ]う。シンクロ。▽「シンクロナイズド」は、調和したという意味。「synchronized swimming」 **しんけい【神経】** ①からだ全体に広がっている糸状の器官。脳からの命令を各部分に伝えたり、からだの各部分が受けた刺激[しげき]をを脳に伝えたりする。「運動―」「視―」 ②ものごとを感じる心のはたらき。「―がこまやかだ」 **しんけい【心敬】** [人]一四〇六—七五年。室町中期の連歌師。正徹[しょうてつ]の弟子に。連歌論「ささめごと」などで、仏法[ぶっぽう]・和歌・連歌は、道としては一つであると説き、「幽玄[ゆうげん]」の境地を唱えて、のちの宗祇[そうぎ]らに影響[えいきょう]をあたえた。句集「芝草[しばくさ]」。 **しんけいこうはいく【新傾向俳句】** 河東碧梧桐[かわひがしへきごとう]が明治末から大正初期に唱えた、定型や季語にとらわれないで実感を重んじる俳句。 **しんけいしつ【神経質】** [形動]外の刺激[しげき]や変化を感じやすく、ささいなことも気になる性質。 **しんけいすいじゃく【神経衰弱】** 神経が過敏[かびん]になって、不眠・頭痛・めまいなどをおこし、感情が不安定になる。②トランプ遊びの一つ。裏返しのカードから、同じ数字のカードを二枚あるいは四枚あてるもの。 **しんけいつう【神経痛】** 神経に痛みの起きる症状。肋間[ろっかん]神経痛・坐骨[ざこつ]神経痛など。 **しんげき【進撃】** 前進して敵にせめかかること。「快―をくりひろげる」[圏]突撃[とつげき]・進攻[しんこう] **しんげき【新劇】** 歌舞伎・新派劇に対して、明治の末に西洋の影響[えいきょう]を受けておこった近代演劇。▽島村抱月[しまむらほうげつ]・小山内薫[おさないかおる]らにより始まる。 **しんげつ【新月】** 太陽と月と地球が一直線上に並んで、地球からは月が見えない状態。[満月] <683> **しんげき【神】**[名]神の芝居。 **しんけん**[真剣] [名・形動]①〈名〉木刀[ぼくとう]やしないではなく、ほんものの刀。「―で勝負する」②〈形動〉本気なようす。「転職を―に考える」 **しんけん【親権】**[名]親が子供の保護・監督・教育などに関してもっている権利や義務。 **しんげん【進言】**[名・スル]目上の人に対して意見[いけん]を申しのべること。「社長に―する」[類]上申・献言[けんげん] **しんげん【森厳】**[形動]ふんいきが非常に厳しくおごそかなようす。「境内[けいだい]の―な静けさ」[類]厳粛[げんしゅく] **しんげんち【震源地】**[名]地震が起こった地点。▽事件やうわさの起こった場所をさすことも。 **しんげんぶくろ【信玄袋】**[名]底に厚紙を入れ、口をひもでしめるようにした布製の大きな手提げ[てさ]げぶくろ。合切[がっさい]ぶくろ。▽明治中期に旅行用として用いた。 **しんげん【震源】**[名]地震が起こったとき、地下で最初に震動した場所。 **しんげん【箴言】**[名]いましめや教訓となる句やことば。格言。アフォリズム。「―集」 **じんけん【人絹】**[名]「人造絹糸[けんし]」の略。絹糸に似せてつくった人工の繊維[せんい]。レーヨン。↔正絹[しょうけん]・本絹 **じんけん【人権】**[名]人が生まれながらにもっている自由・平等・生命などを保障される権利。「基本的―」「―蹂躙[じゅうりん]」 **しんけんざい【新建材】**[名]各種化合物でできた建築用の材料。軽くてじょうぶで、あつかいやすい。プリント合板・ビニールクロスなど。 **しんげんじつは【新現実派】**[国語]大正後期の文学傾向[けいこう]の一つ。自然主義や白樺[しらかば]派などに対して、知的な現実把握と心理描写に特色をもつ。芥川竜之介[あくたがわりゅうのすけ]やけ・広津和郎[ひろつかずお]ら。 **じんけんじゅうりん【人権蹂躙】**[四字漢語]基本的な人間としての権利を無視すること。不法な行為によって人権をふみにじること。 **しんけんしょうぶ【真剣勝負】**[名]命がけで勝ち負けを争ったり、仕事にぶつかったりすること。本気でものごとにあたること。 **しんけつ(心血)を注[そそ]ぐ** 出せるかぎりの力をつくして、ものごとにあたる。「心血を注いで仏像をほる」▽「心血」は、全精神と全肉体のこと。 **しんけんせいじ【神権政治】**[名]王が、神の代理としておこなう政治。占[うらな]いや宗教にもとづき支配する。古代中国や古代オリエントなどに見られる。 **じんけんひ【人件費】**[名]労働に対してしはらわれる費用。給料や手当てなどのこと。「―がかさむ」 **しんこ【新香】**[名]つけものの。こうこ。香[こう]のもの。おしんこ。 **しんご【新語】**[名]①新しくつくられたり、あらたに使われるようになったことば。「時代とともに―もふえる」②教科書などで新しく学習することば。[類]新出語 **じんご【人後】**[名]他人のあとになること。他人の後ろ。下位。 人後に落ちない 他人に比べて、ひけをとらない。おとらない。「読書量では―」 **じんご【人語】**[名]人間の話すことば。また、人の話し声。「―を解する猿[さる]」 **しんこう【信仰】**[名・スル]神や仏を信じて敬い、その教えを守り、儀礼[ぎれい]をおこなうこと。「キリスト教を―する」 > **つかいわけ**→「信心」を見よ。 **しんこう**[侵攻] [名・スル]相手の領土にせめいること。「敵の―を防ぐ」「武力―」 **しんこう**[進攻] [名・スル]突[つ]き進んで敵をせめること。「敵陣に深く―する」「―作戦」[類]進撃 **しんこう【振興】**[名・スル]学問や産業などが盛[さか]んにおこなわれること。また、それらを盛んにすること。「文化の―をはかる」 **しんこう【進行】**[名・スル]①ものごとが、進んでいくこと。「車の―方向」「病気が―する」②ものごとがはかどること。先の段階に進むこと。「式典が順調に―する」[類]進捗[しんちょく] **しんこう【深更】**[名]真夜中になか。「友との語らいが―におよぶ」[類]深夜・夜更け **しんこう【進講】**[名・スル]天皇や皇族などに講義をすること。 **しんこう【新香】**[名]→「しんこ」 **しんこう【新興】**[名]新しいものが勢いよくおこること。「―勢力」「―住宅地」 **しんこう【親交】**[名]親しいつきあい。親密な交わり。「姉妹都市との―を深める」 **しんごう【信号】**[名・スル]①〈名・スル〉色・光・音・電波などに意味をきめておくことによって、はなれている人と連絡[れんらく]をとる方法。サイン。「手旗[てばた]―」「モールスー」▽「合図」は、音やしぐさなどで「信号」よりも簡単な内容を伝える。②〈名〉道路や線路で、通行するものに「進め」「止まれ」などの指示をおこなう機械。シグナル。「―は青だ」 > **つかいわけ**→「印[しるし]」を見よ。 **じんこう【人工】**[名]自然のものに、人の手を加えること。人の手によってつくりだすこと。「―芝[しば]の野球場」[類]人為・人造↔自然・天然[てんねん] **じんこう【人口】**[名]①ある地域に住んでいる人の数。「―密度が高い地域」②人の口。世の中のうわさ。「―に膾炙[かいしゃ]する(=うわさになる)」 人口に膾炙[かいしゃ]する 広く世間[せけん]にもてはやされたり、人々の話題になったりして、知れわたる。多く、詩文などについていう。▽膾(=なます)と炙(=あぶり肉)はだれの口にも合い、おいしく感じられるという意味から。「人口に膾炙する」は誤り。 **じんこうえいせい【人工衛星】**[名]地球やその他の星のまわりを回らせるために、打ちあげられた物体。気象観測・通信・軍事目的などのために利用される。 <684> **じんこうえいよう【人工栄養】**[名]①口から食べられない病人に、注射や点滴などによって注入する栄養分。②母乳ではなく、粉ミルクなどで赤んぼうを育てること。また、その食品。 **しんこうげいじゅつは【新興芸術派】**[名]昭和初期、プロレタリア文学運動に対抗[たいこう]して、文学の芸術性を守ろうとした反マルクス主義のグループ。中村武羅夫[なかむらむらお]・尾崎士郎[おざきしろう]・井伏鱒二[いぶせますじ]ら。 **しんこうこうぎょうけいざいちいき【新興工業経済地域】**[名]→「ニーズ」 **じんこうこきゅう【人工呼吸】**[名]仮死状態にあるとき、口から息をふきこんだり、胸を手でおしたりして呼吸させ、生きかえらせる方法。 **じんこうじゅせい【人工授精】**[名]人工的に精子と卵子を結合させること。 **じんこうちのう【人工知能】**[名]人間のもつ知的な機能に近いはたらきをするコンピュータシステム。応用したものに自動翻訳機などがある。 **じんこうてき【人工的】**[形動]人の手が加わり、自然のままでは成り立たないものごとのようす。人為[じんい]的。「いかにも―なコンクリートの海岸」「―になだれを起こす実験」 **しんこうはいく【新興俳句】**[国語]ホトトギスの写生俳句に反対して、水原秋桜子[みずはらしゅうおうし]や山口誓子[やまぐちせいし]らがおこした運動。新しい感覚や発想を重んじた。たとえば、「学問のさびしさに堪へ炭をつぐ(誓子)」など。 **じんこうピラミッド【人口ピラミッド】**[名]ある特定の地域の年齢別・性別の人口構成を示すグラフ。縦軸に年齢、横軸に男女の人口をとり、その地域の人口の動向や特徴を知るのに用いる。 **じんこうみつど【人口密度】**[名]一定面積に対する人口の割合。一般には一平方キロ当たりの人口であらわす。「―が高い」 **じんこうろん【人口論】**[作品]一七九八年。イギリス、マルサスの著。食糧は算術級数的に増加するが、人口は幾何級数的に増加するため、貧困と罪悪が生じると論じた。[An Essay on the Principle of Population] **しんこきゅう【深呼吸】**[名・スル]思いきり深く、大きく、息を吸ったりはいたりすること。 **しんこきんちょう【新古今調】**[国語]和歌の三大様式の一つ。「新古今和歌集」の特徴的な歌風。表現は幻想[げんそう]的・象徴的で、余情を重んじる。七五調を基調とし、初句・三句切れが多い。また、掛[かけ]詞[ことば]・縁語・本歌取り・体言止めが多く使われる。たとえば、「春の夜の夢の浮橋とだえして峰[みね]に別かるる横雲の空」は、背景に「源氏[げんじ]物語」の美的世界の広がりをもつ。▽万葉調・古今調に対していう。中世には正徹、近世には本居宣長[もとおりのりなが]らが好み、近代では、与謝野鉄幹[よさのてっかん]や北原白秋[きたはらはくしゅう]に継承[けいしょう]された。 **しんこきんわかしゅう【新古今和歌集】**[作品]一二〇五年。後鳥羽上皇の命により、藤原定家[ふじわらのていか]らの撰[せん]。第八の勅撰[ちょくせん]和歌集。幽艶な歌風。新古今集。約二〇〇〇首。二〇巻。 **しんこく【申告】**[名・スル]申しでること。とくに、役所に文書などで申しでること。「自己―制」「所得税の―をする」「確定―」 **しんこく【深刻】**[形動]①深く心に刻みつけられたようす。また、解決がむずかしくて重大なようす。「―になやむ」「―な水不足」 **しんこく【親告】**[名・スル]被害者がみずから告訴[こくそ]すること。「―罪」▽「親」は、みずからすること。 **しんこくさいけいざいちつじょ【新国際経済秩序】**[名]→「ニエオ」 **じんこっき【人国記】**[名]国別、また都道府県別に、その地方の地理・風俗、また出身者の評判などを記したもの。じんこくき。 **しんこっちょう【真骨頂】**[名]もともともっている本来の価値。「―を発揮する」[類]真価・真面目[しんめんもく] **シンコペーション**[音楽]強弱の拍子[ひょうし]を通常の位置とは変えて歌ったり演奏したりすること。ジャズに多い。[syncopation] **しんこん**[心魂・神魂] [名]たましい。こころ。精神。「―をかたむけて学問にはげむ」 心魂に徹[てっ]する 心の底に深くしみこむ。 **しんこん**[身魂] [名]身体と精神。全身全霊[ぜんしんぜんれい]。 **しんこん【新婚】**[名]結婚したばかりであること。また、結婚したばかりの人。「―旅行」「―さん」 **しんごんしゅう【真言宗】**[名]仏教の宗派の一つ。平安時代に空海が開いた。呪文[じゅもん]を唱えることによって即身成仏[そくしんじょうぶつ](=生きているまま仏になること)ができると説く。大日如来が本尊。密教。 **しんさ【審査】**[名・スル]くわしく調べて、よしあしをきめること。「書道展の―委員」 > **つかいわけ**→「調査」を見よ。 **しんさい【震災】**[名]地震によって起こる災害。「関東大―」 **じんさい【人災】**[名]人間の不注意や怠慢[たいまん]によっておこる災害。↔天災 **じんざい【人材】**[名]能力があり、役に立つ人。「優秀[ゆうしゅう]な―を確保する」「―スカウト業者」 **しんさく【新作】**[名・スル]作品を新しくつくること。また、新しい作品。「―発表会」↔旧作 **しんさつ【診察】**[名・スル]医者が病名や病状などを知るために、病人のからだを調べること。「―室」 **しんさん【心算】**[名]こころづもり。胸算用[むなざんよう]。しんざん。「―がくるう」▽文章語。 **しんさん【辛酸】**[名]苦しくつらいこと。[類]辛苦[しんく] 辛酸をなめる つらいことや苦しいことを経験する。 **しんざん【深山】**[名]人里はなれた、奥深[おくぶか]い山。「―で炭を焼く」「―幽谷[ゆうこく]」[類]深山[みやま]・奥山 **しんざん【新参】**[名]新しく仲間にはいること。新しい仲間。「―者なのでよろしく」[類]新入り・新米↔古参[こさん] **しんざんゆうこく【深山幽谷】**[四字漢語]人がいままでふみいったことのない、人里はなれた奥深[おくぶか]い山や谷。「―に迷いこむ」 <685> **しんし【紳士】**[名]①上品で礼儀正しく、教養のある男性。ジェントルマン。「―としてふるまう」「―録」→淑女②「男子」のていねいな言い方。「―服」↔婦人 **しんし【真摯】**[形動]ひたむきにものごとにとりくむようす。「―な態度に打たれる」[類]一生けんめい **しんじ【信士】**[名]出家[しゅっけ]せずに仏教を信仰する男子。また、男子の戒名[かいみょう]につける称号。↔信女[しんにょ] **しんじ【神事】**[名]神社でおこなわれる儀式[ぎしき]。神をまつること。 **しんじ【新字】**[名]①新しくつくられた文字。②教科書などで新しく学習する漢字。[類]新出漢字 **じんじ【人事】**[名]①人間としてできること。②人間社会の出来事。「わずらわしい―をのがれる」③官庁・会社・学校などの組織における、人の地位や役目に関することがら。新しい採用・昇進・転任・退任など。「―異動」④人間としての意識。「―不省[ふせい]」 人事を尽[つ]くして天命を待つ できるかぎりのことをして、あとは運にまかせ、なりゆきに従う。 **じんじいん【人事院】**[名]国家公務員の地位や給料などに関する仕事をする役所。政府から独立した権限をもつ。 **しんしおん【唇歯音】**[名]→「ししんおん」 **しんしき【神式】**[名]儀式[ぎしき]が、神道[しんとう]のきまりに従っておこなわれること。「結婚式を―で挙げる」 **しんしき【新式】**[形動]新しいやりかた。新しい形。「最―の設備」[類]新型↔旧式 **しんしきょうてい【紳士協定】**[名]①法的な拘束[こうそく]力をもたない非公式な国際協定。紳士協約。②たがいに相手を信用してとりきめる約束。 **シンジケート**[名]①共同事業によって競争を緩和[かんわ]するために資本家が合同すること。独占の一つ。また、国債や株式などをひきうけるための金融機関の団体。②大規模な犯罪組織。「麻薬[まやく]のー」[syndicate] **しんじたい【新字体】**[名]常用漢字のうち、略字や俗字を採用した漢字の字体。↓旧字体 **しんしちょうは【新思潮派】**[国語]一九○七年創刊の同人誌「新思潮」によった人々。芥川竜之介[あくたがわりゅうのすけ]・菊池寛[きくちかん]・山本有三[やまもとゆうぞう]らが活躍[かつやく]。人生や社会の現実に、理知によって新しい解釈[かいしゃく]を加えた。東大出身者を中心に断続的に続いたが、ふつう第三次と第四次の人々をさす。 **しんしつ【心室】**[名]心臓の下半分。血液を動脈に送りだすところ。左心室と右心室がある。 **しんしつ【寝室】**[名]ねるための部屋[へや]。ベッドルーム。[類]寝所[しんじょ]・寝間[ねま] **しんじつ**[信実] [名]まじめでいつわりのない気持ち。正直。まごころ。「ーをつくして誤解[ごかい]をとく」 **しんじつ**[真実] [名・形動]①〈名・形動〉うそいつわりのないほんとうのこと。まこと。「―の姿を明かす」「―一路」[類]事実↔虚偽②〈副〉ほんとうに。まったく。「―そう思います」 > **つかいわけ** 事実・真実=「事実」は、理想的でもない、空想的でもない、時と場所を占めて、物理的にも心理的にも、実際に生じたこと・あること・経験したことをいう。つまり、ほんとうに起こったこと、あったこと。「事実をかくすことはできない」。「真実」は、虚偽や幻想[げんそう]の反対で、見せかけや形式的であることとも反すること。純粋な、うそをつかない、ものごとのありよう・状態をいう。つまり、うそではないということ。「真実を語りたい」。 **しんじついちろ【真実一路】**[四字漢語]わき目もふらず、ただひたすら真実を求めて生きること。「―に邁進[まいしん]する」 **しんしてき【紳士的】**[形動]上品で礼儀正しいようす。紳士らしい品をそなえたようす。 **じんじふせい【人事不省】**[四字漢語]意識不明になり、わけがわからなくなること。「泥酔[でいすい]して―におちいる」▽医学用語で、昏睡状態におちいること。 **しんしゃ【深謝】**[名・スル]①深く感謝すること。「ご厚情[こうじょう]を―します」②心からわびること。「不しまつを―いたします」[類]陳謝 **しんしゃ【新車】**[名]新しい車。また、新型の車。 **しんしゃ【親炙】**[名・スル]その人に親しく接して感化を受けること。 **しんじゃ【信者】**[名]ある宗教を信仰する人。[類]信徒・宗徒 **じんじゃ【神社】**[名]日本の神々をまつってある施設。「―の境内[けいだい]」[類]社[やしろ]・神宮[じんぐう][数え方]座・社[しゃ] **ジンジャーエール**[名]炭酸水にショウガや砂糖を入れた飲みもの。[ginger ale] **しんしゃく【斟酌】**[名・スル]①相手の事情を考えて適当にとりはからうこと。手加減すること。「年の若さを―する」「―を加える」[類]酌量[しゃくりょう]②いろいろな条件を照らしあわせて、適当な処置をすること。[類]参酌[さんしゃく]③ひかえめにすること。遠慮[えんりょ]すること。「なんのーもいらない」 **しんしゅ【進取】**[名]習慣にとらわれず、すすんで新しいことにとりくんでいくこと。「―の精神に富む」「―の気性」→退嬰 **しんしゅ【新種】**[名]新しく発見された、またつくりだされた生物の種類や品種。「―のオレンジをつくる」 **しんじゅ【真珠】**[名]アコヤガイなどにできる小さな丸い玉。美しいつやがあり、指輪やネックレスなどに使う。パール。天然ものと養殖[ようしょく]ものとがある。 **じんしゅ【人種】**[名]人類を、髪の毛・皮ふの色・顔の形・骨格などの身体的特徴[とくちょう]で大きく分けたもの。「黄色[おうしょく]―」 **しんしゅう【信州】**[名]→「しなの」 **しんしゅう【真宗】**[名]「浄土真宗」の略。 <686> **しんじゅう【心中】**[名・スル]①〈名・・スル〉愛しあっている男女や家族などが、周囲の反対や経済的行きづまりなどによって愛情をつらぬいて生きていくことができなくなり、いっしょに自殺すること。「親子―」「無理―」[類]情死②所属する会社や組織などがほろびようとも、それと運命をともにすること。「会社とーするつもりでいる」③〈名〉相手に対して信義を守る証拠[しょうこ]。「しんちゅう」と読めば別の語。 心中を立てる 男女のあいだで、たがいに心をよそに移さず愛情を守りとおす。 **しんじゅうてんのあみじま【心中天の網島】**[作品]一七二〇年。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の作。紙屋治兵衛[かみやじへえ]と遊女小春[こはる]の心中事件を脚色した世話物[せわもの]の浄瑠璃[じょうるり]。 **しんじゅがい【真珠貝】**[名]「あこや貝」の別名。 **しんしゅく【伸縮】**[名・スル]のびたり縮んだりすること。また、のばすことと縮めること。「―自在」 **しんしゅつ【侵出】**[名・スル]他の勢力範囲に侵入していくこと。「他国に―する」 **しんしゅつ**[浸出] [名・スル]液体にひたして、成分をとけださせること。「―液」 **しんしゅつ**[滲出] [名・スル]液体などが外へにじみでること。「血液がーする」「―物」 **しんしゅつ【進出】**[名・スル]勢力を広げて新しい活動の場に乗りだすこと。「企業[きぎょう]の海外―」「決勝戦に―する」 **しんしゅつきぼつ【神出鬼没】**[四字漢語]神や鬼のように、急にあらわれたりかくれたりして、どこにいるのかなかなかわからないこと。「―の怪盗[かいとう]」 **しんしゅん【新春】**[名]正月。新年。はつはる。▽陰暦では、新年とともに春が来ることから。 **しんじゅん【浸潤】**[名・スル]①液体が少しずつしみとおること。②考えかたや勢力などが、多くの人々のあいだに少しずつゆきわたること。[類]浸透[しんとう]③結核の細菌[さいきん]などが、からだをしだいにおかしていくこと。「肺―」 **しんしょ**[信書] [名]個人と個人とのあいだの手紙。書簡。「―の秘密」[類]私信 **しんしょ**[親書] [名]自分で手紙を書くこと。また、自分で書いた手紙。とくに、大統領や総理大臣が、みずから書いた外交上の手紙や文書。「公式に―を送る」 **しんしょ【新書】**[名]①新しく編集出版された書物。[類]新刊書。②文庫本より少し大きい型で、B6判より小型の双書。新しい情報を安く人々に伝えるもの。「―判」→表「判型」 **しんしょ【親署】**[名・スル]天皇など、身分の高い人が署名すること。また、その署名。[類]自署[じしょ] **しんしょう【心証】**[名]①他人の心にあたえる印象。「―をよくする」「―を害する」②裁判官が事件の審理[しんり]を通してえた確信。 **しんしょう【心象】**[名]見聞きしたことをもとに、心の中にえがきだされる具体的な形。「―風景」[類]イメージ **しんしょう【信条】**[名]①正しいと信じてたいせつに守っていること。モットー。「生活―」「質素倹約[けんやく]を―とする」②宗教で、その信者が守るべききまり。[類]教義 **しんじょう【進上】**[名・スル]人に品物などをさしあげること。「―物」[類]進呈 **じんじょう【尋常】**[形動]①きまりにかない、ごくふつうであるようす。あたりまえ。「これは―なことではない」「―に考えればそうなる」②態度が見苦しくなく、りっぱでいさぎよいようす。「―に勝負しろ」「―に白状すればよし」 **じんじょういちよう【尋常一様】**[四字漢語]ふつうと変わらないようす。きわめてふつうなこと。「―な方法では解決できない」▽多く、打消の語をともなう。 **しんじょうさい【神嘗祭】**[名]→「かんなめさい」 **しんじょうさい【新嘗祭】**[名]→「にいなめさい」 **しんしょうしゃ【身障者】**[名]「身体障害者」の略。 **じんじょうしょうがっこう【尋常小学校】**[名]一八八九年の小学校令により設置された義務制の小学校。満六歳以上の児童に初等教育をほどこすもの。期間は四年。のちに六年に延長された。一九四一年、国民学校初等科と改められた。 **しんしょう【身上】**[名]①「財産」の古い言い方。「―持ち」「―をつぶす」[類]身代[しんだい]▽「しんじょう」と読めば別の語。 身上[しんしょう]が痛む 経済状態が悪くなり、生活が苦しくなる。 身上[しんしょう]をはたく 全財産を使いはたす。 **しんしょうひつばつ【信賞必罰】**[四字漢語]ほめるべき人には賞をあたえ、悪いことをした人には必ず罰をあたえること。賞罰を正確に、また厳格にすること。 **しんしょうぼうだい【針小棒大】**[四字漢語]小さなことをおおげさに言うこと。「―にふれまわる」▽針ほどのものを棒のように言うことから。 **しんしょく**[侵食・侵蝕] [名・スル]①他の部分にはいりこんで、おかしていくこと。「領土を―する」[類]蚕食[さんしょく] **しんしょく**[浸食・浸蝕] [名・スル]海水・河川・風などが、陸地を少しずつけずりとっていくこと。「―作用」 **しんしょく【寝食】**[名]ねることと食べること。欠かすことのできない日常の生活。「―を忘れる」「―をともにした仲間」[類]起居[ききょ] **しんじょたい【新所帯】**[名]新しく構えた所帯。新婚[しんこん]の家庭。「あらじょたい」とも。 <687> **しんしょばん【新書判】**[名]書物の規格寸法の一つ。縦約一八、横約一一センチの手軽な判型のもの。 **しんじる【信じる】**[上一]①疑いなく、ほんとうだと思う。信用する。「彼のことばを―」②神仏を信仰する。信心する。「神を―」▽「しんずる」とも。 **しんしん**[心身・身心] [名]心とからだ。精神と肉体。古くは「しんじん」とも。「―ともに健康だ」「―一如[いちにょ](=精神と肉体は一つ)」 **しんしん**[心神] [名]こころ。精神。「―喪失」「―耗弱[こうじゃく]」 **しんしん【津津】**[形動]次から次へと、たえずあふれでるようす。「興味―」 **しんしん【深深】**[形動]①夜が静かにふけていくようす。「夜がーとふける」②寒さが身にしみるようす。「寒気が―と身をさす」 **しんしん【森森】**[形動]①樹木がおいしげっているようす。「―と立ちならぶ大木」②いかめしさや落ち着きのあるようす。 **しんしん【新進】**[名]その分野に新しく進出すること。また、新しく登場した人。「―ピアニスト」「V―気鋭[きえい]」[類]新鋭 **しんしん**[副]雪の静かに降りつもるようす。「雪が―と降る」 **しんじん【信心】**[名・スル]神や仏を信じること。信じて疑わない気持ち。「―深い人」 > **つかいわけ** 信仰・信心=「信仰」は、教義を信じ、その宗教の儀式もに従い守ること。「仏教を信仰する」。「信心」は、教義に対して必ずしも広く深い理解をともなわない場合にもいう。「いわしの頭も信心から」。 **しんじん【深甚】**[形動]気持ちや心構えなどが深く、並でないようす。「―なる謝意を表[ひょう]する」▽感謝の気持ちなどをあらわすときに使う。文章語。 **しんじん【新人】**[名]ある社会や団体などに新しく加わった人。ニューフェイス。フレッシュマン。「―の研修」[類]新米[しんまい]・新参[しんざん] **じんしん【人心】**[名]人々の心。とくに、政治をする側の人からみた民衆の心。「―をまどわす」「―を一新する」 **じんしん【人臣】**[名]けらい。臣下[しんか]。「位[くらい]―をきわめる」 **じんしん【人身】**[名]①人間のからだ。人体。「―事故」②個人の身の上のことがらやおこない。「――攻撃[こうげき]」 **しんしんきえい【新進気鋭】**[四字漢語]将来が期待できそうな新鋭。「注目を集める―の演出家」 **しんしんこうじゃく【心神耗弱】**[名]精神障害などのために善悪の判断がじゅうぶんにできないこと。「心神喪失」より軽度。刑事上の責任が軽減される。▽「心身耗弱」は誤り。また、「こうじゃく」を「もうじゃく」と読むのは誤り。 **しんしんそうしつ【心神喪失】**[名]精神障害などのために善悪の判断がまったくできず、自分の行為にに責任をもてないこと。「心神耗弱[こうじゃく]」より強度。刑事以上の責任を問われない。「―により無罪となる」▽「心身喪失」は誤り。 **しんじんだつらく【身心脱落】**[四字漢語]道元[どうげん]の思想の中心をなす考えかた。身体も精神もいっさいの執着をはなれてさとりの境地に達すると、人間本来の仏性[ぶっしょう]が実現されるということ。 **じんしんのらん【壬申の乱】**[名]六七二年、皇位をめぐって起こった内乱。天智天皇の死後、その弟の大海人皇子[おおあまのみこ]が、天智天皇の子の大友皇子[おおとものみこ]にものを破り、天武天皇となった。 **じんしんばいばい【人身売買】**[名]人間を物としてとりあつかって売買すること。 **しんしんりしゅぎ【新心理主義】**[国語]二〇世紀の初めにイギリスを中心におこったモダニズムの文学運動。精神の内面世界を追究した心理的リアリズムの方法。ジョイス・ウルフら。また、日本では伊藤整[いとうせい]・堀辰雄[ほりたつお]ら。 **しんすい【心酔】**[名・スル]ある人物や思想などをすばらしいと思い、心からしたったり熱中したりすること。「ピカソにーする」 **しんすい【浸水】**[名・スル]①水にひたること。水がはいりこむこと。「洪水[こうずい]でゆか下に―した」「―家屋」[類]冠水②心の中。心の奥底[おくそこ]。 **しんすい【進水】**[名・スル]新しくつくった船を、はじめて水の上にうかべること。「―式」 **しんずい**[心髄] [名]ものごとの中心となるたいせつな部分。[類]中枢 **しんずい**[神髄・真髄] [名]ものごとのいちばん中心の奥深いところにある、たいせつなこと。本質。「学問の―をきわめる」「―を味わう」[類]精髄・奥義。▽もと、精神と骨髄の意味から。 **しんすい(薪水)の労**[ろう] 人に仕えて、骨身[ほねみ]をおしまず働くこと。▽たきぎをとり、水をくんでする、炊事[すいじ]の苦労という意味。 **じんずうりき【神通力】**[名]→「じんつうりき」 **しんずる【信ずる】**[サ変]→「しんじる」 **しんせい【申請】**[名・スル]役所などに、許可や認可を願いでること。「工事の許可を―する」 **しんせい**[神政] [名]「神権政治」の略。 **しんせい【神聖】**[形動]尊くてけがれがなく、おかしがたいこと。「―なちかいをたてる」 **しんせい【真正】**[形動]いつわりがなく、真実で正しいようす。「友人との―な交わり」 **しんせい【真性】**[名]①その病気にまちがいないこと。「―コレラ」↔疑似・仮性▽似た症状を示すほかの病気と区別して使う。②本来の性質。天性。「人間の―は善である」 **しんせい【新生】**[名・スル]①新しく生まれること。生まれたばかりであること。「―児」②信仰[しんこう]などの力によって、生まれかわった心で新しい生活にはいること。 <688> しんせい し **しんせい【新制】** 新しい制度や体制。第二次世界大戦後の学校制度。「―中学」→旧制 **しんせい【新星】** 新しく発見された星。また、とつぜんかがやきを増し、しだいに暗くなっていく星。恒星の爆発によるという。②ある分野で急に注目され、人気の出た人。とくに、芸能界の新人。 **しんせい【親政】** 主君がみずから直接政治をおこなうこと。また、主君みずからおこなう政治。 **じんせい【人生】** ①人間がこの世に生きていくこと。人間の生きかたや生活。「―論」「―観が異なる」「第二の―をおくる」 ②この世に生きている人間の一生。「―わずか五十年」「―夢のごとし」 >人生意気に感ず 人間はその人の意気に感じて行動するのであって、名誉[めいよ]やかねのためなどではないのだ。▽中国、魏徴[ぎちょう]の詩「述懐」から。 >人生行路難[かた]し 人の一生はいろいろな苦労があって、容易なものではない。 >人生七十古来稀[まれ]なり 人の一生は短いもので、七○歳[さい]まで生きるのは昔からほんのわずかである。▽中国、杜甫[とほ]の詩「曲江」から。七○歳を「古稀[こき]」とするのはこの句から。 >人生のための芸術 文芸用語。芸術は、人間の品格や社会改良など、人生に役立つということがあって、はじめてその存在に価値があるという。芸術のための芸術 ▽フランスの哲学者ギュイヨーやロシアの小説家トルストイらが唱えたことば。 >人生は朝[あした]の露[つゆ]のごとし 人生というものは、朝、草葉などにたまる露のように、はかなく消えやすいものだ。▽中国、「漢書」から。 >人生は芸術を模倣する すばらしい芸術は人生を変えるということを、逆説的に表現したもの。▽イギリスの耽美主義の文学者ワイルドのことば。 **じんせい【仁政】** 人々の生活に、情け深く思いやりのある政治。[類]善政 **しんせいがん【深成岩】** マグマが、地下の深いところで、ゆっくりと冷え固まってできた火成岩。中にできる鉱物[こうぶつ]の結晶[けっしょう]は大きく、また同じくらいのおおきさとなる。花崗岩[かこうがん]・閃緑岩[せんりょくがん]・斑糲岩[はんれいがん]など。 **じんせいかん【人生観】** 人間が生きていく意味や目的などについての考えかた。「―が変わる」 **しんせいじ【新生児】** 生まれて間もない赤んぼう。ふつう、生後二~四週間くらいまでをいう。初生児。 「つかいわけ」→「幼児」を見よ。 **しんせいせいじ【神聖政治】** 宗教的な権威にもとづいておこなわれる政治。スイスで宗教改革を進めたカルバンが、理想的なキリスト教都市実現のためにジュネーブで指導した厳格な政治などをいう。 **しんせいだい【新生代】** 地質時代の区分の一つ。種子植物と哺乳[ほにゅう]動物が発達した時期。約六千五百万年前から現代までをさす。これを前期の第三紀と後期の第四紀とに分け、現代は第四紀の完新世にあたる。 **しんせいめん【新生面】** 新しい分野や領域。新しい方面。「数学に―をきり開く」 **しんせいローマていこく【神聖ローマ帝国】** オットー一世の戴冠[たいかん]により成立したドイツ国家。キリスト教会の権威[けんい]とローマ帝国の伝統を結びつけ、一一世紀に最盛期をむかえたが、以後は衰退[すいたい]。ナポレオンの勢力下でフランツ二世が帝冠を辞退し、帝国は崩壊した。九六二—一八〇六年。 **しんせかい【新世界】** 新しく生活したり活動したりする場所。新天地。②ヨーロッパ人が新しく発見した大陸。南北アメリカなど。新大陸。→旧世界(=ヨーロッパ・アジア・アフリカ) **しんせき【真跡・真×蹟】** その人がほんとうに書いたもの。ほんとうの筆跡。[圏]真筆[しんぴつ] **しんせき【親戚】** 血縁や婚姻によってつながった人々のうち、家族以外の人々。「―知己[ちき](=しりあい)を集める」[親類縁者] **じんせき【人跡】** 人が通ったことを示すあと。「―まれな山奥」 **じんせきみとう【人跡未踏】** [四選]人がまだ一度も行ったことがないこと。「―の奥地[おくち]」[圏]前人未到[ぜんじんみとう]▽「人跡未到」は誤り。 **シンセサイザー** 電子回路を使って音を合成し、演奏する楽器。キーボードを使うもののほかに、ギターやドラムなどの形もある。「synthesizer」 **しんせつ【新設】** 組織・機関・設備などを新しくつくること。「体育館を―する」 **しんせつ【新雪】** 新しく降りつもった雪。「―をふんで山頂を目ざす」 **しんせつ【新説】** 新しく発表された、従来と異なる学説や意見。「学会誌に―を発表する」→旧説 ▽はじめて聞く話という意味でも。「その話は―だ」 **しんせつ【親切】** [形動]相手の身になって、思いやりのあるやさしい応対をすること。 **しんせっきじだい【新石器時代】** 石器時代を二つに分けたうちのあとの時代。石器時代の最盛期。磨製石器や土器が使われ、農耕や牧畜[ぼくちく]もおこなわれた。[旧石器時代] **しんせん【神仙】** 神通力[じんずうりき]をもった神や仙人。不老不死の仙人。 **しんせん【深浅】** 深いことと、浅いこと。②色のこいことと、うすいこと。[類]濃淡[のうたん] **しんせん【新鮮】** [形動]魚や野菜などがとれたてで生き生きしたようす。「―ないちご」[生鮮] ②古さやよごれがなくて、新しい感じがするようす。清新。「―な顔ぶれ」[フレッシュ] >つかいわけ 生鮮・新鮮・斬新ほか 「生鮮」は、食品がとれたてで生き生きしているさま。「生鮮野菜」。「新鮮」は、食品にも感覚にも使う。また「清新」は、気分や感覚がさわやかで新しいさま。「文壇[ぶんだん]に清新の気をふきこむ」。「斬新」は、考えかたややりかたがいままでになく目立って新しいさま。 <689> って新しいさま。「斬新なデザイン」。「新規」は、今までのものとは別に新しく規定に従ってなにかを始めること。「新規の通帳」。 **しんぜん【神前】** [名]神の前。また、神社の前。「―結婚」 **しんぜん【親善】** [名]国や団体などがたがいに理解しあい、仲よくすること。「―のための来日」「国際―」 [類]友好 **じんせん【人選】** [名]多くの人の中からふさわしい人を選びだすこと。「後継者の―にあたる」 **しんせんいぬつくばしゅう【新撰犬筑波集】** [作品名]一五三九年ころ。山崎宗鑑[娃燧]の編。俳諧が連歌から独立するきっかけとなったもの。「犬筑波」とも。一巻。 **しんせんぐみ【新撰組】** [名]一八六三年に結成された浪士の武力組織。京都守護職のもとで、近藤勇[に髪]や土方歳三[にら]を中心に、尊攘討幕派[じんぞう]を弾圧[べ]した。六六年の戊辰戦争に敗れ、近藤は刑死、土方は戦死した。 **しんせんつくばしゅう【新撰菟玖波集】** [個圈]一四九五年。飯尾宗祇[ひゅら]の編。それ以前の約六十年間の二五○余人の句、約二○○○を集めた準勅撰[殻]〈連歌集。二○巻。 **しんぜんび【真善美】** [名]人間の最高の理想とするもの。認識上の真、道徳上の善、芸術上の美。 **しんそ【親疎】** [名]人と人とのつきあいで、親しいことと親しくないこと。また、親しい人と親しくない人。親密と疎遠[に]。「―の別なく交わる」 **しんそう【真相】** [名]事件などのほんとうの姿や事情。「―を追究する」 **しんそう【深窓】** [名]広い家や屋敷[いもの]奥深い部屋[←]。「―に育った令嬢[いり]」「―の佳人」 **しんそう【深層】** [名]深くかくれたところ。ふつうはくれて意識されない部分。「―心理」☆ [表層] ▽「真層心理学」は誤り。 **しんそう【新装】** [名][函]設備や外観などのよそおいを新しくすること。「―開店」「 [改装] **しんぞう【心臓】** [名]①内臓の一つ。血液をからだの各部に送りつづける器官。二つの心室と二つの心房[覧]からできている。 ②ものごとの中心部。「コンピュータは企業[よ]の―だ」 ③ものおじせず度胸のいいこと。あつかましいこと。「あいつも相当な―だ」 >心臓に毛が生えている 極端にくにずうずうしい。 **しんぞう【新造】** [名]①〈名・スル〉新しくつくること。また、新しくつくったもの。「―した客船」 ①〈名〉[「ご新造さん」の形で』昔、若い人妻を敬って呼ぶことば。ごしんぞさん。 **じんぞう【人造】** [名]人間の力で、本来あるものに似せてつくること。また、つくられたもの。「―湖」 [類]人工 [対]天然 **じんぞう【×腎臓】** [名]内臓の一つ。血液をろ過して尿[にょら]をつくるはたらきをする器官。背骨の両側に左右一つずつある。「―の移植手術」→図「ないぞう(内臓)」 **しんぞうべんまくしょう【心臓弁膜症】** [名]心臓の弁膜に異常があり、血液の循環[器ん]がうまくできなくなる病気。 **しんぞうまひ【心臓麻痺】** [名]心臓の活動が急に停止すること。「―で死ぬ」「―を起こす」 **しんぞく【親族】** [名]血縁[絽]や結婚によってつながる人々。「―一同」 [類]親戚・親類 ▽法律では、六親等内の血族とその配偶者、三親等内の姻族[乱]。 **じんそく【迅速】** [図][形動]人間の行動や時の流れがきわめて速いこと。「―な対応をする」「無常—」 **じんそくかだん【迅速果断】** [四漢]すみやかに決断してすぐに実行に移すこと。「―に行動する」 **しんそこ【心底】** [図][画]①〈名〉心の奥底[愆]。本心。「―からだいじに思っている」「 [心底]①〈副〉心の奥底から。心から。「―愛している」「一びっくりした」 **しんそつ【真率】** [形動]正直,でかざりけがないようす。「―な態度に好感をもつ」 **しんそつ【新卒】** [名]その年に学校を卒業した人。「―を採用する」「一者」 **じんた** [名]サーカスや芝居『などの宣伝のため、町じゅうを練りあるく小人数の楽隊。 **しんたい【身体】** [国]人のからだ。「―強健」「―髪膚[っ]」 [類]人体・肉体・五体 **しんたい【身体】** [【つかいわけ】]→「体[からだ]」を見よ。 **しんたい【神体】** [名]神社などで、神が宿るもの。神が形をあらわしたものとしてまつられているもの。「ど―の杉の木」かぞえ方[柱はしら・座] **しんたい【進退】** [名][乏]①進むこととしりぞくこと。「―両難」▽古くは「しんだい」とも。 ②ふだんの行動や態度。たちいふるまい。 ③現在の職や地位にとどまることと辞めること。「―をともにする」 [圏]去就[ょう] >進退(維[とれ])谷[だぁ]まる 前に進むことも後ろへしりぞくこともできず、途方に暮れる。 **しんだい【身代】** [名]「家の財産」の古い言い方。「―をかたむける」「―を築く」「―限り(=破産)」 [類]身上” **しんだい【寝台】** [名]ねるための台。ベッド。「―車」 **じんたい【人体】** [名]人間のからだ。「―に害がある」「―実験」 [圏]身体 **じんたい【×靭帯】** [名]骨と骨とを結びつけ、関節の運動をむりなくおこなうための、弾力[びく]のあるひも状の組織。「―が切れる」 **じんだい【甚大】** [形画]程度がひどくはなはだしいようす。「―な損失」「地震の被害」は―だ」▽よくないことに使う。 **じんだい【神代】** [名]神々の時代。日本神話では、神武天皇即位、以前をいう。「かみよ」とも。 **しんたいうかがい【進退伺い】** [名]仕事のうえで重」 <690> **しんたくぎんこう【信託銀行】**[名]銀行のうち、信託業務の兼営[けんえい]を認められ、それを主業務としているもの。顧客[こきゃく]の資金や不動産を預り、運用・管理・処分する業務などをおこなう。 **シンタックス**[名]①ことばを配列して文などをつくることきの規則やそれを研究する部門。統辞法。統辞論。文章論。②コンピュータのプログラム言語における字句の構成規則。[syntax][類]順序。構文。 **じんだて【陣立て】**[名]戦いのための軍勢の配置。陣がまえ。「―を整える」 **しんたん【心胆】**[名]こころ。きもったま。 心胆を寒からしめる きもをふるえあがらせる。ぞっとさせる。 **しんだん【診断】**[名・スル]①医者が患者を診察して、病状を判断すること。「肝炎[かんえん]と―される」②現状に問題がないかどうか調べて、先行きを判断すること。「学力ーテスト」「景気の―」 **じんち【人知・人智】**[名]人間の知恵や知識。「―をこえた部分」 **じんち【陣地】**[名]敵と戦うために軍隊を配置してある場所。「敵の―にせめいる」[類]陣営 **しんちく【新築】**[名・スル]新しく建物を建てること。また、新しく建てた建物。「―祝い」 **じんちく【人畜】**[名]人間と家畜。「―無害」 **しんちゃ【新茶】**[名]その年に出た新芽をつんでつくった緑茶。「―の出回る初夏」 **しんちゅう【心中】**[名]顔色には出さない心の中の気持ち。「―おだやかではない」[類]胸中・内心▽「しんじゅう」と読めば別の語。 **しんちゅう【進駐】**[名・スル]軍隊が他国の領土にはいり、一定期間とどまること。「―軍」[類]駐屯[ちゅうとん]・駐留 **しんちゅう【真鍮】**[名]銅と亜鉛[あえん]の合金。黄金色[こがねいろ]でさびにくく、細工[さいく]しやすい。黄銅[こうどう]。 **じんちゅう(人中)の獅子**[しし] 多くの人々の中で、ぬきんでてすぐれた秀才。 **じんちゅうみまい【陣中見舞い】**[名]選挙戦や仕事の追いこみなど、たいへんいそがしくしている人を訪ねて、食べものなどをさし入れはげますこと。▽もと、戦場に兵士を訪ねてはげますこと。 **しんちょ【新著】**[名]最近新しく書いた書物。新しい著作。近著。↔旧著 **しんちょう**[伸長・伸暢] [名・スル]①力や長さなどがのびること。また、のばすこと。「国力のー」「学力のー」 **しんちょう**[伸張] [名・スル]勢力や規模などが、のびひろがること。また、ひろげること。「国威[こくい]の―」[類]拡張 **しんちょう【身長】**[名]身体の高さ。せたけ。 **しんちょう【深長】**[形動]奥深[おくぶか]くて表面に出ていない内容があるようす。ふくみがあるようす。「―なおもむき」「意味―」 **しんちょう【慎重】**[形動]注意深くて、軽がるしく行動しないこと。「―な対応」↔軽率 <691> **しんちょう【新調】** [名]「[ス]」衣服などを新しくつくること。また、新しくつくったもの。「洋服を―する」 **じんちょうげ【《沈丁花】** [名]ジンチョウゲ科の常緑低木。早春、赤むらさき色や白色の、かおりの強い小花が咲く。瑞香[ぶ]。「ちんちょうげ」とも。 **しんちょく【進捗】** [名][函]ものごとが進みはかどること。「現段階での―状況」「仕事が―する」 [網]進行・進展 **しんちんたいしゃ【新陳代謝】** [名] 生物が必要な物質を体内にとりいれ、不要な物質を体外へ出すこと。 [圏]物質交代・物質代謝 ②新しいものが古いものに、とって代わること。「政界は―が必要だ」「陳」は、古いものという意味。 **しんつう【心痛】** [名]「ひどく心配して、心を痛めること。深く思いなやむこと。「―のあまり夜もねむれない」 **じんつう【陣痛】** [名]①出産のときの痛み。 ②大きなものごとを完成させるまでの苦しみ。国産みの苦しみ **じんつうりき【神通力】** [名]なにごとも思いどおりにできる、ふしぎな力。「じんずうりき」とも。 [類]超[ちょ]能力 **しんてい【心底】** [名]いつわりのない本心。心の底。真情。「―が見える」 [圏]心底[乱] **しんてい【進呈】** [名][函]人にものをさしあげること。「見本は無料でーします」 [類]進上 >つかいわけ[進呈・贈呈・謹呈]= >個人的な気持ちでおくる場合には「進呈」。「参加者には粗品を進呈」。公的で晴れがましい場合には「贈呈」を使う。「花束を贈呈する」。「謹呈」は、自分の著書などをつつしんでさしあげるときに使う。「拙著[紗]を謹呈いたします」。 **しんてい【新訂】** [名][函]書物の内容や表現を改めて、新しくすること。「辞書の―版を発行する」 **じんていじんもん【人定尋問】** [国]裁判官が、証人尋問の最初に、本人であることを確かめるためにする質問。名前・生年月日・職業などをたずねる。 **しんてき【心的】** [形動]心や気持ちに関するようす。精神的。心理的。「―な変化が見られる」→物的 **シンデレラ** [名]大金持ちと結婚[ぶ]したり、思いがけない幸運にめぐまれた人。無名の境遇から急に脚光をあびるようになった人。「―ボーイ」▽西洋の童話の、主人公の少女の名。不幸な境遇にある娘[むすめ]が、魔法使いの助けでとつぜん王子と結婚する幸運をえるという話から。|Cinderella **しんてん** [日]【伸展】[名]①勢力や範囲[児]などがのびひろがること。また、のばしひろげるこ [伸張と]。「事業が―する」 [圏] **しんてん** [目]【進展】[名][下]」ものごとが進行し、展開すること。すすみひろがること。「議論の―」「捜査が―する」 **しんてん【親展】** [名]封書[ゞ]で、あて名のわきに書くことば。「あて名の人がみずから開いてほしい」という意味。 [圏]親披[咇]・直披[ょく]▽「親」はみずから、「展」はひらく意味。 **しんでん【神殿】** [名]神をまつってある建物。神社の本殿など。 **しんでん【新田】** [名]新しく切り開いてつくった田地。とくに、江戸時代のものについていう。 [本田競]▽江戸時代より前のものは「墾田〜」という。 **しんでんず【心電図】** [名]心臓の活動にともなって起こる電流の変化を、波形の曲線で記録したもの。心臓病の診断[殻]などに用いる。 **しんてんち【新天地】** [名]新しく開かれた世界。あらたな活躍の場所。「―を求める」 [圏] 新世界 **しんでんづくり【寝殿造り】** [名]平安時代の貴族の住宅の様式。寝殿を中心に、東・西・北に対の屋[ゃ]、南に池をつくり、池に臨[。]そんで釣殿を建て、それぞれを廊下でつなぐ。室内は板敷[いょき]で、ついたてなどでしきる。→下段図 **しんてんどうち【震天動地】** [回漢]天地をふるいごかすほど世間[点]をびっくりさせること。「―の大事件」 [團]驚天[碟];動地 **しんと【信徒】** [名]ある宗教を信じている人。信者。 **しんど【深度】** [名]深さの程度。「―五○メートルの海底」 **しんど【進度】** [名]ものごとの進みぐあい。はかどりぐあい。「授業の―」 **しんど【震度】** [名]ある場所における、地震のゆれの程度。0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7の一〇段階。 **しんでんづくり** 北の対の屋 東の対の屋 寝殿 西中門 泉殿 東中門 西の対の屋 釣り殿 遣り水 中島 池 <692> 段階。以前は、無感・微震・軽震・弱震・中震・強震・烈震・激震の八段階。マグニチュードとは別。 **しんどい**[形]骨が折れる。やっかいだ。また、くたびれた。「―仕事」「からだが―」▽関西地方の方言。「しんろう(辛労)」の変化した形。 **しんとう【心頭】**[名]こころ。心の中。「いかり―に発する」 **心頭滅却すれば火もまた涼し** どんな困難も強い心さえもてば、少しも苦しさを感じないですむ。熱いはずの火もすずしく感じる。 **しんとう【神道】**[名]日本固有の宗教。祖先を敬いまつることを基本とする。▽「しんどう」とは読まない。 **しんとう【浸透】**[名・―スル]①液体などがしみとおること。しみこむこと。「―圧」類浸潤②考えかたや習慣などが、しだいにゆきわたること。 **しんとう【親等】**[名]親族のあいだで、血すじのこさの程度を示すことば。自分からみて、親と子供は一親等、きょうだいは二親等、おじ・おば・おい・めいは三親等、いとこは四親等となる。[同]等親▷下段図 **しんどう【神童】**[名]才能がきわめてすぐれている子供。「幼くして―とうたわれる」 **しんどう【振動】**[名・―スル]①ゆれうごくこと。また、ゆりうごかすこと。②物体が一点を中心に往復する運動。「―数」「ふりこが―する」 > ●親等図 **しんどう【震動】**[名・―スル]地震などのように、小刻みにふるえうごくこと。「家鳴[やな]りが―する」 **しんどう【新道】**[名]新しくつくった道。⇔旧道 **じんとう【陣頭】**[名]仕事や活動の場の第一線。「―に指揮をとる」「―に立って働く」[同]最前線▽もと、軍隊の先頭。戦陣のまっさきという意味。 **じんどう【人道】**[名]①人としての正しい道。「―にはずれた行為だ」[同]人倫②人が歩くための道。歩道。⇔車道 **じんどうしゅぎ【人道主義】**[名]人間愛にもとづいて、人類全体の幸福や平等を実現しようとする立場。ヒューマニズム。[類]博愛主義 **じんとうぜい【人頭税】**[名]収入などにかかわらず、全員一律に同額でかける税。 **じんどうてき【人道的】**[形動]人としてなすべき道にかなっているようす。「難民救済は―な行為だ」[類]人間的・道徳的⇔非人道的 **じんとく【人徳】**[名]その人自身にそなわっている徳。他人から信望をえる人がら。「―がある」 **じんどる【陣取る】**[動]①陣を構える。②陣地をとるように、ある場所をしめる。「会場の最前列に―」 **シンドローム**[名]特定の病因や異なる病因によって生じる一群の身体的・精神的な症状。症候群。また、広く病的なまでに異常な一連の身体的・精神的傾向。「ピーターパン―」[symndrome] **シンナー**[名]塗料や接着剤などをうすめるために使う、揮発性の液体。蒸発した気体を吸うと中毒になり、幻覚などの症状が出る。[thinner] **しんに【真に】**[副]ほんとうに。まことに。また、真剣に。「―英雄らしい行動」「―国を思う心」 **しんにち【親日】**[名]他国の人が日本に好意をもち、親しくすること。「―家」[類]知日⇔反日 **しんにゅう【侵入】**[名・―スル]他人の家や他国の領土などに、むりにはいりこむこと。「不法―」[類]闖入 **しんにゅう【進入】**[名・―スル]前進してきて、ある地域の中にはいること。「―禁止」 **しんにゅう【浸入】**[名・―スル]建物などに水がはいること。 **しんにゅう【新入】**[名]会社や団体組織などに新しくはいること。また、新しくはいった人。「―社員」「―生」[類]新入り・新米・新参 **しんにょ【信女】**[名]出家せずに仏教を信仰する女子。また、死後、女子の戒名につける称号。[対]信士 **しんにょ【真如】**[名]仏教で、永久不変の絶対の真理。ものごとを支える、あるがままの真理。▽「真実如常」という意味から。 **しんにん【信任】**[名・―スル]信用してものごとをまかせること。「―投票」「国会の―をえる」⇔不信任 **しんにん【新任】**[名・―スル]ある仕事や立場に新しく任命されること。また、その人。「―の課長」→旧任・先任 **しんにんじょう【信任状】**[名]正式の外交使節であることを証明する文書。 **しんねりむっつり**[名・形動]思っていることを口に出して言わないようす。また、陰気でにえきらない性質やそのような性質の人。 **しんねん【信念】**[名]それが正しいと、かたく信じて疑わない心。「―をもって行動する」[類]信条 **しんねん【新年】**[名]新しい年。一年の始め。正月。「謹賀―」[類]新春⇔旧年 <693> **しんのう【親王】**[名]天皇家の、嫡出[ちゃくしゅつ]の男性の子や孫の呼び名。[対]内親王 **じんのうしょうとうき【神皇正統記】**[作品]一三三九年。北畠親房[きたばたけちかふさ]の作。神代から後村上天皇までの天皇の年代記に親房独自の論評を加えた歴史書。南朝の正統性を主張したものという。 **しんば【新派】**[名]①新しい流派。⇔旧派②「新派劇」の略。明治中期におこった現代劇。川上音二郎[かわかみおとじろう]らが自由民権思想を宣伝するためのしばいを創始したのに始まる。当初、壮士しばいと見なした呼び名。 **シンパ**[名]同情者。共鳴者。とくに、特定の政治的運動を背後で助ける人。シンパサイザー。▽sympathizer から。 **しんび【神秘】**[名・形動]人の知恵でははかりしれないふしぎな現象。「生命の―」「―的」 **しんぱい【心配】**[名・形-動]①<名・スル・形動>気にすること。不安に思うこと。きがかり。「―をかける」「無用の―」類憂慮②<名・スル>世話をすること。めんどうをみること。「就職の―をする」[類]配慮 >「つかいわけ」→「憂慮」を見よ。 **じんばおり【陣羽織】**[名]昔、武士が戦場で、よろいの上に着たそでのない羽織。 **しんばげき【新派劇】**[名]↓「しんぱ②」 **シンパサイザー**[名]↓「シンパ」 **しんばつ【神罰】**[名]神が下す罰。天罰。「―が下る」 **しんはなつみ【新花摘】**[作品]一七九七年。与謝蕪村[よさぶそん]の作。蕪村の句文集を、門人の月渓[げっけい]が挿絵を加えて刊行したもの。 **しんばりぼう【心張り棒】**[名]戸じまりに使うつっかい棒。しんばり。「―をかう」 **シンバル**[名]打楽器の一つ。一対の金属製の円盤を打ちあわせて鳴らす。[cymbals] →図「オーケストラ」 **しんばん【侵犯】**[名・―スル]他国の領土や権利などをおかすこと。「領海―」 **しんばん【新版】**[名]①新しく出版した本。[類]新刊②以前に出版した本の内容や体裁などを改めて、あらたに組みなおして出版したもの。旧版▽新しく版を組みなおしていない、部分訂正や追加によるものは、「改訂版」「増補版」などという。 **しんばん【審判】**[名・―スル]①事件の真相を調べて判断を下すこと。[類]裁判②運動競技で、勝敗や反則の有無をきめること。また、その役の人。[類]ジャッジ・アンパイア・レフェリー **しんばん【親藩】**[名]江戸時代、徳川一門の近親諸大名をさしていう。 **しんび【真否】**[名]真実か真実でないか。ほんとうと、うそ。「―をたずねる」[類]真偽 **しんびがん【審美眼】**[名]美しいものとみにくいものとを見分けることのできる力。 **しんびつ【真筆】**[名]ほんとうにその人が書いたもの。[対]偽筆[にせふで] **しんぴつ【親筆】**[名]身分の高い人がみずから書いたもの。[同]自筆▽「親」は、みずからという意味。 **しんぴょうせい【信憑性】**[名]ものごとをほんとうのこととして信用できる度合い。どこまで信頼できるかという程度。「―のない話」 **しんぴん【新品】**[名]まだ使っていない新しい品物や製品。「―同様の品」⇔中古品・古物 **じんびん【人品】**[名]顔つきや動作が示す、その人の品位。「―いやしからぬ人」「―骨柄」 >「つかいわけ」→「人格」を見よ。 **しんぷ【神父】**[名]キリスト教のカトリックで、司祭を敬った呼び方。ファーザー。パードレ。[対]牧師 **しんぷ【新婦】**[名]結婚したばかりの女性。はなよめ。[対]新郎 **ジンフィーズ**[名]カクテルの一種。ジンに炭酸水・レモンじる・砂糖などをまぜたもの。ジンフィズ。[gin fizz] **しんぷう【新風】**[名]いままでにない新しいやりかたや傾向。「―をふきこむ」 シンフォニー[名]交響曲。[symphony] **しんぶく【心服】**[名・―スル]心から尊敬し、従うこと。「彼に―している」[類]敬服 **しんぶく【心腹】**[名]こころ。胸中。心中。 **心腹に落ちる** なっとくする。合点がいく。 **心腹の友** たがいに胸中を明かしあった親友。 **心腹の病**[やまい] とりのぞくのが困難な敵。▽胸と腹の病気は治りにくいことから。 **しんぶく【振幅】**[名]物体が振動しているときの、中心からの一番遠い点までの距離。 **しんぶく【震幅】**[名]地震計に記録された地震のゆれはば。 **しんふぜん【心不全】**[名]心臓の機能障害によって、血液の供給がじゅうぶんにおこなわれない状態。 **しんぶつ【神仏】**[名]かみと、ほとけ。また、神道と仏教。「―をたのむ」「―混交[こんこう]」 **じんぶつ【人物】**[名]①ひと。人間。「登場―」[類]人②ひとがら。性質。また、入がらや能力がすぐれていること。「非凡の―」[同]器量 **しんぶつこんこう【神仏混交】**[名]→「神仏習合」に同じ。 **しんぶつしゅうごう【神仏習合】**[名]日本古来の神道と、外来宗教の仏教とを結びつけた信仰。奈良時代から神と仏の調和がはかられ、平安時代には、神は仏の仮の姿であると考える本地垂迹[ほんじすいじゃく]説が唱えられた。 **じんぶつぞう【人物像】**[名]性格・行動・容姿などを通してとらえた、その人全体の姿。人間像。「―をうきぼりにする」 **シンプル**[形動]単純なようす。また、素朴な。質素な。「―なデザイン」「―ライフ」[simple] **しんぶん【新聞】**[名]社会の最新の出来事を、多くの人々にできるだけ速く知らせるために、定期的に発行する印刷物。「―記者」「―紙」<かぞえ方>部。 **じんぶん【人文】**[名]人間がつくった文化や文明。「じんもん」とも。⇔自然 **じんぶんかがく【人文科学】**[名]人間の文化に関する学問。また、自然科学・社会科学に対して文化科学。 <694> 学。哲学・歴史学・文学・言語学など。 **しんぶんしゃ【新聞社】**[名]新聞の記事を集め、編集して発行する会社。 **じんぶんしゅぎ【人文主義】**[名]人間を肯定し、人間性を抑圧するものからの解放を目ざす思想や運動。とくに、古代ギリシャ・ローマへの回帰とキリスト教的世界観からの脱却を唱えたルネサンスの代表的な立場。ヒューマニズム。 **しんぶんすう【真分数】**[名]分子が分母より小さい分数。たとえば、1/3や4-5など。[対]仮分数 **しんぶんだね【新聞種】**[名]新聞記事の材料になるような事件やさわぎ。とくに、新聞の社会面にのるような出来事。 **じんべい【甚平・甚兵衛】**[名]男子用の夏の室内着。筒[つつ]そでで、たけも短く、帯を使わない着物。じんべ。 **しんぺん【身辺】**[名]身のまわり。「―を護衛する」「―整理」 **しんぼ【進歩】**[名・―スル]ものごとがよいとされる方向へ進んでいくこと。「―が早い」「文明の―」→退歩 >「つかいわけ」進歩・発展 「進歩」は、質的に価値があると思われる方向へ進むこと。「科学の進歩」。「発展」は、質だけでなく、量的に広がること。「日本経済のめざましい発展」。 **しんぼう【心房】**[名]心臓の上半分。左心房と右心房に分かれ、静脈から血液を受けて心室に送るはたらきをする。 **しんぼう【心棒】**[名]①車輪やこまなど、回転するものの中心となる棒。回転軸。②活動の中心となる人やもの。 **しんぼう【辛抱】**[名・―スル]つらさにたえること。じっとがまんすること。「―強い」[類]忍耐▽「辛棒」は誤り。 **辛抱する木に金がなる** じっとがまんして働いていれば、しぜんとかねがたまるものだ。 **しんぼう【信望】**[名]人々から受ける信用と人望。「―が厚い」「―を集める」 **しんぼう【深謀】**[名]深い見通しをもった考えや計略。「―をめぐらす」[同]深慮 **しんぼう【信奉】**[名・―スル]ある教えや思想などを信じて、たいせつに守ること。「―者」 **じんぼう【人望】**[名]多くの人から、尊敬や信頼を寄せられること。「社内で―を集める」 >「つかいわけ」人気・人望 「人気」は、単に大勢の人に好まれて評判がいいこと。「クラスの人気者」。「人望」は、大勢の人に尊敬されたり信頼されたりすること。「人望を集め、リーダーになる」。 **しんぼうえんりょ【深謀遠慮】**[四漢]遠い将来のことまで深く考えをめぐらして立てた計画。 **しんぼく【神木】**[名]神社の境内などで、とくに神聖視される樹木。▽奈良の春日大社[かすがたいしゃ]の神木は、平安後期、興福寺の僧兵がかざして都にのぼり、朝廷に不満を示すのに使われた。 **しんぼく【親睦】**[名・―スル]たがいに親しむこと。仲よくすること。「―をはかる」「―会」[類]懇親 **シンポジウム**[名]ある問題について複数の人が意見を出し、さらに、聴衆の質問に答える形式の討論会。[symposium] **しんぼてき【進歩的】**[形動]いままでの考えかたや制度などに満足せず、多くは合理主義の立場に立って、もっとよい方向へ進んで変えていこうとするようす。「―な思想」「―教育方針」[類]革新的⇔保守的 **シンボリズム**[名]一九世紀末、フランスでおこった詩の傾向。写実ではなく象徴による表現を目ざす。ボードレールやマラルメらが有名。日本の蒲原有明[かんばらありあけ]や北原白秋[きたはらはくしゅう]などにも影響をあたえた。象徴主義。サンボリスム。[symbolism] **シンボル**[名]ある抽象的なものごとを表現するためのしるし。象徴。「―マーク」「ハトは平和の―」[symbol] **しんぼん【新本】**[名]①人が読んでいない新しい本。[対]古本②新しく出版された本。新刊。 **しんまい【新米】**[名]①その年に収穫した米。⇔古米②始めたばかりで、まだ慣れていないこと。また、未熟な人。[類]新入り・新参 **じんましん【×蕁麻疹】**[名]皮ふに一時的な赤い発疹ができ、かゆくなる病気。食物や薬品などのアレルギーによることが多い。 **しんみ【新味】**[名]いままでにない、新しいおもむきやよさ。あたらしさ。「―がとぼしい」 **しんみ【親身】**[形動]肉親に対するのと同じような心づかいをするようす。「―になって世話をする」▽もと、血縁の近い人、肉親という意味から。 **しんみつ【親密】**[形動]親しくてとても仲がいいようす。「―になる」「―な仲」[類]懇意 **じんみゃく【人脈】**[名]政治や学問などの世界で、考えかたや利害などを同じにする人々のつながりを、山脈にたとえたことば。「―をたどる」 **しんみょう【神妙】**[形動]これまでの態度では考えられないほど、おとなしく、すなおで、感心なようす。「―にしろ」「―な心がけ」 **しんみりと**[副]①もの静かで心細いようす。「昔をふりかえって―と話す」②心が強くうたれ、ものさびしくしずんでいるようす。「犠牲者を思うと―する」 **じんみん【人民】**[名]国家や社会を構成している人々。国民。「―主権」「―戦線」[類]民衆 **人民の人民による人民のための政治** 民主主義の理念をあらわすことば。アメリカ大統領リンカーンが、ゲティスバーグでおこなった演説の一節。 <695> **じんみんこうしゃ【人民公社】**[名]一九五八年に、中国で、地域ごとにつくられた社会組織。産業・行政・軍事・文化の一体化を目ざした。しかし、八二年の新憲法制定にともない解体された。 **じんみんしゅけん【人民主権】**[名]政治を最終的に決定する主権が人民にあること。民主主義を支える根本原理。▽フランスの思想家ルソーは、それが不可譲・不可分のものであることを説いた。 **しんめ【新芽】**[名]春、新しく出てきた芽。若芽。「やなぎの―がふく」 **しんめい【身命】**[名]自分のからだと命。一身。「しんみょう」とも。「―をなげうつ」 **じんめい【人名】**[名]人の名前。「―辞典」 **じんめい【人命】**[名]人間の命。「―にかかわること」「―救助」 **じんめいようかんじ【人名用漢字】**[名]人名用として特別に定められた八六二字の漢字。人名用漢字表ではその読みかたは示されていない。名前として使用できる漢字は、常用漢字二一三六字と合わせて二九九八字である。(二○一五年一月七日) **シンメトリー**[名]左右対称であること。左右相称。[symmetry] **じんめんじゅうしん【人面獣心】**[四漢]人の顔をしながら、心はけもののように冷たい人。また、恩義やはじを知らない人。ひとでなし。「にんめんじゅうしん」とも。 **しんめんもく【真面目】**[名]そのもの本来の姿や価値。真価。「しんめんぼく」とも。「―を発揮する」[類]本領・真骨頂 **しんもつ【進物】**[名]人にさしあげる品物。ギフト。「ご―に最適」[類]贈答品・お遣い物 >「つかいわけ」進物・贈り物 「進物」は、季節のあいさつなど、儀礼的で習慣になっているものをいうことが多い。「お中元の進物用」。「贈り物」は、私的で、気持ちをこめることが多い。「誕生日の贈り物」。 **しんもん【審問】**[名・―スル]①くわしく問いただすこと。くわしくたずねること。②裁判所が関係者に、事情などを述べる機会をあたえ、くわしく聞くこと。 **じんもん【人文】**[名]「人文」に同じ。 **じんもん【尋問・×訊問】**[名・―スル]裁判官や警察官が、証人や被告人などに問いただすこと。「不審―」「誘導―」 **じんもん(陣門)に降**[くだ]る 敵に敗れて降参する。[類]軍門に降る **しんや【深夜】**[名]まよなか。よふけ。「―営業」「―放送」 **じんや【陣屋】**[名]①昔、合戦のとき兵士がねとまりしたところ。②江戸時代の小藩[しょうはん]の大名や郡代・代官の居所。 **しんやくせいしょ【新約聖書】**[名]キリスト教の経典の一つ。イエスの生涯や教えなどが書かれている。四福音[ふくいん]書(=マタイ伝・マルコ伝・ルカ伝・ヨハネ伝)、使徒行伝[ぎょうでん]、使徒たちの手紙、黙示録[もくしろく]からなる。[対]旧約聖書▽イエスが神と人間のあいだにたてた新しい契約の書という意味。「約」は、契約のこと。「新訳聖書」は誤り。 **しんゆう【親友】**[名]おたがいに心から許しあった親しい友達。「無二の―」「―知己」 **しんよう【信用】**[名・―スル]①確かだと思ってうけいれること。「きみのことばを―する」[類]信認②現在のようすから判断して、将来もまちがいを起こさないと推測できること。「店の―にかかわる」 >「つかいわけ」→「信頼」を見よ。 **しんようがし【信用貸し】**[名]保証や担保なしで、相手を信用して金品を貸すこと。 **しんようきんこ【信用金庫】**[名]信用金庫法にもとづく会員組織の中小金融機関。事業地域や、会員以外への貸し出しが制限されている。 **しんようくみあい【信用組合】**[名]「信用協同組合」の略。中小企業経営者などの組合員に資金を貸しつけ、また、預金の便宜をはかる機関。 **しんようじゅ【針葉樹】**[名]針のような形の葉をもつ樹木。常緑樹の高木が多い。マツ・スギ・ヒノキなど。[対]広葉樹 **しんようわかしゅう【新葉和歌集】**[作品]一三八一年。宗良親王[むねよししんのう]の撰。南朝が北朝に対抗して編集した準勅撰[じゅんちょくせん]和歌集。新葉集。二○巻。 **しんらい【信頼】**[名・―スル]相手を信じてたよること。「―を裏切る」「国民の―にそう」「―性に欠ける」 >「つかいわけ」信頼・信用 「信頼」は、「信用」して疑わないだけでなく、その人がたよりになる人だと思われること。「会社の信用を落とす」「彼は信頼するにたる人物だ」。 **しんらつ【辛辣】**[形動]文章やことばなどが、するどく相手につきささるように厳しいようす。「―な批評」[類]痛烈 **しんらばんしょう【森羅万象】**[四漢]この世のすべてのものごとや現象。[類]万物▽「森羅」は、限りなく並びつらなるという意味。 **しんらん【親鸞】**[人名]一一七三—一二六二年。鎌倉初期の僧。浄土真宗の開祖。法然[ほうねん]に入門し、のち、他力[たりき]による極楽往生[ごくらくおうじょう]を説き、悪人正機[あくにんしょうき]の説を唱えた。著書に「教行信証[きょうぎょうしんしょう]」、語録として「歎異抄[たんにしょう]」がある。 **しんり【心理】**[名]心のはたらき。意識の動き。「―的効果をねらう」「群集―」 **しんり【真理】**[名]ほんとうのこと。正しい道理。だれもが正しいとする事実や法則。「永久不変の―」 **しんり【審理】**[名・―スル]裁判で、法律にもとづいて判断するために、事実関係をくわしくとり調べること。「―を進める」 <696> **しんりがく【心理学】**[名]人間や動物の、意識と行動とのかかわりなどを研究する学問。「児童―」 **じんりきしゃ【人力車】**[名]客を乗せて車夫[しゃふ]が引いて走る二輪車。明治時代から昭和の初めにかけて用いられた。 **しんりしょうせつ【心理小説】**[名]人物の心理描写に重点を置き、感情や心理を細かく解剖・分析してえがいた小説。おもに、スタンダールをはじめフランス文学が伝統的に用いた手法。 **しんりそうしゅぎ【新理想主義】**[名]一九世紀後半からおこった哲学的な思潮。自然主義や唯物論に反対して精神的な充実や理想を重視した。日本では白樺派の運動をさす。 **しんりびょうしゃ【心理描写】**[名]人物の微妙な心の動きや意識の変化をえがくこと。 **しんりゃく【侵略・侵掠】**[名・―スル]他国に侵入して武力で領土をうばいとること。「―戦争」 **しんりょ【深慮】**[名]深く思いめぐらすこと。また、深い考え。「―遠謀」⇔浅慮 **しんりょう【診療】**[名]診察と治療。「―所」 **しんりょく【深緑】**[名]こい緑色。ふかみどり。 **しんりょく【新緑】**[名]初夏のころの若葉のみずみずしい緑。「―が燃える」「―の候となりました」 **じんりょく【人力】**[名]人間の能力。人間の力。「―のおよぶところにあらず」▽「人力車」の場合は「じんりきしゃ」と読む。 **じんりょく【尽力】**[名・―スル]ものごとをやりとげるため、力をつくすこと。「文化交流に―する」 **しんりん【森林】**[名]木のたくさんおいしげっているところ。「―開発」「―浴」「―公園」 **じんりん【人倫】**[名]①人間の守るべき道徳。人としての道。「―にもとる(=反する)」[類]人道②人間と人間との関係。また、人間一般。 **しんりんよく【森林浴】**[名]森林の中で、新鮮で澄んだ空気にふれ、気分をさわやかにすること。 **しんるい【親類】**[名]家族以外の、血すじや結婚でつながっている人々。「―づきあい」「―縁者」[類]親族・親戚・身内 **じんるい【人類】**[名]人間を他の動物から区別していうことば。生物学的には霊長目[れいちょうもく]ヒト科の哺乳動物。ホモサピエンス。「―初の快挙」「文化―学」 >「つかいわけ」→「人間」を見よ。 **じんるいあい【人類愛】**[名]特定の個人に対してではなく、人類全体に対する愛情。 **しんるいづきあい【親類付き合い】**[名]親類相互の間でのつきあい。また、親類同然の親しいつきあい。 **しんれい【心霊】**[名]肉体とは別に存在していると考えたときの、心や、そのはたらき。たましい。また、現代科学では説明できないふしぎな精神現象。テレパシーなど。「―術」「―写真」 **しんれき【新暦】**[名]太陽暦のこと。陽暦。[対]旧暦▽日本では一八七二年一二月に旧暦を廃して採用した。 **しんろ【針路】**[名]船や飛行機などが進むべき方向。磁針によって測定したコース。「北に―をとる」 **しんろ【進路】**[名]これから進んでいく方向・方面。「台風の―にあたる」「―指導」⇔退路 **しんろう【心労】**[名・―スル]心配しすぎたために起こる、心のつかれ。「―が重なってたおれる」 **しんろう【辛労】**[名・―スル]ひどい苦労。ほねおり。「辛苦―」 **しんろう【新郎】**[名]はなむこ。結婚式などでいう。[対]新婦 **しんろうまんしゅぎ【新浪漫主義】**[名]自然主義に反対する立場の考えかた。快楽を好む傾向が強い。耽美主義。谷崎潤一郎[たにざきじゅんいちろう]・永井荷風[ながいかふう]の小説、北原白秋[きたはらはくしゅう]の詩など。 **じんろく【甚六】**[名]お人よしでおろかな長男をからかっていう語。「総領の―」 **しんわ【神話】**[名]①昔から伝えられた、その民族の神を中心とする伝説や説話。「ギリシャ―」②根拠がないのに、多くの人に正しいと信じられていること。また、非合理的な理念や固定観念。「絶対不敗の―」 **す**[子]→「し」 **す**[素]→「そ」 **す【州・×洲】**[名]海・川・湖などの底に土砂がたまって島のように水面にあらわれたところ。「三角―」 **す【素】**[名]①<造語>とくに構えたりかざったりしないこと。「―で演じる」「―のまま」①<造語>[「素~」の形で]①他のものが加わらず、そのままであること。「―手」「―うどん」「―どまり」②特別な用意をしないこと。「―語り」「―おどり」③何のかざりもない、みすぼらしいなどの軽べつの意味をそえる。「―かんぴん」「―浪人[ろうにん]」④その性質がすべてそのままあらわれているようす。「―早い」「―っとんきょうな声」 **す【巣】**[名]①鳥・けもの・虫などのすみか。「―づくり」②人が住みつくところ。「二人の愛の―」③よくない者の出入りするところ。「不良の―」 **す【酢・×醋】**[名]酢酸をふくむ、すっぱい味の液体調味料。「米―」「三杯―[さんばいず]」 **ず【図】**[名・ズ]ものの形や状態・関係などをわかりやすくえがいたもの。絵。「―で示す」「山水の―」[名]ようす。光景。「とても見られた―ではない」[―スル・ズ]本。地図。②考えをめぐらす。はかる。また、計画。 <697> **ずあん【図案】** 工芸品などで、それにふさわしい形・色・模様の組みあわせなどをえがいたもの。デザイン。 **すい[水]** 水・0画 全4画 水水水 ●みず。②海・川・湖など、みずのある場所。③みずのような液状のもの。④「水素」の略。⑤「水曜日」の略。 スイ ①水泳[すいえい] 水温[すいおん] 水道[すいどう] 飲料水[いんりょうすい] 洪水[こうずい] ②水陸[すいりく] 行雲流水[こううんりゅうすい] 山水[さんすい] ③洪水[こうずい] 水銀[すいぎん] 香水[こうすい] ④水爆[すいばく] みず 水掛け論[みずかけろん] 寝耳に水[ねみみにみず] 水辺[みずべ] **すい[垂]** 土・5画 垂垂垂垂 ①ぶらさがる。たれる。たらす。②上の人が下の者に残ししめす。 スイ 垂直[すいちょく]、胃下垂[いかすい] 懸垂[けんすい] 垂下[すいか] 垂線[すいせん] ②垂訓[すいくん] 垂迹[すいじゃく] 垂範[すいはん] たれる・たらす 釣り糸を垂れる[たれる] 垂れ幕[たれまく] 枝垂れ桜[しだれざくら]/帯を垂らす[たらす] **すい [推]** ・8画 全11画 推推推推 ◎前方へおし進める。②おしはかる。③よいものとして人にすすめる。 スイ 推移[すいい]、推進[すいしん] ②推測[すいそく] 推量[すいりょう] 邪推[じゃすい] 類推[るいすい] ③推挙[すいきょ] 推奨[すいしょう] 推薦[すいせん] おす 会長に推す[おす] **すい [吹]** 口・4画 吹吹吹吹 口をすぼめて息をはく。風がふく。また、管楽器を鳴らす。 スイ 吹奏[すいそう] 吹鳴[すいめい] 鼓吹[こすい] ふく 口笛を吹く[ふく] **すい [炊]** 火・4画 全8画 炊炊炊炊 食物を煮る。 スイ 炊事[すいじ], 炊飯器[すいはんき] 自炊[じすい] 雑炊[ぞうすい] たく 飯を炊く[たく] **すい[帥]** 巾・6画 全9画 帥帥帥帥 軍隊を率いる。また、率いる人。かしら。▽「師」(=先生)」は別字。 スイ 元帥[げんすい] 総帥[そうすい] 統帥[とうすい] **すい [粋】(粹)** 米・4画 全10画 粋粋粋粋 ①まじりけがない。②主要な部分。えりすぐったもの。「最新技術の―を集める」③世の中のことや人情がよくわかり、気がきいていること。風流であること。いき。「―をきかす」→野暮[やぼ] スイ 生粋[きっすい] 純粋[じゅんすい] ②精粋[せいすい] 抜粋[ばっすい] ③粋人[すいじん] 無粋[ぶすい] **すい[衰]** 衣・4画 全10画 衰衰衰衰 勢いがなくなる。おとろえる。↔盛[せい] スイ 衰弱[すいじゃく] 衰退[すいたい] 衰亡[すいぼう] 栄枯盛衰[えいこせいすい] 老衰[ろうすい] おとろえる やせ衰える[やせおとろえる] **すい[酔】(酔)** 酉・4画 全11画 醉醉醉醉 ●酒・薬・乗り物などによう。②ものごとに夢中になり、酒によったように、心がうっとりする。 スイ 酔眼[すいがん] 酔狂[すいきょう], 酔生夢死[すいせいむし] 酔漢[すいかん] 泥酔[でいすい] 麻酔[ますい] ②心酔[しんすい] 陶酔[とうすい] よう 音楽に酔う[よう] 二日酔い[ふつかよい] <698> **すい[遂]** [遂遂遂遂] 元・9画 全12画 なしとげる。やりとおす。▽「逐[ちく](=追う)」は別字。 スイ 遂行完遂既遂未遂[い] とげる 成し遂[と]げる 遂[つい]に **すい[睡]** [睡睡睡睡] 目・8画 全 ねむる。 スイ 睡魔、睡眠[忿]午睡[ㄏㄤˇˇ]昏睡[烹]熟睡[ほ] **すい[穂](穂)** [穗穗穗穗] 禾・10画 全15画 イネ・ムギ・ススキなどの茎[くき]のさきの、花や実のついた部分。ほ。また、そのような形をしたもの。 スイ 穂状[花穂]が出穂[ゅっ]灯穂[もら] 稲穂[駅ぇ]落ち穂拾い **すい[錘]** [錘錘錘錘] 金・8画 全16画 ●糸をつむぐ道具。また、巻きとった糸の数を数えることば。「絹糸五万―」②さおばかりのおもり。 スイ 紡錘 ②鉛錘[つむ] 錘[おもり] **すい[彗]** [彗彗彗彗] 羽・8画 全14画 ほうきぼし。 スイ 彗星 **すい[翠]** [翠翠翠翠] ヨ・8画 全11画 ●水鳥のカワセミ。② みどりいろ。 スイ 翡翠翠色[げぶく]翠嵐翠柳 **ずい[随](隨)** [随随随随] ・9画 全12画 ①あとからついていく。したがう。②思いのままに。 ズイ 随員[点] 随行[試]追随[灬]付随 ②随意[げ]、随時、随所随筆[竺] 半身不随[視] 随[したが]う意の随[まま] 波の随[まにまに] 随神[かんながら] **ずい[髄](髓)** [髓髓髄髄] 骨・9画 全19画 ●動物の骨や植物の茎[くき]の中心のやわらかいところ。「葦[もの]―から天井のぞく」「寒さが骨の―までしみる」「骨の―までくさっている(=根っからの悪人だ)」②ものごとの中心部や重要部。 ズイ 骨髄脊髄[鵞]脳髄 ②心髄真髄[神髄灬]精髄[灬] **ずい[瑞]** [瑞瑞瑞瑞] 王・9画 全13画 ●天子が諸侯[設]を任命したしるしの玉[ぎょく]。②めでたいしるし。③みずみずしい。 ズイ 瑞玉[~]②瑞雲[然]瑞兆瑞夢祥[瑞れは] みず 瑞枝瑞垣瑞穂 ●瑞西[双],瑞典[ェー] **すい【粋】** [名]漢字項目を見よ。 **すい【酸い】** [名]酸味がある。すっぱい。 >酸いも甘[ぁ]まいもかみわける 多くの経験を積んで、世間[だ]や人情を知りつくしている。 **ずい【髄】** [名]漢字項目を見よ。 **すいい【水位】** [名]ある基準の面から測った、川・海・湖沼[により]・ダムなどの水面までの高さ。「豪雨で―が上がる」 **すいい【推移】** [名][函]時がたつにつれて、ものごとの状態が移りかわること。「時代の―」「事態の―を見守る」 **ずいい【随意】** [名][形動]なににもしばられず、自分の思うまま。「どうぞごーに」「―筋[きん]」 [邇]勝手[ぃっ]・任意・恣意[to] **すいいき【水域】** [名]海や湖などの水面上の一定の区域。「危険―」 **ずいいち【随一】** [名]多くの中でいちばんすぐれていること。また、いちばんすぐれているもの。「日本―の山」「当代―の名人」 **スイート** [形動]①あまい。あまくち。「―コーン」 ②かわいらしい。「―ガール」「sweet **スイートハート** [名]恋人[怨]。愛人。一sweetheart **スイートピー** [圏]マメ科のつる性一年草。春、チョウのはねのような白・ピンク・むらさきなどの花が咲き✓ sweet pea **スイートホーム** [名]愛情あふれる楽しい家庭。とくに、新婚[説]家庭。一sweet home **スイートポテト** [名]サツマイモ。とくに、サツマイモを裏ごしして味つけし、焼いたもの。一sweet potato **ずいいん【随員】** [名]地位の高い人のお供をして、その仕事を助ける人。とくに、外交使節などに随行する人。「大使のーとして同行する」 **すいうん【水運】** [名]船で人や貨物を運ぶこと。「―の便がよい」 [圏]海運 [↔]陸運 **すいうん【衰運】** [名]おとろえていく傾向[ぶ]や運命。「―をたどる」 [対]盛運 **ずいうん【×瑞雲】** [名]めでたいしるしとされる雲。また、めでたいことの起こるきざし。「五色の―がたなびく」 **すいえい【水泳】** [名]「およぐこと。「寒中―」 [圏]遊泳 **すいあげる【吸い上げる】** [下]①吸いこんで上方〈あげる。「地下水をー」 ②人のえた利益などをとりあげて自分のものにする。「利益を―」 [類]搾取する ③他人の意見などをとりあげる。「会員の声を―」 **すいあつ【水圧】** [名]水の圧力。「―が高い」「―機」 **すいえき【×膵液】** [名]膵臓でつくられ、十二指腸に <699> **すいえん【水煙】**[名]①みずけむり。「―を上げる」[類]水しぶき②五重の塔などの九輪[くりん]の上部にある、火炎の形をしたかざり。 **すいえん【炊煙】**[名]炊事をするときにかまどから出るけむり。「―が立つ」 **すいえん【垂涎】**[名]↓「すいぜん」 **すいおん【水温】**[名]水の温度。「―計」 **すいか【水火】**[名]みずと、ひ。また、洪水と火災。「すいかく」とも。 **水火の争い** たがいに仲の悪い者どうしの争い。 **水火も辞さない** どんな困難があってもやりとげようとする。 **すいか【西瓜・水×瓜】**[名]ウリ科の一年生つる草。果実は丸く大形で、果肉は紅色や黄色など。水分が多くてあまい。夏の代表的なくだもの。▽植物学では、メロンやウリなどと同様、野菜の仲間である。黄色のスイカが先祖といわれる。 **すいか【×誰何】**[名・―スル]「だれか」と声をかけて、名前をただすこと。古い言い方。「やみの中で―する」 **すいがい【水害】**[名]洪水などによる被害。「十年来の―に見まわれる」[類]水禍・水難 **すいがい【透垣】**[名]タケや板で、あいだを少しすかしてつくったかき根。「すいがき」とも。▽「すきがき」→「すいがき」→「すいがい」と変化した形。 **すいかしんとう【垂加神道】**[名]江戸初期、山崎闇斎[やまざきあんさい]が始めた神道。儒学と神道を統合して、皇統の守護を唱えた。その天皇崇拝の思想は、のちの尊王運動に影響をあたえた。 **すいがら【吸い殻】**[名]タバコを吸ったあとの燃えさしの部分や灰。「―をしまつする」 **すいかん【水干】**[名]狩衣[かりぎぬ]の一種。胸・そで・そでつけにそれぞれ二つずつ菊綴[きくとじ]のかざりがある。えりに付いた二本のひもを結んで着る。もとは庶民の平服であったが、武士も用い、貴族も内々に着用した。 **すいかん【酔漢】**[名]酒に酔った男。よっぱらい。「―にからまれる」 **すいがんもうろう【酔眼×朦朧】**[四漢]酒に酔って目つきが定まらず、ものがはっきり見えないようす。 **ずいき【随喜】**[名・―スル]心から喜んでありがたがること。「―のなみだを流す」「―渇仰[かつごう](=ありがたく信仰すること)」 **ずいき【芋茎】**[名]サトイモの茎[くき]。赤むらさき色で、干したものを「いもがら」という。食用。 **すいきゃく【酔客】**[名]酒に酔った人。よっぱらい。 **すいきゅう【水球】**[名]プールで泳ぎながら、ボールを相手ゴールに投げいれて得点を争う、ハンドボールに似た水上競技。一チーム七名。ウォーターポロ。 **すいぎゅう【水牛】**[名]ウシ科の哺乳動物。水辺にすみ、草食性。インド・ミャンマー・タイなどで運搬用・耕作用に飼育される。 **すいきょ【推挙】**[名・―スル]その地位や仕事などにふさわしい人物としてすすめること。「横綱に―する」[同]推薦・推奨 **すいきょう【水郷】**[名]↓「すいごう」 **すいきょう【酔狂・粋狂】**[名・形動]ものずき。「―にもほどがある」「―人」[類]好事家・酔興 **すいぎょ(水魚)の交**[まじ]わり 非常に親密な交際。▽水と魚は切っても切れない関係にあることから。 **すいぎん【水銀】**[名]金属元素の一つ。ただ一つ常温で液状の金属。有毒だが、温度計・蛍光灯・医薬品などに広く使う。元素記号Hg **すいくち【吸い口】**[名]①口で吸う部分。とくに、キセルや巻きタバコの口にくわえるところ。→図「キセル」②吸いものにうかせて、かおりをそえるもの。ユズの皮やサンショウの芽など。[類]つま **すいくん【垂訓】**[名]弟子などに対し教えを示すこと。また、その教え。「山上の―」 **すいぐん【水軍】**[名]昔、水上での戦いを主とした軍隊。海軍。 **すいけい【水系】**[名]川の本流とそれに合流するすべての支流。「利根川―」 **すいけい【推計】**[名・―スル]計算によって数量を推定すること。「十年後の人口の―」 **すいげん【水源】**[名]川などの水が流れでるもと。みなもと。「―地」 **すいこう【水耕】**[名・―スル]土を使わずに、養分をとかした水溶液で植物を育てること。水栽培。[同]水耕法 **すいこう【推考】**[名・―スル]おしはかって考えること。 **すいこう【遂行】**[名・―スル]最後までやりとげること。「責務を―する」▽「ついこう」と読むのは誤り。 >「つかいわけ」遂行・成就・達成 「遂行」は、あたえられた仕事などを終わりまでやりとげること。「任務を遂行する」。「成就」は、願い望んでいたことをやりとげること。「願いごとが成就する」。「達成」は、目標をじゅうぶんなしとげること。「売り上げ目標を達成する」。 **すいこう【推敲】**[名・―スル]詩や文章の内容や表現がよくなるように、何度も考えを練ってつくりなおすこと。「―を重ねた作文」▽中国、唐の詩人の賈島[かとう]が「僧は推す月下の門」の句をつくったが、「推(おす)」を「敲(たたく)」にするかどうか、さんざん迷って韓愈[かんゆ]に聞いた結果、「敲」の字にきめたという故事から。 **すいごう【水郷】**[名]川や湖に沿った町村で、景色もいいところ。「すいきょう」とも。「―柳川」 **ずいこう【随行】**[名・―スル]えらい人につきしたがっていくこと。また、その人。「―員」 **すいこでん【水滸伝】**[作品]一五一○年ころ。中国、明の施耐庵[したいあん]の長編小説。宋江[そうこう]を首領として、一○八人の豪傑が梁山泊[りょうざんぱく]にたてこもり、悪徳官吏をこらしめる話。中国四大奇書の一つ。 **すいこてんのう【推古天皇】**[人名]五五四—六二八年。在位、五九二—六二八年。欽明天皇の第三皇女。敏達天皇の皇后。日本最初の女帝。聖徳太子を皇太子・摂政として政治をおこない、飛鳥[あすか]文化を築いた。 <700> **すいこむ【吸い込む】**[動]①液体や気体を吸って中に入れる。「新鮮な空気を―」②人やものを包みこんだり、ひき入れたりする。「霧の中に吸い込まれる」 **すいさいが【水彩画】**[名]水でとく絵の具でかいた絵。[対]油彩画 **すいさつ【推察】**[名・―スル]相手の気持ちや事情をおしはかったり、思いやったりすること。「―するにかたくない」[類]推測・推量・推理・推定 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **すいさん【水産】**[名]海や川などで産すること。また、魚・貝・海藻など。「―資源」「―試験場」[類]海産 **すいさん【推参】**[名・形動]①<名・・スル>招かれてもいないのに、自分からおしかけること。また、とつぜん訪問することのへりくだった言い方。「早朝より―し失礼しました」①<形動>さしでがましいようす。ぶしつけだ。「この―者」「―ながらおたずねしたい」「文章語。 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **すいさんかナトリウム【水酸化ナトリウム】**[名]白色半透明の固体。空気中に放置すると、水蒸気を吸収してとける(=潮解)。水溶液はアルカリ性を示し、タンパク質を変質させる。合成繊維やせっけんに使う。苛性ソーダ。 **すいさんぶつ【水産物】**[名]海や川などでとれる魚・貝・海藻など。また、その加工品。[同]海産物 **すいし【水死】**[名・―スル]水におぼれて死ぬこと。「―体があがる」[同]溺死 **すいじ【炊事】**[名・―スル]食物のにたきをして、食事のしたくをすること。「―当番」 **ずいじ【随時】**[名]①いつでも気の向いたときに。「必要なら―出むきます」「―入会できる」[類]常時②適当なときに。必要などに応じた、そのときどきに。「同人雑誌を―発行する」[類]適宜 **すいしつ【水質】**[名]水の成分や性質。「―検査」 **すいしゃ【水車】**[名]川の流れや落ちる水の力を利用して製粉などに使うしかけの車。みずぐるま。「―小屋」 **すいじゃく【衰弱】**[名・―スル]体力などがおとろえて弱くなること。「神経―」 **すいじゃく【垂×迹】**[名・―スル]仏や菩薩などが衆生[しゅじょう]を救うために、かりに神や人間の姿となってあらわれること。「本地―」 **すいしゅ【水×腫】**[名]からだの組織のすきまなどに、水分やリンパ液がたまること。水気[すいき]。むくみ。 **すいじゅん【水準】**[名]ものごとの価値や能力などの程度を判断する基準。「学力の―が高い」「文化―」 **すいじゅんき【水準器】**[名]面が水平かどうかを調べる道具。水平器。 **すいじゅんてん【水準点】**[名]土地の高さを測量するときの基準となる点。日本では国道や県道に沿って約二㌔ごとに石柱を設置して示す。地形図では□印。 **ずいしょ【随所・随処】**[名]いたるところ。あちこち。「―に誤りが見られる」 **すいしょう【水晶】**[名]石英[せきえい]が六角柱状に結晶したもの。不純物がまじると、むらさき・黒などの色がつく。印材・装身具・光学器械などに用いる。 **すいしょう【推奨】**[名・―スル]すぐれている点をほめて、それを人にすすめること。「先生ご―の本」 **すいしょう【推賞・推称】**[名・―スル]よいものとして人に向かってほめること。「―のことばを並べる」 **すいじょう【水上】**[名]水の上。水面。水辺。「―スキー」「―競技」「―警察」⇔陸上 **すいじょうき【水蒸気】**[名]水が蒸発してできた気体。また、それが冷えた、けむりのようなもの。蒸気。 **すいじょうきょうぎ【水上競技】**[名]競泳・シンクロナイズドスイミング・飛び込み・水球など、プールでおこなうスポーツ。[対]陸上競技 **すいしょうたい【水晶体】**[名]眼球の中にある凸レンズ形のすきとおったもの。光を屈折させて網膜も上に物体の像を結ばせる。♪図「め(目)」 **すいしょく【水食・水×蝕】**[名]波や雨水など、水が地表を少しずつけずって浸食していくこと。「―作用」[類]海食 **すいしん【水深】**[名]水の深さ。水面から水底までの垂直距離。「―二〇メートル」 **すいしん【推進】**[名・―スル]力を加えて前方へおし進めること。ものごとを積極的に進めていくこと。「―力」「省エネ―運動」 **すいじん【水神】**[名]水をつかさどる神。また、火を防ぎまもる神。水天。 **すいじん【粋人】**[名]①風流を好む人。②世の中のありさまや人の情け、男女のことなどをよくわきまえた、ものわかりのいい人。③芸者や芸人などのことに通じている人。通人。 **ずいじん【随身】**[名]身分の高い人のお供をすること。また、お供をして警護する人。古い言い方。▽今は「随行」、また「随員」という。 **すいしんき【推進器】**[名]船や航空機などを前におし進めるための装置。スクリューやプロペラなど。 **スイス**[国]正式国名は、スイス連邦。ヨーロッパ中央部、アルプス山脈の北側にある連邦共和国。永世中立国で、国際機関の本部が多い。アルプスの移牧や、精密機械工業が盛ん。国際的な金融業でも知られる。面積約四万一○○○平方㌔。首都ベルン。主要言語、ドイツ語・フランス語・イタリア語・ロマンシュ語。▽「瑞西」と当てる。 **すいすい**[副]とどこおりなく軽やかに動くようす。また、ものごとが順調に進行するようす。「―泳ぐ」「―と仕事をかたづける」[類]らくらく **すいせい【水生・水棲】**[名]動植物が水中に生えたり、生活したりすること。「―動物」[対]陸生 **すいせい【水星】**[名]太陽にいちばん近く、もっとも小さい惑星。直径は地球の約三分の一。ほぼ三か月で太陽を一周する。 **すいせい【水勢】**[名]水や川の流れる勢い。「―が強い」[類]流勢 <701> **すいせい【×彗星】**[名]太陽に近づいたとき尾をひくことのある、太陽系内の天体。ほうきぼし。「ハレー―」▽急に才能をあらわした人のたとえに使う。「―のごとくあらわれた新人」。昔は、彗星があらわれると戦争など悪いことが起こるとされ、不吉の前ぶれとおそれられた。 **すいせいがん【水成岩】**[名]堆積岩[たいせきがん]の大部分を占しめる岩。砂などが川や海の底に積もってできる。 **すいせいむし【酔生夢死】**[四漢]なんの業績もあげずに、無意味に一生を終わること。つまらない一生。「―の生涯」▽酔っぱらって夢を見ただけで死ぬという意味。 **すいせん【水仙】**[名]ヒガンバナ科の多年草。細長い茎[くき]のさきに、白や黄色の花をつける。 **すいせん【水洗】**[名・―スル]水で洗うこと。水で洗いなかすこと。「―便所」 **すいせん【垂線】**[名]直線や平面と垂直に交わる直線。垂直線。 **すいせん【推薦】**[名・―スル]自分がよいと思った人やものを、他人にすすめること。「―入学」[類]推挙・推奨 **すいぜん【垂涎】**[名・―スル]よだれを垂らすこと。また、あるものをひどく欲しがること。「すいえん」とも。「―の的[まと]」 **すいそ【水素】**[名]非金属元素の一つ。色もにおいも味もなく、いちばん軽い物質。燃えると酸素と化合して水になる。アンモニアの合成原料などに使う。元素記号H **すいそう【水葬】**[名]死体を海などの水中にしずめてほうむること。ほかに、火葬・土葬・風葬など。 **すいそう【水槽】**[名]水をためておく、すえ置きの入れもの。タンク。「―で魚を飼う」 **すいそう【吹奏】**[名・―スル]笛やラッパなどの管楽器をふいて演奏すること。「―楽団(=ブラスバンド)」 **すいぞう【×膵臓】**[名]胃の後ろにあって膵液を出す器官。血液中の糖分を調節するインシュリンというホルモンも分泌する。図「ないぞう(内臓)」 **すいそうがく【吹奏楽】**[名]管楽器を主体に、打楽器を加えておこなう合奏。 **ずいそう【随想】**[名]心にうかぶ考えや思い。また、それらを書きとめた文章。「―録」[類]随筆 **すいそく【推測】**[名・―スル]すでに知っていることをもとにして見当をつけること。「―の域を出ない」[類]推量・推理・推察・推定 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **すいぞくかん【水族館】**[名]水中にすむ生物を飼って、人に見せるようにした施設。すいぞっかん。アクアリウム。 **すいそばくだん【水素爆弾】**[名]水素原子が核融合したときに生じる高エネルギーを利用してつくる爆弾。原子爆弾の約一○○○倍の力をもつ。略して「水爆」とも。 **すいたい【衰退・衰頹】**[名・―スル]おとろえて、しだいに勢いがなくなること。「農業の―」[類]衰微・衰亡▽文化や社会のありさまについて用いる。人間の体力などについては「衰弱」という。 **すいたい【酔態】**[名]ひどく酒に酔ったようす。「―をさらす」 **すいちゅう【水中】**[名]水の中。「―花」「―カメラ」 **すいちゅうよくせん【水中翼船】**[名]船底に翼[よく]があって、スピードが増すにつれてうきあがり、高速で走るしくみの小型の船。ハイドロフォイボート。 **ずいちょう【×瑞兆】**[名]国家にとってめでたいことの前ぶれ。めでたい前兆。[類]吉兆 **すいちょく【垂直】**[名・形動]①重力の方向に垂れていること。[類]鉛直[たい]水平②直線や平面に対して直角の方向であること。「―とび」「―線」 **すいちょくしこう【垂直思考】**[名]問題を解決するのに常識的なわくの中で考えること。[対]水平思考 **すいちょくりちゃくりくき【垂直離着陸機】**[名]→「ブイトール」 **すいつく【吸い付く】**[動]①吸うように、ぴたりとくっついてはなれない。「たこが―」②いつも吸って、吸いなれている。 **すいつける【吸い付ける】**[動]①吸うようにして密着させる。また、吸ってタバコの火をつける。 **スイッチ**[名]①<名>電流を流したり止めたりする装置。「―を入れる」①<名・・スル>他のものに切りかえること。[switch] **スイッチバック**[名]列車が進行方向を前後に変えて、折り返しながら、急な斜面をジグザグ形に登りおりすること。[switchback] **スイッチヒッター**[名]野球で、左右どちらの打席でも打てる打者。[switch-hitter] **すいてい【水底】**[名]海・川などの水の底。みずそこ。みなそこ。海底 **すいてい【推定】**[名・―スル]①すでにわかっていることをもとに、こうだとかりにきめること。「―年齢」[類]推測・推量・推察・推理 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 [助動]文法根拠もや確信があってものごとをおしはかる気持ちをあらわす言いかた。口語では、動詞・形容詞の終止形や、形容動詞の語幹・名詞に助動詞「らしい」を付けてあらわす。「雨が降るらしい」「あの人影は父らしい」。また、文語では「らし」を付けてあらわす。 **すいてき【水滴】**[名]①水のしずく。水のしたたり。②すずりにさす水を入れておく、水入れ。 **すいでん【水田】**[名]イネなどをつくる、水を入れた田。「みずた」とも。[対]陸田 **すいとう【水筒】**[名]飲み水などを入れて持ちあるく容器。 **すいとう【水痘】**[名]ウイルスによって感染する子供の急性感染症。発熱して全身に小さな水疱[すいほう]が生じ、かゆい。みずぼうそう。 **すいとう【水稲】**[名]水田でつくるイネ。[対]陸稲 **すいとう【出納】**[名]支出と収入。金銭やものの出し入れ。「―係」 **すいどう【水道】**[名]①ダムなどから飲料水や工業用水を供給する設備。上水道。 <702> ②海で、両方を陸ではさまれてせまくなっている部分。「紀伊―」[類]海峡 **すいどう【×隧道】**[名]トンネル。「ずいどう」とも。 **すいとる【吸い取る】**[動]①吸いだしたり、しみこませたりする。「養分を―」「汗を―」②他人の利益などを、苦労しないで自分のものにする。「もうけを―」 **すいとん【水団】**[名]小麦粉に水を加え、だんご状にしたものを実にしたしる。 **すいなん【水難】**[名]洪水や高潮などによる災難。また、難破や水死など、水上であう災難。[類]水害・海難 **すいのみ【吸い飲み・吸い×呑み】**[名]病人がねたまま水などを飲むのに使う容器。きゅうすに似ているが、つぎ口が長い。 **すいばいか【水媒花】**[名]花粉が水面にうかんで運ばれ、めしべにつき受粉する水生植物。キンギョモ・クロモなど。▽ほかに、風媒花・虫媒花など。 **すいばく【水爆】**[名]「水素爆弾」の略。 **すいはん【垂範】**[名・―スル]模範を示すこと。てほんを示すこと。「率先―」 **すいばん【水盤】**[名]花を生けるのに使う、浅くて広い陶器や金属でできた器。 **ずいはん【随伴】**[名・―スル]①お供をしてつきしたがうこと。[類]随行②あることにともなって生じること。「―作用」 **すいび【衰微】**[名・―スル]おとろえて勢いが弱くなること。[類]衰退・凋落 **ずいひつ【随筆】**[名]見聞きしたことや、心にうかんだことを自由に書いた文章。エッセー。[類]随想 **すいふ【水夫】**[名]船員。とくに、雑役に従う下級船員。[類]船乗り▽古くは「かこ」とも読む。 **すいぶん【水分】**[名]ものの中にふくまれている水。また、その水の量。「―が多い」[類]水気 **ずいぶん【随分】**[副・形動]①<副>予想や推量などをこえて、はなはだしいようす。意外なほど。「―たくさんあるなあ」①<形動>ひどいと思われるようす。人に対する態度などが冷たく、意地悪なようす。「―なことを言われる」 **すいへい【水平】**[名・形動]①静かな水面のようにたいらであること。「―を保つ」②地球の重力の方向と直角に交わる方向であること。⇔垂直 **すいへい【水兵】**[名]海軍の兵士。「―服」 **すいへいしこう【水平思考】**[名]ある問題を解決するのに、既成の概念やわくにとらわれず、あらゆる方向から考えをめぐらすこと。[対]垂直思考 **すいへいせん【水平線】**[名]①海上で、水と空との境界のたいらな線。⇔地平線②水平に引いた線。 **すいへん【水辺】**[名]川や湖のほとり。みずべ。 **すいほう【水泡】**[名]水のあわ。 **水泡に帰する** 努力のかいもなく、すべてむだになる。▽あわのように、できてもたちまち消えてしまうという意味。 **すいほう【水×疱】**[名]皮ふに水がたまり、ふくれあがったもの。みずぶくれ。 **すいぼう【水防】**[名]水による災害の防止。「―訓練」 **すいぼう【衰亡】**[名・―スル]おとろえてほろびること。「ブルボン王朝の―」[類]衰滅⇔興隆 **すいぼくが【水墨画】**[名]えのぐを使わず、すみでかいた絵。鎌倉時代に中国から伝わり、室町時代に流行した。山水画が多い。[同]墨絵。 **すいぼつ【水没】**[名・―スル]ものが水中にかくれてしまうこと。「ダム建設で―した村」 **すいま【睡魔】**[名]ひどいねむけを魔物にたとえた言い方。「―におそわれる」 **すいみん【睡眠】**[名]ねむること。「―をとる」「―薬」 **すいみゃく【水脈】**[名]①地下水の流れる道。②船が通る道。ふなみち。水路。みお。 **スイミング**[名・造語]水泳。「シンクロナイズド―」「―スクール」[swimming] **すいめつ【衰滅】**[名・―スル]勢力がおとろえてほろびること。[類]衰亡・衰退 **すいめん【水面】**[名]水の表面。「みなも」とも。 **すいもの【吸い物】**[名]日本料理のしるもの。こんぶやかつおぶしなどの出しじるを、塩・しょうゆなどで味つけした、透明で実の少ないもの。すましじる。おすまし。「―わん」 **すいもん【水門】**[名]水の流れや量を調節するために、川や貯水池につくった門。 **すいよう【水曜】**[名]週の第四番目の日。水曜日。 **すいようえき【水溶液】**[名]ある物質を水にとかした液。「硫酸銅[りゅうさんどう]の―」 **すいよく【水浴】**[名]水を浴びること。みずあび。 **すいよせる【吸い寄せる】**[動]吸って近くにひき寄せる。また、人の気持ちなどをひきつける。 **すいり【水利】**[名]①人や荷物を、船などを利用して運ぶ交通手段。「―の便がいい」②水を飲料や農業・発電などに使うこと。「―権」 **すいり【推理】**[名・―スル]わかっていることをもとにして、未知のことをすじみちを立てて考えてみこと。「犯人を―する」[類]推察・推測・推量・推定・推論 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **すいりしょうせつ【推理小説】**[名]犯罪事件のなぞを推理して解いていく過程を書いた小説。ミステリー。[類]探偵小説 **すいりょう【水量】**[名]水の分量。 **すいりょう【推量】**[名・―スル]①はっきりしない事情などを、こうだろうとおしはかること。[類]推測・推定・推察・推理 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 [助動]こうだろうとおしはかる気持ちをあらわす言いかた。口語では、動詞・助動詞の未然形に助動詞「う」「よう」を付けてあらわす。「成功するだろう」「今夜は冷えよう」。また文語では、助動詞「む」を付けてあらわす。「来[く]む」。ほかに助動詞「らむ」は現在推量、「けむ」は過去推量をあらわす。 **すいりょく【水力】**[名]水が流れたり落ちたりするとにより生じる力。水のエネルギー。「―発電」「―タービン」 <703> **すいりょく【推力】**[名]ものを前におし進める力。推進力。「ジェットエンジンの―」 **すいりょくはつでん【水力発電】**[名]水が流れたり落ちたりする力を利用して、電気を発生させる方式。▽ほかに、火力発電・原子力発電。 **すいれい【水冷】**[名]エンジンのシリンダーなどを水で冷やすこと。「―式」⇔空冷 **すいれん【水練】**[名]水泳。水泳の練習。また、泳ぎのうまいこと。古い言い方。「たたみ―」 **すいれん【睡蓮】**[名]スイレン属の多年生水草。夏、ハスに似た赤や白の花を水面に咲かせる。花は朝開き、夜しぼむ。▽「水蓮」は誤り。 **すいろ【水路】**[名]①水の流れる通路。②船の通る道すじ。航路。[類]海路③水泳競技で、プールのコース。「長―」 **すいろん【推論】**[名・―スル]すでにわかっていることをもとに、未知のことがらをすじみち立てて論じること。また、すじみちを立てた論。[類]推理 >「つかいわけ」→「推し量はかる」を見よ。 **スイング**[名・―スル]①野球のバット、ゴルフのクラブなどをふること。②音楽でジャズの一種。からだがゆれるようなリズムで演奏される。スイングジャズ。▼「スウィング」とも。[swing] **すう**[枢] **すう**[崇] **すう**[嵩] **すう**[雛] **すう**[数] **すう【吸う】**[動]①液体や気体などを中にひき入れる。「根から水を―」「都会の空気を―」⇔吐く②タバコなどをふかす。「タバコを―」 **スウィフト**[人名]一六六七—一七四五年。イギリスの小説家。アイルランド生まれ。当時の社会や人間を痛烈に風刺した。代表作「ガリバー旅行記」。[Jonathan Swift] **スウェーデン**[国名]正式国名は、スウェーデン王国。スカンジナビア半島の東半分をしめる立憲君主国。社会福祉は、制度の整った工業国。森林や湖が多く、木材加工や製紙業が発達。面積約四五万平方㌔。首都ストックホルム。主要言語スウェーデン語。▽「瑞典」と当てる。 **すうがく【数学】**[名]数量や図形などについて研究する学問。 **すうき【枢機】**[名]ものごとのいちばんたいせつなとこ。とくに、政治上の重要な役割。「国政の―にあずかる」[類]中枢・枢軸 **すうき【数奇】**[名・形動]幸・不幸がつぎつぎにおとずれて、運命のうきしずみが激しいこと。「―な運命にもてあそばれる」▽「すき」と読めば別の語。 **すうきけい【枢機卿】**[名]カトリック教会で、法王につぐ最高の僧職。法王の選挙や補佐にあたる。「すうききょう」とも。 **すうけい【崇敬】**[名・―スル]とてもりっぱだと感じ、心から敬うこと。「―の念」[類]崇拝・尊敬 **すうこう【崇高】**[形動]とてもすぐれていてけだかい感じのすること。「―な精神」 **すうし【数詞】**[文法]名詞の一つ。数量や順序をあらわすことば。一つ・二人・三冊・四個などの数量をあらわす「基数詞」と、一位・二番・三号・第四などの順序をあらわす「序数詞」がある。 **すうじ【数字】**[名]①数を書きあらわすのに用いる文字。アラビア数字(=算用数字)・漢数字・ローマ数字などがある。②数によってあらわされることがら。「―に明るい」 **すうじ【数次】**[名]回を重ねること。数回。数度。「―にわたる外交交渉により」 **すうしき【数式】**[名]数字や文字を+-×÷などの計算記号で結びつけ、計算をあらわした式。 **すうじく【枢軸】**[名]ものごとの中心となるたいせつなもの。とくに、政治権力の中心。 **すうじくこく【枢軸国】**[名]第二次世界大戦中の、日独伊三国同盟側の国。日本・ドイツ・イタリア。 **ずうずうしい【《図、図しい】**[形]人に不快感をあたえても、かまわず勝手にふるまうようす。ずぶとく、あつかましい。「―態度」「―にもほどがある」 <704> **ずうずうべん【ずうずう弁】**[名]東北地方などに特有の濁音や鼻母音(=息が鼻へぬけて共鳴音を出す母音)の多い方言。▽「じゅう」が「ずう」に近く発音されることから。 **すうせい【×趨勢】**[名]ものごとが今後どのように動いていくかという勢い。「時代の―による」[類]成り行き・動向 **ずうたい【図体】**[名]からだつき。なり。「―ばかり大きくなって」▽大きくてにぶい感じのときに使う。 **すうち【数値】**[名]①計算したり測ったりしてえた数。②数式の中の文字にあてはまる数。 **スーツ**[名]同じ生地でつくった上着とズボン。また、上着とスカートのひとそろいの洋服。[suit] **スーツケース**[名]旅行用カバン。▽もとは、トランクよりも小形のものをいった。[suitcase] **すうとう【数等】**[副]他と比べて、相違うが大きいようす。ずっと。数段。「彼のほうが―上だ」「―おとる作品」 **スーパー**[名・造語]①<名>「スーパーマーケット」の略。②「スーパーインポーズ」の略。①<造語>超。とくにすぐれた。「―コンピュータ」「―マン」[super] **スーパーインポーズ**[名]映画の画面に加える会話の訳などの文字。字幕。スーパー。[superimpose] **スーパーマーケット**[名]食料品をはじめ、いろいろな日用品をそろえているセルフサービスの店。スーパー。[supermarket] **スーパーマン**[名]特別にすぐれた能力をもつ、人間ばなれした人。超人。[superman] **すうはい【崇拝】**[名・―スル]自然・神・人物などをあがめうやまうこと。「太陽―」 **スープ**[名]西洋料理の一つ。肉や野菜のにだしじる。▽古くは、「ソップ」とも。[soup] **スーベニア**[名]みやげもの。記念品。また、思い出。記念。スーブニール。「―ショップ」[souvenir] **すうみついん【枢密院】**[名]大日本帝国憲法のもとで、天皇の相談にこたえて、国の重要問題を審議した機関。一九四七年に廃止された。 **ズームレンズ**[名]カメラの位置を変えずに画像の大きさを連続的に調整できるレンズ。[zoom lens] **すうよう【枢要】**[名・形動]とくに重要なところ。かなめ。「―な地位」[類]中枢 **スーラ**[人名]一八五九—九一年。フランスの画家。新印象派の一人。色彩の理論をとりいれ、規則的な点描により画面を構成する手法を生みだした。代表作「曲馬」「ポーズする女たち」。[Georges Seurat] **すうり【数理】**[名]①数学の理論。「―統計学」②計算。「―に明るい」 **すうりょう【数量】**[名]個数と分量。また、数字であらわした量。 **すうれつ【数列】**[名]ある規則に従って順番に並べた数の列。「等比―」「等差―」 **すえ【末】**[名]①さきのほう。はしのほう。「―広がり」「葉―」⇔もと②おわり。はて。結末。「今月の―」「口げんかの―」「世も―だ」③将来。のち。「―たのもしい」「―長くよろしく」[同]行く末④きょうだいのいちばん下。「―っ子」⑤子孫。「源氏の―」[類]末裔・後裔 **すえおそろしい【末恐ろしい】**[形]将来どうなるかが思いやられる。予想もできず、たいへんなことになりそうだ。「おとな顔負けの―子供」▽よいことにも悪いことにもいう。 **スエズうんが【スエズ運河】**[名]エジプトの北東部にある地中海と紅海を結ぶ運河。アジアとヨーロッパをつなぐ海上航路の要地。一八六九年に開通。一九五六年にエジプトが国有化した。 **すえずえ【末末】**[名]①将来。ゆくすえ。さきざき。「―のことまで考える」②子孫。③庶民。しもじも。 **すえぜん【据え膳】**[名]①人の前に用意のできた食事の膳を出すこと。また、その膳。「上げ膳―」▽すっかり準備して、すぐとりかかれるようにしておくこと。 **すえつかた【末っ方】**[名]末のころ。また、末のほう。終末の部分。古い言い方。「秋の―」 **すえつける【据え付ける】**[動]道具や機械などを一定の場所に置く。「クーラーを―」 **すえっこ【末っ子】**[名]兄弟姉妹の中で、最後に生まれた子。「三人きょうだいの―」[類]末子⇔長子 **すえひろがり【末広がり】**[名]①さきのほうになるほど広がっていくこと。また、しだいに栄えること。「―に繁盛する」⇔末細り②中心からはずれた、とるにたりないものごと。「―の問題」⇔もと **ずえ【図会】**[名]あることに関連する絵や図を集めたもの。「名所―」▽「図絵」と書けば別の語で、図画のこと。 **スエード**[名]子ヤギや子ウシなどの皮の裏をけばだてたもの。また、それに似せた布。くつやカバンなどに使う。[suède] **すえおく【据え置く】**[動]①適当な場所にすえつけて置く。「メーターを―」②一定期間、動かさないでそのままの状態にしておく。とくに、貯金や債券を預けいれたままにしておく。「価格を―」 **すえひろがり【末広】**[名]扇子のこと。▽ひろげたときの形から、めでたいときに使う。▼「すえひろ」とも。 **すえひろてっちょう【末広鉄腸】**[人名]一八四九—九六年。明治期の政治家・小説家。愛媛県生まれ。民権論を唱え、自由党の結成に参加、のちに第一回衆議院議員となる。政治活動のかたわら「雪中梅[せっちゅうばい]」「花間鶯[かかんおう]」などの政治小説を発表。 **すえる【据える】**[動]①一定の場所に動かないようにしっかりと置く。「部屋へに机を―」「灸[きゅう]を―」②ある地位につける。「大臣に―」「上座に―」③そこに落ち着ける。「こしを―」「腹に据えかねる」 <705> **すえる【×饐える】**[動]食べものがくさってすっぱいにおいがする。「ごはんが―」「すえたにおい」 **すおう【《周防】**[名]旧国名。今の山口県東部。山陽道の一国。防州。「すわ」とも。「―灘[なだ]」 **すおう【素×襖・素×袍】**[名]昔の衣服で、直垂[ひたたれ]の一種。もと、庶民のふだん着だったが、江戸時代に武士の礼服となった。定紋[じょうもん]をつける。 **すおう【×蘇芳・蘇方・×蘇×枋】**[名]①マメ科の落葉小高木。枝に小さなとげがあり、春、黄色い小花が咲く。材から赤色の染料をとる。②黒みをおびた紅色。 **すがお【素顔】**[名]①化粧していない顔。もとのままの顔。「―のほうが美しい」②ありのままの状態。「―の日本を紹介する」 **すかさず【透かさず】**[副]相手のすきを見て、その機会をのがさず、ただちに行動するようす。今だ、というときにすぐ。「一瞬の乱れをついて―せめる」 **すかし【透かし】**[名]①紙を光にかざしたときに見える、模様や文字。「―を入れた紙幣」②すきまをつくること。「―編み」 **すかしぼり【透かし彫り】**[名]金属や板などをくりぬいて、図形などをあらわした彫刻。 **すかす**[日]【空かす】[動]いっぱいにしないで、あけておく。「腹を―(=空腹にする)」 **すかす**[日]【透かす】[動]①まばらにしてすきまをつくる。「枝を―」「あいだを透かして植える」②すきまやものを通して見る。「札を透かして見る」「闇を透かして見える」③音を立てないように屁[へ]をする。 **すかす【×賺す】**[動]①きげんをとる。なだめる。「おどしたり、すかしたりする」②だます。 **すかす**[動]すましこむ。きどる。俗な言い方。「すかして町を歩く」 **すがすがしい【《清清しい】**[形]心が洗われたようにさわやかだ。清らかで気持ちがよい。「―朝の空気」「高校生らしい―態度」 **すがた【姿】**[名]人のからだの形やかっこう。また、ものの形やようす。「りりしい―」「富士山の―がくっきりと見える」 **すがたみ【姿見】**[名]全身を映せる大きな鏡。 **スカッシュ**[名]①果汁にソーダ水などを加えた飲みもの。「レモン―」②室内球技の一つ。二人でかべを利用してボールを打ちあう、テニスに似たスポーツ。[squash] **すかっと**[副]気分がさっぱりとして、さわやかなようす。「―したよそおい」 **すがめる【×眇める】**[動]片目を細くする。「ためつ、すがめつする(=あっちこっちからよく見る)」 **すがら**[造語][「〜すがら」の形で]①始めから終わりまで、ずっと。「夜も―」②何かのついでに。その途中。「学校への道―」 **ずから**[造語][「〜ずから」の形で]その人自身によって。…から。「手―植える」「口―伝える」 **ずがら【図柄】**[名]織物などの図案の模様。[類]絵柄 **スカラシップ**[名]奨学金を受ける資格。また、奨学金。スカラーシップ。[scholarship] **スカル**[名]ボート競技の一つ。両手に一本ずつオールを持ってこぐ二人乗りのボート競技で、こぎ手が二人以上のもの。[scull] **すがる【×縋る】**[動]①たのみとする人やものにしっかりとつかまる。「つえに―って歩く」②人の助けをたよりにする。「人の情けに―」 **スカルノ**[人名]一九〇一—七〇年。インドネシア共和国の初代大統領。国民党を創設し、第二次世界大戦後の一九四九年には、インドネシアをオランダからの完全独立に導き、大統領に就任した。六五年、クーデターにより失脚した。[Sukarno] **すがわらでんじゅてならいかがみ【菅原伝授手習鑑】**[作品]一七四六年。竹田出雲[いずも]・並木宗輔[そうすけ]らの合作。菅原道真が太宰府に流され、その世継ぎ菅秀才[かんしゅうさい]をもりたてようとする人々の苦心をえがく、時代物の浄瑠璃。 **すがわらのたかすえのむすめ【菅原孝標の女】**[人名]一〇〇八—?年。平安中期の歌人。一〇歳のとき、父とともに上総[かずさ]の国に下り、のち上京して出仕。自叙伝風の「更級日記」がある。▽「蜻蛉[かげろう]日記」の作者藤原道綱の母は伯母にあたる。また、「浜松中納言物語」「夜の寝覚[めざめ]」もその作といわれる。 **すがわらのみちざね【菅原道真】**[人名]八四五—九〇三年。平安前期の学者・政治家。宇多天皇らに重用され、右大臣となったが、中傷により左遷されて大宰府で没した。豊かな漢学の知識をもち、学問の神、天満天神としてまつられている。漢詩文集に「菅家文草」「菅家後集」、編著に「類聚国史」「日本三代実録」など。 <706> **ずかん【図鑑】**[名]動植物や鉱物などの同じ種類のものを分類して写真や絵で説明した本。「動物―」 **スカンク**[名]イタチ科の哺乳動物。黒く長い毛でおおわれ、からだと同じくらい長い尾をもつ。追いつめられると、肛門腺[こうもんせん]から悪臭のある液体を出してのがれる。[skunk] **スカンジナビアはんとう【スカンジナビア半島】**[名]北ヨーロッパ、バルト海と大西洋のあいだにある半島。森林や湖が多く、海岸はフィヨルドが発達している。 **ずかんそくねつ【頭寒足熱】**[四漢]頭を冷やし、足を温めること。▽血のめぐりがよくなり、健康によいとされる。 **すかんぴん【素寒貧】**[名・形動]ひどく貧乏なこと。また、貧乏な人。俗な言い方。「商売に失敗して―になった」[類]文無し▽「素寒貧」は当て字。 **すかんぽ**[名]タデ科の多年草。夏の初め、うすむらさき色などの小花をたくさんつける。スイバ。 **すき【数寄・数奇】**[名]①趣味に徹していること。風流であること。とくに、茶の湯や和歌などに熱心なこと。「―屋」▽「数奇」を「すうき」と読めば別の語。 **数寄を凝らす** 風流なふんいき・趣向をほどこす。「数寄を凝らした茶室」 **すき【好き】**[名・形動]①ある特定の人やものに対して、愛情や興味をもったり、気になって心をうばわれたりすること。「三度のめしより野球が―だ」「―な人ができる」[対]嫌い②ちょっと変わったことに一生けんめいになること。ものずき。「きみも―だね」 **好きこそ物の上手なれ** 好きだからこそ、自分からすすんでそれを何度もくりかえしやり、しぜんと上達するのだ。 >古語「すきもの」とは平安時代には多くの女性に興味をもってかかわる男性をいう。それが音楽や絵などの趣味に熱中する意味に広まった。中世以後には、とくに茶の湯を好む人をいう。 **すき【透き・×隙】**[名]①ものとものとのあいだが、わずかにあいているところ。「雨戸に―ができる」②時間のすきま。ひま。「仕事の―に来てもらう」③気持ちのわずかなゆるみ。「油断も―もない」「敵の―をうかがう」 >「つかいわけ」→「暇」を見よ。 **すき【×犂】**[名]①ウシやウマなどに引かせ、田畑をほりおこす農具。②「鋤焼き」の略。「うどん―」 **すき【×鋤】**[名]人の力で土をほりおこす農具。 **すぎ【杉】**[名]スギ科の常緑高木で、針葉樹。日本特産。幹はまっすぐにのびる。材木はやわらかく、くさりにくいので、建築材や家具材に使う。秋田杉・吉野杉など。 **すぎ【過ぎ】**[造語][「〜過ぎ」の形で]①時刻や年齢がそれを少しうわまわる意味をあらわす。「九時―に会う」「昼―」「三〇―のおばさん」▽数や時をあらわす名詞に付く。②度合い・程度がこえている意味をあらわす。「遊び―」「おこり―」▽動詞の連用形に付く。 **ずき【好き】**[造語][「~好き」の形で]…をこのむこと。「遊び―」「旅行―」「酒―」←→嫌い▽名詞に付く。 **スキー**[名]細長い板をくつにとりつけ、雪の上をすべる道具。<かぞえ方>台・揃い **スキーイング**[名]スキーを使っておこなう雪上のスポーツ。[skiing] **すきかって【好き勝手】**[名・形動]自分の思いのまま、ふるまうようす。思いどおりにするようす。 **すききらい【好き嫌い】**[名]気に入るものと気に入らないもの。このみ。「―をいわずに食べなさい」「人の―が激しい」[類]えり好み・好悪 **すきこのむ【好き好む】**[動]とくに好む。「だれも好き好んで苦労したくはない」 **すきずき【好き好き】**[名]人によって好みがちがうこと。「蓼[たで]食う虫も―」 **すぎたげんぱく【杉田玄白】**[人名]一七三三—一八一七年。江戸中期の蘭医[らんい]。前野良沢[まえのりょうたく]らと「解体新書」を翻訳し、わが国西洋医学のさきがけとなった。ほかに「蘭東事始[らんとうことはじめ]」など。 **すきっぱら【空きっ腹】**[名]腹がすいていること。空腹。すきはら。「―をかかえる」 **スキップ**[名・―スル]①片足で代わるがわる二歩ずつとびはねて進むこと。[skip] **すきとおる【透き通る】**[動]①表面のものを通して、中や向こうが見える。「川底まで透き通って見える」②声や音が高く澄んでよく通る。「―笛の音」 **すぎな【杉菜】**[名]トクサ科の多年生シダ植物。野原や土手などに生え、春さきに地下茎からツクシが出て、胞子[ほうし]をつける。葉の形がスギに似ている。 **すぎない【過ぎない】**[連語][「~にすぎない」の形で]…以上のものでない。ただ…だけだ。「口実に―」 **すきほうだい【好き放題】**[名・形動]好むにまかせてするようす。「―にしゃべる」 **すきま【透き間・×隙間】**[名]①ものとものとのあいだの、あいているところ。すき。「―があく」②仕事などの切れ目やわずかなひま。「スケジュールの―」[類]暇 **すきまかぜ【透き間風】**[名]戸やしょうじなどのすきまからふきこむ冷たい風。「―がふく(=感情のへだたりができる)」 **スキムミルク**[名]牛乳から脂肪分をとり除いたもの。脱脂乳。とくに、脱脂粉乳。[skim milk] <707> **すきや【数寄屋・数奇屋】**[名]茶の湯のために庭に建てた茶室。「―造り」▽常用漢字表付表の語。 **すきやき【×鋤焼き】**[名]浅い鉄なべに、牛肉・とうふ・しらたき・ネギなどを入れ、しょうゆと砂糖でにながら食べる料理。 **すきやづくり【数寄屋造り】**[名]茶室の建てかたをとりいれた建築様式。桂離宮[かつらりきゅう]など。 **スキャット**[名・―スル]音楽で、「シュビドュワ」など、歌詞として意味のないことばを即興でうたうこと。また、その歌。ジャズなどに多い。[scat] **すきやぼうず【数寄屋坊主】**[名]↓「おすきやぼうず」 **スキャンダル**[名]不名誉で、はずべき事件やうわさ。醜聞。[scandal] **スキューバ**[SCUBA] [名]潜水用の、ボンベ式の水中呼吸器。スクーバ。「―ダイビング」▷ self-contained underwater breathing apparatus の略語。 **ずきょう【誦経】**[名・―スル]声に出して経[きょう]を読むと。「じゅきょう」とも。「故人をしのんで―する」 **すぎる【過ぎる】**[動]①ある地点をこえる。とおりこす。「列車はいつか京都を過ぎた」②時がたつ。経過する。「春が過ぎて夏になる」「過ぎたことはしかたがない」③ある限度・程度・数量をこえる。「全盛期を―」「いたずらが―」「四○を―」④「すぎない」①<造語>「〜すぎる」の形で程度をこす意味をあらわす。「働き―」「静か―」「悲し―」▽動詞の連用形、形容詞・形容動詞の語幹に付く。 **過ぎたるはなお及ばざるがごとし** いきすぎたのはおよばないのと同じで、ともによくないことだ。過不足なく調和のとれたのがよい。▽孔子が弟子[でし]の人物について聞かれたときに答えたことば。中国、「論語」から。 **スキン**[名・造語]①はだ。皮ふ。「―ローション」②「コンドーム」に同じ。[skin] **ずきん【頭巾】**[名]頭にかぶるふくろ状の布。防寒や頭の保護、顔をかくすためなどに使う。「防災―」 **スキンシップ**[名]親子の心を通わせるためにする、幼児とのはだのふれあい。▽skin と ship から。和製英語。 **スキンダイビング**[名]潜水の一つ。スキューバなどの呼吸器具をつけずに、足ひれなどの簡単な装備だけでもぐる。素潜り。[skin diving] **すく【好く】**[動]①好きだと思う。「人に好かれる」②愛情を感じる。「好いたどうし」[類]好む⇔嫌う **すく**[日]【空く】[動]①満たしていたものが少なくなる。「車内が―」「腹が―」⇔込む②ひまができる。「手が―」③さっぱりする。すっきりする。「胸が―」 **すく**[日]【透く】[動]①うすい布や紙を通して向こうが見える。また、せまいすきまから向こうが見える。「すだれごしに透いて見える」②すきまができる。「歯と歯のあいだが―」 **すく**[日]【×梳く】[動]くしで髪の毛をとかす。「髪を―」[類]くしけずる **すく**[日]【×漉く・抄く】[動]水にとかした原料を簀[す]の上にうすくのばしてすきまから水分を下に落とし、残った繊維で紙や海苔[のり]をつくる。 **すく【×鋤く】**[動]鋤[すき]などで土地を耕す。「田を―」 **すぐ【『直ぐ】**[副]①時間をおかず、ただちに。「今―やめて帰りなさい」「着いたら―電話する」②距離がはなれていないで、とても近いようす。「駅から―のところにある」「―右の建物」 **ずく【尽く】**[接語][「〜ずく」の形で]すべてがそのことに始まってそのことに終わるようす。「カー」「計算―」「欲得―」 **すくい【救い】**[名]①困っている人などを救うこと。「―の手をさしのべる」②希望がもてるような、なぐさめになること。「軽いけがですんだのが、せめてもの―だ」 **スクイズプレー**[名]野球で、打者がバントをして三塁走者を生還させ、得点をえる方法。スクイズ。スクイズバント。▽「スクイズ」は、しぼりとるという意味。[squeeze play] **すくいなげ【×掬い投げ】**[名]すもうのわざの一つ。まわしを引かず、相手のわきの下に手を入れて、すくいあげるようにして投げるわざ。 **すくいぬし【救い主】**[名]①救ってくれた人。困ったときに助けてくれた人。②キリスト教で、イエス・キリストのこと。救世主。メシア。 **すくう【救う】**[動]力を貸して、苦痛や危険などからとりだしてやる。「おぼれる子を―」「不良化から―」 >「つかいわけ」救う・助ける 「救う」は、危険な状態にあるものを安全な状態に移すこと。「絶滅の危機を救う」。「助ける」は、困ったり苦しんだりしているものに手を貸して、よい方向に向けてやること。「働いて家計を助ける」。 **すくう【巣くう】**[動]①鳥などが巣をつくってすむ。「のきさきにつばめが―」②悪人が集まっている。「たまり場に不良が―」③病気や悪い考えが宿る。「がんが肺に―」「憎悪の念が心に―」 **すくう【掬う・“抄う】**[動]①水中、水上のものをとりあげる。また、水そのものを両手でとりあげる。「手で水を―って飲む」「あくを―」②液体の中からものをとりだす。「金魚を―」③足もとを横にはらう。「足を―」 **スクーター**[名]①足をそろえて乗ることができる自動二輪車。②両はしに車のついたハンドル付きの台に片足をのせ、片足で地面をけって走る子供の遊び道具。[scooter] **スクーナー**[名]マストが二本以上ある縦帆[じゅうはん]の帆船。スクーネル船。[schooner] <708> **スクープ**[名・―スル]①大きなニュースを真っ先にとりあげ、報道すること。また、他を出しぬくような新しいニュース。とくだね。「―合戦」[scoop] **スクーリング**[名]通信教育で学ぶ学生が、一定期間学校に通って直接授業を受けること。[schooling] **スクール**[名・造語]学校。「―バス」「スイミング―」[school] **スクールカラー**[名]その学校の校風。また、その学校を代表する色。▷ school と color から。和製英語。 **スクールゾーン**[名]児童や生徒の通学路に設けた自動車の交通規制区域。▽ school と zone から。和製英語。 **すくむ【×竦む】**[動]緊張やおそれなどで、からだがこわばったり縮んだりして動かなくなる。「足がすくんで動けない」「身の―思い」 **ずくめ【尽くめ】**[造語][「〜ずくめ」の形で]なにからなにまでがそうである意味をあらわす。「黒―」「けっこう―」「いいこと―」 **すくめる【×竦める】**[動]からだを小さく縮ませる。「かたを―」「首を―」「だき―」 **すくよか【健よか】**[形動]→「すこやか」 **スクラップ**[名・―スル]①新聞や雑誌からの切りぬき。②車などをつぶしたもの。くず鉄。[scrap] **スクラップブック**[名]新聞や雑誌などからの切りぬきをはりこむ帳面。切りぬき帳。[scrapbook] **スクエアダンス**[名]男女二人をひと組みとして四組みで方形におどるフォークダンス。[square dance] **すぐさま【『直ぐ様】**[副]時間をおかず、ただちに行動するようす。すぐに。「知らせを受けて―向かう」 **すくすく**[副]すこやかにのびのびと成長するようす。「苗が―のびる」「子供が―と育つ」 **すくせ【宿世】**[名]仏教で、過去の世。前世。また、前世からの因縁。「しゅくせ」とも。 **すくない【少ない・尠ない・寡ない】**[形]数や量が小さい。少ししかない。「危険が―」「―かねを分けあう」→多い▽「少し」は、あるほうを、「少ない」は、ないほうやたりないほうを主にした言い方。 **寡くなきを患えず均しからざるを患う** 少ないことをなげくのでなく、不公平になることに心を痛めなさい。公平な政治がおこなわれることを願う。▽中国、「論語」から。 **すくなからず【少なからず】**[副]程度が少なくない。たくさん。はなはだ。「―かねがいる」「―おどろく」 **すくなくとも【少なくとも】**[副]①どんなに少なく見積もっても。「―二〇〇人は集まる」②ぎりぎりの最低のところで。せめて。「―あいさつぐらいはきちんとしてほしい」「「すくなくも」とも。 **すくなめ【少な目】**[名・形動]やや少ないこと。一水加減を―にする」←多目 **スクランブル**[名・―スル]①侵入した敵をむかえうつためにおこなう、戦闘機の緊急出動。緊急発進。「―をかける」②「スクランブル交差点」の略。信号ですべての方向から来る車を止め、歩行者がどの方向へも横断できるようにした交差点。③かきまぜること。まぜあわせること。「―エッグ」[scramble] **スクリーン**[名]①映画を映す幕。また、映画界。②部屋をしきるのに使う家具。ついたて。[screen] **スクリプト**[名]放送や映画などの台本。「―ライター」[script] **スクリュー**[名]①船の推進器。プロペラを回転させて推力をえる。②ねじくぎ。「―ドライバー」[screw] **すぐる【選る】**[動]多くの中からよいものをとりだす。選抜する。「精鋭を― **すぐれる【優れる・勝れる】**[動]①価値・能力・容姿などが他より上である。「学力が―」②[多く、「すぐれない」の形で]天気などが好ましくない意味をあらわす。「気分がすぐれない」 **すけ【助】**[名・造語]①<名>たすけ。「―に行く」「―太刀」「―っ人だ」①<造語>[「~助」の形で]他の語に付けて人名めかして使うことば。俗な言い方。「飲み―」「ねぼー」「合点承知之―」 **すげ【×菅】**[名]カヤツリグサ科の多年草。細長い葉を編んで笠[かさ]や蓑[みの]などをつくる。種類は多い。 **ずけい【図形】**[名]①ものの形をえがいたもの。②幾何学で、点・線・面・多面体など。「平面―」 **スケート**[名・―スル]①刃[は]が底についた、氷の上をすべるための靴。スケート靴。また、それを使ってするスポーツ。アイススケート。②「ローラースケート」の略。[skate] **スケートリンク**[名]スケート場。▽skating rinkから。 **スケープゴート**[名]身代わりになって、他人の罪や責任をとらされる人。▽いけにえのヤギという意味から。[scapegoat] **スケール**[名]①おおきさ。規模。「―が大きい」②定規[じょうぎ]。また、はかり。③縮尺。「五万分の一の―」[scale] **すげかえる【挿げ替える】**[動]別の新しいものにつけかえる。「首を―(=交替させる)」 **すげがさ【×菅笠】**[名]スゲの葉で編んだ、田植えのとき頭にかぶる笠。 **スケジュール**[名]あらかじめきまっている日程。時間表。予定。「―がつまっている」[schedule] **ずけずけ**[副]失礼なほど遠慮しなく、言いたいことをかざらずにはっきり言うようす。「相手におかまいなく―とものを言う」 **すけそうだら【助宗×鱈】**[名]↓「すけとうだら」 **すけだち【助太刀】**[名・―スル]人が困っているときに助力・加勢すること。また、その人。「―に加わる」[類]助っ人▽もと、あだ討ちに加勢すること。 **スケッチ**[名・―スル]①写生。また、写生画。略図。②簡略な描写。写生文。小品。[sketch] <709> **スケッチブック**[名]画用紙を本のようにとじたもの。写生帳。[sketchbook] **すけっと【助っ人】**[名]加勢する人。手助けする人。「―を呼ぶ」「―にたよる」▽「すけびと」の変化した形。 **すけとうだら【介党鱈】**[名]タラ科の海魚。北の深海にすむ。マダラより細長い。食用。すり身をかまぼこにする。卵巣[らんそう]を塩づけにしたものが「たらこ」。スケソウダラ。 **すげない**[形]相手に対して、かかわりあおうとする思いやりや温かみがない。あいそがなく、冷たい。「すげなく追いかえす」「―返事」[類]そっけない **すけべえ【助兵衛】**[名・形動]好色で、いやらしいこと。好色な人。すけべ。助平。俗な言い方。 **すけべえこんじょう【助“兵《衛根性】**[名]①気が多くて、なんでもやってみたがること。欲張りな性質。「―を出す」②好色なことを欲する気持ち。 **すける【透ける】**[動]ものを通して向こうが見える。「はだが透けて見える」 **すける【『助ける】**[動]たすける。てつだう。くだけた言い方。「少しすけてくれないか」 **すげる【挿げる・×箝げる】**[動]①穴に糸やひもを通して結びつける。「げたの鼻緒を―」②さしこむ。はめこむ。「人形の首を―」 **スケルツォ**[名]三拍子で、テンポの速い、軽くて明るい曲。[scherzo] **スコア**[名]①試合での得点。また、得点記録。②音楽で、全パートの楽譜を上下に並べてしるしたもの。総譜。[score] **スコアブック**[名]スポーツで、得点や試合経過を記録する帳面。[score book] **スコアボード**[名]得点などの掲示板。[scoreboard] **すごい【凄い】**[形]①ぞっとするほど、おそろしい。「―目でにらむ」②程度がはなはだしい。「―売れゆき」「―美人」③[「すごく〜」の形で]ひじょうに。たいへん。「すごくきれいだ」 >語源《すごし》①の用法がもとの意味。温度の低さ、ようすや態度の冷たさがぞっとするほど身にこたえる感じ。一方、ぞっとするほどすばらしい場合に使うこともあったので、現在はよい悪いにかかわらず程度が大きいことをあらわすようになった。 **すごうで【×凄腕】**[名]ふつうにはできないと思われることをやってのける手腕。「―をふるう」[類]辣腕 **スコール**[名]とつぜん起こり、短時間でやむ強風。熱帯地方で起こり、かみなりや激しい雨をともなうことが多い。また、熱帯のにわか雨。[squall] **すこし【少し】**[副]数量や程度が小さいようす。「時間が―たりない」「もう―静かにしなさい」「―のあいだ」 **すこしく【少しく】**[副]すこし。わずかに。▽文章語。 **すこしも【少しも】**[副][「少しも〜ない」の形で]わずかばかりも…ない。ちっとも…ない。「―進まない」「―おかしくない」[類]全く・全然 **すごす【過ごす】**[動・造語]①<動>年月がたつにまかせる。生活する。「楽しく―」「毎日を―」②<動>程度をこして失敗する。「酒を―」①<造語>[「~すごす」の形で]①…するのをかまわずに、そのままにしておく。「やり―」「見―」「乗り―」②<造語>程度をこして…する。「言い―」「思い―」「寝すごす」▽動詞の連用形に付く。 **すごすご**[副]目的をとげられずに、元気なくその場をしりぞくようす。「―とひきさがる」[類]しおしお **スコッチ**[名]①「スコッチウイスキー」の略。スコットランド産のウイスキー。②「スコッチツイード」の略。スコットランド産の毛織物。[Scotch] **スコット**[人名]一七七一—一八三二年。イギリスの詩人・小説家。ロマン派の詩人として出発し、叙事詩「湖上の美人」、のち歴史小説に転じて「アイヴァンホー」を書いた。[Walter Scott] **スコットランド**[国名]イギリスのグレートブリテン島の北部地方。中心都市エジンバラ。[Scotland] **スコップ**[名]土や砂をほったりすくったりする道具。シャベル。[schop] **すこぶる【×頗る】**[副]ふつうより、かけはなれているようす。「―元気だ」[類]たいそう・はなはだ **すこぶるつき【×頗る付き】**[名]「すこぶる」が上に付くほど、とびぬけていること。「―の美人」 **すごみ【×凄味】**[名]ぞっとするようなおそろしさ。また、おどし文句。「―のある顔つき」「―をきかす」 **すごむ【×凄む】**[動]おどすようなことばを言ったり、行動したりする。「入れ墨を見せて―」 **すごもる【巣×籠る】**[動]鳥や虫などが巣の中にはいったままでいる。「白鳥が―」 **すこやか【健やか】**[形動]からだや精神が健康であるようす。「心身ともに―に育つ」[類]健全 **スコラてつがく【スコラ哲学】**[名]中世ヨーロッパの修道院付属の学校で研究された哲学。キリスト教の教義を理論づけした。煩瑣[はんさ]哲学。▽「スコラ」は、ラテン語で学校のこと。 **すごろく【双六】**[名]正月などにするゲーム。数人で順番にさいころをふり、出た目の数だけ駒[こま]を進めて絵の順にたどり、早く上がった人が勝ちとなる。 **すざく【朱雀】**[名]→「しゅじゃく」 **すざくおおじ【朱雀大路】**[名]大内裏(平城京・平安京の宮城)の南面中央の朱雀門から羅城門[らじょうもん]に至る、都を左京(東側)と右京(西側)に分ける大通り。 **すさび【遊び】**[名]心のおもむくままにすること。なぐさみ。「老いの―」「筆の―」▽文章語。 **すさまじい【×凄まじい】**[形]①おそろしいほどの、ものすごい勢いだ。「―人気」「―売れゆき」②なんともおそろしい。「―形相[ぎょうそう]」 **すさむ【《荒む】**[動]①希望を失って気の向くままに、投げやりになったり、あれたりする。「心が―」「すさんだ生活」「すさんだ世相」②雨・風などの勢いがますます激しくなる。「ふき―寒風」③こまやかさがなくなり、粗雑[そざつ]になる。うるおいがなくなる。「芸が―」「筆が―」「すさぶ」とも。 <710> **すさる【退る】**[動]しりぞく。しさる。古い言い方。「座を―」 **ずさん【×杜撰】**[名・形動]やりかたがいいかげんなようす。「―な文章」「―な仕事」[類]ぞんざい▽昔、中国の杜黙[ともく]が、規則に合わない詩を多くつくったことから。「撰」は、詩や文章をつくるという意味。 >「つかいわけ」→「大雑把」を見よ。 **すし【×鮨・×鮓・寿司】**[名]酢と塩・砂糖などで味つけしためしに、魚・貝・野菜などをそえた食べもの。にぎりずし・巻きずし・散らしずし・おしずしなど。▽古くは、魚貝類などをつけこんで発酵させた食品。「寿司」は当て字。 **すじ【筋】**[名・造語]①<名>筋肉や植物にふくまれる繊維。「―を痛める」「―の多い肉」②<名>細長い線のようなもの。「ズボンに―をつける」「ひたいに青―を立てる」③<名>ものの道理。すじみち。「―を通す」「まず彼に話すのが―だ」④<名>話のはこび。あらまし。「小説の―を話す」⑤<名>血のつながり。家系。「平家の―を引く家がら」⑥<名>素質。「彼は非常に―がいい」⑦<名>関係する方面、また情報の出どころなどをぼかしていう言い方。「その―の達しにより」「消息―」①<造語>川・帯など細長いものを数えることば。「一―の道」「三―のけむりが立つ」②<造語>川や道などに沿った辺りの場所。「街道―」「川―」 **ずし【図示】**[名・―スル]図によって示すこと。「会場までの道順を―する」 **ずし【厨子】**[名]両開きのとびらのついた、寺のお堂のような形の箱。仏像や経巻などを納める。「玉虫の―」 **すじあい【筋合い】**[名]なっとくできる理由やわけ。また、理由のある関係・あいだがら。「彼にうらまれる―はない」 **すじかい【筋交い】**[名]①建物の補強のために、柱と柱のあいだにななめにとりつけるもの。♪図「はり(梁)」②ななめに交わること。ななめの位置。はすかい。「家の―に病院がある」 **すじがき【筋書き】**[名]①小説・映画・演劇などのあらましを書いたもの。「野球は―のないドラマだ」②前もって立てた計画・計略。「―どおりの結果になる」[類]もくろみ **すじがねいり【筋金入り】**[名]きたえられてしっかりした信念や技術をもっていること。「まさに―の男」 **ずしき【図式】**[名]ものごとの関係をわかりやすく説明するための図。「組織の機構を―化する」 **すじこ【筋子】**[名]サケ・マスなどの卵を、かたまりのまま塩づけにした食品。すずこ。▽一つぶずつに分けたものはイクラ。 **すじだて【筋立て】**[名]話のすじの組みたて。「ドラマの―」 **すじちがい【筋違い】**[名・形動]①<名・形動>道理に合わないこと。また、見当ちがい。「それは―の意見だ」「文句を言うのは―だ」①<名>筋肉のすじがねじれて痛むこと。 **すしづめ【×鮨詰め】**[名]箱にすしをつめたように、人やものがぎっしりつめこまれていること。「―の電車」 **すじばる【筋張る】**[動]①表面にすじが多く張りだす。筋肉がふくれる。「手が―」②話や態度がかたくるしくなる。四角ばる。 **すじみち【筋道】**[名]ものごとの道理。また、ものごとをおこなううえでの必要な手続き。順序。「―の通らない話」「―を立てて話す」 **すじむかい【筋向かい】**[名]道をへだてて、ななめに向かいあうこと。すじむこう。「―の家」 **すじめ【筋目】**[名]①ズボンやスカートの折り目。②ものの道理。「―を通す」「―の立った話」③いえがら。血統。「―がいい」 **ずしゅう【豆州】**[名]↓「いず」 **すじょう【素性・素姓】**[名]①その人の生まれて育った家の社会的地位や周囲の環境。「氏も―が知れない」「―は争えない」[類]経歴②ものが伝わってきたすじみち。由緒。「―のわからない美術品」 **ずじょう【頭上】**[名]頭の上。自分の真上。「―注意」 **すす【×煤】**[名]①けむりにふくまれる黒い粉末。②けむりとほこりがまじって固まった、かべなどのよごれ。「天井の―をはらう」「―を掃く」 **すず【鈴】**[名]①ふって鳴らすまるい形のもの。金属・陶器でつくり、中をからにして小さな玉を入れる。②鈴を転がしたような声 女性の高く澄んで美しい声。③鈴を張ったような目 女性のぱっちりとした、かわいくて大きな目。 **すず【×錫】**[名]金属元素の一つ。銀白色でやわらかく、さびにくい金属。はんだ・青銅・ブリキなどの原材料。元素記号Sn **すずかけのき【×篠懸けの木・鈴掛けの木】**[名]スズカケノキ科の落葉高木。葉が大きく、秋に丸い実をつける。街路樹に多い。プラタナス。 **すずかぜ【涼風】**[名]すずしい風。とくに、夏の終わりから秋にかけてふくすずしい風。「りょうふう」とも。「―が立つ」 **すすき【〝薄・×芒】**[名]秋の七草の一つ。イネ科の多年草。山野に群生する。たけが高く、穂が風になびくさまはおもむきがある。おばな。かや。▷図「あきのななくさ」 **すずき【鱸】**[名]スズキ科の近海魚。全長一㍍に達するものもある。出世魚[しゅっせうお]の一つで、幼魚はセイゴ、次いでフッコ、成魚がスズキ。食用。 <711> **すずきうめたろう【鈴木梅太郎】**[人名]一八七四—一九四三年。明治から昭和期の農芸化学者。静岡県生まれ。スイスやドイツに留学してたんぱく質を研究し、オリザニン(ビタミンB)を発見した。 **すずきかんたろう【鈴木貫太郎】**[人名]一八六七—一九四八年。大正・昭和期の軍人・政治家。大阪生まれ。連合艦隊司令長官などを務めたのち、一九四五年首相に就任。ポツダム宣言の受諾を決定し、終戦とともに総辞職した。 **すすきだきゅうきん【薄田泣菫】**[人名]一八七七—一九四五年。明治・大正期の詩人。岡山県生まれ。本名は淳介。古典的な題材でロマン的な文語定型詩をつくった。詩集「白羊宮」「暮笛集」など。 **すずきはるのぶ【鈴木春信】**[人名]一七二五?—七○年。江戸中期の浮世絵師。多色刷りの錦絵[にしきえ]を創始、浮世絵の黄金時代を築く。叙情的な女性にあふれる一○○○○点以上の美人画をえがいた。 **すずきみえきち【鈴木三重吉】**[人名]一八八二—一九三六年。明治・大正期の小説家・童話作家。広島県生まれ。夏目漱石[そうせき]の門下で、小説「千鳥」「桑[くわ]の実」などロマン的な作品を発表。雑誌「赤い鳥」を創刊し、児童文学の発展に努めた。 **すすぐ**[日]【濯ぐ】[動]よごれを水できれいに洗う。ゆすぐ。「せんたくものを―」 **すすぐ**[日]【×漱ぐ】[動]口の中を水などできれいにする。うがいをする。ゆすぐ。「口を―」 **すすぐ**[日]【雪ぐ】[動]はじや不名誉を除きはらう。そそぐ。「汚名を―」 **すすける【×煤ける】**[動]①すすがしみついて黒ずむ。「けむりで天井が―」②古ぼけて、きたなくよごれをおびる。 **すずしい【涼しい】**[形]①気温が気持ちいいくらいの冷たさだ。「朝夕めっきり涼しくなった」⇔暖かい②澄みきって、すがすがしいようす。「―ひとみ」 **涼しい顔** 自分には関係ないかのように、すましているようす。「いたずらをしても―をしている」 >「つかいわけ」涼しい・寒い・冷たい 「涼しい」は、からだのほてりを冷まされたときの快い感覚。「初秋の風が涼しい」。「寒い」は、からだ全体から不快なまでに体温をうばわれる感覚。「木がらしが寒い」。「冷たい」は、からだの一部の熱をうばわれる感覚。「手が冷たい」。また、からだの熱をまったくなくした状態。「からだが冷たくなっていた」。 **すずしろ【清白・×蘿×蔔】**[名]春の七草の一つ。ダイコンの古い呼び名。♪図「はるのななくさ」 **すずな【×菘】**[名]春の七草の一つ。カブの古い呼び名。♪図「はるのななくさ」 **すずなり【鈴。生り】**[名]①一本の木に果実が密集してなること。[類]たわわ②入り口や窓から人があふれるようにむらがっているようす。「―の見物人」 **すすはらい【×煤払い】**[名・―スル]家の中にたまったすすやほこりを、はらってきれいにすること。とくに、年末の大そうじをいう。すすはき。 **すすむ【進む】**[動]①前またはさきへ向かって動く。また、目標へ向かう。「人より一歩―」「北へ向かって―」「気が進まない」→退く②程度が上がる。また、より高いところへ移る。「世の中が―」「高校へ―」③時計がほんとうの時刻よりさきを指す。「一日に一分―」→遅れる④ものごとがはかどる。盛んになる。「仕事が―」「食が―」 **すずむ【涼む】**[動]すずしい風にあたって、ひととき暑さをさける。「縁側で―」 **すずやか【涼やか】**[形動]すずしそうなようす。さわやかなようす。「―な風」「―な目もと」「―な音色」 **すずらん【鈴蘭】**[名]ユリ科の多年生植物。高原に自生する。初夏、すずの形をした白い小さな花を房状につける。かおりがよい。 **すずり【×硯】**[名]墨をするときに使う、石などでできた道具。水をためるくぼみを「海」、墨をするたいらなところを「陸[おか]」という。▽「すみすり」の変化した形。<かぞえ方>面 **すすりあげる【×啜り上げる】**[動]息とともに鼻汁を吸いこみながら泣く。しゃくりあげて泣く。 **すずめ【×雀】**[名]スズメ目[もく]の小鳥。イネなどの穀物をあらすが、一方では害虫も食べる。 **雀の千声、鶴の一声** つまらぬ者の多くのことばより、すぐれた人物のひと言のほうが価値・権威・効力がある。 **雀の涙**[なみだ] スズメが流すなみだほどのわずかなもののたとえ。[類]蚊の涙 **雀百まで踊り忘れず** 幼いころの習慣は年をとっても忘れない。 **すずめばち【×雀蜂】**[名]スズメバチ科の大形のハチ。めすは四㌢にも達する。性質はきわめてあらく、腹部は赤褐色で黒の横じまがあり、強い毒性の針で人をさすこともある。クマンバチ。 **すすめる**[日]【進める】[動]①前へ行くようにする。前進させる。「将棋の駒[こま]を―」「雪道で車をゆるゆると―」→退ける②ものごとをはかどらせて、よい方へ向かわせる。「交渉を―」「近代化を―」③時計がさきの時刻を示すようにする。「時計の針を五分―」 **すすめる**[日]【勧める・“奨める】[動]①「…したほうがいい」と人に積極的に言う。「貯金を―」②食べものや敷物などを客に出す。「お茶を―」「ざぶとんを―」 **すすめる**[日]【薦める】[動]ぜひ採用するようにと相手に説得する。「後任に―」「新製品を―」 <712> **すすりなく【×啜り泣く】**[動]鼻をすすりあげるようにして、声を立てずに泣く。しゃくりあげて泣く。 **すずりばこ【×硯箱】**[名]すずり・墨・筆などを入れておく箱。 **すする【×啜る】**[動]液状のものを音を立てて吸いこむ。「茶を―」「かゆを―」「鼻を―」 **すずろ【漫ろ】**[形動]「そぞろ」の古い言い方。 **すすんで【進んで】**[副]みずからその気になって行動するようす。自発的にしようとするようす。「―そうじをする」 **ずせつ【図説】**[名・―スル]図や写真を使って説明すること。また、説明した本。「―世界史」[類]図解 **すそ【×裾】**[名]①衣服の下の方のへりのあたり。「―模様」「着物の―をからげる」②山のふもと。また、川下。「山―」③髪の毛の、えり首に近いところ。「―刈がり」 **すそご【×裾濃】**[名]着物などの糸を、上はうすく、下にいくにしたがって、こく染めだしたもの。 **すその【×裾野】**[名]①山のふもとの、ゆるやかに広がっている野原。「富士の―」▽ものごとが広い範囲にわたるようすもいう。「―の広い活動」 **すそまわし【×裾回し】**[名]着物のすその裏につける布。すそうら。♪図「わふく」 **すそもよう【×裾模様】**[名]①着物のすそにつけた模様。また、すそに模様のある着物。[対]総模様②星。星じるし。[star] **スター**[名]①人気のある歌手やスポーツ選手など。花形。「映画―」「―プレーヤー」 **スターター**[名]①競技で出発の合図をする人。②エンジンの起動装置。始動機。[starter] **スタート**[名・―スル]①始めること。始まること。開始。また、出発。「―をきる」「―ダッシュ」[start] **スタート**[START] [名]戦略兵器削減交渉。一九九一年にアメリカと旧ソ連とのあいだで条約が調印された。九八年までに両国の軍備を同じ水準に削減するとした。九三年には第二次の交渉がもたれ、条約が調印された。▽Strategic Arms Reduction Talks の略語。 **スタープレーヤー**[名]人気選手。花形選手。また、人気俳優。人気演奏家。[star player] **スターリン**[人名]一八七九—一九五三年。旧ソ連の政治家。本名は Dzhugashvili。レーニンの死後、革命路線を指導し、ソビエト社会主義体制を築いた。のち、その独裁的支配をフルシチョフらに批判された。▽「スターリン」は、鋼鉄の人という意味。[Iosif Vissarionovich Stalin] **スタイリスト**[名]①おしゃれ好きな人。身なりや芸術様式などに凝る人。②商業用の写真撮影などで、モデルの洋服・髪形・アクセサリーなどをととのえる仕事をする人。③文章を書くとき、文体に凝る人。[stylist] **スタイル**[名]①全体的に見た姿や形。「―がいい」②型や様式。「流行の―」「文章の―」[style] **スタイルブック**[名]流行の洋服などを写真や図で示した本。[stylebook] **スタインベック**[人名]一九〇二—六八年。アメリカの小説家。貧しい農民や労働者たちの姿を共感をもってえがいた。ノーベル文学賞受賞。代表作「怒りの葡萄[ぶどう]」「エデンの東」。[John Steinbeck] **すだく【集く】**[動]虫が集まって鳴く。「草むらに―こおろぎ」▽現代語では虫にしか使わないが、古語では、鳥やカエルがうるさく鳴くこともいった。 **スタグフレーション**[名]景気がふるわないのに、物価が上昇する現象。不況下のインフレーション。[stagflation] **すたる【廃る】**[動]①値打ちが下がる。「名が―」「男が―」②→「すたれる」 **すだれ【×簾】**[名]細くけずった竹やアシなどを、糸で編みつらねたもの。日よけ・しきり・料理用に使う。<かぞえ方>垂れ・張り **すたれる【廃れる】**[動]①盛んだったものが見捨てられて、はやらなくなる。使われなくなる。「店が―」⇔はやる②おこなわれなくなる。おとろえる。「公徳心が―」「人情が―」「すたる」とも。 **スタンス**[名]①姿勢。立場。②野球やゴルフなどで、球を打つときの足の置きかた。「クローズド―」[stance] **スタンダード**[名・形動]標準。基準。標準的な。[standard] **スタジオ**[名]①テレビやラジオの番組を放送したり、収録したりする部屋。②写真家・画家・彫刻家などの仕事場。③映画の撮影所。[studio] **ずたずた**[副]原形を残さないぐらい、細かく切れぎれなようす。「台風で幹線道路が―になる」 **すだつ【巣立つ】**[動]①ひなが成長して巣を去る。「ひなが一日で―」②子供が親もとをはなれて、また学校を卒業して社会に出る。「学窓を―」 **スタッカート**[名]音楽で、一音ずつ切って歯切れよく歌ったり演奏したりすること。また、その記号。音符の上に「・」などを付けて示す。断音。断奏。⇔レガート[staccato] **スタッフ**[名]①それぞれの分担を受けもって一つの仕事にかかわる人々。担当者。②映画や演劇で、出演者以外の関係者。[staff] **ずだぶくろ【頭×陀袋】**[名]①何でもはいるだぶだぶした大きな布のふくろ。②僧が経文・食器などを入れて首にかけるふくろ。 **スタミナ**[名]体力。精力。とくに、持久力。「―の配分を誤る」「―をつける」[stamina] **すだま【×集く】[動]→「すだく」 **すだれ**[名]→「すだれ」 **ずだん【寸断】**[名・―スル]→「すんだん」 **すだれあみ【×簾編み】**[名]→「すだれあみ」 **スタミナドリンク**[名]→「スタミナドリンク」 **すだれごし【×簾越し】**[名]→「すだれごし」 **すだれもよう【×簾模様】**[名]→「すだれもよう」 **すだれおり【×簾織り】**[名]→「すだれおり」 **すだれぐ【×簾具】**[名]→「すだれぐ」 **すだれじま【×簾縞】**[名]→「すだれじま」 **すだれあなご【×簾×穴子】**[名]→「すだれあなご」 **すだれはげ【×簾×禿げ】**[名]→「すだれはげ」 **すだれぶえ【×簾笛】**[名]→「すだれぶえ」 <713> **スタンダードナンバー**[名]軽音楽で、流行に関係なく、いつも好んで演奏される曲。「ジャズの―」[standard number] **スタンダール**[人名]一七八三—一八四二年。フランスの小説家。ロマン主義からリアリズムにうつる近代小説のもとを開いた。小説に「赤と黒」「パルムの僧院[そういん]」、評論に「恋愛論」など。[Stendhal] **スタンド**[名]①ものを立てたりするための台。②「電気スタンド」の略。③野球場などの階段状の観覧席。「アルプス―」④カウンターで飲食する店。「コーヒー―」⑤駅や街かどにある売店。「ガソリン―」[stand] **スタンドプレー**[名]人の注目をひこうとして、わざとおこなうはでな演技や行動。▽grandstand play から。 **スタントマン**[名]映画やテレビで、俳優に代わって危険な演技をする人。はなれわざの専門家。ふきかえ。[stunt man] **スタンバイ**[名・―スル]①放送などで、本番前に準備を整えて待機すること。また、準備完了。②汽船や飛行機で、出航準備。[stand-by] **スタンプ**[名]①印。また、消印。刻印。②切手。印紙。[stamp] **スタンリー**[人名]一八四一—一九〇四年。アメリカの探検家。イギリス生まれ。アフリカでゆくえ不明になっていたリヴィングストンを救出。ナイル川の源流を発見したほか、アフリカ各地を探検し、大陸横断に成功した。[Henry Morton Stanley] **スチーブンソン**[人名]→「スティーヴンソン」 **スチーム**[名]①蒸気を使った暖房設備。②蒸気。ゆげ。「―アイロン」[steam] **スチール**[名]①野球で、盗塁。「―製」[steel]②鋼鉄。はがね。「―製」 **スチル**[名]映画などの一場面の写真。宣伝用のポスターなどに使う。スチル写真。[still] **スチールギター**[名]金属製の弦を使ったギター。ハワイアンギターなど。アンプで音を増幅する電気式のものが多い。[steel guitar] **スチュワーデス**[名]旅客機で乗客にサービスをする女性乗務員。エアホステス。▽男性はスチュワード。[stewardess] **スチロール**[名]無色透明の燃えやすい液体。合成樹脂の原料。スチレン。「発泡―」[styrol] **すっ**[素っ] **ずつ**[副助] **ずつう【頭痛】**[名]●頭の中が痛むこと。「―がする」②なやみ。心配。「―の種がふえる」 **ずつうはちまき【頭痛鉢巻き】**[名]めんどうなことに直面して大いに頭をなやますこと。▽頭痛がひどくて鉢巻きしてがまんするという意味。 **スツール**[名]背もたれのない、小さないす。[stool] **すっからかん**[名・形動]何一つないようす。からっぽ。すってんてん。俗な言い方。「財布が―だ」 **すっかり**[副]余すところなく全部。何から何まで完全に。「―かたづく」「―お世話になりました」 **すっきり**[副・―スル]①気分がさわやかで、不快なものがないようす。「頭痛がとれて―した」「雲一つなく―と晴れわたる」②よけいなものがなく、見た目にも快いようす。「―したデザインの服」 **ズック**[名]木綿や麻[あさ]を織った、厚くてじょうぶな布。船の帆・テント・くつなどに使う。また、その布でつくった運動ぐつ。ズックぐつ。[doek] **ずっこける【ずっ。転ける】**[動]ずり落ちてだらしなくなる。また、的はずれなことをする。俗な言い方。「いすから―」「ずっこけた野郎」▽「ずりこける」の変化した形。 **すったもんだ【擦った×揉んだ】**[名・―スル]議論などがさんざんもつれること。いざこざ。俗な言い方。「―の末やっと解決した」 **すってんてん**[名・形動]かねや財産がまったくなくなったようす。無一文。俗な言い方。「麻雀で負けて―になった」 **すっと**[副]①<副>まっすぐにのびたようす。「―のびた枝」②<副>すばやく動くようす。「―席を立つ」①<副・―スル>気持ちがさっぱりするようす。「胸が―する」 **ずっと**[副]①比較してみると程度に大きな差があるようす。「前より―よくなった」「このほうが―小さい」②時間や距離が大きくはなれているようす。「―前に話した」「この―さきに病院がある」③同じ状態が続くようす。そのまま変わらずに。「朝から―待っている」「卒業しても―友達でいよう」④ためらわずに、前進するようす。「そのまま―おはいりください」▽人にすすめるときにいう。 **すっとぼける【素っ×恍ける】**[動]知っていながら、まったく知らないふりをする。くだけた言い方。「こら、―な」 **すっとんきょう【素っ頓狂】**[名・形動]ひどく調子はずれなようす。また、そのようなことをする人。くだけた言い方。 **すっぱい【酸っぱい】**[形]レモンや酢のような味がする。すい。「―ワイン」「口を酸っぱくする」 **すっぱだか【素っ裸】**[名]①何も着ていないこと。②財産を何一つもたないこと。丸裸▽「すはだか」を強めた俗な言い方。 **すっぱぬく【すっぱ抜く】**[動]秘密や私的なかくしごとを不意に人前にあばき出す。「内情を新聞が―」[同]ばらす▽「すっぱ」は、忍者のこと。「素っ破抜く」とも当てる。 <714> **すっぱり**[副]①みごとに裁ちきるようす。「―髪を切りおとす」②続いてきたものにはっきり区切りをつけてやめるようす。「―縁を切る」「―とあきらめる」 **すっぽかす**[動]しなければならない仕事や約束を果たさないでおく。くだけた言い方。「約束を―」▽「ほかす」は、捨てるという意味。 **すっぽぬける【すっぽ抜ける】**[動]ちゃんとはまっていたものが、何かの拍子でぬけてしまう。くだけた言い方。「くつが―」「カーブが―」▽「すっぽりぬける」の変化した形。 **すっぽり**[副]①すっかりおおうようす。「雪で―とおおわれた村」「ふとんに―くるまる」②ものがそっくりはまったり、はずれたりするようす。「足が―穴にはいる」「記憶が―とぬける」 **すっぽん【×鼈】**[名]①カメの一種。甲[こう]がやわらかい。背は緑褐色で、かみついたら容易にはなれない。肉は食用、血は強壮剤。「月と―」②花道のある劇場で、花道の舞台に近いところにあけたせり。図「ぶたい」 **すで【素手】**[名]手に何も持ったりつけたりしていないこと。てぶら。からて。「―で敵と戦う」 **スティーヴンソン**[人名]①一七八一—一八四八年。イギリスの発明家。一八一四年にはじめて蒸気機関車をつくり、二五年に実用化され、二九年には息子とともにリバプールとマンチェスター間の鉄道を走らせた。[George Stephenson]②一八五〇—九四年。イギリスの小説家。たくみなストーリー性のある作品を残した。小説「宝島」「ジキル博士とハイド氏」など。[Robert Louis Stevenson] **すていし【捨て石】**[名]①囲碁で、あとの展開を有利にするために打つ、一見むだなように見える石。②むだなように見えてもいつかは役に立つようなおこないのたとえ。「世の―となる」③橋をかけるときなどに、工事の土台として水底に入れる石。 **スティック**[名]棒。また、棒状のもの。とくに、ホッケーやアイスホッケーなどで、球やパックを打つ木の棒。「―サラダ」「リップ―」[stick] **すていん【捨て印】**[名]証書などで、訂正の可能性などを考えてあらかじめ欄外におしておく印。 **ステーキ**[名]西洋料理で、厚い肉や魚の切り身を焼いたもの。とくに、牛肉を焼いた「ビーフステーキ」をさす。[steak] **ステージ**[名]①舞台。また、舞台での演技や演奏。「―ダンス」「―をつとめる」[stage] **ステーション**[名・造語]①駅。停車場。「―ビル」②持ち場や根拠地。また、部。局。事業所。「サービス―」「宇宙―」「ナース―」[station] **ステーションワゴン**[名]後部が箱形で、比較的大きな荷物をつめる貨物兼用の乗用車。ライトバン。[station wagon] →図「じょうようしゃ」 **ステータスシンボル**[名]社会的に高い地位の象徴となるもの。[status symbol] **ステートメント**[名]おおやけの立場でする声明。声明書。「アメリカ政府の―」[statement] **すてがな【捨て仮名】**[名]①漢文などで、読みあやまらないように、漢字の下に小さくふっておくかな。たとえば、「二人」の「ッ」など。②拗音・促音などをあらわす小さなかな。たとえば、「じゃあ」「あっと」の「ゃ」「っ」など。 **すてがね【捨て金】**[名]①むだに使われるかね。役に立たないかね。②利益や返済をあてにしないで貸すかね。 **すてき【素敵】**[形動]ものごとがすばらしくて、心ひかれる状態であるようす。魅力的。「―な人物」▽「素敵」は当て字。「素的」「素適」とも当てる。 **すてご【捨て子】**[名]親が幼児を育てることを放棄し、道ばたなどに置きざりにすること。また、その捨てられた幼児。 **すてぜりふ【捨て〝台〝詞】**[名]①別れぎわなどに、負けおしみで相手に言うおどしや強がりなどのことば。「―を残して去る」②舞台で、役者がその場に応じて言う、脚本にないことば。アドリブ。 **ステッカー**[名]広告や標語などが印刷してあるはり札。「駐車違反の―」[sticker] **ステッキ**[名]西洋風のつえ。[stick] **ステッチ**[名]ししゅうや裁縫などで、針目やぬい目をつけること。ぬいかた。「クロス―」[stitch] **ステップ**[名]①あしどり。歩調。とくに、ダンスの足の運びかた。「軽やかな―」②バスや列車などの出入り口にあるふみ段。③仕事や学業の段階。「―バイ―」[step] **ステップきこう【ステップ気候】**[名]砂漠周辺の草原地帯(ステップ)にみられる乾燥気候。一年を通じて雨が少ない。各大陸の内陸部に広く分布し、牧畜などがおこなわれる。 **ステディー**[名・形動]①<名・形動>堅実であること。「スローアンド―(=ゆっくりと確実に)」②<名>きまった恋人。[steady] **すててこ**[名]男性用のズボン下。ゆったりとしたひざ下までの下着。 **すてどころ【捨て所】**[名]あるものを捨てるのにふさわしい場所や時期。「―に困る」「ここが命の―」 **すでに【既に・×已に】**[副]①時間的に、そのことより前に。とっくに。「―申しあげたとおりです」「七時には―出発していた」②気づいたときには、ことが成り立っているようす。今となってはもう。「―手おくれだ」「―夜が明けようとしていた」 **すてね【捨て値】**[名]捨てるのも同然と思われるほど安い値段。「―で売る」 **すてばち【捨て鉢】**[名・形動]どうにでもなれと、やけやりな気持ちになること。やけくそ。 **すてみ【捨て身】**[名]自分の生命を犠牲にする覚悟で、ものごとにたち向かうこと。「―で相手にぶつかる」[類]命懸け・決死 <715> **すてる【捨てる・棄てる】**[動]①不用なものとして投げだす。「ゴミを―」⇔拾う②関心や努力を絶つ。みはなしたり、あきらめたりする。「故郷を―」「世を―」「試合を―」③ほうっておく。かまわないでおく。「だまって捨てておけない性格」 **ステレオ**[名]①二つ以上のスピーカーを使って、音が立体的に聞こえるようにすること。また、立体的に聞こえるようにした装置。「―放送」⇔モノラル②立体的。立体。「―カメラ」[stereo] **ステレオタイプ**[名]型にはまっていること。紋切り型。ステロタイプ。[stereotype] **ステンドグラス**[名]いろいろな色のガラスをつぎあわせて絵や模様をあらわした、装飾用のガラス板。「教会の窓の―」[stained glass] **ステンレス**[名]鉄と、ニッケルやクロムの合金。さびにくいので、流し台などに使う。「ステンレススチール」の略。▽さびないという意味。[stainless] **スト**[名]「ストライキ」の略。「ゼネ―」「―決行」 **ストア**[名・造語]みせ。商店。「フード―」「チェーン―」[store] **ストアがくは【ストア学派】**[名]ギリシャ哲学の一派。理性によって禁欲的に生きることを説いた。エピクロス派と並び称される。創始者ゼノンのほか、セネカ・エピクテトス・マルクス・アウレリウスら。 **ストイック**[名・形動]禁欲主義。禁欲主義的。ストイシズム。▽もと、ストア学派の哲学者のこと。[stoic] **ストウふじん【ストウ夫人】**[人名]一八一一—九六年。アメリカの女流小説家。黒人奴隷の悲惨な現実をえがいた。代表作「アンクルトムの小屋」。[Harriet Elizabeth Stowe] **すどおし【素通し】**[名]①さえぎるものがなく、さきまで見通せること。②度のついてない、ふつうのガラスをはめた眼鏡。 **ストーブ**[名]石炭・石油・ガス・電気などを使って室内を暖める器具。[stove] **ストーム**[名]あらし。[storm] **すどおり【素通り】**[名・―スル]たち寄らずにそのまま行ってしまうこと。「店の前を―する」 **ストーリー**[名]①物語。はなし。また、小説や映画などのすじ書き。「ショート―」[story] **ストーリーテラー**[名]話のうまい人。すじのおもしろさで読者をひきつける作家。[storyteller] **ストール**[名]女性用の長いかたかけ。[stole] **ストール**[STOL] [名]短距離離着陸飛行機。上昇性能にすぐれ、五○○㍍以下の短い滑走路で離着陸ができるエストール機。▷ short take-off and landing airplane の略語。 **すとくてんのう【崇徳天皇】**[人名]一一一九—六四年。在位、一一二三—四一年。即位後も実権は父の鳥羽院にあった。父の死後、弟の後白河天皇と対立して保元の乱を起こしたが敗れ、讃岐[さぬき]に流されて没した。 **ストけん【スト権】**[名]労働者がストライキをおこなう権利。ストライキ権。「―を確立する」 **ストッキング**[名]婦人用のうすでの長いくつした。また、スポーツ用の長いくつした。[stockings] **ストック**[名・―スル]①<名・―スル>品物などをたくわえておくこと。また、たくわえた品物。在庫品。「―がある」「燃料を―する」①<名>ある時点での、資本や財貨の全体量。⇔フロー②<名>「ストックオプション」の略。[Stock] **ストック**[名]スキーで使う二本のつえ。▽「シュトック」の変化した形。[Stock] **ストックホルム**[名]スウェーデンの首都。バルト海に面する港湾都市。毎年一二月一〇日に、ノーベル賞の授与式がおこなわれる。[Stockholm] **ストッパー**[名]①野球で、勝っている試合の最後に出て、敵の反撃をおさえる投手。火消し。②停止装置。安全装置。とめがね。[stopper] **ストップ**[名・造語]①<名・スル>止まること。止めること。休止。停止。「営業が一時―する」「連勝記録の―」②<名>信号の「止まれ」の合図。⇔ゴー③<名・造語>停留所。「バス―」[stop] **ストップウォッチ**[名]所要時間を秒以下まで計ることのできる時計。競技や研究などに使う。[stopwatch] **すどまり【素泊まり】**[名]夕食・朝食をとらず、ただねるだけのために旅館にとまること。 **ストやぶり【スト破り】**[名]組合員がストライキを破るような行動をすること。また、会社側が外部の者をやとって暴力的にストライキを妨害すること。 **ストライキ**[名]労働者や学生などが要求を通すために、集団で仕事や学校を休むこと。スト。「―を決行する」「―に突入する」[類]サボタージュ[strike] **ストライク**[名]①野球で、投手の投げた球がホームベース上で、打者のわきの下からひざがしらまでのあいだの範囲を通過すること。また、そこを通る球。打者のからぶりやファウルボールなどもストライクとみなす。「―ゾーン」⇔ボール②ボーリングで、一回目に投げた球で一○本のピン全部をたおすこと。[strike] **ストライド**[名]大またの歩幅。「―走法」▽スポーツで使うことが多い。[stride] **ストライプ**[名]縞[しま]。縞模様。[stripe] **ストリート**[名・造語]通り。街路。「メーン―」[street] **ストリップ**[名・―スル]①着物をぬいでいくこと。はだかになること。また、「ストリップショー」の略。[strip] **ストリングス**[名]弦楽器。また、弦楽器による演奏。その奏者。▽楽器の弦は「ストリング」という。[strings] **ストリンドベリ**[人名]一八四九—一九一二年。スウェーデンの小説家・劇作家。イプセンとともに北欧の自然主義文学の先駆者。小説に「赤い部屋」、戯曲とくに「父」「令嬢ジュリー」など。[Johan August Strindberg] <716> **ストレート**[名・形動]①<名・形動>まっすぐなこと。まわり道しないこと。「―(=現役)で合格する」②<名・形動>率直であること。「―な性格の人」③<名>ボクシングで、うでをまっすぐにのばして打ちこむこと。「右―がきまる」→フック④<名>野球で、投手がまっすぐに投げる球。直球。⑤<名>テニスやバレーボールで、サイドラインに平行な球すじ。⇔クロス⑥<名>ウイスキーなどで、水や氷を入れないもの。また、コーヒーなどで、ブレンドしないもの。「―で飲む」⑦<名>同じことが続けて起こること。「―のフォアボール」「―勝ち」[straight] **ストレス**[名]①精神的緊張、恐怖。睡眠不足・過度の労働・騒音・寒冷などの刺激が続くことによってひきおこされる病的な状態。多く、胃潰瘍[いかいよう]や高血圧のような病気を生じる。「―がたまる」「―解消」②ことばの強弱アクセントの強めの部分。[stress] **ストレッチ**[名・―スル]①競技場のトラックや競馬場などのコースの直線部分。「ホーム―」「バック―」②よく、のびちぢみする布地。「―ジーンズ」「―性に富む」③筋肉や腱[けん]をゆっくりのばすこと。準備運動としておこなうことが多い。ストレッチング。[stretch] **ストレプトマイシン**[名]抗生物質の一つ。肺炎や結核などの薬。ストマイ。[streptomycin] **ストロー**[名]①麦わら。「―ハット」②飲みものを飲むのに使う、ビニール製などの細いくだ。▽もとは麦わらを使ったことから。[straw] **ストローク**[名・―スル]①水泳やボートで、うでやオールで水をひとかきすること。また、そのひとかき分の距離。「力強い―で泳ぐ」「ワン―リードする」②ゴルフやテニスで、球を打つこと。また、その一打。「―プレー」「バッケー」[stroke] **ストロベリー**[名・造語]イチゴ。「―ジャム」[strawberry] **ストロボ**[名]暗いところなどで写真をとるときに使う発光装置。瞬間的に強い光を発する。くりかえし使用できる。「―内蔵のカメラ」[類]フラッシュ▽stroboscopic lamp から。 **ストロンチウム**[名]金属元素の一つ。銀白色でやわらかい。元素記号Sr▽核分裂でできる種類は、放射能をもち、工業などに使う。[strontium] **すな【砂】**[名]岩石の細かいつぶ。直径二㍉以下のもの。 **砂をかむよう** 味わいがなく、少しのおもしろみもないようす。 **すなお【素直】**[形動]①性格がひねくれていなくて、まっすぐなようす。おだやかで人に逆らわないようす。「―な子供」「―に忠告をうけいれる」②かざったりゆがめたりせず、くせがないようす。「―な字を書く」 **すなかぶり【砂、被り】**[名]すもうで、土俵のすぐ近くの見物席。▽土俵の砂がかかるほどに近いことから。 **すなけむり【砂煙】**[名]砂がまいあがって、けむりのように見えるもの。「―を立てて走る」 **すなご【砂子】**[名]①すな。まさご。②金銀の粉。ふすまや蒔絵[まきえ]などにふきつけて装飾に用いる。 **すなじ【砂地】**[名]砂におおわれた土地。「すなち」とも。 **スナック**[名]①軽い食べもの。とくに、菓子類。「―菓子」②「スナックバー」の略。[snack] **スナックバー**[名]軽食もとれる酒場。[snack bar] **スナップ**[名]①凹型[おうがた]と凸型[とつがた]でひと組みの留め金。服のうちあわせなどに使う。ホック。②「スナップショット」の略。③テニス・野球・ゴルフなどで、球を打ったり投げたりするときに手首の力をきかせること。「―をきかせる」[snap] **スナップショット**[名]人物のしぜんなようすを手早く写真にとること。また、その写真。[snapshot] **すなどけい【砂時計】**[名]真ん中が細くくびれたガラスの入れものに砂を入れ、落ちた砂の量で時間をはかるしかけ。 **すなどり【《漁り】**[名・―スル]魚介類をとること。いさり。また、漁師。古い言い方。 **すなのおんな【砂の女】**[作品]一九六二年。安部公房[あべこうぼう]の小説。昆虫の採集に行った教師が砂の穴に落ち、穴に住む女と暮らさなければならなくなる。蟻地獄[ありじごく]のように脱出できない現実、孤独にたえて生きるしかないことを暗示した作品。 **すなば【砂場】**[名]①はばとびなどの競技や砂遊びをするために、砂を入れた区切った場所。②すなじ。すなはら。 **すなはま【砂浜】**[名]砂地になっている海岸。 **すなぼこり【砂×埃】**[名]ほこりのようにまいあがる細かい砂。「―をあげて走る」[類]砂塵 **すなわち**[日]【即ち】[接]①前に述べたことを、別の言いかたで説明したり、まとめたりするときの言葉。言いかえると。つまり。「春、―さくらの季節」「そうじ・せんたく・料理、―家事全般」 **すなわち**[日]【則ち】[接][多く、「〜れば則ち」の形で]…ならば、そのときは…となる。「学びて思はざれば―罔[くら]く、思ひて学ばざれば―殆[あやう]し(=学んで考えなければはっきりわからないし、考えるだけで学ばなければ考えたことがあやふやになる)」▽原因・理由・条件と、結果を接続する。 **すなわち**[日]【即ち】[副]すぐに。その場で。それがそのまま。「善人と居れば、―之れと化す(=善人といっしょにいると、すぐに影響を受けて善人となる)」 **すなわち**[日]【×乃ち】[接]意外にも。それなのに。やっとのことで。そこで。「―漢あるを知らず、魏晋[ぎしん]に論なし(=なんと漢時代を知らず、もちろん次の魏・晋時代も知らなかった)」「平明、漢軍―之れを覚える(=明けがた、漢軍はやっとのことで、これを知った)」▼どれも、現代語の意味とはちがうので要注意。ほかに「すなわち」には、「便ち(=たやすく)」「輒ち(=そのたびに)」などもある。 <717> **スニーカー**[名]布や革[かわ]でできたゴム底の運動ぐつ。[sneakers] **ずぬける【図抜ける・頭抜ける】**[動]並はずれてすぐれている。とびぬけてすぐれる。「図抜けて成績がいい」[同]ずば抜ける **すね【×臑・×脛】**[名]ひざから足首までの部分。とくに、その前面。 **臑に傷を持つ** 前に犯した悪事など、人に知られると困る秘密がある。 **臑を齧る**[かじる] 経済的に独立できずに、親の世話になっている。 **すねかじり【×鷹×齧り】**[名]働かないで、親から学費や生活費をもらって暮らしていること。また、親からかねをもらって生活している人。おやがかり。 **すねもの【×拗ね者】**[名]世をすねた人。心のひねくれた、協調性に欠ける人。[類]つむじ曲がり・ひねくれ者 **すねる【×拗ねる】**[動]相手の愛情に不満で、わざとひねくれた態度をとる。また、意地を張る。「子供がすねてだだをこねる」 >「つかいわけ」すねる・ひがむ・いじけるほか 「すねる」は、愛してもらいたい、関心をもっとひきたいという気持ちが満たされず、わざとねじけた態度をみせること。「言うことをきかないのはすねているんだ」。「ひがむ」は、自分だけがひどいあつかいをされているとまちがって思いこんで、気持ちがゆがむこと。「弟をかわいがると兄がひがむ」。「ひねくれる」は、もともとの性質がよじれてまがっていて、何でもまがってとること。「ひねくれた言いかた」。「いじける」は、いつもいじめられたり、厳しい寒さなどにいためられたりしてちぢこまってしまい、何でも進んでやる気持ちがもてないこと。 **ずのう【頭脳】**[名]①脳。また、すぐれた知能や知力。その持ち主。「―明晰[めいせき]」「世界の―が集まる会議」 **スノーボート**[名]雪の上を走る、エンジンのついたボート形のそり。遊技用・運搬啟用。[snow boat] **すのこ【×簀の子】**[名]①竹や板を少しずつあいだをあけて並べた台。台所の流しやふろ場など、水の流れるところで使う。②細い竹やアシなどを並べて、すだれのように編んだもの。 **スノッブ**[名]紳士気どりの俗物。えせ紳士。見せかけの教養をひけらかす人。[snob] **スノビズム**[名]教養をひけらかすような軽薄な態度。俗物根性。[snobbism] **すのもの【酢の物】**[名]魚や海藻・野菜などを、酢で味つけした料理。 **スパーク**[名・―スル]①放電などで火花が飛ぶこと。また、その火花。[spark] **スパート**[名・―スル]急に全速力を出すこと。「ラスト―をかける」「第三コーナーで―する」[spurt] **スパーリング**[名]ボクシングで、試合形式で打ちあう練習。「公開―」▽防具はつける。[sparring] **スパイ**[名・―スル]敵国などにもぐりこんで、ひそかに情勢を探ること。また、諜報活動をする人。密偵。間諜。「産業―」「相手の練習を―する」[spy] **スパイク**[名]①<名>①すべり止めのために、くつの底やタイヤなどに打ちこんであるくぎ。「―タイヤ」②<名>「スパイクシューズ」の略。運動競技用の、底にくぎのついたくつ。①<名・スル>スパイクシューズで傷つける。「ランナーに―された」②<名>バレーボールで、ジャンプして相手側のコートに急角度で強い球を打ちこむこと。「―がきまる」「―を打つ」[spike] **スパイス**[名]香辛料。香味料。「―をきかせる」[spice] **スパゲッティ**[名]イタリア料理で使う細長いめん。スパゲティ。[spaghetti] **すばこ【巣箱】**[名]鳥やミツバチなどの巣となるように、人が木などでつくった箱。 **すばしっこい**[形]機会を見て、身軽にするどく動きまわるようす。すばしこい。「―ねずみ」「すばしっこくにげまわる」[類]敏捷 **すはだ【素肌】**[名]①化粧などをしていない、しぜんのままのはだ。「―のきれいな人」②下着をつけていない状態。「―にゆかたを着る」 **スパナ**[名]ナットやボルトをはさんで、しめたりゆるめたりする工具。レンチ。[spanner] **ずばぬける【ずば抜ける】**[動]まわりとかけはなれて、すぐれている。群をぬく。「ずば抜けて背が高い」 **すはま【州浜・×洲浜】**[名]①海につき出た州のある浜辺②①をかたどった台に木や岩などをあしらった、祝儀用のかざりもの。州浜台。③断面が①形の和菓子。すあま。 **すばやい【素早い】**[形]動作や行動などがはやい。「素早く見つける」「頭の回転が―」 **すばらしい【素晴らしい】**[形]みごとさに心が晴ればれする感じがする。「―できの作品」「―上天気」②[「すばらしく〜」の形で]とても。ひじょうに。「すばらしく広い庭」▼「素晴らしい」は当て字。 **ずばり**[副]①ものごとの中心や要点などを力強くぴったりとつくようす。「―と言う」「そのもの―」②刀などで、勢いよく切りおとすようす。「―一刀のもとに断つ」 **すばる【×昴】**[名]牡牛座[おうしざ]にあるプレアデス星団の、日本での古くからの呼び名。肉眼では六つの星が見られる。六連星[むつらぼし]。昴宿[ぼうしゅく]。「星は―(枕草子)」▽「昂(=たかぶる)」は別字。 **すばる【スバル・×昴】**[名]国語文芸雑誌。一九〇九年創刊。石川啄木[いしかわたくぼく]・木下杢太郎[きのしたもくたろう]・森鷗外[もりおうがい]・与謝野晶子[よさのあきこ]らが活躍した。詩歌を中心に、反自然主義的・耽美的な作品が多い。 <718> **スパルタきょういく【スパルタ教育】**[名]心身を厳しくきたえる教育。▽全市民に厳しい軍事教育をした古代ギリシャの都市国家スパルタの名から。 **ずはん【図版】**[名]本に印刷されている図や写真。 **スパンコール**[名]舞台用の衣装などにつける、ボタン状の金ぴかのかざり。▽spangle から。 **スピーカー**[名]「ラウドスピーカー」の略。拡声器。[speaker] **スピーチ**[名]人前でおこなう、短くまとまったあいさつや話。「テーブル―」[speech] **スピーディー**[形動]手早くことを進めるようす。てきぱきとおこなわれるようす。「―な試合はこび」[speedy] **スピード**[名]①速度。速さ。「―を落とす」「フル―」②速いこと。「―写真」「―ボール」[speed] **スピードガン**[名]野球で、投手の投げた球の速さを測るレーダー式の機械。[speed gun] **スピッツ**[名]イヌの品種の一つ。小形で、毛は白くて長い。[Spitz] **ずひょう【図表】**[名]図と表。数量などの動きを、数字や線であらわしたもの。グラフ。「営業成績を―で示す」 **スピリット**[名]①精神。たましい。霊。「フロンティアー(開拓)―(精神)」②アルコール分の高い蒸留酒。[spirit] **スピン**[名・―スル]①フィギュアスケートやダンスで、同じ場所でたてつづけに回転すること。旋回。「―をかける」②テニスや卓球で、打球に回転をあたえること。③飛行機のきりもみ降下。④自動車のタイヤが横すべりして回転してしまうこと。[spin] **ずふ【図譜】**[名]動植物など、同じ種類のものの絵を集め、説明を加えてまとめた本。「植物―」[同]画譜 **ずぶ**[副]①中まで突っき通るようす。「―ぬれ」「ずぶずぶと刺す」②まったく。すっかり。「―のしろうと」 **スフィンクス**[名]①古代オリエントで、神殿や王の墓の前などにつくられた、魔よけの石像。頭は人間、からだはライオンの形をしている。エジプトのギゼーのピラミッドの前にあるものが有名。②ギリシャ神話の怪物。顔は女性で、からだはつばさのあるライオンの形をしている。なぞかけをして、答えられない者を食い殺したという。[Sphinx] **スプロールげんしょう【スプロール現象】**[名]大都市の郊外が、無計画に市街化されること。乱開発。▽「スプロール」は、不規則に広がること。 **すべ【術】**[名]手段。方法。古い言い方。「なすーを知らない」 **スペア**[名]①予備の品。予備の部品。スペヤ。「―インク」「―タイヤ」②ボーリングで、二投目の球で残りのピンを全部たおすこと。[spare] **スペイン**[国]ヨーロッパ南西部、イベリア半島にある立憲君主国。一六、七世紀に中南米を中心とする地域に多くの植民地をもって栄えた。おもな産物はオリーブ・オレンジ・ブドウ・鉄鉱石など。古名はイスパニア。面積約五一万平方㌔。首都マドリード。主要言語スペイン語。▽「西班牙」と当てる。 **スペース**[名]①空間。あいているところ。「部屋にはこれ以上―はない」「―をうめる」②宇宙空間。[space] **スペースシャトル**[名]アメリカのうち上げた、地球と宇宙空間をくりかえし往復できる有人宇宙船。宇宙連絡船。[space shuttle] **スペード**[名]トランプで、黒い剣のマーク。「◆」[spade] **すべからく【×須らく】**[副][「すべからく〜べし」の形で]再読文字の一つ。「ぜひとも…する必要がある」という意味。「―常に病苦の時を思ふべし(=ぜひとも、いつも病気で苦しいときのことを思う必要がある)」 **スペキュレーション**[名]①思わく買い。投機。②トランプで、スペードのエース。[speculation] **スペクタクル**[名]①壮大な光景。壮観。見もの。②映画などで、大がかりなセットで撮影するなどした壮大な場面。「一大―」[spectacle] **スペクトル**[名]光がプリズムを通ったときに見られる、波長順に並んだ色の帯。[spectre] **スプレー**[名・―スル]液体を霧状にしてふきださせること。また、その装置。噴霧器。「ヘアー―」「―式の塗料」[spray] **ずべこう【ずべ公】**[名]不良少女。俗な言い方。 <719> **スペシャリスト**[名]その分野にくわしい人。専門家。「―を養成する」[specialist] **スペシャル**[名・造語]特別。特殊。特製。「―サービス」「―ランチ」[special] **すべっこい【滑っこい】**[形]すべりやすい。すべすべしてなめらかである。くだけた言い方。「―坂道」 **すべて【全て・見て・。総て】**[名・副]①<名>全部。ありったけ。のこらず。すっかり。「事件の―を公表する」①<副>「宿題は―終わった」 **すべての道はローマに通ず** 方法はちがっていても目的は同じであること。また、真理は一つであること。 **すべらす【滑らす】**[動]すべるようにする。すべらせる。「足を―」「口を― (=うっかり言ってしまう)」 **すべりこむ【滑り込む】**[動]①すべるようにしてはいる。「列車がホームに―」②やっとまにあう。「試験にぎりぎり―」③野球で、スライディングをしてベースに達する。 **すべりだし【滑り出し】**[名]ものごとの出だし。「近年になく好調な―だ」 **スペリング**[名]アルファベットで書くことばのつづり。スペル。[spelling] **すべる【統べる・総べる】**[動]①全体を一つにまとめる。多くのものを一つに寄せる。②支配する。統治する。おさめる。「国を―」『文章語。 **すべる【滑る・×辷る】**[動]①ものの表面をなめらかに移動する。「スキーで山の斜面を―」②足もとなどがつるつるして、転びそうになる。「路面がこおってタイヤが―」③手からすりぬける。「手が滑って茶わんを落とす」④(なめらかすぎる意味から)不用意に言ったり、書いたりする。「つい口が―」「筆が―」⑤不合格になる。落第する。「試験に―」 **スペル**[名]「スペリング」[spell] **スポイト**[名]インクなどを吸いあげて他の容器へ移す器具。細いガラスやプラスチックの管にゴムのふくろをつけたもの。[類]ピペット[spuit] **スポイル**[名・―スル]そこなうこと。あまやかして、だめにしてしまうこと。「子供を―する」[spoil] **スポーク**[名]自転車の車輪の軸と外輪とをつなぐ、放射線状の細い棒。輻[や]。[spoke] **スポークスマン**[名]政府や団体などの見解を、公式に発表する役目の人。日本政府の場合は内閣官房長官。「大統領―の発表」[spokesman] **スポーツ**[名]競技や健康のためにする運動。[sports] **スポーツカー**[名]運転を楽しむための高性能の乗用車。スポーティーカー。[sports car] **スポーツのひ【スポーツの日】**[名]国民の祝日の一つ。一〇月の第二月曜日。スポーツを楽しみながら他者を尊重し、心身ともに健全な社会をめざす日。▽もと、体育の日。 **スポーツマン**[名]①スポーツが得意で好きな人。また、運動選手。「―タイプの人」[sportsman] **スポーツマンシップ**[名]競技ルールに従って、全力 をつくす精神や態度。スポーツマンがもたなければならないとされるもの。「―にのっとって正々堂々と戦う」[sportsmanship] **スポーティー**[形動]活動的で軽快なようす。ドレッシー▽服のデザインや着かたについていうことが多い。[sporty] **ずぼし【図星】**[名]①ねらったところ。思うつぼ。急所。「やはり―だった」▽的の中心の黒点の意から。 **図星を指される** ぴたりと言いあてられる。急所をつかれる。 **スポット**[名・造語]①点。地点。場所。「プレイ―」②「スポットライト」の略。「―を当てる」③「スポットアナウンス」「スポットコマーシャル」の略。「―を流す」[spot] **スポットアナウンス**[名]ラジオやテレビで、番組の合間に入れる短いお知らせや簡単なニュースなど。スポット。▽spot announcement から。 **スポットコマーシャル**[名]ラジオやテレビで、番組の合間に入れる短い広告。スポット。[spot commercial] **スポットライト**[名]舞台で、一部分だけを目立たせるために光を当てる装置。また、部分照明。スポット。「―を浴びる(=注目を集める)」[spotlight] **すぼむ【×窄む】**[動]①ふくらんだり開いたりしたものが、縮んで小さくなる。「花が―」「風船が―」「傷口が―」[類]しぼむ・つぼむ②さきのほうが細くせばまる。「口のすぼんだ瓶」 **すぼめる【×窄める】**[動]口すぼむようにする。細く小さく縮める。「かたを―」「口を―」 **ずぼら**[形動]おおざっぱできちんとしていないこと。俗な言い方。「―な性格」[類]いい加減 **ズボン**[名]下半身を包む洋服で、二またになっているもの。スラックス・パンツ▽juponからか。 **スポンサー**[名]①事業や活動の資金を出してくれる人。出資者。後援者。パトロン。②テレビやラジオの番組を提供する広告主。[sponsor] **スポンジ**[名]①海綿[かいめん]。また、海綿状の合成繊維やゴムの製品。「―でからだを洗う」②軟式野球で使う、中が海綿状のゴムボール。「スポンジボール」の略。③「スポンジケーキ」の略。[sponge] **スポンジケーキ**[名]小麦粉に卵・砂糖をまぜて焼いた、スポンジのようにやわらかい洋菓子。デコレーションケーキの台などに使う。[sponge cake] **スマート**[形動]①服装や態度などが洗練されているようす。しゃれているようす。②からだつきやものの形などが、すらりとしているようす。「―な車体」[smart] **すまい【住まい】**[名]①人が住んで生活しているところ。「お―はどちらですか」②住んでいること。「一人―ずまい」 >「つかいわけ」→「住居」を見よ。 **すまう【住まう】**[動]そこに居ついて暮らす。住む。「ここに住まって十年になる」 **すまげんじ【×須磨源氏】**[名]「源氏物語」は全五四帖にもわたる長編なので、読みだして一二番目の「須磨の巻き」あたりで、読むのをやめてしまうことが多いことをいうことば。 <720> **すまし【澄まし】**[名]①にごりをなくすこと。②気どること。「―屋」「―顔」「お―」③「澄まし汁」の略。 **すましじる【澄まし汁・『清まし汁】**[名]だしに塩やしょうゆでうすく味つけした吸いもの。おすまし。 **すます【済ます】**[動・造語]①<動>すっかり仕事や行事を終える。「手続きを―」「入学式を―」②<動>不じゅうぶんでも終わりにする。まにあわせる。「夕食はうどんで―」「かねで―」①<造語>[「〜すます」の形で]完全に…する。すっかり…する。「聞き―(=すっかり聞いてしまう)」「被害者になり―」▽動詞の連用形に付く。「すませる」とも。 **すます【澄ます。「清ます】**[動・造語]①<動>にごりなどがなくなるようにする。「水を―」②<動>雑念やけがれなどを除く。「心を―」③<動>注意を一点に集中する。「耳を―」④<動>気どった顔をする。「つんと―」⑤<動>何も気にせず、平気なようすをする。「何を言われてもすましている」④⑤はふつう、かな書き。①<造語>[「〜すます」の形で](雑多なことをとりのぞく意味から)すっきり…する。「研ぎ―」「ねらい―」「聞き―(=よく注意して聞く)」▽動詞の連用形に付く。 **すませる【済ませる】**[動]→「すます(済ます)」 **スマッシュ**[名・―スル]テニス・バドミントン・卓球などで、相手のコートに球を急角度で打ちこむこと。「―をきめる」[smash] **すまない【済まない】**[連語]おわびや感謝の気持ちをあらわすことば。申しわけない。「きみには―ことをした」「―が水をくれ」▽もと、「きまりがつかない」という意味から、おわびやお礼をしつくせない気持ちをあらわす。ふつう、かな書き。 **すみ【炭】**[名]①木材を蒸しやきにしてつくった燃料。木炭。「―焼き小屋」②ものが焼けたあと黒く残ったもの。「―になる」 **すみ【隅・角】**[名]①囲まれているもののかど。目につかないところ。「―から―まで調べる」「→重箱の―をつつく」 **隅に置けない** 思っていたより才能があったり、ぬけめがなかったりしてあなどれない。 **すみ【墨】**[名]①すすをにかわで固めたもの。また、それをすってつくった黒い液。書画をかくのに使う。<かぞえ方>丁[ちょう]②タコやイカがはく、黒いしる。 **墨と雪** 性質が正反対のもののたとえ。[類]黒と白 **墨を流したよう** 空いちめんに黒雲が広がっているようす。 **すみ【済み】**[名]ものごとがすでに終わったこと。すんだこと。「代金は―」「検査―ずみ」 **すみえ【墨絵】**[名]絵の具を使わず、墨の濃淡だけでかいた絵。水墨画。 **すみか【住み、処・×棲み〝処】**[名]①「住居」の古い言い方。住む場所。「川を―とする」「鬼だの―」▽動物やおそろしいものがすんでいるところをいうことが多い。 >「つかいわけ」→「住居」を見よ。 **すみきる【澄み切る】**[動]すっかり澄む。また、すっきりする。「澄み切った湖」「澄み切った心境」 **すみこみ【住み込み】**[名]主人の家や職場にねとまりすること。また、その使用人。「―の店員」 **すみずみ【隅隅】**[名]あちこちのすみ。すべてのすみ。また、あらゆる方面。「部屋の―」「―まで注意がゆきわたる」 **すみぞめ【墨染め】**[名]①墨のように黒く染めること。黒く染めた僧の衣。また、喪服。「―の衣」 **すみだわら【炭俵】**[名]①炭を入れるたわら。②一六九四年。志太野坡[しだやば]らの編。「俳諧七部集」の一つ。発句[ほっく]と連句を収め、「かるみ」のよくあらわれたもの。 **すみつく【住み着く】**[動]落ち着いてそこに長く住みつづける。「十年前に住み着いた土地」▽鳥やけものは「棲み着く」と書く。 **すみなれる【住み慣れる】**[動]長く住んで、その土地や家に慣れる。「いなかに―」 **すみのくらりょろい【角倉了以】**[人名]一五五四—一六一四年。安土桃山時代の豪商・土木家。朱印船で安南国(=ベトナムの旧称)と貿易をおこない、また、国内各地の河川の開発や改修に尽力した。 **すみび【炭火】**[名]赤く燃えている木炭。炭でおこした火。 **すみません【済みません】**[連語]呼びかけや、おわび・お願い・感謝の意味をあらわすことば。申しわけありません。ありがとうございます。▽「すいません」「すんません」はくだけた言い方。 **すみやか【速やか】**[形動]動作や行動がすばやくて、手間どらないようす。「―な対応を望む」 >「つかいわけ」はやい・すみやか どちらも「おそい」の反対語で、物それ自身の運動についてや、ものごとの時期についていう。「はやい」は、何についても使う。「木の成長がはやい」「はやく消えた」。「すみやか」は、多く人間の行動について使う。「すみやかに移動せよ」「連絡がつかない」。 **すみやき【炭焼き】**[名]①木材を蒸しやきにして木炭をつくること。また、それを仕事とする人。②肉などを炭火で焼いて食べる料理。 **すみよしたいしゃ【住吉大社】**[名]大阪市住吉区にある神社。もと住吉神社といった。昔から武道・海上交通・和歌の神として信仰を集めた。ソコ筒男・ナカ筒男・ウワ筒男の住吉三神と神功皇后をまつる。例祭は六月。夏越[なごし]の祓[はらえ]は有名。 <721> **・スラング** **す** **すみれ**【×菫】图スミレ科の多年草。山野に自生し、春、小さなこいむらさき色の花が咲きく。▽「菫」は別字。 **すみわたる**【澄み渡る】国空などの広がりのあるものが、どこまでも澄んでいる。「澄み渡った秋空」 **すむ**【住む】国一定の場所で、生活する。「一家を探す」「都会の真ん中に―」 **住めば都** 不便ないなか暮らしも、慣れると快いものだ。▽住むなら都がよいとするのは誤り。 **すむ**【×棲む】国動物が巣をつくって、そこで生きる。生息する。「森に―けもの」 **すむ**【済む】国ものごとがすっかり終わる。完了する。「用がー」「ローンがー」 **すむ**【済む】国ものごとが解決する。かたがつく。「かねで―問題ではない」「大事にならずに済んだ」 **すむ**【済む】国それで用がたりる。まにあう。「手紙を出さずに―」「一通話一〇円でー」 **すむ**【済む】国なっとくして、気がおさまる。「気が―までやらせる」 **すむ**【済む】国「すまない」▼「澄む」と語源は同じ。 **すむ**【澄む】国水のよごれがなくなる。すきとおる。「川の水がー」 **すむ**【澄む】国色や音が、すっきりとさえる。「高く澄んだ歌声」「澄んだ色」 **すむ**【澄む】国心がすっきりと清らかになる。くもりがなくなる。「澄んだ心の持ち主」濁[にだ]る **スムーズ**[形動]とどこおりのないようす。円滑。ムース。「―にことをはこぶ」 | smooth **すめらみこと**【皇尊・《天《皇】图「天皇」をとくに敬っていうことば。「すべらみこと」とも。 **ずめん**【図面】图土地・建物・機械などのしくみや設計などをあらわした図。「―をひく」 **すもう**【相撲・角力】图土俵の中で組みあった二人の力士が力やわざを出しあって勝負を争う競技。日本の国技とされる。「―をとる」「―部屋~」▽「相撲」は常用漢字表付表の語。「かぞえ方番」 **相撲にならない** 両者の力量の差がありすぎて勝負にならない。類相撲が違[ちょう] **すもうとり**【相撲取り】图すもうをとることを職業とする人。力士[いき]。 **スモーキング**[造語]タバコを吸うこと。喫煙。「―エリア」「ノー―(=禁煙)」-smoking **スモーク**图[ス]〈名〉けむり。とくに、舞台がいでドライアイスを使って出すもの。また、けむりがかかったようなくすんだ色合い。「―をたく」「―がかった青」 **スモーク**图[ス]〈名・スル〉けむりでいぶすこと。薫製[い]にすること。「―サーモン」「smoke **スモック**图①ゆったりと仕立てたうわっぱり。「園児用の―」 **スモック**图②洋裁で、布にひだを寄せてひだ山をかがったもの。洋服のかざりに使う。スモッキング。| smock **スモッグ**图公害の一つ。工場のけむりや自動車の排気、ガスなどが大気中にたまってつくりだす霧[きり]のようなもの。煙霧。「―にさえぎられる」| smog **すもも**【×李】图バラ科の落葉高木。葉はモモに似る。初夏、赤黄色のあまずっぱい果実がなる。プラム。 **スモンびょう**【スモン病】图下痢や腹痛などに続き、足がまひしたり、視力が落ちたりする病気。下痢の薬であるキノホルムが原因とされる。スモン。 **すやき**【素焼き】图本焼きの前にうわぐすりをかけずに低温で焼くこと。また、うわぐすりをかけずに焼いた陶器も。「―の茶わん」 **スラー**图 演奏指示の記号の一つ。高さのちがう二つ以上の音を、切れ目なくなめらかに演奏せよ、という意味。記号は( ▽高さが同じ音のときは「タイ」。「slur **スライス**と◎うすく切ること。うすぎり。「オニオンー」「パンを―する」 **スライス**と②野球やゴルフなどで、打球がききうでの方向に曲がって飛ぶこと。フック **スライダー**图野球で、投手の投げる球種の一つ。打者の近くですべるように曲がる。| slider **スライディング**图 野球で、すべりこみ。「ヘッドー」 **スライディング**图すべること。滑走。「sliding **スライド**图①〈名・スル〉なめらかにすべること。また、段階的に変化すること。「―式本だな」「物価のスライド」 **スライド**图①〈名〉写真フィルムなどに光をあて、拡大してスクリーンに映す方法。また、それに使う装置。幻灯。幻灯機。「―の上映」-slide **ずらかる**国ゆくえをくらます。悪いことをしてにげる。俗[ぞく]な言い方。「犯人が―」「国外へ―」 **ずらす**国きまった位置からものをすべらせるようにして少し動かす。「テーブルを右に―」 **ずらす**国②時間や日程をきまっている時間から動かす。「停電のため開演を五分―」 **すらすら**[剛]ものごとが、とどこおりなく、なめらかにはこぶようす。「難問にも―と答える」類順調 **スラッガー**图野球で、強打者。長距離打者。 | slugger **スラックス**图もとは女性用のものをさしたが、現在は男性用の替えズボン。類パンツ | slacks **スラブ**图おもにヨーロッパ東部に住み、スラブ系の言語を話す諸民族。宗教はギリシャ正教・カトリックが多い。ロシア人・ポーランド人・チェコ人など。一Slav **スラム**圏大都市で貧しい人々が密集して住んでいる地域。貧民窟[くっ]。「―化が進む」「―街」「slum **すらり**と[副]なめらかに、すばやいようす。「―やっつける」「問題が―解ける」 **すらり**と[副]②人間のからだなどが細長くて形のいいようす。「―した美人」「―のびた足」▼「すらっと」とも。 **スラング**图特定の社会や仲間うちだけで使われることば。隠語[ん]。また、品のよくないことば。俗語[く]。卑語。一slang <722> **スランプ** **す** **すり**【×掏×摸・×掏、児】图人ごみの中などで、人のふところから金品を気づかれずにすばやくぬすみとること。また、その人。 **すりあし**【×摺り足】图足を上げず、ゆかやたたみなどにすりつけるようにして歩くこと。また、そのような歩きかた。 **ずりおちる**【ずり落ちる】田口位置がずれて落ちる。また、ずれて下がる。「ベッドからふとんがー」 **すりかえる**【擦り替える】下こっそりと別のものととりかえる。「にせの絵と―」「問題を―のはよくない」▽悪いものにかえる場合にいうことが多い。 **すりガラス**【磨りガラス】图すきとおっていないガラス。ガラスを金剛砂[んど]などでこすり、細かい凹凸をつける。曇[くもり]ガラス。つや消しガラス。 **すりきず**【擦り傷】图すりむいてできた傷。擦過傷。「わんぱく坊主で―が絶えない」 **すりきり**【摩り切り・×摺り切り】图粉などを、さじや入れもののふちの高さに合わせてたいらに盛ること。山盛り **すりきれる**【擦り切れる】 下何度もすれあって切れる。また、こすれて減る。「かばんのひもが―」 **すりこぎ**【×擂り粉木】图すり鉢[ばぁ]でものをすりつぶすのに使う棒。連木[變]。 **すりこむ**【擦り込む】国薬などをこすりつけて、中にしみこませる。「クリームを手にー」 **スリット**图細いすきま。とくに、洋服のわきやすそなどに入れた切れこみ。「スカートのー」「slit **スリッパ**图足さきを入れてはく、かかとを固定しない西洋風のうわばき。| slippers **スリップ**[名・スル]すべること。とくに、車のタイヤがすべること。「―事故」 **スリップ**[名]①〈名〉女性用下着の一つ。かたひもでつるす、ひざぐらいの長さのもの。シミーズ。シュミーズ。-slip **すりぬける**【擦り抜ける】下□⊕せまいところや人ごみのあいだを、ぶつからないようにさけながら通りぬける。「駅の雑踏を―」 **すりぬける**【擦り抜ける】下□◎うまくごまかして、まぬがれる。「その場しのぎの返答でー」 **すりばち**【×擂り鉢】图すりこぎで食物をすりつぶすときに使う焼き物の鉢。内側に細かいすじ目がついている。▽「する」は縁起が悪いので、「あたりばち」ともいう。 **する**[スル]国①〈名〉魚、とか、青菜などをすりつぶしてあとまぜたもの。 **すりへらす**【磨り減らす】国の何度もこすって滅らす。「くつのかかとを―」 **すりへらす**【磨り減らす】国②むりをして、心身の力を減らす。「神経を―」 **すりみ**【×擂り身】图魚肉をたたいて、すり鉢[ばち]でつぶしたもの。「いわしの―」「―にする」 **スリム**[形動]ほっそりしているようす。細身。「―なからだつき」「―なズボン」「slim **すりむく**【擦り×剝く】国強くこすって、皮ふがむける。「転んでひざを―」 **すりもの**【刷り物】图印刷したもの。印刷物。プリント。 **ずりょう**【受領】图平安時代の各地方の長官。「じゅりょう」「ずろう」とも。▽前任者から事務を引きつぐ者という意味。 **受領は倒たるる所に土をつかめ** 転んでもただでは起きるな、どんな場合でも利益をえよという意味。▽「受領」は、税によって富をたくわえる者が多かった。「今昔[にくく]物語集」から。 **すりよる**【擦り寄る】国◎すれあうほどに近くへ寄る。「ねこが擦り寄ってくる」「親しげに―」 **すりよる**【擦り寄る】国②ひざをたたみにこすりつけて進みながら、近くへ寄る。いざりよる。「擦り寄って先生の前へ出る」 **スリラー**图ぞっとするようなおそろしさを感じさせる小説や映画。類 ホラー | thriller **スリランカ**[国名]正式国名は、スリランカ民主社会主義共和国。インドの南東にあるセイロン島と周辺の島々からなる国。民族や宗教の対立による抗争[もら]が絶えない。おもな産物は茶・ゴム・ココナツ・宝石など。面積約六万六○○○平方点。首都スリジャヤワルダナプラコッテ。主要言語、シンハラ語・タミール語・英語。 **スリリング**[形動]はらはらさせるようす。戦慄[的]。「―な試合展開」「thrilling **スリル**图ぞっとするような感じ。身ぶるいするほどこわいけれども、わくわくする感じ。「―満点のジェットコースター」「―とサスペンス」「thrill **する**[スル]【摺る・刷る】国文字や絵を印刷をする。「版画を―」 **する**[スル]【擦る・摩る・“磨る】国⊕ものとものとの表面をおしつけて動かす。「墨[すみ]を―」 **する**[スル]【擦る・摩る・“磨る】国②つかいはたす。「競馬[齢ぃ]で有り金[がぁ]を―」 **する**[スル]【剃る】国「そる」のなまった言い方。 **する**【《為る】サ変[造語]①①あるものごとや動作などをおこなう。「買い物を―」「くしゃみを―」「トランプをー」「ネクタイをー」 **する**【《為る】サ変[造語]②目・鼻・耳・口など、からだで感じられる。「音が―」「変な味が―」「はき気が―」 **する**【《為る】サ変[造語]③あたいする。「一○○万円も一宝石」 **する**【《為る】サ変[造語]④時間がたつ。「一時間したら出発する」「しばらく―と雨が降りだした」 **する**【《為る】サ変[造語]⑤きめる。えらぶ。「昼めしはラーメンにー」「2は1と―」「きみを主役に―」 **する**【《為る】サ変[造語]◎ある性質や状態である。「ぽっちゃりした顔」「真っ赤な目をして出ていく」「気分がさっぱりー」 **する**【《為る】サ変[造語]⑦ある状態になる。「ぽかんとー」 **する**【《為る】サ変[造語]◎ある状態・状況[託]・地位などにさせる。「部屋へをきれいに―」「息子を社長に―」 **する**【《為る】サ変[造語]◎そのように見なす。そういう感じがする。「ばかに―な」「こけに―」「悪い気はしない」 **する**【《為る】サ変[造語]①〈補助〉『「~とする」「~と(に)すれば」などの形で」「・・・の状況や立場にある」という意味をあらわす。「雨だとすると、その準備が必要だ」「息子にしては上出来だ」「わたしにすれば迷惑[然]な話だ」 <723> **・スロープ** **す** **する**【《為る】サ変[造語]②[「~(よ)うとする」の形で]「もう少しで・・・の状態になる」という意味をあらわす。「食べようとしたら電話が鳴った」 **する**【《為る】サ変[造語]③[「~としたことが」の形で]「・・・であるものが」「・・・ともあろうものが」という意味をあらわす。「あなたとしたことが、たいへんなミスをしてくれた」 **する**【《為る】サ変[造語]④[「お〜する」「ど〜する」の形で]相手に対して軽くへりくだった気持ちをあらわす。「お知らせー」「ご報告―」 **する**【《為る】サ変[造語]●〈造語〉[「~する」の形で]名詞・副詞・形容詞、また漢語・外来語などに付いて、サ変動詞をつくる。「びっくりー」「うとうと―」「やさしく―」「感激―」 **すまじきものは宮仕え** 他人に仕えるのは気苦労ばかり多いので、できることならしたくない。 **する事なす事** することのすべて。おこなうことのすべて。「―うまくいく」 **する**【×拘る】国人が身につけている金品を、こっそりぬきとる。「電車の中で財布[ぃ]をすられた」 **する**【×擂る】国すり鉢や石うすなどでこすって細かくする。「ごまを―」「味噌を―」 **ずる**[スル]ずるいこと。横着[鷲な]こと。くだけた言い方。「―をきめこむ」「―休み」▽「ずるい」の語幹。 **ずる**[スル]国正しい位置からずれうごく。ずれる。「ふたがー」 **ずる**[スル]国②「ひきずる」のくだけた言い方。「足をずって歩く」 **ずるい**【×狡い】囮ごまかして、自分だけ得をするやりかたをするようす。「―相手だから油断するな」 **するが**【×駿河】图旧国名。今の静岡県中東部。東海道の一国。駿州[减”]。「―小判」 **ずるける** 下横着[熱く]してなまける。さぼる。「ピアノの練習を―」 **ずるずる**[画]①ひきずったり、すべったりして少しずつ移動していくようす。「―と引っぱられる」 **ずるずる**[画]②きまりがつかず、長くなってしまうようす。「会議が―二時間におよぶ」「―と関係が続く」▽多く、しだいに悪いほうへ進んでいくときに使う。 **ずるずる**[画]③汁[しる]ものやうどんなどを、音を立ててすするようす。「―食べるのは行儀[ぎょぅ]が悪い」 **ずるずるべったり**[形動]けじめがつかずに、長引いてその状態が続くようす。「―に居[ぃ]つづける」 **スルタン**图イスラム王朝で、政治と宗教の最高権力をもった君主。サルタン。「sultan **すると**圏の前に起こったことがきっかけとなって、その作用を受けて続けて他のことが起こることをあらわすことば。そうすると。「ドアをたたいてみた。―中から返事があった」 **すると**圏②前の内容を、その結果生じる想像や判断へとつなぐことば。となると。それでは。「来月にひっこすのか。―当分会えないね」 **するどい**【鋭い】囲のさきがとがってよく切れる。「―刃物[の]」「鮫[さぁ]の―歯」圏鋭利 **するどい**【鋭い】囲②音・光・動きなどが、つきささるように強く激しい。「―悲鳴」「意見が鋭く対立する」 **するどい**【鋭い】囲③頭のはたらきや感覚などが、的確にすばやくはたらく。「観察が―」「―意見」「犬は嗅覚が―」鈍[ない] **するめ**【×鯛】图イカの内臓をとりさって、開いて干した食品。▽「する」は縁起が悪いので、「あたりめ」ともいう。また、結納に使うときは「寿留女」と書く。かぞえ方[枚[まい]] **ずれ**图はずれていること。また、はずれている程度。「時間の―がある」「一メートルのー」 **ずれ**图②くいちがい。「意見の―を調整する」誤差 **スレイマン**[名]一世。一四九四—一五六六年。オスマン帝国第一〇代皇帝。西アジア・バルカン半島・北アフリカにまで領土を広げ、オスマン帝国の最盛期を築いた。シュレーマン。| Süleyman I **スレート**屋根がわらなどに使われる、うすい石の板。人工的には、セメントと石綿とをまぜてつくる。Is | slate **ずれこむ**【ずれ込む】国予定した時日よりおくれて、次の時期にまでくいこんでしまう。「刊行が翌年にー」 **すれすれ**【擦れ擦れ】[形動]ほとんどふれそうなようす。「水面―に飛ぶ」 **すれすれ**【擦れ擦れ】[形動]②限界ぎりぎりのようす。きわどいようす。「終電に―でまにあう」 **すれちがう**【擦れ違う】国⊕向きあってたがいにふれあうほど近くを通る。「車が―」 **すれちがう**【擦れ違う】国②わずかの時間のずれなどで、会えずに終わる。「いつも擦れ違ってばかりいる」 **すれちがう**【擦れ違う】国③ものごとがかみあわない。「議論が―」園行き違う **すれっからし**【擦れっ枯らし】图いろいろ不幸な目にあった結果、すなおでなくなり、わるがしこくなること。また、そうなった人。すれからし。 **すれる**【擦れる・“摩れる】下□◎ものとものとがふれあって、こすれる。「ズボンのひざが―」 **すれる**【擦れる・“摩れる】下□②社会でもまれて、人がらが悪くなる。「擦れた子供」 **ずれる** 下□①きまった位置から、上下や左右に少しはずれる。「ずれないようにピンで留める」 **ずれる** 下□②一定の時間や時期から、前後にはずれる。「進行が―」「発売時期が―」 **ずれる** 下□③基準や標準などからはずれる。「考えかたが―」「感覚が―」 **すろうにん**【素浪人】图貧しい浪人。また、「浪人」をいやしめた言い方。「一介の―」 **スロー**[形動]動作や速度などがおそいこと。ゆるやかなこと。「ーダウン」「―ペース」↔クイック・スピーディー | slow **スローガン**图政党や団体などが、主義・主張・目標などを簡潔に言いあらわした文。標語。「古くさい政治―」類キャッチフレーズ | slogan **スロープ**图土地がななめになったところ。斜面[怨]。勾配[り]。とくに、スキー場の斜面。「slope <724> **スローモー** **す** **スローモー**[形動]「スローモーション」の略。 **スローモーション**[形動]①〈名〉回転を速くして撮影したフィルムを、ふつうの速度で映すなどして、映像の動きをゆっくりしたものに見せる技術。高速度撮影。 **スローモーション**[形動]①〈名・形動〉動作がおそいこと。のんびりしていること。スローモー。| slow motion **ずろく**【図録】图図をたくさん使って説明した本。おもに、図で示した記録。 **スロットマシン**图 自動賭博[を]機の一つ。コインを入れてハンドルを手前に引き、絵を回転させ、同じ絵などがそろうところで止めるとコインが出るしかけのゲーム。| slot machine **すわ**圏とつぜんの重大事におどろいて出ることば。古い言い方。「―一大事」 **すわり**【座り・×坐り】图すわること。「―心地をがいい」「―だこ」 **すわり**【座り・×坐り】图②ものを置いたときの安定度。落ち着きのぐあい。「―のいい花瓶」▽「据わり」とも書く。 **すわりこむ**【座り込む】国中にはいって座る。「座敷きに座り込んでおしゃべりをする」 **すわりこむ**【座り込む】国②要求や抗議のために、長いあいだ座ったまま動かないでいる。「値上げ反対をうったえて―」 **すわる**【座る・坐る】国ひざを折りまげて、こしを下ろす。「いすに―」→立つ **すわる**【座る・坐る】国②地位や場所をしめる。「王座に―」 **すわる**【据わる】国定まった位置にあって、動かなくなる。「目がーる」 **すわる**【据わる】国②落ち着いてどっしりと安定する。「腹がー」「きもの据わった人」 **すん**【寸】[0画 全3画]く。スン ②寸尺 原寸[競]五寸釘[②]寸法 寸暇[寸志]寸前[数]寸断[愆]寸分[獄]寸切り 寸胴[説]一寸[ちょっと]燐寸[ッ] **すんいん**【寸陰】图わずかの時間。寸暇[覧]。「―をおしむ」▽文章語。 **すんか**【寸暇】图少しのひま。「―をおしんで勉強する」圏寸隙[覧]・寸刻・寸時 **ずんぐり**[画]背が低くて太っているようす。「―むっくりした体形」 **すんげき**【寸劇】图短い劇。コント。「クラスの出し物でやるー」 **すんげき**【寸×隙】图わずかなすきま。 **すんげき**【寸×隙】图②わずかなひま。圏寸暇・寸刻・寸時 **すんごう**【寸×毫】图ごくわずかなこと。「―のくるいもない」圏寸分[競]▽「毫」は、寸の一○○○分の一。文章語。 **すんこく**【寸刻】图わずかな時間。「―を争う」類寸時・寸暇・寸隙[竅] **すんし**【寸志】图「自分のこころざし」をへりくだっていうことば。ほんの少しの気持ち。また、心ばかりのおくりもの。類寸心▽おくりものののし紙に書く。 **すんじ**【寸時】图わずかな時間。「―も忘れたことがない」圏寸刻・寸暇・寸隙 **すんしゃく**【寸借】图「ちょっとのあいだ借りること。また、少しのかねを借りること。 **すんしゃくさぎ**【寸借詐欺】图ちょっと借りるといって、かねをだましとること。 **すんしゅう**【×駿州】图↓「するが」 **すんしん**【寸心】图「寸志」に同じ。 **すんしんしゃくたい**【寸進尺退】國[漢]少し進んで、大きくしりぞくこと。 **すんしんしゃくたい**【寸進尺退】國[漢]②えるところが少なく、失うところが多いこと。▽「寸」は「尺」の一〇分の一の長さ。 **すんぜん**【寸前】图すぐ目の前。また、時間的にほんの少し前。「ゴールーでたおれる」「発車―」 **すんたらず**【寸足らず】[形動]寸法が少し短いこと。「―の服」 **すんたらず**【寸足らず】[形動]②背たけがふつうより低いこと。いやしめた言い方。 **すんだん**【寸断】图[函]細かく、ずたずたに断ちきること。「地震[いん]で道路が―される」 **すんづまり**【寸詰まり】图長さのたりないこと。長さがつまること。「―のズボン」 **すんてつ**【寸鉄】图小さな短い刃物[”]。「身に―もおびず(=わずかの武器も持たない)」 **すんてつ**【寸鉄】图②短いが急所をついたことば。「―詩」團警句 **寸鉄人を刺す** 短い適切なことばで、人の急所をついてはっとさせる。 **すんでに**【既に】[画]もう少しで。あぶなく。「―死ぬところだった」▽「すでに」の変化した形。 **すんでのところで**【既の所で】もう少しのところで。あやうく。すんでのことに。「―乗りおくれるところだった」▽直前で、そうならなかったときに使う。 **ずんどう**【寸胴】[形動]上から下までくびれがなく、同じ太さでぶかっこうなようす。「―の体型」 **すんなり**[画]【ス】①〈副〉ものごとがつかえずに決着するようす。「―ときまった」 **すんなり**[画]【ス】①〈副・スル〉細長くてしなやかなさま。「―のびた指さき」 **すんびょう**【寸秒】图きわめてわずかな時間。「―を争う」類寸刻 **すんびょう**【寸描】图短い文章による描写。スケッチ。 **すんぴょう**【寸評】图簡単に短くまとめた批評。「―を加える」短評 **すんぷ**【×駿府】图駿河の国の国司の役所のあるところ。今の静岡市。 **すんぶん**【寸分】 图[画]『「寸分〜ない」の形で』ほんの少しも・・・ない。「―たがわず」「―のくるいもない」▽一寸一分[ょ]の意味。 **ずんべらぼう**[形動]①なめらかで凹凸のないようす。のっぺらぼう。 **ずんべらあぼう**[形動]②おこないがなげやりで、しまりのないようす。また、しまりのない人。▼俗な言い方。 <725> **すんぼう【寸法】** [名]①長さや大きさ。サイズ。「―をとる」 ②計画の手順。段どり。もくろみ。「万事[吸]うまくいく―だ」 **すんわ【寸話】** [名]短い話。ちょっとした話。 **せ** **せ[世]** 「せい」 **せ[施]** 「し」 **せ【背】** [名]①せなか。 [腹] ②うしろがわ。うら。「川を―にする」 [背後] ③山の尾根。「山のー」 ④身長。「せい」とも。「―が高い」「―たけ」「 [脊せき](=せぼね)」は別字。 >背に腹は代えられない さしせまった大事のためには、他のことなどかまってはいられない。 >背を向ける ①後ろを向く。 ②命令などに従わない。反発する。また、知らないふりをする。「世の中に―」 **せ【敵】** [名][造語]尺貫[鷲っ]法で、面積の単位。一反[衿]の一〇分の一。三〇坪[っぽ]。約九九平方メートル。 **せ[畝]** [畝畝畝畝] 田・5画 全10画 音は「ホ」。「畝間」「畎畝(=いなか)」 せ・うね 畑の畝[畝伝効い] 畝傍 **せ【瀬】** [名]①川の浅いところ。また、流れが急なところ。「―をわたる」 [淵] ②ぎりぎりのところ。機会。また、立場。「立つーがない」「年の―」「うかぶ―」 **【瀬】(瀨)** [瀨瀨瀨瀨] ・ 16画 全19画 音は「ライ」。「急瀬」 瀬音[と]瀬戸際瀬踏み 浅瀬[き] 奥入瀬川[よ] **ぜ[是]** [是是是是] 日・5画 全 ●道理に合って正しい。よい。 [非] ②よいとしてきめた国や会社などの方針。③これ。この。ここ。 ゼ ①是々非々[器] 是正[是認]是非 ②国是[《]社是 ③如是我聞[縫](=われはこのように伝えきいた。経典の最初のことば) 是[々]日[々]是好日 >是が非でも 「ぜひ」を強めた言い方。なんとしても。「―勝たねばならない」 **せ** [囫]【終助】①意志・感動をあらわす。「そいつはすごいー」「がんばっていこう―」▽親しい仲間どうしで使う。 ②念をおしておしつける。「よろしくたのむ―」「虫がよすぎますー」「また寄らしてもらいます―」▼男性が話しことばで使う。 **ぜあみ【世阿弥】** [人][鱼]一三六三—一四四三年。室町甏前期の能作者・能役者。名は元清[髭]。観阿弥の子。とくに幽玄[燗]を能の理想とし、能楽を大成させた。作品に「老松[誌]」「高砂[誌]」「井筒”」など。また、能楽論に「風姿花伝」がある。 **せい[世]** [世世世世] 一・4画 全5画 ①よのなか。②時代。③人の一生のあいだ。一代。④代々受けついだ地位や名前の続きを数えることば。「八―団十郎」「ナポレオンニー」 セイ・セ ①時世[ㄝˇ]処世[ぃ]/世界世間[烤]出世[乱世蜕]②世紀、後世中世,③終世[い]/世襲[いゅう]世代[だい]前世来世[いう]。 世[ょ]の常[っ]世継ぎ浮[;き]世[ょ] 顔見世世帯[に]世迷言[い] **せい[正]** [正正正正] 止・1画 全5画 ①ただしい。まちがいない。「―か邪[じゃ]か」 [邪] ②ただしくする。ちょうどぴったり。まさに。④主となるもの。本すじの。本来の。→副・続 ⑤年の初めの月。◎プラス。「―の数」 [負] セイ・ショウ ①正解[怼]正確[然]正義公正[嗎]/正直,正真正銘[しょ〜]②改正 校正[ち]修正[悶],訂正[点]③正当[懿] 正反対[思たい]方形[燃ぅ]/正午[ょ]正味,正妻正社員[ぶん]正殿[怼] 正編[巛] 検事正[凯“]/正体,僧正正月,賀正[ぃょう]◎[下]数 正電気[びき] ただしい・ただす 規則正[韃く]しい/姿勢を正[ただ]す まさ 正[まさ]にその通り正夢 **せい[生]** [生生生生] 生・0画 全5画 いきる。いかす。暮らしていくこと。「―に執着[ちゃ]する」「―を営む」→死 ②いのち。命のあるあいだ。「この世に―をうける」「―をまっとうする」③うむ。うまれる。④はえる。そだつ。⑤できる。おこる。◎なま。まだ、手を加えていない。き。 [⇔]熟 ⑦学問をする人。◎男性が、自分のことをへりくだっていう語。 セイ・ショウ 生活[然]生存[愁]生物[部] 寄生/生類[に]。殺生”②終生〝,余生/生涯,今生”養生”③生産[郎] 生殖[낢]〈出生[ぃっ]派生』/生老病死[以],誕生[成] ④生長[懿],自生密生野生 ⑥生起 発生 ◎生魚[誌] 生硬[ㄍ]生鮮/生薬[怨],生徒、学生 研究生[炊き]書生[ぃ]先生[梵]⑧愚生小生。 いきる・いかす・いける 生[ぃ]きる望み長生き/生かすも殺すも/生け花 うまれる・うむ・おう 生まれ変わる/利益を生[う]む/生い立ち はえる・はやす 生え抜き芽生[めば]える/ひげを生やす き・なま 生一本[っぽん] 生糸[と]生地/生中継[誘うけい] 生々[なまなま]しい生水[韓] 生憎 生駒晩生[くて]*芝生生姜[ょう] 生絹[すずし]生節[たまり]生業寄生木弥生[やよい] 早生[わせ] <726> **せい** **せ** **せい**[生][生・0画 全5画]生[生生生生]はえる・はやす 生え抜き[芽生える]/ひげを生やすき・なま 生一本[っぽん]生糸[と]生地/生中継[誘うけい]生々しい[生水]韓生憎[生駒]晩生[くて]*芝生[生姜]ょう生絹[すずし]生節[たまり]生業[寄生木]弥生[やよい]早生[わせ] **せい**[成][戈·2画]成[成成成成]①なす。なしとげる。②なる。できあがる。セイ・ジョウ 成果[管]成功[础]作成[達成]編成[成長]懿[成人]誌成[蚣]/成就[碍],②成熟,成立/成仏[になら]なる・なす 為[な]せば成る/名を成す可成 **せい**[西][西・0画 全6画]西[西西西西]●太陽のしずむ方向。②ヨーロッパ。東セイ・サイ 西域[西部]〝鎮西[殼]/関西[東]西[②]西欧[西暦]泰西[蚣]にし 西側諸国[西日]西瓜[西班牙]西蔵[仏蘭西] **せい**[声](聲)[士・4画 全7画]①こえ。もののおと。ひびき。②ことばとしてこえに出す。③うわさ。評判。④漢字の声調。セイ・ショウ 声楽[然]声量[怼”]音声[機銃声]発声/声明[大音声]感じよう[声援]愁声明[名声]声価、声望[感]四声[い]/入声[平声]こえ・こわ 読者の声[と]歌声[声色]声高 **せい**[制][刂・6画 全8画]制[制制制制]とりきめる。きまり。②おしとどめる。やめさせる。③思うままにあやつる。④芸術品をつくる。一■■■「制する」を見よ。セイ ①制定[制度]、制服[然]学制[封建制]45②制御[懿]制限[然]制止、統制[烤]抑制③制空権[燃],制覇、④制作[熱] **せい**[製][製製製製]①ものをつくる。②その人・場所やその材料でつくったことをあらわす。セイ 製作[製造]愁 製品[び]②私製[日本]製[木製] **せい**[青][青・0画 全8画]青[青青青青]●あおい色。水色・紺色・緑がかった色など。②わかい。まだ、成熟していない。セイ・ショウ 青果[管]青天[悠]青銅[岱]/群青”緑青[いう]②青春[青年]憖あお・あおい 青侍[らい]青二才[臨]』青葉[ぉ]青々[糊]と茂[しげる]/青[ぁぉ]い顔 **せい**[性][・5画 全8画]性[性性性性]①生まれつきのたち。さが。「人の―は本来善である」②ものごとの傾向[ぶ]。③男女や雌雄の別。「―に目覚めるころ」セイ・ショウ 性格[性]質[個性]天性[数]/性分[な]。相性[根性”]②性能[悪性]可能性,[急性],酸性[感]性別[ヅ]男性[異性]ぃ[女性]は(にょう)性欲[性が]性[たち] **せい**[姓][女・5画 全8画]姓[姓姓姓姓]家系をあらわす一族の名字[ょう]。「―が変わる」名▽もと、同一の祖先から出た一族のこと。セイ・ショウ 姓氏、姓名[改姓]同姓同名[百姓]いく()姓[かばね]姓を冒[ぉ]かす 他の姓をついで名のる。 **せい**[牲][牛・5画 全8画]神にそなえる生きもの。いけにえ。セイ 犠牲[ぜい]牲[いけにえ]一[にえ]牲[牲牲牲牲] **せい**[政][政政政政]●国を治める。まつりごと。②ものごとを整えおさめる。セイ・ショウ 政策[部]政治[냼]政府[管]行政,[国政]/摂政[”]②財政[農政]まつりごと 政[まつりごと]を行う政所” **せい**[星][日・5画 全9画]星[星星星星]●ほし。②としつき。③重要な人物のたとえ。セイ・ショウ 星雲[然]星座[“]衛星[熱]流星[“]/明星[路]②星霜[愁]③巨星[以]将星,[ほし]期待の星[海星]ひとで **せい**[省][目・4画 全9画]黒[星星影焼]省[省省省省]日〔セイ]①自分自身をふりかえって考える。かえりみる。②ぶじかどうかをたずねる。 <727> **・せい** **せい**[省][目・4画 全9画]省[省省省省]目[ショウ]とりのぞく。はぶく。②政府の仕事をする役所。中央官庁。③中国の行政区画の名。セイ①省察[自省”]反省[点]回[帰省]さいショウ 省略[冠]省”[②]省令[ょう]③山西省、湖南省[に続]はぶく・かえりみる むだを省く/自らを省[かえり]みる文部省 **せい**[清][-・8画 全11画]清[清清清清]①澄みきっていて、けがれがない。濁[だく]さっぱりして、すがすがしい。③きれいにする。しまつする。④世俗をはなれて風流な。セイ・ショウ ①清潔[얐]清純[㌧㌧]清澄[恕”]清貧[얐]清流[器”]河清/六根清浄[にしよう]②清々[빰]清風[然]清涼[怼”]③清算[愨]清掃[粛]清[炒]、④清談[愁]清遊きよい・きよまる・きよめる 清[きょ]い流れ/心が清[きょ]まる/洗い清[きょ]める清[きゃか]*清水[しみず]清国[弘]清々しい 清白[清まし汁]じる **せい**[盛][皿・6画 全11画]勢いがあって、りっぱな。さかん。衰[盛盛盛盛]セイ・ジョウ 盛夏[盛況],盛大[最盛期]さいせい Ⅲ[期]さいせい降盛/繁盛,もる・さかる・さかん 飯を盛[も]る 山盛り/燃え感[さか]る 花盛り/盛[さぁ]んな拍手 **せい**[晴][日・8画 全12画]はれたよい天気。はれる。雨▽「晴[せい](=ひとみ)」は別字。[晴晴晴晴]セイ 晴雨[だい]晴天[晴朗]然[快晴]せい[はれる・はらす]霧が晴れる[秋晴れ]晴れの[舞しい]台/疑いを晴らす[気晴らし]素晴らしい **せい**[勢][力・11画 全13画]勢[勢勢勢勢]①いきおい。盛[さぁ]んな力。②なりゆき。ありさま。③人数。セイ 勢力[器く]威勢[ㄝˇ]気勢[優勢]劣勢[精]②運勢[彪]形勢[酆]姿勢[情勢]に,地勢[もい]③加勢[がい]軍勢[がん]総勢[もら]そういきおい 破竹の勢[いきお]い勢[はずみ]立[ぉぃ]つ[勢子]勢車[ぐるま] **せい**[聖][耳・7画 全13画]聖[聖聖聖聖]●知徳や人がらがすぐれた人。②その道で、とてもすぐれている人。③けがれがなく、きよらか。とうとい。④天子に関することがらにつける語。⑤キリスト教で、聖者の名の上に付ける語。「―フランシス」セイ ◎聖賢[然]聖人[②]楽聖[剣聖]詩聖[③]聖火[燃]聖書[聖地]然[聖母]*神聖[虬]④聖業[黜”]聖断[愁]聖徳聖徳太子[とく]日蓮聖人[ㄟ~]高野聖[聖夜]せい **せい**[誠][言・6画 全13画]う[13誠誠誠誠]いつわりがないこと。まこと。セイ 誠意、誠実[毖]誠心[点]至誠[忠誠],まこと誠[まこと]を尽[っ]くす[誠まことに]証[誠寺] **せい**[精][米・8画 全14画]精[精精精精]●米をついて白くする。②まじりけのないもの。よりすぐったもの。③細かく、くわしい。粗④生命のもの。活動のもと。「たくさん食べてーをつける」⑤たましい。もののけ。「水の―」圏霊』◎一生けんめいにはげむ。まごころ。「どーが出ますね」セイ・ショウ ①精白[然]精米[誌]精銳[結]精華[PS]精髄[誉]精製[精肉]感 精錬[愆]③精巧[岱]精算[愨]精読[愆]精密[然]④精気[精神]精力~⑤精霊[灬](5)妖精◎精勤[悲]精励[灬]丹精[蚣]/精進,[不精]ぃよう精[くゃ]しい[木精]とだま精も根[とん]も尽[っき]果てる 真剣にやってつかれはてて、精力も根気もすっかりなくなる。 **せい**[静](静)[青・6画 全14画]静[静静静静]●動かないで、じっとしている。「動中、―あり」動②音がしない。ひっそりとしている。騒[そう]セイ・ジョウ 静穏[憖]静止、安静[蜮]冷静[峦]/静脈[②]静寂[静粛]々[閑静]しず・しずか 静々と/静[しず]かな海[物静か]しずまる・しずめる 寝静[ぃず]まる/気を静[しず]める静寂[しじま] **せい**[整][父・12画 全16画]整[整整整整]きちんとそろう。ととのえる。セイ 整数[が]整然[愁]整列[棼]均整[調整]に。ととのえる・ととのう 身辺を整[ととの]える/準備が整[엹] **せい**[井][二・2画 全4画]井[井井井]●いど。②井[ぃ]げたのような形。③人家の集まっているところ。セイ・ショウ 井蛙[蚣]井泉[燃]油井[井]然[想]井田法[でん]/天井”③市井[もい]い 井の中の蛙[かわず]井筒[戦いに行く。] **せい**[征][イ・5画 全8画]征[征征征征]セイ 征討[部]征伐[鑒]征服[然]遠征[熱]出征,[せ]征く[征矢]~(=戦いに使う矢) <728> **せい** **せ** **せい**[斉](齊)[斉・0画 全8画]斉[斉斉斉斉]●きちんとそろえる。ひとしく、ととのえる。②中国の国名。春秋戦国時代の諸侯の一つ。また、南北朝時代の王朝名。南斉、および北斉。セイ斉一[斉唱]り[一斉]粉[均斉]さん斉[ととの]える 斉[ひと]しい **せい**[逝][7画 全10画]逝[逝逝逝逝]人が死ぬ。セイ 逝去[急逝],長逝,[ゆく]文豪[び]が逝く **せい**[婿](婿)[女・9画 全12画]婿[婿婚婚婿]娘[むす]めの夫。むこ。セイ 女婿[ぜ]むこ 婿[と]を取る[婿養子]」花婿[蝶] **せい**[誓][言・7画 全14画]誓[誓誓誓誓]かたく約束する。ちかう。セイ 誓詞、誓約[然]宣誓[燃]ちかう 必勝を誓[っちゃ]う[誓ちか]いの言葉 **せい**[請][言・8画 全15画]請[請請請請]◎ねがいもとめる。こう。たのむ。②ひきうける。手もとにひきとる。セイ・シン 請願[燃]請求[誌],請託[愆]懇請[申]請[要請]普請[いん]こう・うける 教えを請う/仕事を請ける[請負が]下請け[観請”]起請文[請来]い、強請る **せい**[晟][日・6画 全10画]晟[晨晨晨晟]あきらか。さかん。 **せい**[靖][立・8画 全13画]靖[靖靖靖靖]静かにする。やすらか。セイ 靖国[出]一[台]靖和[然]安靖 **せい**【正/生/性/姓/精/静】图漢字項目を見よ。 **せい**【世/聖】[造語]→漢字項目を見よ。 **せい**【背】图身長。「せ」とも。「―比べ」 **せい**【所為】图よくない結果となった原因。理由。「自分の失敗を人の―にするな」 **ぜい**[税][禾・7画 全12画]税[税税税税]国や地方公共団体がその運営のために、住民からきまった割合でとりたてるかね。「―を徴収する」「―を納める」ゼイ 税関[税金]税収[課税]納税[税所](姓氏)田税[談]から(=田の租税)主税 **ぜい**【×賛】图むだ。よけい。「―をはぶく」「―言」要因「一肉」 **ぜい**【×賛】图②ぜいたく。おごり。「―をつくす」「―のかぎり」 **せいあい**【性愛】图男女間の性本能による愛欲。 **せいあくせつ**【性悪説】图人間の本来の性質は生まれながらにして悪であるという考えかた。性善説▽中国の荀子[にゅん]が唱えた説。 **せいあつ**【制圧】图[函]力で相手をおさえつけて支配下に置くこと。「首都を―する」「武力でーする」鎮圧[號] **せいあん**【成案】图できあがった考え。また、できあがった文案。「―をえる」 **せいい**【誠意】图まごころ。まじめに、心をこめてものごとにあたる気持ち。「―を示す」「誠心――」 **せいいき**【西域】图昔中国で、自国より西の方の地域・国をさしていったことば。シルクロード周辺の地域、現在の新疆ウイグル自治区地方をさす。「さいいき」とも。 **せいいき**【声域】图その人が出せる声の高低の範囲[峻]。西洋音楽では、高いほうから、女声はソプラノ・アルト、男声はテノール・バスなど。 **せいいき**【聖域】图人間がおかしてはならない神聖な場所。神域。 **せいいく**【生育】图「山植物が育つこと。「いねのーがおくれる」 **せいいく**【成育】图[函]人間や動物が育つこと。育って大きくなること。「子供の―を喜ぶ」類発育 **せいいき**【斉一】[形動]整ってそろっていること。すべてが一様で等しいようす。 **せいいっぱい**【精一杯】[图画]ぎりぎりまで力をふるっているようす。できる限りの力で。力いっぱい。「―努力する」「これで―だ」圏根限り **せいいん**【成因】圏ものごとのできあがる原因。 **せいいん**【成員】图その団体や組織を構成している人々。メンバー。 **せいう**【晴雨】困はれと、あめ。「―にかかわらず実施[にっ]する」「―兼用[ㄍ]」 **せいうけい**【晴雨計】图気象観測用の気圧計のこと。気圧の変化によって天気のよしあしを判断する。バロメータ。 **セイウチ**【海象・『海』馬】图セイウチ科の哺乳動物。北洋にすむ。体長は三松ぐらい。足はひれsivuch状で、大きな二本のきばがある。▽ **せいうん**【星雲】图星が無数に集まって、雲のように見えるもの。「アンドロメダー」 **せいうん**【盛運】图栄える運命。↔衰運[然]類 <729> **・せいかつき** **せ** **せいうん**(青雲)の志[ところざし]立身出世を願う向上心。 **せいえい**【清栄】图手紙文で、相手の健康・繁栄などを祝うあいさつのことば。「貴下ますますごーの段、お喜び申しあげます」 **せいえい**【精鋭】[形動](米をよくついて白くしたり、刃物をするどくといだりしたように)能力・気力がするどいこと。また、強くすぐれた人や兵士。「―をそろえる」 **せいえき**【精液】图男性やおすの生殖器から出る、無数の精子をふくんだ液体。 **せいえん**【声援】图[函]声をかけて応援し、はげますこと。「―を送る」 **せいえん**【盛宴】图盛だ[ぁ]んな酒盛[にゃり]や宴会。 **せいえん**【製塩】图塩[しゅ]をつくること。「―技術」 **せいえん**【×凄×艶】[形動]すごみを感じるほど美しいようす。ぞっとするほどなまめかしい女性のようす。 **せいおう**【西欧】图ヨーロッパの西部。イギリス・フランス・オランダなど。西ヨーロッパ。東欧 **せいおう**【西欧】图②西洋。ヨーロッパ。「―文化」 **せいおん**【清音】图カ・キ・ク、サ・シ・ス、タ・チ・ツ、ハ・ヒ・フなど無声子音で始まり、ガ・ギ・グ、ザ・ジ・ズ、ダ・ヂ・ヅ、バ・ビ・ブなどの有声子音で始まる音と対立する音。濁点[び]をつけないかなであらわされる音のこと。パ・ピ・プなどは半濁音というが、これらも無声子音pで始まる。濁音には濁点「、」をつけるので、「・」をつけるものを半濁音と名づけた。 **せいおん**【静穏】 [形動]静かでおだやかなこと。「―に暮らす」類平穩 **せいか**【生花】图人工ではなく、自然の生きている花。造花 **せいか**【生花】图②いけばな。 **せいか**【正価】图そのもの本来の値段。値引きしていない値段。「―の三割引」願正札・定価 **せいか**【生家】图その人が生まれた家。実家。 **せいか**【正貨】图金本位制の国の金貨のように、その表示する価格と同じ価値をもつ貨幣。本位貨幣 **せいか**【正課】图学校で、正規の科目として修めなければならない学科。「―の授業」→課外 **せいか**【成果】图できばえ。できあがったよい結果。「練習の―が上がる」「―をおさめる」 **せいか**【声価】图世間[だ]の評判。「―が高い」類名声・評価 **せいか**【青果】图野菜やくだもの。あおもの。「―市場」「―商」 **せいか**【盛夏】图暑い盛り。真夏。↔厳冬[就] **せいか**【聖火】图神聖な火。とくに、オリンピック大会の象徴として、ギリシャのオリンピアから運び、大会期間中ともしつづける火。「―リレー」 **せいか**【聖歌】图神仏をたたえる宗教歌。とくに、賛美歌[えび]。「―隊」 **せいか**【精華】图いちばんすぐれた部分。「日本文学のー」類神髄・精髄 **せいか**【製菓】图菓子[ぃ]を製造すること。「―会社」 **せいが**【清雅】[形動]清らかで上品なようす。 **せいかい**【正解】图正しい答え。また、正しい解決や理解。 **せいかい** 【政界】图政治に関係する人々の集まり。政治家の社会。「―の刷新」 **せいかい**【盛会】图出席者が多くにぎやかな会合。「パーティーは―のうちに終わった」 **せいかい**【精解】图[ス]とくわしく解釈[べく]すること。また、その解釈。邇詳解, **せいかいけん**【制海権】图軍事・通商などの方面で、海上の権利や利益を確保するための支配力。「―をにぎる」↔制空権 **せいがいは**【青海波】图⊕雅楽で曲の一つ。波に千鳥の模様のついた袍[ち]を着、鳥甲[鷲と]をかぶり、二人でまう。唐楽。 **せいがいは**【青海波】图②波形の染め模様の名。▷図「もよう」 **せいかく**【正確】[形動]まちがいがなくて確実なこと。「―を期する」「伝言[説]を―に伝える」確実↔不正確 **せいかく**【精確】[形動]くわしくて確かなこと。「―をきわめた観察」「―な資料」↔不精確 **せいかく**【性格】图人やものそれ自身がもっている独特の性質や傾向[ぶ]。「とてもまじめな―の子」「―が合わない」性分, **せいかくはいゆう**【性格俳優】图特異な性格をもつ人物をうまく演じる俳優。 **せいがく**【声楽】图人の声による音楽。独唱・重唱・合唱など。「―家」⇔器楽 **せいかぞく**【聖家族】图キリスト教で、聖母マリア・聖ヨセフとイエス・キリストの三人の、愛に満ちた家族。神聖家族。 **せいかたんでん**【×臍下丹田】图人体のへそのすぐ下のところ。▽漢方で、ここに力を入れると、健康になり勇気をえるという。 **せいかつ**【生活】图[函]生物が生きて活動していること。「野鳥の―」圏生態 **せいかつ**【生活】图②人間社会で暮らしていくこと。また、その方法。「―能力がある」「―をきりつめる」「―設計」 **せいかつきょうどうくみあい**【生活協同組合】图「消費生活協同組合」の略。生産者と消費者を直結することで、品物を安く購入にするための協同組合。生協。コープ。 <730> **せいかつく** **せ** **せいかつく**【生活苦】图貧乏[覧]の苦しみ。生活難。 **せいかつすいじゅん**【生活水準】图ある国や社会の、平均的な生活の豊かさの程度。「―が高い」 **せいかつねんれい** 【生活年齢】图誕生日から数えたこよみの上での年齢。数え年と満年齢とがある。暦年齢。精神年齢 **せいかつのたんきゅう**【生活の探求】一九三七年。島木健作[きく]の小説。病[やまい]をえて東京から帰郷した学生が、直接農村の中にはいっていき、ともに農民運動に苦闘する。 **せいかつは**【生活派】圖[語]近代短歌の一派。『近代短歌の一派。現実の生活感情を重視して口語詩的な歌を詠[ょ]んだ。石川啄木・土岐哀果から。 **せいかつひ**【生活費】图毎日生活をしていくのに必要なかね。願生計費 **せいかつほごほう**【生活保護法】图健康で文化的な最低限度の生活を保障する目的で、一九五〇年につくられた法律。▽日本国憲法第二五条の理念にもとづく。 **せいかん**【生還】图死ぬような危険をきりぬけて、生きてかえること。「ぶじーする」 **せいかん**【生還】图②野球で、走者が本塁にかえって得点すること。ホームイン。 **せいかん**【清閑】[形動]世間[だ]のわずらわしいことからはなれて心静かなこと。 **せいかん**【盛観】图盛[さぁ]んでりっぱなようす。盛大なながめ。類壮観 **せいかん**【静観】图「スルだまって、なりゆきを静かに見守ること。「事態を―する」 **せいかん**【精悍】[形動]動作や表情などがひきしまっていて、力強くたくましいこと。「―な目つきで獲物をねらう」▽多く、男性や野生の動物などに対して使う。 **せいがん**【正眼】图剣道[説]で、刀のきっさきを相手の目の高さに構えること。中段の構え。 **せいがん**【青眼】图歓迎する心をあらわした目つき。白眼▽中国、三国の魏[ぎ]の阮籍[載]が自分の好きな人には青眼で、きらいな人には白眼で応対したという故事(「晋書[込]」)から。 **せいがん**【誓願】图「ス』◎ちかいを立てて神仏に願をかけること。 **せいがん**【誓願】图②仏教で、仏や菩薩[が]衆生を救うというちかい。「弥陀[移]の―」 **せいがん**【請願】图[―」役所などに希望を文書にして願いでること。「―権」類陳情[以5] **ぜいかん**【税関】图港・空港・国境などで、輸出入の貨物をとりしまったり、関税をかけたりする役所。 **せいがんかいようせいきこう**【西岸海洋性気候】图ヨーロッパ大陸の北西部などにみられる気候。偏西風[絵ぃ]と暖流の影響[もり]で一年を通じて気温や降水量がほぼ安定している。 **せいがんけん**【請願権】图直接請求権の一つ。国や地方公共団体に対して、希望を述べる権利。日本国憲法第一六条で基本的人権として保障される。 **せいかんろん**【征韓論】图明治初期、西郷隆盛[だがもり]や板垣退助[がげら]が朝鮮[殻];を武力で開国させようとした主張。時の政府にうけいれられなかった。 **せいき**【生気】图生き生きとした気分やようす。「―を失う」圏活気・元気 **せいき**【精気】图あふれるような元気。「―はつらつ」 **せいき**【精気】图②万物を生みだす力。エキス。圈精力 **せいき**【世紀】图百年をひと区切りとした年代区分。「―の祭典」▽たとえば、二一世紀は、二〇〇一年から二二〇〇年まで。二〇九九年までではない。 **せいき**【生起】图[函]事件や現象があらわれ起こること。発生。「問題が―する」 **せいき** 【正規】图正式にきめられている規則。また、規則にあっていること。「―の手続きを経る」 **せいき**【西紀】图「西洋紀元」の略。西暦[び]。 **せいき**【性器】图生物、とくにヒトの生殖器。 **せいき**【逝去】图[下]人の死を敬っていうことば。「母上様のご―をいたみ、おくやみ申しあげます」 **せいぎ**【盛儀】图りっぱで盛大な儀式[だき]。圈盛典 **せいきまつ**【世紀末】图一九世紀末、フランスを中心にヨーロッパで、退廃的・懐疑的・絶望的な傾向[ぶ]のあらわれた時期。また、広くそのような傾向のあらわれる社会の没落期の意味でも使う。 **せいきゅう**【性急】[形動]せっかちなこと。きみじか。「―に解決を図る」 **せいきゅう**【請求】图当然もらえるものとして相手に求めること。「水道料金の―書」 **せいきゅうけん**【請求権】图基本的人権の一つ。国民に保障された自由権・平等権・社会権がおかされた場合に救済を求める権利。 **せいきょ**【生魚】图生きている魚。圏活魚 **せいきょ**【生魚】图②新鮮ななま魚。類 鮮魚[獄] **せいきょ**【成魚】图じゅうぶんに成長した魚。稚魚・幼魚 **せいぎょ**【制御・制×禦・制✕駅】图[函]機械などがうまく動くように調節すること。「自動—装置」「核分裂[しれっ]を―する」 **せいぎょ**【制御・制×禦・制✕駅】图②自分の思いどおりに支配すること。コントロール。「感情を―する」「天下を―する」 **せいきょう**【生協】图↓「せいかつきょうどうくみあいSJ **せいきょう**【正教】图①「ギリシャ正教」の略。 **せいきょう**【正教】图②正しい宗教。邪教 **せいきょう**【盛況】图もよおしものなどに人が多く集まり、にぎやかなこと。「超[ちょう]満員の―」 **せいきょう**【精強】[形動]強くてすぐれていること。「―をほこるチーム」 **せいぎょう**【正業】图まじめな仕事。まともな職業。「―に就く」 **せいぎ**【正義】图社会で正しいはずの、人の従うべきすじみち。「―の味方」「―感の強い男」 **せいぎょう**【生業】图生活するための仕事。「なりわい」とも。「―に精を出す」 <731> **・せいさ** **せいぎょう**【成業】图学問や事業をなしとげること。「―のあかつき」 **せいぎょう**【盛業】图商売や事業が盛だ[ぁ]んなこと。また、盛んな商売や事業。「―を祝す」 **せいきょういく**【性教育】图青少年の発達段階に応じて、性についての正しい知識を教える教育。 **せいきょうと**【清教徒】图↓「ピューリタン」 **せいきょうぶんり**【政教分離】图政治と宗教を切りはなすこと。 **せいきょく**【政局】图その時の政治や政界の局面・状態・動き。「―が混迷する」圏政情 **せいきょほういずほう**【正距方位図法】图地図の投影[結]法の一つ。図の中心からの距離と方位が正しくあらわされる図法。中心と任意の点を結んだ直線は、正しい方位と最短距離・最短コースを示す。 **せいきん**【精勤】图「忍休まず、熱心に仕事や学業にはげむこと。「―賞」鬨勤勉 **せいく**【成句】图①いくつかのことばが結びついて、特別な意味をあらわすきまり文句。慣用句。イディオム。たとえば、「目を三角にする」「一か八[ばぁ]か」など。 **せいく**【成句】图②昔から使われていることわざや、詩文の中の有名な文句。成語。故事成語。たとえば、「石の上にも三年」「長いものには巻かれろ」「羊頭狗肉[はこ]」など。 **せいくうけん**【制空権】图空軍力によって一定の空域を支配する力。制海権 **せいくらべ**【背比べ】图背の高さを比べること。「せくらべ」とも。「どんぐりの―」類丈[たけ]比べ **せいけい**【生計】图暮らしていくための方法。生活するための収入や支出。「―費」「―を立てる」 **せいけい**【西経】图イギリスのグリニッジ天文台を通る経線(=子午線)を零[れ]、度として、その西側一八○度までの経度。東経 **せいけいげか**【整形外科】图骨・筋肉・靭帯[感]などの機能障害を予防・治療[よう]する外科の一分野。▽「形成外科」とは別。 **せいけつ**【清潔】[形動]きれいよごれのないこと。「台所を―にする」「―な政治」⇔不潔 **せいけん**【政見】图政治をおこなううえでの政治家や政党の意見。「一放送」 **せいけん**【政権】图国の統治機関を動かす権力。「―争い」「共産党――の崩壊」 **せいけん**【聖賢】图聖人と賢人[説]。知識が深く徳の高い人。 **せいげん**【制限】图「スとある限度や範囲から出ないようにおさえること。限界を定めること。「―を加える」「―速度」 **ぜいげん**【×贅言】图必要のないむだなことば。贅語。「―を要しない」 **ぜいきん**【税金】图国または市町村に、住民の義務として納めるかね。「国民の―で橋を架ける」 **せいげんせんきょ**【制限選挙】图一部の人にだけ選挙権や被。選挙権をあたえる制度。財産・性別・人種などによって制限を加える。↔普通選挙 **せいこ**【西湖】图中国浙江[芎]省の西にある湖。付近は古跡も[き]に富み、景色も[も]美しい。銭塘湖とも。 **せいご**【生後】图生まれてから現在までの期間。「―一週間の赤んぼう」 **せいご**【正誤】图⊕誤りを正すこと。「―表」圏訂正 **せいご**【正誤】图②正しいことと誤っていること。「―を見きわめる」 **せいご**【成語】图↓「せいく②」 **せいご**【成語】图②二語以上が結びついて一つの意味をあらわすことば。熟語。 **せいこう**【生硬】[形動]表現のしかたが未熟で、細かいしなやかさがなくかたいこと。「―な文章で読みくら」 **せいこう**【成功】图[函]◎目的を達成すること。「実験に―する」「失敗はーのもと」「圏成就。達成↔失敗 **せいこう**【成功】图②財産や高い地位を手に入れ、世の中に認められること。出世[ゅっ]すること。「―をおさめる」「―者」 **せいこう**【性向】图性質上の傾向[ぶ]。気質。 **せいこう**【性行】图性質とふだんの行動。身もち。 **せいこう**【性交】图男女の肉体的な交わり。類交接 **せいこう**【精巧】[形動]ものが細かいところまで正確にできていて、くるいがないようす。「―な機械」 **せいこう**【製鋼】图鋼鉄をつくること。また、つくられた鋼鉄。 **せいごう**【正号】图正の数をあらわす記号。プラス。「+」負号 **せいごう**【整合】图[函]ぴったり合うこと。また、ぴったり合わせること。 **せいごう**【整合】图②論理に矛盾[ぃん]のないこと。「―性」 **せいこうい**【性行為】图 性欲を満たす行為。 **せいこううどく**【晴耕雨読】四[圏]晴れた日には畑を耕し、雨の日には読書をするような、自由でのどかな生活を送ること。瀬悠々自適 **せいこうとうてい**【西高東低】图日本の冬の典型的な気圧配置。西にシベリア高気圧が張りだし、東の太平洋側には低気圧がある。北西の風がふき、日本海側では雪、太平洋側では晴天の日が続く。 **せいこうほう**【正攻法】图小細工も[いく]をせずに、正面から堂々とせめる方法。「―では勝てそうもない」 **せいこく**【正×鵠】图ものごとのいちばんたいせつな点。急所。要点。▽もと、弓の的[まと]の真ん中にある黒い丸。「せいこう」は慣用読み。 **せいこつ**【整骨】图折れたりはずれたりした骨を治療[よう]すること。ほねつぎ。「―医」類接骨 **ぜいこみ**【税込み】图給料や料金などに税金がふくまれていること。圏額面↔税抜き **せいこん**【成婚】图[函]結婚が成立すること。 **せいこん**【精根】图精力と根気。やりぬく気力。「―つきはてる」「―をかたむける」 **せいこん**【精魂】图たましい。「―こめた仕事」「圏精霊[灬] **せいさ**【精査】图「くわしく検査や調査をすること。 <732> **せいざ** **せ** **せいざ**【正座】图四足をくずさず、姿勢正しく座すわること。端座 **せいざ**【星座】图夜空の星を、見かけの形で人物や動物やものに見たてたもの。現代の天文学では、ギリシャ神話にちなむものをもとにしている。おおくま座・さそり座・てんびん座など。 **せいざ**【静座・静坐】图心を落ち着けてきちんと座[ぁ]っていること。「―して待つ」 **せいさい**【正妻】图内縁[愁]の妻に対して、法律上の正式な妻。また、一夫多妻のときの一番目の妻。烟[木]妻[内妻] **せいさい**【制裁】图[函]規則・慣習・約束などを破った人を罰[ょっ]すること。「―を加える」類 仕置き **せいさい**【精彩・生彩】图 美しいいろどり。目立ってすぐれていること。「―を放つ」 **せいさい**【精彩・生彩】图②生き生きして元気なようす。「―を欠く」生色 **せいさい**【精細】[形動]説明が念入りで、くわしいようす。「―に描写する」関詳細[しょう]・精緻[い] **せいざい**【製材】图山から切りだした木を、建物や家具の材料として角材や板などにつくること。 **せいざい**【製剤】 图薬をつくること。また、つくった薬。「血液―」 **せいさく**【制作】图作品をつくること。また、その作品。「絵画の―」「卒業―」類 創作▽おもに、芸術作品についていう。 **せいさく**【製作】图「忍」ものをつくること。道具や機械を使ってこしらえること。「部品を―する工場」「映画の―費」「番組―スタッフ」類製造・作製 **せいさく**【政策】图政府や政党の、政治上の具体的方針や手段。「外交!」 **せいさく**【政策】图②組織体の運営上必要な具体的方針や対策。「営業」 **せいさつ**【制札】图道ばたなどに、禁止条項などを書きしるして立てた札[ょだ]。「類高札・禁札 **せいさんカリ**【青酸カリ】图猛毒をもつ、白色で針状の結晶。化学工業や金・銀の冶金[ん]に用いる。シアン化カリウム。 **せいさつ**【省察】 图自分でふりかえって、よく考えてみること。「しょうさつ」とも。「善悪を―する」 **せいさつよだつ**【生殺与奪】同[園]生かすも殺すも思いのままにできること。相手の運命を自分の思うようにあつかうこと。「―の権をにぎる」 **せいさん**【生産】图自然からとれるものに手を加えて、生活に必要なものをつくりだすこと。「―量」「―コスト」「―力」「米を―する」→消費 **せいさん**【成算】图成功する見こみ。「じゅうぶんに―がある」類勝算 **せいさん**【清算】图「スと貸し借りを計算してしはらいを済ませること。「借金を―する」 **せいさん**【清算】图②過去のよくない関係をはっきりと終わりすること。「過去を―し、再出発する」 **せいさん**【精算】图かかった費用を細かく計算して、たりない分をはらったり、多すぎる分をもどしてもらったりすること。「―所」「乗りこしの料金を―する」「◆概算 **せいさん**【正餐】图正式の献立[甃]による料理。和食では、本膳・二の膳・三の膳からなる本膳料理。 **せいさん**【×凄惨】[形動]見ていられないほどすごくむごたらしいこと。血なまぐさく痛ましいようす。「―をきわめる」「―な殺人現場」圏陰惨[款] **せいさん**【聖餐】图キリスト教で、キリストの最後の晩餐を記念する儀式[びき]。キリストの血としてのぶどう酒と肉としてのパンを食べる。聖餐式。 **せいざん**【青山】图◎草木が青々としげっている山。 **せいざん**【青山】图②骨をうずめるところ。「→人間[惑]到[ぃぇ]る所ーあり」 **せいさんかかく**【生産価格】图生産にかかる原材料費・設備費・人件費などの費用に、利潤[のん]を加えた価格。 **せいさんかっけい**【正三角形】图三つの辺の長さが等しい三角形。内角も六〇度ですべて等しい。 **せいさんしゃ**【生産者】图生産に従事する人。「米の―価格」消費者 **せいさんせい**【生産性】图原材料や労働力の投入量に対する、製品の生産される割合。生産の能率。「―を高める」 **せいさんてき**【生産的】[形動]生産に役立つようす。また、新しく何かをつくりだすようす。「―な意見」 **せいし**【世子・世嗣】图身分の高い人のあとつぎ。よつぎ。 **せいし**【正史】图⊕国家的事業として編集した歴史書。とくに、中国の古代から明[え]までの、各時代の正統と認められた紀伝体の歴史書。野史・外史 **せいし**【正史】图②正確な事実の歴史。稗史 **せいし**【生死】图生きることと死ぬこと。生きるか死ぬか。「―を共にする」「―のさかいをさまよう」 **せいし**【正使】图中心となる使者。最上位の使者。副使 **せいし**【正視】 图「スと目をそらさずに、まともに見ること。直視。「―するにしのびない」 **せいし**【姓氏】图かばねと、うじ。また、みょうじ。 **せいし**【制止】图[函]してはいけないと、おしとめること。「大さわぎする人々を―する」 **せいし**【精子】图生物の、おすの生殖細胞[詘く]。卵子と結合して子(=新しい個体)をつくる。精虫。▽植物では、コケ植物・シダ植物やイチョウ・ソテツ類に見られる。 **せいし**【静止】图「じっとして動かないこと。「―衛星」「―画面」「空中でーする」 **せいし**【製糸】图まゆから生糸[と]をとること。 **せいし**【静思】图「[函]静かに思いかんがえること。「―黙考」圈沈思 **せいし**【製紙】图パルプから紙をつくること。 **せいし**【誓紙】图ちかいのことばを書いた紙。誓約書。起請文[しょう]。「―を交わす」 **せいし**【誓詞】图神仏に対するちかいのことば。「新郎新婦が―を読む」 **せいじ**【正字】图①正しく使われた文字。誤字 **せいじ**【正字】图②点画[び]などを省かない、字源の正しい字体の漢字。また、本字。「櫻(桜)」「國(国)」など。略字・俗字 <733> **せいじ 【青磁】** 焼きあがると青緑色になる磁器。うわぐすりに鉄分をふくむ。「―色の空」 **せいじ【政治】** 人間が集団として生きていくために必要な、権力・支配・政策・自治などの活動の全体。「―権力」「議会―」 **せいじか【政治家】** 議員や大臣など、政治を仕事とする人。▽かけひきがじょうずで、ものごとをうまくとりまとめる人の意味でも使う。 **せいしき【正式】** きまりどおりの正しいやりかた。「―な届け出」「―に話を通す」↔略式 **せいじけっしゃ【政治結社】** 政治活動をする目的でつくられた集団や政党。政治団体。 **せいじしきんきせいほう【政治資金規正法】** 政治団体などの活動・資金を公明・公正にするための法律。収支の公開や寄付の制限などを定める。一九四八年公布。一九七五、一九九二年に改正。 **せいじしょうせつ【政治小説】** 特定の政治思想を広めるためとするんだ。まれた一連のがせいしゅ清秋】の空気が澄んでさわやかな秋。 **せいしつ【正室】** 昔の身分の高い人の本妻。正妻。↔側室 **せいしつ【性質】** その人やものが、もともともっている傾向や特色。「あきやすい―」 **せいじつ【誠実】** まじめで、まごころがこもっていること。「―を欠く」「―に約束を果たす」 **せいじてき【政治的】** 政治に関係するようす。「それは―問題だ」 ②かけひきなどによって、実際上うまく処理するようす。「―解決をはかる」「―手腕」 **せいし【西施)の顰に倣う** →「ひそみ(顰)に倣う」 **せいしめんたい【正四面体】** 四つの面がすべて正三角形からなる多面体。 **せいしゃ【生者】** 生きている者。命ある者。「しょうじゃ」とも。↔死者 **せいじゃ【正邪】** 正しいことと、まちがった悪いとと。正と不正。 **せいじゃ【聖者】** キリスト教で、教えを守るために命を捨てた殉教者や偉大な信者を敬って呼ぶことば。 **せいじゃく【静寂】** 辺り一帯がしんと静まりかえっていること。「―を破る鐘の音」 **ぜいじゃく【×脆弱】** 弱々しくてこわれやすいようす。「―な体質」「―な組織」 **せいじゃひっすい【盛者必衰】** →「じょうしゃひっすい」 **せいしゅ【清酒】** 米からつくる澄んだ酒。日本酒。 **せいしょ【聖書】** 旧約と新約とがある。「旧約聖書」は、モーゼの律法を基礎とするイスラエル民族の生みだしたユダヤ教の聖典。「新約聖書」は、イエス・キリストの死後、キリスト教会から生まれた経典。▽「約」は、契約の意味。聖書は神との契約書。 **せいしょう【斉唱】** 同じことばや同じ節の歌を、二人以上の人が声をそろえて唱えたり歌ったりすること。「校歌の―」 **せいしょう【政商】** 政治家と結びついて、利権をえている商人。 **せいしょう【清祥】** 手紙文で、相手が健康で幸福に暮らしていることを喜ぶことば。「ますますごーのこととお喜び申しあげます」 **せいじょう【正常】** 変わった点がなく、ふつうであること。「列車ダイヤは―に復した」→異常 **せいじょう【性情】** 生まれつきの性質。 **せいじょう【政情】** 政治のようすやなりゆき。政界の状況。「一不安」 **せいじょう【清浄】** よごれがなく清らかなこと。「空気の―装置」「―野菜」 **せいじょうき【星条旗】** アメリカ合衆国の国旗。独立当時の州の数を示す、紅白合わせて一三本の横線と、青地に現在の州をあらわす五○の白い星からなる。 **せいしょうなごん【清少納言】** 生没年未詳。平安中期の女流文学者。清原元輔の娘。紫式部と並び称される。一条天皇の中宮定子に仕えた。随筆「枕草子」、家集「清少納言集」など。▽「清」は、姓の「清原」の略。官名の「少納言」がついた由来は不明。 **せいしょうねん【青少年】** 青年と少年。わかもの。▽法律上では、一二歳から一九歳までの男女 <734> **せいしょく** **せ** **せいしょく**【生色】图元気があっていきいきしていること。「―をとりもどす」類生彩・精彩 **せいしょく**【生殖】图[四]生物が本能として自分の子をふやすはたらき。「無性―」「一器」 **せいしょく**【聖職】图神聖な職業にたずさわる人。とくに、キリスト教で宣教師や牧師など。 **せいしょくき**【生殖器】图生物が有性生殖を営む器官。▽「性殖器」は誤り。 **せいしょしゅぎ**「聖書主義】图 信仰[弘]の根拠[し]を聖書のみに求める立場。▽ドイツの神学者ルターの思想の一つ。 **せいしょほう**【正書法】图一つの言語において、正しいと認められる書きあらわしかた。正字法。 **せいじりょく**【政治力】图政治的な手腕[殻]や力量。「―を発揮する」 **せいしん**【西進】图西へ向かって進むこと。☆東進 **せいしん**【清新】[形動] 目新しくて生き生きしているようす。フレッシュ。「―なスタイル」「―の気」 **せいしん**【誠心】图うそいつわりのないまごころ。誠意」 **せいしん**【精神】图①人のこころ。たましい。「健全なる―は健全なる肉体に宿る」→肉体・物質 **せいしん**【精神】图②基本となる意味や考えかた。「立法の―」 **せいしん**【精神】图③気力や気持ち。「―を集中する」「一統一」 **せいじん**【成人】图一人前[趁ん]のおとな。ふつう、二〇歳[さぃ]以上の人をいう。「―教育」▽平安時代の成人式は一二、三歳[だぃ]から一五歳ぐらいでおこなった。貴族の男子の場合は、はじめておとなの服装をしてかんむりをかぶったので「初冠[ぶぶり]」といった。女子の場合は、裳[も]をつけるので「裳着[も]」といった。 **せいじん**【聖人】图◎高い知識と徳をかねそなえた人。多くの人の理想となる人物。「一君子」 **せいじん**【聖人】图②キリスト教で、聖者。 **せいしんえいせい**【精神衛生】图精神状態を健全に保つこと。 **せいじんきょういく**【成人教育】图すでに社会に出て働いている成人を対象におこなう社会教育。 **せいしんしゅぎ**【精神主義】图精神力の集中と努力によって、物質的条件を克服できるとする考えかた。物質主義 **せいしんしょうがい**【精神障害】图病的な精神状態をまとめた呼び方。神経症・性格異常・統合失調症・躁鬱[4375]病・精神発育制止症など。 **せいしんせいい**【誠心誠意】 國[漢]まごころをもって、ものごとをおこなうようす。「―努力する」 **せいしんちたい**【精神遅滞】图知的能力の発達が遅れ、社会生活や、学習、作業などが困難である状態。知能指数によって、障害の程度をみる。精神薄弱[く]。いまは精神発育制止症という。 **せいしんてき**【精神的】[形動]精神に関するようす。また、精神を重くみるようす。「―打撃[き]を受ける」「―援助」物質的・肉体的 **せいしんねんれい**【精神年齢】图精神や知能の発達程度を、何歳[だ]、相当かという形で示したもの。生活年齢 **せいしんはくじゃく**【精神薄弱】图↓「せいしんちたい」 **せいしんびょう**【精神病】图精神のはたらきが正常でなくなる病気。 **せいじんびょう**【成人病】图四○歳以上の人がかかりやすい病気。高血圧・糖尿病・がんなど。 **せいしんぶんせき**【精神分析】图心の奥深くに おさえつけられているものを、夢や連想などの分析式によって明らかにしようとすること。サイコアナリシス。▽オーストリアの心理学者フロイトが、神経症[ち]の治療[よう]のために始めた。 **せいしんぶんれつびょう**【精神分裂病】图「統合失調症」の旧称。理性と感情のはたらきがにぶくなり、現実との調和を失う病気。 **せいしんりょく**【精神力】图精神を支えている力。精神の強さ。気力。「―が強い」 **せいす**【制す】国↓「せいする」 **せいず**【製図】图[函]定規やコンパスなどの器具を使って設計図などをかくこと。 **せいすい**【盛衰】图盛[さか]んになることと、おとろえること。「国力の―」「―浮沈[ん]」「栄枯[ぃ]ー」 **せいずい**【精髄】图もっともすぐれた、たいせつなところ。「仏教美術の―を集める」「神髄・精華 **せいすいしょう**【醒睡笑】一六二三年。安楽庵策伝[説読]の作。幼年時代からしたしんだ笑話を、四二の項目に分類して書いたもの。八巻。 **せいすう**【正数】图ゼロより大きい数。正の数。負数 **せいすう**【整数】图ゼロと、自然数(1、2、3・・・)およびこれに負号の付いたもの(11、12、-3…)。 **せいする**【制する】甲斐の考えや言動などをおさえる。「さわぎを―」圏 抑制する **せいする**【制する】②おさえて、自分の思いのままにする。「機先を―」「先んずれば人を制す」 **せいする**【制する】③支配する。「世界を―」 ▼「せいす」とも。 **せいせい**【生成】图[凹]ものが生まれて形あるものとなること。また、ものを生みだすこと。「宇宙の―」 **せいせい**【清清】[画]「気持ちがさっぱりして、すがすがしいようす。「言いたいことを言ったので―した」 **せいせい**【精製】图不純なものをとりのぞいて、質の高いものをつくること。「石油の―」 **せいせい**【精製】图②念を入れてていねいにつくること。粗製 <735> **・せいたい** **せいぜい**【精精】[画]①ぎりぎりの力をふるって。「―努力してみるよ」「今のうちに―勉強しておけ」 **せいぜい**【精精】[画]②よく見積もっても。たかだか。「―三日しかもたない菓子[い]」「半分終わるのが―だ」圏 関せきの山 **ぜいせい**【税制】图税金の種類や、かけかた・とりたてかたなどのきまり。「―改革」 **せいせいしゅくしゅく**【正正粛粛】四[漢]ひきしまっていておごそかであるようす。「式は―として進む」「 **せいせいどうどう**【正正堂堂】四[漢]ひきょうなやりかたをせず、相手に正面からとりくむようす。「―と勝負する」「―たる戦いぶり」圏公明正大▽もと、軍隊の陣容[気]が整っているという意味。 **せいせいはってん**【生生発展】四[漢]勢いよく大いに発展しつづけること。▽「生々」を「しょうじょう」と読むのは誤り。 **せいせいぶんぼう**【生成文法】国[語]→「へんけいぶんぽう」 **せいせいるてん**【生生流転】四[漢]「しょうじょうるてん」 **せいせき**【成績】图学業や試験の結果を、 ◎学業や試験の結果を、点数などで示したもの。「―表」 **せいせき**【成績】图②仕事の結果を評価したもの。「今月の売り上げー」「業績・実績 **せいせき**【聖跡・聖蹟】图神聖な遺跡や史跡。また、天皇の行幸した場所。 **せいぜつ**【×凄絶】[形動]表現できないほどすさまじいようす。「戦いは―をきわめる」「―な死をとげる」 **せいせっかい**【生石灰】图石灰岩からつくる白いかたまり。単に「せっかい」「いしばい」とも。酸化力ルシウム。 **せいせん**【生鮮】 [形動]新しくて生きのいい、なまの食品。野菜・くだもの・魚・肉など。「―食品」 **せいせん**【聖戦】图神聖な目的のためにする戦争。また、正義のためにする戦争。 **せいせん**【精選】图「とくにすぐれたものだけを選ぶこと。また、えりぬいたもの。「―問題集」と。 **せいぜん**【生前】图なくなった人が生きていたとき。「―の約束を果たす」→死後・没後, **せいぜん**【整然】[形動]秩序正しく、きちんと整っているようす。「―と並ぶ」「理路——」→雑然 **せいぜんせつ**【性善説】图人間本来の性質は生まれながらにして善であるという考えかた。性悪説▽中国の孟子が唱えた説。 **せいそ**【精粗】图細かいことと、あらいこと。「描写がじゃにーがある」 **せいそ**【清楚】[形動]かざりけがなく、きよらかでさっぱりしているようす。「―な白いブラウス」▽多く、女性の姿や服装などについていう。 **せいそう**【正装】图[忍]儀式[き]などに出席するときの正式の服装。略装 **せいそう**【政争】图政治上の争い。また、政治的権力のうばいあい。「―をくりかえす」 **せいそう**【星霜】图年月。としつき。「あれから幾[ぃく]―経たことか」鬨春秋星は一年で天をひとめぐりし、霜[しも]は毎年降ることから。 **せいそう**【清掃】图「ス[凹]きれいにそうじすること。はききよめること。「―車」 **せいそう**【盛装】图「スとりっぱに美しく着かざること。また、人目をひくはなやかな服装。 **せいそうけん**【成層圏】图地上約一〇歳から五○心にある大気の部分。気温などが一定し、安定している。対流圏 **せいそく**【正則】[形動]正しい規則。また、規則にかなっているようす。変則 **せいそく**【生息・×棲息・×栖息】「スと動物が生きて繁殖[はんぐ]すること。「―を保つ」 **せいそく**【生息・×棲息・×栖息】「スと②生物がそこにすんでいること。そこで生活していること。「―地」 **せいぞろい**【勢揃い】图 [当]スと多くの人がある目的のために一か所に集まること。せいぞろえ。「全国の精鋭[い]が―する」「軍勢の―」 **せいぞん**【生存】图生物が生きつづけること。「―権をおびやかされる」「大事故の―者」 **せいぞう**【製造】图[函]原料を加工して、商品となる品物をつくること。「―工業」「一年月日」 **せいぞんきょうそう**【生存競争】图生物が生きるために、たがいに争うこと。強い者が生きのこり、弱い者がほろぶ。 **せいぞんけん**【生存権】图基本的人権の一つ。人間らしい、健康で文化的な生活の維持[ぃ]を国に要求する権利。▽日本国憲法第二五条で権利を定め、これを保障する。国は社会保障や社会福祉[ぃく]などの政策をおこなわなければならない。 **せいたい**【正対】图「[凶]相手に正面から向きあうこと。 **せいたい**【生体】图生きているからだ。「―解剖」死体 **せいたい**【生態】图動植物が自然の中で生活するようす。「猿[きも]の―を観察する」 <736> **せいたい** **せ** **せいたい**【声帯】圏のどの中央にある声を出す器官。帯状のものが振動[乱]して声となる。 **せいたい**【静態】图じっとして動かない状態。静止した状態。「―社会学」動態 **せいたい**【整体】图指圧やマッサージによって、背骨のゆがみを正したり、筋肉の疲労をとったりする療法。 **せいだい**【盛大】[形動]会や事業などがにぎやかで大規模なようす。「誕生日を―に祝う」 **せいたいがく**【生態学】图生物と環境[髭]、生物と生物の相互関係を研究する学問。生物学の一分野。エコロジー。 **せいたいけい**【生態系】图ある一定地域に住む生物群と、それをとり巻く環境との関連を明らかにした体系。太陽エネルギーを受けて、緑色植物が無機物から有機物を生産し、その有機物を動物が食物としてとりいれ、その動物の排泄物[ぶっ]などを微生物が[いぶつ]が分解して無機物にもどし、それが植物に吸収される。この一連の営みと気象・土壌[しょう]・地形などの環境の要因を一体化してとらえる見かた。エコシステム。 **せいたいこう**【西太后】[人名]一八三五一一九〇八年。中国、清[人]の成豊[烈]帝のきさき。息子や甥が帝位につくと摂政として政権をにぎる。戊戌”の政変を起こし、帝を幽閉するなど政治改革運動を弾圧した。「せいたいごう」とも。 **せいたいもしゃ**【声帯模写】图[乏]芸能人などの声や動物の鳴き声などをまねる芸。こわいろ。 **せいたかあわだちそう**【背高泡立ち草】图キク科の多年草。高さは約二[り]までのび、秋に黄色い小花をつける。アメリカからの帰化植物。 **せいたかっけい**【正多角形】图各辺の長さや内角の大きさが、それぞれ等しい多角形。 **せいたかのっぼ**【背高のっぽ】图身長の高いこと。また、背の高い人。 **せいたく**【請託】图特別な配慮を内々[熱]にたのみこむこと。「―を受ける」 **せいだく**【清濁】图澄んでいることと、にごっていること。 **せいだく**【清濁】图②正しいことと、正しくないこと。 **せいだく**【清濁】图③清音と濁音。 **ぜいたく**【×贅沢】[形動]ふつうの程度よりも、かねをふんだんに使っているようす。不必要なところにまで費用をたくさんかけること。「―な服装」「―三味」 **せいだす**【精出す】国一生けんめいに勉強したり、働いたりする。「農作業に―」類いそしむ **せいたん**【生誕】图[下]人が生まれること。たんじょう。「一百年祭」 **せいたん**【星団】图多くの恒星[もち]が群れとなって見えるもの。「プレアデスー(=すばる)」 **せいだん**【政談】图⊕政治に関する話や議論。「―をたたかわす」 **せいだん**【政談】图―」 **せいだん**【清談】图①世間[烂]的なことからはなれた、学問や芸術に関する話。 **せいだん**【清談】图②中国、魏[ぎ]・晋[ん]代のころ、知識人が俗世間[げん]をはなれて老荘思想に関する議論をしたこと。「竹林の七賢[為]」が有名。 **せいたんさい**【聖誕祭】图クリスマス。 **せいち**【生地】图生まれた土地。出身地。出生地。 **せいち**【聖地】图宗教上の神聖な土地。「―エルサレム」霊地 **せいち**【整地】图①農作物をつくるために耕した土地。また、土地を耕すこと。 **せいち**【整地】图②建築のために土地をたいらに固めた土地。たいらにすること。 **せいち**【精緻】[形動]布の織り目がすきまがないように、くわしくて、きめ細かいようす。「――な描写~」精細・精密 **ぜいちく**【×筮竹】图易[き]の占[うらない]に使う、竹の細い棒。五○本でひと組み。 **せいちゃ**【製茶】图茶の木の葉をつんで、茶に加工すること。 **せいちゃく**【正嫡】图正妻の産んだ子。園正出・嫡出子 **せいちゅう**【成虫】图成長して親と同じく生殖[ぶく]可能になった昆虫”。幼虫 **せいちゅう**【×掣肘】图[函]他人の行動にわきから制約を加えること。あれこれと干渉[ぃい”]して自由をさまたげること。「―を加える」▽人のひじをひいて、おさえること。文章語。 **せいちょう**【生長】图[忍]と草や木が育つこと。「―して花が咲く」 **せいちょう**【成長】图人や動物が、心身ともに大きく育つこと。また、ものごとが発展していくこと。「子供の―は早い」「経済―がめざましい」 **せいちょう**【正調】图古くから受けついできた、正しい歌いかた。「―佐渡でおけさ」 **せいちょう**【声調】图声に感じられる調子。詩や歌のふしまわし。また、ことばのアクセント。 **せいちょう**【性徴】图男女のからだ、あるいはおす・めすの性的・形体的な特徴。「第二次―」 **せいちょう**【政庁】图政務をあつかう官庁。 **せいちょう**【清澄】[形動]澄みきって、きれいなようす。「―な空気」圈澄明 **せいちょう**【清聴】图「スと自分の話を相手がきいてくれること。敬った言い方。「ごーを感謝します」 **せいちょう**【静聴】图[山]静かにしてよく聞くこと。 **せいちょう**【整腸】图腸のはたらきを整えること。「―剤[だい]」「―作用」 **せいちょう**【整調】图「ス」からだなどの調子を整えること。 **せいちょうかぶ**【成長株】图①将来有望な人材。②経済で、将来発展が予想される会社の株式。 **せいちょうたい**【清朝体】图活字の書体の一つ。毛筆書きの字体に似た楷書体。 <737> **・せいとくか** **せいつう**【精通】圀「スル くわしく知っていること。「日本史に―している」類通暁[ちよう] **せいてい**【制定】图法律などをつくって決定すること。「憲法を―する」 **せいてき**【性的】[形動]性や性欲に関するようす。「―な魅力[よく]」「―いやがらせ(=セクシャルハラスメント)」 **せいてき**【政敵】图政治の主義や権力争いの上で対立している相手。政治上の競争相手。 **せいてき**【清適】图手紙文で、相手のぶじや健康を祝うことば。心身ともさわやかで安らかなこと。「ご―の由[もで]何よりです」 **せいてき**【静的】[形動]静かで動きが止まっているようす。「―な印象の絵画」→動的 **せいてつ**【聖哲】图徳があって、あらゆることに通じている人。▽聖人と哲人のこと。 **せいてつ**【製鉄】图鉄鉱石から鉄をつくること。「―所」 **せいてん**【盛典】图盛大な儀式[も]や祝典。 **せいてん**【晴天】图天気がよいこと。はれた空。類好天↔雨天・曇天[び] **せいてん**【聖典】图聖人の書いた書物。また、教義のもととなる神聖な書物。バイブルやコーランなど。 **せいでん**【正殿】图宮殿の中心となる建物。表御殿。 **せいでん**【正殿】图②神社の本殿。 **せいでんき**【静電気】图時間的な変化や流れがなく、ほぼ静止している電気。摩擦などによって起こる。 **せいてん**(青天)の霹靂[かき] 思いもかけない突発的な出来事。▽青空にとつぜん鳴りひびくかみなりという意味。「青天」を「晴天」と書くのは誤り。 **せいてんはくじつ**【青天白日】四[漢]青い空とかがやく太陽。よく晴れた天気。上天気。 **せいてんはくじつ**【青天白日】四[漢]②やましいところがないこと。また、無罪がはっきりすること。「―の身となる」▼「晴天白日」は誤り。 **せいと**【生徒】图学校で授業を受ける人。とくに、中学生や高校生についていう。類児童・学生 **せいと**【成都】图中国四川省の都市。三国時代の蜀[しょく]の都で、史跡も[き]が多く、交通の要地である。「三国志」の劉備玄徳[脇ぃ]や唐の玄宗[認]、杜甫[戯]のゆかりの地。 **せいと**【聖徒】图キリスト教の聖者、または信徒。 **せいど**【制度】图社会のしくみやきまり。「選挙―の改正案」「封建——」 **せいど**【精度】图機械や測定などの精密さの度合い。「―の高い顕微鏡」 **せいとう**【正当】[形動]道理にかない、法律にあっていること。「―な権利」↔不当 **せいとう**【正統】图正しい系統や血統。→異端 **せいとう**【正答】图正しい答え。園正解↔誤答 **せいとう**【政党】图政治上、同じ立場にある人が集まった団体。「保守―」 **せいとう**【盛唐】国[疆]中国、唐代の文学、とくに唐詩を四期に分けた、第二番目の一時期。七一三年から七六九年まで。唐詩の全盛期で、大詩人李白〈と杜甫[戯]があらわれ、近体詩(=絶句や律詩)の形式が完成された。自然や旅、戦争の悲劇、西域植民地に派遣された兵士の孤独などがうたわれた。代表的詩人はほかに王維・孟浩然[もねん]・岑参・高適など。▽他の三期は、初唐・中唐・晩唐。 **せいとう**【製糖】图「スッ[サトウキビ]などから砂糖をつくること。 **せいとう**【青×鞜】图婦人解放を主張する女性知識人や女流文学者。▽ blue stocking の訳語。一八世紀中ごろ、イギリスの文学サロンで、女性学者の一人が青い[くつ]したをはいていたことから。▷「青鞜社」も見よ。 **せいどう**【生動】图「スと生き生きとして躍動的なこと。書や絵などにいう。「↓気韻[点]―」 **せいどう**【正道】图正しい道理や方法。「―を歩む」↔邪道 **せいどう**【制動】图[凶]運動しているものを急に止めたり、速度を落としたりすること。ブレーキ。「―」 **せいどう**【青銅】图銅と錫[すず]との合金。からかね。ブロンズ。 **せいどう**【政道】图政治のやりかた。「―に反する」 **せいどう**【聖堂】图⊕孔子をまつった建物。「湯島[ま]―」 **せいどう**【聖堂】图②キリスト教の礼拝堂。 **せいどうきじだい**【青銅器時代】图世界の文明の歴史の中の一時代。石器時代と鉄器時代のあいだの、青銅器をつくり利用しはじめた時代。▽日本では弥生[やよい]時代に、青銅器と鉄器がほぼ同時に輸入されたので特別な青銅器時代はない。 **せいとうしゃ**【青鞜社】明治末から大正初期に、イギリスの「青鞜」にならって女性解放を唱えた女流文学結社。平塚雷鳥[らい]・野上弥生子[が望]・岡本かの子らが参加し、機関誌「青鞜」を発行した。▽創刊号の冒頭の一節、「元始[以]女性は太陽であった(雷鳥)」。 **せいとうせいじ**【政党政治】图政党間の競争によって、議席数のもっとも多い政党が内閣をつくる議会政治。 **せいとうないかく**【政党内閣】图議会で多数をしめる政党が組織する内閣。日本では一九一八年の原敬[し]による立憲政友会内閣が最初。 **せいとうは**【正統派】图本来の教えや学説を忠実にうけついでいる流派。 **せいとうは**【正統派】图②もっとも正常なやりかたをする人や仲間。 **せいとうぼうえい**【正当防衛】图不当な暴力から自分または他人の身を守るために、やむなく相手を傷つける行為に。罪にはならない。「―を主張する」 **せいとく**【生得】图うまれつき。生まれつきもっているもの。「しょうとく」とも。「―の才能」 **せいどく**【精読】图[函]細かいところまで注意して、ていねいに読むこと。熟読。 **せいとくかんねん**【生得観念】图人間が生まれながらにもっているとされる観念。▽古代ギリシャでプラトンがすでに認めていたが、一七世紀に、フランスのデカルトも思考を成立させる観念が生まれつき備わっていることを主張した。 <738> **せいとん** **せ** **せいとん**【整頓】图乱れているものをきちんと整え、あるべき場所にもどしてかたづけること。「散らかしたものを―する」圏整理 **せいどんかっぱく**【生吞活剝】四[漢]他人の文章などを、許可をえずそっくりそのまま使うこと。▽なまで丸のみにし、生きたまま皮をはぐこと。 **せいなる**【聖なる】[連体]神聖な。「ーガンジス川」 **せいなん**【西南】图西と南の中間にあたる方角。にしみなみ。南西。東↔東北 **せいなんせんそう**【西南戦争】图一八七七年、明治政府に不満をもつ鹿児島[の]士族が、西郷隆盛を中心に起こした反乱。熊本城を包囲したが政府軍に敗れ、隆盛は自殺した。西南の役[ぇき]。 **せいにく**【精肉】图精選された上等の肉。「―店」 **ぜいにく**【×贅肉】图からだに必要以上についた肉。「腹にーがつく」 **せいねん**【生年】图◎生まれた年。誕生した年。☆没年[媽] **せいねん**【生年】图②生まれてからの年。年齢[へ]。「しょうねん」とも。「―一八歳[さい]」 **せいねん**【成年】图心身ともに一人前と社会的に認められる年齢。法律では満二○歳[さい]以上。成人。「―に達する」↔未成年 **せいねん**【青年】图一〇代後半から二〇代ぐらいの若者。青春期。「―団」▽「青」は春の色とされ、人生の春にあたる時期という意味。 **せいねん**【盛年】图働きざかりの元気な年ごろ。「―重ねて来たらず」類壮年 **せいねんがっぴ**【生年月日】图生まれた年と月日。「―を書類に記入する」 **せいのう**【性能】图機械などの性質や能力。 **せいは**【制覇】图武力によって権力をにぎること。「世界―の野望を絶つ」 **せいは**【制覇】图②スポーツ競技などで優勝すること。「全国―の偉業」 **せいばい**【成敗】图罰[ょっ]すること。昔は、とくに罪人を打ち首にすることをいった。「けんか両―」処罰 **せいばい**【成敗】图②裁判でさばくこと。▼「せいはい」と読めば別の語で、成功と失敗という意味。 **せいはく**【精白】图[ス]と穀物[災]をついて、うす皮をとり、白くすること。「―米」精米 **せいばく**【精麦】图ムギを精白すること。また、精白したムギ。「一所」 **せいはつ**【整髪】图[函]髪[かみ]の毛を切りそろえて、きちんと整えること。圏調髪・理髪 **せいばつ**【征伐】图[下忍]悪者や反逆者を武力によってせめほろぼすこと。 **せいはん**【正犯】图法律で、直接犯罪行為をおこなった者。主犯。従犯 **せいはん**【製版】图[下]と写真版などの印刷用の版面をつくること。「写真―」 **せいはんたい**【正反対】[形動]まったく逆であること。「まるで―の意見」 **せいひ**【正否】图正しいことと、正しくないこと。「ことの―を判断する」 **せいひ**【成否】图成功と失敗。また、成功するかしないか。「―はお天気しだいだ」 **せいび**【整備】图[―と]不都合[どう]なくいつでも使えるように準備を整えること。「車を―しておく」 **せいひつ**【静×謐】[形動]静かで安らかなようす。おだやかで動きのないようす。「―な神社の境内[邸]」文章語。 **せいひょう**【青票】图国会の投票で、反対を意味する青色の札[ょだ]。「あおひょう」とも。白票 **せいびょう**【性病】图性行為[ぶ」]によって伝染する病気。梅毒[感]や淋病[り]などのほか、最近ふえているものにエイズがある。 **せいひれい**【正比例】图[函]「比例」に同じ。 **せいひん**【清貧】图かねや利益を求めず、正しいおこないをして貧乏[感]に暮らしていること。「―にあまんじる」1」 **せいひん**【製品】图加工してできあがった品物。「―を年内に納める」「乳―」 **せいふ**【政府】图国の政治をおこなう機関。とくに、内閣や中央官庁のこと。 **せいぶ**【西部】图西のほうの地域。とくに、アメリカでミシシッピー川から西の地方。⇔東部 **せいふう**【清風】图さわやかですがすがしい風。「―を送る」「―をふきこむ」「―明月」 **せいふかいはつえんじょ**【政府開発援助】图↓「オーディーエー」 **せいふく**【制服】图学校や会社などで着るように定められている服。ユニホーム。私服 **せいふく**【征服】图[下凼]●武力で相手をたおし、服従させること。「ヨーロッパーの夢」 **せいふく**【征服】图②困難にうちかって目的を果たすこと。「エベレストを―する」 **せいぶげき**【西部劇】图 アメリカ合衆国の西部を開拓[ご]したころを題材とした劇や映画。ウエスタン。 **せいぶせんせんいじょうなし**【西部戦線異常なし】一九二九年。ドイツ、レマルクの反戦小説。第一次世界大戦を背景に、戦場での若い兵士たちの生と死をえがいたもの。「Im Westen nichts Neues **せいぶつ**【生物】图生命をもって活動し、繁殖、するもの。動物と植物をまとめた言い方。無生物 **せいぶつ**【静物】图絵画の題材で、じっと動かないでいるもの。花・くだもの・器物など。「―画」 **せいぶつかがくてきさんそようきゅうりょう**【生物化学的酸素要求量】图↓「ビーオーディー **せいぶつがく**【生物学】图生物の形態・分類・生態などを研究する学問。 **せいふん**【製粉】图穀物を機械などでひいて粉にすること。「一工場」 **せいぶん**【成分】图ある物質を構成しているもの。「―を分析[裁]する」 <739> **・せいやく** **せいぶん**【誓文】图↓「せいもん」 **せいぶんか**【成文化】图 慣習としておこなわれてきたことを、文章や条文にすること。 **せいぶんほう**【成文法】图法律の一つ。文章の形式を備えたもの。制定法。人定法。不文法・慣習法 **せいべえとひょうたん**【清兵衛と瓢箪】[作品名]一九一三年。志賀直哉の短編小説。子供のくせにヒョウタンの好きな清兵衛と、ヒョウタンをめぐる学校の先生や父親・骨董屋などのそれぞれの思わくのちがいを、ユーモラスにえがく。 **せいへき**【性癖】图生まれつきもっている、片寄った性質。悪いくせ。習癖 **せいべつ**【生別】图[函]たがいに生きてはいるが会えなくなること。生きわかれ。死別 **せいべつ**【性別】图男女の区別や、おす・めすの区別。「―を問わない」 **せいへん**【政変】图政治上の急激な変動。革命による政治体制の崩壊のやクーデターによる政権移動。 **せいへん**【政変】图②内閣が急に変わること。 **せいぼ**【生母】图その人を産んだ母。生みの母。実母。継母・義母・養母 **せいぼ**【聖母】图キリストの母。マリア。 **せいぼ**【歳暮】图年のくれ。年末。「―セール」 **せいぼ**【歳暮】图②「おせいぼ」 **せいほう**【西方】图西の方角。 **せいほう**【西方】图②「さいほう」東方 **せいほう**【製法】图もののつくりかた。製造法。 **せいぼう**【声望】图よい評判。名声と人望。「―が高い」類人望 **せいぼう**【制帽】图学校や役所などで、かぶるようにきめられた帽子[う]。 **ぜいほう**【税法】图税金に関する法律。「―改正」 **せいほうけい**【正方形】图四辺の長さが等しく、四つの角がすべて直角の四角形。類真四角 **せいほく**【西北】图西と北の中間にあたる方角。にしきた。北西。東南 **せいぼつねん**【生没年】图生まれた年と死んだ年。生年[愁]と役年[怨]。 **せいほん**【製本】图[凹]印刷物などをとじあわせ、表紙などをつけて本にすること。 **せいまい**【精米】图[函]玄米[誌]をついてうす皮をとり、白くすること。また、その米。精白米。玄米 **せいみつ**【精密】[形動]細かいところまでゆきとどいていること。また、誤差やくるいの少ないこと。「―検査」 **せいみつきかい**【精密機械】图誤差がきわめて少なく、精密につくられた機械。光学器械など。 **せいみょう**【精妙】[形動]細かいところまで、たくみにできていること。「―なわざ」 **せいむ**【政務】图政治に関する事務。 **せいむじかん**【政務次官】图大臣を助けて政務にたずさわり、国会と政府の交渉に”にあたる次官。事務次官 **ぜいむしょ**【税務署】图国税の事務をとりあつかう役所。大蔵省の下級官庁。 **せいめい**【生命】图①いのち。「―保険」 **せいめい**【生命】图②もっともたいせつなもの。「新聞は真実を伝えるのが―だ」「政治―をかける」 **せいめい**【声名】图よい評判。ほまれ。「―を博す」類名声 **せいめい**【盛名】图りっぱな評判。盛だ[ぁ]んな名声。「―をはせる」 **せいめい**【姓名】图名字[ょっと]名前。氏名。 **せいめい**【清明】[形動]①〈形動〉きよく、あきらかなこと。「―な月の光」 **せいめい**【清明】[形動]①〈名〉二十四節気の一つ。四月五日ごろ。春分から十五日目。 **せいめいおう**【聖明王】[人]鱼?——五五四年。百済[くだら]の第二六代の王。欽明[感]天皇のとき、釈迦[ゃ]の仏像や経典;をはじめてわが国に伝えたという。 **せいめいせん**【生命線】图①生きるためにはどうしても守らなければならない、重要な境界線。 **せいめいせん**【生命線】图②手相占いで、寿命[ぃり]の長さを示すという手のひらのすじ。 **せいめいはんだん**【姓名判断】图姓名の字画などで、その人の運勢を判断すること。 **せいめいほけん**【生命保険】图保険の一つ。加入した人が死んだり、一定の年齢になったときにしはらわれる約束でかける保険。 **せいもく**【井目・聖目・星目】图碁盤の目の上にある九つの黒い点。また、囲碁[訟]で、実力のおとる者がそこに黒い石を一つずつ前もって置き、ハンデをもらって対戦すること。 **せいもん**【正門】图正面の門。おもて門。→裏門 **せいもん**【声紋】图周波数を分析[談]する機械で、人の声を図にあらわしたもの。指紋[ん]と同じように人によってちがうので、犯罪の捜査などに使われる。 **せいめい**【声明】图「政治や外交などに関する意見を、公式に発表すること。「―文」 **せいもん**【誓文】图ちかいを立ててしるした文書。「せいぶん」とも。「―を立てる」圏誓詞 **せいや**【聖夜】图クリスマスの前夜。クリスマスイブ。 **せいやく**【成約】图[―ス]と契約が成立すること。 **せいやく**【制約】園「条件をつけて、自由な活動をさせないこと。また、自由にさせないための条件。「時間的な―を受ける」類制限 **せいやく**【誓約】图ちかいを立てて、かたく約束すること。ちかい。「―書」 <740> **せいやく** **せ** **せいやく**【製薬】图薬をつくること。つくった薬。 **せいゆ**【精油】图植物からとれる芳香油。はっか油・丁子油など。 **せいゆ**【精油】图②石油から不純物をとりのぞくこと。また、とりのぞいてできた上質の石油。 **せいゆ**【製油】图①原油からガソリンや灯油などの石油製品をつくること。 **せいゆ**【製油】图②動植物から食用油や香油をつくること。 **せいゆ**【声×喩】国[語]人間の言語に使う音によって、自然界の物音や声、またものの状態を感覚的に表現する方法。「風がピュウピュウふく」の「ピュウピュウ」、「雲がぽっかりうかぶ」の「ぽっかり」など。 **せいゆう**【声優】图ラジオの放送劇や外国映画のふきかえなどに、声だけで出演する俳優。 **せいゆう**【清遊】图「風流な遊びをすること。また、他人の旅行などを敬っていうことば。「箱根[とく]ごーの由[も]」 **せいよう**【西洋】图ヨーロッパ。ふつう、アメリカもふくめていう。「―料理」「一人」東洋 **せいよう**【静養】图[ス]と心身をやすめて、病気中や病後の体力の回復をはかること。「山の温泉でーする」「―に努める」類保養 **せいよく**【性欲・性慾】图男女間で異性を求める肉体的な欲望。肉欲。 **せいらい**【生来】[图画]生まれつき。生まれながら。「―の働き者」「―歌がうまい」 **せいらい**【生来】[图画]②生まれたとき以来。「―母親の愛を知らない」 **せいり**【生理】图①生物のからだのはたらき。「―現象」 **せいり**【生理】图②月経。メンス。「―休暇[きゅら]」 **せいり**【整理】图「[函]⊕きちんと、かたづけること。きちんと、すじみちだてること。「―整頓[誌]」「気持ちの―がつかない」 **せいり**【整理】图②いらないものや、すじみちからはみだしたものをとりのぞくこと。「人員―」 **ぜいり**【税吏】图税金に関する事務をあつかう役人。 **せいりがく**【生理学】图人体の生理機能などを研究する学問。生物学の一分野。 **ぜいりし**【税理士】图納税などに関する事務を専門的にとりあつかう資格をもつ人。 **せいりつ**【成立】图「ス[凸]ものごとができあがること。話や意見がまとまること。「交渉に[いり]が―する」 **ぜいりつ**【税率】图税金をかける割合。課税率。 **せいりてき**【生理的】[形動]意志や病気によって生じるのではなく、からだの正常なしぜんのはたらきの結果としてあらわれるようす。「―な欲求」「―嫌悪」 **せいりゃく**【政略】图政治上のかけひき。また一般に、利益をえるためのはかりごと。「―結婚[悶]」 **せいりゅう**【青竜】图天の四神の一つ。東をつかさどる。「せいりょう」とも。▽他の三神は、玄武・白虎[びゃっ]・朱雀[いく]。 **せいりゅう**【清流】图谷川[び]などのきれいに澄んだ流れ。「山奥の―」濁流 **せいりゅう**【整流】图[函]電流で、交流を直流に変えること。「一器」 **せいりゅうとう**【青竜刀】图柄[っぷ]に竜のかざりのある、昔の中国の刀。 **せいりょう**【声量】图音声の大きさと豊かさ。「―がある歌手」 **せいりょう**【清涼】[形動]冷たくてさわやかなよう[清澄ぶぅ]・清冽[깼]す。「―な山の空気」園 **せいらん**【清覧】图相手が見ることを敬った言い方。手紙文で使うことが多い。「ぜひともごーください」類高覧 **せいらん**【青嵐】图◎青々とした山の、冷たい空気。 **せいらん**【青嵐】图②新緑をふきわたる風。「あおあらし」とも。「―の一夕[診]、酒宴心をもよおす」 **せいらん**【晴×嵐】图⊕晴れた日にふく強い山風。 **せいらん**【晴×嵐】图②晴れた日にかかる、かすみのようなもの。 **せいりょうざい**【清涼剤】图気分をさわやかにする薬。また、気分をよくするもの。「一服[秒]のー」 **せいりょうでん**【清涼殿】图平安京の内裏[ぃ]で、紫宸殿の北西にある建物。天皇の日常の居所で、四方拝・叙位・除目[し]などの公事にもおこなわれた。♪図「だいり」 **せいりょく**【勢力】图他を従わせ、おさえつける勢いと力。「―範囲」「―伯仲[よう]」 **せいりょく**【精力】图心身の元気のもとになる力。「―がつく」圏精気・活力 **せいりょくきんこう**【勢力均衡】图相互の勢力がつりあった状態にあること。とくに、国家間で一方が強力化することをおさえ、たがいに牽制[点]しあうことで、国際平和を維持すること。バランス・オブーパワー。 **せいりょくぜつりん**【精力絶倫】[形動]活動のもとになる力、あるいは性的な能力が並はずれて強いこと。 **せいるい**(声涙)俱[とも]に下[くだ]る 強く感動して、なみだながらに語る。 **せいれい**【政令】图内閣で決定して出す命令。「—指定都市」 **せいれい**【聖霊】图キリスト教で、人の心に宿り、精神活動を助けるとされるもの。神とキリストとともに三位一体[い]をなす。「父と子と―」「一降臨祭」 **せいれい**【精霊】图自然界のすべてのものに宿ると考えられるたましい。「木の―」 **せいれい**【精霊】图②死んだ人のたましい。「しょうりょう」とも。 **せいれい**【精励】图[函]つとめはげむこと。「―努力せよ」「―恪勤[紗](=きわめて熱心にはげむこと)」 **せいれき**【西暦】图キリストが生まれた年を紀元元年[べ]とする西洋のこよみ。圏西紀▽生後四年目が西暦元年に当たるとする説が有力。 **せいれつ**【整列】图「人が列をつくり、そろって並ぶこと。「校庭に―する」 **せいれつ**【清×洌】[形動]水がきれいに澄んでいて冷たいようす。「―な谷川の流れ」類清涼文章り[とお]すこと。「―ポイントをあげる」 | save <741> **・せかっこう** **せ** **せいれん**【精練】图「ごじゅうぶんに練習し、きたえること。「―されたチーム」 **せいれん**【精練】图②天然繊維のまじりものをとりのぞいて、漂白[なら]や染色できるようにすること。「生糸[と]を―する」 **せいれん**【精錬】图金属の不純物をとりのぞき、質をよくすること。「粗銅を―する」 **せいれん**【製錬】图鉱石から金属をとりだして精製し、地金にするまでの工程。類冶金[やん] **せいれんけっぱく**【清廉潔白】四[圏]心がきれいで不正のないこと。ことに金銭について後ろ暗いことのないこと。「―の士」「ちかって―です」 **せいろう**【晴朗】[形動]いちめんに晴れわたって雲のないようす。「天気―なれども波高し」 **せいろう**【《蒸籠】图食品を入れて蒸す道具。かまなどの上に置き、湯気を通す。「せいろ」とも。 **せいろん**【正論】图正しい意見や主張。「―をはく」 **せいろん**【政論】图政治に関する意見や議論。 **セイロン** インド半島の南にある島。また、「スリランカ」の旧称。| Ceylon **せいわてんのう**【清和天皇】[名]道八五〇一八八○年。在位、八五八一八七六年。九歳[さい]で即位[く]し、母方の祖父藤原良房[いもの]の摂政[り]をあおいだ。人臣[点]の摂政の初例となる。水尾の帝。 **ゼウス** ギリシャ神話の最高神。オリンポスの神殿にすみ、神々と人間の両方を支配する。ローマ神話のユピテル(ジュピター)にあたる。| Zeus **セーター**图 毛糸の上着[ちゃ]。前開きがなく、頭からかぶって着る。スエーター。プルオーバー。| sweater **セーフ**图野球で、走者や打者が塁上[り]にいる資格をもつこと。また、塁をえること。「すべりこみー」 **セーフ**图②テニスなどで、打った球が相手のコートにはいること。イン。アウト | safe **セーブ**图力を出しきらずに、たくわえること。温存。抑制。「感情を―する」 **セーフティー**图安全。「ーゾーン」「ーリード」一 safety **セーラー**图①「セーラー服」の略。 **セーラー**图②船員。船乗り。また、水兵。一sailor **セーラーふく**【セーラー服】图前がV字にあき、後ろのえりが四角い、水兵の服。また、それをまねてつくった服。女生徒の制服や子供服に多い。 **セール**图売り出し。特売。「バーゲンー」「サマー一」 | sale **セールスエンジニア**图工学的技術や専門的な知識などを生かして、外交販売にあたる人。| sales engineer **セールスポイント**图商品を売るときにとくに強調する利点や特色。売りこみたい特色。セーリングポイント。▽ sales と point から。和[と] **セールスマン**图会社や家庭などを訪問して、商品の説明をしながら売りあるく人。外交販売員。一salesman **ぜえろく**【×贅六】图江戸っ子が上方(関西)の人をあざけっていうことば。才六[弦]。ぜいろく。▽「上方ぜえろく」の形で使う。 **せおいなげ**【背負い投げ】图柔道のわざの一つ。相手のからだを背負うようにして前方に投げだすわざ。「しょいなげ」とも。 **せおう**【背負う】国背に[にな]う。「荷物を―」 **せおう**【背負う】国②やっかいなものごとをひきうけて責任をもつ。「会社を背負って働いた」▼「しょう」とも。 **セオドア・ルーズベルト**[人]一八五八―一九一九年。アメリカ合衆国第二六代大統領。共和党出身。独占企業対策や労働対策などを進める一方、カリブ海に勢力をのばした。日露戦争などを調停にし、ノーベル平和賞受賞。ローズベルト。| Theodore Roosevelt **せおよぎ**【背泳ぎ】图泳法の一つ。あおむけになって泳ぐ泳ぎかた。背泳。バックストローク。 **セオリー** こんなときはこうすべきであるというような、きまった手順や方法。四 法。理論。学説。定石。「―どおりの野球」「theory **せかい**【世界】图地球上で人間が占しめるすべての空間。「―平和」「―地図」 **せかい**【世界】图②よのなか。社会。「住む―がちがう」 **せかい**【世界】图③同じ仲間の集まり。「子供の―」 **せかい**【世界】图④ある限られた範囲[ん]。「文学の―」「月―」 **せかいかん**【世界観】图世界や人間の価値についての本質的な考えかた。「―の相違」 **せかいきょうこう**【世界恐慌】图一九二九年、アメリカのニューヨーク証券取引所の株式の大暴落に始まった世界的な経済の混乱状態。 **せかいじんけんせんげん**【世界人権宣言】图一九四八年、国連総会で採択[怒]された人権尊重の宣言。すべての人間の基本的人権の保障が目的。 **せかいたいせん**【世界大戦】图世界的な規模でおこなわれた戦争。歴史上、第一次世界大戦は、ヨーロッパを中心に一九一四年に、第二次世界大戦はほぼ全世界を巻きこんで、三九年に起こった。 **せかいてき**【世界的】[形動]世界じゅうに広く知られているようす。また、全世界に関係があるようす。「―ピアニスト」「――な関心事」国際的 **せかいないそんざい**【世界内存在】图常に世界に結びつき、他の存在と関係しあうような人間の根本的なありかた。▽ドイツの哲学者ハイデガーの用語。 **せかいほけんきかん**【世界保健機関】图↓「ダブリューエイチ オー」 **せがき**【施餓鬼】图仏教で、餓鬼道に落ちて飢え苦しむ者やとむらう人のない死者の霊』』を供養[り]すること。おせがき。 **せかす**【《急かす】国早く早くと急がせる。せかせる。「そんなに―なよ」 **せかせか**圓」いそがしそうにして、落ち着きがないようす。「―と歩く」「―した話しかた」 **せかっこう**【背格好】图背の高さやからだつき。「せいかっこう」とも。「父に似た―の人」 <742> **せがむ** **せ** **せがむ**国うるさく、むりにたのむ。「親に車を買えと―」 **せがれ**【×倅・×枠・×悴】图①自分の息子[噂]をへりくだっていうことば。「うちの―」 **せがれ**【×倅・×枠・×悴】图②他人の息子を親しみをこめて、また少しからかっていうことば。「きみの―も大きくなったろうね」▽年少の男性を、生意気だという気持ちでいやしめても言う。「この小―め」 **セカンド**[图造語]①〈名・造語〉第二番目。第二の。「ーハウス」 **セカンド**[图造語]①〈名〉野球で、二塁[びぃ]。また、二塁手。一second **セカンドバッグ**图小物用の小さなバッグ。▽本来は、大きなバッグの中に入れておくものをいった。second bag **せき**[タ]【タ】タ[日が暮れるころ。ゆうがた。朝]セキ 一朝一夕,[旦夕]数[の命]ゆう 夕刊[燃]夕焼け[せき][石] **せき**[石][石・0画 全5画]石[石石石石]日〔セキ・シャク]◎岩のかけら。いし。また、鉱物。②囲碁[訟]で使ういし。ごいし。③役に立たないもの。目〔コク]尺貫[鷲っ]法で、容積の単位。米穀などの量をあらわす。一〇斗[と]。約一八○リットル。また、武士の禄高[数]をあらわす。②船の積量をあらわす。セキ・シャク①石器[石炭]窟[石油]宝石/磁石[にゃく]磐石[驍]、②定石[鼗],布石[ぎき]③瓦石[玉石混交]ぎょくせきコク □石高[数]加賀百万石[づくまんどく]②千石船[せんごく]ぶね石垣[凳]石段[찼]墓石[(き)]石首魚[訖]石見[石女]らまず[石榴]ざくろ[ち]流石[だ]が[石南(楠)花]しゃくなげ[石蕗]っわぶき[石竜子]とかげ **せき**[赤][赤・0画 全7画]赤[赤赤赤赤]あかい色。あからめる。②むきだしの。ありのままの。③まごころ。まこと。④俗[ぞく]に、共産主義。セキ・シャク 赤血球[鹳”],赤飯[躄]赤面[餞]/赤光[こう]异,赤銅[띾]〈②赤貧[筵]赤裸々[鹱]③赤心赤誠[④]赤化[赤軍]あか・あかい 赤字[が]赤鉛筆[稔びつ]/赤[ぁぁ]い羽根あからむ・あからめる 柿[かき]が赤[ぁぁ]らむ/顔を赤[ぁぁ]らめる赤熊[*真っ赤か] **せき**[昔][日・4画]昔[昔昔昔昔]むかし。以前。今セキ・シャク 昔時[昔日]璞 昔年[蠖]/今昔~~むかし 昔むかし[なじみ]昔風[ゞし]大昔し **せき**[席][巾・7画 全10画]席[席席席席]◎すわる場所。「―につく」製座もと、むしろ・ござの意味。「席巻[燃]」②地位。順位。「教授の―があく」③会場。あつまり。「歓迎〜の―」「―を改める」劇場[が]落語や漫才[誌]などの演芸を見せる場所。セキ 席順[ん]席料[践”]客席、座席[ぎ]着席鹞[く]特等席[と]②次席[首席]席上[せき]宴席[数]出席[巋],列席[席亭]席[むしろ]*寄席[よせ] **せき**[責][貝・4画 全11画]賣[賣貴責]◎せめる。とがめる。②しなければならない務め。セキ 自責[叱責]影[問責]②責任[牋]責務引責[数]重責,[職責]鞋、せめる 過[ぁゃ]まちを責める[責めを負う]呵責[ぃゃく] **せき**[積][禾・11画 全16画]積[積積積積]●つみかさねる。つもる。②ひろさ。おおきさ。③かけ算の答え。「――を求める」↔商セキ積載[諜]積雪[驩]積善[鵞]積年[牒]集積[勘],蓄積[髭]②体積[懿]面積[皝]容積[鞯]③相乗[責]そうじようつむ・つもる 経験を積っむ[下積み]積立金[とて]/予算を見積もる[心積]だぁもり **せき**[績][糸・11画 全17画]績[績績績績]●糸をつむぐ。②なしとげた結果。セキ 紡績[②]業績,[功績]影 成績[誌]績[っむ]せい **せき**[斥][斤・1画 全5画]斥[斥斥斥斥]◎しりぞける。②ようすをさぐる。▼「斤[ん](=重さの単位)」は別字。セキ排斥[②]斥候[5] <743> **・せきじゅう** **せき**[斥][斤・1画 全5画]斥[斥斥斥斥]斥[しりぞ]ける **せき**[析][木・4画 全8画]析[析析析析]細かく分ける。▽「折[せっ](=おる)」「柝[たく](=ひょうしぎ)」は別字。セキ析出[解析]分析[数] **せき**[隻][佳・2画 全10画]隻[隻隻隻隻]◎二つで組みになったものの片一方。双@ひとつ。ほんのわずか。③船を数えることば。圏艘[そう]セキ 隻眼[糕]隻脚~[隻手]②隻影[綫]隻句[せっ]片言隻語[んげん] **せき**[惜][-・8画 全11画]惜[惜惜惜惜]失われたことを残念がる。おしい。セキ 惜敗[惜別]馑 哀惜[愛惜]歚[痛惜]彭おしい・おしむ 口惜しい/別れを惜しむ可惜[ぁたら]不惜身命[んどう] **せき**[跡][足・6画 全13画]跡[跡跡跡跡]①あしあと。②ものごとのおこなわれたあとかた。関晴[せき]セキ 航跡[人跡]數[足跡](熱)追跡[鄣]②遺跡[を]旧跡[誌],行跡,[筆跡]齶あと 跡継ぎ[跡目]城跡[しろ] **せき**[籍][竹・14画 全20画]籍[籍籍籍籍]◎書物。②家族関係などをしるした公式書類。「―を入れる(=夫婦[話]になる)」「―をぬく」③ある団体の一員として登録されている資格。「野球部に―を置く」「藉[せき]しゃ(=かりる)」は別字。セキ①漢籍[書籍]②戸籍[入籍],本籍[③]学籍除籍[国籍]も[在籍]書籍館[じゃく] **せき**[汐][-・3画 全6画]汐[汐汐汐汐]ゆうしお。 潮[しお]セキ 潮汐[暮ら]汐[しお」]ゆらしお[ちよう] **せき**[碩][石・9画 全14画]碩[碩碩碩碩]りっぱですぐれている。▽「磧[き](=川原)」は別字。セキ碩学[だ] **せき**【席/籍】图漢字項目を見よ。 **せき**【隻】[造語]漢字項目を見よ。 **せき**【関】图さえぎるもの。へだて。とくに、関所。「白河の―」 **せき**【×咳】图のどや気管が刺激されて出る激しい息。 **せき**【×堰】图水の流れを止めたり、水量の調節のため、川の途中[ゅう]などにつくったしきり。類堤防 **せきあく**【積悪】图悪事を積みかさねること。また、積みかさねた悪事。「―の報い」↔積善 **せきらん**【積雲】图雲の種類の一つ。夏の午後にできる、綿のようにまるく盛りあがった雲。わたぐも。 **せきえい**【石英】图花崗岩などの成分の一つ。二酸化珪素[ぃ]。純粋だ[んな]結晶[とり]を水晶と呼ぶ。ガラスや陶器[もち]の原料。 **せきがいせん**【赤外線】图太陽光線をプリズムで分けたとき、赤色の外側にある目に見えない熱線。医療が[よう]や赤外線写真に利用する。「―療法」 **せきがく**【×碩学】图広く深い学問。また、大学者。「―大儒(=りっぱな大学者)」 **せきかっしょく**【赤褐色】图↓「せっかっしょく」 **せきがはらのたたかい**【関ヶ原の戦い】图一六○○年、今の岐阜県にある関ヶ原でおこなわれた戦い。諸大名が、石田三成[紇』]側の西軍と徳川家康[効]側の東軍とに分かれて争った。家康が勝ち、全国の支配権をにぎって江戸[以]幕府を開いた。▽「天下分け目の戦い」というところから、ここ一番という重大な勝敗を決する戦いや運命の分かれ目などをたとえていうこともある。 **せきこ**【潟湖】图砂州や沿岸州によって外洋から切りはなされた湖。日本では北海道のサロマ湖、秋田県の八郎潟[ぅ]などがその例。ラグーン。潟[かた]。 **せきこむ**【×咳き込む】国なかなか止まらずに、続けて激しくせきをする。「ぜんそくの発作[っ]で―」圏せき入[ぃ]る **せきこむ**【急き込む】国ひどく急いで、気持ちが先走る。「せき込んで話す」 **せきさい**【積載】图[函]船や車などに荷物を積んでのせること。「―量四トン」 **せきざい**【石材】图建築・土木・墓などの材料として使う石。 **せきさん**【積算】图[函]数を次々加えて計算すること。類累計 **せきさん**【積算】图②経費を見積もって計算すること。 **せきじ**【席次】图①地位や成績の順番。「―が上がる」▽昔は成績の順に教室の座席がきまっていたので、「席次」が成績の意味になった。 **せきじ**【席次】图②座[ぁ]る席の順番。「宴会の―をきめる」類席順 **せきしつ**【石室】图石でつくった部屋[へ]。いわむろ。いしむろ。「古墳[ん]の―」 **せきじつ**【昔日】图むかし。いにしえ。遠い以前。「もはやーのおもかげはない」「圏昔時・往時 **せきしゅう**【石州】图↓「いわみ」 **せきじゅうじ**【赤十字】图日「赤十字社」の略。博愛の精神にもとづいて、人道的な活動をする国際的な組織。戦争時は中立の立場でけが人を助け、平和時は災害救助や病気治療[より]をおこなう。 **せきじゅうじ**【赤十字】图②白地に赤い「十」の字形を書いた記章。 <744> **せきしゅつ** **せ** **せきしゅつ**【析出】图[四]化合物を分析し、ある物質をとりだすこと。また、溶液[結]中にとけていた固体が、分かれて出てくること。「成分を―する」 **せきしゅん**【惜春】图過ぎゆく春をおしむこと。また、青春を惜しむこと。「―の情」 **せきじゅん**【席順】图座る席の順番。圏席次 **せきじゅん**【石×筍】图鍾乳洞[갗ぅにゅう]のゆかに石灰分をふくんだしずくが落ちて、たけのこのような形に固まったもの。 **せきしょ**【関所】图昔、国境やおもな道路のだいじなところにつくり、人々の通行をとりしまった役所。「箱根の―」 **せきじょう**【席上】图会が開かれている場。「委員会のーで発表する」 **せきしょやぶり**【関所破り】图通行手形[がた]を持たず、関所をむりやり、またはごまかして通りぬけること。また、それをする人。 **せきしん**【赤心】图いつわりのない心。まごころ。本心。類丹心「赤」は、はだか、まことのこと。 **せきずい**【×脊髄】图背骨の中を通る神経。脳とからだの各部を連絡して刺激[も]や知覚を伝え、運動や反射機能をつかさどる。「―炎[ぇん]」 **せきせい**【赤誠】图うそいつわりのない心。まことの心。文章語。 **せきせいいんこ**【×脊黄青×鸚哥】图オウム科の小鳥。尾が長く、からだは黄色や緑色などで美しい。愛玩[愁]用。 **せきせつ**【積雪】图雪が降りつもること。また、降りつもった雪。「量」 **せきぜん**【積善】图よいおこないを長いあいだ続けること。また、積み重ねてきた善行。積悪 **せきぞう**【石像】图石をほってつくった、人や動物などの姿。 **せきだい**【席題】图短歌や俳句の会で、その場で出す題。類即題[兼題] **せきたかかず**【関孝和】[人]鱼一六四〇?―一七○八年。江戸中期の数学者。和算関流を創始。「せきと方程式や幾何学を研究した。著書に「発徴[っ]算法」など。 **せきたてる**【急き立てる】下□早くするようにと、盛[ょか]んに急がせる。「子供をせき立てて学校に行かせる」 **せきたん**【石炭】图大昔、地中にうずまった植物が、熱や圧力で黒くかたい炭となったもの。燃料などになる。▽炭化の程度によって、質のいい順に、無煙炭・れき青炭・褐炭・泥[ぃぃ]炭に分ける。 **せきたんガス**【石炭ガス】图石炭を高温で熱してつくるガス。燃料などに用いる。 **せきたんさん**【石炭酸】图コールタールからつくる、無色で特有のにおいがある結晶”。消毒・防腐,[用]。フェノール。 **せきちく**【石竹】图ナデシコ科の多年草。初夏、赤や白の花をつける。カラナデシコ。「―色(=ピンク)」 **せきちゅう**【×脊柱】图せぼね。 **せきちん**【赤沈】图「血沈[慾]」に同じ。▽「赤血球沈降速度」の略。 **せきつい**【×脊椎】图背骨をつくっているたくさんの骨。「―カリエス」 **せきついどうぶつ**【×脊椎動物】图脊椎をもつ動物。動物の中でもっとも高等とされ、肺[か]、えらで呼吸する。哺乳[にゅう]類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類など。↓無脊椎動物 **せきとう**【石塔】图①石づくりの塔。 **せきとう**【石塔】图②はかいし。 **せきどう**【赤道】图地球の中心を通り、自転軸[じく]に垂直な平面が地表と交わる円。春分・秋分には太陽が真上を通る。緯度の基準となる。「一直下」 **せきどうさい**【赤道祭】图船が赤道をこえるときにおこなう祭り。 **せきとく**【尺牘】图「手紙」の古い言い方。書[簡]。 **せきとして**【寂として】■しんと静まりかえっているようす。「―声なし」 **せきとめる**【×塞き止める】下ものの流れや勢いなどを、さえぎって止める。「川をせき止めてダムをつくる」 **せきとり**【関取】图すもうで、十両以上の力士を敬っていうことば。 **せきにん**【責任】图①当然しなければならない務め。「親の―」「―を果たす」團任務・責務 **せきにん**【責任】图②自分のしたことに対して負わなければならない責め。「―をとる」「―転嫁~」 **せきにんかん**【責任感】图自分がしなければならないことだと強く感じる気持ち。「―の強い生徒」 **せきにんしゃ**【責任者】图ある仕事をやりとげる責任を負った人。また、万一の場合責任を負う立場の人。「火元[ど]ー」 **せきにんてんか**【責任転嫁】图自分が当然負わなければならない責めを、他のもの、他の人に負わせること。「社会のせいにするのは―だ」 **せきねん**【積年】图積みかさなった長い年月。「―のうらみを晴らす」 **せきのやま**【関の山】图せいぜいそのへんまでで、それ以上はできないという限界。せいいっぱい。「一勝するのが―だ」 **せきはい**【惜敗】图「試合などで、わずかな差でおしくも負けること。「二対一の―」↔辛勝 **せきばく**【寂寞】[形動]ひっそりとして、相手がいなくて、ものさびしいこと。「じゃくまく」とも。「―たる生活」▽「寂漠」とは書かない。 **せきばらい**【×咳払い】图[乏]人の注意をひいたり、のどの調子をととのえたりするために、わざとせきをすること。「―して近づく」 **せきはん**【赤飯】图にたアズキを、もち米にまぜて蒸[も]しためし。祝いごとに使う。こわめし。おこわ。 **せきひ**【石碑】图①石に記念のことばをほって設置したもの。いしぶみ。 <745> **・せけんむね** **せきひ**【石碑】图②はかいし。類 墓碑 **せきひん**【赤貧】图ひどく貧しいこと。古い言い方。「―の生活」「類極貧▽「赤」は、むきだしで何もおおっていないこと。 **せきぶつ**【石仏】图石でつくったり、岩にほったりした仏像。「いしぼとけ」とも。 **せきぶん**【積分】圀「スル関数の変化をあつかう高等数学の一分野。微分 **せきべつ**【惜別】图別れをおしむこと。「―の情にたえない」 **せきぼく**【石墨】图炭素の同素体の一つ。黒くてつやがある。熱に強く、電気を通す。電気部品やえんぴつのしんなどの原料。黒鉛[愁]。グラファイト。 **せきむ**【責務】图責任をもってしなければならない務め。責任と義務。「国家の―」 **せきめん**【赤面】图[下凹]はずかしくて顔を赤らめること。「―の至り」類 汗顔[競] **せきもり**【関守】图昔、関所を守った役人。関所の番人。 **せきや**【関屋】图関所の番小屋。関守[鍵]が住む家。 **せきゆ**【石油】图古代の生物が、地中で液体の炭化水素になった油。くみだした原油から、ガソリン・灯油などの燃料や、化学工業の原料をとりだす。 **せきゆかがく**【石油化学】图石油や天然ガスで、合成繊維や合成樹脂に。などをつくる化学。 **せきゆゆしゅつこくきこう**【石油輸出国機構】图↓「オペック」 **セキュリティー**图安全保障。防犯。「―システム 」security **せきよう**【夕陽】图夕日。入り日。斜陽[染]。 **せきらら**【赤裸裸】[形動]ふつうかくされていることを、あからさまにむきだしにしてあるようす。「―な告白」「―に表現する」▽もと、丸はだかのこと。 **せきらんうん**【積乱雲】图雲の種類の一つ。夏、気温の上昇に[ょり]で急に上空に達した気流がつくる山のように盛りあがった雲。入道雲・夕立雲とも呼ぶ。 **せきり**【赤痢】图二類感染症の一つ。下痢と発熱が続き、血便が出る。 **せきりょう**【席料】图会を開くため座敷[き]や会場などを借りる、借り賃。「―をとろ **せきりょう**【寂寥】[形動]ひっそりと、求める相手もなくものさびしく、静かなこと。「秋の夜の―感」「―たる思い」類寂寞 **せきりょく**【斥力】图電気や磁気をおびた物体で、プラスどうしやマイナスどうしがたがいに反発しあう力。引力 **せきりん**【赤×燐】图赤茶色の粉のような憐。黄[憐]を熱してつくる。マッチや花火などの原料。 **せきれい**【×鶺鴒】图セキレイ科の小鳥。水辺にすみ、体長二〇[にたく]ほどで、羽の色が美しく、長い尾を上下にふる。いしたたき。セグロセキレイ・キセキレイなどの種類がある。 **せきわけ**【関×脇】图すもうで、三役[び]の一つ。大関[ち]の下、小結[びすび]の上の地位。▽大関のわき役という意味。 **せく**【×呟く】国せきをする。「風邪[き]を引いてしきりに―」類しわぶく **せく**【急く】国早くしようとして、気持ちがあせる。心がはやる。「気が―」 **せく**【急く】国②呼吸が激しくなる。「息が―」 **せく**【×塞く・×堰く】国流れをさえぎって止める。「土砂の流出を―」 **セクシー**[形動]性的魅力[よく]を発散するようす。「―ポーズ」「sexy **セクシャルハラスメント**图強い立場にある者がその地位を利用し、異性にことばや行為による性的ないやがらせをすること。セクシュアルハラスメント。セクハラ。一 sexual harassment **セクシュアル**[形動]性的な刺激を感じさせるようす。「―な魅力[かよく]」 | sexual **セクショナリズム**图自分が所属している派やグループだけの利益をはかり、全体の目的を考えずに行動すること。なわばり根性”。セクト主義。一 sec-tionalism **セクション**图[田]区分。区画。「ノンー」 **セクション**图②組織の中の部や課。「各―から委員をつのる」「 **セクト**图同じ主義や主張をもつ者がつくる排他[幣的]な集団。政治や思想などの派閥・分派。「―主義」 | sect **せくらべ**【背比べ】图↓「せいくらべ」 **セクレタリー**图秘書。書記。一 secretary **せけん**【世間】圏よのなか。人々のすむ社会。また、そこでの活動の範囲。「―をさわがせる」「―に顔向けできない」「わたる――に鬼[ゃ]にはない」 **せけんしらず**【世間知らず】[形動]経験が浅くて世の中の現実を知らないこと。また、そのような人。「―のおぼっちゃん」 **せけんずれ**【世間擦れ】图[函]実社会で苦労して、悪がしこくなること。「―した男」 **せけんてい**【世間体】图世間の人へのみえ。他人が見てどう思うかということ。「―が悪い」「圏体裁 **せけんなみ**【世間並み】[形動]世の中の人々と同じ程度。ひとなみ。ふつう。「―の暮らしをする」 **せけんばなし**【世間話】图世の出来事や[ら]わさなど、身近で気楽な話。「―がはずむ」類よもやま話 **せけんむねさんよう**【世間胸算用】圖一六九二年。井原西鶴[詔く]の浮世草子[は]。大みそか、その年がこせるかどうかにかける町人の悲喜劇をえがく二〇の短編からなる。五巻。 <746> **せこ** **せ** **せこ**【世故】图世の中のいろいろな事情や習わし。 **せこ**【勢子】图狩[ゅり]のとき、鳥やけものを駆[ゅり]たてる人。 **せこい**圏けちくさい。ずるい。俗[な]な言い方。「―やりかた」「―やつ」 **セコイア**スギ科の常緑高木。高さは一○○をこえ、樹齢約三○○○年になるものもある。建築材などに使う。巨人木。一sequoia **せこう**【施工/施行】图↓「しこう」 **セコハン**图中古品。おふる。▽secondhand から。 **セコンド**图秒。また、秒針。「―を刻む」 **セコンド**图人。| second **セコンド**图②ボクシングで、選手につきそって世話[焼]などをする人。 **せさい**【世才】图うまく世間[だ]をわたる才能。世間のことに通じている才。「―にたける」 **セザンヌ**[人名]一八三九——一九〇六年。フランスの画家。ゴッホらとともに後期印象派の代表者。豊かな色彩と構成的な画風で、近代絵画の父と呼ばれる。Paul Cézanne **セし**【セ氏】图温度計(=寒暖計)の目盛りの一つ。一気圧のもとで水のこおる温度を零[れたい]度、沸騰[らす]る温度を一○○度とし、あいだを一○○等分したもの。零度以下は「零下[幣]」「氷点下」「マイナス」などを上につけてあらわす。記号は℃[力]氏 発明者セルシウス氏の名から。「摂氏[っ]」とも書く。 **せじ**【世事】图世の中で一般におこなわれるいろいろなことがら。「―にうとい」関俗事[く] **せじ**【世辞】图♪「おせじ」 **せしめる**下□あれこれやって、うまいぐあいに手に入れる。「まんま[とかね]を―」「たんまりー」 **せしゅ**【施主】图[田]寺や僧[ぇぅ]に金品を寄付する人。 **せしゅ**【施主】图②葬式や法事をするときの主人役。喪主” **せしゅ**【施主】图家を建てるときの建て主[ぁし]。建設を注文した人。施工主。 **せしゅう**【世襲】图[忍]地位・職業・財産などを親から子へと代々うけついでいくこと。「―制度」「継承[ぶり]」を見よ。つかいわけ **せじょう**【世上】图よのなか。世間[だ]。「―のうわさ」 **せじょう**【世情】图世の中の事情・ありさま。また、世の中の人情。「―に通じる」「――にうとい」 **せじょう**【施錠】图「スン錠に鍵[がき]をかけること。 **せじん**【世人】图世の中の人々。世間[だ]の人。「―の考え」 **せじん**【世×塵】图世の中のわずらわしい雑事。俗事[咲く]。「―をさける」▽文章語。 **せすじ**【背筋】图背骨に沿った両側の筋肉。「―をのばす」 **せすじ**【背筋】图②衣服の背骨にあたる部分のぬい目。 **ゼスチャー**图↓「ジェスチャー」 **セスナ**图軽飛行機。▽商標名。| Cessna **ぜせい**【是正】 图」これまでの悪い点やまちがいを正しく直すこと。「不備な点は―する」類 改正 **せせこましい**[形]場所や考えが、せまくてゆとりがない。せせっこましい。「――裏通り」「―考えかた」 **せぞく**【世俗】图世の中の習わし。また、世の中のふつう一般の人々。「―を反映する」世情 **せぞくてき**【世俗的】[形動]ありふれていて俗っぽいようす。 **せたい**【世帯】图「所帯」に同じ。 **せだい**【世代】图同じ年ごろの人たち。同じような体験をした年齢[認]の人たち。ジェネレーション。「若いー」「戦後―」「団塊の―」 **せだい**【世代】图②親のあとをついで、それを子にゆずるまで。だいたい三十年ぐらいのあいだ。 **せだいこうたい**【世代交代】图年をとった人が引退し、次の世代の若い人がとって代わること。「―の時期」「政界の―」 **せだいこうたい**【世代交代】图②同一の生物が、有性生殖[はぐ]と無性生殖を交互に。にくりかえして代を重ねる方法。動物ではクラゲ類、植物ではシダ類などに見られる。世代交番。 **せたけ**【背丈】图背の高さ。身長。 **せたけ**【背丈】图②洋服で、後ろのえりぐりからウエストまでの長さ。 **セダン**图前後二列の座席で、四人から六人乗りの箱形の自動車。ごくふつうの乗用車。-sedan →図「じょうようしゃ」 **せち**【世知・世×智】图世わたりの知恵[結]。世才。また仏教で、世俗[く]の人がもつ知恵。 **せちえ**【節会】图昔、節日[銭](=季節の変わり目に祝いをおこなう日)その他公事(=朝廷[はら]でおこなわれる儀式[びき])の日に宮中でおこなわれた宴会。「白馬[話]の―」 **ぜぜひひ**【是是非非】回[漢]よいことはよい、悪いことは悪いと、公平な見かたをすること。「―主義」「―の立場をつらぬく」 **せせらぎ**图川の浅瀬[き]の流れ。また、浅瀬の水音。「小川のー」 **せせらわらう**「せせら笑う】国相手にしないで鼻さきで冷たく笑う。あざ笑う **せそう**【世相】图世間[ん]のようす。世の姿。「乱れた―を反映する」世情 **せつ**[切][刀・2画 全4画]切[切]日〔セッ]刃物のできる。きれる。②さしせまる。③ひたすら。しきりに。▷「切に」「切なる」も見よ。 <747> **ぜつ** **せ** **せつ**[切][刀・2画 全4画]切[切]④しっくり。ぴったり。目[サイ]すべて。セツ切開[體]切除[踏]切断[愆]切腹[愁]②実[骂]切迫[親切]핬[痛切]切望[適切]サイ一切合切[かつき]きる・きれる スタートを切きる 裏切[朽ち]る/期限が切れる 千切れる切手、切符[符],切支丹[纱],④ **せつ**[折][-・4画 全7画]折[折折折折]①おれる。まがる。②二つに分ける。③くじく。くじける。④死ぬ。▼「析[せき](=細かく分ける)」「柝[たく](=ひょうしぎ)」は別字。セツ 折檻[然]曲折[禁]、屈折[骨折]虼②折衷[鷲],折半[燃]③折衝[挫折]っ[夭折]梦おる・おり・おれる 話の腰を折る/時折[餞]/骨が折れる 名折れ[折、ぐ]折敷[き]折伏 **せっ**[接][-・8画 全11画]接[接接接接]①はなれているものを合わせてつなぐ。②ちかづく。ふれる。③人にあう。もてなす。④とりおさめる。一■「接する」を見よ。セッ接合[接続]溶接[棼]②接近[慧]間接*近接[蜮]直接[蟆]‘隣接[製]◎接客[接]待[応接]面接[接受]接収つぐ 木に竹を接[っ]ぐ[骨接ぎ]接[ぐ]接骨木[にわとと] **せっ**[設][言・4画 全11画]設[設設設設]建物や組織などをつくる。もうける。セツ 設計[設備],設立[建設]施設[もう]もうける 事務所を設ける設[もし]設楽[神れ]らの **せつ**[雪][雨・3画 全11画]雪[雪雪雪雪]①ゆき。②すすぐ。あらいながす。セッ 蛍雪[除雪]蝶[と]雪害[然]雪景[燃]雪原[悠]積雪[讐]②雪辱[らく]ゆき 雪明かり[雪合戦]せん[粉雪]封雪[すぐ]丸雪[ぁられ]雪花菜[から]細雪[だぁ]雪駄*雪隠[然]*雪崩[なだれ]*吹雪[ふぶき]雪洞[ぼんぼり] **せっ**[窃](竊)[穴・4画 全9画]窃[窃窃窃窃]こっそりとって、自分のものにする。セッ窃取[窃盗]剽窃,[窃む]窃[いたか] **せっ**[節](節)[竹・7画 全13画]節[節節節節]竹のふしのような、ふしめ。②時の区切り。おり。また、気候の変わり目。「その―はお世話になりました」③考えやおこないを変えないこと。みさお。けじめ。「―を曲げる」④ひかえめにする。ほどよくする。⑤詩歌[ぃ]や文章の区切り。◎音楽の調子。ふしまわし。セツ・セチ 関節[蚘]枝葉末節[もめっ]②節句[せっ]節分[や]季節[時節]二十四節気[ゅぅし]/お節料理[節会],節日[锷]③忠節[,,]貞節[虾]礼節[蚣]④節水[節電]碼[節度]っ[節約]愕調節[蟆],⑤音節[蛲]章節[些],文節[城]せつ曲節[く]ふし 節回[試]し 黒田節[以だ]腕[ちで]つ[節ょ]し **せっ**[説][言・7画 全14画]說[說說說說]◎よくわかるように話す。とく。②すじみちを立てて述べた考え。「―を立てる」「―が分かれる」③はなし。うわさ。セツ・ゼイ ①説得[ぢ]説明[然]演説[甃]解説[紥]/遊説[②]学説[地動説]斃,[論説]蛻③説話[小説]な[伝説]風説[物の道理を説く]口説く[説道]いうならく **せっ**[拙][-・5画 全8画]抽[抽抽抽抽]①へた。つたない。「―の―なるもの」巧[とう]②自分をへりくだっていうことば。また、自分側のものごとにつけて、へりくだった気持ちをあらわす語。セッ 拙速[愁]拙劣[巧]拙稚[拙]②拙者拙宅[愆]拙著[衫]拙文[慤]拙論[給]拙[ったな]い[拙まず]S **せっ**[摂](攝)[・10画 全13画]摂[摂摂摂摂]①とる。②代わっておこなう。③たいせつにする。セッ 摂取[包摂]②摂関[烂]摂政[’]③摂生[摂養]摂る[引摂]り[摂受], **せっ**【拙/節/説】图→漢字項目を見よ。 **ぜっ**[舌][舌・0画 全6画]舌[舌舌舌舌]①した。②ことば。また、意見を述べること。ゼッ 舌代[衫]長広舌[状ど],舌端[愆]②舌戦[舌も]なら[こち]毒舌[筆舌]弁舌[した]舌[しょ]を巻く[舌打]しょち[二枚舌]に縫い百舌[もず] **ぜっ**[絶][糸・6画 全12画]絕[絕絕絕絕]①たちきる。たつ。やめる。②たえる。たやす。なくなる。切れる。③ことわる。④へだたる。⑤すぐれている。⑥程度がはなはだしい。⑦漢詩の「絶句」の略。五絕。七絕。「◆「絶する」を見よ。 <748> **せつえい 【設営】** 会場や建物などを前もって用意し、ととのえておくこと。「キャンプをーする」 **せつえん【節煙】** 喫煙量を減らすこと。 **ぜつえん【絶縁】** ご縁を切ること。関係を絶ちきること。「親友と―する」 ②絶縁体を用いて、電気や熱が伝わらないようにすること。「ゴムを使って電流を―する」 **ぜつえんたい【絶縁体】** 電気や熱を伝えないもの。ゴム・エボナイト・発泡スチロールなど。不導体。 **ぜつおん【舌音】** 舌のさきを歯と歯ぐきにつけて発音する音。五十音図でタ・ダ・ナ・ラ行の音。 **せっか 【赤化】** 赤くなること。とくに、共産主義の思想に感化されること。 **ぜっか【舌禍】** 自分の言ったことが人をおこらせたり、法律にふれたりして受ける災い。また、悪口や中傷などで受ける災い。「―事件をひきおこす」 **ぜっか【絶佳】** (景色が)この上なくすばらしくすぐれているようす。「眺望―」「風光―」 **せっかい 【切開】** 切り開くこと。とくに、からだの悪い部分を治療によりするために切り開くこと。「―してうみを出す」 **せっかい 【石灰】** 生石灰(=酸化カルシウム)、また消石灰(=水酸化カルシウム)のこと。肥料や消毒剤に使う。「いしばい」とも。 **せつがい【雪害】** 大雪やなだれによる被害。交通機関や農作物の被害など。 **ぜっかい【絶海】** 陸地からはるか遠くはなれた海。「―の孤島に流れつく」 **せっかいがん【石灰岩】** 堆積岩の一つ。大昔の動物の骨などが、水の底に積もってできた岩石。主成分は炭酸カルシウム。セメントなどの原料。石灰石。 **ぜっかいちゅうしん【絶海中津】** 一三三六—一四〇五年。室町前期の臨済宗の僧。漢文学を夢窓疎石に学び、のち明にわたる。帰国後は足利義満に仕えた。五山文学を代表する一人で、漢詩文集「蕉堅藁」がある。 **せっき【石器】** 原始時代の人間が、石を材料にしてつくった道具。おの・やり・皿など。 **せっき【節気】** 陰暦で、気候の変わり目を示す日。立春・春分・立夏・夏至・秋分・立冬・冬至など、二四の節気がある。 **せっかく【折角】** 日苦労して骨を折るようす。わざわざ。また、苦労してようやく実現するようす。「―の好意がむだになる」「―ですからいただきます」「―会えたのにもう行くのか」▽多く苦労したかいがない場合にいう。また、さそいやすすめをやわらかに断るときも、「せっかくですが」という。 ②努力して。一生けんめい。古い言い方。「―勉強にはげめ」 **せっかち** さきへさきへと急がないと気がすまない性質。気が短くてじっくりと待つことのできない人。 **せっかっしょく【赤褐色】** 赤みがかった褐色。 **せっかん【折檻】** 厳しくしかってこらしめるために、からだに苦痛をあたえること。「不良むすこを―する」▽前漢の成帝のいかりを買った者が、御殿から引き降ろされるときに檻(てすり)にしがみついたために折れた故事(中国、「漢書」)から。 **せつがん【切願】** としきりに願うこと。切実な願い。 **せつがん【接岸】** 船が岸壁などに横づけになること。「貨物船が―する」 **せっかんせいじ【摂関政治】** 平安中期、藤原氏が摂政や関白となり、朝廷の実権をにぎっておこなった政治。一一世紀前半の藤原道長・頼通父子の時が最盛期。 **せつがんレンズ【接眼レンズ】** 顕微鏡や望遠鏡などでものを見るとき、目にあてるほうのレンズ。 **せっきじだい【石器時代】** 人間がまだ金属の使用を知らず、おもに石を材料にした道具を使っていた時代。土器をまだ使わない旧石器時代と土器を併せて使う新石器時代とがある。▽あとに青銅器時代が続き、鉄器時代となる。 **せっきゃくぎょう【接客業】** 客の相手をしてもてなす職業。飲食店や旅館、芸者やホステスなど。 **せっきょう【説教】** 神や仏の教えを人々に説いてきかせること。 ②注意したり、小言を言うこと。「おーをくう」 **ぜっきょう【絶叫】** あらんかぎりの大きな声を出してさけぶこと。 **せっきょうぶし【説経節】** 江戸初期に流行した曲節つきの語り物。はじめは神仏の霊験を説き、のち世俗や人情を題材とした。「刈萱」「さんしょう太夫」などが代表的。歌説経。 **せっきょくせい【積極性】** すすんでものごとをしようとする傾向や性質。「―がとぼしい」 **せっきょくてき【積極的】** 自分から進んではたらきかけようとするようす。「―に発言する」「―姿勢」 **せっきん【接近】** はなれていたものが、そばに近づくこと。「台風が本州に―する」「実力が―する」 ②人どうしや国どうしの関係が親しくなること。「日米関係が―する」 **せっく【節句・節供】** 古くから季節の変わり目などにおこなわれてきた祝いの日。それぞれの行事をし <749> **・せつじつ** **ぜっく**【絶句】日图「スル話の途中[ちゅう]でショックを受けてことばがつまり、そのさきが言えなくなってしまうこと。「不合格と聞いて―した」 **ぜっく**【絶句】日[漢]文近体詩の形式の一つ。起句(第一句)・承句(第二句)・転句(第三句)・結句(第四句)の四句からできている。起句で歌い起こし、承句でこれを承[っけ]て内容を深め、転句で内容をがらりと一転させ、結句で全体をまとめて結ぶ(起承転結)。一句が五字のときは五言絶句、七字のときは七言絶句。押韻[唸]は、五言は第二・第四句末、七言は第一・第二・第四句末。次の杜甫[駐]の五言絶句では、・印が押韻する字。江碧鳥逾白(起) 山青花欲」然(承) 今春看又過(転) 何日是帰年(結)(江は碧[みどり]にして鳥逾[ぃょぃ]よ白く、山青くして花[然]もえんと欲[にっ]す。今春看[みすみ]す又また過ぐ。何[ぃゃれ]の日か是[『れ]帰年さんならん。) **ぜっく**【絶句】日②▽全体が八句のものは「律詩[いっ]」という。 **セックス**图①〈名〉生物的に男女を区別する性。性別。 **セックス**图①〈名・スル>性行為。sex **セックス**图②男女の性器。 **セックスアピール** 图異性をひきつける力。性的魅力が[よく]。|sex appeal **セックスチェック**图 男女別競技で、その選手がまちがいなく女性であることを確認する検査。フェミニティテスト。|sex check **せっくつ**【石窟】图岩をくりぬいてつくった穴。い **せっくばたらき**【節句働き】图いつもはなまけている者が、わざといそがしそうに働くこと。「なまけ者のー」▽人が休む節句にいそがしく働くことから。 **せっけい**【設計】图「ス』①建物や機械をつくろうとする計画を、図面や計算書などでくわしく示すこと。「新校舎の―をたのむ」「―事務所」 **せっけい**【設計】图②将来の計画などを立てること。「老後の生活―」 **せっけい**【雪渓】图高い山の谷間になどで、真夏になっても雪が解けずに残っているところ。「北アルプスの―を登る」 **ぜっけい**【絶景】图ことばにもあらわせないほどの、すばらしい景色[き]。「山頂からのながめはまさに―だ」「 **せっけいもじ**【×楔形文字】图↓「くさびがたもじ」 **せっけっか**【雪月花】图日本の四季を代表する自然美。冬の雪、秋の月、春の花。園花鳥風月 **せっけっきゅう**【赤血球】图血液のおもな成分。ヘモグロビンをふくみ、赤色。からだの各部に酸素を運び、二酸化炭素と交換する。▽血球には、ほかに白血球・血小板がある。 **せっけん**【接見】图[函]◎高い地位にある人が、公式に客と会うこと。「国王が―する」類引見[炊] **せっけん**【接見】图②勾留されている被告人と弁護士などが面会」すること。 **せっけん**【節倹】图」むだな費用を使わず、質素にすること。類節約・倹約 **せっけん**【石×鹸】图あかやよごれを落とすために使う洗剤[説]の一種。脂肪に苛性ソーダを加えてつくる。シャボン。 **せっけん**【席巻・席×捲】图[乏]激しい勢いで攻撃[ち]して、領土などを次々と自分のものにしてしまうこと。「大陸を―する」▽「席」は、むしろ。むしろを巻くようにという意味から。 **せつげん**【雪原】图雪におおわれた平原。「―地帯」 **せつげん**【節減】图「ものやかねのむだを省き、なるべく少ない量で済ませること。節約。「電力を―する」「経費の―」 **ゼッケン**图スポーツ選手などが、胸や背中につける番号などを書いた布。また、その番号。▽語源は諸説あるが、Deckeか。 **ぜつご**【絶後】图将来、再び同じようなことはないと思われるほどたいへんな出来事。「―の偉業[ょう]」「空前——」空前 **せっこう**【石工】图↓「いしく」 **せっこう**【斥候】图敵のようすや敵陣の地形を、こっそり探ること。また、その任務につく兵。 **せっこう**【拙攻】图「野球などで、へたなせめかた。「―をくりかえす」拙守 **せっこう**【拙稿】图へたな原稿。まずい原稿。また、自分の原稿のへりくだった言い方。 **せっこう**【石×膏】图白または無色のやわらかい鉱物。成分は硫酸[殻]カルシウムで、チョーク・セメントの原料や彫刻,材料用。 **せつごろ**【接合】图[函]つなぎあわせて一つにすること。「―剤[ぎぃ]」圈接着 **ぜっこう**【絶交】園「けんかをして、つきあいをまったくやめてしまうこと。「きょうかぎり、きみとは―だ」 絶縁[結] **ぜっこう**【絶好】图二度とないほど都合のいいこと。「―のチャンス」「―の運動会日和[が]」 **せっこつ**【接骨】图ひびがはいったり折れたりした骨を、もとのようにつなぎあわせて治すこと。「―医」類骨接ぎ **せっさ**【拙作】图〈たな作品。また、自分の作品をへりくだっていうことば。 **せっさたくま**【切磋琢磨】四[国]学問や人格を高めようと、努力してはげむこと。また、同じ目的をもつ仲間どうしが、たがいに競いあい、はげましあいながら、ともに努力し向上しようとすること。 **ぜっさん**【絶賛・絶讃】图「この上もなく、ほめたたえること。「新聞紙上で―される」圏激賞 **せっし**【摂氏】图↓「セし」 **せつじつ**【切実】[形動]①問題などが身にせまってい るようす。「―な問題」「圏深刻 **せつじつ**【切実】[形動]②あることを心から強く思っているようす。「―に願う」類痛切 <750> **せっしゃ** **せ** **せっしゃ**【拙者】[代名]一人称単数。昔、武士などが自分と対等以下の相手に使った。へりくだった言い方。「―についてまいれ」 **せっしゃ**【接写】图「スルカメラを被写体に非常に近づけて写真をとること。「―レンズ」「野草を―する」 **せっしゃくわん**【切歯扼腕】回ひどくおこったり、くやしがったりすること。「―してもどうにもならない」圏切歯痛憤[怒]・切歯慷慨自分の気持ちをおさえられないときに、歯ぎしりをしたり、うでをにぎりしめたりするようすをいう。 **せっしゅ**【窃取】图[下]ぬすんで、自分のものにしてしまうこと。 **せっしゅ**【接種】图[下]病気の予防・治療[よう]・診断[熱]のために、細菌[誌]やワクチンなどをごく少量、からだの中に植えつけること。「予防―」 **せっしゅ**【摂取】图「とり入れて、自分のものにすること。「西洋文明のー」「ビタミンをーする」類吸収▽仏教語では「しょうしゅ」とも読み、仏[ほとけ]が慈悲によって人々を救いとること。「―不捨」 **せっしゅ**【節酒】图飲酒量を減らすこと。 **せっしゅう**【接収】图国家や軍などが、個人の持ちものなどを強制的にとりあげること。「占領[黙]「軍が講堂を―した」 **せっしゅう**【摂州】图↓「せっつ」 **せっしゅう**【雪舟】[人多]一四二〇一五〇六年。室町時代の画僧。明[え]にわたって水墨画を学び、帰国後はそれを模倣した自然描写で山水画・人物画・花鳥画をよくした。作庭も有名。代表作「四季山水図」「破墨[墨]山水図」「天橋立[続く]図」。 **せっしゅふしゃ**【摂取不捨】四[漢]仏[にとけ]が大慈悲の光明”」によって、衆生をすべてとりこんで捨てないこと。 **せつじょ**【切除】 图「病気を治すために、悪いところを切ってとりのぞくこと。「片方の肺を―する」 **せっしょう**【折衝】图应利害がくいちがうものどうしが、問題を解決するためにおこなう話しあい。「領土返還への―にあたる」圏談判 **せっしょう**【殺生】[形動]①〈名・スル〉生きものを殺すこと。「無益な―」「―禁断」▽仏教で、「十悪」の第一番目。 **せっしょう**【殺生】[形動]①〈形動〉むごたらしく、やりかたのひどいようす。「―なしうち」▼「さっしょう」とは読まない。 **せっしょう**【摂政】图君主や天皇が幼かったり病気だったりしたとき、代わって政治をおこなう役目。また、代わって政治をおこなう人。 **ぜっしょう**【絶唱】图[函]①〈名〉非常にすぐれた詩や歌。「古今の―」 **ぜっしょう**【絶唱】图①〈名・・スル〉感動を呼びおこす、みごとな歌いぶり。 **せっしょう**【絶勝】图景色[もの]非常にすばらしいこと。また、そのような土地。「―の地」圏絶景 **せっしょうきんだん**【殺生禁断】四鳥・けもの、魚などの動物を殺すのを禁じること。 **せつじょうしゃ**【雪上車】图雪や氷の上でも安全に走れるように、特別な装置をつけた車。 **せっしょく**【接触】图「ものや人がふれあうこと。「バイクと―事故を起こす」 **せっしょく**【接触】图②人や国どうしがつきあうこと。また、こっそりと交[ふ]渉[おり]をもつこと。「隣国[説]との―を保つ」「誘拐犯と―する」 **せっしょく**【節食】图[函]食事の量を適度に減らすこと。「太らないよう―を心がける」「團減食 **せつじょく**【雪辱】图[函]試合などで、前に負けた相手に勝って、負けたときのはじを除きさること。「―を果たす」「―戦」▽「辱[はじ]を雪[すす]ぐ」という意味から。 **ぜっしょく**【絶食】图[下]食物をまったくとらないこと。「三日間―した」圏断食 **せっすい**【節水】图[山]水のむだ使いをやめて、たいせつに使うこと。「水不足のため―にご協力を」 **せっする**【接する】研変くっついている。となりあう。続く。「のきを―家々」 **せっする**【接する】研変②人に応対する。人と交際する。「客に―態度」 **せっする**【接する】研変③ものごとに出あう。ふれる。「吉報[さらに]―」 **ぜっする**【絶する】研変限度をこえる。類例がない。想像もできない。「言語を―苦労」「想像を―出来事」 **せっせい**【摂生】图「ス」からだによくないことをやめて体調に気を配り、健康的な生活をすること。「―して長生きする」「圏養生↔不摂生 **せっせい**【節制】图」したいことや食べたいものをほどほどにおさえること。欲望をおさえ、行動をひかえめにすること。「飲酒を―する」→不節制 **ぜっせい**【絶世】图この世の中に二つとないほど、非常にすばらしくすぐれていること。「―の美女」 **せつせつ**【切切】[形動]真剣[心]な気持ちがこめられていて、心にせまってくるようす。「―とうったえる」 **せっせと**剛休む間もなく熱心に作業をするようす。「―原稿[説]を書く」 **せっせん**【接戦】图[下と]たがいの力が同じくらいで、勝負がなかなかつかない戦い。「―の末の勝利」 **せっせん**【接戦】图②相手との距離をつめて戦うこと。接近戦。 **せっせん**【接線・切線】图曲線や曲面の上の一点にふれる直線。 **せつぜん**【×截然】[形動]区別やちがいがはっきりしているようす。「―と分かつ」「―たる区別」圏画然[愁]▽「さいぜん」と読むのは誤り。 **ぜっせん**【舌戦】图相手を言いまかそうとして、たがいに論じあうこと。「討論会で激しい―を交わす」類論争・論戦 **せっそう**【拙僧】图僧が自分をへりくだっていう言い方。圏愚僧 **せっそう**【節操】图自分が信じる考えかたや意見を、かたく守って変えないこと。みさお。「―がない人」「―を守る」 **せっそく**【拙速】[形動]できばえはへたでも、仕事のできあがりは速いこと。「―をたっとぶ」↔巧遅 **せつぞく**【接続】图「ス二つのものがつながること。つなげること。二つのものが連絡[欲]していること。追[ち]。 <751> ・せっち せ **せつぞく【接続】** つなぐこと。つながること。「コードをーする」「途中の駅で急行に―する」 **せつぞくご【接続語】** 文の成分の一つ。文や文節をつないで、その関係を示す文節。たとえば「海が見えたので、走り出した」「海が見えた。それで走り出した」では―線部がそれぞれ接続語。また、「それで」のように、一語で接続語になるものが接続詞である。 **せつぞくし【接続詞】** 品詞の一つ。自立語で活用がなく、主語や修飾語になることがない。文中や文節をつなぎ、それらの関係を示す。 **接続詞の種類と例** 順接: すると そうすると それで そこで したがって だから ですから よって ゆえに それゆえ 例「よく練習した。だから勝てた」 逆接: けれど(も) ところが、しかしながら しかし でも だけど それなのに が だが それでも 例「注意した。しかしミスをおかした」 並立・添加: そして それから また さらに それに なお 並びに および その上 しかも おまけに 例「中学生および高校生」「安い。しかもおいしい」 説明・補足・例示: なぜなら ただし もっとも たとえば 例「出かけてもよい。ただし、門限は守ること」 対比・選択: あるいは または それとも もしくは 例「AまたはB」 まとめ: けっきょく つまり 要するに すなわち 例「彼も失敗した。つまり誰も力が不足だったのだ」 話題転換: ところで さて ときに では 例「では、これで終わります」 **せつぞくじょし【接続助詞】** 助詞の分類の一つ。用言や助動詞に付いて、その文を下の文に結びつけ、それらがどのような条件を下に対してもつかを示す。たとえば、「注意したけれどもやめない」の「けれども」は逆接を、「梅雨[つゆ]が明ければ夏が来る」の「ば」は順接を、「寒いから帰ろう」の「から」は理由をあらわす。ほかに、「が・と・て・ので・のに・ても・たり・つつ・ものの」など。▽「注意した。けれどもやめない」の「けれども」は接続詞。 **せっそくどうぶつ【節足動物】** かたい皮がからだ全体をおおい、節[ふし](=体節[たいせつ])がある動物。各体節から足が出ている。昆虫類やクモ・カニなど。 **せった【雪駄】** 竹の皮でつくったぞうりで、裏に皮をはり、かかとに金物[かなもの](=裏鉄)を打ったもの。歩くたびにちゃかちゃかと音がする。 **セッター** ①イヌの品種の一つ。中形で、体毛は長い。猟犬[りょうけん]などにする。②バレーボールで、トスを上げる選手。トサー。「サーブをーに返す」「 setter」 **せったい【接待】** 客に会ってもてなすこと。「―費」「―ゴルフ」 **ぜったい【絶対】** [画]①[名]他の何ものにも比べられないこと。そのものだけが他からかけはなれていて、対立するものがないこと。「―王政」「―の信頼感」「―多数」↔相対 ①[副]まちがいなく。必ず。「ことしこそは―合格するぞ」 ②けっして。どんなことがおこっても。「―に忘れてはいけない」「―来るな」▽あとに打消や禁止のことばをともなう。「絶体」は誤り。 **ぜったいあんせい【絶対安静】** 重い病気やけがのため身動きも許されず、ねたままの姿勢を保って療養[りょうよう]すること。 **ぜったいおんど【絶対温度】** セ氏零下二七三・一五度を零度とし、セ氏と同じ目盛りで測る温度。単位はケルビン。記号はK▽マイナスは存在しない。 **ぜったいしゃ【絶対者】** 何者の支配も受けない力の所有者。神や王。 **ぜったいしゅぎ【絶対主義】** ヨーロッパで、中世から近代への過渡期に見られた政治形態。絶対的な権力をもつ国王が支配した。 **ぜったいぜつめい【絶体絶命】** [四漢]追いつめられてとてものがれる道がないこと。「―の苦境に立つ」▽「絶対絶命」は誤り。 **ぜったいたすう【絶対多数】** 議決などで、圧倒[あっとう]的に多くの支持を集めること。「―の賛成で可決」 **ぜったいたりき【絶対他力】** [四]親鸞[しんらん]が唱えた人間の力を否定する信仰[しんこう]のありかた。すべての人を救いたいという阿弥陀仏[あみだぶつ]の本願によって人間は救われるもので、自力、すなわち自身の努力によるのではない。念仏すらも阿弥陀のはからいでおこなうようになるということ。 **ぜったいち【絶対値】** ある実数から正負の符号をとりさった、数字だけの数。▽|のであらわす。 **ぜったいてき【絶対的】** [形動]他に比べるもののないようす。比較できない存在や状態であるようす。↔相対的 **ぜったいりょう【絶対量】** ①どうしてもそれだけは必要な量。「食糧[しょくりょう]―を確保する」 ②他のものと関係なく、純粋にそのものの数量。「―が不足する」 **せつだい【舌代】** 口で言う代わりに書いた短い文書。飲食店などで、値段表のはじめに書くあいさつ。 **ぜつだい【絶大】** [形動]他を寄せつけず、圧倒的に大きいようす。「―な信頼を寄せる」「―な権力をふるう」 **ぜったん(舌端)火を吐く** するどく激しい勢いで論じたてる。「―大演説」 **せっち【設置】** ある目的のために、設備や機関などを新しくつくること。「法学部を―する」[類]開設 「つかいわけ」→「設立」を見よ。 せ <752> **せっちゃく**【接着】[名・―スル]ものとものとがはがれないように、くっつけること。また、何かにくっつくとと。類[るい]接合 **せっちゃくざい**【接着剤】[名]ものとものとをくっつけるために使うもの。でんぷんのり・にかわなどの天然物接着剤や、合成樹脂[ごうせいじゅし]でつくったものなどがある。「二液混合型――」 **せっちゅう**【折衷・折中】[名・―スル]内容や性質のちがった二つのものから、それぞれのよいところをとりだして、別のものをつくりだすこと。「和洋――の家」「――案を出す」 **ぜっちょう**【絶頂】[名]①山などを登りつめた、いちばん高いところ。頂上。「山の――をきわめる」②勢いや調子がもっとも盛[さか]んでよいとき。頂点。「人気――の歌手」 **せっちん**【雪隠】[名]「便所」の古い言い方。かわや。▽禅宗[ぜんしゅう]から出たことば。「せついん」の変化した形。 **せっちんづめ**【雪隠詰め】[名]①将棋[しょうぎ]で、王将を盤[ばん]のすみでつめること。②にげ場のないところへ追いつめること。 **せっつ**【摂津】[名]旧国名。今の大阪府西部と兵庫県南東部。大坂城があった。五畿内[ごきない]の一国。津の国。摂州[せっしゅう]。▽同府に同名の市がある。 **せっつく**【責っ付く】[動五]しきりに催促[さいそく]する。せきたてる。せつく。「返答を――」 **せってい**【設定】[名・―スル]条件や形式を新しくつくってきめること。「規準を――する」「書式――」 **セッティング**[名・―スル]設定すること。準備すること。「会合を――する」「テーブルの――」 | setting **せってん**【接点・切点】[名]①二つのものごとがふれあっている点。「話題の――を探す」②接線が曲線や曲面と接する点。また、平面が曲面にふれあう点。 **せつでん**【節電】[名・―スル]むだを省いて、電力の使用量を減らすこと。「常に――を心がける」 **セット**[名]①まとめてひとそろいとなったもの。ひとくみ。一式。「ステレオ――」「――販売」②テニスやバレーボールなどで、一試合の中の一区切り。「――カウント一対一」「三――マッチ」③映画や演劇で、大道具などの装置。舞台――。④[―スル]①器具を設定・設置すること。「アラームを――する」②髪[かみ]の形をととのえること。一 set **せつど**【節度】[名]行動やことばをほどほどにおさえること。いきすぎにならず、ちょうどいい程度。「――を守ったつきあい」 **せっとう**【窃盗】[名・―スル]人の持ちものやかねを、そっとぬすむこと。また、その人。どろぼう。「――で逮捕[たいほ]された」 **せっとうご**【接頭語】[名]造語成分の一つ。常にほかのことばの上に付いて、意味をそえたり強めたりすることば。「お菓子[かし]」の「お」、「か弱い」の「か」、「ど根性」の「ど」など。圏[けん]接頭辞↔接尾語 **ゼットき**【Z旗】[名]①万国船舶[ばんこくせんぱく]信号旗のZにあたる旗。対角線で区切られた部分が、黄・黒・赤・青の四色からなる。②ある重大な事態がさしせまって、非常に張りつめたようすになること。「情勢が――する」圏[けん]緊迫 >Z旗を掲[かか]げる 緊急[きんきゅう]時に、全員に全力をつくすよう要求する。▽日本海海戦の折、旗艦[きかん]がこの旗をかかかげて決起をうながしたことから。 **せっとく**【説得】[名・―スル]自分の考えや意見などをよくわかるように話して、相手に当然だと思わせること。「親を――して独り暮らしを始める」 **せっとくりょく**【説得力】[名]相手を説きふせて承知させる力。読み手・聞き手にもっともだと思わせる力。「――に欠ける」 **セットポイント**[名]テニスやバレーボールなどで、そのセットの勝負をきめる最後の一点。「――をむかえる」 | set point **セットポジション**[名]野球で、走者がいる場合、投球前に投手が、ボールを持った両手を一度胸の前で完全に静止する姿勢。一 set position **せつな**【×刹那】[名]きわめて短い時間。圏[けん]瞬間[しゅんかん]▽もと、仏教語で、時間の最小単位。 **せつない**【切ない】[形]強い感情のために、胸がしめつけられるように苦しい。「――思いをうち明ける」類[るい]やるせない **せつなしゅぎ**【×刹那主義】[名]将来や過去は考えずに、現在の瞬間[しゅんかん]を充実させて生きようとする考えかた。一時的な享楽[きょうらく]にふける生きかた。 **せつなてき**【×刹那的】[形動]一時的な目の前の快楽だけを追いもとめるようす。「――な生きかた」 **せつなる**【切なる】[連体]心からの。しきりに願う。「――希望」類[るい]ひたすら **せつに**【切に】[副]心から強く願うようす。一心に。改まった言い方。「ご成功を――いのる」「――お願い申し上げます」 **せっぱく**【切迫】[名・―スル]①たいせつな期限の日や時刻が、すぐ近くにせまっていること。「入学試験が――してきた」②ある重大な事態がさしせまって、非常に張りつめたようすになること。「情勢が――する」圏[けん]緊迫 **せっぱつまる**【切羽詰まる】[動五]追いつめられて、にげることもできなくなる。「切羽詰まって借金する」 **せっぱん**【折半】[名・―スル]かねやものなどを、半分ずつに分けること。二等分。「利益を――する」 **ぜっぱん**【絶版】[名・―スル]一度出版した本の原版を廃[はい]し、以後の印刷・刊行をとりやめること。「名作が――になる」「――書」 **せつび**【設備】[名・―スル]目的のために必要な建物・機械・道具をととのえること。また、用意された建物・機械・道具。「――のととのった学校」「――投資」 **せつびご**【接尾語】[名]造語成分の一つ。常にほかのことばの下に付いて、多く、意味をそえて、一つの品詞の資格をあたえることば。「生徒たち」の「たち」、「楽しさ」の「さ」、「悲しげ」の「げ」など。圏[けん]接尾辞↔接頭語 **ぜっぴつ**【絶筆】[名]死んだ人が生前最後に書いた文章や絵。「『明暗』が漱石[そうせき]の――となった」 **せつびとうし**【設備投資】[名]工場の機械・建物・運搬手段などをよくして生産をあげるために資金を出すこと。 <753> **ぜっぴん**【絶品】[名]ほかと比べようもないほどすばらしい品物や作品。類[るい]逸品 **せっぷく**【切腹】[名・―スル]武士が責任をとって、作法どおりに自分で腹を切って死ぬこと。はらきり。「武士の情けで――を許される」圏[けん]割腹[かっぷく]▽名誉を守った死にかたとされた。 **せつぶん**【節分】[名]立春の前の日、イワシの頭をつけたヒイラギの枝を戸口にさし、豆まきをして、わざわいをはらう。二月三日ごろ。▽もとは、季節の変わり目である立夏・立秋・立冬の前日もさした。 **せっぷん**【接吻】[名・―スル]「キス」の古い言い方。口づけ。 **ぜっぺき**【絶壁】[名]かべのように切り立った非常に険しいがけ。「――をよじのぼる」「断崖――」 **せっぺん**【切片】[名]きれはし。うすく切りとったもの。「葉の――を顕微鏡で観察する」 **せつぼう**【切望】[名・―スル]心の底から強く願うこと。「ひたすら平和を――する」類[るい]熱望 **せっぽう**【説法】[名・―スル]仏の教えを説ききかせること。ものごとの道理を言いきかせること。「釈迦[しゃか]に――」類[るい]説経・説教 **ぜつぼう**【絶望】[名・―スル]希望や期待がまったくなくなること。「――のふちに立たされる」「――的」 **ぜっぽう**【舌鋒】[名]議論や弁舌のするどさを、鋒[きっさき]先にたとえたことば。するどくせまるように言いたてること。「――するどくつめよる」▽文章語。 **ぜつみょう**【絶妙】[形動]技術や技巧[ぎこう]が、言いようもないほどすばらしくすぐれているようす。「――のタイミング」「――な演技」 **ぜつむ**【絶無】[形動]まったくないこと。絶対にないこと。「こんな例は――である」類[るい]皆無 **せつめい**【説明】[名・―スル]内容・理由・意味などを知らない相手によくわかるように述べること。「――書」「使いかたを――する」「事情を――する」 >つかいわけ**「説明」・「解説」** >便な「―書」「使いかたを――する」「事情を――する」 **ぜつめい**【絶命】[名・―スル]命が絶えること。死ぬこと。「絶体――」類[るい]絶息 **ぜつめつ**【絶滅】[名・―スル]生物などが絶えほろびること。また、ほろぼして絶やすこと。「――の危機に瀕[ひん]する」「――寸前」 **せつもん**【設問】[名・―スル]質問や問題をつくって出すこと。また、出された問題。「次の――に答えよ」 **せつやく**【節約】[名・―スル]むだを省いてたいせつに使うこと。「時間を――して有効に使う」圏[けん]倹約 **せつゆ**【説諭】[名・―スル]話して教えさとすこと。言いきかせること。「――の効果があらわれない」圏[けん]説教 **せつようしゅう**【節用集】[名]室町時代の国語辞書。成立・著者などは未詳[みしょう]。イロハ順の配列で、日常生活用語の漢字による書きかたなどをしるし、簡単で実用的な辞典として、江戸時代にも広く用いられた。 **せつり**【摂理】[名]①キリスト教の考えで、全宇宙を支配する、人間の力をこえた神の意志。神の導き。「神の――にまかせる」②万物を支配する法則。「自然の――」 **せつり**【節理】[名]①ものごとのすじみち。②木目や岩石の割れ目。「柱状の――」 **せつりつ**【設立】[名・―スル]法人・会社・団体などの組織を新しくつくること。「私立中学を――する」 >つかいわけ**設立・設置・開設** >「設立」は、独立した組織としてつくること。「株式会社を設立する」。「設置」は、大きな組織の中の一部分としてつくること。「専門委員会を設置する」。「開設」は、外部に向けた組織をつくり業務をおこなうこと。「消費者用の窓口を開設する」。 **ぜつりん**【絶倫】[形動]人並みはずれてすぐれているようす。「精力――」類[るい]抜群 **せつれつ**【拙劣】[形動]できばえがへたでおとっているようす。「――な作文」圏[けん]稚拙↔巧妙 **せつろん**【拙論】[名]へたな議論や論文。また、自分の議論や論文のへりくだった言い方。 **せつわ**【説話】[名]古くから語りつがれてきた話をまとめた呼び方。神話・伝説・昔話など。 **せつわぶんがく**【説話文学】[名]伝説・民話などを素材とした文学。「今昔[こんじゃく]物語集」「宇治拾遺[うじしゅうい]物語」「古今著聞集[ここんちょもんじゅう]」など。 **せつわもの**【説話物】[名]井原西鶴[いはらさいかく]の浮世草子[うきよぞうし]の中で、珍談[ちんだん]や奇談[きだん]を集めた説話的なもの。「西鶴諸国咄[しょこくばなし]」「本朝二十不孝[ほんちょうにじゅうふこう]」など。 **せと**【瀬戸】[名]①海が、両側を陸地にはさまれ、せまくなっているところ。小さな海峡[かいきょう]。「――の島々」②「瀬戸物[せともの]」の略。「――の火鉢[ひばち]」 **せど**【背戸】[名]うらぐち。裏門。「――のやぶ」「――口」 **せどうか**【旋頭歌】[名]和歌の形式の一つ。五・七・七、五・七・七の六句からなる。「記紀[きき]」「万葉集」などに見える。▽労働のとき二列に分かれて、前半と後半とをかけあいで歌うところから始まったという。 **せとうち**【瀬戸内】[名]瀬戸内海[かい]とその沿岸の地域。温暖で雨が少ない。昔から海上交通が発達していた。現在は工業地帯。 **せとうちしききこう**【瀬戸内式気候】[名]瀬戸内海[かい]沿岸の地方にみられる気候。一年を通じて温暖で雨が少なく、乾燥[かんそう]しやすい。 **せとぎわ**【瀬戸際】[名]重大なことが、どちらかにきまるたいせつな分かれ目。「成功するか失敗するかの――だ」▽もと、瀬戸と海とのさかいめのこと。 **せとないかい**【瀬戸内海】[名]本州・四国・九州に囲まれた海。淡路島・小豆島をはじめ多くの島があり、古くから海上交通が発達した。 **せともの**【瀬戸物】[名]粘土[ねんど]や石の粉をこね、焼いてつくった容器。陶磁器[とうじき]。▽もとは愛知県瀬戸市でつくられるものをさしたが、現在は陶磁器全体をさす。 **せなか**【背中】[名]①胸や腹の後ろ側の部分。②うしろ。背後。「――にまわる」 <754> >背中を向ける ものごとに対して無関心な態度をとる。そっぽを向く。 **せなかあわせ**【背中合わせ】[名]①背中と背中を合わせて、たがいに反対を向いていること。「――に座[すわ]る」▽仲の悪いことをたとえてもいう。②二つのものごとが、表裏の関係にあること。「危険と――の仕事」 **ぜに**【銭】[名]かね。古い言い方。「――もうけ」「――入れ」▽大金には使わない。 **ぜにかね**【銭金】[名]金銭[きんせん]。また、金銭的利益。「――かけてつくる」「――の問題ではない」 **セニョーラ**[名]夫人。奥様[おくさま]。結婚[けっこん]している女性に呼びかけることば。英語のミセスにあたる。| señora **セニョール**[名]だんな。氏。君。男性に呼びかけることば。英語のミスターにあたる。| señor **セニョリータ**[名]お嬢[じょう]さん。娘[むすめ]さん。未婚[みこん]の女性に呼びかけることば。英語のミスにあたる。| señorita **ぜにん**【是認】[名・―スル]よいとして認めること。そうだと認めること。↔否認 承認・容認 **せぬい**【背縫い】[名]着物を背すじのところでぬいあわせること。また、そのぬい目。 **せぬき**【背抜き】[名]洋服で、上着の背の部分に裏地をつけないこと。また、裏地をつけない夏の上着。 **ゼネスト**[名]労働者がいっせいに仕事を放棄すること。全国規模のストライキ。ゼネラルストライキ。▽general strike から。 **ゼネレーション**[名]↓「ジェネレーション」 **せのび**【背伸び】[名・―スル]①つまさきで立ち、のびあがって背[せ]たけを高くすること。「――して遠くを見る」②自分の実力以上のことをしようとすること。「――して一流校を受ける」 **ゼノン**[名]①前四九〇?―前四三〇?年。古代ギリシャのエレア学派の哲学者。パルメニデスの弟子に。「ゼノンの逆説」で有名。「アキレスは亀[かめ]に追いつけない」「飛んでいる矢は止まっている」など。エレアのゼノン。| Zēnōn②前三三五―前二六三年。古代ギリシャのストア派哲学の創始者。コスモポリタニズム(=世界市民主義)を展開し、禁欲を説いた。キプロスのゼノン。 >つかいわけ**「せがむ」**を見よ。 **せびろ**【背広】[名]男性がふつうに着る、折りえりのついた洋服。同じ布地でつくった上着とズボンに、正式にはチョッキがつく。スーツ。「――を新調する」[かぞえ方]着[ちゃく] **セパード**[名]↓「シェパード」 **せばまる**【狭まる】[動五]間隔[かんかく]がつまる。はばがせまくなる。「道が――」「実力の差が――」↔広まる・開く **せばめる**【狭める】[下二]広いものをせまくする。「かたはばを――」↔広げる **セパレーツ**[名]①上下に分かれている婦人服。②用途に応じて、部分を自由に組みあわせて使えるようにしたもの。ステレオ装置など。| separates **セパレート**[名・―スル]分けること。分離。「――タイプ」「――コース」| separate **せばんごう**【背番号】[名]スポーツ選手がユニホームの背中につける番号。ゼッケン。 **せひ**【施肥】[名・―スル]作物に肥料をあたえること。肥料をほどこすこと。 **ぜひ**【是非】[名]①正しいことと正しくないこと。道理にあっていることと、はずれていること。「ことの――を論じる」圏[けん]正邪[せいじゃ]・理非[りひ]②[副]かならず。きっと。なにとぞ。「――お出かけください」▽ふつう、かな書き。▼「是否」は誤り。 >是非に及ばず しかたがない。やむをえない。 **セピア**[名]黒っぽい、焼けた茶色。「――色にあせた写真」▽イカの墨[すみ]という意味から。| sepia **ぜひとも**【是非とも】[副]強くたのむときにいうことば。何があっても必ず。どうしても。ぜがひでも。「――ご出席ください」 **せひょう**【世評】[名]世間[せけん]のうわさや評判。「――の高い作品」類[るい]風評 **せびらき**【背開き】[名]魚を背中から切り開くこと。また、背中から切り開いた魚。 **せびる**[動五]ちょっとしたものやかねをくれるように、しつこく求める。「おやじにいつもかねを――」圏[けん]ねだる **せぶみ**【瀬踏み】[名・―スル]ものごとを本格的にする前に、ためしにちょっとやってみること。▽川をわたる前に、瀬の深さを足で測ってみるという意味から。 **ゼブラゾーン**[名]横断歩道。▽「ゼブラ」は、シマウマ。道路に白いペンキのしま模様をえがいてあるのでいう。zebraとzoneから。和[わ] **セポイのはんらん**【セポイの反乱】[名]一八五七―五九年。インドで、セポイが起こした反乱。イギリスがこれをしずめて、インドの直接統治を始めた。インド大反乱。▽「セポイ」は、イギリス東インド会社にやとわれたインド人兵士のこと。 **せぼね**【背骨】[名]脊椎[せきつい]動物の胴体を支えている骨組み。いくつもの短い骨が集まり、一列につながって並んでいるもの。脊柱[せきちゅう]。 **せまい**【狭い】[形]①面積やはばが小さい。「庭が――」「――道」②かかわりやはたらきのおよぶ範囲[はんい]が、限られてくる。「心が――」「――視野」「交際が――」↔広い **せまきもん**【狭き門】[名]①競争が激しくて入学や就職がむずかしいこと。②キリスト教で、天国へ至る道の険しさをたとえたことば。「――よりはいれ(新約聖書)」 **せまくるしい**【狭苦しい】[形]面積が小さすぎて窮屈[きゅうくつ]だ。「――アパート生活」 **せまる**【迫る・×逼る】[動五]①目ざす時刻や距離に近づく。「開始時間が――」「目前に――」②勢いをもっておし寄せる。「台風が――」③強く求める。「即答を――」「交際を――」圏[けん]強[し]いる④息がつまって苦しくなる。「胸が――」▼もと、あいだがせまくなるという意味から。 <755> **せみ**【×蟬】[名]セミ科の昆虫[こんちゅう]をまとめた呼び方。樹上でふ化した幼虫は地中にもぐり、数年かかって成虫になる。鳴くのは、おす。ミンミンゼミ・アブラゼミ・ヒグラシ・ツクツクボウシなど。 **セミ**[接頭]語「半分」「…に準じる」という意味をあらわす。「――ダブル」「――ファイナル」「semi-」 **ゼミ**[名]「ゼミナール」の略。 **セミコロン**[名]欧文[おうぶん]など、横書きの文で使う記号。コロンほどではないが、コンマよりははっきりした区切りをあらわす。「;」「semicolon」 **せみしぐれ**【×蝉時雨】[名]セミが一斉に鳴きたてる声を、しぐれが降りそそぐ音にたとえたことば。 **セミナー**[名]①講習会。勉強会。②「ゼミナール」「seminar」 **ゼミナール**[名]大学で、少人数の学生が、教師のもとで発表や討論などを中心に研究すること。また、そのグループ。演習。ゼミ。| Seminar **セミプロ**[名]アマチュアであるが、能力などが本職並みなこと。また、その人。▽semiprofessional の略。|semipro **ゼムクリップ**[名]針金を曲げてつくった紙どめ。▽「ゼム」は商標名。| Gem clip **せむし**【×傴僂】[名]背骨が曲がって前かがみになる病気。 **せめ**【責め】[名]①責任。「――を負って辞表を出す」②責めること。とがめて苦しめること。「――にあう」「――を食う」 **せめあぐむ**【攻め倦む】[動五]せめきれないで、もてあます。「左投手を――」 **せめおとす**【攻め落とす】[動五]敵の城や陣地[じんち]などを攻撃してうばいとる。「基地を――」 **せめく**【責め苦】[名]責められて味わう苦しみ。「地獄の――にさいなまれる」 **せめくち**【攻め口】[名]攻撃の方法。せめかた。また、せめかかる場所。 **せめこむ**【攻め込む】[動五]攻撃[こうげき]を加えて、敵の城や領域などの中にはいる。「敵国に――」類[るい]攻め入[い]る **せめさいなむ**【責め×苛む】[動五]ひどくいじめ苦しめる。「良心に責めさいなまれる」 **セメダイン**[名]接着剤[ぎい]の一種。▽商標名。|Cemedine **せめたてる**【攻め立てる】[下二]激しくせめつづける。しきりに攻撃[こうげき]する。「一気に――」 **せめたてる**【責め立てる】[下二]激しく非難・催促[さいそく]を加えつづける。「加害者を――」「早く出て行けと――」「ローン返済を責め立てられる」 **せめて**【攻め手】[名]せめる人。攻撃側。また、せめる方法や手段。「――が有利」「――がない」 **せめて**[副]最低限の望みをあらわすことば。決して満足とはいえないが、少なくとも。「――食べものだけでも満足にあったらなあ」「――六〇点は欲しい」 **せめても**[連語]「せめて」という願望がうまく成り立つかどうかが、確かには推測できないが、という気持ちをあらわす。「――のなぐさめ」「――のつぐないに」 **せめぬく**【攻め抜く】[動五]徹底してせめる。せめて、せめおとす。「攻めて攻めて――」 **せめのぼる**【攻め上る】[動五]地方から都[みやこ]を目ざしてせめすすむ。都へ進撃[しんげき]する。 **せめよせる**【攻め寄せる】[下二]大勢でせめて、近くまでおし寄せる。「敵の大軍が――」 **せめる**【攻める】[下二]攻撃[こうげき]を加える。戦いをしかける。類[るい]襲[おそ]う↔守る・防ぐ **せめる**【責める】[下二]①相手を非難する。「失敗を――」類[るい]とがめる・なじる↔褒める②苦痛をあたえて傷[いた]めつける。「自分を――」③強く要求したり、急がせたりする。 >つかいわけ**責める・なじる・とがめる** >「責める」は、相手に詰[つ]め寄って非難したり、厳しく催促[さいそく]したりする。「かねをはらえと責める」。「なじる」は、弁解の余地をあたえないように、するどくしめつけながら非難する。「薄情[はくじょう]なしうちをなじる」。「とがめる」は、ここが欠点・悪い点だと、相手の欠点・失敗をとりたてて示し、よくないとすること。「不注意をとがめられた」。 **セメント**[名]石灰岩と粘土[ねんど]をまぜて焼いた粉。コンクリートなどをつなぎあわせるときに使う。セメン。| cement **せもたれ**【背×凭れ】[名]いすの後ろの、背中をもたせかける部分。 **せやく**【施薬】[名・―スル]貧しい人々に薬をあたえること。また、その薬。「――院」 **ゼラチン**[名]動物の骨や皮などからとりだした透明なたんぱく質。ゼリーなどの材料や、止血剤[しけつざい]などとして利用する。類[るい]にかわ| gelatin(e) **ゼラニウム**[名]フウロソウ科の多年草。夏、赤・白・ピンクなどの小花がむらがって咲く。鉢[はち]植えにすることが多い。テンジクアオイ。| geranium **セラピー**[名]治療[ちりょう]。「サイコ――(=心理療法[せい])」| therapy **セラピスト**[名]治療[ちりょう]者。|therapist **セラミックス**[名]陶磁器やガラスなどをまとめた呼び方。とくに、かたくて熱や薬品などに強い、特殊なものをさすことが多い。精密機械などに使う。セラミック。「ceramics」 **せり**【競り・×糶】[名]①「競り売り」に同じ。「――に出す」圏[けん]競り市・競売②[名]春の七草の一つ。セリ科の多年草。水田や湿地[しっち]に自生する。若芽は食用にする。→図「はるのななくさ」③[名]劇場で、俳優や大道具を奈落[ならく]から舞台へ上下させる装置。▷図「ぶたい」 **せりあい**【競り合い】[名・―スル]たがいに激しく競争すること。競争。 **せりあげる**【競り上げる】[下二]競売で、競[きそ]いあって買値をだんだん高くしていく。 <756> **せりあげる**【迫り上げる】[下二]下からだんだんとおし上げる。 **ゼリー**[名]果汁[かじゅう]などにゼラチンをとかして味をつけ、冷やして固めた菓子[かし]。ジェリー。| jelly **せりいち**【競り市・×糶市】[名]品物をせりうりすること。また、せりうりする場所。 **セリウム**[名]金属元素の一つ。鉄との合金はライターの石などに使う。元素記号 Ce | cerium **せりうり**【競り売り・×糶売り】[名・―スル]多くの買い手に品物の値[ね]を競争でつけさせ、いちばん高い値をつけた人に売る方法。競売[きょうばい]。オークション。 **せりおとす**【競り落とす】[動五]競売で、いちばん高い値段をつけて、品物を手に入れる。「名画を――」類[るい]落札する **せりだし**【迫り出し】[名]劇場で、奈落[ならく]から舞台[ぶたい]へと俳優や大道具などをおし上げること。また、その装置。せりあげ。↔せり込み・せり下げ **せりだす**【《迫り出す】[動五]①前方に出る。からだを前に出す。「腹が――」②劇場で、俳優や大道具を奈落から舞台[がい]におし上げる。 **せりふ**【台詞・科。白】[名]①俳優が舞台[ぶたい]で言うことば。②文句。いいぐさ。「そんな――はもう聞きあきた」 **せりふまわし**【台詞回し】[名]俳優のせりふの言いかた。「――がうまい」 **せりょう**【施療】[名・―スル]貧しい人たちのために、無料で病気の治療[ちりょう]をすること。「――院」 **せる**【競る】[動五]①相手に勝とうとしてたがいに競[きそ]いあう。②せり市などで、品物を手にするために、競って高い値をつけあう。 **せる**[助動] [意味]使役 自分自身ではその動作をしないで、他の人に動作をするようにしむけること。「漫画は読ませない」「書かせてみる」「子供を泣かせる」「薬を飲ませれば治るだろう」「もっと勉強させろ」▽「わたしは休ませていただく」といえば、謙譲[けんじょう]表現になるが、それは「わたしが自分で勝手に休む」のではなく、「相手がわたしを休ませようとすることを、わたしがいただく」という表現になり、相手を高くあつかうことになる。[接続]動詞五段・サ変の未然形に付く。その他の動詞には「させる」が付く。ただし、五段動詞「ある」には付かない。この場合は「あらしめる」という。[活用]下一段型。▷巻末「活用表」参照。 >「させる」とは接続がちがうだけで、意味・用法は同じ。 **セル**[名]うすでの毛織物の一つ。おもに夏物の和服用。▷ serge から。 **セルバンテス**[名]一五四七―一六一六年。スペインの小説家。小説「ドン・キホーテ」を書き、近代小説のさきがけとなった。「Miguel de Cervantes Saavedra」 **セルフコントロール**[名・―スル]①感情や欲望をおさえること。自制。克己[こっき]。②自動制御[ぎょく]。一 self-control **セルフサービス**[名]食堂やスーパーマーケットなどで、客が選んだ料理や商品を自分で運び、ときには自分で食器などをかたづけるしくみ。 | self-service **セルフタイマー**[名]セットしておくと、自動的にスイッチがはいったり切れたりする装置。とくに、カメラにつけられた自動シャッター。| self-timer **セルロイド**[名]ニトロセルロースとショウノウでつくる、燃えやすいプラスチック。筆箱やおもちゃなどの材料だったが、最近は使われない。▽もと、商標名。| celluloid **セルロース**[名]繊維素。植物の繊維の主成分。紙[げん]や糸などの材料にする。セルローズ。-cellulose **セレクション**[名]選択[せんたく]。選抜[せんばつ]。「――マッチ」「――メンバー」| selection **セレクト**[名・―スル]よりわけること。選ぶこと。「必要なものを――する」| select **セレナーデ**[名]夕方、恋人[こいびと]の部屋[へや]への窓の下などで歌って聞かせるあまい歌。また、軽快な器楽の組曲。小夜曲。夜曲。セレナード。- Serenade **セレモニー**[名]おごそかにおこなう公式の儀式[ぎしき]。式典。「一○周年記念の――」-ceremony **セロ**[名]↓「チェロ」 **ゼロ**[名]①数字の零[れい]。正でも負でもない実数。②なにもないこと。「――からやり直す」「 zero」 **セロハン**[名]セルロースを原料にしてつくる透明でうすい膜[まく]。包み紙などに使う。セロファン。▽もと、商標名。一cellophane **セロハンテープ**[名]セロハンの片面に接着剤[ぎい]をつけた、接着用のテープ。▽「セロテープ」は商標名。| cellophane tape **ゼロメートルちたい**【ゼロメートル地帯】[名]海抜[かいばつ]が海面よりも低い地帯。地下水のくみ上げなどによる地盤沈下がおもな原因。東京湾や大阪湾周辺などにみられる。 **セロリ**[名]セリ科の一年草・二年草。茎[くき]をなまで食べることが多い。独特のかおりがある。オランダミツバ。一celery **せろん**【世論】[名]社会一般の考えや意見。「――を調査する」▽もと、「輿論」の「輿(=大衆の意)」の代わりに「世」をあてて、「よろん」と読んだ。 **せわ**【世話】[名・―スル]①人の身のまわりのめんどうをみること。「小鳥の――をする」「よけいなお――だ」②人のために仲に立って、力をつくすこと。「勤めさきを――する」類[るい]周旋[しゅうせん]・紹介③めんどうなこと。手数がかかって、やっかいなこと。「――をかける」④日常的、または庶民[おん]的なこと。「――物」「――狂言」 >世話がない ①手数がかからない。②いい気なものだ。あきれはてるようすをいう。「自分で言ってれば――」 >世話が焼ける 手数がかかって、わずらわしい。「――子供」 <757> ・せん せ **世話に砕[くだ]ける** ことばつきや態度がやわらいで、日常的・庶民[しょみん]的であるようす。▽歌舞伎[かぶき]で、時代物風な調子であったものが、がらっと世話物風の日常的な言いまわしに変わることから。 **世話になる** 他の人の援助を受ける。めんどうをかける。 **世話を焼く** すすんで、あれこれ手数をつくしてめんどうをみる。 **せわきょうげん【世話狂言】** 歌舞伎[かぶき]で、世俗的な事件や人物を題材にしたもの。[時代狂言] **せわしい【忙しい】** せかせかとしていそがしい。「何かと―毎日だ」[類]せわしない **せわしない【忙しない】** 「せわしい」を強めた言い方。▽「ない」は否定でなく、状態・性質をあらわすことばに付いて「はなはだしい」の意味をそえる接尾[せつび]語。ほかに「切ない」「はしたない」など。 **せわずき【世話好き】** 人のめんどうを好んでみること。また、そのような人。[圏]世話焼き **せわにょうぼう【世話女房】** 夫のめんどうをよくみて、家事をこまめにする妻。 **せわにん【世話人】** 行事などの中心になって世話をする人。[類]世話役 **せわもの【世話物】** 歌舞伎や浄瑠璃[じょうるり]などで、おもに江戸時代の町人の生活や人情をえがいた作品。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の「曾根崎心中[そねざきしんじゅう]」など。[時代物] **せわやき【世話焼き】** 好んで人の世話をしたがる人。[類]世話好き **せわやく【世話役】** 会合などで、中心となってきり回し、めんどうをみる役目の人。 **せん[千]** ●数の名。②数の多いこと。 [セン] ◎千両箱[せんりょうばこ] ②千客万来[せんきゃくばんらい]、千金[せんきん] 千差万別[せんさばんべつ]、千里眼[せんりがん]、一騎当千[いっきとうせん] ち 千草[ちぐさ] 千鳥[ちどり] 千代紙[ちよがみ] **せん[川]** かわ。[類]河・江 [セン] 河川[かせん] 山川[さんせん] [かわ] 川上[かわかみ] 川筋[かわすじ] 川沿[かわぞ]い 小川[おがわ] 川原[かわら] **せん[先]** ①位置が、さき。②時間が、さき。今より前。また、先立つ。「もう―のことだが」③これからあと。将来。さきざき。④囲碁や将棋[しょうぎ]で、さきに打ったり指さしたりする側。先手[せんて]。↔後[ご]手[て] [セン] ①先頭[せんとう] 先導[せんどう] 先方[せんぽう] 率先[そっせん]②先月[せんげつ] 先刻[せんこく] 先着[せんちゃく] 先入観[せんにゅうかん] 先約[せんやく] [さき] 先様[さきさま] 先程[さきほど] 後先[あとさき]も 老[お]い先[さき] 先斗町[ぽんとちょう](地名) >先を越す 相手よりさきにやってしまう。[圏]機先を制する **せん[宣]** ●広く知らせる。②はっきり述べる。③神や天子のことば。「宣する」を見よ。 [セン] ①宣教[せんきょう] 宣伝[せんでん] 宣揚[せんよう]②宣言[せんげん] 宣告[せんこく] 宣誓[せんせい]③国宣[こくせん] 宣旨[せんじ] 宣命[せんみょう] 託宣[たくせん] 宣[のたま]う 宣[のたま]る **せん【専】(專)** ①そのことだけをおこなう。ひたすら。②ひとりじめする。思うがまま。 [セン] ①専一[せんいつ] 専業[せんぎょう] 専属[せんぞく] 専任[せんにん] 専念[せんねん] 専門[せんもん]②専横[せんおう] 専売[せんばい] 専有[せんゆう] 専用[せんよう] 独専[どくせん] もっぱら 専[もっぱ]ら勉強に励[はげ]む **せん[泉]** ●水のわきでるところ。いずみ。②あの世。 [セン] ①泉水[せんすい] 源泉[げんせん]②泉下[せんか] 黄泉[こうせん] [いずみ] 泉[いずみ]がわく 話の泉[いずみ] 和泉[いずみ] 黄泉[よみ] **せん[浅](淺)** 水が少なくてあさい。↔深②知識や考えがたりない。あさはか。③色がうすい。あわい。[深] [セン] ①浅海[せんかい] 深浅[しんせん]②浅学[せんがく] 浅見[せんけん] 浅薄[せんぱく]③浅紅[せんこう] 浅緑[せんりょく]~ [あさい] 浅[あさ]い眠り 浅瀬[あさせ] 浅葱[あさぎ] 浅傷[あさで] 浅蜊[あさり] 浅墓[あさはか] **せん[洗]** 水などで、あらいきよめる。 [セン] 洗剤[せんざい] 洗浄[せんじょう] 洗濯[せんたく] 洗面[せんめん] 水洗[すいせん] [あらう] 足を洗[あら]う 水洗[みずあら]い 御手洗[みたらし]「炒」[いり](=手などをきよめる所) **せん[染]** ●そめる。色をつける。②そまる。他の影響[えいきょう]や作用を受ける。 [セン] ②染色[せんしょく] 染髪[せんぱつ] 染料[せんりょう]②汚染[おせん] 感染[かんせん] 伝染[でんせん] [そめる・そまる] 顔を染[そ]める 藍染[あいぞ]め/悪に染[そ]まる [しみる・しみ] 油が染[し]みる 所帯染[しょたいじ]みる/汗染[あせじ]み **せん[船]** 大きなふね。[類]舟[しゅう] [セン] 船員[せんいん] 船舶[せんぱく] 汽船[きせん] 飛行船[ひこうせん]、 せ <758> せん せ [ふね・ふな] 渡[わた]りに船[ふね] 出船[でふね]/船旅[ふなたび] **せん[戦](戰)** ①たたかう。たたかい。②おそろしさにふるえる。 [セン] ①戦死[せんし] 戦争[せんそう] 戦闘[せんとう] 決勝戦[けっしょうせん] 舌戦[ぜっせん] 論戦[ろんせん]②戦々恐々[せんせんきょうきょう] 戦慄[せんりつ] [いくさ・たたかう] 勝[か]ち戦[いくさ]/強敵と戦[たたか]う 関[せき]ヶ原[はら]の戦[たたか]い ●戦[おのの]く 戦[そよ]ぐ 戦[わなな]く **せん[銭](錢)** ①かね。ぜに。②日本の貨幣[かへい]単位。円の一○○分の一。③日本の昔の貨幣単位。貫[かん]の一○○○分の一。文[もん]。 [セン] ②銭湯[せんとう] 金銭[きんせん] 古銭[こせん] 銅銭[どうせん] [ぜに] 銭入[ぜにい]れ 小銭[こぜに] **せん[線]** ●細長くのびた糸。また、糸のように細く長いすじ。「―を引く」「切りとりー」▽数学では、点が動いたあとにできるものをいい、面積はない。②鉄道や道路などの交通機関の道すじ。「この―の電車に乗る」 ③ものごとを進めていく道すじ。方向。また、水準。「その―で計画を進めよう」「ものとりのーが強い」「いい―まできた」④人物や作品などから受ける印象。「―が細い」 [セン] ②線香[せんこう] 視線[しせん] 水平線[すいへいせん]、前線[ぜんせん] 直線[ちょくせん]。②沿線[えんせん] 支線[しせん] 新幹線[しんかんせん] **せん[選]** ●多くの中からよりだす。えらぶ。「―にもれる」②当選回数をあらわすことば。「四―を果たす」 [セン] ②選挙[せんきょ] 選手[せんしゅ] 選択[せんたく] 選抜[せんばつ] 入選[にゅうせん]、 [えらぶ] 委員を選[えら]ぶ 選[よ]り抜[ぬ]き 選[え]り **せん[仙]** 山の中に住み、不老不死の術をおさめ、神通力[じんずうりき]をもつ人。②歌や詩にすぐれた人。 [セン] ①仙境[せんきょう] 仙人[せんにん]②歌仙[かせん] 詩仙[しせん] **せん[占]** ●うらなう。②場所やものを自分のものにする。 [セン] ②占星術[せんせいじゅつ]②占拠[せんきょ] 占領[せんりょう] 独占[どくせん] [しめる・うらなう] 座席を占[し]める 独[ひと]り占[じ]め/吉凶を占[うらな]う 星占[ほしうらな]い 占形[うらかた](=うらないに出た形) 辻占[つじうら] **せん[扇]** ①おうぎ。②あおぐ。③あおりたてる。おだてる。 [セン] 扇状地[せんじょうち] 扇子[せんす] 夏炉冬扇[かろとうせん]②扇風機[せんぷうき]③扇情[せんじょう] 扇動[せんどう] [おうぎ] 扇[おうぎ]の的[まと] 舞扇[まいおうぎ] 扇[あお]ぐ 扇[あお]る 団扇[うちわ] **せん[栓]** 入れものの口をふさぐもの。また、水道やガスなどの開閉装置。 [セン] 栓抜[せんぬ]き 消火栓[しょうかせん] 元栓[もとせん] **せん[旋]** ●ぐるぐる回る。めぐる。②もとにかえる。 [セン] ①旋回[せんかい] 旋盤[せんばん] 旋風[せんぷう] 旋律[せんりつ] 斡旋[あっせん] 周旋[しゅうせん]、螺旋[らせん]②凱旋[がいせん] 旋頭歌[せどうか] 旋毛[つむじ] 旋風[つむじかぜ] 旋花[ひるがお] **せん[践](踐)** ①ものごとをとりおこなう。②天子の位を継ぐ。▼もと、足でふむ意味。 [セン] 実践[じっせん] 履践[りせん]②践祚[せんそ] 践[ふ]み行う[おこなう] **せん[銃]** 鋳物用で不純物の多い鉄。ずく。 [セン] 鉄鋼[てっこう] 銑鉄[せんてつ] **せん[潜](潛)** ●水の中にもぐる。②かくれる。ひそむ。③心を落ち着ける。 [セン] 潜水[せんすい] 潜望鏡[せんぼうきょう]、②潜航[せんこう] 潜在[せんざい] 潜伏[せんぷく]③潜心[せんしん] 沈潜[ちんせん] [ひそむ・もぐる] 物陰[ものかげ]に潜[ひそ]む 息を潜[ひそ]める/海に潜[もぐ]る 潜[くぐ]る **せん[遷]** ●場所をよそへうつす。地位がうつる。②時がうつりかわる。 [セン] 遷宮[せんぐう] 遷都[せんと] 左遷[させん]②変遷[へんせん] 遷[うつ]す **せん[薦]** 人やものを、よいとしてすすめる。 [セン] 自薦[じせん] 推薦[すいせん] 他薦[たせん] [すすめる] 良書を薦[すす]める 薦被[かづき] <759> ・せんいせい **せん[繊](纖)** ①ほそい。こまかい。②ほっそりしているようす。しなやか。 [セン] ①繊維[せんい] 繊細[せんさい] 繊毛[せんもう] ②繊指[せんし] 繊弱[せんじゃく] 繊手[せんしゅ] **せん[鮮]** ①あたらしい。なまなましい。生きがいい。②はっきりとして、あざやか。③すくない。 [セン] 鮮魚[せんぎょ] 鮮度[せんど] 新鮮[しんせん] 生鮮[せいせん]②鮮紅[せんこう] 鮮明[せんめい] 鮮烈[せんれつ]③鮮少[せんしょう] [あざやか] 鮮[あざ]やかな手並み[てなみ] [あざ]くない **せん[茜]** 植物のアカネ。また、アカネからとった赤い色。 [あかね] 茜草[あかねぐさ] 茜雲[あかねぐも] **せん【千/栓/銭/線/選】** →漢字項目を見よ。 **ぜん[全]** ●みな。すべて。▽数量をあらわす語について、全部でという意味。「―五巻」②かけたところがなくそろっている。③まじりものがない。 [ゼン] 全員[ぜんいん] 全勝[ぜんしょう]、全体[ぜんたい]②全知全能[ぜんちぜんのう] 完全[かんぜん] 健全[けんぜん]③全糖[ぜんとう] 全乳[ぜんにゅう] [まったく] 全[まった]く知らない 全[まっと]うする [すべて] **ぜん[前]** ●位置が、まえ。正面。②順序がさきのほう。③時間が、まえ。過去。「―から気になっていた」「―(=一つまえの)大臣」④これからさきの。後 [ゼン] 前進[ぜんしん] 前方[ぜんぽう] 前面[ぜんめん] 眼前[がんぜん] 門前[もんぜん] 前途[ぜんと]②前半[ぜんはん] 前列[ぜんれつ] 午前[ごぜん]③前日[ぜんじつ] 前代未聞[ぜんだいみもん]、前例[ぜんれい] 以前[いぜん] 空前[くうぜん] [まえ] 前売券[まえうりけん]、駅前[えきまえ] 腕前[うでまえ] 一人前[いちにんまえ] 前[さき]の太政大臣[だじょうだいじん]、前栽[せんざい] **ぜん[善]** ●道徳的によいこと。正しいこと。「―をなす」↔悪[あく]、②うまく。じょうずに。③なかよくする。 [ゼン] ①善悪[ぜんあく] 善行[ぜんこう] 善良[ぜんりょう]、慈善[じぜん]②善処[ぜんしょ] 善戦[ぜんせん] 善用[ぜんよう]③善隣[ぜんりん] 親善[しんぜん] [よい] 善[よ]い行い >善は急げ よいことはためらわず、すぐに実行せよ。 **ぜん[然]** ①そのとおりである。また、そのようである。②名詞に付いて、その特徴的な状態を形容する語をつくる。「紳士―」「学者―」「社長―」 [ゼン・ネン] 自然[しぜん] 全然[ぜんぜん]/天然[てんねん] 黙然[もくぜん] 然[しか]にあらず 然[しか]し 然[しか]り 徒然[つれづれ] **ぜん[禅](禪)** ●天子が位をゆずること。②仏教の宗派。また、仏教の修行[しゅぎょう]の一つ。静座して心をしずめ、集中してさとりの道を求めること。 [ゼン] ①禅譲[ぜんじょう] 受禅[じゅぜん]②禅宗[ぜんしゅう] 座禅[ざぜん] **ぜん[漸]** しだいに。だんだんに進んでいく。▽「漸(ぜん)」と「暫(ざん)」の読みに注意。 [ゼン] 漸次[ぜんじ] 漸進[ぜんしん] 漸増[ぜんぞう] 東漸[とうぜん] [ようやく] 漸[ようや]く 漸[やっ]と **ぜん[繕]** 悪くなったところを直す。 [ゼン] 営繕[えいぜん] 修繕[しゅうぜん]、 [つくろう] 取[と]り繕[つくろ]う 身繕[みづくろ]い **ぜん【全/然】** →漢字項目を見よ。 **ぜん【前/善/禅】** →漢字項目を見よ。 **ぜん【×膳】** [造語] ①[名]一人前[いちにんまえ]ずつととのえた食事。また、料理をのせる台。食膳。「鯛[たい]が祝いの―にのぼった」 ①[造語]茶わんに盛ったごはんや、ひと組みの箸[はし]を数えることば。「三―おかわりする」「箸一―」 **ぜんあく【善悪】** よいことと悪いこと。「―をわきまえる」▽古くは「ぜんなく」と読んだ。 **せんい【船医】** 船に乗り、航海中、船員や乗客の病気を治療[ちりょう]する医者。 **せんい【戦意】** 戦おうとする気持ち。戦う意欲。「―を喪失する」 **せんい【繊維】** 動物や植物のからだを形づくる細い糸のような物質。②布や紙の材料にする細い糸のような物質。「―に分解する」「化学―」 **ぜんい【善意】** 結果としてよいことが生じるようにと、いつも何かにつけて心の中で思っていること。悪意などないこと。「―の人」「―に解釈[かいしゃく]する」[好意]↔悪意 **せんいき【戦域】** 戦闘[せんとう]のおこなわれている地域。 **ぜんいき【全域】** ある地域全体。また、ある分野全体。「首都圏[しゅとけん]―」「社会科学―」 **せんいきょうかプラスチック【繊維強化プラスチック】** →「エフアールピー」 **せんいせいひん【繊維製品】** 繊維を原料として製造した品。衣料品など。 せ <760> **せんいそ**【繊維素】[名]植物繊維のおもな成分。白色無定形の炭水化物。セルロース。 **せんいつ**【専一】[形動]そのことだけに全力を注ぐこと。第一にすること。「ご自愛――に」 **せんいん**【船員】[名]船に乗りくんで仕事をする人。船の乗組員[くみいん]。ふなのり。 **ぜんいん**【全員】[名]すべての人員。みんな。「――集合」類[るい]総員 >つかいわけ**「一同」**を見よ。 **せんうん**【戦雲】[名]いまにも戦争が始まりそうなけはい。また、戦争。「――急をつげる」「――が垂れこめる」 **せんえい**【先鋭・×尖鋭】[形動]①さきがするどくとがっているようす。「――な刃物[はもの]」②考えや行動などが、非常に急進的で過激なようす。「――な思想」「――分子」 **ぜんえい**【前衛】[名]①テニスやバレーボールなどで、前方で攻撃[う]や守備をする選手。→後衛②革命運動などで、先頭に立って活動するリーダー。③芸術活動で、それまでにない新しい試みを時代にさきがけてすること。また、伝統にとらわれない芸術家。「――絵画」④軍隊で、本隊の前方を守る部隊。↔後衛 **せんえいか**【先鋭化】[名・―スル]思想や行動などが急進的になること。「学生運動が――する」 **ぜんえいてき**【前衛的】[形動]社会運動や芸術運動の先頭に立って新しい試みをするようす。 **せんえき**【戦役】[名]戦争。古い言い方。「日露[にちろ]――」 **せんえつ**【×僭越】[形動]年齢が若いとか、能力がおよばないとか、地位が低いとかいう立場をわきまえず、さし出たことをすること。「――ではありますが、ご指名ですので」▽多く、人前に出たときにけんそんして使う。 **せんおう**【専横】[形動]態度がわがままで、勝手[かっ]なこと。「――なふるまい」圏[けん]横暴 **ぜんおうあんぜんほしょうきょうりょくかいぎ**【全欧安全保障協力会議】[名]↓「シーエスシーイー」 **ぜんおん**【全音】[名]音程をあらわす単位。半音の二倍。↔半音 **せんか**【泉下】[名]死んだ人が行くという地下の世界。あの世。「――にねむる」▽「黄泉の下」の意味。 **せんか**【専科】[名]あるせまい分野だけを専門にあつかう科目や課程。「物理学――を卒業する」「――教員」↔本科・普通科 **せんか**【戦火】[名]戦争による火災。また、戦争。「――に見まわれる」「――のちまた」 **せんか**【戦果】[名]戦いによってえた成果。「大きな――をあげる」 **せんか**【戦禍】[名]戦争による被害や災難。「――をのがれる」 **せんが**【線画】[名]線だけでかいた絵。線描画。 **ぜんか**【前科】[名]以前に法律を犯して刑[けい]を受けたことがあること。「――がある」「――者[もの]」▽広く、悪い前歴のたとえにも。「授業をさぼった――がある」 **せんかい**【仙界】[名]仙人の住む世界。俗界をはなれた世界。仙境。 **せんかい**【浅海】[名]浅い海。海岸近くの、深さ二〇〇[メートル]までの海。↔深海 **せんかい**【旋回】[名・―スル]①ぐるりと円をえがいて回ること。「とびが上空を――する」②航空機が進路を変えること。「右へ急――する」 **せんがい**【選外】[名]選にもれること。入選しないこと。「――にもいい作品があった」「――佳作」圏[けん]落選↔入選 **ぜんかい**【全快】[名・―スル]病気やけがが完全に治ること。「――を祝う」類[るい]全治・完治 **ぜんかい**【全開】[名・―スル]戸[と]栓[せん]だや窓などをいっぱいに開くこと。全部開くこと。「エンジンを――する」 **ぜんかい**【全壊】[名・―スル]建物の全体がこわれること。全部つぶれること。「地震[いん]で家屋が――した」←半壊 **ぜんかい**【前回】[名]この前のとき。この前の回。「――の公演よりすばらしい」 **ぜんかいいっち**【全会一致】[名]会員全部の意見が同じであること。「――で決める」 **せんかく**【先覚】[名]①学問や識見[しきけん]を多く身につけた先輩[かん]。圏[けん]先達↔後学②人よりさきに道をさとること。また、その人。「――者」 **せんがく**【先学】[名]学問上の先輩[はい]。「――の指導を受ける」↔後学 **せんがく**【浅学】[名]学問が浅く、未熟であること。「――非才」 **ぜんがく**【全学】[名]大学全体。「――集会」「――休講」 **ぜんがく**【全額】[名]全部の金額。すべてを合わせた金額。総額↔半額 **せんがくひさい**【浅学非才・浅学菲才】[四熟]自分の学問が未熟で、才能にとぼしいことをへりくだっていうことば。「――の身をかえりみず」 **せんかたない**【為ん方ない・詮方ない】[連語]なすべき手段や方法がない。どうしようもない。 **せんかん**【戦艦】[名]攻撃力・防御力ともに最大級の軍艦。艦隊の主力艦となるもの。 **せんがん**【洗眼】[名・―スル]水や薬液などで目を洗うこと。「――薬」 **せんがん**【洗顔】[名・―スル]顔を洗うこと。「――クリーム」 **ぜんかん**【全巻】[名]書物やフィルムの全部の巻。また、その巻の全体。 **せんカンブリアだい**【先カンブリア代】[名]地質時代を四つに分けたときの最古の時代。地殻ができてから約五億五千万年前まで。地殻変動の激化した約十一億年前をさかいに、それ以前を始生代、それ以降を原生代に分ける。 **せんき**【戦記】[名]戦争や試合などの記録。軍記。「――物語」 **せんき**【戦機】[名]①両軍が戦闘[せっとう]をはじめようとするけはい。「――が熟す」②戦争を起こすのに適当な時。「――を待つ」 **せんぎ**【詮議】[名・―スル]罪人をとり調べ、罪状を明らかにすること。また、相談してものごとをはっきりさせること。古い言い方。 <761> **ぜんき**【前記】[名]前に書いたこと。前に書いてあることがら。「――の三つの項目が共通する」 **ぜんき**【前期】[名]半分、または三つに分けたときの前の方の期間。また、一つ前の期間。↔後期 **せんきゃく**【先客】[名]さきに来た客。「――がある」 **せんきゃく**【船客】[名]船に乗っている客。 **せんきゃくばんらい**【千客万来】[四熟]店などに、多くの客が次から次へと来ること。商売が繁盛[はんじょう]しているようすをいう。 **せんきょかんりいいんかい**【選挙管理委員会】[名]選挙に関する事務を管理する行政委員会。中央選挙管理会と、都道府県・市町村の選挙管理委員会とがある。圏[けん]選管。 **せんきょく**【戦局】[名]戦争や勝負ごとのなりゆき。「――を見守る」類[るい]戦況 **せんきょく**【選曲】[名・―スル]多くの曲の中から、いくつかを選びだすこと。「テーマに合わせて――する」 **せんきょく**【選挙区】[名]議員を選ぶための単位として地域で分けた区画。大・中・小の区分がある。 **せんきょけん**【選挙権】[名]選挙のときに投票できる権利。↔被選挙権▽日本では満二〇歳[き]以上の人にあたえられる。 **せんきゅう**【選球】[名]野球で、バッターがストライクかボールかを見分けること。「――眼がいい」 **せんきょ**【占拠】[名・―スル]ある場所を自分のものにして、他人を寄せつけないこと。「建物を――する」「不法――」 **せんきょ**【選挙】[名・―スル]①投票などによって、適当な人を選びだすこと。②国会議員や自治体の長・議員などを、投票で選びだすこと。「総――」「――権」 **せんぎょ**【鮮魚】[名]食用にする、新鮮[すう]で生きのいい魚。「――商」 **せんきょう**【仙境・仙郷】[名]仙人の住む場所。俗界をはなれたところ。仙界。 **せんきょう**【戦況】[名]戦争の状況。戦いのようす。「――を見守る」類[るい]戦局 **せんぎょう**【専業】[名]①一つの職業や事業を専門にすること。「――農家」↔兼業②国が、ある法人や個人に対して、利益を独占[だ]することを法律で認めた事業。 **せんきょうし**【宣教師】[名]宗教の教えを広める人。とくに、異教徒に対してキリスト教を広める人。類[るい]伝道師 **せんぎょうのうか**【専業農家】[名]農業による所得のみで生計を営む農家。日本では減少の傾向[ぶ]にある。↔兼業農家 **せんきょうんどう**【選挙運動】[名]選挙に当選するために演説・勧誘・宣伝などをおこなうこと。 **せんきん**【千金】[名]①多額のかね。「――を投じる」②非常に大きな価値のあるもの。「春宵[しゅんしょう]一刻[いっこく]値[あたい]――」▼もと、千両のことから。 **せんきん**【千×鈞】[名]きわめて重いこと。「――の重み(=きわめてたいせつな価値)」▽「釣」は、重さの単位で、約一八キログラム。 **せんく**【先駆】[名・―スル]①人より早くその必要をさとり、実行すること。さきがけ。「時代の――者」②「前駆[び]」に同じ。 **ぜんく**【前駆】[名]①ウマやオートバイに乗って、列の先頭に立って導くこと。また、列を導く人。先駆。「パレードを白バイが――する」②病気の――症状と(=前兆[びり])」類[るい]先乗り③「前輪駆動」の略。車で、前輪に動力を伝えて走る方式。 **せんくう**【遷宮】[名・―スル]新しい神殿を造営し、もとの神殿から神霊を移すこと。また、その儀式[ぎ]。「――祭」 **せんくしゃ**【先駆者】[名]他にさきんじて、ことをおこなう人。パイオニア。「独立運動の――」 **せんくち**【先口】[名]順番がさきであること。さきに申しこんだり、約束したりしたもの。↓後口 **ぜんくねんのえき**【前九年の役】[名]一〇五一—六二年。奥羽[おうう](=東北地方)で、朝廷に従わない安倍氏が、源頼義[よりよし]・義家父子に平定された戦い。▽後三年の役に対していう。 **せんくん**【先君】[名]先代の主君。また、亡父を敬っていうことば。 **せんぐんばんば**【千軍万馬】[四熟]①何回も戦場に出て、戦いの経験が豊かなこと。「――のつわもの」②社会での経験が豊かで、かけひきがじょうずなこと。類[るい]海千山千[うみせんやません]▽多くの兵士と多くの軍馬という意味から。 **せんげ**【遷化】[名・―スル]高僧の死を敬った言い方。▽この世の教化を終え、あの世に移るという意味。 **せんけい**【扇形】[名]①おうぎがた。おうぎを開いたときの形。②数学で、二つの半径に囲まれた円の一部のこと。 **ぜんけい**【全景】[名]全体の景色もやながめ。「町の――を一望できる」 **ぜんけい**【前掲】[名・―スル]同じ文書・文章で、前に示したこと。前に述べたこと。 **せんけつ**[名]①まず、さきにきめること。きめるべきこと。「――問題」②[―スル]自分独りの考えできめて処理すること。「独断――する」 **せんけつ**【鮮血】[名]からだから流れでたばかりの、なまなましい血。「――がほとばしる」 **せんげつ**【先月】[名]今月の前の月。「――から風邪[かぜ]が治らない」圏[けん]前月↔来月 >ひな↓「先日」を見よ。 **ぜんげつ**【前月】[名]ある月の一つ前の月。「七月革命の――」類[るい]先月↔翌月 <762> >つかいわけ**「先日」**を見よ。 **せんけん**【先見】[名・―スル]なりゆきがはっきりしないうちに、前もってそれを見ぬくこと。圏[けん]予見・予知 >先見の明[めい] ものごとの起こらない前になりゆきを見ぬくすぐれた判断力。「暴落する前に株を売ったのは、――があった」類[るい]先見の識[しき] **せんけん**【先賢】[名]昔の賢人[けんじん]。圏[けん]先哲[せんてつ] **せんけん**【浅見】[名]あさはかな見識。また、自分の見識のあさはかさをへりくだっていうことば。類[るい]愚見 **せんげん**【宣言】[名・―スル]個人または団体が、意見や方針などを広く世間[だ]に表明すること。「開会を――する」「独立――」 >つかいわけ**→「声明[然]」**を見よ。 **ぜんけん**【全権】[名]委任されたことに関するすべての権限。完全な権力。「――を委任する」「――大使」 **ぜんげん**【前言】[名]①その人が前に言ったことば。「――をとり消す」「――をひるがえす」②前置きとして述べることば。まえがき。序。③昔の人の言ったことば。「――住行」 **ぜんげん**【漸減】[名・―スル]少しずつ減ること。「生徒数は――傾向にある」→漸増・激減▽「ざんげん」と読むのは誤り。 **ぜんけんいいん**【全権委員】[名]国家の代表として、すべての権限をまかされ、国際会議・外交交渉・条約締結[び]などに臨時に派遣される委員。 **ぜんげんおうこう**【前言往行】[四熟]昔の人の言ったことばとおこない。「――を範[はん](=てほん)とする」 **せんけんたい**【先遣隊】[名]さきに派遣された部隊。 **ぜんけんたいし**【全権大使】[名]「特命全権大使」の略。 **せんげんばんご**【千言万語】[四熟]非常に多くのことば。「――を費やしてもあらわせない」圏[けん]千言万句 **せんこ**【千古】[名]①大昔。遠い昔。「――のなぞ」②永遠。永久。「――不易[き]」「厦[けん]万古――」 **せんご**【戦後】[名]戦争の終わったあと。とくに、第二次世界大戦の終わったとのこと。「――派」「――世代」↔戦前 **ぜんご**【前後】[名・―スル]①〈名〉①ある位置や時間などの前と後ろ。「――左右」②ものごとの前と後ろのつながり。あとさき。「――の考えもなく承知する」「――不覚」①〈名・スル〉①順序が逆になること。「話が――する」②あいだを置かないで続くこと。「――して到着[く]」③〈造語〉『〜前後』の形で』…ぐらい。「一〇〇人――」「夕方六時――」▽数をあらわすことばに付く。 **せんこう**【先行】[名・―スル]①さきに行くこと。「本隊に――する」「――車」↔後続②さきに世間[だ]に出ていること。「――文献[び]」③他のものより、さきにおこなうべきこと。「政治改革よりも景気対策問題が――する」④スポーツで、さきに得点をあげること。「一点――」 **せんこう**【先考】[名]死んだ父。亡父。圏[けん]先父 **せんこう**【先攻】[名・―スル]スポーツで、さきに攻撃[こうげき]すること。また、さきに攻撃するほう。さきぜめ。「じゃんけんに勝ったので――をとる」↔後攻 **せんこう**【専行】[名・―スル]自分独りの判断で勝手[かっ]におこなうこと。「独断――」 **せんこう**【専攻】[名・―スル]ある学問の分野を専門に研究すること。また、専門に研究する分野。「イギリス文学を――する」 **せんこう**【潜行】[名・―スル]①水の中をもぐって行くこと。潜水。②人目にふれないように、さけて行くこと。「敵陣に深く――する」③法に反する活動をひそかにすること。「――運動」 **せんこう**【潜航】[名・―スル]①潜水艦[すいかん]などが、水中を航行すること。類[るい]潜水②ひそかに航行すること。 **せんこう**【選考・×銓衡】[名・―スル]多くの中から適したものを選びだすこと。「――の基準を定める」「書類――」類[るい]選択 **せんこう**【線香】[名]香料の粉を松やになどで固めて、細長い線のようにしたもの。火をつけて仏前に供える。かぞえ方 把・束[たば] **せんこう**【鮮紅】[名]あざやかな紅色。鮮紅色。 **せんこう**【×穿孔】[名・―スル]穴をあけること。穴があくこと。また、そのあいた穴。「テープに――する」「胃――」 **せんこう**【×閃光】[名]瞬間[しゅんかん]的にきらめく光。スパーク。「――に目がくらむ」「――電球」 **ぜんこう**【全校】[名]①一つの学校全体。「――生徒」②すべての学校。「台風のため市内――が休校となる」 **ぜんこう**【前項】[名]①前にあげた項目。↔次項②数学で、二つ以上ある項のうちの前のほうの項。↔後項 **ぜんこう**【善行】[名]よいおこない。道徳にかなったおこない。「――を積む」↔悪行[あくぎょう]’▽「善行」「悪行」のそれぞれの「行」の読みに注意。 **せんこうはなび**【線香花火】[名]細くよった紙のさきに火薬を入れた簡単な花火。▽最初ははなばなしいが、長続きしないことのたとえにも使う。「彼のすることはいつも――だ」 **せんこく**【先刻】[名・副]①〈名〉さきほど。今から少し前。「――からお待ちです」圏[けん]最前↔後刻[ごこく]〜②〈副〉まえから。すでに。「――承知だ」 **せんこく**【宣告】[名・―スル]①相手に正式に知らせること。「がんを――された」②裁判で、判決を言いわたすこと。「死刑」を――する」 >ついわけ**↓「声明[然]」**を見よ。 **ぜんこく**【全国】[名]国全体。国じゅう。「――大会」「――ネットワーク」「――津々浦々[つつうらうら]」 **ぜんこくく**【全国区】[名]全国を一つの区とする大選挙区。▽もと、参議院議員選挙でおこなわれた。地方区に対していう。 **せんごくじだい**【戦国時代】[名]①室町時代後期、応仁[おうにん]の乱(一四六七年)から、織田信長[おだのぶなが]が京にはいるまでの、約百年間をいう。各地方に大名[みょう]りが勢力を張り、天下をとろうと戦った。②中国で、晋[しん]が韓[かん]・魏[ぎ]・趙[ちょう]に三分されて(前四○三年)から秦[しん]の統一(前二二一年)までの時代。 <763> **せんごくだいみょう**【戦国大名】[名]戦国時代、各地に割拠した大名。幕府などの公的な権威を背景にするのではなく、自力で独立した国をつくり、その地を治める政権を確立した。 **せんごくぶね**【千石船】[名]江戸以時代、米千石をのせて運ぶことのできた大形の和船。 **ぜんごさく**【善後策】[名]ことをうまくあとしまつするための方策。「――を講じる」▽「前後策」は誤り。 **ぜんごしょち**【善後処置】[名]あとしまつ。あとのためによいように、しまつすること。 **せんこつ**【仙骨】[名]世俗[せぞく]をこえた非凡[ぼん]な骨相や風采。「――をおびる」▽文章語。 **せんごは**【戦後派】[名]①第二次世界大戦後に育った人々。伝統にとらわれることなく、自由に考えたり行動したりした。アプレゲール。②国語「戦後派文学」のこと。第二次世界大戦後に登場し、雑誌「近代文学」を中心に作品を発表した文学者たち。とくに、第一次戦後派の野間宏[のまひろし]・椎名麟三[しいなりんぞう]・武田泰淳[たけだたいじゅん]・梅崎春生[うめざきはるお]・大岡昇平[おおおかしょうへい]・埴谷雄高[はにやゆたか]らをさす。戦争や死生観などをテーマにした小説が多い。 **せんごひゃくばんうたあわせ**【千五百番歌合】[名]作品名 一二〇一年。後鳥羽院[ごとばいん]ら三〇人が一〇〇首ずつ詠[よ]んで一五〇〇番とし、藤原俊成[ふじわらのとしなり]や定家[ていか]らが判じた最大規模の歌合わせ。二〇巻。 **せんこふえき**【千古不易】[四熟]永遠に変わらないこと。類[るい]万古不易▽「不易」は「易[か]はらず」で、不変の意味。 **ぜんごふかく**【前後不覚】[四熟]自分がどういう状態なのかわからないほど正体[しょうたい]がなくなること。「――に酔う」類[るい]前後も知らず **ぜんこん**【善根】[名]よい果報をもたらすようなよいおこない。「――をほどこす」「――を積む」類[るい]善行 **ぜんざ**【前座】[名]①寄席などで、真打ちの前に出演すること。また、真打ち・二つ目の前にもっとも位の低い芸人。「――をつとめる」②もよおしものなどで、中心となるものの前に演じるもの。また、中心となる人の前に出る人。 **センサー**[名]光・音・温度・圧力など、さまざまな対象に反応して電子信号を送る装置。感知装置。センサ。一 sensor **せんさい**【先妻】[名]もとの妻。前に妻であった女性。前妻↔後妻[ごさい] **せんさい**【戦災】[名]戦争で受けた被害[ひがい]。「――で焼けだされる」「――孤児」 **せんさい**【繊細】[形動]感情や感覚がこまやかなようす。とくに、敏感[びんかん]で傷つきやすいようす。デリケート。「――な神経の持ち主」 **せんざい**【洗剤】[名]衣類・食器・野菜などのよごれを洗うのに使う粉や液体。「中性――」 **せんざい**【潜在】[名・―スル]表面にあらわれないで、内にひそんでいること。「――能力」↔顕在[けんざい] **せんざい**【前栽】[名]①庭先に植えた草木や野菜。②草木などを植えこんだ庭。 **ぜんさい**【前菜】[名]西洋料理で、正式の料理の前に出される簡単なつまみもの。オードブル。 **ぜんざい**【善×哉】[名]①関西で、つぶしあん入りのしるこ。いなかじるこ。関東で、もち・白玉[しらたま]などの上にこいあんをかけた食べもの。②よいおこないをほめることば。▽「善[よ]き哉[かな]」という意味。 **せんざいいしき**【潜在意識】[名]自覚はしていないが、その人の心の奥底[しん]ではたらいている意識。「――が夢にあらわれる」 **せんざいいちぐう**【千載一遇】[四熟]千年に一度しかめぐりあえないほど、めったにないよい機会。「――の好機」▽「載」は、年のこと。 **せんざいわかしゅう**【千載和歌集】[名]一一八七年。後白河法皇の命により、藤原俊成[としなり]の撰[せん]。第七の勅撰[ちょくせん]和歌集。千載集。約一三〇〇首。二〇巻。 **せんさく**[名・―スル]①細かいことまで言いたてて、根ほり葉ほり探りしらべること。「過去をあれこれと――する」「――好き」▽「穴をほりあける」という意味から。②[名・―スル]つきつめて調べもとめること。くわしくたずねさがすこと。「原因を――する」 **センサス**[名]実態調査。とくに、国勢調査・人口調査。「工業――」| census **せんさばんべつ**【千差万別】[四熟]多くのものが、それぞれにいろいろちがっていること。 **せんし**【先師】[名]なくなった先生や師匠[しょう]。また、昔の賢人[けんじん]。 **せんし**【戦士】[名]①戦場で戦いに参加する兵士。②事業や運動の最前線で活躍[えい]する人。「企業[よう]――」 **せんし**【戦史】[名]戦争のありさまを書いた歴史。戦争の記録。 **せんし**【戦死】[名・―スル]戦場で敵と戦って死ぬこと。↔戦没 **せんじ**【宣旨】[名]天皇のことばを述べつたえること。また、それを伝える公文書。▽おもて向きの詔勅[しょうちょく]に対してうちわのものをいう。 **せんじ**【戦時】[名]戦争をしているとき。戦争中。「――体制」「――下」↔平時 **ぜんし**【全紙】[名]①ある新聞の一つの紙面すべて。「特ダネで――をうめる」②すべての新聞。「――こぞって掲載[さい]する」③製紙工場でできあがった紙を、規格に合わせて切ったままのもの。A判とB判がある。圏[けん]全判[ぜんばん] **ぜんじ**【全治】[名]↓「ぜんち」 **ぜんじ**【禅師】[名]仏教で、禅宗[が]りの僧たち。また、昔、徳の高い僧に朝廷[ょう]からたまわった称号。 **ぜんじ**【漸次】[副]ものごとの状態が、時がたつにつれて、順を追って変化するようす。少しずつ。「景気は――好転する」圏[けん]だんだん・しだいに▽「ざんじ」と読むのは「暫時(=しばらく)」。「漸時」は誤り。 <764> **せんじぐすり**【×煎じ薬】[名]薬草を、にだしてつくる飲み薬。 **せんしじだい**【先史時代】[名]考古学上の時代区分の一つ。文献[じょう]による史料がない時代。ふつう、石器時代をいう。日本では、先土器時代・縄文時代・弥生時代。 **ぜんじだいてき**【前時代的】[形動]いかにも古くて今の時代に合わないようす。「――な考えかた」 **せんしつ**【船室】[名]船内の乗客用の部屋[へや]。客室。キャビン。「一等――」 **せんじつ**【先日】[名]何日か前の日。このあいだ。「――来[らい](=このあいだから)」圏[けん]過日↔後日 >つかいわけ**「先日」・「昨日」、「前日」ほか** >| |意味・用法| |---|---| |先月 |「先月」「先週」は、現在よりすぐ前の月や週をさす。| |先週 |「先日」「先年」は、何日か、または何年か前をさし、いつとはっきりはきまらない。現在を中心にすぐ前の日・年を「昨日」「昨年」という。| |先日 |「前日」「前週」「前月」「前年」は、ある特定の日・週・月・年よりも一つ前。現在を基準としない。| >「つかいわけ」→「先日」を見よ。 **ぜんじつ**【前日】[名]ある日の一つ前の日。↔翌日 >つかいわけ**「先日」**を見よ。 **ぜんじつせい**【全日制】[名]↓「ぜんにちせい」 **せんじつめる**【煎じ詰める】[下二]①薬草を成分がすっかり出つくすまでにつめる。「どくだみを――」②つきつめて考える。「煎じ詰めて検討した結果」 **せんしばんこう**【千思万考】[四熟]さまざまに思い考えること。また、さまざまな考え。 **せんしばんこう**【千紫万紅】[四熟]さまざまな色の花が咲ききみだれていること。また、さまざまの花の美しいいろどり。厦[けん]千紅万紫 **せんしばんたい**【千姿万態】[四熟]いろいろのちがった姿や形。 **センシブル**[形動]感受性が強いようす。感じやすいようす。| sensible **せんしゃ**【戦車】[名]大砲[もく]や機関銃などを備え、キャタピラで走る鋼鉄製の近代的な攻撃兵器。タンク。▽古くは、ウマにひかせた戦闘[び]用の車。 **せんじゃ**[名]①多くの作品の中から、すぐれた作品を選ぶことをまかされた人。審査[もん]員。「文学賞の――」「――評」②[名]すぐれた詩歌[い]を選んだり、まとめて一つの書物にしたりする人。「古今和歌集の――」 **せんしゅう**【泉州】[名]→「いずみ(和泉)」 **せんしゅう**【選集】[名]ある人の、または多くの人の作品の中から、代表的な詩歌[い]や文章などを選びあつめた作品集。↔全集 **せんじゅう**【先住】[名・―スル]①さきにそこに住んでいること。「――民族」②その寺の前の住職。↔後住[じゅう] **ぜんしゃ**【前者】[名]二つあげたうちの、はじめのほうのもの。↔後者 **ぜんしゃく**【前借】[名・―スル]「まえがり」のこと。 **ぜんしゃ(前車)の覆[くつが]えるは後車の戒[いまし]め**[ことわざ]前の人の失敗は、あとから来る者のいましめとなる。圏[けん]覆車の戒め **ぜんしゃ(前車)の轍[てっ]を踏[ふ]む**[ことわざ]前の人がしたのと同じ失敗をあとの人がくりかえすこと。類[るい]前轍を踏む▽「轍」は車のわだちのあとのことで、「徹」と書くのは誤り。 **せんじゃふだ**【千社札】[名]千社参りする人が、社殿[さい]にはりつける札。自分の氏名や住所などを趣向をこらして書きつけたもの。 **せんじゃまいり**【千社参り】[名]千の神社に次々とお参りして祈願すること。千社もうで。 **せんしゅ**【先取】[名・―スル]相手よりさきにとること。さきどり。「――得点をあげる」 **せんしゅ**【船首】[名]船の前のほうの部分。「――をめぐらす」類[るい]へさき・みよし↔船尾 **せんしゅ**【選手】[名]競技出場者として選ばれた人。 **せんしゅ**【×僭主】[名]①力ずくで地位をうばって、君主の名を勝手[いっ]にとなえる者。②古代ギリシャの都市国家で、非合法な手段で政権を占有した独裁者。タイラント。 **せんしゅう**【千秋】[名]長い年月。「――万古(=長く久しいこと)」「一日――」圏[けん]千載[せんざい]▽「秋」は年月のことで、全体で「千年」の意味。 **せんしゅう**【先週】[名]今週の一つ前の週。圏[けん]前週↔来週 **せんしゅうらく**【千秋楽】[名]すもうや演劇などの興行[ちり]期間の最終日。らく。↔初日▽もと、雅楽[がく]の曲名。最後に演奏されたことから。 >千秋楽を謡[うた]うぇう ものごとをめでたく終える。 **せんじゅかんのん**【千手観音】[名]六観音の一つ。衆生[しゅじょう]を広く救うために、千の手と千の目をもつ。 **せんしゅけん**【選手権】[名]試合や競技などでの優勝者、または優勝チームにあたえられる資格。タイトル。 <765> ・ぜんじんみ ル。「全日本―」「——保持者」 **せんしゅつ【選出】** 多くの中から選びだすこと。「役員―」「優秀作品を――する」[類]選抜[せんばつ] **せんじゅつ【先述】** 前に述べたこと。前述。 **せんじゅつ【戦術】** 戦いに勝つための計画や方法。また、ある目的を達成するための計画や方法。「―を練る」「―会議」[厠]戦法・戦略・作戦 **ぜんじゅつ【前述】** 前に述べたこと。前に述べたことば。「―のとおり」→後述 **ぜんしょう【全焼】** 火事で建物などが全部焼けてしまうこと。[類]丸焼け↔半焼 **ぜんしょう【全勝】** すべての試合や勝負に勝つこと。「―優勝」[類]完勝↔全敗 **ぜんしょう【前生】** 仏教で、今生・後生[ごしょう]に対して、前の世。[圏]前世[ぜんせ] **ぜんじょう【禅譲】** 天子や支配者が自分からその位をゆずること。②中国で、帝王がその地位を子[こ]にゆずらず、徳の高い者にゆずること。 **せんしょ【選書】** 多くの作品や書物の中から、目的にかなう著作を選んで発行した本のシリーズ。また、その中の一冊。[類]双書[そうしょ] **ぜんしょ【全書】** ある方面に関する著作・資料・記事などを広く集めたもの。「百科―」「六法―」 **ぜんしょ【善処】** うまく処理すること。適切に処置すること。「すみやかに―したいと考えます」 **せんしょう【先勝】** 「何回か対戦する試合などで、先に勝つこと。②「先勝日[せんしょうび]にも」の略。陰陽[おんみょう]道で、午前は吉[きち]、午後は凶[きょう]の日。また急用・訴訟[そしょう]などによいとされる日。「さきがち」「せんがち」とも。[先負] **せんしょう【戦勝・戦×捷】** 試合や戦争に勝つこと。「不ー」「一国」↔戦敗 **せんしょう【先×蹤】** 昔の人が残したあと。先例。前例。「古人の―をふむ」▽「せんじょう」と読むのは誤り。 **せんしょう【×僭称】** 身分をこえた称号[しょうごう]を、自分勝手[かって]に名のること。「王を―する」 **せんじょう【洗浄・洗滌】** 水や薬でよごれを洗いきよめること。「傷口を―する」▽「洗滌」は、正しくは「せんでき」と読む。 **せんじょう【戦場】** 戦争のおこなわれている場所「―と化す」「古―」[戦地・戦線] **せんじょう【線上】** 線の上。②さかいめの状態にあること。「当落―の候補者」 **せんじょう【線条】** すじ。せん。 **ぜんしょう【全焼】** 火事で建物などが全部 **ぜんしょうとう【前照灯】** 自動車や電車などで、前方を照らす照明灯。ヘッドライト。[後尾灯] **ぜんじょうほうばつ【禅譲放伐】** 古代中国で、有徳者があれば王位をその人にゆずり、悪徳な為政者の手中にあればこれを討[う]ってうばうこと。たとえば、尭[ぎょう]・舜[しゅん]は前者であり、殷[いん]の湯王と周の武王は後者の例である。 **せんしょく【染色】** 布や糸などに染料で着色すること。また、染めた色。「―業」 **せんしょくたい【染色体】** 細胞[さいぼう]が分裂[ぶんれつ]するときに見られる棒状のもの。遺伝子をふくみ、形や数が生物の種類ごとにきまっている。 **せんじる【×煎じる】** 薬草や茶などをにつめて、その成分をしみださせる。「漢方薬を煎じて飲む」 **せんしん【先進】** 進歩の度合いが、ほかのものよりさきに進んでいること。「―国」↔後進 **せんしん【専心】** 心を一つのことだけに集中すること。「一意——」[類]専念[せんねん] 「つかいわけ」→「専念」を見よ。 **せんしん【線審】** 野球やサッカーで、ボールがライン外に出たかどうかを判定する人。ラインズマン。 **せんじん【千尋・千仞】** 海や谷がたいへん深いようす。また、山などがたいへん高いようす。「―の谷」▽「尋」は、長さの単位で、ひろ。「切」は、古深さの単位。 **せんじん【先人】** 昔の人。過去の人。「―の苦心をしのぶ」→後人 ②祖先。また、亡父。「―の教えを守る」 **せんじん【先陣】** ●戦いのときに、さきがけとなって最初に敵と戦うこと。いちばんのり。「―争い」 ②陣立てで、本陣の前にいる隊。[圏]先鋒[せんぽう]↔後陣[こうじん] **せんじん【戦陣】** 戦いのための部隊の配置。また、配置されている場所。戦場。「―をしく」[陣地] **せんじん【戦×塵】** 戦場に巻きおこるほこりや砂。「―を流す」 ②戦争のさわぎ。「―をのがれる」[圏]戦火[せんか] **ぜんしん【全身】** からだ全体。「夕立でーびしょぬれになる」「―全霊」[類]満身↔半身 **ぜんしん【前身】** ●組織や団体で、現在の姿になる前の形。「この高校の―は女学校だ」 ②仏教で、この世に生まれる前の身の上。[後身] **ぜんしん【前進】** 今よりも前へ動くこと。ものごとが、それまでよりよい方向へ向かうこと。「日米関係が―する」→後退 **ぜんしん【漸進】** 順をおって少しずつ進むこと。むりをしないで、段階をふんで進むこと。「―主義」↔急進▽「ざんしん」と読むのは「斬新(=目新しい)」。 **ぜんじん【全人】** 知識や感情や意志のどれにもかたよりがなく、円満に発達した人。完全に調和した人。「―教育を目ざす」 **せんしんこくしゅのうかいぎ【先進国首脳会議】** →「サミット」 **ぜんしんぜんれい【全身全霊】** [四漢]からだと心のすべて。その人のもつ体力と精神力のすべて。「―をかたむけた仕事」▽「全心全霊」は誤り。 **ぜんじんみとう【前人未到】** [四漢]いままでだれ一 <766> **せんす**【扇子】[名]おうぎ。 **センス**[名]①ものごとについての見かたや感じかたなどの微妙[みみょう]な感覚。「ユーモアの――がある」「sense」 **せんすい**【泉水】[名]①庭につくった小さな池。②わきみず。いずみ。 **せんすい**【潜水】[名・―スル]水の中にもぐること。「――で二五メートル泳げる」「――夫[ふ]。」 **せんすいかん**【潜水艦】[名]海の中にもぐったまま進むことができる軍艦。水中から敵の動きを偵察し、魚雷[ぎょらい]やミサイルで敵を攻撃する。 **せんすいびょう**【潜水病】[名]潜水して作業する人が急に浮上[よう]したとき、気圧の差から起こる病気。めまい・関節痛などの症状が出る。ケーソン病。 **せんする**【宣する】[スル変]広く公式に告げ知らせる。宣言する。「開会を――」 **せんずる**(詮ずる)所[ところ] [連語]いろいろ考えた末に行きつくところ。けっきょく。しょせん。要するに。「――この計画は失敗だった」 **ぜんせ**【前世】[名]仏教で、人がこの世に生まれてくる前にいたとされる世界。「――からの因縁[いんねん]」▽三世[さんぜ]の一つ。現世・来世に対していう。 **せんせい**【先生】[名]①人に何かを教えたり、指導したりする立場にある人。教師・医師・弁護士など。②自分が師事して教えを受けている人。また、その人を敬って呼ぶことば。「お茶の――」 **せんせい**【先制】[名・―スル]相手の機先を制すること。相手よりさきにしかけること。「――攻撃を加える」 **せんせい**【専制】[名]君主などが、とくに政治を自分の思いどおりにきめ、勝手[かっ]におこなうこと。「――政治」「――君主制」厦[けん]独裁・独断専行 **せんせい**【宣誓】[名・―スル]人々の前で決意やちかいのことばを述べること。「選手――」「――式」 **ぜんせい**【全盛】[名]勢いがもっとも盛[さか]んなこと。いちばん栄えているとき。「ルネサンスの――期」↔最盛 **ぜんせい**【善政】[名]国民のためになる、正しくてよい政治。「――をしく」類[るい]仁政↔悪政 **ぜんせいき**【前世紀】[名]①一つ前の世紀。「――の遺物」圏[けん]前時代②人間があらわれる前の時代。「――の恐竜」 **せんせいじゅつ**【占星術】[名]星の運行を見て、人の運や国の将来などをうらなうこと。星占[ほしうらな]い。 **せんせいせいじ**【専制政治】[名]権力をもつ者が独断で思いのままにおこなう政治。また、国民を無視して、政治を思いのままにおこなうこと。 **センセーショナル**[形動]おおげさに人々の興味をかきたてるようす。「――な事件」「sensational」 **センセーション**[名]人々をあっと言わせるような出来事。大評判。「――を巻きおこす」「sensation」 **せんせき**【船籍】[名]船舶[しょう]の所属地。船主の届け出により、船舶原簿に登記される。 **せんせき**【戦績】[名]戦争や試合などの成績。戦果。 **せんせん**【宣戦】[名・―スル]相手の国に対して、戦争を始めることを告げ知らせること。「――布告」 **せんせん**【戦線】[名]①戦争が今まさにおこなわれているところ。「――におもむく」圏[けん]最前線・戦場②政治運動や社会事業などの活動が活発におこなわれている場。また、その闘争[ち]の形。「統一――」 **せんぜん**【戦前】[名]戦争が始まる前。とくに、第二次世界大戦の起こる前。「――派」↔戦後 **ぜんせん**【前線】[名]①寒気と暖気の二つの気団が接するさかいめ。この付近は天気が悪い。「梅雨――」②地図上で、ある日時にある現象が起きた地点を結んだ線。「桜――」③戦争で敵と向かいあっている場所。第一線。「――へ出兵する」圏[けん]戦線 **ぜんせん**【善戦】[名・―スル]戦争や試合で、強敵に対して力をつくして実力以上に戦うこと。「――むなしく敗れた」圏[けん]健闘[けんとう] **ぜんぜん**【全然】[副]①まったく。少しも。まるで。「――問題にしない」「――ちがう色」「――だめだ」▽多く、打消の語や否定的な意味の語をともなう。俗[ぞく]な言い方では、打消の語などをともなわずに、「とても」「断然」という肯定的な意味で使うこともある。「――大きい」「――おもしろい」 **せんせんきょうきょう**【戦戦恐恐・戦戦×兢×兢】[四漢]おそれてびくびくするようす。おそれおののくようす。「――としてなりゆきを見つめる」 **せんそ**【践×祚】[名・―スル]天皇がなくなると同時に、皇太子が皇位をつぐこと。 **せんぞ**【先祖】[名]①その家系のいちばん最初の人。初代。「――は武士の出でだ」②その家で、現在の人たちよりも前に生きていた人たち。「――代々の墓」「――伝来」類[るい]祖先↔子孫 **せんそう**【戦争】[名・―スル]①国と国とが武力を使って争うこと。いくさ。「核[へき]――」↔平和②過酷[かこく]な競争や大混乱。「受験――」「交通――」 **ぜんそう**【前奏】[名]歌いはじめる前や、独奏が始まる前の伴奏[せつ]の部分。また一般に、ものごとの始まり。「はじめに二小節――がある」「悲劇への――」 **ぜんぞう**【漸増】[名・―スル]だんだんふえていくこと。「交通事故の死者が――している」↔漸減 **ぜんそうきょく**【前奏曲】[名]①オペラや組曲[もく]でいちばんはじめに演奏される小さな曲。オペラでは幕があく前に演奏されることが多い。②自由な形式の、独立した小さな器楽曲。プレリュード。「ショパンの――」③何かが起こる前ぶれ。「革命の――」類[るい]序曲 **せんそうとへいわ**【戦争と平和】[名]①一八六九年。ロシア、トルストイの大長編小説。ピエールとアンドレイ、およびロストス家とボルコンスキー家の人々の姿が、ナポレオン戦争を背景に巨大[な]な絵巻物のように展開されていく。「Voina i mir」②[名]戦時犯罪。とくに第二次世界大戦後の、連合国の告発によるもの。平和に対する罪、人道に対する罪まで範囲が広げられた。 **せんそうほうき**【戦争放棄】[名]戦争を否認すること。日本国憲法は第九条で、いかなる戦争もおこさないことを確認している。 <767> **せんぞがえり**【先祖返り】[名]親はもっていないが、それ以前の祖先がもっていて進化の過程で失った形質が、ある個体にあらわれること。ウマの過剰[いよう]指など。類[るい]隔世遺伝[い] **せんぞく**【専属】[名・―スル]ある特定の会社や団体とだけ契約[けいやく]すること。「――契約」邇[けん]専任・専従 **ぜんそく**【×喘息】[名]せきが出たり、呼吸が苦しくなったりする発作[ほっさ]が起きる病気。 **ぜんそくりょく**【全速力】[名]出すことのできるいちばん速いスピード。フルスピード。「高速道路を――でとばす」 **センター**[名]①中心。中央。「――ライン」②中心となる施設[もっ]や組織。「医療[かよう]――」③団体球技で、中央のポジション。また、中央に位置する選手。野球では、外野の中央。また、そこを守る中堅[けん]手。一center **センターポール**[名]競技場のバックスタンドなどの中央にある旗をかかげるための柱。一 center pole **センターライン**[名]道路や競技場のコートなどの中央に引かれた線。| center line **せんだつ**【先達】[名]①その方面についてのくわしい知識があり、他の人を教えみちびく人。先輩[かか]。②先に立って案内をする人。▼「せんだち」とも。 **せんだい**【先代】[名]①現在の主人の前の代の主人。「――の社長」→当代・当主・次代②代々同じ芸名を受けついでいる芸能人などで、現在それを名のっている人の、一代前の人。「――の団十郎[じゅう]」 **ぜんたい**【全体】[名・副]①〈名〉ものごとを大きくひとまとまりのものとして見たときの、すべての部分。「クラス――をまとめる」圏[けん]総体↔部分①〈副〉おおもとのところを考えてみれば。もともと。そもそも。「――きみの考えにはむりがある」②「一体全体」の略。「――どうなっているのか」 **ぜんだい**【前代】[名]前の時代。「――未聞」↔後代 **ぜんだて**【×膳立て】[名・―スル]①食事の用意をすること。②「おぜんだて」 **ぜんだま**【善玉】[名]①善人。善人役。↔悪玉▽江戸時代の草双紙などに、善人の顔をまるくかき、目鼻のかわりに「善」と入れたことから。 **ぜんたいしゅぎ**【全体主義】[名]個人の自由や幸福より、国家や民族全体の利益をいちばん重要なものと考える政治上の考えかた。第二次世界大戦中の日本の軍国主義やドイツのナチズムなど。↔個人主義 **ぜんだいみもん**【前代未聞】[四熟]これまで聞いたこともないようなめずらしいこと。「――の出来事」 **せんたく**【洗濯】[名・―スル]衣服などのよごれを水や洗剤[ざい]を使って洗いおとすこと。「――機」「命の――」 **せんたく**【選択】[名・―スル]いくつかの中から、よいものや適当なものを選びとること。「――の余地がない」「取捨――」 **せんたくいた**【洗濯板】[名]①せんたくをするのに使う、横に平行な刻み目を入れた板。また、肋骨[あばらぼね]が見えるくらいやせた胸の人のたとえ。 **せんたくかもく**【選択科目】[名]自由に選んで学べる科目。↔必修科目 **せんたくし**【選択肢】[名]質問に対して、そこから正解を選びだすようにあらかじめ用意された回答例。▽「選択枝」は誤り。 **せんたくばさみ**【洗濯挟み】[名]せんたくものを干すとき、飛ばないようにはさむもの。 **センタリング**[名・―スル]①サッカーなどで、サイドからゴール前にパスを送ること。②ワープロなどで、文字を画面の中央にそろえること。| centering **せんたん**【先端・×尖端】[名]①長いもののはしの部分。また、とがったもののさきの部分。「棒の――」②時代や流行のいちばん新しい形や考えかた。「流行の――を行く」「――技術」 **せんたん**【戦端】[名]戦いのきっかけ。戦いのいとぐち。「――を開く」 **せんだん**【専断・×擅断】[名・―スル]ものごとを自分勝手[いっ]にきめること。「――はつつしめ」類[るい]独断 **せんだん**【船団】[名]同じ目的をもち、行動をともにする船の集まり。「輸送――」圏[けん]船隊 **せんだん**【×梅×檀】[名]①センダン科の落葉高木。夏の初めにうすむらさき色の花が咲く。実・根・皮は薬用。おうち。②「びゃくだん」の別名。 >栴檀は双葉より芳[かんば]し 将来偉人[ど]になるような人は、小さいときからすぐれている。▽「栴檀②」は、ふたばのときからよいかおりがする。 **せんち**【戦地】[名]戦争がおこなわれている場所。「――におもむく」類[るい]戦場 **センチ**[接頭]①〈造語〉メートル法の単位の上に付けて、その一〇〇分の一をあらわす。記号はc「――グラム」②〈名・造語〉「センチメートル」の略。一centi **センチ**[形動]「センチメンタル」の略。「少しお――になる」 **ぜんち**【全治】[名・―スル]けがや病気などがすっかり治ること。「――二週間の傷」類[るい]全快・完治 **ぜんちし**【前置詞】[名]①文法品詞の一つ。名詞や代名詞の前に付いて、他の語との関係を示すはたらきをすることば。英語では in や on など。日本語では、名詞の後ろに置くので後置詞という。②漢文で、比較[かく]形や受け身形などの句法で使われる助字。比較・受け身・場所・対象・起点などをあらわすことばの前に置く「於」「子」「平」など。訓読するときは読まれないことが多い。「季氏富於周公」(=季氏、周公より富む)」「吾十有五而志于学」(=吾十有五にして学に志す)」「其聞」道也先乎吾」(=其の道を聞くや吾より先だなり)」 **ぜんちしき**【善知識・善×智識】[名]法を説いて人を仏道に導く人。高徳の僧[ぇぅ]。「――に出会う」 **ぜんちぜんのう**【全知全能・全×智全能】[四熟]すべてのことを知っていて、何の欠点もないこと。完全で、何でもできること。「――の神」 <768> **センチメートル**[名]造語 メートル法で、長さの単位。一メートルの一〇〇分の一。センチ。記号はcm | centimètre **センチメンタリズム**[名]感情的・感傷的になりやすい性格。感傷主義。一sentimentalism **センチメンタル**[形動]合理的・理性的なものよりも、感情的なものに左右されやすいこと。感傷的。センチ。「――な歌」| sentimental **せんちゃ**【×煎茶】[名]茶の葉を蒸して乾燥[ぞく]させた緑茶の一種。熱湯にひたし、煎じだして飲む。中級の緑茶。 **せんちゃく**【先着】[名・―スル]①さきに着くこと。さきに着いた人。「――順に並ぶ」②さきに着手すること。 **せんちゅうは**【戦中派】[名]第二次世界大戦のさなかに青春を過ごした人。 **せんちょう**【船長】[名]①船員の長。船員を指揮し、航海をとりしきる人。キャプテン。②船の長さ。船首から船尾[び]まで。↔船幅[せんぷく] **ぜんちょう**【全長】[名]あるもののはしからはしまでの長さ。全体の長さ。「――二メートルにおよぶつばさ」 **ぜんちょう**【前兆】[名]大きなことが起こる前に、それを知らせるかのようにあらわれる、ごく小さな出来事。「異常気象の――」類[るい]前触れ・兆[きざ]し▽多く、よくないことをいう。 >つかいわけ**前兆・兆候** >「前兆」は、出来事より前に起こる、そのきざしや前ぶれ。「地震の前兆」。「兆候」は、変化の一部がすでにあらわれて見えるもの。「肺炎[えん]の兆候」。 **せんつう**【×疝痛】[名]激しい発作的な腹痛。疝気[せんき]やみ。古い言い方。 **ぜんつう**【全通】[名・―スル]道路や線路などの全線が開通すること。 **せんて**【先手】[名]①他人や相手よりさきに、こちらが手をつけること。「――必勝」②囲碁や将棋[しょう]などで、相手よりさきに打ったりさしたりすること。また、その人。↔後手[ごて] >先手を打つ さきに手をつけて、優位な立場に立つ。圏[けん]機先を制す↔後手を引く・後手に回る **せんてい**【船底】[名]船の底の部分。ふなぞこ。 **せんてい**【選定】[名・―スル]多くの中から選びだしてきめること。「新しい機種を――する」 **せんてい**【×剪定】[名・―スル]くだものがよく実るように、また、植木などの形を整えるために枝の一部をはさみで切ること。 **ぜんてい**【前提】[名]ものごとが成り立つために必要な条件。「計画が実現したという――に立って議論をする」 **せんでき**【洗滌】[名]↓「せんじょう」 **せんてつ**【先哲】[名]過去に活躍[ご]したすぐれた思想家や学者。「――の教えを学ぶ」類[るい]先賢[けん] **せんてつ**【銑鉄】[名]鉄鉱石をとかしてつくった鉄。炭素分を多くふくむ不純な鉄で、かたくてもろい。鋳物[いもの]にする。 **ぜんでら**【禅寺】[名]禅宗の寺院。禅林。禅院。 **せんでん**【宣伝】[名・―スル]ご主義や主張、また、商品の特長などを広く世の中の人々に知らせること。広告。コマーシャル。ピーアール。「新製品の――をする」▽おおげさに言いふらす意味でも使う。 **センテンス**[名]文。一sentence **せんてんてき**【先天的】[形動]生まれながらにもっているようす。生まれつきの。「――な要因」↔後天的 **せんと**【遷都】[名・―スル]国の首都を、現在の場所から他の場所へ移すこと。「東京――」 **セント**[接頭]①アメリカ合衆国などの貨幣[へい]単位。一ドルの一〇〇分の一。▽「仙」と当てる。「cent」②[接頭]人名の上に付けて、聖徒・聖者という意味をあらわすことば。セイント。略号はSt. またはS. ▽「聖」と当てる。| Saint **せんど**【先途】[名]運命の分かれ目になるような、たいせつなとき。「ここを――と戦う」▽ふつう、「せんと」とは読まない。 **せんど**【鮮度】[名]魚や肉、野菜やくだものなどの新鮮[すう]さの度合い。「――のいい材料を選ぶ」↔生き **ぜんと**【前途】[名]①目的地までの道のり。ゆくさき。「――程遠いし」②ある人やものの、これからさきの運命。「日本の――を危ぶむ」「――多難」「――洋々」「――遼遠[りょうえん]」 **ぜんと**【全土】[名]ある広い地域全体。全国。「アフリカ――に干ばつが広がる」「圏[けん]全域」 **せんとう**[名]①いちばん前。まっさき。「列の――に立つ」「――をきる」類[るい]先端[たん]②[名]いちばんのり。さきがけ。▽まっさきに敵の城に登るという意味から。 **せんとう**【戦闘】[名・―スル]軍隊どうしが、武器を使って攻撃[えい]しあうこと。「激しい――がつづく」 **せんとう**【銭湯】[名]料金をとって大勢の客を入浴させる浴場。圏[けん]ふろ屋・公衆浴場 ▽古くは「洗湯」とも書く。 **せんとう**【仙。洞】[名]上皇や法皇の御所[ごしょ]。仙洞御所。また、上皇や法皇を敬って呼ぶことば。▽仙人の住む所という意味。 **せんとう**【×尖塔】[名]さきのとがった塔。「教会の――が見える」 **せんどう**【先導】[名・―スル]行くさきを示しながら案内すること。「パトカーの――で行列が進む」 **せんどう**【扇動・×煽動】[名・―スル]おだてたりそそのかしたりして、人々をあおりたて、行動を起こすようにしむけること。「暴動を――する」 **せんどう**【船頭】[名]①船をこぐ仕事をする人。また、船の長。「わたし船の――」 >船頭多くして船山へ登る 指導者が多いと目的どおりに仕事がうまく進まない。 **ぜんどう**【善導】[名・―スル]教えさとして、よいほうへ導くこと。 **ぜんどう**【×蠕動】[名・―スル]うごめくこと。 <769> **ぜんとうぶ**【前頭部】[名]頭の前の部分。ひたいなどをいう。↔後頭部 **せんどきじだい**【先土器時代】[名]縄文時代の前。土器が出現する前の時代。無土器時代ともいう。ほぼ旧石器時代に相当する。 **セントバーナード**[名]イヌの品種の一つ。大形で、耳はたれている。寒さに強く、救助犬などにする。▽スイスのセントバーナード峠[とうげ]の名から。「Saint Bernard」 **ぜんとようよう**【前途洋洋】[四熟]将来が希望に満ちあふれていること。「――たる若者」 **セントラルヒーティング**[名]一か所の熱源から蒸気や温水を各部屋へに送って暖める装置。集中暖房方式。一central heating **ぜんとりょうえん**【前途×遼遠】[四漢]目的地がはるかかなたにあること。 **せんない**【×詮ない】[連語]やってもむだだ。しかたがない。「いまさら言っても――ことだ」 **せんなり**【千成り・千『生り】[名]実がたくさんむらがってなっていること。 **せんなりびょうたん**【千成り×瓢簞】[名]ヒョウタンの一種。小さなヒョウタンが数多くむらがってなる。▽豊臣秀吉[とよとみひでよし]の馬じるしとしても知られる。 **ぜんなんぜんにょ**【善男善女】[四漢]仏の教えをあつく信じている男女。信仰[しんこう]深い人々。「初[はつ]もうでの――でごったがえす」 **ぜんにちせい**【全日制】[名]高等学校などで、平日の朝から夕方まで授業がおこなわれる教育制度。また、その制度をもつ学校。「ぜんじつせい」とも。↔定時制 **ぜんにほんろうどうそうどうめい**【全日本労働総同盟】[名]労働組合の全国組織。一九五四年に総評から分裂[がつ]した全日本労働組合会議を母体として、六四年に結成。八七年、全日本民間労働組合連合会に合流して解散した。同盟。 **せんにゅう**【潜入】[名・―スル]他人に知られないように、こっそりとはいりこむこと。「――ルポ」「密輸組織に――する」 **せんにゅうかん**【先入観】[名]実際に見聞きする前に頭の中にできあがった、思いこみやイメージ。客観的な観察や判断をさまたげる。「――を捨てる」「――にとらわれる」圏[けん]先入主・色眼鏡・偏見[へんけん] **せんにゅうしゅ**【先入主】[名]先入観。前もってつくられた固定的な観念。 **せんにん**【仙人】[名]山の奥にはいって修行[ぎ]を積み、不老不死の術や神通力[しんつうりき]を身につけた人。かすみを食べて生きるという。▽欲がなく、世間[けん]ばなれした人にもいう。 **せんにん**【先任】[名]さきにその任務や地位についていること。また、その人。「――の教師」→新任・後任 **せんにん**【専任】[名・―スル]かけもちではなく、ある特定の仕事だけをうけもつこと。また、その人。「私立高校の――講師」圏[けん]専務↔兼任 **せんにん**【選任】[名・―スル]適した人を選んで、その任務に就かせること。「新役員を――する」 **ぜんにん**【前任】[名]前にその地位や任務についていたこと。また、その人。「――校」→後任 **ぜんにん**【善人】[名]心がけやおこないの正しい人。善良な人。↔悪人 >善人なおもちて往生を遂[と]ぐ、いわんや悪人をや 迷いやなやみから程遠い善人でさえ極楽に行けるのだから、ひたすら仏の救いを求めるしかない悪人が救われないはずはない。悪人正機[しょうき]。▽親鸞の「歎異抄[たんにしょう]」から。 **せんにんりき**【千人力】[名]一〇〇〇人分に相当するほど力が強いこと。また、心強い助力がえられること。「きみが来てくれたら――だ」 **せんぬき**【栓抜き】[名]びんなどの栓をぬきとる道具。 **せんねん**【先年】[名]何年か前の年。「――結婚して姓が変わりました」→後年 >つかいわけ**→「先日」**を見よ。 **せんねん**【専念】[名・―スル]そのことだけに心を集中し、かかりっきりになること。「受験勉強に――する」圏[けん]専心・熱中・没頭 >つかいわけ**専心・専念・熱中・没頭** >「専心」「専念」は、それだけに心を集中して、長期間つとめること。「結婚[けっこん]後は主婦業に専念する」。「熱中」は、ある時間、夢中になること。「ラグビー観戦に熱中する」。「没頭」は、それ一つに力を集中して、他に何があろうと起ころうと、まったく知らないでいること。「研究に没頭した」。 **せんのう**【洗脳】[名・―スル]厳しい方法によってその人が前からもっていた考えかたや生きかたを、全面的に変えるようにしむけること。 **ぜんのう**【全能】[名]何でもできること。完全な能力。「――の神」「全知――」 **ぜんのう**【全納】[名・―スル]税金や会費などを全部納めること。「同窓会費を――する」 **ぜんのう**【前納】[名・―スル]料金などを前もって納めること。「授業料を――する」類[るい]前払い↔後納[ごのう] **ぜんのけんきゅう**【善の研究】[名]一九一一年。西田幾多郎[にしだきたろう]の評論。近代日本のもっとも独創的な哲学書。その根底には、参禅[さんぜん]などの修行[い]によってえた東洋的な「無」の思想を深くつきつめた、「純粋経験」がある。 **せんのりきゅう**【千利休】[人]一五二三—九一年。安土桃山時代の茶人。千宗易[そうえき]。堺[さかい]の人。わび茶を完成した。織田信長[おだのぶなが]と豊臣秀吉[とよとみひでよし]に仕えたが、秀吉のいかりにふれ、自刃。 **せんばい**【専売】[名]①政府や特定の個人・会社だけが、その商品を独占[せん]して売ること。「タバコは政府の――品だった」 **せんばい**【先輩】[名]①同じ学校や勤めさきなどに、さきにはいった人。また、その人に呼びかけることば。「高校の一年――」「――、お供[とも]もします」②年齢や学問・経験などが自分より上の人。「彼は医者としてずっと――だ」↔後輩 <770> **ぜんばい**【全敗】[名・―スル]全部の試合や勝負に負けること。↔全勝 **ぜんばい**【全廃】[名・―スル]全部やめること。「古い制度を――する」 **せんばいとっきょ**【専売特許】[名]①「特許」の古い言い方。②その人の特技。おはこ。「逆立ちは彼の――だ」 **せんぱく**【浅薄】[形動]考えや知識などが浅くて、なかみがうすいようす。「――な考え」類[るい]浅はか **せんぱく**【船舶】[名]大型の船。「――業界」 **せんばつ**【選抜】[名・―スル]多くの中からすぐれたものを選ぶこと。よりぬき。「代表を――する」「――試験」類[るい]選出・選考 **せんぱつ**【先発】[名・―スル]①さきに出発、または始めること。「――隊」↔後発②試合の最初から出場すること。とくに、最初から登板するピッチャー。「――からリリーフにまわる」 **せんぱつ**【洗髪】[名・―スル]髪[かみ]の毛を洗うこと。 **せんばづる**【千羽鶴】[名]①折り紙でツルをたくさん折ってつないだもの。いのりをこめてつくり、病気見まいなどにおくる。②たくさんのツルを染めだした模様。 **せんばん**【千万】[副・造語]①〈副〉あれやこれやと。「――心をくだく」②〈造語〉「〜千万」の形で」「・・・の程度がはなはだしい」という意味をあらわす。「失礼――」「迷惑――」「笑止――」 **せんばん**【旋盤】[名]加工するものを回転させ、それに刃物[はもの]をあてて、切ったり、けずったり、穴をあけたりする機械。 **せんばん**【先般】[副]このあいだ。せんだって。さきごろ。改まった言い方。「――ご来社の節」▽多く、手紙文に用いる。 **せんぱん**【戦犯】[名]「戦争犯罪人」の略。「A級――」 **ぜんはん**【前半】[名]前後二つに分けたときの前の方。「ぜんぱん」とも。「――戦」↔後半 **ぜんはん**【全般】[名]あることがらの全体。総体。「――にわたって述べる」 **ぜんはんせい**【前半生】[名]人生の前半分。↔後半生 **せんび**【船尾】[名]船のいちばん後ろの部分。「――灯」類[るい]とも↔船首 **せんび**【戦備】[名]戦争の準備。「――を整える」 **せんび**【戦費】[名]戦争に必要な費用。戦争にかかる費用。「巨額[きょがく]の――を必要とする」 **ぜんび**【善美】[形動]りっぱで美しいこと。「――をつくした建築」 **ぜんび**【前非】[名]過去に犯したあやまち。「――をくいる」類[るい]先非 **せんびょう**【線描】[名・―スル]ものの形を線だけでえがくとと。線だけでえがいたもの。せんがき。ドローイング。「――画」 **せんぴょう**【選評】[名・―スル]多くの作品などの中から、それを選んだ結果や経過を説明すること。また、選者の批評。「芥川[あくたがわ]賞の――」 **せんびょうしつ**【×腺病質】[名]顔が青白くて、からだが弱々しくて神経質な子供の体質。病気になりやすい体質。 **ぜんびん**【前便】[名]①前回の手紙。「――でお願いした件について」②前に出発した船や飛行機。圏[けん]先便↔後便 **せんぶ**【先負】[名]陰陽[おんみょう]道でいう、先負日[さきまけび]。ものごとをするのに午前中はよくないが午後はよいとされる日。「さきまけ」とも。↔先勝 **せんぷ**【宣布】[名・―スル]①公式に宣言し、広く世間[せけん]一般に知らせること。国[けん]公布・宣告②広く一般にゆきわたらせること。「国威[こくい]の――」類[るい]流布 **ぜんぶ**【全部】[名]あるものごとのすべて。全体。みんな。↔一部 **せんぷう**【旋風】[名]①急に激しくうずをまいてふく風。つむじ風。②社会に大きな影響[がい]をあたえる、とつぜんの出来事。センセーション。「学界に――を巻きおこす」 **せんぷうき**【扇風機】[名]モーターで羽根車を回してすずしい風を起こす機械。 **せんぷく**【船腹】[名]①船の胴体にあたる部分。②船の荷物を積む場所。また、積載量。 **せんぷく**【潜伏】[名・―スル]①見つからないようにかくれること。「犯人は裏山に――している」②病原菌[びょうげんきん]がからだの中にはいっているのに、まだ症状があらわれていないこと。「――期間」 **ぜんぷく**【全幅】[名]①いちばん広いところのはば。はばいっぱい。②すべて。全部。「――の信頼[らい]を寄せる」 **せんぶり**【千振り】[名]リンドウ科の二年草。薬草の一つ。苦みが強く、煎[せん]だじて胃腸の薬にする。▽千度ふりだしてもまだ苦いという意味から。 **ぜんぶん**【前文】[名]①主文の前にある文章。まえがき。「憲法の――」②手紙で、最初に書く時候[こう]のあいさつのことば。▽「前略」と書けば、これを省略すること。③前に書いた文章。「――に手を入れる」 **せんぶんひ**【千分比】[名]一〇〇〇に対する割合。千分率。パーミル。記号は‰ **せんべい**【×煎餅】[名]小麦粉や米の粉をこねてのばし、味をつけて焼いた菓子[い]。 **せんべいぶとん**【×煎餅布団】[名]綿が少なく、せんべいのようにうすくてかたい、そまつなふとん。「――にくるまる」 **せんべつ**【選別】[名・―スル]多くのものを、よい悪い、大小などによってよりわけること。「メロンの――作業」 **せんべつ**【×餞別】[名]旅行に行く人や別れる人にあげるかねや品物。圏[けん]はなむけ **せんべん**【先鞭】[名]他人よりさきにものごとを始めること。「――をつける」類[るい]先手・先駆け **ぜんぺん**【全編・全篇】[名]小説・詩や映画などの一つの作品の全体。また、全部の作品。「映画――にただよう哀感」圏[けん]全巻 **ぜんぺん**【前編・前篇】[名]書物などで、二つまたは三つに分かれたもののうちの最初の部分。↔後編 <771> **せんぺんいちりつ**【千編一律・千篇一律】[四漢]たくさんのものが、みんな同じ調子で変化のないこと。一本調子。「――の芝居」 **せんぺんばんか**【千変万化】[四熟]いろいろさまざまに変わること。「――する景色[き]」 **せんぼう**【×羨望】[名・―スル]うらやましく思うこと。「――の的[まと]」類[るい]嫉妬[しっ] **せんぼう**【先方】[名]相手のほう。相手の人。「――の都合を聞く」☆当方 **せんぼう**【戦法】[名]戦闘[ぞく]・競技などの戦いかた。「奇襲のク――」類[るい]戦術 **せんぼう**【先鋒】[名]①先頭に立って行動・主張する人。「反対運動の――に立つ」②剣道[せつ]や柔道[ば]の団体戦で、いちばんはじめに出る選手。 **ぜんぼう**【全貌】[名]全体のようす。「汚職[はよく]の――を明らかにする」類[るい]全容 **ぜんぼう**【前方】[名]①前のほう。「――注意」↔後方②前の部分が四角であること。「――後円墳[ん]」 **せんぼうきょう**【潜望鏡】[名]海中の潜水艦[だ]などから海上のようすを見るための、プリズムを使った望遠鏡。ペリスコープ。 **ぜんぼうこうえんふん**【前方後円墳】[名]古墳で、前が長方形で後ろがまるいもの。仁徳[び]天皇陵[りょう]が有名。 **せんぼつ**【戦役・戦歿】[名]戦場で死ぬこと。戦死。「――者の霊[たましい]」♪」▽「戦死者」は、戦争で戦って死んだ人。「戦没者」は、戦地で病没した人もふくまれる。 **ぜんまい**【×薇】[名]ゼンマイ科のシダ植物。野山のしめった場所に生える。開く前のうずまき形の若い芽は食用。 **ぜんまい**【発条】[名]うず巻き状になった弾力[び]のある鋼鉄。ばね。スプリング。「柱時計の――を巻く」「――じかけの人形」 **せんまいづけ**【千枚漬け】[名]カブをうす切りにして、塩・みりん・こんぶなどを加えてつけたもの。京都の名産。 **せんまいどおし**【千枚通し】[名]たくさん重ねた紙に穴をあけるために使うきり。 **せんまんにん**(千万人)といえども吾[わ]れ往[ゆ]かん [ことわざ]自分にやましい気持ちさえなければ、反対する者が千万人いたとしても、おそれることなく信念をつらぬいて進もう。▽中国、「孟子[い]」から。 **せんまんむりょう**【千万無量】[名]回数が多くて計りしれないこと。「――の悲しみ」 **せんみつ**【千三つ】[名]①うそばかりつく人。ほらふき。▽一〇〇〇のうち三つぐらいしかほんとうのことを言わないという意味。②不動産の売買やかねの貸し借りの仲介をする人。千三つ屋。▽一〇〇〇回のうち三回ぐらいしか商談がまとまらないという意味。 **せんみょう**【宣命】[名]天皇の命令や考えを、宣命書きにした文書。これを宣命使が読み上げる。奈良・平安時代におこなわれた。みことのり。▽漢文体のものは詔勅[しなら]という。 **せんみょうがき**【宣命書き】[名]祝詞[のり]とや宣命などの表記形式。漢字の音訓で国語をしるしたもので、語尾にや助詞・助動詞は万葉仮名[がく]で小さく書いてある。 **せんみん**【選民】[名]他の民族を神の国へ導くために選ばれた自覚をもつ民族。▽ユダヤ民族がみずからをいう。 **せんみん**【×賤民】[名]律令制のもとで、良民と区別され、いちばん身分が低いとされ、社会的にいやしいものとあつかわれた人々。 **せんむ**【専務】[名]①「専務取締役[もしまぁ]」の略。社長を助けて会社の仕事全体を見る人。②とくにその一つの仕事だけをうけもつこと。「――理事」圏[けん]専任↔兼務 **せんめつ**【×殲滅】[名・―スル]みな殺しにすること。残らず、ほろぼすこと。「敵を――する」 **ぜんめつ**【全滅】[名・―スル]全部残らずほろびること。全部残らずほろぼすこと。類[るい]壊滅 **せんめん**【洗面】[名・―スル]顔を洗うこと。「――道具」 **ぜんめん**【全面】[名]全部の面。いろいろな面。全体。「――講和」 **ぜんめん**【前面】[名]前のほう。おもてのほう。「――のとびら」類[るい]正面,↔背面[おん]・後面 **せんめんき**【洗面器】[名]顔を洗うための湯や水を入れる入れもの。 **せんめんじょ**【洗面所】[名]①顔を洗ったり、化粧をしたりするところ。②便所。トイレ。 **せんもう**[名]①巻き毛。うず巻き状の毛。つむじ。②[名]細い毛。また、原生動物などの細胞[34]の表面に生えている、細かい毛のようなもの。ゾウリムシ・ラッパムシなどは、これを運動器官として移動する。「――運動」 **せんもん**【専門】[名]①一つのことだけを研究したり、うけもったりすること。また、もっぱら研究・担当する領域。「人形――店」▽「専問」は誤り。 **せんもんか**【専門家】[名]ある方面の、そのことだけを深く研究したり、特別な技術を身につけたりしている人。エキスパート。類[るい]玄人↔門外漢[もんがいかん] **せんもんご**【専門語】[名]その分野だけに用いられることば。術語。テクニカルターム。 **ぜんもんどう**【禅問答】[名]禅僧[そう]が修行[ぎ]のためにおこなう問答。師と修行僧のあいだで問題を出し、答える。▽禅問答は論理が飛躍して、理解しにくいところから、何を言っているのかわからないやりとりや、とぼけた受け答えをたとえることもある。 **ぜんもん**(前門)の虎[とら]とも後門の狼[おおかみ] [ことわざ]一つの災いや危険をのがれても、また他の災いや危険がまっていること。 <772> **ぜんや**【前夜】[名]①前の夜。「――の約束」②特別な日の前の夜。「クリスマス――」③事件などの起こる直前の状態。「開戦――」 **せんやく**【先約】[名]①それより前にした別の約束。「あしたは――がある」②以前にしてあった約束。「――を果たす」↔前約 **ぜんやく**【全訳】[名・―スル]原文の全部を翻訳[ふく]すること。類[るい]完訳↔抄訳[しょうやく] **ぜんやさい**【前夜祭】[名]行事や記念日などの前の夜に、それを祝う祭り。よいまつり。 **せんゆう**[名]①自分のものとして所有すること。「土地の不法――」②[名]自分独りの持ちものにすること。独りじめにすること。劔[けん]独占・専用↔共有 **せんゆう**【戦友】[名]戦場でいっしょに戦う、または戦った仲間。 **せんゆうこうらく**【先憂後楽】[四漢]一般の人にさきんじて将来のことを心配し、人々の生活が楽になってのち自分も楽しむ。政治家のこころえとされる。 **せんよう**【専用】[名・―スル]①その人だけが使うこと。「社長――の車」↔共用②そのことだけに使うこと。「夜間――の出入り口」↔兼用 **ぜんよう**【全容】[名]ものごとの全体のようす。「事件の――が見えてくる」類[るい]全貌 **ぜんよう**【善用】[名・―スル]よいことにうまく使うこと。☆悪用 **ぜんら**【全裸】[名]何も着ていないこと。まるはだか。すっぱだか。↔半裸 **せんらん**【戦乱】[名]戦争のために世の中が乱れること。類[るい]争乱 **せんりがん**【千里眼】[名]遠くの出来事や未来のこと、また、心の中などを見とおす力。また、そういう力のある人。 **せんりつ**【旋律】[名]いろいろな高さや長さの音の組み合わせから生まれる音の流れ。ふし。メロディー。 **せんりつ**【戦慄】[名・―スル]おそろしくて、ふるえること。「――がはしる」「――をおぼえる」類[るい]身震い **せんり**(千里)の道[みち]も一歩[ぽ]より始[はじ]まる [ことわざ]大きな目標を実現するためには、まず身近で小さなことから始めなくてはできない。 **せんりひん**【戦利品】[名]戦争で敵からうばいとった品物。 **せんりゃく**【戦略】[名]戦いで、相手に勝つための大規模な計画や方法。「長期的な――を立てる」 **ぜんりゃく**【前略】[名]①手紙で、時候のあいさつなどの前文を省略するときに書くことば。圏[けん]冠省[かんしょう]”▽「草々」などで結ぶ。②前の文章を省くこと。↔後略[こうりゃく] **せんりゃくへいきさくげんこうしょう**【戦略兵器削減交渉】[名]↓「スタート」 **せんりゅう**【川柳】[名]国 五・七・五の三句からなる短い詩。俳句のように季語や切れ字のきまりがなく、多く口語を用いた。世相・風俗をするどい風刺[いぅ]・皮肉やこっけい味をもって表現した。江戸時代に柄井川柳[からいせんりゅう]が始めた。「時事――」 **せんりゅう**【川柳】[入名]↓「からいせんりゅう」 **せんりょ**【浅慮】[名]考えがたりないこと。あさはかな考え。「――の至り」類[るい]短慮↔深慮 **せんりょう**【占領】[名・―スル]①国や地域を武力で支配すること。「――軍」②ある場所を独りじめにすること。「大きな部屋を――する」 **せんりょう**【染料】[名]布などに色を染めつけるための材料。 **せんりょう**【選良】[名]①たくさんの人の中からすぐれた人を選ぶこと。また、選ばれたすぐれた人。②「代議士」のこと。 **ぜんりょう**【善良】[形動]正直ですなおなようす。ものごとをよい意味にとり、人を信用しやすいようす。「――な市民」 >つかいわけ**「良好」**を見よ。 **せんりょうやくしゃ**【千両役者】[名]①格式も高く、技術にもすぐれた俳優。②はなばなしい活躍[しん]をする人。はでな役割を果たす人。 **せんりょく**【戦力】[名]①戦争をおこなう力。戦争を続けられる力。「――をととのえる」②何かをするのに役に立つ人。「即――になる」 **ぜんりょく**【全力】[名]持っているすべての力。ありったけの力。「――をつくす」「――投球」 **せんりょ**(千慮)の一失[しっ] [ことわざ]どんなにかしこい人でも、まれには考えちがいや失敗はするものだということ。思いがけない失敗。 **ぜんりん**【善隣】[名]となりの家や国と仲よくすること。「――外交」 **せんれい**【先例】[名]①前にあった例。また、古くからのしきたり。「――にならう」②のちのてほんとなるような、最初の例。「――を開く」園[けん]前例 **せんれい**【洗礼】[名]①キリスト教で、信者になるための儀式[びき]。②はじめての大きな経験。「爆撃の――を受ける」 **ぜんれい**【前例】[名]①「先例」に同じ。②前にかかげた例。 **ぜんれき**【前歴】[名]これまでの経歴。「――がばれる」圏[けん]履歴を▽多く、よくない経歴の意味で使われる。 **せんれつ**【戦列】[名]戦場に展開する隊列。また、スポーツ競技などで団結した組織。「――に加わる」「――をはなれる」 **せんれつ**【鮮烈】[形動]印象などが強烈であざやかなようす。「――な記憶[く]」↔鮮明 **せんれん**【洗練】[名・―スル]人[四]がらや趣味[礼]。や考えかたなどが、上品で神経がいきとどいていること。「――された言動」 **せんろ**【線路】[名]電車や列車が通る道。レール。 **せんろっぽん**【千六本・繊六本】[名]ダイコンやニンジンを細長く刻むこと。また、その刻んだもの。 <773> ・そいとげる そ **そ[素]** ①かざりけのない。また、生地のまま。②ものごとのもとになるもの。③ふだん。 [ソ・ス] ◎素質[そしつ] 素朴[そぼく]~簡素[かんそ] 質素[しっそ]~/素顔[すがお] 素性[すじょう] 素直[すなお] 素焼[すや]き②素材[そざい] 元素[げんそ] 要素[ようそ]、③素行[そこう] 平素[へいそ] 素面[しらふ] 素人[しろうと] 素寒貧[すかんぴん] 素麵[そうめん] 素[もと] **そ[祖](祖)** ●父母の親。②家系の初めの人。③ものごとをはじめておこなった人。「浄土宗の―」「近代文学の―」 ④もとにする。 [ソ] ◎祖父[そふ] 祖母[そぼ] 祖先[そせん] 先祖[せんぞ]②鼻祖[びそ]③祖師[そし] 開祖[かいそ]、元祖[がんそ]④祖述[そじゅつ] お祖父[じい]さん お祖母[ばあ]さん 国の祖[おや]・道祖神[どうそじん] **そ[組]** ●くみたてる。くみたて。▽もと、糸をよりあわせて編んだひもの意味。②「組合」の略。 [ソ] ◎組閣[そかく] 組織[そしき] 組成[そせい] 改組[かいそ]②労組[ろうそ] [くむ・くみ] 腕を組[く]む/組分[くみわ]け 番組[ばんぐみ] **そ[阻]** ①けわしい。また、けわしいところ。②さえぎる。じゃまをする。 [ソ] ④険阻[けんそ]②阻害[そがい] 阻隔[そかく] 阻止[そし] [はばむ] 行く手を阻[はば]む 阻[つ]い悪阻[つわり] **そ[租]** ●税金。②かりる。 [ソ] ◎租税[そぜい] 租庸調[そようちょう] 地租[ちそ] 免租[めんそ] 租界[そかい] 租借[そしゃく] **そ[粗]** ①あらっぽい。おおざっぱ。[精]・[密]・[細]②人にものをあげるときなど、へりくだった気持ちをあらわす語。とるにたりない。 [ソ] ②粗雑[そざつ] 粗製[そせい] 粗暴[そぼう] 粗野[そや]↔精粗[せいそ]②粗品[そしな] 粗茶[そちゃ] [あらい] 粗[あら]い網[あみ] 粗削[あらけず]り 粗筋[あらすじ] 粗紙[あらがみ] 粗目[あらめ] **そ[措]** あるべきところにおく。しまつする。② [ソ] ②措置[そち]②挙措[きょそ] 措[お]く **そ[疎]** ①まばらで、あいだがすいている。↔密②うとむ。親しくない。よそよそしい。[親]③おろそか。④ふさがっているものを通す。 [ソ] ①疎開[そかい] 疎密[そみつ] 過疎[かそ]②疎遠[そえん] 疎外[そがい] 疎隔[そかく] 親疎[しんそ]③疎略[そりゃく] 疎漏[そろう]⑤疎水[そすい] 疎通[そつう] [うとい]とむ 事情に疎[うと]い/友達に疎[うと]まれる **そ[訴]** ●裁判を起こして裁きを求める。②同情を引いて不満の解消を求める。 [ソ] ②訴訟[そしょう] 訴状[そじょう] 起訴[きそ] 告訴[こくそ]、②哀訴[あいそ] 愁訴[しゅうそ] [うったえる] 頭痛を訴[うった]える 越訴[えっそ] **そ[塑]** 土を練って、ものの形をつくる。 [ソ] 塑像[そぞう] 可塑性[かそせい] 彫塑[ちょうそ] **そ[礎]** 建物の土台の石。また、ものごとの根本。 [ソ] 礎材[そざい] 礎石[そせき] 基礎[きそ] 定礎[ていそ] [いしずえ] 会社の礎[いしずえ] **そ【祖】** →漢字項目を見よ。 **ぞ** [終助]念をおしたり教示したりする。「さあ、やるー」「しっかりやるんだー」 ②自分で確認[かくにん]する。「なんだか変だー」「これは困ったー」 **そあく【粗悪】** [形動]品物の材料やつくりかたがいいかげんで、品質が悪いようす。「――な紙」「一品」[類]劣悪[れつあく] **そあん【素案】** 計画などのもとになる考えかた。原案よりも前のものをいう。 **そいそしょく【粗衣粗食】** [四圏]そまつな衣服と食物。つましい生活。「―にたえる」 **そいつ【×其奴】** [代]三人称単数。少しはなれたものに対してにくしみや軽べつ、または親しみなどをこめて言い、人にもものにも使う。「―が悪いのだ」「―は楽しみだ」▽「そやつ」の変化した形。 **そいとげる【添い遂げる】** 望みどおり夫婦 そ <774> **そいね【添い寝】** 「そばに寄りそってねること。「赤ちゃんに―する」 **そいん【素因】** ①ある結果をもたらす、おおもとの原因。 ②ある病気にかかりやすい素質。 **そう[早]** 日・2画 全6画 早早早早 ●時間や時期がはやい。↔晩[ばん] ②急に。すぐに。 ソウ・サッ 早期[そうき], 早熟[そうじゅく] 早春[そうしゅん] 早朝[そうちょう] 早晩[そうばん] 尚早[しょうそう], ②早急[さっきゅう]/早速[さっそく] はやい・はやまる・はやめる 早い者勝ち[はやいものがち] 早起き[はやおき]/予定が早まる[よていがはやまる]/死期を早める[しきをはやめる] **そう[争](手)** ・5画 全6画 争争争争 相手とはりあって、あらそう。 ソウ 争議[そうぎ]、争奪[そうだつ] 争乱[そうらん] 競争[きょうそう] 戦争[せんそう] あらそう 先を争う[さきをあらそう] 言い争い[いいあらそい] **そう[走]** 走・0画 走走走走 ●かけてゆく。はしる。②にげる。 ソウ 走行[そうこう] 走者[そうしゃ] 走破[そうは] 競走[きょうそう] 力走[りきそう] ②脱走[だっそう] 逃走[とうそう] 敗走[はいそう] はしる 感情に走る[かんじょうにはしる] 先走る[さきばしる] **そう[奏]** 大・6画 全9画 奏奏奏奏 ◎天子に申しあげる。②楽器を鳴らす。③なしとげる。▼「秦(=国名)」「泰(=やすらか)」は別字。「◆「奏する」を見よ。 ソウ 奏上[そうじょう], 上奏[じょうそう]。②奏楽[そうがく] 奏者[そうしゃ] 演奏[えんそう] 合奏[がっそう] 伴奏[ばんそう] ③奏功[そうこう] かなでる フルートを奏でる[かなでる] **そう[相]** 目・4画 全9画 相相相相 日〔ソウ〕●目に見えるようす。ありさま。とくに、顔つき。「女難の―」②たがいに。ともに。また、前のものを受けて、次々に。 目〔ショウ」たすける。また、主君を助けて政治をおこなう人。大臣。 ソウ □①相好[そうごう] 真相[しんそう] 世相[せそう] 人相[にんそう] ②相応[そうおう] 相互[そうご], 相続[そうぞく] 相対[そうたい] 相談[そうだん] ショウ首相[しゅしょう] 蔵相[ぞうしょう] あい 相変わらず[あいかわらず] 相手[あいて] **そう【草]** 草草草草 ◎植物のくさ。②そまつな。③したがき。④ものの始まり。⑤書体の一つで、草書。→「草する」を見よ。 ソウ ②草原[そうげん] 草食[そうしょく]、草木[そうもく] 本草[ほんぞう] 野草[やそう] ②草庵[そうあん] 草堂[そうどう] ⓐ草案[そうあん] 草稿[そうこう] 起草[きそう] ④草創[そうそう] ⓑ楷行草[かいぎょうそう] **そう【送]** ・6画 送送送送 ◎人を見おくる。迎げいものをおくりとどける。↔受[じゅ] ソウ ②送迎[そうげい] 送辞[そうじ]、送別[そうべつ] 歓送[かんそう] ②送金[そうきん] 送電[そうでん] 送料[そうりょう] 放送[ほうそう] 輸送[ゆそう] 郵送[ゆうそう] おくる 荷物を送る[にもつをおくる] **そう[倉]** 人・8画 全10画 倉倉倉倉 ●穀物などをたくわえておくところ。くら。②あわてる。にわか。 ソウ ①倉庫[そうこ] 穀倉[こくそう] ②倉皇[そうこう] 倉卒[そうそつ] **そう[巣】(巣)** 木・7画 全11画 巣巣巣巣 鳥のすみか。す。また、すのようにかたまりになっているところ。②悪人などが、かくれひそんでいるところ。 ソウ ①営巣[えいそう] 病巣[びょうそう], 卵巣[らんそう] ②巣窟[そうくつ] す 巣立ち[すだち] 巣箱[すばこ] 空き巣[あきす] 古巣[ふるす] **そう[窓]** 穴・6画 全11画 窓窓窓窓 ◎家や乗り物の、まど。②「教室」のこと。 ソウ ②窓外[そうがい] 獄窓[ごくそう] 車窓[しゃそう] 深窓[しんそう] ②学窓[がくそう] 同窓[どうそう] まど 窓口[まどぐち] 小窓[こまど] 出窓[でまど] **そう 創]** 刂・10画 全12画 創創創創 ①きりきず。きずつける。②はじめてつくる。 ソウ ◎創痍[そうい]。創傷[そうしょう] ②創意[そうい], 創作[そうさく] 創立[そうりつ] 独創[どくそう] **そう [装】(裝)** 衣・6画 全12画 装装装装 ◎衣服などを身につける。よそおう。②美しくかざる。③そなえ、とりつける。 ソウ・ショウ 仮装[かそう] 服装[ふくそう]/装束[しょうぞく], 正装[せいそう] 衣装[いしょう] 装飾[そうしょく] 装身具[そうしんぐ] 外装[がいそう] <775> **そう[想]** 心・9画 全13画 想想想想 ◎心の中に思いうかべて考える。おもい。②アイデア。とくに、芸術作品や事業などについての案。「小説の―をめぐらす」「―を練る」 ソウ・ソ 想像[そうぞう] 想定[そうてい] 感想[かんそう] 予想[よそう]/愛想[あいそ] ②曲想[きょくそう] 構想[こうそう] 着想[ちゃくそう] **そう[層](層)** 尸・11画 全14画 層層層層 ①かさなり。また、重なりを数えることば。「―をなす」「大気の―」②地位や年齢などによる人々の区分。階級。「選手の―が厚い」 ソウ 層雲[そううん] 高層[こうそう]ビル 断層[だんそう] 地層[ちそう] ②階層[かいそう] 若年層[じゃくねんそう] 読者層[どくしゃそう] **そう[絵](總)** 糸・8画 全14画 総総総総 ●すべての。全部の。②合わせて一つにまとめる。③全体をすべおさめる。とりしまる。 ソウ ②総意[そうい], 総員[そういん] 総数[そうすう] ②総括[そうかつ] 総計[そうけい] 総合[そうごう] ③総裁[そうさい] 総統[そうとう] 総理[そうり] **そう[操]** ・13画 全16画 操操操操 ◎手にもって、うまくあつかう。あやつる。②ある考えをかたく守って変えない。みさお。 ソウ ●操業[そうぎょう] 操作[そうさ], 操縱[そうじゅう] 情操[じょうそう] 体操[たいそう] ②節操[せっそう] 貞操[ていそう] みさお 操を守る[みさおをまもる] あやつる 陰で操る[かげであやつる] 操り人形[あやつりにんぎょう] **そう[燥]** 火・13画 全17画 燥燥燥燥 かわく。かわかす。 ソウ 乾燥[かんそう] 高燥[こうそう] 焦燥[しょうそう], **そう[藻]** +・16画 全19画 藻藻藻藻 ①水中に生える草。も。②美しい詩や文。 ソウ ①藻類[そうるい] 海藻[かいそう] ②詞藻[しそう] 文藻[ぶんそう] も 海の藻屑[うみのもくず] 金魚藻[きんぎょも] **そう【双】(雙)** 又・2画 全・4画 双双双 二つでひと組みのもの。対。また、びょうぶなど、一対のものを数えることば。②かたを並べる。匹敵する。 ソウ ②双眼鏡[そうがんきょう] 双肩[そうけん] 双生児[そうせいじ] ②双璧[そうへき] 無双[むそう] ふた 双子[ふたご] 双葉[ふたば] **そう【壮】(壯)** 士・3画 全6画 壮壮壮壮 ●働きざかり。②元気で盛んである。③大きくて、りっぱである。 ソウ ②壮年[そうねん] 少壮[しょうそう], ②壮快[そうかい] 壮健[そうけん] 勇壮[ゆうそう] ③壮観[そうかん] 壮大[そうだい] 豪壮[ごうそう] **そう【荘】(莊)** +・6画 全9画 莊莊莊荘 いかめしい。おごそかな。②郊外に別に建てた家。別宅。③旅館・アパートなどの名の下につける語。「観月―」 ソウ ①荘厳[しょうごん] 荘重[そうちょう] ②山荘[さんそう] 別荘[べっそう] **そう【捜】(捜)** 扌・7画 全10画 搜搜搜搜 さがしもとめる。 ソウ 捜査[そうさ] 捜索[そうさく] さがす 職を捜す[しょくをさがす] **そう【挿](插)** ・7画 全10画 挿挿挿挿 あいだにさしはさむ。 ソウ 挿入[そうにゅう] 挿話[そうわ] さす 花を挿す[はなをさす] 挿絵[さしえ] **そう[桑]** 木・6画 全10画 桑桑桑桑 植物のクワ。 ソウ 桑園[そうえん] 桑田[そうでん] くわ 桑の実[くわのみ] 山桑[やまぐわ] **そう[掃]** ・8画 全11画 掃掃掃掃 ●ほうきで、ちりをはく。すっかり、はらいのける。とりのぞく。 ソウ 掃除[そうじ], 清掃[せいそう] ②掃滅[そうめつ] 一掃[いっそう] はく 庭を掃く[にわをはく] **そう[曹]** 日・7画 全11画 曹曹曹曹 ●役人。裁判官。また、軍人。②「曹達」のこと。 ソウ 曹長[そうちょう] 軍曹[ぐんそう] 兵曹[へいそう] 法曹[ほうそう] 陸曹[りくそう] ②重曹[じゅうそう] <776> **そう**[喪] 口・9画 全12画 ①なくす。②人[ひと]の死後[しご]、ある期間[きかん]、おこないをつつしみ、悲[かな]しみの気持[きも]ちをあらわすこと。も。▼「衷[ちゅう]」は別字[べつじ]。 ソウ 喪失[そうしつ] 喪心[そうしん] 沮喪[そそう] も 喪[も]に服[ふく]する 喪主[もしゅ] 喪中[もちゅう] 服喪[ふくも] 喪[もっ]しょう **そう**[葬] 艹・9画 全12画 死者[ししゃ]を土[つち]の中[なか]にうめる。ほうむる。 ソウ 葬儀[そうぎ] 葬祭[そうさい] 火葬[かそう] 埋葬[まいそう] 葬式[そうしき] ほうむる やみに葬[ほうむ]る **そう**[僧](僧) イ・11画 全13画 仏[ほとけ]の道[みち]にはいった人[ひと]。ぼうず。尼[あま]に対[たい]する。 ソウ 僧衣[そうい] 僧院[そういん] 高僧[こうそう] 小僧[こぞう] 僧侶[そうりょ] **そう**[遭] 辶・11画 全14画 めぐりあう。思[おも]いがけず、あう。 ソウ 遭遇[そうぐう] 遭難[そうなん] あう 災難[さいなん]に遭[あ]う **そう**[槽] 木・11画 全15画 おけ。また、おけのような形[かたち]をしたもの。 ソウ 歯槽[しそう] 水槽[すいそう] 貯水槽[ちょすいそう] 浴槽[よくそう] 槽[ふね] 馬槽[うまぶね] **そう**[霜] 雨・9画 全17画 ●寒[さむ]い夜[よる]、地面[じめん]に降[お]りるしも。②年月[ねんげつ]。 ソウ ①霜害[そうがい] 降霜[こうそう] 秋霜[しゅうそう] 晩霜[ばんそう] ②幾星霜[いくせいそう] しも 霜[しも]が降[お]りる 霜柱[しもばしら] 初霜[はつしも] 遅霜[おそじも] 霜降[そうこう] **そう**【漱】 辶・11画 全14画 うがいをする。▽「瀬[せ]」は別字[べつじ]。 ソウ 漱石[そうせき] 枕流[ちんりゅう] すすぐ 口[くち]を漱[すす]ぐ **そう**【騒】(騷) 馬・8画 全18画 みだれさわぐ。さわがしい。静[せい] ソウ 騒音[そうおん] 騒然[そうぜん] 騒動[そうどう] 騒乱[そうらん] 物騒[ぶっそう] さわぐ 胸[むね]が騒[さわ]ぐ 大騒[おおさわ]ぎ **そう**[爽] 大・8画 全11画 さっぱりとして、さわやかなようす。 ソウ 爽快[そうかい] 爽気[そうき] 爽涼[そうりょう] 颯爽[さっそう] さわやか 爽[さわ]やかな秋晴[あきば]れ **そう**[惣] 心・8画 全12画 すべおさめる。▽人名[じんめい]などで、長男[ちょうなん]をあらわす語[ご]。多[おお]く、「総」に書[か]きかえる。 ソウ 惣領[そうりょう] **そう**[蒼] 艹・10画 全13画 ◎あお[あお]い色[いろ]。②草木[くさき]があおあお[あおあお]としげるようす。③あわ[あわ]てる。▽多[おお]く、「倉」に書[か]きかえる。 ソウ 蒼海[そうかい] 蒼穹[そうきゅう] 蒼空[そうくう] 蒼天[そうてん] 蒼白[そうはく] ②蒼生[そうせい] 鬱蒼[うっそう] 蒼惶[そうこう] 蒼卒[そうそつ] **そう**[聡](聴) 耳・14画 全17画 すぐれてかしこい。さとい。 ソウ 聡察[そうさつ] 聡智[そうち] 聡敏[そうびん] 聡明[そうめい] **そう**[綜] 糸・8画 全14画 とりまとめる。▽多[おお]く、「総」に書[か]きかえる。 ソウ 綜括[そうかつ] 綜合[そうごう] 綜理[そうり] **そう**[宗]→「しゅう」 **そう**【双】造語[ぞうご]漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **そう**【相/僧/想/層】→漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **そう**【沿う】[動]①長[なが]く続[つづ]くもののすぐわきをはなれずに進[すす]む。「線路[せんろ]に沿[そ]って歩[ある]く」 ②よりどころとなるものからはなれずに進[すす]む。「基本[きほん]方針[ほうしん]に沿[そ]った計画[けいかく]」 **そう**【添う】[動]①そばをはなれずに、つきしたがう。「影[かげ]のように―」 ②相手[あいて]の目的[もくてき]や期待[きたい]にぴったり合[あ]う。相手[あいて]の思[おも]いにかなう。「ご希望[きぼう]に添[そ]いかねます」↔背[そむ]く ③夫婦[ふうふ]になる。つれそう。「添[そ]われぬ縁[えん]」 **そう**【然う】[副]①そのように。そんなに。話[はな]し手[て]と聞[き]き手[て]がおたがいに知[し]っていることをさしていう。「なるべく―しなさい」「わたしは―思[おも]います」 ②「そう〜ない」の形[かたち]で、それほど・・・ない。思[おも]ったほど・・・ない。「はたで見[み]るほど―楽[らく]ではない」 [感]①相手[あいて]のことばなどにうなずいたり、問[と]いかえしたりする気持[きも]ちをあらわす。「―、そのとおり」「お兄[にい]ちゃん、―?」 ②過去[かこ]のことを、前[まえ]からそれを思[おも]っていたかのように急[きゅう]に思[おも]いだして発[はっ]することば。「―、子供[こども]のころ母[はは]からこんな話[はなし]を聞[き]きました」▼ふつう、かな書[が]き。 **そうは問屋が卸さない** そんなにうまく、思[おも]いどおりにいくものではない。▽もと、そんなに安[やす]い値段[ねだん]では、問屋[とんや]は品物[しなもの]を卸[おろ]し売[う]りしないということ。 **ぞう**[造] 辶・7画 全10画 ①ある技法[ぎほう]で、ものをこしらえる。つくる。 <777> [類]作[さく] ②いたる。いきつく。③あわただしい。 ソウ 造花[ぞうか] 造成[ぞうせい] 偽造[ぎぞう] 製造[せいぞう] 創造[そうぞう] ②造詣[ぞうけい] ③造次[ぞうじ] つくる 酒[さけ]を造[つく]る 荷造[にづく]り 造酒[みき] 国造[くにのみやつこ] 伴造[とものみやつこ] **ぞう**[像] イ・12画 全14画 ①ものの形[かたち]。神[かみ]や人[ひと]・動物[どうぶつ]などの形[かたち]をまねてつくったり、えがいたりしたもの。「聖母[せいぼ]マリアの―」②光線[こうせん]が屈折[くっせつ]したり反射[はんしゃ]したりして生[しょう]じるものの形[かたち]。「網膜[もうまく]上[じょう]に―を結[むす]ぶ」 ゾウ 画像[がぞう] 肖像[しょうぞう] 銅像[どうぞう] 仏像[ぶつぞう] 映像[えいぞう] 虚像[きょぞう] 残像[ざんぞう] 実像[じつぞう] 想像[そうぞう] 像[かたち] **ぞう**[増](増) 土・11画 全14画 ①数量[すうりょう]が多[おお]くなる。ふやす。↔減[げん] ②おどりたかぶる。つけあがる。 ゾウ ①増進[ぞうしん] 急増[きゅうぞう] 倍増[ばいぞう] 増減[ぞうげん] 増加[ぞうか] ②増上慢[じょうじょうまん] 増長[ぞうちょう] ます 人口[じんこう]が増[ま]す 割増[わりま]し ふえる・ふやす 水[みず]かさが増[ふ]える/人数[にんずう]を増[ふ]やす **ぞう**[憎](僧) 忄・11画 全14画 にくむ。ねたみきらう。↔愛[あい] ゾウ 憎悪[ぞうお] 愛憎[あいぞう] にくむ・にくい 悪[あく]を憎[にく]む/憎[にく]い敵[てき] 憎々[にくにく]しい にくらしい・にくしみ 小憎[こにく]らしい/憎[にく]しみの目[め] 生憎[あいにく] **ぞう**[贈](贈) 貝・11画 全18画 ものをおくりあたえる。 ゾウ・ソウ 贈呈[ぞうてい] 贈与[ぞうよ] 贈賄[ぞうわい]/寄贈[きぞう] おくる 記念品[きねんひん]を贈[おく]る 贈り物[おくりもの] **ぞう**[蔵](藏) 艹・15画 全18画 [特] ①ものをしまっておく。また、人目[ひとめ]につかないようにかくしもつ。②くら。 [類]倉[そう] ゾウ ①蔵書[ぞうしょ] 貯蔵[ちょぞう] 秘蔵[ひぞう] 冷蔵[れいぞう] ②土蔵[どぞう] 宝蔵[ほうぞう] くら 蔵[くら]出[だ]し 穴蔵[あなぐら] 米蔵[こめぐら] 蔵[ぞう]す 蔵人[くろうど] 蔵王[ざおう] 無尽蔵[むじんぞう] 腹蔵[ふくぞう] **ぞう**[臓](臓) 月・15画 全19画 動物[どうぶつ]のからだの中[なか]のいろいろな器官[きかん]。はらわた。 ゾウ 臓器[ぞうき] 臓物[ぞうもつ] 五臓六腑[ごぞうろっぷ] 内臓[ないぞう] **ぞう**[象]→「しょう」 **ぞう**[雑]→「ざつ」 **ぞう**【象】[名]ゾウ科[か]の哺乳[ほにゅう]動物[どうぶつ]。現存[げんそん]の陸上[りくじょう]の動物[どうぶつ]の中[なか]で最大[さいだい]。長[なが]い鼻[はな]は手[て]のはたらきをする。草食[そうしょく]。アフリカ象[ぞう]とインド象[ぞう]の二種[にしゅ]がある。 **ぞう**【像】→漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **そうあい**【相愛】[名・スル]たがいに愛[あい]しあうこと。愛[あい]し、愛[あい]されること。「相思[そうし]―」 **そうあたり**【総当たり】[名]①参加[さんか]した人[ひと]やチームの全部[ぜんぶ]と試合[しあい]をすること。[類]リーグ戦[せん] ②くじ引[び]きで、空[から]くじがなく、全部[ぜんぶ]に何[なに]かが当[あ]たること。 **そうあん**【草案】[名]文章[ぶんしょう]の下書[したが]き。草稿[そうこう]。とくに、議会[ぎかい]にかけるもとになる案[あん]。「―を練[ね]る」[類]原案[げんあん]・たたき台[だい] **そうあん**【創案】[名・スル]いままでなかったことを、はじめて考[かんが]えだすこと。また、はじめての考[かんが]えや思[おも]いつき。[類]創意[そうい]・発案[はつあん] **そうあん**【草庵】[名]草[くさ]ぶきのそまつな家[いえ]。小[ちい]さな家[いえ]。「一人[ひとり]山中[さんちゅう]の―に住[す]む」 **そうあんぶんがく**【草庵文学】[名]中世[ちゅうせい]、世[よ]を捨[す]てて出家[しゅっけ]遁世[とんせい]した人[ひと]たちによる文学[ぶんがく]。隠者[いんじゃ]文学[ぶんがく]。「方丈記[ほうじょうき]」「徒然草[つれづれぐさ]」など。 **そうい**【相違】[名・スル]①二[ふた]つのものがたがいにちがっていること。ちがい。「意見[いけん]の―を生[う]む」[類]異同[いどう] ②「〜に相違[そうい]ない」の形[かたち]で、…にちがいない。…にまちがいない。「必[かなら]ず来[く]るに―ない」 **そうい**【創意】[名]新[あたら]しいものを考[かんが]えだすこと。新[あたら]しいくふう。「―工夫[くふう]」[類]創案[そうあん] **そうい**【僧衣】[名]僧[そう]の着[き]る衣服[いふく]。僧服[そうふく]。「そうえ」 **そうい**【総意】[名]すべての人[ひと]に共通[きょうつう]した考[かんが]え。全体[ぜんたい]の一致[いっち]した意思[いし]。「国民[こくみん]の―にもとづく」 **そういう**【然ういう】[連体]そんなふうな。そのような。「―話[はなし]は聞[き]いていない」 **そういくふう**【創意工夫】[名・スル]新[あたら]しく考[かんが]えだしたり、くふうしたりすること。「―をこらす」 **そういん**【僧院】[名]①僧[そう]が住[す]んでいる建物[たてもの]。てら。寺院[じいん]。 ②「修道院[しゅうどういん]」に同[おな]じ。 **そういん**【総員】[名]全体[ぜんたい]の人員[じんいん]。全員[ぜんいん]。「一八[じゅうはち]〇名[めい]―が参加[さんか]した大会[たいかい]」 **そういん**【宗因】[人名]→「にしやまそういん」 **ぞういん**【増員】[名・スル]人数[にんずう]をふやすこと。人数[にんずう]がふえること。「―要求[ようきゅう]」「スタッフを―する」 **そううつびょう**【躁鬱病】[名]興奮[こうふん]した状態[じょうたい]と憂鬱[ゆううつ]な状態[じょうたい]が、交互[こうご]にあらわれてくりかえす精神病[せいしんびょう]。 **そううん**【層雲】[名]雲[くも]の種類[しゅるい]の一[ひと]つ。地上[ちじょう]二[に]㌔㍍以下[いか]にできる、水平[すいへい]に垂[た]れこめた霧[きり]のような下層雲[かそううん]。 **ぞうえい**【造営】[名・スル]神社[じんじゃ]・寺院[じいん]・宮殿[きゅうでん]などを建[た]てること。「本堂[ほんどう]を―する」[類]建造[けんぞう]・建設[けんせつ] 「つかいわけ」→「建築[けんちく]」を見[み]よ。 **ぞうえいざい**【造影剤】[名]X線[せん]撮影[さつえい]のとき、内臓[ないぞう]の状態[じょうたい]がはっきり写[うつ]るように、飲[の]んだり注射[ちゅうしゃ]したりする薬[くすり]。バリウム化合物[かごうぶつ]など。 **ぞうえき**【増益】[名・スル]ご利益[りやく]がふえること。また、ふやし加[くわ]えること。↔減益[げんえき] <778> **ぞうえん【造園】** 山庭園・公園・動物園などをつくること。「―業」 **ぞうえん【増援】** 人数をふやして、応援や加勢をすること。「一部隊」 **ぞうお【憎悪】** ひどくにくみ、きらうこと。「―の念をいだく」 **そうおう【相応】** 二つのものごとが、つりあいがとれて、ふさわしいこと。「年―の服装」「身分―な暮らし」 **そうおん【騒音】** さわがしい音。うるさいと感じる音。その人にとってじゃまな音。「―公害」 **そうおん【×宋音】** 日本漢字音の一つ。平安・鎌倉時代に禅僧などによって伝えられた、中国の宋・元気代の漢字音。「行灯」の「アン」、「和尚」の「オ」など。のちには、これを「唐音」と呼ぶことが多い。▽漢字音はほかに、漢音・呉音など。 **ぞうか【造化】** 天地やそのあいだに存在するすべてのものを創造した神。造物主。 ②造物主によってつくられたすべてのもの。天地や自然など。「―の妙」 **ぞうか【造花】** 紙・布・ビニールなどで、花の形に似せてつくった人工の花。つくりばな。↔生花 **ぞうか【増加】** あとから数量がふえること。また、数量をふやすこと。「―の一途をたどる」「人口がーする」↔減少 **ぞうか【雑歌】** 和歌の分類で、歌集の部立ての一つ。「万葉集」では挽歌・相聞歌以外の、旅行・儀礼や宴会の歌などをふくむ。「古今集」以後は、四季・恋以外の歌をいう。 **そうかい日【壮快】** 元気があって、見ていて気持ちがいいようす。「―なスケーティング」 **そうかい【総会】** 団体を構成する全員によって開かれる会合。団体の意思を決定する最高議決機関。「生徒―」「株主―」 **そうがい【霜害】** 霜のために農作物や樹木が受ける損害。 **そうかい(滄海)変へんじて桑田となる** →「そうそう(滄桑)の変」 **そうかいや【総会屋】** 株主総会に出席して、いやがらせをしたり、議事進行に協力したりして、会社からかねをとることを職業とする人。 **そうがかり【総掛かり】** 全員で協力して一つのことをすること。総動員、また、総攻撃。「―で準備する」 ②全部の費用。総計。 **そうかく【総画】** 一つの漢字の画数の合計。「―数順に並べる」 **そうがく【奏楽】** 音楽を演奏すること。また、演奏する音楽。 **そうがく【総額】** 全部を合計した金額。「―一千億円の工事」 **そうかくさくいん【総画索引】** 漢和辞典などで、すべての漢字を総画数順に並べた索引。 **そうかつ【総括】** 別々のものを、全体を見通して一つにまとめること。「―的な意見」「―質問」 **そうかつ【総轄】** 全体をまとめてとりしまること。「庶務を―する」 **そうかな【草仮名】** 草書体の万葉仮名。ひらがなのもとになった字体。 **そうか(爪牙)に掛かる** 悪人のたくらみの犠牲となる。 <779> **ぞうきん【雑巾】** [名]ふきそうじ用の布。「―がけ」 **そうく【走狗】** [名]人の手さきになって動きまわる人を軽べつしていうことば。「経営者側の―となった組合員」▽狩りに使われるイヌのことから。 **そうく【痩軀】** [名]やせたからだ。「長身―」 [同]痩身 **そうぐ【装具】** [名]戦闘や登山などで、装備として身につける道具。 **そうぐう【遭遇】** [名・スル]思いがけず出会うこと。不意に会うこと。「事件に―する」 **そうくずれ【総崩れ】** [名]組織全体ががたがたにくずれ、戦いなどに敗けること。「味方は―となる」 **そうくつ【巣窟】** [名]悪者[わるもの]や盗賊[とうぞく]などが、ひそかにかくれ住んでいるところ。かくれが。「悪の―」 [同]根城・巣 **そうけ【宗家】** [名]芸道の流派で、その芸を正しく伝えてきた中心となる家。また、一族の中心となる家。「茶道の―」 [類]家元 [対]本家 **ぞうげ【象牙】** [名]ゾウの上あごのきば。かたくてきめが細いため、印鑑[いんかん]や彫刻[ちょうこく]などの細工[さいく]物などの材料として珍重された。 > **象牙の塔** 現実ばなれした、また、現実から逃避した学者の研究態度や大学の研究室。 **そうけい【早計】** [名・形動]はやまった考えや計画。軽率[けいそつ]に判断を下すこと。「その結論は―だ」 **そうけい【総計】** [名・スル]全部を足して合計すること。総合計。 [同]総掛かり・通算 [対]小計 **そうげい【送迎】** [名・スル]行く人を見送り、来る人をむかえること。おくりむかえ。「―バス」 **ぞうけい【造形・造型】** [名・スル]いろいろな材料を使って、形のあるものをつくること。 **ぞうけい【造詣】** [名]学問・芸術・技術などについての深い理解とすぐれた知識。「―が深い」 [類]学識・蘊蓄[うんちく] **ぞうけいげいじゅつ【造形芸術】** [名]いろいろな材料から、形のあるものをつくる芸術。建築・彫刻・絵画など。造形美術。 **そらけだつ【総毛立つ・寒気立つ】** [動]身の毛がよだつ。寒けをおぼえるほどおそろしくてぞっとする。「不意の物音に―」▽「さむけだつ」の変化した形。 **ぞうけつ【造血】** [名・スル]体内で血液をつくりだすこと。「―器官」 **ぞうけつ【増血】** [名・スル]体内の血液をふやすこと。「―剤」 **ぞうけつ【増結】** [名・スル]ある編成の列車に、さらに車両をつないでふやすこと。「途中の駅で二両―する」 [対]連結 **そうけっさん【総決算】** [名・スル]①ある期間のすべての収入と支出を計算すること。「今年度の―」 ②ものごとをしめくくること。「長年の研究の―」 **そうけん【双肩】** [名]①左右のかた。両かた。 ②責任や任務などをひきうけるところ。「将来を―にになう」「未来は若者の―にかかっている」 **そうけん【壮健】** [名・形動]からだがじょうぶで元気なこと。「ご―でなによりです」 [類]健全・健やか **そうけん【送検】** [名・スル]犯罪の容疑者や捜査上の書類や証拠[しょうこ]物件を、警察から検察庁へ送ること。「書類―」「犯人の身柄[みがら]を―する」 **そうけん【創見】** [名]これまでにない新しい意見。独創的な考え。 **そうけん【総見】** [名]すもうや芝居などで、後援[こうえん]団体などが興行[こうぎょう]を全員で見ること。総見物。 **そうげん【草原】** [名]いちめんに草が生えている野原。「くさはら」とも。「見わたすかぎりの―地帯」 **ぞうげん【増減】** [名・スル]ふやすことと減らすこと。また、ふえることと減ること。「人口の―」 [同]加減 **そうこ【倉庫】** [名]品物を貯蔵・保管するための建物。くら。「―業」 **そうご【相互】** [名]たがいにはたらきかけること。おたがい。「―理解」「―不信」 **ぞうご【造語】** [名・スル]①すでにあることばを組みあわせて、新しいことばをつくること。また、その新しいことば。「日本」と「人」から「日本人」を、「新」と「幹線」から「新幹線」をつくるなど。 <780> **そうこう【壮行】** [名]旅立つ人を祝ったりはげましたりして、盛大に見送ること。「―会」 **そうこう【走行】** [名・スル]自動車などが走ること。「―車線」「―距離」 **そうこう【奏効】** [名・スル]効き目や効果があらわれること。「新薬が―する」 **そうこう【奏功】** [名・スル]仕事が計画どおりに成功すること。功績をあげること。「犯人説得に―する」 **そうこう【草稿】** [名]文章の下書き。 [同]草案・原稿 **そうこう【装甲】** [名・スル]船体や車体などに、防弾[ぼうだん]のための鉄板を張ること。「―車」▽よろいやかぶとを身につけて、武装することから。 **そうこう【操行】** [名]日ごろのおこない。生活態度。「―点」 [類]素行・品行 **そうこう【霜降】** [名]二十四節気の一つ。一〇月二三日ごろ。寒露[かんろ]と立冬のあいだ。 **そうこう【然う斯う】** [副]あれやこれや。とやかく。「―するうちに夜が明けた」 **そうごう【総合・綜合】** [名・スル]さまざまなものを一つにまとめあわせること。「―雑誌」「―商社」 [同]総括 [対]分析 **そうごうげいじゅつ【総合芸術】** [名]文学・美術・音楽などの諸分野を総合した大規模な芸術。映画・演劇・オペラなど。 **そうこうげき【総攻撃】** [名・スル]全軍でいっせいに敵を攻撃すること。「―を開始する」 [類]総掛かり **そうごうだいがく【総合大学】** [名]いろいろな学部をそろえた大学。ユニバーシティー。 [対]単科大学 **そうこう(糟糠)の妻** 貧しいころから、粗食[そしょく]にたえてともに苦労してきた妻。 **そうごう(相好)を崩す** まじめな顔つきから、一転してにこにこする。▽「相好」を「そうごう」とは読まない。 **そうごぎんこう【相互銀行】** [名]無尽[むじん]会社から出発し、中小企業[きぎょう]をおもな対象として業務をおこなう金融機関。多くは一九九〇年から普通銀行になった。 **そうこく【相克・相剋】** [名・スル]対立する二つのものが、たがいに相手に勝とうとして争うこと。「理性と感情の―」 **ぞうごせいぶん【造語成分】** [文法]一つの単語が、意味の上から二つ以上に分けられるときの、その一つ一つ。たとえば、「紅梅」は「紅」と「梅」、「御飯」は「御」と「飯」の造語成分にそれぞれ分けられる。漢字は組みあわせによって熟語がつくれるので、一字一字が造語成分となる。また、接頭語や接尾[せつび]語も単独では使われず、意味を添えたり、品詞をきめたりする造語成分。「うち切る」「か細い」の「うち」「か」や、「春めく」「黄色っぽい」の「めく」「ぽい」など。 **そうごふじょ【相互扶助】** [名]たがいに助けあうこと。「―の精神」 **そうこん【早婚】** [名]ふつうより若い年齢で結婚すること。 [対]晩婚 **そうごん【荘厳】** [名・形動]①おごそかで、いかめしくりっぱなようす。「―な聖堂」「―にミサをおこなう」▽おもに、儀式[ぎしき]や建物などについて使う。 ②[名・スル]→「しょうごん」 **ぞうごん【雑言】** [名]いろいろな悪口を言うこと。「―を浴びせる」 [同]罵詈[ばり]― **そうさい【総裁】** [名]①銀行や政党など、団体や機関の責任者。「日銀の―」 ②明治維新政府で、三職の一つ。政務を総括[そうかつ]した。 **そうざい【総菜・惣菜】** [名]ふつうの食事のとき家庭で食べるような、ふだんのおかず。副食物。「―売り場」 **そうさく【捜索】** [名・スル]人の居場所[いばしょ]やもののありかを探しもとめること。「家宅―」「―隊」 **そうさく【創作】** [名・スル]①はじめてつくること。とくに、小説や芸術作品をつくりだすこと。また、つくられた作品。「―活動」「―舞踊」 [同]創造 ②つくりごと。うそ。「その話は彼の―だ」 **ぞうさく【造作】** [名・スル]①家を建てること。また、建物。 [同]普請 ②家の中のかざりや建具類。インテリア。「―にこった家」 ③顔のつくり。くだけた言い方。「―のはっきりした顔」「―をくずす(=大いに笑う)」 [同]目鼻立ち ▽「ぞうさ」と読めば別の語。 **そうさくいん【総索引】** [名]全集などの各巻にまたがる事項を検索できる索引。また、その書物に出ているすべてのことばの所在を示す索引。 **そうさ【捜査】** [名・スル]警察などが犯人をさがし、犯罪の証拠[しょうこ]などをとり調べること。「―の手がのびる」「公開―にふみきる」 **そうさ【操作】** [名・スル]①機械などを自由に動かすこと。「はしご車の―」「遠隔―」 ②かねや仕事を思いどおりに操[あやつ]って、うまく処理すること。「帳簿[ちょうぼ]を―する」 **ぞうさ【造作】** [名]①めんどうなこと。手がかかること。「―もない」「―をかける」「無―」 ②ごちそう。もてなし。古い言い方。「ご―にあずかる」▽「ぞうさく」と読めば別の語。 **そうさせん【走査線】** [名]テレビなどで、画像を構成する点を順に連ねた線。線の多いほど、像ははっきりとあざやかになる。 **ぞうさつ【増刷】** [名・スル]あとから印刷部数をふやすこと。すりまし。ましずり。「五〇〇〇部―する」 **ぞうさない【造作ない】** [形]たやすい。簡単である。「造作なく解ける問題」 **そうざらい【総浚い】** [名・スル]習ったことを全部復習すること。とくに、演劇や音楽などで、公演の直前にする最終のけいこ。 **そうざん【早産】** [名・スル]予定より早く出産すること。 <781> **ぞうさん**【増産】[名・スル]生産高[せいさんだか]をふやすこと。「食糧[しょくりょう]の―をはかる」↔減産[げんさん] **ぞうざんうんどう**【造山運動】[名]褶曲[しゅうきょく]や断層[だんそう]などによって大規模[だいきぼ]な山脈[さんみゃく]や弧状[こじょう]列島[れっとう]ができ、地質[ちしつ]構造[こうぞう]が複雑[ふくざつ]になる地殻[ちかく]の変動[へんどう]。造山[ぞうざん]作用[さよう]。 **そうし**【草紙・草子・双紙・冊子】[名]①紙[かみ]をとじてつくった昔[むかし]の本[ほん]。冊子本[さっしぼん]。↔巻物[まきもの]・巻子本[かんすぼん] ②昔[むかし]の、かな書[が]きの物語[ものがたり]・日記[にっき]・随筆[ずいひつ]など。 ③中世[ちゅうせい]・近世[きんせい]の、挿絵[さしえ]入[い]りで大衆的[たいしゅうてき]な読[よ]み物[もの]。お伽草子[とぎぞうし]・浮世草子[うきよぞうし]・草双紙[くさぞうし]など。 **そうし**【創始】[名・スル]最初[さいしょ]にものごとを始[はじ]めること。「会社[かいしゃ]の―者[しゃ]」[類]草創[そうそう] **そうし**【荘子】[人名]生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。中国[ちゅうごく]、戦国[せんごく]時代[じだい]の思想家[しそうか]。名[な]は周[しゅう]。孟子[もうし]と同時代[どうじだい]の人[ひと]。老子[ろうし]とともに道家[どうか]の代表[だいひょう]で、孔子[こうし]らの儒家[じゅか]思想[しそう]に対立[たいりつ]し、自由[じゆう]でしぜんな生[い]きかたを説[と]いた。その教[おし]えを伝[つた]える書物[しょもつ]を「荘子[そうし]」という。 **そうじ**【相似】[名・スル]①たがいに似[に]ていること。[類]酷似[こくじ] 「つかいわけ」→「類似[るいじ]」を見[み]よ。 ②数学[すうがく]で、大[おお]きさはちがうが、形[かたち]はまったく同[おな]じであること。記号[きごう]は「∽」。「―形[けい]」 **そうじ**【送辞】[名]送別[そうべつ]のあいさつ。とくに卒業式[そつぎょうしき]で、在校生[ざいこうせい]から卒業生[そつぎょうせい]におくることば。↔答辞[とうじ] **そうじ**【掃除】[名・スル]ちりをはらい、よごれをとってきれいにすること。「大[おお]―」[類]清掃[せいそう] **ぞうし**【増資】[名・スル]会社[かいしゃ]が資本金[しほんきん]をふやすこと。また、ふやした資本金[しほんきん]。「近[ちか]く―する予定[よてい]」↔減資[げんし] **そうしき**【葬式】[名]死者[ししゃ]をほうむるときの儀式[ぎしき]。とむらい。「―を出[だ]す」[類]葬儀[そうぎ]・葬礼[そうれい] **そうじき**【掃除機】[名]ちりやほこりを吸[す]いとって、きれいにする道具[どうぐ]。「電気[でんき]―」 **そうししばい**【壮士芝居】[名]明治[めいじ]二〇年代[ねんだい]、壮士[そうし]と呼[よ]ばれた青年[せいねん]たちが、自由[じゆう]民権[みんけん]思想[しそう]を広[ひろ]めるために始[はじ]めた政治劇[せいじげき]。新派[しんぱ]芝居[しばい]に発展[はってん]する。壮士[そうし]劇[げき]。 **そうじしょく**【総辞職】[名・スル]関係者[かんけいしゃ]がみんなそろって、その職[しょく]を辞[や]めること。とくに、総理[そうり]大臣[だいじん]以下[いか]、国務[こくむ]大臣[だいじん]全員[ぜんいん]が辞[や]めることをいう。「内閣[ないかく]―」 **そうしそうあい**【相思相愛】[名・スル]おたがいに恋[こい]しあい愛[あい]しあうこと。「二人[ふたり]は―の仲[なか]だ」 **そうした**[連体]そういった。そのような。そういう。「―考[かんが]えでは困[こま]る」 **そうしつ**【喪失】[名・スル]心[こころ]の中[なか]などでたいせつにしているものをなくすこと。「自信[じしん]を―する」 「つかいわけ」→「紛失[ふんしつ]」を見[み]よ。 **そうして**【然うして】→「そして」 **そうじて**【総じて】[副]全体[ぜんたい]として。だいたいまとめると。「―この組[くみ]の生徒[せいと]はまじめだ」[類]概[おおむ]ね **ぞうじてんぱい**【造次顛沛】[連語]わずかの時間[じかん]。とっさの場合[ばあい]や危険[きけん]のせまった場合[ばあい]にいう。「―もおろそかにしない」▽「造次[ぞうじ]」は、つかの間[ま]、「顛沛[てんぱい]」は、つまずきたおれること。 **そうじまい**【総仕舞い】[名・スル]①全部[ぜんぶ]を済[す]ませること。 ②全部[ぜんぶ]を売[う]りきること。また、全部[ぜんぶ]を買[か]いきること。「在庫[ざいこ]品[ひん]―」[類]シリーズ▼「仕舞[しま]い」は当[あ]て字[じ]。 **そうしゃ**【壮者】[名]元気[げんき]盛[さか]んな働[はたら]きざかりの人[ひと]。「―をしのぐ大[だい]活躍[かつやく]」[類]壮年[そうねん]。 **そうしゃ**【走者】[名]①陸上[りくじょう]競技[きょうぎ]で、走[はし]る人[ひと]。「駅伝[えきでん]の第二[だいに]区[く]の―」 ②野球[やきゅう]で、塁[るい]に出[で]た人[ひと]。ランナー。「―一掃[いっそう]の三塁打[さんるいだ]」 **そうしゃ**【掃射】[名・スル]機関銃[きかんじゅう]などを、左右[さゆう]になぎはらうように続[つづ]けざまに撃[う]つこと。 **そうじゅ**【送受】[名]送[おく]ることと受[う]けること。送[そう]信[しん]と受信[じゅしん]。「電話[でんわ]の―器[き]」 **そうしゃ**【操車】[名・スル]電車[でんしゃ]やバスなどの車両[しゃりょう]の入[い]れかえや編成[へんせい]などをすること。「―場[じょう]」「―係[がかり]」 **そうしゅう**【相州】→「さがみ」 **そうしゅう**【爽秋】[名]さわやかでここちよい秋[あき]。手紙文[てがみぶん]などに使[つか]う。「―の候[こう]」▽文章語[ぶんしょうご]。 **そうじゅう**【操縦】[名・スル]①航空機[こうくうき]や機械[きかい]などを自由[じゆう]に動[うご]かすこと。「―士[し]」 ②人[ひと]や人[ひと]の集団[しゅうだん]を思[おも]いどおりに動[うご]かすこと。「夫[おっと]を―する」▽「操従[そうじゅう]」は誤[あやま]り。「縦[じゅう]」は、ほしいままに、思[おも]いどおりにという意味[いみ]。 **ぞうしゅう**【増収】[名・スル]収入[しゅうにゅう]や収穫[しゅうかく]がふえること。また、ふえた収入[しゅうにゅう]や収穫[しゅうかく]。「米[こめ]の―が見[み]こめる」↔減収[げんしゅう] **ぞうしゅうわい**【贈収賄】[名]わいろをおくることと受[う]けとること。 **そうじゅく**【早熟】[名・形動]①果実[かじつ]や穀物[こくもつ]が季節[きせつ]より早[はや]く熟[う]れること。[類]わせ↔晩熟[おくて] ②年齢[ねんれい]に比[くら]べて心身[しんしん]の成長[せいちょう]が早[はや]く、ませていること。「―な少女[しょうじょ]」↔おくて **そうしゅつ**【創出】[名・スル]ものごとを新[あたら]しくつくりだすこと。[類]創造[そうぞう] **そうしゅん**【早春】[名]春[はる]の初[はじ]めのころ。はるさき。三月[さんがつ]初[はじ]めごろをいう。[類]初春[しょしゅん]↔晩春[ばんしゅん] **そうしょ**【双書・叢書】[名]同[おな]じような種類[しゅるい]の本[ほん]を、同[おな]じ形式[けいしき]でひとまとめにして出版[しゅっぱん]したもの。「文芸[ぶんげい]―」[類]シリーズ **そうしょ**【草書】[名]漢字[かんじ]の書体[しょたい]の一[ひと]つ。行書[ぎょうしょ]をさらにくずしたもので、続[つづ]けて早[はや]く書[か]ける。歴史的[れきしてき]には、隷書[れいしょ]を簡略化[かんりゃくか]してできた書体[しょたい]。→「表[ひょう]に示[しめ]した漢字[かんじ]の書体[しょたい]」 **ぞうしょ**【蔵書】[名・スル]書物[しょもつ]を自分[じぶん]のものにすること。また、自分[じぶん]のものとして持[も]っている本[ほん]。「―家[か]」 **そうしょう**【宗匠】[名]「師匠[ししょう]」の改[あらた]まった言[い]い方[かた]。和歌[わか]・俳句[はいき]・連歌[れんが]・茶道[さどう]などの先生[せんせい]。 **そうしょう**【創傷】[名]切[き]ったり、突[つ]いたりしてできたからだの傷[きず]。 **そうしょう**【総称】[名・スル]同[おな]じ種類[しゅるい]のものをまとめていうこと。また、まとめた呼[よ]び名[な]。「バレーボールやサッカーなどを―して球技[きゅうぎ]という」 **そうじょう**【奏上】[名・スル]天皇[てんのう]・上皇[じょうこう]に申[もう]しあげること。古[ふる]い言[い]い方[かた]。[類]上奏[じょうそう]▽皇后[こうごう]に対[たい]しては「啓上[けいじょう]」を使[つか]う。 <782> **そうじょう** [相乗] [名] [スル] 二つ以上の数量をかけあわせること。また、その値[あたい]。▽「相剰」は誤り。 **そうじょう** [僧正] [名] 仏教で、僧の最高の地位。以下、僧都・律師[りっし]の順。また、僧正には大僧正・僧正・権僧正の三階級がある。 **そうじょう** [騒擾] [名] [スル] さわぎをひき起こして、社会の秩序を乱すこと。「―事件」「一罪」 **ぞうしょう** [蔵相] [名] 「大蔵大臣」のこと。 **そうじょうこうか** [相乗効果] [名] 二つ以上のものが同時に作用することによって、それぞれの合計よりもはるかに大きな効果をあげられること。相乗作用。 **そうじょうのじん** [宋襄の仁] [故事] 無用の情けをかけること。▽宋の襄公は楚[そ]との戦いで、敵の陣形が整わないうちにせめるのは君子でないとして、相手の準備ができてからせめたため、敗れてしまった。 **そうじょうへんじょう** [僧正遍昭] [人名] →「へんじょう」 **そうしょく** [装飾] [名] [スル] 美しく見えるようにかざりたてること。また、かざりつけたもの。「室内―」 **そうしょく** [僧職] [名] 僧としての職務。また、僧という職業。「―にある身」 **ぞうしょく** [増殖] [名] [スル] ふえて多くなること。とくに、生物などがふえること。「細胞が―する」 **ぞうしょくどうぶつ** [草食動物] [名] 草を主食とする動物。[対]肉食動物 **そうしん** [送信] [名] [スル] 電波によって伝えたい信号を送ること。「―機」 [類] 発信 [対] 受信 **そうしん** [喪心・喪神] [名] [スル] 気を失うこと。「―状態」 [類] 失神・気絶 ②気がぬけること。はりあいがなくなること。 **そうしん** [総身] [名] からだ全体。全身。「そうみ」とも。「―の力をこめる」 [類] 渾身[こんしん] **そうしん** [痩身] [名] やせて細いからだ。「―法」 [類] 痩軀[そうく] **ぞうしん** [増進] [名] [スル] 力や勢いが増してよい状態になること。「食欲―」 [類] 増強 [対] 減退 **そうしんぐ** [装身具] [名] 指輪やブローチなど、からだや衣服につけるかざり。アクセサリー。 **そうず** [挿図] [名] 「挿絵[さしえ]」に同じ。 **そうず** [僧都] [名] 仏教で、僧職の階級の一つ。僧正に次ぐ位。 **そうすい** [総帥] [名] 全軍をまとめ率いる人。総大将。「―の指揮下」 **ぞうすい** [増水] [名] [スル] 川などの水かさがふえること。[対]減水 **ぞうすい** [雑炊] [名] 魚や野菜などをまぜて、みそやしょうゆで味つけしたかゆ。 **そうすう** [総数] [名] 全体の数。「敵の―三万」 **そうすかん** [総すかん] [名] みんなからきらわれること。俗な言い方。「―をくう」▽「総好かん」という意味から。 **そうする** [奏する] [サ変] 楽器をかなでる。演奏する。「琵琶[びわ]を―」 ②うまくいく。効果がある。「人工呼吸が功を―」 ③天皇に申しあげる。奏上する。 **そうする** [草する] [サ変] 草稿を書く。また、下書きをつくる。「一文を―」 **ぞうする** [蔵する] [サ変] 中にしまっておく。保存する。所蔵する。「―書物は数万」 **そうせい** [早世] [名] [スル] 若いうちに死ぬこと。早死にすること。 [類] 夭折[ようせつ] **そうせい** [早成] [名] [スル] 早くできあがること。また、早く成熟すること。 [類] 早熟 [対] 晩成 **そうせい** [創製] [名] [スル] 商品などをはじめてつくりだすこと。「当社―の菓子[かし]」 **そうせい** [叢生・簇生] [名] [スル] 草木がむらがって生えること。▽「簇生」を「ぞくせい」と読むのは慣用読み。 **そうぜい** [総勢] [名] まとまった人全体。全員。また、全部の軍勢。全軍。「一五万」 **ぞうせい** [造成] [名] [スル] 人手をくわえて使える状態につくりあげること。「宅地―」 **ぞうぜい** [増税] [名] [スル] 税金を高くすること。 [対] 減税 **そうせいき** [創世記] [名] 旧約聖書の第一巻。天地創造に関する話をしるしてある。▽「創世紀」は誤り。 **そうせいじ** [双生児] [名] ふたご。「一卵性―」 **そうせき** [僧籍] [名] 僧や尼[あま]としての身分。「―にはいる」 **そうせきうん** [層積雲] [名] 雲の種類の一つ。地上二キロメートル以下の低いところにできる、灰色の下層雲。冬に多く見られる。 **そうせきちんりゅう** [漱石枕流] [故事] 「石に漱[くちすす]ぎ流れに枕[まく]らす」に同じ。→「いし」 **そうせつ** [創設] [名] [スル] 施設などを新しくつくること。「大学を―する」 [類] 創立・設立・開設 **そうせつ** [総説] [名] [スル] 全体をまとめて説明すること。また、まとめた説。 [類] 各説 [対] 総論 **そうぜつ** [壮絶] [名] [形動] 動きわめて勇ましいこと。「―な最期[さいご]をとげる」 [類] 壮烈・凄絶[せいぜつ] **ぞうせつ** [増設] [名] [スル] 設備などをあらたにふやすこと。「新校舎を―する」 **そうぜん** [騒然] [形動] 事件などが起きて人々がさわがしくするようす。また、何かが起こりそうな、おだやかでないようす。「停電で地下街は―としている」「物情[ぶつじょう]―たる世の中」 **そうぜん** [蒼然] [形動] 色があせて古めかしいようす。「古色―」 ②日が暮れかかってうすぐらいようす。「―たる暮色」 ③あおい色をしたようす。「顔色―」 **ぞうせん** [造船] [名] [スル] 船をつくること。「一所」 **そうせんきょ** [総選挙] [名] 議員や委員の全員を一度に選ぶこと。国会では、とくに衆議院選挙をいう。 **そうそう** [早早] [副] さっさと。はやばやと。「―に退散する」「―に返信をありがとう」 ②そうなってすぐに。「新年―いやな話ですまない」「家に帰る―」 **そうそう** [草草・匆匆] [名] 手紙の最後に書くあいさつのことば。とり急ぎ走り書きで書いたことをわびる気持ちをあらわす。 [類] 不一・敬具 ▽初めに「前略」と書いた場合に、対応させて使う。 <783> ・そうだち **そうそう** [草創] [名] ものごとをやり始めたころ。「-期の雑誌」 [類] 創始・創業・草分け▽「草」も「創」も、はじめのこと。 **そうそう** [葬送] [名] [スル] 死者をとむらい、見送ること。「――行進曲」 [類] 野辺の送り **そうそう** [錚錚] [形動] 人物がとくにすぐれているようす。「―たる顔ぶれが並ぶ」▽もと、耳に快くひびく金属音や琴[こと]のさえた音のこと。 **そうそう** [然う然う] [副] [「そうそう〜ない」の形で] それほどまでには…ない。そうたびたびは…ない。「―待てはしない」「―思いどおりにはならない」 [感] 相手の言うことに賛成する気持ちをあらわす。そのとおりだ。「―、きみの言うとおりだ」 ②忘れていたことを思い出したときに発することば。そういえば。「―、宿題があるんだった」 **そうぞう** [創造] [名] [スル] これまでになかったものを、はじめてつくりだすこと。「天地―」「―力」 [類] 創作 [対] 模倣 **そうぞう** [想像] [名] [スル] 実際に見ていないことを心に思いえがくこと。「―の世界に遊ぶ」「―力」 > [使]い[分]け 想像・空想・夢想・妄想 > どれも実際にはないことを頭の中にえがくこと。「想像」は、経験をもとにして、まだ知らない、わからないことをたぶんこうだろうと思いえがく。「彼の心中を想像する」。「空想」「夢想」は、根拠のないことを実際にあるかのように心の中で思いえがくこと。「空を飛ぶことを空想する」。「妄想」は、病的な原因で生じる思いこみ。事実や理屈に合わなくても、平気でそれを信じているもの。「被害妄想」。 **そうぞうしい** [騒騒しい] [形] 物音や事件などが多くて落ち着かない。さわがしい。「―世の中」 **そうそうのかわ** [滄桑の変] [故事] 世の中の移りかわりの激しいこと。 [類] 滄海変じて桑田となる・桑田変じて滄海となる▽クワ畑が青海原[あおうなばら]に変わる。また、大海が干上がってクワ畑となるという意味から。「滄桑」は「滄海桑田」の略。 **そうそく** [総則] [名] 全体に通じるきまり。おおもとになる法則。 [類] 通則 [対] 細則 **そうぞく** [相続] [名] [スル] 死んだ人の財産・権利・義務などを親族などがうけつぐこと。「―税」「父の遺産を―する」 [使]い[分]け→「継承」[読]をみよ。 **そうそくふり** [相即不離] [故事] 二つのものが区別できないほど、とけあって一体となること。「―の関係にある」 **そうそつ** [倉卒・草卒・卒] [形動] あわただしいこと。とつぜんなこと。「―の間[かん]にきめる」 **そうそふ** [曾祖父] [名] 祖父母の父。ひいじいさん。[対]曾祖母 **そうそぼ** [曾祖母] [名] 祖父母の母。ひいばあさん。[対]曾祖父 **そうそん** [曾孫] [名] 孫の子。ひまご。ひいまご。 **そうだ** [操舵] [名] [スル] かじを操[あやつ]って、船目的地に進めること。「―手」 **そうだ** [助動] [意味] 伝聞・様態「富士山が美しいそうで楽しみだ」「彼は弁護士になったそうだ」(伝聞)。「いかにもうれしそうだった」「むずかしそうで途方[とほう]に暮れた」「おいしそうに水を飲む」「今にも泣きそうなようす」「よさそうならもっと買おう」(様態)。▽また、「そう」の形もある。「うまそう」「晴れそうね」 [接続] 伝聞は、活用語の終止形に付く。様態は動詞・助動詞の連用形、形容詞・形容動詞および助動詞「たい」「ない」の語幹に付く。「あしたは晴れるそうだ」(伝聞)。「あしたは晴れそうだ」(様態)。助動詞「ない」や形容詞「よい」の語幹に、様態の「そうだ」が付く場合は、「さ」をはさむ。「ここにはなさそうだ」「よさそうだ」 [活用] 特殊型。▷巻末「活用表」参照。[参考]文語「そうな」が変化してできたもの。「そうな」は今も用いる。 **そうたい** [早退] [名] [スル] 学校や会社を、きまった時刻より早く帰ること。はやびけ。 **そうたい** [相対] [名] [スル] 向きあっていること。 ②他との関係や比較によって、そのものが成り立つこと。「―評価」「―的」 [対] 絶対 **そうたい** [総体] [名] 全体。そのものすべて。「規約の―」 ②「総合体育大会」の略。「高校―」 [副] だいたいのところ。「―にレベルが上がっている」 ②もともと。「―むりな話だ」 **そうだい** [壮大] [形動] 規模がとても大きくて堂々としたようす。「―な計画」「―なながめ」 [類] 雄大 **そうだい** [総代] [名] 式典などで、関係者全員の代表。「卒業生―」 **ぞうだい** [増大] [名] [スル] ふえて、しぜんに大きくなること。「不安のー」「―する需要」 [対] 減少 > [使]い[分]け 増加・増大 > 「増加」は、おもに具体的な数や分量についていう。「人口の増加」。「増大」は、おもに抽象的なものにいう。「不安の増大」。 **そうたいせいりろん** [相対性理論] [名] 物理法則が特別な形で成り立つような、絶対静止座標系の存在を否定する原理にもとづく理論で、アインシュタインが確立した。等速直線運動をする座標系の相対性のみを考える特殊相対性理論と、回転運動など加速度をもつ座標系もあつかう一般相対性理論がある。 **そうたいてき** [相対的] [形動] そのものの存在を、他との関係や比較によってとらえるようす。「―な意味」「―に評価する」→絶対的 **そうだち** [総立ち] [名] [スル] 興奮のあまり、全員がいっせいに立ちあがること。「満場―となる」 <784> **そうたつ** [宗達] [人名] →「たわらやそうたつ」 **そうだつ** [争奪] [名] [スル] 争ってうばうこと。「優勝杯[はい]―戦」 **そうだん** [相談] [名] [スル] 問題を解決するために、人の意見を聞いたり、話しあったりすること。「いつでもーにのる」「身の上―」 **そうだんずく** [相談尽く] [名] よく相談しあってきめること。 **そうち** [送致] [名] [スル] 送りとどけること。法律で、関係書類や被告[ひこく]人などを検察庁や裁判所などに送ること。 **そうち** [装置] [名] [スル] 機械や器具などをとりつけること。また、とりつけた機械や器具。「冷房―」 ②「舞台装置」の略。演劇で、照明や大道具・小道具など。 **ぞうちく** [増築] [名] [スル] 家などを新しく建てますこと。たてまし。「校舎の―」「子供部屋を―する」 **そうちゃく** [早着] [名] [スル] 列車や航空機などが、予定の時刻より早く着くこと。[対]延着 **そうちゃく** [装着] [名] [スル] 身につけること。また、器具などをとりつけること。 **そうちょう** [早朝] [名] 朝の早いころ。あけがた。「ーマラソン」 [類] 早暁・払暁[ふつぎょう] **そうちょう** [荘重] [形動] ふんいきなどがいかめしく重々しいようす。「―な儀式[ぎしき]」「音楽がーにひびく」 [類] 厳粛[げんしゅく] **そうちょう** [総長] [名] ある機関の全体を管理する責任者。「事務――」「検事――」 ②総合大学の最高責任者。「東大―」 [類] 学長 **ぞうちょう** [増長] [名] [スル] しだいに、つけあがること。調子に乗っていばること。「ますますーしてわがままになる」 **そうちょうたい** [宋朝体] [名] 活字の書体の一つ。中国、宋代の活字をまねたもので、縦長で肉が細い楷書体。 [突] 「表「活字の書体」」 **そうで** [総出] [名] みんなそろって出ること。「家じゅうーで大そうじ」 **そうてい** [壮丁] [名] 成年に達した男子。古い言い方。▽もと、二〇歳になって徴兵[ちょうへい]検査を受ける者という意味。 **そうてい** [送呈] [名] [スル] 人にものを送り、さしあげること。「師に本を―する」 **そうてい** [装丁・装幀] [名] [スル] 本の外装。箱・カバー・表紙などのくふうやデザイン。 ②本をとじて表紙をつけること。 **そうてい** [想定] [名] [スル] 場面や状況をかりにきめること。「高層ビルからの出火を―した訓練」 **ぞうてい** [贈呈] [名] [スル] 品物などをさしあげること。改まった言い方。「記念品の―」 [使]い[分]け→「進呈」を見よ。 **そうです** [助動] 「そうだ」のていねいな言い方。 **そうてん** [争点] [名] 争いごとの中心となるところ。「訴訟[しょう]のー」 **そうてん** [装塡] [名] [スル] 弾丸[たま]やフィルムなどを本体の中につめこんで使えるように準備すること。 **そうでん** [相伝] [名] [スル] 親から子へ代々伝え、うけついでいくこと。「一子―の宝」 [類] 伝来 **そうでん** [送電] [名] [スル] 発電所から電気を送ること。「一線」 **そうでんへん** [桑田変じて滄海となる] →「そうそう(滄桑)の変」 **そうと** [壮図] [名] 大がかりでりっぱな計画。「宇宙旅行のー」 **そうと** [壮途] [名] 希望に満ちた勇ましい門出[かどで]。「―を祝う」「―につく」 **そうとう** [双頭] [名] 頭が二つあること。また、支配者・実力者が二人いること。「―の鷲[わし]」「―政治」 **そうとう** [争闘] [名] [スル] 争いたたかうこと。 [類] 闘争 **そうとう** [相当] [名] [形動] [スル] あてはまること。また、程度や地位などにあってふさわしいこと。「重役―の待遇」「彼に―した仕事」 [類] 該当・相応 [副] [形動] ふつうよりも程度が上であるようす。かなり。「これは―きつい仕事だ」「バッティングだけでなく、守備も―なものだ」 **そうとう** [掃討] [名] [スル] 残っている敵を、すっかりうちはらってしまうこと。「―作戦」 **そうとう** [想到] [名] [スル] いろいろ考えた末に思いあたること。ようやくのことで思いいたること。 **そうとう** [総統] [名] [スル] 政治や軍隊の全体をまとめ、管理すること。また、その最高の官職にある人。「ヒトラーー」 [類] 総督 **そうどう** [草堂] [名] 草ぶきの家。また、自分の家のへりくだった言い方。 **そうどう** [騒動] [名] 大勢の人々がさわぎたてること。 [関] 騒乱 ②事変や事件が起こること。「米一! ③権力争い。もめごと。「お家―」 **ぞうとう** [贈答] [名] [スル] おくりもののやりとりをすること。「―品」 **そうどういん** [総動員] [名] [スル] 全員を動かして、ことしにあたらせること。「―で一気に仕事をかたづける」 [類] 総掛かり **そうとうしゅう** [曹洞宗] [名] 禅宗の一派。鎌倉時代、道元[どうげん]が中国から伝え、地方の武士や農民に広まった。座禅を重んじる。本山[ほんざん]は永平寺と総持寺。 **そうとく** [総督] [名] 植民地などで、政治や軍事のすべてを監督すること。また、その人。 **そうなめ** [総嘗め] [名] [スル] 勢いが全体をおおいつくすこと。「村を―にした大火」 ②競技などで、対戦相手を全部負かすこと。「出場チームをーにする」 **そうなん** [遭難] [名] [スル] 山や海などで、命にかかわるような事故にあうこと。「冬山の一者」 **ぞうに** [雑煮] [名] 野菜や肉などのはいったしるに、もちを入れた料理。関西ではみそ仕立て、関東では澄まし仕立てのものが多い。正月を祝って食べる。 **そうにゅう** [挿入] [名] [スル] あいだや中にさしこむこと。はさみこみ。「一句―する」 <785> ・そうまくり **そうねん** [壮年] [名] 三〇代から五〇代ぐらいまでの働きざかりのころ。 [類] 中年・盛年 **そうねん** [想念] [名] 心の中に思いうかぶ考え。「おそろしい―にとらわれる」 **そうは** [走破] [名] [スル] きめられた道のりを走りとおすこと。「マラソンで、四二・一九五キロを―する」 **そうば** [相場] [名] 商品の、そのときどきの値段。 [類] 市価・時価 ②世間一般の考えかたや評価。「江戸っ子は気が短いものとーがきまっている」 [類] 通念 ③実際の品物ではなく、株券などを値段の上がり下がりに応じて売買し、その差額をもうける取り引き。「―に手を出す」「一師」 **ぞうはい** [増配] [名] [スル] 株式の配当や物資の配給量をふやすこと。[対]減配 **そうはく** [蒼白] [形動] 寒さやおそろしさなどのため、血の気がひいて顔色が青白くなるようす。青ざめたようす。「顔面―となる」 **そうはく** [糟粕] [名] 酒のかす。よいところをとったあとの不用物。「古人の―をなめる(=独創性がない)」 **そうはつ** [双発] [名] エンジン(発動機)が二つついていること。また、その飛行機。「一機」 [対] 単発 **そうはつ** [総髪] [名] 昔の男性の髪形の一つ。前髪をそらず、髪全体を後ろになでつけて垂らしたり、結んだりする形。 **ぞうはつ** [増発] [名] [スル] 列車・電車・バス・航空機などの運行回数をふやすこと。「年末年始の―便」 **ぞうはん** [造反] [名] [スル] 組織や体制を内部から批判すること。「―分子」 [類] 謀叛[むほん] **そうび** [装備] [名] [スル] 登山や戦闘のために、身じたくをしたり、必要な物品を準備したりすること。また、その身じたくや準備したもの。 **そうひょう** [総評] [名] [スル] 全体についての批評。まとめの批評。 [類] 概評 [名] 「日本労働組合総評議会」の略。一九五〇年に結成し、八九年に解散した労働組合の全国組織。現在は、ほぼ「連合」に移行した。 **そうびょう** [宗廟] [名] 祖先の霊[たましい]をまつる神社。みたまや。とくに、皇室の祖先をまつるやしろ。 **そうびょう** [躁病] [名] 躁鬱病[そううつびょう]で、躁の状態(=気分がはしゃぐ状態)にあること。[対]鬱病 **ぞうひょう** [雑兵] [名] 身分の低い兵士。また、会社や組織の中で地位の低い者。▽「ぞうへい」と読むのは誤り。 **そうふ** [送付] [名] [スル] 品物や書類などを送りとどけること。改まった言い方。「書類を―する」 **ぞうふ** [臓腑] [名] 内臓全体。はらわた。 [類] 臓物[ぞうもつ]▽五臓と六腑のこと。 **ぞうふく** [増幅] [名] [スル] 電流や電波の振幅[しんぷく]を大きくすること。また、いかりなどの感情がいっそう大きくなること。「―器」 **ぞうぶつ** [贓物] [名] 犯罪行為によって不当にえた財物。贓品。 **ぞうぶつしゅ** [造物主] [名] 天地万物[ばんぶつ]をつくった者。神。 **そうへい** [僧兵] [名] 寺が養っていた兵力。平安末から室町時代にかけて、とくに延暦寺や興福寺のものに勢力があった。 **ぞうへいきょく** [造幣局] [名] 大蔵省の付属機関の一つ。貨幣を鋳造する。▽紙幣は大蔵省印刷局でつくる。 **そうへき** [双璧] [名] どちらがすぐれているかきめられない、二つのすぐれたもの。「日記文学のー」▽一対の玉という意味から。「双壁」は誤り。 **そうべつ** [送別] [名] [スル] 旅行や転任などで、遠いところへ別れていく人を送ること。「一会」 **ぞうほ** [増補] [名] [スル] 前に出した書物の不じゅうぶんなところを補うこと。「―改訂版」 **そうほう** [双方] [名] あちらと、こちら。関係・対立している両方。「―の意見を聞く」 **そうほう** [奏法] [名] 楽器を演奏する方法や技法。「ギターのー」 **そうぼう** [僧坊・僧房] [名] 寺院の中にある、僧が日常住む家。 [類] 坊舎 **そうぼう** [双眸] [名] 二つのひとみ。両眼。 **そうぼう** [相貌] [名] 顔かたち。「異様な―」 ②ものごとのようす。「―を呈[てい]する」 **そうぼう** [蒼氓] [小説] 一九三五年。石川達三が第一回芥川賞を受賞した小説。昭和初年にブラジルへ移住する人々の、船旅や移植後の生活をルポルタージュ風にえがく。▽「蒼氓」は、人民・民草[たみくさ]のこと。 **ぞうぼう** [像法] [名] 仏教で、釈迦の死後を三つの時期に分けたうちの第二期。正しい教えがおこなわれた正法[しょうぼう]ののちの千年間をさす。信仰が形式化して正しい修行ができず、悟りもえられない。像法時。 **そうほん** [草本] [名] 「草」の植物学上の呼び方。「多年生―」 [対] 木本[もくほん] ②したがき。 [類] 草稿 **ぞうほん** [造本] [名] [スル] 書物の装丁・印刷・製本など。本づくり。 **ぞうほん** [蔵本] [名] しまってある本。所蔵する書籍。 [類] 蔵書 **そうほんけ** [総本家] [名] いちばんおおもとの本家。宗家。 **そうほんざん** [総本山] [名] 宗派のいちばん中心となって、それをまとめる寺。各本山の上に位置する。 [対] 末寺 ②ものごとをまとめる、おおもと。 **そうまくり** [総捲り] [名] [スル] 全部をとりあげて、紹介・解説・批評すること。「新人選手―」 <786> **そうまとう**[走馬灯][名]かげ絵のしかけをした回り灯籠[どうろう]。「―のように思い出がかけめぐる」 **そうみ**[総身][名]からだじゅう。全身。「大男―に知恵が回りかね」 **そうみん**[僧旻][名]「みん」 **そうむ**[総務][名]全体の事務を処理する仕事。また、事務を処理する人。「会社の一部」 **ぞうむし**[象虫][名]ゾウムシ科の昆虫をまとめた呼び方。頭部がゾウの鼻のようにつき出ている。 **そうむしょう**[総務省][名]国の行政機関の一つ。基本的な国の行政と地方自治の制度の管理運営と、通信・放送・郵政などを扱う。また、特定の府省で行えない事務も行う。長は総務大臣。 **そうむちょう**[総務庁][名]旧行政機関。総理府に属し、各省庁の人事や組織についての行政事務を総括した。 **そうめい**[聡明][名]理解が早くて深いようす。かしこくてすぐれているようす。「―な生徒」[同]利発 ▽もと、耳や目がさといという意味から。 > 「つかいわけ」→「利口[りこう]」を見よ。 **そうめいきょく**[奏鳴曲][名]→「ソナタ」 **そうめつ**[掃滅][名]相手をほろぼしつくすこと。「ゲリラをーする」「―作戦」 **そうめん**[索麵・素麵][名]小麦粉をこね、糸のように細長く切ってかわかしたもので、ゆでて食べる。軽くさっぱりしているので、夏に好まれる。▽「さくめん」の変化した形。[かぞえ方]把[わ]・束[たば] **ぞうもつ**[臓物][名]はらわた。とくに、食用にするニワトリ・ウシ・ブタなどの内臓。もつ。 **そうもん**[相聞][名]「万葉集」の部立ての一つ。もとは「問いかわす」という意味で、多くは男女のあいだの歌。「古今集」以降の恋の部にあたる。 **そうもん**[桑門][名]僧。沙門[しゃもん]。 **ぞうよ**[贈与][名]人に金品をおくりあたえること。「―税」 > **つかいわけ** 贈与・寄付・寄贈・提供ほか 「贈与」は、個人が個人に財産などをあげること。とくに一部を分けあたえるときは「分与」という。「財産分与を請求する」。「寄付」「寄贈」は、組織や団体に金品をおくること。「母校に蔵書を寄贈する」。公式に資格や賞をあたえるときは「授与」、薬を患者にあたえるときは「投与」。役立ててもらうために資金や技術や知識などをさし出すことを「提供」。「情報提供者」。困難や社会に対して、働いたり助力したり、新知識を加えたりして役立つことをするのが「寄与」。「教育界に寄与する」。 **そうよう**[搔痒][名]かゆいこと。「―感」「隔靴[かっか]―」 **そうらん**[争乱][名]武力争いが起こって、世の中が乱れること。「―罪」[類]騒動・騒擾[そうじょう] **そうらん**[騒乱][名]さわぎが起こって、世の中が混乱すること。 **そうらん**[総覧・綜覧][-スル]①全体にわたって目を通すこと。[類]通覧 ②関連事項をひとまとめにした書物や表など。 **そうり**[総理][名]①「内閣総理大臣」の略。 ②全体を統一し、管理すること。「国務を―する」 **ぞうり**[草履][名]わらやゴムなどでつくったはきもの。はなおを指にひっかけてはくが、げたのような歯はない。「わら―」▽常用漢字表付表の語。 **そうりだいじん**[総理大臣][名]「内閣総理大臣」のこと。首相・総理。 **ぞうりょう**[増量][名]分量や重さがふえること。また、ふやすこと。[対]減量 **そうりょうじ**[総領事][名]外国で、自分の国の通商と在留民の保護にあたる領事の最高位。 **そうりょく**[総力][名]もっているかぎりの力。あらゆる方面の力。「―を結集する」「―戦」 **そうりん**[叢林][名]①樹木のしげった林。 ②僧たちが集まっているところ。とくに、禅寺[ぜんでら]。▼「叢」は、むらがること。 **ぞうりん**[造林][名]苗木を植えて、森林をつくること。 **そうりつ**[創立][名]会社や学校などを、はじめて設立すること。「―者の銅像」「―百周年」[同]創設・創建 **ぞうりとり**[草履取り][名]武家に仕え、主人のはきものを持って供をした下男。「―から出世する」 **そうりふ**[総理府][名]旧行政機関。内閣総理大臣を長とし、各省の事務の調整や、どの省でもあつかわない仕事をおこなった役所。二〇〇一年、省庁の再編成により分割された。 **ぞうりむし**[草履虫][名]ゾウリムシ科の原生動物。水たまりなどに発生し、細胞分裂によってふえる。ぞうりの形をしているのでいう。 **そうりょ**[僧侶][名]出家[しゅっけ]して一生を宗教活動にささげる人。坊さん。僧。「天台宗の―」 **そうりょう**[送料][名]金品を、郵便などで送るときにかかる料金。送り賃。「―は当方で負担します」 **そうりょう**[総量][名]全体の分量や重量。 **そうりょう**[総領][名]兄弟姉妹の中でいちばん年上の者。とくに、長男・長女。「―息子」「これが―の光江です」[同]跡取り▽あとをつぎ、家をまとめおさめる者という意味から。 > 総領の甚六 長男・長女はたいせつに育てられるので、世間知らずのぼんやり者が多い。 **ソウル**[名]①たましい。精神。 ②黒人霊歌と、リズムを強調したブルースから発展した音楽。「ソウルミュージック」の略。「soul」 **ソウル**[名]大韓民国の首都。李朝より以来の都。 <787> ・そがものが **そうるい** [藻類] [名] ワカメなどの海藻や、真水に生えるアオミドロなどの藻[も]をまとめた呼び方。下等な植物で、光合成はおこなうが、花は咲かない。 **そうれい** [壮麗] [形動] 規模が大きくりっぱで、美しく整っているようす。「―な王宮」 **そうれい** [葬礼] [名] 「葬式」の改まった言い方。 **そうれつ** [壮烈] [形動] 非常に勇ましくて激しいようす。「―な死をとげる」「―な戦い」 **そうれつ** [葬列] [名] 死者を墓地まで送る人の列。また、告別式に出席した人の列。 **そうろ** [走路] [名] 陸上競技で、走者が走る道。コース。「―妨害」 **そうろう** [候] [助] 「あり」「いる」のへりくだった言い方。また、ていねいな言い方。ます。ございます。▽歴史的かなづかいでは「さうらふ」と書く。 **そうろう** [蹌踉] [形動] 足もとがふらついて、よろよろするようす。「砂漠を―とさまよう」 **そうろうぶん** [候文] [名] 「…です」「…ます」の代わりに、「…候[そうろう]」で文末をとめる、ていねいな文語文体。鎌倉時代から昭和の初めごろまで、手紙の文体として広く使われた。 **そうろん** [争論] [名] [スル] 言いあらそうこと。議論をたたかわすこと。いさかい。 [類] 論争 **そうろん** [総論] [名] 全体にわたる論。「―賛成、各論反対」 [対] 各論 **そうわ** [挿話] [名] 文章や談話のあいだにはさみこむ、本すじとは直接関係のない短い話。エピソード。 **そうわ** [総和] [名] 全体の数量を加えあわせたもの。合計。 [類] 総計 **ぞうわい** [贈賄] [名] [スル] わいろをおくること。「―罪」 [対] 収賄 **そうわき** [送話器] [名] 電話機の、音波を電流の振動に変える装置。[対]受話器 **そえがき** [添え書き] [名] [スル] 手紙の終わりに書きたすこと。 [類] 追っ手書き ②書画や文書などに、その由来などを書いて、そえておくこと。 **そえぎ** [添え木] [名] 草木などがたおれないように、支柱として木をそえること。また、支柱とする木。 ②骨折部分を保護し、固定する板。 [類] 副木 **そえじまたねおみ** [副島種臣] [人名] 一八二八—一九〇五年。幕末・明治期の政治家。佐賀藩士。明治維新政府の外交で活躍したが、征韓論に敗れて政府をはなれ、民選議院設立建白書の提出に加わった。のちに内務大臣などをつとめる。 **そえじょう** [添え状] [名] 使者やおくりものにそえてやる手紙。添書[てんしょ]。 **そえもの** [添え物] [名] 主となるものにつけそえたもの。おまけ。 **そえる** [添える・副える] [下二] そばにつけくわえる。「手紙に俳句を―」 **そえん** [疎遠] [名] [形動] 長いあいだ、往来や文通がとだえて、親しみがうすらぐこと。「―になる」→親密 **ソーシャルダンス** [名] 社交ダンス。ソシアルダンス。social dance **ソーシャルワーカー** [名] 障害者・貧困家庭などの相談に応じ、援助をおこなうことを役目とする人。社会福祉士。social worker **ソース** [名] 味をひきたてるために料理にかける、液状の調味料。とくに、ウスターソース。「ミートー」「ホワイトー」 [名] でどころ。みなもと。「ニュースー」source | sauce **ソーセージ** [名] ウシやブタなどの腸に、香辛料などで味つけした肉をつめて水煮や薫製[くんせい]などにした食品。腸づめ。sausage **ソーダ** [名] 「炭酸ナトリウム」のこと。白色の粉末で、水によくとけてアルカリ性。ガラス・せっけんなどの原料。炭酸ソーダ。 ②「ソーダ水」の略。「クリームー」 ▽「曹達」と当てる。soda **ソーダすい** [ソーダ水] [名] 清涼飲料水の一つ。炭酸ガスをふくみ、あわが出る。香料や砂糖などを加えたものが多い。 **ソート** [名] [スル] 集めた数字や項目などのデータを、一定の基準によって並べかえること。sort **ソーラーカー** [名] 太陽光線をエネルギー源として走る自動車。solar car **ソーラーハウス** [名] 太陽熱を利用して、暖房や給湯[きゅうとう]のできる設備のある家。solar house **ゾーン** [名] 同じ性質をもった区域。地帯。範囲。「ストライクー」「―ディフェンス」zone **そかい** [租界] [名] 第二次世界大戦まで中国にあった、治外法権の外人居留地。現在はない。 **そかい** [疎開] [名] [スル] 空襲や災害からのがれるため、都市の住民が地方へ移り住むこと。「学童―」 **そがい** [阻害・阻碍・沮害] [名] [スル] さまたげること。じゃますること。「生産意欲を―する」 [類] 阻[はば]む **そがい** [疎外] [名] [スル] きらって仲間からのけものにすること。「―感」 [類] 疎遠 **そかく** [組閣] [名] [スル] 内閣を組織すること。 **そかく** [疎隔] [名] [スル] へだたりができて、親しみがなくなること。「感情の―を来[きた]す」 **そがのいるか** [蘇我入鹿] [人名] ?—六四五年。古代の政治家。蝦夷[えみし]の子。天皇家と争い、聖徳太子の子、山背大兄王[やましろのおおえのおう]を殺害したが、大化の改新で中大兄皇子[なかのおおえのおうじ]らに殺された。 **そがのうまこ** [蘇我馬子] [人名] ?—六二六年。古代の政治家。仏教興隆に尽力[じんりょく]し、排仏派の物部守屋[もののべのもりや]や崇峻[すしゅん]天皇を暗殺した。 **そがのえみし** [蘇我蝦夷] [人名] ?—六四五年。古代の政治家。馬子の子で、入鹿の父。父のあとを継ぎ、専制政治をおこない、天皇家と対立した。大化の改新で入鹿が殺されると、自宅に火を放ち自殺した。 **そがものがたり** [曾我物語] [物語] 一三四〇年ごろ。作者未詳。曾我十郎祐成[すけなり]と五郎時致[ときむね]のきょうだいのおいたちから、父の仇[あだ]を討つまでをしるした軍記物語。一〇巻、または一二巻。 <788> **そきゅう【訴求】** 広告などで、商品を買ってもらえるようにはたらきかけること。「―効果」 **そきゅう【×遡及・*溯及】** 過去にさかのぼって影響をおよぼすこと。▽「さっきゅう」は慣用読み。 **そく【束】** ①たばにする。たば。また、たばねたものを数えることば。②しばって自由をなくす。[ソク]①束髪・結束・二束三文・装束 ②束縛・拘束・約束[たば]束ねる・花束・札束[つか]束ねる・覚束ない・束子・束の間 **そく【足】** ①人や動物のあし。[脚]②あるく。③じゅうぶんにある。たりる。④おぎなう。たす。⑤はきもの一対を数えることば。[ソク]①足跡・足下・蛇足・土足・御足労・遠足・駿足 ③自給自足・不足・満足・充足 ④補足[あし]足音・足場・足早・駆け足・素足[たりる・たる・たす]満ち足りる/信用するに足る人物/用を足す・足し算[あがく]足掻く[たび]足袋[はだし]裸足[むかで]百足 **そく【則】** きまり。てほん。[ソク]規則・原則・罰則・反則・法則[すなわち]則ち[のっとる]則る[のりとする] **そく【側】** ①そば。かたわら。②一方のがわ。[ソク]①側近・側室 ②側壁・側方・側面・舷側・両側[かわ]時計の側・片側・向こう側[そば]側・そばめる・側用人・側迷惑 **そく【測】** ①長さ・広さ・深さなどをはかる。[量・計]②推定する。おしはかる。[ソク]①測定・測量・測候所・観測・実測 ②憶測・推測・予測[はかる]距離を測る **そく【息】** ①いき。呼吸。②いきる。③やすむ。④やめる。しずめる。⑤生まれふえたもの。こども。[ソク]①嘆息・窒息 ②消息・生息 ③安息・休息 ④息災・終息 ⑤息女・愚息・子息・利息[いき]息切れ・息苦しい・ため息[いぶき]息吹[みやすどころ]御息所[むすこ]息子 **そく【速】** ①スピードがはやい。↔遅②はやさ。[ソク]①速達・速度・速力・高速・早速 ②音速・時速・秒速・風速[はやい・はやめる]流れが速い/テンポを速める[すみやか]速やか[なにわ]浪速[はやみ]速水 **そく【即】** (卽) ①ぴったりとつく。②すぐに。その場で。「思いついたら―実行せよ」③そのまま。すなわち。「油断は―ミスにつながる」→「即する」を見よ。[ソク]①即位・即応・不即不離、②即座・即身成仏・即死・即席・即売・即刻[すなわち・つく]即ち/即く[そくぜくう]色即是空 **そく【促】** ①せきたてる。いそがせる。②あいだをつめる。[ソク]促進・催促・督促・促音[うながす]注意を促す[そっ]促る[そっ]促まる[こおろぎ]促織 **そく【足】** [造語]→漢字項目を見よ。 **そく【即】** [圏]→漢字項目を見よ。 **そぐ【削ぐ・殺ぐ】** ①さきをけずってとがらせる。「竹をそいでへらをつくる」②勢いを弱くする。「気勢を―」「興味をそがれる」 **ぞく【族】** ①同じ祖先から分かれたものの集まり。②同じ種類の仲間。[属][ゾク]①一族・家族・氏族・親族 ②貴族・斜陽族・種族[やから]族 **ぞく【属】** (屬) ①中心となるものにつきしたがう。②同じようなものの集まり。なかま。身うち。また、生物の分類で、「科」の下、「種」の上。「ユリ科のネギー」[族]→◆「属する」を見よ。[ゾク]①属性・属国・所属・専属・付属 ②金属・軍属・尊属[ぞく]属託・属望 **ぞく【続】** (續) [糸・7画 全13画][続][続] <789> **ぞく**[俗] イ・7画 全9画 ①ならわし。②世[よ]の中[なか]。また、世間[せけん]にありふれていて平凡[へいぼん]な。③品[ひん]が悪[わる]く、いやしい。「―な趣味[しゅみ]」↔雅[が] ④出家[しゅっけ]していない人[ひと]。「―にかえる」↔僧[そう] ゾク ①習俗[しゅうぞく] 風俗[ふうぞく] 民俗[みんぞく] ②俗化[ぞっか] 俗語[ぞくご] 俗事[ぞくじ] 俗説[ぞくせつ] 世俗[せぞく] ③俗悪[ぞくあく] 低俗[ていぞく] 卑俗[ひぞく] ④俗世[ぞくせ] 俗名[ぞくみょう] 還俗[げんぞく] ◆「俗[ぞく]に」を見[み]よ。 **ぞく**[賊] 貝・6画 全13画 ●ぬすびと。どろぼう。「―がおし入[い]る」②国[くに]や主人[しゅじん]に逆[さか]らう人[ひと]。反逆者[はんぎゃくしゃ]。「―を討[う]つ」 ゾク ①海賊[かいぞく] 山賊[さんぞく] 盗賊[とうぞく] ②賊軍[ぞくぐん] 賊臣[ぞくしん] 官軍[かんぐん] 賊兵[ぞくへい] 逆賊[ぎゃくぞく] 国賊[こくぞく] そこなう 烏賊[いか] 木賊[とくさ] **ぞく**【俗/続/賊】→漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **ぞく**【属】造語[ぞうご]漢字[かんじ]項目[こうもく]を見[み]よ。 **ぞくあく**【俗悪】[形動]低級[ていきゅう]で下品[げひん]なこと。「―な趣味[しゅみ]」 **そくい**【即位】[名・スル]君主[くんしゅ]・天皇[てんのう]が位[くらい]につくこと。「―式[しき]」[類]践祚[せんそ]↔退位[たいい] **そくいん**【惻隠】[名]困[こま]っている人[ひと]、悲[かな]しんでいる人[ひと]を見[み]て、かわいそうだと思[おも]い、同情[どうじょう]すること。「―の情[じょう]」▽「惻[そく]」も「隠[いん]」も、あわれむこと。文章語[ぶんしょうご]。 **ぞくうけ**【俗受け】[名]大衆[たいしゅう]の気[き]に入[い]ること。世間[せけん]一般[いっぱん]の評判[ひょうばん]をとること。「―をねらう」 **ぞくえい**【続映】[名・スル]映画[えいが]の上映[じょうえい]期間[きかん]をのばすこと。また、続[つづ]きものの映画[えいが]を上映[じょうえい]すること。 **ぞくえん**【続演】[名・スル]同[おな]じ芝居[しばい]を続[つづ]けて上演[じょうえん]すること。また、前[まえ]の芝居[しばい]の続編[ぞくへん]を上演[じょうえん]すること。 **そくおう**【即応】[名・スル]情勢[じょうせい]の変化[へんか]や相手[あいて]の動[うご]きをすぐに見[み]きわめて、それにふさわしい対応[たいおう]をすること。「時代[じだい]の流[なが]れに―した経営[けいえい]方針[ほうしん]」 **そくおん**【促音】[名]つまる音[おと]。「こっか(国家)」「にっし(日誌)」「きって(切手)」「ラッパ」など、かなの「っ・ッ」を小[ちい]さく書[か]いてあらわす。ふつう、あとにカ・サ・タ・パ行[ぎょう]の音[おと]がくる。 **そくおんびん**【促音便】[名]音便[おんびん]の一[ひと]つ。たとえば、動詞[どうし]の連用形[れんようけい]の語尾[ごび]の「い」「ち」「り」が、助詞[じょし]「て」や助動詞[じょどうし]「た」などにつながるとき促音[そくおん]に変[か]わる。「舞[ま]いて」が「舞[ま]って」、「持[も]ちて」が「持[も]って」、「売[う]りた」が「売[う]った」になるなど。ただし「売[う]りたい」「取[と]りたい」など、助動詞[じょどうし]「たい」に続[つづ]くときは音便[おんびん]をおこさない。このほかに、「どくけ(毒気)」が「どっけ」、「やはり」が「やっぱり」などもふくむ。▽ほかに、撥音便[はつおんびん]・イ音便[おんびん]・ウ音便[おんびん]がある。 **ぞくがら**【続柄】[名]→「つづきがら」 **ぞくぐん**【賊軍】[名]政府[せいふ]や朝廷[ちょうてい]にそむく軍勢[ぐんぜい]。 **ぞくけ**【俗気】[名]世間[せけん]的[てき]な名声[めいせい]や金銭[きんせん]にひかれる心[こころ]。ぞくっぽさ。ぞっけ。 **ぞくげん**【俗諺】[名]世間[せけん]一般[いっぱん]に広[ひろ]く使[つか]われていることわざ。[類]俚諺[りげん] **ぞくご**【俗語】[名]日常[にちじょう]使[つか]われる、くだけた話[はな]しことば。また、卑俗[ひぞく]なことば。スラング。[類]俗言[ぞくげん]↔雅語[がご] **そくざ**【即座】[名・副]その場[ば]ですぐ。「―の判断[はんだん]」「―に答[こた]える」 **そくさい**【息災】[名・形動]変[か]わったこともなく、元気[げんき]でいること。「無病[むびょう]―」[類]無事[ぶじ]・達者[たっしゃ] ▽もと、仏教語[ぶっきょうご]。仏[ほとけ]の力[ちから]で災[わざわ]いをしずめ、なくすこと。 **ぞくじ**【俗字】[名]漢字[かんじ]の正式[せいしき]な字体[じたい]ではないが、一般[いっぱん]に使[つか]われている字体[じたい]。「卆」を「卒」、「會」を「曽」と書[か]くなど、もとの字[じ]を簡単[かんたん]にしたものが多[おお]い。↔正字[せいじ] **ぞくじ**【俗事】[名]社会[しゃかい]生活[せいかつ]上[じょう]のわずらわしい用事[ようじ]。のがれることのできない、世間[せけん]のつきあいなどの雑用[ざつよう]。「―にわずらわされる」 **そくしつ**【側室】[名]身分[みぶん]の高[たか]い人[ひと]の正妻[せいさい]でない妻[つま]。そばめ。↔正室[せいしつ] **そくじつ**【即日】[名・副]その日[ひ]のうちに。当日[とうじつ]中[ちゅう]に。「―開票[かいひょう]」「証明書[しょうめいしょ]は―発行[はっこう]します」 **ぞくじ**【俗耳】**に入りやすい** 世間[せけん]の人[ひと]にうけいれられやすい。一般[いっぱん]の人[ひと]にわかりやすい。 **そくしゃ**【速写】[名・スル]写真[しゃしん]などを、すばやく写[うつ]すこと。 **そくしゃ**【速射】[名・スル]すばやく続[つづ]けて発射[はっしゃ]すること。「―砲[ほう]」 **ぞくしゅう**【俗臭】[名]俗[ぞく]っぽさ。いかにも俗世間[ぞくせけん]のものだという感[かん]じ。「―ふんぷん」 **ぞくしゅう**【俗習】[名]世間[せけん]一般[いっぱん]の習慣[しゅうかん]。世[よ]のならわし。 **ぞくしゅつ**【続出】[名・スル]次[つぎ]から次[つぎ]へとあらわれたり、起[お]こったりすること。「負傷者[ふしょうしゃ]―」 **そくじょ**【息女】[名]むすめ。とくに、身分[みぶん]ある人[ひと]の娘[むすめ]。また、人[ひと]の娘[むすめ]を敬[うやま]っていうことば。「ご―」 **ぞくしょう**【俗称】[名]①世間[せけん]での呼[よ]び名[な]。本名[ほんみょう]以外[いがい]に通用[つうよう]している名前[なまえ]。[類]通称[つうしょう] ②出家[しゅっけ]する前[まえ]の名前[なまえ]。また、死者[ししゃ]の生前[せいぜん]の名前[なまえ]。[類]俗名[ぞくみょう] **そくしん**【促進】[名・スル]ものごとがはかどるように努力[どりょく]したり、うながしたりすること。「販売[はんばい]を―する」[類]推進[すいしん] ▽「速進[そくしん]」は誤[あやま]り。 **そくし**【即死】[名・スル]事故[じこ]や事件[じけん]によって、その現場[げんじょう]ですぐ死[し]ぬこと。「交通[こうつう]事故[じこ]で―」 「つかいわけ」→「急死[きゅうし]」を見[み]よ。 **ぞくしん**【俗信】[名]昔[むかし]から世間[せけん]一般[いっぱん]に広[ひろ]く信[しん]じられている言[い]いつたえや信仰[しんこう]。「食[く]いあわせ」や「ひのえうま」など。[類]迷信[めいしん]・民間[みんかん]信仰[しんこう] <790> **ぞくせつ** [俗説] [名] 世間で広く言いつたえられている説。「―にまどわされるな」 **そくせん** [側線] [名] 鉄道などで、列車が往来する本線のわきに設けられた線路。引き込み線など。 ②魚類などで、からだの側面に一列に並んでいる感覚器官。水流や水圧を感じる。 **そくせんそっけつ** [速戦即決] [故事] 一気に勝敗や決着をつけてしまうこと。▽「即戦速決」は誤り。 **そくせんりょく** [即戦力] [名] あらためて訓練を受けなくても、すぐに戦ったり、活躍したりできる能力。「―となる選手」 **そくそく** [惻惻] [形動] あわれみ悲しむようす。身にしみて悲しみいたむようす。「―と胸を打つ」 **ぞくぞく** [続続] [副] あとからあとから、とぎれずに続くようす。ひっきりなしに。「―と到着する」「―申し出がある」 [類] 陸続と ②[副] [スル] からだがふるえるほど、感情が高ぶるようす。「―するほどの興奮」 ③熱などのために寒けがするようす。「風邪[かぜ]をひいたのか、背中が―する」 **そくたい** [束帯] [名] 昔、天皇や貴族の男性が、儀式のときに身につけた正式の服装。「衣冠[いかん]―」 **ぞくたい** [俗体] [名] 僧[そう]でない、ふつうの人の姿。 [対] 僧体・法体 ②風流でないようす。とくに、詩や和歌が通俗的なこと。 **そくたつ** [速達] [名] 「速達郵便」の略。特別料金をとって普通便よりはやく配達する。 **そくだん** [即断] [名] [スル] その場で決断すること。「―をせまる」「―即決」 **そくだん** [速断] [名] [スル] すばやく判断や決断をすること。「―を要する」 ②早まって判断すること。「―は失敗のもと」 **ぞくっぽい** [俗っぽい] [形] どこにでもありふれていて品がない。「―趣味」「―小説」 [類] 通俗的 **そくてい** [測定] [名] [スル] 器具や装置などを使って、長さ・重さ・速さ・温度などをはかること。「体力―」 [類] 測量 **そくてんきょし** [則天去私] [故事] 私心を捨てて天意に従うこと。▽夏目漱石の晩年の心境として知られる。ある種の諦観[ていかん]思想で、「明暗」はそれを作品化したものという。 **そくてんぶこう** [則天武后] [人名] 六二四—七〇五年。中国、唐の高宗の皇后。高宗の死後、子の中宗や睿宗[えいそう]を廃[はい]して、みずから即位、国号を周とし聖神皇帝と称した。また、則天文字をつくり、仏教を保護した。 **そくど** [速度] [名] ものの進む速さの度合い。一定の時間に移動する距離。「制限―」 **そくと** [賊徒] [名] どろぼうの仲間。また、時の政府や朝廷[ちょうてい]にそむく者たち。「―をたいらげる」 **そくとう** [即答] [名] [スル] その場ですぐに答えること。「―をさける」 **そくとう** [速答] [名] [スル] 間をおかずに、すばやく答えること。「質問に―する」▽その場で答えるかどうかに重点があり、[速答]は答えるのにかかる時間に重点がある。 **そくとう** [続騰] [名] [スル] 物価や相場などが、ひき続いて上がること。[対]続落 <791> **そくとうよう** [側頭葉] [名] 大脳半球のうち、左右両側に位置する部分。記憶・聴覚・言語などをつかさどる。 **そくどく** [速読] [名] [スル] 文字や本を速く読むこと。「一術」 **ぞくに** [俗に] [副] 世間で。ふつう一般に。「―言う、さるも木から落ちるのたとえさ」 **そくばい** [即売] [名] [スル] 展示会などに出品したものを、その場で直接売ること。「展示—会」 **そくばく** [束縛] [名] [スル] 制限を加えて自由をうばうこと。「親の―からにげだす」「因襲[いんしゅう]にーされる」[対]解放 > [使]い[分]け 拘束・束縛 > 「拘束」は、具体的な時間・場所において、行動の自由をしばること。「拘束時間」「身がらを拘束する」。「束縛」は、行動だけでなく、精神的なこと、感覚的なことについてもいう。「家庭の束縛」。 **そくはつ** [束髪] [名] 髪を束ねて結うこと。とくに、明治の中ごろに流行した、洋風の婦人の髪形。 **ぞくはつ** [続発] [名] [スル] 同じような事件や事故などが続いて起こること。「交通事故が―する」 [類] 多発・頻発 **そくばなれ** [俗離れ] [名] [スル] 世俗の欲をもっていないこと。世間ばなれ。「言うことが―している」 **そくひつ** [速筆] [名] 文章を書く速さがはやいこと。[対]遅筆 **ぞくぶつ** [俗物] [名] 名声や利益ばかりを求める心の貧しい人。「―根性」 [類] 俗人 **そくぶつてき** [即物的] [形動] 目に見えるものからはなれないで、ものごとを考えたり、表現したりするようす。とくに、物質的利益を重んじるようす。「―な言いかた」「もうけ第一の―な人間」 [対] 観念的 **そくぶん** [側聞・仄聞] [名] [スル] ちらっと耳にすること。人のうわさで間接的に聞くこと。「―するところによると」▽文章語。 **ぞくへん** [続編・続篇] [名] 小説・映画・演劇などで、前の作品の続きとしてつくられたもの。[対]本編・正編 **そくほう** [速報] [名] [スル] 事件や出来事をすばやく知らせること。また、その知らせ。「開票―」 **ぞくほう** [続報] [名] [スル] 前の知らせに続けて、報告や報道をすること。また、その報告や報道。「試合の模様を―する」 **そくみょう** [即妙] [形動] とっさにその場でうかぶうまい知恵。機転のきくこと。「当意―」 **ぞくみょう** [俗名] [名] 死んだ人の生前の名前。 [対] 戒名[かいみょう] ②僧[そう]が出家[しゅっけ]する前に名のっていた名前。「ぞくめい」とも。 [類] 俗称・俗姓 [対] 法名・戒名 **そくめん** [側面] [名] 立体の面のうち、上下を除いた横の面。「円筒の―」 ②ものごとの正面でなく、わきの方面。「―からの攻撃」「―援助」 ③さまざまな性質をもったもののうち、一つの面。「子ぼんのうな―もある」 **ぞくよう** [俗謡] [名] 民間で親しまれているはやり歌や小唄など。 [類] 俗曲[ぞっきょく] **ぞくらく** [続落] [名] [スル] 物価や相場などが、ひき続いて下がること。[対]続騰 **ソクラテス** [人名] 前四七〇—前三九九年。古代ギリシャの哲学者。対話を通して相手に自分の無知を自覚させ、真理と徳の探究に導こうとした。反対派に告発され、毒杯[どくはい]をあおいで死んだ。その説はプラトンらによって伝えられた。Sokrates **そくりょう** [測量] [名] [スル] 土地の高さ・面積・位置などを測り、図面などにあらわすこと。「航空―」「―技師」 **ぞくりょう** [属領] [名] ある国の支配下に置かれている領土。「フランスの―」 [類] 植民地 **そくりょうせん** [測量船] [詩集] 一九三〇年。三好達治の詩集。おしつぶされそうな個人と強力な現実の支配者とのあいだにあって、詩人として生きる実感をとらえようとした。 **そくりょく** [速力] [名] 乗り物などの進む速さ。「―を増す」「全―で走る」 [類] 速度 **そくろう** [足労] [名] →「ごそくろう」 **ぞくろん** [俗論] [名] 世俗にうけるような、くだらない議論やいいかげんな意見。「―を排除する」 **そぐわない** [動] 見こまれることにぴったりと合わない。つりあわない。「実情に―」「書名に―内容の本」 **そけいぶ** [鼠蹊部] [名] もものつけ根の内側の部分。恥骨の両側。 **そげき** [狙撃] [名] [スル] 銃[じゅう]や弓で、ねらいうつこと。「犯人を―する」「―部隊」 **ソケット** [名] 電球などをねじこみ、電線につなぐ受け口。差しこみ型もある。socket **そげる** [殺げる・削げる] [下一] けずりとったようになる。また、しぜんにけずられる。「そげたほお」 **そこ** [底] [名] 入れものやくぼんだものの、もっとも低い部分。「なべの―をさらう」「海の―」 ②奥深くて、外からわからない部分。「心の―」 ③ものごとの限界。「―が知れない」 **底が浅い** 内容に深みがない。実力などがそれほどでもない。 **底が割れる** 本性や話の結末やすじが、相手に見やぶられてしまう。 **底を突く** たくわえなどがすっかりなくなる。 [類] 底を叩[たた]く **底をはたく** 中にあるものをすべて出しきる。「財布[さいふ]の―」 **そこ** [其処・其所] [代名] 相手のいる場所や、その近辺など、相手も自分もわかる、またはわかっているところをさすことば。「今―へ行くよ」「―のえんぴつをくれ」 ②自分も相手もわかっている少しはなれた場所をさすことば。「―の左側です」▽「すぐそこだよ」などの場合、相手が知らない場所であっても、「そこ」と表現することによって、たやすくわかることを意味している。 ③相手が言ったことや、理解していることなどをさすことば。そのこと。「―をなんとか」「―が問題だ」 <792> **そこへ持って来て** [接続] そのうえさらに。▽都合の悪いことが重なるときにいう。「輸出が年々減少し、―国内需要がのびない」 **そご** [祖語] [名] 同系統に属するいくつかの言語で、分化する前のもとになると見なされる言語。共通の祖先にあたる言語。基語。▽イタリア語・フランス語に対するラテン語など。 **そご** [齟齬] [名] [スル] ものごとがくいちがって、ずれがあること。「―をきたす」▽上下の歯がかみあわないという意味から。 **そこあげ** [底上げ] [名] [スル] 低い水準をひき上げること。「最低賃金を―する」 **そこい** [底意] [名] 心の奥にかくしている、よくない考え。したごころ。「―があるとは思えない」 **そこいじ** [底意地] [名] 心の奥にひそめている気持ち。「―が悪い」▽よい意味では使わない。 **そこいら** [其処いら] [代名] そのあたり。そのくらい。漠然とした場所や分量をあらわす。「たぶんーで遊んでるよ」「六人かー」 **そこいれ** [底入れ] [名] [スル] 相場などが下がりつづけて、最低の安値に達すること。それ以下がない安値。 **そこう** [素行] [名] ふだんのおこない。みもち。「―が悪い」「―調査」 [類] 行状・品行 **そこう** [遡行・溯行] [名] [スル] 流れにさからって、下流から上流へ進んでいくこと。▽「遡航」は船で川をさかのぼること。「遡江」は、とくに長江[ちょうこう]をさかのぼること。 **ここかしこ** [其処彼処] [代名] あっちこっち。ほうぼう。「―に散る落ち葉」 **そこく** [祖国] [名] 祖先からずっと住みつづけてきた国。自分が生まれた国。「―の土をふむ」 [類] 故国 ▽外国にいて、自分の国をさしていう場合に使う。[使]い[分]け→「母国」を見よ。 **そこここ** [其処此処] [代名] 話し手に近い範囲の、いろいろな場所をさすことば。「会場の―から反対の声があがる」 [類] あちこち **そこしれない** [底知れない] [形] 深くて底がわからない。どのくらいあるか限度が知れない。底知れぬ。「―力を見せつける」 **そこそこ** [副] 次にすることに気をとられて、急いでいいかげんにすませるようす。「あいさつも―に退出する」「朝食も―にとびだしていく」 ②じゅうぶんではないが、最低基準には達しているようす。「―できるようになる」「―の効果はあった」 [造語] [「〜そこそこ」の形で] その数量に届くか届かないか、やっとそのくらい、という意味をあらわす。「一万円―の品」「合格者は一〇人―」「四〇歳[さい]―の男」▽数量をあらわすことばの下に付く。 **そこぢから** [底力] [名] ふだんはかくれているが、いざというときに発揮される実力。「―を見せつける」 [類] 地力[じりき] **そこつ** [粗忽] [形動] 考えやおこないが、そそっかしく不注意で、軽はずみなこと。また、うっかりして起こすあやまち。「―者」 [類] 軽率・粗相 **そこで** [其処で] [接] 前に言った内容が、次の内容の条件や理由であることを示すことば。そういうわけで。「雪が降っていた。―、いつもより早めに家を出た」 ②前に言ったことに関連はするけれど、ひと区切りつけて、やや話題の方向を変えるときのことば。「―、きみに相談なんだが」 **そこなう** [損なう・害なう] [動] [造語] 健康や気分を悪くする。「健康を―」「ごきげんを―」 ②完全なものや美しいものをこわしたり傷つけたりする。「美観を―」「命を―」 [造語] [「〜そこなう」の形で] 失敗したり、機会をのがしたりする意味をあらわす。「聞き―」「投げー」 [類] 「見―」「言い―」▽動詞の連用形に付く。「そこねる」とも。 **そこなし** [底無し] [形] 限界がわからないほど深いこと。「―沼」②きりがないこと。「―のお人よし」 **そこぬけ** [底抜け] [名] 入れものの底がないこと。「―のバケツ」 ②程度をこえていて、きりがないこと。「―の大さわぎ」「―に明るい性格」 **そこね** [底値] [名] 取引相場[そうば]で、下がりきったときの値段。「―をつく」 [対] 天井値[てんじょうね] **そこねる** [損ねる] [下一] [造語] 「そこなう」に同じ。 **そこのけ** [其処退け] [造語] [多く、「〜そこのけ」の形で] (うでまえなどが)…もかなわないほどすぐれている意味をあらわす。「プロ選手ーのピッチング」[類]顔負け・はだし **そこはかとなく** [副] なんとはなしに。どこがどうというわけでなく。どこからともなく。「―感じる上品さ」「―花のかおりがする」 **そこひ** [底翳] [名] 外見ではわからない眼球内部の病気をまとめた呼び方。白内障や緑内障など。 **そこびえ** [底冷え] [名] [スル] からだのしんまで冷えきる寒さ。「―のする夜」 **そこびかり** [底光り] [名] [スル] 表面でなく奥底にひそんで光ること。「―する月夜の池」 ②価値や才能などが、深いところからにじみでること。「―するわき役の演技」 **そこびきあみ** [底引き網・底曳き網] [名] ふくろ形の大きなあみ。海底に垂らし、船で引いて魚などをとる。地引き網とトロール網がある。 **そこら** [其処ら] [代名] その辺り。「―に置く」②それくらい。その程度。「三日やーではできない」▽「そこいら」とも。 **そさい** [蔬菜] [名] あおもの。野菜。「一畑」 **そざい** [素材] [名] もとになる材料。また、作品などの題材。「―を生かす味つけ」「学校生活を―にした作品」 **ソサエティー** [名] 社会。また、協会。「ハイー(=上流社会)」society **そざつ** [粗雑] [形動] することがすきまだらけでごたごたしていて、神経がいきとどかないようす。ざつ。「―な仕事」「―にあつかう」 [類] 粗野・がさつ <793> **そそぐ** たしていて、神経[しんけい]がいきとどかないようす。ざつ。「―な仕事[しごと]」「―にあつかう」[類]粗野[や]・がさつ **そさん**【粗餐】[名]そまつな食事[しょくじ]。客[きゃく]をもてなすときに、へりくだっていうことば。「―を準備[じゅんび]しております」[類]粗酒[そしゅ]粗肴[そこう] **そしゃく**【咀嚼】[名・スル]①食[た]べものを口[くち]の中[なか]でかみくだき、細[こま]かくすること。 ②文章[ぶんしょう]やことばの意味[いみ]をよく考[かんが]えて理解[りかい]し、味[あじ]わうこと。「問題文[もんだいぶん]をよく―して答[こた]えを書[か]く」 **そし**【阻止・沮止】[名・スル]力[ちから]で相手[あいて]の行動[こうどう]のじゃまをしてやめさせること。「攻撃[こうげき]を―する」▽「防止[ぼうし]」は起[お]こらないようにすること。 **そし**【素志】[名]ふだんから心[こころ]にいだいている、こころざしや願[ねが]い。「―をつらぬく」 **そじ**【素地】[名]土台[どだい]となるもの。基礎[きそ]。「芸術家[げいじゅつか]の―がある」[類]下地[したじ] **そじ**【措辞】[名]文章[ぶんしょう]や詩歌[しいか]のことばの使[つか]いかた。「巧妙[こうみょう]な―」 **そしき**【組織】[名・スル]①全体[ぜんたい]がまとまったしくみやはたらきをもつように、部分[ぶぶん]部分[ぶぶん]を関係[かんけい]づけること。また、その関係[かんけい]づけた全体[ぜんたい]のしくみ。「―の一員[いちいん]」 ②器官[きかん]をつくる、形[かたち]やはたらきのよく似[に]た細胞[さいぼう]の集[あつ]まり。「神経[しんけい]―」 **そしきてき**【組織的】[形動]一定[いってい]の組織[そしき]や秩序[ちつじょ]に従[したがって]、個々[ここ]のものごとが統一[とういつ]されたり、体系[たいけい]づけられたりしているようす。 **そしつ**【素質】[名]生[う]まれつきそなわっている能力[のうりょく]や性質[せいしつ]。「ピアニストの―にめぐまれる」[類]資質[ししつ] **そして**[接]①前[まえ]のことがらに、並[なら]べてつけくわえるときのことば。「両親[りょうしん]と弟[おとうと]、―わたしが出席[しゅっせき]する」「強[つよ]く、―親切[しんせつ]な人[ひと]」[類]また・その上[うえ] ②前[まえ]に言[い]ったことがらに、しぜんに続[つづ]く行動[こうどう]やなりゆきをあらわすことば。そのあと。「友達[ともだち]と待[ま]ちあわせをした。―いっしょに映画[えいが]に行[い]った」▼「そうして」の変化[へんか]した形[かたち]。 **そしな**【粗品】[名]そまつな品物[しなもの]。おくりものをするとき、へりくだっていったり、上書[うわが]きにしたりすることば。「そひん」とも。「―ではありますが」 **そしゅそこう**【粗酒粗肴】[連語]客[きゃく]に出[だ]す酒[さけ]や食事[しょくじ]をへりくだっていうことば。「―ではございますが」▽そまつな酒[さけ]とさかなという意味[いみ]から。 **そじゅつ**【祖述】[名・スル]先人[せんじん]の学説[がくせつ]などにもとづき、それをうけついで述[の]べること。「師[し]の説[せつ]を―する」 **そしょう**【訴訟】[名・スル]裁判所[さいばんしょ]に、法律[ほうりつ]による解決[かいけつ]を求[もと]めること。「民事[みんじ]―」▽訴訟[そしょう]を起[お]こすことを「提訴[ていそ]」という。 **そじょう**【訴状】[名]うったえを起[お]こした理由[りゆう]や内容[ないよう]を書[か]いて、裁判所[さいばんしょ]などに提出[ていしゅつ]する書類[しょるい]。 **そじょう**【俎上】[名]まないたの上[うえ]。 **俎上に載せる** ある人[ひと]やものごとを話題[わだい]としてとりあげて論[ろん]じる。 **俎上の魚** 他[ほか]のなすがままにまかせるしかない状態[じょうたい]。運命[うんめい]が他[ほか]ににぎられているもののたとえ。[類]まないたの鯉[こい] **そしょく**【粗食】[名]そまつな食事[しょくじ]。「―にたえる」「粗衣[そい]―」↔美食[びしょく] ▽「粗餐[そさん]」はへりくだった言[い]い方[かた]で、必[かなら]ずしもそまつな食事[しょくじ]とはかぎらない。 **そしらぬ**【素知らぬ】[連体]知[し]っていながら、何[なに]も知[し]らないような。「―顔[かお]をする」「―ふうをよそおう」 **そしり**【謗り・譏り・誹り】[名]他人[たにん]を悪[わる]く言[い]うこと。非難[ひなん]。わるくち。「世間[せけん]の―を受[う]ける」「軽率[けいそつ]の―はまぬがれない」 **そしる**【謗る・譏る・誹る】[動]人[ひと]のことを悪[わる]く言[い]う。「かげで人[ひと]を―」↔褒[ほ]める ▽「そしる」は、本人[ほんにん]のいないところで、第三者[だいさんしゃ]に向[む]かって悪口[わるくち]を言[い]うこと。「けなす」「くさす」は目[め]の前[まえ]でもいう。 **そすい**【疎水・疏水】[名]発電[はつでん]や灌漑[かんがい]などの目的[もくてき]で土地[とち]を切[き]り開[ひら]いてつくった水路[すいろ]。「―を行[ゆ]く舟[ふね]」 **そしゃく**【租借】[名・スル]期限[きげん]をきめて、ある国[くに]がよその国[くに]の領土[りょうど]の一部[いちぶ]を借[か]りておさめること。「中国[ちゅうごく]の九竜[きゅうりゅう]半島[はんとう]の―権[けん]」 **そすう**【素数】[名]一[いち]より大[おお]きい整数[せいすう]で、一[いち]とその数[かず]自身[じしん]でしか割[わ]りきれない自然数[しぜんすう]。二[に]・三[さん]・五[ご]・七[なな]・一一[じゅういち]・一三[じゅうさん]・・・など。 **そせい**【組成】[名・スル]部分[ぶぶん]や成分[せいぶん]によって組[く]みたてること。また、その組[く]みたて。「海水[かいすい]の―」 **そせい**【粗製】[名]手[て]をぬいてそまつにつくること。また、そまつにつくられた品物[しなもの]。「―乱造[らんぞう]」↔精製[せいせい] 「つかいわけ」→「製造[せいぞう]」を見[み]よ。 **そせい**【塑性】[名]→「かそせい」 **そせい**【蘇生】[名・スル]生[い]きかえること。よみがえること。「人工[じんこう]呼吸[こきゅう]で―する」[類]復活[ふっかつ] **そぜい**【租税】[名]国[くに]や地方[ちほう]公共[こうきょう]団体[だんたい]が、その経費[けいひ]にあてるため、住民[じゅうみん]や会社[かいしゃ]などから強制的[きょうせいてき]に集[あつ]めるかね。税金[ぜいきん]。 **そせいらんぞう**【粗製乱造・粗製濫造】[名・スル]そまつでいいかげんな品[しな]を、やたらたくさんつくること。 **そせき**【礎石】[名]①建物[たてもの]の基礎[きそ]となる土台[どだい]の石[いし]。いしずえ。 ②ものごとの基礎[きそ]となるもの。「民主[みんしゅ]政治[せいじ]の―」 **そせん**【祖先】[名]①その家系[かけい]のもととなる人[ひと]。その家系[かけい]の先代[せんだい]までの人々[ひとび तो]。先祖[せんぞ]。「遠[とお]い―」 ②生物[せいぶつ]の進化[しんか]のもととなったもの。「人類[じんるい]の―」→子孫[しそん] **そそ**【楚楚】[形動]細[こま]やかですっきりとして、美[うつく]しいようす。「―とした若[わか]い女性[じょせい]の着物[きもの]姿[すがた]」 **そそう**【阻喪・沮喪】[名・スル]気落[きお]ちしてがっかりすること。「意気[いき]―する」[類]消沈[しょうちん] **そそう**【粗相】[名]①うっかりして、ちょっとした失敗[しっぱい]をすること。「とんだ―をいたしました」 ②大小便[だいしょうべん]をもらすこと。 **そぞう**【塑像】[名]粘土[ねんど]や石膏[せっこう]でつくった像[ぞう]。 **そそぐ**【注ぐ・灌ぐ】[動]①雨[あめ]などが盛[さか]んに降[ふ]る。「さんさんと太陽[たいよう]の光[ひかり]が―」「降[ふ]り―雨[あめ]」 ②液体[えきたい]を何[なに]かに流[なが]しいれる。「ポットに湯[ゆ]を―」 ③水[みず]をかける。「植木鉢[うえきばち]に水[みず]を―」 ④水[みず]が流[なが]れこむ。「大河[たいが]が海[うみ]に―」 ⑤一[ひと]つのものごとに気持[きも]ちを集中[しゅうちゅう]する。「娘[むすめ]に愛情[あいじょう]を―」「全力[ぜんりょく]を―」 **そそぐ**【雪ぐ・濯ぐ】[動]→「すすぐ」 <794> **そそくさ** [副] 追いたてられるようで落ち着かず、せわしそうなようす。「―とたち去った」 [類] あたふた **そそけだつ** [そそけ立つ] [動] 髪の毛や草などが乱れて立つようになる。 ②おそろしくて身の毛がよだつ。ぞっとする。 **そそける** [下一] 髪の毛などがほつれて、乱れる。 ②けばだつ。 **そそっかしい** [形] 落ち着きがなく、不注意で失敗が多い。「―からよく忘れものをする」 [類] せっかち **そそのかす** [唆す] [動] おだてたりすすめたりして、相手によくないことをさせる。 [類] けしかける > 古語 > もと、うながし、すすめる意味で、悪いことに限らなかった。「日暮れぬなどそそのかす(=日が暮れてしまう、などと言ってせきたてる)」。近世以降、悪いほうへ行くようにうながす、という意味に限定されてくる。 **そそりたつ** [そそり立つ] [動] 山や岩などが、高くつき出るように立つ。高くそびえる。「―岩はだ」 **そそる** [動] ある感情や行動を起こさせるようにさそう。起こさせる。「食欲を―」 **そぞろ** [漫ろ] [形動] 何かに心をうばわれて落ち着かないようす。「旅行が楽しみで気も―な毎日」 ②なんとなくそんな気持ちになるようす。「―に悲しくなってくる」 **そぞろあるき** [漫ろ歩き] [名] [スル] あてもなくぶらぶら歩きまわること。「春の夜の―」 [類] 散歩・漫歩 **そぞろがみ** [漫ろ神] [名] 人の心をなんとなく誘惑する神。 **そだ** [粗朶] [名] たきぎなどに使う木の細い枝。「―を集める」「―をくべる」 **そだい** [粗大] [形動] きめがあらくて大きいようす。「―ごみ(=家具などの大きなごみ)」 **そだち** [育ち] [名] [造語] 成長の度合い。成育の状態。「―ざかり」 ②育てられかた。育つときに受けた教育やしつけ。育てられた場所。「氏[うじ]よりー」 [造語] 「~育ち」の形で]…のような環境や育てられかたによって成長してきたことをあらわす。「いなか―」「温室―」 **そだつ** [育つ] [動] 月日を重ねて、生物が大きくなる。成長する。「ねる子はー」 ②能力などがだんだんそなわって、人間的にりっぱになる。「新入社員が育ちにくい職場環境」 **そだてあげる** [育て上げる] [下二] 一人前[いちにんまえ]に育てる。りっぱに成長させる。「女手一つでー」 **そだてのおや** [育ての親] [名] 実の親にかわって育ててくれた人。「生みの親より―」→生みの親 ②ものごとの発展にとくに功績のあった人。「学生野球の―」 **そだてる** [育てる] [下二] 世話をして大きく成長させる。「苗を―」「三人の子供を―」「愛を―」 ②一人前になるように教えみちびく。「弟子を―」 > [使]い[分]け 育てる・養う・培うほか > 「育てる」は、小さいもの、幼いものが一人前になるように、その能力をのばし成長させる。「人材を育てる」。「養う」は、食物をあたえて世話をする。「子を養う」「病後の身を養う」。「はぐくむ」は、鳥が羽でひな鳥を包んでかばうように守って育てる。「学問への希望をはぐくむ」。「培う」は、植物の種子や苗に土をかけて生長させるように、根本からしっかりと育てる。「英語力を培う」。 **そち** [措置] [名] [スル] ある判断にもとづいて、ものごとにしまつをつけること。「当然の―」 [類] 処置・処理 **そち** [其方] [代名] 二人称単数。そのほう。昔、主人が目下の相手に使った。「―も欲しいものを申してみよ」 **そちゃ** [粗茶] [名] そまつな茶。また、客に茶をもてなすときのへりくだった言い方。「―でございますが」 **そちら** [其方] [代名] 聞き手がいる場所や方向、また、その近くのものや人をさすことば。「―はお天気ですか」「―様におわたしして」 ②聞き手や、聞き手側の人などをさすことば。「―のご都合は」 **そっ** [卒] 位の低い兵士。 ②にわかに。急に。③おわる。おえる。とくに、学校を卒業すること。 **そっ** [率] [ソツ] ひきつれる。みちびく。②ありのままで、かざりけがない。③にわか。また、深く考えない。 [リツ] わりあい。 **そつ** [名] [多く、「そつがない」「そつなく」の形で] むだがない。また、不注意や手落ちがない。「仕事に―がない」「何でも―なくこなす」 **そつい** [訴追] [名] [スル] 検察官が刑事事件について公訴を起こすこと。 ②裁判官や人事官をやめさせるように求めること。「一委員会」 **そつう** [疎通・疏通] [名] [スル] 意見や考えなどが正しく通じること。よく理解されること。「意思の―をはかる」 **そっか** [足下] [代名] [名] 立っている足もと。「―にふみしめる」 ②手紙で、あて名の左下に書き、相手を敬う気持ちをあらわすことば。 [類] 机下▽相手の足もとにさし上げる意味から。 [代名] 二人称単数。男性が対等以下の相手に手紙で使う、改まった言い方。「―のご忠告、感謝します」 <795> **ぞっか【俗化】** もとは貴重で独特だったものが、多くの人とかかわるうちに、ありふれたつまらないものになること。「―した山奥の避暑地」[世俗化・通俗化] **ぞっかい【俗界】** ふつうの人が、欲やなやみをかかえて生きている世の中。[俗世間] **ぞっかん【続刊】** 雑誌や書籍などをひき続いて刊行すること。また、続いて刊行された書物。 **そっき【速記】** すばやく書きしるすこと。とくに、議会や裁判や座談会などで、発言の内容を特別な記号を使ってすばやく書きとること。また、その技術。「―録」 **ぞっきぼん【ぞっき本】** 新刊書を定価では売れないと見切って、特別に安い値段で投げ売りすること。また、投げ売りされる新刊書。ぞっき。 **そっきゅう【速球】** 野球で、ピッチャーなどが投げる速い球。「―投手」[剛球]↔緩球 **そっきょう【即興】** ①感動したその場で詩歌などをつくること。「―詩」[即詠・即吟]②その場でおこる興味。[座興] **そつぎょう【卒業】** ①学校で、きめられた課程を学びおえること。「―式」↔入学②あるものごとをじゅうぶんに体験しつくすこと。「かけごとはもうーした」 **そっきょうきょく【即興曲】** 興のおもむくままにつくった曲。また、自由な形式でつくられた曲。アンプロンプチュ。 **そっきょうしじん【即興詩人】** [作品名]一八九二年。森鷗外の翻訳小説。原作はアンデルセン。イタリアの名所旧跡を背景に、即興詩人の恋愛をえがいたもの。訳文は名訳のほまれ高く、原作をこえるといわれる。 **ぞっきょく【俗曲】** 宴会などで、三味線に合わせて歌う短い歌曲。都々逸など。[俗謡] **そっきん【即金】** 代金を、その場ですぐに現金ではらうこと。また、はらった現金。「―でしはらう」 **ぞっこん** [形動]他の何も目に入らないほど、になり、夢中なようす。「―ほれこむ」「あいつは彼女にーだ」[しんそこ] **ソックス** くるぶしの少し上くらいまでの、短いくつした。[socks] **そっくり** [形動]①〈形動〉どこをとっても非常によく似ているようす。「母に―な娘」「―にまねる」②〈副〉全部そのままに。のこらず。「―きみにあげよう」「荷物は―置いてきた」 **そっくりかえる【反っくり返る】** からだを後ろにそらせる。「そりかえる」を強めた言い方。相手を見くだした態度にいう。「椅子に―」 **そっけ【素っ気】** あいそ。おもしろみ。「―のないあいさつ」「味も―もない」 **そっけ【俗気】** ↓「ぞくけ」 **そっけつ【即決】** その場ですぐさまきめること。「―裁判」「即断―する」[即断] **そっけない【素っ気ない】** 相手に対して、思いやりや関心がない。「―答えが返る」[すげない] **そっこう【即効】** すぐに効き目があらわれること。「頭痛の―薬」 **そっこう【速効】** 使った効果が速く出ること。「―肥料」→遅効 **そっこう【速攻】** 試合や戦争で、相手の態勢が整わないうちに、すばやくせめたてること。「―で先取点をあげる」▽「即攻」は誤り。 **そっこう【側溝】** 排水のため、道路や線路のわきにつくったみぞ。 **ぞっこう【続行】** 中止せずに続けておこなうこと。「ストライキを―する」[継続] >つかいわけ→「連続」を見よ。 **そっこうじょ【測候所】** 気象庁の地方機関。その地方の気象や地震を観測して、天気予報や警報などを出す。 **そっこく【即刻】** [副]時間をおかないようす。「―出発しなさい」「―通知する」[すぐさま・ただちに] **ぞっこく【属国】** 独立せず、他国に支配されている国。↔独立国 **そっと** ①音を立てたり気づかれたりしないようにするようす。「―近づく」「―戸を閉める」②他の人に計画などがもれないようにするようす。「―ことをはこぶ」[ひそかに・こっそり]③変化や影響をあたえないように静かにするようす。「―さわってみる」「―しておいてやれ」 **そつじながら【率×爾ながら・卒爾ながら】** とつぜんで失礼ですが。「―おたずねします」▽文章語。 **そつじゅ【卒寿】** 九○歳。また、九○歳の長寿をたたえる祝い。▽「卒」の俗字で、「卒」は、「九十」と読めることから。 **そっせん【率先】** ほかの人よりも先立って、ものごとをすること。「―してことにあたる」「―垂範」「―躬行」[先駆]▽「卒先」は誤り。 **そつぜん【卒然・率然】** [形動]にわかなようす。とつぜん。「―として世を去る」 **そっせんきゅうこう【率先×躬行】** [四漢]みずからさきだって、ものごとをおこなうこと。▽「躬」は、みずから。 **そっせんすいはん【率先垂範】** [四漢]みずから先頭に立って、ものごとのてほんを示すこと。 **そっち【×其方】** [代]「そちら」のくだけた言い方。「―はどう?」▽「そち」の変化した形。 **そっちのけ【×其《方。退け】** [造語]①〈名〉意識的に、進んで、ほったらかしにしておくこと。「勉強は―で遊ぶ」②〈造語〉[「〜そっちのけ」の形で]…以上にりっぱで、すぐれていること。「くろうとーのうでまえ」[そこのけ・顔負け] **そっちゅう【卒中】** 脳出血や脳血栓などのために、とつぜん意識を失ってたおれる発作。半身不随になったりする。「卒中風」の略。脳卒中。▽「卒」は、とつぜんという意味。「率中」は誤り。 **そっちょく【率直】** [形動]自分の気持ちや考えを曲げたりかくしたりすることなく表現するようす。「―に言ってください」「大胆―」「―な人がら」[ありのまま]▽「卒直」で代用することもあるが、本来は誤り。 <796> **ぞっと**[副]おそろしさなどでふるえあがる感じのするようす。「話を聞いただけでも―した」 **ぞっとしない**[連語]感心しない。おもしろくない。俗な言い方。「ごはんを食べながらコーラを飲むなんてー」 **そっとう**[卒倒][名]とつぜん意識を失ってたおれること。「―しそうな恐怖[きょうふ]」[同]失神・昏倒[こんとう]▽「卒」は、とつぜんという意味。「率倒」は誤り。 **そっぱ**[反っ歯][名]上の前歯が前方につき出していること。でっぱ。▽「そりは」の変化した形。 **そっぷ**[名]すもうで、やせ型の力士。[対]あんこ▽「ソップ(=オランダ語でスープ)」に使うニワトリの骨の連想からという。 **そっぽ**[外方][名]よその方。くだけた言い方。 > そっぽを向く 無視する。協力をしない。 **そで**[袖][名]①衣服のうでを通す部分。和服では、②そでのように、本体の両わきにあるもの。机の両わきのひきだし、舞台がいの両はし、門の両側にあるかき根など。「舞台の―で見守る」「―机」 > 袖にすがる 相手の同情をひいて助けを求める。あわれみをこう。 > 袖にする おろそかにあつかう。冷たくあしらって、のけものにする。 > 袖振り合うも多生の縁 道で他人とそでをふれあうようなちょっとしたことも、前世からの因縁があるからなのだ。▽「振り合う」は「すり合う」、「多生」は「他生」とも。 **ソテー**[名]油やバターをうすくひき、肉や魚をいため焼きにする料理法。また、いため焼きにした料理。「ポークー」[sauté] **そでぐち**[袖口][名]手首の出るそでのさき。「―がすりきれる」 **そでたけ**[袖丈][名]衣服のそでの長さ。また、着物のたもとの長さ。「―を測る」→図「わふく」 **そでだたみ**[袖畳み][名]着物の略式のたたみかた。背を内側にして、両そでを合わせるようにたたむ。 **そてつ**[蘇鉄][名]ソテツ科の常緑低木。暖かい地方に多く生え、葉は羽状で幹の先端[せんたん]だけにつく。 **そでなし**[袖無し][名]そでのない衣服。ちゃんちゃんこなど。ノースリーブ。「―羽織り」 **そでのした**[袖の下][名]わいろ。リベート。「―を使う」[同]鼻薬▽そでの下からそっとわたすことからいう。 **そと**[外][名]①屋外。「―は寒い」「―で遊ぶ」[同]戸外[対]中 ②おもて。外面。「不満を―に出す」 ③囲まれたり、しきられたりしていないほうの部分。「線の―にはみだす」[対]中 ④自分の家でない別の場所。外出さき。よそ。「―で食事を済ませる」 ⑤自分には関係のない世界。外部。「―の声なんか気にするな」「情報が―にもれる」[対]内 **そとあるき**[外歩き][名]①家から外に出て歩くこと。出歩くこと。「病気が治って―ができる」 ②社内勤務ではなく、セールスや勧誘[かんゆう]に出歩くこと。「仕事がら―が多い」 **そとうみ**[外海][名]湾や入り江の外に広がっている海。「がいかい」とも。[同]外洋[対]内海 **そとがけ**[外掛け][名]すもうで、自分の片足を相手の足の外側にかけてたおすわざ。[対]内掛け **そとがまえ**[外構え][名]城や家で、外側のつくり。門・垣[かき]・へいなどのようす。「―のりっぱな屋敷」 **そとがわ**[外側][名]ものの外のほう。[同]外部[対]内側 **そとづら**[外面][名]家族以外の、よその人とのつきあいに見せる顔つきや態度。「―がいい(=外の人に対してはやさしい顔をするが、家族にはきげんが悪い)」[対]内面 **そとのり**[外法][名]容器などを、その厚みも加えて測った外側の寸法。[対]内のり **そとば**[卒塔婆・卒都婆][名]①死者の供養[くよう]のために、墓の後ろに立てる、塔をかたどった細長い板。 ②仏舎利[ぶっしゃり]を置き供養するためにつくられた塔。▼「そとうば」「とうば」とも。 **そとぼり**[外堀・外濠][名]城の周囲にめぐらしたほり。また、二重にほりのある場合の外側のほり。[対]内堀 **そとまご**[外孫][名]嫁に行った娘の子としてできた孫。「がいそん」とも。[対]内孫 **そとまた**[外股][名]足のさきを外に向けてあるく歩きかた。[対]内股 **そとまわり**[外回り][名]①建物の外部のまわり。「家の―をきれいにする」 ②社内での仕事ではなく、外に出かけて取り引きさきなどを回ること。「―が多い仕事」 ③環状になっている道路や線路で外側を回るほう。「山手線の―に乗る」→内回り **そなえ**[備え][名]①必要なものを準備したり、心構えをしたりすること。「地震に対する―」[類]用意 > 備えあれば患いなし ふだんから準備ができていれば、万一何かあっても心配しないでいい。▽中国、「書経[しょきょう]」から。 **そなえつける**[備え付ける][動]必要なものをあらかじめ置いておく。「部屋へにベッドをー」 **そなえもの**[供え物][名]神仏にささげ供えるもの。供物[くもつ]。 **そなえる**[供える][動]神や仏に品物をととのえてささげる。「墓前に花を―」 **そなえる**[備える][動]これから起こりそうなことに対して、前もって用意しておく。「台風に―」 <797> **そなわる**[備わる][動]①必要なものが用意されて、そろっている。「防音装置がースタジオ」 ②[具わる]生まれつき身につけている。「音楽の才能が―」「気品が―」 **そなた**[其方][代]二人称単数。「あなた」の古い言い方。昔、目下の相手に対して使った。「―も来てみよ」 **ソナタ**[名]ソナタ形式をふくむ、三楽章または四楽章の器楽曲形式。奏鳴曲。「ピアノー」▽ソナタ形式は、主題の提示部・展開部・再現部からなる楽曲形式。[sonata] **ソナチネ**[名]正式の形式によらない小規模なソナタ。小奏鳴曲。[sonatine] **そねざきしんじゅう**[曾根崎心中][名]作品名一七〇三年。近松門左衛門[ちかまつもんざえもん]の作。商家の手代[てだい]徳兵衛と遊女お初が心中した事件を脚色した、世話物の浄瑠璃。 **ソネット**[名]ヨーロッパの伝統的な詩型の一つ。一四行の定型詩。脚韻[きゃくいん]をふむ。短詩。[sonnet] **そねのよしただ**[曾禰好忠][人]生没年未詳[みしょう]。平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。伝統にとらわれず、自由奔放[ほんぽう]で清新な歌風であった。家集「曾丹[そたん]集」。 **そねむ**[嫉む][動]他人をうらやましく思って不愉快になり、親しくできなくなる。「彼の幸せを―」[類]ねたむ **その**[園・苑][名]①草木や花などを栽培するために区切った土地。庭園。「花―」 ②ある区切られた場所を、美しく言う言い方。「学びのー」 **その**[其の][連体]①相手の近くにあるものごとをさすことば。そこの。「―紙、見せて」 ②話題の中で、自分と相手とが現在共に知っているものごとをさすことば。「―話は聞いた」「で、―人は今どこ」 ③話に出た時間・場所・状態などに関することをさすことば。「―年に入学した」「―ようすなら心配ない」 **その**[連語]すぐに次のことばが出ないときなどにつなぐことば。「つまり、―」 **そのうえ**[其の上][接]先に言ったことでもうじゅうぶんなのに、さらに何かが加わることをあらわす。「美人で、親切で、―かしこい」「病気になった。―強盗に入られた」[同]しかも **そのうち**[其の内][副]あまり時間がたたないうちに。近いうち。「―晴れるだろう」「―に一度うかがいます」[類]おっつけ **そのかみ**[其の上][名]①そのことのあった当時。そのころ。 ②むかし。過去。いにしえ。▼古い言い方。 **そのくせ**[其の癖][接]前の内容から当然予想されることとは逆に。にもかかわらず。「文句ばかりつける。―自分では何もできない」[同]それなのに▽多くはよくないという評価をこめて使うのは、「くせ」が本来「くさいもの」「よくないもの」という意味だから。 **そのご**[其の後][名]それからのち。それ以後。 **ソノシート**[名]うすいビニールなどでできたレコード。▽商標名。[Sonosheet] **そのじつ**[其の実][副]うわべとちがって実際には。じつは。「人のためと言いながら―、自分のもうけも考えている」[同]ほんとうは **そのすじ**[其の筋][名]①その方面。そのみち。「―の意見では」 ②あることに関係する役所。とくに、警察署。「―からのお達し」 **そのせつ**[其の節][名]そのとき。そのおり。近い過去や未来のある時点をさしていう。「―はお世話になりました」「―はよろしくお願いします」 **そのた**[其の他][名]そのほか。そこにあげた以外のもの。「―大勢」 **そのて**[其の手][名]①そのようなやりかた。そのような計画。「―でいこう」「―はくわない」 ②そのような種類。「―の品はあつかわない」 > その手は桑名の焼き蛤 「食わない」と、焼きハマグリで有名な「桑名」をかけたことば。その手には乗らない、という意味。 **そのてん**[其の伝][名]そのようなやりかた。そのような考えかた。古い言い方。「―でいけば」 **そのば**[其の場][名]①それが起こった場所。「―に居あわせる」 ②すぐそのとき。そくざ。「―できめる」 **そのばかぎり**[其の場限り][名]そのときだけで、あとに続かないこと。「―の約束」 **そのばしのぎ**[其の場凌ぎ][名]その場だけを、なんとかつくろってすませること。その場だけは、なんとかきりぬけること。 **そのはず**[其の筈][名]当然なこと。もっともなこと。「それも―」 **そのひぐらし**[其の日暮らし][名]①その日の収入をその日のうちに全部使いきって、やっと生活が送れるような暮らしぶり。「―が続く」 ②将来の見通しもなく、なんとなくその日その日を送っているような生活態度。 **そのへん**[其の辺][名]①そのあたり。「―の店」 ②そういったこと。「―の事情を話す」 ③その程度。「―でがまんしろ」 **そのほう**[其の方][代]二人称単数。「おまえ」の古い言い方。昔、武士などが目下の相手に使った。「―の名は何と申す」 **そのまま**[其の儘][名・副]①もとのまま。「―で結構です」「―置いておく」 ②そっくり似ているようす。「母親―の顔かたち」 ③[副]すぐさま。前の動作から次の動作にすぐ移るようす。「帰るなり、―横になる」 **そのみち**[其の道][名]その分野。それぞれ専門の道。また、色欲の方面。そのすじ。 **そのむかし**[其の昔][名]それよりもさらに昔。ずっと昔。 <798> **そのもの** [其の物] [名] [造語] 当のもの。まさにそれ自身。「学習態度―を反省する」「―ずばり」 [造語] 「〜そのもの」の形で] 上に来る語を強める。…以外のなにものでもない。「彼は誠実―だ」 **そば** [側・傍] [名] わき。かたわら。近いところ。「神社の―で遊ぶ」「母親の―からはなれない」 [形名] [「~するそばから」の形で] …すると、そのすぐあとに。「教わるーから忘れる」▽動詞の連体形に付く。 **そば** [蕎麦] [名] タデ科の一年草。くきは赤く、秋に白色の花をつける。三角形の黒い実は、粉にして食用。 ②そば粉を練ってうすくのばし、細長く切った食べもの。そばきり。「手打ちー」 **そばがき** [蕎麦掻き] [名] そば粉を熱い湯でかたく練ったもの。そばねり。 **そばかす** [雀斑] [名] 顔などにできる、茶褐色の小さな斑点。▽そばのかすに似ていることから。 **そばがら** [蕎麦殻] [名] ソバの実をとった殻[から]。まくらなどにつめる。 **そばこ** [蕎麦粉] [名] ソバの実をひいて粉にしたもの。 **そばだたせる** [そばだたせる] [下二] 耳の注意力を集中する。「耳を―」▽耳のはしをとがらせる意味から。 **そばだつ** [峙つ・聳つ] [動] 他のものよりするどく高くそびえたつ。「雪山の―風景」 [類] そそり立つ **そばづえをくう** [側杖を食う] [故事] たまたま近くにいたために、思いがけない災いにあう。 [類] 巻き添えを食う・とばっちりを食う **そばめ** [側目] [名] 横の方から見ること。わきから見たようす。また、第三者の目。はため。 **そばめ** [側妻] [名] 正妻以外の妻。めかけ。側室。 **そばめる** [側める] [下一] 視線を横に向ける。目をそむける。「目を―」 **そばゆ** [蕎麦湯] [名] そばをゆでたあとの湯。 **そばようにん** [側用人] [名] 江戸幕府の職名。将軍のそば近くにいて、命令を老中などに伝えたり、老中の意見を上申したりする人。 **ソビエトれんぼう** [ソビエト連邦] [名] 「ソビエト社会主義共和国連邦」の略。ユーラシア大陸の北半分、ポーランドより東をしめた、広大な多民族国家。首都モスクワ。ロシア革命後の一九二二年に成立。共産党の一党独裁政治が続いたが、九一年、経済の行きづまりなどのために解体。現在のロシア連邦をはじめとする国々に分かれた。ソ連。ソ連邦。USSR。 **そびえる** [聳える] [下一] 山などが、ひときわ高く立っている。「天守閣が―」 **そびやかす** [聳やかす] [動] わざと高く上げる。高く立てる。「かたを―」 **そびょう** [素描] [名] [スル] およその形をざっとかく画法。また、その画法でかかれた絵。デッサン。 ②そのものの特徴などをざっと書いた文章。「人物―」 [類] スケッチ **そびれる** [造語] [「〜そびれる」の形で]…しそこねるという意味をあらわす。機会を失ってついに果たせなかったことをいう。「言い―」「出し―」「寝―」▽動詞の連用形に付く。 **そひん** [粗品] [名] →「そしな」 **そふ** [祖父] [名] 自分の父母の父。おじいさん。[対]祖母 **そふぼ** [祖父母] [名] 祖父と祖母。 **ソプラノ** [名] 女性の声のもっとも高い音域。また、その音域の歌手。 ②同じ種類の楽器のうち、もっとも高い音域のもの。「―リコーダー」soprano **そぶり** [素振り] [名] 顔色や動作などで、それとわかるけはい。「―にも見せない」「つれない―」▽「すぶり」と読めば別の語。 **そぼ** [祖母] [名] 自分の父母の母。おばあさん。[対]祖父 **そぼう** [粗暴] [形動] 動作や性質があらっぽく、乱暴であること。「―なふるまいが多い」 [類] 粗野 **そほうか** [素封家] [名] 代々続いた家がらで、多くの財産のある家。「生家はたいへんな―だそうだ」 [類] 資産家・富豪▽「そふうか」とは読まない。 **そぼく** [素朴・素僕] [形動] ありのままでかざらないこと。すなお。「―な人がら」 [類] 純朴 ②ものの考えかたなどが単純で、こみいっていないこと。「―な発想」 [類] 幼稚 **ソファー** [名] 背もたれとひじかけがあって、座りごこちのいい長いす。「―ベッド」sofa **ソフィスト** [名] 理屈をこねる詭弁[きべん]家。 ②紀元前五世紀ごろのギリシャで、弁論術や政治・法律などを教えて報酬[ほうしゅう]をえた職業教師のこと。プロタゴラスやゴルギアスらが代表的。詭弁を使う者もあったので「詭弁学派」ともいう。▽「知識人」という意味。sophist **ソフォクレス** [人名] 前四九六?—前四〇六年。古代ギリシャの詩人。アイスキュロス・エウリピデスとともに三大悲劇詩人の一人。代表作「エレクトラ」「オイディプス王」。Sophokles **ソフト** [形動] やわらか。おだやか。「―な手ざわり」「人あたりが―だ」 [名] 「ソフトウエア」の略。[対]ハード ②「ソフトボール」の略。soft **ソフトウエア** [名] コンピュータの利用技術や開発理論など。また、広く技術・理論に関する情報をふくめてもいう。[対]ハードウエア software **ソフトクリーム** [名] 空気を入れながらこおらせた、やわらかいアイスクリーム。soft cream **ソフトドリンク** [名] アルコール分をほとんどふくまない軽い飲みもの。清涼飲料など。soft drink **ソフトフォーカス** [名] 写真や映画などで、対象をやわらかくぼかして写す方法。soft focus **ソフトボール** [名] 球技の一つ。一チーム九人か一〇人で、守備と攻撃を交互に七回おこなって得点を競う。野球に似ているが、投手は下手投げで指名打者を使うことができる。ソフト。softball <799> **そぼつ** [濡つ] [動] びしょぬれになる。ぐっしょりとぬれる。「夜露にぬれ―」 **そぼふる** [そぼ降る] [動] 細かい雨がしとしとと静かに降る。「―雨にぬれる」 **そぼろ** [名] 魚肉をにて、細かくほぐして味つけした食品。「たいのー」 ②糸状のものが乱れからまっていること。「―髪[がみ]」 **そま** [杣] [名] 材木にする木を植えた山。杣山[そまやま]。また、「杣山」「杣木(=材木)」「杣人(=きこり)」などの略。 **そまつ** [粗末] [形動] 貧弱でできが悪く品質がおとるようす。「―な服」「―な食事」 [類] 粗雑・粗悪 ②だいじにすべきものを、いいかげんにあつかうようす。「ものをーにする」 [類] 粗略 ③「お粗末」の形で] とるにたりない、おとったものであるようす。「おーなできばえ」「おーさまでした」▽自分にかかわることについて、へりくだって言うきまりことば。 **そまびと** [杣人] [名] 材木をとるために樹木を植えた杣山から、木を切りだす仕事をする人。きこり。 **そまる** [染まる] [動] 色が全体にしみこむ。「空があかね色に―」「朱[しゅ]に―」 [類] 色付く ②影響を受けて、感化される。「悪に―」 **そみつ** [粗密・疎密] [名] きめがあらいか、細かくぎっしりつまっているかということ。「織りに―がある」 **そむく** [背く] [動] 反乱・謀反を起こす。「主君に―」 ②きめられたことを守らない。違反する。また、はむかう。「教えに―」 [対] 従う・沿う▽背中を向ける意味から。 ③後ろを向き。「春に―(=春を楽しまない)」 **そむける** [背ける] [下一] 顔や目を、横や後ろに向ける。「視線を―」 **そめる** [染める] [下一] 色をしみこませてつける。「毛糸を―」 ②ある色に変える。「ほおを―」 ③[「~を染める」の形で] ものごとをやり始めるとう意味をあらわす。「商売に手を―」「筆を―」 **そめあげる** [染め上げる] [下二] 染めを完成させる。染めおえる。「思いどおりの色に―」 **そめいよしの** [染井吉野] [名] バラ科の落葉高木。サクラを代表する品種。四月初め、あわいピンクの五弁の花をつける。ヨシノザクラ。▽東京都北区染井にあった植木屋から売りだされたことからいう。 **そめかえ** [染め替え・染め更え] [名] [スル] 一度染めた布を別の色に染めること。また、その染めた布。 **そめかえす** [染め返す] [動] 色のさめたものを、改めて同じ色に染める。また、もととは別の色に染める。 [類] 染め直す **そめつけ** [染め付け] [名] [スル] 染めて色や模様をつけること。 ②あい色の模様を染めだした布。 ③磁器の素地に呉須[ごす]という顔料で下絵をつけ、透明なうわぐすりをかけて焼いたもの。焼きあがると絵が青く発色する。 **そめなおす** [染め直す] [動] 「染め返す」に同じ。 **そめもの** [染め物] [名] 糸や布を染めること。また、色を染めた織物。「一屋」 **そめる** [初める] [造語] [「〜初める」の形で] はじめて…する。「見―」「咲き―」▽動詞の連用形に付く。生まれてはじめて、または一年の中ではじめてという意味だから、始めたりやめたりすることには使わない。また、しょっちゅうあることには使わない。 **そめわける** [染め分ける] [下二] いろいろな色に分けて染めだす。色分けして染める。 **そも** [初] [接] ものごとをきり出すときに使うことば。「―高い橋のわたり―」 [使]い[分]け→「初[はつ]」を見よ。 **そもそも** [抑も] [副] もともと。第一のこととして。「―考えが古すぎる」 [類] 元来 [接] 話の始めに用いることば。「―、高校生というものは」 [類] いったい [名] ことの起こり。ものごとの最初。「―の原因」「―がまちがっていた」▽「そも」は「そ」(代名)+「も」(係助)。漢文訓読体に多い。 **そや** [粗野] [形動] ことばやおこないがこまやかさに欠けていること。「―に育つ」 [類] 粗暴・野卑 **そよう** [素養] [名] ふだんから努力や訓練をして、身につけている教養や技術。「漢学の―」 [類] たしなみ **そよかぜ** [微風] [名] そよそよとふく、気持ちのいい風。「―にさそわれて」 [類] 微風 **そよぐ** [戦ぐ] [動] そよ風にふかれて、かすかにゆれうごく。「風に―木の葉」 **そよそよ** [副] 風が気持ちよく静かにふくようす。「―ふく春の風」 **そら** [空] [名] [造語] 地面からずっと高いところに広がる何もない空間。「東の―が明るくなる」 ②そらもよう。天候。「雪でも降りそうな―だ」「女心と秋の―」 ③住みなれた場所やたよるものをはなれた、不安な状態。また、心がからっぽでうつろな状態。「はるか旅の―」「何を言ってもうわの―だ」 ④確かなものがない状態。「―で覚える(=何も見ずに記憶している)」「―を言う(=うそを言う)」 ⑤気分(不確かなものの意)。ここち。「生きた―もない」 [造語] 「空~」の形で] とらえどころがなくてはっきりしない。「―おそろしい」 ②あてにならない。「―だのみ」 ③見せかけだけの。事実でない。うその。「―寝」「―泣き」「―似」「一耳」 [使]い[分]け↓「天」を見よ。 **そら** [感] 相手の注意や緊張をうながすときに言うことば。「―、足もとに気をつけて」「―、来た」 [類] ほら▽「それ」の変化した形。 **そら** [曾良] [人名] →「かわいそら」 **ゾラ** [人名] 一八四〇—一九〇二年。フランスの小説家。自然科学の手法を人間研究にとりいれようとする自然主義文学の理論を唱えた。また、ドレフュス事件ではスパイ容疑のかかったユダヤ人将校ドレフュスを弁護し、軍部の不正をあばいた。代表作「居酒屋」「ナナ」。Émile Zola <800> **そらいろ** [空色] [名] 晴れた空の色。うすい青色。 **そらおそろしい** [空恐ろしい] [形] なんとなく不安で、それだけに非常におそろしい。「聞いただけでも―気がする」 **そらおぼえ** [空覚え] [名] 書いたものを見なくても、覚えていること。 [関] 暗記 ②確かでない記憶。うろおぼえ。 **そらごと** [空言・虚言] [名] 真実でないことば。うそ。「絵―」 [関] 偽[いつわ]り言・空音[そらね] **そらす** [反らす] [動] 弓なりに、反対側に曲げる。「背中を―運動」「胸を―」 **そらす** [逸らす] [動] 中心や核心から、わきへそれさせる。「話を―ー」「客をそらさない応対」 **そらぞらしい** [空空しい] [形] つくりごとであることがはっきりわかって、いやな感じだ。見えすいている。「―お世辞を言うな」 [類] 白々しい **そらだのみ** [空頼み] [名] あてにならないことを期待すること。からだのみ。「結局、―に終わる」 **そらなき** [空泣き] [名] [スル] 泣くまねをすること。うそなき。「気をひくために―する子」 **そらなみだ** [空涙] [名] 悲しくもないのに流すなみだ。いつわりのなみだ。「―にだまされる」 **そらに** [空似] [名] 血縁関係がないのに、顔つきがよく似ていること。「他人の―」 [使]い[分]け→「類似」を見よ。 **そらね** [空音] [名] 鳴っていないのに聞こえるような気のする音。「笛の―」 ②まねた鳴き声。なきまね。 ③うそ。そらごと。古い言い方。「―をはく」 **そらね** [空寝] [名] [スル] ほんとうはねていないのに、ねたふりをすること。 [類] たぬき寝入り **そらまめ** [空豆・蚕豆] [名] マメ科の二年草。春、青むらさきの斑点のある、白い花をつける。豆は親指ぐらいの大きさで、さやにはいっている。食用。▽さやが空に向かってつくことから。 **そらみみ** [空耳] [名] 聞こえるはずのない音や声が、聞こえたように感じること。 [類] 幻聴 ②聞いているのに、聞かないふりをすること。「―を使うのが得意だ」 **そらもよう** [空模様] [名] 空のようす。「―があやしくなってきた」 ②ものごとのなりゆき。「険悪な―」 [類] 雲行き▽悪くなりそうなときにいう。[使]い[分]け→「天気」を見よ。 **そらんじる** [諳んじる] [上一] 何も見ないで言えるように覚える。暗記する。「平家物語の一節を―」 **そり** [反り] [名] 弓なりに曲がること。そったようす。 ②刀身の反りぐあい。 **反りが合わない** 二人の仲がうまくいかない。気心が合わない。 [類] 馬が合わない ▽刀身の反りとさやとがうまく合わないという意味から。 **そり** [橇] [名] 雪や氷の上をすべらせる乗り物。イヌやウマに引かせて、人や荷物などを運ぶ。 **そりかえる** [反り返る] [動] 弓なりにひどく曲がる。「板が―」 ②いばって、そっくりかえる。「いすに―」 [類] 反っくり返る **ソリスト** [名] 独奏者。独唱者。また、バレエで、一人でおどる人。soliste **そりみ** [反り身] [名] からだを後ろに反らすこと。いばったり得意になったりしているようすをあらわすことが多い。「―になる」 **そりゃく** [粗略・疎略] [形動] ものごとや人のあつかいが細やかでなく、いいかげんなこと。「―なあつかいを受ける」 [類] おろそか [対] 丁重・丁寧 **そりゅうし** [素粒子] [名] 物質を形づくっている要素。分子、原子、原子核というように分けて、その次にくるもの。陽子・中間子・中性子・電子など。 **そる** [反る] [動] 弓なりに反対側に曲がる。また、からだが後ろのほうに曲がる。「本の表紙が―」 > [使]い[分]け 反る・しなう・たわむ > どれも、もともとまっすぐであるものが弓なりに曲がっていること。「反る」は、もとにもどらない。「乾燥して板が反る」。「しなう」「たわむ」は、重みとか力が加えられて弓なりになっているが、またもとにもどる弾力のあるものについていう。「よくしなう竹」「雪の重みで枝がたわんでいる」。 **そる** [剃る] [動] 髪やひげなどの毛を根もとから切りとる。「かみそりでー」 **ソルト** [SALT] [名] 戦略兵器制限交渉。アメリカと旧ソ連が戦略兵器の数の規制を目ざしておこなったもの。一九七二年に大陸間弾道ミサイルなどの上限を設けた暫定的な協定が成立。七九年には戦略的攻撃兵器制限条約が調印されたが、両国間の関係悪化にともない、この条約は発効しなかった。▽Strategic Arms Limitation Talks の略語。 **それ** [其れ] [代名] 自分も相手も知っていること、見ていること、手の届くところのものごとをさすことば。「―、とって」「―ができたら見せて」 ②相手が言ったことをさすことば。「―はよかった」 ③話題の中の時点や状態などをさすことば。「―から一年」「―でじゅうぶんだ」 [接] 文章を始めるときに使うことば。そもそも。古い言い方。「―ヒューマニティーとは、人間の特有性の義なり」▽多く、漢文訓読体で使う。 **それかあらぬか** [連語] それが原因なのかどうか、不確かだが。 **それ** [感] はげましたり、勢いをつけたり、また注意を向けたりするときのことば。「―行け」▽相手がすでに知っていること、しなければいけないと思っていることに向かっていく人に対していう。 **それ来た** [連語] 予想どおりのことが起こったときや、ものごとの受けわたしのときにかけることば。 <801> **それっぽち** [副] それだけしかないこと。それっぽっち。 **それ見たことか** [連語] こちらの見こみや予想が、みごとに的中したときに言うことば。それみろ。 **それがし** [某] [代名] 名前がわからない人や、名前を出したくない人をさすことば。「―という者がたずねてきた」 [類] なにがし ②一人称単数。わたくし。昔、おもに男性が使った。 **それから** [接] その次に。そのあと。また、それ以後。それ以来。「―何をしますか」「―会っていない」 **それきり** [其れ限り] [副] それだけ。また、そのときかぎり。それを最後として。それっきり。「―ゆくえ不明となった」 **それこそ** [副] まちがいなく。まさしく。▽前のことばを受けて、続くことばを強調する言いかた。「それ」の強め。「失敗したら―たいへんだ」 **それしき** [副] それくらい。たかがその程度。「―のことで泣くな」「ーでへこたれるな」▽俗語的表現。 **それじゃ** [接] それなら。では。「―こうしたいかがですか」 [感] じゃあ。では。別れのあいさつのことば。▽「それでは」のくだけた言い方。 **それそうおう** [其れ相応] [名] [形動] それにつりあうようす。それにふさわしいようす。「―のお礼はする」「―の地位につける」 **それぞれ** [其れ其れ・夫れ夫れ] [副] その人その人。そのものそのもの。ひとりひとり。「―の考えを発表する」「人の好みはーちがう」 [類] めいめい・てんでに [使]い[分]け→「各々」を見よ。 **それだけに** [連語] それに応じた結果が予想どおりにあらわれることをあらわす。そうであればあるほど。だからいっそう。「―期待が大きい」 **それだのに** [連語] 「それなのに」のくだけた言い方。「―報むくわれない」 **それだま** [逸れ弾] [名] ねらいがはずれて、よそへ飛んでいく弾丸。流れだま。 **それで** [接] 前の内容が条件や理由となって、結果があとに続くことをあらわす。そのために。「急用ができた。―早退した」 ②自分の話をさきに進めたり、相手に話の続きをうながしたりするときのことば。それから。「そうですか。―どうなりましたか」 **それでいて** [接] そうであるのに。それでいながら。「―何もできない」 **それでは** [接] それなら。そういうわけなら。「―しかたがない」 ②ものごとに区切りをつけることば。では。「―始めましょう」 [感] 別れのあいさつに使うことば。では。「―みなさん、さようなら」 **それでも** [接] 前の内容を認めながらも、反対の意見や結果を導きだすことば。そういうわけでも。そうであっても。 > それでも地球は動いている > 従来の天動説を打破して、太陽を中心とした地動説を支持した、近代イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが、宗教裁判にかけられて、一応は裁判官に従いながら、「それでも地球は動いている」とつぶやいたということば。 **それどころ** [副] [「それどころ〜ない」の形で] とてもその程度のことではない。「―のさわぎではない」「いそがしくて今は―ではない」 **それとて** [連語] 前の内容を一応認めながら、次に話し手の判断を示す。そのことにしても。それだって。「ラッシュでこむというが、―九時までのことさ」 **それとなく** [副] はっきり示さず、遠回しに。それとはなしに。「―教えてくれた」 **それとも** [接] [「〜かそれとも〜か」などの形で] どれか一つをえらぶために候補を並べるときのことば。「赤か青か―緑にするしかない」 [類] あるいは **それなのに** [接] 前の内容から当然予想される結果と反対の事実や判断を示す。非難や不満をあらわすことが多い。それにもかかわらず。それだのに。「まかせると言った。―文句をいうなら勝手にしろ」 **それなら** [接] 前に述べられた内容に対する、話し手の意見や判断をあらわす。そうであるなら。そういうわけなら。「―話は別だ」 **それなり** [副] [名] それにふさわしい程度や状態であり、持ち味があること。「―の指導が必要だ」「作品は―によくできている」 [副] そのまま。それっきり。「―来なくなった」 **それに** [接] 前の内容に、さらにつけくわえるときのことば。「国語、歴史、―英語のテストもある」 [類] そのうえ **それにしても** [接] 前の内容をそれとして一応は認めながらも、話し手の判断を示す。そうであっても。「近ごろいそがしいらしい。―電話一本くれてもいいのに」 **それにつけても** [連語] 前に述べた、あることがらがきっかけで、昔のことなどを思いだすときに使うことば。それから連想されるのは。「―昔はのんびりしていたなあ」 **それにもかかわらず** [接] 前の内容から当然予想される結果と反対のことを続けて示すときのことば。それなのに。そうであるのに。「練習はよくやる。―たいして進歩しない」 **それは** [副] 程度がはなはだしいようす。ひじょうに。とても。「―りっぱな人でした」 ②ひどく感動した気持ちをあらわす。「―大だすかりだ」(多く「そりゃあ」と発音する) **それはそれは** [感] 強い感動、またお礼やおわびの気持ちをあらわす。それは、もう。たいそう。「―、かわいい人でした」「―、遠いところをわざわざ」 **そればかりか** [接] それだけでなく。その上さらに。それのみならず。 **それはさておき** [連語] そのことは別にして。 [類] それはともあれ <802> **それはそうともあれ** **それはそうと** [接]話の途中で思いだして、話題を変えるときのことば。そのことは一応そのままにして。「―、いつ中国にたつの」 [同]ところで・ときに **それほど【其れ程】** [副]①そんなに。「―好きならやりなさい」「―言いはるならそうしろ」 ②思っていたほど。「―うではよくない」「―の効果はなかった」 [同]たいして ▽多く否定形をともなう。 **それまで【其れ迄】** [副]①そこまで。「―言わなくてもいいのに」 ②それで終わり。「―にしよう」 **それもそのはず** そうなることも当然だ。 **それゆえ【其れ故】** [接]それだから。そういうわけで。「―計画を変更[へんこう]せざるをえない」 **それる【逸れる】** [動]目的や目標とちがった方向に進む。「台風が北へ―」「話が―」 > **つかいわけ** 外[はず]れる・それる= 「外れる」は、ねらったものがぴったりと合う位置に行かない。また、ぴったりと合っていたものがはなれる。「射た矢が外れる」「かぎが外れていた」。「それる」は、とんでもない方向へ進む。「ボールがそれて窓ガラスを割った」。 **ソロ** [名]集団でなく、一人で歌ったり、おどったり、演奏したりすること。▽二人のときは、デュエット。②野球で、塁上[るいじょう]にランナーのいないときのホームラン。「―ホーマー」 [同]solo **ゾロアスターきょう【ゾロアスター教】** [名]紀元前六世紀ごろ、ペルシアのゾロアスターが始めた宗教。太陽と火を崇拝する。拝火教。祆教[けんきょう]。マズダ教。 |Zoroaster **そろい【揃い】** [造語]①[名]そろうこと。そろったもの。「―のゆかた」「ご夫婦、お―でどちらへ」 ②[造語]そろったものを数えることば。セット。「そろえ」とも。「スキー用具一ひと―」 **ぞろい【揃い】** [造語]「~ぞろい」の形で]①いくつかでひと組みになることをあらわす。「三つ―の背広」 ②集まっているすべてのものが、みな同じようにそうであることをあらわす。「秀才―」「美人―」 **そろいぶみ【揃い踏み】** [名]すもうで、力士[りきし]がそろって土俵上でしこをふむこと。「三役―」 **ぞろめ【ぞろ目】** [名]①二個のさいころをふって、同じ数が出ること。▽「一」と「六」の場合もいう。 ②競馬の連勝式などで、同じわく番のウマが一着・二着をしめること。 **そろう【疎漏・粗漏】** [名・形動]やりかたがぞんざいで、手落ちのあること。「万事―なきよう」 [類]遺漏[いろう] **そろう【揃う】** [動]①いくつかのものを並べてみて、大きさや方向などが、同じ形や状態になる。「つぶが―」「足並みが―」「毛さきが―」 ②一か所に集まる。「親戚が―」「全員―」 ③不足するものがなく全部ととのう。「走攻守[そうこうしゅ]の三拍子[さんびょうし]そろった選手」「条件が―」 **そろえる【揃える】** [動]①いくつかのものを同じ大きさや状態にする。「大きさを―」「動きを―」「くつを―」 ②一か所に集めてならべる。「各界の名士を―」「がん首を―」 ③不足するものがないようにととのえる。「家具を―」「漱石全集を―」「釣[つ]り道具一式を―」 **そろそろ【徐徐】** [副]①その時期になりかかっているようす。まもなく。「―あらわれるころだ」 ②ゆっくり静かに動くようす。「―と歩く」 **そろぞろ** [副]次々に続いてたくさん動いていくようす。「並んで―と出てくる」 **そろばん【算盤・十露盤】** [名]①日本や中国で使われる計算用具。長方形のわくの中に玉を縦棒に通したものを並べ、その玉を上下して計算する。 ②損か得かを判断すること。「この仕事は―に合わない(=採算がとれない)」 ③計算の技術。「読み書き―」 > **算盤を弾[はじ]く** 損か得かを計算して考える。 **そろばんずく【算盤尽く】** [名]損得を考えて、損をしないように行動すること。計算ずく。「―ではとてもできない仕事」 **そろばんだかい【算盤高い】** [形動]損得をまず第一に考えるようす。 [同]勘定高い **そう【然う】** [副] **そう【宗】** [名] **そわそう【相】** [名] **そわせる【添わせる】** [動]そうようにさせる。とくに、男女を結婚させる。「相思相愛の二人を―」 **そわそわ** [副]楽しいことや待ちのぞんでいることを前にして、気持ちやふるまいが落ち着かないようす。「結婚式が近づいて―する」 **そん【存】** ①ある。いる。 [同]在 ②のこす。たもつ。 ③おもう。かんがえる。また、考え。「在(=ある)」は別字。 →「存する」「存ぞんじる」を見よ。 **そん【村】** ①むらざと。いなか。 ②いちばん小さい地方公共団体。 **そん【孫】** <803> **そん** [孫] 子の子。まご。また、血すじを受けついだ者。 **そん** [尊] たいせつにし、敬う。たっとぶ。 [類] 貴[とうと]・卑[いや]しい ②相手側のものの上につけ、敬う気持ちをあらわす語。 ③尊い神仏。 **そん** [損] 利益を失うこと。はらった努力が報いられないこと。「知っておいても―はない」「骨折りーん」[対]得・益 ②きずつける。こわす。そこなう。③使いへらす。→「損する」「損じる」を見よ。 **そん** [巽] 「南東」の、昔の言い方。たつみ。 **そん** [損] →漢字項目を見よ。 **ぞん** [存] →「そん」 **そんえき** [損益] [名] [スル] 損失と利益。損得。「―計算書」 **そんかい** [損壊] [名] [スル] そこない、こわすこと。災害などで、家や道路がこわれること。「地震による家屋の―」 **そんがい** [損害] [名] 事故や災害あるいは取り引きなどによって受けた、金銭的また物質的な被害。「―をこうむる」「―賠償」 [類] 損失 **ぞんがい** [存外] [副] [形動] 思っていたのとちがうようす。古い言い方。「―に簡単だった」 [類] 思いの外・ほか・案外 **そんがいほけん** [損害保険] [名] 偶然の事故などによる損害を補償[ほしょう]する目的でつくられた保険。 **そんがん** [尊顔] [名] 相手の顔を敬った言い方。お顔。「―を拝す」 **そんきょ** [蹲踞] [名] [スル] すもうで、相手と勝負する前に向きあってとる姿勢。つまさき立ってこしを下ろし、ひざを開いて背すじを正す。 **ソング** [名] [造語] うた。「フォークー」song **そんけい** [尊敬] [名] [スル] その人をすぐれていると思い、敬うこと。「―の念をもつ」「―する人物」 [文法] 敬語表現で、相手を敬う気持ちをあらわす言いかた。口語では動詞に助動詞「れる」「られる」を付けてあらわす。「先生が書いた本」を「先生が書かれた本」というなど。また、「お取りになる」「お取りあそばす」など。文語では、助動詞「る」「らる」「す」「さす」「しむ」を付けてあらわす。 **そんけいご** [尊敬語] [文法] 敬語の一つ。口語では、話し手が、相手の動作や相手側のものについて尊敬をあらわすことば。「お荷物」「いらっしゃる」「おっしゃる」など。文語では、話し手が、話題の中の人物のうち、動作をする人を尊敬し高めるためのことば。「たまふ」「おはす」「のたまふ」「おぼす」など。たとえば、「心苦しくなど、思ひ乱れたまふ」で、尊敬語「たまふ」は「思ひ乱れ」ている人に対する話し手の敬意をあらわす。 **そんげん** [尊厳] [名] [形動] 尊くおごそかなこと。おかしがたいさま。「人間の―を傷つける」 **そんげんし** [尊厳死] [名] 死に臨んで、一個の人格としての尊厳を傷つけられずに死をむかえること。みだりに延命のための無意味な操作をすることを拒否すること。 **そんざい** [存在] [名] [スル] あること。あるもの。はたらきや価値をもって、そこに実在すること。「彼はクラスにとって貴重な―だ」「社会的—」「理由が―する」 **ぞんざい** [形動] あつかいかたや口のききかたなどが、ていねいでなく、乱暴なようす。「―な話しぶり」「客を―にあつかう」 [類] いいかげん・投げやり **そんざいかん** [存在感] [名] 現実に、たしかにそこにあると強く感じさせること。「―のある役者」 **そんざいとじかん** [存在と時間] [哲学] 一九二七年。ドイツ、ハイデガーの著。存在の意味を追求し、実存の成り立ちを時間性から考察しようとした。Sein und Zeit **ぞんじ** [存じ] [名] →「ごぞんじ」 **ぞんじあげる** [存じ上げる] [下一] 「知る」「思う」のへりくだった言い方。「お名前はよく存じ上げております」 **そんしつ** [損失] [名] [スル] 利益や財産、あるいは自分にとってたいせつなものを失うこと。「大きな―をこうむる」 [類] 損害 [対] 利得 **そんしょう** [尊称] [名] 尊敬の気持ちをこめた呼び名。 **そんしょう** [損傷] [名] [スル] そこなわれたり、傷つけられたりすること。「機体の―がいちじるしい」 **そんしょく** [遜色] [名] [多く、「遜色がない」の形で] 他と比較しておとっていない。見おとりしない。「少しもーがない」 **そんじょそこら** [副] 「そこら」を強めた言い方。そこらあたり。「―の品物とは品物がちがう」▽「そんじょ」は強めの語。 **そんじる** [損じる] [上一] [造語] 傷つけて悪い状態にする。こわす。いためる。わるくなる。「健康を―」「上役のきげんを―」 ②へる。へらす。なくなる。「利益を―」 [造語] [「~損じる」の形で] まちがえる。「書きー」「受けー」▽意志的な動作についていう動詞の連用形に付く。▽「そんずる」は、状態が悪い方向に向かうことをいい、「そこなう」は、完全なものが不完全になることをいう。 <804> **ぞんじる** [存じる] [上一] 「知る」のへりくだった言い方。「お名前は存じています」 ②「考える」「思う」のへりくだった言い方。「ぜひお会いしたいと存じます」▽「ぞんずる」とも。 **そんする** [存する] [サ変] ある。存在する。「真理は―」 ②たもつ。のこす。「昔のたたずまいを―町並み」▽文章語。 **そんする** [損する] [サ変] 損をする。損害を受ける。また、むだをする。「時間を―」 [対] 得する > 損して得取れ > 一時損をすることはあっても、あとで大きな利益をえるようにせよ。 **ぞんずる** [存ずる] [サ変] →「ぞんじる」 **そんぞう** [尊像] [名] 神仏や身分の高い人の像。敬った言い方。 ②他人の姿形。敬った言い方。 **そんぞく** [存続] [名] [スル] 組織や制度などがひき続きあること。また、ある状態がそのまま続いて残ること。「会社の―にかかわる大問題」 [類] 持続・継続 **そんぞく** [尊属] [名] 血縁関係にある人のうちで、自分よりも上の世代の人。父母や祖父母、おじ・おばなど。[対]卑属 **そんそせっしょう** [樽俎折衝] [故事] 外交上のかけひき。また、宴席における外交交渉。▽「樽」は酒だる、「俎」は料理をのせる台のこと。 **そんだい** [尊大] [形動] 自分は他人よりも大きな存在なのだと思いあがり、人を見くだしているようす。「―な態度をとる」「―に構える」 [類] 傲慢 **そんたく** [忖度] [名] [スル] 人の気持ちや考えをおしはかること。察すること。「彼の気持ちは―しかねる」 [類] 推量・推察 **そんちょう** [村長] [名] 地方公共団体である村の代表者。村の行政をつかさどる人。 **そんちょう** [尊重] [名] [スル] 価値のあるもの、すぐれたものと認め、それにふさわしくたいせつにあつかうこと。「少数意見を―する」「人権の―」 **そんどう** [村道] [名] 村の中を通っている道。 ②公道の一つ。その村でつくり、管理する道。 [類] 国道・県道 **そんとく** [損得] [名] 損失と利益。「―ぬきで仕事をひきうける」 [類] 利害・損益 **そんな** [形動] 自分も相手も知っている程度や分量・状態をさし示す。「―感じ」「いつも―だった」 ②自分も相手も知っている対象を、そまつな価値が低いものとしてさす。「―ものいらない」「―こというやつがあるか」 ③相手のことばをやわらかくうち消す言いかた。そんなことはない。「いいえ、―」▽「そのような」のくだけた言い方。「のに」「ので」などは、連体形「そんなな」に付くが、名詞などは連体形でなく、語幹「そんな」に直接付く。そのため形容動詞でなく連体詞とする説もある。 [副] 「そんなに」の形で] それほどまでにはなはだしく。「―に大きくない」「―に心配するな」 **そんなこんな** [連語] いろいろなことがあるようす。あれやこれや。「―でいそがしい」「―の毎日でした」 **ぞんねん** [存念] [名] いつも心に思ったり考えたりしていること。「私の―を申しのべます」 **そんのうじょういうんどう** [尊王攘夷運動] [歴史] 幕末に起こった政治運動。天皇中心の国家建設を目ざし、外国勢力を追いはらうことを主張。諸外国との戦いに敗れたのち、尊王倒幕運動に発展した。 **そんぴ** [存否] [名] 存続しているのか、していないのか。また、生きているのか、いないのかということ。「彼の―は不明である」 [類] 安否 **そんぴ** [尊卑] [名] たっといことと、いやしいこと。身分の高い者と低い者。「貴賤[きせん]―」 **そんぷ** [尊父] [名] 他人の父の敬った言い方。「つつしんで、ごーの逝去[せいきょ]をいたみます」[対]尊母 **ソンブレロ** [名] スペインやメキシコなどで用いる、つばの広い帽子。sombrero **そんぶん** [孫文] [人名] 一八六六—一九二五年。中国の政治家。三民主義(=民族・民権・民生)を唱え、辛亥革命で臨時大総統となったが、袁世凱[えんせいがい]にゆずり、のちに中国国民党を結成したが病死。 **ぞんぶん** [存分] [名] [形動] 願っているとおり、たっぷりと。したいとおり。「―のはたらきをする」「思う―遊ぶがいい」 [類] 十分 **そんぼう** [存亡] [名] このまま残れるか、ここでほろんでしまうか。存在と滅亡。「危急―」 **ぞんめい** [存命] [名] [スル] 生きていること。生きながらえること。「父の―中はお世話になりました」 [使]い[分]け→「生存」を見よ。 **そんもう** [損耗] [名] [スル] 使って減らすこと。減ること。「体力の―を防ぐ」 [類] 消耗▽古くは「そんこう」と読んだ。 **そんらく** [村落] [名] いなかで人家が集まっている場所。むら。「―が点在している」 [類] 集落 **そんりつ** [存立] [名] [スル] 独立して成り立ち、存在していること。「国家―の基盤だん」 **そんりょう** [損料] [名] 衣類などを借りたときにしはらう借用料。「―貸し(=使用料をとって貸すこと)」 **た** [他] ほかの。別のもの。「―に例を見ない」 [類] 外 ②自分以外。「―をたのむ」 [対] 自 <805> **た** [多] 数量がおおい。たくさんある。[対]少・寡[か] ②すぐれている。大きいこと。「彼の労を―とする」 **た** [汰] よいものと悪いものを選びわける。②ぜいたくをする。 **た** [太] →「たい」 **た** [田] [名] 耕してイネなどを植えるようにした土地。水田と陸田とがある。たんぼ。畑[かぞえ方]枚・面 **た** [他/多] →漢字項目を見よ。 **だ** [打] たたく。うつ。②野球やゴルフなどで、ボールを打つこと。③動詞の上にそえて、その動作をする意味をあらわす語。 **だ** [妥] たがいにゆずりあって、おだやかに落ち着かせる。 **だ** [堕] くずれおちる。おとす。▽「随[ずい]」(=したがう)は別字。 **だ** [駄] ウシやウマに荷物を背負わせて運ぶ。②値打ちのないもの。つまらないもの。③はきもの。 **だ** [蛇] →「じゃ」 **た** [助動] [意味] 過去・完了・存続「今年の春、初めて九州へ行った」「きのう彼と話しあった」「どんなにうれしかったろう」(過去)。「やっと風邪[かぜ]が治った」「原稿を書き上げたところだ」(完了)。「晴れた空」「ちがった考え」(存続)。 [参考] 日本語の完了には、実際にはまだ終わっていなくても、確実であると話し手(書き手)が心の中に仮定していう言いかたもある。「あしたお会いしたときに相談しましょう」「書き終わったら帰ってよろしい」 たった今気づいたという確認のこともある。「あった、あった、探していた本が」「しまった、かさを忘れた」「そうだったのか」。確認の意味から、軽い命令をあらわすこともある。「じゃまだ、どいた、どいた」「さあ、買った、買った」 [接続] 用言および助動詞の連用形に付く。ただし、「た」は確定または過去をあらわすのが役目だから、助動詞の否定・推定の「ぬ」「う」「よう」「まい」の下には付かない。ガ行・ナ行・バ行・マ行の五段動詞に付くときは音の連続の関係上、「だ」になる。「死んだ」「読んだ」はそれぞれ「死にた」「読みた」の変化した形。 [活用] 特殊型。▷巻末「活用表」参照。[参考]断定の助動詞「だ」の「趣味は読書だ」と、形容動詞の活用語尾の「会場は静かだ」との区別に要注意。過去・完了・存続をあらわすには、文語では「き」「けり」と「つ」「ぬ」、「り」「たり」があったが、過去の記憶があるという「き」や「けり」と、完了の「つ」「ぬ」との区別がうすれ、「り」と「たり」とでは、動詞との連続の上で広く使われた「たり」がもっとも優勢となり、「たり」「たる」などの活用が弱くなって、室町時代末ごろから「た」だけで以上のすべてに使われるようになった。 **た** [造語] [「た〜」の形で] 動詞や形容詞にそえて、意味を強めることば。「―なびく」「―やすい」 **だ** [助動] [意味] (肯定の)断定「来週には会えるだろう」「もう少しで終わる」「彼は画家だった」「これはわたしのかばんだ」「読まないなら返してくれ」 [接続] 体言、副詞の一部、助詞「から」「まで」「だけ」「ぐらい」「ばかり」などに付く。 [活用] 形容動詞型。▷巻末「活用表」参照。[参考]活用したとき、「で」「なら」など形が大きく変わる。また、「だ」「で」の形は、他の品詞との区別に注意。形容動詞の活用語尾の場合「富士山がきれいだ」「静かで気持ちがよい」、過去の助動詞「た」が動詞の音便を受けて「だ」になる場合「新聞を読んだ」、格助詞「で」の場合「筆で書く」、接続助詞「て」が動詞の音便を受けて「で」になる場合「飛んで行く」など。また、「である」がdeaに変化して、それが関東などではda(だ)に、九州・四国などではdya→ja (じゃ)に、関西では dya→ ya(や)に変化した。 **たあいない** [形] →「たわいない」▽「他愛ない」と当てる。 <806> **ダーウィン** [人名] 一八〇九—一八八二年。イギリスの生物学者。動植物の観察を通して生物の進化を確信するにいたり、進化論を発表して、社会思想にも影響をあたえた。著書に「種の起源」など。Charles Robert Darwin **ダーク** [形動] くらい。陰気な。また、黒い。黒ずんだ。「ーサイド」「―エイジ」「―チェンジ(=舞台の暗転)」 ②じみな。落ち着いた。「―カラー」dark **ダークスーツ** [名] 色調の黒みがかった、男子用の背広上下。濃紺のものなどをいう。dark suit **ダークホース** [名] 実力は不明だが、勝つかもしれないと思われる競走馬。また、注目されてはいないが、なんとなくぶきみな、実力のありそうな競争相手。「―的な存在」dark horse **ターゲット** [名] まと。目標。ねらう相手。「―をしぼる」target **タージ・マハル** [名] インド北部のアグラ市にある、ムガル帝国第五代皇帝シャー・ジャハンと妃[きさき]の墓。一七世紀前半、早逝した妃のために皇帝が建て、のち自身もほうむられた。インド・イスラム建築の代表。Taj Mahal **ダース** [名] [造語] 一二個でひと組みのものを数える単位。一二ダースは一グロス。▽「打」と当てる。dozen から。 **タータンチェック** [名] いろいろな色で織りだした格子じまの模様。タータン。▽もと、スコットランドで階級などをあらわす紋章として使われた。tartan check **ダーツ** [名] 洋裁で、服を立体的にするために、布をつまんでぬいつけた部分。つまみぬい。「―を入れる」 ②室内で、小さな矢を投げて的に当て、得点を競うゲーム。投げ矢。darts **ダーティー** [形動] きたない。よごれた。「―な資金」「―なイメージ」dirty **タートルネック** [名] とっくりえり。首すじにぴったりとついた高いえり。▽「タートル」は、ウミガメ。turtleneck **ターニングポイント** [名] かわりめ。転機。転換点。「人生の―」turning point **ターバン** [名] インド人やシーク教徒などの男性が、折りたたんで頭に巻きつけている布。turban **ダービー** [名] [造語] 毎年六月におこなわれる、サラブレッド明け四歳馬によるイギリス最大の競馬レース。また、これにならった各国の競馬レース。▽一七八〇年に始めたダービー伯爵の名から。 [名] [造語] 注目を集めるような一位あらそいや競争。「ホームランー」Derby **タービン** [名] 蒸気・ガス・水の力などで、羽根車を回転させて動力をえる機械。「水力―」turbine **ターボ** [名] 「ターボチャージャー」の略。エンジンの効率を高めるための補助装置。排気ガスを利用してタービンを回し、圧縮空気をエンジン内のシリンダーに強制的に送りこむ。turbo **ターボジェット** [名] ジェットエンジンの一種。とり入れた空気を圧縮し、燃焼ガスをつくってターボチャージャーを回し、推進力をえる。turbojet **ターミナル** [名] 多くの鉄道やバスなどが集中して発着する駅。「―デパート」 ②空港で、管制塔・税関・サービス施設などのある建物。「旅客ービル」 ③電気回路や電気機器の接続のためにとりつけた金具。端子。terminal **ターム** [名] 用語。とくに、学術用語。術語。「テクニカルー(専門用語)」term **ダーリン** [名] 恋人や夫婦が、相手に愛をこめて呼びかけることば。「わたしの―」darling **タール** [名] 石炭や木材などを、空気にふれさせずに熱してつくる、黒くてねばりけのある液体。防腐剤などに使う。tar **ターン** [名] [スル] 回転。 ②方向や進路を変えること。「UI」 ③水泳競技で、折りかえし。「クイックー」turn **たい** [太] 非常に大きい。ふとっている。ふとい。②ひじょうに。③ものごとの、いちばんはじめ。一番目。 **たい** [対] [タイ] むかいあう。相手をする。はりあう。②勝負の組みあわせや、二つのものの比較をあらわす。「巨人―阪神戦」「五―三で勝つ」「二―一の割合」 [タイ] 優劣の差がない。「―で勝負する」→「対する」を見よ。[ツイ]二つでひと組みのもの。また、そのひと組を数えることば。 **たい** [体] [タイ] からだ。「―をかわす」「―をしずめる」 ②まとまった形。形式。「―をなさない」③もとや中心になるもの。「名は―をあらわす」④知識などを身につけて自分のものにする。⑤仏像や遺体などを数えることば。「仏像三―」→「体する」を見よ。 [テイ] ようす。ありさま。「当惑の―」 <807> **たい**[体] イ・5画 全7画 [名]①人[ひと]や動物[どうぶつ]のからだ。②すがた。かっこう。③実質[じっしつ]をそなえたもの。 タイ ①体育[たいいく] 体温[たいおん] 体格[たいかく] 健康体[けんこうたい] 肉体[にくたい] ②体系[たいけい] 体制[たいせい] 体積[たいせき] ③体言[たいげん] 実体[じったい] 主体[しゅたい] 本体[ほんたい] 文体[ぶんたい] ④体験[たいけん] 体得[たいとく] からだ 体[からだ]を壊[こわ]す 体付[からだつ]き 体裁[ていさい] 世間体[せけんてい] 人体[じんたい] 風体[ふうてい] 身体[しんたい] 為体[ていたらく] **たい**[待] 彳・6画 全9画 ●やってくるのをまつ。②人[ひと]をもてなす。▼「侍[じ]」は別字[べつじ]。 タイ ①待機[たいき] 待望[たいぼう] 期待[きたい] ②待遇[たいぐう] 虐待[ぎゃくたい] 招待[しょうたい] 接待[せったい] 優待[ゆうたい] まつ 春[はる]を待[ま]つ 待合室[まちあいしつ] **たい**[退] 辶・6画 全9画 ●後[うし]ろへひきさがる。しりぞく。②のける。しりぞける。③おとろえる。 タイ ①退出[たいしゅつ] 退職[たいしょく] 退陣[たいじん] 引退[いんたい] 退学[たいがく] 退治[たいじ] 撃退[げきたい] ②退化[たいか] 退屈[たいくつ] 減退[げんたい] 衰退[すいたい] しりぞく・しりぞける 役[やく]を退[しりぞ]く/敵[てき]を退[しりぞ]ける 立[た]ち退[の]く **たい**[帯](帶) 巾・7画 全10画 ◎こしやもののまわりに巻[ま]くもの。おび。②身[み]につける。おびる。③気候[きこう]や地形[ちけい]などから分[わ]けられた、おび状[じょう]の地域[ちいき]。 タイ ①衣帯[いたい] 眼帯[がんたい] 声帯[せいたい] 束帯[そくたい] 包帯[ほうたい] ②帯剣[たいけん] 帯刀[たいとう] 帯分数[たいぶんすう] 携帯[けいたい] 妻帯[さいたい] 連帯[れんたい] ③一帯[いったい] 温帯[おんたい] 火山帯[かざんたい] 地帯[ちたい] おび・おびる 帯締[おびじ]め 帯封[おびふう]/任務[にんむ]を帯[お]びる 帯刀[たてわき] **たい**[貸] 貝・5画 全12画 金品[きんぴん]をかす。↔借[しゃく] ▽「貨[か]」「賃[ちん]」は別字[べつじ]。 タイ 貸借[たいしゃく] 貸与[たいよ] 賃貸[ちんたい] かす 手[て]を貸[か]す 前貸[まえが]し 貸席[かしせき] 貸本[かしほん] 貸家[かしや] **たい**[隊] 辶・9画 全12画 ①行列[ぎょうれつ]した一団[いちだん]。「―を組[く]んで行進[こうしん]する」②「軍隊[ぐんたい]」のこと。 タイ ①隊員[たいいん] 隊商[たいしょう] 隊長[たいちょう] 隊列[たいれつ] 楽隊[がくたい] ②自衛隊[じえいたい] 中隊[ちゅうたい] 入隊[にゅうたい] 部隊[ぶたい] **たい**[態] 心・10画 全14画 すがた。ようす。 タイ 態勢[たいせい] 態度[たいど] 実態[じったい] 状態[じょうたい] 容態[ようだい] 態[わざ]と 態々[わざわざ] **たい**[耐] 而・3画 全9画 [特] もちこたえる。こらえる。がまんする。 タイ 耐火[たいか] 耐久[たいきゅう] 耐震[たいしん] 耐乏[たいぼう] 忍耐[にんたい] たえる 寒[さむ]さに耐[た]える 耐[こら]える **たい**[怠] 心・5画 全9画 [特] なまける。おこたる。 タイ 怠惰[たいだ] 怠納[たいのう] 怠慢[たいまん] 勤怠[きんたい] 倦怠[けんたい] おこたる・なまける 注意[ちゅうい]を怠[おこた]る/仕事[しごと]を怠[なま]ける 怠[なま]け者[もの] **たい**[胎] 月・5画 全9画 ①腹[はら]に子[こ]をやどす。みごもる。また、子[こ]のやどるところ。②ものごとのはじめ。きざし。 タイ 胎教[たいきょう] 胎児[たいじ] 堕胎[だたい] ②胚胎[はいたい] 換骨奪胎[かんこつだったい] 受胎[じゅたい] はらむ **たい**[泰] 水・5画 全10画 ①やすらかで、落[お]ち着[つ]いている。ゆったりしている。②ひじょうに。③多[おお]くの人[ひと]から尊敬[そんけい]されること。▽中国[ちゅうごく]の「泰山[たいざん]」が高[たか]い山[やま]であることから。▼「恭[きょう]」は別字[べつじ]。 タイ ①泰然自若[たいぜんじじゃく] 泰平[たいへい] 安泰[あんたい] ②泰西[たいせい] 泰東[たいとう] ③泰山北斗[たいざんほくと] 泰斗[たいと] やすらか **たい**[袋] 衣・5画 全11画 ●布[ぬの]や紙[かみ]などでつくった入[い]れもの。ふくろ。②ふくろにはいったものを数[かぞ]えることば。「セメント一〇[じゅう]―」 タイ ①風袋[ふうたい] 郵袋[ゆうたい] ふくろ 袋小路[ふくろこうじ] 袋[ふくろ]だたき 紙袋[かみぶくろ] 足袋[たび] 布袋[ほてい] **たい**[逮] 辶・8画 全11画 おいつく。とどく。およぶ。 タイ 逮捕[たいほ] 逮夜[たいや] およぶ **たい**[替] 曰・8画 全12画 ①入[い]れかわる。②おとろえる。 タイ 交替[こうたい] 代替[だいたい] ②衰替[すいたい] 隆替[りゅうたい] かえる・かわる 投手[とうしゅ]を替[か]える 両替[りょうがえ] 模様替[もようが]え/入[い]れ替[か]わる 年度替[ねんどが]わり 為替[かわせ] <808> **たい** [滞] はかどらない。とどこおる。②同じところにとどまる。 **たい** [黛] まゆずみ。 **たい** [大/代/台] →「だい」 **たい** [対/体/隊] →漢字項目を見よ。 **たい** [袋] →造語漢字項目を見よ。 **たい** [他意] [名] 心の中にかくしもっている、ほかの考え。「決して―はありません」 [類] 二心・異心 **たい** [鯛] [名] タイ科の魚をまとめた呼び方。マダイをさすことが多い。姿が美しく美味であり、また「めでたい」に通じるので、祝いの料理に使われる。 > 鯛の尾より鰯の頭 > 大きくてりっぱなものの後ろについていくより、小さくてもその先頭に立つほうがいい。 [類] 鶏口となるも牛後となるなかれ **たい** [助動] [意味] 希望「本が読みたくてしょうがない」「ぜひ会いたかった」「医者になりたい」「行きたければいつでも行きなさい」 [参考] ぞんざいな口調に「てえ」の形がある。 [接続] 動詞および助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」の連用形に付く。「ございます」「存じます」が下にくるときは、「とうございます」「とう存じます」になる。また、打消の「ない」が下にくるときは「たくない」と連用形「たく」を使う。 [活用] 形容詞型。▷巻末「活用表」参照。[参考]「彼は勉強したくて東京に出た」「君は来たければいつでも来なさい」など、三人称・二人称にも「たい」は付く。助動詞は常に話し手の気持ちだけをいうものなので、この「たい」は接尾語と見るほうがよいという考えもある。 **タイ** [名] 「ネクタイ」の略。「―ピン」 ②運動競技で、得点や記録が同じであること。「―スコア」「日本―記録」 ③音楽で、同じ高さの二音を切らずに続けて演奏すること。記号は [参考] 高さがちがうときは「スラー」。tie **タイ国** [国名] 正式国名は、タイ王国。アジア南東部の、インドシナ半島からマレー半島にまたがる国。東南アジアで植民地にならなかったただ一つの国。小乗り仏教が盛ん。古くはシャムといった。面積約五一万平方キロメートル。首都バンコク。主要言語タイ語。▽自由の国という意味。「泰」と当てる。 **だい** [大] おおきい。「声を―にしてうったえる」「―の男がみっともない」 [対] 小 ②すぐれている。りっぱな。また、重要な。③ものすごい。はなはだ。「―の仲よし」④おおよその。だいたい。⑤同じ役向きで、いちばん上の地位をあらわす。⑥おおきさ。天皇に関することがらに付ける語。⑧他人に敬意を示す語。⑨「大学」の略。 > 大なり小なり > 大きいか小さいかのちがいはあっても。「―問題はある」 [類] 多かれ少なかれ > 大の虫を生かして小の虫を殺す > 重要なものごとを救うためには、小さなものごとを犠牲にする。 > 大は小を兼ねる > 大きいものは小さいものの代わりとして使うことができる。 **だい** [代] 他の役の代わりとして何かをする。 [類] 替 ②品物や労力などの代わりとしてはらうかね。③歴史上の区切られた期間。時代区分。④家や位をつぎ、その地位にあるあいだ。また、その順番を数えることば。「社長の―がかわる」「孫子の―まで」「三―目」 [対] 世 ⑤時代や年齢の範囲を示す語。「一九九〇年―」「四〇歳―」 **だい** [台] 高くて、見はらしのいい建物。②高くてたいらなところ。③ものをのせたり、のぼって作業するための平たい道具。「―の上にあがる」④基礎になるもの。⑤値段・時間などの、おおよその範囲を示す語。「一〇万円―」「八時―」「六○点―」⑥車や機械などを数えることば。「ジープニー」 <809> **だいいちぎ【第一義】** [名]もっとも価値があり、根本的なこと。いちばんたいせつなことがら。 [対]本義 **たいあん【大安】** [名]「大安日[たいあんび]」の略。何をするにも縁起がよく、結婚[けっこん]・ひっこしなどをするのにいいとされる日。だいあん。「―吉日」 [対]仏滅 **たいあん【対案】** [名]相手の案に対抗[たいこう]する、こちらの別の案。「―をもちだして争う」 **だいあん【代案】** [名]すでにある案に代わる案。「―を用意する」 **たいい【大意】** [名]長い文章や話の、おおよその意味や内容。あらまし。「―をつかむ」 **たいい【体位】** [名]①体格・健康・運動能力などからみた、総合的なからだの強さ。「―の向上をはかる」 ②からだの位置や姿勢。「―を入れかえる」 **たいい【退位】** [名・スル]天皇や国王などが位をおりること。 [対]即位 **たいいく【体育】** [名]①健康なからだをつくり、運動能力を高めるための教育。「―の日」 ②学校の教科の一つ。運動や競技の技能や知識を学ばせ、体力をのばすことを目的とする。「保健―」 **たいいくのひ【体育の日】** [名]→「スポーツのひ」▽東京オリンピック開催を記念して、一九六六年から一〇月一〇日に設けられたが、二〇〇〇年から一〇月の第二月曜日に変更。のち、二〇二〇年に名称をスポーツの日と改めた。 **だいいち【第一】** ①[名]①順序のいちばんはじめ。最初。「全集の―巻」 ②いちばん重要なこと。もっともすぐれていること。「美術界の―人者」「健康―」 ②[副]なによりもまず。そもそも。「旅行するにも―かねがない」 **だいいちいんしょう【第一印象】** [名]はじめて接したときに受ける感じ。ぱっと見たときの感じ。「―ではまじめそうに見えた」 **だいいちじさんぎょう【第一次産業】** [名]産業分類の一つ。農業・林業・牧畜業・漁業などのように、直接自然にはたらきかけて、食糧や原料をとり、また、つくりだす産業。▽ほかに、第二次産業・第三次産業。 **だいいちじせかいたいせん【第一次世界大戦】** [名]一九一四-一八年。ドイツなどの同盟国側と、イギリスなどの協商国側との戦争。大国の領土争いや民族独立運動などから起こり、三〇以上の国が参戦した。ドイツは、国内での暴動などのために降伏[こうふく]。日英同盟によって参戦した日本は、アジアにあるドイツ領を占領して、統治権をえた。 **だいいちにんしゃ【第一人者】** [名]ある分野や社会の中で、もっともすぐれた人。 **だいいちにんしょう【第一人称】** [文法]→「いちにんしょう」 **だいいっせん【第一線】** [名]その社会で、いちばん重要で活発に活動しているところ。「営業の―で働く」 [同]最前線▽もと、戦場で敵にもっとも近い場所という意味から。 **だいいっぽ【第一歩】** [名]ものごとを始めようとする、最初の段階。「再建の―をふみだす」 **たいほう【対位法】** [名]音楽で、二つ以上のメロディーを同時に組みあわせる作曲技法。 **たいいん【退院】** [名・スル]入院して病気やけがを治した人が病院を出ること。 [対]入院 **たいいん【隊員】** [名]ある隊にはいっている人。「越冬―に選ばれた」 **ダイイン** [名]核[かく]の開発などに対する抗議[こうぎ]行動の一つ。集会の参加者が、犠牲者のつもりになって、死んだように大地に横たわる。 |die-in **たいいんたいようれき【太陰太陽暦】** [名]太陰暦と太陽暦を合わせて調整したこよみ。十九年に七度のうるう月を設ける。▽一八七二年まで使われていた日本の陰暦(=旧暦)は、元日が立春のころになる **だい【第】** **だい【題】** ①書物・文章・詩歌[しいか]などの内容を短くまとめたことば。みだし。「―をつける」 ②解決しなければならないことがら。問い。→「題する」を見よ。 **だい【乃】** ①あなたの。なんじ。▽「乃公[ないこう]」は、わがはい・おれさまという意味。 ②すなわち。 ③…の。 **だい【大/代/台/第/題】** →漢字項目を見よ。 **たいあたり【体当たり】** [名・スル]①自分のからだごと勢いをつけて相手にぶつかること。「―を食わせる」 ②目的や対象に向かって、いちかばちか思いきってぶつかること。「―精神」「―の演技」 [類]捨て身 **タイアップ** [名・スル]たがいに密接な関係を保ち、共同でものごとをすること。提携。「―して開発事業をおこす」 |tie-up <810> **たいいんれき**[太陰暦][名]月が地球を一周する時間をもとにしてつくったこよみ。新月から新月までを一か月とし、その十二か月を一年(=約三四四日)とする。陰暦。[対]太陽暦 **だいうちゅう**[大宇宙][名]人間を小宇宙と見なしたとき、広大な宇宙そのものをさすことば。マクロコスモス。[対]小宇宙 **たいえい**[退嬰][名]すすんで新しいものをとりいれようとする意気ごみのないこと。[対]進取▽「嬰」は、守ること。 **だいえん**[大円][名]球[きゅう]を、その中心を通る平面で切ったときにできる円形。▽地球の大円を「大圏たいけん」という。 **たいおう**[対応][-スル]①たがいに向きあうこと。「―する二つの辺」 ②二つのものがたがいにつりあうこと。「収入にーした家を探す」[類]相応 ③それぞれの状況や相手にふさわしいこたえかた、行動をすること。「具体的な―策だく」[同]対処・適応 **だいおう**[大王][名]「王」を敬った言い方。「アレクサンダーー」 **だいおうじょう**[大往生][名]苦痛や心の乱れがなく、安らかでりっぱに死ぬこと。「九〇歳さいをこえて―をとげた」 **ダイエット**[名]美容や健康のためにする食事制限。「ーメニュー」[diet] **だいたい**[題詠][名]前もって題をきめておいて詩や和歌・俳句などをつくること。また、題に合わせて詠んだ詩や和歌・俳句。 **たいえき**[体液][名]動物の体内にあるすべての液体のまとめた呼び方。からだ全体に酸素や栄養分を送り、いらなくなったものを集めてくる。血液やリンパ液など。 **たいえき**[退役][名]兵士としての仕事からしりぞくこと。「―軍人」 **ダイオード**[名]電子のはたらきを利用した二極構造の半導体部品。整流や発光などに使う。[diode] **ダイオキシン**[名]「ポリ塩化ジベンゾダイオキシン」の略。除草剤[じょそうざい]にふくまれており、とくにその中でも毒性が強く、奇形児[きけいじ]や癌[がん]などの原因となるものをさす。[dioxin] **たいおん**[体温][名]人間や動物のからだの温度。ヒトの場合は、ふつうセ氏三六度から三七度。 **だいおん**[大恩][名]非常に深い恩。「師の―に報むくいる」 **たいおんけい**[体温計][名]体温をはかる器具。検温器。 **だいおんじょう**[大音声][名]はるか遠くまでひびきわたる、大きな音や声。「―で名のりをあげる」▽「だいおんせい」とは読まない。 **たいか**[大火][名]ある地域の大部分を焼くような大きな火事。大火災。 **たいか**[大家][名]①学問や芸術の分野で、とくにすぐれた仕事をしている人。「油絵の―」[同]権威 ②大きな家。家がらのりっぱな家。財産のたくさんある家。「たいけ」とも。「―にとつぐ」[同]名家▼「おおや」と読めば別の語。 **たいか**[大過][名]目立った失敗や大きなあやまち。「ことし一年―なく勤めた」 **たいか**[対価][名]他人に労力や財産をあたえた見返りとして受ける利益。「労働の―」[類]代価 **たいか**[耐火][名]燃えにくく、高い熱にもとけたりくずれたりしにくいこと。「―とびら」「―建築」 **たいか**[退化][名]①生物で、使われなくなったからだの一部分が、はたらきを失って小さくなったり、おとろえたりすること。「人間の尾は―した」[同]退行・退歩 ②進歩がとまり、発達していないもとの状態にもどること。「文明の―」 **たいか**[滞貨][名]品物が運べなかったり、売れゆきが悪かったりして、駅や店などにたまってしまうこと。また、その貨物や商品。「郵便物の―」▽「滞荷」は誤り。 **たいが**[大河][名]非常に大きな川。また、物語などで規模の大きいこと。「―を目前にする」「―ドラマ」 **だいか**[台下][名]相手を敬って手紙のわきづけに用いることば。 **だいか**[代価][名]①品物の値段。代金。 ②ものごとをなしとげるために、さけることのできない犠牲[ぎせい]や損害。「高い―をはらう」[類]代償 **たいかい**[大会][名]多くの人々や団体が集まる規模の大きな会合。「全国剣道―に参加する」 **たいかい**[大海][名]広く大きな海。だいかい。「井の中の蛙[かわず]―を知らず」[同]大洋 > 大海の一滴 きわめてわずかで小さいことのたとえ。[同]大海の一粟[いちぞく] **たいがい**[大概][副]①だいたいのところ。大部分は。「―まちがいはない」「―の生徒は遠足が好きだ」 ②ほどほど。いいかげん。「ばかなことを言うのも―にしろ」[同]大抵 **たいがい**[大概][名]くわしくはないが、だいたい。あらまし。「この件の―を申しのべます」[同]概略 **たいがい**[対外][名]外部や外国に対すること。「―試合」「―政策」 **たいがいじゅせい**[体外受精][名]母体外でおこなわれる、水生動物などの受精。また、卵子をとり出して精子と受精させる人工受精。 **だいがえ**[代替え][名]→「だいたい(代替)」 **タイガきこう**[タイガ気候][名]シベリアやアラスカなどにみられる冷帯気候。月の平均気温がセ氏一〇度以上になるのが四か月未満で、針葉樹林のタイガが広く分布する。 **たいかく**[体格][名]人のからだの外から見た発育状況。「―のいい子」[同]恰幅[かっぷく]・体付き > 「つかいわけ」→「体[からだ]」を見よ。 **たいがく**[退学][名]学生や生徒が、卒業前に学校をやめること。「―処分になる」[同]中退・退校 **だいがく**[大学][名]高等学校の上の、専門の学問を教えるところ。 <811> **だいがくいん【大学院】** 大学の学部よりも、さらに深い研究をしたり、技術を高めたりする教育機関。修士課程と博士課程がある。 **たいかくせん【対角線】** 多角形で、となりあわない二つの頂点を結んだ直線。 **たいがしょうせつ【大河小説】** 人々の歴史を何世代にもわたってあつかったり、一人の人物の一生をその社会的背景をふくめてえがいたりした長編小説。「チボー家の人々」「ジャン・クリストフ」など。 **だいかついっせい【大喝一声】** [四漢]大声でどなりつけたり、しかりつけたりすること。不心得者をとをしかる場合にいう。「大声一喝」とも。 **たいかのかいしん【大化の改新】** 六四五年に、中大兄皇子・中臣鎌足のが、蘇我氏を討ち、政権をとって始めた政治改革。年号を大化とし、公地公民や班田収授の法などをおこない、天皇中心の中央集権国家体制を強化した。 **だいがわり【代替わり】** 君主・世帯主・経営者などが、死んだりやめたりして、次の代の人にかわること。 **たいかん【大患】** ①大病。重病。「―をわずらう」②この上ない重大な心配ごと。 **たいかん【大観】** ①広く全体を見わたすこと。全体から判断すること。「経済情勢を―する」②雄大な景色。規模の大きなながめ。「頂上からのー」③「大鑑」に同じ。「国歌―」 **たいかん【大鑑】** 一冊で、その分野のことがすべてわかる書物。大観。「書道―」[大全] **たいかん【体感】** ①からだに受ける感じ。「―温度」②内臓が刺激をされて感じる、空腹やはきけなど。 **たいかん【退官】** 官職を辞めること。「―記念講演」↔任官 **たいかん【耐寒】** 寒さにたえること。「―訓練」 **たいがん【大願】** 大きな願いごと。だいがん。「―成就」[大望] **たいがん【対岸】** 川や湖などの向こう岸。 >対岸の火事 自分には直接関係のおよばない、ただながめているだけですむこと。[高見の見物] **だいかん【大寒】** 二十四節気の一つ。一月二〇日ごろ。小寒と立春とのあいだで、一年じゅうでいちばん寒い時期。 **だいかん【代官】** 江戸時代、幕府が直接治めている土地で、年貢をとりたてたり、工事などをさせたりした役人。 **たいかんしき【×戴冠式】** ヨーロッパ諸国で、新しい国王がはじめて王冠をかぶり、王の位についたととを広く内外に示す儀式。 **たいがんじょうじゅ【大願成就】** [四漢]大きな願いごとが、望みどおりにかなうこと。「―をいのる」 **だいかんみんこく【大韓民国】** [国名]朝鮮半島の南部にある共和国。北緯三八度線で、朝鮮民主主義人民共和国と分かれている。韓国。面積約九万九〇〇〇平方。首都ソウル。主要言語韓国語。 **たいき【大気】** 地球をとり巻く厚い気体の層。空気。「―汚染」 **たいき【大器】** ①並はずれた才能をもち、ひろい心で他の人をうけいれるような大人物。「未完の―(=将来、まちがいなく大物になるはずの人)」[大物]▽もと、大きな入れものという意味から。 **たいき【待機】** 準備を整え、いつ出番がきてもいいようにして待っていること。「自宅―」 **たいぎ【大義】** 人間としてふみはずしてはならない、たいせつなすじみち。とくに、国家や君主に対して忠誠をちかう心。「―にもとる行為」「―名分」 >大義親を滅す 国や主君の大事のためには、肉親を犠牲にしてもやむをえない。私情は捨てなくてはならない。大義滅親。▽中国、「左氏伝」から。 **たいぎ【大儀】** [形動]からだがつかれて何をするのもめんどうなようす。「起きあがるのも―だ」[億劫]②目下の者の仕事やはたらきをねぎらうことば。ごくろう。古い言い方。「お役目―であった」 **たいきけん【大気圏】** 地球のまわりの大気の広がっている土地。気圏。「隕石が―に突入した」▽対流圏・成層圏・電離圏などがある。 **たいぎご【対義語】** ①ある基準のもとで、意味が対立、または正反対になることば。「長い」と「短い」、「大」と「小」、「来る」と「行く」など。反対語。対意語。②二つのことばの意味が対になっていることば。「男」と「女」、「親」と「子」など。対照語。対語。▼「対語」とも。 **だいぎし【代議士】** 選挙によって国民から選ばれ、国民を代表して国の政治を論議する人。国会議員。とくに、衆議院議員をさす。 **だいぎせい【代議制】** 国民から選ばれた代表者が、議会で政治をおこなう制度。間接民主制。代表民主制。 **だいきち【大吉】** おみくじや占などで、運勢がたいへんにいいこと。また、「大吉日(=縁起のいい日)」の略。↔大凶 **たいきばんせい【大器晩成】** [四漢]すぐれた大人物は、若いころは目立たなくて、後年になって大成するものだ。▽「大器晩生」は誤り。 **たいぎめいぶん【大義名分】** [四漢]だれに対しても、うしろめたさを感じないで堂々と説明できる理由や道理。「―が立つ」 **たいきゃく【退却】** 戦いなどに負けて後方へ下がること。戦況が不利になってにげだすこと。「前線から―する」[後退・退散・退去]↔進撃 **たいぎゃく【大逆】** 君主や親を殺すような、人の道にそむくもっとも罪深い行為。だいぎゃく。「―罪(=旧刑法で、天皇などに対する反逆の罪)」「―無道」 **たいぎゃくじけん【大逆事件】** 一九一○年、明治天皇の暗殺を計画したとして、幸徳秋水ら社会主義者二六名が逮捕された事件。裁判の結果、秋水と一一名が処刑された。幸徳事件。 <812> **たいぎゃくじけん**[大逆事件][名]一九一〇年。明治天皇の暗殺を計画したという疑いで、幸徳秋水[こうとくしゅうすい]ら社会主義者二六名が逮捕された事件。裁判の結果、秋水と一一名が処刑された。幸徳事件。 **たいぎゃくむどう**[大逆無道][名]はなはだしく人の道にそむき、道理を軽んじること。「―の臣」 **たいきゅう**[耐久][名]長く持ちこたえられること。長く使っても、こわれずにもちこたえられること。「―性」「―力」「二十四時間―レース」 **だいきゅう**[代休][名]休日に働いたり、学校に行ったりした代わりにとる休日。「月曜日は体育祭の―だ」「一日―」 **たいきゅうしょうひざい**[耐久消費財][名]消費財で、かなり長期間使えるもの。家具・電気製品・自動車など。耐久財。 **たいきょ**[大挙][名]大勢の人々がそろって一度に行動すること。「売り場に―しておし寄せる」 **たいきょ**[太虚][名]おおぞら。虚空[こくう]。古代中国では、万物の根元・宇宙の本体と考えられた。 **たいきょ**[退去][名]ある場所からたちのくこと。「強制―」「―命令」「国外―」[同]撤退 **たいきょう**[胎教][名]妊娠中の女性が、胎児にいい影響[えいきょう]をあたえるように心身をととのえること。▽胎児教育という意味。 **たいぎょう**[大業][名]大きな事業。また、帝王の事業。「国家統一のーをなしとげる」 **たいぎょう**[怠業][名]わざと仕事の能率を下げること。サボタージュ。▽労働者が経営者と争うときの手段の一つ。 **だいきょう**[大凶][名]おみくじや占うらないなどで、運勢がきわめて悪いこと。↔大吉 **たいきょく**[対局][名]向かいあって囲碁や将棋の勝負をすること。「名人と―する」 **たいきょく**[対極][名]反対の極。相対する極。「―的な立場にある」 **たいきょくけん**[太極拳][名]中国古来の拳法[けんぽう]。武術としてよりも、だれにもできる健康体操として普及[ふきゅう]している。 **タイきろく**[タイ記録][名]競技などで、それまでの最高記録と同じ記録。タイレコード。「世界―」 **たいきん**[大金][名]たくさんのかね。額の大きなかね。「―は持ちあるかない」「―をはたいて買う」 **だいきん**[代金][名]品物を買った人が、売った人にしはらうかね。「―あとばらい」[同]代価 **だいきんひきかえ**[代金引換][名]代金のしはらいとひきかえに品物をわたすこと。代引[だいびき]。「―郵便」 **たいく**[体軀][名]体格。からだつき。「堂々たる―の持ち主」 **だいく**[大工][名]神社やお寺や家を、建てたりなおしたりする職人。「日曜―(=休日に趣味でする大工仕事)」 **たいくう**[対空][名]空からの攻撃に対して、地上から反撃をすること。「―ミサイル」[対]対地 **たいくう**[滞空][名]航空機などが空中を飛びつづけること。「―時間が長い」 **たいぐう**[対偶][名]①二つでひと組みとなるもの。対[つい]。「東西」「左右」など。 ②論理学で、「犬は動物である」という判断(原判断)に対して、「動物でないなら犬でない」という判断をいう。▽原判断が真ならば、その対偶もまた真である。原判断を単に逆に入れかえただけの「動物は犬である」は常に真というわけではなく、これを「逆は必ずしも真ならず」という。 **たいぐう**[待遇][名]①ある店などをもてなすこと。「国賓―」「課長―」 ②会社や官庁などが、働く人の能力や年齢によってあたえる地位や給料のあつかい。「職場の―改善」 **たいぐうひょうげん**[待遇表現][名]話し手と話の中の人物や聞き手との関係で、身分・年齢などによって、話し手の表現法がさまざまに変わること。たとえば、尊敬・ていねい・親愛・侮蔑心などの気持ちをこめていう。▽尊敬語を人間間の待遇としてとらえていう。 **たいくつ**[退屈][名]①さしあたりすることが何もなくて、時間をもてあますこと。「―しのぎ」 ②おもしろみがなく、あきていやになること。「彼といると―しない」「―な映画」 **たいくん**[大君][名]「君主」を敬った呼び方。また、江戸時代の将軍の別名。 **たいぐん**[大軍][名]兵士の数の多い軍隊。 **たいぐん**[大群][名]動物などが多く集まってできた大きな群れ。「はちの―におそわれた」 **たいけい**[大兄][代]二人称単数。おもに、男性が手紙文で、対等または少し目上の男性に対して使う。「―のご健康をいのる」→小弟 **たいけい**[大系][名]同種類の本や論文を広く集め、順序づけたり関係づけたりしてまとめたもの。「学問的に―づける」 **たいけい**[大計][名]大きな計画。遠大なはかりごと。「百年の―」 **たいけい**[大慶][名]たいへんにめでたいこと。古い言い方。「―至極に存じます」 **たいけい**[体刑][名]①なぐったり、むちで打ったりして、直接からだに苦痛をあたえる刑。[類]体罰 ②罪を犯[おか]した者を刑務所に入れて、その人の自由をうばう刑。[類]自由刑[対]罰金刑 **たいけい**[体形][名]からだの形や姿。「太りぎみの―」 **たいけい**[体型][名]からだつきを、型[かた]によって分けたもの。やせ型・肥満型など。「―に合わせた服を選ぶ」 **だいけい**[台形][名]向かいあっている辺のひと組みが平行である四辺形。▽もと、「梯形[ていけい]」。 **たいけいてき**[体系的][形動]体系が整っているようす。システマティック。 <813> **たいげんそうご**[大言壮語][名]実力以上にいばって、おおげさに言うこと。また、そのことば。 **たいげんどめ**[体言止め][名]体言で文を終わらせる表現法。とくに和歌で、第五句の終わりに名詞を置くもの。用言で言い切りにしない結果、余情、象徴的な効果が大きい。和歌史では、とくに、新古今集時代に流行した。たとえば、「春の夜の夢の浮橋とだえして峰[みね]にわかるる横雲の空」(藤原定家[ふじわらのていか])。 **たいけん**[大賢]は愚なるが如し きわめてかしこい人は、知識をおもてに出そうとしないので、一見おろかな人のように見える。 **たいこ**[太古][名]おおむかし。はるか遠い歴史以前の時代。▽「大古」は誤り。 **たいこ**[太鼓][名]木製や金属製の胴に、皮やプラスチックを張り、手やばちでたたいて音を出す打楽器。「陣―」「鉦[かね]や―でさがす」[かぞえ方]張り **たいご**[対語][名]対義語。▽「ついご」と読めば「たいぎご②」の意味。 **たいご**[隊伍][名]きちんと並んで、隊列を組むこと。また、組んだ隊列。「―を組んで行進する」 **たいこう**[太公][名]ヨーロッパで、君主の一族の男子を敬った呼び方。また、小国の君主の呼び名。 **たいこう**[大綱][名]①あるものごとの重要なところ。おおもと。 ②およその骨組み。ものごとのおおすじ。アウトライン。「計画の―を発表する」→細目 **たいこう**[対向][名]たがいに向きあうこと。「―車」[対]対面 **たいこう**[対抗][名]相手に負けまいと、たがいに競いあうこと。「クラスーの球技大会」「―心」 **たいこう**[対校][名]①学校と学校とが競いあうこと。「―試合」 ②二種の定本の文字の異同を比べあわせたり、文字の誤りを正したりすること。 **たいこう**[退行][名]しりぞくこと。あとに下がること。また、役に立たなくなること。[類]退化 > 天体の惑星[わくせい]が、西に向かって運行すること。[類]逆行 **たいけつ**[対決][名]両方が向かいあって正否や優劣をきめること。また、解決するのがむずかしい問題に、正面からたち向かうこと。「悪と―する」 **たいけん**[大圏][名]地球を、その中心を通る平面で切ったときにできる円。「―コース(=大圏に沿った航路で、二地点を結ぶ最短距離)」[同]大円 **たいけん**[体験][名]直接、自分自身がそのもの、そのことがらにぶつかること。また、そうしてえた経験。「戦争―を話す」「―談」 > **つかいわけ** 体験・経験 「体験」は、人が自分のからだでものや事件にぶつかること。また、ぶつかったことがら。「経験」は、それによって自分の知識や見通しや手腕[しゅわん]を身につける機会となる出来事。またそれとの出会い。 **たいげん**[大言][名]いばって、大きなことを言うこと。いばって言うことば。「―壮語」[同]豪語・高言 **たいげん**[体言][名]名詞と代名詞をまとめた呼び方。自立語で活用がなく、「が」がついて主語になることば。たとえば「人」「富士山」「三個」「こと」「わたし」「こちら」など。▽体言は「だ」や「です」がついて述語になったり、「の」や「へ」などがついて修飾語になったりもする。「悪いのはわたしだ」「三個のりんご」「こちらへ来る」 **たいげん**[体現][名]頭の中で考えている形のないものを、具体的な形にあらわすこと。「彼の理想を―した作品」[類]具現 **だいげん**[代言][名]①法廷[ほうてい]などで、本人に代わって意見や言い分を述べること。「―を依頼する」 ②「代言人」の略。「弁護士」の古い言い方。「三百―(=いいかげんな弁護士)」 **だいげん**[題言][名]「題辞」に同じ。 **だいこくばしら**[大黒柱][名]①家屋の中央部にあって、建物を支えている太い柱。 ②家庭や団体・会社などで中心となる人。「一家の―を失う」[類]支柱 **たいこう**[退校][名]生徒が学校を卒業しないで、途中[とちゅう]でやめること。[類]退学 **たいこう**[太閤][名]①摂政や太政大臣、また、関白[かんぱく]の位を自分の子にゆずった人。敬った言い方。 ②豊臣秀吉の呼び名。 **だいこう**[代行][名]本人に代わって、ものごとをおこなうこと。また、その人。「学長―」[同]代理 **だいこうかいじだい**[大航海時代][名]一五世紀から一七世紀にかけて、ヨーロッパ諸国、とくにポルトガルとスペインが、競[きそ]って航海や探検に乗りだした時代。コロンブスのアメリカ発見、マゼランの世界周航などにより、急速に世界はせまくなった。 **たいこうけんち**[太閤検地][名]安土桃山時代、豊臣秀吉がおこなった検地。全国の土地を一律の基準の石高[こくだか]で評価し、検地帳に記録した。土地の所有者とされた農民は、年貢納入の義務を負う。 **たいこうたいごう**[太皇太后][名]三后[さんごう]の一人。先々代の天皇の皇后。太皇太后宮[たいこうたいごうぐう]。たいこうたいこう。 **たいこうてんのう**[大行天皇][名]天皇がなくなって、おくり名のまだできないあいだの呼び方。前の天皇。 **たいこうぼう**[太公望][名]釣りの好きな人のこと。▽中国、周代の政治家呂尚[りょしょう]の別名。文王にめしだされるまでは毎日釣りをしていたという故事から。 **たいこく**[大国][名]広い国土や大きな経済力・軍事力をもつ国。「―主義」「経済―」[同]強国[対]小国 **たいごく**[大獄][名]重大な犯罪事件で、多くの人がとらえられること。「安政の―」 **だいこくてん**[大黒天][名]七福神の一人。打ち出の小づちと大きなふくろを持ち、米俵の上に乗って福を授さずけるという。略して「大黒」とも。→図「しちふくじん」 <814> **だいごてんのう【醍醐天皇】** 八八五-九三〇年。在位、八九七-九三〇年。宇多[うだ]天皇の第一皇子。延喜の治とよばれる天皇親政を実[じっ]しした。荘園[しょうえん]整理令を出し、また「三代実録」「延喜格式[えんぎきゃくしき]」「古今集」などの編さんを命じた。 **たいこ【太鼓】** **たいこばし【太鼓橋】** [名]半円形に真ん中が高く、まるく反[そ]った橋。そりはし。 **たいこばん(太鼓判)を押す** 絶対にまちがいがなく、確実だと保証する。▽太鼓のような大きな判をおしてうけあうという意味。 **だいごみ【醍醐味】** [名]ほんとうのおもしろさや最高の味わい。「登山の―」 [同]妙味▽「醍醐」は、牛乳を精製したチーズのようなものをいう。 **たいこむすび【太鼓結び】** [名]女帯の結びかたの一つ。結び目を太鼓の胴のようにふくらませる。おたいこ。 **たいこもち【太鼓持ち】** [名]①権力者にこびへつらう人を、軽べつして言うことば。太鼓たたき。「あの男は社長の―だ」 ②昔、遊郭などで、芸を見せたり冗談[じょうだん]を言ったりして、客のきげんをとり、座をもりあげる仕事をした男。幇間[ほうかん]。 **だいこん【大根】** [名]①アブラナ科の一年草。白い根や葉を食べる。春の七草では「すずしろ」という。 ②へたな役者をあざけっていうことば。大根役者。 **だいこんおろし【大根下ろし】** [名]①ダイコンをすりおろしたもの。 ②ダイコンをおろす道具。おろしがね。 **たいさ【大佐】** [名]旧陸海軍の将校の階級の一つ。佐官の最上級。▽旧日本海軍では「だいさ」といった。 **たいさ【大差】** [名]程度や数量などの大きなちがい。「AでもBでも―はない」「前半で―がつく」 [対]小差 **たいざ【対座・対坐】** [名・スル]たがいに向かいあって座ること。さしむかい。「西郷隆盛と勝海舟が―した部屋」 **たいざ【退座】** [名・スル]①集まりの途中で席を立って出ていくこと。「急用ができて―する」 [同]退席 ②劇団をやめること。 [類]退団 [対]入座 **だいざ【台座】** [名]ものをのせておく台。とくに、仏像を置く台。 **たいさい【大祭】** [名]①神社の大がかりな祭り。 ②天皇がみずからおこなう皇室の祭り。 **たいざい【滞在】** [名・スル]よその土地へ行って、その場所にしばらくとどまっていること。「軽井沢[かるいざわ]に―する」 [同]逗留[とうりゅう] **だいざい【大罪】** [名]大きな罪。たいざい。 [同]重罪 **だいざい【題材】** [名]芸術作品や学問の研究で、中心となる考えや、表現内容のもととなるもの。「小説の―をさがす」 **たいさく【大作】** [名]①力のこもったすぐれた作品。「正月映画の超[ちょう]―」 [同]傑作・力作 ②形や規模の大きな作品。 [対]小品 **たいさく【対策】** [名]相手の態度や事件のなりゆきに応じてとる手段や方法。「環境[かんきょう]汚染の―を練る」「交通事故―」 [同]方策 **だいさく【代作】** [名・スル]本人に代わってつくること。また、その作品。 **たいさん【退散】** [名・スル]にげさること。また、その場をひきあげること。「どろぼうはいちはやく―した」「そろそろ―するとしよう」 **たいざん【大山】** [名]大きな山。おおやま。 > **大山鳴動して鼠[ねずみ]一匹[いっぴき]** 前ぶれのさわぎばかり大きくて、結果は大したことは何もなかった。▽もとは、ラテン語の「山々が産気づいてハツカネズミが一匹[ぴき]生まれた」というホラティウスのことばから出た西洋のことわざ。「大山」は「泰山」とも書く。 **たいざん【泰山】** [名]高くて大きな山。「―北斗」▽もと、中国の五岳[ごがく]の一つ、山東省にある有名な山の名から。 > **泰山の安[やす]きに置く** しっかりと安定させておく。 > **泰山は土壌[どじょう]を譲[ゆず]らず** 度量の大きい人物は、他人のつまらない意見ももらさず聞いて、人間的に大きく成長する。 [同]河海は細流を択ばず ▽泰山は、どんな小さな土くれもうけいれて大山となったという意味。中国、「史記」から。 **だいさん【代参】** [名・スル]本人に代わって、神仏に参拝すること。また、その人。 **だいさんインターナショナル【第三インターナショナル】** [名]→「コミンテルン」 **だいさんき【第三紀】** [名]地質時代の区分で、もっとも新しい新生代の前半。約六五〇〇万年前から約一七〇万年前まで。アルプスやヒマラヤなどの大山脈が形成され、日本列島もほぼできあがった時代。生物では哺乳動物と双子葉植物が栄えた。 **だいさんごく【第三国】** [名]いま問題となっていることがらに直接関係していない国。「―の調停が必要だ」 →当事国 **だいさんじさんぎょう【第三次産業】** [名]産業分類の一つ。ものをつくるのではなく、ものを売ったり、客にサービスをしたりすることをおもな仕事とする産業。第一次・第二次産業にふくまれないすべての産業。金融[きんゆう]業、運輸・通信業、弁護士・医者・公務員など。▽第三次産業にふくまれている情報産業と知識産業を、この分類からはずして「第四次産業」という場合もある。ほかに、第一次産業・第二次産業。 **だいさんしゃ【第三者】** [名]いま問題となっていることがらに直接関係していない人。問題に対して中立な立場の人。「―に判断してもらう」 →当事者 **だいさんせいぼんち【大鑽井盆地】** [名]オーストラリア中東部にある盆地。少ない降水量を補うために、ほりぬき井戸が多く、ヒツジの放牧が盛[さか]ん。 **だいさんせいりょく【第三勢力】** [名]対立する二大勢力のどちらにも属さない、中立的な立場をとる勢力や国々。中間勢力。 **だいさんせかい【第三世界】** [名]アメリカなどの資本主義陣営[じんえい]、旧ソ連などの社会主義陣営のいずれにも属さない国々。アジア・アフリカ・ラテンアメリカ <815> **たいしゃく【貸借】** 貸すことと借りること。とくに、かねの貸し借りのこと。 **たいしゃくたいしょうひょう【貸借対照表】** 期末決算などで、資産と負債とを、貸方と借方とに分けて対照させた一覧表。バランスシート。 **たいしゃくてん【『帝釈天】** 仏法を守る神。▽インド最古の聖典「リグヴェーダ」の最高神、インドラの漢訳。 **だいさん【第三】** →「だいさん(第三)」 **だいさんしゃ【第三者】** あるものごとに直接関係のない人。局外者。 **だいさんせかい【第三世界】** アジア・アフリカなどの、発展途上にある、中立を主張する諸国をいう。第三勢力。 **だいさんにんしょう【第三人称】** ↓「さんにんしょう」 **だいさんのしんじん【第三の新人】** [国語]昭和一○年代後半に登場した、「戦後派」に続く世代の作家をまとめた呼び方。政治や思想よりも、日常性や細部描写にこだわる傾向が強い。小島信夫・安岡章太郎・遠藤周作ら。 **たいざんぼく【泰山木】** モクレン科の常緑高木。庭木などにする。初夏に白い大きな花が咲き、よいかおりがする。たいさんぼく。 **たいざんほくと【泰山北斗】** [四漢]ある分野でもっとも高く評価され、あおぎたっとばれる人物。第一人者。略して「泰斗」とも。▽山ならば泰山(=中国の五岳の一つ)、星ならば北斗七星のようだという意味から。「大山北斗」は誤り。 **だいさんみぶん【第三身分】** フランス革命前の旧制度で、市民や農民層のこと。第三階級。▽第一は僧侶、第二は貴族で、特権階級に属する。 **たいし【大旨】** だいたいの内容。あらまし。大意。 **たいし【大志】** 大きな望みや高い目標を実現しようとする心。「―をいだく」[野心・大望] **たいし【大使】** 「特命全権大使」の略。外国にとどまり、国の代表としてその国との外交や在住自国民の保護のために派遣される最上級の外交官。 **たいし【太子】** ①天皇の地位をつぐ人。皇太子。②聖徳太子のこと。「―堂」 **たいじ【胎児】** 母親の腹の中にいて、まだ生まれてきていない子。「―のようにまるくなってねる」 **たいじ【退治】** 害があるものや悪いものを、ほろぼしてなくすこと。「だにを―する」「鬼―」 **たいじ【対峙】** ①対立する二人の人や二つの勢力が、にらみあったまま動かないでいること。「両軍、川をはさんで相―する」②山などが向かいあって、競いあうように高くそびえたつこと。 **だいし【大姉】** 女性の戒名の下にそえる呼び名。居士、俗人のまま仏門にはいった女性のこと。 **だいし【大師】** ①仏や菩薩のを敬っていうことば。②りっぱな僧に、朝廷があたえる呼び名。とくに、弘法大師空海をさす。「―講」 **だいし【台紙】** 写真・図・スタンプなどをはりつけるためのあつでの紙。 **だいし【題詞】** ①「題辞」に同じ。②詩歌のはじめに、その成立事情などをしるしたことば。ことばがき。 **だいし【題詩】** ある題をもって詩をつくること。また、その詩。 **だいじ【大事】** [形動]①〈名〉たいへんなこと。重大な事件。「―に至る」「お家の一―」②大きな仕事や事業。「―をくわだてる」◆小事[形動]①何よりも重要でたいせつなようす。「―な用件で外出する」「―な時期にさしかかる」②いろいろ気をつけて、おろそかにしないようす。「―な宝物」「―に育てる」[大切] >大事の前の小事 ①大きなことをなしとげようとするときには、小さなことは捨ててよろしい。②大きなことをする前は、どんな小さなことにもじゅうぶん気を配って油断してはならない。 >大事を取る ものごとをするにあたって、軽がるしい行動はつつしんでじゅうぶん用心する。 **だいじ【題字】** 書物・絵画・石碑などに、題としてしるす文字。「―は作者自身が書いた」 **だいじ【題辞】** 書物の巻頭や絵などに書くことば。[題詞・題言] **ダイジェスト** 全体をわかりやすくまとめたもの。たいせつなところだけをぬきだしたもの。要約。「―版」[digest] **たいしかん【大使館】** 大使が、派遣された国で公務のために使う役所。 **だいしきょう【大司教】** ローマ・カトリック教会で、大司教区内最高位の僧職。 **だいしぜん【大自然】** 人間の力ではとうていおよばないほど大きな力をもった自然。「―の猛威」 **たいした【大した】** [連体]①非常におどろいて、感心する気持ちをあらわすことば。「あいつはーものだ」「―人気だ」[すごい]②『大した〜ない」の形で」とりたてて言うほどの…でない。「―被害はなかった」「―人物ではない」 **たいしつ【体質】** ①生まれたときからそなわっているからだの質。「特異―」②組織や集団の本来の性格。「会社の―に合わず、退社した」 **たいして【大して】** [画]「大して〜ない」の形で」とりたてて言うほどのことでもないことをあらわす。さほど・・・ない。あまり・・・ない。「――重要ではない」「―時間はかからない」 **だいじない【大事ない】** たいしたことはない。また、さしつかえない。「今回の事故は―」「失敗してもー」 **たいしゃ【大赦】** 恩赦の一つ。国や皇室にめでたいことがあったとき、政令で定められた犯罪の刑罰の執行をやめたり、軽くしたりすること。 **たいしゃ【代謝】** 古いものと新しいものとが入れかわること。「新陳―」▽「だいしゃ」と読むのは誤り。 **たいしゃ【退社】** ①仕事が終わって会社から出ること。「―時間」↔出社②勤めていた会社を辞めること。↔入社 **たいしゃ【代×赭】** 赤褐色。茶色がかっただいだい色。また、赤鉄鉱を粉にした赤褐色の顔料。 **だいじゃ【大蛇】** 大きなヘビ。[おろち・うわばみ] <816> **たいしゃづくり**[大社造り][名]神社建築の最古の様式。高ゆか・切り妻造りで、中央に心御柱[しんのみはしら]が立つ。出雲大社本殿が代表例。 **だいしゃりん**[大車輪][名]①鉄棒のわざの一つ。からだをまっすぐのばしたまま回転する。鉄棒をにぎった部分が車輪の軸にあたる。 ②精力的に仕事をすること。「―の活躍をする」 **たいしゅ**[太守][名]①昔、親王の任国であった三国、上総[かずさ](=千葉)・常陸[ひたち](=茨城)・上野[こうずけ](=群馬)の国守の呼び名。 ②江戸時代、一国以上の領地をもつ大名。国主大名。 ③古代中国で、郡の長官の呼び名。 **たいしゅう**[大衆][名]社会の大部分をしめる、ごくふつうの人々。一般の人々。「―にうけるテレビ番組」「―食堂」 > **つかいわけ** 大衆・民衆・庶民・公衆 「大衆」は、単に社会の大多数の人々。「大衆車」。「民衆」は、もと、貴族に対する多くの人民の意味で、政治上の立場をふくめていう。「民衆の声」。「庶民」は、ごくふつうの生活をする人々。その一人一人の暮らしぶりを重視して使うことが多い。「庶民の生活」。「公衆」は、人々を公正な社会生活の立場からとらえる。「公衆道徳」。 **たいしゅう**[対州][名]→「つしま」 **たいしゅう**[体臭][名]その人のからだから出るにおい。また、いかにもその人らしさが見られる個性。 **たいじゅう**[体重][名]からだの重さ。「―計」 **たいしゅううんどう**[大衆運動][名]ある目的のために、広く一般の人々に呼びかけておこなう運動。 **たいしゅうてき**[大衆的][形動]だれにでも親しみやすいようす。「―な読み物」 **たいしゅうぶんがく**[大衆文学][名]たくさんの読者に興味をもってもらえるような文学作品。[同]通俗文学 ▽最近では「純文学」との区別ははっきりしなくなった。 **たいしゅつ**[退出][名]地位の高い人のところや役所などから、ひきさがって帰ること。 **たいしょ**[大暑][名]二十四節気の一つ。七月二三日ごろ。一年のうちでもっとも暑さの厳しいころ。[同]酷暑[対]小暑 **たいしょ**[太初][名]世界のはじめ。天地のはじめ。 **たいしょ**[対処][名]問題や事件のなりゆきに応じて、適切なしまつをつけること。「前向きに―する」[同]対応 **たいしょ**[対蹠][名]向かいあった足の裏のように、反対の位置に立つこと。正反対。▽「蹠」は、足の裏のこと。古くは「たいせき」と読む。 **だいしょ**[代書][名]本人に代わって、手紙や文書を書くこと。また、「代書人」の略。現在は司法書士や行政書士。[類]代筆 **たいしょう**[大正][名]日本の年号の一つ。一九一二年七月三〇日から一九二六年一二月二五日まで。 **たいしょう**[大笑][名]大いに笑うこと。おおわらい。「呵々―」 **たいしょう**[大将][名]①ある集団の中でいちばん上の地位にいる人。「がき―」 ②将校の階級で、いちばん上の位。 **たいしょう**[大勝][名]試合などで、大きな差をつけて勝つこと。大勝利。[対]大敗 **たいしょう**[対称][名]二つの点・線・図形などが直線や点などをさかいに向かいあっていて、その直線や点を中心に、折りかえしたり、半回転したりすると、完全に重なりあう関係にあること。シンメトリー。 **だいじょう**[大乗][名]自分自身だけでなく、広く人間全体の救いを説く仏教の教え。「―仏教」[対]小乗▽日本の仏教はこの流れを受けている。 **だいじょうえ**[大嘗会][名]「大嘗祭[だいじょうさい]」に同じ。 **だいじょうかん**[太政官][名]→「だじょうかん」 **たいしょうごと**[大正琴][名]二本の金属の弦[げん]を張り、鍵盤[けんばん]をおさえて弾く楽器。大正時代に流行した。 **だいじょうさい**[大嘗祭][名]天皇が即位して、最初の新嘗祭[しんじょうさい]。その年とれた穀物を神々に供え、天皇みずからも食する一代一度の神事。大嘗会[だいじょうえ]。「おおなめまつり」「おおにえまつり」とも。 **だいじょうだいじん**[太政大臣][名]→「だじょうだいじん」 **たいしょう**[対象][名]目標となるもの。また、相手となるもの。オブジェクト。「高校生を―に編集された辞書」 **たいしょう**[対照][名]①似かよったものどうしを、つきあわせること。「比較―」 ②性質のちがうものを並べたとき、ちがいが目立つこと。コントラスト。「黒と白の―の妙[みょう]」[対]対比 > 「つかいわけ」→「比較」を見よ。 **たいしょう**[隊商][名]隊を組んでラクダに荷物を負わせ、砂漠を行き来する商人。キャラバン。 **たいじょう**[退場][名]競技場や舞台・会場などからたち去ること。「審判[しんぱん]に暴力をふるい―になる」[同]退席[対]登場・出場・入場 **だいしょう**[大小][名]①大きいものと小さいもの。また、大きいことと小さいこと。「ことの―を問わず慎重[しんちょう]に対処する」 ②昔の武士が持っていた、大刀とわき差しのこと。「―は武士のたましい」 **だいしょう**[代償][名]①損害をあたえた相手に、そのうめあわせとしてさし出す金品など。「―をはらう」[類]賠償・補償 ②あることをしとげるために、はらわなければならない犠牲[ぎせい]や損害。[同]代価 **だいしょう**[大詔][名]天皇の詔書[しょうしょ]。大御言[おおみこと]のり。▽中国、「易経」の「大亨以正、天之道也」から。 <817> **だいじょうだん【大上段】** ①相手をみくびって、上からおどしつけるような態度。「―に構える」②剣道で、刀を頭の上にふりかぶる構え。「上段の構え」を強めた言い方。 **たいしょうてき【対照的】** [形動]二つのものの性質が対立して、きわだっているようす。 **たいしょうデモクラシー【大正デモクラシー】** 大正時代の自由主義的な考えかた。護憲運動・普通選挙運動などが起こった。 **だいじょうてんのう【《太上天皇】** 位をゆずったあとの天皇を敬った呼び名。上皇。「だじょうてんのう」とも。 **だいじょうぶ【大丈夫】** [形動]①〈形動〉しっかりしていてたよりになる。不都合や心配な点がないようす。「一○時集合で―です」「まかせておけばーだ」[安心]②〈副>確実なようす。まちがいなく。保証できる。「―、あしたは晴れるよ」▽よい結果になると信じる気持ちがこめられる。[きっと]③〈名〉一人前のりっぱな男。ますらお。多く、「だいじょうふ」。[偉丈夫] **たいしょうほう【対照法】** [国語]相反する事物や相違のはなはだしいものどうしを並べあわせることで、印象を鮮明にする表現方法。「月は東に日は西に」「月とすっぽん」など。 **だいじょうみゃく【大静脈】** 血管の一つ。からだ全体から血液を集めて、心臓に送る上・下二本の太い血管。↔大動脈 **たいしょく【退職】** 勤めていた職を辞めること。リタイア。「定年で―した」→就職 **たいしょく【大食】** 人並み以上にたくさん食べること。おおぐい。「無芸―」「―漢」[健啖]↔小食・少食 **たいしょく【退色・*褪色】** 色がさめたりあせたりすること。また、さめた色。あせた色。 **たいしょこうしょ【大所高所】** [國漢]小さいことにこだわらずものごとを見る広い観点・視野。「―からものを見る」 **たいしょっかん【大織冠】** 六四七年に制定された、冠位の最高位。藤原鎌足だけにあたえられたため、鎌足の異名ともなった。たいしょくかん。だいしょっかん。 **たいじる【退治る】** たいらげる。討ちほろぼす。▽「退治」を動詞化したことば。 **たいしん【大身】** 身分が高く、俸禄も多い武士。「―の武家の出」☆小身 **たいしん【耐震】** 地震が起こっても、もちこたえられるようにしてあること。「―構造のビル」 **たいじん【大人】** ①一人前のおとな。成人。②人格が高く、りっぱな人。また、先生や学者などの名のあとにつけて尊敬の気持ちをあらわす。[大人物]↔小人,▽男性に対して使う。③「だいにん」 **たいじん【対人】** 他人とつきあっていくこと。「―関係が複雑になる」「―恐怖症。」 **たいじん【対陣】** 敵と味方が向かいあって陣どること。「川をはさんでーする」 **たいじん【退陣】** ①責任のある地位からおりること。「首相が―に追いこまれる」②軍隊が後ろに下がること。 **だいしん【代診】** 担当の医者に代わって診察すること。また、代わりに診察する人。 **だいじん【大尽】** 「大金持ち」の古い言い方。とくに昔、遊郭でおしみなくかねをつかって遊んだ人のこと。「おー遊び」「―風をふかす」 **だいじん【大臣】** 「国務大臣」のこと。 **だいじんぐう【大神宮】** 伊勢の皇大神宮(=内宮)と豊受大神宮(=外宮)をまとめた呼び方。 **だいしんさい【大震災】** 大地震による災害。一九二三年の関東大震災、また、一九九五年の阪神大震災など。 **だいじんぶつ【大人物】** 大きな器量をもつ偉大な人物。↔小人物 **だいす【台子】** 茶の湯で用いる四本柱のたな。茶わん・茶入れ・建水などをのせておくもの。 **ダイス** さいころ。また、さいころを使ってするゲーム。[dice] **だいず【大豆】** マメ科の一年草。種子はたんぱく質や脂肪を多くふくむ。とうふ・みそ・しょうゆなどの原料にしたり、油をとったりする。 **たいすい【耐水】** 水にぬれても、質が落ちたり、しみとおったりしないこと。「―性」 **たいすう【対数】** 1でない正数xと正数yとのあいだに y=xⁿ という関係があるとき、nを、xを底とするyの対数という。たとえば、10を底とする100の対数は2。n=logₓyであらわす。 **だいすう【代数】** 「代数学」の略。数の代わりに文字を記号として使って、数の性質や法則などを研究する学問。 **たいする【体する】** じゅうぶんに理解して、実行する。古い言い方。「師の教えを―」「意を―」 **たいする【対する】** ①向きあう。対抗する。「川をはさんで敵に―」②対応する。応じる。「質問に―解答」「値段に―品質」 **たいする【帯する】** [サ変]「もつ」の古い言い方の一つ。身につける。「刀を腰に―」 **だいする【題する】** [サ変]小説や絵などに題名をつける。「『春望』と―杜甫の詩」 **たいせい【大成】** ①その道で、一流の人物になること。「事業家として―する」↔小成②ひとつの仕事をりっぱにやりとげること。また、長いあいだかかってりっぱにまとめあげられたもの。「長年の仕事を集―する」 **たいせい【大勢】** ①全体から見た、おおよそのありさま。世の中のなりゆき。「選挙の―が決する」▽「おおぜい」と読めば別の語。 <818> **たいせい【対生】** 植物の葉が、二枚ずつ向かいあって出る生えかた。▽ほかに、互生・輪生。 **たいせい【体制】** ①社会が組織されている全体的なしくみ。「戦争―」「資本主義―」②ある政治的理論にもとづいて、社会を支配している勢力。「―批判」「反―」「―側につく」③生物のからだのしくみ。各部分がそれぞれのはたらきをしながら、全体として統一されていること。 **たいせい【体勢】** 動きにはいるからだ全体の構え・姿勢や勢い。「―がくずれる」「―をたて直す」 **たいせい【態勢】** あるものごとに臨む構えや勢い。「うけいれーを整える」「攻撃―にはいる」 **たいせい【胎生】** 子供が母体の中で、ある程度発育してから生まれること。「―動物」↔卵生 **たいせい【退勢・頹勢】** 勢いがおとろえること。「―の挽回」[衰勢・退潮] **たいせい【泰西】** 「西洋」の古い呼び方。「―の名画」[泰東]▽「泰」ははなはだしいことで、全体で、西の果てという意味。 **たいせいしっこ【大声疾呼】** [四漢]大声であわただしくさけぶこと。 **たいせいほうかん【大政奉還】** 一八六七年一〇月、第一五代将軍徳川慶喜が、政治の権力を朝廷に返し、武家政治を終えたこと。 **たいせいよう【大西洋】** 三大洋の一つ。ヨーロッパやアフリカ大陸と南北アメリカ大陸のあいだにある海。太平洋の次に広い。地球表面積の約六分の一、世界の海面の約四分の一をしめる。▽三大洋の他の二つは、太平洋・インド洋。「太西洋」は誤り。 **たいせき【体積】** 立体が空間の中でしめる大きさ。立方センチメートルなどであらわす。[容積] **たいせき【退席】** 席を立って、その場からさがること。「議場から―する」[退場] **たいせき【堆積】** ①うず高く積みかさなること。また、積みかさねること。「ごみがーする」②岩石の破片や生物の死骸などが、水や風などに運ばれてたまること。「―作用」 **たいせきがん【×堆積岩】** 砂や火山灰、生物の遺骸などが積もってできた岩石。水成岩。 **たいせきへいや【×堆積平野】** 河川や海の堆積作用によってできた平野。扇状地・三角州・海岸平野など。また、形成された時期により、洪積台地と沖積平野とに分けられる。 **たいせつ【大切】** [形動]とても価値があって、いいかげんにあつかえないようす。「―な書類」「この公式は―だ」[大事・貴重・重要] **たいせつ【大雪】** 二十四節気の一つ。「二月七日ごろ。 **たいせん【大戦】** 大きな戦争。大規模な戦い。とくに、第一次および第二次世界大戦のこと。 **たいせん【対戦】** たがいに敵・味方になって戦うこと。「―相手は優勝候補のチームだ」 **たいぜん【大全】** 一冊ですべてがわかるように、関係する事物を集めてつくった書物。[大鑑] **たいぜん【泰然】** [形動]あわてないで、ゆったりと落ち着いているようす。「危険がせまっても―としている」「―自若」[悠然] **だいせん【題×簽】** 題名を書いて書物の表紙にはりつける、短冊形の紙片。また、それに書かれた題字・題名。 **だいせんきょく【大選挙区】** 議員定数が二名以上の広い範囲の選挙区。とくに、中選挙区と区別して、議員定数が一〇以上など非常に多いものをさしていうこともある。☆小選挙区 **たいぜんじじゃく【泰然自若】** [國園]非常に落ち着いていて、動じないようす。「―として構える」▽ふつうならあわててあたりまえ、というときに使う。 **たいせんしょうかいき【対潜哨戒機】** 潜水艦からの攻撃に備えて、警戒する航空機。 **だいぜんてい【大前提】** ①ものごとをおこなうのに絶対必要な条件。根本的な条件。②三段論法の最初に置かれる、大概念をふくむ前提のこと。たとえば、「すべての人間は死ぬ。彼は人間である。だから彼は死ぬ」という文章の、「すべての人間は死ぬ」を大前提という。 **たいそう【大喪】** 天皇の葬儀。大喪の礼。また、天皇が、大行天皇・太皇太后・皇太后・皇后の喪に服すること。「―の礼」 **たいそう【大葬】** 天皇・太皇太后・皇太后・皇后の葬儀。 **たいそう【大層】** [副]①たいへん。ひじょうに。改まった言い方。「改築するのも―かねがかかるそうだ」▽文語では使わない。②〈形動〉おおげさ。大がかりであるようす。「―なもてなし」 **たいそう【体操】** ①からだをきたえ、健康を維持するためにおこなう、身体を規則正しく動かす運動。「ラジオー」②「体操競技」の略。③学校の教科としての「体育」の古い言い方。 **たいぞう【退蔵】** 物品を外へ出さず、しまっておくこと。「―貨幣」[死蔵] **だいそう【代走】** 野球で、塁に出た走者に代わって走ること。また、その人。ピンチランナー。 **たいそうきょうぎ【体操競技】** 徒手または器具を使っておこなう競技。男子は六種目、女子は四種目で、共通するのはゆか運動と跳馬。ほかに男子は鞍馬・つり輪・平行棒・鉄棒、女子は段ちがい平行棒・平均台。それぞれに規定と自由がある。 **だいそうじょう【大僧正】** 僧の最高の位。僧正の上位。 **たいそうらしい【大層らしい】** おおげさで、はなはだしい。「―表現のしかた」 **たいそく【体側】** からだの側面。 **だいそれた【大それた】** [連体]希望などが分不相応な。身のほどしらずな。「―企て」 **たいだ【怠惰】** [形動]しなければいけないことを、なまけること。無気力で、だらけていること。「―な生活」[怠慢]↔勤勉 <819> **だいだ**[代打][名]野球で、ある打者の代わりに打つこと。また、その人。ピンチヒッター。 **だいたい**[大体][名]①あらまし。大部分。「話の―はわかった」[同]大半・大部 ②[副]ほとんど全部。「宿題は―終わった」 ③およそ。おおむね。「―五分くらいかかる」 ④もともと。もとはといえば。「―、おくれてくるのが悪いんだ」▽相手を非難する気持ちでいう。 **だいたい**[代替][-スル]あるものを、他のものでかえること。「―地をさがす」「―輸送」 **だいだい**[代代][名]何代も続いていること。また、それぞれの代。「―続いた家がら」「―のあるじ」[同]歴代・累代 **だいだい**[橙][名]①ミカン科の常緑小高木。初夏、白い小花が咲き、冬、黄色い果実が熟す。食用で、正月のかざりにも使われる。 ②「だいだい色」の略。 **だいだいいろ**[橙色][名]ダイダイの実のような、赤みがかった黄色。オレンジ色。 **だいたいこつ**[大腿骨][名]足のつけ根からひざまでのあいだの、長くて太い管状の骨。ふとももの骨。→図「こっかく」 **だいたいてき**[大的的][形動]大じかけな用意をして、人目を引くようす。「―に売りだす」「―な宣伝」[同]大規模 **だいだいり**[大内裏][名]平城京や平安京で、御所(=内裏)と諸官庁をふくめた区域全体。 **だいたすう**[大多数][名]ほとんど全部といえるほどの多い数。「―が賛成した」[同]大部分・大半 **たいだん**[対談][名]あることがらについて、二人の人が向かいあって話しあうこと。「雑誌の―」[類]対話 **だいたん**[大胆][形動]①どんなこともおそれずに進むようす。度胸があるようす。「―にも、一人で敵にたち向かった」「―不敵」[類]豪胆[対]小胆 ②ふつうでは考えられないような、思いきった感じがするようす。「―なデザインの服」[同]斬新 **だいだんえん**[大団円][名]小説・演劇・映画などの、すべてが解決する最後の場面。おおづめ。「―をむかえる」[類]大切り(大喜利) **だいたんふてき**[大胆不敵][名]きもったまがすわっていて、相手をおそれるようすがまったくないこと。「―な面[つら]だましい」「―にやってのける」▽「不敵」は、敵と思わないこと。 **だいだんらく**[大段落][名]長い文章を内容によっていくつかに分けた、その大きなひと区切り。[同]意味段落 **たいち**[対置][名]二つのものを、ちがいがわかるように置くこと。相対して置くこと。 **だいち**[大地][名]①天に対しての、地。地上。 ②広大な土地。「母なる―」 **だいち**[大地][名]一九三一年。アメリカ、パールバックの小説。貧しい農民から大地主になった王竜の一生を中心にして、革命前の中国の農村社会を生き生きとえがく。「The Good Earth」 **だいち**[台地][名]周囲より高く、表面がたいらな土地。 **だいちこうたい**[大地溝帯][名]①アフリカ大陸の東部をはしる、南北約六〇〇〇キロ、はば約四〇~五〇キロにわたる断層。 ②→「フォッサマグナ」 **だいちょう**[台帳][名]①商店などで、毎日の収支を記録しておく帳簿[ちょうぼう]。[同]大福帳・元帳 ②あることがらを記録する際、土台となる帳簿。「土地―」[類]原簿 **だいちょうきん**[大腸菌][名]哺乳動物の腸内にいる細菌の一種。ふつう、病原性はない。 **タイツ**[名]こしからつまさきまでを、ぴったりと包む伸縮性のある衣服。バレエなどで使う。[tights] **たいてい**[大抵][副]①多くの場合。「―七時に起きる」「彼にたのめばーだいじょうぶだ」 ②度を過ごさない程度。ほどほど。「おそくまで勉強するのも―にしておけ」[同]大概 ③[多く、「たいていの〜ではない」の形で]ふつう程度の…ではない。なみなみの…ではない。「このひと月のおくれはーのことではとりもどせない」「母の心配は―ではない」 **たいてい**[退廷][名]法廷から退出すること。[対]出廷・入廷 **たいてき**[大敵][名]強くて手ごわい敵。「油断―」[同]強敵[対]小敵 **たいてん**[大典][名]①宮中などの重大な儀式。とくに、天皇即位の儀式。 ②重大な法典。すぐれた法律。「不磨[ふま]の―(=永久に残る法典。大日本帝国憲法をさした)」 **たいちょ**[大著][名]ページが多く、内容のすぐれた著作。「二〇巻におよぶ―」→小著 **たいちょう**[体長][名]動物などのからだの長さ。 **たいちょう**[体調][名]からだの調子。コンディション。「―が悪い」「―をととのえる」 **たいちょう**[退潮][名]①潮が引くこと。ひきしお。 ②盛んであった勢いがおとろえること。「景気が―するきざしがある」[同]退勢・衰勢 **だいちょう**[大腸][名]小腸と肛門[こうもん]のあいだの消化器官。盲腸・結腸・直腸の三部分からなり、おもに水分の吸収をおこなう。→図「ないぞう(内臓)」 **たいでん**[帯電][名]物体が電気をおびること。「―体」「―性が高い」 **たいと**[泰斗][名]「泰山北斗[たいざんほくと]」の略。 **タイト**[形動]ぴったりからだに合うこと。ひきしまっていること。また、きついこと。「―スカート」「―なスケジュール」[tight] **たいど**[態度][名]心の動きを、表情・動作・ことばなどであらわすこと。「反抗的な―をとる」「落ち着きのない―」 <820> **だいとうあきょうえいけん【大東亜共栄圏】**[名]第二次世界大戦中、日本が中国・東南アジアでおこなった侵略[しんりゃく]政策を正当化するためにかかげたスローガン。欧米[おうべい]の植民地支配に代わり、日本を中心とした共存共栄を実現しようという主張。 **だいとうあせんそう【大東亜戦争】**[名]「太平洋戦争」の、当時の日本での呼び方。 **だいどうげいにん【大道芸人】**[名]広場などで、通行人を相手に芸を演じて見せる人。 **だいどうしょうい【大同小異】**[四字熟語]細かい部分は異なるが、だいたいは同じであること。大差がないこと。▽「大同少違」は誤り。 **だいどうだんけつ【大同団結】**[名][-スル]多くの団体や党派が、考えなどの細かなちがいをこえて、共通の目的のもとに一致[いっかく]団結すること。「―を望む」 **だいどうみゃく【大動脈】**[名]①心臓の左心室から出て、全身に血液を送る太い動脈。[対]大静脈 ②鉄道や道路などの、交通の大きな幹線。「首都高速は東京の―だ」 **だいとうりょう【大統領】**[名]①共和制国家の元首。「アメリカ―」②人をほめたりおだてたりするときに、親しみをこめて呼びかけることば。「待ってました、―」[類]大将 **たいとく【体得】**[名][-スル]経験などを通してじゅうぶん理解し、すっかり身につけること。「技術を―する」[類]会得 **だいどく【代読】**[名][-スル]本人に代わって読むこと。「大臣の祝辞を―する」 **だいどころ【台所】**[名]①食物の調理や配膳[はいぜん]をする部屋。炊事場。だいどこ。キッチン。「―仕事」「築地は東京の―」[類]勝手・厨房 ②組織・団体・会社や家庭での金銭のやりくり。「―が苦しい」「国家の―を預かる」 **タイトスカート**[名]こしから脚[あし]にかけて、ぴったりからだに合った、細身のスカート。|tight skirt **だいとちしょゆうせい【大土地所有制】**[名]広大な農地に多くの労働者をやとい、経営する農業制度の一つ。一度。南ヨーロッパやラテンアメリカなどで見られる。 **タイトル**[名]①書物や映画などの題名。「―ページ」②映画・テレビの字幕。③名誉[めいよ]としてあたえられる称号[しょうごう]。かたがき。④選手権。「―保持者」|title **タイトルバック**[名]映画などで、題名や配役などの字幕の背景画面。▽titleとback から。和 **タイトルマッチ**[名]スポーツで、その競技の最高位をきめる試合。選手権試合。「世界バンタム級―」[対]ノンタイトルマッチ |title match **たいない【体内】**[名]からだの内部。からだの中。「―受精」「―時計(=生物時計)」[対]体外 **たいない【胎内】**[名]子供を身ごもっている母親の腹の中。また、仏像の腹の中。 **だいなごん【大納言】**[名]①律令制で、太政[だじょう]官の官位の一つ。右大臣に次ぐ高官。[同]中納言・少納言 ②「大納言小豆[あずき]」の略。アズキの一種。大つぶで味がよい。尾張りの原産。 **だいなし【台無し】**[名]ひどくこわれて、だめになること。価値がなくなること。「これまでの苦労がーだ」[類]水の泡[あわ] **ダイナマイト**[名]ニトログリセリンなどを原料とする爆薬。▽一八六六年に、スウェーデンのノーベルが発明した。|dynamite **ダイナミズム**[名]活力。力強さ。|dynamism **ダイナミック**[形動]躍動[やくどう]感にあふれ、力強いようす。力動的。「―にえがく」|dynamic **だいにぎてき【第二義的】**[形動]根本にかかわるほどに重要でない。あまり重要でない。 **だいにげいじゅつ【第二芸術】**[名]一九四六年。桑原武夫[くわばらたけお]の評論。現代俳句および短歌の芸術性を、第二義的芸術と低く見なしたことから、さまざまな論議を呼んだ。 **だいにじさんぎょう【第二次産業】**[名]産業分類の一つ。工業・鉱業・建設業などのように、製造したり加工したりする産業。▽ほかに、第一次産業・第三次産業。 **たいとう【台頭・×擡頭】**[名][-スル]目立って勢力を増すこと。「新勢力の―」[類]進出[頭をもたげるという意味から。「だいとう」とは読まない。] **たいとう【対等】**[形動]二つのあいだに優劣や上下の相違がないこと。「―の立場で話す」[類]互角・同等 **たいとう【帯刀】**[名][-スル]刀をこしにさすこと。また、こしにさした刀。「名字―を許される」▽刀をおびるという意味。 **たいとう【泰東】**[名]「東洋」の古い呼び方。[対]泰西▽「泰」ははなはだしいことで、全体で、東の果て。 **たいとう【×駘蕩】**[形動]春の日ざしや空気のようにのんびりとしたようす。「―と流れる大河」「春風―」▽文章語。 **たいとう【×頹唐】**[名]道徳的で健全な気風がおとろえ、病的で不健康な刺激[しげき]をを求める状態。「退廃―美」[類]退廃 **たいどう【胎動】**[名][-スル]①母胎[ぼたい]の中で胎児が動くこと。②内部で新しいものごとが起こり、その動きがかすかに表面にあらわれでること。「新しい気運の―」[類]前兆・兆[きざ]し **たいどう【帯同】**[名][-スル]いっしょに連れていくこと。同行。「妻子―」[類]同伴 **だいどう【大同】**[名]①だいたい同じであること。「小異を捨てて―につく」「―小異」②多くのものが合同すること。「―団結」 **だいどう【大道】**[名]①はばの広い道路。また、道ばた。「―芸」「―商人」②人が守るべき正しい道。人間としての道徳。たいどう。 > **大道廃れて仁義あり** 道徳が守られているときは、ことさらそれを唱える必要はないが、逆にそれが強調されるときは、真の道徳がすたれている証[あかし]しょうである。▽中国、「老子」から。 <821> **だいにじせかいたいせん【第二次世界大戦】**[名]一九三九—四五年。日本・ドイツなどの同盟国側と、アメリカ・イギリスなどの連合国側との戦争。領土・思想・民族独立運動などの対立から起こり、六○近い国が参戦。日本の無条件降伏で終結。 **たいにち【滞日】**[名][-スル]外国人が日本に滞在すること。「―期間」 **たいにちだいし【大日如来】**[名]真言[しんごん]宗の本尊。宇宙の根源をあらわすという仏。大日[だいにち]毘盧遮那仏[びるしゃなぶつ]。遍照如来。 **だいにっぽんていこくけんぽう【大日本帝国憲法】**[名]一八八九年に発布された日本の憲法。伊藤博文[いとうひろふみ]らがドイツの憲法を参考に作成し、天皇が制定した欽定憲法。天皇主権で、議会の権限は制約されていた。一九四七年、日本国憲法の施行により廃止。明治憲法。 **だいににんしょう【第二人称】**[名]↓「ににんしょう」 **だいにほんし【大日本史】**[名]江戸前期、水戸の徳川光圀[みつくに]が編集を始めた歴史書。四〇〇巻近い大作で、明治末期に完成した。天皇を中心にすえ、南朝を正統とみるなど、幕末の尊王[そんのう]運動にあたえた影響は大きい。 **たいにん【大任】**[名]重大な任務。たいせつな役目。「―を果たす」[類]大役・重任 **たいにん【退任】**[名][-スル]いままでの任務を引退すること。「社長が―する」[関]辞任・離任[対]就任 **だいにん【大人】**[名]乗り物に乗ったり、入場したりするときのおとなの料金区分。「たいじん」とも。▽中人[ちゅうにん]・小人[しょうにん]に対していう。 **ダイニングキッチン**[名]台所と食堂をかねた部屋。DK。|dining と kitchen から。和 **たいねつ【耐熱】**[名][-スル]熱にたえること。高熱を受けても変質しないこと。「―ガラス」「―構造」 **だいの【大の】**[連体]一人前[いちにんまえ]たんの。「―男」 **たいのう【滞納】**[名][-スル]納めるべき金品を、期限が過ぎても納めないこと。「税金の―」▽「怠納」は誤り。 **だいのう【大脳】**[名]脳の大部分をしめ、高度な精神作用をつかさどる器官。大脳半球。「―皮質」 **だいのう【大農】**[名]①広大な土地を所有し、経営している農民。[類]豪農 ②「大農経営」の略。広大な土地で機械を多く使う。 **だいのう【代納】**[名][-スル]①本人に代わって納めること。②金銭の代わりに品物で納めること。 **だいのつき【大の月】**[名]太陽暦[たいようれき]で、一か月の旧数が三十一日ある月。一月、三月、五月、七月、八月、一〇月、一二月。[対]小[しょう]の月 **たいのや【対の屋】**[名]寝殿[しんでん]造りで、寝殿の左右や後ろに別に建てた建物。はなれ。対[たい]。 **たいは【大破】**[名][-スル]ものがひどくこわれること。ひどくこわすこと。「舟[ふね]はあらしで―した」[対]小破 **ダイバー**[名]①ダイビングをする人。潜水[せんすい]作業員。②水泳で、飛びこみ競技の選手。|diver **たいはい【大敗】**[名][-スル]さんざんに敗れること。大差で負けること。「―を喫[きっ]する」[対]大勝 **たいはい【退廃・×頽廃】**[名][-スル]道徳や健全な気風がくずれて、不健全になること。また、不健全な気風。デカダン。「―的な生活」 **だいばかり【台×秤】**[名]台の上にものをのせて重さをはかるはかり。 **たいはくせい【太白星】**[名]「金星」の別名。太白。 **だいはちぐるま【大八車・代八車】**[名]荷物を運ぶための大きな二輪車。▽八人で運ぶぐらいの仕事をする車という意味から。 **たいばつ【体罰】**[名]直接からだに苦痛をあたえる罰。「―を加える」[類]体刑 **たいはん【大半】**[名]半分以上。ほとんど全部。「―が賛成する」[類]大部分・大多数 **たいばん【胎盤】**[名]哺乳[ほにゅう]動物の母体の子宮内壁と胎児とのあいだにあって、胎児の栄養補給・呼吸・排出[はいしゅつ]などをする円盤状の器官。えな。 **だいばんじゃく【大盤石・大磐石】**[名]どっしりしていて、びくともしないこと。「―の構え」▽もと、大きくて平たい石という意味。 **たいひ【対比】**[名][-スル]二つのものをたがいに比べてみること。「空の色と海の色を―する」[類]対照 > **「つかいわけ」** →「比較」を見よ。 **たいひ【退避】**[名][-スル]危険や困難をさけること。「―命令」「―訓練」「待避」は、その場で何かが通りすぎるのをさけて待つこと。「退避」は、別の場所へ移動して危険をさけること。 > **「つかいわけ」** →「逃避」を見よ。 **たいひ【×堆肥】**[名]肥料の一種。草・わら・落ち葉などを積みかさねてくさらせた肥料。[類]積み肥[ごえ] **タイピスト**[名]タイプライターで書類をつくることを職業とする人。|typist **だいひつ【代筆】**[名][-スル]本人に代わって手紙や文書を書くこと。また、本人に代わって書いたもの。[類]代書[対]直筆・自筆 **だいひゃくかいきゅう【第百階級】**[名]一九二八年。草野心平[くさのしんぺい]の詩集。虚無的な心情の上に人間の生活感や生命力を賛美したもので、この詩人の代名詞でもあるカエルを登場させて、エネルギッシュに展開する。 **たいびょう【大病】**[名]重い病気。治るのに時間のかかる病気。「―をわずらう」[類]大患[たいかん]・重病 **だいひょう【代表】**[名][-スル]①多数の人に代わって、その意思を外部にあらわすこと。また、選ばれて団体の意思をあらわす人。「国民の―」「―団」②一部分で全体の特徴[とくちょう]や性質を示すこと。そういうもの。「時代を―する作品」 **だいひょうてき【代表的】**[形動]集まった全体の特徴[とくちょう]などを、一つのもので示すことができるようす。「―な美人」「―作品」[類]典型的 <822> **タイピン**[名]ネクタイをワイシャツに止めるピン。ネクタイピン。|tiepin **ダイビング**[名][-スル]①飛びこんだり、飛びおりたりすること。②水泳競技で、飛びこみ。③「スキンダイビング」「スキューバダイビング」「スカイダイビング」の略。|diving **たいふ【大夫】**[名]①律令制で、五位の通り名。②「だいぶ(大夫)」③大名[だいみょう]の家老[かろう]を敬った呼び名。④中国周代の官職名で、士の上、卿[けい]の下。 **たいぶ【大部】**[名]①ひとまとまりの書物の、ページ数や冊数が多いこと。だいぶ。「―な作品」②大部分。おおかた。「工事の―は終了」[類]大半 **タイプ**[名]①〈名〉型。形式。「ニュー―」②いくつかに分けた性質の型。類型。「彼はわたしの好みのーだ」①〈名・スル〉「タイプライター」の略。また、タイプライターで打つこと。|type **だいぶ【大分】**[副]かなりの程度になったようす。そうとう。「だいぶん」とも。「―暖かくなった」「―上達してきた」[類]随分 **だいぶ【大夫】**[名]律令制のもとで、職[しき]・坊[ぼう]の長官。中宮職[ちゅうぐうしき]・春宮坊[とうぐうぼう]などの長官。 **たいふう【台風・颱風】**[名]東経一八〇度以西の北太平洋の南西部で発生する熱帯低気圧で、最大風速が一七・二[メートル]以上のもの。とくに夏から秋にかけては、暴風雨をともなって日本に襲来し、しばしば大規模な風水害をもたらす。▽「台風」は、英語「タイフーン(typhoon)」の当て字。発生する場所により、北太平洋東部・北大西洋の熱帯低気圧は「ハリケーン」、インド洋のものは「サイクロン」と呼ぶ。 > **たいふういっか【台風一過】**[四字熟語]台風がさっと通りすぎてしまうこと。「―の青空」▽もとは「大風一過」と書いた。 > **たいふうのめ【台風の目】**[名]①台風の中心にある、無風で雲のない円形の区域。台風眼[がん]。②多くの人をまきこむ事件の中心となるものや人。 **だいふく【大福】**[名]①大きな幸福。非常に豊かで幸運なこと。②「大福餅[もち]」の略。もちであんを包んだ菓子[かし]。 **だいふくちょう【大福帳】**[名]昔の商家[しょうか]などで、日々の収入や支出を記録した帳面。▽ふつう半紙を二つ折りにしてとじたもの。 **だいぶつ【大仏】**[名]一丈[じょう]六尺(=丈六。約四・八M)以上の大きな仏像。「―開眼[かいげん]」「―殿」▽釈迦の身長は一丈六尺だったとされるところから。 **だいぶつよう【大仏様】**[名]鎌倉時代に宋[そう]から伝来した建築様式。素朴で、力強さが特徴とされる。東大寺南大門が代表。天竺[てんじく]様。 **たいぶつレンズ【対物レンズ】**[名]顕微鏡[けんびきょう]や望遠鏡などで、観察する物体に近いほうのレンズ。[対]接眼レンズ **だいぶぶん【大部分】**[名]ほとんど全部。おおかた。「―の人が出席した」[類]大半・大部[対]一部分 **タイプライター**[名]指でキーを打って、紙に文字を印字する機械。タイプ。|typewriter **だいぶん【大分】**[副]↓「だいぶ」 **たいぶんすう【帯分数】**[名]正の整数と真分数からなる数。たとえば、「一と二分の一」。これは「1½」と書きあらわす。 **たいへい【太平・泰平】**[形動]世の中が静かで平和に治まっていること。「―無事の日々」「天下―」 > **太平の逸民**[かんじ] 太平の時代に、君主にも仕えず気ままな生活を楽しんでいる人。 **たいへいき【太平記】**[名]一三七〇年ころか。小島法師の作といわれる。北条高時[たかとき]の失政や建武の新政など、南北朝五十余年の争乱をえがいた軍記物語。四〇巻。 **たいへいてんごくのらん【太平天国の乱】**[名]一八五一—六四年。清朝[しんちょう]末期、洪秀全[こうしゅうぜん]が中国南都で起こした反乱。南京[ナンキン]を首都に太平天国を建て、土地の公平な分配や男女平等を唱えた。地方の義勇軍が鎮圧[ちんあつ]。 **たいへいよう【太平洋】**[名]三大洋の一つ。南北アメリカ大陸とアジア大陸のあいだにある世界最大の海洋。世界の海面の約二分の一をしめる。▽他の二つは、大西洋・インド洋。「パシフィック・オーシャン(=太平な海)」の意味から。「大平洋」は誤り。 **たいへいようせんそう【太平洋戦争】**[名]一九四一—四五年。第二次世界大戦のうち、アジア・太平洋地域を中心とする日本と連合国との戦争。日本のハワイ真珠湾攻撃から、無条件降伏まで。▽当時の日本では「大東亜戦争」と呼んだ。 **たいへいようベルトちたい【太平洋ベルト地帯】**[名]京浜・中京・阪神・北九州の四大工業地帯を結んだ地域。産業や主要都市の多くがこの地域に集中している。太平洋沿岸ベルト地域。 **たいへいらく【太平楽】**[名]①のんきに構えて、勝手[かって]なことを言うこと。「―を並べる」②雅楽の一つで、天下太平を祝う曲の名。即位[そくい]礼に演じられ、もっとも豪華な装束・持ち物を使う。 **たいべつ【大別】**[名][-スル]おおまかに分けること。また、おおよその区別。「問題点は三つにーできる」[対]細別・小別 **たいへん【大変】**[名・形動]①〈名〉大きな変事。一大事。「お家の―」①〈形動〉程度のはなはだしいようす。おどろくべきことや苦労・困難にいう。「―な人出[ひとで]」「―な仕事」①〈副〉ひじょうに。たいそう。「―失礼しました」 **だいへん【代返】**[名][-スル]学校などで、出席をとるとき、欠席した生徒の代わりに返事をすること。 **だいべん【大便】**[名]肛門[こうもん]からの排出[はいしゅつ]物。くそ。 **だいべん【代弁】**[名][-スル]①本人に代わって意見や希望などを述べること。「彼の気持ちを―する」②本人に代わって弁償[べんしょう]すること。[類]代償 **たいほ【退歩】**[名][-スル]以前より悪い状態になること。あともどりすること。[類]後退[対]進歩 <823> **たいほ【逮捕】**[名][-スル]警察が、犯罪者や容疑者[ようぎしゃ]などをつかまえること。「―状」[類]検挙 **たいほう【大砲】**[名]大きな弾丸[だんがん]を発射する兵器。おおづつ。「かぞえ方]門[もん] **たいぼう【耐乏】**[名][-スル]品物がとぼしくて不自由なのをがまんすること。「戦時中の―生活」 **たいぼう【待望】**[名][-スル]あることがらが実現するのを待ちのぞむこと。「―の品が手にはいる」 **たいほうりつりょう【大宝律令】**[名]大宝元年(七〇一)、刑部親王[おさかべのしんのう]・藤原不比等[ふひと]らが編集した律令制度の基本法。「律(=してはならないこと)」六巻、「令(=すべきこと)」一一巻。現存しないが、「令集解[りょうのしゅうげ]」などがその一部を伝える。 **たいぼく【大木】**[名]大きな木。[類]巨木・大樹 **たいほじょう【逮捕状】**[名]被疑者や犯人をとらえるために、検察官や警察官が請求[せいきゅう]し、裁判官がそれを認めて出す令状。 **だいほん【台本】**[名]映画・演劇・放送などで、せりふや動作を指示した本。上演のもとになる脚本[きゃくほん]。シナリオ。 **だいほんえい【大本営】**[名]戦時中に天皇のもとに置かれた陸海軍の最高統帥[とうすい]本部。「―発表」 **だいほんざん【大本山】**[名]仏教で、総本山の次位で、一宗派の末寺を管理する寺。 **たいま【大麻】**[名]①インドタイマからとった麻薬。マリファナ・ハシシなど。②「麻[あさ]」の別名。「―油」③伊勢神宮などの神社が発行するお札[ふだ]。▽もと、麻などでつくった幣[ぬさ]の敬った呼び名。 **タイマー**[名]①「ストップウォッチ」のこと。②スポーツ競技で、時間を計る人。計時員。③「タイムスイッチ」のこと。④「セルフタイマー」の略。|timer **たいまい【大枚】**[名]多額のかね。高額の貨幣[かへい]。だいま。「―をはたく」「―五万円を投じる」 **たいまつ【松明】**[名]マツや竹などを束ねて火をつけ、照明用にしたもの。「―をかざす」 **たいまん【怠慢】**[形動]なまけて、仕事や勤めをおろそかにすること。「職務―」[類]なおざり **だいみょう【大名】**[名]平安末から戦国時代にかけて、広い領地をもった武士。名主[みょうしゅ]や守護大名・戦国大名など。また江戸時代、一万石以上の土地をもった武士。[対]小名[しょうみょう] **だいみょうぎょうれつ【大名行列】**[名]江戸時代、参勤[さんきん]交代のために、各藩[はん]の大名が、江戸と領地のあいだを長い列を整えて往復した行列。 **だいみょうりょこう【大名旅行】**[名]大名がするような、ぜいたくで豪華な旅行。 **タイミング**[名]なにかをするのにちょうどいい瞬間。「絶好の―」「―が合う」|timing **タイム**[名]①シソ科の低木。かおりが強く、西洋料理などにそえる。タチジャコウソウ。|thyme ②①所要時間。時間。「―オーバー」「―トライアル」②球技などの試合で、一時的な中断。「―をかける」|time **タイムアップ**[名][-スル]規定の時間が終了すること。時間切れ。「―寸前に得点する」▽timeとupから。和 **タイムカード**[名]会社などで、タイムレコーダーにさしこんで、出勤や退出の時刻を記録するカード。「―をおす」|time card **タイムカプセル**[名]後世に伝えるために、今の時代を代表する品物や記録などをおさめて土中にうめておく容器。|time capsule **タイムキーパー**[名]競技などで、時間を計る人。時間を記録する人。|timekeeper **タイムスイッチ**[名]合わせた時刻になると、自動的に電流が流れたり切れたりする装置。タイマー。「―付き」|time switch **タイムテーブル**[名]時刻表。また、時間割り。行事予定表。|timetable **タイムマシン**[名]過去や未来を思いのままに旅することができるという、空想上の機械。|time machine **タイムリー**[形動]①〈形動〉時機がちょうどいいようす。適時。「―な企画」「―エラー(=相手の得点につながるミス)」①〈名〉「タイムリーヒット」の略。野球で、得点をあげることができる安打。|timely **タイムリミット**[名]許されるかぎりの時間。制限時間。しめきり。「―にまにあう」|time limit **タイムレコーダー**[名]出社時刻や退社時刻などをカードに自動的に記録する装置。|time recorder **だいめい【題名】**[名]書物や映画・芸術作品などの表題。タイトル。 **だいめいし【代名詞】**[名]①文法[ぶんぽう]名詞の一つ。文章の流れの中で、人・もの・場所などの名の代わりとしてそれをさすことば。人をさし示す人称代名詞と、場所や方向を示す指示代名詞(こそあど)がある。▽日本語の代名詞にはヨーロッパ語にはある性や数による区別がないが、その変わり、コ(近称)ソ(中称)ア(遠称)ド(不定称)という四つの体系がある。これ・それ・あれ・どれ、こっち・そっち・あっち・どっちなど。②そのものの性質や状態などを、ぴったりと言いあらわした呼び名。代表的、典型的な例。「小野小町[おののこまち]は美人の―だ」「無責任の―のようなやつ」 **たいめん【体面】**[名]世間[せけん]に対する体裁[ていさい]や面目[めんぼく]。「―をつくろう」「学校の―をけがす」[類]世間体 **たいめん【対面】**[名][-スル]①相手と対等に向きあって、直接に顔を合わせること。「十年ぶりに―する」[類]面会・面接 ②たがいに向きあうこと。 > **「つかいわけ」** →「面会」を見よ。 **たいめんこうつう【対面交通】**[名]車道と歩道の区別のない道路で、人が反対側からくる車と向かいあって通行すること。 **たいもう【大望】**[名]とてつもなく大きな望み。「―をいだく」[類]野望・野心・大志 **だいもく【題目】**[名]①書物や演説などの表題。タイトル。 <824> **ダイヤモンドダスト**大気中の水分がこおって氷のようになり、きらきらかがやいてうかぶ現象。寒い地方で気温が非常に低いときに見られる。細氷。[diamond dust] **ダイヤル**①[名]・[-スル]電話機の数字盤[ばん]。また、数字盤を回して電話をかけること。「―を回す」②[名]テレビやラジオなどの周波数を調節するつまみ。「―を合わす」[dial] **ダイヤルイン**交換台を通さないで、直接それぞれの電話機にかかる方式の電話。直通。[dial-in] **たいよ**【貸与】[名]・[-スル]貸しあたえること。「制服の―」「―奨学金」 **たいよう**【大洋】広く大きな海。大陸を囲む大海。[類]大海⇔大陸 ▽太平洋・大西洋・インド洋を「三大洋」、これに北極海・南極海を加えて「五大洋」という。「太洋」は誤り。 **たいよう**【大要】細かいところは省き、重要なところをまとめたもの。[類]大旨 **たいよう**【太陽】太陽系の中心にある恒星[こうせい]。表面の温度は約六〇〇〇度で、地球上の生物に光と熱をあたえる。[類]日・日輪 ▽明るくかがやいて中心となるものをたとえたり、生命力・青春・希望などを象徴したりもする。 **だいよう**【代用】[-スル]あるものの代わりとして使うこと。また、代わりとして使うもの。「一品」「―食(=米の代わりに食べるイモやめん類)」 **たいようけい**【太陽系】太陽を中心とする天体の集団。九つの惑星(=水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星‧海王星・冥王星)とその衛星、小惑星および彗星[すいせい]・流星などからなる。 **たいようしゅう**【大洋州】六大州の一つ。最小の州。オーストラリアと、その周辺諸島の区域。オセアニア。 **たいようでんち**【太陽電池】太陽光を電気エネルギーに変える装置。人工衛星などに利用する。 **たいようねんすう**【耐用年数】機械や施設などで、使用にたえて役に立つ年数。 **たいようのないまち**【太陽のない街】一九二九年。徳永直[すなお]の小説。共同印刷の労働者たちの、会社側に仲間の解雇撤回を要求したストライキが、厳しい弾圧により敗北するにいたる。 **たいようれき**【太陽暦】地球が太陽のまわりを一回転する時間を一年とするこよみ。代表的なものがグレゴリ暦で、一年を三六五日とし、四年に一度、三六六日のうるう年をつくり、ずれを調整する。⇔太陰暦 ▽日本では一八七二年から採用。 **たいよく(大欲)は無欲に似たり**①大欲をもつ人は、小さな欲望には見向きもしないので、無欲に見える。②欲の深い人は、欲に目がくらんで損をしやすく、結果として無欲の人と同じになる。 **だいよじさんぎょう**【第四次産業】従来の産業分類では第三次産業にふくまれていた、情報産業・知識産業をさす新しい言いかた。 **だいよんき**【第四紀】地質時代の区分のうちもっとも新しい新生代の後半で、約一七○万年前から現在まで。氷河期と間氷期をくりかえし、人類が発展した時代。さらに更新世(洪積世)と完新世(沖積世)に分けられる。 **たいら**【平ら】[名]・[形動]①[形動]高低やでこぼこがないようす。「土地を―にする」[類]水平・平坦②世の中に争いや不正がなく、おだやかなようす。「世が―におさまる」[類]平和・平安③[「お平らに」の形で]正座をくずして楽な姿勢でおすわりください、とすすめるときのことば。④[名]山間の広い平地。「善光寺―」▽ふつう、地名に付けて使われる。 **たいらか**【平らか】[形動]しっかりしていて、高低やでこぼこなどのないようす。「山の頂上は―である」②平和でおだやかなようす。「心中―ではない」 **たいらぐ**【平らぐ】[自動]平和に治まる。戦争や争いがなくなる。「戦乱が―」 **たいらげる**【平らげる】[他動]①全部食べたり飲んだりしてしまう。「ごちそうを―」 **だいもんじ**【大文字】①「大文字の火」の略。②大きく太く書いた文字。また、りっぱな文章。 **だいもんじのひ**【大文字の火】八月一六日の夜、京都市東山での如意ヶ岳[にょいがたけ]の西峰(=大文字山)の中腹で、盂蘭盆[うらぼん]の行事として「大」の字形にたくかがり火。大文字の送り火。 **たいや**【逮夜】仏教で、葬式の前夜。また、忌日や命日の前夜。▽「逮」は、およぶことで、翌日におよぶという意味。 **タイヤ**自動車や自転車などの車輪の外側にはめるゴムの輪。「ラジアルー」[tire] **ダイヤ**①「ダイヤモンド」の略。②トランプで、朱色のひし形のマーク。「◆」③「ダイヤグラム」の略。「―改正」 **たいやく**【大厄】①もっとも重い厄年。数え年で、男の四二歳、女の三三歳。②重大な災難。大難。 **たいやく**【大役】だいじな役目。責任の重い任務。「―をおおせつかる」[類]大任 **たいやく**【対訳】原文と訳文とを見比べられるように並べて書いてある本。「―源氏物語」 **だいやく**【代役】映画や演劇などで、急に出られなくなった俳優の代わりにその役を演じること。また、その人。「病気になった母の―をつとめる」[類]吹き替え⇔本役 **ダイヤグラム**列車や航空機などの運行表。ダイヤ。[diagram] **ダイヤモンド**①高温高圧のときにできる炭素の結晶。無色透明で、鉱物の中でもっともかたく、価値の高い宝石。また、工業用にも。金剛石。ダイヤ。ダイアモンド。▽四月の誕生石。②野球で、本塁・一塁・二塁・三塁を結んだ正方形のグラウンド。内野。「―を一周する」[diamond] ②討議や研究などでとりあげる問題。テーマ。③日蓮宗で唱える文句、「南無妙法蓮華経[なむみょうほうれんげきょう]」の七字。お題目。「おだいもく②」 <825> ②じゃまなものを退治する。「敵をー」 **たいらのきよもり**【平清盛】一一一八一一八一年。平安末期の武将。忠盛[ただもり]の長男。保元・平治の乱ののち太政大臣となり、娘の徳子を高倉天皇の皇后として、平家一門で権力を独占し、全盛時代を築いた。 **たいらのさだもり**【平貞盛】生没年未詳。平安中期の武将。父国香[くにか]がたがいとこの将門[まさかど]に殺害されたが、九四〇年、藤原秀郷[ひでさと]の協力をえて将門を討ち、承平[じょうへい]の乱を平定。子孫に清盛がいる。 **たいらのただもり**【平忠盛】一〇九六—一一五三年。平安後期の武将。清盛の父。鳥羽上皇の信任が厚く、武士としてははじめて昇殿を許された。平家の繁栄の基礎を築く。 **たいらのまさかど**【平将門】?―九四〇年。平安中期の武将。下総[しもうさ]を中心に乱(=承平の乱)を起こし、一時、関東地方を占領し、新皇と自称したが敗死。 **たいらん**【大乱】革命・内乱などが起こって、社会が大混乱すること。[類]大動乱 **だいり**【内裏】①「皇居」の古い呼び方。天皇の住居。[類]御所・宮中・禁裏[図]下段図②「内裏雛」の略。「―さま」 **だいり**【代理】本人に代わってものごとを処理すること。また、その役目を果たす人。「部長―」[類]代理人・名代 **だいりき**【大力】非常に強い力。また、人並みはずれた非常に力の強い人。たいりき。「―無双」[類]強力[ごうりき]・怪力[かいりき] **たいりく**【大陸】①地球上の広大な陸地。ユーラシア(=アジア・ヨーロッパ)・アフリカ・南アメリカ・北アメリカ・オーストラリア・南極の六大陸。⇔大洋②日本から見た中国。「―伝来の壷[つぼ]」 **たいりくてき**【大陸的】[形動]大陸の人に見られる、こせこせしないで、細かいことにこだわらず、のんびり大らかなようす。 **たいりくかんだんどうだん**【大陸間弾道弾】「アイシービーエム」 **たいりくせいきこう**【大陸性気候】海から遠くはなれた大陸内部の気候。昼夜・夏冬の気温の変化が大きく、雨量が少ない。⇔海洋性気候 **たいりくだな**【大陸棚】海岸から深さ二〇〇メートルぐらいまでのあいだの、ゆるやかに傾斜にする海底。多くは漁場。「たいりくほう」とも。 **だいりせき**【大理石】石灰岩が変質して再び結晶したもの。みがくと美しいつやや模様が出る。建築や彫刻などに使う。マーブル。 **たいりつ**【対立】[名]・[-スル]二つのものがたがいに反対の立場をとり、張りあうこと。「利害が―する」 **だいりてん**【代理店】特定の会社の代理を務める営業所。エージェンシー。 **だいりびな**【内裏雛】天皇・皇后の姿に似せてつくった、男女一対のひな人形。三月三日の桃の節句にかざる。 **たいりゃく**【大略】細かいところを省いたあらまし。「―を述べる」「―次のとおりです」 **たいりゅう**【対流】液体や気体の一部を熱したとき、温度の高くなった部分が上昇し、低い部分と入れかわる流れが生じ、全体に熱が伝わる運動。 **たいりゅう**【滞留】[名]・[-スル]旅さきに長くとどまっていること。[類]滞在・逗留②ものごとが移動しないでとどこおること。「郵便物の―」[類]停滞 **たいりゅうけん**【対流圏】大気圏で、地表から約一〇キロメートルの範囲。大気の対流が盛んで、雲の発生・降雨などの気象現象が起こる。 **たいりょう**【大量】数量が大きいこと。「―生産」[類]多量⇔少量 **たいりょう**【大漁】魚がいつもよりとくに、たくさんとれること。「―旗」⇔不漁 **たいりょう**【大猟】鳥やけものがたくさんとれること。⇔不猟 **たいりょうせいさん**【大量生産】同質同形の製品を、同時に多量につくりだすこと。量産。マスプロダクション。 **たいりょく**【体力】総合的なからだの力。運動や [図]だいり① 平安京内裏図 <826> 仕事をする筋力と病気などに対する抵抗力など。「―をつける」>気力・精神力 **たいりん**【大輪】花の大きさが、ふつうより大きいこと。だいりん。「―の菊[きく]」「―咲き」⇔小輪 **タイル**かべやゆかなどにはりつける陶磁器製のうすい板。「―ばりのふろ場」[tile] **ダイレクトメール**個人に直接送られてくる商品広告の郵便物。DM。[direct mail] **たいれつ**【隊列】一団としてきちんと並んでつくった列。「―を乱す」 **たいろ**【退路】にげみち。「―を断つ」⇔進路 **たいろう**【大老】江戸幕府の最高の役職。行政上の必要に応じて置かれる。 **だいろっかん**【第六感】五感以外にはたらくといわれる感覚。直観。インスピレーション。「ーにピンとくる」[類]霊感・勘 **たいわ**【対話】[名]・[-スル]きちんと向きあって話すこと。また、その話。「南北の―を進める」[類]対談 **たいわん**【台湾】日本列島の西南にある島。もと、中国の一部。現在、中国国民党政府が治め、中華民国と称する。面積約三万六〇〇〇平方キロメートル。政庁所在都市、台北[タイペイ]。主要言語中国語。 **ダイン**力の大きさの単位。一ダインは、一グラムの物体に一センチメートル毎秒毎秒の加速度を生じさせる力。記号は dyn[dyne] **たう**【多雨】雨の量や雨の日が多いこと。「高温―」「―多湿」 **ダヴィデ**生没年未詳。紀元前一〇世紀前半のヘブライ統一王国の第二代の王。ソロモンの父。南のユダ、北のイスラエルの全イスラエル地域を統一し、エルサレムを都と定めた。理想的な名君とされる。ダビデ。[David] **たうえ**【田植え】水田にイネの苗を植えること。「―歌」 **ダウへいきん**【ダウ平均】「ダウ式平均株価」の略。その日の平均株価を見かけの値下がり分だけ修正して計算しなおしたもの。単純平均▽アメリカのダウジョーンズ社が始めたところから。 **タウン**[造語]町。都市。まちなか。「―情報」「ベッドー」「―ウォッチャー(=社会風俗観察者)」「―ウエア(=外出着)」[town] **ダウン**[名]・[-スル]①[名]・[-スル]下がること。また、下げること。「コストー」⇔アップ②ボクシングなどで、たおれること。「―をうばう」▽つかれきって体調をくずすことのたとえにも使う。「過労でーする」③[名]鳥の羽毛。ふとんや防寒着などに使う。④[造語]野球で、アウトを数えることば。ダン。「ワンーフルベース」[down] **ダウンしょう**【ダウン症】染色体異常症の一つ。先天的に知能の発達がはばまれる。特有の顔つきがあり、感染症にかかりやすい。「ダウン症候群」の略。▽イギリスの医師ダウンの名から。 **たえ**【妙】[形動]ふしぎなほどに、すぐれているようす。「―なる楽[がく]の調べ」 **たえいる**【絶え入る】[自動]息がすっかり絶える。死ぬ。「―ような声」 **たえがたい**【堪え難い】つらくて、がまんできない。「―苦痛を感じる」「――屈辱[くつじょく]」 **だえき**【唾液】消化液の一つ。つばき。つば。 **たえしのぶ**【堪え忍ぶ】[他動]つらいことや苦しいことをこらえる。がまんする。「貧苦を―」 **たえず**【絶えず】[副]とぎれることなく。いつも、ずっと。「―まわりに気を配る」[類]常に・間断なく **たえだえ**【絶え絶え】[形動]いまにも絶えてしまいそうなようす。また、とぎれながらも続くようす。「息もーのありさま」「話し声が―に聞こえる」[類]断続的・とぎれとぎれ **たえて**【絶えて】[副][「絶えて〜ない」の形で]そのあとは一度も・・・ない。さっぱり・・・ない。「―おとずれる人もない」「―久しく会ってない」 **たえま**【絶え間】中断しているあいだ。切れているあいだ。「雲の―」「日々の―ない練習の成果」 **たえる**【堪える・耐える】[他動]①苦しみやつらさなどをがまんする。「寒さに耐える」「重圧に耐える」「感に堪えない」②それに対抗する、じゅうぶんな能力をもつ。変わらない状態でもちこたえる。「高温に耐える装置」「その任に堪える」③それをするに値する。「見るに堪えない」 >つかいわけ 「耐える」は、物理的な作用にこらえることに、「堪える」は、精神的な作用に応じられる意味に使う。 >つかいわけ 忍ぶ・耐える・こらえる どれもじっとがまんする意味だが、「忍ぶ」は、願いや意志をこっそりともっていて、人に知られないようにする。「人目を忍ぶ恋」。「耐える」は、外からの力に対抗してもちこたえるようにする。「非難に耐える」。「こらえる」は、じっと身をかたくして外にあらわさないようにする。「頭痛をこらえる」。 **たえる**【絶える】[自動]①続いていたものが途中で切れる。ほろびる。「人の行き来が―」「家系が―」②呼吸が終わる。死ぬ。「息が―」 **だえん**【楕円】横や縦に細長い円。長円。 **たおす**【倒す】[他動]①立っているものを転ばせる。「木を―」「なぐりー」②戦って相手を負かす。「横綱を―」③ほろぼす。「幕府を―」④ころす。「敵の大将を―」▽「斃す」「殪す」とも書く。⑤[「踏み倒す」の形で]借金を返さないままにする。 **たおやか**【嫋やか】[形動]姿や動作などが、美しくしなやかでやさしいようす。「―なものごし」「―な少女」[類]優美 ▽女性的な美しさに対して使う。「たお」は、竹が雪の重みにしなうようす。 **たおやめ**【手弱女】たおやかで、かよわい女性。古い言い方。「たわやめ」とも。⇔ますらお **たおやめぶり**【手弱女振り】和歌で女性的で優艶な和歌の作風。賀茂真淵[かものまぶち]が「古今集」の歌風を評した語。⇔ますらおぶり <827> **たおる**【手折る】[他動]手で折る。「道のべの花を―」 **タオル**布の表面に輪の形にした糸でけばを出した綿織物。また、それでつくった手ぬぐい。[towel] **タオルケット**タオル地でつくった毛布のような寝具[しんぐ]。「―にくるまる」 ▽ towel と ketから。 **たおれる**【倒れる】[自動]①立っているものが転ぶ。「柱が―」「生徒が―」②国家や政府などがほろびる。「平家[へいけ]が―」③病気などに負ける。死ぬ。「病[やまい]に―」▽「仆れる」「斃れる」とも書く。④破産する。倒産する。「借金で店が―」 倒れて後のち已[や]む たおれて死ぬまで努力する。たおれて死んだときに、はじめて終わるという意味。 **たか**【高】[造語]①[名]◎収入や生産の数量。「売上―」②程度。かぎり。ねうち。「―が知れている」③「だか」①[造語][「高〜」の形で]高さなどの高いことをあらわす。「―げた」「―島田」「―台」「―望み」 高が知れている どうせ、たいしたことはないとわかっている。 高を括る どうせたいしたことはないと、相手の力をあまくみる。みくびる。 **たか**【多寡】多いことと少ないこと。多少。「金額の―が問題ではない」 **たか**【鷹】ワシタカ科の鳥のうち小形のもの。大形はワシ。猛鳥[もうきん]で、小動物をとらえて食べる。▽昔、飼いならして鷹狩りに用いた。 **たが**【箍】おけのまわりにはめる、竹や金属でつくった輪。[図]下段図 箍が緩む ①年をとってにぶくなる。②緊張がゆるんで、しまりがなくなる。 **だか**【高】[造語]数量や金額の合計をあらわす。「生産―」「売上―」「漁獲―」「現在―」 ②株価などの値段が上がること。「五円―」⇔安 だが [接]前の内容とは反対な、あるいは対照的なことを続けるときのことば。そうではあるが。「とてもおそろしい。―もう一度見たい」▽話しことばでは男性が使う。 **たかい**【他界】[名]・[-スル]①この世でない別の世界。あの世。②人が死ぬこと。▽文章語。 **たかい**【高い】①基準となる面から上までのへだたりが大きい。「背が―」「―山」②程度・数値・位・能力などが大きい。「評判が―」「気温が―」「―地位」「―学力」「目が―」「鼻がー」③音の振動数が多い。「―声の人」⇔低い④かねがかかる。「野菜が―」⇔安い **たかいびき**【高鼾】安心してねているときに出す大きないびき。また、いびきをかいて寝入ること。[類]高まくら **たがう**【違う】[自動]ちがう。一致しない。古い言い方。「寸分[すんぶん]もたがわない」②はずれる。そむく。「法に―」 **たがえる**【違える】[他動]①かみあわないようにする。一致させないようにする。「日を―」②きまりを破る。そむく。ちがえる。「約束を―」 **たかが**【高が】[副]どんなに大きく考えても結局、大したことではないようす。たかだか。「―子供と軽く見くびる」[類]せいぜい **たかがり**【鷹狩り】飼いならしたタカなどを使って、野鳥をとらえる狩猟。 **たかく**【多角】①角がいくつもあること。「―形」②多方面にわたること。「農業の―化」「―貿易」▽単独では使わない。 **たがく**【多額】[形動]金額が多いこと。「―の資金が必要だ」[類]巨額・高額⇔少額 **たかくけい**【多角形】三本以上の直線で囲まれた平面図形。たかっけい。[類]多辺形 **たかくけいかく**【多角経営】一つの企業が、安定・効率化を目的に、いくつかのちがった事業をあわせておこなうこと。 **たかぐもり**【高曇り】うすい雲が高く空全体にかかっていること。また、そのような空。 **たかさご**【高砂】①謡曲の曲名。マツの精が老夫婦の姿であらわれ、名松の由来を語る。婚礼の席などでよくうたわれる。②「台湾」の古い呼び名。「―族」 **だがし**【駄菓子】ムギ・アワ・くず米などの安い材料でつくった、子供などが小銭で買えるような菓子。かりんとう・ねじりぼうなど。「―屋」 **たかしお**【高潮】台風などの影響で水位が高まり、高い波が海岸におし寄せてくること。[類]津波▽「津波」は、地震で起こるものをいう。 **たかしまだ**【高島田】日本髪の髪形の一つ。昔は未婚の女性の髪形だったが、現在は花嫁が結婚式で結う。「文金[ぶんきん]―」 **たかじょう**【鷹匠】江戸時代、大名などに仕えてタカを飼いならして訓練した役。 **たかすぎしんさく**【高杉晋作】一八三九—一八六七年。幕末の志士。長州藩士。吉田松陰に学び、尊王攘夷運動に加わり、下関の外国船砲撃に奇兵隊を結成、倒幕にむけて長州藩を統一した。 **たがいに**【互いに】[副]双方がいっしょになって。「―協力しあう」②かわるがわる。「―あいさつを交わす」 **たがいちがい**【互い違い】異なる二つのものが入れちがいになるようす。かわるがわる。交互に。「白と黒の―」「男女ーに並ぶ」 **たがじょう**【多賀城】宮城県中部の市。奈良時代、東北地方支配のために、国府・按察使[あぜち]・鎮守府が置かれた。 [図]たが た <828> **たかせぶね**【高瀬舟】浅瀬用の、底が平たくて浅い川舟。 **たかせぶね**【高瀬舟】一九一六年。森鷗外の短編小説。島流しとなる罪人を護送する同心が、弟殺しの男から、瀕死[ひんし]の弟にたのまれ、その苦痛を見かねて殺す心境にいたったいきさつを聞く。 **たかだい**【高台】まわりより少し高い台地。「港の見える―にある家」 **たかだか**【高高】[副]①とても高く、堂々としたようす。「―と持ちあげる」②どんなに大きく考えても。「―三〇〇円の品」[類]せいぜい▽多く、数量をあらわす語の上に付く。 **だかつ**【蛇蝎】ヘビとサソリ。人々がひどくおそれ、きらうもののたとえ。「―のごとくきらう」 **たかつき**【高坏】昔、食物を盛るのに使った器。盆に一本の足をつけたもの。 **だがっき**【打楽器】打って音を出す楽器。太鼓やカスタネットなど。▽ほかに、管楽器・弦楽器。 **たかっけい**【多角形】「たかくけい」 **たかとび**【高飛び】[-スル]悪事をはたらいたあと、犯人などが外国などへにげること。 **たかとび**【高跳び】陸上競技で、高いバーを跳びこえて、その高さを競うもの。走り高跳び(ハイジャンプ)と棒高跳びがある。 **たかな**【高菜】アブラナ科の一年草。カラシナの一種。葉や茎[くき]はからく、つけものにする。 **たかなる**【高鳴る】[自動]①興奮して胸がどきどきする。「若い血が―」②音が高く鳴りひびく。「ファンファーレがー」 **たかね**【高値】①値段が高いこと。「―がつく」②株の相場で、その日のいちばん高い値段。⇔安値 **たかね**【高根・高嶺】高い山。高いみね。「富士のー」「―の月」 高根の花 遠くからながめるだけで手にとることができないもの。▽美人や高価なものにいう。 **たがね**【鏨・鑽】鉄板などを切ったりけずったりするのに使う、鋼鉄製ののみ。 **たかのぞみ**【高望み】能力や身分をこえた、大きすぎる望み。 **たかのちょうえい**【高野長英】一八〇四—五〇年。江戸後期の蘭学者。長崎でシーボルトに学び、開港論を唱えて幕政を批判したため、蛮社の獄でとらわれた。のち脱獄し、諸国に潜伏したが、おそわれて自殺。著書「夢物語」。 **たかのふさたろう**【高野房太郎】一八六八—一九〇四年。明治期の社会運動家。長崎生まれ。アメリカに留学して労働問題を学び、帰国後、片山潜[せん]らと労働組合期成会を組織した。消費組合運動など、労働運動の先駆者。 **たかは**【鷹派】相手と妥協せず、自分たちの主張だけを、武力や権力でかたくなにおし進めようとする考えの人たち。[類]強硬派⇔はと派 **たかはしかげやす**【高橋景保】一七八五ー一八二九年。江戸後期の天文・地理学者。伊能忠敬[いのうただたか]の測量をひきつぎ、「大日本沿海輿地全図」を完成。それをシーボルトにわたしたことが発覚してとらえられ、獄中で死亡した。 **たかはしかずみ**【高橋和巳】一九三一一七一年。昭和期の小説家・中国文学者。大阪生まれ。戦争・宗教・政治などの問題をとりあげて、知識人の内面的な苦悩をえがいた。代表作「悲の器[うつわ]」「憂鬱なる党派」。 **たかはしこれきよ**【高橋是清】一八五四一一九三六年。明治から昭和期の政治家。江戸生まれ。日銀総裁を務めたのち、一九二一年首相。内閣は半年ほどで総辞職。その後も大蔵大臣として金融恐慌の収拾に努めたが、二・二六事件で暗殺された。 **たかはしのむしまろ**【高橋虫麻呂】生没年未詳。奈良前期の歌人。官吏として過ごした東国の伝説を題材にした歌が、「万葉集」に収められている。「高橋連[むらじ]虫麻呂歌集」。 **たかはしゆいち**【高橋由一】一八二八一八九四年。幕末・明治期の洋画家。江戸生まれ。イギリス人画家ワーグマンらに学び、写実的な手法で静物などをえがいた。また、私塾を開き後進の育成にもつくした。代表作「花魁[おいらん]」「鮭」。 **たかはまきょし**【高浜虚子】一八七四一一九五九年。明治から昭和期の俳人・小説家。愛媛県生まれ。本名は清。正岡子規[しき]に師事し、雑誌「ホトトギス」を主宰。客観写生による花鳥諷詠[ふうえい]を主張した。写生文や小説もある。 **たかはりぢょうちん**【高張り提灯】長いさおのさきにとりつけて、高くかかげるようにしたちょうちん。 **たかびしゃ**【高飛車】[形動]一方的に、自分は高い位置にいるものだとして、相手にものも言わせない態度。「―な態度に出る」[類]高圧的・居丈高[いたけだか]▽将棋で、自陣の構えより高い位置に飛車をすえて、相手を威圧する戦法から。 **たかぶる**【高ぶる】[自動]①落ち着かずに興奮する。「気持ちが―」②おうへいな態度をとる。「おごり高ぶった態度」 **たかまがはら**【高天原】日本神話で、神々が住んでいたという天上界。たかまのはら。 **たかまくら**【高枕】①安心してねること。すっかり気を許していること。[類]高いびき②日本髪をくずさないでねるための高いまくら。 **たかまつづかこふん**【高松塚古墳】奈良県明日香[あすか]村にある円墳。一九七二年に彩色壁画が発見され、七世紀末ごろのものとされている。 **たかまる**【高まる】[自動]程度や度合いが強くなる。大きく盛りあがる。「期待が―」「関心が―」 **たかみ**【高み】高いところ。「はるか―から見おろす」⇔低み [図]たかはりぢょうちん <829> 高みの見物 直接関係していないので、なりゆきをのんきに見ていること。[類]対岸の火事▽「高見の見物」は誤り。 **たかみじゅん**【高見順】一九〇七——六五年。昭和期の小説家。福井県生まれ。本名は高間芳雄。左翼運動から転向した苦悩を都会人の感覚をふまえてえがく。詩集に「死の淵[ふち]より」、小説に「故旧忘れ得べき」「如何なる星の下に」「いやな感じ」、評論に「昭和文学盛衰史」など。 **たかみねじょうきち**【高峰譲吉】一八五四—一九二三年。明治・大正期の化学者。越中[えっちゅう]高岡生まれ。アメリカにわたって研究中タカ‐ジアスターゼを発見し、結晶化に成功した。 **たかむこのくろまろ**【高向玄理】?一六五四年。古代の学者。名は黒麻呂とも。遣隋使として留学。大化の改新で、僧旻[みん]とともに国博士として行政機構を整備。遣唐使となり入唐、長安で死亡。 **たかむらこううん**【高村光雲】一八五二—一九三四年。明治から昭和期の彫刻家。江戸生まれ。養父の仏師高村東雲[とううん]から学んだ伝統的な木彫りの技法に、新しい写生的な手法を調和させた。代表作「西郷隆盛像」「老猿[ろうえん]」。 **たかむらこうたろう**【高村光太郎】一八八三—一九五六年。大正・昭和期の詩人・彫刻家。東京生まれ。光雲の子。彫刻を学びロダンの影響を受ける。詩は人道主義の傾向が強く、生命感あふれる口語自由詩を発表した。詩集「道程」「智恵子抄」など。 **たかめる**【高める】[他動]位置を高くする。ものごとの程度を強くする。「機械の性能を―」 **たがやす**【耕す】[他動]作物を植えるため、田畑をほりかえす。「裏の畑を―」 **たかやまうこん**【高山右近】一五五二—一六一五年。安土桃山時代のキリシタン大名。織田信長・豊臣秀吉・前田利家に仕えたが、江戸幕府の禁教令で国外追放となり、マニラで病死した。 **たかやまちょぎゅう**【高山樗牛】一八七一—一九〇二年。明治期の評論家。羽前[うぜん]生まれ。本名は林次郎。小説「滝口入道[にゅうどう]」で文壇に登場。雑誌「太陽」の主幹となり、古来の伝統を重視する日本主義を唱えた。評論に「美的生活を論ず」「日蓮と基督[キリスト]」など。 **たかゆかしきそうこ**【高床式倉庫】湿気やネズミの害などを防ぐために、ゆかを高くした倉庫。弥生時代、穀物の貯蔵に使った。 **たから**【宝】①金・銀・宝石など、数が少なく、きわめて高価な品物。②かけがえのないもの。「彼こそ国の―だ」③「おたから」 宝の持ち腐れ せっかく役に立つものを持っているのに、それを利用しないからもったいないこと。 **だから**[接]前に述べた理由や条件から、当然の結果や結論を言うときのことば。「きのう、ひどい雨が降った。―、花が散ったんだ」▽口語で使う。 **たからいきかく**【宝井其角】「えのもときかく」 **たからか**【高らか】[形動]声や音が、ほこらしげに大きくひびきわたるようす。「―に勝利を宣言する」 **たからくじ**【宝籤】地方公共団体などが、事業資金集めのために売りだす抽選付きの券。賞金を受ける。 **たからじま**【宝島】一八八三年。イギリス、スティーヴンソンの小説。少年ジムが秘宝の地図を手に入れ、宝探しに出かけて海賊らと争奪戦を演じる、海洋冒険物語。[Treasure Island] **たからぶね**【宝船】いろいろな宝物や七福神を乗せた帆かけ船。また、それらをえがいた絵。正月二日の夜、この絵をまくらの下に入れてねると、よい初夢が見られるという。 **たからもの**【宝物】宝とするもの。「ほうもつ」とも。 **たかり**【集り】[-スル]人をおどして金品をうばうこと。また、そのようにうばう人。「ゆすりーをはたらく」 **たかる**【集る】[自動]①あまいものにアリが集まるように一つのもの、一か所に寄る。「はえが―」[類]群がる②人をおどして金品を手に入れる。また、飲食代などをおごらせる。「弱みをにぎられ、たかられる」 >つかいわけ 「集まる」を見よ。 **たがる**[助動][意味]希望「学校へ行きたがらない」「食べたがって困る」「彼もきっと見たがります」「何でも知りたがる」「見たがれば見せてもよい」▽「たがる」は他人の希望をあらわすのに用いるので、造語成分(接尾語)と見る考えもある。[接続]動詞および助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」の連用形に付く。[活用]五段型。▽助動詞「たい」の語幹に接尾語「がる(=・・・のようすをする)」が付いたもの。 **たかわらい**【高笑い】[-スル]あたりかまわず、大声で笑うこと。「勝利者の―」 **たかん**【多感】[形動]小さなことにも感じやすく、傷つきやすいようす。感受性が強いようす。「―な思春期」[類]多情 **だかん**【兌換】紙幣を正貨とひきかえること。「―券」▽「兌」も「換」も、とりかえること。 **だかんしへい**【兌換紙幣】銀行が金貨や銀貨とひきかえる約束で、発行した銀行券。⇔金不換紙幣 **たき**【滝】高いがけから勢いよく落ちる水の流れ。「―のようなあせ」[類]瀑布 たき【滝】(瀧) 滝 10画 全13画 滝 滝 滝 滝 音は「ロウ」。「急滝」「奔滝(=はやせ)」 滝川 滝壷 華厳の滝 たき **たき**【多岐】[形動]いろいろな方面に分かれていること。「話が―にわたる」 <830> **だき**【唾棄】[名]・[-スル]つばをはきかけたくなるほど、ひどくきらい、軽べつすること。「―すべき人物」 **だきあう**【抱き合う】[他動]たがいに相手をだく。「かたく―」 **だきあわせ**【抱き合わせ】「抱き合わせ販売」の略。客のほしがる商品に売れゆきの悪い商品を組みあわせて売りつけること。 **だきかかえる**【抱き抱える】[他動]だくようにしてかかえる。「ぬいぐるみを―」 **たきぎ**【薪】かまどや炉などで、燃料としてたく細い枝木。「―拾い」[類]まき **たきぎのう**【薪能】社寺で、夜、たきぎをたいておこなう野外能。▽もと陰暦二月、奈良興福寺南大門前でおこなわれた春日大社の神事能。現在は五月におこなう。 **たぎご**【多義語】いくつもの意味をもつ語。基本語に多い。たとえば、「はかる」には、長さや重さを調べる意味のほかに、想像する、計画する、だますなどの意味がある。「時間を計る」「高さを測る」「目方を量る」「自殺を図る」「まんまと謀[はか]られた」「会議に諮[はか]る」。 **だきこむ**【抱き込む】[他動]①うでの中にかかえいれる。②自分の仲間にひき入れる。うまく味方にする。「有力者を仲間に―」 **たきざわばきん**【滝沢馬琴】一七六七—一八四八年。江戸末期の読本作者。本名は解[とく]。山東京伝[さんとうきょうでん]に師事。勧善懲悪を主とした大作「南総里見八犬伝」や「椿説弓張月[ちんせつゆみはりづき]」をあらわした。曲亭[きょくてい]馬琴とも。 **タキシード**男性用の夜間の礼服。正式な礼服であるえんび服の代わりに着る。[tuxedo] **たきしめる**【焚き染める】[他動]香などをたいて、そのかおりを衣服に染みこませる。 **だきしめる**【抱き締める】[他動]しめつけるように、強くだく。かたくいだいて、はなさない。「胸に―」「思い出を―」 **だきすくめる**【抱き竦める】[他動]だきしめて、相手の身がかたくなって動けないようにする。「かたを―」 **だきつく**【抱き着く】[自動]とりついて、しっかりだく。「走りよって―」 **たきつける**【焚き付ける】[他動]①かまどなどの火をつけて燃やす。「ふろを―」②相手の気持ちを刺激をしてけしかける。そそのかす。「たきつけられて悪事にはしる」 **たきつけ**【焚き付け】火の燃えつきをよくするために使う、燃えやすい小枝や紙。「―の松葉」 **たきつぼ**【滝壷】たきの落ちる真下の、深くなっているところ。滝口 **タキトゥス**五五?—一一五?年。古代ローマの歴史家。帝政には批判的で、共和政治を支持する立場からローマ政治史「年代記」を書く。また、代表作「ゲルマニア」は、古ゲルマンの土地や習俗を知る重要な史料。[Cornelius Tacitus] **たきび**【焚き火】庭や道などで、落ち葉などを燃やすこと。 **たきぼうよう**【多岐亡羊】学問が多方面にわたっていて、真理をつきとめにくいこと。また、考えかたがいろいろあって、どれをとるか迷うこと。▽にげたヒツジを追う者が、道が多く分かれていて見失ってしまうこと。中国、「列子」から。 **だきゅう**【打球】野球やゴルフなどで、打った球。 **たきょう**【他郷】故郷をはなれた、よその土地。「―で苦労する」[類]他国・異郷 **だきょう**【妥協】[名]・[-スル]たがいに異なる意見や主張をゆずりあって話をまとめること。「―が成立する」「―案」[類]譲歩 **たきょくか**【多極化】中心になるものがなく、勢力が分散して対立すること。「情勢が―する」 **たぎる**【滾る】[自動]①にえて沸騰する。「湯が―」②いかりや悲しみなどの激しい感情がわきあがる。「血が―」③川の水などが激しく流れる。また、水などがわきかえる。「滝つぼにたぎり落ちる水」 **たきれんたろう**【滝廉太郎】一八七九一一九〇三年。明治期の作曲家。東京生まれ。ドイツ留学中に病気となり、帰国。才能をおしまれつつ若くして死んだ。「荒城の月」「花」などの名曲がある。 たく【宅】 宅 3画 全6画 宅 宅 宅 宅 ①すまい。いえ。②自分の家。「―の主人」③妻が自分の夫を、他人に言うときのことば。「―もそう申しております」>「おたく」 タク 宅地、宅急便[びん]、住宅、邸宅、別宅、帰宅、自宅、拙宅[せったく] 安宅[あたか]の関、大宅(姓氏)、三宅(姓氏) たく【択】(擇) 択 4画 全7画 択 択 択 択 よいものをえらびとる。 タク 採択、選択、二者択一[にしゃたくいつ] 択[えら]ぶ、択[よ]る、択捉[えとろふ]島 たく【沢】(澤) 沢 4画 全7画 沢 沢 沢 沢 ①水がたまって水草の生えているところ。さわ。②たくさんある。うるおう。③うるおいをあたえる。めぐむ。つや。 タク ①沼沢、水沢②沢山[たくさん]、潤沢、贅沢[ぜいたく] <831> 沢[さわ]、遺沢、恩沢、恵沢[けいたく]、光沢 沢辺、谷沢 沢瀉(植物名)、沢庵[たくあん] たく【卓】 卓 6画 全8画 卓 卓 卓 卓 ①ずばぬけて、すぐれている。たかい。②つくえ。テーブル。「―をたたいて熱弁をふるう」 タク ①卓越、卓見、卓説、卓抜②卓球、卓上、円卓、食卓 たく【拓】 拓 5画 全8画 拓 拓 拓 拓 ①土地をきりひらく。②石碑などの文字を墨で紙に刷りとったもの。 タク ①拓殖、開拓②拓本、魚拓[ぎょたく] 拓[ひら]く たく【託】 託 言・3画 全10画 託 託 託 託 ①たよりにして、まかせる。②他のことを口実にする。かこつける。「◆「託する」を見よ。 タク ①託児所、信託②託宣、仮託、神託、嘱託、託送、委託、結託 託[ことづ]かる、託[ことづ]ける、託[かこ]つける たく【濯】 濯 14画 全17画 濯 濯 濯 濯 水であらう。すすぐ。 タク 洗濯 たく【啄】(豚) 啄 口・7画 全10画 啄 啄 啄 啄 ついばむ。くちばしでつつく。 タク 啄害、啄木[たくぼく] 啄木鳥[きつつき] たく【琢】(琢) 琢 王・7画 全11画 琢 琢 琢 琢 ①玉を刻んでみがく。②努力して学問や技術をみがき高める。 タク ①彫琢[ちょうたく]、②切磋琢磨[せっさたくま] たく【宅/卓】「漢字項目を見よ。 たく【炊く】[他動]①火にかけて食べられるようにする。とくに、米をにる。「ごはんを―」②[焚く]火を燃やす。また、燃料を火の中に入れて燃やす。「まきを―」「石炭を―」③[焚く]火を燃やして水をわかす。「ふろを―」④[炷く・薫く]香をくゆらす。「香を―」「線香を―」 **だく**【諾】 諾 言・8画 全15画 諾 諾 諾 諾 承知する。ひきうける。「はい」と答える。 ダク 諾否、唯々諾々[いいだくだく]、応諾、快諾、承諾、内諾 諾[うべな]う **だく**【濁】 濁 13画 全16画 濁 濁 濁 濁 水がすんでいない。よごれ、にごる。⇔清 ダク 濁音、濁点、濁流、汚濁、清濁 にごる・にごす 川が濁る、濁り酒/お茶を濁す 濁世[じょくせい]、濁声[だくせい]、濁酒[どぶろく] **だく**【抱く】[他動]相手を両うででしっかりしめて動かないようにする。「赤んぼうを―」 >つかいわけ 「抱かかえる」を見よ。 **たくあん**【沢庵】干したダイコンを塩と米ぬかなどでつけたもの。たくあんづけ。「たくわん」とも。▽江戸初期の禅僧沢庵が始めたという。 **たくあん**【沢庵】一五七三—一六四五年。江戸初期の僧。名は宗彭[そうほう]。天皇が許したむらさきの僧衣を幕府がとりあげたことに抗議して出羽に流される。赦免後は徳川家光の帰依を受け、詩歌・俳諧・茶道に通じ、書もたくみであった。「沢庵づけ」を始めたともいわれる。 **たぐい**【類・比】①同じ程度のもの。「―まれな秀才」②同じ種類のもの。同類。「いわゆる暴力団の―」 **たくいつ**【択一】いくつかの中から一つを選ぶこと。「二者―」 **たくえつ**【卓越】[名]・[-スル]他よりはるかにすぐれていること。「―した才能の持ち主」[類]卓抜・卓絕 **だくおん**【濁音】ガ行・ザ行・ダ行・バ行の各音。かなに濁点「゛」をつけてあらわす。→清音・半濁音 **たくさん**【沢山】[名]・[形動]①[副]数や量が、多いようす。「話したいことはまだ―ある」[類]いっぱい②[形動]これ以上もういらないと、強くことわることば。「悲しいことはもう―だ」「お茶はもうー」[類]結構 **たくしあげる**【たくし上げる】[他動]衣服のそでやすそなどを、手でまくってひき上げる。「そでを―」 **タクシー**求めに応じ、客を乗せて営業する車。[類]ハイヤー[taxi] **たくしこむ**【たくし込む】[他動]①はしょった衣類のすそを帯の下やズボンの中などにはさみ入れる。②ひき寄せて自分の手もとにかき集める。 **たくじしょ**【託児所】親が働きに出ているあいだ、子供を預かって世話をする施設。 **たくじょう**【卓上】机やテーブルの上。「―カレンダー」[類]机上 **たくしょく**【拓殖・拓植】未開の土地を切り開いて、人が住みつくこと。[類]開拓 **たくしん**【宅診】医者が、自宅で患者を診察すること。⇔往診 **たくす**【託す・托す】[他動]「たくする」 **だくすい**【濁水】にごった水。にごりみず。[類]泥水⇔清水 <832> **たくする**【託する・托する】[他動]①自分にできないことを他の人にたのんだり、まかせたりする。「ことづてを―」「夢を子供に―」②他のものやことばなどを借りてあらわす。「今の心境を歌に―」「たくす」とも。 **たくせつ**【卓説】人よりすぐれた考えや意見。「名論―」[類]卓論・高説⇔愚説 **たくぜつ**【卓絶】[名]・[-スル]比べもののないほどにすぐれていること。「―した知識」[類]卓越・卓抜 **たくせん**【託宣】神のお告げ。どたくせん。「―が下る」[類]神託 **たくそう**【託送】[名]・[-スル]運送店などにたのんで荷物を送ること。「手荷物を―する」 **だくだく**【諾諾】[副]逆らわずに人の言いなりになるようす。すぐに承諾するようす。「―と従う」「唯々―」 **たくち**【宅地】住宅を建てるための土地。また、家の敷地。「―を造成する」 **だくてん**【濁点】かな文字の右上につけて、濁音であることを示す記号。濁音符。にごり。「゛」 **タクト**①オーケストラなどの、指揮棒。また、指揮。「―をふる」「―をとる」②拍子。[Takt] **ダクト**導管。送風管や送水管など、冷暖房用の空気や水などを送るためのくだ。[duct] **たくはい**【宅配】新聞・牛乳・荷物などを、直接受取人の家まで配達すること。自宅配達。「―便」 **たくはつ**【托鉢】[名]・[-スル]僧や尼が、鉢を持ち経文を唱えながら家々を回り、かねや食べものなどをもらうこと。「修行のため―して歩く」「―僧」▽「託鉢」は誤り。 **たくばつ**【卓抜】[形動]ぬきんでて他の人にまねができないほど、すぐれているようす。「―した才能」「―な技術」[類]卓越・卓絕 **だくひ**【諾否】承知するか、承知しないか、一ーを問われる」 **タグボート**港の中などにある、小型だが強力な引き船。[tugboat] **たくぼく**【啄木】①「きつつき」の別名。②琵琶の三秘曲の一つ。▽他の二つは「流泉」「楊真操[ようしんそう]」。 **たくほん**【拓本】石碑や金属器などの表面に刻まれた、文字や模様に紙をあて、紙の上から墨をたたいて写しとったもの。石ずり。「墓石から家紋のーをとる」 **たくましい**【逞しい】①からだや心が強くて、しっかりしている。なにものにも負けない感じだ。「筋骨―若者」「―精神力」②勢いが盛んで、あきれるほどだ。「商魂―人」「想像をたくましくする」 **たくみ**【巧み】[名]・[形動]①[名]工芸品などの技巧や趣向。「―をこらす」②[形動]手ぎわがよく、じょうずなようす。「―にハンドルを操る」[類]巧妙 >つかいわけ 巧み・うまい 「巧み」は、技術的にくふうされてみごとなようす。「巧みな筆さばき」「ことば巧みにだます」。「うまい」は、広く「じょうずだ」という意味だが、ことに相手の弱点、ものごとのすきをついて望む結果をえるときに使う。「うまいこともうけた」。 **たくみ**【匠・工】手作業で、ものをつくる職人。細工師。大工。「飛騨の―」 **たくむ**【巧む・工む】[他動]①わざをいろいろ考えて、よい方法をくふうする。②[「たくまざる」の形で]うまくやろうとねらったりしないで、しぜんにあらわれる。「自然のたくまざる美しさ」③[「たくまずして」の形で]特別にくふうや技巧をこらさないのに。「たくまずして社会風刺となる」 **タクラマカンさばく**【タクラマカン砂漠】中国北西部の、崑崙[こんろん]山脈の北に広がる砂漠。その北・南をかつてシルクロードが通じていた。 **たくらむ**【企む】[他動]とくに、よくないことをしようと計画する。「謀反を―」[類]もくろむ **たぐりこむ**【手繰り込む】[他動]ひき寄せて自分の手中に入れる。「釣り糸を―」 **だくりゅう**【濁流】にごった水の流れ。「―にのまれる」⇔清流 **たぐる**【手繰る】[他動]①少しずつ自分の手もとにひき寄せる。「あみを―」「糸を―」②話のすじなどをもとのほうへたどる。「記憶を―」 **たくろん**【卓論】すぐれた議論や意見。[類]卓説・卓見 **たくわえ**【蓄え・貯え】ためること。ためたもの。とくに、貯金。「とぼしい―もいよいよ底をつく」 **たくわえる**【蓄える・貯える】[他動]①集めてとっておく。将来にそなえる。「かねを―」「知識を―」②髪の毛やひげを生やす。「あごひげを―」 **たけ**【丈】①高さ。とくに、身長。「―の高い人」②着物の長さ。「そでの―を測る」③全部。あるたけ。「心の―」「思いの―」 **たけ**【竹】イネ科の多年生植物。幹は中がからになっていて多くの節があり、竹細工や建築材料に使う。地下茎でふえ、若芽はたけのことして食べる。「木に―をつぐ」 竹を割ったよう 性質がさっぱりしているようす。 **たけ**【岳】高く険しい山。高山。 **たけ**【他家】よその家。「―に寄食する」 **だけ**[副助]①限定をあらわす。「きみに―は言っておこう」「一日一待ってあげよう」「食べられる分―とりなさい」▽「しか」との区別については、「しか」の▼を見よ。②程度の限界をあらわす。「やれる―やったから後悔はない」「これ―言ってもわからないのか」③[「~だけに」「~だけあって」などの形で]程度に相応した。・・・にふさわしい状態である。「経験が豊富な――に落ち着いている」「安い―あってすぐにこわれた」「自慢する―のことはある」 <833> ④[「~ば~だけ」の形で]動作に応じて分量が大きくなることをあらわす。「食べれば食べる―太る」「なやめばなやむ―成長する」▽「ほど」と用法が似ているが、「だけ」は分量をあらわし、「ほど」は程度をあらわす。 **たげい**【多芸】[形動]いろいろな芸ができること。「―多能」「―多才」⇔無芸 **たけうちせいほう**【竹内栖鳳】一八六四—一九四二年。明治から昭和期の四条派の流れをくむ日本画家。京都生まれ。本名は恒吉。清楚にして気品高い独自の画風を開いた。代表作「鯖[きょ]」「斑猫[はんびょう]」。 **たけうま**【竹馬】二本の竹ざおの途中につけた足がかりの上に乗り、さおの上のほうを持って歩く遊び道具。▽「竹馬の友」は「ちくばのとも」と読む。 **だげき**【打撃】①強く打ちたたくこと。「頭に―を受ける」②精神的なショックや物質的な損害。「不合格の―から立ちなおる」[類]衝撃③野球で、投手の投げたボールを打者が打つこと。バッティング。「―戦」「―妨害」 **たけくらべ**【丈比べ】「せいくらべ」の古い言い方。 **たけくらべ**【たけくらべ】一八九六年。樋口一葉の短編小説。吉原近辺にすむ寺の息子と、妓楼[ぎろう]の娘のあわい恋を中心にした子供の世界を、夏祭りや酉[とり]の市を背景にえがきだしたもの。 **たけだいずも**【竹田出雲】二世。一六九一—一七五六年。江戸中期の浄瑠璃作者。近松門左衛門に学び、人形浄瑠璃の最盛期を築く。合作「仮名手本忠臣蔵[かなでほんちゅうしんぐら]」「菅原伝授手習鑑[すがわらでんじゅてならいかがみ]」「義経千本桜[よしつねせんぼんざくら]」など。 **たけだかつより**【武田勝頼】一五四六一八二年。安土桃山時代の武将。信玄の子。父の没後、長篠[ながしの]の戦いに大敗。さらに天目山[てんもくざん]の戦いで織田信長に敗れて自害し、武田氏は滅亡した。 **たけだけしい**【猛猛しい】[形]①あらあらしいほど勇ましい。「―顔つき」[類]獰猛②ずうずうしい。「ぬすっと―とはこのことだ」 ▽古語《たけし「たけ」は「背丈が」の「丈」と同じ。高いところから他を見くだすような、高圧的な勢いのあるようすをいう。「たけき者もつひには滅びぬ(=いばって勢いのある者も最後にはほろびてしまう)」(平家物語)。 **たけだしんげん**【武田信玄】一五二一―七三年。戦国時代の武将。本名は晴信。父を追放し、甲斐[かい]を中心にして信濃[しなの]にも進出。越後の上杉謙信と川中島で戦った。戦略家としてもすぐれる。 **たけだたいじゅん**【武田泰淳】一九一二|七六年。昭和期の小説家。東京生まれ。戦後派作家の一人。中国での戦争体験から、極限状況下に置かれた人間をえがいた。小説「ひかりごけ」「風媒花[ふうばいか]」、評論「司馬遷」など。 **たけちのくろひと**【高市黒人】生没年未詳。七世紀末の歌人。自然を題材に旅情をうたい、短歌一八首が「万葉集」に収められている。 **だけつ**【妥結】[名]・[-スル]対立する両者が歩みよって、話がまとまること。「交渉によりが―する」 **だけど**[接]「だけれども」の略。しかし。▽話しことば。 **たけとりものがたり**【竹取物語】九〇〇年前後。作者未詳。かぐや姫の誕生から貴公子たちの求婚、姫の昇天にいたる。わが国最古の物語。「竹取翁物語」とも。一巻。 **たけとんぼ**【竹蜻蛉】竹を飛行機のプロペラの形にけずり、中心に棒をさしこんで、その棒を手のひらで回して飛ばすおもちゃ。 **たけなわ**【酣】[名]・[形動]もっとも盛りであること。また、もっとも盛んな時期。「宴[うたげ]もーになる」「春―」 **たけのこ**【竹の子・筍】春に出る竹の若芽。食用。「―掘り」「雨後の―」 **たけのこせいかつ**【竹の子生活】たけのこの皮を一枚ずつはぐように、衣類などを売って食いつないだこと。▽第二次世界大戦後の困窮した生活をいった。 **たけのじょうおう**【武野紹鷗】一五〇二—五五年。戦国時代の茶人。村田珠光[じゅこう]に始まる侘び茶をさらに簡素化し、小座敷きの数寄屋を考案した。弟子に千利休がいる。 **たけのそのう**【竹の園生】「皇室」の別名。▽竹の生えている園のこと。中国で、梁の孝王が庭に竹を植えたことから。 **たけひさゆめじ**【竹久夢二】一八八四一一九三四年。明治・大正期の画家。岡山県生まれ。本名は茂次郎。叙情的で独特な美人画を多くえがいた。代表作「黒船屋」「女十題」。 **たけべあやたり**【建部綾足】一七一九一七七四年。江戸中期の国学者・読本作者。賀茂真淵に国学を学ぶ。晩年には「本朝水滸伝」「西山物語」など、読本の先駆となる作品を書いた。 **たけみつ**【竹光】竹でつくり、銀紙などをはって刀に見せかけたもの。⇔本身 **たけもとぎだゆう**【竹本義太夫】一六五一—一七一四年。江戸中期の浄瑠璃太夫。本名は五郎兵衛。義太夫節の開祖。大坂に竹本座を開設し、近松門左衛門と組んで、人形浄瑠璃を完成させた。 **たけやぶ**【竹藪】竹がたくさん生えている場所。竹林。「―に矢を射る(=むだなこと)」 **たけりくるう**【猛り狂う】[自動]くるったように激しくあばれる。「暴徒が―」 **たける**【荒る・猛る】[自動]激しい勢いであれくるう。「―荒波」 **たける**【哮る】[自動]おそろしい声でほえる。また、高い声ででするどくさけぶ。「とらの―声」「もずが―」 **たける**【長ける】[自動]①一つのわざにすぐれた才能がある。長年の経験を積んで技術がすぐれる。長じる。「商才にたけた人」 <834> **たける**【闌ける】[自動]①太陽が高くなって昼になる。季節などが真っ盛りになる。たけなわになる。「日たけて目覚める」「春が―」②季節や年齢が盛りを過ぎる。「秋たけて弱まるひざし」▽文章語。 **たけん**【他見】他人が見ること。他人に見せること。「―をはばかる」 **たげん**【他言】「たごん」 **たげん**【多元】ものごとの成り立つもとになるものが多くあること。「一放送」⇔一元 **たげん**【多言】[名]・[-スル]よくしゃべること。口数の多いこと。おしゃべり。「たごん」とも。「―を要しない」[類]多弁⇔寡言 **たげんろん**【多元論】世界が多くの根本原理から成り立っているとする考えかた。⇔一元論 **たこ**【凧・紙鳶】骨組みを、細い竹や木などでつくり、それに紙や布を張り、糸をつけて空に高くあげるもの。いか。いかのぼり。「―あげ」 凧の糸の切れたよう どこか遠くへ行ったまま、何の便りもない人のたとえ。 **たこ**【蛸・章魚】タコ科の軟体動物。吸盤のついた足が八本あり、頭に見える部分が胴。にげるときに墨をはく。食用。「―の共食い」「かぞえ方 杯[はい]・匹[ひき]」 **たこ**【胼胝】いつもすれたりおしつけられたりして、手足の皮ふが、厚くかたくなった部分。「ペンー」「耳に―ができる」 **たこあしはいせん**【蛸足配線】タコの足のように、一か所からいくつもに分けて配線すること。 **たこう**【多幸】[形動]「ごたこう」 **だこう**【蛇行】[名]・[-スル]ヘビがはうときのように、S字状に曲がりくねって行くこと。「川がーする」 **たこく**【他国】①よその国。外国。[類]異国⇔自国②生まれ故郷ではな、土地。よその土地。[類]他郷、異郷 **たこくせききぎょう**【多国籍企業】外国籍の子会社や系列会社をもち、二か国以上の国で生産や販売をおこなう大規模な国際企業。世界企業。マルチナショナルコーポレーション。 **たごさく**【田吾作】いなか者や農民を軽べつして、人名めかしていうことば。 **タコス**メキシコ料理の一つ。トウモロコシの粉の皮に、肉や野菜を包んだもの。[tacos] **だこつ**【蛇笏】「いいだだこつ」 **たこつぼ**【蛸壷】海底にしずめて、タコをとらえるための素焼きのつぼ。 **たこにゅうどう**【蛸入道】タコ。また、坊主頭を軽べつしていうことば。 **タコメーター**エンジンなどの回転数を計る装置。毎分当たりの数字で示される。回転速度計。[tachometer] **たこん**【多恨】うらむ気持ちやくやむ気持ちが、つきないでいつまでも続くこと。 **たごん**【他言】[名]・[-スル]ほかの人に話してはならないことを話すこと。口外。「たげん」とも。「家族といえどもーしてはならない」「―無用」 **たさい**【多才】[形動]いろいろな方面にわたって才能が豊かなようす。「歌も絵もうまい多芸―の人物」 **たさい**【多彩】[形動]①いろどりがさまざまで美しいようす。「―な色を使う」②いろいろな種類があって、はなやかなようす。「―な行事」「顔ぶれが―だ」▽「多種多様」とちがい、はなやかでよいという気持ちがある。 **だざいおさむ**【太宰治】一九〇九一四八年。昭和期の小説家。青森県生まれ。本名は津島修治。罪の意識を道化の精神で作品化し、戦後は無頼派文学の代表者となった。四〇歳のとき、山崎富栄と玉川上水で心中。代表作「桜桃」「斜陽」「人間失格」。 **だざいしゅんだい**【太宰春台】一六八〇ー一七四七年。江戸中期の儒学者。荻生徂徠[おぎゅうそらい]の門人。とくに経済を学び、富国殖産を説いた。著書に「論語古訓」「経済録」など。 **だざいふ**【太宰府】福岡県中西部の市。律令制下で、九州諸国の統轄や外交などをつかさどる役所(=大宰府[だざいふ])が置かれていた。 **たさく**【多作】[名]・[-スル]作品をたくさんつくること。⇔乱作・寡作 **ださく**【駄作】芸術上の価値のない、つまらない作品。くだらない作品。「―が目立つ」⇔傑作 **たさつ**【他殺】ほかの人に殺されること。「―死体」⇔自殺 **ださん**【打算】自分にとっての損得を計算すること。「―がはたらく」 **ださんてき**【打算的】[形動]まず第一に自分の損得を考えてものごとをするようす。「―な性格」 **たざん(他山)の石**よその山のつまらない石でも、自分の玉をみがくのに役立つように、自分とかかわりのないつまらないことでも自分を高める参考となる。▽中国、「詩経」の「他山の石もって玉を攻むべし」から。 **たし**【足し】たりない分を補うもの。「おなかの―にする」「学資のー」 **たじ**【他事】直接関係のないこと。よそごと。ひとごと。「―ながらご安心ください」▽多く、手紙文に使う。 **たじ**【多事】①用事が多く、いそがしいこと。「―多端」「[類]多用・多忙②事件が多く、落ち着かないこと。「―多難」 **だし**【山車】祭りのとき、いろいろなかざりものをつけて引いて歩く車。▽常用漢字表付表の語。 **だし**【出し】「出し汁[じる]」の略。「にぼしで―をとる」「―のきいた煮つけ」②自分の利益のために利用するものや他人。「子供を―に休暇をとる」「言いわけの―に使われた」 **だしいれ**【出し入れ】[名]・[-スル]ものやかねを、出したり入れたりすること。「おかねの―」 **だしおしむ**【出し惜しむ】[他動]けちけちして、かねや品物を出すのをおしむ。[類]出し渋る <835> **たしか**【確か】[形動]①[形動]まちがいやいいかげんなところがなくて、信用できるようす。「医者としてのうではーだ」「―な人物」「―なすじの情報」②はっきりしていて明らかなようす。「―に受けとった」「気は―だ(=正気だ)」③[副]多少、記憶はあやふやではあるが、たぶん。「―、三年前のことだと思う」 >つかいわけ 確か・確実・正確 「確か」は、まちがいがないと、主観的に自分が判断した状態。「確かな記憶」「確か、見たはずだ」。「確実」は、客観的にまちがいないこと。「確実な記録」。「正確」は、規準や事実に照らしあわせてまちがいないこと。「正確な答え」。 **たしかめる**【確かめる】[他動]調べたり念をおしたりして、まちがいないことをしっかり認める。「本人に直接会って―」 **だしがら**【出し殻】①煮出して、出しじるをとったあとのかす。②茶を出したあとのかす。茶がら。 **たしざん**【足し算】二つ以上の数を合わせる計算。加算。寄せ算。⇔引き算 **だししぶる**【出し渋る】[他動]出すべきものを、なんとか出すまいとする。[類]出し惜しむ **だしじる**【出し汁】コンブやかつお節などをにだした、味のいいしる。 **たしせいせい**【多士済済】すぐれた人物がたくさんいるようす。「たしさいさい」とも。「顔ぶれはー」 **たしだかのせい**【足し高の制】江戸幕府八代将軍徳川吉宗[よしむね]の、人材登用のための政策。幕府の役職の標準石高数をきめ、自分の石高以上の役に就く者には、在職中不足分を支給する制度。 **たじたじ**[副]相手の勢いなどに圧倒されて、しりごみするようす。たじろぐようす。「猛攻に―となる」 **たじたたん**【多事多端】仕事が多くて、とてもいそがしいこと。 **たじたなん**【多事多難】次々と事件が起こって、困難や苦しみが多いこと。 **たしつ**【多湿】[形動]湿度の高いこと。しめりけの多いこと。「高温―」 **たじつ**【他日】将来の別の日。ほかの日。「―を期して別れる」[類]後日[ごじつ] **たしなみ**【嗜み】①学問や芸ごとなどを身につけていること。また、その方面の好み。「俳句の―がある」[類]心得②ことばづかいや立ち居ふるまいについての気配り。つつしみ。「紳士の―」 **たしなむ**【嗜む】[他動]①好みや芸ごとを、ふだんからある程度はできるようにして、親しみ味わう。「酒を―」「俳句を―」②悪い結果にならないように気をつけ、つつしむ。心がける。「身を―」 **たしなめる**【窘める】[他動]目下の者に対して、よくないことだと注意する。「無作法な若者を―」 **だしぬく**【出し抜く】[他動]他人がぼんやりして気がつかないうちに、自分の利益になることを急いでやってしまう。「他社を出しぬいて記事にした」 **だしぬけ**【出し抜け】[形動]とつぜんに何かをしたり、思いがけないことが起こったりするようす。「―の出来事」「―にどなられた」[類]不意 **たじま**【但馬】旧国名。今の兵庫県北部。山陰道の一国。但州[たんしゅう]。「―牛」 **たしまえ**【足し前】たりない分を補うものやかね。「なにかの―にする」 **だしもの**【出し物・演し物】劇場や演芸会などで上演するもの。演目。「今月の―は忠臣蔵だ」 **たしゃ**【多謝】[名]・[-スル]①深く感謝すること。厚くお礼をいうこと。②心からわびること。「乱筆―」「妄言―(「多罪」の誤用)」 **だしゃ**【打者】野球で、打席に立ち、投手の投球を打つ選手。バッター。「―一巡の猛攻」 **だじゃく**【惰弱・懦弱】[形動]いくじのないこと。柔弱。 **だじゃれ**【駄洒落】つまらないしゃれ。「―を飛ばす」 **だしゅ**【舵手】船のかじを操作する人。かじとり。操舵手。コックス。 **たじゅうほうそう**【多重放送】テレビ・ラジオで、一つのチャンネルで二種類の音声や画面を、同時に放送する形式。二か国語放送・ステレオ放送など。 **たしゅたよう**【多種多様】[形-動]種類や形のちがったものが、たくさんあるようす。「―な意見が出る」「品物は―」[類]いろいろ・さまざま・種々 **たしゅつ**【他出】[名]・[-スル]よそへ出かけること。外出。古い言い方。 **たしゅみ**【多趣味】[形動]多くの趣味をもっていること。⇔無趣味 **だじゅん**【打順】野球で、打者として出る順番。バッティングオーダー。「―を組みかえる」 **たしょう**【他生】この世から見て、過去と未来の生。前世と来世。⇔今生 他生の縁[えん] 「多生の縁」の慣用表記。「たしょう(多生)」 **たしょう**【他称】[文法]「三人称」のこと。▽自称・対称に対していう。 **たしょう**【多少】①[名]多いことと、少ないこと。「―にかかわらず配達する」②[副]いくらかは。すこし。少々。「野球なら―自信がある」 **たしょう**【多生】①何度も生まれかわること。②多数を生かすこと。多くの人を救うこと。「一殺―」 多生の縁[えん] 前世からのめぐりあわせ。「そで振りあうもー」▽「他生の縁」と書くのは、本来は誤り。 た <836> **たじょう**【多情】[形動]①感じやすく感情が豊かなこと。「―多感」「―多恨」②うわきなこと。うつり気なこと。「―仏心」 **だじょうかん**【太政官】①明治初期におかれた最高官庁。長官は太政大臣。のちの内閣にあたる。②律令制で、国を治める最高機関。ふつう、①と区別して「だいじょうかん」という。 **だじょうだいじん**【太政大臣】①明治政府の太政官の長官。②律令制で、国政の最高機関である太政官の長官。ふつう、①と区別して「だいじょうだいじん」という。 **たじょうたかん**【多情多感】感情が豊かで、感じやすいこと。「―な青年」 **たじょうたこん**【多情多恨】感じやすいために、くやんだりうらんだりすることも多いこと。 **だじょうてんのう**【太上天皇】「だいじょうてんのう」 **たじょうぶっしん**【多情仏心】うわきっぽいが薄情うちはできない性質。 **たじろぐ**[自動]強い相手や困難にぶつかって、気力がくじける。「多勢を前に―」 **だしん**【打診】[名]・[-スル]①それとなく相手にあたってようすをさぐること。「野党の意向を―する」②医者が、指さきで胸や背をたたき、その音で体内の状態を診察すること。 **たしんきょう**【多神教】数多くの神々を同時に信仰する宗教。⇔一神教▽原始的な宗教や古代の宗教に始まる。 **たす**【足す】[他動]①さらに、ある数量をつけくわえる。「一―二」「不足分を―」⇔引く②ちょっとした仕事を済ませる。おえる。「用を―」 >つかいわけ 加える・足す 「加える」は、新しく合わせる意味で、別の種類のものについてもいえる。「煮物にしょうゆを加える」。「足す」は、たりない分を補う意味で、同じ種類のものにしかいえない。「ふろに水を足す」。 **だす**【出す】[他動][造語]①①中にあるものやかくれていたものを外に見えるようにする。また、表面にはっきりとあらわす。「冷蔵庫からコーラを―」「しっぽを―」「証拠を―」「口に―」⇔入れる②内から他へ行かせる。「子供を使いに―」「娘を勤めに―」「車を―」③郵便物などを送る。「返信を―」④作品を出版したり発表したりする。「本を―」「論文を二つ―」「展覧会に―」⑤提出する。「リポートを―」「答えを―」⑥あたえる。「宿題を―」「ひまを―」「食事を―」⑦生じさせる。「元気を―」「火事を―」⑧負担する。「授業料を―」「人手を―」⑨新しく始める。「店を―」⑩盛んになるようにする。「仕事に精を―」①[造語][「〜出す」の形で]①「・・・しはじめる」という意味をあらわす。「降り―」「歩き―」「読み―」②外にはっきりとあらわれるようにする。「聞き―」「探し―」「染め―」『動詞の連用形に付く。 **たすう**【多数】ものの数や人の数の多いこと。また、多くの人。「賛成―で可決」⇔少数 **だすう**【打数】野球で、打者になった回数(=打席数)から犠打・四死球の数を引いた数。「四打席三―一安打、一死球」 **たすうけつ**【多数決】会議などで意見の分かれたとき、賛成者の多いほうの意見を全体の意見としてきめること。また、そういう方法。 **たすかる**【助かる】[自動]①死や災害などからのがれる。「命だけは助かった」②骨折りや負担などが少なくてすむ。はぶける。「てつだってくれるのでー」 **たすき**【襷】①手を動かしやすいよう、和服のそで口をたくしあげるために、背からかけるひも。「―がけで大そうじ」②一方のかたからこしにかけて、ななめに下げる細い布。「駅伝で―をリレーする」 **たずき**【方便】手段。てだて。てがかり。「たつき」とも。「生活の―」 **たすけ**【助け】助けること。すくい。おぎない。「―を求める」「―が来る」「生活の―になる」 **たすけぶね**【助け船】①遭難者を助ける船。救助船。②困っているときにかねや知恵などを貸すこと。「返事に困って―を求める」 **たすける**【助ける】[他動]①死や苦しみなどからのがれさせる。「病人を―」②てつだってよくなるようにする。「親を助けて働く」「胃腸のはたらきを―」 >つかいわけ 「救う」を見よ。 **たずさえる**【携える】[他動]①手に持っていく。「地図を―」「手みやげを―」②他の人と連れだって行く。ともなう。「一家を携えて上京する」「友人を―」▽目上の人に対しては使わない。③他の人と手をつなぐ。「手に手を携えて」 **たずさわる**【携わる】[自動]あることに関係したり、それを仕事としたりする。「政治に―」 **ダスターコート**ほこりよけの、うすでのコート。ダスター。[duster coat] **ダストシュート**高層建築物にある、ごみを集めるための筒形の装置。各階で落としたごみが、下の収集口にたまる。[dust chute] **たずねびと**【尋ね人】ゆくえ不明でさがしている人。また、さがされている人。 **たずねる**【尋ねる・訊ねる】[他動]①ゆくえのわからないものを、さがしもとめる。「犯人を―」「被害者を―」②ものの道理やみなもとを、たどって明らかにしようとする。「真理を―」「原点を―」「由来を―」③質問する。「名前を―」「道を―」 **たずねる**【訪ねる】[他動]ようすはどうかと、会いに行って旧友を―」「史跡を―」 <837> **だする**【堕する】[サ変]よくない傾向におちいる。堕落する。「興味本位に―」▽文章語。 **たぜい**【多勢】人数の多いこと。おおぜい。 多勢に無勢 人数に差がありすぎて、とてもかなわないこと。 **だせい**【惰性】①いままでそうしてきた勢い。いままでの習慣。「―に流されて改善の意欲もない」②物体が同じ状態を保とうとする性質。[類]慣性 **だせいせっき**【打製石器】石を打ち割るだけで、みがかずにつくった、旧石器時代の主要な道具。 **たせん**【他薦】第三者が推薦すること。⇔自薦 **ただ**【駄駄】[-スル]子供があまえて、わがままを言うこと。人の言うことを聞かないで、わがままを通すこと。「―をこねる」 **たそがれ**【黄昏】①人の姿の見分けのつかない、夕方のうす暗いころ。ゆうぐれ。[類]薄暮▽「誰そ彼[たそかれ]は」という意味。②勢いの落ち目になったころ。「江戸幕府の―」 **だそく**【蛇足】よけいなもの。なくてもよいもの。「―ながら一言」▽昔、ヘビをえがく競争で、最初にかきあげた者がよけいな足をかきたして負けたという故事(中国、「戦国策」)から。 **たた**【多々】[副]ものごとが多くあるようす。「失敗も―あった」[類]たくさん 多々ますます弁ず ①多ければ多いほどうまく処理することができる。能力や才能などがすぐれていて余裕のあるようすをいう。②多ければ多いほど、都合がいい。 **ただ**【只】①[名]代金のいらないこと。無料。▽「只」の字を二つに分けて「ロハ」ともいう。②[形動]ふつう。なみ。また、何ごともないこと。「二十過ぎればーの人」「―ではすまないぞ」[類]平凡③[副]他のことには関係のない、それだけのこと。単に。「―ひとり彼のみの問題ではない」④そのことが中心であるようす。ひたすら。「―泣くばかり」「―学問にはげむのみ」▽「只」とも書く。⑤数量や程度の小さいこと。たった。わずか。「―1人」「―五分のちがい」⑥[接]ただし。しかし。「品物は確かにいい。―値段が高い」▽前文の内容を認めながらも、否定的につけくわえるときに使う。「但」とも書く。 **ただ**【徒】[副]むなしく。むだに。何の意味もなく。「―時を過ごす毎日」 **ただい**【多大】[形動]数量や程度が、非常に多かったり、大きかったりするようす。「―な出費」「―の成果をあげる」[類]莫大・絶大⇔軽少 **だたい**【堕胎】[名]・[-スル]腹の子を人工的に流産させること。胎児をおろすこと。人工妊娠中絶。 **ダダイスト**ダダイスムの運動をおし進めようとする人。ダダ。[dadaïste] **ダダイスム**第一次世界大戦の終わりごろ、ヨーロッパに広まった芸術革新運動。伝統や権威などを否定し、自由な発想と表現を目ざす。ダダイズム。ダダ。[dadaïsme] **ただいま**【只今・唯今】①[名・副]現在、および現在よりわずか前やあと。ちょうどいま。たったいま。いますぐ。「―出かけております」「―の時刻」「―一時をお知らせしました」「―いただきにまいります」②[感]外出して家にもどったときの、あいさつのことば。「ただいま帰りました」の略。 **たたえる**【称える・讃える】[他動]りっぱだと言ってほめあげる。ほめてよく言う。「業績を―」 >つかいわけ 「ほめる」を見よ。 **たたえる**【湛える】[他動]①水などをいっぱいに満たす。「青々とした水をたたえた湖」②表情を顔にうかべる。「満面にえみを―」 **たたかい**【戦い】①[戦]相手に勝とうと、たがいに兵を出して争う。「関ケ原[せきがはら]の―」②[闘い]困難なことを克服しようと立ち向かうこと。「病気との―」「自然との―」「労使の―」 **たたかう**【戦う】[自動]①[戦う]たがいに兵を出して争う。戦争をする。「源平[げんぺい]が―(→合戦)」②[闘う]力をふるって勝負を競う。「意見を戦わせる」「最強のチームと―」③[闘う]困難や障害にうち勝とうとする。「社会の悪と―」「病[やまい]と―(→闘病)」 **たたき**【三和土】土やコンクリートなどで固めた、玄関や台所などの土間。 **たたき**【叩き・敲き】①手や棒でたたくこと。とくに、昔の刑罰で棒でたたくもの。「百―の刑」②魚や肉を、包丁でたたいて細かくした料理。また、カツオの身を軽く焼き、さしみのように切った料理。「鰺[あじ]の―」「鰹[かつお]の―」 **たたきあげる**【叩き上げる】[他動]低い地位のころからたえず努力を重ねて地位があがる。また、技術が向上する。「下積みから―」 **たたきうり**【叩き売り】①露店などで、台をたたきながらどんどん値引きしていく売りかた。「バナナのー」②極端な安値で売ること。大安売り。 **たたきおこす**【叩き起こす】[他動]ねている人をむりやり起こす。「ベルを鳴らして―」 **たたきだい**【叩き台】検討をしてよくするためのもとになる案。原案。「会議に―として提出する」 **たたきつける**【叩き付ける】[他動]①強く投げつける。乱暴にさし出す。「地面に―」「辞表を―」 **たたきのめす**【叩きのめす】[他動]二度と立てないくらいに、徹底的にたたく。「敵を―」 **たたく**【叩く・敲く】[他動]①くりかえして打つ。「手を―」「太鼓を―」「ドアをー」②打って細かくしたり、やわらかくしたりする。「いわしをたたいてつみれにする」「牛肉を―」③何回にもわたって非難していためつける。やっつける。「新聞でたたかれる」 <838> ④相手を負かす。「このチームをたたけば優勝だ」⑤値段をひどく安くさせる。値切る。「もうけがないほどに―」⑥盛んにしゃべる。「かげ口をー」⑦質問する。たずねる。「専門家の意見を―」 叩けば埃[ほこり]が出る どんな人でも、その過去などをよく調べてみれば、やましい点が出てくるものだ。「―身の上」 >つかいわけ 「打つ」を見よ。 **ただごと**【只事・徒事】並の出来事。なんでもないようなこと。「このさわぎは―ではない」「―ではすまない」▽ふつう、下に打消の語をともなう。 **ただし**【但し】[接]前に述べたことに、条件や例外をつけくわえることを示すことば。「入場料は無料。―、子供に限る」 ただし【但】 但 イ・5画 全7画 但 但 但 但 音は「タン」。人がからだをあらわにして、何も持たない、ただ一つの意味。「但馬(=予備のウマ)」▽「但[ただ]し」は別字。 ただし 但し、但し書き **ただしい**【正しい】①道理やきまりなどにかなっている。「一答え」「規則——生活」②きちんと整っている。「―姿勢をとる」 **ただしがき**【但し書き】本文につけわえて説明を補ったり、例外や条件を示したりする文。▽書きだしに、「但し」とつけるところから。 **ただす**【正す】[他動]①悪いところなどを改めて、正しくする。「誤りを―」「姿勢を―」②[糺す・斜す]罪があるかどうかをはっきりさせるために、とり調べる。「罪状を―」③[質す]事実をはっきりさせるために、なっとくがいくまで質問する。「真意を―」「方針を―」 **たたずまい**【佇まい】もののありさま。そのものから感じられる、ふんいき。「雲の―にも秋が感じられる」「古都の―」 **たたずむ**【佇む】[自動]しばらく同じ場所に、何もせずにじっと立っている。「湖畔[こはん]に―」 **ただちに**【直ちに】[副]時間をおかないようす。「―出発したまえ」[類]すぐに・即刻 **だだっこ**【駄駄っ子】わがままで、聞きわけのない子。「いつまでもーで困る」 **だだっぴろい**【徒っ広い】[形]がらんとして、むやみに広い。「―部屋」 **ただでさえ**【唯でさえ】[副]ふつうでも。そうでなくても。「―おそいのに」「―いそがしいのに」 **ただなか**【直中・只中】まんなか。また、最中[さなか]。「大海の―にとり残される」「混乱の―に飛びこむ」 **ただならぬ**【徒ならぬ】①何か知られていないことがありそうな。ふつうでない。ひととおりでない。「―けはいがある」「―関係」▽連体詞として使う。②「〜もただならぬ」の形で]・・・以上に程度がひどい。「犬猿[けんえん]も―仲(=ひどく仲が悪いこと)」 **ただのり**【只乗り】[名]・[-スル]料金をはらわずに乗り物に乗ること。無賃乗車。▷「薩摩守[さつまのかみ]」▷「薩摩守」も見よ。 **たたみ**【畳】和室のゆかの上に並べてしく、厚い敷物。わらを固めた厚いしん(=床)に、イグサで編んだたたみおもてを張ったもの。「かぞえ方 枚[まい]・畳[じょう]」 畳の上で死ぬ 事故などではなく、ふつうにおだやかな死にかたをする。 畳の塵[ちり]をむしる 手持ちぶさたで退屈なこと。また、はずかしそうなようす。[類]畳の目を読む **たたみいわし**【畳鰯】カタクチイワシの幼魚を、のりのようにすきかためて干した食品。 **たたみおもて**【畳表】イグサの茎で織り、たたみの表面に張ったござ。 **たたみがえ**【畳替え】古くなったたたみおもてを、新しいものにとりかえること。 **たたみかける**【畳み掛ける】[他動]相手にすきや反論の余地をあたえず、続けざまに言う。「―ように質問を浴びせる」 **たたみこむ**【畳み込む】[他動]①紙や布などをたたんで中に入れる。「新聞紙のあいだに―」②心の中に、しっかりおさめておく。「胸に―」 **たたみすいれん**【畳水練】理論だけで実際の役にはたたないこと。畳の上の水練。▽たたみの上で水泳の練習をするという意味から。 **たたむ**【畳む】[他動]①紙や布などを折りかえして重ねる。「着物を―」「ハンカチを―」②開いているものを閉じて小さくする。「かさを―」③やめてかたづける。「店を―」「所帯を―」④おもてに出さず、心の中にかくしておく。「胸の中にー」⑤「ころす」の乱暴な言い方。「やろうども、たたんでしまえ」 **ただもの**【只者・徒者】平凡な者。どこにでもいるふつうの人。「―ではない」「―とも思えない」▽下に打消の語をともなう。[類]凡人⇔くせ者 **ただよう**【漂う】[自動]①水中や空中にうかんで、ゆれうごく。「水にーうき草」「空中に―けむり」「バラのかおりがほのかに―」②ふんいきが辺りに感じられる。「緊張した空気がー」 **たたら(蹈鞴)を踏む** 勢いがはずれて力があまってふみとどまることができずに、から足をふむこと。▽「たたら」は、足でふんで空気を送る大きなふいご。 **たたり**【祟り】①神仏や怨霊[おんりょう]などがひき起こす災い。「悪霊の―」「さわらぬ神に―なし」②あることが原因で起こる悪い結果。「食べすぎの―で胃が痛い」▽「崇り」は誤り。 **たたりめ**【祟り目】たたりにあうとき。災難にあうとき。「弱り目に―」 **たたる**【祟る】[自動]①神仏や死人の霊などが災いをあたえる。②結果として悪い報いを生じる。「不摂生がたたって胃をこわす」▼「崇る」は誤り。 <839> **ただれる**【爛れる】[自動]①皮や肉が破れたり、くさってくずれたりする。「やけどのあとが―」②生活や精神などがすさんだ状態になる。「酒に―日々」 **たち**【太刀】①平安時代以後の刀剣。短い刀に対して、反りをもつ長いものをいう。「土俵入りの―持ち」▽常用漢字表付表の語。②[大刀]古代の刀剣。反りをもたないまっすぐな直刀をいう。「古墳から出土した―」 **たち**【立ち】[造語][「立ち~」の形で]「立ったまま…する」という意味をあらわす。「―食い」「―どおし」②動詞の上に付いて「はっきりと」の意味を加え、語勢を強める。「―至る」「―こめる」「―まさる」 **たち**【達】[接尾]人を示すことばについて、複数であることをあらわす。▽本来は「神」や貴人についてだけ使う。「ども」「ら」よりも相手を高くあつかう言い方。「わたしたち」「ぼくたち」と自分につけ、また「虫たち」などとつかうのは新しい使い方。 **たちあう**【立ち合う】[自動]①[立ち合う]たがいに向きあって勝負し、争う。「真剣でー」②[立ち会う]関係者や証人などが、その場にいっしょにいて、事態を見守る。「手術に―」「開票に―」 **たちあい**【立ち会い】①[立ち会い]「立ちあうこと。また、立ちあう人。「両名―のもとで確認する」「さあさ、おー」②[立ち合い]すもうで、仕切りのあと両力士が立ちあがること。また、その瞬間。「―であっけなく勝負がきまった」 **たちあいえんぜつ**【立ち会い演説】選挙のときなどに、意見の異なる者が、同じ場所で自分の意見を述べて是非を判断してもらうこと。 **たちあがり**【立ち上がり】ものごとの出だし。動作のはじめ。起動。「―によく打たれる投手」「このコンピュータは―がおそい」 **たちあがる**【立ち上がる】[自動]①行動を始める。「難民救済に―」②苦しい状態を切りぬけて、再び元気をとりもどす。「悲しみの底から―」③コンピュータのシステムが使用できる状態になる。 **たちい**【立ち居・起ち居】立ったり座ったりすること。日常の動作。「年をとって―にも不自由を感じる」 **たちいたる**【立ち至る】[自動]重大な事態になる。重々しい言い方。「最悪の事態に―」▽「たち」は強めの語。 **たちいふるまい**【立ち居振る舞い】ふだんのいろいろな動作。また、動作にともなう身のこなし。 **たちいりきんし**【立入禁止】立ち入るのを禁じること。「―の立て札を立てる」▽法令・公用文では「立入禁止」と書く。 **たちいる**【立ち入る】[自動]①ある場所の中へはいりこむ。「私有地につき―べからず」②深くはいりこんで関係したり、干渉したりする。「立ち入った話をする」 **たちうお**【太刀魚】タチウオ科の海魚。体形が刀のように長く、銀白色をしている。食用。 **たちうち**【太刀打ち】[名]・[-スル]実力で対等に勝負を争う。まともに張りあう。「先輩にはとても―できない」▽刀でたがいにきりあうことから。多く、あとに打消の語をともなう。「太刀討ち」は誤り。 **たちうり**【立ち売り】街頭などに立って、ものを売ること。また、その人。「駅構内の弁当の―」 **たちおうじょう**【立ち往生】[名]・[-スル]途中で止まったまま、進むこともしりぞくこともできずに困りはてること。動きがとれないこと。「大雪で列車が―」▽弁慶が立ったままで死んだことから。 **たちおくれ**【立ち後れ】ものごとの開始や進行がおくれること。「政策の―が目立つ」 **たちおよぎ**【立ち泳ぎ】からだを立てたまま、おもに足を使って泳ぐこと。 **たちかえる**【立ち返る】[自動]もとの場所や状態にひきかえすこと。 **たちがれ**【立ち枯れ】草木が立ったままでかれること。また、その草木。 **たちき**【立ち木】地上に生えている樹木。鉢植えの木に対していう。 **たちぎえ**【立ち消え】[名]・[-スル]①燃えつきないうちに、途中で消えること。「線香が―する」②計画などが途中でとりやめになること。「旅行の計画が―になる」 **たちぎき**【立ち聞き】[名]・[-スル]かくれて、他人の話をこっそり聞くこと。「ドアのかげでーする」[類]盗み聞き **たちきる**【断ち切る】[他動]①つながりを途中で切る。「補給源を―」②関係をなくす。きっぱりと捨てる。「くされ縁を―」「未練を―」③[裁ち切る]布や紙などを切りはなす。 **たちぐされ**【立ち腐れ】立ち木や建物などが、立ったままでくさること。 **たちくらみ**【立ち眩み】急に立ちあがったとき、めまいがすること。たちぐらみ。 **たちげいこ**【立ち稽古】演劇で、脚本の読みあわせが終わったあと、俳優が扮装をしないで、動作や表情をつけて練習すること。 **たちこめる**【立ち込める・立ち籠める】[自動]けむりや霧などが、辺りいちめんをおおう。「暗雲が―」「においが―」 **たちさき**【太刀先】①刀の切っさき。②相手をせめるときの勢い。「するどい―」 **たちさばき**【太刀捌き】刀の使いぶり。刀の使いこなしかた。「あざやかなー」 <840> **たちさる**【立ち去る】[自動]いたその場からいなくなる。「名前も告げずに―」[類]立ち退く **たちさわぐ**【立ち騒ぐ】[自動]動きまわってさわぐ。「波がー」「人の―けはいがする」 **たちすくむ**【立ち竦む】[自動]おどろきや恐怖で、その場に立ったまま動けなくなる。「こわくて―」 **たちつくす**【立ち尽くす】[自動]いつまでも同じ場所に立ったままでいる。「茫然[ぼうぜん]とー」「ホームに―」 **たちづめ**【立ち詰め】ずっと立っていること。たちどおし。「一日じゅうーの仕事だからつかれる」 **たちどころに**【立ち所に】[副]その場ですぐに。やや改まった言い方。「難問が―解決する」[類]たちまち **たちなおる**【立ち直る】[自動]悪い状態にあったものが、再び元気のいい状態やもとのよい状態にもどる。「非行から―」「景気が―」 **たちのく**【立ち退く】[自動]今いる場所や住居から去る。「地上げでー」▽常用漢字表付表の語。 **たちのぼる**【立ち上る】[自動]けむりなどがはっきり見えるように高く上がる。「火山の噴煙[ふんえん]がー」 **たちば**【立場】①立っている場所。あしば。②その人の置かれている地位や境遇。「相手のーになって考える」③ものの見かたや考えかたのよりどころ。「社会学の―からいえば」[類]見地▽ふつう、「立ち場」とは書かない。 **たちはだかる**【立ちはだかる】[自動]両足を広げて立ち、相手が進むのをとめる。「行く手に―」 **たちはたらく**【立ち働く】[自動]熱心にいそがしく働く。からだをよく動かして働く。「かいがいしくー」 **たちばな**【橘】①ミカン科の常緑小高木。初夏に白い花が咲く。果実はすっぱくて食べられない。「右近のー、左近の桜」②「みかん」の古い呼び方。 **たちばなし**【立ち話】立ったままで気軽に話をすること。また、その話。「路上で―をする」 **たちばなのならまろ**【橘奈良麻呂】七二二—七五七年。奈良時代の廷臣。左大臣諸兄[もろえ]の子。光明皇后の重用する藤原仲麻呂と対立。乱をくわだてたが、事前に発覚してとらえられた。 **たちばなのなりすえ**【橘成季】生没年未詳。鎌倉前期の文学者。漢詩文や和歌をよくした。説話集「古今著聞集[ここんちょもんじゅう]」の編者でもある。 **たちばなのはやなり**【橘逸勢】?一八四二年。平安前期の廷臣・書家。奈良麻呂の孫。承和[じょうわ]の変を起こして皇太子恒貞[つねさだ]親王の擁立をはかったが失敗、伊豆に流される途中で死亡。隷書にすぐれ、嵯峨天皇・空海とともに三筆の一人に数えられる。 **たちばなのもろえ**【橘諸兄】六八四一七五七年。奈良時代の廷臣。皇族の出だが、母方の橘の姓をつぐ。藤原不比等[ふひと]の子が病没したのち、政権をにぎり左大臣となる。晩年は藤原仲麻呂に実権をうばわれ、不遇であった。「万葉集」に短歌が残る。 **たちはらみちぞう**【立原道造】一九一四一三九年。昭和期の詩人。東京生まれ。四季派に属し、一四行のソネット形式の叙情詩で青春をうたいあげた。詩集「萱草[わすれぐさ]に寄す」「暁と夕の詩」など。 **たちふさがる**【立ち塞がる】[自動]行く方向に立って、相手が進むのをさえぎる。「入り口に―」 **たちまさる**【立ち勝る】[自動]他のものより目立って、すぐれている。「だれよりもーうで」 **たちまち**【忽ち】[副]とても短いあいだに。あっというまに。「人だかりができる」[類]急速 **たちまちのつき**【立ち待ちの月】陰暦一七日の夜の月。たちまちづき。▽月が出るのが早いので、立ったままで待つという意味。巻末「月齢別の表」参照。 **たちまわり**【立ち回り】①歩きまわってたち寄ること。「家出人の―さき」②芝居や映画で、きりあいやけんかなどのあらあらしい演技。また、乱闘の場面。[類]殺陣[たて]③大勢のなぐりあい、つかみあいのけんか。「街頭で大―する」 **たちまわる**【立ち回る】[自動]①あちこち動きまわる。「舞台せましと―」②自分の利益になるように、人々のあいだを回って工作する。「如才なく―」[類]奔走③犯人がにげる途中でたち寄る。「犯人は以前住んだところに―可能性が強い」 **たちみ**【立ち見】[名]・[-スル]劇場などで、立ったままで見ること。また芝居で、一幕だけ立ち見席で見ること。 **たちむかう**【立ち向かう】[自動]①相手に向かいあう。抵抗する。てむかう。「敵に―」②困難や障害をおそれずに正面からとりくむ。「危険にー」 **たちもち**【太刀持ち】①すもうで、横綱の土俵入りのとき、太刀を持って従う力士。②昔、武家で主人の刀を持って仕えた従者。 **たちもどる**【立ち戻る】[自動]もとの場所や状態などにもどる。「本来の姿に―」[類]立ち返る **たちやく**【立ち役】歌舞伎で、善人の男役。▽「立て役」は別の語で、一座の中心となる役者のこと。 **たちゆく**【立ち行く】[自動]暮らしていける。生活や商売が成り立っていく。「不景気で店が立ち行かない」 **だちょう**【駝鳥】ダチョウ科の鳥。アフリカやアラビアの砂漠にすみ、鳥の中では最大。首と足が長く、走るのは速いが、つばさは短くて飛べない。 **たちよみ**【立ち読み】[名]・[-スル]本屋の店頭で、本を買わずに立って読むこと。「漫画の―お断り」 **たちよる**【立ち寄る】[自動]①どこかへ行く途中で、ある場所にちょっと寄る。「喫茶店に―」②歩いて近寄る。ちかづく。「木かげに―」 **たちわざ**【立ち技】柔道やレスリングなどで、立った姿勢から相手をたおすわざ。⇔寝技 **たちわたる**【立ち渡る】[自動]いちめんにおおう。いちめんに行きわたる。「夕もやが―」 <841> **タック** **だちん【駄賃】**[名]使いばしりやてつだいをした子供に、ほうびとしてあたえる金品。「お使いのー」▽もと、駄馬で荷物を運んだときの運賃のこと。 **たっ[達]** ●道が通じる。②目的へ届く。③ものごとを知りぬいていてすぐれている。④なしとげる。⑤つたえる。 一◆「達する」を見よ。 **タツ** ①四通八達②達意、到達、配達③達観、達人、達筆、熟達、先達④達成、栄達⑤下達、伝達、御用達、曹達、伊達、達磨。*友達 **たつ【竜】**[名]↓「りゅう」 **たつ【立つ】**[動]①まっすぐ縦になる。おきあがる。また、つきささる。「柱が―」「茶柱が―」「とげがー」「白羽の矢が―」②事物が発生し、はっきりと姿をあらわす。「砂ぼこりがー」「雲が―」「あわが―」「春が―(=来る)」「市[いち]が―(=はじまる)」③ものごとがあらわになる。また、はっきりと示される。「うわさが―」「人目に―」④わく。「ふろが―」▽「沸つ」とも書く。⑤他の場所に向かって動く。「席を―」「鳥が巣から―」「一〇時に―」▽「起つ」「発つ」とも書く。⑥激しい状態になる。「腹が―」「気が―」⑦ある地位や立場につく。「優位に―」「教壇[きょうだん]に―」「人の上に―」⑧ものごとがりっぱに成り立つ。「暮らしがー」「役にー」「すじみちが―」「顔が―」「見通しが―」⑨才能や技能がすぐれている。「筆が―」「弁が―」「うでがー」⑩[造語][「〜立つ」の形で]激しく盛[さか]んであることをあらわす。「ふるい―」「燃えー」「わき―」[動]詞の連用形に付く。 >立つ鳥跡を濁さず >立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花 **たつ【建つ】**[動]建物がつくられる。「碑[ひ]が―」 **たつ【断つ】**[動]①続いているものを切りはなす。「くさりを―」「快刀乱麻を―」「雑念を―」「後続を―」②それまで続いていたことを一時的にやめる。「酒を―(←断酒)」「茶を―」「食を―(←断食)」③さえぎる。「退路を―」 **たつ【絶つ】**[動]①つながりや関係を切る。「縁[えん]を―(←絶縁)」「交際を―(←絶交)」②とぎれさせる。「消息を―」「望みを―(←絶望)」③おわらせる。「命を―(←絶命)」「あとを絶たない」 **たつ【裁つ】**[動]衣服などに仕立てるために布や紙を切る。「型紙に合わせて布を―(←裁断)」 **たつ【×辰】**[名]①十二支の第五番目。②昔の方角の呼び名で、東南東。③昔の時刻の呼び名で、今の午前八時ごろ。また、その前後二時間。 **たつ【経つ】**[動]時間がすぎる。「時の―のは早い」 **だっ【脱】**[動]①身につけているものをとる。ぬぐ。↔着②一部をとりのぞく。ぬく。③ある状態からのがれでる。ぬけだす。④いれそこなう。ぬける。⑤はずれる。一➡「脱する」を見よ。 **ダツ** ①脱衣、脱皮、脱帽②脱脂、脱臭、脱色、脱毛③脱出、脱税、脱会、脱線、脱臼、脱稿、脱穀、脱獄④脱字、脱俗、虚脱、解脱、逸脱 **だっ[奪]**[動]他人のものを、むりやりとる。うばいとる。 **ダッ** 奪回、奪略、強奪、争奪、略奪、目を奪う **だつ**[造語]「〜だつ」の形で、そのけはいがあらわれる。…のようになる。「むらさき―」「殺気―」▽名詞に付いて動詞をつくる。 **たつい【達意】**[名]言おうとすることがよく相手にわかるようにあらわされていること。「―の文章」 **だつい【脱衣】**[名]衣服をぬぐこと。「プールの―所」⇔着衣 **だっかい【脱会】**[名]いままで属していた会からぬけること。会員をやめること。「同好会を―する」「―届[とどけ]」[類]退会↔入会 **だっかい【奪回】**[名]とられたものを、うばいかえすこと。「首位を―する」[類]奪還 **たっかん【達観】**[名]①細かいことやつまらないことにこだわらず、真実を見きわめてさとりの心境に達すること。「人生を―する」②広い視野から全体を見通すこと。「国際情勢を―する」 **だっかん【奪還】**[名][-スル]うばわれたものをうばいかえすこと。とりもどすこと。[類]奪回 **だっきゃく【脱却】**[名]方針などを変えて、よくない状態からぬけでること。「慣習から―する」 **たっきゅう【卓球】**[名]中央にネットを張った台上で、小さな球を両側からラケットで打ちあう室内競技。ピンポン。テーブルテニス。 **だっきゅう【脱臼】**[名]骨の関節がはずれること。「かたを―する」 **タック**[名]洋裁で、布をつまんでぬったひだ。「ツー―のズボン」 | tuck <842> **ダック**[DAC] [名]開発援助委員会。OECDの内部委員会の一つ。OECD加盟国が、発展途上国に対しておこなう援助を調整し、経済協力を推進する機関。Development Assistance Committee の略語。 **ダッグアウト**[名]野球場などで、グラウンドより一段低くなった選手席。ベンチ。ダグアウト。| dugout **タックス**[名]税金。「ノーー」「ーフリー」| tax **タッグマッチ**[名]プロレスで、二人以上の選手が組んでおこなう試合。リング内でタッチして、交替りでできる。タグマッチ。▽「タッグ」はつなぐという意味。| tag match **タックル**[名][-スル]ラグビーやレスリングなどで、相手に組みついたり体当たりしてたおすこと。サッカーでは、相手の足もとにあるボールをうばうこと。| tackle **たっけん【卓見】**[名]すぐれた意見や考え。「教授の―を拝聴する」[類]卓論・高見・高説 **たっけん【達見】**[名]ものごとの全体を広く見通した、すぐれた意見や考え。[類]達識 **だっこう【脱稿】**[-スル]原稿を書き終えること。「長編小説を―する」[反]起稿 **だっこく【脱穀】**[-スル]イネ・ムギなどの実を穂からはずすこと。「一機」 **だっこく【脱穀】**[-スル]もみ殻を穀物のつぶからとりさること。もみすり。▽「脱殻」は誤り。 **だつごく【脱獄】**[名]囚人が刑務所からぬけ出してにげること。「―犯」[類]ろう破り・破獄 **たっし【達し】**[名]役所や警察からの知らせ。「そのすじからのおー」 **だつじ【脱字】**[名]書いたり、印刷したりしたときにぬけた文字。「誤字―を正す」[反]衍字 **だっしにゅう【脱脂乳】**[名]脂肪分をとりさった牛乳。病人や子供用。 **だっしめん【脱脂綿】**[名]脂肪分をとりのぞき、消毒した綿。医療とう用。 **たっしゃ【達者】**[形動]元気で健康なようす。「―で暮らす」「祖母は―だ」[類]息災・丈夫 **たっしゃ【達者】**[形動]はたらきや能力がすぐれているようす。「日本語が―な外国人」[類]上手[なら]▽もと、一道に達した者のこと。「つかいわけ」→「健康」を見よ。 **だっしゅ【奪取】**[-スル]相手のものを、力ずくでうばいとること。「タイトルを―する」「三振―記録」[類]略奪・強奪 **ダッシュ**[名]短い距離を勢いよく突進すること。「スタートー」 **ダッシュ**[名]文章で、語句と語句のあいだに入れる接続記号。ダーシ。「―」 **ダッシュ**[名]数学などで、ローマ字などの右かたに付ける記号。「a´」などの「'」| dash **だっしゅう【脱臭】**[-スル]くさいにおいを、ぬきとること。「―剤」 **だっしゅつ【脱出】**[-スル]危険な場所や状況からぬけでること。「危機を―する」「国外へ―する」 >つかいわけ 脱出・脱走=「脱出」は、危険なところや閉じこめられたところなどをぬけだすこと。「最下位を脱出する」。「脱走」は、いなければならないところからぬけだしてにげること。「刑務所を脱走する」。 **だっしょく【脱色】**[-スル]ついた色や染めてある色をぬきとること。「漂白剤でーする」 **たつじん【達人】**[名]技芸に深く通じた人。また一般に、ものごとに深く通じ、人生を見通した人。「剣のー」[類]名人 **だっすい【脱水】**[-スル]ふくまれている水分をとり のぞくこと。「一機」 **だっすいしょうじょう【脱水症状】**[名]多くの発汗や排尿・下痢などのあと、体内の水分が異常に少なくなった状態。 **たっする【達する】**[動]ある対象や限度・程度にとどく。「光が達しない場所」「警戒水位に―」「名人の域に―」 **たっする【達する】**[動]なしとげる。達成する。「目的を―」「目標に―」 **だっする【脱する】**[-スル]ある状態や組織などからぬけだす。「窮地を―」「スランプを―」 **たつせ【立つ瀬】**[名]立場。めんぼく。「―がない」▽多く、下に打消の語をともなう。 **たっせい【達成】**[-スル]目的や計画をなしとげること。「悲願を―する」[類]成就。「つかいわけ」→「遂行」を見よ。 **だつぜい【脱税】**[-スル]納めなければならない税金を、不正な方法で納めないこと。「―を摘発する」「―行為」 **だっせん【脱線】**[-スル]列車の車輪が線路からはずれること。「―事故」 **だっせん【脱線】**[-スル]話やおこないなどが、本すじや常識などからそれること。「彼の話はよく―する」 **だっそう【脱走】**[-スル]きめられた場所などから、ぬけだしてにげること。「収容所から―する」「―兵」「つかいわけ」↓「脱出」を見よ。 **だつぞく【脱俗】**[名]名誉、や利益を追いもとめる世俗の欲望からぬけでること。「―の風格」 **たった【《唯】**[副]数や量が少ないことを強めていうことば。「―一人でやるのはむりだ」「―これしきのことできじけるのか」[類]ほんの **たった【《唯】**[副]近い過去を強調する言い方。「―きのうのこと」▼「ただ」の変化した形。 **だったい【脱退】**[-スル]属している組織などからぬけること。「組合を―する」[類]離脱[反]もっ加入 **たつたひめ【竜田姫・立田姫】**[名]秋をつかさどる女神。[反]佐保姫 **タッチ**[名][-スル]手でさわること。「―ネット」「―の差[=わずかな差]で敗れる」 **タッチ**[名]関係すること。「その問題にはノーーだ」 **タッチ**[名]野球で、守備側がボールをベースや走者につけること。「ープレー」 **タッチ**[名]楽器をひくときや、タイプライターなどのキしよ。ーをたたくときの、指のふれかたやふれたときの感触」 <843> **タッチ**[名]絵筆の使いかた。「やわらかな―の絵」| touch **タッチアウト**[名]野球で、ボールを走者につけてアウトにすること。▽ touch と out から。和 **タッチアップ**[名]野球で、打者がフライを上げたとき、走者がベースへいったんもどること。捕球の後に次の塁に走りだすことができる。| touch up **タッチダウン**[-スル]アメリカンフットボールで、ボールを持って相手のゴールにはいり、得点すること。| touchdown **たっちゅう【塔《頭】**[名]禅宗で、祖師や高僧の墓のある場所に建てられた塔。また、弟子が師の墓守りをするために、そのわきに建てた住まい。 **たっちゅう【塔《頭】**[名]大きな寺の境内にある小寺。わき寺。▼「塔との頭とり」という意味。 **だっちょう【脱腸】**[名]下腸の一部が、腹腔から外に出る症状。[は]。ヘルニア。 **ダッチロール**[名]航空機が機体をゆらしながら蛇行飛行をすること。| Dutch roll **たって**[副]むりでもとたのむようす。しいて。ぜひとも。「―の願い」「―というなら見せてもいいよ」 **だって**[接]反論や言いわけをするときに、自分のしたことの根拠を示すことば。「『どうして食べないの』『ー、きらいなんだもの』」 **だって**[接]前文の理由を言うときのことば。なぜなら。「ねていなさい。―、熱があるんだから」 ▼「・・・だといっても」のつまった形。やわらかい言い方。多く女性が使う話しことば。 **だって**[副助]例外となりそうなものをとりたてて示し、まして他のものの場合は言うまでもないという気持ちをあらわす。「ぼく―いやだ」「先生―まちがえることはある」「片時―忘れたことはない」「一日ー練習をさぼらない」 ▼「だといっても」の変化した形。 **だっと【脱兎】**[名]非常にすばやいもののたとえ。「―のごとくにげる」▽にげていくウサギという意味から。 **たっとい【尊い/貴い】**[形]↓「とうとい」 **たっとぶ【尊ぶ/貴ぶ】**[動]↓「とうとぶ」 **たづな【手綱】**[名]ウマを操るために、くつわにつけたつな。「―をひく」▽人をうまく操縦する場合にもいう。 >手綱を締める 自分の管理する部下などの行動を注意して見張る。[反]手綱を緩める **たつのおとしご【竜の落とし子】**[名]ヨウジウオ科の硬骨魚。形が竜に似て、直立したまま泳ぐ。安産のお守りとされる。海馬。 **タッパーウエア**[名]食品などを密閉保存するための、ポリエチレン製の容器。タッパー。▽商標名。| Tupperware **だっぱん【脱藩】**[-スル]江戸時代、武士が藩からぬけだして、浪人になること。 **だっぴ【脱皮】**[-スル]セミやヘビなどが成長する途中で、古い皮をぬぎすてること。「―したせみの殻」 **だっぴ【脱皮】**[-スル]古い考えかたからぬけだして、新しい方向に進むこと。「旧体制から―すべきだ」 **たっぴつ【達筆】**[形動]字がのびのびとしてじょうずなこと。また、のびのびとしたじょうずな文字。「―をふるう」[類]能筆・能書 [反]悪筆 **タップダンス**[名]くつでゆかをふみならしながらおどるダンス。タップ。| tap dance **たっぷり**[副][-スル]じゅうぶんに分量が多くていっぱいになっているようす。「休みを―とる」「―食べる」「ユーモアー」[類]十分 **たっぷり**[副]ゆとりがじゅうぶんにあるようす。「この服は―している」[類]ゆったり **たっぷり**<副>[「~たっぷり」または「たっぷり〜」の形で]その数量にじゅうぶん達しているようす。その数量より多めなようす。「―三日はかかる」「一時間―の休憩をとる」▽数量をあらわす語に付く。 **だつぼう【脱帽】**[-スル]敬意をあらわすため、帽子をぬぐこと。「―して礼をする」[反]着帽 **だつぼう【脱帽】**[-スル]相手がすぐれていることを認めて、降参すること。「彼の熱意には――する」[類]かぶとを脱ぐ **たつまき【竜巻】**[名]局地的に起こる激しく大きなつむじ風。水・土砂・家・木などを空中に巻きあげ、被害をもたらす。▽形や動きが竜に似るところから。ふつう、「竜巻き」とは書かない。 **たつみ【辰巳・巽】**[名]昔の方角の呼び名で、南東。江戸城から見て南東の深川の地域。「―芸者」 **だつもう【脱毛】**[-スル]毛を取り去ること。また、毛がぬけ落ちること。「―剤」「―症」 **だつらく【脱落】**[-スル]必要なものがぬけ落ちること。「文字の―箇所をうめる」 **だつらく【脱落】**[-スル]仲間についていけなくて、とり残されること。「マラソンの―者」[類]落後 **たて【盾・楯】**[名]敵の矢や弾丸などを防ぐための、木製または金属製の板。 **たて【盾・楯】**[名]自分の身を守るための手段や口実。 >盾に取る 自分の意見などを有利なほうへ導くための口実としてかまえる。「規則を―」[反]はむかう。反抗する。「親に―」盾を突く **たて【縦・経・竪】**[名](水平の方向に対して)垂直の方向。上下の方向や長さ。「―に書く」「首を―にふる」 **たて【縦・経・竪】**[名](左右の方向に対して)前後の方向や長さ。「―に並ぶ」 **たて【縦・経・竪】**[名]身分や年齢の上下。「―の関係が強い」「―割り教育」[反]横 **たて【立て】**<造語>[「立て~」の形で]第一人者・筆頭などの意味をあらわす。「―行司」「―役者」「―作者」▽名詞に付く。「目立つもの」の意味から。 **たて【立て】**<造語>[「~たて」の形で]動作が終わってまもないことをあらわす。・・・したばかり。「焼き―」「卒業し―」「ペンキぬりー」▽動詞の連用形に付く。 **たて【立て】**<造語>数字に付いて、連敗の意味をあらわす。「三ーをくう」▽「たてつづけ」の略。 **たて【殺陣】**[名]演劇や映画で、殺人や立ちまわりといった乱闘の演技。また、乱闘の場面。「―をはら。」 <844> **たで【蓼】**[名]タデ科の一年草。夏から秋にかけて白い小花をつける。茎や葉に強いからみがある。さしみのつまなどにする。 >蓼食う虫も好き好き からいタデを好んで食う虫があるように、好みは人それぞれだ。 **だて【立て】**<造語>[「〜立て」の形で]①わざと・・・すること、目につくように・・・することをあらわす。「かくし―」「とがめ―」「忠義―」▽動詞の連用形や名詞に付く。 **だて【立て】**<造語>[「〜立て」の形で]②いくつかの数で構成されたり、成り立っていることをあらわす。「二頭―の馬車」「三本―の映画」▽数をあらわすことばに付く。「仕立て」の意味。 **だて【建て】**<造語>[「〜建て」の形で]家などの建てかたをあらわす。「一戸——住宅」「二階―の家」 **だて【伊達】**[形動][名]みえを張ってはでにふるまうこと。また、外見をかざること。「―や粋狂じゃない」「―者」「―眼鏡」 **だて【伊達】**[形動][名]ことさら威勢のいいところを見せつけること。「男―」[類]いなせ・いき >伊達の薄着 かっこうよく見せようとして、寒いのがまんしてうす着をすること。 **たてあなじゅうきょ【竪穴住居】**[名]地面を浅くほってゆかとし、その上に屋根をかけた住居。縄文時代から奈良時代にかけておこなわれた。 **たていた(立て板)に水** 立て板を水が流れるように、すらすらとよどみなく話すこと。 **たていと【縦糸・経糸】**[名]織物で、縦の方向に長く通っている糸。[反]横糸・緯糸 **たてうり【建て売り】**[名]家を新しく建てて売ること。また、建てて売りだした家。「―住宅」 **たてかえる【立て替える】**[動]他人に代わって、かねなどを一時しはらうこと。「代金を―」 **たてがき【縦書き】**[名]文字を上から下へ順に並べて書くこと。「―用のノート」[反]横書き **たてがみ【鬣】**[名]ウマやおすのライオンなどの首すじに生えている、ふさふさとした長い毛。 **たてかんばん【立て看板】**[名]建物や電柱などに立てかけておく看板。たてかん。 **たてぎょうじ【立て行司】**[名]すもうで、行司の中の最高位。 **たてきる【立て切る・閉て切る】**[動]戸やしょうじなどをすきまなく閉める。ぴったりと閉める。 **たてきる【立て切る・閉て切る】**[動]主義や主張をおし通す。たてとおす。「義理を―」 **たてぐ【建具】**[名]かもいと敷居のあいだにとりつけて、開閉するもの。戸・しょうじ・窓わくなど。「―屋」▽ふつう、「建て具」とは書かない。 **たてこう【縦坑・竪坑】**[名]炭坑などで、垂直にほりさげた坑道。[反]横坑・斜坑 **たてごと【竪琴】**[名]弦を立てて演奏する琴。ハープなど。 **たてこむ【立て込む】**[動]多くの人などでこみあう。「店内が―」 **たてこむ【立て込む】**[動]仕事などが次々と重なる。「注文が―」 **たてこむ【立て込む】**[動]せまいところに家などがぎっしりたち並ぶ。 **たてこもる【立て籠もる】**[動]家や部屋にこもって、外に出ないでいる。「犯人が―」 **たてし【殺陣師】**[名]俳優に、乱闘場面の刀の使いかたや、身のこなしかたを教える人。たちまわりの指導者。 **たてつく【盾突く・楯突く】**[動]目上の人などに反抗する。たてをつく。「親に―」 **たてつけ【立て付け・建て付け】**[名]戸やしょうじなど、建具の開閉のぐあい。「―の悪い雨戸」 **たてつづけ【立て続け】**[名]短時間に連続しておこなわれること。「―の事故」「―にしゃべる」 **たてつぼ【建坪】**[名]建物がしめている土地の面積。建築面積。「―三〇坪の家」[反]延べ坪▽昔は「坪」であらわし、現在は平方メートルであらわす。ふつう、「建て坪」とは書かない。 **たてとおす【立て通す】**[動]その態度を最後までつらぬく。「主義・主張を―」 **たてなおす【立て直す】**[動]もとのようなよい状態にもどす。「財政を―」 **たてなおす【立て直す】**[動]改めてはじめから立てる。「計画を―」 **たてひざ【立て膝】**[名]片方のひざを立てて座ること。また、その姿勢。「―では行儀が悪い」 **たてふだ【立て札】**[名]通達や命令などを書いて道ばたに立て、人々に知らせる掲示板。[類]高札 **たてまえ【建て前】**[名]おもて向きの方針。「本音と―を使いわける」 **たてまえ【建て前】**[名]棟上げ。上棟式。 **だてまき【伊達巻き】**[名]和服の着くずれを防ぐために、帯の下にしめる婦人用のはばのせまい帯。 **だてまき【伊達巻き】**[名]魚肉のすり身と卵をまぜて、厚いうず巻き形にして焼いた食品。 **だてまさむね【伊達政宗】**[人]一五六七一一六三六年。安土桃山・江戸時代初期の武将。仙台藩だいの基礎を築き、六二万石を領し、隻眼のため独眼竜と称した。家臣、支倉常長をローマ法王のもとに派遣。 **たてまし【建て増し】**[名][-スル]前からある建物に、新しい部分をつけたして建てること。また、新しくつけくわえた建物。「勉強部屋をする」[類]増築 **たてまつる【奉る】**[動]神や目上の人にさしあげる。献上する。「みつぎものを―」 **たてまつる【奉る】**[動]形だけ人を高い地位につけておく。「会長に奉っておく」 **たてまつる【奉る】**<補助>非常に深く敬う気持ちをあらわす。……申しあげる。「願い―」「ひたすらたのみ―」▽動詞の連用形に付く。 >古語 もと、「たて」は目立つように示す、「まつる」は神に食物をさしあげること。そこから「飲む」「食ふ」「着る」「乗る」を敬っていうことばにもなる。さらに、補助動詞として自分の行為にへりくだった意味を加える。申しあげる。「見せ奉る[=ごらんにいれる]」「拝み奉る[=拝み申しあげる]」 **たてもの【建物】**[名]人が住んだり、ものを入れたりするために、木材・石材・金属などでつくったもの。[類]建築物・建造物▽ふつう、「建て物」とは書かない。 **たてやくしゃ【立て役者】**[名]芝居で、一座の中心となる重要な役者。[類]立て者 **たてやくしゃ【立て役者】**[名]行動の中心になって活躍する重要な人。中心人物。「逆転劇のー」 <845> **だてら**<造語>[「~だてら」の形で]その人の身分や立場にふさわしくない意味をあらわす。「女ーに」 **たてる【立てる】**<造語>まっすぐに縦にする。また、つきさす。「看板を―」「片ひざをー」「アンテナをー」 **たてる【立てる】**<造語>事物を発生させ、はっきりと姿をあらわさせる。「ほこりをー」「けむりをー」「あわをー」 **たてる【立てる】**<造語>激しい状態にさせる。「波風を―」「腹を―」 **たてる【立てる】**<造語>目立つ地位につかせる。「候補者に―」「国王に―」[類]むむ **たてる【立てる】**<造語>ものごとをあらわにする。また、はっきりと示す。「音を―」「青すじを―」「うわさを―」「名を―」 **たてる【立てる】**<造語>ものごとを人目にたつようにはっきり成り立たせる。「義理を―」「暮らしを―」「すじみちを―」 **たてる【立てる】**<造語>考えてつくりだす。また、はじめて起こす。「目標を―」「企画を―」「願を―」 **たてる【立てる】**<造語>仕事などにあたらせる。つかわす。「使者を―」 **たてる【立てる】**<造語>わかす。「ふろを―」▽「沸てる」とも書く。 **たてる【立てる】**<造語>とびらなどを閉める。「雨戸を―」▽「閉もてる」とも書く。 **たてる【立てる】**<造語>[「~立てる」の形で]・・・して立たせる。「追いー」「突きー」 **たてる【立てる】**<造語>[「~立てる」の形で]人目につくように大げさに…する。「書き―」「かざりー」「さわぎ―」「並べー」「ほめ―」 **たてる【立てる】**<造語>[「~立てる」の形で]…して世間に存在を知らせる。りっぱにあつかう。「引き―」「もりー」 **たてる【立てる】**<造語>[「~立てる」の形で]しっかり・・・してしあげる。「埋め―」「仕―」「積みー」 **たてる【建てる】**[動]つくる。建設する。「家を―」 **たてる【点てる】**[動]抹茶を湯にかきまぜて、茶をいれる。てまえをする。 **たてわり【縦割り】**[名]組織で、上下関係を重視すること。「―社会」「一行政」 **たてわり【縦割り】**[名]縦に割ること。 **だてん【打点】**[名]野球で、打者が安打・犠打・四死球などによってもたらした得点。「勝利―」 **だてん【打点】**[名]ボールを打つときの地面からの高さ。「―が高い」 **だでん【打電】**[-スル]電報や無電を打つこと。[反]受電 **たとい【仮〝令・縦令】**[副]↓「たとえ」 **だとう【打倒】**[-スル]相手をうちたおすこと。負かすこと。「強敵を―する」 **だとう【妥当】**[形動]判断の結果ややりかたなどが、誤りがなく、正しいようす。ちょうどいいと考えられること。「―な結論をえる」「―な線が出る」「―性」[類]適当・適切▽「妥」は、おだやかという意味。「つかいわけ」→「穏当」「至当」を見よ。 **たとうがみ【畳紙】**[名]昔、外出のときにふところにたたんで入れた紙。懐紙。 **たとうがみ【畳紙】**[名]和服などを包んでおくための、あつでの紙。▼「たとう」とも。 **たどうし【他動詞】**[文法]動詞の中で「(火を)消す」「(仕事を)進める」のように、「目的語(〜を)」を持って、それに対してはたらきかける動作や作用をあらわすもの。「消える」「進む」のように、目的語なしに動作や作用が成り立つ自動詞に対していう。[反]自動詞 **たとえ【仮令・縦令】**<連語>[「たとえ〜ても(とも)」などの形で]ある場合を仮定して、その場合でも結果が変わらないことを強く示す。もしそうでも。まんいち。古くは「たとい」。「―死んでもやりとげるぞ」「―行ったにせよ結果は同じだ」[類]仮に・よしんば **たとえ【譬え・喩え・例え】**[名]たとえること。説明をわかりやすくするため、具体的なものごとをひきあいに出すこと。「―をあげて説明する」[類]比喩 **たとえ【譬え・喩え・例え】**[名]同じような例。「世間だの―にもれず」 **たとえば【例えば】**[副]例を挙げていうと。たとえていうと。「―どんな本が好きですか」 **たとえばなし【譬え話・例え話】**[名]わかりやすくするために、あるものごとにたとえていう話。[類]寓話 **たとえる【譬える・喩える・例える】**[動]説明するのに、わかりやすい他のことを例に引く。 **たとえる【譬える・喩える・例える】**[動]あるものを、ようすの似た他のものになぞらえる。「落花をふぶきに―」 **たどく【多読】**[名][-スル]たくさんの本を読むこと。 **たどたどしい【辿辿しい】**[形]ことばや動作がおぼつかなくて、しっかりしていない。「―話しかた」「―文字」[類]ぎこちない **たどりつく【辿り着く】**[動]苦労して、やっと着く。「目的地に―」 **たどる【辿る】**[動]はっきりしない道すじを探しもとめていく。「手がかりを―」「記憶を―」 **たどる【辿る】**[動]ある道すじや方向に沿って進む。「運命を―」「家路を―」 **たどん【炭団】**[名]炭の粉をまるく固めた燃料。 **たな【棚】**[名]ものをのせるために、板などを水平にわたしたもの。「―をつる」 **たな【棚】**[名]植物のつるをはわせるために、木や竹を編んだもの。「藤の―」 **たな【棚】**[名]山地や海底でゆるやかに傾斜にしたところ。「大陸―」[音は「ホウ」。「陸棚」] **たな【棚】**棚 棚 棚 棚 たな 棚上げ 棚卸し 戸棚 本棚 >棚からぼたもち 思いがけない幸運にあうこと。たなぼた。 >棚に上げる 問題としてとりあげないで、そのままにしておく。わざとふれないでおく。たなあげ。 **たな【店】**[名]みせ。商店。商家。「大―」[貸家。借家。「―賃」「―子」]▼古い言い方。 **たなあげ【棚上げ】**[名][-スル]問題の解決や処理を一時中止して、さきに延ばすこと。「法案を―する」[類]保留・留保 <846> **たなおろし【棚卸し・店卸し】**[名]決算などのために、手持ちの商品の数量や価格を調べること。「―のため休業する」 **たなおろし【棚卸し・店卸し】**[名]他人の欠点を数えたてて悪くいうこと。俗な言い方。「相手のーをする」 **たなかぎいち【田中義一】**[人]一八六四一一九二九年。明治から昭和期の軍人・政治家。長門生まれ。一九二七年、立憲政友会総裁として内閣を組織。山東出兵を強行するなど大陸に進出したが、張作霖爆死、事件で責任をとって退陣。 **たなかしょうぞう【田中正造】**[人]一八四一一一九一三年。明治期の政治家。下野生まれ。自由民権運動に参加し、第一回衆議院議員に当選。足尾銅山鉱毒事件の解決に生涯をささげた。 **たなこ【店子】**[名]「借家人」の古い言い方。[反]大家 **たなご【嶼】**[名]コイ科の魚。形はフナに似ていて小形。川や沼にすみ、食用にする。 **たなごころ【掌】**[名]「てのひら」の古い言い方。 >掌にする 自分の思うままに支配する。 >掌のうち 手のひらの中にあるように、ものごとが自分の思いのままになることのたとえ。 >掌を反がす 手のひらを裏返すように、きわめてたやすいことのたとえ。 >掌を反がす 人の態度などが急に変わるようす。 >掌を指す 手のひらにあるものを指すように、ものごとがたやすくわかる。 **たなざらえ【棚浚え】**[名]在庫品を整理するため、全商品を安く売りさばくこと。たなざらい。「夏物の大ぉぉー」 **たなざらし【店、晒し】**[名]商品が売れずに、長く店さきに出されたままであること。また、出されたままの商品。売れ残り[問題が長いあいだ解決されずに、ほうっておかれることもいう。] **たなだ【棚田】**[名]傾斜地につくられた階段状の水田。千枚田。長野県姨捨山のものは、一枚一枚の水田が月を映す「田毎の月」として知られる。 **たなちん【店賃】**[名]「家賃」の古い言い方。 **たなばた【七夕・棚機】**[名]五節句の一つ。七月七日の夜、牽牛星と織女星とが天の川で年に一度会うという伝説にもとづく年中行事。笹竹に願いごとを書いた短冊をかざる。星祭り。しちせき。「七夕」は常用漢字表付表の語。 **たなびく【棚引く】**[動]雲や霞などが、横にうすく長く引く。「けむりがー」 **たなぼた【棚牡丹】**[名]思いがけない幸運がめぐってくること。「―式のもうけ」▽「棚から牡丹餅」を縮めたもの。 **たに【谷・渓・谿】**[名]山と山とのあいだの、細長くくぼんだところ。 **たに【谷・渓・谿】**[名]波形をしたもののへこんだところ。「気圧の―」 **だに【壁蝨】**[名]ダニ目の節足動物をまとめた呼び方。形はクモに似るが、非常に小さく、動植物に寄生する。しつこくつきまとっていやがられる者をたとえてもいう。「町のー」 **たにあい【谷間】**[名]谷の下のほうのせまくなったところ。たにま。「―の村」▽「谷合い」は誤り。 **たにざきじゅんいちろう【谷崎潤一郎】**[人]一八八六一一九六五年。明治から昭和期の小説家。東京生まれ。初期の作品は耽美的傾向が強く、のち、古典的な伝統美を求め、王朝文学を近代に生かす作品を生んだ。小説「刺青」「痴人の愛」「春琴抄」「細雪」「瘋癲老人日記」など、他に現代語訳の「源氏物語」がある。 **たにし【田螺】**[名]タニシ科の巻き貝。黒褐色で、水田・池・沼にすむ。食用にも。 **たにぶんちょう【谷文晁】**[人]一七六三一八四○年。江戸後期の文人画家。南画・西洋画・大和絵などの技法を学ぶ。松平定信の海防視察に随行して、「公余探勝図巻」に陰影法や遠近法を用いて風景をえがいた。 **たにま【谷間】**[名]山と山とのあいだの、谷の中。たにあい。また、谷のように落ちこんでいるところや、とり残された部分。「景気の―」 **たにまち【谷町】**[名]すもうで、力士のひいきすじの人。後援者。▽明治時代の終わりごろ、大阪の谷町に住むすもう好きの歯医者が、力士をただで治療ようしたことからという。 **たにわたり【谷渡り】**[名]谷から谷にわたっていくこと。 **たにわたり【谷渡り】**[名]ウグイスが、谷から谷へとわたって鳴くこと。また、その鳴き声。 **たにん【他人】**[名]血のつながりのない人。親類でない人。また、何の関係もない人。「赤の―」「―の出る幕じゃない」 **たにん【他人】**[名]自分以外の人。「―まかせ」「―ごと」 >他人の疝気を頭痛に病む 自分と直接関係のないことに、よけいな心配をすること。 >他人の飯を食う 他人の家に奉公などして、実社会の厳しさを知り、多くの経験を積む。 **たにんぎょうぎ【他人行儀】**[形動]他人のようなよそよそしいふるまい。また、親しいのによそよそしくふるまうようす。 **たにんずら【多人数】**[名]おおぜい。「たにんず」とも。[類]大人数 [反]少人数 **たぬき【狸】**[名]イヌ科の哺乳動物。雑食性。毛は茶色のものが多く、毛筆用。▽人をだますといわれることから、悪がしこい人という意味でも使う。「―おやじ」 **たぬきねいり【狸寝入り】**[名]ねむっているふりをすること。そらね。 **たぬきばやし【狸囃子】**[名]夜中に聞こえてくるタヌキの祭りばやし。タヌキが集まって、腹つづみを打ってはやしたてるという。 <847> **たぬまおきつぐ【田沼意次】**[人]一七一九一八八年。江戸中期の幕臣。将軍徳川家重・家治に仕え、積極的な経済政策を断行し、田沼時代をつくったが、一方で物価が上がり、賄賂、政治が横行して失脚した。 **ダヌンツィオ**[名]「ダンヌンツィオ」 **たね【種】**[名]植物の発芽するもととなるもの。 **たね【種】**[名]ちすじ。こども。「ひとつぶー」 **たね【種】**[名]ものごとの発生する原因。「なやみのー」 **たね【種】**[名]材料。「新聞の特―」「すしのー」 **たね【種】**[名]手品などのしかけ。「―を明かす」「―もしかけもない」「―が割れる」 >種を宿す その人の子をはらむ。受胎する。 **たねあかし【種明かし】**[名]手品で、しかけを見せて説明すること。また、相手がふしぎに思っていることをはっきりと説明すること。「アリバイ工作の―」[類]なぞ解き **たねあぶら【種油】**[名]アブラナの種からとった油。食用、また灯火用。菜種油。 **たねいも【種芋】**[名]サツマイモやジャガイモの種になるイモ。土中にうめて冬をこし、春に芽を出したものを植えつける。 **たねうし【種牛】**[名]種つけ用のおすウシ。 **たねうま【種馬】**[名]ウマの繁殖や改良のために飼うおすのウマ。「しゅば」とも。 **たねがしま【種子島】**[名]鹿児島県南方の島。一五四三年、ポルトガルからこの島に伝えられたことから、火縄銃をさすことも。 **たねぎれ【種切れ】**[名]もとになる材料を使いきってしまうこと。「話が―だ」 **たねつけ【種付け】**[名]家畜などの繁殖や品種改良のために交配させること。 **たねび【種火】**[名]いつでも本式に点火できるように、常にともしておく小さな火。 **たねほん【種本】**[名]本を書いたり話をしたりするときに、もとにする他人の書いた本。 **たねまき【種蒔き・種播き】**[名]草花や野菜などの種をまくこと。「大根の―」 **たねもの【種物】**[名]草木の種。「—商」 **たねもの【種物】**[名]そばやうどんで、てんぷらや肉などのはいっているもの。 **たねん【多年】**[名]長い年月。「―の経験がものをいう」[類]長年・積年 **たねんそう【多年草】**[名]多年にわたって根が生きつづけ、冬に葉や茎がかれても、春になると芽を出す草。多年生植物。キク・ハナショウブなど。▽ほかに、一年草・二年草がある。 **だの**[副助][「~だの〜だの」の形で]いろいろなものごとを並べあげていうときに使うことば。「紙―はさみ―いろいろ持ちだしてきた」「ああ―こうーうるさく言う」[類]やら・とか▽並立助詞とする考えかたもある。 **たのう【多能】**[形動]多方面にわたる才能を身につけていること。「多芸―」 **たのう【多能】**[形動]いろいろな機能をそなえていること。 **たのしい【楽しい】**[形]生物として満足感がある。明るい気分である。「週末を楽しく過ごす」「―家庭を築く」 >つかいわけ 『楽しい・うれしい・喜ばしい=「楽しい」は、自分が体験したことの満足感をいう。「楽しい一日を過ごす」。「うれしい」は、直接体験してもしなくても、自分が願っていること、期待していることが実現したときの感じ。「合格がうれしい」「母が退院と聞いてうれしい」。「喜ばしい」は、自分以外のことについていう。その社会の人々に共感できる喜びという気持ちでうけいれることをあらわす。「彼の成功は喜ばしいかぎりだ」。 **たのしむ【楽しむ】**[動]それを好み、心に満足や愉快を感じる。「テニスを―」「子供の成長を―」 **たのみ【頼み】**[名]助けを期待すること。あてにすること。「―を聞く」「困ったときの神―」[類]依頼 >頼みの綱 苦しい状況にあって、もっともたよりとする人やもの。 **たのみこむ【頼み込む】**[動]熱心にたのむ。強くたのむ。「就職を―」 **たのむ【頼む】**[動]してくれるように願ってまかせる。「よろしくー」「あとは―」「―から貸してくれ」 **たのむ【頼む】**[動]来てくれるように願う。「医者を―」「車を―」 **たのむ【頼む】**[動]自分の力になるものとして、たよりにする。あてにする。「柱と―人」「運を―」「数を―」 **たのむらちくでん【田能村竹田】**[人]一七七七一八三五年。江戸後期の文人画家。谷文晁に学び、南画をえがく。代表作に「亦復一楽帖」。画論に、「山中人饒舌」がある。 **たのもしい【頼もしい】**[形]たよりになりそうな感じがする。たよりがいがある。「―味方がふえる」 >古語 《たのもし》古語では、効果や将来などが期待できるという意味で、現代語より広く使われた。「枕草子」は、「たのもしきもの」として、病気のときに本式の祈禱を受けることなどを挙げる。とくに、経済的にたよりがいがある、裕福だという意味でも使う。 **たのもしこう【頼母子講】**[名]何人かで一定の掛け金を出しあい、集まったかねをくじなどで順番に利用する金融組織。無尽。たのもし。 **たば【束】**<造語>同種のものをひとまとめにしてくくったもの。「たきぎの―をつくる」「札さつー」 **たば【束】**<造語>ひとまとめにくくった細長いものや平たいものを数えることば。「ねぎ三―」「はがき一―」 >束になって掛かる 大勢がいっしょになって、一つのものにおそいかかる。 **だは【打破】**[-スル]立ちはだかっている敵や悪い習慣・状況などをうち破ること。「現状を―する」 **だば【駄馬】**[名]できの悪い下等なウマ。 **だば【駄馬】**[名]荷をつけて働かせるウマ。にうま。「―で運ばせる」 **たばかる【謀る】**[動]計略を用いてだます。「まんまと人を―」[類]欺く <848> **タバコ【煙草・莫】**[名]ナス科の一年草。葉は大形で楕円形、ニコチンをふくむ。 **タバコ【煙草・莫】**[名]タバコの葉をかわかして刻み、火をつけてけむりを吸うもの。葉巻・刻みタバコなど。| tabaco **タバコせん【煙草銭】**[名]タバコを買うかね。また、わずかなこづかい銭。 **たばさむ【手挟む】**[動]手やわきなどに、はさんで持つ。「弓を―」「小わきに―」 **タバスコ**[名]赤トウガラシからつくった液状の香辛料。ピザやスパゲッティにかける。タバスコソース。▽商標名。| Tabasco **たはた【田畑・田畠】**[名]たと、はたけ。「でんぱた」とも。「先祖伝来の―を守る」 **たはつ【多発】**[名][-スル]多く発生すること。「交通事故が―する地点」 **たばねる【束ねる】**[動]細長いものをまとめてくくる。束にする。「髪を―」 **たばねる【束ねる】**[動]全体を一つにまとめる。「クラスを―存在」 **たび【度】**<造語>くりかえされることの一回一回。とき。おり。「この―はおめでとう」 **たび【度】**<造語>[「~するたびに」の形で]・・・するときごとに。「会う―に大きくなる」 **たび【度】**<造語>回数や度数をあらわすことば。「三ュー」 **たび【旅】**[名]ふだんの生活をはなれて別の場所に出かけること。旅行。「―じたく」 >旅の空 旅さきの土地。旅行中であること。 >旅の恥はかき捨て 旅さきには知人もいないから、ふだんははずかしいことも平気でできる。 >旅は道連れ、世は情け 旅をするには同行者がいてたがいに助けあうほうが心強く、世の中はたがいに思いやりの心をもつのがよい。 **たび【足袋】**[名]和服のときにはく、つまさきが二つに分かれたふくろ状のはきもの。「白し―」▽常用漢字表付表の語。 **だび【荼毘】**[名]火葬。また一般に、葬式。「―に付す」▽もと、梵語で、焼身という意味。 **たびかさなる【度重なる】**[動]同じことが何度も続いて起こる。「失敗が―」「―事故」 **たびがらす【旅鳥】**[名]きまった場所に住まずに、旅から旅へとわたりあるく人。また、よその土地からやって来た人。 **たびげいにん【旅芸人】**[名]各地を旅しながら芸を見せて生活する人。「―の一行」 **たびごころ【旅心】**[名]旅に出たいという気持ち。また、旅をするときの気持ち。旅情。「―がわく」 **たびさき【旅先】**[名]旅行して一時滞在している土地。また、旅の途中。旅行さき。「―から連絡する」 **たびじ【旅路】**[名]旅行している道すじ。また、旅。「―に就く」[類]道中 **たびじたく【旅支度】**[名]旅行をするための準備。「―をすませる」 **たびじたく【旅支度】**[名]旅行するときの服装。旅装。「―をととのえる」[類]旅ごしらえ **たびそう【旅僧】**[名]旅をしている僧。行脚僧。 **たびだつ【旅立つ】**[動]旅に出る。門出でする。「ヨーロッパにー」「社会へと―」 **たびたび【度度】**[副]あまり長い間まをおかないで、何度もくりかえすようす。「―お電話をさしあげたのですが」[類]しばしば **ダビデ**[人名]「ダヴィデ」と読めば別の語。 **たびにん【旅人】**[名]全国各地をわたりあるく者。俠客・ばくち打ちなど。[類]旅がらす▽「たびびと」と読めば別の語。 **たびね【旅寝】**[名][-スル]旅さきでとまり、ねること。「―のまくら」[類]旅まくら・草まくら **たびびと【旅人】**[名]旅をしている人。旅行者。「道に迷った―」▽「たびにん」と読めば別の語。 **たびまくら【旅枕】**[名]「旅寝」に同じ。▽文章語。 **たびまわり【旅回り】**[名][-スル]商人や芸人が、行商はらしたり巡業したりすること。「―の一座」 **ダビング**[名][-スル]テープやレコードなどを別のテープに転写すること。複製。また、収録済みのテープなどに映像や音声を合成すること。| dubbing **タフ**[形動]頑丈でいうなようす。ねばりづよく、つかれを知らないようす。「―ガイ[=屈強な男]」 **タフ**[形動]むずかしい。困難な。「このゴルフ場のコースはなかなか―だ」| tough **タブー**[名]ある共同体の中で、したり言ったりしてはいけないとされていること。禁忌。また一般に、禁句。| taboo **タフタ**[名]婦人服やリボンなどに使う、うすくてつやのある生地。| taffeta **だぶつく**[動]いっぱいになった液体がゆれうごくようす。「飲みすぎて腹が―」 **だぶつく**[動]服の寸法がからだに大きすぎる。 **だぶつく**[動]金銭や商品などが出まわりすぎてありあまっている。「資金が―」 **だふや【だふ屋】**[名]乗車券や入場券をまとめて手に入れ、客に高く売りつける商売の人。▽「だふ」は「札」を逆さに読んだ隠語〜 **たぶらかす【誑かす】**[動]うまいことを言ってだます。「たくみに人を―」[類]欺く・惑わす「つかいわけ」→「だます」を見よ。 **タブララサ**[名]感覚的な経験を何ももたない心の状態をいう。▽イギリスの思想家ロックが人間の心をたとえたことば。「何も書かれていない板」という意味。ラテン味。| tabula rasa **ダブリューエイチオー**[WHO] [名]世界保健機関。一九四八年、各国国民の健康を保つために設けられた国連の専門機関。伝染病や風土病の絶滅をはかるなどの活動をしている。▷World Health Organization の略語。 **ダブリューシー**[WC] [名]便所。てあらい。トイレ。▷water closet の略語。 **ダブる**[動]かさなる。二重になる。「日程が―」 **ダブる**[動]落第して、同じ学年を二度やる。▼英語のダブル(double)から。 **ダブル**[名]二重。二倍。二人用。「ースチール」「―はば」「ーベッド」 **ダブル**[名]洋服の前合わせのボタンが二列になっているもの。「ダブルブレスト」の略。「―のスーツ」 <849> **ダブルキャスト**[名]同じドラマの中の一つの役に、二人の俳優が上演回ごとに交替りで出演すること。| double cast **ダブルス**[名]テニスやバドミントンなどで、二人ひと組みでおこなう試合。[反]シングルス | doubles **ダブルスコア**[名]競技などで、得点が相手の二倍あること。「―で勝つ」▽double と score から。和 **ダブルスチール**[名]野球で、同時に二人の走者が盗塁すること。重盗。| double steal **ダブルはば【ダブル幅】**[名]洋服地のはばで、シングルはばの二倍あるもの。約一・四二局。ダブル。 **ダブルパンチ**[名]続けざまに、二重の打撃がきを受けること。「―をくらう」▽ボクシングで、二回連続して打つことから。| double punch **ダブルプレー**[名]野球で、守備側の一つの連続したプレーでアウトを二つとること。併殺。ゲッツー。| double play **ダブルヘッダー**[名]野球で、同じ日に、同じ球場で、同じチームどうしが、連続して二回試合をすること。| doubleheader **ダブルベッド**[名]二人用のはばの広いベッド。[反]シングルベッド | double bed **タブレット**[名]錠剤。| tablet **タブレット**[名]単線鉄道で、駅長が機関士や運転手に、安全運行のためにわたす通行票。| tablet **タブロイド**[名]新聞の判型の一つ。ふつうの新聞の半分の大きさ。学校新聞や夕刊紙などに用いられる。タブロイド判。| tabloid **タブロー**[名]絵画。とくに、壁画に対して、キャンバスや板にえがかれたもの。 **タブロー**[名]完成された絵画作品。習作に対していう。☆エチュード | tableau **たぶん【他聞】**[名]他の人が聞くこと。ひとぎき。「―をはばかる」 **たぶん【多分】**[名]量が多いこと。また、程度が高いこと。「―の謝礼を受けとる」[類]過分 **たぶん【多分】**[名]→「ごたぶん(御多分)に漏れず」 **たぶん【多分】**[副]確実ではないが、たいがい。おそらく。[類]大方[推量の語をともなうので、「きっと」よりは確実性がなく、「ひょっとしたら」よりは確実性が高い。「九時までには―行けるだろう」] **だぶん【駄文】**[名]つまらない文章。へたな文章。また、自分の文章のへりくだった言い方。「―をものする」 **たべごろ【食べ頃】**[名]食べるのに適したころあい。食べていちばんおいしいころ。「今がぶどうの―だ」[類]旬 **たべずぎらい【食べず嫌い】**[名]↓「くわずぎらい」 **タペストリー**[名]つづれ織りのかべかけ。タピストリ。タピスリー。| tapestry **たべもの【食べ物】**[名]食べるもの。食べられるもの。「―のうらみはこわい」▽「食べ物」は、料理してあってすぐに食べられるものをいい、「食料」は、材料をさすことが多い。 **たべる【食べる】**[動]食べものを口に入れ、かんでのみこむ。くう。「よくかんでー」 **たべる【食べる】**[動]生計を立てる。「どうにか食べていけそうだ」 **だべる【駄弁る】**[動]むだなおしゃべりをする。くだらない話をする。俗な言い方。▽「駄弁」を動詞化したことば。 **たべん【多弁】**[形動]よくしゃべること。おしゃべり。[類]饒舌・雄弁 **だべん【駄弁】**[名]むだなおしゃべり。「―を弄する」[類]無駄口・冗談 **だほ【拿捕】**[-スル]他国の船をつかまえること。「北洋で漁船が―される」 **たほう【他方】**[名]もう一方。別の方面。また、一方では。「―は赤でぬる」「明るい性格だが、―さびしがり屋でもある」 **たぼう【多忙】**[形動]非常にいそがしいこと。「―をきわめる」 **たほうとう【多宝塔】**[名]多宝如来を安置する塔。上層が円形で、下層が四角形になった二重の仏塔。 **たほうめん【多方面】**[形動]多くの方面。いろいろな分野。「―にわたる活躍」 **だぼく【打撲】**[名]強く打たれたり、打ちつけたりすること。「―傷」 **だぼはぜ【だぼ鯊】**[名]ハゼ科の小形淡水魚をまとめた呼び方。ヨシノボリ・チチブなど。多く、「食用にならない」「つまらない」という意味をこめて使う。 **だぼら【駄法螺】**[名]おおげさでいいかげんな話。「ーをふく」 **たま【玉】**<造語>まるいもの。「―転がし」「火の―」 **たま【玉】**<造語>宝石や真珠など。「―の首かざり」「掌中のー」 **たま【玉】**<造語>美しいものやりっぱなものをほめていうことば。「―のような男の子を産む」「―のはだ」「―の輿」 **たま【玉】**<造語>眼鏡かなどのレンズ。 **たま【玉】**<造語>うどんを一食分にまるめたかたまり。また、それを数えることば。「うどんひと―半の大盛り」 **たま【玉】**<造語>たまご。「―どん」「かき―」 **たま【玉】**<造語>そろばんで、計算をするときに動かすもの。「―算」 **たま【玉】**<造語>美しい女性。とくに、芸者。また、人をいやしめていうことば。俗な言い方。「上―」「たいした―だ」「やつもいいーだ」②③⑦は「珠」とも書く。 **たま【玉】**<造語>[「玉~」の形で]「美しい」「尊い」などの意味をあらわす。「―すだれ」「―垣」「―手箱」 >玉散る 玉が飛びちるように、刀などがきらめくようす。「ぬけばー氷のやいば」 <850> >玉に瑕 ほとんど完全なものに、ほんのわずかの欠点があるたとえ。 >玉の汗 激しくふきでる大つぶのあせ。 >玉磨かざれば光なし どんなにすぐれた才能をもった人物でも、努力しなければ大成しない。[類]玉磨かざれば器を成さず **たま【球】**[名]野球やゴルフなどのボール。「内角の―」「―を飛ばすわざ」 **たま【球】**[名]電球。「一○○ワットのー」 **たま【弾】**[名]鉄砲の弾丸。「―をこめる」 **たま【霊・魂】**[名]死者のたましい。「みー屋」「―祭り」「人―」「―むかえ」「―送り」 **たま【偶】**[名]めったにないこと。「―の休みには野球をする」[類]まれ **たまう【賜う・給う】**[動]「あたえる」の敬った言い方。くだされる。「おほめのことばを―」 **たまう【賜う・給う】**<補助>その行動に対する尊敬の意味をあらわす。お・・・なさる。また、「~たまらな」の形で軽い禁止をあらわす。「なげきーな」▽古い言い方。「なさる」より敬意が高い。 **たまう【賜う・給う】**[「~たまえ」の形で]軽い命令をあらわす。「こっちへ来―」「よく聞き―」 **たまおくり【霊送り・魂送り】**[名]盂蘭盆会の最後の夜に、家で祭った祖先の精霊を送り返すこと。[反]霊迎え **たまがき【玉垣】**[名]神社のまわりにめぐらした垣。みずがき。かみがき。 **だまかす【騙かす】**[動]「だます」の俗な言い方。だまくらかす。 **たまかつま【玉勝間】**[作品]一八一二年。本居宣長の作。考証・見聞・談話などを集め、宣長の考えかたがうかがえる随筆集。一四巻、目録一。 **たまぐし【玉串】**[名]サカキの枝に紙などをつけて、神前にささげるもの。 **たまげる【魂消る】**[動]これはたいへんだとおどろく。▽「魂が消える」という意味から。 **たまご【卵】**[名]鳥・魚・虫のメスが産む、殻からや膜につつまれた球形のもの。かえって、子になる。▽動物学では「らん」。 **たまご【卵】**[名]ニワトリのたまご。鶏卵。▽「玉子」とも書く。 **たまご【卵】**[名]ものごとの始まりや修業中の人をたとえていう。「医者のー」 >卵に目鼻 卵に目や鼻をつけたように、色白でかわいい女性。 **たまごいろ【卵色】**[名]ニワトリの卵の黄身の色。うす黄色。 **たまごいろ【卵色】**[名]ニワトリの卵の殻の色。白茶色。 **たまござけ【卵酒】**[名]鶏卵と砂糖を加えて温めた酒。▽風邪に効くという。 **たまごとじ【卵綴じ】**[名]といた卵で、しるの実などを包むようにしてにた料理。 **たまごやき【卵焼き】**[名]鶏卵をといて味つけして焼いた料理。また、卵を焼く道具。 **たまさか【偶さか・適さか】**[副][名]めったにないようす。たまに。「―の休日」「―散歩するぐらいだ」 **たまさか【偶さか・適さか】**[副][名]おもいがけず。偶然。たまたま。「―この世に生をうけた身」 **たましい【魂】**[名]からだの中にあり、心のはたらきを支配すると考えられているもの。「―をこめてつくる」「負けじー」[類]霊・精神 >魂を入れ替える 精神を改める。改心する。 >魂を冷やす おどろきおそれる。ひやっとする。胆を冷やす **だましうち【騙し討ち】**[名]相手が気をゆるしているところを不意にやっつけること。「―にあう」[類]不意打ち **たまじゃり【玉砂利】**[名]庭などにしく砂利の、つぶの大きくてきれいなもの。「―をふんで参拝する」 **だます【騙す】**[動]うそをついて、相手にほんとうだと思わせる。「ほんものだといって―」[類]欺く >つかいわけ 乗せる・かつぐ・はめるほか | だましかたにもいろいろある。「乗せる」は、おぜんだてして相手を参加させてだます。「かつぐ」は、ふざけてだます。「謀る」「はめる」は、だまして策略におとしいれる。「まどわす」「たぶらかす」「たらしこむ」は、うまいことを言ったりして迷わせてだます。 **たまずさ【玉梓・玉章】**[名]「てがみ」「消息」の古い言い方。▽「たまあずさ」の変化した形。「玉」は、ほめる気持ちをあらわすことば。昔、使者が手紙をアズサの木に結んで届けたことから。 **たまたま【偶偶】**[副]思いがけず、ちょうどそのときに。「―そこのかどで先生にお会いした」[類]偶然 **たまだれ【玉垂れ】**[名]玉でかざったすだれ。たますだれ。また、「すだれ」をほめていう言い方。 **たまつき【玉突き】**[名]台の上の玉を棒でついて得点を競う室内遊戯。撞球。ビリヤード。 **たまつき【玉突き】**[名]次々におされて、後ろから来た車両が前の車両にぶつかること。「―衝突」 **たまてばこ【玉手箱】**[名]伝説で、浦島太郎が乙姫からみやげにもらった箱。また、秘密のものがはいったたいせつな箱をたとえていう。 **たまに【偶に】**[副]めったにないようす。「―気晴らしでもしたらどうだ」[類]まれに・ときたま **たまねぎ【玉葱】**[名]ユリ科の多年草。地下茎は玉球形でかおりが強く、食用。オニオン。「かぞえ方個」 **たまのお【玉の緒】**[名]いのち。▽「魂の緒」という意味。 **たまのお【玉の緒】**[名]玉を通したひも。 **たまのこし(玉の輿)に乗る** 高貴な家や金持ちの家に嫁入りする。▽「玉の輿」は、貴人の乗り物をほめた言い方。 **たまつり【霊祭り・魂祭り】**[名]七月または八月に祖先の霊をむかえてまつる儀式。[類]盂蘭盆会 <851> **たまむし【玉虫】**[名]タマムシ科の昆虫。羽は金属のようなつやのある美しい緑色で、二本のむらさき色の縦線がある。 **たまむしいろ【玉虫色】**[名]織物などで、光線のぐあいでタマムシの羽のように緑色やむらさき色に変わって見える色。 **たまむしいろ【玉虫色】**[名]見る人によって、いろいろに解釈できてあいまいなこと。「―の報告書」 **たまもの【賜物・賜】**[名]結果として生じたよいもの。おかげ。「努力の―」 **たまもの【賜物・賜】**[名]下されたもの。たまわりもの。 **たまゆら【玉響】**[副]ほんのしばらく。また、かすか。「―の命」▽文章語。 **たまらない【堪らない】**[形]がまんできない。「このにおいがー」 **たまらない【堪らない】**[形]とてもすばらしい。こたえられない。「―味だ」 **たまらない【堪らない】**[形]正常な状態や機能が保てない。「針金を切ったりしたら、はさみが―」「そんなにぜいたくしたら、かねがいくらあってもー」 **たまらない【堪らない】**[「〜てたまらない」「〜でたまらない」の形で]ひどく・・・で辛抱できないほどだ。「痛くて―」「かわいくて―」「いやでー」▽感覚や感情をあらわすことばに付く。 **たまり【溜まり】**[名]一か所にまとまっているところ。仲間などがいつも集まっているところ。「人―が」「船―」「ここがあいつらの―場だ」 **たまり【溜まり】**[名]「溜まり醤油」の略。「―づけのたくあん」 **たまり【溜まり】**[名]すもうで、審判や力士がひかえて座っているところ。 **たまりかねる【堪り兼ねる】**[動]がまんしきれなくなる。「ひどいしうちに―」 **だまりこくる【黙りこくる】**[動]いつまでもだまって何も言わないでいる。「向きあったまま―」 **たまりじょうゆ【溜まり醤油】**[名]コムギを使わずに、ダイズだけでつくったしょうゆ。 **たまる【堪る】**[動]じっとがまんできる。こらえられる。「相手が三人ではたまったものではない」「負けてーか」 **たまる【堪る】**[動]→「たまらない」 **たまる【溜まる】**[動]ひとところに集まって止まっている。「部屋のすみにごみが―」 **たまる【溜まる】**[動]しだいに集まってふえる。とどこおっていっぱいになる。「かねがー」「目になみだが―」「仕事が―」「ストレスがー」 **だまる【黙る】**[動]何も言わずにいる。ものを言うのをやめる。「黙って座っている」 **だまる【黙る】**[動]泣くのをやめる。泣きやむ。「泣く子もー」 **だまる【黙る】**[動]こちらからは何もはたらきかけない。「黙っていても売れる」「こんなことをされて黙っていられるか」 **たまわる【賜る・給わる】**[動]「もらう」「うける」のへりくだった言い方。「将軍から褒美を―」▽「いただく」は、自分の「頭の上に受ける」という形で表現して謙譲りをあらわす。「賜る」は、相手がこちらへものを「下さる」と表現して、自分の謙譲の気持ちをあらわす。より敬意が高い。 **たまわる【賜る・給わる】**[動]「くれる」を敬っていうことば。くだされる。「ご愛顧を賜りますよう」「校長が訓辞を―」 **たみ【民】**[名]国や社会を構成する人々。国民。人民。▽もと、王や領主に対して、その支配のもとにある人々という意味。 **ダミー**[名]モデルや実験などで、人間の代わりに使う人形。また、かえだま。身がわり。「―会社」 **ダミー**[名]球技のトリックプレー。とくにラグビーで、パスすると見せかけて相手を混乱させること。| dummy **たみくさ【民草】**[名]「人民」の古い言い方。▽民の多いことを草にたとえたことば。 **だみごえ【濁声・訛声】**[名]にごったきたない声。また、なまった声。 **たみやとらひこ【田宮虎彦】**[人]一九一一一八八年。昭和期の小説家。東京生まれ。叙情的な文体で、半自伝的小説や歴史小説を書いた。「足摺岬」「落城」など。 **だみん【惰眠】**[名]なまけてねむること。なまけて何もしないこと。 >惰眠を貪る 何もせず、のらくらと毎日を過ごす。 **ダム**[名]発電・灌漑・治水などのために、川をせきとめて水をためる施設。「アーチー」| dam **たむけ【手向け】**[名]神や仏にものをささげること。そなえもの。「―の花」[類]回向 **たむけ【手向け】**[名]せんべつ。はなむけ。「―のことば」 **たむける【手向ける】**[動]神仏や死者の霊にそなえものをささげる。「墓前に花を―」 **たむし【田虫・頑癬】**[名]糸状菌の寄生による皮ふ病。赤い斑点が輪状に広がり、非常にかゆい。 **たむろ【屯】**[名]大勢の人が一か所に集まること。また、集まった場所。「町かどに―する学生」 **たむろ【屯】**[名]兵士が集合すること。また、集合場所。屯所。▽もと、陣営のこと。 **ため【為】**[名]役に立つこと。利益。「―になる本」「きみの―を思う」「おれの言うことをきかないとーにならないぞ」 **ため【為】**<形名>目的をあらわす。「食べる―に働く」 **ため【為】**<形名>原因・理由をあらわす。「落雷の―に停電した」 >為にする 自分の利益になるように、わざとする。たくらんでことをおこなう。「―行為」 **だめ【駄目】**[形動]むだなこと。「話しても―だ」 **だめ【駄目】**[形動]いけないこと。「行っては―」 **だめ【駄目】**[形動]できないこと。望みがないこと。「もうーだ」 **だめ【駄目】**[形動]役に立たないこと。「雨でくつが―になる」▼囲碁で、どちらの利益にもならない目のことから。 >駄目を押す 万一のことを考えて、念を入れて確かめる。▽囲碁で、すでに自分の地所になっているところに、さらに一手をかけて駄目をつめることから。 >駄目を出す 演出家が、俳優の演技に注文をつけ駄目を出して、やり直させる。 **ためいき【溜め息】**[名]非常に感心したり、がっかりしたり、心配だったりするときに、思わず出る長い息。「―をつく」「―をもらす」 <852> **ためいけ【溜め池】**[名]ひでりなどに備えて、畑に使う水などをためておく人工池。 **ダメージ**[名]損害。いたで。「決定的な―をあたえる」| damage **だめおし【駄目押し】**[名]すでにだいじょうぶなことでも、さらに念を入れてすること。「―の追加得点」 **ためし【試し・験し】**[名]かりにやってみること。ためす。ころみ。「―に乗ってみる」「力―」 **ためし【例し】**[名]てほん。また、先例。「成功した―がない」▽ふつう、下に打消の語をともなう。 **ためす【試す・験す】**[動]ものごとがほんとうかどうか、いいか悪いかなどを、実際にやってみて確かめる。「実力を―」 **ためつすがめつ**【矯めつ眇めつ】[副]あっちこっちから、よくよく見るようす。念入りに調べるようす。「手にとってーながめる」▽「〜つ、〜つ」は「・・・たり、・・・たり」という意味。 **ためながしゅんすい【為永春水】**[人]一七九〇一八四三年。江戸後期の戯作者。「春色梅児誉美」を出し、人情本の第一人者となるが、風俗を乱したとして天保の改革で罰せられ、手鎖の五十日の刑を受けた。 **ためらう【躊躇う】**[動]心がきまらず、ぐずぐずする。どうしようかと迷う。「実行に移すのを―」[類]躊躇する **ためる【矯める】**[動]曲がっているものをのばしたり、まっすぐなものを曲げたりして形を整える。「枝を―」「つのを矯めて牛を殺す」 **ためる【矯める】**[動]悪い点などを改める。矯正する。「悪習を―」 **ためる【矯める】**[動]じっとして、ねらいをつける。「銃を矯めて撃つ」 **ためる【溜める】**[動]ひとところに集める。「水をダムにー」 **ためる【溜める】**[動]多く集める。たくわえる。「かねを―」「力を―」▽「貯める」とも書く。 **ためる【溜める】**[動]処置をしないままにしておく。「雑用を―」 **ためん【他面】**[名]ほかの平面。また、ほかの方面。 **ためん【他面】**[副]別の面では。一方では。「父はこわい人だが、―なみだもろいところがある」 **ためん【多面】**[名]多くの平面。「正一体」 **ためん【多面】**[名]多くの方面。「―にわたる活動」「―的に考える」 **たもあみ【たも網】**[名]竹または木の、輪形の骨組みにふくろにしたあみを張った、小形の魚すくいあみ。たも。 **たもうさく【多毛作】**[名]一つの田や畑で、年に三回以上の作付けや収穫をすること。[反]一毛作・二毛作 **たもくてき【多目的】**[形動]一つのものをいろいろな目的に利用できること。「―ホール」「―に活用する」 **たもつ【保つ】**[動]手にもって、そのままの状態を続ける。維持する。「健康を―」「名声を―」 **たもと【袂】**[名]着物のそでの下のふくろ状部分。 **たもと【袂】**[名]そば。きわ。「橋の―」 >袂を絞る なみだでぬれたたもとをしぼるほど、ひどく泣くことのたとえ。[類]袂をぬらす >袂を分かつ 別れる。絶交する。 **たやす【絶やす】**[動]続いてきたものをぷっつりと切る。きらす。「根を―」「笑顔を絶やしたことがない」 **たやすい【容易い】**[形]するのがむずかしくない。わけない。「―問題」「何でもたやすくひきうける」[類]簡単・容易 **たやまかたい【田山花袋】**[人]一八七一一九三○年。明治・大正期の小説家。群馬県生まれ。本名は録弥。ありのままをえがく平面描写を主張し、「蒲団」で自然主義文学の代表者となった。ほかに「生」「田舎教師」など。 **たゆう【大夫・太夫】**[名]能・狂言・浄瑠璃などの芸人で、位の高い者。また、歌舞伎の女形。 **たゆう【大夫・太夫】**[名]江戸時代の最上位の遊女。 **たゆたう【揺蕩う】**[動]ゆらゆらと、ただよう。「波間に―小舟」 **たゆたう【揺蕩う】**[動]決心がつかないでためらう。「心が―」[「タユトウ」と発音する。] **たゆむ【弛む】**[動]心がゆるむ。油断する。「たゆみない努力を続ける」 **たよう【多用】**[名][-スル]たくさん使うこと。「薬を―する」 **たよう【多用】**[名]用が多く忙しいこと。「ごーのところ恐縮です」 **たよう【多様】**[形動]いろいろな種類があること。さまざまであるようす。「多種―の花」[反]一様 **たより【便り】**[名][-スル]てがみ。「おーください」「風のー」「花―」 **たより【頼り】**[名]困ったときに力になってくれるもの。たのみにすること。「つえを―に歩く」「地図を―に探す」 **たよりない【頼りない】**[形]たよりにできず、不安である。「―返事」「一人」 **たよりない【頼りない】**[形]よりかかる支えがなくて心細い。「親きょうだいのない―身の上」 **たよりない【頼りない】**[形]確かな手ごたえが感じられない。「―歯ごたえ」 **たよる【頼る】**[動]あてにしてすがる。たのみにする。「親に―」「勘にー」 **たら【鱈・大口魚】**[名]タラ科の魚。体長約一二○。北の海の深海にすむ。食用。肝臓から肝油をとる。マダラ。 **たらい【盥】**[名]せんたくするときなどに使う、平たくてまるい容器。「―で行水をする」 **たらいまわし【盥回し】**[名]一つのものごとを次々と順送りにすること。「政権の―」 **ダライラマ**[名]チベットの宗教・政治上の最高指導者の呼び名。また、ラマ教の教主。▽「ダライ」はモンゴル語で大海、「ラマ」はチベット語で無上の人という意味。| Dalai Lama **だらく【堕落】**[名][-スル]身をもちくずすこと。精進する気を失って悪の道に落ちること。「酒がもとでーした」 **だらく【堕落】**[名]健全さや向上心などを失って程度が低くなること。 <853> 「政治がーする」 **だらけ**<造語>[「~だらけ」の形で]よくないもの、よごれたものにまみれていることをあらわす。「血―」「借金―」「あかー」「ごみー」「まちがいー」 **だらける**[動]しまりがなくなる。「ひもがー」 **だらける**[動]気持ちがゆるんで、だらしなくなる。「生活が―」 **たらこ【鱈子】**[名]タラの卵。とくに、スケトウダラの卵を塩づけにしたもの。 **たらしい**<造語>[「~たらしい」の形で]いかにも・・・のような、よくない感じがする。「貧乏―」「僧にくー」 **たらしこむ【誑し込む】**[動]うまくだまして丸めこむ。すっかり信じさせてだます。俗な言い方。「あまいことばでー」「つかいわけ」→「だます」を見よ。 **だらしない**[形]しまりがない。また、いくじがない。「―服装」「―負けかた」▽「しだらない」のさかさことばという。 **たらす【垂らす】**[動]上の一点で支えて下にぶらさがるようにする。「髪を―」「幕を―」 **たらす【垂らす】**[動]液体をしたたらす。「水を―」「よだれを―」 **たらたら**<造語>[「~たらたら」の形で]・・・を切りもなく言いつづける。うんざりするぐらい・・・ばかり言う。「不平―」「文句―」「お世辞―」 **たらたら**[副]液体が次々とすじになって流れおちるようす。「あせを―と流す」 **だらだら**[副]液体が次々とたくさん流れおちるようす。「よだれを―と流す」 **だらだら**[副]進みかたがおそくて、しまりがないようす。「―歩く」「一日じゅう―する」 **だらだら**[副]ゆるやかで長く続くようす。「―続く上り坂」 **トラップ**[名]船や飛行機の乗り降りに使う階段。「―を降りる首相」| trap **たらのめ【惚の芽】**[名]ウコギ科のタラノキの若芽。食用にする。 **たらばがに【鱈場蟹・多羅波蟹】**[名]タラバガニ科の節足動物。北海にすみ、大形で、肉は食用。 **たらふく【鱈腹】**[副]じゅうぶん飲んだり食べたりして満足なようす。俗な言い方。「―飲み食いする」[類]腹いっぱい **たり【人】**<造語>二人以上の人数を数えることば。「三み―」「四よっ―」「幾いく―」 **たり**[接助]並列・列挙をあらわす。「ね―起き―して過ごす」「飛んだりはねー」 **たり**[接助]例示する。「休みの日は音楽をきい―している」「転んだりするとたいへんだ」▼ガ行・ナ行・バ行・マ行五段動詞に付くときは「だり」と濁音化する。 **ダリ**[人]一九〇四―八九年。スペインの画家。一九二八年ごろ、シュールレアリスム運動に参加。夢や幻覚の世界を、客観的・写実的にとらえる独特の手法でえがいた、超現実派の代表的な画家。作品に「記憶の固執」「スペイン」などがある。| Salvador Dali **ダリア**[名]キク科の多年草。サツマイモのような球根をもつ。夏の終わりに、まるい花が咲く。ダリヤ。テンジクボタン。| dahlia **ダリウス**[人名]「ダレイオス」 **たりかつよう【タリ活用】**[文法]文語文法で、形容動詞の活用の種類の一つ。活用語尾が「たら・たり(と)・たり・たる・たれ・たれ」と変わるもの。ふつう、漢語が語幹になる。たとえば、「堂々たり」「整然たり」など。▽口語文法では、「堂々たる」「堂々と」の形でしか使わない。 **たりき【他力】**[名]他人の助力。仏教では、自力の対。すべて阿弥陀仏の人間の苦しみを救いたいという大願の力。 **たりきほんがん【他力本願】**[名]自分の努力によって、目的に達するより、他人の力によって、目的を達すること。▽仏教で、ひたすら阿弥陀仏の力にすがって救われて極楽へ行くこと。 **たりつ【他律】**[名]自分の意志でなく、他の命令や影響で行動すること。[反]自律 **だりつ【打率】**[名]野球で、安打数を打数で割ったもの。「三割の―を残す」 **たりゅうじあい【他流試合】**[名]武芸などで、他の流派と試合すること。 **たりゅうじあい【他流試合】**[名]他校や他国などのチームとする試合。 **たりょう【多量】**[形動]分量が多いこと。「出血―」[類]大量 [反]少量 **だりょく【惰力】**[名]いままでの勢いで、その状態や習慣をそのまま続けようとする力。慣性の力。「――で走りつづける」 **たりる【足りる】**[動]必要なだけある。じゅうぶんである。「人手が―」「一万円でー」「衣食足りて礼節を知る」 **たりる【足りる】**[動]とりあえず、まにあう。「用が―」 **たりる【足りる】**[「~に足りる」の形で]じゅうぶんに・・・する価値がある。「信頼とするに―」 **たりる【足りる】**[「~に足りない」の形で]・・・する必要がない。「恐れるに足りない」 **たる【足る】**[動]「たりる」の古い言い方。 **たる【樽】**[名]酒やしょうゆなどを入れる、木でできた筒形の容器。ふたがしてある。「四斗―」「―酒」「かぞえ方」荷・駄・樽 **たるい【怠い】**[形]からだが重苦しくて、動くのがおっくうな感じがする。「この暑さでからだが―」 **タルカム**[名]あせしらず。「タルカムパウダー」の略。タルク。▽主成分の鉱物の名から。| talcum **たるき【垂木・棰】**[名]棟からにわたして、屋根の裏板を支える木。→図「はり(梁)」 **タルタルソース**[名]マヨネーズに、刻んだピクルスやパセリ・タマネギなどを加えたソース。「tartar sauce **タルト**[名]皿形に焼いたパイにくだものやクリームなどをのせた洋菓子。| tarte **だるま【達磨】**[名]達磨大師の座禅の姿をまねた赤い張り子の人形で、たおしてもすぐ起きあがるもの。「―市」 **だるま【達磨】**[名]①の形に似たもの。「―ストーブ」「一船」 **だるま【達磨・達摩】**[人]生没年未詳。五世紀末から六世紀のインドの僧。インドの王子に生まれ、六世紀の初めに中国にわたり、禅宗を開いた。少林寺で九年間、かべに向かって座禅の修行をしたという。円覚大師。達磨大師。 <854> **ダルマ**仏教を中国に伝えたというインドの僧。南インドの王子。六世紀はじめ中国の梁[りょう]に渡った。少林寺で九年間、かべに向かって座禅の修行をしたという。円覚大師。達磨大師。 **ダルマ**仏教で法をいう。仏陀のさとった普遍の真理と、それを説いた教えのこと。梵語。 **たるむ**【弛む】[自動]ゆるんでだらりとする。「電線が―」「気持ちが―」 >つかいわけ 緩む・たるむ 「緩む」は、ゆれ動くだけのゆとりがものの中に生じる場合。「緊張が緩む」。「たるむ」は、ぴんと張っていたものが、だらんと垂れさがっている場合にいう。「ひもがたるむ」「最近たるんでいるぞ」。 **たれ**【垂れ】[造語]①[名]垂れさがること。垂れているもの。「焼き肉のー」②にものや焼きものにつける、こく味つけしたしる。③剣道の防具の一つ。こしのまわりにつけて保護する。④漢字の部首で、上から左方へ垂れるもの。「厂(がんだれ)」「广(まだれ)」「疒(やまいだれ)」など。①[造語][「~たれ」の形で]その性質を強調して、人をののしるときに用いる。「ばかー」「しみっー」 **たれ**【誰】[代名]「だれ」の古い言い方。 誰かある だれかいないか。主人が使用人などを呼ぶことば。 **だれ**【誰】[代名]名前のわからない人や、どの人と特定しないで人をさすことば。「どこのーとも知れぬ」「―か助けて」「―も彼も」▽ていねいな言い方としては「どなた」を使う。また、古くは「たれ」。 **だれそれ**【誰某】[代名]名前をはっきりさせないで、人をさすことば。「何組、何番、―と書きなさい」[類]なにがし **だれだか**【誰だか】だれだかはっきりはしないが。誰言うとなく だれが言ったかはわからないが、いつのまにか。[類]だれとはなしに 誰知らぬ者がない それを知らない人はだれもいない。みんな知っている。 誰憚[はば]からず だれにも遠慮しないで。 **ダレイオス**一世。前五五八?—前四八六年。アケメネス朝ペルシアの第三代の王。西アジアからインド西部までの全オリエントを統一。全国を二〇州に分け、各州に知事(サトラップ)を置いて中央集権体制で支配し、新都ペルセポリスを建設した。ダリウス。[Dareios I] **タレース**前六二四?—前五四六?年。古代ギリシャの哲学者。万物の根源は水であると説き、イオニア自然哲学を開いた。幾何学・天文学などにもすぐれ、日食を予言した。[Thales] **だれかれ**【誰彼】[代名]だれと特定しないで、人々をさすことば。あの人この人。「―の別なく親切にする」「―なしに」▽多く、下に打消の語をともなう。 **たれこめる**【垂れ込める・垂れ籠める】[自動]雲などが低く垂れておおう。「雨雲が―」 **たれながし**【垂れ流し】[名]・[-スル]①大小便を無意識にもらすこと。②汚水などをしまつしないで、流れるままにしておくこと。「公害のー」 **だれひとり**【誰一人】[「だれ一人〜ない」の形で]「だれも」「ひとりも」を強めた言い方。「―気にかけてくれない」 **だれも**【誰も】①[「だれも〜ない」の形で]どんな人も決して・・・しない。だれひとり・・・ない。「―知らない」「―信じない」②[「だれもが」の形で]すべての人みんな。だれでも。「―が成功を願っている」 **だれやら**【誰やら】[副]だれだかはっきりはしないが、だれだか。「―戸をたたく音がする」 **だれる**[自動]①緊張がゆるんでだらける。「気持ちが―」②大便や屁をする。 **タレント**才能。また、才能や特技をもつ人。とくに、テレビなどで活躍する芸能人。[talent] **たろう**【太郎】①長男。また、第一のもの。「一姫二ー」「坂東[ばんどう]―(=利根川)」▽「太」ははじめ、「郎」は男子のこと。多く、長男につける名前。 **だろう**[助動]推量する気持ちや念をおす気持ちをあらわす。「あしたは雨―」「もう帰るころ―」「言った通り―」▽断定の助動詞「だ」の未然形「だろ」+推量の助動詞「う」。 **たろうかじゃ**【太郎冠者】狂言などで、こっけいな役をする、最古参の召使い。 **タワー**展望台などのある高い建物。塔。「東京―」[tower]「コントロールー」 **たわいない**【他愛ない】[形]①とりとめがなく、とるにたりない。「―冗談を言う」「無邪気で―」②相手がおとっていて、手ごたえがない。「たわいなくうち負かす」③正体がない。「たわいなくねむる」「たあいもない」「たわいがない」などとも。 **たわけ**【戯け・白痴】①ふざけること。ばかげたことをすること。「―をつくす」②ばか者。おろか者。「この―」 **たわける**【戯ける】[自動]ばかげたことや、いやらしいことを言ったりしたりする。「女に―」 **たわごと**【戯言】意味をなさないふざけたことば。でたらめな話。「―をわめく」 **たわし**【束子】わらやシュロの毛などを束ねたもの。食器などをこすって洗うのに使う。「ナイロンー」「金―」 **たわむ**【撓む】[自動]①枝や棒に力が加わって、曲がる。「実をつけて枝が―」[類]しなう②心がひるむ。 >つかいわけ 「反る」を見よ。 **たわむれ**【戯れ】①おもしろがってふざけること。「酒の上でのー」②本気でないあそびごと。「―の恋」 <855> **たわむれる**【戯れる】[自動]ふざけて、じゃれる。「波と―」「生徒どうしでー」 **たわら**【俵】わらなどを編んでつくった、円筒状のふくろ。米・イモ・炭などを入れる。「米―」 **たわらやそうたつ**【俵屋宗達】生没年未詳。江戸初期の画家。独特の構図と装飾的な技法により、新しい様式美をつくりだした。代表作「風神雷神図屏風」「蓮池水禽図」など。 **たわわ**[形動]果実をつけた枝などが、重みで弓なりになるようす。「枝も―に実る」 たん【担】(擔) 担 5画 全8画 担 担 担 担 ①かたにかつぐ。②仕事をうけもつ。ひきうける。 タン ①担架②担当、担任、荷担、負担、分担 かつぐ・になう 縁起を担ぐ/責任を担う 担い手 担桶[たご](=にないおけ) たん【胆】(膽) 胆 月・5画 全9画 胆 胆 胆 胆 ①消化器官の一つ。きも。②こころ。たましい。きもったま。 タン ①胆石、胆汁、胆囊②胆力、肝胆、魂胆、心胆、大胆、落胆 胆試し、熊の胆[い]、竜胆[りんどう] たん【単】(單) 単 9画 全12画 単 単 単 単 ①ただ一つだけ。②複⇔もとになる、ひとまとまり。③こみいっていない。 タン ①単一、単身、単数、単刀直入[たんとうちょくにゅう]、単独②単位、単元、単語③単純、単調、簡単 ひとえ 単于[ぜんう](=匈奴[きょうど]の君主)、単衣[ひとえ]、単物[ひとえもの] たん【炭】 炭 火・5画 全9画 炭 炭 炭 炭 ①木を焼いてつくった燃料。すみ。②地中でできる植物の化石燃料。③「炭素」の略。 タン ①薪炭[しんたん]、木炭②炭坑、炭田、石炭、無煙炭。③炭酸、炭水化物 すみ 炭火、消し炭 炭櫃[こたつ]、炭団[たどん] たん【探】 探 8画 全11画 探 探 探 探 さがしもとめる。さぐりしらべる。 タン 探究、探検、探索、探知、探偵 さぐる・さがす 問題点を探る、手探り/職を探す、家探し 盟神探湯[くかたち] たん【短】 短 矢・7画 全12画 短 短 短 短 ①長さがみじかい。②たりない。おとっている。また、欠点。「―をおぎなう」「長をとりーを捨てる」⇔長 タン ①短歌、短期、短冊、短縮、短針、短文②短所、短慮、一長一短 みじかい 気が短い、手短に話す、短夜[みじかよ] たん【誕】 誕 言・8画 全15画 誕 誕 誕 誕 ①子を産む。子が生まれる。②でたらめを言う。 タン ①誕生、降誕、生誕②虚誕、荒誕、妄誕 たん【丹】 丹 3画 全4画 丹 丹 丹 丹 ①赤色の土。に。▽硫化水銀をふくむ。②赤い。③丸薬。④まごころ。 タン ①丹砂②丹青、丹頂③丹薬、仙丹、万金丹④丹精、丹誠、丹念 丹[に]、青丹[あおに]よし(枕詞)、雲丹[うに]、切支丹[キリシタン]、丹後、丹波、丹塗り、牡丹[ぼたん] たん【淡】 淡 8画 全11画 淡 淡 淡 淡 ①色や味がうすい。あわい。⇔濃②気持ちがあっさりして、しつこくない。③塩分をふくまない。 タン ①淡紅、淡彩、濃淡②淡淡、淡白、枯淡、冷淡③淡湖、淡水 あわい 淡い希望、淡雪 淡海[おうみ](姓氏) たん【嘆】(嘆) 嘆 口・10画 全13画 嘆 嘆 嘆 嘆 ①ため息をついて、なげきかなしむ。「風樹の―」「亡羊の―」②感心してため息をつく。ほめたたえる。 タン ①嘆願、嘆息、慨嘆、愁嘆、悲嘆②嘆賞、嘆声、感嘆、驚嘆 なげく・なげかわしい 世を嘆く、嘆きに沈む/嘆かわしい話 たん【端】 端 立・9画 全14画 端 端 端 端 ①きちんとして正しい。②もののはし。すえ。③ものごとのはじめ。きっかけ。いとぐち。「―を発する」④ことがら。 タン ①端座、端正、端麗②極端、舌端、先端、突端、末端③端緒、戦端、発端④多端、万端 はし・は・はた 切れ端、片っ端/端数、端役[はやく]、軒端[のきば]、半端、端目[はな]、道端[みちばた]、炉端[ろばた] 突端[とっぱな]、端金[はしたがね]、端女[はしため] たん <856> **たん【鍛】**鍛 鍛 鍛 鍛 ◎金属を何度も熱して打ち、強くする。②訓練して心やからだをきたえる。[タン]鍛工、鍛鋼、鍛造 ②鍛練 きたえる 足腰を鍛える 鍛冶 **たん【旦】**旦 旦 旦 旦 よあけ。あさ。[タン]旦夕、旦暮 元旦、月旦、歳旦 旦那 **たん【反・段】**<造語>和服の布の長さの単位。ふつう、おとな一人分の着物がつくれる長さ。一反は約一〇・六メートル。 **たん【反・段】**<造語>尺貫法で、面積の単位。一町の一〇分の一。三〇〇坪。約九九二平方メートル。 **たん【短/嘆/端】**[名]→漢字項目を見よ。 **たん【痰】**[名]のどから出る粘液性の分泌物。 **たん【舌】**[名]牛や豚の舌の肉。「―シチュー」| tongue **だん【団】**(團) 団 団 団 団 ◎まるい。まるめる。②なごやか。③あつまり。[ダン・トン]団子/水団 布団 ②大団円、団欒 ③団結、団体、集団 団扇 炭団 団栗 団居 **だん【男】**男 男 男 男 ●おとこ。②むすこ。[反]女◎五等の爵位の第五位。男爵。[ダン・ナン]男子、男女、男性/下男、美男 ②次男、嫡男、長男 ③公侯伯子男 おとこ 男気、男手、男前 年男 おのこ 賤しずの男。男女川[歌枕] **だん【段】**段 段 段 段 ●高さがちがうところや階段。また、段を数えることば。「おしいれの上の―」「―を上がる」②つづいているもののひと区切り。とくに、文章の小分け。「三つのーに分ける」③方法や手順。④等級。とくに、柔道・剣道・囲碁・将棋などで、技量の程度を示す等級。「―をとる」⑤場合、こと、件などの意味をあらわす語。「いざ書くーになると、まとまらない」「失礼の―お許しください」[ダン]①段丘、段々、上段 ②段階、段落、前段、分段 ③段取り、算段、手段 ④段位、初段、有段者 **だん【断】**(斷) 断 断 断 断 ①たちきる。とだえる。続きめる。おもいきる。また、きっぱりと態度をつらぬくようす。「―を下す」③前もって許しを得る。ことわる。[ダン]①断食、断水、断絶、横断、切断 ②断言、断固、断行、断然、断定、決断、診断、判断 ③無断 たつ・ことわる 退路を断つ 茶断ち/申し出を断わる お断り **だん【暖】**暖 暖 暖 暖 ◎あたたかい。②あたたまる。あたためる。「―をとる」[反]寒・冷 [ダン]①暖冬、温暖 ②暖房、暖炉 あたたか・あたたかい 暖かい陽気/暖かい色 あたたまる・あたためる 部屋が暖まる/体を暖める 暖簾 暖気 **だん【談】**談 談 談 談 かたる。はなす。はなし。「首相の―」[類]話 [ダン]談合、談笑、談話、怪談、懇談会、冗談、相談、美談 談はなし >同日の談ではない 比べものにならない。 **だん【弾】**(弾) 彈 彈 彈 彈 ●鉄砲のたま。②はじく。はねかえす。③弦楽器をひきならす。④罪をせめたてる。[ダン]弾丸、弾薬、実弾、爆弾、砲弾 ②弾性、弾力、指弾 ③弾奏、連弾 ④弾劾、糾弾 弾たまを込める 流れ弾たま ゆら 弾む 球が弾む 軽弾みな行動 ひく ピアノを弾く 連れ弾き 弾はじく **だん【壇】**壇 壇 壇 壇 まわりより一段高くつくったところ。「―にのぼる」②文学や芸術などの、専門家仲間の社会。[類]界 [ダン・タン]壇上、花壇、教壇、仏壇/土壇場 ②歌壇、詩壇、文壇 **だん【檀】**檀 檀 檀 檀 ①植物のマユミ。②梵語dana の音訳に当てる字。[タン・ダン]黒檀、紫檀/檀弓、栴檀、白檀 ②檀家、檀徒、檀那、檀林 **だん【段/断/暖/談/壇】**[名]⇨漢字項目を見よ。 **だんあつ【弾圧】**[名][-スル]権力や武力で活動を強くおさえつけること。「キリスト教の―」[類]抑圧 <857> **たんい【単位】**[名]長さや重さなどをはかるときの基準となるもの。メートルやグラム・リットルなど。 **たんい【単位】**[名]組織をつくっている基本的なひとまとまり。「個人―」「クラスー」 **たんい【単位】**[名]高等学校や大学などの、学習量の基準。「卒業に必要な―」「―を落とす」 **たんいつ【単一】**[形動]ひとつであること。ひとりであること。「一行動」[類]単独 **たんいつ【単一】**[形動]一種類だけで、まじりけがないこと。「―民族」 **たんいつかわせレート【単一為替レート】**[名]為替の比率が国や商品によって異なることなく、一つに設定されること。一九四九年にドッジ‐ラインによりきめられた一ドル=三六〇円など。 **たんいつこうさく【単一耕作】**[名]↓「たんさく」 **だんいほうしょく【暖衣飽食】**[名]衣食にこと欠かない、ぜいたくな暮らし。 **だんいん【団員】**[名]団体を構成している人。団体に所属している人。「消防―」 **たんおん【単音】**[名]音声を分解したときの最小の単位。母音と子音。たとえば「力」は、子音[k]と母音[a]の二つの単音からなる。 **たんおん【短音】**[名]短いひびきの音。たとえば、「カー」(長音)に対する「力」など。 **たんおんかい【短音階】**[名]音階の一つ。第二音と第三音、第五音と第六音のあいだが半音で、あとは全音である音階。ラを主音とし、さびしい感じにひびく。マイナー。[反]短調長音階 **たんか【担架】**[名]病人や負傷者をねかせ、前後を二人で持って運ぶ道具。左右二本の棒のあいだに布などが張ってある。 **たんか【炭化】**[-スル]有機物が分解して、炭素だけが残ること。「―水素」「植物が―して石炭になる」 **たんか【単価】**[名]商品一個、または一定の単位当たりの価格。 **たんか【短歌】**[名]和歌で、五・七・五・七・七の三一音からなる形式。ふつう、和歌といえば短歌をさす。>長歌▽三一音から成り立つので「みそひともじ」(三十を一文字)」ともいう。「かぞえ方」首 **たんか【啖呵】**[名]威勢のいいことば。するどく、歯切れのいいことば。 >啖呵を切る 胸のすくような歯切れのいいことばで、相手をやっつける。 **たんか【檀家】**[名]その寺に墓があって、葬式や法事をたのみ、布施によって寺を支える家や信徒。 **タンカー**[名]原油や液化ガスなどの液体を大量に輸送するための船。油槽船。「石油—」| tanker **だんかい【団塊】**[名]小さなまるいかたまり。 >団塊の世代 第二次世界大戦後のベビーブームの時期に生まれた世代。▽堺屋太一の小説名から。 **だんかい【段階】**[名]ものごとが進む過程のひと区切り。「―をふむ」「準備―」 **だんかい【段階】**[名]ある基準によって分けられた区切り。「―をつける」「―値」[類]等級・順位 **だんがい【弾劾】**[名][-スル]政府高官や裁判官などの罪や不正を調べ、責任を追及し、やめさせたり処罰したりすること。「―裁判所」 **だんがい【断崖】**[名]切りたったがけ。「―絶壁」 **だんがいさいばん【弾劾裁判】**[名]国会が裁判官をやめさせるかどうかを審判する裁判を開くこと。衆議院と参議院から各七名の議員が出ておこなう。 **たんかだいがく【単科大学】**[名]一学部だけでできた大学。商科大学・医科大学・工業大学など。カレッジ。[反]総合大学 **たんがん【単眼】**[名]クモ類・昆虫類などに見られる、簡単な構造の小さな目。明暗を見分ける程度のはたらきをする。[反]複眼 **たんがん【単願】**[名]受験する際に、一校だけしか願書を出さないこと。専願。[反]併願 **たんがん【嘆願・歎願】**[名]事情を述べて願いがかなうようにたのむこと。「助命——書」[類]哀願 **だんがん【弾丸】**[名]鉄砲らや大砲につめて発射するたま。類砲弾・銃弾。「かぞえ方」発・ぱつ **だんがん【弾丸】**[名]非常に速いもののたとえ。「―となって飛びだす」「一列車」 >弾丸黒子の地 きわめてせまい地域のたとえ。▽「黒子」は、ほくろ。中国、「十八史略」から。 **だんかんれいぼく【断簡零墨】**[名]切れぎれになった文書や筆跡の断片。「―まで収めた全集」 **たんき【単記】**[名]一つのことだけを書くこと。とくに選挙などで、一枚の投票用紙に一人の名前だけを書くこと。[反]連記 **たんき【短気】**[形動]気が短いこと。すぐに腹を立てること。「―をおこす」[類]せっかち・性急・短慮 >短気は損気 短気を起こすのは、結果的に自分の損になるということ。▽「損気」は、「短気」にごろを合わせたことば。 **たんき【短期】**[名]短い期間。「―の契約」「―大学」[類]短時日・短日月[反]長期 **だんぎ【談義】**[名]仏教について説ききかせること。説法。説教。「―の場」 **だんぎ【談義】**[名]教訓やものごとのすじみちを説ききかせること。「へたの長ー」 **だんぎ【談議】**[名]話しあうこと。議論。「釣りーに花が咲く」[類]談合 **たんきだいがく【短期大学】**[名]修業年限が二年か三年の大学。学部ではなく学科を置く。短大。 **だんき(断機)の戒め**[故事]孟子が学業を中で投げだして帰省したとき、母親は織りかけの機の糸を断ちきって、おまえのしたことはこの織りかけの布と同じだと彼をいましめた。孟母断機の教え。▽中国、「列女伝」から。 **たんきゅう【探求】**[名][-スル]手に入れようとして探しもとめること。「遺跡をの―」「美の―」[類]探索・追求 **たんきゅう【探究】**[名][-スル]ものごとの本質をさぐり、奥くをきわめること。真実を明らかにするために深く研究すること。「真理の―」「―心」[類]追究▼「探求」は、具体的・物質的なものや芸術的なものを探しもとめること。「探究」は、真理や真実など学問的・抽象的なものを探しもとめること。 <858> **だんきゅう**【段丘】海岸や川岸などに発達する階段状の地形。海岸段丘と河岸段丘とがある。 **たんきょり**【短距離】①二点間の長さが短いこと。「―離着陸機」②陸上競技で、四〇〇メートル以下の競走。水泳競技では二〇〇メートル以下の競泳。⇔長距離 **たんきょりりちゃくりくひこうき**【短距離離着陸飛行機】「ストール」 **たんく**【短軀】身長の低いからだ。⇔長軀 **タンク**①液体や気体をたくわえるための大型容器。「ガスー」「ーローリー」②戦車。[tank] **タングステン**金属元素の一つ。つやのある白または灰色で、きわめてかたい。金属の中ではもっとも融点が高いので、電球のフィラメントや電極などに使う。元素記号W[tungsten] **たんぐつ**【短靴】くるぶしの下くらいまでをおおう浅いくつ。「たんか」とも。⇔長靴 **タンクトップ**ランニングシャツに形の似たシャツで、えりやそでを大きくあけたもの。[tank top] **たんげん**【単元】学習内容のひとまとまり。ユニット。「―学習」 **だんげん**【断言】[名]・[-スル]確信をもってきっぱりと言いきること。「犯人だとは―できない」 >つかいわけ 断言・明言・公言・広言ほか どれも「公式の場ではっきり言う」意味だが、「断言」は、話し手が確信をもって言うこと。「人ちがいだと断言する」。「明言」は、話し手の言ったことをはっきり聞いたと聞き手が判断できるようにいうこと。「首相は公約を果たすと明言した」。「公言」は、大勢の前で言うことに重点がある。「だれにでも公言してはばからない」。「広言」も、相手かまわず言うことだが、ふつうならできそうにもない、大きなことを言うこと。「えらそうに広言を重ねる」。「放言」は、無責任な発言。「大臣の放言問題」。 **たんけい**【湛慶】一一七三——一二五六年。鎌倉時代の仏師。父運慶の完成した写実の様式に温和な表現を加え、京都、蓮華王院の「千手観音坐像」などをつくった。また、父との共作に東大寺南大門の「金剛力士像」がある。 **たんげい**【端倪】[「端倪すべからざる」の形で]ものごとの展開や、目に見えない奥の深さなどが推測できない。「―すべからざる人物」▽「端」はいとぐち、「倪」はきわのこと。 **だんけつ**【団結】[名]・[-スル]目的に向かって人々が強くまとまること。人々が力を合わせて行動を一つにすること。「―権」「一致―する」[類]結束 **だんけつけん**【団結権】労働三権の一つ。労働者が労働組合をつくり、それに加入する権利。 **たんけん**【探検・探険】[名]・[-スル]危険をおかして未知の土地へ行って実際に調べること。「無人島の―」 **たんけん**【短剣】①両側に刃のある短い刀。「こしにーをさげる」[類]短刀②時計の短いほうの針。短針。⇔長剣 **タンゴ**アルゼンチンの民族音楽から出た、四分の二拍子・八分の四拍子のダンス曲。また、そのダンス。「コンチネンタルー」[tango] **だんこ**【断固・断乎】[形動]強い意志で、きっぱりとものごとをおこなうようす。断じて。何があろうとも絶対。「―として主張する」「わたしは―反対だ」「―たる決意を示す」[類]断然 **だんご**【団子】①米やキビなど、穀物の粉を水でこねて小さく丸め、蒸したりゆでたりした食べもの。「きび―」「花より―」「かぞえ方 串[くし]」②だんごに似た形のもの。小さく丸まったもの。また、一か所にかたまること。「―っ鼻」「―虫」「ーレース」「―になる」 **たんこう**【炭坑】石炭をほりだすためにつくった穴。「―の落盤事故」 **たんこう**【炭鉱・炭礦】石炭をほりだす鉱山。「―が閉鎖する」 **だんこう**【団交】「団体交渉」の略。 **だんこう**【断交】[名]・[-スル]交際をやめること。とくに、国家間についていう。[類]絶交 **だんこう**【断行】[名]・[-スル]悪条件や反対をおしきって、おこなうこと。思いきって実行すること。「値下げ―」[類]敢行・決行・強行 **だんごう**【談合】[名]・[-スル]話しあってとりきめること。とくに、工事の請負いなどで入札前にその価格や利益の配分などをきめること。談合行為。 **たんこうぼん**【単行本】雑誌・文庫本・全集などに対して、それだけを単独に出版する本。 **たんこぶ**「こぶ」のくだけた言い方。こぶたん。「目の上の―」 **だんこん**【弾痕】大砲や弾丸のあたったあと。 **たんさ**【探査】[名]・[-スル]探りしらべること。「海底―」「―衛星」 **たんざ**【端座・端坐】[名]・[-スル]姿勢を正して行儀よくきちんと座ること。正座。「神前に―する」 **たんご**【単語】意味やはたらきをもち、文を組み立てることばの最小単位。たとえば、「真っ白な雪が降る」という文では、「真っ白な」「雪」「が」「降る」がそれぞれ単語。それに対し、接頭辞・接尾辞は単語をつくる造語成分である。たとえば、「真っ白な」の「真っ」は接頭辞で、これだけでは単語として独立して使うことはできない。 **たんご**【丹後】旧国名。今の京都府北部。山陰道の一国。丹州[たんしゅう]。「―縞」「―縮緬[ちりめん]」 **たんご**【端午】五節句の一つ。五月五日の男の子の節句。のきにショウブをさし、こいのぼりを立て、かしわもちやちまきを食べて男子の成長を祝う。端午の節句。現在の「こどもの日」にあたる。 <859> **だんさ**【段差】①道路などで、高低の差のあるところ。「工事中につき、「あり」②囲碁・将棋・武芸などでの段位の差。 **ダンサー**おもに西洋のおどりを職業とする人。舞踊家。おどりて。[dancer] **たんさい**【淡彩】うすくあっさりとしたいろどり。あわいいろどり。「―画」⇔濃彩 **だんさい**【断裁】[名]・[-スル]紙や布を裁ちきること。「在庫本を―する」 **だんざい**【断罪】[名]・[-スル]①罪があるとしてきっぱりとさばくこと。②打ち首にすること。斬首[ざんしゅ]の刑。 **たんさいぼう**【単細胞】①一つだけの細胞。また、一つの細胞からなる生物。「―生物」⇔多細胞②単純な考えかたの人間をあざけっていうことば。 **たんさく**【単作】一定の耕地に、一種類の作物だけを栽培すること。単一耕作。[類]一毛作⇔混作 **たんさく**【探索】[名]・[-スル]探りもとめること。探したずねること。「ゆくえ不明者の―」[類]探求 **たんざく**【短冊・短尺】①字を書いたり、ものに結びつけたりする細長い紙。また、そのような形。「大根を―に切る」②和歌や俳句などを書くための細長い厚紙。 **タンザニア**正式国名は、タンザニア連合共和国。アフリカ東部の、インド洋に面する国。北部にはアフリカの最高峰キリマンジャロがある。面積約八八万平方キロメートル。首都ダルエスサラーム。主要言語、スワヒリ語・英語。 **たんさん**【炭酸】二酸化炭素が水にとけて生じる弱い酸。清涼飲料水などにふくまれる。 **たんさんガス**【炭酸ガス】「二酸化炭素」の俗称。 **たんさんカルシウム**【炭酸カルシウム】化学で、カルシウムの炭酸塩。石灰石・大理石・貝殻などの主成分。工業用・肥料用。 **たんさんすい**【炭酸水】炭酸ガスを水にとかしたもの。清涼飲料水や薬用にする。ソーダ水。 **たんさんすいそナトリウム**【炭酸水素ナトリウム】無色でアルカリ性の結晶体。ふくらし粉や漂白剤などにする。重曹[じゅうそう]。 **たんし**【単子】あらゆるものを構成する要素で、分割不可能なもの。物質的な原子とは異なり、生命的・精神的な力の中心をいう。モナド。▽ドイツの哲学者ライプニッツの用語。 **たんし**【端子】電気機器の接続のためにとりつけた金具。ターミナル。 **だんし**【男子】①男の子。少年。むすこ。[類]男児②男性。若い男。「好―」「―一生の仕事」⇔女子 男子家を出[い]ずれば七人の敵あり 男が一歩家庭を出て仕事に出れば多くの敵が待ちうけている。常に緊張してことにあたれというたとえ。 **だんし(弾指)の間**[かん]きわめて短い時間。「―にせまる」▽「弾指」は、指をはじいて音を出すこと。仏教から出たことば。 **たんしゃ**【単車】オートバイ。エンジン付きの二輪車。 **だんしゃく**【男爵】貴族の階級の一つで、五爵(=公・侯・伯・子・男)の第五位。 **だんしゅ**【断酒】[名]・[-スル]すすんで酒を飲むのをやめること。酒を断つこと。[類]禁酒 **たんしゅう**【丹州】「丹後」または「丹波」 **たんしゅう**【淡州】「あわじ」 **たんしゅう**【但州】「たじま」 **たんじゅう**【胆汁】肝臓でつくられる苦い消化液。「―の分泌」 **たんじゅう**【短銃】片手で持てる小型の銃。拳銃。ピストル。 **たんしゅく**【短縮】[名]・[-スル]時間や距離などを短く縮めること。「―授業」⇔延長 **たんじゅん**【単純】[形動]①ものごとのしくみや考えかたなどが複雑でないこと。こみいっていないこと。⇔複雑②そのものだけで、他のものがまじっていないこと。「―な音色」[類]単一 **たんじゅんめいかい**【単純明快】簡単でわかりやすいこと。「―な説明」 **たんじじつ**【短時日】短い日数。わずかな期間。[類]短日月 **たんじつげつ**【短日月】短い月日。短い期間。[類]短期・短時日 **だんじて**【断じて】[副]①[「断じて〜ない」の形で]決して・・・ない。絶対に・・・ない。「―許せない」②何があっても必ず。「―実行すべきだ」[類]きっぱり・断固として 断じて行えば鬼神もこれを避[さ]く 強く決意しておこなえば、何ものもそれをさまたげることができない。中国、「史記」から。 **たんしょ**【短所】他と比べておとっているところ。「―を補う」[類]弱点・難点⇔長所 >つかいわけ 「欠点」を見よ。 **たんしょ**【端緒・端初】ものごとの、いとぐち。きっかけ。てがかり。「―をつかむ」「―を開く」[類]発端▽「端緒」を「たんちょ」と読むのは慣用読み。 **だんじょ**【男女】おとこと、おんな。「―同権」 男女七歳にして席を同じうせず 七つにもなれば男と女の区別をきちんとしなければならない。▽中国、「礼記」から。 <860> **たんしょう【探勝】**[名]景色ぎのいい土地を訪ねて、風景を楽しむこと。古い言い方。 **たんしょう【短小】**[形動]短くて小さいようす。「軽薄―は、日本の工業の得意とするところ」[反]長大 **たんしょう【嘆賞・嘆称・歎賞】**[名]大いに感心してほめること。「―の声があがる」[類]感嘆・賛嘆 **たんじょう【誕生】**[名][-スル]人が生まれること。また、ものごとが新しくできること。「長男の―」「新会社―」[類]出生・生誕 **たんじょうせき【誕生石】**[名]生まれた月によってきめられた幸運を呼ぶという宝石。▽一月ガーネット・二月アメジスト・三月アクアマリン・四月ダイヤモンド・五月エメラルド・六月パール・七月ルビー・八月サードニックス・九月サファイア・一〇月オパール・一一月トパーズ・一二月トルコ石。 **たんしょうとう【探照灯】**[名]反射鏡を利用して、遠くまで照らすことのできる大型の電灯。サーチライト。 **だんじょきょうがく【男女共学】**[名]男女の生徒が、同じ学校や学級で机を並べて学ぶこと。 **たんしょく【単色】**[名]一種類の色。他の色がまじらない単一の色。 **たんしょく【単色】**[名]太陽光線をプリズムで分けたときあらわれる七原色の、一つ一つ。 **だんしょく【男色】**[名]男子の同性愛。衆道。「なんしょく」とも。 **だんしょく【暖色】**[名]見た目に暖かい感じをあたえる色。赤・黄・だいだいなど。[反]寒色 **だんじょどうけん【男女同権】**[名]男性と女性とが、法律上ばかりでなく、社会生活でも差別されずに、同等の権利をもつこと。 **だんじり【檀尻・楽車・山車】**[名]祭りなどで引いて歩く車。だし。屋台。おもに関西でいう。 **たんじる【嘆じる・歎じる】**[動]なげく。「自分の無力さを―」 **たんじる【嘆じる・歎じる】**[動]感心して、ほめる。「名人芸は―ほかない」 ▼「たんずる」とも。 **たんしん【単身】**[名]自分ひとり。たったひとり。「―赴任」「―で乗りこむ」[類]単独 **たんしん【短針】**[名]時計の短いほうの針。[類]時針・短剣[反]長針 **たんしんふにん【単身赴任】**[名]家族とはなれて、ひとり仕事さきに出ていって、その土地で生活すること。 **たんす【簞笥】**[名]ひきだしや開き戸のある木製の箱。衣類・小道具・書類などを整理・保存するための家具。「桐の―」「かぞえ方」棹 **ダンス**[名]西洋式のおどり。「フォークー」「ーパーティー」| dance **たんすい【淡水】**[名]塩分をふくまない水。まみず。「一魚」[反]鹹水 **だんすい【断水】**[名]下水道の水が止まること。また、水路を断ちきって水の流れを止めること。 **たんすいかぶつ【炭水化物】**[名]炭素・水素・酸素の化合物をまとめた呼び方。でんぷん・セルロースなど。生物の重要なエネルギー源となる。 **たんすいぎょ【淡水魚】**[名]川・池・湖などの淡水にすむ魚。コイ・フナなど。[反]鹹水魚 **たんすう【単数】**[名]ひとつ。数が一つであること。 **たんすう【単数】**[名]人やものの数が一つであることをあらわす語形。「三人称―」[反]複数 **たんずる【嘆ずる・歎ずる】**[動]→「たんじる」 **たんせい【端正・端整】**[形動]顔や姿などがきちんと整っていること。「――な顔だち」[類]端麗 **だんせい【男声】**[名]声楽で、男性のうけもつ高さの声。テノール・バリトンなど。「―合唱」[反]女声 **だんせい【男性】**[名]おとこ。多く、成年男子をさす。[類]男子 [反]女性 **だんせいてき【男性的】**[形動]男性の特質がよくあらわれているようす。「―なスポーツ」「―な性格」[反]女性的▽男性的性質としては、力強い、たくましい、勇気がある、決断力がある、さっぱりしているなどがあげられる。 >つかいわけ 男らしい・男性的 | 「男らしい」は、男について、男にふさわしい性質や気持ちなど内面的なもののよさをいう。「男らしい態度」。「男性的」は、男の体格・服装・態度などに示される特質をよくあらわしているようす。男にも女にも、ものについてもいう。「男性的な山」。 **たんせき【胆石】**[名]胆汁の成分が胆嚢や胆管の中で固まってできた結石。「―症」 **たんせき【旦夕】**[名]あさ[=旦]と、ばん[=夕]。あさゆう。朝も晩も。いつも。「―ながめあかす」 >旦夕に迫る けさか今晩かというほどに危機がせまっている。「命―」「危急―」 **たんせい【丹誠】**[名]いつわりのないまごころ。丹心・赤心 **たんせい【丹精】**[名][-スル]まごころをこめて、ていねいにおこなうこと。「―して育てた菊」 **たんせい【嘆声・歎声】**[名]ひどく感心したり、がっかりしたりしたときに思わず出る声やため息。「―をもらす」 **だんぜつ【断絶】**[名]続いてきたものがとだえてなくなること。「家―」「世代のちがいによる―」「国交―」 **たんせん【単線】**[名]鉄道で、上りと下りの列車が同じ線路を使うこと。「―運転」[反]複線 **たんぜん【丹前】**[名]そでが広く、綿を入れた防寒用の着物。どてら。 <861> **たんぜん【端然】**[形動]姿勢などがくずれず、きちんとしているようす。「―と座る」 **だんせん【断線】**[名][-スル]電話線や電線が切れること。「台風でーする」 **だんぜん【断然】**[形動]思いきって、また、きっぱりとものごとをおこなうようす。「―断る決心をした」[類]断固として **だんぜん【断然】**[形動]とびぬけているようす。きわだって差がつくようす。「このシチューは―おいしい」[類]抜群に **たんそ【炭素】**[名]非金属元素の一つ。無味・無臭の固体で、石炭やダイヤモンドのほか、動植物を構成する重要元素。油煙・炭水化物などとして存在し、燃えると二酸化炭素となる。カーボン。元素記号C **だんそう【男装】**[名][-スル]女の人が、男の服装や髪形などをすること。「仮装行列で―して歩く」「―の麗人」[反]女装 **だんそう【断層】**[名]地盤の一部が、上下または水平方向にずれていること。 **だんそう【断層】**[名]考えかたなどのくいちがい。ずれ。「世代の―」 **だんそう【弾奏】**[名][-スル]ギターや三味線などの弦楽器を演奏すること。 **だんそう【弾倉】**[名]連発式のピストルや小銃の、弾を入れておく部分。 **たんそく【嘆息・歎息】**[名]なげいたり、感動したりしてつくため息。「思わず―をもらす」 **だんぞく【断続】**[名]あいだがとぎれたり、続いたりすること。「爆撃音が―して聞こえる」 **だんそんじょひ【男尊女卑】**[名]男性を尊び、女性を軽んじる考えかたや態度。[類]男貴女賤[反]女尊男卑 **たんだ【単打】**[名]野球で、安打。シングルヒット。 **たんだ【短打】**[名]野球で、長打をねらわず、確実なヒットをねらう打ちかた。「―戦法」[反]長打 **たんたい【単体】**[名]一種類の元素だけでできている物質。酸素・ダイヤモンド・オゾンなど。☆化合物 **たんだい【探題】**[名]鎌倉・室町時代、幕府が地方の要所においた職名。政治・訴訟をとりあつかい、情報を集めた。 **たんだい【探題】**[名]詩歌の会で、題をくじびきできめてつくること。 **たんだい【短大】**[名]「短期大学」の略。 **だんたい【団体】**[名]同じ目的をもった人々の集まり。「政治―」「一旅行」[類]集団 **だんたいこうしょう【団体交渉】**[名]労働組合と使用者のあいだで、賃金や労働条件などについて話しあいをもつこと。略して「団交」とも。「―権」 **だんたいこうしょうけん【団体交渉権】**[名]労働三権の一つ。労働者が、労働組合を通して使用者と交渉にする権利。 **だんたいこうどうけん【団体行動権】**[名]労働三権の一つ。団体交渉で労使の主張がまとまらないとき、労働組合がストライキなど争議行為をおこなう権利。争議権とも。 **たんだいしんしょう【胆大心小】**[名]大胆でありながら、細心の注意をはらうこと。 **だんだら【段だら】**[名]模様やいろどりが、横じま状になっていること。「―ぞめ」 **たんたん【淡淡】**[形動]くどいところやこだわりがなく、あっさりとしているようす。「―とした味」「―と語る」 **たんたん【坦坦】**[形動]土地などが、どこまでもたいらなようす。「―とした道路を走る」 **たんたん【眈眈】**[形動]動物がするどい目つきで獲物をねらうように、何かにねらいをつけてチャンスをうかがっているようす。「→虎視―」▽「眈」と「耽[=ふける]」は別字だが、誤りやすい。 **だんだん【段段】**[名]階段。また、階段状のもの。「―畑」 **だんだん【段段】**[副]じょじょに。少しずつ。「空が―明るくなる」[類]次第に・順次・漸次 **だんだんばたけ【段段畑】**[名]山や丘の斜面につくられた階段状の畑。 **たんち【探知】**[名][-スル]かくれているものや、わからないものを探って知ること。「魚群―機」「電話を逆―する」 **だんち【団地】**[名]住宅や工場を一か所にまとめて建設した地区や建物。「住宅―」「工業―」 **だんちがい【段違い】**[形動][名]高さがちがうこと。「―平行棒」 **だんちがい【段違い】**[名][形動]比べものにならないほど、程度のちがいがあること。「―な強さ」[類]けた違い・格段 **たんちょ【端緒】**[名]↓「たんしょ」 **たんちょう【丹頂】**[名]ツル科の大形の鳥。全体は純白だが、頭のいただきは赤、首と風切り羽は黒。北海道にすむ特別天然記念物。タンチョウヅル。 **たんちょう【単調】**[形動]同じような調子が続いて、変化のないようす。「―なリズム」「―な生活」[類]平板・一本調子 **たんちょう【探鳥】**[名]鳥の種類や数など棲息状態を観察すること。バードウォッチング。 **たんちょう【短調】**[名]音楽で、短音階により作曲された楽曲の調子。暗くさびしい感じがする。[反]長調 **だんちょう【断腸】**[名]たえがたいほど悲しく、いたましいこと。「―の思い」▽はらわたが千切れるという意味。 **だんつう【段通・緞通】**[名]綿や羊毛などでつくった、敷物用の厚い織物。▽中国語の「毯子[=もうせん]」の当て字。 **ダンテ**[人]一二六五一一三二一年。イタリアの詩人。フィレンツェの政治にかかわったが追放されて各地を放浪し、理想の女性ベアトリーチェを終生求めつづけた。叙事詩「神曲」、叙情詩集「新生」がある。| Dante Alighieri **たんてい【探偵】**[名][-スル]たのまれて、ひそかに他人の動きや秘密・犯罪などを調べること。また、ひそかに調査する人。「―事務所」「私立―」 **だんてい【断定】**[名][-スル]きっぱりときめること。また、きっぱりとした判断。「―を下す」「―的な言いかた」「犯人と―する」[類]決定 **だんてい【断定】**[文法]ものごとや動作・状態を、・・・であると言いきる言いかた。口語では、名詞または用言の連体形+助詞(「の・から・だけ」など)に助動詞「だ」「です」を付けてあらわす。「雨だ」「おもしろいのです」。文語では、助動詞「なり」を付けてあらわす。「花咲きなり」 <862> **ダンディー**[形動]服装や身のこなし、趣味などがいきでしゃれた感じの男性。だておとこ。「なかなかのーぶり」[dandy] **たんていしょうせつ**【探偵小説】「推理小説」の古い呼び方。探偵の活躍する小説。 **たんてき**【端的】[形動]①ぴったりとあてはまるようす。「―にあらわす」「―に物語る」②てっとりばやいようす。てみじか。「―に言うと」 **たんでき**【耽溺】[名]・[-スル]よくないことに、ひたすら夢中になること。おぼれること。「酒色に―する」▽「耽溺」は誤り。 **たんでん**【丹田】へその下で、全身の精気の集まるとされるところ。「―に力を入れる」「臍下[せいか]―」 **たんでん**【炭田】石炭がたくさん出る地域。 **たんと**[副]たくさん。いっぱい。どっさり。くだけた言い方。「―お上がり」 **たんとう**【担当】[名]・[-スル]①係として、仕事や役目をうけもつこと。業務をうけもつ人。「―大臣」「営業を―する」[類]分担②[短刀]武器として使う、片刃の短い剣。長さ一尺(=三〇・三センチ)以下の刀。[類]小刀・短剣⇔長刀 **たんとうちょくにゅう**【単刀直入】[形動]前置きなしに、すぐに本論にはいること。「―にたずねる」[類]率直▽ただ一人で敵中にきりこむという意味から。「短刀直入」は誤り。 **たんどく**【丹毒】急性の伝染病の一つ。連鎖球菌が傷口からはいって炎症を起こす。 **たんどく**【単独】ただ一人であること。また、ただ一つであること。「―行動」「―飛行」[類]単身 **たんどく**【耽読】[名]・[-スル]夢中で本を読みふけること。「小説を―する」▽「眈読」は誤り。 **だんどり**【段取り】計画の手はずを整えること。手順。「仕事の―」「―をきめる」 **だんな**【旦那・檀那】①使用人などが商家の主人を呼ぶことば。「―さま」②店などで、男性客を敬って呼ぶことば。「―、一ついかがですか」③おっと。また、他人の主人を呼ぶことば。「うちの―」④寺などで、布施をする信者。檀家[だんか]。⑤女性の生活のめんどうをみている夫でない男。パトロン。 **たんなる**【単なる】[連体]ただそれだけの。ただの。「―うわさにすぎない」 **たんに**【単に】[副]ただそれ一つのことでしかないようす。ただ。単純に。「―写真をとろうとしただけだ」「―彼一人の問題ではない」▽あとに限定の「だけ」「のみ」「ばかり」「すぎない」「とどまらない」などの表現をともなう。内容が肯定ならば、それほどの問題ではないという気持ち、否定・反語・疑問ならば、簡単にはすまされない問題だという気持ちでいう。 **たんば**【丹波】旧国名。今の京都府中部から兵庫県中東部。山陰道の一国。丹州[たんしゅう]。「―焼」「―栗」 **たんば**【短波】電波の区分で、ふつう、周波数六〇〇~三万キロヘルツ、波長が一〇~一〇〇メートルのもの。遠距離通信に使う。「―放送」⇔長波・中波 **たんぱく**【淡泊・淡白】[形動]味や色などが、うすくてあっさりしていること。また、性格がさっぱりしていること。「―な味」「―な人がら」⇔濃厚 **たんぱくしつ**【蛋白質】でんぷん・脂肪と並ぶ栄養素の一つ。アミノ酸を主成分として、動植物のからだをつくる重要な化合物。 **ダンヌンツィオ**一八六三—一九三八年。イタリアの詩人・小説家・劇作家。美しいことばで、英雄をたたえた作品が多い。ダヌンツィオ。詩集「新しき歌」、小説「死の勝利」、戯曲「船」など。[Gabriele D'Annunzio] **たんねん**【丹念】[形動]細かいところに、じゅうぶんに心がこもっているようす。「―な調査」「―に育てる」[類]ていねい・入念 **だんねん**【断念】[名]・[-スル]希望していたことなどを、やむをえずあきらめること。「計画を―する」 **たんのう**【胆囊】肝臓の下にある、ふくろ状の器官。胆汁を一時たくわえる。「ないぞう(内臓)」 **たんのう**【堪能】①[名]・[形動]①[形動]あるきまった技術について、それを仕上げるために、くわしくじゅうぶんな力をもっているようす。「フランス語に―な人」[類]達者・練達②[名]・[-スル]じゅうぶん満足すること。「歌舞伎とおいしい料理を―した一日」 **だんのうらのかっせん**【壇ノ浦の合戦】一一八五年、壇ノ浦(=今の山口県下関市の海岸)で、源氏が平家をほろぼした戦い。 **たんにしょう**【歎異抄】一二六二年ころ。唯円の編。親鸞[しんらん]の弟子の唯円が、真の信仰の道を確立するために師の教えを集めた語録。他力本願や悪人正機などが説かれている。一巻。 **たんにん**【担任】[名]・[-スル]①任務をうけもつこと。とくに学校で、教師がクラスや教科をうけもつこと。また、その人。「―の先生」「―教科」[類]担当 **タンニン**茶やカキの皮などにふくまれるしぶ味の成分、皮のなめし・インク・染料などに利用される。[tannin] <863> **たんぱつ【単発】**[名]飛行機で、エンジンが一つだけあるもの。「―機」[反]双発 **たんぱつ【単発】**[名]一発ずつ発射すること。「―銃」[反]連発 **たんぱつ【単発】**[名]一回だけで終わるもの。「ードラマ」 **だんぱつ【断髪】**[名][-スル]長くのばした髪の毛を切ること。「力士の一式」 **だんぱつ【断髪】**[名]かたのあたりで切りそろえた女性の髪形。 **だんばん【談判】**[名][-スル]自分の要求を通すために、強い態度で話しあうこと。「ひざづめー」「―が決裂する」[類]掛け合い・折衝「つかいわけ」→「交渉」を見よ。 **たんび【耽美】**[名][-スル]最高の価値あるものとして、ひたすら美に没頭すること。「―主義の芸術」▽「眈美」は誤り。 **たんびは【耽美派】**[名]一九世紀末のボードレールなどに代表される、美に最高の価値をおく反自然主義的な創作態度。唯美、派。日本では、永井荷風・谷崎潤一郎ら。 **たんびょう【短評】**[名]短い簡単な批評。寸評 **だんびら【段平】**[名]かたな。はばの広い刀。だんびらもの。俗な言い方。「―をふりかざす」 **ダンピング**[名]採算を無視して商品を安売りすること。なげうり。「―で在庫品処理をする」 **ダンピング**[名]海外での市場をえるために、国内より不当に安い価格で商品を売ること。「―の疑いがかけられる」| dumping **たんぶ【反歩・段歩】**<造語>田畑などの面積の単位。一町歩の一〇分の一。三〇〇坪。約九九二平方メートル。 **ダンプカー**[名]積み荷を一度にあけられるように、荷台がかたむく装置のついた大型トラック。ダンプ。▽dump と car から。和 **だんぶくろ【段袋・駄袋】**[名]布製の大きなふくろ。「運搬用のー」だぶだぶのズボン。太くてゆったりしたズボン。 **タンブラー**[名]底が平たい、やや大形のコップ。| tumbler **タンブリン**[名]→「タンバリン」 **たんぶん【単文】**[文法]文の構造を主語(主部)・述語(述部)を中心として分類したときの一つ。題目と説明、主語・述語の関係がひと組みしかない文。たとえば、「花が(主語)咲く(述語)」など。この文が「真っ白な花が花壇いっぱいに美しく咲く」と修飾されて長くなっても、主語・述語関係は一つのままなので単文である。 **たんぺいきゅう【短兵急】**[形動]急に行動を起こすようす。「―に要求する」[類]直ちに・だしぬけ「短兵」は短い刀や剣、それをもって急におそいかかるという意味から。 **ダンベル**[名]棒の両はしに球形の重りがついた体操用具。亜鈴。| dumbbell **たんぺん【短編・短篇】**[名]小説や映画などで、簡潔にまとまった、長さの短い作品。[反]長編 **だんぺん【断片】**[名]まとまっていたものが、切りはなされた一部分。「書簡の―」[類]切れ端「つかいわけ」↓「欠けら」を見よ。 **たんぺんしょうせつ【短編小説】**[名]長さの短い小説。長編小説に比べて、はっきりしたテーマをもつことが多く、構成などもそのテーマに合わせたくふうがされている。たとえば、芥川竜之介の作品など。 **だんぺんてき【断片的】**[形動]こまぎれで、全体としてのまとまりがないようす。「―な知識しかない」 **たんぼ【田んぼ・田圃】**[名]「田」のくだけた言い方。「いなかの―道」[類]水田 **たんぽ【担保】**[名]かねを借りる人が返せないときの保証として、前もってさし出すもの。「家を―にする」[類]抵当・形 **たんぽ**[名]綿を丸めて、布や革で包んだもの。けいこ用のやりのさきにつけたり、拓本をとるとき墨をつけるのに使ったりする。 **たんぼう【探訪】**[名][-スル]現地に出かけて、実情を探ること。「社会―」「―記」 **だんぼう【暖房・煖房】**[名][-スル]部屋などを暖かくすること。また、暖める装置。「―器具」[反]冷房 **たんボール【段ボール】**[名]ボール紙に波形の紙をはりあわせたもの。あつででじょうぶなので、運送用の箱などにする。 **たんぽぽ【蒲公英】**[名]キク科の多年草。春、黄色い花が咲き、白色の冠毛をもつ実が飛ぶ。 **タンポン**[名]体内に入れて血液や分泌物を吸収させる、綿やガーゼのかたまり。とくに、生理用品。| tampon **だんまつ【端末】**[名]「端末装置」の略。コンピュータ情報の窓口となって入出力をおこなう部分。 **だんまつま【断末魔】**[名]死ぬとき。臨終。また、死ぬときの苦しみ。「―のうめき」[類]死に際 **たんまり**[副]ありあまるほど、たくさんなようす。俗な言い方。「―かせいだ」[類]がっぽり・しこたま **だんまり【黙り】**[名]だまって何も言わないこと。また、だまっている人。「―をきめこむ」[類]無言 **だんまり【黙り】**[名]歌舞伎で、登場人物がせりふを言わず、暗中でさぐりあう動作をすること。▽「暗闘」とも書く。 **たんめい【短命】**[形動]命が短いこと。若くして死ぬこと。また、長続きしないこと。「―内閣」[類]薄命 [反]長命 **タンメン【湯麵】**[名]中華料理の一つ。いため野菜がはいった塩味スープのそば。▽中国語。 **だんめん【断面】**[名]ものの切り口の表面。「―図」 **だんめん【断面】**[名]ふだんとはちがった面から見たときにあらわれてくる姿や形。「人生の―」 **たんもの【反物】**[名]おとなの着物一着分[=一反]の織物を巻いたもの。また、和服用の織物。[類]呉服「かぞえ方」疋・反 **だんやく【弾薬】**[名]弾丸と火薬。「―庫」 **だんゆう【男優】**[名]男の俳優。[反]女優 **たんよう【単葉】**[名]葉で、一つの軸に一枚の葉がついているもの。ツバキなど。 <864> **たんよう【単葉】**[名]飛行機で主翼が一枚のもの。「―機」[反]複葉 **たんらく【短絡】**[名][-スル]論理的に考えず、ただ原因と結果とを自分の思いこみだけで結びつけてしまうこと。「―行動」「―的な結論」 **たんらく【短絡】**[名]きわめて抵抗の少ない回路ができ、多量の電流が流れること。ショート。 **だんらく【段落】**[名]文章や話などを、内容のまとまりで分けたときの切れ目。パラグラフ。 **だんらく【段落】**[名]ものごとの区切り。「仕事が一ーする」 **だんらん【団欒】**[名][-スル]親しい者が寄りあつまり、うちとけて楽しくすごすこと。「一家ーのひととき」[類]まどい **たんり【単利】**[名]利息を元金にくり入れずに、はじめの元金に利息をつけること。「―計算」[反]複利 **だんりゅう【暖流】**[名]赤道付近から南北に向かって流れる温度の高い海流。黒潮など。[反]寒流 **たんりょ【短慮】**[形動]考えが浅いこと。「―をいましめる」「―功無し」 **たんりょ【短慮】**[形動]気が短いこと。「―をおこすな」[類]短気 **たんりょく【胆力】**[名]ものごとにおどろいたり、おそれたりしない強い精神力。[類]度胸・胆っ玉 **だんりょく【弾力】**[名]ばねやゴムなどが、外から加わった力に対して、もとの形にもどろうとする力。「―に富む」 **だんりょく【弾力】**[名]ものごとの変化や状況に応じて、うまく対応できる力。「―的に運用する」 **だんりん【談林】**[名]俳諧の一派。西山宗因を中心に、形式にとらわれず、着想の奇抜さを特色とした。 **たんれい【端麗】**[形動]姿や形がきちんと整っていて美しいようす。「容姿―」[類]端正 **たんれん【鍛練・鍛鍊】**[名][-スル]心やからだ、また技能などをきびしくきたえること。「―の成果があらわれる」[類]練磨 **だんろ【暖炉・媛炉】**[名]石炭やまきなどを燃やして、部屋を暖める設備。 **だんろんふうはつ【談論風発】**[名]会話や議論が盛んにおこなわれること。 **だんわ【談話】**[名][-スル]くつろいで話をすること。「一室」 **だんわ【談話】**[名]責任ある立場の人が非公式に述べる話。「外相がの―記事」 **ち【地】**地 地 地 地 ◎天の下にある土の部分。陸。「天とーの差がある」☆天②「地球」のこと。③限定された場所。「さいはての―」④置かれている立場や身分。⑤本来のもの。そのもののもとになるもの。◎ある特定の土地に関することがら。⑦荷物や本の下部。「天―無用」◎はででなく、手がたい。◎「地方」の略。その土地の。[チ]②地下 ③地球、大地 ④天変地異、土地、陸地 ②地核、地殻、地動説、地熱 ③地域、地区、地勢、地名、現地、産地 ④地位、閑地、窮地、境地、見地 ⑥地価、借地、宅地、農地、⑧地銀、地検、地裁 ②地震、地面 ③地場、地元 ⑤地色、地金、地声、地力、生地、下地 服地、地代、地主、地袋、地味、地道、地酒、地卵 @ 天地、意気地、心地 地銭 築地つき一切 驀地[まっしぐら] >地に足がつかない うれしかったり、落ち着かなかったりして、うわついている。 >地に落ちる 勢いや権力などをまったく失う。 >地にまみれる 戦いに敗れる。「一敗―」 >地の利がある 交通が便利だ。 >地を払う まったくなくなる。 **ち【池】**池 池 池 池 水のたまっているところ。いけ。[チ]池沼、池畔、貯水池、電池 いけ すずりの池、ため池 **ち【知】**知 知 知 知 ①わかる。しる。②しらせる。しらせ。③よくしっている。しりあい。友人。④領地を治める。⑤ものごとを理解し、判断する頭のはたらき。「―をみがく」[チ]智、識、意、情 ②知覚、知識、察知、周知、承知 ②通知、報知、③知音、知己、知人、旧知 ④知行、知事 ⑤知恵、英知、才知 >一を聞いて十を知る 知り合い >知は力なり 知識が人間に自然を支配させることを可能にし、それにより人間が豊かになるという意味。▽イギリスの哲学者ベーコンのことば。 **ち【値】**値 値 値 ①ねうち。あたい。[類]価②数の大きさ。③であう。[チ]①価値 ②近似値 ③数値、偏差値、値遇 ね・あたい 値下げ、値段/一見に値する **ち【置】**置 置 置 とおく。すえる。また、うまくかたづけて落ち着かせる。[チ]置換、置始、放置、安置、位置、処置、設置、配置 下宿人を置く 置物。書き置き 物置 <865> **ち【恥】**恥 恥 恥 恥 きまりがわるい。はじる。はじ。[チ]恥辱、恥部、羞恥、破廉恥、無恥 はじる・はじ 行いを恥じる/恥知らず はじらう・はずかしい 花も恥じらう/気恥ずかしい **ち【致】**致 致 致 致 ①そこまで来させる。[類]到,②最後まで行きつく。③ぴったり合う。④おもむき。ありさま。[チ]②引致、招致、誘致、拉致 ②致死、致命傷、極致 ③一致、合致 ④雅致、筆致、風致 いたす 不徳の致すところ 致し方ない **ち【遅】**(遅) 遲 遲 遲 遲 ●進みかたがゆっくりしている。おそい。②時間にあわない。おくれる。[チ]①遅速、遅滞、遅々、遅鈍、巧遅 ②遅延、遅刻、遅参 おくれる・おくらす 乗り遅れる/出発を遅らす おそい 帰りが遅い 遅咲き **ち【痴】**(癡) 痴 痴 痴 痴 ●頭のはたらきがにぶい。おろか。②一つのことに夢中になって、理性を失うこと。とくに、男女間の愛欲をいう。[チ]②痴人、痴鈍、痴呆、音痴、愚痴が ②痴漢、痴情、書痴 酔い痴れる 痴れ者 **ち【稚】**稚 稚 稚 稚 おさない。▽もと、まだ大きくならないイネの意味。[チ]稚気、稚魚、稚拙、幼稚 稚い、稚児、丁稚、稚鰤 **ち【智】**智 智 智 智 かしこい。ちえ。▽多く、「知」に書きかえる。[チ]智恵、智将、智能、智謀、才智 **ち【治】**→「じ」 **ち【血】**[名]動物の体内の血管を流れて、栄養分や老廃物を運ぶ赤い液体。血液。 **ち【血】**[名]ちすじ。血統。 >血が通う 事務的でなく、人間的な思いやりや細かい気配りがこめられているようす。 >血が騒ぐ 興奮して、じっとしていられなくなる。気持ちがたかぶる。 >血が上る 興奮でのぼせる。逆上する。 >血で血を洗う 悪事や暴力に対して、さらに悪事や暴力で対処する。 >血で血を洗う 肉親どうしが相争う。 >血と汗の結晶 非常に苦労し、努力した結果。 >血となり肉となる 栄養分となって吸収される。知識などが完全に身につく。 >血に飢える 殺したり傷つけたりしたいという欲望が起こる。「血に飢えた野獣」 >血の汗を流す 想像もつかないような苦しい努力をする。 >血の雨が降る 大勢が激しく戦い、多くの死傷者が出る。 >血の海 多量の出血を海にたとえていう。 >血の気 (独立見出し) >血の凍るよう あまりのおそろしさで、からだが冷たく感じられるようす。 >血の出るよう たいへんな苦労をするようす。[類]血のにじむよう >血の涙 激しいいきどおりや深い悲しみなどのために流すなみだ。 >血の巡り (独立見出し) >血は争えない 子供の性格などが、親やその他の身内の者によく似ていることをいう。 >血は水よりも濃い 血のつながった肉親のきずなは、他人のそれよりも強い。 >血も涙もない 人間味や思いやりがなく、非常にむごいようす。[反]血も涙もある >血湧き肉躍る 興奮して気が高ぶり、からだが熱くなる。 >血を吐く思い 非常に苦しくつらい思い。 >血を引く 親や祖先の血統やその特徴を受けつぐ。 >血を見る 争いごとなどで、死人やけが人が出る。 >血を分けた 血縁関係にある。「―きょうだい」 **ち【地/知】**[名]→漢字項目を見よ。 **ち【治】**[名]よい政治がおこなわれ、世の中が平和なこと。 >治にいて乱を忘れず 平和の世でも戦乱のときを忘れずに、軍備を整えておくこと。 **ちあい【血合い】**[名]カツオやマグロなどで、身の中央にある赤黒い部分。 **チアガール**[名]スポーツ競技で、そろいのはなやかな服装で応援する、女子応援団員。チアリーダー。▷ cheer girl から。和 **チアノーゼ**[名]血液中の酸素の欠乏によって、くちびるや皮ふなどが青黒く見えること。血行障害や呼吸障害が原因。| Zyanose **チアリーダー**[名]女子応援団員。チアガール。「はなやかな応援ぶりを見せる―」| cheerleader **ちあん【治安】**[名]国や社会の秩序が保たれ、安全なこと。「―が乱れる」「―維持」 **ちあんいじほう【治安維持法】**[名]一九二五年、労働運動をおさえるために制定された法律。のちには思想・言論・学問の自由の弾圧のためにも使われたが、四五年に廃止。 <866> **ちい【地位】**[名]社会の中で置かれた位置。「ゆるぎないーを築く」 **ちいき【地域】**[名]行政や文化の上で、あるまとまりをもって区切られた土地。「―代表」「住宅―」[類]地帯 **ちいきしゃかい【地域社会】**[名]ある一定の地域に住む人々がつくる生活共同体。コミュニティー。 **ちいく【知育】**[名]知識を深めたり高めたりするための教育。「―・体育・徳育」 **チーク**[名]クマツヅラ科の落葉高木。乾燥後は縮みにくいので、船や建築などの材料に使う。「teak **チークダンス**[名]男女がほおをつけあっておどるダンス。cheek と dance から。和 **ちいさい【小さい】**[形]体積・数量・規模・器量などが、ふつう以下である。「―ビル」「もうけが―」「―会社」「人物がー[=器量がない]」「気が―」 **ちいさい【小さい】**[形]年齢が下である。「―子の世話をする」「子供に使うことが多い。」 **ちいさい【小さい】**[形]とるにたりない。重要でない。「―事件」「―問題にこだわる」[反]大きい >小さくなる おそれや遠慮しのために、目立たないようにふるまう。「えらい人のあいだにはいって―」 **ちいさな【小さな】**<連体>ちいさい。「―ことにこだわるな」[反]大きな **チーズ**[名]ウシやヤギの乳のたんぱく質を発酵させ、かためた食べもの。種類が多い。「cheese **チータ**[名]ネコ科の哺乳動物。ヒョウに似て、全身に黒い斑点がある。陸上動物では走るのがもっとも速い。チーター。| cheetah **チーフ**[名]組織や集団の長。責任者。主任。「―ディレクター」| chief **チーム**[名]同じ競技や共同の作業などをおこなう一つの集団。「ープレー」「プロジェクト―」[類]グループ | team **チームカラー**[名]そのチームがもつ特色や傾向。「team color **チームワーク**[名]集団の団結。また、力を合わせておこなう作業や活動。共同作業。「―がとれている」| teamwork **ちいん【知音】**[名]心をよく知っている友。親友。また一般に、知りあい。知人。▽中国、春秋時代、琴の名手が、自分の琴の音のこの上ない理解者が死んだあとは、弦を切り二度と演奏しなかったという故事(「列子」)から。 **ちえ【知恵・智・慧】**[名]ものごとの道理をわきまえ、正しく判断したり、適切に処理したりする能力。「―がまわる」[類]知能 >知恵を絞る ありったけの知恵を出す。 >知恵を付ける そばにいる者が策略などを教えそそのかす。 **チェアマン**[名]議長。委員長。また、司会者。▽最近は、チェアパースンという。「chairman **チェーホフ**[人]一八六〇―一九〇四年。ロシアの小説家・劇作家。人間のおろかさや悲しさ、希望と絶望をえがく、すぐれた短編小説を発表し、また近代演劇を確立する劇作に力をつくした。小説に「犬を連れた奥さん」、戯曲に「かもめ」「三人姉妹」「桜の園」など。- Anton Pavlovich Chekhov **チェーン**[名]くさり。とくに、自転車やオートバイなどの動力を車輪に伝達するくさり。 **チェーン**[名]同じ資本で同じ業種の、商店やホテルなどのまとまり。「全国―」| chain **チェーンストア**[名]一つの資本のもとで経営される、同じ業種の複数の小売店。在庫管理や流通面でのむだが少ない。連鎖店。「chain store **チェコ**[国名]正式国名は、チェコ共和国。ヨーロッパの中央部にあり、チェコとスロバキアの二つの共和国から成る連邦共和国[=チェコスロバキア]だったが、一九九三年それぞれ一国として独立。チェッコ。面積約七万九○○○平方点。首都プラハ。主要言語チェコ語。 **チェス**[名]縦横八列に区切った正方形の盤上で、白黒一六個ずつの駒を二人で動かすゲーム。西洋将棋。「chess **チェック**[名]格子じま。「はでな―のシャツ」「ギンガムー」 **チェック**[名]小切手。「トラベラーズー」 **チェック**[名][-スル]一つ一つ調べて確認すること。また、その際につけるしるし。「戸じまりを―する」「―ポイント」 **チェック**[名]はばむこと。妨害。「攻撃を―する」 **チェック**[名]チェスで、王手のこと。[反]チェックメイト| check **チェックアウト**[名][-スル]ホテルなどで、しはらいを済ませて部屋をひきはらうこと。[反]チェックイン | check-out **チェックイン**[名][-スル]ホテルなどで、宿泊の手続きを済ませること。[反]チェックアウト | check-in **チェックオフ**[名]使用者が、労働組合員の組合費などを賃金からさし引いて組合にわたすこと。| check-off **チェックポイント**[名]注意を要する点。また、確認をする場所。「check-point **チェックリスト**[名]照合し、確認すべき項目の一覧表。「check list **ちえねつ【知恵熱】**[名]乳児の歯が生えはじめたころにとつぜん出る、原因不明の熱。 **ちえのわ【知恵の輪】**[名]いろいろな形の金属の輪を、つないだりはずしたりして遊ぶおもちゃ。 **ちえぶくろ【知恵袋】**[名]仲間の中でいちばん知恵のある人。▽知恵はふくろから出ると考えたことば。 **チェリー**[名]さくらんぼ。とくに、洋菓子などに使われるもの。 **チェリー**[名]「チェリーブランデー」の略。リキュールの一種。さくらんぼでつくる酒。チェリー酒。| cherry **ちえこしょう【智恵子抄】**[作品]一九四一年。高村光太郎の詩集。妻智恵子との出会いから、精神異常となって死ぬまでの三十年間にわたる生活を作品化したもの。 **チェリオ**[間]別れのあいさつや乾杯のときなどに言うことば。ごきげんよう。乾杯。| cheerio <867> **チェロ**[名]弦楽器の一つ。コントラバスに似ているがやや小さく、両ひざで胴をはさんで弾く。セロ。| cello図「オーケストラ」 **ちえん【地縁】**[名]同一地域に住んでいることによる縁故関係。「―集団」[反]血縁 **ちえん【遅延】**[名][-スル]予定より長びくこと。おくれること。「工事が――する」[類]遅滞 **チェンジ**[名][-スル]変えること。変わること。交替。交換。「モデルー」「イメージー」「コートー」「部品を―する」| change **チェンジアップ**[名]野球で、投手が速球と同じ投げかたで投げるゆるい球。| change-up **チェンバロ**[名]ピアノのもとになった鍵盤楽器。音は、やや金属的。ハープシコード。| cembalo **ちか【地下】**[名]地面の下。土の下。「―二階」「―室」[類]地中 [反]地上 **ちか【地下】**[名]死後の世界。あの世。「―にねむる」 **ちか【地下】**[名]おもてに出ないこと。多く、人々との連絡をたって、秘密に、法律に反する政治運動などをおこなうこと。「―組織」「―にもぐる」 **ちか【地価】**[名]土地の売買の値段。「―が急激に上がる」 **ちかい【地階】**[名]建物の地下につくられた階。地面より下のフロア。「―に食堂がある」 **ちかい【近い】**[形]距離や時間のへだたりが小さい。「駅に―」「―将来」「試験はー」[反]遠い[時間については、ふつう現在と未来のものごととのへだたりについていい、過去についてはいわない。] **ちかい【近い】**[形]もう少しでその数や状態などに届きそうである。「祖父は八○に―」「優勝は不可能に―」▽数字に直接付くことも多い。「三万一観客」 **ちかい【近い】**[形]人間どうしのつながりが密接である。「―親戚」「彼とはごく―あいだがらだ」[反]遠い **ちかい【近い】**[形]形や性質などが似ている。「固体に―液体」「けものに―ふるまい」 **ちかい【近い】**[形]「目が近い」の形で]近視である。 **ちかい【誓い】**[名]かたく約束すること。神仏などに約束したことば。「―を立てる」 **ちがい【違い】**[名]あるものと、ほかのものとの差。共通しない、あるいは一致しないところ。「男と女の―」[類]相違・差異 **ちがいだな【違い棚】**[名]床の間で、左右の二枚のたな板を段が上下にくいちがうようにつったたな。→図「なげし」 **ちがいない【違いない】**[「~に違いない」の形で]まちがいなくそうだ。確実だ。「知っているに―」「うそに―」 **ちがいほうけん【治外法権】**[名]外国に住みながら、その国の法律にしばられない特別な権利。外交官などに認められている。 **ちかう【誓う】**[動]あることについて、神仏や他人、または自分に対して、そむかず、必ず実行することを約束する。「友情を―」「つかいわけ」→「約束」を見よ。 **ちがう【違う】**[動]比較する他のものと異なる。あいだに差がある。「意見が―」「頭のできが―」 **ちがう【違う】**[動]正しいものと合わない。ぴったりと合わずに、ずれる。「答えが―」「話が―」 **ちがう【違う】**[動]正常でなくなる。「すじが―」「気が―」「つかいわけ」→「異なる」を見よ。 **ちがえる【違える】**[動]ちがうようにする。別にする。他とはちがうものに変える。「やりかたを―」 **ちがえる【違える】**[動]まちがえる。「答えを―」 **ちがえる【違える】**[動]正しい位置からずらす。「すじを―」 **ちがえる【違える】**[動]そむく。反する。「約束を―」[類]違背する **ちがえる【違える】**[動]交差させる。たがいちがいにする。 **ちかがい【地下街】**[名]地下につくられた商店街。 **ちかぢか【近近】**[副]時間的に間まのないようす。数日のうちに。近いうちに。「きんきん」とも。「-ひっこす予定だ」「―お知らせします」[類]近日中 **ちかづき【近付き】**[名][多く、「お近づき」の形で]親しくつきあうこと。また、親しくつきあっている人。「おーになる」「おーのしるし」 **ちかく【地核】**[名]地球の中心の、高温で高圧の部分。コア。 **ちかく【地殻】**[名]地球の表層の、かたい岩石の部分。「―変動」 **ちかく【知覚】**[名][-スル]目や耳や舌などの感覚器官を使って、外界のものごとを見分けたりとらえたりするはたらき。視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚など。「―神経」 **ちかく【近く】**[名]近いところ。そば。「学校の―に公園がある」[反]遠く **ちかく【近く】**[副]あまり時間がたたないうちに。近いうちに。「―開かれる生徒総会で提案しよう」 **ちがく【地学】**[名]地球や地球をつくっている物質や、地球をとり巻く物質について研究する学問。地質学・地震学・海洋学・気象学・天文学など。また、高校の教科の一つ。 **ちかけい【地下茎】**[名]地中で養分をたくわえ、そこから葉や根を出す役目をもつ茎。竹・ジャガイモ・ハスなどに見られる。 **ちかごろ【近頃】**[名]少し前から現在までのあいだ。このごろ。最近。「―の中学生は背が高くなった」「―元気がない」 **ちかごろ【近頃】**[副]「ひじょうに」「はなはだ」の古い言い方。「—耳よりな話」「―めでたいことだ」 **ちかしい【近しい】**[形]したしい。親密である。「―仲の友人」 **ちかすい【地下水】**[名]地中の土砂などのあいだにたまったり流れたりしている水。「―をくみあげすぎて地盤がしずむ」 **ちかそしき【地下組織】**[名]非合法的な社会運動や政治運動を、ひそかにおこなう組織。 **ちかづける【近付ける】**[動]近くに寄せる。「灯を―」「目を本に―」 <868> **ちかづける【近付ける】**[動]そばへ寄せて親しくする。「人を近付けないふんいきがある」 **ちかづける【近付ける】**[動]似せる。「ほんものに―」 **ちかって【誓って】**[副]自分の言うことが確かであることを強めることば。「―うそはついていません」[類]かならず・ほんとうに[神仏にちかいを立てて、という意味から。] **ちかてつ【地下鉄】**[名]「地下鉄道」の略。大都市の地下にほったトンネルを走る鉄道。 **ちかどう【地下道】**[名]地下につくった道。「歩行者専用のー」 **ちかま【近間】**[名]近いところ。近所。くだけた言い方。「―にある店」 **ちかまつしゅうこう【近松秋江】**[人]一八七六—一九四四年。明治・大正期の小説家。岡山県生まれ。本名は徳田浩司。自然主義の作家で、「別れたる妻に送る手紙」「黒髪」などの私小説を書いた。ほかに「文壇無駄話」など。 **ちかまつはんじ【近松半二】**[人]一七二五——八三年。江戸中期の浄瑠璃。作者。本名は穂積成章。竹田出雲に学び、衰退していた竹本座を復興した。代表作「本朝廿四孝」「妹背山婦女庭訓」。 **ちかまつもんざえもん【近松門左衛門】**[人]一六五三—一七二四年。江戸中期の歌舞伎作者。本名は杉森信盛り。竹本座にあって竹本義太夫や坂田藤十郎と組んで、武士や町人の義理と人情の世界をえがいた。代表作「會根崎心中」「心中天網島」「国性爺合戦」。 **ちかまわり【近回り】**[名]近道を通ること。「―して急ぐ」[反]遠回り **ちかまわり【近回り】**[名]近所。近辺。「―を探す」 **ちかみち【近道】**[名]ほかよりも早く目的地に着ける道。また、距離の短い道を通っていくこと。[類]抜け道 [反]回り道 **ちかみち【近道】**[名]目的を実現させるための、てっとりばやい手段。「合格への―」[類]早道・王道 **ちかめ【近目】**[名]遠くが見えにくい目。近視。「―で見る」[類]近眼[反]遠目 **ちかめ【近目】**[名]距離がやや近いこと。「胸もと―の直球」[反]遠め[ふつう、「近め」と書く。] **ちがや【茅・萱・白茅】**[名]イネ科の多年草。雑草の一つで、春に白い穂のような花をつける。古くは「ち」。▽「かや」は草のこと。 **ちかよせる【近寄せる】**[動]近くにひき寄せる。近づける。「明かりを―」[反]遠のける **ちかよる【近寄る】**[動]近くに寄る。「近寄ってよく見る」 **ちから【力】**[名]動かしたり、おさえつけたり、状態を変化させたりする作用を起こすもとになるもの。「うでの―が強い」「―でねじふせる」「電気の―で動かす」 **ちから【力】**[名]気力や体力。元気や勢い。「―がわく」「―がつきる」「―のある作品」 **ちから【力】**[名]仕事をするもとになるもの。能力。はたらき。作用。「国語の―がつく」「かねの―で政治を変える」 **ちから【力】**[名]支えたり、助けたり、たよりとしたりするもとになるもの。ほねおり。たすけ。「―をおしまない」「―を貸す」「―になる」[類]支援 >力は山を抜き、気は世を蓋う ↓「ばつざんがいせい(抜山蓋世)」 **ちからいっぱい【力一杯】**[副]力のあるかぎり。全力で。「―ひっぱる」 **ちからおとし【力落とし】**[名]がっかりして、何をする気にもなれなくなること。「さぞやおーのことでしょう」[類]落胆 **ちからがみ【力紙】**[名]すもうで、力士が土俵上でからだをふくのに使う紙。化粧紙。 **ちからがみ【力紙】**[名]力が強くなるようにと、仁王尊の像などに、噛んで投げつける紙。 **ちからこぶ【力瘤】**[名]うでを曲げたときにできる、筋肉の盛りあがり。「――を入れる[=熱心に世話をする]」 **ちからしごと【力仕事】**[名]強い力が必要な仕事。[類]肉体労働。 **ちからずく【力尽く】**[副]腕力や権力によって、むりに目的を果たすこと。「―で相手をねじふせる」▽「ちからづく」は誤り。 **ちからぞえ【力添え】**[名][-スル]他人を助けること。「おーをいただきたい」[類]助力・援助 **ちからだめし【力試し】**[名]体力や能力がどのくらいあるかをためすこと。[類]腕試し **ちからづける【力付ける】**[動]はげまして元気を出す。「病人を―」 **ちからづよい【力強い】**[形]力にあふれている。また、たよりにできる。「―声援」「―味方となる」 **ちからまかせ【力任せ】**[形動]力を加減しないで使うようす。ありったけの力を出すようす。「―に引っぱる」 **ちからみず【力水】**[名]すもうで、力士が土俵上で、仕切りにはいる前に口をすすぐ水。勝ち力士などにくんでもらう。「―をつける」[類]化粧水 **ちからもち【力持ち】**[名]力の強さがあること。また、力の強い人。[類]強力 **ちからわざ【力業】**[名]体力や腕力のいる仕事。力仕事。 **ちからわざ【力業】**[名]力を必要とするわざ。「―を得意とする力士」 **ちかん【置換】**[名][-スル]他のものと置きかえること。数学で、順列の並べかたをかえること。化学で、化合物の原子や原子団を並べかえること。 **ちかん【痴漢】**[名]暗い夜道や電車の中などで、女性に性的ないたずらをする男。 **ちかん【弛緩】**[名]↓「しかん」 **ちき【知己】**[名]自分の気持ちや考えなどをよく理解してくれる親しい友人。親友。 **ちき【知己】**[名]前からの知りあい。知人。「百年の―をえた思い」 **ちき【稚気】**[名]おとなになっても残っている、子供っぽい気分。「―にあふれた人がら」「―満々」 **ちぎ【千木】**[名]神社などの屋根の両はしに、上方を長くつを出して交差させた木。→六「図」 **ちきゅう【地球】**[名]太陽から三番目の惑星。大気に包まれていて、人類をはじめ、多くの生物がすむ。一つの衛星[=月]をもつ。 <869> **ちきゅうぎ【地球儀】**[名]地球をかたどった模型。球面に地図がかかれ、地軸を中心に回転する。 **ちきゅうぶつりがく【地球物理学】**[名]地球全体の物理現象についての学問。地震・気象・天文などを研究する。 **ちぎょ【稚魚】**[名]たまごからかえったばかりの魚。[類]幼魚 [反]成魚 **ちぎ【契り】**[名]約束。契約。 **ちぎ【契り】**[名]夫婦の約束・まじわり。「一夜の―を結ぶ」 **ちぎ【契り】**[名]仏教で、前世からの宿縁。昔は、現世の前に前世があって現世に影響もいうをおよぼすものと考えていた。「前だきの世にも御契りや深かりけむ[=前世でも因縁が深かったのだろう]」(源氏物語)。▼文章語。 **ちぎる【千切る】**[動]指さきで小さく切りはなす。「紙を―」「パンをー」 **ちぎる【千切る】**[動]指さきでねじる。ねじりきる。「ぶどうを―」▽「もぐ」は枝についている木の実や人形の手足などを、力をつかってねじりとる意味。 **ちぎる【契る】**[動]約束する。ちかう。とくに、夫婦の交わりをする。「将来を―」「一夜を―」▽文章語。「つかいわけ」→「約束」を見よ。 **ちきょう【地峡】**[名]二つの大陸をつなぐ、はばのせまい陸地。「パナマー」 **ちぎれぐも【千切れ雲】**[名]ちぎれちぎれに、うかんでいる雲。 **ちぎれる【千切れる】**[動]細かく、いくつにも切れる。切れてはなれる。 **チキン**[名]ニワトリの肉。とり肉。「―スープ」「フライドー」「ーナゲット[=一口大にあげたとり肉]」| chicken **チキンライス**[名]とり肉をみじん切りのタマネギなどといため、トマト味で仕上げたごはん料理。▽chicken と rice から。和 **ちく【竹】**竹 竹 竹 竹 植物のタケ。また、タケでできた笛。[チク]竹簡、竹馬、竹林 糸竹、管弦、松竹梅 竹刀 たけ 竹細工、青竹、若竹 **ちく【築】**築 築 築 築 土を固めて土台をつくる。また、建物や堤防をつくる。[チク]築城、築造、築港、建築、新築 きずく 地位を築く 築垣[=どろを固めた屋根つきのへい] 築地[「築垣」に同じ] 築泥[「築垣」に同じ] 築地[=うめたて地]*築山 **ちく【逐】**逐 逐 逐 逐 ◎おいはらう。あとをおう。②一つずつ順をおってする。「遂すい[=とげる]」は別字。[チク]逐電、駆逐、放逐 逐一、逐語訳、逐次、逐条 **ちく【畜】**畜 畜 畜 畜 人間がウシやウマなどの動物を飼う。また、飼われている動物。[チク]畜産、畜生、畜類、家畜、牧畜 **ちく【蓄】**蓄 蓄 蓄 蓄 ためて残しておく。たくわえる。[チク]蓄財、蓄積、蓄電池、含蓄、貯蓄 たくわえる 財産を蓄える 蓄えが底を尽く **ちく【地区】**[名]目的に応じて区切られた土地。「文教―」[類]地域・区域 **ちくいち【逐一】**[副]一つももらさず全部。順を追って一つずつくわしく。「学校での出来事を―母に報告する」[類]いちいち **ちぐう【知遇】**[名]才能や人格などを認められて、地位や役職などについて、よく、たいせつにもてなされること。「―をえる」 **ちくおんき【蓄音機】**[名]レコード盤から音を再生して聞くための機械。旧式のプレーヤーをさす。▽「蓄音器」とは書かない。 **ちくご【筑後】**[名]旧国名。今の福岡県南部。西海道の一国。▽同県に同名の市がある。 <870> **ちくごがわ【筑後川】**[名]大分県と熊本県の両水源から筑紫平野を流れて、島原湾の有明海に注ぐ、九州第一の川。長さ一四三点。別名「筑紫次郎」とも。▽利根川を「坂東太郎」、吉野川を「四国三郎」という。 **ちくごやく【逐語訳】**[名][-スル]原文の一語一語を、順を追って忠実に翻訳すること。また、忠実に翻訳した文。[類]直訳 **ちぐさ【千草】**[名]いろいろな種類の草。 **ちぐさ【千草】**[名]「千草色」の略。もえぎ色。 **ちくざい【蓄財】**[名][-スル]財産をたくわえること。また、たくわえた財産。「―だけを生きがいにする」 **ちくさん【畜産】**[名]肉・卵・乳や皮などをとるために家畜を利用する産業。「一物」 **ちくじ【逐次】**[副]順を追って。順番に一つ一つ。順次。「―処理していく」 **ちくしゃ【畜舎】**[名]家畜を飼う建物。家畜小屋。 **ちくしゅう【筑州】**[名]「筑前」「筑後」をまとめた呼び方。 **ちくしょう【畜生】**[名]動物を人間よりおとったものとする言いかた。けもの。 **ちくしょう【畜生】**[名]人間に値しないという意味で、人をののしっていうことば。「犬ーにもおとるやつ」▽単に、人をののしったり、くやしい気持ちをはきだしたりときには、感動詞的に使う。「こん―」 **ちくじょう【逐条】**[副]並べてある項目を、一つ一つ順を追って。「―審議する」 **ちくじょう【築城】**[名][-スル]城や陣地を築くこと。「―に数年をついやす」 **ちくしょうどう【畜生道】**[名]仏教で、六道の一つ。生きているときに悪いことをしたために死後、鳥やけものなどに生まれかわってしまう世界。「―に落ちる」 **ちくせき【蓄積】**[名][-スル]時間をかけてものやかねをたくわえること。また、たまったもの。「長年の知識のーがある」「疲労が―する」 **ちくぜん【筑前】**[名]旧国名。今の福岡県北西部。西海道の一国。朝鮮半島への交通の要地で、大宰府が置かれていた。「―琵琶」 **ちくぞう【築造】**[名][-スル]城・堤防・ダムなど、大きくて頑丈なものをつくること。[類]構築・建造 **ちくでん【逐電】**[名][-スル]大急ぎでにげて、ゆくえをくらましてしまうこと。「ちくてん」とも。[類]出奔・失踪・蒸発 **ちくでんき【蓄電器】**[名]いつでも使えるように電気をたくわえておく装置。コンデンサー。 **ちくでんち【蓄電池】**[名]充電すれば、何度でも使えるしくみの電池。バッテリー。 **ちくねん【逐年】**[副]一年ごとに進行するようす。年を追って。「出生比率が―減少する」[類]年々 **ちくのうしょう【蓄膿症】**[名]鼻の奥が炎症を起こし、うみがたまる病気。鼻がつまったり、頭痛がしたりする。 **ちくはくかい【竹柏会】**[名]一八九九年、佐々木信綱を中心に結成された短歌結社。清新穏健な歌をつくる。機関誌「心の花」を発行。川田順・木下利玄ら。 **ちくば(竹馬)の友** ともおさな友達。▽いっしょに竹馬で遊んだ友人という意味。 **ちくび【乳首】**[名]乳房のさきの、つき出たところ。乳頭。「ちちくび」とも。 **ちくび【乳首】**[名]①の形をしたおしゃぶり。 **ちくまがわのスケッチ【千曲川のスケッチ】**[作品]一九一一年。島崎藤村の随筆。信州の自然と風土を写生風にスケッチした、詩から散文へ移る習作ともいえる作品。 **チグリスがわ【チグリス川】**[名]トルコからイラクを流れ、ペルシア湾に注ぐ川。下流でユーフラテス川と合流してシャトルアラブ川となる。流域はメソポタミア文明発祥の地。 **ちくりんのしちけん【竹林の七賢】**[名]中国、晋代に、世事をのがれ、竹林で琴と酒を楽しみ、清談をしたという七人の隠者。阮籍・嵇康・山濤・王戎・劉伶・阮咸・向秀。 **ちくわ【竹輪】**[名]かまぼこの一種。魚の肉をすりつぶして筒形にし、蒸したり焼いたりした食べもの。 **ちけい【地形】**[名]山・川・海・湖などと、土地の高低や傾斜などのようす。[類]地勢 **ちけいず【地形図】**[名]土地の起伏や形状、土地利用のようすなどを示した地図。五万分の一や二万五〇〇〇分の一の縮尺のものなどがある。 **チケット**[名]切符や券。入場券・乗車券・引換券・食券など。「―売り場」| ticket **ちけむり【血煙】**[名]勢いよく血が飛びちるさまを、けむりにたとえたことば。「―を上げてたおれる」 **ちけん【地検】**[名]「地方検察庁」の略。 **ちけん【知見】**[名]見て知ること。また、それでえた知識。「―を述べる」 **ちご【稚児・児】**[名]「こども」「少年」の古い言い方。 **ちご【稚児・児】**[名]神社や寺の祭りの行列などで、着かざって練りあるく子供。「一行列」▼常用漢字表付表の語。 **ちこう【地溝】**[名]二つの断層にはさまれて、細いみぞのようになった地帯。ライン川の地溝帯など。 **ちこうごういつ【知行合一】**[名]知ることとおこなうこととは、分けることのできない一つのものだ。知ることはおこなうことのもとであり、おこなうことは知っていることがあらわれでることだという。▽中国、明の王陽明の学説。「知行」を「ちぎょう」とは読まない。 **ちこくへいてんか【治国平天下】**[名]国をよく治め、天下を平和にすること。 **ちこく【遅刻】**[名][-スル]きめられた時間や約束の時間におくれること。 **チュリ**[名]キク科の多年草。なまでサラダなどに使う。| chicory **ちさ【萵苣】**[名]キク科の一年草。夏、黄色い花が咲く。葉は食用。レタス。 **ちる** <871> **ちさい【地裁】** [名]「地方裁判所」の略。 **ちさん【治山】** [-スル] 災害を防ぐために木を植えるなどして、山を整備すること。「―治水[ちすい]」 **ちさん【遅参】** [-スル]「遅刻」の改まった言い方。 **ちし【地誌】** [名] その地方の自然・社会・文化などを書きしるした書物。[類]風土記[ふどき] **ちし【致仕】** [-スル] 官職をしりぞくこと。辞職。また、昔の中国で、官吏[かんり]の定年が七○歳[さい]であったことから、七○歳の別の言い方。▽「仕えを君主にお返し致[いた]す」という意味。 **ちし【致死】** [名] 人を死なせてしまうこと。「―量[りょう]の毒物」「過失―罪」 **ちじ【知事】** [名] 都道府県の行政上の最高責任者。四年ごとに、住民の選挙で選ぶ。「県―」 **ちしお【血潮・血×汐】** [名] 流れでる血。また、「血」を情熱や活力にたとえたもの。「若い―がたぎる」 **ちしき【知識】** [名] ものごとについて知っていること。また、わかっていることの組織的な内容。「―をつめこむ」「―をひけらかす」 **ちしきかいきゅう【知識階級】** [名] 豊富な知識をもち、頭脳労働をする人たち。インテリゲンチャ。インテリ。[類]知識層 **ちじき【地磁気】** [名] 地球自体がもっている磁気。 **ちじく【地軸】** [名] 地球の南極と北極をつらぬく軸。地球はこれを中心にして、一日一回自転している。 **ちしつ【地質】** [名] 地球をおおっている地殻の岩石や地層の性質や状態。「―調査」 **ちしつ【知悉】** [-スル] 知りつくすこと。くわしく知っていること。熟知。 **ちじつ【遅日】** [名] なかなか暮れようとしない春の日。[類]永日[えいじつ] **ちしつじだい【地質時代】** [名] 地球の表面に地殻ができてから現在までの、約三十五億年間。先カンブリア時代・古生代・中生代・新生代に大別される。▽代・紀・世・期によって、たとえば「新生代第四紀完新世間氷期」などと細分される。 **ちしまかいりゅう【千島海流】** [名] 「親潮」に同じ。 **ちしゃ【知者・×智者】** [名] 知恵[ちえ]のある、かしこい人。道理をよくわきまえた人。[類]賢者 >知者も千慮に一失有り、愚者も千慮に一得有り すぐれた人物でも多くの考えの中には誤りもあり、おろかな者でも時には名案を出すこともある。愚人だからといって、決してばかにしてはならない。中国、「史記」から。 **ちしゃ【×萵苣】** [名] ↓「ちさ」 **ちしょう【知将・×智将】** [名] 知恵[ちえ]があって、作戦・計略のうまい大将。 **ちじょう【地上】** [名] ①地面の上。土地の上。「―におりたつ」「―四階建て」→地下 ②この世。現実の世の中。「―の楽園」→天上 **ちじょうい【知情意】** [名] 人間の精神活動のおおもとである三つのはたらき。知性と感情と意志のこと。「―をかねそなえる」 **ちじょうけん【地上権】** [名] 他人の土地を借りて、家を建てたり木を植えたりして、自由に使う権利。 **ちしょうだいし【智証大師】** [名] ↓「えんちん」 **ちじょく【恥辱】** [名] 体面や名誉[めいよ]がひどく傷つくこと。はずかしめ。「これほどの―を受けてはだまっていられない」[類]屈辱[くつじょく] **ちしりょう【致死量】** [名] 薬や放射線などで、それ以上、飲んだり浴びたりしたら死ぬという限界の量。 **ちじん【知人】** [名] たがいに知っている人。しりあい。[類]知己[ちき] **ちじん【痴人】** [名] おろかな人。ばかもの。 **ちず【地図】** [名] ある地域の地形や都市のようすなどを一定の割合で縮め、文字や記号を用いて平面上に書きあらわしたもの。また、ある場所へ行くための道順などを示す案内図。「五万分の一の―」→下段図 **ちすい【治水】** [-スル] 洪水[こうずい]を防いだり、灌漑[かんがい]の便などをはかったりするために、河川を整備すること。「―治山[ちさん]」 **ちすいかふうくう【地水火風空】** [名] 仏教で、万物をつくっていると考えられる五大元素。地と水と火と風と空。五大。「空」をのぞいて四つを「四大」とも。 **ちすじ【血筋】** [名] ①祖父母・両親・子・孫など、先祖からの血のつながり。「―は争えない」[類]血統 ②血液の通る道すじ。血管。 **ちせい【地勢】** [名] 地表の高い低いなどを中心に、おおまかにみた土地のようす。「―図」 **ちせい【治世】** [名] ①平和でよく治まっている世の中。↔乱世 ②ある期間、君主として世の中を治めること。また、その治めた期間。「将軍綱吉の―」 **ちせい【知性】** [名] ものごとをすじみちを立てて考えたり、理解したり、判断したりすることのできる能力。「―と教養にあふれた人」[類]理性・知力 **ちせき【治績】** [名] 政治上の功績。「―が上がる」 **ちせつ【稚拙】** [形動] 心の幼さがはっきりあらわれていて、じょうずとはいえないようす。「―ではあるが、おもしろいところがある」[類]拙劣[せつれつ]・未熟 <872> **ちそう【地層】** [名] 砂や土や石などが、長い年月をかけて積みかさなってできたもの。「化石をふくむ―」 **ちそう【×馳走】** [名] ↓「ごちそう」 **ちそかいせい【地租改正】** [名] 一八七三年に明治政府がおこなった税制改革。地価の三%[パーセント]を土地所有者に金納させ、国家財政の安定を図[はか]った。 **ちそく【遅速】** [名] おそいことと速いこと。また、おそいか速いかの度合い。「――緩急の差」[類]緩急 **チター** [名] ギターに似た弦楽器[げんがっき]。メロディーをかなでる五本の弦に、多くの和音弦を加えたもの。チロル地方の民族楽器。|Zither **ちたい【地帯】** [名] 【多く、「〜地帯」の形で】ある特徴をもった土地の広がり。「安全―」「臨海工業—」[類]地域・地区 ▽「地帯」は、気候・産業・規準などで共通の特徴をもった場所の広がりをいう。「地方」は、中央ではなくて、ある一つの地域であることを示すだけのこと。「京都―」 **ちたい【遅滞】** [-スル] ものごとが、おくれてはかどらないこと。「郵便が―する」[類]遅延・延滞 **ちたい【痴態】** [名] ばかげた姿やふるまい。「―を演じる」「―をさらけだす」 **ちだらけ【血だらけ】** [形動] いちめん血にぬれたようす。「顔じゅうーになる」「―のシャツ」[類]血まみれ **ちだるま【血、達磨】** [名] からだじゅうに血を浴びて、赤いだるまのようになること。「満身―となる」[類]血まみれ **チタン** [名] 金属元素の一つ。つやのある銀白色で、軽くてさびにくい。じょうぶなので航空機の材料や工業材料に広く使われる。元素記号 Ti |Titan **ちち【父】** [名] ①両親のうちの男親。父親。おとうさん。↔母 相手の父親をいう場合には、「お父上」「父君」「ご尊父」などという。 ②ものごとを新しく始めた人。また、偉大な業績を残した人。「交響曲の―ハイドン」 ③キリスト教で、神。「―と子と聖霊」 **ちち【乳】** [名] ①赤んぼうを育てるために母親の乳房から出る白い液体。母乳。 ②ちぶさ。乳房[ちぶさ]。 **ちち【遅遅】** [形動] ものごとの進みかたがおそく、のろのろしているようす。「作業は―として進まない」「―たる歩み」[類]ゆっくり ↔着々[ちゃくちゃく] **ちちうえ【父上】** [名] 「父」を敬っていうことば。↔母上 **チチカカこ【チチカカ湖】** [名] 南アメリカの、ペルーとボリビアにまたがる湖。うき島が多く、交通などのためアシ舟[ぶね]が利用される。定期航路のある湖としては、世界でいちばん標高が高い。 **ちちかた【父方】** [名] 父親の血すじをひいている人たち。「―の祖父」↔母方 **ちぢかむ【縮かむ】** [自五] 寒さやおそろしさで手足などが縮んで、動きがにぶくなる。「指さきが―」 **ちちぎみ【父君】** [名] 他人の父親を敬った言い方。↔母君 **ちちくさい【乳臭い】** [形] まだ乳のにおいがするほど幼い。未熟だ。「まだ―少年」[類]幼稚な **ちちくる【乳繰る】** [自五] 男女が人目をさけてたわむれあう。いちゃつく。 **ちぢこまる【縮こまる】** [自五] 「ちぢまる」を強めた言い方。寒さやおそろしさでからだを丸めて小さくなる。「寒くてふとんに―」 **ちちとこ【父と子】** [名] 一八六二年。ロシア、ツルゲーネフの小説。地主[じぬし]で理想家の父と、権威[けんい]や秩序を否定するニヒリストの子との対立を通して、新しいインテリゲンチャをえがいた。|Otsy i deti **ちぢに【千千に】** [副] 非常に数の多いようす。さまざまに。「心が―乱れる」 **ちちのひ【父の日】** [名] 父親に感謝する日。六月の第三日曜日。↔母の日 **ちちぶじけん【《秩父事件】** [名] 一八八四年、埼玉県秩父の農民の反乱。秩父自由党を結成し、減税などを要求した。 **ちぢみ【縮み】** [名] ①ちぢむこと。↔のび ②「縮み織り」の略。縮んで表面にしわが出るようにした織りかた。また、その織物。 **ちぢみあがる【縮み上がる】** [自五] 寒さやおそろしさですくみ、小さくなる。「にらまれただけで―」 **ちぢむ【縮む】** [自五] ①大きさや長さが小さくなる。しわが寄って小さくなる。「セーターが―」「紙が―」「寿命[じゅみょう]が―」↔のびる ②おそれて小さくなる。「身が―思い」 **ちぢめる【縮める】** [他下一] ①大きさを小さくしたり、長さを短くしたりする。「コピーで二分の一にー」「距離を―」「首を―」「命を―」「日程を―」 ②しわを寄せる。「眉間[みけん]を―」↔のばす **ちちゅう【地中】** [名] 地面の中。土の中。「タイムカプセルをーにうめる」[類]地下・土中 ↔地上 **ちちゅうかい【地中海】** [名] 北はヨーロッパ、南はアフリカ、東はアジアの三大陸に囲まれた東西に細長い海。 **ちちゅうかいせいきこう【地中海性気候】** [名] 地中海沿岸やアメリカ合衆国西海岸などにみられる温帯気候。一年じゅう温暖で、雨は夏に少なく冬に多い。乾燥する夏はブドウやオリーブなどの果樹を、冬はコムギなどを栽培する。 **ちぢれる【縮れる】** [自下一] よれたり、しわが寄ったりする。または細かな波状になる。「葉が―」「髪[かみ]の毛がー」 **ちっそ【窒素】** [名] 非金属元素の一つ。無色・無味・無臭[むしゅう]の気体で、空気の体積の約五分の四をしめる。肥料や火薬などの原料。元素記号N <873> **ちっそく【窒息】** [-スル] 息がつまったり、酸素が欠乏[けつぼう]したりして、呼吸が止まること。「―死」 **ちっと【×些と】** [副] すこし。ちと。くだけた言い方。 **ちっとやそっと** [副] 少しばかり。ちょっとやそっと。「―ではおどろきもしない」▽多く、下に打消の語をともなう。 **ちっとも【×些とも】** [副] 【「ちっとも〜ない」の形で】少しも・・・ない。「―楽しくない」「―知らなかった」 **チップ** [名] ①細かくきざんだ木材。パルプの原料になる。 ②ジャガイモなどのうす切りを、からあげにしたもの。チップス。「ポテトー」 ③IC(=集積回路)をおさめた小さな部品。 ④かけごとで、かねの代わりに使う象牙[ぞうげ]やプラスチックの札[ふだ]。「chip **チップス** [名] ①<名>旅館やホテルなどで、料金のほかに従業員にサービスのお礼としてはらう小額のかね。こころづけ。祝儀[しゅうぎ]。「―をはずむ」 ②<名・スル>野球で、「ファウルチップ」のこと。打者のバットをかすって直線的に捕手がとった球。▽ストライクになる。捕手がとれなかったときはファウルボールとなる。|tip **ちっぽけ** [形動] とるにたりないほど小さく価値のないようす。くだけた言い方。「―な家」「―な望み」 **ちてい【地底】** [名] 大地の底。地下の深いところ。 **ちてき【知的】** [形動] ①人間の知る力を大いにはたらかせるようす。「―な仕事」「―能力」「―所有権(=著作権や特許権など)」[類]頭脳的 ②知識や冷静な理解力が豊かであるようす。「―な感じのする人」[類]理知的・聡明 **ちてん【地点】** [名] 小さく限った、特定の場所。「折りかえしー」 **ちどうせつ【地動説】** [名] 地球は自転しながら太陽のまわりを回っているとする説。近代科学では、コペルニクスが唱え、ガリレオやニュートンが明らかにした。↔天動説 **チトー** [名] 一八九二-一九八○年。旧ユーゴスラビアの政治家。第二次世界大戦中から民族解放軍を指導し、戦後、ユーゴスラビア連邦人民共和国を建て、一九五三年、初代大統領となる。スターリン支配に反対し、非同盟中立の立場で、独自の社会主義路線を進めた。|Tito **ちとせ【千歳】** [名] 千年。また、長い年月。永遠。古い言い方。[類]千代[ちよ] **ちとせあめ【千歳飴】** [名] 七五三などの祝いで、縁起ものとして売る紅白の棒状のさらしあめ。 **ちどり【千鳥】** [名] チドリ科の鳥をまとめた呼び方。水辺[みずべ]にすむ小形の鳥。多くはわたり鳥で、日本で繁殖[はんしょく]する。 **ちどりあし【千鳥足】** [名] 酒に酔[よ]ったときのふらふらした歩きかた。 **ちどん【遅鈍】** [形動] 頭のはたらきや動作がのろくてにぶいこと。機転がきかないこと。↔鋭敏 **ちなまぐさい【血×腥い】** [形] 血のにおいがする。また、血を見るほどに残酷だ。「―事件」 **ちなみに【〝因みに】** [接] 関連することをつけくわえるときのことば。ついでに言えば。「すみれは種類が多い。―日本では一○○余種を数える」 **ちなむ【因む】** [自五] 因縁[いんねん]がある。「正月に―行事」 **ちにち【知日】** [名] 外国人で、日本の事情に通じ、よく理解していること。「―家」[類]親日 **ちねつ【地熱】** [名] 地球の内部の熱。また、地下の蒸気の熱。「じねつ」とも。「―発電」 **ちのう【知能・×智能】** [名] 知識をたくわえたり、知識を正しくはたらかせたりする頭の活動。「―犯」 **ちのうしすう【知能指数】** [名] 知能の程度を示す指数。知能検査によってえた精神年齢[せいしんねんれい]を、生活年齢(暦年齢)で割って一○○倍した数値。一○○を平均値とする。九○~一一〇がふつう。IQ。 **ちのけ【血の気】** [名] ①血の通っているようす。「―が引く」「―を失う」[類]血色 ②元気。血気。「―の多い若者」 **ちのみご【乳飲み子】** [名] まだ、乳を飲んでいるころの幼児。あかんぼう。あかご。「―をかかえて働く」[類]乳児[にゅうじ] **ちのめぐり【血の巡り】** [名] 血液の循環。血行。また、頭のはたらき。「―が悪い」 **ちのり【地の利】** [名] その土地の位置や地形が、あることをするのに有利なこと。「―をえる」 **ちはい【遅配】** [-スル] 郵便物の配達や月給のしはらいなどが予定よりおくれること。「給料の―」 **ちばしる【血走る】** [自五] おこったり熱中したりして、目が充血する。「血走った目で追いかける」 **ちばなれ【乳離れ】** [-スル] ①乳児が成長して、乳房を飲まなくなること。また、その時期。「ちちばなれ」とも。[類]離乳[りにゅう] ②精神的に成長して、親にたよらないで生きられるようになること。[類]自立 <874> **ちび** [名・形動] 背の低いことや背の低い人をからかった言い方。↔のっぽ ②年の幼いことや幼い者を親しみをこめて呼ぶことば。ちびっこ。「うちのー」 **ちひつ【遅筆】** [名] 文章などを書くのがおそいこと。「あの作家は―で知られる」→速筆 **ちびっこ【ちびっ子】** [名] 「ちび②」を強めた言い方。幼い子供。幼児。「一大会」 **ちひょう【地表】** [名] 地球の表面。土地の表面。「―に芽を出す」[類]地面 **ちびる【×禿びる】** [自上一] ①使いふるされて、さきがすりへる。すりへって小さくなる。「げたが―」「ちびたえんぴつ」 ②けちけちして出しおしむ。「こづかいを―」 ③小便などを少しもらす。 **ちひろ【千尋】** [名] 非常に長いことや非常に深いこと。「―の海」▽「尋」は、水深などの単位。 **ちぶ【恥部】** [名] ①男女の外生殖器。陰部。 ②見られたり知られたりするとはずかしい部分。「社会のー」 **ちぶさ【乳房】** [名] 人など、哺乳動物のめすの胸や腹などにある、乳[ちち]を出す器官。「―をふくませる」 **チフス** [名] 感染症の一つ。高熱と発疹をともなう。腸チフス・パラチフス・発疹チフスの三つがある。とくに、腸チフスをさすことが多い。|Typhus **ちへいせん【地平線】** [名] 見通しのきく場所で、空と大地とが接しているさかいめの線。「―に夕日がしずむ」↔水平線 **チベットこうげん【チベット高原】** [名] 中国の南西部、ヒマラヤ山脈と崑崙[こんろん]山脈とのあいだにある高原。平均海抜[かいばつ]は四五○○m[メートル]。乾燥[かんそう]し、多くの塩湖が散らばる。ヤクやヒツジの放牧が盛ん[さか]ん。 **ちへど【血反吐】** [名] 胃から出血してはく血。血のまじったへど。「―をはいてたおれる」 **ちほ【地歩】** [名] その社会での地位や位置。「政界に―をしめる」[類]地盤・立脚地 **ちほう【地方】** [名] ①ある広がりをもつ土地。「関東―」「熱帯―」 ②首都以外の土地。いなか。「―出身者」↔中央 **ちほう【痴呆】** [名] ①おろかな人。 ②障害や老化のため、知能がだんだんと正常にはたらかなくなること。病名は認知症ともいう。 **ちぼう【知謀・×智謀】** [名] たくみな計略。知恵[ちえ]を集めたはかりごと。「―にたけた名将」 **ちほうぎかい【地方議会】** [名] 地方公共団体の議決機関。都道府県議会と市町村議会がある。 **ちほうぎんこう【地方銀行】** [名] 普通銀行のうち、首都を除く地方都市を営業の中心とする銀行。地銀。▽都市銀行に対していう。 **ちほうけんさつちょう【地方検察庁】** [名] 地方裁判所や家庭裁判所に対応して、各都道府県に置かれる検察庁。地検。 **ちほうこうきょうだんたい【地方公共団体】** [名] 都道府県・市町村および特別区など、その地域で一定の自治が認められている団体。地方行政の単位。地方自治体。 **ちほうこうふぜいこうふきん【地方交付税交付金】** [名] 地方公共団体の収入の差を是正するために国が支給する補助金。所得税・法人税・酒税の三つの国税から一定の割合で配分される。 **ちほうこうむいん【地方公務員】** [名] 地方公共団体に勤める人。↔国家公務員 **ちほうさい【地方債】** [名] 地方公共団体が発行する債券。自治大臣または都道府県知事の許可をえて、地方公共団体がおこなう公共事業や災害復旧事業などのために発行される。 **ちほうさいばんしょ【地方裁判所】** [名] 下級裁判所の一つ。各都道府県に設けられ、第一回[だいいっしん]の裁判のほとんどはここでおこなう。地裁。 **ちほうじち【地方自治】** [名] 地域社会の住民が、その地域の政治を自主的におこなうこと。住民の意思にもとづき、地方公共団体などが行政事務にあたり運営する。民主主義の基礎となる。▽住民自治と団体自治とがある。 **ちほうじちたい【地方自治体】** [名] 「地方公共団体」に同じ。 **ちほうじちほう【地方自治法】** [名] 一九四七年に制定された地方自治の基本法。地方公共団体の区分・組織・運営や、国との関係について定めている。 **ちほうしょく【地方色】** [名] その地方独特の自然・産物・習慣・気風などのようす。郷土色。ローカルカラー。「―豊かなもよおし」 **ちほうぜい【地方税】** [名] 地方公共団体の経費として、その地域の住民から集める税金。住民税・固定資産税など。↔国税 **ちぼうひゃくしゅつ【知謀百出】** [四字] 知恵[ちえ]のあるはかりごとが、次々と出てくること。 **ちほうぶんけん【地方分権】** [名] 国の行政権を中央政府に集中しないで、地方団体に分散させる制度。↔中央集権 **ちまき【×粽】** [名] もち米や米の粉をささなどの葉に巻いて蒸したもの。五月五日の端午[たんご]の節句に食べる。 **ちまた【×巷】** [名] ①まちなか。通り道。また、世間[せけん]。「―のうわさ」[類]巷間[こうかん] ②さわがしい場所。「戦火の―」 **ちまちま** [副・スル] 小さくまとまっているようす。「ーした顔」[類]ちんまり **ちまつり【血祭り】** [名] 戦いの手はじめに敵方[てきかた]の者を殺して、味方の士気を盛りあげること。また、威勢いよく初戦の相手をやっつけること。「―にあげる」 **ちまなこ【血眼】** [名] 感情が高ぶって血走った目。また、夢中で走りまわるようす。「―になってさがす」 **ちまみれ【血塗れ】** [名・形動] 全身、血に染まること。「全身―になる」[類]血だるま・血だらけ **ちまめ【血豆】** [名] 内出血を起こして、皮ふの下にできた赤黒い豆状のもの。 **ちまよう【血迷う】** [自五] のぼせて理性を失う。興奮して何もわからなくなる。「何を血迷ったのか」 **ちみ【地味】** [名] 作物を生産する土地の力。「よく肥[こ]えた―」[類]地力[ちりょく]▽「じみ」と読めば別の語。 <875> **ちみち(血道)を上げる** 色恋[いろこい]や道楽にのぼせあがる。夢中になる。「年上の女性に―」 **ちみつ【×緻密】** [形動] ①もののつくりやきめが細かくて美しいようす。「――な木目[もくめ]」[類]精密 ②細かいところにまでじゅうぶん注意がいきとどいていて、手ぬかりのないようす。「―な計画」[類]綿密 **ちみどろ【血みどろ】** [形動] からだじゅう血でぬれよごれているようす。「―の戦い」 **ちみもうりょう【×魑魅魍魎】** [四字] いろいろな種類の妖怪変化[へんげ]。山林中の化けものと水中の化けもの。すだま。▽「魑」「魅」「魍」「魎」はすべて化けもののこと。 **ちめい【地名】** [名] その土地の呼び名。 **ちめい【知名】** [形動] 世間[せけん]にその名がよく知られていること。「―度を高める」[類]有名・高名・著名 **ちめい【知命】** [名] 五〇歳[さい]のこと。▽中国、「論語」の「五十にして天命を知る」から出たことば。 **ちめいしょう【致命傷】** [名] ①命にかかわるような深い傷。いのちとり。「事故で―を負う」 ②立ちなおれないほど大きな失敗や損害。「―となるスキャンダル」 **ちめいてき【致命的】** [形動] ①命を落とすほどひどいようす。「―な重傷」 ②再起できないくらい手痛いようす。「―な失敗」「一欠陥[けっかん]」[類]決定的・命取り **ちもく【地目】** [名] 使う目的によって分類した土地の呼び方。山林・田・畑・宅地・公園など。 **ちゃ【茶】** [名] ①ツバキ科の暖地性常緑低木。 ②チャの木の若葉を乾燥[かんそう]させたもの。また、それに湯を注いだ飲みもの。③抹茶[まっちゃ]をたてること。茶の湯。「お―」も見よ。 ④茶色。 ⑤からかうこと。ちゃかし。「―を言う」 **チャージ** [-スル] ①<名・スル>サッカーなどで、ボールをもつ相手選手にぶつかって攻撃を妨害したり、ボールをうばったりする動作。 ②充電すること。 ③<名>料金。「テーブルー(=席料)」|charge **チャーシュー【×叉〝焼】** [名] 中華料理の焼きぶた。「ーメン」▽中国語。 **チャーター** [-スル] 船・航空機・バスなどを借りきること。「―便」「船を―する」|charter **チャーチル** [人名] 一八七四—一九六五年。イギリスの政治家。第一次・第二次世界大戦を通して、強い統率力で指導し、連合国の勝利に貢献した。著書「第二次世界大戦回顧[かいこ]録」など。ノーベル文学賞受賞。|Winston Leonard Spencer Churchill **チャート** [名] ①地図。海図。 ②一覧表。図表。また、ヒット曲などのランク表。「ヒットー」|chart **チャーハン【×炒飯】** [名] 中華料理の一つ。ごはんを、細かく刻んだ野菜・卵・肉などといっしょにいためたもの。やきめし。▽中国語。 **チャーミング** [形動] 魅力[みりょく]のあるようす。魅惑的。|charming **チャーム** [名] 魅力[みりょく]。また、魅力で引きつけること。|charm **チャールズ** [人名] 一世。一六〇〇一四九年。イギリス王。絶対王政を強行して、法を無視した課税策を実施[じっし]。これに対し、議会はピューリタン革命を起こして、王を処刑にした。|Charles I **チャイコフスキー** [人名] 一八四〇一九三年。ロシアの作曲家。ヨーロッパロマン派の音楽とロシアの民族音楽を融合させた。バレエ音楽「白鳥の湖」「くるみ割り人形」のほか、交響[こうきょう]曲「悲愴[ひそう]」など。|Pyotr Il'ich Chaikovskii **チャイム** [名] ①打楽器の一つ。金属製の管を音階に並べ、木などのつちで打って音を出す。 ②時刻や訪問者の到着[とうちゃく]などを知らせるために鳴らす、①の音に似た合図[あいず]。|chime **ちゃいろ【茶色】** [名] 黒みがかった赤黄色。 **ちゃうけ【茶請け】** [名] 茶を飲むときに食べる菓子[かし]やつけもの。おちゃうけ。[類]茶菓子・点心・茶の子▽「茶受け」とは書かない。 **ちゃか【茶菓】** [名] 茶と菓子[かし]。「さか」とも。 **ちゃかい【茶会】** [名] 客を招きもてなす茶の湯の会。「さかい」とも。[類]茶事[ちゃじ] **ちゃがけ【茶掛け】** [名] 茶席の床の間[とこのま]などにかける、かけもの。 **ちゃがし【茶菓子】** [名] 茶にそえて出す菓子[かし]。[類]茶請[ちゃう]け・点心 **ちゃかす** [他五] まじめに相手にならず、冗談[じょうだん]のようにしてからかう。茶にする。また、ごまかす。「人の話を―」「その場を―」▽「茶化す」と当てる。 **ちゃかっしょく【茶褐色】** [名] 黒みをおびた茶色。とびいろ。 **ちゃがま【茶×釜】** [名] 茶道で湯をわかすかま。口がせまく、つばがある。 **ちゃがゆ【茶×粥】** [名] 茶をせんじて出した成分のしるでにたかゆ。 **ちゃき【茶器】** [名] 茶をたてるときに使う道具。 **ちゃきちゃき** [名] きっすい。純粋。「―の江戸っ子」▽「嫡々[ちゃくちゃく]」の変化した形で、正統という意味から。 **ちゃきん【茶×巾】** [名] 茶の湯で、茶わんをふくあさ布。ちゃぶきん。『図「ちゃせん」 **ちゃく【着】** [名] ①衣服などを身につける。また、衣服を数えることば。「スーツーー」↔脱[だつ] ②自分のものにする。ぴったりとくっつく。 ③いきつく。とどく。また、着[ちゃく]した順番を数えることば。「夕方五時の―」「一―二―は写真判定」[類]到 ↔発 ④つけること。 <876> ⑤はじめる。 ⑥ものごとが落ち着く。きまる。 **ちゃくい【着衣】** [-スル] 衣服を身につけること。また、着ている衣服。↔脱衣 **ちゃくえき【着駅】** [名] 行き着く、目的の駅。到着さきの駅。「―ばらい」↔発駅 **ちゃくがん【着眼】** [-スル] ものごとを処理するために、ある点に目をつけること。また、その目のつけかた。「―はいい」「―点」[類]着目 **ちゃくざ【着座】** [-スル] 「着席」の改まった言い方。 **ちゃくし【嫡子】** [名] ①正妻の子で家をつぐ者。また一般に、家のあとをつぐ人。あとつぎ。 ②正妻から生まれた子。[類]嫡出子 ↔庶子[しょし] **ちゃくじつ【着実】** [形動] 落ち着いていて、確実で、あぶなげのないようす。「―に実力をのばす」 >つかいわけ=堅実・着実・地道 「堅実」は、やりかたや考えかたが手がたくてしっかりしていること。「堅実な人がら」。「着実」は、ものごとの進めかたが落ち着いていて一歩一歩確実なこと。「着実な進歩」。「地道」は、少しずつで目立たないが、絶え間なく続けること。「地道な研究」。 **ちゃくしゅ【着手】** [-スル] 仕事などにとりかかること。やり始めること。「事業に―する」 **ちゃくしゅつ【嫡出】** [名] 法律上、正式に結婚した夫婦から生まれること。[類]正出 ↔庶出[しょしゅつ] **ちゃくしょく【着色】** [-スル] ①色をつけること。「人工―料」[類]彩色 ↔脱色 ②脚色[きゃくしょく]すること。 **ちゃくすい【着水】** [-スル] 空中から水面に降りたつこと。「飛行艇[ひこうてい]がーする」→離水 **ちゃくせき【着席】** [-スル] 席につくこと。座席に座[すわ]ること。[類]着座 **ちゃくそう【着想】** [名] ことのいとぐちを思いつくこと。また、頭にうかんだ思いつきやくふう。「―の奇抜さ」[類]ひらめき・アイデア **ちゃくだつ【着脱】** [-スル] とりつけたり、はずしたりすること。また、着たりぬいだりすること。 **ちゃくち【着地】** [-スル] ①空中から地面に降りること。[類]着陸 ②スキーのジャンプや体操競技などで、飛びあがった選手が地面に降りたつこと。「みごとに―に成功する」 **ちゃくちゃく【着着】** [副] 順に従って、確実にはかどるようす。「仕事を―かたづける」「―と準備を進める」[類]一歩一歩 **ちゃくにん【着任】** [-スル] 新しい任務や任地につくこと。[類]赴任 ↔離任 **ちゃくふく【着服】** [-スル] 不正なやりかたで、こっそり自分のものとすること。「公金を―する」[類]横領[おうりょう]・猫[ねこ]ばば **ちゃくもく【着目】** [-スル] 重要だと考える点をとくに気をつけて見ること。「気圧の変化に―する」[類]着眼 **ちゃくよう【着用】** [-スル] 衣服などを身につけて使うこと。「式服を―のこと」「名札[なふだ]を―する」 **ちゃくりく【着陸】** [-スル] 航空機などが空から地上に降りること。「―態勢にはいる」↔離陸 **ちゃくりゅう【嫡流】** [名] 本家[ほんけ]の血すじ。また、正統の流派。「源氏[げんじ]の―」[類]嫡々 ↔庶流 **チャコ** [名] 洋裁で、布地にしるしをつけるときの、色つきのチョーク。▽chalkから。 **チャコールグレイ** [名] こい灰色。黒っぽいねずみ色。|charcoal gray **ちゃさじ【茶匙】** [名] ①紅茶などを飲むときに使う小形のさじ。スプーン。 ②「茶杓[ちゃしゃく]」に同じ。 **ちゃしつ【茶室】** [名] 茶会に用いる部屋[へや]。四畳半[よじょうはん]を基本とする。[類]数寄屋[すきや]・茶席 **ちゃしぶ【茶渋】** [名] 茶わんなどにしみついた、お茶のあく。 **ちゃしゃく【茶×杓】** [名] ①抹茶[まっちゃ]をすくう、竹などの小さなさじ。茶さじ。♪図「ちゃせん」(八七九~) ②茶の湯で、湯をくむひしゃく。茶びしゃく。 **ちゃじん【茶人】** [名] ①茶道に通じた人。 ②風流を好む人。 **ちゃせき【茶席】** [名] 茶の湯の会の座席。茶をたてる席。また、茶会。 **ちゃせん【茶×筅】** [名] 抹茶[まっちゃ]を立てるとき、かきまわしてあわを立てる道具。竹筒[たけづつ]のさき半分を細く割って穂のようにしたもの。『八張図 **ちゃだい【茶代】** [名] ①茶の代金としてしはらうかね。 ②旅館や飲食店での心づけ。チップ。 **ちゃたく【茶托】** [名] 湯のみ茶わんをのせる、木などでできた平たい皿。 **チャタレーふじんのこいびと【チャタレー夫人の恋人】** [名] 一九二八年。イギリス、D-H-ロレンスの小説。戦争で傷つき、性的不能になった夫との生活にたえかねた女主人公が、森番との性的・人間的交渉で生命の喜びに目覚める。▽日本では伊藤整によって全訳が出されたが、一九五七年、最高裁で猥褻[わいせつ]文書販売罪で有罪となった。いわゆる「チャタレー裁判」として知られた。「Lady Chatterley's Lover <877> **ちゃだんす【茶×簞笥】** [名] 茶器や食器などを入れる、たなのある家具。 **ちゃち** [形動] 安っぽくいいかげんなようす。おそまつ。見くだした言い方。「―なつくりのおもちゃ」「―な考え」[類]貧弱[ひんじゃく] **ちゃちゃ(茶茶)を入れる** ひやかして人の話のじゃまをする。俗[ぞく]な言い方。「横合いから―」 **ちゃっかり** [-スル] ぬけめがなくて、ずうずうしいようす。「―利子をとる」 **チャック** [名] ファスナー。「口にーをする(=ひと言もしゃべらない)」▽商標名。 **ちゃづけ【茶漬け】** [名] めしに熱い日本茶をかけたもの。 **ちゃっこう【着工】** [-スル] 工事にとりかかること。「一式」[類]起工 ↔竣工 **チャップリン** [人名] 一八八九一一九七七年。イギリスの映画俳優・監督[かんとく]。笑いとなみだの中に人間の尊さやするどい社会風刺[ふうし]をこめた。「モダン・タイムス」「独裁者」「街の灯」など。|Charles Chaplin **ちゃどう【茶道】** [名] ↓「さどう①」▽「さどう」のほうが一般的。 **ちゃのこ【茶の子】** [名] ①茶菓子。茶うけ。 ②農家などで、朝食前の軽い食事。 ③「おちゃのこ(茶の子)さいさい」 **ちゃのま【茶の間】** [名] 家族が、くつろいだり食事したりする部屋[へや]。「―のテレビ」[類]居間 **ちゃのみともだち【茶飲み友達】** [名] 茶を飲みながら世間話[せけんばなし]をするような、気のおけない友人。 **ちゃのゆ【茶の湯】** [名] 茶室に客を招き、茶をたててすすめること。また、その作法[さほう]。[類]茶会・茶道 **ちゃばしら【茶柱】** [名] 茶を湯飲みについだとき、茶の茎[くき]が縦に立ってうかんだもの。よいことの前ぶれとされる。「―が立つ」 **ちゃばん【茶番】** [名] 底の見えすいた、ばからしいふるまい。茶番劇。「とんだ―だ」▽もと、「茶番狂言[きょうげん]」の略。ありふれたことを、身ぶりおかしく演じる芝居。 **ちゃびん【茶瓶】** [名] 茶を入れるのに使うどびん。 **ちゃぶだい【卓袱台】** [名] 折りたたみ式の脚[あし]のついた低い食卓[しょくたく]。「―を囲む」[類]飯台 ▽「ちゃぶ」は「卓袱」の中国音の変化から。 **チャペル** [名] キリスト教の礼拝堂。|chapel **チャボ【×矮鶏】** [名] ニワトリの一種。小形で尾が長い。日本でペット用に改良された。 **ちゃぼうず【茶坊主】** [名] ①昔武家で、茶の湯の役をつとめた人。坊主頭の者が多かった。茶道坊主。 ②権力者にへつらう人をいやしめていうことば。 ③「茶道坊主[さどうぼうず]」の略。「茶坊主」に同じ。 **ちやほや** [副・スル] 盛[さか]んにおだてたり、あまやかしたりするようす。「―するとすぐつけあがる」 **ちゃみせ【茶店】** [名] 旅人や通行人がひと休みして茶を飲む、道ばたの小さな店。茶屋。「とうげの―」 **ちゃめ【茶目】** [名・形動] 子供っぽくふざけて、人を笑わせること。また、愉快[ゆかい]ないたずら好きの人。「お―な子」▽「茶目」は当て字。 **ちゃめし【茶飯】** [名] ①茶のしるでたいためし。 ②しょうゆと酒をまぜてたきこんだめし。さくらめし。 **ちゃめっけ【茶目っ気】** [名] あいきょうがあって無邪気[むじゃき]ないたずらを好む気質。「―がある」「―を出す」 **ちゃや【茶屋】** [名] ①お茶の葉を売る店。 ②「茶店」に同じ。「―で休む」 ③客に飲食・遊興などをさせる店。「すもうー[ずもうぢゃや]」「料理―[りょうりぢゃや]」 **ちゃらんぽらん** [形動] いいかげんで無責任なようす。でたらめ。「―なやりかた」▽口語的表現。 **チャリティー** [名] 慈善[じぜん]。慈善事業。「―基金」「ーコンサート」|charity **チャリティーショー** [名] 売り上げを慈善[じぜん]や福祉[ふくし]に役立てる目的でおこなわれるショー。慈善公演。慈善興行[こうぎょう]。|charity show **ちゃりんこ** [名] ①自転車。 ②子供のすり。▼俗な言い方。 **チャルメラ** [名] 木管楽器の一つ。屋台のラーメン屋が、来た合図にふく。|charamela **チャレンジ** [-スル] 戦いをいどむこと。挑戦[ちょうせん]。「―精神」「challenge **ちゃわかい【茶話会】** [名] 茶を飲みながら気軽に話しあう会。「さわかい」とも。 **ちゃわん【茶碗】** [名] 茶をついだり、めしを盛ったりする陶磁器の器[うつわ]。 **ちゃわんむし【茶碗蒸し】** [名] 卵を出しじるでとき、鳥肉・かまぼこ・ぎんなんなどを加えて茶わんに入れて蒸した料理。 **ちゃん** [接尾] 【「〜ちゃん」の形で】「さん」のくだけた言い方。親しみをこめて人を呼ぶときに、名前などに付けることば。「美果―」「おじいー」 **ちゃんこなべ【ちゃんこ鍋】** [名] 力士が食べる独特のなべ料理。魚・肉・野菜をぶつ切りにしてにたもの。ちゃんこ料理。ちゃんこ。 **チャンス** [名] 何かをするのにいい機会。好機。「絶好のー」「―を生かす」|chance **ちゃんちゃらおかしい【ちゃんちゃら。可笑しい】** [形] 非常にこっけいで、ばかばかしい。笑止千万然である。あざけった言い方。 <878> **ちゃんちゃんこ**[名]綿入れのそでなし羽織り。 **ちゃんと**[副]①まちがいやたりない点がないようす。きちんとして確かなようす。「―あとかたづけをして帰る」「―した仕事」 **チャンドラグプタ**[人名]生没年未詳[みしょう]。紀元前四世紀末・三世紀初の人。古代インドのマウリヤ朝の創始者。西北インドを平定し、インドに最初の統一帝国を築いた。「Chandragupta」 **チャンネル**[名]①各放送局に割りあてられている周波数。また、周波数のはば。②テレビ受像機で、選局するためのつまみやボタン。「―をきりかえる」|channel **ちゃんばら**[名][-スル]刀できりあうこと。ちゃんちゃんばらばら。また、剣劇。「―映画」 **チャンピオン**[名]①競技や選手権試合などの優勝者。タイトル保持者。「世界フライ級ー」「ーフラッグ(=優勝旗)」「ーシップ(=選手権)」②第一人者。ナンバーワン。「champion」 **ちゃんぽん**[名][形動]①まぜこぜにするようす。入りまじるようす。俗[ぞく]な言い方。「酒とビールをーに飲む」②肉と野菜をめんといっしょににた中華[ちゅうか]そばの一種。チャンポン。「長崎―」 **ちゆ【治癒】**[名][-スル]病気やけがなどが治ること。[類]平癒・全治 **ちゅう【知友】**[名]たがいに深く理解しあっている友。「幼時の―」[類]親友 **ちゅう【中】**[漢字]①まんなか。なかほど。また、片寄らない。「―の上の成績」②ある区切られた場所や期間の内側。[対]外③ちょうど今、・・・最中であること。「考慮に―」「上映―」④とちゅう。⑤あたる。当たる。⑥「中国」の略。⑧「中学」の略。 チュウ[ちゅう]①中央[ちゅうおう],中間[ちゅうかん]、中継[ちゅうけい]、中心[ちゅうしん],中旬[ちゅうじゅん]、中性[ちゅうせい]、中庸[ちゅうよう],中立[ちゅうりつ],中流[ちゅうりゅう] ②車中[しゃちゅう],暑中[しょちゅう],心中[しんちゅう],中止[ちゅうし],中断[ちゅうだん],中退[ちゅうたい] ③集中[しゅうちゅう] ④命中[めいちゅう] ⑤中傷[ちゅうしょう],中毒[ちゅうどく] ⑥夢中[むちゅう] ⑦日中[にっちゅう],訪中[ほうちゅう] ⑧中卒[ちゅうそつ] なか[なか]中継ぎの投手,夜中[やちゅう] ちゅう[ちゅう][仲]①人と人とのあいだ。②まんなか。 チュウ[ちゅう]①仲介[ちゅうかい],仲裁[ちゅうさい] ②仲秋[ちゅうしゅう] ③伯仲[はくちゅう] なか[なか]仲直り,仲間,仲良し*仲人[なこうど] **ちゅう【沖】**[漢字]①海や湖の岸から遠くはなれたところ。おき。②水がそそぐ。③高くあがる。 チュウ[ちゅう]①沖積層[ちゅうせきそう] ③沖天[ちゅうてん] おき[おき]沖合[おきあい],沖釣り[おきづり] **ちゅう【忠】**[漢字]①まごころ。まこと。②主人に対して、まごころをもってつくすこと。「―をつくす」→孝[こう] チュウ[ちゅう]①忠告[ちゅうこく] ②忠義[ちゅうぎ],忠臣[ちゅうしん],忠誠[ちゅうせい],忠実[ちゅうじつ] **ちゅう【虫】**(蟲)[漢字] チュウ[ちゅう]虫害[ちゅうがい],寄生虫[きせいちゅう],昆虫[こんちゅう],幼虫[ようちゅう] むし[むし]虫歯[むしば],虫眼鏡[むしめがね],毛虫[けむし],泣き虫[なきむし] **ちゅう【宙】**[漢字]①おおぞら。また、地面からはなれていること。「―にらく」「―にまう」②すっかり覚えていて書いたものにたよらないこと。そら。「―で言う」 チュウ[ちゅう]①宙返り[ちゅうがえり] ②宙づり[ちゅうづり] ③宇宙[うちゅう] そら[そら]宙[そら] > **宙に迷う** 落ち着くところがない。 **ちゅう【注】**[漢字]①液体をそそぐ。さす。②一点に集中する。③記入する。しるす。④本文中のことばの意味を説明する。「―をつける」[同義語]註[ちゅう] チュウ[ちゅう]①注射[ちゅうしゃ],注入[ちゅうにゅう],注油[ちゅうゆ] ②注意[ちゅうい],注視[ちゅうし],注目[ちゅうもく],傾注[けいちゅう] ③注進[ちゅしん],注文[ちゅうもん],発注[はっちゅう] ④注釈[ちゅうしゃく],脚注[きゃくちゅう] そそ[ぐ]火に油を注[そそ]ぐ 注[そそ]ぐ[そそ]注[そそ]ぐ[そそ]注連縄[しめなわ] **ちゅう【昼】**(書)[漢字]①日が出ているあいだ。ひるま。②正午ごろの時刻。[対]夜 チュウ[ちゅう]①昼間[ちゅうかん],昼夜[ちゅうや],白昼[はくちゅう] ②昼食[ちゅうしょく] ひる[ひる]昼下がり,昼飯,真昼[まひる] **ちゅう【柱】**[漢字]①ものの支えになるもの。はしら。また、はしらのようなもの。 チュウ[ちゅう]①柱頭[ちゅうとう],円柱[えんちゅう],電柱[でんちゅう],門柱[もんちゅう] はしら[はしら]柱時計[はしらどけい],大黒柱[だいこくばしら],床柱[とこばしら]*琴柱[ことじ],氷柱[つらら] **ちゅう【抽】**[漢字]①多くの中からぬきだす。ひきぬく。 チュウ[ちゅう]①抽出[ちゅうしゅつ] ②抽象[ちゅうしょう] ③抽選[ちゅうせん] 抽[ひ]き[ひ]んでる[き]抽斗[ひきだし] <879> **ちゅう【衷】** [名] ①なかほど。かたよらない。 ②心のうち。まごころ。▼「喪(=うしなう)」は別字。 **ちゅう【鋳】** [動] 金属をとかし、型に流しこんで、器物などをつくる。いる。 **ちゅう【駐】** [動] 車などをとめておく。また、一時的に一定の場所にとどまる。とどめる。 **ちゅう【丑】** [名] 十二支の第二番目。うし。 **ちゅう【紬】** [名] 和服地のつむぎ。 **ちゅうい【注意】** [-スル] ①気を配ること。用心すること。「細心の―をはらう」「要――」[類]留意 ②人に気をつけるように言うこと。「―を受ける」「先生に―される」[類]忠告 >つかいわけ|注意・用心・警戒|| 「注意」は、自分のすることでも人のすることでも、一つの点について、忘れずに気をつける。他人に対してもそれを求める。「用心」は、自分が失敗しないよう、危険におちいらないよう、心をつかう。「警戒」は、おもに他から来る危険を早く発見するよう態勢を整えていること。 **ちゅういじんぶつ【注意人物】** [名] 常に警察などから行動を監視[かんし]されている人物。 **ちゅうかい【仲介】** [-スル] 両方のあいだに立って、話をとりついだりまとめたりすること。「―の労をとる」「―業者」[類]仲立ち・斡旋[あっせん] **ちゅうかい【注解・×註解】** [-スル] 本文の語句に注を加えて、その意味を解釈[かいしゃく]すること。また、その注や解釈。[類]注釈 **ちゅうがい【虫害】** [名] 害虫による農作物や樹木などの被害[ひがい]。 **ちゅうがえり【宙返り】** [-スル] ①空中でからだを回転させること。とんぼがえり。「後方―」 ②飛行機が空中で上下に回転すること。 **ちゅうかく【中核】** [名] ものごとの中心にある、もっともたいせつな部分。「投手陣[じん]の―になる」「学説の―をなす理論」[類]核心 **チューインガム** [名] かんで味わう菓子[かし]。チクルという樹脂[じゅし]や合成樹脂に、かおりやあま味をつけたもの。ガム。|chewing gum **ちゅうおう【中央】** [名] ①前後左右の真ん中。中心。↔端・周辺 ②中心となってはたらいているもの。「―銀行」[類]中枢[ちゅうすう] ↔末端[まったん] ③国の政治や経済・文化などの中心となっているところ。首都。「―政府」「―集権」「―紙」↔地方 **ちゅうおうぎんこう【中央銀行】** [名] その国の金融の中心機関となる政府の銀行。銀行券を独占[どくせん]的に発行し、金融政策などを担当する。日本では日本銀行。▽市中銀行に対していう。 **ちゅうおうしゅうけん【中央集権】** [名] 政治上の権力が中央政府に集中している体制。↔地方分権 **ちゅうおうしょりそうち【中央処理装置】** [名] →「シーピーユー」 **ちゅうか【中華】** [名] ①昔、中国人が自分の国をもっともすぐれた国として名づけた呼び名。「―思想」 ②「中華料理」の略。北京料理・広東料理・南京[ナンキン]料理・四川料理などに分かれる。 **ちゅうか【仲夏】** [名] 夏のなかば。また、陰暦[いんれき]五月のこと。▽初夏・晩夏に対していう。 **ちゅうかじんみんきょうわこく【中華人民共和国】** [国名] 東アジアにある国。一九四九年に毛沢東[もうたくとう]の率いる中国共産党が建てた社会主義国家。人口の九割を占める漢民族と、五○をこえる少数民族とからなる。中国。面積約九六〇万平方㎞[キロメートル]。人口は一二億をこえ、世界第一位。首都北京。主要言語中国語。 **ちゅうかみんこく【中華民国】** [名] 辛亥革命によって、一九一二年に中国、南京[ナンキン]で成立した共和国。一九年には、孫文[そんぶん]のひきいる中国国民党が、国民政府を樹立し全国を統一した。しかし、日中戦争や内戦を経て、四九年に中華人民共和国が成立すると、台湾[たいわん]に移行。現在も国民党政府は中華民国の国号を用いている。 **ちゅうかん【中間】** [名] ①二つのもののあいだ。また、真ん中。「―に位置する」「―地点」「―層」 ②性質や程度が一方に片寄っていないこと。「両方の意見の―をとる」 ③ものごとが期間の途中[とちゅう]であること。「―発表」「―テスト」[類]中途[ちゅうと] **ちゅうかん【昼間】** [名] ひるま。日中。「都市の一人口」↔夜間 <880> **ちゅうかんし【中間子】** [名] 素粒子[そりゅうし]の一つ。電子と陽子[ようし]の中間の質量をもつ。 **ちゅうかんしょうせつ【中間小説】** [名] 第二次大戦後の、世相や風俗を題材にした小説。純文学と大衆文学の中間に位置する。 **ちゅうかんしょく【中間色】** [名] ①原色と原色のあいだの色。緑・だいだいなど。[類]間色[かんしょく] ②純色に白色または灰色をまぜてやわらかな感じにした色。 **ちゅうき【中気】** [名] 「中風[ちゅうぶう]」のこと。 **ちゅうき【注記・×註記】** [-スル] 本文に説明などをつけくわえること。また、その説明など。「文末の―」 **ちゅうぎ【忠義】** [名・形動] 国や主人にまごころをつくして仕え、命さえ捨てること。「一者。」[類]忠節・忠誠 **ちゅうぎだて【忠義立て】** [-スル] 君主に対して、忠義をつくすこと。また、忠義ぶってふるまうこと。 **ちゅうきゅう【中級】** [名] 中くらいの程度や等級。「―英語」[類]中等 ▽上級・初級(下級)に対していう。 **ちゅうきょう【中京】** [名] 「名古屋」の別名。「―工業地帯」。▽東京と京都(=西京)の中間にある大都市という意味。 **ちゅうきょり【中距離】** [名] ①中くらいの距離。「―列車」 ②陸上競技で、八〇〇m[メートル]と一五〇〇m[メートル]の競走。水泳競技では、四〇〇m[メートル]と八〇〇m[メートル]の競泳。 **ちゅうきょりかくせんりょくぜんばいじょうやく【中距離核戦力全廃条約】** [名] ↓「アイエヌエフぜんぱいじょうやく」 **ちゅうきん【忠勤】** [名] 忠実に勤めること。「―をはげむ」 **ちゅうきん【鋳金】** [-スル] 金属をとかして型に入れ、器物などをつくること。[類]鋳造 **ちゅうきんとう【中近東】** [名] 中東と近東のこと。ヨーロッパの東方にある国々をまとめた呼び方。トルコ・シリア・エジプト・サウジアラビア・イラン・イラク・アフガニスタンなど。[対]極東 **ちゅうくう【中空】** [名・形動] ①空のなかほど。なかぞら。「―の月」[類]中天 ②中がからになっていること。からっぽ。 **ちゅうぐう【中宮】** [名] 平安初期までは、皇后・皇太后・太皇太后をまとめてさすことば。平安中期には、皇后のみをさすようになる。のちには皇后と同格のきさきをいった。 **ちゅうけい【中継】** [-スル] ①中間でつなぐこと。なかつぎ。「駅伝の第二―地点」 ②「中継放送」の略。劇やスポーツなどの現場のようすを放送局で中継ぎして放送すること。「実況生[なま]―」「―録画」 **ちゅうけん【中堅】** [名] ①集団の中心となって活動する人。中ぐらいの地位のはたらき手。「―社員」 ②野球の中堅手。センター。 **ちゅうげん【中元】** [名] 七月一五日のこと。また、そのころ、日ごろ世話になっている人におくる品物。「お―商戦」▽年末におくるのは歳暮[せいぼ]。 **ちゅうげん【中間・仲間】** [名] 昔の武家の召使いや下男[げなん]。 **ちゅうげん【忠言】** [名] 心から相手のことを思っていさめることば。忠告 >忠言耳に逆らう 忠告のことばは、なかなかすなおにうけいれられない。[類]諫言[かんげん]耳に逆らう▽中国、「史記」から。 **ちゅうげん(中原)に鹿[しか]を逐[お]う** 帝位を争う。また、争って地位をえようとする。とくに、政権や選挙の争いなどをいう。「中原」は天下、「鹿」は帝位で、天下争いを原野の狩猟にたとえる。[類]逐鹿[ちくろく]。▽中国、魏徴[ぎちょう]の詩「述懐[じゅっかい]」から。 **ちゅうこ【中古】** [名] ①文学史の時代区分で、古代を三つに分けたとき、上古と近古のあいだ。平安時代。「―文学」 ②一度使って新品でなくなること。「ちゅうぶる」とも。「一品」「一車」 **ちゅうこう【中興】** [名] おとろえていたものが、再びもりかえすこと。「国家―の祖」[類]再興 **ちゅうこく【中刻】** [名] 一刻(=約二時間)を上・中・下に三分した、中間の時刻。「午[うま]の―」 **ちゅうこく【忠告】** [-スル] 相手の誤りを心からいさめること。また、いさめることば。「―をすなおに聞く」[類]忠言・注意・アドバイス **ちゅうごく【中国】** [名] ①黄河文明の発祥地。周、春秋・戦国時代、秦、漢、三国時代、晋[しん]、南北朝時代、隋[ずい]、唐、宋[そう]、元[げん]、明、清[しん]、中華民国などの時代を経て、現在は、中華人民共和国がある。 ②「中国地方」の略。本州の西の地方。岡山[おかやま]・広島・山口・島根・鳥取の五県。 **ちゅうごし【中腰】** [名] こしをなかばあげて立ちかけた姿勢。「―で窓からのぞく」[類]及[および]腰 **ちゅうざ【中座】** [-スル] 会合などの途中[とちゅう]で席を立つこと。「急用で―する」 **ちゅうさい【仲裁】** [-スル] 争いのあいだにはいって仲直りさせること。「けんかの―役」[類]調停 **ちゅうざい【駐在】** [-スル] ①<名・・スル>仕事で派遣[はけん]された土地にとどまること。「商社の一員」 ②<名>「駐在所」の略。また、そこにいる巡査[じゅんさ]。「―さん」 **ちゅうざいしょ【駐在所】** [名] 巡査[じゅんさ]がうけもちの地区の警備や事務にあたるため、住みこむところ。派出所・交番 **ちゅうさんかいきゅう【中産階級】** [名] 有産階級と無産階級との中間の人たち。小さな工場経営や商売をしている人、医師・弁護士・サラリーマンなど、国民の大多数。[類]中間階級・中間層 **ちゅうし【中止】** [-スル] やりかけたことを途中[とちゅう]でやめること。「雨天のため―」[類]中断・中絶 **ちゅうし【注視】** [-スル] 集中してじっと見つめること。「全校生徒の―の的[まと]」「圏凝視[ぎょうし]・注目 **ちゅうじ【中耳】** [名] 耳の鼓膜[こまく]と内耳[ないじ]とのあいだで、音の振動を伝える部分。 <881> **ちゅうじえん【中耳炎】** [名] 中耳に細菌[さいきん]がはいってはれ、うみが出る病気。 **ちゅうじき【中食・昼食】** [名] 「昼食」の古い言い方。 **ちゅうじく【中軸】** [名] ①中心をつらぬく軸。 ②中心になる、たいせつなことがらや人物。「チームのーバッター」 **ちゅうじつ【忠実】** [形動] ①心からまじめによくつくすこと。「犬は主人に――だ」[類]誠実 ②まちがいなく、正確におこなうこと。ありのまま。「―に写生する」 **ちゅうしほう【中止法】** [文法] 「連用[れんよう]中止法」に同じ。 **ちゅうしゃ【注射】** [-スル] 針をさして薬液を体内に入れること。「予防―」 **ちゅうしゃ【駐車】** [-スル] 自動車などを、長時間またはすぐに運転できない状態で止めておくこと。「一禁止」「一場」→「停車」も見よ。 **ちゅうしゃく【注釈・×註釈】** [-スル] 注を入れて、本文の語句や文章の意味をくわしく説明すること。また、その説明。[類]注・注解 **ちゅうしゅう【中秋】** [名] 陰暦八月一五日のこと。「―の名月」 **ちゅうしゅう【仲秋】** [名] 秋のなかば。また、陰暦八月のこと。「―の候」▽初秋・晩秋に対していう。 **ちゅうしゅつ【抽出】** [-スル] たくさんの中からぬきだすこと。サンプリング。「成分をーする」「任意―」[類]析出[せきしゅつ] **ちゅうしゅん【仲春】** [名] 春のなかば。また、陰暦二月のこと。▽初春・晩春に対していう。 **ちゅうしょう【中傷】** [-スル] わざとありもしないことなどを言いふらして、他人の名誉を傷つけること。[類]誹謗[ひぼう]「―記事」 **ちゅうしょう【抽象】** [-スル] それぞれのものから一つの性質をひきはなしてぬきだし、それだけをつかみとる心のはたらき。↔具象 ▽そのとき、他のものを捨てさることを「捨象」という。 **ちゅうじょう【衷情】** [名] いつわりのないほんとうの心。まごころ。また、心のうち。「―をうったえる」[類]誠心・衷心 **ちゅうしょうが【抽象画】** [名] ものの色や形をそのまま具体的に写しえがくのではなく、線と色と形で表現を合成する絵画。 **ちゅうしょうきぎょう【中小企業】** [名] ふつう、資本金一億円、従業員数三○○人以下の規模の企業[きぎょう]をいう。[類]零細企業 ↔大企業 **ちゅうしょうてき【抽象的】** [形動] ①別々のものから共通の性質をぬきだし、ひとまとめにとらえなおすようす。「子供だから―には考えにくい」 ②頭の中で考えただけの、具体的・現実的でないようす。「―な議論では実際の役に立たない」[類]観念的・概念的 ↔具体的 **ちゅうしょうめいし【抽象名詞】** [名] 目に見える形をもたないものをあらわす名詞。「精神」「経済」「競争」など。 **ちゅうしん【中心】** [名] ①まんなか。「的[まと]の―」「―部」[類]中央 ②ものごとが成り立つ、もっともたいせつな部分。「―の問題」「―人物」[類]中軸[ちゅうじく]・中枢[ちゅうすう] ③数学で、円周や球面上のすべての点から等しい距離[きょり]にある点。 **ちゅうしん【中震】** [名] 地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。家が激しくゆれ、たおれる器物が出るくらいの地震。 **ちゅうしん【忠臣】** [名] 心から主人につくす家来[けらい]。忠義な臣下。↔逆臣 >忠臣は二君に仕えず 忠臣は一度主君ときめて仕えたら、他の人に仕えたりしない。▽中国、「史記」から。 **ちゅうしん【注進】** [-スル] 起こった出来事を目上[めうえ]の人に急いで報告すること。「ビーにおよぶ」▽「要件を注しるして進上する」意味。 **ちゅうしん【衷心】** [名] 心の奥底[そこ]からの、いつわりのない気持ち。「―から感謝する」「―より哀悼の意をあらわす」[類]衷情 **ちゅうすい【虫垂】** [名] 盲腸の下につき出た小さいふくろ。虫様突起[ちゅうようとっき]。右の下腹部にある。 **ちゅうすい【注水】** [-スル] 水を注ぎいれること。「―ホース」「プールに―する」 **ちゅうすいえん【虫垂炎】** [名] 虫垂がはれたり、うんだりする炎症[えんしょう]。胃や右下腹部が激しく痛む。虫様突起[ちゅうようとっき]炎。俗[ぞく]にいう盲腸炎。 **ちゅうすう【中枢】** [名] 中心になるたいせつなもの。「国家の―」[類]中心・中軸 **ちゅうすうしんけい【中枢神経】** [名] 神経の中心となる部分。脊椎動物の脳髄[のうずい]や脊髄[せきずい]など。↔末梢神経 **ちゅうせい【中正】** [形動] 考えなどが片寄らないで、誤りのないこと。「―な判断を下す」「―を欠く」[類]中庸・中道 **ちゅうせい【中世】** [名] 歴史の時代区分の一つ。古代と近代(または近世)とのあいだで、封建制の時代。日本史では、鎌倉・室町[むろまち]時代。一二世紀末から一六世紀末ごろ。西洋史では、ローマ帝国末期から東ローマ帝国がほろびるまで。五世紀なかばから一五世紀なかばまで。 **ちゅうせい【中性】** [名] ①中間の性質。 ②男らしくない男性。また、女らしくない女性。「―的な声」 ③酸性でもアルカリ性でもない性質。「―土壌[どじょう]」 ④ヨーロッパの言語など、性の区別のある言語で、男性・女性と並ぶ、ことばの区分。「一名詞」 **ちゅうせい【忠誠】** [名・形動] 仕えている人に対してまごころをつくすこと。「―をちかう」[類]忠義・忠節 **ちゅうぜい【中背】** [名] 中ぐらいのほどよい背たけ。「中肉―」 <882> **ちゅうせいし【中性子】** [名] 電気をおびない素粒子[そりゅうし]。陽子[ようし]とともに、原子核[げんしかく]をつくる。核分裂に利用される。ニュートロン。 **ちゅうせいせんざい【中性洗剤】** [名] 合成洗剤の一つ。水溶液が中性の洗剤。 **ちゅうせいだい【中生代】** [名] 地質時代の区分の一つ。古生代と新生代のあいだの時代。ほぼ二億五千万年前から六千五百万年前までの期間で三畳[さんじょう]紀・ジュラ紀・白亜[はくあ]紀に分けられる。恐竜などの爬虫類[はちゅうるい]・シダ類・アンモナイトなどが栄えた。 **ちゅうせいとし【中世都市】** [名] 一一世紀、ヨーロッパでつくられた都市の形。防備のために周囲にかべをめぐらし、中には教会と市場がある。それぞれの都市で独自の自治がおこなわれた。 **ちゅうせきせい【沖積世】** [名] 「完新世」に同じ。 **ちゅうせきへいや【沖積平野】** [名] 河川の運んだ土砂が積もってできる平野。三角州[さんかくす]や扇状[せんじょう]地など。 **ちゅうぜつ【中絶】** [-スル] ①途中[とちゅう]でやめること。途中でまったく止まること。「援助が―する」[類]中断 ②「人工妊娠中絶」の略。「だたい」 **ちゅうせん【抽選・抽籤】** [-スル] くじをひくこと。くじびき。「宝くじのー」 **ちゅうせんきょく【中選挙区】** [名] 大選挙区と小選挙区の中間で、ふつう議員の定数が二人から五人の選挙区。 **ちゅうぞう【鋳造】** [-スル] とかした金属を型に流し入れてものをつくること。「鐘[かね]を―する」[類]鋳金 **ちゅうそんじ【中尊寺】** [名] 岩手県平泉町にある天台宗の寺。一一五〇年に藤原清衡[きよひら]が創建。以後、基衡・秀衡[ひでひら]の三代にわたって栄えた平泉文化の中心地。寺内の金色堂[こんじきどう]には、三体のミイラが納められている。 **チューター** [名] 家庭教師。個人教師。また、研究会などの講師。|tutor **ちゅうたい【中退】** [-スル] 「中途退学」の略。学校を途中でやめること。「高校の―者数」[類]退学・退校 **ちゅうだん【中断】** [-スル] 続いていたものが途中で切れること。途中でたち切ること。「会話のー」[類]中絶 ▽あとで再開する場合にいう。 **ちゅうちょ【×躊躇】** [-スル] あれこれ迷って行動できずにいること。決断がつかず、ためらうこと。「一瞬[いっしゅん]ーする」「―なくひき返す」[類]逡巡[しゅんじゅん] **ちゅうてん【中天】** [名] 空のなかほど。なかぞら。「―高くまいあがる」[類]天心 **ちゅうと【中途】** [名] ①道のりのなかほど。「旅行の―」「―から帰る」 ②続いているものごとのなかほどの時期。「―入社」「一採用」[類]途中[とちゅう] **ちゅうとう【中東】** [名] アフガニスタンより西の西南アジアと北アフリカ北東部をまとめた呼び方。ヨーロッパから見て東方の地域。極東と近東のあいだ。バルカン諸国以外の近東をいう。 **ちゅうとう【中唐】** [名] 中国、唐代の文学、とくに唐詩を四期に分けた、第三番目の一時期。杜甫の没[ぼっ]した七七○年から八三五年まで。唐詩の展開期で、おもな詩人は、前期の影響[えいきょう]を受けつつ新しい表現を求めた韓愈[かんゆ]や、日本文学に大きな影響をおよぼした白居易[はくきょい]など。▽他の三期は、初唐・盛唐[せいとう]・晩唐。 **ちゅうとう【仲冬】** [名] 冬のなかば。また、陰暦[いんれき]一一月のこと。▽初冬・晩冬に対していう。 **ちゅうとう【柱頭】** [名] ①柱の上部。とくに、西洋の建築で柱の上部の彫刻[ちょうこく]をした部分。 ②めしべのさきの、花粉がつくところ。 **ちゅうどう【中道】** [名] ①片寄らず、おだやかであること。中正。「一政治」[類]中庸 ②ものごとが進行している途中[とちゅう]。中途。なかば。「―でつまずく」 **ちゅうどく【中毒】** [-スル] からだの中に悪い食物や薬物がはいって機能障害を起こすこと。「シンナー―」「食―」 **ちゅうとはんば【中途半端】** [四字] ①やりかけのままで完成していないこと。「―で仕事を投げだす」 ②どっちつかずで、はっきりしないこと。「―な答え」 **ちゅうとん【駐屯】** [-スル] 軍隊がある場所に長く とどまっていること。「―部隊」[類]駐留・進駐・駐在 **チューナー** [名] テレビやラジオなどの受信機の同調装置。|tuner **ちゅうにかい【中二階】** [名] ふつうの二階より低く、平屋より少し高くつくられた二階。また、一階と二階の中間につくられた二階。 **ちゅうにく【中肉】** [名] ①太りすぎでもやせすぎでもなく、ほどよい肉のつきかた。「―中背[ちゅうぜい]」 ②質や値段が中ぐらいの食肉。並肉[なみにく]。 **ちゅうにち【中日】** [名] ①彼岸[ひがん]七日間の真ん中の日。春分、または秋分の日。 ②ある期間の真ん中の日。「なかび」とも。「展覧会の―」 ③「中国と日本」の略。「―関係の改善」 **ちゅうにゅう【注入】** [-スル] ①液体などを注ぎこむこと。「食塩水を―する」 ②役立つ人やものを、集中的に送りこむこと。つぎこむこと。「人材の―」 **チューニング** [名] テレビ・ラジオ・楽器などの画像調整や音合わせ。また、機械類の整備など。|tuning **ちゅうねん【中年】** [名] 青年と老年の中間の年齢[ねんれい]。四○歳[さい]から五○歳ごろ。「―にさしかかる」「―ぶとり」[類]壮年・盛年 **ちゅうのり【宙乗り】** [名] 芝居や曲芸などで、からだを空中につりあげてする演技や演出。 **ちゅうは【中波】** [名] 電波の区分で、波長が二〇〇~三〇〇〇m[メートル]で、周波数一〇〇~一五〇〇KHz[キロヘルツ]のもの。AM放送や海上通信などに使う。▽ほかに、長波・短波。 **チューバ** [名] 金管楽器の一つ。大形で、らっぱの中ではもっとも低い音を出す。テューバ。「tuba →図「オーケストラ」 <883> **ちゅうばいか【虫媒花】** [名] チョウやハチなど、昆虫[こんちゅう]が花粉を運んで実を結ぶ花。サクラ・ユリ・アサガオなど。▽花粉を運ぶもののちがいによって、ほかに風媒花・鳥媒花などがある。 **ちゅうばん【中盤】** [名] ①囲碁や将棋[しょうぎ]の勝負が、なかほどまで進んだところ。また、選挙や試合などで、戦いがいよいよ本格的になるころ。「選挙戦も―をむかえる」↔序盤・終盤 ②「中部」の略。本州の中央部。愛知・岐阜・静岡[しずおか]・山梨[やまなし]・長野・富山・新潟[にいがた]・福井・石川の九県。 **ちゅうぶ【中部】** [名] 中央の部分。「大陸の―」 **チューブ** [名] ①管[かん]。くだ。筒[つつ]。 ②やわらかい筒状の容器。「歯みがきの―」 ③タイヤの内側にあるドーナツ形のゴム管。|tube **ちゅうぶう【中風】** [名] 「脳卒中[のうそっちゅう]」のこと。中気。「ちゅうふう」「ちゅうぶ」とも。 **ちゅうふく【中腹】** [名] 山の頂上とふもととの中間の辺り。山腹。「山のーにさしかかる」 **ちゅうぶらりん【宙ぶらりん・中ぶらりん】** [名・形動] ①空中にぶらさがっているようす。また、どちらにもきまらず、中途[ちゅうと]で止まっているありさま。どっちつかず。「電線に―の凧[たこ]」「計画が―になる」 **ちゅうぶる【中古】** [名] 少し古いもの。また、少し使ったが、まだ使えるもの。つかいふるし。「ちゅうこ」とも。「―の自転車」⇔新品 **ちゅうぼう【×厨房】** [名] 食事の用意や料理をする部屋。台所。「一器具」[類]調理場 **ちゅうみつ【×稠密】** [形動] たくさん集まって、ぎっしりこみあっていること。「ちょうみつ」とも。「人口のーな都市」[類]密集 **ちゅうもく【注目】** [-スル] 関心をもって見守ること。注意してよく見ること。「―を浴びる」「結果に――する」[類]注視・着目 **ちゅうもん【注文・註文】** [-スル] ①品物などを、希望どおりにつくらせたり、届けさせたりすること。「―をとる」[類]あつらえ ②相手に、こうしてほしいと条件や要望をつけること。「―をつける」[類]所望 **ちゅうや【昼夜】** [名] ①<名>ひると、よる。 ②<副>昼も夜も区別なく。たえず。いつも。「―病状を見守る」 >昼夜の区別なく。少しも休まず。昼夜を舎かず 昼夜を分かたず。 **ちゅうやけんこう【昼夜兼行】** [-スル] 昼も夜も区別なく、続けて仕事をすること。少しも休まずに働いて、成果をあげること。「―で完成させる」 **ちゅうゆ【注油】** [-スル] 道具や機械などに油をさすこと。 **ちゅうよう【中庸】** [形動] どちらにも片寄らないで、中正なこと。極端[きょくたん]にはしらず、調和がとれていること。「―をえる」[類]中道 **ちゅうよう【中葉】** [名] ある時代の中ごろ。「七世紀―」[類]中期 **ちゅうりつ【中立】** [名] 対立する二者のあいだにあって、どちらにも味方せず、反対もしないこと。「―の立場」「永世―国スイス」 **チューリップ** [名] ユリ科の多年草。球根をもち、春に、つりがね形の花が咲く。園芸用。|tulip **ちゅうりゃく【中略】** [-スル] 文章の途中[とちゅう]を省くこと。 **ちゅうりゅう【中流】** [名] ①川のみなもとと河口とのあいだ。また、川の流れの真ん中。 ②生活の程度が中くらいの階層。「―階級」[類]中産階級 **ちゅうりゅう【駐留】** [-スル] 軍隊などが、一定の地にある期間とどまること。「―軍」[類]駐在・進駐 **ちゅうろう【柱廊】** [名] かべのない、柱と屋根だけの廊下[ろうか]。 **ちゅうわ【中和】** [-スル] ①ちがった性質のものがとけあって、それぞれの特性を失うこと。 ②酸とアルカリとが反応して、中性となること。 **チュニジア** [国名] 正式国名は、チュニジア共和国。アフリカ北部の、地中海に面する国。古代には都市国家カルタゴが栄えた。おもな産物はオリーブ・ブドウ・燐鉱石[りんこうせき]など。面積約一六万平方㎞[キロメートル]。首都千ュニス。主要言語、アラビア語・フランス語。 **ちよ【千代】** [名] 千年。また、非常に長い歳月[さいげつ]。古い言い方。「―に八千代[やちよ]」 **ちょ【著】** [動] ◎本を書きあらわす。また、その本。「新井白石[あらいはくせき]の―」②はっきり目立っている。いちじるしい。 **ちょ【貯】** [動] たくわえる。ためる。 **ちょ【猪】** [名] 動物のイノシシ。 **ちょ【緒】** [名] ものごとのはじめ。いとぐち。「―に就く」▽「しょ」の慣用読み。 **ちょいちょい** [副] ときどき。しばしば。「―遊びに来てよ」▽口語的表現。 **ちょいと** [副・感] ①<副>すこし。ちょっと。「―のぞいてみようか」 ②<感>目下[めした]の者などに呼びかけることば。「―兄[にい]さん」▼口語的表現。 <884> **ちょう【丁】** ①[チョウ]①さいころの目の偶数。「―か半か」 [対]半 ②料理・とうふ・墨・ろうそくや、道具などを数えることば。「こんにゃく一―」「かみそり一―」 ③書物の表裏二ページ。 ④町の区分。 ⑤刀が激しくぶつかりあう音。 ②[ティ]①十干[じっかん]の第四。ひのと。 ②成年に達した一人前[いちにんまえ]の男。また、働きざかりの男。 ③男の召使い。 ④「鄭[てい]」の代用字。 **ちょう【庁】** ①役所。 **ちょう【兆】** ①ものごとが起こりそうな知らせ。きざし。 ②数の名。億の一万倍。また、きわめて数の多いこと。 **ちょう【町】** ①人家が多く集まっているところ。まち。 ②地方公共団体の一つ。市より小さく、村より大きい。また、市街地で小さく分けた地名にそえる語。 ③尺貫[しゃっかん]法で、面積の単位。一〇反[たん]。三〇〇〇坪[つぼ]。約九九一七平方メートル。 ④尺貫法で、長さの単位。六〇間[けん]。約一〇九メートル。▽「丁」とも。 **ちょう【長】** ①距離や時間が長い。また、長くのばす。のびる。 [対]短 ②すぐれている。まさる。「一日[いちじつ]の―」 ③いちばん上に立つ人。かしら。「一家の―」 ④年上の。 [対]幼 ⑤ながさ。「五メートルー」 →「長じる」を見よ。 **ちょう【帳】** ①幕。たれぎぬ。とばり。また、幕や蚊帳などを数えることば。 ②ちょうめん。ノート。 **ちょう【張】** ①たるみなく、のばす。はる。のびて広がる。 ②強く言いはる。 ③おおげさにする。 ④琴[こと]・弓・幕・テントなどを数えることば。はり。 **ちょう【脹】** ふくれる。はれる。 **ちょう【頁】** ①頭のてっぺん。 ②ものごとのいちばん高いところ。いただき。 ③頭の上にものをのせる。いただく。もらう。 **ちょう【鳥】** ①動物のとり。 **ちょう【朝】** ①夜が明けてからの数時間。あさ。 [対]夕・晩 ②天子が政治をおこなうところ。 [対]野 ③一人の天子、また、一系の天子が受けついで治めている期間。 ④外国に対して、わが国のこと。本国。 ⑤「朝鮮[ちょうせん]」の略。 <885> **ちょう【腸】**[漢字]胃の下端から肛門につながる管状の消化器管。大腸と小腸に分かれる。はらわた。 チョウ[ちょう]腸炎[ちょうえん],胃腸[いちょう],断腸[だんちょう],盲腸[もうちょう] はらわた[はらわた]腸[はらわた],わた[わた],海鼠腸[このわた] **ちょう【潮】**[漢字]①海水。また、海水の満ち引き。しお。②世の中の移りかわり。また、考えかたの傾向[けいこう]。 チョウ[ちょう]①潮位[ちょうい],潮流[ちょうりゅう],干潮[かんちょう],満潮[まんちょう] ②思潮[しちょう],乱調[らんちょう],風潮[ふうちょう] しお[しお]潮[しお]の満ち干[ひ],潮風[しおかぜ],親潮[おやしお],黒潮[くろしお],潮汁[うしおじる] **ちょう【調】**[漢字]①とりしらべる。②ちょうどよく、ととのえる。③音声やことばのリズム。④ものごとの進みぐあい。⑤こしらえる。⑥全体的な特色。おもむき。・・・風。 チョウ[ちょう]①調査[ちょうさ],調書[ちょうしょ] ②調整[ちょうせい],調節[ちょうせつ],調和[ちょうわ] ③口調[くちょう],七五調[しちごちょう],短調[たんちょう],論調[ろんちょう] ④協調[きょうちょう],順調[じゅんちょう],体調[たいちょう],不調[ふちょう] ⑤調達[ちょうたつ],調理[ちょうり],新調[しんちょう] ⑥哀調[あいちょう],演説調[えんぜつちょう],復古調[ふっこちょう],民芸調[みんげいちょう] しら[べる]取り調[しら]べる,笛[ふえ]の調[しら]べ ととの[う]・[える]縁談が調[ととの]う/支度を調[ととの]える 調布[ちょうふ] **ちょう【弔】**[漢字]人の死を悲しみいたむ。とむらう。 チョウ[ちょう]弔意[ちょうい],弔旗[ちょうき],弔辞[ちょうじ],弔電[ちょうでん],弔問[ちょうもん],慶弔[けいちょう] とむら[う]弔[とむら]い,弔[とむら]う **ちょう【挑】**[漢字]相手に戦いをしかける。いどむ。 チョウ[ちょう]挑戦[ちょうせん],挑発[ちょうはつ] いど[む]冬山に挑[いど]む **ちょう【眺】**[漢字]遠くを見わたす。ながめる。また、ながめ。 チョウ[ちょう]眺望[ちょうぼう] なが[める]海を眺[なが]める,眺[なが]めがいい **ちょう【徴】**(徴)[漢字]①まえぶれ。きざし。しるし。[類]兆②人をめしだす。また、金品をとりたてる。一◆「徴する」を見よ。 チョウ[ちょう]①徴候[ちょうこう],象徴[しょうちょう],特徴[とくちょう] ②徴収[ちょうしゅう],徴集[ちょうしゅう],徴兵[ちょうへい],徴用[ちょうよう],追徴金[ついちょうきん] しるし[しるし],は[たる](=徴集する) **ちょう【跳】**[漢字]地面をけってとびあがる。はねる。 チョウ[ちょう]跳馬[ちょうば],跳躍[ちょうやく] は[ねる]・[ぶ]泥水[どろみず]が跳[は]ねる,芝居が跳[は]ねる/片足で跳[と]ぶ,跳び箱[とびばこ] **ちょう【彫】**[漢字]刃物[はもの]で刻んで形をつくる。 チョウ[ちょう]彫金[ちょうきん],彫刻[ちょうこく],彫塑[ちょうそ],木彫[もくちょう] ほ[る]仏像を彫る,木彫り[きぼり] **ちょう【釣】**[漢字]針でひっかけて魚をとる。つり。 チョウ[ちょう]釣果[ちょうか],釣魚[ちょうぎょ] つ[る]えびで鯛を釣[つ]る,釣[つ]り銭[せん],釣[つ]り堀[ぼり] **ちょう【超】**[漢字]①限界をこえる。②並はずれてすぐれている。③「超〜」の形で]程度がかけはなれているようす。ウルトラ。スーパー。 チョウ[ちょう]①超越[ちょうえつ],超過[ちょうか],超俗[ちょうぞく],出超[しゅっちょう] ②超人[ちょうじん],超然[ちょうぜん] ③超高速[ちょうこうそく],超満員[ちょうまんいん],超現実主義[ちょうげんじつしゅぎ] こ[える]・[す]限度を超える/一万人を超[こ]す **ちょう【懲】**(意)[漢字]あやまちを二度としないよう思いしらせる。こらす。 チョウ[ちょう]懲役[ちょうえき],懲戒[ちょうかい],懲罰[ちょうばつ],勧善懲悪[かんぜんちょうあく] こ[りる]・[らす]・[らしめる]失敗に懲[こ]りる/悪者を懲[こ]らす/悪童どもを懲[こ]らしめる **ちょう【澄】**[漢字]にごりがなく、すきとおっている。[対]濁[だく] チョウ[ちょう]澄明[ちょうめい],清澄[せいちょう] す[む]・[ます]心が澄[す]む,上澄[うわず]み/耳を澄[す]ます,澄[す]まし顔[がお] **ちょう【聴】**(聽)[漢字]注意してきく。ききとる。[類]聞 チョウ[ちょう]聴取[ちょうしゅ],聴衆[ちょうしゅう],静聴[せいちょう],盗聴[とうちょう] き[く]音楽を聴[き]く,聴き手[ききて] **ちょう【肇】**[漢字] <886> **ちょう【暢】**[漢字]①長くのびる。②つかえずに、すらすらとはこぶ。 チョウ[ちょう]①暢茂[ちょうも] ②暢達[ちょうたつ],流暢[りゅうちょう] 暢気[のんき] **ちょう【蔦】**[漢字]植物のツタ。 つた[つた]蔦葛[つたかずら],甘蔦[あまづた] **ちょう【蝶】**[漢字]昆虫[こんちゅう]のチョウ。鱗粉[りんぷん]におおわれた四枚の羽で、ひらひらと飛ぶ。種類が多く色とりどりの羽をもつ。ちょうちょう。 チョウ[ちょう]蝶形花[ちょうけいか],胡蝶[こちょう] ちょう[ちょう] > **蝶よ花よ** 子供をかわいがって、ちやほやと育てるようす。▽ふつうは女の子についていう。 **ちょう【鯛】**[漢字]魚のタイ。縁起ものとして使われる。 たい[たい]黒鯛[くろだい],真鯛[まだい] **ちょう【重】**[漢字]↓「じゅう」 **ちょうい【潮位】**[名]基準となる面から測った海面の高さ。「―が異常に高まる」 **ちょういん【調印】**[名][-スル]条約などが成立したとき、それを認めるしるしとして、双方の代表者が協議の内容をしるした公文書に署名して印をおすこと。 **ちょうえき【懲役】**[名]罪を犯[おか]した人を刑務所に入れて、一定の労役をさせる刑罰[けいばつ]。「無期―」 **ちょうえつ【超越】**[名][-スル]①ふつうの程度や基準をはるかにこえること。「時代を―した価値」「人知を―する」②そこからぬけでて、気にかけないこと。「世俗[せぞく]を―する」「利害を―する」 **ちょうえん【長円】**[名]「楕円[だえん]」に同じ。 **ちょうおん【長音】**[名]長く延ばして発音する音。「ア」に対する「アー」など。[対]短音▽「ー」を長音符[ちょうおんぷ]という。 **ちょうおんかい【長音階】**[名]音階の一つ。第三音と第四音、第七音と第八音とのあいだが半音で、そのほかは全音である音階。明るい感じのひびきがする。メジャー。[対]短音階 **ちょうおんそく【超音速】**[名]音の速さ(一秒速約三四〇[メートル])よりも速い速度。マッハ数であらわす。たとえば「マッハ2」は、音速の二倍の速さ。 **ちょうおんぱ【超音波】**[名]振動数が毎秒二万[ヘルツ]以上で、人間の耳には音として聞こえない音波。波長が短く、水中では遠方まで届くので、魚群探知[ぎょぐんたんち]や医療[いりょう]などに使う。 **ちょうか【長歌】**[名]和歌の形式の一つ。五音と七音を交互に六句以上並べて、最後は七音で結ぶ形。「万葉集」に多く、ふつうはあとに反歌という短歌をそえる。[対]短歌 **ちょうか【釣果】**[名]釣[つ]りの成果。釣った獲物。 **ちょうか【超過】**[名][-スル]数量や時間などがきめられた限度をこえること。「予算を―する」「―勤務」 **ちょうが【朝賀】**[名]元日に天皇が大極殿[たいきょくでん]で諸臣の年頭の賀を受けた儀式[ぎしき]。朝拝。拝賀。 **ちょうかい【町会】**[名]①「町議会」の略。地方公共団体としての町の議会。「―議員」②「町内会」の略。祭りやもよおしものなど、町内の親睦をはかる会。 **ちょうかい【朝会】**[名]学校などでおこなわれる朝の集まり。朝礼。 **ちょうかい【懲戒】**[名][-スル]悪いおこないをとがめて、二度と起こさないように罰[ばっ]を加えること。「―処分を受ける」「―免職」[類]懲罰 **ちょうかく【聴覚】**[名]五感の一つ。音を聞きわける感覚。「―を失う」「―器」 **ちょうかん【長官】**[名]官庁で最高の官職。また、最高の地位の人。最高裁判所・総理府・文化庁・防衛庁などの長をいう。 **ちょうかん【朝刊】**[名]毎朝発行される日刊新聞。[対]夕刊 **ちょうかんず【鳥×瞰図】**[名]高いところから地上を見おろしたようにえがいた図。[類]俯瞰図[ふかんず]▽「瞰」は、見おろすこと。 **ちょうき【長期】**[名]長い期間。「―の天気予報」「―滞在」[対]短期 **ちょうきゅう【長久】**[名]末長く続くこと。「武運―をいのる」[類]永久 **ちょうきょう【調教】**[名][-スル]ウマやイヌ、また猛獣[もうじゅう]などを訓練すること。「競馬[けいば]の―師」 **ちょうきょういん【趙匡胤】**[人名]九二七—九七六年。中国、宋の初代皇帝。太祖[たいそ]。文治政治を進め、君主独裁の中央集権体制を整備した。 **ちょうあい【丁合い】**[名]製本で、印刷したものを折って、ページ順に並べそろえること。「―をとる」 **ちょうあい【帳合い】**[名]現金や商品と帳簿とを照らしあわせて確かめてみること。 **ちょうあい【×寵愛】**[名][-スル]身分の高い人が特別にかわいがること。「皇帝の―を受けた女性」 **ちょうあん【長安】**[名]中国陝西省西安市の古い呼び名。前漢・隋[ずい]・唐代の都として栄えた。道路が東西南北に碁盤目[ごばんめ]のように走っている。平城京や平安京は長安にならってつくられた。 **ちょうい【弔意】**[名]人の死をいたみ、悲しむ心。「衷心[ちゅうしん]より―をあらわす」 **ちょうい【弔慰】**[名]死んだ人をとむらい、残された遺族をなぐさめること。「―金」 <887> **ちょうきょり【長距離】**[名]①距離の長いこと。二つの地点が大きくへだたっていること。「―電話」②陸上競技で、三〇〇〇・五〇〇〇・一万[メートル]の競走。水泳競技は、一五〇〇[メートル]以上の競泳。[対]短距離 **ちょうきん【彫金】**[名]たがねを使って、金属に文字や絵を彫刻すること。また、その技術。「―師」 **ちょうく【長駆】**[名][-スル]一気に長距離を走ること。「―本塁をつく」▽もと、遠くまでウマを走らせること。 **ちょうけい【長兄】**[名]いちばん上の兄。[対]末弟 **ちょうけい【長径】**[名]楕円[だえん]形で、もっとも長い部分の直径。[対]短径 **ちょうけし【帳消し】**[名]①かねの貸し借りをなしにすること。「借金を―にする」[類]棒引き[帳面に しるした金額を消すことから。]②たがいにさし引いてゼロになること。「それまでの評判がこの失敗で―になった」 **ちょうけつ【長欠】**[名][-スル]長期間にわたって休むこと。長期欠席。長期欠勤。 **ちょうけん【張騫】**[人名]?—前一一四年。中国、前漢の人。匈奴[きょうど]を討[う]つ交渉[こうしょう]のため西域の大月氏[だいげっし]のもとへ向かうが、とらえられ、十余年後に脱出し、西域の情報を中国にもたらした。 **ちょうげん【重源】**[人名]一一二一—一二〇六年。鎌倉初期の浄土宗の僧[そう]。宋[そう]から帰国したのち、平家によって焼きほろぼされた東大寺の復興に力をつくし、募金活動や大仏殿[だいぶつでん]の建築などをおこなう一方、社会事業にも努めた。 **ちょうげんじつしゅぎ【超現実主義】**[名]シュールレアリスム。 **ちょうこう【兆候・徴候】**[名]ものごとが起こるしるし。大きなことが起こる変化の一部のあらわれ。「大不況のくるーがある」[類]兆[きざ]し > **「つかいわけ」** →「前兆」を見よ。 **ちょうこう【長江】**[名]チベット高原から中国を東に流れ、東シナ海に注ぐ川。古くから河川交通が盛んで、流域には都市が発達した。大江。揚子江[ようすこう]。▽揚子江といえば揚州付近の一部の流域をさす。 **ちょうこう【聴講】**[名][-スル]講義をきくこと。「―生」「―料」 **ちょうごう【調合】**[名][-スル]薬などをきめられた割合でまぜあわせること。「薬を―する」[類]調剤[ちょうざい] **ちょうこうぜつ【長広舌】**[名]ながながとしゃべり続けること。「―をふるう」[類]熱弁▽もとは、「広長舌」。また、「長口舌」は誤り。 **ちょうこく【彫刻】**[名][-スル]木・石・金属などにものの形や像などをほりきざむこと。また、ほりきざんだもの。「仏像を―する」 **ちょうこく【超克】**[名][-スル]困難を乗りこえて、それにうちかつこと。「苦境を―する」[類]克服 **ちょうごんか【長恨歌】**[名]九世紀。中国、白居易[はくきょい](=白楽天)の長編叙事詩。七言古詩。玄宗皇帝[げんそうこうてい]が楊貴妃[ようきひ]を失った悲しみをうたったもの。日本の「源氏[げんじ]物語」に深い影響[えいきょう]をあたえた作品。 **ちょうさ【調査】**[名][-スル]ものごとの実態や事実関係などを明らかにするために調べること。「学術―」「失業率を―する」 > **つかいわけ** 調査・検査・審査・検討ほか |どれも、調べること。「調査」は、新しい情報をえるために、組織的に調べること。「身元調査」「世論調査」。「検査」は、ふつうと変わったところや悪いところがないかどうかを調べること。「所持品検査」「製品検査」。「審査」は、品質や能力を調べて合否や順位・資格などをきめること。「書類審査で不合格となる」。合否や資格の決定の基準がはっきりしているときは「検定」という。「検定で高校卒業の資格をとる」。「検討」は、正しいか正しくないか、承認できるかどうかをきめるために調べること。「前向きに検討する」。「検診」は、病気にかかっていないかどうか調べること。「集団検診」。 **ちょうざい【調剤】**[名][-スル]薬をまぜあわせること。「処方箋[しょほうせん]によって―する」[類]調合 **ちょうさくりん【張作霖】**[人名]一八七五—一九二八年。中国の軍人。東北地方を支配し、日本軍の支援を受けて北京に進出したが、蔣介石[しょうかいせき]の国民党に敗れ、奉天[ほうてん]にもどる途中[とちゅう]、日本軍の列車爆破[れっしゃばくは]により殺された。 **ちょうさんぼし【朝三暮四】**[四字熟語]口さきで人をごまかすこと。目さきにこだわって、同じ結果になるのがわからないこと。▽サルに木の実を朝三つ、夕方四つやろうとしたらおこったので、朝四つ、夕方三つやったら喜んだという故事(中国、「列子」)から。 **ちょうさんりし【張三李四】**[四字熟語]身分も名もない、ごく平凡[へいぼん]な人物のこと。▽張氏の三男と李氏の四男という意味。中国では非常に多い姓の二つ。 **ちょうし【長子】**[名]いちばん上の子。長男または長女。「―相続」[対]末子[ばっし] **ちょうし【調子】**[名]①音楽で、音の高低やリズム。音程[おんてい]。しらべ。ふし。「―はずれの音を出す」 ②話しかたや文章の書きかたのようす。ことばの言い まわし。「原文の―をくずす」「瀬戸内[せとうち]弁の―」③ものごとの状態やぐあい。「からだの―がいい」「機械の―をみる」④ものごとの勢い。はずみ。「―に乗る」「お―者もの」 > **調子を合わせる** ①相手のやりかたや気持ちにそうように合わせる。②音の高低や機械などの動きの速さに合わせる。 > **「つかいわけ」** 調子・具合・都合・加減ほか |「調子」は、調和がとれて進行する勢いやはずみ。「具合」は、身体や設備などがうまく進める状態かどうかをいう。「エンジンの具合」「からだの具合」。「都合」は、そのときの事のなりゆきとのかかわりぐあい。「家の都合で休む」。「塩梅[あんばい]」「加減」は、調節のぐあいや調和。「いい塩梅だ」「腹の減り加減」。 <888> **ちょうし【×銚子】**[名]①酒を入れる、注ぎ口のくびれたもの。②酒をさかずきにつぐための、長い柄のついた器。結婚式の三三九度[さんさんくど]のさかずきのときに使う。 **ちょうじ【弔辞】**[名]死者をとむらうために述べる、くやみのことばや文章。[類]弔詞[ちょうし][対]祝辞 **ちょうじ【×寵児】**[名]①親から、とくにかわいがられている子供。いとしご。[類]愛児・秘蔵[ひぞう]っ子 ②世間[せけん]でもてはやされている人気者。時流に乗ってときめく人。「時代の―」[類]流行児・花形[はながた] **ちょうじが【超自我】**[名]自我から発達したもので、本能的な欲望を抑圧する、良心に由来する自我。▽オーストリアの精神医学者フロイトの用語。 **ちょうしぜん【超自然】**[名]自然界の法則をこえたふしぎなことや神秘的なこと。「―現象」 **ちょうしづく【調子付く】**[動カ五]はずみがつく。得意になる。 **ちょうしはずれ【調子外れ】**[名][形動]①歌ったり演奏したりするのに調子が合わないこと。②考えかたや行動がふつうでないこと。▼「ちょうしっぱずれ」とも。 **ちょうしもの【調子物】**[名]微妙な調整を必要とするもの。少しのちがいで、調子がよくも悪くもなるもの。 **ちょうしもの【調子者】**[名]→「おちょうしもの」 **ちょうしゃ【庁舎】**[名]役所の建物。「県の合同―」 **ちょうじゃ【長者】**[名]①おおがねもち。「億万―」「―番付」[類]富豪[ふごう]②目上の人。とくに、徳の高い年長者。ちょうじゃ。[類]長老 > **長者の万灯より貧者の一灯** →「貧者の一灯」 **ちょうしゅ【聴取】**[名][-スル]①事情や状況などを調べるためにききとること。「事情―をおこなう」②ラジオなどをきくこと。「―者」 **ちょうじゅ【長寿】**[名]寿命が長いこと。長生きすること。「―を保つ」「不老―」[類]長命 **ちょうしゅう【長州】**[名]↓「ながと」 **ちょうしゅう【徴収】**[名][-スル]税[ぜい]かねを集めること。手数料をとりたてること。「会費を―する」 **ちょうしゅう【徴集】**[名][-スル]国家などが、強制的に人やものを広く集めること。「兵を―する」[類]徴募[ちょうぼ] **ちょうしゅう【聴衆】**[名]演奏や講演などをききに集まった人たち。「―の拍手がおこる」 **ちょうじゅう【鳥獣】**[名]とりや、けもの。「―保護区」[類]禽獣[きんじゅう] **ちょうしょ【長所】**[名]すぐれたところ。「―をのばす」[類]美点・取り柄[対]短所 > **長所は短所** 長所にたよりすぎると、かえって失敗につながる。裏を返せば、長所も時には短所になるものだ。 **ちょうしょ【調書】**[名]とり調べた内容を書きとめた文書。とくに、犯罪容疑などに関して、調べた結果を書きしるした文書。「―をとる」 **ちょうじょ【長女】**[名]最初に生まれた女の子。いちばん上の娘[むすめ]。[対]長男・末女 **ちょうしょう【×嘲笑】**[名][-スル]ばかなやつだと、あざけり笑うこと。人を見くだして笑うこと。「―を浴びる」「―を買う」[類]冷笑・あざ笑い **ちょうじょう【長上】**[名]年上であること。年上の人。また、地位が上であること。上位の人。 **ちょうじょう【重畳】**[名][形動]①〈名・スル〉いくえにも重なりあっていること。「―する山々」①〈名・形動〉よいことが重なり、この上なく満足しているようす。「―至極[しごく]」「お達者でーに存じます」 **ちょうじょう【頂上】**[名]①山のいただき。山のてっぺん。「―をきわめる」[同]頂[いただき]②もうこの上がない状態。「寒さもやっとーをこす」[類]頂点・絶頂▽最高位の人の意味でも。「―会談」 **ちょうしゅ【聴取】**[名]↓「ひんじゃ」 **ちょうじり【帳尻】**[名]①収入・支出の最終的な計算。決算の結果。[類]差引勘定[さしひきかんじょう]▽もと、帳簿[ちょうぼ]に記入した最後の数字をいう。 > **帳尻を合わせる** あれこれ都合をつけて、最終的になんとかかっこうをつける。 **ちょうじる【長じる】**[動サ変]①成長する。おとなになる。②年長である。「彼に―こと三年」③他よりもすぐれる。まさる。「一芸に―」▼「ちょうずる」とも。 **ちょうしん【長身】**[名]背が高いこと。また、背の高い人。「―痩軀[そうく]」[類]長軀 **ちょうしん【長針】**[名]時計の長いほうの針。分針。[対]短針 **ちょうしん【聴診】**[名][-スル]医者が患者[かんじゃ]のからだに器具などをあてて、心臓の音や呼吸の音をきき、診断の手がかりとすること。「―器」 **ちょうじん【超人】**[名]人間とは思えないほどすばらしい能力をもつ人。スーパーマン。「―的な記憶[きおく]力」 **ちょうしんそうく【長身痩×軀】**[四字熟語]背が高く、やせている好男子をいう。[類]痩身長軀 **ちょうしんるこつ【彫心×鏤骨】**[四字熟語]非常に苦心してつくりあげること。とくに、詩文についていう。▽心にほりつけ、骨に刻みこむという意味。 **ちょうず【『手』水】**[名]①手や顔を洗いきよめること。また、洗いきよめる水。「―を使う」「―鉢[ばち]」②便所。「―場」[てみず」の変化した形。] **ちょうする【徴する】**[動サ変]①とりたてる。徴収する。「税金を―」②証拠[しょうこ]などとする。照らしあわせる。「歴史に―」③要求する。もとめる。「意見を―」 **ちょうずる【長ずる】**[動サ変]→「ちょうじる」 **ちょうせい【調製】**[名][-スル]好みや注文に合わせて品物をこしらえること。「いかようにもーいたします」 <889> **ちょうせい**【調整】[名]・[-スル]ものごとの各部を加減し、整えて、全体をちょうどいい状態にすること。「機械を―する」「日程の―をはかる」[類]調節 **ちょうぜい**【徴税】税金をとりたてること。⇔納税 **ちょうせき**【長石】火成岩のおもな成分の一つ。陶磁器の原料のほか、肥料や火薬などに用いる。 **ちょうせき**【朝夕】①[名]あさと、ゆうべ。②[副]ふだん。いつも。 **ちょうせき**【潮汐】満ち潮と引き潮。満潮と干潮。太陽の引力により、周期的に潮位が変わる現象。▽「潮」は朝の上げ潮、「汐」は夕方の引き潮。 **ちょうせつ**【調節】[名]・[-スル]ものごとをほどよく整えること。ちょうどいい状態にすること。コントロール。「室内温度の―」[類]加減 **ちょうぜつ**【超絶】[名]・[-スル]他とかけはなれて、すぐれていること。ずばぬけていること。「―した力量」 **ちょうせん**【挑戦】[名]・[-スル]相手に戦いをしかけること。強敵や困難などにたち向かうこと。「―状をたたきつける」「世界記録に―する」 **ちょうせん**【朝鮮】①「朝鮮半島」の略。②朝鮮半島南部の「大韓民国」と北部の「朝鮮民主主義人民共和国」をまとめていうことば。 **ちょうせんしゅっぺい**【朝鮮出兵】豊臣秀吉がおこなった朝鮮侵略戦争。一五九二年の文禄の役と、九七年の慶長の役を合わせていう。九八年、秀吉の死により中止、撤退した。 **ちょうせんせんそう**【朝鮮戦争】一九五〇—五三年。大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国との戦争。アメリカを中心に国連軍が前者を、中国が後者をそれぞれ援助。一九五三年に国境の北緯三八度線上の板門店で休戦協定が結ばれた。 **ちょうせんにんじん**【朝鮮人参】ウコギ科の多年草。根は白色で強壮剤。高麗ニンジン。薬用ニンジン。 **ちょうせんはんとう**【朝鮮半島】アジア大陸東部、日本海と東シナ海とのあいだにある半島。古くは中国から日本への文明の橋わたし役を果たした。一九四五年、日本による支配が終わり、四八年、北緯三八度線をさかいに南北二つの国家が成立した。 **ちょうせんみんしゅしゅぎじんみんきょうわこく**【朝鮮民主主義人民共和国】朝鮮半島の北部にある社会主義国。北朝鮮。一九四八年、人民民主共和国として成立。面積約一二万平方キロメートル。首都平壌[ピョンヤン]。主要言語朝鮮語。 **ちょうそう**【鳥葬】死体を山頂などに置きざりにして、鳥のついばむのにまかせる葬法。のち、その遺骨を収納することもある。 **ちょうぞう**【彫像】木や石などに彫刻した像。 **ちょうぞく**【超俗】[名]・[-スル]俗世間を超越していること。世俗にとらわれないこと。[類]超脱 **ちょうそく(長足)の進歩**[しんぽ]ほんのわずかのあいだに、非常に進歩すること。「―をとげる」 **ちょうそ**【彫塑】①彫刻の原型になる、粘土や石こうなどの像をつくること。②彫刻と塑像。「―展」 **ちょうだ**【長打】野球で、二塁打・三塁打・ホームランをいう。ロングヒット。⇔単打・短打 **ちょうだ**【長蛇】長くて大きなへびのように続いているもの。「蜿蜒[えんえん]ーの列」 長蛇を逸[いっ]する 大きな獲物やチャンスをおしくもとりにがす。▽頼山陽の詩から。 **ちょうだい**【長大】[形動]背が高くて大きいようす。また、長くて大きいようす。「体格―」「―な物語」 **ちょうだい**【頂戴】[名]・[-スル]①「もらう」「たべる」「のむ」のへりくだった、ていねいな言い方。目上の人からいただくこと。「結構なものを―しました」「おいしく―しました」②とくに子供がものをねだるとき、また一般に親しい相手に何かをたのむときのことば。ください。「おやつー」「あとで電話―」③[「〜てちょうだい」の形で]「・・・してください」のくだけた言い方。「あっちに行って―」「本を運んで―」▽補助動詞的用法。動詞の連用形に付く。▼「頂載」は誤り。 **ちょうたく**【彫琢】[名]・[-スル]宝石などを刻んでみがくこと。また、文章などを何回となく練りみがくこと。「―の文章」 **ちょうたつ**【調達】[名]・[-スル]必要なかねや品物をとりそろえること。また、とりそろえて届けること。ちょうだつ。「資金を―する」 **ちょうだつ**【超脱】[名]・[-スル]世間ばなれしていて、つまらないことにかかわらないこと。世俗にとらわれないで、高い境地にぬけでること。[類]超俗・脱俗 **ちょうたん**【長短】①長いことと短いこと。また、長さ。「―を測る」②長所と短所。「―相補なう」 **ちょうたんば**【超短波】電波のうち、波長が一〇~一メートルで、周波数三〇~三〇〇メガヘルツのもの。テレビ放送・レーダーなどに使う。 **ちょうチフス**【腸チフス】二類感染症の一つ。腸チフス菌に感染して起こる病気。発疹が出て、高熱・下痢が続く。 **ちょうちゃく**【打擲】[名]・[-スル]打ちたたくこと。なぐること。「さんざんーされる」 **ちょうちょう**【長調】長音階によってつくられた曲の調子。明るいひびきがする。メジャー。[ハ長調]⇔短調 **ちょうちょうはっし**【丁丁発止・打打発止】たがいに刀を激しく打ちあわせて戦うようす。また、激しく言いあらそうようす。「―とわたりあう」 **ちょうちん**【提灯】折りたたみのできる照明用具の一つ。細い竹のわくに紙をはり、中にろうそくをともす。「―行列」「かぞえ方 張り[はり]・張[ちよう]」 ち <890> **ちょうちんもち【提“灯持ち】** [名] 人の手さきとなってその人の宣伝をして回ること。また、その人。「―の記事」「大臣のー」▽ちょうちんを持って列の先頭を歩く人という意味から。 **ちょうつがい【×蝶番い】** [名] ふたやとびらなどを、開閉[かいへい]するためにとりつける金具[かなぐ]。また、からだの関節をたとえてもいう。「あごの―がはずれる」 **ちょうづめ【腸詰め】** [名] 「ソーセージ」のこと。 **ちょうづら【帳面】** [名] 帳面[ちょうめん]にしるしてあることがら。ちょうめんづら。また、表面上の数字や計算。「―を合わせる」▽「ちょうめん」と読めば別の語。 **ちょうてい【朝廷】** [名] 天皇が政治をおこなうところ。また、天皇中心の政権。「―に仕える」 **ちょうてい【調停】** [-スル] 対立する両者のあいだにはいり、それぞれ両者の言い分をきいて、おりあいをつけること。「―案」「一委員」↔仲裁 ▽「仲裁」は私的で、「調停」は公的である。「けんかの仲裁」「労働争議の調停」。 **ちょうてき【朝敵】** [名] 朝廷の敵。天皇にそむく賊[ぞく]。逆賊[ぎゃくぞく] **ちょうてん【頂点】** [名] ①山などのいちばん高いところ。「―から見おろす」[類]頂上・頂[いただき] ②ものごとのもっとも盛[さか]んな状態。「興奮は―に達した」[類]絶頂・ビーク ③多角形で、となりあう二辺の交わる点。多面体では、三つ以上の面の交わる点。 **ちょうでん【弔電】** [名] 葬式など、不幸のあった相手がたに、くやみの気持ちを伝える電報。↔祝電 **ちょうでんどう【超伝導】** [名] セラミックス酸化物などが、固有の温度以下で電気抵抗がゼロになる現象。エネルギーをまったくむだにせず、永久電流がえられ、磁気浮上[ふじょう]にも応用される。▽物理学では「超伝導」、電子工学では「超電導」と書く。 **ちょうと【長途】** [名] 長い道のり。長い旅路。「―の旅にのぼる」[類]遠路 **ちょうど【丁度・×恰度】** [副] ①数量や時間、大きさなどが、希望・基準・目的などにぴったりと合っているようす。不足や余りのないようす。「―いい湯加減だ」「今―午前八時だ」「三〇歳[さい]―」「―合う服」[類]きっかり・ぴったり ②【「ちょうど〜のような」「ちょうど〜ぐらい」などの形で】よく似たものにたとえることば。「―雪のような色」「―茶わんぐらいの大きさ」[類]あたかも・まるで **ちょうど【調度】** [名] 日常使う身のまわりの道具や設備。「―品」「家具—類」 **ちょうどきゅう【超弩級】** [名] 同類の中で、ずばぬけて強大なこと。▽当時最大だったイギリスの戦艦ドレッドノート号(一九○六年建造)型をこえる装備の艦という意味。「弩」は、「ド」に当てた。 **ちょうとっきゅう【超特急】** [名] ①特急よりもさらに速い列車。 ②非常に早く処理すること。「―で準備する」 **ちょうな【手×斧】** [名] 大工道具の一つ。おのでけずったあとをたいらにするために使う、くわ形の刃物。▽「ておの」から変化した形。 **ちょうなん【長男】** [名] 最初に生まれた男の子。[類]総領 ↔長女・末男[ばつなん] **ちょうにん【町人】** [名] 江戸時代、人々を職業で士・農・工・商の順に身分づけしたうちの、工・商にふくまれる人たち。都市に住み、経済や文化の中心となった人々。「―文化」 **ちょうにんぶんがく【町人文学】** [名] 江戸時代の町人が生んだ文学。俳諧・仮名草子[かなぞうし]・浮世草子[うきよぞうし]・浄瑠璃[じょうるり]・狂歌・川柳・読本[よみほん]・人情本など。 **ちょうにんもの【町人物】** [名] 酒井原西鶴[いはらさいかく]の浮世草子で、町人の生活と心理をえがいたもの。「日本永代蔵[にっぽんえいたいぐら]」「世間胸算用[せけんむねさんよう]」など。 **ちょうねんてん【腸捻転】** [名] 腸の一部がねじれ、通じなくなる病気。 **ちょうは【長波】** [名] 電波の区分で、波長が三〇〇○m[メートル]以上で、周波数一〇〇kHz[キロヘルツ]以下のもの。船舶[せんぱく]の通信や気象通信などに使う。 **ちょうば【帳場】** [名] 旅館・商店・料理屋などで、会計をするところ。[類]勘定場[かんじょうば] ▽帳づけをする場所という意味。 **ちょうば【跳馬】** [名] ①体操競技の種目の一つ。また、それに使う器具。ウマの背の形をしている。 ②鳥類が仲立ちをして、受粉がおこなわれる花。ツバキやサザンカなど。 **ちょうばいか【鳥媒花】** [名] **ちょうはつ【長髪】** [名] 長くのばした髪[かみ]の毛。ロングヘアー。↔短髪 ▽男子に使うことが多い。 **ちょうはつ【挑発】** [-スル] 相手をわざと刺激して、事件や欲望などを起こすようにしむけること。そそのかすこと。「―に乗る」「―的な態度」 **ちょうはつ【徴発】** [-スル] 戦争時に軍などがむりやり、ものをとりたてたり、人をかり集めたりすること。「食糧の―」[類]徵集・徵用 **ちょうはつ【調髪】** [-スル] 髪を切りそろえて髪形を整えること。「―料」[類]理髮 **ちょうばつ【懲罰】** [-スル] 不正や不当な行為をした者をこらしめるために、罰を加えること。また、その罰。「―委員会」 **ちょうはん【丁半】** [名] 二個のさいころの目の合計が、偶数[ぐうすう](=丁)か奇数[きすう](=半)かを当てて勝負をきめるばくち。ちょうはんばくち。 **ちょうふ【×貼付】** [-スル] 紙などをはりつけること。古い言い方。▽「てんぷ」は慣用読み。 **ちょうふく【重複】** [-スル] 同じことが二度以上重なること。「じゅうふく」とも。「―をさける」「話が―する」▽「重復」は誤り。 **ちょうぶく【調伏】** [-スル] ①仏教で、法力によって悪魔[あくま]や煩悩[ぼんのう]をとりのぞくこと。 ②人をのろって殺すこと。 **ちょうぶつ【長物】** [名] 場所をとるだけで、役に立たないもの。あってもじゃまなもの。「無用の―」 <891> **ちょうぶん【弔文】** [名] 人の死をいたみ、くやむ気持ちを述べた文章。[類]弔辞 **ちょうへい【徴兵】** [-スル] 国家が法律によって一定期間、国民を強制的に兵役につかせること。「―制度」▽「懲兵」は誤り。 **ちょうへいそく【腸閉塞】** [名] 腸管の一部がふさがって通じなくなる病気。腹痛・嘔吐などが起こる。 **ちょうへいれい【徴兵令】** [名] 徴兵に関する法令。日本では一八七三年に公布。満二〇歳[さい]以上の男子に兵役の義務を負わせ、国民皆兵を目ざした。一九四六年、廃止。 **ちょうへん【長編・長×篇】** [名] 詩・小説・映画などで、長い作品。「―映画」↔短編 **ちょうへんしょうせつ【長編小説】** [名] 構想が大きく、すじが複雑で登場人物も多く、人生や時代の全体をえがきだすような長い小説。↔短編小説 **ちょうぼ【帳簿】** [名] 金銭の収支・会計、物品の出し入れなど、事務上の必要事項を記録する帳面。「―をつける」「―との照合」 **ちょうほう【重宝】** [名・形動] ①<形動・スル>使ってみて特別に便利なこと。役に立ってありがたい。「―な道具」「たいへんーしています」「器用なのでみんなに―がられる」▽「調法」とも書く。 ②<名>たいせつな宝。「じゅうほう」とも **ちょうほう【×諜報】** [名] ひそかに敵や競争相手のようすを探ったり、情報を集めたりして味方に知らせること。スパイ。「―活動」 **ちょうぼう【眺望】** [-スル] 遠くまで広く見わたすこと。ながめ。みはらし。「―がきく」[類]展望 **ちょうほうけい【長方形】** [名] 四つの角がすべて直角である四辺形。[類]矩形[くけい] ▽本来、正方形は長方形にふくまれるが、区別することが多い。 **ちょうほんにん【張本人】** [名] 悪事や事件を起こすもとになった中心人物。「騒動の―」[類]首謀者 **ちょうみ【調味】** [-スル] 食物に味をつけ、ととのえること。 **ちょうみりょう【調味料】** [名] 調味のために使う材料。みそ・しょうゆ・砂糖・塩など。「うま味―」 **ちょうめい【長命】** [名・形動] 長生きをすること。寿命が長いこと。[類]長寿 ↔短命 **ちょうめい【澄明】** [形動] 水や空気などが澄みきっていて明るいようす。「―な秋空」[類]清澄[せいちょう] **ちょうめん【帳面】** [名] ものごとを書きとめるために、紙をとじあわせたもの。ノート。▽「ちょうづら」と読めば別の語。 **ちょうめんづら【帳面面】** [名] ↓「帳面[ちょうづら]」に同じ。 **ちょうもん【弔問】** [-スル] 死者に対するくやみを述べるために、遺族を訪ねること。「―客」 **ちょうもん【聴聞】** [-スル] ①説教や演説などをきくこと。 ②キリスト教で、信者の懺悔[ざんげ]をきくこと。「―僧[そう]」 ③行政機関が決定を下すにあたり、広く関係者の意見をきくこと。「―会」▼「聴問」は誤り。 **ちょうもん(頂門)の一針[いっしん]** たいせつなところをつく、心に深く感じる教訓。▽頭のてっぺんに針をさすという意味から。 **ちょうやく【跳躍】** [-スル] ①とびはねること。とびあがること。 ②陸上競技で、走り高跳び・走りはば跳び・三段跳び・棒高跳びをまとめた呼び方。ジャンプ。 **ちょうよう【長幼】** [名] 年上の人と年下の人。年長者と年少者。「―の序[じょ](=年齢による規律)」 **ちょうよう【重用】** [-スル] 重要な役職にとりたてること。重く用いること。「じゅうよう」とも。 **ちょうよう【重陽】** [名] 五節句の一つ。菊[きく]の節句。陰暦九月九日の節句をいう。▽易[えき]で、九は陽の数とされ、これが月と日に二つ重なることから。 **ちょうよう【徴用】** [-スル] 国家が国民に強制して仕事をさせること。「―で工場にかりだされる」 **ちょうらく【×凋落】** [-スル] ①草花がしぼんで落ちること。「―の秋」 ②盛[さか]んであったものが、落ちぶれること。「―の一途をたどる」[類]零落[れいらく] **ちょうり【調理】** [-スル] 材料に手を加えて料理すること。「―場[ば]」 **ちょうりし【調理師】** [名] 都道府県知事の免許[めんきょ]を受けて、調理人の資格をもつ人。 **ちょうりつ【調律】** [-スル] 楽器を正しい音の基準に調整すること。「ピアノの―師」 **ちょうりゅう【潮流】** [名] ①潮の満ち干[ひ]によって起こる海水の流れ。▷「海流」の▽も見よ。 ②世の中の動き。時代のなりゆき。「―に乗る」[類]時流 **ちょうりょう【跳梁】** [-スル] わがもの顔で動きまわること。のさばること。「悪人が―する」▽「跳」も「梁」も、はねること。 **ちょうりょく【張力】** [名] 物体の断面に垂直にはたらく、たがいに引きあう力。「表面―」 **ちょうりょく【聴力】** [名] 音をききとる能力。 **ちょうるい【鳥類】** [名] 脊椎動物の一つ。哺乳[ほにゅう]類と同じく定温で、爬虫[はちゅう]類と同じく卵でふえる。くちばしとつばさをもち、からだは羽毛でおおわれている。 **ちょうれい【朝礼】** [名] 学校や会社などで、朝、始業前に集まって注意・伝達などをおこなう行事。 **ちょうれいぼかい【朝令暮改】** [四字] 命令や法令がしばしば変わってあてにならないこと。▽朝に出した命令を夕方には改めるという意味。「朝礼暮改」は誤り。 **ちょうれんが【長連歌】** [名] 五・七・五の長句と、七・七の短句とを交互に[こうご]に続けた長い連歌。百韻[ひゃくいん](=百句)で一巻を基本とする。[類]鎖[くさり]連歌。 **ちょうろう【長老】** [名] ①経験が豊かで人々の尊敬を集め、指導的立場にある人。「村の―」「学界の―」 ②徳の高い年長の僧[そう]。 **ちょうろう【×嘲弄】** [-スル] あざけりばかにすること。「人を―する態度」[類]愚弄[ぐろう] **ちょうわ【調和】** [-スル] つりあいが、ほどよくとれていること。「―を欠く」「自然に―した建物」[類]均衡[きんこう] <892> >つかいわけ「均整」を見よ。 **チョーク** [名] 白墨。「色——」|chalk **チョーサー** [人名] 一三四〇?—一四〇〇年。イギリスの詩人。英詩の父と呼ばれ、さまざまな人間世界を自由に表現した。代表作は「カンタベリー物語」。|Geoffrey Chaucer **ちょがみ【千代紙】** [名] 模様を色刷りした和紙。折り紙や、紙人形の衣装などに用いる。[類]色紙 **ちょきん【貯金】** [-スル] かねをたくわえること。また、ためたかね。「――箱」「――通帳」[類]貯蓄 >つかいわけ「預金」を見よ。 **ちょく【直】** [形動] ①まっすぐ。曲がらない。 ②心がまっすぐで正しい。 ③ただちに。すぐに。じかに。「―な言いかた」「彼には―に会いたい」 ④当番の務め。 ⑤ものの値打ち。 **ちょく【勅】** [名] 天子の命令やことば。みことのり。「―をたまわる」 **ちょくえい【直営】** [-スル] 外部にまかせず、直接に経営すること。「製造元―の売店」 **ちょくおん【直音】** [名] k・sなどの子音[しいん]一つと、母音a・i・u・・・などの結合した[かな]などの音。拗音[ようおん](=「きゃ・きゅ・きょ」などの小さく書きあらわす音)・促音[そくおん](=つまる音「っ」)・撥音[はつおん](=はねる音「ん」)以外の音で、かな一字で書きあらわされるもの。 **ちょくげき【直撃】** [-スル] ①直接に打撃[だげき]をあたえること。「台風の―を受ける」 ②爆弾[ばくだん]などが、直接に当たること。「―弾」 **ちょくげん【直言】** [-スル] 目上の人に、思っているとおりに遠慮しなく言うこと。「上司[じょうし]にーする」 **ちょくご【直後】** [名] そのすぐあと。また、そのすぐ後ろ。「開始―」⇔直前 **ちょくご【勅語】** [名] 昔、天皇が国民に対して述べたことば。みことのり。「教育―」 **ちょくさい【直截】** [形動] →「ちょくせつ」 **ちょくし【直視】** [-スル] 目をそむけないで、ありのままに見つめること。「現実を―する」[類]正視 **ちょくし【勅使】** [名] 天皇が、意思を伝えるためにつかわす使者。「―を派遣する」 **ちょくしゃ【直射】** [-スル] ①日光などが、直接に照りつけること。「一日光」 ②低く直線的に飛ぶように弾丸[だんがん]を発射すること。↔曲射 **ちょくじょ【直叙】** [-スル] 想像や装飾[そうしょく]などを捨てて、ありのまま述べること。 **ちょくじょうけいこう【直情径行】** [四字] 自分の感情の動くまま、思うとおりに言ったり行動したりすること。「―型の人」▽「直情径行」は誤り。 **ちょくしん【直進】** [-スル] まっすぐに進むこと。 **ちょくせつ【直接】** [名・形動] あいだに他のものをはさまないで、じかにかかわること。「会って―話す」「一話法」↔間接 **ちょくせつ【直×截】** [形動] ①まわりくどくなく、はっきりと言うこと。「―な表現」 ②迷わず、すぐに判断してきめること。「―な処理」▼最近は「ちょくさい」と読むことも多いが誤り。 **ちょくせつこうどう【直接行動】** [名] 目的をとげるために、話しあいではなく、いちばんてっとりばやい方法で、実際的な行動をとること。「―に出る」 **ちょくせつぜい【直接税】** [名] 税金の負担者が直接しはらう税。所得税・法人税・相続税など。直税。↔間接税 **ちょくせつせいきゅうけん【直接請求権】** [名] 地方公共団体の政治に関することを、直接に請求する権利。条例の制定・解職・議会の解散・監査[かんさ]などについておこなう。 **ちょくせつせんきょ【直接選挙】** [名] 有権者が議員などを直接に選挙すること。↔間接選挙 **ちょくせつてき【直接的】** [形動] あいだに他のものをはさんだり、通したりしないで接するようす。「―な交渉[こうしょう]」「―に影響する」[類]じか ↔間接的 **ちょくせつみんしゅせい【直接民主制】** [名] 国民が、直接に政治の運用に参加する制度。⇔間接民主制 ▽日本国憲法の認める直接民主制は、「憲法改正の国民投票」「地方特別法の住民投票」「最高裁判所の国民審査[しんさ]」の三つ。 **ちょくせん【直線】** [名] 数学で、二点のあいだを最短距離まで結ぶ線。まっすぐな線。↔曲線 **ちょくせん【勅撰】** [-スル] 天皇の命令によって詩歌[しいか]や文章などを選び、書物をつくること。「―和歌集」←私撰 **ちょくぜん【直前】** [名] ①すぐ前。目の前。「バスの―を横切る」[類]目前[もくぜん] ②あることの起こる、ほんの少し前。「出発―になってとりやめる」↔直後 **ちょくせんわかしゅう【勅×撰和歌集】** [名] 天皇や上皇の命によって、撰者[せんじゃ]が選んだ歌集。九○五年の「古今和歌集」から一四三九年の「新続[しんしょく]古今和歌集」まで、約五百年間に二一集が編まれた。 <893> **ちょくそう【直送】** [-スル] 相手に直接送ること。「産地―のりんご」 **ちょくぞく【直属】** [-スル] 直接その下につきしたがっていること。指揮や監督[かんとく]を直接受ける立場にあること。「―の部下」「内閣―の機関」 **ちょくちょう【直腸】** [名] 大腸の最後の部分。下端[かたん]は肛門につながっている。→図「ないぞう(内臓)」 **ちょくつう【直通】** [-スル] 乗りかえや中つぎを経ずに、直接通じていること。「―列車」「電話」 **ちょくとう【直答】** [-スル] ①その場ですぐに答えること。「―をさける」[類]即答 ②人を通さず、直接相手に答えること。「じきとう」とも。 **ちょくばい【直売】** [-スル] 市場・問屋[とんや]・小売店などを通さず、生産者が消費者に、直接商品を売ること。「産地―」[類]直販[ちょくはん] **ちょくほうたい【直方体】** [名] 六つの面がすべて長方形である立体。▽六面とも正方形なら「立方体」という。 **ちょくめい【勅命】** [名] 天皇の命令。みことのり。 **ちょくめん【直面】** [-スル] あることがらに直接対すること。じかに向きあうこと。「死に―する」 **ちょくやく【直訳】** [-スル] 原文の一語一語を、辞書どおりの意味に忠実に訳すこと。「―だから文章がこなれていない」[類]逐語訳[ちくごやく] →意訳 **ちょくゆ【直×喩】** [国語] 比喩の一つ。あるものを他のものに直接たとえる表現法。「まるで・・・のようだ」などの言いかた。たとえば、「かたいことといったらまるで鉄だ」「雪のようなはだ」「動かざること山のごとし」など。[類]明喩[めいゆ]。↔隠喩 **ちょくゆしゅつ【直輸出】** [-スル] 相手国(商人の仲介[ちゅうかい]を経ずに、直接輸出すること。↔直輸入 **ちょくゆにゅう【直輸入】** [-スル] 生産国から商人の仲介を経ずに、直接輸入すること。↔直輸出 **ちょくりつ【直立】** [-スル] ①人やものが、まっすぐに立つこと。「―猿人[えんじん]」 ②まっすぐな流れ。「平野を―する川」↔曲流 **ちょくりつふどう【直立不動】** [四字] まっすぐ立って、身動きもしないこと。「―の姿勢」[類]身動き **ちょくりゅう【直流】** [名] ①<名・・スル>まっすぐに流れること。 ②<名>「直流電流」の略。回路の中をいつもきまった向きに流れる電流。乾電池[かんでんち]の電流など。↔交流 **ちょくれつ【直列】** [名] 「直列連結」の略。電池[でんち]や抵抗器などのつなぎかたの一つ。陽極(+)と陰極[いんきょく](-)をつないで、電流が一すじに流れるように一列に接続すること。↔並列 **ちょげん【緒言】** [名] ↓「しょげん」 **ちょこ【×猪口】** [名] ①陶磁器製の小さなさかずき。また、つゆを入れたり、酢[す]のものを入れたりする小さな器[うつわ]。「ちょく」とも。 **ちょこざい【×猪口才】** [形動] 生意気で、さしでがましいこと。こざかしいこと。「―なやつ」 **ちょこちょこ** [副] ①幼い子供などが、小またで、また落ち着きなくあちこち動きまわるようす。 ②ちょいちょい。たびたび。ちょくちょく。「―顔を出す」 **ちょこんと** [副] 小さくきちんと座[すわ]っているようす。かしこまっているようす。ちょこんと。 **ちょこまか** [副・スン] 落ち着かずに、うろうろ動きまわるようす。「そう―するなよ」 **チョゴリ** [名] 朝鮮[ちょうせん]の民族衣装の上着。▽男性はパジ(ズボン)、女性はチマ(スカート)とともに着る。朝鮮語。 **チョコレート** [名] カカオの実の粉に砂糖や香料[こうりょう]を加え、型に入れて固めた菓子[かし]。|chocolate **ちょさく【著作】** [-スル] 書物を書きあらわすこと。また、その本。「一物」「――集」[類]著述・著書 **ちょさくけん【著作権】** [名] 著作者とその継承者が、自分の作品の複製・翻訳[ほんやく]・放送・上演などを独占[どくせん]できる権利。「―の侵害[しんがい]」 **ちょしゃ【著者】** [名] その書物を書きあらわした人。[類]著作者・作者 **ちょじゅつ【著述】** [-スル] 書物を書きあらわすこと。また、その本。「―業」[類]著作・述作 **ちょしょ【著書】** [名] その人が書きあらわした書物。[類]著作 **ちょすい【貯水】** [-スル] 水をたくわえること。また、たくわえた水。「ダムの―量」 **ちょすいち【貯水池】** [名] 上水道や水力発電などのために、水をたくわえておく人工の池。「灌漑[かんがい]用の―」▽「貯水地」は誤り。 **ちょぞう【貯蔵】** [-スル] ものをたくわえておくこと。ものをためておくこと。「食料を―する」 **ちょちく【貯蓄】** [-スル] かねなどをたくわえること。「将来に備えて―する」[類]貯金・蓄財 ▽「貯蔵」がものをたくわえるのに対して、「貯蓄」は、おもに金銭をたくわえること。 **ちょっか【直下】** [-スル] ①<名>すぐ下。ました。「赤道――」「――型地震[じしん]」 ②<名・スル>一直線に下がること。まっすぐに落ちること。「急転―」 **ちょっかい** [名] よけいな手出しや口出し。俗[ぞく]な言い方。▽もと、ネコなどが前足でものをかき寄せる動作のこと。 **ちょっかいを出す** 関係のない人が横から手や口を出す。▽異性をからかい半分でくどく意味にも。 **ちょっかく【直角】** [名] 二つの直線や面が直交したときにできる九〇度の角。「ープリズム」 **ちょっかく【直覚】** [-スル] ものごとの真理や本質を、瞬間的に見ぬいたり理解したりすること。「真相を―する」[類]直感・直観 **ちょっかくさんかくけい【直角三角形】** [名] 一つの内角が九〇度の三角形。 **ちょっかつ【直轄】** [-スル] 直接、管理し支配すること。「幕府の―地」 **ちょっかっこう【直滑降】** [-スル] スキーで、斜面[しゃめん]をまっすぐにすべりおりること。↔斜滑降 <894> **ちょっかん【直感】** [-スル] ものごとを理性でとらえるよりも、反射的に感覚でとらえること。真実をすばやく感じとること。「危険を―する」[類]第六感 **ちょっかん【直観】** [-スル] 推理や経験にたよらず、ものごとの本質を直接つかむこと。「真理を―する」「―的」[類]直覚 **チョッキ** [名] 背広などの下に着る、そでなしの胴着[どうぎ]。ベスト。▽jaque からか。 **ちょっきゅう【直球】** [名] 野球で、投手が打者に対して投げるまっすぐな球。ストレート。↔変化球 **ちょっきり** [副] ちょうど。かっきり。俗[ぞく]な言い方。「一一万円」 **ちょっくら** [副] 「ちょっと」の俗[ぞく]な言い方。「―昼寝るでもするか」「―ちょいと」 **ちょっけい【直系】** [名] ①血統が親・子・孫のように、直接の親子の関係で続いている系統。「―卑属(=直系で目下[めした]の、子や孫など)」 ②師弟などの関係で、直接に師の系統をうけつぐこと。また、その人。↔傍系 **ちょっけい【直径】** [名] 円または球の中心を通って、円周または球面上に両端[りょうたん]がある線分[せんぶん]。また、その線分の長さ。さしわたし。 **ちょっけいそんぞく【直系尊属】** [名] 直系で、目上の血族。父母・祖父母・曾祖父母など。 **ちょっけつ【直結】** [-スル] あいだに何もはいらずに直接結びつくこと。直接関係にあること。「産地と―した販売[はんばい]」 **ちょっこう【直行】** [-スル] ①<名・スル>寄り道しないでまっすぐ目的地へ行くこと。「現場へ―する」「一便」[類]急行 ↔迂回 ②自分の思ったとおりにすること。[類]直情径行[ちょくじょうけいこう] ③<名>正しいおこない。「―の士」[類]曲行 **ちょっと【一寸・“鳥渡】** [副] ①ほんの少しであるようす。ごくわずか。少々。「―待ってね」「―でいいから食べなさい」 ②ついでやためしのような軽い気持ちでするようす。「―行ってくるよ」「―聞いてみよう」 ③『「ちょっと〜ない」の形で』そう簡単にはいかないようす。なかなか・・・ない。めったなことでは・・・ない。「今は―できない」「―見られない景色[けしき]」 ④意外に程度が大きいようす。かなり。「この問題は―むずかしいぞ」 ⑤<感>目下[めした]の者やごく親しい人などに、気軽に呼びかけることば。ちょいと。「―、ねえさん」「―、あの話聞いた」 **ちょっとした【一寸した】** [連体] ①わずかな。ささやかな。「―プレゼント」 ②かなりの。「一人物だよ」▽逆接的な表現。 **ちょっとみ【一寸見】** [名] ちょっと見た感じ。ちょっと見たところ。「―はいいが、あまり感心したものではない」 **ちょっぴり** [副] ほんの少し。少しばかり。くだけた言い方。「―塩からい」 **チョップ** [名] ①平手で切るように打つこと。「空手―」 ②あばら骨のついた肉。また、骨つき肉を焼いた料理。「ポークー」|chop **ちょとつもうしん【×猪突猛進】** [四字] 前後左右は見ずに、イノシシのようにただがむしゃらにつき進むこと。 **ちょに【千代尼】** [人名] →「かがのちよ」 **ちょびひげ【ちょび髭】** [名] 鼻の下にちょっとだけ生やしたひげ。くだけた言い方。 **ちょぼぐち【ちょぼ口】** [名] ↓「おちょぼぐち」 **ちょぼちょぼ** [名・副・形動] ①<名>点を二つ並べたしるし。かなの濁点[だくてん]やおどり字など。点々。 ②<副>ところどころに少しずつあるようす。「口ひげが―はえる」 ③<形動>両方とも同じ程度で大したことのないようす。「実力は彼と―だ」 **ちょめい【著名】** [形動] 世の中に広く名前が知られているようす。「一作家」 >つかいわけ「有名」を見よ。 **ちょりつ【×佇立】** [-スル] しばらく立ったままで動かないこと。たたずむこと。 **ちょろい** [形] ①簡単である。容易だ。「こんなの―仕事さ」▼俗[ぞく]な言い方。 ②てぬるい。あまい。「そんな―やりかたではだめだ」 **ちょろちょろ** [副] ①水が細ぼそと流れたり、ほのおが細ぼそと出るようす。「暖炉[だんろ]の火が―と燃える」 ②小さなものがせわしなく動くようす。「子供が食卓のまわりを―する」 **ちょろまかす** [他五] 人の目をごまかしてぬすむ。また、ごまかして利益を上げる。俗[ぞく]な言い方。 **ちょん** [名] ①ものごとの終わり。「これでーとなる」▽芝居の幕切れに打つ、拍子木[ひょうしぎ]の音から。 ②くびになる。「会社を―になる」 ③しるしとして打つ点。文字の右に打つ傍点[ぼうてん]の「、」、読点[とうてん]の「、」、おどり字の「、」など。「―を打つ」 ④<副>刃物[はもの]などで、たやすく切るようす。「―と切る」▼俗[ぞく]な言い方。 **チョンガー【総角】** [名] 独身男性。俗[ぞく]な言い方。「彼はまだ―だ」▽朝鮮[ちょうせん]語。 **ちょんぎる【ちょん切る】** [他五] あっさりと、むぞうさに切る。俗[ぞく]な言い方。「首を―」 **ちょんぼ** [名] 失敗すること。俗[ぞく]な言い方。 **ちょんまげ【丁×髷】** [名] 江戸時代の男子の髪形[かみがた]の一つ。ひたいをそりあげ、頭の上で髪[かみ]を束ねて、前に折りまげたもの。▽結[ゆ]いあげた形が、ちょん「、」に似ているところから。 **ちらかす【散らかす】** [他五] ものを乱雑に、あちこちにほうりだしておく。「部屋[へや]を―」 **ちらかる【散らかる】** [自五] ものが整理されずに、散らばり乱れる。「庭にごみが―」 **ちらし【散らし】** [名] ①散らすこと。ばらばらにすること。「―模様」 ②広告や宣伝のために配る印刷物。「新聞の―」 ③「散らしずし」の略。すしめしの上に、魚・野菜・卵焼き・のりなどをのせたもの。 <895> **ちらしがき【散らし書き】** [名] 詩文などを、一・二句ずつ行の長さをそろえず、また字をとびとびに散らして、短冊や色紙に書くこと。 **ちらす【散らす】** [他五] ①散るようにする。「花を―」「気を―」「両コーナーに球[たま]を―」 ②手術をしないで、薬で病気をなおす。「盲腸[もうちょう]を―」 ③【<造語>「~散らす」の形で】「かまわず・・・する」という意味をあらわす。「書き―」「当たりー」 **ちらちら** [副] ①小さな軽いものが、細かに動きながら落ちるようす。「粉雪が―降ってきた」 ②かすかに見えたり見えなかったりを、くりかえすようす。「灯台の火が―見える」 ③もののかげから見えがくれしたり、聞こえたりするようす。「ようすをーのぞく」「うわさを―耳にする」 **ちらつく** [自五] ①目の前や心にちらちらと見えたり消えたりする。「遠くの明かりが―」「勝利の瞬間が頭に―」 ②ちらちら降る。「小雪が―」 ▼「散つく」と書くのは誤り。 **ちらばる【散らばる】** [自五] ばらばらになって辺りに広がる。「夜空に星が―」 **ちらり** [副] ほんの少しのあいだ、見えたり聞こえたりするようす。「―と聞いた話では」 **ちらんこうぼう【治乱興亡】** [四字] 世の中がよく治まって栄えたり、乱れてほろんだりすること。「―は夢の中」 **ちり【地理】** [名] ①土地のようす。地形や交通などの状態。「―に明るい」 ②地形・気候・都市・産業・人口・交通などの状態。 ③学校の、社会科の科目の一つ。地理学。 **ちり【×塵】** [名] ①小さなごみや土ぼこり。「―あくた」 ②わずか。ほんの少し。「―ほども気にしない」 ③世間のけがれ。「都会の―を身につける」 >塵も積もれば山となる わずかなものでも、数多く積みかさなれば大きなものになる。 **ちり** [名] 白身の魚に野菜などを入れたなべ料理。ちりなべ。「たら―」「ふぐ―」 **チリ** [国名] 正式国名は、チリ共和国。南アメリカの南西部、アンデス山脈の西側にある南北に細長い国。地下資源が豊富で、銅の生産量は世界一。面積約七六万平方㎞[キロメートル]。首都サンティアゴ。主要言語スペイン語。 **ちりあくた【×塵芥】** [名] ごみくず。また、とるにたりないものや、つまらないもののたとえ。「じんかい」とも。[類]塵埃[ちりほこり] **ちりがみ【×塵紙】** [名] はながみなどに使う、やわらかくそまつな紙。 **ちりしく【散り敷く】** [他五] 辺りいちめんに花や葉が散って、おおう。「落葉―遊歩道」 **ちりぢり【散り散り】** [形動] 集まっていたものが、ばらばらに分かれてしまったようす。「一家が―になる」[類]はなればなれ **ちりとり【×塵取り】** [名] はきあつめたごみをとる、そうじ道具。ごみとり。 **ちりばめる【×鏤める】** [他下一] 金銀・宝石などをあちらこちらにはめこむ。「王冠[おうかん]に宝石を―」「美しいことばを―」 **ちりめん【縮緬】** [名] 細かなしわがある絹織物の一種。横糸によりの強い生糸[きいと]を使い、よりがもどるのを利用して縮ませる。「―のふろしき」 **ちりめんじゃこ【〝縮緬、雑魚】** [名] カタクチイワシの幼魚を煮[に]て干した食品。しらすぼし。 **ちりゃく【知略・×智略】** [名] 才知をはたらかせた計略。かしこいはかりごと。「―をめぐらす」[類]才略・知謀 **ちりょう【治療】** [-スル] 病気やけがを治すこと。また、治すための手当て。「―をほどこす」「―費」[類]療治・施療[せりょう] **ちりょく【知力・智力】** [名] 知恵[ちえ]のはたらき。「一・体力ともに充実している」→体力 **ちる【散る】** [自五] ①花や葉が、柄[え]などからはなれて落ちる。「かれ葉が―」「火花が―」 ②ばらばらになって消えさる。「雲が―」「観客が―」 ③集中しなくなる。「気が―」 ④熱やはれものなどがなくなる。「痛みが―」 ⑤にじんで広がる。「インクが―」 **ちわげんか【痴話喧嘩】** [名] 男女のたわむれ話がもとで起こるけんか。 **ちん【賃】** [名] 人を使ったり、品物を借りたりした代わりにはらうかね。▽「貸たい(=かす)」「貨、(=かね)」は別字。 **ちん【沈】** [動] ①水中にしずむ。↔浮 ②気持ちがしずむ。活発でなくなる。 ③静かに落ち着いている。 **ちん【珍】** [形動] ①めったになくておもしろい。「―な話」 ②めったになくて貴重な。たからもの。「―とするに足る」 **ちん【朕】** [代名] 昔、天子が自分をさしていったことば。▽もと、広 <896> く一人称代名詞として使われていたが、秦の始皇帝[しこうてい]のときから限定して使われるようになった。 >朕れは国家なり 絶対的な権力をもった、フランス王ルイ一四世のことば。ヴェルサイユ宮殿はその権力の象徴。太陽王。 **ちん【陳】** [動] ①一列に並べる。 ②ことばを並べる。のべる。 ③ふるくさい。↔新 **ちん【鎮】** [動] ①おさえつけて、しずめる。また、落ち着かせる。しずまる。 ②おさえとなるもの。おもし。 **ちん【椿】** [名] ①植物のツバキ。 ②思いがけない、変わったこと。 **ちん【×狆】** [名] 愛玩[あいがん]用の小形のイヌ。体毛が長く、平たくしゃくれた顔に、まるく大きな目をもつ。日本特産。 **ちん【珍】** [形動] →漢字項目を見よ。 **ちんあげ【賃上げ】** [-スル] 賃金を値上げすること。「―闘争」☆賃下げ **ちんあつ【鎮圧】** [-スル] 暴動などを武力でしずめおさえること。「反乱軍を―する」[類]制圧・平定 **ちんうつ【沈鬱】** [形動] 気分がしずんで、ふさぎこむようす。「―な表情」[類]憂鬱[ゆううつ] **ちんか【沈下】** [-スル] しずみさがること。しずめること。「地盤[じばん]―」[類]沈降 **ちんか【鎮火】** [-スル] 火事が消えておさまること。また、火事を消すこと。[類]消火 ▽「沈火」は誤り。 **ちんがし【賃貸し】** [-スル] 料金をとってものを貸すこと。賃貸[ちんたい]。「衣装の―」↔賃借り **ちんがり【賃借り】** [-スル] 料金をしはらって、ものを借りること。賃借[ちんしゃく]。↔賃貸し **ちんき【珍奇】** [形動] めずらしくて奇妙[きみょう]なこと。めったにない変わったこと。「―な話」[類]珍妙・奇妙 **チンキ** [名] 薬用成分をアルコールにとかした液体。「ヨードー」▽「丁幾」と当てる。tinctuurから。 **チンギス・ハン【成吉思汗】** [人名]一一六七一一二二七年。モンゴル帝国の創始者。元[げん]の太祖。モンゴルを統一してハンとなる。広大な領地は、遠くインドやヨーロッパにまでおよんだ。テムジン。ジンギスーカン。|Chinggis Khan **ちんきゃく【珍客】** [名] めずらしい客。思いがけない客。「―をむかえる」 **ちんぎん【賃金】** [名] 労働した者に報酬としてしはらわれる金銭。「―労働」「―体系」[類]給料・給与▽古くは「賃銀」とも書いた。 **ちんぎんカット【賃金カット】** [名] 労働者がストライキなどをしたとき、その時間にあたる賃金をしはらわないこと。 **ちんくしゃ【×狆くしゃ】** [名] 平たくくしゃくしゃの、寸づまりでこっけいな顔のたとえ。▽犬のチンがくしゃみをしたような、という意味。 **ちんこう【沈降】** [-スル] ①しずんで下がること。「―海岸」[類]沈下 ↔隆起[りゅうき] ②液体の成分などが、しずみよどむこと。「赤血球の—速度」[類]沈殿[ちんでん] **ちんごこっか【鎮護国家】** [名] 仏教によって国の災いをしずめ、安泰[あんたい]を守ること。 **ちんこん【鎮魂】** [-スル] 死者のたましいをなぐさめ、やすらかにすること。「―歌」 **ちんざ【鎮座】** [-スル] ●神霊[しんれい]が、その地にしずまりとどまっていること。 ②人やものがどっしりとその場をしめていることを、からかっていうことば。「床[とこ]の間に―まします」 **ちんし【沈思】** [-スル] 深く考えること。もの思いにふけること。「―黙考」[類]瞑想[めいそう] **ちんじ【珍事・×椿事】** [名] めずらしい変わった出来事。また、思いがけない出来事。「―出来[しゅったい]」 **ちんしごと【賃仕事】** [名] できあがりの量によって賃金をもらう仕事。昔の手内職[てないしょく]など。 **ちんしもっこう【沈思黙考】** [四字] じっと考えこんで思いにふけること。「しばし―する」 **ちんしゃ【陳謝】** [-スル] 事情を話して謝[あやま]ること。「不しまつをーする」 >つかいわけ「詫びる」を見よ。 **ちんしゃく【賃借】** [-スル] 賃借り。「―の家」↔賃貸 **ちんじゅ【鎮守】** [名] ①その土地の守り神。また、その神をまつる神社。「村の―の森」 ②兵士をしばらくのあいだとどめて、その地を守ること。「―府」 **ちんじゅつ【陳述】** [-スル] ①口で述べること。また、申しのべた内容。「―書」[類]口述 ②裁判所に対して事実や意見などを、口頭[こうとう]あるいは書面で述べること。「冒頭―」 ③構文論で、文としてのまとまりをあたえる作用。話し手が、肯定・否定・推量・回想・完了などをあらわすこと。 **ちんじゅつのふくし【陳述の副詞】** [文法] 「呼応の副詞」に同じ。 **ちんじょう【陳情】** [-スル] 役所などに実情をうったえて、対策を考えてくれるようにたのむこと。「―書」「大臣に―する」[類]請願[せいがん] **ちんせい【沈静】** [-スル] さわがしく動いていたものが、しぜんに落ち着いて静かになること。じっとして動かないこと。「物価の―」「インフレが―する」 <897> **鎮静**[ちんせい] [名] [スル] 人為的に、高ぶった気持ちや勢いを落ち着かせること。また、しずまり落ち着くこと。「気持ちを―させることが第一」 **鎮静剤**[ちんせいざい] [名] 精神の興奮をしずめるための薬。精神安定剤。 **珍説**[ちんせつ] [名] ①とっぴな意見。ばかげた意見。「―をはく」 ②めずらしい話。 [類]珍談・奇談 **椿説弓張月**[ちんせつゆみはりづき] 一八一一年。滝沢馬琴[たきざわばきん]の作。読本。源為朝[みなもとのためとも]の一代を小説化したもの。大島に流された為朝が琉球[りゅうきゅう](=沖縄)にわたって王になるというスケールの大きな作品。 **沈潜**[ちんせん] [名] [スル] ①水中深く、しずみかくれること。 ②心を落ち着けて、深く考えること。ものごとに深くうちこむこと。「詩作に―する」[類]没頭 **沈滞**[ちんたい] [名] [スル] ものごとがとどこおっていること。活気がなく、進歩も発展もないこと。「―ムードをふきはらう」 **賃貸**[ちんたい] [名] [スル] 賃貸し。「―契約」「―住宅」[対]賃借 **珍談**[ちんだん] [名] めずらしい話。また、こっけいな話。「―奇談」[類]珍説 **ちんちくりん** [形動] ①背たけの低いことをあざけっていうことば。 ②背たけに比べて着物が短いこと。つんつるてん。▼俗ぞくな言い方。 **沈着**[ちんちゃく] [名] [形動] [スル] 落ち着いてものごとに動じないこと。「冷静―」「―な行動」[類]平然 [つかいわけ]「平気」を見よ。 **×跛**[ちんば] [形動] 一対のものの、片方が欠けていたり、大きさや形がふぞろいになっていること。かたちんば。「―のくつ」 **珍重**[ちんちょう] [名] [スル] めずらしいものとして、たいせつにすること。「おすの三毛猫は―される」 **沈痛**[ちんつう] [形動] 深い悲しみや心配ごとで、心を傷めてしずんでいるようす。「―な面持ちで話す」多く、表情についていう。 **鎮定**[ちんてい] [スル] 暴動などを力でしずめ、おさえつけること。[類]鎮撫・鎮圧・平定 **沈殿・沈澱**[ちんでん] [名] [スル] 液体中のまじりものが底にしずみ、たまること。また、しずんでたまったもの。[類]沈降 **×枕頭**[ちんとう] [名] まくらもと。「―の書」[同]枕上 **陳独秀**[ちんどくしゅう] [人] 一八七九―一九四二年。中国の思想家・政治家。雑誌「新青年」で胡適[こせき]らと文学革命を展開。また、中国共産党を創設し、初代総書記となるが、のち除名された。 **ちんどん屋**[ちんどんや] [名] 人目につく服装をして、三味線・太鼓・鉦などを鳴らしながら、にぎやかに町をねり歩き、宣伝や広告をする人。 **×闖入**[ちんにゅう] [スル] 断りもなく、他人の家などに突然はいりこむこと。「―者」[類]乱入 **ティンパニー** →「ティンパニー」 **チンパンジー** [名] ショウジョウ科の哺乳動物。類人猿の一つ。ヒトについで知能が高いとされる。アフリカの森林に群れをなしてすむ。黒猩猩[くろしょうじょう]。|chimpanzee **ちんぴら** [名] 一人前ではないくせに、大物ぶってふるまう者をあざけっていうことば。とくに、不良少年少女や使いばしりのやくざなど。「―に因縁をつけられる」 **珍品**[ちんぴん] [名] めずらしい品物。めったにお目にかかれない品物。「―を手に入れる」 **陳腐**[ちんぷ] [形動] ありふれていて、古くさくつまらないようす。「―な表現」[対]新奇 **ちんぷんかんぷん** [形動] わけのわからないことや、ことば。また、わけのわからないことを言う人。ちんぷんかん。俗ぞくな言い方。「話が―だ」▽「珍紛漢」「珍糞漢」などと当てる。 **沈没**[ちんぼつ] [スル] 船などが水中にしずむこと。「漁船が―する」 **ちんまり** [副] 小さくまとまって、かわいらしいようす。「―した鼻」「―した家」 **珍味**[ちんみ] [名] めずらしい味。めったにないような、おいしい食べもの。「山海の―」 **珍味佳肴**[ちんみかこう] [名] めずらしい食べものと、うまい酒のさかな。めったに食べられないごちそうのこと。 **珍妙**[ちんみょう] [形動] ふつうとは変わっていて、こっけいなようす。「―なヘアスタイル」 [つかいわけ]→「奇妙」を見よ。 **珍無類**[ちんむるい] [形動] 他に例のないほど変わっていて、めずらしいこと。また、変わっていてこっけいなこと。「―な人物」[類]珍奇 **沈黙**[ちんもく] [名] [スル] だまりこんで、口をきかないこと。 > **沈黙は金** 沈黙は最上の価値がある。すぐれた弁舌よりも、沈黙のほうが効果的である。「雄弁は銀、―」▽イギリスの思想家トーマス・カーライルのことば。 **陳列**[ちんれつ] [名] [スル] 人に見せるために、品物を並べること。「―棚」「新製品を―する」 **つ**[と] [都] **つ** [造語] [「〜つ」の形で]一から九までの和語の数詞の下にそえることば。「一つ」「三つ」 **ツアー** ①観光やスポーツなどのための団体旅行や周遊旅行。「―コンダクター(=添乗員)」「スキー―」 <898> **ツァラトゥストラはかくかたりき【ツァラトゥストラはかく語りき】** [名] 一八九一年。ドイツ、ニーチェの著。主人公ツァラトゥストラが自己の内的矛盾[むじゅん]を克服して、超人[ちょうじん]の境地に達する過程をえがいた、叙事詩的な思想書。|Also sprach Zarathustra **つい【追】** [動] ①あとからおいかける。また、おいはらう。 ②過去のことや、死んだ人を思いだす。 ③あとからつけくわえる。あとに続けること。 **つい【墜】** [動] 高いところからおちる。おとす。 **つい【椎】** [名] ①つちで打つ。また、つち。 ②せぼね。 ③植物のシイ。 **つい【対】** [名] ①二つそろってひと組みになるもの。ペア。「―の人形を送る」[類]そろい・組み ②「対句」に同じ。「―をなす」 ③二つでひと組みのものを数えることば。「花輪一―」 **つい** [副] ①時間や距離が、少ししかはなれていないようす。ほんの。「―先日も会った」「―そこで見かけた」 ②しようと思わないで、また、してはいけないと思いながらもしてしまうようす。ついつい。「―ロから出まかせを言ってしまった」「―ごぶさたいたしまして」[類]うっかり・知らず知らず **ツイード** [名] 太い羊毛で織った目のあらい毛織物。スコッチツイード。ツィード。|tweed **ついえる【費える】** [自下一] ①へる。とぼしくなる。「貯金が―」 ②むだに時が過ぎる。「月日がー」 **ついえる【×潰える】** [自下二] くずれてこわれる。だめになる。「永年の夢が―」 **ついおく【追憶】** [-スル] 過去のことを思いだして、なつかしむこと。「―にふける」[類]追懐・追想 >つかいわけ「回想」を見よ。 **ついか【追加】** [-スル] あとからつけくわえること。たりないものを加えること。「―予算」「―注文」 >つかいわけ「付加」を見よ。 **ついかんばん【×椎間板】** [名] 椎骨と椎骨のあいだにある円板状の軟骨[なんこつ]。合計二五個ある。椎間円板。「―ヘルニア」 **ついきゅう【追及】** [-スル] ①責任や理由などをどこまでも問いつめること。「事故の原因を―する」 ②くいさがって追いつめること。「後続ランナーのーをかわす」 **ついきゅう【追求】** [-スル] 目的をとげるために、どこまでも追いかけて手に入れようとすること。「利益の―」「幸福を―する」 **ついきゅう【追究】** [-スル] よくわからないことを、深く研究して明らかにしようとすること。「本質の―」「真理を―する」 **ついく【対句】** [国語] 表現方法の一つ。興趣[きょうしゅ]を高めるために、構造や意味の上で対応する二つ以上の句を並べること。たとえば、「帯に短し、たすきに長し」「知に働けば角[かど]が立つ。情にさおさせば流される。意地を通せば窮屈[きゅうくつ]だ(夏目漱石[なつめそうせき]「草枕[くさまくら]」)」など。▽漢文に多い。「国破れて山河在[あ]り/城春にして草木深し」など。 **ついげき【追撃】** [-スル] にげていく敵のあとを追いかけて攻撃[こうげき]すること。おいうち。[類]追討 **ついご【対語】** [国語] 「対義[たいぎ]語②」に同じ。 **ついし【追試】** [名] ①「追試験」の略。 ②他人のおこなった実験結果を、もう一度やって確かめてみること。 **ついし【墜死】** [-スル] 高いところから落ちて死ぬこと。墜落して死ぬこと。「ビルの建設現場で―する」 **ついじ【築地】** [名] 柱や板をどろでぬりかため、かわらで屋根をふいたへい。ついじべい。 **ついしけん【追試験】** [名] 病気や事故などで試験を受けられなかった者や、不合格になった者に、あとで特別におこなう試験。追試。 **ついき【追記】** [-スル] あとから書きくわえること。また、書きくわえた文章。 **ついしょう【追従】** [-スル] お世辞を言って、人のきげんをとること。おべっかを使うこと。▽「ついじゅう」と読めば別の話。 **ついしん【追伸】** [名] 手紙を書きあげたあと追加の文章を書きくわえるとき、その最初につけることば。また、書をくわえた文章。二伸。P.S.[類]追って書き **ついずい【追随】** [-スル] 前の人のしたとおり、あとを追ってまねること。「他の―を許さない」[類]追従 **ツイスト** [名] ロックなどのリズムに合わせてこしをひねる活発なおどり。一九六○年代に流行。|twist <899> **ついせき【追跡】** [-スル] ①にげる者のあとを追いかけること。「犯人を―する」[類]追尾[ついび] ②その後どうなったかをたどること。「―調査」 **ついぜん【追善】** [-スル] 死者の冥福[めいふく]をいのって仏事などをおこなうこと。「――供養[くよう]」[類]追福 **ついぞ** [副] 【「ついぞ〜ない」の形で】いままで一度も・・・ない。「―見たことがない」 **ついそう【追想】** [-スル] 過去の出来事や、去っていった人々を思いだしてなつかしむこと。「幼年時代を―する」[類]追憶[ついおく]・追懐[ついかい] **ついたいけん【追体験】** [-スル] 他人の体験をたどって、自分の体験のように生き生きととらえること。 **ついたち【一日・×朔《日】** [名] 月の第一日。↔晦日[みそか] ▽「つきたち(月立ち)」が変化した形。「一日」は常用漢字表付表の語。 **ついたて【《衝立て】** [名] 室内に立てて、へだてやしきりに使う家具。ふすまを小さくして台をつけたもの。衝立て障子[しょうじ]。 **ついちょう【追徴】** [-スル] たりないかねを、あとからとりたてること。「―金」 **ついて【就いて】** [連語] ↓「つく」 **ついで【次いで・尋いで】** [接] ひき続いて。ほどなく。「講演に―質疑応答にはいる」 **ついで【序で】** [名] ①利用できる、ちょうどいい機会。「―があるならたのみたい」「ことの―」 ②【<造語>[「〜ついで」の形で】「ちょうど・・・した機会(だからさらに)」の意味をあらわす。「おだて―にもう一つ」 **ついては【就いては】** [接] そのことに関して。したがって。それゆえに。「―みなさんにお願いのすじあって」▽ていねいに言うと「つきましては」となる。 **ついてる【付いてる】** [動] 幸運である。つきがある。ついている。くだけた言い方。「ここんとこーよ」 **ついと** [副] いきなり。とつぜん。つと。「―席を立つ」 **ついとう【追討】** [-スル] 賊[ぞく]などを追いかけて、征伐[せいばつ]すること。「平家[へいけ]―」「―使」[類]追撃 **ついとう【追悼】** [-スル] 死者をしのび、悲しみなげくこと。「―の意をあらわす」「―号」[類]哀悼・追惜[ついせき] **ついとつ【追突】** [-スル] 乗り物などが後ろからぶつかること。「―事故」 **ついな【追儺】** [名] ↓「おにやらい」 **ついに【遂に・終に】** [副] ①最後にいたって。長い時間やいきさつののちに。「―実験は成功した」 ②【「ついに〜ない」の形で】とうとう最後まで・・・ない。一度も・・・ない。「―負けなかった」「がんばったが―終わらなかった」[類]結局 **ついにん【追認】** [-スル] 過去にさかのぼって、その事実を認めること。 **ついばむ【×啄む】** [他五] 鳥がくちばしでつついて食う。「餌を―」▽「突[つ]き食[は]む」の変化した形。 **ついひ【追肥】** [-スル] 作物の生育の途中[とちゅう]で、養分を補うためにほどこす肥料。おいごえ。→基肥[もとごえ] **ついび【追尾】** [-スル] あとをつけて行くこと。[類]追跡 **ついぼ【追慕】** [-スル] 過去のことや、死んだ人、去っていった人を思いだして、恋[こい]しく思うこと。「―の情」[類]追憶[ついおく]・追懐[ついかい]・追想 **ついほう【追放】** [-スル] 追いはらうこと。追いだすこと。「暴力―」「国外―」 **ついやす【費やす】** [他五] ◎時間や労力やかねなどをかける。「完成に五年の歳月[さいげつ]を―」 ②むだに使う。「遊びに時間を―」「全財産を―」 **ついらく【墜落】** [-スル] 高いところから落ちること。「航空機の―事故」 **ツイン** [名] ①対[つい]になったもの。「ーベッド」 ②「ツインルーム」の略。ホテルなどで、ツインベッドを備えた部屋[へや]。▼「ふたご」という意味から。|twin **つう【通】** [名] ①とおる。とおす。 ②行ったり来たりする。かよう。 ③一般に広くゆきわたる。 ④はじめから終わりまで、全体にわたる。 ⑤はっきり知らせる。 ⑥【あるものごとについて、くわしいこと】「ジャズにかけては―だ」 ⑦【手紙や書類などを数えることば】。一通。◆「通じる」を見よ。 **つう【痛】** [名] ①からだがいたむ。いたみ。 ②心がいたむ。心ぐるしい。 ③ひじょうに。ひどく。 **つういん【通院】** [-スル] 治療[ちりょう]などのために、病院に通うこと。 **つういん【痛飲】** [-スル] 大いに酒を飲むこと。いやというほど酒を飲むこと。 **つううん【通運】** [-スル] 貨物を運ぶこと。また、運ぶ貨物。「―事業」 **つうか【通貨】** [名] その国で広く使われている貨幣[かへい]。「―膨張[ぼうちょう](=インフレーション)」 **つうか【通過】** [-スル] ①ある場所を止まらずに通りすぎること。「急行列車の―駅」 ②ぶじに通ること。パスすること。「法案がーする」「関門を―する」 <900> **つうかあ** [連語] 「つうと言えば、かあ」の略。たがいに気心を知っていて、一言ですぐ通じてしまうこと。「―の仲」 **つうかい【痛快】** [形動] 胸がすくように気持ちのいいようす。「―なホームラン」[類]小気味よい **つうがく【通学】** [-スル] 学生・生徒が学校に通うこと。「一定期券」「ーバス」 **つうかん【通関】** [-スル] 品物が輸出入の許可を受けて、税関を通過すること。「―手続き」 **つうかん【痛感】** [-スル] 身にしみて強く感じること。痛いほどひしひしと感じること。「責任を―する」 **つうき【通気】** [-スル] 内部と外部の空気がかよう状態。「―性のいい部屋」[類]通風・換気 **つうぎょう【通暁】** [-スル] 何から何まで非常にくわしい知識をもっていること。「日本史にーしている」[類]精通 **つうきん【通勤】** [-スル] 勤めさきに通うこと。「―電車」 **つうげき【痛撃】** [-スル] 手ひどい攻撃や打撃を加えること。また、その攻撃や打撃。 **つうこう【通行】** [-スル] ①道路などを通ること。「右側―」[類]往来 ②世間一般に通じ、広くおこなわれること。「―の教科書」[類]通用 **つうこく【通告】** [-スル] 文書などで正式に相手に知らせること。また、文書などの知らせ。「最後―」「一方的に―する」[類]通達 >つかいわけ「通知」を見よ。 **つうこん【痛恨】** [-スル] あとになってたいへんに残念がること。「あの事件は一大―事だ」「―の一打」 **つうさん【通算】** [-スル] ある期間全体を通して計算すること。また、その計算結果。「―成績」[類]通計 **つうさんしょう【通産省】** [名] 「通商産業省」の略。旧行政機関。通産大臣を長として、産業や貿易に関する事務をあつかった。今の経済産業省にあたる。 **つうし【通史】** [名] 古代から現代まで、時代を全体的に通してしるした歴史。 **つうじ【通詞・通事・通辞】** [名] 「通訳」の古い言い方。とくに、江戸時代の通訳。「長崎のオランダ―」[類]通弁 **つうじ【通じ】** [名] ①相手の考えがわかること。「―が早い」[類]分かり・理解 ②大小便、とくに大便が出ること。おつうじ。「―がない」[類]便通 ③大小便が出ること。 **つうしゃく【通釈】** [-スル] 文章全体にわたって解釈すること。また、その解釈。「―を試みる」 **つうしょう【通称】** [名] 正式な名前や本名[ほんみょう]ではないが、一般に通用している名前。俗称・愛称とも。 **つうしょう【通商】** [-スル] 外国と貿易すること。「一条約」[類]交易[こうえき] **つうじょう【通常】** [名] とくべつでないこと。ふつうのこと。ふだん。「―授業」[類]平常 **つうじょうこっかい【通常国会】** [名] 毎年一回、定期的に開かれる国会。一二月に召集される。会期は百五十日。常会。↔臨時国会・特別国会 **つうしょうさんぎょうしょう【通商産業省】** [名] ↓「つうさんしょう」 **つうじる【通じる】** [自上一] ①線状につながって届く。また、つなげて通す。「都[みやこ]に―道」「電話が―」「鉄道が―」「電流を―」 ②相手に理解される。「ことばが―」「願いがー」 ③ひそかに連絡する。「敵国と―」「気脈を―」 ④くわしく知っている。そのことに精通する。「中国の事情に通じた人」「武芸十八般に―」 ⑤期間や範囲のすべてにわたる。「一年を通じて」「教育全般に―問題」 ⑥なかだちや手段にする。「友人を通じて知りあう」 ⑦広く世間に認められている。通用する。「そんなわがままは通じない」 ⑧男女がひそかに交わる。「情を―」「つうずる」とも。 >つかいわけ」=通る・通じる || 「通る」は、一方的に進むこと。途中でひっかかったり、つまったりしない。「声が通る」。「通じる」は、「気持ちが通じる」「敵に通じる」など、一方的でなく、二つのもののあいだを通う、往復するという意味がある。さらに、広く一般にゆきわたることをあらわすこともある。「生活全般を通じてよいとはいえない」。 **つうしん【通信】** [-スル] ①情報を他人に送ること。たより。しらせ。「学級―」[類]音信 ②郵便・電信・電話などで、連絡[れんらく]をとること。「―機関」「パソコンー」 **つうじん【通人】** [名] ①その分野のことをくわしく知っている人。つう。 ②世情に通じていて、表面にはあらわれにくい人情の微妙[びみょう]なおもむきをこころえている人。[類]粋人[すいじん] **つうしんえいせい【通信衛星】** [名] 電波通信を中継するための人工衛星。 **つうしんきょういく【通信教育】** [名] 通学しなくても、郵送されたテキストで勉強して修了資格がとれる教育制度。レポート提出や、スクーリングによる直接指導の機会もある。 **つうしんしゃ【通信社】** [名] 新聞社や放送局などに、ニュースを供給する会社。日本の共同通信社、アメリカのAPとUPI、イギリスのロイター、フランスのAFP、ロシアのタスなど。 **つうしんはんばい【通信販売】** [名] カタログや広告を通じて、電話・はがきなどで注文をとり、郵送などで商品をひきわたす販売方法。通販。 **つうしんぼ【通信簿】** [名] 「通知表」の古い言い方。 **つうしんもう【通信網】** [名] 通信社・新聞社・放送局などがニュースを集めるために、あみの目のように各 <901> **つうずる【通ずる】** [変]→「つうじる」 **つうせい【通性】** [名]同類のものが共通してもっている性質。一般的性質。「鳥類の―」[類]特性 **つうせつ【通説】** [名]広く一般に認められている説。「―に従う」[類]定説[反]異説 **つうせつ【痛切】** [形動]ひしひしと身にしみて感じるようす。「―に感じる」「―な願い」[類]切実 **つうそく【通則】** [名]一般に通用する法則。また、一つ一つの細則全体に通じる規則。 **つうぞく【通俗】** [名・形動]だれにでも興味を感じさせ、わかりやすいこと。世間だ一般にありふれていること。「―図書」「―小説」「―的な趣味」▽興味本位で程度が低い、俗くっぽいとけなす気持ちでいうことが多い。 **つうたつ【通達】** [名・スル]役所などから人々に告げ知らせること。また、その知らせ。「役所からーが出る」[類]通告 **つうち【通知】** [名・スル]決定したことを知らせること。また、その知らせ。「合格―」 > つかいわけ 通知・通告・通達・通報 どれも、「しらせ」を意味する。「通知」は、個人からでもおおやけの立場でも、決定したことがらを事務的に知らせること。「死亡通知」。「通告」は、国や団体が決定したことを相手に一方的に正式に知らせること。「スト決行を通告する」。「通達」は、上級の機関から下級の機関へ、指示することを知らせること。「文部省からの通達」。「通報」は、速く着くように情報を知らせること。「火災発生の通報」。 **つうちぼ【通知簿】** [名]「通知表」の古い言い方。 **つうちょう【通帳】** [名]預貯金の出し入れや、あとばらいの品物の売り買いなどを記録しておく帳面。よいちょう。「貯金―」 **つうちょう【通牒】** [名]書面によって知らせること。とくに、役所などの公式な通知。また、通告の書類。「最後―」 **つうどく【通読】** [名・スル]はじめから終わりまで、ひととおり読むこと。「全巻を―する」 **ツートンカラー** [名]二つの色の組みあわせ。二色配合。「―の電車」[two-tone color] **つうねん【通念】** [名]一般の人に共通した知識や観念。「社会―」[同]常識 **つうば【痛罵】** [名・スル]ひどくののしること。 **ツーバイフォー** [名]木造家屋の建築で、断面が2×4インチの木材を基本とし、柱をまったく使わないで合板のかべで支える工法。[two-by-four] **ツーピース** [名]上着とスカートの、二つでひと組みの洋服。[two-piece] **つうふう【通風】** [名]建物内の空気の流れをよくすること。「―孔」[同]風通し・換気・通気 **つうふう【痛風】** [名]関節がはれて、ひどく痛む病気。「持病の―になやむ」 **つうぶん【通分】** [名・スル]分母のちがう二つ以上の分数の値[あたい]を変えずに、分母を同じ数にそろえること。たとえば、1/2 と 1/3 を通分すると、3/6 と 2/6 になる。 **つうへい【通弊】** [名]一般に共通してみられる害悪。「―におちいる」 **つうべん【通弁】** [名]「通訳」の古い言い方。 **つうほう【通報】** [名・スル]急を要する情報を知らせること。また、その知らせ。「警察に―する」「気象―」 **つうやく【通訳】** [名・スル]ことばのちがう人どうしが話すとき、そのあいだに立って、それぞれの人に通じることばに置きかえて伝えること。また、その役目の人。「同時―」[類]通弁・通詞 **つうよう【通用】** [名・スル]社会に認められて、正式に、また、広く使われていること。「切符[きっぷ]の―期限」「世界に―する実力」②二つ以上のものに共通して使えること。「常設展と特別展に―する入場券」③ふだん出入りすること。「生徒の―口」 **つうよう【痛痒】** [名]いたみと、かゆみ。[同]苦痛 **痛痒を感じない** 何の影響もどうも受けず、平気だ。[類]痛くもかゆくもない **つうようもん【通用門】** [名]関係者がふだんの出入りに用いる門。 **つうらん【通覧】** [名・スル]全体にわたって、ひととおり目を通すこと。[類]一覧 **ツーリスト** [名]旅行者。観光客。「―クラス(=エコノミークラス)」[tourist] **ツーリストビューロー** [名]旅行案内所。旅行代理店。[tourist bureau] **つうれい【通例】** [名]①世間一般のしきたり。ごく一般の習わし。「―に反する」②[副]ふつうの場合。いつものやりかたとしては。「創立記念日は―休日となる」 **つうれつ【痛烈】** [形動]とても激しく、また手厳しいようす。「―に批判する」[同]猛烈 **つうろ【通路】** [名]とおりみち。「せまい―をふさぐ」 **つうろん【通論】** [名]①ある分野全体にわたって広く論じたもの。「法学―」[類]汎論[反]各論②世間だ一般に通用する論。[同]公論 **つうわ【通話】** [名・スル]電話で話をすること。また、電話でする話。「―料金」②[造語]もと、電話で話す時間の区切りの単位。現在は度数で示す。「一―の料金」 **つえ【杖】** [名]手に持ってからだを支え、歩くときの助けとする棒。ステッキ。「―にすがる」 **杖とも柱とも頼むもの** 非常にたよりにする。 **杖にすがるとも人にすがるな** むやみに他人にたよってはいけない。 <902> **杖をひく** つえを手に歩く。散歩する。 **つか【束】** [名]①わずかの長さ。「―の間[ま]の幸せ」▽にぎりこぶしの指四本分のはばほどの長さをいう。②本やたばねた紙などの厚さ。「―見本」③「束柱[つかばしら]」の略。梁[はり]と棟[むね]のあいだなどに立てる短い柱。 **つか【塚】** [名]①小高く土を盛りあげて墓にしたり、不用物をうめたりしたもの。また広く、墓。②土を盛りあげてつくった目じるし。 **つか【柄】** [名]刀剣[とうけん]や弓などの、手でにぎる部分。「―に手をかける」 **つが【栂】** [名]マツ科の常緑高木。材はかたく、建築・家具用。トガ。ツガノキ。 **つかい【使い・遣い】** [名]言いつけられて用をたすこと。また、用事をたしに行く人。「お使いに行く」「使いを立てる」[類]用足し・使者②それを使うこと。つかいかた。また、使う人。「むだ遣い」「ことば遣い」「かな遣い」「気遣い」「上目[うわめ]遣い」「息遣い」「魔法使い」「人使い」「猛獣[もうじゅう]使い」▽多く、「〜遣い」の形で名詞に付く。 **つがい【番い】** [名]①二つが組みあわさって、ひと組みとなるもの。とくに、おすとめす。「―の鳥」[類]対[つい]②「番い目」の略。組みあうところ。関節。「こしの―がおかしい」③[造語]めすとおすの組みを数えることば。「二[ふた]―」 **つかいがって【使い勝手】** [名]実際に使ったときのぐあい。「―のいいはさみ」 **つかいこなす【使いこなす】** [他五]うまく使う。じゅうぶんに役立たせる。「人を―」「英語を―」 **つかいこむ【使い込む】** [他五]器具などを長い時間にわたってじゅうぶんに使う。「よく使い込んだ道具」②勤めさきなどのかねをひそかに自分のために使ってしまう。「公金を―」③予定額以上に使う。 **つかいすて【使い捨て】** [名]一度使っただけで捨ててしまうこと。また、使ったあと、補給や修理などをしないで捨てること。「―のライター」 **つかいて【使い手・遣い手】** [名]①それを使う人。また、うまく使いこなせる人。「剣[けん]のー」②かねづかいのあらい人。 **つかいで【使いで】** [名]使ってみて感じる、量の多さ。使いがい。「―のある石けん」 **つかいばしり【使い走り】** [名・スル]人に言いつけられて、あちこちに出かけて用を済ますこと。また、たのまれて用をたす人。つかいはしり。 **つかいはたす【使い果たす】** [他五]とことん使いきる。「貯金を―」「力を―」 **つかいみち【使い道】** [名]つかいかた。使う方面や場所。「かねの―」「―が広い」[同]用途・使途 **つかいもの【使い物・遣い物】** [名]使って役に立つものや人。「―にならない」↓「おつかいもの」 **つかいわける【使い分ける】** [他下一]同じものを、目的・条件・性質などに応じて区別して使う。また、それぞれのものの特色を生かして使う。 **つかう【使う・遣う】** [他五]道具や手段として役に立てる。「ものさしを―」「電車を―」「辞書を―」②ついやす。消費する。「かねを―」「体力を―」③人を働かせる。「部下を―」「パートを―」④心くばりをする。「気を―」「神経を―」▽ふつう、「遣う」と書く。⑤文字やことばを用いる。「常用漢字を―」「英語を―」「お世辞を―」⑥あやつる。「人形[にんぎょう]を―」「魔法[まほう]を―」ほかに「たべる」「はいる」「あらう」など、多くの動作をあらわす。「弁当を―」「ふろを―」「手水[ちょうず]を―」「居留守を―」「仮病[けびょう]を―」 **つがう【番う】** [自五]二つのものが組みあう。②交尾する。つるむ。 **つかえる【仕える】** [自下一]①目上の人や地位の上の人のそばにいて、その用をする。「主人に―」②役所に勤める。「宮中に―」「幕府に―」 **つかえる【支える・閊える】** [自下一]いっぱいになってとどこおったり、つまったりして、さきに進めなくなる。つっかえる。「道路が車で―」「ことばが―」 **つがえる【番える】** [他下一]矢を弓のつるに当てる。「二の矢を―」②一対にする。「雌雄[しゆう]を―」 **つかさ【司・官】** [名]役所。官庁。また、役人。官職。古い言い方。 **つかさどる【司る・掌る】** [他五]決定する権利・資格をもってものごとをおこなう。担当する。「議事進行を―」 **つかす【尽かす】** [他五]出しつくしてなくす。すっかりなくす。「あいそを―」 **つかずはなれず【即かず離れず】** あまり近づきすぎず、といってはなれすぎずに、ほどよい関係を保つようす。不即不離[ふそくふり]。 **つかぬこと【付かぬ事】** [名]前の話とあまり関係がないこと。また、だしぬけなこと。「―をおうかがいしますが…」 **つかねる【束ねる】** [他下一]たばねる。集めて一つにくる。「わらを―」 **つかのま【束の間】** [名]わずかの時間。「―のやすらぎ」▽「つか」は、にぎりこぶしのはばのことで、長さの単位。 **つかまえる【捕まえる・掴まえる・捉まえる】** [他下一]しっかりと手につかむ。「虫を―」「どろぼうを―」②ひきとどめる。よびとめる。「車を―」③[「〜をつかまえて」の形で]…に対して。「先生を―、おいとは何ごとだ」 <903> **つかませる【掴ませる】** [他下一]わいろなどを受けとらせる。「かねを―」②にせものや悪い品を買わせる。「盗品を―」 **つかまつる【仕る】** [他四]①「する」「おこなう」のへりくだった言い方。「ひとさし舞[ま]いを―」②[補助]「〜つかまつる」の形で]へりくだる意味をあらわす。…申しあげる。…いたす。「存じー」「参上―」▽動詞の連用形に付く。▼格式ばった、古い言い方。「つかうまつる」の変化した形。 **つかまる【捕まる・掴まる・捉まる】** [自五]つかまえられる。とらえられる。「犯人が―」②手にしっかりとにぎる。「つり革[かわ]に―」 **つかみあう【掴み合う】** [自五]たがいに相手をつかんで、とっ組みあいのけんかをする。「人前でー」 **つかみかかる【掴み掛かる】** [自五]勢いよく相手に組みつく。激しく手向かう。「かっとなって―」 **つかみどころ【掴み所】** [名]ものごとを判断するための基準や手がかり。また、要点。[類]とらえどころ **掴み所がない** そのものの本質を知るための手がかりがない。中心がはっきりせず、漠然[ばくぜん]としている。「―話」 **つかみどり【掴み取り】** [名]一度につかみきれる分だけとること。「景品は―」「―セール」②むぞうさに、にぎりとること。また、苦労せずに利益をえること。「ぬれ手で粟[あわ]の―」 **つかむ【掴む】** [他五]①手でにぎって持つ。「うでを―」②自分のものとする。「利益を―」「要点を―」 **つかる【漬かる・浸かる】** [自五]液体の中にひたる。「湯にー」②つけものが熟して、よい味になる。「ひと晩でー」 **つかれ【疲れ】** [名]くたびれること。疲労[ひろう]。「ふろにはいって―をとる」 **つかれる【疲れる】** [自下一]◎仕事や運動をして体力や気力がおとろえる。くたびれる。「目が―」②使いふるして傷[いた]む。「疲れた背広」「油が―」 **つかれる【憑かれる】** [自下一]霊[れい]などに乗りうつられる。「きつねに―」 **つかわす【遣わす】** [他五]①人を使いとして行かせる。派遣する。「使者を―」②目下[めした]の者にあたえる。「褒美を―」③[補助]「〜てつかわす」の形で]…してやるという意味をあらわす。「ほめて―」▽動詞の連用形に付く。目下の者に対する尊大な気持ちをふくむ。 **つき【月】** [名]夜かがやく地球の衛星。また、その光。「―がさしこむ」▽「月」は秋を代表する季語で、昔は月といえば、ふつう秋の月をさした。満ち欠けによって、「新月[しんげつ]」「三日月[みかづき]」「半月[はんげつ]」「弓張り月」「上弦[じょうげん]の月」「満月[まんげつ]」「望月[もちづき]」「十六夜[いざよい]の月」「立待[たちまち]の月」「下弦の月」「有明[ありあけ]の月」などと呼ぶ。②こよみで、一年を一二に分けた一区分。「―が変わる」③約十か月の妊娠期間。「―満ちて生まれる」 **月とすっぽん** 二つのものが、あまりにちがっていて比べようもないこと。ひどく、不つりあいなこと。ちょうちんに釣[つ]り鐘[がね]・雲泥の差[うんでいのさ] **月に叢雲花に風** 月が出ると雲がかくし、花が咲くと風が散らすように、この世では、いいことはそう長続きしないものだ。 **つき【付き・附き】** [名] [造語]①くっつくこと。つきかた。「おしろいの―が悪い」「実の―がいい」②火のつきぐあい。「―の悪いライター」③運。いいめぐりあわせ。「―が回る」[類]幸運④「おつき」⑤[造語]「〜付き」の形で]「…のようす」という意味をあらわす。「顔―」「目―」⑥「…がついている」「…についている」などの意味をあらわす。「条件―」「こぶ―」「社長—秘書」 **つき【突き】** [造語]「突き〜」の形で]動詞に付いて、「手で突くこと」、また、「どんどん進む」の意味を加える。「―動かす」「―進む」 **つぎ【次】** [名]すぐあとに続くこと。また、順序がすぐあとのもの。「―の日」「―の世代」②あるものより地位が一段低いこと。「大関[おおぜき]は横綱[よこづな]の―だ」③昔、旅人がウマやかごを乗りついだり、泊まったリした宿場[しゅくば]。「東海道五十三―」[類]宿駅[しゅくえき] **つぎ【継ぎ】** [名]衣服や布の破れたところに別の布をあててつくろうこと。また、そのの布地。「―を当てる」 **つきあい【付き合い】** [名]人と交際すること。また、義理などのために他人と同じ行動をすること。「―が長い」「近所―」[同]交流 **つきあう【付き合う】** [自五]親しい関係をもつ。交際する。「たくさんの人とー」②社会生活上、義理などのために、他人と同じ行動をする。「買い物に―」 **つきあげる【突き上げる】** [他下一]◎下から上に突いておし上げる。「――ような地震[じしん]」②地位の低い人が高い人に対して、何かを強く要求する。「会社の幹部を―」 **つきあたり【突き当たり】** [名]それ以上さきに進めない、行きどまりのところ。「―の部屋へ」 **つきあたる【突き当たる】** [自五]のぶつかる。衝突[しょうとつ]する。「車がかべに―」「難題に―」②それ以上さきに進めないところまで進む。「酒屋は突き当たって右に曲がったところです」 **つきあわせる【突き合わせる】** [他下一]すぐ近くで向かいあわせる。「ひざを突き合わせて相談する」②見比べるために両方を並べる。照合する。「顔と写真を―」「書類を―」▼「つきあわす」とも。 <904> **つきおくれ【月遅れ・月後れ】** [名]月刊雑誌などで、先月に発行されたもの。「―の雑誌」②一か月おくらせること。「―のお盆[ぼん](=旧盆)」▽年中行事を、新暦[しんれき]でなく旧暦に合わせておこなうときにいう。 **つきおとす【突き落とす】** [他五]高い場所から突いて下に落とす。「がけから―」「絶望の淵[ふち]に―」②すもうで、相手を「つきおとし」のわざでたおす。相手の差し手をかかえるようにして、横から下におしつけるようにたおす。 **つきかえす【突き返す】** [他五]↓「つっかえす」 **つきかげ【月影】** [名]①月の光。「―さやかに」▽「影」は、月・太陽・灯火などの光のこと。②月の光に照らしだされた、人やものの姿。 **つきがけ【月掛け】** [名]毎月、きまった金額を積みたてていくこと。また、月ぎめで積みたてたかね。「―貯金」 **つぎき【接ぎ木】** [名・スル]品種改良などのため、木の枝や葉を切りとり、別の木の幹などにつぐこと。 **つきぎめ【月決め】** [名]一か月間でいくらという約束や契約をすること。また、一か月単位できめた約束や契約。「―駐車場」「―の新聞購読者」▽ふつう、「月決め」とは書かない。 **つききり【付き切り】** [名]↓「つきっきり」 **つぎこむ【注ぎ込む】** [他五]器[うつわ]の中などに液体を注ぎいれる。「グラスにビールをー」②多くの人や資金を一つの事業のために使う。「予算の大部分を―」「兵力をー」 **つきさす【突き刺す】** [他五]さきのとがったものを、突きだてて中に勢いよく入れる。「肉をフォークでー」 **つきずえ【月末】** [名]その月の終わりごろ。「げつまつ」とも。[反]月初め **つきすすむ【突き進む】** [他五]障害をものともせず、まっすぐに勢いよく進む。「目標に向かって―」 **つきせぬ【尽きせぬ】** [連体]つきることのない。限りない。「―思い」「―なみだ」▽文章語。 **つきそう【付き添う】** [自五]世話をするために、そばにつき従う。「病人に―」 **つきたおす【突き倒す】** [他五]強く突いて、たおす。とくに、すもうで、相手を強く突いてたおす。 **つきだし【突き出し】** [名]◎すもうで、相手を突いて土俵[どひょう]の外へ出すわざ。「きまり手は―」②料理屋などで、酒のさかなとして最初に出す、ちょっとしたつまみ。おとおし。 **つきだす【突き出す】** [他五]突いて外に出す。また、単に「だす」を強めた言い方。「家の外に―」「土俵の外へー」②勢いよく、ぐいと前に出す。「げんこつを―」③犯人をつかまえて警察にむりに連れていく。「交番へー」④前や外側などに出る。「海に突き出した岬[みさき]」[類]突き出る **つぎたす【継ぎ足す】** [他五]時間的に、また物体として長くする。「ひもを―」「話を―」②飲みものを、あとからそそぎ足す。「お茶を―」「ビールを―」 **つきたてる【突き立てる】** [他下一]①さきのとがったものを勢いよく突いてさしこむ。つったてる。「ナイフを―」②激しく突く。突きまくる **つきたらず【月足らず】** [名]胎児が十か月たたないうちに生まれること。また、その胎児。 **つきづき【月月】** [副]月ごと。毎月。「―の収入」 **つぎつぎ【次次】** [副]とぎれることなく、次から次へと続くようす。あとからあとから。「―客がやって来る」「―まちがいが見つかる」[類]続々 **つきっきり【付きっ切り】** [名]少しのあいだもそばをはなれずにつきそうこと。つききり。「―で看病する」 **つきつける【突き付ける】** [他下一]相手の目の前に、ぐっとさし出す。「ピストルを―」「証拠[しょうこ]を―」「要求を―」 **つきつめる【突き詰める】** [他下一]とことんまで深くつっこんで考える。「事故の原因を―」 **つぎて【継ぎ手】** [名]家業などをつぐ人。後継者。あととり。 **つぎて【接ぎ手】** [名]金属や材木などの、ものともの、材料と材料とをつなぐ部分。つぎめ。 **ツキディデス** [名]→「トゥキディデス」 **つきでる【突き出る】** [自下一]突きぬけて出る。「釘[くぎ]が―」②前方や上に長く出る。「高層ビルが―」 **つきとおす【突き通す】** [他五]突きぬけて裏側にまで通るようにする。「針を―」[類]貫[つらぬ]く **つきとばす【突き飛ばす】** [他五]手あらく突いたり、ぶつかったりしてはねとばす。 **つきとめる【突き止める】** [他下一]よく調べて、犯人や真相はここにあると明らかにする。「故障の原因を―」 **つきなみ【月並み・月次】** [形動]きまりきった感じのすること。ありふれたようす。「―な表現」②毎月きまってあること。月ごと。「―の会」 **つきにほえる【月に吠える】** 一九一七年。萩原朔太郎[はぎわらさくたろう]の詩集。近代の孤独や憂鬱を、するどく、しかもあざやかなイメージで表現した、近代詩史上の画期的な作品。 **つきぬける【突き抜ける】** [自下一]向こう側まで通って出る。「弾丸[だんがん]がかべを―」「広場を―」 **つきのかつら【月の桂】** [名]月に生えているという、たけの高いカツラの木。「―を折る(=科挙の試験に合格する)」▽古代中国の伝説から。 **つぎのま【次の間】** [名]◎おもな座敷きのすぐとなりにある小部屋[こべや]。ひかえの間。「―付き」②主君の部屋への次にある部屋。 **つきのわぐま【月の輪熊】** [名]クマ科の哺乳[ほにゅう]動物。日本では、本州の深山にすみ、黒色で、首に三日月形の白い毛がある。 **つぎはぎ【継ぎ接ぎ】** [名・スル]つぎを当てたり、はぎあわせたりすること。また、そのようにして一つにしたもの。「―だらけのズボン」「―の文章」 <905> **つきはてる【尽き果てる】** [自下一]全部使いはたす。完全になくなる。「弾丸[だんがん]も―」「精魂[せいこん]―」 **つきはなす【突き放す】** [他五]突いてはなれさせる。「土俵[どひょう]の外にー」②見捨てて相手にしない。関係を絶つ。「相手の要求を―」③ある距離を保って冷静にあつかう。「突き放した見かた」▼「つっぱなす」とも。 **つきばらい【月払い】** [名]月ごとに分割してしはらうこと。「―で買う」[同]月賦[げっぷ] **つきひ【月日】** [名]時間の経過。「楽しい―を送る」「―のたつのは早い」[同]年月[ねんげつ]・歳月[さいげつ] **つきびと【付き人】** [名]芸能人や力士[りきし]などにつきそって身のまわりの世話をする人。つけびと。 **つぎほ【接ぎ穂】** [名]つぎ木をするとき、台木[だいぎ]につぐ芽や枝など。②話を言いつぐ機会。「話の―を失う」 **つきまとう【付き纏う】** [自五]うるさくそばについてまわる。「いやな人に付きまとわれる」「最初の悪い印象がいつまでもー」 **つきみ【月見】** [名]①月をながめて楽しむこと。とくに、陰暦[いんれき]八月一五日(=十五夜)と九月一三日(=十三夜)の月を観賞すること。「―の宴[うたげ]」[類]観月②なまたまごの黄身を月に見たてた料理。「―そば」 **つきみそう【月見草】** [名] アカバナ科の二年草。夏の夕方に白い花をつけ、翌朝にはしぼんで紅色になる。②オオマツヨイグサの俗称[ぞくしょう]。→「まつよいぐさ」 **つきもの【付き物】** [名]そのものに必ずついてまわるもの。「さしみにわさびはーだ」 **つきもの【憑き物】** [名]人に乗りうつって異常な行動をさせる霊[れい]。もののけ。「―が落ちる」 **つきやま【築山】** [名]日本庭園で、山をかたどって土を盛りあげたところ。▽常用漢字表付表の語。 **つきゆび【突き指】** [名・スル]指さきに強くものが当たったりして、指の関節を痛めること。 **つきよ【月夜】** [名]月の明るい夜。月の美しい夜。[反]やみ夜 **月夜に釜を抜かれる** はなはだしい油断のたとえ。▽明るい月夜の晩だというのに、かまをぬすまれるという意味から。 **月夜に提灯** 無益[むえき]やむだなことのたとえ。 **つきる【尽きる】** [自上一]終わりまで使いはたして残りがなくなる。「力が―」「あいそが―」②[「〜に尽きる」の形で]…以外のものはない。すべてが…である。「感謝の一語に―」 **つく【付く・附く】** [自五]ぴったりふれあって、はなれない状態になる。「色が―」「傷が―」「癖[くせ]が―」「痘痕[あばた]が―」「目に―」「耳に―」「鼻に―」「仕事が手に付かない」②すでに存在するところに加わる。「味方に―」「先生に付いて行く」「利子が―」「おひれが―」③自分のものになる。「元気が―」「実力が―」「知恵[ちえ]が―」「板に―」④きまる。決着する。落着する。「値段[ねだん]が―」「名前がー」「話が―」「けりが―」「かたが―」「勝負が―」「決心が―」「高く―」「目鼻[めはな]が―」「さし木が―」⑤一つの点に感覚などがはたらいてわかってくる。「はっと気が―」「よく気が―」「想像が―」「察しが―」「目に―」「おじけが―」⑥しるしなどが書かれる。「通知表に2が―」⑦運がいい。「きょうは付いている」 **つく【着く・著く】** [自五]①ぴったりと目的の場所に至る。また、届く。「家に―」「荷物が―」「飛行機が―」「船が岸に―(←着岸)」②すわる。「席に―(←着席)」③届いて安定する。「足が地に―(←着地)」 **つく【漬く・浸く】** [自五]◎ひたる。つかる。「ゆか上まで水が―」②つけものがつかる。 **つく【突く】** [他五]細い棒のさきでさすように力を加える。「やりでー」「怒髪天を―」「雲を―ような大男」②弱点などをせめる。また、せめおそう。「不意を―」「急所を―」「敵陣を―」③強く刺激[しげき]する。「鼻を―におい」④障害をものともせずにたち向かう。「あらしを突いて出発する」⑤細いものを支えにする。「つえを―」「ひじを―」⑥おしあてる。「判を―」⑦打って鳴らす。「鐘[かね]を―」⑧はずませる。「まりを―」⑨ビリヤードのキューのさきで強くおす。「玉を―(←撞球[どうきゅう])」▽①~③は「衝く」、⑦~⑨は「撞く」とも書く。 **つく【搗く・舂く】** [他五]きねなどで打つ。「もちを―」 **つく【就く】** [自五]仕事や役職などに身を置く。「職に―(←就職)」「会長の座に―」②やりはじめる。…しかかる。「床に―」「ねむりに―(↑就寝[しゅうしん])」「帰途に―」「緒[しょ]に―」③従い、身を寄せる。「家庭教師に―」「やすきに―」「へいに就いて曲がる」④[補助]「〜につき」「〜について」の形で]…により。…だから。「雨天につき、中止します」⑤…ごとに。「一人につき、一枚ずつわたす」⑥…に関して。「福祉[ふくし]について考える」 **つく【即く】** [自五]即位する。「天皇が皇位に―」 **つく【吐く】** [他五]◎口や鼻から出す。「ため息を―」②悪口などを言う。「うそを―」 **つく【点く】** [自五]発火する。「火が―(←点火)」②電気のスイッチがはいる。「蛍光灯が―(←点灯)」「テレビがー」▼もと、活動が始まる意味。 **つく【憑く】** [自五]悪霊[あくりょう]などが、乗りうつる。「きつねがー」 **つぐ【次ぐ・亜ぐ】** [自五]すぐそのあとに続く。「災いにー災い」 <906> ②すぐその下の位置を占しめる。「世界記録に―好記録」「中国に―大人口」 **つぐ【継ぐ】** [他五]あとを受けて絶えないように続ける。継続する。「親の財産を―」▽「嗣ぐ」とも書く。②たりないものを、つなぎあわせる。「糸を―」③絶えないように足す。「炭を―」④衣類など、つぎをあててぬいあわせる。つくろう。「ズボンの破れを―」 **つぐ【接ぐ】** [他五]木や骨などをつなぎあわせる。「折れた骨を―(←接骨)」「木に竹をー」 **つぐ【注ぐ】** [他五]液体を器[うつわ]にそそぎ人れる。「酒を―」 **づく【付く・附く】** [造語]「〜づく」の形で]①その状態や度合いが強くなる意味をあらわす。「調子―」「色気―」「産気―」「活気―」②その状態が習慣的になる意味をあらわす。「最近はサッカーづいている」▽名詞に付いて動詞をつくる。 **つくえ【机】** [名]読んだり書いたりするための台。デスク。「―を並べて勉強する」 **つくし【土筆】** [名]スギナの地下茎[ちかけい]から出た、胞子[ほうし]のついた筆形の茎[くき]。春さき、土手などに生える。食用。つくしんぼ。 **づくし【尽くし】** [造語]「〜づくし」の形で]同類のものをすべて並べあげる意味をあらわす。「宝―」「花―」「国―」「ないない―」▽名詞・準体言に付く。 **つくす【尽くす】** [他五] [造語]①残る力がなくなるまで全部使う。「全力を―」「手を―」②他のもののために一生けんめい努力する。「夫に―」「町のために―」③[造語]「〜つくす」の形で]とことん…する。「食い―」「知りー」▽動詞の連用形に付く。 **つくだに【佃煮】** [名]小魚・貝・のりなどを、しょうゆや砂糖[さとう]などでこい味ににつめた食品。長期間保存できる。▽江戸[えど]の佃島[つくだじま]でつくりはじめたことからという。 **つくづく【熟】** [副]細かいところまで、ていねいに見たり考えたりするようす。「―考えてみると」「―ながめる」[類]よくよく・じっくり②身にしみて感じるようす。しんから。「自分のおこないを―反省する」「―いやになる」[類]しみじみ・ほとほと **つくつくぼうし【つくつく法師・寒蟬】** [名]セミ科の昆虫[こんちゅう]。からだの色は黒く小形で、羽はすきとおっている。夏の後半に多く出る。名は鳴き声から。ツクツクホウシ。 **つぐなう【償う】** [他五]自分の犯[おか]したあやまちや、相手にあたえた損失のうめあわせをする。「罪を―」 > つかいわけ 補う・償う・あがなう 「補う」は、不足分や金品の損害を何かでうめあわせること。「不足分は寄付金で補う」。「償う」は、自分の犯した罪やあやまちを、その代わりの金品や労働などをさし出してうめあわせること。「いくらわびてもあやまちは償いきれない」。「あがなう」は、罪やあやまちに匹敵する行為によって、罪やあやまちを消してしまおうとすること。「死をもって罪をあがなう」。 **つくねる【捏ねる】** [他五]手で丸めて固める。手でこねる。「粘土を―」 **つくねんと** [副]一人ぼっちでぼんやりと、また、さびしそうにしているようす。「広間に―しゃがみこんでいる」[類]ぽつねんと **つくばう【蹲う】** [他五]からだをまるくしてしゃがむ。「平蜘蛛[ひらぐも]のように地面に―」 **つくばしゅう【菟玖波集】** [名]一三五六年ころ。二条良基[にじょうよしもと]の撰[せん]。古代からの五三○余人の旬、二一七○余首からなる準勅撰[じゅんちょくせん]連歌集。二〇巻。 **つくばのみち【筑波の道】** [名]連歌のこと。また、連歌の道。「ヤマトタケルノミコトが「新治[にいはり]筑波[つくば]を過ぎて幾夜[いくよ]か寝[ね]つる」と問い、御火焼[みひたき]の翁[おきな]が答えたのが連歌の始まりだとされることから。 **つぐみ【鶇】** [名]ヒタキ科の小鳥。秋、大群をつくってシベリアなどからわたってくる。鳴き声が美しい。▽「鶇」は国字で、「鶴」とは別字。 **つぐむ【噤む】** [他五]口を閉じて何も言わない。おしだまる。「口を―」 **つくもがみ【九十九髪】** [名]老女の白髪[しらが]。▽百に一たりない「つぐもも(次百)」(=九十九)を、「百」から「一」をとった「白」にかけたもの。 **つくり【作り・造り】** [名]つくること。また、つくられたもののできぐあいや構造など。「ガラス作りの器[うつわ]」「すばらしい造りの家」「合掌造[がっしょうづく]り」②化粧[けしょう]。また、よそおい。「若作り」「はでな作り」③さしみ。おつくり。「鯛[たい]の生け作り」④わざと見せかけたもの。「作り笑いする」 **つくり【旁】** [名]漢字を左右に分けたとき、左の偏[へん]に対して右の部分をいう。たとえば、「泳」「机」では「永」「几」をさす。 **つくりあげる【作り上げる・造り上げる】** [他下一]◎実際にはないことをあるように見せかける。「うまく話を―」②最後まで完成させる。「二年がかりでー」 **つくりがお【作り顔】** [名]わざと、よそいきにつくった顔つき。 **つくりごと【作り事】** [名]実際にはないことを、いかにもあるかのようにつくりあげたことがら。フィクション。「小説はしょせん―だ」[同]うそ・作り話 **つくりざかや【造り酒屋】** [名]酒を自分のところでつくって売る店。醸造元[じょうぞうもと]。 **つくりだす【作り出す・造り出す】** [他五]新しいものを生みだす。創造する。「新種を―」「芸術品を―」 **つくりつけ【作り付け・造り付け】** [名]家具などを、とりはずしできないようにつくること。また、そのようにつくられたもの。「―の本棚」 **つくりばなし【作り話】** [名]ないことを、いかにもあったかのようにつくりあげた話。「―にだまされる」 **つくりもの【作り物】** [名]①人がつくりだしたもの。「―の物語」 <907> 「―の物語」 ②にせてつくったもの。まがいもの。「―の花」 ③農作物。「裏畑の―」 **作り笑い**[つくりわらい] [名] おかしくもないのに、わざと笑うこと。また、おあいそ笑い。 **作る**[つくる] [動] ①材料を使って、ものをこしらえる。「本箱を―」「カレーを―」「刺身[さしみ]を―」 ②新しくこしらえ、生みだす。「会社を―」「記録を―」「罪を―」「歌を―」 ③耕作して育てる。「畑を―」「いもを―」 ④ある形に整える。「列を―」「輪を―」 ⑤なんとかして用意する。「時間を―」「かねを―」 ⑥本来の姿や真実ではないものをこしらえる。「顔を―」「声を―」「話を―」「うわべを―」 **造る**[つくる] [動] ①手間と時間をかけて、大きなものをこしらえる。「家を―」「船を―」(←造船)」「庭園を―」(←造園)」「林を―」(←造林) ②発酵させて、じっくりとこしらえる。「酒を―」(←酒造)」「みそを―」 ③養成して育てあげる。「人物を―」 **繕う**[つくろう] [動] ①こわれたり破れたりしているところを直す。「洋服のほころびを―」 ②整えてほんとうらしく見せる。「体裁を―」 ③都合の悪いことをかくして、何とかつじつまを合わせる。「その場をうまく―」 **つけ** [名] ①かきつけ。請求書。 ②その場で代金をはらわないで、あとでまとめてしはらうこと。また、そのようなしはらい方法。「きょうは―にしてくれ」「―を回す」 [造語] [「〜つけ」の形で]「いつも…している」という意味をあらわす。「かかり―の医者」「行き―の飲み屋」▽動詞の連用形に付く。 **付けが回ってくる** あちこちでむりをした影響が、あとでまとまって出ること。 **黄楊・柘植**[つげ] [名] ツゲ科の常緑低木。春、黄色の小花が咲く。庭木や生けがきにする。木材はきめが細かくかたいので、くしやはんこなどに使う。 **付け**[づけ] [造語] [「〜付け」の形で] ●付けること。「のり―」「はんだ―」 ●その日付であること。「五日―の新聞」 **付合**[つけあい] [名] ①連歌や俳諧で、二人以上で長句(五・七・五)と短句(七・七)を、次々に付け合わせること。 **付け上がる**[つけあがる] [動] いい気になって勝手なふるまいをする。「しかると―」「優しくすると―」[類]増長する **付け合わせ**[つけあわせ] [名] 魚や肉料理などにそえる海藻や野菜など。「―のサラダ」 **付け回す**[つけまわす] [動] どこまでも、しつこくあとをつけていく。[類]追い回す **付け入る**[つけいる] [動] 相手の不利な機会や弱点をのがさずつかんで利用する。「人の弱みに―」「―すきをうかがう」[類]付け込む **付句**[つけく] [名] 連歌や俳諧で、さきに出された前句に対して付けた句。前句が五・七・五ならば付句は七・七、前句が七・七ならば付句は五・七・五である。 **告げ口**[つげぐち] [名] [スル] 人の秘密やあやまちなどを、他人にこっそりと知らせること。「先生に―する」[類]密告 **付け加える**[つけくわえる] [動] あるものの上に、さらにつけて足す。「手紙の最後に―」 **付け込む**[つけこむ] [動] ①相手のすきや弱みを見がさずにとらえ、自分の利益になるようにする。「虚に―」[類]付け入る ②帳簿[ちょうぼ]などに金額を記入する。「台帳に―」 **付け足す**[つけたす] [動] あるものの上にさらに加える。「たりない分は付け足しておいてください」 **付けたり**[つけたり] [名] おもな部分にそえられた、あまり重要でない部分。「わたしはほんの―で参りました」[類]付録・付け足し▽「付け足り」は誤り。 [接続] [「〜につけ〜につけ」の形で] → 「つける」 **付け届け**[つけとどけ] [名] [スル] 謝礼の気持ちや義理でするおくりもの。「盆暮れの―」 **付け根**[つけね] [名] ものがくっついている根もとの部分。「足の―が痛い」 **付け狙う**[つけねらう] [動] 絶えずあとをつけて、おそう機会をうかがう。「敵[かたき]と―」 **付け火**[つけび] [名] 「放火」の古い言い方。家などにわざと火をつけること。 **付け人**[つけびと] [名] →「つきびと」 **付け文**[つけぶみ] [名] 恋文をわたすこと。また、その恋文。ラブレター。古い言い方。 **付け目**[つけめ] [名] つけこむのによい相手の弱点。また、ねらいとするところ。「敵の若さが―だ」「そこがこっちの―だ」 **漬物**[つけもの] [名] 野菜類を塩・みそ・ぬかなどでつけた食品。こうのもの。▽ふつう、「漬け物」とは書かない。 **付け焼き刃**[つけやきば] [名] まにあわせのために、にわかにしこんだ知識や技能。「そんな―は通用しない」[類]一夜漬け・泥縄 **付ける・附ける**[つける] [動] ①ぴったりふれて、はなれないようにする。「おでこに墨を―」「おしろいを―」「足あとを―」「しみ を―」「目をあけて顔を水に―」 ②しっかりと加える。「ガードマンを―」「味方に―」「付録を―」「利息を―」「文句を―」「味を―」 ③尾行する。「犯人のあとを―」 ④力やわざなどを、たしかにそなわらせる。「元気を―」「知恵を―」 ⑤定めて落ち着かせる。「値段を―」「あだ名を―」「見こみを―」「けりを―」「めどを―」 ⑥しっかり感覚などをはたらかせる。「気を―」「目を―」 ⑦記入する。「ノートに―」「家計簿[かけいぼ]を―」 ⑧あることをやりはじめる。とりかかる。「手を―」「はしを―」「ロを―」 ⑨適度な状態にする。「燗[かん]を―」 ⑩あらたに設ける。「道を―」 <908> **つける【着ける】** [他下一]①きちんとからだにまとう。「身に―」「はかまを―」「たびを―」「髪[かみ]にリボンをー」「能面を―」[同]着る・はく②ぴったり目的の場所に行かせる。「船を岸に―(↑着岸・着船)」「玄関前に車を―」③たしかにある場所に置く。「席に―(←着席)」④しっかりと能力などをそなえる。「技術を身に―」 **つける【就ける】** [他下一]ある地位や役割に身を置かせる。「役職に―」②従わせて指導を受けさせる。「厳しい先生に―」 **つける【即ける】** [他下一]即位させる。「王位に―」 **つける【漬ける・浸ける】** [他下一]ものを液体などの中に入れて中までしみこませる。「せんたくものを水にー」②つけものにする。「白菜を―」「ぬかみそに―」 **つける【点ける】** [他五]もえさせる。「口火を―」「ストーブをー」②電気のスイッチを入れる。「電灯を―」「ラジオを―」 **つげる【告げる】** [他下一]つたえる。「正午を―時報」「いとまを―」②…の状態になる。「一段落を―」「風雲急を―」 **っこ** [造語]「〜っこ」の形で]たがいに…して比べあう意味をあらわす。「かけー」「にらめ―」 **っこい** [造語]「〜っこい」の形で]「…傾向が強い」という意味をあらわす。「油―」「ねち―」「ねばー」 **つごう【都合】** [名・スル]①何かをしようとするときのさまざまの事情や機会。「一身上の―」「万事好―」[同]具合②やりくりして時間やかねなどをつくりだすこと。「あしたまでに一○万円―してくれ」③[副]合計で。全部合わせて。「出席者は―二五○名にのぼる」[同]締めて **つごもり【晦・晦日】** [名]月の最後の日。みそか。とくに、その年の最後の日の一二月三一日を「おおつごもり」という。☆一日[ついたち]▽「つきごもり(月隠り)」の変化した形。 **つじ【辻】** [名]道が十文字に交差している場所。十字路。▽「辻」の「十」の部分が意味をあらわす。②みちばた。「―説法」 **つじうら【辻占】** [名]占[うらな]いのことばを書いた小さな紙片。また、それを売る人。②吉凶[きっきょう]の前ぶれ。「―がよくない」▽昔、つじに立って、通る人のことばで吉凶を判断したことから。 **つじぎり【辻斬り】** [名]昔、武士がうでまえや刀のきれ味をためすために、夜、通行人を道ばたできったこと。また、その武士。 **つじせっぽう【辻説法】** [名]道ばたで、通行人に説ききかせる説教。 **つじつま【辻褄】** [名]ものごとのすじみち。はじめから終わりまで一貫した流れ。「―を合わせる」 **つしま【対馬】** [名]旧国名。今の長崎[ながさき]県に壱岐[いき]と並んである島。上島[かみじま]と下島[しもじま]とに分かれる。西海道[さいかいどう]の一国。対州[たいしゅう]。壱岐とともに朝鮮[ちょうせん]への交通の要所であった。[同]海流 **つた【蔦】** [名]ブドウ科の落葉つる性低木。巻きひげによって、樹木や石がきなどにからみ、秋、紅葉する。観賞用。 **つたう【伝う】** [自五]あるものに沿って移りうごく。「屋根を伝って逃げる」 **つたえきく【伝え聞く】** [他五]人からうわさを聞いて知る。「―ところでは」 **つたえる【伝える】** [他下一]線状のものを通して、他に移行させる。「熱を―」「振動を―」②情報などを次々に人手を経て、相手に届くようにする。「命令を―」「そのように伝えてください」③次々にゆずっていく。師匠[ししょう]から受けついだ学問などを次の世代の者に教えさずける。「家宝として―」「極意[ごくい]を―」「秘伝を―」④年月を経て残す。「のちの世まで名を―」「その当時の姿を今に―」⑤外国から持ってくる。「仏教を―」[同]もたらす **つたかずら【蔦蔓・蔦葛】** [名]つる性の植物をまとめた呼び名。 **つだそうきち【津田左右吉】** [人名]一八七三—一九六一年。大正・昭和期の歴史学者。岐阜県生まれ。「古事記」や「日本書紀」の本文批判をおこない、古代史研究に文献学[ぶんけんがく]的・実証的な歴史研究の態度をもちこんだ。著書に「文学に現はれたる我が国民思想の研究」など。 **つたない【拙い】** [形]へたである。おとっている。「―文章」「―者ですが」[同]拙劣▽自分についてはへりくだった気持ちでいう。②運が悪い。「武運つたなく討[う]ち死にした」 **つたわる【伝わる】** [自五]線状に一方から他方へ移る。「体温が―」「ゆれが―」「悲しみが―」②ものに沿って流れる。はこばれる。「なみだがほおを―」「仏教文化がー」③人を経て次から次へと知れわたる。「うわさが―」④代々の年月を経て残される。「伝説が―」「先祖から伝わった宝」 <909> **つち【土】** [名]岩や石が細かくくだけて粉末状になったもの。[類]泥・土壌[どじょう]②大地。陸地。「故国の―をふむ」[反]天[あめ] **土一升に金一升** 土地の値段が非常に高いこと。 **土が付く** すもうで、負けること。 **土に返る** 死んでほうむられる。[類]土になる **つち【槌・鎚】** [名]ものをたたいたり、打ちつけたりするための道具。木づち・金[かな]づちなど。[類]ハンマー **つちいっき【土一揆】** [名]室町[むろまち]中期以降、年貢[ねんぐ]の軽減などを求めた農民の組織的な暴動。近畿[きんき]地方に多かった。「どいっき」とも。 **つちいばんすい【土井晩翠】** [人名]一八七一—一九五二年。明治から昭和期の詩人・英文学者。仙台[せんだい]生まれ。本名は林吉[りんきち]。漢語を用いた雄大な構想の詩を、男性的な調べでうたった。「どいばんすい」とも。代表作に詩集「天地有情[てんちうじょう]」。 **つちいろ【土色】** [名]土のような色。また、やつれや恐怖[きょうふ]のために、血の気がひいて黒くなった顔色にいう。土気色[つちけいろ]。 **つちかう【培う】** [他五]能力や性質を養い育てる。「向上心を―」「助け合いの精神を―」②草木の根に土をかけて育てる。「畑の作物を―」[類]養う **つちくさい【土臭い】** [形]土のにおいがする。また、いなかじみた。「―ネギ」「―民謡」 **つちくれ【土塊】** [名]土のかたまり。 **つちけいろ【土気色】** [名]生気のない顔色。血の気を失った顔色。 **つちけむり【土煙】** [名]細かくかわいた土や砂がまいあがって、けむりのように見えるもの。「―をあげて走る車」 **つちだばくせん【土田麦僊】** [名]一八八七—一九三六年。大正・昭和期の日本画家。新潟県生まれ。本名は金二。竹内栖鳳[たけうちせいほう]に学び、近代西洋画の画法をとりいれて、新しい日本画を目ざし、国画創作協会の結成に加わった。代表作「大原女[おはらめ]」「湯女[ゆな]」。 **つちつかず【土付かず】** [名]すもうで、その場所が始まってまだ一度も負けていないこと。かちっぱなし。全勝。「中日[なかび]まで―の八連勝」 **つちのえ【戊】** [名]十干[じっかん]の第五。ぼ。▽五行[ごぎょう]で、「土の兄[え]」という意味。「戊[じゅ](=まもる)」「戌[いぬ]」は別字。 **つちのと【己】** [名]十干[じっかん]の第六。き。▽五行[ごぎょう]で、「土の弟[と]」という意味。「已[い]」「巳[み]」は別字。 **つちふまず【土踏まず】** [名]足のうらの内側の、くぼんでいるところ。 **つちやぶんめい【土屋文明】** [人名]一八九〇—一九九〇年。大正・昭和期の歌人。群馬県生まれ。伊藤左千夫[いとうさちお]に師事。「万葉集」の研究者でもある。歌集「ふゆくさ」「山谷[さんこく]集」など。 **つつ【筒】** [名]①まるくて細長く、中がからのもの。「茶―[ちゃづつ]」「―竹[たけ](=つつ切りの竹)」②小銃・大砲[たいほう]などの銃身や砲身。また、小銃や大砲。▽「筒」はまっすぐだが、「管」は曲がっていてもよく、長さのわりに細い。 **つつ** [接助]①動作の同時進行をあらわす。「散歩しー考える」②逆接の確定条件をあらわす。「いけないと知りーやめられない」③動作の継続・進行をあらわす。「完成に近づき―ある」▼①②の用法は「ながら」に似ているが、「つつ」はふつう書きことばで使う。 **つっ【突っ】** [造語]「突っ〜」の形で]動詞に付いて、「勢いよく」「強く」「急に」などの意味をそえる。「―走る」「―ぱねる」▽「突き」の変化した形。 **つついづつ【筒井筒】** [名]筒のようにほった、まるい井戸を囲むわく。「―の友(=幼なじみ)」▽「伊勢物語」から。 **つづうらうら【津津浦浦】** [副]全国いたるところ。国じゅう。「名前は―に鳴りひびく」▽「津」は港、「浦」は入り江。あらゆる港や海岸という意味から。 **つっかいぼう【突っ支い棒】** [名]引き戸があかないようにしたり、ものがたおれないように支えたりする棒。つっぱり。つっかい。 **つっかえす【突っ返す】** [他五]突いてきたものを、もとへおし返す。②さし出されたものを、そっけなく返す。「文書を―」▽「つきかえす」とも。 **つっかかる【突っ掛かる】** [自五]それを目がけて突く。「えものに―」②ぶつかる。つきあたる。「柱に―」「敷居に突っ掛かって転ぶ」③くってかかる。「上司に―」 **つっかけ【突っ掛け】** [名]足の指さきにつっかけてはく、簡便なはきもの。サンダル。 **つっかける【突っ掛ける】** [他下一]くつなどを気軽につまさきにかけてはく。「サンダルを―」②すもうの立ちあいで、相手が不じゅうぶんな状態で、さきに出てしかける。「呼吸が合わずに―」 **つつがない【恙ない】** [形]病気や事故もなく、ぶじに。ふだんと変わらず。「道中つつがなく旅を終える」「つつがなく暮らす」 **つつがむしびょう【恙虫病】** [名]急性の熱病の一種。ツツガムシ科に属するダニが寄生して起こる伝染病。 **つづき【続き】** [名]続くこと。また、続きぐあいや続いていく状態。「雨―の天候」「話の―を聞く」 **つづきがら【続き柄】** [名]親族や家族としての関係。ふつう、世帯主[せたいぬし]を基準として、「祖父」とか「長女」とかいう。続柄。▽本来は「ぞくがら」というのは正しくない。 **つきる【突っ切る】** [他五]勢いよく突きやぶる。「難関を―」 <910> ②勢いよく横切る。「大草原を―」 **つつく【突く】** [他五]細いもので軽く何度も突く。「棒でー」「ひじでとなりの人を―」「くちばしでえさを―」②欠点や弱点をせめたてる。「痛いところをつつかれた」③けしかける。そそのかす。「後ろでつついているのはだれだ」④はしでつまんで食べる。「あんこうなべを―」▼「つっつく」とも。 **つつじ【躑躅】** [名]ツツジ科の低木のまとめた呼び方。五月ごろから赤・白・むらさきなどの美しい花が咲く。種類が多い。観賞用。 **つづく【続く】** [自五]線状に、または時間的に切れないでつながる。「細い道が―」「来月号に―」「からだが続かない」「根気が―」②あとに従う。「前の人に―」③時間的に切れ目なく起こる。「事故が―」 **つづけざま【続けざま・続け様】** [名]同じことが間[ま]をおかずにくりかえされること。また、続けて起こること。「―の災難」 **つづける【続ける】** [他下一] [造語]①線状に切れずにつながるようにする。「文章を―」②[造語]「〜続ける」の形で]「ずっと…の状態・動作でいる」という意味をあらわす。「読み―」「流し―」「泣き―」「だまりー」▽動詞の連用形に付く。 **つっけんどん【突っ慳貪】** [形動]とげとげしくて、思いやりがないようす。「―な応対」「―に断る」[類]邪険[じゃけん] **つっこむ【突っ込む】** [他五]棒をどろの中にさしこむように、勢いよくさし入れる。また、勢いよくはいりこむ。「どろぬまに足を―」「猛スピードでゴールに―」②中[なか]深くはいりこむ。内部へたちいる。「突っ込んだ話をする」③むぞうさに入れる。「何でもポケットにー」④深いところまで激しく問いつめる。「へたなことを言うと突っ込まれるよ」 **つっつく** →「つつく」 **つつしみぶかい【慎み深い】** [形]自分の立場をよくわきまえて、ひかえめに行動するようす。 **つつしむ【慎む】** [他五]ふみはずしてはならないとされることをしないように、いつも心をつかう。「ことばを―」「身を―」②ひかえめにする。「酒を―」 **つつしむ【謹む】** [他五]相手に対して、ことばや態度をきちんとして敬意をあらわす。 **つつしんで【謹んで】** [副]敬意をもって。うやうやしく。「―新年のお喜びを申しあげます」 **つつそで【筒袖】** [名]たもとのない、筒形のそで。また、そでが筒形の着物。つつっぽ。 **つったつ【突っ立つ】** [自五]まっすぐに立つ。立ったままでいる。「突っ立ってないでてつだいなさい」 **つったてる【突っ立てる】** [他下一]①まっすぐに勢いよく立てる。「マストに旗を―」②「つきたてる」 **つつぬけ【筒抜け】** [名]①話し声や秘密が、そっくりそのままもれてしまうこと。「情報が―になる」②そのまま通りぬけて何も残らないこと。「注意しても右から左へ―だ」 **つっぱしる【突っ走る】** [自五]勢いよく走る。「ゴールヘー」②先走って勝手[かって]に行動する。「戦争の道へと―」 **つっぱなす【突っ放す】** [他五]↓「つきはなす」 **つっぱねる【突っ撥ねる】** [他下一]相手の申しいれなどを手厳しくはねつける。拒否する。「要望を―」 **つっぱる【突っ張る】** [自五]①意地を張る。自分の考えなどをがんこに主張する。「―のはやめなさい」②ぴんと張った状態になる。「足の筋肉が―」「欲の皮が―」③ものにおし当てて支える。「へいを棒で―」④すもうで、相手を勢いよく手のひらで突く。 **つっぷす【突っ伏す】** [自五]勢いよく、また、急にうつぶせになる。「机に―」 **つつましい【慎ましい】** [形]ひかえめである。遠慮ぶかい。「―人がら」「ぜいたくをしない―暮らし」 **つつましやか【慎ましやか】** [形動]遠慮しぶかくてひかえめなようす。「―な女性」「――におじぎする」 **つづまる【約まる】** [自五]短くなる。「音読がー」②簡単になる。要約される。「―ところ(=つまり)」 **つつみ【堤】** [名]川の水があふれないように、岸に土や石を高く積んだところ。どて。堤防[ていぼう]。「―が切れる」②ためいけ。貯水池。 **つつみ【包み】** [名]紙や布などで包んであるもの。また、すっかり包んでしまうこと。「―を開く」「薬を―飲む」▽「こづつみ」は、「小包」と書く。 **つづみ【鼓】** [名]中央が細い木の胴の両はしに革を張った、手で打つ楽器。雅楽・能楽・歌舞伎などに使う。②革を張って鳴らす打楽器をまとめた呼び方。大鼓[おおつづみ]と小鼓[こつづみ]とがある。 **つつみかくす【包み隠す】** [他五]包んで外から見えなくする。また、事実などを人に知られないように秘密にする。「包み隠さず話してごらん」 **つつみちゅうなごんものがたり【堤中納言物語】** [名]一〇五五年ころ。作者未詳[みしょう]。速いテンポで機知をきかせて、人生の断面を奇抜な着想でとらえた短編一〇編からなる。 **つつむ【包む】** [他五]外側から全体をおおう。「こい霧[きり]に包まれる」「なぞに包まれた事件」②中に入れて全体をおおう。「ふろしきでー」「お祝いに一万円包んだ」③心の中に、ひそかにかくす。「包みきれない喜び」 <911> **つづめる【約める】** [他下一]短くする。また、縮めて簡単にする。「ズボンのたけを―」「つづめて言いますと」②むだを省いて切りつめる。節約する。「食費をぎりぎりにー」 **つつもたせ【美人局】** [名]自分の妻や愛人とはかり、他の男を誘惑させ、おどして相手の男から金品をゆすりとること。 **つづら【葛】** [名]ツヅラフジなど、じょうぶなつる性の植物。 **つづら【葛籠】** [名]ツヅラフジを編んでつくった衣服の入れもの。 **つづらおり【葛折り・九十九折り】** [名]ツヅラフジのつるのように、うねうねと折れまがって続く坂道。「山頂からのーを下る」 **つづり【綴り】** [名]◎書類などをとじあわせること。また、書類をとじあわせたもの。「原稿用紙の―」②スペリング。「ーをまちがえる」 **つづりかた【綴り方】** [名]①アルファベットなどを書きつづる方法。スペリング。「ローマ字の―を覚える」②小学校で、「作文」の古い呼び方。「―の授業」 **つづる【綴る】** [他五]糸などで一つにとじあわせる。つなぎあわせる。「原稿用紙を―」②文章や詩歌[しいか]などをつくって書きつける。「思い出を作文に―」③アルファベットを続けて単語を書く。 **つづれ【綴れ】** [名]破れたところをつぎあわせた衣服。つぎはぎの衣服。ぼろ。「―をまとう」②「つづれ織り」の略。色糸で模様を織りだした織物。帯などにする。 **つて【伝・伝手】** [名]目的をとげるために有利となるような人間関係。てがかり。コネ。「―をたよって上京する」[類]手づる・縁故[えんこ] **つと【苞】** [名]ものを包むために、わらなどを束ねたもの。わらづと。「―入りのなっとう」▽もと、みやげもののこと。 **つど【都度】** [名]…のたびごと。「その―言いきかせる」▽毎回単独では使わない。 **つどい【集い】** [名]一つの目的をもった集まり。「映画鑑賞[かんしょう]の―」[類]会 **つどう【集う】** [自五]同じ目的をもって人々が集まる。「恩師をかこんでー」[同]会する **つとに【夙に】** [副]①ずっと前から。早くから。「政界では―有名な人物」②幼いときからすでに。「―医者になるこころざしをもっていた」③朝早くから。「―起きて練習にはげむ」▼文章語。 **つとまる【勤まる】** [自五]うけもった役や仕事を、じゅうぶんにやりこなせる。「はたしてこの大役[たいやく]が―かどうか」 **つとめ【務め】** [名]当然おこなわなければならないことがら。義務。役目。「国民としての―」「―を果たす」[同]任務 **つとめ【勤め】** [名]職場に働きに行くこと。また、そこでおこなう仕事。「―を辞める」「お―人」[同]勤務↓「おつとめ」 **つとめて【努めて・勉めて】** [副]そうしようと努力するようす。できるかぎりがんばって。「―笑顔をつくろうとする」「―きれいに書く」[類]精一杯[せいいっぱい] **つとめる【努める・勉める】** [他下一]目的に向かって力をつくす。一生けんめいはげむ。「サービスにこれ―」「学問に―」 **つとめる【勤める】** [他下一]会社員や職員などとして働く。勤務する。「商事会社に―」[同]仕える **つとめる【務める】** [他下一]役目や任務をうけもって果たす。「司会を―」「主役を―」 **つな【綱】** [名]麻[あさ]やわらや針金などを、長くよりあわせたもの。なわやひもより太く強いもの。ロープ。②よりすがって、たよりとするもの。「たのみの―」③すもうで、横綱の地位。「―とりの場所」 **綱を張る** 横綱になる。また、横綱としてりっぱにつとめる。 **ツナ** [名]まぐろ。とくに、缶詰にしたまぐろの肉をいう。「―サンド」[tuna] **つながり【繋がり】** [名]つながること。関係。「今回の事件とは何の―もない」 **つながる【繋がる】** [自五]はなれていたものが結ばれる。切れないで続く。「電話が―」「首が―」②関係がある。「事件に―」「血が―」 **つなぎ【繋ぎ】** [名]次のことに移るまでのあいだをうめるもの。「―のアトラクション」②料理などで、ねばりをつけるために材料にまぜるもの。「そばの―にする卵」③上着[うわぎ]とズボンがひと続きの作業服。 **つなぐ【繋ぐ】** [他五]ひもなどで結び、はなれないようにする。「馬を―」「牢[ろう]に―(=牢[ろう]に入れる)」②はなれているものを一つに結ぶ。「手を―」「アンテナをテレビにー」③その状態を長く続かせて、絶やさないようにする。「望みを―」「命を―」 **つなひき【綱引き・綱曳き】** [名]二組みに分かれて一本の綱を引きあい、綱を自分の陣地[じんち]に引きこんだほうを勝ちとする競技。 **つなみ【津波・海嘯】** [名]地震[じしん]や海底変動などによって、急に高波が起こり陸地におし寄せること。また、そのときにおし寄せる高波。 **つなわたり【綱渡り】** [名]空中に張った一本の綱の上をわたる曲芸の一つ。危ないことをすることをたとえてもいう。「そんな―はおやめなさい」 **つね【常】** [名]①いつでも変わらないこと。「人の世の―」[同]不変②いつものこと。ふだん。「―日ごろからの心がけ」「朝の散歩を―とする」[類]平素[へいそ]③ありがちなこと。また、ありふれていること。「日本人のーとして」「―の人」[同]普通・平凡[へいぼん] **つねづね【常常】** [副]いつもいつも。ふだんから。「―ふしぎに思っていた」[類]常日ごろ <912> **つねに【常に】** [副]習慣のように、いつも変わらずにするようす。「―相手を気づかう」[同]いつでも・絶えず **つねひごろ【常日頃】** [名]ふだん。日常いつも。「―の努力が実を結ぶ」▽同じ意味のことばを重ねた強調表現。 **つねる【抓る】** [他五]つめや指のさきで、はだをつまんで強くひねる。「夢ではないかと、ほおを―」 **つの【角】** [名]動物の頭部にある、かたい骨のような突起物[とっきぶつ]。②ものの表面にできた突起物。 **角突き合わせる** 仲が悪くてけんかする。 **角を折る** 言いはっていたことを、ひっこめる。[類]我がを折る **角を出す** 女性が嫉妬[しっと]する。やきもちを焼く。▽能楽で、女の生き霊[りょう]が嫉妬で鬼[おに]になることから。 **角を矯めて牛を殺す** 小さな欠点を直すことによって、かえって全体をだめにすること。 **つのがき【角書き】** [名]題名や書名などの上に、二次的な内容を二行に小さく書いたもの。「謎袂[なぞは]の白旗[しら]」(浄瑠璃の題名)など。 **つのかくし【角隠し】** [名]結婚式のとき、和装の花嫁が頭にかぶる白い布。 **つのだる【角樽】** [名]祝儀[しゅうぎ]の酒などを入れるため、二つの大きく高い柄をつけた、朱塗りのたる。 **つのぶえ【角笛】** [名]動物のつのをくりぬいてつくった笛。猟師や牧童などが使う。 **つのる【募る】** [自五]だんだん激しく、また、ひどくなる。「思いがー」「寒さが―」②広く呼びかけて集める。募集[ぼしゅう]する。「寄付金を―」 **つば【唾】** [名]だ液。つばき。「手に―する」 **唾をつける** 他人にとられないように、前もってかかわりをつけておくこと。 **つば【鍔・鐔】** [名]刀の柄の部分と刀身のあいだにはさむ、平たい鉄板。こぶしを守るためにつける。②帽子のまわりや前の部分につき出ている、ひさしのような部分。 **つばき【唾】** [名]だ液。つば。 **つばき【椿・山茶】** [名]ツバキ科の常緑高木。葉は厚くてつやがあり、早春、赤や白などの花をつける。種子から油をとる。 **つばくら【燕】** [名]「つばめ」の古い呼び名。つばくらめ。 **つばさ【翼】** [名]①鳥が空を飛ぶための器官。前足が飛行用に変化したもの。「―を交わす」②航空機の翼[よく]。 **翼を広げる** 自由に飛びまわる。「想像の―」 **ツバス** [名] 出世魚[しゅっせうお]であるブリの、関西での最初の呼び名。▽ツバス→ハマチ→メジロ→ブリの順で、名が変わる。関東[かんとう]ではワカシという。 **つばぜりあい【鍔迫り合い】** [名]ほぼ同じ実力の者どうしが、激しく勝負を争うこと。接戦。「残る一議席をめぐって―を演じる」▽もと、たがいに相手の刀をつばで受けとめたままおしあうこと。 **つばめ【燕】** [名]ツバメ科の鳥をまとめた呼び方。春、南方から来るわたり鳥。尾[お]は長くて分かれている。害虫を食べる益鳥。つばくら。つばくらめ。 **つぶ【粒】** [名] [造語]①小さくてまるいもの。「米のー」「砂ー」②集まっているものの、一つ一つの大きさや質。「―のそろったみかん」③[造語]まるくて小さなものを数えることば。「一―のなみだ」 **つぶさに【具に・備に・悉に】** [副]細かく、くわしいようす。「―観察する」[同]詳細[しょうさい]に②もれなく、じゅうぶんに。「―辛酸[しんさん]をなめる」「―数えあげる」 **つぶしがきく【潰しが利く】** 本来の仕事以外でも、うまくやれる能力がある。 **つぶす【潰す】** [他五]力を加えて、もとの形をくずす。「あき箱を―」②もともとのはたらきを失わせ、役に立たないようにする。だめにする。「声を―」「畑をつぶしてマンションを建てる」「きもを―」「休みをつぶした(=休みをだめにした)」「顔を―」③破産させる。「会社を―」「身代[しんだい]を―」④あいたところをふさぐ。「穴を―」「ひまを―」⑤食べるために家畜[かちく]を殺す。「にわとりをつぶして客をもてなす」 **つぶぞろい【粒揃い】** [名]どれをとってもすぐれていて、見おとりしないものが集まっていること。「今回のメンバーはーだ」[同]粒より▽穀物のつぶの大きさがそろっているという意味から。 **つぶだつ【粒立つ】** [自五]表面に、つぶがたくさんできる。あわだつ。 **つぶだてる【粒立てる】** [他下一]一つ一つの粒がはっきりわかるように発声する。「粒立てて発音しなさい」 **つぶて【礫・飛礫】** [名]投げつけるための小石。「なしの―(=なんの音信もないこと)」 **つぶやく【呟く】** [他五]小声で独り言を言う。不平を言う。「口の中で、ぶつぶつー」 **つぶより【粒選り】** [名]多くの中から、すぐれたものをよりぬいてあること。また、よりぬいたもの。「―の選手」[同]えり抜き **つぶら【円ら】** [形動]まるくてかわいらしいようす。「―なひとみ」 **つぶる【瞑る】** [他五]目を閉じる。「つむる」とも。「片目を―」「目を―」 **つぶれる【潰れる】** [自下一]上から力が加わって、ぺしゃんこになり、はたらきがだめになる。「パンが―」②役に立たなくなる。「ねじの山が―」「のどが―」「顔が―」③やっていけなくなる。「娘[むすめ]が三人いると身代[しんだい]が―」「会社が―」④予定の時間が他のことにとられる。「出張で休みが―」⑤たえきれないほどの驚きや悲しみを受ける。「肝[きも]がー」 <913> **つべこべ** [副]文句や不平などをいろいろとうるさく言うようす。俗[ぞく]な言い方。「―言わずさっさとかたづけなさい」[類]ぶつくさ▽ふつう、目下[めした]の者の不平をたしなめるときに使う。 **ツベルクリン** [名]結核に感染しているかどうかを判定するための注射液。抗原抗体反応を利用している。「―反応」▽一八九〇年にコッホがはじめてつくった。 **つぼ【坪】** [名] [造語]尺貫[しゃっかん]法で、土地の面積の単位。一坪は一間[けん](六尺)平方の面積で、約三・三平方メートル。合[ごう]。 **つぼ【壷】** [名]口の部分がせまくすぼんで、胴[どう]がふくらんだ形の入れもの。「茶―」▽「壺[つぼ]」は別字。②料理で使われる、小さくて深い容器。つぼざら。③深くくぼんだところ。「たき―」④ものごとの急所。重要なところ。「―をはずさない」「―をこころえる」[類]こつ・要点⑤ねらいをつけたところ。「思うー」[類]図星[ずぼし]⑥灸[きゅう]や指圧に効果的なところ。 **つぼいさかえ【壷井栄】** [名]一九〇〇—一六七年。昭和期の小説家。香川県生まれ。プロレタリア文学運動に参加。童話作家としても有名。小説「大根の葉」「柿[かき]の木のある家」「二十四の瞳[ひとみ]」。 **つぼうちしょうよう【坪内逍遥】** [名]一八五九—一九三五年。明治・大正期の小説家・劇作家・評論家。美濃[みの]生まれ。本名は雄蔵[ゆうぞう]。写実主義を「小説神髄[しょうせつしんずい]」で唱え、それを「当世書生気質[とうせいしょせいかたぎ]」で作品化した。演劇の改良やシェークスピアの翻訳にも功績があった。 **つぼそうぞく【壺装束】** [名]平安・鎌倉時代、中流以上の女性の外出するときのよそおい。市女笠[いちめがさ]をかぶり、髪[かみ]を小袖[こそで]の中に入れ、上着は腰帯[こしおび]でたくしあげ、足首までの長さにして着る。 **つぼたじょうじ【坪田譲治】** [人名]一八九〇—一九八二年。大正・昭和期の童話作家。岡山県生まれ。小川未明[おがわみめい]に師事し、雑誌「赤い鳥」に作品を発表した。代表作「正太の馬」「お化けの世界」。 **つぼね【局】** [名]宮殿[きゅうでん]内の、それぞれ別にしきった部屋[へや]。また、それをもっている女官。 **つぼみ【蕾・莟】** [名]◎花が開く前のふくらみ。「桜のーがふくらむ」②まだ一人前[いちにんまえ]ではないが、将来が期待される若者。「―の花を散らす(=若いうちに死なす)」 **つぼむ【窄む】** [自五]壷[つぼ]の口のように、せまく小さくなる。「すぼむ」とも。「夕方になると花が―」「ロのつぼんだ一輪ざし」[同]しぼむ **つぼむ【蕾む・莟む】** [自五]草木が花のつぼみをもつ。 **つぼめる【窄める】** [他下一]つぼむようにする。開いていたものを閉じる。「すぼめる」とも。「かさを―」 **つぼやき【壷焼き】** [名]①サザエなどの巻き貝を殻ごと焼いた料理。②つぼ形の容器で蒸[む]しやきにしたサツマイモ。 **つま【妻】** [名]夫婦のうち、女性のほう。配偶者である女。[同]家内[かない]・女房[にょうぼう][反]夫[おっと]②建築で、切り妻屋根や入り母屋づくりの屋根の両側にある三角形の部分。 **つま【具・交】** [名]さしみなどにそえる、少量の海藻[かいそう]や野菜。また、主要なものをひきたてるために軽くそえるもの。「話の―にされる」 **つま【褄】** [名]着物のおくみの、えりさきから下の部分のふち。たてづま。 **褄を取る** たてづまを手で少し持ちあげて歩く。芸者になること。[類]左づまを取る しなをつくった歩きかたであることから。 **つまさき【爪先】** [名]足の指のさき。足のさき。「―立つ」 **つまさきあがり【爪先上がり】** [名]だんだん上り坂になること。また、そういう坂道や傾斜地。「第二打はーのむずかしいショット」→つま先下がり **つまされる** [他下一]自分の経験にひき比べて気の毒に感じられる。「身に―」 **つましい【倹しい】** [形]倹約[けんやく]に努めている。むだづかいをしない。「―年金生活」[同]質素 **つまずく【躓く】** [自五]①あやまってつまさきがものにあたって、前によろめく。「石につまずいて転ぶ」②中途[ちゅうと]で障害にあって失敗する。「計画が―」[同]しくじる▽「つまづく」は誤り。 **つまど【妻戸】** [名]家のはしにある、両開きの板戸。また、寝殿[しんでん]づくりで、建物の四すみにある両開きの板戸。 **つまはじき【爪弾き】** [名・スル]人をきらって仲間はずれにすること。「みんなから―される」[類]排斥・排撃[はいげき]▽指さきではじくという意味から。 **つまびき【爪弾き】** [名・スル]ギターや三味線などを、ピックやばちを使わずにつめや指さきで弾くこと。「つめびき」とも。 **つまびらか【詳らか・審らか】** [形動]細かいところまで、くわしくはっきりとわかるようす。「事情を―にする」「原因は―でない」[類]詳細[しょうさい] **つまみ【撮み・摘み・抓み】** [名]①ものをつまむこと。また、つまんだ量。「砂糖[さとう]をひと―加える」②つまんで持つようにした部分。「ふたの―」③酒のさかなにする食べもの。おつまみ。 **つまみぐい【撮み食い】** [名・スル]①箸[はし]を使わずに指さきでつまんで食べること。②こっそり、ぬすみぐいすること。▽公金などをこっそり使いこむ意味でも使う。「会社のかねを―する」 **つまむ【撮む・摘む・抓む】** [他五]◎指さきではさんで持つ。「鼻を―」 <914> ②はしや指ではさんでちょっと食べてみる。「菓子[かし]を―」「おかずをー」③[多く、「かいつまむ」の形で]だいじなところをとり出す。「要点をかいつまんで説明する」④[「つままれる」の形で]ばかされる。「きつねにつままれたような話」▽「指さきで思うようにする」という意味から。 **つまようじ【爪楊枝・爪楊子】** [名]歯のあいだにはさまった食べかすをとったり、食べものをさしたりする、細くて小さな棒。ようじ。黒文字[くろもじ] **つまらない** [形]期待したほどのおもしろさや楽しさがない。「遠足はつまらなかった」②価値がなく、とるにたりない。「―ことにこだわる」「けんかをしてもー」▽人におくりものをするときに、「つまらないものですが」などとへりくだっていう。 **つまり【詰まり】** [名]①つまること。ふさがるこ②ものの終わり。結末。はて。「とどのー」③[接]前に述べた内容を言いかえたり、要約したりするときに使うことば。全体を結んでみれば。結局。つまるところ。要するに。「―、ここが重要なのだ」④言いかえると。「―、それはおもしろくないと同じことだ」▽ふつう、かな書き。 **つまる【詰まる】** [自五]途中[とちゅう]がふさがって通じなくなる。「鼻が―」「排水管が―」「息が―」②入れものや空いたところにものがいっぱいにはいる。「スケジュールがー」「大金が詰まったかばん」③ゆとりやにげ場がなくなって動けず、苦しみ困る。「資金に―」「ことばに―」④短くなる。少なくなる。「寸法が―」「日が―」 **つまるところ【詰まる所】** [副]要するに。けっきょく。つまり。 **つみ【罪】** [名・形動]①社会に害をあたえる、法律にそむいたおこない、犯罪。また、道徳・宗教のうえでしてはならないおこない。「―を犯す」「―を重ねる」②悪いおこないやあやまちに対する責任や処罰[しょばつ]。「―をかぶせる」「―に服す」③思いやりのない、無慈悲なようす。「―なことをする」「―な話だ」 **罪がない** 無邪気[むじゃき]で悪気[わるぎ]もない。 **罪を着せる** 自分のあやまちや罪を人に負わせる。 **罪を憎んで人を憎まず** 犯[おか]した罪は当然にくむべきだが、罪を犯したその人自身までにくむべきではない。 **つみいれ【摘み入れ】** [名]↓「つみれ」 **つみき【積木】** [名]◎いろいろな形の木片を積みかさねて、ものの形をつくる遊び。また、それに使う木片。②木を積みかさねること。また、積んだ木。 **つみくさ【摘み草】** [名]春の野山で、若葉や草花をつむこと。 **つみする【罪する】** [他サ変]罪があるとして刑罰[けいばつ]をあたえる。処罰する。古い言い方。 **つみたて【積み立て・積立】** [名]目的を立てて、かねを積みたてること。また、積立金。「積み立て方法」「積立貯金」「積立額」 **つみつくり【罪作り】** [形動]純真な者や弱い者をだましたり、苦しめたり、思いやりのないことをしたりすること。「子供をだますなんて、―なやつだ」 **つみとが【罪科】** [名]つみと、あやまち。[同]罪悪 **つみに【積み荷】** [名]車や船などにのせてはこぶ荷物。また、積みこんだ荷物。「―をおろす」 **つみびと【罪人】** [名]①罪のある人。ざいにん。②キリスト教で、原罪をもつ人間。 **つみぶかい【罪深い】** [形]神仏の教えや道徳にひどくそむいている。また、重い罪を犯している。「―わが身を許したまえ」「幼児虐待とは―」 **つみほろぼし【罪滅ぼし】** [名・スル]以前に犯[おか]した罪をつぐなうために、よいおこないをすること。「―に社会奉仕する」[類]贖罪[しょくざい] **つみれ【摘みれ】** [名]魚肉をすって丸めたものを、ゆでたり蒸したりした食品。つみいれ。 **つむ【錘・紡錘】** [名]綿やまゆから糸をひき出し、まきとる道具。 **つむ【詰む】** [自五]細かいすきまがなくなる。「目の詰んだセーター」②将棋[しょうぎ]で、王将がにげられなくなる。勝負がつく。「あと一手で―」 **つむ【摘む】** [他五]指でちぎりとる。「花を―」「芽を―」 **つむ【積む】** [他五]①上に重ねて置く。「石を―」「大金を―」②船や車などに荷物をのせる。「荷台に―」③あとからあとからたびかさねる。「経験を―」「教養を―」「修行[しゅぎょう]を―」④たくわえる。「巨万の富を―」 **つむぎ【紬】** [名]くずまゆや真綿[まわた]からとった糸で織った、手ざわりの少しあらい布地。大島つむぎ・結城[ゆうき]つむぎなど。糸の節[ふし]が織り目に出る。 **つむぐ【紡ぐ】** [他五]綿の実やまゆから糸をひき出す。「まゆから生糸[きいと]を―」 **つむじ【旋毛】** [名]髪の毛がうず巻き状に生えているところ。「―曲がり」 **旋毛を曲げる** わざと逆らう。ひねくれる。 **つむじかぜ【旋風】** [名]螺旋[らせん]形にうず巻いてふく強い風。つじかぜ。せんぷう。「―を起こす」[同]竜巻[たつまき] **つむじまがり【旋毛曲がり】** [形動]性質や態度が、すなおでなかったり風変わりだったりすること。また、そのような人。[同]へそ曲がり・あまのじゃく <915> **つむり【頭】** [名]「あたま」の古い言い方。多く、女性が幼児に対して使う。おつむ。「―ーをふってむずかる子供」[類]つぶり **つむる【瞑る】** [他五]→「つぶる」 **つめ【詰め】** [名]①ものをつめること。また、すきまにつめるもの。②勝負や決着をつけるべき最後の局面や段階。また、その手順や方法。「―を誤る」「―があまい」③きわ。はし。「橋の―」 **つめ【爪】** [名]人間や動物の手足の指さきに生える、かたい角質のもの。「―でひっかく」②琴[こと]を弾くとき、指にはめるもの。ことづめ。また、ギターを弾くときに使う、つめ形をしたもの。ピック。③ものをつったり、ひっかけたりするためのもの。 **爪に爪なく瓜に爪あり** 「爪」と「瓜」の字をまちがいなく覚えるための文句。 **爪に火をともす** 非常にものおしみすることのたとえ。▽ろうそくの代わりにつめに火をともすという意味から。 **爪の垢ほど** ほんのわずか。ほんの少し。 **爪の垢を煎じて飲む** りっぱな人にあやかろうとする。 **爪を研ぐ** 機会をねらって攻撃[こうげき]の準備をする。 **づめ【詰め】** [造語]「〜づめ」の形で]①何かにつめること。また、つめてあるもの。「びん―」「氷ー」②それだけでおし通すこと。ずくめ。「理―」「規則―」③きまった場所に勤めていること。「本社―」④同じ動作や状態が続くこと。「立ちー」「笑い―」「働き―」▽動詞の連用形に付く。 **つめあと【爪痕】** [名]つめでひっかいたあと。②災害や戦争などの被害[ひがい]のあと。 **つめあわせ【詰め合わせ】** [名]一つの入れものに、いろいろな種類の品物を入れること。また、いっしょに入れたもの。「くだものの―」 **つめいん【爪印】** [名]印鑑[いんかん]の代わりに、親指などに印肉[いんにく]や墨[すみ]をつけておすこと。[類]拇印[ぼいん] **つめえり【詰め襟】** [名]洋服のえりで、折りかえされずに立っているもの。「―の学生服」→折り襟 **つめかける【詰め掛ける】** [他下一]すきまのなくなるほどおし寄せる。「報道陣が―」[同]詰め寄せる **つめこみしゅぎ【詰め込み主義】** [名]生徒の興味や能力を考えず、ただむやみに知識を暗記させる教育の方法。 **つめこむ【詰め込む】** [他五]すきまがなくなるほどおし入れる。「かばんに衣類を―」「腹いっぱい―」 **つめしょ【詰め所】** [名]きまった役目の人が集まってひかえている場所。「大会役員の―」 **つめしょうぎ【詰め将棋】** [名]将棋の遊びかたの一つ。陣形[じんけい]や持ち駒[ごま]をきめられた中で、王将のつめかたを考えるもの。 **つめたい【冷たい】** [形]雪や氷などがからだの一部にふれたときのような感じがする。「―風がふく」「―手」「―麦茶」[反]熱い②思いやりや心の温かみが感じられない。「―ことば」「―家庭」「よそ者に冷たくする」[反]温かい **冷たくなる** ①「死ぬ」を遠まわしにいうことば。②愛情や熱が冷める。 **つめたいせんそう【冷たい戦争】** [名]第二次世界大戦後の、アメリカを中心とする資本主義諸国と、旧ソ連を中心とする社会主義諸国との対立。冷戦。コールドウォー。▽戦火をまじえないが、深刻な対立であったことから。 **つめばら【詰め腹】** [名]むりやり辞職させられること。「社長が―を切らされる」▽武士が責任をとらされてしかたなく切腹したことから。 **つめもの【詰め物】** [名]①野菜・魚・鳥などに別の調理品をつめこんだ料理。②中に入れたものがこわれないように、すきまにつめこむもの。パッキング。③穴をうずめてふさぐもの。「虫歯の―」 **つめよる【詰め寄る】** [自五]相手とのあいだにすきまがなくなるほどにせまり寄る。また、強い態度で返答をせまる。「議長席に―」 **つめる【詰める】** [他下一] [造語]①すきまがないように、いっぱいにおしこむ。「箱に―」「席を―」②途中[とちゅう]でふさいで通らないようにする。「息を―」③ゆとりやにげ場がないようにする。「敵の王将を―」④ゆるみや落ちがないように、考えや議論を確かにする。「計画を―」⑤同じ場所にずっと居[い]つづける。働きつづける。「病院に―」「ホテルに詰めて原稿を仕上げる」⑥短くする。ちぢめる。「スカートのすそを―」⑦[造語]「〜つめる」の形で]「強く、または厳しく…する」「きっちりすきまがないほどに…する」という意味をあらわす。「思い―」「問い―」「通い―」「張りー」「見―」▽動詞の連用形に付く。 **つもり【積もり・心算】** [名]①あらかじめ予定しておくこと。「午後は映画を見に行く―だ」[同]意向②実際にはそうではないが、そうしたような気持ち。「使った―で貯金する」 **つもる【積もる】** [自五]たくさん重なって高くなる。たくさんたまる。「雪が―」「―話」 **つや【通夜】** [名・スル]人が死んだとき、家族や親族が、遺体をそばで見守って夜を過ごすこと。おつや。 **つや【艶】** [名]①ものの表面にあらわれる、しっとりした感じの美しい光。「みがいて―を出す」②わかわかしさ。みずみずしさ。「―のある声」③話などにつけくわえられた、おもしろみや味わい。「―のない話」④男女の情事に関したことがら。「―話」「色[いろ]物[もの]」 **つやけし【艶消し】** [名・形動]ものの表面のつやをなくすこと。「―の塗料[とりょう]」②おもしろみやおもむきを、そいでしまうこと。また、そのようなことばやしぐさ。「―な話」[類]興ざめ **つやつや【艶艶】** [副・形動]美しくて、つやのあるようす。つややか。「顔が―している」 **つややか【艶やか】** [形動]表面につやがあり、やわらかく光っていて美しいようす。「―な髪[かみ]」 <916> **つゆ【露】** [名]①水蒸気が冷えてできた水滴[すいてき]。しずく。「さといもの葉に―が置く」「朝―」②はかなく消えやすいもののたとえ。「―の命」③わずかなこと。「―ほどのうらみもない」「―の間」④なみだのたとえ。「そでのー」⑤[副]「つゆ〜ず」の形で]少しも…ない。まったく…ない。「そんなこととは―知らず」▽ふつう、かな書き。 **つゆ【梅雨】** [名]六月から七月中ごろまで降りつづく長雨。また、その季節。さみだれ。「ばいう」とも。「―が明ける」「―時[どき]」▽常用漢字表付表の語。 **つゆ【汁】** [名]みずけ。「くだものの―」②すいもの。「ごはんに―をそえる」③めん類やてんぷらなどに使うつけじる。「天―」 **つゆあけ【梅雨明け】** [名]梅雨の季節が終わること。「一宣言」[反]梅雨入[つゆい]り **つゆいり【梅雨入り】** [名]梅雨の季節にはいること。入梅[にゅうばい]。[反]梅雨明け **つゆくさ【露草】** [名]ツユクサ科の一年草。道ばたなどに生え、夏、あい色の小さな花が咲く。ホタルグサ。ツキクサ。 **つゆざむ【梅雨寒】** [名]梅雨期にときとしてある、季節はずれの寒さ。つゆさむ。 **つゆじも【露霜】** [名]つゆと、しも。また、秋の末ごろ、露がこおりかけて霜のようになったもの。 **つゆはらい【露払い】** [名]身分の高い人や行列のさきに立ち、道を開きみちびくこと。また、先導する人。②すもうで、横綱の土俵入りのとき、さきに立って土俵に上がる力士[りきし]。 **つゆばれ【梅雨晴れ】** [名]梅雨の期間中、一時的に晴れること。「―を利用してのふとん干し」②梅雨が明けて晴れること。[類]梅雨明け **つよい【強い】** [形]腕力[わんりょく]や能力が大きく、すぐれている。「脚力がー」「ーチーム」「理科に―」②たえる力が大きく、じょうぶである。「―精神力」「寒さに―」「水に―紙」「―つながり」③程度が激しい。「―雨」「思い入れが―」「強く抵抗する」[反]激しい[反]弱い **つよがり【強がり】** [名]弱点をかくして、強そうに見せかけること。また、そのことば。「―を言う」 **つよき【強気】** [形動]自信をもって積極的にものごとをおし進めていこうとする気がまえ。「―に出る」[反]強引②取り引きで、将来相場が上がると予想すること。「―に転じる」[反]弱気 **つよごし【強腰】** [形動]相手をうち負かそう、相手にゆずるまいとする強い態度。「―で交渉[こうしょう]する」[反]弱腰 **つよまる【強まる】** [自五]勢いや程度が強くなる。「発言力が―」[反]弱まる **つよみ【強み】** [名]強いこと。また、強さの程度。「いちだんと、おしに―を増す」②他に負けない強い点。たよりになる、すぐれたところ。「語学力のあるのがーだ」[同]利点・長所[反]弱み **つよめ【強め】** [名]強めること。「―の意の助詞」②やや強い程度。「―の火」「―ににぎる」 **つよめる【強める】** [他下一]強くする。「語気を―」「火力を―」[反]弱める **つら【面】** [名] [造語]①かお。ほお。また、「かお」のぞんざいな言い方。「―がまえ」「馬―づら」「―を見せる」「―の皮が厚い」②[造語]「〜つら」「~づら」の形で]①ものの表面。みため。「うわっ―」「泣きっ―」「字ー[じづら]」②それらしい顔やようすであること。「紳士―[しんしづら]」「四十―[しじゅうづら]」 **つらあて【面当て】** [名]憎くんでいる人に、面と向かって意地悪く皮肉を言ったりすること。また、そのことばや行動。「みんなの前で―を言う」[類]当て付け・当てこすり **つらい【辛い】** [形] [造語]①がまんするのがたいへんに苦しい。「―仕事」「頭痛で、歩くのも―」②他人への態度にやさしさがなく、冷たい。「部下につらく当たる」[類]冷酷[れいこく]③[造語]→「づらい」 **つらがまえ【面構え】** [名]かおつき。悪そうな、また強そうな顔つきをいう。「ふてぶてしい―」 **つらだましい【面魂】** [名]強く激しい性格があらわれている顔つき。「不敵な―」 **つらつら【熟】** [副]念入りに考えなおしてみるようす。古い言い方。「―考えるに」[類]つくづくと・よくよく▽下に「思う」「考える」などの動詞をともなう。 **つらなる【連なる・列なる】** [自五]列になって並んで続く。たくさん連続する。「高い山が―」②出席する。参列する。「式典に―」「末席に―」 **つらぬく【貫く】** [他五]①おもてから裏まで、つき通す。「矢が的[まと]を―」②終わりまで続けとおす。ものごとを最後までなしとげる。「初志を―」「主義を―」 **つらねる【連ねる・列ねる】** [他下一]多くのものを一列に並べる。「のきを―」②仲間として加わる。「名簿に名を―」 **つらのかわ【面の皮】** [名]顔の表皮。「いい―だ(=相手の失敗や自分のはじなどをあざけっていうことば)」 **面の皮が厚い** ずうずうしい。あつかましい。 **面の皮をはぐ** 正体にをあばいてはじをかかせる。 **つらゆき【貫之】** [人名]↓「きのつらゆき」 **つらよごし【面汚し】** [名]名誉[めいよ]を傷つけること。世間がに対してはじをかいて面目[めんぼく]を失うこと。「仲間のーだ」 **つらら【氷柱】** [名]したたりおちる水のしずくが途中[とちゅう]でこおって、棒のように垂れさがったもの。 <917> **つり【釣り】** [名]魚を釣ること。「―に出かける」②「釣り銭」の略。おつり。「―をまちがえる」 **つりあい【釣り合い】** [名]つりあうこと。「―がとれる」「色の―」[類]調和・平均・平衡 **つりあう【釣り合う】** [自五]たがいに力などの平均がとれている。同じ程度である。「―相手をさがす」②ちょうどよく似合って、ふさわしい状態になる。「あのブラウスにジーパンは釣り合わない」 **つりあがる【吊り上がる】** [自五]つりあげたように、上のほうへひきつる。「目が―」 **つりあげる【吊り上げる】** [他下一]◎上のほうにつったように、ひきつらせる。「まゆをつり上げておこる」②物価や相場などを、人為的にあげる。 **つりがね【釣り鐘・吊り鐘】** [名]寺などにつるしてある大きな鐘[かね]。[類]梵鐘[ぼんしょう] **つりかわ【吊り革】** [名]電車やバスで、立っている乗客がつかまるための、輪のついた細いベルト状のひも。つりて。「―にぶらさがる」 **つりざお【釣り竿】** [名]魚釣りに使うさお。竹やグラスファイバーなどでつくる。 **つりさげる【吊り下げる】** [他下一]つるして、さげる。ぶらさげる。「二階に看板をー」 **つりせん【釣り銭】** [名]代金より大きな額のかねでしはらったとき、もどってくる差額分。つり。おつり。「―のいらぬよう小銭[こぜに]をご用意ください」 **つりばし【釣り橋・吊り橋】** [名]橋脚[きょうきゃく]がつくれな深い谷や川などで、両岸にケーブルや鉄のロープなどを張り、あいだに板をわたしてつくった橋。 **つりばり【釣り針・釣り鉤】** [名]魚を釣るときに使う、さきの曲がった針。 **つりぼり【釣り堀】** [名]池や堀[ほり]などに魚を飼っておき、料金をとって釣らせる場所。 **つりわ【吊り輪】** [名]二本のロープをつりさげて、さきに輪をつけた体操用具。また、それを使ってする競技。「―の演技」 **つる【弦】** [名]弓に張る糸。ゆみづる。②琴[こと]や三味線[しゃみせん]などの糸。▽「絃」とも書く。③なべや土瓶[どびん]の弓状の取っ手。▽「鉉」とも書く。 **つる【蔓】** [名]①植物の茎[くき]の一種で、細長くのび、ものにからみついたり地面にはったりするもの。「朝顔の―」「いもーづる」②眼鏡[めがね]の、耳にかける部分。③たより。てがかり。「金―[かねづる]を失う」 **つる【鶴】** [名]ツル科の鳥のまとめた呼び方。くちばしと首と足が長い。千年の長命を保つめでたい鳥とされる。タンチョウ・ナベヅルなど。 **鶴の一声** ひと言できまってしまう、権力のある人の発言。 **鶴は千年、亀は万年** 長寿でめでたいことをいう。 **つる【釣る】** [他五]針をつけた糸を垂らして魚をとる。「川であゆを―」②気を引くようにして、やる気にさせる。相手をその気にさせる。「あまいことばで―」 **つる【吊る】** [他五]上から糸やひもで引っぱって、落ちないように下げる。「のき下にちょうちんを―」「首を―」②高いところにかけわたす。「橋をー」 **つる【攣る】** [自五]筋肉がひきつる。「足が―」②一方に引っぱられて糸が縮む。「ぬい目が―」③引っぱられたように、一方が上がる。「目のつった人」 **つるがおかはちまんぐう【鶴岡八幡宮】** [名]神奈川県鎌倉市にある神社。一〇六三年に源頼義[みなもとのよりよし]が建てたものを、一一八〇年に源頼朝が現在の位置に移したもの。源氏の氏神[うじがみ]としてあがめられた。源実朝[さねとも]が暗殺された場所でもある。 **つるかめざん【鶴亀算】** [名]ツルとカメの合計数と、それらの足の合計本数をもとに、それぞれ何びきずついるかを求める算術。 **つるかめつるかめ【鶴亀鶴亀】** [副]縁起[えんぎ]直しに言うことば。▽「鶴は千年、亀は万年」と、縁起がいいものとされることから。 **つるぎ【剣】** [名]両側に刃[は]のついている刀。▽片方だけのものは「太刀[たち]」という。 **ツルゲーネフ** [人名]一八一八—一八三年。ロシアの小説家。ロシアの社会問題をリアリズムと詩的な感性とでとらえた。小説「父と子」「猟人[りょうど]日記」など。 **つるしあげる【吊るし上げる】** [他下一]しばって、つりあげる。また、大勢で厳しく問いつめる。 **つるす【吊るす】** [他五]ひもなどで、上から下げる。ぶらさげる。「風鈴を―」 **つるはし【鶴嘴】** [名]かたい土や岩石などをほる道具。鉄製の、両はしをツルのくちばしのように細長くとからせたものに柄[え]をとりつけたもの。 **つるべ【釣瓶】** [名]なわやさおのさきにつけて、井戸水をくみあげるおけ。つるべおけ。「朝顔に―とられてもらい水(千代女)」 **つるべうち【釣瓶撃ち】** [名]鉄砲の撃ち手が並んで、休みなく撃つこと。また、野球で打者が連続してヒットを打つこと。連打。 **つるべおとし【釣瓶落とし】** [名]つるべを井戸に落とすように、早く落ちること。秋の日の暮れやすいことのたとえ。「秋の日は―」 **つるやなんぼく【鶴屋南北】** [人名]四世。一七五五—一八二九年。江戸後期の歌舞伎[かぶき]作者。大南北と呼ばれる。町人生活に取材した世話物[せわもの]を得意とした。代表作「東海道四谷怪談」。▽三世までは役者。 **つれ【連れ】** [名]①いっしょに行動する人。同伴[どうはん]者。なかま。「―にはぐれる」②能で、シテ・ワキの演技を助ける役。▽ふつう、「ツレ」と書く。 **づれ【連れ】** [造語]「〜づれ」の形で]①一線になって行動をともにすることをあらわす。「家族―」「五人―」「男―」「道—」「親子―」②さげすんでいう意味をあらわす。…風情[ふぜい]の者。「女ーに何ができるか」 **つれあい【連れ合い】** [名]つれになること。つれあうこと。とくに、夫婦として連れそう相手。「―に死なれる」 <918> **つれこ【連れ子】** [名]再婚[さいこん]する人が、前の配偶者とのあいだにできた子供を連れてくること。また、その子供。つれっこ。 **つれずれ【徒然】** [形動]↓「つれづれ」 **つれそう【連れ添う】** [自五]夫婦となって暮らす。「連れ添って十年になる」▽「連れ沿う」は誤り。 **つれだす【連れ出す】** [他五]外に連れて出る。さそいだす。「散歩に―」 **つれだつ【連れ立つ】** [自五]いっしょになって出かける。「連れ立って買い物に出かける」 **つれづれ【徒然】** [形動]これという出来事も、することもなく、手持ちぶさたで退屈な感じ。また、たよりなくさびしい、やるせないような気持ち。「旅のーをなぐさめる」▽「枕草子[まくらのそうし]」は、「つれづれ慰むもの」として、「碁」「双六」「物語」などを挙げている。 **つれづれぐさ【徒然草】** 一三三一年か。吉田兼好[けんこう]の作。折にふれた自然や人事に関する感想をしるした、中世を代表する随筆で。王朝趣味と無常観が底流にある。全編二四四段。二巻。 **つれない** [形]無関心で冷たいあつかいである。相手にせず、薄情[はくじょう]である。「―ことを言う」「つれなく通りすぎる」[類]すげない▽「連[つ]れ無し」、なんのつながりもないという意味から。 **つれる【連れる】** [他下一]指図していっしょに行く。「子供を連れていなかに帰る」▽目上の人には使えない。②応じて従う。「歌は世に連れ、世は歌に連れ」③[「〜につれて」の形で]…に応じて。…にともなって。「読みすすむにつれておもしろくなる」「時間がたつにつれて不安になる」 **つわぶき【石藤・豪吾】** [名]キク科の常緑多年草。葉は、フキに似るがこい緑でつやがある。秋から冬にかけて黄色の花が咲く。観賞用。 **つわもの【兵】** [名]武士。兵士。とくに、とても強い武士。また、その分野で力強く活躍する人をたとえてもいう。「その道の―」[同]猛者[もさ] **つわり【悪阻】** [名]妊娠の初期に起こる、はきけや食欲不振などの状態。「おそ」とも。 **つんざく【劈く・擘く】** [他五]強くやぶく。つきやぶる。「耳を―花火の音」「闇[やみ]を―銃声[じゅうせい]」▽「つみ裂きく」の変化した形。「つみ」はつまむこと。耳をひっぱって裂くように耳に痛いという意味。 **つんつるてん** [形動]着物のたけが短くて、手足が長く出てしまうようす。「―のズボン」 **つんと** [副]①とりすまして、お高くとまっているようす。「―すまして見向きもしない」②鼻を強く刺激するにおいがするようす。「鼻に―くるにおい」 **ツンドラ** [名]北極海沿岸に広がる、こおった土の荒野[こうや]。もっとも暖かい月の平均気温がセ氏一〇度未満の寒帯気候が広がり、一年のほとんどはこおったままだが、夏のあいだは表面が解け、草やこけがわずかに生える。凍土。凍原。[tundra] **つんのめる** [自五]「のめる」を強めた、また、くだけた言い方。泳ぐように前方へたおれかかる。 **つんぼさじき【聾桟敷】** [名]①舞台[ぶたい]から遠くて、せりふがよく聞こえない観客席。▽江戸時代、歌舞伎[かぶき]小屋で二階正面の最後部をいった。②当然知らされているはずの重要な事情をわざと知らせないでおく状態や立場。「―に置かれる」 **て【手】** [名] [造語]①人のからだで、かたから出ている部分の全体。また、手首からさきの部分。とくに、手のひら。手の指。「上着に―をとおす」「―をたたく」「―でつまむ」☆足②家具や器具などの取っ手。にぎり。「ひしゃくの―」「―のついたなべ」[同]柄③方法・手段・わざ・やりくち。また、しわざ・細工[さいく]・くふう。「きたない―を使う」「奥の手[おくのて]」「すもうの四八―」「さす―がない(将棋[しょうぎ])」「相手の―を読む」「その―には乗らない」「―のこんだ作品」「―を加える」④うでまえ。技術や能力。「―が上がる」[同]技量⑤仕事などをするうえでの人手[ひとで]や、手間・手数。「―がたりない」「―がかかる」「―をぬく」⑥仕事をしていくうえでのつながり。関係。また、配下。「―を結ぶ」「―を引く」「―を切る」「―の者」「―勢[ぜい]」⑦方向。また、種類。「山の―」「この―のものは品切れです」⑧筆跡。文字。「素朴な―」「女手[おんなで]」⑨いきおい。「火の―がせまる」「攻撃[こうげき]の―がゆるむ」⑩トランプや将棋などで、手もとにある札[ふだ]や駒[こま]。「―が悪い」⑪[造語]「手~」の形で]「て」は「やりくち」の意味から変わったもので、状態をあらわすことばに付いて意味を強める。「―厳しい」「―ごわい」「―痛い」⑫「手に持つための」「身のまわり用の」という意味をあらわす。「―鏡」「―荷物」「―箱」「―文庫」⑬「自分でつくった」「自分の手を使った」という意味をあらわす。「―弁当」「―づくり」「―打ちそば」⑭[「〜手」の形で]●動作をする人をあらわす。「書き―」「語りー」「追っ―」▽動詞の連用形に付く。●方向・種類・品質・程度をあらわす。「行く―」「上[かみ]―」「右―」「奥[おく]―」「古―」「厚―」●かね・代金をあらわす。「元―」「酒[さか]―」●けが・傷をあらわす。「深―[ふかで]」「浅手[あさで]」●囲碁・将棋などで、石や駒[こま]を打ったり動かしたりする回数をあらわす。「あと一―でつむ」 **手が空く** 仕事がかたづいて、ひまができる。「午後には―」 **手が後ろにまわる** 悪いことをして逮捕[たいほ]される。▽うしろ手にしばられることから。 <919> **手が切れそうな紙幣** かどがするどく立っていて、いかにも新品であるようす。「―な一万円札」 **手が付けられない** 解決や処理[しょり]のしようがない。「散らかりすぎて―」 **手が届く** 達成したり手に入れたりできる範囲[はんい]にある。「もう少しで大関に―」②その年齢[ねんれい]にまぢかである。「七〇[ななそじ]にー」 **手が長い** ぬすむくせがある。 **手が入る** 証拠[しょうこ]品などをおさえるために、警察などが調べにはいる。「自宅にも捜査[そうさ]の―」②芸術作品や書物などの完成前に、他の人の修正や補筆が加わる。 **手が早い** 仕事や作業をするのがすばやい。てばやい。②すぐに女性と関係をもつ。③すぐに暴力をふるう。 **手が回る** 仕事や手配がいきとどく。「そこまで手が回らないよ」「全国に警察の―」 **手が焼ける** あつかいにくくて困る。「あの子はー」▽おもに、人についていう。 **手取り足取り** (独立見出し) **手に汗を握る** 試合などのなりゆきを見守って、はらはらするようす。「―熱戦」 **手に余る** 自分の能力をこえていて、どうすることもできない。「この仕事はわたしの―」 **手に掛ける** 自分がかかわってする。てがける。「長年手に掛けた仕事」②自分の手で殺す。「わが子を―」③[「〜の手に掛ける」の形で]その人に世話をたのむ。「息子を祖母のー」 **手に付かない** 気になることがあって、仕事に集中できない。「演奏会が終わるまで勉強は―」 **手に手を取る** 手をつなぐようにして行動をともにする。「手に手を取ってかけおちする」 **手に取るよう** 手で持って見ているかのようにはっきりわかるようす。「彼の気持ちが―にわかる」 **手に乗る** 相手のねらいどおりになってしまう。思うつぼにはまる。「その―ものか」 **手の裏を返す** 「手の平を返す」に同じ。↓「てのひら」 **手八丁口八丁** 「口八丁手八丁」に同じ。 **手も足も出ない** 能力がおとっていて、まったく太刀打ちできない。「名人相手では―」 **手もなく** なすすべもなく。なんとも、あっけなく。「―負けた」 **手を打つ** ほどほどのところで合意する。「この値段で手を打とう」②対策を立てて実行する。「早く手を打たないとたいへんだ」 **手を替え品を替え** いろいろなやりかたで、ためすようす。「―説得する」 **手を貸す** てつだう。手助けする。 **手を借りる** てつだってもらう。手助けしてもらう。 **手を下す** 直接自分でおこなう。「―勇気はない」 **手をこまぬく** 何か起きたときに、何もしないで見ているようす。「いつまでもーばかりでは解決しない」[類]腕[うで]をこまねく▽うで組みをするという意味から。「こまぬく」は「こまねく」とも。 **手を染める** ものごとをしはじめる。「悪事に―」「事業に―」 **手を出す** 経験のないことに乗りだしていく。「株[かぶ]に―」②暴力をふるう。「さきに手を出したほうが悪い」③ぬすむ。「人のものに―」 **手を尽くす** あらゆる手段を考えて努力する。 **手を付ける** とりかかる。「やさしいものから―」「おかずに―」②使ってはいけないかねを使いはじめる。「会社の金に―」「最後のへそくりに―」③目下[めした]との女性と関係をもつ。 **手を通す** はじめて着る。「まだ手を通していない着物」 **手を取るように** やりかたなどを、くわしく親切に教えるようす。 **手を握る** 仲直りする。また、仕事などを協力しておこなう。「二人が手を握れば何でもできる」 **手を広げる** 仕事の範囲や規模を大きくする。また、他の分野まで広くとりあつかう。「手を広げすぎて倒産する」 **手を回す** あらかじめ、かげで手配する。「取引先にー」 **て** [接助]一つの動作が終わって、続いて次の動作が起こることをあらわす。「顔を洗っ―歯をみがい―ベッドにはいる」「花が咲い――実がなった」②原因・理由をあらわす。「頭痛がしーねこむ」「悲しく―なみだがこぼれる」「明るすぎ―まぶしい」③手段・方法をあらわす。「徹夜[てつや]をし―仕上げる」「飛行機に乗っ―行く」④並列をあらわす。「おもしろく―ためになる」「食べ―飲んでさわいだ」▽ガ行・ナ行・バ行・マ行五段動詞に付くときは「で」に変わる。⑤逆接の確定条件をあらわす。「見―見ぬふりをする」⑥動詞と補助用言をつなげるはたらきをする。「メモにとっ―おく」「走っ―くる」「買っ―ほしい」「つくっ―くれ」 **で【出】** [名] [造語]①月や太陽が出ること。「日の―」[同]出入り②その場所に出ていくこと。また、出るぐあいや程度。「舞台[ぶたい]の―を待つ」「あすも―だ」「人―が多い」「水の―が悪い」③その人が出たところ。出身。「―は九州だ」「大学の―」④はじまるところ。でだし。「第二楽章の―」⑤[造語]「〜で」の形で]見た目より多く感じられる分量。「料金のわりには乗りーがある」「使い―」「読み―」「食い―」▽動詞の連用形に付く。 **で** [接]①そこで。そういうわけで。「―、どうしたいんだ」②[助]①[格助]動作のおこなわれる場所をあらわす。「海―泳ぐ」「競技場―おこなう」「学校―はおとなしい」 <920> **てあし【手足】** [名]①てと、あし。 ②上の人の思いどおりに働く部下。「社長の―となって活躍する」 **であし【出足】** [名]①行楽に出かけたり、もよおしものに集まったりする人の、出かけ、集まりはじめる勢い。「雨で客の―が悪い」 ②ものごとが始まるときや動きだすときの速さや勢い。「―は順調」「―のいい車」 ③すもうで、相手をせめるためにふみだす足の勢い。「―するどく寄りたてる」 **てあたりしだい【手当たり次第】** [副]選んだり順番をきめたりしないで、手にふれるものから次々に相手にしていくようす。「―本を読む」「―に投げつける」 [類]かたっぱしから **てあつい【手厚い】** [形]相手に対して心がこもっていて、あつかいかたがいきとどいている。「―看病」「手厚くもてなす」 **てあて【手当て・手当】** [名]①病気やけがなどの治療[ちりょう]や処置。「応急手当て」 ②前もって備えること。用意。「欠員の手当て」 ③労働などに対してしはらう金銭。また、基本給以外にしはらう金銭。「月々の手当」「残業手当」 **テアトル** [名]劇場。映画館。 |théâtre **てあみ【手編み】** [名]機械を使わず、手で編むこと。また、手で編んだもの。「―のセーター」 **てあら【手荒】** [形動]あらあらしく乱暴にあつかうようす。「―なまねはよしなさい」「―に引っぱる」 **てあらい【手洗い】** [名]①[名]①手を洗うこと。また、手を洗うのに使う湯や水、その容器。「食事の前の―」 ②便所。「―に立つ」 ②[名・スル]機械を使わずに手で洗うこと。「絹を―する」 **てあらい【手荒い】** [形]あつかいかたが乱暴だ。「荷をてあらくあつかう」「―祝福を受ける」 [同]手ひどい **である** 断定の助動詞「だ」の改まった言い方。▽助詞「で」+動詞「ある」。 **であるが** 「だが」の改まった言い方。 **であるく【出歩く】** [動]家を留守にして、あちこち外出する。「休日でも―ことが多い」 **てあわせ【手合わせ】** [名]相手になって勝負すること。「一局お―ください」 **てい【低】** ①位置がひくい。 ②程度がひくい。 [対]高 ③下にさげる。 **てい【弟】** ①年下の男のきょうだい。おとうと。 [対]兄 ②師について学問や技術を習っている人。 **てい【定】** ①きめる。さだめる。きまり。 ②きまっている。さだまる。 ③おさめしずめる。おちつく。 ④きっと。かならず。 <921> **底**[てい] ①もののいちばん下の部分。そこ。②ものごとのもとになっているもの。③種類・程度をあらわす。「この―の品ならいくらでもある」 **底**[そこ] [名] 底力[そこじから]/底冷え[そこびえ]/どん底[どんぞこ]/船底[ふなぞこ] **庭**[てい] [名] にわ。また、家族が暮らしている場。 **庭**[にわ] [名] 庭[にわ]学びの庭[にわ]/裏庭[うらにわ]/箱庭[はこにわ] **停**[てい] ①とまる。とめる。とどまる。②途中でやめる。やめさせる。[類]止 **停まる**[とまる] [動] [停める] [動] **提**[てい] ①手にさげて持つ。②さしだす。③手をつないで助けあう。ひきつれる。 **提げる**[さげる] [動] かばんを提[さ]げる/手提げ[てさ]げ **堤**[てい] [名] 水があふれないように、せきとめる土手。 **堤**[つつみ] [名] 堤[つつみ]が切れる/川堤[かわつつみ] **程**[てい] ①ほどあい。②みちのり。みちすじ。③きまり。 **程**[ほど] [名] 身の程[みのほど]/先程[さきほど]/後程[のちほど] **呈**[てい] ①さしあげる。さしだす。②目の前にあらわす。はっきりと示す。 ◆「呈する」を見よ。 **廷**[てい] [名] ①天子が政事をおこなうところ。②裁判をするところ。▼「延[エン](=のばす)」は別字。 **抵**[てい] ①おしのける。こばむ。②ぶつかる。③あてる。相当する。④おおよそ。 **邸**[てい] [名] 大きくてりっぱな家。やしき。 **偵**[てい] [名] こっそりと、ようすを探る。また、その人。 **亭**[てい] ①庭につくった小さな建物。あずまや。②旅館や料理屋など。③旅館・料理屋・寄席[よせ]や芸人・文人などが、屋号や号としてつける語。 **貞**[てい] [名] 心が正しくて、自分の考えを変えない。みさおをかたく守る。 **帝**[てい] [名] 国や天の支配者。 **帝**[みかど] [名] **訂**[てい] [名] 文字や文章などのまちがいを直す。 **訂す**[ただす] [動] **逓(遞)**[てい] ①次々と送りつたえる。②だんだんと。[類]漸 <922> **偵**[てい] [名] こっそりと、ようすを探る。また、その人。 **艇**[てい] [名] 細長い小船。はしけ。ボート。 **締**[てい] ①しめくくる。②条約などをとりきめる。 **締まる・締める**[しまる・しめる] [動] 首が締まる/戸締まり/帯を締める **汀**[てい] [名] 波打ちぎわ。みぎわ。 **悌**[てい] [名] 目上の人によく従うこと。きょうだいの仲がいいこと。[類]弟 **禎(禎)**[てい] [名] さいわい。また、めでたいしるし。 **丁**[てい] →「ちょう」 **体**[てい] →「たい」 **丁**[てい] [名] ①十干の第四。ひのと。 ②ものごとの順位の第四番目。「甲[こう]乙[おつ]丙[へい]―」 **体・態**[てい] [名] 外から見えるようす。すがた。「ほうほうの―でにげさる」「なにくわぬ―」[類]体たらく ②見せかけだけのようす。体裁。「―よく断る」 **底/帝/艇**[てい] →漢字項目を見よ。 **泥**[てい] ①水をふくんだ土。どろ。また、どろのようなもの。 ②こだわる。③骨がなく、ぐにゃぐにゃしているという虫。▽ひどく酒に酔うことにたとえる。 **泥**[どろ] [名] 泥水[どろみず]/泥炭[でいたん]/泥土[でいど]/雲泥[うんでい]/金泥[こんでい] **提案**[ていあん] [名] [スル] 話しあいのときに、一つの具体的な考えをみんなの前に出すこと。また、提出した案や考え。「―の趣旨を説明する」[類]発案 **ティー** [造語] 茶。とくに、紅茶。「ミルク―」「―カップ」「―パーティー」「―ルーム」|tea **ティー** [名] ゴルフで、第一打を打つとき、ボールをのせる小さな台。また、第一打を打つ場所。ティーグラウンド。「―ショット」|tee **ディーエヌエー**[DNA] [名] デオキシリボ核酸。ウイルスなど一部を除くすべての生物の細胞に存在する遺伝子の本体。デオキシリボースなど四種類の有機化合物からなり、その配列順序に遺伝情報がふくまれる。▽deoxyribonucleic acid の略語。 **ティーエヌティー**[TNT] [名] トリニトロトルエンのことで、トルエン・硝酸・硫酸の化合物の爆薬。|trinitrotoluene の略語。 **ディーエム**[DM] [名] ダイレクトメール。▽direct mail の略語。 **ディーケー**[DK] [名] 台所兼食堂。▽diningとkitchenからの略語。 **ティーケーオー**[TKO] [名] テクニカルノックアウト。▽technical knockoutの略語。 **ディージェイ**[DJ] [名] ディスクジョッキー。▽disc jockeyの略語。 **Tシャツ**[ティーシャツ] [名] 広げるとTの字形になる丸首シャツ。|T-shirt **ティースプーン** [名] 茶さじ。|teaspoon **ディーゼルエンジン** [名] 内燃機関の一つ。圧縮した空気に重油や軽油などの燃料をふきつけて爆発させ、ピストンを動かす装置。船舶や大型車両などに使われる。ジーゼル。▽考案者のドイツ人技術者ディーゼルの名から。|diesel engine **ティーチイン** [名] 時事問題や社会問題などについて、さまざまな意見を交換する集会。学内討論集会。|teach-in **ティーチングマシン** [名] 学習者が、能力に応じて段階的に学習できるように開発された装置。問題の解答の確認や、まちがえた箇所の反復学習などができる。|teaching machine **ディーディーティー**[DDT] [名] 有機塩素化合物の殺虫剤の一つ。第二次世界大戦後使われたが、人体への影響も指摘され、日本では一九七一年に使用禁止となる。▽dichloro-diphenyl-trichloroethane の略語。 **ティーバッグ** [名] 一回分の紅茶や緑茶の葉を、うすい紙や布製のふくろにつめたもの。|tea bag **ディーピーイー**[DPE] [名] 写真の現像、焼きつけ、ひきのばし。また、その作業を受けつける店。▽development, printing, enlargementの略語。 **ティーピーオー**[TPO] [名] 時間・場所・場合。服装や行動の基準となる条件。「―にあった服装」▽timeとplaceとoccasionからの略語。 **ティーブイエー**[TVA] [名] テネシー川流域開発公社。一九二九年の世界恐慌を打開するためにアメリカがとったニューディール政策で、テネシー川のダム建設事業をおこなった。▽Tennessee Valley Authority の略語。 **ディーラー** [名] ①取扱店。特約店。とくに、商社や自動車の販売業者など。 ②株・債券・為替などの売買を職業とする人。|dealer **定員**[ていいん] [名] ここまではよいときめられている、 <923> 一定の人数。「―の八倍もの受験生」「―を割る」 **ティーンエージャー** [名] 一〇代の少年少女。とくに、一三歳から一九歳までをさす。ティーン。「―に人気の店」▽英語の一三から一九まではteenがつくところから。|teen-ager **庭園**[ていえん] [名] 人工的につくった、広いりっぱな庭。「回遊式―」「―の草花」 **帝王**[ていおう] [名] 君主国の元首。また、ある分野で絶対的な力をもつ支配者。「暗黒街の―」[類]皇帝・国王 **ディオクレティアヌス** [人] 二四五?―三一三?年。古代ローマの皇帝。全領域を四つに分けて統治する機構をつくり、専制君主体制(ドミナトゥス)を確立した。また末期には、キリスト教徒を迫害した。|Gaius Aurelius Valerius Diocletianus **ディオニソス** [名] ギリシャ神話で、酒と実りと演劇の神。ローマ神話のバッカスにあたる。ディオニュソス。|Dionysos **低音**[ていおん] [名] 低い声や音。「―でよくひびく声」[対]高音 **低温**[ていおん] [名] 低い温度。「―殺菌」[対]高温 **定温動物**[ていおんどうぶつ] [名] いつも体温が一定している動物。哺乳類や鳥類など。恒温動物。温血動物。[対]変温動物 **低下**[ていか] [名] [スル] ①度合いが低くなること。「気温が―する」[類]下降・降下[対]上昇 ②品質や能力などの程度が悪くなること。おちること。「学力の―」「意欲が―する」[対]向上 **定価**[ていか] [名] 商品につけられたきまった値段。「―の一割引き」[類]正札 **低回趣味**[ていかいしゅみ] [名] 夏目漱石が、反自然主義の立場から唱えた文学上の主張。自然主義があまりにも生活に密着しているのに対し、世俗をはなれてゆったりと、人生を傍観者の目で見ようとした。 **低額**[ていがく] [名] 少ない金額。「―所得者」[対]少額・高額 **定額**[ていがく] [名] 一定の金額。 **停学**[ていがく] [名] [スル] 学校が、罰として、学生や生徒の登校を一定期間禁止すること。「―処分」 **定額貯金**[ていがくちょきん] [名] 一〇〇〇円単位で預け、はじめ半年はすえおくが、その後はいつでもひき出せる郵便貯金。半年ごとの複利の利息がつく。定額郵便貯金。 **低学年**[ていがくねん] [名] 小学校で、下のほうの学年。ふつう、一、二年生をさす。[対]高学年 **定款**[ていかん] [名] 会社や法人で、目的・組織・活動などを定めた規則。また、それをしるした文書。 **×諦観**[ていかん] [名] [スル] ①ものごとの本質をはっきりと見きわめること。「人生を―する」 ②世間だの欲望を絶って、超然とさとった態度をとること。▼「諦」は、明らかという意味。 **定期**[ていき] [名] ①期間や期限が前もってきまっていること。「―公演」「―便」 ②「定期券」「定期預金」などの略。 **提起**[ていき] [名] [スル] 問題や訴訟などをその場へもち出すこと。「問題を―する」 **定義**[ていぎ] [名] [スル] ものごとやことばの意味・内容をはっきりと定めること。また、それをはっきりと述べたもの。「三角形の―」 **提議**[ていぎ] [名] [スル] 議案や論議を提出すること。また、その議案や論議。[類]提案・提言 **低気圧**[ていきあつ] [名] 大気中で、まわりに比べて気圧の低い地域。中心に向かって風がふきこみ、上昇気流が起こるので、天気が悪くなる。[対]高気圧▽人のきげんの悪いことやものごとが悪化することをたとえてもいう。「部長は―だから近寄るな」 **定期券**[ていきけん] [名] 「定期乗車券」の略。割引で、きまった区間内をきまった期間だけ、自由に乗り降りできる乗車券。定期。パス。 **定期便**[ていきびん] [名] 前もってきまった場所のあいだで、定期的におこなう連絡や輸送。 **低級**[ていきゅう] [形動] 程度や品質などが低いこと。「―な話題」[類]下等[対]高級 **庭球**[ていきゅう] [名] テニス。 **定休日**[ていきゅうび] [名] 会社や商店などで、あらかじめきめてある休業の日。定休。「木曜は―」 **提供**[ていきょう] [名] [スル] 他人の役に立つように、自分のものをさし出すこと。「情報を―する」「スポンサーの―による番組」 [つかいわけ]→「贈与」を見よ。 **定期預金**[ていきよきん] [名] 一定期間中はひき出しをしない契約で預ける預金。普通預金より利息が高い。 **庭訓**[ていきん] [名] 家庭で、子供に教育すること。家庭教育。古い言い方。▽孔子が庭を通った子を呼んで詩と礼について教えたという故事(中国、「論語」)から。 **テイクアウト** [名] 持って帰ること。とくに、持って帰る食品。持ち帰り。テークアウト。|takeout **低空**[ていくう] [名] 空の地上に近い部分。「―飛行」[対]高空・上空 **ディクテーション** [名] 読みあげられたものの書きとり。とくに、英語の書きとり試験。|dictation **定形**[ていけい] [名] きまったかたち。「―郵便」 **定型**[ていけい] [名] きまったかた。一定のかた。「―詩」 **提携**[ていけい] [名] [スル] いっしょに力を合わせて事業をすること。また、会社や国家がたがいに手をつなぎ助けあうこと。「技術―」 **×梯形**[ていけい] [名] 「台形」のこと。 **定型詩**[ていけいし] [名] 音数や行数、それらの配列などについて、伝統的にきまったリズムの型をもつ詩。短歌(五・七・五・七・七)や俳句(五・七・五)、漢詩の絶句[ぜっく](=四句からなる五言または七言の詩)や律詩[りっし](=八句からなる五言または七言の詩)、西洋の一四行詩(=ソネット)など。[対]自由詩・不ऐ定型詩 **締結**[ていけつ] [名] [スル] 条約や協定などを結ぶこと。「平和条約を―する」 <924> **低血圧**[ていけつあつ] [名] 血圧がふつうより低いこと。つかれや頭痛などが起きやすい。[対]高血圧 **定見**[ていけん] [名] しっかりした自分なりの考えかた。「―の持ち主」 **低減**[ていげん] [名] [スル] ①減って少なくなること。「収入の―」[類]減少 ②値段が安くなること。「長距離になるほど運賃が―する」 **逓減**[ていげん] [名] [スル] しだいに減ること。「入学児童の数が―する」[類]漸減[対]逓増 **提言**[ていげん] [名] [スル] 考えや意見を出すこと。また、出された考えや意見。「委員会を開くように―する」[類]提議 **ディケンズ** [人] 一八一二一七〇年。イギリスの小説家。貧しい人々の生活を、ユーモアをまじえて生き生きとえがいた。代表作「クリスマス・キャロル」「二都物語」。|Charles Dickens **抵抗**[ていこう] [名] [スル] ①自分に加えられる力に、逆らい、手向かうこと。「権力に―する」[類]反抗 ②相手をすなおにうけいれられず、反発する気持ち。反感。「―を感じる」 ③ある方向にはたらく力に対し、それをさまたげようとする力。また、電気の流れにくさの度合い。「空気―」「電気―」 **定刻**[ていこく] [名] 前もってきめられた時刻。定時。「会議は―に始まった」 **帝国**[ていこく] [名] 皇帝が治める国。「ローマ―」 **帝国議会**[ていこくぎかい] [名] 大日本帝国憲法にもとづいて開かれた議会。衆議院と貴族院の二院制で、一八九〇年に第一回が開かれた。 **帝国主義**[ていこくしゅぎ] [名] 軍事力などで他国を侵略し、政治的にも経済的にも大きな勢力をえようとするやりかたや考えかた。とくに、一九世紀末から二〇世紀初めにかけて、資本主義の発達した国々が他国を植民地とし、領土や市場を広げようとしたこと。 **帝国大学**[ていこくだいがく] [名] 一八八六年の帝国大学令により設立された、旧制の官立大学。東京帝国大学以下九校あったが、第二次世界大戦後の学制改革により新制の国立大学となった。 **帝国文学**[ていこくぶんがく] [名] 文芸雑誌の一つ。一八九五年、井上哲次郎・上田万年・上田敏[うえだびん]らが創刊したもので、アカデミックな色彩の強い東京帝国大学文科の機関誌。 **体裁**[ていさい] [名] ①外から見たかっこう、かたち。みてくれ。「本の―が新しい」 ②うわべだけをとりつくろうこと。みえ。みばえ。「―が悪い」「お―をつくる」[類]体面 **偵察**[ていさつ] [名] [スル] 相手や敵のようすをこっそり探ること。「―飛行」[類]スパイ **亭主の好きな赤烏帽子**[ていしゅのすきなあかえぼし] 一家の主人の好みには、他人に笑われる異様なものごとでも、家族の者はいやおうなく従っていくものだ。▽「えぼし」は黒がふつうだから、赤は異様。 **亭主を尻に敷く**[ていしゅをおりにしく] 妻が亭主を無視して、気ままにふるまう。 **定住**[ていじゅう] [名] [スル] きまった場所に長く住みつくこと。「異郷の地に―する」[類]永住 **低周波**[ていしゅうは] [名] 音波・電波・電流などで、波の振動数が少ないもの。「―治療器」[対]高周波 **亭主関白**[ていしゅかんぱく] [名] 家庭内で夫が最高の存在であり、妻に対して非常にいばっていること。[対]かかあ天下 **貞淑**[ていしゅく] [形動] 妻がひたすら家庭や純潔を守り、夫にしとやかにつくすこと。 **停止**[ていし] [名] [スル] 途中で止まること。また、止めること。「営業を―する」「出場―」 **提出・呈出**[ていしゅつ] [名] [スル] 書類などをさし出すこと。「証拠の品を―する」 **定時**[ていじ] [名] 前もってきめられた時間。「―に出発する」[類]定刻 **提示**[ていじ] [名] [スル] ①問題などを、その場にもち出したり、かかげたりして示すこと。「条件を―する」 **呈示**[ていじ] [名] [スル] 証明書などをさし出して相手に見せること。「身分証明書の―」「定期券を―する」 **低姿勢**[ていしせい] [形動] 相手の立場や気持ちをたてて、下手に出ること。ひかえめな態度をとること。「会談には―で臨む」[対]高姿勢 **提唱**[ていしょう] [名] [スル] 自分の意見を述べて人々に呼びかけること。「新しい説を―する」 **呈上**[ていじょう] [名] [スル] 目上の人に、おくりものなどをさしあげること。[類]進呈 **定食**[ていしょく] [名] 食堂などで、あらかじめきめたいくつかの料理をとりあわせて出す、一回分に必要なものがそろっている食事。「日がわり―」 **抵触・×牴触・×觚触**[ていしょく] [名] [スル] ①法律やきまりにふれること。「法に―する」 ②たがいに矛盾すること。 **定職**[ていしょく] [名] 一時的なものでなく、長く続けてそれによって生活のもとでをえることができる職業。「―に就く」 **停職**[ていしょく] [名] 公務員の処分の一つ。一定期間、職に就けず、給料ももらえない。「―一か月」 **丁字路**[ていじろ] [名] 丁字形をした道路。T字路。 **×挺身**[ていしん] [名] [スル] 自分を投げだして仕事に <925> **でいすい【泥酔】** [名・スル]正体がなくなるほど酒に酔うこと。ふかよい。「―状態」 [同]酩酊[めいてい] **ていすう【定数】** [名]①前もってきめられた数や人数。「―不均衡[ふきんこう]」「―是正[ぜせい]」 ②数学で、常に一定の値[あたい]をとり、変化しない数。「―をaとする」 [対]変数 **ディスカウント** [名・スル]わりびき。ねびき。やすうり。「―セール」「―ショップ」 |discount **ディスカッション** [名・スル]討論。討議。「もっと―をする必要がある」「パネル―」 |discussion **ディスク** [名]①レコード。また、「コンパクトディスク」の略。 ②コンピュータの円盤[えんばん]状の記憶装置。フロッピーディスク。円盤という意味から。 |disk, disc **ディスクジョッキー** [名]ラジオ番組で音楽の合間[あいま]に軽い話をはさむ人。パーソナリティー。DJ。 |disc jockey **ディスコ** [名]音楽を流してダンスをおどらせるホール。ディスコテーク。 |disco **ディズニー** [人名]一九〇一-六六年。アメリカの映画製作者。ミッキーマウスやドナルドダックを生み、ディズニーランドを設立した。代表作「白雪姫[しらゆきひめ]」「バンビ」。 |Walt Disney **ディスプレー** [名・スル]①商品や展示物を効果的に配置すること。「春らしい店内の―」「―デザイン」 ②コンピュータで出力した情報を画面に表示する装置。 |display **ていする【呈する】** [動]①さしあげる。「師に自作を―」「苦言を―」 ②あらわす。みせる。「活気を―」『文章語。 **ていせい【帝政】** [名]皇帝が国を治めること。また、皇帝の治める政治制度。「―時代のロシア」 **ていせいぶんせき【定性分析】** [名]実験や測定で、物質の性質や成分を判別すること。 [対]定量分析 **ていせつ【定説】** [名]学者がだれでも正しいと認めている説。「―をくつがえす」 [類]通説 [対]異説 **ていせつ【貞節】** [名・形動]妻としての純潔を守って夫につくすこと。「―をつくす」 [類]貞淑[ていしゅく] **ていせん【停戦】** [名・スル]両方が合意して戦争を一時やめること。「―協定」 [同]休戦 **ていそ【提訴】** [名・スル]裁判所などにうったえでること。訴訟[そしょう]を起こすこと。 →応訴 **ていそう【貞操】** [名]異性との関係を純潔に保つこと。「―がかたい」「―観念がない」 [同]貞節 **ていぞう【逓増】** [名・スル]だんだんにふえること。「犯罪の―傾向[けいこう]」 [同]漸増[ぜんぞう] [対]逓減 **ていぞく【低俗】** [名・形動]品がなくていやしく、安っぽいようす。俗っぽいようす。「―な発想」「―番組」 [同]卑俗・低劣・俗悪 [対]高雅・高尚 **ていそくすう【定足数】** [名]会議を成立させるために必要な、最小限度の人数。「―に満たない」 **ていたい【停滞】** [名・スル]ひとつところにとどまって、前進しないこと。「景気が―する」 [同]渋滞 **ていたい【手痛い】** [形]受けた打撃やきずがひどい。「―エラー」 **ていたいぜんせん【停滞前線】** [名]一か所にとどまって移動しない前線。同じくらいの勢力の、暖かい空気と冷たい空気とが接するところにでき、この付近では長雨が降る。梅雨前線・秋雨前線など。 **ていたく【邸宅】** [名]大きくてりっぱな家。やしき。「大―を構える」 **ていたらく【体たらく・為体】** [名]みっともないありさま。ぶざまな姿。「さんざんの―だ」 [類]ざま **でいたん【泥炭】** [名]まだ完全に炭化していない、品質の悪い石炭。燃えにくく熱量も低い。 **でいたんち【泥炭地】** [名]湿地[しっち]に生えた草やこけ類が低温のためにくさらず、地中に堆積してできた土地。日本では北海道に多く分布。 **ていち【低地】** [名]低い土地。 [対]高地 **ていちあみ【定置網】** [名]魚群の通路に、ある期間設置しておく漁網[ぎょもう]。沿岸漁業でサケ・マス・サバ・イワシなどをとるのに使われる。 **ていちゃく【定着】** [名・スル]①きまった位置に、しっかりとついて動かないこと。また、新しい思想や文化が広く認められ、根づくこと。「土地に―する」「やっと四番打者が―した」 ②写真で、現像したフィルムの感光性をなくし、像が変化しないようにすること。「―液」 **ていちょう【丁重・鄭重】** [名・形動]心がこもっていて礼儀正しいようす。「―なあいさつ」「―に客をもてなす」 [類]丁寧 **ていちょう【低調】** [名・形動]①調子が出ないこと。「―な成績」 [類]不調 ②レベルが低く、内容がそまつなこと。「―な議論」 **ティッシュペーパー** [名]うすでのやわらかい紙。化粧[けしょう]紙やちり紙に使う。ティッシュ。 |tissue paper **ていっぱい【手一杯】** [形動]全力でものごとをあつかっていて、それ以上の力と時間のゆとりがないようす。「朝は食事のしたくだけで―だ」 [同]精一杯 **ディテール** [名]詳細[しょうさい]。細部。また、部分。「―にわたる説明」「―をくわしくえがく」 |detail **ていてつ【蹄鉄】** [名]ウマのひづめを守るために打ちつける、U字形の鉄の金具[かなぐ]。 **ていてん【定点】** [名]①数学で、位置のきめられた点。「―ABを通る直線」 ②気象・海洋観測のため、国際的にきめられた海洋上の地点。「―観測」 **ていする【挺する】** [動]人よりさきにとび出す。みずからすすんで、さし出す。「身を挺して守る」 **ていせい【訂正】** [名・スル]ことばや文字・文章のまちがいを、正しく直すこと。「前言[ぜんげん]を―する」 [同]修正 **ていだん【鼎談】** [名]三人で会談すること。三者会談。▽「鼎[かなえ]」は、三本足の器[うつわ]。 <926> **帝都**[ていと] [名] 天皇や皇帝が住む都。▽帝国の首都という意味。 **程度**[ていど] [名] ①長短・大小・強弱・遅速・優劣などの度合い。「―が低い」「―問題」 ②ちょうどいい度合い。「高校一年生の―に合った教材」「―をこえる」[類]水準 [造語] 「〜程度」の形で、「およそ…ぐらい」の意味をあらわす。「五分―しゃべる」「高校生―の問題」[類]ほど・くらい **泥土**[でいど] [名] 水のまざった土。どろつち。▽まったく価値のないものをたとえてもいう。「―と化す」 **抵当**[ていとう] [名] 借金が返せないときには、その代わりに自由に処分してよいという約束で、借り手がさし出す権利や財産。かた。「土地を―に借金する」「家屋敷を―に入れる」[類]担保 **抵当権**[ていとうけん] [名] 金品を貸した人が、前もって担保を指定したとき、他の人に優先して弁済を受けられる権利。 **抵当流れ**[ていとうながれ] [名] 借金が返せず、抵当にした品物が貸した人のものになること。 **提督**[ていとく] [名] 海軍の司令官。 **貞徳**[ていとく] →人名「まつながていとく」 **程度の副詞**[ていどのふくし] [名] 副詞の種類の一つ。その状態がどの程度であるかをあらわす。「かなり暑い」「ますます元気だ」「もっとゆっくり」など。 **程度問題**[ていどもんだい] [名] 本質を問題にするのでなく、程度の大小が問題となるもの。 **ディドロ** [人] 一七一三一八四年。フランスの思想家・小説家。ダランベールとともに、「百科全書」刊行の中心人物。小説に「ラモーの甥」「運命論者ジャック」など。|Denis Diderot **停頓**[ていとん] [名] [スル] ものごとがいきづまって、はかどらないこと。「作業が―している」[類]停滞 **ディナー** [名] 正式の食事。一日のうちでもっとも主要な食事。正餐。「―パーティー(=晩餐会)」▽一般には、夕食。|dinner **ディナーショー** [名] ホテルなどで、食事をしながら歌などのショーを楽しむもよおし。▽dinnerとshowから。 **丁寧・×叮嚀**[ていねい] [形動] ①細かに心がこもっていて礼儀正しいようす。「―なことばづかい」「―に出むかえる」[類]丁重 ②細かいところまで注意がいきとどいているようす。念入りなようす。「一字一字―に書く」「―な仕事ぶり」[類]丹念・入念[対]ぞんざい ③敬語表現で、話の内容についてではなく、話す相手に対して改まった気持ちをあらわす言いかた。「きのうはいい天気だった」を「きのうはよいお天気でございました」というなど。▷「丁寧語」も見よ。 **泥濘**[でいねい] [名] 深いどろ。ぬかるみ。「―にふみこむ」 **丁寧語**[ていねいご] [名] 敬語の一つ。話し手が、話題についての尊敬や謙譲とは別に聞き手である相手に直接敬意をあらわすことば。口語では、「です」「ます」「ございます」などをつける。どろぼうの子分が親分に対して、「ポリの野郎が来たぜ」を、「ポリの野郎が来ましたぜ」という類。文語では「はべり」「さぶらふ(さうらふ)」の二語だけ。「あはれ(=いとしい)と思ふ人はべりき(=ございました)」で、丁寧語「はべり」は話し手(書き手=作者)が聞き手(読み手=読者)に敬意をあらわしたもの。▽「お茶」「ごはん」などは、相手とは関係なく、話し手が自分のことばを上品にするために使う語であり、これを「美化語」という。 **定年・停年**[ていねん] [名] 会社などで、退職するときめられている年齢。「―退職」「―制」 **諦念**[ていねん] [名] 道理をさとり、執着をすてた、あきらめの気持ち。 **低能**[ていのう] [形動] 知能の発育程度が低いこと。また、その人。▽「低脳」は誤り。 **ディバイダー** [名] 製図用などで、線を分割したり計測したりする、コンパスに似た器具。分割器。|dividers **停泊・×碇泊**[ていはく] [名] [スル] 船が港にいかりを下ろしてとまること。「沖で―する船」 **×剃髪**[ていはつ] [名] [スル] 髪の毛をそりおとすこと。また、頭髪をそって僧や尼になること。 **定番**[ていばん] [名] 流行に左右されず、いつまでも安定して人気のある商品。 **定評**[ていひょう] [名] 多くの人が認めている、きまった評価や評判。「味がいいと―のある店」 **ディフェンス** [名] 守備。防御。デフェンス。「―を固める」[対]オフェンス▽球技などで使うことが多い。|defense **ディベート** [名] 討論の形式の一つ。あるテーマについて、肯定側と否定側の二組に分かれ、きめられた時間内で立論・反論をおこない、審判がその勝負を判定する。|debate **デベロッパー** [名] 都市開発業者。宅地開発業者。ディベロッパー。|developer **底辺**[ていへん] [名] ①数学で、三角形の頂角に対する下の辺。また、台形の平行な二辺(上底と下底)。 ②社会や集団のもっとも下の階層。下層階級。「―に生きる」[対]頂点 **堤防**[ていぼう] [名] 河川の氾濫や高潮の被害を防ぐために築いたコンクリート製の土手。つつみ。「―が切れる」▽「提防」は誤り。 **低木**[ていぼく] [名] 高さが三メートル以下の低い木。ヤツデ・ツツジなど。[類]灌木[対]高木 **底本**[ていほん] [名] ①ある作品の、もっとも原本に近い形として認めた本。「―伊勢物語」[対]異本 ②近代文学で、作者が手を入れて決定版と定めた本。 **底本**[そこほん] [名] 古典の本文の校訂や、翻訳の場合に、 <927> それをもとにして仕事を進める本。▽「ていほん」と区別して「そこほん」とも。 **弟妹**[ていまい] [名] おとうとと、いもうと。 **低迷**[ていめい] [名] [スル] ①低いところでさまよっていること。「暗雲が―する」 ②よくない状態のままで、そこからぬけだせないこと。「成績が―する」 **底面**[ていめん] [名] 底のたいらな部分。多面体の底の面。 **ディメンション** [名] 次元。▽直線は一次元、平面は二次元、立体は三次元など。|dimension **貞門**[ていもん] [名] 俳諧の一派。松永貞徳[まつながていとく]を中心に一七世紀なかばに活躍した。縁語や掛け詞などを用い、おかしみを中心とする。 **提要**[ていよう] [名] 要領や要点をあげて示すこと。また、その書物。概説書。「国語学―」 **体よく**[ていよく] [副] うわべをうまくとりつくろうようす。体裁よく。「―断る」「―にげだす」 **低落**[ていらく] [名] [スル] ①下がって低くなること。「内閣の支持率が―する」[対]高騰 ②値段が安くなること。下落。「株価の―」[対]高騰 **低利**[ていり] [名] 利率が低いこと。[対]高利 **定理**[ていり] [名] 数学で、定義や公理を基礎として、そこから導きだされ、証明された命題。「ピタゴラスの―」 **出入り**[でいり] [名] [スル] ①出たりはいったりすること。ではいり。「人の―が激しい」「―の多い海岸線」 ②商売などで、その家を得意さきとしてよくおとずれること。「―の商人」「―さしとめ」 ③支出と収入。「今月は何やかやと―が多かった」[類]出納 ④超過と不足。「最終的には二、三人の―はあるだろう」 ⑤けんか。もめごと。「やくざの―」「女―」 **定立**[ていりつ] [名] ある事物を肯定的に主張すること。テーゼ。▽ドイツの哲学者ヘーゲルが説いた思考過程(=定立・反定立・総合)の最初の段階をいう。 **×鼎立**[ていりつ] [名] [スル] 三つの勢力が対立し、たがいにゆずらないこと。三者対立。▽「鼎[かなえ]」は、三本足の器。 **底流**[ていりゅう] [名] ①川や海の底の、水の流れ。 ②おもてに見えない、かくれた動き。「経済界の―」「不安な気持ちが―にある」 **停留所**[ていりゅうじょ] [名] 客の乗り降りのために、電車やバスが止まる一定の場所。停留場。 **定量**[ていりょう] [名] きめられた分量。また、量を定めること。「―以上酒は飲まない」「―分析」[対]定性 **手入れ**[ていれ] [名] [スル] ①よく保っていくために手を加えたり、世話をしたりすること。「花壇の―」 ②犯人をとらえたり、犯罪をあばいたりするために、警官が現場にふみこむこと。「―にひっかかる」 **定例**[ていれい] [名] 集会などがいつもきまって開かれること。「―会議」[対]臨時 **ディレクター** [名] ①管理者。とくに、映画やテレビなどで監督や演出を担当する人。 ②音楽で、指揮者。また、楽長。|director **低劣**[ていれつ] [形動] 品がなく、質がおとっているようす。「―な趣味。」[類]俗悪・低俗 **ディレッタント** [名] 専門家としてではなく、芸術や学問を趣味として楽しみ、愛する人。好事家。|dilettante **低廉**[ていれん] [形動] 値段が安いこと。「―な食品」[類]安価 **ティンパニー** [名] 打楽器の一つ。半球形で、ねじやペダルで音の高さを調節する太鼓。チンパニー。|timpani →図「オーケストラ」 **手植え**[てうえ] [名] 身分の高い人などが自分の手で直接植えること。また、植えたもの。「お―の松」 **低率**[ていりつ] [形動] 低い割合。「投票率が―だ」[対]高率 **手薄**[てうす] [形動] ①手もとにある現金や品物が少ないようす。「在庫が―だ」「旅さきで所持金が―になる」 ②人手などがたりないようす。「守りの―をつかれた」[類]不十分 **手打ち**[てうち] [名] ①そばやうどんなどを、機械を使わず手でつくること。「―そば」 ②仲直りや売買の話しあいがうまくいったしるしに、みんなで手拍子をすること。「―式」[類]手締め **手討ち**[てうち] [名] 昔、武士が自分の手で直接、家臣や町人をきり殺したこと。「無礼者、―にいたす」 **デー** [造語] ①ひる。日中。「―ゲーム」 ②特別なもよおしのおこなわれる日。「感謝―」「防災―」|day **デーゲーム** [名] 野球などで、昼間の試合。ナイトゲーム・ナイター。|day game **デージー** [名] ヒナギク。|daisy **テーゼ** [名] 命題。運動方針。綱領。定立。|These [対]アンチテーゼ **データ** [名] ①推論や判断の材料となる資料や情報。「―収集をおこなう」「―不足」 ②コンピュータ処理の対象となる数字や記号など。「―ベース」|data **データ通信**[データつうしん] [名] コンピュータと端末装置とを通信回路で結び、情報の処理や伝達をおこなうこと。 **データバンク** [名] コンピュータで情報を整理・保管し、利用者の必要に応じてそれを提供するシステム。|data bank **データベース** [名] コンピュータで、関連する大量の資料を収集・保存・検索するのに便利なように整理した情報のファイル。|data base **デート** [名] [スル] ①日付。年月日。 ②異性と待ちあわせて会うこと。また、その約束。|date **テープ** [名] ①うすくて、はばがせまいひも状のもの。「ゴールの―を切る」「ビニール―」 ②録音や録画に使う磁気テープ。「―を回す」「ビデオ―」 <928> **テープデッキ** [名] アンプやスピーカーに接続して使う、磁気テープの録音・再生装置。|tape deck **テーブル** [名] ①たいらな板に足のついた台。とくに、食卓や会議用の机。「―につく」「―センター」 ②一覧表。表。「タイム―」|table **テーブルクロス** [名] テーブルをおおう布。テーブルかけ。|tablecloth **テーブルスピーチ** [名] パーティーや宴会などで、自分の席でおこなう短い話。卓上演説。▽tableとspeechから。 **テーブルセンター** [名] テーブルの中央にしく布。「レースの―」▽tableとcenterから。 **テーブルマナー** [名] 西洋料理を食べるときの作法。「―の講習会」|table manners **テープレコーダー** [名] 音声を磁気テープに録音し、再生する装置。録音機。|tape recorder **テーマ** [名] 論文・議論・芸術作品などの主題。題目。議題。また、音楽で主旋律。「論文の―がきまる」|Thema **テーマ小説**[テーマしょうせつ] [名] 明確にテーマをうち出した短編小説。菊池寛の、封建制度の矛盾をえがいた「忠直卿行状記」など。 **テーマソング** [名] 映画やテレビ番組などの主題歌。▽Themaとsongから。 **テーマミュージック** [名] 映画やテレビ番組の主題曲。テーマ音楽。▽Themaとmusicから。 **デーモン** [名] 悪魔。鬼神。デモン。|demon **テーラー** [名] 洋服屋。とくに、紳士服の仕立屋。|tailor **テールエンド** [名] 競技で、最後尾に。最下位。どんじり。|tail end **テールライト** [名] 自動車や列車などの後ろについている明かり。尾灯。テールランプ。[対]ヘッドライト|tail light **手負い**[ておい] [名] 傷を受けること。また、傷を受けた人や動物。「―のしし」 **手後れ・手遅れ**[ておくれ] [名] 病気・けがの手当てやものごとの処置などで、解決の時機をのがして回復や成功の見こみのないこと。「手術しても―だ」 **手×桶**[ておけ] [名] 取っ手や柄のついた小さなおけ。「―で水をくむ」 **手落ち**[ておち] [名] やりかたが不じゅうぶんで、欠点や不足があること。てぬかり。おちど。「準備に―がある」[類]遺漏▽「手落ち」「過失」は、能力はあるのにちょっとした不注意でやりそこなうこと。 **テオドシウス** [人] 一世。大帝。三四六?―三九五年。古代ローマの皇帝。ローマを再統一して、キリスト教を国教に定めた。のちに引退するとき、帝国を東ローマ・西ローマとして二人の子に分けあたえた。|Theodosius I **デオドラント** [名] におい消し。防臭剤。「―効果」|deodorant **手織り**[ており] [名] 機[はた]を使って手作業で布を織ること。また、その布。 **テオリア** [名] 事物を見て、その本質や真理を深く探究すること。観想。▽古代ギリシャの哲学者アリストテレスの用語。近代語では、「理論」という意味。|theōriā **でか** [名] 「刑事」の俗ぞくな言い方。▽明治時代の刑事の着た「かくそで(角袖)」のさかさことば。 **デカ** [造語] 単位の上に付けて、その一〇倍をあらわす。記号はda。「―メートル」「―リットル」|deca **でかい** [形] 大きい。俗な言い方。でっかい。「ばかでかいビル」「―つらをするな」 **手掛かり・手懸かり**[てがかり] [名] ①調べたり、解決したりするためのきっかけ。「解決の―をつかむ」[類]糸口 ②よじ登るときに、手をかけてつかむところ。「―のない岩」[類]足掛かり **手書き**[てがき] [名] [スル] 手で書くこと。また、手で書いたもの。「―の原稿」 **出掛け**[でがけ] [名] 外出しようとする、その時。「―に客が来る」[類]出だしな **手掛ける・手懸ける**[てがける] [動] ①直接、自分の手であつかう。「はじめて―仕事」 ②自分で世話をして育てる。「手掛けた学生がよく育った」 **出掛ける**[でかける] [動] 家を出て、目的のところへ行く。出ようとする。「旅に―」 **手加減**[てかげん] [名] [スル] ①ちょうどいいぐあいに調節すること。「―するのがむずかしい」 ②厳しくしないであまくあつかうこと。「弱い相手に―を加える」[類]手心 **でかした** [形] りっぱにできたことをほめることば。よくやった。くだけた言い方。 **手数**[てかず] [名] ①もめごとを解決し、人の世話をするためにかける手間ひま。ほねおり。「いろいろお―をかけました」[類]面倒 ②それに必要とする手段の数。「詰めまでの―を読む」「てすう」とも。 **手×枷**[てかせ] [名] 昔、囚人などの手を、自由にさせないようにはめた道具。また、自由な行動をさせなくするもののたとえ。「義理が―足かせとなる」 **出稼ぎ**[でかせぎ] [名] [スル] 生活している土地をはなれて、一定期間、都市などに出て働くこと。また、その人。「―に上京する」 **手形**[てがた] [名] ①一定の金額をきめられた日に、きめられた場所でしはらうことを約束した有価証券。「為替[かわせ]―」「約束―」[かぞえ方]通 ②手のひらに墨などをぬり、紙や板におしつけてできた形。「力士の―」 ③江戸時代、関所などを通行するときに必要な、身分を明らかにした証明書。「往来―」 **出方**[でかた] [名] あることがらに対する行動の起こしかた。「相手の―を見る」 <929> **手堅い**[てがたい] [形] ①あつかいかたが確実で、まちがいがない。また、大当たりはしないが、危険はない。「―商売」 ②相場で、下落の心配がない。「―株」 **手刀**[てがたな] [名] 手のひらをのばし、刀のようにして切る動作をすること。「―を切る(=すもうで、勝ち力士が賞金を受けとるときの作法)」 **デカダンス** [名] 一九世紀末のヨーロッパに生まれた、退廃的で耽美的な芸術上の傾向。ボードレールやランボーらが代表。|décadence **でかでか** [副] ことさらに大きく目立つようす。「新聞が―と書きたてる」 **手紙**[てがみ] [名] 知らせたいことを文書にして、相手に送るもの。とくに、封書。レター。[類]便り [かぞえ方] 札・通・本 **デカメロン** [作品名] 一三五三年。イタリア、ボッカチオの小説。一〇人の男女が毎夜一人一話ずつ十日間話すという構成。あらゆる社会階層の話題が盛りこまれ、当時の社会のようすがえがかれている。▽「十日物語」という意味。|Il decamerone **手柄**[てがら] [名] 人にほめられるような、めざましいはたらき。「―を立てる」[類]功績 **出涸らし**[でがらし] [名] 茶などを何度もにだしたり、煎じたりして、味やかおりがうすくなること。また、うすくなってしまったもの。「―のお茶」 **手軽**[てがる] [形動] 簡単にできるようす。たやすいようす。「―な食事」「―にひきうける」[類]簡易 **デカルト** [人] 一五九六一一六五〇年。フランスの哲学者・数学者。既存のあらゆる知識を疑い、最後に疑うことのできない事実、「われ思う、ゆえにわれあり」をえた。物心二元論の立場をとる。著書「方法序説」「哲学原理」。|René Descartes **デカン高原**[デカンこうげん] [名] インド半島の大部分をしめる高原。世界一広い溶岩台地があり、綿花栽培がおこなわれる。雨量は少なく、ため池が多い。 **笛**[てき] ふえ 笛吹けど踊らず/口笛/横笛 **適**[てき] ①ぴったりとあてはまる。ふさわしい。②思いどおりである。心にかなう。 ◆「適する」を見よ。 **摘**[てき] [名] 手でつまみとる。つむ。また、選びだす。 **摘む**[つむ] [動] 芽を摘む/摘み草 **滴**[てき] [名] 液体がつぶとなって落ちる。したたり。しずく。 **滴る**[したたる] [動] 一滴/緑滴る五月 **敵**[てき] ①戦争や競争で、争う相手。また、うらみをもつ相手。[対]味方 ②対等にたち向かって力がつりあう。「向かうところ―なし」 ③話題中の人物をくだけていう。あいつ。「―さん今夜もおそいらしいぞ」 **敵**[かたき] [名] 敵討[かたきう]ち/商売敵[しょうばいがたき] [つかいわけ]「敵かたき」を見よ。 **敵に塩を送る** 競争相手の苦境を救う。▽上杉謙信が、今川・北条の塩止めに苦しんでいる武田信玄に塩を送ったことから。 **的**[てき] ①まと。めあて。②あきらか。③…に関する。…のような性質・傾向がある。▽多くの名詞に付いて形容動詞をつくる。「本格―」「理想―」「現実―」 **的**[まと] [名] 的を射る/的外れ/注目の的 <930> **敵は本能寺にあり** ほんとうの目的は、別のところにあるということ。▽明智光秀が西国に出兵すると見せかけて、京都の本能寺にいた織田信長をせめたことから。「敵本主義」ということばはこれにもとづく。 **敵もさる者** 敵もなかなかぬけ目なく手ごわい者。「―、いろいろな手を打ってくる」 **迪**[てき] [名] みちびく。すすむ。 **的**[てき] →漢字項目を見よ。 **敵**[てき] →漢字項目を見よ。 **出来**[でき] [名] ①できたものの、質や量の程度。「ことしの米は―がいい」[類]出来栄え。出来具合 ②人の能力や成績。「―の悪い息子」 ③ものごとが仕上がること。「―はいつごろですか」 **出来合い**[できあい] [名] あらかじめつくっておくこと。また、あらかじめつくっておいたもの。「―の服」[対]既製・あつらえ **×溺愛**[できあい] [名] [スル] むやみやたらにかわいがること。ねこかわいがり。「わが子だけを―する」 **出来上がり**[できあがり] [名] ものごとが仕上がること。また、仕上がったようす。 **出来上がる**[できあがる] [動] ①うまく、つくりおわる。しあがる。「家が―」 ②酒に酔っていい気分になる。俗ぞくな言い方。 **敵意**[てきい] [名] 相手を敵と認め、いつかは攻撃を加えようとする気持ち。「―をいだく」 **適応**[てきおう] [名] [スル] ①まわりの条件にうまくあうこと。「―症」「新しい職場に―する」 ②生物が、自分を変えることで周囲の環境になじむこと。 **適温**[てきおん] [名] ちょうどいい温度。「室内を―に保つ」「―はセ氏五度」 **敵愾心**[てきがいしん] [名] 敵をたおそうとする激しい思い。「―に燃える」[類]敵対心▽「敵害心」は誤り。 **的確・適確**[てきかく] [形動] ものごとのたいせつな点にぴったりと当たるようす。てっかく。「―な判断」「―に表現しなさい」[類]適切▽「矢が的を射ぬくように」ということ。ふつう「的確」を用いるが、法律用語では「適確」を用いる。 **適格**[てきかく] [形動] 資格にあてはまっているようす。資格があるようす。てっかく。「彼は委員長に―だ」「年金受給―者」[対]合格・欠格・不適格 **適宜**[てきぎ] [形動] ①そのときどきに応じて、自分がいいと思うとおりにおこなうようす。「たりないと―おぎなう」 ②その場や状況に、よくあてはまるようす。「―に処理する」「―な対応」[類]適切 **適合**[てきごう] [名] [スル] ぴったりとあてはまること。条件にふさわしいこと。「血液型が―する」 **出来心**[できごころ] [名] ふと、心にうかんだよくない考え。「ほんの―」 **出来事**[できごと] [名] 世の中で起こるいろいろな事件や事故。▽「出来事」は、「事件」よりも日常的なささいなことまで広くふくむ。 **適材**[てきざい] [名] ある仕事や役目にふさわしい性質や能力をもっている人。[類]適役 **適材適所**[てきざいてきしょ] [名] その人の素質や能力を生かすのに、ふさわしい仕事や役目をあたえること。「―の配置」 **敵視**[てきし] [名] [スル] 相手を、敵と見なすこと。 **適時**[てきじ] [名] ちょうどいい時。「―打(=タイムリーヒット)を放つ」 **×溺死**[できし] [名] [スル] 水におぼれて死ぬこと。おぼれじに。「―者」[類]水死 **デキシーランド** [名] 一九世紀末のアメリカ南部で生まれた初期のジャズ音楽。デキシー。デキシーランドジャズ。「デキシー」は、アメリカ南部の州をまとめた呼び方。|Dixieland **適者生存**[てきしゃせいぞん] [名] 生存競争で、もっとも環境に適するものだけが生きのこること。[類]自然淘汰 **敵襲**[てきしゅう] [名] 敵がおそってくること。「―に備える」 **摘出・×剔出**[てきしゅつ] [名] [スル] ①手術で、病気におかされた部分や、異物を体外にとりだすこと。「病巣を―する」[類]切除 ②かくれていた悪いものをつまみだしたり、あばきだしたりすること。「不正を―する」 **適所**[てきしょ] [名] その人にふさわしい地位や仕事。「適材―」 **敵状**[てきじょう] [名] 敵の状況・ようす。 **敵情**[てきじょう] [名] 敵の内部的な、知られていない状況。「―を探る」 **敵陣**[てきじん] [名] 戦う相手の陣地や陣営。「―に深くせめいる」 **手傷**[てきず] [名] 戦いで受けた傷。「―を負う」 **テキスト** [名] ①教科書。テキストブック。 ②本文。原典。原文。▼「テクスト」とも。|text **適する**[てきする] [動] ①ぴったりあって、ふさわしい。うまくあてはまる。「その土地に適した産業」 ②そのことにぴったりの能力や資格がある。「幹部に適した人材を求める」「てきす」とも。 **適正**[てきせい] [形動] うまくあてはまって、正しいこと。「―価格」「―規模」 **適性**[てきせい] [名] その仕事をするのにふさわしい性格や素質。「―を調べる」「―検査」 **適切**[てきせつ] [形動] その場やそのものにぴったりあてはまるようす。ふさわしいようす。「―に処理する」「―なアドバイス」[類]適当・妥当 **敵前**[てきぜん] [名] 敵のいる前。敵陣の正面。「―上陸」「―逃亡」 **出来損ない**[できそこない] [名] ①きちんと仕上がっておらず、不完全なもの。「―の服」 ②性質や能力などがおとった人をののしっていうことば。「この―野郎」 <931> ・テクニカル **てきたい【敵対】** [名・スル]相手を敵と見なして逆らい、はむかうこと。「―行為」 **できだか【出来高】** [名]①できあがった量の総計。「―ばらい」②農作物などの収穫された総量。「米の―」③取り引きの成立した総額。「株式の―」 **てきち【敵地】** [名]敵が占領している土地。また、敵が勢力をもっている土地。「―に乗りこむ」 **てきちてきさく【適地適作】** [名]その土地の、土壌[どじょう]や気候などに適した農作物を栽培すること。 **てきちゅう【的中】** [名・スル]①予想がぴたりとあたる、正しくあたること。▽「適中」とも書く。②矢や弾きなどが的[まと]にあたること。[類]命中 **てきど【適度】** [形動]ほどほどで、程度がちょうどいいこと。「―の運動」[類]適当[対]過度 **てきとう【適当】** [形動]①[形動・スル]ちょうどよくあてはまること。「―な相手」[類]適切・妥当②[形動]量や程度がほどよいこと。「―な温度」[類]適度③その場かぎりで、いいかげんなこと。「―に答えておく」 >▼つかいわけ「至当」を見よ。 **てきにん【適任】** [形動]その仕事をするのに、ぴったりあっていてふさわしいようす。「書記には彼が―だ」「―者」[類]適役 **できばえ【出来栄え・出来映え】** [名]できあがったもののようす。できぐあい。「みごとな―の菊[きく]」▽多く、できのいいものにいう。 **てきはつ【摘発】** [名・スル]悪いおこないをあばくこと。「選挙違反[いはん]を―する」 **てきひ【適否】** [名]ふさわしいか、ふさわしくないかということ。「―を問う」[類]正否▽「適非」は誤り。 **てきびしい【手厳しい】** [形]適当なところで許したり遠慮したりしないで、非常に厳しい。「―批判を受ける」[類]容赦ない[対]手ぬるい **てきふてき【適不適】** [名]向き不向き。ふさわしいか、ふさわしくないか。「―を見てきめる」 **できふでき【出来不出来】** [名]できばえのよしあし。また、できばえにむらがあること。 **てきほう【適法】** [形動]法律にかなっているようす。「―の処理」「―行為」[類]合法[対]違法 **てきほんしゅぎ【敵本主義】** [名]他に目的があるように見せかけておいて、急にほんとうの目的に向かうやりかた。▽「敵は本能寺にあり」から出たことば。 **てきめん【×覿面】** [形動]効き目や報[むく]いが、すぐにはっきりあらわれるようす。「この薬は―に効く」「天罰[てんばつ]―」「効果―」▽「覿」は、ぴったり向きあうこと。 **できもの【出来物】** [名]うみなどがたまって、皮ふの表面などがはれあがったもの。おでき。 **てきや【的屋】** [名]縁日[えんにち]や祭りに道ばたで屋台[やたい]を出し、品物の呼び売りをする商人。やし。▽矢が的[まと]に当たるような大もうけをねらうことから。 **てきやく【適役】** [名]その仕事や役にふさわしいこと。また、ふさわしい人。[類]はまり役 **てきよう【摘要】** [名・スル]たいせつなところをぬきだして書きとめること。また、そのぬき書き。「―欄」 **てきよう【適用】** [名・スル]きまりなどを、実際にあてはめて用いること。「第一条を―する」 **てきりょう【適量】** [名]ちょうど、ほどよい分量。「―を量る」 **できる【出来る】** [自下一]□○●うまれる。あらわれる。生じる。「妹が―」「用事が―」②つくられる。「家が―」「組合が―」③とれる。手にはいる。「米が―」「かねが―」④能力があって、すぐれている。「フランス語が―」「―生徒だけ入れる」⑤完成する。「一日で―仕事」⑥思いやりがある。わけがわかる。「よくできた人」⑦男女がひそかに結ばれる。「あの二人はできている」 >▼「出てくる」「あらわれてくる」という意味から、「・・・することが可能だ」という意味に発展したことば。自発の助動詞「る」「らる」が、可能の助動詞にも使われるのと同じ心理的なはたらきによって生じたことば。 たことば。 **できる** ①[補助]能力や可能性があることをあらわす。・・・しうる。「簡単に料理―」「資格を取得―」「食べる―」 >出来ない相談 最初から実現の可能性がないとわかっている、むりな相談ごと。 **てきれい【適例】** [名]ちょうどよくあてはまる実例。「―をさがす」[類]好例 **てきれい【適齢】** [名]ちょうどふさわしい年齢。「娘[むすめ]も―期を過ぎた」▽婚期にいうことが多い。 **てぎれきん【手切れ金】** [名]それまで続いていた、とくに男女の関係を絶つときに、相手にあたえる金銭。「―をはらう」 **てぎわ【手際】** [名]①仕事などをこなしていくやりかたやうでまえ。「あざやかな―」「―よくまとめた凡例[はんれい]」[類]手並み②しあがり。できばえ。「これはみごとな―だ」 **でく【木偶】** [名]木をけずってつくった人形[ひとがた]。また、人形芝居[じょうるり]の操[あやつ]り人形。でこ。 **てぐす【天蚕糸】** [名]テグスサン(=カイコの一種)の幼虫からつくった糸。釣[つ]り糸用。てぐすいと。 **テクスト** [名]→「テキスト」 **てぐすねひく【手ぐすね引く】** [連語]じゅうぶん用意を整えて待ちかまえる。▽手で「くすね(薬煉)」を引くこと。「くすね」は、弓づるを強くするためにぬる、松やにと油をにて練ったもの。 **てくせ【手癖】** [名]いつのまにか動きだしてしまう手のくせ。「―が悪い(=ぬすみぐせがある)」 **てくだ【手管】** [名]人をたくみにだまして動かす技術。「―をろうする」「[類]手練[てれん]が―」 **てぐち【手口】** [名]犯罪のやりかた。「巧妙[ちこう]な―」 **でぐち【出口】** [名]建物などの中から外へ出る口。「―をさがす」[対]入り口 **テクニカラー** [名]カラー映画の一方式。赤・緑・青の三原色に分けた三本のフィルムを一本にまとめる。▽商標名。[Technicolor] **テクニカルターム** [名]その分野での専門語。学術語。 <932> ・テクニカル 語。術語。[technical term] **テクニカルノックアウト** [名]ボクシングで、力の差があまりに大きかったり、負傷などで試合の続行が不可能となったとき、レフェリーが勝敗をきめること。TKO。[technical knockout] **テクニシャン** [名]技術にすぐれた人。また、技巧[ぎこう]をもてあそぶ人。技巧家。[technician] **テクニック** [名]技術。技巧。わざ。「―を駆使[くし]する」[technic] **テクノクラート** [名]科学者や技術者として指導的立場にある高級官僚[かんりょう]。[technocrat] **テクノロジー** [名]科学技術。はば広い工業科学技術。[technology] **てくばり【手配り】** [名・スル]ものごとがうまくおこなわれるように、必要な連絡[れんらく]や用意をしておくこと。「―は万全だ」[類]手配[てはい] **てくび【手首・手頸】** [名]うでと手のひらとをつなぐ、関節のある部分。 **てくらがり【手暗がり】** [名]光が手にさえぎられて、手もとが暗くなること。「―で字が見にくい」 **デクレッシェンド** [名]音楽で、強弱記号の一つ。「音をだんだん弱くせよ」という意味。記号は`>`。[対]クレッシェンド[decrescendo] **でくわす【出会す】** [他五]思いがけずばったり会う。また、ふいにある事態にぶつかる。「駅で事故に―」「いやなやつにでくわした」 **でげいこ【出稽古】** [名]①師匠[ししょう]が弟子のところへ出張して教えること。[類]出張教授[対]内げいこ②すもうで、よその部屋へ出かけていって、けいこをつけてもらうこと。 **てこ【×艇・梃子】** [名]重いものを動かすとき、丸太などの支えを置いて、下にさしこむ棒。小さい力で、大きくて重いものを動かすしくみ▽「挺」は別字。 >梃でも動かない どんなことをしてもびくとも、まえが変わらないこと。 **でこ【凸】** [名]ひたい。とくに、つき出たひたい。 **てこいれ【×挺入れ】** [名]弱い立場にあるものや不調なものごとに、特別に強力な手助けをすること。「政府の―」「景気に―する」▽もとは、株式市場の用語。 **てごころ【手心】** [名]相手の事情や能力を考えてわざとあつかいをゆるめること。「―を加える」[類]手加減 **てこずる** [自五]すんなりかたづかないであつかいに困る。いろいろやっても思うようにならずにもてあます。「説明に―」▽「艇摺える」「手古摺える」などと当てる。 **てごたえ【手応え・手答え】** [名]①自分のしたことに対する、相手の確かな反応。「教えても―がない」②打ったりさわったりしたときに、手に返ってくる感覚。「釣[つ]りざおに大物の―を感じる」 **でこぼこ【凸凹】** [形動]①表面が盛りあがったり、へこんだりしていること。「おうとつ」とも。「―道」②ものごとに差があって、一様でないこと。「成績に―がある」▼常用漢字表付表の語。 **デコレーション** [名]かざり。装飾。「―ケーキ」[decoration] **てごろ【手×頃】** [形動]①手に持つのに、大きさや重さがだいたいいいようす。「―なバット」②条件にだいたい合っていて、ぐあいがいいようす。「―な相手」「―な値段」[類]適当・ころあい **てごわい【手強い】** [形]いいかげんなことでは相手になれない。「―チーム」「―先生」 **デザート** [名]食事のあとに出るくだものやケーキなど。[dessert] **デザイナー** [名]建物・道具・衣装[いしょう]の型や色などを考えだす職業。また、模様などを考えだす職業。意匠[いしょう]家。「グラフィック―」[designer] **デザイン** [名・スル]意匠[いしょう]。図案。設計。また、それらを考案すること。「服を―する」[design] **でさかる【出盛る】** [自五]①人や商品が盛[さか]んに出る。②季節の野菜などが盛んに出る。 **てさき【手先】** [名]①指や指さき。また、指のはたらき。「―が器用だ」②人の命令のままに働く者。「悪の―」[類]手下[てした] **でさき【出先】** [名]出かけて行ったさき。外出さき。「―から電話する」 **でさききかん【出先機関】** [名]①役所が仕事をやりやすくするために、各地に設けている支所。②政府や商社などが、外国での仕事のために現地に設けた組織。 **てさぐり【手探り】** [名・スル]①見えないものにさわって、手の感じにたよって知ろうとすること。「暗やみを―で進む」②見通しが立たない問題を解決しようと、見当たらな「手段を求めて努力すること。「現在は―の状態だ」 **てさげ【手提げ】** [名]手で提げるようにして持つこと。また、手に提げられる小さなかばんやふくろなど。「―金庫」 **てさばき【手×捌き】** [名]ものをあつかうときの手のはたらかせかた。「みごとな―」[類]手際[てぎわ] **てざわり【手触り】** [名]手でさわったときの感じ。「―がいい毛布」 **でし【弟子】** [名]特定の先生について、専門的な教えを受ける人。「―入りする」[類]門人[対]師匠[ししょう] **デシ** [接頭]メートル法の単位の上に付けて、その一〇分の一の意味をあらわす。記号はd「―リットル」「―グラム」[deci] **てしお【手塩】** [名]①昔、食膳[しょくぜん]に、小皿に盛って出した塩。②「手塩皿[てしおざら]」の略。香[こう]のものなどを盛る、浅くて小さい皿。おてしょ。▽もと、①を盛る小皿。 >手塩に掛ける みずからの手でたいせつに世話[せわ]をして育てる。 **てしごと【手仕事】** [名]手さきを使ってする仕事。手作業。 **てした【手下】** [名]その人に命令されたとおりに働く者。「―を使う」[類]手先・子分 <933> ・でぞめしき **デシベル** [名]音の強さの単位。とくに、騒音[そうおん]計で測った、騒音レベルの単位。記号はdB[decibel] **デジタル** [名]情報を数字で表示する方式。ディジタル。「―時計」[対]アナログ[digital] **デジタルそうごうサービスもう【デジタル総合サービス網】** [名]→「アイエスディーエヌ」 **てじな【手品】** [名]トランプなどを使い、たくみな手さばきや巧妙なしかけによって、ふつうでは一見不可能に見えることをショーとして見せる芸。マジック。「―師」[類]奇術[きじゅつ] **でじま【出島】** [名]江戸時代、長崎[ながさき]港内に築かれた人工の島。ポルトガル人、のちにはオランダ人の居住地とされ、鎖国政策のもとでただ一つの貿易地でヨーロッパ文明の入り口となった。 **てじめ【手締め】** [名]ものごとの成立や決着を祝って、関係者がそろい、かけ声とともに拍子[ひょうし]を合わせて手を打つこと。 **でしゃばる【出しゃばる】** [自五]自分に関係のないことにまで口出しする。また、他人をおしのけて、自分が中心になろうとする。 **てじゅん【手順】** [名]ものごとをするときの段取りや順序。「―よく会を進行させる」 **てじょう【手錠】** [名]犯人の手首にはめて自由をうばい、にげられなくするための道具。「―をかける」[類]手かせ **でしょう** [助動]「だろう」のていねいな言い方。話し手の推量、聞き手への問いかけや同意を求める意味をあらわす。▽断定の助動詞「です」の未然形+推量の助動詞「う」。 **てしょく【手×燭】** [名]火をともしたろうそくを立てて持ちあるく道具。取っ手のついた小さな燭台。 **デシリットル** [名]メートル法で、体積の単位。一リットルの一〇分の一。記号はdl[decilitre] **でじろ【出城】** [名]本城以外に、戦略上重要な場所に築いた城。[対]根城 **デシン** [名]細かいしわのある、うすくてやわらかな織物。絹や化学繊維でつくる。クレープデシン。▽crêpe de Chineから。 **です** [助動]①[意味](肯定[こうてい]の)断定「だ」のていねいな形。「雨は降りつづくでしょう」「きのうは休みでした」「わたしは中学生です」 ②[接続]体言、副詞の一部、助詞「の」「から」「まで」「だけ」「ぐらい」「ばかり」などに付く。 ③[活用]特殊型。▷巻末「活用表」参照。 >▼文語「にてさうらふ(で候)」の変化した形。 **てすう【手数】** [名]→「てかず」 **てすうりょう【手数料】** [名]手続きを済ますためにしはらうかね。手数をかけた見返りにはらうかね。 **てずから【手ずから】** [副]人にまかせたりせず、自分の手でじかに。改まった言い方。「姫君―鳥にえさをあたえる」「先生が―論文を直してくださる」▽多く、身分の高い人の動作に使う。 **デスカレーション** [名]段階的縮小。とくに、戦争などの規模を段階的に縮小すること。[対]エスカレーション[de-escalation] **てすき【手×漉き】** [名]機械によらないで、手ですいて紙をつくること。「―の和紙」 **でずき【出好き】** [形動]外出するのが好きなこと。また、その人。 **ですぎる【出過ぎる】** [自上一]①ふつうの程度よりも、よけいに出る。「宿題が―」「色がこく―」②自分の身分・地位をこえて、さしでがましくふるまう。「出過ぎたまねをする」 **デスク** [名]①勉強や事務用の机。「―プラン」「―ワーク」②新聞社の編集局で取材や編集を指揮する人。(次長級の場合が多い)[desk] **てすさび【手。遊び】** [名]遊び半分にすること。てなぐさみ。てすさみ。「―にかいた絵」 **てすじ【手筋】** [名]①手さきを使ってする書画や芸などの素質。すじ。「ピアノの―がいい」②囲碁・将棋[しょうぎ]で、その場合には有効ときまっている指しかたや打ちかた。「こう打つのが―です」③取り引きで、売り手や買い手の種類。▼もと、手のひらにあらわれた、すじのこと。 **テスター** [名]電気器具の電圧や電流などを測定する計器。[tester] **でずっぱり【出突っ張り】** [名]芝居などで、同じ俳優がどの場面にもすべて顔を出すこと。また一般に、外出しつづけること。「仕事が多くて終日―だ」 **テスト** [名]試験。検査。「学期末―」「―飛行」[test] **テストケース** [名]試験的にやってみること。試験台。[test case] **テストパイロット** [名]飛行機の性能などを知るための試験飛行の操縦士。[test pilot] **テストパターン** [名]テレビで、放送開始前などに画像の映りぐあいをためすために映す模様。[test pattern] **デスペレート** [形動]やぶれかぶれになっているようす。絶望的なようす。「―な気分になる」[desperate] **デスマスク** [名]石こうやろうなどで、死者の顔の型をとってつくった仮面。死面。[death mask] **デスマッチ** [名]プロレスで、一方が完全に負けるまで無制限にたたかう試合。死闘[しとう]。[death match] **てすり【手摺り】** [名]橋や階段などのはしに、からだを支えるためにとりつけた板や棒。 **てずり【手刷り】** [名]機械によらず、はけや馬連[ばれん]で刷ること。また、そのようにして刷ったもの。 **てせい【手製】** [名]自分でつくること。また、そのもの。「―の洋服」 **てぜい【手勢】** [名]直接率いている軍勢。てした。[類]手下[てした][対]手兵 **てぜま【手狭】** [形動]人数や仕事に対して、その場所がせまいようす。「事務所が―になる」 **てそう【手相】** [名]その人の運命や性格などがわかるとう、手のひらのしわやすじ。「―を見る」 **でぞめしき【出初め式】** [名]正月、消防士がその年はじめて出そろって消火演習やはしご乗りなどをおこなう儀式[ぎしき]。 <934> ・でそろう **でそろう【出揃う】** [自五]そこに、残らず全部出る。「季節の野菜が―」「有力候補が―」 **てだい【手代】** [名]①昔、商家などで働く使用人のうち、丁稚[でっち]と番頭[ばんとう]のあいだに位置する者。②主人の代わりになること。また、その人。 **てだし【手出し】** [名]①けんかをしかけること。「向こうがさきに―したんだ」[類]手違い[てちがい]②第三者がわざわざかかわること。「よけいな―はするな」[類]口出し **でだし【出出し】** [名]ものごとのしはじめ。「曲の―が肝心[かんじん]です」[類]滑り出し **てだすけ【手助け】** [名・スル]人の仕事をてつだうこと。また、その人。「へたに―をするな」[類]援助[えんじょ] **てだて【手立て】** [名]ものごとのやりかた。手段。方法。「別の―を講じる」「敵の―に乗る」 **でたとこしょうぶ【出たとこ勝負】** [名]何の準備も計画もせず、その場のなりゆきにまかせてものごとを進めること。運にまかせてやること。 **てだま(手玉)に取る** お手玉で遊ぶように、思いのままに相手を操[あやつ]る。 **でたらめ** [形動]①いいかげんで無責任なこと。「―な生活」②ことがらに順序やきまりのないこと。「―に選ぶ」 >▼「出鱈目」と当てる。 **てだれ【手足れ・手練れ】** [名]技芸などのうでまえがすぐれていること。また、その人。てだり。 **デタント** [名]国際政治における緊張[きんちょう]緩和[かんわ]。雪解け。「東西―の急進展」[détente] **てぢか【手近】** [形動]①手の届くような近くにあること。「―にある店で用をたす」②身のまわりでよく見られること。「―な話題をとりあげる」[類]身近[みぢか] **てちがい【手違い】** [名]ものごとの手順をまちがうこと。「とんだ―でご心配をかけました」[類]手落ち・行きちがい **てちょう【手帳・手帖】** [名]予定やメモなどを書きとめて持ち運ぶ小さなノート。「システム―」 **てっ[鉄](鐵)** [名]①金属元素の一つ。加工しやすく産出量も多いので、広く使われる。はがね。元素記号Fe「―は熱いうちに鍛[きた]えよ(=適切な時機をのがすな)」②鉄のように、かたいもののたとえ。「―の意志」「―のカーテン」③「鉄道」の略。 ①鉄筋[てっきん] 鉄骨[てっこつ] 鉄材[てつざい] 鉄棒[てつぼう] 製鉄[せいてつ]②鉄人[てつじん] 鉄則[てっそく] 鉄面皮[てつめんぴ]③私鉄[してつ] 地下鉄[ちかてつ] 鉄漿[おはぐろ](かね) 鉄蕉[ティエシャオ] 鉄木真[テムジン](=チンギス・ハンの名) **てっ[迭]** [動]いれかわる。いれかえる。 更迭[こうてつ] **てっ[哲]** [名]①かしこくて、ものごとのすじみちがよくわかる。また、そのような人。大智[だいち]。②ものごとの奥深い道理。 ①哲人[てつじん] 先哲[せんてつ]②哲学[てつがく] 哲理[てつり] **てっ【徹】** [動]つきとおる。つらぬきとおす。「→「徹する」を見よ」 徹底[てってい] 徹頭徹尾[てっとうてつび] 徹夜[てつや] 一徹[いってつ] 貫徹[かんてつ] **てっ【撤】** [動]とりのぞく。とりさげる。 撤回[てっかい] 撤去[てっきょ] 撤収[てっしゅう] 撤退[てったい] 撤廃[てっぱい] **てつ【鉄】** [名]→漢字項目を見よ。 **てつ【×轍】** [名]車輪のあと。わだち。▽「徹」「撤」は別字。 >轍を踏む 前人と同じ失敗をくりかえす。 **てつあれい【鉄亜鈴・鉄啞鈴】** [名]鉄製の亜鈴。筋肉などをきたえるための体操用具。 **てっか【鉄火】** [形動]①[名]真っ赤に焼けた鉄。②マグロと、のり。「―巻き」③ばくちうち。「―場[ば]」④[名・形動]男っぽくて気性[きしょう]の激しい女性。「―なあねご」「―はだ」 **てっかい【撤回】** [名・スル]一度出した意見や書類などを、ひっこめること。「前言―」「辞表を―する」▽「徹回」は誤り。 **でっかい** [形]「でかい」を強めた言い方。「―希望」 **てっかく【的確/適格】** [形動]→「てきかく」 **てつがく【哲学】** [名]①真理について根本的に考えようとする学問。「―者」▽本来、philo(愛) sophy(智)の訳語。「智学」と訳せば、まだわかりやすかったのに、熟語の少ない「哲」(大智[だいち]を意味する)を使ったので、日本人にはむやみにむずかしい、わかりにくい学問というイメージをもつようになった。②いろいろな経験からえた知恵[ちえ]をもとに行きついた、ゆるぎない信念・信条。「人生―」「経営―」 **てつかず【手付かず】** [名]まだ、手をつけていないこと。まだ、使っていないこと。「―のかね」 **てっかどんぶり【鉄火丼】** [名]すしめしの上にマグロの切り身を並べ、のりをあしらったどんぶり。 **てつかぶと【鉄兜】** [名]戦場や工事現場で、頭を守るためにかぶる、鉄でつくったかたい帽子。ヘルメット。「―を着用する」 **てづかみ【手×摑み】** [名]直接手でつかむこと。「―で食う」 **てっかみそ【鉄火味噌】** [名]いり豆・ゴボウなどをまぜ、油でいためたみそ。 **てっかん【鉄管】** [名]鉄でつくったくだ。 **てつき【手付き】** [名]手の動かしかた。てさばき。「包丁の―がいい」 <935> ・てっていて **てっき【鉄器】** [名]鉄でつくった道具。「―時代」 **デッキ** [名]①船の上部の、たいらなゆか。甲板[かんぱん]。②列車などの乗り降りするところのゆか。③「テープデッキ」の略。[deck] **デッキチェア** [名]木や金属などのわくに布を張った、折りたたみ式の手軽ないす。甲板[かんぱん]や庭などで使う。[deck chair] **てっきょ【除去】** [名・スル]建物や施設[しせつ]などをとりさること。「プレハブの校舎を―する」[類]撤収[対]設置 >「つかいわけ」→「除去」を見よ。 **てっきょう【鉄橋】** [名]鉄でつくった橋。▽鉄道用の橋をいうことが多い。 **てっきり** [副]疑いなく。きっと。「―彼のしわざと思ったのに」▽多く、判断と結果がちがう場合に使う。 **てっきん【鉄筋】** [名]①コンクリート製のものの補強のために、しんとして入れる鉄の棒。②「鉄筋コンクリート建築」の略。「―の三階建て」 **てっきん【鉄琴】** [名]打楽器の一つ。短い鉄の板を並べ、棒でたたいて音を出す。 **てっきんコンクリート【鉄筋コンクリート】** [名]補強用の鉄の棒をしんに入れて、まわりをコンクリートで固めたもの。 **テック** [名]ゴーカートなどの乗り物を主とした遊園地。▷technical centerから。 **テックス** [名]パルプかすなどを固めてつくった板。音や熱をさえぎるので、かべや天井ばりなどに使う。▽textileから。 **てづくり【手作り】** [名]自分の手でつくること。また、そのもの。ハンドメイド。「―のケーキ」[対]手製 **てつけ【手付け】** [名]売り買いや貸し借りの約束のしるしに、代金の一部をさきにわたしておくこと。また、そのかね。「―を打つ」[類]内金 **てっけん【鉄拳】** [名]かたくにぎったこぶし。げんこつ。「―制裁」 **てっこう【鉄工】** [名]①鉄を使ってする工作。また、鉄の精錬[せいれん]などに従事する人。「―所」②「鉄工所」の略。 **てっこう【鉄鉱】** [名]鉄をふくんでいる鉱石。鉄の原料となる。「磁―」「―石」 **てっこう【鉄鋼】** [名]銑鉄[せんてつ]・鋳鉄[ちゅうてつ]などと鋼鉄をまとめていることば。とくに、かたくてじょうぶな鋼[はがね]をさすことが多い。 **てっこう【手っ甲】** [名]手の甲や手首を保護するためのもの。布製や革製のものがある。 **てっこつ【鉄骨】** [名]建物などの骨組みとなる鉄材。 **てっさ【鉄鎖】** [名]鉄製のくさり。 **てつざい【鉄材】** [名]建築や工事などで使う、鉄製の材料。 **てつざい【鉄剤】** [名]鉄分を主成分とする薬。増血剤。 **デッサン** [名]一色の線で形や明暗をえがくこと。また、下絵[したえ]。素描[そびょう]。「―が確かだ」▽ふつう、えんぴつ・木炭・コンテを使う。[dessin] **てっしゅう【撤収】** [名・スル]とりさってしまうこと。また、軍隊がひきあげること。[類]撤去・撤退 **てつじょうもう【鉄条網】** [名]とげのついた太い針金を、あみのように張りめぐらしたさく。「―を破って脱走する」[類]有刺鉄線 **てつじん【哲人】** [名]①哲学者。「古代ギリシャの―」②豊かな知識と高い徳をもち、真理をさとっている人。「―のほまれが高い」 **てつじん【鉄人】** [名]からだが鉄のようにがんじょうな人。不死身[ふじみ]の男。 **てつじんせいじ【哲人政治】** [名]善のイデアを認識した哲人が政治をおこなうこと。▽古代ギリシャの哲学者プラトンが主張した理想的な政治形態。 **てっする【徹する】** [サ変]①つらぬいて奥に達する。「苦しみが骨身に―」②どこまでも一つのやりかたで通す。「基本に―」③期間をつらぬく。「夜を徹して勉強する」 **てっそく【鉄則】** [名]必ず守らなければいけないきまり。決して変えることのできないきまり。[対]原則 >「原則」には例外が認められるが、「鉄則」には例外が認められない。 **てったい【撤退】** [名・スル]軍隊が陣地[じんち]などからひきあげること。「―命令が出される」[類]撤収・撤兵・退却[たいきゃく]▽「徹退」は誤り。 **てつだい【手伝い】** [名]①仕事を助けること。また、その人。「家業の―をする」「―をやとう」[類]手助け②→「おてつだい」 **てつだう【手伝う】** [他五]①わきから力を貸して、いっしょに仕事をする。「家事を―」②さらに別のことが加わる。「つかれにショックも手伝って病気になる」▼常用漢字表付表の語。 **でっち【丁稚】** [名]昔、商店などで働いた少年。使用人の中でもっとも身分が低かった。「―奉公に出る」[類]小僧[こぞう] **でっちあげる【でっち上げる】** [他下一]①ないことをさもあるかのようにつくりあげる。「アリバイを―」[類]捏造[ねつぞう]する②あれこれいろいろな材料を使って、かっこうがつくようにする。「レポートを―」 **てっちり** [名]フグのちり料理。ふぐちり。▽「てつ」は、ふぐの俗称[ぞくしょう]「てっぽう(鉄砲)」の略。 **てっつい【鉄槌】** [名]①大きなかなづち。ハンマー。「―をふるう」②厳しくこらしめること。「―を下す」 **てつづき【手続き】** [名・スル]事務のうえで必要とされる、ひと続きの手順と処置。「入国―をとる」 **てってい【徹底】** [名・スル]①考えかたやおこないなどを、どこまでもつらぬきとおすこと。「―した平和主義者」[類]貫徹[かんてつ]②すみずみまでじゅうぶんに、ゆきわたること。「指示を―する」 **てっていてき【徹底的】** [形動]考えかたや行動などが中途半端的でなく、最後までやりぬくようす。「―に探す」「―追及[ついきゅう]」 <936> ・てっとう **てっとう【鉄塔】** [名]鉄材でつくった塔。「送電用の―が台風でたおれる」 **てつどう【鉄道】** [名]レールを敷き、列車を走らせる交通機関。また、その施設。「―網[もう]」 **てっとうてつび【徹頭徹尾】** [副]はじめから終わりまで、変わらずにつらぬくようす。どこまでも。あくまでも。「―反対する」[類]終始一貫[しゅうしいっかん] **デッドヒート** [名]競走などで、ゴール前の激しいせりあい。「―を演じる」▽もと、同着という意味。[dead heat] **デッドボール** [名]投手の投げた球が、打者のからだにふれること。打者は一塁[いちるい]へ進める。死球。デドボール。▽deadとballから。[和] **デッドライン** [名]こえてはならないぎりぎりの線。死線。また、最終のしめきり。[deadline] **てっとりばやい【手っ取り早い】** [形]手間がかからず簡単なようす。「―方法」 **デッドロック** [名]会議などの行きづまり。▽lockは「錠[じょう]」。あかなくなった錠の意から、会議などが、動きのとれない状態。lockをrock(=岩)と誤って、暗礁[あんしょう]いりという意味に使う人も。「―に乗りあげる」[deadlock] **てつのカーテン【鉄のカーテン】** [名]第二次世界大戦後、旧ソ連と東欧社会主義諸国の、西側自由主義諸国に対する閉鎖[へいさ]的な政策をたとえたことば。▽イギリスの首相[しゅしょう]チャーチルのことば。 **てっぱい【撤廃】** [名・スル]それまでの制度や規則をやめること。「身分制度の―」[類]廃止▽「徹廃」は誤り。 **でっぱる【出っ張る】** [自五]つきでる。でばる。俗[ぞく]な言い方。「腹が―」 **てっぱんやき【鉄板焼き】** [名]熱した鉄板の上に、肉や野菜などをのせ、焼いて食べる料理。 **てっぴつ【鉄筆】** [名]さきに針状の鉄のついたペン。謄写版[とうしゃばん]印刷で、原紙に字を書くときに使う。 **てつびん【鉄瓶】** [名]湯をわかすための鉄の入れもの。やかんに似た形をしている。「いろりに―をかける」 **てつぶん【鉄分】** [名]飲食物などにまじっている鉄の成分。「レバーは―の多い食品だ」[類]金気 **てっぺい【撤兵】** [名・スル]軍隊をひきあげること。「すみやかな―を命ずる」[類]撤退[対]出兵・派兵▽「徹兵」は誤り。 **てっぺき【鉄壁】** [名]鉄のかべをめぐらしたような非常にかたい守り。「―の守備をほこる」 **てっぺん【天辺】** [名]いちばん上。いちばん高いところ。くだけた言い方。「木の―に登る」[類]頂上 **てつぼう【鉄棒】** [名]①鉄の棒。[類]金棒[かなぼう]②体操用具の一つ。二本の柱に、一本の鉄の棒をわたしたもの。「―にぶらさがる」 **てっぽう【鉄砲】** [名]①火薬の力で弾[たま]を発射する、持ち運びできる武器。小銃[しょうじゅう]。「―伝来」[類]銃砲[じゅうほう][かぞえ方]挺[ちょう]②すもうで、もろ手突っき。③「ふぐ」の俗[ぞく]な言い方。「―汁[じる]」▽あたると死ぬことから。 **てっぽうだま【鉄砲玉】** [名]①鉄砲の弾丸[だんがん]。②行ったまま、もどってこないこと。また、もどってこない人。俗[ぞく]な言い方。「―の使い」 **てっぽうみず【鉄砲水】** [名]大雨で増水し、とつぜん堰[せき]からあふれた水が、土砂[どしゃ]などとともに激しい勢いで流れだしたもの。 **てっぽうゆり【鉄砲百合】** [名]ユリ科の多年草。初夏、白いらっぱ状のかおりの高い花が咲く。 **てづまり【手詰まり】** [名]よい方策がなくて困ること。とくに、金銭的に困ること。「経営が―の状態になる」[類]行き詰まり▽もと将棋[しょうぎ]で、指す手がなくなること。 **てつめんぴ【鉄面皮】** [形動]はじをはじとも思わない、ずうずうしいこと。また、そのような人。[類]厚顔無恥[こうがんむち]▽顔の皮が鉄でできているという意味。 **てつや【徹夜】** [名・スル]一晩じゅう、ねむらないで起きていること。よどおし。「―仕事」[類]夜明かし **てつり【哲理】** [名]人生や人間世界についての、奥深い道理。「―をきわめる」▽「哲」は、大智[だいち]の意味。 **てづる【手×蔓】** [名]目的をとげるために役立つ人間関係。つて。コネ。「就職の―を求める」[類]縁故 **てつろ【鉄路】** [名]鉄道の線路。「川沿いに走る―」 **てつわん【鉄腕】** [名]鉄のように強いうで。また、腕力[わんりょく]。―投手」 **ててなしご【父無し子】** [名]①父親がだれかわからない子。また、私生児。②父親に死に別れた子。「てて」は「ちち(父)」の変化した形。 **でどころ【出所・出〝処】** [名]①ものごとの出てきたもと。「しゅっしょ」とも。「うわさの―」②出るべき場所や場合。▼「でどこ」とも。 **テトラパック** [名]牛乳などを入れる厚紙の四面体の小型の容器。▽商標名。「テトラ」は、四という意味。[Tetrapack] **テトラポッド** [名]防波堤や海岸に置かれた、四本足のコンクリートブロック。波の浸食[しんしょく]を防ぐ。テトラポット。▽商標名。「テトラ」は四、「ポッド」は足のこと。[tetrapod] **てどり【手取り】** [名]給料から税金その他をさし引いた、実際に手にはいる金額。「―三○万の給料」 **てとりあしとり【手取り足取り】** [連語]細かいところまで、すべてめんどうをみること。「―教えてやる」 **テトロン** [名]ポリエステル系の合成繊維[せんい]。しわになりにくく、衣料品に使う。▽商標名。[Tetoron] **テナー** [名]男声の最高音域。また、最高音域を出す男性歌手。テノール。[tenor] **てないしょく【手内職】** [名・スル]主婦などが、家で手さきを使ってする仕事。「針仕事の―」 **てなおし【手直し】** [名・スル]不完全なところを直して、さらによくすること。「原稿[げんこう]を―する」 **でなおす【出直す】** [自五]①一度もどってから、あらためて出かける。「相手が留守なのでーことにした」②はじめからやりなおす。「一から―」 **てながざる【手長猿】** [名]ショウジョウ科の哺乳[ほにゅう]動物をまとめた呼び方。尾がなく、前足が長い。森林にすむ。ギボン。 <937> ・てばこ **てなぐさみ【手慰み】** [名]①手さきの仕事を遊び半分にすること。てすさび。 **てなずける【手懐ける】** [他下一]うまく手をかけて、相手がこちらの気持ちに従って動くようにする。「手なずけた部下がたくさんいる」[類]懐柔[かいじゅう]する **てなべ(手鍋)提げても** 好きな男と夫婦になれるなら、どんなに貧乏[びんぼう]してもかまわない。 **てなみ【手並み】** [名]ものごとをうまく処理する能力。うでまえ。「お―拝見」[類]手腕・手際[てぎわ] **てならい【手習い】** [名]①昔、寺子屋[てらこや]などで教えた習字。②学問や芸ごとを習うこと。「五十の―」[類]稽古 >手習いは坂に車を押すごとし 学問や芸ごとは、なまけるとすぐもとにもどってしまう。 **てなれる【手慣れる・手×馴れる】** [他下一]あつかいなれる。また、長いあいだやっているのでうまくやれる。「手慣れた道具」「手慣れた仕事」 **テナント** [名]雑居ビルや貸しビルなどを借りる人。店子[たなこ]。「―募集のう」[tenant] **デニール** [名]生糸[きいと]や人絹糸の太さの単位。一デニールは、長さ四五○メートルで重さ○・○五グラムのもの。[denier] **テニス** [名]球技の一つ。長方形のコートの中央にネットを張り、ラケットでボールを相手のコートに打ちこんで得点を競[きそ]う。庭球。「―コート」[tennis] **てにてに【手に手に】** [副]めいめいの手に。「―旗を持つ」 **デニム** [名]厚地のじょうぶな、綿のあや織物。ジーンズの生地になどに使う。「―のズボン」[denim] **てにもつ【手荷物】** [名]旅行者が、自分の手で持ち運ぶ荷物。「飛行機に持ちこめる―は二個までだ」 **てにをは【×弓爾乎波・《天爾《遠波】** [名]①助詞のこと。また、ことばの使いかた。てには。「この文章の―がおかしい」▽昔、漢文を読むときに必要な助詞・助動詞・活用語尾・接尾語などのすべてをさした。助詞の中で、「て・に・を・は」の例が非常に多いので、それを助詞の代表として、「てにをは」で助詞をさすようになった。 >てにをはが合わない 話のつじつまが合わない。 **てぬい【手縫い】** [名]機械を使わず、手でぬうこと。また、手でぬったもの。また、自分でぬったもの。 **てぬかり【手抜かり】** [名]注意がいきとどかず、不じゅうぶんなところ。「接待に―がある」[類]手落ち **てぬき【手抜き】** [名・スル]しなければならない段取り・仕事を省くこと。「工事に―がある」 **てぬぐい【手×拭い】** [名]手やからだをふく、長方形のうすいもめんの布。「豆しぼりの―を頭に巻く」▽「てぬぐい」は和風でうすく、「タオル」は洋風であつい。 **てぬるい【手、緩い】** [形]①あつかいかたややりかたに厳しさがない。「とり調べが―」[類]甘[あま]い②やりかたがのろい。「あまりにも手ぬるくてはがゆい」[対]手厳しい **てのうち【手の内】** [名]①使うことが可能な秘密の手段や方法。うでまえ。「―を見すかす」「相手チームの―を探る」[類]手並み・手腕②力のおよぶ範囲[はんい]。支配下。「大国の―にある」[類]掌中[しょうちゅう] **テノール** [名]→「テナー」 **てのひら【手の平・“掌】** [名]手首からさきの、内側の部分。[類]たなごころ[対]手の甲[こう] >手の平を返す 極端[きょくたん]に態度やことばを変える。[類]手の裏を返す **デノミ** [名]通貨の単位の呼び名を一定の割合でひき下げること。たとえば、一○○円を一円と呼びかえるなど。デノミネーション。▽denominationから。 **てのもの【手の者】** [名]てした。配下。「敵の―をとらえる」 **てのもの【手の物】** [名]→「おてのもの」 **ては** [接助]①[動作・状態を示す語に付いて]一つの動作や状態が一度成り立つと、すぐ次に何かがおこなわれるということがくりかえされることをあらわす。「書い―消し、書い―消し」「転んでは起き―、転んでは起き―」▼くだけた口調では「ちゃ」になる。「食っちゃ寝[ね]、食っちゃ寝[ね]ぇ」ガ行・ナ行・バ行・マ行五段動詞に付くときは「では」に変わる。 **てば【手羽】** [名]ニワトリの胸から羽にかけての肉。手羽肉。 **では** [接]①前に述べた文のいうことを一応肯定した上で、その条件のもとで、次に何が生じるかを述べるときのつなぎのことば。それならば。「みんな帰るのか。―またにしよう」②ものごとを始めるときや終わりにするときのきっかけのことば。それでは。「―、そろそろ行きますか」「―、きょうはこれで」 **では** [助]→「ては」 **では** [連語]…であっては。「留守―行ってもしようがない」▽断定の助動詞「だ」の連用形に助詞「は」が付いた形。 **でば【出刃】** [名]「出刃包丁[でばぼうちょう]」の略。 **デパート** [名]各種の商品をとりそろえている大規模な小売店。百貨店。▽department storeから。 **てはい【手配】** [名・スル]①人々にさせる仕事の段取り。てくばり。「式の―にとりかかる」[類]手はず②犯人をつかまえるために指令を出すこと。「指名―する」 **ではいり【出入り・出×這入り】** [名]①出ることとはいること。「受付で客の―をチェックする」「―口[ぐち]」②数が多かったり少なかったりすること。「全体で多少の―はあるだろう」[類]過不足③金銭の支出と収入。▼「でいり」とも。 **でばかめ【出歯亀】** [名]銭湯[せんとう]の女ぶろをのぞき見する変態男。▽明治時代にいた、池田亀太郎[かめたろう]という出っ歯の変態性欲者の名から。 **てばこ【手箱】** [名]身のまわりの道具をしまっておく小さい箱。「玉―」[類]手文庫[てぶんこ] <938> ・てはじめ **てはじめ【手始め】** [名]ものごとにとりかかる、いちばんはじめ。第一歩。「まず―に発声を習う」 **てはず【手×筈】** [名]前もってしておく準備。「公演の―が整う」[類]段取り・手配・手順 **てばた【手旗】** [名]手に持つ小さな旗。また、信号・通信に用いる赤と白の小旗。右手に赤、左手に白を持つ。「―信号」 **てばな【手鼻】** [名]紙を使わずに、指さきで片方の穴をふさぎ、鼻息で鼻じるを出すこと。「―をかむ」 **ではな【出端】** [名]①出ようとした、そのおり。②ものごとを始めようとしたとたん。でばな。「―をくじく」 **でばな【出花】** [名]はじめて湯を注ぎいれたばかりの、かおりのいいお茶。いればな。「鬼[おに]にも十八、番茶も―」[対]出がらし **でばな【出鼻】** [名]①山やみさきなどのつき出たところ。でっぱな。「みさきの―に立つ灯台」②「出端②」に同じ。「―を折る」 **てばなし【手放し】** [名]①つかんでいる手をはなすこと。「自転車の―乗りは危ない」②遠慮しないで、喜びなどの感情をそのままあらわすこと。「―でのろけるやつがあるか」 **てばなす【手放す】** [他五]①財産やかけがえのないものを、人にやったり売ったりする。「財産を―」②自分のそばからはなして自由にさせる。「子供を―」③している仕事などを中途でやめる。「手放しかねる用事がある」 **てばなれ【手離れ】** [名・スル]①幼児が成長して、親の手からはなれていくこと。②製品ができあがって、もはや何も手を加える必要のないこと。 **でばぼうちょう【出刃包丁】** [名]魚や肉を料理するときに使う、はばが広く厚みのある包丁。でば。 **てばやい【手早い・手速い】** [形]手を使ってすることがすばやい。「手早くあとかたづけする」 **ではらう【出払う】** [自五]①人やものが全部出てしまう。すっかり出てしまって、残りがない。「家の者が―」「ただいま出払ってまして、あす入荷の予定です」②よそまで仕事をしに出向く。出張する。「北海道まで―」 **てばん【手番】** [名]将棋[しょうぎ]などを指す順番に当たっているほう。 **でばん【出番】** [名]①舞台[ぶたい]などに出る順番。「―をまちがえる」②活躍する機会。「いよいよきみの―だよ」「―がない」[類]出る幕[まく] **てびかえ【手控え】** [名]①忘れないように書きつけておくこと。また、その書きつけ。メモ。[類]備忘録[びぼうろく]②ものごとをひかえめにおこなうこと。「輸出の―による損失が大きい」 **てびき【手引き】** [名・スル]①手を引いて案内すること。「事情にくわしい者が―したらしい」②有利な手づる。「おじの―で入社する」[類]縁故③初心者にわかりやすく指導すること。また、そのような入門書。案内書。しおり。「学習の―」「海外旅行の―」[類]手ほどき **デビスカップ** [名]国別対抗[たいこう]の国際テニス選手権試合。また、その試合の優勝チームにあたえられる銀杯[ぎんぱい]。デ杯。▽アメリカ人デビスの寄贈[きぞう]による。[Davis cup] **てひどい【手。酷い】** [形]あつかいかたが厳しくむごい。「―しうちを受ける」[類]手荒[てあら]い **デビュー** [名・スル]新人としてその世界にはじめて登場すること。初舞台[はつぶたい]。初登場。「映画界にさっそうと―する」[début] **てびょうし【手拍子】** [名]手を打ってとる拍子[ひょうし]。「―に合わせて歌う」[類]足拍子 **てびろい【手広い】** [形]相手にする人やとりあつかうものの範囲が広い。「―交際」「手広く商売をする」 **でぶ** [形動]太っているようす。また、太っている人。俗[ぞく]な言い方。 **てふうきん【手風琴】** [名]アコーディオン。 **デフォー** [人名]一六六〇?—一七三一年。イギリスの小説家。写実的な手法により、近代小説を開拓[かいたく]した。代表作「ロビンソン-クルーソー」。[Daniel Defoe] **デフォルメ** [名]絵画や彫刻[ちょうこく]などで、対象の特徴[とくちょう]を強調して、作者の主観によって変形させて表現すること。[déformer] **てふき【手拭き】** [名]手などをふく布や紙。 **てぶくろ【手袋】** [名]防寒・保護・かざりのためにはめるもの。「毛糸で―を編む」[かぞえ方]双[そう]・足[そく] **でぶしょう【出不精・出無精】** [形動]外出するのをめんどうくさがること。また、そういう性分[しょうぶん]の人。「父の―は昔からだ」[類]出嫌[でぎら]い **てぶそく【手不足】** [形動]人手がたりないこと。人手不足。「看護婦の―が続く」 **てふだ【手札】** [名]①トランプや花札[はなふだ]などで、自分の手に持っている札。[対]場札[ばふだ]②「手札判」「手札型」の略。写真の大きさの一つ。縦約一一㌢、横約八㌢のもの。 **でふね【出船】** [名]船が、港を出ること。また、その船。でぶね。「―が汽笛を鳴らす」[対]入[い]り船 **てぶら【手ぶら】** [名]手になにも持たないこと。「―で帰る」▽人の家をおとずれるときに使えば、みやげものを持たないこと。 **てぶり【手振り】** [名]手を動かして表現すること。手の動き。「身ぶり―で外人と話す」[類]手付き・手まね **デフレ** [名]長期間通貨量が減り、物価が下がってかねの価値が増すこと。経済活動が低下して不景気になること。通貨収縮。デフレーション。[対]インフレ▽deflationから。 **テフロン** [名]合成樹脂[じゅし]。酸や熱に強いので、フライパンの表面などにはってこげつくのを防ぐ。▽商標名。[Teflon] **てぶんこ【手文庫】** [名]手紙や書類、身のまわりの小道具などを入れておく小さい箱。[類]手箱[てばこ] <939> ・でも **でべそ【出臍】** [名]つき出ているへそ。 **てべんとう【手弁当】** [名]①弁当を持って、働きに出ること。「―で通勤する」②費用を自分でまかなうこと。ただで働くこと。「―で協力する」 **でほうだい【出放題】** [形動]①とめどもなく出て、止まらないこと。「水が―だ」②口から出るのにまかせて、でたらめを言うこと。「口から―にまくしたてる」[類]出任[でまか]せ・でたらめ **てほどき【手解き】** [名・スル]初心者に基礎から教えること。「ダンスの―をする」[類]手引き **てほん【手本】** [名]①文字や絵を書くときに、見習って練習するための本。「ペン字のお―」②見習うべきりっぱな人やおこない。「下級生の―となる行動」[類]規範・模範 **てま【手間】** [名]なにかをするのに必要な時間や労力。「―ひまかけて料理をつくる」[類]手数[てかず] **デマ** [名]根拠[こんきょ]のないうわさ。また、人をあざむいたり、そそのかしたりするために流す、事実ではない情報。悪宣伝。デマゴギー。▽Demagogieから。 **てまえ【手前】** [代名]①[名]自分に近いほう。こちらのほう。「―のかどを右に曲がる」②他人に対して、自分をよく見せたいと思う気持ちでつくる体裁。「世間[せけん]の―をつくろう」「そう言った―ひき下がれない」③うでまえ。「お―拝見」[類]手並み④「おてまえ」 ①[代名]自分のことをへりくだっていう言い方。「その品物は―どもではあつかっておりません」②目下[めした]の相手を呼ぶ言い方。▽「おまえ」よりも乱暴な言い方で、多く「てめえ」となる。 **でまえ【出前】** [名]料理を、注文した客の家まで届けること。また、その料理。「―のそばがまだ来ない」「―持ち」[類]仕出し・店屋物[みせやもの] **てまえみそ【手前味噌】** [名]自分で自分のつくったものをほめること。「―を並べる」[類]自画自賛・自慢▽自家製のみそを自分でほめることから。 **でまかせ【出任せ】** [名]思いつくままに、いいかげんなことを言うこと。「口から―の言いわけをする」[類]でたらめ・出放題 **てまき【手巻き】** [名]手で巻くこと。手で巻くもの。また、自分で巻いたもの。「―の時計」「―ずし」 **てまくら【手×枕】** [名]うでを曲げてまくらにすること。うでまくら。「たまくら」とも。 **デマゴーグ** [名]事実に反することを唱え、民衆を操[あやつ]る人。扇動[せんどう]政治家。▽ペロポネソス戦争によって民主政治が腐敗[ふはい]した古代アテネで続出した。[demagogue] **てましごと【手間仕事】** [名]①手間のかかる仕事。②手間賃をとってする仕事。内職。 **てまちん【手間賃】** [名]仕事にかかる手間に応じて、しはらうかね。「―がかさむ」[類]手間代 **でまど【出窓】** [名]建物のかべよりも外につき出している窓。「―に鉢植えの花をかざる」[類]張り出し窓 **てまどる【手間取る】** [自五]ものごとをするのに時間がかかる。手間ひまがかかる。「話をまとめるのに―」 **てまね【手真似】** [名]手で動きやようすをまねて表現すること。「―をまじえて話す」[類]手振り・身振り **てまねき【手招き】** [名]手をふって、自分のほうへ来るように合図[あいず]すること。「遠くから―する」 **てまめ【手まめ】** [形動]めんどうがらずに、細かい仕事をこなすようす。こまめ。「―に料理をつくる」 **てまり【手×鞠・手×毬】** [名]手でついて遊ぶまり。また、綿のしんを色糸でまいたまり。「―歌」 **てまわし【手回し】** [名]①前もって準備すること。「―がいい」[類]手配[てはい]・手配[てくば]り②手で回すこと。「―式オルゴール」 **てまわり【手回り】** [名]手の届くあたり。身のまわり。「―品」 **でまわる【出回る】** [自五]品物が市場や町なかへたくさん出る。「そろそろ新米が―」 **でみず【出水】** [名]河川の水がふえること。また、水があふれでること。洪水[こうずい]。「しゅっすい」とも。 **でみせ【出店】** [名]①本日から分かれて、よそに出した店。支店②路上などに臨時に出した店。[類]露店・夜店 **デミタス** [名]小さなコーヒーカップ。また、そのカップで飲む食後のコーヒー。▽半分の茶わんという意味。[demi-tasse] **てみやげ【手土産】** [名]人を訪ねるとき、手に持っていく、ちょっとしたみやげ。 **てむかう【手向かう】** [自五]強い者に対して、力で逆らう。武力を使って反抗[はんこう]する。[類]歯向かう **でむかえ【出迎え】** [名]出かけていってむかえること。また、出ていってむかえる人。でむかい。[対]見送り **でむく【出向く】** [自五]その場所へ出かけていく。「わざわざ会場へ―」「こちらから―」 **テムジン** [人名]→「チンギス・ハン」 **でめ【出目】** [名]目が外へ出ていること。また、目がつき出ている人。 **でめきん【出目金】** [名]キンギョの一種。両目が大きく左右にとび出ている。 **デメリット** [名]短所。欠点。弊害[へいがい]。[対]メリット[demerit] **ても** [接助]①逆接の仮定条件をあらわす。たとえ・・・しようとも。「泣い―だめだ」「雨が降っ―試合は続行する」「死んでも死にきれない」「転んでもただでは起きない」②逆接の確定条件をあらわす。…したけれども。「おし―引い―びくともしない」「いくら読んでもちっともわからない」▼ガ行・ナ行・バ行・マ行五段動詞に付くときは「でも」に変わる。 **てみじか【手短】** [形動]話や文章が短くて簡単であるようす。「―に話す」[類]簡略・簡潔 **てめえ【手“前】** [代名]①二人称単数。「おまえ」の、相手を見くだした言い方。②一人称単数。自分。わたし。▼「てまえ」の変化した形。 **ても** [接]①順当に結びつかないことや、補足することを続けるときのことば。「疲れた。―楽しかった」「お花見に行こう。―いつ?」 <940> ・デモ ②あらためて感心や感動をこめて話題にするときなどのことば。それにしても。「見たよ。―大きかったなあ」▼おもに話しことばで使う。 **でも** [助]①[副助]はっきりこれときまってはいないという気持ちで、例として挙げる。「お茶―いかがですか」「犬に―やろう」「なくし―するとたいへんだ」▽軽い気持ちでだいたいのところの例を挙げる。②極端な例を挙げて、ほかも類推させる。「子供―歩ける距離だ」③代名詞の不定称[ふていしょう]を受けて、全部の意味をあらわす。・・・だってすべて。「だれ―できる」「どこ―行く」「なん―食べる」「いつ―遅刻する」 >▼文頭にくるときは接続詞で、文中にくるときは接続助詞。接続助詞「ても」が、動詞の音便[おんびん]を受けて「でも」に変わったものとの区別に注意。「読んでもわからない」は「読みても」の変化した形。また、形容動詞の活用語尾「で」に副助詞「も」が付く場合「あそこの海はきれいでもない」、助動詞「だ」の連用形「で」に副助詞「も」が付く場合「そんなにきれいな海でもない」、格助詞「で」に副助詞「も」が付く場合「海でも泳げる」は、それぞれ別。 **デモ** [名]①抗議や要求の意思をあらわすためにおこなう集団行動。示威運動。「―行進」②宣伝のため、実演して見せること。実物宣伝。③「デモンストレーション」(demonstration)の略。 **デモーニッシュ** [形動]悪魔[あくま]や鬼神[きじん]にでもとりつかれているようなようす。心霊的。超[ちょう]自然的。[dämonisch] **デモクラシー** [名]民主主義。民主政治。「大正―」[democracy] **てもち【手持ち】** [名]手に持っていること。また、手もとにあるかねや品物。「―が少ない」 **てもちぶさた【手持ち無沙汰】** [形動]することがなくて退屈なこと。手があいていて間がもたないこと。[類]所在ない **てもと【手元・手。許】** [名]①手が届くところ。身のまわり。「―に置く」[類]手近・手回り②手の動しかた。「―がくるう」③「手元金[てもとがん]」の略。手もとにあって、すぐに使えるかね。④「おてもと」 >手元不如意[ふにょい] 家計が苦しいこと。生計が困難なこと。「―にして持ち金がない」 **でもどり【出戻り】** [名]女性が離婚して実家に帰っていること。また、その女性。 **てもなく【手もなく】** [副]手数もかけずに。かんたんに。「―やっつける」 **でもの【出物】** [名]①たまにしか売りに出されない中古品や不動産など。「特安[とくやす]の―がある」②ふきでもの。おでき。③屁[へ]。おなら。 >出物はれ物所嫌わず 屁[へ]、やできものは、場所などに関係なく出るものだ。 **てもり【手盛り】** [名]①自分で自分のめしを盛ること。②→「おてもり」 **デモン** [名]→「デーモン」 **デモンストレーション** [名]①「デモ」②実演。「―テープ」「―フライト」 **デューイ** [人名]一八五九—一九五二年。アメリカの哲学者・教育学者。概念[がいねん]は課題を解くための道具であると説き、プラグマティズムを大成した。著書に「学校と社会」「民主主義と教育」など。[John Dewey] **デュープ** [名]写真フィルムの複製をつくること。また、複製されたフィルム。[dupe] **デューラー** [人名]一四七一——一五二八年。ドイツの画家・版画家・美術理論家。自然観察をもとに写実性の高い作品をえがき、ドイツにルネサンスをもたらした。代表作「四人の使徒」。[Albrecht Dürer] **デュエット** [名]二重唱。二重奏。デュオ。また、二人がひと組みになっておどること。[duet] **デュオ** [名]①二重唱。二重奏。②二人組み。二個でひと組みのもの。[duo] **デュナン** [人名]八一八二八—一九一○年。スイスの社会事業家。イタリア統一戦争で救護活動をした経験と実績から、赤十字運動を提唱し、国際赤十字の創設に尽力[じんりょく]した。ノーベル平和賞受賞。[Jean Henri Dunant] **デュマ** [人名]一八〇三—七○年。フランスの小説家・劇作家。通俗[つうぞく]的ながら大衆の心をとらえる作品を書いた。「三銃士[さんじゅうし]」「鉄仮面」など。「椿姫[つばきひめ]」の作者の息子を、小デュマと呼ぶのに対し、大デュマといわれる。[Alexandre Dumas] **でよう【出様】** [名]ものごとに対する行動の起こしかた。でかた。「相手の―を見る」 **てら【寺】** [名]①仏像を安置し、僧[そう]や尼[あま]が住んでいて、仏事や修行[しゅぎょう]をおこなうところ。「―参り」[かぞえ方]宇・山[さん]・寺[じ]②古語ではふつう、三井寺[みいでら](園城寺)をいう。同じ天台宗の比叡山延暦寺を「山」と呼ぶのに対して使う。 **てらう【×衒う】** [自五]学問などがあるかのようにふるまう。わざわざ人に見せびらかす。「奇[き]を―」 **てらうけせいど【寺請制度】** [名]江戸時代、寺院が民衆一人一人を檀家[だんか]とし、それを証明する制度。幕府がキリシタンを禁圧するために設けた。 **てらうちまさたけ【寺内正毅】** [人名]一八五二—一九一九年。明治・大正期の軍人・政治家。周防[すおう]生まれ。朝鮮総督を務めたのち、一九一六年に首相に就任。シベリア出兵を強行して非難を浴び、米騒動[こめそうどう]により総辞職に追いこまれた。 **テラコッタ** [名]彫刻の材料となる、粘土の素焼き。また、建築の材料となる装飾用の素焼きの粘土製品。[terra-cotta] **てらこや【寺子屋】** [名]江戸時代、庶民[しょみん]の子供に「読み書きそろばん」を教えたところ。▽「寺小屋」は誤り。 **てらしあわせる【照らし合わせる】** [他下一]両方を比べあわせる。照合する。「問題と解答を―」 **てらす【照らす】** [他五]①いちめんに光を当てて明るくする。光を注ぐ。「日が真上から―」 <941> ・テレタイプ ②「~に照らす」の形で」・・・と比べあわせてよりどころとする。「法律に照らして処分する」 **テラス** [名]①洋風の建物で、庭園にはり出した、石などをしきつめたところ。②登山で、たな状の岩場。[terrace] **テラスハウス** [名]テラスと庭のある、二階建ての連続住宅。[terrace house] **てらだとらひこ【寺田寅彦】** [人名]一八七八——一九三五年。明治から昭和期の物理学者・随筆家。東京生まれ。地球物理学を研究するとともに、吉村冬彦の筆名で、多くの随筆を残した。夏目漱石門下の一人。「万華鏡」「橡[とち]の実」など。 **デラックス** [形動]豪華。高級。豪華版。「―な車」「―ショー」[deluxe] **テラローシャ** [名]石灰岩が風化してできた赤褐色の土壌[どじょう]。地中海沿岸に分布。[terra rossa] **てり【照り】** [名]①太陽が照ること。また、晴天。「日中の―が厳しい」「―が続く」②光ること。また、つや。光沢[こうたく]。「―をつける」「―焼き」③光を受けて、美しくかがやきかえす。「秋の日に―もみじ」 **てりょうり【手料理】** [名]自分の家でつくった料理。手づくりの料理。「―でもてなす」 **デリンジャーげんしょう【デリンジャー現象】** [名]太陽の表面の爆発が原因で、急に電波が乱れて短時間通信ができなくなる現象。▽発見者、アメリカの物理学者デリンジャーの名から。 **てる【照る】** [自五]いちめんに明るく光る。また、太陽が出て晴れる。「照ったりくもったりの天気」[対]曇[くも]る▽「差す」は日がまっすぐに当たるようす。 **テル[TEL, tel]** [名・スル]「テレホン」の略。 **でる【出る】** [自下一]①内部から外部に、また、いままでいた場所から他の場所へ、動いたり、移ったり、行きついたりする。「家を―」「大学を―」「一分おくれで列車が―」「右に曲がれば駅に―」②姿をあらわす。「月が―」「政界に―」「落とした定期券が―」「テレビに―」③発生したり、わいたりする。「火が―」「風が―」「温泉が―」「水が―(=洪水[こうずい]になる)」「蚊[か]が―」④出版される。また、出版物に記事としてのる。「本が―」「手記が―」「新聞に―」⑤あたえられる。「許可が―」「賞金が―」⑥売れる。「四月は辞書がよく―」⑦ある限度以上になる。「足が―」⑧うまれる。そこから起こる。「仏教から出たことば」「好奇心[こうきしん]から出たふるまい」⑨くわわる。「調子が―」「スピードが―」⑩まわりより、高さがあって目立つ。「前歯が―」「腹が―」「くぎが―」[類]出っ張る >出たとこ勝負 何の用意もなくその場のなりゆきでものごとをきめること。▽さいころをふって、その出た目で勝負をつけるという意味から。 >出る杭は打たれる ①人より才能がすぐれて目立つ者は、まわりからにくまれたり、じゃまされたりするものだ。②出しゃばったふるまいをする者は他人から制裁を受ける。出るくぎは打たれる **テリア** [名]イヌの品種の一つ。小形ですばしこい。狩猟用など。テリヤ。[terrier] **テリーヌ** [名]西洋料理で、魚や肉をペースト状にして固めたもの。パテ。「かもの―」[terrine] **てりかえし【照り返し】** [名]熱や光を反射して照らすこと。「西日の―がきつい」[類]反照 **デリカシー** [名]こまやかな心づかい。また、上品さ。優雅さ。「―に欠ける」[delicacy] **デリケート** [形動]①微妙で困難[こんなん]なようす。「―な問題」②感じやすくて繊細[せんさい]なようす。「―な神経の持ち主」[delicate] **てりつける【照り付ける】** [他下一]日光などが激しく照る。「―夏の日」 **テリトリー** [名]勢力のおよぶ範囲。領分[りょうぶん]。なわばり。[territory] **てりはえる【照り映える】** [自下一]光を受けて、美しくかがやく。 **デルタ** [名]三角州[さんかくす]。「ナイル河口の―地帯」▽ギリシャ語のアルファベットの四番目「Δ」(デルタ)の形から。[delta] >出る所へ出る 裁判所や警察署などにうったえて、公然と決着をつける。 >出る幕ではない 出しゃばって口をはさむ場合ではない。▽芝居などで、その役者が舞台に出る場面ではないという意味から。 **てるてるぼうず【照る照る坊主】** [名]晴天をいのってのき下などにつるす、紙や布でつくった簡単な人形。「―てるぼうず、あした天気にしておくれ」 **テレカ** [名]→「テレホンカード」 **てれかくし【照れ隠し】** [名]人前で失敗したときなどに、はずかしさや気まずさをごまかそうとすること。「―に笑う」 **てれくさい【照れ臭い】** [形]よいこととして話題にされたり、注目されたりして気はずかしい。「全校生徒の前で表彰されて―」[類]面映[おもは]ゆい▽人の視線が自分に当たっているのを感じて、まぶしくて困る感じをいう。 >つかいわけ恥ずかしい・照れ臭いほか「恥ずかしい」は、自分がみっともないのではないかと思われて、気がひける。そこに奥深い劣等[れっとう]意識がはたらいている感情。「りっぱな人に会うのは、恥ずかしくていやだ」。「照れ臭い」は、人前でほめられたりして、落ち着かない気持ちに使う。「婚約[こんやく]を発表するのは照れ臭い」。「きまり悪い」の「きまり」は「極まり、決まり」の意。表情やかっこうをどうきめてよいかということ。それがうまくきまらない、つまり「かっこうがつかない」ということ。「いねむりを注意されてきまり悪い」。 **デレゲーション** [名]国などの代表団。派遣団。デリゲーション。「オリンピックの―」[delegation] **テレタイプ** [名]送信者がタイプライター式の文字盤を打つと、受信側に自動的に文字が印刷されて出る電信機。印刷電信機。▽商標名。[Teletype] <942> ・テレックス **テレックス** [名・スル]電話回線を使ってテレタイプで通信する方法。加入電信。[telex] **でれでれ** [副]「と」だらしないようす。とくに、異性にこびまといつくようす。 **テレパシー** [名]ことばや身ぶりによらずに、考えや気持ちを相手に伝えたり感じたりすること。精神感応[せいしんかんのう]。[telepathy] **テレビ** [名]電波などで映像を送り、受信機で再生すること。また、その受像機。テレビジョン。TV。「―番組」▷televisionから。 **テレビゲーム** [名]テレビの画面に、コンピュータプログラムで映像を映しだして遊ぶゲーム。▷televisionとgameから。[和] **テレビジョン** [名]「テレビ」[television] **テレビンゆ【テレビン油】** [名]針葉樹の樹液、とくに松やにを蒸留してつくる揮発油。さわやかなにおいをもつ。ワニスやペイントなどに使う。テレピン油。 **テレホン** [名]電話。電話機。テル。テレフォン。「―サービス(=電話による情報サービス)」「―ショッピング」[telephone] **テレホンカード** [名]公衆電話をかけるとき、硬貨[こうか]の代わりに使う磁気カード。テレフォンカード。テレカ。[telephone card] **てれる【照れる】** [自下一]きまり悪い気持ちを態度にあらわす。「人前でほめられて―」[類]はにかむ **てれんてくだ【手練手管】** [名]人をだましたり、まるめこんだりする、手慣れた手段。「―にひっかかる」 **テロ** [名]「テロリズム」「テロリスト」の略。 **テロップ** [名]テレビ放送で、カメラを通さずに、映像の中に文字や絵を直接挿入[そうにゅう]する装置。また、それに使われる字幕[じまく]や絵。「―を流す」▽television opaque projectorの略語。[telop] **テロリスト** [名]政治的な目的で、暴力行為[ぼうりょくこうい]をおこなう者、テロ。[[terrorist] **テロリズム** [名]暴力を用いたり、暗殺をはかったりして、政治的な目的を実現しようとする考えかた。また、恐怖[きょうふ]政治。テロ。[terrorism] **でわ【出羽】** [名]旧国名。今の山形県と秋田県の大部分。東山道[とうさんどう]の一国。羽州[うしゅう]。一八六八年、羽前・羽後の二つに分割された。 **てわけ【手分け】** [名・スル]仕事などを何人かで分けてうけもつこと。「―してさがす」[類]分担 **てわたす【手渡す】** [他五]自分の手から相手の手へと、じかに持たせる。「卒業証書を一人一人―」 **てん[天]** [名]①空の上に、はるかに広がる空間。古代には地上を支配する神々が住む場所と思われていた。また、高いところ。「―にまします神」「―にも地にもかけがえのない人」「―までのぼれ」[対]地②そらもよう。人の力をこえた自然の力。「この景観は―のなせるわざだ」③①に住む神の意志。人の力のおよばない運命。「これぞ―の助け」「運を―にまかす」④生まれつきの。⑤③がつくりあたえたもの。⑥天子に関すること がらに付く語。⑦本や荷物の上の部分。▷図「ほん(本)」 ①天下[てんか] 天国[てんごく] 天上[てんじょう] 天地[てんち] 天帝[てんてい] 天窓[てんまど] 天気[てんき] 天候[てんこう] 雨天[うてん] 晴天[せいてん]③天災[てんさい] 天敵[てんてき] 天然[てんねん]④天罰[てんばつ] 天命[てんめい]⑤天才[てんさい] 天職[てんしょく] 天性[てんせい] 天賦[てんぷ] 先天的[せんてんてき]⑥天覧[てんらん] 天領[てんりょう]⑦天金[てんきん] 天顔[てんがん] 天地無用[てんちむよう] (あめ・あま)天[あめ]が下[した] 天地[あめつち] 天[あま]の川[がわ] 天下[あまくだ]り 天[あま]の岩戸[いわと] 天晴[あっぱ]れ 信天翁[あほうどり] 天竺牡丹[てんじくぼたん] 天幕[てんまく] 天麩羅[てんぷら] 天手古舞[てんてこまい] 天鵞絨[ビロード] >天に向かってつばをはけば、自分の上に落ちてくる。天に唾[つば]する 人に害をあたえようとすると、かえって自分に災いがふりかかるというたとえ。「天を仰[あお]いで唾[つば]きする」とも。 >天に二日なし 一つの国に二人の君主があるはずがないこと。 >天の声 天帝の声。正しい意見。正論。「国民の声は―」 >天の美禄[びろく] 酒をほめていうことば。 >天は二物を与[あた]えず 一人の人間がいくつもの才能やよいところばかりをもつものではない。 >天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず 人間は本来平等で、上下の別はない。▽福沢諭吉の「学問のすゝめ」から。 >天は自ずから助くるものを助く 天は、人にたよらずに自分の力で努力する人を助けて、幸福をあたえてくれるものだ。 >つかいわけ空・天「空」は、はてしなく、なにもない広がり。雲がわきおこったり、太陽がかがやいたりするところ。「天」は、古くは「あま」または「あめ」といって、「空」の上にある世界で、山も川も岩もあり、神々がすむと考えられるところだった。今は地上の世界をこえた価値、人の力をこえた神のような存在という意味で使われる。 **てん[典]** [名]①たいせつな書物。②てほん。きまり。また、よりどころがあって正しい。③しきたりに従った儀式。「華燭[かしょく]の―」 ①経典[きょうてん] 古典[こてん] 辞典[じてん] 出典[しゅってん] 典籍[てんせき]②典雅[てんが] 典拠[てんきょ] 典型[てんけい] 典範[てんぱん] 法典[ほうてん] <943> **店**[てん] 商品を売るところ。みせ。 **店**[みせ] [名] 店構え[みせがまえ]/店番[みせばん]/夜店[よみせ]/茶店[ちゃみせ] **点(點)**[てん] ●小さなしるし。▽数学では、位置だけ示して面積はないものをいう。②文を読みやすくする符号。③とくにきめられた位置・立場。④とくに問題としてとりあげることがら。「その―が問題だ」⑤一つ一つ調べる。⑥火をともす。⑦しずくをたらす。そそぐ。⑧成績の評価、試合の得点などをあらわす語。「―がからい」「ちょっとした」という意味をあらわす。⑨品物の数を数えることば。「三―セット」 ◆「点じる」を見よ。 **点**[ともる] [動] [点す] [動] [点る] [動] 点前[てまえ]/野点[のだて] **展**[てん] ●たいらに広げる。ならべる。②勢いよく、のびひろがる。③ひらく。④ころがる。⑤「展覧会」の略。 **転(轉)**[てん] ●くるくると回る。②ひっくりかえる。ころぶ。③かわる。うつる。 ◆「転じる」を見よ。 **転がる・転げる**[ころがる・ころげる] [動] 床に転がる/転げ落ちる **転がす・転ぶ**[ころがす・ころぶ] [動] 土地を転がす/転ばぬ先のつえ/寝転ぶ **添**[てん] [名] [スル] つけくわえる。つきそう。 **添える・添う**[そえる・そう] [動] 花を添える/巻き添え/期待に添う/付き添い **殿**[てん] →「でん」 **天/典/点**[てん] →漢字項目を見よ。 **×貂**[てん] [名] イタチ科の哺乳動物。ネコほどの大きさで、からだはイタチに似る。夜、小動物をとらえて食べる。毛皮は高級品とされる。 **田**[でん] ①たんぼ。た。②あるものを生みだすところ。③いなか。 **田**[た] [名] 田植え[たうえ]/田畑[たはた] **伝**[でん] →漢字項目を見よ。 **伝(傳)**[でん] ①人から人へ受けわたす。つたえる。また、世の中の人々に知らせて広める。②言いつたえや人の一生を書いた本。③やりかた。「それは彼のいつもの―だ」④注釈。 **伝わる・伝える・伝う**[つたわる・つたえる・つたう] [動] 代々伝わる宝/子に伝える/口伝え/岩を伝う/屋根伝い **電**[でん] ①いなびかり。②でんき。③「電報」「電信」の略。④「電車」の略。 **殿**[でん] ①大きくてりっぱな建物。②人を敬っていうことば。③しんがり。 **殿**[との・どの] [名] 殿様[とのさま]/湯殿[ゆどの] **鮎**[てん] [名] 魚のアユ。▽中国ではナマズをいう。 **鮎**[あゆ] [名] 若鮎[わかあゆ] <944> ・でんあつ **でんあつ【電圧】** [名]二点間の電位の差。電気の流れを生じさせる。単位はボルト(V)。[類]電位差 **てんい【転移】** [名・スル]位置が他に移ること。移動すること。「癌[がん]が―する」 >つかいわけ→「転居」を見よ。 **でんい【電位】** [名]電荷を運ぶのに必要なエネルギー。▽電流は電位の高いほうから低いほうへ流れる。 **てんいむほう【天衣無縫】** [名]①文章や詩歌[しいか]などで、技巧[ぎこう]のあとが見えず、しぜんでありながら完全で美しいこと。②かざりけのない、しぜんのままの人がら。「―にふるまう」[類]天真爛漫[てんしんらんまん]▽天人の衣服には、ぬい目のあとがないことから。 **てんいん【店員】** [名]商店に勤めている人。 **てんうん【天運】** [名]天体の運行。また、天のあたえた運命。めぐりあわせ。天命。 **でんえん【田園】** [名]田と畑。また、草木の豊かな郊外。いなか。「―のどかな風景」「―詩人」 **でんえんとし【田園都市】** [名]大都市郊外に、田園のおもむきをとりいれてつくられた住宅都市。 **てんか【天下】** [名]①天のおおっている下。世界じゅう。世間[せけん]。「―太平」「―第一」▽「天上天下、唯我独尊[ゆいがどくそん]」の「天下」は「てんげ」②全国。また、全国を支配する権力。「―統一」「百日―」「―分け目の戦い」③思うままにふるまう場所や世界。「広場は子供たちの―だ」「かかあ―」④「天下の」の形で」世間[せけん]に並ぶものがないほど有名な。「―の大どろぼう」 >天下晴れて だれにも遠慮するところがないこと。公然と。おおっぴらに。「今や―二人で歩ける」 >天下を取る 国全体を自分の支配下に治めること。一国の政権をにぎること。 **てんか【点火】** [名・スル]火をつけること。「口火に―する」 **てんか【転化】** [名・スル]ある状態から別の状態に移りかわること。[類]変化 **てんか【転嫁】** [名・スル]罪や責任などを、他になすりつけること。「責任―」 **てんか【添加】** [名・スル]あるものに何かをつけくわえること。「食品―物」 >つかいわけ→「付加」を見よ。 **てんが【典雅】** [形動]しきたりどおり、きちんと整っていて上品なこと。「―なふるまい」 **でんか【伝家】** [名]代々その家に伝わっていること。 >伝家の宝刀 いざというとき以外は使わない、とっておきの方法。 **でんか【殿下】** [名]天皇や国王以外の、皇族や王族を敬っていうことば。「皇太子―」 **でんか【電化】** [名・スル]電力を利用したり、生活の中に電気器具をとりいれたりすること。「―製品」 **でんか【電荷】** [名]物体がおびている電気量。正と負がある。荷電。 **てんかい【展開】** [名・スル]①目の前に広がること。のべひろげること。「美しい景色[けしき]が―する」②次々にくりひろげられること。発展すること。「事件の―に注目する」[類]進展③数学で、多項式の積の形の式を、計算して単項式の和の形にすること。たとえば、(a+b)²= a²+2ab+b²など。④数学で、立体の表面を切り開いて平面図にすること。「―図」⑤体操などで、密集している状態からばらばらに散らばること。「左右に大きく―する」 **てんかい【転回】** [名・スル]くるりと方向を変えること。回って向きを変えること。「空中―」「考えを一八〇度―する」「コペルニクス的―」▽「回転」は、一点を中心に回ること。 **てんがい【天涯】** [名]①空の果て。「―に消えさる」②故郷を遠くはなれた土地。異郷。「―孤独」 **てんがい【天蓋】** [名]①仏像やひつぎなどの上にかざす、絹で張ったかさ。②虚無僧[こむそう]のかぶる、イグサでできた深編みがさ。 **てんがいこどく【天涯孤独】** [名]この世に、同じ血すじをひいた者がだれもいないこと。「―の身」 **でんかいしつ【電解質】** [名]水溶液にしたとき、陽イオンと陰[いん]イオンが生じて、電流を通す性質がある物質。酸・アルカリ・塩[えん]など。 **てんかいっぴん【天下一品】** [名]できばえや能力などが、この世でただ一つといえるほどすぐれていること。「包丁さばきは―だ」[類]逸品・絶品▽「天下逸品」は誤り。 **てんかく【点画】** [名]漢字を形づくっている点と線。 **てんがく【転学】** [名・スル]大学生が、他の大学や学部などへ移ること。[類]転校 **でんがく【田楽】** [名]①田の神をまつり、豊作をいのる素朴な舞[まい]などから始まった芸能。「田楽能」に発展した。②「田楽豆腐」の略。長方形のとうふをくしにさし、みそをつけて焼いた食品。木の芽[め]でんがくなど。③「田楽焼き」の略。魚や野菜などをくしにさし、みそをつけて焼いた食品。 **でんがくのう【田楽能】** [名]平安時代に、田植えなどのさいに笛や鼓[つづみ]に合わせて歌い舞まったものが、芸能に発展したもの。専門の田楽法師も生まれたが、室町時代に猿楽[さるがく]能におされてすたれた。今日[こんにち]では民俗芸能の中に残る。 **てんかとり【天下取り】** [名]国の権力をにぎること。また、その人。 **てんかのだいどころ【天下の台所】** [名]江戸時代、大坂をたとえていったことば。▽商業の中心地であったため。 **てんかふん【天花粉・天×瓜粉】** [名]カラスウリの根からとった白色の粉。あせもやただれの予防用。 **てんから【天から】** [副]「多く、「てんから・・・ない」などの形で」はじめから・・・ない。頭から・・・ない。「―信じていない」[類]てんで **てんかわけめ【天下分け目】** [名]天下をとるかとられるかの、分かれ目。勝負のきまる重大な時。 **てんかん【転換】** [名・スル]ものごとの方針や傾向[けいこう]などを、それまでとは別の方向に変えること。「気分―」 <945> ・てんきょ >つかいわけ→「交換」を見よ。 **てんかん【×癲癇】** [名]身体のけいれん、意識の喪失などの症状があらわれる発作[ほっさ]を起こす病気。薬[くすり]の常用で発作をおさえることができる。 **てんがん【点眼】** [名・スル]目薬をさすこと。「―薬[やく]」 **てんがんきょう【天眼鏡】** [名]易者[えきしゃ]などが使う、柄のついた大形の凸レンズ。[類]拡大鏡 **てんき【天気】** [名]①気象状態。「―予報」「―晴朗[せいろう]」[類]晴天[せいてん] 好天[こうてん]②晴れていること。よい天候。「あした―になあれ」③人のきげん。人の気分。「お―屋」 >つかいわけ天気・天候・日和りほか「天気」は、晴れか雨かということに重点がある。「きょうの天気」。「天候」はそれをひと月ぐらいの期間を通して見たもの。「近ごろ天候が不順だ」。「日和[ひより]」は、もと、「日選」の意。何かをするのに適した天気を選ぶこと。また、選んだ日。何かをするのにふさわしい天気。「運動会日和だ」。「空模様」は、変化していく天気のようす。「空模様が気がかりだ」。「雲行き」は、これから悪くなりそうな場合に使う。「雲行きがあやしい」。 **てんき【転機】** [名]他の状態へ移るきっかけ。生活や運命など、ある状態の変わり目。「人生の―をむかえる」▽「転期」は誤り。 **てんき【転帰】** [名]病気が進行していきつく結果。「死の―をとる」 **てんき【転記】** [名・スル]書いてあることを他に書きうつすこと。「帳簿に―する」 **でんきものがたり【伝奇物語】** [名]空想的でふしぎな物語。「竹取[たけとり]物語」「宇津保[うつほ]物語」 **てんき【伝記】** [名]ある人物の一生一代記物語。「偉人の―を読む」[類]一代記 **てんき【電気】** [名]①エネルギーの一つ。電荷のはたらきによる現象や、その実体。「静―」「―機関車」②電灯。「―スタンド」 **でんき【電機】** [名]電力を使って運転する機械。 **てんききごう【天気記号】** [名]天気図で、観測結果をあらわす記号。下図 **でんきしょうせつ【伝奇小説】** [名]怪奇[かいき]や幻想[げんそう]に富む、ふしぎな小説。とくに、中国、唐・宋代の怪奇な短編小説。 **てんきず【天気図】** [名]ある時刻の各地の気象状態を、いろいろな記号によって示した図。 **でんきていこう【電気抵抗】** [名]電流の通りにくさの度合いを示す値[あたい]。抵抗。単位はオーム(Ω)。 **てんきぼ【点鬼簿】** [名]死者の氏名や死亡年月日を記した名簿。過去帳。 **でんきぶんかい【電気分解】** [名・スル]電解質の水溶液に電流を通して化学反応を起こし、成分を分けること。電気めっきなどに利用する。電解。 **てんきゅう【天球】** [名]地球を中心に想像した無限大の球体。すべての天体が、その球面上に位置すると考える。 **でんきゅう【電球】** [名]電灯に使う、発光体のはいったガラスだま。「はだか―」「豆―」 **てんきょ【典拠】** [名]もとになった確かなよりどころ。「―をふまえて解説する」[類]出典 **てんきょ【転居】** [名・スル]住居を変えること。ひっこし。「―通知」[類]転宅 >つかいわけ移動・転居・移転・移住・転移「移動」は、広く位置が変わること。人間以外の動物や自然現象、抽象的なものにまで広く使う。「人口移動」「移動性高気圧」。「転居」は、個人がひっこして住所が変わることをいい、「移転」は、会社や役所などの場所が変わること。「転居(移転)通知」。「移住」は、広く個人から集団まで外国に永住するつもりで移ること。「転移」は、最近は、がんの病巣などが別の場所にできることをさすことが多いが、もともと、場所が変わること。 <946> 心理学や精神病学などでも術語として使っていたことば。「胃がんが肝臓に転移する」。 **転業**[てんぎょう] [名] [スル] 職業や商売を変えること。[類]転職 **伝教大師**[でんぎょうだいし] →人名「さいちょう(最澄)」 **天慶の乱**[てんぎょうのらん] [名] 九三九一九四一年。瀬戸内海で藤原純友らが起こした反乱。大宰府を焼き討ちにするなどしたが平定された。▽「天慶」は、当時の元号。ふつう、九三五年の平将門の乱と合わせて「承平・天慶の乱」と呼ばれる。 **電極**[でんきょく] [名] 電池などで、電流の出はいりする部分。流れでるほうを陽極(プラス)、はいるほうを陰極(マイナス)という。 **天気予報**[てんきよほう] [名] ある地域のこれからの天気を予想して知らせること。 **天金**[てんきん] [名] 製本で、書物の上方の切り口だけに金箔をつけたもの。 **転勤**[てんきん] [名] [スル] 同じ会社で勤務地が変わること。[類]転任 **天狗**[てんぐ] [名] ①深山などにすむという想像上の怪物。姿は人に似ているが、赤い顔で鼻が高く、自由に空中を飛びまわるという。 ②うぬぼれて自慢すること。「―になる」「釣り―」▽天狗の鼻が高いことから。 **天空**[てんくう] [名] 果てしなく広がる空。広びろとした空。「―にそそり立つ塔」 **天空海闊**[てんくうかいかつ] [名] 心が空や海のように広くて大きいこと。▽「海闊」は、海が広いようす。 **天草**[てんぐさ] [名] 紅藻類の海藻。浅い海の岩などにつく。ところてん・寒天の原料。トコロテングサ。 **デング熱**[デングねつ] [名] ウイルス性の熱帯伝染病。蚊の媒介によって、急に高熱や関節痛が出て、独特の発疹ができる。 **でんぐり返し**[でんぐりがえし] [名] 両手をつき、からだを丸めて一回転して起きあがること。また、位置を逆転すること。 **天恵**[てんけい] [名] 天のあたえるめぐみ。「―に浴する」 **天啓**[てんけい] [名] 天の導き。神の教え。啓示。 **典型**[てんけい] [名] 同類のものの中で、もっともよいとされるその本質や特徴をあらわしている形のもの。「日本的美人の―」「―的な症状」[類]見本 **点景・添景**[てんけい] [名] 風景画などで、おもむきを出すために書きくわえた人物や動物など。「―に人物をえがく」 **電撃**[でんげき] [名] ①からだに電流を通したときに受けるショック。「―療法」 ②いなずまのように、急に激しく攻撃すること。すばやく行動すること。「―作戦」 **点検**[てんけん] [名] [スル] 異状がないか、一つ一つ検査すること。細かく調べること。「消火器の―」 **電源**[でんげん] [名] ①電気コードのさしこみ口など、電気をとるもとの部分。コンセント。「―を切る」 ②電力を供給するみなもと。「―開発」 **点呼**[てんこ] [名] [スル] 一人一人の名を呼んで、人数がそろっているかどうかを確かめること。「―をとる」「人員―」 **天候**[てんこう] [名] ある期間の天気の状態。「この冬は―が不順だ」[類]空模様 [つかいわけ]→「天気」を見よ。 **転向**[てんこう] [名] [スル] ①職業や立場、進む方向などを変えること。「投手から打者に―する」 ②主義や主張を変えること。とくに、社会主義者や共産主義者が、その主義を捨てること。「―者」 **転校**[てんこう] [名] [スル] 児童・生徒が他の学校に移ること。「―生」[類]転学 **電光**[でんこう] [名] ①いなずま。いなびかり。 ②電気照明の光。「―掲示板」 **電光石火**[でんこうせっか] [名] きわめて短い時間。②非常にすばやい動作。「―の早業」 **電光ニュース**[でんこうニュース] [名] 掲示板上の多数の電球を点滅させて文字にあらわし、ニュースを通行人に知らせる装置。 **転向文学**[てんこうぶんがく] [名] 昭和一〇年前後、プロレタリア作家が、国家権力の弾圧により共産主義思想から転換して書いた文学。中野重治の「村の家」、島木健作の「生活の探求」など。 **篆刻**[てんこく] [名] 木・石・金などに文字を刻むこと。▽篆書体の文字が多く使われることから。 **天国**[てんごく] [名] ①神や天使がいる天上の理想的な世界。▽「天」「中(地上)」「地下」という三層の世界構造は、ヨーロッパ・アルタイ諸国・日本・南インドなどに二千年前には成立していた。 ②この上なく楽しい世界。楽園。「野鳥の―」「歩行者―」[類]極楽[対]地獄 **てんこ盛り**[てんこもり] [名] めしを茶わんに山盛りに盛りつけること。▽「てんこ」は、てっぺん。 **伝言**[でんごん] [名] [スル] 人にたのんで、相手に用件を伝えてもらうこと。また、そのことば。ことづけ。ことづて。メッセージ。 **伝言板**[でんごんばん] [名] 駅などにある、個人的な用件の連絡に自由に利用できる掲示板。 **天才**[てんさい] [名] 生まれつきそなわっている、並はずれてすぐれた才能。また、特別にすぐれた才能をもつ人。[類]秀才 **天災**[てんさい] [名] 台風や地震などの、自然現象によって起こる災害。「―は忘れたころにやってくる」「―地変」[対]人災 **転載**[てんさい] [名] [スル] すでに出版された印刷物の写真や文章などを、他の印刷物にそのままのせること。「無断―を禁ずる」「―許可をとる」 **×甜菜**[てんさい] [名] 「さとうだいこん」のこと。 **点在**[てんざい] [名] [スル] あちこちに散らばっていること。「谷間に民家が―する」[類]散在 <947> **天災地変**[てんさいちへん] [名] 自然界に起こるすべての災害や異変。地震・洪水・津波など。 **添削**[てんさく] [名] [スル] 他人の詩歌・文章・答案などを、書きくわえたりけずったりして直すこと。「通信―」「作文を―する」 **電算機**[てんさんき] [名] 「電子計算機」の略。 **天子**[てんし] [名] 天の神の子として国を治める者。一国の王や天皇。 **天使**[てんし] [名] キリスト教で、神の使者として天界から人間界へつかわされた者。エンジェル。また、やさしく、いたわりぶかい人をたとえてもいう。「白衣の―(=看護婦)」 **展翅**[てんし] [名] 標本などをつくるため、昆虫などの羽を広げて固定すること。「―板」▽「展」はひろげる、「翅」は羽のこと。 **点字**[てんじ] [名] 盲人用の表音文字。六つの点を組みあわせて紙面にとび出させ、指さきでそれにふれて読む。 **展示**[てんじ] [名] [スル] 資料や作品・商品見本などを並べて、一般の人に見せること。「―会」[類]陳列 **天竺**[てんじく] [名] ①「インド」の古い呼び名。 ②「天竺木綿」の略。厚い平織りの綿布。シーツ・テーブルクロスなどに使う。 **天竺様**[てんじくよう] [名] 「大仏様」に同じ。 **電子計算機**[でんしけいさんき] [名] 電子回路を利用して、複雑な情報処理を高速度で自動的におこなう機械。電算機。コンピュータ。 **電子顕微鏡**[でんしけんびきょう] [名] 光線の代わりに電子線を用いた顕微鏡。数十万倍まで拡大し、細菌やウイルスなどを見ることができる。 **電子工学**[でんしこうがく] [名] 電子の運動による現象や、半導体を応用する技術を研究する学問。エレクトロニクス。 **電磁石**[でんじしゃく] [名] 鉄のしんのまわりにコイルを巻きつけたもの。電流を流したときだけ磁石になる。電話やモーターなどに利用される。 **電磁波**[でんじは] [名] 電気や磁気の振動を伝えひろげる波動。電波・光線・赤外線などに分けられる。 **転写**[てんしゃ] [名] [スル] 文章や絵などを、ほかからそのまま写しとること。[類]複写・コピー **電車**[でんしゃ] [名] 電力を利用してレールの上を走り、乗客や荷物を運ぶ乗り物。「特急―」「―賃」 **電子**[でんし] [名] 素粒子の一つ。原子を構成する小さな粒子で、負(マイナス)の電気を帯びている。電気や電流のもとになるもの。エレクトロン。 **電子オルガン**[でんしオルガン] [名] 楽器の一つ。電子の回路によって音を発振させ、いろいろな楽器の音に合成する。形をオルガンに似せてある。 **電磁気**[でんじき] [名] ①電気と磁気。 ②電流によって生じる磁気。 **伝授**[でんじゅ] [名] [スル] ①学芸や武術などの、もっとも深い精神やわざを弟子に教えさずけること。「極意を―する」[類]伝受 ②師匠から、奥義などを伝えうけること。 **天守閣**[てんしゅかく] [名] 城の本丸の中央に、いちばん高く築かれた物見。やぐら。天守。▽「天主閣」は誤り。 **天主教**[てんしゅきょう] [名] 「カトリック教」の古い言い方。▽「天守教」は誤り。 **転出**[てんしゅつ] [名] [スル] ①いままでいた土地から他の地域に移り去ること。「―届」[対]転入 ②他の職場に転任すること。 **添書**[てんしょ] [名] ①おくりものや使いの者にそえてやる手紙。[類]添え状 ②人を紹介するとき持たせてやる手紙。紹介状。 **×篆書**[てんしょ] [名] 漢字の書体の一つ。楷書や隷書のもとになった形。▽印鑑などの書体。▷「漢字の書体」 **転生**[てんしょう] [名] [スル] 生まれかわること。次の世では別の形に生まれること。「てんせい」とも。「輪廻―」 **天上**[てんじょう] [名] あめ(天)。神々の住む天上の国。「―界」 > **天上天下唯我独尊**[てんじょうてんげゆいがどくそん] 広い宇宙のあいだに、自分より尊いものはない。▽釈迦が生まれた直後唱えたということば。 **天井**[てんじょう] [名] ●保温のために部屋の上いちめんに張った板。「円まる―」 ②ものの内側でもっとも高いところ。「―桟敷」 ③物価や相場などで、最高の値段。[対]底 > **天井知らず** どこまで上がるかわからないこと。 **天寿**[てんじゅ] [名] その人が天から授かった寿命。 > **天寿を全うする** じゅうぶん長生きして、死ぬ。 **天授**[てんじゅ] [名] 天から授かること。授かったもの。また、生まれつき。天性。「―の才能」 **伝受**[でんじゅ] [名] [スル] 師匠から、奥義などを伝えうけること。[対]伝授 **添乗員**[てんじょういん] [名] 団体旅行に同行し、客の世話などをする旅行会社の社員。 **天井川**[てんじょうがわ] [名] 川底が地面よりも高くなっている川。地面よりも高いところを流れる川。 <948> **天井桟敷**[てんじょうさじき] [名] 客席の最上階、舞台からもっとも遠くにつくられた安い見物席。 **殿上人**[てんじょうびと] [名] 宮中の殿上の間にいること(=昇殿)を許された者。三位以上の者、四位・五位の中で許された者と、六位の蔵人。堂上。雲上人。[対]地下人 **天壌無窮**[てんじょうむきゅう] [名] 天地とともに永遠に続くこと。 **天職**[てんしょく] [名] ①天からあたえられた神聖な仕事。「―と思ってはげむ」 ②その人に天からあたえられた素質や才能にぴったりの職業。「教師を―と信じる」 **転職**[てんしょく] [名] [スル] 職業を変えること。「―の相談を受ける」[類]転業 **電飾**[でんしょく] [名] →「イルミネーション」 **伝書鳩**[でんしょばと] [名] 遠くはなれた土地に通信文を運ぶように訓練されたハト。 **テンション** [名] 物理的・精神的な緊張。また、不安。「―があがる」|tension **点じる**[てんじる] [動] ①明かりをともす。また、火をつける。「火を―」 ②しずくを垂らす。「目薬を―」 **転じる**[てんじる] [動] 状態や方向などを変える。また、変わる。てんずる。「攻勢に―」「話題を―」「目を世界に―」 **電子レンジ**[でんしレンジ] [名] 高周波をあてて加熱させ、食品を短時間で調理する器具。 **天心**[てんしん] [名] 空の真ん中。「―にかかる月」[類]中天 **点心**[てんしん] [名] 中華料理で、ギョーザ・シューマイ・マントーなどの軽食。また、広く、茶うけの菓子もいう。てんじん。 **転身**[てんしん] [名] [スル] 身分や職業、また、考えかたなどを変えること。「サラリーマンからプロゴルファーに―をはかる」[類]転向 **転進**[てんしん] [名] [スル] 進む方向を変えること。他の目的地に進むこと。「官界から政界に―する」▽旧軍隊では、「退却」の語をきらってこの語を用いた。 **天人**[てんじん] [名] 天上の神と地上の人間。「―ともに許さざる行為」 **天神**[てんじん] [名] ①天にいる神。てんしん。 ②学問の神とされる菅原道真をまつった神社。天神様。天満宮。 **電信**[でんしん] [名] 電線や電波を利用しておこなう通信。「―符号(=モールス符号)」「―柱」 **天神地祇**[てんじんちぎ] [名] 天の神、地の神。すべての神々。[類]天地神明 **天真爛漫**[てんしんらんまん] [形動] かざりけがなく、明るくて無邪気なこと。「―な性格」[類]天衣無縫▽「天心爛漫」は誤り。 **テンス** [名] 文法で、時制。|tense **天水**[てんすい] [名] ①天から降った水。あまみず。 ②「天水桶」の略。昔、防火用水をため、町かどなどに置いた。 **点数**[てんすう] [名] ①試験や試合などの成績を示す数。得点数。「―が高い」 ②商品や作品の数。「出品―」 **点ずる/転ずる**[てんずる] [動] →「てんじる」 **天成**[てんせい] [名] ①人力でなく、自然の力でできたこと。 ②生まれつきそうであること。「―の画家」 **天性**[てんせい] [名] 生まれつきそなわっている性質。「―の明るい性格」[類]資質・天賦 **展性**[てんせい] [名] 金属の性質の一つ。たたいてうすく延ばすことのできる性質。「金は―が大きい」 **転生**[てんせい] [名] →「てんしょう」 **転成**[てんせい] [名] [スル] ①別の性質のものに変わること。 **転成語**[てんせいご] [名] ある品詞に属する語が、意味やはたらきを変えて、他の品詞に属するようになった語。たとえば、動詞「なげく」が、名詞「なげき」になるなど。 **典籍**[てんせき] [名] 机の上に置いて読む、りっぱな、たいせつな書物。「古今の―」 **転籍**[てんせき] [名] [スル] 学籍や本籍を他に移すこと。[類]移籍 **伝説**[でんせつ] [名] 昔から語りつたえられてきた話。いいつたえ。「浦島―」 **点線**[てんせん] [名] 点がつながってできた線。「…」など。「―から切りとってください」 **転戦**[てんせん] [名] [スル] 戦争や競技で、場所をあちこちに移して戦うこと。 **×恬然**[てんぜん] [形動] ものごとに動じないで、平気でいるようす。平然。「―としてはじず」 **伝染**[でんせん] [名] [スル] ①病気がほかにうつること。感染 ②ものごとがほかに影響して同じような状態になること。「あくびが―する」 **伝線**[でんせん] [名] [スル] 女性のストッキングなどが、線状にほころびること。 **電線**[でんせん] [名] 電流を通すための金属の線。銅線など。 **伝染病**[でんせんびょう] [名] 病原体に感染して起こる病気。法定伝染病(コレラ・腸チフス・赤痢など)・届出伝染病(狂犬病・マラリアなど)・指定伝染病(ポリオ・ラッサ熱など)があったが、一九九八年、感染症新法により、感染症と改称された。 **転送**[てんそう] [名] [スル] ①送られてきたものを、そのままほかへ送ること。「―電話」「郵便物を―する」[類]回送 ②文法で、そのことばの本来の意味用法が変わり、他の品詞になること。「―の名詞」 **『伝奏**[てんそう] [名] 宮中で、親王家・武家・社寺などからの申し出を天皇や上皇にとりついだ役。「院の―(=上皇に伝奏する役)」 **伝送**[でんそう] [名] [スル] 次から次に伝え送ること。 <949> **電送**[てんそう] [名] [スル] 文字・絵・写真などを、電流や電波によってはなれた場所に送ること。「―写真」 **天測**[てんそく] [名] その場所の緯度や経度を知るために、天体の位置を観測すること。 **×纏足**[てんそく] [名] 昔の中国で、幼女の足の指を折りまげて布でかたくしばり、成長させないようにした風習。▽当時、小さい足が美人の条件とされた。 **転属**[てんぞく] [名] [スル] ①原籍を他に移すこと。 ②所属が変わること。また、所属を変えること。 **天孫降臨神話**[てんそんこうりんしんわ] [名] アマテラスオオミカミの孫のニニギノミコトが、葦原の中つ国を統治するために、高天の原から日向の国の高千穂の峰(=今の宮崎県と鹿児島県との県境にある)にくだったという日本の建国神話。 **天体**[てんたい] [名] 宇宙の空間にある物体。太陽・月・地球・星など。「―望遠鏡」 **天台座主**[てんだいざす] [名] 天台宗の主長。比叡山延暦寺の最高位の僧。 **天台宗**[てんだいしゅう] [名] 仏教の宗派の一つ。日本では最初に鑑真が伝え、平安時代の初め、唐から帰った最澄が比叡山に延暦寺を開いて広めた。 **転宅**[てんたく] [名] [スル] 住宅を変えること。ひっこし。[類]転居 **電卓**[でんたく] [名] 「電子式卓上の計算機」の略。ICを利用した小型計算機。 **伝達**[でんたつ] [名] [スル] ①命令や指示などを次々に伝えること。「―事項」[類]通達 ②話し手が自分の考えなどを聞き手に伝えること。コミュニケーション。「意思の―をはかる」 **×恬淡・×恬×澹**[てんたん] [形動] あっさりとしていて欲のないようす。「利欲に―な性格」「無欲―」[類]淡白 **天地**[てんち] [名] ①天と地。宇宙。「―創造」 ②世界。「新―を求める」 ③本や荷物の、上と下。「―無用」 **転地**[てんち] [名] [スル] 病気を治すために、条件のよい他の土地に移り住むこと。「―療養」 **田地**[でんち] [名] 田として使う土地。「でんじ」とも。「―田畑を売りとばす」 **電池**[でんち] [名] 化学反応などを利用して電流をえる装置。乾電池・太陽電池など。 **天地有情**[てんちうじょう] [名] 一八九九年。土井晩翠の詩集。日清戦争後の国家意識の高まりを背景にして、漢語を使った勇壮な詩風の中に悲哀をただよわせる。 **天地開闢**[てんちかいびゃく] [名] 天と地が開けて分離すること。世界ができたはじめ。「―以来の出来事」 **電蓄**[でんちく] [名] 「電気蓄音機」の略。レコードプレーヤーにアンプなどを組みこんだもの。 **天地人**[てんちじん] [名] ①てんと、ちと、ひと。宇宙の万物。 ②三つあるものの順位をあらわすことば。・③漢文の返り点の一つ。 **天地神明**[てんちしんめい] [名] 天と地をつかさどる神々。「―にちかう」[類]天神地祇 **天地創造**[てんちそうぞう] [名] 創造神が世界をつくること。とくに「旧約聖書」創世記の、神による世界と人類の創造。 **天地無用**[てんちむよう] [名] 荷物などを送るとき、上下をさかさまにするなという注意書き。 **転注**[てんちゅう] [名] 漢字の六書(=なりたちと使いかた)の一つ。その漢字のもともとの意味とは少しちがった意味で使うこと。たとえば、音楽の「楽」(ガク)を「ラク」と読んで、楽しいという意味に用いるなど。 **天誅**[てんちゅう] [名] 天の下す処罰。天罰。また、天罰として殺すこと。「―を加える」 **電柱**[でんちゅう] [名] 電線をかけわたして支える柱。電信柱。 **天頂**[てんちょう] [名] ①山などのてっぺん。いただき。[類]頂上 ②天体を観測する人の真上にあたるところ。 **転調**[てんちょう] [名] [スル] 楽曲の途中で、他の調子に変えること。 **天長節**[てんちょうせつ] [名] 「天皇誕生日」の戦前の呼び名。 **天長地久**[てんちょうちきゅう] [名] 天地がいつまでも変わらず続くように、ものごとがいつまでも続くこと。[類]天地長久▽中国、「老子」から。 **てんで** [副] [「てんで〜でない」などの形で]最初から…ない。まるっきり…ない。「―話にならない」「数学は―だめだ」[類]天から **天帝**[てんてい] [名] 天を支配する造化の神。造物主。ヤハウェ。また、帝釈天のこと。 **天敵**[てんてき] [名] 自然界で、その動物を好んで食べる特定の動物。たとえば、マングースはハブの天敵にあたる。 **点滴**[てんてき] [名] ①雨のしずく。あまだれ。 ②「点滴注射」の略。薬液などを少量ずつ体内に送りこむ方法。 > **点滴石をうがつ** 小さな力でもこつこつと努力をすれば大きな成果を得る。圏雨垂れ石をうがつ **てんてこ舞い**[てんてこまい] [名] [スル] あわただしくたち働くこと。「朝から―のいそがしさ」[類]きりきり舞い▽「天手古舞い」とも当てる。 **てんでに** [副] ひとりひとり別々であるようす。てんでんに。「―好き勝手なことをしている」[類]めいめい・それぞれ▽「手に手に」の変化した形。 [つかいわけ]→「おのおの」を見よ。 **転転**[てんてん] [名] [スル] ①ボールなどが転がるようす。「ボールが外野を―とする間にホームイン」 ②仕事や住居を次々と変えるようす。「各地を―とする」 **でんでん太鼓**[でんでんだいこ] [名] 柄のある太鼓で、ふると、糸でぶらさげた鈴や玉が当たって鳴るおもちゃ。 **点点と**[てんてんと] [副] したたりおちるようす。 <950> **てんてんばらばら**[形動]①思い思いに各自が行動してまとまりがないようす。②散らばっているようす。「てんでん」は、「手に手に(=それぞれ別に)」の変化した形。 **てんてんはんそく【展転反側・×輾転反側】**[四字熟語]心配ごとなどでねむられず、何度もねがえりをうつこと。▽「転々反側」は誤り。 **でんでんむし【×蝸牛】**[名]カタツムリ。まいまいっかぶり。ででむし。 **テント**[名]風雨や寒暑を防ぐための、布製の天幕。キャンプや運動会などで使う。かぞえ方]張り[はり] |tent **てんとう【天道】**[名]①太陽。また、天地自然の法則。天地を支配する神。「おーさまがついてまわる」 **てんとう【店頭】**[名]みせさき。「品物を―に並べる」「―販売」 **てんとう【点灯】**[名][-スル]明かりをつけること。「にわとりの―飼育」[対]消灯 **てんとう【転倒・×顛倒】**[名][-スル]ひっくりかえること。「本末―」「気も―するばかりにおどろく」 **てんどう【天道】**[名]①天体運行の道。②「てんとう」 **でんとう【伝統】**[名]昔から価値あるものとしてうけつがれてきた習わしや精神。「創立百年の―」「―ある校風」 > **「つかいわけ」** →「習慣」を見よ。 **でんとう【電灯】**[名]電気を通して光を出す灯火。「懐中[かいちゅう]―」 **でんどう【伝道】**[名][-スル]キリスト教で、人々に教えを説きひろめ、入信をすすめること。「―師」 **でんどう【伝導】**[名]熱や電気が物体の中を伝わっていくこと。「―体」 **でんどう【殿堂】**[名]①神社や仏閣など。神仏をまつってある建物。②大きくてりっぱな建物。「白亜[はくあ]の―」▽ある分野の中心となる場所もいう。「音楽の―」 **でんどう【電動】**[名]電気の力で動くこと。「―式」 **でんどうき【電動機】**[名]電気で動力を起こす装置。モーター。 **てんどうせつ【天動説】**[名]地球が中心にとどまっていて、太陽や月がそのまわりを回っているとする考えかた。中世まで広く信じられていた。[対]地動説 **てんとうむし【天道虫】**[名]テントウムシ科の昆虫[こんちゅう]をまとめた呼び方。小さくてまるく、赤や黒の斑点[はんてん]がある。種類が多い。 **てんとして【×恬として】**[副]平然として気にしないようす。「―はじない」[類]恬然[てんぜん] **てんとりむし【点取り虫】**[名]点数をとることだけに熱心な生徒をあざけっていうことば。▽「てんとうむし」のもじり。 **てんにゅう【転入】**[名][-スル]①ほかの土地から移りすむこと。「―届[とど]け」[対]転出 ②ほかの学校から転校してくること。「―試験」 **てんにょ【天女】**[名]天上界に住むという美しい女性。女神。「―の舞い」[類]天人 **てんにん【天人】**[名]天上界に住むといわれる美人。自由に空を飛ぶことができる。[類]天女▽「てんじん」と読めば別の語。 **てんにん【転任】**[名][-スル]他の職務や任地などに変わること。[類]転勤 **でんねつ【電熱】**[名]電気抵抗のあるところを電流が通るときに出る熱。「―器」 **てんねん【天然】**[名]人手[ひとで]の加わらないままであること。「―のうなぎ」[対]人工・養殖 > **つかいわけ** 自然・天然|「自然」は、文明・文化と反対に、人工のはたらきを加えてないままのものの意。「自然の産物」。「天然」も、人工を加えないままという点では「自然」と同じ。しかし「自」は、「自分一人で」という意味であるのに対して、「天」は、「天の神のつくったまま」の意。したがって、「自然」は何の人工も加えず、ひとりであるもの。「天然」は天の神のつくったままのもの、とする点がちがう。 **てんねんガス【天然ガス】**[名]地下からふきだすガスで、燃料として利用できるもの。 **てんねんきねんぶつ【天然記念物】**[名]数が少なく貴重なものとして、法律や条令によって保護されている動物・植物・鉱物など。 **てんねんしげん【天然資源】**[名]自然界に存在し、生活に利用できるもの。鉱物や海産物など。 **てんねんしょく【天然色】**[名]自然のままの色。とくに写真や映画で、自然の色に近い色。「―映画(=カラー映画)」 **てんねんとう【天然痘】**[名]旧法定伝染病の一つ。ウイルスによって感染し、特有の発疹[ほっしん]が出る。種痘[しゅとう]の普及[ふきゅう]により、ほぼ絶滅した。疱瘡[ほうそう]。痘瘡[とうそう]。 **てんのう【天皇】**[名]①日本国憲法によって、日本国および日本国民統合の象徴[しょうちょう]であるとされる人。「―陛下[へいか]」▽大日本帝国憲法では君主だった。②一つの世界で、絶大の勢力をもつ人にもたとえる。「学界の―」 **てんのうきかんせつ【天皇機関説】**[名]大日本《帝国憲法の解釈[かいしゃく]として、法的には国の主権は法人としての国家にあり、天皇はそれを行使する最高機関にすぎないとする説。▽美濃部達吉[みのべたつきち]らが唱えた。 **てんのうざん【天王山】**[名]勝ち負けや運命の分かれ目となる重大な場。[類]関ヶ原[せきがはら]▽京都と大阪[おおさか]のあいだにある山の名で、ここで豊臣秀吉と明智光秀とが戦ったことから。 **てんのうせい【天王星】**[名]太陽系の惑星[わくせい]の一つ。土星の外にある太陽から七番目の星。 **てんのうせい【天皇制】**[名]国家体制として、天皇や皇室をおく制度。また、天皇が絶対君主として国を治める制度。▽戦前の大日本帝国憲法のもとではあったが、現在の日本国憲法では認められていない。 <951> **天馬**[てんば] [名] つばさをもち、天をかけるというウマ。ペガサス。「てんま」とも。 > **天馬空を行く** 自由自在に活躍する。他の追随を許さない。 **電波**[でんぱ] [名] 電磁波で、波長が赤外線よりも長いもの。とくに、通信や放送などに使うもの。「―探知機」「―障害」 **伝播**[でんぱ] [名] [スル] ①広く伝わりひろまること。「文明の―」 ②波の動きが広がること。「光の―」 **転売**[てんばい] [名] [スル] 一度買ったものを他に売りわたすこと。「土地を―する」 **田畑・田×畠**[でんぱた] [名] たと、はたけ。「―を手ばなす」「田地―」 **電波探知機**[でんぱたんちき] [名] →「レーダー」 **天罰**[てんばつ] [名] 神から受ける罰。「―を受ける」 **天罰×覿面**[てんばつてきめん] [名] 悪事をはたらけば、報いがたちどころにはっきりとあらわれること。 **典範**[てんばん] [名] 重要な儀式、あるいは制度の規準となる規則。「皇室―」 **天日**[てんぴ] [名] 太陽の光や熱。「―でかわかす」 **天火**[てんぴ] [名] 西洋料理に使う蒸しやき器具。オーブン。「―にかける」 **天引き**[てんびき] [名] [スル] 給料などから、前もって一定の金額をさし引くこと。「―貯金」「月給から―する」 **点描**[てんびょう] [名] [スル] ①絵画で、線でなく点の集まりでえがく方法。墨点で表現する山水画や、印象派の色彩の小点が視覚でまざることをねらった技法など。 ②人物やものごとの特徴をとらえて、短い文章で書きとめること。スケッチ。「人物―」 **伝票**[でんぴょう] [名] 役所や会社などで、かねや商品の出入りを書きいれるのに使う紙。「―をきる」「出金―」 **天平文化**[てんぴょうぶんか] [名] 奈良時代、聖武天皇の天平年間を中心に栄えた文化。貴族の仏教文化で、唐の影響が強い。校倉造りの東大寺正倉院や、そこに納められた宝物、三月堂の日光・月光菩薩像などが有名。 **天×秤**[てんびん] [名] ①重さを測る道具。中央を支えたさおの両はしにある皿の、一方にものをのせ、もう一方に分銅をのせ、つりあいをとって測る。 ②「天秤棒」の略。両はしに荷物をかけて、中央をかたでかつぐ棒。 > **天秤に掛ける** 二つのうちどちらがいいか見比べて、優劣や損得を考える。▽「両天秤に掛ける」は、どちらが優勢になってもいいような態度をとること。 **天×稟**[てんぴん] [名] 生まれつきのすぐれた才能。天から授かった能力。「―の才」[類]天性▽「稟」は、うけること。 **天賦**[てんぷ] [名] 天から分けあたえられたもの。うまれつき。「―の才能」[類]天与 **×貼付**[てんぷ] [名] [スル] 書類などにそえること。 [つかいわけ]→「付加」を見よ。 **×貼付**[ちょうふ] [名] [スル] 書類などにはりつけること。「履歴書に写真を―する」▽「ちょうふ」の慣用読み。 **田×麩**[でんぶ] [名] 魚肉を細かくほぐし、味をつけて、炒った食品。でんぷ。 **×臀部**[でんぶ] [名] しりのあたり。しり。 **転覆・×顛覆**[てんぷく] [名] [スル] ①車や船などがひっくりかえること。「列車が―する」 ②政府などの大きな組織をたおすこと。また、ほろびること。「政権の―をはかる」 **天袋**[てんぶくろ] [名] おしいれの上部などに設けられたふくろ戸だな。☆地袋[じぶくろ] →図「なげし」 **天賦人権論**[てんぷじんけんろん] [名] すべての人間は平等であり、幸福を追求する権利をもつという思想。一八世紀にルソーらの自然権の主張にみられ、アメリカの独立宣言・フランスの人権宣言にまとめられた。日本では明治初期の自由民権論者らに受けつがれた **田夫野人**[でんぷやじん] [名] 粗野で教養のない人。いなかもの。[類]田夫野老 **天麩羅**[てんぷら] [名] 魚や野菜などに、水でといた小麦粉のころもをつけ、油であげた日本料理。西日本では「さつまあげ」のこともさす。▽見せかけだけの、にせものをいうこともある。「―学生」 **天分**[てんぶん] [名] 天から受けたすぐれた才能や性質。「―にめぐまれる」[類]天稟・天性 **伝聞**[でんぶん] [名] [スル] ①他の人から伝えきくこと。ききつたえ。類又聞き ②人を通して間接的に伝えきくことをあらわす言いかた。…という。…だそうだ。口語では用言の終止形に助動詞「そうだ」「そうです」を付けてあらわす。「雨が降るそうだ」「広いそうです」。文語では、動詞の終止形の下に助動詞「なり」を付けてあらわす。「まうで来くなり」▽動詞の連体形の下に「なり」がつくと指定・断定の意をあらわす。 **置文**[てんぶん] [名] 文の文章や文。 **デンプン** [名] 植物が光合成によってつくる、白い粉末の炭水化物。「―質」 **テンペラ** [名] 顔料を卵・にかわ・のりなどで練ってつくった絵の具。また、その絵の具でかいた絵画。「―画」|tempera **転変**[てんぺん] [名] [スル] すべてのものが移りかわること。「有為―」 **天変地異**[てんぺんちい] [名] 台風・地震・日食・月食など、自然界に起こる異常な出来事。 **店舗**[てんぽ] [名] 商品を並べて売るための建物。みせ。商店。「―を構える」 **テンポ** [名] ①曲の演奏速度。 ②進む速さ。調子。「急―で進む」|tempo **展望**[てんぼう] [名] [スル] ①景色など、遠くのほう <952> まで見わたすこと。また、見わたしたながめ。みはらし。「頂上から―する」「―台」[類]眺望 ②社会の動きや将来を見とおすこと。また、見とおし。「長期的に―する」 **伝法**[でんぼう] [形動] ①威勢がよく、強きをくじき、弱きを助けるような気性。とくに、女性についていう。でんぽう。「―肌」[類]勇み肌 ②乱暴な言動をすること。また、ならず者。▼江戸浅草、伝法院の下男が、寺の威光を着て乱暴を働いたことから。 **電報**[でんぽう] [名] 電信を利用して伝える通信。「―を打つ」「慶弔―」 **天《保銭**[てんぽうせん] [名] 江戸時代、幕府が鋳造した銅銭。「天保通宝銭」の略。▽明治になって、一銭に少したりない八厘で通用したので、知能のたりない人や時勢におくれた人をさした。 **天保の改革**[てんぽうのかいかく] [名] 江戸幕府の老中の水野忠邦がおこなった政治改革(一八四一一四三年)。倹約を奨励し、農村から都市への人口移動をおさえる人返し令などを出した。江戸と大坂の周辺を天領にしようとしたが、大名などの反発で、改革自体失敗に終わった。 **天“保の大飢饉**[てんぽうのだいききん] [名] 一八三〇年代の全国的飢饉。とくに東北地方の被害が大きかった。米価が暴騰し、百姓一揆や打ち壊しが続いた。 **天馬**[てんま] [名] →「てんば」 **伝馬**[てんま] [名] 江戸時代以前に宿駅のあいだを往復して、おもに朝廷や幕府の公用の旅行者や荷物を運んだウマ。とくに江戸時代の五街道などは伝馬制度が整備され、周辺の村には人夫やウマなどを出す伝馬役が課せられた。 **デンマーク** [国名] 正式国名は、デンマーク王国。ヨーロッパ北西部の、ユトランド半島とその周辺の島々からなる立憲君主国。グリーンランド・フェロー諸島も領土。面積約四万三〇〇〇平方キロ。首都コペンハーゲン。主要言語デンマーク語。▽「丁抹」と当てる。 **天幕**[てんまく] [名] ①テント。「来賓席用の―」 ②天井に張ってかざりにする幕。 **伝馬船**[てんません] [名] 貨物の積みおろしに用いる木製の小舟。ろやかいでこぐ、小形のはしけ。「てんまぶね」とも。▽常用漢字表付表の語。 **×顛末**[てんまつ] [名] ものごとのはじめから終わりまでの事情。「事件の―を話す」[類]経過・いきさつ・一部始終 **天窓**[てんまど] [名] 明かりとりや換気のために、屋根につけた窓。[類]引き窓 **天満宮**[てんまんぐう] [名] 菅原道真のをまつった神社。天神。「太宰府の―」 **天武天皇**[てんむてんのう] [国] ?一六八六年。在位、六七三一六八六年。舒明天皇の第三皇子。大海人皇子。天智天皇の弟。壬申の乱に勝利して即位、律令体制を確立した。 **天命**[てんめい] [名] ①天によってきめられた、どうすることもできない運命。「▽人事をつくして―を待つ」[類]天運 ②生まれつき定められた寿命。「―がつきる」[類]天寿 **転迷開悟**[てんめいかいご] [名] [スル] 迷いを転じ、さとりを開くこと。「―に至る」 **天明調**[てんめいちょう] [名] 天明(一七八一―八九年)のころにおこった俳諧の風潮。与謝蕪村を中心に、俗化した俳諧を、松尾芭蕉の精神に帰ることで再興しようとした。 **天明の大飢饉**[てんめいのだいききん] [名] 一七八〇年代の全国的飢饉。凶作や浅間山の噴火などが重なり、米価が高騰して打ち壊しが続発した。 **点滅**[てんめつ] [名] [スル] 明かりがついたり消えたりすること。また、明かりをつけたり消したりすること。「―するネオン」「―信号」 **×纏綿**[てんめん] [形動] ①からみまといついて、はなれにくいようす。 ②情が深いようす。「情緒―」 **天網**[てんもう] > **天網恢々疎にして漏らさず**[てんもうかいかいそにしてもらさず] 悪いことをすれば必ず罰を受けること。天のあみはあらいようだが、悪人を残らずとらえて必ず罰を下す。▽「恢々」はゆったりして大きく、何でもふくめるようす。中国、「老子」から。 **天目**[てんもく] [名] 「天目茶碗」の略。茶の湯に用いる、すり鉢形の抹茶用の茶わん。▽もと、中国浙江省の天目山の産。 **天文**[てんもん] [名] ①天体に起こるいろいろな現象。星・月・太陽などの運行や日食・月食など。また、それを研究する学問。天文学。 ②非常に実ばなれした数字。 **天文学的数字**[てんもんがくてきすうじ] [名] 天文学でしかあつかわないような、けたの多い数字。 **天文台**[てんもんだい] [名] 天体の観測や研究をおこなう設備をととのえたところ。 **点訳**[てんやく] [名] [スル] ふつうの文字を、盲人用の点字に直すこと。「名作を―する」 **店屋物**[てんやもの] [名] そば屋などに注文してとりよせた食べもの。でまえ。「昼食は―ですませる」 **てんやわんや** [名] [スル] 大勢の人がめいめい勝手にさわぎたてて混乱すること。「―の大さわぎ」 **天佑・天×祐**[てんゆう] [名] 天の助け。[類]天助 **天×佑神助**[てんゆうしんじょ] [名] 天と神から受ける助け。「―にたよる」 **天与**[てんよ] [名] 天からあたえられること。天のたまもの。「―の才」[類]天賦 **転用**[てんよう] [名] [スル] もとの目的とは別の目的に使うこと。「農地を宅地に―する」[類]流用 **伝来**[でんらい] [名] [スル] ①先祖から代々伝わっていること。「先祖―の田畑」 ②外国から伝わってきたこと。「六世紀に仏教が―する」[類]渡来 **転落・×顚落**[てんらく] [名] [スル] ①高いところから転げおちること。「―事故」 ②おちぶれること。身をもちくずすこと。「首位から―する」「悪の道に―する」[類]没落 <953> **てんらん【天覧】** [名]天皇が見物すること。「―ずもう」「―試合[じあい]」 **てんらん【展覧】** [名・スル]ものを並べひろげて多くの人に見せること。「―会」「古美術を―する」 **てんり【電離】** [名・スル]「電気解離」の略。原子や分子が、電子を出したりとり入れたりして電気をおび、イオンになること。また、電解質が水にとけて陽イオンと陰[いん]イオンに分かれること。イオン化。 **でんりそう【電離層】** [名]地球をとり巻いている大気層のうち、地上からの電波を反射する層。電子・イオンが一定の密度で分布しており、無線通信に利用する。 **でんりゅう【電流】** [名]電気の流れ。単位はアンペア(A)。 **てんりょう【天領】** [名]①昔、天皇・朝廷[ちょうてい]が直接支配した土地。 ②江戸時代、徳川幕府が直接支配した土地。全国の約四分の一。 **でんりょく【電力】** [名]電流が単位時間にする仕事の量。単位はワット(W)。「―計」 **てんれい【典礼】** [名]一定の儀式[ぎしき]や儀礼。また、それをつかさどる役。「即位の―」 **てんれい【典麗】** [名・形動]きちんと整っていて美しいこと。「―な文章」 **でんれい【伝令】** [名]命令や通知を伝えること。また、それを伝える人。「―使」「―がとぶ」 **でんれい【電鈴】** [名]電磁石[でんじしゃく]を利用して鳴らす、ベル。よびりん。 **でんわ【電話】** [名]①[名]話し声などの音波を、電波・電流に変えてはなれた場所に送り、会話できるようにした装置。電話機。「公衆―」「―をひく」 [かぞえ方]台[だい] ②[名・スル]電話機を使って話をすること。「のちほどお―します」「―をかける」 [かぞえ方]本[ほん] **でんわこうかんしゅ【電話交換手】** [名]電話をつないで、通話の世話をする役目の人。 **と【徒】** ①乗り物に乗らずに歩いていく。 ②手に何も持たない。 ③むだに。 ④でし。 ⑤なかま。同類。「無頼の―」 **と【都】** ①[ト]①人口の多い大きな町。 ②国の政治の中心地。みやこ。 ③「東京都」の略。「―の職員」 ②[ツ]すべて。みな。 **と【斗】** ①尺貫[しゃっかん]法で、容積の単位。一〇升。約一八リットル。 ②ひしゃく。 ③ます。ます形。 **と【吐】** ①口からはきだす。 **と【途】** ①そこへ行く道すじ。みち。「帰国の―に就く」 **と【渡】** ①向こう岸へわたる。 ②ものを人にわたす。 ③時がうつる。すごす。 **と【塗】** ①どろ。まみれる。 ②ぬる。ぬりつける。 ③みち。 [同]途 **と【杜】** ①とじる。 ②神社の木立。もり。 <954> **戸**[と] 建物や部屋への出入り口、または窓などにとりつけて、開閉できるようにした板状のもの。とびら。ドア。「―のあけたて」▽多く、引き戸をいう。 **斗/徒/途/都**[と] →漢字項目を見よ。 **と** [格助] ①いっしょに、あるいは、相手をすることをあらわす。…とともに。「祖母―食事をする」「兄―将棋をさす」「弟―競走する」 ②比較の相手をあらわす。「去年―やりかたがちがう」「肉―魚―どちらが好きですか」「友達―同じ参考書」 ③結果をあらわす。「ちりも積もれば山―なる」「りっぱな学者―なる」「五〇点に満たない者は落第―する」 ④引用をあらわす。「正しい―思う」「『あっ』―さけぶ」 ⑤並立・列挙をあらわす。「紙―えんぴつ」「いか―たこ―まぐろ―をにぎってくれ」 **と** [接助] ①順接の仮定条件をあらわす。…するといつも。「タクシーに乗る―五分で着く」「右に曲がる―看板が見える」「夏が来る―海を思う」 ②順接の確定条件をあらわす。たまたま…した結果は。「見る―人が死んでいた」「読む―おそろしいことが書いてあった」 ③事実が同時に、あるいは続いて起こることをあらわす。「ベルが鳴る―幕があいた」「うわさをしている―彼がやってきた」「家を出る―どしゃぶりになった」 ④逆接の仮定条件をあらわす。「どうなろう―かまわない」「行こう―行くまいと、ぼくの勝手だ」▽助動詞「う」「よう」「まい」のあとに付く。 **土**[ど] ①つち。どろ。②人の住みついている国。その地方。③「土曜日」の略。 **怒**[ど] ①腹を立てる。おこる。[対]喜 ②あれくるう。勢いがはげしい。▼心に力をはりつめる意。「恕[じょ](=ゆるす)」は別字。 **度**[ど] ①ものさし。②ほどあい。③いき過ぎる。④心の大きさ。⑤湿度・角度・緯度などの単位。「―の強い眼鏡」「―の強い酒」⑥回数。また、回数をかぞえることば。⑦きまり。⑧ちょうどいいところを、おしはかる。 **奴**[ど] ①自由のない使用人。下男。②人を軽んじていうことば。 **度**[ど] →漢字項目を見よ。 **ど** [造語] [「ど〜」の形で] ●意味や調子などを強める語。「―真ん中」「―ぎつい」「―根性」 ●相手をいやしめたり、ののしったりする語。「―けち」「―あほう」 **ドア** [名] 洋風のとびら。出入り口。「自動―」「―マン」「―チェーン」|door **度合い**[どあい] [名] ものごとの程度。「緊張の―が高まる」 **投網**[とあみ] [名] 漁網の一つ。下に重りをつけたい円錐形のあみ。広げるように投げ、魚を包みとらえる。「―を打つ」▽常用漢字表付表の語。 **とある** [連体] 場所・時・名前などを、はっきり言わないで、「ちょっとした」くらいの意味で軽くさすことば。「―いなかの駅で見かけた」「―朝、気づいた」 **問い**[とい] [名] ①たずねること。質問。「―を発する」 ②試験などの問題。設問。「―の三番」[対]答え **樋**[とい] [名] ①屋根の雨水をうけて、地上に流すしかけ。のきさきにつける。あまどい。とよ。「―を伝って落ちる」 ②水や湯を流すために、かけわたしたくだ。ひ。 **問い合わせる**[といあわせる] [動] 確かめたいことを、電話や手紙で相手に聞く。照会する。「集合時間を―」 <955> **という【と言う】** [連語]①…と人が呼ぶ。…と呼ばれる。「東京―ところは」「京都―町は」 ②(同じ名詞をくりかえして)あらゆる…。すべての…。「国―国」「学校―学校」 ③とくにとりたてる意味をあらわす。「これ―特徴もない」「生きる―ことは」▽ふつう、かな書き。 **といかえす【問い返す】** [動]①一度たずねたことを、もう一度たずねる。 ②相手の問いに答えずに、こちらから聞きかえす。 **といかける【問い掛ける】** [動]問いを投げかける。質問をしかける。 **といき【吐息】** [名]がっかりしたときや、ほっとしたときに、思わずはく大きな息。ためいき。「―をもらす」 [同]青息 **といし【砥石】** [名]刃物の[はもの]をとぐための石。 [かぞえ方]挺[ちょう] **といば【樋】** [名] **といただす【問い質す】** [動]わからない点について、発言者がある判断や見こみをもっていて、相手にたずねる。また、真実を厳しく追及[ついきゅう]する。「休んだ理由を―」 **どいつ【何奴】** [代名]「だれ」「どれ」のぞんざいな言い方。にくしみや軽べつなどをこめて使う。「どこの―だ」「―がやったのだ」 **どいつもこいつも** [連語]だれもかれもみんな。どれもこれもみんな。「―使いものにならない」 **ドイツ** [国名]正式国名は、ドイツ連邦共和国。ヨーロッパ中央部の、北海とバルト海に面した国。第二次世界大戦後、東西に分かれていたが、一九九〇年に統一された。ヨーロッパ第一の工業国で、ルール工業地帯は有名。農業は、ライムギやジャガイモの生産に家畜飼育を組みあわせた混合農業。面積約三六万平方[へいほう]キロ。首都ベルリン。主要言語ドイツ語。▽「独逸」と当てる。 **どいっき【土一揆】** [名]→「つちいっき」 **といつめる【問い詰める】** [動]きちんと答えるまで、聞きただす。「容疑者を厳しく―」 **どいばんすい【土井晩翠】** [人名]→「つちいばんすい」 **といや【問屋】** [名]→「とんや」 **ドイル** [人名]一八五九-一九三〇年。イギリスの小説家・医者。名探偵[めいたんてい]シャーロック・ホームズを主人公とする推理小説シリーズをつくった。 |Arthur Conan Doyle **といた【戸板】** [名]雨戸の板。とくに、病人やものを急に運ぶため、はずして使うときにいう。「けが人を―にのせて病院へ運ぶ」 **トイレット** [名]化粧[けしょう]室。洗面所。便所。トイレ。 |toilet **トインビー** [人名]一八八九-一九七五年。イギリスの歴史学者。文明は他の文明との接触によって成長すると主張し、世界の文明史を体系づけた。主著に「歴史の研究」。 |Arnold Joseph Toynbee **とう【刀】** ①かたな。はもの。 **とう【冬】** ①四季のふゆ。一二月から二月まで。 [対]夏 **とう【灯】** ①あかり。ともしび。 **とう【当】** ①あたる。 ②あてはまる。ふさわしい。そうあるべき。 ③さしあたっての。 ④ちょうどその。この。「当の」も見よ。 **とう【投】** ①ものをほうりなげる。 ②なげだす。 ③ほうりこむ。あたえる。さしだす。 ④ぴったり合う。 ⑤とどまる。 →「投じる」を見よ。 **とう【豆】** ①穀物のまめ。 **とう【東】** ①太陽が出る方向。ひがし。 [対]西 ②「東京」の略。 <956> **とう【島】**[漢字]まわりを水で囲まれた陸地。しま。 トウ[とう]島民[とうみん],孤島[ことう],諸島[しょとう],半島[はんとう],列島[れっとう] しま[しま]島国[しまぐని],沖の島[おきのしま],離れ島[はなれじま] **とう【討】**[漢字]①武力でせめる。うつ。②たずねもとめる。くわしく調べる。 トウ[とう]①討幕[とうばく],討伐[とうばつ],征討[せいとう],掃討[そうとう],追討[ついとう] ②討議[とうぎ],討論[とうろん],検討[けんとう] う[つ]敵を討[う]つ,敵討ち[かたきうち] **とう【党】**(黨)[漢字]①同じ目的をもつ人々の集団。なかま。「―を組む」②政治上の考えが同じ人々の団体。政党。[類]派 トウ[とう]①党派[とうは],悪党[あくとう],残党[ざんとう],徒党[ととう],郎党[ろうどう] ②党員[とういん],党議[とうぎ],党首[とうしゅ],政党[せいとう],与党[よとう] **とう【湯】**[漢字]①ゆ。②ふろ。また、温泉。 トウ[とう]②温湯[おんとう],熱湯[ねっとう] ③湯治[とうじ],銭湯[せんとう] ゆ[ゆ]湯[ゆ]のみ,茶の湯[ちゃのゆ],煮え湯[にえゆ],白湯[さゆ],湯麺[タンメン],湯婆[ゆたんぽ] **とう【登】**[漢字]①高いところへのぼる。②おおやけの場所に行く。③高い地位につける。④おおやけの書類に書く。 トウ・ト[とうと]①登壇[とうだん],登頂[とうちょう]/登山[とざん] ②登校[とうこう],登場[とうじょう],登庁[とうちょう]/登城[とじょう] ③登用[とうよう],登竜門[とうりゅうもん] ④登記[とうき],登載[とうさい],登録[とうろく] のぼ[る]崖[がけ]をよじ登[のぼ]る,登[のぼ]り坂[ざか],山登り[やまのぼり] **とう【答】**[漢字]返事をする。また、質問にこたえる。 トウ[とう]答案[とうあん],答辞[とうじ],答申[とうしん],解答[かいとう],問答[もんどう] こた[える]・[え]問いに答[こた]える/答[こた]えを出す,受け答え[うけこたえ],口答え[くちごたえ] **とう【等】**[漢字]①同じである。②同じものがたくさんあることを省略するときに用いる語。など。③順位。 トウ[とう]②等級[とうきゅう],等身大[とうしんだい],等分[とうぶん],均等[きんとう],平等[びょうどう] ③高等[こうとう],上等[じょうとう],初等[しょとう],優等[ゆうとう] ひと[しい]長さが等[ひと]しい 等[など],等閑[なおざ]り,我等[われら] **とう【統】**[漢字]①一つにまとめる。②ひと続きのもの。 トウ[とう]①統一[とういつ],統括[とうかつ],統計[とうけい],統合[とうごう],大統領[だいとうりょう] ②系統[けいとう],血統[けっとう],伝統[でんとう] す[べる]国を統[す]べる **とう【糖】**[漢字]①あまみのある食品・調味料。②あまみのある炭水化物。 トウ[とう]①砂糖[さとう],製糖[せいとう] ②糖尿病[とうにょうびょう],糖分[とうぶん],糖類[とうるい],果糖[かとう],麦芽糖[ばくがとう] **とう【頭】**[漢字]①からだのあたま。②ものの上の部分。③いちばん上に立つ人。④ものごとのはじめ。⑤その辺り。さき。⑥ウシやウマなどの大きな動物を数えることば。 トウ・ズ・ジュ[とうず じゅ]①頭髪[とうはつ],低頭[ていとう]/頭痛[ずうつう],頭脳[ずのう] ②頭注[とうちゅう] ③頭取[とうどり],頭目[とうもく],頭領[とうりょう],船頭[せんどう],番頭[ばんとう],先頭[せんとう] ④年頭[ねんとう],冒頭[ぼうとう]/音頭[おんど] ⑥駅頭[えきとう],街頭[がいとう],路頭[ろとう],頭数[とうすう] あたま[あたま]頭数[あたまかず],頭割り[あたまわり],石頭[いしあたま] かしら[かしら]頭文字[かしらもじ],目頭[めがしら] お頭[かしら],頭[こうべ]くらべ,かぶり[かぶり],馬頭[ばとう]の塔[とう],饅頭[まんじゅう] **とう【到】**[漢字]①目的地に行きつく。いたる。②極限まで行きつく。③いきとどく。 トウ[とう]①到達[とうたつ],到着[とうちゃく],到来[とうらい],殺到[さっとう],前人未到[ぜんじんみとう] ②到底[とうてい],到頭[とうとう] ③周到[しゅうとう] 到[いた]る所[ところ] **とう【倒】**[漢字]①ひっくりかえる。たおれる。たおす。②さかさまになる。③状態や動作がはなはだしい。 トウ[とう]①倒壊[とうかい],倒産[とうさん],卒倒[そっとう],打倒[だとう] ②倒置[とうち],倒立[とうりつ] ③圧倒[あっとう],一辺倒[いっぺんとう],驚倒[きょうとう],傾倒[けいとう],罵倒[ばとう] たお[れる]・[す]政府が倒れる,共倒[ともだお]れ/敵を倒[たお]す,将棋倒[しょうぎだお]れ 不倒翁[ふとうおう] **とう【逃】**[漢字]にげる。のがれる。 トウ[とう]逃走[とうそう],逃避[とうひ],逃亡[とうぼう],逃散[とうさん] に[げる]・[がす]逃げるが勝ち,持ち逃げ[もちにげ]/犯人を取り逃[に]がす **とう【例】**[漢字] <957> **のがす・のがれる**[連語]機会を逃がす,見逃す/言い逃れる **とう【凍】**[漢字]①こおる。②寒さのために、感覚がなくなる。こごえる。 トウ[とう]①凍結[とうけつ],凍土[とうど],解凍[かいとう],冷凍[れいとう] ②凍死[とうし],凍傷[とうしょう] こお[る]・[ごえる]水道が凍[こお]る,凍[こお]り付く/寒さに凍[こご]える 凍[い]てつく,凍豆腐[こおりどうふ] **とう【唐】**[漢字]①中国の王朝名。また、昔、中国や外国をさしていった語。②おおげさ。でたらめ。③にわか。 トウ[とう]①唐詩[とうし],唐人[とうじん],唐土[とうど],毛唐[けとう],遣唐使[けんとうし] ②荒唐無稽[こうとうむけい] ③唐突[とうとつ] から[から]唐紙[からかみ],唐草模様[からくさもよう],唐紅[からくれない]*唐土[もろこし],唐黍[もろこし],唐変木[とうへんぼく] **とう【桃】**[漢字]果樹のモモ。 トウ[とう]桃花[とうか],桃源郷[とうげんきょう],桃李[とうり],桜桃[おうとう] もも[もも]桃の節句[もものせっく],桃色[ももいろ],桃太郎[ももたろう]*胡桃[くるみ],桜桃[さくらんぼ] **とう【透】**[漢字]とおりぬける。すきとおる。 トウ[とう]透視[とうし],透写[とうしゃ],透徹[とうてつ],透明[とうめい],浸透[しんとう] す[く]・[かす]・[ける]見え透[す]く,透[す]き通る/見透[みす]かす/透[す]ける布地,明け透[す]けな態度 透[とお]る,透垣[すいかい] **とう【悼】**[漢字]人の死を悲しむ。 トウ[とう]悼辞[とうじ],哀悼[あいとう],追悼[ついとう] いた[む]故人を悼[いた]む **とう【盗】**(盜)[漢字]人のものをとる。ぬすむ。 トウ[とう]盗賊[とうぞく],盗聴[とうちょう],盗難[とうなん],強盗[ごうとう],窃盗[せっとう] ぬす[む]人目を盗む,盗み聴[ぎ]き 盗[と]る,盗汗[ねあせ] **とう【陶】**[漢字]①やきもの。すえ。[類]磁[じ]②おしえみちびく。うっとりする。 トウ[とう]①陶器[とうき],陶芸[とうげい],陶工[とうこう],製陶[せいとう] ②陶冶[とうや],薫陶[くんとう] ③陶酔[とうすい],陶然[とうぜん] 陶物[すえもの] **とう【塔】**[漢字]①死者や仏の骨をおさめるための高い建物。「五重の―」②高くそびえる細い建物。 トウ[とう]①石塔[せきとう],堂塔[どうとう],伽藍[がらん] ②エッフェル塔[とう],管制塔[かんせいとう],テレビ塔[とう]*塔頭[たっちゅう] **とう【搭】**[漢字]飛行機などに乗る。のせる。 トウ[とう]搭載[とうさい],搭乗[とうじょう] **とう【棟】**[漢字]①屋根のいちばん高いところ。むね。②むねつづきの建物。また、それを数えることば。「右の―の一階」▼「棟[むね](=おうち)」は別字。 トウ[とう]②棟梁[とうりょう],汗牛充棟[かんぎゅうじゅうとう],上棟式[じょうとうしき] ②病棟[びょうとう],別棟[べっとう] むね・むな[むねむな]棟上げ式[むねあげしき],棟続[むなつづ]き/棟木[むなぎ] **とう【痘】**[漢字]皮ふに、できものができる病気。ほうそう。 トウ[とう]痘痕[とうこん],痘瘡[とうそう],種痘[しゅとう],天然痘[てんねんとう] 痘痕[あばた] **とう【筒】**[漢字]中がからの円柱。つつ。また、つつの形をしたもの。 トウ[とう]円筒[えんとう],水筒[すいとう],発煙筒[はつえんとう],封筒[ふうとう] つつ[つつ]筒井筒[つついづつ],筒抜[つつぬ]け,茶筒[ちゃづつ] **とう【稲】**(稻)[漢字]穀物のイネ。 トウ[とう]稲苗[とうびょう],水稲[すいとう],晩稲[ばんとう],陸稲[りくとう] いね・いな[いねいな]稲刈り[いねかり]/稲作[いなさく],稲妻[いなずま],稲穂[いなほ],稲荷[いなり],陸稲[おかぼ],晩稲[おくて],早稲[わせ] **とう【踏】**[漢字]足でふむ。ふみあるく。 トウ[とう]踏査[とうさ],踏襲[とうしゅう],踏破[とうは],雑踏[ざっとう],舞踏[ぶとう] ふ[む]・[まえる]二の足を踏[ふ]む,足踏み[あしぶみ],踏切[ふみきり]/大地を踏[ふ]まえる 踏鞴[たたら] **とう【闘】**(闘)[漢字]たたかう。また、たたかわせる。[類]戦 トウ[とう]闘牛[とうぎゅう],闘魂[とうこん],闘志[とうし],闘争[とうそう],格闘[かくとう],健闘[けんとう],戦闘[せんとう],奮闘[ふんとう] たたか[う]病[やまい]と闘[たたか]う <958> **とう**[謄][動]原本どおりに写す。 **とう**[騰][動]値段や温度などが勢いよくあがる。はねあがる。 **とう**[桐][名]植物のキリ。 **とう**[藤][名]植物のフジ。また、つる草類。かずら。 **とう**[当/唐/党/塔/棟/糖]→漢字項目を見よ。 **とう**[頭]→造語漢字項目を見よ。 **とう**[問う][動]①わからないことを聞く。質問する。「安否を―」[対]答える ②責任や罪などのあるなしを問題にして追及する。「責任を―」「罪に問われる」「是非を―」 ③問題にする。「男女を問わず」「経験を問わず」▽多く、打消をともなう。 > 問うに落ちず、語るに落ちる 人からきかれるときは用心して真実を言わないが、自分から話すときはついうっかり、かくしていた事実をしゃべってしまうものだ。 **とう**[訪う][動]「おとずれる」「たずねる」の古い言い方。家や場所をたずねていく。「―人はだれもない」[類]おとなう **とう**[薹][名]菜・ダイコン・フキなどの花の軸[じく]。「ふきのー」 > 薹が立つ ①野菜が育ちすぎてかたくなる。 ②人が盛りを過ぎて若々しさがなくなる。 **とう**[藤][名]つる性のヤシ類をまとめた呼び方。茎を編んで、いすやかごなどをつくる。▽「藤」は誤り。 **とう**[疾う][副]ずっと以前。とっく。「―に終わっている」「―から知っていた」「―の昔」▽「とく」の音変化した形。 **どう**[同][名]①おなじである。→異②いっしょにする。仲間になる。「→同じる」を見よ。 **どう**[動][名]①うごく。[対]静②うごかす。はたらかす。③人のおこない。④世の中がみだれる。「→「動じる」を見よ。 **どう**[堂][名]①神仏をまつる建物。「お―を建てる」②多くの人が集まる大きい建物。③建物や店の名前のあとにつける語。④大きくてりっぱなようす。⑤他人の母を敬っていうことば。 > 堂に入る なれてすっかり身についている。 **どう**[童][名]こども。わらべ。[類]児 **どう**[道][名]①とおりみち。[同]路②人として守らなければならない正しいみち。③神仏の教え。また、老荘の教え。 ④専門の技芸。⑤いう。◎「北海道」の略。 **どう**[働][動]仕事をする。はたらく。▽日本でつくった漢字(国字)。 <959> **どう**[銅][名]金属元素の一つ。赤みがかったかがやきがあり、やわらかい。熱や電気をよく伝え、電線や合金材料など、用途が広い。あかがね。元素記号Cu **どう**[導][動]①さきに立って案内する。おしえみちびく。②熱や電気などを伝える。 **どう**[洞][名]①ほらあな。②つらぬく。中まで見とおす。 **どう**[胴][名]①からだの頭や手足をのぞいた中心部分。②ものの本体。「太鼓の―」「飛行機の―」③剣道で、①をおおう防具。また、①を打つきまり手。「―をつける」 **どう**[憧][動]あこがれる。 **どう**[瞳][名]ひとみ。 **どう**[胴/堂/道/銅]→漢字項目を見よ。 **どう**[副]①ものごとの状態や心のはたらき、また方法などがどのようであるかをあらわすことば。どんなふう。どのよう。「―思いますか」「―したらいいだろう」「いったい、これは―したことか」「―しようもない」「―もこうもない」 ②相手にすすめたり、さそったりすることば。「お茶でも―ですか」「そろそろねたら―」 ③よくない、賛成できないという気持ちを遠回しにあらわすことば。「今から行くのは―かねえ」「頭から反対するのも―だろう」▽下に、推量や疑問のことばをともなう。『ていねいに言うときには「いかが」を使う。 ④[「どう〜ても」の形で]たとえどんなに…しても絶対に。「―考えてもおかしい」「―してもできない」「―あってもやりぬくぞ」 **どうあ**[東亜][名]アジアの東部。中国・日本・朝鮮などをふくむ地域。 **どうあげ**[胴上げ・胴揚げ][名]大勢の手で一人のからだを横にして、何回も投げあげること。祝福の気持ちをあらわす。「優勝監督の―」 **とうあつせん**[等圧線][名]天気図で、気圧の等しい地点をつないだ曲線。線と線の間隔がせまいほど気圧の差が大きい。 **とうあん**[答案][名]試験問題の答えを書いた紙。「白紙の―」「模範―」「―用紙」 **どうい**[同意][名]①同じ意味。[対]同義 ②同じ意見。また、相手の意見に賛成したり、それを認めたりすること。「―書」「だいたいは―する」[類]合意 **どういかく**[同位角][名]二直線に一直線が交わるとき、二直線の同じ側にできる二つの角。 **どういげんそ**[同位元素][名]元素としての化学的性質は同じだが、質量が異なる原子。たとえば、水素と重水素など。同位体。アイソトープ。 **どういご**[同意語][名]「同義語」に同じ。 **とういじょう**[糖衣錠][名]薬などで、飲みやすくするために外側を砂糖などで包んだ錠剤。 **とういそくみょう**[当意即妙][名]すばやく頭をはたらかせて、その場に合った受けこたえをするようす。機転がきいているようす。「―に答える」「―のユーモア」 **どういたしまして**[どう致しまして][連語]相手のほめことばを、けんそんしながらうち消すことば。そんなことはありません、という意味。 **とういつ**[統一][名]ばらばらになっている多くのものを、一つにまとめること。また、そのまとまり。「―がとれる」「国を―する」[同]統合[対]分裂 **どういつ**[同一][形動]①同じこと。「―人物」 ②差がなく等しいこと。「―にあつかう」[類]平等 > **つかいわけ** 同じ・同一・同様・同然 「同じ」「同一」は、どこにもちがった点がないこと。「同一概念」。「同様」「同然」は、同じに見えるということ。「様」は、見た目の姿をいう。「然」は、そのとおりのようすであるということ。その「様」と「然」が加わっただけ、意味が弱くなった。「死んだも同然」。 **どういつし**[同一視][名]同じものと見なして平等にとりあつかうこと。 **とういん**[党員][名]ある政党に属している人。 **とういん**[頭韻][名]詩歌で、語や句のはじめを同じ音または似た音にそろえて、ひびきを美しくする表現法。「よき人のよしとよく見てよしといひし、吉野よく見よよき人よく見つ」などは、極端なもの。 <960> **どういん**[動員][名]①ある目的のために、多くの人やものをかり集めること。「村の人を―して道路を整備する」 ②戦時に、兵隊などを召集しすること。また、工場などを軍需用として管理すること。「学徒―」 **どううら**[胴裏][名]和服の袷[あわせ]や綿入れなどの胴の裏に使う布。→図「わふく」 **とうえい**[投影][-スル]①あるものの上にかげを映すこと。また、その映しだされたかげ。「主人公に―された作者の心情」[同]反映 ②ものの形をある一点から見て、平面上にえがきだすこと。 **とうえいず**[投影図][名]数学で、立体を正面・真上・真横から見て、平面上に書きあらわした図。それぞれ、立面図・平面図・側面図という。 **とうえんめい**[陶淵明][人]三六五―四二七年。中国、東晋の詩人。名は潜[せん]とも。あざなは元亮[げんりょう]。官吏[かんり]生活をきらい、「帰去来辞[ききょらいのじ]」を書いて辞任。故郷に帰ってからは、作詩をしながら自適の生活を送った。五柳先生。靖節先生。ほかに「飲酒」「桃花源記[とうかげんき]」など。 **とうおう**[東欧][名]東ヨーロッパ。[対]西欧▽西欧の資本主義国家群に対してヨーロッパ東部の旧社会主義国家群をいうことが多い。 **とうおうゆうこうきょうりょくそうごえんじょじょうやく**[東欧友好協力相互援助条約][名]→「ワルシャワじょうやくきこう」 **とうおん**[唐音][名]日本漢字音の一つ。平安末期から江戸時代にかけて、中国の宋[そう]・元・明代の音を禅宗の僧や商人が中国からもたらしたもの。「行脚」の「行」を「アン」、「脚」を「ギャ」、「蒲団」の「団」を「トン」と読むなど。宋音。「とういん」とも。▽漢字の字音は呉音・漢音が多く、唐音は少ない。 **どうおん**[同音][名]①同じ発音。同じ音訓。「―異字」 ②同じ高さの音や声。 ③声をそろえて言うこと。「→異口同音」 **どうおんいぎご**[同音異義語][名]発音が同じで、意味がちがうことば。たとえば「科学」と「化学」、「貝」と「会」、「障る」と「触る」など。同音語。▽漢語に多い。 **どうおんご**[同音語][名]「同音異義語」に同じ。 **とうか**[灯火][名]あかり。ともしび。「―管制」 > 灯火親しむべき候 夜長がを読書するのにふさわしい秋の季節。▽「灯火」を「灯下」と書くのは誤り。 **とうか**[投下][名]①高いところから投げおとすこと。「爆弾が―」「援助に物資を―する」 ②事業などに資本を出すこと。「資金を―する」[同]投資・投入 **とうか**[透過][名]①すきとおること。 ②光や放射能がものの内部を通りぬけること。「―光線」「―力」など。 **とうか**[等価][名]価値や価格が同じであること。「―交換」 **どうか**[同化][名]①性質の異なるものが、影響しりを受けて同じものになること。「異郷に―する」 ②えた知識などを、完全に自分のものにすること。 ③生物が、外界からとりいれた栄養分を、自分のからだの成分につくりかえること。「―作用」[対]異化 **どうか**[副]①人にていねいにたのんだり、いのったりするときに、はじめにそえることば。どうぞ。なにとぞ。ぜひとも。「―お願いいたします」「―お元気で」「―合格しますように」 ②ものごとの実現に努力するようす。どうにか。なんとか。「―こうかやっています」「―してやりたいが、ぼくには力がない」 ③ふつうとはちがうようす。「暑さで頭が―なりそうだ」「元気がないけどーしたの」「―と思うよ」 **どうが**[動画][名]アニメーション。 **どうが**[童画][名]子供のかいた絵。児童画。また、子供向きにかいた絵。 **とうかい**[東海][名]本州中部の太平洋側の地方。静岡・愛知・三重の各県と岐阜県の一部をさす。 **とうかい**[倒壊・倒潰][名]建築物がたおれつぶれること。「地震による―家屋」[同]崩壊 **とうかい**[韜晦][名]自分の本心や才能などをかくすこと。また、姿をくらますこと。「自己―」▽「韜」はかくす、「晦」はくらますこと。 **とうがい**[当該][連体]それに関係するものである。それに当たっている。「―官庁」「―校」「―の人物」 **とうがい**[等外][名]順位や等級の中にはいらないこと。また、そういうもの。「―に落ちる」[類]選外 **とうかいさんし**[東海散士][人]一八五二―一九二三年。明治・大正期の小説家・政治家。会津藩士。本名は柴四朗[しばしろう]。衆議院議員をつとめ、欧化政策を批判した。政治小説「佳人之奇遇[かじんのきぐう]」。 **とうかいどう**[東海道][名]①律令制で五畿七道の一つ。伊勢・駿河[するが]・常陸[ひたち]などの国があった。 ②江戸時代の五街道の一つ。江戸日本橋から太平洋沿いに関東・東海を経て京都三条大橋にいたる街道。五街道の中でもっとも重要な交通路。五三の宿駅があった。全長約五〇〇キロ。 **とうかいどうちゅうひざくりげ**[東海道中膝栗毛][名]一八〇九年。十返舎一九[じっぺんしゃいっく]の作。滑稽本。東海道を旅する弥次郎兵衛[やじろべえ]と喜多八[きたはち]ののこっけいな失敗談の数々を集めたもの。 **とうかいどうよつやかいだん**[東海道四谷怪談][名]一八二五年。四代鶴屋南北[つるやなんぼく]の作。民谷伊右衛門[たみやいえもん]が、私欲のため妻のお岩を殺し、その亡霊になやまされて自滅するという、世話物の歌舞伎脚本。 **とうかく**[倒閣][名]内閣をたおすこと。 <961> **とうかく[頭角]** 頭のさき。頭角を現す 他より目立って才能がすぐれる。 **どうかく[同格]** 資格や地位などが同じであること。「重役と―の待遇を受ける」[同等]・[同列] [文法] 一つの文中に、文法上のはたらきが等しい語句が二つ以上あるときの、たがいの関係。たとえば、「首都、東京の夜明け」では、「首都」と「東京」が同格。 **とうかくコース[等角コース]** 地球上のある地点から他の地点へ進むとき、経線に対して常に同じ角度を保って進む航路。メルカトル図法では二点を結ぶ直線であらわされる。 **とうがくとうのらん[東学党の乱]** 一八九四年、朝鮮で起こった農民の暴動。東学の信者が農民一揆に合流したもの。朝鮮政府の要請で出兵した日本と清が対立し、日清戦争の原因となった。甲午農民戦争とも。▽「東学」は、西学(キリスト教)と対立する民間新興宗教。 **どうかすると** 場合によっては。ひょっとすると。「―優勝ってこともありうる」 なにかというと。ややもすると・とかく **どうかせん[導火線]** 火薬に火をつけるための線。「ダイナマイトのー」 事件をひき起こすきっかけ。「戦争の―」[口火] **とうかつ** [統括] ばらばらに分かれているものを一つにまとめること。「諸説を―する」[統一]・[総括]・[一括] [管轄] 役所などで、中心になって一つにまとめてあつかうこと。「事務を―する」 **どうかつ[×恫喝]** 相手をおどしつけること。「―して金品をまきあげる」[恐喝] **とうかつしき[頭括式]** 文章の構成の形式の一つ。冒頭で文章全体の主題や要旨をまとめてから、それについて説明を加える型。⇔尾括式 **とうから[『疾うから]** ずっと前から。早くから。「―気づいていた」▽「とくから」の変化した形。 >つかいわけ「とうに」を見よ。 **とうがらし[唐辛子・唐×芥子]** ナス科の一年草。果実は秋に赤く熟し、からい。香辛料にする。ナンバンガラシ。 **とうかん[等閑]** いいかげんにあつかうこと。なおざり。「―に付す」「―視する」[疎略] **とうかん[投×函]** 郵便物をポストに入れること。「手紙を―する」 **とうがん[冬瓜]** ウリ科の一年生つる草。まるく大きな実は食用。種子は薬用。トウガ。カモウリ。 **どうかん[同感]** 同じように感じたり、考えたりすること。また、人の意見に賛成すること。「まったく―です」 **どうがん[童顔]** 子供の顔。また、子供っぽい顔つき。丸顔であどけない顔。「まだ―の残る青年」 **とうかんきこう[東関紀行]** 一二四二年。作者未詳。京都から鎌倉まで下る十余日間の見聞をしるした紀行文。一巻。 **とうき** [冬季] 冬の季節。「―オリンピック大会」 [冬期] 冬の期間。「―休業」 **とうき[投機]** うまくいけば利益が大きいことをねらってする行為に。「―的試み」 値段が上がることを予想して、買値と売値の差額をもうけようとする取り引き。「土地―が盛んだ」 **とうき[陶器]** 粘土をこねて形をつくり、うわぐすりをかけて焼いた器。陶磁器。せともの。▽「土器→陶器→磁器」の順にかたい。 **とうき[登記]** 権利や事実をはっきりしておくため、役所の帳簿に記録すること。「―所」▽土地や建物など、不動産の所有権についていうことが多い。 **とうき[騰貴]** 物価や相場が上がること。[高騰]⇔[下落] **とうぎ[討議]** 決定すべき議事について意見を出しあい、話しあうこと。ディスカッション。「―を重ねる」 **どうき[同期]** 同じ時期。「昨年の―と比較する」 入学や入社が、同じ時期であること。また、同じ時期にはいった仲間。「―生」「―の桜」 **どうき[投棄]** 不要なものとして投げすてること。「海洋への不法―」 >つかいわけ 投棄・破棄・放棄・遺棄ほか | すべて「すてる」こと。「投棄」は、投げすてること。「ごみの不法投棄」。「廃棄」は、もう使わないものと判断して捨てること。「古い機械を廃棄処分にする」。「破棄」は、書類とか、とりきめなどを破りすてること。「契約を破棄」。「放棄」は、自分の権利や利益を放りだし、すすんで捨ててしまうこと。「試合を放棄する」。「遺棄」は、かたづけたり保護したりすべきものを、捨てておくこと。「死体遺棄罪」。「棄却」は、裁判所が申し立てを捨ててとりあげないこと。「上告棄却」。「棄権」は、権利を捨てて使わないこと。「投票を棄権する」。 **どうき[動機]** 行動を起こす直接のきっかけ。「―に不純なものがある」「殺人の―」 **どうき[銅器]** 銅や青銅でつくった器具。 **どうき[動悸]** いつもより心臓が、どきどきと激しく動くこと。「胸の―」「―がする」 **どうぞご[同義語]** 同じ意味のことば。シノニム。たとえば、「あさって」と「明後日」、「または」と「あるいは」など。[同意語]⇔[対義語]▽まったくの同義語は一般的には少なく、たがいに微妙な相違のあることが多い。 **どうぞ[同義]** 意味が同じであること。[同意]⇔[異義] **どうぞ[動議]** 会議中に出席者から予定外の議題が出されること。また、その議題。「緊急―」 **どうぞ[道義]** 人として当然守らなければならない正しいおこない。「―を重んじる」「―的責任がある」[道徳]・[道理] <962> **トゥキディデス** 前四六〇?―前四〇〇?年。古代ギリシャの歴史家。ペロポネソス戦争を実証的な歴史記述「歴史[戦史]」にまとめた。ツキディデス。[Thūkydidēs] **とうきび[唐黍]** 「とうもろこし」または「もろこし」の別名。 **とうきゅう[投球]** 野球などで、ボールを投げること。また、そのボール。「全力―」「―数」 **とうきゅう[等級]** 上下・優劣・程度の段階をあらわす区分。ランク。「―をつける」[位] **とうぎゅう[闘牛]** 闘牛士とウシとがたたかう競技。スペインの国技。 ウシとウシに力比べさせる競技。「宇和島の―」 **どうきゅう[同級]** 学級が同じであること。 等級・階級が同じであること。「―の品質」 **どうきゅう[×撞球]** ビリヤード。たまつき。 **とうぎょ[統御]** 全体をまとめて支配し、思いどおりに動かすこと。「―の才がある」[統率] **どうきょ[同居]** 同じ家にいっしょに住むこと。「わが家の一人」⇔[別居] **とうきょう[東京]** 日本の首都。一八六八年に江戸を東京と改め、京都から遷都した。一八八九年に東京市、一九四三年に東京都となる。日本の政治・経済・文化などの中心地。現在、二三特別区・二六市・一郡・四支庁。人口約一二〇〇万。▽東方にある都という意味。明治初期「とうけい」とも呼んだ。 **どうきょう[同郷]** 故郷が同じであること。「―のよしみで付き合う」 **どうきょう[道鏡]** ?―七七二年。奈良時代の僧。俗姓は弓削氏。称徳天皇の寵を受け、法王となって権勢をふるった。のち、皇位につこうとして失脚。 **どうぎょう[同行]** 同じ宗派の信者や修行者。 巡礼や参拝の道づれ。▽巡礼の笠に「同行二人」と書くのは、弘法大師と二人づれのの意味。 五十音図や文章などで、同じ行。▼「どうこう」と読めば別の語。 **どうぎょう[同業]** 同じ職業。また、同じ職業の人。「―者」 **とうきょく[当局]** 責任をもってその仕事をとりあつかう機関。とくに、政治上のある分野をうけもつ役所。「学校―」「―の責任でおこなう」 **どうきん[同×衾]** 男女が同じ夜具にねること。共寝。▽「衾」は、夜具のこと。 **どうぐ[道具]** 毎日の暮らしや仕事に使う器具。「一箱」「古――屋」[用具] 目的を果たすために利用するもの。手段。「ことばはコミュニケーションのー」「結婚を出世の―に使う」 **とうぐう[東宮・春宮]** 皇太子の住む宮殿。また、そこにすむ皇太子。「―御所」▽昔は皇居の東にあった。「東」は、四季で「春」にあたるところから「春宮」とも書く。 **どうぐだて[道具立て]** 必要な道具を整えておくこと。いろいろの準備。「―がそろう」 **とうくつ[盗掘]** 許可なく、鉱物や埋蔵物などをひそかにほりだすこと。 **どうくつ[洞窟]** 斜面や岩石にあいた深い横穴。「―を探検する」[ほらあな]・[洞穴]▽「洞屈」は誤り。 **どうくんいじ[同訓異字]** 同じ訓読みで、意味がちがう漢字。たとえば、「おさめる」と読む「納める」「収める」「治める」「修める」。また、「下」「元」「本」「基」など。 **どうきょう[道教]** 中国の民間信仰。老子を祖とし、仙人となって不死をえることを目ざす。 **とうげ[峠]** 山道をのぼりつめて、上りから下りになるさかい目。「―の茶屋」▽昔は峠を支配する神にものをタムケ[手向け]る場所をいった。tamuke→tamke→tauge→tōge となって、「とうげ」が成立した。 勢いの最高の時期や状態。ピーク。[絶頂期] [峠] 日本でつくった漢字[国字]。 **とうげ** 峠に差し掛かる 峠を下る 峠を越す いちばん盛んなときや重大なときを過ぎる。「暑さも―」「病状が―」 **どうけ[道化]** 人を笑わせるような、こっけいなことばやしぐさ。また、そのような言動をする人。ピエロ。「―役を演じる」「―師」[滑稽]・[おどけ] **とうけい[東経]** イギリスのグリニッジ天文台あとを通る子午線を零度として東へ測った経度。一八〇度まである。⇔[西経] **とうけい[統計]** 集団の中のそれぞれの要素の数や量を調べ、その集団の特徴を数量的に明らかにすること。また、その数値。「過去五年間の―をとる」「―学」 **とうけい[闘鶏]** ニワトリをたたかわせて勝負を争う遊び。また、それに使うニワトリ。 **とうげい[陶芸]** 陶磁器をつくる技術。陶磁器の工芸品。「―家」 **どうけい** [同形] かたちが同じであること。また、同じかたちのもの。「単複―」 [同型] かたが同じであること。また、同じかたのもの。同じタイプ。「―の車」 **どうけい[同慶]** 相手によいことがあったのを聞いて、社会的にめでたいこととして自分も同じように喜ばしいという気持ちをあらわす。▽ふつう、「どーのいたりです」などと、改まった場面や手紙文で使う。 **どうけい[×憧憬]** あこがれること。あこがれ。「―の的」▽正しくは「しょうけい」と読む。 **とうけつ[凍結]** こおりつくこと。氷が張ること。氷りつめること。「路面が―する」[氷結] <963> **とうさく** 移動・変化させたり、使用したりせず、現状のままにしておくこと。「価格の―」「資金を―する」 **とうけん[刀剣]** 刀やつるぎをまとめた呼び方。「―不法所持」 **とうけん[闘犬]** イヌとイヌとをたたかわせて勝負を争う遊び。また、それに使うイヌ。 **どうけん[同権]** 職業・地位・性別などに関係なく、等しい権利をもつこと。「男女―」 **どうげん[道元]** 一二〇〇―五三年。鎌倉前期の禅僧。日本曹洞宗の開祖。宋に留学し、帰国後、永平寺を開いた。著書「正法眼蔵」など。 **とうげんきょう[桃源郷]** 俗世間から遠くはなれた理想的な世界。別天地。ユートピア。▽中国の詩人、陶淵明の「桃花源記」にえがかれたすばらしい別天地。「桃源境」は誤り。 **とうご[倒語]** 発音の順序や意味内容を逆にして言うことば。隠語に多い。たとえば、「ねた[=種]」「どや[=宿]」「どさ[=里]まわり」など。 **とうこう[刀工]** 刀剣をつくる人。かたなかじ。[刀匠] **とうこう[投降]** 戦いに敗れ、すすんで敵軍に身をまかせること。「敵軍に―する」[降伏] >つかいわけ「降参」を見よ。 **とうこう[投稿]** 新聞や雑誌などに原稿をのせてくれるよう送ること。また、その原稿。[寄稿] **とうこう[陶工]** 陶磁器をつくることを仕事とする人。[陶芸家] **とうこう[登校]** 授業を受けるために、児童や生徒が学校に行くこと。「―拒否」⇔[下校] **とうごう[投合]** たがいに気ごころがぴったり合うこと。「意気―」 **とうごう[等号]** 二つの数や式が等しい関係にあることを示す符号”。イコール。「=」⇔[不等号] **とうごう[統合]** 二つ以上のものを一つにまとめること。「意見の―」「庁舎を―する」[統一]・[合併] **どろころ[同好]** 興味の対象や趣味が同じであること。また、その人。「―の士をつのる」 **どうこう[同行]** いっしょに連れだって行くこと。「―者」[同伴] **どうこう[動向]** 社会などが今後動いていく方向。「―を見守る」[趨勢] **どうこう[×瞳孔]** 目の中心にある、虹彩に囲まれた黒い部分。目にはいる光の量を調節する。ひとみ。「―が開く」♪図「め[目]」 **どうこういきょく[同工異曲]** 見かけはちがっても、なかみはほとんど同じようなものであること。似たりよったり。▽もと、詩歌などで、つくりかたは同じようでも、内容やおもむきがちがうこと。「同工」は細工が同じという意味。「同巧異曲」は誤り。 **とうこうせいてい[東高西低]** 気圧配置の型の一つ。日本付近の夏の典型的な型。オホーツク海方面の気圧が高くて、大陸方面の気圧が低い。⇔[西高東低] **とうこうせん[等高線]** 地図で、海面からの高さが等しい点を結んだ線。土地の起伏の状態をあらわす。[等深線] **とうごく[投獄]** 監獄に入れること。 **どうこく[×慟哭]** 悲しみにたえきれず、大声を上げて泣くこと。[号泣] **とうこん[当今]** 「このごろ」「ちかごろ」の改まった言い方。「―の世相」[現今]・[昨今] **とうこん[闘魂]** あくまで戦おうとする激しい意気ごみ。ファイト。「不屈の―」[闘志] **どうこんしき[銅婚式]** 結婚して七年たったのを記念して祝う式。 **とうさ[踏査]** 出かけていって広い地域を実際に調べること。「シベリア奥地を―する」「実地―」 **とうざ[当座]** その場。「―のがれ」「―のまにあわない」 しばらくのあいだ。「―のこづかい」「―しのぎ」[差し当たり]・[当分]・[一時] 「当座預金」の略。「―勘定」 **どうさ[動作]** 何かをするときの、からだの動き。「きびきびした―」「基本―」[立ち居振る舞い] >つかいわけ」→「行為に」を見よ。 **どうさ[×礬、水・“陶砂]** 水にとかしたにかわに、みょうばんを加えたもの。和紙や絹地の表面に引いて、墨や絵の具などがにじむのを防ぐ。 **どうざ[同座]** 同じ会や場所にいること。[同席] かかわりあっていること。[連座]・[巻き添え] **とろさい[搭載]** 航空機・貨車・船舶などに、装置や荷物を積みこむこと。「核兵器を―する」▽「塔載」は誤り。 **とうざい[東西]** <名> ひがしと、にし。⇔[南北] 東側と西側。とくに、東洋と西洋。「古今―」 <感「東西東西」の形で>芝居などで、口上の前に言うことば。「四方すべてのみなさま、静かに聞いてください」という意味。ふつう、「とざい、とうざい」と言う。 **どうざい[同罪]** 同じ罪、同じ責任があること。 **とうざいもんだい[東西問題]** 旧ソ連を中心とする社会主義の東側陣営と、アメリカを中心とする資本主義の西側陣営とのあいだに生ずる政治的・軍事的な諸問題。近年の社会主義経済の崩壊とともにあらたな局面をむかえている。 **とうさきゅうすう[等差級数]** となりあう二つの数の差が、常に等しい数列。また、それを「十」符号で結んだもの。たとえば、「2+4+6+8…」など。 **とうさく[倒錯]** さかさまになること。感情や本能が正常でなくなり、反社会的、反道徳的な行動をとること。「精神―」「性的一」 **とうさく[盗作]** 他人の作品を自分のものとしたり、一部を自分の作にとり入れて無断で使うこと。また、その作品。 <964> **とうざしの** **とうざしのぎ[当座×凌ぎ]** 必要が生じたその場だけをまにあわせること。一時しのぎ。 **どうさつ[洞察]** すぐれた観察力で、ものごとの本質を見ぬいたり、将来を見とおしたりすること。「―力がするどい」 **とうざよきん[当座預金]** 銀行預金の一種。小切手で、いつでもはらいもどしできる預金で、利息はつかない。 **とうさん[倒産]** 経営が行きづまり、商店や会社がつぶれること。「企業―が相次ぐ」「―会社」[破産] **とうさん「父さん]** 父の尊敬語「ととさま」のくだけた言い方。⇔[母さん] **とうざん[唐桟]** 江戸時代、オランダから輸入された、しま織りの綿布。唐桟縞。 **どうざん[動産]** 現金・株券・宝石などの、持ち運びできる財産。⇔[不動産] **どうざん[銅山]** 銅をふくむ鉱石をほりだす山。 **とうし[投資]** 利回りを見こんで事業に資本を出すこと。「企業に―」[出資] **とうし[凍死]** 寒さにこごえて死ぬこと。こごえじに。 **とうし[透視]** さえぎられたものをすかして見ること。「レントゲンでーする」「―カ」 **とうし[唐詩]** 中国、唐代の詩。絶句・律詩などの近体詩の形式が完成し、李白・杜甫らのすぐれた作品が数多く生まれた。日本の漢詩にあたえた影響も非常に大きい。 **とうし[闘士]** 戦闘に従事する人。[戦士] 主義や主張のために、からだをはって活動する人。「学生運動の―」[活動家] **とうし[闘志]** たち向かおうとする強い意気ごみ。ファイト。「―を燃やす」「―満々」[気迫] **とうじ[冬至]** 二十四節気の一つ。一二月二二日ごろ。北半球で、昼がもっとも短く、夜がもっとも長い日。⇔[夏至] **とうじ[当時]** 過去の、ある時点。そのとき。「終戦―」 **とうじ[湯治]** 温泉にはいって、病気やけがを治すこと。「一客」 **とうじ[答辞]** 祝辞や式辞などにこたえて述べる、お礼のことば。 **とうじ[×杜氏]** 日本酒つくりの職人。酒とうじ。「とじ」とも。▽中国で、酒を最初につくった杜康の姓からという。 **どうし** [同志] 同じ考えや目的、また、同じ主義・主張をもつ人。「―をつのる」 [同士] [多く、「〜どうし」の形で]たがいに共通点をもつ仲間や種類。「男―」「弱い者―」 **どうし[動詞]** 品詞の一つ。活用する自立語[=用言]で、人やものの動作・作用・状態をあらわす。口語では、言いきるときの形が、「歌う」「読む」のように五十音図の「ウ段」で終わり、五種類の活用がある。文語でも「ウ段」で言いきるが、ラ変動詞[=「あり」「おり」「はべり」など]は「り」で言いきり、九種類の活用がある。▽動詞は意味の上から、自動詞・他動詞に分けたり、瞬間変動詞(「はねる」「つぶれる」など)・持続動詞(「読む」「歩く」など)に分けることもある。また、それ本来の機能と意味をもつ本動詞と、助動詞のはたらきをする補助動詞に分けられる。「絵を見る」(本動詞)、「絵をかいてみる」(補助動詞)。♪巻末「活用表」参照。 **どうし[道士]** 道教を修めた人。道人。 神仙の術をおこなう者。仙人。方士。 仏道を修めた人。僧。 **どうし[導師]** 葬儀や法会のとき、儀式をとりおこなう僧。▽もと仏教で、衆生をさとりに導く者。 **どうじ[童子]** 幼い子供。「三歳の―でもわかる」[童] **どうじ[同時]** 同じ時間。「―通訳」「―上映」 同じ時代。「同時に」も見よ。 **どうしうち[同士討ち・同士打ち]** 味方どうしが戦うこと。うちわもめ。「やみ夜で―になる」つう、「同志討ち」とは書かない。 **とうしき[等式]** 等号「=」で結んだ二つの数や式。⇔[不等式] **とうじき[陶磁器]** やきもの。陶器と磁器。 **とうじしゃ[当事者]** 直接その事件やことがらに関係する人。「―どうしで話しあう」「―能力」▽「当時者」は誤り。 **とうししんたく[投資信託]** 「証券投資信託」の略。証券会社が一般資本家から集めた資金を、株式や債券などに投資し、その利子・配当金などを出資者に分けるしくみ。 **とうしせん[唐詩選]** 一五七〇年ころ。中国、初唐・盛唐の詩人を中心に、一二七人の詩四六五首を収める。明代に撰だされて、江戸時代の初めに日本に伝えられ、大きな影響をあたえた。 **とうしつ[等質]** 全体のどの部分もまったく同じ性質や成分であること。[均質]・[同質] **とうじつ[当日]** そのことのおこなわれる日。その日。「試験の―」「―売りの券」 **どうじつ[同日]** その日。「―に会費を集めます」[当日] 同じ日。「同年―」 **どうしつ[同質]** 成分・性質・内容などが同じであること。「―の問題と見なす」[等質]⇔[異質] 同日の論(=談)ではない ものごとの程度がまったくちがっていて比較にならない。 **どうじつうやく[同時通訳]** 国際会議などで、話し手の話を同時に通訳する方法。 **どうして** <副> あれこれとくふうをこらすときのことば。どのような方法で。いかにして。「―説明したものか」 理由や原因をたずねることば。なぜ。「―だめなのですか」 <感> 前のことばと反対のことなどを言うときに強めとして言うことば。それどころか。「りっぱな紳士かと思ったが、―俗物でもいいところさ」 期待や予想以上で、おどろいたり感心したりするときに使うことば。いやはや。「―、―、なかなかのやり手だ」▽くりかえして使うことも多い。 <965> **どうじに**[同時に][副]①いちどに。いっぺんに。「三人が一出発した」 ②[「~と同時に」の形で]…とすぐ。ちょうど、そのときに。「学校に着くと―ベルが鳴った」 ③[「~と同時に」の形で]…とともに。一方では。「うれしいとーこわくもなる」 > 「つかいわけ」「いちどきに」を見よ。 **とうしゃ**[投射][名]光を投げかけること。また、光によってかげを映しだすこと。「―角」「―法」[同]投影 **とうしゃばん**[謄写版][名]印刷法の一つ。ろうをひいた原紙に鉄筆で文字や絵を書き、インクをぬって刷る手軽な印刷。ガリ版。孔版[こうはん]。 **とうしゅ**[当主][名]その家の現在の主人。現在の世帯主[せたいぬし]。 **とうしゅ**[投手][名]野球などで、打者にボールを投げる人。ピッチャー。「―戦」 **とうしゅ**[党首][名]党の最高責任者。総裁や委員長など。「―会談」 **どうしゅ**[同種][名]種類が同じであること。また、同じ種類のもの。[同]同類[対]異種 **とうしゅう**[踏襲・蹈襲][名]これまでの考えかたややりかたを、そのまま受けつぐこと。「従来の方針をーする」 **どうしゅう**[同舟][名]同じ舟にいっしょに乗ること。また、同じ舟に乗りあわせた人。「呉越―」 > 同舟相救う まったく見ず知らずの者、また仲の悪い者どうしでも、いざというときにはたがいに助けあうものだ。中国、「孫子」から。 **とうしゅうさいしゃらく**[東洲斎写楽][人]生没年未詳[みしょう]。江戸中期の浮世絵師。大胆に個性を強調した役者絵・武者絵などで知られるが、経歴はなぞに包まれている。 **とうしゅく**[投宿][名]宿をとってとまること。▽「投」は、とどまること。 **どうしゅく**[同宿][-スル]同じ宿にとまったり、同じ下宿にいたりすること。また、その人。 **とうしょ**[当初][名]そのはじめのころ。最初。「―からの計画」「―の予定を変更する」 **とうしょ**[投書][名]自分の意見や苦情などを書いて、新聞社などのおおやけの機関に送ること。また、その文章。「―欄」▽俳句や短歌などの文学作品については、「投稿」という。 **どうじょう**[同情][名]相手と同じ気持ちになって、ともに悲しんだりなやんだりすること。「―を買う」「―を禁じえない」[類]哀れみ **どうじょう**[道場][名]からだや心をきたえる場所。とくに、仏道を修行[しゅぎょう]したり、武芸を練習したりするところ。「―破り(=武芸者が他流試合をいどみ、道場主をうち負かすこと)」 **どうしょらいむ**[同床異夢・同牀異夢][名]同じ仕事や立場にいても、それぞれ別なことを考えたり望んだりしていること。[同]同床各夢▽寝床をともにしても、見る夢はちがうという意味から。 **とうしょう**[頭書][名]①書類の最初に書いた部分。「―の成績を収めたので」「―の件」 ②書物の上欄[じょうらん]に書きいれること。また、その書きいれ。 **とうしょう**[島嶼][名]いくつかの島々。▽「島」は大きな島、「嶼」は小さな島のこと。 **どうじょ**[童女][名]幼い女の子。「どうにょ」とも。 **とうしょう**[凍傷][名]ひどい寒さのために、からだの全身または局所に傷害を受けること。軽いものは「しもやけ」で、はれてかゆい程度だが、重くなると組織が死滅して脱落する。 **とうじょう**[東上][名]西の地方から東の東京へ行くこと。[対]西下 **とうじょう**[搭乗][名]航空機や船などに乗ること。「―員」▽「塔乗」は誤り。 **とうじょう**[登場][名]①舞台[ぶたい]や小説のある場面などにあらわれでること。「―人物」→退場 ②世の中に出ること。「新製品の―」 **どうじょう**[同上][名]横書きの表などで、上に書いた部分と同じであることを示すことば。[同]同前・同右 **どうじょう**[同乗][名]同じ乗り物にいっしょに乗ること。乗りあわせること。「タクシーに―する」[同]便乗 **とうしょうぐう**[東照宮][名]徳川家康[とくがわいえやす]をまつる神社。家康ははじめ静岡市の久能山にほうむられたが、一六一七年に栃木県日光市に移されて東照宮が造営された。 **とうじょうじんぶつ**[登場人物][名]小説や映画などに出てくる人物。また、事件やニュースなどにあらわれる人物。 **とうしょうだいじ**[唐招提寺][名]奈良市にある律宗の寺。七五九年に鑑真[がんじん]が創建。金堂や仏像など、天平文化の名品が多い。 **とうじょうひでき**[東条英機][人]一八八四―一九四八年。昭和期の軍人・政治家。東京生まれ。首相となり、最高責任者として太平洋戦争に突入。A級戦犯として絞首刑に処せられた。 **とうじる**[投じる][動]①なげる。なげだす。「一石を―」「筆を―(=書くのをやめる)」 ②なげこむ。「いくさに身を―」「獄[ごく]に―」 ③つぎこむ。「大金を―」 ④薬をあたえる。「散薬を―」「とうずる」とも。 **どうじる**[同じる][動]相手に合わせる。賛同する。[同]どうずる。 **どうじる**[動じる][動]気持ちが動く。心が落ち着かなくなる。[同]どうずる。「ものごとに動じない人」 **とうしろう**[藤四郎][名]①「しろうと」をさかさ読みしたことば。②刀剣で、鎌倉時代中期の刀工粟田口吉光[あわたぐちよしみつ]とその作品。 <966> **とうしん** **とうしんだい[等身大]** 身長と同じ大きさ。 背のびせず、自分の能力に合っていること。 **とうしん[刀身]** 刀のさやにおさまっている部分。刀のなかみ。 **とうしん[灯心]** ランプなどのしん。灯油にひたして明かりをともす。「―をかきたてる」 **とうしん[投身]** 死のうとして、高いビルから飛びおりたり、水中に飛びこんだりすること。みなげ。「―自殺」 **とうしん[東進]** 東へ向かって進むこと。⇔[西進] **とうしん[答申]** 大臣や上役からの質問に対して、じゅうぶん調査・検討して、意見や具体的な策を述べること。「文部大臣の諮問に対する―案」「―をまとめる」⇔[諮問] **とうしん[頭身]** [「~頭身」の形で]頭の長さに対する、身長の割合。「八ーの美人」 **とうじん[×蕩尽]** 財産などをすっかり使いはたすこと。「身上を―する」 **どうしん[同心]** 同じ心。また、心を合わせること。 江戸時代、与力の下で、捜査・犯人逮捕、など、現在の警察の仕事をした下級の役人。 **どうしん[童心]** 子供の心。また、子供のように純真な心。「―にかえる」[幼心]・[子供心] **どうじん[同人]** 同じ好みや目的で集まる仲間。どうにん。「―雑誌」「『ホトトギス』―」[同好] **どうじん[同仁]** だれでも人間でありさえすれば、広く分けへだてなく愛すること。「―一視」 **どうじん[道人]** 世俗を捨てた人。また、出家してさとりを開いた人。 道教を修めた人。道士。 **どうしんえん[同心円]** 中心が同じ、二つ以上の円。 **とうしんせん[等深線]** 地図や海図で、海や湖などの同じ深さの点を結んだ線。海底や湖底の地形をあらわす。[等高線] **とうすい[陶酔]** 酒に酔ったように、うっとりとして、いい気持ちにひたること。「クラシック音楽に―する」「自己―」[恍惚] [陶然] **とうすい[統帥]** すべての権限や責任をもって軍隊をまとめ、指揮すること。「―権」 **とうずる[投ずる]** →「とうじる」 **どうずる[同ずる/動ずる]** →「どうじる」 **どうせ** 前もって結果や状況がわかっていて、興味や関心がなく投げだすようす。いずれにしても。どっちみち。「―今度もだめだろう」「―やるなら今やろう」▽投げやりな気持ちやあざけりの気持ちをこめて使われることが多い。「どうにもせよ」の略した形。 **とうせい[当世]** 今の世の中。現代。「―向き」「―風」[当代] 当世を尽くす 流行の先端を行く。 **とうせい[統制]** ばらばらなものを一つにまとめ治めること。「生徒の―がとれた学校」 ある方針に従って制限を加え、とりしまること。「言論―」「―経済」 **どうせい[同姓]** 同じ名字。同じ姓。「―同名」⇔[異姓] **どうせい[同性]** 性が同じであること。男からみて男、女からみて女をいう。「―愛」⇔[異性] **どうせい[動静]** ものごとや人物の動きのようす。「―を探る」[消息] **どうせい[同棲]** 一つの家にいっしょに住むこと。同居。とくに、結婚していない男女がいっしょに住むこと。「―生活」 **どうぜい[同勢]** ともに行動する人々。また、その人数。「一〇人―」▽「どうせい」とは読まない。 **どうせいあい[同性愛]** 男どうし、また、女どうしが愛情をもって性的関係をもつこと。 **とうせき[投石]** 石を投げつけること。 **とうせき[透析]** 半透膜を利用してコロイド溶液を精製したり、血液中の有害物質をとりのぞいたりすること。「人工―」 **どうせき[同席]** <名・スル>同じ会に出席すること。「座談会で―する」[列席] 同じテーブルに座ること。[相席] <名>同じ席次や地位。「―の課長」[同列] **とうせつ[当節]** 今の時節。このごろ。古い言い方。「―の若者には通用しない」[当今] **とうせん[当選]** 選挙で選びだされること。「―者の声を聞く」「―確実」⇔[落選] くじに当たること。「―番号」▽正しくは「当籤」と書く。 **とうぜん[当然]** 道理からいって、だれが考えてもそうだといえるようす。「―の結果だ」「―そうなるさ」[当たり前] **とうぜん[東漸]** だんだん東方へ移りすすむこと。「仏教の―」→[西漸]▽「とうざん」と読むのは誤り。 **とうぜん[陶然]** 気持ちよく、酒などに酔うようす。また、心をひきつけられるようす。「名演奏に―となる」[うっとり] **どうぜん[同然]** 同じようであること。「紙くず―」「勝ったも―だ」[同様] >「ひ「同一」を見よ。 **どうぞ** 人にものごとをていねいにたのむときに使うことば。なにとぞ。「―教えてください」「―おだいじに」[どうか] 人にものをすすめたり、案内したりするときに使うことば。「―おかけください」「こちらへ―」 **とうそう[逃走]** にげさること。「現場から―する」「―経路」[遁走] **とうそう[闘争]** 相手をたおそうとして争うこと。「―本能をむきだしにする」 考えかたや立場のちがうものが争うこと。とくに、労働組合が賃上げなどを求めて、使用者側と争うこと。「条件―」▽「斗争」は誤り。 >つかいわけ↓「紛争」を見よ。 **どうそう[同窓]** 卒業した学校が同じであること。また、その人。「―会」「―生」[同門]・[同級] <967> **どうてい** また、その人。「一会」「一生」類[同門]・[同級] **どうぞう【銅像】** [图]銅や青銅でつくった記念の像。ブロンズ。 **とうそうはっか【唐宋八家】** [图]中国の唐・宋代の、すぐれた八人の古文作者。唐宋八大家。唐の韓愈・柳宗元”、宋の欧陽修・蘇洵[にゅん]・蘇軾[よく]・蘇轍・曾鞏[影]・王安石[せき]。 **とうぞく【盗賊】** [图]集団で、ぬすみをはたらく者。どろぼう。類[盗人] **どうぞく【同族】** [图]①同じ血すじや、同じ種族・民族であること。「――会社」爛[一族]・[一門] ②元素が、周期表の同じ族に属していること。 **どうそじん【道祖神】** [图]村人や旅人を守る神。村はずれや三つまたの分かれ目にまつられる石像で、悪霊の侵入を防ぐという。さえの神。たむけの神。 **とうそつ【統率】** [图]「集団が乱れないようにまとめひきいること。「全軍を―する」「―力」圏[統帥] **とうた【×淘汰】** [图]①不要なものや不適当なものをとりのぞくこと。「自然―」 ②生物が生存競争をした結果、環境にあったものだけが生き残り、他のものはほろびること。「自」然―」 **どうたい【胴体】** [图]胴の部分。ボディー。「―着陸」 **どうたい【動態】** [图]ものごとが活動し変動している状態。「人口の―調査」→静態 **どうたい【導体】** [图]電気や熱をよく伝える物体。金属など。良導体。伝導体。↔不導体・絶縁[結]体 **とうだいじ【東大寺】** [图]奈良市にある華厳宗の総本山[愍ぎん]。七四五年、聖武天皇の創建。本尊は奈良の大仏として知られる。また、南大門は鎌倉[は]初期の代表的な建築物で、両わきには運慶・快慶作の金剛力士像がある。 **どうたく【銅鐸】** [图]つり鐘[がぉ]形の青銅器。弥生時代、祭りのときに楽器として使ったという。 **とうたつ【到達】** [图][函]目的やある心境などに行きつくこと。「結論に―する」「―点」 **とうだん【登壇】** [图][函]演説などをするために壇にのぼること。「校長が―して朝礼が始まる」⇔降壇 **とうち【当地】** [图]自分が今いるこの土地。こちら。「―はあいにく雨続きです」▽相手の住む土地については「ご」をつけて、「ご当地の名産」などという。 **とうち【倒置】** [国]「[函]通常の位置をひっくりかえすこと。さかさに置くこと。圏[転倒] **とうち【統治】** [图][乏]国土や人民を支配すること。「とうじ」とも。「近隣[慧]諸国を―する」 **とうだい【当代】** [图]①今の世。当世。この時代。現代。「―一の人気者」 ②現在の主人。当主。「―で三代目」[先代] ③現在の天皇。願[今上][こん]じよう **とうだい【灯台】** [图]●船や航空機が夜でも安全に進めるように、強い光を放つ設備。港やみさきの先端に築く。「―守[も]」「かぞえ方 基[き]」 ②昔、灯火をのせた台。灯明[鷲ヶ]台。 >灯台下暗し 手近なことはかえってわからない。▽「灯台」は②の意味。 **どうたい【同体】** [图]①同じからだ。一体であること。「一心―」 ②すもうで、二人の力士が同時にたおれること。「両者―でとりなおしになる」 **とうちほう【倒置法】** [国語]文章の印象や表現を強めるため、ことばの順序をふつうと逆にする表現法。強調したいことばをさきに置く。たとえば、「出た、月が」など。 **とうちゃく【到着】** [图][函]目的地に着くこと。「―時刻」[出発] **どうちゃく【×撞着】** [图][函]くいちがって、つじつまが合わないこと。「自家―」類[矛盾][じゅん] **とうちゅう【頭注・頭×註】** [图]本文の上の欄に語句の注をほどこすこと。また、その注。[脚注] **どうちゅう【道中】** [图]旅の途[中ゅう]。また、「旅行」の古い言い方。「―のぶじをいのる」 **どうちゅうき【道中記】** [图]旅行中に書いた日記。旅日記。紀行。また、昔の旅行案内書。 **とうちゅうじょ【董仲舒】** [入][名前]一七六?―前一〇四?年。中国、前漢の儒学者。儒教の秩序皆が、統一国家を支えると武帝[びい]に説き、五つの経書を教授する五経博士[にさむぅ]の設置を進言した。 **どうちゅうすごろく【道中双六】** [图]東海道五十三[次っき]などの道中風景をかいた、まわりすごろく。 **とうちょう【盗聴】** [国]「他人の会話などをこっそり聞くこと。ぬすみぎき。「電話の―」「―器」 **とうちょう【登庁】** [園]「[囮]役所に出勤すること。「知事の初[はっ]―」↔退庁 **とうちょう【登頂】** [图][乏]高い山の頂上などに登ること。「とちょう」とも。 **どうちょう【同調】** [图][下][函]⊕他人の考えや行動に調子を合わせること。「―者」「共鳴」 ②ラジオやテレビの、ある周波数を選んでそれに合わせること。チューニング。「―回路」 **どうちょうとせつ【道聴塗説】** [同][圏]よい話を聞いても、それを心にとどめて自分のものにしないこと。また、人の説をすぐに受け売りすること。▽「道で聴き[き]塗[みち]で説く」という意味。中国、「論語」から。 **とうちょく【当直】** [图][函]当番制で、宿直や日直をすること。また、宿直や日直をつとめる人。 **とうつう【×疼痛】** [图]ずきずきとうずく痛み。うずき。 **とうてい【到底】** [圃]「到底~ない」の形で」そうするのが、むりであることをあらわす。どんなにしても・・・ない。とても・・・ない。「―がまんできない」「先生には―およばない」 **どうてい【童貞】** [图]①まだ女性との性的経験をもたないこと。また、そのような男性。⇔処女 ②カトリック教会における修道女。「―さま」 **どうてい【道程】** [图]①目的地までの道の長さ。みちのり。「山頂まで二キロの―だ」圏[行程] ②目的に到達するまでの過程。 **どうてい【道程】** [圍]一九一四年。高村光太郎[懿]の詩集。年代順に配列し、「パンの会」時代から妻・智恵子[頃]との出会いにより、再出発するまでをうたった口語自由詩。 <968> **とうてき[投擲]** 陸上競技で、円盤や砲丸などを遠くへ投げること。「―競技」 **どうてき[動的]** 活動したり、変化したりする生き生きとした動きのあるようす。ダイナミック。「社会を―にとらえる」[活動的]⇔[静的] **とうてつ[透徹]** すじが通って、あいまいな点がないこと。「―した論理」 澄んでにごりのないこと。 **どうでも** 自分の意志を通したい気持ちをあらわす。なにがなんでも。どうしても。「―やりたい仕事」 これときめる気持ちがないことをあらわす。「―いいことです」「―かまわない」 **とうてん[読点]** 日本語の文の中で、意味上の切れ目に打つ点。「、」▽「。」は「句点」といい、そこで文が切れる。両方合わせて「句読点」という。 **どうてん[同点]** 得点や点数が同じであること。「―決勝」 **どうてん[動転・動×顛]** びっくりして、気持ちの安定をまったく失うこと。「気が―する」[仰天] **どうてんきょうち[動天驚地]** 天を動かし、地をおどろかすほど勢いの盛んなこと。 **とうてんこう[東天紅]** 夜明け[=東の天が紅くなる]を告げるニワトリの声。 ニワトリの一種。尾が長く、声も美しい。天然記念物。 **とうど[凍土]** 寒さでこおった土や地層。「―地帯[=ツンドラ]」 **とうど[陶土]** 陶磁器の原料になる上質の粘土。白土。 **とうとい** [尊い] りっぱだと思って敬わずにはいられない。「たっとい」とも。「仏の―教え」「―行動」⇔[卑しい] [貴い] 価値が高い。貴重である。「―人命」「―経験」 地位や身分が高い。高貴である。「―おかたがお見えになる」⇔[賤しい]「たっとい」とも。 **とうとう[到頭]** いろいろなことがあったが、最終的には、という意味をあらわす。「―目的地に着いた」「―出番が回ってきた」[結局]・[ついに] **とうとう[等等]** 「等」を強めた言い方。ほかにもいろいろあることをあらわす。などなど。 **とうとう[×滔滔]** たくさんの水が勢いよく流れるようす。「―たる大河」「―と流れる」 つかえずに次から次へと話すようす。「考えを―と述べる」 世の中の思想や文化などが、激しい勢いである方向に向かうようす。「―たる思想の流れ」 **どうとう[同等]** 同じ等級や程度であること。「学力は―だ」 **どうどう[同道]** 連れだっていっしょに行くこと。同行。「親子―する」 **どうどう[堂堂]** 落ち着いて力強く、りっぱであるようす。貫禄があるようす。「―の入場」「―たる体格」「威風―」 おそれず、はずかしがらず、にげかくれしないようす。「―と意見を言う」「白昼―ぬすみをはたらく」「正々―」 **どうどうめぐり[堂堂巡り]** 同じような議論や考えをくりかえして、さきへ進まないこと。 国会で、議員が列をつくって順番に投票すること。 もと、願いごとのために、寺社のお堂のまわりを何回も回ること。 **どうとく[道徳]** 人間が社会生活をするうえで、守らねばならない行動のきまり。モラル。「社会―を守る」[道義]・[倫理] **どうとくてき[道徳的]** 道徳にかなっているようす。また、道徳に関するようす。「―に判断する」[倫理的] **とうとつ[唐突]** 言いかたや行動がとつぜんで、思いがけないようす。「―な話でびっくりする」「―に切り出す」[だしぬけ]・[とっぴ] **とうとぶ** [尊ぶ] 敬ってたいせつにする。とうとむ。「たっとぶ」とも。「神仏を―」「師の教えを―」「祖先を―」 [貴ぶ] 貴重なものとしてだいじにする。とうとむ。「たっとぶ」とも。「人命を―」「真実を―」「平和を―」 **とうどり[頭取]** いちばん上に立って、指図をする人。とくに、銀行の代表者。 **とうなす[唐×茄子]** 「かぼちゃ」の別名。 **とうなん[東南]** 東と南の中間の方角。南東。⇔[西北] **とうなん[盗難]** 金品をぬすまれる災難。「―にあう」 **とうなんアジア[東南アジア]** アジア東南部の地域。タイ・ベトナム・シンガポール・フィリピンなど。 **とうなんアジアしょこくれんごう[東南アジア諸国連合]** ↓「アセアン」 **とうに[疾うに]** ずっと前に。とっくに。「先生は―お帰りになった」「―二十は過ぎた」▽「とくに」の変化した形。 >つかいわけとうに・とっくに・とうから | 「とうに」「とっくに」は、ずっと前に。「ペルはとっくに鳴った」。「とうから」は、ずっと前からいままでひきつづいて。「とうからあきらめていた」。 **どうにか** 苦労してものごとをやりとげるようす。なんとかして、やっと。「―仕事の山をこえた」[辛うじて]・[曲がりなりにも] 何かしらの方法での解決を願うことば。「この荷物を―してください」「―ならないか」 **どうにかこうにか** やっとのことで、いちおうは。不じゅうぶんだが、まあどうにか。「―やってのけた」 **どうにも** [[どうにも〜ない」の形で]どのような手段や方法をとっても実現できそうにないようす。どういうふうにしても・・・ない。「―断れない仕事」「―がまんがならない」「―しようがない」▽「どうにも」を強めて「どうにもこうにも」とも。 <969> **どうふく** いろいろ考えたあげく、手のつくしようがなく、困りきったようす。なんとも。「―苦しい」「―あわれだ」「―あきれたやつだ」[どうも] **とうにゅう[投入]** 投げいれること。 資本・労力・精力などをつぎこむこと。「莫大な資本を―する」「エースをーする」[投資]・[出資] **とうにゅう[豆乳]** すりくだいたダイズをにて、布でこした白い液。栄養価が高く、母乳や牛乳の代用とういう意味。 **どうにゅう[導入]** 外部から導きいれること。新しくとりいれること。「コンピュータのー」 音楽や文学作品などで、本題にはいる前の前置きの部分。イントロ。「授業の一部」 **とうにょうびょう[糖尿病]** 血液中のぶどう糖の値が高くなり、尿の中に排泄される慢性病。インシュリンの不足により起こる。進むと目や血管などにも障害が出る。 **とうにん[当人]** 問題になっている、その人。直接関係している本人。「―どうしの問題」[当事者] **どうにん[同人]** 同じ人。⇔[別人] (今話題にとりあげている)その人。「―はその日は留守でした」 「どうじん」 **とうねん[当年]** 「ことし」の改まった言い方。本年。「―とって六〇歳になる」 **どうねん[同年]** 同じ年。「彼とは―生まれだ」 同じ年齢。おないどし。「――輩」 前に述べた年と同じ年。「―四月、高校入学」▽履歴書を書くときなどに使う。 **とうの[当の]** ちょうど今、問題になっている。問題の。「―本人に話す」 **どうのこうの[如、何の斯うの]** なんのかの。あれこれ言いたてるようす。「―言ってもしかたない」 **とうは[党派]** 考えかたや意見が同じ人々のグループ。とくに、政治家の結びつきをいうことが多い。「超―外交」 **とうは[踏破]** 困難な道のりや遠い行程を歩きとおすこと。「ヒマラヤ山脈を―する」 **とうば[塔婆]** ↓「そとば」 **どうは[道破]** はっきりと言いきること。核心を述べること。「真理を―する」▽「道」は、言うという意味。 **どうはい[同輩]** 年齢や地位などがほとんどちがわない仲間。「学校の―」 **とうばく** 倒幕府をせめうつこと。 **とうはちけん[×藤八×拳]** 「きつね拳」のこと。▽江戸時代、花村藤八が始めたという。 **とうはつ[頭髪]** 髪の毛。頭の毛。 **とうばつ[討伐]** 兵をさし向けて、反抗する者をうつこと。「反乱軍を―する」[征伐] **とうはん[登×攀]** 険しい山やがけなどによじのぼること。「とはん」とも。「チョモランマーに成功する」[登山] **とうばん[当番]** 順番にうけもつ仕事で、自分の番に当たること。また、その人。「―制」「そうじー」⇔[非番] **とうばん[登板]** 野球で、ピッチャーとして出場すること。ピッチャーがマウンドに立つこと。「連日―する」⇔[降板]▽「板」はピッチャーズプレートのこと。そこに立って投げることから。 **どうはん[同伴]** ともに連れだっていくこと。また、連れていくこと。「父兄―」「夫人―」 **とうひ[当否]** 当たるか、当たらないか。あたりはずれ。「推測の―を問題にする」 正しいか、正しくないか。また、適当か、不適当か。よしあし。「ことの―を問わない」[可否]・[適否] **とうひ[逃避]** たち向かわなければならない困難などを、さけてのがれること。「現実を―する」「――行(=世間からにげかくれすること)」 >つかいわけ |逃避・回避・退避 || 「逃避」は、自分のしなくてはならないことをしないで、その状態からにげだしていること。「回避」は、ぶつからないように身をかわしてさけること。「意見の衝突を回避する」。「退避」は、見こまれる危険をさけるために、後ろに下がること。「敵の攻撃に対して退避命令が出た」。 **とうび[×掉尾]** 最終段階にきて勢いよくなること。最後。おわり。「―をかざる」▽「ちょうび」の慣用読み。魚が尾を激しくふるという意味。 **とうひきゅうすう[等比級数]** 数学で、となりあう数の比が、常に一定である数列を「+」符号でつないだ数式。幾何級数。「1+2+4+8…」など。 **とうひょう[投票]** 選挙や採決のとき、選びたい候補者の名前や賛成・反対の意思などを用紙に書いて出すこと。「―用紙」「―率」 **とうびょう[闘病]** 病気の苦しみとたたかい、前向きに療養に努めること。「―生活」 **とうびょう[投×錨]** 船がいかりを下ろすこと。停泊すること。⇔[抜錨] **どうひょう[道標]** 道ばたに立てた、木や石の道案内の札やしるし。方向や距離などを示す。みちしるべ。 **どうびょう(同病)相憐れむ** 同じ病気や同じなやみをもつ者どうしは、たがいに同情しあう。 **とうひん[盗品]** ぬすんだ品物。「―買い(=盗品を承知のうえで売り買いすること)」[贓品] **とうふ[豆腐]** 水にひたしたダイズをつぶし、そのこしじるをにがりで固めた食品。消化がよく、たんぱく質に富む。かぞえ方 丁 豆腐にかすがい いくら意見や忠告をしても効き目のないこと。[ぬかにくぎ] **とうふう[東風]** 東からふく風。また、春風。「こち」とも。 **どうふう[同封]** 手紙の中にいっしょに入れること。「写真を―する」 **どうふく[同腹]** 同じ母から生まれたこと。また、その兄弟姉妹。[同母]⇔[異腹] <970> **どうぶつ** 考えや心が同じであること。また、その人。「―一心」[同志] **どうぶつ[動物]** 生物を大きく二つに分けたとき、植物に対するもの。自由に動き、感覚のはたらきがあり、他の生物を食べて生活する。人間・けもの・鳥・魚・虫など。⇔[植物] 人間を除いた動物。とくに、けもののこと。 **どうぶつえん[動物園]** いろいろな動物を集めて飼育し、一般の人に見せる施設。 **どうぶつき[動物記]** 一九三七年ころ。アメリカ、シートンの著。アメリカ大陸の自然の中で動物の生態を観察し、スケッチした連作で、ファーブルの「昆虫記」と並び称される。[Wild Animals I Have Known] 他 **どうぶつてき[動物的]** 人間としての理性や感情がなくて、けもののように本能のまま行動するようす。[本能的]‧[野性的] **どうぶるい[胴震い]** 寒さやおそろしさで、からだがふるえること。身ぶるい。 **とうぶん[当分]** 現在の時点からさき、ある程度の期間。「工事は―続くらしい」[しばらく] **とうぶん[等分]** ある数や量などを等しく分けること。また、等しい分量。「利益を―する」 **とうぶん[糖分]** 成分としてふくまれている糖類のこと。あまみ。「―をひかえる」 **どうぶんどうき[同文同軌]** 世の中がよく統一され、太平であるようす。▽同じ文字を使い、はばの同じ車を用いるという意味から。 **どうぶんどうしゅ[同文同種]** 異なった国でありながら、文字も人種も同じであること。[同種同文]。ふつう、日本と中国をいう。 **とうへき[盗癖]** ぬすみをするくせ。 **とうべん[答弁]** 質問に答えて説明すること。「大臣の―を求める」「国会―」[回答]・[返答] **とうへんぼく[唐変木]** 気がきかなくて、がんこで、ものわかりの悪い人をののしっていうことば。俗ぞくな言い方。「この―め」 **とうほう[当方]** こちら。自分の属しているほう。「―の責任です」⇔[先方] **とうほう[東方]** 東の方面。東の方角。⇔[西方] **とうぼう[逃亡]** にげて身をかくすこと。「国外に―する」「―者」[逃走]・[逐電] **どうほう[同胞]** 兄弟や姉妹。はらから。 同じ国民や民族。▽「どうぼう」とも。 **とうほく[東北]** 東と北の中間の方角。北東。 「東北地方」の略。[奥羽]地方。青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島の六県。 中国の、「東北地方」の略。黒竜江・吉林・遼寧省。もと、満州。 **どうほこ[銅×鉾]** 青銅製のほこ。日本では弥生時代に、おもに西日本で使われた。銅剣に似ているが、下方に柄をはめこむための空洞がある。儀礼用と考えられている。 **とうほん[謄本]** 原本の内容のすべてを、そのまま写しとった文書。⇔[抄本], 「戸籍謄本」の略。家族の籍すべての写し。 **とうほんせいそう[東奔西走]** 仕事などのために、あちらこちらといそがしくかけまわること。「取材のために―する」[奔走] **どうまき[胴巻き]** 落とさないように、かねなどを入れて腹に巻きつける帯状のふくろ。 **どうまごえ[胴間声]** 調子はずれの、にどった太い声。「どうまんごえ」とも。 **とうまるかご[唐丸×籠]** 江戸時代、重罪人を入れて護送した竹かご。▽上にあみをかぶせたようすが、黒色でよく鳴く唐丸[=ニワトリの一種]を飼う円筒形の竹かごに似ていることから。 **どうまわり[胴回り]** 胴のまわり。また、胴のまわりの長さ。ウエスト。 **どうみゃく[動脈]** 血液を心臓からからだの各部分に送る血管。⇔[静脈] 主要な交通路。「あらしのため空の―が止まる」[幹線] **どうみゃくこうか[動脈硬化]** 動脈が弾力性を失い、かたくなること。心筋梗塞や脳卒中などの原因となる。▽がんこで融通がきかないことをたとえてもいう。「最近、考えかたに―をきたしている」 **とうみょう[灯明]** 神仏に供える灯火。みあかし。「おーをあげる」「一―」 **どうみょうじ[道明寺]** もち米を蒸してかわかした食品。熱湯をかけたり、蒸したりしてやわらかくして食べる。兵糧。や旅行用、和菓子や材料。道明寺乾飯。▽大阪府藤井寺市の道明寺でつくりはじめたことから。 **とうみん[冬眠]** 動物が、冬のあいだ活動をやめ、地中で食物をとらずに過ごすこと。クマ・ヘビ・カエル・コウモリなどにみられる。▽団体や組織がまったく活動しないことをたとえてもいう。 **とうめい[透明]** すきとおってにごりがないこと。光をよく通すこと。「無色―」「水の一度」 **どうめい[同名]** 同じ名。「同姓―」「―異人」 **どうめい[同盟]** <名・スル>国家・団体・個人などが、同じ目的のために、いっしょに行動をとる約束をすること。また、その約束によってできた関係。「他国と―を結ぶ」「―条約」 <名>「全日本労働総同盟」の略。 **どうめいひぎょう[同盟罷業]** ストライキ。 **とうめん[当面]** <名・スル>現在、直面していること。面と向かうこと。「―の問題」「難局に―する」 <副>さしあたり。いまのところ。「―、人手はたりている」[当座]・[当分] **どうも** <副>[「どうも~ない」の形で]いくら努力しても思うようにならないようす。どうしても・・・ない。どうやっても・・・ない。「――理解できない」 <971> **とうりゅう** 原因や理由がはっきりわからないようす。なんだか。「―調子が悪い」「―話がうますぎる」 いろいろ考えたうえで判断をくだしてみても。「―あすは雨になりそうだ」「―そうらしい」 「どうにも②」 あいさつの気持ちを強めて、ていねいにすることば。ほんとうに。まったく。「―ありがとう」「―すみません」▽あいさつのことばの上に付ける。 <感>下にくるあいさつのことばとして、「ありがとう」とか、「お世話さま」とか、「お気の毒」などを省略して、軽く使うことば。「きのうはー」「それはそれは―」 **どうもう[×獰猛]** 猛烈に乱暴であらあらしいようす。「―な野獣」▽「ねいもう」と読むのは誤り。 **とうもく[頭目]** 悪い仲間のかしら。親分。首領。ボス。「山賊の―」 **どうもく[×瞠目]** おどろいたり感心したりして、目をみはること。「世人を―させるにたる」▽「瞠」は、じっと見ること。 **どうもと[胴元・〝筒元]** 席を貸して、ばくちの出来高の歩合いをとる人。どうおや。また、ものごとのまとめ役。 **とうもろこし[《玉蜀黍]** イネ科の一年草。高さ一・五~三点。夏、筒形の軸に黄色の実がぎっしりとつく。食用、また家畜の飼料用。とうきび。コーン。 **どうもん[同門]** 同じ先生のもとで学ぶこと。同じ先生に学んだ人。また、同じ流派であること。「―の先輩」[同窓]・[同学] **とうや[陶冶]** 素質や才能をひき出し、育てあげること。「人格を―する」[薫陶]▽もと、陶器を焼くことと鋳物を鋳いること。「陶治」は誤り。 **とうやく[投薬]** 病気やけがなどにあった薬をあたえること。[投与]。 **どうやら** 不満足な点はあるが、要求がかなったようす。やっとのことで。どうにか。なんとか。「―うまくいった」「―暮らしていける」 はっきりとはわからないが、およそのことを判断してみると。「―道に迷ったようだ」「―雨も上がりそうだ」[なんだか]・[おそらく] **どうやらこうやら** 「どうやら」を強めた言い方。どうにかこうにか。「―完成にこぎつける」 **とうゆ[灯油]** 石油の原油を蒸留するとき、一五〇~三〇〇度でえられる油。石油ストーブなどに用いる。 灯火用の油。菜種油など。 **とうらい[到来]** よい時機が来ること。「チャンスー」 よそからおくりものが届くこと。「―物も。」 **とうらく[当落]** 当選と落選。「―線上にある」「―が判明する」 **どうらく[道楽]** 趣味として楽しむこと。かねや時間をおしまずにする楽しみ。「釣っりー」 ばくちや酒など、不健全な遊びにふけること。また、その人。「―息子」[放蕩]‧[遊蕩] **とうよ[投与]** 薬をあたえること。「抗生物質を―する」[投薬] >つかいわけ」→「贈与」を見よ。 **とうよう[当用]** さしあたって用いること。ふだん用いること。「―日記」 **とうよう[東洋]** アジア諸国。とくに、その東部と南部。日本・中国・インド・タイ・フィリピンなど。東亜⇔[西洋] **とうよう[盗用]** ぬすんで使用すること。「アイデアのー」 **とうよう[登用・登庸]** 能力のある人を、高い地位や役職にひき上げて用いること。「人材のー」「若手を―する」 **どうよう[同様]** ほとんどちがいがないようす。同じようす。「家族―のあつかい」「―に考える」[同然]・[同等] >つかいわけ」→「同一」を見よ。 **どうよう[動揺]** 気持ちが不安で落ち着かない状態になること。ショックを受けること。「友人の死に―する」 ゆれうごくこと。「車の―」[振動] **どうよう[童謡]** 子供のために、子供にわかることばでつくられた歌や詩。わらべうた。 **とうようかんじ[当用漢字]** 一九四六年、国語審議会の答申にもとづき、政府が告示した「当用漢字表」にのった一八五○字。日常生活で使う漢字の範囲を示したもの。さらに九五字が加えられた「常用漢字表」が一九八一年に制定されて、当用漢字は廃止された。 **どうらん[胴乱]** 植物採集の用具。ブリキまたはトタン製で、かたから提げて持ちあるく筒形やの平べったい入れもの。 **どうらん[動乱]** 戦争や暴動などにより、世の中の秩序が乱れ、不安定でさわがしいこと。「―に巻きこまれる」 **どうり[道理]** ものごとの正しいすじみち。理屈。「―をわきまえる」「許される――がない」 **とうりつ[倒立]** さかだち。さかさまに立つこと。「片手―」 **どうりつ[同率]** 同じ比率。同じ割合であること。「―首位」 **どうりで[道理で]** 理由がわかって、なるほどとなっとくするようす。「入選したのか。―きげんがいいと思った」 **とうりとうりゃく[党利党略]** 自分の政党や党派だけのために利益をはかったり、策略をめぐらしたりすること。 **とうり(桃李)もの言わざれども下おのずから蹊を成す** 徳の高い人のところには、しぜんに人がしたって集まってくるものだ。▽モモやスモモの木の下には、その花や実にひかれた人がやってくるので、しぜんと道ができるという意味から。 **とうりゅう[当流]** 自分の流儀。この流儀。 今の世の中のやりかた。当世風。⇔[旧流] <972> **とうりゅう[×逗留]** 旅などで、その地にししばらくとどまること。「長―」[滞在]・[在留] **とうりゅうもん[登竜門]** その道での出世や成功のため、通過しなければならないむずかしい関門。「芥川賞は文壇への―だ」▽黄河上流にある竜門という急流を登ったコイは竜になるという中国の故事(「後漢書」)から。 **とうりょう[投了]** 囲碁や将棋で、一方が自分の負けを認めて勝負を終えること。 **とうりょう** [棟梁] 大工のかしら。 一族や一国のかしら。統率者。「武家のー」「棟」も「梁」も建物の重要な部分であるところから。 [頭領] 多くの人々や集団の上に立つかしら。[首領] **どうりょう[同僚]** 同じ職場で働いている人。また、職務や地位が同じ仲間。「―ーとスキーに行く」 **どうりょく[動力]** 機械を動かすために利用される力。水力・風力‧電力・原子力など。「―資源」 **どうりん[動輪]** 機関車や自動車で、モーターから直接動力を受けて回転し、車両を走らせる車輪。 **とうるい[盗塁]** 野球で、塁に出ている走者が、相手のすきをついて次の塁に進むこと。スチール。「―王」 **どうるい[同類]** 同じ種類。[同種] 同じ仲間。「―と見なす」[一味] **どうるいこう[同類項]** 代数の多項式で、文字の因数部分が同じである項。たとえば、3x-5y+2x+4y の式では、3x 2x, -5y 4y がそれぞれ同類項。 **とうれい[答礼]** 相手の礼に礼でこたえること。また、相手の礼にこたえる礼。[返礼] **どうれつ[同列]** 同じ列。「―に座る」 同じ地位や程度。「―にあつかう」[同等] **どうろ[道路]** 人や車などが通るために設けた通路。「―標識」 **とうろう[灯×籠]** 中にともし火を入れる照明用具の一つ。石や金属でできた庭に置くものや、木などのわくに紙をはって、室内に置いたり、のきさきに下げたりする。「回りージ」「つりー」「かぞえ方 基・張」 **とうろうながし[灯籠流し]** 盆の終わりの夜、竹などのわくに紙をはった小形の灯籠に火をともし、川や海に流す行事。なくなった人のたましいをあの世に送る。[精霊流し]。 **とうろう(蟷螂)の斧** 身のほどを知らないこと。はかない抵抗のたとえ。▽蟷螂[=カマキリ]が自分の力もかえりみずに、敵にかまを向けること。「蟷螂が斧をもって隆車に向かう」から。 **とうろく[登録]** 正式の帳簿に記載すること。「住民―」「—商標」 **とうろん[討論]** 題目についてたがいに意見を出しあい、議論をたたかわせること。ディスカッション。「―会」 **どうわ[童話]** 子供に読ませたり、聞かせたりするためにつくられた話。メルヘン。 **どうわきょういく[同和教育]** 被差別部落の人々に対する不当な差別をなくして、自由で平等な社会をつくるための教育活動。 **とうわく[当惑]** どうしたらいいかわからず、迷いとまどうこと。途方に暮れること。「―した顔」[困惑] **とえはたえ[十重二十重]** 幾重にもとり巻いて重なりあっていること。「―に囲む」▽常用漢字表付表の語。 **とお[十]** じゅう。また、一〇個。一〇歳。 **とおあさ[遠浅]** 海岸から沖の方までずっと浅くなっていること。また、そういう場所。 **とおい[遠い]** 距離や時間のへだたりが大きい。そこにとどくのに時間がかかる。「駅から―」「―昔」「―将来」 その数や状態などとのへだたりが大きい。「五万人には遠くおよばない」「目標にはまだ―」 人間どうしのつながりかたが、はなれていてうすい。「―親類」⇔[近い] 感覚のはたらきが弱い。「耳が―」「脳貧血で気が遠くなる」 遠くて近きは男女の仲 男女のあいだはへだたりが大きいと思われても、じつは結ばれやすいものだ。 遠くの親類より近くの他人 ▽「とおく」 **とおえん[遠縁]** 血のつながりのうすい親戚。「あの人は―にあたる」 **とおか(十日)の菊** ↓「むいか(六日)の菖蒲」 **とおからず[遠からず]** 近いうちに。まもなく。「―桜も咲きそうだ」 **とおく[遠く]** <名>遠いところ。「―へ来たものだ」「―を見わたす」 <副>距離や時間が非常にはなれているようす。「―平安時代に思いをはせる」⇔[近く] 差が大きいようす。「彼には―およばない」[はるかに] 遠くて近をは男女の仲 ↓「とおい」 遠くの親類より近くの他人 はなれたところに住む親類より、他人でも身近にいる人のほうが、いざというときたよりになる。また、あまりつきあいのない親類よりも、親しい他人のほうがたよりになるという意味にも。 **トーク** [talkie] 映画で、画面の動きと同時にせりふや音楽などが聞こえるもの。発声映画。⇔[サイレント] **トークばんぐみ[トーク番組]** テレビやラジオなどで、出演者のおしゃべりを中心とした番組。トークショー。 <973> **ドーム** **とおざかる[遠ざかる]** 遠くへとはなれていく距離がだんだん大きくなる。「祭りばやしが―」 関心や関係がうすくなる。「学問から―」[遠のく]⇔[近づく] **とおざける[遠ざける]** 遠くへはなれさせる。「火から―」 親しくつきあわないようにする。「敬して―」[疎んじる] **とおせんぼう[通せん坊]** 両手を広げて、通路をふさいで通さないこと。また、そうする子供の遊び。とおせんぼ。 **とおし[通し]** 通すこと。はじめから終わりまで続くこと。「―番号」「―げいこ」 「通し狂言」の略。 「おとおし」 **とおしきょうげん[通し狂言]** 歌舞伎などで、一つの狂言を、はじめから終わりまで全部上演すること。はじめを序幕、最後を大切という。▽見どころの多い場面だけをぬきだすことは、「見取り」という。 **トーシューズ** バレエをおどるときにはく、つまさきをかたくたいらにした、かかとのないくつ。トーダンス用。[toeshoes] **とおす[通す]** ①一方から他方へ線状に行くようにする。「鉄道を―」「道路を―」 もののあいだを線状にぬけて行かせる。「日がガラス窓を通してさしこむ」「針に糸を―」 一つのすじみちを強引に認めさせる。「むりを―」「意見を―」「我がを―」 一本の道を最後までつらぬいて、やりとげる。「独身を―」「すじを―」「目を―[=ざっと終わりまで読む]」 料理店で、店の注文を料理人に伝える。「お酒を一本―」 [「~を通して」の形で]あいだに置いて、仲立ちにする。「友人を通して知る」「テレビを通してうったえる」 <造語>[「〜とおす」の形で]「一つの作業を終わりまでしつづける」という意味をあらわす。「働き―」「がんばりー」「読み―」▽動詞の連用形に付く。 **トースター** 電気の熱でパンを焼いてトーストをつくる器具。パン焼き器。「オーブンー」[toaster] **トースト** 食パンをうすく切って、軽く焼いたもの。バターなどをぬって食べる。[toast] **トータル** <名・スル>合計。総計。 <形動>全体的。総合的。総体としての。「―に判断する」 [total] **トーダンス** バレエで、つまさきだってするおどり。[toe dance] **トーチ** オリンピックの聖火リレーの走者などが持つたいまつ。「ーリレー」 携帯用バーナー。トーチランプ。[torch] **トーチカ** 敵の攻撃に備えてコンクリートでつくった小型の陣地。とりで。[tochka] **とおで[遠出]** 遠くへ出かけること。遠歩き。「天気がいいので―した」 **トーテミズム** 氏族とある特定の動植物とのあいだに特殊な関係を認める、信仰の形態や社会の制度。[totemism] **トーテムポール** 未開社会で、トーテム[=その部族に特別な関係があるとされる動植物]をえがいたり、彫刻したりした柱。▽北アメリカのインディアンのあいだで見られる。[totem pole] **とおとうみ[遠、江]** 旧国名。今の静岡県西部。東海道の一国。遠州。▽都に近い琵琶湖を「淡海[=近江]」というのに対し、浜名湖を「遠つ淡海」と呼んだことから。 **ドーナツ** 小麦粉に砂糖と卵を加えてこね、リング形などにして油であげた菓子。[doughnut] **ドーナツげんしょう[ドーナツ現象]** 都市中心部の人口が周辺に比べて少ない状態。都心部の地価の高騰や生活環境の悪化などにより、居住者が郊外に流出することで起きる。 **トーナメント** 勝ちぬき試合。勝ちぬきで優勝をきめる競技方式。⇔リーグ戦 [tournament] **とおのく[遠退く]** だんだんはなれていって消える。「汽笛を鳴らしながら船が―」「足音が―」 あいだがあくようになる。つきあいや仲が親しくなくなる。「客足が―」 関心などがうすくなって消える。「興味が―」[遠ざかる] **とおのける[遠。退ける]** 遠くにはなれさせる。[遠ざける]⇔[近づける] **とおのり[遠乗り]** ウマや自動車などに乗って遠くまで出かけること。「海岸まで―する」 **とおび[遠火]** 遠くに見える火。「―がちらつく」 調理などで、火を遠くはなすこと。「―で焼く」 **ドーピング** スポーツ選手などが、運動能力を高めるため、試合前に興奮剤や刺激剤などの薬剤を服用すること。不正行為として禁止されている。「ーテスト」[doping] **とおぼえ[遠×吠え]** イヌやオオカミが遠くで声を長く引くようにほえること。また、その声。▽堂々と直接言わず、かげで批判や非難をすることもいう。「しょせん犬の―に過ぎない」 **とおまき[遠巻き]** 近寄らずに遠くからとり巻くこと。「子供たちが―にする」 **とおまわし[遠回し]** 直接的に示すのではなく、それとなくわかるようにしむけるようす。ほのめかすようす。「―に非難する」[婉曲]・[間接] **とおまわり[遠回り]** 遠いほうの道を通っていくこと。まわりみち。「学校から―して帰る」[迂回]⇔[近道] **とおみ[遠見]** 高いところから遠くを見ること。また、遠くから見ること。 **とおみち[遠道]** 遠い道を歩くこと。 遠回りになる道。また、余計な手数がかかることをいうこともある。⇔[近道] **ドーム** まる屋根。まる天井に。また、まるい屋根や天井をもった建物。「―球場」[dome] <974> **とおめ[遠目]** 遠くから見ること。「―がきく」「夜目―笠の内」 遠くのものがよく見える目。[遠視]。⇔[近目] ふつうより少し遠い程度。「―のストライク」→[近め]▽ふつう、「遠め」と書く。 **ドーラン** 俳優が舞台や撮影時に使う油性の練りおしろい。▽製造会社の名から。[Dohran] **とおり[通り]** <名>車が行き来するほどの大きな道。「―に出る」「裏――どぉり」[往来] 通ること。「人―どぉりが多い」「風の―が悪い」 声が伝わること。また、世の中に広く知られていくこと。きこえ。評判。「―がいい名前」 <形名>[「〜(の)とおり」の形で]・・・と同じであること。「先生の言うーにする」「右のー」 <造語>種類や回数を数えることば。「三ーの方法がある」「どおり」 **とおりそうば[通り相場]** 世間でそれぐらいがふつうだとされている値打ちや値段。「―の日給をしはらう」 **とおりな[通り名]** 世間で一般に通用している名前。[通称] **とおりぬけ[通り抜け]** おもてから路地になどを通って裏にぬけること。「―禁止」 **とおりま[通り魔]** ふいにあらわれて、通りすがりの無関係な人に危害を加える人。「―に出くわす」 **ドーリアしき[ドーリア式]** 古代ギリシャ建築の柱の三様式の一つ。太く短めで円形の柱頭をもつパルテノン神殿はその代表。ドリス式。ほかに、イオニア式・コリント式がある。 **とおりあめ[通り雨]** 急に降ってきてすぐにあがる雨。[にわか雨] **とおりいっぺん[通り一遍]** 形式だけは整っているが、心のこもっていないようす。「―の説明」「―のあいさつですます」[形式的] **とおりかかる[通り掛かる]** 他へ行く途中の人が、ちょうどその場所のわきを行きすぎようとする。「通り掛かった人に助けられる」 **とおりがけ[通り掛け]** 通りかかるついで。「―の店」[通りすがり] **とおりこす[通り越す]** 進んできて、とまるべきところにとまらずに先に行ってしまう。また、程度をこえて進む。「目的地を―」「がまんを―」[通過] **とおりことば[通り言葉]** 一般に通用することば。また、仲間うちだけに通用することば。 **とおりすがり[通りすがり]** たまたまそこを通りかかること。「―の者ですが」 そこを通るついで。「―に寄ってみる」[通り掛がけ] [通り掛かり] **とおりすぎる[通り過ぎる]** そこをどんどん通っていって、何も関係を生じることなくさきに行く。「家の前を―」[通り越す] **とおりみち[通り道]** 人や車の通る道。また、目的地へ行くための道。「学校へ行く―」 **とおる[通る]** 一方から他方へ線状に行きつく。「地下鉄が―」「声が―」 そこを線状に過ぎてどこかへ行く。通過する。「道を―」「職員室の前を―」 線をなして中をぬけて行く。「光がプリズムを―」「のどを―」「トンネルを―」 認められてひとすじの道をさきへ進む。「試験に―」「法案が――」 許されて、ひとすじの道を行くことがかなう。「希望が―」「無理が通れば道理がひっこむ」 すじの続きぐあいがはっきりわかる。「文意が―」 広く知れわたる。「世間に名がー」 最後まですじがつらぬかれている。「すじが通った意見」 >つかいわけ」→「通じる」を見よ。 **とおんきごう[ト音記号]** 音楽で、音譜の最初につけて高音部であることを示す、G[=ト音]を記号化したもの。9 ▽五線譜の第二線[=ト音の位置]から書きおこす。 **とか[都下]** 東京都の中で二三区以外の市町村。「―八丈島にも」⇔[都内] **とか[渡河]** 軍隊などが、大きな川をわたること。「国境の―に成功する」 **とか** [副助]例を並べて示す。「本―ノートーをかたづけなさい」▽「と」に比べて不確かさがともなう。並立助詞とする考えかたもある。 **とか** [「~とか言う(聞く)」の形で]話の内容が不確かなことをあらわす。「彼も来る―言っていた」▽「あしたは雪だ―」のように言いさして終わることもある。格助詞「と」+副助詞「か」の連語。 **とが[×咎・科]** 人から指摘をされ、責められるようなあやまち。また、罪。法律や道徳に反する行為。「―を負う」 **ドガ** 一八三四—一九一七年。フランス印象派の画家。おどり子や競馬など、生活の中から瞬間的な動きを題材にとった。作品に「エトワール」「ロンシャン競馬場」など。[Edgar Degas] **とかい[都会]** 人口が集中し、生産活動よりも、政治や、商業を中心とする第三次産業にともなう大きな消費生活のおこなわれる地域。[都市] **どがいし[度外視]** 計画や計算の中にまったく入れないこと。無視。「利益を―した事業」 **とがき[ト書き]** 演劇の脚本で、せりふのあとに役者のしぐさや舞台の演出などを示した部分。▽「・・・ト泣く」のように書くことから。 **とかく[×兎角]** いろいろと。あれやこれや。なにかと。「―するうちに雨が降りだした」「―の[=よくない]うわさのある人物」 いろいろあるにせよ。いずれにせよ。とにかく。「―この世は住みにくい」 <975> **ときたま** よくない傾向があらわれやすいようす。ややもすると。ともすると。「あわてると―失敗する」 **とかげ[×蜥蜴]** トカゲ科の爬虫類。一五だけぐらいの大きさで、短い足が四本あり、頭はヘビに似ている。多くは尾が切れてもまた生える。 **とかす[溶かす・。融かす]** 液体の中に他の物質をまぜあわせる。とく。「絵の具を―」 かたまっているものを熱などで液状にする。「バターを―」「鉄を―」▽金属の場合は「熔かす」「鎔かす」とも書く。 **とかす[解かす]** こおったものをもとの状態にもどす。「氷を―(←氷解)」「雪を―」「冷凍食品を―(↑解凍)」 **とかす[×梳かす]** 髪の乱れを、くしなどで直す。とく。「もつれた髪を―」 **どかす[《退かす]** じゃまなものを他に移す。どかせる。どける。 **どかた[土方]** 土木工事などをおこなう労働者。 **とがにん[×咎人]** 罪を犯した人。罪人。古い言い方。 **とがめだて[×咎め立て]** 人の罪などを必要以上に強く責めること。「―を始めたらきりがない」 **とがめる[×咎める]** 悪い点、欠点としてとりたてて責める。「まちがいを―」 あやしがって、たずねる。「警官が通行人を―」 悪いことをしたと思って、心がいたむ。「気が―」「良心が―」 >つかいわけ→「責める」を見よ。 **どかゆき[どか雪]** 一度にたくさん降る雪。くだけた言い方。[豪雪]・[大雪] **とがらす[×尖らす]** さきを細くするどくする。「えんぴつのしんを―」「口を―」 **とがる[×尖る]** さきが細くつき出る。「針が―」 神経などがするどく、険しい感じになる。「感覚が―」「声が―」「とんがる」とも。 >「とがらかす」「とがらせる」とも。 **とがりごえ[×尖り声]** おこったときの、とげとげしい声。とんがり声。 **どかん[土管]** 粘土やコンクリートでつくったくだ。土中にうめて下水管などに使う。 **とき[時]** 時間。「―がたつ」▽過去・現在・未来の連続的な流れ。 時刻。「―を告げる鐘」 時期。時節。季節。「―ならぬ雪」「―は春」▽重大な時機という意味で、「秋」とも書く。「危急存亡の秋」 時代。年代。治世。「将軍吉宗の―」 よい機会。チャンス。「―を失う」「―にあう」 時勢。「―の波に乗る」「―の動き」 その場合。「―に応じて」 [「時の」の形で]その時の。また、今話題の中心となっている。「―の大臣」「―の人」 <形名>・・・の場合。・・・の時点。「本を読む―は眼鏡をかける」「ねる―に飲む」▽連体修飾語の下に付く。 時と場合 時期と状況。「―によってはわたしが行く」 時は金なり 時間はかねと同じで尊いものだから、むだに費いやしてはいけない。▽近代資本主義の考えかたの基本にあるもの。アメリカの政治家フランクリンの合理的な見かたを示す。 時を移さず 間をあけず、すぐに。ただちに。「思いついたら―実行する」 時を得る 時代によく合って成功する。時流に乗って栄える。 時を稼ぐ じゅうぶん準備できるような時間をつくりだす。時間をのばす。 >つかいわけ」→「時間」を見よ。 **とき[斎]** 坊さんの食事。「おー」 寺で出す食事。 精進料理。 **とき[×鴇・朱鷺]** サギに似た、トキ科の鳥。くちばしが下方に大きく曲がり、全体はうすもも色で顔は赤い。特別天然記念物、国際保護鳥に指定。日本の野生は絶滅した。ニッポニアニッポン。 **とき[×鬨・鯨波]** 昔、合戦などで、士気を盛りあげ、戦いの開始の合図として発したさけび声。「―の声を上げる」「勝ち―どき」▽大将が「えい、えい」と発し、全員で「おお」と声を上げる。「関」は誤字。 **とぎ[×伽]** 話し相手となって、退屈をなぐさめること。また、その人。 病人につきそって世話すること。また、その人。 昔、貴人などと共寝したこと。「夜―」 **どき[土器]** 粘土で形をつくり、うわぐすりを使わないで焼いた容器。すやき。「縄文式―」「弥生式―」 **どき[怒気]** いかりをふくんでいる気持ち。腹が立っているようす。「―をふくむ顔」 **ときあかす[説き明かす]** よくわかるように説明して、意味を明らかにする。 **ときいろ[×鴇色]** トキの羽の色のような、うすいピンク色。 **ときおこす[説き起こす]** そこから説明を始める。「明治維新から―」 **ときおり[時折]** ときどき。ときたま。「彼からは―手紙が来る」「―日がさす」 **とぎすます[研ぎ澄ます]** 刀や鏡などを、よく研いで光らせる。「研ぎ澄まされた名刀」 するどくはたらかせる。「神経を―」「声を―」 するどく感じとれるように用意をととのえる。「心を―」「研ぎ澄まされた神経」▽ほかに「さえている」という意味で、「研ぎ澄まされた文章」「研ぎ澄ましたような月」などと使う。 **とぎだし[研ぎ出し]** 石や金属などの表面をみがいて、つやを出すこと。また、その石。 金銀の粉を散らして上にうるしをかけ、かわいたあとにこれを木炭で研いで、下の金銀をおぼろに見えるようにしたまき絵。研ぎ出しまき絵。 **ときたま[時偶]** しょっちゅうではなく、たまに。ときどき。「―テニスをする」「―見かける顔」 <976> **どぎつい** **どぎつい** 色・形・態度などが必要以上にきつく、強い印象をあたえる。あくどいほど強い。「―広告」「―化粧」▽「ど」は強めの語。 **ときどき[時時]** <名>そのとき、そのとき。そのおりおり。「―の花が咲く」[刻々] <副>たまには。ときたま。「―会う」 **ときならぬ[時ならぬ]** 時期はずれの。また、思いがけない。「―大雪」「―訪問にあわてる」 **ときに[時に]** <副>いつもではないが、たまに。どうかすると。「―病気で休んだりもする」 まさしくその時。強めた言い方。「―一九四五年、第二次世界大戦は終結した」 <接>話題を変えるときのことば。ところで。さて。「―最近調子はどうかね」▽年配の人が使うことが多い。 **ときには[時には]** 場合によっては。たまには。「―ねむれぬ夜もある」 **ときふせる[説き伏せる]** よくよく説明して、相手の反対をつぶしてこちらの思うとおりにものごとをきめる。「両親を―」 **ときほぐす[解きほぐす]** からまったり、固まったりしたものを、ゆるめてばらばらにする。「もつれた糸を―」「足の筋肉を―」「かたのこりを―」 心をやわらげる。「緊張を―」 こみいった事件や問題などを細かく分けて理解しやすくする。「事件のなぞを―」 **どぎまぎ** あわてたり、あがったりして、うろたえるようす。どぎまぎ。「急に指名されて―した」 **ときめかす** 喜びや不安などで、胸をどきどきさせる。心をわくわくさせる。「胸を―」▽「時めかす」と書けば別の語で、「時めく」ようにする意味。 **ときめく** 喜んだり、期待したりして、胸がどきどき音がする。「―胸をおさえる」 **ときめく[時めく]** [多く、「今を時め」の形で]よい時機にめぐりあって、もてはやされる。「今を―政治家」 **どぎも(度肝)を抜く** ひどくおどろかせる。きもをつぶさせる。「観客の―演出」 **ドキュメンタリー** つくりものではなく、実際にあったことをそのまま記録したもの。「テレビのー番組」「―映画」[documentary] **ドキュメント** 記録。文献。文書。「第二次世界大戦の―」[document] **どきょう[度胸]** どんなことに出会っても、落ち着いて正しく判断でき、自分の意思がしっかりつらぬける精神力。ものごとに動じない心。「―をすえる」「―だめし」「男は―」[胆]・[きもっ玉]・[胆力] **どきょう[読経]** 声を出して経を読むこと。「―の声がひびく」▽常用漢字表付表の語。 **ときょうそう[徒競走]** 走って速さを競そう競技。かけっこ。 **とぎれとぎれ[跡切れ。跡切れ]** 途切れながら続くようす。[絶え絶え] **とぎれる[跡切れる・途切れる]** 人の往来が絶える。「人通りがー」 続いていたものが途中で切れる。「会話が―」 **ときわぎ[常磐木]** 冬になっても緑の葉をつけている木。常緑樹。マツ・スギなど。 **ときわず[常磐津]** 「常磐津節」の略。江戸時代の中ごろ始まった浄瑠璃の一派。なかばうたい、なかば語る曲風で、とくに歌舞伎の舞踊の伴奏として発達した。▽創始者常磐津文字太夫の名から。 **とく[得]** **とく[特]** **とく[徳]** (德) **とく[匿]** **とく「督]** **とく[篤]** 手に入れる。える。[失] よく理解して自分のものにする。 利益になること。有利なこと。もうけ。「―をする」[損] [トク 得失点 得点] [得心][会得] [得策][損得][得票],[獲得][所得][習得],[体得][納得][欲得] える・うる 利益を得る 得体、心得 人として守らなければならない正しいおこない。また、心やおこないが正しくりっぱで、人からしたわれる力があること。「―の高い人」 めぐみ。「―をほどこす」 もうけ。「早起きは三文の―」[得] [トク 徳育 高徳][仁徳][道徳 不徳][②功徳][美徳][大德][慈德][利得][福徳]③[徳用] おもてに出ないようにかくす。かくまう。 [トク 匿名][隠匿][秘匿] [匿す][匿まう] 見張ってとりしまる。また、とりしまる人。 [トク 督促][督励][監督] [総督][提督][基督] ふつうとちがっている。また、とりわけすぐれている。 [トク 特技],[特急]の[特権 特徴][特別][奇特],[独特][特牛] まごころがこもっている。熱心である。 病気が重い。 [トク ①篤学][篤志][篤実][篤農][懇篤][②篤疾][危篤] <977> **とくがわい** **とく[読]** →「どく」 **とく[得/徳]** →漢字項目を見よ。 **とく** [溶く] 粉やかたまりに、液体を加えてむらなくまぜる。「小麦粉を牛乳でー」 かたまりを熱したり、かきまぜたりして、やわらかくする。「卵を―」 [解く] 縫ったり結んだりしたものを、ほどく。「ひもを―」「帯を―」 わかりにくいものを明らかにする。「なぞを―」「事件を―かぎ」「数学の問題を―」 禁止や制限などをとり除く。「出場停止を―」「包囲を―」「警戒を―」 はればれしない心の状態をなくす。「疑いを―」「いかりを―」「緊張を―」 職務などを辞めさせる。「役職を―」「任を―(←解任)」 約束などをやめる。「契約を―(←解約)」 >つかいわけ→「ほどく」を見よ。 **とく[説く]** わかるように言って聞かせる。説明する。「人の生きかたを―」「仏の道を―」 **とく[×梳く]** 乱れた髪の毛をくしなどで直す。とかす。 **とぐ[研ぐ・磨ぐ]** 刃物を砥石などでこすってするどくする。「包丁を―」 水の中でこすりあわせて洗う。「米を―」 みがいて光やつやを出す。「鏡を―」 **どく[毒]** 毒にも薬にもならない 害にはならないが、役にも立たない。 毒を食らわば皿まで いったん悪事をはたらいた以上は、とことんまでやりとおす。 毒をもって毒を制する 悪いものをとり除くのに、ほかの悪いものを使う。 **どく[独]** (獨) のひとり。ひとつ。自分だけの。 「独逸」の略。 [独学 独身 独擅場(=独壇場)] [独特][孤独][単独]②[独語][独文][西独] [ひとり言] [ひとり決め] [独活][独楽][独鈷] **どく[読]** (讀) [ドク・トク]声に出してよむ。また、意味をよみとる。理解する。 [トウ]文中の区切り。 [ドク・トク 読解][読者][読書][愛読][訓読][朗読]/[読本] [読点]⇔[句読点] [とう よむ 顔色を読む][重箱読み][読み書き] *[読経] **どく[毒]** →漢字項目を見よ。 **どく[退く]** そこから動いて場所をあける。「のく」とも。 **とくい[特異]** ふつうと特別にちがっているようす。「―体質[=特定の食物や薬に異常な反応を示す体質]」「―な能力」 **とくい[得意]** <名・形動>思うとおりになって満足すること。「―な気持ち」「―の絶頂」「―満面」⇔[失意] うまくできて自信をもっていること。「あの芸は彼のお―だ」「―の分野」[得手]⇔[苦手] <名>自分の店をひいきにしてくれる客。「おーさん」 **とくいく[徳育]** 人間としての望ましい生きかたや道徳を養う教育。▽知育・体育に対していう。 **とくいさき[得意先]** 商店などで、いつもひいきにしてくれる客。「一回り」[取引先] **とくいまんめん[得意満面]** ほこらしげなようすが、顔全体にあらわれていること。「―の表情」 **どぐう[土偶]** 土でつくった人形。先史時代、日本では縄文時代に女性をかたどったものが多くつくられた。それは母系制社会を反映したもので、安産・豊穣をいのったものとされる。 **どくえん[独演]** 演芸などを、最後まで通しで一人だけで演ずること。「―会」 **どくが[毒牙]** 毒ヘビなどの、毒の液を出すきば。また、悪だくみにひっかかることをたとえてもいう。「犯人の―にかかる」[毒手] **とくがく[篤学]** 学問に忠実で熱心なこと。「―の士」 **どくがく[独学]** 学校に通ったり、先生についたりしないで、自分の力だけで学ぶこと。[独習] **どくガス[毒ガス]** 人間や生物に害をあたえる気体。とくに、化学兵器となるガス。 **とくがわいえなり[徳川家斉]** 一七七三ー一八四一年。江戸幕府の一一代将軍。松平定信を老中に登用して寛政の改革を進めた。定信の失脚後は政治がゆるみ、江戸町人の化政文化が全盛をむかえた。職をしりぞいてからも大御所と称して実権をにぎった。 **とくがわいえのぶ[徳川家宣]** 一六六二ー一七一二年。江戸幕府の六代将軍。五代将軍綱吉の側用人柳沢吉保をしりぞけ、新井白石を登用して正徳の治をおこなわせた。 **とくがわいえみつ[徳川家光]** 一六〇四一五一年。江戸幕府の三代将軍。秀忠の次男。参勤交代など諸制度を制定して、支配体制を確立。キリシタンを弾圧し、鎖国を断行した。 **とくがわいえもち[徳川家茂]** 一八四六一六六年。江戸幕府の一四代将軍。井伊直弼によって、紀州藩主から将軍に擁立された。皇女和宮と結婚して公武合体を進めたが、第二次長州征伐のときに大坂城で病死。 <978> **とくがわい** **とくがわいえやす[徳川家康]** 一五四二一一六一六年。江戸幕府の初代将軍。松平広忠の長男。戦国時代を生きぬき、関ヶ原の戦いに勝って江戸に幕府を開き、天下を統一した。 **とくがわじだい[徳川時代]** 徳川氏が将軍として日本を支配した時代。江戸時代。 **とくがわつなよし[徳川綱吉]** 一六四六―一七〇九年。江戸幕府の五代将軍。三代将軍家光の四男。「生類憐みの令」など、悪政が多かったが、元禄文化を花開かせた。 **とくがわなりあき[徳川斉昭]** 一八〇〇―六〇年。江戸末期の水戸藩主。人材を登用して藩政改革に努めた。幕政にも参画したが、尊王攘夷を主張して井伊直弼と対立、安政の大獄で蟄居を命じられた。 **とくがわひでただ[徳川秀忠]** 一五七九―一六三三年。江戸幕府の二代将軍。家康の子。武家諸法度・禁中並公家諸法度を定めるなど、幕政の基礎を固めた。 **とくがわみつくに[徳川光圀]** 一六二八一一七〇〇年。江戸前期の水戸藩主。儒学をすすめ、彰考館を開いて、「大日本史」を編んだ。水戸黄門の名で知られる。 **とくがわよしのぶ[徳川慶喜]** 一八三七―一九一三年。江戸幕府の一五代、最後の将軍。幕政の改革をはかろうとしたがならず、大政を奉還して江戸城を明けわたした。 **とくがわよしむね[徳川吉宗]** 一六八四一一七五一年。江戸幕府の八代将軍。家康時代にかえそうと享保の改革をおこない、幕府中興の祖とされる。 **とくぎ[特技]** 他の人よりうまくできて、自信をもっている技術や能力。「―を身につける」▽「得技」は誤り。 **とくぎ[徳義]** 人としてふみおこなわなければならない、道徳上のけじめや義務。「―を守る」 **どくぎん[独吟]** ひとりで詩歌を歌うこと。 ひとりで詩歌、とくに連歌・俳諧をつくること。また、その作品。 **どくけ[毒気]** ↓「どっけ」 **どくけし[毒消し]** 体内の毒を消すこと。また、毒を消す薬。どっけし。「―売り」 **どくご[独語]** <名・・スル>ひとりごと。 <名>「独逸(ドイツ)語」の略。 **とくさ[《木〝賊・×砥草]** トクサ科の常緑多年生のシダ植物。茎には節があり、群生する。表面はざらざらしているので、ものをみがくのに使う。 **どくさい[独裁]** 自分の考えだけできめたり、おこなったりすること。とくに、個人または一部の集団が権力をにぎって国や社会を支配すること。「一者」「―政治」[專制] **とくさく[得策]** 有利になる、うまい方法。「今は言わないほうが―だ」 **どくさつ[毒殺]** 毒を使って殺すこと。[薬殺] **とくさん[特産]** とくにその地方にできること。また、その産物。「県の一品」 **とくし[特使]** 特別の任務をあたえられて送られる使者。「―を派遣する」 **とくし[篤志]** 社会事業などに対するあついこころざし。親切な心。「一家」 **どくじ[独自]** 他と異なる、それ自身であることを示すようす。「―の方法」「―性を示す」[ユニーク]・[特有]・[固有] >つかいわけ」→「独特」を見よ。 **とくしつ[特質]** そのものだけがもつ、特別な性質。「ギリシャ文化の―」[特色]・[特性] >つかいわけ」→「特徴」を見よ。 **どくしょ[読書]** 本を読むこと。「―週間」 読書百遍意おのずから通ず どんなにむずかしい本でも、くりかえし読むうちにしぜんに意味がわかってくるものだ。 **とくしつ[得失]** 得ることと失うこと。利益と損失。「―がなかばする」「利害―」[損益] 得点と失点。「―点差で優勝」 **とくじつ[篤実]** 人情にあつく、誠実でいきとどいていること。「温厚―」 **とくしゃ[特赦]** 恩赦の一つ。有罪となった者のうち、特定の犯罪者の刑を免除すること。 **どくしゃ[読者]** 新聞・雑誌・書物などを読む人。「―の支持を得る」[読み手] **どくじゃ[毒蛇]** 毒をもっているへビ。多くは、かみついたときに上あごから毒を出す。どくへび。マムシ・コブラ・ハブなど。 **どくしゃく[独酌]** 相手がなく、自分で酒をついで、ひとりで飲むこと。 **とくしゅ** [特殊] ふつうとちがっていること。ほかに同じようなものがないこと。「―撮影」[特別]・[特異]⇔[普通]・[一般] [特種] 特別な種類。「―自動車」 **とくじゅ[特需]** 特別の需要。とくに、戦争や災害などによって大量の物資や労働力が必要となること。「―による景気の回復」 **どくしゅ[毒手]** 人を殺そうとする行為。また、悪質な手段。「―にかかる」[魔手]・[毒牙] **とくしゅう[特集・特輯]** 雑誌・新聞・テレビなどで、ある話題について特別に編集すること。「―番組を組む」 **どくしゅう** [独習] 人に教わらずに、自分だけで学習したり練習したりすること。「外国語を―する」[独学] [独修] 人に教わらずに、自分ひとりで技術などを身につけること。 **とくしゅこう[特殊鋼]** 鋼鉄に、他のニッケルやクロムなどの金属を加えてつくった強い合金。 **とくしょう[特賞]** 特別ににあたえられる最高の賞。一等賞の上。「―を射とめる」 <979> **どくしょう[独唱]** ひとりで歌を歌うこと。ソロ。▽斉唱・合唱に対していう。 **とくしょく[特色]** 他のものと比べて、異なっているところ。とくに、すぐれているところ。「―を生かす」[特性]・[特質] >つかいわけ「特徴」を見よ。 **とくしん[得心]** 人の言うことがよくわかってなっとくすること。「―がいく」「ーずく」 **どくしん[独身]** 結婚していないこと。ひとりもの。シングル。「―を通す」 **どくぜつ[毒舌]** 人をひどく傷つける悪口や手厳しい皮肉。「―家で知られる」▽「毒説」は誤り。 **とくせん[特選]** すぐれたものを、とくに選びだすこと。「一品」 審査の結果、とくにすぐれていると認めること。また、認められたもの。「―作品」 **どくせん[独占]** 独りじめにすること。「楽しみを―する」 一つの企業が生産や市場を支配し、利益を独りじめすること。「―企業」 **どくぜん[独善]** 自分だけが正しいと考えること。ひとりよがり。「ーにおちいる」 **どくせんかかく[独占価格]** 市場を独占した企業が定めた価格。企業は有利になるように、価格を設定して、独占利潤をえる。 **どくせんきんしほう[独占禁止法]** 特定の企業が、生産や販売を独占したり、公正でない取り引きをしたりするのを禁じる法律。一九四七年に制定。独禁法。 **どくせんじょう[独×擅場]** 「独壇場」に同じ。▽本来は「独擅場」だが、「独壇場」のほうが、現在はむしろふつう。 **どくそ[毒素]** 生物体がつくる、毒性の強い物質。ヘビやフグの毒など。 **どくそう[独走]** ただひとりで走ること。また、競争相手を大きくひきはなして首位を走ること。「―態勢にはいる」 自分勝手に先走った行動をすること。「きみだけがーしては困る」[独り決め] **どくそう[独奏]** ひとりで楽器を演奏すること。ソロ。「フルートの―」⇔[合奏] **どくそう[独創]** 人まねでなく、自分自身の力で新しいものをつくりだすこと。「―的な作品」「―性を発揮する」⇔[模倣] **とくそく[督促]** 約束の実行や貸した金品の返却を急がせること。「税金の―状」[催促] **ドクター** 医者。 博士。博士号。Dr.「大学院のーコース」[doctor] **ドクターストップ** ボクシングで、選手のけがで試合続行は危険だと医者が判断し、試合を中止させること。「―がかかる」[doctor's stop] **とくだい[特大]** 特別に大きいこと。特別に大きいもの。「―の衣服」 **とくたいせい[特待生]** 成績や品行がとくにすぐれ、授業料の免除など、特別のあつかいを受ける生徒や学生。 **とくだしゅうせい[徳田秋声]** 一八七一—一九四三年。明治から昭和期の小説家。金沢生まれ。本名は末雄。尾崎紅葉に学んだのち、自然主義に転じ、その第一人者となった。代表作「黴」「あらくれ」「縮図」。 **とくだね[特種]** その社だけが入手した特別に価値の高いニュース。スクープ。「社会面の―」 **どくだみ[×蕺《草]** ドクダミ科の多年草。初夏に白い小花が咲く。においがきつい。葉は薬用。ジュウヤク。 **とくだわら[徳俵]** すもうの土俵で、東西南北の中央に、俵のはばだけ外にずらしてうめた俵。 **とくだん[特段]** 特別。格段。「―の配慮を願います」「―の変化はみられない」 **どくだん[独断]** 他の人の意見を聞かずに、自分だけの考えできめたり判断を下したりすること。「―と偏見のかたまり」 **どくだんじょう[独壇場]** その人だけが思いどおりに活躍できる場所や場面。[独り舞台]▽「独擅場」の「擅」を「壇」と読みあやまってできたことば。 **どくだんせんこう[独断専行・独断×擅行]** 自分ひとりの考えで、勝手にものごとをおこなうこと。▽「独断先行」は誤り。 **とぐち[戸口]** 建物の出入り口。 **とくちしゅぎ[徳治主義]** 道徳により民を治める政治を目ざす儒家の政治論。⇔[法治主義] <980> **とくちょう** **とくちょう** [特長] そのものがもっている、とくによいところ。すぐれた長所。「めいめいのーを生かす」 [特徴] そのもののもっている、とりわけ目立つところ。他のものに比べて、とくに異なった点。「―のあるしゃべりかた」 >つかいわけ特徴・特質・特性・特色・特長|「特徴」は、他と比べて目立って変わっているところ。よい点も悪い点もふくむ。「特徴のない顔」。「特質」は、特別な性質。「日本文学の特質」。「特性」は、特別な性能。「特色」は、目立ってすぐれたところ。よい点をさすことが多い。「特長」は、よい点だけをとりあげていう。「選手の特長を生かしたチームづくり」。 **どくづく[毒突く]** ひどい悪口を言う。ののしる。「いかりにまかせて―」 **とくてい[特定]** <形動>あらかじめ特別にきまっていること。「―の人々に招待状を出す」 たくさんあるもののうち、どれであるかをはっきりときめること。「犯人を―する」 **とくてん[特典]** あるきめられた人たちだけにあたえられる特別のあつかい。「会員の―で駐車料金がただになる」 **とくてん[得点]** 競技や試験などで点数をとること。また、とった点数。「―を重ねる」⇔[失点] **とくと[篤と]** 注意深く、すみずみまで見聞きしたり、考えたりするようす。「―ご覧ください」「―思案してきめる」[とっくり]・[よくよく] **とくど[得度]** 仏教で、さとりの世界にはいること。また、出家して仏門にはいること。 **とくとう[特等]** 一等よりもさらに上の等級。また、ずばぬけてすぐれていること。「学業成績で―賞をとる」「―席」 **とくとう[禿頭]** はげあたま。 **とくとく[得得]** 一つ一つのことについて示す得意そうなようす。「―として語る」 **どくとく[独特・独得]** 他のものがもたず、そのものだけが特別にもっている態度・方法などのようす。「―のやりかた」「―な笑い」[ユニーク] >つかいわけ『独特・独自・特有・固有 ||「独特」は、他と比べて、それ、あるいはその人だけが特別にもっていると認められる態度・方法・性質。「彼独特の調子で語る」。「独自」は、その人ひとりがもっている考えや方法についていう。「独自の判断をせまられる」。「特有」は、そのものだけが特別にそなえてもっている傾向や性質。「にんにく特有のにおい」。「固有」は、そのものがもともともっていること。「民族固有の文化」。 **どくどくしい[毒毒しい]** いかにも毒がありそうなようす。「―きのこ」 色が、毒がありそうなほどあざやかすぎて、いやな感じだ。「―色の花」 悪意がこめられていてにくらしい。「ーロのききかたをする」 **とくとみそほう[徳富蘇峰]** 一八六三—一九五七年。明治から昭和期の評論家。肥後生まれ。本名は猪一郎。蘆花の兄。民友社をつくり、「国民之友」「国民新聞」を発行、平民主義を唱えた。日清戦争後は国粋主義に転じた。著書「近世日本国民史」など。 **とくとみろか[徳富蘆花]** 一八六八―一九二七年。明治・大正期の小説家。肥後生まれ。本名は健次郎。兄は蘇峰。トルストイに心酔し、キリスト教的人道主義に立つ作品を残した。小説「不如帰」「自然と人生」「思出の記」など。 **ドクトリン** 政治上の主義や主張。また、信条や宗教上の教義。[doctrine] **とくながすなお[徳永直]** 一八九九一一九五八年。昭和期の小説家。熊本県生まれ。プロレタリア文学運動に加わる。小説「太陽のない街」「妻よねむれ」など。 **とくに[特に]** 多くのものの中で一つのことをとりあげて、ほかと区別するようす。わざわざ、とりだしていうようす。特別に。「―ふろ上がりは風邪をひきやすい」「―質問はない」「きょうは―きれいだ」[とりわけ] **とくのうか[篤農家]** 研究熱心な農業者。 **とくは[特派]** 記者や使者を特別に、やや地域に送ること。「―員からの報告」 **どくは[読破]** むずかしい本や、長い物語などを終わりまで読みとおすこと。「全集を―する」 **とくばい[特売]** 特別に安く売ること。バーゲンセール。セール。「―場は八階にある」 **とくはいん[特派員]** 外国などに、特別な任務をおびて派遣されている記者。 **どくはく[独白]** 劇などで、登場人物が自分の思いなどを、相手なしにひとりで観客に語ること。また、相手なしに語るせりふ。モノローグ。 **とくひつ[特筆]** そのことを大きくとりあげて、強調して書きたてること。「―に値する快挙」「一大書」 **とくひつ[×禿筆]** 穂さきのすりきれた筆。ちびた筆。また、自分の書いた書や文章をへりくだっていうことば。 **とくひょう[得票]** 選挙の投票で、ある候補者や案にはいった票。また、獲得した投票数。 **どくふ[毒婦]** 男をだまし、悪事を平気でする女。[妊婦] **どくぶつ[毒物]** 毒をふくんだもの。また、毒薬。 **どくぶん[独文]** ドイツ語で書かれた文章。 「ドイツ文学」「ドイツ文学科」の略。 **とくべつ[特別]** ふつうとは大きくちがっているようす。「―上等な品」「―列車」「―のはからい」「―に教えよう」[格別] <981> **とけこむ** **とくべつかいけい[特別会計]** 一般会計とは別に、法律で特別に設けられる会計。国が特別の事業をおこなったり、特定の資金を運用する場合などに認められる。 **とくべつこうげきたい[特別攻撃隊]** ↓「とっこうたい」 **とくべつこうとうけいさつ[特別高等警察]** 思想・言論・政治行動をとりしまる警察。一九一一年に警視庁に特別高等課が設置されてから、四五年に解体されるまで社会運動を弾圧した。特高。 **とくべつこっかい[特別国会]** 衆議院が解散されておこなわれた総選挙のあと、最初に開かれる国会。選挙の日から三十日以内に召集され、そこで内閣が総辞職し、新しい総理大臣の指名がおこなわれる。特別会。⇔[臨時国会][通常国会] **とくべつさいばんしょ[特別裁判所]** 特別な身分の人や特定の事件について、司法裁判所から独立して設置される裁判所。大日本帝国憲法では、皇室裁判所・軍法会議・行政裁判所を認めたが、日本国憲法はそれらをすべて廃止した。 **どくへび[毒蛇]** ↓「どくじゃ」 **とくほう[特報]** 特別に報道や報告をすること。また、特別の報道や報告。「飛行機事故の―のため番組を変更する」 **とくぼう[徳望]** 多くの人々から尊敬され、信頼されること。また、人々から寄せられる尊敬や信頼。「彼女はーがある」 **どくぼう[独房]** 刑務所で、受刑者をひとりだけで入れておく部屋。 **とくほん[読本]** わかりやすく書いた入門書。「文章―」▽もと、小学校の国語教科書のこと。ふつう、「どくほん」とは読まない。 **ドグマ** 宗教上の教義。教理。また、独断的な考え。「―におちいる」 [dogma] **どくみ[毒味・毒見]** 料理の味をみること。▽昔、身分の高い人に出す食物に毒がはいっていないかどうか、少し食べて調べたことから。[味見] **とくめい[匿名]** 意見を発表したり、手紙を書くときなどに、自分の名前をかくしたり、別の名前を使ったりすること。「―で投書する」「―希望」 **とくめい[特命]** 通常のものではない特別の命令や任命。「―全権大使」 **とくめいぜんけんこうし[特命全権公使]** ↓「こうし」 **とくめいぜんけんたいし[特命全権大使]** ↓「たいし」 **とくやく[特約]** 特別の利益や条件がついた契約をすること。また、その契約。「全国の―店」 **どくやく[毒薬]** 少量でも、人命に危険をおよぼす薬。青酸カリや砒素など。[劇薬] **とくゆう[特有]** そのものだけが、とくにもっていること。「この地方―の習慣」[独自]・[固有] >つかいわけ」→「独特」を見よ。 **とくよう[徳用・得用]** 使ってみて利益が多いようす。安くて便利なようす。「―せっけん」[割安物] **とくり[徳利]** ↓「とっくり」 **どくりつ[独立]** 一つだけはなれて存在すること。「―家屋」 ほかからの助けや支配を受けないで、自分自身の力や意志で生活すること。「―国」「就職を機に―した生活を始める」 >つかいわけ →「自立」を見よ。 **どくりつご[独立語]** 文中の他の文節と直接かかわりをもたないで、感動詞や接続詞、呼びかけやあいさつのことばのように独立しているもの。「ああ、いい気持ち」の「ああ」とか、「陽子ちゃん、遊ぼうよ」の「陽子ちゃん」など。 **どくりつこく[独立国]** 他の国に支配されず、国際法上一つの国としての主権をもつ国。⇔[属国] **どくりつさいさんせい[独立採算制]** 企業内の一部門が、他部門からの助けを借りずに、独立して収支決算ができるような制度。 **どくりつどっぽ【独立独歩】** 他の力をたよらずに、自分の力で自分の信じるとおりにすること。「―の精神」[独立独行] **とくめい[読了]** まとまった書物を読みおえること。「全集を一気に―した」[読破] **どくりょく[独力]** 他の力をたよりにしない、自分だけの力。「―で仕上げた作品」 **とぐるま[戸車]** 引き戸の上または下につけて、戸がなめらかに動くようにするための小さな車輪。 **とくれい[特例]** 特別に許された例外。「被災者救済のため―を設ける」 **とくれい[督励]** 仕事がはかどるように、監督したりはげましたりすること。「部下を―する」[激励] **とぐろ** へビなどが、からだをうず巻きのように巻くこと。また、その巻いた状態。 とぐろを巻く 何人かの人が、何もしないで、長いあいだこしを落ち着けているようす。 **どくろ[×髑髏]** 風雨にさらされて、骨だけになった頭蓋骨。[されこうべ]・[しゃれこうべ] **どくわ[独話]** ひとりごと。また、大勢の前でひとりで話すこと。 **とげ[《刺・×棘]** 植物の葉や茎にある、短くてとがった針のようなもの。「ばらの―」▽人の心を傷つけるものという意味でも使う。「―のあることば」 木や、魚の小骨などの、細かくとがった針のような形のもの。「指さきに―がささる」 **とけあう[解け合う]** たがいにわだかまりなくうちとける。「敵味方が―」「東西文化が―」 **とけい[時計]** 時刻を示したり、時間を計ったりするための器械。▽常用漢字表付表の語。 **とけいだい[時計台]** 大きな時計をとりつけた高い塔。「札幌の―」 **とけこむ[溶け込む]** 物質が液体にすっかりとけあう。「井戸水に農薬が―」 他から来て、もとからあるものとなじむ。「新しいクラスにー」 <982> **どげざ[土下座]** 地面にひざをつけて座り、頭を地面にすりつけるようにおじぎをすること。「―して謝る」 **とけつ[吐血]** 胃や食道などから出た血をはくこと。▽肺からのものは「喀血」という。 **とげとげしい[刺、刺しい]** 態度や話しかたなどが、とげで人をさすような感じがする。かどがある。「―目つき」「―もの言い」 **とける** [溶ける・融ける] もののかたまりが熱などで液状になる。「チーズが―」「なまりがー」▽金属の場合は、「熔ける」「鎔ける」とも書く。 物質が液体にまじりあう。「砂糖が―」 [解ける] 結んだりからんだりしたものが、ほどける。「くつのひもがー」 むずかしいことや、わからなかったことがわかる。「問題が―」「なぞが―」 禁止や制限がなくなる。「あゆの禁漁期間が―(↑解禁)」 はればれとしない心の状態が消える。「疑いがー」「いかりがー」「緊張がー」「しこりがー」 職務をやめさせられる。「六年の任が―(←解任)」 **とげる[遂げる]** したいことを全部やり終わる。はたす。「望みを―」 ついにそうなる。「りっぱな最期を―」 **どける[退ける]** ほかへ移して、そこの場所をあける。どかす。「いすを―」 **どけん[土建]** 「土木建築」の略。道路・河川・鉄道などの工事と建築。「―業を営む」 **とこ[床]** ねるための場所。ねどこ。「―につく」 「床の間」の略。 川の底。かわどこ。 たたみのしん。「―をかえる」←[畳表] 農業や園芸で、苗を育てるためにつくられた場所。なえどこ。 **とこ[所]** 「ところ」のくだけた言い方。「いいーないかい」「そこんーがむずかしい」 **どこ[何処・《何所]** 場所や位置などを疑問とし、あるいは人にたずねることば。「市役所は―ですか」「宿題は―までだろう」 とくにきまっていない場所をさすことば。「―にもない」「―と限らず」 どこの馬の骨 身もとのはっきりわからない人をののしっていうことば。「―とも知れぬやつ」 どこ吹く風 自分とは、まるで無関係であるかのようにふるまうようす。「何度注意されても―と聞きながす」 **とこあげ[床上げ]** 病気や出産のあと回復して元気になり、寝床をかたづけること。また、その祝い。とこばらい。[快気祝い] **とこう[渡航]** 船や飛行機で、海をこえて外国へ行くこと。「―手続きを済ませる」 **どころ[土工]** 土木工事。また、土木工事をする人。土方 **どごう[怒号]** おこって大きな声でどなること。また、その声。「―がとびかう」 **ドーゴール** 一八九〇―一九七〇年。フランスの軍人・政治家。第二次世界大戦中イギリスで、自由フランス軍を組織して活躍。戦後、一九五八年に首相になり、第五共和制を樹立し、初代大統領に就任した。[Charles André Joseph Marie de Gaulle] **どこか[何処か]** はっきりとはわからない、あるいはないきまらない場所やことがらをさすことば。「―で休みましょう」「世の中、―がまちがっている」「―しっくりこない」 **とこしえ[永しえ・『永久]** 「永遠」の古い言い方。とこしなえ。「―の愛をちかう」 **とこずれ[床擦れ]** 長いあいだ病気でねているために、床にあたる部分がただれて傷ができること。また、その傷。 **どこそこ[何処×其《処]** 場所をはっきりさせずに言いあらわすことば。「―で確かに会った」 **どことなく[何処となく]** どことは、はっきり示せないが、そうであることを認めるようす。「―ぐあいが悪そうだ」「――下品だ」[なんとなく] **とことん** <名>最後のぎりぎりのところ。「―までがんばりぬく」 <副>最後まで徹底的に。どこまでも。「―追及する」 **とこなつ[常夏]** 寒いときがなく、一年じゅう夏のような暑い気候であること。「―の国」 **とこのま[床の間]** 和風住宅の座敷の上座をたたみよりも一段高くつくり、床に置物や花を、かべにはかけ軸などをかざる場所。とこ。 **とこばしら[床柱]** 床の間の柱の中で、部屋への中心部のほうにある、かざりをほどこした柱。 **とこばなれ[床離れ]** 朝、目覚めて寝床から起きだすこと。また、病気が治って床をはなれること。「―がよくない」 **とこばらい[床払い]** 「床上げ」に同じ。 **とこはる[常春]** 一年じゅう、いつも春のような温暖な気候にあること。「―の島」 **どこへ[何処へ]** 一九〇八年。正宗白鳥の短編小説。周囲の小市民的幸福を求める人々を軽んじながら、自分も仕事はもとより、人生に価値を見いだせないむなしさをえがいたもの。 **とこや[床屋]** 男性の髪を切ったり、整えたりする店。理髪店。また、それを仕事にしている人。 **とこやま[床山]** 歌舞伎。役者や力士などの髪の手入れをする職人。 **どこやら[何処やら]** どこだかはっきりわからない場所。「―でうぐいすの鳴く声がする」「―ぐあいが悪そうだ」▽「どこか」に近いが、「どこか」ほど相手をはっきりつきとめようとせず、わからないままでよいとする気持ちがある。 どことなく。なんとなく。「―母に似た人」 **ところ[所・処]** <名>場所。「すずしいー」「―によっては一時雨」 その地方。その土地。「―の名産」「―ことば」「―自慢」 <983> **とじ** 住所。住居。「兄の―にとまる」「お―とお名前をお書きください」「一番地」 位置・地位。「攻守―を変える」「―[=ふさわしい地位]を得る」 <形名>ある部分。ある点。「ドラマの最後の―」「よい―と悪い-」 ことがら。こと。「聞く―によると」「おのれの信ずるーに従う」 場合。おり。また、ちょうどそのとき。「今の―心配はない」「危なく転ぶ―だった」「今出る―だ」 状態。「笑った―を写真にとる」「沸騰した―に入れる」 [「~がところ」の形で]だいたい・・・ぐらい。「三〇〇〇円が―赤字だ」「せいぜい一〇人が―集まればいいほうだ」▽数量をあらわす語に付く。 [「~したところ」の形で]・・・したときに。「思いきって話したー、わかってくれた」 [「~したところで」の形で]たとえ・・・しても。「後悔した―で、どうにもならない」▽あとに打消の語をともなう。▼はふつう、かな書き。⑥⑦は接続助詞に近い用法。 所変われば品変わる 地方によって風俗や習慣やことばがちがう。 **どころ** <造語>[「〜どころ」の形で]・・・に相当すること。・・・する値打ちがあること。また、・・・のような人。「盛りあがりー」「見―」「中堅―」「きれいー[=芸者]」 <助>[副助][「〜どころの」「〜どころではない」の形で]まったく見当ちがいなことをあらわす。「楽しいーのさわぎではない」「映画―ではない」▽極端な場合をあげ、それをうち消すことによって、ふつうの場合はもちろんだという気持ちをあらわす。 [「〜どころか」の形で]・・・にとどまらず、それ以上に。「すずしい―か寒いくらいだ」「子供―かおとなまでとりこになるゲーム」 **ところが** <接>前文の内容とは順当に結びつかれなかった」 [接助]前の内容とは順当に結びつかないことをつづけて言うときに使うことば。「わざわざ行った―留守だった」▼文頭にくるときは接続詞、文中にくるときは接続助詞。 **ところがき[所書き]** 住所を書いたもの。また、書いてある住所。「―を書く」 **ところきらわず[所嫌わず]** どこでもかまわず。「―なぐりつける」 **ところてん[心太]** テングサを煮て、冷やして固めためん状の食べもの。からしや酢じょうゆをかけて食べる。▽「寒天」は別のもの。 **ところどころ[所所]** あちらこちら。ここかしこ。「―に穴があいたしょうじ」 **どこんじょう[ど根性]** 何ごとにもくじけない強い根性。▽「ど」は強めの語。 **とざえもん[土左衛門]** おぼれて死んだ人。水死体。▽水死人のからだが異常にふくれているようすが、江戸の力士、成瀬川『土左衛門に似ていたことから。 **とさか[鶏冠]** ニワトリの頭の上にある、かんむりのようにつき出た赤い部分。 **どさくさ** 急に起こった出来事や、緊急の用件のために混乱していること。「―にまぎれてなくしてしまった」[ごたごた] **とざす[閉ざす・『鎖す]** 門や戸などをかたくしめる。とじる。「玄関を―」「ロを―」 さきへ行けなくする。通れなくする。「道を―」 中へとじこめて動けなくする。「雪に閉ざされた村」 **とさつ[×屠殺]** 肉や皮を利用するために、家畜を殺すこと。 **とさにっき[土佐日記]** 九三五年ころ。紀貫之の作。土佐から帰京するまでの五十五日間の船旅のようすを書きつづった最初のかな文日記。「土左日記」とも。一巻。▽当時、男は漢字、女はかな文字で書くのがふつうであったが、男性である貫之が、かなで書いた。 **とざま[外様]** 「外様大名」の略。江戸時代、徳川氏の一門や譜代ではなく、関ヶ原の戦いのあとで徳川家に従った大名。▽譜代・親藩に対していう。 組織の中で、主流からははずれた立場にいること。 **どさまわり[どさ回り]** 劇団や芸人の一座などが、地方を回って公演すること。また、もっぱら地方巡業ばかりしている劇団。▽「どさ」は「さと(里)」のさかさことば。 **とさみつおき[土佐光起]** 一六一七一九一年。江戸前期の画家。室町末期からたえていた宮廷絵所を復興。大和絵に漢画の手法をとりいれ、新しい土佐派の画風をつくった。代表作「大寺縁起絵巻」「四季花鳥図屏風」。 **とさみつのぶ[土佐光信]** 生没年未詳。室町後期の画家。大和絵師として足利幕府に仕え、土佐派の不動の位置を確立した。代表作「清水寺縁起絵巻」。 **とさ[土佐]** 旧国名。今の高知県。南海道の一国。土州。「―犬」▽同県に同名の市がある。 **どさんこ[道産子]** 北海道で生まれそだった人。▽もと、北海道で生まれそだったウマのこと。 **とし[年・歳]** 一年。地球が太陽のまわりを一周する時間。「―が改まる」「―をこす」 年齢。ある人が生まれてから現在までの期間を数えたもの。「―をとる」「―の功」 多くの年月。「―をへだてる」 **とし[都市]** 農村に対立して、政治や商工業や交通の中心地として人口が集中し、経済活動や文化活動が盛んにおこなわれる地域。都市がそのまま国家であった時代(ギリシャ・ローマ)や、国王の支配からはなれた自由都市を形成した時代もある。現代社会は都市を中心に動いている。「―計画」[都会]⇔[村落] **とじ[途次]** どこかへ行く途中。「登校の―事故を目撃した」[道すがら] <984> **とじ[刀自]** 婦人。主婦。とくに年をとった婦人を敬っていうことば。古い言い方。 **どじ** まぬけ。失敗。俗な言い方。「―な男」「―を踏む」 **としうえ[年上]** ある人より年齢が上であること。「三つーの人」[年長]・[年かさ]⇔[年下] **としおとこ[年男]** 生まれた年の干支が、その年の干支と一致する男の人。「父はことしは―だ」 **としおんな[年女]** 生まれた年の干支が、その年の干支にあたる女の人。⇔[年男] **としがい[年、甲斐]** 年齢にふさわしい、分別ある考えや落ち着いた行動。「―もなく興奮する」▼ふつう、「年甲斐もない」の形で使う。 **としかさ[年×嵩]** 年上であること。 年をとっていること。[高齢]。 **としガス[都市ガス]** 都市の一般家庭などに供給されている燃料用ガス。おもに天然ガス。⇔[プロパンガス] **どしがたい[度し難い]** 救いようがない。いくら言って聞かせてもわからない。「縁も無き衆生は度し難し」「―連中」▽「度」は、もと仏教語の「済度」で、「すくう」こと。 **としかっこう[年格好・年恰好]** 見かけで判断したおよその年齢。 **としぎんこう[都市銀行]** 大都市に本店があり、全国的に支店をもつ民間の銀行。企業との取り引きが多い。市中銀行。都市銀。▽地方銀行に対していう。 **としけいかく[都市計画]** 都市の交通・道路・住宅などを整備するための、全体を見とおした計画。 **としご[年子]** 同じ母親から生まれた、一年ちがいの兄弟姉妹。「わたしと妹は―だ」 **としごいのまつり[『祈念祭]** 二月四日に、この年の五穀豊穣・国家安泰をいのる祭り。きねんさい。 **としこし[年越し]** <名・スル>古い年を送って、新しい年をむかえること。 <名>おおみそかの夜。 **とじこむ[×綴じ込む]** 紙などを一冊に合わせてまとめる。「レポートを―」 とじてあるものに、別のものをあとからとじて入れる。「きょうの領収証を―」 **とじこめる[閉じ込める]** 中へ入れて外に出られなくする。おしこめる。「部屋へに―」 **とじこもる[閉じ籠る]** 中へはいったままちっとも外に出ない。「家に―」 **としごろ[年×頃]** ちょっと見た感じから判断した、およその年齢。「二十くらいの―の男」 何かをするのにちょうどいい年齢。とくに、結婚にをするのにいい年齢。「―の娘」 この何年かのあいだ。年来。「―会わなかったが、久しぶりで顔を見た」 **としした[年下]** ある人よりも年齢が少ないこと。「―の子供の世話をする」[年少]⇔[年上] **どしつ[土質]** 土の性質。土の成分の特徴。「稲作に向く―」 **としつき[年月]** 年と月。とくに、何年もの長い時間。ねんげつ。「―を重ねてやっと完成した」[歳月]・[月日] **どしどし** ものごとや動作などが勢いよく次々と続くようす。どんどん。「―応募してください」 足音あらく、力強く歩くようす。 **としなみ[年波]** 年をとること。「寄る―には勝てない」▽ふつう、「寄る年波」の形で使う。年をとることを寄せる波にたとえたことば。 **としのいち[年の市・『歳の市]** 年の暮れに開かれる、正月に必要なものを売る市。 **としのこう[年の功]** 年をとって人生経験を積み、さまざまなことについて分別のある判断が下せること。「かめの甲とより―」 **しのせ[年の瀬]** 一年の終わりのころ。年の暮れ。年末。「あわただしい―」「―を乗りきる」 **としは[年端]** 年齢。年齢の程度。▽ふつう、「年端もいかない」の形で、まだ幼いという意味をあらわす。 **としま[年〝増]** 盛りを過ぎた女性。▽昔は二〇歳代をさしたが、しだいに三〇歳代をさすようになり、現在は四〇歳代でも「年増」といわない。 **とじまり[戸締まり]** 用心のために、戸や門にかぎをかけて、外からあかないようにすること。 **としまわり[年回り]** 年齢によってきまっている運勢。「ことしは―がよくないので旅行はしない」 **としゃ[吐瀉]** 吐いたり下したりすること。嘔吐と下痢。「―物」▽「吐潟」は誤り。 **どしゃ[土砂]** つちと、すな。「―くずれ」 **どしゃぶり[土砂降り]** 大つぶの雨が激しく降ること。また、激しく降る雨。 **としゅ[斗酒]** 一斗の酒。また、多量の酒。 斗酒なお辞せず 大量の酒を前にしても辞退せずに飲む。 **どしゅう[土州]** ↓「とさ(土佐)」 **としゅくらけん[徒手空拳]** 「徒手」を強めた言い方。手に何も持たないこと。すで。また、何の資金も社会的地位も持たないこと。 **としゅたいそう[徒手体操]** 器械や器具を使わずにする体操。⇔[器械体操] **としょ[図書]** 本。書物。「―目録」[書籍] **とじょう[途上]** ある場所や目的に向かって進行している途中であること。「通学―の出来事」「発展―国」 **とじょう[登城]** 武士が城に出かけること。⇔[下城] **どじょう[土壌]** つち。とくに、農作物を育てるための土。「よく肥えた―」 **どじょう[泥鰌]** ドジョウ科の淡水魚。どろの中にすむ。口にはひげがあり、からだはウナギに似て細長くぬるぬるしている。柳川鍋などにして食べる。「―ひげ」 **どしょうぼね[土性骨]** 生まれつきのがっちりした性質。土性根。どしょっぽね。「―の強さを示した」▽「ど」は強めの語。人の性根を強調したり、ののしったりするときにいう。 <985> **どたんば** **としょかん[図書館]** 図書・記録・フィルムなどの資料を集めて保管し、利用者に見せたり貸したりする施設。ライブラリー。「移動―」「学校―」 **としょく[徒食]** 働ける者が、何も仕事をしないで、遊びくらすこと。「無為―」 **としより[年寄り・年寄]** 年をとること。また、老人。 引退した力士で年寄株をもち、弟子の養成や興行の経営などにあたる人。 江戸時代、町村の住民の長。町年寄・村年寄など。また、政治をあずかる地位の人。幕府の老中と大名の家老。②③は「年寄」と書く。 年寄りの冷や水 老人が体力のおとろえを考えずに、むりをすること。 **とじる[閉じる]** 開いたものを閉しめて、あいだをふさぐ。「口を―」「まぶたが―」⇔[開ける] 続けてきたことをやめる。「店を―」「大会を―」 >つかいわけ「閉める」を見よ。 **とじる[×綴じる]** ばらばらな紙などを一つにまとめあわせる。「書類を―」「原稿用紙を―」 ふくろ状のものの口を、糸などでぬいつける。 料理で、具の上にといた卵などをかけて熱し固めて一つにまとめる。 **としん[都心]** 大都市の中心部。とくに、東京都の中心部。「一部」▽昔は、麹町・神田・日本橋などをさした。今は、山手の線の内部をいう。 **どじん[土人]** その土地に生まれ、原始的生活を続けている人々。また、土着の人。[原地人]。 **トス** バレーボールで、相手コートに打ちこみやすいようにボールを上げること。 野球などで、球を下から軽く投げて送ること。 テニスで、サーブをするためにボールを上げること。 コインを投げあげて、その表裏でものごとをきめること。「―に勝って先攻をとる」 [toss] **どす** 短刀。あいくち。「ふところに―をのむ[=かくしもつ]」 すごみ。「―をきかす」「―のきいた声」 **どすう[度数]** 同じことが何回おこなわれたかをあらわす数。また、使った回数。 温度や角度などを示す数。 **ドスキン** シカの毛皮に似た感じになめらかに仕上げた毛織物。男性の礼服用。[doeskin] **どすぐろい[どす黒い]** にごったようで気味悪く黒い。「―血が流れる」「つかれて―顔色」 **ドストエフスキー** 一八二二一八一年。ロシアの小説家。神と人間の問題を根源的に追究し、トルストイと並んで、二〇世紀の世界文学・思想に大きな影響をあたえた。小説「罪と罰」「白痴」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」など。[Fyodor Mikhailovich Dostoevskii] **トスバッティング** 打者の近くからゆるい球を投げてもらい、軽くバットに当てる打撃練習。▷toss batting から。和 **とする[×賭する]** たいせつなものとひきかえにする。賭かける。「命を賭して助ける」 **とせい[渡世]** 生きていくための暮らし。よわたり。また、生きていくための仕事。「―を送る」「―人[=ばくちうち]」 **どせい[土星]** 太陽から六番目の惑星。木星に次いで大きい。赤道上に板のように見える輪は、多くの小さな天体からなる。このほかにも多数の衛星をもつ。 **どせい[怒声]** おこってどなる声。いかりごえ。「―を発する」[怒号] **とぜつ[途絶・×杜絶]** とだえること。いままで続いていたものが、急になくなること。「大雪で交通が―する」[斷絕] **とせん[渡船]** わたしぶね。「一料」 **とそ[×屠蘇]** 薬草を調合したものを酒やみりんにひたした、正月の飲みもの。平安時代からおこなわれ、邪気をはらい、長生きするという。また、正月に飲む祝いの酒。おとそ。「―きげん」 **とそう[塗装]** ペンキなどの塗料をはけでぬったり、ふきつけたりすること。「―工事」 **どそう[土葬]** 死体を焼かずに、土中に埋葬すること。 **どぞう[土蔵]** 防火や防犯のために、土や漆喰でまわりを厚くぬりかためた蔵。つちぐら。「—造り」「一破り」 **どそく[土足]** はきものをはいたままの足。「―厳禁」 どろなどでよごれた足。どろあし。「―で上がる」 **どぞく[土俗]** その土地に昔からある風俗や習慣。 **どだい[土台]** <名>建物の基礎となる部分。最下部にある横木や石。「―を固める」「―石」[いしずえ]・[礎石] ものごとの基礎。「考えかたの―がゆらぐ」[基礎]・[基本] <副>もともと。はじめから。[元来]。「―むりな注文だ」[根っから] **とだえる[跡絶える・途絶える]** 続かずに途中で切れてなくなる。「列が―」「便りが―」 **とだな[戸棚]** 中にたながあり、戸がついている箱形の家具。 **どたばた** 建物の中で足音を立てたり、大声を上げたりして、やかましいようす。「廊下でーするな」「―喜劇[=おおげさにさわぎたてる喜劇]」 **とたん[途端]** [「~したとたん」の形で]まさにそのとき。・・・のやさき。「出た―雨が降りだした」 [『とたんに」の形で]急に。たちまち。「手紙を読んだ母は、―に顔色を変えた」 **トタン** 亜鉛をめっきしたうすい鉄板。「―屋根」▷tutanaga、から。 **とたん(塗炭)の苦しみ** 非常な苦しみ。きわめて苦しい境遇。▽どろに塗まみれ、炭で焼かれるような苦しみという意味。 **どたんば[土壇場]** ものごとがきまる最後の場面。せっぱつまった最後の瞬間。「―に立たされる」▽もと、江戸時代の、首きり場のこと。 <986> **とち[土地]** つち。大地。[土壌] 宅地や農地など。「―つきの家」[地所]・[地面] その地方。その場所。「―の人に聞く」[地域] 領土。「支配する―」 **とちがら[土地柄]** その地方に住む人々に独特な風俗や人情のようす。「のんびりした―」 **とちかん[土地鑑・土地勘]** その地方の地形や交通路などについての感覚。それらについて多少なりとも知っていること。「犯人はそこの―がある」 **とちのき[×栃の木・×橡の木]** トチノキ科の落葉高木。日本特産。初夏、白い花をつける。葉は手のひら状で大形。材は器具用、実は食用。トチ。 **どちゃく[土着]** その土地に古くから住みついていること。また、完全に住みつくこと。「―民」 **とちゅう[途中]** 出発してから目的地に到着するまでのあいだ。「―下車」[中途] ものごとが続いているあいだ。「―でやめる」「―経過」[途上] **とちょう[登頂]** ↓「とうちょう」 **どちょう[怒張]** 血管などがふくれあがる Biochimieこと。また、かたなどをいからせること。 **どちら「何、方]** 場所・方向・人の名などをたずねることば。「―にありますか」「―様ですか」 一つを選ぶときのことば。どれ。「―がお好きですか」「―でもいい」「―かといえば」 **とちる** あわててやりそこなう。舞台などでせりふをまちがえる。俗な言い方。 **とっ[凸]** 中央がでっぱっていること。↑↓[凹] [トッ 凸型][凸起]。[凸版][凸面] [凹凸] [凸坊(=わんぱく小僧)] *[凸凹][凸柑] **とっ[突]** (突) つきでる。急にとびだす。 つきあたる。ぶつかる。 急に。だしぬけに。 [①煙突][突起][突出][突進][突端][②激突][衝突],[追突][③突如][突然][突発][唐突][つく 不意を突く][小突く][玉突き] [突慳貪][米突] **とつおいつ** あれこれと迷うようす。「―考えをめぐらせる」▽「取りつ置ゃきつ[=とったり置いたり]」の変化した形。 **とっか[特価]** 特別に安くした値段。特別価格。「一品」 **とっか[徳化]** その人の徳によって人々を感化すること。「民衆を―する」 **トッカータ** ピアノやオルガンなどのための、反復の多い自由な形式の楽曲。[toccata] **どっかい[読解]** 文章を読んで内容の意味を読みとること。「―力を高める」「―指導」 **とっかかり[取っ掛かり]** ものごとを始めるときの手がかり。とっつき。「―をつかむ」 **とっかん[突貫]** 仕事に集中し、短期間で一気に仕上げること。「―工事」 ときの声をあげて敵陣に突撃すること。 **とっき[突起]** その部分だけつき出ていること。また、つき出た部分。でっぱり。「虫様―[=虫垂]」「―物」▽中央が出ている場合は、「凸起」と書く。 **とっき[特記]** 特別に書きとめる重要なこと。「―事項」[特筆] **どっき[毒気]** ↓「どっけ」 **とっきゅう[特急]** 「特別急行列車」の略。急行列車より停車駅が少なく速い。「一券」 とくに急ぐこと。「―でたのむ」 **とっきゅう[特級]** 一級より上の特別の等級。「一酒」 **とっきょ[特許]** 政府が、発明や考案をした人や会社に対して、特別にそれを利用する権利を認めて保護すること。パテント。 **どっきょ[独居]** ひとりで住むこと。ひとりぐらし。ひとりずまい。 **とっきょけん[特許権]** 特許を受けた発明品を、独占して利用できる権利。特許。パテント。 **ドッキング** 宇宙空間で二つ以上の宇宙船や人工衛星が結合すること。また、はなれていたものが、一つになり結合すること。[docking] **どっきんほう[独禁法]** 「独占禁止法」の略。 **とつぐ[嫁ぐ]** 嫁に行く。「となり村に―」 **ドック** 船の点検・修理・建造のための施設。「人間ドック」の略。[dock] **とっくに[疾っくに]** ずっと以前にそうなっている。とうに。「―知っていた」「―終わっていた」▽「とくに」の変化した形。 >つかいわけ↓「とうに」を見よ。 **ドッグフード** 飼いイヌ用のえさ。[dog food] **とっくみあい[取っ組み合い]** つかみあいをすること。「―のけんか」[格闘] **とっくり[〝徳利]** 首が細くなった日本酒を入れる容器。とくり。[銚子] ①の首の形に似たえり。タートルネック。「―のセーター」 **とっくり** 時間をかけて、ていねいに見聞きしたり考えたりするようす。じっくり。「―聞いてもらいたい話」[とくと]・[よくよく] **とっくん[特訓]** 特別におこなわれる激しい訓練。「日夜―にはげむ」 **どっけ[毒気]** 毒をふくむ気体。 人の気持ちをひどく害するような感じ。どくけ。どっき。 毒気にあてられる 相手の予想外な言動にあきれかえって元気を失う。 毒気を抜かれる 相手の出かたにあっけにとられ、気負った気持ちをはぐらかされる。[度肝を抜かれる] **とつげき[突撃]** 敵陣に突進して、攻撃すること。「―命令」 <987> **とっぱ[突破]** 障害や困難をつき破ること。「難関を―する」「―ロを開く」 ある数量をこえること。「交通事故が一万件を―した」 **どっけし[毒消し]** ↓「どくけし」 **とつじょ[突如]** 前ぶれもなく、急にものごとがおこるようす。「―として不信の念がわきおこる」「―姿をあらわす」[突然]・[いきなり] **どっしり** 重みが手に伝わるようす。「―と重いかばん」[ずっしり]・[ずしり] 落ち着いて重々しいようす。安定していて動きそうもないようす。「―と座りこむ」「―構えてあわてない」 **とっしん[突進]** まっしぐらにつき進むこと。一気に進むこと。「ゴールに向かって―する」 **とつぜん[突然]** 前ぶれもなく、急にものごとが起こるようす。「―の訪問におどろく」「―大きな音がした」[唐突]・[突如] **とつぜんへんい[突然変異]** 親になかった新しい形や性質が、とつぜん子にあらわれ、それが遺伝すること。 **とったん[突端]** つき出たさきのところ。「みさきのー」[先端]・[とっぱな] **どっち[何“方]** 「どちら」のくだけた言い方。「―が早いか競争だ」 どっちへ転んでも 二つのうち、どちらの結果が出ようと。「―大差はない」 どっちもどっち 二つとも同じようで、とくに一方がすぐれているということはない。[五十歩百歩] **どっちつかず[何“方付かず]** どちらときまらないようす。あいまい。「―の態度」「―の返事をしておく」 **どっちみち[何“方道]** いずれにしても。けっきょく。「―すぐわかる」 **とっちめる[取っちめる]** 厳しくしかって、ぎゅうぎゅうの目にあわせる。「いたずらが見つかってとっちめられた」▽「取って締しめる」の変化した形。 **とっつかまえる[取っ捕まえる]** つかまえる。とらえる。「犯人を―」 **とっつき[取っ付き]** はじめて会ったときの、親しくなれそうかどうかという感じ。第一印象。「―の悪い人」 いちばん手前。「階段の―の部屋へ」 ものごとのとりかかり。最初。 **とっつく[取っ付く]** ↓「とりつく」 **とって[取っ手・把っ手]** 器具などについた、手に持つ部分。「ドアのー」 **とってい[突堤]** 岸から海中につき出た、細長い堤防。波を防いだり、船を着けたりする。 **とっておき[取って置き]** だいじなときのために、たいせつにしまっておいたもの。とっとき。「―のブランデー」「―の着物」 **とってかえす[取って返す]** 目的地に到着後、または途中から急いでひき返す。 **とってつけたよう[取って付けたよう]** よそから持ってきてくっつけたような、わざとらしく不しぜんなようす。「―なお世辞を言う」 **どっと** 多くの人やものが、一度にあらわれるようす。「入り口に―おし寄せる」 大勢の人が一度に大声を上げるようす。「観客が―笑う」 病気などで、急にたおれるようす。「―床とにつく」「―つかれが出る」 **ドット** 点。とくに、コンピュータやワープロで、図形や文字を構成する要素となる点の数の単位。「一マップ[=点であらわした分布地図]」「ープリンター」「30―の文字」▽16ドットの文字は、一文字を構成するドットの数が16×16=256となる。ドットの数が多いほど、なめらかな文字ができる。[dot] **とっとき[取っとき]** ↓「とっておき」 **とつとつ[×訥訥•×吶吶]** 口ごもりながら話すようす。ぎこちなくしゃべるようす。「―とした話しぶり」 **とっとと** さっさと。はやく。俗な言い方。「―出ていけ」 **とつにゅう[突入]** 激しい勢いでつき進み、中にはいりこむこと。「敵陣に―する」「ストー」 **とっぱ[突破]** 障害や困難をつき破ること。「難関を―する」「―ロを開く」 <988> **とっぱずれ[突っ外れ]** いちばん外側のはしのほう。「村のー」 **とっぱつ[突発]** 思いがけないことが急に起こること。「クーデターが―する」「―事故」 **とっぱん[凸版]** 印刷用の版の一つ。版面の高くなっているところにインクをつけて印刷する。木版や活版など。「―印刷」▽ほかに、凹版・平版。 **とっぴ[突飛]** 常識とはかけはなれているようす。「―な格好?」[奇抜] >「『つかいわけ」→「奇妙」を見よ。 **とっぴょうしもない[突拍子もない]** 調子がはずれている。「―声を出す」 並はずれている。とんでもない。とっぴである。「一行動」 **トップ** 第一位。一番目。頂点。「―当選」「―バッター」 新聞などの第一ページの上段。「―ニュース」 組織などの中心人物。「一会談」[top] **とっぷう[突風]** 急に強くふきつける風。「―にあおられる」 **とっぷり** 太陽がすっかりしずんで、暗くなるようす。「―日がくれた」 →「どっぷり」 **どっぷり** 液体がすっかりしみこむほどひたっているようす。とっぷり。「―湯につかって温まる」▽よくない状態にはいりこんでいるようすをたとえてもいう。「悪の世界に―とつかる」 **トップレディー** その社会の第一線で活躍する女性。また、大統領や首相らの夫人。ファーストレディー。[top lady] **とつべん[×訥弁]** ことばがなめらかに出ず、つかえるような、へたな話しかた。[口下手]⇔[能弁] **どっぽ[独歩]** 自分ひとりの力でおこなうこと。「独立ー」 ひとりだけで歩くこと。 比べるものがないほどすぐれていること。「古今―の演奏家」[無比]・[卓越] **とつめんきょう[凸面鏡]** 中央が高くつき出ていて、光を散らす鏡。広い範囲が映るので、自動車のバックミラーなどに使う。⇔[凹面鏡] **とつレンズ[凸レンズ]** ふちがうすく、真ん中が厚いレンズ。通過する光線を一点に集める性質がある。虫眼鏡など。⇔[凹レンズ] **とて** 理由をあらわす。…なので。…ゆえに。「週末のこと―終電も満員だ」 ・・・としても。「後悔した―はじまらない」▽打消の表現をともなう。 同様だという気持ちをあらわす。・・・もやはり。:だって。「きみ―被害者だ」▼格助詞「と」に接続助詞「て」の付いたもの。 **どて[土手]** 川や海岸に沿って土を高く盛ったところ。洪水や津波などを防ぐ。堤防・堤 **どてら[×綴×袍]** 綿をたくさん入れた広いそでの、大形の着物。防寒用や寝具用。たんぜん。かいまき。――をはおる」 **とど【×胡×殯]** アシカ科の大形の海の哺乳動物。北太平洋にすむ。どうもうで海のギャングと呼ばれる。 **どどいつ[都都逸・都都一]** 三味線の伴奏で歌う大衆的な小唄。七・七・七・五調で、恋愛の情に関したものが多い。 **ととう[徒党]** 悪いことをたくらんで集まった仲間。「―を組む」[一味] **どとう[怒×濤]** 激しくうち寄せる波。「逆巻く―」▽せめよせるものや、移りかわりの激しいものをたとえてもいう。「―の時代」 **とどうふけん[都道府県]** 日本の行政区画で、一都と道と府と県。現在は一都・一道・二府・四三県。 **トトカルチョ** イタリアで、プロサッカーの試合の勝負を当てるとばく。▽「トト」は賭け金の合計、「カルチョ」はサッカーという意味。[totocalcio] **とどく[届く]** のばしていって、そこまで到達する。「手の―範囲」「天まで届け」 出したものや願いが相手のところへ着く。「手紙が―」「思いが―」 すみずみまでゆきわたる。「細かいところに注意が―」「そこまでは目が届かない」 **とどけ[届け・届]** 学校や役所などに届けでること。また、その書類。「届けを出す」「婚姻届」「欠席届」 **とどける[届ける]** 相手のところに持っていってわたす。「品物を―」 学校や役所などに必要なことを正式に知らせる。「休暇を―」「住所変更を―」 **とどこおる[滞る]** ものごとがつかえて止まる。うまく進まなくなる。「仕事が―」「しはらいが―」「交渉が―」[はかどる] **とてい[徒弟]** でし。門人。とくに、職人や商人の親方の家に住みこんで、家事や仕事をてつだいながら技術を覚える見習い。でっち。「―制度」 **とてつもない[途轍もない]** 道理に合わない。常識はずれである。「―金額」▽「途轍」は、すじみちのこと。 **とても[×迎も]** [[とても〜ない」の形で]不可能であることをあらわす。どうしても・・・ない。とうてい・・・ない。「―まにあわない」「―言えない」 程度が大きいようす。非常に。たいへんに。「―うれしい」「―むずかしい本」 いっそのこと。むしろ。「―死んだほうがましだ」 [届](屆) 届ける・届く 荷物を届ける 移転届/行き届く **とど[×殿]** (届) 届ける・届く 荷物を届ける 移転届/行き届く <989> **どのう** がー」 **ととのう**[日]【調う】[国]①必要なものについてたりないものがなく、きちんとそろう。「家財道具をー」 ②うまくまとまる。「婚約が―」「商談が―」 [目]【整う】[国]①全体がきちんとそろってきれいである。「準備が―(←整備)」「足並みが―」 ②調和がとれる。「整った顔立ち」「整った文章」 **ととのえる**える。[【調える】][下]①必要なものをそろえる。「印刷用紙を―」 ②全体をぐあいよく、まとめて成立させる。「縁談[愁]をー」 ③買ってそろえる。「晴れ着を―」 ④ほどよい加減にする。「スープの味を―(←調味)」「音律を―(←調律)」 [【整える】][下]①きれいに、きちんとそろえる。「隊列を―(←整列)」「服装を―」「息を―」 ②調和をとる。「体調を―」「文章を―」 **とどのつまり**[画]いろいろのことがあって、最終的には。「あちこち修理してみたが、―は買いなおすことになった」園[結局] ▽魚のボラは、成長するにつれて、オボコ(またはスパシリ)→イナ→ボラと名を変え、最後にトドと呼ばれることから。多く、好ましくない、あるいはありふれた結果に終わるときにいう。 **とどまつ【×椴松】** [图]マツ科の常緑高木。寒い土地に生え、材は建築・器具・製紙用。 **とどまる【止まる・留まる】** [国]①動かずに、一定の場所や地位に長くいる。「村に―」「現職に―」 ②ある範囲の中に限る。「被害」はそれだけにとどまらない」▼「とまる」は、動いていたものが静止する変化、「とどまる」は、進行せず、大きな動きをしない状態をいう。 **どどめ【土留め】** [图]がけなどの土砂[じゃ]がくずれるのを防ぐためにつくったさくなど。つちどめ。 **とどめる【『止める・“留める】**[下]①動いているものをとめる。「足を―」「筆を―」 ②あとに残す。「記録を―」「なごりを―」 ③それ以上にしないで限定する。「注意するに―」 **とどめ(止め)を刺す** ①のどをさして完全に息をとめる。 ②二度と立ちあがれないようにする。急所をおさえてしまう。「アッパーカットでー」 ③それに限る。いちばんいい。「すしはマグロに―」 **とどろかす【×轟かす】** [国]●音を鳴りひびかせる。「雷鳴を―」 ②広く世間だに知らせる。「勇名を―」 ③どきどきさせる。ときめかす。「胸を―」 **とどろく【×轟く】** [国]⊕音が鳴りわたる。「砲声が―」 ②広く世間だに知られる。「名声が―」 ③胸がどきどきする。 **とない【都内】** [图]東京都の中心となる地域。とくに、二三区の中。[都下] **ドナウがわ【ドナウ川】** [图]ヨーロッパ中南部を東に流れ、黒海に注ぐ国際河川。運河によってライン川と結ばれ、黒海から北海に通じるヨーロッパ水上交通の大動脈となっている。 **となえる**[日]【称える】[下]①名づけて呼ぶ。称[しょ]する。「みずからを皇帝と―」 [目]【唱える】[下]①呪文やお経の文句を声に出して言う。「念仏を―」 ②大声でさけぶ。「万歳[説]を―」 ③人に先立って主張する。「異論を―」「新説を―」 **トナカイ**[图]シカ科の哺乳[ゅう]動物。北半球の寒帯にすみ、枝分かれした長いつのをもつ。▽アイヌ語。 **どなた【何方】** [代名]「だれ」のていねいな言い方。「失礼ですが―ですか」「―さまもお気をつけて」 **となり【隣】** [图]すぐ横に並んでいること。すぐ横にある家。「お―に預ける」 **となりあう【隣り合う】** [国]たがいにとなりとなる。「席が―」 **どなりこむ【怒鳴り込む】** [国]腹を立てて、大声で相手に抗議する。「市長宅に―」 **どなりつける【怒鳴り付ける】**[下]□大声で強くしかる。「部下を―」 **どなる【怒鳴る】** [国]大声を出してさけぶ。また、大声でしかる。 **とにかく【×兎に角】**[画]①いろいろな事情や条件があるにしても、という気持ちをあらわす。いずれにしても。とにもかくにも。「何ともないかもしれないが、―病院へ行ったほうがいい」 ②そのことは問題外として。・・・はさておいて。あれこれ言わないが。「詩は―曲がよくない」「その現場にいなかったのなら―」 ▼「ともかく」とも。 **トニック**[图]①髪[かぁ]の栄養剤[ぎぃ]。「ヘアー」 ②炭酸飲料の一種。「ジンー」「[tonic]water」 **とにもかくにも【×兎にも角にも】**[副]いずれにしても。とにかく。「―完成にこぎつけた」 **とねがわ【利根川】** [图]群馬県北部から関東平野を南東に流れ、千葉県銚子市で太平洋に注ぐ。流域面積一万六八四〇○平方は日本最大。長さは三二二歳。▽坂東[説](=東国)で第一という意味から、別名「坂東太郎」、 **とねりしんのう【舎人親王】** [人][角]六七六一七三五年。天武天皇の皇子。勅命により太安万侶[やめ]ろらと「日本書紀」を編さんした。 **との【殿】** [图]昔、主人や身分の高い人を敬っていうことば。とば。 **どの【殿】** [造語]「~殿」の形で]相手の姓名[燃]やかた書きの下に付けて、敬う気持ちをあらわす。「父母保証人―」▽公式な書類などに使う。個人の手紙には「様[さま]」を使うのがふつう。 **どの【何の】** [連体]①ものがいろいろあって、選択[梵]する一つがわからないときに、そのわからない一つをさすことば。いずれの。「―色にしますか」「―程度の量ですか」 ②[「どの〜も」の形で]全部の。すべての。いずれの。「―人も親切だ」「―方法にもむりがある」 **どの面下げて** どのような顔をして。なんの面目[質]があって。「ずうずうしく、よくもまあ」という気持ちで言うことば。 **どのう【土嚢】** [图]土をつめたふくろ。積んで堤防[だ] <990> **とのがた** などをつくる。「――を積み、洪水[もり]を防ぐ」 **とのがた【殿方】** [图]女性が男性を呼ぶ、ていねいな言い方。「―用化粧室」[御婦人][どん] **とのこ【×砥の粉】** [图]砥石の粉末。また、黄色い粘土を焼いて粉にしたもの。刀剣[態]をみがいたり、板や柱の色づけや漆器[もっ]の下地[いた]などに使ったりする。 **とのさま【殿様】** [图]●昔、主君や大名[びり]などの身分の高い人を敬って呼んだことば。 ②ぜいたくで、育ちがよく、世間[だ]知らずの人のこと。やや軽[べつ]した言い方。「―商売(=おっとりと構え、もうけにこだわらない商売)」「―芸」 **とのさまがえる【殿様×蛙】** [图]アカガエル科のカエル。背には緑色や褐色[ぃく]のしまがある。水田などにすみ、害虫を食う。 **どのみち【何の道】**[画]経過はいろいろあっても、同じ結果に行きつくようす。どっちにしても。いずれにしても。「―助かりそうもない」「―行くなら今行け」 ▽どの道を選んでも結局同じ、という意味から。 **とば【賭場】** [图]ばくちをするところ。ばくちば。「―あらし」圏[鉄火場][にっか] **どば【×駑馬】** [图]①足のおそいウマ。「騏驎[ん]も老いてはーにおとる」関[駄馬][駿馬][ひゅん] ②才能のとぼしい人。多くは、自分をへりくだっていうことば。「―にむち打つ」 **トパーズ**[图]宝石の一つ。黄色のものが、宝石としての価値が高い。透明[点]または半透明。黄玉[く]。▽一一月の誕生石。[topaz] **とばく【賭博】** [图]金銭や品物などをかけて勝負を争うこと。かけごと。ばくち。「―行為」 **どばし【土橋】** [图]木などを組み、表面を土でおおった橋。つちはし。 **とばす【飛ばす】**[国][造語]①①空を飛ぶようにする。「風船を―」「気球を―」 ②空中に散らす。はねちらす。「水を―」 ③速く走らす。「車を―」「現地〈一」 ④言いふらす。また、強く言いはなつ。「デマをー」「檄[げき]を―」 ⑤遠くへ追いやる。「支店に―」 ⑥途[中ゅう]をぬかす。「一○ページほど飛ばして読む」 ⑦〈造語〉[「〜とばす」の形で]勢いよく・・・することをあらわす。「笑い―」「ぶっ―」「投げー」 **どはずれ【度外れ】** [图]ふつうの程度をはるかにこえていること。けたはずれ。「―に強いチーム」 **とばそうじょう【鳥羽僧正】**[名]一〇五三-一一四○年。平安後期の画僧。源隆国[絵に]。の子。号は覚猷。絵にすぐれ、「鳥獣戯画[穀うじゅう]」の作者といわれる。▽鳥羽上皇の護持僧として、鳥羽離宮[ゅう]内に住したところから鳥羽僧正と称[しょう]された。 **とばっちり**[图]たまたまそばにいたために、災いを受けること。まきぞえ。「思わぬーをくう」類[そばづえ] **どはつ(怒髪)天を衝く** 激しく、おこるようす。▽髪[かみ]が逆立って、天をつくほどのいかりであること。 **とばてんのう【鳥羽天皇】** 一一〇三一一五六年。在位、一一〇七—二三年。堀河天皇の第一皇子。退位後、上皇となり、崇徳・近衛。・後白河[びらかわ]天皇の三代に、三十年近くにわたり院政をおこなった。崇徳との不和が、保元[鷹]の乱の原因となる。 **とばり【帳・×帷】** [图]室内を区切るために垂らす布。カーテン。「夜のーがおりる」 **とび【×鳶】** [图]ワシタカ科の鳥。からだは茶褐色で、くちばしがするどく曲がり、小動物や魚などをとらえて食べる。「ぴいひょろろ」と鳴きながら、輪をえがいてゆったりと飛ぶ。トンビ。▷「鳶[とんび]」も見よ。 **とびあるく【飛び歩く・跳び歩く】** [国]仕事のためにあちこちと出かける。いそがしく歩く。「世界[じゅ]うをいそがしく―」「かねの工面[が]に―」 **とびいし【飛び石】** [图]日本風の庭園などで、伝って歩くために少しずつはなして並べた敷き石。「―づたいに歩く」「―連休」 **とびいた【飛び板】** [图]水泳の飛びこみ競技などの、ふみきりに使う弾力のある板。スプリングボード。「―飛びこみ」 **とびいり【飛び入り】** [图][函]予定外の人が急に加わること。また、予定外に加わった人。「―で出場する」[番外] **とびいろ【×鳶色】** [图]トビの羽のような色。茶褐[諦]色。「―の目をした人」 **とびうお【飛び魚】** [图]トビウオ科の魚。左右の胸びれが長く、空中を飛ぶ。食用。アゴ。ツバメウオ。ヒイゴウオ。 **とびかう【飛び交う】** [国]行ったり来たりして飛ぶ。「ほたるが―」「情報が―」圏[飛び違][ぁぁ]う・[交錯][しらす] **とびきり【飛び切り】**[画]他のものに比べ、ずばぬけてすぐれているようす。「―安い店」「―の品」圏[格別]・[無類] **とびぐち【×鳶口】** [图]棒のさきにトビのくちばし状の鉄製の鉤[がき]をつけた、ものをひっかける道具。昔の消防用具の一つ。 **とびこす【飛び越す】** [国]飛んでものの上をこえる。また、順序をこえて進む。とびこえる。 **とびこみ【飛び込み】** [图]①とびこむこと。「―自殺」 ②水上競技の種目の一つ。飛び板飛びこみと、高飛びこみがある。ダイビング。 **とびこむ【飛び込む】** [国]●飛んで中まではいる。「水に―」「交番に―」 ②すすんでかかわりをもつ。「事件の渦[中ゅう]に―」 **とびしょく【×鳶職】** [图]建築工事などで、足場[壁]づくりなどをする職人。とび。▽もと、江戸時代の消防夫。火消し。 **とびだす【飛び出す】** [国]◎勢いよく外に出る。とつぜん、あらわれる。「子供が道路へ―」 ②住んでいるところを急にすてて、よそに行ってしまう。「いなかを―」「家を―」飛び出る **とびたつ【飛び立つ】** [国]①飛んでその場からはなれる。「飛行機が―」「はとが―」 ②感情が高ぶってそわそわする。「―思い」 **とびち【飛び地】** [图]ある行政区域に属する土地が、 <991> **とほう** **とびちがう** [飛び違う] 飛んで行きちがう。また、入りみだれて飛ぶ。「とんぼが―」[類]飛び交う ②意見などがかけはなれる。 **とびちる** [飛び散る] 飛んで乱れちる。飛散する。「―火花」 **とびつく** [飛び付く] 勢いよく飛んでしがみつく。「母親を見つけて―」 ②喜んで応じる。「うまい話に―」「流行に―」 **トピック** 話題。話題となるような出来事。トピックス。「一週間の―を集める」 | topic **とびでる** [飛び出る] 「とびだす」 **とびどうぐ** [飛び道具] 弓矢や鉄砲などの古い呼び方。 **とびとび** [飛び飛び] あちこちに散らばっているようす。「―に家がある」 ②連続せずに、あいだを置いているようす。「―に読む」「―の話」 **とびのる** [飛び乗る] 勢いよく乗る。また、飛びつくようにして乗る。「馬に―」「汽車に―」 ☆飛び降りる **とびばこ** [跳び箱・飛び箱] 体操用具の一つ。木わくを積みかさねて箱形にし、助走してきて、それに手をついてとびこえる。 **とびはなれる** [飛び離れる] 勢いよくはなれる。②はるかにはなれる。はるかにへだたる。「値段が―」[類]かけ離れる **とびひ** [飛び火] [名]飛び散る火の粉。また、そのためにはなれた場所に起こる火災。 ②夏、子供がかかる伝染力の強い急性皮ふ病。 [名・スル]事件などが、他の関係なさそうなところに広がること。「事件は意外なところに―した」 **とびまわる** [飛び回る・跳び回る] 飛んで跳ねながら、ぐるぐると回る。「喜んで部屋の中を―」 ②あわただしく、あちこちをかけずりまわる。「全国を商用で―」「資金集めに―」[類]奔走する・飛び」「話が―」「ページがー」 **ドビュッシー** [人名] 一八六二—一九一八年。フランスの作曲家。自由で繊細な音のひびきをみごとに表現し、印象派音楽を確立した。代表作に組曲「子供の領分」、「牧神の午後への前奏曲」など。| Claude Achille Debussy **どひょう** [土俵] すもうをとるところ。土を正方形に盛りあげて固め、俵でまるく囲んだところ。「―を割る(=土俵外に出る)」 ②俵に、土をつめたもの。土嚢[どよう]。 **どひょういり** [土俵入り] すもうで、横綱をのぞく幕内力士・十両がそれぞれ化粧回し[けしょうまわし]をつけて土俵に上がる儀式。▽横綱の場合は、正しくは「手数入り[でずいり]」という。 **どひょうぎわ** [土俵際] 追いつめられた土俵のぎりぎりの境い目。また、せめたてられてものごとの決定するぎりぎりのところ。「―の攻防」 **とびら** [扉] 半回転させて開く戸。ひらき戸。ドア。「入り口のー」 ②本の、本文にはいる前の表紙・見返しに続くページ。題名・作者名などが書いてある。▷図「ほん(本)」 **どびん** [土瓶] 湯をわかしたり、茶をいれるための、陶器の入れもの。注ぎ口があり、上につるをわたしてある。 **とふ** [塗布] [-スル] 薬や塗料などを、うすくぬりつけること。「ニスを―して仕上げる」「―剤[ざい]」 **とぶ** [飛ぶ] すばやく空中を進む。「つばめが―」「ジェット機が―」 ②大急ぎで目的地に行く。「犯行現場に―」「家まで飛んで帰る」 ③空中にはねて、散る。「火花が―」「しぶきが―」 ④つながっているものが切れる。「首が―」「ヒューズが―」 ⑤消えてなくなる。「色が―」「給料の半分が―」 ⑥途中がぬけたり、省略したりしてさきに行く。「話が―」「ページがー」 ⑦世間に広まる。「デマが―」 ⑧遠くへにげる。「犯人は国外に―」 ⑨飛んで火に入る夏の虫 状況がよくわからないままに、自分からすすんで危険や災いの中に飛びこむこと。 **とぶ** [跳ぶ] 空中にはねあがる。「片足でぴょんぴょん―」 ②はねあがってこえる。「バーを―」 **どぶ** [溝] 雨水[あまみず]やよごれた水などを流すためにつくられた、小さな水路。「―そうじ」[類]下水・みぞ **とぶくろ** [戸袋] あけた雨戸をしまっておくところ。また、開いたドアをおさめるところ。「電車の―に手をはさまれる」 **どぶねずみ** [溝鼠] 下水道やどぶ石のあいだなどにすむ、大形のネズミ。 ②主人の目をぬすんで悪事をはたらく使用人のたとえ。頭の黒いねずみ。 **どぶろく** [濁酒] 米からつくる日本酒の一つ。かすをこさないので、白くにごっている。にごりざけ。[対]清酒 **どべい** [土塀] 土を練りかためてつくったへい。「忍者が―を乗りこえる」 **とほ** [徒歩] 乗り物に乗らないで、足で歩くこと。「駅から―五分で着く」 **とほ** [杜甫] 七一二—七七〇年。中国、盛唐の詩人で、詩聖とうたわれた。あざなは子美[しび]。号は少陵[しょうりょう]。官名から杜工部[とこうぶ]とも。玄宗[げんそう]に仕えたが安禄山[あんろくざん]の乱でとらえられ、流浪して貧苦の一生を送り、世の不正や政治に対する不満を詩にたくして詠[よ]んだ。詩文集に「杜工部集」。 **とほう** [途方] あてど。めあて。また、方法・手段・てだて。すじみち。条理。[類]途轍 ▽「方向」という意味から。 ②途方に暮れる 目的をとげるための方法がなくて、どうしたらいいかわからなくなる。 ③途方もない ふつうの程度をはるかにこえているようす。常識では考えられないほどの。 <992> **とほう** [土芳] [人名]「はっとりとほう」 **とぼく** [杜牧] [人名] 八〇三—八五三年。中国、晩唐の詩人。あざなは牧之[ぼくし]。号は樊川[はんせん]。杜甫を「大杜」というのに対して、「小杜」と呼ばれる。詩風は華麗な中に豪放な気骨を示す。詩文集に「樊川文集」。 **どぼく** [土木] 材木・石・鉄などを使って、河川・港湾を直したり、橋・道路・鉄道などをつくる工事。「―技師」「―作業」[類]建造・建設 ▽「建築」は建物をつくることをさし、「土木」と「建築」をまとめて「建設」という。また、それを職業とするのを「土建業」という。▷つかいわけ「建築」を見よ。 **とぼける** [恍ける・惚ける] わざと知らないふりをする。「都合が悪くなるとすぐ―」[類]しらばっくれる ②こっけいな言動をする。「とぼけた役者」 **とぼしい** [乏しい] 少ししかない。たりない。「才能が―」「愛情に―家庭」 ②生活が苦しい。まずしい。貧乏だ。「―中から子を育てる」[対]豊か「ともしい」とも。 **とぼとぼ** 元気なく、うなだれて歩くようす。「来た道を―ともどった」 **とま** [苫] スゲやカヤなどの植物で編んだおおい。昔、そまつな小屋の屋根や、家の囲いなどに使われた。 **どま** [土間] 家の中で、床を張らず地面がむきだしになっているところ。たたき。「農家の―は広い」 **トマス・アクィナス** [人名] 一二二五?—七四年。イタリアの神学者・哲学者。信仰と理性の区別を明確にして、両者の統合を試み、スコラ哲学を大成した。主著「神学大全」。「Thomas Aquinas」 **トマス・ジェファソン** [人名] 「ジェファソン」 **トマス・ペイン** [人名] 「ペイン」 **トマス・マン** [人名] 一八七五—一九五五年。ドイツの小説家。対立するテーマを深く追究した雄大な思想小説を書いた。小説「ブッデンブローク家の人々」「魔の山」など。「Thomas Mann」 **トマス・モア** [人名] 一四七八—一五三五年。イギリスの政治家・思想家。「ユートピア」で、当時のイギリスの社会悪を批判し、私有財産のない理想社会をえがいた。国王ヘンリ八世の離婚問題を発端とするローマ教会からの分離に抵抗して、反逆罪に問われて刑死した。「Thomas More」 **とまつ** [塗抹] ぬりつけること。 ②ぬりつぶすこと。ぬりけすこと。 **トマト** ナス科の一年草。まるい実は熟すと赤または黄色くなる。なまで食べるほか、料理や調味料の材料。| tomato **とまどう** [戸惑う・途惑う] どうしてよいかわからずに、まごつく。「はじめての仕事で―ことが多い」 **トマトケチャップ** トマトに調味料を加えて、にこんでつくったソース。| tomato ketchup **とまや** [苫屋・苫家] とまで屋根や外側をおおった家。小さくてそまつな家。 **とまり** [泊まり] 自分の家以外にとまること。また、とまる場所。「―客」[類]外泊・宿泊 ②宿直。「今夜は―だ」 ③船がとまるところ。船着き場。 **とまりがけ** [泊まり掛け] とまる予定で出かけること。「―で遊びに行く」[対]日帰り **とまりぎ** [止まり木] 鳥が止まれるように、鳥かごや鳥小屋の中にとりつける横木。 ②酒場や喫茶店などの、カウンター用の高いいす。「―にこしかける」 **とまりこむ** [泊まり込む] 帰宅せずに、そこにとまる。長くとまる。「特訓のため、学校に―」 **とまる** [止まる・停まる] 動いていたものの動きやはたらきが消える。停止する。「車が―」「時計が―」「水道が―」「痛みが―」「血が―(←止血)」「息が―」 ②何かにつかまって休息する。「鳥が枝に―」「とんぼが帽子に―」 **とまる** [留まる] 目や耳などにあとまで残る。「心に―」「気に―」「目にも留まらぬ早業」 **とまる** [泊まる] 旅などに出て、自宅以外の設備のある場所で夜を過ごす。「ホテルに―」 ②船がいかりを下ろす。停泊する。「船が港に―」 **とまれ** どうであろうと。いずれにしても。「―ぶじでよかった」▽「ともあれ」の変化した形。 **どまんじゅう** [土饅頭] 土をまるく盛った墓。つか。どふん。 **どまんなか** [ど真ん中] まんまんなか。俗な言い方。「―の直球」▽「ど」は強めの語。 **とみ** [富] 財産。「巨万の―を築く」[類]財貨・身代・身上 ②人間の生活を豊かにするために役立つ自然界のもの。「地下の―を活用する」[類]資源・富さもち **とみおかせいしじょう** [富岡製糸場] 明治初期、群馬県富岡市に設立された官営工場の一つ。フランスの技術を導入して、生糸の生産の近代化を進めた。 **とみくじ** [富籤] 江戸時代に流行した一種の宝くじ。番号のはいった富札を売りだし、くじで当たった者に賞金をあたえた。 **とみこうみ** [と見こう見] あっちを見、こっちを見ること。また、いろいろな点からようすをながめること。▽「左見右見[とみこうみ]」とも当てる。 **とみながなかもと** [富永仲基] 一七一五—四六年。江戸中期の思想家。号は謙斎[けんさい]。「出定後語[しゅつじょうごご]」で、神道・仏教・儒教に歴史的な見地から徹底して批判を加え、のちの国学への道を開いた。 **とみに** [頓に] 状態が、急に進んだり変わったりするようす。「最近―白髪がふえた」[類]にわかに **ドミニカ** [共和国] カリブ海のイスパニョーラ島の東部をしめる国。プランテーション農業・製糖がおこなわれる。面積約四万九〇〇〇平方キロ。首都サントドミンゴ。主要言語スペイン語。 ②ドミニカ国。カリブ海の西インド諸島南東部にある島国。イギリス連邦に属する。かんきつ類、バナナの栽培が盛ん。面積約七五〇平方キロ。首都ロゾー。主要言語英語。 <993> **ともぐい** **とめそで** [留袖] 結婚した女性が、正式の場で着る紋のついた着物。そでの長さが短く、すそに模様がある。→振り袖 **とめど** [止め、処] とめるところ。おわり。「―なく、なみだが流れる」▽多く、「止めど(も)ない」などの打消の形で使われる。 **とめる** [止める・停める] 動いていたものの動きを、力を加えて消す。「エンジンを―」「足を―」「ガスを―」「血を―(←止血)」「痛みを―」 ②やめさせる。「けんかを―」 **とめる** [留める] 動かなくする。くっつける。固定させる。「虫ピンで蝶[ちょう]を―」「ボタンを―」 ②目や耳などにのこす。「気にも留めない」「目に―」 **とめる** [泊める] 他人に、自分の家で夜を過ごさせる。「客を一晩―」 ②船を港に入れる。停泊させる。 **とも** [友] 仲間。友人。親しくつきあっている人。「類は―を呼ぶ」「ギターを―とする」▽文章語。 ②いつも好んでそばに置いておくもの。また、手もとにおいて役立つもの。「旅の―」 **とも** [共] [造語] [名]いっしょ。おなじ。「寝起きを―にする」「―ぎれのベルト」 [造語] 「共〜」の形で「いっしょに…する」という意味をあらわす。「―ばたらき」「―食い」「―だおれ」▽名詞の上に付く。 [「~共」の形で]「…はすべて」「…をふくめて」という意味をあらわす。「両親―健康です」「送料―五〇〇円になります」[類]込み ▽名詞の下に付く。 **とも** [供] 目上の人につき従っていく人。おとも。「会長が大勢の―を従えて来社する」[類]従者 **とも** [艫] 船の後ろのほう。船尾。[対]へさき・みよし **とも** [副助] 大小・長短・広狭などをあらわす表現について、かりにその限界をきめる。「おそく―この秋までには完成させたい」「多少なり―おてつだいをしたい」▽古文の接続助詞「とも」は、口語では「ても」に変わった。 [終助]あいづちを打ったり、言いきったりする。「そのとおりだ―」「いい―」 **ども** [共] [造語] 「〜ども」の形で多数であることをあらわす。相手に敬意をあらわさない表現。「野郎―、やっちまえ」 ②一人称代名詞に付いて、へりくだった気持ちをあらわす。「私―といたしましては」「手前―では」 **ともえ** [巴] 一つの円の中に、弓を射るときに左手首につける鞆[とも]の形をえがいた模様。一つ巴・二つ巴・三つ巴などがある。「三つ―になって争う」 **ともえなげ** [巴投げ] 柔道場のわざの一つ。自分からあおむけにたおれながら、相手の腹部に足をあててはねとばす。 **ともかく** [兎も角] 「とにかく」 **ともかせぎ** [共稼ぎ] 「ともばたらき」の古い言い方。 **ともがら** [輩] 「なかま」の古い言い方。[類]やから・連中 **ともぎれ** [共切れ] 衣服に使ったものと同じ布ぎれ。「―でリボンをつくる」 **ともぐい** [共食い] 同じ種類の動物が、たがいに食いあうこと。「金魚が―する」 ②仲間どうしで足をひっぱりあって、どちらも損をすること。「同業者がふえて―となる」[類]共倒れ <994> **ともしび** [灯し火・灯] あかり。「山小屋の―」「風前の―」[類]灯火 ▽文章語。 **ともしらが** [共白髪] 夫婦ともども白髪になるまで、長生きすること。 **ともす** [灯す・点す] 火をつける。明かりをつける。「とぼす」とも。「ろうそくを―」 **ともすれば** どうかすると。ややもすると。ともすると。「―くじけそうになる」 **ともだおれ** [共倒れ] たがいに競いあったり、助けあったりした結果、両方ともにやっていけなくなること。「競争が激しくて―になる」 **ともだち** [友達] いつも親しくつきあっている人。友人。「遊びー」[類]仲間 ▽常用漢字表付表の語。 **ともづな** [纜] 船尾にあって、船をつなぎとめるつな。纜を解く 船出する。出帆する。 **ともづり** [友釣り] アユの釣りかたの一つ。生きたアユを糸につけて水中に放し、ほかのアユをおびきよせて針にかけてとる。 **ともども** [共共] いっしょに。そろって。改まった言い方。「親子―参加する」 **ともなう** [伴う] いっしょにつれていく。ひきつれる。「孫を―って行く」 ②いっしょについてまわる。「スポーツには危険が―」「権利には義務がー」 ③つりあいがとれる。「支出が収入に伴わない」 ④結果として生じる。「地震に―火災」 [補助]「~にともなって」の形で…するにつれて。「年をとるにともなって芸にみが出みばが出る」 **ともながしんいちろう** [朝永振一郎] [人名] 一九〇六—七九年。昭和期の理論物理学者。東京生まれ。原子核理論を専門に研究し、一九六五年ノーベル物理学賞を受賞した。 **ともに** [共に・倶に] いっしょに。そろって。「―遊んだ仲」「寝食を―する(←いっしょに暮らす)」「名実―すぐれる」 ②また、…するに従って…だ。「喜びであると―悲しみでもある」「時がたつと―忘れてしまった」 ③「~とともに」の形で…であるし、同時に…だ。「高い大きな波。「―が立つ」 **どようなみ** [土用波] 夏の土用のころに起こる、▷つかいわけ→「一緒に」を見よ。 **とものよしお** [伴善男] 八〇九—八六八年。平安前期の廷臣。大納言。源信[みなもとのまこと]と対立して応天門の変を起こし、伊豆に流された。事件は絵巻「伴大納言絵詞[えことば]」にえがかれている。 **とものり** [友則] [人名] 「きのとものり」 **ともばたらき** [共働き] 「ともかせぎ」の新しい言い方。夫婦がともに働いて収入をえること。 **ともびき** [友引] 陰陽道で、ものごとの勝負がつかないとされる日。「友を引く」として、この日に葬式をおこなうのはさける。 **どもり** [吃り] どもること。また、その人。 **どもる** [吃る] 話そうとすると、発音にかかわる筋肉がけいれんし、ことばがなめらかに出てこなくなる。「緊張してー」 **ともる** [灯る・点る] 明かりがつく。「とぼる」とも。「街に灯がー」 **とや** [鳥屋・塒] 鳥を飼っておく小屋。②ニワトリなどが産卵のため巣にはいる。鳥屋に就く 鳥が巣に帰る。また、羽がぬけかわるとき小屋にこもる。 **どや** 宿屋。とくに、簡易宿泊所。▽「やど」のさかさことば。 **どやかく** [兎や角] うるさく文句を言うようす。あれやこれや。なんのかの。「それくらいで―言うな」 **どやす** 「うつ」「なぐる」「どなりつける」などの俗な言い方。「背中を―」「大声で―」 **とよあしはらのみずほのくに** [豊葦原の瑞穂の国] 「日本国」をほめていうことば。とよあしはら。[類]豊秋津洲[とよあきつしま] ▽アシが生いしげり、穀物が豊かに実る国という意味。 **どよう** [土用] 立春・立夏・立秋・立冬の前の十八日間。とくに、立秋の前の夏の土用をさしていう。「―のうしの日にうなぎを食べる」 **どよう** [土曜] 週の第七番目の日。土曜日。 **とよださきち** [豊田佐吉] 一八六七—一九三〇年。明治・大正期の織機の発明家。遠江[とおとうみ]生まれ。織物工として織機に各種の改良を加え、豊田式自動織機という画期的な機械を発明した。 **とよとみひでよし** [豊臣秀吉] 一五三六—九八年。安土桃山時代の武将。織田信長に仕え、信長の死後、全国を統一し、関白・太政大臣となる。太閤検地・刀狩り・キリシタン禁止など、幕藩体制の基礎をつくった。 **とよとみひでより** [豊臣秀頼] 一五九三—一六一五年。父は秀吉。母は淀君[よどぎみ]。関ヶ原の戦いに敗れたのち、徳川秀忠の娘の千姫と結婚して右大臣となるが、大坂の陣に敗れ、自刃した。 **どよめき** 感動してざわざわとゆれ動くこと。また、その動きや声。「観衆の―」「―が起こる」 **とら** [虎] ネコ科の猛獣。体長約二メートル。黄色で黒い横じまがある。アジア産。 ②酒に酔ってあばれる人。「―になる」 ③虎の威を借る狐[きつね] 強者の権力にたよっていばる小人物のたとえ。▽中国、「戦国策」から。 ④虎の尾を踏む きわめて危険なことをする。▽中国、「易経」から。 ⑤虎は死して皮を留め、人は死して名を残す トラは死後も皮を残して珍重されるように、人は名誉や功績によって死後に名を残す。 ⑥虎は千里行って千里帰る 勢いが、非常に盛んなたとえ。 ⑦虎を描いて犬に類す ①高くてりっぱな目的をかかげ、あまりにもくいちがった結果に終わる。②力のない人が実力者のまねをして、かえって軽薄に見える。▼中国、「後漢書」から。 ⑧虎を野に放つ ①猛威をふるう者を、その威を存分にふるうことのできる状態に置くこと。②災いのもととなるものを除かないで、のちに災いを大きくする。 <995> **どらねこ** を残すこと。 **とら【寅】** [图]①十二支の第三番目。 ②昔の方角の呼び名で、東北東。「丑[っし]ーの方角」 ③昔の時刻の呼び名で、今の午前四時ごろ。また、その前後二時間。 **どら【《銅鑼】** [图]青銅でつくった丸い打楽器。ひもでつるして、ばちで打って鳴らす。「出港の合図[務ぃ]に―を鳴らす」 **どら**[图][造語]働かないで、のらくらしている人。道楽者[ぢちく]。俗[ぞく]な言い方。「―息子[략]」「―娘[むすめ]」「―ねこ」「―もの」 **とらい【渡来】** [图][函]外国から、海をこえてやってくること。「南蛮[感]―の壷[っ]」「一人」 **トライ**ためすこと。こころみること。[try] ①ラグビーで、相手側のインゴールの地面にボールをつけること。[try] **ドライ**[图][形動]①〈形動〉かわいているようす。また、乾燥したようす。「ーミルク」 ②情[じょう]にとらわれず、合理的なようす。「―な性格」◆ウエット ③酒などで、から口の。「ージン」→スイート ①〈名〉「ドライクリーニング」の略。[dry] **ドライアイス**[图]炭酸ガスを圧縮~冷却[熱く]した固体。常温では気化してけむりを出す。冷却剤[ぎぃ]にする。▽商標名。[Dry Ice] **トライアスロン**[图]遠泳・自転車・マラソンを同じ日に続けておこない、所要時間を競う競技。三種競技。鉄人レース。▽開催[診]日は満月にいちばん近い土曜日ときめられている。九時間以上かかるので夜が明るくないとできないため。「triathlon」 **トライアングル**[图]①打楽器の一つ。鋼鉄製の棒を三角に折りまげたものを、金属棒でたたいて演奏する。[triangle] **ドライカレー**[图]野菜のみじん切りとひき肉をカレー粉でいため、めしにそえた食べもの。また、カレー粉を加えた洋風のいためごはん。▽dry と curryから。 **ドライクリーニング**[图]水を使わず、ベンジンなどの溶剤[詰]を使ってするせんたく。ドライ。[dry cleaning] **ドライサー** [人名]一八七一―一九四五年。アメリカの小説家。アメリカの物質文明の中で、翻弄される人間の姿をえがいた。「シスターキャリー」「アメリカの悲劇」など。「Theodore Dreiser」 **とらいじん【渡来人】** [图]古墳時代から飛鳥[ぁすか]時代にかけて、中国や朝鮮[殻]などから日本にわたって定住した者とその子孫。▽日本の学問・文化・技術の向上に貢献した。戦前は「帰化人」といっていた。 **ドライバー**[图]①自動車やトラックなどの運転手。 ②ねじまわし。スクリュードライバー。 ③ゴルフで、いちばん距離[は]が出るクラブ。一番ウッド。[driver] **ドライブ**[图]①〈名・・スル〉◎車やオートバイなどを走らせること。また、車で遠出をして楽しむこと。 ②テニスや卓球[熱]』で、ボールに強い前方向の回転をあたえること。「―をかける」 ③ゴルフで、球を遠くへ打つこと。「ーショット」 ①〈名〉コンピュータで、磁気ディスクの読み取りや書きこみをする装置。[drive] **ドライブイン**[图]郊外の主要道路沿いなどにある、自動車で移動している人のための食堂や休憩場所 。また、自動車に乗ったままで用のすむ売店や劇場など。-[drive-in] **ドライブウエー**[图]観光地などのドライブ専用道路。-[drive way] **ドライフラワー**[图]自然の花を乾燥させて、装飾用にしたもの。-[dried flower] **ドライミルク**[图]粉ミルク。粉乳。-[dry milk] **ドライヤー**[图]乾燥機。とくに、髪[かみ]をかわかすためのもの。[drier, dryer] **とらえどころ【捕らえ所】** [图]つかみどころ。要領。「―のない話」 **とらえる【捕らえる・×捉える】**[下]①にげないように、相手の動きに応じてつかまえる。とりおさえる。「犯人を―」 ②しっかりとつかむ。「文意を―」「真相を―」「観客の心を―」 **とらがり【×虎刈り】** [图]まだらに段のついた、へたな髪[かみ]のかりかた。▽かったあとが、トラのしま模様のようになることから。 **トラクター** 農耕機械などを引っぱったりする車。牽引車。[tractor] **ドラクロワ** 八一七九八一一八六三年。フランスの画家。強い色彩にとタッチで躍動感のある絵をえがき、ロマン派の絵画を代表する。作品に「シオの虐殺[ぎく]」「サルダナパールの死」など。「Eugène Delacroix」 **トラコーマ**[图]↓「トラホーム」 [trachoma] **ドラゴン**[图]竜[りゅう]。西洋の伝説上の怪獣[いう]。口から火をふくという。[dragon] **トラスト**[图]市場の利益を独占[烂]するために、同種の企業[より]が資本を統合して一つの企業になること。企業合同。[trust] **トラック**[图]①陸上競技場の競走路。「―競技」↔フィールド ②磁気テープなどで、データが記録される帯状の部分。[track] **トラック**[图]貨物自動車。ふつうは四輪車をいうが、大型のものでは八輪以上のものもある。[truck] **ドラッグストア**[图]薬・雑誌・軽食などをとりそろえた店。[drugstore] **トラッド**[图][形動]服装などで、流行にとらわれない、伝統的なファッション。▽traditional の略。[trad] **トラディショナル**[图][形動]⊕伝統的な。また、正統的な。 ②「トラッド」 [traditional] **どらねこ【どら猫】** [图]うろつきまわって、ぬすみ食いなどをするネコ。のらねこ。 <996> **とらのこ** **どらむすこ** [どら息子] 遊び歩いてばかりいるむすこ。道楽息子。「金持ちの―」 **どらやき** [銅鑼焼き] どらの形に焼いた小麦粉などの皮二枚のあいだに、つぶあんをはさんだ和菓子。 **とらわれる** [捕らわれる・囚われる] つかまえられる。とりこになる。「敵に―」 ②こだわりからぬけだせない。「外見に―」 **トランキライザー** 精神安定剤。興奮をしずめ、気分を落ち着かせるための薬。| tranquilizer **トランク** 旅行用の大形のかばん。 ②乗用車の後部にある荷物入れ。| trunk **トランクス** 運動選手のはく短いパンツ。また、その形に似た男性用下着。| trunks **トランシーバー** 近距離の連絡に使う、小型の携帯無線機。| transceiver **トランジスタ** ゲルマニウムやシリコンなどの半導体を使った軽量小型の増幅装置。「―ラジオ」| transistor **トランス** 変圧器。交流電流の電圧を変える。▽transformerから。| transformer **トランプ** ハート・ダイヤ・クラブ・スペードの四種類のカードがそれぞれ一三枚ずつ、合計五二枚と、ジョーカー一枚からなる、カード遊びの道具。また、そのカード遊び。▽切り札という意味から。| trump **トランペット** 金管楽器の一つ。三つのバルブで音程を調節してふく。| trumpet **トランポリン** 体操器具の一つ。マット状のキャンバスに強いばねをとりつけたもの。上で跳躍や回転などをおこなう。▽商標名。| Trampoline **とり** [鳥] つばさがあり、多くは空を飛ぶ動物をまとめていうことば。からだは羽毛でおおわれ、くちばしをもつ。鳥類。かぞえ方羽[わ]。 ②ニワトリ。また、ニワトリの肉。「―ぞうすい」▽ふつう、「鶏」と書く。 **とり** [西] 十二支の第一〇番目。 ②昔の方角の呼び名で、西。 ③昔の時刻の呼び名で、今の午後六時ごろ。また、その前後二時間。 **とり** [取り] [造語] [名]とること。とる人。「陣―」「月給―」 ②寄席や歌番組などで、最後に出演すること。また、その人。「―をつとめる」[類]真打ち・切り [造語]「とり~」の形で動詞に付いて、意味を強めたり、語調を整えるはたらきをする。「―囲む」「―乱す」 **とりあう** [取り合う] たがいに、争ってうばいあう。「点を―」 ②たがいににぎる。「手を取り合って喜ぶ」 ③相手にする。「笑ってばかりで取り合わない」 **とりあえず** [取り敢えず] 他のことをさしおいて、急いでまにあわせるようす。さしあたって。「―御礼まで」「とるものも―かけつける」[類]ひとまず ▷つかいわけ→「差し当たり」を見よ。 **とりあげる** [取り上げる] 手にとって持ちあげる。「受話器を―」 ②話題にする。「少数意見も―」「これといって―ほどのことではない」 ③むりにとる。「おもちゃを―」「財産を―」[類]奪う・没収する ④出産を手伝う。「この子を取り上げたのは私です」 **とりあつかい** [取り扱い・取扱] とりあつかうこと。とりあつかう人。「―に苦労する」「―所」「―高」「―注意」「―品」 **とりあつかう** [取り扱う] ものや道具を手で動かして使う。「機械を―」[類]操作する ②ものごとや仕事に自分で手を下して対応し、または処理をする。「わが子同様に―」「窃盗事件としてー」「当店では取り扱いません」 **とりあわせる** [取り合わせる] うまく組みあわせる。「花瓶に季節の花を―」 **ドリアン** パンヤ科の常緑高木。実は直径約三〇センチで、とげにおおわれ、異臭がある。果肉はクリーム状で、食用。| durian <997> **とりこわす** **とりい** [鳥居] 神社の入り口に立てる門。二本の柱と二本の横木からなる。「かぞえ方基[き]」 **とりいきよなが** [鳥居清長] [人名] 一七五二—一八一五年。江戸後期の浮世絵師。歌舞伎小屋の看板絵を描く鳥居派の四代目として、舞台がいのようすをうつす「出語がたり図」という新しい形の役者絵をつくった。また、美人画でも大画面に風景を合わせてえがくスケールの大きな作品で知られる。 **とりいそぎ** [取り急ぎ] 「いそいで」を強めた言い方。多く、手紙文に用いる。「―お返事まで」[類]とりあえず **トリートメント** 手あて。とくに、髪の手入れ。「ヘアー―」| treatment **とりいる** [取り入る] 気に入られるように、きげんをとる。「社長に―」 **とりいれる** [取り入れる] とって、中へ入れる。「せんたくものを―」[類]取り込む ②採用する。「外国の制度を―」 ③農作物などを収穫する。「だいずをー」▽「穫り入れる」とも書く。 **とりうちぼう** [鳥打ち帽] ひさしのついた平たい帽子。ハンチング。鳥打ち帽子。▽狩りに行くときにかぶったことから。 **トリウム** 放射性元素の一つ。灰色の金属。原子炉の核燃料。元素記号 Th | thorium **とりえ** [取り柄] すぐれたところ。みどころ。「父は実直なだけがーの人間だ」[類]長所 **トリオ** 三重奏。三重唱。また、その曲や演奏団。「ピアノ―」 ②三人組。「―を組む」| trio **とりおく** [取り置く] とりのけておく。しまっておく。 **とりおこなう** [執り行う] 行事や儀式などをおこなう。執行する。改まった言い方。「卒業式を―」[類]挙行 **とりおさえる** [取り押さえる] 動けないように、しっかりとおさえつける。「暴れ馬を―」「どろぼうを―」 **とりおとす** [取り落とす] 手からはなして落とす。「かばんを―」 ②うっかりもらす。ぬかす。「名簿から名前を―」 **とりかえし** [取り返し] とりもどすこと。また、もとにもどすこと。「―のつかないこと」 **とりかえす** [取り返す] 一度とられたものを再び自分のものとする。「領地を―」 ②もとの状態にもどす。「おくれを―」「一点とられたら―」[類]取り戻す **とりかえばやものがたり** [とりかへばや物語] [作品]一一八〇年ころ。作者未詳。兄妹の性質が男女反対なので、父親はとりかえたいと思い、兄に女装させ、妹に男装させるがうまくゆかず、本来の姿にもどるという物語。四巻。 **とりかえる** [取り替える・取り換える] 前のものをやめて、新しいものにかえる。別のものにする。「部品をー」 ②同じ価値のものをたがいにやりとりする。「チケットを現金に―」 **とりかかる** [取り掛かる] ものをつくったり、何かを操ったりしはじめる。仕事を始める。「建築に―」[類]着手する **とりかこむ** [取り囲む] まわりをすっかり囲む。「やじうまが―」「犯人を―」 **とりかじ** [取り舵] 船の進む方向を、左に変えるときのかじの使いかた。「―いっぱい」[対]面舵[おもかじ] **とりかわす** [取り交わす] たがいに、ことばや約束ごとをやりとりする。「契約を―」 **とりきめる** [取り決める・取り極める] 相談して契約などを定める。約束する。▷つかいわけ→「約束」を見よ。 **とりくずす** [取り崩す] くずしてとりさる。「土蔵[どぐら]を―」 ②ためてあったものを少しずつとり出してなくする。「預金を―」 **とりぐち** [取り口] すもうのとりかた。わざのかけかた。「横綱の―を分析する」 **とりくみ** [取り組み・取組] とりくむこと。「公害問題への―の姿勢が問われる」 ②すもうをとる力士の組み合わせ。「あすの―表」▽ふつう、「取組」とは書かない。 **とりくむ** [取り組む] たがいに手をかけて組みあう。「土俵でがっぷり四つで―」「強敵と―」 ②解決や処理をするために、問題についてしっかりと努力する。「仕事に―姿勢」「とっくむ」とも。 **とりけす** [取り消す] 一度きめた約束や発表などを、なかったことにする。「前言を―」[類]打ち消す **とりこ** [虜・檎] 敵にとらえられた人。「占領軍の―となる」[類]捕虜 ▽何かに夢中になる人をたとえてもいう。「恋の―になる」 **とりこしぐろう** [取り越し苦労] さきのことをあれこれ考えて、むだな心配をすること。「心配性で―ばかりしている」[類]杞憂 **トリコット** 細いうねのある織物。よくのびちぢみするので、はだ着や靴下に使う。| tricot **とりこぼす** [取り零す] 勝負ごとで、ふつうなら負けるはずのない相手に負ける。不覚をとる。 **とりこみ** [取り込み] 急な出来事などで、ごたごたしていること。「お―中のところ、失礼します」 **とりこみさぎ** [取り込み詐欺] 商品をとり寄せ、代金をはらわずに安く売って現金にする詐欺。 **とりこむ** [取り込む] とって中に入れる。「せんたくものを―」[類]取り入れる ②とって自分のものにする。自分の味方にする。「新技術を―」「中間派を―」 ③もめごとなどがあって混乱している。「取り込んでいるので、またにしてください」 **とりころす** [取り殺す] 怨霊などがとりついて、人の命をうばう。たたって命をとる。 **とりこわす** [取り壊す] 建てかえ、またはなくすために建物などをこわす。解体する。「木造家屋を―」 <998> **とりさげる** **とりさげる** [取り下げる] さし出したものをとりもどす。また、訴訟や願いをとり消す。「辞表を―」「告訴を―」 **とりざた** [取り沙汰] 世間で、あれこれ話題にすること。うわさ。「近所で―された」 **とりしきる** [取り仕切る] ある仕事を全責任をもって引き受け、管理する。「営業部門を―」 **とりしまり** [取り締まり] とりしまること。「空港でのーが強化される」 ②「取締役」の略。 **とりしまりやく** [取締役] 株式会社などの重役。会社を代表し、経営に責任をもつ。「代表―社長」▽ふつう、「取り締まり役」とは書かない。 **とりしまる** [取り締まる] 不正や違反が起こらないように管理し、監督や監視をする。「交通違反を―」 **とりしらべる** [取り調べる] くわしく調査する。とくに、犯罪の容疑などを調べる。「事件を―」 **とりすがる** [取り縋る] 相手の着物などにしがみつく。「―ってたのむ」 **とりすます** [取り澄ます] 気どって、なんでもないような顔つきをする。「人前では―した顔をする」 **とりだす** [取り出す] 中のものを手にとって出す。「ポケットから財布を―」 ②多くのものの中から選びだす。「問題点を―」 **とりたて** [取り立て] 強制的にとること。「税金の―」[類]徴収 ②ひきたて。「社長の―で昇進する」[類]抜擢 ③とったばかりであること。「―のいちご」 **とりたてる** [取り立てる] 特別なものとしてあつかう。「―て言うことはない」 ②下の人に目をかけて引きたてる。ひいきにして登用する。「役職にー」 ③強制してむりやりにとる。「税金を―」 **とりちがえる** [取り違える] まちがって別のものをとる。「人の荷物と―」 ②まちがった理解をする。「問題文の意味を―」 **とりちらす** [取り散らす] あちらこちらにものを乱したままにする。とりちらかす。「部屋を―」 **とりつぎ** [取り次ぎ・取次] とりつぐこと。とりつぐ人。「電話の―を断られる」「―所」「―店」「―営業」 **とりつく** [取り付く] しがみつく。「ドアに―」 ②目的のものごとにくっついて仕事をはじめる。着手する。「研究に―」 ③心霊や魔物などが乗りうつる。「きつねが―」「妄想に―かれる」▽「取り憑く」とも書く。④取り付く島もない 相手の態度があまりにも冷たくて、話しかけるきっかけがない。▽もと、たよりにしてとりすがるところがない、という意味。 **トリック** 人の目をごまかしたり、だましたりするためのしかけ。はかりごと。「手品の―を見ぬく」 ②映画やテレビの、特殊撮影技術。特撮。| trick **とりつぐ** [取り次ぐ] あいだに立って、一方の情報を他方へ伝える。「電話を―」「意向を―」 ②売買や取り引きの仲立ちをする。「食品を―店」 **とりつくろう** [取り繕う] ぐあいの悪いことをかくそうと、うわべをととのえる。「体面を―」「その場を―」 ②どうにか使えるように直す。「破れたところを―」 **とりつけ** [取り付け] とりつけること。 ②経済不安などで、多くの預金者が銀行などにおしかけて預金をひき出そうとすること。「―さわぎ」 **とりつける** [取り付ける] 器具などをきまりに従ってきちんと他のものにつける。「エアコンを壁に―」 ②契約や約束について相手の承認を手に入れる。「やっと承認を―た」 ③いつもその店から配達してもらう。「―ている店に注文する」▽「取りつける」と書く。 **トリップ** 短い旅行。小旅行。 ②麻薬によっておこる幻覚症状。| trip **ドリップ** コーヒーの粉に湯を注いで、布や紙でこしていれる方法。「―式」▽drip coffeeから。 **とりで** [砦] 本城からはなれた要所につくられる小さな城。「最後の―を守って激しく戦う」 **とりてき** [取り的] 最下級の力士。ふんどしをしめていない力士。の略。▽「取り」は、「すもうとり」の略。「てき」は、江戸語で、人を軽べつして指したことば。 **とりとめ** [取り留め] まとまり。しまり。「―のない話」▽ふつう、「取り留めのない」の形で使う。 **とりとめる** [取り留める] やっとのことで、命をもたせる。「一命を―」 **とりどり** [取り取り] [形動] めいめい。おもいおもい。まちまち。「―の考え」「色―」 **とりなおす** [取り直す] しずんだ気持ちをいつものような元気にもどす。「気を―」 ②すもうで、改めてもう一度勝負をする。 **とりなしがお** [執り成し顔] あいだに立って、その場をうまくおさめようとする態度。 **とりなす** [執り成す・取り成す] 両方の人の中に立って、両方の関係がよくなるようにいろいろ言う。「社長にうまく―してくれるようたのんだ」 **とりにがす** [取り逃がす] つかまえようとしてにげられる。また、つかまえてからにげられる。のがす。「機会を―」「犯人を―」 **トリニトロトルエン** 「ティーエヌティー」 **とりのいち** [酉の市] 一一月の酉の日に、鷲[おおとり]神社でおこなう祭り。くまでなどの縁起ものが売られる。おとりさま。 **とりのける** [取り除ける] とりのぞく。のぞきさる。また、別にしておく。「きらいな野菜を―」 **とりのこ** [鳥の子] 鳥の卵。とくに、ニワトリの卵。 ②「鳥の子紙」の略。ガンピとコウゾをすいた上質の和紙。 **とりのこす** [取り残す] 全部はとらずに、あとに残す。置きざりにする。また、とり忘れる。「教室に一人―される」「時代の流れから―された」 <999> **とりぶん【取り分】**[名]自分のものとしてとるべきぶん。わけまえ。とりまえ。 **とりのぞく【取り除く】**[動カ五]不要なものや好ましくないものをなくす。「障害物を―」「不安を―」 **とりはからう【取り計らう】**[動ワ五]ものごとを、うまくいくように処理する。「穏便に―」 **とりはずす【取り外す】**[動サ五]①とりつけてあるものをはずす。また、とりそこなう。「雨戸を―」「バトンを―」 **とりはだ【鳥肌】**[名]寒さや恐怖[きょうふ]などのために、毛穴が縮んで、皮ふが羽をむしったあとの鳥のはだのようになること。「ぞっとして―が立つ」 **とりはらう【取り払う】**[動ワ五]すっかりとりさる。「かき根を―」 **とりひき【取り引き・取引】**[名][-スル]①商品の売り買いをすること。「全国の支店と取り引きがある」「取引所」「取引先」「現金取引」[類]売買 ②自分の利益となるように、条件を出しあって、かけひきすること。「与野党[やとう]間で政治的な取り引きがおこなわれる」 **とりふだ【取り札】**[名]カルタなどで、とるほうの札。[対]読み札 **とりぶっし【止利仏師】**[人名]生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。七世紀前半の仏師。中国の北魏[ほくぎ]の様式をとりいれ、法隆寺金堂[こんどう]の釈迦三尊像などをつくったといわれる。鞍作止利(鳥)っくり[くらつくりのとり]。 **トリプル**[造語]三重の。三倍の。「―ボギー(=ゴルフで、パーより三つ多く打つこと)」|triple **ドリブル**[名][-スル]①サッカーなどで、球をこきざみにけりながら進むこと。②バスケットボールやハンドボールで、球を手でつきながら進むこと。③バレーボールで、同じ競技者が続けて二度以上球にふれる反則。|dribble **トリプルクラウン**[名]三冠王。|triple crown **トリプルプレー**[名]野球で、連続したプレーの中で三つのアウトをとること。三重殺。「triple play」 **とりなす【取り成す】**[動サ五]①双方のあいだに立って、ことがらがうまくおさまるように世話をする。「二人の仲を―」②かばって弁護する。「子供の失敗を―」 **とりのこす【取り残す】**[動サ五]残す。置きざりにする。また、とり忘れる。「教室に一人取り残される」「時代の流れから取り残された」 **とりまき【取り巻き】**[名]権力や勢力のある人のそばにいて、きげんをとり、利益をえようとする人。「社長の―連中」 **とりまぎれる【取り紛れる】**[動ラ下一]雑事やいそがしさに気をとられる。「いそがしさに―」 **とりまく【取り巻く】**[動カ五]①まわりを囲む。「アイドル歌手を―」「―報道関係者」②権力者などにつきまとってきげんをとる。「―側近[そっきん]が悪い」 **とりまとめる【取り×纏める】**[動マ下一]①多くのものをひとまとめにする。「荷物を―」②うまくおさめる。「意見を―」「縁談を―」 **とりみだす【取り乱す】**[動サ五]心の平静さを失って、見苦しいふるまいをする。「父親の急死に―」 > **「つかいわけ」** →「慌[あわ]てる」を見よ。 **トリミング**[名][-スル]①写真などで、一部を切りとって構図を整えること。②洋服や帽子のふちかざりやふちどり。③犬などの毛を刈りこむこと。「trimming」 **とりむすぶ【取り結ぶ】**[動バ五]①仲立ちをしてまとめる。「縁を―」②約束などをする。「契約[けいやく]を―」③きげんをとる。「先生のきげんを―」 **とりめ【鳥目】**[名]ビタミンAの不足で、暗くなると、目が見えなくなる病気。夜盲症[やもうしょう]。 **とりもち【鳥×黐】**[名]小鳥や虫などをつかまえるために、長いさおのさきにつけるねばねばしたもの。モチノキなどの樹皮をにてつくる。 **とりもつ【取り持つ】**[動タ五]①双方[そうほう]のあいだに立って世話をする。「二人の仲を―」「縁談を―」[類]執[と]り成[な]す ②もてなす。「座を―」 **とりもどす【取り戻す】**[動サ五]①一度失ったりあたえたりした自分のものを、再び自分のものにする。「負け分を―」②もとの状態にもどす。「落ち着きを―」「意識を―」[類]取り返す **とりもなおさず【取りも直さず】**[副]前に述べたことが、そのまま別のことばでいえることをあらわす。言いかえると。「権利を主張することは―義務も果たさなければならないということだ」[類]すなわち・つまり **とりもの【捕り物】**[名]犯人をつかまえること。古い言い方。「大―を演じる」「捕物帳」 **とりやめる【取り“止める】**[動マ下一]予定していたことを中止する。「都合によりー」 **とりょう【塗料】**[名]きずやサビから保護したり、美しく見せたりするために、ものの表面にぬる液体。ペンキ・うるしなど。 **どりょう【度量】**[名]他人の言動をうけいれる心の広さ。「―がある」[類]器[うつわ]・器量 **どりょうこう【度量衡】**[名]ものの長さと容積と重さ。また、それをはかる、ものさし・ます・はかり。 **どりょく【努力】**[名][-スル]何かをやりとげようと、一生けんめい努めはげむこと。「―が実を結び、優勝する」[類]精進[しょうじん] **とりよせる【取り寄せる】**[動サ下一]注文して届けさせたり、もってこさせたりする。「見本を―」 **ドリル**[名][-スル]①刃[は]を回転させて岩などに穴をあける工具。「電気―」②くりかえし練習すること。また、練習問題集。「計算―」|drill **とりわけ【取り分け】**[副]多くの中から、めだつものをぬきだしてみると。とりわけて。「彼は勉強がよくできるが―英語は抜群だ」[類]とくに **ドリンク**[名]飲みもの。とくに、保健飲料。「ソフト―」「―剤」|drink **とる**[動ラ五]①(手に)持つ。手であつかう。「手に手を―」「箸を―」「かじを―」②自分のものにする。もらう。選択[せんたく]する。「資格を―」「嫁[よめ]を―」「天下を―」「休みを―」③うばう。「命を―」「おどしてかねを―」「客を取ら れる」④書きうつす。「メモを―」「ノートに―」⑤除きさる。「いたみを―」「しみを―」「くさみを―」⑥かねがかかる。「費用を―」「手間を―」⑦食事をする。出前を注文する。「すしを―」⑧写真や映画を撮影する。「記念写真を―」「ビデオに―」⑨ある態度をとる。「距離を―」「責任を―」⑩ある解釈をする。理解する。「よく―」「悪くとれば」「どう―」⑩年がふえる。「年を―」⑩場所を占める。「場所を―」 <1000> **とる** **とる** [取る] ④とりのぞく。はずす。「しみを―」「痛みを―」「雑草を―」「帽子を―」 ⑤を徴収する。「税金を―」「会費を―」「手数料を―」「月謝を―」 ⑥自分の身に負う。「責任を―」「労を―」 ⑦必要とする。ついやす。「時間を―」「手間を―」 ⑧用意する。「宿を―」「場所を―」「床を―」 ⑨書いたりして、あとに残す。「メモをー」「ノートを―」「コピーをー」「ひかえを―」 ⑩よい状態に導く。うまくあつかう。「バランスをー」「きげんを―」ほかに、注文してこちらに持ってこさせる意味で、「新聞を―」「そばを―」。ものごとの状態を解釈する意味で、「悪く―」「脈を―」。悪い結果を招く意味で、「不覚を―」「おくれを―」。競技や遊びをする意味で、「すもうを―」「カルタを―」などと広く使われる。 [補助]「~にとって」などの形で…の立場からみて。「生徒にとって、いい教師とは」 **とる** [採る] 人をやとう。採用する。「新卒を―」 ②必要なものを集める。「血を―(←採血)」 ③草花などを広く集める。採集する。「きのこを―」 ④明かりなどを入れる。「光を―(←採光)」 ⑤原料からつくりだす。「豆から油を―」 ⑥比べて、「よし」ときめる。「従来の説を―」「決を―(←採決)」 ⑦からだの中に入れる。摂取する。「食事を―」「栄養を―」▽「摂る」とも書く。 **とる** [執る] 手に持って使う。「筆を―(↑執筆)」 ②仕事をする。ものごとをおこなう。「事務を―(↑執務)」「指揮を―」 **とる** [捕る・獲る] しっかりと、つかまえる。「痛烈な打球を―(←捕球)」 ②動物をとらえる。捕獲する。「せみを―」「きつねを―」▽穀物は「穫る」と書く。 **捕らぬ狸の皮算用** 不確実なことがらをあてにして、将来の見通しを立てること。▽まだ、つかまえてもいないタヌキの皮のもうけを計算することから。 **とる** [撮る] 写真を写す。「映画を―」「ビデオカメラでー」 **とる** [録る] 録音や録画をする。「ビデオテープに―」「小鳥の鳴き声を―」 **とる** [盗る] ぬすむ。「人の財布を―」 **ドル** [造語] アメリカ合衆国・カナダ・オーストラリアなどの貨幣単位。とくに、アメリカのものをいう。米ドルはイギリスのポンドとともに、国際間の売買の決済や金融取引に使用。ダラー。記号は$。「―ショック」▽dollarから。「弗」と当てる。 **トルーマン** [人名] 一八八四—一九七二年。アメリカ合衆国第三三代大統領。ヨーロッパに経済援助をすることで戦後処理をはかるマーシャル-プランをすすめ、対ソビエト強硬政策を実施した。|Harry Shippe Truman **トルソ** 頭や手足のない人体の彫像。トルソー。| torso **ドルばこ** [ドル箱] 資金提供者。また、大もうけさせてくれる商品や人。「―路線」「―スター」▽もと、「金庫」のこと。 **ドルメン** 新石器時代・青銅器時代の遺跡。巨大な岩石をテーブル形に重ねたもので、墓の一種と考えられる。| dolmen **どれ** [何れ] [代名] いくつかのものの中で、これと特定できないものをさすことば。「―にしようか」「―かを使う」「―もみな美しい」 **どれ** [感] 改めて何かをするときの、きっかけのことば。「―、やってみよう」「―、見せてごらん」 **どれい** [奴隷] 人間としての自由をうばわれて、もののようにかねで売買され、労働させられた人。「―解放」▽あるものに心をうばわれ、とりこになった人をたとえてもいう。「かねの―」 **トレー** 料理などに使う盆や皿形の入れもの。また、書類などを入れる浅い箱。| tray **トレーシングペーパー** 敷きうつしたり、写真の上にかけて製版の指定をしたりするための、半透明のうすい紙。トレース紙。| tracing paper **トレース** [-スル] 図面や絵などを敷き写したりすること。また、その図面や絵。| trace **トレード** とりひき。貿易。「海外との―が盛んになる」 ②プロ野球などで、選手の移籍や交換をおこなうこと。「選手を―に出す」| trade **トレードマーク** その人のいちばんの特徴となるもの。「―のどんぐり目」▽登録商標という意味から。| trademark **トレーナー** スポーツで、選手の練習指導や体調の管理・調整をおこなう人。 ②厚地の木綿でできた、ゆったりした丸首の長そでシャツ。とくに、スポーツのときに着る上着。| trainer <1001> **トロリーバ** **トレーニング** 体力や技術を高めるための練習。訓練。鍛練。「早朝―」「―ウェア」「―パンツ」| training **トレーラー** 本体にはエンジンがなく、ほかの車に引いてもらい、荷物などを運ぶ車両。| trailer **ドレス** 女性用の洋服。とくに、礼服やはなやかな外出着。「イブニングー」| dress **ドレスアップ** [-スル] 正装すること。着かざること。| dress up **とれだか** [取れ高] 農作物のとれた量。収穫量。「水害で米のーが減る」 **ドレッサー** の着こなしのじょうずな人。「ベスト―」 ②鏡のついた化粧台。| dresser **ドレッシー** [形動] 女性の服装や髪形が、はなやかで改まった感じのするようす。| dressy **ドレッシング** サラダなどにかける、酢や油などでつくったソース。「フレンチー」| dressing **トレモロ** 同じ音を非常に速く反復演奏して出す、ふるえるような音。震音。| tremolo **とれる** [取れる] ついていたものがはなれる。「表紙が―」「ボタンがー」 ②好ましくないものがなくなる。「つかれが―」「痛みがー」「顔の険が―」 ③意味が解釈できる。「よくも悪くも―表現」 ④ある状態が保たれる。「調和が―」 **トレンチコート** ベルトと肩章などのついた、うちあわせがダブルのレインコート。| trench coat **とろ** [吐露] 意見や気持ちなど、心の中をかくさず述べること。「生活の苦しさを―する手紙」 **とろ** [瀞] 川底が深くて、流れの静かなところ。よど。「―八丁」 **とろ** マグロなどの肉で、脂肪の多い部分。「中―」 ②「とろろ汁」の略。「麦―」 **どろ** [泥] 水をふくんだやわらかい土。「子供が―だらけになって遊ぶ」[類]泥んこ・泥土、 ②どろぼう。「こそ―」 > **泥のように眠る** つかれはてて、ぐっすりねむる。 > **泥を被る** 自分が不利益になるのを承知で、すすんでいやな役目を負う。 > **泥を塗る** はじをかかせる。面目を失わせる。 > **泥を吐く** とり調べられて、かくしていた悪事などを白状する。 **とろい** 動作や反応がにぶい。「―やつ」 ②火力などが弱い。 **トロイカ** ロシアの三頭立ての馬ぞり。夏には馬車となる。▽三者による体制などをさすこともある。「—方式」| troika **とろいせき** [登呂遺跡] 静岡市南部にある弥生時代の遺跡。一九四三年に発見され、水田や集落のあと、木製農具などが出土した。 **とろう** [徒労] むだな苦労。「いままでの努力が―に終わる」 **ドロー** ボクシングなどで、ひきわけ。| draw **トローチ** 薬に砂糖をまぜて固めた錠剤。のどなどの薬。| troche **トロールあみ** [トロール網] 底引きあみの一種。三角形のふくろ状のあみを口を広げるようにして船でひく。遠洋漁業用。| trawl **どろくさい** [泥臭い] どろのくさいにおいがする。「川の水が―」 ②好みなどがいなか風で、洗練されていない。あかぬけない。「―服装」[類]土臭い・やぼったい **とろける** [蕩ける] とけて形がくずれる。「口の中で―」「心が―ようなメロディー」 **どろじあい** [泥仕合] [-スル] たがいに相手の弱点・失敗・秘密などをあばきあう、みにくい争い。「選挙でーを演じる」 **トロツキー** [人名] 一八七九—一九四〇年。ロシアの革命家。レーニンのもとで一一月革命を成功に導いた。レーニン没後、世界革命論を唱えて、スターリンと対立して失脚し、亡命さきのメキシコで暗殺された。「Lev Davidovich Trotskii」 **トロツキスト** ロシア革命の指導者の一人トロツキーの支持者。トロツキー主義者。| Trotskyist **トロッコ** 土木工事や鉱山などで使われる、運搬用の屋根のない手おし車。簡単なレールの上を走らせる。▽truckから。 **ドロップ** [名]果汁に香料や砂糖を加えて固めたあめ菓子。 [名・スル]野球で、変化球の一つ。投手の投げた球が打者の近くで曲がりながら落ちるもの。 ②ぬけ落ちること。落第。「―アウト(=社会・組織から脱落すること)」| drop **どろなわ** [泥縄] 何かが起きてから、あわてて対策を考えること。あざけった言い方。「―式の対策」▽「泥棒を捕らえて縄をなう」を縮めたことば。 **どろぬま** [泥沼] どろの深い沼。▽なかなかぬけだせない悪い状態をたとえてもいう。「親族の争いが―にはまる」 **とろび** [とろ火] 調理で、燃える勢いが、消えそうなくらい弱い火。「―で三十分蒸しやきにする」 **トロピカル** [形動] [形動]熱帯的。南国風。「―カクテル」「―フルーツ」 [名]うすい平織りの服地。夏服用。| tropical **トロフィー** 競技会などの優勝者や入賞者におくられるカップ・盾・像などの記念品。優勝杯。賞杯。| trophy **どろぼう** [泥棒・泥坊] 人のかねやものをぬすむこと。また、ぬすむ人。「かねに困って―をはたらく」[類]盗人・盗賊 > **泥棒に追い銭** 損をしたうえに、さらに損をするようなばかげたこと。 > **泥棒を捕らえて縄をなう** 「どろなわ」 **どろまみれ** [泥塗れ] どろだらけになること。「毎日―になって働く」 **トロリーバス** 空中にかけわたした電線から受ける電気でレールなしの路面を走るバス。| trolley bus <1002> **とろろ** **とろろ【×薯蕷】** [图]①「とろろ芋[ぃも]」の略。 ②とろろいもをすりおろして、味をつけた食べもの。とろろじる。そばやごはんにかける。 **とろろいも【×薯蕷芋】** [图]すりおろしてとろろじるに使うイモ。ヤマノイモ・ツクネイモ・ナガイモなど。 **とろろこんぶ【とろろ昆布】** [图]⊕マコンブをけずってうすく細くした食品。おぼろこんぶ。 ②褐藻類の海藻。食用。 **ドロンゲーム**[图]ひきわけ試合。ドローンゲーム。「日没のため―となる」「タイゲーム」の古い言い方。[drawn game] **どろんこ【泥んこ】** [图]どろ。また、どろまみれ。くだけた言い方。「―遊び」「―道」 **トロンボーン**[图]金管楽器の一つ。U字形の二本のくだを組みあわせて伸縮[鮫く]させ、音の高さを変える。トランペットより低い音が出る。[trombone] ♪図「オーケストラ」 **とわ【永久】** [图]いつまでも変わらないこと。永遠。古い言い方。「神前でーのちかいを述べる」「―のねむりにつく(=死ぬ)」圏[とこしえ] **とわずがたり【問わず語り】** [图]聞かれもしないのに、自分から話しだすこと。「祖母がーにおいたちを語る」 **とわずがたり」とはずがたり】** [作品名]一三一〇年ころ。源雅忠[裂]のの女[むすめ]二条の作。後深草[ががくさ]上皇との生活をしるした前半と、尼[ぁき]となって諸国を旅した記録の後半からなる日記。五巻。 **どわすれ【度忘れ】** [图]「よく知っていることをばったり忘れてしまい、どうしても思いだせないこと。「自宅の電話番号を―する」類[失念] **とん[屯]** ・1画 全4画 屯屯屯 ◎多くの人が集まっている。たむろする。②質量の単位「順」の略字に使う。 トン ④屯所 屯田兵 駐屯 屯[たむろ]する 屯倉[んやけ] **とん[豚]** 豕•4画 全11画 豚豚豚 家畜のブタ。また、ぶた肉。▽自分の子供をへりくだって呼ぶときは、「豚児」という。 トン 豚舎 豚肉[襞](牋) 養豚[瑟] ぶた 豚に真珠 豚小屋[磯] 海豚[いるか] 河豚[ょぐ] **とん[惇]** 忄・8画 全11画 惇惇惇 人情があつい。真心がある。 トン 惇恵 惇信[以] **とん[敦]** 攵・8画 全12画 敦敦敦 人情があつい。まことがある。 トン 敦厚[説] 敦実[骁] 敦朴[熙] 敦睦 **トン**[图][造語]①メートル法で、質量の単位。一〇〇○キログラム。 ②船の容積の単位。一○○立方フィート。約二・八立方メートル。▼記号はt「噸」「純」と当てる。[ton] **どん[鈍]** 金・4画 全12画 鈍鈍鈍 ●刃物の切れ味が悪い。②動作や頭のはたらきがのろい。感覚などがにぶい。「彼は多少ーなところがある」「貧すればーする」↔敏③とがっていない。また、角度が直角より大きいこと。鋭[ぇい] ぶいこと。敏感 ドン ㊣鈍器 鈍刀[毙] ②鈍感[溅] 鈍才[説] 鈍重 愚鈍[びん]③鈍角[號] にぶい・にぶる 勘[ん]が鈍[たょ]い/決心が鈍[にょ]る 鈍[なま]る 鈍[のろ]い 薄鈍 鈍色 鈍間 **どん[曇]** 日・12画 全16画 曇曇曇 空がくもる。くもり。 ドン 曇天 晴曇 くもる 顔が曇[くも]る 薄曇[ごけ]り 曇[くく]る 悉曇 **どん【鈍】** [图][形動]→漢字項目を見よ。 **どん**[造語]昔、商家の使用人の名前にそえたことば。「松―」▽「どの(殿)」の変化した形。dono → don **ドン**[图]①首領。リーダー。「政界の―」▽スペインで、男性の名につける敬称。[don] **どんかく【鈍角】** [图]九〇度より大きく、一八〇度より小さい角。[鋭角][怒]・[直角] **とんカツ【豚カツ】** [图]ぶた肉のカツレツ。ポークカツレツ。 **とんがる【×尖る】** [国]「とがる」のくだけた言い方。 **どんかん【鈍感】** [图][形動]からだや心の感じかたがにぶいこと。敏感[びん]。「―な人」 **どんき【鈍器】** [图]凶器として使われる、刃のついていない重みのある道具。金[かな]づち・石・棒など。「―でなぐられる」金[利器] **ドン・キホーテ** 一六一五年。スペイン、セルバンテスの小説。騎士物語を読みすぎておかしくなった主人公が、自分こそこの世の不正を正すべき騎士だと思いこみ、旅に出る。[Don Quijote] **とんきょう【×頓狂】**[形動]とつぜんで、その場に合わないようす。調子はずれ。すっとんきょう。「―な声を出す」 **どんぐり【団栗】** [图]カシ・クヌギ・ナラなどの実。茶色でつやがあり、おわんの形の殻[から]がついている。 >団栗の背比べ どれもみな同じようで、とくにすぐれたものがないこと。 **どんぐりまなこ【〝団×栗眼】** [图]まるくて、くりくりした大きな目。▽もと、品のない目つきという[じゅ]意味でも使った。 **どんこう【鈍行】** [图]「鈍行列車」の略。各駅に止まる列車や電車。普通列車。↔急行 **とんざ【×頓挫】** [图][忍]順調に進んでいた計画や事業などが、急に行きづまること。「学校の移転計画が <1003> **とんざ【×頓挫】**[名][-スル]計画などが、途中でいきづまってだめになること。「計画が―する」[類]挫折[ざせつ] **どんさい【鈍才】**[名]頭のはたらき・才能のにぶいこと。また、その人。 **とんし【×頓死】**[名][-スル]ぱったりと、あっけなく死ぬこと。「のどにものがつまって―する」 > **「つかいわけ」** →「急死」を見よ。 **とんじ【豚児】**[名]できの悪い子。自分の子供をへりくだっていうことば。[類]愚息[ぐそく] **とんじゃく【×頓着】**[名][-スル]「とんちゃく」 **どんじゅう【鈍重】**[形動]動作や反応などがにぶくてのろいようす。「―な人がら」[類]のろま[対]鋭敏 **どんじり【どん×尻】**[名]いちばん最後。どんけつ。びり。俗[ぞく]な言い方。「徒競走はいつもーだった」 **どんす【×緞子】**[名]はなやかな模様のある、つややかな絹織物[きぬおりもの]。「金襴[きんらん]ーの帯」 **とんせい【×遁世】**[名][-スル]世間[せけん]のわずらわしさをさけて、仏門にはいること。「出家[しゅっけ]―する」 **とんそう【×遁走】**[名][-スル]のがれて走ること。「敵は―した」「―曲(=フーガ)」[関]逃走 **どんぞこ【どん底】**[名]これ以上にひどいことはない最低のところ。「悲しみの―」「―生活」 **どんぞこ【どん底】**[作品]一九〇二年。ロシア、ゴーリキーの戯曲[ぎきょく]。安宿[やすやど]を舞台[ぶたい]に、そこに集まったどろぼう・アル中の役者・売春婦ら浮浪者たちの生活ぶりをえがきながら、人間の尊厳をうたいあげたもの。|Na dne **とんだ**[連体]①思いもよらず、ひどい。意外でたいへんな。「―災難だ」「―ことになった」②なんということはない。「―お笑いぐさだ」▼「とんでもない」が縮まった形という。 **ドンタク**[名]日曜日。また、休日。祭日。「博多[はかた]―」▽半分のドンタクという意味から、土曜日や半休日を「半ドン」という。|zondag[オランダ語]から。 **とんち【×頓知・×頓×智】**[名]その場にあって、とっさにはたらく説得力のある知恵[ちえ]。「―がきく」[類]機知 **とんちき【×頓痴気】**[名]人をののしっていうことば。まぬけ。のろま。とんま。 **とんちゃく【×頓着】**[名][-スル]気をつかうこと。気にかけること。「とんじゃく」とも。「―なしにやる」「無―」▽多く、打消の語をともなう。 **どんちゃんさわぎ【どんちゃん騒ぎ】**[名]酒を飲み、歌をうたって大さわぎすること。▽「どんちゃん」は、太鼓[たいこ]と鉦[かね]の音。 **どんちょう【×緞帳】**[名]劇場の舞台[ぶたい]などの垂れ幕。あつでの布にししゅうなどで模様をあしらったもの。「―芝居(=引き幕のない小芝居)」 **とんちんかん【×頓珍漢】**[形動]まとはずれな言動をすること。また、見当ちがいで、わけのわからない人。「―な返答をする」 **どんつう【鈍痛】**[名]重苦しい、にぶい痛み。「腹部に―がある」[対]激痛 **どんづまり【どん詰まり】**[名]そのさきの道がない、ぎりぎりの場所。ものごとの最後。 **とんでもない**[形]①思いもかけない。考えられないほどひどい。「―方向へ球がそれる」「―言いがかりだ」②あってはならない。とりかえしのつかない。「ずる休みするなんて―」「―事態を招く」③とほうもない。常識をはずれている。「―値段」「―考え」「―寒さ」④決してそんなことはない。めっそうもない。「―、わたしは知りません」「お礼なんて、―」▽相手のことばを強くうち消して言う。 **どんてん【曇天】**[名]くもった空。くもりぞら。「うっとうしい―」 **どんでんがえし【どんでん返し】**[名]ものごとがとつぜん逆転すること。「―をくう」▽もと、舞台[ぶたい]の大道具だてで、おもてと裏がひっくりかえるしかけ。 **とんでんへい【屯田兵】**[名]一八七四年、北海道の警備と開拓[かいたく]のために置かれた農兵。一九〇四年に解散。 **とんと**[副]①「とんと〜ない」の形で]少しも・・・ない。「―うわさを聞かない」「―存じません」②すっかり。まったく。「そんなことは―忘れていた」 **とんとん**[副]①〈名〉二つのものの差がほとんどなく、同じくらいの状態であること。「収支は―だ」①〈副〉ものごとが軽[かる]がると順調に進むようす。「話がーと進む」②ものを軽くたたくようす。 **とんとんびょうし【とんとん拍子】**[名]ものごとが順調に、次から次へとうまく進行すること。「―に出世[しゅっせ]する」 **どんな**[連体]①人やものごとの状態がはっきりとかわからないようすをあらわす。「―人ですか」「―だった?」「―なのか知らない」▽「のか」などは連体形「どんなな」に付くが、名詞などには「どんな」の形が直接付く。そのために形容動詞でなく連体詞とする説もある。②「どんな〜でも(ても)」の形で]人やものごとの状態や範囲が限定されていないようす。「―人でも参加できる」「―ことがあっても最後までがんばる」③[「どんなに~でも(ても)」「どんなに〜か」の形で]程度やようすが極端[きょくたん]な場合を仮定して言うときに使うことば。どれほど・・・をしても。どれほど・・・であっても。どれほど・・・したことか。「―にがんばっても追いつかない」「―に小さいことでも見おとさないように」「―におどろいたことか」[類]いかに・どれほど **トンネル**[名]①〈名〉山腹や地下などをほりぬいた、鉄道や道路などの通路。隧道[ずいどう]。「海底―」①〈名・スル〉野球で、野手が打球をとりそこねて、球がまたのあいだをぬけてしまうこと。|tunnel **とんび【×鳶】**[名]①トビ。②和服用のそで無しの外套[がいとう]。二重回し。 > **鳶が鷹を生む** なみの、たいしたこともない両親から、すぐれた子供が生まれることのたとえ。 <1004> **どんぴしゃ** **どんぴしゃり** 少しのくるいもなく的中するようす。まったく一致するようす。どんぴしゃ。くだけた言い方。「予想と―だ」 **ドンファン** 女たらし。好色な男性。ドンフアン。▽スペインの伝説上の人物名から。| Don Juan **とんぷく** [頓服] 解熱・鎮痛・鎮静などのために、症状が出るたびに飲ませる薬。また、それを飲むこと。「熱冷ましの―」「―薬」▽一回分を一包にしてある。 **どんぶり** [丼] 「どんぶり鉢」の略。大形のあつでの茶わん。また、それにめしを盛り、上に具をのせた料理。「親子―」「―物」 ②職人の腹がけにつけた物入れ。かねなどを入れる。 **どんぶりかんじょう** [丼勘定] おおまかなかねの計算。▽昔、職人が「どんぶり②」からかねを大ざっぱに出し入れしたことからという。 **とんぼ** [蜻蛉・蜻蜓] トンボ目の昆虫のまとめた呼び方。一対の大きな複眼をもち、からだは細長く、二対の羽で飛ぶ。幼虫は「やご」と呼ばれ、水中にいる。シオカラトンボ・イトトンボ・ギンヤンマ・アカトンボなど。 ②「とんぼ返り」の略。「―をきる」 **とんぼがえり** [蜻蛉返り] 立ったままの姿勢から、そのまま空中でからだを一回転させること。宙返り。「―を打つ」 ②目的地へ着いて、すぐひきかえすこと。「東京・大阪間を―する」 **とんま** [頓馬] 頭がにぶくてまぬけなこと。また、その人。とんちき。「―な顔」 **ドンマイ** スポーツ競技で、ミスをした人などをはげますことば。気にするな。平気、平気。▼don't mindから。 **とんや** [問屋] 商品を小売店におろす店。「といや」とも。「―街」「そうは―がおろさない(=思いどおりにはならない)」 **とんやせいかないこうぎょう** [問屋制家内工業] 江戸後期から広まった織物業などの生産のしくみ。問屋と呼ばれる卸し売り業者が、農家に原料や道具などを貸しつけ、製品を買いとるもの。 **どんよく** [貪欲・貪慾] ものにこだわり、常に欲の深いこと。「―な探究心」[類]強欲[対]無欲 ▽「貧欲」は誤り。 **どんより** 空がくもってうす暗く重苦しいようす。「―として今にも雨が降りそうな天気」 ②勢いがなくて重苦しくにごっているようす。「―とした目」「―とよどんだ池」 **どんらん** [貪婪] あきることのない、非常に深い欲。「たんらん」とも。「―な目つき」「―な好奇心」[類]貪欲 **な** **な** [名] ものの名前。「花の―」 ②人の姓名。また、姓に対する下の個人の名前。「―は何という」「姓は車、―は寅次郎」 ③世間の評判。「学者として―をなす」「母校の―をけがす」[類]名声・聞こえ ④実質のない、おもてむきだけのもの。「―ばかりの主人」 ⑤世間に対する口実やうたい文句。「慈善の―を借りて悪事をはたらく」[類]口実 ⑥名に負う 有名な。「これぞ―富士の山」▽強めて「名にし負う」とも。 ⑦名に聞く うわさに聞いている。[類]音に聞く ⑧名は体を表す 名前には、なかみそのものがあらわれる。 ⑨名を売る 名前が人々に知られるようにする。 ⑩名を捨て実を取る 名誉よりも実際の利益のほうを選ぶ。 ⑪名を留める りっぱな仕事などによって、のちの人々にまで長く名を知られる。 ⑫名を辱める 名声を傷つける。評判を落とす。 **な** [菜] 葉や茎を食用とする野菜。なっぱ。 **な** [終助] 禁止をあらわす。「芝生にはいる―」「酒を飲む―」 ②軽い命令をあらわす。「勉強みてあげー」「もう、やめ―」「早くしー」「ここへ来てくださいー」▽親しい目下に対して使う。「なさい」の略という。 ③同意を求めたり念をおしたりする気持ちをあらわす。「あした三時からだったよー」「もうこれで全部だよー」「ぼくもそう思うー」 ④ことばを途中で切ったり、文末にそえたりして強調する。「そこを―、ちょっとこらえてくれないか」「あの件―、ちょっとむずかしいよ」 **なあ** [終助] 感動をあらわす。「星がきれいだ―」「よく食べる―」「海が見たい―」 ②念をおす気持ちをあらわす。「それはおかしいと思うー」 <1005> **ないかく** ③文節の切れ目につけて、強調の気持ちをあらわす。」「それが―、うまくいかないんだよ」「彼女―、元気にしているかー」▼「な」と同じだが、より意味が強い。 **ナーガールジュナ**[人名]「りゅうじゅ(竜樹)」 **ナースステーション**[图]看護婦の詰[っめ]所[しょ]。ナースセンター。[nurse station] **なあて【名×宛て】** [图]手紙や荷物などの、相手の住所と名前。あてな。「―を明記すること」 **なあなあ**[图]たがいに親しい関係を保つことを第一として、ものごとを論理的にきちんとした処理をしないで、いいかげんのところで処理すること。なれあい。「―ですます」▽感動詞の「なあ」を重ねたことば。「なあ、いいだろう」という意味。 **ナーバス** [形動]神経が過敏なようす。神経質。[nervous] **ない[内]** 冂・2画 全4画 内内内 ◎ある一定の区切りのなか。うちがわ。うち。[外] ②家庭のなか。③おもてむきでなく、うちうちの。そかに。④昔、天皇や貴族が政治をおこなっていたところ。宮中。朝廷[ちょう]。⑤からだのなかに入れる。のむ。◎精神。 ナイ・ダイ 内臓[愁] 内紛[絲] 内野 内容[誌] 内乱[悠] 以内 年内[熱]/境内[鄰]②内助[職ぃく] 家内③内縁[怂] 内緒 内申点[内定] 内密[然]④内裏 参内 入内[蕊] ⑤内服 内用薬[ょ]◎内観 内省 うち 内側 内金[類] 身内[35] 御内儀[か] 内障[眼][そこひ] **ない**[日]【無い】圏[造語]①存在しない。持っていない。「本が―」「元気が―」「まだ免許[説]が―」「今まで見たことも聞いたことも―」←ある ①〈補助〉[「〜(は)ない」「〜(も)ない」などの形で]打消をあらわす。・・・の状態ではない。「もう寒く―」「はででは―」「きみらしくも―」▽形容詞・形[容]動詞の連用形に付く。 ②『「~となく」「~ともなく」などの形で』・・・の感じがするがはっきりしない。「それとなくほのめかす」「見るともなく見る」▼ふつう、かな書き。助動詞「ない」との区別については助動詞「ない」の▼を見よ。 〈造語〉[「〜ない」の形で]打消をあらわす。・・・の状態でない。「情け―」「果てし―」「関係―」「心」[向]。「―を受ける」―」▽名詞の下に付いて形容詞をつくる。 ②意味を強調する。「切―」「はした―」「せわし―」「めっそうも―」▽状態をあらわすことばに付いて形容詞をつくる。▼ふつう、かな書き。 >無い袖は振れない 持っていないものは、あたえたくてもあたえられない。 >無い知恵を絞る なかなかよい思案がうかばず、いろいろ苦労してやっと考えをまとめる。 >無い物ねだり [图](独立見出し) >無い物は無い ①なんでもある。すべてある。 ②もともとないものは、当然ないのだ。 >無くて七癖 くせがないような人でも、探せば七つのくせがある。だれにでもくせがあるものだ。 [目]【亡い】囲すでに死んでいる。「両親とも今は―」 ▽「亡き」の形で使うことが多い。「亡き友」「父亡きあと」 **ない**[助動][意味]打消「だれも来なかった」「なかなか起きなくて困った」「仕事に行かない」「急がなければまにあわないだろう」 [接続]動詞・助動詞「せる」「させる」「れる」「られる」「たがる」の未然形に付く。サ変では「しない」の形をとる。 [活用]形容詞型。▷巻末「活用表」参照。 ▼ぞんざいな口調に「ねえ」の形がある。「おれは行かねえ」。日常会話では、勧誘・命令・願望などにも使う。「スキーに行かない?」「もういいかげんにしないか」「早く終わらないかなあ」 助動詞「ぬ(ん)」も打消をあらわすが、「ない」のほうが一般的である。 補助形容詞「ない」との区別に注意。補助形容詞の場合は、形容詞・形容動詞に付き、あいだに「は」や「も」をはさむことができる。助動詞の場合は、動詞に直接付き、「ぬ」におきかえられる。「美しく(は)ない」(補助形容詞)。「花が咲きかない(=咲かぬ)」(助動詞)。 **ないい【内意】** [图]①まだ、公式に発表していない意見。 ②心の中で思っていること。 **ナイーブ**[形動]子供のような素直さ[ぁさ]をもつようす。また、純真な性質。素朴[愍]。[naive, naïve] **ないいん【内因】** [图]ものごとそれ自体の内部にある原因。「紛争[甃]の―をさぐる」→外因[念] **ないえつ【内謁】** [图][函]非公式に身分の高い人に会うこと。また、有力者に内々[熱]に会ってたのみごとをすること。 **ないえん【内縁】** [图]法律上の届け出をしていない夫婦。「―の夫」「―関係」 **ないえん【内×苑】** [图]皇居や神社の中庭。[外苑] **ないおう【内奥】** [图]内部の奥深[愛い]ところ。精神の深部。「意識の―にせまる」類[奥底][び]▽「ないおく」とは読まない。 **ないか【内科】** [图]医学の分科の一つ。内臓の病気を、手術をしないで薬物で治療。ようする。[外科] **ないかい【内海】** [图]陸地で囲まれた海。「うちらみ」とも。「瀬戸―」[外海] **ないがい【内外】** [图][造語]①〈名〉うちと、そと。内部と外部。 ②国内と国外。「―の情勢を見る」 ①〈造語〉[「~内外」の形で]およその見当をあらわす。……ぐらい。「一万人―を集める」團[前後]数量をあらわすことばに付く。 **ないかく【内角】** [图]①多角形のつくる内側の角。「三角形の―の和は一八〇度」 ②野球で、ホームベースの打者に近い側。インコース。「―高めのボール」[インサイド]。[外角] **ないかく【内閣】** [图]行政の最高機関。総理大臣を長とする。政府。「―の総辞職」→100図 <1006> **ないかくか** **ないかくかんぼうちょうかん** [内閣官房長官] 内閣総理大臣を助けて、内閣のあらゆる事務を統轄する役職。 **ないかくそうじしょく** [内閣総辞職] 内閣総理大臣と国務大臣の全員が同時にその職務を辞めること。内閣不信任が議決されてから十日以内に衆議院を解散しないとき、特別国会が召集されたとき、内閣総理大臣が欠けたときにおこなわれる。 **ないかくそうりだいじん** [内閣総理大臣] 内閣を代表する国務大臣。国会で選ばれ、天皇が認証する。首相。▽閣僚にはふくまれない。 **ないかくふ** [内閣府] 国政上重要な事項の調整や行政事務を処理し、総理を補佐する行政機関。内閣官房長官が統轄し、内閣総理大臣を長とする。 **ないかくふしんにんけつぎ** [内閣不信任決議] 衆議院が内閣を信任しないこと。衆議院が内閣不信任案を可決すると、内閣は十日以内に衆議院を解散するか、総辞職するかしなくてはならない。 **ないがしろ** [蔑ろ] [形動] まるでそれがないかのように、あなどり軽んじるようす。いいかげんにあつかうようす。「親を―にする」 **ないき** [内規] 組織部内だけのきまり。 **ないぎ** [内儀] 他人の妻、とくに、商家の主婦を敬っていうことば。古い言い方。「おー」 **ないきん** [内勤] 役所や会社で、主として室内で仕事をすること。また、その人。[対]外勤 **ないくう** [内宮] 伊勢神宮のうち、アマテラスオオミカミをまつる皇大神宮。[対]外宮 **ないこう** [内向] 内気で、自分の世界に閉じこもりがちなこと。「―的な性格」[対]外向 **ないこう** [内攻] [-スル] 病気が外部に出ず、内部で広がること。「―的症状」 ②精神的な痛みが心の中にたまること。 **ないごうがいじゅう** [内剛外柔] 外にあらわれる態度はものやわらかであるが、内心はしっかりとした信念をもっていること。[対]内柔外剛 **ないさい** [内妻] 婚姻届を出していない、内縁関係にある妻。[対]正妻・本妻 **ないざい** [内在] [-スル] うちにふくまれていること。内部に存在すること。「原因が―する」[対]外在 **ないし** [乃至] …から…まで。「三―五」 ②あるいは。または。「父―は母」 **ないじ** [内示] 公表する前に内々に示すこと。「昇進の―を受ける」[対]公示 **ないじ** [内耳] 耳のいちばん奥の部分。 **ナイジェリア** [国] 正式国名は、ナイジェリア連邦共和国。アフリカ中西部の、ギニア湾に面する。人口はアフリカ最大。タロイモ・ピーナッツなどの生産は世界一で、産油国でもある。面積約九二万平方キロ。首都アブジャ。 **ないしつ** [内室] 他人の妻を敬っていうことば。「ごー」▽もと、身分の高い人の妻をいう。奥方。 **ないじつ** [内実] 内部の実情。なかみ。「経営の―をぶちまける」[類]内情・内幕 ②ほんとうのところ。実際。「―困りはてている」▽副詞的に使われる。 **ないじゅうがいごう** [内柔外剛] じつは気が弱いくせに、外面だけは強そうに見せかけること。[対]外柔内剛・内剛外柔 **ないしゅっけつ** [内出血] [-スル] からだの内部で、血管が破れて血が出ること。「打撲による―」 **ないしょ** [内緒・内証] 人に知らせないで、かくしておくこと。「―話」[類]内々・内密 ②うちわの暮らしむき。家計。「―が苦しい」 **ないじょう** [内情] 外部の者には知られていない、うちうちの事情。「―を探る」▽「内状」は誤り。 **ないしょく** [内職] 本職以外にする仕事。また、主婦などが家事の合間に家でする賃仕事。 **ないじょ** [内助]の功 夫がりっぱな仕事ができるように、妻がいきとどいた世話をして助けること。 **ないしん** [内心] ほんとうの気持ち。心の中。「―は心配でたまらない」[類]胸中・心中 ②多角形の内接円の中心。[対]外心 ▷つかいわけ「本心」を見よ。 **ないしん** [内申] 出身校から受験校にさし出す、成績や人物についての報告。「―書」 **ないしんのう** [内親王] 天皇の娘や孫にあたる女子。皇女。▽男子は「親王」という。 **ないせい** [内省] [-スル] 自分のおこないなどをふりかえって考えてみること。反省。 **ないせい** [内政] 国内の政治。「―干渉」[対]外交 **ないせん** [内戦] 国内で国民どうしが対立して起こる戦争。[類]内乱 **ないせん** [内線] 役所や会社などで、内部だけに通じる電話線。[対]外線 **ないそう** [内装] 建物などの内部のかざりつけ。インテリア。「―を新しくする」[対]外装 **ないぞう** [内蔵] [-スル] 内部にもっていたり、とりつけてあったりすること。「BSチューナー―」「マイコンをーする」 <1007> **ないや** **ないぞう** [内臓] からだの中にある、心臓・肺・胃などの臓器をまとめた呼び方。「―破裂」 **ナイター** 夜間照明をつけておこなわれるスポーツ競技や試合。ナイトゲーム。「ースキーを楽しむ」 ☆デーゲーム | nighter **ないだく** [内諾] 内々で、ききいれること。「―をえる」 **ないち** [内地] 本国。国内。[対]外地 ②北海道や沖縄から見た本州。 **ナイチンゲール** [人名] 一八二〇—一九一〇年。イギリスの看護婦。クリミア戦争に従軍し、野戦病院で献身的に活躍して、クリミアの天使とたたえられた。| Florence Nightingale **ないつう** [内通] [-スル] ひそかに味方を裏切って、敵に味方の内部の事情を通報すること。 **ないてい** [内定] 正式に発表する前に、内々にきまること。「就職さきが―する」 **ないてい** [内偵] [-スル] こっそりと調査すること。「―を進める」[類]内探 **ないてき** [内的] [形動] ものごとの内部に関するようす。「―な要因がある」 ②精神に関係しているようす。「芸術家の―生命」[対]外的 **ないとうめいせつ** [内藤鳴雪] [人名] 一八四七—一九二六年。明治・大正期の俳人。江戸生まれ。正岡子規に学び、「日本新聞」の進めていた写生主義の「日本派」を代表する。著書に「鳴雪俳話」「鳴雪俳句集」など。 **ナイトキャップ** ねるときに髪を乱さないようにかぶる帽子。 ②寝酒。| nightcap **ナイトクラブ** 深夜まで、酒やショーなどを楽しむ社交場。ナイトスポット。| night club **ないない** [内内] [画] だれにも知らせない、自分一人の心のうちでは。「―気にかけていた」[類]内心 ②「内々に」の形でおもてに出さないで、ひそかにおこなうようす。「うちうち」とも。「―に処理する」「―に通知する」[類]内密 **ないねんきかん** [内燃機関] 円筒の中でガソリンなどを爆発させ、ピストンを動かして動力をえるしくみ。ディーゼル機関・ガソリン機関など。 **ナイフ** 洋風の小刀。「くだもの―」「ペーパー―」| knife **ないぶ** [内部] ものの内側。中の部分。「箱の―」「―事情」[対]外部 **ないふく** [内服] [-スル] 薬を飲むこと。「―薬」[類]内用[対]外用 **ないふん** [内紛] 組織の内部に起こるうちわもめ。「―状態が続く」▷つかいわけ→「紛争」を見よ。 **ないぶん** [内分] おもてむきにしないで、内々ですますこと。内聞。「ごーに願います」[類]内緒・内密 ②数学で、一つの線分を線上の一点で二つに分けること。「線の―比」[対]外分 **ないぶん** [内聞] ないしょで聞くこと。「長官の―に達する」 ②「内分」に同じ。 **ないぶんぴつ** [内分泌] 体内でつくられたホルモンが、直接血液中に送りだされること。「ないぶんぴ」とも。 **ないほう** [内包] [-スル] 中に包みこむこと。「可能性を―する」 ②概念が適用される範囲(外延)が共通にもっている性質の全体。動物という概念の内包は、運動と感覚の機能である。外延が大きくなると内包は減少し、内包が減少すると外延は大きくなるという関係がある。 **ないまぜ** [綯い交ぜ] いろいろなものが一つにまぜあわさること。「糸を―に編む」「敵味方が―になる」 **ないみつ** [内密] [形動] 秘密にすること。「―にすます」[類]内緒・内々 **ないめい** [内命] おもて向きでない、内々の命令。秘密の言いつけ。「―をおびる」 **ないめん** [内面] ものの内側。 ②心の中。精神面。「―描写」[対]外面・表面 **ないものねだり** [無い物ねだり] あるはずのないものや手に入れることのできないものを、わがままをいって欲しがること。[類]無い物食らう **ないや** [内野] 野球で、ホーム・一塁・二塁・三塁を結ぶ線の内側。ダイヤモンド。インフィールド。また、そこを守る選手。[対]外野 <1008> **ないゆうが** **ないゆうがいかん** [内憂外患] 国や組織などで、内からも外からもやってくる心配ごと。 **ないよう** [内容] なかみ。実質。「話の―がわからない」[対]形式 **ないようやく** [内用薬] のみぐすり。内服薬。[対]外用薬 **ないらん** [内乱] 国内で、政治上の対立から起こる戦争状態。「各地に―が起こる」[類]内戦 **ないりく** [内陸] 海岸から遠くはなれた地方。「―性気候」 **ナイルがわ** [ナイル川] アフリカ北東部を北に流れ、地中海に注ぐ世界最長の大河。下流の三角州は肥沃で、古代エジプト文明発祥地。中流にはアスワンハイダムがある。 **ナイロン** 合成繊維の一つ。軽くてじょうぶなので、衣服のほか、ロープや魚網などに広く使われる。▽もと、商標名。| nylon **ナイン** 野球のチーム。また、そのメンバー。▽チーム九名であることから。| nine **なう** [綯う] 糸やひもなどをよりあわせる。「なわを―」[類]縒る **ナウ** [形動] 現代的である。今風でしゃれている。「―なセンス」▽形容詞化して「ナウい」とも。| now **なうて** [名うて] 評判が高いこと。有名なこと。「―の盗賊」▽悪い評判にいうことが多い。 **ナウマンぞう** [ナウマン象] 更新世の後半、日本や中国大陸北部などにいた、体長約三メートルのゾウ。日本各地で化石が発見されている。 **なえ** [苗] 芽を出してまもない草や木。とくに、小さいイネ。「早―」「かぞえ方株[かぶ]」 **なえぎ** [苗木] あとで移植をするために育てる、木の苗。「―を植える」 **なえどこ** [苗床] 種をまいて苗を育てるところ。 **なえる** [萎える] 筋肉や気力がなよなよとする。「手足が―」 ②植物がしおれる。「草木も暑さに―」 **なお** [尚・猶] [副] 程度がいちだんと大きくなるようす。「あわてると―時間がかかる」「―のこと、しっかりやろう」[類]ますます ②それまでのものごとにつけくわえて。「―二か月の入院が必要だ」[類]さらに [副] 前からとぎれずにひき続いて。ずっと。「今も一人で元気に暮らす」[類]相変わらず・依然として ②でも。さえも。やはり。「善人―もちて往生をとぐ、いわんや悪人をや」 [接]話などがひとまず終わったあとで、さらにつけくわえるときのはじめのことば。「なにとぞご出席ください。―、お返事は月末までにお願いします」▼やや改まった言い方。 [漢文]「なお〜の(が)ごとし」の形で再読文字の一つ。「ちょうど…のようだ」という意味。「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」▽漢文では多く、「猶」「由」を使う。 **なお** [直る] もとのふつうの状態にもどる。「頭がしっかしっかりとのると、さらにも―」 ②不都合などができたあとも前と同じように続けるようす。それでもまだ。「病気でたおれても、仕事を強かった」 **なおきさんじゅうご** [直木三十五] [人名] 一八九一—一九三四年。昭和期の小説家。大阪生まれ。本名は植村宗一。雑誌「人間」を発行し、大衆文学の発展に貢献した。その業績を記念して「直木賞」が設けられている。小説「南国太平記」「青春行状記」など。 **なおきしょう** [直木賞] 新進の大衆文学作家にあたえられる年二回の文学賞。一九三五年に菊池寛が、直木三十五の功績を記念して制定した。芥川賞とともに、新人作家の文壇への登竜門となる。 **なおさら** [尚更] それまでよりも程度がさらに大きくなるようす。今まで以上に。ますます。「強制されると―勉強がきらいになる」 **なおざり** [等閑] [形動] いいかげんにすると。おろそかにすること。「―な仕事」 ②心にかけずに、そのままにして、ほうっておくこと。「つい―にしていた」 **なおす** [直す] [造語] もとのふつうの状態にもどす。「故障を―」「きげんを―」 ②よくないところに手を加えて整える。「文章を―」「誤りを―」 ③改めて、ふつうの人の状態にする。「悪いくせを―」 ④別のものに置きかえる。「ヤードをメートルに―」 [造語]「~直す」の形で「もう一度…して、よい状態にする」という意味をあらわす。「書き―」「読みー」「寝―」▽動詞の連用形に付く。 **なおす** [治す] 健康な状態にもどす。「病気を―」 **なおも** [尚も・猶も] その上いっそう。さらに。「―降りつのる雨」 **なおる** [直る] やめない」②くせなどが改まる。「びんぼうゆすりが―」 ③正式の地位や上の階級などに改まる。「アルバイトから正社員に―」「普通席から指定席へ―」 **なおる** [治る] もとの健康なからだにもどる。「やっと風邪が―」「足のけがが―」▷つかいわけ→「癒える」を見よ。 **なおれ** [名折れ] 名誉を傷つけること。はじになること。不名誉。「学校の―」 **なか** [中] 二つのものの中間。あいだ。「仲裁のため―にはいる」「―に立つ(=とりもつ)」 ②三つ並んでいるものの二番目。まんなか。「―の兄」「―の巻」[対]上[かみ]・下[しも] ③ある一定の条件の範囲のうち。「クラスのーで一、二を争う成績」「ベストテンの―にはいる」 ④まわりを囲まれた場所。内側。また、そのものの中心部や奥。「部屋の―」「人ごみの―」「心の―」[対]外 ⑤ある状態やものごとの続いていること。最中。「台風の―をわざわざ出かける」「おいそがしい―すいません」 <1009> **なかす** **なか** [中] ⑥中を取る ①両者の中間を選ぶ。「―を取って五万円でどうでしょう」②仲裁をする。[類]中に人る **なか** [仲] 人と人のあいだがら。「犬猿の―」「―をさく」「―よし」 **なかい** [仲居] 料理屋などで、客の接待や雑用などをする女性。▽客と調理場との中にはいる人の意味。 **ながい** [長居] [-スル] よその家などで、長いあいだ居つづけること。「―は無用」「ついーする」 **ながい** [長い] はしからはしまでのへだたりが大きい。「―ひも」「―道のり」「気が―」 ②時間の始まりから終わりまでのへだたりが大きい。「―年月」「秋の夜は―」「息が―」[対]短い > **長い目で見る** 判断するときに、将来のことまで考えに入れる。「―と、このほうが得になる」 > **長い物には巻かれろ** 権力などのある者には逆らわず、おとなしく従え。 > **長いわらじを履く** 悪事などをしたあと、つかまるのをおそれて長い旅に出る。 **ながい** [永い] いつまでも続くようす。永久である。 > **永い眠りにつく** 死ぬ。 > **永い別れ** 再び会うことのない別れ。死別。[類]永の別れ **ながいかふう** [永井荷風] [人名] 一八七九—一九五九年。明治から昭和期の小説家。東京生まれ。本名は壮吉。別号は断腸亭主人。フランスから帰国後、浅薄な日本の近代化をきらい、江戸趣味にかたむき、耽美主義を追究した。小説「ふらんす物語」「つゆのあとさき」「濹東綺譚[ぼくとうきたん]」のほか、日記「断腸亭日乗」など。 **ながいき** [長生き] [-スル] 長く生きること。長命。「―すれば、はじ多し」[類]長寿[対]早死に **ながいす** [長椅子] 数人がすわれる横に長いいす。ソファー。「ーでうたたねする」 **なかいり** [中入り] すもうや芝居などで、途中の中の短い休み。「―後の取組」 **ながうた** [長唄] 江戸時代、歌舞伎の伴奏として発展した三味線歌曲。歌詞は浄瑠璃や謡曲からとり、叙情的なものが多い。 **ながえ** [轅] 馬車や牛車などの前方にある、牛馬につないで引かせる長い二本の棒。▷図「ぎっしゃ」 **なかえちょうみん** [中江兆民] [人名] 一八四七—一九〇一年。明治期の思想家。土佐生まれ。フランス留学から帰国して、ルソーの民約論を紹介し、自由民権思想をふきこんだ。著書に「民約訳解」「一年有半」など。 **なかえとうじゅ** [中江藤樹] [人名] 一六〇八—四八年。江戸初期の儒学者。はじめ朱子学を学んだが、王陽明の著書に接し、日本陽明学派の祖となった。郷里の近江に藤樹書院をおこし、近江聖人と呼ばれる。著書に「翁問答」。 **ながおかきょう** [長岡京] 七八四年、桓武天皇が今の京都府南部に置いた都。造営工事が進まず、七九四年に平安遷都となった。 **ながおかはんたろう** [長岡半太郎] [人名] 一八六五—一九五〇年。明治から昭和期の物理学者。肥前生まれ。金属が磁気によってうけるひずみの研究や、原子核の存在を提唱するなど、理論物理学の分野で、多くの業績を残した。 **なかおれ** [中折れ] 「中折れ帽子」の略。てっぺんの中央が縦に折れくぼんだ、つばのある帽子。ソフト。 **なかがい** [仲買] 品物の売買の仲立ちをして手数料をとること。また、それを職業とする人。「―商」▽ふつう、「仲買い」とは書わない。「中買」は誤り。 **ながぐつ** [長靴] ゴムや皮などの、足首よりもずっと上まではいる長いくつ。雨の日や乗馬などのときにはく。[対]短靴 **なかぐろ** [中黒] 句切り符号の一つ。名詞を並列するときなどに使う。縦書きの小数点にも。たとえば、「東京・大阪間」「円周率は約三・一四」などの「・」。なかてん。 **なかごろ** [中頃] 時間や距離などの真ん中ごろ。[類]中途・中間 **ながさ** [長さ] 長いこと。その程度。また、二点間の距離。 ②時間的な間隔。「息の―を競う」 **ながし** [流し] 台所やふろ場などの、ものを洗う場所。 ②芸人やタクシーの運転手などが、客を求めて移動すること。「―のタクシー」 **ながしあみ** [流し網] 魚の通り道にあみを張っておく漁法。また、張っておくあみ。 **ながしののたたかい** [長篠の戦い] 一五七五年、織田信長・徳川家康の連合軍と武田勝頼の軍との戦い。愛知県の長篠で、信長の鉄砲隊が武田の騎馬隊を破った。 **なかおかしんたろう** [中岡慎太郎] [人名] 一八三八—六七年。幕末の志士。土佐生まれ。勤王党に参加。坂本竜馬とともに薩長同盟の実現に尽力したが、京都で暗殺された。 **なかじまあつし** [中島敦] [人名] 一九〇九—四二年。昭和期の小説家。東京生まれ。「山月記」「李陵」「弟子」などで、独自の芸術的世界をつくったが、早逝。死後、作品の評価が高まった。 **ながしめ** [流し目] 顔は動かさずに目の玉だけを相手に向けて動かすこと。「―をくれる」 ②男女間で、相手をさそうような、こびをふくんだ目つきをすること。「―を使う」[類]色目 **ながじゅばん** [長襦袢] 和服の下に着る、たけの長いはだ着。[対]半襦袢 **ながじり** [長尻] よその家をたずねて話しこみ、なかなか帰ろうとしないこと。また、その人。ながっちり。[類]長居 **なかす** [中州・中洲] 川の中や川口などで、土砂がたまって島のようになっているところ。 **なかす** [泣かす] 「なかせる」 <1010> **ながす** **ながす** [流す] [造語] ①水をなどを高いところから低いところへやる。「下水を―」「なみだを―」 ②水の力で物体を低いほうへ移動させる。「豪雨が人家を―」「灯籠を―」 ③広く知らせて、ゆきわたらせる。「うわさを―」「ニュースをー」 ④見送る。「会合を―」 ⑤質入れした品物を、期限内に出しに行かずにそのままにする。 ⑥よごれを洗う。「背中を―」 ⑦芸人やタクシーなどが、客を求めて移動する。「盛り場を―して歩く」 [造語]「~流す」の形で「身を入れて…しない」意味をあらわす。「聞き―」「受けー」▽動詞の連用形に付く。 **なかせる** [泣かせる] なくようにさせる。なかす。また、なきたいほどの感動をあたえる。「妹を―」「―話じゃないか」 ②苦労をかけたり、困らせたりする。「女房を―」 **なかせんどう** [中山道] 江戸時代の五街道の一つ。江戸日本橋から上野・信濃・美濃を経て、途中の木曾路を通り、草津(滋賀県草津市)で東海道と合流して京都三条大橋にいたる。 **なかぞら** [中空] 空の中ほど。中天。「―にかがやく星」 **なかたがい** [仲違い] [-スル] 二人の仲や人間関係が悪くなること。仲の悪い状態。▷つかいわけ→「和解」を見よ。 **なかだち** [仲立ち] [-スル] 両方のあいだに立って、交渉がうまくいくように世話をすること。「両家のーをひきうける」[類]取り持ち・橋渡し・仲介 **ながたらしい** [長たらしい] いやになるほど長い。冗長である。ながったらしい。「―演説」 **なかだるみ** [中弛み] [-スル] 中途でだれること。途中で緊張がゆるむこと。「仕事が長いと―する」 ②張ったひもやつなが、中ほどでたるむこと。 **ながだんぎ** [長談義] なるほどの長たらしい話。「へたのー」▽「長談議」は誤り。 **ながちょうば** [長丁場] 目的地までの距離が長いこと。また、時間の長くかかる仕事や状態。「一〇キロもある―」「―にかかる」 **なかつかさしょう** [中務省] 律令制の八省の一つ。天皇の近くにあって、宮中の事務などを総轄する役所。 **ながつかたかし** [長塚節] [人名] 一八七九—一九一五年。明治期の歌人・小説家。茨城県生まれ。正岡子規に師事。「馬酔木」「アララギ」同人。歌集「鍼の如く」のほか、農民生活に取材した長編小説「土」などがある。 **なかつぎ** [中継ぎ] [名・スル]前の人とあとの人の中で、自分の次につなぐこと。また、その人。「リレーの―のピッチャー」 **なかつぎ** [中次ぎ] [名]釣りざおや三味線のさおなどで、中途でつぎあわせるようになっているもの。「―ざお」 **なかつぎ** [中次ぎ] [名・-スル]双方のあいだに立って、とりつぐこと。また、とりつぐ人。「―商」▽「仲次ぎ」とも書く。 [名]抹茶の茶入れの一種。ふたと身の合わせ目がほぼ中ほどあたりにある。 **ながつき** [長月] 陰暦で九月のこと。 **なかつぎぼうえき** [中継ぎ貿易] 一度輸入した生産国の商品を、さらに需要国へ再輸出する貿易。シンガポール・香港などでおこなわれる。[類]通過貿易 **ながっちり** [長っ尻] 「ながじり」 **ながと** [長門] 旧国名。今の山口県西部と北部。山陽道の一国。長州。▽同県に同名の市がある。 **なかとみのかまたり** [中臣鎌足] [人名] 「ふじわらのかまたり」 **なかなおり** [仲直り] [-スル] 仲たがいしていた者どうしが、また仲よくなること。 **なかなか** [中中] ものごとの程度が予想以上に高いようす。ずいぶん。「この絵は―のできばえだ」「―歌がじょうずだ」[類]かなり ②「なかなか〜ない」の形で思いどおりにならず、時間がかかるようす。かんたんには…ない。「―話がまとまらない」 **ながなが** [長長] [副] 空間的にも時間的にも、いかにも長く見えたり感じられたりするようす。「―とねそべる」「―話す」 **なかにわ** [中庭] 建物と建物に囲まれた、中につくられた庭。[類]内庭 **ながねん** [長年・永年] 何年もの長い年月のあいだ。「ーにわたる苦労」[類]多年 **ながの** [永の] [連体] 永遠の。「―別れ(=死別)」 **ながの** [長の] [連体] 長いあいだの。「―わずらい」「―ご乗車、おつかれさまでした」 **なかののおおえのおうじ** [中大兄皇子] 「てんじてんのう」 **なかのしげはる** [中野重治] [人名] 一九〇二—七九年。昭和期の詩人・小説家・評論家。福井県生まれ。プロレタリア文学運動の中心の一人として活動したが、検挙され転向。「中野重治詩集」、小説に「歌のわかれ」「むらぎも」、評論に「斎藤茂吉ノート」など。 **なかば** [半ば] [名]全体の半分ぐらい。「全校生徒の―は女子」 ②真ん中あたり。「三月の―」[類]中ごろ・中程 ③ものごとが続いている途中。さいちゅう。さなか。「試合―に雨になる」 [副]半分ほど、その状態であるようす。「―無意識の状態だった」「―信じ、―疑う」▼「中ば」は誤り。 **なかはままんじろう** [中浜万次郎] [人名] 一八二七—九八年。幕末の語学者。土佐中浜の浦の生まれ。出漁中に漂流、アメリカの捕鯨船に助けられ、アメリカで教育を受けて帰国。航海・測量・翻訳・英語などを教授した。ジョン万次郎。 <1011> **ながれ** けられ、アメリカで教育を受けて帰国。航海・測量・翻訳・英語などを教授した。ジョン万次郎。 **なかはらちゅうや【中原中也】**[人][阁]一九〇七ー三七年。昭和期の詩人。山口県生まれ。ダダイズムから出発してフランス象徴派に傾倒[認]。詩集に「山羊の歌」「在りし日の歌」、訳詩「ランボオ詩集」など。 **なかび【中日】** [图]すもう・芝居などの興行[り]期間の真ん中の日。「初[っ]場所の―」 **ながびく【長引く】** [国]予定や予想よりも時間がかかる。「交渉[にり]がー」「会議が―」 **ながひばち【長火鉢】** [图]昔、茶の間や居間にあった、長方形でひきだしがついている箱火鉢[蹤ぁ]。 **なかほど【中程】** [图]およそ真ん中あたり。その中途[5]。また、中[ちゅう]程度。ちゅうぐらい。「橋の―」「話のーで席を立つ」「―の成績」 **なかま【仲間】** [图]①気どころがたがいに知れていて、いっしょに何かをするあいだがら。「―意識」「仕事―」[友達]・[同志] ②同類。「さざんかは、つばきの―だ」 **なかまいり【仲間入り】** [图][函]新しく仲間にはいること。仲間と認められること。「大学生に―する」 **なかまはずれ【仲間外れ】** [图]仲間から、のけものにされること。 **なかまわれ【仲間割れ】** [图]「[函]仲間どうしで対立し、分裂[が]すること。 **なかみ【中身】**[图]中にはいっているもの。内容。「箱の―」「話の―がとぼしい」▽「中味」とも書く。 ②刀身。 **なかみせ【仲見世・仲店】** [图]神社や寺の境内に並んでいる店。「浅草寺[そう]の―通り」▽「仲見世」は当て字。 **なかむらくさたお【中村草田男】**[人名]一九〇一―八三年。昭和期の俳人。中国、清[しん]の厦門[ァモィ]生まれ。本名は清一郎[びぃぁ]。「人間探求派」の一人で、「ホトトギス」同人。のち、「万緑[~]」を創刊、主宰。句集「長子」「銀河依然」「美田」。 **なかむらていじょ【中村汀女】**[入名]一九〇〇-八八年。昭和期の俳人。熊本県生まれ。「ホトトギス」に属し、高浜虚子[誌はま]に師事。のち「風花[햄]」を創刊、主宰[悶]。日常生活の中から女性独自の繊細[説]でみずみずしい情感をほりおこした。句集「春雪」など。 **なかむらまさなお【中村正直】**[名]一八三二—九一年。明治期の教育者。江戸[以]生まれ。幕末にイギリスに留学し、帰国後、明六社に参加した。翻訳[慨]した「西国立志編」「自由之理」は民権思想に影響し[ぶり]をあたえた。 **なかむらみつお【中村光夫】**[人][鱼]一九一一一八八年。昭和期の評論家・小説家。東京生まれ。本名は木庭一郎[がり]。「風俗小説論」「志賀直哉[誌|]『論」「二葉亭四迷[い赂てぃ]伝」をはじめとして、日本の近代文学の特質[しり]を西欧[懿]文学と比較することで説いた。小説「わが性の白書」など。 **ながめ【眺め】** [图]見わたすこと。遠くまで見やること。また、その風景。景色[も]。「屋上[り]からの―」[眺望], >周語《ながめ・ながむ≫もとは「長[ぇが]」と「目」との結合か。じっと一つところを見つづけていること。また、一か所をじっと見るようにしてもの思いにしずむという意味もあった。和歌では、名詞「ながめ」を「長雨[が]」との掛[かけ]詞[とば]にすることが多い。 **ながめる【眺める】**[下]□◎遠くの方まで見わたす。「眼下の景色[き]を―」 ②感情をこめてじっと見つめる。「つくづく顔を―」 **ながもち【長持ち・長持】** [图]「[凼]長いあいだ同じ状態を保つこと。長く使えること。「長持ちする食品」 ②衣類などを入れて、運んだり保存したりする直方体の箱。▽「長持」と書く。かぞえ方 棹[さぁ]・合[どう] **ながや【長屋】** [图]一棟[設]の細長い建物をいくつかに区切って、それぞれを一戸ととした住宅。「―ずまい」 **なかやうきちろう【中谷宇吉郎】** [人名]一九〇〇—六二年。大正・昭和期の物理学者。石川県生まれ。雪の結晶[いう]の研究をはじめ、随筆[ぶ]家としても知られる。「雪の結晶」「冬の華[はぇ]」など。 **なかやすみ【中休み】** [图]「[忍]仕事などの途[中ゅう]で休息をとること。「梅雨[っゅ]の―」「週休憩[びん]」 **なかゆび【中指】** [图]五本の指の、真ん中の指。 **なかよし【仲良し・仲、好し】** [图]仲のよいこと。また、仲のよい人。「―こよし」圏[親友] **ながら【×乍ら】** [造語]國①〈造語〉[「~ながら」の形で』①・・・のまま。そっくりそのまま。「昔―の手法」「涙―に語る」「親子四人一助かった」 ②・・・ではあるが。・・・にもかかわらず。「我―よくやった」「おそまつ―」 ①〈助〉[接助]●動作の同時進行をあらわす。「話し帰ろう」「音楽を聞き―仕事をする」 ②逆接の確定条件をあらわす。・・・ではあるが。・・・であるのに。「子供―たいしたものだ」「およばずー力になりましょう」「知り―連絡[沈]しなかった」 **ながらえる【長らえる・永らえる・存える】**[下]□長く生きつづける。「心ならずも生き―」 **ながらく【長らく・永らく】**[副]長いあいだ。ひさしく。「―ごぶさたしました」 **ながらぞく【ながら族】** [图]二つのことを同時にするのが習慣になっている人たち。ラジオを聞きながら勉強する人など。 **なかりせば【無かりせば】** もしなかったなら。ないならば。古い言い方。「彼―とうてい不可能だった」 **なかれ【×勿れ・莫れ】**[囲]…してはいけない。…するな。禁止をあらわすことば。古い言い方。「悲しむ―」「おどろくこと―」▽文語の形容詞「なし」の命令形。 **ながれ【流れ】** [图][造語]①〈名〉ⓘ流れること。流れる水。また、川のように続いて、移りうごいていくもの。「谷川の―」「人の―に逆らって歩く」「歴史の―」「試合の―が変わる」 ②学問などの系統や流派。また、血のつながり。「平家[かぃ]の―をくむ」 ↓「おながれ」 <1012> **ながれさぎ** ①〈造語>旗などを数えることば。 >流れに棹[さぁ]さす 流れにそって順調に下るように、全体の勢いに乗ること。 >流れを汲む その流派・流儀』を受けついでいる。その系統・系列に属している。 **ながれさぎょう【流れ作業】** [图]製品の製造工程を分担し、めいめいが自分のうけもった作業をおこなう。て、次に送っていくやりかた。自動車などの大量生産に適している。「ベルトコンベヤーによるー」 **ながれだま【流れ弾】** [图]目標からそれて飛ぶ弾丸[が]。それだま。 **ながれぼし【流れ星】** [图]↓「りゅうせい」 **ながれもの【流れ者】** [图]定住しないで、あちこちわたりあるいて生活する人。放浪者。わたりもの。 **ながれる【流れる】**[下]①水などがすじになって低い方へ動いていく。「小川が―」「あせが―」 ②水などとともに動く。「木の葉が―」 ③水などの動きのようにものが動いていく。「雲が―」「星がー」「けむりがー」 ④だんだんと広まる。「デマがー」 ⑤時間や月日が水の流れのように経過する。「時が―」「歳月[黙]が―」「怠惰[粒、]に―」 ⑥確かな目的をもつこともできず、なるにまかせて生きていく。さすらう。「諸国を流れあるく」 ⑦予定のことがだめになったり、とりやめになったりする。「雨で試合が―」「企画が―」 ⑧質入れした品物の所有権がなくなる。「質草が―」 ⑨はずれて役に立たない。「弾[き]が―」「矢が―」 **ながわずらい【長患い】** [图]長いあいだ、病気すること。また、なかなか治らない病気。ながのわずらい。「―でやつれる」 **なかんずく**[剛]いろいろある中でも、とくに。なかでも。「―優秀[ょう]な作品」圏[とりわけ]▽「なか(中)につ(就)く」の変化した形。「就中」の訓読。 **なき【亡き】** [連体]すでに死んで、この世にいない。「今は―母」「一人のおもかげをしのぶ」 **なき【泣き】**[屋]泣くこと、泣きつくこと。「―の涙(ひどく悲しんで)で別れる」 >泣きを入れる 泣きついてわび、許しを求める。また、泣いてたのむ。▽泣きつかれた側からいうと、「泣きが[入ぃ]る」とも。 >泣きを見る 泣くような悲しい、またつらい目にあう。 **なぎ【×凪】** [图]風がやんで、波静かな海面になること。「べたー」→時化[しゅ] 几・4画 全6画 [風]凪凪凪凪 日本でつくった漢字(国字)。 なぎ 朝凪[핧] 夕凪 **なきあかす【泣き明かす】** [国]一晩じゅう泣いて過ごす。泣きつづけて夜を明かす。「悲しみに―」 **なきがら【亡骸・×骸】** [图]死んだ人間のからだ。死体。「―にとりすがる」圏[しかばね]・[遺体] **なきくずれる【泣き崩れる】**[下]□とり乱して泣く。姿勢をくずして泣く。「よよと―」 **なきごと【泣き言】** [图]言ってもしかたないことをなげいて、くどくど話すことば。「―を並べる」[愚痴] **なきしきる【鳴きしきる】** [国]鳥や虫などが盛[ぇかん]に鳴く。 **なきじゃくる【泣き×曦る】** [国]しゃくりあげるようにして泣く。「一―子」 **なきじょうご【泣き上戸】** [图]酒に酔[ょう]と泣くくせのある人。また、そのくせ。←笑い上戸 **なぎたおす【薙ぎ倒す】**[国]①立っているものを、横にはらってたおす。「台風が木をなぎ倒した」 ②大勢の敵を次々にうち負かす。「強豪を―」 **なきつく【泣き付く】** [国]泣いてすがりつく。困りはてて、けんめいにたのむ。「親に―」圏[哀願][意する] **なきどころ【泣き所】**[屋]せめられると、いちばんよわいところ。弱点。よわみ。「弁慶の―(=むこうずね)」圏[アキレス腱]・[急所] **なぎなた【〝長“刀・×薙刀】** [图]長い柄のさきに、反[ぇっ]た刃[は]をつけた武器。▽江戸時代は、武家の婦人[ょり]・[柄]が使った。かぞえ方 [振] **なきにしもあらず【無きにしも非ず】** ないわけではない。ないとも言いきれない。「失敗の可能性も―だ」▽文章語。「しも」は強めの助詞。 **なきぬれる【泣き×濡れる】**[下]□なみだで、ほおなどがぬれる。「悲しみに泣きぬれた顔」 **なきねいり【泣き寝入り】** [图]と①ひどいしうちを受けても何もできず、不満なままあきらめること。「―せずにうったえる」 ②泣きながら、ねいってしまうこと。なきね。「子供がーする」 **なきおとし【泣き落とし】** [图]泣いてたのんで相手の同情を買い、願いをきいてもらうこと。「―戦術」 **なぎはらう【×薙ぎ払う】** [国]長い棒などを横にふりまわす。「むらがる敵を―」 **なきべそ【泣きべそ】** [图]今にも泣きだしそうな顔つき。半泣き。「―をかく」 **なきむし【泣き虫】** [图]ちょっとしたことでもすぐに泣くこと。また、すぐ泣く人。ばかにしていうことば。 **なきもの(亡き者)にする** ころす。また、ほとん[ど]存在しない者のようにあつかう。 **なぎょうへんかくかつよう【ナ行変格活用】**[文法]文語文法で、動詞の活用のしかたの一つ。「死ぬ」「往[ぃ]ぬ」の二語だけ。ナ変。▽ロ語文法では五段活用に合流した。『巻末「活用表」参照。 **なきりぼうちょう【菜切り包丁】** [图]野菜を刻むのに使う、刃がうすくてはばの広い包丁。なっきりぼうちょう。 **なきわらい【泣き笑い】**[图][应]泣いたり笑ったりすること。喜びと悲しみ。「―の人生」圏[悲喜]こもども ②泣きながら笑ってしまうこと。「―になる」 **なく**[日]【泣く】[国]①悲しみなどにたえられなくて、なく声やなみだを出す。「赤んぼうがー」[笑う]▽「泣く」ことをあらわす他の表現。「がしらが熱くなる」「そでをしぼる」「なみだにむせぶ」「すすりあげる」「せきあげる」「しゃくりあげる」「鳴咽[続]する」「慟哭[する]」など。 ②くるしみなやむ。「貧乏に―」 ③相手のむりをきいたり、自分の不利益をがまんする。「もう五○○円ほど泣いてくれ」 >泣いて馬謖[よく]を斬[き]る おおやけの目的のためには個人的な感情は捨てなければならない。▽部下の馬謖はおしい人物だが、命令違反』で戦いに敗れた責任により、諸葛孔明[跡]が泣く泣く処刑[なし]たという故事(中国、「三国志」)から。 >泣いても笑っても どうじたばたしてみてる。どんなふうにしたところで。「―あと一日」 >泣きっ面[っら]に蜂[はち] 不幸や困ったことのうえに、さらに不幸や困ったことが重なること。泣き面に蜂がさす。類[弱り目にたたり目] >泣く子と地頭には勝てぬ 正しい道理のわからない者や権力者とはいくら争ってもむだである。▽「地頭」は、昔、農民から苛酷[くな]税をとりたてた荘園[緑、]の管理者。 >泣く子も黙[だき]る だだをこねて泣いている子供も泣きやんでしまうほどおそろしい。 【鳴く・×啼く】[国]①鳥やけものなどが声を出す。「虫の―音[ゃ]」「うぐいすがー」 >鳴かず飛ばず 長いこと、これといった活躍もなく、目立たないようすをあざけっていうことば。 >鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥[ほととぎす] しんぼう強く、機会が来るのを待とう。▽徳川家康の性格をあらわすことばという。織田信長の性急さ(「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」)、豊臣秀吉[ひどい]の積極性(「鳴かぬなら鳴かしてみしょう時鳥」)に対して、忍耐[熱]強さをあらわすもの。 >鳴く蟬[だ]よりも鳴かぬ蛍[たる]が身を焦がす ことばに出す者より、口に出さないでじっと内におさえている者のほうが、心中の思いは痛切である。 **なぐ【×凪ぐ】** [国]風がやんで海面が静かになる。「海がないで船を出す」[時化][肌る] <1013> **なけなし** **なぐ【×薙ぐ】** [国]刀や鎌[かま]を横にはらって切る。「草をー」 **なぐさみ【慰み】** [图]①心をやわらげ楽しませること。また、その気ばらしをする手段。類[すさび] ②もてあそぶもの。もてあそぶこと。「―もの」 **なぐさむ【慰む】** [国]①気がまぎれる。心がはれる。「音楽を聞くと心が―」▽「慰む」は、心がやわらぐこと。「楽しむ」は、気持ちが満ちたりること。 ②もてあそぶ。からかう。 **なぐさめる【慰める】**[下]①心の波立ちを静めてやわらげる。「新緑が目を―」「失恋[恋]した友達を―」 **なくす**[日]【無くす】[国]①もっていたものを失う。「定期券を―」「財産を―」「希望を―」 ②よくないことが起こらないようにする。「交通事故を―運動」 [目]【亡くす】[国]①死なれる。死別する。「子供を―」 **なくなく【泣く泣く】**[副]泣きながら。泣きたいほどつらい気持ちで。なきなき。「―親と別れる」「―たいせつな品を手ばなす」 **なくなる**[□]【無くなる】[国]ない状態になる。うせる。「かねが―」「時計が―」 [【亡くなる】][国]①死ぬ。この世にいなくなる。「父」が亡くなってから五年たつ」 **なくもがな【無くもがな】** いっそないほうがよい。「―の寸評」類[あらずもがな] **なぐりがき【殴り書き】** [图][函]乱暴な書きかたをすること。また、乱暴に書いたもの。 **なぐる【殴る・《撲る・×擲る】** [国]力を入れて人を打つ。「げんこつでー」 >つかいわけ」→「打つ」を見よ。 **なげ【投げ】** [图]①投げること。とくにすもうで、相手を投げるわざ。「ハンマーー」「上手[ぃぁ]―」 ②勝負をあきらめること。また、取り引きで、損を承知で売ること。なげもの。「―売り」 **なげ【無げ】**[形動]◎なさそうなようす。「こともーに言う」「たよりーな顔」「所在―に立っている」 ②いいかげん。なげやり。「―のことば」 **なげいれ【投げ入れ】** [图]生け花の技法の一つ。型にはめず、しぜんに投げいれたように見える生けかた。なげこみ。 **なげうつ【×擲つ・×拋つ】** [国]思いっきりよく捨てる。おしげもなく捨てる。「身命を―」▽「うつ」は、すてる。 **なげうり【投げ売り】** [图][函]現金が必要なために、損を覚悟[ごく]で非常に安く売ること。たたき売り **なげかわしい【嘆かわしい・歎かわしい】**[困]りっぱなところがなくて、なげきたくなる。情けなく悲しい。「責任感の低下は―」 **なげく【嘆く・歎く】** [国]●ひどく悲しく思う。「友の死を―」 ②不満の気持ちを批判的にことばに出す。「学力の低下を―」「世を―」 >つかいわけ」→「悲しむ」を見よ。 **なげこむ【投げ込む】** [国]何かの中に乱暴に入れる。「ごみ箱に―」 **なげし【長押】**[图]日本建築で、鴨居の上にとりつける、かざりの横木を。「―にかけた槍[ゃ]」 **なげだす【投げ出す】**[国]①投げるようにして外に出す。ほうりだす。「足を前に―」「車外に投げ出される」 ②おしまずに思いきってさし出す。「全財産をー」 ③やりかけたことをさきのことはかまわずに途[中ゅう]でやめてしまう。「仕事を―」圏[放棄する] **なけなし【無けなし】** [图]あるといっても少しで、ほとんどないこと。ほんのわずかしかないこと。「―のかねをはたく」 <1014> **なげやり** **なげやり** [投げ遣り] [形動] ものごとを無責任にいいかげんにすること。「―にあつかう」「―な態度」 **なげる** [投げる] 手にしたものを力で遠くへほうる。「ボールを―」 ②あきらめて、ほうりだす。また、捨てる。「海に身を―」「勝負をー」「さじを―」 ③ある方向に線条的に向かわせる。「視線を―」「話題を―」 **なこうど** [仲人] 結婚の仲立ちをすること。結婚を正式にまとめる人。媒酌人。「―をたのむ」[類]月下氷人 ▽常用漢字表付表の語。 **なごむ** [和む] 顔つきやふんいきなどが、おだやかになる。「気持ちが―」「寒気が―」[類]和らぐ **なごやおび** [名古屋帯] 女帯の一種。お太鼓にする部分だけを並はばにし、胴回りは半はばにしてしめやすくした帯。名古屋で近辺から流行した。▽「名護屋帯(=組みひもの帯)」は別。 **なごやか** [和やか] [形動] うちとけて気分がやわらいでいるようす。「―なふんいき」「―に食事をする」[類]和気藹々 **なごり** [名残] 終わったあと、まだそれを思いださせるものが残っていること。「昔の―をとどめる」 ②別れようとして心が残り、そのまま別れるのがつらい気持ち。また、つらい別れ。「―がつきない」「―をおしむ」▽常用漢字表付表の語。 **なごりおしい** [名残惜しい] 別れたり、終わったりするのがつらい。「―が、お別れだ」 **ナサ** [NASA] アメリカ航空宇宙局。一九五八年、宇宙産業の発展のために設立された大統領直属の機関。スペースシャトルの開発などをおこなっている。▷National Aeronautics and Space Administration の略語。 **なさい** [為さい] 「なさる」の連用形「なさり」から変化した命令形。「早く勉強―」 **なさけ** [情け] 思いやりのある温かい心。人情。「―をかける」 ②男女の愛情。「―を交わす」 > **情けは人のためならず** 人に情けをかけると、そのよい報いはめぐりめぐって、必ず自分にもどってくるものだ。▽「かえって人のためにならない」という解釈は誤り。 **なさけしらず** [情け知らず] [形動] 他人に対する思いやりのないこと。また、思いやりのない人。 **なさけない** [情けない] 人情がなくて思いやりがない。「―しうち」[類]冷酷 ②あまりにひどく、みじめだ。「―顔をするな」「―負けかた」 **なさけぶかい** [情け深い] 思いやりやあわれみが深い。「―配慮」 **なざし** [名指し] [-スル] だれそれと、相手の名前をはっきり指ししめすこと。「―で非難する」 **なさる** [為さる] 「する」「なす」を敬っていうことば。「先生が―のをじっと見つめる」 [補助]「(お)〜なさる」の形で尊敬の意味をあらわす。「お読み―」「おいで―」▽動詞の連用形に付く。「なされる」という言い方もある。 **なし** [梨] バラ科の落葉高木。初夏に白い花が咲き、秋、水分の多いあまい実がなる。▽ナシの音が「無し」に通じるのをきらって、「ありのみ」とも。 > **梨のつぶて** こちらからの便りに対して、相手からの返事が全然ないこと。 **なしくずし** [済し崩し] [-スル] 借金を少しずつ返して減らしていくこと。また広く、ものごとを少しずつすませていくこと。「貯金を―に使う」 **なしとげる** [成し遂げる] ものごとを最後のところまでやりぬく。努力して完成する。「偉業を―」 **ナショナリズム** 外国や他民族からの干渉を排除いて、民族や国家の統一や独立、発展を推しすすめようとする思想や運動。国家主義。国粋主義。民族主義。| nationalism **ナショナルトラスト** 自然や文化遺産などを保護するために、広く基金を集めてその土地や建物を買いとる市民運動。| national trust **ナショナルミニマム** 国家が国民に保障すべき最低限の生活水準。| national minimum **なじる** [詰る] 相手を問いつめて非難する。「怠慢を―」▷つかいわけ→「責める」を見よ。 **なす** [成す] ある形や状態をつくりあげる。「群れを―」「門前市を―」 ②やりとげる。「名を―(=有名になる)」「大事を―」 ③別のものに変える。あるものを他のものとして用いる。「災いを転じて福と―」 **なす** [生す] 子供を産む。「子までなした仲」 > **生さぬ仲** 義理の親子のあいだがら。継父(または継母)とまま子の関係。 **なす** [為す] 「する」の古い言い方。あることをおこなう。「―こともなく過ごす」「―がままにまかす」 **なす** [茄子] ナス科の一年草。こいむらさき色の実は、夏・秋の野菜の一つ。なすび。「秋―は嫁に食わすな」 **なす** [済す] 借りたものを返す。また、義務を果たす。「借金を―」 > **済す時の閻魔顔、借りる時の地蔵顔** かねなどを返すときはひどく不愉快そうだが、借りるときはあいそがよくにこにこしていること。 **なじみ** [馴染み] なれしたしむこと。また、なれしたしんできた人。「―の店」「昔―」 **なじむ** [馴染む] よく、なれしたしむ。ほどよく調和する。「周囲の人々に―」「手になじんだグラブ」 ②「なじまない」の形でうまく適合する法律の規定がない。「この問題は裁判に―ない」 **なずな** [薺] 春の七草の一つ。アブラナ科の二年草。道ばたや田んぼなどに生える雑草。春、白い小花をつける。ペンペングサ。♪図「はるのななくさ」 **なすび** [茄子] なす。「親の意見と―の花は千に一つも無駄はない」 **なずむ** [泥む] 一つのことに、いつまでもこだわる。「旧習に―」 <1015> **なつじかん** **なずむ** [泥む] ②ぐずぐずしてなかなか進まない。「暮れ―空」 **なすりつける** [擦りつける] 指さきでこすってぬりつける。「絵の具を―」 ②責任などを他人に負わせる。「罪を人に―」 **なぜ** [何故] [副] 理由や原因をたずねることば。どうして。どういうわけで。「―食べたの」「―だかわかりません」 **なぜか** [何故か] どういうわけか。なんとなく。「―笑いが止まらない」 **なぜなら** [何故なら] 理由や原因を言いはじめるときのことば。なぜかといえば。「今回は中止すべきだ。―危険だからだ」[類]なんとなれば **ナセル** [人名] 一九一八—七〇年。エジプトの政治家。革命を指導し、五六年には国民投票で大統領となる。非同盟中立主義の外交をうち出してアラブ諸国とのあいだで活躍し、スエズ運河の国有化など、業績をあげた。「Jamal 'Abd al-Naşir」 **なぜる** [撫ぜる] 「なでる」の変化した形。 **なぞ** [謎] 実体がよくわからないこと。また、よくわからないもの。「宇宙の―」「―に包まれる」 ②はっきり言わずに、遠回しに言うこと。「―をかける」[類]暗示 ③なぞなぞ。なぞかけ。「何なんぞ」の変化した形。nanizo → nanzo → nazo **なぞなぞ** [謎謎] ことばの中に他の意味をふくめておいて、それを当てさせる遊び。なぞかけ。▽「何ぞ何ぞ」と問いかけることから。 **なぞめく** [謎めく] なぞのように見えて、よくわからない。「―いた微笑」 **なだ** [灘] 潮の流れが速く、波があらくて航海がむずかしい海。「遠州―」 **なだい** [名代] 名高いこと。評判なこと。「―の料理」[類]有名・著名・高名 **なだい** [名題] 歌舞伎や浄瑠璃の表題。外題。また、その看板。「―役者(=看板に名が出る、一座の中心の役者)」 **なだかい** [名高い] すぐれているとして名前がよく知られている。「世に―庭園」[類]高名・著名 ▷つかいわけ→「有名」を見よ。 **なだたる** [名立たる] [連体] 名前の知られた。有名な。「―秀才」 **なたね** [菜種] アブラナの種。「―油」 **なたねづゆ** [菜種梅雨] 三月下旬から四月にかけて、菜の花が咲くころに降る長雨。 **なだめる** [宥める] しんだりおこったりしている人の気持ちを、なぐさめたりおだやかにしたりする。「なきじゃくる子を―」 **なだらか** [形動] 傾斜がゆるやかなようす。「―な斜面」 ②なめらかで、おだやかなようす。「―な調子で話す」「会は―に進行した」 **なだれ** [雪崩] 斜面に積もった雪や土砂が急に大量にくずれおちること。また、その土砂や雪。「―に巻きこまれる」「―現象を起こす」▽常用漢字表付表の語。 **なだれこむ** [傾れ込む・雪崩れ込む] なだれのように、多くの人が一度に、勢いよく中へはいりこむ。「開店と同時に客が―」 **ナチス** 第一次世界大戦後の、ヒトラーを党首としたドイツのファシズム政党。党章は、かぎ十字。ゲルマン民族至上主義と反ユダヤ主義をかかげる独裁体制のもとで第二次世界大戦をひき起こしたが、ドイツの敗戦により崩壊。国家社会主義ドイツ労働者党。ナチ。| Nazis **ナチズム** ナチスの思想。極端な右翼全体主義。| Nazism **ナチュラリズム** 自然主義。| naturalism **ナチュラル** [形動] 自然のまま。ごく自然なようす。 ②音楽で、シャープやフラットによって変化した音をもとにもどす記号。本位記号。記号は♮ | natural **なつ** [夏] 四季の一つ。六月から八月まで。一年じゅうでいちばん暑い季節。「―祭り」 ☆冬 ▽初めのころを「初夏」、真ん中を「真夏」「盛夏」、終わりのころを「晩夏」という。 **なついん** [捺印] [-スル] はんこをおすこと。「署名―」[類]押印 **なつかしい** [懐かしい] 昔を思いだして、心がひきつけられる。「―ふるさと」「小学校時代が―」 **古** [なつかし] 動詞「なつく」が形容詞になったもの。だから古語では、その人のそばにいたいとか、その場所が気に入ってはなれたくないとか、目の前のものになれしたしんで、ぴったりくっついていたいとかいう気持ちをあらわす。とくに平安時代には「昔なつかしい」という懐旧の情の意味では使わなかった。 **なつかしむ** [懐かしむ] 昔のことに心がひかれ、もどりたい気持ちになる。なつかしく思う。「子供のころを―」 **なつがれ** [夏枯れ] 夏場、とくに八月ごろに商品の売れゆきが落ちること。[対]冬枯れ **なつく** [懐く] 子供や動物がなれしたしんで、その身につき従う。「祖父に―孫」 **なづける** [名付ける] 名前をつける。「一二月に生まれた子を冬子と―」[類]命名する・称する **なつこだち** [夏木立] 夏のころの、あおあおとしげった木立。 **なつさく** [夏作] 夏のあいだに育てる作物。イネ・キュウリ・カボチャなど。[対]冬作 **なつじかん** [夏時間] 夏のあいだだけ、始業時間をくりあげること。 ②「サマータイム」 <1016> **ナッシング** **ナッシング** 何もないこと。無。野球では、ボールカウントがゼロのこと。「オールオアナッシング(=すべてか無か)」| nothing **なっせん** [捺染] [-スル] 染色法の一つ。布地に型紙をあて、染料をすりこんで模様を染めだすこと。型染め。プリント。 **ナッツ** 食用のかたい木の実のまとめた呼び名。アーモンド・クルミなど。| nuts **なっていない** 水準にまったく達していない。できが悪すぎて問題にならない。 **ナット** ボルトにはめてしめつける金具。ふつうは六角形をしており、内側がねじになっている。とめねじ。| nut **なっとう** [納豆] ダイズを発酵させた、ねばりけの強い、独特のにおいのある食品。 ②「大徳寺納豆」の略。ダイズを発酵させた塩からい食品。また、「甘納豆」の略。 **なっとく** [納得] [-スル] よくわかって、もっともだと認めること。理解してうけいれること。[類]得心・承知・同意 **なっとくずく** [納得ずく] すべてをなっとくしたうえでのやりかた。何もかも承知しておこなうこと。「本人もーの処分」 **なつどり** [夏鳥] わたり鳥で、春から夏にかけて日本で過ごす鳥。ツバメ・カッコウなど。[対]冬鳥 **なつば** [夏場] 夏のころ。夏のあいだ。「かき氷は―だけです」[類]夏季[対]冬場 ▽「場」という言いかたは、暑さや寒さが厳しい特別な時期という意味で、「春」「秋」には使わない。 **なっば** [菜っ葉] 葉の部分を食べる野菜。「―服(=青色の作業服)」「かぞえ方把[わ]」 **なつばて** [夏ばて] [-スル] 夏の暑さのために、からだがつかれて、だるくなること。[類]夏負け **なつび** [夏日] 一日の最高気温が二五度以上になる日。[対]冬日 ▽三〇度以上は真夏日という。 **ナップサック** ハイキングなどに使う、小形の簡便なリュックサック。ナップザック。| knapsack **なつまけ** [夏負け] [-スル] 夏の暑さのために、体力がおとろえること。[類]夏ばて **なつみかん** [夏蜜柑] ミカン科の常緑低木。夏、白い花が咲く。実は大きく、すっぱい。 **なつめ** [棗] クロウメモドキ科の落葉小高木。うす黄色の花をつけ、実は楕円形で、あまずっぱい。漢方薬にも使う。 ②抹茶の茶入れの道具。形がナツメの実に似る。▷図「ちゃせん」 **ナツメグ** ニクズクの木の種からとった香辛料。ナツメッグ。| nutmeg **なつめそうせき** [夏目漱石] [人名] 一八六七—一九一六年。近代日本を代表する小説家・英文学者。江戸生まれ。本名は金之助。エゴイズムと倫理の争いを中心に、近代知識人の内面を深く追究した。「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「草枕」、前期三部作「三四郎」「それから」「門」、後期三部作「彼岸過迄」「行人」「こころ」のほか、「道草」「明暗」(未完)など。 **なつめやし** [棗椰子] ヤシ科の常緑高木。熱帯の乾燥地で栽培される。高さは二〇メートルに達し、実は食用、樹液からは砂糖や酒がつくられる。 **なつもの** [夏物] 夏向きのもの。とくに、夏用の衣服。「―大バーゲンセール」[対]冬物 **なつやせ** [夏痩せ] [-スル] 夏の暑さで食欲がなくなり、やせること。 **なつやま** [夏山] 青葉のしげった夏の山。また、夏に登る山。夏季の登山。「―シーズン」[対]冬山 **なでおろす** [撫で下ろす] 上から下に向かってなでる。「髪を―」「胸を―」 **なでがた** [撫で肩] 角ばらないで、なだらかに下がっているかた。いかり肩。 **なでぎり** [撫で切り・撫で斬り] [-スル] 刃物をなでるように、横にはらってすっときること。また、大勢の敵を、片っぱしからきりたおすこと。 **なでしこ** [撫子] 秋の七草の一つ。ナデシコ科の多年草。八月ごろ、うすいピンクや白い花をつける。ヤマトナデシコ。カワラナデシコ。♪図「あきのななくさ」 **なでつける** [撫で付ける] なでておしつける。とくに、髪をくしでといて整える。 **なでる** [撫でる] 手のひらなどを相手の表面にあてて軽く動かす。また、やわらかいものが軽くふれる。「頭を―」「風がほおを―」 ②くしでとかす。「髪を―」▼「なぜる」とも。 **など** [等] [副助] 例を挙げて他も類推させる。「休日は映画―を見て過ごす」「春は卒業式や入学式―でいそがしい」 ②軽く見なす。「漫画―読まない」「友達―信じられない」「おまえーきらいだ」▽下に否定的表現が来ることが多い。対象をきちんと確定しないことによって、対象をいいかげんにあつかっていることを示す表現。 ③限定しないで表現をやわらげる。「つらい―とは言っていられない」「お茶づけーいかが」▼もともと、複数をあらわすためのことばではない。 **ナトー** [NATO] 北大西洋条約機構。一九四九年、アメリカ合衆国と西欧諸国とのあいだで結成された集団安全保障機構。共産主義陣営に対抗し、加盟国間の相互防衛を目的とした。▽North Atlantic Treaty Organization の略語。 **なとり** [名取り] 日本の伝統的なおどりや音楽などで、上達して師匠から芸名をもらうこと。また、芸名などを名のることを許された人。 **ナトリウム** 金属元素の一つ。銀白色でやわらかい。海水中に食塩として多くとけこんでいる。空気中では酸素と結合しやすく、すぐ酸化ナトリウムとなる。元素記号 Na | Natrium **なな** [七] [造語] [名]しち。ななつ。 [造語]「七~」の形で数が多いこと。「―曲がり」 <1017> **なにくそ** **なな** [七] 「―転び八起き」「―重八重」 **なないろとうがらし** [七色唐辛子] トウガラシのほかに、ゴマ・サンショウ・ケシ・ナタネ・アサの実・チンピなどをくだいてまぜた香辛料。七味。 **ななえ** [七重]の膝を八重に折る こしを低くして、ひたすら嘆願したり、わびたりする。 **ななかまど** [七竈] バラ科の落葉高木。初夏に白い小花をつけ、秋に紅葉し、赤い実をつける。▽幹や枝を、七度かまに入れても燃えのこるということから。 **ななくさ** [七草・七種] 七種類。[類]七色 ②七種類の草。とくに、「春の七草」「秋の七草」。 ③「七草の節句」の略。一月七日のこと。七草がゆを食べて祝う。 **ななくさがゆ** [七草粥] 一月七日に、春の七草(=セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ)を入れてつくるかゆ。その年の健康をいのって食べる。 **ななころびやおき** [七転び八起き] 何回失敗しても、くじけないでやりなおすこと。「―の人生」▽七回転んでも八回起きあがるという意味から。 **ななしのごんべえ** [名無しの権兵衛] 名前の不明な人を人名めかして呼ぶことば。▽ふざけて言うことが多い。 **ななつ** [七つ] しち。なな。七個。七歳。 ②昔の時刻の呼び名で、今の午前または午後の四時ごろ。 **ななつのうみ** [七つの海] 世界中の海。南太平洋・北太平洋・南大西洋・北大西洋・南極海・北極海・インド洋の七つ。 **ななつどうぐ** [七つ道具] いつも持ちあるく、ひとそろいの道具。「弁慶の―」 **ななひかり** [七光] 両親や主人のえらさのおかげで、子などがその恩恵を受けて得をすること。「親の光はー」 **ななめ** [斜め] [形動] 水平やまっすぐの方向に対してかたむいたり、ずれたりしていること。「―に横切る」「日が―になる」「―向かいの家」[類]はす ②きげんがよくないこと。「ごきげんー」 **古** [なのめ] 日本人は一般に、円形・垂直・水平をよしとして、三角形を好まず、よくないとするので、古語「なのめ」はいいかげんだ、おろそかだという意味。この意味が現代語の「ごきげんななめ」という言いかたに残った。 **なに** [何] [代名] [代名]名前や内容がわからないものや、疑問であるものごとをさすことば。「―から食べよう」「それ、―?」 ②ものごとの名をわすれたとき、または、わざとこれとはっきり言わずにさすことば。「そっちの―をもってきてくれ」「つまりーですよ」「断るのも―だから」 ③「〜もなにも」などの形で…をはじめとするあらゆるものごと。「行くも―もこの雪ではむりだ」▼下にタ・ナ・マ・ラ行、および濁音・半濁音の語が続くときはふつう、「なん」になる。「なん人」「なん本」など。 [副]どうして。なぜ。「―笑っているの」 ②「なに〜ない」などの形でまったく…ない。全然…ない。「―不自由なく育つ」 [感] 起こるはずもないことが起きたと聞いておどろいて聞きかえすことば。「―、もう来たって」 ②おどろきや心配などを軽くうち消して、自分や相手をなっとくさせることば。「―、そのうちうまくいくさ」「―、へっちゃらさ」 **何が何でも** どんなことがあっても必ず。「―行く」 **何から何まで** すべてにわたって。なにもかも。「―世話になる」 **何食わぬ顔** 悪いこと、まずいことをしながら、すました顔つきをすること。そ知らぬ顔。 **何するものぞ** いったい、何ができるというのだ。相手をおそれる必要はない、と意気ごんだ気持ちをあらわす。「台風の高波も―と船を出す」 **何にも増して** ほかのどれよりもいちばんに。「―たいせつな道具」 **何はさておき** ほかのことはひとまず、あとにしておいて。まず第一に。「―、食事にしよう」 **何はともあれ** ほかのことはどうであっても。「―ぶじでよかった」[類]何はともかく **何はなくとも** これさえあれば、ほかはなくても。 **何やかや** あれこれ。いろいろ。なんやかや。「―と用がある」「―とまわりがうるさい」 **何をか言わんや** もう何を言ってもむだだ。あきれて、もはや何も言うことはない。論外だ。 **何を隠そう** かくすつもりは全然ない。真実を包みかくさず明らかにする気持ちをあらわす。「―、あのデマを流したのはわたしです」 **なにか** [何か] [代名] [代名]はっきりとわからないこと、これときめられないことをさすことば。なんか。「―うまいものが食べたい」「―あったらしい」 [副]くわしくわからないが、なんとなくそう思われるようす。なんか。「―しっくりこない」「―変だ」 **何かと言えば** 何かあるたびに。何かというと。「―その話をもちだす」 **なにか** [何彼] [代名] あれこれ。いろいろ。 **なにかにつけ** 機会あるごとに。どんな場合にも。「―口をさしはさむ」 **なにが** [何が] 強い疑問や反語の意味をあらわす。どうして…なのか、ちっとも…ない。「―そんなに楽しかろう」「―さびしいものか」「ていねいで―悪い」 **なにがし** [某] [代名] 名前がわからない人や、名前を出したくない人をさすことば。「何の―という男」 ②「なにがしか」の形で内容や数量などがはっきりわからないときや、わざとぼかしていうときのことば。「―かのかね」[類]幾らか・幾ばくか **なにかしら** [何か知ら] 「なにか」をやわらげた言い方。内容などがはっきりわからないことをあらわすことば。何か知らないが。なにかしらん。「―の役に立つ」「―いいことがありそうだ」 **なにかと** [何彼と] いろいろと。「―かねがかかる」 **なにがなし** [何がなし] なんということなしに。なんとなく。「―悲しい」 **なにくそ** [何糞] [感] つらくてくじけそうなときに、自分の気持ちをふるいたたせようとするかけ声。「―、負けるものか」「―という気でがんばる」 <1018> **なにくれと** **なにくれと** [なく] [何くれと(なく)] あれこれ、いろいろと。「―手を貸してくれる」 **なにげない** [何気ない] はっきりと計画したのではないようす。「―はいった店」「―動作」[類]さりげない **なにごころない** [何心ない] とくにこれという考えもないようす。「―言ったことが相手を傷つけた」 **なにごと** [何事] よくわからないことがらをさしていうことば。「―が起きたのだろう」 ②ふつうとは変わったこと。「一日ーもなく過ぎた」 ③「何事も」の形でどんなことも。なんでも。なにもかも。「―もがまんが肝心だ」 ④多く、「〜とは何事だ」の形でどうしてなんだと、とがめだてたりする気持ちをあらわす。「知らないふりをするとは―だ」 **なにさま** [何様] [名]何というおかた。皮肉をこめた言い方。「どこのーだというのだ」 [副]まったく。いかにも。古い言い方。「―元気のいい人ですから」 **なにぶん** [何分] [名]漠然としたことがらや数量をあらわすことば。なんらか。いくらか。「―の沙汰があろう」「―の寄付を願う」 [副]なにとぞ。どうぞ。「―よろしく」 ②なんといっても。「―遠くはなれているので」 **なにほど** [何程] [名]どのくらい。どれほど。「費用は―かかりますか」「―のメリットもない」 [副]いかに。どんなに。「―うれしかったことか」 **なにも** [何も] とくに。とりたてて。「―おこることはないのに」▽打消の語をともなう。 ②どんなことも。すべて。「寒さも―忘れてしまう」 **なにもかも** [何も彼も] いっさい。どれもこれも。「―捨てさる」 **なにもの** [何物] どんなもの。なに。「―にもかえられない」「差別以外の―でもない」 **なにもの** [何者] どんな人。だれ。「―かのしわざだ」「―もおよばない能力」 **なにやら** [何やら] それが何だかはっきりはしないが。「―いわくありげなしぐさ」「―思うところがあるらしい」▽「なにか」ほど強く疑問を解き明かそうとせず、わからないままでいいという気持ちがある。 **なにゆえ** [何故] [画] 理由や原因をたずねることば。どういうわけで。「―だまっているのか」「―のさわぎか」[類]なぜ ▽文章語。 **なにより** [何より] 他のどんなことにもまさって。「完走できたのが―うれしい」 ②これ以上はなく、よいようす。「まずはごぶじでーです」 **なにわぶし** [浪花節] 三味線に合わせて、ひとりで語る語り物。大衆的な義理・人情の話が多い。江戸時代末に大坂で始まり、明治時代に盛んになった。浪曲。 **なにわぶしてき** [浪花節的] [形動] 大衆にわかりやすい極度の義理人情にうったえ、それを重んじる考えかたや行動のしかたであるようす。 **なにわみやげ** [難波土産] [雁] 一七三八年。三木平右衛門の作。当代評判の浄瑠璃本をとりあげて、評注などを加えたもの。穂積以貫の筆録による、近松門左衛門の「虚実皮膜論」を収める。五巻。 **なぬし** [名主] 江戸時代に、村の有力者でとりしまりをまかされた百姓。▽関西では「庄屋」といった。 **ナノ** [造語] 単位の上に付けて、その一〇億分の一をあらわす。記号はn「―メートル」| nano **なのか** [七日] 七日間。 ②七日目。「初―」 ▼「なぬか」の変化した形。 **なのはな** [菜の花] アブラナやコマツナなどの花。春、黄色の花が咲き、種から油をとる。 **なのり** [名乗り] 名前を名乗ること。その名前。また、昔の武士が戦場で、自分の名を敵に向かって大声でさけんだこと。 ②昔、公家や武家の男子が元服後につけた名。 > **名乗りを上げる** ①競争などに加わることを表明する。「五輪開催地として―」 ②武士が戦場で、相手に自分の名を名のる。 **なのる** [名乗る・名告る] 自分の名や身分などを他人にあかす。「受付で名を―」「市長と―男」 ②自分の名とする。「夫の姓を―」 **なびく** [靡く] 風や水などの勢いによって、ゆらゆらと動く。「風に―大会旗」 ②他人の意志や威力におされてつき従う。「草木も―」「威光に―」 **ナプキン** ①食事のときに胸やひざにかけて、衣服がよごれないようにするための布や紙。ナフキン。▽table napkinから。 ②女性用の生理用品の一つ。| napkin **ナフサ** 原油を精製してえられる液体。ガソリンと灯油の中間の物質で、エチレンなど石油化学製品の原料となる。| naphtha **ナフタ** [NAFTA] 北米自由貿易協定。アメリカ・カナダ・メキシコが、市場統合を目ざして一九九二年に仮調印をした。▽the North American Free Trade Agreement の略語。 <1019> **なまごろし** **なふだ** [名札] 名前を書いた札。「胸の―」 **ナフタリン** コールタールからとれる白い結晶。独特の強いにおいがあり、防臭剤や防虫剤などに使う。ナフタレン。| Naphtalin **なぶりごろし** [嬲り殺し] [-スル] 時間をかけて、いじめながら殺すこと。一気に殺さず、じわじわと苦しめながら殺すこと。 **なぶりもの** [嬲り物] からかったり、いじめたりしてもてあそぶ対象になるもの。なぐさみもの。「―にされる」 **なぶる** [嬲る・嫐る] 弱い者をからかったりもてあそんだりして、いじめる。「ねこがねずみを―」 **なべ** [鍋] ものをにたきする器。金属製・陶器製などがある。 ②なべを使った料理。なべもの。「寄せー」 **なべて** [並べて] [画] すべてがだいたい同じであるようす。おしなべて。「成績は―よろしい」[類]総じて ▽文章語。 **なべやき** [鍋焼き] 肉や魚などを野菜といっしょに、なべでにて食べる料理。 ②「なべ焼きうどん」の略。うどんを土なべで、てんぷらや野菜などといっしょににこんで、食べる料理。 **なへん** [ナ変] [文法] 「ナ行変格活用」の略。 **なまいき** [生意気] [形動] 年も若いのに出しゃばったり、えらぶったりすること。「―な口をきく」 **なへん** [那辺・奈辺] [代名] どのあたり。どのへん。古い言い方。「彼の真意は―にありや」 **ナポレオン** [人名] 一世。一七六九—一八二一年。フランス皇帝。フランス革命に参加し、クーデターにより皇帝となる。ヨーロッパ諸国を征服したが、モスクワ遠征に失敗し、のち復位するがワーテルローの戦いに敗れ、セントヘレナ島に流されて死んだ。| Napoléon Bonaparte ②三世。一八〇八—七三年。フランス第二帝政の皇帝。国民の支持をえるため、産業の振興をはかり、外交にも積極的であった。七〇年に普仏戦争に敗れ、イギリスに亡命。ルイーナポレオン。| Charles Louis Napoléon Bonaparte **なま** [生] [形動] [造語] [名]熱を加えたり、かわかしたりしていない食物。「―でも食べられる」「―の野菜」「―しいたけ」 ②そのままで手を加えていないこと。「―の声」「―演奏」「—放送」 ③よく熟していないこと。「―の梅」 ④「生ビール」の略。 [名・形動]「生意気」の略。「―を言う」 [造語]「生〜」の形でじゅうぶんでないこと。中途はんぱであるようす。未熟なようす。「―焼け」「―殺し」「―返事」「―兵法」 ②「すこし」「なんとなく」、また「いやに」という意味をあらわす。「―あたたかい」「―ぬるい」「―っちろい」「―ぐさい」 **なまあくび** [生欠伸] 中途はんぱな小さなあくび。「―をかみ殺す」 **なまあげ** [生揚げ] 揚げかたが不じゅうぶんなこと。また、不じゅうぶんなもの。 ②とうふを厚く切って、軽くあげたもの。あつあげ。 **なまあたたかい** [生暖かい] なまぬるい暖かさである。なまあったかい。「台風の前の―風」▽多く、空気や風などに使う。 **なまえ** [名前] その人、そのもの、その場所を他と区別してあらわす呼びかた。「―を忘れる」「山の―」[類]名称 **なまえまけ** [名前負け] [-スル] 名前がりっぱすぎて、実質が見おとりすること。 **なまがし** [生菓子] おもに、あんを使った和菓子。[対]干菓子 ②クリームやくだものを使った日もちしない洋菓子。 **なまかじり** [生齧り] [-スル] 表面的に少し知っているだけで、ほんとうはよくわかっていないこと。「―の知識をふりまわす」 **なまがわき** [生乾き] よくかわいていないこと。また、よくかわいていないもの。「―のシャツ」 **なまき** [生木] 地に生えている木。 ②切ったばかりで、まだかわいていない木。 > **生木を裂く** 愛しあっている男女を、むりに別れさせる。 **なまきず** [生傷] 受けたばかりの新しい傷。「―が絶えない」[対]古傷 **なまぐさい** [生臭い・腥い] なまの魚肉や生き血などのにおいがする。「魚市場の―風」 ②生身である人間の、もっともなまなましいもの。つまり、金銭や男女の性などに関係が深いことをたとえる表現。「―話」 ③僧が戒律を守らず品行が悪い。▽昔、僧は肉食を禁じられていたことから。 **なまぐさぼうず** [生臭坊主] 品行のよくない僧をののしっていうことば。 **なまくら** [鈍ら] [形動] 刃がよく切れないこと。また、よく切れない刃物の。 ②なまけていること。なまけもの。 **なまクリーム** [生クリーム] 牛乳からとりだした脂肪分。西洋料理や洋菓子に使われる。 **なまけもの** [怠け者] するべきことをしないで、なまけてばかりいる人。 > **怠け者の節句働き** ふだんなまけている人が、他人が休む休日にわざといそがしぶって働くこと。 **なまけもの** [樹懶] ナマケモノ科の哺乳動物。サルに似ているが、動作がにぶい。夜、木の葉や果実を食べる。 **なまける** [怠ける] するべきことをしないで、いいかげんに過ごす。「そうじを―」[類]怠る **なまこ** [生子・海鼠] ナマコ綱の動物のまとめた呼び方。海底にすみ、平たい円柱の体形をしていて多くの突起がある。食用。 **なまゴム** [生ゴム] ゴムノキの樹液を精製し、固めたもの。ゴム製品の原料となる。 **なまごろし** [生殺し] [-スル] ほとんど死んだ状態に置くこと。半殺し。 ②どっちつかずの中途はんぱにして困らせること。 <1020> **なまじ** **なまじ** [憖じ] [形動] 中途はんぱに。いいかげんに。「―知らせぬほうがいい」「―なことはするな」 ②よけいなことなのに。むりにしなければよかったのに。「―ロ出ししたばかりに、幹事をおしつけられた」 **なまじい** [憖じい] [形動] 「なまじ」 **なまじっか** [憖じっか] [形動] 「なまじ」 **なます** [膾・鱠] ダイコン・ニンジンなどの野菜や魚介類を細かく刻んで酢につけた食べもの。 > **あつものにこりてなますをふく** **なまず** [鯰] ナマズ科の淡水魚。頭と口が大きく四本のひげがあり、からだは黒く、食用。地震を起こすという言いつたえがある。「―ひげ」 **なまちゅうけい** [生中継] [-スル] ラジオやテレビなどの放送で、録音や録画でなく、現場からそのまま中継して放送すること。また、その放送。 **なまつば** [生唾] おいしい食べものなどを前にすると、しぜんにわいてくるつば。「―を飲みこむ」 **なまづめ** [生爪] つめの、肉についている部分。「―をはがす」 **なまなか** [生半] [形動] 中途はんぱ。なまはんか。「―の決心ではできない」 ②かえって。むしろ。「―手を出さないほうがよい」 **なまなましい** [生生しい] いかにもまだ、その場でそれが生きていることを示すようす。「人間の―欲望」 ②今できたばかりのようすをそのまま示している。「―血のあと」 ③いかにも目の前で見ているようにありのままだ。「記憶が―くよみがえる」「—現場写真」 **なまにえ** [生煮え] [-スル] よくにえていないこと。「―のじゃがいも」 ②どっちつかずで、はっきりしないこと。「―な態度」 **なまぬるい** [生温い] 温度がはんぱで、あまり気持ちがよくない。「―お茶」 ▽多く液体に使う。 ②厳しさがたりない。てぬるい。「―考えかた」「―処置」 **なまはんか** [生半可] [形動] いいかげんで、じゅうぶんでないこと。なまなか。「―な知識ではわからない」[類]中途半端 **なまビール** [生ビール] 醸造したままで、加熱殺菌していないビール。 > **生兵法は大怪我のもと** いいかげんな知識や技術を使うと、大失敗のもとになる。▽少し武術を習って、できると思ったりすると、大けがをするという意味から。 **なまへんじ** [生返事] 気が向かないときの、いいかげんな答え。「―ばかりする」 **なまみ** [生身] 実際に生きているからだ。「いくら強くても―の人間だ」 **なまみず** [生水] わかしていない水。「―を飲んで腹をこわす」 **なまめかしい** [艶めかしい] 姿やしぐさなどがあでやかで色っぽい。「―着物姿」 **古** [なまめかし] 古くは、しっとりとした、人の気をひく上品な美しさをいう。現代語のような「色っぽい・あだっぽい」という意味は少ない。ありのままで技巧ぎりがないように見えるが、じつはじゅうぶんに心づかいがされていて、人の気持ちをそそるような美しさというのがもとの意味。日本的な伝統美の一つ。 **なまめく** [艶めく] あでやかで美しく見える。色っぽいようすである。「しぐさが―」 **なまもの** [生物] にたり焼いたりしていない食べもの。とくに、なまの魚をいう。「―だから傷みやすい」▽「せいぶつ」と読めば別の語。「なまもの」「なま物」と書いたほうがわかりやすい。 **なまやさしい** [生易しい] たやすい。いいかげんにできる。「入学するのは―くない」▽多く、下に打消の語をともなう。 **なまり** [鉛] 金属元素の一つ。やわらかで重く、青白色。熱にとけやすくくさりにくいので、合金や電極などに広く使われるが、有毒。元素記号 Pb **なまり** [訛り] 共通語の発音や話しかたからはずれた、地方特有の発音や話しかた。「東北―がある」 **なまる** [訛る] その地方独特の言いかたや発音をする。 **なまる** [鈍る] 切れ味が悪くなる。「刃が―」 ②するどさや勢いが弱まる。「からだが―」「うでが―(=へたになる)」 **なまワクチン** [生ワクチン] 生きた病原体の毒性を弱めて接種するワクチン。ポリオ・BCG・種痘などのワクチン。 **なみ** [波] 風などによって、水面が上下にゆれる動き。「―が立つ」「津―」 ②物理で、振動が次々に周囲に伝わる現象。電波・音波・重力波など。波動。 ③うち寄せるような動き。「時代の新しい―」 ④上下に動く変わりかた。「景気の―」「感情の―が大きい」[類]変動 **なみ** [並・並み] [造語] [名]ふつうの程度。「―の生活」「―の男」 ②上・中・下とあるうちの、下のものをいう。「―肉四〇〇グラム」「―ずし」 [造語]「~並み」の形でそれが多く並ぶこと。「家―」「山―」「穂―」「足―」 ②「…ごとに」という意味をあらわす。「月―」「軒―」 ③それと同じ程度であること。「十人―」「世間―」「平年―」 **なみいる** [並み居る] その場に並んで座っている。「―観客の目をうばう」「―強豪」 **なみうちぎわ** [波打ち際] 波がうち寄せてくるところ。なぎさ。「―に下りたつ」「―でたわむれる」 **なみうつ** [波打つ] 波が寄せる。また、波のようにうねりうごく。「―岸辺」「稲穂が―」 **なみがしら** [波頭] 波の高く盛りあがったさき。「はとう」とも。 **なみかぜ** [波風] なみと、かぜ。水面上の強風。 ②もめごと。ごたごた。いさかい。「―が立つ」[類]摩擦 <1021> **なやみ** と、それによって立つ白い波。 ②もめごと。「チーム内に―を立てる」 ③人を苦労させる、いろいろな出来事。「世間だの―を乗りこえる」「―にもまれる」 **なみき【並木】** [図]道などに沿って並べて植えてある木。街路樹。「ポプラーの―」 **なみき そうすけ【並木宗輔】** [閃]一六九五―一七五一年。江戸中期の浄瑠璃[じょうるり]作者。別号を千柳[せんりゅう]。座付き作者となり、人形浄瑠璃の可能性を追究した。代表作に、竹田出雲[いずも]らとの合作「菅原伝授手習鑑[すがわらでんじゅてならいかがみ]」、並木正三[しょうぞう]らとの合作「一谷嫩軍記[いちのたにふたばぐんき]」など。 **なみじ【波路】** [図]船の通る水上の道。水路。海路。「はるかな―」 **なみせい【並製】** [図](上製・特製に対して)ふつう程度のつくり。また、ふつうにつくった製品。 **なみだ【涙・×泪】** [図]①悲しいときや感動したときなどに目から出る液体。「―を流す」 ②同情や思いやり。「血も―もない」 >涙に暮れる 悲しくて、ひたすら泣いてすごす。 >涙にむせぶ むせるように泣く。むせび泣きする。 >涙を呑む つらさやくやしさをこらえる。 ③勝負などに負ける。「一回戦で―」 >涙を振るう 思いきって厳しい態度をとるために、感情をふり捨てる。 **なみだあめ【涙雨】** [図]①深い悲しみのなみだが降らせるという雨。「葬式[そうしき]の―」 ②ほんの少ししか降らない雨。 **なみたいてい【並大抵】** [図][形動]『多く、「並大抵の〜ではない」の形で』ふつうに考えられる程度の…ではないという意味をあらわす。「―の苦労ではない」「―のことでは合格できない」[類]ひととおり **なみだきん【涙金】** [図]人と別れるときなどに、なさけとして出す、わずかなかね。「―程度の退職金」 **なみだぐましい【涙ぐましい】** [囲]見ているとなみだが出てきそうになるほどいじらしい。「―努力」 **なみだぐむ【涙ぐむ】** [国]目になみだをうかべる。泣きそうになる。「同情されて―」 **なみだごえ【涙声】** [図]泣きだしそうな声。また、泣きながら話すときの声。「―でうったえる」 **なみだつ【波立つ】** [国]波が高くなる。波のように上下する。また、もめる。「海が―」「胸が―」「家庭が―」 **なみだもろい【涙×脆い】** [圏]何かにつけて、すぐなみだをこぼすほど感じやすい。「年をとって涙もろくなった」 **なみなみ** [副]水などが入れものからあふれそうにいっぱいあるようす。「―と酒をつぐ」 **なみなみならぬ【並並ならぬ】** [連体]ひととおりでない。あたりまえでない。「―努力」「―決意」 **なみのはな【波の花】** [図]⊕くだけちる白い波を花にたとえたことば。 ②「食塩」の別名。▽女房詞[ことば]。 **なみはずれる【並外れる】** [下]ふつうとは、はなはだしくかけはなれている。けたはずれである。「並外れた腕力[わんりょく]」 **なみはば【並幅】** [図]ふつうのはばの織物。和服の反物[たんもの]では約三六[センチメートル]、洋服の布地では約九一[センチメートル]。シングル幅。小幅。↔大幅・ダブル幅 **なみひととおり【並一通り】** [図][形動]ふつうの程度。「―の苦労ではない」[類]並大抵 **なみま【波間】** [図]波と波とのあいだ。「―にうかぶ千鳥[ちどり]」 **なみまくら【波×枕】** [図]①船中にとまること。船旅。 ②まくらもとに波の音が聞こえてくること。 **なみよけ【波。除け】** [図]波をよけること。また、波をよけるもの。防波堤[てい]。 **なむあみだぶつ【南無阿×弥×陀仏】** [図]浄土[じょうど]宗や浄土真宗で、阿弥陀仏を拝むときに唱えることば。▽これで極楽に往生[おうじょう]できるという。 **なむさんぼう【南無三宝】** [図]圏①[名]仏教で、仏・法・僧の三宝を深く信仰すること。 ②[感]失敗したときに言うことば。しまった。なむさん。 **なむみょうほうれんげきょう【南無妙法蓮華経】** [図]日蓮宗で、法華経を信じ、賛嘆[さんだん]することば。お題目。▽これを唱えることで悟[さと]りがひらけるという。 **なめくじ【×蛞蝓】** [図]ナメクジ科の軟体動物。しめった暗いところにすむ。野菜などを食べる害虫。 >蛞蝓に塩 苦手なものの前でこわがって小さくなること。▽ナメクジに塩をかけると縮むことから。 **なめこ【滑子】** [図]モエギタケ科のキノコ。ブナやエノキなどにむらがって生え、かさは小さく茶色でぬるぬるしている。食用。 **なめしがわ【×鞣し革・×韋】** [図]動物の皮をなめしてやわらかくしたもの。衣服などにする。 **なめす【×鞣す】** [国]動物の皮から毛や脂肪分をとりさってやわらかくする。「羊の皮を―」 **なめらか【滑らか】** [形動]①表面にわずかなでこぼこもなく、すべすべしているようす。「―な手ざわり」 ②つかえないですらすらとはこぶようす。スムーズ。「―な口調」「交渉[こうしょう]が―に進む」 **なめる【×嘗める・×舐める】** [下]①舌のさきでさわる。また、舌で味わう。「犬が―」「あめ玉を―」 ②人の能力などを軽くみて、ばかにする。あなどる。「相手をなめてかかる」「あんなやつになめられてたまっているか」 ③苦しい体験をする。「世の辛酸[しんさん](=苦しみ)を―」 ④広い範囲を燃やす。「火は一帯をなめつくした」 **なや【納屋】** [図]農家などの物置小屋。「―しまっておく」▽「納家」は誤り。 **なやましい【悩ましい】** [圏]①相手の色っぽさに心が乱れるようす。「―姿であらわれる」 ②病気や心配などで気分が悪い。つらい。「―日を過ごす」 **なやます【悩ます】** [国]苦しめたり、困らせたりする。「試験のことで心を―」 **なやみ【悩み】** [図]あれこれと思いくるしみ心配すること。「―多い年ごろ」「―の種」 >古語 古語では、精神的苦痛よりも肉体的苦痛をあらわすことが多い。病気やその苦しみ。「御目[おんめ]の悩[なや]み」。 <1022> らわすことが多い。病気やその苦しみ。「御目[おんめ]の悩[なや]み」。 **なやむ【悩む】** [国]圏①困難にぶつかって、あれこれと考えて苦しむ。「卒業後の進路について―」 ②病気や痛みなどで苦しむ。「腰痛[ようつう]に―」 ③[造語]「~悩む」の形で「すらすらと進行しない」という意味をあらわす。「行き―」「暮れ―」「言い―」「伸び―」▽動詞の連用形に付く。 **なよなよ** [圃]やわらかいひもがまっすぐに立たないように、弱々しく、たよりないようす。「―した歩きかた」 **なよやか** [形動]身のこなしなどが、ものやわらかで魅力のあるようす。「―なしぐさ」▽「しなやか」が、弾力があるようすをいうのに対して、「なよやか」は、力に逆らわず柔軟なようすをいう。 **なら【×楢】** [図]ブナ科の落葉高木。クリの木に似る。材は家具や炭などに用いられる。実は、どんぐり。 **なら** 圏それなら。それならば。「―、やめようか」「来るなら、早く来て」の「なら」は、断定の助動詞「だ」の仮定形。 **ならい【習い】** [図]なれてきまっていること。ならわし。習慣。「世の―」 >習い性[しょう]となる 同じことを何度もくりかえすうち、もともとの性質のようになる。 **ならう【習う】** [国]人から教わる。また、教わったことをくりかえし練習する。「ギターをー」 >習うより慣れろ ものごとは人からあれこれ教わるよりも、自分で何度もくりかえしてやるほうが早く身につくものだ。 >>つかいわけ、『習う・学ぶ・教わる= >>「習う」は、「馴らす」と同じ語源のことば。「慣れる」ように、何度もくりかえすこと。そのうちに意識しないでいられるようにする。「からだを暑さに―」『馴らす」は、くりかえしによって、思いどおりに動き、使えるようにする。「かたを―」「グラブを手に―」[目]×馴らす】[国]動物などを自分の思いどおりに動くようにてなずける。「小鳥を―」 >>「学ぶ」は、古くは「まねぶ」といった。先生のまねをすること。日本では、学問とは、はじめ、漢字の書きかたと意味を先生の言うとおりに覚えることだったから、先生の言うとおり発音でき、書けるようになることが学問で、自分で考えだすことはできず、先生の言うことをまちがえないのが第一となった。 >>「教わる」は、新しいことばで教えられること。また、知らされること。 **ならく【×奈落】** [図]⊕地獄[じごく]。「―に落ちる」 ②二度とはいあがれないような、どん底。 ③舞台[ぶたい]や花道[はなみち]の下。▽「せりだし」などのしかけはここにある。 >奈落の底 ①地獄の底。また、深くて底知れない場所。 ②もがいても二度とぬけだせない、どん底。ものごとの、絶望的な状態。「―に突っき落とされる」 **ならじだい【×奈良時代】** [図]七一〇―七八四年。奈良の平城京を都とした時代。唐をてほんに律令国家のしくみが整い、仏教文化が栄えた。▽七九四年までとする考えもある。 **ならす【鳴らす】** [国]●音を立てる。「楽器を―」 ②評判をとる。有名になる。「柔道で鳴らした人」 ③激しく言いたてる。「不平を―」「相手の非を―」 **ならす【均す】** [国]①たいらにする。「土地を―」 ②平均する。「三課目の得点を―」と六〇点になる」 **ならずもの【ならず者】** [図]悪いことばかりしている人。ごろつき。やくざ。 **ならづけ【×奈良漬け】** [図]ウリなどを酒かすにつけた食べもの。 **ならでは** …でなくては。…以外には。…だからこそ。「雪国―のさまざまな行事」▽断定の助動詞「なり」に打消路の接続助詞「で」が付いたもの。 **ならない** ①「「~〜てはならない」の形で」禁止の意味をあらわす。…してはいけない。許されない。「食べては―」「行っては―」 ②「「~ならない」の形で」…できない。「がまん―」「ゆだん―」▽名詞に付く。 ③「「〜てならない」の形で」…で、しかたがない。どうしようもない。「さみしくて―」「そう思えて―」 ④「「~なくてはならない」「~なければならない」の形で]義務や当然などの意味をあらわす。「部屋へをかたづけなければ―」「川はきれいでなくてはー」 **ならぬ** ①…ではない。「神―身の知るよしもない」「ただ―事態」▽名詞と名詞の間にはいる。 ②「ならない」② **ならび【並び】** [図]①となりあって列をつくること。「歯―がよくない」 ②道路の同じ側。「交番の―の花屋」 **ならびない【並びない】** [圏]ほかに同じ程度のものがないほど、すぐれている。「世に―名人」[類]たぐいない・比類ない **ならびに【並びに】** [圏]似たものを並べて挙げるときのことば。やや改まった言い方。「校長先生、―諸先生」「前例に―」「右(倣[なら]え」の「なら」は、「ならぶ」の名詞形。いくつかのものを並べるときは、最後にはさむ。「教師、生徒―保護者」 **ならぶ【並ぶ】** [国]⊕たがいにとなりあって位置をしめる。列をつくる。「二人並んで歩く」「二列に―」 ②能力などが同じ程度である。「―者がない強さ」 **ならべる【並べる】** [下]①一列にする。「商品を―」「机を―」「かたを―」 ②次々と言いたてる。「不平を―」 **ならやもざえもん【奈良屋茂左衛門】** [人][看]?-一七一四年。江戸以前・中期の豪商[ごうしょう]。江戸深川[ふかがわ]の材木商。日光東照宮の修理権をえて、巨万[きょまん]の富をえた。紀伊国屋文左衛門[きのくにやぶんざえもん]とともに栄華[えいが]をきわめた。略して「奈良茂[ならも]」。 **ならわし【習わし】** [図]長いあいだなれたやりかた。しきたり。慣習。「この家の―」[類]習い・習慣 <1023> **ナルシシズ** 「魚の行商を―とする」 **なり【“習い】** [图]きたり。慣習。「この家の―」類[習い]・[習慣] **なり【鳴り】** [图]鳴る音。「―がいい太鼓」 >鳴りをひそめる ①音を立てないように静かにじっとしている。 ②しばらく、おもてだった活動をやめる。 **なる【鳴る】** [国]●音がする。音が出る。「電話が―」「うでが―」 ②世間に広く知られる。「快速球をもって一投手」 **なり【『形】**[困][国][画]〈名〉変やからだつ[まだ]子供だ」。[類][身なり]・[服装] ①〈造語〉「~なり」の形で]①・・・のような形やようす。「弓ーに反[きる]」「山―」「曲がりーにも」 ②・・・にちょうどふさわしいようす。「わたしーの考え」「それ―によくできている」 ③・・・に従うようす。・・・のまま。「人の言い―になる」「道―に進む」 **なり**[画][接助]①すぐに次の動作が続くことをあらわす。・・・やいなや。「家へ帰る―また出かけた」「顔を見る―笑いだした」 ②その状態のまま次の動作が続くことをあらわす。…のまま。「コートを着た―で失礼します」「起きた―のかっこう」 ③例示する。「どこへ―とうかがいます」「なんーとおっしゃってください」「係りの者―に申しつけてください」 ④選択をあらわす。「電話―手紙―で連絡[沈]せよ」「すし―そば―好きなものを注文しなさい」 **なりあがりもの【成り上がり者】** [图]低い身分から、急に高い地位に出世[ゅっ]したり、貧乏から金持ちになったりした人。▽軽べつして言うことが多い。 **なりあがる【成り上がる】** [国]身分の低い者が、急に高い地位につく。また、貧しい者が急に金持ちになる。[成り下がる] **なりたち【成り立ち】** [图]⊕できあがるまでの事情や順序。「鎌倉幕府の―」 ②内部のしくみ。「国会の―」類[構造] **なりたつ【成り立つ】** [国]●できあがる。成立する。「婚約[慨]が―」「契約[念]が―」 ②いくつかの要素が集まって一つのものがつくられる。「委員会は五人の委員から―」 ③可能である。「そういう考えかたも―」「商売が―」 **なりはてる【成り果てる】**[下]□おちぶれて、情けない状態になってしまう。「みじめな姿に―」類[成り下がる] **なりひびく【鳴り響く】** [国]①大きな音が辺りに広く伝わる。「正午の鐘[がぁ]が―」 ②名声や評判が広く知れわたる。「名が天下に―」 **なりふり【『形振り】** [图]みなり。すがた。ようす。「―かまわず働く」 **なりもの【鳴り物】** [图]楽器。また、楽器の演奏。とくに、笛やつづみなど、歌舞伎[ょ]の伴奏音楽。 **なりもの【生り物】** [图]実のなる木。くだもの。また、田畑で収穫するもの。「―を植える」 **なりものいり【鳴り物入り】** [图]おおげさにふれまわること。「―で宣伝する」「―の会談」▽もと、楽器でにぎやかにはやしたてること。 **なりゆき【成り行き】** [图]ものごとが移りかわっていくようす。そのままの進みぐあい。「―を見守る」「―まかせ」類[経過]・[形勢] **なりかわる【成り代わる】** [国]その代わりとなる。代理をつとめる。「社長に成り代わって礼を言う」 **なりきん【成金】** [图]①急に金持ちになった人。「にわか―」「―趣味」▽多く、軽[べつ]の気持ちでいう。 ②将棋[しょう]で、敵の陣[中~』]にせめいって金将と同じはたらきになった歩[ふ]のこと。 **なりさがる【成り下がる】** [国]急に身分が低くなったり、貧乏[覧]になったりする。おちぶれる。成り上がる **なりすます【成り済ます】** [国]まるですっかりそのものになったかのように見せかける。「大学生に―」 **なりわい【『生』業】** [图]生活するための仕事。生計。「魚の行商を―とする」 **なる【鳴る】** [国]●音がする。音が出る。「電話が―」「うでが―」 ②世間に広く知られる。「快速球をもって一投手」 **なる【成る・為る】**[目]【成る】[国]①ものができあがる。完成する。「新装成った大ホール」 ②全体がなりたっている。「五人から―委員会」 ③ものごとがかなう。実現する。「三連勝が―」 ④将棋[しょぅ]で、他の駒[にま]が金将のはたらきを加える。「歩[ょ]が金[きん]に―」 ⑤「多く、「ならない」「なるものか」などの形で」・・・できない。ゆるせない。「かんべんならない」「負けて―ものか」→「ならない」も見よ。 ①〈補助〉「お〜になる」「ご〜になる」の形で]尊敬の意をあらわす。「お帰りに―」「ご相談に―」▼「成る」は、手を加えなくてもしぜんにある状態に達する意味。「できる」も、もとは「出てくる」ことで、「成る」と根本的にちがわなかったが、今では、手を加えてつくりあげる意味にも使うようになった。 >成らぬ堪忍[念]するが堪忍 たえられないことをたえしのぶのが真の堪忍である。 [目]【為る】[国]①別の状態にしぜんに変化する。「氷が水に―」「学者に―」「元気に―」「火事に―」 ②新しい季節や時刻に達する。「春に―」「夜に―」 ③あるものに代わる。「苦労がいい薬と―」「つららが凶器[きょら]に―」 **なるかみ【鳴神】** [图]「かみなり」の古い言い方。圏[いかずち] **なりかつよう【ナリ活用】** [図法]文語で、形容動詞の活用の種類の一つ。活用語尾が「なら・なり(に)・なり・なる・なれ・なれ」と変わるもの。ふつう、和語が語幹になる。たとえば、「静かなり」「かすかなり」など。▽ロ語では、「静かだ」「かすかだ」の形になる。 **なるこ【鳴子】** [图]田畑に近づいてきた鳥などを、立てておどすためのもの。小さな板に短い竹の筒[っっ]が当たるようにしかけたものを、なわを引いて鳴らす。 **ナルシシズム**[图]自分自身にうっとりすること。自已愛。うぬぼれ。ナルシズム。▽ギリシャ神話で、美少年ナルキッソスが泉に映った自分の姿にこがれた <1024> **なるべく** **なるべく【成る。可く】** [画]希望やすすめの意味をこめて、できるだけ。なるたけ。「―早くつくってくれ」「―その場にいてもらいたい」 **なるほど【成る程】** [画]圏①〈副〉なっとくできるようす。いかにも。「―言われるとおりだ」 ②〈感〉相づちをうつことば。「―、すばらしい」 **なれあい【×馴れ合い】** [図]なれしたしむこと。とくに、いっしょになって不正や悪事をはたらくこと。「与野党の―政治」 **ナレーション** 話しかた。話術。 ②映画やテレビの番組などで、場面の進行を補うために加えられる解説。「―が入る」|narration **ナレーター** [図]映画やテレビなどで、説明を加える人。語り手。|narrator **なれずし【熟鮨】** [図]酢を使わないで、魚介類とめしを自然発酵させてつくるすし。フナずし・ハタハタずしなど。▽「なれ」は、熟[じゅく]すること。 **なれそめ【馴れ初め】** [図]恋愛[れんあい]の始まり。男女が好きになるきっかけ。「そもそも二人の―は」 **なれっこ【慣れっこ】** [図]すっかり慣れてあたりまえになっていること。くだけた言い方。「寒いのは―だ」 **なれども** [圏]だけれども。ではあるが。「天気晴朗[せいろう]―波高し」 **なれなれしい【馴れ馴れしい】** [囮]実際のつきあいの程度以上に、うちとけたようすで失礼である。「―ロのききかたをする」 **なれのはて【成れの果て】** [図]失敗や堕落の結果としておちいった状態。「スターのー」 **なれる** □【慣れる】[下]①[造語]くりかえし経験するうちに、あたりまえに感じられる。ふつうでいられるようになる。「いなかの生活に―」 ②くりかえしおこなって、うまくできるようになる。上達する。「慣れた手つきであつかう」「車の運転に―」「習うより慣れろ」 ③続けているうちに、ごあいがよくなる。からだになじむ。「コンタクトレンズが目に―」 ①[造語]「~慣れる」の形で』①しょっちゅう…して、よい状態になる。また、平気になる。「使い―」「書き―」「住み―」 ②いつも…して、あたりまえに感じられるようになる。「見―」「聞き―」『動詞の連用形に付く。 ■【×馴れる】[下]動物が、人に飼われてなつく。 ■【×狎れる】[下]□あまりに親しくうちとけすぎる。なれなれしくなる。「なれて礼を欠く」 ■【熟れる】[下]よくまじりあって、味がよくなる。「ぬかみそが―」 **なわ【縄】** [図]わらや糸などを細長くよりあわせたもの。ひも。ロープ。「―をなう」かぞえ方 筋[すじ] >縄に掛かる ↓「おなわ(お縄)に掛かる」 **なわしろ【苗代】** [図]イネの種をまいて、苗[なえ]に育てるための田や畑。 **なわつき【縄付き】** [図]罪を犯して、とらえられること。また、その人。容疑者。▽なわでしばられることから。 **なわとび【縄跳び】** [図]なわの両はしを持ち、張ったり回したりしてとぶ遊び。 **なわばしご【縄×梯子】** [図]なわでつくったはしご。高いところから降りるときにつるして使う。 **なわばり【縄張り】** [図]①土地のさかいを示すため、なわを張ること。また一般に、他人の口出しを許さない勢力範囲[はんい]。「―争い」「―根性」[團]領分 **なわめ【縄目】** [図]①なわを結んだところ。「―模様」 ②罪人として、なわでしばられること。「―のはじを受ける」 **南** [日]〔ナン〕方角の、みなみ。[対]北 [目]〔ナ〕仏教関係のことばの音訳にあてる字。 [ナン] 南極[なんきょく]、南方[なんぽう] 南北[なんぼく]以南[いなん]指南[しなん] [みなみ] 南風[みなみかぜ]南半球[みなみはんきゅう]真南[まみなみ] [ナ] 南無[なむ]南無三宝[なむさんぼう] **なん[難](難)** [難][難][難][難] ●簡単にできない。むずかしい。[対]易[い]②わざわい。くるしみ。「戦争の―をのがれる」③相手の欠点をせめる。また、欠点。「―をいえば」 [とう] ②難解[なんかい]難題[なんだい] 難問[なんもん] 困難[こんなん]핬 ②災難[さいなん] 遭難[そうなん]愆 盗難[とうなん]챦ⓐ難詰[なんきつ]髡 難癖[なんくせ]難点[なんてん] 非難[ひなん]いん [かたい・むずかしい(むつかしい)] 想像に難かたくない 有り難[ありがた]い/難[むずか]しい問題 難波[なにわ]城。読み難[にく]い **なん[軟]** [軟][軟][軟][軟] やわらかい。[圏]柔[じゅう][対]硬[こう] [ナン] 軟化[なんか]焼軟膏[なんこう]硗 軟骨[なんこつ]硗 軟弱[なんじゃく]骁、柔軟[じゅうなん]態, [やわらか・やわらかい] 軟[やわ]らかな表情/頭が軟[やわ]らかい **なん[楠]** [楠][楠][楠][楠] 植物のクスノキ。 [ナン] 楠氏[なんし] 石楠花[しゃくなげ] **なん[男]** ↓「だん」 **なん【何】** [代名]【「なんだ」「なんて」「なんと」「なんの」などの形で」はっきりしないものをさす。なに。「―て言ったの」「―のことやら」 **なん【難】** [図]漢字項目を見よ。 **なんい【南緯】** [図]赤道から南側の緯度。[対]北緯 **なんい【難易】** [図]むずかしいことと、やさしいこと。むずかしさの程度。「試験問題の―度」 **なんおう【南欧】** [図]南ヨーロッパ。ヨーロッパの南部。イタリア・フランス南部・スペインなど。。[対]北欧 **なんか【南下】** [図]函南へ向かって進むこと。「日本列島を―する」[対]北上 **なんか【軟化】** [スル]①やわらかくなること。[対]硬化 ②おだやかになること。「態度がーする」 **なんか【何か】** [代名][画]「なにか」のくだけた言い方。 **なんか** [画][副助]①いくつかある中の一つを例としてあげて示す。「雑誌――に書いてある」 ②軽く見なして見下げる。「わたし―だめです」「遊んでーいられない」 ③対象を不定にする。「お菓子―をさし上げなさいな」▼付くことばを不確定なものとする。 **なんが【南画】** [図]「南宗[なんしゅう]画」の略。中国の画法の一つ。山や川の景色[けしき]をを、あわい色の墨[すみ]でやわらかい線でえがいたもの。文人画。[対]北画 **なんかい【難解】** [図][形動]むずかしくてわかりにくいこと。「―な問題」[対]平易 **なんかん【難関】** [図]通ったり進めたりするのがむずかしいところ。「―を突破[とっぱ]する」[類]難所 **なんぎ【難儀】** [図][形動]①苦労したり苦しんだりすること。また、めんどうで迷惑[めいわく]なこと。「生活に―する」「―をかける」「―な話」[類]困難 <1025> **なんじる** 本列島を―する」今[北上] **なんか【軟化】**「-スル]①やわらかくなること。 ②おだやかになること。「態度がーする」[硬化] **なんか【何か】**[代名][画]「なにか」のくだけた言い方。 **なんか**[画][副助]①いくつかある中の一つを例としてあげて示す。「雑誌――に書いてある」 ②軽く見なして見下げる。「わたし―だめです」「遊んでーいられない」 ③対象を不定にする。「お菓子―をさし上げなさいな」▼付くことばを不確定なものとする。 **なんが【南画】** [图]「南宗[読”]画」の略。中国の画法の一つ。山や川の景色」をを、あわい色の墨[すみ]でやわらかい線でえがいたもの。文人画。→北画 **なんかい【難解】**[图][形動]むずかしくてわかりにくいこと。「―な問題」[平易] **なんかん【難関】** [图]通ったり進めたりするのがむずかしいところ。「―を突破[敗っ]する」[難所] **なんぎ【難儀】**[图][形動]苦労したり苦しんだりすること。また、めんどうで迷惑[い]なこと。「生活に―する」「―をかける」「―な話」[困難] **なんきょく【南極】** [图]①地球が自転する軸[じく]の南はし。また、南極大陸。 ②磁石[ゃく]の南をさす方のはし。S極。◆北極 **なんきょく【難曲】** [图]演奏したり歌ったりするのがむずかしい曲。「―をみごとにこなす」 **なんきょく【難局】** [图]どう対処していいか困るむずかしい場面。「―をきりぬける」 **なんきょくかい【南極海】** [图]南極大陸のまわりの海。もと、南氷洋[びょう]と呼ばれていた。[北極海] **なんきょくけん【南極圏】** [图]南緯[峻]六六度三三分」以南の地域。一年のうち少なくとも一日、太陽のし[し]ずまない日と出ない日がある。→北極 **なんきょくじょうやく【南極条約】** [图]一九五九年に結ばれた、南極大陸の利用についての条約。平和目的だけに利用し、どこの国の領土ともしない。 **なんきん【軟禁】** [图]建物の中にとじこめて、しばったりせず、からだは自由にさせておくが外出や外との連絡[沈]はさせないこと。「―状態に置く」▽監禁[ん]よりゆるいあつかい。 **なんきんじょう【南京錠】** [图]きんちゃく形をした金属製の簡単な錠前[なら]。えび錠。 **なんきんまめ【南京豆】** [图]↓「らっかせい」▽中国から渡来したことから。 **なんきんむし【南“京虫】** [图]◎トコジラミ科の昆虫[競う]。体長は約五[にりん]で、人や家畜[く]の血を吸う。 ②金色をした、小形の婦人用うで時計。 **なんくせ【難癖】** [图]あれこれと見つけてせめたてる欠点。 >難癖をつける 非難すべき点や欠点をことさら見つけてとりたててせめる。類[けちをつける] **なんきつ【難詰】** [图]「[2]人の欠点を非難して、問[なん]いつめること。なじること。「無責任だと―される」 **なんきゅう【軟球】** [图]軟式のテニス・野球・卓球などに使う、やわらかいボール。[硬球] **なんぎょうくぎょう【難行苦行】**[四][漢]苦しくつらい修行[い]。また、多くの苦労をかさねること。▽「難業苦業」は誤り。 **なんこう【難航】** [图]①ものごとの進行がうまくりはかどらないこと。「交渉[により]が―する」 ②船や航空機などが、悪天候などで思うように進めないこと。▼「難行」は誤り。 **なんこう【軟膏】** [图]ワセリンなどをまぜてやわらかくしたぬり薬。「ペニシリンー」 **なんこうふらく【難攻不落】** [國][漢]守りがかたく、せめるのがむずかしくて、なかなか落ちないこと。「―の城」▽交渉に相手などが手ごわくて、思いどおりにできないことをたとえてもいう。 **なんごく【南国】** [图]南の暖かい国や地方。[北国] **なんこつ【軟骨】** [图]やわらかくて弾力のある骨。[硬骨] **なんざん【難産】**[園]「-ス]と①出産のとき、子供がなかな生まれなくて苦しむこと。 ②ものごとがなかなかできあがらないこと。「―の末、成立した法案」 **なんじ【難事】** [图]むずかしいことがら。「―に直面する」類[難問] **なんじ【×汝・×爾】**[代名]二人称単数。「おまえ」の古い言い方。対等以下の相手に使う。「―の敵を愛せよ」「D艱難[愆]―を玉にす」 >汝の隣人を愛せよ、されど垣根を取り除くなかれ まわりの人々を愛して親しみなさい。ただし、あまりなれなれしくせず、礼儀を重んじることが必要だ。 >汝自らを知れ 自分自身の無知を自覚したうえではじめて真の知をえることができる。▽古代ギリシャのデルフォイの神殿にかかげられたことば。哲学者ソクラテスの標語。 >汝らのうち罪なき者、まず石を投げうて 人々が不品行な女性に対して、おきてどおりに石で打とうとしたとき、キリストが人々に問いかけたことば。▽「新約聖書」ヨハネ伝から。 **なんしき【軟式】** [图]野球やテニスなどで、軟球を使う方式。[硬式] **なんじゃく【軟弱】**[图][形動]①やわらかくて、しっかりしないようす。「―なグラウンド」 ②しっかりした自分の考えがなく、相手の言いなりになるような、弱々しい態度。「―な精神」「態度が―だ」「―外交」圏[弱腰][強硬] **なんじゅう【難渋】** [图][止][形動]①ものごとがうまくはかどらないこと。「工事は―をきわめた」 ②苦しんだり、困ったりすること。「道に迷って―する」圏[難儀] **なんしょ【難所】** [图]通りぬけるのがむずかしい場所。「箱根山は交通の―とされた」圏[難関] **なんしょく【難色】** [图]賛成したくないようす。うけいれるのをしぶる顔つき。「―を示す」 **なんじる【難じる】**[圧]□他人の失敗や欠点などを悪く言う。非難する。なんずる。「前任者の失敗を―」 <1026> **なんしん** る。 **なんしん【南進】** [図]下[スル]南に向かって進むこと。南下。[対]北進 **なんそうさとみはっけんでん【南総里見八犬伝】** [国]一八一四―四二年。滝沢馬琴[たきざわばきん]の作。読本[よみほん]。里見家の伏姫[ふせひめ]と八房[やつふさ]というイヌとのあいだに生まれた八犬士が、力を合わせて里見家再興のために活躍する伝奇物語。九八巻。 **なんすい【軟水】** [図]カルシウムやマグネシウムをあまりふくまない水。飲み水やせんたく用。[対]硬水 **なんずる【難ずる】** [変]↓「なんじる」 **なんすれぞ【何為れぞ】** [漢]①疑問の句法の一つ。「どうして…(する)のか」という意味。「―哭[こく]するや(=どうして泣くのか)」▽「何為」は「どういう…か」という意味にもなる。「客[かく]は何為[なんす]れる者ぞ(=あなたはどういう人か)」 ②反語の句法の一つ。「どうして…だろうか、いや…ない」という意味。「吾[われ]―楽しまざらん(=わたしはどうして楽しまないだろうか、いや大いに楽しむだろう)」ほかに「奚為・胡為」なども同じ読み。 **なんせい【南西】** [図]南と西の中間の方角。[対]北東 **なんせん【難船】** [図]「ス[ル]あらしや悪天候のために、船がこわれたりしずんだりすること。また、その船。 **ナンセンス** [図][形動]無意味なこと。ばかげていること。くだらないこと。ノンセンス。「―漫画[まんが]」「―な提案」|nonsense **なんせんほくば【南船北馬】** [四][漢]あちらこちらと旅行して回ること。▽中国では、南は川が多いので船で行き、北は陸地続きなのでウマで行くことから。 **なんぞ【何ぞ】** [漢]①疑問の句法の一つ。「どうして…(する)のか」という意味。「夫子[ふうし]は―由[ゆう]を哂[わら]うや(=先生はどうして由を笑うのか)」 ②反語の句法の一つ。「どうして…だろうか、いや…ない」という意味。「―福とならざらんや(=どうして福とならないことがあるだろうか、いや、福となる)」▼ほかに「胡・笑」なども同じ読み。 **なんだい【難題】** [図]①むずかしい問題やことがら。難問。「―にとりくむ」 ②むりな要求。いいがかり。「むりーをふっかける」 **なんたいどうぶつ【軟体動物】** [図]イカ・タコ・貝などの、からだのやわらかい動物をまとめた呼び方。 **なんだか【何だか】** [画]①実態がよくわからないようす。「とつぜん言われても何が―よくわからない」 ②どことなく、そんな感じのするようす。「―気味が悪い」「―元気がないね」 **なんたる【何たる】** [連体]あきれるほどひどい。なんという。「―はじ知らず」 **なんちゃくりく【軟着陸】** [図]乏[ス]人工衛星や宇宙船などが、衝撃を受けないように速度をおとしながら他の天体に静かに着陸すること。「ロケットが月に―する」 **なんちゅう【南中】** [図]函[スル]太陽や星が子午線の上を通ること。 **なんちょう【南朝】** [図]南北朝時代(一三三六―九二年)、奈良[なら]の吉野[よしの]におかれた大覚寺統系の後醍醐[ごだいご]・後村上[ごむらかみ]天皇らの朝廷[ちょうてい]。吉野朝。足利尊氏[あしかがたかうじ]が京都に立てた北朝と対立した。 **なんちょう【難聴】** [図]①耳に障害があって音声が聞きとりにくいこと。 ②ラジオなどがよく聞こえないこと。「―地域」 **なんて【何て】** [画]なんとまあ。なんと。「―きれいな花」「―ひどい人」 **なんで【何で】** [画]なんの理由で。なぜ。どうして。「―来なかったの」「―忘れられようか」 **なんでも【何でも】** [画]①どんなものごとでも。すべて。「――知っている」「―食べる」 ②どうあっても。ぜひ。「何が―勝つ」 ③はっきりとはしないが。どうやら。どうも。「―Sなかにいるそうだ」 **なんでもや【何でも屋】** [図]①何でもできる人。また、何にでも手を出す人。 ②何でも売っている店。 **なんてん【南天】** [図]①メギ科の常緑低木。ふつう、冬の初めに赤い実がなる。 ②南の空。「―に星がまたたく」 **なんてん【難点】** [図]⊕悪いところ。「時間がかかるのがーだ」[関]欠点 ②むずかしいところ。困難。「条件に―がある」 >>つかいわけ」→「欠点」を見よ。 **なんと【南都】** [図]①京都を北都というのに対して、奈良[なら]をいう。 ②比叡山延暦寺を北嶺[ほくれい]というのに対して、奈良の興福寺をいう。 **なんど【納戸】** [図]道具や衣服などをしまっておくところ。家の中にある物置部屋へ。「―にしまう」 **なんとう【南東】** [図]南と東の中間の方角。[対]北西 **なんどき【何時】** [図]なんじ。また、どんなとき。「今―だ」「いつ―呼ばれるか」 **なんどく【難読】** [図]読むのがむずかしいこと。「―語」「―文字」 **なんとなく【何となく】** [画]①理由ははっきりしないが、そう感じられるようす。「―頭が重い」「―うきうきする」 ②とくに理由や目的もなく行動してしまうようす。なんの気なしに。なんとはなしに。「―捨ててしまった」「―ぐずぐずして遅刻した」 **なんとなれば【何となれば】** [圏]なぜならば。なんとならば。「復元は不可能だ。―、破損があまりにひどいからだ」 **なんとはなしに【何とはなしに】** これという理由もなく。なんとなく。「―絵をかきはじめた」 **なんとも【何とも】** [圓]①言いようがないほど。まったく。ほんとうに。「―申しわけない」「―悲しい結末」 <1027> **なんみん** ②どうであるとも。なにごととも。「―わからない」▽下に打消の語をともなう。 **なんともはや【何ともはや】** [副]「なんとも①」を強めた言い方。 **なんとやら【何とやら】** [画]名前などがわからなかったり、はっきりしたくなかったりするようす。「―いう人」「三人寄れば―」 **なんとろくしゅう【南都六宗】** [図]奈良時代の仏教の六学派。三論[さんろん]・成実[じょうじつ]・法相[ほっそう]・倶舎[くしゃ]・華厳[けごん]・律[りっ]の六つで、学問的な研究が中心であった。 **なんなく【難なく】** [副]むずかしいようすもなく、簡単に。すんなり。「―先取点をあげた」「―志望校に合格した」[厠]楽に **なんなら【何なら】** [画]もし必要があれば。都合によっては。「―今すぐに行ってみようか」 **なんなりと【何なりと】** [剛]相手が希望するなら、どんなことでも。「―お申しつけください」▽相手の希望などをたずねるときに使う。「なんなり」の形で使うこともある。「おかねなり―お望みのものをさしあげます」 **なんなんとする【《垂んとする】** [田][変]もう少しで…になろうとしている。まさに…になろうとする。「五時間に―試合」▽「なりなんとす」の変化した形。 **なんにも【何にも】** [剛]①まったく。なにひとつ。「―実現しない」「―ない部屋へ」 ②なにものにも。なんの効果・結果も。「せっかくの配慮が―ならない」「下に打消[まで]の語をともなう。 **なんの【何の】** [連体]①〈連体どのような。「—価値があるか」 ②なにほどの。少しの。「―意味もない」「―ことはない」▽下に打消の語をともなう。 ③ なんのための。「天下統一なくして―いくさぞ」 ④『「~の何の」の形で」あれこれ。なんやかやと。「死んでやるのーとわめきたてている」 ⑤上のことばを強める言い方。「うるさいのーって」「―と文句を言う」 ⑥〈感〉どうして。いや。「―、これしき」 **なんのかの【何の、彼の】** あれやこれや。あれこれ。 **なんのその【何の×其の】** 何ほどのことがあろうか。なんでもない。「降りしきる雨も―」 **なんば【軟派】** [図]①〈名〉あまり強く自分の意見を主張しない党派。「―議員」 ②異性との交際や遊びを好む人々。[対]硬派 ①〈名・スル〉女の子に声をかけてさそうこと。「ディスコでーする」 **なんば【難破】** [図]函[スル]航行中の船があらしなどで、こわれたりしずんだりすること。「一船」 **ナンバー** [図]数字。番号。雑誌などの号数。また、音楽の曲目。「自動車の―」「―を打つ」「雑誌のバックー」「思い出のヒットー」|number **ナンバーワン** [図]第一番。第一号。また、実力や知名度が一番の人。第一人者。「横綱候補の―にあげられる」|number one **ナンバリング** [図]「ス[ル]書類などに番号をしるすための道具。ナンバリングマシン。また、番号をつけること。| numbering **なんばん【南蛮】** [図]⊕昔、中国人が南方の異民族をいやしめたことば。「―北狄[ほくてき]」 ②室町末期から江戸時代にかけて、タイ・ルソンなどの、日本と貿易していた東南アジアの方面をさした。またそこから渡来した品物。「―わたりの品」 ③室町末期から江戸時代に渡来した、ポルトガル人とスペイン人。 ④「南蛮がらし」の略。「とうがらし」の別名。 ⑤「南蛮煮」の略。野菜・魚、鳥の肉などを油でいためにした料理。また、トウガラシ・ネギといっしょに魚や鳥の肉をにた料理。「鴨[かも]」 **なんばんぼうえき【南蛮貿易】** [図]室町末期から江戸初期にかけての南蛮船による日本貿易。ポルトガル船が中心。日本は鉄砲や中国産の生糸・絹織物を輸入し、金・銀・漆器[しっき]などを輸出した。 **なんびと【何人】** [代]図どういう人。どんな人。なんぴと。「―たりとも許されない」▽「なにびと」の変化した形。 **なんびょう【難病】** [図]①治りにくい病気。「―奇病[きびょう]」 ②厚生省が指定した、原因不明で治療[ちりょう]法が確立していない、慢性[まんせい]の病気。スモン病・ベーチェット病・重症筋無力症など。 **なんぴょうよう【南氷洋】** [図]「南極海」の古い呼び名。[対]北氷洋 **なんぶ【南部】** [図]①南の地方。南の部分。[対]北部 ②南部藩[はん]の領地だった、岩手県の盛岡を中心とした地方の古い呼び方。「―鉄瓶」 **なんぶつ【難物】** [図]あつかいにくい人やもの。「あの人はなかなかの―だ」「三科目のうちで英語が―だ」 **なんべい【南米】** [図]南アメリカ。「―大陸」[対]北米 **なんぼ** [画]①数量をあらわす。どれほど。いくら。「これ、―」「―でももってこい」 ②程度をあらわす。どんなに。「―ありがたいかしれない」 ③「「なんぼ〜ても(でも)」の形で」どんなに…しても。「―説明してもわかってもらえない」▼くだけた言い方。 >なんぼなんでも いくらなんでも。「―高すぎる」 **なんぼく【南北】** [図]みなみと、きた。 **なんぼくせんそう【南北戦争】** [図]一八六一—六五年。アメリカ合衆国の北部と南部が、奴隷解放問題をめぐって戦った戦争。南部が敗れて奴隷制は廃止[はいし]された。 **なんぼくちょうじだい【南北朝時代】** [図]①一三三六—九二年。奈良[なら]の吉野[よしの]の南朝と京都の北朝の両方に朝廷[ちょうてい]ができて争った時代。吉野時代。 ②四二〇—五八九年。中国で、漢民族の南朝と鮮卑族の北朝とが対立した時代。隋[ずい]が統一するまでの約一世紀半をいう。 **なんぼくもんだい【南北問題】** [図]おもに北半球の先進工業国と、南半球や低緯度地帯の発展途上[とじょう]国とのあいだの経済格差の問題。また、それにともなう政治・社会問題。 **なんみん【難民】** [図]人種・宗教問題、政治的対立などによって迫害されるおそれがあり、国外に出た人々。現在では、戦争や災害をのがれて、よその土地へにげた人々をふくめていうことも。「―キャンプ」 <1028> **なんもん** **なんもん【難問】** [図]むずかしい質問や問題。「―が山積している」[圏]難題 **なんよう【南洋】** [図]太平洋の西方の赤道近くの海と、そこにある島々。[対]北洋 **なんら【何等】** [画] 『「なんら〜ない」の形で』 少しも…ない。ちっとも…ない。「―支障はない」「―進歩が見えない」▽「なにら」の変化した形。 **なんらかの【何等かの】** なにかしらの。いくらかの。「―事情があるらしい」「―手段をとる」「―謝礼が出るはずだ」 **なんろ【難路】** [図]険しくて通行するのがむずかしい道。「―にさしかかる」 **に** **[二]** ●ふたつ。▽重要な書類では書きかえを防ぐため「弐」「貳」を使う。②つぎ。二番目。「―の句がつげない」「結果は―の次だ」③異なること。別の。 [二] 二階[にかい]二度[にど]二分[にぶん]無二[ぶに]②二次[にじ] 二世[にせい]二流[にりゅう]う③二言[にごん]びん 二心[ふたごころ]にん [ふた・ふたつ] 二重[ふたえ]父二葉[ふたば]/二[ふた]たつ返事 二合半[にごうはん]こなかん*十重二十重[とえはたえ]*二十[はたち] *二十歳[はたち]だたち *二十日[はつか]*二人[ふたり]*二日[ふつか] **[尼]** [尼][尼][尼][尼] 神仏に仕える女性。あま。僧[そう] [あま] 尼寺[あまでら] [尼][院] [尼][僧]”修道尼[しゅうどうに]ゅどぅ禅尼[ぜんに]僧尼[そうに]陀羅[だらに] **[弐]**(貳) [弐][式][弐][式] 領収書や証書などで、「二」の代わりに使う字。▽「三」や「五」などに書きかえられたりするのを防ぐため。 金弐万円也[きん弐まんえんなり] **に【二】** [図]→漢字項目を見よ。 **に【似】** [造語]「「〜似」の形で」…に似ているようす。「性格までお父さん―だね」 **に【荷】** [図]◎持ちはこびするために品物をまとめること。また、その品物。かぞえ方 荷[か]・梱包[こんぽう]み・個 ②やっかいなもの。責任。「―が重すぎる」「かたのーが下りる」 >荷が勝つ その人の力量に比べて、仕事の責任や負担が重すぎる。[圏]荷が重い **に** [囫][格助]田静止して存在する場所をあらわす。「東京―住む」「門の前―立つ」▽場所をあらわす「を」とのちがいについては、「を」の▽を見よ。また、「~には」の形で動作をする人に敬意をあらわす用法もある。これは、「…におかせられましては」の意味。「先生にはお変わりなくいらっしゃいますか」 ②動作の帰着点をあらわす。「アメリカー行く」「五番線―到着[とうちゃく]する」▽起点は「を」であらわす。「五番線を出る」。「アメリカへ行く」の「へ」は、動作の方向を示す。 ③動作の結果をあらわす。「水が氷ーなる」「彼を代表―する」「弁護士―なる」 ④動作の目的・目標をあらわす。…のために。「洋服を買い―行く」「医者を呼び―やる」 ⑤動作や状態の対象をあらわす。「朝めし―しよう」「寒さ―強い」 ◎点としての時間をあらわす。「六時―起きる」「夏休み―会おう」 ◎対する相手、受け身の相手、使役の相手をあらわす。「父―話す」「子供―泣かれる」「彼―やらせる」 ⑧(地点の意から)そのことの起こった原因・理由をあらわす。「不況[ふきょう]―苦しむ」「借金―泣く」「もめごとはささいなこと―始まった」 ◎比較や割合の基準をあらわす。「兄―よく似たおもかげ」「死ねと言う―等しい」「三日—一度通う」「万―一つ」 ◎並立をあらわす。「おせん―キャラメル」 ▼動詞をつなげて、その動作のくりかえしをあらわすこともある。「食べ―食べる」 >名詞と用言とのあいだにはいる。ものの性質・状態などをあらわす。形容動詞の活用語尾がも「に」になるので注意。「美人になる」(格助詞)「きれいになる」(形容動詞) **にあう【似合う】** [国]①よくつりあう。調和がとれる。「制服が―」 ②「「~に似合わず」の形で」予想よりも意外にすぐれていることをいう。「若さに似合わず慎重[しんちょう]”だ」 **ニアミス** [圏]飛行中の航空機どうしが、衝突[しょうとつ]しそうになるほど接近すること。異常接近。「near miss **にい【新】** [造語] 「「新~」の形で」「あたらしい」「はじめての」という意味をそえることば。「―妻[づま]」「―嘗祭[なめさい]」「一盆[ぼん]」▽名詞の上に付く。 **にいさん【兄さん】** [図]①兄を敬った言い方。 ②若い男性に呼びかける、くだけた言い方。「ちょっとそこの―」[ねえさん]▼常用漢字表付表の語。 **にいじまじょう【新島襄】** [入][後]一八四三—一九〇年。明治期の教育者・宗教家。幕末に脱藩[だっぱん]して渡米し、大学および神学校で学び、帰国。キリスト教主義の教育を実践[じっせん]した。 **ニーズ** [図]必要。要求。求め。「社会の―にこたえる」|needs **ニーズ** [NIEs][図]新興工業経済地域。発展途上[とじょう]国の中で、近年急速に工業化が進み、高い経済成長率を達成している国や地域。韓国[かんこく]・シンガポール・台湾[たいわん]・メキシコ・ブラジルなど。[中進工業国]。▷ newly industrializing economies の略語。 <1029> **にがり** **ニーチェ** [人名]一八四四——一九〇〇年。ドイツの哲学者。キリスト教の支配がヨーロッパ文化を衰退させると主張し、「超人」を理想として、生を肯定する思想を展開した。「悲劇の誕生[たんじょう]」「ツァラトゥストラはかく語りき」など。 | Friedrich Wilhelm Nietzsche **にいづま【新妻】** [図]結婚したばかりの女性。新婚の妻。「ういういしいーぶり」[圏]新婦・若妻 **にいなめさい【新嘗祭】** [図]宮中の年中行事の一つ。一一月二三日、天皇がその年に収穫した米を神々に供え、みずからも食する儀式[ぎしき]。新嘗会[しんじょうえ]2。にいなめのまつり。▽昔は陰暦一一月の中の卯の日におこなわれた。また、天皇の即位後にはじめておこなわれるものを「大嘗祭[だいじょうさい]」という。 **にいぼん【新盆】** [図]その人の死後、はじめてむかえる盆。「あらぼん」とも。「祖父の―」[圏]初盆 **にいんせい【二院制】** [図]衆議院と参議院のように、国会がどうの際だから成り立っている制度。上院と下院。 **ニエオ** [NIEO][図] 新国際経済秩序。発展途上[とじょう]「国をふくめた新しい経済のありかた。一九七〇年代に発展途上国がその秩序確立を主張したのを受け、七四年に国連が樹立に向けての宣言を採択[さいたく]した。►New International Economic Order の略語。 **にえきらない【煮え切らない】** [圏]なかなか決心がつかず、態度がはっきりしない。「―返事」[類]優柔不断 **にえたぎる【煮え滾る】** [国]盛[さか]んににえたって、ふきこぼれそうになる。「湯が―」 **にえたつ【煮え立つ】** [国]よくにえて、わきあがる。沸騰する。にたつ。 **にえゆ【煮え湯】** [図]にえたった湯。[☆]ぬるま湯 >煮え湯を飲まされる 日ごろ信頼としていた人に裏切られてひどいめにあう。 **にえる【煮える】** [下]□①水がわいて湯になる。また、湯の熱が通って食べられるようになる。「大根が―」 ②腹が立つ。ひどくおこる。「はらわたが―ほどだ」 **におい** [日]【×匂い】[図]①そのものから出て、鼻で感じとる刺激[しげき]。「香水[こうすい]の―」「―ぶくろ」 ②それらしいおもむき。風情[ふぜい]。ふんいき。「下町[したまち]の―がする」 ③日本刀の刃[は]の地はだとのさかい目に見られる、雲形のもやもやとした模様。 **におい** [目]【臭い】[図]⊕鼻を強く刺激する不快なくさみ。「硫黄[いおう]の―」「どぶの―」[類]臭気[しゅうき] ②どうもそれらしいという感じをあらわす。「犯罪の―がする」 **においぶくろ【×匂い袋】** [図]じゃこう・チョウジなどの香料を入れたふくろで、身につけたり、たんすやひきだしの中に置いたりするもの。 **におう【仁王・二王】** [図]寺の門の両側に立ち、仏を守る神。いずれも怒[いか]りの形相[ぎょうそう]をし、一体は口を開き一体は閉じる、阿吽[あうん]の相を示す。金剛力士[こんごうりきし]。「―門」 **におう** [日][る]。【×匂う】[国]①においがする。いいかおりがただよう。「梅の香[か]に ②色美しく照りはえる。「―ような美しいはだ」 **におう** [目][る]。【臭う】[国]①くさいにおいがする。「下水がー」 ② なんとなく、それらしいけはいが感じられる。「なにかやら不正がにおってくる」 >>『古語にほふ≫「に」は、「丹(=赤土)」のことで、もとは赤い色が照りはえること。内側からあふれでるような色の美しさ、視覚的な美をいう。現代語の②は、この意味が残ったもの。かおりがよいという意味はもと、「かをる」であらわしていたが、奈良時代末から「にほふ」でもあらわすようになった。 **におうだち【仁王立ち】** [図]仁王の像のように足を開き、力強く立つこと。「―になってたち向かう」 **におわせる【×匂わせる】** [F]□◎いいにおいをさせる。「香水を―」 ②それとなくわかるようにする。ほのめかす。「会長が引退を―」 ▼「におわす」とも。 **にがい【苦い】** [囲]①魚のはらわたや、こげたもののような味である。「―薬」[→]甘[あ]まい ②失敗などして、思いだすのもいやな気分だ。「―経験」[類]苦しい **にがうり** [ニガウリ][図]ウリ科の一年草。果実は苦味が強く、いためものやあえものなどに使われる。 **にがお【似顔】** [図]ある人に似せてかいた絵。似顔絵。 **にがす【逃がす】** [国]①とらえたものを放して自由にてやる。「小鳥を―」 ②とらえようとしたものににげられる。つかまえそこなう。「犯人を―」「チャンスをー」 >逃がした魚は大きい もう少しというところで手に入れそこなったものは、実際より大損をしたようにおしまれるものだ。 **にがて【苦手】** [図][形動]⊕いつもきまって、どうにもうまく相手をすることができない相手。 ②得意でないこと。「数学は―だ」[圏]不得手[ふえて] **にがにがしい【苦苦しい】** [囲]いかにも苦[にが]い感じがする。どうすることもできず、不愉快[ふかい]さを発散できないようすをあらわす。 **にがみ【苦味】** [図]①にがい味。「ビールのー」 ② しぶく、ひきしまった男のふんいき。「―のある顔」 **にがみばしった【苦味走った】** [運][俠]顔つきがしぶく、ひきしまって男らしいようす。「―いい男」 **にがむし(苦虫)をかみつぶしたよう** いかにも不きげんそうな顔つき。 **にかよう【似通う】** [国]たがいによく似ている。「性格の―夫婦」 **ニカラグア** [国][産]正式国名は、ニカラグア共和国。中央アメリカ中央部にある国。太平洋側には火山が多い。面積約一三万平方[キロメートル]。首都マナグア。主要言語スペイン語。 **にがり【苦汁・苦。塩】** [図]海水をにつめたあとに残る苦いしる。とうふをつくるのに使う。にがしお。 **にがりきる【苦り切る】** [国]すっかり、心の底まで不愉快[ふかい]なのに、それをいかりとしてあらわすことができないでいる。「部下の失敗に―」 <1030> **にかわ【×膠】** [図]けものの骨や皮をにた液を固めたもの。接着剤[せっちゃくざい]などに使う。 **にがわらい【苦笑い】** [図]下[スル]凹にがにがしく思いながら、むりにつくる笑顔[えがお]。苦笑。「―をうかべる」 **にきさく【二期作】** [図]一年に二度、同じ土地で同じ作物をつくること。▽同じ田畑で、一年に二回ちがう作物をつくるのは「二毛作」という。 **にぎてき【二義的】** [形動]根本的・本質的ではないようす。第二義的。[圏]二次的・副次的[↔]一義的 **にぎにぎしい【×賑×賑しい】** [囲]いかにもにぎやかだ。「にぎにぎしくご来場くださいましてありがとうございます」 **にきび【面皰】** [図]おもに若い人の顔にできる小さなふきでもの。「―面[づら]」 **にぎやか【×賑やか】** [形動]①人が多く活気のあるようす。「―な通りに出る」[劇]繁華[はんか] ②大きな物音が生き生きと陽気に聞こえるようす。「―に行進曲が鳴りひびく」 **にぎり【握り】** [図]①手でつかむこと。「ひとーの米」 ②手で持つところ。「バットのーを太くする」 ③「握りずし」「握り飯[めし]」の略。 **にぎりこぶし【握り拳】** [図]かたくにぎりしめたこぶし。げんこつ。「―をつき上げる」 **にぎりしめる【握り締める】** [下]指に力を入れて強くにぎる。「こぶしを―」 **にぎりずし【握り鮨】** [図]酢[す]めしをにぎり、上に生の魚や貝をのせたもの。にぎり。 **にぎりつぶす【握り潰す】** [国]提示された事実や議案を、自分の考えで消してしまい不成立にする。「報告書を―」「昇進[しょうしん]の人事を―」 **にぎりめし【握り飯】** [図]めしを三角やまる形ににぎりかたとめたもの。おむすび。おにぎり、 **にぎる【握る】** [国]◎五本の指で、しっかりとつかむ。「ハンドルをー」 ②しっかりと自分のものにする。「政権を―」「秘密を―」 ③にぎりめしや、にぎりずしをつくる。「まぐろを―」 **にぎわう【×賑わう】** [国]人出が多くてにぎやかになる。「連休で―観光地」「店が―」 **にぎわしい【×賑わしい】** [囮]にぎやかだ。盛[さか]んだ。「祭りで―大通り」 ②繁盛[はんじょう]している。「歳末[さいまつ]で―デパート」 **にぎわす【×賑わす】** [国]①にぎやかにする。「マスコミを―話題」「一人で座を―」「食卓を―」 ②ゆたかにする。「民[たみ]を―」▼「にぎわわす」「にぎわわせる」とも。 **にく** [肉] [肉][肉][肉][肉] ①動物の骨を包んでいる、やわらかい部分。また、食用としてのにく。「―がつく」「―を焼く」②人間のからだ。また、道具を用いずに、からだで直接おこなうこと。③血のつながり。④にくのようにやわらかいもの。 [ニク] ①肉食[にくしょく]、肉類[にくるい] 牛肉[ぎゅうにく]隨,筋肉[きんにく]襞 ②肉眼[にくげん]恋 肉声[にくせい] 肉体[にくたい]③肉親[にくしん]談[国]印肉欲[にくよく] [にく] 果肉[かにく]~朱肉[しゅにく] [しし] 肉置[ししお]き肉醤[ししびしお]いお肉刺[おにくさし]まぁ **にくい【憎い】** [囲]◎相手を許せない気持ちである。ひどい目にあわせてやりたい気分だ。「―かたき」「V坊主[ぼうず]憎[にく]けりゃ袈裟[けさ]まで―」[←]かわいい ②相手がりっぱでくやしいほどだ。こころにくい。「することがーね」 >>『固語≪にくし》古語の「にくし」は、現代語ほど嫌悪感が強くない。気に入らない、いやだ、という程度である。「枕草子」の「にくきもの」には、急用があるときに訪ねてきて長話をする客、たいした人物でもない人が、得意そうにものを言うさまなどを例として挙げてある。 **にくい【難い・悪い】** [造語]』「~にくい」の形で』容易には…できない。簡単には…ならない。「読み―」「話し―」「こげ―」▽動詞の連用形に付く。 >>つかいわけ||~にくい・~がたいほか || 「~にくい」は、できることはできるが、すらすらとうまくいかないようす。「書きにくいペン」。「〜がたい」は、しようと思っても最初からとうていできないようす。文語的な表現。「信じがたい事実」。「〜づらい」は、それをすると不快になるようす。「聞きづらい悪口」「はきづらい靴[く]。」。「〜ぐるしい」は、「見ぐるしい」「聞きぐるしい」など、使いかたが限られている。 **にくいろ【肉色】** [図]人の皮ふのような色。はだいろ。 **にくかい【肉塊】** [図]↓「にっかい」 **にくからず【憎からず】** にくくはないというより、むしろ好感をもっているようす。「―思う」 **にくがん【肉眼】** [図]望遠鏡や眼鏡を使わないで、じかに見る人間の目。また、視力。「はっきりと―でとらえられる」[類]裸眼 **にくかんてき【肉感的】** [形動]↓「にっかんてき」 **にくぎゅう【肉牛】** [国]食用にする目的で飼うウシ。[☆]乳牛・役牛[えきぎゅう] **にくぎれ【二句切れ】** [図]和歌などで、第二句で意味が切れるもの。たとえば「白鳥[しらとり]能[は]はかなしからずや/空の青海[あお]の青にも染まずただよふ(若山牧水)」など。▽「万葉集」に多い。 **にくじきさいたい【肉食妻帯】** [四][圍]仏教で、僧[そう]42には禁じられていた肉類を食べ、妻をもつこと。 **にくしつ【肉質】** [図]①肉に似た性質。「―の葉」 ②肉の品質。「―のよい牛」 ③動物のからだのように、肉でできている組織。 **にくしみ【憎しみ】** [図]にくいと思う気持ち。にくさ。「―をいだく」[圏]憎悪[ぞうお] **にくしゅ【肉腫】** [図]骨や筋肉などにできる悪性のはれもの。 **にくしょく【肉食】** [図]乏[スル]人が動物の肉を食べること。「―人種」[対]菜食 ②動物が、他の動物の肉を食べること。「―動物」[対]草食 <1031> **にげる** **にくしん【肉親】** [図]親子やきょうだいなどのように、血のつながりのある人。「―の情がつのる」[圏]血縁[けつえん] **にくせい【肉声】** [圏]マイクなどを通さない、直接人の口から聞こえる声。なまの声。 **にくたい【肉体】** [図]人のなま身のからだ。刀身体・五体[対]精神 >>「つかいわけ「体[からだ]」を見よ。 **にくたいてき【肉体的】** [形動]からだに関係の深いようす。また、なまなましく肉体をとらえるようす。「―な苦痛」「―疲労」[対]精神的 **にくたらしい【憎たらしい】** [囲]いかにもにくらしい。「―犬め」「―笑顔を見せる」 **にくだん【肉弾】** [図]からだごと敵陣につっこむこと。また、肉体を弾丸[だんがん]の代わりにすること。「―相うつ戦い」「―戦」 **にくづき【肉付き】** [図]肉のつきぐあい。太りかげん。にくつき。「―のいい女」 **にくづけ【肉付け】** [図]骨組みのできたものに手を加えて、内容を豊かにすること。「理論を―する」 **にくにくしい【憎憎しい】** [囮]とてもにくたらしい。「―ロのききかたをする」 **にくはく【肉薄・肉迫】** [図]身をもって相手にせまること。「敵のゴールにーする」 **にくばなれ【肉離れ】**「ス[ル]急激な運動などで、筋肉の繊維が切れること。 **にくひつ【肉筆】** [図]印刷したものでなく、直接手で書いたもの。「―の原稿[げんこう]」[園] 真筆 **にくぶと【肉太】** [図][形動]文字の点や線が太いようす。「―の書体」[対]肉細 **にくぼそ【肉細】** [図][形動]文字の点や線が細いようす。[対]肉太 **にくまれぐち【憎まれ口】** [図]人ににくまれるような口のききかた。また、にくまれるようなことば。「―をたたく」 **にくまれっこ【憎まれっ子】** [図]みんなにきらわれる人。また、かわいげのない子供。 >憎まれっ子世にはばかる みんなにきらわれる人のほうが、かえって世の中でははばをきかせる。 **にくまれやく【憎まれ役】** [図]人からにくまれたり、きらわれたりする損な役目・役割・立場。「―を買ってでる」[類]敵役[かたきやく] **にくまんじゅう【肉×饅〝頭】** [図]ひき肉に野菜などをまぜて味つけし、小麦粉の皮に包んで蒸[む]した中華[ちゅうか]まんじゅう。にくまん。ぶたまん。 **にくむ【憎む・〝悪む】** [国]しゃくにさわり許せないと思う。「罪を憎んで人を憎まず」「不正を―」 >>つかいわけ憎む・嫌[きら]う・いとう|| >>「憎む」は、相手にいだいている愛情や親密感を拒否されたり、裏切られたときにもつ気持ち。「かわいさ余って憎さ百倍」。「嫌う」は、相手をつきはなし、自分から関係を切りすてたいと思う気持ち。「いとう」は、自分が身を引いてさけようとする気持ち。 **にくよく【肉欲・肉×慾】** [図]身体上の欲望。とくに、男女間の性欲。「――におぼれる」[圏]色欲・愛欲 **にくらしい【憎らしい】** [囲]◎いやで、にくみたい感じがする。「―目つき」「口ごたえをして―」 ②りっぱすぎて、にくみたい感じがする。「―ほどの才能の持ち主」 **にぐるま【荷車】** [図]荷物をのせ、人馬などが引いて運ぶ車。 **ニグロ** [図]黒人。ネグロイド。ネグロ。「―スピリチュアル(=黒人霊歌)」 | Negro **ニクロムせん【ニクロム線】** [図]ニッケルとクロムなどの合金の線。電気抵抗が大きく、高熱にたえるので電熱器などに使う。 **にぐん【二軍】** [図]スポーツで、公式の試合に出る選手以外の選手で、構成される、予備や訓練のためのチーム。ファーム。「―落ち」[→]一軍 **にげあし【逃げ足】** [図]にげるときの足どり。にげようとしている足つき。「―が速い」「早くも―になる」 **にげうせる【逃げ〝失せる】** [下]」にげて姿をかくす。「くもの子を散らすように―」 **にげかくれ【逃げ隠れ】** [図]「ス[ル]にげて、人目につかないところにかくれること。「―してもむだだ」 **にげこうじょう【逃げ口上】** [図]言いのがれようとすることば。にげことば。「苦しまぎれの―」 **にげごし【逃げ腰】** [図]にげだしそうなかっこう。責任をのがれようとする態度。「―になる」 **にげこむ【逃げ込む】** [国]追ってくるものからのがれて、あるところの内部にはいる。「犯人が山に―」 **にげのびる【逃げ延びる】** [田][口]遠くへにげて、つかまることをまぬがれる。「国外へ―」 **にげば【逃げ場】** [図]①にげていくことのできる行きさき。「上下階からの出火で―を失う」 ②言いわけや、責任をのがれるためなどの方法。「―のない立場」[類]逃げ道 **にげまどう【げ惑う】** [国]どこへにげたらいいかわからず、まごまごする。「不意の出火に―人々」 **にげまわる【逃げ回る】** [国]追ってくるものにつかまらないように、あちこち移動する。「全国を―」 **にげみず【逃げ水】** [図]蜃気楼[しんきろう]の一つ。遠くに水があるように見え、近づいてみると、それがさらに遠のいて見える現象。 **にげみち【逃げ道】** [図]①にげだすことのできる道。 ②責任をとらずにすむ方法。「―を用意しておく」[圏]逃げ場 **にげる【逃げる】** [下]□ つかまらないために、遠くに走る。また、つかまっているところからぬけだして去る。「どろぼうが―」[対]追う ②めんどうなことや、いやなことからはなれ去る。「めんどうな仕事から―」 >逃げるが勝ち むりをして争うよりも、にげて相手に勝ちをゆずったほうが結局、得策である。 <1032> **にげをうつ** **にげ(逃げ)を打っつ** 責任などからのがれようと、前もってにげる用意をする。さけてにげようとする。逃げを張る **にげん【二元】** [図]①根本的に対立すると考えられる二つのもの。 ②もととなる場所が二つあること。「―放送」「―中継」 ③数学で、未知数が二つあるもの。「一方程式」 **にげんろん【二元論】** [図]対立しあう二つの根本原理を立てて、それによってことがらを説明しようとする方法。物質と精神の二元論など。 **にこげ【和毛】** [図]鳥やけものなどの、短くてやわらかい毛。産毛・綿毛 **にこごり【煮凝り】** [図]冷えて固まった魚肉などのにじる。また、にじるに寒天[かんてん]を加えて固めた食品。 **にごす【濁す】** [国]①にごるようにする。「川の水を―」「立つ鳥跡を濁さず」[対]澄ます ②あいまいにする。「ㄇ>ことばを―」「お茶を―」[類]ぼかす「にごらす」とも。 **ニコチン** [図]タバコの葉にふくまれるアルカロイド。無色の有毒な液体。神経などを刺激[しげき]し、中毒症状[じょう]を起こす。「中毒」|nicotine **にこみ【煮込み】** [図]時間をかけてよくにること。また、にこんだ料理。「―うどん」「もつ―」 **にこむ【煮込む】** [国]①やわらかくにえるまで、しっかりとにる。「おでんを―」 ②材料をまぜて、にる。「野菜といっしょに―」 **にこやか** [形動]にこにことほほえみをうかべているようす。「―な店員」「―に話す」 **ニコライ** [人名]二世。一八六八—一九一八年。帝政ロシアの最後の皇帝。皇太子として来日した折、刺されて負傷した(=大津事件)。日露戦争中にロシア第一革命が起き、国会開設を承認[しょうにん]。三月革命で退位し、一一月革命後に銃殺された。| Nikolai II **にごり【濁り】** [図]①にごること。また、にごったもの。「―水」[圏]汚濁[おだく] ②けがれ。よごれ。「―のない心」 ③かな文字の右かたにつける濁点[だくてん]。たとえば「が」の「、」。てんてん。「―をうつ」 **にごりざけ【濁り酒】** [図]かすをこしていない、白くにごった日本酒。どぶろく。 **にごる【濁る】** [国]●他のものがまじって、純粋でなくなる。「川がどろ水でー」 ②音や色がきたなくなる。「濁った声」 ③濁音[だくおん]で読む。濁点をつける。[◆]澄む **にごん【二言】** [図]二度言うこと。とくに、一度言ったことをとり消して、前とちがった都合のいいことを言うこと。「武士に―はない」 **にさん【二三】** [図]二つか三つ。いくつか。すこし。少々。「―訂正がある」「―にとどまらない」 **にさんかたんそ【二酸化炭素】** [図]炭素が燃えたときや生物の呼吸などによって生じる、無色無臭[むしゅう]で不燃性の気体。冷凍剤や清涼飲料水に使う。冷やして固めたものがドライアイス。炭酸ガス。 **にし【西】** [図]①太陽のしずむ方角。記号はW ②西からふく風。 ③関東に対して、関西[かんさい]。◆東「に」は「去[い]ぬ(=いなくなる)」の名詞形。「し」は方向。太陽の没[ぼっ]する方向という意味。沖縄[おきなわ]では「いり(入り)」という。東は「あがり」。 >西も東もわからない ①その辺りの地理がまったくわからない。 ②慣れてなくて、勝手[かって]がわからない。 **にしあまね【西周】** [閃][図]一八二九—一九七年。明治期の思想家。石見[いわみ]生まれ。幕末にオランダに留学[りゅうがく]し、帰国後は明治政府に仕え、軍人勅諭[ちょくゆ]を起草するなど軍制確立に努めた。また、明六惣社にも参加して、西洋哲学を紹介[しょうかい]した。 **にじかい【二次会】** [図]宴会などが終わったあと、場所を改めてもつ会合。 **にしかぜ【西風】** [図]西からふいてくる風。秋にふくことが多い。「せいふう」とも。[対]東風[こち] **にしき【×錦】** [図]金銀などの色糸で美しい模様を織りだしたりっぱな絹織物。また、色や模様の豪華なもの。「もみじのー」「故郷へ―をかざる」 >錦のみ旗 だれも反対できないようなりっぱな口実。大義名分。「―をかかげる」▽「官軍の旗」という意味から。 **にしきえ【×錦絵】** [図]多色刷りの浮世絵版画。 **にしきごい【×錦×鯉】** [図]コイの一種。品種改良してつくる。いろどりや斑紋[はんもん]が美しい。観賞用。 **にしきへび【×錦蛇】** [図]ボア科の大形のヘビ。体長一〇[メートル]松にも達する。褐色[かっしょく]のからだに茶や黒のにしきのようなまだら模様がある。毒はない。 **にじげん【次元】** [図]長さとはばの広がり。平面の広がり。「―の世界」[対]三次元・四次元 **にじさんぎょう【二次産業】** [図]↓「だいにじさんぎょう」 **にしじん【西陣】** [図]「西陣織[にしじんおり]」の略。京都の西陣でつくられる高級な絹織物。「―の帯」 **にしだ きたろう【西田幾多郎】** [八]一八七〇—一九四五年。明治から昭和期の哲学者。加賀生まれ。西欧[せいおう]の哲学に、禅[ぜん]などの東洋思想を統合して、独創的な、いわゆる「西田哲学」を説いた。主著に「善の研究」。 **にじ【二次】** [図]①二番目。また、二回目。「―試験」 ②とくに重要ではないこと。「―的な問題」[圏]副次 ③数学で、二乗の項があること。「一方程式」 **にじ【虹】** [医]雨あがりの空にあらわれる、七色[なないろ]のしまの弓形のもの。▽空気中の水滴[すいてき]がプリズムになり、日光を七色に分解してできる。 **にじっせいき【二十世紀】** [図]西暦[せいれき]一九〇一年から二〇〇〇年までの百年間。現代。 **にじます【×虹鱒】** [図]サケ科の淡水魚。背に黒い斑点[はんてん]があり、側面ににじ色のすじがある。養殖もおこなわれる。食用。 <1033> **にせ** **にじみでる【×滲み出る】** [下]①色や液体などが表面にしみでる。「インクがー」「血がー」 ②表情や態度にしぜんとあらわれる。「人がらが―」 **にじむ【×滲む】** [国]①色や液体などがしみでて、ぼんやりと広がる。「あせが―」「目になみだが―」「雨がしみて模様が―」 ②感情や経歴が、表情や態度にほのかにあらわれる。「苦労が―」「やさしさが―」 **にしめ【煮染め】** [図]野菜や肉などを、にじるでよくにた料理。「お節料理用の―」 **にしめる【煮染める】** [下]よくにて、よい味がじゅうぶんしみこむようにする。「野菜を―」「しょうゆで煮しめたよう」 **にしゃたくいつ【二者択一】** [四][漢]二つのうちのどちらかを選ぶこと。「―をせまられる」[類]二者選一 **にしやまそういん【西山宗因】** [人名]一六〇五—一八八二年。江戸前期の連歌師・俳人。大坂天満宮[おおさかてんまんぐう]の連歌師をつとめたのち、俳諧[はいかい]に転じ、談林派をおこした。「宗因千句」「天満[てんま]~千句」など。 **にじゅう【二重】** [図]①同じものが重なること。「―衝突[しょうとつ]」 ②同じようなことが二つ重なること。「―に料金をとられる」[類] 重複 **にじゅういちだいしゅう【二十一代集】** [図]「古今和歌集」から「新続[しんしょく]古今和歌集」までの、二一の勅撰[ちょくせん]煌[わ]和歌集をまとめた呼び方。 **にじゅういっかじょうようきゅう【二十一か条要求】** [図]第一次世界大戦中の一九一五年、日本が中国に出した要求。中国における特別な権利を要求し、属国化したことから、中国全土に排日感運動が起こった。[対華、二十一か条要求]。 **にじゅうおくこうねんのこどく【二十億光年の孤独】** [国]一九五二年。谷川俊太郎[たにかわしゅんたろう]の詩集。広大な宇宙の中での地球という小さな世界。そこで戦争したり愛しあったりする、人間の孤独を清新にうたった。 **にじゅうしせっき【二十四節気】** [図]一年を二四等分し、季節を示す基準のために設けたもの。二十四気。 **にじょう【二乗】** [図]「ス[ル]ある数や式に同じ数や式をかけあわせること。自乗[じじょう]。平方。「2の―は4」 **にじょうよしもと【二条良基】** [人][図]一三二〇—一八八八年。南北朝時代の歌学者・連歌師。北朝に仕え、関白[かんぱく]となる。二条家歌学の隆盛[りゅうせい]につくし、また連歌界を援助[えんじょ]・指導した。連歌集「菟玖波的《集」を編さん、ほかに「近来風体抄[きんらいふうていしょう]経、」「筑波的、問答」など。 **にじりぐち【×躙り口】** [図]茶室にある、小さな出入り口。▽せまいために、からだをにじるようにして出入りすることから。 **にじりよる【×躙り寄る】** [国]①正座したままの姿勢で、ひざで少しずつ近づく。[類]いざり寄る ②相手を追いつめるように、少しずつじわじわとせめよる。 **にじる【×躙る】** [国]正座したままの姿勢で、ひざをたたみなどにおしつけるようにしてすりうごく。「茶室ににじってはいる」 **にしわきじゅんざぶろう【西脇順三郎】** [人名]一八九四—一九八二年。昭和期の詩人・英文学者。新潟県生まれ。わが国現代詩の新領域をひらく。超[ちょう]現実主義の詩の実験の中心となった。詩集「Ambarvalia。」「旅人かへらず」など。 **にじゅうしょう【二重唱】** [図]音楽で、二人で別の声部をうけもって歌うこと。デュエット。 **にじゅうじんかく【二重人格】** [図]同じ人が、場合によってまったく別の人のような言動をすること。 **にじゅうせいかつ【二重生活】** [図]①一人の人が、職業や習慣などのまったく異なる二とおりの暮らしかたをすること。また、その暮らし。 ②一つの家族が、二か所に分かれて生活すること。また、その生活。「父の単身赴任[ふにん]で―をする」 **にじゅうひてい【二重否定】** [文法]打消のことばを二度使う言いかた。一度否定したものを、もう一度否定することによって、肯定[こうてい]の意味になる。「食べたくないわけではない」「言わずにはいられない」「知らないわけがない」 **にしん【二伸】** [図]「追伸」に同じ。 **にしん【×練・×鯡】** [図]ニシン科の魚。北海道の近海にすむ。食用。たまごは、かずのこ。「身欠き―」 **にしんとう【二親等】** [図]本人を中心として考えたとき、親族関係が二番目に近いもの。本人または配偶者の祖父母・兄弟姉妹[きょうだいしまい]・孫など。二等親。 **にしんほう【二進法】** [図]すべての数を0と1の組みあわせであらわす方法。十進法では0・1・2・3…となるが、二進法では0・1・10・1…となる。コンピュータなどで使う。 **ニス** [図]「ワニス」の略。 **にせ【偽・×贋】** [図]ほんものに似せること。また、そのようにつくったもの。にせもの。「―札[さつ]っ」「―がねづくり」[類]まがい[対]本物 <1034> **にせもの** **にせ【二世】** [図]仏教で、三世[さんぜ]のうち、この世とあの世。現世と来世。 >二世の契[ちぎ]り いつまでも変わらないかたい夫婦の約束。▽来世までも心変わりしない約束という意味。親子は一世、夫婦は二世の縁[えん]といわれる。 **にせい【二世】** [図]◎外国で生まれた移住者の子供で、その国の市民権をもつ人。「日系―」 ②あととりになる息子[むすこ]。ジュニア。「―の誕生」 **にせえ【似せ絵】** [図]平安末期から鎌倉時代にかけて流行した、公家や武士の肖像画。大和絵[やまとえ]の手法で写実的にえがく。 **にせむらさきいなかげんじ【修紫田舎源氏】** [作品][図]一八二九―四二年。江戸後期の合巻[ごうかん]。柳亭種彦[りゅうていたねひこ]の作。「源氏[げんじ]物語」をまねて、室町時代のお家騒動に移しかえたもの。 **にせもの** □【偽者】[図]いつわって本人に見せかけている人物。また、身分や職業をごまかしている人。「―がまかりとおる」[対]本人 [目]【偽物】[図]ほんものに見せかけてつくった品物。コピー。「―をつかませる」[圏]まがい物[対]本物 **にせる【似せる】** [下][二]似るようにする。ほんものそっくりにつくる。「他人の筆跡にー」 **にそう【尼僧】** [図]僧[そ]らとなった女性。あま。比丘尼[びくに]。「一院」 **にそくさんもん【二束三文】** [四][漢]値段がとても安いこと。「―でたたき売る」▽二束でわずか三文というという意味。「二足三文」は誤り。 **にそく(二足)の草鞋[わらじ]を履[は]く** 一人の人が、まったくちがう二つの職業や立場をかねる。「医者と小説家のー」▽江戸時代、ばくち打ちでおかっぴき(=犯罪を捜査する者)でもあったこと。 **にだい【荷台】** [図]トラックや自転車などの、荷物をのせるところ。「―いっぱいに積む」 **にだす【煮出す】** [国]にて、そのものの味や成分を出す。「漢方薬を―」 **にたつ【煮立つ】** [国]熱せられてぐらぐらとにえたつ。「煮立ったら弱火にする」[圏]沸騰する **にたものふうふ【似た者夫婦】** [図]夫婦はたがいに好みや性格が似るということ。また、好みや性格の似た夫婦。 **にたりよったり【似たり寄ったり】** [図][形動]ほとんど同じようなもので、たいしたちがいのないこと。「―のできばえ」[圏]大同小異 **にち** [日] [日][日][日][日] 太陽。[↔]月②朝から夕まで。ひるま。[類]昼[→]夜③一昼夜。いちにち。また、日数を数えることば。④ひごとに。⑤「日曜日」の略。◎「日本[にほん]」の略。②日[ひ]をあらわす。「四月一一ー」▽一一日以上に使う。 [ニチ・ジツ] [日] 日没[にちぼつ] 日光[にっこう]55 日食[にっしょく]/日月[じつげつ]白日[はくじつ] [日] ②日夜[にちや]修日中[にっちゅう]”③日時[にちじ]日誌[にっし]っ 半日[はんにち]甓 毎日[まいにち]誌/祭日[さいじつ]誌 本日[ほんじつ]號 ④日刊[にっかん]然 日進月歩[にっしんげっぽ]記⑥日銀[にちぎん]愁 日米[にちべい]修駐日[ちゅうにち]騙, [ひ・か] 日[ひ]ぃの出[で]朝日[あさひ] 記念日[きねんび]ぇん/十日[とおか]三日[みっか] 月[つき] つみか 明後日[みょうごにち]もきって明日[あした]*明日[みょうにち]も大晦日[おおつごもり]銭か」 一昨日[おととい]*昨日[きの5] *今日[きよら] 百日紅[さるすべり] *一日[つ]いたち 朔日[ついたち] *二十日[はつか] か[か] 日向[ひゅうが]*日和[ひより]*二日[ふつか]終日[ひねもす] 向日葵[ひまわり] 日本[やまと]一酢[ず]ん **にちえいどうめい【日英同盟】** [図]一九〇二—二二年。日本とイギリスの軍事同盟。ロシアの南下政策に対抗[たいこう]しようとした。 **にちぎん【日銀】** [図]「日本銀行」の略。 **にちげん【日限】** [図]前もっていついつまでときめられた日。期日。期限。「しめきりの―がせまる」 **にちじ【日時】** [図]日付と時刻。また、日数と時間。「会合の―を知らせる」「多くの―を要する」 **にちじょう【日常】** [図]つねひごろ。ふだん。「―会話」[團]平生・平常 **にちじょうさはんじ【日常茶飯事】** [図]いつも身近に見聞きすること。ありふれたこと。▽ふだんの食事という意味から。 **にちぶ【日舞】** [図]「日本舞踊」の略。[→]洋舞 **にちべいあんぜんほしょうじょうやく【日米安全保障条約】** [図]一九五一年、日本の防衛を名目に、日本とアメリカとのあいだに結ばれた条約。日本国内にアメリカ軍の基地を置き、その駐留[ちゅうりゅう]を認めるもの。安保。 **にちべいしゅうこうつうしょうじょうやく【日米修好通商条約】** [図]一八五八年、江戸幕府がアメリカの代表ハリスと結んだ条約。日本は下田[しもだ]や箱館(函館)などの開港に応じたほか、関税自主権がなく、アメリカに治外法権を認めるなど不平等な内容であった。 **にちべいわしんじょうやく【日米和親条約】** [図]一八五四年、江戸幕府が、ペリーの要求でアメリカと結んだ条約。下田[しもだ]や箱館裂(函館)へのアメリカ船の寄港、下田に領事館を設置することなどを認めた。神奈川[かながわ]赣条約。 **にちぼつ【日没】** [図]太陽が地平線にしずむこと。太陽が地平線にしずむ時刻。[圏]日の入り[対]日出[にっしゅつ] **にちや【日夜】** [図]画①〈名〉ひると、よる。 ①〈副〉昼も夜も。いつも。つねに。「―努力する」[園]昼夜 **にちよう【日曜】** [図]週の第一番目の日。日曜日。 **にちようがっこう【日曜学校】** [図]キリスト教などで、子供の宗教教育のために、日曜ごとに教会で開く学校。 **にちようだいく【日曜大工】** [図]休日に趣味として自分の家の大工仕事をすること。また、その人。「父がーで犬小屋をつくってくれた」 **にちようひん【日用品】** [図]日常の生活でよく使うこまごまとした品物。 **にちりん【日輪】** [図]太陽。「―のごとく君臨する」 王」▽文章語。 <1035> **にっそうぼ** **にちれん【日蓮】** [人][各]一二二二—八二年。鎌倉[かまくら]中期の僧。日蓮宗の開祖。「法華経[ほけきょう]語”」に仏法の神髄[しんずい]を見、「南無妙慧”法蓮華経」を唱え、辻[つじ]説法で他宗や幕府を痛烈に攻撃[こうげき]し、伊豆や佐渡[さど]に流された。著書に「立正安国論」「開目抄[かいもくしょう]~」「報恩抄」など。 **にちれんしゅう【日蓮宗】** [図]仏教の宗派の一つ。鎌倉時代に日蓮が開いたもので、法華経の教えにもとづくもの。法華[ほっけ]っ宗。 **にちろく【日録】** [図]毎日の出来事の記録。[類]日記・日誌 **にちろせんそう【日露戦争】** [図]一九〇四—〇五年。朝鮮[ちょうせん]粒,半島や中国東北部の支配権をめぐる、日本とロシアとの戦争。両国ともに国内事情から戦争を続けられなくなり、一九〇五年にポーツマス条約が結ばれて停戦した。 **にっきゅう【日給】** [図]一日働いていくらときめられた給料。「―でいくらの仕事」「一月給」[邇]日当 **にっきょうそ【日教組】** [図]「日本教職員組合」の略。一九四七年に結成。都道府県単位の教職員組合の、全国的な連合体。 **にっきん【日勤】** [図]①毎日、働きに出ること。 ②昼間勤務すること。また、昼間の勤務。[↔]夜勤 **につく【似つく】** [国]ぴったりと似る。「似ても似つかない顔」 **ニックネーム** [図]あだな。愛称[あいしょう]いう。| nickname **にづくり【荷造り】** [図]「ス[ル]荷物を送りだすために、包装したり、ひもをかけてしばったりすること。「ひっこしの―」[類]梱包 **につけ【煮付け】** [図]しるがよくしみこむでにた料理。「かれいの―」 **にっか【日課】** [図]毎日することにきめている仕事。「朝の散歩が―となる」 **ニッカーボッカー** [図]ひざの下ですそをくくる、ゆったりとした半ズボン。狩猟・乗馬・登山などの運動や作業用。ニッカーボッカーズ。ニッカー(ズ)。|knickerbockers **にっかい【肉塊】** [図]肉のかたまり。また、肉体。からだ。にくかい。 **につかわしい【似つかわしい】** [圏]ちょうどよく合っている。にあわしい。「春に―服装」[類]ふさわしい **にっかん【日刊】** [図]「ス[ル]毎日、刊行すること。「―新聞」 **にっかんてき【肉感的】** [形動]それを見たり聞いたりしただけで、性欲が高まるようす。にくかんてき。「―な描写に」 **にっき【日記】** [図]毎日の出来事やそれに対する感想を書いたもの。また、その帳面。「絵―」「―帳」 **にっきぶんがく【日記文学】** [国語]平安・鎌倉[かまくら]時代にかなを使って書かれた日記形式の文学作品。「土佐日記」「蜻蛉笳日記」「紫式部[むらさきしきぶ]とき日記」「和泉式部[いずみしきぶ]寫日記」「更級日記」「十六夜[いざない]日記」など。 ②個人の日記で、文学的な価値があるもの。 **にっけい【日系】** [図]日本人の血すじを引くこと。「―アメリカ人」「一三世」 **にっけい【肉×桂】** [図]「シナモン」のこと。ニッケ。ニッキ。 **にっけいれん【日経連】** [図]「日本経営者団体連盟」の略。一九四八年に結成。企業[きぎょう]だよう経営者側が労働問題についての対策を考える、全国的な組織。 **ニッケル** [図] 金属元素の一つ。銀白色でさびにくく、変形しやすい金属。合金の材料やめっきなどに広く使われる。元素記号 Ni | nickel **にっこう【日光】** [図]太陽の光線。日の光。「直射―」[團]陽光 **にっこうかいどう【日光街道】** [図]江戸時代の五街道の一つ。江戸から日光まで。途中[とちゅう]、宇都宮[うつのみや]衿ので奥州街道と分かれる。 **にっこうぼさつ【日光菩薩】** [図]月光菩薩とともに、薬師如来[やくしにょらい]のわきにつきそって立っている像。左手に日輪[にちりん]店をのせている。 **にっこうよく【日光浴】** [図]函[スル]健康のために日光をからだに直接浴びること。 **にっさん【日参】** [図]「ス[ル]と神社などに毎日お参りすること。「―して願[がん]をかける」 ②目的のために、毎日、ある場所へきまって出むくこと。「原稿[げんこう]読とりに―する」 **にっさん【日産】** [図]一日に生産できる量。「―一〇〇台を目ざす」 **にっし【日誌】** [図]毎日の出来事や行動を記録したもの。「航海―」「学級―」▽「日記」が私的なものであるのに対して、「日誌」は公的なものにいう。 **にっしゃびょう【日射病】** [図]強い直射日光を長時間受けたときに、体温が急に上がり、めまいやけいれんを起こす病気。 **にっしゅう【日州】** [図]↓「ひゅうが」 **にっしょう【入声】** [図]漢字の四声[しせい]の一つ。その漢字を発音したときの終わりがチ・ツ・ク・キ・フのどれかであらわされる。発音は、短く急である。▽他の三つは平声[ひょうしょう]い・上声[じょうしょう]・去声[きょせい]う。 **にっしょう【日照】** [図]太陽が地上を照らすこと。日が当たっていること。「―時間」[麵]日射 **にっしょうき【日章旗】** [図]日の丸の旗。 **にっしょうけん【日照権】** [図]太陽の光をうける権利。近くに高層ビルなどがたって日当たりを妨害された場合に、被害を主張できる権利。 **にっしょく【日食・日×蝕】** [図]太陽と地球のあいだに月がはいって光をさえぎるため、太陽が見えなくなる現象。「―を観測する」「皆既認[かいき]い―」[対]月食 **にっしんげっぽ【日進月歩】** [四][漢]絶え間なく進歩すること。「科学は―する」▽「日新月歩」は誤り。 **にっしんせんそう【日清戦争】** [図]一八九四—九五年。朝鮮[ちょうせん]殻ぅの支配権をめぐる、日本と清との戦争。日本は勝って、下関[しものせき]靴。条約を結び、大陸進出の足がかりをえた。 **にっすう【日数】** [図]日にちの数。ひかず。「出席―」 **にっせき【日赤】** [図]「日本赤十字社」 **にっそうぼうえき【日×宋貿易】** [図]平安・鎌倉[かまくら]诶時代の、日本と中国の宋との貿易。平清盛[たいらのきよもり]が 大輪田泊[おおわだのとまり]だのを修築して盛[きゃ]んになった。金や水銀などを輸出し、宋銭や書籍などを輸入した。 <1036> **にっソきょ** **にっソきょうどうせんげん【日ソ共同宣言】** [図]一九五六年、日本と旧ソ連とが国交を回復した宣言。第二次世界大戦での戦争状態が終結した。 **にったよしさだ【新田義貞】** [人]一三〇一—一三三八年。南北朝時代の武将。鎌倉幕府をたおして建武の新政の実現に協力。のち足利尊氏[あしかがたかうじ]続ごと対立して敗れた。 **にっちもさっちも(二進も三進も)行』かない** ものごとが行きづまって、それ以上進むことができない。身動きのとれないようす。[園]往生[おうじょう]ぐりする▽そろばんの割り算の九九[くく]ぃから出たことば。 **にっちゅう【日中】** [図]①太陽の出ているあいだ。ひるま。「―は暑いが夜はすずしい」 ②日本と中国。「―平和友好条約」「一国交回復」 **にっちゅうきょうどうせいめい【日中共同声明】** [図]一九七二年、日本と中華人民共和国とが国交を正常化した声明。 **にっちゅうせんそう【日中戦争】** [図]一九三七—四五年。盧溝橋事件をきっかけとする、日本と中国との戦争。四一年に太平洋戦争へ発展し、四五年ポツダム宣言をうけいれた日本が降伏して終結。日華事変。支那事変。 **にっちゅうへいわゆうこうじょうやく【日中平和友好条約】** [図]一九七八年、日本と中国とのあいだで結ばれた平和条約。友好関係を進め、経済や文化の交流の発展などを確認している。 **にっちょう【日直】** [図]函⊕毎日交替でする当番。また、当番の人。 ②学校や会社などで、休日などにする昼間の当番。また、当番の人。[対]宿直 **にってい【日程】** [図]①その日一日にする予定のこと。「―どおりおこなう」 ②旅行や仕事などの日どり。スケジュール。「―をつめる」「―の調整をはかる」 **にってん【日展】** [図]「日本美術展覧会」の略。美術団体の一つ。また、この団体が主催[しゅさい]認する総合美術展覧会。一九四六年に始まる。 **ニット** [図]糸を編んでつくった生地や服。伸縮性に富む。「―ウエア」|knit **にっとう【日当】** [図]一日の働きに対してしはらわれる手当て・賃金。[圏]日給 **ニッパー** [囝]電線などを切ったりする道具。|nipper **にっぱち【二八】** [図]二月と八月。商売で客や取り引きが減り、景気が悪くなるという。「―月づき」 **にっぽう【日報】** [図]毎日おこなう報告や報道。また、その書類。「業務―をしるす」▽毎日報道するものとして、新聞の名にも用いられる。 **にっぽん【日本】** [国]るわが国の名前。正式国名は、日本国。アジアの東のはしの太平洋上にある、弓なりの島々からなる国。にほん。面積約三七万八〇〇〇平方[キロメートル]。首都東京。主要言語日本語。▽「にっぽん」と「にほん」の両方に読むが、正式には「にっぽん」。昔は、「大和[やまと]の国」「秋津島[あきつしま]縫っ」「敷島[しきしま]き」などとも呼んだ。「にほん」は「日(nit)」「ほん(fon)」の合わさった形。室町[むろまち]勢時代のキリシタンは、nifonとつづっていた。「にっぽん」は、「nitfon」がつまってできた形。キリシタンはnippon ともつづっている。だから、室町時代には「にほん」と「にっぽん」の両形があったことがわかる。 **にっぽん・・・【日本・・・】** 多くは「にほん…」 **にっぽんいち【日本一】** 日本の中でいちばんすぐれていること。にほんいち。「富士は―の山」 **にっぽんえいたいぐら【日本永代蔵】** [国]一六八八年。江戸前期の浮世草子[うきよぞうし]は。井原西鶴[いはらさいかく]詘ㄑの作。町人の生活のうきしずみをえがいた三〇の短編から成る。町人物の第一作。六巻。 **にっぽんぎんこう【日本銀行】** [図]一八八二年に創立された日本の中央銀行。政府の銀行として紙幣[へい]を発行し、一般の銀行に融資をおこない、通貨量を調整する。にほんぎんこう。略して「日銀[にちぎん]愁」。 **にっぽんばれ【日本晴れ】** [図]からりと晴れわたって雲一つない上天気。にほんばれ。「心はまさに―」 **にっぽんご【日本語】** [図]↓「にほんご」 **につまる【煮詰まる】** [国]①じゅうぶんににえて水分がなくなる。「なべのしるが―」 ②問題がじゅうぶんに検討されて解決や結論に近づく。「話が―」 **につめる【煮詰める】** [下]①水分がなくなるまで、よくにる。「海水を煮詰めて塩をとる」 ②問題のじゅうぶんな検討をおこない、解決や結論に導く。「内容を煮詰めてから実行に移す」 **にて【似て】** ↓「にる(似る)」 **にてひ(似て非)なる** [にて(似ても)似つかない]↓「にる(似る)」 **にど(二度)あることは三度[さんど]ある** 二度起きた出来事は続けてもう一度起こりがちである。ものごとは何度もくりかえして起こるものだ。 **にとうへんさんかくけい【二等辺三角形】** [図]二つの辺の長さが等しい三角形。 **にとうりゅう【二刀流】** [図]⊕剣道[けんどう]敬のわざの一つ。左右の手に長短一本ずつの刀を持って戦う流派。 ②あまいもの(=菓子[かし]ぃ)もからいもの(=酒)も両方好きな人。両刀使い **にどでま【二度手間】** [図]一回で済むことに、二回も労力や時間をかけること。「―になる」 **にどと【二度と】** [画]「「二度と〜(する)な」「二度と〜ない」などの形で」決して…(する)な。再び…ない。「―来るな」「―彼には会いたくない」「―ごめんだ」▽下に、禁止や否定的な意味のことばをともなう。 **二度と再び** [「二度と再び〜ない」などの形で」同じ意味のことばを重ねて、「二度と」を強めた言い方。これから絶対に…ない。「―来ることはない」 **にど(二度)の勤[つと]め** ①一度その仕事を辞めた者が、また同じ職業にもどること。▽とくに昔、遊女[ゆうじょ]拶についていった。 ②一度使ったものを、もう一度役立てること。 **ニトログリセリン** [図]グリセリンと濃硝酸[のうしょう]いどうさん・濃硫酸[のうりゅう]2055さんなどからつくる、無色透明[とうめい]修の油状の液体。振動などで爆発しやすい。ダイナマイトや火薬の原料。また、血管拡張薬にも使う。| nitroglycerin <1037> **にほんが** ニトロセルロース[图]セルロースと濃硫酸[10055さん]などからつくる物質。火薬やフィルムなどの原料となる。[nitrocellulose] **にと(二兎)を追う者(もの)は一兎[っ]をも得ず** 同時に二つのことをしようとすると、結局どちらもうまくいかない。どっちつかず。類[虻蜂][猿]とらず ▽二羽[が]のウサギを追う者は、結局どちらのウサギもつかまえることができないという意味から。 **にないて【担い手】** [图]責任をもち、中心となって、その仕事などをひきうけて進める人。「政治の―」 **になう【担う】** [国]①のかたでかつぐ。「重い荷物を―」 ②自分から責任をもってひきうける。「期待を―」 **ににろくじけん【二・二六事件】** [图]一九三六年二月二六日、陸軍の青年将校らが、軍部に反対する政治家を暗殺した事件。クーデターは失敗したが、こののち軍部の政治への発言力が強まった。 **ににんさんきゃく【二人三脚】**[四][漢]二人でかたを組み、内側の足首を結んで三本足となって走る競技。▽二人で協力しあって一つのことを成功させることもいう。「コーチとーで新記録を出す」 **ににんしょう【二人称】** [图]人称代名詞の一つ。話し手が話しかける相手の側。「あなた」「きみ」「おまえ」など。対称。ほかに、一人称・三人称。 **にぬし【荷主】** [图]荷物の持ち主。また、送り主。 **にぬり【丹塗り】** [图]赤くぬること。また、赤くぬったもの。「―の鳥居」関[朱塗り]▽「丹』」は、朱色[端]の土。 **にねんそう【二年草】** [图]発芽して一年以上たってから、実を結んでかれる植物。ゴボウ・マツヨイグサなど。▽秋に発芽して翌春花が咲き[き]、実を結んでかれるものは越年[怒]草というが、こよみの上では足かけ二年にわたるので、これも二年草と呼ぶことがある。 **にのあし(二の足)を踏む** ためらってしりごみする。▽一歩足をふみだして、二歩目はどうしようかと足ぶみするという意味から。 **にのうで【二の腕】** [图]かたとひじとのあいだ。「―に力こぶをつくる」 **にのく(二の句)が継[っ]げない** とてもおどろいたり、あきれたりして、次に言うべきことばが出てこない。▽「二の句」は、次のことばという意味。 **にのぜん【二の×膳】** [图]正式な日本料理で、最初に出す本膳(=一の膳)の次、またはそれにそえて出す膳。「―つきのごちそう」 **にのつぎ【二の次】** [图]二番目。その次。あとまわし。「あいさつは―にして乾杯しよう」 **にのとり【二の×酉】** [图]一一月の二回目の酉の日。また、その日に立つ市[ぃち]。 **にのまい【二の舞】** [图]他人のしたのと同じ失敗をすること。「兄の―を演じる」▽舞楽で、曲名の一つである「案摩[誌]の舞」をまねてこっけいな所作でまう舞のことから。 **にのまる【二の丸】** [图]城の本丸[親]の外側を囲む建物。 **にのみやそんとく【二宮尊徳】**[人名]一七八七|一八五六年。江戸末期の農政家。通称[いは]金次郎[続じ]。小田原藩[ゃら]に登用され、諸村の復興に尽力[く]した。合理的な実践活動をむねとし、報徳教育をおこなった。 **にばんせんじ【二番煎じ】** [图]⊕一度煎じた茶や薬をもう一度煎じたもの。 ②単なるくりかえしで新鮮しさがないこと。「―の企画[焼く]」 **にひゃくとおか【二百十日】** [图]立春[らん]から数えて二一〇日目の日。九月一日ごろにあたり、よく台風が来る。 **にひゃくはつか【二百二十日】** [图]立春[ん]から数えて二三〇日目の日。九月一○日ごろで、台風の来ることが多い。 **にひゃっかいりぎょぎょうせんかんすいいき【二百海里漁業専管水域】** [图]沿岸から二○○海里(約三七○)内で操業する外国漁船を規制することができる水域。漁業資源の保護を目的に設定された。 **ニヒリスト**[图]ニヒリズムの考えをもつ人。虚無主義者。[nihilist] **ニヒリズム**[图]世の中の既成の価値や制度・秩序などを否定する考えかた。虛無主義。▽ツルゲーネフの「父と子」で使われ、ロシア知識人のあいだ[nihilism]で広まった。[nihilism] **ニヒル**[图][形動]①虛無的であること。無関心で冷酷こなこと。「―な横顔」「nihil」 **にぶ【二部】** [图]①二つの部。また、第二番目の部。「―合唱」「物語の―」 ②大学などの夜間部。「―学生」 **にぶい【鈍い】**[圏]①[の]さきがするどくなくて、よく切れない。「刃[は]が―」[鈍重][どん][じゅう] ②光・音などがぼんやりとにごっているようす。また、動きなどが重くのろい。「―日ざし」「象の―動き」 ◎頭や感覚のはたらきが、おそくて弱い。「皮肉のわからない―人」「運動神経が―」[鋭][するど]い **にふだ【荷札】** [图]送りさきの住所や氏名を書いて、荷物につける札[ょだ]。 **にぶる【鈍る】** [国]①するどさがなくなる。「刃物』の切れ味が―」 ②勢いや能力などが低下する。「決心が―」「勘が―」[なまる][さえる] **にぶん【二分】** [图]-ス]と二つに分けること。「天下を―する戦い」 **にべ(触膠)もない** 応対にまったく愛想[もぃ]がなくて冷たい。そっけない。「にべもなく断られた」▽「にべ」は、スズキに似た魚。そのうきぶくろからつくるにかわはねばりが強いことからの連想で、愛想をあらわすようになった。 **にぼし【煮干し】** [图]イワシなどをにて干したもの。だしをとる。 **にほん【日本】**[国名]↓「にっぽん」 **にほんが【日本画】** [图]日本独特の伝統的な絵画。墨[すぁ]や岩絵の具などを使ってかく。[洋画] <1038> **にほんかい** **にほんかい【日本海】** [図]日本列島と朝鮮半島・アジア大陸東部に囲まれた海。 **にほんかいりゅう【日本海流】** [図]「黒潮」に同じ。 **にほんがみ【日本髪】** [図]日本独特の女性の髪形。 **にほんきょうしょくいんくみあい【日本教職員組合】** [図]↓「にっきょうそ」 **にほんけいえいしゃだんたいれんめい【日本経営者団体連盟】** [図]↓ 「にっけいれん」 **にほんご【日本語】** [図]日本民族が使ってきたことば。にっぽんご。 **にほんこうぎょうきかく【日本工業規格】** [図]「ジス」 **にほんこくけんぼう【日本国憲法】** [図]日本の現行憲法。一九四六年一一月三日に公布、四七年五月三日に施行された。国民主権・平和主義・基本的人権の尊重の三つを基本原則とする。天皇は日本国の象徴であり、戦争を放棄すると定め、自由権・平等権・社会権などをおかすことのできない権利として保障している。 **にほんざし【二本差し】** [図]①武士。▽大刀[だいとう]とわき差しの二本の刀をこしに差すところから。 ②すもうで、「もろざし」のこと。 **にほんざる【日本猿】** [図]オナガザル科の哺乳[ほにゅう]動物。日本特産。毛は褐色[かっしょく]。顔としりが赤く、尾*は短い。人になれやすい。 **にほんさんけい【日本三景】** [図]日本でもっとも景色[けしき]がいいとされる三つの場所。宮城県の松島、京都府の天[あ]まの橋立[はしだて]観、広島県の厳島[いつくしま]。 **にほんじっしんぶんるいほう【日本十進分類法】** [図]図書分類法の一つ。各分野の図書を0の総記から9の文学まで一〇分類し、さらにそれを細分化して用いる方法。一九二八年に採用された。 **にほんしゅ【日本酒】** [図]米からつくる、わが国独特の醸造酒。清酒。 **にほんしょき【日本書紀】** 七二〇年。舎人親王[とねりしんのう]・太安万侶[おおのやすまろ]やらが勅命[ちょくめい]渋くにより撰[せん]だした歴史書。六国史[りっこくし]の一つ。神代[じんだい]感から持統天皇までを編年体でしるす。三〇巻。「日本紀」とも。 **にほんじん【日本人】** [図]日本の国籍をもつ人。日本国民。にっぽんじん。 **にほんせきじゅうじしゃ【日本赤十字社】** [図]赤十字に関する条約にもとづいて、医療[いりょう]とう・救護・福祉[ふくし]はく活動をする日本の組織。日赤。▽一八八七年、前身の博愛社を改称[かいしょう]いりしてできた。 **にほんとう【日本刀】** [図]日本独自の技術でつくられた刀。武士のたましいとされた。にっぽんとう。 **にほんのうえん【日本脳炎】** [図]四類感染症の一つ。カが運ぶウイルスによって感染し、高熱が出る。 **にほんびじゅつてんらんかい【日本美術展覧会】** [図]↓「にってん」 **にほんぶよう【日本舞踊】** [図]日本の伝統的なおどり。歌舞伎舞踊をもとに、三味線[しゃみせん]いょの伴奏[ばんそう]乱でおどる。略して「日舞[にちぶ]傘ぅ」、または「邦舞[ほうぶ]傘」とも。 **にほんぼうえきしんこうかい【日本貿易振興会】** [図]↓「ジェトロ」 **にほんま【日本間】** [図]日本風の部屋へ。たたみ・床の間・ふすま・しょうじなどがある。和室。[対]洋間 **にほんまち【日本町】** [図]一六~一七世紀に、東南アジア各地に進出した日本人がつくった町。朱印船[しゅいんせん]貿易に従事した商人などの住む港町が多い。シャム(=今のタイ)のアユタヤが代表的。日本人町。 **にほんゆしゅつにゅうぎんこう【日本輸出入銀行】** [図]外国貿易や海外投資に対する金融[きんゆう]黙などをおこなう全額政府出資の金融機関。一九五〇年設立。輸銀。 **にほんりょういき【日本霊異記】** [八][二]二年ころ。僧景戒[きょうかい]灬の撰[せん]による仏教説話集。正しくは「日本国現報善悪霊異記」。三巻。 **にほんれっとう【日本列島】** [図]日本国を形づくる島々。北から南へ北海道・本州・四国・九州とその周辺の島々からなる。 **にほんろうまんは【日本浪曼派】** [国]國文芸雑誌。また、その雑誌で活動したグループ。一九三五年に保田与重郎[やすだよじゅうろう]縦のろう・亀井勝一郎[かめいかついちろう]づいちろうらが創刊。伝統や古典に関心を寄せ、日本精神への回帰を目ざした。 **にまいがい【二枚貝】** [図]二枚の貝殻[かいがら]訟をもつ軟体動物。アサリ・ハマグリなど。[対]巻き貝 **にまいごし【二枚腰】** [図]すもうや柔道[じゅうどう]弧っで、くずれかけてもくずれない、ねばり強いこしのこと。ねばりごし。「―でしのぐ」▽どたん場で相手をはねかえす勝負強さという意味にも使う。 **にまいじた【二枚舌】** [図]前とあとで言うことがくいちがうこと。うそをつくこと。「―を使う」 **にまいめ【二枚目】** [図]①美男子[びだんし]」。いろおとこ。また、映画や演劇などの美男の役。美男の役を演じる人。▽昔の芝居の番付(=看板)で、二番目に書かれたことから。 **にまいめはん【二枚目半】** [図]美男子であるが、おどけたところもあり、親しみやすい人。 **にもうさく【二毛作】** [図]同じ田畑で、一年に二回ちがう作物[さくもつ]説をつくること。▽ほかに、一毛作・多毛作。一年に二回同じ作物をつくるのは「二期作」。 **にもつ【荷物】** [図]◎持ちはこんだり、送ったりする品物。「一―をまとめる」 ②やっかいなもの。負担。「おにもつ」 >>つかいわけ「貨物」を見よ。 <1039> **にゅうしゃ** **にもの【煮物】** [図]食べものをにること。また、にた食べもの。「かぼちゃのー」 **にやく【荷役】** [圈]「ス[ル]函船荷[ふなにも]味を積んだり下ろしたりすること。また、それをする人。 **にやける** [下]□①男性が、変にしゃれていたり、女性のようなようすをしたりする。「にやけた男」 ②しまりのない顔で、にやにやする。▼「若気[にやけ]」らできたことば。 **にやつく** [国]何かを想像したり思いだしたりして、い中にやとうす笑いをうかべる。くだけた言い方。▽あまり感じのいい笑いではない。 **ニュアンス** [図]意味・色合い・音色などの微妙[みみょう]30ような感じやちがい。意味合い。陰影[いんえい]絵。ニューアンス。「ことばの―を読みとる」|nuance **にゅう[入]** [入] ①中にはいる。②中にいれる。[出]出③必要。いる。 [ニュウ] 入院[にゅういん]燐、入学[にゅうがく],入浴[にゅうよく]盐,加入[かにゅう]侵 入[しんにゅう]賦”②入金[にゅうきん]悶,入手[にゅうしゅ]》,購入[こうにゅう]”輸入[ゆにゅう] ③入費[にゅうひ]入用[にゅうよう], [いる・いれる・はいる] 気に入[きにい]ぃる出入(い)り/受け入[うけい]ぃれる/力が入[はい]ぃる [いり] 一入[ひとしお]再入[さいにゅう](=布を何度も染める)入水[じゅすい]シ。 入内[じゅだい]入声[にっしょう]一入[いちにゅう]い **にゅう[乳]** [乳][乳][乳][乳] ◎ちち。また、ちちのような白い液。②ちちを飲んでいる幼いころ。③ちぶさ。 [ニュウ] 乳液[にゅうえき]、乳牛[にゅうぎゅう]乳白色[にゅうはくしょく]よく牛乳[ぎゅうにゅう]ぶら 母乳[ぼにゅう]乳歯[にゅうし]乳児[にゅうじ]③乳頭[にゅうとう] 鍾乳石[しょうにゅうせき] [ちち・ち] 乳臭[ちちくさ]いもらい乳[ぢ]だち/乳首[ちくび] 乳飲み子[ちのみご] *乳母[うば]*乳母[めのと] **にゅう【柔]** 「じゅう」 **にゅういん【入院】** [図]―スとある期間病院にねとまりして治療[ちりょう]ようをうけること。[対]退院 **にゅうえき【乳液】** [図]①乳[ち]のように白い液体。 ②乳状の化粧[けしょう]いよう品。 **にゅうえん【入園】** [図]乏[スル]①動物園や植物園などに入場すること。「―料」[⇔]退園 ②幼稚園や保育園などにはいって園児となること。「―式」[⇔]卒園 **にゅうか【入荷】** [図]「ス[ル]市場や商店などに商品が届くこと。「ただいま―いたしました」[対]出荷 **にゅうか【乳化】** [図]「ス[ル]とけあわない二種類の液体の一方を、他方の中に細かいつぶにして分散させること。「―剤[ざ]だい(=乳化しやすくし、また、安定させる物質)」 **にゅうかい【入会】** [図]函[スル]会にはいって、その会員になること。「―金をとる」[→]退会・脱会 **にゅうかく【入閣】** [図]函[スル]国務大臣となって内閣に加わること。「―を果たす」 **にゅうがく【入学】** [圏]と[スル]学校にはいって生徒・学生になること。「―式」[対]卒業 **にゅうがくしけん【入学試験】** [図]学校で、入学できる人を選ぶためにする試験。入試。 **にゅうがん【乳×癌】** [図]乳腺[にゅうせん]機ぅにできる癌。 **にゅうぎゅう【乳牛】** [図]乳をとる目的で飼うウシ。 **にゅうきょ【入居】** [図]函[スル]建物や家屋[かおく]ごにはいって住むこと。「マンションに―する」 **にゅうきょう【入京】** [図]―』[スル]都[みや]こにはいること。東京や京都にはいること。[→]離京[りきょう]もよら **にゅうぎょう【乳業】** [図]牛乳をしぼったり、乳製品をつくったりする事業。 **にゅうきん【入金】** [図]「ス[ル]と◎代金などを受けとること。また、その代金。[対]出金 ②しはらうかねの全部、または一部をはらいこむこと。「一部―ずみ」 **にゅうこ【入庫】** [図]函⊕品物を倉庫に入れること。 ②電車やバスを車庫に入れること。[対]出庫 **にゅらこう【入港】** [図]函[スル]船が港にはいること。[↔]出港 **にゅうこく【入国】** [図]「ス[ル]外国からその国にはいること。「―手続き」「密―」[→]出国 **にゅうごく【入獄】** [図]函[スル]刑務所や牢獄[ろうごく]などに入れられること。[対]出獄 **にゅうこくかんりきょく【入国管理局】** [図]出入国する人の審査・管理や、滞在[たいざい]恋する外国人に関する事務を処理する法務省の機関。 **にゅうこん【入魂】** [図]ものごとに精魂[せいこん]ぶのかぎりを注ぎこむこと。「―の力作」「一球―」 **にゅうざい【乳剤】** [図]乳[ちち]ものように白い薬液。消毒用の殺虫剤など。「石油―」 **にゅうさつ【入札】** [図]函[スル]工事などの請負[うけおい]殻や美術品の売買などで、希望者にそれぞれ見積もりの価格を書いて出させること。いちばん条件のいい人と契約[けいやく]惣する。いれふだ。「―制度」 **にゅうさん【乳酸】** [図]牛乳や糖[とう]』が発酵してできる、酸味とねばりけのある無色の液体。筋肉中のグリコーゲンから生じ、たまると疲労[ひろう]がりの原因となる。 **にゅうさんきん【乳酸菌】** [国]糖分を分解して乳酸に変えるはたらきをする細菌。チーズやヨーグルトなどをつくるのに使われる。 **にゅうし【入試】** [図]「入学試験」の略。 **にゅうし【乳歯】** [図]生後半年くらいから生えはじめ、一〇歳[さい]きぃくらいで永久歯とぬけかわる歯。[対]永久歯 **にゅうじ【乳児】** [図]生まれてから一年くらいまでの乳飲み子。「―検診[けんしん]以」 >>「ついた「幼児」を見よ。 **ニュージーランド** [国名]オーストラリアの東南の、南北二つの島とその周辺の島々からなる共和国。イギリス連邦[れんぽう]勢に属する。国土の半分は牧草地で、牧畜業が盛[あ]ん。鉱産資源も豊富。面積約二七万平方[キロメートル]。首都ウェリントン。主要言語英語。 **にゅうしゃ【入社】** [図]「ス[ル]会社にはいって社員になること。「―試験」[→]退社 **にゅうしゅ【入手】** [図]「ス[ル]自分のもちものにすること。「望みの品をーする」 <1040> **にゅうじゃ** **にゅうじゃく【柔弱】** [図][形動]性格や体質などがよわよわしいこと。「―に生まれつく」[圏]虚弱[きょじゃく] **にゅうしょう【入賞】** [図]函[スル]展覧[てんらん]怨会や競技会で、よい成績をとって賞をもらうこと。「六位―」 **にゅうじょう【入場】** [図]ㄇㄥ[スル]会場・式場・競技場などにはいること。「一行進」[→]退場 **にゅうじょうけん【入場券】** [図]劇場や競技場にはいることのできる切符[きっ]縫っ。また、見送りや出むかえのため、駅の改札の中にはいるときの切符。 **にゅうしょく** [入植][図]函[スル]開拓[かいたく]忿地などにはいって、そこで生活すること。 **にゅうしん【入信】** [図]「ス[ル]函信仰[しんこう]弘の道にはいること。ある宗教の信者になること。 **にゅうしん【入神】** [図]技術や技能が非常にすぐれていて神わざのように思われること。「―の演技」 **ニュース** ①テレビ・ラジオ・新聞などの報道。 ②新しい出来事。また、新しい知らせ。「わが家の―」 | news **にゅうすい【入水】** [図]「ス[ル]水の中にはいること。とくに、水泳の飛びこみで、水中にはいること。「―角度」 ②「じゅすい」 **ニュースキャスター** [図]ニュース番組で、解説をまじえながらニュースを伝える人。アンカーパーソン。 | newscaster **ニュースソース** [圏]ニュースのでどころ。情報源。「―は秘密だ」|news source **ニュースバリュー** [名] ニュースとしてとりあげる価値。報道価値。| news value **にゅうせいひん【乳製品】** [図]牛乳を加工した製品。バターやチーズなど。 **にゅうせき【入籍】** [固]「ス[ル]結婚や養子縁組みなどによって、相手の戸籍[こせき]もきにはいること。 **にゅうせん【入選】** [図]「ス[ル]出品した作品が審査に合格すること。「佳作」[対]落選 **にゅうせん【乳×腺】** [図]乳[ち]ぶさの中にあって、女性では、出産すると乳[ち]を出す腺。 **ニュータウン** [図]大都市の周辺に計画的に開発された大規模な住宅地。|new town **にゅうちょう【入超】** [図]「輸入超過」の略。輸入額が輸出額よりも多いこと。[対]出超 **にゅうてい【入廷】** [図]「ス[ル]裁判所で、被告[ひこく]ごや裁判官・弁護士・傍聴人など、関係者が法廷にはいること。[対]退廷 **ニューディールせいさく【ニューディール政策】** [図]一九二九年の世界恐慌ののち、アメリカのルーズベルト大統領がとった経済政策。大規模な公共事業により景気回復をはかった。 **にゅうでん【入電】** [図]「ス[ル]おもに外国から、電報や電信などで知らせがはいること。 **にゅうとう【入党】** [図]「ス[ル]政党や党派にはいって党の一員となること。[↔]離党・脱党 **にゅうとう【入湯】** [図]函[スル]入浴すること。とくに、温泉にはいること。「―料」 **にゅうとう【乳糖】** [図]哺乳[ほにゅう]ゅう動物の乳[ち]の中にふくまれている糖分。ラクトース。 **にゅうどう【入道】** [図]①〈名・―スル〉仏[ほとけ]の道にはいること。また、仏道にはいった人。 ①〈名〉坊主頭[ぼうずあたま]封の人。「大[おお]ぉぉー」 **にゅうどうぐも【入道雲】** [図]夏の空に坊主頭のように盛りあがって見える雲。積乱雲。 **ニュートラル** [図][形動]①中立。中間。どちらでもないこと。「―コーナー」「―な立場」 ②自動車のギアで、動力が伝わっていない状態。| neutral **ニュートロン** [図]中性子。|neutron **ニュートン** [図][造語]力の単位。一ニュートンは、質量一キログラムの物体に、一メートル毎秒毎秒の加速度をあたえる力。記号はN | newton **ニュートン** [入名]一六四二—一七二七年。イギリス[除籍]の数学者・物理学者。万有引力の法則を発見し、力学と天文学の基礎を築いた。さらに光の分析[ぶんせき]銃や反射望遠鏡の発明、また微積分法や物体の運動に関する諸法則を創始した。|Isaac Newton **にゅうねん【入念】** [図][形動]細かいところまでよく注意をこめること。念入り。「―に点検する」 **にゅうばい【入梅】** [図]梅雨[つゆ]っゅの季節にはいること。ふつう、六月の中旬あたり。つゆいり。 **にゅうはくしょく【乳白色】** [図]乳[ちち]ものように白いにごった色。「―の霧[きり]がたちこめる」 **にゅうばち【乳鉢】** [図]薬品などをすりつぶすための器[うつわ]。 **ニューフェース** [図]ある分野に新しく登場した注目すべき人。新顔。とくに、芸能界の新人。ニューフェイス。▽new と face から。和 **にゅうまく【入幕】** [図]すもうで、十両の力士が昇進[しょうしん]しょっして幕内力士になること。 **ニューミュージック** フォークやロックの影響[えいきょう]誌“を受けて、一九六〇年代ごろから盛んになった新しい歌謡曲。自作の曲を歌う歌手が多い。▽new と musicから。和 **にゅうめつ【入滅】** [図]四[ス]聖者や高僧[こうそう]ぢが死ぬとと。とくに、釈迦[しゃか]。の死。[圏]入寂・入定 **ニューメディア** [図]新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどのメディアに対し、技術革新によってもたらされた新しい情報の伝達手段。キャプテンなど。| new media **にゅうもん【入門】** [図]①〈名・―スル〉師について学ぶようになること。弟子入りすること。 ①〈名〉初心者の手引き。初歩。「―書」「日本史―」 **にゅうよう【入用】** [図][形動]あることをするのに必要なこと。また、あることをするのに必要なかね。「—な品をととのえる」[↔]不用▽「入要」は誤り。 **にゅうようじ【乳幼児】** [図]乳児と幼児。小学校へ行く以前の子供。 **ニューヨーク** [図]アメリカ合衆国東部、ハドソン川河口にあるアメリカ最大の都市。世界の経済や文化の中心地で、多くの民族が住む。▽「紐育」と当てる。| New York <1041> **にる** **にゅうよく【入浴】** [図]「ス[ル]ふろにはいること。「―剤」[類]人湯 **にゅうりょく【入力】** [図]「ス[ル]コンピュータに、処理する情報・データを人れること。インプット。「―装置」[対]出力 **にゅうわ【柔和】** [図][形動]やさしくおだやかなようす。温和。「―な目」 **にょ[女/加]** →「じょ」 **にょい【如意】** [図]①自分の思いどおりになること。「百事[ひゃくじ]《―」[今]不如意 ②仏教で、読経[どきょう]ぎようや説法のとき、僧たちが持つ長さ三〇[センチメートル]セほどの道具。鉄・竹・木などでつくり、さきがワラビのような形に曲がっている。 **にょいぼう【如意棒】** [図]伸縮自在で、持っていれば、思いどおりにどんなことでもできるという棒。 **にょいん【女院】** [図]昔、天皇の生母や内親王[ないしんのう]のりなどで、朝廷[ちょうてい]はっから「院」または「門院」の称号もりをたまわり、上皇[じょうこう]にょっとほぼ同じ待遇を受けた女性。東三条院・上東門院など。「にょういん」とも。 **にょう[尿]** [尿][尿][尿][尿] 腎臓[じんぞう]烈でつくられる排泄[はいせつ]繋液。小便。 [ニョウ] 尿素[にょうそ] 尿道[にょうどう],検尿[けんにょう]”排尿[はいにょう] [尿]いばり[ゆばり] **にょうい【尿意】** [図]小便をしたい感じ。「―をもよおす」 **にょういん【女院】** [図]↓ 「にょいん」 **にょうご【女御】** [図]昔の、天皇の寝所[しんじょ]忌に仕えた女官。皇后・中宮の下、更衣[こうい]に、の上の地位。「にょご」とも。 **にょうそ【尿素】** [図]尿の中にふくまれる有機化合物。体内でたんぱく質が分解してできる。 **にょうどう【尿道】** [図]膀胱[ぼうこう]内の尿を体外に出すためのくだ。 **にょうどくしょう【尿毒症】** [図]腎臓[じんぞう]びのはたらきが悪いために、尿といっしょに出されるはずの有害な成分が体内にたまって起こる中毒症状。はきけや意識障害を起こす。 **にょうぼう【女房】** [図]①妻。にょうぼ。「世話―」[対]亭主 ②昔、宮中や貴族に仕えた高位の女官。▽房[ぼ]ぅ(=自分の部屋へ)をあたえられていたことから。 **にょうぼうことば【女房』詞】** [図]室町時代以後、宮中に仕える女官がおもに衣食住に関するものについて、直接いうことをさけるために使った、特別なことば。「とうふ」を「おかべ」、「すし」を「すもじ」、「髪[か]ぁ」を「かもじ」というなど。 **にょうぼうぶんがく【女房文学】** [国]平安時代、宮中に仕えた女官たちによって書かれたかな書きの文学の呼び方。物語・随筆[ずいひつ]霊・日記・和歌の分野にわたり多くの傑作がある。「源氏[げんじ]災物語」「枕草子[まくらのそうし]錶」「更級日記」など。 **にょうぼうやく【女房役】** [図]中心になる人のそばにいて、かげで仕事を助ける役割。また、その人。 **にょかん【女官】** [図]昔、朝廷に仕えた女性をまとめた呼び方。官女。「にょうかん」「じょかん」とも。 **にょじつ【如実】** [図]事実そのままであること。ありのまま。「当時のありさまを―に物語る」 **にょしょう【女性】** [図]「じょせい」の古い言い方。「若き―の身」 **にょぜがもん【如是我聞】** [四][漢]「わたしは釈迦[しゃか]ゃからこのように聞いた」という意味。多くの教典の最初にあることば。▽釈迦の死後、経典を編集するとき、弟子[でし]にの阿難[あなん]が、まちがいなく釈迦のことばであることを示すために用いた。 **にょたい【女体】** [図]女性のからだ。じょたい。 **にょにんきんせい【女人禁制】** [四][漢]修行[しゅぎょう]りのさまたげになるからと、女性が寺の境内[けいだい]営などにはいるのを許さないこと。にょにんきんぜい。「―の山」 **にょぼん【女。犯】** [図]僧たちが、戒律[かいりつ]認を破って女性と交わること。 **にょらい【如来】** [図]仏[ほとけ]だとけを敬っていう呼び名。「阿弥陀―」「―堂」 **にら【×韮】** [図]ユリ科の多年草。葉は細長くて平たく、強いにおいがある。食用。 **にらみ【×睨み】** [図]①にらむこと。 ②ほかの者をおさえつける力。「―がきく」 **にらみあう【×睨み合う】** [国]たがいににらむ。たがいに敵であると思って対立する。「両力士が―」「にらみあったまま、一歩もゆずらない」 **にらみあわせる【×睨み合わせる】** [下]□両方を見比べて考えあわせる。「予算とにらみあわせて計画を立てる」 **にらみつける【×睨み付ける】** [下]「にらむ」を強めた言い方。すごい目つきで見つめる。「敵を―」[類]わめつける **にらむ【×睨む】** [国]①するどい目つきでじっと見つめる。「こわい顔で―」 ②じっと見ておよその見当をつける。「やはりにらんだとおりだ」 ③しっかりとさきのことを考えて計算に入れる。「秋の総選挙をにらんでの発言だ」 ④注意して監視する。「税務署ににらまれる」 **にらめっこ【×睨めっこ】** [図]下[忍]にらみあったままでいること。また、向かいあった二人が、こっけいな顔をして相手をさきに笑わせようとする子供の遊び。 **にらんせいそうせいじ【二卵性双生児】** [図]二つの卵子が、同時に受精して生まれたふた子。同性の場合も異性の場合もある。[対]一卵性双生児 **にりつはいはん【二律背反】** [四][漢]同じように、これはこうだと主張できる二つの判断が、たがいに矛盾[むじゅん]・対立して両立できないこと。アンチノミー。 **にりゅう【二流】** [図]最高級のものと比べて、質や地位が少しおとること。「―品」[→]一流 **にる【似る】** [圧]①形や性質などに共通した部分が多く、たがいに同じように見える。「性格が―」「顔が―」「似れば―もの」 >似たり寄ったり 能力や品質などに差がないようす。[園]大同小異・どんぐりの背比べ >似て非なる ちょっと見たところは似ているが、実際にはまったくちがう。 >似ても似つかない まったく似たところがない。少しも似ていない。「―顔立ちの姉妹」 <1042> **にる** **にる【煮る・×烹る】** [圧]□食物に水や調味料を加え、熱を通して食べられるようにする。「いもをー」「♪狡兎[こうと]死して走狗[そうく]烹[に]ゃらる」 >煮て食おうと焼いて食おうと どんなひどいことをしても。「―好きにしろ」[圏]煮るなり焼くなり >煮ても焼いても食えない ほどこす手段もなく、どうしようもない。どうにも手に負えないことのたとえ。「―したたかなやつ」 **にれ【×楡】** [図]ニレ科の落葉高木。材はかたく建築や家具用。エルム。 **にれけのひとびと【楡家の人びと】** [一九][六]四[年]。北杜夫[きたもりお]誘かの長編小説。精神病院を舞台[ぶたい]がいに、三代にわたる一族の歴史を書いた作品。斎藤茂吉[さいとうもきち] の次男である著者が、自分の家をモデルにしてえがいた。 **にわ【庭】** [図]①敷地の中に、草木を植えたり池や築山[つきやま]鉄をつくったりしたところ。庭園。 ②あることをおこなう場所。「学びのー」 **にわか【俄か】** [図][形動]①〈形動〉ものごとの変化が、思いがけずとつぜん起こるようす。「病状がーに悪化する」 ②とりあえずまにあうように、ものごとを急にするようす。「―勉強」「一仕立て」 ①〈名〉「俄か狂言[きょうげん]炸」の略。即興でおこなわれたこっけいな演芸。江戸時代、関西地方の座敷[ざしき]などや街頭で演じられた。▽「仁輪加」とも書く。 **にわかあめ【俄か雨】** [図]急に激しく降りだして、すぐにやむ雨。「―にあう」[圏]通り雨・驟雨[しゅうう]ゅう **にわかじこみ【俄か仕込み】** [図]①必要にせまられて、まにあわせにあわててけいこすること。「―の作法」「―の英会話」 ②必要になってから、商品を急に仕入れること。 **にわき【庭木】** [図]庭のながめをよくするために植える木。「―の手入れ」 **にわさき【庭先】** [図]庭で、縁側に近いほう。「―に降りたつ」「―相場[そうば],(農作物の生産地での相場)」 **にわし【庭師】** [図]庭をつくったり、庭の手入れをしたりする職業の人。にわつくり。 **にわとり【鶏】** [図]キジ科の鳥。頭にとさかがある。飼育し、卵と肉を食用にする。▽「庭鳥」という意味。 >鶏を割[さ]だくに焉[い]ずくんぞ牛刀を用いん ほんの小さなことをするのにおおげさな道具立てをする必要はない。▽ニワトリを料理するのに、どうしてウシを料理する大刀を使うのか。中国、「論語」から。 **にん[任]** [任][任][任][任] ①仕事をまかせる。②まかされた仕事。役目。「―が重い」③相手の思うままにさせる。一[◆]「任じる」を見よ。 [ニン] ①任務[にんむ]任命[にんめい]嘅任用[にんよう]災委任[いにん]担任[たんにん]襞 ②任期[にんき]赘辞任[じにん]就任[しゅうにん]陽,責任[せきにん]転任[てんにん] ③任意[にんい]一任[いちにん]念放任[ほうにん]嗎 [まかせる・まかす] 成り行きに任[ま]かせる 出任[でまか]せ/運を天に任[ま]かす [ときとう] 時任(姓氏) [みまな] 任那[みまな] **にん[妊]** [妊][妊][妊][妊] おなかに子供をやどす。みどもる。 [ニン] 妊娠[にんしん] 妊婦[にんぷ]ㄟ懐妊[かいにん]灬避妊[ひにん]ぃん不妊[ふにん]はん [はらむ] 妊[はら]む **にん[認]** [認][認][認][認] ①ゆるす。みとめる。②はっきりと見きわめる。 [ニン] ①認可[にんか]認定[にんてい]認自認[じにん]ん承認[しょうにん],黙認[もくにん] ②認識[にんしき]確認[かくにん]はㅆ 誤認[ごにん]ㄈㄉ是認[ぜにん]ばん否認[ひにん]なん [みとめる] 才能を認[みと]める [したためる] 認[したた]める **にん[忍]** [忍][忍][忍][忍] ①がまんする。こらえる。②むごい。③人に知られないように行動する。 [ニン] ①忍苦[にんく]忍耐[にんたい]梵 隱忍[いんにん]怂 堪忍[かんにん]唸 容忍[ようにん] ②残忍[ざんにん]感③忍者[にんじゃ]忍術[にんじゅつ]談っ [しのぶ・しのばせる] 忍[しの]ぶ恋[こ]とぃ/足音を忍[しの]ばせる [すいかずら] 忍冬[すいかずら] **にん[人]** ↓「じん」 **にん【人】** [図]潘語①〈名〉ひとがら。 ①〈造語〉「「~人」の形で」…する人。…した人。「選挙―」「苦労―」 ②人数を数えることば。「三―目」 >人を見て法を説け 相手の人がらによって適切に処置するのがよい。 **にん【任】** [図]漢字項目を見よ。 **にんい【任意】** [図][形動]①するかしないか、どれにするか、その人の思うままにきめること。「―な決定」 ②勝手[かって]いっに選ぶこと。「円周上の―の一点」[圏]随意 **にんいしゅっとう【任意出頭】** [図]犯罪の疑いをかけられた者が、強制でなく、自分の意思で検察庁や警察署に出向くこと。「―を求める」 **にんか【認可】** [図]「ス[ル]国や役所などが、願いでに対してよいと認め許可すること。「―が下りる」「無―保育園」[團]承認 >>「つかいわけ↓「許可」を見よ。 **にんかん【任官】** [図]「四[ス]任じられた官職に就くこと。「―試験」[対]退官 **にんき【人気】** [図]世間[せけん]だの人々の好意ある評判。「―歌手」▽「ひとけ」と読めば別の語。 >>「つかいわけ↓「人望」を見よ。 **にんき【任期】** [図]その仕事を務めるようきめられた期間。「議員の―はあと一年ある」「―満了[まんりょう]誌」 **にんきしょうばい【人気商売】** [図]世間[せけん]だの人々の評判や受けを必要とする職業。たとえば、俳優・歌手・タレントなどの芸人。[類]人気稼業[かぎょう]ひょう <1043> **にんしき** **にんきとり【人気取り】** [図]世間[せけん]だのよい評判をえようとすること。また、その方法。「―政策」 **にんぎょ【人魚】** [囝]想像上の動物の一つ。上半身は若い女性の姿、下半身は魚の形をしているという。マーメイド。「―姫[ひめ]ぃぁ」 **にんきょう【任俠・《仁×俠】** [図]弱きを助け、強きをくじき、義理を重んじる男気[おとこぎ]と。おとこだて。「―に生きる」 **にんぎょう【人形】** [図]人や動物の形をかたどったもの。「ひなー」「―芝居」▽自分の意思をもたず、人の命令のままになる人もいう。 **にんぎょうげき【人形劇】** [図]人形を操[あやつ]ぁゃっって演じる劇。手づかいのものには、人形浄瑠璃[じょうるり]ちやギニョールなどがあり、糸操りのものには、マリオネットなどがある。人形芝居。 **にんぎょうじょうるり【人形浄瑠璃】** [図]古典芸能の一つ。浄瑠璃に合わせて人形を操[あやつ]ぁゃっってする芝居。文楽[ぶんらく]統など。 **にんぎょうつかい【人形遣い】** [図]文楽[ぶんらく]統などの人形劇で、人形を操[あやつ]ぁゃっる人。 **にんぎょうのいえ【人形の家】** [作品][者]一八七九年。ノルウェー、イプセンの戯曲[ぎきょく]びよく。夫にかわいがられて不自由なく幸福に暮らしてきたノラが、自我に目覚め、人形でなく人間でありたいと望み、家出する。|Et Dukkehjem **にんく【忍苦】** [図]下[ス]と苦しみをたえしのぶこと。「―の一生を送る」 **にんげん【人間】** [図]①動物とは区別されるヒト。[対]動物[類]人類 ②ひとがら。「よくできた―」[類]人物 >人間到[いた]ぃる所青山[せいざん]悲あり ↓「じんかん(人間)到いたる所[ところ]と青山[せいざん]悲あり」 >人間は考える葦[あ]ぁ~である 人間は自然の中ではアシのように弱いものであるが、考えるという点では実に偉大な特性をもっている。▽フランスの哲学者パスカルの「パンセ」から。 >人間は万物の尺度である 各人ごとに価値判断は異なり、客観的な真理は存在しない。▽古代ギリシャの哲学者プロタゴラスのことば。 >人間はポリス的動物である 人間は社会的な動物であるということ。▽古代ギリシャの哲学者アリストテレスのことば。「ポリス」は、都市国家。 >人間万事塞翁が馬 ↓「さいおう(塞翁)が馬」 >>つかいわけ人・人間・人類|| >>「人」は、もと、一人前[いちにんまえ]んと社会で認められた存在をいった。今は、人数・個人など広く使う。「人は万物の霊長[れいちょう]塾”である」「人としてりっぱだ」。「人間」は、人どうしのかかわりあいから見た、一個の社会的存在としての人。また、動物と区別される精神的なはたらきをもつ存在。「人間らしい生活」。「人類」は、動物の一つとして、鳥類・爬虫類等と区別される、哺乳類の中の霊長類の一つ。しかし、「人間社会全体」という意味で使うことも多い。「人類の繁栄[はんえい]説」。 **にんげんあい【人間愛】** [図]人間が、それぞれの立場をこえて他の人間に対していだく、温かく考えぶかい気持ち。ヒューマニティー。[類]仁愛・人類愛 **にんげんきげき【人間喜劇】** [個][圈]一八三三—四八年。フランス、バルザックの九〇余編の小説をまとめた呼び名。小説の形をとった一九世紀フランスの生きた社会史であるといわれる。| La Comédie Humaine **にんげんこうがく【人間工学】** [図]人間のからだや心理の特徴により適した、環境・設備・機械などを設計・調整・改善する学問分野。 **にんげんこくほう【人間国宝】** [図]重要無形文化財保持者。演劇・音楽・工芸などの技術の価値をとくに認められる人で、文化財保護法にもとづいて文部大臣が指定した人。 **にんげんせい【人間性】** [図]その人が人間であって、けものや物ではないと認める条件。人間がもつ親切な、温かく考えぶかい性質。「―を失う」 **にんげんぞう【人間像】** [図]その人の顔つき・性格・考えかた・行動などをふくめた全体の姿や印象。「名人の―にせまる」「期待される―」[類]人物像 **にんげんたんきゅうは【人間探求派】** [国]新興俳句の一派。中村草田男[くさたお]誌・加藤楸邨[かとうしゅうそん]、そん・石田波郷[はきょう]むうら。俳句で人間性を探求しようとした。 **にんげんてき【人間的】** [形動]⊕人間らしい温かい気持ちや性質。ヒューマン。 ②人間らしいようす。人間にふさわしいようす。「―な生活を送りたい」 **にんげんドック【人間ドック】** [図]健康管理のために、さまざまな精密検査をまとめて受けること。また、その検査。「―にはいる」 **にんげんなみ【人間並み】** [図][形動]世間[せけん]だ一般の人と同等であるようす。ひとなみ。「―にあつかわれたい」[類]世間並み **にんげんのきずな【人間の絆】** [一九][一五][年]。イギリス、モームの小説。不幸な少年時代から、画家をこころざしたパリでの生活、やがて医者となり結婚[けっこん]約するまでの、青年のたましいの発展をあとづける。| Of Human Bondage **にんげんみ【人間味】** [図]いかにも人間らしい温かさやおもしろみ。「―あふれるあつかい」「―を感じさせる失敗」 **にんげんわざ【人間業】** [図]人間の力でできること。「とても―とは思われない」[↔]神業 ▽多く、下に打消[まで]の語をともなう。 **にんごく【任国】** [図]任命されて赴任する国。にんこく。▽昔は国司[こくし]にく、今は大使・公使・領事などについていう。 **にんしき【認識】** [図]凸[スル]ものごとを見たり聞いたりしたときに、他のものとはっきりと区別してとらえること。ものごとの意義を正しく理解し、判断すること。また、その結果得られた知識。「―を改める」「一不足」 <1044> **にんじゃ** **にんじゃ【忍者】** [図]忍術[にんじゅつ]続っを使う人。戦国時代に活躍[かつや]やしたしのびの者。 **にんじゅう【忍従】** [図]「ス[ル]苦しいことがあっても、じっとたえしのぶこと。 **にんじゅつ【忍術】** [図]人にかくれてひそかに行動する術。しのびの術。「甲賀流の―つかい」[圏]忍法 **にんしょう【人称】** [団]法人をあらわす代名詞で、話し手からみた関係をあらわす種別。第一人称(=自称)は自分を指し、第二人称(=対称)は相手を指し、第三人称(=他称)はそれ以外を指す。 **にんしょう【認証】** [図]「ス[ル]役所などが正しい手続きをふんだものと認め、それを証明すること。とくに、天皇の仕事として、内閣のおこなった決定を正式なものと証明すること。「―式」 **にんじょう【人情】** [図]世間[せけん]だで正しいこととしている義理に反することでも、人間の感情としてしぜんであることを生かそうとする気持ち。「―にあつい」「義理と―」 **にんじょう【《刃傷】** [図]函[スル]刃物[はもの]』で人を傷つけること。「―におよぶ」「―沙汰[ざた]だ」 **にんしょうしき【認証式】** [図]国務大臣や最高裁判所判事など、認証官が任命されるとき、天皇がそれを認め証明するための儀式[ぎしき]びき。 **にんしょうだいめいし【人称代名詞】** [図][法]代名詞の一つ。人を指ししめすもの。「わたし」「あなた」「かれ」「どなた」など。 **にんじょうぼん【人情本】** [国語]江戸末期から明治初年にかけて流行した風俗小説。町人社会の恋愛[れんあい]いを写実的にえがいたもの。為永春水[ためながしゅんすい]崎いの「春色梅児誉美[しゅんしょくうめごよみ]しく」など。 **にんじる【任じる】** [上]□◎役職につかせる。「学級委員に―」 ②みずから自分の任務としてひきうける。「学界の第一人者をもって―」 ▼「にんずる」とも。 **にんしん【妊娠】** [図]「ス[ル]腹の中に子供ができること。身ごもること。「―三か月」[圏]懐妊 **にんじん【人参】** [図]セリ科の二年草。食用。根は黄赤色でカロチンを多くふくむ。 **にんずう【人数】** [図]①人の数。「―に数える」 ②多くの人。「―をくりだす」▼「にんず」とも。 **にんずる【任ずる】** [サ変]→「にんじる」 **にんそう【人相】** [図]①人の顔つき。「―が変わる」「―書き」 ②顔つきにあらわれるその人の運命や性質。「―見」「―占[うらな]い」 **にんそく【人足】** [図]荷物運びや土木作業など、力仕事をする労働者。[圏]人夫 **にんたい【忍耐】** [図]「四[ス]苦しみやつらさ、また、いかりなどをじっとがまんすること。「―力がある」「寛容と―」[類]辛抱[しんぼう]影 **にんち【任地】** [図]任務のために住む土地。「遠い―におもむく」[圏]赴任先[ふにんさき]ん **にんち【認知】** [図]「ス[ル]①ものごとをはっきりそうだと認めること。 ②正式の夫婦でない男女のあいだに生まれた子を、その父または母が法律上自分の子だと認めること。「―を受ける」 **にんたい【人体】** [図]外見から判断した、その人のようす。また、ひとがら。人品。「あやしい―の男」「―いやしからず」▽「じんたい」と読めば別の語。 **にんてい【認定】** [図]函[スル]調査や試験をしたうえで、事実や資格などのあることを認めること。「―証」「資格を―する」 **にんとくてんのう【仁徳天皇】** [円][図]応神天皇の第四皇子。在位は八十七年、大和朝廷[やまとちょうてい]していの最盛期にあたる。倹約[けんやく]徴に努めて課役を免[めん]んじたといわれる。大鷦鷯尊[おおさざきのみこと]ぶらとどきの。 **にんとくてんのうりょう【仁徳天皇陵】** [図]大阪府堺[さかい]まぁ、市にある前方後円墳[ぜんぽうこうえんふん]。日本最大の墳墓で、全長四八六[メートル]。仁徳天皇のものといわれる。 **にんなじ【仁和寺】** [図]京都市右京区にある真言[しんごん]に宗の寺。宇多天皇が八八八年に創建し、退位後」に出家[しゅっけ]し移り住んだ。皇族や貴族が住む特定の寺である門跡[もんぜき]観寺院の最初。御室御所[おむろごしょ]。 **にんにく【大蒜】** [図]ユリ科の多年草。強いにおいがある。地中のふくらんだ茎[くき]を食用や薬用にする。ガーリック。 **にんぴ【認否】** [図]認めることと、認めないこと。認めるか認めないかということ。「罪状の―を問う」 **にんぴにん【人非人】** [図]人間でありながら人間らしいあたたかい心がなく、人の道にはずれたおこないをする人。ひとでなし。「極悪非道の―」 **ニンフ** [図]ギリシャ神話で、美しい少女の姿をした妖精。|nymph **にんぷ【妊婦】** [図]妊娠している女性。 **にんぷ【人夫】** [図]力仕事をする労働者。[圏]人足[にんそく]梵 **にんべつ【人別】** [図]●ひとりひとり。それぞれ。「―割りあて」 ②江戸時代の戸籍[こせき]もき。人口。「―改め(=人口・戸籍調査)」「―帳(=戸籍帳簿[ちょうぼ]ょう)」 **にんぼう【忍法】** [図]忍術。しのびの術。 **にんまり** [副]「うまくいったと内心満足して、声は出さないが、思わず笑い顔になるようす。「してやったりと―する」 **にんむ【任務】** [図]人からまかされて自分の責任でやりとげなければならない務め。「重要な―に就く」「―を遂行[すいこう]ぶする」[類]役目・責務 >>つかいわけ↓「義務」を見よ。 **にんめい【任命】** [図]スとある地位や役職に就くことを命じること。「駐米大使に―する」[対]解任 **にんめいしき【任命式】** [図]官職に就くことを公式に伝える儀式。とくに、天皇が国会の指名によって内閣総理大臣を命じるとき、また内閣の指名によって最高裁判所長官を命じるときの儀式をいう。 **にんめん【任免】** [図]「ス[ル]職務や役目に就かせることと、辞めさせること。任命と免職。「大臣の―権」 **にんめんじゅうしん【人面獣心】** [四][圏]↓「じんめんじゅうしん」 **にんよう【任用】** [図]忍[スル]人を役目に就けて用いること。任命 <1045> **ぬき** **ぬいもの【縫い物】** [図]ぬうこと。裁縫[さいほう]駅。また、ぬってできあがったもの。[類]仕立物・針仕事 **ぬいもん【縫い紋】** [図]ぬいとりであらわした紋。 **ぬう【縫う】** [国]●糸を通した針で、布などを裏とおもてから交互にさす。「着物を―」 ②傷口などを針と糸とでとじあわせる。「五針―」 ③人やもののあいだを右左縫」とすりぬける。「人ごみを縫って歩く」 **ヌード** [図]はだか。裸体[らたい]さい。また、裸体の写真・彫刻・絵画などの芸術作品。-nude **ヌードル** [図]西洋風のめん。-noodle **ヌーベルバーグ** [図]一九六〇年ごろ、フランスにおこった映画の新傾向[しんけいこう]ぶ。従来の映画技法を否定したさまざまな試みがある。▽新しい波という意味から。。 | nouvelles vagues **ヌーボー** [図][形動]①〈名〉「アールヌーボー」の略。 | nouveau ①〈形動〉顔つきや動作がおっとりしていて、とらえどころのないようす。「―とした顔」▽「ぬうっとしてぼうっとしている」にかけたしゃれ。 **ぬえ【×鵼・鶴】** [図]①「とらつぐみ」の別名。 ②頭はサル、胴[ど]ぅはタヌキ、手足はトラ、尾はヘビという想像上の怪獣[かいじゅう]う。夜、トラツグミに似たぶきみな声で鳴く。▽正体不明の存在のこともいう。 **ぬか【×糠】** [図]米やムギなどを精白するときにできる皮の粉。こぬか。こめぬか。「きゅうりのーづけ」 >糠に釘[くぎ] まるで手ごたえのないこと。 **ヌガー** [図]ピーナッツやクルミをまぜた、洋風のやわらかいあめ。|nougat **ぬかあめ【×糠雨】** [図]ごく細かい静かな雨。きりさめ。こぬかあめ。 **ぬかす【抜かす】** [国]◎入れるべきものをもらす。「一人抜かして数える」 ②力や勢いをなくす。「こしを―」 **ぬかす【『吐かす】** [国]「いう」「しゃべる」の乱暴な言い方。いいやがる。「何を―か、このばか者め」 **ぬかずく【額ずく】** [国]ひたいを地にすりつけて拝む。ていねいに礼をする。「神前に―」 **ぬかたのおおきみ【額田王】** [人][魚]生没年 未詳[みしょう]ぃょう。「万葉集」初期の代表的な女流歌人。大海人皇子[おおあまのみこ]がまのに愛されて十市皇女[とおちのひめみこ]を生んだが、のちその兄の天智天皇の寵愛[ちょうあい]いうも受け、近江大津宮[おうみおおつのみや]みのみやに仕えた。 **ぬかぶくろ【×糠袋】** [図]昔、はだを洗うときに使ったぬかを入れたふくろ。 **ぬかみそ【×糠味噌】** [図]ぬかに塩をまぜて発酵させたもの。中に野菜をつけこんでぬかづけをつくる。 >糠味噌が腐[くさ]きる 歌がへたなことや声が悪いのをからかった言い方。 **ぬかみそくさい【×糠味噌臭い】** [圏]女性が家事におわれて身なりなどにかまわず、新鮮味がなくなったようす。所帯じみている。「―女房」 **ぬかみそづけ【×糠味×噌漬け】** [図]ぬかみそで野菜などをつけること。また、つけたもの。ぬかづけ。 **ぬかよろこび【×糠喜び】** [図]「忍[スル]いったん喜んだことが、じつは期待はずれだったことがわかり、喜びがむだになること。また、そのようなはかない喜び。「とんだ―に終わる」 **ぬかり【抜かり】** [図]ておち。油断による失敗。「万事に―ない」 >抜からぬ顔 油断やぬけめがない顔つき。 **ぬかる【抜かる】** [国]うっかりして失敗する。まぬけなことをする。「だいじな仕事だから―な」 **ぬかる【泥濘る】** [国]降雨や雪解けなどのため、地面がどろどろになる。「道が―」 **ぬかるみ【泥濘】** [図]雨や雪解けなどで、どろどろになって歩きにくい地面。「―にはまる」 **ぬき【抜き】** [図]①ぬくこと。ないこと。「理屈ーにおもしろい」「朝食―」「わさびー」 ②勝負ごとで、続けて勝つこと。「五人一」 ③「栓抜[せんぬ]べき」の略。 **ぬき【貫・×慣】** [図]柱から柱にわたした横木。かべを補強するための板。ぬきぎ。 **ぬきあし(抜き足)差し足[あ]ぁし** 足音を立てずに、そっと歩くこと。「―しのび足」 <1046> **ぬきうち【抜き打ち】** [図]①前もって知らせないで、いきなりおこなうこと。「―試験」「―解散」[圏]不意打ち▽もと、刀をぬくのと同時に敵にきりつけること。 **ぬきえもん【抜き。衣紋】** [図]着物のえりを後ろにひき下げて、えり足を見せるような着かた。ぬきえり。 **ぬきえり【抜き襟】** [図]「抜き衣紋」に同じ。 **ぬきがき【抜き書き】** [図]「四[ス]必要な部分だけをぬきだして書くこと。また、ぬきだして書いたもの。「要点を―する」[類]書き抜き・抜粋 **ぬきがたい【抜き難い】** [囮]どうしても、とりさることができない。「—不信感」 **ぬきさし(抜き差し)ならない** 動きのとれない。さしせまった。「―はめにおちいる」 **ぬぎすてる【脱ぎ捨てる】** [下][二]ぬいで、そのままにしておく。「ズボンをー」 **ぬきだす【抜き出す】** [国]●ひきぬいて、とり出す。「本だなから教科書を―」 ②多くの中から選びだす。よりだす。「要点を―」 **ぬきて【抜き手】** [図]日本の古い泳ぎかたの一つ。両手を代わるがわる水の上に出し、水をかいて泳ぐ。ぬきで。「―をきって泳ぐ」 **ぬきで** [ぬきでる]【抜き出る】[下][二]◎この場からそっとにげだす。ぬけて出る。「教室をー」 **ぬきみ【抜き身】** [図]さやからぬいた刀ややりの穂[ほ]さき。「―をかざす」 **ぬきんでる【抽んでる・抜きん出る】** [下]他のものより、とびぬけてすぐれている。「衆にぬきん出た才能」▽「抜きん出る」は最近多く見られる表記。 **ぬく【抜く】** [国][造語]①中にはいっているものやくっついているものを、とり出す。また、とりのぞく。「刀を―」「毛を―」「歯を―」「籍[せき]だきを―」「空気を―」「しみを―」「ふろの栓を―」 ②ぬすみとる。「ポケットから財布を―」「月夜に釜[かま]かを抜かれる」 ③選んで、とり出す。「要旨を―」「人材を―」 ④あるべきものやすべきことを省く。「朝食を―」「手を―」「気を―」 ⑤おいこす。「前の走者を―」 ⑥あいだを通りすぎる。「左中間を―ライナー」 ⑦向こう側までつきとおす。「板べいを―」 ⑧せめおとす。「本陣を―」 ①〈造語〉』「〜抜く」の形で』●向こう側まで貫く。「打ちー」「突っきー」「踏[ふ]ぃみー」 ②とことん…する。「知りー」「ねばりー」「こまり―」『動詞の連用形に付く。 **ぬぐ【脱ぐ】** [国]からだにつけたものをとりさる。「洋服を―」「ひとはだ―(=力を貸す)」[↔]着る **ぬくい【温い】** [囲]気温や水温がほどよくあたたかい。 **ぬぐう【×拭う】** [国]①ふいてよごれなどをとる。「タオルであせを―」 ②不安や疑いなどを消しさる。「不信感をぬぐいきれない」「はじを―(=除く)」「→ロを―」 **ぬくぬく** [圃]「①包みこまれるように暖かくて、ここちよいようす。「―とふとんにくるまる」 ②なに不自由なく、のんびりしているようす。「あまやかされて―と育つ」▽他人の苦労も知らないでという非難の気持ちでいう。 **ぬくまる【温まる】** [国]あたたまる。ぬくもる。「こたつでー」[対]冷える **ぬくみ【温み】** [国]ものの、あたたかくここちよい感じ。あたたかみ。「手のひらの―が残る」 **ぬくもり【温もり】** [図]こもっているあたたかさ。「―の残る部屋へ」「はだの―」 **ぬけあがる【抜け上がる】** [国]髪の毛の生えぎわが上のほうまではげる。「ひたいがー」 **ぬけあな【抜け穴】** [図]①通りぬけられる穴。また、もののもれでるすきま。「けむりのー」 ②こっそりにげだせるようにつくった通路。また一般に、うまくのがれる手段。「城の―」「税法の―」[類]抜け道 **ぬけがけ【抜け駆け】** [図]下[ス]」ほかの人にだまってさきにやって、得をすること。▽もと、戦場で味方にも知らせずに、まっさきに敵陣にせめこむこと。 >抜け駆けの功名[こうみょう]競争相手をだしぬいて、立てたてがら。 **ぬけがら【抜け殻・脱け殻】** [図]①ヘビやセミなどが脱皮[だっぴ]ぇっしたあとの殻。 ②何かに心をうばわれて、ぼんやりしている人。「たましいの―」 **ぬけさく【抜け作】** [図]まぬけな人をあざけり、人名めかしていうことば。 **ぬけだす【抜け出す】** [国]①人に気づかれないようにひそかにその場から出る。「会議から―」 ②追いこして前へ出る。「先頭集団から―」 ③悪い状態からいい状態に変わる。「スランプをー」 **ぬけに【抜け荷】** [図]江戸時代の密貿易。また、密貿易の品。 **ぬけぬけ** [画]ふつうなら、はずかしくてできないことを平気でするようす。ずうずうしく、はじ知らずなようす。「裏切っておきながら―と顔を出す」「―とうそをつく」[類]しゃあしゃあ **ぬけみち【抜け道】** [図]⊕●こっそり通りぬけられる裏道。本道以外の近道。間道[かんどう]災。 ②にげみち。また広く、うまくごまかしてのがれる方法。「法律の―」「―だらけ」[類]抜け穴 **ぬけめ(抜け目)がない** 自分の利益になることを見のがさず、じょうずにたちまわるようす。▽「抜け目」は、手落ち、手ぬかりという意味。 **ぬける【抜ける】** [下]□◎くっついたり、中にはいっていたものがはずれる。「髪[かみ]の毛が―」「底が―」 ②好ましくないものがとれて、落ちる。「しみが―」「つかれが―」「風邪[かぜ]かぜが―」 ③破れて穴があく。「ズボンのひざが―」「ゆかが―」 ④はたらきなどがなくなる。「気が―」「力が―」「かおりが―」「こしがー」 ⑤仲間からはずれる。「会議を―」「チームを―」「群を―(=きわだつ)」 ⑥通って向こう側に出る。「トンネルを―」「町なかを―」「台風が―」 <1047> **ぬれえん** **ぬげる【脱げる】** [下]からだにつけていたものが、ひとりではずれる。「帽子が―」 **ぬさ【幣】** [図]神にいのるとき、神前に供え、おはらいに使うもの。布や紙でつくる。みてぐら。ごへい。 **ぬし【主】** [図][代名]①〈名〉 主人。あるじ。また、主人公。「一家の―」「話題の―」 ②もちぬし。オーナー。「犬の飼いー」 ③そこに長くいる人や動物。「職場の―」「湖の―」 ①〈代名〉昔、男性に敬意をこめて呼びかけたことば。あなた。「―さん」「おー」 **ぬし【塗師】** [図]うるし細工[ざい]ぃの職人。漆工[しっこう]忌。▽「ぬりし」→「ぬっし」→「ぬし」と変化した形。 **ぬすっと【盗人】** [図]どろぼう。ぬすびと。▽「ぬすびと」の変化した形。 >盗人たけだけしい どろぼうをしているくせに、平気でずうずうしくふるまうようす。 >盗人に追い銭[せん]損に損を重ねること。 >盗人にも三分の理[り]どろぼうにも、それなりの理由がある。理屈はなんとでもつけられるものだ。 >盗人の昼寝。他人にはおかしく見えても、当人はそれぞれ自分の目的でしていることだ。▽どろぼうは夜の仕事にそなえて昼寝をすることから。 **ぬすみ【盗み】** [図]「ス[ル]他人のものをぬすむこと。「―をはたらく」「―食い」「―撮り」[類]窃盗 **ぬすみぎき【盗み聞き】** [図]「ス[ル]他人の話をこっそり聞くこと。「隣室[りんしつ]いんでーする」[類] 立ち聞き **ぬすみみ【盗み見】** [図]「ス[ル]人に知られないように、こっそり見ること。 **ぬすみよみ【盗み読み】** [図]乏[ス]人の手紙などをこっそり読むこと。また、人の読んでいる本などを、そばで気づかれないようにのぞき見すること。 **ぬすむ【盗む】** [国]①他人のものを、こっそり自分のものにする。「品物を―」「かねを―」「芸を―」 ②人目をごまかす。「親の目を―」「人目を―」 ③わずかの時間をやりくりして利用する。「家事のひまを盗んで読書する」 **ぬた** [図]魚介類をネギや海藻[かいそう]いなどと酢みそであえた料理。ぬたあえ。 **ぬっと** [剛]とつぜん音もなく、あらわれるようす。「目の前に大男が―あらわれた」▽ゆっくりの場合は「ぬうっと」という。 **ぬの【布】** [図]糸を織ってつくった織物。きれ。 **ぬのじ【布地】** [図]衣服に仕立てる前の織物。「洋服のー」[類] 生地 **ぬのめ【布目】** [図]布の織り目。また、布の織り目のような模様。「―紙」 **ぬま【沼】** [図]しぜんに水がたまり、水草の生えたどろの深い池。▽ふつう、池より大きく、湖より小さいもの。 **ぬまち【沼地】** [図]どろが深くて水たまりが多く、じめじめした土地。 **ぬめり【滑り】** [図]ぬるぬるすること。また、ぬるぬるする液。「魚の―をとる」 **ぬらす【×濡らす】** [国]ぬれるようにする。しめらす。「タオルを―」「髪[か]ぁを―」 **ぬらりくらり** ■「ス[ル]とぬるぬるしたもののように、つかまえどころのないようす。「―と質問をかわす」「―した毎日を送る」[圏]のらりくらり **ぬり【塗り】** [図]①ぬること。また、ぬった状態。「―がはげる」 ②ぬったもの。ぬりもの。「うるしー」▽美術工芸品の場合は「春慶[しゅんけい]以塗」「輪島塗」などと書く。 **ぬりえ【塗り絵】** [図]輪郭[りんかく]殻だけがかいてある絵。子供が好きな色をぬって遊ぶ。 **ぬりたて【塗り立て】** [図]ぬったばかりで、時間がたっていないこと。「ペンキー」 **ぬりたてる【塗り立てる】** [F]①じゅうぶんにぬる。ぬって美しくかざる。「塗り立てた建物」 ②ごてごてと、やたらにぬる。厚化粧[あつげしょう]いようする。「ンキをー」 **ぬりつける【塗り付ける】** [下]□おしつけるようにして色をぬる。「絵の具を―」 ②自分の責任や罪を、他人に負わせる。「罪を人に―」[園]なすりつける **ぬりつぶす【塗り×潰す】** [国]①すきまがないように、いちめんにぬる。「真っ黒に―」▽行事のおこなわれる場所に、興奮や熱気が広がることもいう。「オリンピック一色に塗りつぶされた」などとも使う。 **ぬりもの【塗り物】** [図]うるしぬりの容器や道具。漆器[しっき]もっ。「―のわん」「―師」 **ぬる【塗る】** [国]ものの表面に液などをすりつける。「パンにバターをー」「おしろいを厚く―」 **ぬるい【温い】** [囲]①温かさがあるけれど、じゅうぶんではない。「―ふろ」「お茶がぬるくなる」 ▽多く、液体にいう。 **ぬるい** [目]【緩い】[囲]やりかたがゆるやかで不じゅうぶんだ。あまい。「しかりかたが―」 **ぬるで【白×膠木】** [図]ウルシ科の落葉小高木。山野に自生し、秋、美しく紅葉する。ヌルデシロアブラムシが寄生して葉にできるふくろを「ふし」といい、タンニンをふくむので染料や薬用にする。フシノキ。 **ぬるぬる** [剛]「ス[ル]表面が粘液[ねんえき]銃でぬれていてすべりやすく、つかまえにくいようす。「どじょうは―していて、つかみにくい」 **ぬるまゆ【ぬるま湯】** [図]あまり熱くない湯。ぬるい湯。「―で洗う」[類]微温湯[びおんとう][対]煮え湯 >ぬるま湯につかる 現状にあまんじて、のんきな生活を送る。 **ぬるむ【《温む・“微温む】** [国]気温が上がって、いくらかあたたかくなる。「水―季節」 **ぬれえん【×濡れ縁】** [図]雨戸の外にとりつけた、はばのせまい縁側[えんがわ]愁。雨にぬれっぱなしのままなのでいう。「―にこしをかける」 <1048> **ぬれぎぬ** **ぬれぎぬ【×濡れ衣】** [図]実際は犯していない無実の罪。「―を着せられる」「―を晴らす」▽「濡れ絹」は誤り。 **ぬれごと【×濡れ事】** [図]芝居『などで情事を演じること。また、その場面。「―師(=濡れ事をじょうずに演じる役者)」 **ぬれそぼつ【×濡れそぼつ】** [国]ぐっしょりぬれる。ぬれそぼる。▽文章語。「そぼつ」もぬれること。 **ぬれて(濡れ手)で粟[あわ]ぁ** 骨を折らずに、やすやすと利益をえること。 **ぬれねずみ[×濡れ×鼠]** [図]衣服を着たままで、全身びしょぬれになること。「夕立にあって―になる」 **ぬればいろ【×濡れ羽色】** [図]水にぬれたカラスの羽のように、しっとりとしたつやのある黒色。「髪[かみ]かみはからすの―」 **ぬれる【×濡れる】** [下]ものの表面に水分がつく。「洋服がー」 **ね** **ね【音】** [図]①美しい音。耳に快くひびくものにいう。「笛の―」「虫の―」 ②人の泣く声。「しのびーをもらす」 >音を上げる たえられずに降参する。[類]弱音を吐く >>「つかいわけ「音」を見よ。 **ね【値】** [図]売買するときの金額。ねだん。ねうち。「―が張る(=高い)」「ーをつり上げる」 **ね【根】** [図]①植物の器官の一つ。地中にあって水分や養分を吸収する部分。「大樹の!」「を張る」 ②ものを支えているもとの部分。「歯の―」 ③ことがらのおこり。根本(おおもと)。「争いのーは深い」「悪の―をたちきる」「おできの―」 ④生まれつきの性質。「―は心のやさしい人」 >根が生える 長いあいだ、その場所にこしをすえ動かないでいる。[圏]根を生やす >根に持つ うらみに思って、いつまでも忘れない。 >根も葉もない 何もよりどころがない。根拠[こんきょ]説がない。いいかげんな。「―うわさ」 >根を下ろす しっかりと根づく。確かな位置をしめて定着する。 **ね【《子】** [図]①十二支の第一番目。ネズミ。 ②昔の方角の呼び名。北。 ③昔の時刻の呼び名。今の午前零時ごろ。また、その前後の二時間。「―の刻」 **ね** [圏][画]①〈感〉親しみをこめて呼びかけるときのことば。「―、きみ、ちょっと」 ②念をおしたり同意を求めたりするときのことば。「―、いいだろう?」 ①〈助〉[終助]①同意を求めたり念をおしたりする気持ちをあらわす。「引き受けてくれるんだ―」「そうは思えないんだが―」「急がないでー」 ②文節の切れ目につけて強調する。「それはだ―、君の誤解だ」「いやー、すっかりまいっちゃってー」▽強めていうときには「ねえ」になる。 ③疑問文につけて問いかけをやわらげる。「どうするんだー」「できたかー」 **ねあがり【値上がり】** [図]「ス[ル]値段や料金が高くなること。「野菜のー」[対]値下がり **ねあげ【値上げ】** [図]下[スル]と値段や料金を高くすること。「運賃の―」[↓]値下げ **ねあせ【寝汗・盗汗】** [図]ねむっているあいだに出る異常なあせ。「―をかく」 **ネアンデルタールじん【ネアンデルタール人】** [図]約十万年前に出現したといわれる化石人類。ドイツのネアンデルタールで最初に化石が発見された。脳容積はほぼ現代人と同量で、打製石器を使用し、完全直立歩行をした。旧人。ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス。▽Neanderthal から。 **ねい[寧]** [寧][寧][寧][寧] 落ち着いていて、やすらかなこと。 [ネイ] 寧日[ねいじつ] 安寧[あんねい]丁寧[ていねい]恋 [むしろ] 寧[むし]ろ [やすらか] 寧[やす]らか **ねいき【寝息】** [図]ねむっているときの呼吸。「―をたてる」 >寝息をうかがう 人がねむっているかどうかを確かめる。また、人がねむっているあいだに悪事をたくらむ。 **ねいじつ【寧日】** [図]心やすらかな日。平穏無事[へいおんぶじ]訟ゃんな日。「仕事に追われて―なしだ」 **ねいしん【×佞臣】** [図]口さきがたくみで、主君にとびへつらい、心の正しくない家来[けらい]」。▽「佞臣」は誤り。 **ねいす【寝椅子】** [圏]からだを横にできるようにつくったいす。 **ネイティブ** [図]ある言語を母国語として話す人。ネイティブスピーカー。| native **ネイティブアメリカン** [図]アメリカ先住民のこと。「インディアン」と呼んだのは誤りで、それに代わる語とされる。「native American **ネイビーブルー** [圏]とい青色。▽イギリス海軍の制服の色から。|navy blue **ねいりばな【寝入り。端】** [図]ねついたばかりのころ。「―をたたき起こされる」 **ねいる【寝入る】** [国]①ねむりにつく。ねむりはじめる。「いすに座[すわ]すぉったまま―」[圏]寝付く ②深くねむる。「ぐっすりー」[圏]寝込[ねこ]ぃむ **ねいろ【音色】** [図]その楽器や声に特有な音の感じ。「おんしょく」とも。「やわらかい―」「笛の―」 **ねうち【値打ち】** [図]その人やものがもっている価値や評価など。「―のある道具」 **ねえ** [圏][囲]「ね」をのばして、より親しみをこめたり強めたりする言い方。 **ねえさん【姉さん】** [図]①姉を親しんで呼ぶことば。また、姉を敬った言い方。 ②若い女性を親しんで呼ぶことば。また、旅館や飲食店などで働いている女性に呼びかけるときのことば。「おー、ちょっと」▼常用漢字表付表の語。 <1049> **ねぐせ** **ネーブル** [図] ミカン科の常緑低木。実はあまみや果汁[かじゅう]が多く、かおりもよい。ネーブルオレンジ。▽へそという意味。| navel **ネーミング** [図]函[スル]商品や会社の名前などをつけること。命名。|naming **ネームバリュー** [図]世間[せけん]だに知れわたっている名前のもつ価値。知名度。「―のある人を講師に招く」▷name value から。和 **ネームプレート** [図] 名札。表札。製品の製造元などをしるした金属板。|name plate **ネール** [名] 一八八九—一九六四年。インドの政治家。ガンディーに協力してインドの独立運動を指導した。独立後の一九四七年に初代首相に就任し、いわゆる「第三勢力」としてインドの国際的地位を高めた。ネルー。「Jawaharlal Nehru **ネオ** [造語]あたらしい。新。「―ロマンチシズム」「―ナチズム」|neo- **ねおき【寝起き】** [図]①〈名〉ねむりから覚めて起きること。また、起きたばかりのときのきげん。「―が悪い子」[類]寝覚め [↔]寝付き ①〈名・・スル〉ねることと起きること。また、生活すること。「―を共にする」「二階に―する」[類]起居 **ねおし【寝押し】** [図]「ス[ル]ズボンやスカートなどをふとんの下にしいてねて、しわをのばし、折り目をつけること。[類]寝敷き **ネオン** [図] ①非金属元素の一つ。大気中にわずかにふくまれる、色もにおいもない気体。ネオンサインに使う。元素記号 Ne ②「ネオンサイン」の略。「neon **ネオンサイン** ネオンやアルゴンなどのガスをガラス管に入れて放電し、いろいろな色に発光させるもの。広告や装飾用。|neon sign **ネガ** [図]現像した写真のフィルム。実物とは明暗が逆で、色は補色になっている。陰画。ネガフィルム。」[◆]ポジ | negativeから。 **ねかせる【寝かせる】** [下]「ねかす」 **ねかた【根方】** [図]ねもと。ねがた。「やなぎの―」 **ねがい【願い・願】** [図]①神仏などに対して、こうなってほしいと望んだり期待したりすること。いのり。「願いをこめる」 ②こうしてほしいと人にたのむこと。「一生の願い」 ③希望を書いて提出する書類。願書。「退職願」「許可願」▽ふつう、「願い」とは書かない。 **ねがいさげ【願い下げ】** [図]①一度願いでたことを自分からやめたいと申しでること。 ②たのまれてもひきうけないこと。「そんな仕事は―だ」 **ねがいでる【願い出る】** [下]願いごとを申しでる。「工場見学を―」「特別休暇[きゅうか]ゅうを―」 **ねがう【願う】** [国]①希望がかなうように、神仏に求め、また強く心に思う。「成功を―」 ②相手がこちらの言うことをきくよう求める。「お静かに願います」 ③役所などに申請[しんせい]出する。 >願ったり叶[かな]かなったり こうあってほしいと望んだことが、ぴったりそのとおり実現すること。 >願ってもない 望んでもとても実現がありえない。非常にありがたい。「―チャンス」 **ねがえり【寝返り】** [図]①ねていてからだの向きを変えること。「床[とこ]との中で―を打つ」 ②味方を裏切って敵方[てきかた]庭につくこと。「どたん場で―を打つ」 **ねがえる【寝返る】** [国]①れたままで、からだの向きを変える。ねがえりをうつ。 ②味方を裏切って敵方につく。 **ねがお【寝顔】** [図]ねているときの顔。「赤ちゃんの無邪気[むじゃき]じゃきな―」 **ねかす【寝かす】** [国]①ねるようにする。「子供を―」 ②横にする。「けが人をその場に―」 ③品物や資金を、売ったり使ったりしないで、手もとにとっておく。「値が上がるまで寝かしておく」 ④こうじや酒などを室[むろ]に入れて発酵・熟成させる。「みそを三年―」「ねかせる」とも。 **ネガティブ** [図][形動]①〈形動〉否定的。消極的。「―な考えかた」[対]ポジティブ ①〈名〉→「ネガ」|negative **ねかぶ【根株】** [図]木の切り株。 **ねがわくは【願わくは】** [画]願うところは。どうか。ねがわくば。古い言い方。「―幸[さ]ぁ多からんことを」「―花の下[もと]にて春死なむそのきさらぎの望月[もちづき]ものころ(西行[さいぎょう])」▽「願う」に、名詞をつくる「く」、助詞の「は」が付いた形。 **ねがわしい【願わしい】** [圏]実現を願うところである。そうあるのが望ましい。「全員出席が―」 **ねぎ【×葱】** [図]ユリ科の多年草。葉は筒状[とうじょう]りでさきがとがり、根もとは白い。食用。ナガネギ。 **ねぎ【×禰宜】** [図]神職や神官のまとめた呼び名。また、神官の職階の一つで、宮司[ぐうじ]での下で祭事をとりおこなう人。▽いのる意味の「ねぐ」から出た語。 **ねぎしたんかかい【根岸短歌会】** [園]一八九九年、正岡子規[まさおかしき]ぁかを中心に結成された短歌結社。東京上根岸の子規の家で歌会を開いたことからいう。伊藤左千夫[いとうさちお]・長塚節[ながつかたかし]続いゅらが参加。「万葉集」を尊重して写生歌をつくった。 **ねぎぼうず【×葱坊主】** [図]ネギの花。ふくろ状の苞[ほう]に包まれて、坊主頭のように見えるところから。 **ねぎま【×葱×鮪】** [図]「ねぎまぐろ」の略。ネギとマグロをいっしょににながら食べる料理。ねぎまなべ。また、マグロのたたきにネギのみじん切りをまぜたもの。 **ねぎらう【労う・×犒う】** [国]力をつくしてくれた人を感謝をこめてもてなし、そのつかれをやわらげる。「労を―」▽同等以下の立場の人に対して使う。 **ねぎる【値切る】** [国]きめられた値段より安い値をつけろと、まけろと言う。「一万円の品を八〇〇〇円に―」 **ねぐせ【寝癖】** [図]①ねているあいだにする、ふとんなどを乱すくせ。「―が悪い」 ②ねているあいだに髪がみについたくせ。「―がつく」 ③ねてばかりいるくせ。 ④子供の、ねつきの悪いくせ。 <1050> **ネクタイ** **ネクタイ** [図]ワイシャツなどのえりの下に巻いて、首の前で結ぶ細長い布。タイ。-necktie **ネクタイピン** [図]ネクタイをとめる、かざりのピン。タイピン。▽ necktie と pinから。和 **ねくび(寝首)を掻[か]かく** ねむっている人をおそって首を切る。また、油断をさせておいて、人をおとしいれる。 **ねぐら【×塒】** [図]鳥のねむるところ。巣[す]。また、一般に、ねむるところ。「わが家」の俗[ぞく]ぞくな言い方。 **ネグリジェ** [図] 女性用のワンピース型の、長くゆったりしたねまき。|négligé 22 **ねぐるしい【寝苦しい】** [囲]ねむりにつきにくくて、気分が悪い。「暑くて―夜」 **ネグレクト** [図]山[スル]無視すること。軽視すること。| neglect **ネグロイド** [図]「黒色人種」に同じ。| Negroid **ねこ【猫】** [図]ネコ科の哺乳動物。するどいつめをもち、ネズミをうまくとる。愛玩[あいがん]意用。 >猫に鰹節[かつおぶし]が 好物を目の前に置くと、油断できない。あやまちが起こりやすい。危険千万である。 >猫に小判[こばん]さん いくら高価なものでも、その価値がわからなければ、何の役にも立たない。[圏]豚に真珠[しんじゅ] >猫の手も借りたい とてもいそがしいのに、人手がたりないようす。 >猫の額[ひたい]ほど土地などが非常にせまいようす。 >猫の目のよう めまぐるしく変わりやすいようす。 >猫も杓子[しゃく]もだれもかれも例外なく。 >猫を被る 本性をかくして、うわべだけはおとなく見せる。ねこかぶる。 **ねこあし【猫足】** [図]机のあしが、ネコの足のように上がふくれ、下が内側にまがったもの。 **ねこいらず【猫要らず】** [図]ネズミを殺すための薬。黄燐[おうりん]や亜砒酸[あひさん]などを主成分とする。▽商標名。 **ねこかわいがり【猫可愛がり】** [図]「ス[ル]ネコをかわいがるように、あまやかしてむやみやたらにかわいがること。ねこっかわいがり。 **ねごこち【寝心地】** [図]ねたときの気分。ねたときのこころもち。「―がいいベッド」 **ねこじた【猫舌】** [図]熱いものを冷まさないと飲食できない舌。また、そういう人。▽ネコは熱い食物をきらうところから。 **ねこじゃらし【猫じゃらし】** [図]イネ科の一年草。エノコログサの別名。夏、緑色の円柱形の穂を出す。▽ゆらすとネコがじゃれることから。 **ねこぜ【猫背】** [図]首が前へ出て、背中がまるく曲がっていること。また、背をまるめるくせの人。 **ねこそぎ【根×刮ぎ】** [図]画①〈名〉根まですっかりぬきとること。「台風で―にされた」 ①〈副〉のこらず。あますところなく。「財産を―なくす」「悪者を―とらえる」 **ねごと【寝言】** [図]田ねむっているとき、知らずに言うことば。「―にまで言う」 ②すじみちの通らないことば。とくに、いいわけ。たわごと。「いいかげんな―を並べるな」 **ねこなでごえ【猫×撫で声】** [図]相手のきげんをとるために、わざと出すやさしげな声。「―でねだる」 **ねこばば【猫×糞】** [図]函[スル]拾ったものなどを、知らぬふりをして、そのまま自分のものにすること。「一をきめこむ」▽ネコが自分の「ばば(=糞[ふん]ょん)」を砂をかけてかくすところから。 **ねこみ【寝込み】** [図]よくねむっているとき。ねむっている最中。「―をおそう」 **ねこむ【寝込む】** [国]①ぐっすりとねむって目が覚めない。「ゾファーでつい寝込んでしまった」 ②病気で長く床[とこ]とにつく。「もう半年も―」 **ねこめいし【猫目石】** [図]宝石の一つ。金緑色で、ネコのひとみのような光があらわれる。キャッツアイ。 **So** **ねこやなぎ【猫柳】** [図]ヤナギ科の落葉低木。水辺[みずべ]《に生え、初春、ネコの尾に似た、灰白[かいはく]感色の穂のような花をつける。カワヤナギ。 **ねごろ【値×頃】** [図]買いやすい値段。品質と値段とがつりあっていること。「今が―だ」 **ねころがる【寝転がる】** [国]ごろんと、むぞうさに横になる。「酔[よ]っぱらって道路に―」[類]寝そべる **ねころぶ【寝転ぶ】** [国]からだを横にする。「草に寝転んで空を見上げる」[製]寝そべる・寝転がる **ねさがり【値下がり】** [図]下[スル]値段や料金が安くなること。「―を待つ」[対]値上がり **ねさげ【値下げ】** [図]下[函]値段や料金を安くすること。[◆]値上げと。「―断行」[類]値引き **ねざけ【寝酒】** [図]すぐねむれるように、ねる直前に飲む酒。ナイトキャップ。 **ねざす【根差す】** [国]●植物の根が土の中にしっかりと張る。「庭の植木が―」 ②原因がある。「悪い慣習に―事件」 **ねざめ【寝覚め】** [図]ねむりから覚めること。目ざめ。「―のよい朝」 >寝覚めが悪い 良心がとがめて、あと味がよくない。 **ねざや【値×鞘】** [図]相場と相場の差額。また、売値と買値の差額。さや。「―をかせぐ」 **ねじ【×捻子・×螺子・×捩子】** [図]⊕螺旋状のみぞを刻んだ、ものをしめつけるためのくぎ状の用具。みぞが外側にある雄[お]ょねじと内側にある雌[め]ぁねじとがある。「―くぞ」 ②時計やおもちゃなどのぜんまいを巻く取っ手。 >捻子が緩[ゆる]む緊張[きんちょう]競りが欠けて、だらしなくなる。 >捻子を巻く だらけている人に活[かつ]を入れる。 **ねじくれる【×拗くれる】** [下]□ひどくねじれて曲がった形になる。 ②心がひどくひねくれて曲がる。 **ねじける【×拗ける】** [下]□①ものがぐにゃりとねじれる。「ねじけた枝」 ②心がよくないほうに曲がる。ひねくれる。まともでない。 <1051> を―」 なくなる。「根性[こんじょう]が―」 **ねじこむ**【×捩じ込む】 [国] むりやり中におし入れる。「ポケットに札束[さつたば]を―」 ②相手の失敗[しっぱい]や弱みなどにつけこんで、ごりごりと文句[もんく]をつける。「役所[やくしょ]〈一」 **ねしずまる**【寝静まる】 [国] 人々がねむりについて、あたりが静かになる。「深夜の街は寝静まっている」 **ねしな**【寝しな】 [图] ねようとするとき。ねてまもなくのとき。今起きしな **ねじふせる**【×捩じ伏せる】 [下] 5でをねじって、相手をおさえつける。「力でー」 ②強く言いたてて相手を屈伏[くっぷく]させる。「強硬[きょうこう]に反対をねじ伏せた」 **ねじまげる**【×捩じ曲げる】 [下] ねじってまげる。また、事実をゆがめる。「事実を―報告」 **ねじまわし**【×捻子回し】 [图] ねじをはめこんだり、ぬきとったりする道具。ドライバー。 **ねじめ**【根締め】 [图] 移植した木の根もとの土や、生け花でさした花などの根もとを固めること。 ②植木や生け花の根もとにそえる草花。 **ねしょうがつ**【寝正月】 [图] 正月を何もせずにのんびり過ごすこと。また、風邪[かぜ]などをひいて、正月を病床[びょうしょう]で過ごすこと。 **ねしょうべん**【寝小便】 [图] ねむっているうちに、無意識に小便をもらすこと。おねしょ。 **ねじりはちまき**【×捩じり鉢巻き】 [图] 手ぬぐいをねじって、ひたいに結んだ鉢巻き。威勢[いせい]いよくことを始めるときなどにする。ねじはちまき。 **ねじる**【×捩じる・×捻じる】 [国] 棒状のものの両はしに逆向きの力を加えて回す。「からだを左に―」「手」 > つかいわけ ねじる・ひねる・よじる > 「ねじる」は、細長いもののはしをたがいの逆の方向に回す。「くぎの頭をねじる」「ねじりあめ」。「ひねる」は、指さきで回して向きを変えること。ぐるぐる回すことはない。「ガスの栓[せん]をひねる」。「よじる」は、長いものの本体を、ものの本性にそむいてひねる。「こしをよじって痛めた」「よじれた帯をなおさずにしめた」。 **ねじれる**【×捩じれる・×捻じれる】 [下] 棒状にまっすぐであったものが、ひねられたりゆがんだりした状態になる。「ネクタイが―」 ②ひねくれて、すなおでなくなる。「ねじれた性格」 **ねじろ**【根城】 [图] 仕事や活動の中心となる場所。根拠[こんきょ]地。本拠[ほんきょ]▽もと、大将がいて、中心になっている本城[ほんじょう]という意味。 **ねすごす**【寝過ごす】 [国] 目を覚まさなければいけない時刻をこえてねむる。「うっかりー」 **ねずのばん**【寝ずの番】 [图] 夜じゅう、ねわないで番をすること。また、その人。ねずばん。不寝番[ふしんばん]。 **ねずみ**【×鼠】 [图] ネズミ亜目[あもく]の哺乳[ほにゅう]動物をまとめて呼ぶ名。からだが小さく、灰黒[かいこく]色。世界じゅうに多くの種類がいるが、日本でよく見るのは、食料品や農作物を食いあらす。 **ねずみいろ**【×鼠色】 [图] 黒と白の中間の色。ネズミの毛の色。 **ねずみざん**【×鼠算】 [图] 短期間に急激に数がふえること。「―式にふえる」▽ネズミがまたたく間[ま]に、等比級数[とうひきゅうすう]的に次から次へとふえることから。 **ねずみとり**【×鼠捕り】 [图] ネズミをとらえること。また、その道具や薬。 **ねぞう**【寝相】 [图] ねむっているときのからだのかっこう。ねすがた。「―が悪い」 **ねそびれる**【寝そびれる】 [下] ねむるきっかけを失って、ねむれなくなる。「寝そびれて目がさえる」 **ねそべる**【寝そべる】 [国] 横になったり、腹ばいになったりして、からだをだらしなくのばす。「長々と床[とこ]に―」[類]寝転ぶ **ねた** [图] 話の材料となるもの。「話の―」 ②すしなどの材料。「このすしは―がいい」 ③証拠[しょうこ]。しかけ。トリック。「―があがる」「手品[てじな]の―を明かす」▼「たね(種)」のさかさことば。 **ねだ**【根太】 [图] ゆか板を支えるために、ゆか下にわたした横木。[図]「はり(梁)」 **ねたば**【寝刃】 [图] 切れ味のにぶくなった刀の刃[は]。 寝刃を合わす 刀の刃をとぐ。また、悪事[わるさ]をひそかにたくらむ。 **ねタバコ**【寝〝煙草】 [图] 寝床[ねどこ]の中でタバコを吸うこと。また、ねながら吸うタバコ。 **ねたましい**【×妬ましい】 [囲] 他人の幸福がうらやましくて、じゃまをしたくなる気持ちだ。「出世した友が―」 >「つかいわけ」→「うらやましい」を見よ。 > 古語《わたし》現代語の用法は、自分よりすぐれている相手に対していまいましいと思う気持ちに限られるが、古語では、自分の不注意で思いどおりにならなかったり、自分の不注意で失敗してしまったりしたときのしゃくにさわる気持ちにも言う。「枕草子[まくらのそうし]」では、着物を裏返しに縫[ぬ]ってしまったときの気持ちを「ねたし」と言っている。 **ねたみ**【×妬み】 [图] ねたむこと。嫉妬[しっと]。「―を買う」 **ねたむ**【×妬む】 [国] 他人のすぐれた点や幸運などがうらやましく、機会があれば相手を傷つけたいと思う。「人の名声[めいせい]を―」[類]そねむ **ねだやし**【根絶やし】 [图] 草や木を根もとから引きぬき、再び生えてこないようにすること。 ②何も残らないほど、すべてをとりのぞいてしまうこと。「暴力団を―にする」[類]根絶 **ねだる** [国] 相手にあまえて、むりに求める。「お使いをしておだちんを―」[類]せびる >「つかいわけ」→「せがむ」を見よ。 **ねだん**【値段】 [图] 商品を売買するためにつける金額。「―が高い」[類]価格 **ねちがえる**【寝違える】 [下] [一] ねむっているあいだに不自然[ふしぜん]な姿勢をとり、首やかたに痛みを起こす。 **ねちねち** [圃]「不快[ふかい]にねばつくようす。ねばねばしているようす。「―した脂肪[しぼう]」 ②しつこくて、くどい感じのするようす。「―と説教[せっきょう] <1052> する」 **ねっ**【熱】[ネッ] ・[11画] [全15画] 熱[熱]熱[熱] ◎高い温度。あつい。「―を伝える」⇔冷[れい]②体温が高くなること。「―がある」③一生[いっしょう]けんめいにうちこんで夢中になること。「―を上げる」「―が冷める」「―のこもった演技[えんぎ]」 [結]熱心[ねっしん] ②熱病[ねつびょう] 発熱[はつねつ] 微熱[びねつ] 平熱[へいねつ] 加熱[かねつ] 熱戦[ねっせん] 情熱[じょうねつ] 熱海[あたみ](地名) 熱田[あつた](地名) 熱に浮かされる 高熱で意識がはっきりしなくなる。また、のぼせて夢中になる。 **ねつあい**【熱愛】 [图] 激しく愛すること。「―の末めでたく結婚する」 **ねつい**【熱意】 [图] ものごとにとりくむときの熱心さ。「―が感じられない」「―を示す」 **ねつえん**【熱演】 [图]「熱意をこめて夢中で演技すること。「―賞」 **ネッカチーフ** [图] 女性が首に巻いたり、頭をおおったりする、うすい布。▽最近は「スカーフ」ということが多い。「neckerchief **ねっから**【根っから】 [剛] もともと。うまれつきの。「―の商人[あきんど]」[類]生来 ②[「根っから〜ない」の形で] 少しも・・・ない。さっぱり・・・ない。「幽霊など―信じない」[類]まったく **ねつき**【寝付き】 [图] ねむりにつくこと。ねつくこと。「―が悪い子」[寝]起き **ねっけつ**【熱血】 [图] 血のわきかえるような激しい情熱。「―漢[かん]」↔冷血[れいけつ]▽「熱い血[ちしお]」という意味。 **ねつげん**【熱源】 [图] 熱を出すみなもと。「原子力を―とする」 **ねっこ**【根っこ】 [图] 根。くだけた言い方。「松の―」 **ねつさまし**【熱冷まし】 [图] 高熱を下げるための薬。解熱剤[げねつざい]。 **ねっしゃびょう**【熱射病】 [图] 高温多湿の場所に長時間いて、体温の調節ができなくなって起こる病気。 **ねつじょう**【熱情】 [图] ものごとに対する強くて激しい気持ち。「―あふれる説得」[類]情熱 **ねつしょり**【熱処理】 [图] [函] 金属を加熱[かねつ]したり冷却[れいきゃく]したりして、かたさなどを変えること。焼きいれや焼きもどしなど。 **ねっしん**【熱心】 [図] [形動] うちこんで一生けんめいにすること。「―に練習する」「―なとりくみ」 **ねっする**【熱する】 [囲] [変] 熱を加える。あつくする。また、あつくなる。「高温で―」 ②熱中する。夢中になる。「熱しやすく冷めやすい」 **ねっき**【熱気】 [图] 温度が高くなった空気。「部屋にーがこもる」 ②熱中して高ぶったふんいき。「異様な―に包まれる」 **ねっきょう**【熱狂】 [图]「夢中になって興奮[こうふん]すること。「―するサッカーファン」「―的」 **ねつく**【寝付く】 [国] ねむりにはいる。「赤んぼうがやっと―」[類]寝入る ②病気や心配ごとなどのために床[とこ]につく。 **ネック** [图] 首。 ②洋服のえり。えりの形。「タートルー」 ものごとを進めるのに障害になること。せまい道。難関。「サービス網[もう]のせまさが販売の―となる」 ▷bottle neck(=びんの首)から。| neck **ねづく**【根付く】 [国] [田] 植えた草木が土に根を張って、生育するようになる。 ②基礎[きそ]ができて定着する。「民主主義が―」 **ネックレス** [图] 首かざり。ネックレース。-necklace **ねつけ**【根付け】 [图] 帯にはさんで落ちないように、タバコ入れやきんちゃく(=かねなどを入れるふくろ)のひものしにつける細工物。 **ねつぞう**【×捏造】 [图]「[忍]」ありもしないことを、事実であるかのようにつくりあげること。「記事を―する」[類]でっちあげ▽「でつぞう」の慣用読み。 **ねったい**【熱帯】 [图] 赤道を中心にして南北両回帰線(二三・二七度)にはさまれた地帯。一年の平均気温がセ氏二〇度以上で、地球上でもっとも暑く、四季の変化にとぼしい。 **ねったいうりんきこう**【熱帯雨林気候】 [图] 赤道に近い地域にみられる熱帯気候。年平均気温セ氏二六度以上、年降水量二〇〇〇㍉以上の高温多雨。アマゾン川流域などに分布し、ジャングルが広がる。 **ねったいぎょ**【熱帯魚】 [图] 熱帯地方にすむ魚をまとめた呼び方。形や色の美しいものが多く、観賞用。エンゼルフィッシュ・グッピーなど。 **ねったいていきあつ**【熱帯低気圧】 [图] 熱帯地方で発生した低気圧。発生した場所によって台風・ハリケーン・サイクロンなどと呼ばれる。日本では最大風速一七・二㍍(風力8)以上のものを台風とする。 **ねったいや**【熱帯夜】 [图] 夜間の最低気温が、セ氏二五度をこえる暑苦しい夜。 **ねっちゅう**【熱中】 [图] [下] [山] あることに夢中になって心を注ぐこと。「遊びに―する」[類]没頭 > つかいわけ「専念」を見よ。 **ねっちり** [圃]「しつこくて、ねばりつくようす。ねちねち。「―とからむ」 **ねつっぽい**【熱っぽい】 [囲] ◎体温がふだんより高めな感じだ。熱がある感じだ。「からだが―」 熱心で夢中になっている。「熱っぽく話す」 **ネット**「あみ。あみ状のもの。「ヘアー」 ②テニスやバレーボールなどの球技で、中央に張るしきりのあみ。また、ボールがそのネットにかかること。「ータッチ」「ーボール」 ③「ネットワーク」の略。「全国―で放送中」 ④正味。「一一〇〇グラム」|net **ネットイン**「ステニスなどで、ボールがネットにさわってから相手コートにはいること。▽netとinから。[和] **ねっとう**【熱湯】 [图] にえたった熱い湯。にえゆ。「―― <1053> を注ぐ」「―消毒」 **ねっとう**【熱闘】 [图] 熱のはいった試合をすること。また、その試合。「息づまる―」 **ネットプレー** [图] 球技で、ネットぎわでのプレー。-net play **ねっとり** [画]「ねばってまといつく感じのするようす。「あんがーと練りあがる」 **ネットワーク** [图] あみのように細かく張りめぐらされた連絡[れんらく]組織。とくに、テレビやラジオで各地の放送局を結んでつくる組織。放送網[もう]。ネット。「情報―」 | network **ねつびょう**【熱病】 [图] 高熱の出る病気のまとめた呼び方。腸チフス・肺炎[はいえん]・マラリアなど。 **ねっぷう**【熱風】 [图] 熱い風。「かわいた―がふきつける」 **ねつべん**【熱弁】 [图] 熱のこもった話しかた。「―をふるう」 **ねつぼう**【熱望】 [图]「心から熱心に望むこと。「新幹線の開通を―する」[類]切望 **ねづよい**【根強い】 [囲] 根もとがしっかりしているように、すぐには枯れない。「相変わらずの―人気」 **ねつりょう**【熱量】 [图] エネルギーとしての熱の量。単位は、ジュール(J)またはカロリー(cal)。また、食べたものが体内で出すエネルギーの大きさ。単位はキロカロリー(kcal)° **ねつれつ**【熱烈】 [形動] 熱心で激しいようす。「―なファン」「―に歓迎される」[劇]熱狂的▽好意を強調して使うことが多い。 **ねどこ**【寝床】 [图] ねるためにしいたふとんや毛布。また、ベッド。「―をしく」「―にはいる」 **ねとぼける**【寝惚ける】 [下] ねぼける。「寝とぼけたことを言うな」 **ねとまり**【寝泊まり】 [图]「しばらく、その場所でねたり生活したりすること。「仕事場でーする」[厠]宿泊 **ねなしぐさ**【根無し草】 [图] 池などの水にういていて、地中に根を張っていないうき草。また、きまった場所に落ち着くことのできない人をたとえてもいう。「―のようにさすらう」 **ネパール** [国名] 正式国名は、ネパール王国。インドの北の、ヒマラヤ山脈沿いにある立憲君主国。平野部と山岳[さんがく]部とで八〇〇㍍以上の高度差がある。面積約一五万平方㌔。首都カトマンズ。主要言語ネパール語。 **ねばつく**【粘つく】 [国] やわらかくて、その表面が他のものについてはなれない。べとべとする。「油でー」 **ねばっこい**【粘っこい】 [囲] ①やわらかくて、その表面が他のものについてはなれない。ねばりけがある。「―あめ」 ②あきらめない。しつこい。「性格が―」「―試合をするチーム」 **ねばねば** [图] [画]「ス①〈名〉ねばりけのあるもの。①〈副・スル〉ねばっこく、くっつくようす「まわりに―くっつく」「―した液」 **ねばり**【粘り】 [图] ①ねばねばすること。「このもちは―がある」 ②根気[こんき]やがんばりがあること。「―がきかない」 **ねばりごし**【粘り腰】 [图] [田] 勝負や交渉[こうしょう]などのおりごとに、たやすく引きさがらずにねばり強いこと。 ②「にまいごし」 **ねばりづよい**【粘り強い】 [囲] ねばりつく力が強いようす。簡単にはあきらめないで、やりぬくようす。「粘り強く説得する」 **ねばる**【粘る】 [国] やわらかくべとついて、その表面はふれたものによくくっつく。 ②あきらめずに、根気よくもちこたえてがんばる。「コーヒー一ぱいで閉店まで―」 **ねはん**【×涅槃】 [图] 仏教で、苦しみや迷いのない安らぎの境地。また、釈迦[しゃか]の死。入寂[にゅうじゃく]。入滅[にゅうめつ]。 「―に入る」 **ねはんえ**【×涅槃会】 [图] 仏教で、釈迦の死んだ、陰暦[いんれき]二月一五日におこなう法会[ほうえ]。 **ねはんじゃくじょう**【×涅槃寂静】 [國] 漢あらゆる煩悩[ぼんのう]が消滅し、苦しみのない、自由で安らぎのある境地。さとりの世界。 **ねびえ**【寝冷え】 [图]ねているあいだに、からだが冷えること。風邪をひいたり、腹をこわしたりする。夏に多い。 **ねびき**【値引き】 [图]定価よりも安く売ること。まけること。「中古品を―して売る」[圏]割引・値下げ **ねぶかい**【根深い】 [囲] 深い原因があって、たやすくはとりのぞきにくい。「―対立がある」 **ねぶくろ**【寝袋】 [图] 登山やキャンプで野宿するとき、からだをすっぽり入れるふくろ状の寝具。シュラーフザック。シュラフ。 **ねぶそく**【寝不足】 [图] 睡眠[すいみん]時間がじゅうぶんでないこと。「―がたたる」[類]睡眠不足 **ネプチューン** [图] ローマ神話で、海の神。ギリシャ神話のポセイドンにあたる。ネプトゥヌス。海王星。| Neptune **ねぶみ**【値踏み】 [图] 品物を見て、おおよその値段の見当をつけること。また、人の値打ちをおしはかること。「ずいぶん安く―されたものだ」 **ネフローゼしょうこうぐん**【ネフローゼ症候群】 [图] 腎臓[じんぞう]の病変により、血液中のたんぱくが減り、全身にむくみが出る症状。- Nephrose **ねぼう**【寝坊】 [图]「ス[凸] [形動] 朝おそくまでねていること。また、朝おそく起きるくせのある人。「朝―」 **ねぼけまなこ**【寝惚け眼】 [图] じゅうぶん覚めずに、ぼんやりした目。「―をこする」 **ねぼける**【寝×惚ける】 [下] □●目が覚めたばかりで頭がさえず、ぼんやりしている。「寝ぼけた声を出す」 ②ねむっているときにとつぜん起きあがって、わけのわからないことをする。▼「ねとぼける」とも。 **ねぼすけ**【寝坊助】 [图] ねぼうな人をからかって、人名めかしていうことば。 **ねほりはほり**【根掘り葉掘り】 [圃]「細かいものをほじくりだすように、一つ一つ聞きだすようす。「―質問する」▽「根」と「葉」で語調をあわせた。 **ねまき**【寝巻き】 [图] ねるときに着る衣服。「―に着がえる」▽「寝間着」とも当てる。 <1054> **ねまちのつき**【寝待ちの月】 [图] 陰暦[いんれき]一九日の夜の月。月の出がおそいので、ねて待つという意味。[類]伏[ふ]し待ちの月[つき]♪巻末「月齢表」参照。 **ねまわし**【根回し】 [图]「木を移植するときに、あらかじめ根の周囲をほって不必要な根を切り、細根[さいこん]を発達させておくこと。 ②希望どおりに話がまとまるように、前もって関係のあるところに話をつけておくこと。「―工作」 **ねみみ(にみず)**【寝耳に水】 とつぜんのことでおどろくこと。「―の知らせ」▽「水」は洪水[こうずい]のこと。 **ねむい**【眠い】 [囲] ねむりに引き込まれそうな感じだ。ねむたい。「綿[わた]のようにつかれきってー」 **ねむけ**【眠気】 [图] ねむくなる感じ。「―がさす」 **ねむけざまし**【眠気覚まし】 [图] ねむけを覚ますもの。ねむけを覚ます手段。「―のコーヒー」 **ねむたい**【眠たい】 [囮]「ねむい」のくだけた言い方。 **ねむのき**【合歓の木】 [图] マメ科の落葉高木。山野に生え、夏、うす赤い糸をたばねたような花が咲きく。葉は細い複葉で、夜になると閉じる。 **ねむらせる**【眠らせる】 [下] ねむるようにする。ねむりにつかせる。「母の背でー」 ②ころす。「じゃま者を―」「ねむらす」とも。 **ねむり**【眠り】 [图] ねむること。「―が浅い」「ひとーする」「永いーにつく(=死ぬ)」 **ねむりぐすり**【眠り薬】 [图] ねむりをさそうための薬。催眠剤[さいみんざい]。睡眠薬。「毎晩―をのむくせ」 **ねむりこける**【眠りこける】 [下] ちょっと起こしたくらいでは目を覚まさないほど、ぐっすりとねむる。正体もなくねむる。「終電車で―」 **ねむる**【眠る】 [国] 心身のはたらきが一時休んで無意識の状態になる。「ぐっすりとー」[覚]める ②死ぬ。死んで横たわる。「草葉[くさば]のかげに―」 ③利用されない状態にある。「財宝が海底に―」 **ねめつける**【×睨め付ける】 [下] 強くにらみつける。「するどい目つきで―」 **ねもと**【根元・根本】 [图] 木や草の根の部分。 ②柱や立っているものの、つけ根の部分。 ③ものごとの根本。 **ねものがたり**【寝物語】 [图] ねながら話す話。 **ねや**【×閨】 [图] ねるための部屋へ。とくに、夫婦の寝室[しんしつ]。▽「寝屋」の意。 **ねゆき**【根雪】 [图] 降った雪が春が来るまで解けずに残り、かたくこおったもの。「―になる」 **ねらい**【×狙い】 [图] 弓や銃[じゅう]でねらうこと。「―がはずれる」「―をつける」 ②目ざす目標や目的。「学習の―」 **ねらいうち**【×狙い撃ち】 [图]「これと目標をきめて攻撃[こうげき]すること。「直球を―する」▽特定の人物だけを、批判して責めるという意味でも。 **ねらう**【×狙う】 [国] ①手に入れる機会、あるいは目的が果たせる機会をうかがう。「相手のすきを―」 ②目標に的中させようとする。「ピストルでー」 **ねりあげる**【練り上げる】 [下] □よく練ってよいものにしあげる。りっぱにつくりあげる。「計画を―」 **ねりあるく**【練り歩く】 [国] 大勢の人が列をつくり、調子をそろえてゆっくりと歩く。「大通りを―」 **ねりあん**【練り×餡】 [图] アズキをにて、つぶすかこすかしたものに砂糖を加え、火にかけてこねたあん。 **ねりいと**【練り糸】 [图] 生糸[きいと]をあくなどでにて、やわらかくし、光沢を出したもの。 **ねりえ**【練り餌】 [图] ぬか・魚粉[ぎょふん]・青菜などを練りあわせた小鳥のえさ。また、魚粉・小麦粉・サツマイモなどを練りかためた魚釣[うおつ]り用のえさ。 **ねりせいひん**【練り製品】 [图] 魚肉をすり身にしてつくった食品。ちくわ・かまぼこなど。ねりもの。 **ねりもの**【練り物】 [图] ①練ってつくったもの。練りあんや練り製品。 ②宝石などの模造品。人造宝石。 ③祭りのとき、あちこちをねり歩く行列や山車[だし]。 **ねりようかん**【練り羊羹】 [图] 寒天[かんてん]とあんなどをまぜ、よく練りながらにつめて固めたようかん。蒸[む]し羊羹 **ねる**【寝る】 [下] からだを横にする。「ベンチに―」[臥]す [立]つ ②睡眠[すいみん]をとる。ねむる。「一〇時に―」[起き]て ③立っているものが横になる。「じゅうたんの毛が―」 ④病気で床[とこ]につく。「三月とも寝ていた」 ⑤商品や資金が流通しない状態になる。 ◎こうじなどが、ほどよい状態にできあがる。 寝た子を起こす すでに解決したり、忘れていたことを、わざわざとりあげて波風を立てる。不必要なことをして悪い結果を招くたとえ。 寝ても覚めても いつも。しじゅう。 **ねる**【練る・×煉る・錬る】 [国] ●粉状のものに液体をまぜ、よくこねてねばりけやほどよいかたさをもたせる。「うどん粉を―」「火にかけて、あんを―」 ②じゅうぶんに考え、くふうしてよいものにする。「構想を―」「文章を―」 ③列を整えてゆっくりと進む。「行列が町なかを―」 ④心身をきたえて強くする。「精神を―」 **ネル** [图]「フランネル」の略。 **ネルー** [人]「ネール」 **ねれる**【練れる】 [下] [二] よくこねられ、ちょうどよい状態になる。とくに、考えかたや人格がおだやかになり、人あたりがよくなる。「よく練れた人物」 **ネロ** [入] [角] 三七—六八年。古代ローマの皇帝。はじめ善政[ぜんせい]をおこなったが、母・妻を殺し残虐[ざんぎゃく]行為を重ね、キリスト教徒を迫害[はくがい]する暴君になった。一Nero Claudius Caesar Augustus Germanicus **ねわけ**【根分け】 [图] [函] 植物の根を分けて移植すること。かぶわけ。分根[ぶんこん]。「株の―」 **ねわざ**【寝技】 [图] ●柔道やレスリングで、ねた姿勢でかけるわざ。[立]ち技 ②裏でひそかにおこなわれるかけひき。「―師」▽「寝業」とも書く。 **ねん**【年】 [干・3画] [全6画] 年[年]年[年] ①一月一日から一二月三一日までの期間。一年間。また、年数を数えることば。「―に一度の大そうじ」 ②としごと。③生まれてからのとし。④ある長さの時 <1055> 間。時期。 [ネン] [とし] ◎年間[ねんかん] 年月[ねんげつ] 年末[ねんまつ] 昨年[さくねん] 新年[しんねん] ②年鑑[ねんかん] 年金[ねんきん] 年表[ねんぴょう] ③年少[ねんしょう] 年輩[ねんぱい] 年齢[ねんれい] 少年[しょうねん] 青年[せいねん] ④年代[ねんだい] 往年[おうねん] 近年[きんねん] 晩年[ばんねん] 年魚[あゆ] 幾年[いくとせ] *今年[ことし] 年増[としま] **ねん**【念】 [ネン] [心・4画] [全8画] 念[念]念[念] ●いつも心からはなれない考え。心にじっと深く思う。「尊敬の―を深める」「感謝の―」②注意深く気をつける。「―には―を入れる」③となえる。「念じる」を見よ。 [念]もう [念]願[ねんがん] [念]頭[ねんとう] [念]力[ねんりき] [概]念[がいねん] [残]念[ざんねん] ②念書[ねんしょ] [失]念[しつねん] [入]念[にゅうねん] ③念経[ねんきょう] 念誦[ねんじゅ] 念仏[ねんぶつ] 念のため まちがいが起こらないように、いっそう確実にするため。「―もう一度見まわる」 念を押す まちがいや手落ちがないように、もう一度確かめる。 **ねん**【燃】 [ネン] [○火・12画] [②全16画] 燃[燃]燃[燃] ◎火がもえる。もやす。②「燃料」の略。 ●燃焼[ねんしょう] 可燃[かねん] 不燃[ふねん] ②燃費[ねんぴ] [も]える・[も]やす・[も]す 希望に燃える/情熱を燃もやす/ごみを燃もす **ねん**【粘】 [ネン] [米・5画] [全11画] 粘[粘]粘[粘] ねばねばする。ねばりつく。 [粘]液[ねんえき] [粘]着[ねんちゃく] [粘]土[ねんど] [ねば]る [しつこ]く [粘]り強い [粘]膜[ねんまく] 粘葉装[でっちょうそう](=和本の製本形式の一つ) **ねん**【稔】 [ネン] [禾・8画] [全13画] 稔[稔]稔[稔] 穀物[こくもつ]が実る。 [稔]実[じんじつ] [稔]熟[じんじゅく] [豊]稔[ほうねん] **ねん**【然】↓「ぜん」 **ねん**【年】 [图] 造語→漢字項目を見よ。 **ねんいり**【念入り】 [図] [形動] 何度も見なおしたりして、細かいところまで注意がはらわれているようす。「―な仕事」「―にふきとる」[類]入念・丹念[たんねん] **ねんえき**【粘液】 [图] ねばねばした液体。「―を分泌[ぶんぴつ]する」 **ねんえきしつ**【粘液質】 [图] 感情の変化や刺激[しげき]に対する反応はにぶいが、ねばり強く勤勉な気質。▽古代ギリシャの医者ヒポクラテスが、人間の気質を四つに分類したうちの一つ。▽他の三つは、多血[たけつ]質・胆汁[たんじゅう]質・憂鬱[ゆううつ]質。 **ねんが**【年賀】 [图] 新年の祝い。新年に知人の家を回って祝いのことばを述べること。「―の客」「―状」 **ねんがく**【年額】 [图] 一年間の総額。「―一万円納める」 **ねんがっび**【年月日】 [图] 何かがあった年と月と日。「観察した―を記録する」 **ねんがらねんじゅう**【年がら年中】 [画] うんざりするほど、いつも。しょっちゅう。「―いそがしくしている」[類]四六時中[しろくじちゅう]もと、「年が年中」から。 **ねんかん**【年間】 [图] 一年のあいだ。「―五万人の利用客がある」 ②年号などの下に付いて、その年号のあいだの意味をあらわす。「大正[たいしょう]―」「元禄[げんろく]―」 **ねんかん**【年鑑】 [图] ある分野の一年間の出来事や調査・統計などをまとめた本。「俳句—」 **ねんがん**【念願】 [图] [山] あることが実現するように心に深く願うこと。「―がかなう」[類]宿願 **ねんき**【年忌】 [图] なくなった人の、毎年めぐってくる命日。祥月命日[しょうつきめいにち]。回忌[かいき]。「母の三ー」 **ねんき**【年季】 [图] 昔、奉公人[ほうこうにん]をやとうときにきめた奉公の期間。「―が明ける」「―奉公」 年季が入はいる 長年、その仕事にうちこんで、うまくなる。 **ねんきん**【年金】 [图] 毎年支給される一定のかね。恩給・厚生年金・国民年金など。 **ねんぐ**【年貢】 [图] 昔、農民が領主に納めた税。ふつうは米。明治以後は、小作料をいう。「―米[まい]」 年貢の納め時[どき] 悪事をはたらきつづけた者が、つかまって罪に服すべきとき。観念して処分を受けるべき時期。 **ねんげつ**【年月】 [图] としと、つき。歳月[さいげつ]。「長い―を経る」[星霜] **ねんげん**【年限】 [图] いつまでときめた年数。「約束の―」 **ねんこう**【年功】 [图] ①長いあいだの功績。「―をたたえる」「―序列」 ②長いあいだの経験や熟練。「―がものをいう」 **ねんごう**【年号】 [图] 天皇や君主などの在位期間につけた呼び名。明治・大正・昭和など。元号[げんごう]。「―が改まる」▽古くは、災害やめでたいことがあったときなどに改めたが、明治以降は、一天皇一年号。 **ねんこうじょれつ**【年功序列】 [四] [選] 会社などで、実力と関係なく、年齢や勤続年数に応じて、地位や給料に差のあること。「―型賃金」 **ねんごろ**【懇ろ】 [形動] ①人に対して細かく注意が行きとどき、ていねいなようす。「―なもてなし」「―にとむらう」[圏]丁重[ていちょう]・懇切 ②よく理解できていて、たがいにうちとけて親しいようす。「―なつきあい」「―になる」[圏]懇意[こんい]・親密 **ねんざ**【×捻挫】 [图]「[凶]手や足などの関節をくじくこと。「テニスで足首を―する」 **ねんさん**【年産】 [图] 一年間の生産量。「―一〇〇万台」 **ねんし**【年始】 [图] ①年のはじめ。[圏]年頭↔年末 ②新年のあいさつ。年賀。「―回り」 <1056> **ねんし**【×撚糸】 [图] 糸を二本以上合わせて、よりをかけること。また、その糸。 **ねんじ**【年次】 [图] 一年ごと。毎年。「―予算」「―計画でダムをつくる」 ②年の順序。「入社第二―」 **ねんしき**【年式】 [图] 自動車の、その年その年に開発される新しい型。 **ねんじゅ**【念珠】 [图] じゅず。ずず。「ねんず」とも。▽数珠は、仏の加護を念じて手にすることから。 **ねんしゅう**【年収】 [图] 一年間の収入。 **ねんじゅう**【年中】 [图] [画] ①〈名〉一年のあいだ。一年じゅう。「―無休」 ①〈副〉いつでも。しじゅう。「―いそがしく働く」 **ねんじゅうぎょうじ**【年中行事】 [图] 毎年同じ時期におこなわれる儀式[ぎしき]や行事。もとは宮中でおこなわれるものをいった。「ねんちゅうぎょうじ」とも。 **ねんしゅつ**【×捻出・*拈出】 [图] [忍] 苦心してひねりだすこと。とくに、やりくりしてかねをつくること。「旅費を―する」[類]工面[くめん] **ねんしょ**【年初】 [图] 年の初め。年頭。年始。 **ねんしょ**【念書】 [图] 取引や契約[けいやく]などで、念のために相手との約束を守ることを書いて、あやまちが起きないようにする文書。「―をとる」 **ねんしょう**【年少】 [图] 年齢[ねんれい]が下であること。若いこと。「―者」[類]年下 [年長]▽「年小」は誤り。 **ねんしょう**【年商】 [图] 一年間の商売による売上高。「一億円」 **ねんしょう**【燃焼】 [图] (ほのおをあげて)燃えること。「不完全―」 ②情熱や力のかぎりを出しつくすこと。「青春をグラウンドでーさせる」 **ねんじる**【念じる】 [上] 深く心に思ったり、いのったりする。「成功を―」「無事を―」 ②仏の名や経文を唱える。「南無阿弥陀仏[なむあみだぶつ]と―」▼「ねんずる」とも。 **ねんすう**【年数】 [图] としの数。「―がたつ」「―物」 **ねんずる**【念ずる】 [変]「ねんじる」 **ねんせい**【粘性】 [图] 物質のねばりけ。物理学では、流体が運動するとき、各部分がたがいに抵抗[ていこう]しあう性質をいう。 **ねんだい**【年代】 [图] ①時の流れを、ある単位で区切ったひとまとまり。また、経過した年数。「明治―」「一九九○―」「―順」 ②同じぐらいの年齢の人。「―のちがい」[園]世代 年齢層[そう] **ねんだいき**【年代記】 [图] 年代順に出来事をしるした書物。クロニクル。 **ねんちゃく**【粘着】 [图] [下] とねばりつくこと。「―力」「ーテープ」 **ねんちゅうぎょうじ**【年中行事】 [图] ↓「ねんじゅうぎょうじ」 **ねんちょう**【年長】 [图] 年齢が上であること。「―者」[闋]年上 [年少] **ねんど**【年度】 [图] 会社・学校・役所などで、仕事や事務の都合から区切った一年の期間。「―末」「会計―」▽ふつうは、四月から翌年の三月まで。 **ねんど**【粘土】 [图] 岩石が風化してできた、つぶの細かい、ねばりけのある土。「―質」「紙―」「―細工[ざいく]」 **ねんとう**【年頭】 [图] 年のはじめ。「―にあたり所感を述べる」[圏]年始 **ねんとう**【念頭】 [图] 心のうち。考えのうち。「―に置く」 **ねんない**【年内】 [图] その日からその年が終わるまでのあいだ。「―無休」▽多く、年末近くになって使う。 **ねんね** [图]「ねること。▽幼児語。 ②あかんぼう。また、年のわりに子供っぽい人。 **ねんねこ** [图] 子供をおぶったとき、上からはおる綿入れのはんてん。ねんねこばんてん。 **ねんねん**【年年】 [画] ①毎年少しずつ進行するようす。年とともにしだいに。「農村は―人口が減っていく」 ②その年その年ごとに。毎年毎年。 年々[ねんねん]歳々[さいさい] 【年年歳歳】 [四] [溪] 来る年も来る年も。毎年毎年。 年々歳々花[はな]相似[あい]たり、歳々年々人[ひと]同じからず毎年毎年、花は同じように咲くが、人は年をへるごとに老いていく。▽中国、劉廷芝[りゅうていし]の「代悲白頭翁」詩から。 **ねんばい**【年配・年輩】 [图] ①およその年齢[ねんれい]。「同じぐらいのー」「三〇―の女性」 ②世間[せけん]のことがよくわかる年ごろ。中年以上。「―の紳士」 ③年上であること。「三つーだ」 **ねんび**【燃費】 [图] 一定量の仕事に使う燃料の量。とくに自動車で、燃料一㍑で走れるキロ数。燃料消費率。また、燃料費。「―のいい車」 **ねんぴょう**【年表】 [图] 歴史上のおもな出来事を年代順にしるした表。「文学史―」 **ねんぶ**【年賦】 [图] 分割ばらいの一つ。借金などを毎年一定額ずつしはらう方法。年[ねん]ばらい。 **ねんぷ**【年譜】 [图] 人の一生の出来事や業績などを、年月の順に書きしるしたもの。[圏]履歴・閲歴[えんれき] **ねんぶつ**【念仏】 [图] [函] 仏の名前を唱えること。とくに、「南無阿弥陀仏[なむあみだぶつ]」と唱えること。[類]称名[しょうみょう]・念誦[ねんじゅ] **ねんぶつざんまい**【念仏三昧】 [四] [国] 他のことを考えずに、一心に念仏すること。「―に入[い]る」[圏]称名三昧[しょうみょうざんまい] **ねんぶつしゅう**【念仏宗】 [图] 念仏によって極楽往生[ごくらくおうじょう]することを目的とする仏教の宗派。融通[ゆうずう]念仏宗・浄土宗・浄土真宗・時宗など。 **ねんぼう**【年俸】 [图] 一年間の単位できめた給料。「―に不満はない」[圏]年給 **ねんぽう**【年報】 [图] 一年ごとに出す報告。また、報告書。「会社の―を編集する」 **ねんまく**【粘膜】 [图] 口や鼻の中、胃や腸の内側などをおおっているやわらかくてしめった膜[まく]。 **ねんまつ**【年末】 [图] 一年の終わりのころ。年の暮れ。「―の帰省ラッシュ」[類]年の瀬・歳末[さいまつ][年始] **ねんまつちょうせい**【年末調整】 [图] 前もって給料からさし引かれた所得税を、年末に計算しなおして、過不足分を精算すること。 <1057> **ねんらい**【年来】 [剛] 何年も前から変わらずに続いているようす。長年。「―の友人」「―あたためていた企画[きかく]がく」 **ねんり**【年利】 [图] 預金や借金などで、一年ごとの利息。「―四パーセント」 **ねんりき**【念力】 [图] 精神の集中で生まれる力。強く思うことで生まれる力。「―を使う」「思う―岩をも通す」 **ねんりょう**【燃料】 [图] 燃やして光や熱を利用するための材料。まき・石炭・石油・ガスなど。「―切れ」 **ねんりん**【年輪】 [图] 木の断面に見られる何重もの輪。一年に一つずつふえる。▽年とともに変化し、深まるようすをたとえてもいう。「―を刻んだ顔」 **ねんれい**【年齢】 [图] 生まれてからの年数。とし。「―を問わない」「精神―」[類]よわい > ●年齢をあらわすことば・呼称[こしょう] > [年齢][呼称][由来] > [一五][志学][『論語』の「吾十有五而志于学」から] > [二〇][弱冠][『礼記』の「二十日「弱」、冠」から] > [三〇][而立][『論語』の「三十而立」から] > [四〇][不惑][『論語』の「四十而不惑」から] > [五〇][知命][『論語』の「五十而知天命」から] > [六〇][耳順][『論語』の「六十而耳順」から] > [六〇][還暦][六〇年で干支がひと回りして、生まれた年に還ることから] > [七〇][古稀][中国の詩人、杜甫の詩句「人生七十古来稀」から] > [七七][喜寿][「喜」の草書「㐂」が七十七に見えることから] > [八〇][傘寿][「傘」の略字「仐」が八十に読めることから] > [八八][米寿][「米」の字が八十八に分けられることから] > [九〇][卒寿][「卒」の俗字「卆」が九十に読めることから] > [九九][白寿][「百」から一画引くと「白」になることから] **の** **の**【野】 [图] 造語①〈名〉草などの生えた広い平地。野原。「―に咲く花」「あとは―となれ山となれ(=どうなってもかまわない)」 ①〈造語〉[「野〜」の形で]「野生の」という意味をあらわす。「―ねずみ」「―菊[ぎく]」「―いちご」▽動植物の名前の上に付く。 **の** [国] [格助] ①所有や所属をあらわす。「わたし―家」「あなた―考え」「秋—花」「母校—先生」 ②下にくる名詞を限定する。「絵―本」「漢字―テスト」「三本木」「きのう―会」「向こう―角」「東京—本店」 ③連体修飾語の中の主語をあらわす。「桜―咲く季節」「わたし―かいた絵」「ピアノ―弾[ひ]ける人」 ④同格をあらわす。「梅―花」「受付―鈴木さん」 ⑤上にくる語に名詞の資格をあたえる。・・・もの・・・・こと。「右ーがきみのだ」「白い―をください」「走る―がおそい」「暑い―に弱い」▽この用法の「の」を「準体助詞」という。くだけた言い方では「ん」に変わる。「わたしがやったんです」「その本はわたしんです」 ◎並立をあらわす。「行く―行かない―とだだをこねる」『名詞または名詞句と名詞のあいだにはいる。格助詞の「の」と「で」が続いた形と、接続助詞「ので」とのちがいについては、「ので」の▼を見よ。 [終助] ①やわらかく言いきる。「これから帰るところなー」「その日はだめな―」 ②やわらかい疑問をあらわす。「もう、行ってしまう―?」「あなたはどうする!?」 ③強く要求したり問いつめたりする。「いったいどういうつもりなー」「いいかげんにする―」▽おもに、女性語。 ▼格助詞は文中にあり、終助詞は文末に付く。 **のあそび**【野遊び】 [图] [函] 野原に出て遊ぶこと。▽昔、貴族や武士が、春になると野原で食事や狩[か]りを楽しんだことをさす。 **ノアのはこぶね**【ノアの箱舟・ノアの方舟】 [图]「旧約聖書」創世紀[そうせいき]で、ノアが乗った四角い舟。ヤハウェの神が人間の悪行[あくぎょう]をおこって人類を絶滅させようと大洪水[だいこうずい]らを起こすが、おこないの正しいノア一族だけが、ひとつがいずつの各種の動物と舟に乗り、難をまぬがれた。 **ノイズ** [图] 放送や録音の雑音や電信の乱れ。「―がはいる」 | noise **ノイローゼ** [图] 心配ごとや不安などから起こる精神の障害。神経症[しんけいしょう]。「新しい職場に慣れず、―になる」 | Neurose **のう**【納】 [ノウ] [糸・4画] [全10画] 納[納]納[納] ◎うけいれる。しまいこむ。②かねをしはらったり、ものをおさめたりする。③しめくくる。 [ノウ]・[ナッ]・[ナン]・[ナ]・[トウ] [納]骨[のうこつ] [格]納[かくのう] [収]納[しゅうのう] ②[納]得[なっとく] [納]豆[なっとう] [納]戸[なんど] [納]屋[なや] ②[納]期[のうき] [納]税[のうぜい] [納]入[のうにゅう] [完]納[かんのう] [滞]納[たいのう] /出納[すいとう] [納]③[納]会[のうかい] [おさ]める・[おさ]まる 税を[納]める/[御用][ごよう][納]め/もとの鞘[さや]に[納]まる **のう**【能】 [ノウ] [月・6画] [全10画] 能[能]能[能] ①ものごとをなしとげる力。はたらき。「働くだけが―ではない(=働いてさえいればいいというものではない)」②よくできる。[類]達[たつ]③ききめ。④日本の伝統芸能の一つ。「―の鑑賞[かんしょう]」「能楽」も見よ。 ①能率[のうりつ] 能力[のうりょく] 機能[きのう] ②芸能[げいのう] 才能[さいのう] 知能[ちのう] ②能筆[のうひつ] 能弁[のうべん] 能吏[のうり] ③可能[かのう] 万能[ばんのう] 不能[ふのう] ③効能[こうのう] 万能薬[ばんのうやく] <1058> [能]楽[のうがく] [能]面[のうめん] [能]ある鷹[たか]は爪[つめ]を隠す ほんとうに実力のある人は、それを見せびらかさない。 **のう**【脳】(腦) [月・7画] [全11画] 服[服]服[服] ●頭蓋骨[ずがいこつ]の中にある神経細胞[しんけいさいぼう]の集まり。各部分の神経を支配する。のうみそ。②考えたり、記憶[きおく]したりする頭のはたらき。③中心となるもの。また、人物。 [ノウ] [脳]死[のうし]。[脳]髄[のうずい] ②[脳]裏[のうり] ③[頭]脳[ずのう] [首]脳[しゅのう] [小]脳[しょうのう] [大]脳[だいのう] **のう**【悩】(惱) [・7画] [全10画] 悩[悩]悩[悩] おもいなやむ。なやみ。 [ノウ] [悩]殺[のうさつ] [懊]悩[おうのう] [苦]悩[くのう] [煩]悩[ぼんのう] [なや]む・[なや]ます 胃病に[悩]む/[悩]み事/心を[悩]ます **のう**【農】 [辰・6画] [全13画] 1農[農]農[農] 田畑を耕[たがや]して作物[さくもつ]をつくる。また、農業を仕事とする人。 [ノウ] [農]家[のうか] [農]耕[のうこう] [農]村[のうそん] [農]民[のうみん] [酪]農[らくのう] **のう**【濃】 [511] [・13画] [全16画] 濃[濃]濃[濃] 色や味がこってりとしている。また、程度や密度が高い。こい。[淡]たん [濃]紺[のうこん] [濃]淡[のうたん] [濃]度[のうど] [濃]密[のうみつ] [濃]霧[のうむ] 疑いが[濃]い/[濃]紫[むらさき] [こ]い/[こま]やか **のう**【脳/農】 [图] →漢字項目を見よ。 **のういっけつ**【脳溢血】 [图] ↓「のうしゅっけつ」 **のういん**【能因】 [人] [鱼] 九八八一一〇五八?年。平安中期の歌人。『三十六歌仙』の一人。俗名[ぞくみょう]は橘永愷[たちばなのながやす]。「後拾遺[ごしゅうい]集」の代表的歌人。諸国の歌枕[うたまくら]を訪ね、逸話[いつわ]も多い。家集「能因法師集」。 **のうえん**【脳炎】 [图] 脳の炎症性の病気をまとめた言い方。「日本―」 **のうえん**【農園】 [图] 野菜・くだもの・草花などを、大がかりにつくるところ。「[類]農場 **のうえん**【濃×艶】 [形動] 成熟した女性のあでやかで色っぽいようす。「な和服姿」 **のうか**【農家】 [医] 農業を職業としている家。また、その建物。「一兼業」 **のうかい**【納会】 [臣] 一年の最後や行事の最後にもよおす、しめくくりの会。「演奏会のあと―を開く」 **のうがき**【能書き】 [图] [田] 薬の効き目を書いたもの。効能書き。「風邪[かぜ]薬の―を読む」 ②自分のすぐれたところを宣伝することば。「―を聞かされる」 **のうがく**【能楽】 [图] 日本の代表的な古典芸能の一つ。主役(=シテ)・脇役(=ツレ)などが能面をつけ、はやしや謡曲に合わせて演じ、舞[ま]う。大陸から渡来[とらい]し発達した猿楽、伝統的な田楽[でんがく]を、室町時代に観阿弥[かんあみ]と世阿弥[ぜあみ]が大成した。→上段図 **のうがく**【農学】 [图] 農業に関する原理・技術・経済などを研究する学問。 **のうかすいたい**【脳下垂体】 [图] 脊椎[せきつい]動物の脳の下についている内分泌腺[ないぶんぴつせん]。発育や生殖[せいしょく]に関係する。下垂体。 **のうかん**【納棺】 [图] [下] と遺体[いたい]を棺[ひつぎ]の中に入れること。「―の手はずが整う」 **のうかんき**【農閑期】 [图] 一年のうちで、農業の仕事がひまな時期。「―に民芸品をつくる」→農繁期[のうはんき]▽「農間期」は誤り。 **のうき**【納期】 [图] 金銭や商品などを納める期限。「―が近づく」 **のうきぐ**【農機具】 [困] 農作業に使う機械や器具。農具。耕具。 **のうきょう**【農協】 [囝]「農業協同組合」の略。 **のうぎょう**【農業】 [图] 土地を利用して、米・野菜・くだものなどを育てたり、家畜[かちく]を飼ったりしてえた生産物によって利益をおさめる仕事。 **のうぎょうきょうどうくみあい**【農業協同組合】 [图] 農業にたずさわる人が協力しあって、農業技術の改善や農作物の加工・販売[はんばい]をおこなうための団体。農協。JA。 **のうきょうげん**【能狂言】 [图] 能楽と狂言。 ②能楽と能楽のあいだに演じる喜劇。狂言。▽歌舞伎[かぶき]狂言と区別するための言い方。 **のうきん**【納金】 [图]「かねを納めること。また、絞めるかね。「―の期日がせまる」[類]入金 <1059> **のうぐ**【農具】 [图] 手で用いる農作業用の道具。くわや、かまなど。農機具。耕具。 **のうげい**【農芸】 [图] ①農業と園芸。 ②農作物を育てるための技術。「一化学」 **のうけっせん**【脳血栓】 [图] おもに動脈硬化が原因で、脳の血管がつまる病気。高齢者に多い。 **のうこう**【農耕】 [图] 田畑を耕して農作物をつくること。農作。「―民族」 **のうこう**【濃厚】 [形動] 色や味がこくて、こってりしたようす。「―なスープ」「―なラブシーン」[類]濃密 [淡泊] ②可能性が強いようす。「敗色がーだ」[希薄] **のうこうそく**【脳梗塞】 [图] 脳の血管がつまり、血液が流れなくなって脳組織が壊死[えし]する病気の総称。脳血栓・脳塞栓[そくせん]など。運動機能や知覚のまひ、失語症[しつごしょう]などの症状があらわれる。脳軟化[なんか]症。 **のうこうぶんか**【農耕文化】 [图] 新石器時代に農耕を生業[なりわい]の基盤としてあらわれた文化。食糧を確保できることから定住が進み、土器や織物などを製作する技術が発展した。また、村や都市、身分の発生を見た。日本では、弥生[やよい]文化以降。 **のうこつ**【納骨】 [图]「ご火葬[かそう]した死者の骨を、墓に納めること。「一堂」 **のうこん**【濃紺】 [图] こい紺色。「―の制服」 **のうさい**【納采】 [图] 結婚の結納[ゆいのう]をとり交わすこと。「―の儀」▽現在は、皇室の結納をいう。 **のうさぎょう**【農作業】 [图] 農家の仕事。農業にたずさわる仕事。のらしごと。 **のうさく**【農作】 [图] 田畑を耕して、農作物をつくること。農耕。「―による土地利用の実態」 **のうさくぶつ**【農作物】 [图] 田畑でつくられた米や野菜・くだものなど。農業生産物。農産物。「のうさくもつ」とも。「水害のため―が被害を受ける」 **のうさつ**【悩殺】 [图] 女性が、美しさや性的魅力[みりょく]などで、男性の心をまどわすこと。[類]魅了[みりょう] **のうし**【脳死】 [图] 脳のはたらきが完全に停止した状態。死の判定基準の一つとする考えかたもある。 **のうし**【直衣】 [图] 昔の男性貴族のふだん着。烏帽子[えぼし]や、指貫[さしぬき]というはかまとともに着用した。 **のうじ**【能事】 [图] できること。古い言い方。 能事終われりとする できることは、すべて終わったと満足する。 **のうじ**【農事】 [图] 農業の仕事。農業に関することがら。「村じゅうが―にいそしむ」 **のうしゅう**【能州】 [图] ↓「のと」 **のうしゅう**【濃州】 [图] ↓「みの」 **のうしゅく**【濃縮】 [图]「[スル]」につめたりして、液体などの濃度をこくすること。「―ジュース」 **のうしゅくウラン**【濃縮ウラン】 [图] 天然ウランよりも、ウラン二三五の含有[がんゆう]率を人工的に高めたもの。原子炉[げんしろ]などの燃料用。濃縮ウラニウム。 **のうしゅっけつ**【脳出血】 [图] 脳の中で出血が起きる病気。意識障害や手足のまひを起こすことが多い。脳溢血[のういつけつ]。 **のうしゅよう**【脳腫瘍】 [图] 脳にできる腫瘍。頭痛[ずつう]やはきけなどの症状が出る。 **のうしょ**【能書】 [图] 文字をじょうずに書くこと。また、その人。「―家」[圏]能筆・達筆 **のうじょう**【農場】 [图] 農業や酪農をおこなうための、大がかりな設備のある場所。[類]農園 **のうしんとう**【脳振✕盪・脳震盪】 [图] 頭を強く打ったときなどに、しばらくのあいだ気を失ってしまうこと。「―を起こす」 **のうずい**【脳髄】 [图] 脳。脳みそ。▽「脳陸」は誤り。 **のうせい**【農政】 [图] 農業に関する行政や政策。 **のうぜい**【納税】 [图]「税金を納めること。「―制度の改革」☆徴税 **のうせきずいまくえん**【脳脊髄膜炎】 [图] 脳と脊髄[せきずい]を包む膜が、ウイルスや細菌[さいきん]におかされて炎症[えんしょう]しりを起こす病気。腦膜炎。 **のうそっちゅう**【脳卒中】 [图] ↓「そっちゅう」 **のうさんぶつ**【農産物】 [图] 農業によって生産されるもの。農作物。「―の加工業者」 **のうそん**【農村】 [固] 住民の多くが農業をして生活している村。「―地帯」 **のうたん**【濃淡】 [图] 色や味などの、こさとうすさ。「―のはっきりした模様」 **のうち**【農地】 [图] 農業に利用するための土地。田畑。「―を造成して宅地化する」[圏]耕地↔宅地 **のうちかいかく**【農地改革】 [图] 一九四七一五〇年に実施された農村の土地所有制度改革を目ざした政策。不在地主の土地を国が強制的に買いあげ、小作農に安くはらいさげて自作農をふやした。 **のうちゅう(嚢中)のきり**【嚢中の錐】 ふくろの中のきりがふくろを破ってつき出るように、すぐれた人物は必ずその才能を外にあらわすというたとえ。▽中国、「史記」から。 **のうてん**【脳天】 [图] 頭のてっぺん。「―をなぐられたようなショックを受ける」 **のうど**【農奴】 [图] 中世ヨーロッパの封建社会で、一生、領主に支配され、自由のなかった農業労働者。奴隷[どれい]と農民のあいだの身分。 **のうど**【濃度】 [图] 液体や気体などにふくまれる成分の割合。「大気中の二酸化炭素の―が高まる」 **のうどう**【能動】 [图] 他のものに対して、みずからはたらきかけること。[受動] **のうどうたい**【能動態】 [又] [透] 他のものに動作や作用をおよぼすという関係をあらわす語法。たとえば「卒業式がおこなわれる」の形に対して、「卒業式をおこなう」という形をいう。↔受動態 **のうどうてき**【能動的】 [形動] 自分からすすんで他に[く]はたらきかけるようす。「―にふるまう」[圏]積極的 [受動的] **のうなし**【能無し】 [图] 能力がなくて役に立たないこと。また、役に立たない人。「―のくせに欲ばりだ」[無能]▽「脳無し」は誤り。 **のうなんかしょう**【脳軟化症】 [图] ↓「のうこうそく」 **のうにゅう**【納入】 [图] 金銭や品物を納めること。「月謝を―する」[圏]納付 <1060> **のうのう** [画] のんびりとして、いい気になっているようす。のんきにしているようす。「―と暮らす」 **のうは**【脳波】 [图] 脳の活動にともなって発生する弱い電流。また、それを記録したもの。「―をとる」 **ノウハウ** [图] 技術や方法。また、それに関する情報。ノーハウ。「―を学ぶ」 | know-how **のうはんき**【農繁期】 [图] 一年のうちで、農作業がいそがしい時期。田植えや収穫のころなど。[農閑期] **のうひつ**【能筆】 [图] 文字がじょうずなこと。また、その人。「一家」[鬨]能書・達筆⇔悪筆 **のうひん**【納品】 [图]「[函]品物を注文さきなどへ納めること。また、その品物。「―書を確認する」 **のうひんけつ**【脳貧血】 [图] 脳の血液の減少によって起こる症状。失神・頭痛・めまい・はきけなど。▽赤血球の減少する「貧血」は別。 **のうふ**【納付】 [图]「きめられたかねや品物を官庁などに納めること。「税金の―書」[納入] **のうふ**【農夫】 [图] 農業を仕事にしている男性。 **のうぶたい**【能舞台】 [图] 能楽や狂言を演じるためにつくられた舞台。→図「のう(能)」 **のうべん**【能弁】 [図] [形動] 話がじょうずで、よどみなくしゃべること。「―をふるう」「―家」[雄弁]⇔[訥弁] **のうまくえん**【脳膜炎】 [图] ↓「のうせきずいまくえん」 **のうみそ**【脳味噌】 [图]「脳」「知能」のくだけた言い方。「―のできがちがう」[脳髄] **のうみつ**【濃密】 [図] [形動] 色や感情などがこくて、密度が高いようす。「―な描写に。」 **のうみん**【農民】 [图] 農業を職業としている人。 **のうむ**【濃霧】 [图] 濃くて深い霧[きり]。「―のため出港をとりやめる」「―注意報」 **のうめん**【能面】 [图] 能楽を演じる人がかぶる面。一つの面で、喜怒哀楽[きどあいらく]を表現する。おもて「能面のような顔」といえば、表情のとぼしい動きのない顔。下段図 **のうやく**【農薬】 [图] 農作物を病気や害虫から守ったり、雑草を枯らしたりするための薬。「一散布」 **のうり**【能吏】 [图] 手ぎわよく事務処理のできる役人。 **のうり**【脳裏・脳×裡】 [图] 頭の中。心の中。「不安が―をかすめた」 **のうりつ**【能率】 [图] 仕事のはかどりぐあい。効率。「―をあげるくふうをする」「―給」 **のうりょう**【納涼】 [图] 夏の夜、暑さを忘れてすずしさを味わうこと。夕すずみ。「―盆[ぼん]おどり大会」 **のうりょく**【能力】 [图] あることをなしとげることのできる力。「処理―を発揮する」「運動―」 > つかいわけ 能力・性能・機能 > 「能力」は、人や機械が特定のものごとをなしとげる力。「計算能力」。「性能」は、機械についてしかいわない。「性能のよいカメラ」。「機能」は、組織の中で、それぞれの部分が分担してもつ力。「行政機能」。 **のうりん**【農林】 [图] 農業と林業。 **のうりんすいさんしょう**【農林水産省】 [图] 国の行政機関の一つ。食糧問題・農業・林業・畜産業・水産業に関する仕事をおこなう。農林水産大臣を長として組織される。 **ノー** [图] [圏] [造語] ①〈名・感〉いいえ。相手の問いに対する否定。拒絶。[イエス] ①〈造語〉不・非・無・禁止などの意味をあらわす。「―アイロン」「ーパーキング(=駐車禁止)」「no **ノーカウント** [图] 競技などで、点数計算に加えないこと。一 no count **ノーカット** [图] 映画などで、縮めずに全部を上映すること。 ②野球で、野手の送球を途中でカットしないこと。▼no と cutから。[和] **ノーゲーム** [图] 雨などのため、ゲームが成立しなくなること。無効試合。▽no と gameから。[和] **ノーコメント** [图] あえてなにも言わないこと。否定も肯定もしないこと。「記者団の質問に―でおし通す」|no comment **ノーサイド** [图] ラグビーで、試合終了のこと。|no side **ノースモーキング** [图] 禁煙[きんえん]。|no smoking **ノータイム** [图] ①試合を再開すること。中断した試合を再開するとき、審判[しんぱん]が宣する。 ②将棋[しょうぎ]や囲碁[いご]で、応じ手に間をおかないこと。待ったなし。「―で打つ」noとtimeから。[和] **ノータッチ** [圏] の関係も関与[かんよ]もしないこと。「あの件には―だ」 ②ふれないこと。とくに野球で、野手が走者に球をつけていないこと。▼no と touch から。[和] **ノート** ⑧「[函] ①〈名・スル〉書きとめること。また、書きとめたもの。「―をとる」「観察―」[メモ] ②〈名〉「ノートブック」の略。帳面。|note **ノーヒットノーラン** [图] 野球で、無安打無得点におさえること。[類]パーフェクト | no-hit no-run **ノーベル** [入] [国] 一八三三―九六年。スウェーデンの化学者。爆薬の改良を研究し、ダイナマイトを発明。死後、遺言により遺産がスウェーデン科学アカデミーに寄贈[きぞう]され、これをもとにノーベル賞が制定された。| Alfred Bernhard Nobel **ノーベルしょう**【ノーベル賞】 [图] ダイナマイトの <1061> 発明者ノーペルの遺志で設けられた賞。物理学・化学・医学・生理学・経済学・文学・平和の分野で、人類に大きな貢献をした人に毎年あたえられる。 **ノーマーク** [圏] スポーツなどで、相手にまったく警戒[けいかい]されていないこと。「―でシュートを放つ」▽noとmarkから。[和] **ノーマル** [形動] ふつう。正常。「―な姿」☆アブノーマル | normal **ノーモア** 二度といやだ。もうごめんだ。「ーヒロシマ(=原爆を受けた広島の悲劇を二度とくりかえしてはならない。世界反核[はんかく]運動のスローガン)」「no more **のがす**【逃す】 [国] [造語] ①にがす。つかまえそこなう。「犯人を―」「好機を―」 ①〈造語〉「~のがす」の形で」「・・・する機会をとらえそこなう」という意味をあらわす。「見―」「聞き―」▽動詞の連用形に付く。 **のがれる**【逃れる】 [下] □いやなものや危険なものにつかまりそうだったところからぬけ出る。「難を―」「責任を―」[類]免[まぬ]かれる **のき**【軒】 [图] 屋根のはしの、建物のかべより外側に出ている部分。「古い民家が―を並べる」 **のぎ**【×芒・×禾】 [图] イネやムギなどの実の、外側についているとげのようなもの。 **のぎく**【野菊】 [图] 秋に野山で咲[さ]くキクをまとめた呼び方。また、ヨメナのこと。 **のぎくのはか**【野菊の墓】 [作] [閣] 一九〇六年。伊藤左千夫[さちお]の小説。江戸川べりの旧家の息子[むすこ]と幼なじみで年上の野ギクのような娘[むすめ]との悲恋[ひれん]を詩情豊かにえがいたもの。 **のきさき**【軒先】 [图] ①のきのさきのほう。「―に風鈴[ふうりん]をつるす」[類]軒端[のきば] ②家の前。「目じるしは―の松の木だ」 **ノギス** [图] ものの厚さや円・球の直径などを測る金属製の器具。固定尺である本尺と、その上をすべる副尺からなる。Noniusから。下段図 **のきなみ**【軒並み】 [图] [画] ①〈名〉家の並びぐあい。家の並み。「こぎれいな―の続く道」 ①〈副〉①どの家もすべて。「―どろぼうにはいられた」 ②どれもこれもすべて。「株価が―値上がりする」 **のきば**【軒端】 [图] のきのはし。また、のきのあたり。「―に大根を干す」[軒先]「軒場」は誤り。 **のぎまれすけ**【乃木希典】 [人名] 一八四九—一九一二年。明治期の軍人。戊辰[ぼしん]戦争を経て日露戦争に参加し、旅順を攻略[こうりゃく]して戦勝に導いた。明治天皇大葬[たいそう]の日に妻の静子とともに殉死[じゅんし]した。 **のく**【退く】 [国] いままでいた場所や地位などからしりぞく。「そこをのいてください」「会長の職を―」 **ノクターン** [图] 夜の静かで夢みるようなふんいきをあらわしたピアノ曲。夜想曲。「 nocturne **のぐちひでよ**【野口英世】 [名] 一八七六一一九二八年。明治から昭和期の細菌[さいきん]学者・医学者。福島県生まれ。アメリカにわたり、蛇毒[へびどく]や梅毒[ばいどく]の研究をしたり、中南米の黄熱病[おうねつびょう]の原因を調査したりして業績をあげたが、アフリカで黄熱病を研究中に感染して病没。 **のけぞる**【仰け反る】 [国] からだがあおむけに反りかえる。「のけぞっておどろく」 **のけもの**【除け者】 [图] 仲間からどかされた人。仲間はずれにされた人。「―あつかいにする」 **のける**【退ける・“除ける】 [下] □①ほかの場所にどかす。「障害物をわき〈―」 ①〈補助〉[「〜てのける」の形で]「みごとに・・・しとげる」「あえて・・・する」という意味をあらわす。「やって―」「言って―」▽動詞の連用形に付く。 **のこぎり**【×鋸】 [图] 木や金属などを切る道具。うすい鉄板に細かなぎざぎざの刃[は]がついている。のこ。「―をひいて丸太を切る」 **のこす**【残す】 [国] 仕事を仕上げずに、ことばをすべて言わずに、食べものをすべて食べきらずに、など、何についても全部し終わらずに、まだあとに、ものごとをいくらかはそのままにしておくこと。「おかずを一」 ②去ったあともそのままに置いたなりにする。「子供を残してにげる」「問題を―」「証拠[しょうこ]を―」 ③使える時間をもつ。「あと三日を―」 ④のちの世に伝える。「名を―」 ⑤すもうで、相手のせめにたえてふんばる。 **のこった**【残った】 [圏] すもうで、勝負の途中[とちゅう]、行司[ぎょうじ]のかけるかけ声。「はっけよい、―」▽土俵内にまだ余地がある、勝負がついていないという意味。力士が動いているときにかける。 **のこのこ** [画] なにげなく平気で出てくるようす。「よくも―出てこられたものだ」 **のこらず**【残らず】 [画] 少しも残るものがなく。「出されたものは―食べる」[圏]全部・ことごとく **のこり**【残り】 [图] 残ること。また、残ったもの。「―ごはん」「―ものには福がある」 **のこりが**【残り香】 [图] その人がいなくなったあとに残っているにおい。 **のこる**【残る】 [国] ①消えないでそのままあとまで存在する。「未練が―」「傷が―」 ②使いきれないで余りが出る。また、たまる。「みそしるが―」「かねが―」 ③のちの世に伝わる。「歴史にー」 ④すもうで、相手のせめをもちこたえる。 >「つかいわけ」→「余る」を見よ。 **のさばる** [国] いばった態度で勝手[かって]気ままにふるまう。勝手に大きな場所を占しめる。「暴力団が―」 **のざらし**【野晒し】 [图] 風雨にさらされていること。また、さらされたままの骨。とくに、されこうべ。「―の自転車」「―の白骨」[覆]雨ざらし **のざらしきこう**【野ざらし紀行】 [個] [圍] 一六八五(-一六八七)年。松尾芭蕉[ばしょう]の作。江戸[えど]から郷里の伊賀に行き、再び江戸に帰るまでの道中の紀行文。「甲子吟行[かっしぎんこう]」とも。一巻。 **のし**【×熨斗】 [图] 赤と白の紙を細長い六角形に折っ <1062> たもの。祝いの品物などの右上につける。▽本来は、中にのしあわび(=のばして干したアワビ)の小さな薄片[はくへん]をはりつける。 熨斗を付ける つつしんでおくる気持ちをあらわす。多く、「熨斗を付けて〜する」の形で、「ほしければ、こちらから喜んでさしあげる」という意味で使う。「こんなもの、熨斗を付けて返上する」 **のしあがる**【伸し上がる】 [国] 低い地位にあったものが、勢いをえながらどんどん上位に上がる。「企業のトップにー」 **のしあるく**【伸し歩く】 [国] いばって、のさばり歩く。「大通りを―」 **のしかかる**【伸し掛かる】 [国] 重いものが上からおおいかぶさる。「重い責任が―」 **のしがみ**【×熨斗紙】 [图] のしや水引きが印刷してある紙。おくりものの上にかける。 **のしぶくろ**【熨斗袋】 [图] のしと水引きをつけたくろ。祝いやお礼のかねを入れておくる。 **のしもち**【伸し×餅】 [图] 長方形に大きく平たくのばしたもち。切りもちにして食べる。「つきたてのもちを―にする」 **のじゅく**【野宿】 [图]「野外でねて、とまること。「川原でーする」[圏]野営・露営 **のす**【《伸す】 [国] 熱や圧力などを加えて、しわをのばしたり、たいらにしたりする。「アイロンでー」「もちを―」▽「熨す」とも書く。 ②勢力などをのばしひろげる。のばす。「近ごろのしてきた産業」 ③遠くまで足をのばす。俗[ぞく]な言い方。「これから新宿までーぞ」 ④なぐりたおす。俗な言い方。「のしちゃうぞ」▽なぐられた者は伸びてしまうことから。 **のずえ**【野末】 [图] 野原のはずれ。「―の石仏[いしぼとけ]」 **ノスタルジア** [图] 遠い故郷や過去をなつかしむ気持ち。郷愁[きょうしゅう]。ノスタルジー。- nostalgia **ノズル** [图] 液体や気体の筒形[つつがた]のふきだし口。つぐち。一 nozzle **のせる** [日] 【乗せる】 [下] 下にあるものを台の上に置く。「舞台[ぶたい]に―」「肩[かた]に―」 ②乗り物などに乗らせる。「助手席に―」 ③相手をこちらの思いどおりになるようにする。計略[けいりゃく]にはめる。「口車[くちぐるま]に―」 ④調子に合うようにさせる。「リズムに―」 ⑤遠くまで運びつたえる。「電波に―」 ◎仲間として参加させる。「おれも一口乗せてくれ」 の勢いのままに進ませる。「観客を―のがうまい」 ◎ある基準に達するようにする。「一億の大台に―」「打率を三割に―」 >「つかいわけ」→「だます」を見よ。 【載せる】 [下] ものを上に置く。「たなに食器を―(↑載)」 ②荷台などにものを積む。「トラックに貨物を―(↑積載)」 ③新聞や雑誌に文章などを出す。「記事を―(↑掲載)」 **のぞかせる**【×覗かせる】 [下] □⊕一部分だけをちらりと見せる。「胸のポケットにハンカチをー」 ②すもうで、相手のわきに手をかけて浅くさす。 **のぞきまど**【×覗き窓】 [图] 来客を確かめるために、玄関のドアなどにつけた小さな窓。 **のぞきみ**【×覗き見】 [图] すきまなどから、こっそりのぞいて見ること。また、他人の私生活などを知ろうとすること。 **のぞきめがね**【×覗き眼鏡】 [图] ⊕箱の底のガラスから水中をのぞき、魚をとるための道具。はこめがね。 ②箱の中の絵を、しかけで動かしてのぞかせるもの。のぞきからくり。 **のぞく**【除く】 [国] 不要なものや障害となるものなどを捨てる。「湿気[しっけ]を―」「不安を―」「じゃま者を―」 ②ある範囲に加えない。「休日を―」 **のぞく**【×覗く・×覘く】 [国] せまいすきまなどから向こうを見る。うかがう。「かぎ穴から―」「よし[すだれ]の髄[ずい]から天井[てんじょう]を―」 ほんの少しだけ見たり、知ったり、経験したりする。「会場を―」「言語学はのぞいた程度です」 ③高いところから、のりだすようにして下を見る。「谷底を―」 ④ものの一部分が外にあらわれる。「晴れ間が―」 **のそだち**【野育ち】 [图] しつけを受けず、放任されたままで育つこと。行儀[ぎょうじ]や作法を知らない人。「―だが心やさしい少年」 **のそのそ** [圃]「[ん]」てきぱきしないで、にぶい動作でゆっくりしているようす。「―と歩く」 **のぞましい**【望ましい】 [囲] そうあってほしい。希望にかなっている。「いっそうの努力が―」 **のぞみ**【望み】 [图] ①こうなってほしいと願う心。また、願うことがら。「親の―どおり」[類]願望 ②ものごとがよいほうに進みそうな見こみ。可能性。「成功する―がない」[希望] **のぞむ** [日] 【望む】 [国] のそうあってほしい、そうありたいと求める。「安定を―」「良縁を―」 ②遠くをながめる。「富士山を―」 [目] 【臨む】 [国] むく。面している。見おろす。「海に―(←臨海)ホテル」 ②その場に出る。出席する。「式典に―」「試験に―」 ③直面する。であう。「非常時に―」「死に―(↑臨死)」 **のだ** あなたは知らないだろうが・・・という事情・理由がある、きまってこういうなりゆきになる、と相手に教えて説明する気持ちをあらわす。「やめることになる―」「いつも雨が降る―」▽「の」は「こと」「もの」の代わりをする助詞。「だ」は断定の助動詞。これが講義の調子になると「のであります」となる。 **のたうちまわる** [国] 苦しみもがいて転げまわる。身もだえして苦しむ。「腹痛で―」 **のたうつ** [国] 苦しんで転げまわる。苦しんでもがく。 **のたくる** [国] ①からだをくねらせてはう。うねってはいまわる。 ②なぐり書きする。ぬたくる。 <1063> **のどもと** 【野点】[图]野外で茶をたてること。また、その茶会。 【野立て】[图]野外に立てておくもの。のだち。「—看板」 **のたまう【《宣う・×曰う】** [国]「言う」の敬った、古い言い方。おっしゃる。のたもう。▽「宣[のり]給ふ」の変化した形。「のたまわる」とは言わない。 **のたまわく【宣わく・×曰わく】**[图]「曰[ぃゃ]く(=言うことには)」の敬った言い方。おっしゃることには。「子」(=孔子)―」▽漢文訓読の語。 **のたりのたり**[画]ゆるやかにゆれ動くようす。「春の海ひねもす―かな(蕪村[ん])」 **のたれじに【野垂れ死に】** [图][下][忍]道ばたにたおれたまま死ぬこと。みじめな死にかたをすること。「旅さきでーする」履[行き倒][だぁ]れ **のち【後】** [图]①終わったあと。「雨―くもり」 ②これからさき。将来。「―の問題」「―の世」 **のちぞい【後添い】** [图]第一の妻がいなくなったあとにむかえられた妻。後妻。「―をむかえる」 **のちのち【後後】** [图]将来。あとあと。ずっとさき。「―まで苦労する」「―役に立つ」 **のちほど【後程】**[剛]少し時間がたってから。改まった言い方。「―うかがいます」願[あとで] **ノッカー**[圏]①とびらなどにとりつけて、訪問者がたたくようになっている金具[でな]。 ②野球で、ノックをする人。[knocker] **ノックダウン**[图]―ス]とボクシングで、相手をたおして立ちあがれなくすること。ダウン。「knockdown」 **ノックアウト**ボクシングで、相手を強打してたおし、十秒以内に立ちあがることができないようにすること。KO。「―勝ち」 ②野球で、攻撃側が相手の投手を打ちこんで、交[代]に追いこむこと。 ③広く、相手を完全にやっつけること。「knockout」 **ノッキング**[图]「ガソリン機関の異常爆発。[knocking] **ノック**[图]-ス]と①入室の許可を求める合図に、とびらなどを軽くたたくこと。「ドアを―する」 ②野球で、守備の練習のためにボールを打って野手にとらせること。[knock] **のっけ**[图]最初。はじめ。「―から自信をなくす」類[はな]▽多く、「のっけに」「のっけから」の形で副詞的に使う。 **のっける【乗っける】**[下]□「乗せる」のくだけた言い方。「自転車に―」 **のっしのっし**[圓]大きくて重いものが、ゆっくりと歩くようす。「横綱が―と入場する」 **のっそり**[画]①動作がにぶく、のろのろしているようす。「熊[くま]が―と立ちあがる」 ②ぼんやりと立っているようす。▼「のそり」の変化した形。 **ノット**[图][造語]船舶[愆]の速度の単位。一ノットは、一時間に一海里(=一八五二メートル)進む速度。記号は Kt▽「節」と当てる。[knot] **のっとる【乗っ取る】** [国]むりやりうばいとって自分のものにする。「会社を―」「飛行機を―」 **のっとる【則る・法る】** [国]てほんや法則としてそれに従う。「憲法に―」「前例に―」圏[準じる] **のっぴきならない【退っ引きならない】** しりぞいてさけることもできない。せっぱつまってどうにもならない。「―事情があるらしい」▽「退[の]き引きならない」の変化した形。 **のっかる【乗っかる】** [国]「乗る」のくだけた言い方。 **のっぺらぼう**[图][形動]①〈名・形動〉全体的にたいらでつかみどころがないこと。変化がなくておもしろみがないこと。「―の顔」「すじが―な作品」 ①〈名〉目・鼻・口がなく、顔全体がのっぺりしているという化けもの。 **のっぺり**[画]「-ス]とめりはりがなく、たいらに広がっているようす。また、顔などがきりっとしないようす。「―した顔」 **のっぽ**[图][形動]背が高くてほっそりしていること。また、そのような人。くだけた言い方。[ちび] **のづら【野面】** [图]野原の表面。また、野原。「―をわたる風」 **ので**[画][接助]ものごとのなりゆきや理由・原因をあらわす。「彼岸[ん]を過ぎた―暖かくなった」「月がない―真っ暗だ」「車両故障があったーしばらく止まります」▽「から」と近いが、「AのでB」という表現は、Aというものごとの進行のしぜんのなりゆきの結果としてBが生じたという意味。「雨が降ったので(=その結果)川の水が多い」。「から」は、判断の根拠[き]を示す。「雨が降ったから(=という理由で)川の水が多い」。また、格助詞「の」+格助詞「で」の形との区別に注意。「ぼくは安いのでいい」(格助詞)、「安いのですぐこわれた」(接続助詞)。 **のてん【野天】** [图]屋根やおおいがなく、空が見えるようなところ。「―ぶろ」圏[露天] **のと【能登】** [图]旧国名。今の石川県北部。北陸道の一国。能州[いう]。「―半島」 **のど【×喉・×咽】** [图]⊕ロの奥の、食道や気管に通じる部分。声帯があって声を出し、食べものなどを通す。「―がかわく」圏[咽喉][災] ②うたごえ。「―がいい」 >喉が鳴る おいしそうな食べものを前にして、食べたくてがまんできない。 >喉から手が出る 欲しくて欲しくて、たまらないようす。 **のどか【『長〝閑】**[形動]⊕心静かでのんびりとしているようす。「―な気分」「―に日を送る」 ②天気がよくて風もなく、暑くも寒くもないようす。「―な春の日」圏[うららか] **のどくび【×喉×頸】** [图]①首の前側。首のあたり。②だいじなところ。急所。「―をおさえられる」 **のどじまん【×喉自慢】** [图]声のよさや歌のうまさを自慢すること。また、歌のうまさを競[きょう]会。 **のどぶえ【×喉笛】**[圀]のどの、息の通るところ。「―にかみつく」 **のどぼとけ【×喉仏】** [图]成年男子ののどの中ほどにつき出ている軟骨[繞]。 **のどもと【×喉元】** [图]のどの奥の、食道と気管に <1064> **のどわ** 分かれるあたり。 >喉元過ぎれば熱さを忘れる 苦しいことやつらいことがあっても、当座の苦しみが過ぎて時がたてばすっかり忘れてしまう。 **のどわ【×喉輪】** [图]◎すもうで、相手のあごの下に手のひらをあてて、おし出すわざ。 ②よろいの付属具で、のどから胸へかけて当てるもの。 **のに**[に][囲][接助]逆接の確定条件をあらわす。・・・けれど。・・・にもかかわらず。「注意した―まちがえる」「子供な―感心だ」「わかっている―やめない」▽期待に反した結果になることをあらわす。「のに」で言いきることもある。「ほんとうはいい子なー」「がまんすればいいー」「会いたかったー」。また、「に」になることもある。「やめろというになぜやめない」 **ののさま**[图]神仏や太陽・月をさしていう。ののさん。のんのさま。▽幼児語。 **ののしる【×罵る】** [国]大声で他人を見くだしたような悪口をいう。「口ぎたなく―」 >古語 もとは、大声でさわぎたてる意味だった。さわぎたてる内容は、よいことも悪いこともあった。たとえば、「この世にののしり給たまふ光源氏」は、「世間[だ]で大評判でいらっしゃる光源氏」ということ。現代語には悪くさわぐ意味だけが残った。 **ののむらにんせい【野々村仁清】**[入名]生没年[黙]未詳[ょう]。江戸初期の陶工。京都の仁和寺の近くに窯を開き、京焼きの祖となる。金銀を使い、優雅な作品を残した。代表作に「色絵藤花文茶壷[からかもん]」。 **のばす**[日]【伸ばす】[国]①長さを長くする。「髪[かん]を―」「そで丈[た]を―」 ②曲がっていたり縮んでいたりしたものを、まっすぐにする。「しわを―」「こしを―」←縮める ③ひっぱったり広げたりして、大きくのびのびとさせる。たとえば、三人で二日かかる仕事量は、延べ日数六日、または、延べ人数六人となる。また建築な「―と育つ」「―した文章」 ④力をつけて、盛んに、また大きく豊かにする。「国力を―」「勢力を―」「才能を―」「記録を―」 ⑤なぐりたおす。俗くな言い方。「カウンター一発で相手を―」▽たおして、手足をのびさせてしまうことから。 [■]【延ばす】[国]①距離[は]や時間・日時をさきのほう〈長くする。「となり町まで足を―」「時間を三十分―」「寿命を――(←延命)」「期日を―(←延期)」 ②うすく、たいらにする。「金[さん]をたたいて―」 ③水などでうすめる。「スープを牛乳でー」 **のばなし【野放し】** [图]①とりしまる必要のあるものをほうっておくこと。「暴力行為を―にする」 ②家畜[ご]を放しがいにすること。「犬を一にする」 **のはら【野原】** [图]広くてたいらな、草花などの生えている[十]いる土地。 **のばら【野薔、薇】** [图]バラ科の落葉低木。枝や葉にとげがあり、初夏の野山にかおりのよい白い花を咲かせる。ノイバラ。類[茨][いばら] **のび【野火】** [图]初春に、野山のかれ草を焼く火。肥料にするための灰をつくる。「―のけむり」園[野焼き] **のび【伸び・延び】** [图]①のびること。また、のびる程度。「成績の伸びがいちじるしい」「革新勢力の伸びが目立つ」「伸び縮み」「絵の具の延びがよい」「平均寿命の延びが止まる」▽「伸び」は、成長や進歩について、また、縮むことなどに対する意味で使う。「延び」は、長さ・面積・時間・濃度などについていうときに使う。 ②疲れたとき、手足を思いきりのばしてあくびなどをすること。「仕事に疲れて伸びをする」▽「延び」とは書かない。 **のびあがる【伸び上がる】** [国]つまさき立てて、背をまっすぐに高くする。 **のびざかり【伸び盛り】** [图]身長や技能などが急速にのびる時期。厦[成長期] **のびなやむ【伸び悩む】** [国]思いどおりに進みそうでいて、それほどには向上しないでいる。「記録が―」 **のびのび**(またげたけび)とおさえつけたりさ[そり]またげたりするものがなくて、自由なようす。たとえば、三人で二日かかる仕事量は、延べ日数六日、または、延べ人数六人となる。また建築な「―と育つ」「―した文章」 **のびのび**[画]全体の量を一つの単位によって計算した総計をい **のびやか【伸びやか】**[形動]心がなにものにもしばられず、くつろいだようす。「―な筆づかい」 **のびる**[日]【伸びる】[圧]□●自分の力で長くなる。「背が―」「草木が―」「ひげが―」 ②縮んでいたものがまっすぐになる。「ことしが―」 ③勢いなどが盛んになる。進歩する。「業績が―」「学力が―」 ④つかれたり、なぐられたりして、動けなくなる。俗〈な言い方。「暑さで―」「一発で―」類[くたばる] [目]【延びる】[国]●距離や時間・日時がさきのほうへ長くなる。「高速道路が―」「日照時間が―」「平均寿命[ぃ]』が―(↑延命)」「会期が―(←延期)」「しめきりが―」 ②うすくなって面積が大きくなる。「油絵の具が―」 ③弾力[黙し]を失ってしまりがなくなる。「そばが―」「パンツのゴムが―」 **ノブ**[图]ドアのまるい取っ手。「―を回す」[knob] **のぶこ【伸子】**[園]一九二四年。宮本百合子の長編小説。小説家の伸子の目ざす理想と、現実の家庭生活とのギャップのなやみをえがいたもの。実生活の離婚直後に書かれた。 **のぶし【野武士・野伏】** [图]昔、主君に仕えず野山にひそみ、略奪〈などをした武装した土民の集団。野ぶせり。▽山野に生活しながら修行する僧のことも、「野伏」または「山伏」という。 **のぶとい【野太い】**[圏]①声が低くて太い。 ②ずぶとい。ずうずうしい。 **のべ【野辺】** [图]①野のあたり。野原。「―ーの遊び」 ②埋葬[瑟]場。「―の送り」「―のけむり(=火葬[秘り]のけむり)」 **のべ【延べ】** [图]①のばすこと。「―金」「―ばらい」 ②全体の量を一つの単位によって計算した総計をいう。たとえば、三人で二日かかる仕事量は、延べ日数六日、または、延べ人数六人となる。また建築な <1065> どで、部分の合計。たとえば一階五○平米(=平方㍍)、二階二○平米の家では、延べ七○平米の家となる。[今]異なり **のべいた**【延べ板】 [图] ①うどんやそばなどをのばすための平たい板。 ②金属を平たく打ちのばして板の形にしたもの。「金のー」 **のべおくり**【野辺送り】 [图] 死者を火葬場[かそうば]や墓地[ぼち]まで、手厚く見送ること。その葬列。のべのおくり。 **のべがね**【延べ金】 [图] 打ちのばした金属。とくに、金や銀。 ②かたな。刀剣[とうけん]。 **のべじんいん**【延べ人員】 [图] 延べで計算した総人数。「延べ②」も見よ。 **のべつ** [画] 少しの切れ目もなく続くようす。「―車が通る」「―しゃべっている」[類]絶えず **のべつ幕なし** 切れ目なく、ひっきりなしにだらだらと続くようす。▽もと、芝居で、幕を引かないで休みなく演じること。 **のべにっすう**【延べ日数】 [图] べで計算した総日数。「延べ②」も見よ。 **のべばらい**【延べ払い】 [图] 代金をすぐしはらわないで、ある期間をおいてからしはらうこと。 **のべる**【述べる】 [下] □すじみちを立てて言いあらわす。また、文章に書く。「意見を―」 **のべる** [日] 【伸べる】 [下] 届くようにさし出す。「救いの手を―」 [目] 【延べる】 [下] うすく平らに広げる。また、長くする。「床[とこ]を―」「金[きん]さんを―」 ②時間などをあと〈長びかせる。延期する。「よわいを―」 **ノベル** [图] 小説。とくに、写実的な小説。一 novel **のほうず**【野放図】 [図] [形動] けじめがなく、ほうっておくと思うままにきまりにはずれたことをするようす。したいほうだい。「―な態度」 ②際限のないようす。「―に広がる汚職[おしょく]」 **のぼす**【上す】 [国] ↓「のぼせる」 **のぼせあがる**【『逆上せ上がる】 [国] すっかりのぼせる。 **のぼせる**【上せる】 [下] [二] 台の上に置く。人目につく場所にもちだす。とりあげる。「食膳[しょくぜん]にー」「話題に―」「記録に―」 **のぼせる**【《逆〝上せる】 [下] □●頭に血が集まって顔が熱くなる。「ふろでー」 ②興奮して感情のままにふるまう。逆上する。「かっとー」 ③あることや人に夢中になる。「アイドル歌手に―」 **のぼとけ**【野仏】 [图] 街道のわきなどに立つ石仏など。 **のほほん** [圃] 何も気をつかわないで、のんきにしているようす。 **のぼり** [日] 【上り】 [图] 下から上へ、また地方から中央〈線状に移動すること。「―坂」「階段の―ロ」「―調子」「―鮎[あゆ]」「―列車」「おーさん」[下]くだり▽「階段の昇[のぼ]り降り(←昇降[しょうこう])」「昇り竜[りゅう](←←昇竜[しょうりゅう])」などと書くこともある。 [目] 【登り】 [图] 低いところから高いところへ線状に上がること。「山―(←登山)」「木―」「富士[ふじ]山の――口」「うなぎ―」 **のぼり**【×幟】 [图] ①はばのせまい縦ながの布のはしにさおを通して立てるもの。のぼり旗。「―を立てる」 ②「こいのぼり」の略。 **のぼりざか**【上り坂】 [图] ●のぼっていく坂道。 だんだんいい方向に向かっていること。「チームの調子は―だ」[類]上り調子 ◆[下]くだり坂 **のぼりつめる**【登り詰める・上り詰める】 [下]いちばん上までのぼる。「頂点までー」 **のぼる**【上る】 [国] 線状に上のほうへ行く。「坂を―」 ②上流へ向かう。さかのぼる。「川を―」 ③地方から街道を通って都に行く。「京の都に―」[下]くだる ④ある数量に達する。「被害[ひがい]は一〇億円に―」 ⑤台の上に置かれる。「食卓[しょくたく]に―」 ◎とりあげられる。とりあつかわれ、示される。「議題に―」「うわさに―」「日程に―」 [目] 【昇る】 [国] 線状に高いところへ行く。「日が―」「エレベーターでー」「天にも―気持ち」 ②すじみちを通って高い地位に進む。「国王の位に一」 ③尊い、また神聖な場所へ行く。「宮殿に―(←昇殿)」「拝殿に―」 [目] 【登る】 [国] 線状に高いところへ上がる。「木に―」「山に―(←登山)」「演壇[えんだん]に―(←登壇)」[降り]る > つかいわけのぼる・あがる > 「のぼる(上・昇・登)」は、糸のように線条的に上に移っていくこと。のぼって行くものの性質は、上に「行っても変わらない。「力をつけてトップの座にのぼる」「さけが川をのぼる」。「あがる」は、(高いところにある)別の世界に移ること。だから、「魚があがる」は、死ぬこと。「雨があがる」は、やむこと。「あがってしまう」と、いつもの頭がはたらかなくなって失敗する。 **のます**【飲ます】 [国] 飲むようにさせる。のませる。「酒を―」「にえ湯を飲まされる」 **のまひろし**【野間宏】 [闪] [图] 一九一五一九一年。昭和期の小説家。兵庫県生まれ。戦後派作家の一人。マルクス主義に傾倒[けいとう]し、「政治と文学」の問題にかかわりながら、内面を見つめる文体で「暗い絵」「真空地帯」「青年の環[わ]」などを書いた。 **のまれる**【飲まれる・×呑まれる】 ①その場のふんいきなどに圧倒される。「大観衆に―」 ②波などにすっかり引きこまれる。「海に―」 **のみ**【×蚤】 [图] ノミ目[もく]の昆虫[こんちゅう]をまとめた呼び方。非常に小さくて、よくはねる。赤茶色で、人や動物の血を吸い、病原菌[びょうげんきん]を運ぶ。 蚤の夫婦 夫より妻のほうが大きい夫婦。 <1066> **のみ**【×鑿】 [图] 大工道具の一つ。厚い刃を柄[え]につけたもので、柄の頭をつちでたたいて木材や石材をけずったり、刻んだりする。「―で仏像をほる」 **のみ** [圏] ①〈副助〉他をさしおいて、それだけに限定することを強める。「女性―の職場」「これ―」「五人―」 ②〈助動〉[「~のみ」の形で」断定を強める。「聞く―」▽動詞の終止形に付く。もと、助詞「の」に、助詞「み」が付いた形。「み」は、「みづから」などと同じ。 >つかいわけ〜だけ・〜しか・〜ばかり・〜のみ > 「~だけ」「~しか」「~のみ」は、限定の意味が強い。「~しか」は、下に打ち消しのことばを伴う。「〜ばかり」は、限定のほかに、「そのくらい」の意味もある。「百円ばかり貸してください」。「~のみ」は、話しことばではあまり使わない。 **のみ** [図]「のみ(飲・呑)」 **のみ** [図] 断定の助動詞「なり」の未然形と、打消[うちけ]しの助動詞「ず」が付いた形。 **のみあかす**【飲み明かす】 [国] 夜が明けるまで酒を飲む。酒を飲んで夜を明かす。 **のみぐすり**【飲み薬】 [图] 飲用する薬。内服薬。 **のみくち**【飲み口】 [图] 酒などを飲んだときの感じ。口あたりや風味など。 ②食器で、飲むとき口にふれる部分。「茶わんの―」 ③飲むときのようす。のみっぷり。 **のみぐち**【×呑み口】 [图] 酒だ[さか]だるなどの下部にあけた穴。そこから液体を出す。 **のみこうい**【×呑み行為】 [图] 証券業者が取引所を通さずに、不正に客と株の売買をすること。また、競輪や競馬などで、私製の車券や馬券を発行して、不当な利益をえたりする不正行為。のみ。 **のみこみ**【飲み込み・呑み込み】 [图] ものごとを理解して、自分のものにすること。「―が早い」 **のみこむ**【飲み込む・×呑み込む】 [国] 飲んでのどを通す。丸のみする。「つばを―」「土砂が人家を―」「ことばを―(=言わずにがまんする)」 ②理解する。なっとくする。「仕事のこつを―」 ③うけいれて承認する。「いやいやながら相手の提案をー」 **のみしろ**【飲み代】 [图] 酒を飲んだ代金。また、酒を飲むための代金。「今夜の―にする」 **のみつぶれる**【飲み×潰れる】 [下] ひどく酒に酔[よ]ってたおれふして動けなくなる。 **のみとりまなこ**【×蚤取り眼】 [图] ノミをつかまえるときのように、どんな小さなことも見のがさないようにと、真剣になっている目つき。 **のみならず** [圏] ①〈接〉前の内容に、さらにつけ加えることを強めていうときのことば。そのうえに。そればかりではなく。「日が落ちて真っ暗になった。―、寒さもいちだんと加わった」 ①〈連語〉・・・ばかりでなく。「とっさの判断力―反射神経も要求される」[助詞「のみ」に、断定の助動詞「なり」の未然形と、打消迄の助動詞「ず」が付いた形。] **のみにげ**【飲み逃げ】 [图]「[函] ⊕酒を飲んで、かねをはらわずに帰ること。 ②酒宴の途中[とちゅう]でこっそり去ること。 **のみのいち**【×蚤の市】 [图] 古物市[ふるものいち]。フリーマーケット。▽パリ郊外で開かれる露店市がはじまり。 **のみほす**【飲み干す・飲み。乾す】 [国] 一滴[いってき]も残さずにすっかり飲む。「一気に―」 **のみもの**【飲み物】 [图] のどのかわきをいやしたり、味を楽しんだりするために飲む液体。茶・コーヒー・ジュース・酒など。 **のみや**【飲み屋】 [图]居酒屋[いざかや]。小料理屋。 **のみや**【×呑み屋】 [圀] のみ行為をする者。 **ノミネート** ⑧「[と]候補として指名し、推薦[すいせん]すること。「大賞に―される」|nominate **のむ** [日] 【飲む】 [国] 水や小さなものをかまずに口から胃[い]に送りこむ。「コーヒーを―」「薬を―」 ②酒をのむ。「軽く飲んでいきますか」 ③タバコを吸う。「息を―」 [■] 【×呑む】 [国] 軽く見る。「敵をのんでかかる」 ②不満ながら承知する。うけいれる。「要求を―」 ③おもてに出そうになるのをぐっとこらえる。「声を―」「息を―」 ④ふところに、かくしもつ。「どすを―」 >・「飲む」は、主として液体を飲みこむこと。「呑む」は固形物を丸のみすること。 **のめす** [国] [造語] ①前にたおす。 ①〈造語〉[「~のめす」の形で]「・・・して相手をつぶす」「徹底的に・・・する」意味をあらわす。「打ちー」「たたき―」「しゃれー」▽動詞の連用形に付く。 **のめのめ** [画] はじをはじと思わないで、平気でいるようす。おめおめ。「いまさら―(とは)帰れない」 **のめりこむ**【のめり込む】 [国] 前にたおれるようにして、はいりこむ。「田んぼに―」 ②ある状態にいちずにはいりこむ。「悪の道に―」 **のめる** [国] 前にたおれる。前にかたむく。「石につまずいて―」[のけぞる] **のやき**【野焼き】 [图] 新しい草が生える前に肥料にする灰をつくるため、初春、野山のかれ草を焼くこと。山焼き・野火 **のら**【野良】 [图] 田畑。また、野原。「―仕事」▽常用漢字表付表の語。「のら息子[むすこ]」「のら者」などの「のら」は別の語で、なまけること、なまけ者のこと。 **のらいぬ**【野良犬】 [图] 飼い主のない、捨てられたイヌ。野犬。「―の群れ」[飼]い犬 **のらしごと**【野良仕事】 [图] 田畑に出かけてする仕事。農作業。 **のらねこ**【野良猫】 [图] 飼い主のない、捨てられたネコ。[類]どら猫[飼]い猫 **のらりくらり** [副]「何もしないで、ぶらぶらとしているようす。「毎日―日を過ごす」 ②態度をはっきり示さず、つかまえどころのないようす。「―と質問をかわす」▼「ぬらりくらり」とも。 > つかいわけ のらりくらり・ぶらぶらほか > 「のらりくらり」は、しようと思えばできるのにあちこち余計なことをしたり言ったりして、まともにしないようす。「のらりくらりした答弁」。「ぶらぶら」は、仕事もせずに、不安定な生活をしているようす。「学校を出てぶらぶらしている」。「ごろごろ」は、何もせずにひまをもてあましてごろりとわたりしているようす。「休日は家でごろごろしている」。 **のり**【乗り】 [图] 乗ること。乗るもの。「玉―」 ②絵の具や化粧[けしょう]品などのつきぐあい。「おしろいの!がいい」 ③相手の調子につりこまれること。「―の悪い人」 ④歌などの調子。 **のり**【『法・“則】 [图] ⊕人の守るべききまり。基準。てほん。法律・規範[きはん] ②仏の教え。 ③さしわたしの寸法。「内―」 <1067> **のり**【糊】 [图] ものをはりあわせたり、衣服の形を整えたりするために使う、ねばりけのあるでんぷん質のもの。「―のきいたワイシャツ」「―代[しろ]」 **のり**【《海苔】 [图] 海の岩の表面につく海藻[かいそう]。また、それをうすく紙のようにすいて干した食品。「岩―」「―を焼く」[かぞえ方] 枚[まい]・帖[じょう](=束のもの) **のりあい**【乗り合い・乗合】 [图] たがいに知らない人どうしがいっしょに利用できる乗り物。いろいろな人が、同じ乗り物に乗ること。「乗り合いのタクシー」「乗合バス」「乗合自動車」「乗合船」 **のりあげる**【乗り上げる】 [下] 進行中の船や車が障害物などの上にのってしまい動けなくなる。「船が暗礁[あんしょう]に―」 **のりあわせる**【乗り合わせる】 [下] □同じ乗り物に、偶然[ぐうぜん]いっしょに乗る。「バスに―」 **のりいれる**【乗り入れる】 [下] 乗ったままで、中まではいりこむ。「玄関[げんかん]まで車でー」 ②延長して別の路線などにはいって電車やバスが走ること。「私鉄が地下鉄に―」 **のりうつる**【乗り移る】 [国] 別の乗り物に乗りかえる。「船から救命ボートに―」 ②神霊[しんれい]や悪魔[あくま]がとりつく。「神が巫女[みこ]に―」 **のりおくれる**【乗り遅れる・乗り後れる】 [下]①まにあわず、乗れなくなる。「終電に―」 ②時流からとり残される。「自由化の動きに―」 **のりかえ**【乗り換え・乗換】 [图] 乗り物から降りて、別の乗り物に移ること。「バスの乗り換え」「乗換駅」「乗換口」「乗換券」 **のりかえる**【乗り換える】 [下] 別の乗り物や別の方針に移る。乗り物や方針を変える。「大阪[おおさか]で新幹線に―」「新車に―」「牛を馬に―」 **のりかかる**【乗り掛かる】 [国] 今にも乗ろうとする。「タクシーにー」 ②計画に加わって着手する。「乗り掛かった話」 ③乗って相手にからだをもたせかける。 乗り掛かった船 いったん、やり始めた以上、途中[とちゅう]でやめるわけにはいかない。▽乗ってこぎだした船からはおりられないことから。 **のりき**【乗り気】 [図] [形動] 進んでおこなう意欲をもつこと。やる気。「新しい職場で―になる」 **のりきる**【乗り切る】 [国] ●乗ったまま向こうまで行きつく。「あら海を―」 ②困難な状況をきりぬける。「危機を―」「難局を―」 **のりくみいん**【乗組員】 [图] 船や航空機などに乗りこんで仕事をする人。クルー。▽ふつう、「乗り組み員」とは書かない。ただし、「のりくみ」は「乗り組み」と書く。「乗り組みの客」 **のりくむ**【乗り組む】 [国] 船や航空機などに、業務として他の人といっしょに乗る。「かつお漁船に―」 **のりこえる**【乗り越える】 [下] ものの上をこえて、向こう側へ行く。「柵を―」 ②障害やむずかしい状態に負けないでそれに勝つ。「困難を―」「試練を―」[邇]乗り切る ③ある能力や水準などをこえる。「師を―」▼「のりこす」とも。 **のりごこち**【乗り心地】 [图] 乗り物に乗ったときの感じ。「―がいい舟」 **のりこす**【乗り越す】 [国] ◎電車やバスなどで、乗ったまま予定地を通りすぎる。「うたたねをして―」 ②「のりこえる」 **のりこむ**【乗り込む】 [国] ●乗り物の中へはいる。また、大勢でいっしょに乗る。「船に―」 ②激しい勢いで、その場所におしかける。「会場に―」 **のりしろ**【×糊代】 [图] 紙などをはりあわせるとき、のりをつけるために残しておく部分。 **のりすてる**【乗り捨てる】 [下] 降りた乗り物をそのままほったらかしにしてしまう。「盗難[とうなん]車は山道に乗り捨ててあった」 **のりする**【×糊する】 [研] [変] うすいかゆをすする。やっと暮らしていく。古い言い方。「ロを―」 **のりだす**【乗り出す】 [国] からだを前方におし出す。「身を―」「ひざを―」 ②船に乗って港から大海へ出る。出航する。「太平洋に―」 ③自分からすすんで事業などの運営を始める。「調査にー」 **のりつぐ**【乗り継ぐ】 [国] 別の乗り物に乗りかえて、さらにさきへ行く。「飛行機を―」 **のりづけ**【×糊付け】 [图] [函] のりをつけること。また、のりを使ってはりつけること。「封筒[ふうとう]を―する」 **のりつける**【乗り付ける】 [下] □●乗った車を目的のところにぴったりと止める。「会場に―」 ②いつも乗って乗りなれている。「飛行機に―」 **のりと**【祝詞】 [图] 神道[しんとう]で、神主[かんぬし]が神にいのるときに唱えることば。「―をあげる」▽上代の言霊[ことだま]信仰[しんこう]から生まれたもの。現存最古のものは「延喜[えんぎ]式」に収められている。常用漢字表付表の語。 **のりにげ**【乗り逃げ】 [图] [函] ●乗った代金をはらわずににげること。 ②他人の車などに乗ってにげること。 **のりまき**【海苔巻き】 [图] のりで巻いたすし。のりまきずし。 **のりまわす**【乗り回す】 [国] 乗り物に乗ってあちこち走りまわる。「高級車を―」 **のりもの**【乗り物】 [图] ある場所から別の場所へ移動するために乗るもの。自動車・船・航空機など。 **のる** [日] 【乗る】 [国] ものの上に身を置く。「バスに―」「踏み台に―」[降り]る ②計画などの仲間に加わる。それに関係する。「もうけ話に一口[ひとくち]―」「相談に―」 ③調子にうまく合って、勢いがつく。「彼に―」「気がー」 たくらみにひっかかる。「口車[くちぐる]まに―」「さそいに―」 ⑤それによって運ばれる。「電波に―」「軌道に―」「出世[しゅっせ]コースにー」 ◎なじんで、よくつく。「化粧[けしょう]がよくー」 ◎ある基準以上になる。「株価が大台に―」 [目] 【載る】 [国] あるものの上に他のものが置かれる。 <1068> **ノルウェーイ** 「机に載っている本」 ②荷台などにものが積まれる。 ③出版物の紙面に出る。「新聞に記事が―」 **のる【乗る】**[国]①乗りものの上に行く。「電車に―」「馬に―」 ②音楽などの調子に合わせる。「リズムに―」「話に―」 ③調子づく。「おだてに―」「勢いに―」 ④計略などにあざむかれる。「相談に―」「口車に―」 ⑤重さなどが加わる。「体重が―」 ⑥一定の数量をこえる。「一万円に―」 **のるうぇー【諾威】**[国]正式国名は、ノルウェー王国。ヨーロッパ北部の、スカンジナビア半島の西半分をしめる立憲君主国。海岸は氷河の浸食によるフィヨルドが発達。北海油田の開発により、産業の中心は漁業・林業から重工業に移っている。面積約三二万平方。首都オスロ。主要言語ノルウェー語。 **のるかそるか【《伸るか反るか】** 成功するか失敗するか。いちかばちか。「―の勝負」▽運を天にまかせて思いきりよくやるときに使う。 **ノルディックスキー**[图]スキーで、距離[は]競走・ジャンプ・複合競技の三種目。ノルディック種目。[アルペン][Nordic] **ノルマ**[图]割りあてられた仕事の量。「―を果たす」[norma] **のれん【暖簾】** [图]①部屋へのしきりやかざりのためにさげる布やすだれ。かぞえ方 垂[れ] ②商店で、出入り口にさげる、屋号[でり]などを染めぬいた布やすだれ。「店さきの―」「なわーをくぐる」 ③店の評判や信用。「―がものをいう」 >暖簾に腕押し なんの手ごたえもなく、はりあいのないこと。類[ぬかにくぎ]・[柳][々なぎ]に風▽「のれん」は、おしてもすぐもとにもどるから。 >暖簾分け 長年勤めた店員が一人前[にん]になったことを認めて、同じ屋号の店を出させること。 >暖簾をおろす 店じまいする。商売をやめる。 **のろい【呪い・詛い】**[圀]のろうこと。また、のろいのことば。類[呪詛]。 **のろい【鈍い】**[囲]動きやはたらきがにぶく、ゆっくりしている。「バスがー」「しゃべりかたが―」 **のろう【×呪う・詛う】** [国]①うらみやにくしみのある人に、災いが起こるようにいのる。「自分を苦しめた人を―」「人を呪わば穴二つ」 ②ひどくうらむ。「世の中を―」「運命を―」 **のろけ【惚気】**[圀]のろけること。また、のろけ話。 **のろける【×惚気る】**[下]□夫や妻、また恋人[怨]をとても気に入っているということを、人前をはばからずにいい気になって話す。「手放しで―」 **のろし【×狼煙・×烽火】** [图]⊕昔、急を知らせる合図[務ぃ]のため、ものを燃やしてあげたけむり。 ②あることを始めるきっかけとして世間[だ]に示す、目立った行動。「革命の―をあげる」「批判の―」 **のろのろ**[画]「動作がおそくてにぶいようす。 **のろま【《鈍間】**[图][形動]動作がおそくて気のきかないようす。また、のろくてにぶい人。とんま。▽人形浄瑠璃[ち]で、狂言[だっ]を演じた際の道化[骂]人形、「のろま人形」から出たことば。 **のろわしい【×呪わしい】**[圏]のろいたい気持ちである。「―めぐりあわせ」 **のわき【野分き】** [图]秋にふく強い風。とくに、台風をいう。のわけ。「―立つ」▽野の草をふき分ける強い風という意味。 **ノン**[造語]「無(=ない)」や「非(=・・・にあらず)」という意味をあらわす。「―ストップ」「―フィクション」[non-] **のんき【×呑気・×暢気】**[图][形動]細かいことに気がつ[は]かず、のんびりしていること。また、気の長いこと。「根が―だからあわてない」「―にかまえる」 **ノンストップ**[图]目的地まで途[中ゅう]で止まらず行くこと。無停車。無着陸。[nonstop] **ノンセクション**[图]特別の区分けのないこと。分野の区別のないこと。[nonsection] **のんだくれ【飲んだくれ】** [图]大酒飲み。のんべえ。また、酒に酔[ょ]ってだらしのない人。 **ノンバンク**[图]銀行に近い業務をする企業[難ょう]。預金業務はなく、一部貸し金業務をおこなう。クレジット会社・リース会社・保険会社・証券会社など。ノ[nonbank]ンバンクバンク。[nonbank] **のんびり**[画]「-ス]凶のびのびとして、細かい神経をつかっていないようす。気楽に落ち着いているようす。「いなかで―暮らす」「―した性格」 **ノンフィクション**[图]事実にもとづく作品。歴史・伝記・旅行記・ルポルタージュなど。「―作家」フ[nonfiction]ィクション[nonfiction] **ノンブル**[图]本などについている、ページを示す数字。[nombre] **ノンプロ**[图]それを職業とはしないこと。素人[路]。野球では、社会人野球をさす。[プロ]▷[nonprofessional]の略。 **のんべえ【飲ん兵衛】** [图]大酒飲み。のんだくれ。 **のんべんだらり**[画]むだに時間を費[っぃ]やすようす。なまけるようす。 **ノンポリ**[图]政治的活動に関心のないこと。また、その人。▽nonpoliticalから。 **は** **は[波]** 氵・5画 全8画 波波波波 ●海や川などの水面に、風などによって起こるなみ。②なみのような形や動きをするもの。 ②波紋 波浪”②波及[ゅ”] 波状攻撃[影] 波長[より] 寒波 周波数[は] 電波[にん] なみ 時代の波を 波間[藝] 津波 *波止場[品“] 波羅蜜多[丝”] 波斯 波蘭, **は[派]** 氵・6画 全9画 派派派 ①もとからわかれ出ること。②一つ一つわかれたもので、それぞれあるつながりをもつ仲間。「どの―にも属さない」③おもむかせる。いかせる。 > 派手 ①派生 分派[气]②派閥” 学派[战]《党派[#]③派遣 派出所[说ゅっ] 派兵 <1069> **ば** **は[破]** 石・5画 全10画 破破破 ①こわす。こわれる。やぶる。②だめになる。つぶす。③相手を負かす。④しとげる。⑤きまりやわくからはずれる。 ㉢破壊” 破棄 破損” 打破 難破[笕]②破局[よく] 破産 破算 破談[想] 破約[③]喝破[吵], 撃破 論破[呢]④看破[~] 走破[42]踏破, 読破 突破[吃],⑤破戒』 破格[破門] 破廉恥[かれん] やぶる・やぶれる 記録を破る[型] 破[べ]り/試合に破れる 破[やぶ]れかぶれ ●破落戸[とろっき] 破籠 **は[把]** 扌・4画 全7画 把把把 ●つかむ。にぎる。とる。②たば。また、束ねたものを数えることば。「一―」「三―」「一〇ー[ド]」 ②把握 把持[以] 把[とっ]手[で] **は[覇](覇)** 西・13画 全19画 霸霸霸 武力によって天下を従える者。また、スポーツなどの優勝者の地位。「―を競[きょう]」 覇気 覇権 覇者 制覇、連覇 覇王樹 >覇を唱える 自分が支配者だと主張する。 **は[巴]** 己・1画 全4画 巴巴巴 うずまき。ともえ。▽ヘビがとぐろを巻いた形。 巴字[ともえ] 三[みつ]巴[どもえ] 卍巴[んだ][まんじ] ●巴旦杏 巴布[が”] 巴奈馬 巴里 **は[刃]** [图]刃物[の]の、ものを切る部分。うすくてするどくなっている。やいば。「―こぼれ」 **は【把】** [周語]漢字項目を見よ。 **は【派/覇】**[图]→漢字項目を見よ。 **は【歯】** [图]①脊椎動物の口の中にある、上下に並んだ、白くかたい骨のようなもの。おもに、ものをかみくだくのに使う。人の場合は発音をたすける役目もする。「―医者」「目には目を、―には―を」 ②機械や道具のふちにある刻み目。「のこぎりのー」 ③げたの裏についている二枚、または一枚の板。 >歯が浮く 『歯が(の)浮くような」の形で』軽薄[思]できざなことばを聞いて不快になる。「歯が浮くようなお世辞はやめてくれ」 ②酸味やいやな音などで、歯の根がういたような感じになる。 >歯が立たない ①かたくて、かめない。 ②自分の力ではどうしようもない。「この問題はむずかしすぎて―」 >歯に衣[き](を)着せない 遠慮なく、思ったことをずばずば言うようす。「―毒舌」 >歯の抜けたよう たくさんあったものが、ぽつぽつと少なくなってさびしいようす。まばらなこと。「風邪[かぜ]のため、欠席が多くて教室は―だ」 >歯の根が合わない 寒さやおそろしさのために、歯ががちがち音を立てるほどふるえるようす。 >歯を食いしばる 歯をしっかりかみあわせて、いかりやくやしさをこらえるようす。類[歯を切っ]す >歯をむく 感情をむきだしにしておこる。類[歯を出す] **は【葉】** [图]植物の器官の一つ。ふつう、枝や茎[くき]について、平たく、または細い、緑色をしたもの。日光を受けて栄養分をつくりだす。葉っぱ。 **は**[囡][副助]①題目を提示して、「は」の下に、その説明を求める。「桜―日本の国花だ」「この本―おもしろい」「漱石[ち]―国民的作家だ」 ②ほかと区別してとりたてる。対比させる。「コーヒー―飲まない」「それだけ―許せない」「力―強いが気―やさしい」「太郎―来たが次郎―まだだ」「おじ[いさん]―山へ柴[しばかり]に、おばあさん―川へせんたくに行く」▽二つ「は」が並ぶときは、多くの場合、はじめの「は」が題目の提示。二番目の「は」は、対比をあらわす。「わたしは英語は得意だ」で、はじめの「は」は題目の提示。次の「は」は対比。 ③『AはBがC」の形で』Aは題目で、すでに知られたこととしてあつかわれている。「BがC」は、Aの説明として、一体となって、あらたな説明を加えている。「象―鼻が長い」「わたし―おすしが大好きだ」 ④数量・時間をあらわす語に付いて、限度・限界をあらわす。「三時に―来てください」「ともかく一万円―まけさせよう」「最後まで―見られない」 ⑤「AてはBない」の形で」Aという条件ではBが成り立たないことを示す。「なまけていて―進歩しない」「泣いていて―わからない」「は」の付いたことばは、主語になることが多いが、「は」は本来主語をあらわすことばではなく、目的格などもあらわす。「パンー食べない」「アメリカー行ったことがある」。「が」との区別については「が」の▼を見よ。また、文語文法ではふつう係助詞に分類する。 **ば[馬]** 馬・0画 全10画 馬馬馬 家畜のウマ。 うま 馬耳東風[説かり] 馬車 馬力 競馬[幣] 乗馬[吃ょ] 落馬[く] ま 馬の耳に念仏 馬乗り[子] 馬子[絵] 馬[走馬灯]5 天馬 ば 馬酔木[あしび]」あせび[玖] 馬は[牛頭馬頭符](=地獄の獄卒) 駿馬[號*] 伝馬船[怒] 海馬 馬鈴薯、馬尾藻[ほんだわら] 馬克”” 馬手 **ば[婆]** 女・8画 全11画 婆婆婆 年をとった女性。②仏教関係のことばの音訳に当てる。 <1070> **ば** ①産婆[喊] 老婆,②婆羅門 娑婆 卒[塔婆] お婆[ぁ]さん 鬼婆[一酖ぁ] 湯々婆[んぽ] **ば【場】** [图]①集まって何かをする場所や社会。また、そうしたところのふんいき。「遊びー」「―をとりもつ」「―ちがい」 ②場所。空間。「物置き―」「重力のー」 ③演劇で、一場面。「第三幕第一―」 **ばあい【場合】** [图]①ある状態になったとき。そのおり。「雨天の―は中止します」「行く―は知らせる」 ②そのときの事情・状況。「時とーによっては許可します」 **ば**[画][接助]①順接の仮定条件をあらわす。・・・たら。・・・なら。「読め―わかる」「あした晴れれ―遠足だ」「寒けれ―行かない」▽ロ語では、「花が咲きけば(咲くの仮定形+ば)」は仮定(=もしも花が咲くならば)だが、文語で「花咲けば(咲くの已然[む]形+ば)」というと、確定(=花が咲くので)になる。文語で仮定をいうには「花咲かば(咲くの未然形+ば)」という。 ②順接の確定条件をあらわす。・・・するといつも・・・する。「風がふけーおけ屋がもうかる」「犬も歩けー棒にあたる」 ③[「~も~ば」の形で]並立をあらわす。「歌もうたえ―踊りもおどる」「勉強もできれースポーツも万能だ」 ④理由・原因をあらわす。「心配すれーこそ注意するのです」 **はあ**①あいづちを打つとき、感心したときなどに使うことば。「―、そうですね」「―、なるほど」 ②聞きかえすときに使うことば。「―、なんですか」 ▼アクセントの位置は、①は「はあ」、②は「はあ」となる。 **バー**[图]①走り高跳びや棒高跳びなどに使われる横木。 ②カウンターがあって、おもに洋酒を飲ませる店。酒場。[bar] ③ゼロ。ご破算[ん]。「―になる」 ④じゃんけんで、かみ。「金[ごう]・ちょき・―」[俗な言い方。 **パー**[圀]①価値が等しいこと。とくに、有価証券の市価や為替[かぁを]相場が額面金額と等しいこと。 ②ゴルフで、各ホールや一ラウンドできめられた基準打数。「ースリーのショートホール」▽各ホールはパー三、四、五のいずれかであり、一ラウンドはパー七二がふつう。[par] **パーカー**フード付きのジャケット。[parka] **パーカッション**[图]打楽器をまとめた呼び方。ドラム・ティンパニー・シンバル・カスタネットなど。また、その演奏。[percussion] **パーキング**[图]車をとめておくこと。駐車場。また、その場所。駐車場。P。「―エリア」「parking」 **パーキンソンびょう【パーキンソン病】** [图]大脳の障害でたえず手足がふるえ、運動障害が起きる病気。▽イギリス人医師パーキンソンの名から。 **はあく【把握】**「-ス]凸ものごとの内容や事情について理解をもつこと。「作品のテーマを―する」 **パーク**[图]①〈名〉公園。 ①〈名・スル〉駐車[ゅぅ]。パーキング。[park] **ハーグリーブズ**[人名]?―一七七八年。イギリスの発明家。一七六七年ジェニー紡績機を発明し、生産を一躍[だ]高め、産業革命のきっかけをつくった。[James Hargreaves] **バージン**[图]①処女。 ②まだ、人の手がはいってないこと。「―スノー」「virgin」 **バースデー**[图]誕生日。「―ケーキ」「birthday」 **パースペクティブ**[图]見通し。展望。▽遠近画法という意味から。[perspective] **パーセンテージ**[图]パーセントであらした割合。[percentage] **パーセント**[图][造語]全体を一○○としたときの割合をあらわす単位。百分比。百分率。記号は%[percent] **パーソナリティー**[图]①人格。個性。人となり。 ②ラジオ番組などの司会者。ディスクジョッキー。[personality] **パーソナル**[形動]個人的な。また、手軽な。[personal] **パーソナルコンピュータ**[圀]個人用の小型コンピュータ。パソコン。PC。[personal computer] **バーターシステム**[图]二国間で輸出入の金額がつりあうように調整し、物々交換のかたちをとる貿易法。バーター制。[barter system] **ばあたり【場当たり】** [图]①その場の思いつきで、ものごとをおこなうこと。「―的答弁」 ②芝居で、その場の機転で喝采[い]をえること。 **パーツ**[图]機械や器具類の部品。「parts」 **バーディー**[圏]ゴルフで、標準打数より一つ少ない打数でホールに入れること。[ボギー][birdie] **パーティー**[圏]①人が集まって、食事や会話などを楽しむ会合。「ガーデンー」 ②いっしょに登山をする仲間。登山隊。 **バーゲンセール**[图]一定期間、定価より値段を下げて商品を売ること。大安売り。特売。バーゲン。[bargain sale] **バーコード**[图]さまざまな太さや間隔[然]の線を並べ、印刷した記号。メーカーや商品の種類などをあらわす。商品管理などに利用する。「―読みとり機」[bar code] **ばか【馬鹿・莫迦】**[图][形動]①頭のはたらきがにぶいこと。おろかもの。 ②ばかげたこと。むだ。くだらない。 ③ききめがなくなること。役にたたない。「ねじが―になる」 **ばか**[图][造語]程度のはなはだしいことをあらわす。ばかに。「―力」「―騒ぎ」 **ばがげーる**[国]ばかばかしいとけなす。 <1071> ③政党。党派。| party **バーテン** [图] 酒場[さかば]で、カクテルなどをつくる人。バーテンダー。bartenderから。 **ハート** [图] 心臓。また、こころ。心情。「―を射とめる」 ②トランプで、心臓をかたどった赤い札[ふだ]。「♡」一heart **ハード** [図] [形動] 〈形動〉かたいようす。また、厳しいようす。激しいようす。「―コンタクト」「―な練習」「―パンチャー(=強いパンチをもつボクサー)」 ②〈名〉「ハードウエア」「ハードディスク」の略。一hard **パート** [図]「パートタイム」「パートタイマー」の略。 ②部門。役割。パーツ。「社内の重要な―を受けもつ」「彼女はソプラノのーだ」「part **バードウィーク** [图] 愛鳥週間。五月一〇日から始まる一週間。▷bird と weekから。[和] **ハードウエア** [图] コンピュータで、入出力装置などの機械装置。本体。ハード。[ソフトウエア] | hardware **バードウォッチング** [图] 野鳥観察。探鳥。|bird watching **パートタイマー** [图] パートタイムで働く人。パート。☆フルタイマー |part-timer **パートタイム** [图] ふつうより短い時間の勤務で働くこと。非常勤で働く制度。パート。「―で働く」☆フルタイム | part-time **ハードディスク** [图] コンピュータの外部記憶装置の一つ。かたい金属製のディスクで、フロッピーディスクに比べて大量のデータを高速で読み書きできる。HD | hard disk **パートナー** [図] 仕事やダンスなどで、二人で組むときの相手。また、事業などの協力者。同伴[どうはん]者。なかま。配偶者。|partner **ハードボイルド** [图] 写実主義の一つで、感情に流されず、対象を非情な目で見すえてえがく手法。また、その手法による小説や映画。ヘミングウェイなどが代表。 ②非情で有能な探偵[たんてい]などが活躍[かつやく]する小説や映画。『卵のかたゆでという意味から。| hard-boiled **ハードル** [图] 陸上競技のハードル競走に使う、木製のわく。また、それを使った競技。「一一〇メートル―」▽困難や障害をたとえてもいう。」| hurdle **バーナー** [图] 気体燃料などに空気を入れて燃やす装置。燃焼器。また、その火口。「ガスー」「burner **バーナード・ショー** [人名]「ショー」 **バーネット** [入] [名] 一八四九―一九二四年。アメリカの女流作家。家庭内の愛情問題や少年少女の空想をえがく。「小公子」「小公女」などで知られる。-Frances Eliza Burnett **ハーバー** [图] [造語] 港。「ヨットー」「harbor **バーバー** [图] 理髪店。|barber **バーバリズム** [图] 野蛮[やばん]なやりかた。無作法。一barbarism **ハーフ** [图] 半分。中間。「―スイング」 ②混血。混血児。 ③スポーツで、試合の前半または後半。「四十五分―」 ゴルフで、一ラウンドの半分の九ホールのこと。 ⑤「ハーフタイム」「ハーフバック」の略。「half **ハーブ** [图] 薬草や香草類をまとめた呼び方。とくに、西洋のものをいう。パセリやタイムなど。「―ティー」 | herb **ハープ** [图] 一辺がゆがんだ三角形のわくに張った弦[げん]を両手ではじいて演奏する楽器。弦は、ふつう四七本。竪琴[たてごと]。一harp →図「オーケストラ」 **パーフェクト** [図] [形動] ①〈形動〉完全なようす。 ①〈名〉野球で、投手が走者を一人も出さずに完投すること。完全試合。パーフェクトゲーム。 ②ボーリングで、すべての投球がストライクになる、三〇〇点満点のゲーム。|perfect **ハーフコート** [图] こしくらいまでの長さのコート。半コート。▽half と coat から。[和] **ハーフサイズ** [图] ふつうの半分の大きさ。「―カメラ」[フルサイズ] - half size **ハープシコード** [图] ピアノのもとになった鍵盤[けんばん]楽器。チェンバロの英語名。|harpsichord **ハーフタイム** [图] サッカーやアメリカンフットボールなどの試合で、前半と後半のあいだの休み時間。ハーフ。「ーショー」 | half time **ハーフトーン** [图] [田] 絵や写真などで、明暗の中間の調子。ぼかし。印刷で、濃淡のある網版[あみはん]。 ②音楽で、半音。-half-tone **ハーフバック** [图] サッカーやラグビーなどで、フォワードの後ろの位置。また、そこに位置する選手。ハーフ。HB。-halfback **バーブル** [名] 一四八三—一五三〇年。ムガル帝国の初代皇帝。中央アジアから、パンジャーブに侵入し、さらにデリーを占領して北インドを制圧した。トルコ語で書いた回想録がある。| Z. Muhammad Babur **バーベキュー** [图] 肉や野菜をくしざしなどにして、じか火であぶり焼きにする料理。おもに、焼きながら食べる。| barbecue **バーベル** [图] 重量あげ競技のときに使う、円盤状の重りを両はしにつけた鉄棒。-barbell **バーボン** [图] トウモロコシからつくったウイスキー。バーボンウイスキー。▽アメリカのケンタッキー州の地名から。| bourbon **パーマ** [图] 薬品をつかって髪[かみ]の毛にウェーブをつけること。「―をかける」▽permanent waveから。| **パーマネント** [図] [形動] ①〈形動〉永久不変の。 ①〈名〉パーマ。「パーマネントウェーブ」の略。一permanent **バーミューダショーツ** [图] 遊び着用の短くて細いズボン。バミューダパンツ。| Bermuda shorts **パーミル** [图] [造語] 全体を一○○○としたときの割合をあらわす単位。千分比。千分率。記号は‰| <1072> **ハーモニー** ハーモニー**[图]①調和。「光と音の―」 ②音楽で、和声。[harmony] **ハーモニカ**[图]多くのリードを呼吸によって振動[弘]させて演奏する、細長い箱形の楽器。[harmonica] **パーラー**[图]ジュースやプリンなど、軽い飲食物を出す店。「フルーツー」もと、客間[く]という意味。[parlor] **ハーラーダービー**[图]プロ野球で、投手の勝利数争い。▽「ハーラー」は、投手のこと。競馬のダービーになぞらえた語。[hurler derby] **はあり【羽×蟻】** [图]交尾[~]期に見られる、羽のあるアリ。はねあり。また、羽のあるシロアリ。 **バール**[图][造語]圧力の単位。一平方センチメートルを―一〇〇万ダインの力でおす圧力。一〇万パスカル。[bar] **パール・バッグ** 一八九二―一九七三年。アメリカの女流作家。中国農民の生活や東西の問題を題材にした小説「大地」を発表した。ノーベル文学賞受賞。[Pearl Buck] **ハーレム**[圏]ニューヨークのスラム化した黒人居住区。[Harlem] **ハーレム**♪「ハレム」「harem」 **バーレル**[图][造語]ヤード・ポンド法で、体積の単位。一バーレルは、国や品物によって異なる。石油の一バーレルは約一五九リットル。バレル。▽樽[たる]という意味から。[barrel] **パーレン**[图]丸かっこ。( ) ▽ parenthesis から。 **はい[拝](拜)** 扌・5画 全8画 拜拜拜 ◎おじぎをする。②神仏などをおがむ。目上[ど]の人にお会いする。③ありがたくいただく。④自分の動作をへりくだっていう語。・・・させていただく。⑤手紙のあいさつの語。一「拝する」を見よ。 ハイ ①拝礼 三拜九拝』②拝火教[ハイ] 拝顔[烨] 拝殿 参拝 崇拝[点]③拝命 拝[ハノ]領 拝観[뱄] 拝見[뱄] 拝察[訟] 拝借[いく]拝聴[い]⑤拝啓 拝復 拝[ぉぅ]がむ(=おがむ) **はい[背]** 月・5画 全9画 背背背 ◎せなか。ものの後ろ側。うらがわ。圏[裏]②せなかを向ける。そむく。③せたけ。 背泳[巒] 背筋[悲] 背景 背後 光背[嗎]紙背[はい] 背信[点] 背德 背任[您] 背反[燃]違[背] 面従腹背[心] せ・せい 背筋[ぎ](悲) 背中』/背比べ[ちゅうにく][ちゅうぜい] そむく・そむける 法律に背[も]く/顔を背[ぇ]むける ●背負[しょう] 山背 **はい[肺]** 月・5画 全9画 肺肺肺 ●呼吸器官の一つ。酸素をとりいれ、二酸化炭素を出す。♪図「ないぞう(内臓)」②心の奥底[愁]。 ハイ 肺炎[怨] 肺活量[ぶっ] 肺結核[がかく] 肺臓[ぞう] ②肺肝[炽] 肺腑[始い] **はい[俳]** イ・8画 全10画 俳俳俳 ①おもしろい。こっけい。おどけ。とくに、「俳句」の略。②芸をする人。わざおぎ。 ②俳諧 俳人[恐] 俳壇[惩] 俳文[然] 雑俳 ②俳優[點] 俳優[もざおぎ] **はい【排]** 扌・8画 全11画 排排排 ◎いらないものをおしのける。おしだす。類[除]②順序よく並べる。「「排する」を見よ。 排気 排除 排水 排斥[懿]②排列 **はい[配]** 酉・3画 全10画 配配配 ●割りあてて、くばる。②くみあわせる。あしらう。かけあわせる。③とりしまる。さしず。④罪人を遠く〈流す。一「配する」を見よ。 ハイ ①配給[♪の] 配達 配分[恕] 軍配 心配[はい] ②配偶 配合[銀] 配色 配列 交配[嗎] ③配下 支配④配所 配流 くばる 心を配[くば]る 気配[ば]り 目配[せ] **はい[敗]** 父・7画 全11画 敗敗敗 ●戦いに負ける。やぶれる。また、負けた数を数えることば。「二勝一―[ばぃ]」②やりそこなう。類[過]③そこなわれる。だめになる。 ハイ 敗者[郴] 敗北[煕] 惜敗[臂]②失敗[灬] 成敗 ③腐敗[い] やぶれる 敵に敗れる **はい[杯]** 木・4画 全8画 杯杯杯 ●酒を飲むための器[ぁっぁ]。さかずき。「―を重ねる」 ②器に入れたものや、イカ・タコ・船などを数えることば。「盃」は「杯」の俗字[く]。 ハイ 杯洗 乾杯[灬] 銀杯[感] 賜杯[乩] 祝杯[《] さかずき 杯[さかずき]を交[ゅ]わす 水杯[がずを] **はい[廃】(廢)** 广·9画 全12画 廃廃廃 ①古くなって役に立たなくなる。すたれる。②これまであったものをとりやめる。すてる。圏[止]一◆「廃する」を見よ。 ハイ ①廃虚[邽] 廃品[앴] 廃物[舩] 荒廃[畛] 退廃[吣] ②廃棄 廃業 廃止、全廃 撤廃 <1073> **バイアス** すたれる・すたる 伝統芸能が廃[すた]れる/流行が廃[すた]れる はやり廃[けたれ] **はい[輩]** 車・8画 全15画 輩輩輩 ①なかま。②次々と並ぶ。▽もと、車が列をつくって並ぶ意味。 ハイ 後輩[はい] 先輩[感] 同輩 輩出[っ] 輩[ともがら]一[やから] **はい【灰】** [图]ものが燃えたあとに残る、粉状のもの。 **はい【杯/肺】**[图]→漢字項目を見よ。 **はい【敗】** [造語]漢字項目を見よ。 **はい【×胚】** [图]多細胞[繁]生物で、発生のはじめのころのもの。動物の胎児や卵黄[殻]、植物の種[だぁ]の中にあるものなど。胚子。胚芽。 **はい【×蠅】** [图]↓「はえ」 **はい**[圏]①呼びかけや問いかけに対する返事のことば。 ②理解した、そのとおりだとうけいれる返事のことば。「―、わかりました」「ええ・うん」[いいえ] 「うん」よりもていねいな言い方。また、「行かないのですか?」という否定形の質問に対し、行かない場合、日本語では「はい、行きません」と答えるのがふつう。それに対して、たとえば英語では「No, I don't go.」で答えるので注意。この場合、日本語は相手の質問の形に応じてものを言うのをたいせつにした形だが、英語は自分が動作を否定するかいなかを中心に考えて、動作しないなら、Noと言う。 ③相手の注意を向けさせたいときに呼びかけることば。「―、よく聞いてください」「―、静かに!」 ④自分のことばのあとにそえて、へりくだったり、確かめたりする気持ちをあらわす。「調査します、―」 ▽不必要なときに、この「はい」をつけると、相手をばかにしたような気持ちをあらわすことがある。 **ハイ**[图][彩][動][遷][語]①〈造語〉高い。高級。高速。「―ヒール」「ークラス」「ービッチ」 ①〈名・形動〉気分が高揚した状態。「ナチュラル―」「―になる」「―な気分」「high」 **ばい[売】(賣)** 売売売 ①かねとひきかえに、ものをわたす。うる。[買]②宣伝して広める。うりものにする。③あざむく。うらぎる。 バイ ①売価[はい] ②売価 売却[慙く] 売買[灬] 商売[は], 発売 ②売名③売国奴[いとく] うる・うれる 恩を売[ぅ]る 売り手/名が売られる 売,れ行き 焼売 売僧、 **ばい[倍]** イ・8画 全10画 倍倍倍 ●同じ数を二つ合わせる。「二倍」のこと。また、同じ数を加える回数をあらわすことば。「観光客は―になる」②そむく。類[背]一「倍する」を見よ。 バイ 倍加 倍額[が] 倍増 倍率 数倍 安倍(姓氏) 倍反[憋] **ばい[培]** 土・8画 全11画 培培培 草木に土をかけ加える。養って育てる。 バイ 培養 栽培[はい] つちかう 学力を培[っちゃ]う **ばい[陪]** ・8画 全11画 陪陪陪 ①そばにつきしたがう。おともする。類[伴][はん]②家来[い]の家来。またげらい。 バイ ①陪食[~] 陪審 陪席[彭]②陪臣[以] 陪[従]う **ばい[賠]** 貝・8画 全15画 賠賠賠 人にあたえた損害のうめあわせをする。つぐなう。 バイ 賠償[いう] **ばい【梅】(梅)** 木・6画 全10画 梅梅梅 ①果樹のウメ。②ウメの実の[みの]るころ。 バイ 梅林 紅梅 白梅 梅雨 梅園[ぶ][5] 入梅[はい] 梅酢。梅干し 塩梅 梅雨[っ] **ばい[買]** 貝・5画 全12画 買買買 かねをはらって品物を手に入れる。かう。[売] バイ 買価 買収 購買 売買 不買[はい] から反感を買[ゅう] 買値、買[かい]物 **ばい[媒]** 女・9画 全12画 媒媒媒 二つのもののあいだをとりもつ。仲立ちする。 バイ 媒介 媒酌[ˇˇˇˇ] 媒体[巛] 触媒、風媒花 溶媒[はい] 媒人[なこうど] **ばい[唄]** 口・7画 全10画 唄唄唄 うた。とくに、民謡[統]や俗曲。 うた 小唄、長唄[矮] **ばい【倍】** [图][造語]→漢字項目を見よ。 **パイ【×牌】** [图]マージャンの駒[とま]。▽中国語。 **パイ**[图]①小麦粉にバターなどを練りまぜて、うすくのばしたものを折りかさね、オーブンで焼いたもの。「アップルー」「pie」 ②数学で、円周率。約三・一四一五九。記号は〃▽ギリシャ語のアルファベットの一六番目の文字。 **バイアス**[图]①織り目に対して、ななめに切った布。また、そうしてつくった布のテープ。バイヤス。「ーテープ」 <1074> ②他の影響を受けて、発言内容や考えかたが片寄ること。「―がかかる」 ③トランジスタ・真空管などを適当な作動状態にする。 **バイアスロン** [スキーで、距[きょ]態競技に射撃[しゃげき]競技を組みあわせた競技。| biathlon **バイオ** [图] [造語] ①〈名〉「バイオテクノロジー」の略。 ①〈造語〉生命の。生物の。「―センサー」「―リズム」「bio- **ハイオクタン** [園] オクタン価の高いガソリン。ハイオク。| high-octane **バイオテクノロジー** [图] 遺伝子工学などを利用して、医学や農業に応用する技術。生命工学。生物工学。バイオ。- biotechnology **パイオニア** [图] 新しい分野を切り開いた人。開拓[かいたく]者。先駆者。創始者。「業界のー」「pioneer **バイオリズム** [图] 生物が本来もっている周期的なリズム。睡眠[すいみん]や月経[げっけい]など。また、人間の心身の変化の周期的なリズム。|biorhythm **バイオリニスト** [图] バイオリンの演奏を職業とする人。| violinist **バイオリン** [图] 弦楽器[げんがっき]の一つ。四本の弦を弓でこすって演奏する。提琴[ていきん]。[かぞえ方]挺[ちょう] | violin ♪図「オーケストラ」 **バイオレット** [图] スミレ。また、すみれ色。一 violet **バイオレンス** [图] 乱暴なこと。暴力。「―ノベル」|violence **はいか**【配下】 [图] 人の下で手足となって働く人。てした。部下。▽「輩下」は誤り。 **はいか**【廃家】 [图] あれはてた家。また、相続人がなくて家が絶えること。 **はいが**【拝賀】 [图]「[忍]」目上の人に、つつしんでよろこびを申しあげること。へりくだった言い方。 **はいが**【俳画】 [图] 俳句のおもむきのある、簡素な墨絵[すみえ]や淡彩[たんさい]な日本画。 **はいが**【×胚芽】 [图] 種の中で芽となって生長する部分。「―米[まい]」 **ばいか**【売価】 [图] ものを売るときの値段。うりね。[買価] **ハイカー** [图] ハイキングをする人。「―でにぎわう」一hiker **はいかい**【俳諧】 [图] 室町末期から江戸時代にかけて、連歌[れんが]から発展したこっけいみのある文学。松尾芭蕉[まつおばしょう]が蕉風[しょうふう]を確立して、芸術的に高めた。連句・俳句・俳文などをまとめていうが、とくに俳句をさすこともある。「―師」▽もと、こっけい、おどけのこと。 **はいかい**【×徘徊】 [图]「あてもなく、ぶらつくこと。「城あとを―する」[圏]彷徨[ほうこう] **はいがい**【排外】 [图] 外国人や外国の思想などをきらってしりぞけること。「―思想」[圏]排他↔拝外 **ばいかい**【媒介】 [图] [函] 二つのもののあいだに立って関係をとりもつこと。なかだち。「蚊[か]がーする伝染病」 **はいかいしちぶしゅう**【俳諧七部集】 [國] 一七三二一三三年。佐久間柳居[りゅうきょ]と編。蕉風[しょうふう]俳諧の代表的作品。「冬の日」「春の日」「曠野[あらの]」「ひさご」「猿蓑[さるみの]」「炭俵[すみだわら]」「続[ぞく]猿蓑」「芭蕉[ばしょう]七部集」とも。 **ばいがく**【倍額】 [图] 二倍の金額。「借りたかねの―をしはらう」 **はいかぐら**【灰神楽】 [图] 火の残っている灰に、水などをこぼしたとき、いっぺんに灰がまいあがること。「―が立つ」 **はいガス**【排ガス】 [图]「排気②」に同じ。「―規制の強化」 **はいかつりょう**【肺活量】 [图] 息を思いきり吸いこみ、はきだしたときの空気の量。「―の測定」 **ハイカラ** [図] [形動] 西洋風で新しいこと。モダンなこと。また、モダンな人。蛮力ラ▽明治時代に、新しずきの人がハイカラー(=高いえり)の洋服を着たことから。| high collar **ばいえん**【×煤煙】 [图] 石油や石炭などを燃やしたときに出る、すすやけむり。 **ばいか**【倍加】 [图] [下] [函] 二倍にふえること。「楽しさが―する」[類]倍増 **ばいか**【買価】 [图] ものをかうときの値段。かいね。[売価] <1075> **はいかん**【拝観】 [图]寺や神社の仏像や宝物などをつつしんで見ること。「―料」 **はいかん**【配管】 [图]水やガスなどを通すために、管をとりつけること。「―作業」 **はいかん**【廃刊】 [图]「それまで定期に発行していた出版物の刊行をやめること。[創刊]・[発刊] **はいがん**【拝顔】 [图] つつしんで面会すること。「―の栄に浴する」 **はいがん**【肺癌】 [图] 肺にできるがん。タバコも原因の一つとされる。 **はいき**【排気】 [图] 内部の気体を外に出すこと。「ーロ」 ②エンジンなどからはきだされる不用の蒸気やガス。排気ガス。排ガス。◆吸気 **はいき**【廃棄】 [图] 使えなくなったもの、いらなくなったものを捨てること。「条約を―する」「―物」 >「つかいわけ「投棄も」を見よ。 **はいきしゅ**【肺気腫】 [图] 肺がふくらんだままの状態になる病気。せきや呼吸困難などを起こす。 **ばいきゃく**【売却】 [图] [函] 売りはらってしまうこと。「―済み」「店舗を―する」 **はいきゅう**【配給】 [图] [函] 数量の限られたものをきめられた割合で配ること。また、割りあてて配られたもの。「―米[まい]」 **ばいきゅう**【倍旧】 [客]「いままでより大きくふやすこと。改まったあいさつに用いることば。「―のお引き立てをお願いいたします」 **はいきゅうせいど**【配給制度】 [图] 限られた数量のものを、公平に消費者に分配するために考えだされた制度。とくに、第二次世界大戦中や戦後の物資不足のときにおこなわれた。 **はいきょ**【廃墟・廃虚】 [图] 建物などで、くずれたり、あれはててしまったりしたあと。「―と化す」 **はいきょう**【背教】 [图] おもにキリスト教で、信者が信仰を捨てたり、他に改宗したりすること。 **はいぎょう**【廃業】 [图] ―ス」それまで続けていた商売・営業をやめること。また、力士[りきし]や芸者が仕事をやめること。「―に追いこまれる」→開業 **はいきりょう**【排気量】 [图] 内燃機関で、ピストンの上下運動によっておしのける気体の体積。 **はいきん**【拝金】 [图] かねを無上のものとしてありがたがること。「―主義」 **ばいきん**【×黴菌】 [图] 人体や動物に有害な細菌。また、きたないもののたとえ。くだけた言い方。「―がはびこる」 **ハイキング** [图]「野山を歩いて楽しむこと。ハイク。「絶好の―コース」-hiking **バイキング** [图] 八世紀から一〇世紀ごろ、スカンジナビア半島付近から海をわたってヨーロッパ各地に進出したノルマン人。 ②一定の料金で、好みの料理を好きなだけとり分けて食べる形式の食事。一 viking **はいく**【俳句】 [图] 五・七・五の一七音の短い詩。ふつう、季語を用いる。俳諧[はいかい]連歌の第一句(発句[ほっく])が独立したもので、江戸時代に、松尾芭蕉[まつおばしょう]・与謝蕪村[よさぶそん]・小林一茶[いっさ]らによって文学性が高められ、明治時代になって、正岡子規[しき]が「俳句」の訳語で、はい」と「括具」 **はいこう** [日] 【背工】 [图] [に] あいさつのことば。「つつしんで書きしるしました」という意味。敬具[けいぐ]▽書きだしの「拝啓[はいけい]」に対して使う。[類]敬白 **はいこう** [目] 【廃鉱】 [图] 鉱山などで採掘[さいくつ]にごをやめること。また、採掘をやめた鉱山。 **はいこう**【廃校】 [图] [函] 学校を廃止すること。また、廃止された学校。「分校が―となる」[開校] **はいごう**【俳号】 [图] 本名とは別の、俳句の作者としての名前。芭蕉[ばしょう]・蕪村・一茶[いっさ]など。 **はいごう**【配合】 [图] [函] 二つ以上のものを組みあわせること。また、まぜあわせること。「色の―」「―肥料」[類]調合 **はいごう**【廃合】 [图]「[忍]」廃止することと、合併[がっぺい]すること。「学校の統―」 **ばいこくど**【売国奴】 [图] 自分の利益のため、自国一[類]失 <1076> の秘密を敵国に知らせるようなことをする者をののしっていう語。 **はいざい**【配剤】 [图]薬品を配合すること。 ②ほどよくとりあわせること。「これぞ天の―」 **はいさつ**【拝察】 [图]」「推察」のへりくだった言い方。手紙文に使うことが多い。「先生にはお元気のことと―いたします」 **はいざら**【灰皿】 [图] タバコの灰や吸い殻[すいがら]を入れる器[うつわ]。「ガラスのー」 **はいざん**【敗残】 [图] 戦いに敗れて、命だけ生き残ること。「一兵」 **はいし**【廃止】 [图]「[スル]」いままで続いてきた制度などを、不要だとしてやめること。「奴隷制度を―する」「虚礼[きょれい]さー」 **はいし**【×胚子】 [图] 動物の、出産またはふ化以前の幼生物。胚。 **はいし**【×稗史】 [图]「小説」の古い言い方。また、民話やうわさ話などを歴史風に記録したもの。▽昔の中国で、稗官[はいかん]が世間[せけん]話を歴史風にまとめて王に報告したことから。 **はいじ**【拝辞】 [图] ㄥ」「辞退」のへりくだった言い方。「入閣を―する」 ②「別れること」のへりくだった言い方。おいとますること。「先生のお宅を―する」 **はいしつ**【廃疾・廢疾】 [图] なかなか治らない病気。また、身体に重い障害があること。 **ばいしつ**【媒質】 [图] 力や波動などを伝える仲立ちとなる物質。音波を伝える空気など。[圏]媒体 **はいじつせい**【背日性】 [图] 植物の根などが、光線の弱いほうへ曲がって生長する性質。背光性。[向日性] **はいしゃ**【配車】 [图] 自動車や列車などを、必要に応じて割りあてること。「―伝票」 **はいしゃ**【敗者】 [图] 競争や勝負に負けた人やチーム。「——復活戦」[勝者] **はいしゃ**【廃車】 [圀] 役に立たなくなった車。また、登録からはずした車。 **はいしゃ**【歯医者】 [图] 歯の診療や治療[ちりょう]をする医師。歯科医。 **はいしゃく**【拝借】 [图] [函]「借りること」のへりくだった言い方。「お手を―しました」 **ばいしゃく**【媒酌・媒妁】 [图] 結婚[けっこん]の仲立ちをすること。仲人[なこうど]。「一人」 **ハイジャック** [图]「航空機を乗っとること。スカイジャック。|hijack **ハイジャンプ** [图] 走り高跳び。「high jump **はいしゅ**【×胚珠】 [图] 種子植物の花の部分で、受粉後は種子となるもの。 **はいじゅ**【拝受】 [图] [忍]「受けること」のへりくだった言い方。ありがたくお受けすること。「お手紙を―しました」 **ばいしゅう**【買収】 [图] [函] ①土地・建物・会社などを買いとること。「国家が―した土地」 ②ひそかに金品などをあたえて、自分の利益になる行為をしてもらうこと。「―の罪」[鬨]贈賄 **ばいじゅう**【陪従】 [图] [函] 身分の高い人の供[とも]をすること。また、その人。「べいじゅう」とも。 **はいしゅつ**【排出】 [图] [下] [凹] 中にたまったものを外へおし出すこと。とくに、生物が、養分をとったあとの不要なものを体外へ出すこと。「―物」[圈]排泄[はいせつ] **はいしゅつ**【輩出】 [图]「すぐれた人物が次から次〈と世に出ること。「人材が―する」 **ばいしゅん**【売春】 [图] [下] 女性が、かねをえる目的で、だれとでも性交すること。「―婦」「―防止法」[園]売色・売笑・淫売 **ばいしゅん**【買春】 [图] 売春をする女性をかねで買うこと。 **はいしょ**【配所】 [图] 罪をえて流された場所。流罪[るざい]された土地。「―の月」 **はいしょ**【俳書】 [图] 俳句や俳諧に関する書。 **はいじょ**【排除】 [图]「[スル]」じゃまなものをおしのけて、とりのぞくこと。「バリケードをーする」 >「つかいわけ」→「除去」を見よ。 **ばいしょう**【賠償】 [图] 他人や他国にあたえた」 重大な損害をかねでつぐなうこと。「損害——」「国家―」▽損害が小さい場合には「弁償」を使う。 **ばいじょう**【陪乗】 [图] [函] 身分の高い人のお供[とも]として、いっしょに車に乗ること。 **はいしょく**【配色】 [图] 色のとりあわせ。「服装の―がいい」 **はいしょく**【敗色】 [图] 負けそうなようす。負けそうなけはい。「―がこい」[敗勢] **ばいしょく**【陪食】 [图] 身分の高い人とならんで食事をすること。「―の栄をたまわる」 **はいしん**【背信】 [图] 信頼[しんらい]や約束を裏切ること。「―行為に」 **はいじん**【俳人】 [图] 俳句をつくることを職業や趣味[しゅみ]としている人。「―仲間」 **はいじん**【廃人・×廢人】 [图] 病気やけがのため、ふつうの社会生活ができない人。 **ばいしん**【陪臣】 [图] 臣下の臣。家来[けらい]の家来。 ②江戸時代、諸大名[だいみょう]に仕えていた者。直参[じきさん]襲▽将軍から見て、家来である大名の家来にあたることから。 **はいしんじゅん**【肺浸潤】 [图] 結核菌[けっかくきん]におかされた肺の炎症[えんしょう]が、周囲に広がっていくこと。 **ばいしんせい**【陪審制】 [图] 一般の人が陪審員として裁判に参加し、有罪か無罪かを判断する制度。現在の日本にはない。 **はいすい**【配水】 [图]「[山]」水道の水などを各所に供給すること。「―管」「―工事」[團]給水 **はいすい**【排水】 [图] [函] 不用な水を外へ流しだすこと。「―溝[こう]」「―ポンプ」 ②水にうかんだ物体が、その重さでしずんだ体積分だけ水をおしのけること。「―トン数」「―量」 **はいすい**【廃水】 [图] 使ったあとのよごれた水。「工場―」 **はいすい(背水)のじん**【背水の陣】 必死の覚悟[かくご]でことにあたること。「―をしく」▽中国、漢の名将韓信[かんしん]が背後に川をひかえた陣を張り、一歩もひかぬ覚悟[かくご]で戦って勝利をおさめたことから。 <1077> **はいすいりょう**【排水量】 [图] 水にうかんだ船体がおしのけた水の重量。その船体の重量と等しいことから、船の大きさをあらわす。排水トン数。「―一万トンの船」 **はいすう**【拝×趨】 [图] 先方[せんぽう]〈出向くことのへりくだった言い方。参上。「―の上、御礼[おんれい]申しあげます」 **ばいすう**【倍数】 [图] ゼロ以外の整数に、他の整数をかけた数。たとえば、6や9は3の倍数。[約数] **ハイスクール** [图] 高等学校。▽アメリカでは中等教育機関。四年制のものと、それぞれ三年制のジュニアハイスクールとシニアハイスクールとに分かれたものがある。「high school **はいする**【拝する】 [甲] [変] ●頭を深[ふかぶか]と下げ、からだをかがめておじぎをする。おがむ。「ご本尊を―」 ②「受ける」のへりくだった言い方。つつしんでお受けする。ありがたくいただく。「大命を―」 ③「見る」のへりくだった言い方。つつしんで見る。拝見する。「ご尊顔を―」 ▼「はいす」とも。 **はいする**【配する】 [研] [変] 人やものをそれぞれの場所にくばる。配置する。「警備員を―」 ②とりあわせる。あしらう。「背景に鶴[つる]を―」 ③島流しにする。流罪にする。▼「はいす」・「しょう」とも。 **はいする**【排する】 [研] [変] とりのぞく。しりぞける。「万難を―」「反対派を―」 ②おしひらく。「とびらを―」 ③ならべる。「駒[こま]を―」「文字を―」 ▼「はいす」 **はいする**【廃する】 [研] [変] おこなわれてきたことをやめる。廃止する。「封建制を―」 ②その地位からしりぞかせる。「皇帝を―」 ▼「はいす」とも。 **はいずる**【×這いずる】 [国] ゅかや地面にからだをこすりつけるようにして動く。 **ばいする**【倍する】 [変] 二倍になる。倍にする。 ②たくさんふえる。くわえる。「旧に―ご声援[せいえん]を」 **はいせい**【俳聖】 [图] もっともすぐれた俳人。松尾芭蕉[ばしょう]をさす。 **はいせき**【排斥】 [图] [函] おしのけ、しりぞけること。「暴力を―する」「―運動」 **ばいせき**【陪席】 [图] [下] [忍] 目上の人と同席すること。「―の栄」 ②「陪席裁判官」の略。裁判長を補佐する裁判官。 **はいせつ**【排泄】 [囝] [ス] と動物が食物から養分をとり、残った不要なものを体外へ出すこと。「一物」 **はいせん**【配線】 [图] [函] ◎電線や電話線を引いて、とりつけること。「―工事」 ②電気機械や電子機器の各部品を、電線で結ぶこと。「―盤[ばん]」 **はいせん**【敗戦】 [图] [函] 戦いや試合などに負けること。「―国」[類]敗北 **はいせん**【廃線】 [图] バスや鉄道などで、営業を廃止した路線。 **ハイセンス** [図] [形動] 趣味が高級で、洗練されているようす。「―な服装」▽high と sense から。[和] **はいそう**【配送】 [图] [函] 配達や発送をすること。送り届けること。「―係」 **はいそう**【敗走】 [图] 戦いに負けて、にげること。「―する敵」[敗北] **はいぞう**【肺臓】 [图] ↓はい【肺】(漢字項目) **ばいぞう**【倍増】 [图] 二倍にふえること。また、たくさんふえること。「勇気―」「所得——計画」 **はいぞく**【配属】 [图] ―スとそれぞれの役割に分けて、所属させること。「営業部に―される」 **ハイソサエティー** [图] 上流社会。| high society **ハイソックス** [图] ひざ下まである、長いくつした。一high socks **はいた**【歯痛】 [图] 歯が痛むこと。「しつう」とも。 **ばいた**【売。女】 [图] 売春をする女。売春婦。また広く、女性をののしって言うことば。 **はいたい**【敗退】 [图] 戦いや試合に負けてしりぞくこと。「二回戦でーする」 **はいたい**【×胚胎】 [图]「ものごとの原因が生じること。▽もと、身ごもるという意味から。 **ばいたい**【媒体】 [图] ①物理的作用を起こす仲立ちとなるもの。[類]媒質 ②情報を伝える手段。新聞やテレビなど。メディア。「宣伝―」 **はいたつ**【配達】 [图] [函] 指定されたところへ品物を配り届けること。「郵便―」「―区域外」 **バイタリティー** [图] あふれるような活力。元気のよさ。生命力。「―に富む」「vitality **はいだん**【俳壇】 [图] 俳句をつくる人々の社会。俳人の仲間。[圏]文壇・詩壇 **はいぜん**【配膳】 [图] [函] 食卓[しょくたく]にはしや茶わんなどを並べ、料理を各自に配ること。 **はいち**【配置】 [图]「四人やものをそれぞれ適当な地位や場所に割りあてること。「―転換[てんかん]」「警官を―する」[圏]配列 **はいち**【背馳】 [图]「そむくこと。反対になること。「命令に―する」[類]背反 **ハイチ** [国名] 正式国名は、ハイチ共和国。カリブ海の、イスパニョーラ島の西部をしめる国。ラテンアメリカでもっとも古い独立国。面積約二万八〇〇〇平方㌔。首都ポルトープランス。主要言語、フランス語・クレオール語。 **はいちせい**【背地性】 [图] 植物の芽が、上方に向かって生長していく性質。向地性 **はいちゃく**【廃嫡】 [图] [忍] 旧民法で、推定家督相続人としての資格をなくすこと。 **はいちょう**【拝聴】 [图] [下] [忍]「聞くこと」のへりくだった言い方。つつしんでうかがうこと。「お話を―する」 **はいちょう**【×蠅帳】 [图] ハエを防ぎ、風通しをよくするために、金[かな]あみをはって、食べものを入れる戸だな。 <1078> **ハイツ** [图] 高台[たかだい]。また、高台にある集団住宅。▽heights から。 **はいつくばる**【×這い×蹲る】 [国] 両手をつくようにしてうずくまる。平伏[ひれふ]する。はいつくばう。 **はいてい**【拝呈】 [图] 乏」「贈ること」のへりくだった言い方。[園]進呈 ②手紙の書きだしに使うあいさつのことば。「つつしんでさしあげます」という意味。[圏]拝啓 **ハイティーン** [图] 一六歳[さい]から一九歳ころの少年少女。[ローティーン] high と teens から。[和] **ハイデガー** [内閣] 一八八九一一九七六年。ドイツの哲学者。人間は画一化された非本来的な「ひと」として生きるべきではなく、確実に死ぬ自分の「死〈の存在」をひきうけて生きなければならないと説いた。実存主義者の一人。主著に「存在と時間」。一Martin Heidegger **ハイテク**「ハイテクノロジー」の略。先端[せんたん]技術。高度な科学技術。「一産業」「high-tech **はいてん**【配転】 [图] 社内で従業員の勤務場所や職務などを変えること。「配置転換[てんかん]」の略。 **はいでん**【拝殿】 [图] 神社の本殿の前にある、礼拝をおこなうための建物。「―にぬかずく」 **はいでん**【配電】 [图] [函] 各方面に電力を供給すること。「一所」「―盤[ばん]」 **ばいてん**【売店】 [图] 駅・病院・劇場などで、ちょっとした飲食物や日用品を売る小規模な店。 **バイト** [图] 工作機械のうち、旋盤[せんばん]などの金属をけずったり切ったりする刃物。一bite **バイト** [名] [造語] コンピュータの情報量の単位の一種。一バイトはふつう八ビットで、二五○余種の数字・記号・文字をあらわしうる。「byte **バイト**「[スル]」「アルバイト」の略。 **はいとう**【配当】 [名]「[スル]」割りあてること。配分すること。「時間の―」「教育用漢字学年別—表」 ②株式会社が、利益を一定の割合で株主に分配すること。また、そのかね。「―がつく」「―金」 **はいとう**【×佩刀】 [图] [函] 刀をこしにつけること。また、こしにつけた刀。 **はいとく**【背徳・×悖徳】 [图] 道徳にそむくこと。人の道に反する行動をとること。「―行為に」「―者」 **はいどく**【拝読】 [图]「[忍]」「読むこと」のへりくだった言い方。「ご高著つつしんでーいたしました」 **ばいどく**【梅毒・×黴毒】 [图] 性病の一つ。スピロヘータによって起こる慢性[まんせい]の感染症。 **ハイドン** 一七三二一一八〇九年。オーストリアの作曲家。古典派音楽を代表する一人で、交響楽[こうきょうがく]の父と呼ばれる。交響曲「時計」「軍隊」、オラトリオ「天地創造」など。| Franz Joseph Haydn **パイナップル** [图] パイナップル科の常緑多年草。熱帯産。まつかさ形の実は、果肉が黄色で水分が多く、食用。パイン。▽「パイン」は、マツのこと。-pineapple **はいにち**【排日】 [图] 外国人が、日本人や日本製品などをきらって入国を止めたり、売買を禁じたりすること。「―運動」[親日] **はいにゅう**【×胚乳】 [图] 植物の種子の中にあって、胚芽が生長するとき養分をあたえるもの。 **はいにょう**【排尿】 [图]「[×]」小便をすること。 **はいにん**【背任】 [图]「[忍]」公務員や会社員などが地位を悪用して自分の利益をはかり、役所や会社に損害をあたえること。「―行為に」「一罪」 **ばいにん**【売人】 [图] 品物を売る人。商売人。とくに麻薬など密売品の売り手。 **ハイネ** [名] 一七九七—一八五六年。ドイツの詩人。ゲーテと並ぶ叙情詩人。詩集「歌の本」で名をあげ、パリの七月革命を機に、民衆の解放を目ざす革命詩人となった。長詩「アッタ・トロル」「ドイツ冬物語」など。| Heinrich Heine **ハイネック** [医] 洋服で、えりが首に沿って高く立ったもの。たちえり。☆ローネック | high necked **はいのう**【背囊】 [图] 軍人が行軍[こうぐん]のときに背負う革[かわ]かもや布製の四角いふくろ。 **ばいばい**【売買】 [图]「[忍]」売ったり、買ったりすること。売り買い。「土地——」「——契約[けいやく]」 **バイバイ** [圏] [ス]」「さようなら」のくだけた言い方。| bye-bye **バイパス** [图] 主要な道路の混雑を少なくするためにつくったわき道。自動車用迂回路[うかいろ]。補助道路。「―を通す」▽血管などにつくる別の通り道という意味でも。「―手術」| bypass **はいはん**【背反・×悖反】 [图] [凼] そむくこと。違反すること。「命令に―する」 ②論理や道理に合わないこと。あいいれないこと。「二律―」 **はいはんちけん**【廃藩置県】 [图] 一八七一年、明治新政府がそれまでの藩制を廃止し、府と県を設置して、中央集権化をはかった制度。▽最初は三府三〇二県、さらに同年末、三府七二県となった。 **はいばんろうぜき**【杯盤狼藉】 [四] [圏] 酒宴[しゅえん]のあと、さかずきや皿などが散乱してだらしのないようす。▽「狼藉」は、オオカミが草をしいてねたあとの乱れたようすをいう。「杯盤狼籍」は誤り。 **はいび**【配備】 [图]」国や会社があらかじめ手配して準備を整えること。「要所に見張りを―する」 **はいび**【拝×眉】 [图] [下]「会うこと」のへりくだった言い方。「―の上、万々」 **ハイヒール** [圏] かかとが高い女性用のくつ。[ローヒール] high-heeled shoes から。 **ハイビジョン** [图] 走査線[そうさせん]の数が多く、より細かく鮮明[せんめい]な画像と良質の音声がえられるテレビ。高品位テレビ。High Definition Televisionから。 **ハイビスカス** [图] アオイ科のブッソウゲやフヨウ属をまとめた呼び方。あざやかな赤や黄などの大きな花をつける。熱帯に育つ。ハワイの州花。「hibiscus **はいびょう**【肺病】 [图] 肺の病気。とくに、肺結核[はいけっかく]をいう。 **はいひん**【廃品】 [图] 不必要となった品物。使いふるして役に立たなくなった品物。廃物。「一回収」 <1079> **はいふ**【配布】 [图] [忍] 広い範囲[はんい]にいきわたるように配ること。「ビラをーする」「関頒布[はんぷ] **はいふ**【配付】 [图] 関係者一人一人に配ること。「身分証明書を―する」▽法律用語では「配布」。 **はいふ**【肺腑】 [图] ①肺。肺臟。 ②心の奥底[おうそこ]。また、急所。「―をえぐる悲しみ」「―をつくことば」 **はいぶ**【背部】 [图] 背中の部分。また、後ろの部分。後方。[爛]背後・背面 **パイプ** [图] 筒[つつ]状で長いくだ。「ガスのー」 ②洋風の喫煙用具。また、シガレットホルダー。 ③人や組織などのあいだに立って橋わたしをする人。「両者の―役をつとめる」「pipe **ハイファイ** [图] レコードなどで、もとの音に忠実に再生すること。また、その再生装置。「―ステレオ」▽high fidelity の略。| hi-fi **はいふうやなぎだる**【誹風柳多留】 [個] 一七六五—一八三八年。呉陵軒可有[ごりょうけんかゆう]らの編。初世柄井川柳[からいせんりゅう]以下五代の川柳を選びあつめたもの。一六七冊。柳樽[やなぎだる]。 **パイプオルガン** [图] 長短、大小さまざまなパイプを並べ、これに空気を送って演奏する大形の鍵盤[けんばん]楽器。一 pipe organ **はいふく**【拝復】 [图] 返事の手紙の書きだしに使うあいさつのことば。「つつしんでご返事します」という意味。▽「敬具」「敬白」で結ぶ。 **はいぶつ**【廃物】 [图] 古くなったり、こわれたりして役に立たなくなった品物。廃品。「―利用」 **はいぶつきしゃく**【廃仏棄釈・廃仏毀釈】 [图] 明治初期に起こった仏教排斥[はいせき]運動。天皇を神として神道[しんとう]を重んじ、寺院や仏像などが破壊された。▽仏法を廃して釈迦の教えを棄てるという意味。 **パイプライン** [图] 石油や天然ガスなどを遠くまで輸送するために設置した管。送油管。一pipe line **ハイボール** [图] ウイスキーをソーダで割った飲みもの。|highball **はいぼく**【敗北】 [图]「スと戦いや試合に負けること。「―を喫[きっ]する」[敗走] [勝利]▽「北」は、にげること。 **はいほん**【配本】 [图] [函] 書物を書店や読者に配り届けること。また、その本。「第一回―」 **はいまつ**【×這い松】 [图] マツ科の常緑低木。高山帯に自生し、幹は地上をはうように低くのびる。 **ハイミス** [图] 婚期を過ぎた年かさの未婚女性。▽high と miss から。[和] **はいめい**【拝命】 [图] 命令をうけたまわること。また、官職に任命されることのへりくだった言い方。「大使を―する」 **バイブル** [图] ユダヤ教やキリスト教の聖書。転じて、その分野におけるもっとも権威のある本。「受験生のー」「Bible **バイブレーション** [图] 振動[しんどう]。また、声や音をふるわせること。「―をきかす」「vibration **バイブレーター** [囝] 電気による振動[しんどう]で、かたのこりなどをほぐす器具。また、コンクリートを締め固める振動機。-vibrator **バイプレーヤー** [图] 主役をひきたてるわき役。助演者。サイドプレーヤー。▽by と player から。[和] **ハイブロー** [図] [形動] 知識や教養のあること。知識人。また、知識や教養を鼻にかけること。そういう人。ハイブラウ。[類]インテリ | highbrow **ハイフン** [图] 英語などで、単語と単語をつなぐ記号。また、一つの単語が次の行まで続くときにも行末に使う。「how-to」などの「-」。「hyphen **はいぶん**【配分】 [图]「スと割りあてて配ること。「時間―を考える」「ペースー」[圏]分配 **はいぶん**【俳文】 [图] 俳諧[はいかい]の味わいのある、簡潔[かんけつ]さやこっけいさをもつ文章。「奥の細道[おくのほそみち]」など。 **ばいぶん**【売文】 [图] 文章をつくり、それを売って収入をえること。おとしめた言い方。「―業」「―の徒」 **はいべん**【排便】 [图]「[忍]」大便をすること。 **はいほう**【肺胞】 [图] 哺乳動物の肺で、気管支が分かれたはしにあるふくろ状のもの。ガス交換をおこなう。 **ばいやく**【売薬】 [图] あらかじめ調合して薬屋で売っている薬。風邪[かぜ]薬・胃腸薬など。 **はいめい**【売名】 [图] あらゆるチャンスや手段を利用して、自分の名前が世間に知れわたるように努めること。「一行為に」 **バイメタル** [图] 熱膨張率のちがう二種類の金属板をはりあわせたもの。温度変化によって変形する程度の差を利用して、サーモスタット(=自動温度調節装置)などに使う。「bimetal **はいめつ**【廃滅】 [图] [函] すたれてほろびること。「―の危機にさらされる」 **はいめん**【背面】 [图] 後ろのほう。後ろ側。また、後ろ向き。「―攻撃」「―跳とび」[背後]・[背部] **ハイヤー** [圏] 営業所などで待機し、呼びだしに応じて客を運ぶ貸し切りの自動車。[類]タクシーhire(=かねをはらって借りる)から。 **バイヤー** [图] 買い手。とくに、外国商品の買いつけをする人。一buyer **はいやく**【配役】 [图] 映画や演劇などで、出演者に役を割りあてること。また、その役。キャスト。 **ばいやく**【売約】 [图]「売る約束。「―済み」 **ばいよう**【培養】 [图] [函] ⊕草木を養いそだてること。「―土」 ②微生物[びせいぶつ]・細胞[さいぼう]の組織などを人工的に養い、増殖させること。「細菌を―する」 **ハイライト** [图] 写真や絵画などで、もっとも強い光が当たって明るい部分。 ②演劇やスポーツなどで、いちばん盛りあがる場面。もっとも目立つ出来事。見せ場。-highlight **はいらん**【排卵】 [图] [函] 哺乳[ほにゅう]動物で、成熟した卵子が卵巣[らんそう]から排出されること。 **はいり**【背理・×悖理】 [国] 道理に反すること。 **はいり**【背離】 [图] [四] 考えかたややりかたがちがい、そむきはなれていくこと。 <1080> **はいりこむ**【入り込む・×這入り込む】 [国] 中のほうまではいる。「敵地に―」 **はいりつ**【排律】 [溪] [区] 近体詩の形式の一つ。五言[ごごん]または七言[しちごん]で、一〇句以上の偶数句からなるもの。長律。 **ばいりつ**【倍率】 [图] ⊕顕微鏡などで、拡大された大きさと、実物の大きさとの比。 ②募集[ぼしゅう]の数に対する応募数の比。競争率。「入学試験の―」 **はいりょ**【配慮】 [图]「あれこれと気を配ること。心づかい。心くばり。「教育的―に欠ける」[圏]考慮 >「つかいわけ「思慮」を見よ。 **はいりょう**【拝領】 [图]」「もらうこと」のへりくだった言い方。目上の人からものをいただくこと。「将軍よりーの刀」[類]頂戴[ちょうだい] **はいる**【配流】 [图]「罪人を遠くはなれた土地に送ること。島流し。 **はいる**【入る】 [国] 外から囲まれた中に進んで行く。「部屋へに―」「窓から光が―」 ②ある集団や組織にみずから加わる。「政界に―」 ③ある状態や時期に達する。「夏休みにー」「スイッチがー」「佳境[かきょう]に―」 ④あるものの中に収まる。「二○○○人―ホール」「箱に入った石けん」 ⑤自分のところに来る。「給料が―」「手に―」「耳に―」 ◎気力などがこもって、勢いが増す。「熱が―」「気合いがー」 ⑦別のものが加わる。「価格には送料も―」 ⑧さけ目などができる。「ひびが―」 ◎所属する。「とらはネコ科に―」「這い入[い]る」の変化した形。 **はいれい**【拝礼】 [图] [函] 頭を下げて拝むこと。「神社に―する」 **はいれつ**【配列・排列】 [图] [函] 原則に従って並べること。順序よく並べること。「部首別の―」[配置] **パイロット** [图] 航空機の操縦士。「テスト―」| pilot ②船が入港するときに案内する人。水先案内人。 **パイロットファーム** [图] トラクターなどの機械で未開墾地を開拓[かいたく]する大規模な実験農場。日本では北海道の根釧[こんせん]台地にある酪農中心のものが知られている。「pilot farm **はいろん**【俳論】 [图] 俳諧[はいかい]に関する理論や批評のこと。向井去来[むかいきょらい]の「去来抄」や服部土芳[はっとりどほう]の「三冊子[さんぞうし]」など。 **バイロン** [へ届] 一七八八一一八二四年。イギリスの詩人。ロマン派の代表者。ヨーロッパ各地を放浪[ほうろう]しながら詩作し、熱狂的な支持をえた。劇詩「マンフレッド」、叙事詩「ドン・ジュアン」など。| George Gordon Byron **パイン** [图] [造語]「パイナップル」の略。「ージュース」pine **バインダー** [图] 書類などをとじこむための表紙。 ②農作物をかりとって束ねるための機械。自動かりとり機。|binder **ハインリヒ** [人名] 四世。一○五○一一一〇六年。神聖ローマ帝国皇帝。ローマ教皇グレゴリウス七世と聖職者の叙任[じょにん]権を争い、破門された。北イタリア、カノッサ城で教皇に謝罪した一件は、「カノッサの屈辱[くつじょく]」といわれる。「Heinrich IV **はう**【×這う】 [国] 人や動物が手足や腹などを地面につけるようにして進む。「いも虫が―」 ②植物が地面などにはりつくようにしてのびる。「つたが外壁を―」 **ハウジング** [图] 土地・住宅・家具など、住まい全体に関する供給。住宅産業。「―情報」「housing **パイル** [图] ビロードのけばやタオル地のように、表面に糸を織りだした布地。 ②基礎工事などで土に打ちこむくい° | pile **ハウス** [图] [造語] ①〈名・造語〉家。住宅。また、建物。「セカンドー」「ライブー」「ークリーニング」 ①〈名〉「ビニールハウス」の略。屋根と囲いがある、野菜などをつくる設備。「――栽培」「house **ハウスキーパー** [图] 家政婦。また、住宅などの管理人。一housekeeper **パウダー** [图] 粉。「ベビー―」「ーシュガー」 ②化粧[けしょう]よう用のおしろい。一powder **ハウツーもの**【ハウツー物】 [图] 実用的な方法や技術を教えるもの。実用書。▽how-toから。 **バウムクーヘン** [图] 切り口が木の年輪状になった、洋菓子。バームクーヘン。▽木の菓子という意味。|Baumkuchen **パウロ** [人] 生没年未詳[みしょう]。一世紀のキリスト教の伝道者。もと、ユダヤ教信者だが、復活したイエス・キリストに接したと信じて回心する。広くギリシャ・ローマにまで伝道をしたが、ネロの迫害にあい、六四年ごろ没したといわれる。「Paulus **バウンド** [图]「スとボールなどがはずむこと。はねかえること。「ワンーでスタンドにはいる」「bound **はえ** □【映え】 [图] [遷語] ①〈名〉◎光をうけて美しく見えること。 ②つや。「色の―」 ①〈造語〉[「〜映え」の形で]照りかがやいているようす。「ター」 [目] 【栄え】 [图] [造語] ①〈名〉ほまれ。光栄。「―ある優勝」 ①〈造語〉「〜栄え」の形で」見た目によいようす。「見―」「出来―」 **はえ**【×蠅】 [图] 双翅目[そうしもく]の昆虫[こんちゅう]。体長は一㎝ほどで、一対の羽をもつ。幼虫は、うじ。伝染病を媒介するものがある。はい。 **はえ**【南風】 [图] 南からふくおだやかな風。▽おもに、中国・四国・九州地方でいう。 **ばえ**【映え/栄え】 [造語] ↓「はえの①」 **はえぎわ**【生え際】 [图] ひたいやえり首など、髪[かみ]が生えている部分と生えていない部分のさかい目。「―がうすくなる」 **はえなわ**【延縄】 [图] 一本の長いなわに、釣[つ]り針のついた糸をたくさんつけた漁具。マグロ漁などに使 <1081> ・ばかがい う。「―漁船」 **はおる**[羽織る] 着ているものの上から軽くかけて国語。 **はえぬき**[生え抜き] [名]その土地で生まれ育った生粋の人。 ②会社などで、はじめからずっとそこに勤めていること。「―の社員」 [類]子飼い **はえる**[生える] [下一]内部から成長してのび出てくる。「雑草が―」「歯が―」「かびが―」 [映える] [下一] ①光を受けて照りかがやく。「新緑が朝日に―」 ②見た目によく映る。「このドレスに―コサージュ」 [栄える] [下一]目立って、りっぱに見える。見栄えがする。「着物のほうが式場では―」「いっこうに栄えない人物」 **パオ**[包] [名]モンゴルなどの遊牧民の住むまんじゅう形の家。ゲル。▽中国語。 **はおう**[覇王] [名]徳ではなく、武力で天下を従えて王となった者。 **パオズ**[包子] [名]小麦粉の皮に、ひき肉やあんをいれて蒸したまんじゅう。▽中国語。 **はおと**[羽音] [名] ①鳥や虫が飛ぶとき、羽の立てる音。はばたく音。 ②矢が飛ぶとき、羽根が風を切る音。 **はおと**[葉音] [名]葉が風にゆれて出す音。葉ずれの音。 **はおり**[羽織] [名]和服で、いちばん上に着る、たけの短い着物。▽ふつう、「羽織り」とは書かない。 >羽織を引く 寄席で、高座[むら]に上がった芸人がぬいでわきに置いた羽織を楽屋で[く]の者が引いて、次の出演者の準備ができたことを知らせる合図[い]。 **はおりはかま**[羽織袴] [名]羽織とはかまをつけた、昔の男子の正装。また、改まった服装や態度。「―で出席する」 **はか**[墓]死体や遺骨をうめるところ。墓地。「―石」 [数え方]基[き] **はか**[《計・量・×捗] [名]仕事の進みぐあい。「―がいく(=はかどる)」 **ばか**[馬×鹿・×莫迦] [名・形動] ①知能のはたらきのにぶいこと。おろかなこと。また、おろかな人。あほう。「―の大足」→利口 ②道理や理屈にはずれていること。「そんな―なことがあるか」 ③つまらないこと。むだなこと。「―な目をみる」 ④『「ばかになる」の形で』役に立たなくなること。はたらきがだめになること。「鼻が―になる」「ねじが―になる」 ⑤『「ばかにできない」などの形で』軽くあつかうことができない。「―にできない相手」「少額といっても毎日のことだから―にならない」 [名] ①「ばか貝」の略。 [造語] [「ばか〜」の形で]程度がふつうとちがって、はなはだしいことを、ののしっていうことば。「―さわぎ」「―正直」「―力」 ②『「~ばか」の形で』一つのことに打ちこんでいて、他のことはなにも知らない人。「役者―」「学者―」 [感]相手をののしるときに使うことば。軽い愛情の表現に使うこともある。「―、なにしてるんだ」「おこったの?―」 >馬鹿とはさみは使いよう 切れないはさみでも使いかたしだいで切れるように、人もじょうずに使えば役に立つ。 >馬鹿にする 軽く見る。「子どもだからとー」 >馬鹿の一つ覚え いつでも一つのことをもちだして得意になり、融通がきかないこと。 >馬鹿は死ななきゃ治らない 馬鹿を治す方法はない。おろかな言動にあきれていう。 [天]馬鹿に付ける薬はない **馬鹿も休み休み言え** わけのわからない、つまらないことを言うのも、いいかげんにしろ。 **馬鹿を見る** 不当に損をする。つまらない目にあう。 **ばかあたり**[馬×鹿当たり] [名]非常にうまくいくこと。とくに、商売や興行[もじり]などが予想外のよい成績をおさめること。 **はかい**[破戒] [名] ①いましめを破ること。 ②僧が戒律を破ること。「―僧」「[V]―無慙[ん]」 **はかい**[破戒] 一九〇六年。島崎藤村[とうそん]の長編小説。被差別[ぐう]階級出身の教師を主人公にして、社会の差別と迫害になやむ姿をえがいた問題作。藤村はこの作品以後、詩から散文に転じた。 **はかい**[破壊] [名] こわれること。こわすこと。「自然を―する」「戦争で―された都市」 [対]建設 >つかいわけ『破壊・決壊・壊滅・崩壊』 すべて「こわす」ことだが、「破壊」は、力を加えてこわすこと。「建物を破壊する」。「決壊」は、堤防[ぶし]が切れてくずれること。「大水で決壊する」。「壊滅」は、もとの形がまったくわからないほど、こわれてだめになってしまうこと。「壊滅的打撃[き]をこうむる」。「崩壊」は、がけなどがくずれること。また、組織が内部からばらばらにこわれること。「ソビエト連邦[えき]の崩壊」。 **はかいし**[墓石] [名]戒名[かいみょう]・俗名[みょう]・没年[そう]などを刻んで墓に立てる石。「ぼせき」とも。 [同]墓標[よう] **はがいじめ**[羽交い締め] [名]相手の両うでの自由がきかないように、背中からわきの下に手を入れ、強くしめつけること。「―にして、けんかをとめる」 **はかいむざん**[破戒無×慙] [名]いましめを平気で破って、はじないこと。「―なおこない」▽「破壊無慙」は誤り。 **ばかがい**[馬×鹿貝] [名]バカガイ科の二枚貝。むき身を「あおやぎ」という。食用。 <1082> はがき **ばかぢから**[馬×鹿力] [名]並はずれた強い力。「―が出る」 **はがき** [名]通信文を書いて郵便で出す、大きさのきまった用紙。もと、郵政省で発行した「官製はがき」(今は、日本郵便発行の「郵便はがき」)と、それ以外の「私製はがき」がある。「年賀[ばん]―」▽「葉書」「端書」と当てる。 [数え方]枚[まい]・葉[よう]・通[つう] **はかく**[破格] [名]いままでのやりかたやきまりを破ること。また、ふつうの程度をこえて特別であること。「―の文章」「―の待遇」 **ばかくさい**[馬×鹿臭い] [形]つまらない。ばからしい。お話にならない。 **はがくれ**[葉隠れ] [名]木や草のかげになって、姿が見えないこと。 **ばかげた**[馬鹿げた] [連体]ばからしく見える。くだらなく思える。「―話だ」「―まねはよせ」 **ばかさわぎ**[馬鹿騒ぎ] [名]度はずれたさわぎ。どんちゃんさわぎ。 **ばかしょうじき**[馬鹿正直] [名・形動]正直すぎて融通のきかないことを見下げていうことば。「―な人間」 **はかす**[【×捌かす] [他動]よく回転したり、流通するようにする。「商品を―」 **はがす**[【×剝がす] [他動]はりついているものを、めくってとりさる。「ポスターを―」「なまづめを―」 **ばかす**[化かす] [他動]人の心をだまして迷わせる。「人を―といわれたたぬき」 [類]たぶらかす **ばかず**[場数] [名]経験の回数。「―をふむ(=多くの経験を積む)」 **はかせ**[博士] [名] ①学問やある分野にとてもくわしい人。「お天気―」「物知り―」 ②「はくし」 [類]出る杭は打たれる **ばかづら**[馬×鹿面] [名]まのぬけた顔。「―さげて」 **ばかていねい**[馬×鹿丁寧] [名・形動]度をこえて、ていねいなようす。「―なことばづかい」 **はかどる**[【×捗る] [自動]仕事や作業が、どんどん順調に進む。はかがいく。「宿題が―」 **はかない**[【×儚い・《果敢ない] [形]確かなところがなくて、あてにならない。あわくて消えやすい。「―望み」「露[つゆ]のように―命」▽「はか」は「はかどる」「はかばかしい」の「はか」と同じで、目当て・目標・結果のこと。 >古語《はかなし》 古語では、努力しても望ましい結果がえられず、むなしいという意味。たとえば、自分に気のない人を恋[こい]したうときに「はかなし」という。仏教的無常感と結びつきやすいが、一方で人生や恋の形容に用いて独特な美的情趣[じょう]をかもしだしている。 **はかなむ**[【×儚む・《果敢なむ] [他動]世の中や人生を、はかないもの、たよりにならないものだとなげく。「世を―」 **ばかに**[馬鹿に] [副]他とちがって程度が大きいようす。予想以上に。「ことしは―雨が多い」「―親切で気味が悪い」 [類]むやみに・やけに **はがね**[鋼] [名]鋼鉄。スチール。 **はかば**[墓場] [名]墓のあるところ。墓地。 **はかばかしい**[【×捗捗しい] [形] [多く、「はかばかしく(~)ない」の形で]ぐあいよく進まない、順調でないという気持ちをあらわす。「勉強がはかばかしく進まない」「病後の回復がはかばかしくない」▽「はか」は、仕事の予定の分量。「はかばかしい」は予定がどんどん進むようす。 **ばかばかしい**[馬鹿馬鹿しい] [形] ①非常にばかげている。くだらない。「―失敗」 [類]おろか ②けたはずれだ。あきれるくらいだ。「―大きさの建物」 **博多織り**とは書かない。 **ばかばやし**[馬×鹿囃し] [名]神社の祭礼で、山車[だし]などの上で太鼓[い]や笛ではやされるもの。屋台[がい]ばやし。 **バガボンド**[名]放浪者。風来坊[らい]。宿[ゃど]なし。 vagabond **はかま**[【×袴] [名] ①和服で、着物の上からはいて、こしから下をおおうもの。 [数え方]具[ぐ]・腰[よう]・下[さげ] ②植物の、節から出て茎[くき]をおおって包む葉。「つくしの―」 ③酒どっくりなどを入れる、たけの短い円筒形の器[うつわ]。 **はかまいり**[墓参り] [名]墓に行って拝むこと。墓参[ぼさん]。「祖先の―」 **はがみ**[歯噛み] [名]いかりやくやしさで、歯を強くかみしめること。歯ぎしり。「―して残念がる」 **はがゆい**[歯痒い] [形] ①思うとおりにできなくて、気がいらだたしい。もどかしい。「速く走れなくて―」 ②思うとおりにできなくて、いらだたしい。もどかしい。「速く走れなくて―」 [類]いらだたしい・もどかしい **はからう**[計らう] [他動] ①考えて、いいと思うようにだんどりをつける。「よきに計らえ」 [類]さばく ②相談して決定する。「仲間に―」 **ばからしい**[馬鹿らしい] [形]くだらない。むだだ。ばかばかしい。「ばからしくて答えられない」「わざわざ行くのも―」 **はからずも**[図らずも] [副]予想もしなかった結果になるさま。思いもかけず。「―入選することができた」 [類]期せずして **はかり**[【×秤] [名]ものの重さを測定する道具。ばねばかり・さおばかり・てんびんなど。「両者をーにかける(=どちらが得か比べてみる)」 **ばかり** [副助] ①だいたいの程度・分量をあらわす。「半年―前」「三〇人―集まった」「五分―で着いた」 ②限定をあらわす。「男―の五人きょうだい」「きれいな―で役に立たない」「ねて―いる」 ③ [「ばかりに」の形で]ほとんど・・・しそうなほど。「泣かん―にたのみこむ」「気絶せん―におどろいた」 ④残された動作が限られていることをあらわす。「あとはもうねる―だ」「器[うつわ]に盛りつける―」「もう家を出る―だ」 <1083> **はぎょう** ④残された動作が限られていることをあらわす。「あとはもうねる―だ」「器[らっゃ]に盛りつけるー」「もう家を出る―だ」 ⑤動作の直後をあらわす。「今、家を出た―だ」 ⑥[「ばかりに」の形で]原因・理由を限定してあらわす。「ほめられたい―に徹夜[っ]で勉強した」「油断した―に逆転された」▼強めて発音すると「ばっかり」という。 **はかりうり【量り売り】** [图][函]買い手の欲しいだけ、ますやはかりで量って売ること。 **はかりごと【《謀】** [图]前もっていろいろと考えた計画。また、計略。「―をめぐらす」 **はかりしれない【計り知れない】**[囲]おしはかることができないほど、大きかったり深かったりするようす。「―能力をもつ」「星の数は―」 **はかる【図る】** [国]①計画を立てて、目ざす。「合理化を―」「解決を―」「自殺を―」 ②考えて処理する。とりはからう。「便宜を―」 【計る】[国]①数や程度を調べる。「時間を―(←時計)」「温度を―」 ②考えて、いろいろくふうする。「タイミングをー」「実現を―」「利益を―」 ③人をだます。「まんまと計られる」 【測る】[国]①長さ・深さ・高さ・広さなどを調べる。「距離を―」「血圧を―」「目で―(←目測)」 ②こうではないかと考える。おしはかる。「真意を―」「人の心を―」 ■【量る】[国]①重さや量を調べる。「めかたを―」「ますでー」「はかりでー」 >「計る」は、主として数や時間などを数える場合、「測る」は、長さ(面積・角度・速さ)を、「量る」は、分量(重さ・容積)をはかる場合にそれぞれ使う。 [国]【諮る】[国]①一つの問題について調べ、意見を出してもらう。相談する。「会議に―」「委員会に―」 【謀る】[国]①計略をめぐらす。「暗殺を―」 >「つかいわけ「だます」を見よ。 **はがれる【×剝がれる】**[下]ぴったりとくっついていた平らなものが本体からはなれてしまう。「ラベルが―」 **ばかわらい【馬×鹿笑い】** [图][忍]大声でやたらと笑うこと。げらげら笑い。 **はがんいっしょう【破顔一笑】**[回][顔]を急にほころばせて、にっこりと笑うこと。「好成績に―する」 **バカンス**[图]保養地で過ごす長い休み。とくに、夏休み。バケーション。「―を楽しむ」「vacances」 **はき【破棄・破×毀】** [图]-ス]と◎やぶりすてること。また、きめてあったことを一方的にとり消すこと。「婚約[慨]を―する」 ②上級裁判所が、まえの裁判所の判決をとり消すこと。「原判決を―する」 >つかいわけ」→「投棄[も]」を見よ。 **はき【覇気】** [图]①積極的にやりとげて人に負けまいとする意気ごみ。「―のない若者たち」 ②人をおさえて、権力や地位をえようとする意気。野心。 **はぎ【×脛】** [图]ひざから下、足首から上の部分。すね。「ふくら―」 **はぎ【×萩】** [图]秋の七草の一つ。マメ科の落葉低木。九月ごろ、白または赤むらさきの小さな花がたくさん咲く。▷図「あきのななくさ」 **はぎあわせる【接ぎ合わせる】**[下]布や板などを、うまくつなぎあわせる。 **はきけ【吐き気】** [图]胃がむかついて、はきそうになる感じ。「―をもよおす」▽非常に不愉快[かい]な気持ちのたとえにも使う。「卑劣なやり方に―がする」 **はぎしり【歯軋り】** [图]「ねむっているあいだや腹を立てたときなどに、歯をこすりあわせて音を出すこと。歯がみ。「―して残念がる」「ごまめの―」 **パキスタン**[国名]正式国名は、パキスタン・イスラム共和国。インドの西の、インダス川流域にある国。インダス文明発祥[はや]りの地。乾燥が激しく森林にとぼしい。面積約八〇万平方。首都イスラマバード。主要言語、ウルドゥ語・英語。 **はきそうじ【掃き掃除】** [图]―ス』ほうきでごみをはいて、きれいにすること。「庭の―」 **はきだす【吐き出す】** [国]田口の中や腹の中のものなどをはいて外に出す。「けむりをー」 ②ためたかねや品物を出してしまう。「貯金を―」 **はきだめ(掃き溜め)に鶴** つまらない者ばかりのところに、きわだってすぐれた人や美しい人があらわれること。 **はきちがえる【履き違える】**[下]□◎●意味をとりちがえていて、それに気づかず、いいつもりでいる。「自由と無責任を―」 ②他人のはきものをまちがえてはく。「くつを―」 **はぎとる【×剝ぎ取る】** [国]はがしてとる。また、着物などをうばって持ちさる。 **はきはき**[画]と受け答えや態度にむだがなく、きびきびしているようす。「―と答えなさい」「―した子」 **はきもの【履物】** [图]くつ・げた・ぞうりなど、足にはいて歩くものをまとめた呼び方。「―をそろえる」▽ふつう、「履き物」とは書かない。 **ばきゃく(馬脚)を現**[ぁちゃ]す かくしていた正体があらわれる。類[化けの皮がはがれる]・[しっぽを出す]・[ぼろを出す] ▽芝居のウマの脚[読]を演じる役者が、姿を見せてしまうという意味から。 **はきゅう【波及】** [图][函]ものごとの影響[もり]がしだいに広まっていくこと。「都市の地価上昇[により]が周辺にも―する」 **バキュームカー**[图]清掃[誌]車。また、大小便のくみとり車。▽vacuum と car から。和 **はきょう【破鏡】** [图]①こわれた鏡[かがみ]。▽古くから、縁起が悪いものとされている。 ②離婚。▽はなれて暮らす夫婦が鏡を割って分け持ったが、妻が不義をはたらいたため、その鏡がカササギとなって夫のところへ飛び、不義が知れて離婚となった。中国、「神異経」から。 >破鏡再び照らさず いちどこわれたものは、二度ともとにもどすことはできない。男女の別れなどにいう。[園][落花枝にかえらず]・[覆水盆に返らず] **はぎょう【覇業】** [图]力で他をおさえて勝者となること。また、偉大な[ぃな]業績。大事業。「連続優勝の― <1084> **はきょく** をなしとげる」 **はきょく【破局】** [图]事件のいたましい終わりかた。悲しい結末。「―をむかえる」 **はぎれ【歯切れ】** [图]①歯でかみきるときの感じ。 ②話しかたや話の進めかたが、はきはきしているかどうか。「―のいい話しぶり」「―が悪い」 **はぎれ【端切れ】** [图]洋服の裁ちのこりの、はんぱな布。「―を利用してつくろう」 **はぎわらさくたろう【萩原朔太郎】** 一八八六一一九四二年。大正・昭和期の詩人。群馬県生まれ。室生犀星[らめい]と感情詩社をおこし、独特のするどい感覚で、新しい口語自由詩を確立した。詩集「月に吠える」「青猫」「純情小曲集」「永島[ひょっ]」など。 **はく[白]** 白・0画 全5画 白白白 ●色がしろいこと。また、しろくする。[黒]②明るく、はっきりとしている。[劇][明暗]③何もない。あいている。罪を犯していない。けがれのない。⑤いう。つげる。 ハク・ビャク ①白衣(びゃく) 白骨 漂白,純白 精白/黒白[~~]②白日 白昼[談]“明白/白光[环]。③白紙、白痴[く]白票,空白 余白[啦~]④潔白 白状告白 自白[がく] 独白[男にもんらはく] しろ・しら・しろい 白光[ひり] 色白/白壁 白[しら]ける 白々しい/白い歯 青白い ①白粉[おしろい] 飛白[かす] 白湯* 白髪。白面[しら]科白[せりふ] 白村江[姫くすきの] 白露。白耳義 **はく[伯]** イ・5画 全7画 伯伯伯 ●兄弟の中で最年長者。長兄。▽上から伯・仲・叔[しゅく]・季の順。②父母の兄や姉。おじ。おば。[金叔]しく③何か一つのことにすぐれた人。④五等の爵[位く]の第三位。伯爵。 ハク 伯兄 伯仲[説]③画伯 公侯伯子[はく「博] 十・10画 全12画 博博博 日〔ハク]①ひろい。また、広くゆきわたる。②「博士」の略。③「博覧会」の略。 目〔バク〕かけごと。一「博する」を見よ。 ハク 博識 博愛 博引旁証[帜],博学[此] 博搜②医博 文博[梵]③万国博[贶く] バク 博徒、博労 賭博[~] 博[ぃい]*博士[はかせ] 博多帯 **はく[拍]** 扌・5画 全8画 拍拍拍 ●手をたたく。うつ。②音楽のリズムの、周期的な基本の調子。また、ひょうしを数えることば。「一-[ぱく]おく」 ハク・ヒョウ 拍車 拍手②拍子[いよ] 拍[っつ] **はく[泊]** 氵・5画 全8画 泊泊泊 ●自分の家をはなれて、よそにとまる。また、とまった日数を数えることば。「二―三日」②船を岸につけておく。船の中でとまる。ふなどまり。③あっさりしている。 ハク ①外泊[感] 機内泊[璧、] 宿泊、漂泊[唸ら]②停泊[感] 夜泊③淡泊 とまる・とめる 宿に泊まる 一晩泊[とばん]まり/客を泊[と]める **はく「迫]** 辶・5画 全8画 追迫迫 ①ちかづく。さしせまる。②追いつめて苦しめる。 ハク ①迫真[点] 迫力[~] 圧迫[愍] 気迫 切迫[愆]②迫害 脅迫[時]はら せまる 差し迫[だ]まる 迫り出し 迫水[餐](姓氏) **はく[舶]** 舟・5画 全11画 舶船舶舶 海をわたる大きな船。 ハク 舶来 船舶 **はく[薄]** ++・13画 全16画 薄薄薄 ●厚さが小さい。うすい。[厚]くら②すくない。わずか。③あさはか。④ちかづく。せまる。 ハク ①薄氷” 希薄②薄給,薄幸 薄謝 薄情③軽薄[煕] 浅薄[甓] 浮薄[壁]④薄暮[敞、] 肉薄 うすい 印象が薄い 薄暗い 品薄 うすめる・うすまる 水で薄める/色が薄まる うすらぐ・うすれる 痛みが薄らぐ/記憶が薄れる 薄[すすを] **はく【拍/泊】** [澄語]漢字項目を見よ。 **はく【吐く】** [国]①口や腹の中のものなどを口から外へ出す。「つばを―」 ②心にあることをことばに出して言う。「暴言を―」 **はく【掃く】** [国]①ほうきで、ごみやほこりをはらいのけて、きれいにする。そうじする。「庭を―」 ②はけなどで軽くぬる。「まゆを―」 **はく**[日]【履く】[国]①くつやげたなどを足につける。「ぞうりをー」 [目]【×佩く】[国]①刀剣[態]などをこしにつける。おびる。「太刀[たち]を―(←佩刀)」 [目]【×穿く】[国]①こしから下や足などにつける。「スカートを―」「スキーを―」「はかまを―」 **はく【×箔】** [图]金・銀・錫[ず]などをたたいて、うすく <1085> はくげい **はぐ**[【×剝ぐ] [他動] ①皮をはがす。 ②身につけているものや表面にあるものをとりさる。「身ぐるみー」「化けの皮を―」 [類]むく ③とりあげる。うばう。「官位を―」 >つかいわけ「はぐ」は、「皮」を利用するための行為[とう]。うさぎの皮をはぐ」。「むく」は、おおっているものをとり除いて残るなかみに目的がある。「みかんの皮をむく」。 **はぐ**[接ぐ] [他動]ぬってつぎあわせる。「布を―」 **ばく**[麦] 穀物のムギ。 **ばく**[漠] ①広びろとした砂原。 ②広びろと果てしなく、とりとめがない。 ③ぼんやりしている。はっきりしない。「―とした話」 **ばく**[縛] しばられること。とくに、罪人として逮捕[けんい]されること。「―につく」 **しばる** 規則で縛[しば]る **ばく**[爆] ①はじける。破裂する。 ②「爆弾[びき]」の略。また、爆弾でせめること。 **ばく**[幕]→「まく」 **ばく**[縛] →漢字項目を見よ。 **ばく**[【×貘・×獏] [名] ①バク科の哺乳[ほにゅう]動物。鼻と口が長くつき出ている。夜行性で草食。アメリカバク・マレーバクなど。 ②中国で、悪夢を食うという想像上の動物。 **ばぐ**[馬具] [名]ウマに乗るためにつける、たづなや鞍などの用具。 **はくあ**[白亜・白×堊] [名] ①白い色のかべ。「―の殿堂」 ②白い石灰質の岩石。チョーク。 **はくあい**[博愛] [名]人間ならばだれでも差別なく愛すること。人類を愛すること。「―主義」 [対]偏愛 **はくい**[白衣] [名]医師や看護師などが着る、白い衣服。「びゃくい」「びゃくえ」とも。 >白衣の天使 「看護婦」をほめていうことば。 **はくいしゅくせい**[伯夷叔斉] [名]人道にはずれたことをきらう、清廉潔白な人のこと。▽周の武王が殷[いん]の紂王[ちゅう]を討[う]つにあたり、伯夷と叔斉のきょうだいは、家臣が主君を討つのは人道にはずれるといさめたが聞きいれられなかった。そこで二人は周の粟[ぞく](=アワ)を食うのをはじて、山にこもって餓死したという故事(中国、「史記」)から。 **はくいんぼうしょう**[博引旁証] [名]多くの書物から例を広く集めて証拠[しょうこ]として示し、説明すること。 **ばくおん**[爆音] [名] ①爆弾[び]や砲弾[き]などの爆発する音。 ②飛行機や自動車などのエンジンの音。「オートバイがーをとどろかす」 **ばくが**[麦芽] [名]芽を出したオオムギの実をかわかしたもの。酵素をふくみ、ビールや水あめなどの原料。 **はくがい**[迫害] [名]権力によって弱い者に害を加え、苦しめること。「少数民族を―する」 **はくがく**[博学] [名・形動]広くいろいろな学問に通じていること。「―多識」 [類]博識・物知り **はくがくたさい**[博学多才] [名]広く学問に通じ、多方面の才能にもすぐれること。 [類]博識多才 **ばくがとう**[麦芽糖] [名]麦芽の中の酵素が、でんぷんを変化させてできる糖分。 **はくがんし**[白眼視] [名]人を冷たい目で見ること。冷淡[こう]にあつかうこと。「外来者を―する」 **はぐき**[歯茎] [名]歯の根もとをおおいつつむ肉。 **ばくぎゃく**(莫逆)の友 ともに心が通じあい、たがいの気持ちが一つになるような、きわめて親密な友人。▽「莫逆」は、正しくは「ばくげき」と読む。「逆[さか]らうことが莫[な]い」という意味。 **はくきょい**[白居易] 七七二~八四六年。中国、中唐[たん]の詩人。あざなは楽天。詩は平易[い]で風刺[い]に富み、「長恨[こん]歌」「琵琶行[びわこう]」などは広く愛誦[い]された。わが国平安時代の文学への影響も大きい。詩文集「白氏文集[もんじゅう]」。 **はくぎょくろうちゅう**(白玉楼中)の人となる 文人墨客が死ぬこと。▽「白玉楼」は、彼らが死後すむという天上界の宮殿[う]。 **はくぎん**[白銀] [名]銀。しろがね。また、積もった雪をたとえていうことば。「―の世界」 **はぐくむ**[〝育む・×哺む] [他動] ①だいじに育てる。大切に守り、大きくする。「後進を―」 ②親鳥がひなを羽でだいて育てる。「羽“包[つつ]む」の意味から。 >つかいわけ →「育てる」を見よ。 **ばくげい**[白鯨] [名]一八五一年。アメリカ、メルヴィルの小説。巨大な白鯨に片足をもぎとられたエイハブ船長は、それを追って世界の海をめぐり、やっと目ざす相手と出あい、三日間の死闘の末、船やもろとも海底にしずんでいく。「Moby-Dick」 <1086> ばくげき **ばくげき**[爆撃] [名]航空機に積んだ爆弾[び]などを落として攻撃[えい]すること。「敵の基地を―する」 **はくげきほう**[迫撃砲] [名]砲身が短く、持ちはこびできる近距離用の火砲。▽「迫撃」は、近づいてうつこと。 **はくごうしゅぎ**[白豪主義] [名]かつて、オーストラリアが有色人種の移住を禁止した政策。 **はくさい**[白菜] [名]アブラナ科の一年草・二年草。葉が大きく、根もとは白色、葉さきはうす緑色。つけものやなべものなどにする。 **はくさい**[舶載] [名]船で運んでくること。また、船で運んできたもの。 [類]舶来[り] **はくさせいしょう**[白砂青松] [名]「はくしゃせいしょう」 **はくし**[白紙] [名] ①なにも書いてない白い紙。「―の答案」 ②あらかじめ知識をえたり、考えたりしないこと。先入観をもたないこと。「会議には―で臨[のぞ]む」 ③なにもなかった、もとの状態。「―にもどす」 [類]ご破算[ん] **はくし**[博士] [名]学位の一つ。専門の学問で、すぐれた成果を挙げたと認められた者にあたえられる。文学博士・法学博士・医学博士など。「はかせ」とも。 **はくし**[薄志] [名] ①意志が弱いこと。いくじなし。「―弱行[だっ]」 ②わずかな謝礼。寸志。多く、へりくだった言い方。 **はくじ**[白磁] [名]純白の磁器。 [対]青磁[じ] **ばくし**[爆死] [名]火薬や薬品などの爆発によって死ぬこと。「工場の爆発で―した者二名」 **はくしじゃっこう**[薄志弱行] [名]意志が弱く、すすんで実行する気力がないこと。 **はくしいにんじょう**[白紙委任状] [名]委任した人の氏名と印[いん]だけで、他に条件はつけず、それを受ける人にすべてをまかせる委任状。 **はくしき**[博識] [名・形動]広い知識をもっていること。「―で知られる学者」「―多才」 [同]博学 **はくしきこうぶん**[博識×洽聞・博識広聞] [名]知識が豊かで見聞[かく]が広く、何でもよく知っていること。 **はくじつ**[白日] [名] ①明るくかがやく太陽。「青天―」 ②真っ昼間[がる]。白昼。「―のまぼろし」 >白日の下にさらす いままでかくれていたものを、おおやけにする。 **はくじつむ**[白日夢] [名]「白昼夢」に同じ。 **はくしゃ**[拍車] [名]ウマに乗るとき、くつのかかとにつける金具[かなぐ]。ウマの腹をけって速く走らせる。 >拍車をかける ものごとの進みぐあいを、いっそう早める。 **はくしゃ**[薄謝] [名]わずかなお礼のかね。また、人にあげる謝礼のへりくだった言い方。寸志。「―呈上[じょ]」▽ふつう、謝礼を入れたふくろのおもてに書く。 **はくしゃく**[伯爵] [名]貴族の階級の一つで、五爵(=公・侯・伯・子・男)の第三位。 **はくじゃく**[薄弱] [形動] ①意志や体力などが弱いようす。「意志の―な人」 ②理論や証拠[しょうこ]がしっかりせず、確かでないようす。「根拠が―だ」 **はくしゃせいしょう**[白砂青松・白×沙青松] [名]海辺の美しい景色を。白くきれいな砂浜と青いマツとが続いている場所。▽「白砂」は「はくさ」とも読む。 **はくしゅ**[拍手] [名]賞賛や歓迎[えい]などの気持ちをあらわして、両手のひらを打ちあわせること。「万雷の―」「喝采[かっさい]」 **はくじゅ**[白寿] [名]九九歳[さい]。また、九九歳の祝い。▽「白」の字は、「百」から「一」を引いたものだから。 **はくしゅう**[白秋] [名]→「きたはらはくしゅう」 **はくしゅう**[伯州] [名]→「ほうき(伯耆)」 **ばくしゅう**[麦秋] [名]ムギをとりいれる初夏のころ。また、陰暦四月のこと。麦の秋。「むぎあき」とも。「―の候」 **はくしゅかっさい**[拍手喝采] [名]みんなで手をたたいて、ほめること。「―してむかえる」 **はくしょ**[白書] [名]政府が政治・経済・外交などについて、現状や将来の展望などを公表する報告書。「経済―」▽もと、イギリス政府の報告書が白い表紙だったことから。また広く、「高校白書」のように、一般の実情報告書の意味でも使う。 **はくしょ**[薄暑] [名]初夏のころの、わずかに感じるくらいの暑さ。 **はくじょう**[白状] [名]自分の罪やかくしていたことなどをうち明けること。「犯行を―しはじめる」 >つかいわけ『告白・白状・自白・自供』 どれも心にしまっていたことをことばに出す意味。「告白」は、その内容が自分の過去などで、明らかな罪とは限らない。「告白文学」。「白状」は、悪事をうち明けることだが、広く、法にふれないことについてもいう。「恋人[えん]ができたと友達に白状する」。「自白」「自供」は、法にふれる罪を犯した犯人がとり調べを受けるとき。「自白」は、とり調べのとおり自分が罪を犯した事実を認めること。「自供」は、自分から進んで犯罪の事実を述べること。 **はくじょう**[薄情] [名・形動]愛情がうすく、思いやりに欠けて心が冷たいようす。「―なしうちをする」 **ぼくしょう**[爆笑] [名]大勢の人が一時にどっと笑うこと。「軽妙[ぶり]なジョークにーがおこった」 **はくしょくじんしゅ**[白色人種] [名]皮ふの色が白い人種。アメリカやヨーロッパなどに多く住む。白人。ヨーロッパ人種。コーカソイド。▽ほかに、黄色人種・黒色人種。 <1087> はくはつ **はくしょくテロ**[白色テロ] [名]革命運動をおさえるためにおこなう支配者側の暴力行為[に]。反革命がわのテロ。▽「白色」は、フランス王権の象徴である白[しら]ユリに由来するという。 **はくしん**[迫真] [名]ほとんどほんもののように見えること。真にせまること。「―の演技」 **はくじん**[白人] [名]白色人種に属する人。 **はくじん**[白刃] [名]さやからぬいた刀。ぬきみ。「しらは」とも。 **ばくしん**[幕臣] [名]幕府につながる臣下。旗本[せつ]・御家人[きん]など。 **ばくしん**[【×驀進] [名]まっすぐに勢いよく進むこと。「―する機関車」 **ばくしんち**[爆心地] [名]大きな爆発や爆撃の中心地。「―で被爆[く]した」 **はくする**[博する] [他動]よい評価や高い利益をえる。はくす。「名声を―」「喝采[い]を―」 **はくせい**[【×剝製] [名]動物の皮をはぎ、綿などをつめてぬいあわせ、生きていたときの姿にしたもの。 **はくせき**[白皙] [名]はだの色の白いこと。「―の青年」▽「白哲」は誤り。また、「皙(=しろい)」と「哲(=あきらか)」は本来別字だが混用されている。 **ばくぜん**[漠然] [形動]話や考えの内容などがとりとめもなく、はっきりしないようす。「―としたプラン」「―たる印象」 [類]曖昧模糊[いまいもこ] **はくそんこうのたたかい**[白村江の戦い] [名]六六三年、新羅[しらぎ]と唐[とう]の連合軍が、日本と百済[くだら]の連合軍を破った戦い。百済は滅亡した。白江口[ちょう]との戦い。▽白村江は、朝鮮[い]、半島南西部の川。「白村江」は「はくすきのえ」とも。 **ばくだい**[【×莫大] [形動]数量や程度がきわめて大きいようす。「―な損失」「―な財産」 [同]多大・膨大 **はくだく**[白濁] [名]白くにごっていること。「―した温泉」 **はくだつ**[【×剝奪] [名]はぎとること。むりにとりあげること。「免許[せつ]を―する」 **バグダッド** [名]イラクの首都。交通の要地にあり、古くから栄えた商業都市。一九九一年の湾岸[わんがん]戦争[そう]で猛爆[もじ]を受けた。バグダード。 Baghdad **ばくだん**[爆弾] [名]手で投げたり、航空機から投下したりして、爆発させる兵器。▽とつぜんの重大発表や、急に危険になる病気などをたとえることもある。「―発言」「心臓に―をかかえている」 **はくち**[白痴] [名]脳に障害があって、知能の発達がしきわめておとること。 **ばくち**[博打・博×奕] [名]トランプ・花札[おう]・さいころなどを使い、かねや品物をかけて勝負を争うこと。賭博。▽万一の大成功をねらい、危険なことを思いきってやることもいう。「一世一代の大―を打つ」 **ばくちく**[爆竹] [名]小さな竹筒や紙筒に火薬をつめて、次々に爆発するようにしたもの。祝いのときなどに使う。「―を鳴らす」 **はくちず**[白地図] [名]地形の輪郭だけで、ほかはなにも書いてない地図。白図[けい]。「しろちず」とも。 **はくちゅう**[白昼] [名]ひるま。昼ひなか。「―堂々と侵入[いり]する」 [類]真昼[まひる]・日中[りょこう] **はくちゅう**[伯仲] [名]能力や勢力がつりあっていて、優劣がつけられないこと。「実力―」「勢力の―した二大政党」「―のあいだ」 [同]互角 ▽「伯」は長兄[さい]、「仲」は次兄、その次を叔[しゅく]、末を季[き]という。 **はくちゅうむ**[白昼夢] [名]夢のようなとりとめもない空想。幻覚[じゅ]。白日夢[くじっ]。▽真昼に見る夢の意味。 **はくちょう**[白鳥] [名]ガンカモ科の大形の水鳥。首が長く、全身が白い。冬、北日本にシベリア方面からわたってくる。 **ばくちん**[爆沈] [名]爆弾[けん]や魚雷[ぎょらい]で船をしずめること。また、船が爆発してしずむこと。 **ぱくつく** [他動]口を大きくあけて盛[だ]んに食べる。ぱくぱく食べる。俗[ぞく]な言い方。 **はくていじょう**[白帝城] [名]中国四川省にある古城。三国時代の蜀[しょく]の皇帝[こうてい]、劉備[りゅうび]の没[ぼっ]した地。また、李白[りはく]の詩「早[つと]に白帝城を発す」でも知られる。 **バクテリア** [名]細菌[し]。バクテリヤ。 bacteria **ばくと**[博徒] [名]ばくちうち。 **はくとう**[白桃] [名]モモの一品種。果肉が白くてやわらかく、水分も多い。水蜜桃[すいみつとう]。 **はくどう**[白銅] [名]銅とニッケルの合金。銀白色で、かたくてさびにくい。台所用品などに使う。 **ばくとして**[漠として] [副]ぼんやりとして、はっきりしないようす。漠然として。 **はくないしょう**[白内障] [名]眼球の水晶体が白くにごって、視力の落ちる病気。しろそこひ。 **はくねつ**[白熱] [名] ①金属などが非常な高温で熱せられて白い光を出すこと。「―ガス灯」 ②試合や議論などのやりとりに力がこもってはげしくなること。「―したゲームを展開する」 **ぼくは**[爆破] [名]爆薬をしかけて爆発させ、こわすこと。「ダムを―する」 **バグパイプ** [名]スコットランドの民族楽器。革[かわ]のふくろに長い笛をとりつけたもの。 bagpipe **ばくばく**[漠漠] [形動] ①広びろとして果てしないようす。広漠。「―たる荒野」 ②ぼんやりして、とりとめのないようす。「―とした不安」「空々―」 **はくはつ**[白髪] [名]白くなった毛髪。「しらが」とも。 [同]銀髪 >白髪三千丈[じょう] 心配ごとがつもること。また、ものごとを大げさに誇張[しょう]して表現すること。▽一丈は約三[メートル]。長年の苦労で髪[か]が白くなり、それが三〇〇〇丈ものびてしまったという。中国、李白[りはく]の詩から。 <1088> **ばくはつ** **ばくはつ【爆発】**[图]①化学反応や火山活動などのため、急激な圧力の変化を生じ、大きな熱・光・音などを出す現象。破壊』作用をともなう。 ②たまっていたものが、いちどきにふきだすこと。「不満が―する」 **はくび【白×眉】** [图]同類の中で、もっともすぐれているもの。「歴史小説のーといわれる」圏[随一]▽中国、蜀[しょく]の馬良[よう]が、秀才[ゅっ]ぞろいのきょうだいの中でもとくにすぐれており、まゆ毛が白かったという故事(「三国志」)から。 **はくひょう【白票】** [图]◎なにも書かないで白紙のままなされた投票。 ②国会の投票で決[っ]をとるとき、賛成をあらわす白い票。「―を投ずる」→青票 **はくひょう【薄氷】** [图]水の表面にうすく張った氷。 >薄氷を踏む思い 非常にあぶなく、ひやひやする気持ち。 **ばくふ【幕府】** [图]武家時代、将軍が政治をおこなっていた場所。また、武家政府そのもの。鎌倉幕府・室町幕府・江戸幕府。▽もと、戦場で、将軍の陣[じん]という意味から。 **ばくふ【×瀑布】** [图]滝[たき]。とくに、はばの広い大きな滝のこと。「ナイヤガラー」 **ばくふう【爆風】** [图]爆発にともなって起こる強い風。 **はくぶつかん【博物館】** [图]歴史・民俗・産業・芸術などの資料を集め、保管している施設。研究に役立てるとともに、一般の人にも見せる。「科学―」 **はくぶん【白文】** 漢文返り点・送りがな・句読点のついていない漢文。たとえば「漱石枕流」、これを訓読すれば、「石に漱[くちゃ]すぎ流れに枕[まく]らす」となる。「―で読む」 **はくぶんきょうき【博聞強記】**[四][漢]広くものごとを聞き知って覚えていること。類[博覧強記] **はくへいせん【白兵戦】** [图]刀や剣を使って、敵味方がいりみだれて戦うこと。「最後は―をいどむ」▽「白兵」は、白刃[ぴ]のこと。 **はくぼ【薄暮】** [图]夕ぐれ。夕方。「―ゲーム」「たそがれ」 **はくほうぶんか【白×鳳文化】** [图]七世紀後半、大化の改新から平城遷都[松じょう]までのあいだの文化。奈良[は]薬師寺の東塔や法隆寺金堂[説]の壁画[炊き]などが有名。▽「白鳳」は、当時民間で使われた年号といわれる。 **はくぼく【白墨】** [图]チョーク。 **はくまい【白米】** [图]玄米[説]をついて、ぬかと胚芽[ぃ]をのぞき白くした米。精米。精白米。↔玄米 **ばくまつ【幕末】** [图]江戸時代の末期。「―の志士」 **はくめい【薄命】** [图]①命が短いこと。短命。また、不幸なこと。「―の画家」「美人―」圈[夭折] **はくり【薄利】** [图]もうけが少ないこと。わずかの利益。「―をえる見通しが立つ」「―多売」 **はくり【×剝離】** [图]-ス]はがれること。また、はがすこと。「網膜[も]―」 **ぱくり**[图][画]①〈副〉ロや割れ目などが大きく開くようす。「傷口が―と開く」 ①〈名〉品物をぬすんだり、手形[と]などをだましとったりすること。俗くな言い方。「―屋」 **はくりたばい【薄利多売】**[四][園]ひとつひとつの商品のもうけはわずかでも、数を多く売ることで全体のもうけを多くすること。「―の経営方針」 **はくめい【薄明】** [图]日の出前や日の入り後に、空がぼんやりと明るいようす。「―の中から姿をあらわす」 **はくや【白夜】** [图]北極や南極などの周辺地域で、夏の夜空が太陽の光をうつしてうす明るいこと。「びゃくや」とも。 **ばくやく【爆薬】** [图]ものを破壊するための火薬。ダイナマイトなど。「―をしかける」 **はくらい【舶来】** [图][函]外国から海をこえてやってくること。また、外国製品。「―の置き時計」[製][舶載]・[渡来][国産] **ばくらい【爆雷】** [图]潜水艦[燃すぃ]を攻撃[影]するときに用いる水中爆弾[愆]。一定の深さで爆発する。 **はぐらかす**[国]①質問に答えず、うまくかわして話題をそらす。「話を―」 ②その人にはわからないうちに、うまくまいてしまう。 **はくらく【伯楽】** [图]人物の能力を見ぬく力のある人。とくに、素質のある若者を見いだして育てるのがじょうずな人。博労。▽中国、春秋時代、ウマのよしあしを見分ける名人の名前から。 **はくらく【×剝落】** [图]「-ス]とはがれて落ちること。「壁画[炊き]が―する」 **はくらくてん【白楽天】**[人][鱼]↓「はくきょい」 **はくらんかい【博覧会】** [图]一つのテーマのもとに、関係のあるものごとを一か所に集めて展示し、一定期間、人々に見せるもよおし。「海洋―」「万国―」「一音」 **はくらんきょうき【博覧強記】**[四][選]はば広く本を読んで、その内容をよく覚えていること。「まれにみるーの人」類[博聞[經]強記] **ばくりょう【幕僚】** [图]軍隊で、長官のもとで、重要な作戦の計画や実行に参加し、長官を助ける地位の人。参謀[慰]。 **はくりょく【迫力】** [图]人の心に強くせまってくる力。「―のある演技」「―を欠く」 **ぱくる**[国]①だましとる。かっぱらう。「手形を―」 ②犯人などを逮捕[駄ぃ]する。▼俗くな言い方。 **はぐるま【歯車】** [图]①まわりにぎざぎざのある歯を刻みつけた車。二個以上組みあわせて動きを伝えたり、速さを変えたりする。ギア。▽たがいに関連しあいながら動いていくものごとが、うまくいかないようすのたとえにも使われる。「―がうまくかみあわない」「人生のーがくるう」 ②全体を構成する、とるにたりない存在。「組織の中では単なる―にすぎない」 **ばくれつ【爆裂】** [图]爆発して破裂すること。 **はぐれる**[下]□[造語]①つれの人を見うしなって、はなればなれになる。「親に―」 ①〈造語〉」「~はぐれる」の形で」「・・・しそこなう」という意味をあらわす。「食い―」「行き―」▽動詞の連用形に付く。 **はくろ【白露】** [图]二十四節気の一つ。秋分の十五日 <1089> はごたえ **ばくろ**[暴露] [名]かくしていたことがばれること。また、秘密などをばらすこと。「会社の内幕を―する」 [対]隠蔽[いんぺい] **ばくろう**[博労・馬×喰] [名]ウシやウマを売りさばいたり、よしあしを見分けたりする人。▽昔、中国のウマを見分ける名人の名「伯楽」の変化した形。 **ばくろん**[【×駁論] [名]相手の説を、非難したり攻撃[えい]したりする議論。 [関]駁説 **はくわ**[白話] [名]中国語の口語。「―小説」 [対]文言 **はけ**[《刷毛] [名]液体をぬるための道具。動物やナイロンの毛を束ねて切りそろえ、柄をつけたもの。ブラシ。「ーでペンキをぬる」 **はけ**[【×捌け] [名] ①水の流れ。流れぐあい。「水ーがよくない」 ②商品などが売れること。うれゆき。「―のいい品」 **はげ**[【×禿] [名] ①髪の毛がぬけおちたところ。 ②はげた頭。また、その人。「若一」 [類]禿頭[とくとう] **はげあがる**[【×禿げ上がる] [自動]頭の上部まではげる。「ひたいがー」 **はげあたま**[【×禿げ頭] [名]髪[かみ]の毛のぬけおちた頭。また、その人。禿頭。 **はげいとう**[葉鶏頭・雁来紅] [名]ヒユ科の一年草。葉に、黄・赤・むらさき色の美しい模様がある。園芸用。 **バケーション** [名]長期の休暇[きゅうか]。バカンス。「サマー--」 vacation **はけぐち**[【×捌け口] [名] ①流れ出るものの出口。「水のーをつくる」▽心の中にたまっているものを発散する手段という意味でも使う。「不満の―を求める」 ②商品などの売れていくさき。「―が広い品」 **はげしい**[激しい・『烈しい] [形] ①勢いが非常に強い。「―風雨」「―いかり」 ②程度がはなはだしい。「変化が―」「痛み」 ③ひんぱんに生じる。「人の往来が―」 **はげたか**[【×禿鷹] [名]ハゲワシ・コンドル類の俗称[ぞくしょう]。「―のように獲物のをねらう」 **はげちゃびん**[【×禿げ茶瓶] [名]はげ頭をつるんとした茶びんにたとえて、あざけっていうことば。 **バケツ** [名]ブリキやプラスチック製の水などを入れる容器。まるくて底が深く、おけの形をしている。▽bucketから。 **ばけのかわ**[化けの皮] [名]正体[しょうたい]や秘密をかくすための、うわべだけの見せかけ。「―がはがれる」 **はげます**[励ます] [他動] ●元気が出るように力づける。「味方チームを―」 ②激しく強くする。「声を―」 **はげみ**[励み] [名]精を出すこと。また、その意欲をかきたてること。「―になる」 **はげむ**[励む] [他動]心や気力をふるいおこして一生けんめいやる。「勉強に―」 **ばけもの**[化け物] [名] ①あやしげな姿に変身したもの。おばけ。また、人間とはとても思えないほどの能力をもったもの。「―屋敷[いき]」「―のような怪力[しょう]の持ち主」 [類]妖怪・怪物 **はげやま**[【×禿げ山] [名]木や草が生えていない山。「乱開発で―となる」 **はける**[【×捌ける] [自動] ①水がたまらないでよく流れる。「雨水[い]がすぐ―」 ②商品が残らないでよく売れる。さばける。「在庫の品が―」 **はげる** [自動] ●髪の毛がぬけおちる。「つるつるに―」 ②山の草木がなくなる。 [剝げる] [自動] ①表面にうすくはりついていたものが、とれてはなれる。「ペンキが―」 ②色が、時間がたってうすくなる。「着物の色が―」 **ばける**[化ける] [自動]姿を変えてまったくちがうものになる。「きつねが娘[むすめ]に―話」 **はけん**[派遣] [名]役目をあたえて、人を行かせること。「特使を――する」 [対]召還[しん] **はけん**[覇権] [名]勝利者として手に入れた権力や栄光。「大会の―をにぎる」「―争い」 **ばけん**[馬券] [名]競馬で、勝ち馬を予想して買う券。正しくは「勝ち馬投票券」。 **はこ**[箱・【×函・【×筥] [名] ①紙や金属などでつくった四角い入れもの。「―づめのまんじゅう」 ②列車の車両。「どの―も満員だ」 **はごいた**[羽子板] [名]羽根[はね]をついて遊ぶための、持ち手のついた四角い板。片面に絵やおし絵がある。「―市[お]」▽「羽子」は、ムクロジの種に鳥の羽をつけたもの。羽根。 **はこいりむすめ**[箱入り娘] [名]めったに人目にもふれさせないほど、たいせつに育てられた娘。「―だから一人旅などしたことがない」 **はこう**[【×跛行] [名] ①片足をひきずって歩くこと。 ②つりあいがとれないまま、ものごとが進行すること。「―状態」「―景気」 **はこがき**[箱書き] [名] ●美術品などの箱に、作者や鑑定人などがほんものであることを証明するために、署名・押印[おういん]したもの。 ②シナリオなどを執筆する前に、各場面ごとのぬきがきをまとめておくこと。 **はこせこ**[【×筥迫・【×筥。・狭子] [名]昔、和装の婦人がふところに入れて持った、箱形の紙入れ。現在も婚礼[かん]や七五三[んど]の礼装に用いる。 **パゴダ** [名]ミャンマーなどにある仏塔。 pagoda **はごたえ**[歯応え] [名] ①食べものをかんだときに、歯に受けるかたい感じ。「―のあるせんべい」 ②はたらきかけに対してもどってくる感じ。「今回のテストは―がなかった」 [同]手ごたえ <1090> はこにわ **はこにわ**[箱庭] [名]小さな箱の中に、庭園や山川の景色[けしき]などをまねてこしらえたもの。 **はこび**[運び] [名] ①ものごとの進めかたや進みかた。「スムーズな試合―」 ②計画などが、ある段階に達すること。「ようやく開催[かいさい]のーとなる」 **はこぶ**[運ぶ] [他動] ●他の場所にものを持っていく。「砂利を―船」「風に運ばれる種」 ②さきへ進める。「足を―(=目的地へ行く)」 ③ものごとが順に進んでいく。「議事が―」 **はこぶね**[箱船・《方舟] [名]四角い船。とくに、「ノアの箱船」のこと。 **はこべ** [名]春の七草の一つ。ナデシコ科の二年草。春、白い小さな花をつける。ハコベラ。→図「はるのななくさ」 **はこぼれ**[刃×毀れ] [名]刃物[はもの]の刃が部分的に欠けること。「包丁の―をなおす」 **はこまくら**[箱×枕] [名]木製の箱形の台の上に、くくりまくらをのせたもの。日本髪[ん]のくずれを防ぐ。 **はこめがね**[箱眼鏡] [名]ます形の箱の底をガラス張りにした、水中で魚を探すための道具。 **はごろも**[羽衣] [名]天人が着て空を飛ぶという軽い衣。「―伝説」 **バザー** [名]慈善[ん]の資金を得るために、持ち寄った品の者を売るもよおし。「PTAのー」 bazaar **バザール** [名]百貨店などの特売場。また、大安売り。▼もと、中近東の露天市場のこと。 bāzār **はさい**[破砕・破×擢] [名]こなごなにくだけること。また、こなごなにくだくこと。「鉱石を―する」「敵を完全に―する」 **はざかいき**[端境期] [名]ことしとれた新米が出まわる直前の時期。広く、野菜・くだものや商品などについて、新旧交替期で品薄になる時期をいう。 **はざくら**[葉桜] [名]花が散って、若葉が出はじめたころのサクラ。「すっかりーとなる」 **ばさし**[馬刺し] [名]ウマの肉のさしみ。 **はざま**[狭間] [名] ①ものとものとのあいだの、せまいところ。すきま。「ビルの―にあるあき地」 ②山と山とにはさまれた、せまい場所。「―に見える村」 [同]谷間・放[ひょう] **はさまる**[挟まる] [自動] ①ものとものとのすきまにはいって動かなくなる。「歯に―」 ②人と人との仲に立って動きがとれなくなる。「上役[やく]と部下のあいだに―」 **はさみ** [【×鋏] [名] ①二枚の刃[は]ではさんでものを切る道具。「裁[たち]―ばさみ」「花―ばさみ」 [数え方]挺[ちょう]・丁[ちよう] ②切符[きっぷ]に穴をあける道具。パンチ。「―を入れる」 ③じゃんけんの、ちょき。人差し指と中指を立てた形。 [対]石・紙 [【×螯] [名]カニやエビなどの前足。大きなつめ。 **はさみうち**[挟み撃ち] [名]敵を両側からはさむようにして攻撃[こうげき]すること。 **はさみこむ**[挟み込む] [他動]ものとものとのあいだに入れて動かなくする。「本にしおりを―」 **はさみしょうぎ**[挟み将棋] [名]将棋の駒[こま]を動かし、前後または左右からはさんでとる遊び。 **はさみばこ**[挟み箱] [名]昔、衣服や道具類を入れて棒を通し、供[とも]の者にかつがせた箱。 **はさむ**[挟む] [他動] ①二つのもののあいだに置いて両側からしめつける。「ピンセットでー」 ②あいだに置く。また、あいだにさし入れる。「道を挟んでななめ前」「コマーシャルを―」「ロを―(=出す)」「疑いを―(=もつ)」 **ばさら**[婆娑羅] [名]華美ではでな服装をしたり、勝手[いっ]気ままにふるまったりすること。とくに、南北朝時代から室町[しん]時代にかけて流行した風俗[い]。 **はさん**[破産] [名]財産をなくすこと。「―宣告」「事業に失敗して―した」▽「破産」は個人についていい、「倒産」は会社や商店についていう。 **はし**[端] [名] ①ものの中心から、もっともはなれているところ。「ひもの―を切りそろえる」 [同]隅・縁[な] ②ものごとの、ほんの一部分。「ことばの―をつかまえて文句を言う」▼「はじ」とも。 **はし**[橋] [名]川の両岸などをつないで通れるようにした建物[けんぞく]。「―をかける」「丸木―[ビ]」 [数え方]本 >橋を渡す 双方のあいだに立って関係をつける。仲立ちをする。 [同]橋渡しする・橋を架ける **はし**[【×箸] [名]食べものなどをはさむ二本の細長い棒。「ごはんに―もつけない」「―置き」 [数え方]膳[ぜん]・具[ぐ]・揃[そろ]い >箸が転んでも笑う 思春期の娘[もず]などが、ふだんのなんでもないことでも笑うようす。「―年ごろ」 >箸が進む 食欲が出る。たくさん食べられる。 >箸にも棒にも掛からない おとっていてどうしようもない。取りあつかいのしようがない。 **はじ**[恥・“辱・羞] [名]自分がおとっていることを人々の前で知らされること。一人前[ぜん]であるという面目[まど]や名誉[い]を失って気がひけること。「―をかく」「―をしのぶ」▽「恥」は、自分の劣等[せい]であることや失敗を公然と示されてはじいること。「辱」は、人から受けるはずかしめ、また人をはずかしめること。「羞」は、おもはゆく思うこと。 >恥の上塗り はじをかいたうえに、重ねてはじをかくこと。 [同]恥の上[ぁ]がき >恥も外聞[もん]もない はずかしいとか、みっともないとかを気にもしない。 >恥を曝[さら]す 大勢の人の前ではじをかく。世間[てい]にはずかしい思いをする。 >恥を知る はじであることを自覚する。 >恥をすすぐ 失った名誉[めい]をとりもどす。「恥をそそぐ」とも。 [類]雪辱[せつじょく]する >恥を恥とも思わぬ はずかしいと思うのが当然なことでも、そう思わない。 [同]厚顔無恥[ちが] **はじいる**[恥じ入る] [自動]はずかしいと心に深く思う。「失敗を―」 <1091> はじめ **はしおき**[【×箸置き] [名]食卓[なく]で、はしをのせておく小道具。はしまくら。 **はしか**[《麻疹] [名]子供に多い急性のウイルス性の四類感染症。熱が出て、赤いぶつぶつが出る。一度かかると免疫[めんえき]ができる。「ましん」とも。 **はしがかり**[橋懸かり] [名]能舞台[え]で、楽屋[がく]出口と舞台をつなぐ、橋のような板張りの廊下。▷図「のう(能)」 **はしがき**[端書き] [名] ①本の最初に、その本の内容に関することを書いた文章。前書き。「―で作者のおいたちを知る」 [類]序文 ②手紙の終わりにつけたして書く文。 [類]追って書き・追伸 **はじかみ** [名] ①「しょうが」の古い呼び名。▽「薑」と書く。 ②「さんしょう」の古い呼び名。▽「椒」と書く。 **はじき**[弾き] [名] ●はじくこと。また、はじくしかけや器具。 ②「ピストル」の俗[ぞく]な言い方。 ③「おはじき」 **はじきだす**[弾き出す] [他動] ◎強い力でものを外に勢いよく出す。「土俵でよりからはじき出される」 ②仲間だった人を追いだす。のけ者にする。「組織からー」 ③計算して数値を明らかにする。また、必要な費用をやりくりしてつくりだす。「旅費を―」▽そろばんをはじいて計算する意味から。 **はじく**[弾く] [他動] ①一瞬に強い力を加えてものをはねとばす。「弦を―」「指でー」 ②よせつけない。はねかえす。「水を―」 ③そろばんで計算する。「予算を―」 **はしくれ**[端くれ] [名] ①切れはし。「土器の―」 ②そこに属するものの中で、とるにたりないもの。自分に関してへりくだっていう。「学者のー」 **はしけ**[【×艀] [名]大きな船が岸に着けないときに、人や荷物を船から陸に運ぶ小さな舟[ぁぁ]。「タンカーに―」 **はしげた**[橋×桁] [名]橋脚の上に横にわたして、橋板を支える役割をする長い材木など。 **はじける**[弾ける] [自動]中からの力が大きくなって、急にさける。外に向かって勢いよくはわれる。「花の種が―」「若さが―」 **はしご**[【×梯子] [名] ①高い所にのぼるための道具。二本の長い棒のあいだに、足をかける横木を何本もわたしたもの。「―をかける」 ②「はしご酒[ぎ]」の略。「送別会のあと―する」 **はしこい** [形]すばしこい。機敏である。また、ぬけ目がない。頭の回転が早い。はしっこい。 **はしござけ**[【×梯子酒] [名]次々に場所を変えて酒を飲むこと。はしごのみ。 **はしごしゃ**[【×梯子車] [名]高層ビルの消火などに使う、折りたたみ式のはしごを備えた消防車。 **はしごのり**[【×梯子乗り] [名]まっすぐ立てたはしごの上で、いろいろなはなれわざをすること。また、その曲芸をする人。「出初め式でおこなう―」 **はじさらし**[恥×曝し] [名・形動]はずかしいことを、広く世間の人々にさらけだすこと。また、世間にはじをさらけだす人。「―なまねはやめろ」 **はじしらず**[恥知らず] [名・形動]はずかしいおこないを平気ですること。また、平気ではずかしいことをする人。「―な申し出」 [同]厚顔無恥[ちがん]・鉄面皮[てっぴ] **はした**[端] [名]ちょうど切りのいい数にならない、はんぱな数。「―は切りすてる」 [類]端数[はすう] **はしたがね**[端金] [名]わずかなかね。軽べつした言い方。「そんなーには目もくれない」 **はしたない** [形]つつしみがない。行儀[ぎょう]が悪くてみっともない。「―食べかた」「戸を足で開けるとは―」▽「端ない」と書くことも。 >古語《はしたなし》 古語では、中途[ちゅう]はんぱで引っ込みがつかない、体裁[ていさい]が悪いという意味。「なし」は、はなはだしい意の接尾語。「はしたなきもの。…(中略)…異人を呼ぶに我ぞとてさし出でたる(=きまりが悪い)」(枕草子)。体裁が悪い意味から、現代語の無作法[ぶさほう]の意味が生まれた。 **はしため**[端女] [名]召使いの女。下女。 **はしぢか**[端近] [名・形動]家の中で、上がり口や縁側に近いところ。あがりはな。 **ばじとうふう**[馬耳東風] [名]人の意見や批判をまったく気にかけないこと。「―と聞きながす」 [類]馬の耳に念仏 **はじとみ**[半×蔀] [名]下半分ははめこんで固定して、上半分を外へつりあげて開くようにした蔀[しとみ]。 **はしなくも**[端なくも] [副]まったく、思いもよらず。改まった言い方。「―名誉[い]ある賞をいただく」「―秘密がもれた」 [類]図らずも **はじまり**[始まり] [名] ①はじまること。開始。また、始まる時刻。「試験の―をずらす」 [対]終わり ②出来事のきっかけや原因。起こり。「けんかの―はなんですか」 **はじまる**[始まる] [自動] ●新しくおこなわれるようになる。「新学期が―」 [対]終わる ② [「~しても始まらない」の形で]・・・してもしかたがない。・・・してもむだだ。「いまさら言っても始まらない」 **はじめ** [初め] [名] ①ものごとがはじまったとき。最初のとき。「年の―」「―はだれでも失敗する」 [対]終わり ▽おもに、時間的なことについていう。 [始め] [名] ①ものごとのはじまり。最初の部分。「御用[ごよう]―」「―よければ終わりよし」 [対]終わり ▽おもに、ことがらについていう。 ②「「~をはじめ」の形で]多くのものの中から、代表となるものをあげていう言いかた。「社長を―、社員一同」▽ふつう、かな書き。 <1092> はじめて **始めちょろちょろ中ぱっぱ** 赤子泣くとも蓋[ふた]取るな めしのじょうずなたきかた。三段階に分けて、最初はとろ火で、中ごろは強火にし、最後まで絶対にふたをとってはうまくたけないと教えた。 >始めは処女の如く後のちは脱兎[だっと]の如し 静かにして相手に油断させておき、あとで一気に急襲する。はじめは処女のようにおずおずとふるまい、のちに、にげるウサギのようにすばやく行動すること。中国、「孫子[そんし]」の兵法[へいほう]から。 **はじめて**[初めて] [副] ①まだ経験がない、まだ起こった例がないようす。「生まれて―の海外旅行」「―の事故」 ②そのときになって、ようやく。「失って―たいせつさに気づく」 [関]やっと **はじめまして**[初めまして] [名]初対面の人に対するあいさつのことば。▽はじめてお目にかかります、という意味。 **はじめる**[始める] [他動] ①あらたに行動を起こす。「隗[かい]より始めよ」 [対]終える ② [造語]「~はじめる」の形で]その動作を開始することをあらわす。「走りー」「散りー」▽動詞の連用形に付く。 **はしもとがほう**[橋本雅邦] 一八三五~一九〇八年。明治期の日本画家。江戸の出身で、狩野雅信[かのうがほう]に学ぶ。フェノロサに認められ、東京美術学校で指導し、弟子に横山大観・菱田春草[ひしだしゅんそう]らがいる。代表作「竜虎図屏風[びょうぶ]」。 **はしもとさない**[橋本左内] 一八三四~五九年。幕末の福井藩士。緒方洪庵[こうあん]らに医学・洋学を学ぶ。藩主松平慶永[よしなが]の意を受けて、一橋慶喜の将軍擁立に尽力[びく]したが、実現せぬうちに安政の大獄[ごく]で刑死した。 **はしゃ**[覇者] [名] ①武力で天下をとった人。「戦国群雄の―となる」「―覇道」 [対]王者 ②競技などの優勝者。「ことしのプロ野球の!」 **馬車馬のように** わき目もふらず、一生けんめいなようす。「―働く」 **はしゃぐ**[燥ぐ] [自動]調子に乗ってうかれさわぐ。「得意になって―」 **はじゃけんしょう**[破邪顕正] [名]誤った説や不正をうち破って、正しい説や正義を明らかにすること。「―をかかげる」 **はしやすめ**[【×箸休め] [名]日本料理で、おもな料理のあいだに出る、ちょっとした料理。酢のものやあえものなど。 **パジャマ** [名]ねるときに身につける、ゆったりとした上着[ちゃ]とズボン。 pajamas **はしゅつ**[派出] [名]あちこちへ仕事のために行かせること。「老人の家に家政婦を―する」 **ばじゅつ**[馬術] [名]ウマをじょうずに乗りこなす技術。「―競技」 **はしゅつじょ**[派出所] [名] ①「巡査派出所」「警部補派出所」の略。二人以上の巡査が、二十四時間勤務しているところ。 [類]交番・駐在所[ゅうぎい] ②本部から出向いた者の詰[つ]め所[しょ]。 **はしゅつふ**[派出婦] [名]一般家庭の求めに応じて、臨時に出張して家事の手伝いをする職業の婦人。 **ばしょ**[場所] [名] ①何かをするところ。また、位置。「集会の―」「たんすを置く―」 ②いどころ。席。「―をゆずる」「花見のーとり」 ③大ずもうを興行する一定の期間やところ。また、その興行。「春―」「本―」 **はじょう**[波状] [名] ①波のように、高くなったり低くなったりする形。「―の電波」 ②波がおし寄せるように、一定の間隔[かんかく]をおいてくりかえすこと。「―攻撃[も]を加える」 **ばしょう**[【×芭蕉] [名]バショウ科の多年草。高さ約五[メートル]、葉は長さ一~二[メートル]ほどで羽のような形。夏から秋にかけて黄色い花が咲く。 **ばしょう**[芭蕉] →「まつおばしょう」 **ばしゃ**[馬車] [名]人や荷物をウマが引いて運ぶ車。「四頭立てのー」 **はしょうふう**[破傷風] [名]土中の破傷風菌[きん]が、傷口からはいってかかる伝染病。高熱が出て、激しいけいれんを起こす。 **ばしょがら**[場所柄] [名] ①その場所がどういう場所であるかという特色。「―をわきまえる」 [副]場所が場所だけに。「―野菜は安く買える」 **ばしょく**[馬食] [名]ウマのように大量に食べること。「牛飲[ぎゅういん]―」 **ばしょく**[馬謖] 中国、三国時代、諸葛亮[しょかっこう](孔明[こうめい])にかわいがられた蜀[しょく]の武将。「[D]泣いて―を斬[き]る」 **ばしょふさぎ**[場所×塞ぎ] [名]場所をふさいで、じゃまになること。じゃまになるもの。 **はしょる**[端折る] [他動] ●着物のすそのはしを折って帯にはさむ。「しりを―」 ②一部を省いて短くつめる。「話を―」▽「はしおる」の変化した形。 **はしら**[柱] [名] ①建物を支えるために、垂直に立てる材木など。「―に子供の身長をしるす」 ②中心となって支えるもの。また、中心になる人。「演劇界の―として活躍する」 [同]大黒柱[にく] ③ [「~ばしら」の形で]細長くたてにのびているもの。「電信―ばしら」「茶―ばしら」 ④神や遺体を数えることば。「いざなぎ、いざなみの二―[ヴ]の神」 **はしりもの**[走り物] 旬[しゅん]に先立って出る野菜・くだもの・魚など。「鰹[かつ]ぉはまだ―なので高い」 [同]はつもの <1093> バスコダガ **はしりたかとび**[走り高跳び] [名]陸上競技の種目の一つ。助走してとびこえたバーの高さを競[きそ]う。ハイジャンプ。▽「走り高飛び」は誤り。 **はしりがき**[走り書き] [名]急いで、文字を続けてくずして書くこと。また、その書いたもの。「―のメモ」 **はしりづかい**[走り使い] [名]人の部下として、まめに走りまわって雑用をかたづけること。また、その人。「―をかってでる」 **はしりはばとび**[走り幅跳び] [名]陸上競技の種目の一つ。助走して片足でふみきってとび、その距離を競[きそ]う。▽「走り幅飛び」は誤り。 **はしりよみ**[走り読み] [名]大ざっぱに、急いで読むこと。とばし読み。「電車の中で手紙を―する」 [類]斜め読み **はしる**[走る] [自動] ●足を速く動かして進む。かける。また、速く移動する。「駅まで―」「ニュースがー」「悪事千里を―」 ②川などが一つの方向に向かってのびている。「急流が―」「高速道路が北に―」 ③気持ちや考えが、ある方向に強くかたむく。「感情に―」「極端[くに]―」 **はじる**[恥じる] [他動] 自分のおとっていることを、くやんでいる。「失敗を大いに―」 ② [「~に恥じない」の形で]・・・にひけをとらない。「皇帝[こい]の名に恥じない」 **はしれメロス**[走れメロス] 一九四〇年。太宰治[だざいおさむ]の短編小説。人間が信じられるか、友情が信じられるかを問う。作者にようやく生きる意志が生まれたころの作品。 **はしわたし**[橋渡し] [名]あいだにはいって、仲をとりもつこと。また、仲をとりもつ人。「国交回復のーをする」 [関]仲介 **ばしん**[馬身] [造語]競馬で、ウマ一頭分の長さ。「半―差で勝つ」▽一着・二着・三着・・・それぞれの差をあらわすときに使う。「馬身」の下は「クビ」「ハナ」を用いる。「ハナの差で敗れる」 **はす**[斜] [名]ななめ。「―向かいの家」 [同]はすかい **はす**[【×蓮] [名]スイレン科の多年草。池などに育ち、まるくて大きい葉を水面に出す。夏、白またはピンクの花が咲く。地下茎は「れんこん」で、食用。はちす。▽仏教では極楽[き]の象徴[しょう]。「―の台[うてな]」 **はず**[【×筈] [名] ①そうなるのが当然だという状態をあらわす。「やればできる―だ」▽必ず上の連体成分に付き、単独では使われない。もと、弓や矢のはしの弦[つぇ]がひっかかるところ、弓[ゆ]はず(=弓の上下二か所)と矢はずをいう。筈と弦とはぴったり合うところから、「当然そうなる」という意味が生まれた。 ②すもうの押し手、「はずおし」のこと。「―にかかる」▽親指と他の四本の指のあいだを、矢はずの形に開いて相手のわきの下などにあてがうことから。 **バス** [名] ①男声の最低音域。また、その音域をうけもつ歌手や楽器。 ②「コントラバス」の略。 bass **バス** [名]洋式のふろ。浴室。「―タオル」 bath **バス** [名]一度に大勢の人間を運べる大型の自動車。「スクールー」 bus **はすう**[端数] [名]ちょうど切りのいい数から余った数。はんぱの数。「―は切りあげて計算する」 **バズーカほう**[バズーカ砲] [名]戦車を攻撃[えい]するための筒形[こ]のロケット砲。 bazooka **バスーン** [名]→「ファゴット」 bassoon **はずえ**[葉末] [名]葉のさき。「―の露[つゆ]」 **ばすえ**[場末] [名]都市で、中心部のにぎやかな場所からはずれた、人通りの少ない場所。安物を売る店や安い飲食店などのある町はずれ。「―にある酒場」 **はすかい**[斜交い] [名]ななめ。はす。はすかけ。「台風に備えて窓に―に板を打ちつける」 [同]筋交い **バスガイド** [名]観光バスなどで、名所の案内や乗客の世話をする乗務員。bus と guide から。 [和] **はずかしい**[恥ずかしい] [形] ①自分がおとっていると感じて気後れする。ひけめを感じる。「この点数では―」「これでよく恥ずかしくないな」 [同]面目ない ②てれくさくて、かくれたい気持ちだ。「人前で歌うのは―」 [同]のっけ >つかいわけ →「照れ臭[てれくさ]い」を見よ。 >古語《はづかし》 現代語のように、自分が原因で起こる気持ちをあらわす意味のほかに、こちらが気後れするほど相手がすぐれているという、他者が原因で起こる気持ちをあらわす場合もあった。「(光源氏[いかるげんじ]は)なまめかしうはづかしげにおはす」といえば、光源氏のようすが優美で、こちらが気後れするほどすぐれた感じでいらっしゃる、ということ。 **はずかしがる**[恥ずかしがる] [自動]はずかしいというようすをする。「恥ずかしがらずに前に出なさい」 **はずかしめる**[辱める] [他動] ●はずかしい思いをさせる。はじをかかせる。「人前で―」 ②地位や名誉[い]などをけがす。「名を―」 **パスカル** [造語]圧力の単位。一パスカルは、一平方メートルを一ニュートンでおす力。記号は Pa pascal **パスカル** [人名]一六二三~六二年。フランスの思想家・数学者・物理学者。数学者として、確率論・微積分学などの研究をおこない、物理学者としては、流体(液体・気体)の圧力に関する「パスカルの原理」を発表した。また、人間性の矛盾[じゅん]に目をむける宗教家でもあった。 Blaise Pascal **ハスキー** [形動]声がかすれたような感じであるようす。「ーボイス」 husky **バスケット** [名] ①竹や籐[とう]などを編んでつくった、手提げ[さ]かご。 ②「バスケットボール」の略。また、バスケットボールのゴール。 basket **バスケットボール** [名]球技の一つ。一チーム五人ずつで、コートのはしの相手のバスケットにボールを投げ入れ、得点を競[きそ]う。バスケット。籠球[ろうきゅう]。 basketball **バスコ・ダ・ガマ** 一四六九?~一五二四年。ポルトガルの航海者。一四九八年、アフリカ南端[なんたん]の喜望峰[ほう]を回るインド南西部の都市カリカットまでの航路を開いた。「Vasco da Gama」 <1094> の喜望峰[きぼうほう]を回るインド南西部の都市カリカットまでの航路を開いた。「Vasco da Gama」 **はずす【外す】**[動サ五]①身につけているもの、はめてあるものをとってはなす。「ベルトを―」「ボタンをー」「看板を―(=商売をやめる)」「羽目を―」②仲間などから除く。「メンバーからー」「予定から―」③よけて、さける。「相手のパンチを―」④とりそこなう。にがす。「機会を―」⑤わきへそらす。「タイミングをー」「的[まと]を―」⑥その場をはなれる。「席を―」 **バズセッション**[名]討議の形式の一つ。参加者がグループに分かれて話しあい、そこでまとまった意見を参考にしながら、また全員で討議をおこなう方法。バズ学習。|buzz session **パスタ**[名]マカロニやスパゲッティなど、イタリアのめん類をまとめた呼び名。|pasta **バスタブ**[名]洋風のふろおけ。浴槽。|bathtub **パステル**[名]顔料などを練って棒状に固めた絵の具。また、その絵の具でかいた絵。「―画」|pastel **パステルカラー**[名]やわらかく明るい色合い。中間色。|pastel color **バスト**[名]胸部。とくに、女性の胸。また、洋裁で胸まわりの寸法。「ーアップ」|bust **パストゥール**[人名]一八二三—九五年。フランスの生化学者・微生物[びせいぶつ]学者。病原となる微生物を研究し、各種のワクチンを発明。免疫学や予防医学の基礎を確立した。「Louis Pasteur」 **はすのうてな【×蓮の“台】**[名]仏教で、死者が極楽[ごくらく]で座るという蓮華[れんげ]の席。花のうてな。 **ハズバンド**[名]おっと。ハズ。[対]ワイフ |husband **パスポート**[名]外国へ旅行するときに、政府が発行する身分証明書。旅券。▽「一流大学への―」のように、出入り許可証のたとえにも使う。「passport」 **はずみ【弾み】**[名]①はずむこと。はねかえる力。「―のよいばね」②いきおい。調子。「商売に―がつく」③その場のなりゆき。「ものの―で、ついうそをつく」④ひょうし。ちょうどそのとき。「ころんだ―に足をくじいた」 > **弾みを食う** 思いがけず他からのあおりを受ける。はずみをくらう。 **はせいご【派生語】**[文法]ことばの語根や語幹など、もとになる部分が変化したり、それに接頭語や接尾『語がついたりして新しくできる単語。「愛」から「愛らしい」、「赤い」から「赤み」、「輝[かがや]く」から「輝かしい」「アジ(テーション)」から「アジる」、「切る」から「うち切る」など。 **はせがわとうはく【長谷川等伯】**[人名]一五三九—一六一〇年。安土桃山時代の画家。狩野[かのう]派に対抗して長谷川派を開いた。京都智積院[ちしゃくいん]の襖絵[ふすまえ]「楓[かえで]図」など繊細[せんさい]で装飾的な金碧障壁画[きんぺきしょうへきが]をえがく一方で、「松林図屏風[しょうりんずびょうぶ]」などのすぐれた水墨画も残した。 **はせくらつねなが【支倉常長】**[人名]一五七一—一六二二年。仙台藩士[せんだいはんし]。伊達政宗[だてまさむね]がローマに派遣[はけん]した使節の長。教皇パウロ五世に謁見[えっけん]し帰国したが、すでにキリシタンは厳禁されていた。 **はせさんじる【×馳せ参じる】**[動ザ上一]目上の人のところへ大急ぎでかけつける。参上する。「おっとり刀でー」 **パセティック**[形動]感動的な。また、悲壮な。「―なドラマ」|pathetic **バセドーびょう【バセドー病】**[名]甲状腺[こうじょうせん]ホルモンが異常に分泌されて起こる病気。眼球がとび出し、脈が速くなり、甲状腺がはれるなどの症状[しょうじょう]が出る。バセドー氏病。グレーブス病。▽ドイツの医師バセドーの名から。 **はぜ【黄×櫨・×植】**[名]ウルシ科の落葉高木。秋にみごとに紅葉する。果実から、ろうをとる。ハゼ。ハジ。ハゼウルシ。 **パセリ**[名]セリ科の多年草。ちぢれた緑の葉は特有のかおりがあり、西洋料理にそえて使う。オランダゼリ。|parsley **はせる【×馳せる】**[動サ下一]①車やウマを走らせて急ぐ。「馬を―」②遠くまで行かせる。「思いを―」「悪名を―」 **はぜる【爆ぜる】**[動ザ下一]さけて勢いよく開く。はじける。「くりのいががー」「ポップコーンがー」 **はずむ【弾む】**[動マ五]①ぶつかった勢いではねかえる。「ボールがー」②呼吸があらくなる。「息が―」③勢いに乗って調子づく。「心が―」「話が―」④かねを気前よく多めに出す。「チップを―」 **はずれ【外れ】**[名]①基準・範囲・予想などからそれること。「調子―」「仲間―」「見当―」「―くじ」②中心からはなれた場所。「町―」 **はずれ【葉擦れ】**[名]草木の葉が、風にゆれてこすれあうこと。「―の音が聞こえる」 **はずれる【外れる】**[動ラ下一]①かかっていたものやはめてあるものなどがとれる。「かぎが―」「ボタンが―」②ある範囲の外へ出る。それて、あたらない。「ねらいが―」「あてが―」「山が―」③任務などをとかれる。「役員を―」④そむく。「人の道に―」 > **「つかいわけ」** →「それる」を見よ。 **バスローブ**[名]湯あがりに着る、ゆったりとした部屋着[へやぎ]。「―をまとう」|bathrobe **はぜ【×沙魚・×鯊】**[名]ハゼ科の魚をまとめた呼び方。ふつう、マハゼをさす。河口近くにすむ。からだは茶色で小さい。食用。 **はせい【派生】**[名][-スル]もとになるものから分かれて、別のものが出てくること。「あらたな問題が―する」 <1095> **はせん【破線】**[名]一定の間隔で切れ目のはいった線。目のあらい点線。「……………………」 **はそく【把捉】**[名][-スル]つかまえること。また、意味内容をしっかりと理解すること。「大意を―する」 **ばぞく【馬賊】**[名]ウマに乗った盗賊。昔、中国東北地方(=満州)で横行し、集団で略奪[りゃくだつ]をくりかえした。 **パソコン**[名]「パーソナルコンピュータ」の略。 **パソコンつうしん【パソコン通信】**[名]パソコンを電話回線とつないで情報を交換すること。 **はそん【破損】**[名][-スル]ものが破れたりこわれたりすること。「―した自転車を修理する」 **はた【畑・×畠】**[名]野菜や穀物などをつくる土地。はたけ。「―を耕す」 [日本でつくった漢字(国字)。] はた[はた]畑作[はたさく],畑地[はたち]*焼き畑[やきはた],田畑[たはた] はたけ[はたけ]畑違い[はたけちがい],花畑[はなばたけ] **はた【旗】**[名]①国や団体のしるし、また信号やかざりとして、さおなどにつける布や紙。「正義の―をかかげる(=主張する)」「かぞえ方]旒[りゅう]・棹[さお]・流れ[ながれ] > **旗を揚げる** ①新しくことを始める。②いくさを起こす。 > **旗を振る** 先頭に立って政治運動などをおし進める。「政治改革の―」 > **旗を巻く** ①降参する。「強敵の前に―」②途中[とちゅう]で、やりかけていたものから手を引く。軍旗をおろして戦いをやめることから。 **はた【機】**[名]布を織る機械。「―を織る」「―屋」 **はた**[名]①【側・“傍】かたわら。そば。まわり。「―で見ているほうがつらい」「―迷惑」②【端】はし。へり。ふち。「池の―を散歩する」「炉[ろ]―」 **はだ【肌・膚】**[名]①からだの表面。皮ふ。「―があれる」「素―だ」②ものの表面。「木の―」「山―」③相手から受ける感じ。気性[きしょう]。「あの人とは―が合わない」「くろうと―」 **【肌】**[漢字] はだ[はだ]肌着[はだぎ],学者肌[がくしゃはだ],職人肌[しょくにんはだ] 肌理[きめ] > **肌で感じる** 実際に体験して感じる。 > **肌を脱ぐ** 力を貸す。[類]一肌脱ぐ **バター**[名]牛乳からとりだした脂肪分を固めてつくった食品。栄養価が高く、パンにぬったり、料理に使う。「butter」 **はだあい【肌合い】**[名]①ものの表面の感触。「陶器[とうき]のような―」②その人から受ける印象。気だて。気質。「きょうだいでも―がちがう」 **はたあげ【旗揚げ】**[名][-スル]①いくさを起こすこと。挙兵[きょへい]。「源氏[げんじ]の―」②新しく事業などを始めること。「―公演」「新党が―する」 **ばたあし【ばた足】**[名]水泳で、のばした足を交互に上下に動かしてばたばたと水を打つこと。 **パターン**[名]①思考や行動などのきまった型や形式。模型。「ワンー」②もよう。図案。「テストー(=テレビの受像試験図)」③洋服をつくるための型紙。|pattern **はたいろ【旗色】**[名]勝負のなりゆき。形勢。「―が悪い」▽もと戦場で、軍旗の動きで勝負をうらなったことから。 **はたおり【機織り】**[名][-スル]機[はた]で布地を織ること。また、その人。「―の技術を習う」 **はだか【裸】**[名]①衣服を身に着けていないこと。裸体。②おおうものがなく、むきだしのようす。「―電球」③ありのままでかざらないこと。「―のつきあい」④財産がまったくないこと。[類]身一つ⑤祭りのさい。「―祭り」 **はだかいっかん【裸一貫】**[名]身一つだけで、なんの資本も財産ももたないこと。「―から社長になる」 **はだかうま【裸馬】**[名]鞍[くら]を置いていないウマ。「―を乗りこなす」 **はたがしら【旗頭】**[名]ある主張をもったグループのリーダー。「反対運動の―」 **はだかむぎ【裸麦】**[名]オオムギの一種。実と殻[から]がはなれやすいことからこの名がある。食用。 **はだかる【開かる】**[動ラ五]①手足を大きく開いて立つ。「立ちー」②着物の前などが広がって開く。「胸もとが―」 **はたき【×叩き】**[名]柄のさきに細くさいた布や羽をつけ、はたいてほこりを落とす道具。「―をかける」 **はだぎ【肌着】**[名]はだに直接着ける下着。ランジェリー。 **はたく【×叩く】**[動カ五]①たたく。うつ。「顔を―」②はらいのける。「ほこりを―」③かねをつかいはたす。「財布[さいふ]を―」「ありがねを―」 **バタくさい【バタ臭い】**[形]西洋らしさが鼻につく。西洋かぶれのした。「―趣味」▽西洋の食物はバターによって代表されたことから。 **はたけ【畑・×畠】**[名]①野菜・穀物・果樹などをつくる土地。「段々―」[対]水田 ②専門としたり、得意としたりする領域や分野。「―ちがい」「外交―」 **はたけ【×疥】**[名]皮ふ病の一つ。頭や首などに、白い粉がふいたような斑点[はんてん]ができる。 **はたけちがい【畑違い】**[形動]専門分野がちがうようす。また、ちがう専門領域。「―の仕事」 **はだける【開ける】**[動カ下一]衣服の合わせ目が開く。また、広げてあける。「着物のすそが―」「胸をしなく―」 <1096> はたご **はたご**[旅×籠] [名]「宿屋」の古い言い方。はたご屋。 **はたさく**[畑作] [名]畑[はたけ]に作物[ジ]をつくること。また、その作物。 **はたさしもの**[旗差し物・旗指し物] [名]昔、よろいの背の受け筒[うけづつ]にさした、目じるしの小旗。 **はださむい**[肌寒い] [形]はだに少し寒く感じる。はだざむい。「夏でも朝晩[あさばん]は―」 [同]薄ら寒い **はだざわり**[肌触り] [名] ①はだにふれたときの感じ。手ざわり。「ざらざらとした―」 ②人にあたえる感じ。「―のいい人」 **はだし**[【×跣・裸足] [造語] ①足にはきものをはかないこと。素足[すあし]。「―で遊ぶ」 ② [「~はだし」の形で]専門家にも負けないくらいの実力があること。「くろうとーのうでまえ」「専門家―」 [同]顔負け ▽専門家もはだしでにげだすという意味から。 **はたしあい**[果たし合い] [名]決着をつけるために、命がけで戦うこと。決闘[けっとう]。「―に臨[のぞ]む」 **はたしじょう**[果たし状] [名]決闘[ぢ]を申しこむ手紙。「―を手わたす」 **はたして**[果たして] [副] ①予想していたとおり。「―犯人は現場にあらわれた」 [同]やはり・案の定[じょう] ②言うとおり、ほんとうに。まことに。「―うまくいくだろうか」「―その地図のとおりなら」▽疑問・仮定のことばをともなう。 **はだじゅばん**[肌襦袢] [名]和服で、はだに直接着るじゅばん。はだぎ。 **はたじるし**[旗印] [名] ①昔、敵味方を区別する目じるしとして、旗に書いた紋[もん]や文字。 ②目標としてかかげる主義や主張。「男女平等を―とする」 **はたす**[果たす] [他動]しとげる。なしとげる。「約束を―」「任務を―」 **はたせるかな**[果たせる、哉] [感]思ったとおり。やはり。「―成功をおさめた」 **はたち**[二十・二十歳] [名]二〇歳[ごっ]。法律上、成人とみなされる年齢[ねんれい]。▽常用漢字表付表の語。 **はたち**[畑地] [名]畑[はたけ]として使用する土地。 **ばたつく** [自動]ばたばた音を立てる。また、じたばたとあわてて、さわがしく動きまわる。 **はたと** [副] ①急に、思いつくようす。「―思いあたる」「―気づく」 [類]ふと ②動作などが急に止まるようす。ぱたっと。「風が―やむ」「―立ち止まる」 [類]ふいに ③するどく、にらむようす。「―にらみつける」 ④ものを強く打つようす。また、その音。「―ひざを打つ(=おもいあたる)」 ▼「はったと」とも。 **はだぬぎ**[肌脱ぎ] [名]着物のそでをぬいで、上半身のはだをあらわすこと。「―になる」 **はタバコ**[葉〝煙“草] [名]とりいれて乾燥したタバコの葉。 **はたはた**[【×鱊・【×鰤] [名]ハタハタ科の海魚。頭と口が大きい。秋から冬に、秋田県などでとれる。食用。カミナリウオ。 **ばたばた** [副] ●続けざまに動いたり、音を立てたりするようす。「廊下を―走る」 ②続けざまに落ちたり、たおれたりするようす。「―と傷ついてたおれる」 ③あわただしく走りまわるようす。「一日じゅうーして過ごす」 ④ものごとが順調にはかどるようす。「―と仕事をかたづける」 **はたび**[旗日] [名]法律で定められた国民の祝日。▽国旗をかかげて祝うことから。 **バタフライ** [名] ①泳法の一つ。両手で同時に水をかき、両足をそろえて水をける泳ぎかた。 ②チョウ。また、チョウ形のもの。 butterfly **はたまた**[『将又] [接]あるいはまた。それともまた。 **はだみ**[肌身] [名]はだ。からだ。「―はなさず持つ」 **はため**[『傍目] [名]他の人から見た感じ。よそ目。「―にもあわれをさそう」「―には楽[らく]そうに見える」 **はためいわく**[傍迷惑] [名・形動]まわりの人が迷惑すること。「―な騒音」 [同]近所迷惑 **はためく** [自動]旗などが風にひるがえって、はたはたと音を立てる。「星条旗が―」 **はたもと**[旗本] [名]江戸時代、将軍直属の家来[い]で禄高[ろくだか]一万石[だく]未満の武士。御家人[ぶ]と合わせて直参[じきさん]という。「―八万騎[き]」▽「旗元」は誤り。 **はたもとやっこ**[旗本、奴] [名]江戸[い]時代、旗本で、異様な服装をして江戸市中をわがもの顔にふるまった者。町やっこ **ばたや**[ばた屋] [名]道路上のぼろや金物[かなもの]などを拾いあつめて生活する人。くずひろい。 **はたらかす**[働かす] [他動]仕事をさせる。また、能力をじゅうぶんに活用する。「想像力を―」 **はたらき**[働き] [名] ●活動して機能を発揮したり、作用したりすること。「心臓の―が弱る」「ことばの―」「引力の―」 ②仕事をして収入をえたり、業績をあげたりすること。「―に報いる」「―がある」 **はたらきかける**[働き掛ける] [他動]自分から呼びかけたりさそったりして、相手を動かそうとする。「世論に―」 **はたらきざかり**[働き盛り] [名]一生のうちで、もっとも盛[だ]んに仕事のできる年ごろ。 **はたらきて**[働き手] [名] ①一家の中心として働いて、生活を支える人。「―を失う」 ②よく働く人。はたらき者。「村一番の―」 **はたらきばち**[働き蜂] [名]巣をつくったり、みつを集めたりして働くめすのハチ。生殖機能が退化し、産卵はしない。また、ハタラキバチのようにせっせとよく働く人。 **はたらく**[働く] [他動] ◎仕事をする。労働をする。 ②精神が活動する。「頭が―」「勘が―」 ③作用する。機能する。「自動制御が―」 ④悪いことをする。「ぬすみを―」「無礼を―」 >働かざる者は食うべからず イエス・キリストの使徒パウロが怠惰[だ]な人々に、率先[そっせん]して働いててほんを示そうとしたことば。▽「新約聖書」テサロニケ人への第二の手紙から。 <1097> はちょう **はたん**[破綻] [名]ものごとがうまくいくこと。「経営が―をきたす」▽やぶれほころびるという意味から。 **はだん**[破談] [名]一度きまった縁談[から]や取り引きの相談・約束ごとがとり消しになること。「―になる」 **はたんきょう**[【×巴旦杏] [名] ①スモモの一品種。熟すと赤くなる。果実は酸味があり、あまい。 ②アーモンド。 **はち**[へ] ハ **はち**[八/鉢] →漢字項目を見よ。 **はち**[【×蜂] [名]膜翅目[し]の昆虫[ちゅう]で、アリ以外のもの。二対[つい]の透明[ぜん]な羽をもつ。めすは毒針をもつものが多い。ミツバチ・クマバチなど。 >蜂の巣をつついたよう さわぎがあまりに大きくなって、手のつけようがないようす。収拾[しゅうしゅう]のつかない状態。 **ばち**[罰] →「ばつ」 **ばち**[罰] [名]悪いことをしたときに、神や仏から下される報[むく]い。「―があたる」 [同]天罰 **ばち**[【×撥] [名] ①三味線[から]などの弦をはじいて鳴らす、イチョウの葉の形をした道具。 ②太鼓[い]や、どらなどを打ち鳴らす棒。 **ばちあたり**[罰当たり] [名・形動]悪事の報[むく]いを受けること。悪事の報いを受ける人。また、悪事をはたらいた者をののしって言うことば。「この―め」 **はちあわせ**[鉢合わせ] [名] ●頭と頭とがぶつかること。また、衝突[しょうとつ]すること。「車が―する」 ②ばったり出会うこと。「宴会でいやなやつとーする」 **はちうえ**[鉢植え] [名]植木鉢に植えること。また、植木鉢に植えて育てる植物。「―の梅」 **ばちがい**[場違い] [名・形動]その場にふさわしくないこと。「―な発言」「―な服装」 **バチカン** [国名]正式国名は、バチカン市国。イタリアの首都ローマ市内北西にある、ローマ教皇を元首とする世界最小の国。カトリック教会の総本山で、教皇庁[ちょう]バチカン宮殿[おう]がある。面積約〇・四四平方[キロメートル]。主要言語、ラテン語・フランス語・イタリア語。 **はちきれる**[はち切れる] [自動]中がいっぱいになって、外の皮を破ってあふれでる。「はちきれそうなかばん」「はちきれんばかりの元気」 **はちく**(破竹)の勢い[きおい] とめられない猛烈な勢い。「―で進攻[せつ]する」▽竹は一つ割れ目ができると、次々に割れていくことから。 **はちじゅうはちや**[八十八夜] [名]立春から数えて八八日目の日。五月二日ごろ。農家で種をまくころ。「―の別れ霜[じも]」 **はちす**[【×蓮] [名]→「はす(蓮)」 **バチスカーフ** [名]深海の調査や観測に使う潜水艇[せんすいてい]▽深い船という意味。 Bathyscaphe **はちだいしゅう**[八代集] [名]勅撰[ちょくせん]、和歌集の最初の八つ。「古今[き]和歌集」「後撰和歌集」「拾遺和歌集」「後拾遺和歌集」「金葉[きんよう]和歌集」「詞花和歌集」「千載[せんざい]和歌集」「新古今和歌集」をまとめた呼び方。 **はちたたき**[鉢×叩き] [名]空也念仏の僧[そう]のこと。ひょうたんや鉢・鉦[かね]をたたいて念仏を唱え、ほどこしものを乞いあるいた。 **はちぶんめ**[八分目] [名]八割。八〇[パーセント]も。また、ひかえめにすること。「腹―」 **はちまき**[鉢巻き] [名]頭に巻く手ぬぐいや、はばのせまい布。「ねじりーをしめる」 **はちまんぐう**[八幡宮] [名]八幡大神[び]をまつった神社。弓矢の守護神として武士にあがめられた。 **はちまんだいぼさつ**[八幡大菩薩] [名]戦[いく]の神、八幡大神[び]をあがめる呼び名。応神天皇[じんてんのう]らをさすが、仏教の菩薩号を加えて信仰された。 **はちまんたろうよしいえ**[八幡太郎義家] →「みなもとのよしいえ」 **はちみつ**[【×蜂蜜] [名]ミツバチが花から集めて、巣にたくわえるみつ。あまくて栄養価が高い。ハニー。 **はちミリ**[八ミリ] [名]八[ミリ]はばのフィルムでとった映画。また、そのフィルムを使ってとるカメラ。 **はちめんろっぴ**[八面六臂] [名]一人の人が各方面で、何人分もの活躍をすること。「―の大活躍」▽八つの顔と六本のひじという意味から。 **はちもの**[鉢物] [名] ①鉢に植えた草や木。盆栽[せつ]。 ②鉢に盛った料理。 **はちもんじ**[八文字] [名] ①八の字の形。「―のまゆ」 ②昔の遊女の足の運びかた。「―をふむ」 **はちもんじやじしょう**[八文字屋自笑] ?~一七四五?年。江戸中期の浮世草子[うきよぞうし]の版元[もと]。八文字屋は京都の書店で役者評判記や歌舞伎の脚本[きゃくほん]などを出版していた。自笑はその三代目で、江島其債[えじまきさい]の浮世草子を刊行して人気をえた。 **はちゅうるい**[【×爬虫類] [名]脊椎動物の一種。ふつうは陸上にすむ。卵生で、肺呼吸をし、変温性。からだはうろこやこうらでおおわれている。カメ・ワニ・トカゲ・ヘビなど。 **はちょう**[波長] [名] ①音波や電波などの山から山、または谷から谷までの長さ。 ②人と人との相性。 <1098> **はちょう【破調】**[名]きまった型やリズムからはずれること。和歌や俳句の字余り、字足らずなど。また、調子がはずれること。 **はちんこ**[名]①垂直の盤[ばん]に、くぎなどの障害を置き、玉をはじきあげて穴に入れる遊び。②ふたまたの木にゴムをつけて、小石や植物の実を飛ばすおもちゃ。③「ピストル」の俗[ぞく]な言い方。はじき。 **はつ【発】**(發)[漢字]①弓や弾丸[だんがん]をうつ。はなつ。また、その弾丸の数やうった回数を数えることば。②出発する。「東京―大阪行」③相手に向けて送りだす。④はじめる。⑤おこる。おこす。⑥おもてにあらわれる。明らかにする。⑦盛[さか]んになる。のびる。⑧はねかえる。一■「発する」を見よ。 ハツ・ホツ[はつほつ]①発射[はっしゃ],発砲[はっぽう],百発百中[ひゃっぱつひゃくちゅう] ②発車[はっしゃ],始発[しはつ],先発[せんぱつ] ③発信[はっしん],発送[はっそう],発注[はっちゅう] ④発刊[はっかん],発行[はっこう],発売[はつばい]/発起人[ほっきにん],発足[ほっそく] ⑤発生[はっせい],発病[はつびょう],突発[とっぱつ]/発作[ほっさ] ⑥発覚[はっかく],発表[はっぴょう],開発[かいはつ],告発[こくはつ],摘発[てきはつ] ⑦発育[はついく],発達[はったつ],発展[はってん],活発[かっぱつ] ⑧挑発[ちょうはつ],反発[はんぱつ] 発[あば]く,発[た]つ,新発意[しんぼっち](=出家[しゅっけ]したての人),発条[ばね],ぜんまい **はっ【髪】**(髪)[漢字]頭の毛。かみ。「間[かん]、―を入れず」 ハツ[はつ]危機一髪[ききいっぱつ],調髪[ちょうはつ],頭髪[とうはつ],白髪[はくはつ] かみ[かみ]髪飾り[かみかざり],日本髪[にほんがみ],前髪[まえがみ]*白髪[しらが],九十九髪[つくもがみ] **はつ【初】**[造語]①〈名〉はじめてであること。最初。「―の甲子園出場」「―の受賞」①〈造語〉「初」の形で」はじめての・・・。最初の・・・。「―鰹[がつ]ぉ」「―公開」「―ホームラン」 > **つかいわけ** はつ・うい・そめ||「はじめて」という点で共通だが、「はつ」は、その年のその季節で最初。「初雪」「初詣で」。また、例外的に人生の通過儀礼[ぎれい]として最初のもの。「初節句[はつぜっく]」。「うい」は、はじめての経験で不慣れなこと。「初陣[ういじん]」。「ういういしい」も語源が同じである。「そめ」は、はじめての経験。その経験が、あとでもずっとくりかえされるときにいう。「橋の渡[わた]り初め」「恋人[こいびと]に逢い初めて一年」。 **はつ【発】**[造語]→漢字項目を見よ。 **ばっ【伐】**[漢字]①木をきる。②敵をうちたおす。やっつける。▼もと、「戈(ほこ)」できる意味。 バツ[ばつ]①伐採[ばっさい],間伐[かんばつ],乱伐[らんばつ] ②殺伐[さつばつ],征伐[せいばつ],討伐[とうばつ] **ばっ【抜】**(抜)[漢字]①引きぬいてとる。②えらびだす。③基準となる線よりも高く出る。ぬけでる。 バツ[ばつ]①抜糸[ばっし],抜歯[ばっし],堅忍不抜[けんにんふばつ] ②抜粋[ばっすい],抜擢[ばってき],選抜[せんばつ] ③抜群[ばつぐん],海抜[かいばつ],奇抜[きばつ] ぬ[く]・[ける]度肝を抜く,手抜き[てぬき]/気が抜ける ぬ[かす]・[かる]腰を抜かす/手抜かり[てぬかり] **ばっ【罰】**[漢字]悪いことをした者に対するこらしめ。「―を受ける」「―金」「―する」を見よ。 バツ・バチ[ばつばち]罰金[ばっきん],刑罰[けいばつ],天罰[てんばつ]/罰当たり[ばちあたり] **ばっ【閥】**[漢字]①利害や出身地・学校などが同じ人々の排他的な集まり。[類]党・派②社会的地位の高い家がら。 バッ[ばっ]①学閥[がくばつ],財閥[ざいばつ],派閥[はばつ] ②閨閥[けいばつ],名閥[めいばつ],門閥[もんばつ] **ばつ【末】**[漢字]↓「まつ」 **ばつ【罰】**[漢字]→漢字項目を見よ。 **ばつ【×跋】**[名]書物の最後に書きそえる文章。あとがき。跋文。序[じょ]▽かかとの意味から。 **ばつ**[名]①その場の都合や具合。「―が悪い」②つじつま。「―を合わせる」▼「つ」にアクセントがある。 **ばつ**[名]誤り・否定・ふせ字などを意味する「X」のしるし。ばってん。ペケ。 **はつあき【初秋】**[名]秋の初め。「しょしゅう」とも。▽多く、手紙や俳句などで使う。 **はつあん【発案】**[名][-スル]①新しい考えを出すこと。②議案を会議に出すこと。[類]発議・提議 **はつい【発意】**[名][-スル]すすんで自分の考えを出すこと。意見や計画を思いつくこと。「ほつい」とも。 **はついく【発育】**[名][-スル]育つこと。「―がいい」「―測定」[類]成育・成長 **はつうま【初午】**[名]二月最初の午[うま]の日。また、その日におこなわれる稲荷神社の祭り。 **はつえき【発駅】**[名]列車や電車の出発駅。また、荷物や貨物などを送りだす駅。[対]着駅 **はつえんとう【発煙筒】**[名]けむりを出す薬品をつめた筒[つつ]。信号や煙幕[えんまく]用。「―をたいて危険を知らせる」 **はつおん【発音】**[名][-スル]声や音を出すこと。また、声や音の出しかた。「―を正す」「―記号」 **はつおん【×撥音】**[名]はねるように発音する音。「ん」「ン」であらわす。 **はつおんきごう【発音記号】**[名]ことばの発音のしかたを示す記号。国際音声記号などがよく使われる。 <1099> はっくつ **はつおんびん**[【×撥音便] [名]音便の一つ。発音をなめらかにするために、たとえば語中の「み」「び」「に」「り」などが「ん」に変化するもの。「読みて」が「読んで」に、「かみぬし(神主)」が「かんぬし」に、「あきびと(商人)」が「あきんど」になるなど。▽ほかにイ音便・ウ音便・促[そく]音便がある。 **はつか**[二十日] [名] ①その月の二〇日目。「一月―」「―えびす」 ②二十日間。「―で世界を一周する」▼常用漢字表付表の語。 **はっか**[発火] [名]火が燃えだすこと。「―装置」 **はっか**[薄荷] [名]シソ科の多年草。茎[くき]や葉から、さわやかなかおりの香料[り]がとれる。薬用や食用。ミント。「ーパイプ」 **はつが**[発芽] [名]植物の種や球根が芽を出すこと。「水仙[すいせん]がーする」 [類]出芽 **ハッカー** [名]他のコンピュータに電話回線などから侵入し、プログラムやデータをこわしたり、ぬすみだしたりする人。 hacker **はっかい**[発会] [名]会ができて活動を始めること。「―式」 [対]納会 **はつがま**[初釜] [名]正月になって、はじめて茶をたてること。また、その茶会。 **はつかり**[初×雁] [名]その年の秋、はじめて北方からわたって来るガン。 **はっかん**[発刊] [名]新聞・雑誌・本を新しく出すこと。「スポーツ誌を―する」 [類]創刊 [対]廃刊[かな] **はっかん**[発汗] [名]あせが出ること。あせをかくこと。「―作用」 **はっき**[発揮] [名]もっている力をじゅうぶん外にあらわすこと。「実力を―する」 **はつぎ**[発議] [名]会議などで最初に意見や議案などを出すこと。発案。「ほつぎ」とも。 **はづき**[葉月] [名]陰暦[いわ]で、八月のこと。▽古くは「はつき」と読む。 **はっきゅう**[薄給] [名]安い給料。「―にあまんじる」 [対]高給 **はっきょう**[発狂] [名]精神が異常になること。 [類]発作[さい] **はっきり** [副] ①他との区別が明らかで、まちがえようのないようす。あいまいなところがないようす。「―見える」「態度が―する」「―した証拠[しょうこ]」 ②重苦しさなどがなく、さわやかなようす。すっきり。「どうも頭がーしない」 [☆]ぼんやり **はっきん**[白金] [名]金属元素の一つ。熱や酸に強い。化学器具や装飾用貴金属として使う。プラチナ。元素記号 Pt **はっかく**[発覚] [名]かくしていた秘密や悪事が人に知られること。「不正取引が―する」 [同]露見[ろけん] **バッカス** [名]ローマ神話で、酒の神。ギリシャ神話のディオニソスにあたる。 Bacchus **はつかだいこん**[二十日大根] [名]ダイコンの一種。種をまくと二十~三十日ほどで収穫[しゅうかく]できる。根は、外側が赤くて小さい球形。ラディッシュ。 **はつがつお**[初鰹] [名]初夏にとれる、その年最初のカツオ。「目には青葉山ほととぎすー」 **はっかてん**[発火点] [名]物質が空気中で燃えだすときの最低温度。「―に達する」 **はつかねずみ**[二十日×鼠] [名]ネズミ科の哺乳[ほにゅう]動物。雑食で小形。全身灰褐色をしており、医学の実験などに使われる。マウス。 **はっきん**[発禁] [名]「発売禁止」の略。出版物などの発売・発行を法律で禁ずること。「戦時中の―本」 **ばっきん**[罰金] [名]罰として出させるかね。「―をはらう」「―を科す」「―刑[い]」 **パッキング** [名] ①箱づめした荷物がいたまないように、いっしょに入れるつめもの。 ②容器などのつぎ目に、なかみがもれないようにあてがうゴム製の部品。パッキン。 [名]荷づくり。「―して送る」 packing **バック** [名] ①後退すること。後ろへ下がること。「車が―する」 ②うしろだて。うら。「―に大物がいる」 ③「バックストローク」「バックハンド」の略。 back ④→「バックス」を見よ。 **バッグ** [名]ふくろ。かばん。とくに、ハンドバッグ。「エアーー」「ショッピングー」 bag **パック** [名] ①品物を包む小さな容器。また、包むこと。「真空―」 ②皮ふの老化防止のために、顔にぬる美容剤[ぎい]。 pack **バックアップ** [名] ①支援。あとおし。 ②野球などで、ボールをとろうとする人の後ろで守備を助けること。 ③コンピュータで、事故に備えてデータのコピーをとったり、回線を二重にしたりすること。 backup **バックグラウンド** [名]背景。環境[きょう]。バックグラウンド。 background **バックグラウンドミュージック** [名]ふんいきづくりのために、映画やテレビ、また職場や会場などで流す音楽。バックミュージック。BGM。 background music **バックス** [名]サッカーやラグビーなどで、後衛。後ろのほうを守る人。 [対]フォワード backs **バックスキン** [名]シカの皮。また、それに似せた織物。 buckskin **バックスクリーン** [名]野球場で、センター後方にあるかべ。投球を見やすくするため、こい緑色にぬってある。 back screen **バックストレッチ** [名]競技場で、決勝点とは反対側の直線コース。バックストレート。 [対]ホームストレッチ backstretch **バックストローク** [名]「背泳ぎ」のこと。 backstroke **はっくつ**[発掘] [名] ①土の中にうずもれているものを、ほりだすこと。「遺跡を―する」▽世の中に知られていない価値のあるものを見つけだすこともいう。「人材を―する」 <1100> バックナンバー **バックナンバー** [名] ①続けて発刊されている雑誌などで、既刊[きかん]の号。「―をそろえる」 ②自動車の後部につける登録番号。 back number **バックネット** [名]野球場で、キャッチャーの後方、客席の前に張ったあみ。▽back と net から。 [和] **バックハンド** [名]テニスなどで、ラケットを持つ手の反対側に来る球を打つこと。逆手打ち。バック。☆フォアハンド backhand **バックボーン** [名]個人の行動を精神的に支える思想や信念。背骨という意味から。 backbone **バックミラー** [名]自動車の前部にとりつけてある、後方を見るための鏡。▽backとmirror から。 [和] **バックル** [名]バンドやベルトをしめる、止め金具[でぇ]。 buckle **ばつぐん**[抜群] [名・形動]多くのものの中で、ずばぬけてすぐれていること。「―のできばえ」「成績―」 [関]傑出・出色[しゅっしょく] **はっけ**[八卦] [名] ①易[ぇき]の算木にあらわれる、乾[けん]・兌[だ]・離[り]・震[しん]・巽[そん]・坎[かん]・艮[どん]・坤[とん]の八つの形。「―見」 ②うらない。「あたるもー、あたらぬもー」 **パッケージ** [名] ①包装すること。また、包装に使う容器や紙など。 package **はっけっきゅう**[白血球] [名]血液中にある血球の一つ。赤血球より大きい。無色で核[かく]があり、体内にはいった細菌[じ]や異物を殺したり、免疫[めんえき]にかかわったりする。 **はっけつびょう**[白血病] [名]病的な白血球が異常にふえ、正常な赤血球・白血球・血小板がつくれなくなる病気。 **はっけみ**[八卦見] [名]「はっけ」でうらなう人。易者。 **はっけよい** [感]すもうで、行司が力士に動きをうながすときのかけ声。「―残った」▽「八卦[ゅっ]良い」の意味とも、「発気揚々」の変わった形ともいう。 **はっけん**[発見] [名] ①まだ世の中に知られていない原理や法則、または存在を見つけだすこと。「新星のー」 **はつげん**[発言] [名]おおやけの場で意見などを述べること。「―を求める」「会議で―する」 **はつげん**[発現] [名]現実にあらわれでること。あらわしだすこと。「公徳心の―」 **はっけんぎんこう**[発券銀行] [名]銀行券の発行が独占的に認められている銀行。日本では、日本銀行。 **はつご**[発語] [名] ①発言すること。 ②言いだしや書きだしに置くことば。「これ」「それ」「さて」「では」など。 **ばっこ**[【×跋扈] [名]自分勝手[いっ]にふるまうこと。のさばりはびこること。「悪人が―する」「[V]―跳梁」 [類]横行・跳梁[ちょうりょう] **はつこい**[初恋] [名]はじめての恋。「―の味」 **はっこう**[発行] [名] ①本や新聞などを印刷して世に出すこと。刊行すること。出版。「雑誌の―所」 ②証明書や入場券などをつくって出すこと。「定期券を―する」 **はっこう**[発光] [名]光を出すこと。「―塗料[とりょう]」 **はっこう**[発効] [名]条約や法律などが実際に適用されること。効力を発揮すること。 [対]失効 **はっこう**[発酵・【×醱酵] [名]酵母[ちょう]や細菌[かな]などの微生物[いぶう]が有機物を分解し、アルコールや乳酸などをつくる作用。酒・みそ・チーズなどをつくるのに利用される。 **はっこう**[薄幸・薄倖] [名]幸せが少ないこと。ふしあわせ。不幸。「―の生涯」 **はっこういちう**[八紘一宇] [名]世界を一つの家のように考え、統一すること。▽第二次世界大戦で、日本が勢力拡大のためにかかげた標語。「八紘」は天下、「宇」は家のこと。 **はっこうとりょう**[発光塗料] [名]暗いところで燐光を放つ塗料。夜光塗料。標識などに使用する。 **ばっこちょうりょう**[【×跋扈跳梁] [名]好ましくないものが、のさばりはびこること。「政界に―する黒幕」 **はっこつ**[白骨] [名]風雨にさらされ、白くなった人の骨。「―死体」 [類]骸骨[ぶ] **ばっさい**[伐採] [名]木を切ること。「森林―」「杉を―する」▽「伐栽」は誤り。 **はっさく**[八朔] [名] ①陰暦[きゅうれき]の八月一日。昔、農作祈願の行事や贈答の習慣もあった。▽「朔」は、ついたちのこと。 ②ミカンの一品種。果実はナツミカンよりやや小さく酸味も弱い。 **ばっさり** [副]一刀のもとに切るようす。また、思いきって、捨てたりけずったりするようす。 **はっさん**[発散] [名] ①内部にたまっているものを外にはきだすこと。「若さを―させる」 ②光線や熱などが広がって伝わること。 **ばつざんがいせい**[抜山×蓋世] [名]勢いや気力の盛[さ]んなこと。▽力は山をぬきとり、気は世をおおうほどであるという意味。中国、「史記」から。 **ばっし**[末子] [名]いちばん最後に生まれた子供。すえっ子。「まっし」とも。 [対]長子[ちょうし] **ばっし**[抜糸] [名]手術などで皮ふをぬいあわせた糸を、傷口がふさがったあと、ぬきとること。 **バッジ** [名]洋服のえりや胸などにつける記章。徽章[きしょう]バッチ。 badge **はっし** [副] ①かたいものが激しく当たるようす。当たる音。また、勢いよく飛んできたものを力強く受けるようす。「―打つ」「―受けとめる」 ②矢がつきささるようす。つきささる音。また、勢いよくものを投げつけるようす。「―矢を射る」▼「発止と」と当てる。 **はつしも**[初霜] [名]その年の冬にはじめて降りた霜。 **はっしゃ**[発車] [名]電車や自動車などが動きだすこと。「ー、オーライ」 [対]停車 **はっしゃ**[発射] [名]弾丸[だんがん]・魚雷[ぎょらい]・ミサイルなどを打ちだすこと。「ロケットをーする」 **はっしょう**[発祥] [名]ものごとがはじめて起こること。ものごとの始まり。「文明―の地」▽「発生」とは書かない。 <1101> バッテリー **はつじょう**[発情] [名]動物が性的な欲望を起こすこと。「―期」 **ばっしょう**[【×跋渉] [名]山野をふみこえ、川をわたること。各地を歩きまわること。「跋山涉水」の略。▽「跋」は歩きまわる、「渉」はわたること。 **はっしょうどう**[八正道] [名]仏陀[ぶっだ]が説いた、涅槃[ねはん]にいたるための八つの正しいおこない。正見[しょうけん]・正思[し]・正語・正業・正命・正精進[しょうじん]・正念・正定の八つ。それぞれ正しい見解・思考・ことば・行為・生活・努力・想念(おちつき)・瞑想[めいそう](精神統一)を求めたもの。 **はっしょく**[発色] [名]色を出すこと。とくに、カラー写真や染め物などの色の仕上がりをいう。「―がいい」「―剤[だい]」 **パッション** [名]情熱。 passion **はっしん**[発信] [名]郵便物や電信・電波などを送りだすこと。「——者」 [類]送信 [対]受信 **はっしん**[発進] [名]自動車・飛行機などが出発すること。「緊急[ぎ]から―」 **はっしん**[発疹] [名]皮ふに小さなぼつぼつが出ること。また、そのふきでもの。「ほっしん」とも。 **はっしんチフス**[発疹チフス] [名]四類感染症の一つ。リケッチアの一種をシラミが媒介[ばいかい]し、高熱と赤いぼつぼつが出る。「ほっしんチフス」とも。 **ばっすい**[抜粋・抜萃] [名]書物などから必要な部分だけをぬきだすこと。ぬきがき。「要点を―する」 [類]抄録[しょうろく] **はつすがた**[初姿] [名]新年のよそおいをした姿。 **はっする**[発する] [他動] ①あらたに始まる。「文明の―地黄河」「端を―」 ②そこから外に向けて出す。「声を―」「警告を―」 **ハッスル** [名]はりきること。元気よくおこなうこと。「ープレー」 hustle **ばっする**[罰する] [他動]悪いことをした者や法律に違反した者に、刑[い]などをあたえてこらしめる。処罰する。「違反者を―」 **はっせい**[発生] [名] ①生物が受精卵から分化して生まれでること。 ②ものごとが生じること。「事件が―する」 **はっせい**[発声] [名] ①声を出すこと。声の出しかた。「―練習」 ②まず一人が声を出して大勢をリードすること。「司会者の―で乾杯[かんぱい]する」 [類]音頭[おんどう] **はっせき**[発赤] [名]皮ふの一部が充血して赤くなること。「ほっせき」とも。 **はつぜっく**[初節句] [名]生まれた子が、はじめてむかえる節句。男子は五月五日、女子は三月三日。 **はっそう**[発送] [名]荷物や郵便などを送りだすこと。「手紙を―する」 **はっそう**[発想] [名] ①ある考えを思いつくこと。おもいつき。また、ある考えにいたるまでの、問題のとらえかた、考えかたの傾向[ぶ]。「ユニークな―」「ヨーロッパ的―」「―の転換[き]」 [同]着想[ちゃくそう] ②曲のもつ気分を、演奏による強弱・緩急[うね]りなどであらわすこと。 **はっそく**[発足] [名]→「ほっそく」 **ばっそく**[罰則] [名]法律や規則に違反した場合の、罰を定めたきまり。「―をあたえる」 **ばった**[《飛×蝗・【×蝗虫・【×蝗] [名]バッタ科の昆虫をまとめた呼び方。後ろ足が発達していて、よくはねる。くさむらにすみ、イネ科の食物を食いあらす。トノサマバッタ・イナゴ・ショウリョウバッタなど。 **バッター** [名]野球で、投手の投げるボールを打つ人。打者。 batter **バッターボックス** [名]野球で、打者がボールを打つために立つ場所。打席。 batter's box **はつたけ**[初茸] [名]ベニタケ科のキノコ。初秋、マツ林のしめった場所に生える。うすい赤茶色で、傷をつけると青く変色する。食用。 **はったつ**[発達] [名] ①からだや心が成長して、完全なかたちに近づくこと。発育[はついく]。「心身の―」 ②進歩して、より高度な段階に向かうこと。「科学の―」「―した低気圧」 [☆]発展・発達 [☆]発展 >「発達」が質的な成長をいうのに対し、「発展」はものごとの規模の広がりをいう。 **はったり** [名]実際以上に見せようとして、おおげさに話したりふるまったりすること。「―をきかせる」 **ばったり** [副] ①ものが急に落ちたり、たおれたりするようす。 ②人に不意に出会うようす。「駅で旧友と―会う」 ③とつぜん、とだえるようす。「―来なくなる」「ぱったり」とも。 **ハッチ** [名] ①船の甲板[ぎ]などにとりつけられた、人ののぼりおりするための口。 ②台所と食堂の間[ま]じきりにある、両側から開けられる小窓。料理の出し入れ用。 hatch **パッチ** [名]あて布。「―ポケット」 patch **パッチ** [名]足首まである長いももひき。▽朝鮮語からという。 **はっちゃく**[発着] [名]列車や船などの、出発と到着[く]。「電車が―する駅」 **パッチワーク** [名]手芸の一つ。いろいろな布をはぎあわせること。また、その作品。 patchwork **ばってい**[末弟] [名]→「まってい」 **バッティング** [名] ①野球で、打者が投手の投げるボールを打つこと。打撃。打法。「フリーー」「―練習」「―オーダー」 batting ②ボクシングで、頭やかたなどで相手のからだにぶつかる反則行為[に]。 butting **ばってき**[抜擢] [名]多くの人の中から、とくに選びだして重要な仕事をさせること。「部長にーされる」 [同]起用・登用 **バッテラ** [名]わくに入れてつくる、関西風のサバのおしずし。バッテーラ。▽もと、ボートという意味。舟[な]のような形をしていることから。 bateira **バッテリー** [名] ①充電[ま]して、くりかえし使う電池。蓄電池[えんち]。 ②野球で、投手と捕手[ほしゅ]。また、その組みあわせ。「息の合った―」 battery <1102> はってん **はってん**[発展] [名]勢いや力などが、のびひろがること。栄えていくこと。「話がーする」「文化の―につくす」→「発達」の[☆]も見よ。 >つかいわけ →「進歩」を見よ。 **はつでん**[発電] [名]水力・火力・原子力により電気を起こすこと。「一所」 **ばってん**[罰点] [名] ①ばつ。誤りや否定をあらわすしるし。「×」 ②競技などで、反則などによる減点。 **はつてんじん**[初天神] [名]菅原道真[すがわらのみちざね]をまつった天満宮[びん]の、新年最初の縁日(一月二五日)。 **はってんとじょうこく**[発展途上国] [名]経済的に開発の途上にある国。第一次産業人口のしめる割合がとくに高く、国民一人当たりの所得水準は低い。アジア・アフリカ・ラテンアメリカの国々に多い。開発途上国。 **はっと**[法度] [名] [多く、「ご法度」の形で]きまりで禁止されていること。「かけごとはごーだ」▽もと、武家[は]時代の法律のこと。「武家諸―」 **はっと** [副]不意に気づいておどろくようす。「車にひかれそうになって―する」「言われて―思いだす」 **ハット** [名]つばのある帽子。 [対]キャップ hat **バット** [名]野球などで、ボールを打つ棒。 bat **ぱっと** [副] ①急に勢いよくおこなわれるようす。「桜が―咲く」「うわさが―広がる」 ②すばらしさがひき立つようす。「―目立つ顔つき」 ③ [「ぱっとしない」の形で]さえない。はえない。「―しない歌手」「服装は―しなかった」 **パッド** [名]傷口[び]やこわれものなどにあてる、あてもの。また、衣服の形を整えるために、かたや胸などに入れるつめもの。パット。 pad **はつどう**[発動] [名] ①活動を始めること。「軍隊を―する」 ②法的権限を用いること。「国権の―」 ③動力を起こすこと。「―機[き]船」 **はつどうき**[発動機] [名]動力を起こす機械。エンジン。自動車・船舶[そう]・航空機など、各種の内燃機関。 **はつばい**[発売] [名]商品を売りはじめること。「本日―」「―禁止」 **はっとうしん**[八頭身] [名]身長が頭部の長さの八倍であること。現代美人の理想的なスタイルという。 **ハットトリック** [名]サッカーなどで、選手が一人で一試合に三点以上得点すること。▽もと、クリケット用語。三球で打者三人をアウトにすること。賞として帽子がおくられたことから。 hat trick **はっとりとほう**[服部土芳] 一六五七~一七三〇年。江戸中期の俳人。松尾芭蕉[まつおばしょう]と同郷で幼いころから親交があった。「三冊子[さんぞうし]」に、芭蕉の俳論と実作に対する批判をまとめた。 **はっとりらんせつ**[服部嵐雪] 一六五四~一七〇七年。江戸中期の俳人。蕉門十哲[しょうもんじってつ]の一人で、榎本其角[えのもときかく]と並ぶ松尾芭蕉[たい]の高弟。編著「其袋[そのふくろ]」「杜撰集」「その浜[ゆ]ふ」など。 **はつなり**[初“生り] [名] ①その木にはじめて実がつくこと。 ②その年はじめて実がなること。また、その実。 **はつに**[初荷] [名]正月二日、その年の商売始めとして、のぼりなどを立てて取引先[しいき]に送りだす品。 **はつね**[初音] [名]ウグイスやホトトギスなどが、その年はじめて鳴く声。季節のおとずれを告げるものとして、昔から和歌などに詠まれる。 **はつねつ**[発熱] [名] ①病気などで、体温がふだんより高くなること。ねっぱつ。 ②物質が熱を放出すること。「―量」 **はっぱ**[発破] [名] ①鉱山や土木工事などで、火薬をしつかいわけ]て爆破[さく]すること。また、それに使う火薬。 >発破を掛ける 強い調子ではげます。気合いを入れる。 **はっぱ**[葉っぱ] [名]草木の葉。くだけた言い方。 **バッハ** [人名]一六八五~一七五〇年。ドイツの作曲家。中世以来の音楽を総合・集大成して、近代音楽の父と呼ばれる。また、ブラームス・ベートーベンとともにドイツ音楽の「三大B」とも。「マタイ受難曲」「ブランデンブルク協奏曲」など。 Johann Sebastian Bach **ぱっぱと** [副] ①勢いよく、ためらわずにおこなうようす。「―かねをつかう」 ②断続してことがおこなわれるようす。「―花火があがる」 **はつはる**[初春] [名]春の初め。新春。新年。 **はつひ**[初日] [名]元日の朝日。「―を拝む」 **はっぴ**[法被・半被] [名]背中に屋号[で]などを染めぬいた短い上着。しるしばんてん。「―姿の職人」 **ハッピーエンド** [名]物語などが、都合のいい状態で終わること。幸福な結末。めでたしめでたし。▽happy ending から。 **はつひので**[初日の出] [名]元日の日の出。 **はっぴゃく**[八百] [名] ①非常に数の多いこと。「うそ―」「武蔵野~~―里」「小言[こごと]―」「贅[ぜい]の―を言う(=大ぼらをふく)」 **はっぴゃくやちょう**[八百八町] [名]江戸市中に町数の多いこと。また、江戸の町全体をさしていう。▽「八百八」は、数の多いこと。八百八橋・八百八品[しょ]など。 **はつびょう**[発病] [名]病気の症状があらわれること。「帰国後に―する」 [同]発症 **はっぴょう**[発表] [名]多くの人々に明らかにすること。世間[てい]に広く示すこと。「ピアノの―会」 [同]披露[ろう] >つかいわけ →「公表」を見よ。 **はっぷ**[発布] [名]新しい法律などを広く国民に発表すること。「憲法を―する」 >つかいわけ →「公布」を見よ。 **はっぷ**[髪膚] [名]髪の毛とはだ。また、からだ全体。「身体[しんたい]―これを父母に受く」 **バッファロー** [名] ①水牛。 ②野牛。アメリカバイソン。 buffalo **はつぶたい**[初舞台] [名]はじめて舞台で演技すること。また広く、はじめて人前でものごとをすること。 <1103> はと **はっぷん**[発奮・発憤] [名]何かに刺激[れき]を受けて、自分もがんばろうと思いたつこと。「―して勉学にはげむ」 **ばつぶん**[【×跋文] [名]本文が終わったあとに書きそえる文章。あとがき。ばつ。 [対]序文 **はつほ**[初穂] [名] ①その年実ったイネの穂。また、最初に収穫した穀物[ぶ]やくだもの。 ②神仏に供える、その年最初の農作物やそれに代わる金銭。「―料」 **はっぽう**[八方] [名] ◎四方と四[よ]すみ。東・西・南・北と北東・北西・南東・南西の八つの方角。 ②あらゆる方角。多方面。「四方―手をつくす」「―破れ」「―美人」 **はっぽう**[発砲] [名]銃[じゅう]や大砲に弾[たま]をこめて撃[う]つこと。「一事件」 **はっぽうスチロール**[発泡スチロール] [名]細かい気泡をふくんだ合成樹脂[にゅ]の一種。非常に軽い。荷物のつめものや断熱材などに使う。 **はっぽうびじん**[八方美人] [名]だれからもよく思われるように要領よくつきあう人を、やや非難していうことば。▽どこから見ても欠点のない美人という意味から。 **はっぽうふさがり**[八方塞がり] [名]どの方面にも障害があって、動きがとれないこと。 **ばっぽんそくげん**[抜本塞源] [名]根本にさかのぼって原因を除去し、弊害をなくすこと。 **ばっぽんてき**[抜本的] [形動]根本となる原因をとりさるようす。「―な解決」「―改革」 **はつまいり**[初参り] [名] ①生まれてはじめて寺などにお参りに行くこと。また、その年の初めに社寺にお参りすること。 [同]初詣[もうで] **はつまご**[初孫] [名]はじめての孫。「ういまご」とも。 **はつみみ**[初耳] [名]はじめて聞くこと。また、はじめて耳にする話。「その話は―だ」 **はつめい**[発明] [名・形動] 〈名〉まだ世に出ていないものを新しく考えてつくりだすこと。「―家[か]」「飛行機を――する」 [類]考案 ②かしこいこと。りこう。「―な子供」 [類]聡明・利発 **はつもうで**[初×詣で] [名]新年になって、はじめて神社や寺へお参りすること。はつまいり。「―客でにぎわう」 **はつもの**[初物] [名] ①その年に最初にとれた農作物や盛[よ]かりの季節にさきがけてとれた魚。また、それを食べること。「―食い」 [類]はしり ②まだだれも手をつけていないもの。「―好き」 >初物七十五日 はつものを食べると、寿命が七十五日のびるということ。 **はつもん**[発問] [名]質問すること。問いを出すこと。 **はつゆき**[初雪] [名]その冬はじめて降った雪。また、新年になってはじめて降った雪。 **はつゆめ**[初夢] [名]年の初めに見る夢。元日、または正月二日の夜に見る夢。▽まくらの下に宝船の絵を入れてねると、いい夢を見るという。 **はつよう**[発揚] [名]精神や気分をふるいおこすこと。盛[さ]かんにすること。「国威[こくい]を―する」 **はつらつ**[【×潑×剌・【×潑×溂] [形動]明るく、元気できびきびとしているようす。「元気―」▽もと、魚が勢いよくとびはねるようす。 **はつれい**[発令] [名]命令・辞令・警報などが出ること。「津波警報が―された」 **はつろ**[発露] [名]心にあることが、しぜんと表面にあらわれでること。「真情のー」 [同]発現 **はて**[果て] [名] ①最後に行きつくところ。いちばんはしのところ。「旅路の―」「最―」「なれの―(=落ちぶれた姿)」 [同]極限 **はて** [感]疑ったり迷ったりして、立ちどまって考えるときなどに使うことば。「―さて、どうしたことだろう」「―、困った」 [類]はてな・さて **はで**[派手] [形動]身なりや行動、または性格などがはなやかで目立つようす。また、人目をひくほど激しいようす。「―な服装」「―になぐりあう」 [対]地味 >「はなやか」に比べ、どぎつい。「派手」は当て字。 **パテ** [名] ①肉や魚などのすり身を小麦粉をこねてつくった型につめて焼いたもの。オードブルなどに出される。 pâté ②接合剤[いどう]の一つ。粘土状で、ガラスを窓わくに固定したり、鉄管などのつぎ目のすきまをふさぐのに使う。 putty **ばてい**[馬丁] [名]ウマの世話を仕事とする人。ウマの口につけたなわを引く人。馬子。馬方[てる]。 **ばてい**[馬×蹄] [名]ウマのひづめ。ウマのつまさきにある、かたい角質のつめ。「―形の磁石[じゃく]」 **はてしない**[果てしない] [形]終わりがない。限りがない。「―空」「―野望」▽「し」は強意の助詞。 **はてな** [感]「はて」を強めた言い方。「―、どれだっけ」 **はでやか**[派手やか] [形動]きらびやかなようす。はなやかなようす。 **はてる**[果てる] [自動] ①終わりになる。「宴[えん]が―」「いつ―とも知れない」 ②死ぬ。「旅さきでー」 ③ [造語][「~はてる」の形で]「すっかり・・・する」意味をあらわす。「あきれー」「つかれー」「困りー」「あれ―」▽動詞の連用形に付く。 **ばてる** [自動]つかれて動けなくなる。「徹夜[てっ]して―」▽「果てる」の変化した形。 **バテレン**[伴天連] [名] ◎キリスト教が日本に伝来した当時の司祭や宣教師。 ②キリスト教徒。キリスト教のもの。キリシタン。▼padreから。 **はてんこう**[破天荒] [名・形動]それまでだれも思いがけもしなかったことをなしとげるようす。「―な冒険」「―の偉業[むよう]」 [同]前代未聞[だいみもん]・未曾有・空前 ▽天と地がまだ分かれていない「天荒」の状態をはじめて破るという意味から。 **パテント** [名]特許。特許権。「―をとる」 patent **はと**[【×鳩] [名]ハト科の鳥をまとめた呼び名。中形で、胸が張っている。帰巣本能にすぐれ、伝書バトに利用する。平和の象徴とされる。 >鳩が豆鉄砲[まめでっぽう]を食ったよう とつぜんのことにおどろいて、きょとんとするようす。 <1104> はとう **はとう** [波頭] [名]波の高く盛りあがった部分。「なみがしら」とも。 [波濤] [名]高く、大きな波。「一万里[り]」 **はどう**[波動] [名] ①波のうねり。 ②空気や水の中で生じた振動[ひろ]が、波のように次々と周囲に伝わっていく現象。音波・電磁波など。 ③経済の動きが他の地方、他の分野に広がること。「景気のー」 **はどう**[覇道] [名]武力や計略によって、国を治めること。また、武力や計略で国を支配する方法。「―政治」「覇者―の政権」 [対]王道 **ばとう**[【×罵倒] [名]口ぎたなく、ののしること。ひどく悪口を言うこと。「―を浴びせる」 **ばとうかんのん**[馬頭観音] [名]六観音の一つ。頭上にウマの頭をもつか、ウマの頭をしている。ウマの病気や安全を守るという。 **はとうばんり**[波濤万里] [名]非常に遠く海をへだてていること。「―の果て」「―をこえて行く」 **パトカー** [名]警察官が巡回[いん]するために乗る車。パトロールカー。▽patrol car から。 **はとこ**[《再従兄弟・《再“従姉妹] [名]親どうしがいとこである場合の、子供どうしの関係。またいとこ。 **パトス** [名]外界からのはたらきかけに対し、内面に生 まれる心の状態。激情・情熱・情念など。 [対]ロゴス・エトス pathos **パドック** [名] ①競馬場で、出走馬の調子を観客に下見させる場所。下見場。 ②自動車レース場で、出場する車を整備・点検するところ。 paddock **はとは**[【×鳩派] [名]ものごとをおだやかに解決しようとする立場の人たち。穏健派。 [対]鷹派[たかは] **はとば**[波止場] [名]港で、海中に細長くつき出した、船を着けて客の乗り降りや、荷物の積みおろしなどをする。船着き場。 [同]埠頭[ふとう] ▽常用漢字表付表の語。 **バドミントン** [名]コート中央のネットをはさんで向かいあい、ラケットでシャトルコック(=羽根つき球)を打ちあう競技。 badminton **はとむね**[【×鳩胸] [名]ハトの胸のように、前へはり出した胸。 **はとめ**[【×鳩目] [名]くつや表紙などにひもを通す穴。また、それにつけるまるい金具[でぇ]。 **はどめ**[歯止め] [名] ◎車輪の回転を止める装置。ブレーキ。また、車などが勝手[いっ]に動きださないように、タイヤと地面とのあいだにかませておくもの。 ②ものごとのいきすぎをおさえること。「急激な改革に―をかける」「―ーがきかない」 **はとやまいちろう**[鳩山一郎] 一八八三~一九五九年。大正・昭和期の政治家。東京生まれ。戦後、日本自由党を創設し、一九五四年以降三回内閣を組織した。この間、保守合同を達成して自由民主党の初代総裁となり、日ソ国交回復・国際連合加盟を実現した。 **パトロール** [名]警察官がある区域内の事故や犯罪を防ぐために見回ること。巡回[ね]。巡視。「—隊」「車でーする」 patrol **パトロールカー** [名]→「パトカー」 **パトロン** [名]特定の個人や団体に経済的な援助[じょ]をする人。 patron **ハトロンし**[ハトロン紙] [名]片面をつや出しした、茶色のじょうぶな紙。包装、事務用封筒などに使われる。クラフト紙。 **バトン** [名] ①陸上のリレー競技で、走者が持って走り、次の走者に手わたす短い棒。 ②音楽で、指揮棒。また、パレードなどで使う、かざりをつけた棒。「―トワラー」 baton **バトンガール** [名]パレードなどの先頭で、バトンをふりながら行進する少女。バトントワラー。▽baton と girl から。 [和] **バトンタッチ** [名] ①リレー競技で、走者が次の走者にバトンを手わたすこと。 ②仕事などを後任の者にひきつぐこと。▽baton と touch から。 [和] **はな**[花] [名] ①植物が実を結ぶために、きまった季節に開く部分。ふつう、花びら・おしべ・めしべなどからなり、多く美しい色やかおりをもつ。▽とくに、サク ラの花をさすこともある。また古文では、平安時代以降はサクラをさすことが多い。「―見の季節」「―の便[たよ]り」 [数え方]輪[りん]・枝[えだ]・本[ほん] ②花のように美しくはなやかなもの。また、盛[さ]んなもの。「―の都パリ」「両手に―」「―のある役者」 ③いちばんいい時期。「若いうちが―だ」「知らぬが―」▽「華」とも書く。 ④もっともすぐれた点やかがやかしさを代表するもの。「火事とけんかは江戸[い]の―」 [同]精髄 >花が咲く にぎやかになる。盛[さか]んになる。「話に―」「人生に―」 >花に嵐[あらし] とかく、ものごとにはじゃまがはいることのたとえ。 [類]月に叢雲花に風 >花の顔[かんばせ] 非常に美しい顔。 >花ではサクラ、人では武士[ぶし] 花は桜木[さくらぎ]、人は武士がいちばんすばらしい。▽ともに散りぎわがいさぎよいところから。 >花も恥じらう 若い女性のたとえようもない美しさをいう。「―年ごろ」 [同]羞花閉月 ▽花もはずかしくてしぼむほどであるという意味。 >花も実もある 外観が美しいだけでなく内容もすぐれている。 >花より団子 風流がわからないこと。また、見て美しいだけのものより、実際に役立つもののほうがい いということ。 [類]名を捨てて実を取る >花を持たせる 相手を立てて、名誉[せい]をゆずる。 **はな** [鼻] [名] ①顔の中央に高く盛りあがった部分。呼吸をしたり、においをかいだり、発声を助けたりする。「―がつまる」「―がきく」 ②岬[みさき]のようにつき出たところ。▽「端」とも書く。 >鼻が高い 得意げである。 <1105> **はなしこと** 鼻がへこむ やりこめられる。人前ではじをかかせられる。類[鼻がひしげる] >鼻であしらう 相手のことばにとりあわず、冷たい態度をとる。「客を―」 >鼻にかける 自慢する。「財力を―」 >鼻につく 何度も同じことがくりかえされ、あきていやになる。 >鼻の下が長い 女性にあまい。好色である。 >鼻も引っかけない 相手をばかにして問題にしない。 **はなをあかす【鼻を明かす】** 相手をまんまと出しぬいて、びっくりさせる。 **はなをおる【鼻を折る】** はじをかかせる。相手をやりこめる。 **はなをつく【鼻を突く】** 強いにおいがする。類[鼻を打つ] **はなをならす【鼻を鳴らす】** あまえた声を出す。 **はな【×洟】**[图]鼻の穴から出る液。はなじる。はなみず。「―をかむ」「―をすする」 **はな【鼻】**[作品者]一九一六年。芥川龍之介[焼け]の短編小説。傍観者のエゴイズムと、自尊心のおろかさをユーモラスにえがいた。夏目漱石[ぢき]が絶賛した出世作。 **はな【《端】**[图][造語]①〈名〉ものごとのはじめ。最初。「―から相手にしない」類[しょっぱな][のっけ] ②つき出た先[端然]の部分。「岬[みさき]のー」 ①〈造語〉」「〜ばな」の形で』その動作が始まったとき。「寝入り―」「出―をくじかれる」▽動詞の連用形に付く。 **はないき【鼻息】** [图]①鼻でする息。 ②人のきげんや考え。 >鼻息が荒[ぁ]らい 意気ごみが激しい。 >鼻息をうかがう 相手のきげんが悪くならないように、ようすを気にしながら行動する。 **はないけ【花生け・花、活け】** [图]花を生ける器[うっわ]。花入れ。花器。 **はなうた【鼻歌・鼻唄】** [图]きげんのよいときなどに鼻にかかった低い声で歌の節[電]だけを口ずさむこと。「―まじり」 **はなお【鼻緒】** [图]げたやぞうりの、足指をひっかけるひも。「―が切れる」 **はなかご【花×籠】** [图]草花をつんで入れたり、花の枝を生けたりするか[ど]。 **はながさ【花×笠】** [图]花や造花で美しくかざりたてた、頭にかぶるかさ。「―音頭」▽おどりや祭りなどで使う。 **はなかぜ【鼻風邪】** [图]くしゃみや鼻水が出、鼻づまりするくらいの軽い風邪。「ほんの一[一]程度ですんだ」 **はながた【花形】** [图]①人気のあるはなやかなもの。また、人気のある人。スター。「―産業」「一座の―」 ▽「花型」は誤り。 ②花のかたち。花の模様。 **はながみ【鼻紙】** [图]鼻水をぬぐうときなどに使う、うすい紙。ティッシュペーパー。圏[ちり紙] **はなぐすり【鼻薬】** [图]⊕鼻の病気に使う薬。 ②自分に都合よくしてもらうためにわたす、ちょっとした金品。「―をきかせる」類[わいろ] **はなくそ【鼻×糞・鼻×屎】** [图]鼻の穴の中で、鼻じるとほこりが固まってできたもの。「―をほじる」 **はなぐもり【花曇り】** [图]四月、サクラの花の咲き[く]ころの、ぼんやりとくもった天気。「―の空」 **はなげ(鼻毛)を読[ょ]まれる** 相手に手のうちを読まれて、見くびられる。思うように利用され、もてあそばれる。 **はなごえ【鼻声】** [图]⊕風邪[かず]をひいたり、泣いたりしたときの鼻のつまった声。 ②あまえたときなどに出す、鼻にかかった声。「―でねだる」 **はなごおり【花氷】** [图]花を中に入れてつくった氷柱。 **はなことば【花言葉・花〝詞】** [图]いろいろな花に、その花にふさわしい意味をもたせたことば。「バラは純愛」「クローバは幸福」など。 **はなごよみ【花暦】** [图]季節の移りかわりを、その時期に咲く花と、その花の名所であらわしたこよみ。 **はなざかり【花盛り】** [图]花が満開であること。また、花が満開となる季節。▽もっともはなやかで盛んな時期、全盛期の意味でも使う。 **はなさき【鼻先】** [图]①鼻のすぐ前。目の前。「―につきつける」 ②鼻のあたま。 **はなさきしあん【鼻先思案】**[四][週]ものごとをあまり深く考えないこと。また、目さきのことばかりにとらわれること。 **はなし【話】** [图]◎相手に口をきくこと。また、その話題や内容。「―がはずむ」「よく―に出る」「―をそらす」圏[会話]・[談話] ②話しあうこと。相談すること。「―がまとまる」「―にのる」圏[相談]・[交渉][よう] ③道理。事情。「―がわかる」 ④うわさ。「一年前に離婚したという―だ」 ⑤物語。また、昔話や落語。「宇宙戦争の―」「人情―[ばなし]」▽後者は、「吡」「噺」とも書く。 >話がつく 相談の結果、まとまって解決する。 >話にならない 見当ちがいだったり、おとっていたりして問題にならない。話す価値もない。 >話に花が咲[き]く 次々と話がはずむ。 >話に実が入らない ほかに気になることがあって、話に熱中できない。 **はなしあい【話し合い】** [图]問題を解決するために、たがいに話をすること。「―が決裂する」 **はなしあう【話し合う】** [国]話題についてたがいに意見を言う。「将来のことを―」 **はなしか【×咄家・×噺家】** [图]落語をきかせることを職業とする人。落語家。 **はなしがい【放し飼い】** [图]家畜をつないだり、さくで囲ったりしないで飼うこと。放牧。 **はなしかける【話し掛ける】**[下]□◎相手に話をして、人間関係をつくりだす。「友達に―」「英語で―」 ②話しはじめて途[中ゅう]まで進む。「話し掛けてことばにつまる」 **はなしことば【話し言葉】** [图]会話や談話に使われ <1106> はなしこむ **はなしこむ**[話し込む] [自動]時間のたつのも忘れて話に熱中する。 **はなして**[話し手] [名] ◎話をする人。話をする側の人。 [同]語り手・話者 [対]聞き手 ②話がじょうずな人。「彼はなかなかの―だ」 **はなしはんぶん**[話半分] [名]うわさや自慢話などは、おおげさになりやすいので、事実は話の半分くらいなことが多いということ。「―に聞いておく」 **はなしぼん**[【×咄本・噺本] [名]江戸時代の、こっけいな話や落語のもとになった短い笑話を集めた本をいう。「醒睡笑[せいすいしょう]」「鹿[しか]の巻筆[まきふで]」など。 **はなしょうぶ**[花×菖蒲] [名]アヤメ科の多年草。アヤメやカキツバタによく似ているが、葉の中央脈が太い。水辺[がく]に生え、初夏に黄・むらさき・白などの花が咲[き]く。 **はなじろむ**[鼻白む] [自動]気後れした顔つきをする。また、興ざめた顔をする。 **はなす** [他動] ①つないでいるものなどを自由にする。「かごの鳥を―」 ② [造語]「~はなす」「〜っぱなす」の形で]そのままにしておく。「見―」「やりっぱなす」「明け―」 ③その状態を続ける。「勝ちっぱなす」「動詞の連用形に付く。 [離す] [他動] ①近くにあるものを遠ざける。「火から油を―」 ②くっついているものを分けて別々にする。「子を親もとからー」「ハンドルから手を―」▽ただし、「てばなしで喜ぶ」などは「手放し」と書く。 ③興味や関心をほかへ移す。「目が離せない」 **はなす**[話す] [他動] ①口に出したことばによって相手にことがらや気持ちを伝える。「友と―」「電話で―」 ②相談する。かたりあう。「後日また話そう」「先生と―」 **はなすじ**[鼻筋] [名]眉間[ど]から鼻のさきまでの線。「―が通った美人」 **はなすすき**[花薄] [名]穂の出たススキ。尾花[さき]。 **はなせる**[話せる] [自動] ●話すことができる。「フランス語がー」 ②ものわかりがよく、気持ちにそった対応をしてくれる。「なかなか―男だ」 **はなぞの**[花園] [名]草花がたくさん植えてある庭や公園。 **はなだ**[【×縹] [名]うすいあい色。はなだいろ。はないろ。 **はなたかだか**[鼻高高] [形動]たいへん得意になるようす。鼻が高い。「娘[もず]をすばらしい男性と結婚させてーだ」 **はなたちばな**[花×橘] [名]花の咲きいたタチバナ。実のないタチバナ。 **はなたば**[花束] [名]花をいろどりよくそろえ、束ねたもの。「―をおくる」「―贈呈[での]」 [同]ブーケ **はなだより**[花便り] [名]花がどれくらい咲きいたかを知らせる便り。とくに、サクラについていう。「各地からの―」 [同]花信[いん] **はなたれこぞう**[【×洟垂れ小僧] [名]若くて経験の少ない人をあざけっていうことば。 **はなぢ**[鼻血] [名]鼻からの出血。「―を出す」▽「はなじ」は誤り。 **はなつ**[放つ] [他動] ①光・音・においなどを出す。「あやしい光を―」「ことばを―」「異彩[き]を―」 ②弾丸[ねん]や矢などを、手もとから飛ばす。「質問の矢を―」「ホームランをー」 ③動物などをにがして自由にしてやる。解放する。「とらを千里の野に―」 ④使いなどをつかわす。「スパイを―」 ⑤つける。放火する。「火を―」▽「はなす」のもとの形。 **はなっばしら**[鼻っ柱] [名]相手に負けまいと意地を張る気持ち。負けん気。はなっぱし。「―が強い」 >鼻っ柱をへし折る 負けん気の強い相手をやりこめる。 **はなつまみ**[鼻、摘み] [名]人にひどくきらわれること。また、きらわれる人。はなっつまみ。 **はなどき**[花時] [名]花、とくにサクラの咲くころ。また、花の盛りの季節。 **はなどけい**[花時計] [名]公園の花壇などで、季節の花を文字盤[たい]にあたる部分に植えた時計。 **バナナ** [名]バショウ科の多年草。熱帯に育つ。黄色い実はあまくてかおりがよい。食用。 banana **はなはだ**[甚だ] [副]程度が大きく、激しいようす。ひじょうに。たいそう。「―申しわけない」「―迷惑だ」 [同]きわめて・まことに・すこぶる ▽よくないときに使うことが多い。「はなはだもって」は強めた言い方。 **はなはだしい**[甚だしい] [形]程度が強い。ふつうより、ひどい。「痛みが―」「まちがいもー」▽多く、悪いことに使う。 **はなばなしい**[華華しい] [形]花が咲きいたように、はでで人目につく。「―活躍」 **はなび**[花火] [名]火薬をまぜあわせて玉や筒[つつ]につめ、燃える火の美しさや、光の形、音などを楽しむもの。打ちあげるもの、手に持つものなど種類が多い。「納涼[のうりょう]―大会」「線香―」 **はなびえ**[花冷え] [名]春、サクラの花の咲くころに寒さがもどってくること。また、その寒さ。 **はなびら**[花びら] [名]花冠[さ]をつくるうすいものの一枚一枚。花弁。「水面[しげ]にうかぶ桜の―」 **はなぶさ**[花房] [名]小さい花がたくさん集まって咲き、ふさのようになったもの。「藤[で]のー」 **はなふだ**[花札] [名]花合わせに使うカルタ。一二種の四季の花が各四枚、合計四八枚を使ってする遊び。はなガルタ。 **はなふぶき**[花吹雪] [名]サクラの花びらが風にふかれてふぶきのように乱れ散ること。「―がまう」 **パナマ** [名] ①「パナマ帽」の略。パナマソウ(=シュロに似た植物)で編んだ夏用の帽子。 panama ② [国名]正式国名は、パナマ共和国。中央アメリカ東南部にある国。一九一四年に開通したパナマ運河は太平洋と大西洋を結ぶ。面積約六万七〇〇〇平方[キロメートル]。首都パナマ。主要言語パナマ語。 <1107> はね **はなまがり**[鼻曲がり] [名] ①鼻すじが曲がっていること。 ②性質が曲がっていること。また、その人。つむじまがり。へそまがり。 ③生殖[ぐ]期に、鼻さきが曲がったサケなどのおす。 **はなまち**[花街] [名]芸者などのいる町。 **はなまつり**[花祭り] [名]釈迦の誕生を祝う四月八日の仏事。釈迦の像に、参拝者があま茶を注ぐ。灌仏会[かんぶつえ]。 **はなみ**[花見] [名]花、とくにサクラの花を見て楽しむこと。「―客でにぎわう」 **はなみ**[歯並み] [名]歯の並びぐあい。はならび。「―を矯正する」 **はなみずき**[花水木] [名]ミズキ科の高木。北アメリカ原産。春、白または紅の花に見えるのは、つぼみを守る小形の葉。赤い実をつける。 **はなみち**[花道] [名] ●歌舞伎などで、役者が客席の中を通って舞台に出入りするようにつくった通路。ふつう下手[ひも](=左側)にあり、そこで演技もおこなわれる。▽活躍していた人がおしまれて引退することを、役者のはなやかなひっこみにたとえてもいう。「―をかざる」▷図「ぶたい」 ②すもう場で、力士が土俵[へ]出入りする通路。 **はなむけ**[【×餞・【×嘯] [名]旅立つ人などのために金品やことばなどをおくること。また、その金品やことばなど。餞別[せんべつ]。「―のことば」▽昔、旅立つ人のウマの鼻を向けたから。 **はなむこ**[花婿・花×智] [名]結婚したばかりの男の人。新郎。 [対]花嫁 **はなむしろ**[花×筵・花×蓆] [名] ①花の模様を織りだした織物。はなござ。 ②花がいちめんに散りしいたようす。 **はなめがね**[鼻眼鏡] [名] ①鼻すじをはさんでかける、つるのない眼鏡。また、鼻さきまで眼鏡がずり落ちること。ずり落ちた眼鏡。 **はなもじ**[花文字] [名]西洋文字で、文や固有名詞などの最初に使う、かざりをつけた大文字。 **はなもちならない**[鼻持ちならない] [形]くさくて、がまんできない。また、感じが悪くて言動を見聞きするのが不愉快[かい]である。 **はなやか**[華やか・花やか] [形動]花が咲きいたように明るくはっきりとして美しいようす。また、ひときわ目立つようす。「―な衣装[いよう]」「―な生涯[に]」 >古語 古語では、現代語より広く、はっきりとものをいうようす、陽気な性格などをあらわすこともあった。 **はなやぐ**[華やぐ・花やぐ] [自動]ぱっと明るく、はなやかになる。「気持ちが―」「華やいだ声」 **はなよめ**[花嫁] [名]結婚したばかりの女の人。新婦。「三国一の―」 [対]花婿 **はなれ**[離れ] [造語] ①母家からはなれて同じ敷地内に建てられた家。はなれ家[や]。また、母家とは別棟にある部屋[へ]。はなれ座敷。「一人―で暮らす」 ② [「~離[はぇ]れ」の形で]そのものからかけはなれること。縁遠しくなること。「日本人―した顔」「現実―した話」「活字―」 **ばなれ**[場慣れ] [名] ①話・演技などをする場所に、なれたようす。慣れていること。「―した話しぶり」 ②あることを何度も経験して、そのことに慣れていること。「旅―」 **はなればなれ**[離れ離れ] [名]いっしょにいた人が、はなれているようす。わかれわかれ。「親子が―に生活する」 **はなれる** [放れる] [自動]解かれて自由になる。「犬がくさりから―」 [離れる] [自動] ①くっついていたものが分かれる。「人心[てん]が―」「やっと手が―」「彼女と―」 ②あいだがあく。遠ざかる。「二人の気持ちが―」「故郷を―」「年の離れたきょうだい」 ③仕事を辞める。「職を―(←離職[いよく])」 ④ぬけでて、関係をもたない。「損得を離れた関係」「世俗を―」 **はなれわざ**[離れ業] [名]人をあっと言わせるような大胆奇抜なわざ。「―を演じる」 **はなわ**[花輪・花環] [名]生花や造花を、輪の形にしたもの。祝いや葬式に用いる。「開店の―」 **はなわほきいち**[塙保己一] 一七四六~一八二一年。江戸後期の国学者。幼くして失明したが、国学・儒学などを学ぶ。和学講談所を設立して、国学を教え、その門人の助力をえて「群書類従[ぐんしょるいじょう]」を刊行した。 **はにかむ** [自動]はずかしそうな表情をする。「人見知りして子供が―」 **バニシングクリーム** [名]化粧[ょう]の下地などに使う脂肪分の少ないクリーム。 vanishing cream **パニック** [名] ①急激な不景気などによる経済の混乱状態。恐慌[きょうこう]。また、それによって起こる社会的な混乱。 ②恐怖[きょうふ]で気持ちが混乱し、平静さを失うこと。「―におちいる」 panic **はにゅうのやど**[【×埴生の宿] [名]土でぬりかためただけの、みすぼらしい家。 **バニラ** [名]ラン科のつる性多年草。実を発酵させて香料にする。洋菓子のかおりづけに使う。「―エッセンス」 vanilla **はにわ**[【×埴輪] [名]古代、貴人の墓のまわりなどに並べた焼き物。円筒[とう]埴輪と、家・道具・人・ウマなどの形にした形象[けいしょう]埴輪とがある。 **はね** [羽] [名] ①鳥のからだの表面をおおっている毛。「―ぶとん」 [同]羽毛[うもう] ②鳥や昆虫[そり]、また飛行機が飛ぶためのつばさ。「―を広げる」▽昆虫は「翅」とも書く。 >羽を伸ばす うるさく監督[だん]する人がいないあいだ、自由にのびのびとふるまう。 [羽根] [名] ①ぬきとった、一本一本の羽。「赤い―募金[ん]」 ②ムクロジの種に数枚の鳥の羽をつけて、羽子板[らん]でついて遊ぶもの。羽子[はねつき]。「―つき」 ③空気や水の力を受けて回る、つばさの形をしたもの。「扇風機の―」 [跳ね] [名]どろ水などがとび散ること。また、とび散ったどろ水。「―を上げる」 ②映画や芝居などで、その日の興行[もち]りが終わること。 [同]打ち出し <1108> ばね **ばね**[発条] [名] ●鋼[はが]などを螺旋状に巻いたり曲げたりして、強い弾力[もくし]をもたせたもの。スプリング。「―秤[ばかり]」 ②はね返す力。弾力性。「―の強い足[こし]」「手首の―をきかせる」▽「跳ね」の変化した形。 **はねあがり**[跳ね上がり] [名] ①値段・物価などが急に上がること。「物価の―」 ②おてんば。はねっかえり。 ③集団に調和しないで、勝手[っ]な行動をとること。また、その人。「急進派のー」 **はねあがる**[跳ね上がる] [自動]はねて、勢いよくとびあがる。また、急に高くなる。「物価がー」 **はねあげる**[【×撥ね上げる] [他動] ①勢いよく飛びちらせる。「どろを―」 ②けりあげる。「内股を―」 **はねかえす**[【×撥ね返す] [他動] ①おさえつけていたものを、勢いよくひっくりかえしたり、おしたりしてもとにもどす。「敵の攻撃を―」 ②つきかえして受けつけない。はねつける。「申し出を―」 **はねかえり**[跳ね返り] [名] ①はねてもとへもどること。また、あたえた影響[いかり]などがもとへもどってくること。「ボールのー」「増税の―」 [同]反動 ②軽はずみな言動をすること。「―者」 ③おてんば。おきゃん。「はねっかえり」とも。 **はねかえる**[跳ね返る] [自動] ①ぶつかった反動で勢いよくもとのところにもどってくる。「ボールがー」 ②はたらきかけたことがめぐりめぐって、もとのところへ別の形であらわれる。「運賃の値上げが物価に―」 **はねぐるま**[羽根車] [名]回転軸[ぶん]に羽根をとりつけた車。水や蒸気を受けて回転する。 **はねつき**[羽根突き] [名]羽子板[ど]で、羽根をつく遊び。 **はねつける**[【×撥ね付ける] [他動]てんで、うけいれない。うけいれずに、きっぱりと断る。「要求を―」 **はねとばす**[【×撥ね飛ばす] [他動]ぶつかって、相手をはじくようにとばす。「車で人を―」 **はねのける**[【×撥ね除ける] [他動]強い力で急にどけること。「ふとんを―」「困難を―」 **はねばし**[跳ね橋] [名]船が下を通るとき、つりあがるしかけの橋。また、城門などで、必要なときにつりさげてかける橋。 **はねぶとん**[羽布団・羽根×蒲団] [名]鳥の羽を中につめたふとん。軽くて暖かい。 **はねぼうき**[羽×箒] [名]鳥の羽を束ねた小形のほうき。「はぼうき」とも。 **はねまわる**[跳ね回る] [自動]はねるようにして、とびまわる。「こおどりして―」 **ハネムーン** [名]新婚[き]旅行。また、結婚したばかりの幸せなころ。蜜月[げつ]。▽共同作業のはじめの、仲のよい順調な時期のたとえにも使う。 honeymoon **パネラー** [名]パネルディスカッションで、テーマに対する意見を述べる討論者。また、クイズ番組などの回答者。パネリスト。▽panelと-erから。 [和] **はねる** [自動] ①とびあがる。「うさぎが―」 ②とびちる。はじける。「油が―」「水が―」「炭火がぱちぱちー」 ③芝居などで、その日の興行[も]りが終わる。「映画が九時に―」 [【×撥ねる] [他動] ①はじきとばす。「車が犬を―」 ②つきもどす。つきかえす。「要求を―」 ③基準に達しないものを、除去する。はじきだす。「不良品を―」「書類審査[ん]ではねられる」 ④漢字を書くとき、筆さきを勢いよく上げるように書く。「手偏[こころ]は―が、木偏ははねない」 ⑤わたす途中[ゅう]で、他人のかねの一部をかすめとる。「うわまえを―」「頭を―」 ⑥「ん」の音で発音する。 [【×刎ねる] [他動]首を横にはらって切る。打ち首にする。「首を―」 **パネル** [名] ①かべやゆかに張る板。羽目板など。 ②画板。また、画板にかいた絵。 ③展示板。「写真を―にはって展示する」 ④配電盤[ばん]。 panel **パネルディスカッション** [名]座談式の公開討論会。異なる意見を代表する数人のパネラー(=討論者)が交替りで意見を述べ、のちに聴衆[ちょう]らも参加して質疑応答をおこなうかたちの集団討議法。 panel discussion **パネルヒーター** [名]暖房[ぼう]器具の一つ。鋼板[ぼう]の中のオイルを電気で温めるので、安全で空気もよごれない。 panel heater **パノラマ** [名] ①広大な景色[と]などを立体的に見せる装置。また、さえぎるものがなく、四方に広がるながめ。全景。「―展望台」 panorama **パノラマしゃしん**[パノラマ写真] [名]縦の長さに対して、横はばが特別に広い写真。カメラ内部でフィルムの上下をおおって写す。 **はは**[母] [名] ①親のうちの女のほう。女親[おや]。 [対]父 ②ものごとを生みだすもとになるもの。「必要は発明の―」「―なる大地」▽相手の母親を相手方にいう場合は、「お母上」「母君」「ご母堂」などという。 **はば**[幅・【×巾] [名] ①細長いものの横の距離。「川の―」「道―を広げる」 ②ある範囲内で変化する値[い]の、高いものと低いものとの差。ひらき。「値上げの―」「歩[ふ]―」 ③ある制限の中で、自由にできる範囲。ゆとり。「計画に―をもたせる」 [同]余裕・融通[ゆうずう] ④ある方面での勢力。はぶり。「経済界に―がきく」 **ばば**[馬場] [名]乗馬の練習や競馬[い]をする場所。 **ばば** [婆] [名] ①年老いた女性。 [対]き ②両親の母。そぼ。おばあさん。 [対]祖父 <1109> バブル **パパ** [名]お父さん。また、夫に対する、あまえた言い方。 [対]ママ papa **ばばあ**[婆あ] [名]「ばば」をののしった言い方。 [対]じじい **パパイヤ** [名]パパイヤ科の常緑高木。熱帯産で、実はかおりがよく、食用。パパイア。 papaya **ははうえ**[母上] [名]「母」の敬った言い方。 [対]父上 **ははかた**[母方] [名]母の血すじの親類。「―の叔母」 [対]父方 **はばかり**[【×憚り] [名] ①つつしむこと。遠慮[えんりょ]。「―なく言う」 ②さしさわり。「公開するには―がある」 ③「便所」の古い言い方。「―を借りる」 **はばかりさま**[【×憚り様] [名] ①人の世話になったときのことば。おそれいります。すみません。 ②(皮肉やいやみをこめて)お気の毒さま。『古い言い方。 **はばかりながら**[【×憚りながら] [副] ●遠慮しながらする気持ちをあらわすことば。失礼ながら。おそれながら。「―一言申しあげます」 ②生意気な言い分かもしれませんが。「―これでも画家のはしくれです」▽自分もその立場にある者として、ひと言意見を述べたいときに使う。 **はばかる**[【×憚る] [他動] ①都合が悪いと思って、遠慮しする。気がねする。「人目を―仲」「あやまちては改むるに―ことなかれ」 ②いっぱいに広がって、はばをきかせる。「[D.V]にくまれっ子世に―」 [類]はびこる **ははぎみ**[母君] [名]他人の母を敬った言い方。「―はご健在ですか」▽「母上」より古い言い方。 **ははご**[母御] [名]他人の母を敬った言い方。▽「母御前」の略。古風で改まった感じがする。 **ははこぐさ**[母子草] [名]キク科の二年草。茎[くき]や葉は白い綿毛におおわれ、春から夏に黄色い頭状花をつける。春の七草の一つの「ごぎょう」のこと。 **はばたく**[羽×搏く] [自動]鳥がつばさを広げて、強く上下に動かす。「大空高く―」「海外に―若者」 **はばつ**[派閥] [名]出身校や出身地が同じだったり、同じ利害でつながっていたりする者どうしがつくっている仲間。「政党の―争い」 **はばとび**[幅跳び] [名]陸上競技の一つ。どのくらい遠くへ跳んだか、その距離[は]を争う。「走り幅跳び」「立ち幅跳び」がある。▽「幅飛び」は誤り。 **ははのひ**[母の日] [名]母親をほめたたえて感謝する日。五月の第二日曜日。カーネーションなどをおくる。 [対]父の日 **はばひろい**[幅広い] [形]もののはばが広い。また、活動の分野が広い。「―活躍」 **はばむ**[阻む] [他動]前に行こうとするのを、じゃまする。さまたげる。「行く手を―」 **ババロア** [名]牛乳や卵などをゼラチンで固めた冷たい洋菓子。 bavaroise **はびこる** [自動] ①草や木が勢いよくしげって、いちめんに広がる。「雑草が―」 ②悪いものが力をもって広がり、はばをきかせる。「伝染病が―」▼「蔓延る」と当てる。 **パビリオン** [名]博覧[えん]会などの展示館。 pavilion **パピルス** [名]カヤツリグサ科の多年草。ヨーロッパ南部・アフリカ・中近東の湿地[しっ]に生える。紙の発明以前に、エジプトでは、この繊維をすいて字を書くために使った。 papyrus **バビロニア** [名]チグリス・ユーフラテス川下流の地方。紀元前一九世紀から紀元前一六世紀にはアムール人によるバビロン第一王朝が、また紀元前七、六世紀になるとカルデア人の新バビロニア王国が栄えた。 Babylonia **はふ**[破風] [名]日本建築で、切り妻屋根の両はしにつけてかざりなどにする山形(へ)の板。「―造り」 **はぶ**[波布] [名]クサリヘビ科のヘビ。頭は三角形で平たい。背面は黄褐色で、暗褐色の斑紋[し]がある。奄美大島や沖縄などにすみ、猛毒をもつ。▽「波布」は当て字。 **パフ** [名]粉[おしろい]などをつけるときに使う化粧[いよう]用具。 puf **パブ** [名]酒と軽食を用意した大衆的な酒場。洋風の居酒屋[ぎか]。▽public house の略。 pub **バブーフ** [人名]一七六〇~九七年。フランスの思想家。私有財産の廃止[い]を唱え、民衆による革命を扇動[せつ]した。政府の転覆[かん]をくわだてたが発覚し、処刑にされた。 François-Noël Babeuf **パフェ** [名]アイスクリーム・くだもの・なまクリームなどを盛りあわせた洋菓子。 parfait **パフォーマンス** [名] ①演技や演奏。とくに、人目を引こうとしたり、うけをねらったりした大げさな演技。「路上―」 ②性能や機能。「経済―」「コストー」 performance **はぶく**[省く] [他動]いらないものを、とりさる。「むだを―」「手間を―」 **はぶたえ**[羽二重] [名] ①絹織物の一つ。うすくなめらかでつやがあり、弾力がある。紋服[やく]や羽織[ほ]り、ブラウスやネクタイなどに使う。 ②真っ白できめの細かいもの。「――餅」 **バプティスマ** [名]キリスト教に入信する儀式[も]。洗礼。 baptisma **ハプニング** [名]思いがけない出来事。予想外の事件。「―が生じる」 happening **はブラシ**[歯ブラシ] [名]歯をみがくときに使う、柄[ぇ]のついたブラシ。 **はぶり**[羽振り] [名]世間[てい]で認められている勢力や人望など。「―がいい」「―をきかせる」 **パプリカ** [名]香辛料の一つ。辛味[からみ]の少ない赤いトウガラシを粉にしたもの。 paprika **パブリシティー** [名]新製品や企画などの情報を流し、テレビや雑誌で話題にとりあげてもらうようにはたらきかける宣伝。 publicity **パブリック** [形動]公共の。公共的。「―オピニオン(=世論)」 [対]プライベート public **バブル** [名] ①あわ。あぶく。 ②見せかけだけで、実体のないもの。「―経済(=実体を伴わない好景気)」 bubble <1110> **ばふん** **ばふん【馬糞】** [图]ウマのふん。「まぐそ」とも。 **はへい【派兵】** [图]「[忍]軍隊をさし向けること。「海外!」 **はべる【《侍る】** [国]目上の人のそばに仕える。「殿のそば近くー」 >古語《はべり》 もともと、「這[は]ひあり(=地面に両手をついている)」というところから生じたことば。〈りくだってお仕えもうしあげる、という意味。そこから、「おります」「ございます」という謙譲[り]やていねいの意味にも使われるようになった。「童[ゃちゃ]に侍りしとき(=子供でございましたとき)」。また、補助動詞として、ていねいな表現の用法がある。謙譲・ていねいの用法は会話文中に多い。「言ひ侍り(=言います)」「咲き侍り(=咲きます)」。 **バベルのとう【バベルの塔】** [图]「旧約聖書」創世記にある、伝説上の塔。人間が天にも届くような塔を築くのを神がいかり、ことばを混乱させて中止させた。▽とうてい実現できそうもない、空想的な計画をたとえてもいう。 **はへん【破片】** [图]こわれたものの一部分。「とび散ったガラスのー」[碎片][怎] >「つかいわけ「欠けら」を見よ。 **はぼうき【羽、箒】** [图][几]「はねぼうき」 **はぼたん【葉×牡丹】** [图]アブラナ科の二年草。観賞用にキャベツを品種改良したもので、色のついた葉が、ボタンの花に似ている。晩秋から冬にかけて白・黄・むらさき・赤などに変色する。 **はま【浜】** ①海や湖の水ぎわの平地。 ②囲碁[訟]で、囲んでとった相手の石。 ③「横浜」の略。「ーっ子」 >浜の真砂と 浜辺の砂。無数・無限のたとえ。 **はまかぜ【浜風】** [图]浜辺をふく風。また、浜辺からふいてくる風。 **はまき【葉巻】** [图]「葉巻タバコ」の略。タバコの葉を刻まずに巻いてつくる。シガー。「―をくゆらす」」「ふつう、「葉巻き」とは書かない。 **はまぐちおさち【浜口雄幸】**[人][鱼]一八七〇一二九三一年。大正・昭和期の政治家。土佐生まれ。立憲民政党総裁となり、一九二九年に首相、内閣を組織した。財政の整理、金解禁をおこない、ロンドン海軍軍縮条約に調印したが、三○年、右翼〈におそわれ、翌年に内閣は総辞職した。 **はまぐり【×蛤】** [图]マルスダレガイ科の二枚貝。浅い海の砂やどろの中にすむ。形はほぼ三角形で、食用。祝いごとの料理などによく使われる。 **はまち【×飯】**[囝]出世魚[しゅっせ]であるブリの成長過程の呼び名の一つ。▽関西[訟]でいう。関東ではイナダ。 **はまちどり【浜千鳥】** [图]浜辺にいる千鳥。 **はまなす【浜×茄子】** [图]バラ科の落葉低木。関東以北の海岸の砂地に生える。夏、大形でかおりのいい赤い花が咲く。花は香水用、実は食用。浜梨[はま]。 **はまべ【浜辺】** [图]浜のあたり。園[海辺] **はままつちゅうなごんものがたり【浜松中納言物語】**[国]一〇五三年ころ。菅原孝標[誌]。の女[むすめ]の作とも。夢と転生に深くかかわる浜松中納言の恋物語。空想的傾向[ぶ]が強い。六卷。 **はまや【破魔矢】** [图]正月の縁起ものとして、また棟上げのとき屋根にかざる魔よけの矢。 **はまゆう【浜木綿】** [图]ヒガンバナ科の常緑多年[草]。暖地の海岸の砂地に生える。夏、かおりのよい白い花が咲く。葉はオモトに似る。ハマオモト。 **はまゆみ【破魔弓】** [图]昔、悪魔[もく]を除くための神事用の弓。のち、男児の玩具[で]となった。 **はまりやく【×嵌まり役】** [图]その人にぴったり合った役。適役。 **はまる【×嵌まる・×塡まる】** [国]①穴などに落ちこむ。「深みへ―」「どろ沼へ―」 ②ぴったり合ってはいる。「型に―」「役に―」 ③うまく計略にひっかかる。だまされる。「まんまとわなに―」「思う壷[った]に」 **パミールこうげん【パミール高原】**[图]中央アジ[ア、]タジキスタン共和国を中心とする高原。海抜七○○○松[級]の山々がふくまれ、世界の屋根と呼ばれる。 **はみがき【歯磨き】** [图]歯をみがいて清潔[黙]にすること。また、そのために使うクリームや粉。 **はみだす【『食み出す】** [国]中におさまりきらず、すきまから一部が外へおし出される。「会場から人が―」「予算を―」 **ハミング**[图]-ス]と口を閉じ、鼻に声をひびかせるようにして歌うこと。「humming」 **はむ【食む】** [国]①食物をかむ。たべる。「草を―馬」「骨肉相[ぁい]――」 ②封建時代に俸禄を受ける。「禄を―」 **ハム**[图]①ぶた肉を塩づけにして、けむりでいぶした食べもの。ロースハム・ボンレスハムなど。 ②アマチュア無線家。[ham] **ハム**[圏]ラジオや通信機などの発する、ブーンという雑音。[hum] **ばむ**[造語]「・・・をおびる」「・・・のようすである」という意味をあらわす。「あせ―」「黄―」 **ハムエッグ**[图]うすく切ったハムの上に卵を落とし、フライパンで焼いた料理。▽ham and eggs から。 **はむかう【歯向かう・刃向かう】** [国]①かみつこうとする。また、刃物”できりつけようとする。 ②抵抗する。敵対しようとする。「権力に―」 **はむし【羽虫】** [图]①ハジラミ科の昆虫[人”]。鳥の羽や毛などに寄生する。 ②羽[は]アリなど、羽のある小さな虫。 **ハムスター**[图]ネズミ科の哺乳[にゅう]動物。繁殖力が強く、医学実験などに使う。[hamster] **ハムレット**[図戯曲][ぎょく]一六〇二年。イギリス、シェークスピアの戯曲。父王を殺して王位と母をうばった叔父に対する復讐劇。▽「オセロ」「マクベス」「リア王」とともに、シェークピアの四大悲劇の一つ。[Hamlet] **はめ【羽目】** [图]①すきまなく板を並べて張ったかべ。②行きづまって動きがとれず困った立場。「責任をとる―になった」▽「破目」とも書く。 <1111> **羽目を外す** 調子に乗って度を過ごす。 **はめいた**【羽目板】 板張りのかべに張ってあるうすい板。 **はめこむ**【嵌め込む】 型などにはめこんで、ぴったり入れる。「タイルを―」 **はめごろし**【嵌め殺し】 しょうじやガラス窓などで、はめこんであるだけで、開閉[かいへい]のできないもの。「―の窓」 **はめつ**【破滅】 まったくだめになって二度と立ちなおれないこと。「身の―を招く」 **はめる**【嵌める・填める】 ①穴などにぴったり合うように入れる。「手ぶくろを―」「わなに―」 ②だましておとしいれる。「計略に―」[類]謀る [つかいわけ]「だます」を見よ。 **ばめん**【場面】 ①何かが起こっている、その場のようす。光景。「悲しい―を見る」[類]情景 ②映画や演劇などで、一つ一つのシーン。「―ががらりと変わる」[類]場景 **はも**【鱧】 ハモ科の海魚。ウナギに似て細長く、するどい歯をもつ。おもに関西[かんさい]で食用。 **はもの**【刃物】 ものを切るために使う刃[は]のついた道具。包丁やナイフなど。「―をふりまわす」 **はもの**【葉物】 ①野菜のうちで、主として葉を食用にするもの。 ②生け花や園芸などで、主として葉を観賞する植物。花物・実物 **はもの**【端物】 ①一部が欠けてそろわないもの。はんぱもの。はしたもの。 ②名刺[めいし]・はがき・ちらしなど、一枚ものの印刷物。 **はものざんまい**【刃物三昧】 刃物をふりまわして暴れること。刃物さわぎ。 **はもん**【波紋】 石などを池の水に投げ入れたとき、水面に広がる波の模様。「―をえがく」▽波が広がるように、まわりに次々と影響[えいきょう]することもいう。「発言が―を巻きおこす」 **はもん**【破門】 先生が弟子[でし]に対して師弟の関係を絶つこと。また、その宗教の信者をやめさせること。「―して出入りを禁じる」 **ハモンドオルガン** 電気で振動[しんどう]を起こして、パイプオルガンのような音を出す楽器。▽商標名。Hammond organ **はや**【早】 もうこんなに時間がたったのか、というおどろきをあらわす。もはや。はやくも。「あれから―三年」「―手おくれだ」▽多く、時の経過をあらわすことばの上に付く。 **はや**【鮠】 コイ科の川魚。からだは細長く、清流にすむ。ウグイ・オイカワ・モツゴ・アブラハヤなどのことをいう。 **はやあし**【早足】 ①速く歩くこと。いそぎあし。 ②馬術で、ウマの歩く速度の一つ。▽かけ足・並み足に対していう。 **はやい**【速い・疾い】 動きやはたらきに時間がかからず、スピードがある。「速く走る」[反]遅い **疾きこと風のごとく、徐かなること林のごとく、侵略すること火のごとく、動かざること山のごとし** せめるときは風のように速く、止まっているときは林のように静かであり、敵地にはいると火のような勢いがあり、守りにつくと山のように動かない。▽中国、「孫子[そんし]」のことばで、武田信玄が「風林火山」と旗にしるしたもの。 [つかいわけ]「速やか」を見よ。 **はやい**【早い】 ①区切られた時間の中で、はじめのほうに近い。「朝早く起きる」「―段階で手を打つ」 ②きめられた時刻や時期になっていない。「出発にはまだ―」「喜ぶのは―」 ③時間が短くてすむ。てっとりばやい。「会って話すほうが―」「早く言えば」 ④時間が前、またはさきである。「彼より三年早く上京した」「いつもより一時間―」[反]遅い ⑤「~が早いか」「〜より早く」の形で、…したかと思うと。…するとすぐに。「起きるが―か出かけた」 人体の部分に付く慣用句が多くある。「目が早い(=目ざとい)」「耳が早い(=情報に敏感だ)」「手が早い(=すぐに手を出す)」「気が早い(=短気だ)」など。 **早いが勝ち** 数がきまっているとき、早い順番の者が得をする。 **早いばかりが能ではない** 仕事など、早ければそれでいいというものではない。 **早い話が** 手短に言えば。つまり。 **はやいこと**【早いこと】[-副] 早く終えてしまうようす。はやいうちに。「―仕事をかたづけてしまえ」 **はやいところ**【早いところ】 時間をかけずに手早く。はやいとこ。「ざるそば一枚、―たのむ」 **はやうち**【早打ち】 ①早く打つこと。続けて打つこと。「太鼓[たいこ]の―」 ②昔、ウマなどを走らせて急用を知らせること。 ③野球で、早いカウントから打つこと。 **はやうち**【早撃ち】 銃[じゅう]などをすばやく撃つこと。 **はやうま**【早馬】 昔、急を知らせる使いが乗ったウマ。「―を出す」 **はやうまれ**【早生まれ】 一月一日から四月一日までに生まれること。また、その間[あいだ]に生まれた人。早生まれの人は、同じ年の四月二日以後に生まれた人より、小学校入学が一年早い。[反]遅生まれ **はやおき**【早起き】 朝早く起きること。また、朝早く起きた、その人。「早寝―」 **早起きは三文の得** 早く起きると必ず何かよいことがある。「朝起きは三文の徳」とも。 **はやかご**【早駕籠】 昔、急を知らせるために昼夜休まず走らせたかご。 **はやがてん**【早合点】 じゅうぶん確かめないで、まちがったことを正しいと思いこむこと。はやがってん。「―してとび出した」[類]早とちり・早のみこみ **はやがね**【早鐘】 火事や急な出来事などを知らせるために、激しく打ち鳴らす鐘。また、動悸[どうき]の激しいことのたとえ。「胸が―を打つ」 **はやがわり**【早変わり】 すばやく服装を変えたり、転身したりすること。▽歌舞伎[かぶき]などで、同じ役者が同一場面ですばやく変身して、別の役を演じることから。 <1112> 同じ役者が同一場面ですばやく変身して、別の役を演じることから。 **はやく【破約】** [国]「約束を破ること。[圏]違約②契約[けいやく]をとり消すこと。[圏]解約 **はやく【端役】** [图]映画や演劇で、重要でない役。また一般に、軽い役目。軽い役目の人。↔主役 **はやく【早く】** [图]画ふつうより早い時期。早いころに。「―から弁護士をこころざす」 **はやくち【早口】** [图][形動]しゃべりかたが早いこと。「―にまくしたてる」 **はやくちことば【早口言葉】** [图]同じ音や発音しにくい音の続く文句を、まちがえないで早く言う遊び。また、その文句。「なまむぎなまごめなまたまご」「隣[となり]の客はよく柿[かき]食う客だ」など。 **はやくも【早くも】** [剛]おどろくほど早い時期に。もう。「―落伍者が出る」 **はやさ【速さ】** [图]速いこと。また、その程度。「仕事の―を競う」②物体が単位時間に進む距離[きょり]。速度の大きさ。 **はやざき【早咲き】** [图]花がふつうよりも早く咲くこと。早く咲く種類の花。「―の梅」↔遅咲き **はやし【林】** [图]多くの木がむらがり生えているところ。「松の―」▽同種のものが多く集まっていることのたとえにも。「煙突の―」「辞[こと]ばの―」 **はやし【×囃子】** [图]能楽や歌舞伎[かぶき]などで、笛・太鼓・三味線などを使い、拍子[ひょうし]をとったり、ふんいきを盛りあげたりする伴奏音楽。おはやし。 **はやしがほう【林鵞峰】** [人][图]一六一八—八〇年。江戸前期の儒学者。幕府の命を受けて、父羅山[らざん]とともに、神代[じんだい]より後陽成[ごようぜい]天皇までの編年体の歴史書「本朝通鑑[ほんちょうつがん]」を編集した。 **はやししへい【林子平】** [人名]一七三八—九三年。江戸中期の学者。海外事情に通じ、北方ロシアに備える防備の必要を説いた。著書に「海国兵談」「三国通覧図説」など。 **はやしたてる【×囃し立てる】** [下]盛んにはやして調子に乗せる。また、大声を出して冷やかす。「やんやと―」 **はやじに【早死に】** [图][函]年若くして死ぬこと。若死に。[園]夭折・早世[そうせい] **はやしふみこ【林芙美子】** [人][鱼]一九〇四—五一年。昭和期の小説家。山口県生まれ。行商人の子として各地を転々とし、庶民[しょみん]生活の哀歓をたたえた作品を書く。小説「放浪記」「晩菊[ばんぎく]」「浮雲[うきぐも]」「めし」など。 **はやしほうこう【林鳳岡】** [人名]一六四四—一七三二年。江戸中期の儒学者。鵞峰[がほう]の子で、名は信篤[のぶあつ]。上野忍ヶ岡[しのぶがおか]にあった林家の家塾を湯島に移し、聖堂を建てて孔子をまつった。 **はやじも【早霜】** [图]例年よりも早く降りる霜。↔遅霜[おそじも] **ハヤシライス** [图]うす切りの牛肉とタマネギをいため、こい褐色[かっしょく]のソースなどでにこみ、めしにかけた料理。▽hashed beef and rice から。 **はやしらざん【林羅山】** [人]一五八三—一六五七年。江戸初期の朱子学者。林家の祖。徳川家康等から家綱[いえつな]まで四代の将軍の侍講[じこう]をつとめ、幕府の外交や内政にも参画した。著書に「本朝通鑑[ほんちょうつがん]」「羅山文集」など。 **はやす【生やす】** [国]芽を出させたり、それが成長したりするようにする。のばす。「ひげをー」 **はやす【×囃す】** [国]わきで歌ったり大声を上げたりする。おだてたり冷やかしたりする。「鳴りものでー」 **はやせ【早瀬】** [图]川の流れの浅くて早いところ。 **はやて【『疾風】** [图]急に激しくふきおこる風。突風。「しっぷう」とも。 **はやで【早出】** [图][函]定刻より早く出勤すること。早番。←遅出②朝早く家を出ること。 **はやてまわし【早手回し】** [图]早めに計画や準備を済ましておくこと。「―に宿を予約する」 **はやとちり【早とちり】** [「忍]じゅうぶん確かめないでわかったと思いこみ、その結果、失敗すること。「そそっかしくて―ばかりする」[類]早合点[はやがてん] **はやね【早寝】** [图]「夜、早くねること。「―早起き」 **はやのみこみ【早×呑み込み】** [国]スよくわからないうちに、わかったように思うこと。[類]早合点[はやがてん]・早とちり **はやばまい【早場米】** [图]とりいれの早い地方でできる米。↔遅場米[おそばまい] **はやばや【早早】** [画]予想よりもずいぶん早いようす。「―とやって来る」 **はやばん【早番】** [图]交替制の職場などで、早く勤務する番。↔遅番 **はやびけ【早引け】** [图]「きめられた時刻より早く、学校や勤めさきから帰ること。早退。はやびき。 **はやぶさ【×隼】** [图]ハヤブサ科の鳥。勇猛[ゆうもう]で、飛ぶスピードもきわめて速く、他の鳥や小動物を捕食[ほしょく]する。タカ狩りに使われる。 **はやまよしき【葉山嘉樹】** [人][圈]一八九四—一九四五年。昭和期の小説家。福岡[ふくおか]県生まれ。雑誌「文芸戦線」に参加して、前期プロレタリア文学を代表する作家となった。小説「淫売婦[いんばいふ]」「海に生くる人々」「セメント樽[だる]の中の手紙」など。 **はやまる【早まる】** [国]①時間・時期が早くなる。「開場が―」②考えや準備がたりない状態。また、その時機に至っていない状態でものごとをして、うまくいかなくなる。「早まった考えは起こすな」 **はやみち【早道】** [图]①〈名・スル〉目的地に早く着く道。「―して帰る」②〈名〉ものごとを早くなしとげる簡単な方法。「出世のー」[園]近道 **はやみひょう【早見表】** [图]調べたいことがひと目ですぐわかるようにつくった表。「星座―」 **はやみみ【早耳】** [图]情報やうわさを早く聞きつけること。また、情報やうわさを聞くのが人一倍早い人。 **はやめし【早飯】** [图]①定刻より早く食事すること。②めしの食べかたが早いこと。 <1113> **はやめる【早める】** [下]予定よりも早くする。時期を急ぐ。「足を―」「着工を―」 **はやり【流行】** [图]そのときの人々の好みに合って、一時的にもてはやされること。また、そのときどきにはやるもの。「りゅうこう」とも。「いまーの服装」 **はやりうた【《流行歌】** [图]その時代の大衆に好まれて、盛んにうたわれる歌。流行歌[りゅうこうか]。 **はやりかぜ【流行風邪】** [图]「流行性感冒[りゅうこうせいかんぼう]」のこと。インフルエンザ。 **はやりすたり【流行り廃り】** [图]はやることで、すたれること。「―が激しい」 **はやりめ【『流“行目】** [图]「流行性結膜炎[りゅうこうせいけつまくえん]」のこと。 **はやりやまい【《流“行病】** [图]「伝染病」「流行病」の古い言い方。 **はやる【《流行る】** [国]●病気が広がる。「悪性の風邪[かぜ]がー」②店が繁盛[はんじょう]する。「よく―店」③多くの人の好みに合って広まり、もてはやされる。「髪[かみ]の短いのがー」 **はやる【逸る】** [国]早くしたいと気持ちばかりが前に進む。また、勇みたつ。「―心をおさえる」「血気に―」 >「つかいわけ」「急ぐ」を見よ。 **はやわかり【早分かり】** [图]すぐに理解すること。②簡単に理解できるようにくふうした解説書など。「古典文法―」 **はやわざ【早業】** [图]すばやくて、みごとなわざ。「目にもとまらぬ―」 **はら【原】** [图]広びろとした平地。また、雑草のおいしげった土地。「すすきのー」「―っぱ」 **はら【腹】** [图]造語①〈名〉胃や腸などのある部分。また、胃や腸。おなか。「―の足し」「―をこわす」「背に―は代えられない」「痛くもない―を探られる」↔背②母親が子を宿すところ。胎内[たいない]。「―を痛めた子」「―ちがい」③真ん中の、腹のようにふくらんだところ。「指の―」「筆の―」④心の中で考えていること。本心。また、気持ち。感情。「―を読む」「―を立てる」⑤ものにおそれない気力。度胸。度量。「―がすわる」「―が太い」▼④⑤は「肚」とも書く。⑥〈造語〉魚の卵巣[らんそう]などを数えることば。「たらこ二―」 >腹が黒い 悪い考えをもっている。はらぐろい。 >腹が減っては戦[いくさ]ができぬ 空腹ではいいはたらきができないから、まず腹ごしらえをしなさい。 >腹に一物 心の中に何かたくらみがあること。 >腹に収める 聞いたことを人にもらさない。 >腹に据えかねる あまりにひどくて、いかりをとてもがまんできない。 >腹の皮がよじれる あまりのおかしさに大笑いするようす。 >腹の虫がおさまらない しゃくにさわってがまんできない。 >腹も身の内 暴飲暴食はつつしむべきだということ。 >腹を抱える 大笑いする。笑いころげる。 >腹をくくる どのような結果になってもあわてないように心をきめる。覚悟[かくご]する。[類]腹を据える >腹を肥やす 不正な方法で個人的な利益をえる。[類]私腹を肥やす >腹を探る それとなく、相手の考えていることを知ろうとする。 >腹を割る 本心をかくさずうち明ける。「たがいに腹を割って話す」 **はらい【払い】** [图]代金などをしはらうこと。しはらい。「―を済ます」「―がたまる」 **はらい【×祓い】** [图]神に、罪や災いなどが生じないように、また、きよめられるようにいのること。きよめの儀式[ぎしき]。また、そのときに読み上げることば。 **はらいこむ【払い込む】** [国]かねをきちんと納入する。「入学金を―」 **はらいさげる【払い下げる】** [下]□国や役所が所有しているものを、民間に売りわたす。「土地を―」 **はらいせ【腹〝癒せ】** [图]腹立ちを、すじの通らないようなことをして晴らすこと。「―に暴力をふるう」 **はらいた【腹痛】** [图]腹が痛むこと。ふくつう。 **はらいのける【払い』除ける】** [下]ふりはらうようにして除く。「災難を―」 **はらいもどす【払い戻す】** [国]日精算して余分の金額を返す。「特急券を―」②預かっていたかねをその人にしはらう。「預金を―」 **ばらいろ【×薔薇色】** [图]うすくれないの色。また、明るい希望に満ちた状態のたとえにも使う。「―の人生」「―の未来」 **はらう【払う】** [国]借りたかねや物の代金をわたす。「代金を―」「賃金を―」②不要なものをとりのぞいたり、売りわたしたりする。「すすを―」「古書を―」③気持ちをその方向に向ける。「注意を―」「敬意を―」④横にすくうようにする。「足を―」 **はらう【×祓う】** [国]災いなどを除くために、神にいのってきよめること。「たたりを―」「身のけがれを―」 **バラエティー** [图]①変化。多様性。「―に富む」②歌・おどり・劇などで構成するショー番組。娯楽番組。「バラエティーショー」の略。「variety **ばら【×薔薇】** [图]バラ科の落葉低木をまとめた呼び方。花は美しく、かおりが高い。枝にとげがある。観賞用で、品種も多い。香水の原料になる。 **ばら** [图]①もとはひとまとまりのものを一つ一つはなすこと。「―で売る」②「ばら銭」の略。 **はらがけ【腹掛け】** [图]胸から腹にかけておおい、背中で結ぶ職人用の作業着[さぎょうぎ]。また、子供の寝冷え予防のために着せるもの。はらあて。 **はらから【〝同胞】** [图]◎同じ母から生まれた兄弟姉妹[きょうだいしまい]。 <1114> ②同じ国の国民。「どうほう」とも。 **はらぐあい【腹具合】** [图]胃腸の調子。「―が悪い」 **パラグアイ** [国名]正式国名は、パラグアイ共和国。南アメリカ大陸の中央部にある国。カッサバ・マテ茶・ダイズなどの栽培[さいばい]や牧牛が盛ん。面積約四一万平方㌔。首都アスンシオン。主要言語、スペイン語・グアラニー語。 **はらくだし【腹下し】** [图]「[函]⊕腸を悪くして下痢[げり]をすること。はらくだり。②便通をよくするための下剤[げざい]。 **パラグラフ** [图]文章で、あるまとまった内容をもつ一部分。節。段落。「paragraph **はらぐろい【腹黒い】** [圏]心の中で悪いたくらみをしている。「―やつだから注意しろ」 **はらげい【腹芸】** [图]芝居で、役者がせりふや動作でなく、思いいれや表情などで、その人物の気持ちを表現すること。②度胸や経験によって相手の出かたをはかり、自分の思うようにたくみにものごとを処理すること。「―のできる人物」 **はらごしらえ【腹×拵え】** [图][囮]仕事などにとりかかる前に、食事をして腹を満たしておくこと。 **はらごなし【腹ごなし】** [图]「食後、消化を助けるためにおこなう軽い運動。「―に散歩する」 **パラシュート** [图]上空から人やものを安全に落下・着地させるための、かさ形の装置。落下傘[らっかさん]。- parachute **ハラショー** [囮]すばらしい。よろしい。- khorosho **はらす【晴らす】** [国]迷いや不安などをとりのぞいて、さっぱりさせる。「気分を―」「うらみを―」 **はらす【×腫らす】** [国]皮ふがふくれた状態にする。はらせる。「目を泣き―」 **ばらす** [国]まとまっているものを、ばらばらにする。「機械を―」[類]解体する②秘密を世間に知れるようにする。「悪事を―」[類]暴露する③人を殺す。「声を立てると―ぞ」 >「つかいわけ」→「暴[あば]く」を見よ。 **バラスト** [图]道路や線路にしく、小石や砂利[じゃり]。また、船を安定させるために船底[せんてい]につむ砂利など。バラス。|ballast **ばらせん【ばら銭】** [图]こぜに。はしたぜに。 **パラソル** [图]かさ。とくに、女性用の洋風日がさ。「ビーチー」| parasol **パラダイス** [图]楽しさの満ちあふれている楽園。天国。「この世の―」 | paradise **はらたかし【原敬】** [闪][图]一八五六——一九二二年。明治・大正期の政治家。盛岡[もりおか]生まれ。官界・新聞界を経て政友会に参加し、初の平民宰相[さいしょう]として政党内閣を組織したが、東京駅頭で暗殺された。 **はらだたしい【腹立たしい】** [圏]腹が立ってしゃくにさわる。「自分のいくじのなさが―」 **はらちがい【腹違い】** [图]父は同じであるが、母が別であること。また、その兄弟姉妹[きょうだいしまい]。異腹。異母。「―の弟」☆種違い **パラチフス** [图]二類感染症の一つ。パラチフス菌[きん]によって起こる、急性の消化器病。発熱や下痢を起こすが、腸チフスより軽い。-Paratyphus **バラック** [图]まにあわせのために、かりに建てた小屋。仮設住宅。ほったて小屋。一barrack **ばらつく** [国]雨などがばらばらと降る。「小雨[こさめ]がー」 **はらつづみ【腹鼓】** [图]ふくれた腹をつづみのように打ち鳴らすこと。「たぬきの―」▽誤って「はらづつみ」とも。 >腹鼓を打つ おなかいっぱい食べて満足なようす。 **はらっぱ【原っぱ】** [图]雑草などの生えたあき地。「―で遊ぶ」 **ハラッパ** [圏]パキスタン北東部パンジャブ地方にあるインダス文明の都市遺跡[いせき]。青銅器や彩色土器などが出土。- Harappā **はらづもり【腹積もり】** [图]「これから起こる出来事に対する心の準備や、およその計画。「―がくるう」[園]心積もり **パラドックス** [图]↓「ぎゃくせつ(逆説)」 - paradox **パラノイア** [图]精神病の一つ。偏執病。妄想症。体系的に妄想を広げることが特徴とされる。パラノイヤ。| paranoia **はらばい【腹這い】** [图]腹を下にしてねそべること。また、その姿勢ではうこと。 **はらはちぶ【腹八分】** [图]満腹になるまで食べないで、少しひかえめにしておくこと。腹八分目[はちぶんめ]。「―に医者いらず」 **はらはら** [画]「軽くて小さなものが、静かに次々と落ちて散るようす。「木の葉が―と散る」「―となみだを流す」②ことのなりゆきを非常に心配するようす。「決勝戦を―して見まもる」 **ばらばら** [圆形][曲]①〈副〉やや重みを感じるようなつぶが、次々と乱れおちるようす。「あられが―降る」「石が―と落ちる」②まとまっていたものが散らばるようす。「会場から―出てくる」①〈形動〉まとまりがないようす。「みんなの気持ちが―になる」「―の紙をつなぐ」[類]てんでんばらばら **パラフィン** [图]石油からとれる、白色半透明[はんとうめい]のろう状の固体。ろうそくやクレヨンの原料。石[せき]ろう。パラピン。「paraffin **パラフレーズ** [圏]とわかりやすく言いかえたり、説明したりすること。| paraphrase **はらぺこ【腹ぺこ】** [图]非常に空腹であること。くだけた言い方。 **パラボラアンテナ** [图]おわん形のアンテナ。衛星放送の受信などに使う。▷ parabolic antenna から。 **はらまき【腹巻き】** [图]腹に巻きつけるメリヤスや毛糸の広い布。腹の冷えるのを防ぐ。 <1115> **ばらまく**【ばら撒く】 あちこちに、まきちらす。「選挙でかねを―」 **はらむ**【孕む】 ①腹に子供ができる。みごもる。 ②内側にいっぱいもっている。「危険を―」 **はらもち**【腹持ち】 食べたものの消化がおそくて、腹の中に長くたまっていること。「餅[もち]はーがいい」 **バラモン**【婆羅門】 ①バラモン教。また、バラモン僧[そう]。 ②インドのカースト制度で、最高位の身分階級。「婆羅門」は梵語の音訳。 **バラモンきょう**【バラモン教】 仏教以前、古代インドでおこなわれていた宗教。「ヴェーダ」を聖典とする。ヒンドゥー教の前身。 **バラライカ** ウクライナの民族楽器。ギターに似たネック形で、三本の弦[げん]と三角形の胴[どう]をもち、指ではじいて演奏する。balalaika **はらわた**【腸】 ①動物の内臓。おもに大腸と小腸。「魚の―」「酒がーにしみる」 ②ウリやカボチャなどの種子を包んでいる、綿のようなやわらかい部分。わた。 ③こころ。精神。 **腸が腐る** 精神が堕落する。根性[こんじょう]が救われない状態になる。 **腸がちぎれる** 悲しさやつらさが、がまんのできないほどである。[類]断腸の思い **腸が煮えくり返る** 腹が立ってがまんのできないほどである。 **腸を断つ** 悲しみにたえられない。「―思い」[類]断腸 **はらん**【波乱・波瀾】 ①ものごとに変化や起伏のあること。「―万丈」 ②もめごと。騒動。ごたごた。「―を起こす」▼「瀾」は大波のこと。「破乱」は誤り。 **はらん**【葉蘭】 ユリ科の常緑多年草。葉は深緑色で大きく楕円形。観賞用。 **バランス** つりあい。平衡[へいこう]。「―をとる」「―オブパワー」balance **バランスシート** 資産・負債・資本を並べ、損得の状態がわかるようにまとめた一覧表。貸借対照表。balance sheet **はらんばんじょう**【波乱万丈・波瀾万丈】 非常に変化に富んでいること。「―の生涯」[類]波乱重畳[反]平々凡々▽波が非常に大きく高いという意味から。 **パラリンピック** 身体障害者の国際スポーツ競技大会。正式名は「国際ストーク・マンデビル競技会」。オリンピック開催[かいさい]国でオリンピックにひき続いておこなわれる。▽paralysis (=麻痺)と Olympic (=オリンピック)を合わせた語。Paralympics **パラレル**[形動] 平行。並列。相似。「―な関係にある」parallel ②スキーで、二本の板を平行にそろえてすべること。 **はり**【針】 ①細くてさきのとがった道具。ぬい針・釣[つ]り針・レコード針・注射針・時計の針など。 **針のある言葉** 敵意があり、人の心を傷つけることば。[類]とげのある言葉 **はり**【鍼】 針に似た細い金属をからだにさして治療[ちりょう]する方法。また、その治療用の針。「―をうつ」 **はり**【張り】 ①[造語]、[名]◎ひきしまっていて、たるみがないこと。「―のある声」 ②ものごとに向かっていこうという意欲。はりあい。「生活に―が出る」「気持ちの―を失う」 ③[造語]弓・ちょうちん・かさ・蚊帳などを数えることば。「ちょうちん一―」 **はり**【梁】 建物で、屋根を支えるために、柱の上にわたした横木。「―につくったつばめの巣」 **はり**【玻璃】 ①仏教でいう七宝[しっぽう]の一つ。水晶[すいしょう]。 ②「ガラス」の別名。「―窓」「―のさかずき」 **ばり**【張り】[造語]「~張り」の形で、①有名な人に似ていることをあらわす。「ピカソ―の絵」▽ふつう、かな書き。 ②張りめぐらしてあることをあらわす。「鏡―の部屋」「絹―の箱」 **パリ** フランスの首都。エッフェル塔[とう]・ルーブル美術館などがあり、世界の芸術や流行の中心地としても知られる。▽「巴里」と当てる。Paris **はりあい**【張り合い】 ①たがいに張りあうこと。対抗[たいこう]。「意地の―」[類]競争 ②やりがいや手ごたえのあること。「―のある仕事」 **はりあう**【張り合う】 たがいに競争する。対抗[たいこう]して競[きそ]いあう。「地位を―」 **はりあげる**【張り上げる】 しゃべったり、歌ったりするときに、声を高く強く出す。「大声を―」 **バリウム** 金属元素の一つ。銀白色でやわらかく酸化しやすい。元素記号 Ba ②「硫酸バリウム」の略。X線検査の造影剤[ぞうえいざい]に使う。barium **バリエーション** ①変化。変形。「―をつける」 ②変奏曲。variation **はりかえる**【張り替える】 古くなったものを、新しく張りなおす。「しょうじを―」 **はりがね**【針金】 金属を細長く線状に延ばしたもの。 **はりがみ**【張り紙・貼り紙】 宣伝や告知などのために、人目につくところにはりつけた紙。ポスター。また、注意や意見を書きつけて、本などにはりつけておく紙。付箋[ふせん]。「遊泳禁止の―」 **バリカン** 頭髪をかる道具。くし形の二枚の刃[は]の往復運動によって、髪[かみ]をはさみ切る。▽製作所の名、Bariquand et Marreから。 <1116> **ばりき**【馬力】 ①[造語]、[名・造語]仕事率の単位。一馬力は、一秒間に七五キログラムの物体を一メートル動かす力。 ②[名]仕事をする精力や体力。「あの人はーがある」 **はりきる**【張り切る】 ①やる気に満ちている。目的に向って元気があふれでている。「張り切って練習する」 ②ぴんと張る。「張り切った筋肉」 [つかいわけ]張り切る・意気込む=「張り切る」は、近づいて来る目的に対して用意し、張りつめている受け身の状態。「意気込む」は、目的に向かって気合いがはいっている、攻撃[こうげき]的姿勢。 **はりくよう**【針供養】 二月八日、または一二月八日に、折れた針を集めて供養する行事。針納め。 **バリケード** 敵の進入を防ぐために道路や建物の入り口などに、車・土嚢[どのう]・れんがなどでつくった応急の障害物。防塞[ぼうさい]。「―を築く」barricade **ハリケーン** 西インド諸島やメキシコ湾[わん]付近で多く発生する、強い熱帯性低気圧。暴風雨。[類]台風・サイクロン | hurricane **はりこ**【張り子】 木の型に紙を重ねてはり、かわいてから型をぬきとったもの。また、はりぼて。 **張り子の虎** 見かけは強そうだが、実際は弱いこと。見かけだおし。 **はりこみ**【張り込み】 張りこむこと。見張りをすること。「―の刑事」 **パリコミューン** 普仏戦争休戦後の一八七一年、パリに成立した、史上初の市民・労働者による革命自治政府。政府軍の武力によって約三か月で崩壊した。- Commune de Paris **はりこむ**【張り込む】 ①犯人などのあらわれるのを待機して見張る。「刑事が犯人の自宅に―」 ②思い切ってたくさんのかねをつかう。「今回はずいぶんと張り込んだものだ」 **パリさい**【巴里祭】 七月一四日のフランス革命記念日の日本での呼び名。▽映画の原題「七月一四日」を「パリ祭」と訳したことから。 **はりさける**【張り裂ける】 ①いっぱいにふくれて、やぶれる。「ごみぶくろが―」 ②激しい感情で、胸が破れるほどいっぱいになる。「胸も張り裂けんばかりの悲しみ」 **ばりざんぼう**【罵詈讒謗】 ひどく悪口を言うこと。また、その悪口。[類]罵詈雑言 **パリジェンヌ** フランスのパリで生まれ育った女性。パリ娘[むすめ]。☆パリジャン | parisienne **はりしごと**【針仕事】 衣服などをぬう仕事。ぬいもの。裁縫[さいほう]。 **パリジャン** フランスのパリで生まれ育った男性。パリっ子。☆パリジェンヌ | parisien **ハリス**[人]一八〇四—七八年。アメリカの外交官。幕末の駐日[ちゅうにち]総領事・公使。一八五六年、下田[しもだ]に来航し、下田条約・日米修好通商条約を結んだ。著書に「日本滞在記」。Townsend Harris **ばりぞうごん**【罵詈雑言】 ひどいことばでののしること。また、そのことば。「―を浴びせる」[類]罵詈讒謗 **はりたおす**【張り倒す】 平手などでなぐりたおす。「張り倒してやりたいくらいにくらしい相手」 **はりだし**【張り出し】 ①張りだすこと。また、張りだしたもの。 ②はり紙。▽「貼り出し」とも書く。 ③すもうで、番付[ばんづけ]の欄外[らんがい]にしるすこと。また、欄外にしるされた力士。▽ふつう、「張出」と書く。張出大関[おおぜき]は正大関に次ぐ大関という意味。 **はりだす**【張り出す】 ①外へ出っぱる。外側に広がる。「ひさしを―」「高気圧が―」 ②人目につくように、かべなどにはって出す。「掲示板に―」[類]掲示する▽「貼り出す」とも書く。 **はりつけ**【磔】 昔の刑罰[けいばつ]の一つ。からだを柱や板にしばりつけて、やりで突っき殺すもの。「―の刑」 **はりつける**【張り付ける・貼り付ける】 ①紙などを広げて、のりやピンで他のものにくっつける。「切手を封筒に―」 ②新しくて見ばえのするようす。「―した洋服」 ③厚い紙や板などが、破れたり割れたりする音。▼「ぱりっと」とも。 **はりつく**【張り付く】 ①ものがぴったりとくっつく。「シールが―」▽「貼り付く」とも書く。 ②ずっとはなれずくっついている。「取材のために一日じゅう張り付いて歩きまわる」 **はりつめる**【張り詰める】 ①すみからすみまでいっぱいに張る。「湖に氷がー」「タイルを―」 ②気持ちをひきしめる。緊張[きんちょう]する。「気を―」「張り詰めた表情」[反]緩む **はりて**【張り手】 すもうで、相手の顔を平手で打つわざ。「―をかます」 **はりとばす**【張り飛ばす】 平手[ひらて]で強くなぐりつける。「頬[ほお]を―」 **バリトン** 男声の音域の一つ。テノールとバスのあいだ。また、その音域をうけもつ歌手や管楽器。baritone **はりねずみ**【針鼠】 ハリネズミ科の哺乳[ほにゅう]動物。背中いちめんにかたい針状の毛が生えていて、敵に会うとこれを立てて身を守る。 **はりのごとく**【鍼の如く】[作品]一九一四年。長塚節[ながつかたかし]の歌集。結核末期の作者が、写生の手法を用いて、自然と人間の交感の象徴的世界をうたったもの。小説「土」に続く内容の連作短歌。 **はりばこ**【針箱】 裁縫道具を入れておく箱。 **ばりばり** ①かたいものをこわしたり、かんだりする音。「せんべいを―食べる」 ②威勢のいいようす。「―と仕事をこなす」 **はりばん**【張り番】 見張って番をすること。 <1117> **はんかん(反間)苦肉の策** [だく]敵を仲間割れさせるために、苦労してめぐらす策略。 **はんかんはんみん【半官半民】** [国]政府と民間とが共同で出資して事業をおこなうこと。 **はんがんびいき【判官贔屓】** [图]↓「ほうがんびいき」 **はりぼて【張りぼて】** [图]木・竹で編んだかごに紙をはってつくったもの。芝居の小道具や張り子など。 **はりま【×播磨】** [图]旧国名。今の兵庫県南西部。山陽道の一国。播州[ばんしゅう]。「―灘[なだ]」「―国風土記」 **はりめぐらす【張り巡らす】** [国]まわりいちめんを囲むように張る。はりめぐらせる。「池に柵[さく]を―」「情報網[じょうほうもう]を―」 **バリュー** [名][造語]ねうち。価値。「ネームー」「ニュースー」 「value **はる【春】** [图]四季の一つ。三月から五月までの期間。草木が芽を出し、花が咲く季節。「―めく」②新年。正月。▽陰暦では正月から三月までが春。立春と正月がほぼ重なっていたので、新年のことを「新春」「初春」ともいう。③もっとも勢いの盛んな時期。最盛期。「わが世の―」④若い時。青年期。青春。「人生の―」『はじめのころを「早春[そうしゅん]」「初春[しょしゅん]」「春先[はるさき]」、中ごろを「春たけなわ」、終わりのころを「晩春[ばんしゅん]」「暮春[ぼしゅん]」「惜春[せきしゅん]」「行く春」などという。厳しくつらい冬のあとの、待ち望んだ楽しい時期というたとえにも使う。「ようやくわが家[や]にーがめぐってきた」 **はる【春】** [作品名]一九〇八年。島崎藤村の長編小説。北村透谷[きたむらとうこく]ら自我に目覚めた「文学界」同人たちが、透谷の自殺を機に、それぞれの青春を歩みはじめるまでの交友をえがく。 **はる【張る】** [日][国]のびひろがる。いちめんをおおう。また、四方八方に広げる。「根がー」「氷が―」「くもが巣を―」「アンテナをー」②はちきれそうに、ふくれる。「腹が―」③液体を容器にいっぱいにする。「ふろに水を―」「椀[わん]にしるを―」④つき出ている。また、つき出すようにする。「あごがー」「ひじを―」「胸を―」⑤たるみのない状態である。また、たるみがないようにする。「かたが―」「気が―」「ギターの弦[げん]を―」⑥数量が大きい。「値[ね]が―」「かさがー」⑦もうける。また、構える。「宴[えん]を―」「店を―」⑧盛んにする。また、大きくする。「勢力を―」「欲を―」「声を―」⑨対抗する。競争する。また、おしとおす。「敵の向こうを―」「意地を―」「強情[ごうじょう]を―」「論陣を―」「見えを―」⑩平手で横にはらうように打つ。「一発横っつらを―」『ほかに、「一レースに一〇万円を―(=かける)」「犯人の家の前で―(=見張る)」「ずいぶん気を張った(=気前よくかねをはずむ)つもりだ」などの使いかたもある。 **はる【×貼る】** [国]のりで接着する。たいらでうすいものを打ちつける。「紙を―」「タイルを―」「切手を―」 **ばる** [造語]『「~ばる」の形で』…のようになる。また、その程度がはなはだしくなる意味をあらわす。「格式―」「かさ―」「欲―」▽体言に付く。 **はるいちばん【春一番】** [图]二月末から三月初めにかけてふく、その年はじめての強い南風。春のさきがけとなる。 **バルーン** [图]気球。風船。「アドー」「balloon **はるか【×遥か】** [形動]時間や距離[きょり]のへだたりが大きく、途中[とちゅう]にさえぎるものがないようす。また、程度などが遠くへだたっていること。「―な昔」「―かなた」「―にすぐれている」 **はるかぜ【春風】** [图]春にふく、おだやかで暖かい風。「しゅんぷう」とも。 **バルカンはんとう【バルカン半島】** [图]ヨーロッパ南東部、黒海と地中海のあいだにある半島。民族が複雑に入[い]りくみ、紛争[ふんそう]が多い。 **バルコニー** [图]①西洋建築で、建物の外に張りだした、屋根のない手すりつきの台。露台[ろだい]。②劇場の二階席。|balcony **はるさき【春先】** [图]春の初め。早春。初春。 **バルザック** [人名]一七九九一一八五〇年。フランスの小説家。一〇〇巻におよぶ連作を総称して「人間喜劇」と呼び、資本主義社会に生きる人間の現実を全体的にとらえようとした。小説「ゴリオ爺さん」「谷間の百合」「ウージェニー-グランデ」など。| Honoré de Balzac **はるさめ【春雨】** [图]春、静かにしとしとと降る雨。②でんぷんからつくった、すきとおった糸状の食品。中華料理や酢のものなどに使う。 **はるさめものがたり【春雨物語】** [作品名]一八〇八年か。上田秋成[うえだあきなり]の作。読本[よみほん]。晩年の人生観や歴史観などを示す短編小説集。 **ハルシャーバルダナ** [人][色]五九〇?|六四七?年。古代インド、バルダナ朝の王。グプタ朝が衰退[すいたい]し、北インドを統一したが、死後、まもなく王朝は崩壊[ほうかい]した。仏教を保護し、中国から訪れた玄奘[げんじょう]を厚くもてなした。「 Harsa Vardhana **パルス** [图]脈搏[みゃくはく]。また、くり返し、短時間流れたり切れたりする電波や電流。「pulse **パルチザン** [图]正規軍とは別に、民衆の中から組織された戦闘部隊。一partisan **はるつげどり【春告げ鳥】** [图]「うぐいす」の別名。 **パルテノン** [图]紀元前五世紀、ギリシャのアテネに建てられた神殿[しんでん]。アテネの守護神をまつる。建築様式はドーリア式で、エンタシスの柱がある。|Parthenon **バルトかい【バルト海】** [图]スカンジナビア半島とヨーロッパ大陸に囲まれた内海。結氷期間は一年の三分の一をこえる。 **バルトさんごく【バルト三国】** [图]バルト海沿岸にあるエストニア・ラトビア・リトアニアの三つの共和国をまとめた呼び方。 **はるとしゅら【春と修羅】** [作品名]一九二四年。宮沢賢治の詩集。独自の宇宙観や宗教心から出た、修羅の意識にもとづく、いのりにも似た世界。 **はるのななくさ【春の七草】** [图]春を代表するとされる七種の草花。正月七日、七草粥[がゆ]に入れて食べる。 <1118> **はるばる** べる。セリ・ナズナ・ゴギョウ(=ハハコグサ)・ハコベ・ホトケノザ・スズナ(=カブ)・スズシロ(=ダイコン)。 秋の七草 **はるのななくさ** **はるばる【×遥遥】**[画]非常に遠くから、わざわざ。「―海をこえて訪ねてきた」「遠路―やってくる」 **バルブ**[图]①くだの中を流れる液体や気体の量を調整する装置。弁。「―をしめる」「―を開く」 @真空管。[valve] **パルプ**[图]木材などをつぶして繊維質をとりだしたもの。紙や化学繊維の原料となる。[pulp] **ハルマゲドン**[图]◎世界の終末に、善と悪とが最後の決戦をする場所。アルマゲドン。▽「新約聖書」ヨハネの黙示録から。 ②世界の終わり。「Harmagedon」 **はるめく【春めく】** [国]気候や自然のようすなどが春らしくなる。「すっかり春めいてきた」 **はれ【晴れ】** [图]①空が晴れていること。晴天。雲量」が二以上八以下。天気図の記号は[◎] ②はれやかなところ。また、公式の場所。「―の入学」式をむかえる」「――舞台』」「――の席」→褻[け] ③疑いがなくなること。「―の身となる」 **はれ【×腫れ】** [图]からだの一部分がふくれあがること。また、ふくれあがった部分。「―がひく」 **ばれいしょ【馬鈴薯】** [图]「ジャガ芋[いも]」の別名。 **ばれい(馬齢)を重[かさ]ねる** むだに年をとる。自分の年齢をへりくだっていうことば。 **バレエ**[图]おどりと音楽で物語や感情などを表現する舞台芸術。「クラシックー」「ballet」 **バレー**[圏]「バレーボール」の略。 **ハレーション**[图]強い光が原因で、写真や映像画面が白くぼやける現象。像のまわりに光の輪が写る。「―を起こす」「halation」 **ハレーすいせい【ハレー彗星】** [图]太陽のまわりを、楕円の軌道[巡り]をえがきながら、約七十六年で一周する彗星。▽周期性を証明したイギリスの天文学者ハレーの名から。最近では一九八六年に出現。ハリー彗星。 **パレード**[图][上]祭りなどのとき、はなやかに着かざり、集団で行進すること。また、その行列。「優勝一」 [parade] **バレーボール**[图]球技の一つ。一チーム六人または九人で、ネットをはさんで向きあい、ボールを相手コートに打ちこんで得点を競[きょう]。バレー。排球””。[volleyball] **はれがましい【晴れがましい】**[囲]おもてだっていて、はずかしいほど光栄なようす。「代表選手になれて―思いだ」「結婚式のような―席は苦手だ」 **はれぎ【晴れ着】** [图]公式の場に着ていく衣服。よそいき。「―姿」 **パレス**[图]宮殿。▽競技場や劇場などの娯楽施設に[紫]の名につけることも多い。[palace] **パレット**[图]絵の具をとき、まぜあわせて色をつくるための板。絵の具板。「―ナイフ」-[palette] **パレット**[图]フォークリフトで荷物を運ぶときの荷台。[pallet] **パレスチナ**[图]アジアの南西部、地中海東岸一帯の地域。ユダヤ教とキリスト教の発祥の地で、この二つの宗教とイスラム教との聖地であるエルサレムがある。一九四七年、国連はこの地をユダヤ人とアラブ人とで分割することを提案したが、アラブ人は拒否。四八年にはユダヤ人がイスラエルを建国、現在に至るまで紛争[乱]が続いている。[Palestina] **パレスチナかいほうきこう【パレスチナ解放機構】** [图]↓「ピーエルオー」 **はれつ【破裂】** [图][函]ものが破れてさけること。また、相談などがまとまらないでだめになること。「内臓―」「水道管が―する」「談判が―」[決裂] **はれつおん【破裂音】** [图]破裂するときに出る音。一度閉[とじ]たくちびるを瞬間的に開いて出す音声。カ行・タ行・パ行・ガ行・ダ行・バ行の子音[心]、[k][t][p][g][d][b]° **はれて【晴れて】**[画]困難などが解決して、正式に認められるようす。「―結婚式を挙げる」 **はればれ【晴れ晴れ】**[画]「心配やわだかまりがなく、気分がすっきりしているようす。「入試が終わって―する」 **はればれしい【晴れ晴れしい】**[圏]心に何も心配することがなく、すっきりして気持ちがよい。「―顔」 **はれぼったい【×腫れぼったい】**[圏]からだの一部がはれてふくらんでいるようだ。「寝不足で―目」 **はれま【晴れ間】** [图]●雨や雪などが降りやんでいるあいだ。「梅雨[っゅ]の―」 ②雲や霧の切れ間[も]。「―から太陽がのぞく」 **ハレム**[图]イスラム教徒の家で、女性たちの部屋[へ]。また、後宮[焉”]。ハーレム。▽もと、アラビア語で禁じられたところという意味。[harem] **はれもの【×腫れ物】** [图]おでき。できもの。 >腫れ物に触[だぁ]るよう 人のきげんをそこなわないように、おそるおそるあつかうようす。 **はれすがた【晴れ姿】** [图]日晴れ着を着た姿。 ②晴れがましい場所に出た姿。「一世一代の―」 **はれやか【晴れやか】**[形動]①空が明るく晴れわたっているようす。「――な青空」[晴朗][岱] <1119> na work から。和 ②なやみなどがなにもなく、心が明るくさわやかなようす。「―な笑顔[かお]」 ③明るくて、はなやかなようす。「―なよそおい」 **バレリー**[名]一八七一-一九四五年。フランスの詩人。抽象詩から出発し、詩集「若きパルク」を発表した。のちには文学や哲学に関するすぐれた批評活動をおこなった。「Paul Valéry」 **バレリーナ**[名]女性のバレエのおどり手。|ballerina **はれる【晴れる・×霽れる】**[下一]①天気がよくなり、青空が見えるようになる。「霧[きり]が―」 ②なやみや苦しみがなくなり、さっぱりした気分になる。「心が―」「疑いが―」「晴れて夫婦になる」 **はれる【×腫れる】**[下二]病気やけがなどのために、皮ふがふくれあがる。「親指が―」 **ばれる**[下二]かくしていたことなどが人に知られてしまう。「うそをついてもいつかは―」[同]発覚する・露顕する **ハレルヤ**[名]キリスト教で、感謝や喜びをあらわすことば。「―コーラス」▽ヘブライ語で、「主[しゅ]をほめたたえよ」という意味。|hallelujah **はれわたる【晴れ渡る】**[自五]雲一つなく、すっかり晴れる。また、すがすがしい気持ちがする。「晴れ渡った空のもと」「気分が―」 **ばれん【馬連・馬×棟】**[名]木版画で、版木に当てた紙を上からこする円形の道具。 **バレンタインデー**[名]二月一四日。愛を告白できる女性が男性におくりものをする。ホワイトデー▽ローマの司祭、聖バレンタインの殉教[じゅんきょう]した日から。|St. Valentine's Day **はれんち【破廉恥】**[名・形動]悪いこと、はずかしいことをしても平気でいられること。はじしらず。「―な行為」 **はろう【波浪】**[名]なみ。「―警報」 **ハロー**[感]①やあ。こんにちは。 ②もしもし。電話で呼びかけることば。|hello **ハローワーク**[名]「公共職業安定所」の新しい呼び名。「職安」の暗いイメージを除く目的で、一九九〇年、一般から公募してきめたもの。▽Hello work から。 **ハロゲン**[名]ふっ素・塩素・臭素・沃素[ようそ]・アスタチンなどの五元素をまとめた呼び名。他の元素と化合して塩[えん]をつくりやすい。ハロゲン元素。|Halogen **バロック**[名]一七世紀から一八世紀ごろのヨーロッパで流行した、建築や音楽などの芸術様式。均整[きんせい]を重視したルネサンスに対して、動き・技巧[ぎこう]・装飾[そうしょく]を重んじた。「―式」「―音楽」|baroque **パロディー**[名]有名な作品の特徴をうまくとらえ、それを誇張[こちょう]したり、からかったりしてつくりかえた作品。もじり。|parody **バロメーター**[名]ものごとの状態を知るための、はかりやものさしとなるもの。指標。「体重は健康の―」▽気圧計という意味から。|barometer **パワー**[名]ちから。能力。権力。「―がつく」「―ショベル」「ウーマン―」|power **ハワイアン**[名]ハワイ風の。また、ハワイ付近の音楽と結びついたポピュラー音楽。「―ギター」「―」|Hawaiian **はわたり【刃渡り】**[名]①刀・ナイフ・包丁などの刃の部分の長さ。「―一五センチの小刀」 ②刀の刃を上向きにして、そこを素足[すあし]でわたる芸。 **はん[反]** [ハン・ホン]かえす。かえる。もとにもどる。②ひっくりかえる。③相手にそむく。さからう。叛[そむ]く。●逆。正反対の。▼もと、手のひらをひっくり返す意味。一「反する」を見よ。 [タン]①尺貫[しゃっかん]法で、田畑の面積の単位。一町の一〇分の一。一〇畝[せ]。約九九二平方メートル。▽もと、「段[たん]」と書く。②布の長さの単位。並はばで、長さ約一〇・六メートル。▽もと、「端」と書く。 **はん[半]**[名]①二つに分けた一つ。また、二分の一のところ。さかば。②不完全な。中途[ちゅうと]の。⇔完③さいころの目の奇数[きすう]。「丁[ちょう]か―か」⇔丁 **はん[犯]**[名]きまりなどを破る。つみ。罪をおかした人。また、おかした罪の数を数えることば。「前科一―[ぱん]だ」▽もと、イヌが囲いを破って人にかみつく意味。 **はん[判]**[名]①はっきりしている。②はっきりと見きわめて、きめる。さばく。とくに、裁判所がさばくこと。③はんこ。印[いん]。④紙や本、衣類の大きさ。⑤昔の金貨。▼もと、刀で二つにきっぱりと切りわける意味。一◆「判じる」を見よ。 <1120> **はん**[判] はん[販] **はん**[坂] [土・4画 全8画 坂坂坂坂] 傾斜にしている道。さか。ハン 坂路[名]急坂[名]登坂[名][-スル]さか 坂道[名]男坂[名]女坂[名]上のぼり坂[名] **はん**[板] [木・4画 全8画 板板板板] ◎木材や金属などを平たくしたもの。いた。②印刷用に文字などをほったいた。圏版 ハン・パン 鋼板[名]合板[名]鉄板[名]/板書[名][-スル]掲示板[名]黒板[名]②板本[名]板行[名]いた 板[名]板の間[名]板張り[名]踏み板[名] **はん**[版] [片・4画 全8画 版版版版] ◎印刷するために、文字や絵をほったり、活字などを組んだりしたもの。②印刷して本をつくること。「―を重ねる」③戸籍簿。ハン 版画[名]版木[名]活版[名]写真版[名]木版[名]②版権[名]版元[名]改訂版[名]重版[名][-スル]初版[名]新版[名]③版図[名] **はん**[飯] [食・4画 全12画 飯飯飯飯] 米やムギをたいた主食。めし。また、食事。ハン 飯台[名]飯米[名]残飯[名]赤飯[名]日常茶飯事[名]夕飯[名]めし 飯粒[名]五目飯[名]昼飯[名]飯蛸[名]乾飯[名] **はん**[販] [貝・4画 全11画 販販販販] 品物を売る。あきなう。邇売☆購ハン 販売[名][-スル]販路[名]市販[名][-スル]販ぃさぐ **はん**[班] [王・6画 全10画 班班班班] ◎組みわけすること。グループ。「―に分ける」②わけあたえる。③席次。▼「斑[はん](=まだら)」は別字。ハン 班長[名]班別[名]一一班[名]救護班[名]班田収授[名]首班[名]班まつ **はん**[帆] [巾・3画 全6画 帆帆帆帆] 風で船を進めるために、マストに張る布。ほ。ほ ハン 帆船[名]帆走[名][-スル]出帆[名][-スル]満帆[名]帆掛け舟[名]帆柱[名] **はん**[伴] [イ・5画 全7画 伴伴伴伴] いっしょに連れていく。つきそう。つれ。ハン・バン 伴侶[名]同伴[名][-スル]/伴奏[名][-スル]相伴[名]ともなう 危険を伴う 伴天連[名] **はん**[畔] [田・5画 全10画 畔畔畔畔] ①そば。ほとり。②田のあぜ。くろ。ハン 河畔[名]橋畔[名]湖畔[名]②畔[名]畔ぁ」くら 畔ほとり **はん**[般] [舟・4画 全10画 般般般般] ①ものごとの種類。②めぐること。たび。回。ハン 一般[名]各般[名]諸般[名]全般[名]②過般[名]今般[名]既[副]先般[名] **はん**[搬] [手・10画 全13画 搬搬搬搬] 荷物を運ぶ。网送ハン 搬出[名][-スル]搬送[名][-スル]搬入[名][-スル]運搬[名][-スル] **はん**[煩] [火・9画 全13画 煩煩煩煩] ◎おもいなやむ。②やっかいで、めんどうくさい。わずらわしい。「―をさける」「―に堪えない」ハン・ボン 煩悶[名][-スル]/煩悩[名]②煩瑣[形動]煩雑[形動]煩多[形動]煩忙[形動]わずらう・わずらわす 思い煩ゃもう/人手を煩わす 煩うるさい **はん**[頒] [頁・4画 全13画 頒頒頒頒] 多くの人に配る。▽「領[りょう](=おさめる)」は別字。ハン 頒価[名]頒布[名][-スル]頒まつ 頒ゃける **はん**[範] [竹・9画 全15画 範範範範] ◎てほん。きまり。②限られたわくの中。くぎり。ハン 範例[名]規範[名]師範[名]典範[名]模範[名]②範囲[名]範疇[名]広範[形動]俺のり > 範を垂れる みずから実践[恋]して、てほんを示す。 **はん**[繁](繁) [糸・10画 全16画 繁繁繁繁] ◎植物や動物がどんどんふえる。しげる。②さかん。にぎわう。◎多くて、わずらわしい。簡ハン 繁華[形動]繁盛[名][-スル]繁殖[名][-スル]繁茂[名][-スル]②繁栄[名][-スル] <1121> **ばん【盤】** [図]●算盤[そろばん]。常盤[ときわ]。 **ばん【万】** [図]「まん」 **ばん【判/伴/板]** [図]→「はん」 **ばん【万】** [図]画①[「万〜ず」などの形で]どうしても…しない。「―やむをえず欠席する」②万に一つも。なにもかも。「―まちがいのないように」「―遺漏[いろう]なきよう」▼やや改まった言い方。 **ばん【判】** [図]↓はん[判]④(漢字項目) **ばん【晩/番/盤】** [図]↓漢字項目を見よ。 **バン [VAN]** [図]付加価値通信網[もう]。情報の提供や通信ルートを選ぶことなど、情報に関するいろいろなサービスの受けられる通信網のこと。▷value-added networkの略語。 **パン** [図]小麦粉にイースト菌[きん]を加え、発酵させて焼いた食べもの。▽主食となるところから、生活のかてという意味でも使う。「人は―のみにて生くるものにあらず」「pão **パン** [図]―スル[造語]①〈名〉取っ手付きのなべ。手なべ。「フライー」①〈名・・スル〉カメラを固定したまま、左右(上下)にゆっくりと動かして撮影[さつえい]すること。●〈造語〉すべての。汎[はん]。「―アメリカン」「pan **パン** [図]ギリシャ神話で、こしから上は人間で下半身はヤギの姿をした、牧畜[ぼくちく]の神。牧羊神[ぼくようしん]。-P-| **ばん【蛮】** (蠻) [図]文化が開けていない。また、おこないが無作法であらあらしい。[類]野蛮 **はんい【範囲】** [图]限られた長さ・広がり・大きさ。「試験の―をきめる」「行動―」 **はんいご【反意語】** [圏]「反義語」に同じ。 **はんえい【反映】** [图][函]日光や色などが反射して映ること。「夕日が湖水に―する」②ある影響[えいきょう]が他にあらわれること。「議会に国民の意思を―させる」 **はんえい【繁栄】** [图][凸]社会的に、あるいは経済的に発展し、栄えること。「子孫の―をはかる」 **はんえいきゅうてき【半永久的】** [形動]ほとんど永久に近いようす。「―に使える」 **はんえり【半襟】** [图]襦袢[じゅばん]のえりにかける、かざりの布きれ。 **はんえん【半円】** [图]円を直径で二つに分けたときの片方。「―をえがく」 **はんおん【半音】** [图]音楽で、全音の半分の音程。長音階階ではミとファ、シとドのあいだが半音となる。 **はんか【反歌】** [图]長歌のあとにそえた短歌。長歌に歌いきれなかった思いを補足したり、長歌の内容をまとめたりしたものが多い。「万葉集」などにある。 **はんか【繁華】** [图][形動]人が多く集まっていて、にぎわうこと。「駅前の―街」 **はんが【版画】** [图]木・銅・石などの表面に絵をほり、絵の具やインクをぬって紙に刷ったもの。「木―」 **ばんか【晩夏】** [图]夏の終わりのころ。また、陰暦[いんれき]六月のこと。[圏]季夏↔初夏 **ばんか【×挽歌】** [国]人の死を悲しみなげく歌。▽もと、中国で死者のひつぎを挽[ひ]くときにうたった歌という意味から。「万葉集」の部立ての一つ。 **ハンガー** [图]洋服などをかけて、つるしておくもの。洋服かけ。「hanger **バンカー** [图]ゴルフ場で、障害物としてコースの中に設けられた大きなくぼみの砂地。「―ショット」「グラスー」「bunker **ハンガーストライキ** [图]抗議[こうぎ]やうったえの気持ちを強くあらわすために断食[だんじき]を続けること。ハンス <1122> ト。| hunger strike **ハンガーボード** [囝]ものをつるす金具を付けられるように穴を並べた板。▽hanger と board から。 **はんかい【半開】** [图]「[スッ]半分ほど開くこと。はんびらき。「花がーだ」「エンジンー」☆満開・全開 **はんかい【半壊】** [图][下]半分ほどこわれること。「建物がーする」↔全壊 **ばんかい【×挽回】** [图][下]失ったものやおくれたぶんをとりもどすこと。「失点を―する」「名誉[めいよ]、―」 **ばんがい【番外】** [图]きめられた番号や番組以外のもの。「―地」「一編」②ふつうとはちがって特別のもの。例外であること。「あのやりかたはーだ」 **はんがく【半額】** [图]きまった金額の半分の額。「子供は―」「―セール」↔全額 **ばんがく【晩学】** [图]年をとってから学問を始めること。 **ばんがく【蛮学】** [图]江戸初期、西洋の学術を研究した学問。▽ポルトガル人などの西洋人を南蛮人と呼んだことから。 **ばんがさ【番傘】** [图]竹の骨に油紙をはった雨[あま]がさ。 **ハンカチ** [图]あせや手をふく、小さな四角い布。ハンカチーフ。ハンケチ。「handkerchief **はんかつう【半可通】** [图][形画]知りもしないのに、いかにも知っているようにふるまうこと。また、知ったかぶりをする人。[圓]一知半解[いっちはんかい]の通人 **ばんカラ【蛮カラ】** [图][形動]服装やことばづかい・動作などを、ことさらあらっぽくてきたならしくすること。「―な学生」▽「ハイカラ」をもじったことば。 **ハンガリー** [国名]正式国名は、ハンガリー共和国。東ヨーロッパ中部の、ドナウ川中流域にある国。おもな産物はボーキサイト・コムギ・トウモロコシ。ハンガリー語は日本語と文法組織がかなり似ている。フィンランド語と同じくウラル語に属する。面積約九万三〇〇〇平方㌔。首都ブダペスト。主要言語ハンガリー語。▽「洪牙利」「匈牙利」と当てる。 **バンガロー** [图]屋根の傾斜のゆるい、ベランダ付きの平屋建ての家。▽もと、インドのベンガル地方独特の木造住宅をさした。②キャンプ地などの丸太小屋。山小屋。「bungalow **はんかん【反感】** [图]相手の行為や考えかたに対して、反発する気持ち。「―をいだく」「―をもつ」 >反感を買う 相手に反発の感情をもたれる。 **ばんかん【万感】** [图]心に起こるさまざまな感情。「―胸にせまる」 **はんかん(反間)苦肉の策** [だく]敵を仲間割れさせるために、苦労してめぐらす策略。 **はんかんはんみん【半官半民】** [国]政府と民間とが共同で出資して事業をおこなうこと。 **はんがんびいき【判官贔屓】** [图]↓「ほうがんびいき」 **はんき【反旗・×叛旗】** [图]主人にそむいて、反乱を起こすときに立てる旗。 >反旗を翻[ひるがえ]す 仕えている人に反抗[はんこう]する。反乱を起こす。[類]反旗を掲[かか]げる **はんき【半季】** [图]一つの季節の半分。また、一年はんの半分。「―に一度の大バーゲン」 **はんき【半期】** [图]一期間の半分。とくに、半年。「上[かみ]―の売上高」 **はんき【半旗】** [图]身分の高い人がなくなったときに、悲しみいたむ気持ちをあらわして、旗ざおのさきから三分の一ほど下げてかかげる旗。[厦]弔旗[ちょうき] **はんぎ【版木・板木】** [图]文字や絵などをほって凹凸をつけた木版用の刷り板。 **はんぎご【反義語】** [图]あることばに対して、それと反対の意味をあらわすことば。「天」に対する「地」、「太い」に対する「細い」など。反意語。反対語。対義語。↔同義語 **はんぎゃく【反逆・×叛逆】** [图]「[忍]政府や世間[せけん]にそむくこと。「―をくわだてる」「―児」[圓]謀反[むほん] >「つかいわけ」→「反抗[さい]」を見よ。 **はんきゅう【半球】** [图]球をその中心点を通る平面で二つに分けたものの片方。②地球を東西や南北に二分したものの片方。「東―」 **はんきょう【反共】** [图]共産主義に反対すること。「―政策」⇔容共 **はんきょう【反響】** [图]「[凶]音が山やかべなどに当たり、はねかえってくること。こだま。「声が部屋[へや]じゅうにーする」②あることがらや行動に対して起こる反応。「意外な―を巻きおこす」「―を呼ぶ」 **はんきん【半金】** [图]全体の金額の半分。「とりあえずーをしはらう」 **ばんきん【板金・×鈑金】** [图]金属を板状にうすく打ち延ばしたもの。いたがね。ブリキ。②金属板を加工すること。「―工」 **バンク** [图]①銀行。「メインー」「―ローン」②提供された情報などを登録・保管し、必要に応じて利用させる機関。「データー」「アイー」「bank **パンク** [图]①タイヤに穴があくこと。②ふくれすぎて破裂すること。集中しすぎて限界をこえること。「満員で会場が―しそうだ」「電話回線が―する」▽puncture から。 **ばんぐみ【番組】** [图]テレビ・ラジオの放送の順序や種目。また、勝負[しょうぶ]や演芸などの出しものの組みあわせ。その一覧表。プログラム。「テレビー」「すもうの―」『ふつう、「番組み」とは書かない。 **ハンググライダー** [图]金属でできたわくに布を張ったつばさで空を飛ぶスポーツ。ハングライダー。| hang glider **ハングリー** [形動]飢えているようす。貪欲[どんよく]なようす。 <1123> **ハングル** [图]朝鮮[ちょうせん]語をあらわす表音文字。一五世紀なかばに「訓民正音」の名で公布されたのに始まる。▽朝鮮語。大いなる文字という意味。 **ばんくるわせ【番狂わせ】** [图]勝負ごとなどで、予想外の結果になること。予想に反して格下の者が格上の者に勝つこと。 **はんけい【半径】** [图]円周や球面上の一点までの直線。また、その長さ。「行動―(=活動する範囲)」 **はんけい【判型】** [图]本の大きさ。「はんがた」とも。A5判・B6判・菊判・四六判など。 **パンケーキ** [图]小麦粉に卵や牛乳を加えて、フライパンでまるく焼いた菓子。一pancake **はんげき【反撃】** [名ースル]相手の攻撃に対して、逆にせめかえすこと。「―に転じる」[類]反攻 **ハンケチ** [图]↓「ハンカチ」 **はんけつ【判決】** [图]「裁判所が法律にもとづいて下す判断や決定。「―が下る」「一文」 **はんげつ【半月】** [图]半円の形に見える月。また、それに似た形。▽「はんつき」と読めば別の語。 **はんけん【版権】** [图]法律で定められた、本の印刷や出版を独占[どくせん]的におこなうことのできる権利。「小説の―を獲得する」↔出版権 **はんげん【半減】** [图]「半分ほどに減ること。「興味が―する」 **ばんけん【番犬】** [图]用心のために、家の番をさせるイヌ。「どろぼうよけに―を飼う」 **はんこ【判子】** [图]印[いん]。印鑑[いんかん]。「―をおす」 **はんご【反語】** [日][图]皮肉な意味をこめて、わざと反対の言いかたをすること。アイロニー。たとえば、遅刻した人に「ずいぶん早いね」と言ったりするなど。日[文法]疑問形を使って、話し手が実際はその逆の気持ちを強調する表現方法。「こんなひどい話があろうか」と言って、「こんなひどい話はない」ことを強調する言いかた。 **はんこう【反抗】** [图][忍]はむかうこと。逆らうこと。「命令に―する」→服従 >つかいわけ反抗・反発・反逆・謀反[むほん]||「反抗」は、権力・道徳・教育によって加えられる圧力に反対しながら、それに耐えて、いつかはそれにうち勝とうとする行動をとること。「先生に反抗する」「反抗期」。「反発」は、相手の意見や動きに対して、瞬間的にはねつけること。「相手の主張に反発する」。「反逆」は、国や世間[せけん]のやりかたに逆らうこと。「反逆精神」。家臣が仕えている主人にそむいて兵を起こすことは「謀反」という。「明智光秀[あけちみつひで]の謀反」。 **はんこう【犯行】** [图]法律にそむいて、罪になるおこないをすること。「―を重ねる」[類]犯罪 **はんごう【飯×盒】** [图]米を煮たたきすることのできるアルミニウムなどでつくった入れもの。「―炊飯[すいはん]」 **はんこつ【反骨・×叛骨】** [图]権力・権威に従わず、自分の考えをつらぬきとおす強い心。「―精神」 **ばんこう【蛮行】** [图]野蛮なおこない。乱暴なふるまい。「支配者の―に苦しむ」 **ばんごう【番号】** [图]順番をあらわすための数字。ナンバー。「―順に並ぶ」「―を打つ」「当選―」 **はんこうき【反抗期】** [图]子供が自我の発達にともない、親やまわりのおとなに対して、反抗的な態度をとる時期。三~四歳[さい]ころの第一反抗期と、一三~一四歳ころの第二反抗期とがある。 **ばんこく【万国】** [图]世界のすべての国。「公害問題は―共通のなやみだ」[圏]諸国 >万国の労働者よ、団結せよ ドイツの経済学者カール・マルクスの「共産党宣言」の結びのことば。 **ばんこく【万×斛】** [图]一万石。また、きわめて多い分量。「―のなみだ」▽「斛」は石[こく]のことで、約一八〇リットル。 **ばんこくはくらんかい【万国博覧会】** [图]世界各国の文化や産業の長さをしめすために、各国が参加して開かれる国際的な展覧会。万国博。万博[ばんぱく]。 **ばんこくゆうびんれんごう【万国郵便連合】** [图]「ユーピーユー」 **はんごろし【半殺し】** [图]暴力をふるって、死にそうな状態にすること。「―の目にあう」[圏]生殺し **はんこん【×瘢痕】** [图]皮ふや粘膜[ねんまく]に残った傷あと。「潰瘍[かいよう]の―がある」 **ばんこん【晩婚】** [图]ふつうよりも年をとってから結婚すること。↔早婚 **はんさ【煩瑣】** [图][形動]こまごまとしてわずらわしいこと。「―な入国手続き」[圏]煩雑 **はんざい【犯罪】** [图]法律にそむき、罪になるおこない。「完全―(=証拠[しょうこ]を残さない犯罪)」「―白書」[類]犯行 **ばんざい【万歳・万才】** [图][忍][圏]①〈名・スル〉めでたいこと。「ぶじに帰国できただけで―だ」②両手を挙げること。負けたという意思表示。「ついにーした」③うれしいときなどに両手をあげて、「ばんざい」と唱えること。「―三唱」①〈感〉とてもうれしいときに思わず発したり、何かを祝って唱えたりすることば。「合格だ、―」 **ばんさく【万策】** [图]考えつく、ありとあらゆる手段や方法。「もはやーつきた」 <1124> **はんさつ【藩札】** [图]江戸時代、各藩が発行し、その領内だけで通用した紙幣[しへい]。一六六一年に越前[えちぜん]福井藩が最初に発行してから、幕末までに一七〇〇種にもおよび、乱発の傾向[けいこう]にあった。 **はんざつ【煩雑】** [图][形動]ごちゃごちゃと入りまじって、めんどうなこと。「―な手続きをふむ」[圏]煩瑣[はんさ]・厄介 **はんざつ【繁雑】** [图][形動]あつかうことがらがむやみに多くて、ごたごたとしていること。「事務がーをきわめる」 **ハンサム** [図][形動]顔や姿のよい男性。美男子。「―ボーイ」「handsome **はんさよう【反作用】** [图]物体に力を加えたときに、その力と同じ大きさで、正反対の方向にはたらく力。「作用―の原理」[圈]反動作用 **ばんさん【晩餐】** [图]とくにごちそうを用意した、改まった夕食。ディナー。「宮中一会」 **はんし【半紙】** [图]習字などで使う和紙。縦約二五㌢、横約三四㌢。▽もと、鼻紙用の延べ紙という和紙の一種を半分にして使ったことから。「かぞえ方 帖[じょう]・締め・束[そく] **はんじ【判事】** [图]高等裁判所長官と判事補を除く、下級裁判所(=高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所)の裁判官。▽最高裁判所と簡易裁判所の場合は、「最高裁判所判事」「簡易裁判所判事」という。 **ばんし【万死】** [图]①どうやっても命の助かる見こみのないこと。②何度も死ぬこと。「罪は―に値する」▼文章語。 >万死に一生を得る とても助かる見こみのなかった命が、かろうじて助かる。[厠]万死一生・九死に一生を得る **ばんじ【万事】** [图]すべてのこと。「一事が―」「―万端[ばんたん](=すべてのことがら)」 >万事休[きゅう]す もはやなすべき方法がない。何もかももうだめだ。[厠]万策尽[ばんさくつ]きる **パンジー** [图]↓「さんしきすみれ」「 pansy **はんしぜんしゅぎ【反自然主義】** [国][圖]自然主義に対立する文学上の考えかた。人生のみにくい面[めん]よりも、美しいものやよいものに目を向ける耽美主義や理想主義の立場をいう。 **はんした【版下】** [图]⊕印刷などの製版用につくった原稿[げんこう]や原図。②版木をほるためにはりつけた下書きや下図。 **はんしはんしょう【半死半生】** [四][国]死ぬか生きるかのせとぎわにあること。「―の目にあう」[圏]虫の息・瀕死[ひんし] **はんじもの【判じ物】** [图]絵や文字に別の形や意味をかくしておいて、人に当てさせるもの。「この挿絵[さしえ]にはーになっている」[類]なぞ **はんしゃ【反射】** [图]―』◎光や音などが、ものにぶつかってはねかえること。「太陽の光が鏡に―する」②生物の筋肉や腺[せん]などが、刺激[しげき]に対して無意識のうちに反応すること。「―運動」「条件―」 **はんしゃきょう【反射鏡】** [图]光を集めたり、光の方向を変えたりするときに使う鏡。平面鏡のほかに、天体望遠鏡の凹面[おうめん]鏡や自動車のバックミラーの凸面[とつめん]鏡がある。 **ばんしゃく【晩酌】** [图]「ご家庭で夕食のときに酒を飲むこと。また、その酒。「手料理をさかなに―する」 **ばんじゃく【盤石・×磐石】** [图]①大きな岩。「―の重み」②しっかりとしていて、簡単にはゆるげないこと。「―の備えで戦いに臨[のぞ]む」[類]堅固[けんご] **はんしゃてき【反射的】** [形動]ある刺激を受けて、意志とは関係なく、とたんに反応[はんのう]するようす。 **ばんしゃのごく【蛮社の獄】** [图]一八三九年、江戸幕府が外交政策を非難した者を弾圧[だんあつ]した事件。洋学者の渡辺崋山[かざん]や高野長英[ちょうえい]らがとらえられた。 **はんしゅ【藩主】** [图]江戸時代の藩の支配者。[厦]大名[だいみょう]・藩侯[はんこう] **はんしゅう【半周】** [图]「とまるい形の半分を回ること。また、円周の半分。「トラックをーする」 **ばんしゅう【晩秋】** [图]秋の終わりのころ。また、陰暦[いんれき]九月のこと。[類]暮秋[ぼしゅう]・季秋↔初秋・早秋 **ばんしゅう【×磐州】** [图]↓「いわき」 **ばんしゅう【×播州】** [图]↓「はりま」 **はんじゅく【半熟】** [图]ゆで卵が、じゅうぶんに固まっていない状態。「朝食に―卵を食べる」②くだものが、じゅうぶんに熟していないこと。「バナナは―の状態で出荷される」 **はんしゅつ【搬出】** [图][下]四重くて大きいものを運びだすこと。「美術展の作品を―する」↔搬入 **ばんしゅん【晩春】** [图]春の終わりのころ。また、陰暦三月のこと。[圓]暮春・季春↔初春・早春 **ばんしょ【板書】** [图]教室などで、チョークで黒板に書くこと。「方程式をーする」 **はんしょう【反証】** [图]「[忍]相手がこうではないかと考えていることがらを、否定するために示す証拠[あかし]。「―をあげて疑いを晴らす」 **はんしょう【反照】** [图]⊕てりかえし。その光。②ゆうばえ。夕日影。 **はんしょう【半焼】** [图]火事で、建物などが半分ぐらい焼けること。「物置[ものおき]を―する」↔全焼 **はんしょう【半鐘】** [图]火の見やぐらなどにある、火事の発生などを知らせるために打ち鳴らす小さな釣り鐘[かね]。「―の音でとび起きた」 **はんじょう【半畳】** [图]たたみ一枚の半分の大きさ。 >半畳を入れる 相手の話をからかったりやじをとばしたりする。半畳を打つ▽昔、見物人が芝居に不満なとき、しいていた小さなたたみを舞台[ぶたい]に投げいれたことから。 **はんじょう【繁盛・繁昌】** [图][函]店などがにぎわって栄えること。「商売―を願う」 **ばんしょう【万障】** [图]いろいろなさしさわり。「―おくりあわせのうえ、ご出席ください」 **ばんしょう【晩鐘】** [图]教会や寺院などが、夕方につき鳴らす鐘[かね]。「―がひびきわたる」 **ばんじょう【万丈】** [图]非常に高いこと。また、勢いの盛んなこと。「―の山々」「波乱―」「気炎[きえん]―」▽一丈は約三メートル。 <1125> >万丈の気を吐く たいへん意気ごみが盛んである。[爛]気炎万丈 **バンジョー** [圀]ギターに似た楽器。おもてにだけヒツジの革[かわ]を張った円形の胴に、ふつう五本の弦[げん]がある。アメリカ民謡[みんよう]などで使う。| banjo **はんしょく【繁殖・×蕃殖】** [图][乏]動植物が、どんどんふえること。「ねずみは―力が強い」 **はんじる【判じる】** [下]みわける。おしはかって判断する。はんずる。「真偽を―」 **はんしん【半身】** [圏]からだ全体の半分。とくに、上半身をさしていう。「パスポートに―像の写真をはる」☆全身▽「はんみ」と読めば別の語。 **はんしん【×阪神】** [图]大阪[おおさか]と神戸。また、大阪と神戸を一つにした呼び名。 **ばんじん【万人】** [图]↓「ばんにん」 **ばんじん【蛮人】** [图]文明が開けていない地域の人々。さげすんだ言い方。未開人。野蛮人。 **はんしんはんぎ【半信半疑】** [四][漢]なかば信じ、なかば疑うこと。うそかほんとうか迷うこと。「知らせを受けたときはーだった」▽「半真半疑」は誤り。 **はんしんふずい【半身不随】** [图]脳の障害のために、からだの右または左の半分が自由に動かせなくなる状態。「転落事故がもとで―になる」 **はんしんろん【×汎神論】** [图]神は万物の中に存在する、したがって万物は神そのものであるとする考えかた。パンセイズム。 **はんすう【半数】** [图]全体の半分の数。「三年ごとに―改選」 **はんすう【反芻】** [图]「ウシやラクダなどの草食動物が、一度のみこんだ食物を口にもどしてかみなおすこと。②くりかえし思い、味わうこと。「喜びを―する」「ラストシーンをーしてみる」[咀嚼]そしゃく **ハンスト** [图]「ハンガーストライキ」の略。 **パンスト** [图]「パンティーストッキング」の略。 **はんする【反する】** [研][変]反対になる。「予想に―結果となる」「期待に―」②違反[いはん]する。ちがっている。「学校の規則に―」 **パンセ** [作品名]一六七〇年。フランス、パスカルの遺稿[いこう]。人間の本性に対する深い観察とするどい分析を見せ、また、キリストに対するあつい信仰[しんこう]が見られる。「人間は考える葦[あし]である」という一節は有名。訳して「瞑想録」とも。| Pensées **はんせい【反省】** [图][函]自分のしたことをふりかえって、よかったところ、悪かったところを考えてみること。「―をうながす」 **はんせい【半生】** [图]一生の半分。「前―」▽「―をささげる」というと、一人前[いちにんまえ]になってからの大部分という意味で、「一生」に近い。 **ばんせい【晩生】** [图]農作物などが、ふつうよりおくれて成長すること。おくて。■【晩成】[图]ふつうよりおそくできあがること。年をとってから成功すること。「→大器―」 **ばんせい【蛮声】** [图]野蛮な声。下品な大声。「―を張りあげる」 **ばんせいいっけい【万世一系】** [四][選]一つの血すじが永久に続くこと。「―の皇室」 **ばんせいふえき【万世不易】** [四][国]永久に変わらないこと。万代不易。[国]万古不易 **はんせきほうかん【版籍奉還】** [图]一八六九年、薩摩・長州・土佐・肥前の四藩[はん]が、版(=土地)と籍(=人民)を朝廷[ちょうてい]に返したこと。他の藩もこれにならった。 **はんせつ【反切】** [图]中国で、漢字の字音をあらわすのに、他の二字で示す方法。「東」の音は「都籠切」で、「都」の[t]と「籠」の[on]とで[top]と示す。 **はんせつ【半切・半截】** [图]半分に切ること。「はがき―大の写真」②書画に使う唐紙[からかみ]などを半分に切ったもの。また、それにかいた書画。 **はんせん【反戦】** [图]戦争に反対すること。「―平和運動」↔主戦 **はんせん【帆船】** [图]帆[ほ]に受けた風の力で進む船。「模型の―」[類]帆掛け船・帆前船 **ばんぜん【万全】** [图]完全で、少しの手落ちもないこと。「―の策」「備えに―を期する」[類]十全 **はんぜんと【判然と】** [副]ものごとのありさまがはっきりしているようす。「きみの話は論旨が―しない」[類]歴然・明白 **ハンセンびょう【ハンセン病】** [图]癩菌[らいきん]の感染による慢性[まんせい]の感染症。皮ふや神経をおかされる。感染力は弱く、今は治療[ちりょう]が可能。レプラ。ハンセン氏病。▽穡菌の発見者、ノルウェーのハンセンの名から。 **はんそう【帆走】** [图][函]帆を張った船が風を受けて走ること。「ヨットがーする」 **はんそう【搬送】** [图][函]大きな荷物を車や船で運ぶこと。運搬・輸送。「コンテナを―する船」「[圏] **ばんそう【伴走】** [图]ズマラソンなどで、選手のそばについていっしょに走ること。「―車からテレビ中継する」 **ばんそう【伴奏】** [图]「[四]歌や中心となる楽器の演奏をひきたてるために、別の楽器で補助的に演奏すること。「コーラスにピアノーをつける」 **ばんそう【晩霜】** [图]四月から五月にかけて、暖かくなってから降りる霜[しも]。おそじも。↔早霜 **ばんそうこう【×絆創膏】** [图]傷口にはったり、ガーゼや包帯を固定したりするための紙や布。 **はんそく【反則・犯則】** [图][下][函]規則にそむくこと。規則をおかすこと。「―負け」 **はんぞく【反俗】** [图]世間[せけん]一般のやりかたに従わないこと。「―精神」 **ばんぞく【蛮族・×蕃族】** [图]野蛮な未開の民族。 **はんそで【半袖】** [图]ひじの上までの長さのそで。また、そのようなそでの服。 **はんた【煩多】** [图][形動]ものごとが多くて、わずらわしいこと。「世俗[せぞく]の―をさける」 **はんた【繁多】** [图][形動]用が多くていそがしいこと。「ご多忙のみぎり」[圏]繁忙[はんぼう] <1126> **はんだ【半田】** [图]なまりと錫[すず]の合金。金属をつなぎあわせるのに使う。「―づけ」▽「半田」は当て字。 **パンダ** [图]①ジャイアントパンダ。中国西部の山地にすむ哺乳[ほにゅう]動物。形はクマに似て、毛色は白いが、目のまわりや足など、からだの一部が黒色。笹[ささ]の葉などを食べる。②レッサーパンダ。タヌキに似た哺乳動物。尾が長い。中国南西部などにすむ。「panda **ハンター** [图]狩[か]りをする人。猟師[りょうし]。ほしいものを貪欲[どんよく]に追いもとめる人をたとえても使う。「知の―」「hunter **はんたい【反対】** [图][形動]①〈名・形動〉対立または逆の関係にあること。「右のーは左だ」「一側」[圏]逆①〈名・-スル〉相手の意見や立場などと逆の立場に立つこと。「ダムの建設に―する」[圓]対立・敵対 **ばんだい【番台】** [图]ふろ屋の入り口にある、見張りや料金受け取りのための高い台。また、その台に座る人。「―で料金をはらう」 **はんたいご【反対語】** [圏]「反義語」に同じ。 **はんたいせい【反体制】** [图]その時代の政治権力に反対する立場をとること。 **ばんだいふえき【万代不易】** [四][週]「万世[ばんせい]不易」に同じ。 **はんだくおん【半濁音】** [圏]パ・ピ・プ・ペ・ポの音。◇清音・濁音 **はんだくてん【半濁点】** [圏]パ行の半濁音をあらわすために、かなの右上に小さくつける「○」のしるし。↔濁点 **パンタグラフ** [图]電線から電気を引くために、電車や電気機関車の屋根にとりつけてある、ひし形の装置。集電器。一 pantograph **バンタムきゅう【バンタム級】** [图]ボクシングの体重別階級の一つ。アマチュアでは五一㌔をこえ、五四㌔以下。フライ級の上で、フェザー級の下。 **パンタロン** [图]すその広がったゆるやかなズボン。▽商標名。-pantalon **はんだん【判断】** [图]―[ズ]」ものごとの量とか価値とか真偽[しんぎ]などについて、注意深く証拠[しょうこ]を調べて考えたうえで、自分の意見をはっきりきめること。また、きめた内容。「―に苦しむ」「各自の―にまかせる」「価値―」「[圏]判定・決断▽「判」は刀(リ)で半分ずつに切ること。「断」は斤(おの)でものをたち切ること。つまり、ものごとを左右にはっきりと分けて決定すること。 **ばんたん【万端】** [图]すべてのことがら。「万事―」「用意―ととのう」[園]全般[ぜんぱん] **ばんち【番地】** [图]住んでいる場所や建物のある場所を示すために、土地を細かく区分した番号。「所[ところ]―を教える」[圏]住所 **ばんちょう【番長】** [国]中学校や高校などの非行少年・少女グループのリーダー。「―格の少年」 **ハンチング** [图]前にひさしのついた帽子。鳥打ち帽。▷hunting capから。 **パンツ** [图]ズボン。「ールック」「トレーニングー」②下腹部をおおう下着。一pants **ばんづけ【番付】** [图]すもうで、力士の名前を地位の順に書いたもの。また、あることについて、一位から順番に名前を書いた順位表。「——編成会議」「長者[ちょうじゃ]ー」▽ふつう、「番付け」とは書かない。 **はんてい【判定】** [图]「よしあしや勝ち負けなどを、どちらかにきめること。「―が下る」「写真―で着順がきまる」「―勝ち」 **ハンディ** [圀]「ハンディキャップ」の略。 **ハンディー** [形動]手に持って歩けるような。てがる。「―な辞書」「handy **パンティー** [图]女性用の下腹部をおおう下着。ショーツ。パンティ。| panties **パンティーストッキング** [圀]こしまでおおう、うすでの長くつ下。パンスト。▽panty stockings から。 **ハンディキャップ** [图]不利な条件。障害。②競馬やゴルフなどで、勝利の機会を均等にするために、強い者ほど大きく負わせる負担。▼「ハンディ」「ハンデ」とも。| handicap **はんていりつ【反定立】** [園]ある主張を肯定的にうけいれた「定立」の次の段階で、定立の矛盾[むじゅん]を自覚し否定する状態。アンチテーゼ。▽ドイツの哲学[てつがく]者ヘーゲルが説いた思考過程(=定立・反定立・総合)の二番目の段階をいう。 **ハンティング** [图][下]獲物[えもの]をねらって探しまわること。狩猟[しゅりょう]。| hunting **はんてん【反転】** [图]「ひっくりかえること。また、ひっくりかえすこと。「写真のネガをーしてポジにする」②向きを反対の方向に変えること。「ヘリコプターが―して着陸する」 <1127> **はんてん【半天】** [图]天の半分。また、空の中ほど。「南の―にのぼる月」[類]中天・中空[ちゅうくう] **はんてん【半纏・×袢纏】** [图]羽織りに似た、和服の短い上着。胸のひもや、えりの折りかえしがない。また、しるしぼんてん。「そろいの―を着る」 **はんてん【×斑点】** [图]表面のところどころに散らばっている点。「はしかは赤い―が出る」[類]ぶち **はんてんしゅうじゅのほう【班田収授の法】** [国]律令制下における土地制度。六年ごとに、満六歳[さい]以上の人々にきめられた面積の土地を口分田として分けあたえるもの。 **はんと【反徒・×叛徒】** [图]主人や国家に対して、反乱を起こしたり、それに加わったりした人。「―を鎮圧する」[類]謀反人 **はんと【版図】** [图]国の領土。領域。「―を広げる」▽戸籍[こせき]と地図のこと。 **ハント** [图]「[スル]あさること。とくに、異性の相手などをあさること。「ガールー」「hunt **ハンド** [图][造語]①〈名・造語〉手。また、手を使ってすること。「ークリーム」「―マイク」「ーメイド」①〈名〉「ハンドリング①」の略。「hand **バント** [图]野球で、バットにボールを軽く当てて、内野に転がすこと。「セイフティーー」「bunt **バンド** [图]布や革[かわ]でつくったひも。帯。「ヘアー―」「ブックー」②こしにしめる帯。革帯。ベルト。③ジャズや軽音楽の楽団。「ーマン」「band **はんとう【半島】** [图]海の中に長くつき出ている陸地。「下北[しもきた]―」▽「岬[みさき]」よりも大きい。 **はんどう【反動】** [图]①ある動きに対する正反対の動き。「株価暴騰のー」②ある物体が作用をおよぼしたとき、その反作用によって起こる変化。「車が動いた―でひっくりかえる」③世の中の進歩をきらって、古い時代にもどろうとする動き。「―勢力が強まる」[厦]保守 **ばんとう【晩冬】** [图]冬の終わりのころ。また、陰暦[いんれき]十二月のこと。[類]季冬↔初冬 **ばんとう【晩唐】** [国][語]中国、唐代の文学、とくに唐詩を四期に分けた、最後の一時期。八三六年から九〇六年まで。唐王朝の没落にともない、唐詩も衰退期で、艶麗[えんれい]・耽美[たんび]的な作風の詩が多い。おもな詩人は、杜牧[とぼく]・李商隠[りしょういん]など。▽他の三期は、初唐・盛唐・中唐。 **ばんどう【〝坂東】** [图]「関東」の古い言い方。▽箱根[はこね]の坂[さか]より東という意味。 **はんどうたい【半導体】** [图]電気を通しやすい導体と、通しにくい不導体との中間の性質をもつ物質。温度を上げたり、光を当てたりすると電気を通しやすくなる。整流器やトランジスターなどに応用される。ゲルマニウム・シリコンなど。「―素子」 **はんとき【半時】** [图]昔の一時[いっとき]の半分。今の一時間。また、ほんの少しの時間。「―を争う」 **はんどく【判読】** [图]「[函]読みにくい字やわかりにくい文章を、推測しながら読むこと。「―に苦しむ」 **ハンドバッグ** [图]女性用の、手に提げる小ぶりのかばん。「handbag **ハンドブック** [图]案内や情報がのっている小冊子[しょうさっし]。手引き書。案内書。便覧[びんらん]。「handbook **ハンドボール** [图]球技の一つ。一チーム七人ずつでボールをうばいあい、コートのはしにある相手側のゴールに投げいれて得点を競[きそ]う。「handball **パントマイム** [图]せりふを使わず、表情や身ぶりだけで演ずる劇。無言劇。黙劇[もくげき]。マイム。「pantomime **バンドマスター** [图]楽団の首席演奏者、または指揮者。バンマス。| bandmaster **ハンドメイド** [图]手づくりであること。また、手製品。「handmade **パンドラのはこ【パンドラの箱】** [图]ギリシャ神話で、ゼウスがすべての罪と災いをつめこんでパンドラ(=神が最初につくった女性)にわたしたという箱。好奇心[こうきしん]にからその箱をあけたために、あらゆる不幸がとびだして人間界に広がり、箱の底には希望だけが残ったという。 **ハンドリング** [图][名]サッカーで、反則の一つ。キーパー以外の選手が手でボールにふれること。ハンド。②バスケットやラグビーなどで、ボールのあつかいかた。「たくみな―」③自動車などのハンドル操作。「handling **ハンドル** [图]機械や器具を操作するために、手でにぎったり、回したりする部分。「うまい―さばき」一handle **はんドン【半ドン】** [图]勤務が午前中だけの日。土曜日。▽「ドン」は、「ドンタク(=休日)」から。 **バンドンかいぎ【バンドン会議】** [图]↓「アジア・アフリカかいぎ」 **ばんなん【万難】** [图]いろいろな困難やさまたげ。「―を排[はい]して進む」[圏]万障[ばんしょう] **はんにゃ【般若】** [图]鬼のようにおそろしい顔の女。また、能面の一つで鬼女[きじょ]の面。→図「のうめん」②古代インドのことばで、真実を見とおす知恵[ちえ]。 **はんにゃとう【般若湯】** [图]昔、寺で「酒」を言いかえた語。▽寺院はおもてむき禁酒であったから。 **はんにゅう【搬入】** [图][四]大きくて重いものを運びこむこと。「ピアノのー」↔搬出 **はんにん【犯人】** [图]罪を犯した人。犯罪人。「一を逮捕[たいほ]する」 **ばんにん【万人】** [图]すべての人。いろいろな人。「ばんじん」とも。「―の幸福を願う」「―向きの書」 **ばんにん【番人】** [图]注意して見張っている人。「森の―」「―小屋」 **はんね【半値】** [图]定価の半分の値段。半額。「―で売りに出す」「期末―市[いち]」 **ばんねん【晩年】** [图]一生の終わりのころ。年をとってからの時期。「―の傑作」 **はんのう【反応】** [图]「刺激[しげき]にこたえて起こる動きや変化。また、こちらのはたらきかけに対して感じられる手ごたえ。「拒絶撃―」「敏感[びんかん]に―する」②物質と物質がふれあって化学変化を起こすこと。化学反応。「アルカリ性―」「―熱」 <1128> **はんのう【反応】**[名・-スル]①ある働きかけに対して、しめされる手ごたえ。「拒絶[きょぜつ]―」「敏感[びんかん]に―する」 ②物質と物質がふれあって化学変化を起こすこと。化学反応。「アルカリ性―」「―熱」 **ばんのう【万能】**[名・形動]なんでもよくできること。また、すべてに効き目があること。「―選手」「―薬」 **はんのうはんぎょ【半農半漁】**[名]農業と漁業とで生計を立てること。「―の村」 **はんのき【×榛の木】**[名]カバノキ科の落葉高木。春さきに、ふさ状の赤むらさき色の花をつける。実は染料、材は家具や建材用。 **はんば【飯場】**[名]鉱山や工事現場に建てた、労働者の宿泊[しゅくはく]所。「―暮らし」 **はんば【半端】**[名・形動]●数量がそろっていないこと。まとまらないこと。「―ものを処分する」「―仕事」 ②どちらとも、はっきりしないこと。どっちつかず。「―な気持ち」「中途[ちゅうと]―」 ③一定の基準に満たない数量。「―が出る」「小数点以下のーは切りすて」[同]端数・端下[はした] ④気がきかないこと。「―者」 **パンパ**[名]南アメリカ、アルゼンチン東部を流れるラプラタ川流域の草原地帯。土地が肥え、酪農やコムギ・トウモロコシの生産などが盛[さか]ん。パンパス。|pampas **パンパス**[名]→「パンパ」 **はんぱつ【反発・反撥】**[名・-スル]①はねかえること。はねかえすこと。「ばねの―力を利用する」 ②おさえつけようとする他の意見などをはねつけること。抵抗[ていこう]。 ③仲よくしないで、ことさらに反対すること。「仲間の―を買う」 [つかいわけ]→「反抗」を見よ。 **はんばつせいじ【藩閥政治】**[名]明治時代、維新に功績のあった薩摩[さつま]や長州など、一部の藩の出身者が政府の高官を独占[どくせん]し、指導権をにぎっておこなった政治。 **はんはん【半半】**[名]半分ずつ。五分五分。「勝負は―とみる」「小麦粉とバターを―にまぜる」 **ばんばん【万万】**[副]①じゅうぶんに、いきとどくようす。「その件は―承知の上だ」 ②[「万々〜ない」などの形で]万が一にも・・・ない。「成功について―疑わない」[同]よもや **ばんばんざい【万万歳】**[名]「ばんざい」を強めた言い方。非常にめでたい。「これでわが家もーだ」 **はんびょうにん【半病人】**[名]心身ともに弱って、病人のようになっている人。 **はんびらき【半開き】**[名]半分くらい開いていること。「口を―にする」「―の花」 **はんぴれい【反比例】**[名・-スル]数学で、ある数が二倍・三倍になると、もう一方の数が二分の一・三分の一になること。また、そのような二つの数量の関係。逆比例。⇔比例・正比例 **はんぷ【頒布】**[名・-スル]多くの人に広く配ってゆきわたらせること。「食器の―会」[同]配布 **はんぷく【反復】**[名・-スル]何回もくりかすこと。「―記号」「―練習」▽「反複」は誤り。 **【反覆】**[名・-スル]●裏返すこと。裏返ること。 ②もとにもどすこと。また、もどること。 ③裏切ること。そむくこと。「油断ならぬは人情の―」 ④「反復」に同じ。 **パンプス**[名]ひもや留め金のない、甲[こう]が大きくあいた女性用のくつ。|pumps **ばんぶつ【万物】**[名]天地にあるすべてのもの。「―は―の始まり」[類]森羅万象[しんらばんしょう] **万物の霊長**[れいちょう] 万物の中でもっともすぐれたもの。人類。 **万物は流転する** すべてのものは絶えず流動し、変化しつづけてとどまることはない。▽古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスのことば。 **パンフレット**[名]説明書や案内書など、簡単にとじたらすい本。小冊子[しょうさっし]。パンフ。|pamphlet **はんぶん【半分】**[名・造語]①〈名〉二つに分けたうちの一方。二分の一。「話―」「―こ」 ②〈造語〉[「〜半分」の形で]そういう気持ちがなかばあることをあらわす。「おもしろー」「冗談[じょうだん]―」「いたずらー」 **はんぶんじょくれい【繁文縟礼】**[名]規則や礼儀がこまごまして、わずらわしいこと。「―を省く」 **ばんぺい【番兵】**[名]見張り番をする兵士。 **はんべつ【判別】**[名・-スル]ちがいをはっきりと見分けること。「善悪の―がつく」[同]識別・弁別 **はんぺん【半片・半平】**[名]白身の魚をすりつぶし、ヤマノイモなどをまぜて蒸した食品。はんぺい。 **はんぼいん【半母音】**[名]母音に近いが、単独では音節をつくらず、子音的な性質をもつ音。「j」や「w」など。 **はんぼう【繁忙・煩忙】**[名・形動]仕事やめんどうなことが多くて、いそがしいこと。「―のきわみ」[類]多忙 **はんぼん【版本・板本】**[名]版木[はんぎ]を使って印刷した本。木版本。⇔写本[しゃほん] **ハンマー**[名]①大形の金づち。鉄鎚[てっつい]。 ②ハンマー投げ競技で使う、鉄球に取っ手つきのワイヤーをつけたもの。|hammer **ハンマーなげ【ハンマー投げ】**[名]陸上競技の一つ。ワイヤーのついた鉄球を両手でふりまわして投げ、飛んだ距離を競[きそ]う。 **はんばく【反駁】**[名・-スル]注意や意見に対して、言いかえすこと。反論。「非難に対して―する」 **はんぱく【半白・×斑白】**[名]白髪[しらが]まじりの頭髪。ごましお頭。「―の老人」 **バンパイア**[名]吸血鬼[きゅうけつき]。バンプ。バンパイヤ。|vampire **はんまい【飯米】**[名]めしとして食べる米。食用米。 <1129> 「―農家(=自家用米だけをつくる農家)」⇔飼料米[しりょうまい] **はんみ【半身】**[名]①すもうなどで、からだをななめにして相手に構えること。「左ーになってせめる」 ②魚を縦に二つに分けたものの一方。「鰹[かつお]の―をさしみにする」▼「はんしん」と読めば別の語。 **はんみょう【×斑、猫】**[名]ハンミョウ科の昆虫[こんちゅう]。黒緑色のかたいつやのあるからだに美しい色の模様がある。山道を行く人のさきに飛ぶので、「みちおしえ」「みちしるべ」とも呼ぶ。 **ばんみん【万民】**[名]すべての国民。多くの国民。「―の幸福を願う」 **ハンムラビ**[人名]生没年未詳[みしょう]。紀元前一八世紀ころのバビロン第一王朝の王。メソポタミアを統一し、中央集権体制を整備した。法律を集大成した「ハンムラビ法典」は、「目には目を」の同害報復を原則とする刑法[けいほう]で知られる。|Hammurabi **はんめい【判明】**[名・-スル]はっきりすること。明らかになること。「事実が―する」「身元がーする」 **はんめん【反面】**[名・副]①〈名〉別のほうの面。反対の面。「―教師」 ②〈副〉ほかの面から見ると。別の面で。「楽しい―つらいことも多い」 **【半面】**[名]①顔の左右どちらかの側。横顔。 ②ものごとの片方の面。一方だけの面。かためん。「月の―はいつも光っている」「―の真理」 **はんめんきょうし【反面教師】**[四漢]悪い面を示すことが、かえって悪をいましめる教訓となるもの。悪い見本として学ぶべき人。▽中国の毛沢東[もうたくとう]のことばから。 **はんも【繁茂】**[名・-スル]草や木がおいしげること。「雑草が―する」 **はんもく【反目】**[名・-スル]仲が悪いこと。にらみあうこと。「隣家との―が続く」[類]対立 **ハンモック**[名]木や柱などのあいだに両はしをつりさげて使う寝床[ねどこ]。あみ状になったものと布でできたものがある。つりどこ。|hammock **はんもと【版元・板元】**[名]その本を発行したところ。出版元。「在庫を―に確認する」[類]出版社 **はんもん【反問】**[名・-スル]質問した人に対して問いかえすこと。 **はんもん【×斑紋・×斑文】**[名]まだらの模様。「羽に―がある蝶[ちょう]」[類]とらふ **はんもん【煩悶】**[名・-スル]なやんで、もだえ苦しむこと。「日夜―する」[類]苦悶・苦悩 **パンヤ**[名]パンヤ科の高木。また、その種のまわりについている白い綿状のもの。クッションや救命具などに使う。カポック。|panha **ばんゆう【蛮勇】**[名]あとさきも考えないで、向こう見ずに出す勇気。「―をふるう」 **ばんゆういんりょく【万有引力】**[名]宇宙にあるすべての物体のあいだで、たがいに引きあうように作用する力。▽一六八七年、イギリスの物理学者ニュートンが「万有引力の法則」を発見した。 **はんよう【×汎用】**[名]広くいろいろな方面に使うこと。「―コンピュータ」 **はんら【半裸】**[名]からだが半分はだかであること。「発見された―の死体」☆全裸 **ばんらい【万雷】**[名]あちこちでたくさん鳴るかみなり。また、大きな音のたとえ。「―の拍手」 **ばんらん【反乱・叛乱】**[名・-スル]国や支配者の命令にそむいて乱を起こすこと。「―軍」 **はんらん【×氾濫】**[名・-スル]①川の水などがあふれて洪水になること。「度重なる河川の―」 ②あふれるように、ものがたくさん出回ること。「悪書の―」▽悪いものに使うことが多い。 **ばんりのちょうじょう【万里の長城】**[名]中国北部にある大城壁[じょうへき]。長さ約二四〇〇㌔。古代中国で、遊牧民の侵入[しんにゅう]を防ぐためにつくった。歴代の王が建築し、秦の始皇帝[しこうてい]が大増築した。現存するのは、明代に修復したもの。 **はんりょ【伴侶】**[名]いっしょにつれになる仲間。みちづれ。とも。また、つれあい。「人生の―」 **ばんりょく(万緑)叢中[そうちゅう]紅一点** 大勢の男性の中に一人だけ女性のいることのたとえ。▽辺りいちめん青葉の緑の中に、赤いザクロの花がぽつんと一つ咲いていて目立つという意味から。王安石の「石榴[ざくろ]詩」から。 **はんれい【凡例】**[名]辞書などのはじめに、その内容や使いかたのきまりなどをしるしたもの。[類]例言▽「ぼんれい」と読むのは誤り。 **はんれい【判例】**[名]裁判の判決の実例。判決例。「―を調べる」「―集」 **はんろ【販路】**[名]商品を売りさばくさき。はけぐち。「―が広がる」「―を開拓[かいたく]する」 **はんろん【反論】**[名・-スル]相手の議論に対して反対であるという議論をすること。また、その反対の議論。「―の余地がない」[同]反駁 **はんろん【×汎論】**[名]①広く全体にわたる議論や論文。総論。 ②全体をざっとまとめた論。[類]通論 **ひ[比]** [ヒ]①ならべる。くらべる。②同じ程度のもの。同類のもの。「彼の能力はわたしの―ではない(=比べられないくらい程度が高い)」「―を見ない美しさ」③二つの数量のあいだで、一方が他方の何倍になるかをあらわすもの。わりあい。「AとBの―を求めよ」④「比律賓[フィリピン]」の略。「◆「比する」を見よ。 <1130> ひ る くらべる 身長を比[くら]べる力比[くら]ふらべ 比[ひ]くろ」とろおい 比[たく]い 比[なら]ぶ 比目魚[ひらめ] **ひ[皮]** [皮・0画 全5画 皮皮皮皮] ◎動植物の表面をおおっているもの。②ものごとの表面。うわべ。 [ひ]①皮革[ひかく]皮膚[ひふ]樹皮[じゅひ]脱皮[だっぴ]、表皮[ひょうひ] ②皮相[ひそう] [かわ]皮切り[かわきり] 毛皮[けがわ] 皮蛋[ピータン] **ひ[否]** [口・4画 全7画 否否否否] ①同意しないこと。うち消すこと。肯[こう]反対 をあらわす。そうではない。▼口で「不[ふ](=いいえ)」と「不[いな]」と言う意味。 [ひ]①否決[ひけつ]否定[ひてい]ぃぃ否認[ひにん]拒否[きょひ]②安否[あんぴ]“可否[かひ]合否[ごうひ]賛否[さんぴ]適否[てきひ] [いな]するや否[いな]ゃ否[いな]めない [いな]応[おう]なし 運否天賦[うんぷてんぷ] **ひ[批]** [手・4画 全7画 批批批批] ◎よい悪いをきめる。品定めをする。②主権者が認める。 [ひ]批判[ひはん]批評[ひひょう]いよう②批准[ひじゅん] **ひ[肥]** [月・4画 全8画 肥肥肥肥] ①からだがふとる。↓痩[や]②土地が豊かで作物がよく実る。③こやし。 [ひ]②肥育[ひいく]肥大[ひだい]炒肥満[ひまん]②肥土[ひど]肥沃[ひよく] ③肥料[ひりょう] 堆肥[たいひ]、追肥[ついひ]、 [こえる・こえ]目が肥[こ]える/基肥[きごえ]幾 [こやす・こやし]私腹を肥[こ]やす/肥[こ]やしにする [こえ]る **ひ[非]** [非・0画 全8画 非非非非] ●正しくないこと。あやまち。また、欠点。「―を認める」是[ぜ]『②あやまちをとがめる。③「・・・ではない」という意味をあらわす。 [ひ]②非行[ひこう]ぃ”前非[ぜんぴ]理非[りひ]非難[ひなん]③非運[ひうん] 422 非金属[ひきん]んぞく非常に[ひじょう]いよう 非凡[ひぼん]影 [あら]ず似非[えせ]を似而非[えせ] 非の打ち所がない まったく欠点がない。非を鳴らす 非難する。 **ひ[飛]** [飛・0画 全9画 飛飛飛飛] 空をとぶ。②とびあがる。とびはねる。③とぶようにはやい。④将棋の「飛車[ひしゃ]」の略。⑤野球の「飛球[ひきゅう]」の略。フライ。 [ひ]①飛行[ひこう]飛来[ひらい]雄飛[ゆうひ],飛散[ひさん]ん飛沫[ひまつ]ひっ飛躍[ひやく]③飛脚[ひきゃく]~飛語[ひご]飛報[ひほう]⑤右飛[うひ] [とぶ・とばす]吹き飛[と]ぶ/はね飛[と]ばす [とび] ●飛鳥[あすか]か飛白[かすり]かすり飛沫[しぶき]しょき飛礫[つぶて]って飛蝗[ばった] **ひ[秘](秘)** [禾・5画 全10画 秘秘秘秘] ①わからないようにかくす。②人の知恵[ちえ]廷では知るこ とができない。また、奥深[おくふか]絞くてなかなかわからない。③通じが悪い。一◆「秘する」を見よ。 [ひ]②秘策[ひさく]秘伝[ひでん]』秘宝[ひほう]′秘密[ひみつ]”極秘[ごくひ] 2 ②秘境[ひきょう]より神秘[しんぴ]③便秘[べんぴ] [ひめる]可能性を秘[ひ]める [ひそ]か 秘[ひそ]露[ろ]にぇ **ひ[悲]** [心・8画 全12画 悲悲悲悲] ◎心がいたむ。かなしい。喜[き]②仏のあわれみぶかい心。 [ひ]②悲哀[ひあい]悲運[ひうん]悲劇[ひげき]」悲惨[ひさん]悲痛[ひつう] ②悲願[ひがん]〞慈悲[じひ] [かなしい・かなしむ]物悲[ものかな]しい/友の死を悲[かな]しむ 悲[かな]しみに沈[しず]しゃむ **ひ[費]** [貝・5画 全12画 費費費費] ◎金品や時間を使いへらす。ついやす。②あることをするのに必要なかね。 [ひ]①空費[くうひ],消費[しょうひ],浪費[ろうひ],費用[ひよう]会費[かいひ] 学費[がくひ]経費[けいひ]、雜費[ざっぴ]。出費[しゅっぴ]ゅっ冗費[じょうひ] 旅費[りょひ] [ついやす・ついえる]時間を費[つ]ぃやす/財産が費[つ]ぃえる [ついえ] **ひ[妃]** [妃妃妃妃] 王や皇族の妻。きさき。 [ひ]妃殿下[ひでんか] 王妃[おうひ],后妃[こうひ],皇太子妃[こうたいし]うたいし [きさき]妃[きさい]の宮[みや] **ひ[彼]** [彳・5画 全8画 彼彼彼彼] ①あの人。かれ。あれ。此[これ]②かの。あの。かなたの。 [ひ]①彼我[ひが]彼此[ひし]②彼岸[ひがん] [かれ・かの]彼氏[かれし]が彼[かれ]らだれ彼[だれ]かぁ/彼女[かのじょ] 彼奴[あいつ]もいっ」をやっ彼処[あそこ]」かしに彼方[あなた]かなた彼[か]の地[ち]彼[あれ]者[は]誰[た]時[どき]わたれ **ひ[披]** [手・5画 全8画 披披披披] ひらいて見えるようにする。うちあける。 [ひ]披見[ひけん]披瀝[ひれき]披露[ひろう]”直披[じきひ] [ひら]く <1131> **ひ[被]**[名]①うける。こうむる。また、受身をあらわす。…れる。…られる。②おおう。かぶせる。 **ひ[卑](卑)**[名]①身分や地位が低い。⇔尊②考えかたや態度がおとっている。下品だ。③へりくだる。また、自分側のことがらに付けてへりくだった気持ちをあらわす。④いやしめる。 **ひ[疲]**[名]くたびれて体力や気力が弱る。おとろえる。 **ひ[扉]**[名]とびら。左右に開く戸。ひらき戸。 **ひ[碑](碑)**[名]何かの記念に文字をほりつけて建てた石。いしぶみ。 **ひ[罷]**[名・-スル]●仕事を中途[ちゅうと]でやめる。②職務からしりぞける。 **ひ[避]**[名・-スル]よける。さける。 **ひ[斐]**[名]美しい模様。あや。 **ひ[緋]**[名]まっかな色。「―の衣」 **ひ[泌]**→「ひつ」 **ひ【日】**[名]①太陽。また、日光。ひざし。「―がのぼる」「―に焼ける」▽「陽[ひ]」とも書く。 ②太陽が出ているあいだ。ひるま。日中。「―が長くなった」 ③二十四時間。まる一日。一昼夜。「―に三度[さんど]わが身をふりかえる」「―を重ねる」 ④ある特定の一日。「文化の―」「登校―」 ⑤時代。時期。「過ぎ去りしーの思い出」 **日出ずる国** 「日本国」をほめた言い方。 **日が浅い** あまり日数がたっていない(したがって、生活の経験が足りない)。「こちらへ来てから、まだ―」 **日暮れて道遠し** ①年老いても達すべき目的に少しも近づかない。 ②期限がせまっているのに、ことが容易になしとげられないこと。▼中国、「史記」から。 **日の当たる場所** はなやかでめぐまれた地位や境遇。 >日の目を見る(独立見出し) **日を改める** その日はやめて、別の日にする。 **日を追って** 日がたつにつれて。また、日付順に。 **ひ【火】**[名]①物質が酸素と化合し、燃えるときに出す熱や光やほのお。また、真っ赤に焼けているもの。「マッチの―」「炭―[すみび]をおこす」「―の粉をかぶる」「顔から―が出る」 ②暖房[だんぼう]や調理など、生活に必要な熱。「―の気のない部屋へ」「―をとおす」「―にかける」 ③火事。「―の用心」「―を出す」 ④ほのお。▽激しい情熱もいう。「胸の―」「―の出るような猛[もう]練習」 **火が消えたように** ぎやかだったところが、急に活気がなくなり、さびしくなったようす。 **火がついたよう** ①あわただしく、また大さわぎになるようす。「―なさわぎ」 ②赤んぼうが急に大声でなきだすようす。 **火に油を注ぐ** 勢いをますます激しくさせる。 **火のない所に煙[けむり]は立たない** 何らかの事実がなければ、うわさが立ったり疑われたりはしない。 **火を見るより明らか** 非常にきっきりしていて疑う余地のないようす。「失敗するのは―だ」 **ひ【灯】**[名]あかり。ともしび。「―をともす」 **灯が入[い]る** 夜になって、明かりがともる。 <1132> **ひ【比/妃/非/碑/×緋】**[名]→漢字項目を見よ。 **び[美]**[名]①きれいだ。うつくしい。「天然[てんねん]の―」→醸[かも]しゅうび ②すぐれてりっぱなこと。りっぱ。「有終の―をかざる(=成果をあげる)」③ほめる。④おいしい。 **び[備]**[名・-スル]①前もって用意する。前もってそなえる。②不足なくそなわっている。 **び[鼻]**[名]①呼吸したり、においをかいだりする器官。はな。 ②ものごとのはじめ。 **び[尾]**[名]①動物のしっぽ。②うしろ。おわり。③魚を数えることば。 **び[微]**[名]①ごく小さい。こまかい。②ほんのわずかな。かすかな。③とるにたりない。自分のことがらに関してへりくだって言う。▼「徴[ちょう](=きざし)」は別字。 **微に入り細をうがつ** 非常に細かいところまでいきとどくようす。 **び[弥](彌)**[名]①ひさしい。②広くゆきわたる。③いよいよ。ますます。④仏教関係のことばの音訳に当てる。 **び[眉]**[名]まゆ。 **び【美/徴】**[名]→漢字項目を見よ。 **ひあい【悲哀】**[名]かなしく、あわれなこと。かなしみ。「人の世の―を感じる」 **ひあがる【干上がる】**[自五]①すっかりかわく。からからにかわききる。「田んぼが―」 ②生活するかねがなくなる。「あごがー」 **ひあし【日脚・日足】**[名]昼間の時間。「―がのびる」 **ピアス**[名]耳たぶに穴をあけて付ける耳かざり。▽pierced earring から。 **ひあそび【火遊び】**[名]①子供などが火で遊ぶこと。「―は火事のもと」 ②その場かぎりの、いいかげんな恋愛[れんあい]や情事。 **ひあたり【日当たり・『陽当たり】**[名]日光が当たること。日光の当たるぐあい。「―のよい家」[類]日照 **ピアニスト**[名]ピアノの演奏家。|pianist **ピアニッシモ**[名]音楽の強弱記号の一つ。「ごく弱く」という意味。ピアニシモ。記号はPP[ピピ]。⇔フォルティッシモ|pianissimo **ピアノ**[名]①鍵盤[けんばん]楽器の一つ。鍵盤をおすとハンマーが金属弦[げん]を打って音を出す。「グランドー」「アップライトー」▽「ピアノフォルテ」の略。弱く(ピアノ)も強く(フォルテ)も演奏できることから。 ②音楽の強弱記号の一つ。「弱く」という意味。記号はp[ピ]。⇔フォルテ|piano **ひあぶり【火炙り・火焙り】**[名]①昔、罪人を柱にしばり、焼き殺した刑罰[けいばつ]。火刑。「―の刑」 ②火にかざして焼くこと。 **ヒアリング**[名]英語などの聞きとり。また、聞きとり調査。ヒヤリング。「―練習」「公開―」|hearing **ひい【×曾】**[接頭] [「曾〜」の形で]祖父母の親、または孫の子をあらわす。「ひ」とも。「―じいさん」「―孫」 **びい【微意】**[名]自分のこころざしの、へりくだった言い方。ほんのわずかな気持ち。「―をくみとっていただきたい」 **ピーアール[PR]**[名・-スル]会社や官公庁などが事業内容や商品を外部の人に知らせる宣伝活動。広報。「新製品をーする」▷public relations の略語。 **ビーエイチシー[BHC]**[名]有機塩素系殺虫剤の一つ。体内に入ると排出されにくく、害があるため、現在は製造・使用が禁止されている。▽benzene hexachloride の略語。 **ピーエス[P.S.]**[名]追伸。二伸。書きたし。▽postscript の略語。 <1133> **ビーフ**[名]牛肉。「―シチュー」|beef **ピーエム[P.M., p.m.]**[名]午後。⇔A.M. ▽post meridiem[ポストメリディエム]の略語。 **ピーエルオー[PLO]**[名]パレスチナ解放機構。イスラエル領とされた土地と権利を回復するために、パレスチナ人が一九六四年に結成した機関。イスラエルに対するゲリラ闘争を展開した。七四年にはパレスチナ人を代表する唯一の政治機構として認められ、国際連合オブザーバーの資格をえている。▷Palestine Liberation Organization の略語。 **ビーオーディー[BOD]**[名]生物化学的酸素要求量。水の汚染[おせん]をあらわす指標の一つ。水中で、微生物[びせいぶつ]が一定時間内に汚物を分解するときに使う酸素の量。単位は ppm。▷biochemical oxygen demand の略語。 **ビーカー**[名]化学実験に使うガラス製の容器。筒形で注ぎ口がついている。|beaker **ひいき【×贔屓】**[名・-スル]気に入った者に力を貸し、ひきたてること。また、後援[こうえん]してひきたてる人。「―すじ(=後援者)」 >贔屓の引き倒し ひいきしすぎて、かえってその人に迷惑[めいわく]をかけたり、不利な結果をもたらしたりすること。 **ひいきめ【×贔屓目】**[名]気に入った者を実際より、よく思う見かた。「どうーに見てもむりだ」 **ひいく【肥育】**[名・-スル]食肉用にする家畜を、短期間でふとらせること。えさをたくさんやり、あまり運動をさせない。 **ピーク**[名]①山の頂上。山頂。いただき。 ②ものごとの最高の時。最高潮。頂点。「―に達する」|peak **ピーケーオー[PKO]**[名]国連平和維持活動。国際紛争[ふんそう]に対処し、平和や安全を保つための活動。国連総会または安全保障理事会の決議にもとづく平和維持軍(PKF)の派遣が、停戦や選挙の監視[かんし]などをおこなう。▷Peace-Keeping Operations の略語。 **ピーコック**[名]クジャク。|peacock **ビーシー[B.C.]**[名]「西暦[せいれき]紀元前」を示す記号。⇔A.D. ▷before Christ の略語。 **ビージーエム[BGM]**[名]「バックグラウンドミュージック」の略語。 **ビーシージー[BCG]**[名]ウシの結核菌[けっかくきん]からつくる、結核予防のためのなまワクチン。ツベルクリン反応が陰性[いんせい]の人に接種する。▽Bacille de Cal-mette et Guérin の略語。 **ピーシービー[PCB]**[名]ポリ塩化ビフェニール。絶縁[ぜつえん]油や塗料[とりょう]などに使われたが、毒性が強いので、現在は、製造および使用を禁止されている。▷polychlorinated biphenyl の略語。 **びいしき【美意識】**[名]美しいものを感覚的に感じとる力や態度。「―に欠ける」「あの人とは―がちがう」 **ビーズ**[名]手芸や洋服のかざりに使うさまざまな色をした小さなガラス玉。糸を通して使う。|beads **ピース**[名]平和。講和。|peace **ヒーター**[名]①暖房[だんぼう]器具。暖房装置。「温風―」 ②発熱器。電熱器。|heater **ピーターパンシンドローム**[名]成人した男性がいつまでも自立できず、責任のあるおとな社会をこばみ、逃避すること。▽「シンドローム」は「症候群[しょうこうぐん]」のこと。アメリカの心理学者カイリーの著書の題名。童話の主人公ピーターパンがおとなにならないことから。|Peter Pan syndrome **ビーだま【ビー玉】**[名]子供の遊びなどに使う小さなガラス玉。▽「ビー」は、ポルトガル語「ビードロ(=ガラス)」の略。 **ピータン【皮蛋】**[名]灰や塩などをこねたものにアヒルの卵を漬[つ]けた食べもの。黄身[きみ]は濃緑色、白身は半透明の褐色[かっしょく]になる。▽中国語。 **ビーチ**[名]海岸。浜辺。「―パラソル」|beach **ピーティーエー[PTA]**[名]父母と教師の会。親と教師とが協力して生徒の教育指導にあたるため、学校単位で組織される会。▽Parent-Teacher Association の略語。 **ひいては【延いては】**[接]あることの結果がほかにもおよぶようす。それがもとで、さらに。その結果として。「人に親切にすることが―自分のためにもなる」 **ひいでる【秀でる】**[下一]他よりもぐんとすぐれる。ぬきんでる。「一芸に―」 **ビート**[名]①水泳で、足で水を打つこと。ばた足。「―板[いた]」 ②音楽で、拍子[ひょうし]。とくに、ジャズやロックンロールなどの強いリズム。「エイト―」▽たたくという意味から。|beat **ビート**[名]テンサイ。サトウダイコン。|beet **ビードロ**[名]ガラスやガラス製品の古い呼び名。室町[むろまち]時代から江戸時代まで使われた。玻璃[はり]。ギヤマン。|vidro **ビーナス**[名]①ローマ神話で、菜園の女神。のち、ギリシャ神話のアフロディテにあたるとされ、愛と美の女神とされた。ウェヌス。 ②金星[きんせい]。「ヴィーナス」とも。|Venus **ピーナッツ**[名]落花生の実。とくに、外皮を除いて食べやすくしたものをさす。南京豆[なんきんまめ]。ピーナツ。|peanut **ビーバー**[名]ビーバー科の哺乳[ほにゅう]動物。あと足に水かきがある。木をかじってたおし、川をせきとめて巣をつくる。海狸[かいり]。|beaver **ビーばん【B判】**[名]ジス規格による紙の仕上がり寸法の一つ。一〇三〇㍉×一四五六㍉をB0判とし、その半切ごとにB1・B2・・・とする。B5判は週刊誌、B6判はふつうの単行本の大きさ。▽ほかにA判がある。→二六㌻表「判型」 **ぴいぴい**[副]①鳥や虫などの鳴く声。また、笛の音など。 ②貧乏なようす。「年じゅう―している」 **ピーピーエム[ppm]**[名]全体を一〇〇万としたときの割合をあらわす単位。気体や液体にふくまれる物質の量などに使う。百万分率。▽parts per million の略語。 <1134> **ビーフステーキ**[名]牛肉を厚く平たく切って、両面を焼いた料理。ビフテキ。ステーキ。|beefsteak **ピーマン**[名]トウガラシの一種。実はふつう、こい緑色で大きく、内部は空洞になっている。からくない。食用。西洋トウガラシ。|piment **ひいらぎ【×柊】**[名]モクセイ科の常緑高木。葉のふちにぎざぎざの切れ目ととげがある。秋、白い小花が咲[さ]く。暗紫色の実がなる。節分にイワシの頭を枝にさして魔よけとする。▽クリスマスのかざりに使うのは、赤い実のなるセイヨウヒイラギ。 **ビール**[名]麦芽[ばくが]にホップを加え、発酵させてつくった苦みのある酒。ビヤ。ビア。|bier **ビールス**[名]→「ウイルス」|Virus **ひいれ【火入れ】**[名]①溶鉱炉[ようこうろ]や火力発電所などが完成して、はじめて火をつけること。「―式」 ②しょうゆや酒などがくさらないように熱を加えること。熱殺菌[ねっさっきん]。 ③昔、タバコに火をつける火種[ほだね]を入れたもの。 **ヒーロー**[名]①英雄[えいゆう]。勇士。また、スポーツなどで大活躍した男性。 ②小説やドラマなどの、男性の主人公。⇔ヒロイン|hero **ビーンボール**[名]投手がわざと打者の頭をねらって投げる反則球。▽「ビーン(=豆)」は俗語[ぞくご]で頭のこと。|bean ball **ひうお【氷魚】**[名]卵からかえったばかりのアユ。からだがすきとおっている。冬、琵琶湖でよくとれる。「ひお」とも。 **ひうちいし【火打ち石・×燧石】**[名]鉄の火打ち金[がね]と打ちあわせて、火をおこす石。石英[せきえい]の一種。 **ひうん【非運・否運】**[名]運がよくないこと。非常なふしあわせ。「―に泣く」[同]不運 **ひうん【悲運】**[名]悲しい運命。不幸ななりゆき。「―をなげく」 **ひえ【×稗】**[名]イネ科の一年草。やせた土地でも育つ。実は主におもに家畜のえさになる。 **ひえいざん【比×叡山】**[名]京都府と滋賀県にまたがる山。七八八年に最澄[さいちょう]が修行の場として開き、天台宗の総本山延暦寺ができた。日枝[ひえ]、叡山[えんざん]、北嶺[ほくれい]とも。 **ひえこむ【冷え込む】**[自五]①急に気温が下がり、すっかり寒くなる。寒さがきつくなる。「今夜はひどく―」 ②勢いが低下したまま動かない。「景気が―」 **ひえしょう【冷え性】**[名]血のめぐりが悪く、手足などが冷たくなりやすい体質。▽「冷え症」は誤り。 **ひえだのあれ【稗田阿礼】**[人名]生没年未詳[みしょう]。天武天皇時代の舎人[とねり]。記憶力抜群で、諸家の伝承を暗記し、これを太安万侶が撰録[せんろく]して「古事記」三巻をなした。 **ひえびえ【冷え冷え】**[形動]空気がとても冷たいようす。冷えきったようす。「―とした部屋」「山頂はーしている」▽人間関係や気分などが冷めてしらじらとしているたとえにも使う。「夫婦間が―とする」 **ヒエラルキー**[名]軍隊などのようにピラミッド形になった階級組織。ヒエラルヒー。|hierarchy **ひえる【冷える】**[下一]①冷たくなる。寒く感じる。「腹が―」「朝晩が―」 ②情熱や関心などがなくなる。親密さがうすれる。「彼女への思いが―」「両国の関係が―」 **ピエロ**[名]サーカスやパントマイムなどで、おかしな化粧[けしょう]や扮装[ふんそう]をして観客を笑わせる役者。道化師[どうけし]。|pierrot **ビエンナーレ**[名]二年おきに開かれる美術展。三年に一度開かれるものは「トリエンナーレ」という。|biennale **ひおう【秘奥】**[名]ものごとのはかり知れない奥底[おうてい]。とくに、芸や学問などの深遠な点。「音楽の―をきわめる」[類]蘊奥[うんのう] **ひおうぎ【×檜扇】**[名]①ヒノキのうすい板を連ねたおうぎ。あこめおうぎ。▽昔、正装の貴族が持った。→図「じゅうにひとえ」 ②アヤメ科の多年草。山などに育つ。剣[けん]のような形の葉をもつ。 **ひおけ【火×桶】**[名]木をくりぬいてつくった、まるい火鉢[ひばち]。 **ひおどし【×緋縅】**[名]よろいのおどしの一つ。緋色[ひいろ]の革か[かわ]や糸をつづりあわせたもの。くれないおどし。 **ビオラ**[名]弦楽器[げんがっき]の一つ。バイオリンより少し大きく、低い音を出す。ヴィオラ。→「オーケストラ」|viola **ビオロン**[名]フランス語で、「バイオリン」のこと。「秋の日の―のためいきの・・・(「海潮音」)」「violon **びおん【微温】**[名・形動]なまぬるいこと。なまあたたかいこと。「―的な態度」「―湯」▽「微穩」は誤り。 **びおん【鼻音】**[名]息を鼻から通してひびかせる発音。ナ行・マ行の子音[しいん]や、ガ行の鼻濁音の子音。「m」「n」「ŋ」など。 **ひか【皮下】**[名]皮ふの下。からだをおおう表皮の下側。「―注射」「―脂肪[しぼう]」 **ひか【悲歌】**[名]悲しみをこめてうたった詩や歌。エレジー。「―慷慨[こうがい]」[類]哀歌 **ひが【彼我】**[名]かれと、われ。むこうと、こちら。他人と自分。「―の戦力の差」▽「比我」は誤り。 **びか【美化】**[名・-スル]①ごみをなくし、きれいすること。「校内―運動」 ②実際より、美しくすばらしいものと考えること。「過去を―する」 **ひがい【被害】**[名]損害を受けたり、ひどい目にあったりすること。「―甚大[じんだい]」「―妄想」 **ぴかいち【ぴか一・光一】**[名]多くのものの中で、もっともすぐれていること。また、もっともすぐれた人。ナンバーワン。くだけた言い方。「成績はクラスの中で―だ」▽花合わせの手役[てやく]の一つで、手札が七枚のうち光物[ひかりもの](松・桐・桜・坊主[ぼうず])が一枚で、他が全部かす札の場合をいうところから。 **ひがいもうそう【被害妄想】**[名]他人から害を加えられると思いこんで、いつもおそれていること。 <1135> **ひがないち** **ひかく**[皮革] [名]加工した、動物の皮。これдеくつやかばんをつくる。レザー。「―製品」 **ひかえ**[控え] [名]①用意して備えておくこと。また、用意して待っている人。「―の間[き]」「―の力士」②のちのちのために、証拠[ひょっ]として書きのこしておくもの。「―をとる」「受領書の―」[類]写し **ひかえしつ**[控え室] [名]会や式などに出る人が、始まるまで待っている部屋[へ]。「講師の―」 **ひかえめ**[控え目] [名・形動]分量を、自分の希望よりも少なめにすること。「塩分を―にする」「―な食事」②行きすぎず、でしゃばらない程度にするようす。「なにごとにも―な人」「―に話す」 **ひがえり**[日帰り] [名]一日で行って帰ってくること。「―旅行」 **ひかえる**[控える] [下一]①そば近くひきさがってじっと待つ。「次の間に―」②分量や回数や度合いなどを少なめにして状態にあわせる。「糖分を―」「意見を―」③行動に移すのをやめる。みあわせる。「今度のゴルフは控えておこう」④時間的または空間的に近いところに位置する。「試験を明日に―」「後ろに大河を―」⑤かきとめる。メモする。「話の要点をノートに―」 **ひがき**[×檜垣] [名]ヒノキの皮をななめに編んだかき根。昔、貧しい家の外構えに用いた。 **ひかく**[比較] [名]「スと二つ以上のものを比べること。「両者を―検討する」「―文学」 > つかいわけ一比較・対比・対照・照合 > 「比較」は、比べあわせること。広く使う。「対比」は、二つのものを比べてそのちがいを見ること。「色彩[誌]の対比を見る」。「対照」は、二つのものを比べて、ひと目で共通点と相違点が見えるようにすること。「対照表」。「照合」は、原文や原物などと一字一字いちいち比べて、同じかどうか、まちがいがないかどうか確かめること。「台帳と照合する」。 **びがく**[美学] [名]①自然の美や芸術の美について研究する学問。「―入門」②その人の行動のしかたをきめる美意識。「どんなに困っても、妥協[ぎょう]はしないのが彼の―だ」 **ひかくさんげんそく**[非核三原則] [名]日本政府の核兵器[ぶき]に対する基本方針。核兵器を「持たず、つくらず、持ちこませず」の三原則。一九六八年に表明。 **ひかくてき**[比較的] [副]一般的な基準と比べて。どちらかといえば。「―よいできだ」「日本では―雨の少ない地域」[圏]割合 **ひかげ**[日影][日] [名]太陽の光。日の光。ひざし。「うららかな春の―」▽「影」は、古語では光のこと。②昼間の時間。ひあし。「だんだんと―が長くなる」[目][日陰] [名]ものにさえぎられて日光の当たらないところ。「―を歩く」☆ひなた▽世の中をはばかる事情があって、おもてだって社会生活ができないという意味でも使う。「―者」「―の身」 **ひがけ**[日掛け] [名]毎日少しずつきまった額のかねを積みたてること。「―貯金」 **びかご**[美化語] [名]↓「ていねい[ご]」 **ひかこうがい**[悲歌慷慨] [四選]悲しい歌をうたって、いきどおりなげくこと。「―してなみだを流す」 **ひがごと**[×僻事] [名]道理に合わないこと。まちがったこと。古い言い方。 **ひがさ**[日傘] [名]強い日光をさえぎるためのかさ。パラソル。「おん―」[挂]雨傘[がさ] **ひかされる**[引かされる] [下一]気持ちがひきつけられる。ほだされる。「情に―」 **ひがし**[東] [名]①太陽の出る方角。記号はE。②東からふいてくる風。東風。こち。③関西[訟]に対して、関東。◆西「ひ(日)むか(向)し(方向)」の変化した形「ひんがし」のさらに変わった形(himukashi→himkashi→hingashi→higashi)。太陽に向かう方向という意味。沖縄[鍵]では、「東」を「あがり」という。 **ひがし**[干菓子] [名]水分の少ない保存できる菓子[ぃ]。せんべい・らくがん・こんぺいとうなど。[対]生菓子 **ひがしインドがいしゃ**[東インド会社] [名]一七―一九世紀にイギリス・オランダ・フランスがつくった、国王の許可をえて独占点[てき]を許される特許会社。東洋での貿易と植民地支配をおこなう。とくにイギリス・オランダのものは有力だった。 **ひがしかぜ**[東風] [名]東からふく風。[↔]西風[新]▽古くは「こち」とも読んだ。 **ひがしシナかい**[東シナ海] [名]中国・朝鮮半島・九州・台湾[然]に囲まれた海。大陸棚[獄]が広がり、好漁場として知られる。 **ひがしはんきゅう**[東半球] [名]地球を東西に二分したときの東半分。アジア・ヨーロッパ・アフリカ・オーストラリアの各大陸をふくむ。[対]西半球 **ひがしやまぶんか**[東山文化] [名]室町[蒻]中期、八代将軍足利義政[読誌]のころの文化。公家と武家の文化がとけあい、禅宗[が]りの影響を強く受けた。書院造りの建築・枯[かれ]山水の庭園・水墨[慰]画・茶の湯が発達。京都東山の銀閣が代表とされる。 **ひかす**[引かす・“落“籍す] [他]芸者や遊女などの借金をはらって、身うけする。ひかせる。 **ひかず**[日数] [名]日にちの数。やや改まった言い方。「にっすう」とも。「―を重ねる」「―をへる」 **ピカソ** [人名]一八八一-一九七三年。スペイン生まれの画家。フランスに住み、表現派・立体派・シュールレアリスムと、常に作風を変え、絵画以外の版画・彫刻・陶芸・舞台装置などでも活躍した。|Pablo Picasso **ひがた**[干潟] [名]遠浅[핧]の海で、潮がひいたときにあらわれる砂浜。 **びかつしき**[尾括式] [名]園文章の構成の形式の一つ。問題点や話題についての意見や説明を述べたあと、結論をまとめる型。二段型。[対]頭括式 **ひがないちにち**[日がな一日] [副]朝から晩までず <1136> **ひがむ【×僻む】**[自五]自分だけが、他人から不利なあつかいを受けていると、まちがって思いこむ。[同]ひねくれる [つかいわけ]→「すねる」を見よ。 **ひがめ【×僻目】**[名]みまちがい。おもいちがい。また、片寄ったものの見かた。「そう思うのは彼の―だ」 **ひがら【日柄】**[名]こよみの上で、その日の縁起のよしあし。「本日はおーもよく」▽もと、「日の性質」という意味。 **ひからす【光らす】**[他五]つやが出るようにする。また、厳しく見つめる。「革か[かわ]ぐつを―」「目を―」 **ひからびる【干涸びる】**[自上一]すっかりかわく。うるおいがなくなって、かさかさになる。「野菜が―」▽時代後れになったりする意味でも。「才能がー」「干からびた思想」 **ひかり【光】**[名]●明るく照るもの。また、それを反射してかがやくもの。「太陽の―」「―と影[かげ]」 ②目で感覚的にとらえられる明るさ。「―を失う(=視力をなくす)」 ③心を明るくするもの。「前途[ぜんと]に―を見いだす」[類]光明・希望 ④まわりの人を従わせるような力。「親の―は七光[ななひかり]」[類]威光[いこう] **ひかりごけ【光×蘚】**[名]深山の岩などに生える蘚類[せんるい]の一種。わずかな光でも反射して青白く光る。 **ひかりファイバー【光ファイバー】**[名]光の伝送用のごく細い線状のガラス繊維。光通信や医療[いりょう]機器などに利用する。 **ひかりもの【光物】**[名]①金属。金貨や銀貨。 ②光を出すもの。流星やいなずまなど。 ③すし種[だね]で、青白く光る魚。コハダやサバなど。 **ひかる【光る】**[自五]①四方に光を放つ。また、反射する。「星が―」「海面に―いさり火」 ②人物や才能などが、とくにすぐれていて目立つ。「ひときわー作品」 ③[「目が光る」の形で]監視する。「親の目が―」 **ピカレスクしょうせつ【ピカレスク小説】**[名]スペインで一六、七世紀に流行した社会風刺[ふうし]小説。いろいろな階級から転落したこそどろ・詐欺師などの悪漢が主人公。悪者。小説。悪漢小説。 **ひかれもの(引かれ者)の小唄**[こうた] 負けおしみで強がりを言うこと。▽刑場[けいじょう]へ引かれて行く罪人が、わざと小唄を歌って平気をよそおうことから。 **ひかれる【引かれる・×惹かれる】**[下一]心がひきつけられる。「魅力[みりょく]に―」 **ひかん【悲観】**[名・-スル]希望を失って、ものごとを暗いほうへばかり考えること。「将来を―する」「―論」「なりゆきは―的だ」☆楽観 **ひかん【避寒】**[名・-スル]寒さをさけるために、暖かい土地へ一時移って生活すること。「―地」⇔避暑 **ひがん【彼岸】**[名]①春分・秋分の日を中日[ちゅうにち]として、前後三日を合わせた七日間。このあいだに墓参[はかまい]りや法要をする。「D暑さ寒さもーまで」 ②仏教で、さとりを開いた境地。[同]涅槃[ねはん]⇔此岸[しがん]▽「彼岸」は誤り。 **ひがん【悲願】**[名]なんとしても果たしたいと念じている願い。「―達成」▽仏教で、生あるもののすべての苦しみを救おうとする、大きな慈悲から出た願い。 **びかん【美観】**[名]美しいながめ。「町並みのーをそこなう」 **びかん【美感】**[名]美に対する感覚。また、美しいと感じる気持ち。「彼の―を疑う」 **ひがんえ【彼岸会】**[名]春分と秋分の日の前後七日間おこなわれる墓参りなどの仏事。 **ひがんざくら【彼岸桜】**[名]バラ科の落葉小高木。サクラの一種で、他のサクラより早く、春の彼岸のころ、うす紅色の花が咲く。コヒガンザクラ。 **ひがんばな【彼岸花】**[名]ヒガンバナ科の多年草。野原に群生する。秋の彼岸のころ、葉よりもさきにのびた茎[くき]は漢方薬。マンジュシャゲ。シビトパナ。 **ひき【悲喜】**[名]かなしみと、よろこび。 **悲喜こもごも**[いた]る 喜びと悲しみが交互におとずれる。また、それらが入りまじる。 **ひき【引き】**[名]①〈名〉とくに目をかけて有利になるように配慮すること。ひきたて。「知人の―で入社できた」 ②〈名〉釣[つ]りで、かかった魚の糸を引く力。「―が強い」 ③〈造語〉O[「ひき〜」の形で]下のことばの意味を強める。「―しぼる」「―すえる」▽動詞に付く。 ④〈造語〉[「〜引。き」の形で]値段を割引するという意味をあらわす。「定価の一割―」「三〇パーセントー」 **びぎ【美技】**[名]すばらしいわざ。ファインプレー。 **ひきあい【引き合い】**[名]①例として話の中にとりあげること。「自分のことを―に出す」 ②商売で取り引きに関する問いあわせ。「海外からの―が多い」 **ひきあう【引き合う】**[自五]①たがいに引っぱりあう。「ロープを―」 ②損にならない。やっただけのかいがある。割に合う。「引き合わない仕事」 **ひきあげしゃ【引き揚げ者】**[名]外国からもといた国に帰ってきた人。 **ひきあげる【引き上げる】**[他下一]●引っぱって高い所に上げる。「沈没船を―」⇔引き下げる ②値段や地位などを高くする。「料金を―」「課長に―」⇔引き下げる **【引き揚げる】**[自他下一]その場に置かずにもとの場所へもどす。回収する。「商品を―」「海外から資金を―」 **ひきあてきん【引き当て金】**[名]将来予測できる支出や損失のために、別にしてとっておくかね。「退職金―」 **ひきあてる【引き当てる】**[他下一]くじを引いて、賞金や賞品を当てる。「特等を―」「幸運を―」 **ひきあわせる【引き合わせる】**[他下一]①知らない者どうしをとりもって、知りあうようにさせる。紹介[しょうかい]する。「職場の上司とー」 ②二つのものを比べあわせて、ちがいがないか確認[かくにん]する。照合する。「原文とー」 ③引き寄せて合わせる。▼「ひきあわす」とも。 <1137> **ひきうける【引き受ける】**[他下一]①責任をもって、たのまれたことをやる。「幹事を―」「あとのことはおれが引き受けた」 ②人物について、まちがいがないと保証する。「身元を―」 **ひきうす【×碾き×臼・×挽き×臼】**[名]穀物[こくもつ]や豆類をくだいて粉にする道具。平たい筒形[えんとうけい]の石を二つ重ね、上の石を回して、すりあわせてひく。 **ひきうつす【引き写す】**[他五]書いてあるとおりに、そのまま写しとる。また、そっくりまねる。 **ひきおこす【引き起こす・×惹き起こす】**[他五]事件やさわぎなどを起こす。「大混乱を―」「まちがいを―」 **ひきかえす【引き返す】**[自他五]途中[とちゅう]でやめてもとの場所へもどる。「登校の途中で家に―」 **ひきかえる【引き換える・引き替える】**[他下一]①とりかえる。交換する。「当たりくじを賞品と―」 ②[「~にひきかえ(て)」の形で]…に反して。…とは反対に。「去年の冬にひきかえて、ことしは寒い」 **ひきがえる【×墓蛙】**[名]ヒキガエル科の大形のカエル。いぼが多く、毒液を出す。動作はのろく、暗くなってから活動する。ガマガエル。イボガエル。 **ひきがたり【弾き語り】**[名]ギターやピアノなどを弾きながら、歌ったり語ったりすること。▽もと、三味線を弾きながら、浄瑠璃を語ること。 **ひきがね【引き金】**[名]ピストルや銃[じゅう]などの発射装置で、指をかけて引く金具[かなぐ]。「―をひく」▽ものごとの起こる直接のきっかけという意味でも使う。「経済摩擦が戦争の―となる」 **ひきぎわ【引き際・“退き際】**[名]現在の立場や地位からはなれる時期やはなれかた。「―をあやまる」「あざやかなーだった」▽「ひけぎわ」は別の語。 **ひきげき【悲喜劇】**[名]①悲劇と喜劇の両方の要素をもった、なみだと笑いをさそう劇。 ②悲しいことやおかしいことが入りまじって起こること。「人生の―」 **ひきこみせん【引き込み線】**[名]幹線から別にひき入れた線路や電線、または電話線。ひっこみせん。 **ひきこむ【引き込む】**[他五]①引いて中に入れる。「田んぼに水を―」「電話線を―」 ②さそい入れる。「仲間に―」「話に―」 **ひきこもる【引き×籠る】**[自五]●閉じこもったまま外に出ないでいる。「一週間ほど家に―」 ②おおやけの仕事などから引退する。「いなかへ―」 **ひきさがる【引き下がる】**[自五]●自分の意見・主張や仕事などをとり下げ、やめる。「説得されて―」 ②その場を去っていなくなる。「すごすごと―」 **ひきさく【引き裂く】**[他五]①強く引っぱって破る。「ノートをー」 ②親しい仲をむりにはなす。「二人の仲を―」 **ひきさげる【引き下げる】**[他下一]①値段や基準などを低くする。「金利を―」→引き上げる ②いままでの主張などをとりやめる。「うったえを―」 **ひきざん【引き算】**[名]ある数から他の数を引いて、その差を求める計算。減法。⇔足し算・寄せ算 **ひきしお【引き潮】**[名]満潮[まんちょう]から干潮[かんちょう]に移ってゆくとき、海面がしだいに低くなり、海岸線が沖[おき]へ遠ざかっていく現象。[類]下げ潮⇔満ち潮 **ひきしぼる【引き絞る】**[他五]①弓に矢をつがえて、弦を力いっぱい後ろに引く。「満月のごとくー」 ②声をむりに出す。「声を―」 **ひきしまる【引き締まる】**[自五]心身にむだなところ、ゆるんだところがなくなる。「筋肉が―」「身の―思いがする」 **ひきしめる【引き締める】**[他下一]ゆるみをしめる。むだをなくす。緊張[きんちょう]させる。「気持ちを―」「家計を―」「金融を―」⇔緩[ゆる]める **ひぎしゃ【被疑者】**[名]犯罪の疑いがあってとり調べを受けてはいるが、まだ裁判所にうったえられていない者。容疑者。▽起訴[きそ]されると「被告人」となる。 **ひきずりこむ【引き摺り込む】**[他五]引きずって中に入れる。また、むりやり参加させる。「仲間に―」☆引きずり出す **ひきずりまわす【引き×摺り回す】**[他五]あちらこちらと引きずる。また、むりに引っぱりまわす。「一日じゅうー」 **ひきずる【引き摺る】**[他五]①地面をこすって引っぱって行く。「痛めた足を―」「すそを―」 ②区切りをつけずに長びかせる。「問題を―」 **ひきだし【引き出し・“抽き出し】**[名]①机やたんすなどにとりつけてぬきさしする、箱形の入れもの。▽「抽斗」とも当てる。 ②預けてあるかねを出すこと。「預金の―」 **ひきだす【引き出す】**[他下一]①中にあるものを引っぱって外に出す。「才能を―」 ②預けてあるかわねを銀行などの口座から下ろす。「貯金を―」 **ひきたつ【引き立つ】**[自五]①●他と比べて、いちだんとよく思われる。また、見ばえがする。「味が―」「彼女の美しさが―」 ②勢いが盛[さか]んになる。「試合に臨[のぞ]んで気が―」 **ひきたてやく【引き立て役】**[名]自分をわざと見おとりするようにして、相手を目立つようにする人。「―に回る」 **ひきたてる【引き立てる】**[他下一]①見ばえがするようにする。目立つようにする。「着物姿が美しさを―」 ②はげまし、元気づける。「気をー」 ③目をかけて援助[えんじょ]する。「後輩[こうはい]らを―」 ④むりやりに引っぱって連れていく。「犯人を―」 **ひきつぐ【引き継ぐ】**[他五]あとを受けて続ける。うけつぐ。「家業をー」 <1138> **ひきつける【引き付ける】**[他下一]①身近にひき寄せてくっつける。「磁石[じしゃく]は鉄を―」 ②関心を自分のほうにさそい寄せる。「人を―魅力[みりょく]がある」▽「惹き付ける」とも書く。 ③全身にけいれんを起こす。「子供が―」 **ひきつづき【引き続き】**[名・副]①〈名〉あることが続いていて、とぎれないこと。「昨年から―の仕事だ」 ②〈副〉①間を置かずに、すぐに続いて。「―次の議題にはいります」 ③〈副〉ずっと続いて。「二十年来―この地に住んでいる」 **ひきつり【引き×攣り】**[名]①やけどなどのためにできた、皮ふの表面の縮れ。ひっつり。ひっつれ。 ②けいれん。 **ひきつる【引き攣る】**[自五]①やけどなどのために、皮ふが縮れる。「手術の傷がー」 ②表情がかたくこわばる。硬直[こうちょく]する。「顔が―」 **ひきつれん【引き連れん】**[他下一]連れて行く。列をなして従えて行く。「生徒を遠足に―」[同]引率する **ひきて【引き手】**[名]ふすまやしょうじを、あけたり閉めたりするとき、手をかける部分やその金具[かなぐ]。 **ひきて【弾き手】**[名]三味線[しゃみせん]・琴[こと]・ピアノ・バイオリンなどの楽器を弾く人。 **ひきでもの【引き出物】**[名]祝宴[しゅくえん]などのときに、主人が招待客におくる品物。「結婚式のー」 **ひきど【引き戸】**[名]みぞにはめて左右に引いて、あけ閉めする戸。雨戸[あまど]やしょうじなど。⇔開き戸 **ひきどき【引き時・“退き時】**[名]身を引くのにちょうどいい時期。「―をはかる」「―がむずかしい」▽「ひけどき」は別の語。 **ひきとめる【引き止める】**[他下一]引っぱってとめる。思いとどまらせる。「帰ろうとする客を―」 **ひきとる【引き取る】**[他下一]●自分の手もとにひきうける。「子供を―」「売れのこりを―」⇔引き渡す ②その場からたち去る。「どうぞお引き取りください」 ③息絶える。死ぬ。「息を―」 **ビギナー**[名]初心者。初学者。「―ズラック(=かけだしで、初心者がつきまくること)」|beginner **ビキニ**[名]①中部太平洋のマーシャル諸島にある環礁[かんしょう]。一九四六~五八年にかけて、アメリカによる水爆実験がおこなわれた。|bikini ②女性用水着で、はだをおおう部分が非常に少なく、上下に分かれたもの。また、下着の短いパンツ。 **ひきにく【×挽き肉】**[名]機械でひいて細かくした、ウシ・ブタ・ニワトリなどの肉。ミンチ。 **ひきにげ【×轢き逃げ】**[名・-スル]車で人をひいておいて、そのままにげ去ること。「―犯人」 **ひきぬき【引き抜き】**[名]①他の組織に属する人材を、待遇をよくするなどの条件で、自分のほうに連れてくること。 ②芝居などで、役者が上着にしかけた糸を引きぬいて下に着こんだ衣装を出すこと。 **ひきのばす【引き伸ばす】**[他五]①たたいてのばして長さや面積を大きくする。「金[きん]をたたいてうすい箔[はく]に―」 ②写真を拡大する。 **【引き延ばす】**[他五]時間をわざと長くかけておくらせる。ながびかせる。「会議を―作戦」 **ひきはなす【引き離す】**[他五]①引っぱって、むりやりにはなす。「親と子を―」「恋人[こいびと]どうしを―」 ②距離を大きくあける。「二位以下の選手を―」 **ひきはらう【引き払う】**[他五]住んでいた場所をすてて、新しい場所に移る。「東京を―」 **ひきまく【引き幕】**[名]舞台[ぶたい]の前面についている、横に引いて開閉する幕。 **ひきまわし【引き回し】**[名]①いろいろと指導して世話[せわ]すること。めんどうをみること。「よろしくおーください」 ②江戸時代、死刑囚[しけいしゅう]などをしばったままウマに乗せ、町の中を回って人々の目にさらした刑罰[けいばつ]。「市中―」 **ひきまわす【引き回す】**[他五]①あちこち連れあるく。「ひっぱりまわす。「友達に一日じゅう引き回された」 ②なわや幕を張りめぐらす。「紅白の幕を―」 **ひきめかぎはな【引き目鉤鼻】**[名]大和絵[やまとえ]の手法。絵巻物などに見られる、人物の顔のえがきかた。目を「一」の字に、鼻をかぎ形にした。 **ひきもきらず【引きも切らず】**[接助]とぎれずに続くようす。ひっきりなしに。「―(に)人が通る」 **ひきゃく【飛脚】**[名]昔、遠くに急用を知らせるために出した使い。とくに、江戸時代、手紙や金品の配達を仕事にした人。「―を立てる」「町―[まちびきゃく]」 **びきょ【美挙】**[名]りっぱな価値のあるおこない。すぐれたくわだて。「天下の―」「―をたたえる」 **ひきょう【比況】**[名]①他のものと比べ合わせること。 ②[文法]動作や状態などを他のものにたとえてあらわすときの言いかた。口語では、「体言」に「のようだ」「みたいだ」、用言の連体形に「ようだ」「みたいだ」があるので、それぞれを付けてあらわす。たとえば、「まるで絵にかいたようだ」「まるで夢のようだ」「子供みたいなことをするな」など。文語では、助動詞「ごとし」を付けてあらわす。たとえば、「松島は笑うがごとく、象潟[きさかた]はうらむがごとし」(奥の細道)など。 **ひきょう【秘境】**[名]ほとんど世間に知られていない土地。「―を探検する」 **ひきょう【悲況】**[名]悲しいありさま。「現地から―を報道する」 **ひきょう【悲境】**[名]悲しい境遇[きょうぐう]。不運な身の上。「―になみだする」 **ひきょう【卑怯】**[名・形動]正面からたち向かう勇気がなく、にげかくれしたり、うそを言ったり、ごまかしたりするようす。「―な手段は使うな」「―者は去れ」[類]卑劣[ひれつ] **ひぎょう【罷業】**[名]「同盟罷業」の略。「ストライキ」の古い言い方。 **ひきょく【秘曲】**[名]特定の者にしか伝えられない秘伝の曲。 **ひきよせる【引き寄せる】**[他下一]①自分の手もとに引っぱって近づける。「灯をー」 ②関心や気持ちが自分のほうに向くようにさせる。「―を―」 <1139> **ひきわけ【引き分け】**[名]勝負がつかないままで戦いを終わらせること。「日没[にちぼつ]で試合はーとなる」[同]あいこ **ひきわたす【引き渡す】**[他五]●自分のところにある品物や人間を他人が管理するようにわたす。「身がらを―」⇔引き取る ②なわや幕[まく]などを張りわたす。「ロープをー」 **ひきん【卑近】**[名・形動]ごく身近でわかりやすいようす。▽多く、「卑近な例を引く」などの形で使う。 **ひきんぞく【非金属】**[名]「非金属元素」の略。それだけでは金属の性質をもたない元素。 **ひきんぞく【卑金属】**[名]産出量が多く、水分や炭酸ガスにおかされて、さびやすい金属。鉄・亜鉛・ナトリウム・カルシウムなど。→貴金属 **ひく【引く】**[他五]①つかんで自分のほうへ寄せる。また、あとから従わせる。「つなを―」「弓を―」「大根を―」「風邪[かぜ]を―」「老人の手を―」「馬をックスをー」 ②相手の気持ちや関心がこちらに向くようにする。ひきつけて、さそう。「同情を―」「気を―」「興味を―」「人目を―」「客を―」▽「惹く」とも書く。 ③とりつける。設備する。「ガスを―」「電話を―」 ④引用する。例として示す。「名歌を―」 ⑤へらす。安くする。「給料から前貸し分を―」「値段を―」 ⑥多くのものの中から選びだす。「辞典を―」「くじを―」 ⑦線を長くかく。線状にえがく。「罫[けい]を―」「図面を―」「なみだがすじを―」 ⑧ひきずる。また、続いてきたものをうけつぐ。「すそを―」「尾[お]を―」「あとを―」「血筋を―」 **【引く・退く】**[自五]①職などを辞める。引退する。「身を―決意を固める」「―にひけない立場」 ②後ろへ下げる。後方へしりぞかせる。また、後退する。「軍を―」「こしを―」「あとには引けない」 ③いままであったものがなくなったり、少なくなったりする。「熱が―」「あせが―」「血の気が―」 **ひく【弾く】**[他五]手で楽器を演奏する。「バイオリンを―」▽ピアノ・ギター・琴[こと]・琵琶[びわ]などにいう。 **ひく【×挽く】**[他五]①のこぎりを使って、木や板などを切る。「丸太を―」 ②肉を細かくする。「ぶた肉を―」 ③ろくろを回してものをつくる。 **【×碾く】**[他五]うすなどで細かくくだく。「粉に―」「コーヒー豆を―」▽ほかに、茶・穀物などにいう。 **ひく【×轢く】**[他五]人や動物などの上を、自動車や電車などが通過していく。「トラックにひかれる」 **びく【《比丘】**[名]仏教で、出家[しゅっけ]した男性。僧[そう]。⇔比丘尼[びくに] **びく【魚籠】**[名]釣[つ]った魚を入れておく小さなかご。 **ひくい【低い】**[形]①上下の関係において、基準より下方である。「背が―」「―山」「こしが―(=いばらない)」「頭が―(=へりくだっている)」 ②程度・数値・能力などが水準より下である。「気温が―」「学力が―」 ③位や等級などが下位である。「順位が―」 ④音の振動数が少ない。低音である。「―音域」 **びくしょう【微苦笑】**[名・-スル]微笑とも苦笑ともつかない、軽い苦笑[にがわら]い。「―をうかべる」▽久米正雄[くめまさお]の造語。 **ひぐちいちよう【樋口一葉】**[人名]一八七二ー九六年。明治期の小説家。東京生まれ。本名は奈津[なつ]。「文学界」同人と親しみ、明治の女性の哀歓[あいかん]を、擬古文[ぎこぶん]できめ細かくえがいた。小説「たけくらべ」「にごりえ」「大つごもり」「十三夜」など。 **びくつく**[自五]おそれてびくびくする。「しかられるのではないかと―」 **ひくて【引く手】**[名]①自分のほうへ来させるようにさそう人。 ②舞ま[ま]いで、手前に引きよせる手。⇔差す手 **引く手あまた** さそう人の多いこと。 **びくともしない** 少しも動かない。また、少しも動揺したり影響を受けたりしない。「おしてもー」「少々のことでは―」 **ビクトリアじょおう【ビクトリア女王】**[人名]→「ヴィクトリアじょおう」 **びくに【比丘尼】**[名]仏教で、出家[しゅっけ]した女性。尼[あま]。⇔比丘[びく] **ピクニック**[名]山野[さんや]や海辺へ食事を持って行って、そこで食事をしたり遊んだりすること。[類]遠足|picnic **ひぐま【×羆】**[名]クマ科の哺乳動物。毛は赤褐色[せっかっしょく]で、大形。性質があらく、人や家畜をおそうこともある。日本では、北海道にいるエゾヒグマをいう。 **ひぐらし【×鯛・×茅×鯛】**[名]セミ科の昆虫[こんちゅう]。夏の夕方・早朝に、「かなかな」と高い澄[す]んだ声で鳴く。羽は透明。カナカナ。 **ピクルス**[名]洋風のつけもの。キュウリやカリフラワーなどの野菜を、塩や香辛料などを入れた酢につけこんだもの。ピクル。ピックルス。|pickles **ひぐれ【日暮れ】**[名]太陽がしずみ、そろそろ辺りがうす暗くなってくるころ。[同]夕暮れ⇔夜明け **びくん【微醺】**[名]少し酒に酔[よ]うこと。ほろよい。「―をおびる」 **ひけ【引け】**[名]①勝負などに負けること。おくれをとること。「運動量では―をとらない」 ②一日の仕事などが終わって帰ること。「そろそろーの時刻だ」▽「退け」とも書く。 ③株式で、一日の売買取引が終わること。 **ひげ【卑下】**[名・-スル]自分をおとった、価値のない人間であるとして、必要以上にへりくだること。「―した態度」「―も自慢[じまん]のうち」 <1140> **ひげ【×髭・×鬚・×髯】**[名]①成人男子の口・あご・ほおに生える毛。「―がこい」▽「髭」はくちひげ、「鬚」はあごひげ、「髯」はほおひげと区別する。 ②動物の口のあたりに生える長い毛。「やぎの―」 **髭の塵[ちり]を払[はら]う** 目上や上役[うわやく]の人にこびへつらう。 **髭を蓄[たくわ]える** ひげを生やす。 **ピケ**[名・-スル]ストライキを妨害されないように、また落伍[らくご]者が出ないように監視、人を立てること。また、監視人。ピケット。ピケッティング。「―を張る」▽picket(ing)から。 **びけい【美形】**[名]美しい容姿。美貌[びぼう]。また、美人。古い言い方。 **ひげき【悲劇】**[名]①悲しい結末で終わる劇。「ギリシャー」⇔喜劇 ②いたましく、悲しい出来事。「戦争の―」 **ひけぎわ【引け際・“退け際】**[名]その日の仕事が終わるまぎわ。▽「ひきぎわ」は別の語。 **ひけし【火消し】**[名]①火を消すこと。「―つぼ(炭火を入れて消すつぼ)」 ②江戸時代の消防士。「町―」 ③野球で、「ストッパー」のこと。 **ひけつ【否決】**[名・-スル]会議などに提出された議案が不承認となること。「予算案が―される」⇔可決▽「非決」は誤り。 **ひけつ【秘訣】**[名]人に知られていない、非常に効果的な方法。「成功の―」▽「秘決」は誤り。[同]こつ・奥の手 **ピケットライン**[名]組合がスト破りなどを防ぐためにたてる監視人の列。ピケライン。|picket line **ひけどき【引け時・“退け時】**[名]学校や会社などが終わって、帰る時刻。退出の時刻。▽「ひきどき」は別の語。 **ひけめ【引け目】**[名]自分が相手よりおとっていると感じる気持ち。また、そう感じる点。「―を感じる」「―がある」[同]劣等感 **ひげもじゃ【×髭もじゃ】**[名・形動]顔にひげがいっぱい生えているようす。▽「髭」は、口ひげ。 **ひけらかす**[他五]得意になって見せつける。見せびらかす。「知識を―」 **ひける【引ける】**[自下一]①会社などが終わって、帰る。「役所がー」▽「退ける」とも書く。 ②弱気になる。気おくれがする。「気が―」 **ひけん【比肩】**[名・-スル]―と同程度のものが、かたを並べること。同等であること。「彼に―する者がない」[類]匹敵 **ひけん【披見】**[名・-スル]開いて見ること。「文書を―する」 **ひけん【卑見・×鄙見】**[名]自分の意見。へりくだった言い方。「―を申しのべます」 **ひけんしゃ【被験者】**[名]試験や実験の対象となる人。▽検査の対象となる人は「被検者」。 **ひこ【×曾孫】**[名]孫の子供。ひまご。ひこまご。▽平安時代には、「ひこ」は孫。「ひひこ」が曾孫を意味していた。 **ひご【肥後】**[名]旧国名。今の熊本県。西海道の一国。古くは「火の国」といい、肥前・肥後に二分された。 **ひご【卑語・×鄙語】**[名]下品で、いやしいことば。 **ひご【飛語・×蜚語】**[名]なんの根拠もない、無責任なうわさ。デマ。「口流言[りゅうげん]―」 **ひご【×籤】**[名]竹を割って、細くけずったもの。かご・ちょうちんなどをつくる。竹ひご。「―細工」 **ひご【×庇護】**[名・-スル]たいせつにかばって、守ってやること。「―を受ける」[類]保護 **ピコ**[接頭]単位の上に付けて、その一兆分の一をあらわす。記号はp[ピコ]。▽たとえば、「7ps」は一兆分の七秒。|pico **ひごい【×緋鯉】**[名]コイの一変種で、全身がだいだいい色のもの。また、赤・白・黒などのまだらのものもさす。観賞用。⇔真鯉[まごい] **ひこう【非行】**[名]規則や道徳からはずれたおこない。とくに、未成年者の不正なおこない。「―にはしる」「―少年」 **ひこう【飛行】**[名・-スル]空中を飛んでいくこと。「低空―」「宇宙―士」[同]飛翔[ひしょう] **ひごう【非業】**[名]前世の報い(業)によらないこと。なっとくのいかない、いたましいとつぜんの事故や災難によること。「―の死をとげる」「―の最期」 **びこう【尾行】**[名・-スル]相手に気づかれないように、こっそりとあとをつけること。「―に気づく」 **びこう【備考】**[名]参考にするために、つけくわえること。また、そのことがら。「―欄[らん]」 **びこう【備荒】**[名]前もって不作や災害などに対する備えをしておくこと。「―作物」「―貯蓄」 **びこう【鼻孔】**[名]鼻のあな。 **びこう【鼻腔】**[名]鼻孔からのどの入り口までの空間。▽医学用語では「びくう」と読む。 **ひこうかい【非公開】**[名]一般の人たちには見せたり聞かせたりしないこと。「―の会議」⇔公開 **ひこうき【飛行機】**[名]動力によるプロペラの回転、または燃焼ガスの噴射[ふんしゃ]によって推進力をえて、空を飛ぶ乗り物。[同]航空機▽一九〇三年、アメリカのライト兄弟[きょうだい]が世界初の動力飛行に成功した。 **ひこうきぐも【飛行機雲】**[名]飛行機が飛んだあとに、尾を引いたようにできる細長く白い雲。 **ひこうしき【非公式】**[名・形動]おもて向きでないこと。正式に認められたものではないようす。「―な訪問」「―会談」⇔公式 **ひこうじょう【飛行場】**[名]飛行機が発着するためのに必要な施設のある場所。空港。 <1141> ・ひさべつぶ **ひこうせん【飛行船】**[名]水素・ヘリウムなど、空気より軽い気体を胴体につめ、その浮力で空中にうかび、プロペラを回転させて飛ぶ乗り物。 **ひごうほう【非合法】**[形動]法律に違反していること。「―の手段をとる」「―活動」⇔合法 **ひごうり【非合理】**[形動]道理や論理に合わないようす。知性や理性でとらえられないようす。⇔合理 [類]非理性的、不合理 **ひこく【被告】**[名]裁判所にうったえられた者。民事訴訟でいう。⇔原告▽一般には、刑事訴訟の「被告人」もふくめていう。 **ひこくにん【被告人】**[名]検察官に起訴され、裁判中で判決がまだ出ていない人。刑事訴訟でいう。 **ひこくみん【非国民】**[名]国民としての義務を守らず、国家を裏切るような行為をする者。 **びこつ【尾骨】**[名]脊椎[せきつい]のいちばん下の骨。尾骶[びてい]骨。▽尾をつくっていた骨が退化したもの。♪図「こっかく」 **ピコ・デラ・ミランドラ**[名]一四六三―九四。イタリアの人文主義者・哲学者。宿命論に対して自由意志にもとづき選択できることに、人間の尊厳の根拠を認めめた。主著「人間の尊厳について」の考えは、ルネサンスの新しい人間観を示した。Pico della Mirandola **ひごと【日毎】**[名]毎日。日々。「―に寒くなる」「―夜ごと」 **ひごのかみ【肥後守】**[名]折りたたみ式のナイフで、「肥後守」の文字がほってあるもの。 **ひこぼし【彦星】**[名]↓「けんぎゅう(牽牛)」 **ひごろ【日頃】**[名]いつも。日常。「―の行動がたいせつだ」「―思っていること」▽「日ごろ」は、毎日続くことに重点がある。「日ごろの努力」。「ふだん」は、特別のことがない時。「ふだんの日」。 **ひざ【膝】**[名]足の一部。すねともものあいだの関節部のおもて側。ひざがしら。「―をくずす(=楽に座る)」「―からももにかけての部分。「―まくら」 **膝が抜ける** ズボンのひざの当たるところが、すりきれたりのびたりする。 **膝が笑う** 登山などで足がつかれてがくがくする。 **膝を打つ** とつぜん思いあたったり、感心したりすること。「はたと―」[類]膝をたたく **膝を屈する** 相手に負けて従う。[類]膝を折る・膝を突く **膝を乗り出す** 興味を感じて前へ進みでる。話題に乗り気になる。[類]膝を進める **膝を交える** 親しくうちとけて話しあう。[類]膝を突き合わせる **ビザ**[名]入国許可証。入国さきの大使館などが外国人の入国者のパスポートに裏書きする。査証。ヴィザ。「―の申請」「―が下りる」「visa」 **ピザ**[名]小麦粉を練ってつくった生地の上に、野菜・肉・魚介・チーズなどをのせて天火で焼いた食べもの。ピザパイ。ピッツァ。「pizza」 **ひさい【非才・菲才】**[名]才能や能力のないこと。また、自分の才能をへりくだっていうことば。「浅学―」 **ひさい【被災】**[名]天災や戦災などの大きな災難にあうこと。「地震の―地」[類]罹災 **びさい【微細】**[形動]非常に細かいこと。「―にわたる調査」 **びざい【微罪】**[名]ごく軽い罪。 **ひざおくり【膝送り】**[名]ひざを動かして、順々に席をつめること。ひざぐり。 **ひざがしら【膝頭】**[名]ひざの関節の前側の出たところ。ひざこぞう。 **ひさかたぶり【久方振り】**[名]ひさしぶり。 **ひざかり【日盛り】**[名]一日のうちで、太陽がもっとも強く照りつけるころ。「夏の―」 **ひさく【秘策】**[名]だれにも知らせずに、こっそりと練りあげたはかりごと。「―を練る」「―を授ける」 **ひさぐ【鬻ぐ】**[動]「売る」の古い言い方。「春を―(=売春する)」 **ひざくりげ【膝栗毛】**[名]乗り物に乗らず、歩いて旅をすること。▽ひざを栗毛のウマの代わりにするという意味。 **ひさご【瓠・瓢・匏】**[名]ヒョウタンやユウガオなどの実。また、その中をくりぬいて乾燥させた容器。ふくべ。酒などを入れる。 **ひざこぞう【膝小僧】**[名]「ひざがしら」のくだけた言い方。「―をすりむく」 **ひさし【庇・廂】**[名]①建物ののきなどに張りだした雨や日ざしを防ぐ小さな屋根。「―を打つ雨」②帽子の、ひたいの上にさし出た部分。つば。 **庇を貸して母屋を取られる** 一部分を貸したのがもとで、全部をとられてしまう。 **ひざし【日差し・陽射し】**[名]太陽の光。また、日の照りぐあい。「強い―を浴びる」 **ひさしい【久しい】**[形]長い時間がたっている。「別れてから―」「久しくお目にかからない」「―以前」 **ひさしぶり【久し振り】**[名]長いあいだ会わなかったあとでその人に会うこと。また、長い時間がたったあとで、再びそのことが生じること。ひさかたぶり。「―に友と会う」「―の雨」[類]しばらく振り **ひざづめ【膝詰め】**[名]たがいのひざがさわるほど近く寄って向きあうこと。また、そのように厳しく相手にせまること。「―談判」 **ピサのしゃとう【ピサの斜塔】**[名]イタリア中西部のピサ市にある大聖堂の鐘楼。一三五〇年に完成したが、建設中に地盤がゆるみ、かたむいている。高さ約五五㍍。 **ひさびさ【久久】**[名]久しぶりであること。「―の快勝」「―に訪ねる」 **ひさべつぶらく【被差別部落】**[名]近世以降、封建的身分制度により、不当な差別待遇を受けた人々の住む地域。一八七一年(明治四)、法律上の差別はなくなったが、現在も偏見などにもとづく社会的差別は残っている。 <1142> **ひざまくら【膝枕】**[名]他人のひざをまくらにして横になること。 **ひざまずく【跪く】**[動]両ひざを地面につけてかがむ。「ひざまずいて神にいのる」[類]ぬかずく **ひさめ【氷雨】**[名]みぞれまじりの、秋の冷たい雨。また、ひょう。あられ。 **ひざもと【膝下・膝元】**[名]①父母のそば。手もと。「親の―をはなれる」②「おひざもと」 **ピサロ**[名]一四七五?―一五四一年。スペインの探検家。南アメリカ大陸にわたり、一五三三年にインカ帝国をせめほろぼした。Francisco Pizarro **ひさん【飛散】**[名]とびちること。また、とびちらすこと。「ガラスの破片が―する」 **ひさん【悲惨】**[形動]みじめで、むごたらしいようす。悲しくて心がしめつけられるようす。「―な結末をむかえる」[類]無残 **ビザンチンていこく【ビザンチン帝国】**[名]ローマ帝国が東西に分裂して成立した、東ローマ帝国。三九五―一四五三年。首都はコンスタンティノープル(=今のイスタンブール)。ギリシャ正教を信仰し、キリスト教とギリシャの文化を融合させたビザンチン文化を形成した。 **ひし【秘史】**[名]世に知られていない、かくれた歴史。秘密の歴史。「南朝―」 **ひし【菱】**[名]ヒシ科の一年草。沼や池に自生し、夏、小さな白い花が咲く。実はひし形でとげがあり、かたく、でんぷんをふくむ。実を食用にする。 **ひじ【肘・肱・臂】**[名]うでの中ほどにある関節の外側の部分。「―を曲げる」「―をつく」 **ひしお**[名]①なめみその一種。コムギとダイズのこうじにナスやウリなどを加えてつくる。▽「醤」と書く。②魚・肉類の塩づけ。しおから。▽「醢」と書く。 **ひしがた【菱形】**[名]四辺の長さが等しく、どの角も直角でない四辺形。トランプのダイヤの形。▽ヒシの実のような形。 **ひしかわもろのぶ【菱川師宣】**[名]一六一八?―九四年。江戸前期の浮世絵の大成者。美人画にすぐれ、版画に力を入れた。代表作「見返り美人図」は、晩年の肉筆の浮世絵。 **ひじき【鹿尾菜】**[名]ホンダワラ科の海藻。海中の岩につき、茎[くき]はまるく、枝は細長い。黄褐色で、かわくと黒くなる。食用。 **ひしぐ【拉ぐ】**[動]手でつかんでおしつぶす。勢いをくじく。「鬼の腕をも―勢い」 **ひしげる【拉げる】**[動]おされてつぶれる。ひしゃげる。「地震で家が―」「鼻が―(=やりこめられる)」 **ひししょくぶつ【被子植物】**[名]種子植物の中で、胚珠[はいしゅ]が子房[しぼう]の内に包まれているもの。双子葉類と単子葉類とに分けられる。サクラ・キク・イネなど。⇔裸子植物 **ビジター**[名]①野球などで、遠征チーム。相手の競技場に行くほうのチーム。visitor②ゴルフで、そのゴルフ場の会員ではないプレーヤー。 **ひしだしゅんそう【菱田春草】**[名]一八七四―一九一一年。明治期の日本画家。長野県生まれ。橋本雅邦に学び、岡倉天心の日本美術院の創立に参加した。線による描写をさけた画法は朦朧[もうろう]体と呼ばれる。代表作「黒き猫」「落葉」。 **ひしつ【皮質】**[名]脳・腎臓などの臓器のおもての部分。「副腎―ホルモン」⇔髄質 **びしてき【微視的】**[形動]①ものごとを、全体よりも細部に分け入って観察するようす。ミクロ的。「―な見かた」②顕微鏡でなければ見分けられないほど小さいものであるようす。「―な世界」⇔巨視的 **ひじでっぽう【肘鉄砲】**[名]さそいや申しこみを強く断ること。はねつけること。ひじてつ。「―を食らわす」▽ひじで強く突くという意味から。 **ひしと**[副]ぴったりとすきまなく、しっかりと手をにぎるようす。また、だきあうようす。強くせまって感じられるようす。「―胸にこたえる」 **ビジネス**[名]仕事。とりひき。商売。事業。「―上のトラブル」「business」 **ビジネスホテル**[名]おもに、出張するビジネスマンを対象とした、実用本位で安いホテル。シングルの部屋が多い。▽businessとhotelから。[和] **ビジネスマン**[名]実業家。事業家。会社で、営業や事務の仕事にたずさわる人。ホワイトカラー「businessman」 **ビジネスライク**[形動]感情をまじえず、ものごとを事務的にあつかうようす。「―に処理する」businesslike **びしびし**[副]厳しいようす。激しいようす。「―とりしまる」「―きたえる」 **ひしひしと【犇犇と】**[副]強く身にせまって感じられるようす。「親のありがたさを―感じる」 **ひじまくら【肘枕】**[名]自分の片ひじを曲げて、まくらの代わりにすること。 **ひしめく【犇めく】**[動]人が大勢で、おしあいへしあいする。「観客が―」 **ひしもち【菱餅】**[名]ひし形に切ったもち。ひな祭りに、赤・白・緑のものを三段に重ねて供える。 **ひしゃ【飛車】**[名]将棋の駒の一つ。縦にも横にもまっすぐに自由に動ける。「王手―とり」 **ひしゃく【柄杓】**[名]わん形の入れものに長い柄をつけた、水などをくむ道具。 **びじゃく【微弱】**[形動]反応やはたらきなどが、あるのかないのかわからないほどかすかで弱いようす。「―な脈拍」「―な震動を観測した」 **ひしゃげる**[動]「ひしげる」のくだけた言い方。 **ひしゃたい【被写体】**[名]写真に写される人やもの。 **びしゃもんてん【毘沙門天】**[名]よろい・かぶとを身につけて、宝塔を持ち、おそろしい顔をした、仏法を守る神。多聞天。日本では、七福神の一人としても信仰される。→図「しちふくじん」 **ぴしゃりと**[副]①平たいものを強く打ったり、戸やしょうじなどを手あらくしめる音をあらわす。②相手を手厳しく断ったり、冷たく言いきったりするようす。 <1143> ・びじれいく **びしゅ【美酒】**[名]うまい酒。「勝利の―に酔う」「―佳肴[かこう](=うまい酒とさかな)」 **ビジュアル**[形動]目に見えるようす。視覚にうったえるようす。「―なデザイン」「visual」 **ひしゅう【肥州】**[名]「肥前」「肥後」をまとめた呼び名。 **ひしゅう【飛州】**[名]↓「ひだ(飛騨)」 **ひしゅう【悲愁】**[名]悲しみと、うれい。また、悲しみうれえること。 **ひじゅう【比重】**[名]①他と比べたときの、重要さの程度。「教育問題に―を置く」「人件費の―が大きい」[類]重要度②[理]ある物質の質量を、これと同体積のセ氏四度の水の質量で割ったもの。単位はない。 **びしゅう【尾州】**[名]↓「おわり(尾張)」 **びしゅう【美醜】**[名]うつくしいことと、みにくいこと。顔かたちのよしあし。「―を問わない」 **びしゅう【備州】**[名]「備前」「備中」「備後」をまとめた呼び名。 **ひしゅうしょくご【被修飾語】**[名][文法]他の語に修飾されて意味を限定される語句。「白い花」の「花」、「激しくふく」の「ふく」など。⇔修飾語 **ひじゅつ【秘術】**[名]秘密にして人には知らせない術。「―をつくして戦う」 **びじゅつ【美術】**[名]色や形で美を表現する芸術。絵画・彫刻・建築・写真など。「―工芸品」 **びじゅつかん【美術館】**[名]美術品を陳列して人々に見せるための施設。「―めぐり」 **ひじゅん【批准】**[名]外国と結んだ条約などを、国家が最終的に認めること。また、その手続き。日本では、内閣が国会の承認をえておこなう。「講和条約を―する」 **ひしょ【秘書】**[名]①重要な地位や役職の人のそばにいて、仕事の連絡や事務などをする人。「社長―」②人にかくして見せない書物。 **ひしょ【避暑】**[名]暑さをさけて、すずしい土地に一時移って生活すること。「―地」⇔避寒 **びじょ【美女】**[名]美しい女性。美人。「美男―」⇔醜女 **ひしょう【卑小】**[形動]ちっぽけで、とるにたりないようす。 **ひしょう【卑称】**[名]自分または相手をいやしめていう言い方。「小生」「てめえ」「あん畜生」など。⇔尊称・敬称 **ひしょう【費消】**[名]かねや品物などを使いはたすこと。「公金―」 **ひしょう【悲傷】**[名]深く悲しくいたましいこと。深く悲しみいたむこと。 **ひしょう【飛翔】**[名]空をはばたいて飛ぶこと。「大空高く―する」 **ひじょう【非常】**[名]①ふだんとちがう、さしせまったことが生じた状態。また、ひどい危険が生じそうな状態。「―手段をとる」「―の際は」「―階段」②[形動]程度がひどいようす。たいへん。「―に寒い」「―な努力」 **ひじょう【非情】**[形動]①人間でありながら人間らしい気持ちがないこと。「冷酷―な性格」②人間や動物とはちがって、感情をもたないもの。木や石など。⇔有情 > **つかいわけ 無情・非情** > ともに仏教語で「有情」の対語。「無情」は、温かさや同情する気持ちがないこと。「試合当日、無情の雨が降る」。「非情」は、すべての人間らしい感情と縁がないこと。「非情のおきて」。 **びしょう【美称】**[名]ほめた言いかた。「酒」を「おみき」、「結婚式」を「華燭[かしょく]の典」というなど。 **びしょう【微小】**[形動]非常に小さくて細かいようす。「―な生物」⇔巨大 **びしょう【微少】**[形動]非常に少なくて問題にならないようす。「―な損害」[類]僅少 **びしょう【微笑】**[名]にっこり笑うこと。ほほえみ。「―をうかべる」▽「徴笑」は誤り。 **びじょう【尾錠】**[名]ベルトなどのはしにとりつけるしめ金。バックル。 **ひじょうきん【非常勤】**[名]毎日ではなく、きまった日時だけ勤めること。「―講師」⇔常勤 **ひじょうぐち【非常口】**[名]建物や乗り物で、火事や地震などのとき、にげだすための出口。 **ひじょうじ【非常時】**[名]災害など、重大なことが起こった時。また、戦争など、国際的な危機がせまった時。「―に備える」[類]有事 **ひじょうしき【非常識】**[形動]ふつうの社会人の常識的な判断や習慣についてよく心得ていない。また、それにかまわないこと。「―な発言」⇔常識 **ひじょうせん【非常線】**[名]犯罪事件などが起こったとき、その地域に住民がたちいるのを禁じたり、道路に多数の警官を配置したりして、厳重に警戒すること。「殺人犯が逃走し、―が張られた」 **びしょく【美食】**[名]うまいものを食べること。また、ぜいたくな食事。「―家」⇔粗食 **ビショップ**[名]①キリスト教で、聖職の一つ。司教(カトリック)、主教(ギリシャ正教)、監督(プロテスタント)をさす。②チェスの駒の一つ。①をかたどったもの。将棋の角行と同じで、ななめ四方に動く。「bishop」 **びしょぬれ【びしょ濡れ】**[名]ひどくぬれること。「にわか雨にあって―になる」[類]ずぶぬれ **ビジョン**[名]①将来や未来についての展望。未来像。「二一世紀の日本の―をえがく」②視覚。幻影。映像。幻想。「vision」 **ひじり【聖】**[名]①徳の高い人。また、徳の高い僧。[類]聖人②大きな寺に属さず、ひとり修行する僧。③学問・技芸などの、非常にすぐれた人。「歌の―」 **びじれいく【美辞麗句】**[名]美しくかざった、相手にとって感じのいいことば。「―を並べる」 <1144> **びしん【微震】**[名]地震動の強さをあらわした昔の震度階級の一つ。じっとしている人に感じられる程度のかすかな地震。 **びじん【美人】**[名]顔や姿の美しい女性。美女。「絶世の―」「―薄命」 **びじんが【美人画】**[名]女性の美しさを主眼にした絵。とくに浮世絵をさす。鈴木春信・喜多川歌麿の作品が有名。 **びじんはくめい【美人薄命】**[名]美人は美しい代わりに、早死にすることが多い。[類]佳人薄命 **ビス**[名]小さいねじ。ねじくぎ。「vis」 **ひすい【翡翠】**[名]①青緑色の、つやのある宝石。古代から装身具に用いられた。「―の指輪」②「かわせみ」の別名。 **ビスケット**[名]洋菓子の一つ。小麦粉に牛乳・バター・砂糖などを加え、うすくのばして型ぬきをし、オーブンで焼いたもの。「biscuit」 **ヒスタミン**[名]動物の組織内にふくまれる物質の一つ。毛細血管の拡張などにかかわり、炎症やアレルギー症状の原因にもなる。「抗―剤」「histamine」 **ヒステリー**[名]①神経症の一つ。精神的な原因から頭痛やけいれんを起こしたり、声が出なくなったりする。②興奮して感情がおさえられず、おこったり泣きわめいたりするような状態。ヒス。「―を起こす」「Hysterie」 **ヒステリック**[形動]病的に興奮したようす。ヒステリカル。「―な話しかた」「hysteric」 **ピストル**[名]手で撃つことができる小型の銃。拳銃。短銃。「pistol」 **ビストロ**[名]洋風の小さな居酒屋。また、気楽なフランス料理店。「bistro」 **ピストン**[名]筒の内側に沿って往復運動する円柱形の部品。内燃機関やポンプなどに使う。活塞[かっさい]。「―ポンプ」「piston」 **ピストンゆそう【ピストン輸送】**[名]二つの地点を休みなく往復して、ものや人を運ぶこと。「車でーする」 **ビスマルク**[名]一八一五―九八年。ドイツの政治家。プロイセンの首相として普仏戦争に勝ち、ドイツを統一した。ドイツ帝国初代宰相。内政、外交ともに手腕を発揮、鉄血宰相と呼ばれた。Otto Eduard Leopold Fürst von Bismarck **ひずみ【歪み】**[名]①ねじれたりゆがんだりして、もとの形が変わること。また、そのねじれやゆがみ。「―が生じる」②むりな力によって起こる悪い影響。「高度経済成長の―」「教育の―」[類]しわ寄せ **ひずむ【歪む】**[動]むりな力が加わって形がゆがむ。いびつになる。「音が―」 > **つかいわけ ひずむ・ゆがむ** > どちらもいびつになって正しい形が失われること。「ひずむ」は、外圧を受けて一部にずれが生ずること。「床板がひずむ」。「ゆがむ」は、全体が曲がりねじれること。「顔がゆがむ」。 **ひする【比する】**[動]ほかのものと比べる。比較する。「昨年に―して、三倍の売り上げとなる」 **ひする【秘する】**[動]かくす。秘密にする。「厳重に―」「名を―」[類]秘める **秘すれば花なり** 深く秘めることによって、かえって芸術的な感動を呼びおこすものだ。▽世阿弥の「風姿花伝」から。 **びせい【批正】**[名]批評してまちがいを正すこと。「―をこう」 **びせい【美声】**[名]美しい声。聞いて快い声。「―の持ち主」⇔悪声 **びせい(尾生)の信**[名]信義のかたいこと。また、融通のきかないことのたとえにも。ばか正直に約束を守ること。▽尾生は、約束しながら来ない女を橋の下で待ちつづけ、ついに大雨で川が増水し、溺死してしまったという故事(中国、「史記」)から。 **ひせいふそしき【非政府組織】**[名]↓「エヌジーオー」 **びせいぶつ【微生物】**[名]顕微鏡でなければ見えない、きわめて小さな生物。おもに細菌・かび・原生動物など。 **ひぜに【日銭】**[名]毎日、収入として手にはいるかね。「―をかせぐ」「―がはいる」 **ひぜめ【火攻め】**[名]昔の戦争で、火をかけてせめること。やきうち。 **ひぜめ【火責め】**[名]火を使ってする拷問。ひ攻め。「―水責め」 **ひせん【卑賤】**[形動]地位や身分が低く、いやしいこと。「―の身」⇔高貴 **ひぜん【肥前】**[名]旧国名。今の佐賀県と長崎県の一部。西海道の一国。「―焼(=有田焼・唐津焼など)」 **びぜん【備前】**[名]旧国名。今の岡山県南東部。山陽道の一国。大化改新後に吉備の国を三分割したものの一つ。のちさらに、備前から美作[みまさか]の国が分かれる。「―焼」▽同県に同名の市がある。 **ひせんきょけん【被選挙権】**[名]選挙で、立候補者となる権利。選挙によって公職に就くことができる権利。⇔選挙権▽衆議院議員は満二五歳以上、参議院議員は満三〇歳以上で資格を得る。 **ひせんきょにん【被選挙人】**[名]被選挙権をもつ人。⇔選挙人 **ひせんろん【非戦論】**[名]戦争に反対する意見や主張。「―を唱える」[類]反戦論⇔主戦論▽とくに、日露戦争に反対した内村鑑三らの主張。 **ひそ【砒素】**[名]非金属元素の一つ。つやのある灰色の結晶や黄色い粉末などの種類がある。猛毒。農薬や半導体などに使う。元素記号As **びそ【鼻祖】**[名]最初に始めた人。元祖。▽「鼻」は、はじめという意味。 **ひそう【皮相】**[形動]ものの見かたや判断が、表面やうわべだけをとらえたもので浅いこと。「―な見解」 <1145> ・ひたすら **ひそう【悲壮】**[形動]悲しくても、なお心をふるいたたせて勇ましくふるまうようす。「―な最期をとげる」「―美」 **ひそう【悲愴】**[形動]悲しくて、見ていられないほど痛ましいようす。「表情に―感がただよう」[類]悲痛・沈痛 **ひぞう【秘蔵】**[名]①たいせつにしまっておいて、人にはめったに見せないこと。また、たいせつにしまってあるもの。「―の宝物」②手もとにおいて非常にかわいがり、たいせつにあつかうこと。「―の弟子」 **ひぞう【脾臓】**[名]胃の左後ろにある内臓。リンパ球をつくり、古い赤血球をこわすはたらきがある。▷図「ないぞう(内臓)」 **びそう【美装】**[名]美しくよそおうこと。美しく着かざること。「―をこらす」 **ひぞうっこ【秘蔵っ子】**[名]たいせつに育てている子。また、弟子の中でとくに目をかけている者。「ひぞっこ」とも。 **ひそか【秘か・窃か・密か・私か】**[形動]人にしられないように、かくしてこっそりするようす。「―な期待をいだく」「―に計画する」 **ひぞく【卑俗】**[形動]程度が低く、いやしいようす。低俗。「―な趣味しかもちはわせない」⇔高尚 **ひぞく【卑属】**[名]親族のうち、その人に後続する血縁の者。子・孫は、直系卑属。めい・おいは傍系卑属。⇔尊属 **ひぞく【匪賊】**[名]集団で殺人や略奪をする盗賊。群盗。▽「匪」は、悪事になれた者のこと。 **びぞく【美俗】**[名]よい風俗や習わし。「良風―」 **びそくどさつえい【微速度撮影】**[名]映画のフィルムをゆっくり回して撮影すること。これをふつうの速度で映写すると、短時間で動きが早く見える。⇔高速度撮影 **ひそひそ**[副]人に知られないように、小さな声で話すようす。こっそりと。「―話し声がする」 **ひそみ(顰)に倣う** むやみに人のまねをすること。▽絶世の美女の西施[せいし]が、胸を病んでまゆをひそめたうれい顔がさらに美しかったので、まわりの女たちもまゆをしかめて見せたが、かえって気味悪がられたという故事(中国、「荘子」)から。「顰」は、まゆをひそめること。②他人のまねをすることのへりくだった言い方。 **ひそむ【潜む】**[動]①見えないようにかくれる。「木のかげに―盗人」②内部にあって、外からは見えない。「心に―敵意」 > **つかいわけ 隠れる・潜む** > 「隠れる」は、ものかげにはいって外から見えないようにすること。「潜む」は、いつかは外に出ようと、人に知られないようにひそかにようすをうかがいながら、かくれていること。「隠れ家に潜む」「能力が潜む」。 **ひそめる【潜める】**[動]外にあらわさないようにかくす。また、人に知られないようにする。「身を―」「息を―」「鳴りを―」 **ひそめる【顰める】**[動]まゆのあたりにしわを寄せる。「まゆを―」▽不快・不安をあらわす。 **ひそやか【密やか】**[形動]①人に知られないように、かくして静かにするようす。「―にささやく」②物音がせず、静かなようす。[類]ひっそり **ひだ【襞】**[名]スカートやはかまなどに、たたんでつけた折り目。また、そのように見えるもの。「―をとる(―をつくる)」「山―」 **ひだ【飛騨】**[名]旧国名。今の岐阜県北部。東山道の一国。飛州[ひしゅう]。「―の匠[たくみ]」 **ひたい【額】**[名]髪の生えぎわから、まゆまでのあいだの部分。おでこ。「富士―」 **額に汗する** 一生けんめい働く。 **額に八の字を寄せる** 不きげんな、むずかしい顔をする。 **ひだい【肥大】**[名]①太って大きくなること。②病気のために異常に大きくなること。「心臓―」「―化する都市」 **びたい【媚態】**[名]①女性のなまめかしい姿。男性にこびる態度。②人のきげんをとる態度。こびへつらうようす。「上役にーをふりまく」 **びたいちもん【鐚一文】**[名]ごくわずかな金額。「―も出さない」「―まけられない」▽「びた銭(=粗悪な貨幣)一文」の略。 **ひたおし【直押し】**[名]力をゆるめず、ひたすらおし進むこと。「―にせめる」 **びだくおん【鼻濁音】**[名]鼻にかかって発音されるガ行音。発声するときに出る息が鼻へぬける。たとえば東京語では、「しらぎく」の「ぎ」、「うぐいす」の「ぐ」、「私が」の「が」など、文節のはじめ以外のガ行音。[]▽日本全国では、この音をもたない地方も多くある。 **ピタゴラス**[名]紀元前六世紀ごろの人。ギリシャの哲学者・数学者。宗教団体を組織した。万物は数の関係によって秩序づけられると考え、数学や天文学の発展につくした。また、直角三角形の斜辺の平方はほかの二辺の平方の和に等しい(ピタゴラスの定理)ことを発見した。「Pythagoras」 **ひたす【浸す】**[動]ものを液体の中に入れ、液体をたっぷりとふくませる。「タオルを冷たい水に―」 > **つかいわけ 漬ける・浸す** > 「漬ける」は、長いあいだたっぷりした液体の中に入れる感じだが、「浸す」は、ものがちょうどかぶるぐらいの液に、一時的に入れる感じがする。「せんたくものを水に漬ける」「手を水に浸す」。 **ひたすら**[副]ただそれだけに集中するようす。「―いのる」[類]願い[連語]いちずに▽「一向」「只管」と当てる。 > **つかいわけ**→「ひたむき」を見よ。 <1146> **びたせん【鐚銭】**[名]表面がすりへった粗悪なかね。室町時代は永楽銭以外のもの、江戸時代は寛永銭の一文銭など。びた。 **ひたたれ【直垂】**[名]武士の服装。そでにくくりがあり、胸ひもを結び、すそははかまの中に入れる。もと、庶民の平服で、平安末期ごろから武士の平服、江戸時代には礼服となった。 **ひたち【常陸】**[名]旧国名。今の茨城県の大部分。東海道の一国。常州[じょうしゅう]。「―帯」▽同県にある市は「日立」と書く。 **ひだち【肥立ち】**[名]①弱っていたからだが元気をとりもどすこと。お産のあとの回復。「産後の―がよい」②赤んぼうが日ごとに育つこと。「―のいい子」▽「日立ち」とは書かない。 **ひだね【火種】**[名]①たきぎや炭を燃やすもとになる火。「―を絶やさない」▽さわぎや争いの原因をたとえてもいう。「紛争の―」 **ひたはしり【直走り】**[名]休まず一心に走りつづけること。ひたばしり。「―に走る」 **ひたひた**[副][形動]①水が岸やへりを打つ音をあらわす。「波が舟べりを―とたたく」②水が寄せてくるようにだんだんとせまるようす。「敵が―とおし寄せる」③水がようやくひたす程度であるようす。「水を―に入れる」 **ひたぶるに**[副]しゃにむに。乱暴でもかまわずに力をふるっていくようす。「ひたぶるな努力」 > **つかいわけ**「ひたむき」を見よ。 **ひだまり【日溜まり】**[名]冬などに、日光がよく当たる暖かい場所。「―に猫がいる」 **ビタミン**[名]動物に不可欠な栄養素の一つ。体内ではつくられないので、食物などから摂取する。▽原則として発見順にA・B・C・・・と名付けられた。「Vitamin」 **ひたむき【直向き】**[形動]他のことには見向きもせず、まっすぐに一つのことに熱中してうちこむようす。「―な愛」「―に勉学する」 > **つかいわけ ひたむき・ひたすらほか** > 「ひたむき」は、ただ一つの方向に心を向けて、一生けんめいなようす。「ひたむきに合格を目ざす」。「ひたすら」は、そのことだけひとすじに。「ひたすら弁解に努める」。「ひとすじ」は、一本の糸のように一貫してやりぬくようす。「学問ひとすじ」。「いちず」は、一つのみちを進んでわき見しないようす。「いちずに信じこむ」「いちずな性格」。「ひとえに」は、ものごとの結果について、原因・理由を「まったくそれ一つ」とする話し手の気持ちをあらわす。「ひとえに努力のたまものだ」「ひとえに彼のおかげ」。「ひたぶるに」は、乱暴であっても、しゃにむにするようす。「ひたぶるにはげむ」。 **ひためん【直面】**[名]能を演じるとき、シテが面をつけないこと。「ひたおもて」とも。 **ひだり【左】**[名]①南を向いたとき東にあたるほう。また、そちら側の手や足。▽「ひ(日)い(出)で(方)り(向)」、つまり南面して太陽の出る方向のこと。日本では、右よりも左を上位とした。たとえば、右大臣より左大臣のほうが位が上など。②政治上、急進的な思想傾向。革新。左翼。「―がかる」→右③酒がすきなこと。「―きき」 **ひだりうちわ【左団扇】**[名]働かなくても楽に暮らせること。「―で暮らす」 **ひだりきき【左利き】**[名]①左手のほうが右手よりよくはたらくこと。また、左手でするほうがうまい人。「―のテニスは相手しにくい」⇔右利き [類]サウスポー②酒の好きなこと。また、酒の好きな人。左党[さとう]⇔辛党▽石工[いしく]がのみをもつほうの手(=のみ手)が左であることから。 **ひだりづま【左褄】**[名]芸者のこと。「―をとる(=芸者になる)」▽歩くとき左手で着物のつまをとることから。 **ひだりて【左手】**[名]左の手。また、左のほう。左側。「―で書く」「―に見える山」⇔右手 **ぴたりと**[副]①急に止まったり、すっかりやめたりするようす。「酒を―やめる」②すきまなくくっついているようす。「―張りつく」③うまく合ったり、当たったりするようす。「だまって座れば―当てる」 **ひだりまえ【左前】**[名]①相手から見て、着物の左側を上にする着方。ふつうとは逆で、死者に着せる。→右前▽女性の洋服は、ふつう相手から見て左前。②事業などがうまくいかず、経済的に苦しくなること。「家業が―になる」 **ひだりまき【左巻き】**[名]①左のほうへ巻くこと。②頭のはたらきがにぶいこと。 **ひだりむき【左向き】**[名]左のほうへ向くこと。左に向いているもの。「―の顔写真」 **ひたる【浸る】**[動]①水や湯などにつかる。「湯に―」②ある心境や感情などに身をゆだねる。「なつかしい思い出に―」「喜びに―」 **ひだるい【饑い】**[形]空腹でひもじい。 **ひだるま【火達磨】**[名]全体が火に包まれて燃えあがること。「―になって落下する」 **ひたん【悲嘆・悲歎】**[名]かなしみなげくこと。「―にくれる」 **びだん【美談】**[名]人を感動させるようなりっぱな話。「人命救助の―」 **びだんし【美男子】**[名]顔かたちの美しい男。「びなんし」とも。 **ピチカート**[名][楽]バイオリンなどで、弓を使わず、弦を指ではじいて音を出す奏法。ピッチカート。記号はpizz.「pizzicato」 **びちく【備蓄】**[名]万一に備えてたくわえること。備荒貯蓄。「石油を―する」 <1147> ・ひっくりか **ぴちぴち**[副][形動]①魚などが勢いよくはねるようす。「あみの中で―はねる」②若々しくて、元気があふれているようす。「―したはだ」 **ひちゅうのひ【秘中の秘】**[名]とりわけ秘密にしていること。絶対の秘密。[類]極秘 **ひつ【櫃】**[名]①昔、道具類や衣類などを入れた、ふたつきの大形の箱。長びつ・唐びつなど。「かぞえ方]架・合・棹[さお]②[「おひつ」の形で]たきあがっためしを入れておく木の入れもの。めしびつ。おはち。 **ひちりき【篳篥】**[名]雅楽で用いる管楽器。約一八㎝の桜の縦笛で、おもてに七つ、裏に二つの穴がある。→図「ががく」 **ひつあつ【筆圧】**[名]ペンや筆などで文字を書くとき、紙面に加わる圧力。▽個人によって差があるので、筆跡鑑定に利用される。 **ひつう【悲痛】**[形動]とても悲しくて、痛みを感じるようす。「―なさけび声」「―な面持ち」 **ひっか【筆禍】**[名]発表した文章が原因で、受ける非難や処罰。「―事件を招く」▽話したことによる場合は「舌禍[ぜっか]」。 **ひっかかる【引っ掛かる】**[動]①ものにかかって止まる。「たこが電線に―」②水などを浴びる。「どろ水がー」③待ちかまえていたものに止められる。「検問に―」④だまされる。「まんまとうそに―」⑤気になることがあって前に進めない。「この話にはどうもーものがある」 **ひっかく【引っ掻く】**[動]つめやさきのとがったもので、くいこませるようにこする。「顔を―」 **ひっかける【引っ掛ける】**[動]①張りだしたものなどに一部をかける。「背広をハンガーにー」②むぞうさに着たりはいたりする。「サンダルをー」「コートを引っ掛けて歩く」③酒などをひと息に飲む。「一ぱい―」④自動車などがひいたり、ぶつかったりする。「トラックに引っ掛けられた」⑤水などを浴びせる。「つばを―」⑥だます。あざむく。「うまく引っ掛けられたな」⑦関連づける。「他人の話に引っ掛けて、自分の自慢話をする」 **ひっかぶる【引っ被る】**[動]①勢いよくかぶる。むぞうさにかぶる。「頭から水を―」②他人の責任などを自分がひきうける。「友人の借金を―」[類]「かぶる」を強めた言い方。 **ひっき【筆記】**[名]書きしるすこと。また、書きしるしたもの。「口述―をとる」「―試験」 **ひつぎ【柩・棺】**[名]死体を入れる箱。かんおけ。「遺体を―におさめる」 **ひつぎのみこ【日嗣の御子】**[名]皇太子。東宮[とうぐう]。▽「日嗣」は皇位を受けつぐことを敬っていうことば。 **ひっきょう【畢竟】**[副]いろいろあっても最終的に行きつくのは。つまるところ。「―同じ結果になる」▽「畢」も「竟」も、終わる意味。「畢竟するに」の形でも使う。「人生は畢竟するに、はかないまぼろしだ」[類]結局は・要するに **ひっきりなし【引っ切りなし】**[形動]続いてとぎれず、知らせが来たり、車が通ったりするようす。絶え間ないこと。「―に車が通る」 **ビッグ**[形動]おおきな。重要な。りっぱな。「―になる」「―イベント」「―ビジネス(=巨大企業)」「big」 **ピックアップ**[名]①選びだすこと。拾いあげること。選抜。「適当な品物を―する」「―チーム」「pick up」 **ビッグアップル**[名]ニューヨーク市の愛称。「Big Apple」 **ひっくくる【引っ括る】**[動]「くくる」を強めた言い方。強くしばる。「どろぼうを―」 **ビッグネーム**[名]著名人。「big name」 **びっくり**[名]意外なことにあっておどろくこと。「―仰天」▽「吃驚」「喫驚」と当てる。 **ひっくりかえす【引っ繰り返す】**[動]①上下や表裏をさかさまにする。反対にする。「砂時計を―」「トランプのカードをー」②立っているものなどを横にたおす。「茶わんを―」③あざやかに逆の関係にする。「予想を―」 **ひっくりかえる【引っ繰り返る】**[動]①急に上下や表裏がさかさまになる。反対になる。「船が―」②立っているものなどが急に横にたおれる。「植木鉢が―」「計画が―」 <1148> ③あざやかに逆の関係になる。「形勢が―」 **ひっくるめる【引っ括める】**[動]あれこれを一つにくくる。「費用はひっくるめていくらになるか」 **ひづけ【日付】**[名]書類などに、それを作成した年月日を記入すること。また、記入された年月日。「―を入れる」▽ふつう、「日付け」とは書かない。 **ひっけい【必携】**[名]必ずそばに用意しておかなければならないこと。また、必ずもっていなければならないもの。「―の書物」「英会話―」 **ひづけへんこうせん【日付変更線】**[名]地球上の、時差による日付のずれを直すための、ほぼ一八〇度の経線に沿う線。太平洋の中央あたり。西から東に横切るときは同じ日をくりかえし、東から西に横切るときは一日省く。 **ひつけやく【火付け役】**[名]事件などを起こすきっかけをつくる役割の人。 **ピッケル**[名]登山道具の一つ。上部がつるはしのような形になったつえ。雪山で使う。「Pickel」 **ひっけん【必見】**[名]必ず見たり読んだりしなければならないこと。「―の価値がある」「―の映画」 **びっこ【跛】**[名]①足のぐあいが悪くて、ふつうに歩きにくいこと。「―をひいて歩く」②対であるべきものの形や大きさが不ぞろいなこと。つりあいがとれないこと。「くつしたがーだ」 **ひっこう【筆耕】**[名]文章や文字を書きうつしたり清書したりして、かねをもらうこと。また、それを仕事とする人。「―料」 **ひっこし【引っ越し】**[名]いままで住んだり仕事をしたりしていた場所を、別の場所に移すこと。「年度末は―が多い」[類]転居 **ひっこす【引っ越す】**[動]住む家や事務所などの場所を変える。移転する。転居する。「いなかに―」 **ひっこみ【引っ込み】**[名]①外に出ているものを内部にひき入れること。ひきこみ。「電話の―線」②関係を絶つこと。「―がつかない」③能や歌舞伎などで、舞台から役者が退場すること。また、そのときのしぐさ。 **ひっこみがち【引っ込み勝ち】**[形動]万事に消極的なようす。意欲が見られないようす。 **ひっこみじあん【引っ込み思案】**[形動]気が小さくて、進んで人前に出たり行動したりすることができないこと。また、そのような性格。 **ひっこむ【引っ込む】**[動]①中にとどまっているばかりで外に出ない。「定年後は家に―」②出ていたものが中にはいる。「こぶが―」「通りから引っ込んだ場所」③後ろに下がる。「通りから―」「関係のない者は引っ込んでろ」 **ひっこめる【引っ込める】**[動]出したものをもどしたり、とり下げたりする。「首を―」「要求を―」 **ピッコロ**[名]木管楽器の一つ。フルートより小さく、一オクターブ高い音を出す。オーケストラでは最高音部をうけもつ。「piccolo」▷図「オーケストラ」 **ひっさげる【引っ提げる】**[動]①手に提げて持つ。「大きなかばんを―」②ひきつれる。「手勢を引っ提げてかけつける」③かかえる。「要求を引っ提げてのりこむ」 **ひっさつ【必殺】**[名]相手を必ず殺すこと。また、必ず殺すという意気ごみ。「―の太刀」 **ひっさらう【引っ攫う】**[動]すばやくうばう。ひきさらう。「大金を―」 **ひっさん【筆算】**[名]数字を紙などに書いて計算すること。↓暗算 **ひっし【必至】**[形動]①必ずそうなること。そうなるのがさけられないこと。「戦争は―だ」[類]必然②将棋で、次の手以外の指し手で王将がつむこと。 **ひっし【必死】**[形動]①[名]生きのびることをまったく期待しないこと。「―の覚悟」[類]決死②[形動]死にものぐるいであるようす。「―に戦う」 **ひつじ【未】**[名]①十二支の第八番目。②昔の方角の呼び名で、南南西。③昔の時刻の呼び名で、今の午後二時ごろ。また、その前後二時間。 **ひっし(筆紙)に尽くし難い** 文章ではとても表現できない。筆舌に尽くし難い **ひっしゃ【筆写】**[名]文字などを書きうつすこと。書写 **ひっしゃ【筆者】**[名]その本や文章を書いた人。[類]作者・著者・執筆者▽文中で自分をさすときもいう。「―はこう考える」「―注」 **ひっしゅう【必修】**[名]学校の授業などで、必ず学ばなければならないこと。また、必ず学ぶようにきめられた科目。「―科目」⇔選択 **ひつじゅひん【必需品】**[名]必ずなくてはならない品物。「生活―」 **ひつじゅん【筆順】**[名]文字、とくに漢字を書くときの点や線の順序。書き順。「―がちがう」 **ひっしょう【必勝】**[名]必ず勝つこと。「―を期す」「―祈願」「先手―」 **ひつじょう【必定】**[名]必ずそうなるにちがいないこと。古い言い方。「敗北はー」[類]必然・必至 **ひっしょく【筆触】**[名]絵画で、画家の筆づかいから感じるもの。タッチ。 **ひっす【必須】**[名]どうしても必要なこと。「―の条件」[類]不可欠 **ひっすアミノさん【必須アミノ酸】**[名]栄養上、食物から摂取しなければならないアミノ酸。リジンやトリプトファンなど。 **ひっせい【筆勢】**[名]文章の勢い。また、筆の勢い。 **ひっせい【畢生】**[名]生まれてから死ぬまで。一生。「―の大事業」▽「生を畢える」という意味。 **ひっせき【筆跡・筆蹟】**[名]書きのこされた文字。また、その人のくせが出ている文字。「―鑑定」 **ひつじ【羊】**[名]ウシ科の哺乳動物。おとなしい。毛はやわらかく縮れ、毛織物や寝具の原料となる。肉は食用。「―飼い」「―雲(=高積雲)」 **ひつぜつ(筆舌)に尽くし難い** 文章やことばにはとてもあらわしようがない。[類]筆紙に尽くし難い <1149> ・ひっぱる **ひつぜん【必然】**[名]ことのなりゆきとしては、必ずそうなるときまっていること。「―の結果」「―性にとぼしい」「―的」⇔偶然[類]必至・必定 **ひっそく【逼塞】**[名]①おちぶれて、世の中から身をかくして暮らすこと。「山里に―する」②八方ふさがりでせっぱつまること。[類]窮迫 ③江戸時代の刑罰の一つで、門を閉じ、昼の外出を禁じたもの。 **ひっそり**[副]①動くものがなく、なんのもの音もしないようす。「家の中は―している」②目立たないように静かにつつましくおこなうようす。「―暮らす」「―と葬儀を済ませる」 **ひったくる【引っ手繰る】**[動]他人がしっかり持っているものを、すばやく無理やりにうばいとる。「すきを見てかばんを―」 **ひったてる【引っ立てる】**[動]むりに引っぱって連れていく。「警察に―」 **ぴったり**[副]①すきまなく、くっついているようす。「からだに―した服」「戸を―と閉める」②ずれや差がなく、完全に一致するようす。「計算がー合う」「予想が―当たる」③全くふさわしいようす。「役がらにーの衣装」「この仕事は彼に―だ」 **ひつだん【筆談】**[名]口で話す代わりに、文字を書いてたがいの考えや気持ちを伝えあうこと。 **ひっち【筆致】**[名]文字や文章の書きぶり。絵などの筆づかい。タッチ。「軽妙なーでえがく」 **ピッチ**[名]①一定時間内に同じ動きをくりかえす回数や速度。また、仕事や作業を進める速さや能力。「―走法」「―を上げる」「急―で工事が進む」②ねじの山と山、歯車の歯と歯との距離。また、文書で、行と行との間隔。「改行―」③音の高低の度合い。「―が高い」④野球で、「ピッチング」の略。「ワイルド―」「pitch」 **ピッチ**[名]石油・コールタールなどからとる黒い粘着物質。「pitch」 **ヒッチハイク**[名]通りがかりの自動車に同乗させてもらってする旅行。「hitchhike」 **ピッチャー**[名]野球やソフトボールで、打者に向かってボールを投げる役目の人。投手。「―ズプレート」「pitcher」 **ひっちゃく【必着】**[名]①手紙など約束の日までに必ず目的の場所に届くこと。「返信は月末までに―のこと」②その日までに郵便物が届いたものだけが有効であるという注意書き。「三月三一日―」 **ひっちゅう【必中】**[名]ねらったものに必ず命中すること。「一発―」 **ひっちゅう【筆誅】**[名]罪悪や過失などを書きたてて責めること。「―を加える」 **びっちゅう【備中】**[名]旧国名。今の岡山県西部。山陽道の一国。大化改新後に吉備の国を三分したものの一つ。「―鍬[ぐわ]」 **ピッチング**[名]①野球で、投手が打者に向かってボールを投げること。投球。ピッチ。「―マシン」②船や飛行機などが前後にゆれること。たてゆれ。⇔ローリング「pitching」 **ひっつかむ【引っ掴む】**[動]引っぱってつかむ。「うでを―」「髪を―」 **ひっつく【引っ付く】**[動]①ぴったりとくっつく。②男女が親しくなる。また、夫婦になる。▼俗な言い方。 **ひっつめ【引っ詰め】**[名]髪形の一つ。後ろに髪を束ねて結わえる。「―髪」 **ひっつれ【引っ攣れ】**[名]↓「ひきつり①」 **ヒッティング**[名]野球で、投球を積極的に打つこと。「hitting」 **ひってき【匹敵】**[名]対等にかたを並べること。つりあっていること。[類]比肩▽「匹適」は誤り。 **ヒット**[名]①[野球]エラーや四死球によらずに打者が塁に出られる当たり。安打。「―エンドラン」②発表した作品が世間で大いに受けること。大当り。「―ソング」「hit」 **ビット**[名][コンピュータ]情報量の単位。二進法で示される。▽binary digitの略。「bit」 **ピット**[名]一七五九―一八〇六年。イギリスの政治家。首相として財政の再建に努め、対外的にはヨーロッパ諸国を対仏大同盟で指揮した。七年戦争でフランスに対抗し、植民地拡大に努めた父を大ピットと呼ぶのに対し、小ピットと呼ばれる。William Pitt **ひっとう【筆答】**[名]質問に、文字や文章で答えること。「筆問―」⇔口答 **ひっとう【筆頭】**[名]並べた名前の第一番目。また、第一番目に書かれている人。「戸籍―者」「東前頭―」 **ヒットエンドラン**[名][野球]攻撃側の作戦の一つ。走者が投球と同時にスタートし、打者がボールを打つ。エンドラン。「hit-and-run」 **ひつどく【必読】**[名]必ず読まなければならないこと。「―の書」 **ヒットチャート**[名]ヒット曲の順位表。「hit chart」 **ひっぱく【逼迫】**[名]ものごとがさしせまること。また、かねにゆとりがなくなって苦しくなること。「財政が―する」[類]窮迫 **ひっぱたく**[動]ぴしゃっとたたく。「頭を―」 **ひつばつ【必罰】**[名]罪あるものは必ず罰すること。「信賞―」 **ひっぱりだこ【引っ張り凧】**[名]人気があって、みんなが争ってとりあうほどであること。「―のタレント」 **ひっぱる【引っ張る】**[動]①強く引いて、たるまないようにする。「ロープをー」②力を入れて引き寄せる。「船を―」「足を―」③仲間になるようにさそう。「うちのチームに―」④警察につれて行く。「あいつは昨日引っ張られた」⑤長くひきのばす。「語尾を―」⑥[野球]右打者は左方向に(左打者は右方向に)飛ぶように打つ。「外角球を思いきりー」→流す <1150> ・ヒッピー **ヒッピー**[名]既成の価値観・制度や伝統などにとらわれることなく、しぜんに生きることを目ざす人々。一九六〇年代後半、アメリカの若者のあいだで起こった。髪やひげなどをのばし、奇抜な服装をして注目された。「―族」「hippie」 **ひっぷ【匹夫】**[名]身分の低い、平凡な男。また、道理も心得ていない男。「―匹婦に至るまで」⇔匹婦 **匹夫の勇** 血気にはやるだけの、あさはかな勇気。▽中国、「孟子」から。 **ヒップ**[名]しり。こしまわり。また、洋裁で、その寸法。「hip」 **ビップ**[VIP][名]政府の要人や国賓など。「ブイアイピー」とも。▽very important personの略語。 **ひっぽう【筆法】**[名]①書画の、筆の運びかた。運筆②文章の言いまわし。[類]論法③ものごとのやりかた。考えかた。「いつもの―だ」 **ひっぽう【筆鋒】**[名]筆さきや文章などの勢い。「―するどく批判する」 **ひつぼく【筆墨】**[名]ふでと、すみ。また、それを用いて書いたもの。「―につくしがたい」 **ひつみゃく【筆脈】**[名]一画の終わりから次の画に移る、筆の動きのつながり。画から画への空間のつながり。 **ひづめ【蹄】**[名]ウマ・ウシ・ヒツジなどの、足のさきのかたいつめ。▽「ひずめ」は誤り。 **ひつめい【筆名】**[名]文章などを発表するときに使う、本名とは別の名前。ペンネーム。 **ひつよう【必要】**[形動]自分が欲する結果や効果をえるために、なくてはならないこと。どうしてもいること。「―にせまられる」▽必要性の度合いは、「入り用」→「必要」→「必須」の順に強くなる。 **必要は発明の母** 必要性があることによって、はじめて人々がくふうをこらして発明をするものだ。 **ひつようあく【必要悪】**[名]それ自体は悪であるが、社会や組織の存続のためにはどうしてもなくてはならないもの。 **ひつようけいひ【必要経費】**[名]収入や利益をえるために必要な経費。税制では一定の条件で所得税の対象からさし引かれるもの。 **ひつようじょうけん【必要条件】**[名]あることが成り立つために、必ずなくてはならない条件。命題「AならばBである」が真であるとき、BはAの必要条件という。⇔十分条件 **ひつりょく【筆力】**[名]筆を運ぶ勢い。また、文章を書く能力。「おとろえぬ―」 **ひつろく【筆録】**[名]文字に書きとどめておくこと。また、その記録。 **ひてい【比定】**[名]歴史的な事実、たとえば成立年代などが確定できないとき、他の類似のものと比べて、推定し判断すること。 **ひてい【否定】**[名]①あることがらが真実ではないとすること。うち消すこと。「―も肯定もしない」⇔肯定②[文法]「うちけし」 **びていこつ【尾骶骨】**[名]背骨のいちばん下にある骨。尾骨。 **ビデオ**[名]①映像。画像。⇔オーディオ②「ビデオカセット」「ビデオテープ」「ビデオデッキ」などの略。「video」 **ビデオカセット**[名]「ビデオカセットテープ」の略。プラスチックケースに音と映像を記録する磁気テープをおさめたもの。ビデオ。「video cassette」 **ビデオディスク**[名]映像と音声を記録した円盤。レーザーで読みとる。「videodisc」 **ビデオテープ**[名]音と映像を記録する磁気テープ。ビデオ。「videotape」 **ビデオデッキ**[名]映像や音声を録画・録音し、再生する装置。ビデオテープレコーダ。VTR。「video tape recorder」 **びてき【美的】**[形動]美にかかわるようす。「―感覚がするどい」 **ひてつきんぞく【非鉄金属】**[名]工業で、鉄をのぞく金属全体をまとめた呼び方。銅・アルミニウム・ニッケル・なまりなど。 **ひでり【日照り・旱】**[名]長いあいだ雨が降らず、水が不足すること。干魃[かんばつ]。▽欲しいものが不足することをたとえてもいう。「職人―」 **ひでん【秘伝】**[名]秘密にして、特別な人にしか伝えないことがら。「―を授ける」「―の味」[類]奥義 **びてん【美点】**[名]いいところ。すぐれたところ。「正直なのがーだ」[類]長所⇔欠点 **ひと【一】**[接頭]①[「ひと~」の形で]一つの。「―夏」②少し。ちょっと。「―休み」「―息つく」③ひとまとまりの。ちょっとした。「―苦労する」「―仕事」「―財産」④ある。「―ころ」 **ひと【人】**[名]①哺乳類霊長目ヒト科に属する動物。人類・人間②世間の人々。また、第三者。他人。「―の目を気にする」「―のめんどうをみる」「―をやとう」③心の性質。性格。ひとがら。「やさしい―」「―がいい」「―が変わる」④ある役職や立場にふさわしい人物。「―がいない」⑤自分。話し手自身をさしていう。「―をだれだと思っているんだ」「―をばかにしやがって」 > **つかいわけ**→「人間」を見よ。 **人には添うてみよ、馬には乗ってみよ** ひとがどんな人であるかはつきあってみなければわからないし、ウマも乗ってみなければその良否はわからないように、何ごとも自分で実際にためしてみよ。 **人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し** 人生は苦しくて長いものだから、絶えず努力し忍耐する必要がある。▽「徳川家康公遺訓」の書きだしの文句。 **人の噂も七十五日** 世間のうわさもそう長くは続かず、自然に消えるものである。 **人の風上にも置けない** 人間としてのおこないがずるくていやしい。人格に欠けている。▽悪臭を放つものを風上に置くと風にのって広がることから。 <1151> ・ひとかど **人の口に戸は立てられない** 世間のうわさは防ぎようがない。 **人のふり見てわがふり直せ** 他人のすることをよく見て、自分の欠点を直すのに役立てなさい。 **人のふんどしで相撲を取る** 他人の能力や資質を、自分の都合のいいように役立てる。 **人は一代、名は末代** 命は死ねばそれ限りだが、名はのちのちまで残るということ。 **人は二度生まれる** 人は生をうけたのち、青春時代に自我に目覚めてもう一度生まれる。▽フランスの思想家ジャン・ジャック・ルソーのことば。 **人はパンのみにて生くるものにあらず** 人は生活のかてをえるためだけに生きているのではなく、精神的なものも必要としている。▽キリストが荒野で断食したとき、悪魔に答えたことば。「新約聖書」マタイ伝から。 **人は見かけによらぬもの** 人間を外見だけで判断することはできない。往々にして逆の場合がある。[類]人は見かけに似ぬもの **人を担ぐ** ふざけたり、うまいことを言ってだます。[類]一杯食わせる **人を食う** 相手を軽く見て、ばかにした態度をとる。「人を食った態度」 **人を呪わば穴二つ** 人を不幸にしようとすると、かえって自分が不幸になる。▽「穴」は、「墓穴」のことで、人と自分の墓穴。 **人を人とも思わぬ** 他のいを人間あつかいしない。傍若無人なふるまいをいう。 **人を見たら泥棒と思え** 他人を軽がるしく信じてはいけない。最初から用心してかかるがいい。 **人を見て法を説け** 相手にふさわしい説得をしなければ効果がない。[類]人を見て法を説け。 **ひとあじ【一味】**[名]なんとなく感じられる味わい。微妙なぐあい。「―ちがうできばえ」「―たりない」 **ひとあしらい【人あしらい】**[名]応対のしかた。人のもてなしかた。「―がうまい」 **ひとあせ【一汗】**[名]仕事や運動をして、ひとしきりあせを流すこと。「―かく」 **ひとあたり【人当たり】**[名]他の人に接するときのようす。相手の人にあたえる感じ。「―がいい」 **ひとあれ【一荒れ】**[名]①天候などが、ひとしきりあれること。「―来そうな雲行きだ」②きげんなどが悪くて、人にあたりちらすこと。 **ひとあわ(一泡)吹かせる** 思いがけないことで相手をおどろきあわてさせる。「あっと―方法はないか」 **ひとあんしん【一安心】**[名]直面していた心配ごとが解決して、ひとまず安心すること。 **ひどい【酷い】**[形]①人情がない。やりかたがむごい。「老人をだますなんて―」②好ましくないことの程度が大きい。たいへんだ。「―風がふく」「―失敗」▽「非道」からできた語。 **ひといき【一息】**[名]①一回の呼吸。「―でふき消す」②少し休むこと。「―つく」③[「一息に」の形で]休まず、たて続けにおこなうようす。「―に飲みほす」「―に片づける」[類]一気④わずかな努力であること。「あと―でゴールだ」 **一息入れる** ひと休みする。「ここいらで一息入れよう」 **ひといきれ【人いきれ】**[名]人が大勢集まったときに、からだの熱などで蒸す感じがすること。「―でむせかえる」「むんむんする―」 **ひといちばい【人一倍】**[副]ふつうの人の二倍も。「―努力する」「―寒がりだ」 **ひといろ【一色】**[名]①一つの色。同じ色。「赤―」②一つの種類。「この品は―しかない」 **ひどう【非道】**[形動]道理や人の道にはずれていること。「極悪―」 **びどう【微動】**[名]かすかに動くこと。「―だにしない」 **ひどうめいしゅぎ【非同盟主義】**[名]東西両陣営のいずれにも属さず、反植民地主義をうったえ、平和共存を求める立場。東西の冷戦が進む中で、一九五三年にインドのネール首相が唱え、インド・エジプト・ユーゴスラビアなどの外交の基調となった。 **ひとえ【一重】**[名]①花びらが重なっていないこと。「―ざくら」→八重②まぶたに横ひだのない目。「―まぶた」→二重 **ひとえ【単・単衣】**[名]和服で、裏地のついていないもの。夏に着る。ひとえもの。⇔あわせ **ひとえに【偏に】**[副]ものごとの結果について、そのことだけが原因や理由だという気持ちをあらわす。まったく。「成功したのは―きみのおかげだ」「おひきたてのほど―お願いいたします」 > **つかいわけ**→「ひたむき」を見よ。 **ひとおじ【人怖じ】**[名]知らない人の前などでこわがったり、おじけづいたりすること。「―しない子供」[類]人見知り **ひとおもいに【一思いに】**[副]思いきってするようす。一気に。「こんなに苦しむくらいなら―死んでしまいたい」「―うち明ける」[類]いっそ **ひとかい【人買い】**[名]女性や子供をだまし、他に売りわたしてかねをもうけること。また、それを仕事とする人。 **ひとかかえ【一抱え】**[名]両手を広げてかかえるほどの太さ。「―もある大木」 **ひとがき【人垣】**[名]大勢の人が立ち並んで、かきねのように集まっていること。「人気歌手のまわりに―ができる」 **ひとかげ【人影】**[名]人の姿。また、人がいるとわかる形やけはい。「―がまばらな通り」「―がさす」 **ひとかたき【一片食】**[名]一度の食事。また、一度の食事分。「ひとかたけ」とも。 **ひとかたならず【一方ならず】**[副]ひととおりでなく。たいへんに。「その折は―お世話になりました」 **ひとかど【一廉】**[名]①一つの方面で、並はずれてすぐれていること。「―の人物」②一人前。「―の役に立つ」 <1152> **ひとがら【人柄】**[形動]①[名]しぜんに感じられる、その人の性格や持ち味。「―がにじみでる」[類]人となり、人格②[形動][「お人柄」の形で]人の性格がよいようす。「彼はおーだ」「おーな人」 > **つかいわけ**→「人格」を見よ。 **ひとかわ【一皮】**[名]ものごとの表面。うわべ。「人間みなーむけば欲のかたまりだ」 **ひとぎき【人聞き】**[名]他人に聞かれること。世間の人々が聞いたときの反応。「―が悪い」[類]外聞 **ひときわ【一際】**[副]多くの中で、それだけが目立つようす。「連峰の中でも―高い山」[類]とりわけ > **つかいわけ ひときわ・ひとしお** > 両方とも、他とはっきりちがうありさまをいう。「ひときわ」は、くっきりと目立つようす。「ひときわあざやかな花」。「ひとしお」は、深い味わいなど、心の奥に深くしみいるようす。「喜びもひとしおだ」。 **ひとく【秘匿】**[名]こっそりと、かくしておくこと。「箱の底に―する」[類]隠匿 **びとく【美徳】**[名]ほめるべき、りっぱな徳。道徳にかなったおこない。⇔悪徳 **ひとくさり【一齣】**[名]話題や談話などのひと区切り。「―演説する」▽「一鎖」は誤り。 **ひとくせ【一癖】**[名]ふつうとはちがって、どこか気がゆるせないと感じさせる点。「―ありそうな人」「―も二癖もある」 **ひとくち【一口】**[名]①一度に口に入れること。また、一口にはいる大きさ。「―で食べる」「―カツ」②ちょっと飲み食いすること。「ほんの一味見する」③まとめて、簡単に言うこと。「―に言うと」④寄付や出資の金額で、最低の単位。「―一万円」 **ひとくちばなし【一口話・一口咄】**[名]ごく短いこっけいな話。小話より短い。 **ひとくふう【一工夫】**[名]ちょっとしたくふう。「もうーしてほしい」 **ひとくろう【一苦労】**[名]ちょっとした苦労。また、かなりの苦労。「許可をとるには―する」 **ひとけ【人気】**[名]人のいるけはい。ひとっけ。ひとげ。「―のない部屋」 **ひどけい【日時計】**[名]円形の目盛り板に棒や柱を立て、そのかげの位置で時刻を知る道具。[類]水時計 **ひとごえ【人声】**[名]人が話をする声。ものを言う声。「おもてのほうで―がする」 **ひとごこち【人心地】**[名]危険や不安からのがれることができて、ようやく生きかえったような気持ち。「やっとーがつく」 **ひとこと【一言】**[名]一つのことば。また、わずかなことば。「―も聞きもらすまい」「―ごあいさつを」 **ひとしい【等しい】**[形]①数量・程度・性質などが完全に同じだ。「重さが―」「一センチは一〇ミリに―」[類]同一・一様②[「ひとしく~する」の形で]そろって同じように…する。「万人にひとしくあたえられる」▼「ひとしい」の「ひと」は「ひとつ」の「ひと」と同じ。 **ひとしお【一入】**[副]あるきっかけで、気持ちや感覚などがさらに強まるようす。「寒さが―身にしむ」「―の感慨がある」[類]一段と・一層▽染め物を染料の液の中に一度入れることで、はっきり色がつくことから。 > **つかいわけ**→「ひときわ」を見よ。 **ひとしきり【一頻り】**[副]しばらくのあいだ盛んに続くようす。「―小鳥のさえずりが聞こえた」 **ひとしごと【一仕事】**[名]ひとまとまりの仕事。また、かなりやっかいな仕事。「食事前に―する」「これをやるのは―だ」 **ひとごと【人事・他人事】**[名]自分には利害関係のない、他人のこと。「とても―ではない」 **ひとこま【一齣】**[名]劇や映画の一場面。また、あるできごと全体の中の一瞬の光景。「歴史の―」 **ひとごみ【人込み】**[名]多くの人でこみあっていること。また、こみあっている場所。[類]雑踏 **ひところ【一頃】**[名]それほど昔ではない以前の、ある期間。「―話題となった人物」[類]一時期 **ひとごろし【人殺し】**[名]人を殺すこと。殺人。また、人を殺した人。「―の罪」 **ひとさし【一差し・一指し】**[名]舞いや将棋などひとさしの一回。「―まう」[類]一番 **ひとさしゆび【人差し指・人指し指】**[名]手の第二指。親指のとなりにある指。[類]食指[しょくし] **ひとざと【人里】**[名]いなかで、村などのように人が集まって住んでいるところ。「―はなれた場所」 **ひとさま【人様】**[名]「他人」の敬った言い方。「―のものに手を出すな」「―に笑われる」 **ひとさわがせ【人騒がせ】**[形動]たいしたことでもないのに、まわりの人をおどろかしたり心配させたりして、迷惑をかけること。「―な話だ」 **ひとじち【人質】**[名]こちらの要求を通すためにとらえておく、相手側のたいせつな人間。「―にとる」 **ひとしれず【人知れず】**[副]人に知られないように。だれも知らないあいだに。ひそかに。「―立ち去る」 **ひとずき【人好き】**[名]他人が好くこと。他人から好かれること。「―のする性格」 **ひとすじ【一筋】**[名]①細長く続く一本のもの。「―の川」「―の髪の毛」②はじめから終わりまで、そのことだけにはげむようす。「野球―の人生」「芸―」[類]いちず > **つかいわけ**→「ひたむき」を見よ。 **ひとすじなわ(一筋縄)では行かない** ふつうのやりかたでは、思い通りにできない。 **ひとずれ【人擦れ】**[名]多くの人とつきあっているうちに、正直さやすなおさが失われ、ぬけ目がなくなること。 **ひとだかり【人集り】**[名]めずらしいものを見聞きしようとして、大勢の人が集まること。また、その集まり。「黒山のような―がする」 **ひとだのみ【人頼み】**[名]他人をあてにすること。人まかせにすること。「あまりーにはできない」 **ひとたび【一度】**[副]いったん。いっぺん。いちど。 <1153> ・ひとはだ 「―決心したからには」 **ひとだま【人魂】**[名]青白く尾をひいて飛ぶ火の玉。死者のたましいといわれる。「墓場で―を見た」 **ひとだまり【人溜まり】**[名]大勢の人が一か所に集まっていること。また、その場所。 **ひとたまり(一溜まり)もない** 少しのあいだももちこたえられない。「台風が来たら―あばら屋」 **ひとちがい【人違い】**[名]別の人を、その人と見まちがえること。ひとちがえ。 **ひとつ【一つ】**[数]①[名]ものや年齢を数えるときの、最初の数。いち。一個。一歳。「たった―の望み」「―屋根の下」②同じであること。「―にまとめる」「アジアは―」③ほかにはなにもなく、そのものだけであること。「女手―で育てる」④いくつかある中からとり出したもの。「―にはそういう考えもある」⑤[「一つとして~ない」「一つも~ない」などの形で]「まったく…ない」をさらに強めた言い方。「―として使えるものがない」「何―できない」①[副]ためしに。ちょっと。「―やってみるか」「―まちがうとたいへんだ」②どうぞ。どうか。「―よろしくお願いします」 **一つ穴のむじな** 一見ちがうようだが、じつはいっしょに悪事をはたらく仲間。[類]同じ穴の狢[むじな] **一つ釜の飯を食う** 「同じ釜の飯を食う」に同じ。「おなじ」 **ひとつおぼえ【一つ覚え】**[名]たった一つのことだけを覚えていて、何ごとにもそれによっておこない、融通のきかないこと。「ばかの―」 **ひとづかい【人使い】**[名]人を使うこと。また、その使いかた。「―があらい」 **ひとづきあい【人付き合い】**[名]他人とのつきあいかたや程度。「―がいい」 **ひとっこ(人っ子)一人** 「人ひとり」を強めた言い方。だれひとり。「―いない」▽下に打消がつく。 **ひとづて【人伝】**[名]直接でなく、人を通して伝わること。また、人にたのんで伝えてもらうこと。「留学したと―に聞く」「―の話」 **ひととき【一時】**[名]①短い時間。「楽しい―」②過去の、ある一時期。[類]ひところ③昔の時間の区分で、今の二時間。▼「いっとき」とも。 **ひとっぱしり【一っ走り】**[名]「ひとはしり」 **ひとつぶだね【一粒種】**[名]たいせつな一人っ子。 **ひとづま【人妻】**[名]結婚している女性。また、他人の妻。 **ひとつまみ【一撮み】**[名]①指さきで一度につまむことのできる量。ほんの少しの量。「―の塩」②簡単に相手を負かすこと。「―にする」 **ひとで【一手】**[名]①独りじめにすること。「いって」とも。「―にひき受ける」「―販売」②一つのわざの進めかた。囲碁・将棋などで、一回の打ちかた、指しかた。「―誤って負けた」③ひと組み。一隊。「敵の―をむかえうつ」 **ひとで【人手】**[名]①働き手。労働力。「―がない」②他人の力。他人の助け。「―を借りる」③人間のすること。人工。「―を加える」④他人の手。他人の所有。「家が―にわたる」 **人手に掛かる** 他人に殺される。 **ひとで【人出】**[名]人が大勢出ること。「例年になく―が多い」 **ひとで【海星・人手】**[名]棘皮[きょくひ]動物の一つ。星形をした五本の突起をもつがあり、浅い海底にすむ。ハマグリ・アサリなどを食べる、貝類の害敵。 **ひとでなし【人でなし】**[形動]思いやりや人情がないこと。また、人間とは認められないような心の冷たい人。[類]人非人[にんぴにん] **ひととおり【一通り】**[名]①必要なものごとのだいたい。あらまし。「―目を通す」「―のことは覚えた」「―買いそろえる」②世間並み。「―の苦労ではない」「―教育は受けさせた」 **ひとどおり【人通り】**[名]人々の行き来。「―が少ない」 **ひととせ【一年】**[名]一年間。また、以前のある年。古い言い方。 **ひととちょうじん【人と超人】**[名]一九〇三年。イギリス、バーナード・ショーの戯曲。ショーは女を猟師、男を獲物と考えて、それを哲学[てつがく]的喜劇にしたてた。「Man and Superman」 **ひととなり【為人】**[名]生まれつきの性格。「おだやかなー」「その―を知る」 **ひとなか【人中】**[名]①多くの人がいる中。「―ではじをかく」[類]人前②一般社会。世間。「―に出ていく」 **ひとなかせ【人泣かせ】**[形動]他人を苦しめたり、困らせたりすること。「―ないたずら」 **ひとなつこい【人懐こい】**[形]だれにでもすぐに親しみをもつ。ひとなつっこい。「―子供たち」 **ひとなみ【人波】**[名]大勢の人が集まっておしあうさまを波に見立てたことば。「―にもまれる」 **ひとなみ【人並み】**[形動]多くの人と比べて、とくによくも悪くもないようす。世間並み。「―の生活」「―はずれた才能」[類]平凡・ふつう **ひとにぎり【一握り】**[名]片手でにぎれるくらいの分量。わずかな数や量。「―の人間に操られる」[類]ひとつかみ **ひとねむり【一眠り】**[名]ちょっとのあいだ、ねむること。ひとねいり。「車の中でーする」 **ひとばしら【人柱】**[名]ある目的のために犠牲になること。また、犠牲になる人。▽昔、城や橋など大きな工事をするとき、その完成をいのって、いけにえとして生きた人を水中や地中にうめたことから。 **ひとはしり【一走り】**[名]ちょっと走ること。ほんの短い距離であること。ひとっぱしり。「―してこよう」「郵便局までなら―だ」 **ひとはだ【人肌】**[名]人間のはだ。また、それと同じ <1154> くらいの温かさ。「―にお燗をする」 **ひとはた(一旗)揚げる** 新しく事業をおこす。▽もと、旗あげをして兵をおこすこと。 **ひとはだ(一肌)脱ぐ** その人のために思いきって積極的に力を貸す。 **ひとはな(一花)咲かせる** ある時期、はなやかに活躍する。成功してはなやかな時期をむかえる。 **ひとばらい【人払い】**[名]秘密の相談などの席から、関係する人以外を遠ざけること。 **ひとばん【一晩】**[名]①夕方から翌朝までのあいだ。「―で仕上げる」②ある晩。ある夜。「―彼の家にとめてもらったことがある」 **ひとひねり【一捻り】**[名]①簡単に相手をやっつけること。「あんなやつは―だ」「苦もなく―する」②ちょっとしたくふうや趣向をこらすこと。「表現にーしてある」 **ひとふで【一筆】**[名]①筆やペンなどを途中で紙面からはなさず、ひと続きに書くこと。「―書き」②ちょっと書きつけること。「いっぴつ」とも。「―書きそえる」 **ひとまえ【人前】**[名]①多くの人が見ているところ。「―に出してもはずかしくない」②他人に対する体裁。外側の見せかけ。「―をつくろう」 **ひとまかせ【人任せ】**[名]自分ではなにもしないで、人にまかせること。[類]人頼み **ひとまく【一幕】**[名]①演劇で、幕をあけてから閉めるまでのひと区切り。「―物の芝居」②事件や出来事などの一場面。「緊迫した―」 **ひとまず【一先ず】**[副]終わりではないが、ここまでの段階で区切るようす。あとのことは、とにかく。「これで一仕事の区切りがついた」[類]とりあえず > **つかいわけ**→「差し当たり」を見よ。 **ひとまちがお【人待ち顔】**[形動]人が来るのを待っているようすの顔。「―に立つ男」 **ひとまね【人真似】**[名]他の人のまねをすること。②動物が人間のまねをすること。 **ひとまわり【一回り】**[名]①一回転すること。「三十分で―する」[類]一周・一巡②[名]十二支がひとめぐりする期間。十二年。十二歳。「兄とは年が―ちがう」③ものの大きさや太さの一段階。「―大きい」▽人の能力やスケールについてもいう。 **ひとみ【瞳】**[名]目の真ん中にある黒い部分。光の量を調節する。黒目。また、目。「つぶらな―」 **瞳を凝らす** じっと見つめる。 **ひとみごくう【人身御供】**[名]①神のいけにえとしてさし出されること。また、その人。②だれかの欲望のために、また、何かをなしとげるために犠牲となること。また、その人。 **ひとみしり【人見知り】**[名]小さな子供などが、見慣れない人をわけもなくきらったり、見てはにかんだりすること。「―が激しい」 **ひとむかし【一昔】**[名]もう昔だ、と感じられるぐらいの過去。ふつう、十年前くらいをいう。「―前の服装」「十年―」 **ひとむら【一叢】**[名]草などがむらがって、ひとかたまりになっているもの。 **ひとめ【一目】**[名]①一回見ること。また、ちょっと見ること。「―ぼれ」「―会いたい」[類]一見・一瞥②一度で全部見える範囲。「―で見わたせる」 **ひとめ【人目】**[名]世間の人の目。他人が自分を見る目。「―を気にする」 **人目がうるさい** 他人が見て、いろいろとうわさをするのがわずらわしい。 **人目に付く** 目立つので、世間の人の注意をひく。[類]人目に立つ・人目を引く **人目を忍ぶ** 男女の密会を人に見られないように心くばりする。 **ひともうけ【一儲け】**[名]まとまって、かなりの利益をえること。ひとかせぎ。「―たくらむ」 **ひともじ【人文字】**[名]遠くから見ると文字の形に見えるように、大勢の人が並んだもの。「―をつくる」 **ひともしごろ【火点し頃・灯点し頃】**[名]日がくれて家々が明かりをつけるころ。夕ぐれ。 **ひともと【一本】**[名]「いっぽん」の古い言い方。「―の梅」 **ひとやく(一役)買う** ものごとが成り立つのに必要な役割の一つを、すすんでひきうける。「条約改正にー」 **ひとやま(一山)当てる** 投機的な手段で、ひともうけする。「株でー」▽鉱山をほりあてるという意味から。 **ひとやま(一山)越す** 困難を一つ乗りこえる。一段落する。 **ひとよせ【人寄せ】**[名]人を寄せあつめること。また、人を集めるための芸や口上。「―に有名人の出席をたのむ」 **ヒトラー**[名]一八八九―一九四五年。ドイツの政治家。ナチス党首となり、ユダヤ人を排してドイツ民族の優越性を主張、ファシズム独裁体制を確立して総統となる。第二次世界大戦を起こしたが敗北、自殺した。ヒットラー。「Adolf Hitler」 **ひとり【一人】**[名]いちにん。一個の人。「―息子」「―っ子」▽常用漢字表付表の語。 **ひとり【独り】**[名]①[名]つれや仲間がなく、自分だけであること。自分だけですること。「さびしい―暮らし」「―占め」②結婚していないこと。①[副][「独り~だけではない」などの形で]ただ単に…だけではない。改まった言い方。「―日本だけの問題ではない」▼「一人」は、一という数に重点がある。「独り」は、「自分」ということばに置きかえられ、孤独・独占・独断・独立という意味がともなう。 **独りを慎む** 人前だけでなく、人の見ていないところでもおこないをつつしむ。「君子は―」▽中国、「大学」から。 **ひどり【日取り】**[名]何かことをおこなう日をきめるこ <1155> ・ひなわじゅ と。また、きめた日。「式の―を知らせる」[類]期日 **ひとりあたま【一人頭】**[名]全体を人数で割った、一人分の割りあて。ひとりあたり。 **ひとりあるき【一人歩き】**[名]①つれもなく、ひとりだけで歩くこと。「夜道のーは危ない」②[名]自分の力だけで歩くこと。「子供もやっと―を始めた」▽本来のものからはなれて、勝手に動きだすという意味でも使う。「作者の意図をはなれて、作品が―する」③親や他人の助けを借りないで、自分の力だけで生きていくこと。[類]独り立ち・独立・独歩 **ひとりがてん【独り合点】**[名]自分だけでわかったつもりになっていること。ひとりがってん。「―していたことに気づく」[類]独り飲み込み **ひとりぎめ【独り決め】**[名]①自分だけの考えできめてしまうこと。[類]独断②自分で勝手にそう思いこむこと。「だいじょうぶだと―する」 **ひとりぐち(一口)は食えぬが二人口は食える** 独身でいると、どうしてもかねをむだづかいするから、それよりも結婚したほうが経済的には得になるということ。 **ひとりごと【独り言】**[名]聞く人がいないのに、ひとりでものを言うこと。また、そのことば。 **ひとりじめ【独り占め】**[名]自分だけのものにすること。「てがらを―する」[類]独占 **ひとりずもう【独り相撲】**[名]①相手に熱意がないのに、ひとりで勝手に勢いこんで力を入れること。②力量に大きな差があり、まったく勝負にならないこと。「予想どおり、横綱の―だった」 **ひとりだち【独り立ち】**[名]だれの力も借りないで、自分だけの力で生活していくこと。「―して店を持つ」[類]独立・独り歩き **ひとりでに【独りでに】**[副]力を加えなくても、変化したり動いたりするようす。「時間になると―動きだす」「―回復した」[類]しぜんに・おのずから▽「一人でに」は誤り。 **ひとりでんか【一人天下・独り天下】**[名]他に、おさえる者もなく、天下をとったかのように、自分の思うがままにすること。ひとりてんか。 **ひとりね【一人寝】**[名]自分ひとりでねること。 **ひとりね【独り寝】**[名]さびしく、ひとりでねること。「―の夜は長い」 **ひとりぶたい【独り舞台】**[名]①多くの中でその人だけがずばぬけてすぐれ、目立って活躍すること。また、ひとりだけが思いどおりにふるまうこと。[類]独壇場・一人天下▽ただ一人の役者が舞台で演じることから。 **ひとりぼっち【独りぼっち】**[名]仲間や力になる人がいないでさびしく、たったひとりであること。ひとりぽっち。[類]孤独▽「ひとりぼうし(一人法師)」の変化した形。 **ひとりみ【独り身】**[名]結婚していないこと。独身。また、身寄りがなくて一人であること。 **ひとりもの【独り者】**[名]成人した人で、まだ結婚していない人。独身者。 **ひとりよがり【独り善がり】**[形動]他の考えを入れず、自分の判断だけがすぐれていると思いこむこと。「―なやりかた」[類]独善 **ひな【鄙】**[名]都からはなれた、文明の度合いの低い土地。いなか。「―にはまれな美人」 **ひな【雛】**[名]①[名]卵からかえってまもない鳥の子。ひなどり。[類]ひよこ②ひな人形。おひなさま。「―をかざる」①[接頭][「ひな~」の形で]小さくてかわいいという意味をあらわす。「―菊」「―型」 **ひなあそび【雛遊び】**[名]①ひな人形をかざって遊ぶこと。②ひなまつり。 **ひなか【日中】**[副]日が当たっているあいだ。昼間。「にっちゅう」とも。☆夜中▽ふつう「昼―」の形で、「昼」を強めていう。 **ひなが【日長・日永】**[名]日が長いこと。とくに春の昼間をいう。「春の―」→夜長 **ひながた【雛型】**[名]①実物を縮めてつくったもの。「五〇分の一の―をつくる」[類]模型・ミニチュア②見本。書くときのモデル。[類]書式 **ひなぎく【雛菊】**[名]キク科の多年草。花は八重咲きで、白・赤・ピンクなどがあり、春から秋まで咲く。デージー。 **ひなげし【雛罌粟】**[名]ケシ科の一年草。五月ごろ、赤・白の花が咲く。虞美人草[ぐびじんそう]。ポピー。 **ひなた【日向】**[名]日の当たるところ。また、人目の届くところ。「―水」「―ぼっこ」「かげ―なく働く」⇔日陰 **ひなだん【雛壇】**[名]①ひな人形をかざるための、階段状の台。②会議場などで、ひな人形の壇のようにつくった席。「―に並ぶ大臣」 **ひなつこうのすけ【日夏耿之介】**[名]一八九〇―一九七一年。大正・昭和期の詩人・英文学者。長野県生まれ。本名は樋口国登。独自の高踏的詩風で、詩集に「転身の頌」「黒衣聖母」がある。ほかに評論「明治大正詩史」など。 **ひなどり【雛鳥】**[名]鳥のひな。生まれてまもない幼い鳥。「―のもも肉」 **ひなにんぎょう【雛人形】**[名]ひな祭りに壇の上にかざる人形。おひなさま。 **ひなびる【鄙びる】**[動]いなかふうの感じがする。いなかめく。「ひなびた旅館」 **ひなまつり【雛祭り】**[名]三月三日の節句にひな人形をかざって、女の子の幸せをいのる祭り。桃の節句。 **ひならずして【日ならずして】**[副]それからまもなく。 **ひなわじゅう【火縄銃】**[名]薬品をしみこませたなわで点火し、弾丸を発射するしくみの旧式の鉄砲。▽これをもたらしたポルトガル人が漂着した、九州南端の島の名から「種子島」ともいう。 <1156> **ひなん【非難・批難】**[名]人のあやまちや悪い点を責めとがめること。「―にたえる」「―の的だ」 **ひなん【避難】**[名]災いや事故の危険をさけること。「―訓練」「安全なところに―する」 **びなん【美男】**[名]整った顔立ちをした男。美男子。「―美女」 **ビニール**[名]「塩化ビニール樹脂」の略。アセチレンなどからつくる合成樹脂。耐水性にすぐれ、加工しやすい。「vinyl」 **ビニールハウス**[名]ビニールを張ってつくった温室。農作物の育つ速度を調整する。ハウス。▽vinylとhouseから。[和] **ひにく【皮肉】**[形動]①意地悪くことばとは逆の意味を相手にさとらせるように、遠まわしに言う表現。「―な笑い」「―を言う」▽もと、皮と肉とのあいだのわずかなところの意味。その皮肉の分かれ目をつくことばの意から、微妙な意地悪い表現の意となった。②微妙な意地悪い、ものごとのなりゆき。「運命のー」 **皮肉の見** ものごとのうわべだけの浅い見かた。[類]皮相の見 **ひにく(髀肉)の嘆** 世の中が平穏無事で、てがらを立てる機会がないのを残念がること。▽戦争がないので、長らくウマに乗らず、したがってももの内側に肉がついてしまったのをなげいたという。中国、三国志の「蜀志」から。 **ひにくる【皮肉る】**[動]皮肉を言う。「世相を―」▽「皮肉」を動詞化したことば。「皮肉る」は、ことばでいうが、「あてこする」「あてつける」は、態度であらわすこともある。 **ひにち【日にち・日日】**[名]予定の期日。また、日数。「―をきめる」「―がたつ」 **ひにひに【日に日に】**[副]日ごとに少しずつ。日を追って。「―病気が回復する」 **ひにょうき【泌尿器】**[名]尿をつくり、体外に出すための器官。腎臓・膀胱など。 **ひにん【否認】**[名]事実としてあったといわれることを認めないこと。「犯行を―する」⇔是認 **ひにん【非人】**[名]①こじきや罪人などをいやしめていうことば。②江戸時代、士農工商の下に位置づけられ、刑場ぶりの雑役などに使われた者。③仏教で、人間でない、夜叉や悪鬼など。 **ひにん【避妊】**[名]妊娠しないようにすること。受胎調節。「―薬」「―具」 **ひにんじょう【非人情】**[形動]わずらわしい人情や義理を超越して生きる境地。 > **つかいわけ 非人情・不人情** > 「非人情」は、俗世間の義理や人情にいつもとらわれていないで、そういうわずらわしさからすっぱはなれて味わえる自由な心持ち。夏目漱石のことばから。「非人情の天地に逍遥したい」。「不人情」は、世間の人々がだいじにする人情を欠いた心持ち。また、その行動。薄情。「回りは、不人情な人ばかりだ」。 **ビネガー**[名]果実酒などからつくる洋風の酢。「vinegar」 **ひねくりまわす【捻くり回す】**[動]一つのものをあれこれといじる。 **ひねくる【捻くる・拈くる】**[動]①手さきでいじりまわす。「ハンカチを―」②言いまわしをあれこれくふうして、たいしてよくない表現をする。「俳句を―」 **ひねくれる【捻くれる・拮くれる】**[動]性質や考えかたなどが、まがりくねってすなおでない。「ひねくれた性格」[類]ひがむ > **つかいわけ**→「すねる」を見よ。 **ひねこびる【陳ねこびる】**[動]子供が変にませる。こましゃくれる。「ひねこびたことを言う子供」 **ひねつ【比熱】**[名]一gの物質の温度をセ氏一度上げるのに必要な熱量。 **びねつ【微熱】**[名]健康なときより少し高い体温。ふつう、三七度二、三ぐらい。「―が続く」 **ひねもす【終日】**[副]朝から晩までずっと。一日じゅう。しゅうじつ。古い言い方。「―外をながめ暮らす」「春の海―のたりのたりかな(蕪村)」[類]日もすがら、夜もすがら **ひねりだす【捻り出す】**[動]①苦労してむりに考えだす。「新企画を―」「一句―」②むりをして費用をつくる。「旅行の費用を―」 **ひねる【捻る】**[動]①指のさきでつまんで回す。「スイッチをー」②ねじって曲げる。「こしを―」③ねじって痛める。「足首を―」④あれこれと考えてくふうする。趣向をこらす。「頭を―」「ひねった問題が出る」⑤相手を簡単に負かす。「軽くひねってやるか」 > **つかいわけ**→「ねじる」を見よ。 **ひねる【陳ねる】**[動]①年月がたって古びる。「ひねたたくあん」②年齢の割におとなびる。ませる。「ひねた子供」 **ひのあしへい【火野葦平】**[名]一九〇七―六〇年。昭和期の小説家。福岡県生まれ。本名は玉井勝則。従軍した経験にもとづき、「麦と兵隊」など三部作を書き、戦記文学の代表的な作家となる。ほかに芥川賞受賞作「糞尿譚」や「花と竜」など。 **ひのいり【日の入り】**[名]太陽が西にしずむこと。また、太陽がしずむころ。⇔日の出 **ひのえ【丙】**[名]十干の第三。へい。▽五行で、「火の兄」という意味。 **ひのえうま【丙午】**[名]干支の一つ。この年には火災が多く、また、この年生まれの女性は気が強く、夫を殺すという迷信があった。 **ひのき【檜】**[名]ヒノキ科の常緑高木。高さ三〇㍍余におよぶ針葉樹で、日本特産。最高級の建築材。皮は屋根を葺くのに使う。「総ーづくり」「木はー、 <1157> ・ひびき 人は武士」 **ひのきぶたい【檜舞台】**[名]ヒノキでつくった、能や歌舞伎の舞台。▽うでまえを発揮する晴れの場所という意味でも使う。「オリンピックのーに立つ」 **ひのくるま【火の車】**[名]かねのやりくりができず、経済的に苦しい状態。「台所は―だ」▽もと仏教語で、罪人を地獄に運ぶという火の燃えている車。 **ひのけ【火の気】**[名]火の暖かみ。また、火のあるけはい。火だね。「―のない部屋」 **ひのこ【火の粉】**[名]燃えているものから飛び散る細かな火。「キャンプファイヤーがーを巻きあげる」▽「火の子」は誤り。 **ひのしたかいざん【日の下開山】**[名]武芸やすもうなどで、天下無敵の者。[類]天下無双▽「日の下」は天下、「開山」は開祖のこと。 **ひのそうじょう【日野草城】**[名]一九〇一―五六年。大正・昭和期の俳人。東京生まれ。本名は克修。「ホトトギス」を脱退して、「旗艦」を創刊し、無季俳句や連作俳句などの新しい試みをおこなった。句集「花氷」など。 **ひのたま【火の玉】**[名]①球状の火のかたまり。▽燃えるような激しい勢いのたとえにもいう。「全員―となって戦う」②墓地などに出る鬼火。 **ひのまる【日の丸】**[名]①まるく赤い太陽の形。「―を染めたおうぎ」②「日の丸の旗」の略。白地に赤い太陽をかたどった旗。 **ひのまるべんとう【日の丸弁当】**[名]白いごはんの真ん中に梅干しを一個入れた弁当。 **ひのみやぐら【火の見櫓】**[名]火事を発見したり、火事のようすを見たりするための高い建物。 **ひのめ(日の目)を見る** 長くうもれていたものが、はじめて世間に広く知られるようになる。▽「日の目」は、日の光という意味。 **ひのもと【火の元】**[名]火が燃えはじめるもと。また、火のある場所。ひもと。「―にご用心」 **ひのもと【日の本】**[名]日本の国をほめた言い方。「―一」▽日がのぼりはじめるところという意味。 **ひば【檜葉】**[名]ヒノキの葉。また、「あすなろ」の別名。「―垣」 **ビバ**[間]ばんざい。「viva」 **ビバーク**[名]登山中に、岩かげなどで夜を明かすこと。野宿。野営。「bivouac」 **ひばいひん【非売品】**[名]特定の会員用や見本として配るだけで、ふつうの人には売らない品。→売品 **ひばく【被爆】**[名]①爆撃を受けること。とくに、原水爆などの被害を受けること。②[名]放射能にさらされること。「―者」 **ひばし【火箸】**[名]炭火などをはさむための金属製のはし。「かぞえ方]具・揃[そろ]い **ひばしら【火柱】**[名]火が空高く柱のように燃えあがること。「―が立つ」 **ひばな【火花】**[名]①石などが激しくぶつかって、辺りに飛びちる細かな火。②放電するときに電極から発する火の光。スパーク。 **火花を散らす** 激しく争う。「論戦の―」 **ひばら【脾腹】**[名]よこはら。わきばら。 **ひばり【雲雀】**[名]ヒバリ科の小鳥。スズメよりやや大きい。体色は茶色で、黒い斑点がある。春、さえずりながら空高くまいあがる。 **ひはん【批判】**[名]①人や行動・学説・作品などの価値や正しさについて深く考え、基準に照らして評価・判断すること。とくに、否定的な評価。「自己―」「―を浴びる」[類]批評②ものごとのよしあしや、当たっているかどうかを判断する立場をとるようす。「なにごとにつけーに見る」③ものごとをどちらかというと否定的にとらえるようす。「―な意見」 **ひばん【非番】**[名]仕事の当番にあたっていないこと。⇔当番 **ひひ【狒狒】**[名]オナガザル科で、アフリカなどにすむ大形のサルをまとめた呼び方。マントヒヒ・マンドリル・ゲラダヒヒなど。 **ひび【日日】**[名]毎日。一日一日。日ごと。「―の暮らしに困る」 **日々に新たなり** 毎日毎日、新しくなり、進歩しているようす。▽中国、「大学」から。 **ひび【皸】**[名]寒さのために手足の皮ふがあれてできる細かな割れ目。「―が切れる」[類]あかぎれ **ひび【罅】**[名]焼き物やガラス・かべなどにできる細かい割れ目。「茶わんに―がはいる」[類]亀裂▽人間関係がうまくいかなくなることもいう。「友情に―がはいる」 **びび【微微】**[形動]かすかなようす。ほんのわずかでとるにたらないようす。「損失は―たるものだ」「―たる勢力」 **ひびき【響き】**[名]①音が伝わること。「太鼓の―」②音がはねかえって聞こえること。「こだまの―」[類] <1158> 反響③影響があること。「生活への―が大きい」④耳で受けとめる微妙な感じ。「―のいいことば」 **ひびきといかり【響きと怒り】**[名]一九二九年。アメリカ、フォークナーの小説。崩壊していく古いアメリカ南部農園主の一家を、三人の息子と一人の娘を中心に、新しい手法で象徴的にえがいたもの。「The Sound and the Fury」 **ひびく【響く】**[動]①音や振動が広がって伝わる。「会場いっぱいに―歌声」②評判が広がる。有名になる。「名声がー」③心に感じる。通じる。「親友のひと言が胸に―」④悪く影響する。「物価の上昇が家計に―」 **ビビッド**[形動]生き生きとしたようす。ヴィヴィッド。「現代の若者を―にえがいた作品」「vivid」 **ひひょう【批評】**[名]ものごとや作品などのよしあしについて、考えや意見を述べること。「時事―」「文明―」「作文を―しあう」[類]批判 **ひびょういん【避病院】**[名]法定伝染病にかかった人を、他への伝染を防ぐために収容し、治療した病院。古い呼び方。 **ひひょうか【批評家】**[名]批評を職業とする人。また、批評するのが好きな人。 **ひひょうがん【批評眼】**[名]批評する能力。「卓越したー」 **びびる**[動]気後れして、思いきった動作ができなくなる。俗な言い方。「大金を手にして―」[類]萎縮 **ひびわれる【罅割れる】**[動]ひびがはいって割れ目ができる。「窓ガラスがー」 **びひん【備品】**[名]施設や建物などに備えつけてある物品。机・いす・ロッカーなど。「学校の―」 **ひふ【皮膚】**[名]人や動物のからだの表面をおおっている皮。「―を移植する」「―炎」 **ひふ【被布・被風】**[名]えりが深く、丈の短い袖なしのコート。防寒具。おもに子供や女性が着用。 **ひぶ【日歩】**[名]利息計算の一つ。元金一〇〇円に対する一日あたりの利息。「―一銭三厘」「―貸し」 **びふう【美風】**[名]ある地方、または団体に伝統的なよい生活習慣。よい習わし。「―を守る」⇔悪風 **びふう【微風】**[名]かすかにふく風。「―がほおをなでる」[類]そよ風 **ひふく【被服】**[名]着るもの全体をさすことば。衣服。「―費」 **ひふく【被覆】**[名]中のものを守るために、表面全体におおいかぶせること。「―電線」「布でーする」 **ひぶくれ【火膨れ・火脹れ】**[名]やけどで皮ふの下に水分がたまり、はれあがること。 **ひふこきゅう【皮膚呼吸】**[名]皮ふを通して酸素を体内にとり入れ、かわりに二酸化炭素を体外に排出する呼吸。 **ひぶた(火蓋)を切る** 競技や戦争を開始する。「熱戦の―」 **ひぶつ【秘仏】**[名]特別のとき以外は人に見せない仏像。「―を公開する」 **ビフテキ**[名]ビーフステーキ。「bifteck」(仏) **ビブラート**[名][楽]音声を細かくふるわせること。「―をかける」「vibrato」 **ビブラフォン**[名]金属の音板を電気で回転する羽根でふるわせて音を出す、鉄琴の一種。「vibraphone」 **ひぶん【碑文】**[名]石碑にほりつけた文章。[類]碑銘 **びぶん【美文】**[名]美しい語句やたくみな言いまわしを多く使った調子のよい文章。「―調の文体」▽文学史上では、明治中期に流行した落合直文や大町桂月の趣味的な擬古文をさす。 **びぶん【微分】**[名][数]高等数学の一つで、積分とともに解析学の基礎。微分学。⇔積分 **ひふんこうがい【悲憤慷慨】**[名]世の中や自分の運命などにいきどおり、悲しみなげくこと。 **ひへい【疲弊】**[名]つかれ、弱ること、とくに、国やある地方の経済力が弱ること。「戦争のため国力がーする」 **ピペット**[名][化]化学実験器具の一つ。液体の量を正確に量るための目盛りつきの細いガラス管。「pipette」 **ひほう【秘法】**[名]①秘密の方法。「―の伝授」②[仏]真言宗でおこなう、秘密のいのり。 **ひほう【秘宝】**[名]人には見せないで、たいせつにしまっておく宝。 **ひほう【悲報】**[名]悲しい知らせ。「―に接する」[類]凶報⇔朗報▽多く、訃報(=死亡の知らせ)をいう。 **ひぼう【非望】**[名]その人の身分にはふさわしくない大きな望み。「―をいだく」[類]野望 **ひぼう【誹謗】**[名]人の悪口を言うこと。そしること。「同僚を―する」 **びぼう【美貌】**[名]美しい顔かたち。「―をほこる」 **びぼうろく【備忘録】**[名]忘れたときのために必要なことを書きとめておくノート。メモ。[類]手控 **ヒポクラテス**[名]前四六〇?―前三七七?年。古代ギリシャの医者。宗教的ないのりやまじないによる医術ではなく、科学的な観察を重んじて医学の基礎を築いた。「Hippokrates」 **ひほけんしゃ【被保険者】**[名]生命保険で、保険をつけられる対象になる人。また、損害保険で、損害のあったときに保険金を受けとるべき人。⇔保険者 **ヒポコンデリー**[名]病気をひどくおそれて、不安感や恐怖感にとりつかれる症状。心気症。ヒポコンドリア。「Hypochondrie」 **ひぼし【干・乾し】**[名]①食べるものがなくて飢えること。「仕事がなくてはーになる」[類]飢餓②[名]日光に当ててかわかすこと。また、干したもの。「鰯の―」⇔陰干し **ひほん【秘本】**[名]人に見せない本。秘蔵本。 **ひぼん【非凡】**[形動]人並みでなく、ずばぬけてすぐれていること。「―な才能」⇔平凡 **びほん【美本】**[名]造本の美しい本。また、よごれや傷みのない本。 **ひま【暇】**[形動]①[名]必要な時間。「―がかかる」「遊ぶ―はない」 <1159> ・ひめゆりぶ ②用事や仕事のない時。「―をもてあます」③主従・雇用などの関係をやめること。遠まわしな言い方。「―を出す」「―をとる」[類]いとま①[形動]用事や仕事のないようす。「―な一日」 **暇に飽かす** ひまがありさえすれば、それにとりかかる。ものごとをこつこつとやるようす。 **暇を割く** そのために特別に時間をつくる。 **暇をつぶす** 何かをしてたいくつをまぎらす。 **暇を盗む** いそがしい中で、時間を見つける。 > **つかいわけ 暇・いとま・空き・すき** > 「暇」は、仕事と仕事のあいだの、ゆとりのある自由な時間。「きょうは一日暇だ」。「いとま」は、「暇」の古い言い方。仕事がなくて休んでいる時。「空き」は、いつもいっぱいにつまっているものがとれて、ぽっかりとできた、何もすることのない時間。また、場所・空間。「空き時間」「空き家」「空き席」。「すき」は、いそがしい中途の、気をゆるすわずかの時間。「ちょっとのすきにぬすまれた」。 **ひまん【肥満】**[名]肥えふとっていること。「―児」 **ひまく【皮膜】**[名]①皮ふと粘膜。また、皮のような厚い膜。②[名]表面をおおいつつんでいる膜。 **ひまご【曾孫】**[名]孫の子供。ひいまご。ひこまご。ひこ。「そうそん」とも。 **ひましに【日増しに】**[副]日がたつにつれて程度が増すようす。日ごとに。「陽気が―暖かくなる」 **ひましゆ【蓖麻子油】**[名]トウゴマの種をしぼってとった油。下剤用。 **ひまじん【暇人・閑人】**[名]用事がなくて時間をもてあましている人。「―とはつきあえない」 **ひまち【日待ち】**[名]①陰暦一、五、九月の吉日、身を清めて、ねずに日の出を待って拝む行事。②農村で、田植えや収穫の終わったときなどに、人々が集まって会食する行事。 **ひまつ【飛沫】**[名]飛びちる細かい水滴。しぶき。「―を浴びる」 **ひまつぶし【暇潰し】**[名]①あまった時間をなんとかして過ごすためにする仕事。「―に漫画を読む」②時間をむだに費やすこと。「とんだ―だ」 **ひまつり【火祭り】**[名]①火をたいて神をまつる行事。また、火事がないようにいのる祭り。「鞍馬の―」 **ひむろ【氷室】**[名]冬のあいだに切りだした天然の氷を、夏までたくわえておく部屋や穴。 **ひめ【姫】**[名]①[名]身分の高い人の娘。「お―様」②「女の子」をほめた言い方。「一―二太郎」⇔彦①[接頭][「姫~」の形で]小さくてかわいらしいという意味をあらわす。「―ゆり」「―垣」「―鏡台」名詞に付く。 **ひめい【悲鳴】**[名]①おどろきや恐怖などでさけぶ声。「甲高い―を上げる」②苦しいときや困ったときなどに、がまんしきれずに上げるいくじのないことば。「あまりのいそがしさに―を上げる」[類]泣き言・弱音③この上なく感激して上げる声。「うれしい―」 **ひめい【碑銘】**[名]石碑に刻みつけた、姓名や経歴などの文字や文章。[類]碑文 **ひみこ【卑弥呼】**[名]三世紀初めころの邪馬台国の女王という。「魏志倭人伝」によれば、巫女の性格をもち、夫はなく弟が政治を助け、魏の明帝から「親魏倭王」の称号や金印紫綬などをたまわった。 **ひみつ【秘密】**[形動]公開しないでかくしておくこと。「―をもらす」「公然の―」「―に相談する」 > **つかいわけ**→「機密」を見よ。 **ひみつけっしゃ【秘密結社】**[名]法律によらず、目的を実現するために秘密につくられた団体。 **びみょう【微妙】**[形動]①細かいところにたいせつな意味や味わいなどがあって、簡単にことばで表現したり、どちらかに割りきったりできないようす。「―にちがう」「―な立場に立つ」[類]繊細・デリケート②ほんのわずかの差で、どちらともいえないようす。「法案が成立するかどうか―だ」 **びめい【美名】**[名]①よい評判。名声。⇔悪名②体裁のいい口実。「学問の―にかくれて」 **ひめくり【日捲り】**[名]柱などにかけて、毎日、一枚ずつはぎとって使うこよみ。 **ひめごと【秘め事】**[名]かくして人に知らせないことがら。「胸の―をもらす」[類]隠し事・内緒事 **ひめゆり【姫百合】**[名]ユリ科の多年草。初夏、オニユリに似た、だいだい色で小形の花が咲く。 **ひめゆりぶたい【ひめゆり部隊】**[名]第二次世界大戦中、沖縄で動員された旧制師範・県立高女の女生徒・職員による部隊。戦争末期、上陸してきたアメリカ軍の攻撃を受け、この部隊の大多数は自決した。 <1160> ・ひめる **ひめる【秘める】**[動]深くかくして、他人に見せないようにする。「熱い思いを―」「可能性を―」 **ひめん【罷免】**[名]公務員を、当人の意志に反して辞めさせること。「大臣を―する」[類]免職 **ひめんけん【罷免権】**[名]内閣総理大臣が国務大臣を辞めさせることのできる権利。 **ひも【紐】**[名]①ものを結わえたり束ねるために使う細長いもの。なわより細く、平べったいものもふくめていう。「―をかける」「かぞえ方]筋・本②背後で操っている人。とくに、女性を働かせてかねをみつがせる男。「―にみつぐ」[類]ジゴロ③ホタテガイなどの身の外側の、ひだ状の部分。 **びもくしゅうれい【眉目秀麗】**[名]男性の顔だちが整っているようす。 **ひもじ【緋文字】**[名]一八五〇年。アメリカ、ホーソンの小説。牧師の姦通事件を中心に、社会・良心・愛憎など人間性の問題を追究した。「The Scarlet Letter」 **ひもじい**[形]腹がぺこぺこで苦しい。とても空腹で死にそうだ。「―思いはさせない」▽もと、女房詞[にょうぼうことば]。「ひだるし」の「ひ」に「文字」を付けたもの。 **ひもち【日持ち・日保ち】**[名]何日か保存のきくこと。「―のよい食べもの」 **ひもち【火持ち・火保ち】**[名]火が消えないでいるあいだ。火のもつあいだ。「―のよい炭」 **ひもつき【紐付き】**[名]①ひもがついていること。ひもがついているもの。②自由に行動したり、使用したりができないような条件や人間関係が背後についてくること。「―の融資」③女性に愛人のいること。また、その女性。 **ひもと【火元】**[名]①火を使う場所。火の元。「―に気をつける」「―責任者」②出火した場所。火事を出した家。▽事件や騒動などの原因という意味でも使う。「紛争のー」 **ひもとく【繙く】**[動]①本を開いて読む。ひもどく。「漢籍を―」▽昔、書物の帙[ちつ]のひもを解いて読んだことから。②火を起こさせる薬。ほれぐすり。 **ひや【冷や】**[名]①冷たい状態にあること。「―めし」「日本酒を―で飲む」②「冷や酒」の略。③→「おひや」 **ひやあせ【冷や汗】**[名]おそろしいときやはずかしいときなどに出るあせ。「―をかく」 **ビヤガーデン**[名]屋外や屋上に庭園風につくった、ビールを飲ませる店。ビアホール。「beer garden」 **ひやかす【冷やかす・素見す】**[動]①熱くなっている人をからかう。「アベックを―」②買う気もないのに、品物を見たり値段を聞いたりする。「夜店を―」 **ひやく【飛躍】**[名]①高く大きく飛びあがること。②急速に進歩したり、発展したりすること。「―的な発展をとげる」③話の進めかたなどが、途中の正しい段階をふまないで、ちがうところに飛んでしまうこと。「論理の―」 **ひやく【秘薬】**[名]秘密の薬。また、すばらしくよく効く薬。 **ひゃく【百】**[数]①数の名。また、一〇〇歳。「おまえーまで、わしゃ九九まで」②数が多いこと。 **ひゃくがい(百害)あって一利無し** 悪いことばかりひき起こして、よい効果は一つもない。 **びゃくえ【白衣】**[名]白色の衣服。「びゃくい」とも。▽仏教から出た読み方。ふつうは「はくい」。 **びゃくごう【白毫】**[名]仏の眉間[みけん]にあって光を放つという毛。♪図「ぶつぞう」 **ひゃくしゃく(百尺)竿頭一歩を進める** 目標に達しても、さらにその上を求めて思いきって努力する。▽「百尺竿頭」は、一〇〇尺もあるさおのさきという意味。そのさきへ進むには大きな決心がいる。「百尺」は、古くは「ひゃくせき」と読んだ。 **ひゃくしゅつ【百出】**[名]意見や疑問などが次々とたくさん出ること。「議論―」 **ひゃくしょう【百姓】**[名]農民。また、「農業」の古い言い方。▽「百性」は誤り。 **ひゃくしょういっき【百姓一揆】**[名]江戸時代に農民が生活を守るために団結して、領主に対して起こした反抗運動。 **ひゃくせんれんま【百戦錬磨】**[名]多くの戦闘できたえられること。また、多くの経験を積んで、うでをみがくこと。 **ひゃくたい【百態】**[名]いろいろな姿。さまざまな状態。「美女―」 **ひゃくだい【百代】**[名]きわめて長い年代。永遠。「月日は―の過客[かこ]にして(奥の細道)」▽古くは「はくたい」と読んだ。 **びゃくだん【白檀】**[名]ビャクダン科の常緑高木。材はかたく、いいかおりがするので、仏像や数珠をつくったり、香料にしたりする。せんだん。 **ひゃくどまいり【百度参り】**[名]↓「おひゃくどまいり」 **ひゃくにちぜき【百日咳】**[名]百日咳菌によって起こる、子供の急性伝染病。ひどくせきが出る。一度かかると免疫ができる。 **ひゃくにちそう【百日草】**[名]キク科の一年草。花の期間が長く、初夏から晩秋まで咲くのでこの名が <1161> ・ひゃっかん ある。色は赤・黄・白・むらさきなど。 **ひゃくにち(百日)の説法屁一つ** 長いあいだのまじめな努力も、わずかな失敗であっけなく消えてしまう。 **ひゃくにんいっしゅ【百人一首】**[名]↓「おぐらひゃくにんいっしゅ」 **ひゃくにんひゃくよう【百人百様】**[名]一〇〇人よれば一〇〇人それぞれに個性があって、一人として同じではないこと。[類]十人十色 **ひゃくにんりき【百人力】**[名]一〇〇人分の力をもつこと。また、その人の助けを借りると非常に心強いこと。「きみが来てくれればーだ」 **ひゃくねん(百年)河清を待つ** いくら待っても望みがかなわないこと。▽「河清」は、黄河の濁流が澄むことで、決してありえないこと。中国、「左氏伝」から。 **ひゃくねん(百年)の計を立てる** 目の前の利害にまどわされず、遠い将来まで見通した計画を立てる。「国家―」 **ひゃくねん(百年)の不作** 一生後悔するような失敗。「悪妻は―」 **ひゃくねんめ【百年目】**[名]運命が終わる、まさにその時。もはやのがれられない、おしまいの時。「ここで会ったが―」▽悪いことが見つかってしまったときなどにいう。 **ひゃくパーセント【百パーセント】**[名]①一〇〇分の一〇〇。一○割。「果汁―のジュース」②完全であること。「効果―」記号% **ひゃくまんげん【百万言】**[名]多くの、ありとあらゆることば。「―を費やしても説得できない」 **ひゃくまんだら【百万陀羅】**[名]同じことを何度も何度もくりかえして言うようす。「―聞かせる」▽お経を一〇〇万回唱えるという意味から。 **ひゃくまんべん【百万遍】**[名]一〇〇万回。また、仏教で、一〇〇万回念仏すること。 **ひゃくめんそう【百面相】**[名]表情をいろいろに変えること。また、いろいろな顔つきをして見せる芸。 **ひゃくものがたり【百物語】**[名]夜、集まった数人で、代わるがわる怪談を語るごとに灯心を一つずつ消していく遊び。一〇〇個の明かりが消えたときに幽霊が出るという。 **びゃくや【白夜】**[名]↓「はくや」 **ひゃくやく(百薬)の長** いろいろな薬の中でいちばんいい薬。▽酒をほめていうことが多い。「酒は―(=適量飲めば健康によい)」 **ひゃくようばこ【百葉箱】**[名]気温や湿度などを測定する計器を入れて野外に置く、よろい戸のついた白い木箱。「ひゃくようそう」とも。 **ひゃくらい【百雷】**[名]数多くのかみなり。また、大きな音のたとえ。「―が一時に落ちたような音」 **ひゃくり(百里)を行く者は九十里を半ばとす** 万事につけ、あと少しというところがもっとも困難で失敗しやすいので、油断するな。一〇〇里の道を行く人は九○里まで来て、やっと半分だと考えるがよい。▽中国、「戦国策」から。 **ひゃくはちぼんのう【百八煩悩】**[名]人間をなやます、すべての迷いや欲望。▽仏教から出たことば。除夜の鐘を一〇八回打つのはこれをさますため。 **ひゃくぶん(百聞)は一見に如かず** 何回も話を聞くよりも、一度でも実際に見たほうがよくわかる。▽中国、「漢書」から。 **ひゃくぶんひ【百分比】**[名]「百分率」に同じ。 **ひゃくぶんりつ【百分率】**[名]パーセントを単位としてあらわした割合。パーセンテージ。百分比。記号% **ひやざけ【冷や酒】**[名]かんをしない冷たい酒。ひや。[対]かん酒 **ヒヤシンス**[名]ユリ科の多年草。春、むらさき・白・ピンクなどの小さな花をつりがねのようにつける。球根でふやす。「hyacinth」 **ひやす【冷やす】**[動]①冷えるようにする。「すいかを井戸で―」「きもを―(=ぞっとする)」②気持ちを落ち着かせる。「頭を―」 **ビヤだる【ビヤ樽】**[名]ビールを入れておく真ん中のふくらんだたる。「―のようにつき出た腹」 **ひゃっかじてん【百科事典】**[名]あらゆる分野のことがらを項目に立てて並べ、解説した書物。エンサイクロペディア。 **ひゃっかせいほう【百花斉放】**[名]さまざまな花がそろって一度に咲きくこと。「―の観がある」▽一九五六年、中国共産党が「百家争鳴」とともにかかげたスローガン。学問や芸術が自由におこなわれるようにと提起された。「百家斉放」は誤り。 **ひゃっかぜんしょ【百科全書】**[名]広い知識を、一定の体系のもとに解説した叢書。 **ひゃっかぜんしょは【百科全書派】**[名]一八世紀後半にフランスで刊行された百科事典「百科全書」の編さん・執筆に参加した啓蒙思想家。監修者のディドロ・ダランベール、執筆者のヴォルテール・ルソー・モンテスキューら。のちのフランス革命に、思想的に大きな影響をもたらした。 **ひゃっかそうめい【百家争鳴】**[名]それぞれが自由に自分の意見を主張すること。▽「百家」はさまざまな学者という意味。「百花争鳴」は誤り。▷「百花斉放」の▽も見よ。 **ひゃっかてん【百貨店】**[名]さまざまな種類の商品を販売する大規模な小売店。デパート。 **ひゃっかにち【百箇日】**[名]一〇〇日。とくに、仏教で、死後一〇〇日目におこなう法事。 **ひゃっかりょうらん【百花繚乱】**[名]いろいろな花がいっぱいに咲きみだれること。 **ひやけ【日焼け】**[名]日光に当たって皮ふが黒みをおびたり、炎症を起こしたりすること。また、たたみなどが日に当たって色あせること。「―止め」 **ひゃっかん【百官】**[名]昔、朝廷に仕えた多くの役人。「文武―」 <1162> **ひゃっきゃぎょう【百鬼夜行】**[名]多くの悪者が、わがもの顔にふるまうこと。「ひゃっきやこう」とも。「―の乱世」▽いろいろな姿の妖怪が夜中に行列して歩きまわるという意味から。 **ひゃっけい【百計】**[名]いろいろなはかりごと。あらゆるはかりごと。 **びゃっこ【白虎】**[名]天の四神の一つ。西をつかさどる。他の三神は、青竜・玄武・朱雀。 **ひやっこい【冷やっこい】**[形]つめたい。よく冷えている。くだけた言い方。「―とうふ」 **ひゃっぱつひゃくちゅう【百発百中】**[名]①矢や弾丸を発射すると、必ず命中すること。②計画や予想が、すべてねらったとおりになること。 **ひゃっぱん【百般】**[名]さまざまな方面。いろいろ。「武芸―」 **ひゃっぽう(百方)手を尽くす** あらゆる方法を試みる。また、あちらこちらに目を配るようす。[類]八方手を尽くす **ひゃっぽ(百歩)譲る** 許せるぎりぎりのところまで、相手の主張や意見をうけいれる。 **ひやとい【日雇い】**[名]一日単位の契約でやとうこと。また、そのようにやとわれる人。「―労務者」 **ひやひや**[副]①冷たい感じがするようす。「背すじがーする」「―した山の気」②危険や不安を感じて、背中が冷たくなるようなようす。気が気でないようす。「失敗しないかとーした」[類]はらはら **ビヤホール**[名]なまビールと軽食を出す店。ビアホール。「beer hall」 **ひやみず【冷や水】**[名]冷たい水。れいすい。「―を浴びせる」「年寄りのー」 **ひやむぎ【冷や麦】**[名]うどんより細く、そうめんよりやや太いめん類。ゆでて、冷水で冷やし、つゆをつけて食べる。 **ひやめし【冷や飯】**[名]さめて冷たくなった飯。 **冷や飯を食う** 冷淡あつかわれる。とくに、めされない地位にいる。 **ひやめしぐい【冷や飯食い】**[名]いそうろう。食客。▽江戸時代、家督を相続できない、次男以下の者をさしたことば。 **ひややか【冷やか】**[形動]①ひんやりした感じのするようす。「―な朝の空気」[類]冷たい②思いやりの気持ちが感じられないようす。「―な目で見られる」「―に答える」[類]冷淡 **ひややっこ【冷や奴】**[名]とうふを冷やして、しょうゆと薬味で食べる料理。やっこどうふ。 **ヒヤリング**[名]↓「ヒアリング」 **ひゆ【比喩・譬喩】**[名][文法]修辞法の一つ。特徴をよくあらわす他の似たものを使って、わかりやすく表現すること。たとえば、「赤いバラのようなくちびる」というと直喩、「赤いバラのくちびる」というと隠喩。ほかに、諷喻(寓喩)・活喻(擬人法)など。 **ひゅうが【日向】**[名]旧国名。今の宮崎県。西海道の一国。日州[にっしゅう]。「―灘」▽同県に同名の市がある。 **ヒューズ**[名]一定量以上の電流が流れると、熱でとけて電流を自動的に切る器具。なまりや錫などの合金を使う。「―がとぶ」「fuse」 **ビューティー**[名]うつくしさ。また、美人。「ーコンテスト」「beauty」 **ピューマ**[名]ネコ科の哺乳動物。ヒョウに似る。アメリカライオン。プーマ。「puma」 **ヒューマニスト**[名]ヒューマニズムの立場に立つ人。人道主義者。「humanist」 **ヒューマニズム**[名]①人道主義。人間を尊重する考えかた。「humanism」②ルネサンスの基本精神となった思想。宗教などにとらわれず、人間中心の考えかた。イタリアの詩人ペトラルカらが代表。人間中心主義。人文主義。 **ヒューマニティー**[名]人間性。人間らしさ。人道。「humanity」 **ヒューマンドキュメント**[名]人間の生活記録。人生記録。「human document」 **ヒューマンリレーションズ**[名]人間関係。対人関係。「human relations」 **ピューリタン**[名]①一六世紀後半、カトリック勢力に反抗し、宗教改革を主張したプロテスタントの一派。教会からカトリック的なものを徹底的にとり除こうとした。清教徒。「Puritan」②日常生活で、道徳的に厳しく、潔癖な人。「puritan」 **ピューリタンかくめい【ピューリタン革命】**[名]一六四二―四九年。イギリスで起こった市民革命。ピューリタンを中心とする議会派がクロムウェルに率いられ、国王チャールズ一世を処刑にして共和制を施行した。清教徒革命。 **ピューレ**[名]肉や野菜などをにて、裏ごしにしたしる。ピュレ。「トマトー」「purée」(仏) **ビューロー**[名]①官庁などの、局や課。②事務局。事務所。案内所。「ツーリスト―」「bureau」(仏) **ヒュッテ**[名]登山者用などの山小屋。「Hütte」(独) **ビュッフェ**[名]列車内や駅の構内などにある立食式の簡単な食堂。また、立食式のパーティー。「buffet」(仏) **ピュリッツァーしょう【ピュリッツァー賞】**[名]ジャーナリズム・文学・音楽の三分野で、すぐれた業績をあげた人に毎年おくられる賞。▽アメリカの新聞王ピュリッツァーの遺志により設けられた。 **ヒュレー**[名][哲]事物の素材のこと。質料。▽古代ギリシャの哲学者プラトンやアリストテレスの用語。「hyle」(希) > **エイドス** > 個々の事物は、ヒュレーが一定の形態、すなわち「エイドス」によって規定されたものと考えている。 **ひょいと**[副]①軽い気持ちで、とつぜんにするようす。「―ふり向く」「―やってくる」②簡単にらくらくとするようす。「―持ちあげる」「―とび乗る」 **ひよう【費用】**[名]ものを買ったり、何かをしたりする <1163> のに必要なかね。「―を負担する」 **ひょう[水]** [水・1画 全5画 氷氷氷氷] 水がこおる。こおり。 [ヒョウ]氷山[ひょうざん]群,氷点[ひょうてん],結氷[けっぴょう]”流氷[りゅうひょう] [こおり・ひ]氷[こおり]にゃぁの刃[やいば]ゃんば薄氷[うすらい]らり (5)/氷魚[ひお]」 氷柱[つらら]っらら 氷雨[ひさめ]”氷室[ひむろ]い” **ひょう[表]** [衣・2画 全8画 表表表表] ①そとがわ。おもて。☆裏[うら]②おもてにあらわれる。おおやけにあらわす。③ものごとの内容を分類して、ひと目見てわかるように整理し、縦横の列に図示したもの。グラフ。「―にまとめる」④天子や役所など、下から上に申しあげる文書。」「表する」を見よ。 [ヒョウ]表紙[ひょうし] 発表[はっぴょう] 表現[ひょうげん]炸,表彰[ひょうしょう] よう上表[じょうひょう]より 2表面[ひょうめん]符,表裏[ひょうり]ょう地表[ちひょう]よう 表情[ひょうじょう]代表[だいひょう] ③時刻表[じこくひょう]図表[ずひょう]げよう 年表[ねんぴょう] [おもて]表通り[おもてどおり]表門[おもてもん]慧。裏表[うらおもて]して [あらわす・あらわれる]喜びを顔に表[あら]ぁす/感謝の気持ちが表[あら]ゃれる [うわ]の衣[ぎぬ]きゃ表着[うわぎ]ちゃ **ひょう[俵]** [イ・8画 全10画 俵俵俵俵] 穀物[こくもつ]災や炭などを入れる、わらで編んだふくろ。たわら。また、たわらに入れたものを数えることば。 [ヒョウ]土俵[どひょう]びよう [たわら]俵詰め[たわらづめ]らめ 米俵[こめだわら]桟俵[さんだわら]さんら 桟俵法師[さんだわらほうし]ら **ひょう[評]** [評評評評] ―」 人物や作品などのよい悪いを公平に論じたり、きめたりする。また、いろいろと論じた文章。「芝[しば] また、いろいろと論じた文章。「芝居[しばい]ょの [ヒョウ]評価[ひょうか]評判[ひょうばん]唸,評論[ひょうろん]從,好評[こうひょう]に批評[ひひょう] 43. 品評会[ひんぴょうかい]んびょう **ひょう[票]** [示・6画 全11画 票票票票] ●簡単なことを書きつける小さな紙片。②選挙のとき、投票に用いるふだ。また、投票数を数えることば。「―を集める」 [ヒョウ]証票[しょうひょう]伝票[でんぴょう]”②票決[ひょうけつ],開票[かいひょう]いう 組織票[そしきひょう]浮動票[ふどうひょう]5 票を読む 立候補者が獲得するであろう得票数を、開票前に予測する。 **ひょう[標]** [木・11画 全15画 標標標標] ●目じるし。②めあて。③てほん。④目立つように示す。書きあらわす。 [ヒョウ]標識[ひょうしき]商標[しょうひょう]門標[もんぴょう]標的[ひょうてき]。 びょう[びょう]①目標[もくひょう]標準[ひょうじゅん]標本[ひょうほん]殿,④標記[ひょうき]ょう 標榜[ひょうぼう] ●標[しるべ]しるべ標縄[しめなわ] 澪標[みおつくし]みぉっくし **ひょう[漂]** [・11画 全14画 漂漂漂漂] ①水にうかんで、あちこち流れる。ただよう。さすらう。②水にさらして白くする。 [ヒョウ]漂着[ひょうちゃく]漂泊[ひょうはく],漂流[ひょうりゅう]5②漂白[ひょうはく]はちら [ただよう]気品が漂[ただ]ょう [さら]す **ひょう[彪]** [彡・8画 全11画 彪彪彪彪] トラの皮の文様。あや。 **ひょう[兵]** 「〈S」 **ひょう【表/票/評】** 图→漢字項目を見よ。 **ひょう【俵】** 造語漢字項目を見よ。 **ひょう【×豹】** 图ネコ科の哺乳[ほにゅう]ゅう動物。アジア・アフリカの熱帯林にすむ。黄色の地に黒の斑点[はんてん]点がある。肉食で夜行性。 **ひょう【×雹】** 图雷雨にともなって降る氷のかたまり。大きさは、五~五〇[ミリ]。卵大でのものもあり、農作物に害をあたえる。天気図の記号は ▽五[ミリ]以下のものは「あられ」という。 **びよう【美容】** 图美しい顔かたち。 ②容姿を美しく整えること。「―体操」 **びょう[秒]** [禾・4画 全9画 秒秒秒秒] ①時間・角度・経度・緯度の単位。一分の六〇分の一。「―を刻む」②きわめてわずかなようす。▼もと、稲穂のさきの、のぎの意味から。 [ビョウ]秒針[びょうしん],秒速[びょうそく]愁。毎秒[まいびょう]り寸秒[すんびょう] 分秒[ふんびょう]り **びょう[病]** [广・5画 全10画 病病病病] ①からだのぐあいが悪い。わずらう。また、病気。②悪いこと。欠点。 5 [ビョウ・ヘイ]病院[びょういん]烂,病弱[びょうじゃく]病人[びょうにん],看病[かんびょう]號 仮病[けびょう]重病[じゅうびょう]/疾病[しっぺい]怂ⓐ病根[びょうこん]浮, 病癖[びょうへき] [やむ・やまい]気に病[や]む病み上がり[やみあがり]/病[や]まぃは気から [やまい]葉[ば]くら **びょう[苗]** [+・5画 全9画 苗苗苗苗] 植物の芽が出てまもないもの。なえ。 [ビョウ]育苗[いくびょう]ぶり 種苗[しゅびょう] [なえ・なわ]苗木[なえぎ]燹苗床[なわしろ]毯 早苗[さなえ]/苗代[なわしろ]協 苗字[みょうじ] <1164> **びょう【描】**[動]絵や文章などでかきあらわす。えがく。 **びょう【猫】**[名]動物のネコ。 **びょう【平】**[名]「〈S」 **びょう【秒】**[名]→漢字項目を見よ。 **びょう【廟】**[名]王や偉人などの霊をまつったところ。「レーニンー」「霊―」 **びょう【鋲】**[名]①画びょう。おしピン。②まるく大きな頭がついたくぎ。リベット。③くつの底に打ちつける金具。 **ひょういつ【飄逸】**[形動]世間のことにとらわれず、軽がると自由に行動すること。「―な人物」 **ひょういもじ【表意文字】**[名]絵文字・象形文字・漢字などのように、一字一字がそれぞれきまった意味をあらわす文字。表語文字。⇔表音文字 **びょういん【病院】**[名]病人やけが人を治療するところ。入院用のベッドが、二〇以上あるもの。それ以下は診療所。「大学―」 **ひょうえふ【兵衛府】**[名]六衛府の一つ。昔、皇居を守り、行幸の供もをつかさどった役所。左右二つある。 **ひょうおんもじ【表音文字】**[名]かなやローマ字のように、一字一字は、音をあらわすだけで意味をもたない文字。標音文字。⇔表意文字 **ひょうか【評価】**[名]価値や価格をある基準によってきめること。また、価値を認めること。「―額」「内容はじゅうぶんーできる」 **ひょうぐ【表具】**[名]書画などをほかの紙や布にはって、かけ軸や巻き物に仕上げること。表装。「―師」「―屋」 **びょうく【病苦】**[名]病気による苦しみ。「―と戦う」 **ひょうが【氷河】**[名]万年雪が、上層の積雪の圧力で巨大な氷のかたまりとなり、そのものの重みでゆっくりと低いほうへ流れでるもの。▽南極やグリーンランド、またアルプス・ヒマラヤなどの高山に見られる。 **びょうが【病臥】**[名]病気で床につくこと。「父は長く―している」 **ひょうかい【氷海】**[名]いちめんにこおった海。 **ひょうかい【氷塊】**[名]氷のかたまり。 **ひょうかい【氷解】**[名]疑いや誤解が、氷が解けるように消えてなくなること。「疑問点が―する」 **びょうがい【病害】**[名]農作物などが病気によって受ける被害。 **ひょうがじだい【氷河時代】**[名]地球が広く氷河におおわれた時代。寒冷な氷期と、比較的温暖な間氷期がくりかえされる。氷河期。▽現在は間氷期。 **ひょうがため【票固め】**[名]選挙前に、自分の得票を確実にするように工作すること。 **ひょうき【表記】**[名]①おもてに書くこと。また、おもてに書いたもの。「新しい住所は―のとおりです」②ことばを文字や符号で書きあらわすこと。「ローマ字でーする」 **ひょうき【標記】**[名]①目じるしに書くこと。また、目じるしとして書いたもの。②標題として書くこと。また、標題として書いたことがら。 **ひょうぎ【評議】**[名]集まっていろいろと意見を述べあうこと。「―一決」「―員」 **びょうき【病気】**[名]①からだのどこかのぐあいが悪いこと。やまい。「―にかかる」[類]疾患・疾病②いつもの悪いくせ。「―が出た」[類]欠点 **ひょうきん【剽軽】**[形動]おどけていて気さくな感じをあたえるようす。「―なしぐさをする」 > **つかいわけ**→「明朗」を見よ。 **びょうきん【病菌】**[名]病気のもとになる細菌。病原菌。「―が巣くう」 **びょうく【病軀】**[名]病気のからだ。病身。「―をおして出席する」 **ひょうけいほうもん【表敬訪問】**[名]敬意をあらわすための公式訪問。「首相を―する」 **ひょうけつ【氷結】**[名]水面がこおりつくこと。「港が―する」[類]凍結 **ひょうけつ【表決】**[名]議案に対して、賛成か反対かの意思をはっきりさせること。「起立によって―する」 **ひょうけつ【票決】**[名]投票によってきめること。「―の結果を発表する」 **ひょうけつ【評決】**[名]評議してきめること。「裁判官の―による」 **びょうけつ【病欠】**[名]病気で、学校や勤めを休むこと。「―の連絡をする」 **ひょうげん【氷原】**[名]いちめん氷でおおわれた広い原野。「極地に見られる―」 **ひょうげん【表現】**[名]感じたことや考えたことを、ことば・色・音・身ぶりなどの、他人にわかるかたちであらわすこと。また、そのあらわしたもの。 **ひょうげん【評言】**[名]批評のことば。[類]評語 **ひょうげんきん【病原菌】**[名]病気をひき起こさせる細菌。病菌。 **ひょうげんしゅぎ【表現主義】**[名]第一次世界大戦後、ドイツを中心におこった芸術上の思潮。自然主義や印象主義に反発し、主観を重視して、直接的な表現をこころざした。表現派。 **ひょうげんたい【病原体】**[名]病気を起こすもととなる、ごく小さな生物。細菌やウイルスなど。 **ひょうご【評語】**[名]①批評のことば。評言。②学校で、評価した成績をあらわすことば。 **ひょうご【標語】**[名]うったえたいことをわかりやすく、しかも短く言いあらわしたことば。「愛鳥週間の―」 <1165> ・ひょうぜん [類]モットー・スローガン **びょうご【病後】**[名]病気の治ったすぐあと。やみあがり。「―保養」 **ひょうこう【標高】**[名]「海抜」に同じ。 **びょうこん【病根】**[名]①病気のもと。「―をとりのぞく」▽悪い習慣のもとという意味でも使う。「政界の―を絶つ」 **ひょうさつ【表札・標札】**[名]門や戸口などにかけておく名札。門札。「―を確かめる」 **ひょうざん【氷山】**[名]氷河のはしがくずれて海にうかんだもの。海上に出ている部分は全体の七分の一にすぎない。 **氷山の一角** 重大なものごとのごく一部分。 **ひょうし【拍子】**[名]①音楽で、リズムをつくる音の組みあわせ。②演奏や歌などに合わせて、手を打ったり足を動かしたりすること。「―をとる」③[多く、「~した拍子に」の形で]…したはずみに。「転んだ―に足をくじいた」 **ひょうし【表紙】**[名]本や雑誌などの外側についている、少しあつでの紙や布などのおおい。「―絵」 **ひょうじ【表示】**[名]①はっきりした形にして示すこと。「意思―」「住居―」②[名]目じるしとして示すこと。「道路―」「史跡―」 **びょうし【病死】**[名]病気で死ぬこと。「父は十年前に―した」[類]病没 **ひょうしき【標識】**[名]目じるしとしてとりつけたもの。「交通―」「―灯」▽「表識」は誤り。 > **つかいわけ**「印」を見よ。 **ひょうしぎ【拍子木】**[名]長四角の木。二本を打ちあわせて鳴らし、芝居の合図や夜まわりに使う。 **びょうしつ【病室】**[名]病院で、病人のために用意した部屋。「―をおとずれる」 **ひょうしぬけ【拍子抜け】**[名]意気ごんでいたのに、急におこなわれなくなってはりあいがなくなること。「あっけなく勝って―する」 > **つかいわけ 気落ち・拍子抜けほか** > 「気落ち」も「落胆」も、自らの失敗や期待に反した結果になってがっかりし、なにもする気になれないようす。「不合格で気落ちする」。「拍子抜け」は、なしとげようと張りきって意気ごんでいたのに、外部の事情で、急にその見こみがはずれて、自分の気力のやり場に困るようす。「試合中止で拍子抜けする」。 **ひょうじょう【表情】**[名]①自分の気持ちが顔にあらわれたようす。「生き生きとした―」▽外から見た実際のようすという意味でも使う。「現地の―を知らせる」 **びょうしゃ【描写】**[名]ものごとのようすや動きなどを、文章や絵などにかきあらわすこと。「自然―」「心理―」[類]表現 **ひょうしゃく【評釈】**[名]詩歌や文章などに批評を加え、解釈すること。「万葉集を―する」 **びょうじゃく【病弱】**[形動]からだが弱くて病気がちなこと。また、病気でからだが弱っていること。「―なたちの男」 **ひょうしゅつ【表出】**[名]心の中にある考えや感情を、ことばや身ぶりなどでおもてにあらわすこと。 **びょうしゅつ【描出】**[名]文章や絵画などにえがきだすこと。 **ひょうじゅん【標準】**[名]①ものごとの判断・比較・程度のめやすとなるもの。「―音」[類]基準②てほんや目標となる、本来あるべきかたち。「―に合わない」[類]規格③もっともふつうのもの。スタンダード。「―型」「―サイズ」[類]平均 **ひょうじゅんご【標準語】**[名]話しことば・書きことばとして、その言語の標準となるのにふさわしいことば。⇔方言[類]共通語 **ひょうじゅんじ【標準時】**[名]一国、または一地域で、共通して用いられる時刻。▽日本では東経一三五度の子午線(=明石市)を基準とする太陽時。 **ひょうしょう【表象】**[名]「ことばや音楽などによって心につくりだされる心理的な形や姿。イメージ。 **ひょうしょう【表彰】**[名]よいおこないや功績を、広く世間にほめ知らせること。「―状」 **ひょうしょう【平声】**[名]漢字の四声の一つ。低くてたいらな声調。▽ほかに、上声・去声・入声[にっしょう]。 **ひょうじょう【評定】**[名]大勢で相談してよしあしをきめること。「小田原―(=だらだらと続く相談)」[類]評決▽「ひょうてい」と読めば別の語。 **びょうしょう【病床・病牀】**[名]病人の寝床。また、病院のベッド。「―につく」「―の数が少ない」[類]病褥[びょうじょく] **びょうじょう【病状】**[名]病気のようす。病気の進みぐあい。「―を見守る」 **びょうしん【秒針】**[名]時計の秒を刻む針。▽分針・時針に対していう。 **びょうしん【病身】**[名]病気にかかっているからだ。また、病気がちの弱いからだ。[類]病軀 **ひょうする【表する】**[動]ことばや形にあらわす。外に示す。「ひょうす」。「敬意を―」「哀悼の意を―」 **ひょうする【評する】**[動]批評する。「ひょうす」。「作品を―」「高く―」 **びょうせい【病勢】**[名]病気の進みぐあい。「―がおとろえる」「―があらたまる(=容態が悪くなる)」[類]病状 **ひょうせつ【氷雪】**[名]こおりと、ゆき。「―にとざされる」「―地帯」 **ひょうせつ【剽窃】**[名]他人の文章や詩歌などを、こっそり自分のものとして使って発表すること。[類]盗作 **ひょうぜん【飄然】**[形動]①はっきりとした目的もなく、ふらりとやってきたり、たち去ったりするようす。[類]ふ <1166> ・ひょうそ らり②また、世の中のことにわずらわされず気楽なようす。「―と旅に出る」 **ひょうそ【ひょう疽】**[名]手足の指さきの傷から細菌がはいって起こす炎症。「ひょうそう」とも。 **ひょうそう【表装】**[名]「表具」に同じ。 **ひょうそう【表層】**[名]重なって層になっているもののうち、表面の部分。「―なだれ」☆深層 **ひょうそく【平仄】**[名][文法]漢文・漢字を中国語音で読んだときの、アクセントの高低による分類。低く高低変化のない平らな音(=平声)と、それ以外の音(=仄声)に分ける。漢詩をつくるときには、両者の並べかたのきまりに従う。 **平仄が合わない** つじつまが合わない。 **びょうそく【秒速】**[名]一秒間に進む速さを距離で示したもの。「―三〇メートル」 **ひょうだい【表題・標題】**[名]書物・講演・演劇などの題名や題目。「―作」「―をかかげる」 **ひょうたん【瓢簞】**[名]ウリ科の一年草。夏、白い花をつけ、長くて途中でくびれた実を結ぶ。また、この実の中をくりぬいてつくった、酒などの入れもの。ひさご。ふくべ。 **瓢箪から駒** 冗談ながらほんとうになること。[類]うそから出たまこと **瓢箪なまず** ヒョウタンでナマズをおさえるように、のらりくらりとしてつかまえどころがないこと。 **ひょうたん(氷炭)相容れず** 性質や考えかたなどが正反対で、たがいに一致しないこと。 **ひょうちゃく【漂着】**[名]流れただよって岸に着くこと。「無人島に―する」 **ひょうちゅう【氷柱】**[名]①夏、室内をすずしくするために立てる、柱状の氷。「―花」②つらら。 **ひょうちゅう【評注・評註】**[名]作品を批評し、注釈すること。また、その批評や注釈。[類]評釈 **ひょうちゅう【標注・標註】**[名]書物の本文の欄外につける注釈。頭注や脚注など。 **びょうちゅうがい【病虫害】**[名]病気や害虫などによる作物の被害。 **ひょうちょう【漂鳥】**[名]季節によって、国内を移動する野鳥。ウグイス・モズなど。⇔留鳥 **ひょうてい【評定】**[名]ものの価値や品質などを、評価してきめること。「勤務―」▽「ひょうじょう」と読めば別の語。 **ひょうてき【標的】**[名]銃や弓などでねらう的。また広く、自分がねらいをつけたもの。「―を射止める」[類]ターゲット **びょうてき【病的】**[形動]①いかにも心身が病気にかかっているようなようす。「―な目つきをする」②病気といえるほど程度が並はずれているようす。「彼のうで時計に対する愛着は―だ」 **ひょうてん【氷点】**[名]水がこおりはじめるときの温度。水の凝固点。ふつうはセ氏零度。「―下二〇度」⇔沸点 **ひょうてん【評点】**[名]成績などを評価して示した点数。 **ひょうでん【票田】**[名]選挙で、ある政党や候補者の得票が、大量に見こめる地域や団体。 **ひょうでん【評伝】**[名]その人物に関する批評を交えて書かれた伝記。 **びょうとう【病棟】**[名]大きな病院で、病室の並ぶ建物。「小児科―」 **びょうどう【平等】**[形動]みんな同じで差別のないこと。「―に分ける」「男女―」⇔不平等 **びょうどういん【平等院】**[名]京都府宇治市にある寺。一〇五二年に藤原頼通が別荘として建てたもの。定朝作の阿弥陀像を納める阿弥陀堂は、鳳凰堂の名があり、藤原氏全盛期の文化を代表する建築物で国宝。 **びょうどうけん【平等権】**[名]すべての人間が平等にあつかわれる権利。人種・信条・性別・社会的身分、または門地などによって差別されないこと。 **びょうどく【病毒】**[名]病気のもとになるもの。また、ウイルス。「―を垂れながす」 **びょうにん【病人】**[名]病気にかかっている人。「―を見舞う」[類]患者 **ひょうのう【氷嚢】**[名]水を入れて、からだの熱のある部分を冷やすふくろ。こおりぶくろ。 **ひょうはく【表白】**[名]自分の考えなどをはっきりことばや文章にあらわすこと。 **ひょうはく【漂白】**[名]薬を使って白くすること。ブリーチ。「さらし粉で―する」「―剤」 **ひょうはく【漂泊】**[名]①あてもなくさまようこと。「―の旅に出る」[類]さすらい・放浪・流浪②船が水上をただよい流れること。 **ひょうばん【評判】**[名]①世間のうわさや話題になること。有名なこと。「―の美人」「最新作が―になる」「―が立つ」②世間の評価。「―の高い作品」「―が落ちる」 **ひょうひ【表皮】**[名]動植物の外側をおおう皮。「―を移植する」 **ひょうひょう【飄飄】**[形動]ものごとにこだわらず、ゆうゆうとしているようす。世間ばなれしていて、とらえどころのないようす。「―とした人がら」▽もと、風がふくようす。「風が―とふく」 **ひょうひょう【縹渺】**[形動]①かすかなようす。「―とした余韻」「神韻―」②広びろとして果てしないようす。「―たる原野」 **ひょうびょう【渺渺】**[形動]広くて果てしないようす。「―たる大海原」[類]渺茫[びょうぼう] **びょうぶ【屏風】**[名]部屋の中に立てて、しきりやかざりにする、折りたたみ式の家具。「―岩」▽多く、左右二つのびょうぶを一対(=一双)にして絵がらを配置する。「風を屏ぐ」という意味から。「かぞえ方]架・帖・双(=ひとそろいのもの) **ひょうぶしょう【兵部省】**[名]律令制で、八省の一つ。太政官に属し、軍事や武官の人事をかさどった。 **びょうへい【病弊】**[名]ものごとの内部にひそむ弊害 <1167> ・ひよりみ 「―をえぐりだす」 **びょうへき【病癖】**[名]直そうと思ってもなかなか直らない悪いくせ。 **ひょうへん【豹変】**[名]態度や考えががらっと変わること。「君子は―す」[類]急変▽もとはよい変化をさしたが、今は悪い意味で使うことが多い。 **ひょうほう【兵法】**[名]いくさの方法。また、剣術。「へいほう」とも。「―者」 **ひょうぼう【標榜】**[名]主義・主張を、人にはっきりわかるようにかかげること。「自由を―する」 **びょうぼう【渺茫】**[形動]遠くはるかなようす。広くて果てしないようす。[類]渺々 **びょうぼつ【病没・病歿】**[名]病気で死ぬこと。病死。「父はすでに―しました」 **ひょうほん【標本】**[名]動植物や鉱物などの実物見本。サンプル。「―で調べてみる」「昆虫いの―」 **びょうま【病魔】**[名]病気を悪魔にたとえたことば。「―にとりつかれる」 **ひょうめい【表明】**[名]意見などを人の前にはっきり示すこと。「断固たる態度を―する」 **びょうめい【病名】**[名]病気の名前。 **ひょうめん【表面】**[名]①外からうかがい見える面。「―をとりつくろう」「―的な合意」[類]上辺②ものの外側の面。「鏡の―」⇔裏面 **ひょうめんか【表面化】**[名]かくれていたものが、おもてにあらわれること。「内部争いが―する」 **ひょうめんせき【表面積】**[名]立体の表面の面積。 **ひょうめんちょうりょく【表面張力】**[名]液体で、表面積をできるだけ小さくするようにはたらく力。 **ひょうよみ【票読み】**[名]選挙の前に、およその得票数を予想すること。また、選挙のあと開票の結果を数えること。 **びょうよみ【秒読み】**[名]①秒単位で残り時間を数えること。また、ものごとの期限がつい目前にさしせまっていること。「ロケット発射の―」「完成まで―の段階にはいる」②行動などにうらおもてのあること。外面と内心がちがうこと。「―のない人」 **表裏をなす** ①ものごとの両面を形成する。②たがいに補いあって一つのものとなる。 **びょうり【病理】**[名]病気の原因や経過などにかかわる理論。「―学」 **ひょうりいったい【表裏一体】**[名]二つのものごとが非常に密接な関係にあって切りはなせないこと。 **ひょうりゅう【漂流】**[名]海上をただよい流れること。「―船」「―記」 **ひょうりょう【秤量】**[名]はかりで重さをはかること。また、はかることのできる最大の重量。 **びょうれき【病歴】**[名]これまでにかかった病気についての総合的な記録。 **ひょうろう【兵糧】**[名]食物。とくに、軍隊などの食糧。「―をたくわえる」「―不足」 **ひょうろうぜめ【兵糧攻め】**[名]敵の食糧補給を断って、戦力を弱めるせめかた。 **ひょうろくだま【表六玉】**[名]まぬけなおろか者をあざけって言うことば。 **ひょうろん【評論】**[名]社会・科学・芸術などの価値やよしあしなどについて、批評して論じること。また、その文章。「―家」「文芸―」 **ピョートル**[名]一世。大帝。一六七二―一七二五年。ロシア皇帝。西欧の技術を導入してロシアの近代化に努め、また、スウェーデンとの戦争に勝ち、領土を広げることに成功した。「Pyotr I」 **ひよく【比翼】**[名]①二羽の鳥が仲よくつばさを並べること。夫婦のたとえ。比翼の鳥。「―連理」②「比翼仕立て」の略。和服で、襟や袖口などが、二重になっているように見せる仕立て。 **比翼の契り** 夫婦の約束。 **比翼の鳥** つばさがつながっていて、雌雄一体で飛ぶという想像上の鳥。仲のいい夫婦のたとえ。 **ひよく【肥沃】**[形動]土地が肥えていること。「―な大地」[類]豊饒 **びよく【尾翼】**[名]飛行機の後ろにあるつばさ。垂直尾翼と水平尾翼があり、機体を昇降させたり、方向を決めたりする。⇔主翼 **ひよくづか【比翼塚】**[名]心中したり、相愛だったりした男女を、いっしょにほうむった墓。 **ひよくれんり【比翼連理】**[名]夫婦が深い愛情で結ばれていること。▽「比翼」は、つばさがつながり一体となって飛ぶ鳥。「連理」は、木の枝が他の木の枝とつながって、木目が一つになっているもの。中国、白居易の「長恨歌」で、楊貴妃と玄宗皇帝が愛情をちかいあったときのことば。 **ひよけ【日除け】**[名]直射日光をさけるためのおおい。ひおい。 **ひよこ【雛】**[名]①鳥の子。とくに、ニワトリのひな。②一人前でない未熟な人をからかった言い方。ひよっこ。「くちばしの黄色い―が何を言うか」 **ひょっこり**[副]思いがけなくとつぜん出会ったり、あらわれたりするようす。「―姿をあらわす」 **ひょっと**[副]思いがけないようす。ふと。「―顔を出す」「―耳にする」[類]不意に **ひょっとこ**[名]①目が小さくて、口のとがったこっけいな顔をした男の面。②男をののしっていうことば。「この―野郎」⇔おかめ **ひょっとすると**[副]万に一つの可能性があるようす。ひょっとして。「―会えるかもしれない」[類]もしかしたら **ひよどり【鴨】**[名]ヒヨドリ科の鳥。背は褐色で尾は長い。山林に生息し、冬になると人里に来て、やかましい声で鳴く。ヒエドリ。 **ひより【日和】**[名]①天候。「小春―」②晴れて天気のよい日。▽会話で使うときには、つう「お」を付ける。「きょうはよいお―で」③[「~日和」の形で]何かをするのに都合のいい天候。「運動会―」▼常用漢字表付表の語。 > **つかいわけ**→「天気」を見よ。 **ひよりみ【日和見】**[名]態度をきめずになりゆきを見て、形勢のいいほうにつこうとすること。「―主義」▽天気のようすをうかがうという意味から。 <1168> ・ビョルンソン **ビョルンソン**[名]一八三二―一九一〇年。ノルウェーの劇作家・小説家。明るく人情味あふれる作品で知られる。また、社会的関心も強く、人道の戦士といわれた。ノーベル文学賞受賞。小説「日向丘の少女」、戯曲「破産」など。「Björnstjerne Björnson」 **ひょろつく**[動]足もとに力がはいらずふらふらする。ひょろひょろする。 **ひょろながい**[形]やせて背が高い。ひょろりとして長い。「―手足」 **ひょろひょろ**[副][形動]①細長くて弱々しく、たよりないようす。「背だけがーとのびる」②足もとが定まらずにたおれそうなようす。ふらふら。「―と歩く」 **ひよわ【ひ弱】**[形動]心やからだが弱々しく、力がないようす。「―そうな子供」「―な精神」[類]虚弱 **ひょんな**[形]思いがけない。意外な。くだけた言い方。「―ことから事件を聞いた」 **ひら【平】**[名]①でこぼこしていないこと。たいらなこと。また、たいらなもの。「―屋根」「手のー」②会社などで、役職についていないこと。また、その人。「―社員」 **ひら【片】**[接尾]「~ひら」の形で]紙や葉など、うすくて軽く、たいらなものを数えることば。「一―の雲」 **びら**[名]宣伝や広告のために、人に配ったりかべなどにはったりする紙。ちらし。「―を配る」「―をまく」 **ひらあやまり【平謝り】**[名]ただひたすら謝ること。「―に謝る」 **ひらい【飛来】**[名]①飛んでくること。「空中を―する」 **ひらおよぎ【平泳ぎ】**[名]泳法の一つ。両手は水平に水をかき、足はカエルのように水をける。胸泳。ブレストストローク。 **ひらがげんない【平賀源内】**[名]一七二八―七九年。江戸中期の学者・戯作者。本名は国倫。号は風来山人など。本草学・蘭学・国学など諸学を学び、発電機を発明したり、風刺的な戯作を書いたりして鬼才ぶりを発揮した。 **ひらいしん【避雷針】**[名]落雷による被害を防ぐために、建物などに立てる金属の棒。地中に導線でつないで放電させる。 **ひらうち【平打ち】**[名]①ひもを平たく編むこと。平たく編んだひも。②金属を平たく打つこと。平たく打ったもの。 **ひらき【開き】**[名]①開くこと。また、花が咲くこと。「―の悪い戸」「ことしは梅の―がおそい」②二つのものごとのへだたり。程度の差。「実力の―」[類]ギャップ③魚の腹を開いて干した食べもの。「あじのー」④「開き戸」の略。また、開き戸のついた戸だな。⑤[「お開き」の形で]宴会などを終えること。「そろそろおーにしよう」[類]閉会・終了 **ひらがな【平仮名】**[名]かなの一つ。万葉仮名として使われた漢字の草書体を、さらにくずしてつくられた表音文字。平安時代の初めごろ発達し、女どうしの、また女のための手紙、和歌・物語などに用いられたので、「女手」とも呼ばれた。⇔片仮名 > **ひらがなの成り立ち** > あ安、い以、う宇、え衣、お於、か加、き幾、く久、け計、こ己、さ左、し之、す寸、せ世、そ曾、た太、ち知、つ州、て天、と止、な奈、に仁、ぬ奴、ね祢、の乃、は波、ひ比、ふ不、へ部、ほ保、ま末、み美、む武、め女、も毛、や也、ゆ由、よ与、ら良、り利、る留、れ礼、ろ呂、わ和、ゐ為、ゑ恵、ん无 **ひらきど【開き戸】**[名]一方にちょうつがいをとりつけて柱などに固定し、前後に開くようにした戸。「玄関の―」⇔引き戸 <1169> ・ピリンけい **ひらつからいちょう【平塚雷鳥】**[名]一八八六―一九七一年。社会運動家・評論家。東京生まれ。本名は奥村明。「らいてう」とも。青鞜社をおこして婦人参政権運動を展開し、第二次世界大戦後も婦人解放運動を指導した。 **ひらて【平手】**[名]①開いた手のひら。「―打ち」②[将棋]相手と対等にさすこと。 **ひらに【平に】**[副]ただひたすら許しを願う気持ちをあらわす。改まった言い方。「―ご容赦ください」[類]なにとぞ・せつに **ピラニア**[名]カラシン科の淡水魚。アマゾン川などにすむ。動物を襲う種類もある。「piranha」 **ひらひら**[副]紙や旗のような、軽くてうすいものがゆれうごくようす。「―と花びらがまう」「ちょうが―と飛ぶ」「―したフリル」 **ピラフ**[名]米をいため、肉・魚介・野菜などとともにスープでたいた洋風のたきこみごはん。「pilaf」 **ひらべったい【平べったい】**[形]たいらである。「ひらったい」とも。くだけた言い方。「―皿」「―顔」「粘土を平たくのばす」[類]たいら **ひらまく【平幕】**[名]すもうで、横綱・三役以外の幕内の力士。前頭。「―優勝」 **ピラミッド**[名]石などを積みあげた正四角錐形の建造物。古代エジプトの王の墓などが代表的。金字塔。「pyramid」 **ひらめ【平目・比目魚・鮃】**[名]ヒラメ科の魚。からだは平たくて、カレイに似ているが、両目とも左側に寄っている。海底の砂の中にすみ、食用。「左ーに、右かれい(=目の位置による、ヒラメとカレイの見分けかた)」 **ひらめき【閃き】**[名]①瞬間的に光ること。②さっとうかぶ、するどい思いつき。「才能の―」 **ひらめく【閃く】**[動]①ぴかっと光る。「閃光が―」[類]きらめく②よい考えがさと思いうかぶ。「アイデアがー」③旗などが風にふかれて、波打つように動く。 > **つかいわけ**→「輝く」を見よ。 **ひらや【平屋・平家】**[名]一階建ての家。「―建て」 **ひらりと**[副]身軽に、すばやくからだを動かすようす。また、軽くひるがえるようす。「―飛びうつる」 **びり**[名]いちばんあと。最後。どんじり。びりけつ。 **ピリオド**[名]欧文などの横書き文で区切りに使う記号。終止符。「.」「―を打つ(=けじめをつける)」「period」 **ひりき【非力】**[形動]①筋肉の力がないこと。「―な打者」②自分の能力をへりくだっていう言い方。「―ながら、がんばります」▼「ひりょく」とも。 **ビリケン**[名]アメリカの福の神。頭のさきがとがっている裸体の像。「Billiken」 **ひりつ【比率】**[名]ある数量を他の数量と比べたときの割合。「男女の―は三対二」 **ひりつく**[動]ひりひりと痛む。ひりひりする。「のどが―」「―ほどからいカレー」 **ぴりっと**[副]①舌などに、強い刺激を受けたときの感じ。「―からい味」②態度にすきがなく、しっかりしているようす。 **ぴりぴり**[副][形動]①強い刺激を受けて痛いように感じるようす。「舌が―する」②神経がひどく敏感になっているようす。「緊張して―する」 **ビリヤード**[名]長方形の台の上で、数個の球を棒(=キュー)でつき当てて得点を競うゲーム。たまつき。撞球。ビリアード。「billiards」 **びりゅうし【微粒子】**[名]非常に細かいつぶ。 **びりょう【微量】**[名]きわめてわずかの量。 **ひりょう【肥料】**[名]土にまいて、植物の栄養とするもの。こやし。「―をほどこす」 **びりょう【鼻梁】**[名]はなすじ。鼻柱。 **びりょく【微力】**[形動]わずかな能力や骨折り。自分の力量をへりくだっていう言い方。「―ながら」「―をつくすつもりです」 **ピリンけいやくざい【ピリン系薬剤】**[名]解熱 <1170> ・ひる ・鎮痛剤。アレルギーを起こしやすい。アミノピリンやアンチピリンなど。⇔非ピリン系薬剤 **ひる【昼】**[名]①日の出から日の入りまでの時間。「―日中」⇔夜②正午ごろ。「―下がり」③昼食。「―は用意します」「―にする」 **昼を欺く** 夜なのに明るくて、昼間かと思えるほどである。「―盛り場の灯」 **ひる【干る】**[動]①「かわく」の古い言い方。水分がなくなる。「田の水が―」②潮が引いて海の底が出る。「潮が―」→満ちる **ひる【蛭】**[名]環形動物の一種。ミミズの仲間で、池や沼にすみ、他の動物に吸いついて血を吸う。 **ひる【放る】**[動]体外へ排出する。「屁を―」「くそをー」 **ひる~**[接尾]「~びる」の形で]…らしくなる。…のようすになる。「おとなー」「古ー」 **ビル**[名]①「ビルディング」の略。「駅―」「超高層―」「ボディー―」「マネー―」 **ピル**[名]丸薬。とくに、経口避妊薬。「pill」 **ひるあんどん【昼行灯】**[名]ぼんやりしている人や、役に立たない人をあざけっていうことば。▽昼間ともしてある行灯は何の役にも立たないことから。 **ひるい(比類)ない** 他に比べるものがないほどすぐれている。「―作品」「比類なき名著」 **ひるがえす【翻す】**[動]①風になびかせて、ひらひらさせる。「たもとを―して歩く」②さっと裏返す。「手を―」③態度や証言などを急に変える。「自白を―」④からだをおどらせる。「身を―して飛びこむ」 **ひるがえって【翻って】**[接]話の途中で、別の話題や見かたにきり変えるときに使うことば。別の面から。改まった言い方。「―考えるに」 **ひるがえる【翻る】**[動]風になびいて、ひらひらする。「国旗が―」「あらしに木の葉が―」 **ひるがお【昼顔】**[名]ヒルガオ科の多年生つる草。道ばたなどに生え、夏の昼間、アサガオに似たピンクの花をつける。夕方にはしぼむ。 **ひるげ【昼餉】**[名]「昼食」の古い言い方。ひるめし。☆☆朝げ・夕げ **ひるさがり【昼下がり】**[名]正午をやや過ぎたころ。午後二時ごろをさす。「夏の―」 **ビルディング**[名]鉄筋コンクリートづくりの高層の建物。ビル。「building」 **ビルトインスタビライザー**[名][経]景気の変動をある程度自動的に調整する財政制度のしくみ。好況期には所得税や法人税などがふえて、社会保障支出が減ることで有効需要がおさえられ、景気の過熱を防止する。不況になればその反対の動きが起こり、景気を刺激する。財政自動安定化装置。「built-in stabilizer」 **ひるひなか【昼日中】**[名]「昼間」を強めた言い方。昼のさなか。まっぴるま。「―の事件」 **ひるま【昼間】**[名]朝から夕方までの明るいあいだ。日中。「ちゅうかん」とも。[類]白昼 **ビルマ**[名]「ミャンマー連邦」の古い呼び名。 **ビルマのたてごと【ビルマの竪琴】**[名]一九四七年。竹山道雄の小説。戦争末期のビルマ(=ミャンマー)を舞台にして、日英両軍の人間的な交流や、僧となって現地にとどまり、戦死者をとむらおうとする兵を感動的にえがく。 **ひるむ【怯む】**[動]相手の勢いを感じて、気後れする。「出はなをたたかれて―」 **ひれ【鰭】**[名]魚類の運動器官。水をかいたり、からだの水平を保ったりするもの。背びれ・尾びれ・胸びれ・腹びれなど。 **ひれ【領巾・肩巾】**[名]昔、女性が正装のときかたさきにかけ、かざりにした細長いうす布。▽「領布」は誤り。 **ヒレ**[名]ウシやブタの背骨の内側にある上等の肉。脂肪が少なくてやわらかい。フィレ。「―カツ」「filet」(仏) **ひれい【比例】**[名]①[数]ある数が二倍・三倍になると、もう一方の数も二倍・三倍になること。また、そのような二つの数量の関係。正比例。⇔反比例②[数]ある全体に対する部分の割合。「正答者の―」 **ひれい【非礼】**[形動]礼儀にはずれること。また、礼儀にはずれた行動。「―の数々」「―をわびる」[類]無礼・失礼 **びれい【美麗】**[形動]姿や形が美しく整っているようす。「―な室内装飾」[類]華麗⇔醜悪 **ひれいしき【比例式】**[名][数]二つの比が等しい関係にあることをあらわす式。a:b=c:dなど。 **ひれいだいひょうせい【比例代表制】**[名]選挙方法の一つ。各党の得票数に応じて議席を分ける。 **ひれいはいぶん【比例配分】**[名]あたえられた数量を、きめられた割合で分けること。「予算を―する」 **ひれき【披瀝】**[名]気持ちや考えをかくさずに、すべてうち明けること。「決意のほどを―する」▽「披」はひらく、「瀝」はそそぐこと。 **ひれつ【卑劣・鄙劣】**[形動]おこないや性質がずるくていやしいようす。「―な手段」「人の弱みにつけこむとは―だ」[類]卑怯 **ひれふす【平伏す】**[動]地面やゆかに手をついて頭を下げる。平伏する。「ひれ伏してお願いする」 **ひれん【悲恋】**[名]とげられずに終わる悲しい恋。「―物語」 **ひろ【尋】**[名]①[名]両手を左右に広げた長さ。②[名・接尾]水深を測る単位。一尋は①の長さで、六尺(約一・八メートル)。「千ーの海」 **ひろい【広い】**[形]①面積・はば・空間などが大きい。「―庭」「道を―する工事」「宇宙は―」「心が―」②かかわりやはたらきのおよぶ範囲が大きい。「―視野」「世間が―」「―知れわたる」「肩身が―(=世間に面目が立つ)」「顔が―」⇔狭い **ヒロイズム**[名]英雄をたたえる考えかた。また、英雄的な行動をしようとする気持ち。英雄主義。英雄気どり。「―にかられた行動」「heroism」 **ひろいもの【拾い物】**[名]①人の落としたものを拾ったもの。[類]拾得物⇔落とし物 <1171> **ひろいよみ**【拾い読み】[名]①だいじなところだけを、とびとびに少しずつ読むこと。②文字を一つ一つたどりながら読むこと。 **ヒロイン**[名]小説やドラマなどの、女性主人公。「悲劇の―」[↔ヒーロー][|heroine] **ひろう**【披露】[名・-スル]広く世間に知らせたり見せたりすること。「―宴[えん]」「書道のうでまえを―する」 > つかいわけ→「公表」を見よ。 **ひろう**【疲労】[名・-スル]つかれること。くたびれること。「―が重なる」「―回復」「―困憊[こんぱい]」 **ひろう**【拾う】[動]①落ちているものをとりあげる。「財布を―」「ごみを―」「火中のくりを―」[↔捨てる] ②多くの中から選びとる。「活字を―」「見聞を―」 ③思いがけず手に入れる。失わずにすむ。「勝ちを―」「命を―」 ④呼びとめて、乗り物に乗る。「タクシーを―」 **びろう**【尾×籠】[形動]人前では遠慮すべきような、きたならしいようす。「―な話で恐縮ですが」▽大小便に関する話をするときなどにいう。「ばか」をあらわす「おこ」ということばに「尾籠」をあて、音読みしたもの。 **ひろうこんぱい**【疲労困憊】[四字漢語]くたくたにつかれはてること。「―の極」「登山で―する」 **ビロード**【天×鵞絨】[名]絹・綿・毛でつくる織物の一つ。表面の毛を立てた、光沢のあるなめらかなもの。ベルベット。[|veludo] **ひろがる**【広がる・「拡がる】[動]①面積などが大きくなる。広くなる。「山火事が―」 ②広い場所をしめている。「眼下に―大海原[おおうなばら]」 ③広くゆきわたる。「うわさが―」「事業が―」 **ひろげる**【広げる・拡げる】[動]①面積などを大きくする。広くする。「道を―」「国土を―」 ②巻いたり、たたんだりしていたものを開く。「包みを―」「地図を―」▽「展げる」とも書く。 ③規模や範囲を大きくする。「商売を―」「視野を―」[→狭める] ④そこいらいちめんに多くのものを並べる。「荷物を―」 **ひろこうじ**【広小路】[名]はばの広い街路。古い言い方。▽地名などに残っている。 **ひろせたんそう**【広瀬淡窓】[人名]一七八二—一八五六年。江戸後期[こうき]の儒学者。私塾[しじゅく]を開き、大村益次郎[ますじろう]・高野長英[ちょうえい]ら三〇〇〇人余りの弟子に教えた。著書に「淡窓詩話」。 **ひろたこうき**【広田弘毅】[人名]一八七八—一九四八年。大正・昭和期の政治家。福岡県生まれ。二・二六事件後に首相に就任。日独防共協定を結び軍国主義体制をつくったが、軍部と対立して一年で内閣は崩壊した。第二次世界大戦の終結に向けて交渉にあたったが失敗。戦後、A級戦犯として処刑された。 **ひろつかずお**【広津和郎】[人名]一八九一—一九六八年。大正・昭和期の小説家・評論家。東京生まれ。父は柳浪[りゅうろう]。現実の生活から目をそむけず、小説「神経病時代」「風雨強かるべし」を書いた。また、一九四九年に起きた松川事件の裁判を批判した「松川裁判」は、社会に波紋を投げかけた。 **ひろつりゅうろう**【広津柳浪】[人名]一八六一—一九二八年。明治期の小説家。肥前長崎生まれ。硯友社[けんゆうしゃ]の同人。社会の下層階級を題材に悲惨な生活をえがいた作品は、深刻小説といわれる。代表作「黒蜥蜴[くろとかげ]」「今戸心中[いまどしんじゅう]」。 **ひろば**【広場】[名]多くの人々が集まれるようになっている公共の広い場所。「―で遊ぶ」「駅前―」 > **ひろばのこどく**【広場の孤独】一九五一年。堀田善衛[よしえ]の小説。朝鮮戦争下のさしせまった状況の中で、国際都市東京の新聞社で働く知識人の不安と孤独をえがく。 **ひろびろ**【広広】[副・-スル]いかにも広くて気持ちがいいようす。「―した草原」 **ヒロポン**[名]覚醒剤[かくせいざい]の一つ。塩酸メタンフェタミン。中毒になりやすい。▽商標名。[|Philopon] **ひろま**【広間】[名]大勢の人が集まるための広い部屋。「団体客は大―で食事をする」 **ひろまる**【広まる】[動]すみずみまでゆきわたる。広く知られる。「知識が―」「評判が―」[↔狭まる] **ひろめる**【広める】[動]①広くする。ひろげる。「見聞を―」 ②すみずみまで、ゆきわたらせる。普及させる。「名を―」「教えを―」 **ひわ**【秘話】[名]人々に知られていない話。だれにも知らせない話。「幕末―」[類]裏話 **ひわ**【悲話】[名]不幸な悲しい物語。「戦争―」 **ひわ**【×鶸】[名]アトリ科の小鳥。この一種マヒワはスズメより小さく、黄緑色で声が美しい。秋にシベリア方面からわたってくる。 **びわ**【×枇杷】[名]バラ科の常緑高木。初夏に卵形でだいだい色の果実がなり、食用にする。 **びわ**【×琵琶】[名]弦楽器の一つ。ビワの実を割った形の胴に四本または五本の弦を張り、ばちでかき鳴らすようにして弾く。平家[へいけ]琵琶・薩摩[さつま]琵琶・筑前[ちくぜん]琵琶などがある。「かぞえ方[かた]一張[ちょう]」[図]「ががく」を見よ。 **ひわい**【卑猥】[形動]下品でみだらなようす。「―な歌をうたう」 **ひわいろ**【×鶸色】[名]ヒワの羽のような黄緑色。黄色みの強いもえぎ色。 **びわこ**【×琵琶湖】[名]滋賀県中央部にある湖。面積約六七一平方㌔で日本最大。楽器の琵琶に形が似ていることから、その名がある。竹生島[ちくぶしま]などの島があり、付近に景勝地も多い。古くは淡海[おうみ]、近江海[おうみのうみ]などと呼ばれた。 **ひわだぶき**【×檜皮葺き】[名]ヒノキの皮で屋根をふくこと。また、ヒノキの皮でふいた屋根。神殿[しんでん]の建築に使う。 **びわほうし**【×琵琶法師】[名]琵琶をひく僧。と <1172> くに、「平家物語」を琵琶に合わせて語った、盲目の法師。 **ひわり**【日割り】[名]①給料などを一日いくらときめてはらうこと。「―計算ではらう」 ②長期間かかる仕事などで、一日どれくらいこなせばよいか割りあてておくこと。「工事の―」 **ひわれ**【干割れ】[名]かわいたり、ひびがはいったりして割れること。また、その割れ目。 **ひん**【貧】かねそなわる。 ①しなもの。②種類わけ。③人やものにそなわっている値打ち。「―のいい老婦人」「―がない色合い」 **ヒン** ①品名 金品[きんぴん] 作品[さくひん] 食品、新品[しんぴん] ②品詞[ひんし] 品種[ひんしゅ] 品目[ひんもく] ③品位[ひんい] 品格[ひんかく] 品性[ひんせい] 気品[きひん] 上品[じょうひん] **しな** 品切れ 品物 手品[てじな] **ひん**【貧】財産がない。まずしい。「―にあえぐ」[↔富]②たりない。「貧する」を見よ。「貪[どん]](=むさぼる)」は別字。 **ヒン**・**ビン** 貧窮[ひんきゅう] 貧困[ひんこん] 貧富[ひんぷ] 清貧[せいひん] 赤貧[せきひん] 貧乏[びんぼう]②貧血[ひんけつ] 貧弱[ひんじゃく] 貧相[ひんそう] **まずしい** 心が貧しい **ひん**【浜】(濱)●波打ちぎわの砂地。はま。②「横浜」の略。 **ヒン** ①海浜[かいひん]②京浜[けいひん] **はま** 浜伝い 浜辺 砂浜 **ひん**【賓】たいせつにもてなす客。 **ヒン** 賓客[ひんきゃく] 貴賓[きひん] 国賓[こくひん] 主賓[しゅひん] 来賓[らいひん] **ひん**【頻】くりかえし起こる。しきりに。 **ヒン** 頻出[ひんしゅつ] 頻度[ひんど] 頻発[ひんぱつ] 頻繁[ひんぱん] 頻々[ひんぴん] **ひん**【彬】かたちと内容とが、よくととのっている。 **ヒン** 文質彬々[ぶんしつひんぴん] **ひん**【品/貧】→漢字項目を見よ。 **ひん**[造語]「ひん〜」の形で下の語の意味や語勢を強める。「―曲げる」「―むく」▽「引き」の変化した形。 **びん**【敏】動きや頭のはたらきがすばやいようす。「機を見るに―」[↔鈍く] **ビン** 敏活[びんかつ] 敏感[びんかん] 敏速[びんそく] 鋭敏[えいびん] 機敏[きびん] **びん**【瓶】液体を入れるための、口のせまいガラスなどの入れもの。「―に花をさす」 **ビン** 瓶詰[びんづめ] 花瓶[かびん] 鉄瓶[てつびん] 土瓶[どびん] 魔法瓶[まほうびん] **びん**【便】→「べん」 **びん**【貧】→「ひん」 **びん**【便】[造語]①<名>定期的に運行する交通機関や輸送機関の一つの運行。「午後の―で帰る」 ②<造語>[「~便」の形で]①社会的に運用されている輸送の手段。「航空—」「自動車——」「定期―」 ②運行の回数を数えることば。「一日三―」 **びん**【敏】[形動]→漢字項目を見よ。 **びん**【瓶】[名]→漢字項目を見よ。 **びん**【×鬢】[名]頭の左右のわきの髪の毛。「―に白いものがまじる」「―のほつれ」 **ピン**[名]①ものをさして止める針。「ネクタイ―」 ②ボーリングで、ボールを当ててたおす、とっくり形のもの。「ヘッド―」 ③ゴルフで、ホールに立てる旗ざお。[|pin] **ピン**[名]①カルタやさいころの目の一の数。▽もと、点の意味。②第一。また、最上のもの。[|pinta] **ピンからキリまで** 始めから終わりまで。もっともよいものからもっとも悪いものまで。▽一から一〇までという意味から。 **ひんい**【品位】[名]①人やものに、しぜんに備わる気高さ。「―を高める」「―に欠ける」[類]品格 ②鉱石中の金属や、地金[じがね]・金銀貨中の金銀の、ふくまれる割合。 ③質の程度。「高―テレビ」[類]品質 **ピンカール**[名]髪の毛を少しずつとりわけて巻き、ピンで止めてくせをつけること。[|pin curl] **ひんかく**【品格】[名]人やものがもっている品のよさ。「―を保つ」「―がにじみでる」[類]品位・格調・気品 **ひんかく**【賓客】[名]→「ひんきゃく」 **ひんがし**【東】[名]「ひがし」の古い言い方。 **びんがた**【『紅型】[名]沖縄の伝統的な型染めの一つ。紅・黄・緑など、あざやかで多彩な色を染めわける。 **びんかつ**【敏活】[形動]頭のはたらきや行動がすばやく、きびきびしていること。「―な動作」 **びんかん**【敏感】[形動]感覚がするどく、ちょっとしたことにもすばやく反応するようす。「味に―な舌の持ち主」「―に反応する」[類]鋭敏[↔鈍感] **ひんきゃく**【賓客】[名]たいせつにもてなさなければならない客。「ひんかく」とも。「―をもてなす」 <1173> **ひんきゅう**【貧窮】[名・-スル]貧しくて生活に行きづまること。[類]貧困 ②貧者と窮者。「——問答歌(山上憶良[やまのうえのおくら]の)」 **ひんく**【貧苦】[名]貧乏の苦しみ。「―のどん底にあえぐ」[類]貧困 **ピンク**[名]うすい赤色。もも色。②色っぽいこと。好色なこと。[|pink] **ひんけつ**【貧血】[名]①血液中の赤血球やヘモグロビンが少なくなること。顔色が悪くなりめまいや息切れなどがする。②一時的に脳を流れる血液が不足して意識を失ったりすること。脳貧血。 **びんご**【《備後】[名]旧国名。今の広島県東部。山陽道の一国。大化改新後に吉備の国を三分割したものの。一つ。「―表[おもて]」 **ひんこう**【品行】[名]品のよいおこない。日常の行い。「―不良」[類]身持ち **ひんこうほうせい**【品行方正】[四字漢語]心のもちかたやおこないが、品がよくきちんとしていて正しいこと。「―な人がら」 **ひんこん**【貧困】[名・形動]①貧しくて生活に困っていること。「―家庭」「―にあえぐ」 ②知識・才能・内容などがとぼしく欠けていること。「政治の―」 **ひんし**【品詞】[文法]単語を文法上の性質によって分類したもの。自立語か付属語か、活用の有無、意味、形、はたらきなどによって分ける。日本語では、ふつう一○種類に分ける。下段表 **ひんし**【×瀕死】[名]死にそうなこと。死にかけること。「―の重傷を負う」 **ひんしつ**【品質】[名]品物の性質のよしあし。「―がおとる」「―管理」 **ひんじゃ**【貧者】[名]貧しい人。[↔富者] > **貧者の一灯** 貧しくても心のこもったおくりものは尊い。▽神仏に供える長者の万灯よりも、貧者の一つの灯明のほうがはるかに尊い。 **ひんじゃく**【貧弱】[形動]①みすぼらしくて見おとりがすること。「―なからだ」 ②内容が不じゅうぶんでみすぼらしいこと。「―な知識」 **ひんしゅ**【品種】[名]①品物の種類。②動植物で、同じ種類の作物や家畜を、さらに特徴によって分類したもの。たとえば、米の品種にはコシヒカリやササニシキなどがある。 **ひんしゅかいりょう**【品種改良】[名]作物や家畜の収量の増大や品質の向上などを目的にして、よい品種をつくりだすこと。 **ひんしゅく**【×顰蹙】[名・-スル]まゆをひそめること。顔をしかめていやがること。 > **顰蹙を買う** 困ったものだと、かげで人にいやがられる。 **ひんしゅつ**【頻出】[名・-スル]同じものがしきりに出ること。「入試に―する単語」[類]頻発 **びんしょう**【敏捷】[形動]動作がすばしこいこと。行動がすばやいこと。「―な動き」[類]機敏・敏速 **びんしょう**【×憫笑】[名]かわいそうだと、あわれみさげすんで笑うこと。「―を買う」 **びんじょう**【便乗】[名・-スル]①ついでに他人の乗り物に乗せてもらうこと。「途中まで―させてくれ」 ②機会をうまくとらえて、自分の都合のいいように他の出来事を利用すること。「―値上げ」 **ひんする**【貧する】[サ変]貧乏する。 > **貧すれば鈍する** 貧乏になると、心のはたらきもにぶくなり、ついおろかなことをする。 **ひんする**【×瀕する】[サ変]さしせまった状態になる。いまにも・・・になろうとする。「危機に―」「死に―」 **びんずる**【賓頭×盧】[名]釈迦の弟子で、十六羅漢の一人。髪の毛が白く、まゆが長い。▽その像をなでた手で病人の患部をさわると治るという。 **ひんせい**【品性】[名]道徳的価値からみた人の性格。「―を疑う」「―下劣」▽「性格」は生まれつきのものに育った環境が加わってつくられるが、道徳的な面からみたその人のすぐれた性格を「品性」という。 **ピンセット**[名]小さなものをはさみとる、金属製のV字形の道具。[|pincet] **ひんせん**【貧賤】[形動]貧しくて身分がいやしいこと。[↔富貴] **びんせん**【便船】[名]ちょうど都合よく出る船。「―があれば送る」 **びんせん**【便箋】[名]手紙を書くための用紙。レターペーパー。「―にしたためる」 > **品詞分類表** > ・単語 > ・自立語 > ・活用する(用言) > ・述語になる > ・ウ段の音で終わる → **動詞** > ・「い」で終わる → **形容詞** > ・「だ」で終わる → **形容動詞** > ・活用しない > ・主語になる(体言) → **名詞** > ・修飾語になる > ・用言を修飾する → **副詞** > ・体言を修飾する → **連体詞** > ・接続語になる → **接続詞** > ・独立語になる → **感動詞** > ・付属語 > ・活用する → **助動詞** > ・活用しない → **助詞** <1174> **ひんそう**【貧相】[形動]顔や姿がみすぼらしいこと。「―な身なり」[↔福相] **びんそく**【敏速】[形動]動作や行動がすばやいこと。「―な対応」[類]敏捷[↔遅鈍] **びんた**[名]①ほおを平手で打つこと。「―をくわす」 ②髪の毛の鬢のあたり。 **ピンチ**[名]非常に危険または苦しい場面や状況。危機。苦境。「―におちいる」[|pinch] **ピンチヒッター**[名]①野球で、出場していた選手に代わって打者となる選手。代打。代打者。「―を起用する」 ②代役。身がわり。[|pinch hitter] **ピンチランナー**[名]野球で、塁に出ていた選手に代わって走者となる選手。代走。代走者。[|pinch runner] **びんつけあぶら**【×鬢付け油】[名]日本髪の乱れるのを防ぐために用いる練り油。木蠟と菜種油などをまぜてつくる。 **びんづめ**【瓶詰・×壜詰】[名]びんにつめること。また、びんにつめたもの。「―のつくだ煮。」 **ヒント**[名]問題解決や着想の手がかり。暗示。示唆。「―をあたえる」[|hint] **ひんど**【頻度】[名]同じことが、くりかえし起こる度数。「―が高い」「―順」 **ぴんと**[副]①強く張ったり、はねあがったりするようす。「糸を―張る」 ②直感的に感じとるようす。「ーくる」 **ピント**[名]①カメラなどのレンズの焦点。フォーカス。「―を合わせる」 ②ものごとの要点。だいじな点。まと。「話の―がずれる」[|brandpunt から] **ヒンドゥーきょう**【ヒンドゥー教】[名]インドの民族宗教。バラモン教に民間信仰や仏教などをとりいれた多神教。インド教。ヒンズー教。 **ひんのう**【貧農】[名]貧しい農家。[↔豪農・富農] **ひんぱつ**【頻発】[名・-スル]くりかえして、たびたび起こること。「事故が―する」[類]多発 **ピンはね**【ピン×撥ね】[名]他人の利益の一部をかすめとること。うわまえをはねること。「賃金をーする」▽ポルトガル語の「ピン(=点)」から。 **ひんぱん**【頻繁】[形動]ひっきりなしのようす。たびたびであるようす。 **ひんぴょう**【品評】[名・-スル]製品・作品などを集めて、そのよしあしをきめること。「―会」[類]品定め **ひんぴん**【頻頻】[形動]よくないことが、何度も続けて起こるようす。[類]頻繁 **ぴんぴん**[副]①勢いよくはねるようす。②非常に元気のいいようす。「八○歳をこえてもーしている」 **ひんぷ**【貧富】[名]貧しいことと富んでいること。貧しい人と金持ちの人。「―の差がはなはだしい」 **びんぼう**【貧乏】[名・形動]収入や財産が少なく、衣・食・住が苦しいこと。「―人だ」「器用―」[類]貧困・窮乏[↔裕福・富裕] > **貧乏に棒なし** 貧乏という「ぼう」があるはずなのに、その「棒」すらないほど生活が苦しい。 > **貧乏暇なし** 貧しさのため、生活に追われて少しもひまのないこと。 **びんぼうがみ**【貧乏神】[名]人や家にとりついて貧乏にさせるという神。▽すもうで、十両の筆頭力士をいう。時に幕内力士との取組があるのに、収入がそれにともなわないことから。 **びんぼうくじ**【貧乏×籤】[名]いちばん損な役割。不利な運命。「―をひく」 **びんぼうしょう**【貧乏性】[名]心にゆとりをもてず細かいことでくよくよしている性質。「根っからの―」 **びんぼうゆすり**【貧乏揺すり】[名]座っているときに、絶えず足を細かく動かすくせ。 **ピンホール**[名]針でついたような小さな穴。[|pin-hole] **ピンぼけ**[名・形動]①写真で、ピントが合わず、ぼやけること。②ものごとの要点をついていないこと。的はずれなこと。「―な答え」 **ピンポン**[名]卓球。[|ping-pong] **ひんまがる**【ひん曲がる】[動]ひどくゆがむ。ひどく曲がる。「鼻がー」▽「ひん」は、「引き」の変化した形。 **ひんみん**【貧民】[名]貧しい人々。「―窟[くつ]](=スラム)」[類]細民 **ひんむく**【ひん×剝く】[動]手あらくはがす。「化けの皮を―」▽「ひん」は、「引き」の変化した形。 **ひんめい**【品名】[名]品物の名前。 **ひんもく**【品目】[名]品物の種類別の名。「輸入―をふやす」 **びんらん**【便覧】[名]規則や設備や運用状態などについてのさまざまな情報・知識を、便利にわかりやすくまとめた本。「べんらん」とも。「学校―」 **びんらん**【×紊乱】[名・-スル]秩序や道徳が乱れること。また、乱すこと。「校内の風紀が―する」▽「ぶんらん」の慣用読み。 **びんろうじゅ**【×檳榔樹】[名]ヤシ科の常緑高木。羽状の葉をつける。果実は薬用や染料用。 **びんわん**【敏腕】[形動]仕事をてきぱきとかたづける能力があること。「―をふるう」「―記者」[類]腕利き・辣腕 **ふ**【不】打消の意味をあらわす。①…でない。②・・・しない。③・・・がよくない。④・・・がない。▼漢文訓読では、「ず」「ざり」などと読む。 **フ**・**ブ** 不経済[ふけいざい] 不潔[ふけつ] 不正[ふせい] / 不器用[ぶきよう] <1175> **ふ** **ふ**[不] [一・3画 全4画] ①・・・でない。・・・しない。②よくない。③・・・がない。④・・・をしない。①不賛成[んせい][名]不戦[款][名]不変[心][名]不眠不休[名]③不運[名]不作[孳]/不格好[がっこう][形動]不作法[名]④不信心[ぃんじん][名]不人情[はんじよう][形動]/不用心[名]不倒翁[名]不知火[しらぬい][名]不束[ょっっか][形動]不貞腐[ふてくさ]れる[動]不貞寝[名]不図[副]不如帰[ほととぎす][名]不味[まず]い[形]不見転[磅](=ころび芸者) **ふ**[夫] [大・1画 全4画 夫夫夫夫] ●夫婦の男性のほう。おっと。妻[つま]②成人した男。一人前[趁たん]の男。③労働をする男性。◆婦[ふ]フ・フウ 夫妻[名]夫唱婦隨[輪]一夫多妻[せい][名]有夫婦/夫婦[名]②偉丈夫[ようふ][名]美丈夫[よう][名]匹夫[名]凡夫[名]/夫子[ふうし]。③漁夫[ぎょふ][名]消防夫[ょうぼう][名]水夫[かこ]おっと 夫[ゃっ]とと妻[つま]夫れ 夫役[ぶやく][名]丈夫[ますらお]夫婦[めおと] **ふ**[父] [父・0画 全4画 父父父父] 男親。ちち。母[はは]フ 父君[名]父兄[は][名]父祖[名]父母[名]岳父[が][名]実父[ちち]父上[筵][名]父親[名]お父さん[名]伯父[おじ][名]叔父[おじ][名]親父[おやじ][名]お祖父[じぃ]さん **ふ**[付] [イ・3画 全5画 付付付付] ◎くっつける。くっつく。②あたえる。わたす。一事「付する」を見よ。フ 付加[名][-スル]付記[名][-スル]付着[やく][名][-スル]添付[名][-スル]②付与[数][名][-スル]還付[名][-スル]給付[名][-スル]交付[名][-スル]つける・つく 味方に付[っ]ける 力付[から]ける/目に付[っ]く 付[っ]き添[ぇ]う 付[っ]けぇり 付子[ぶし](=毒薬の名) **ふ**[附] [阜・5画 全8画 附附附附] ●つけくわえる。つきしたがう。②てわたす。とどける。▼「附属高校」などをのぞき、ふつう「付」を使うことが多い。フ ①附図[名]附随[名][-スル]附録[名]②寄附[名][-スル]送附[名][-スル] **ふ**[布] [巾・2画 全5画 布布布布] おりもの。ぬの。②いちめんに広げる。広くゆきわたらせる。フ ①布巾[名]布団[名]絹布[愛][名]綿布[名]毛布[名]②布教[よう][名][-スル]布告[ぃく][名][-スル]布陣[名][-スル]散布[名][-スル]配布[名][-スル]分布[名][-スル]流布[名][-スル]ぬの 布切れ[名]布地[名]麻布[名]布[し]く 昆布[こんぶ][名]布哇[ハワイ][名]布衣[ほい][名]布袋[ほてい][名]若[も] **ふ**[府] [广・5画 全8画 府府府府] ●役所。官庁。②人々が多く集まるところ。ものごとの中心となるところ。みやこ。「学問の―」「文教の―」③地方公共団体の一つ。都・道・県と同じ資格をもつ。京都府と大阪府の二つ。フ ①政府[名]総理府[名]幕府[站][名]②首府[名]駿府[すんぷ][名] **ふ**[負] [貝・2画 全9画 負負負負] おう。せおう。②うける。こうむる。③たのみにする。たよる。④まける。勝[か]⑤マイナス。「―の数」[正]フ ①負荷[が][名]負担[名][-スル]②負債[名]負傷[ぃよう][名][-スル]③自負[名][-スル]抱負[名]勝負[名][-スル]⑤負[ふ]号[名]負数[なら]まける・まかす 負けるが勝ち/言い負かす おう 背負う[動]請負[うけおい][名]負[ょう]背負[しょう][名] **ふ**[婦] [女・8画 全11画 婦婦婦婦] ●つま。②成人した女性。③労働をする女性。◆一夫一婦[せい][名]主婦[名]新婦[名]夫婦[名]②婦女[名]婦人[裸][名]婦[ぁ]看護婦[ぇど][名]炊事婦[ぃじ][名]農婦[名]婦系図[おんなけいず][名]夫婦[めおと] **ふ**[富] [宀・9画 全12画 富富富富] 金品が豊かにある。とむ。また、財産。[対]貧[ひん]フ・フウ 富強[よう][名]富豪[名]富[ふ]/富貴[話][一話っ][名]富裕[名]貧富[名]豊富[形動]とむ・とみ 経験に富む/巨万の富[とみ]富山[ま][名] **ふ**[扶] [手・4画 全7画 扶扶扶扶] たすける。力を貸す。世話をする。フ 扶育[名][-スル]扶助[名][-スル]扶持[名]扶養[は][名][-スル]扶翼[く][名]扶持[け]る **ふ**[怖] [心・5画 全8画 怖怖怖怖] おそれる。おびえる。おそろしい。畏怖[名]恐怖[ょ][名][-スル]こわい 怖[とぉ]いものなし 怖[おび]れる 怖[ぉぉ]える 怖[お]じ気[け]物怖[もの]じ **ふ**[赴] [走・2画 全9画 赴赴赴赴] その方へ出かけていく。かけつける。おもむく。フ 赴任[はん][名][-スル]おもむく 任地に赴[ゃもも]く <1176> **ふ**【浮】水中や空中にうく。うかぶ。[↔沈]②よりどころがない。うわついている。 **フ** ①浮上[ふじょう] 浮沈[ふちん] 浮力[ふりょく] ②浮言[ふげん] 浮説[ふせつ] 浮動票[ふどうひょう] 浮薄[ふはく] 浮浪者[ふろうしゃ] **うく**・**うかれる** 宙に浮く 浮世絵[うきよえ] / 花見に浮かれる **うかぶ**・**うかべる** いい考えが浮かぶ / 涙を浮かべる **ふ**【符】●しるし。記号。②約束のしるしとなるふだ。また、守りふだ。「合格祈願の―」 **フ** ①符号[ふごう] 音符[おんぷ] 疑問符[ぎもんぷ] 終止符[しゅうしふ] ②符合[ふごう] 符節[ふせつ] 切符[きっぷ] 護符[ごふ] **ふ**【普】◎広くゆきわたる。ひろい。[類]遍 ②「普魯西(プロシア)」の略。「晋(=すすむ)」は別字。 **フ** ②普及[ふきゅう] 普請[ふしん] 普通[ふつう] 普遍[ふへん] ②普仏戦争[ふふつせんそう] **ふ**【腐】①ものがくさる。[類]朽 ②古くさくて役に立たない。③心をくだく。 **フ** ①腐朽[ふきゅう] 腐食[ふしょく] 腐敗[ふはい] 腐乱[ふらん] 防腐剤[ぼうふざい] ②陳腐[ちんぷ] ③腐心[ふしん] **くさる**・**くされる**・**くさらす** 根性が腐る / ふて腐される 立ち腐れ / 気を腐らす **ふ**【敷】一面にのばす。しきひろげる。 **フ** 敷衍[ふえん] 敷設[ふせつ] **しく** 陣を敷く 板敷き 敷居[しきい] 敷物[しきもの] **ふ**【膚】からだの表面の皮。肌はだ。 **フ** 頭髪[とうはつ] 皮膚[ひふ] **はだ** 山膚[やまはだ] **ふ**【賦】●割りあてて、とりたてる。②割りあてて、あたえる。さずける。③詩をつくる。また、詩歌。「詩を―する」④漢文の韻文の一体。 **フ** ①賦役[ふえき] 賦課[ふか] 月賦[げっぷ] ②賦与[ふよ] 天賦[てんぷ] ③早春賦[そうしゅんぷ] ④赤壁賦[せきへきのふ] **ふ**【譜】●順序よく、すじみち立てて書きしるしたもの。②音楽のメロディーやリズムを符号で書きあらわしたもの。「―を覚える」 **フ** ①系譜[けいふ] 年譜[ねんぷ] ②譜面[ふめん] 楽譜[がくふ] **ふ**【芙】植物のハス。 **フ** 芙蓉[ふよう] **ふ**【歩】「歩兵」の略。将棋の駒の一つ。前に一つずつ進める。 **ふ**【府/負/婦/賦/譜】→漢字項目を見よ。 **ふ**【×腑】内臓。はらわた。「胃の―」「―分け」「五臓六―」 ②こころ。「―がぬける」[類]心根・性根 > **腑に落ちない** その通りだとは受け入れられない。なっとくがいかない。「―話」 **ふ**【×麩】小麦粉のたんぱく質でつくる食品。なまふと焼きふがあり、消化がよくて栄養がある。 **ぶ**【武】たたかい。つよい。[↔文] **ブ**・**ム** 武器[ぶき] 武士[ぶし] 武装[ぶそう] 尚武[しょうぶ] 文武両道[ぶんぶりょうどう] / 武者[むしゃ] 武骨[ぶこつ] 武勇[ぶゆう] 威武[いぶ] **ぶ**【部】いくつかに分けたものの一つ一つ。「昼の―の公演」②役所や会社などの区分。③クラプやサークル。④本や新聞などを数えることば。 **ブ** ①部分[ぶぶん] 部門[ぶもん] 部類[ぶるい] 一部[いちぶ] 全部[ぜんぶ] ②部長[ぶちょう] 支部[しぶ] 人事部[じんじぶ] 本部[ほんぶ] ③卓球部[たっきゅうぶ] 野球部[やきゅうぶ] ④発行部数[はっこうぶすう] **ぶ**【侮】相手をばかにする。みさげる。あなどる。[類]蔑▽「悔(=くいる)」は別字。 **ブ** 侮言[ぶげん] 侮辱[ぶじょく] 侮蔑[ぶべつ] 軽侮[けいぶ] **あなどる** 敵を侮る 侮り難い[あなどりがたい] **ぶ**【舞】①おどる。まう。まい。②ふるいたたせる。 **ブ** ①舞台[ぶたい] 舞踏[ぶとう] 舞踊[ぶよう] 乱舞[らんぶ] ②鼓舞[こぶ] **まう**・**まい** 風に舞う 舞い上がる 暑中見舞い / 舞姫[まいひめ] 二の舞 獅子舞[ししまい] <1177> **ぶ**【不】→「ふ」 **ぶ**【分】→「ぶん」 **ぶ**【歩】→「ほ」 **ぶ**【無】→「む」 **ぶあい**【分】[造語]①<名>[「分がいい(悪い)」または、「分がある(ない)」の形で]勝負のなりゆきや利害関係などがどれくらい有利かどうか。「―が悪い(=不利)」「―がある(=有利)」▽分け前の意から。「歩」とも書く。②全体の一〇分の一。「新居は九ーどおり完成」「五―咲きの桜」「盗人にも三ーの理」 ③全体をいくつかに分けること。「八—音符」 ④厚みの程度。「―厚い本」 **ぶ**【分】[造語]①<名・造語>一割の一〇分の一。パーセント。歩合、利率などの単位。「定価の五―引き」「打率三割一—五厘」 ②尺貫法で、長さの単位。一寸の一〇分の一。約三ミリメートル。「五一刈り」 ③温度の単位。一度の一〇分の一。「平熱は三六度四ーだ」 **ぶ**【歩】[造語]<名>①取り引きに対する手数料。また、仕事に対する報酬。「―をはらう」「―のいい仕事」[関]歩合 ②<名・造語>土地の面積の単位。一坪。約三・三平方メートル。 > **歩にあわない** 仕事量にみあうだけのもうけがない。 **ぶ**【部】→漢字項目を見よ。 **ファース**→「ファルス」 **ファースト**[造語]①<名>野球で、一塁。ファーストベース。また、一塁手。「ーミット」 ①<造語>第一の。最初の。「ークラス」「ーインプレッション(=第一印象)」「―ネーム」[|first] **ファーストフード**[名]注文するとすぐに出てくる簡単な食べもの。ハンバーガー・フライドチキンなど。[|fast food] **ファーストレディー**[名]大統領や首相の夫人。[|first lady] **ファーブル**[人名]一八二三—一九一五年。フランスの昆虫学者。学校の教師をしながら昆虫の生態を丹念に観察研究し、三十年の歳月をかけて「昆虫記」をあらわした。[|Jean-Henri Fabre] **ファーム**[名]①プロ野球で、二軍。ファームチーム。②農場。「パイロット―(=実験農場)」[|farm] **ぶあい**【歩合】[名]◎ある金額や数量に対する割合。小数や、割・分・厘・毛であらわす。②手数料や報酬の割合。「売り上げに対して一割の―をとる」「公定―」「―制度」[類]歩 **ファイア**[造語]火。たき火。「キャンプー」[|fire] **ファイアストーム**[名]たき火を囲んでおどったり歌ったりして楽しむこと。▽fireとstormから。[和製語] **ぶあいそう**【無愛想】[形動]人との応対で、そっけなくてよい感じをあたえないこと。「ぶあいそ」とも。「―な返事」[類]つっけんどん▽「不愛想」は誤り。 **ファイター**[名]⊕闘志の盛んな人。闘士。②ボクシングで、わざよりも力で向かっていく型の選手。[|fighter] **ファイティングスピリット**[名]戦闘的な精神。闘志。「―を燃やす」[|fighting spirit] **ファイト**[名]①<名>◎気力。やる気。闘志。②ボクシングなどで、試合。「―マネー」 ①<感>スポーツの試合などで、選手をはげますことば。がんばれ。[|fight] **ファイナル**[名]最後。最終。また、決勝戦。「―ゲーム」「ーセットはラリーポイント制」[|final] **ファイバー**[造語]①繊維。「グラスー」 ②「バルカンファイバー」の略。繊維を固めてつくる革の代用品。絶縁体などに使う。[|fiber] **ファイバースコープ**[名]医療よう器具の一つ。グラスファイバーを束ねたさきなどに小型カメラをとりつけた内視鏡。内臓の観察や撮影に使う。[|fiberscope] **ファイル**[名・-スル]①<名・スル>書類を分類・整理して保存すること。また、書類をとじこむもの。書類ばさみ。②<名>コンピュータで、記憶装置に保存されたひとまとまりのデータを集めたもの。[|file] **ファインダー**[名]カメラや望遠鏡で、構図を定めたりピントを合わせたりするのぞき窓。[|finder] **ファインプレー**[名]スポーツで、みごとなわざ。妙技。美技。[|fine play] **ファウスト**[作品]一八三一年。ドイツ、ゲーテの戯曲。学問の無力さに失望したファウスト博士が悪魔のメフィストフェレスと結び、世界を遍歴したのち、悪魔の手をのがれて救済される。二部からなる。「Faust」 **ファウル**[名]⊕野球で、ファウルラインの外側に打球が落ちること。また、その球。ファウルボール。[☆フェア] ②スポーツ競技で、反則。「―をとられる」[|foul] **ファウンデーション**[名]→「ファンデーション」 **ファクシミリ**[名]電話回線などによって、文字や図形の情報を静止画像として送信・受信する装置。ファックス。[|facsimile] **ファクター**[名]要素。要因。また、因子。[|factor] **ファゴット**[名]低・中音部をうけもつ、大きい木管楽器。オーボエより音域が低い。バスーン。[|fagotto][図]「オーケストラ」 **ファシスト**[名]ファシスト党の党員。また、ファシズムの信奉者。[|fascist] **ファシストとう**【ファシスト党】[名]イタリアのムッソリーニが、第一次世界大戦後に組織した、全体主義的国粋党。一九二二年、独裁体制にはいったが、第二次世界大戦の敗北により解体した。 **ファシズム**[名]独裁者による強力な軍事国家をつくることをめざす、国家主義や全体主義の考えかた。▽イタリアのファシスト党から。[|fascism] **ファスナー**[名]金属などの歯を、両側からかみあわせて開閉できるようにした留め具。衣類やかばんなどに <1178> 使う。チャック。ジッパー。[|fastener] **ぶあつい**【分厚い・部厚い】[形]紙や板など、平らなものの厚さがかなりある。「―本」「―板」「―かべ」 **ファックス**[名]→「ファクシミリ」[|fax] **ファッショ**[名]ファシズムの傾向や運動。▽「束」という意味から。[|fascio] **ファッション**[名]洋服などの流行の型。流行。はやり。「ニューー」[|fashion] **ファッションショー**[名]新しいデザインの服を、モデルが着て発表するもよおし。[|fashion show] **ファッションモデル**[名]最新流行の衣服を着て、ファッションショーのモデルになる職業の人。モデル。[|fashion model] **ファニーフェース**[名]個性的で、あいきょうのある顔。▽おもに女性にいう。[|funny face] **ファミリー**[造語]家族。また、一族。「ーレストラン」[|family] **ファラオ**[名]古代エジプトで、王の称号。[|Pharaoh] **ファラデー**[人名]一七九一-一八六七年。イギリスの化学者・物理学者。実験化学で業績をあげ、電気分解の法則を発見したほか、電磁誘導に関する法則も解明し、電磁理論の基礎を築いた。著書に「ろうそくの科学」など。[|Michael Faraday] **ファルス**[名]笑劇。ファース。[|farce] **ふあん**【不安】[名・形動]なりゆき・結果・ようすなどがはっきりわからず、悪いなりゆき・結果も予想されて心が落ち着かないこと。「言いようのない―におそわれる」「将来への―」「―な外国暮らし」[類]心配[↔安心] **ファン**[名]①スポーツ・映画・演劇などで、特定のチームや個人を熱烈に応援する人。愛好家。フアン。「ーレター」「ーサービス」 ②送風機。扇風機。また、その羽根。[|fan] **ファン・アイクきょうだい**【ファン・アイク兄弟】[人名]兄は?—一四二六年。弟は一三九〇?-一四四一年。フランドルの画家。油絵の具を改良し、写実的な作品を残した。代表作「ヘントの祭壇画」は兄が着手して、没後に弟が完成させたものという。[|Hubert van Eyck/Jan van Eyck] **ファンクション**[名]①機能。はたらき。作用。②数学で、関数。[|function] **ファン・ダイク**[人名]一五九九一一六四一年。フランドルの画家。ルーベンスに学び、イギリスで騎士の称号をえて、宮廷画家となった。代表作に「チャールズ一世像」など。[|Anthony Van Dyck] **ファンタジー**[名]①幻想。空想。②幻想曲。ファンタジア。[|fantasy] **ファンタスティック**[形動]幻想的。空想的。また、とても現実とは思えないほどすばらしいようす。[|fantastic] **ふあんてい**【不安定】[名・形動]しっかりと定まらず、変わりやすいようす。落ち着きがなく、あぶなっかしいようす。「―な空模様」「はしごがーであぶない」「気持ちがーだ」[↔安定] **ファンデーション**[名]①はだの色あいなどを整える化粧品。②体形を整えるための女性用下着。▼「ファウンデーション」とも。[|foundation] **ファンド**[名]基金。資金。[|fund] **ふあんない**【不案内】[名・形動]ものごとのようすや事情をよく知らないこと。ぶあんない。「東京の地理にはーだ」 **ファンファーレ**[名]祝典や儀式などの前に、金管楽器で演奏される合図。また、それに似た短い、はなやかな曲。[|fanfare] **ふい**【不意】[形動]予想せず、したがって何の用意もないこと。「―を打つ」「―にあらわれる」[類]出し抜け **ふい**[名][「ふいになる」「ふいにする」の形で]せっかくえられた、あるいはえられそうになったたいせつなものがだめになる。「チャンスをーにする」 **ぶい**【部位】[名]ある部分が全体に対してしめる位置。 **ブイ**[名]①航海の目じるしなどのために水面にうかべるうき。浮標。②救命用のうきぶくろ。[|buoy] **ブイアイピー**[VIP]→「ビップ」 **フィアンセ**[名]婚約者。いいなずけ。[|fiancé (男), fiancée (女)] **フィート**[造語]ヤード‐ポンド法で、長さの単位。一二インチ。約三〇・四八センチメートル。記号はft ▽「呎」と当てる。[|feet] **フィードバック**[名]結果をみて、原因にさかのぼって調整すること。[|feedback] **フィーバー**[名・-スル]興奮してさわぐこと。熱狂。熱中。「ファンのーぶり」[|fever] **フィーリング**[名]ものごとについての感じかた。感覚。気分。「―が合う」「初夏の―」[|feeling] **フィールダーズチョイス**[名]野球で、打球をとった内野手が送球の判断を誤って、打者も走者も生かしてしまうこと。野手選択。野選。[|fielder's choice] **フィールディング**[名]野球で、守備。守り。「―のいいピッチャー」[|fielding] **フィールド**[名]①野外。野原。②陸上競技場のトラックの内側の部分。「―競技(=ハンマー投げ・棒高跳びなど)」 ③学問や研究などの専門分野。領域。④野球で、内外野。[|field] **フィールドアスレチック**[名]野外の地形を利用したコースに、丸太やロープなどで障害物をつくり、楽しみながらからだをきたえるスポーツ施設。▽商標名。[|Field Athletics] **フィールドワーク**[名]実地調査などによる研究室の外での研究活動。野外研究。[|field work] **ふいうち**【不意打ち】[名]相手の油断を見すかして不意に攻撃を加えること。とつぜん、ことをおこなうこと。「―を食わせる」 **ブイエッチエフ**[VHF][名]テレビやFM放送などに利用される超短波。[|very high frequency]の略語。[→UHF] <1179> **フィギュア**[名]「フィギュアスケーティング」の略。音楽に合わせてすべり、技術と美しさを競うスケート競技。シングル・ペア・アイスダンスの三種類がある。採点は六点満点の減点法。[|figure] **ふいく**【扶育】[名・-スル]助けやしなうこと。世話をして育てること。 **ふいく**【×傅育】[名・-スル]たいせつに守り育てること。しずき育てること。 **フィクサー**[名]まとめ役。また、黒幕。[|fixer] **フィクション**[名]①事実に忠実にもとづいたものでなく、想像力によってつくりだされた物語。小説。[☆ノンフィクション] ②つくりごと。虚構。「―を交えて話をする」[|fiction] **ふいご**【×鞴・×輔】[名]火をおこしたり、火力を強めたりするために風を送る道具。古代から金属を加工する仕事に使われた。 **ふいちょう**【吹聴】[名・-スル]だれにでも声高に言って回ること。「自慢げに―する」 **ふいつ**【不一・不乙】[名]手紙の最後に書きそえる結びのことば。いちいちくわしく書ききれないという気持ちをあらわす。「草々ー」[類]不具・不尽・不備▽「前略」または「冠省」で書きだす場合に使う。 **フィッシング**[名]釣り。[|fishing] **フィット**[名・-スル]ぴったり合うこと。また、からだに合うこと。「fit」 **ブイティーアール**[VTR][名]ビデオテープレコーダ。また、録画された映像。「―をご覧ください」▷videotape recorder の略語。 **ブイトール**[VTOL][名]垂直離着陸機。滑走をせず、ほぼ垂直に離陸や着陸ができる飛行機。▷vertical takeoff and landing の略語。 **フィナーレ**[名]①楽曲やオペラなどの終曲。また、最終場面。②劇や行事などのおおづめ。最後の段階。[|finale] **フィニッシュ**[名]①おわり。しあげ。②体操競技などで、最後のわざや動作。[|finish] **フィフティーフィフティー**[名]五分五分。半半。[|fifty-fifty] **フィフティーン**[名]数字の一五。とくに、ラグビーチーム。また、そのメンバー。▽一チーム一五名であることから。[|fifteen] **ブイヤベース**[名]魚介類を、サフランとニンニクの風味で寄せなべ風ににこんだ料理。[|bouillabaisse] **フィヨルド**[名]氷河でけずられた陸地が沈降し、海水がはいりこんでできた入り江。水深が深く、陸地の奥まで切りこんでいる。ノルウェーやグリーンランドなどに見られる。峡湾。[|fjord] **ブイヨン**[名]ウシやニワトリなどの、にだしじる。西洋料理のスープのもとにする。[|bouillon] **フィラメント**[名]白熱電球などで、電気を流すと発光したり熱放射を起こしたりする、タングステンでできた細い線。[|filament] **フィラリア**[名]イヌの心臓や人に寄生して病気を起こす虫。[|filaria] **ふいり**【不入り】[名]もよおしものなどで、入場者の数が少ないこと。「平日の映画館はどこもーだ」[↔大入り] **ふいり**【×斑入り】[名]植物の葉や花に、地色とちがう色がまじっていること。また、まじっているもの。「―の朝顔」 **フィリア**[名]人と人とのあいだにある親愛の情。友愛。▽古代ギリシャの哲学者アリストテレスが重視した徳。[|philia] **フィリップ**[人名]①二世。一一六五——一二二三年。フランス王。集権体制の強化を図り、カペー朝の王権をのばした。イングランドのジョン王とも争い、ヨーロッパ大陸にあったイギリスの領土を奪還した。[|Philippe II] ②四世。一二六八—一三一四年。フランス王。ローマ教皇に対抗し、聖職者に貴族・市民代表を加えた議会、三部会を設置し、教皇の移転を強制した。また、聖地巡礼の保護を目的とするテンプル騎士団を解散させた。[|Philippe IV] **フィリピン**[国名]正式国名は、フィリピン共和国。太平洋と南シナ海とのあいだにある、多くの島々からなる国。おもな産物は、米・マニラ麻など。第二次世界大戦中は日本軍が侵攻し、激戦地となった。面積約三〇万平方㌔。首都マニラ。主要言語、フィリピノ語・英語。▽「比律賓」と当てる。 **フィリポス**[人名]二世。前三八二?—前三三六年。マケドニア王。アレクサンドロス大王の父。カイロネイアの戦いで、アテネ・テーベ連合軍を破り、全ギリシャを制圧した。[|Philippos II] **フィルター**[名]通過する液体・気体・光・電波などの中の不要な物質をとりのぞく装置。ろ過装置。「一付きのタバコ」[|filter] **フィルハーモニー**[名]音楽愛好家。フィル。▽多く、交響楽団の名に使う。[|Philharmonie] **フィルム**[名]①写真や映画に使う、透明な合成樹脂に感光剤をぬったもの。②映画。[|film] **フィルムライブラリー**[名]映画フィルムの収集や保存をする施設。[|film library] **フィロソフィー**[名]根本となる考えかた。哲学。▽もと、ギリシャ語で「知恵(sophia)を愛する(philos)」という意味。古代ギリシャの思想家が重んじた態度。[|philosophy] **ぶいん**【部員】[名]その部に属している人。 **フィンガー**[造語]●ゆび。また、ゆびに似たもの。「ーチョコレート」 ②飛行場の送迎用デッキ。[|finger] **フィンガーボール**[名]西洋料理でデザートのくだものなどを食べたあとで、手さきを洗うための器。[|finger bowl] **フィンランド**[国名]正式国名はフィンランド共和国。ヨーロッパ北部、バルト海に面した国。針葉樹林や湖が多い。製紙・製材業が盛ん。面積約三四万平 <1180> 方㌔。首都ヘルシンキ。主要言語、フィンランド語・スウェーデン語。 **ふう**【風】①大気の動き。かぜ。②ならわし。しきたり。傾向。「都会の―がはだに合う」③外から見たようす。ふんいき。おもむき。「なにげない―をよそおう」④それとなく伝わる。⑤遠まわしに言う。◎病気の名。 **フウ**・**フ** ①風雨[ふうう] 風車[ふうしゃ] 風雪[ふうせつ] 寒風[かんぷう] 台風[たいふう] ②風習[ふうしゅう] 風俗[ふうぞく] 風潮[ふうちょう] 古風[こふう] 校風[こうふう] ③風格[ふうかく] 風景[ふうけい] 風土[ふうど] 風流[ふうりゅう] 威風[いふう] 和風[わふう] / 風情[ふぜい] 風土記[ふどき] ④風評[ふうひょう] 風聞[ふうぶん] ⑤風刺[ふうし] 風喻[ふうゆ] 痛風[つうふう] / 中風[ちゅうぶう] **かぜ**・**かざ** 風薫る[かぜかおる] 風を切る 北風[きたかぜ] / 風車[かざぐるま] 風向き[かざむき] 風見鶏[かざみどり] **ふう**【封】[フウ]とじこめる。とじる。出し入れ口などをふさいで、あかないようにすること。「封筒の―を切る」「―をする」「◆「封じる」を見よ。 [ホウ]領地をあたえて大名にすること。また、領地。 **フウ** 封鎖[ふうさ] 封書[ふうしょ] 封筒[ふうとう] 開封[かいふう] 密封[みっぷう] **ホウ** 封建制度[ほうけんせいど] 封家[ほうか] **ふう**【楓】植物のカエデ。▽中国ではマンサク科の落葉高木をいう。 **フウ** 楓江[ふうこう] 楓樹[ふうじゅ] **ふう**【封】→漢字項目を見よ。 **ふうあい**【風合い】[名]織物などの手ざわりや見た感じ。しなやかさなどをいう。「―がちがう」 **ふうあつ**【風圧】[名]風がものに加える圧力。「強い―を受けて看板がふきとぶ」 **ふういん**【封印】[名・-スル]閉じてふさいだところに印をおすこと。また、そこにおした印。「重要書類を入れて―する」 **ブーイング**[名]観客・聴衆が不満の意志を声などであらわすこと。「―がおこる」[|booing] **ふうう**【風雨】[名]かぜと、あめ。また、強い風をともなった雨。「―が強まる」「―霜雪にたえる」 **ふううん**【風雲】[名]かぜと、くも。また、世の中が大きく変わろうとするようす。 > **風雲急を告げる** 大事件の起きそうな、緊迫した情勢になる。 > **風雲の志** 機会を見つけて、功名を立て出世しようとする気持ち。 **ふううんじ**【風雲児】[名]世の中が大きく変わろうとする動きに応じて活躍する英雄。「幕末の―坂本竜馬」 **ふうか**【風化】[名・-スル]◎岩石が、長い年月のあいだに風や雨によってくずれ、分解して土になること。「一作用」 ②年月とともに、出来事の強い印象や記憶がうすれていくこと。「戦争体験が―する」 **ふうが**【風雅】[形動]①世俗をはなれた、上品でみやびやかなおもむき。「―な趣向の床との間」[類]風流 ②詩歌などの道。とくに俳諧。 **ふうがわかしゅう**【風雅和歌集】[作品]一三四九年ころ。光厳院の撰。第一七の勅撰和歌集。風雅集。約二二〇〇首。二〇卷。 **ふうがわり**【風変わり】[形動]ようすやふんいきがふつうとはちがった感じをあたえるようす。「―な店」[類]奇妙・異様 **ふうかん**【封緘】[名・-スル]閉じて封をすること。「―はがき」 **ふうき**【風紀】[名]社会生活を乱さないためのきまり。とくに、男女関係についていう。「―委員」「―が乱れる」 **ふうき**【富貴】[形動]財産があって、地位が高いこと。「ふっき」とも。「―な家がらの出」[☆貧賤] **ふうきょう**【風狂】[名]風雅を強く求め、それに徹すること。また、その人。▽もと、狂人のこと。 **ふうきり**【封切り】[名・-スル]①新しい映画をはじめて映画館で上映すること。ロードショー。ふうぎり。「―されたばかりの洋画」 ②封をはじめて切ること。封を切ったばかりのもの。 **ふうきん**【風琴】[名]◎オルガン。②アコーデオン。「手風琴」の略。 **ブーケ**[名]小さな花束。[|bouquet] **ふうけい**【風景】[名]目に映る自然や建物などのながめ。また、人々などのようす。「のどかな田園―」[類]景色・光景・風光 **ふうげつ**【風月】[名]心をなぐさめてくれる自然の風物。「花鳥―」▽すがすがしい風と美しい明月という意味から。 > **風月を友とする** 世間からからはなれて、自然の中で風流な生活をする。 **フーガ**[名]対位法によって、主題を次々に展開させていく楽曲。遁走曲。フーグ。[|fuga] **ふうがい**【風害】[名]強風によって受ける損害。「竜巻の―で家を失う」 **ふうかく**【風格】[名]人がらや言動などにしぜんとあらわれる、独特の味わいの高さ・深さ。「―をそなえる」「―のある人物」 **ふうこう**【風光】[名]自然の美しい景色やながめ。「―明媚」 **ふうこう**【風向】[名]風のふいてくる方向。かざむき。「一計」 **ふうこうめいび**【風光明媚】[四字漢語]自然のながめが非常に美しいこと。「―な土地」 **ふうさ**【封鎖】[名・-スル]出し入れができないようにすること。「海上―」「港が―される」 <1181> > つかいわけ 閉鎖・封鎖 > どちらも「とざす」ことだが、「閉鎖」は、みずから活動や通行をやめること。「学級閉鎖」。「封鎖」は、他人や他国の公的な出入や流通をとめること。「経済封鎖」。 **ふうさい**【風采】[名]顔つきや身なりなど、その人の外見から受ける印象。[類]風貌 > **風采が上がらない** 見ばえがせず、風格にとぼしい。「―男」 **ふうし**【夫子】[名]①先生・賢者を敬っていうことば。「―の教えをこう」「村―祭」(=いなかの学者)」 ②中国の孔子を敬っていうことば。 **ふうし**【風刺・×諷刺】[名・-スル]人物や世の中の悪いところや弱みを、遠まわしに批判すること。「社会―」「時の首相を―する」 **ふうし**【風姿】[名]好ましい姿。りっぱな身なり。 **ふうしかでん**【風姿花伝】[作品]一四○○年ころ。世阿弥の作。父の観阿弥から伝えられた、能楽に関する教えをまとめた芸術論。「花伝書」とも。 **プーシキン**[人名]一七九九一八三七年。ロシアの詩人・小説家。それまでの作品はフランス語で書かれていたが、はじめて平明なロシア語を用いて書き、ロシア近代国民文学をうちたてた。代表作に、小説「エフゲニー・オネーギン」「スペードの女王」など。[|Aleksandr Sergeevich Pushkin] **ふうじこめる**【封じ込める】[動]自由な活動をさせないようにする。とじこめる。「怨霊を―」 **ふうじて**【封じ手】[名]⊕囲碁や将棋で、その日のうちに勝負がつかなかったときの最後の手を指す番の人が紙に書いて封をして立ち会い人に保管してもらい、翌日開封して知らせること。②すもうや武術で、使ってはいけないとされている手。禁じ手。 **ふうじめ**【封じ目】[名]封をしてある合わせ目。「―に割り印を押す」 **ふうしゃ**【風車】[名]風の力によって羽根が回転するようにしたもの。その力を利用して粉をひいたり、水をくんだりする。かざぐるま。「―小屋」 **ふうしゅ**【風趣】[名]自然の深い味わい。おもむき。「―に富んだ庭園」[類]風情 **ふうしゅう**【風習】[名]その土地に古くから伝わっている生活や行事における習慣。「土用の丑の日にはうなぎを食べる―がある」[類]風俗・慣習 > 「つかいわけ」→「習慣」を見よ。 **ふうじゅのたん**【風樹の嘆】親孝行ができるころには、残念なことにすでに親はこの世にいない。孝行をしたいときには親はなし▽「樹、静かならんと欲すれども風止まず、子(親を)養はんと欲すれども親待たず」。中国、「韓詩外伝」から。 **ふうしょ**【封書】[名]封をした郵便物。手紙。「ぶあつい―を受けとる」 **ふうしょく**【風食・風×蝕】[名]土や砂のまじった風がふきつけて、岩石を少しずつけずっていくこと。「―による砂漠化が進む」 **ふうじる**【封じる】[動]◎出入り口を閉じて出さないようにする。「にげ道を―」 ②相手の自由な動きをおさえる。「口を―」「相手の攻撃を―」 ③封書の口をのりづけする。④囲碁・将棋で、「封じ手」と書いて立ち会い人にわたす。「ふうずる」とも。 **ふうしん**【風疹】[名]ウイルスによるはしかに似た感染症の一つ。子供に多い。赤い湿疹が出て、三~四日で治る。妊娠初期の女性がかかると、先天性の病変をもつ子の出生率が高いので、予防接種がおこなわれている。三日ばしか。 **ふうじん**【風神】[名]風をつかさどる神。風の神。「―雷神」 **ふうじん**【風塵】[名]①風がふいてまいおこるちり。②小さいが、わずらわしい俗事。俗世間。 **ふうすいがい**【風水害】[名]強風や洪水による損害。「―で稲が全滅する」 **ブースター**[名]ロケットの補助推進装置。▽もと、おしあげるものという意味。[|booster] **フーズフー**[名]現代名士録。紳士録。▽もと、商標名。[|who's who] **ふうする**【×諷する】[サ変]他のことにかこつけて、遠まわしに言う。風刺する。「世相を―」 **ふうずる**【封ずる】[サ変]→「ふうじる」 **ふうせつ**【風雪】[名]①かぜと、ゆき。また、強い風をともなって降る雪。「―注意報」[類]吹雪 ②人生の厳しい試練。「長年の―にたえる」 **ふうせつ**【風説】[名]世の中に広まっているうわさ。「なんの根拠もない―が流れる」[類]風評・風聞 **ふうせん**【風船】[名]①紙やゴムのふくろを、空気や水素でふくらませるおもちゃ。風船玉。「紙―」 ②軽気球。 **ふうぜんのともしび**【風前の灯】今にも絶えようとする危ない状態のたとえ。 **ふうそう**【風葬】[名]死体を野原や山上などに放置して風雨にさらし、しぜんに土にかえすほうむりかた。 **ふうそく**【風速】[名]風のふく速さ。一秒間に進む距離まであらわす。「―五○メートル」「―計」 **ふうぞく**【風俗】[名]その土地や集団などで形成されて、広く見られる生活のしかたやしきたり。「―習慣のちがう国」「若者の―が乱れる」 > 「つかいわけ」→「習慣」を見よ。 **ふうぞくうた**【風俗歌】[名]平安時代、とくに東国の民謡が貴族社会にとりいれられ、宴会などで歌われたもの。「ふぞくうた」とも。 **ふうぞくえいぎょう**【風俗営業】[名]客に飲食や遊技をさせる商売。料理屋・バー・パチンコ屋・マージャン屋など。 **ふうぞくしょうせつ**【風俗小説】[名]その時代の人々の社会生活を、表面的にありのままにえがいた小説。思想性をもたないことを非難した用語。 **ふうぞくしょうせつろん**【風俗小説論】[作 <1182> 品]一九五○年。中村光夫らの評論。近代日本の文学が、ヨーロッパの写実主義を移入する過程で、思想性をなくし、感覚にたよりすぎて、「私小説」にかたむいていったとした。 **ふうたい**【風体】[名]→「ふうてい」 **ふうたい**【風袋】[名]重さを測る目的のものがはいっているふくろや容器。外づつみ。「―ともで二〇〇グラム」 **ふうち**【風致】[名]美しい自然の景色。ながめのよさ。「―地区」[類]風光 **ふうちょう**【風潮】[名]そのときどきの世の中の一般的な傾向。「時代の―に逆らう」 **ブーツ**[名]くるぶしより上に届く、たけの長いくつ。防寒用やおしゃれ用。[|boots] **ふうてい**【風体】[名]人の身なりや外から見たようす。「ふうたい」とも。「いかがわしい―の男」[類]風貌▼現代では悪い印象をあたえるものについていう。 **ふうてん**【×瘋癲】[名]◎仕事をせず、遊び場や盛り場をうろついている人。「―暮らし」 ②精神が異常なこと。重い精神病。古い言い方。 **ふうど**【風土】[名]その土地の気候や地形などの自然のようす。「稲は日本の―に適した作物だ」 **フード**[造語]①食品。たべもの。「ベビーー」「ドッグー」[|food] ②パーカなどの、頭にかぶる部分。ずきん。③ガス台の上につける、けむりや臭気を外に出すための装置。[|hood] **ふうとう**【封筒】[名]手紙や書類などを入れる紙のふくろ。「―のあて名書きをする」 **ふうどう**【風洞】[名]空気の流れをつくりだすための実験用のトンネル。飛行機や建物などが風を受けるようすを調べるときなどに使う。「―実験」 **ふうどびょう**【風土病】[名]その土地にだけはやる病気。熱帯地方のマラリアなど。 **プードル**[名]イヌの品種の一つ。小形で毛が長い。[|poodle] **ふうにゅう**【封入】[名・-スル]中にものを入れて、口を閉じること。「―ガス」「手紙に写真を―する」 **ふうは**【風波】[名]①かぜと、なみ。また、風のために起こる波。なみかぜ。「―を受けて転覆する」 ②争いごとやもめごとのたとえ。「親子のあいだに―がたえない」[類]悶着・いざこざ **ふうばいか**【風媒花】[名]風によっておしべからめしべに花粉が運ばれて、実を結ぶ花。イネ・イチョウ・クリなど。▽ほかに、虫媒花・水媒花・鳥媒花など。 **ふうばぎゅう**【風馬牛】[名]自分にとっては、まったく関係がないという態度をとること。▽「風」は盛りがついておすとめすが呼びあうこと。しかし、ウマとウシとでは交わることはなく、関係がないこと。中国、「左氏伝」から。 **ふうび**【風×靡】[名・-スル]風が草木をなびかせるように、多くの人々を従わせること。「ビートルズが一世を―した時代」 **ブービー**[名]ゴルフやボーリングなどで、下から二番目の成績。「―賞をとる」▽のろま、まぬけという意味。[|booby] **ふうひょう**【風評】[名]世の中の、よくない評判やうわさ。「彼にはとかくの―がある」[類]風説・風聞 **ふうふ**【夫婦】[名]おっとと、つま。「―は一心同体」[類]夫妻・めおと > **夫婦喧嘩は犬も食わない** 夫婦げんかはすぐに仲直りするから、仲裁などするものではない。 **ふうぶつ**【風物】[名]①その土地や季節の特色をあらわすものごと。「冬の―」 ②目にふれる景色。「列車の窓から見る南国の―」 **ふうぶつし**【風物詩】[名]季節の感じをよくあらわしているものごと。「花火は夏の―だ」 **ふうぶん**【風聞】[名]どこからともなく聞こえるうわさ。風の便り。また、うわさとして聞くこと。[類]風評 **ふうぼう**【風貌・風×丰】[名]外から見たその人のようす。「画家らしい―の人」[類]風采・風貌 **ふうみ**【風味】[名]その食べもの独特の上品な味わい。「―がそこなわれる」 **ブーム**[名]急に盛んになって、ある一定期間、とくにはやること。大流行。「一時的な―」「ベビー―」[|boom] **ブーメラン**[名]オーストラリア先住民が狩猟や戦闘説に使った木製の武器。「く」の字形をしており、投げると回転して飛び、手もとにもどってくる。また、これをまねてつくった遊具。[|boomerang] **ふうもん**【風紋】[名]砂丘などで、風によってできる砂の上の模様。 **ふうゆ**【風諭・×諷喩】[名]比喩の一つ。遠まわしに、たとえ話などでそれとなくさとす表現法。 **ふうらいぼう**【風来坊】[名]風のように、どこから来てどこへ行くとも知れない気まぐれな人。「―のような生きかた」 **フーリエ**[人名]一七七二―一八三七年。フランスの思想家。商事関係の仕事にたずさわって目撃した資本主義社会の矛盾を批判し、理想的な共同社会の建設を説いた。空想的社会主義を代表する一人。[|François Marie Charles Fourier] **ふうりゅう**【風流】[名・形動]上品で味わい深いこと。また、自然を味わい芸術を楽しむこと。「―を解する人」「―韻事(=詩歌などのあそび)」[類]風雅 **ふうりょく**【風力】[名]風の力。また、風の強さを一三の段階に分けてあらわしたもの。「北西の風―4」▷図「てんきず」 **ふうりん**【風鈴】[名]風にゆれて音を出す、金属・ガラス・せとものでできた、小さなつり鐘形のすず。夏に、のきさきなどにつるす。 **プール**[名]①<名>人工的に水をためた、水泳用の施設。「―サイド」 ②置き場。「モーター―(=駐車場)」 ①<名・スル>集めたくわえておくこと。「資金を―する」[|pool] **プールサイドしょうけい**【プールサイド小景】[作品]一九五四年。庄野潤三の小説。ありふれた日常の家庭や、夫婦の危機をさりげなくえがいたもの。芥川賞受賞の作品。 <1183> **ふうろう**【風浪】[名]かぜと、なみ。また、風によって起きる波。「―にもまれる船」[類]風波‧波風 **ふうろう**【封蠟】[名]びんの口などを封じるのに使う樹脂質の混合物。 **ふうん**【不運】[名・形動]運がよくないこと。「度重なる―にすっかり力を落とす」[類]非運[↔幸運] **ぶうん**【武運】[名]戦場における勝負の運。また、武士としての運命。「―つたなく敗れる」 **ぶうんちょうきゅう**【武運長久】[四字漢語]戦場における勝負の運に長くめぐまれること。「―をいのる」 **ふえ**【笛】[名]①吹奏楽器の一つ。竹・木・金属製の細長いくだの横にあけた穴を指でおさえ、音階を加減しながら、息をふきこんで鳴らす。縦笛と横笛がある。「―の音にさそわれる」「かぞえ方一本[ぽん]」 ②合図のためにふくもの。ホイッスル。「試合開始のー」「―をふく(=審判をつとめる)」 > **笛吹けど踊らず** いくらそうするようにしむけても、いっこうに反応しない。▽「新約聖書」マタイ伝から。 **フェア**[形動]公平なこと。「―な態度」 ②野球で、打者の打ったボールが、ファウルラインの内側に飛ぶこと。「ーフライ」[|fair] **フェア**[名]企画されたもよおし。祭り。「ブックー」[|fair] **フェアプレー**[名]スポーツで、反則をせずに正々堂々と戦うこと。また、公明正大な戦いかた。「―精神」[|fair play] **フェアリー**[名]妖精。[|fairy] **フェアリーランド**[名]おとぎの国。[|fairyland] **フェイント**[名]スポーツ競技で、相手の裏をかくためにする、見せかけの動作や攻撃。「―をかける」[|feint] **フェース**[名・造語]顔。フェイス。「ニュー―」[|face] **フェードアウト**[名・-スル]映画などで、画面や音声がしだいに消えていくこと。溶暗。FO。[↔フェードイン][|fade-out] **フェードイン**[名・-スル]映画などで、画面や音声がしだいに、はっきりしてくること。溶明。FI。[↔フェードアウト][|fade-in] **フェーン**[名]山脈をこえてふきおろす、乾燥した熱風。空気が山沿いにのぼるときに雨を降らせ、下るときには水分を失っていて温度が上昇する。日本では、夏、南風によって日本海側の地域に多く発生する。「―現象」[|Föhn] **ふえき**【不易】[形動]永久に変わらないこと。不変。「千古―」[→流行]▽「易」は、変わること。 **ふえきりゅうこう**【不易流行】[名]蕉風俳諧の中心となる理念。「不易」は、時代の変化に関係なく、常に人を感動させる本来の姿。「流行」は、その時代に応じた新しい表現。この二つの根本は一つであるとする。 **フェザーきゅう**【フェザー級】[名]ボクシングの体重別階級の一つ。アマチュアでは五四㌔をこえ、五七㌔以下。バンタム級の上で、ライト級の下。 **フェスティバル**[名]祭典。祭り。祭礼。[|festival] **フェチシズム**[名]ある物体を神聖なものとみなし崇拝すること。物神崇拝。拝物思想。フェティシズム。異性の持ちものなどに執着する、異常な性欲のこともいう。[|fetishism] **ふえて**【不得手】[形動]苦手なこと。得意でないこと。不得意。「だれにも得手―はある」「数学は―だ」[↔得手] **フェニックス**[名]①エジプトの想像上の鳥。五百年ごとにわが身を焼いて生まれかわるという。不死の象徴とされる。不死鳥。②ヤシ科の観葉植物をまとめた呼び方。羽のようにさけた大形の葉をもつ。[|phoenix] **フェノロサ**[人名]一八五三—一九〇八年。アメリカの哲学者・美術研究家。来日して哲学を講じるかたわら、日本美術を研究し、日本画の復興につくし、岡倉天心と美術学校を創設した。著書に「東亜美術史綱」など。[|Ernest Francisco Fenollosa] **フェミニスト**[名]①女性解放論者。女権拡張論者。②女性をだいじにする男性。また、女性にあまい男性。[|feminist] **フェミニズム**[名]男女同権主義による女権拡張の思想と運動。[|feminism] **フェリーボート**[名]客や貨物を車とともに乗せて運ぶ、大型の連絡船。カーフェリー。フェリー。[|ferryboat] **フェリペ**[人名]二世。一五二七—九八年。スペイン王。カトリックを信仰し、ポルトガル・新大陸を領土としてスペイン絶対王政の最盛期を築いた。しかし、オランダの独立戦争と、無敵艦隊の壊滅によって、国運はおとろえた。[|Felipe II] **ふえる**【増える】[動]同じものの数量が多くなる。「水かさが―(←増水)」「人口が―」「生産が―(←増産)」[類]増す[↔減る] **ふえる**【殖える】[動]かねや動植物など自身が次々に多くなる。「財貨が―(←殖財)」「利子が―(←利殖)」「細菌が―」[↔減る] **フェルト**[名]羊毛などの繊維に水分・熱・圧力を加えてつくった厚い布。敷物や帽子、また手芸材料などに使う。フエルト。[|felt] **フェロモン**[名]動物が体外に分泌し、同じ種類の動物に生理的な影響をあたえる物質。誘引物質。[|pheromone] **ふえん**【不縁】[名]①夫婦や養子としての関係が切れること。「つりあわぬは―のもと」[類]離縁 ②縁組みがまとまらないこと。縁遠いこと。 **ふえん**【敷衍・布×衍】[名・-スル]意味や内容のわかりにくいところを、ことばをつけくわえてくわしく説明すること。「―して話す」▽「敷」「布」はしく、「衍」は広げるで、広くのべひろげるという意味。 **フェンシング**[名]西洋式の剣術。中世ヨーロッパで生まれた競技。使う剣によって、フルーレ・エペ・サーブルの三種類がある。[|fencing] **フェンス**[名]かきね。塀。かこい。「―を張る」「オイルー」[|fence] **ぶえんりょ**【無遠慮】[形動]相手に対して心くば <1184> りをせず、思いのままにふるまうようす。ぶしつけ。「―な言動」[類]好き勝手・無作法 **フォアグラ**[名]太らせたガチョウの肝臓。キャビア・トリュフとともに世界三大珍味の一つ。フォワグラ。[|foie gras] **フォアハンド**[名]テニスなどで、ラケットを持つ手の側に来る球を打つこと。フォア。[↔バックハンド][|forehand] **フォアボール**[名]野球で、投手が同じ打者にボールの球を四回投げること。打者は一塁に出ることができる。四球。▽fourとballから。[和製語] **フォーカス**[名]焦点。ピント。「ソフトー(=軽くぼかす技術)」[|focus] **フォーク**[名]①西洋料理で、食べものをさしたりのせたりして口に運ぶ、さきの分かれた食器。ホーク。②「フォークボール」の略。[|fork] **フォークソング**[名]その時代の民衆の生活から生まれた、作者不明の素朴な歌。ギターなどでひき語りする。民謡。フォーク。[|folk song] **フォークダンス**[名]レクリエーションのためにおこなう集団のダンス。[|folk dance] **フォークナー**[人名]一八九七一一九六二年。アメリカの小説家。アメリカ南部の農園の悲惨な生活を、内的独白など実験的な方法でリアルにえがいた。代表作「響きと怒り」「サンクチュアリ」「八月の光」。[|William Faulkner] **フォークボール**[名]野球で、投手の投げる球種の一つ。人差し指と中指でボールをはさんでぬくような感じで投げる。打者の手もとで急に落ちる。▽指の形が食器のフォークに似ていることから。[|fork ball] **フォークリフト**[名]車体の前部についている二本のうでのような、フォーク形の鉄板を上下に動かして、荷物の積みおろしや運搬をする自動車。[|fork-lift] **フォークロア**[名]古くから伝わる、伝承・習俗・信仰などの民間伝承。また民俗学。[|folklore] **フォースアウト**[名]野球で、次の塁に進まなければならない走者が塁に走りつかないうちにアウトにすること。封殺。[|force-out] **フォートラン**[FORTRAN][名]コンピュータのプログラム言語の一つ。おもに科学技術の計算に用いる。▷formula translator の略語。 **フォービスム**[名]二〇世紀初め、フランスでおこった絵画革新運動の一派。原色を使った大胆な描写が特徴。マチス・ブラマンク・ルオーらが代表。野獣派。[|fauvisme] **フォーマット**[名]書式。形式。とくにコンピュータで、出入力の形式。[|format] **フォーマル**[形動]公式。正式。形式的。儀礼的。「ーウエア」「―な場に出る」[|formal] **フォーム**[名]①姿勢。とくにスポーツで、プレーをするときのからだの動きの型。「ピッチングー」 ②型。形式。書式。フォルム。「正式のー」[|form] **フォーメーション**[名]サッカーやラグビーなどの、攻撃や守備の陣形。「formation」 **フォーラムディスカッション**[名]公開討論会。▽「フォーラム」は、古代ローマの公共広場のこと。[|forum discussion] **フォール**[名]レスリングで、相手選手の両かたをリングのマットに一秒間おさえつけること。「―負け」[|fall] **フォスター**[人名]一八二六一六四年。アメリカの作曲家。親しみやすい民謡風の小歌曲をつくった。「スワニー河」「オールド・ブラック・ジョー」「おおスザンナ」など、愛唱歌は多い。「Stephen Collins Foster] **フォッサマグナ**[名]本州中央部を南北に走り、東北日本と西南日本とに分ける断層。西のはしは、新潟県の糸魚川・長野県の諏訪湖・静岡を結ぶ線。東のはしは火山の噴出のために明らかでない。大地溝帯。[|Fossa Magna] **フォト**[名]写真。「―スタジオ」[|photo] **フォトグラフィー**[名]写真術。[|photography] **ぶおとこ**【《醜男】[名]顔つきのみにくい男。[☆美男・醜女] **フォルテ**[名]音楽の強弱記号の一つ。「強く」という意味。記号はf。[☆ピアノ][|forte] **フォルティッシモ**[名]音楽の強弱記号の一つ。「ごく強く」という意味。フォルティシモ。記号はff。[↔ピアニッシモ][|fortissimo] **フォルム**[名]→「フォーム」▽とくに、美術でいう。[|forme] **フォロー**[名・-スル]①あとを追っていくこと。追跡。「事件のその後を―した記事」 ②たりないところを補って援助すること。支援。「活動を―する」[|follow up] **フォワード**[名]サッカーやラグビーなどで、前衛。攻撃を担当する。FW。[↔バックス][|forward] **ふおん**【不穏】[形動]いまにも事件が起こりそうで、おだやかでなく、油断できないようす。「社会全体に―な空気が満ちている」[類]険悪・物騒[↔平穏] **フォンデュ**[名]洋風のなべ料理。チーズにワインを加えて煮溶かし、パンにからめて食べるものと、肉や野菜を油であげて食べるものとがある。[|fondue] **フォント**[名]欧文活字で、同一書体で同一の大きさのもの、ひとそろい。また、コンピュータで使われる文字のデザインの方法。「アウトラインー」[|font] **ふおんとう**【不穏当】[形動]さしさわりがあって、その場にふさわしくない表現のようす。「―な発言をおわびします」[類]不適当[↔穏当] **ぶおんな**【《醜女】[名]顔つきのみにくい女。「しこめ」とも。[↔美女・醜男] **ふか**【不可】[名]①<名>よくないこと。いけないこと。「可もなく―もないできばえ」[↔可] ②成績の評価で、不合格をあらわす。▽優・良・可・不可と続く。①<造語>[「不可~」の形で]「・・・することができない」という意味をあらわす。「―解」「―欠」「一侵」「一分」「—抗力」「―思議」 <1185> **ふか**【付加・附加】[名・-スル]つけくわえること。「―価値のついた商品」 > つかいわけ 付加・追加・添加ほか > どれもつけくわえる点で共通だが、「付加」は、広く使う。「追加」は、いままでと同じものをあとからつけたすこと。「追加注文」。「添加」は、ほかのものをつけくわえること。「有害な添加物」。「添付」は、書類などにつけていっしょに提出すること。「願書に写真を添付する」。「加味」は、ほかの考えかたや要素を入れてくわえること。「子供の意見も加味する」。 **ふか**【府下】[名]府の区域内。「大阪―」 **ふか**【負荷】[名]①<名・―スル>荷物をかつぐこと。また、任務を負わされること。「―の大任」 ①<名>電力の消費量。また、機械の仕事量。 **ふか**【賦課】[名・-スル]税金などを割りあてて負担させること。また、割りあてられた負担。 **ふか**【×鯖】[名]サメの中で、とくに大形のもの。アオザメ・シュモクザメなど。ひれは中国料理の高級材料。 **ふか**【×孵化】[名・-スル]卵がひなにかえること。卵をひなにかえすこと。「人工―」「一器」 **ぶか**【部下】[名]組織内で、ある人のもとで命令や指図を受けて行動する立場の人。[類]配下[↔上司] **ふかあみがさ**【深編み×笠】[名]顔までかくれるようにつくった深い編みがさ。昔の武士がかぶった。 **ふかい**【不快】[名・形動]いやな感じがしておもしろくないこと。「―感をあらわす」[類]不愉快 ②気分が悪いこと。病気。 **ふかい**【付会・附会】[名・-スル]むりやりこじつけること。「―の説」「牽強―」 **ふかい**【深い】[形]◎表面や外側から奥や底までの距離が長い。「一海」「一森」 ②程度がじゅうぶんなところに達している。「―意味がある」「―ねむり」「―仲」「秋―」[↔浅い] **ぶかい**【部会】[名]部門ごとに分かれておこなう会合。 **ぶがい**【部外】[名]その会社や役所などと関係のない外部。「―秘の書類」[↔部内] **ふかいしすう**【不快指数】[名]気温と湿度の高さをもとに、感じる蒸し暑さの程度を数字であらわしたもの。七○以上で一割の人が、七五以上は半数が、八○以上では全員が不快を感じるとする。 **ふがいない**【不甲斐ない・×腑、甲斐ない】[形]はがゆいほどに、いくじがない。ものごとをうまくやりおおせる力がない。「あんな弱いチームに負けるとは―」 **ふかいにゅう**【不介入】[名]内部にたち入らないこと。たち入った関係をもたないこと。 **ふかいり**【深入り】[名・-スル]度をこして深くはいりこむこと。深く関係すること。「事件に―する」 **ふかおい**【深追い】[名・-スル]どこまでもしつこく追うこと。限度をこえて追求すること。「―は危険だ」 **ふかかい**【不可解】[名・形動]どうしても理解できないこと。わけがわからないこと。「彼の行動は―だ」「―な出来事」 **ふかかち**【付加価値】[名]生産の段階でつけくわえられた、新しい価値。「―の高い商品」 **ふかかちつうしんもう**【付加価値通信網】[名]→「バン」 **ふかく**【不覚】[名・形動]●油断して、思いがけなく失敗すること。「一生の―」「―をとる」 ②思わず、そうすること。「―のなみだを流す」「前後―」 **ふかく**【×俯角】[名]高いところから下のものを見下ろしたとき、その視線の方向と、その人の目の高さを通る水平線とがつくる角。[↔仰角]▷図「ぎょうかく」 **ふがく**【富岳】[名]富士山の別名。「―百景」 **ぶがく**【舞楽】[名]平安時代に宮廷でおこなわれた音楽(=雅楽)の一種。面をかぶった舞いをともなう。 **ふかけつ**【不可欠】[形動]どうしても必要なようす。なくてはならないようす。「わが社に―な人材」「成功に―の条件」[類]必須。▽「不可決」は誤り。 **ふかこうりょく**【不可抗力】[名]天災のように、人の力ではとめることも、抵抗することもできないこと。「―の事故」 **ふかざけ**【深酒】[名]度を過ごして酒を飲むこと。ひどく酔うほど酒を飲むこと。 **ふかし**【不可視】[名]肉眼では見ることができないこと。「―光線」[↔可視] **ふかしぎ**【不可思議】[名・形動]⊕人の力ではとても理解できず、ことばにもあらわせないこと。想像もつかないこと。「―な現象」 ②あやしいこと。異様なこと。[類]不思議 **ふかしんじょうやく**【不可侵条約】[名]相互に相手国を侵略しないことを約束した条約。 **ふかす**【吹かす】[動]●深く中に入れないで外に出す。吸ってけむりを出す。「タバコを―」 ②人前でいばった態度をとる。「兄貴風を―」 ③エンジンを高速で回転させる。「エンジンを―」 **ふかす**【更かす】[動]夜おそくまで起きている。夜ふかしをする。「夜を―」 **ふかす**【蒸かす】[動]高温の蒸気で加熱する。むす。「いもを―」「しゅうまいを―」 **ふかちろん**【不可知論】[名]神の実在やものの本質など、現実や経験をこえたものの存在は、とうてい認識することはできないと考える哲学的立場。 **ぶかっこう**【不格好・不×恰好】[形動]かっこうがよくないこと。姿や形の、見た目が悪いこと。「―な服」[類]無様 > つかいわけ→「不細工」を見よ。 **ふかづめ**【深×爪】[名・-スル]つめを深く切りすぎること。 **ふかで**【深手・深傷】[名]戦いなどで受けたひどい傷。「―を負う」[類]重傷[↔浅手] **ふかなさけ**【深情け】[名]異性に対する、度をこした深い愛情。「悪女の―」 **ふかのう**【不可能】[形動]できないこと。力がおよ <1186> ばないこと。「実現―な計画」[類]不能[↔可能] **ふかひ**【不可避】[形動]さけることのできないこと。必ず起こること。「衝突は―だ」[類]必至 **ふかぶん**【不可分】[名]分けることのできないこと。密接に結びついていること。「政治と経済は―の関係にある」 **ふかま**【深間】[名]①水の深いところ。ふかみ。②男女のあいだが、はなれられないほど親密な関係になること。「―にはまる」 **ふかまる**【深まる】[動]ものごとの度合いが深くなる。「秋が―」「愛がー」 **ふかみ**【深み】[名]①川・池・海などの深いところ。「池のーにはまる」 ②関係が深くなり、簡単にぬけだせないこと。「事件のーにはまる」 ③奥深い味わい。おくゆかしさ。「人がらにーがある」 **ふかみどり**【深緑】[名]こい緑色。[↔浅緑] **ふかめる**【深める】[動]ものごとの度合いを深くする。「知識を―」「親善を―」 **ふかん**【×俯瞰】[名・-スル]高いところから見下ろすこと。「山の頂上から―する」「―図」[類]鳥瞰 **ぶかん**【武官】[名]国家公務員で、軍事を仕事とする役人。もと、陸海軍で下士官以上の軍人。[↔文官] **ふかんしへい**【不換紙幣】[名]金貨などの本位貨幣と交換できない政府紙幣、および銀行券。[☆兌換紙幣] **ふかんしょう**【不感症】[名]①感覚がにぶいこと。また、慣れきってしまって、何も感じないこと。②性感がにぶいこと。 **ふかんぜん**【不完全】[形動]完全でないこと。欠けているところがあって、じゅうぶんでないこと。「―燃焼」[類]不備[↔完全] **ふき**【不帰】[名]二度と帰らないこと。とくに、死ぬことをいう。「―の客となる(=死ぬ)」 **ふき**【付記・附記】[名・-スル]本文などに書きくわえること。書きそえること。また、書きくわえた部分。 **ふき**【×蕗】[名]キク科の多年草。早春、葉よりさきに「ふきのとう」と呼ばれる花の穂(=花茎)を出す。長い葉の柄やふきのとうは食用。 **ふぎ**【不義】[名]守るべき道徳からはずれること。とくに、社会的には認められない男女の関係。古い言い方。「―密通をはたらく」[類]不倫 **ふぎ**【溥儀】[人名]一九〇六—六七年。中国、清の最後の皇帝。日本の軍部に擁立されて皇帝になるが、辛亥革命で退いた。宣統帝。愛新覚羅溥儀。 **ぶき**【武器】[名]戦争で、相手を攻撃したり、自分の身を守ったりするための道具。銃や大砲など。「―弾薬」▽目的をとげるために有力な技術や手段などをたとえてもいう。「弁舌を―とする」 **ぶぎ**【武技】[名]武芸。武術。「―の志を―」 **ふきあげる**【吹き上げる】[動]風がふいてものを高く上げる。風が高い方に向かってふく。「砂ぼこりを―」[↔吹き下ろす] **ふきあげる**【噴き上げる】[動]水やけむりを外へ勢いよくのぼらせる。「くじらが潮を―」「火山がけむりを―」 **ブギウギ**[名]一九二〇年代後半、アメリカの黒人のあいだで生まれた、リズミカルで陽気な曲。ブギ。[|boogie-woogie] **ふきおろす**【吹き下ろす】[動]風が低い方に向かって激しくふく。「山から―寒風」[↔吹き上げる] **ふきかえ**【吹き替え】[名]①映画や演劇で、観客にわからないように代役をすること。また、その人。②外国のテレビや映画の中のせりふを、自分の国のことばにかえてふきこむこと。当てレコ。 **ふきかえす**【吹き返す】[動]①風が逆の方向にふく。②風がふいてものを裏返す。「木の葉を―風」 ③再び呼吸をしはじめる。「人工呼吸で息を―」 **ふきげん**【不機嫌】[形動]きげんが悪いこと。「―な顔をする」[↔上機嫌] **ふきこむ**【吹き込む】[動]●雨や風が部屋への中まで入りこむ。「雨が―窓」 ②新しい考えなどを注ぎ入れる。「新風を―」「改革の志を―」 ③音声を録音する。「新曲を―」 **ふきさらし**【吹き×曝し】[名]囲いがなく、風が直接当たること。また、そのような場所。ふきっさらし。「―のプラットホーム」 **ふきすさぶ**【吹き荒ぶ】[動]風がふきあれる。「北風が―」 **ふきそ**【不起訴】[名]検察官が、証拠が不じゅうぶん、犯罪が成り立たない、訴訟条件を欠くなどと認めたときに、被疑者を起訴しないこと。「—処分」 **ふきそく**【不規則】[形動]行動や変化のしかたなどに、きちんとしたくりかえしや程度の安定、変化の方向性がなく、乱れていること。「―な生活を送る」「一動詞」 **ふきだし**【吹き出し】[名]漫画で、人物のせりふを書き入れるため、口からふきだした形で囲んだ部分。 **ふきだす**【噴き出す】[動]①内部にたまっていた気体や液体あるいは感情が、勢いよく外へ出る。「あせが―」「温泉が―」「不満が―」 ②がまんできなくて笑う。「写真を見て思わずー」 **ふきだまり**【吹き溜まり】[名]風にふきよせられて、落ち葉や雪などがたまっているところ。▽社会生活からはずれた人、将来に望みのない人が集まっているところをたとえてもいう。「都会の―」 **ふきつ**【不吉】[形動]縁起が悪いこと。何か悪いことが起きそうなこと。「―な予感がする」 **ふきつける**【吹き付ける】[動]①息などを勢いよくふいてかける。「酒くさい息を―」 ②強くふいて当たる。「横なぐりの風が窓に―」 ③ふいて表面にくっつける。「ペンキを―」 **ぶきっちょ**「ぶきよう」のくだけた言い方。器用でないこと。ぶきっちょう。 **ふきでもの**【吹き出物】[名]皮ふにできる小さなできもの。にきびなど。 **ふきながし**【吹き流し】[名]数本の長い布を半円形のわくにとりつけてさおのさきに結び、風にたなびく <1187> ようにしたもの。昔は戦場で目じるしにした。現在は、こいのぼりといっしょにあげたり、風向きを知るのに使う。 **ふきぬき**【吹き抜き】[名]◎風が自由にふきとおること。また、そういう場所。ふきとおし。②二階以上の建物の一部に天井やゆかをぬいてつくった、風通しのよいところ。ふきぬけ。「玄関が―になっている」 ③布をとりつけるわくが円形のふき流し。 **ふきのとう**【×蕗の薹】[名]早春、葉よりもさきに出てくる、フキの花の穂。食用。やや苦く、かおりがよい。 **ふきはらう**【吹き払う】[動]風がふいて、はらいのける。「暗雲を―」 **ふきぶり**【吹き降り】[名]強い風とともに、雨が激しく降ること。「午後からは―になった」 **ふきほんぽう**【不×羈奔放】[四字漢語]他人の意見を聞き入れず、自分の思うとおりにおこなうこと。奔放不羈。▽「不羈」はつながれない。「奔放」はほとばしりはなれるという意味。 **ふきまくる**【吹き×捲る】[動]①たてつづけに激しくふく。「一晩じゅう風が―」 ②盛んにおおげさなことを言う。「ほらを―」 **ふきまわし**【吹き回し】[名]風のふくぐあい。風向きのかげん。「どういう風のーか」 **ふきみ**【不気味・無気味】[形動]何かしらおそろしいことが起こりそうな感じを、まわりにあたえるようす。「―な笑い」「静かすぎて―だ」 **ふきや**【吹き矢】[名]円錐形の軽い矢を筒に入れて、息を強くふきいれて遠くへ飛ばすもの。小鳥などを射るために使った。 **ふきゅう**【不朽】[名]永久にほろびることなく、後世まで永く残ること。価値がいつまでも失われないこと。「―の名作」[類]不滅 **ふきゅう**【普及】[名・-スル]世間に広くゆきわたること。また、広くゆきわたらせること。「テレビの一率」 **ふきゅう**【腐朽】[名・-スル]金属や材木などが、ぼろぼろにくさること。くさってくちはてること。 **ふきょう**【不況】[名]経済に活気がなく、景気の悪いこと。「―対策」[類]不景気[↔好況] **ふきょう**【不興】[名]①気分が乗らずに、おもしろくないこと。また、きげんをそこねること。ふきげん。 > **不興を買う** 目上の人のきげんをそこねること。 **ふきょう**【布教】[名・-スル]宗教を広めること。伝道。「一活動」 **ふきょう**【富強】[形動]⊕国が富んでいて強いこと。財力があり、武力も強いこと。②「富国強兵」の略。 **ふぎょう**【×俯仰】[名・-スル]うつむくことと、あおぎみること。また、たちいふるまい。 > **俯仰天地に恥じず** 自分の心や行動にやましいところがない。 **ぶきよう**【不器用・無器用】[形動]手さきの仕事がへたなこと。要領よくものごとがはこべないこと。ぶきっちょ。「―で工作は苦手だ」「―な生きかた」[↔器用] **ぶぎょう**【奉行】[名]武家時代の職名。江戸時代には、寺社奉行・町奉行・勘定奉行などがあり、行政や裁判にあたった。 **ふぎょうせき**【不行跡】[形動]ふだんのおこないがよくないこと。身持ちの悪いこと。「―が重なる」[類]不品行・不行状 **ふきょうわおん**【不協和音】[名]①不調和で耳ざわりな感じのする和音。[↔協和音]▽団体や人間関係が調和しない状態にあることにもいう。「両国間に―が生じた」 **ぶきょく**【舞曲】[名]舞と楽曲。また舞踏のための楽曲。おどりのリズムや形式でつくった楽曲。「スラブー」 **ふきよせ**【吹き寄せ】[名]①風などがふいて、一方に寄せること。②笛などをふいて小鳥を寄せあつめること。③いろいろなものを一か所に寄せあつめること。あられやつくだ煮に、また、音曲などにいう。④日本建築で、桟さんなどを、二~三本ずつひと組にすること。 **ふぎり**【不義理】[形動]義理を欠くこと。とくに、借りたかねを返さないこと。「ほうぼうへ―を重ねる」 **ぶきりょう**【不器量・無器量】[形動]顔かたちが美しくないこと。器量が悪いこと。 **ふきわける**【吹き分ける】[動]①風がふいてあちこちに草木を分ける。②鉱石をとかして、ふくまれる成分をそれぞれに分ける。 **ふきん**【付近・附近】[名]ある場所の近く。「この―だと聞いた」[類]近所・あたり・近辺 **ふきん**【布×巾】[名]食器などをふく小さな布。 **ふきんしん**【不謹慎】[形動]気をつけてつつしむべきなのに、失礼なことを言ったり、ふざけた態度をとること。ふまじめなこと。「―な発言」 **ふく**【服】①身につける。また、身につけるもの。洋服。「―を着る」[類]衣 ②したがう。したがえる。[類]従・順 ③茶・タバコ・薬などを飲む。また、飲む回数や薬の包みを数えることば。「服する」を見よ。 **フク** ①服飾[ふくしょく] 服裝[ふくそう] 軍服[ぐんぷく] 制服[せいふく] 着服[ちゃくふく] 洋服[ようふく] ②服役[ふくえき] 服従[ふくじゅう] 感服[かんぷく] 敬服[けいふく] 征服[せいふく] ③服毒[ふくどく] 服用[ふくよう] 内服薬[ないふくやく] **ふく**【副】おもなものを助けたり、ひかえになったりするもの。「学級委員は正と―の二名だ」 **フク** 副会長[ふくかいちょう] 副業[ふくぎょう] 副作用[ふくさよう] 副賞[ふくしょう] 副え[そえ] **ふく**【幅】●横の長さ。はば。▽「巾」とも書く。②かけ軸。また、かけ軸を数えることば。 <1188> **ふく[幅]**[名]●横の長さ。はば。▽「巾」とも書く。②かけ軸[じく]。また、かけ軸を数えることば。 **ふく[福](福)**[名]しあわせ。さいわい。「残りものには―がある」「―は内、鬼[おに]は外」「―の神」[同]幸⇔禍 **ふく[復]**[名・-スル]①行った道をひきかえす。また、もとにもどる。もどす。②くりかえす。③しかえしする。一「復する」を見よ。 **ふく[腹]**[名]①おなか。はら。また、母親の胎内[たいない]。②ものの中程の部分。③こころ。かんがえ。 **ふく[複]**[名]◎二つ以上の。⇔単②ふたたびする。 **ふく[覆]**[名・-スル]①おおいかぶせる。②ひっくりかえす。くつがえる。③くりかえす。 **ふく[伏]**[名・-スル]①うつぶせになる。ふせる。⇔起②かくれる。かくす。③したがう。服従させる。 **ふく【服/福】**[名]→漢字項目を見よ。 **ふく【幅】**[名]→漢字項目を見よ。 **ふく【吹く】**[自他五]①空気が動いて通る。「風が―」 ②口をすぼめて息を勢いよく出す。「ラッパを―」「火を吹いておこす」 ③でまかせやおおげさなことを言う。「大ぼらを―」 ④表面にあらわしだす。「新芽を―」「干しがきが粉。を―」 ⑤金属をとかして鋳造[ちゅうぞう]する。「鐘[かね]を―」 **吹けば飛ぶよう** ちょっとした風でも飛ばされるような軽いようす。貧弱でたよりない存在のたとえ。「―な小屋」 **ふく【噴く】**[他五]内部から外へ勢いよく出す。「エンジンが火を―」「くじらが潮を―」「思わず噴いてしまう(=笑いだす)」 **ふく【×拭く】**[他五]布や紙でよごれや水分などをとりさる。ぬぐう。「手を―」「窓ガラスをー」 **ふく【×葺く】**[他五]①かわらやトタンなどで屋根をおおう。 ②のきに草木などをさす。「しょうぶを―」 **ふぐ【不具】**[名]①完全に備わっていないこと。=不備 ②からだの一部に障害のあること。▽現在は「身体障害」という。 **ふく【不悉】**[名・-スル]手紙の最後に書きそえる結びのことば。形式にかない、失礼をわびる気持ちをあらわす。履不一・不尽[ふじん]▽「前略」で書きだす場合に使う。 **ふぐ【河豚】**[名]マフグ科の海魚。からだはまるく、動きがにぶい。おどろくと腹をふくらませる。肉は美味で、さしみやなべものなどにして食べる。卵巣[らんそう]や肝臓に猛毒をもつ。トラフグ・マフグ・ショウサイフグなど。「ふく」とも。「―は食いたし命は惜しし」 **ぶぐ【武具】**[名]戦いに用いる道具。武器。とくに、かぶと・よろいなど。 **ふくあん【腹案】**[名]心の中にもっているだけで、まだ発表していない考えや計画。「―を練る」 **ふくいく【×馥郁】**[形動]よいかおりが盛[さか]んにただようようす。「―たる梅のかおり」 **ふくいん【幅員】**[名]船・橋・道路などの横はば。「―六メーターの道路」 **ふくいん【復員】**[名・-スル]戦争が終わって軍人や軍属が任務を解かれ、家庭にもどること。⇔動員 **ふくいん【福音】**[名]①喜ばしい知らせ。「―をもたらす」▽「音」は、便り・知らせのこと。 ②人類がキリストによって救われるという、キリスト教の教え。 **ふくいんしゅぎ【福音主義】**[名]キリスト教で、聖書にしるされている福音に信仰[しんこう]の中心を置く立場。プロテスタントの信仰の基本となる考えかた。 **ふくいんしょ【福音書】**[名]「新約聖書」の中で、キリストの一生やその教えをしるしたもの。マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの四書。 **ふぐう【不遇】**[名・形動]才能や能力がありながら、人に認められず、低い地位にいること。「―をかこつ」⇔厚遇 <1189> に認められず、ふさわしい地位や待遇がえられないこと。「―をかこつ」「―な一生」 **ふくえき**【服役】[名・-スル]罪を犯した人が、刑に服したり、兵士が兵役についたりすること。 **ふくえん**【復縁】[名・-スル]一度離縁した者どうしが、再びもとの関係にもどること。「―をせまる」 **ふくがく**【復学】[名・-スル]停学や休学していた学生・生徒が、もとの学校にもどること。「―手続き」 **ふくかげん**【服加減】[名]茶道で、茶の温度や濃淡などのぐあい。おふくかげん。 **ふくがん**【複眼】[名]トンボの目のように、たくさんの小さな目が集まって、全体として一つの目のはたらきをするもの。[↔単眼]ものごとを見るのに、いろいろな角度や立場から見ることにも使う。 **ふくぎょう**【副業】[名]本業のかたわらにする仕事。[類]内職・アルバイト[↔本業] **ふくげん**【復元・復原】[名・-スル]もとの位置や状態にもどること。また、もとにもどすこと。「―力」「壁画を―する」 **ふくごう**【複合】[名・-スル]二つ以上のものが合わさって、一つのものになること。また、二つ以上のものを一つにすること。「スキーのー競技」 **ふくごうかんしんけい**【副交感神経】[名]自律神経の一つ。心臓のはたらきをおさえ、血管を拡張し、胃腸のはたらきをうながす。交感神経に対して立ってる」「押し寄せる」「若返る」など。 **ふくごうご**【複合語】[文法]単独の用法をもつ、二つ以上の単語が結びついて、新しい意味をもつ一つの単語になったもの。複合名詞・複合動詞・複合形容詞などがある。[↔単純語] **ふくごうどうし**【複合動詞】[文法]複合語のうち、名詞、動詞の連用形、および形容詞の語幹の下に動詞が付いて、新しく一つの動詞になったもの。「泡 **ふくごうめいし**【複合名詞】[文法]複合語のうち、二つ以上のことばが結びついて、新しく一つの名詞になったもの。「筆箱」「窓ガラス」「買い物」「そぞろ歩き」など。 **ふくさ**【×袱紗・服×紗・×帛紗】[名]①絹やちりめんでつくった、小形のふろしき。おくりものを包んだり、上にかけたりする。「―包み」 ②茶道で、茶器のちりをはらったり、茶わんを受けたりするのに使う正方形の絹の布。「―さばき(=ふくさのあつかいかた)」 **ふくざい**【伏在】[名・-スル]かくれ、ひそんでいること。[類]潜在 **ふくざい**【服罪】[名・-スル]罪を犯した人が、つぐないのために刑を受けること。[類]服役 **ふくざつ**【複雑】[形動]ものごとが入ぃりくんでいること。事情や関係がこみいってめんどうなこと。「―多岐にわたる」[↔単純] **ふくざつかいき**【複雑怪奇】[四字漢語]事情がこみいって、よく理解できないこと。「―な事件」 **ふくさよう**【副作用】[名]薬が、病気を治療する一方で、からだにおよぼしてしまう害。「―で食欲が落ちる」「―が強い」▽「服作用」は誤り。 **ふくざわゆきち**【福沢諭吉】[人名]一八三四—一九○一年。幕末・明治期の思想家・教育者。中津藩士。緒方洪庵に蘭学を学び、渡米したのち、教育と言論による啓蒙活動に専念。個人・国家の独立自尊と社会の実利実益の尊重を主張した。著書に「学問のすゝめ」「西洋事情」など。 **ふくさんぶつ**【副産物】[名]①ある製品をつくるとき、その生産過程でできる別のもの。「石油精製の―」 ②一つのことをするとき、それに関連して生まれてくることをたとえてもいう。 **ふくし**【副詞】[文法]品詞の一つ。自立語で活用はなく、おもに用言を修飾する。性質によって三種類に分けられる。第一に「状態の副詞」。おもに動詞を修飾し、その動作の状態や時間を説明するもの。「はっきりと見える」「しばらく休む」など。第二に「程度の副詞」。おもに形容詞を修飾し、その状態がどの程度かを示すもの。「とても美しい」「だいぶ暖かくなった」「ずっと先」など。第三に「呼応(陳述)の副詞」。それぞれ文末にくる語がおよそきまっているもの。「決して・・・ない(打消)」「たぶん・・・だろう(推量)」など。こういった副詞と文末の語との関係を「副詞の呼応」という。▽副詞には、「〜と」「~に」の形をとるものが多い。それらは、「と」や「に」を略しても使われる。「そよそよ(と)風がふく」「さすが(に)自慢するだけのことはある」。 **ふくし**【福祉】[名]幸福で安定した生活環境。「―国家を建設する」「公共の―」 **ふくじ**【服地】[名]洋服をつくるための布地。 **ふくしき**【複式】[名]二つ以上が組みあわされた形式や方式。「―学級」「―簿記」[↔単式] **ふくしきかざん**【複式火山】[名]火山で、火口の中 <1190> にさらに火口ができ、二重、三重になったもの。阿蘇山・浅間山など。 **ふくしきこきゅう**【腹式呼吸】[名]横隔膜をふくらませたり、縮ませたりしてする呼吸法。深く呼吸する方法。[↔胸式呼吸] **ふくじてき**【副次的】[形動]おもなものにともなって、あらわれてくるようす。二次的。「―な問題」 **ふくしゃ**【複写】[名・-スル]①同じ文書などを、二枚以上重ねて同時に写しとること。「―紙」 ②文書や絵など、それと同じものを機械を使って写しとること。コピー。「―機」 **ふくしゃ**【×輻射】[名]熱や電磁波が、物体から四方に放出される現象。「太陽の―熱」[類]放射 **ふくしゅう**【復習】[名・-スル]一度学んだことを、くりかえして習うこと。おさらい。[→予習] **ふくしゅう**【復讐】[名・-スル]敵にしかえしをすること。かたきを討つこと。「―の鬼と化す」 **ふくじゅう**【服従】[名・-スル]他人の意思や命令におとなしく従うこと。「絶対―」[↔反抗] **ふくしゅうにゅう**【副収入】[名]副業によってえる収入。本業外の収入。 **ふくじゅそう**【福寿草】[名]キンポウゲ科の多年草。正月のかざり用の花として栽培され、早春に黄色い花をつける。根は薬用。元日草。 **ふくじんづけ**【福神漬】[名]大根・ナス・ナタマメなど、七種の野菜を細かく切り、味つけしたつけもの。▽七福神にちなんでいう。 **ふくす**【服す/復す】[動]→「ふくする」 **ふくすいぼんにかえらず**【覆水盆に返らず】一度してしまったことはとりかえしがつかない。▽中国、周の呂尚(太公望)が、一度去った妻が復縁を求めてきたときに、盆の水をこぼしてその水が二度ともとにもどらないことを教えた故事(「拾遺記」)から。 **ふくすう**【複数】[名]二つ以上の数。「候補者を―あげる」「一回答」「三人称~一形」[↔単数] **ふくすけ**【福助】[名]幸福を招くといわれる人形。背が低くて頭の大きい男が、ちょんまげを結い、かみしもを着て正座している。 **ふくしょう**【副将】[名]主将の次の地位。主将の補佐をする。[→主将] **ふくしょう**【副賞】[名]正式の賞にそえておくられる賞品や賞金。「賞状と―五○万円」[↔正賞] **ふくしょう**【復唱・復×誦】[名・-スル]伝えられた命令などを、確認のためにくりかえして言うこと。 **ふくしょく**【服飾】[名]衣服とそれにつける装飾品。「―デザイナー」 **ふくしょく**【副食】[名]主食にそえて食べるもの。おかず。[↔主食] **ふくしょく**【復職】[名・-スル]はなれていた、もとの職にもどること。「―願い」 **ふくじょし**【副助詞】[文法]助詞の分類の一つ。いろいろな語に付いて、それらに副詞のはたらきをもたせ、下にくる用言を修飾する。「ほど」「だけ」「まで」など。▽文語では「だに」「すら」「しも」など。 **ふくしん**【腹心】[名]心から信頼として、どんな秘密でもうち明けることができること。また、そういう相手。「―の部下」 **ふくじん**【副腎】[名]左右の腎臓の上にある黄白色の内分泌腺。ホルモンを分泌する。[図]「ないぞう(内臓)」 **ふくせん**【伏線】[名]①小説やドラマなどで、あとのストーリーの展開のために、あらかじめ設定しておくことがら。「―を張る」「―をしく」 ②事件の生じる前にある、知られていない部分。「両軍の衝突の―として、入国査証の問題がある」 **ふくせん**【複線】[名]①二本以上引かれた線。②二本以上敷かれた線路。 **ふくそう**【服装】[名]身につけた衣服とその装飾品。身なり。「―を改める」 **ふくそう**【副葬】[名・-スル]遺骸にそえて、死者が生前愛用した品などを埋葬すること。 **ふくそう**【福相】[名]幸運にめぐまれた、福ぶくしい人相。[↔貧相] **ふくぞうない**【腹蔵ない】[形]心の中に包みかくしていることがない。「腹蔵なく意見を述べる」 **ふくだい**【副題】[名]書物や論文などの表題にそえて内容をわかりやすくする題目。サブタイトル。 **ふぐたいてん**【不×俱×戴天】[四字漢語]この世にともに生きていられないほど、うらみやにくしみが深いこと。「―の敵」▽「俱に天を戴かず」と訓読する。 **ふくちょう**【復調】[名・-スル]調子がもとのよい状態にもどること。たちなおること。 **ふくつ**【不屈】[形動]どんな困難にもくじけず、自分の意志をつらぬくこと。「不撓ー」 **ふくつう**【腹痛】[名]腹が痛むこと。はらいた。 **ふくとく**【福徳】[名]幸福と利益。「―円満」 **ふくどく**【服毒】[名・-スル]毒物や毒薬を飲むこと。「一自殺」 **ふくどくほん**【副読本】[名]教科書とは別に、補助として用いる学習書。サイドリーダー。サブリーダー。 **ふくとしん**【副都心】[名]都心とは別に新しくできた二番目の中心地。「新宿―」 **ふくのかみ**【福の神】[名]幸福を授けてくれるという神。 **ふくはい**【腹背】[名]腹と背中。前と後ろ。「―の敵」 **ふくびき**【福引き】[名]くじ引きでさまざまな景品を当てさせるもよおし。 **ふくぶ**【腹部】[名]腹の部分。また、ものの中ほどの <1191> 部分。 **ふくぶくしい**【福福しい】[形]ふっくらとして、幸福に満ちているようだ。「―笑顔」 **ふくふくせん**【複複線】[名]二組みの複線が並びしかれている線路。▽三組みあるものは三複線。 **ふくぶん**【複文】[文法]文の構造を主語(主部)・述語(述部)を中心として分類したときの一つ。主語・述語の関係が二回以上あり、主要節と従属節を構成して成立している文。たとえば「雨が降る日は外出しない」では、「雨が(主語)降る(述語)」という従属節が、主要節の主語の「日は」を修飾し、さらに主要節の述語の「外出しない」にかかる。 **ふくべ**【×瓠・×匏・×瓢】[名]①ウリ科の一年草。ユウガオの変種。果実は干してかんぴょうにする。②ひょうたん。 **ふくへい**【伏兵】[名]①敵を不意打ちするために、待ちぶせしている軍勢。▽思いがけない障害となる人をたとえてもいう。「思わぬーに優勝をさらわれた」 **ふくぼく**【副木】[名]骨折した部分を固定するため、あてがうもの。そえぎ。 **ふくまく**【腹膜】[名]腹部の内臓の表面や腹壁の内面をおおう、うすい膜。「―炎」 **ふくまでん**【伏魔殿】[名]陰謀や悪事などがたくらまれているところ。悪の根拠地。▽悪魔がかくれている建物という意味から。 **ふくみ**【含み】[名]表面にあらわさない、かくれた意味や内容。「―のある表現」 **ふくみごえ**【含み声】[名]口の中に音がこもっているような声。くぐもった声。 **ふくみみ**【福耳】[名]耳たぶが大きい耳。幸福になる人相といわれる。 **ふくみわらい**【含み笑い】[名]口をつぐんだまま笑う笑いかた。「意味ありげなー」 **ふくむ**【服務】[名・-スル]職場で仕事に就くこと。「―規程」[類]勤務 **ふくむ**【含む】[動]①ものを口の中に入れたまま、かんだり飲んだりしない。「酒を口に―」 ②内部に包みもっている。「塩分を―水」 ③心の中にいだいている。「その旨、お含みおきください」 ④ようすにあらわれる。「うれいを含んだ顔」 > **含むところがある** はっきりあらわさないが、うらみやいかりなどを心の中にもっている。 **ふくめい**【復命】[名・-スル]上役に命令されたことを果たし、その結果を報告すること。「―書」▽「服命」は誤り。 **ふくめつ**【覆滅】[名・-スル]国や家などが完全にたおされてほろびること。 **ふくめる**【含める】[動]◎内部にもたせる。「筆に墨をたっぷり―」 ②別々にしないで、まとめて一つにする。「先生を含めて四○人」 ③心に受けとれるようにする。なっとくできるようにする。「かんで―ように話す」「言い―」 **ふくめん**【覆面】[名・-スル]①布などで顔をおおいかくすこと。また、顔をおおうための布。「―強盗」 ②本名や身分などをかくすことをたとえてもいう。「―批評」「―パトカー」 **ふくも**【服喪】[名・-スル]喪に服すること。近親者の死後、一定期間おこないをつつしむこと。「一中」 **ふくやく**【服薬】[名・-スル]薬を飲むこと。「内―」[類]服用 **ふくよう**【服用】[名・-スル]薬を飲むこと。「食後に―する」[類]服薬 **ふくよう**【複葉】[名]①小さい葉が集まって、ひとまとまりになっている葉。フジ・ネムなど。②飛行機の主翼が上下二枚になっていること。「一機」[↔単葉] **ふくよか**[形動]やわらかにふくらんで感じられるようす。「―な胸」「―な梅の香」 **ふくらすずめ**【脹ら×雀】[名]①若い女性の帯の結びかたや日本髪の髪形の一つ。▽もと、太った子スズメ、また、寒さを防ぐため羽をふくらましたスズメのこと。 **ふくらはぎ**【脹ら×脛】[名]ひざの裏側から足首のあいだの、肉のふくれた部分。すねの後ろ側。こむら。 **ふくらます**【膨らます・脹らます】[動]ふくれるようにする。ふくらませる。「希望に胸を―」 **ふくらむ**【膨らむ・脹らむ】[動]ふくれて大きくなる。「つぼみが―」「希望が―」「経費が―」 **ふくり**【福利】[名]幸福と利益。「―厚生施設」 **ふくり**【複利】[名]複利法で計算される利息。[↔単利] **ふくりほう**【複利法】[名]一定期間ごとに利息を元金にくり入れ、その合計額を次の元金として利息を計算する方法。[↔単利法] **ふくれっつら**【膨れっ面】[名]不満やいかりで、ほおをふくらませた顔つき。むっとした顔。 **ふくれる**【膨れる・脹れる】[動]①いっぱいになったなかみにおされて内から外へはり出す。「腹が―」 ②不満を顔にあらわす。「注意されて―」 **ふくろ**【袋】[名]①紙・布・革などでつくり、中にものを入れて口を閉じられるようにしたもの。②ふくろの形をしたもの。たとえばミカンで、中の実を包んでいるうすい皮など。 > **袋の鼠** 追いつめられて、にげ場のないこと。絶体絶命▽多く、追う側からいう。 **ふくろ**【復路】[名]帰り道。「駅伝の―」[類]帰路[↔往路] **ふくろう**【×梟】[名]フクロウ科の鳥。全身が灰白色で、頭が大きい。左右の耳の位置がちがうことで、暗やみでも獲物などの正確な位置がわかる。 **ふくろおび**【袋帯】[名]布の表裏を続けて筒状に織った帯。丸帯に似る。正装用。 **ふくろくじゅ**【福×禄寿】[名]七福神の一人。頭が長くてあごひげを生やした、背の低い老人。ツルを従え、幸福・財産・長寿の三徳を備えているという。福禄人。[図]「しちふくじん」 **ふくろこうじ**【袋小路】[名]①行きどまりになっていて、通りぬけられない小道。▽ものごとが行きづまってしまった状態をたとえてもいう。「―におちいる」 <1192> **ふくろだたき【袋×叩き】**[名]大勢で一人をとり囲んで、さんざんになぐること。また、大勢で非難すること。「―にあう」 **ふくろだな【袋棚】**[名]床の間[とこのま]や書院のわきなどの上部にしつらえた戸だな。ふくろとだな。 ②茶の湯で使う茶だなの一種。 **ふくろとじ【袋×綴じ】**[名]製本の一つ。二つ折りにした紙を重ねて、折り目でないほうをとじる。 **ふくろどだな【袋戸棚】**[名]→「ふくろだな」 **ふくろぬい【袋縫い】**[名]布のおもてを外にして浅くぬい、裏返してさらに深くぬうぬいかた。 **ふくろもの【袋物】**[名]ふくろ状のいれもの。紙入れ・手提げ・タバコ入れなど。 **ふくわじゅつ【腹話術】**[名]くちびるを動かさずに話をすること。とくに、演芸として人形を使っておこなわれるもの。 **ふくわらい【福笑い】**[名]正月の遊びの一つ。目かくしをして、まゆ・目・鼻・口などそれぞれの部分の紙を、顔形の輪郭をかいた紙の上に並べるもの。 **ふくん【夫君】**[名]他人の夫を敬った言い方。ご主人。 **ふくん【父君】**[名]他人の父を敬った言い方。ちちぎみ。 **ぶくん【武勲】**[名]戦争で立てた、てがら。武功。 **ふけ【雲脂・頭垢】**[名]頭の皮が小さな白いうろこ状になってうすくはがれたもの。 **ぶけ【武家】**[名]武士の家系。武門。武士。「鎌倉から江戸までの―政治」⇔公家[くげ] **ふけい【父兄】**[名]児童や生徒の保護者。「―会(=父母会)」 **ふけい【父系】**[名]父方[ちちかた]の血すじ。父方にあたる者。「―社会」→母系 **ふけい【不敬】**[名・形動]皇室や社寺に対して敬意をはらわず、礼を欠くような言動をすること。「―罪」 **ふけい【婦警】**[名]「婦人警察官」の略。女性の警察官。婦人警官。 **ぶげい【武芸】**[名]弓きゅ[う]術・馬術・剣[けん]術など、戦いに必要な技芸。[同]武術・武技 **ふけいき【不景気】**[名・形動]①景気が悪いこと。経済活動に活気がないこと。不況⇔好景気 ②商売がうまくいかず繁盛[はんじょう]しないこと。「―な店」 ③気分がさえず、元気がないようす。「―な顔」 **ふけいざい【不経済】**[名・形動]むだが多いこと。経済的でないこと。 **ふけこむ【老け込む】**[自五]すっかり年をとった感じになる。「まだ一年ではない」 **ぶけしょはっと【武家諸法度】**[名]一六一五年、江戸幕府が諸大名[しょだいみょう]を統制するためにきめた基本法。大名のこころえ、築城の禁止、参勤交代の義務などを定めた。 **ふけつ【不潔】**[名・形動]よごれてきたないこと。衛生的でないこと。「―な手でさわるな」⇔清潔▽考えかたや手段などが曲がっていてけがらわしいという意味でも使う。「―なかね」 **ぶけもの【武家物】**[名]井原西鶴[いはらさいかく]の浮世草子[うきよぞうし]のうち、武士社会に取材したもの。「武家伝来記」「武家義理物語」など。 **ふけやく【老け役】**[名]映画や演劇などで、老人の役。また、老人を演じる俳優。 **ふける【老ける】**[自下一]老人くさくなる。「このごろ急に老けた」 [つかいわけ]『老いる・老ける』 「老いる」は、人が盛[さか]りの年齢を過ぎて、しだいに活力を失い、死に近づくこと。「老ける」は、年をとったように見えること。若い人の場合にも使う。「年齢より老けて見える」「老け役」。 **ふける【更ける】**[自下一]①夜が深くなって、おそい時間になる。「夜が―」 ②季節が深くなる。「秋が―」▽春・夏・冬にはいわない。 **ふける【×耽る】**[自五]深く心をうばわれて、熱中する。「読書に―」「思いに―」 **ふける【蒸ける】**[自上一]蒸されてやわらかくなる。「いもが―」 **ふける**[自下一]姿をくらます。にげる。俗[ぞく]な言い方。 **ふげん【付言・附言】**[名・-スル]つけくわえて言うこと。また、つけくわえることば。 **ふけん【父権】**[名]子供に対する父親としての権利。また、家族などに対する支配権。家長権。⇔母権 **ふげんしき【不見識】**[名・形動]しっかりとものごとを見通す判断力や考えがないこと。見識が低いこと。「―な行動」 **ふげんじっこう【不言実行】**[四漢]あれこれ言わずに、だまって行動すること。 **ぶげんしゃ【分限者】**[名]「金持ち」の古い言い方。財力がある人。 **ふげんぼさつ【普賢×菩薩】**[名]釈迦如来の右側にひかえる仏。白いゾウに乗り、仏の慈悲を代表する。 **ふこう【不孝】**[名・形動]子として、親につくさないこと。親の気持ちに従わないこと。「親―」「―の数々をわびる」⇔孝行 **ふこう【不幸】**[名・形動]①〈名・形動〉幸福でないこと。ふしあわせ。「―中の幸い」[同]不運・薄幸 ②〈名〉家族や親戚など、身近な人が死ぬこと。「親戚に―があった」 **ふごう【負号】**[名]負の数であることをあらわす記号。マイナス。「-」⇔正号 **ふごう【符号】**[名]①記号の一つ。文章や数式で、文字以外のしるし。とくに数学で、プラスとマイナス。 [つかいわけ]「印[しるし]」を見よ。 **ふごう【符合】**[名・-スル]二つ以上のものがぴったり合うこと。「事実と―する証言」▽もと、割り符[わりふ]が合うこと。 **ふごう【富豪】**[名]大金持ち。財産家。「大―」 **ぶこう【武功】**[名]戦争で立てた、てがら。武勲[ぶくん] **ふごうり【不合理】**[名・形動]道理や理屈に合わないこと。すじが通らないこと。[類]非合理⇔合理 <1193> **ふこく【布告】**[名・-スル]一般に広く知らせること。とくに、国家の意思を公式に内外に知らせること。「宣戦―」 [つかいわけ]「公布」を見よ。 **ぶこく【誣告】**[名・-スル]人をおとしいれるために、わざと事実をいつわって告げること。「―罪」 **ふこくきょうへい【富国強兵】**[四漢]国を豊かにし、軍隊を強くすること。明治政府が近代国家をつくるために唱えた基本政策の一つ。富強。「―策」 **ふこころえ【不心得】**[名・形動]心がけの悪いこと。「―をさとす」「この―者」 **ぶこつ【武骨・無骨】**[名・形動]礼儀作法を知らないようす。不作法[ぶさほう]。また、風情[ふぜい]のないようす。無風流[むふうりゅう]。 **ふさ【房・総】**[名]●糸を束ねて、さきをばらばらに散らして垂らしたもの。 ②花や実などがむらがって垂れさがったもの。「ぶどうの―」 **ブザー**[名]電磁石[でんじしゃく]で板を振動[しんどう]させて音を出す装置。呼びだしや警報などに使う。|buzzer **ふさい【不才】**[名]才能のないこと。また、自分の才能のへりくだった言い方。「―不肖[ふしょう]のわたし」 **ふさい【夫妻】**[名]夫婦。「先生ご―」▽自分や身内についてはいわない。 **ふさい【負債】**[名]他人からかねやものを借りること。「莫大[ばくだい]なーをかかえる」[類]借金・債務 **ふざい【不在】**[名]①いるべき家や部屋へにいないこと。留守。「―者投票」[類]留守 ②存在しないこと。「国民―の政治」 **ぶさいく【不細工・無細工】**[名・形動]①できぐあいが悪いこと。また、手ぎわの悪いこと。「―な茶わん」 ②かっこうが悪いこと。とくに、目鼻だちが整っていないようす。「―な顔」 [つかいわけ]不細工・不格好[ぶかっこう]・無様[ぶざま] 「不細工」は、ものをつくる手ぎわの悪さをいう。「不細工なつくり」。「不格好」は、できあがっている形をいう。「不格好な上着」。「無様」は、結果のかっこう悪さをいう。「無様な敗けかた」。 **ふざいじぬし【不在地主】**[名]よそに住んで、他人に土地の管理をまかせている地主。 **ふざいしゃとうひょう【不在者投票】**[名]選挙の当日に投票できない人が、前もっておこなう投票。不在投票。 **ふさがる【×塞がる】**[自五]①いっぱいにつまって通らなくなる。「穴が―」「胸が―」 ☆空ける ②閉じた状態になる。「ねむくて目がー」「あいた口がふさがらない(=あっけにとられる)」 ③いっぱいになってゆとりのない状態になる。「座席が―」「手が―」『古くは、「ふたがる」とも。 **ふさぎこむ【×塞ぎ込む】**[自五]心の底まで晴れない気分になる。「試験に落ちて―」 **ふさぎのむし【×塞ぎの虫】**[名]気分が晴れず、ゆううつになるのを、心の中にいる虫のせいにしたことば。 **ふさく【不作】**[名]農作物のできが悪いこと。また一般に、できが悪いこと。「米が―だ」「日本映画―の年」⇔豊作 **ふさぐ【×塞ぐ】**[他五]●通り道にものを置いて通れなくする。「道を―」→空[あ]ける ②ふたをして閉じる。「思わず目を―」「耳を―」 ③何かをつめたりおこなったりして、いっぱいにする。「穴を―」「時間を―」「責めを―(=役目を果たす)」 ④気がかりなことがあって、元気がなくなる。「気が―」[類]しょげる・沈[しず]む▼古くは、「ふたぐ」とも。 **ふさくい【不作為】**[名]しはらいや仕事など、当然すべきことを、わざとしないで済ますこと。「―犯」☆作為▷法律用語。 **ふざける**[自下一]①冗談[じょうだん]を言ったり、ばかなことをしたりしてさわぐ。「教室で生徒が―」[類]戯[たわむ]れる ②人をばかにする。「ふざけたまねをするな」▽「巫山戯る」と当てる。 **ぶさた【無沙汰】**[名・-スル]長いあいだ、訪問したり通信したりしないこと。「―をわびる」「ごーしました」▽「不沙汰」は誤り。 **ふさのくに【総の国】**[名]古代の国の名。上総[かずさ]・下総[しもうさ]・安房[あわ]の国がふくまれる。 **ぶさほう【無作法・不作法】**[名・形動]礼儀作法にはずれること。礼儀知らず。「―な態度」[同]無礼・ぶしつけ **ぶざま【無様・不様】**[名・形動]からだがみっともないこと。また、体裁[ていさい]が悪いこと。「―な身なり」「―な敗北[はいぼく]」[同]不格好[ぶかっこう] [つかいわけ]→「不細工」を見よ。 **ふさわしい【相応しい】**[形]よくつりあう。につかわしい。「賞に―作品」「生徒にふさわしくない行動」 **ふさん【不参】**[名・-スル]行事に参加しないこと。出席しないこと。「―者」 **ふし【節】**[名]①植物の茎[くき]のつなぎ目。また、木の幹から出た枝のあと。「竹の―」「―のたくさんある板」 ②骨と骨とのつなぎ目。関節。 ③目につくところ。「思いあたる―がある」 ④歌のメロディー。「―まわしがいい」 **ふし【父子】**[名]父親と子。「―家庭」⇔母子 **ふし【不死】**[名]いつまでも生きること。死なないこと。「不老―」 **ふじ【不治】**[名]病気などが治らないこと。「ふち」とも。「―の病[やまい]」 **ふじ【不時】**[名]予定しない、思いがけない時。「―の出費」 **ふじ【×藤】**[名]マメ科のつる性落葉木本。春の終わりごろ、むらさき色のチョウの羽のような花が、長いふさとなって咲く。 **ふじ【不二】**[名]①この世に二つとないこと。無二。 [類]唯一 ②二つに見えるが、じつは一つであること。同一。 ③手紙の最後に書きそえる結びのことば。「じゅうぶん意をつくさないが」という意味をあらわす。[同]不一・不悉[ふしつ] <1194> 一・不悉 ④富士山のこと。 **ぶし**【武士】[名]武芸を身につけ、兵士として主君に仕えた男性。平安末期、貴族に代わる新しい勢力としてあらわれ、江戸時代末まで政治権力をにぎった。さむらい。もののふ。 > **武士に二言はない** 武士は約束を重んじるので、一度言ったことは必ず守る。 > **武士の情け** 立場の強い者が弱者をあわれむこと。 > **武士は食わねど高楊枝** 武士が空腹でもじゅうぶんに食べたふりをするように、人間としてのほこりを高くもつこと。また、やせがまんすること。 **ぶじ**【無事】[名・形動]①元気で、なやみごとなどがないこと。「―安穏に暮らす」「平穏―」 ②あやまちや事故がないこと。「―に務めを果たす」 **ふしあな**【節穴】[名]①木の板の、節がぬけたあとにできた穴。「―からのぞく」▽よく見ていなかったり、見ても気がつかなかったりする人をばかにしていうときにも使う。「おまえの目は―同然だ」 **ふしぎ**【不思議】[名・形動]生じたことのわけが、まったくわからないこと。ふつうでは考えられないこと。「―なことがあるものだ」「世界の七―」▽「不可思議」の略から。「不思議→奇怪→怪奇」の順に意味がせまくなり、人をおそれさせる要素が強くなる。「不思義」は誤り。 **ふしくれだつ**【節×博立つ】[動]節が多くて、表面がでこぼこしている。ごつごつして見える。「―枝」「節くれ立った手」 **ふじさん**【富士山】[名]静岡県と山梨県のさかいにある日本でいちばん高い山。海抜三七七六㍍。富士火山帯に属する成層火山。富岳。古くは「不二山」「不尽山」などとも書かれた。 **ふじたとうこ**【藤田東湖】[人名]一八〇六一五五年。江戸末期の思想家。水戸の人で、藩主徳川斉昭に仕え、藩校弘道館を開き、尊皇攘夷を説いた。安政の大地震で死亡。 **ふしだら**[形動]だらしがないこと。緊張を欠いて、いいかげんなことをすること。「―な生活」[類]不品行 **ふじちゃく**【不時着】[名・-スル]「不時着陸」の略。航空機が、故障などのために目的地以外の場所におりること。 **ふしちょう**【不死鳥】[名]エジプト神話に出てくる鳥。五百年ごとに自分から火に焼かれて死ぬが、火の中からまたよみがえるという。フェニックス。 **ふしつ**【不×悉】[名]手紙の最後に書きそえる結びのことば。「じゅうぶんに意をつくさないが」という意味をあらわす。[類]不一・不尽 **ふじつ**【不実】[形動]①まごころがこもらないこと。誠実でないこと。「―な人間」 ②事実ではないこと。うそ。「―なうったえ」 **ぶしつけ**【不×躾】[形動]礼儀や作法を知らないこと。また、あけすけで遠慮のないこと。「―なお願い」[類]無礼・無作法 **ふして**【伏して】[副]つつしんで。なにとぞ。「―お願い申しあげます」▽文章語。 **ふしど**【臥し、所】[名]「ねどこ」「寝室」の古い言い方。 **ぶしどう**【武士道】[名]武士の守らなければならない道徳。名誉を重んじ、忠節をちかい、信義にそむかない生きかた。 **ふじなみ**【×藤波・×藤浪】[名]たくさんのフジの花。▽花が風にふかれ波のようにゆれうごくようすから。 **ふじばかま**【×藤×袴】[名]秋の七草の一つ。キク科の多年草。細い枝のさきに、うすむらさき色の小さな花をたくさんつける。→図「あきのななくさ」 **ふじびたい**【富士額】[名]女性のひたいの髪の生えぎわが、富士山の形に似ていること。美人の条件の一つといわれる。 **ふしぶし**【節節】[名]①あちこちの関節」「からだの―の痛み」 ②いくつものこと。いろいろな点。「疑わしいー」 **ふしまちのつき**【臥し待ちの月】[名]陰暦一九日の夜の月。寝待ちの月。月の出がおそいので、ねて待っているところから。[巻末]「月齢表」参照。 **ふしまつ**【不始末】[形動]①あとしまつが悪いこと。「火の―」 ②他人に迷惑のかかる、いいかげんなおこない。「―をしでかす」 **ふしまわし**【節回し】[名]歌の節の上げ下げや変化のつけかた。「民謡特有の―」[類]抑揚 **ふじみ**【不死身】[名]打たれても切られても平気な、強いからだ。また、どんなにひどい目にあってもくじけないこと。また、その人。 **ふしめ**【節目】[名]①竹や材木の節のあるところ。▽長く続くものごとの区切れ目のこともいう。「人生の―」 **ふしめ**【伏し目】[名]うつむいて目を下に向けること。「―がちに話す」 **ふしゅ**【浮腫】[名]皮下組織などによぶんな水分がふくまれること。水腫。むくみ。 **ぶしゅ**【部首】[名]漢字を分類したり並べたりするときのめやすとなる、いくつかの漢字に共通している一部分。「木=きへん」「リ=りっとう」「冖=うかんむり」「儿=ひとあし」「辶=しんにゅう」など。 **ふしゅう**【腐臭】[名]もののくさった、いやなにおい。「―がただよう」 **ふじゆう**【不自由】[名・-スル・形動]思うとおりにならず、不便なこと。「かねに―する」 **ぶしゅう**【武州】[名]→「むさし」 **ぶしゅうぎ**【不祝儀】[名]葬式など、めでたくない出来事。「―ぶくろ」[→祝儀]▽「無祝儀」は誤り。 **ぶしゅさくいん**【部首索引】[名]漢字の辞典などで、部首別に分けた漢字群から目的の漢字の出ているページを探しだせるようにつくられたもの。 **ふじゅつ**【×巫術】[名]→「シャーマニズム」 **ぶじゅつ**【武術】[名]「武芸」に同じ。 <1195> **ふしゅび**【不首尾】[形動]いい結果がえられないこと。「会談がーに終わる」[↔上首尾] **ふじゅん**【不純】[形動]①よけいなものがまじっていること。純粋でないこと。また、純真でないこと。「―物」「―な気持ち」[↔純粋] ②きまりどおりにいかないで、調子がくるうこと。「天候―」[→順調] **ふじょ**【扶助】[名・-スル]力を貸して助けること。「相互―の精神」「公的一」 **ふじょ**【婦女】[名]おんな。婦人。女性。「―をいたわる」 **ぶしょ**【部署】[名]組織内で各人が分けてうけもつ仕事や場所。持ち場。「―につく」▽「部所」は誤り。 **ふしょう**【不肖】[名]①親に似ないでおろかなこと。「―の子」「―の弟子」▽「肖」は、似ていること。②自分をへりくだっていうことば。「―わたくしが、およばずながら担当いたします」 **ふしょう**【不詳】[名]調べてもよくわからないこと。「生没年——」[類]未詳 **ふしょう**【負傷】[名・-スル]けがをすること。「―者の救出」 **ふしょうふずい**【夫唱婦隨】[四字漢語]夫が言いだし、妻がそれに従うこと。そういう夫婦のあいだがら。 **ふじょうり**【不条理】[形動]すじみちが通らないこと。理屈どおりにならないこと。「人生の―」 **ふしょく**【腐食・腐蝕】[名・-スル]木や鉄などがくさって形がくずれること。 **ふしょく**【腐植】[名]土中で生物がくさってできた、茶色または黒色の物質。「畑に―土を入れる」 **ぶじょく**【侮辱】[名・-スル]相手をばかにして、はじをかかせること。「人前で―を受ける」 **ふじょし**【婦女子】[名]女性。また、女性と子供。 **ふじわらきょう**【×藤原京】[名]六九四年に持統天皇が、今の奈良県橿原市に建て、七一〇年の平城京遷都まで置かれた都。天皇の住む宮を中心に、道路が碁盤目状に整備された本格的な都城であった。 **ふじわらし**【×藤原氏】[名]藤原鎌足の子孫である氏族。鎌足の孫の代に南家・北家・式家・京家の四つの家に分かれた。とくに北家が栄え、平安時代には摂関政治をおこない政権をにぎった。 **ふじょう**【不浄】[形動]①<名・形動>けがれていること。けがれているもの。「―な金が動く」[↔清浄] ①<名>「ごふじょう」 **ふじょう**【浮上】[名・-スル]①水の中から浮かびあがること。「海底から―する」▽順位が上がったり、急にめぐまれた状態になることもいう。「三位に―する」 **ぶしょう**【無精・不精】[形動]めんどうくさがりこと。ものぐさ。「出で―(=出歩くのがきらいな人)」「―ひげを生やす」 **ぶしょう**【武将】[名]武士をひきいる将。また、軍事や武道をこころえた将軍。 **ふしょうじ**【不祥事】[名]神意にそむく好ましくない、困った事件。「―を起こす」 **ふしょうぶしょう**【不承不承】[副]心の中では承知できないと思いながらも、しかたなしにするようす。いやいやながら。「―仕事をひきうける」「―うなずく」[類]しぶしぶ **ふじわらせいか**【藤原惺窩】[人名]一五六一—一六一九年。江戸初期の儒学者。朱子学を学び、徳川家康に講義したことが、儒教を広め定着させる契機となった。林羅山は弟子。著書に「寸鉄録」がある。 **ふじわらのあきひら**【藤原明衡】[人名]九八九—一〇六六年。平安中期の学者。文章博士、大学頭のつとめ、漢詩文集「本朝文粋」を編さんした。著書に「新猿楽記」「明衡往来」など。 **ふじわらのいえたか**【藤原家隆】[人名]一一五八—一二三七年。鎌倉時代の歌人。「かりゅう」とも。定家と並び称された清艶な歌風で、「新古今集」の撰者の一人。家集「壬二集」。 **ふじわらのかまたり**【藤原鎌足】[名]六一四—六六九年。古代の豪族。藤原氏の祖。中大兄皇子(のちの天智天皇)とともに、大化の改新に参画。蘇我氏をたおして律令体制の基礎を築いた。中臣鎌足。 **ふじわらのかりゅう**【藤原家隆】→「ふじわらのいえたか」 **ふじわらのきよひら**【藤原清衡】[人名]一〇五六—一一二八年。平安末期の奥州の豪族。後三年の役では源義家に味方して、異母兄らを討つ。のちに平泉に中尊寺を建てて本拠とし、藤原三代の栄華のもとを築いた。 **ふじわらのきんとう**【藤原公任】[人名]九六六—一○四一年。平安中期の歌人。四条大納言。博学多芸で、「和漢朗詠集」「拾遺抄」などの撰者。歌論に「新撰髄脳」がある。 **ふじわらのくすこ**【藤原薬子】[人名]?-一八一〇年。平安初期の女官。兄仲成とともに、平城天皇に重用された。次の嵯峨天皇が即位すると、薬子の変を起こし、平城の復位をはかったが失敗、服毒自殺した。 **ふじわらのこうぜい**【藤原行成】→「ふじわらのゆきなり」 **ふじわらのさだいえ**【藤原定家】[人名]一一六二—一二四一年。鎌倉時代の歌人・学者・評論家。俊成の子。京極中納言。「ていか」とも。「新古今集」「新勅撰集」の撰者。「小倉百人一首」を撰集した。歌風は、余情を尊び妖艶。古典研究に従い、正しいかなづかいの規準として「定家仮名遣い」をつくった。歌論「近代秀歌」「毎月抄」、家集「拾遺愚草」、日記「明月記」など。 **ふじわらのさり**【藤原佐理】→「ふじわらのすけまさ」 **ふじわらのしゅんぜい**【藤原俊成】→「ふじわらのとしなり」 **ふじわらのすけまさ**【藤原佐理】[人名]九四四—九九八年。平安中期の廷臣・書家。「さり」とも。その筆跡を佐蹟といい、小野道風・藤原行 <1196> 成とともに三蹟の一人。任地大宰府に向かうときに親戚にあてた「離洛帖」などが伝わる。 **ふじわらのすみとも**【藤原純友】[人名]?-九四一年。平安中期の伊予地方の武士の頭。瀬戸内海の海賊と結んで反乱を起こし、瀬戸内全域を一時支配したが、のちとらえられ殺された。 **ふじわらのたかのぶ**【藤原隆信】[人名]一一四二—一二〇五年。平安後期・鎌倉初期の廷臣・画家・歌人。定家の異父兄で、信実の父。肖像画をよくし、京都神護寺蔵の「源頼朝の像」「平重盛像」の作者といわれる。 **ふじわらのただみち**【藤原忠通】[名]一〇九七-一一六四年。平安後期の廷臣。摂政・関白・太政大臣となるが、父忠実、弟頼長と対立し、保元の乱で弟を討つ。法性寺殿と呼ばれ、書道の法性寺流にその書風を残す。 **ふじわらのていか**【藤原定家】[人名]→「ふじわらのさだいえ」 **ふじわらのときひら**【藤原時平】[名]八七一-九○九年。平安初期の廷臣。左大臣になり、時の右大臣菅原道真を讒言して大宰府に左遷した。醍醐天皇のもと、荘園整理令、「三代実録」「延喜式」の編集に関与した。 **ふじわらのとしなり**【藤原俊成】[名]一一一四—一二〇四年。平安末期の歌人。定家の父。五条三位。「しゅんぜい」とも。幽玄をいて歌壇に大きな影響をあたえた。「千載集」の撰者のほか、歌論「古来風体抄」、家集「長秋詠藻」など。 **ふじわらのとしなりのむすめ**【藤原俊成の女】[人名]一一七一?|?。鎌倉前期の歌人。俊成の孫であるが、養女として育てられた。歌風は艶麗。「建春門院中納言日記」、家集「俊成卿女集」など。 **ふじわらのなかまろ**【藤原仲麻呂】[名]七〇六—七六四年。奈良時代の廷臣。光明皇后に重んじられ、太政大臣になり、恵美押勝の称号を受け、養老律令を施行。のち道鏡と対立して乱を起こし、殺された。 **ふじわらののぶざね**【藤原信実】[人名]一一七六—一二六五?年。鎌倉時代の画家・歌人。父隆信の始めた肖像画、似せ絵の技法を発展させた。代表作に「後鳥羽上皇像」がある。 **ふじわらのひでさと**【藤原秀郷】[名]生没年未詳。平安中期の武人。平貞盛とともに平将門の乱を平定した。俵(田原)藤太とも呼ばれる。 **ふじわらのひでひら**【藤原秀衡】[名]?|一一八七年。平安末期の陸奥の豪族。基衡の子。平泉に奥州藤原氏の全盛期を築く。源頼朝のに対抗して、義経を保護した。 **ふじわらのふひと**【藤原不比等】[人名]六五九—七二〇年。奈良初期の廷臣。右大臣正二位。鎌足の子。律令体制を確立し、奈良遷都を推進した。二人の娘を天皇のきさきや皇后とし、藤原氏繁栄の基礎を固めた。 **ふじわらのふゆつぐ**【藤原冬嗣】[名]七七五—八二六年。平安初期の廷臣。嵯峨天皇の信任が厚く、蔵人頭、左大臣などの要職につき、藤原北家の繁栄のもととなった。「弘仁格」を選定し、勧学院や施薬院を設置した。 **ふじわらのみちつなのはは**【藤原道綱の母】[人名]?-九九五年。平安初期の歌人。のちの摂政・関白藤原兼家の妻となり、道綱を生んだ。「更級日記」の菅原孝標の女の伯母にあたる。「蜻蛉日記」「道綱母家集」など。 **ふじわらのみちなが**【藤原道長】[名]九六六—一〇二七年。平安中期の廷臣。太政大臣。御堂関白と呼ばれた。兼家の子。兄道隆、その子伊周らと争って勝ち、最高権力者となる。長女彰子は一条天皇の中宮となり、後一条・後朱雀天皇を生み、外戚として摂政をつとめた。日記「御堂関白記」がある。 **ふじわらのみちのり**【藤原通憲】[人名]一一〇六?—五九年。平安後期の廷臣・学者。出家し、法号は信西。後白河天皇の側近で、平清盛とともに権勢をふるったが、平治の乱で藤原信頼に殺された。史書「本朝世紀」など。 **ふじわらのもとつね**【藤原基経】[人名]八三六—八九一年。平安前期の廷臣。摂政、のちに光孝・宇多天皇を立てて、最初の関白となる。通称は堀河太政大臣。「文徳実録」をあらわした。 **ふじわらのもとひら**【藤原基衡】[人名]生没年未詳。平安後期の陸奥の豪族。清衡の子で、秀衡の父。本拠地の平泉に毛越寺を建てた。 **ふじわらのゆきなり**【藤原行成】[名]九七二-一〇二七年。平安中期の廷臣・書家。筆跡を「権蹟」といい、小野道風・藤原佐理とともに三蹟の一人。その書風は世尊寺流という。「こうぜい」とも。「白氏詩巻」の書のほかに、日記「権記」を残す。 **ふじわらのよしつね**【藤原良経】[名]一一六九—一二〇六年。鎌倉初期の廷臣。九条兼実の子。「りょうけい」とも。摂政・太政大臣をつとめ、俊成・定家父子とともに、当時の代表的歌人であった。歌集「秋篠月清集」、日記「殿記」など。 **ふじわらのよしふさ**【藤原良房】[人名]八〇四—八七二年。平安前期の廷臣。冬嗣の子。応天門の変ののち、皇族以外では最初の摂政となり、藤原氏繁栄の基礎を築いた。白河殿。染殿。「続日本後紀」の撰に参加。 **ふじわらのよりつね**【藤原頼経】[名]一二二八—五六年。鎌倉幕府四代将軍。九条道家の子。三代将軍源実朝の没後、京都からむかえられた、いわゆる摂家将軍(公家将軍)の初代だが、のちに執権北条時頼を除こうとしたとして、京に送還された。 **ふじわらのよりなが**【藤原頼長】[人名]一一二〇 <1197> **ふじわらのよりなが【藤原頼長】**[人名]一一二〇——五六年。平安後期の廷臣[ていしん]。兄忠通[ただみち]と対立して、保元[ほうげん]の乱で崇徳上皇につき敗死した。日記「台記[たいき]」がある。 **ふじわらのよりみち【藤原頼通】**[人名]九九二ー一〇七四年。平安中期の廷臣[ていしん]。道長の長男。後一条・後朱雀・後冷泉[ごれいぜい]の三代の天皇の摂政[せっしょう]・関白をつとめて藤原氏の全盛期を確立。宇治に平等院をつくり、宇治殿[うじどの]と呼ばれた。 **ふじわらのりょうけい【藤原良経】**[人名]→「ふじわらのよしつね」 **ふしん【不信】**[名]①信用できないこと。また、信用されないこと。「―を招く」「―感」 ②うそをついたり、いいかげんであったりして、誠実さがないこと。「―の行為に」[類]不誠実・不実 ③信仰心のないこと。不信心。「―の徒」 **ふしん【不振】**[名・形動]勢いがふるわないこと。「成績のーにあえぐ」「営業―」 **ふしん【不審】**[名・形動]疑わしいこと。おかしいと思うこと。「―な人物」「―尋問[じんもん]」 **ふしん【普請】**[名・-スル]家を建てたり、土木工事をしたりすること。「道路―[どうぞく]」「安―[やすぶしん]の家」▽もと、寄付をつのって寺院などを造営・修理すること。 **ふしん【腐心】**[名・-スル]何かをやりとげようと、あれこれ心をくだいて考えること。「対策に―する」[類]苦心 **ふじん【夫人】**[名]①地位の高い人の妻。また、他人の妻を敬った言い方。おくさま。「―同伴」▽昔の中国で、天子の后[きさき]のこと。 **ふじん【婦人】**[名]女性。成人した女性。「―雑誌」 **ふじん【不尽】**[名]手紙の最後に書きそえる結びのことば。「思いを言いつくさないが」という意味をあらわす。[類]不一・不悉[ふしつ] **ふじん【布陣】**[名・-スル]いくさの陣をしくこと。また、広く、たたかいや論争などの用意をして構えること。「万全の―をする」▽「布」は、しくという意味。 **ぶじん【武人】**[名]武士。軍人。⇔文人 **ふじんうんどう【婦人運動】**[名]婦人の権利や社会的地位の向上を目ざす運動。 **ふしんじん【不信心】**[名・形動]神仏を信じる心のないこと。ぶしんじん。[同]不信仰[ふしんこう] **ふしんせつ【不親切】**[名・形動]親切でないようす。「―な説明」 **ふしんにん【不信任】**[名・-スル]信任しないこと。「内閣―案」→信任 **ふしんばん【不寝番】**[名]ねないで見張りをすること。また、その人。ねずの番。 **ふしんび【不審火】**[名]原因不明の火。放火の疑いのある火事。 **ふす【付す・附す】**[他五]→「ふする」 **ふす【伏す】**[自五]①腹ばいになる。うつぶせになる。また、からだを低くしてかくれる。「地に―」「泣き―」「草むらに―」 ②横になってねる。「病[やまい]の床に―」▽「臥す」とも書く。 **ふする【付する・附する】**[他変]①あるものにそえる。つけくわえる。「条件を―」 ②[「~に付する」の形で]…にあずけてまかせる。「公判に―」「不問に―」▼「ふす」とも。 **ふせ【布施】**[名]僧に寄付する、かねや品物。おふせ。また、他人にものをほどこすこと。「おーを包む」 **ふせい【不正】**[名・形動]正しくないこと。悪いこと。「―をはたらく」「―の摘発」「―な手段」 **ふせい【父性】**[名]父親としてもつ性質。「―愛」→母性 **ふぜい【風情】**[名・造語]①〈名〉①何となく人の心をひく自然の味わい。「秋の夕暮れのー」 ②〈名〉外見から感じとられる、人の姿。表情。「あわれな―」▼「風」は、それとなく心に感じられるおもむき。「情」は、人に知られない内実。 ③〈造語〉「~風情」の形で」(「人のようす」の意から)見下げた、またはへりくだった気持ちをあらわす。・・・程度のもの。「学生―」「わたくしーにはわかりません」▽人をあらわす名詞・代名詞に付く。 **ぶぜい【無勢】**[名]敵方よりずっと少ない人数や勢力。「多勢に―でかなわない」⇔多勢 **ふせいしゅつ【不世出】**[名]この世にめったに出ないほどすぐれていること。「―の天才」 **ふせいせき【不成績】**[名・形動]成績がよくないこと。「売り上げの―」⇔好成績 **ふせき【布石】**[名]①囲碁[いご]で、打ちはじめのころの石の置きかた。 ②将来のために前もって用意しておくことをたとえてもいう。「選挙に向けて万全の―を打つ」 **ふせぐ【防ぐ】**[他五]災いが起こらないようにする。また、おかされないようにくいとめる。「事故を―」「寒さを―」「侵略を―」 **ふせじ【伏せ字】**[名]印刷物で、さしさわりのある箇所[かしょ]とを空白や○×などの記号で印刷したもの。▽戦前は、共産党関係・性的関係の箇所に多く使われた。 **ふせつ【付設・附設】**[名・-スル]付属として設けること。「大学に―された研究所」 <1198> 「研究所を―する」[類]付置 **ふせつ**【符節】[名]木の札に字を書き、判をおして二つに割ったもの。合わせて証拠にする。わりふ。「―を合わせたように話が合う」 **ふせつ**【敷設・布設】[名・-スル]線路や下水道などをしくこと。「鉄道をーする」 **ふせっせい**【不摂生】[形動]健康に気をつけないこと。からだに悪いことをすること。「―な生活がたたる」[類]不養生 **ふせる**【伏せる】[動]①下向きにする。「目を―」「本を―」「ざるを―」 ②腹ばいになる。「地面に―」 ③病気でねる。「病床に―」▽「臥せる」とも書く。④わからないようにかくす。「名前を―」 **ふせん**【付箋】[名]メモなどを書いて本や文書にはりつける小さな紙切れ。 **ふぜん**【不全】[名]身体の成長やはたらきが不完全なこと。「発育―」「心——」[類]不良 **ふぜん**【不善】[名]よくないこと。道にそむくこと。「小人閑居して―をなす」 **ぶぜん**【『豊前】[名]旧国名。今の福岡県東部と大分県北部。西海道の一国。▽福岡県に同名の市がある。 **ぶぜん**【×憮然】[形動]意外なことにあきれはてたり、がっかりしたりして、ことばもないようす。「―たる面持ち」「―として立ちつくす」 **ふせんしょう**【不戦勝】[名]相手が棄権などをしたため、試合をしないで勝つこと。[↔不戦敗] **ふせんばい**【不戦敗】[名]試合に出ないため、戦わないで負けること。[↔不戦勝] **ふせんめい**【不鮮明】[形動]はっきり見えないようす。「―な写真」 **ふそ**【父祖】[名]父と祖父。また、先祖。「―のころからこの地に住む」「―伝来」 **ぶそう**【武装】[名・-スル]戦うために武器をもつこと。「―解除」「刀とやりでーする」 **ふそうおう**【不相応】[形動]社会的な位置に似合わないこと。つりあわないこと。「身分―な暮らし」 **ふそく**【不足】[名・-スル・形動]①必要なだけなくて、たりないこと。「運動―」[類]不十分 ②不平。不満。「なんの―もない」[↔満足] **ふそく**【不測】[名]思いがけないこと。予期できないこと。「―の事態が起こる」「不慮」 **ふそく**【付則・附則】[名]法律などで、末尾につけくわえて細目を定めた規則。[☆本則] **ふぞく**【付属・附属】[名・-スル]組織のうえで、主となるものに付いていること。また、主となるものに付いているもの。「―高校」[類]付随・付帯 **ぶぞく**【部族】[名]一定の場所に住み、同じ言語・宗教・習慣をもつ人々の集まり。[類]種族・氏族 **ふぞくご**【付属語】[文法]自立できなくて、いつも自立語に付いて、意味をつけくわえたり、語や句の関係を示したりすることば。助動詞(活用がある)と助詞(活用がない)に分けられる。[↔自立語] **ふそくふり**【不即不離】[四字漢語]くっつきもせず、はなれもしないでいること。つかずはなれず。「―の関係にある」▽「不則不離」と書くのは誤り。 **ふぞろい**【不×揃い】[形動]形・大きさ・数量などがそろっていないこと。ふそろい。「大小―」 **ふそん**【不遜】[形動]思いあがって、いばっているようす。「―な態度」[類]傲慢・尊大 **ぶそん**【蕪村】[人名]→「よさぶそん」 **ふた**【×蓋】[名]①入れものの口など、穴のあいている部分にあてがって、おおったりかくしたりするもの。「なべのーをとる」 > **蓋を開ける** ①ものごとを実際に始める。②ものごとの結果を確かめる。「選挙の結果はふたを明けてみなければわからない」 **ふだ**【札】[名]①文字や符号や絵などを書いた小さな紙片や木片。「荷——」「名―」「立て―」 ②カルタ・トランプ・花札などのカード。「切りー」 ③「おふだ」 **ぶた**【豚】[名]イノシシを改良した家畜。太っていて足が短く、鼻が大きくつき出ている。食肉用。 > **豚に真珠** 価値のあるものでも、その価値を知らない人にはなんの役にも立たないこと。[類]猫に小判 **ふたあけ**【×蓋明け】[名]ものごとが始まること。とくに、芝居のいや興行などの初日。幕明け **ふたい**【付帯・附帯】[名・-スル]主となるものに付きともなうこと。「―条件」[類]付随・付属 **ふだい**【譜代・譜第】[名]代々、同じ主人に仕えてきたこと。とくに、関ヶ原の戦いの前から徳川家に仕えてきた大名のこと。外様に対していう。 **ぶたい**【部隊】[名]①軍隊の中の一つの集団。「落下傘が―」 ②同じ目的をもって行動する人々の集団。「平和」 **ぶたい**【舞台】[名]①劇やおどりなどをする、観客席より少し高くつくってあるところ。ステージ。「晴れの―に立つ」「回りー」「―装置」「―劇」▽活躍したり、力を発揮したりする晴れの場という意味でも使う。「政治の―に登場する」 **ぶたいうら**【舞台裏】[名]①舞台の裏側。おもてからは見えない場所。また、ものごとのかくれた面。「―の工作」 **ぶたいげいこ**【舞台稽古】[名]演劇で、本番と同じ条件の舞台でおこなう最終げいと。リハーサル。 **ふたいてん**【不退転】[名]信念をどこまでもつらぬくこと。「―の決意で臨む」▽一度得た悟りや功徳を決して失わないこと。仏教から出たことば。 **ふたえ**【二重】[名]同じものが、二つ重なっていること。にじゅう。「―まぶた」[類]二層 **ふたおや**【二親】[名]父親と母親。両親。[↔片親] **ふたく**【付託・附託】[名・-スル]①人にたのんでまかせること。「委員会に―する」[類]委託・委任 ②責任をひきうけさせて、まかせること。「国民の―にこたえる」 **ふたご**【双子】[名]同じ母親から一度に生まれた二人の子供。「―のきょうだい」[類]双生児▽一卵性と二卵性がある。 **ふたごころ**【二心】[名]うわべは味方のように見せか <1199> て、ひそかに裏切っていること。「主君にーをいだく」[類]他意 **ふたことめ**【二言目】[名][「二言目には」の形で]なにかのついでに必ず言いだす、きまり文句。くちぐせ。「老人は―には、今の若者は・・・と言う」 **ふださし**【札差】[名]江戸時代、大名や旗本に代わって、禄米の受けとりや販売をつとめた商人。▽それを担保に、武士に対して金貸しもおこなった。 **ふたしか**【不確か】[形動]あやふやではっきりしないようす。「―な記憶」[↔確か] **ふだしょ**【札所】[名]巡礼がお参りしたしるしに札を授かる霊場。「四国八八か所の―を回る」 **ふたたび**【再び】[副]同じことをもう一度くりかえすようす。かさねて。再度。「―お会いするまで」「あやまちを―くりかえすな」[類]また **ふたつ**【二つ】[名]に。二個。二歳。 **ふだつき**【札付き】[名]悪いという定評があること。「―の不良」▽もと、商品に正当な値札が付いていること。 **ふたつながら**【二つながら・両つながら】[副]二つとも。両方とも。「富と名声を―手に入れる」 **ふたつへんじ**【二つ返事・二つ返辞】[名]ものをたのまれて、すぐに「はい、はい」と気持ちよく承知すること。「―でひきうける」[類]快諾 **ぶだて**【部立て・部立】[名]和歌集などで、内容によっていくつかのグループに分類すること。四季・恋・雑などの部がある。 **ふだどめ**【札止め】[名]劇場などで、客が満員のため、入場券の発売を中止すること。「満員―の盛況」[類]客止め **ふたば**【二葉・双葉】[名]①草木が芽を出したばかりのときの二枚の葉。広く、ものごとの初めのころ。人の幼いころ。「栴檀は―よりかんばし」 **ぶたばこ**【豚箱】[名]警察署の留置場。俗な言い方。「―にほうりこむ」 **ふたばていしめい**【二葉亭四迷】[人名]一八六四—一九〇九年。明治期の小説家。江戸生まれ。本名は長谷川辰之助。「あひびき」「めぐりあひ」などの翻訳から創始した言文一致体を用いて、小説「浮雲」で知識人の内面をえがき、近代日本文学のさきがけとなった。ほかに「其面影」「平凡」、評論に「小説総論」など。 **ふたまた**【二×股】[名]①もとが一つで、さきが二つに分かれていること。「ーソケット」 > **二股を掛ける** 結果がどちらになってもいいように、両面に関係をつけておく。 **ふたまたごうやく**【二×股×膏薬】[四字漢語]→「うちまたごうやく」 **ふためとみられぬ**【二目と見られぬ】あまりにもむごたらしかったり、みにくかったりして、二度と見る気がしない。 **ふたん**【負担】[名]①<名・・スル>仕事や責任をわが身にひきうけること。「代金を―する」 ①<名>その人の能力以上の仕事や責任。「―に思う」 **ふだん**【不断】[名]①とぎれることなく続くこと。絶え間ないこと。「―の努力」 ②思いきりの悪いこと。「優柔―」 **ふだん**【普段・不断】[名・副]いつも。つねづね。「―の心がけ」「―通らない道」▽「普段」は当て字。 **ぶだん**【武断】[名]武力にたよって政治などをおこなうこと。「―政治」[↔文治] **ふだんぎ**【普段着】[名]日常生活で着る衣服。[↔晴れ着] **ふち**【縁】[名]もののはしやまわりを囲んでいるわくの部分。へり。「眼鏡の―」「帽子の―」 **ふち**【不治】[名]→「ふじ」 **ふち**【×淵】[名]①川の水が流れないで、深くよどんでいるところ。[↔瀬]▽簡単にぬけだせない苦しい境遇や心境をたとえてもいう。「絶望の―からぬけだす」 **ふち**【扶持】[名]昔、武士が給料として米をあたえられたこと。また、あたえられた米。食糧。「―米」「一人―(=一日玄米五合)」 **ぶち**【×斑】[名]動物の毛などに、地の色とちがう色が不規則に入りまじっていること。「―の犬」 **ぶち**【打ち】[造語][「ぶち~」の形で]瞬間的に強く当たる意を加える。「―当たる」「―のめす」「―こわす」▽動詞に付く。変化した形に「ぶっ〜」「ぶん〜」がある。 **プチ**[造語]小さな。小型の。「―トマト」[|petit] **ぶちこむ**【“打ち込む】[動]乱暴にほうりこむ。うちこむ。「刑務所に―」「なまりの弾を―」 **ぶちこわす**【“打ち壊す】[動]①めちゃめちゃにたたきこわす。「小屋を―」 ②計画や相談を台なしにする。「縁談を―」 ▼「ぶっこわす」とも。 **ふちせ**【×淵瀬】[名]①ふちと、せ。水の流れの、深いところと浅いところ。②世の中の移りかわりの定めないこと。 <1200> **ふちどる**【縁取る】[動]もののへりや周囲にかざりをつける。「赤糸で縁取った布」 **ぶちぬく**【『打ち抜く】[動]①しきりをつき破ってひと続きにする。「部屋をぶち抜いて一つにする」「ストライキをー」 ②演説する。「一席—」 **ぶちのめす**【打ちのめす】[動]強くたたいて、立ちあがれないようにする。「相手を―」 **プチブル**[名]ブルジョアジー(=資本家階級)とプロレタリアート(=労働者階級)の中間にある中産階級。小市民階級。プチブルジョア。▽petit bourgeoisから。 **ぶちまける**[動]①ひっくりかえして、中のものをすっかりなげ出す。「おもちゃ箱を―」 ②包みかくさず、すっかり話す。「思いを―」 **プチャーチン**[人名]一八〇四一八三年。ロシアの軍人・政治家。一八五三年に長崎に来航し、日本に開国・通商・国境の画定などを求めた。数度の交渉の結果、日露和親条約を締結した。[|Evfimii Vasilievich Putyatin] **ふちゃく**【付着・附着】[名・-スル]あるものが、他のものにくっつくこと。「よごれがーする」 **ふちゅう**【不忠】[形動]主君に忠実でないようす。また、忠義でないようす。 **ふちょう**【不調】[形動]①調子がよくないこと。「エンジンのー」「―におちいる」[↔好調・快調] ②うまくまとまらないこと。「交渉には―に終わった」 **ふちょう**【符丁・符×牒】[名]●商品の値段や等級をあらわすのに使うしるしや記号。②仲間うちにしかわからないしるしや記号。[類]合言葉・隠語 **ぶちょうほう**【不調法・無調法】[形動]①いきとどかないこと。不慣れなため、へたなこと。「ロープの結びかたが―だ」 ②あやまち。そそう。「―をしでかす」 ③酒やタバコがのめず、つきあいが悪いことをへりくだっていうことば。「どうもーで申しわけありません」 **ふちん**【浮沈】[名]①浮くことと、しずむこと。また、上がることと、下がること。②栄えたり、おとろえたりすること。うきしずみ。「会社の―にかかわる重大事」[類]盛衰 **ふっ**【払】はらいのける。きれいさっぱりなくなる。 **フツ** 払暁[ふつぎょう] 払拭[ふっしょく] 払底[ふってい] **はらう** 注意を払う 追っ払う 月払い **ふっ**【沸】湯がにえたぎる。わきたつ。 **フツ** 沸点[ふってん] 沸騰[ふっとう] 煮沸[しゃふつ] **わく**・**わかす** 勝利に沸く / 満場を沸かす 湯沸かし器[ゆわかしき] **ぶつ**【仏】ほとけ。とくに、釈迦のこと。 **ブツ** 仏教[ぶっきょう] 仏像[ぶつぞう] 仏陀[ぶっだ] 仏壇[ぶつだん] 仏門[ぶつもん] 念仏[ねんぶつ] **ほとけ** 仏の顔も三度 生き仏 **ぶつ**【物】●形のある存在。②ことがら。③世間。④死ぬ。⑤さがす。⑥かねや品物。現物。俗な言い方。「―を見せる」 **ブツ** ①物価[ぶっか] 異物[いぶつ] 生物[せいぶつ] 動物[どうぶつ] 万物[ばんぶつ] ②物理[ぶつり] 事物[じぶつ] ③物議[ぶつぎ] 物情[ぶつじょう] ④故物[こぶつ] ⑤物色[ぶっしょく] ⑥貨物[かもつ] 作物[さくもつ] 書物[しょもつ] 食物[しょくもつ] 進物[しんもつ] ⑦禁物[きんもつ] **もの** 物置[ものおき] 物覚え[ものおぼえ] 物語[ものがたり] 品物[しなもの] **ぶつ**【打つ・撲つ】[動]強くたたく。なぐる。「頭を―」 **ぶつ**[名]「ぶつ切り」の略 **ぶっ**【打っ】[接頭語][「ぶっ〜」の形で]意味を強め、語勢を強める。「―たおす」「―飛ばす」「―ちぎる」▽動詞に付く。「ぶち」の変化した形。 **ふつう**【不通】[名]交通や通信が絶えること。「鉄道が―になる」「音信―」 **ふつう**【普通】[名・形動]①<名・形動>ごくありふれていること。どこにでもあったり、いつでも見られたりして、めずらしくないこと。また、中くらいの程度。まともであること。なみ。「―の人」「―の生活」「そう考えるのが―だ」◎<名>通常・平常[↔特別]①<副>たいてい。広く、一般に。「―一〇時にねる」「―きょうは会社は休みだ」 **ふつうせんきょ**【普通選挙】[名]財産や身分などにかかわらず、一定の年齢以上の国民全員が選挙権をもつ選挙。日本では男子については一九二五年に実現したが、性別による制限がなくなったのは、第二次世界大戦後から。[↔制限選挙] **ふつうめいし**【普通名詞】[文法]名詞の一つ。同じ種類の物体や動作をまとめて呼ぶことのできることば。たとえば、「山」「小説家」などがそれで、固有名詞「富士山」も「浅間山」も普通名詞「山」と、固有名詞「漱石」も「鷗外」も普通名詞「小說家」とまとめて呼ぶことができる。 **ふつうよきん**【普通預金】[名]常時、預金の出し入れができる銀行預金。 **ふつか**【二日】[名]その月の第二番目の日。また、一日の二倍の日数。▽常用漢字表付表の語。 **ぶっか**【物価】[名]ものの値段。「―が上がる」 **ぶつが**【仏画】[名]仏の姿や仏教に関係する事物・経典の内容などをえがいた絵画。 **ふっかく**【伏角】[名]磁石の針が水平面に対してつくる角度。傾角。 <1201> ・ぶっし **ぶっかく**[仏閣][名] 寺の建物。「神社―」圏寺院・仏寺・仏堂 **ふっかける**[吹っ掛ける][下一] ①けんかなどを一方的にしかける。「議論を―」 ②値段などを高く言う。「法外な料金を―」 **ぶっかしすう**[物価指数][名] 物価の動きを知るための数字。ある時期の物価を一〇〇とし、物価の変動をそれに対する比率であらわしたもの。 **ふっかつ**[復活][名] ①死んだものがよみがえること。「キリストの―」類蘇生 ②一度なくなってしまったものが、またもとの状態にもどること。「予算の―要求」 **ふっかつ**[復活] 雁品者一八九九年。ロシア、トルストイの長編小説。青年貴族ネフリュードフは、かつて誘惑して捨てた小間[こま]使いで、現在は娼婦[しょうふ]となり法廷に立つカチューシャを救い、自らも復活をはかろうとする。| Voskresenie **ふっかつさい**[復活祭][名] 毎年、春におこなわれるキリストの復活を祝う祭り。イースター。 **ふつかよい**[二日酔い][名] 酒の酔[よ]いが翌日までもちこされて気分が悪いこと。▽「宿酔」とも当てる。 **ぶつかる**[打つかる][五] ①勢いよく突きあたる。衝突する。「バスがトラックとー」 ②いきあたる。であう。「ラッシュアワーにー」 ③同じところでかちあう。かさなる。「会議と来客の時間が―」 ④進んでかかわりあいをもつ。「とにかくぶつかってみるよ」 ⑤争う相手として対立する。「将来の進路をめぐって父と―」「強敵と―」 >つかいわけ「当たる」を見よ。 **ふっかん**[復刊][名][-スル] 以前に刊行されたり、現在刊行がとぎれていたりする新聞や雑誌などを再び刊行すること。類復刻・再刊 **ふっき**[復帰][名][-スル] もとの状態や地位にもどること。カムバック。「社会―を果たす」 >つかいわけ「帰還[きかん]」を見よ。 **ふづき**[文月][名] ↓「ふみづき」 **ぶつぎ**[物議][名] 世間であれこれとやかましく論じられること。世間のとりざた。「―をかもす」 **ふっきゅう**[復旧][名][-スル] こわれたりくずれたりしたものが、もとどおりになること。また、もとどおりにすること。「―作業」「電車のダイヤがーする」 **ふつぎょう**[払暁][名] あけがた。類未明・暁[あかつき] **ぶっきょう**[仏教][名] 紀元前五世紀ごろ、インドで釈迦[しゃか]がおこした宗教。イスラム教・キリスト教とともに世界三大宗教の一つ。心の迷いを捨て、さとりをひらいて仏になることを目的とする。日本には六世紀なかばに、中国・朝鮮[ちょうせん]を経て伝わった。現在、多くの宗派がある。 **ぶっきらぼう**[形動] 話しかたや態度に愛想[あいそ]がないこと。「―な返事」 **ぶつぎり**[ぶつ切り][名] 料理などで、厚くまたは大きく切ること。また、切ったもの。「まぐろのー」 **ふっきれる**[吹っ切れる][下一] ◎わだかまりがなくなって、すっきりする。「迷いが―」 ②はれものの口が開いて、うみがすっかり出る。 **ふっきん**[腹筋][名] 腹の部分にある筋肉。「―運動」 **フック**[名] ①かべなどにつける、ものをかけるための出っぱり。とめかぎ。ホック。 ②ボクシングで、ひじを曲げて横から打つこと。 ③ゴルフで、打球がききうでと反対の方向にそれて飛ぶこと。「―して林にはいる」↔スライス ④電話機の受話器を置く部分。「オンーフックダイヤル」 **ブック**[名] 書物。本。また、帳面。「ガイドー」「―スタンド」「―カバー」「スクラップー」| book **ぶつぐ**[仏具][名] 仏事に使う道具。花瓶・香炉[こうろ]・灯台など。類仏器 **ふづくえ**[文机][名] 読み書きに用いる机。ふみづくえ。 **ブックエンド**[名] 両側から本をはさんで、本を立てておくためのもの。本立て。| bookends **ぶつくさ**[副] 不平や小言をぶつぶつ言うようす。ぶつぶつ。「―言う」 **ブックメーカー**[名] かねもうけのために、やたらに本を書く人。| bookmaker **ふっくら**[副][-ス] ふくらんでいて、やわらかそうなようす。「―と焼きあがったパン」「―したほお」 **ブックレット**[名] 小冊子。| booklet **ブックレビュー**[名] 新聞や雑誌などの新刊紹介。書評。| book review **ぶつける**[打つける][下一] ①激しくものを投げつける。当てる。「ボールを頭に―」「いかりを―」 ②対戦させる。「一回戦からエースを―」▽「ぶちつける」の変化した形。「ぶっつける」とも。 **ふっけん**[復権][名][-スル] 一度失った権利を回復すること。とくに法律上、有罪判決や破産によって失った資格や権利を回復すること。 **ぶっけん**[物件][名] 品物。物品。とくに、法律や不動産関係で土地や建物などをいう。「証拠[しょうこ]ー」「格安[かくやす]―」 **ふっこ**[復古][名][-スル] 考えかたや制度などが昔の状態にもどること。また、昔の状態にもどすこと。「―調」「王政―」 **ぶっこ**[物故][名] 人が死ぬこと。死去。「―者名簿」類逝去 **ふっこう**[復興][名][-スル] 一度おとろえたり、こわれたりしたものが、再び盛[さか]んになること。また、そういう状態にすること。「―計画」類再興 **ふつごう**[不都合][形動] ●うまく調和がとれないこと。都合がよくないこと。「―をきたす」↔好都合 ②けしからぬこと。ふとどきなこと。「―千万[せんばん]」 **ふっこく**[復刻・覆刻][名][-スル] 古い出版物を原本と同じようにしてつくること。複製 **ぶっさん**[物産][名] その土地でできるもの。産物。「―に富む」「―展」 **ぶっし**[仏師][名] 仏像をつくる職人。 **ぶっし**[物資][名] 生活や経済活動などに必要なもの。「救援―」「―を補給する」 <1202> ・ぶつじ **ぶつじ**[仏事][名] 仏教に関係する行事。類法事・法要・法会[ほうえ] **ふっしき**[払拭][名][-スル] ↓「ふっしょく」 **ぶっしき**[仏式][名] 仏教による儀式のやりかた。「葬儀は―でおこなう」↔神式 **ぶっしつ**[物質][名] ①もの。分量をもつ存在。「有毒―」「―代謝」 ②意識から独立している客観的な存在。人間の感覚を刺激するもの。「―欲」「―文明」↔精神 **ぶっしつしゅぎ**[物質主義][名] 物質的なものが第一だとする考えかた。↔精神主義 **ぶっしつてき**[物質的][形動] ⊕精神でなく、物質にかかわっているようす。「―に豊かになる」 ②かねやものに大きな価値を置くようす。「―な文化」↔精神的 **ぶっしつぶんめい**[物質文明][名] 物質の豊かさや科学技術の発展による、ものを中心とする文明。↔精神文明 **ぶっしゃり**[仏舎利][名] 釈迦[しゃか]の遺骨。「―塔」 **プッシュ**[名][-スル] おすこと。圧力を加えること。「―バント」▽ものごとが進むようにはたらきかけるたとえにも使う。「企画が通るよう―する」| push **プッシュホン**[名] おしボタン式の電話。▽push phoneから。和製語。 **ぶっしょう**[物証][名] 「物的証拠[しょうこ]」の略。犯罪事件の裁判における品物による証拠。「現場の―にとぼしい」 **ぶつじょうそうぜん**[物情騒然][四字熟語] 人の心が落ち着かず、世間がさわがしいこと。 **ふっしょく**[払拭][名][-スル] すっかりとりのぞくこと。「ふっしき」とも。「不信感を―する」 **ぶっしょく**[物色][名][-スル] 適当な人材やものをえらぼうとして、あれこれと探しもとめること。「てごろな品を―する」 **ぶっしん**[仏心][名] 仏のもつ慈悲の心。また、人に本来備わっている慈悲深い心。仏性[ぶっしょう]。 **ぶっしん**[物心][名] ものと、こころ。物質と精神。「―両面にわたる援助を受ける」 **ぶっしんにげんろん**[物心二元論][名] 物と心は異質であり、二つの独立した実体であるとする説。心身二元論。▽フランスの哲学者デカルトが代表的な論者。 **ぶつぜん**[仏前][名] 仏の前。仏壇[ぶつだん]の前。霊前▽仏壇の前に供えるものの上書きには、「御仏[みほとけ]前」と書く。 **ふっそ**[フッ素·弗素][名] 非金属元素の一つ。においの強い、うす黄緑色の気体。化合力が強く、合成樹脂などに広く使われる。元素記号F **ぶっそう**[物騒][形動] いまにも危険なことが起こりそうな、あぶなっかしいようす。「―なもの(=刃物[はもの])をふりまわす」「―な世の中になったものだ」 **ぶつぞう**[仏像][名] 彫刻[ちょうこく]したり、絵にかいたりしてあらわした仏の姿。かぞえ方体[たい]・軀[く] **ぶっそくせきか**[仏足石歌][名] 上代の歌謡。五・七・五・七・七・七音の六句からなる。釈迦[しゃか]の足の裏の形を刻んだ石碑[せきひ]にほられた、仏を賛美する二一首の歌。奈良県薬師寺にそれを刻んだ石碑がある。 **ぶつだ**[仏陀][名] さとりを開いた人。とくに、釈迦をさす。ぶっだ。▽梵語。 **ぶったい**[物体][名] 形や位置をもって存在しているが知覚や精神のないもの。 **ぶったおれる**[《打っ倒れる][下一] 急に、勢いよくたおれる。俗な言い方。 **ぶったぎる**[打った切る][五] 勢いよく切る。たたききる。俗な言い方。「魚を丸ごと―」 **ぶったくる**[打っ手繰る][五] ●強引にうばいとる。ひったくる。「かばんを―」 ②法外なかねをとってもうける。ふんだくる。俗な言い方。 **ぶつだん**[仏壇][名] 仏像や位牌[いはい]を安置して、おがむための壇や厨子[ずし]。▽「仏段」は誤り。 **ぶっちぎり**[打っ千切り][名] 他をまったく寄せつけず、大きくひきはなすこと。俗な言い方。「―のトップ」 **ぶっちょうづら**[仏頂面][名] 無愛想[ぶあいそう]な顔つき。ふくれっつら。「―をする」 **ふつつか**[不束][形動] 気が回らず、細かい神経がいきとどかないようす。「―者ですが、よろしくおねがいします」▽能力やしつけがじゅうぶんでないことや、自分側のことをへりくだっていうことが多い。 >「古語「ふつ」は「太[ふと]」と語源が同じ。古くは、からだつきや声などが太いようすをあらわした。平安時代[へいあんじだい]の貴族社会では細くて弱々しいのが美しさの条件だったことから、見苦しいという意味合いがこい。みっともないという意味から、「いきとどかない」という現代語の意味が出てきた。 **ぶっつけほんばん**[《打っ付け本番][名] 練習も準備もなく、いきなり現場で実際におこなうこと。公演や放送など。 **ぶっつづけ**[《打っ続け][名] 休まずにずっと続けること。俗な言い方。 **ふっつり**[副] 急に、いままでの状態が終わったり、つながりがとぎれてしまったりするようす。ぷっつり。「あれ以来―酒をやめる」「―と連絡がとだえた」 <1203> ・ふで **ふってい**[払底][名][四字熟語] 入れものの底をさらっても何もないこと。ものがひどく欠乏[けつぼう]すること。すっかりなくなること。品切れ。「食料がーする」▽入れものの底をはたくという意味。 **ぶってき**[物的][形動] ①ものに関するようす。物質的。「―証拠[しょうこ]」 ②かねに関するようす。経済的。「―条件がよくない」↔心的・人的 **ふってん**[沸点][名] 液体が一気圧のもとで沸騰[ふっとう]する温度。水の場合、セ氏一〇〇度。高山などで気圧が下がると沸点も下がる。沸騰点。 **ぶってん**[仏典][名] 仏教に関する書物や経典。仏書。 **ぶってんけつじゅう**[仏典結集][名] 仏陀[ぶっだ]の死後におこなわれた、仏説の整理・確認作業。教えを守り広めるために、六回実施されたという。 **ふっとう**[沸騰][名][-スル] ①液体がにえてわきたつこと。 ②世論などがわきたつように盛[さか]んになること。「人気が―する」 **ぶつどう**[仏道][名] 仏の説いた道。「―修行」類仏門・仏法 **ふっとうてん**[沸騰点][名] ↓「ふってん」 **ぶっとおし**[打っ通し][名] ①ある時間の中の最初から最後まで休まずに続けること。 ②さえぎるものをとりはらって、ぶちぬくこと。▼俗な言い方。 **ふっとばす**[打っ飛ばす][五] ①なげとばす。また、なぐりとばす。「そんなやつはー」 ②猛烈な勢いで走らせる。「オートバイをー」俗な言い方。 **ふっとぶ**[吹っ飛ぶ][五] ①勢いよく飛ぶ。ふきとぶ。「爆発で窓が―」 ②急になくなる。「首が―(=辞職させられる)」 **フットボール**[名] サッカー・ラグビー・アメリカンフットボールなどのまとめた呼び方。蹴球[しゅうきゅう]。| foot-ball **フットライト**[名] 舞台の前方にとりつけて、出演者を足もとから照らす照明。脚光[きゃっこう]。「―を浴びる」 | footlights **フットワーク**[名] ①球技やボクシングなどで、足運び。足の動かしかた。▽ことにあたってすばやい対応をするという意味でも使う。「―がいい」| footwork **ぶつのう**[物納][名][-スル] 金銭の代わりに物品で税などを納めること。↔金納 **ぶっぱなす**[《打っ放す][五] 発砲[はっぽう]する。「ピストルを―」▽「うちはなす」の変化した形。 **ぶっぴん**[物品][名] 品物。とくに、法律関係では、不動産以外の形あるもの。動産。「―税」 **ふつふつ**[副] ものがにえたぎるようす。また、泉などから水がわきでるようす。 **ぶつぶつ**[副] ①小さな声でつぶやくようす。「―呪文[じゅもん]を唱える」 ②不平や不満をもらすようす。「すぐ―言う」 ③小さなつぶが表面にたくさんできるようす。「―じんましんが出る」「―あわがうく」 **ぶつぶつ**[名] 表面にできるつぶ状のもの。「顔に―ができる」 **ぶつぶつこうかん**[物物交換][名][-スル] かねをつかわずに、ものとものとを直接とりかえる取り引き。 **ふつぶん**[仏文][名] ①フランス語で書かれた文章。 ②「フランス文学」「フランス文学科」の略。「―卒」 **ぶっぽう**[仏法][名] 仏の説いた教え。仏教。「―を広める」類仏道 **ぶっぽうそう**[仏法僧][名] ①仏教でたいせつな三つのもの。仏とその教えと僧。三宝。 ②ブッポウソウ科の鳥。ハトぐらいの大きさで、霊鳥[れいちょう]とされる。五月ごろ日本へ渡来する。 ③「このはずく」の別名。▽鳴き声が「ぶっぽうそう」と聞こえるところから。 **ぶつま**[仏間][名] 仏壇のある部屋。 **ぶつめつ**[仏滅][名] ①釈迦[しゃか]が死ぬこと。類入滅 ②「仏滅日[ぶつめつにち]」の略。陰陽道[おんみょうどう]で、どんなことをやるのにもよくないとする日。↔大安 **ぶつもん**[仏門][名] 仏の説いた道。法門。 >仏門に入る 出家[しゅっけ]して僧になる。 **ぶつよく**[物欲・物×慾][名] かねやものを自分のものにしようとする欲望。「―に目がくらむ」 **ふつりあい**[不釣り合い][形動] つりあわないこと。似つかわしくないこと。「収入に―な生活」 **ぶつりがく**[物理学][名] 物質や、運動・熱・圧力・電磁気などについて研究する学問。物理。 **ぶつりへんか**[物理変化][名] 物質の成分そのものの性質はもとのままで、形や密度などの状態だけが変化すること。↔化学変化 **ぶつりゅう**[物流][名] 「物的流通」の略。生産者から消費者への流通過程で必要な諸活動の全体。 **ぶつりょう**[物量][名] ものの分量。また、物質の多さ。「―にものをいわせる」「―作戦」 **ぶつりりょうほう**[物理療法][名] 電気・光線・機械などの、物理的なはたらきを利用しておこなう治療法。理学療法。↔化学療法 **ふで**[筆][名] ①<名>◎文字や絵をかくための用具。竹の柄のさきに、毛の束をつけたもの。「―に墨[すみ]をふくませる」かぞえ方管[かん]・本[ほん]・茎[けい] ②文章や絵をかくこと。「―でめしを食う」「歌麿[うたまろ]のーになる絵」 **ふで**[筆][造語] 文字や絵をかくとき、筆に墨[すみ]などをふくませる回数。あるいは、筆を紙につけた回数をあらわすことば。「一筆[ひとふで]書き」▽「ふみ(文)て(手)」の変化した形。humite→hunde→hude >筆が荒れる 文章が粗雑になる。 >筆が滑る 勢いで、書いてはいけないことまで、つい書いてしまう。 >筆が立つ 文章を書くのがじょうずである。 >筆のすさび 気の向くままに書くこと。筆のすさみ。 >筆の流れ 筆の使いかた。筆の走らせかた。類筆の運び <1204> **ふで【筆】**[名]①文字や絵をかく道具。「―を擱[お]く」 ②文字や文章。また、書画。「―をとる」 ③著作。文章を書くこと。 **筆を入れる** 文字や文章を直す。詩歌[しいか]を添削[てんさく]する。 **筆を擱[お]く** 書くのをやめる。文章を書きおえる。擱筆[かくひつ]する **筆を起こす** 書きはじめる。 **筆を折る** 著作生活をやめる。⇔筆を断[た]つ **筆を下ろす** 新しい筆を使いはじめる。また、書きはじめる。 **筆を加える** 書きたして文章を直す。訂正する。 **筆を断つ** 文筆活動をやめる。[同]筆を折る **筆を執[と]る** 筆を持って書画・文章をかく。[同]執筆[しっぴつ]する・筆を揮[ふる]う **筆を走らせる** 文章をなめらかにすらすらと書く。 **筆を弄[ろう]す** もてあそび、からかって書く。 **ふてい【不定】**[名・形動]一定していないこと。きまらないこと。「住所―」 **ふてい【不貞】**[名・形動]自分の夫や妻以外の異性と関係をもつこと。「―をはたらく」⇔貞節 **ふてい【不×逞】**[名・形動]しきたりやきまりなどを守らず、勝手[かって]にふるまうこと。けしからぬこと。ふとどき。「―のやから(=悪い連中)」「―な言動」 **ふていけいし【不定型詩】**[名]一定の形式にはめずにつくる詩。散文詩など。⇔定型詩 **ふていさい【不体裁】**[名・形動]外見や外聞の悪いこと。ぶていさい。「―なできばえ」[同]不格好[ぶかっこう] **ふていし【不定詞】**[文法]英文法などで、人称・時制・数などによる限定を受けない動詞の一形態。 **ふていしゅうそ【不定愁訴】**[名]明らかな原因はないのに、かたこり・めまい・不快感などの自覚症状をうったえること。 **ふていしょう【不定称】**[文法]きまっていない人・事物・方角・場所などをさす代名詞。「だれ」「どれ」「どちら」「どこ」など。 **ブティック**[名]洋服やアクセサリーなどを売る、しゃれた感じの店。|boutique **ふでいれ【筆入れ】**[名]筆記用具を入れてもちはこぶ入れもの。[同]ふでばこ **プディング**[名]卵・牛乳・砂糖などをとかして型に入れ、熱を加えて固めた食べもの。日本ではカスタードプディングが一般的。プリン。|pudding **ふてき【不適】**[名・形動]適さないこと。ぴったり合わないこと。「適―のある仕事」 **ふてき【不敵】**[名・形動]敵を敵とも思わないようす。ものごとをおそれないようす。「―な笑み」「大胆―」 **ふでき【不出来】**[名・形動]ものごとの仕上がりがよくないようす。「―な作品」⇔上出来 **ふてぎわ【不手際】**[名・形動]やりかたや結果がうまくないこと。ふでき。「議事進行が―だ」 **ふてくされる【ふて腐れる】**[下一]不満や不平があって反抗[はんこう]的になったり、やけを起こしたりする。ふてくさる。「しかられるとすぐ―」▽「不貞腐れる」とも当てる。 **ふでづか【筆塚】**[名]使いふるした筆をまとめてうめ、その上に供養[くよう]のために築いた塚[つか]。 **ふでづかい【筆遣い】**[名]文字や絵をかくときの筆のつかいかた。筆法。また、かいた文章や絵のおもむき。「たくみな―」「―があらい」 **ふてね【ふて寝】**[名・-スル]ふてくされてねてしまうこと。「昼間から―する」▽「不貞寝」とも当てる。 **ふでばこ【筆箱】**[名]えんぴつや消しゴムなど、筆記用具を入れる箱。[同]筆入れ **ふでぶしょう【筆無精・筆不精】**[名・形動]手紙や文章を、めんどうがってなかなか書かないこと。また、その人。⇔筆まめ **ふてぶてしい**[形]にくたらしいほど、ずうずうしい。「―つらがまえ」「―ふるまい」 **ふでまめ【筆まめ】**[名・形動]手紙や文章を、めんどうがらないで気軽に書くこと。また、その人。⇔筆無精[ふでぶしょう]▽「筆忠実」とも当てる。 **ふと**[副]とくにそうしようとは思わないで、急にするようす。ふいに。「―立ちどまる」「―したはずみに」▽「不図」と当てる。 **ふとい【太い】**[形]●細長いものの直径やはばが、長さのわりに大きい。「―柱」「―糸」「足」⇔細い ②ずうずうしいほどものごとに動じない。大胆[だいたん]だ。「―やつ」「きもっ玉がー」[類]ふてぶてしい ③声が低くてひびく。「―声」⇔細い **ふとう【不当】**[名・形動]正しく適切だとは考えられないこと。正当でないこと。「―に圧迫[あっぱく]する」「―な利益をあげる」→正当 **ふとう【不等】**[名・形動]等しくないこと。「―式」「―沈下[ちんか]」 **ふとう【×埠頭】**[名]港の中で、船を横づけして客の乗り降りや荷物の積みおろしなどをするために、長くつき出した場所。波止場[はとば]。「第三―」 **ふどう【不同】**[名・形動]同じでないこと。また、ばらばらで整わないこと。「順―」 **ふどう【不動】**[名・-スル]①動かないこと。また、考えや信念などがしっかりしていて、ゆるがないこと。「直立―の姿勢」「確固―の方針」 ②「不動明王[みょうおう]」の略。「お―様」 **ふどう【浮動】**[名・-スル]ういてただようこと。一定せず、ゆれうごくこと。「―票」 **ぶとう【舞踏】**[名・-スル]まいおどること。リズムに乗ってからだを動かすダンス。「―会」[類]舞踊 **ぶどう【武道】**[名]①剣道[けんどう]・弓道[きゅうどう]などの武術をみがく道。「―大会」「―のたしなみ」 ②武士の守るべき道。武士道。 **ぶどう【×葡萄】**[名]ブドウ科の落葉性つる植物。秋、球形の実がふさ状になる。そのまま食べるほか、ぶどう酒やジュースにする。グレープ。[かぞえ方]房[ふさ] **ふとうごう【不等号】**[名]二つの数や式の大小関係を示す記号。「<」「>」「≦」など。⇔等号 **ふどうさん【不動産】**[名]土地・建物・立ち木のように、すぐには動かせない財産。「―業」⇔動産 **ぶどうじょうきゅうきん【×葡萄状球菌】**[名]ブドウのふさ状に集合する細菌の一群。化膿性の炎症[えんしょう]などの原因となる。ぶどう球菌。 **ぶどうしゅ【×葡萄酒】**[名]プドウの実のしるを発酵させてつくった酒。ワイン。 **ふどうたい【不導体】**[名]熱や電気を伝えにくい物質。絶縁体。⇔導体 <1205> ・ふなあし **ぶどうとう**[×葡萄糖][名] 果実やはちみつなどにふくまれる糖分。グルコース。 **ふどうとく**[不道徳][形動] 社会生活をするうえで、人間として守るべききまりや習慣に反すること。道徳にそむくこと。「―な行為」 **ふどうひょう**[浮動票][名] ふだん、きまった政党や候補者を支持していないため、選挙のとき、だれに投票するのか予想しにくい人の票。↔固定票 **ふとうふくつ**[不×撓不屈][四字熟語] 意志が強く、どんな困難に出あってもくじけないこと。「―の精神」▽「撓」は、たわむこと。「不倒不屈」は誤り。 **ふどうみょうおう**[不動明王][名] 仏教を守る神の一つ。いかりの表情で、右手に剣[けん]、左手になわを持ち、火炎を背にしている。不動尊。 **ふとうめい**[不透明][形動] すきとおっていないこと。光を通さないこと。「―なガラス」▽ものごとをはっきりと見通せないようすにもいう。「景気は先行き―だ」 **ふとうろうどうこうい**[不当労働行為][名] 使用者が、労働者の団結権を侵害[しんがい]したり、正当な理由なく団体交渉を拒否[きょひ]したりすること。 **ふどき**[風土記][名] ①七一三年、元明[げんめい]天皇の命により、全国各地の地名・地形・産物・伝説などを集めて記録したもの。常陸[ひたち]・播磨[はりま]・出雲[いずも]・豊後[ぶんご]・肥前[ひぜん]の五つが残る。 ②各地方別に、その土地の風土・産物・文化などをしるしたもの。「人物―」類地誌 **ふとく**[不徳][名] 人がらのよさに欠けたり、配慮がいきとどかなかったり、能力がたりなかったりすること。「―のいたすところ」▽自分側の責任だとわびる気持ちで使う。 **ふとくてい**[不特定][形動] とくにそれときまっていないようす。「―な人を対象にする」「―多数」↔特定 **ふとくようりょう**[不得要領][形動] 要領をえない、はっきりしないこと。あいまいでわけがわからないこと。「―な返答」 **ふところ**[懐][名] ①衣服と胸とのあいだ。「―に財布をいれる」 ②持っているかね。「―がさびしい」「―ぐあい」 ③心の中。かんがえ。「―を見すかされる」 ④ものに囲まれて奥深[おくぶか]くなっているところ。「山の―の村」 >懐が暖かい 所持金が豊かであるようす。↓懐が寒い >懐が寒い 所持金が少なくて心細いようす。懐が寂しい >懐が深い 両手を広げたときの胸の深さが大きい。人をうけいれる気持ちや度量が大きく、ゆとりがあるようすをいう。 >懐にする ふところに入れて持つ。また、手に入れる。「大金を―」 >懐を痛める 自分のかねを出す。類自腹を切る >懐を肥やす 不正な手段で利益をえる。類私腹を肥やす **ふところがたな**[懐刀][名] 知恵[ちえ]があって深く信頼され、秘密の相談を受けたりする部下。「首相の―」▽ふところに入れて持ち歩く守り刀のこと。 **ふところかんじょう**[懐勘定][名] 自分の所持金やかねのやりくりなどを、あれこれと計算してみること。類胸算用[むなざんよう] **ふところぐあい**[懐具合][名] 手持ちのかねの都合。所持金の多少。「―がよくない」 **ふところで**[懐手][名][-スル] ⊕和服を着た男性が、両手をそでに通さずに、ふところに入れて組むこと。 ②仕事などを他人にまかせきりにして、自分はなにもしないこと。「―をして遊び暮らす」 **ふとざお**[太×棹][名] 義太夫[ぎだゆう]などに使う、さおの太い、胴[どう]の大きい三味線[しゃみせん]。↔細ざお **ふとした**[連体] 思いもかけない。ちょっとした。「―風邪[かぜ]がもとで死ぬ」「―ことでうそだとばれる」 **ふとっぱら**[太っ腹][形動] 小さなことにこだわらず、何でも自分の判断によって責任をとってものごとを処理すること。「―なところを見せる」 **ふとどき**[不届き][形動] ①考えや注意がいきとどかないこと。ふゆきとどき。「―をおわびします」 ②道徳や礼儀などにそむいた行動をすること。けしからぬこと。「―者」「―千万[せんばん]」▽上位の人が、下位の者の行動についていう。 **ふとまに**[太占][名] 古代の占いの一種。サクラの樹皮を燃やしてシカの骨を焼き、できた割れ目の模様でうらなう。 **ぶどまり**[歩留まり][名] 製品を加工するとき、使う原料の量に対して、どれくらいの量の製品ができるかを示す割合。「―がいい」 **ふともの**[太物][名] ①綿や麻[あさ]などの太い糸を使った織物。呉服 ②衣服にする布地。反物[たんもの]。 **ふともも**[太×股][名] 足のつけ根に近い太い部分。大腿[だいたい]部。 **ふとりじし**[太り。肉][名] 太った肉づき。肉づきのよいこと。 **ふとる**[太る・肥る][五] ●脂肪[しぼう]や肉がついて大きくなる。「まるまると―」↔やせる ②豊かになる。成長する。「財産が―」 **ふとん**[布団・×蒲団][名] 布製のふくろの中に綿や羽毛などを入れ、たいらに延ばしたもの。ねるときや座るときにしく。「―をあげる」「せんべい―」かぞえ方組み・重ね(=以上、そろいのもの) **ふとん**[蒲団] 作品一九〇七年。田山花袋[たやまかたい]の小説。中年作家と若い女弟子との恋愛[れんあい]を大胆[だいたん]に告白したもので、「私小説[わたくししょうせつ]」の出発点ともなった。 **ふな**[×鮒][名] コイ科の淡水[たんすい]魚。コイに似ているが、小形で口ひげがない。食用。 **ぶな**[×撫・山毛×欅][名] ブナ科の落葉高木。山地に生え、高さ二〇[メートル]以上。材は家具・まくら木・船舶[せんぱく]・パルプ用。 **ふなあし**[船脚・船足][名] 船の進む速さ。船の速力。「―が速い」 <1206> **ふなあそび** **ふなあし**[船足・舟足] [名]①船の進む速さ。船の速度。「―が速い」②船体が水面下にしずんでいる部分の深さ。喫水[け][名]。「―が浅い」 **ふなあそび**[舟遊び・船遊び] [名]「水上に舟[ょぉ]をうかべ、景色を楽しんだり酒盛りをして談笑したりすること。「―に興[きょう]じる」 **ふない**[府内] [名]①大阪府・京都府の区域内。②江戸時代、幕府のあった江戸の区域内。御府内[ぶない]。 **ふなうた**[舟歌・船歌] [名]船頭などが舟[』]をこぎながらうたう歌。 **ふなか**[不仲] [名]仲がよくないこと。「きょうだいが―になる」 **ふなかた**[船方] [名]①船乗り。船頭。 **ふなじ**[船路] [名]①船の行き来する道。航路。②船で行く旅。船旅[誌]。「のんびりと―を楽しむ」 **ふなぞこ**[船底] [名]①船の底。また、船の底のような弓形。「―天井」 **ふなたび**[船旅] [名]船に乗ってゆく旅。船路。 **ふなちん**[船賃] [名]船に乗ったり、船で運んだりするときの料金。 **ふなつきば**[船着き場] [名]小さな船が、客や荷物を乗せたり降ろしたりするところ。波止場[と]。「―で見送る」▽大規模なものは港。 **ふなで**[船出] [名]①下船が港を出ること。また、船に乗って旅立つこと。出帆[赂っ]。出航。でふね。▽社会人となったり、結婚したりして、正式に新生活を始めるときにも使う。「人生の―」 **ふなに**[船荷] [名]船に積んで運ぶ荷物。 **ふなぬし**[船主] [名]船の持ち主。せんしゅ。 **ふなばしせいいち**[舟橋聖一] [人名]一九〇四-七六年。昭和期の小説家・劇作家。東京生まれ。初期のころ行動主義に共感し、「ダイヴィング」を書き、戦後はエロチシズムをまじえた独特の小説・戯曲[よく]を書いた。小説「ある女の遠景」「雪夫人絵図」「花の生涯」「好きし「純ん」」のほか、「源氏[以]物語」の現代語訳がある。 **ふなばた**[船端・×舷] [名]船のふち。ふなべり。「―をたたく波音」 **ふなびん**[船便] [名]船で移動したり、荷物を送ったりすること。「―で荷を送る」 **ふなべり**[船。縁] [名]船のふち。ふなばた。 **ふなやど**[船宿] [名]人や荷物を運ぶ船を出したり、船遊びや釣[っ]りのための船を貸したりする家。 **ふなよい**[船酔い] [名]「ご船がゆれるために気分が悪くなること。「―の薬」 **ふなれ**[不慣れ・不×馴れ] [名・形動]始めたばかりで、慣れていないこと。「―な仕事でつかれる」 **ぶなん**[無難] [名・形動]とくにすぐれてもいないが、これという欠点もないようす。「―なできばえ」「―にこなす」「―な人事」[圏]平凡[即] **ふにあい**[不似合] [名・形動]似合わないさま。「―な帽子」[厠]不釣[っ]り合い **ふにく**[腐肉] [名]くさった肉。 **ふにゅうのけん**[不入の権] [名]荘園[絵]に国司が立ち入るのを拒否する権利。不輸の権とともに、平安時代の領主の特権。 **ふにょい**[不如意] [名・形動]思うようにならないとと。とくに、暮らしむきが苦しいこと。「手もと―」 **ふにん**[不妊] [名]妊娠しないこと。妊娠できないこと。「―症[しょう]」 **ふにん**[赴任] [名]「―ス」あたえられた仕事をするために、その土地へ行って住むこと。「単身―」 **ふにんじょう**[不人情] [名・形動]思いやりのないこと。人情味のうすいこと。「―なしうち」「つかいわけ」→「非人情」を見よ。 **ふぬけ**[×腑抜け] [名・形動]気持ちや態度がしっかりせず、いくじのないこと。また、いくじのない人。Nしぬけ。▽はらわたをぬきとられたという意味。 **ふね**[船・舟] [名]①人や荷物を乗せて水上をわたる乗り物。客船・貨物船・漁船など。[国]船舶[饶]ふつう、大型のものは「船」、小型のものは「舟」と書く。また、他のことばの上につくときには、「船賃」心」「船脚[陰]」のように、「ふな」と読む。かぞえ方[隻][せき]・艘[たぁ]・杯[はい]②①に似た形の入れもの。また、それにはいったものを数えることば。「湯―[『』]」「さしみ一―」 > 舟に刻みて剣[え]を求む 古い慣習を守って、時代の変化を知らないこと。▽舟から剣を川に落とした人が、あわてて舟べりにめじるしをつけたが何も役に立たなかった。中国、「呂氏春秋」から。 > 舟を漕ぐ いねむりをする。▽舟の触をこぐようすに似ているところから。 **ふねん**[不燃] [名]燃えないこと。「―性建材」[対]可燃 **ふのう**[不能] [名・形動]できないこと。不可能。「再起―」「連絡[毀]―」[対]可能 **ふのり**[布海苔] [名]フノリ科の紅藻[ち]をまとめた呼び方。海岸の岩石につく。にじるを布地の洗い張りなどに利用する。 **ふはい**[不敗] [名]負けないこと。負けたことがないこと。「―記録」 **ふはい**[腐敗] [名]①函⊕食物や死体のたんぱく質が、細菌[誌]によって分解され、有毒になったり悪臭[ゅ]を放ったりすること。くさること。②精神が堕落して、道徳が守られない状態。「政治の―」 **ふばいうんどう**[不買運動] [名]申しあわせて、その商品を買わないようにする運動。 **ふはく**[浮薄] [名・形動]考えや行動があさはかなこと。うわついていること。「軽佻[認]―」[軽薄] **ふばこ**[文箱] [名]手紙などを入れておく箱。また、手紙などを入れて運ぶ箱。状箱。 **ふはつ**[不発] [名]弾丸[焼]が発射しないこと。また、発射しても破裂[細っ]しないこと。「―弾」▽ものごとが計画だけで実行されないことをたとえてもいう。「政界再編成も―に終わる」 **ぶばる**[武張る] [動]武士のように強く勇ましいようす **ふばらい**[不払い] [名]はらうべき金銭などをはらわないこと。「賃金―」 <1207> **ふび【不備】**[名・形動]①〈名・形動〉じゅうぶんに整っていないこと。「書類に―がある」 ②〈名〉手紙の最後に書きそえる結びのことば。「文意が整わない」という意味。類不一[ふいつ]▽「前略」で書きだす場合に使う。 **ぶびき【分引き・歩引き】**[名・-スル]商品の値段を安くすること。わりびき。 **ふひょう【不評】**[名]評判がよくないこと。「新作は―だった」「―を買う」[同]悪評⇔好評 **ふひょう【付表・附表】**[名]本や文章などの参考につけたされた表。「巻末の―を参照する」 **ふひょう【浮氷】**[名]水にういている氷。流水。 **ふひょう【浮標】**[名]①川や海にうかべる目じるし。船に、航路や危険な場所などを示す。ブイ。 ②あみなどの漁具についているうき。 **フビライ・ハン【忽比烈汗・忽必烈汗】**[人名]一二一五ー九四年。モンゴル帝国第五代皇帝。元[げん]の世祖。チンギス・ハンの孫。中国を統一し、東南アジアから朝鮮[ちょうせん]を経て、日本(二回の遠征[えんせい](=元寇[げんこう])をくわだてたが、失敗に終わった。クビライ。フビライ汗[かん]。|Khubilai Khan **ふびん【不憫・不×愍】**[名・形動]弱い者が不幸な状態にあるのをわきで見て、あわれでかわいそうに思うこと。「この子がーだ」▽目下の者に対して使う。 **ぶひん【部品】**[名]機械や器具を組みたてている一つ一つの品物。部分品。パーツ。「こわれた―をとりかえる」 **ふぶき【吹雪】**[名]①強い風とともに雪が降ること。「―のため視界が悪い」[同]風雪 ②白く細かいものが、いっせいにまいちるようす。「花―がまう」「紙―」▽「常用漢字表付表の語。 **ふぶく【吹雪く】**[自五]強風にふかれて、雪が乱れふる。「一晩じゅう―」 **ぶぶん【部分】**[名]全体をいくつかに分けたものの一つ。それがたがいにかかわりあって、全体としてはたらく。[類]一部⇔全体 **ぶぶんしょく【部分食】**[名]太陽や月の一部分だけが欠けて見える日食や月食。⇔皆既食[かいきしょく] **ぶぶんてき【部分的】**[形動]一部分に限られているようす。「―に書きなおす」→全体的 **ふぶんりつ【不文律】**[名]書かれてはいないが、たがいに暗黙[あんもく]のうちにわかっているきまり。また、文書にされていない法律。「世の中の―に従う」 **ふへい【不平】**[名・形動]自分の望むように公平にあつかわれない不満をことばでうったえること。「あれこれとーを並べる」[同]不服 [つかいわけ]→「不満」を見よ。 **ぶべつ【侮蔑】**[名・-スル]相手をばかにして、見下げること。「―のまなざしを投げかける」[同]軽蔑[けいべつ] **ふへん【不変】**[名・形動]変わらないこと。「一定―」 **ふへん【普遍】**[名]①すべてのものにあてはまること。すべてに共通すること。「すぐれた作品は、―性を備えている」[類]一般 ②哲学で、対象となるものに共通して存在する性質や概念[がいねん]。⇔個物 **ふべん【不便】**[名・形動]便利でないこと。不自由。「買い物に―だ」⇔便利 **ふべんきょう【不勉強】**[名・形動]勉強するのをなまけること。努力がたりないこと。「―を反省する」 **ふへんてき【普遍的】**[形動]時代や地域などに関係なく広く一般にあてはまるようす。 **ふへんふとう【不偏不党】**[四漢]どちらにも味方をしないで、公平な立場に立つこと。中立を守ること。「―の立場で事実を客観的に伝える」 **ふふく【不服】**[名・形動]自分について下された決定になっとくしないこと。服従できないと思うこと。「判決を―として上告する」 [つかいわけ]「不満」を見よ。 **ふほう【不法】**[名・形動]①法律やきまりにそむくこと。「―侵入[しんにゅう]」「―な手口」「違法[いほう]」 ②道徳にはずれたとんでもないこと。「―をはたらく」[類]不当 **ふほう【×訃報】**[名]人が死んだという知らせ。「友の―に接する」[同]訃音[ふいん]・悲報 **ふぼ【父母】**[名]ちちと、はは。両親。[同]二親[ふたおや] **ふぼん【不犯】**[名]僧[そう]が戒律[かいりつ]に従って、異性と交わらないこと。「一生―」 **ふほんい【不本意】**[名・形動]自分のほんとうの気持ちや希望とは異なること。「―ながら出場を辞退する」 **ふまえどころ【踏まえ所】**[名]足でふむ場所。また、立脚[りっきゃく]点。立場。 **ふまえる【踏まえる】**[他下一]●しっかりとして動かないように踏みつけて立つ。「大地を踏まえて立つ」 ②条件をしっかりと考えに入れる。「現実を踏まえて計画を立てる」 **ふまん【不満】**[名・形動]思いどおりでなかったり、ものたりなかったりして、不愉快[ふゆかい]なこと。「会場から―の声が上がる」⇔満足 [つかいわけ]不満足・不満・不平・不服 どれも「不足」と思うこと。「不満足」は、じゅうぶんでないと思われて、もっと望む結果をえたいと思う状態。「話しあいは不満足な結果に終わった」。「不満」は、不満足だという思いが、胸中で動いていること。「不満をぶちまける」。「不平」はもと、公平でないこと。ものは、たいらに置かないとかたかた鳴りだすものだが、胸の中に不満があって、心がたいらにおだやかになっていないときは、それを何かにつけて口に出す。それを「不平を鳴らす」という。「不服」は、相手が自分に対してきめたことに従いたくないと思うこと。また、従わないこと。「決定に不服を申したてる」。 **ふまんぞく【不満足】**[名・形動]思うとおりにならず、不じゅうぶんであること。「―な結果」☆満足 [つかいわけ]→「不満」を見よ。 <1208> ・ふみ **ふみ**[文・書][名] 「手紙」「本」の古い言い方。「―をしたためる」▽古語では、手紙・文書のほか、とくに漢詩漢文をさすことがある。「文[ふみ]作る」といえば、漢詩をつくること。 **ふみいし**[踏み石][名] 玄関[げんかん]や縁[えん]さきなどに置いて、その上ではきものをぬぐ石。くつぬぎ石。また、庭などに、土をふまずに歩けるように、一定の間隔で並べた石。飛び石。 **ふみえ**[踏み絵][名] キリスト教を禁じた江戸幕府が、キリストやマリアの絵をふませて、かくれている信者をさがしたこと。また、その絵。▽その人の思想や立場を調べる手段という意味でも使う。 **ふみきり**[踏み切り・踏切][名] ●鉄道線路と道路が交わるところ。「左右を確認して踏切をわたる」▽ふつう、「踏み切り」とは書かない。 ②走りはば跳びや走り高跳びで、地面を強くけってとびあがること。「踏み切り板」 ③思いきってすること。▽多く、変化した形の「ふんぎり」を使う。「仕事をやめる踏ん切りがつく」 **ふみきる**[踏み切る][五] ①困難が予想されても思いきって決断する。「公開捜査に―」▽競技などで跳躍[ちょうやく]するとき、地面を強くふみだす意味から。 ②すもうで、足を土俵の外にふみ出す。 **ふみこたえる**[踏み。堪える][下一] 足をふんばってこらえる。「土俵ぎわでー」▽ものごとがこれ以上悪くならないようにがんばる意味でも使う。 **ふみこむ**[踏み込む][五] ①中へ深くふんではいる。「ジャングルにー」 ②ことわりもなく、とつぜん強引にはいりこむ。「他人の家庭問題に―」 ③つっこんで考える。「一歩踏み込んだ考察」 **ふみしだく**[踏み×拉く][五] 強くふんで、つぶす。「雑草を―」 **ふみしめる**[踏み締める][下一] 力を入れてしっかりとふむ。また、ふんで固める。「故郷の地を―」 **ふみだい**[踏み台][名] 高いところのものなどをとるときに足場にする台。「木箱を―にする」▽目的をとげるためには友人も―にする」 **ふみたおす**[踏み倒す][五] 代金や借金をはらわないでほうっておく。「飲み代を―」 **ふみだす**[踏み出す][五] 足を出して前へ進む。また、あらたな行動を起こす。「社会人としての第一歩をー」 **ふみつける**[踏み付ける][下一] □●足でおさえつける。「タバコの火を―」 ②人をばかにした、勝手[かって]なことをする。ないがしろにする。「人を踏み付けて平気なやつ」 **ふみとどまる**[踏み。止まる][五] ◎他人がにげてももとのところに残る。「過疎地に―」 ②足に力をこめてとまる。「がけっぷちでー」 ③がまんして、したいことを途中[とちゅう]でやめる。「非行にはしるのを―」 **ふみならす**[踏み。均す][五] 足でふんで、たいらにする。「土を―」 **ふみにじる**[踏み×躙る][五] ①足でふみつけてあらす。「草花を―」 ②相手の立場や考えを無視したり、傷つけたりする。「人の善意を―やりかた」 **ふみぬく**[踏み抜く][五] ①足でふんで、穴をあける。「ゆか板を―」 ②ふんで足につきさす。「画びょうを―」 **ふみはずす**[踏み外す][五] ①足のふみ場所をまちがえる。「はしごから足を―」 ②道徳に反したおこないをする。「人の道を―」 **ふみまよう**[踏み迷う][五] 道に迷う。まよいあるく。「山道を―」 **ふみわける**[踏み分ける][下一] 草木などを足でかき分けながら進む。「道なき道を―」 **ふみん**[不眠][名] ねむらないこと。ねむれないこと。「―の日が続く」「―不休」 **ふみんしょう**[不眠症][名] ねむれない状態が何日も続く症状。「―になやまされる」 **ふづき**[文月][名] 陰暦[いんれき]の七月。「ふづき」とも。 **ふみんふきゅう**[不眠不休][四字熟語] ものごとをなしとげるために、ねむることも休むこともしないでがんばること。「―の作業が続く」 **ふむ**[踏む][五] ①足の裏でしっかりおさえる。「ブレーキを―」「じだんだを―」「前車の轍[てつ]を―」 ②定まった過程をきちんと経る。「手続きを―」「手順を―」 ③値段や結果などを判断・予測する。「一億はすると踏んだ土地」「実現は不可能と―」 ④経験を積む。「場数を―」 ⑤詩文などで、同じ韻[いん]の文字を置く。「韻を―」 >「お百度を踏む」は、お百度参りをすることから、たのみごとなどで何度も同じ人を訪ねること。 **ふむき**[不向き][形動] 性質や能力がそのものやことに向いていないこと。「細かい作業には―だ」 **ふめい**[不明][形動] ①はっきりしないこと。明らかでないこと。「原因―」「ゆくえ―」類不詳[ふしょう] ②ものごとを正しく見きわめる力がないこと。「わが身の―をはじる」 **ふめいよ**[不名誉][形動] 体面やほこりが傷つくこと。「政治家として―な事件」「――な記録を残す」類不面目[ふめんぼく]・名折れ **ふめつ**[不滅][名] ほろびることなく、いつまでも残ること。「―の業績を残す」類不朽[ふきゅう] **ふめん**[譜面][名] 楽譜を紙に書きあらわしたもの。「―台」 **ふめんぼく**[不面目][形動] 体面が傷つくこと。「ふめんもく」とも。「―なはずかしめを受ける」類不名誉[ふめいよ]・名折れ **ふもう**[不毛][形動] 土壌[どじょう]に栄養分がたりなかったり、気候が悪かったりして、作物[さくもつ]が育たないこと。「―の地」↔肥沃[ひよく]▽一般に、なんらよい結果を生みださないこともいう。「―な争いはやめよう」 **ふもと**[×麓][名] 山の平地に近づく辺り。山すそ。「―の村」↔頂[いただき] **ふもん**[不問][名] 問題にしなければならないことがらを、とがめずそのままにすること。 >不問に付す あやまちなどをことさら問題にしないで、そのままにしておく。 <1209> ・ブラームス **ぶもん**[武門][名] 代々、武士の身分である家。武家。「―の出」 **ぶもん**[部門][名] 組織全体をいくつかに分けた一つ一つ。「団体―で優勝する」「生産―」 **ふやかす**[五] 水につけてふくれさせる。「豆を―」 **ふやける**[下一] ①水や湯につかってやわらかくなったり、ふくらんだりする。「長湯[ながゆ]がして手足が―」 ②だらしなくなる。「太平の世が続き精神が―」 **ふやじょう**[不夜城][名] ネオンや明かりなどがともり、夜でも昼のように明るくにぎわっている場所。 **ふやす**[日][増やす][五] 同じものを加えて、数量を大きくする。「資本金を―(←増資)」「生産を―(←増産)」↔減らす **ふやす**[目][殖やす][五] かねや動植物の数量を多くする。繁殖[はんしょく]させる。「たくわえを―」「かぶと虫を―」 **ふゆ**[冬][名] 四季の一つ。一二月から二月までの期間。一年じゅうでいちばん寒い季節。「―をこす」▽初めのころを「初冬」、真ん中を「真冬」「厳冬[げんとう]」、終わりのころを「晩冬[ばんとう]」という。厳しい季節なので、がまんしてたえなければならない時期のたとえにも使う。「経済界は―の時代をむかえた」 >冬来たりなば春遠からじ 冬が来たということは、次にめぐってくる春ももうじきだ。不幸な日々を辛抱[しんぼう]すれば、幸いがめぐってくるという意味。▽イギリスの詩人シェリーの詩「西風の賦[ふ]」の中の一節。 **ぶゆ**[×蚋][名] 「ぶよ」 **ふゆう**[浮遊・浮游][名][-スル] 水面や空中などにうかんで、ただようこと。「宇宙空間に―する物体」 **ふゆう**[富裕・富有][形動] 財産があって、生活が豊かなこと。裕福。「昔は―な地主だった」 **ふゆう**[武勇][名] 武術にすぐれ、勇気があること。「―のほまれが高い」「―伝」 **ふゆかい**[不愉快][形動] いやな気持ちがすること。おもしろくないこと。「―な目にあう」類不快 **ふゆがれ**[冬枯れ][名] ①冬になり、草や木の葉がかれること。また、草木がかれはてた、冬のさびしいながめ。「―の木立」 ②商店などで、とくに二月ごろ、客が減って商売がはやらないこと。↔夏枯れ **ふゆきとどき**[不行き届き][形動] 注意や世話などが、じゅうぶんではないこと。「監督―をわびる」類不注意・不届き **ふゆごもり**[冬×籠り][名][-スル] 冬のあいだ、寒さのために家や巣の中に閉じこもって過ごすこと。 **ふゆさく**[冬作][名] 冬のあいだに育てて、春には収穫する作物[さくもつ]。ムギやソラマメなど。↔夏作 **フュシス**[名] 自然や本性。古代ギリシャの自然哲学は「―」の研究の対象となった。▽法律や制度など人為的なものは「ノモス」という。| physis **ふゆしょうぐん**[冬将軍][名] 寒さの厳しい冬を、将軍にたとえた言い方。「ことしもーがやってきた」 **ふゆどり**[冬鳥][名] 秋から冬にかけて、北方から日本に飛んで来て冬を過ごし、春になって北へもどるわたり鳥。ハクチョウ・ツグミ・ガンなど。↔夏鳥 **ふゆのけん**[不輸の権][名] 荘園[しょうえん]が、国に租税を納めなくてよい権利。不入の権とともに、平安時代の領主の特権。 **ふゆのひ**[冬の日][名] 一六八五年。山本荷兮[やまもとかけい]の編。「俳諧[はいかい]七部集」の一つ。談林風から脱[だっ]して蕉風[しょうふう]樹立を示す連句集。 **ふゆば**[冬場][名] 冬のあいだ。「―はスキー客でにぎわう」類冬季↔夏場▽「〜場」という言い方は、暑さや寒さが厳しい特別な場面という意味で、「春」「秋」には使わない。 **ふゆび**[冬日][名] 田冬の弱々しい日ざし。冬の太陽。「―がさしこむ」 ②一日の最低気温が零[れ]い度より低い日。▽最高気温が零度より低い日を「真冬日」という。↔夏日 **ふゆもの**[冬物][名] 冬に着る衣服。冬向きにつくった衣服。「―大売り出し」類冬着↔夏物 **ふよ**[日][付与・附与][名][-スル] 「資格などを授けあたえること。「権限を―する」類授与 剝奪[はくだつ] **ふよ**[目][賦与][名] 生まれつきあたえられること。「天から―された才能」▽天や神などが配りあたえることで、運命や資質についていう。 **ぶよ**[×蚋][名] ブユ科の昆虫[こんちゅう]。カより小さく、人や動物の血を吸う。ぶゆ。ぶと。 **ふよう**[日][不用][形動] 使わないこと。また、役に立たないこと。「―品をバザーに出す」「―不急」↔必要 **ふよう**[目][不要][形動] 必要ないこと。不必要。「代金は―です」「心配御[ご]―」 **ふよう**[扶養][名][-スル] 世話をして養うこと。「―家族」「親は子を―する義務がある」 **ふよう**[浮揚][名][-スル] うかびあがること。また、うかびあがらせること。「景気―策」 **ふよう**[×芙蓉][名] ●アオイ科の落葉低木。庭木の一種。夏から秋に、白やピンクの大きな花が咲く。 ②「蓮[はす]」のこと。 **ぶよう**[舞踊][名][-スル] 音楽に合わせておどりまうこと。おどり。舞[まい]。「日本―」類舞踏 **ふようい**[不用意][形動] 用心のたりないこと。用意ができていないこと。「―な発言」類不注意 **ふようじょう**[不養生][形動] 健康に気をつけないこと。「医者の―」類不摂生[ふせっせい] **ぶようじん**[不用心・無用心][形動] 用心が悪いこと。警戒[けいかい]をおこたること。「戸じまりしないとーだ」 **ふようど**[腐葉土][名] 落葉がくさってできた土。園芸用。 **ふようふきゅう**[不要不急][四字熟語] 今すぐには必要でないこと。「年度末は―の工事が多い」 **ブラームス**[人名] 一八三三―九七年。ドイツの作曲家。ロマン派の時代にあって古典的な形式を守って作曲した。四つの交響曲および協奏曲や室内楽などがある。バッハ・ベートーベンとともにドイツ音楽の「三大B」といわれる。| Johannes Brahms <1210> ・フライ **フライ**[名] 魚介[ぎょかい]や野菜などにパン粉をつけて油であげた料理。あげもの。「えびー」| fry **フライ**[名] ①野球で、打者が高く打ちあげた球。飛球。「レフトー」 ②釣[つ]りで、鳥の羽を巻きつけてつくった毛鉤[けばり]。「―フィッシング」| fly **ぶらい**[無頼][形動] きまった職業につかず、気の向くままに、社会のきまりにそむく生活をすること。また、その人。「―な生きかた」 **ぶらいかん**[無頼漢][名] きまった仕事につかず、ばくちやたかりといった悪いことばかりしている乱暴な人。無法者・ならず者・ごろつき **プライオリティー**[名] 優先権。また、優先事項。| priority **プライス**[名] 値段。価格。「―ダウン」| price **プライズ**[名] 賞。また、賞品。| prize **ブライスリーダーシップ**[名] ↓「かかくせんどうせい」 | price leadership **ブライダル**[造語] 結婚[けっこん]の。花嫁[はなよめ]の。「―コーナー」「―ベール」類ウエディング | bridal **フライト**[名] 航空機の飛行。飛行便。「―シミュレーター(=模擬飛行訓練装置)」| flight **フライド**[造語] 油であげた。「―チキン」「―ポテト」| fried **プライド**[名] 自分自身に対してもっているほこり。「―が傷つく」類自尊心・自負 | pride **フライトレコーダー**[名] 航空機で、飛行中の速度や高度などを自動的に記録する装置。事故原因解明の手がかりとなる。| flight recorder **ぶらいは**[無頼派][名] 第二次世界大戦後、既成[きせい]の道徳や秩序を否定し、現実に反逆した作家。新戯作派[しんげさくは]。石川淳・坂口安吾・織田作之助[おださくのすけ]・太宰治[だざいおさむ]ら。 **プライバシー**[名] 他人に知られたくない、わたくしごとのこと。私生活。個人の秘密。「―を守る」 | privacy **フライパン**[名] いためものや、あげものをするためのなべ。底が浅く、円形で、長い柄がついている。▽frying panから。 **プライベート**[形動] 個人的。私的。「ールーム」↔パブリック | private **フライング**[名][-スル] 競技で、スタートの合図[あいず]よりもさきにとび出すこと。| flying **ブラインド**[名] ①外から見えないように窓にとりつけた目かくし。日よけ。窓おおい。 ②サッカーやラグビーで、攻撃[こうげき]地点からタッチラインまでがせまいほうの側。「―をつく」↔オープン | blind **ブラインドタッチ**[名] コンピュータのキーボードなどで、自分の手もとを見ないで文字を打つこと。「―でキーを打つ」| blind touch **ブラウス**[名] 女性用の、上半身をおおう服。ふつう、ボタンでとめるひとえのものをさす。| blouse **ブラウニング**[人名] 一八一二一八九年。イギリスの詩人。テニスンとともにヴィクトリア朝の代表的な詩人で、題材は広く、表現は力強い。作品に「鈴とザクロ」「指輪と本」など。| Robert Browning **ブラウン**[名] 茶色。褐色。「―シュガー(=赤砂糖[あかざとう])」 | brown **ブラウン**[人名] 一七七三—一八五八年。イギリスの植物学者。被子[ひし]植物と裸子[らし]植物を区別し、花粉内部の粒子の不規則な運動を発見した。気体や液体の中の粒子の不規則な動きを「プラウン運動」というのは、これに由来する。| Robert Brown **ブラウンかん**[ブラウン管][名] テレビの受像機などに利用される真空管。電気信号を画像に変えるためのもの。▽ドイツの発明者ブラウンの名から。 **プラカード**[名] 遠くから見えるように、チーム名やスローガンなどを書いた、柄のついた板。| placard **ぶらく**[部落][名] ①村の一部。民家が集まっている地区。類村落・集落 ②「被差別[ひさべつ]部落」のこと。 **プラグ**[名] ①電気製品についているコードのさきの差しこみ。「―をコンセントにさしこむ」 ②自動車のエンジンなどの点火栓[てんかせん]。「―を交換する」 | plug **プラグマティズム**[名] 現代アメリカの代表的な哲学的立場。知識や思想が人間の行動におよぼす実際的効果を重視する。実用主義。プラグマチズム。▽アメリカのデューイらが唱えた。| pragmatism **ぶらさがる**[ぶら下がる][五] ぶらりと垂れさがる。「鉄棒に―」「賞金が目の前に―」 **ぶらさげる**[ぶら下げる][下一] ぶらりと垂れさせる。「胸に勲章を―」類つり下げる ②手に提[さ]げて持つ。「酒を一升[いっしょう]ぶら下げて行く」 **ブラシ**[名] 動物の毛やナイロンなどを板や棒に植えつけたもの。ものをみがいたり、塗料[とりょう]をぬったりするのに使う。ブラッシ。「歯―」| brush **ブラジャー**[名] 胸の形を整えるためにつける女性用下着。ブラ。| brassiere **ブラジル**[国名] 正式国名は、ブラジル連邦共和国。南アメリカ中央部にある国。コーヒーの生産は世界一。地下資源も豊富で、ラテンアメリカ一の工業国。面積約八五五万平方[キロ]。首都プラジリア。主要言語ポルトガル語。 **プラス**[名][-スル] ①<名・スル>足すこと。加えること。「ユーモアを―する」 **プラス**[名] ①<名>数学で、ゼロより大きい数。正数。また、足し算の符号。「+」 ②正電荷。正極。陽極。「―イオン」「―の磁力」 ③陽性。「潜血[せんけつ]の―反応」 ④ためになること。有利。利益。よい方向。「―材料」「―に考える」「―の作用」↔マイナス| plus **プラスアルファ**[名] ⊕もとのものに少しつけくわえたもの。つけくわえること。▽plusとαから。和製語。 **フラスコ**[名] 細長い円筒状の首のついた、ガラス製の容器。化学実験に使う。| frasco **プラスチック**[名] 合成樹脂[じゅし]などの有機高分子物質をまとめた呼び方。水や電気を通さず、加熱すると容易に形を変えられる。| plastics <1211> ・ブラワー **プラスチックマネー**[名] 現金の代わりの機能を果たす、プラスチック製のクレジットカード類。| plastic money **フラストレーション**[名] 欲求不満。| frustration **ブラスバンド**[名] 金管楽器を中心にした吹奏楽団。| brass band **プラズマ**[名] 電離した粒子[りゅうし]でできた気体。放電中や、恒星[こうせい]の内部などに見られる。| plasma **プラスマイナス**[名] さしひき。得失。「―ゼロ」▷plus minusから。 **プラタナス**[名] スズカケノキ科の落葉高木をまとめた呼び方。スズカケノキ・カエデバスズカケノキなど。街路樹に使う。| platanus **フラダンス**[名] ハワイの民族舞踊。こしのふりかたや手の動きに特徴がある。フラ。| hula dance **ふらち**[不×埒][形動] 法律や常識の範囲をこえた、けしからぬこと。「―な言動がある」「―者め」類 不届き・不都合[ふつごう] **プラチナ**[名] 白金。| platina **ふらつく**[五] ①足もとが不安定で、ふらふらする。「病[や]みあがりでー」 ②考えなどが不安定で、ゆれうごく。「気持ちが―」 ③「ぶらつく②」 **ぶらつく**[五] ①ぶらぶらとゆれうごく。「へちまが風にー」 ②ぶらぶら歩きまわる。ふらつく。「見知らぬ町を―」類うろつく **ブラック**[名] ①黒。黒い色。「ブルーー」「ータイ」 ②ミルクや砂糖[さとう]などを入れないコーヒー。ブラックコーヒー。「―で飲む」 ③黒人。| black **ブラックジャック**[名] トランプゲームの一つ。手持ちのカード二枚か三枚で、二一の数字にもっとも近い人が勝つ。二一。トウェンティワン。| blackjack **ブラックホール**[名] 質量の大きい恒星[こうせい]が、最後に自分の重みで崩壊した、高密度の天体。重力が強く、光も吸いこむので目には見えない。| black hole **ブラックボックス**[名] ①はたらきはわかっているが、内部の構造のわからない装置。とくに、複雑なしくみの電子装置など。 ②航空機のフライトレコーダー。| black box **ブラックマンデー**[名] 一九八七年一〇月一九日の月曜日のこと。この日、ニューヨークの株式市場が大暴落した。| Black Monday **ブラックユーモア**[名] 笑いの底にぶきみな感じのするユーモア。| black humor **ブラックリスト**[名] 注意を要する人物や組織の名前などがのった一覧表。「―にのる」 | blacklist **フラッシュ**[名] ①暗い場所で写真撮影[さつえい]するときに使う、瞬間的に光る電球。また、その光。閃光[せんこう]。「―をたく」 ②通信社が電信で送るニュース速報。 ③映画やテレビなどで、画面に瞬間的にあらわれる画像。| flash **フラッシュオーバーげんしょう**[フラッシュオーバー現象][名] 火事で、燃えたものから出た可燃ガスに火がついて、とつぜんほのおが燃えさかる現象。火事発生後、三~一〇分で起こることが多い。 **フラッシュバック**[名] ①映画やテレビなどで、非常に短い場面転換[てんかん]をくりかえし、緊張[きんちょう]感を表現する手法。 ②覚醒剤[かくせいざい]など、薬物依存から脱[だっ]した後にも幻覚・幻聴[げんちょう]などが起こる現象。| flashback **ブラット**[名] ①<名>◎音楽で、半音下げることをあらわす記号。変記号。「b」→シャープ ②競技の記録で、秒未満の端数[はすう]のないこと。ちょうど。ジャスト。「一二秒―」 **ブラット**[形動] ①<名・形動>たいら。「―な表面」| flat **プラットホーム**[名] 駅で、乗客が乗り降りするところ。ホーム。かぞえ方 本・面 | platform **プラトニックラブ**[名] 純粋[じゅんすい]に精神的な恋愛[れんあい]。肉欲をはなれた恋愛。▽ギリシャの哲学者プラトンの名から。| Platonic love **プラトン**[人名] 前四二七——前三四七年。古代ギリシャの哲学者。ソクラテスの説を受けて、哲学・数学などを研究。真の幸福は感覚的な快楽からぬけだして善のイデアを見つけることによってえられるとした。著書に「ソクラテスの弁明」「饗宴[きょうえん]」「国家」など。| Platōn **プラネタリウム**[名] 円天井[えんてんじょう]に、天体の運行を投影機で再現する装置。| planetarium **フラノ**[名] けばを立てた、やわらかい毛織物の洋服地。▽「フランネル」の変化した形。和製語。 **ふらふら**[副][-スル] ①不安定にゆれうごくようす。「―した足どり」「頭が―する」 ②考えや気持ちなどがはっきり定まらずにゆれうごいているようす。「気持ちが―する」 ③自覚や目的もなく行動するようす。「―とさそいに乗る」「―遊びあるく」 **ぶらぶら**[副][-スル] ①ぶらさがったものが、ゆれうごいているようす。「へちまの実が―ゆれる」 ②目的や行き先をきめずに、気楽に歩くようす。「近くを―散歩する」 ③仕事も、これといったこともせずにいるようす。「昼間から―している」「―暮らす」 >つかいわけ「のらりくらり」を見よ。 **ブラボー**[間] すてきだ。ばんざい。| bravo **プラム**[名] バラ科の落葉高木。実はモモより小さく赤むらさき色で、酸味が強い。西洋スモモ。| plum **フラメンコ**[名] スペイン南部の情熱的な民族舞踊や音楽。| flamenco **プラモデル**[名] プラスチック製の模型。プラモ。▽商標名。| plastic modelから。 **ぶらり**[副] ①ものがぶら下がっているようす。 ②目的もなく出歩くようす。「―と岸辺を散歩する」 **フラワー**[造語] 花。「ドライー」「ーショップ」「ーアレンジメント(=生け花)」| flower <1212> ・ふらん **ふらん**[腐乱・腐爛][名][-スル] くさってただれること。「山林で―死体を発見する」 **フラン**[造語] スイスや昔のフランスなどの貨幣[かへい]単位。記号はFr▽「法」と当てる。| franc **プラン**[名] 計画。構想。設計図。「旅行―を立てる」| plan **フランク**[形動] 率直[そっちょく]なようす。ざっくばらん。「―に話しあう」| frank **ブランク**[名] ①空白。余白。白紙。 ②ある期間、まったくおこなわないこと。「十年の―がある」| blank **プランクトン**[名] 水中にすみ、自力で泳ぐ力の弱い、植物性・動物性の浮遊生物。微小[びしょう]なものが多く、魚のえさになる。| plankton **フランクリン**[人名] 一七○六一九○年。アメリカの政治家。自然科学にも興味をもち、かみなりが電気であることを発見するなど、はば広い活動をした。独立宣言の起草委員となり、憲法の制定にも尽力した。| Benjamin Franklin **フランクリン・ルーズベルト**[人名] 一八八二--一九四五年。アメリカ合衆国第三二代大統領。民主党出身。ニューディール政策をかかげ経済を再建した。ファシズムと対決して、第二次世界大戦中連合軍を指導した。ローズベルト。| Franklin Delano Roosevelt **ブランケット**[名] 毛布。ケット。| blanket **フランコ**[人名] 一八九二一一九七五年。スペインの軍人・政治家。スペイン内乱を指導して時の政府をたおし、一九三九年新政府を樹立、終身大統領として独裁政治をおこなった。| Francisco Franco y Bahamonde **ぶらんこ**[名] つりさげた二本のつなのあいだに横板をわたし、それに乗って、前後にゆりうごかす遊び道具。「サーカスの空中―」▽「鞦韆」と当てる。 **フランシスコ・ザビエル**[人名] 一五〇六?―五二年。スペインの宣教師。イエズス会創立者のイグナティウス・デ・ロヨラとともに新教に対する反宗教改革運動をおこなった。東洋への布教を目ざし、インド・マラッカを経て、一五四九年鹿児島に上陸し、日本にはじめてキリスト教を伝えた。フランシスコ・シャヴィエル。| Francisco Xavier **フランシス・ベーコン**[人名] 「ベーコン」 **フランス**[国名] 正式国名は、フランス共和国。ヨーロッパ大陸西部にある国。一八世紀にはフランス革命が起こり人権宣言を採択[さいたく]、全ヨーロッパに影響をあたえた。土地が肥沃[ひよく]で、西ヨーロッパ最大の農業国。コムギやブドウの生産が多く、食糧はほぼ自給。世界的な文化遺産[いさん]が豊富で観光地も多い。面積約五五万平方[キロ]。首都パリ。主要言語フランス語。▽「仏蘭西」と当てる。 **フランスかくめい**[フランス革命][名] 一七八九―九九年。フランスで起こった市民革命。絶対王政に不満をもつ市民が、八九年に国民議会により人権宣言を出し、九二年、共和制をしいた。九三年には国王ルイ一六世を処刑にし、混乱はナポレオンが政権をとるまで続いた。 **フランスパン**[名] 棒のような形の、かたい塩味のパン。| Franceとpão(葡)から。和製語。 **プランター**[名] 植物を栽培する、長方形の容器。| planter **ブランチ**[名] 枝分かれしたもの。枝。支店。支部。| branch **フランチャイズ**[名] ①プロ野球の球団の本拠[ほんきょ]地。また、そこでの興行[こうぎょう]権をもつこと。ホームグラウンド。「―制をしく」 ②親会社が契約[けいやく]店にあたえる、特定の地域内での独占販売[はんばい]権。一手販売権。「―チェーン」| franchise **ブランデー**[名] ぶどう酒などの果実酒を蒸留してつくる洋酒。かおりがよく、アルコール度が強い。「―グラス」| brandy **プランテーション**[名] 熱帯地方でおこなわれる大規模な農園農業。欧米の資本や技術により、現地住民の安い労働力を利用して商品作物の単一栽培をおこなう。| plantation **ブラント**[人名] 一九一三一九二年。旧西ドイツの政治家。一九六九年に首相に就任、旧東ドイツとの和解を進展させる政策を展開した。ノーベル平和賞受賞。| Willy Brandt **ブランド**[名] 銘柄[めいがら]。商標。とくに、有名で高級な商品についていう。「――もの」「―嗜好[しこう]」 | brand **プラント**[名] 工場の機械や設備など一式。| plant **プラントゆしゅつ**[プラント輸出][名] 工場設備一式を輸出すること。生産施設[しせつ]とその運転技術の指導などをふくむ場合が多い。 **プランナー**[名] 計画を立てる人。立案者。| planner **プランニング**[名][-スル] 計画を立てること。立案。| planning **フランネル**[名] 表面がけばだち、やわらかくて厚めの毛織物。フラノ。ネル。| flannel **ふり**[不利][形動] 条件が悪く、負けそうだったり、損をしそうだったりすること。「形勢―」↔有利 **ふり**[振り][名] ①<名>外面にあらわれる、それらしいようす。そぶり。「見て見ぬ―」「なり―かまわず」「人の―見てわが―なおせ」 ②舞台[ぶたい]などで、音楽に合わせるおどりや動きの形。「新曲に―をつける」類所作 ③なじみでないこと。旅館や料理屋などで、はじめての客が、予約も紹介[しょうかい]者もなしに来ること。「―の客は入れない」 **ふり**[振り][造語] 刀やなぎなたを数えることば。「太刀[たち]一―」 **ぶり**[振り][接尾] [「〜ぶり」の形で]・・・のようす。・・・のさま。「身―」「枝―」「歌い―」「思わせ―」「勉強―」「お国―」▽強めて「っぷり」となることもある。「すっかり男っぷりが上がったね」 ②時間をあらわすことばに付いて、いつもとちがって長い時間ののちに、ようやくいつもの状態になったことをあらわす。「三日―に姿を見せた」「久し―」 **ぶり**[×鰤][名] アジ科の魚。冬はとくにあぶらがのる。さしみや照り焼きにして食べる。成長するにつれて呼び名が変わる出世魚[しゅっせうお]。関東地方では、ワカシーイナダ→ワラサ→プリ、関西地方では、ツバス→ハマチ→メジロ→プリと呼ぶ。 <1213> ・ふりしぼる **ふりあい**[振り合い][名] 他と比べてみたときのつりあい。バランス。「両家の―がとれる」 **ふりあてる**[振り当てる][下一] いくつかに分けて割りあてる。配分する。「役目を―」 **フリー**[形動] ①<名・形動>用事やさまたげがなく自由であること。「午後は―だ」 **フリー**[名] 特定の機関に属していない人。自由契約[けいやく]者。「フリーランサー」の略。| free **フリーキック**[名] サッカーなどで、反則した地点から相手側が自由にボールをけること。| free kick **フリーザー**[名] 冷凍装置。冷凍庫。冷蔵庫の冷凍室。| freezer **フリージア**[名] アヤメ科の多年草。春、白や黄色などの、小さな筒状のかおりのよい花をたくさんつける。観賞用。浅黄水仙[あさぎずいせん]。| freesia **フリースタイル**[名] ①レスリングの種目の一つ。こしから下をせめてもよい。→グレコローマンスタイル ②水泳の自由形[じゆうがた]。▽本来は泳ぎかたに制限はないが、いちばん速い泳法のクロールが定着している。| freestyle **フリーズドライ**[名][-スル] 食品を凍結[とうけつ]したのち、真空の中で低温で乾燥させる加工法。インスタントコーヒーなどに利用される。| freeze-dry **フリースロー**[名] バスケットボールなどで、相手が反則したとき、定位置からゴールに妨害なしにボールを投げること。| free throw **プリーツ**[名] 折りひだ。「ースカート」 | pleats **フリートーキング**[名] 少人数でおこなう討議の形式。参加者が司会者を中心に形式にこだわらず自由に発言する。▽freeとtalkingから。和製語。 **フリードリヒ**[人名] 二世。大王。一七一二一八六年。プロイセン王。軍隊を強化して絶対主義体制を確立し、オーストリアとの戦争に勝って、プロイセンをヨーロッパの強国にした。| Friedrich II **フリーパス**[名] 列車やバス、また遊園地などを無料で利用できること。また、その券。「五歳[さい]以下はーだ」 ②無条件・無制約で通過すること。「―で税関を通る」 | free pass **フリーバッティング**[名] 野球で、投手の球を自由に打つ打撃[だげき]練習法。▽free batting **フリーハンド**[名] ①道具を使わないで図をかくこと。 ②自由に行動できる余地のあること。| free hand **ブリーフ**[名] 男性の用の下着。こしにぴったりした短い下ばき。| briefs **フリーランサー**[名] 特定の団体に所属しない俳優や歌手。また、自由契約[けいやく]者。フリーランス。| freelancer **ふりかえ**[振り替え・振替][名] ①一時的にかわりのものととりかえること。「振り替え休日」「バスによる振り替え輸送」 ②直接かねを出し入れしないで、書類に金額を記入することで取り引きをおこなうこと。また、郵便振替。「振替口座」「振替用紙」 **ぶりかえす**[ぶり返す][五] 一時よくなっていた病気や天候などが、また悪い状態にもどる。「寒さが―」 **ふりかえる**[日][振り返る][五] ①さっと後ろを向く。ふり向く ②さっと過去に目を向ける。「この一年を―」類顧みる **ふりかえる**[目][振り替える][下一] ◎臨時にほかへ移す。流用する。「休日を―」 ②帳簿[ちょうぼ]上の書きかえによってしはらいをおこなう。「普通預金を定期に―」 **ふりかかる**[降り掛かる][五] ⊕雨や雪などが降ってきて、からだにかかる。「―火の粉をはらう」 ②災いなどが身におよぶ。「災難が―」 **ふりかけ**[振り掛け][名] めしの上にふりかけて食べるもの。魚粉やのりなどをまぜあわせた食品。 **ふりかける**[振り掛ける][下一] 粉状のものを、ふってかける。散らすようにかける。「こしょうを―」 **ふりかざす**[振り×翳す][五] ①頭の上に勢いよく上げて相手をおどす。「刀を―」 ②主義や主張、または力を、高[たか]だかと相手に示しておどす。「権力を―」 **ふりがな**[振り仮名][名] 漢字のわきに書いて、その読みかたを示すかな。ルビ。「氏名にーをふる」 **ふりかぶる**[振りかぶる][五] 頭の上[ずじょう]に高くふりあげる。「振りかぶって投球する」 **ブリキ**[名] 錫[すず]を表面にめっきしたうすい鉄板。缶[かん]などの容器に使う。| blik **ふりきる**[振り切る][五] ①しがみつくものをふって落とす。他人がひきとめたり、たのんだりすることに対して、はっきり断る。「手を―」 ②競走などで、追いつこうとする者をひきはなす。「ライバルをー」 **ふりくらす**[降り暮らす][五] 雨や雪などが一日じゅう降りつづく。 **フリゲートかん**[フリゲート艦][名] 小型の速い軍艦。フリゲート。 **ふりこ**[振り子][名] 上端[じょうたん]を固定したひもや棒の下端に重りをつけて、ゆれうごくようにしたしかけ。左右に同じはばで、くりかえし動く。「―時計」 **ふりこう**[不履行][名] 約束やとりきめを実行しないこと。 **ふりこむ**[降り込む][五] 風のために、すきまから雨や雪などが家の中へはいる。「雪が―」 **ふりこむ**[振り込む][五] 銀行の口座などに、かねをはらいこむ。「授業料を―」 **ふりこめる**[降り×籠める][下一] 雨や雪がひどく降って人を外出させない。▽多く、「~に降りこめられる」の形で使う。 **ブリザード**[名] 南極大陸などにふく、猛吹雪[もうふぶき]をともなった強風。雪あらし。| blizzard **ふりしきる**[降り。頻る][五] 雨や雪が激しく降りつづける。ひっきりなしに降る。「―雪の中を出かける」 **ふりしぼる**[振り絞る][五] せいいっぱい努力して、自分がもっているすべてのものを出そうとする。「ない知恵を―」 <1214> ・ふりすてる **ふりすてる**[振り捨てる][下一] さっと勢いよく捨てる。「迷いを―」類振り放す **プリズム**[名] ガラスなどでできた、光を屈折・分散させる透明な三角柱。分光器。| prism **ふりそそぐ**[降り注ぐ][五] 雨や日光などが、そこに集中するように降ってかかる。「日光がさんさんとー」 **ふりそで**[振り袖][名] 未婚の女性が正式の場で着る、そでの長い和服。また、和服の長いそで。「成人式に―を着る」→留め袖 **ふりだし**[振り出し・振出][名] ⊕すごろくの出発点。また、ものごとの始め。「話しあいが振り出しにもどる」→上がり ②為替[かわせ]や小切手などを発行すること。「振出人」「振出局」「振出手形」 **ふりだす**[振り出す][五] ①ふって中からものを出す。「おみくじを―」 ②取り引きで、為替[かわせ]や小切手などを発行する。「六か月の手形[てがた]をー」 **ふりたてる**[振り立てる][下一] □●勢いよくふる。また、ふりうごかしながら立てる。「しらが頭を―」「犬がしっぽを―」 ②ふって鳴らす。「下校合図[あいず]の鐘[かね]を―」 ③声をはりあげる。 **ふりつけ**[振り付け][名][-スル] 音楽に合わせたおどりや動作を演じる人に教えること。また、おどりや動作を教える人。「―師」 **ブリッジ**[名] ①橋。陸橋。また、橋のようにかけわたしたもの。 ②船長が甲板窓の上で指揮をとる場所。船橋[せんきょう]。 ③トランプゲームの一つ。セブンブリッジなど。 ④レスリングで、フォールをふせぐためにあおむけになって、頭と足でからだを橋のように支えるわざ。 ⑤ぬけた歯の、両どなりの歯に金冠[きんかん]をかぶせて支える入れ歯。| bridge **フリッター**[名] 洋風のてんぷら。魚肉・野菜などのころもあげ。| fritter **ふりつのる**[降り募る][五] ますます激しく降る。「雨が―」 **ふりはなす**[振り放す][五] ⊕くっつくものを強くふって放す。「手を―」類振り捨てる ②追いついてくるものをひきはなす。「追いすがる相手を―」類振り切る **プリペイドカード**[名] 代金前ばらい式の磁気カード。テレホンカードなど。| prepaid card **ふりまく**[振り撒く][五] そこらじゅうに、はらはらとまきちらす。「うわさを―」「笑顔を―」 **プリマドンナ**[名] オペラで主役を演じる女性歌手。| primadonna **ふりまわす**[振り回す][五] ①手に持ったものを、勢いよく回す。「木刀を―」 ②思いのままに動かして使う。また、乱用する。「相手に振り回される」「権力を―」 ③自慢して見せびらかす。「知識を―」 **ふりみだす**[振り乱す][五] 激しく動いて、髪[かみ]などをばらばらに乱す。「髪を振り乱して働く」 **プリミティブ**[形動] 素朴[そぼく]なようす。原始的。| primitive **ふりみふらずみ**[降りみ降らずみ][名] 雨や雪などが、降ったり降らなかったり。降ったりやんだり。 **ふりむく**[振り向く][五] 顔やからだをさっと後ろに向ける。後ろを見る。類振り返る **ふりむける**[振り向ける][下一] □●顔や上体を後ろの方向へ向かせる。 ②他の役目や使いみちに回す。「予備費を―」類流用する **プリムラ**[名] サクラソウ科サクラソウ属の植物をまとめた呼び方。とくに、ヨーロッパでつくった園芸種。西洋サクラソウ。| primula **ブリューゲル**[人名] 一五二八?一六九年。フランドル(ベルギー)の画家。民衆文化に根ざした宗教画・風景画・寓意画など、多くの作品をえがいた。代表作「バベルの塔[とう]」。| Pieter Brueghel **ふりゅうもんじ**[不立文字][四字熟語] 禅宗[ぜんしゅう]で、さとりは師弟の心と心のあいだで伝えられるもので、文字やことばではあらわせないとする考え。 **ブリュッセル**[名] ベルギーの首都。EUやNATOの本部がある国際都市。| Bruxelles **ふりょ**[不慮][名] 思いがけないこと。「―の事故で死ぬ」「―の災難」類不測▽よくない出来事をいう。 **ふりょ**[×俘虜][名] 敵につかまえられた人。とりこ。古い言い方。「―収容所」類捕虜[ほりょ] **ふりょう**[不良][形動] ①性質・状態・はたらきなどがよくないこと。「消化―」「―品」 ②おこないが悪いこと。また、その人。「―少年」 **ふりょう**[日][不漁][名] 漁に出て、魚や貝などの獲物[えもの]が少ないこと。「ことしはさんまが―だ」↔大漁・豊漁 **ふりょう**[目][不猟][名] 猟に出て、鳥やけものなどの獲物[えもの]が少ないこと。 **ぶりょう**[無聊][形動] なにもすることがなくて、退屈すること。「―をなぐさめる」 **ふりょうけん**[不了見・不料簡][形動] よくない考え。誤った考え。類心得違い[こころえちがい] **ふりょうどうたい**[不良導体][名] 「不導体」に同じ。 **ふりょき**[俘虜記][名] 一九四八年。大岡昇平[おおおかしょうへい]の小説。フィリピン戦線における戦争体験をもとに、はなれ小島で死に直面した兵士の心理を、明晰[めいせき]な文体でえがいた。 **ふりょく**[浮力][名] 液体や気体が、その中の物体をうきあがらせようとする力。物体にはたらく圧力の合力による。「―がはたらく」 **ぶりょく**[武力][名] 軍隊や武器の力。「―にうったえる」「―行使」類兵力・戦力 **フリル**[名] 洋服のえりやそで口などのふちかざりで、細い布を波うたせたもの。| frill **ふりわけにもつ**[振り分け荷物][名] ひもでつないだ荷物を前後に分けてかつぐようにしたもの。 **ふりわける**[振り分ける][下一] □全体を二つに分ける。いくつかに分けて割りあてる。「男女公平に―」 **ふりん**[不倫][形動] 道徳的に許されない男女関係。「―の恋[こい]」類不義 <1215> ・ブルーブラ **プリン**[名] 「プディング」 **プリンシプル**[名] 原則。また、主義。| principle **プリンス**[名] 王子。皇太子。また、名門の出で、将来を期待される若い男性。「演劇界の―」→プリンセス | prince **プリンセス**[名] 王女。皇女。プリンス | princess **プリンタ**[名] 印刷機。また、コンピュータで、情報を印字する装置。出力装置。印字機。「ドットー」| printer **プリント**[名][-スル] ①<名・スル>「出席者に―を配る」 ②印刷すること。また、印刷物。 **プリント**[名][-スル] ①<名>写真や映画のフィルムなどに、陰画[いんが]を焼きつけて陽画[ようが]にすること。焼きつけ。 ②型紙絵を使って生地を染めること。また、その生地。「あざやかなーのスカート」| print **ふる**[古][造語] ①<名>→「おふる」 **ふる**[古][造語] [「古〜」の形で]使って古くなったことをあらわす。「―道具」「―着」「――新聞」 **ふる**[振る][五] ①もののはしを持ったり、中心を固定したりして、ゆりうごかす。「首を―」「しっぽを―」 ②手にしたものを投げたり、まきちらしたりする。「さいころをー」「こしょうを―」 ③手にはいるはずのものを捨てる。むだにする。また、一方的に断る。「大臣のポストを―」「棒に―」「彼女に振られる」 ④わりあてる。「通し番号を―」「漢字にかなを―」 ⑤向きを変える。また、大きく動かす。「コースを北に―」「飛車[ひしゃ]を―」 **ふる**[降る][五] ①空から落ちてくる。「雨がしょぼしょぼ―」「雨降って地固まる」 >降って湧いたよう とつぜん思いがけず出現するようす。「―な災難」 **フル**[形動] ①じゅうぶんなこと。すべて。「―ネーム」 ②限度いっぱいであること。最大限。「―に動く」「―回転」| full **ぶる**[振る][造語] ①きどる。いいかっこうをする。「ぶってるだけで実力はない」 **ぶる**[振る][造語] [「〜ぶる」の形で]いかにもそれらしいかっこうをする。わざとらしくよそおう。「上品―」「えら―」「学者―」「もったい―」▽名詞や形容詞の語幹に付いて、動詞をつくる。 **ふるい**[古い・旧い][形] ①できたり起こったりしてから長い時間がたっている。また、ずっと長く続いている。「―魚」「―校舎」「―友達」 ②昔のことである。また、時代後れである。「―ことをむしかえす」「―考えかた」↔新しい >古きを温[たず]ねて新しきを知る 「温故知新[おんこちしん]」 **ぶるい**[部類][名] 種類による区別。「―分けにする」 **ふるいおこす**[奮い起こす][五] 気持ちなどをはげましてひきたたせる。「元気を奮い起こして戦う」 **ふるいおとす**[×篩い落とす][五] ふるいにかけて落とす。ふるって落とす。「試験で―」「土を―」 **ふるいたつ**[奮い立つ・奮い起つ][五] ある目的に向かってやろうと決意し、勇気を出す。「戦いを前に―兵士」類奮起する **ふるいつく**[震い付く][五] 感情が高ぶって、激しい勢いでだきつく。類むしゃぶりつく **ふるい(篩)に掛ける** すぐれたものだけを、よりわける。▽「ふるい」は、粉などを入れ、動かして細かいものとあらいものを分ける、あみを張った道具。 **ふるう**[振るう][五] ①思うがままに勢いよく動かす。「刀を―」「大なたを―」「采配[さいはい]を―」 ②能力やはたらきを大いに出す。「うでを―」「筆を―(=文章を自在に書く)」「熱弁を―」▽「揮う」とも書く。 ③勢いをえて盛[さか]んである。「商売が振るわない」「インフルエンザが猛威を―」 ④あるだけ、残らず出しきる。「財布[さいふ]を―」 **ふるう**[目][奮う][五] ①勢いが上がる。また、気力をじゅうぶん出す。「士気が―」 ②[「ふるって」の形で]積極的に加わるようにすすめるときの決まり文句。「ふるってご参加ください」類すすんで **ふるう**[目][奮う][形] [「ふるっている」の形で]変わっていて目をひく。奇抜[きばつ]である。「言うことがふるっている」 **ふるう**[×篩う][五] ①ふるいのあみ目を通して、よりわける。「小麦粉を―」 ②試験など、ある基準によって人やものをよりわける。「筆記試験で―」 **ブルー**[形動] ①<名>青。青い色。「―チーズ」 **ブルー**[形動] ①ゆううつな。「―な気分」「―マンデー」 ②わいせつな。「―フィルム」| blue **ブルーカラー**[名] 工場などの現場で働く労働者。↔ホワイトカラー ▽青い作業服を着ていたことから。| blue collar **ブルージーンズ**[名] 青いデニムのズボン。ジーンズ。ジーパン。| blue jeans **ブルース**[名] 奴隷解放後の一九世紀後半、アメリカ南部の黒人のあいだで生まれた四分の四拍子の哀調[あいちょう]をおびた歌曲。| blues **プルースト**[人名] 一八七一―一九二二年。フランスの小説家。代表作の長編小説「失われた時を求めて」は、意識の深層にある無意識の記憶[きおく]をとらえ、二〇世紀の文学に大きな影響[えいきょう]をあたえた。| Marcel Proust **フルーツ**[名] くだもの。「―パフェ」| fruits **フルーツパーラー**[名] くだもの店をかねた喫茶[きっさ]店。▽fruitとparlorから。和製語。 **フルーツポンチ**[名] 小さく切ったくだものなどにシロップなどを加えたもの。| fruit punch **フルート**[名] 木管楽器の一つ。横笛[よこぶえ]で、今は金属製がふつう。オーケストラや室内楽などで広く使われる。フリュート。| flute →図「オーケストラ」 **ブルートレイン**[名] 車体が青い夜行寝台[しんだい]特急列車の呼び名。ブルートレーン。ブルトレ。▽blue とtrainから。和製語。 **ブルーフィルム**[名] あからさまに性行為をうつした、わいせつ映画。| blue film **ブルーブラック**[名] こい青色。また、こい青色のインク。| blue-black <1216> ・ブルーマン・ **ブルーマンデー**[名] 休み明けのゆううつな月曜日。| blue Monday **ふるえあがる**[震え上がる][五] 恐怖[きょうふ]や寒さなどに、すっかりふるえて、精神の平静を失う。「敵軍来襲[しゅう]の知らせに―」 **ふるえる**[震える][下一] 細かくゆれうごきつづける。とくに、寒さやおそろしさなどで、ぶるぶるする。「高熱で手足が―」「興奮して声が―」 **プルオーバー**[名] 頭からかぶって着るセーター。| pullover **フルかいてん**[フル回転][名][-スル] 限度いっぱいに動くこと。 **ふるがお**[古顔][名] その会社や団体などに古くからずっといる人。ベテラン。「この職場ではもう―だ」類古参[こさん]・古株↔新顔[しんがお] **ふるかぶ**[古株][名] 職場や団体などに古くからいる人。古顔[ふるがお]・古参[こさん] **ブルガリア**[国名] 正式国名は、ブルガリア共和国。ヨーロッパ南東部の、バルカン半島東部にある国。ブドウ酒・バラ油の輸出が多い。面積約一一万平方[キロ]メートル。首都ソフィア。主要言語ブルガリア語。 **ふるぎ**[古着][名] 古くなった衣服。長く着ふるした衣服。「ーをリフォームする」 **ふるきず**[古傷・古。創][名] ①ずっと前に受けた傷のあと。「冷えると―が痛む」→生傷[なまきず] ②思いだしたくない、また他人にふれられたくない昔のあやまちや、いやな経験。「―をあばかれる」「―にさわる」類旧悪・前歴[ぜんれき] **ふるく**[古く][副] むかし。ずっと前に。昔から。「―から伝わる」「―さかのぼれば」 **ふるくさい**[古臭い][形] 古くなってしまって、新味や価値がしない。「―服」「―思想」 >つかいわけ古臭い・古めかしい=「古い」+「くさい」は、くせがあってよくないということ。「古臭い考え」。「古めかしい」は、古いことの価値をある程度認めている。「古めかしい仏像」。 **フルコース**[名] 西洋料理で、一定の順序で出てくる正式の料理。| full course **ふるさと**[古里・“故里・『故郷][名] 生まれそだった土地。こきょう。「―の山、―の川」類郷里・郷土[きょうど]▽ふつう、他の土地に暮らす者がなつかしい気持ちで使う。また、ものごとが起こり始まったところという意味でも使う。「こけしの―を訪ねる」 >つかいわけ↓「郷土」を見よ。 >古語 古くは、郷里の意味にかぎらず、広くなじみ深い土地をさした。また、古びて荒れた里、とくに昔の都をいうことも多かった。 **フルシチョフ**[人名] 一八九四一一九七一年。旧ソ連の政治家。スターリンの死後、共産党第一書記・首相をつとめた。米ソ協調を進めたため、中国との対立が決定的になり、国内の農政の失敗で失脚[しっきゃく]した。| Nikita Sergeevich Khrushchov **ブルジョア**[名] ①資本主義社会で、資本をもつ人。資本家。資産家。金持ち。↔プロレタリア ②中世ヨーロッパで経済力をもった都市の商工業者。▼「ブルジョワ」とも。| bourgeois **ブルジョアジー**[名] ブルジョア階級。資本家階級。有産階級。ブルジョワジー。↔プロレタリアート | bourgeoisie **ふるす**[古巣][名] 前に住んでいた巣。また、もといたところ。「―の研究室にもどる」 **ふるす**[古す][造語] [「〜古す」の形で]長いあいだ使って古くする、いつものことでめずらしくない、などの意味をあらわす。「使い―」「言い古されたことば」▽動詞の連用形につく。 **プルス**[名] 脈搏[みゃくはく]。脈。パルス。「―をとる」| Puls **フルスピード**[名] 全速力。最高速度。「―でつっ走る」| full speed **ブルゾン**[名] ゆったりした、すそをしぼったジャンパー風の上着。| blouson **プルターク**[人名] 「プルタルコス」 **ふるたおりべ**[古田織部][人名] 一五四四一六一五年。安土桃山時代の武将・茶人。織田信長[おだのぶなが]・豊臣秀吉[とよとみひでよし]に仕え、関ヶ原の戦いでは徳川方についたが、大坂夏の陣[じん]で豊臣方に通じた疑いがもたれ、自刃[じじん]に追いこまれた。また、茶道では千利休の弟子で、織部流をおこした。 **ふるだぬき**[古狸][名] 経験を積んだ、ずるがしこい人。「ひとすじなわではいかぬ―」 **プルタルコス**[人名] 四六?一二〇?年。ローマ帝政時代の思想家。「英雄伝」は、ギリシャ・ローマの英雄の比較評論で、重要な史料となっている。| Ploutarchosプルターク。 **ふるつわもの**[古。兵・古強者][名] その道でじゅうぶんに経験を積み、技術やかけひきがじょうずになった人。「政財界の―」類老練家・ペテラン ▽「つわもの」は、武士のこと。多くの戦いを経験し、きたえぬかれた武士という意味から。 **ふるて**[古手][名] ①ずっと前からその職業にたずさわっている人。また、古くなったもの。古着や古道具。「―の社員」「―屋」↔新手 ②<名> **ブルドーザー**[名] 前にとりつけた大きな鉄板で、土砂や雪などをおしのけたり、地ならしをしたりする土木作業車。| bulldozer **ブルドッグ**[名] イヌの品種の一つ。顔が短く、両ほおが垂れさがっている。ブルドック。| bulldog **プルトップ**[名] 缶入り飲料のふた。| Pull-top **プルトニウム**[名] 金属元素の一つ。核反応によって人工的につくられるが、放射能をもち毒性が強い。核兵器や原子炉の燃料となる。元素記号Pu | plutonium **フルトン**[人名] 一七六五——一八一五年。アメリカの発明家。はじめ画家をこころざしたが、造船技師となり、世界初の蒸気船「クラーモント号」の建造に成功した。| Robert Fulton **ブルネット**[名] 髪[かみ]の毛や目の、黒みがかった女性。| brunette <1217> ・ブレザー **フルバック**[名] サッカーやラグビーなどで、最後衛[さいこうび]。おもに防御をうけもつ。FB。 | fullback **ふるびる**[古びる][上一] 長い年月がたって、いかにも古いというようすになる。古くさくなる。「家が―」 >古語《ふる》「古[ふ]る」または「旧[ふ]る」と書く。現代語とちがって、ものが古くなるという意味のほかに、人が老いるという意味もあらわした。「ふりにしわが身」は「年老いたわたし」ということ。 **フルベース**[名] 野球で、満塁[まんるい]。▽fullとbaseから。和製語。 **ブルペン**[名] 野球場で、投手が投球練習をする場所。▽ウシの囲い場という意味から。| bull pen **ふるぼける**[古ぼける][下一] 古くなって色あせる。古くなって見た目がきたなくなる。「古ぼけたかばん」 **ふるほん**[古本][名] 人手にわたって読み古された本。また、昔刊行された本。古書。「―屋」↔新本 **ブルマー**[名] 婦人用の下ばき。また、女生徒のスポーツ用パンツ。▽考案者のアメリカ人、ブルーマー夫人の名から。| bloomers **ふるまう**[振る舞う][五] ①(他人に配慮しない)動作をする。行動する。「しぜんに―」「自分勝手[かって]にー」 ②人にごちそうする。もてなす。「祝いの酒を―」 **ふるめかしい**[古めかしい][形] 古いもののよさをそなえてはいるが、いかにも古い感じがする。「―家具」類 古風 >つかいわけ「古臭い」を見よ。 **ふるわす**[震わす][五] ふるえるようにする。ふるわせる。「感激して声を―」 **ふれ**[触れ][名] ◎広く世間[せけん]や下の者に告げ知らせること。とくに、役所からの告示。「おーを回す」「―を出す」▽「布令」とも当てる。 ②すもうで、見物客への知らせ。「結びの―」 **プレ**[造語] 以前。前。「―オリンピック」| pre- **ふれあい**[触れ合い][名] 互いにふれること。「心と心の―」 **ふれあう**[触れ合う][五] たがいにふれる。「かたとかたが―」「心が―」 **ぶれい**[無礼][形動] 礼儀[れいぎ]にはずれていること。「―な態度をとる」「―千万[せんばん]」類非礼・失敬 **ぶれいこう**[無礼講][名] 年齢[ねんれい]や地位の上下の別なく、礼儀[れいぎ]にこだわらないで楽しむ宴会。「きょうは―でいきましょう」 **フレー**[間] 応援[おうえん]するときのかけ声。がんばれ。| hurray **プレー**[名][-スル] 凼◎競技。また、競技のわざ。「ファイン―」 ②あそび。遊戯。勝負ごと。「―ボーイ」 ③演劇や芝居などを上演すること。「―ガイド」 ④「プレーボール」の略。| play **プレーオフ**[名] 試合で、同点のときの決勝戦。優勝決定戦。| play-off **ブレーカー**[名] 電気回路に制限以上の電流が流れたとき、自動的に回路を切る装置。サーキットブレーカー。| breaker **プレーガイド**[名] 映画・音楽・演劇などのもよおしものの切符[きっぷ]の前売りをしたり、案内をしたりするところ。▽playとguideから。和製語。 **ブレーキ**[名] ①動いている自動車や列車などの車輪を止めるための装置。制動装置。「頭脳流出に―をかける」 ②ものごとの進行をおくらせたり、とめたりするもの。「経済発展の―となる」| brake **フレーク**[名] うすくけずったもの。薄片[はくへん]。「コーンー」 | flake **フレーズ**[名] ①意味をもった、ひとまとまりのことば。句。成句。きまり文句。「キャッチー」| phrase ②音楽で、旋律[せんりつ]のひと区切り。楽句。小楽節。 **プレート**[名] ①板。金属板。「ナンバーー」 ②野球で、投手が球を投げるときにふむ板。ピッチャーズプレート。また、本塁[ほんるい]。ホームプレート。| plate **プレーバック**[名][-スル] 録音や録画したテープを再生すること。| play back **プレーボーイ**[名] 女性をもてあそぶ男。金持ちで遊びずきな青年。| playboy **プレーボール**[名] 試合開始の合図や宣言。| play ball **フレーム**[名] ①わく。ふち。「眼鏡[めがね]の―」 ②苗を育てるために木や鉄骨で囲んだ温床[おんしょう]。 ③ボウリングで、各投球回。一ゲームは一〇フレームからなる。「いよいよテン―勝負だ」| frame **フレームアップ**[名][-スル] 事件や犯人などのでっちあげ。| frame-up **プレーヤー**[名] ①競技者。選手。 ②演奏家。演技者。「一流―の出演」 ③「レコードプレーヤー」の略。| player **プレーリー**[名] 北アメリカ中央部、ミシシッピ川の上流からカナダにかけて広がる大草原。土地が肥え、コムギ・トウモロコシ・ダイズなどの栽培に適する。| prairie **プレーリードッグ**[名] リス科の哺乳[ほにゅう]動物。北アメリカの大草原に、巣穴[すあな]をつくってすむ。体長三〇センチ[メートル]ぐらい。▽プレーリー(=草原)にすみ、イヌのように鳴くことから。| prairie dog **ブレーン**[名] ①「ブレーントラスト」の略。また、ブレーントラストの一人。| brain **ブレーンストーミング**[名] 一つのテーマについて意見を自由に出しあってアイデアをひき出すこと。集団思考開発法。| brainstorming **ブレーントラスト**[名] 政府や企業[きぎょう]などに専門的な助言をあたえる学者などのグループ。顧問機関。ブレーン。▽「ブレーン」は、頭脳のこと。| brain trust **フレキシブル**[形動] 柔軟[じゅうなん]なようす。融通のきくようす。「―な感覚」「―な対応」| flexible **ふれこみ**[触れ込み][名] 前もっておおげさに宣伝しておくこと。「十年に一度の選手というー」 **ブレザー**[名] 軽快な背広型のかえ上着[うわぎ]。男性用・女性用ともにいう。ブレザーコート。| blazer <1218> ・プレジデン・ **プレジデント**[名] 大統領。また、会長。総裁。| president **ブレジネフ**[人名] 一九〇六-八二年。旧ソ連の政治家。フルシチョフの失脚[しっきゃく]したあと、共産党第一書記となり、集団指導体制をとり、最高会議幹部会議長をつとめた。| Leonid Il'ich Brezhnev **プレス**[名][-スル] ①おしつけること。また、圧縮機。圧搾機。 ②アイロンをかけること。「ズボンを―する」 ③印刷。出版。新聞。「ークラブ」| press **プレスキャンペーン**[名] 新聞などが、ある問題を連続してとりあげて世論を呼びおこすこと。| press campaign **ブレストストローク**[名] 「平泳ぎ」のこと。胸泳。ブレスト。| breaststroke **プレスハム**[名] ぶた肉に他の肉などをまぜて、おしかためてつくったハム。| pressed ham **ブレスレット**[名] うでかざり。うで輪。| bracelet **プレゼント**[名][-スル] おくりものをすること。また、おくりもの。「誕生日の―」| present **ふれだいこ**[触れ太鼓][名] すもうが始まる前日に、太鼓をたたきながら街なかを回って、初日の取組[とりくみ]を知らせること。 **プレタポルテ**[名] 有名デザイナーによる婦人用高級既製服。↔オートクチュール | prêt-à-porter **プレッシャー**[名] 圧力。とくに、精神的重圧。「―をかける」| pressure **フレッシュ**[形動] 新鮮なようす。清新。「若者[わかもの]らしい―な感覚」「―ジュース」| fresh **フレッシュマン**[名] 新入生。新入社員。新人。| freshman **プレハブ**[名] 工場で部品をつくり、それを現地で組みたてる建築方法。「―住宅」▽prefabricated houseから。| prefab **プレパラート**[名] 顕微鏡[けんびきょう]で観察するために、二枚のガラス板のあいだに材料をはさみこんだもの。顕微鏡用の標本。| Präparat **ブレヒト**[人名] 一八九八一一九五六年。ドイツの劇作家・詩人。マルクス主義・反ファシズムの立場から、戯曲[ぎきょく]「夜打つ太鼓」「三文[さんもん]オペラ」、詩集「家庭説教集」などを書いた。| Bertolt Brecht **プレビュー**[名] 映画や演劇などで、試演または試写会。| preview **ふれまわる**[触れ回る][五] あちこちに知らせて歩く。「町じゅうに―」類触れ歩く・言い触らす **プレミアショー**[名] 公開にさきがけておこなう映画の有料試写会。| premiere show **プレミアム**[名] 入場券などの割り増し料。また、手数料。プレミア。「―つきの切符[きっぷ]」| premium **プレリュード**[名] 前奏曲。| prelude **ふれる**[振れる][下一] ①ゅれて動く。「地震[じしん]計の針が―」 ②正しい方向からずれる。ある方向へ片寄る。「中心が右へ―」 **ふれる**[触れる][下一] □●軽くさわる。ちょっと当たる。「指さきでー」「外気に―」 ②目や耳にちらっとはいってくる。「目に―ものがすべてめずらしい」 ◎ついでに、そのことについてちょっとだけ言う。「問題に簡単に触れておこう」 ④見たり聞いたりして、少しかかわりをもつ。「すぐれた作品に―」 ⑤規則などにひっかかる。「法に―」 ◎思わず、都合の悪いことに出会う。「逆鱗[げきりん]に―(=ひどくしかられる)」 ◎広く知らせる。いいふらす。「あちこち触れて歩く」 >つかいわけ 触れる・触[さわ]る・接する =どれも相手に手さきなどが当たること。「触れる」は、瞬間的で軽いところに力点がある。「触る」は、「障害になる」ことが基本だから、ひっかかると。また、相手の気持ちなどかまわずに、他人のからだなどに手を当てること。「気に障る」「傷に触る」。「接する」は、人と人、ものとものなどについていう。「接」はもともと「くっつく」「まじわる」意味だから、多くは時間的に持続する関係をいう。「となり接したかき根」「身近に接した人」。 **ふれる**[狂れる][下一] 頭が正常でなくなる。精神が変になる。「気が―」 **ぶれる**[下一] 正しい位置からずれる。とくに写真を写すとき、カメラが動いて画面がぼやける。「映像が―」 **ふれんぞくせん**[不連続線][名] 気温・湿度・風向きなどが異なる二つの空気のかたまりが接しているさかい目。前線はこの一種で、付近は天気が悪い。 **フレンチ**[造語] フランスの。フラシス風の。また、フランス人。フランス語。「ートースト」| French **フレンチドレッシング**[名] サラダ油に酢やこしょうなどを加えたソース。ドレッシング。フレンチソース。| French dressing **フレンド**[名] 友人。友達。「ガールー」「ペン―」| friend **ブレンド**[名][-スル] 種類のちがう酒やコーヒーなどをまぜあわせること。調合。「―コーヒー」| blend **フレンドシップ**[名] 友情。| friendship **ふろ**[風炉][名] 茶道で使う、湯をわかすまるい炉。▷図「ちゃせん」 **ふろ**[風呂][名] 入浴するための施設[しせつ]。「―をたてる」「ひとー浴びる」 **プロ**[造語] 「プロフェッショナル」「プロダクション」「プログラム」「プロレタリア」「プロパガンダ」などの略。「―野球」「独立―の製作」| pro- **フロアー**[名] ゆか。板の間。また、建物の階。「―スタンド」「各―に設置する」| floor **フロイト**[人名] 一八五六一一九三九年。オーストリアの精神医学者。深層心理を研究して、精神分析学を始めた。その理論は文学や芸術など、さまざまな分野に影響をあたえた。著書に「夢判断」「精神分析入門」など。| Sigmund Freud <1219> ・プロバビリ **ブロイラー**[名] 食肉用の若いニワトリ。| broiler **ふろう**[浮浪][名][-スル] きまった住居や職業がなく、あちこちさまようこと。また、その人。「―者の群れ」類流浪 **ふろうしょとく**[不労所得][名] 働かないでえられる収入。家賃・利子・配当金など。 **ふろうちょうじゅ**[不老長寿][四字熟語] いつまでも年をとらず、長生きすること。 **ふろうふし**[不老不死][四字熟語] いつまでも年をとらず、死にもしないこと。「―の妙薬」 **フロー**[名] ①流れ。「―チャート(=仕事の流れ図)」 ②ある一定期間に動く財貨やサービスの量。↔ストック | flow **ブローカー**[名] 物品や権利の売買の仲立ちをする人。仲買人[なかがいにん]。| broker **ブロークン**[形動] 発音や文法などが正確でないようす。「ーイングリッシュ」 | broken **ブローチ**[名] 女性が洋服のえりや胸にピンで留めつけるかざり。| brooch **フロート**[名][-スル] うくこと。うかせたもの。「コーヒーー(=アイスコーヒーにアイスクリームをうかせたもの)」| float **ブロード**[名] 目のつんだ、うすでの布地。多くは木綿[もめん]。ワイシャツなどにする。▽broadclothから。 **ブローニング**[名] 自動式ピストルの一種。▽アメリカ人の発明者ブラウニングの名から。| Browning **ブローベール**[人名] 一八二一一八〇年。フランスの小説家。客観的な写実描写を重んじ、文体の完成を目ざしてリアリズム文学の代表者となった。代表作「ボヴァリー夫人」「感情教育」。| Gustave Flaubert **ふろく**[付録・附録][名] ①本や雑誌などに参考として、またはおまけとしてついているもの。↔本誌 ②中心となるものにそえられたもの。おまけ。 **プログラマー**[名] コンピュータ用のプログラムの作成を専門におこなう人。| programmer **プログラム**[名][-スル] ①<名>演劇や放送などで、出しものや出演者などを書いたもの。 **プログラム**[名][-スル] ①<名・スル>計画。予定。「―学習」「―を組む」 ②コンピュータに仕事をさせるための手順を指示したもの。また、それをつくること。| program **プロジェクト**[名] 事業や研究などの計画。企画。「旧市街再開発―」「―チーム」 | project **ふろしき**[風×呂敷][名] ものを包む四角形の大きな布。「―包み」「大―を広げる」 **プロセス**[名] ①過程。経過。「―を重視する」 ②作業をまとめる方法。手順。手続き。「一定の―をふむ」 ③加工ずみのもの。処理ずみのもの。| process **プロセスチーズ**[名] ナチュラルチーズを加熱・殺菌[さっきん]して、固めたもの。保存がきく。| process cheese **プロダクション**[名] ①映画や出版などの製作をおこなう会社。専属の俳優や技術者をもつ。「芸能―」「編集―」 ②生産。製作。「マスー」「プロ」とも。| production **プロタゴラス**[人名] 前四八五?—前四一〇?年。古代ギリシャの哲学者・ソフィスト。相対主義の立場で、「人間は万物の尺度である」と説き、各自が判断の基準なのだと主張し、絶対的真理の存在を否定した。| Protagoras **フロック**[名] まぐれで成功すること。まぐれ当たり。幸運。「―で勝つ」▽flukeから。 **ブロック**[名] ①<名>◎コンクリートでつくられた四角い建築材。「―建築」 ②街の一区画。街区。地域。「―ごとに消毒する」 ③かたまり。 **ブロック**[名][-スル] ①<名・スル>妨害[ぼうがい]すること。阻止すること。とくに、スポーツで、相手の動きを妨害すること。「相手のスパイクをーする」| block **ブロック**[名] 共通の利益のために、国家や団体が結びついてつくる連合。同盟。類閥。| bloc **ブロックけいざい**[ブロック経済][名] 植民地と本国、あるいは、政治上の同盟国などが結合し、排他的な経済圏[けいざいけん]を築くこと。一九二九年の世界恐慌[きょうこう]のあとに起こったイギリスを中心とするスターリング・ブロックなどがその典型。 **フロックコート**[名] 男性の礼服の一つ。黒色でひざたけまでのダブルの上着[うわぎ]に、縦じまのズボンを組みあわせたもの。フロック。| frock coat **ブロッコリー**[名] アブラナ科の一年草・二年草。緑色のつぼみが球状につく。食用。| broccoli **プロット**[名] 小説や演劇などのすじ。構想。「―を組たてる」| plot **フロッピーディスク**[名] コンピュータの外部記憶[きおく]装置の一つ。うすいポリエステルの小形の円盤[えんばん]に、磁気塗装したもの。三・五型、五型、八型などのサイズがある。フロッピー。FD。| floppy disk **プロテクター**[名] 野球で、キャッチャーや主審がつける胸当て。また、アメリカンフットボールで、防具。| protector **プロテスタント**[名] 一六世紀、ルターらの宗教改革によりカトリック教会から分離したキリスト教の諸派。新教。また、その信徒。新教徒。↔カトリック | Protestant **プロテスト**[名][-スル] 抗議すること。異議を唱えること。「―ソング(=社会問題をテーマにした歌)」| protest **プロデューサー**[名] 映画やテレビなどで、製作責任者。番組製作者。| producer **プロデュース**[名][-スル] 映画や演劇などを企画・製作すること。| produce **プロトタイプ**[名] 原型。模範[もはん]。また、試作品。| prototype **プロトン**[名] 陽子[ようし]。| proton **プロパー**[形動] 固有であること。本来。その道の専門。| proper **プロパガンダ**[名] 宣伝。とくに、ある思想や主義の宣伝をすること。| propaganda **プロバビリティー**[名] 見こみ。公算。確率。「かなりのーがある」| probability <1220> ・プロパンガ **プロパンガス**[名] 天然ガスや石油の中にふくまれる無色無臭[むしゅう]の気体。プロパンを主成分とする燃料。液化石油ガス。LPG。| propane gas **プロフィール**[名] 横顔。また、簡単な人物紹介[しょうかい]。プロフィル。「作家の―にふれる」 | profile **プロフェッサー**[名] 大学などの教授。| professor **プロフェッショナル**[形動] 職業としておこなうようす。専門であるようす。職業的。専門家。プロ。↔アマチュア | professional **プロペラ**[名] 回転して船や飛行機などを前進させる羽根。| propeller **プロポーション**[名] 割合。比率。つりあい。とくに、からだつき。「抜群のー」| proportion **プロポーズ**[名][-スル] 結婚の申しこみをすること。求婚。「彼女にーする」| propose **ブロマイド**[名] 人気俳優や人気歌手などの肖像写真。▽「プロマイド」は誤り。| bromide **プロムナード**[名] 散歩を楽しめる道。遊歩道。「公園には―がある」| promenade **プロモーター**[名] 発起人。主催者。興行[こうぎょう]師。「音楽会の―をつとめる」| promoter **プロレス**[名] 入場料をとって見せる興行としてのレスリング。▽professional wrestlingから。 **プロレタリア**[名] 資本主義社会で、資本をもたないためにやとわれて生活している賃金労働者。無産者。「―革命」↔ブルジョア | Proletarier **ブロンド**[名] 金髪[きんぱつ]。また、金髪の女性。| blond **プロンプター**[名] 演劇で、舞台[ぶたい]のかげなどから俳優にせりふを教える人。後見役。| prompter **プロレタリアート**[名] プロレタリア階級。無産階級。↔ブルジョアジー | Proletariat **プロレタリアぶんがく**[プロレタリア文学][名] 大正末期から昭和初期にかけて、社会主義の立場から、文学を政治や社会の改革に役立てようとした文学。小林多喜二[こばやしたきじ]の「蟹工船[かにこうせん]」、徳永直[とくながすなお]の「太陽のない街」など。 **プロローグ**[名] ①物語や劇などの前置きの部分。序言。序章。序幕。序曲。 ②ものごとの初め。発端[ほったん]。「あれが革命の―だった」→エピローグ | prologue **フロンガス**[名] ふっ素・塩素をふくむ炭化水素の化合物。ふつう、気体または液体。冷蔵庫の冷却剤[れいきゃくざい]やスプレーの噴射剤[ふんしゃざい]などに使う。成層圏[せいそうけん]のオゾン層を破壊するので、使用が禁止されつつある。フロン。| flon gas **ブロンズ**[名] 青銅。また、青銅製の像。| bronze **フロンティア**[名] 国境。辺境。とくに、アメリカ西部の開拓[かいたく]地。| frontier **フロンティアスピリット**[名] アメリカ人特有の、国土を開拓し、発展させようとする精神。開拓[かいたく]者精神。| frontier spirit **ブロンテさんしまい**[ブロンテ三姉妹][人名] 姉シャーロット・ブロンテ。一八一六一五五年。妹エミリー‐ブロンテ。一八一八一四八年。末妹アン‐ブロンテ。一八二〇一四九。三人ともイギリスの女流小説家。シャーロットの代表作は「ジェーン・エア」、エミリーの代表作は「嵐[あらし]が丘[おか]」、アンの代表作は「アグネス・グレー」。| Charlotte Brontë/Emily Brontë/Anne Brontë **フロント**[名] ①正面。前面。「―ガラス」↔バック ②ホテルや旅館などの受付。帳場。 ③気象や軍事用語で、前線。| front **ふわ**[不和][形動] 気持ちが合わず、仲が悪いこと。「家庭―」類不仲・仲たがい **ふわく**[不惑][名] 四○歳[さい]のこと。「齢[よわい]ーをむかえる」▽「論語」の「四十にして惑[まど]わず」から。 **ふわけ**[×腑分け][名] 「解剖[かいぼう]」の古い言い方。 **ふわたり**[不渡り][名] 手形[てがた]や小切手をもつ人が、しはらい日にしはらいを受けられないこと。「―を出す」「―手形」 **ふわふわ**[副][-スル] ①やわらかくて軽いようす。「―した羽根ぶとん」| ふかふか・ふんわり ②軽いものが、空や水にうかんでただよっているようす。「風船が―と空にうかぶ」| ふんわり ③気持ちや態度がうわついて、落ち着かないようす。「そんな―した気持ちではだめだ」■ふらふら **ふわらいどう**[付和雷同・附和雷同][四字熟語] 自分自身の考えがなく、他人の意見にいいかげんな気持ちで賛同すること。▽「不和雷同」は誤り。 **ふん**[粉][米・4画 全10画 粉粉粉粉] ①こな。②こなごなにする。③おしろい。また、うわべをかざる。 **フン**[粉][名] ①粉乳[ふんにゅう],粉末[ふんまつ] ②花粉[かふん],製粉[せいふん] ③粉骨砕身[ふんこつさいしん],粉砕[ふんさい] ④粉飾[ふんしょく]、脂粉[しふん] **こ・こな**[粉][名] 小麦粉[こむぎこ] 白粉[おしろい] 火の粉/粉雪[こなゆき] 粉々[こなごな] **ふん**[紛][糸・4画 全10画 紛紛紛紛] ◎いりみだれる。もつれる。②まぎれて、わからなくなる。 **フン**[紛][名] ②紛糾[ふんきゅう],紛争[ふんそう],内紛[ないふん] ②紛失[ふんしつ] **まぎれる・まぎらす**[紛][動] 気が紛れる 苦し紛れ/怒りを紛らす **まぎらわす・まぎらわしい**[紛][動] 話を紛らわす/紛らわしい名前 **紛い物**[まがいもの] **紛れ当たり**[まぐれあたり] **見紛う**[みまごう] **ふん**[奮][大・13画 全16画 奮奮奮奮] 元気を出す。心がふるいたつ。▽「奪[だっ] (=うばう)」は別字。 **フン**[奮][名] 奮起[ふんき],奮戦[ふんせん],奮闘[ふんとう],奮発[ふんぱつ],発奮[はっぷん] **ふるう**[奮][動] 勇気を奮う,奮って応募する **ふん**[雰][雨・4画 全12画 零零零零] もやもやと立ちこめている空気。 <1221> **ぶんか** **ふん**[噴] [口・12画 全15画 噴噴噴噴] 勢いよくふきだす。フン 噴火[名][-スル]噴出[統][名][-スル]噴水[熱][名]噴飯[땄][名]噴霧[咇][名][-スル]ふく 火を噴く 噴き出す **ふん**[墳] [土・12画 全15画 墳墳墳墳] 土を盛りあげた墓。フン 墳墓[覧][名]円墳[名]古墳[名]土墳[が]前方後円墳[こうえんふん] **ふん**[憤] [心・12画 全15画 憤憤憤憤] ①いかる。いきどおる。②ふるいたつ。フン ①憤慨[名][-スル]憤激[名][-スル]憤然[甃][形動]憤怒[悅][名]悲憤[が][名][-スル]②発憤[名][-スル]いきどおる 裏切りを憤[いきどぉ]る 憤[いきどぉ]りを覚える **ふん**[分] 「ぶん」 **ふん**[×糞] [名]動物が消化したあとの食物のかすを体外へ出したもの。くそ。「金魚の―」 **ぶん**[分] [刀・2画 全4画 分分分分] [ブ][ブン]①ものをいくつかにわける。わかれる。②全体の中の一部分。「たりない―を補う」③生まれつきあたえられたもの。もちまえ。④社会や集団の中で、それぞれに割りあてられた立場や役割。身のほど。「―をつくす」「―を守る」「―をわきまえる」ものごとのようすや程度。「この―なら、あすは晴れそうだ」[フン]①明らかにする。わきまえる。②時間や角度の単位。一時間や一度の六〇分の一。③尺貫[辯]法で、重さの単位。一匁[もんめ]の一〇分の一。[ブ]①全体の一〇分の一。また尺貫法で、長さの単位。一寸の一〇分の一。②どのくらい有利かどうかの割合。「―が悪い」「―がある」「分」も見よ。ブン ①分裂[名][-スル]四分五裂[ごれつ][名]等分[名][-スル]配分[悲][名][-スル]②水分[总][名]成分[戀][名]半分[機][名]部分[名]領分[怨][名]③性分[名]天分[名]④分際[試][名]分相応[びおう][名]過分[ん][形動]客分[く][名]職分[心][名]本分[機][名]身分[名]⑤気分[さん][名]十分[名][-スル]多分[ん][副]□分別②分針[名]分秒[蹴り][名]③分銅[號][名]目②五分五分[繇][名]四分六[ぶ]わける・わかれる 明暗を分[ゃ]ける 分け前/運命が分かれる わかる・わかつ 道理が分[ゅ]かる 分[ゅ]からず屋/たもとを分かつ 分葱[わけぎ][名] **ぶん**[文] [文・0画 全4画 文文文文] ①もよう。あや。図がら。また、もようをつける。②外面の美しさ。③もじ。④ことばを書きつづったもの。「達意の―」→「文[だ]」[文法]も見よ。⑤書物。手紙や書類。◎学問・芸術などによる所産。武[ぶ]⑧昔のかねの単位。◎足袋[が]や[く]つの底の長さの単位。約二・四センチメートル。▽長さを計るのに一文銭[もん]を並べてその数であらわした。ブン・モン ①文身[点]/文様[號][名]縄文[辉][名]斑文[悲][名]文質彬々[ひんぴん][形動]③甲骨文[粉~][名]/文字[もじ][名]文盲[名]文学[び][名]文章[名]作文[名]論文[名]/文句[説][名]文言[説][名]経文[慧][名]証文[文][名]文献[名]文庫[名]文台[名]梵文[鎮就][名]文通[名][-スル]文化[名]文官[戏][名]文武両道[ばんどう][名]文明[名]⑧六文銭[殻もん]二束三文[にもん]◎十文[もん]三分[ぶ]ふみ 文[ょみ]をしたためる 恋文[こいぶみ][名]文[ぁゃ][名]文色[あや][名]文目[あやめ][名]文月[ふみづき][名]文箱[ふばこ][名] > 文は人なり 文章を見れば、書いた人の人がらがわかる。▽フランスの哲学者ビュフォンの「文体論」の中のことば。 **ぶん**[聞] [耳・8画 全14画 聞聞聞聞] ①きく。きこえる。②評判。うわさ。ブン・モン 寡聞[處][名]外聞[慈][名]見聞[歛][名]/前代未聞[みもん][名]聴聞[浆][名][-スル]②醜聞[心][名]新聞[핬][名]風聞[名]きく・きこえる 物音を聞[き]く 立ち聞[き]/鐘[ぃぉ]の音が聞[き]こえる **ぶん**[分/文] [名]↓漢字項目を見よ。 **ぶん**[文] [文法]一つのまとまった内容をあらわしている、ひと続きのことば。多くは二つ以上の文節からなり、最後に句点「。」またはピリオド「・」などをつける。種類は、性質上から平叙[訟]文・疑問文・命令文・感動文、構造上から単文・複文・重文に分けられる。センテンス。 **ぶん**[打ん] 造語[「ぶん〜」の形で]意味を強め、語勢を強める。「―なぐる」「―なげる」▽動詞に付く。「ぶち」の変化した形。 **ぶんい**[文意] [名]文章の意味。「―が通じない」 **ぶんあん**[文案] [名]書類などの文章の下書き。「―を練る」[圃]草案 **ふんいき**[雰囲気] [名]その場所やそこにいる人たちがしぜんにつくりだしている独特な感じ。ムード。「家庭的な―をかもしだす」 **ぶんえいのえき**[文永の役] [名]↓「げんこう(元寇)」 **ふんえん**[噴煙] [名]火山からふきでているけむり。「―が上がる」 **ふんか**[噴火] [名]①函火山が爆発[娯]して、溶岩[鷲]や火山灰などをふきだすこと。 **ぶんか**[文化] [名]①人間がつくりだした文明の技術を、その土地の自然的特性に適応させながら人間が営む生活の体系。「日本―」「―財」「町人―」▽文化と文明との境界ははっきりしないところもあるので、文化と文明とを混同して使う人も多い。②世の中がひらけて生活のレベルが上がり、豊かになること。「―的生活」 <1222> ・ぶんか >つかいわけ|文明・文化|「文明」は、技術についていう。したがって新しい文明は世界じゅうに輸出・輸入されて移転する。精神の文明を宗教という。「文化」は、自然条件によって支配されているそれぞれの土地が文明を受けいれて自分たちの自然条件のもとでつくりだし、発達させる生活。これは輸出できない。 **ぶんか**[分化][名][-スル] 一つのものが発達して、いくつかのちがうはたらきのものに分かれること。 **ぶんか**[文科][名] 自然科学以外の学問の分野。文学・歴史・哲学・法律・経済など。とくに、大学の文学部をいう。「一系」類文系↔理科 **ふんがい**[憤慨][名][-スル] ひどくいきどおり、なげくこと。「汚職[おしょく]事件は―にたえない」 **ぶんかい**[分解][名][-スル] ①まとまったものを細かい部分や要素に分けること。「―そうじ」 ②一つの化合物から、それを構成している二種類以上の物質を生ずること。たとえば、炭酸水素ナトリウムの結晶粉末を加熱すると二酸化炭素と水を生じる反応。「電気―」↔化合 **ぶんかいさん**[文化遺産][名] 現在まで伝えられてきた、昔の文化や文化的作品。「―を継承[けいしょう]する」類文化財 **ぶんがく**[文学][名] ◎詩・小説・戯曲[ぎきょく]など、ことばによって表現される芸術。「児童—」類 文芸 ②詩や小説などについて研究する学問。「―部」 **ぶんがくかい**[文学界][名] ①一八九三年創刊の文芸雑誌。北村透谷[きたむらとうこく]・島崎藤村[しまざきとうそん]・樋口一葉[ひぐちいちよう]らが中心。明治中期のロマン主義文学運動の母体となる。 ②一九三三年創刊の文芸雑誌。小林秀雄・川端康成[かわばたやすなり]・中島敦[なかじまあつし]らが同人。昭和一〇年代の文学活動の中心となる。 **ぶんがくしゃ**[文学者][名] 詩や小説などを創作したり、それらについて研究したりする人。 **ぶんがくせいねん**[文学青年][名] 作家をこころざす青年。また、文学的ふんいきを好む青年。 **ぶんかくんしょう**[文化勲章][名] 文化の発展につくした人に、政府からおくられる勲章。文化の日に授与される。「―を受章する」 **ふんかこう**[噴火口][名] 火山の溶岩[ようがん]や火山灰がふきだす出口。火口。 **ぶんかこうろうしゃ**[文化功労者][名] 日本文化の向上や発展にとくにつくした人。日本政府から終身年金が出る。 **ぶんかこっか**[文化国家][名] 繁栄[はんえい]のために文化の普及[ふきゅう]と発展を目ざそうとする国家。 **ぶんかざい**[文化財][名] 人間の精神的な活動によって生みだされた学問的・芸術的価値の高いもの。史跡[しせき]・伝統的建造物・工芸作品など。「無形―」 **ふんかざん**[噴火山][名] 噴火を続けている山。活火山。 **ぶんかしゅうれいしゅう**[文華秀麗集][四字熟語] 八一八年。嵯峨[さが]天皇の命により、藤原冬嗣[ふじわらのふゆつぐ]らが編集した勅撰[ちょくせん]漢詩集。初唐[しょとう]の「楽府[がふ]」をまねた詩風。三巻。 **ぶんかじん**[文化人][名] 高い教養を身につけていて、学問や芸術の分野で活躍している人。 **ぶんかだいかくめい**[文化大革命][名] 「プロレタリア文化大革命」の略。一九六六一七七年。中国で毛沢東[もうたくとう]がおこなった大規模な思想統制や政治闘争。劉少奇[りゅうしょうき]・鄧小平[とうしょうへい]などが失脚[しっきゃく]し、張春橋[ちょうしゅんきょう]や江青[こうせい](毛沢東夫人)ら四人組が台頭した。周恩来・毛沢東の死後、終結宣言が出され、八〇年以降、中国は「重大な誤り」であったとの認識を示した。文革。 **ぶんかちょう**[文化庁][名] 文部科学省の外局。文化の普及や振興[しんこう]を仕事とする。文化財の保存・保護や国語政策など。 **ぶんかつ**[分割][名][-スル]一つにまとまったものをいくつかに分けること。「領土の―」「―ばらい」 **ぶんかのひ**[文化の日][名] 国民の祝日の一つ。一一月三日。文化の発展をねがう日。▽文化勲章[ぶんかくんしょう]の授与がおこなわれる。 **ぶんかん**[文官][名] 行政や司法など、軍事以外の仕事をする公務員。↔武官 **ふんき**[奮起][名][-スル] 心をふるいたたせること。やる気を出すこと。「全員の―をうながす」 **ぶんき**[分岐][名][-スル] 枝や道などが、そこで二つ以上に分かれること。わかれみち。 **ぶんきてん**[分岐点][名] 分かれる場所。また、分かれ目。「東海道本線との―」「勝敗の―」 **ふんきゅう**[紛糾][名][-スル] めんどうな問題が起こって解決がつかず、非常にとめること。「議論が―する」▽「粉糾」は誤り。 **ぶんきょう**[文教][名] 文化や教育にかかわること。「党の―政策」「一地区」 **ぶんぎょう**[分業][名] 手分けしてする仕事の方法。「―システム」「医薬―」類分担 **ぶんきょうじょう**[分教場][名] 小学校などで、本校に通うのが不便な山奥などにつくられた、生徒数の少ない分校。 **ぶんきょうちく**[文教地区][名] 学校や図書館など、文教施設[しせつ]が多く集まっている地域。 **ぶんきょうひふろん**[文鏡秘府論][名] 八二〇年ころ。空海[くうかい]の編著。漢詩文の評論。六巻。▽これを要約したものに、「文筆眼心抄[ぶんぴつがんしんしょう]」がある。 **ぶんきょくか**[分極化][名] 対立する二つの立場に分かれること。▽電荷・磁荷の分布が片寄ってN極とS極に分化する現象から。 **ふんぎり**[踏ん切り][名] 思いきって決心すること。決断。「なかなか―がつかない」▽「ふみきり」の変化した形。 **ぶんきんたかしまだ**[文金高島田][名] 日本髪の一つ。根もと[ねもと]もまげも高く結[ゆ]った島田まげ。優雅[ゆうが]に見えるので婚礼[こんれい]のときに結う。文金。 **ぶんぐ**[文具][名] 文房具[ぶんぼうぐ]。「校門前の一店」 **ぶんけ**[分家][名][-スル] 家族の一部が分かれて、別の家を構えること。また、分かれて成立した家。↔本家 <1223> ・ふんしつ **ぶんけい**[文型][名] 文を、構造などから分類した型。「基本―を学習する」 **ぶんげい**[文芸][名] ①詩や小説などのように、ことばによってあらわされる芸術。文学。「一批評」 ②学問と芸術。 **ふんけい(刎頸)の友**[とも] 「刎頸の交わり」で結ばれた親友。 **ふんけい(刎頸)の交わり**[まじわり] 生死をともにするほどのかたい友情。その友人のためなら、首をはねられてもくいないほどの親しい交わり。▽「頸」は首、「刎」ははねること。中国、「史記」から。 **ぶんげいふっこう**[文芸復興][名] ↓「ルネサンス」 **ふんげき**[憤激][名][-スル] ひどくおこり、いきどおること。「人々のーを買う」類 激怒・憤慨 **ぶんけん**[文献][名] 研究や調査をするときに参考にする記録や資料。「参考——」「―資料」▽もとは文字に書いたものと、口伝えによる伝承の意。 **ぶんげん**[分限][名] 職業や地位による身分や資格の程度。身のほど。「―をわきまえる」類分際 **ぶんけんたい**[分遣隊][名] 本隊から分けて派遣する小部隊。 **ぶんこ**[文庫][名] ①同じ装丁で出版した、一連の小型本。値段を安くして、有名な作品を多くの人に広めるためのもの。「―本」「―判(=A6判)」 ②書庫。また、そこに集められた書物。「学級―」「金沢―」 ③書類や手紙などを入れておく箱。「手―」 **ぶんご**[文語][名] 園●現代語のうち、おもに文章として使われる書きことば。使われる単語と言いまわしとに、漢語の割合が高く、古いことばづかいが多い。文章語。「学窓(=学校)」「貴兄[きけい](=あなた)」など。▽手紙文や正式なあいさつなどにも使うことが多い。 ②平安時代のことばをもとにした、古典で使われていることばの体系。「―文法」←口語「平安時代までは書きことばと話しことばがほぼ同じだったが、話しことばが変化して、文語と口語のちがいができた。 **ぶんご**[豊後][名] 旧国名。今の大分県中南部。西海道の一国。「―梅」「―水道」 **ぶんこう**[分校][名] 本校から分かれて別に設けられた学校。「山のー」→本校 **ぶんごう**[文豪][名] 偉大[いだい]な業績を残した文学者。とくに、偉大な小説家。「夏目漱石[なつめそうせき]は明治の―といわれる」 **ぶんこうき**[分光器][名] プリズムを通して、光のスペクトルを観測する装置。 **ぶんごし**[文語詩][名] 文語によって書かれた詩。◆口語詩。多く、五音・七音を中心とする定型詩で、近代詩のさきがけといわれる島崎藤村[しまざきとうそん]の詩も文語定型詩である。 **ぶんこつ**[分骨][名][-スル] 死者の遺骨を二か所以上に分けてほうむること。 **ふんこつさいしん**[粉骨砕身][四字熟語] 力の限りをつくして努力すること。「―努力する」▽骨を粉にし、身を砕くだくこと。「粉骨細心」は誤り。 **ぶんごぶん**[文語文][名] 平安時代のことばをもとにした古典文法にもとづいて書かれた文章。和漢混交文・漢文訓読文・和文・候[そうろう]文などがある。↔口語文 **ぶんごぶんぼう**[文語文法][名] とくに平安時代のことばをもとに体系づけた文法。↔口語文法 ▽おもに用言の活用のしかたや、助動詞の種類などの点で口語文法とちがっている。 **ふんさい**[粉砕][名][-スル] ①細かくうちくだくこと。「―機」「岩を―する」 ②完全にやっつけること。「敵を―する」「粉細」は誤り。 **ぶんさい**[文才][名] すぐれた文章や作品を書く能力。文学的才能。「―がある」 **ぶんざい**[分際][名] 身のほど。身分の程度。「若僧[わかぞう]の―で何を言うか」▽「ぶんさい」と読むのは誤り。 **ぶんさつ**[分冊][名][-スル] ページ数の多い書物を一冊にまとめずに、何冊かに分けること。また、分けた一冊。「上下二ー」 **ぶんさん**[分散][名][-スル] と一つのものがいくつかに分かれて散らばること。「勢力を―する」 ②光がプリズムを通るとき、波長によって色が分かれること。 ③統計で、全体が平均値の近くにまとまっているか、散らばっているかを示す数。片寄りのめやすとなる。 **ふんし**[憤死][名][-スル] 激しいいかりをいだいたまま死ぬこと。「―をとげる」 **ぶんし**[文士][名] 小説を書く職業の人。とくに、小説家。「三文[さんもん]競―」 **ぶんし**[分子][名] ①化学で物質をつくっている最小の粒。物質の化学的性質を失わないままで分けられる最小の単位。▽ふつう、分子はいくつかの原子が結合してできている。たとえば水の分子は酸素原子一個と、水素原子二個とからできている。 ②分数や分数式で、真ん中の横線の上の数字や式。↔分母 ③集団の中で、特別な考えかたをする一部の人たち。「危険―」「異―」 **ぶんじ**[文治][名] ↓「ぶんち」 **ぶんじ**[文辞][名] 文章のことば。文章と辞句。 **ぶんししき**[分子式][名] 化学で、元素記号を使って分子の構造をあらわした式。たとえば水の分子式はH₂O、二酸化炭素はCO』など。 **ふんしつ**[紛失][名][-スル] うっかりしてものをなくすこと。「定期券の―届[とどけ]」「―物」▽「粉失」は誤り。 >つかいわけ紛失・喪失・失墜・失効=どれも「なくす」こと。「紛失」は、ものが何かにまぎれて見えなくなること。「かぎを紛失する」。「喪失」は、精神的なもの。「記憶喪失」。「失墜」は、信用・権威[けんい]など。「名誉を失墜する」。「失効」は、法律や権利などの効力をなくすこと。「契約[けいやく]が失効する」。 <1224> ・ぶんしつ **ぶんしつ**[分室][名] 小さく分かれた部屋。また、本部から分かれて設けられた事務所。 **ぶんしつひんびん**[文質彬彬][四字熟語] 外見の美と内面の実質とが、よく調和してともにりっぱであること。 **ふんじばる**[ふん縛る][五] 強くしばる。てあらくしばる。俗な言い方。▽「踏みしばる」の変化した形。 **ふんしゃ**[噴射][名][-スル] ①気体や液体を小さな口から勢いよくふきだすこと。 ②燃料の油を霧[きり]のようにして、空気とまぜて爆発させ、ガスをふきださせること。 **ぶんしゅう**[文集][名] 詩や文章を集めて本の形にまとめたもの。「卒業記念の―をつくる」 **ぶんしゅく**[分宿][名][-スル] 何か所かに分かれて宿屋などにとまること。「三か所に―する」 **ふんしゅつ**[噴出][名][-スル] せまい口から勢いよくふきだすこと。「火口からガスがーする」 **ぶんしょ**[文書][名] 必要なことや考えを文字で書きしるしたもの。「―で通達する」 **ぶんしょう**[文相][名] 「文部大臣」のこと。 **ぶんしょう**[文章][名] 一つのまとまった考えや意見などをあらわすために、秩序をつけて文を重ねていったもの。「―構成法」 **ぶんしょう**[分掌][名][-スル] 仕事を分けてうけもつこと。類分担 **ぶんじょう**[分乗][名][-スル] いくつかの乗り物に分かれて乗ること。「タクシーにーする」 **ぶんじょう**[分譲][名][-スル] まとめて整地したり、建物を建てたりして、それぞれいくつかに分けて別々に売りわたすこと。「―住宅」 **ぶんしょうご**[文章語][名] 口頭語に対して、もっぱら文章に用いられることば。書きことば。文語。↔口頭語 **ふんしょく**[粉飾・×扮飾][名][-スル] 内部の虚偽[きょぎ]がわからないように、外見を整えて正当らしく見せること。「―決算」▽紅[べに]・おしろいで化粧[けしょう]することから。 **ふんしょこうじゅ**[×焚書坑儒][四字熟語] 学問や言論の自由を弾圧[だんあつ]することのたとえ。▽秦の始皇帝[しこうてい]が儒教思想を説く書物を焼き、儒者を生きうめにしたこと。「焚」は焼く、「坑」は穴にうめること。「焚書坑儒」は誤り。 **ぶんしりょう**[分子量][名] 分子一モルの質量。単位はグラム。 **ふんじん**[奮迅][名] 勢い激しくふるいたつこと。たけりはやること。「獅子[しし]―」 **ふんじん**[粉×塵][名] ごく細かなちり。金属や石などがくだけて空中に浮遊するごみ。 **ぶんしん**[分身][名] 一つのからだが二つ以上に分かれること。また、もとのからだから分かれでたもの。「主人公は作者の―だ」「―の術」 **ぶんじん**[文人][名] 学問や芸術などにたずさわる人。とくに、和歌や俳句・書画などの趣味をもつ風流な人。「―墨客[ぼっかく]」↔武人 **ぶんじんが**[文人画][名] 文人が趣味でえがく風雅なおもむきのある墨絵[すみえ]。とくに、南宗[なんそう]画。 **ぶんじんぼっかく**[文人墨客][四字熟語] 風流・風雅を楽しむ人。風流人。▽詩文をつくる人と、書画をかく人のこと。 **ふんすい**[噴水][名] ①水をふきださせる装置。また、その水。ふきみず。ふきあげ。 ②ふきでる水。 **ぶんすいれい**[分水嶺][名] 雨水[あまみず]が左右に分かれて、川となって流れるさかいになっている山の尾根。 **ぶんすう**[分数][名] ある整数aをゼロでない整数6で割った結果を、a/bであらわしたもの。aを分子、6を分母という。真分数・仮分数・帯分数がある。 **ふんする**[×扮する][動] 演劇などで、役者が登場人物の姿になる。扮装[ふんそう]する。「義経[よしつね]に―」 **ぶんせき**[分析][名][-スル] ①ものごとを一つ一つの要素に分け、それぞれの性質を明らかにすること。「事故の原因を―する」類総合 ②化学で、物質の成分を分解してその成り立ちを明らかにすること。 **ぶんせき**[文責][名] 書いた文章の内容などについて負う責任。「―在記者(文責は記者にある)」 **ぶんせつ**[文節][名] 文を、意味や発音が不しぜんにならないぎりぎりのところまで短く切った、ひと句切り。▽文を文節に句切るには、あいだに「ネ」を入れてみる。「きのう(ネ)神田(ネ)で(ネ)本を(ネ)買った」「そこへ(ネ)行きました」のように。 **ぶんせつ**[分節][名] まとまりのあるひと続きのものを、いくつかの部分に分けること。また、その分けたもの。 **ふんせん**[奮戦][名][-スル] 力をふるって戦うこと。類奮闘[ふんとう] **ふんぜん**[日][憤然][形動] 急に激しく怒るようす。「―として抗議する」 **ふんぜん**[目][奮然][形動] 気力をふるいたたせるようす。「―として戦う」「―とたち向かう」 **ぶんせん**[文選][名] 活版印刷で、原稿[げんこう]の文字に合わせて活字を拾いあつめること。また、活字を拾う仕事をする人。「―工」 **ふんそう**[紛争][名][-スル] ものごとがもつれて争うこと。もめごと。「国際―が続く」▽「粉争」は誤り。 >つかいわけ紛争・闘争・抗争[こうそう]ほか=どれも「あらそう」こと。「紛争」は、たがいのあいだで、ごたごたして争うこと。「学園紛争」。厳しく勝敗をつけようとするときは「闘争」。「賃上げ闘争」。相手に逆らい、張りあって争うときは「抗争」。「暴力団の抗争」。組織内部のもめごとは「内紛」。「その陣営[じんえい]では内紛が絶えない」。ひそかにかげで争うことを「暗闘」という。「派閥[はばつ]の暗闘が表面化する」。 **ふんそう**[×扮装][名][-スル] 役者が、役がらに合わせた衣装をつけ、化粧[けしょう]をすること。また、別の人物の姿になること。「リア王のー」「ピエロにーする」類 仮装 変装▽「紛装」は誤り。 <1225> ・ふんべつく **ぶんそうおう**[分相応][形動] その人の身分や能力にふさわしいこと。「―の生活をする」 **ふんぞりかえる**[踏ん反り返る][五] いばった態度で、上体を後ろへ反らす。「いすに―」 **ぶんたい**[文体][名] ①文章の形式。口語文体では、である体・ですます体など。文語文体では、和文体・漢文訓読体・和漢混淆[こんこう]文体など。 ②筆者の個性のあらわれとしての文章の特徴。「志賀直哉[しがなおや]の―」▽現代日本語の文体は、その文章に使われる漢語が多いか少ないか、また接続詞の種類や助詞・助動詞の使われかたによってきまる。たとえば、「しかるに、逃亡者多きにより」は古い文体。「だけど、にげちゃった人がうんといたから」は、会話体。 **ふんだくる**[五] 乱暴[らんぼう]にうばいとる。俗な言い方。「一〇〇万円もふんだくったそうだ」 **ふんだりけったり**[踏んだり蹴ったり][形] 不運なことが重なったり、ひどいしうちを続けて受けたりすること。▽踏んだうえに、さらにけることから。 **ふんだん**[形動] 使いきれないほどたくさんあるようす。欲しいだけいくらでも手にはいるようす。「米は―にある」「紙を―に使ってよい」▽「ふだん(不断)」の変化した形。 **ぶんたん**[分担][名][-スル] 手分けしてうけもつこと。「仕事を―する」▽「分胆」は誤り。 **ぶんだん**[分断][名][-スル] まとまっているものを、断ちきって、別々にすること。「南北に―する」 **ぶんだん**[文壇][名] 作家や文芸批評家たちの社会。文学界。「戦後のーにデビューする」 **ぶんち**[文治][名] 武力によらず、法律などによって世を治めること。「ぶんじ」とも。「―政治」↔武断 **ぶんちょう**[文鳥][名] カエデチョウ科の小鳥。スズメくらいの大きさで、ふつう頭と尾は黒く、くちばしと足は淡紅色。人によくなれる。「手のり―」 **ぶんちん**[文鎮][名] 紙や書物などが動かないように、重しとして上にのせる文房具。 **ぶんつう**[文通][名][-スル] 手紙をやりとりすること。 **ふんづまり**[×糞詰まり][名] 大便が出なくなること。便秘[べんぴん]。 **ぶんてん**[文典][名] 文法を説明した本。文法書。 **ふんど**[憤怒・×忿怒][名] ↓「ふんぬ」 **ふんとう**[奮闘][名][-スル] 力のかぎり戦うこと。また、精いっぱい努力すること。「―努力のかいあって」「孤軍ー」類奮戦 **ふんどう**[分銅][名] てんびんばかりや、さおばかりで測るとき、基準にする金属の重り。 **ぶんとう**[文頭][名] 文のはじめの部分。↔文末 **ぶんどき**[分度器][名] 角度を測るための目盛りをつけた器具。▽「分度機」とは書かない。 **ふんどし**[×輝][名] 昔の男子の下着。またの部分をおおう細長い布。下帯[したおび]。まわし。「越中[えっちゅう]―」「人の―ですもうをとる」 >褌を締めてかかる 気持ちを引きしめてものごとにのぞむ。 **ぶんどる**[分捕る][五] ①敵国の兵隊や財産をうばいとる。「戦車を―」 ②思いきりよく金品を出すこと。「お年玉を―する」 **ふんばり**[踏ん張り][名] ふんばること。「―がきく」「もうひと―」 **ふんばる**[踏ん張る][五] ⊕たおれないように足にしっかりふんで、ぐっと力を入れる。 ②負けないように、がんばってたえる。「土俵ぎわで―」類こらえる **ふんばんもの**[噴飯物][名] 食べかけのめしを思わずふきだしてしまうほど、ばかばかしくておかしいこと。「―の事件だ」 **ぶんぴつ**[分泌][名][-スル] 生物の腺[せん]などから、あせ・消化液・ホルモンなどが出ること。「ぶんぴ」とも。「内―」「―物」▽「分沁」は誤り。 **ぶんぴつ**[文筆][名] 文章を書くこと。小説・評論・詩歌[しいか]などを書くこと。「―活動をする」「―家」 **ふんびょう**[分秒][名] 一分や一秒といった、きわめて短い時間。「―を争う」類一刻 **ぶんぶ**[文武][名] 学問と武芸。「―両道」 **ぶんぶ**[分布][名][-スル] 同じ種類のものが、散らばってあること。また、動植物が種類によって異なった地域に生育すること。「高山植物の―図」 **ぶんなぐる**[“打ん殴る][五] 乱暴になぐる。俗な言い方。「あいつをぶん殴りたい」 **ふんにゅう**[粉乳][名] 粉ミルク。「脱脂[だっし]―」 **ふんにょう**[×糞尿][名] 大便と小便。汚物。「―処理」 **ふんぬ**[憤怒・×忿怒][名] 激しいいかり。いきどおり。「ふんど」とも。「―の形相[ぎょうそう]ものすごく」 **ぶんのう**[分納][名][-スル] 何回かに分けて納めること。「授業料を―する」↔全納 **ぶんぱ**[分派][名][-スル] □「中心勢力から分かれて、小さなグループをつくること。また、分かれでたグループ。セクト。「―行動をとる」類分流 **ぶんばい**[分配][名][-スル] 分けて配ること。「公平に―する」類配分 **ふんばつ**[奮発][名][-スル] ①気力をふるいおこすこと。「―して勉強する」 **ぶんぶくちゃがま**[文福茶釜・分福茶釜][名] 群馬県館林[たてばやし]市の茂林寺に伝わる伝説の茶がま。タヌキの化けたものだといわれる。 **ぶんぶつ**[文物][名] 学問・芸術・宗教など、文化に関するすべてのもの。「西洋の―を輸入する」 **ふんべつ**[分別][名] 世の中の出来事を常識的に判断する能力。「―盛[ざか]り」「思慮[しりょ]―」「―くさい」∇「ぶんべつ」と読めば別の語。 **ふんべつ**[分別][名][-スル] 種類によって分けること。「ゴミの―収集」「―書き」 **ふんべつくさい**[分別臭い][形] いかにも分別がありそうなようすをしている。「―顔つき」「―ことを言うな」 <1226> ・へ **ふんべつざかり**[分別盛り][名] 人生経験を積んで、世の中のことがよくわかる年ごろ。「四○歳[さい]といえばーだ」 **ふんべん**[糞便][名] 大便。くそ。 **ふんべん**[分娩][名][-スル] 子供を産むこと。出産。「―室」 **ふんぼ**[墳墓][名] 墓場。はか。「―の地(=故郷)」 **ぶんぼ**[分母][名] 分数や分数式で、真ん中の横線の下の数字や式。↔分子 **ぶんぼう**[文法][名] ことばの組みたてや使いかたについての、その言語独特のきまり。また、それらを研究する学問。「―書」「口語―」 **ぶんぼうぐ**[文房具][名] ものを書くときに必要な道具類。筆・ペン・えんぴつ・紙・ノートなどをまとめた呼び方。文具。「ぶんぽうぐ」とも。「―店」 **ふんぽん**[粉本][名] ◎東洋画の下書き。下絵[したえ]。▽貝殻[かいがら]からつくった顔料[がんりょう](=胡粉[ごふん])でえがいたことから。 ②研究や参考のために模写[もしゃ]した絵。 **ふんまつ**[粉末][名] こな。と。「ージュース」 **ぶんまつ**[文末][名] 文の終わりの部分。↔文頭 **ふんまん**[憤懣・念×懣][名] 腹が立って、どうにもがまんできない気持ち。「―やるかたない」 **ぶんみゃく**[文脈][名] 文章のすじみち。文章の続きぐあい。「―をたどる」 **ぶんみん**[文民][名] 職業軍人でない人。シビリアン。「内閣総理大臣その他の国務大臣は、―でなければならない(日本国憲法)」 **ぶんみんとうせい**[文民統制][名] →「シビリアンコントロール」 **ふんむき**[噴霧器][名] 液体を霧[きり]状にしてふきだす器具。きりふき。スプレー。 **ぶんめい**[文明][名] 人間の発明した技術の総体。▽とくに、メソポタミア文明・インダス文明・黄河文明などをいう。また、仏教・キリスト教などの宗教も精神文明という。技術も宗教も全世界に輸出され、うけいれられる特徴がある。 >つかいわけ↓「文化」を見よ。 **ぶんめい**[分明][形動] 他との区別がはっきりしていること。はっきりわかること。「ぶんみょう」とも。「結果は―だ」 **ぶんめいかいか**[文明開化][四字熟語] 人間の知識や技術が発達して、世の中が進歩すること。明治初年の日本が急速に近代化・欧米[おうべい]化した現象をいう。▽「文明開花」は誤り。 **ぶんめいのりき**[文明の利器][名] 文明の発達によって生まれた、便利な器械や器具。 **ぶんめいびょう**[文明病][名] 文明の急速な発展にともなって起こる病気。アレルギーやノイローゼなど。 **ぶんめん**[文面][名] 手紙などの文章。また、文章から読みとれること。「―から拝察する」 **ぶんや**[分野][名] 分けられた領域。活動の範囲[はんい]。「専門―」「勢力ー」 **ふんやのやすひde**[文屋康秀][人名] 生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。平安初期の歌人。六歌仙の一人。すぐれた技巧を駆使し、歌は「古今集」に五首、「後撰集」に一首はいっている。 **ぶんよ**[分与][名][-スル] 一部を分けあたえること。「財産―」 >つかいわけ→「贈与」を見よ。 **ぶんり**[分離][名][-スル] もとのものから分かれること。また、分けること。「水と油が―する」類分裂 **ぶんりつ**[分立][名][-スル] 別々に分かれて独立すること。また、分けて独立させること。「ぶんりゅう」とも。「三権―」 **ぶんりゅう**[分留・分×溜][名] 石油工業などで、沸点[ふってん]のちがう液体の混合物を熱して、沸点の低い成分から順にとりだすこと。分別[ぶんべつ]蒸留。「―装置」 **ぶんりゅう**[分流][名] 本流から分かれた流れ。また、一つの系統から分かれでた流派。類支流・分派↔本流 **ぶんりょう**[分量][名] 重さ・容積・割合などの量や程度。「仕事の―」「目―ではかる」 **ぶんるい**[分類][名][-スル] 性質のちがいによって、いくつかの種類に分けること。類 類別 **ふんれい**[奮励][名][-スル] 気力をふるいおこしてはげむこと。「―努力する」 **ぶんれい**[文例][名] 文章のつくりかたや書きかたの見本となる実例。 **ぶんれつ**[分列][名][-スル] いくつかの列に分かれて並ぶこと。分けて並べること。「一行進」「―式」 **ぶんれつ**[分裂][名][-スル] まどまりのあるものが、いくつかに分かれること。また、分かれてふえること。「細胞―」「核―」↔分離・統一・融合 **ぶんろくのえき**[文禄の役][名] ↓「ちょうせんしゅっぺい」 **ぶんらく**[文楽][名] 近世、大坂で始まった、義太夫[ぎだゆう]節[ぶし]に合わせて演ずる操[あやつ]り人形の芝居。人形浄瑠璃[じょうるり]。▽人形浄瑠璃専門の劇場「文楽座」の名から。 **へ**[×屁][名] ①腸にたまったガスが肛門から出たもの。おなら。「―をこく」「―をひる」「百日の説法―一つ」 >屁でもない なんでもない。問題にならない。屁とも思わない。 >屁とも思わない ものの数とも思わない。なんとも思わない。 >屁の河童[かっぱ] 非常に簡単なこと。ぞうさもないようす。▽「河童の屁」を逆にしたもの。 **へ**[助][格助] ①方向をあらわす。「北―向かう」「レストラン―行く」 ②動作の向かう相手や対象をあらわす。「先生―はがきを書く」▽「に」は場所や相手そのものをあらわすが、「へ」は方向をあらわす。このごろは「机の上へ置く」「冷蔵庫へしまう」のように使う人もいるが、適当ではない。 <1227> ・へい **ヘア**[造語] 毛。髪[かみ]。また、陰毛[いんもう]。ヘヤ。「ロングー」「ーブラシ」「ーヌード」| hair **ベア**[名] 「ベースアップ」の略。「五パーセントのー」 **ペア**[名] 一対。二つでひと組みのもの。とくに、ひと組みの男女。「―を組む」「―ルック」類カップル | pair **ヘアスプレー**[名] セットした髪[かみ]の乱れを防ぐために、霧[きり]状にふきかける整髪液。| hair spray **ヘアトニック**[名] 頭のふけ・かゆみ・脱毛を防ぐ養毛剤[ようもうざい]。| hair tonic **ヘアピース**[名] つけ毛。| hairpiece **ヘアピン**[名] 髪[かみ]の毛をはさみ留めるためのピン。| hairpin **ヘアピンカーブ**[名] ヘアピンのように、急角度でU字形に曲がっている道。| hairpin curve **ベアリング**[名] 機械の軸受け。回転運動などをする軸を支える。「ボールー」 | bearing **ペアリング**[名][-スル] 動物を雌雄ひと組みで飼うこと。また、交配すること。| pairing **へい**[平][干・2画 全5画 平平平平] ①でこぼこや、かたむきがない。たいら。②おだやかなこと。③ふつう。ふだん。④片寄りがなく、等しい。⑤たやすい。▼もと、水面にたいらにうかんでいる水草の意味。 **ヘイ・ビョウ**[平][名] ①平地[へいち],平面[へいめん],平野[へいや],水平[すいへい],地平[ちへい],偏平[へんぺい] ②平安[へいあん],平穏[へいおん],平気[へいき],平静[へいせい],平和[へいわ],泰平[たいへい] ③平日[へいじつ],平生[へいぜい],平凡[へいぼん] ④平均[へいきん],公平[こうへい]/平等[びょうどう] ⑤平易[へいい],平明[へいめい] **たいら・ひら**[平][名] 平らな土地/平[ひら]に謝る,平泳ぎ[ひらおよぎ] 平社員[ひらしゃいん],平手[ひらて] **平仄**[ひょうそく] **へい**[兵][八・5画 全7画 兵兵兵兵] ①武器をとって戦う人。また、軍隊。「―を出す」 ②武器。③たたかい。 **ヘイ・ヒョウ**[兵][名] ①兵士[へいし],兵隊[へいたい],騎兵[きへい],新兵[しんぺい]/富国強兵[ふっこくきょうへい]/軍兵[ぐんぴょう],雑兵[ぞうひょう] ②兵器[へいき],兵馬[へいば],短兵急[たんぺいきゅう],白兵戦[はくへいせん] ③兵火[へいか],兵法[へいほう](,),兵乱[へいらん] **つわもの**[兵][名] **兵児帯**[へこおび] >兵を挙げる 兵を集めて戦いを始める。 **へい**[並](竝)[一・7画 全8画 並並並並] ならびたつ。ならぶ。ならべる。類併[へい] **ヘイ**[並][名] 並行[へいこう],並立[へいりつ],並列[へいれつ] **なみ・ならべる**[並][動] 並外れ[なみはずれ],並木[なみき],人並[ひとな]み/軒[のき]を並べる,碁石[ごいし]を並べ **ならぶ・ならびに**[並][動] 居並ぶ,歯並[はな]び/首相並びに外相 **並べて**[ならべて] **並替**[なみがえ] **へい**[併](併)[イ・6画 全8画 併併併併] ①二つのものがならぶ。ならべる。▽熟語は「並」と通用するものが多い。たとえば「並行・併行」「並称[へいしょう]・併称」「並進・併進」「並存・併存」「並置・併置」など。②二つのものを一つにあわせる。 **ヘイ**[併][名] ①併願[へいがん],併記[へいき],併読[へいどく],併発[へいはつ] ②併合[へいごう],併呑[へいどん],合併[がっぺい],合従連衡[がっしょうれんこう] **あわせる**[併][動] 隣国[りんごく]を併せる **併し**[しかし] **併ながら**[しかしながら] **へい**[陛][・7画 全10画 陛陛陛陛] 天子の宮殿の階段。 **ヘイ**[陛][名] 陛下[へいか] **きざはし**[陛][名] **へい**[閉][門・3画 全11画 閉閉閉閉] ●門をとざす。しめる。↔開②とじこめる。とじこもる。③行事などを終える。 **ヘイ**[閉][名] ①閉館[へいかん],閉鎖[へいさ],閉店[へいてん],閉門[へいもん] ②閉塞[へいそく],密閉[みっぺい],幽閉[ゆうへい] ③閉会[へいかい],閉廷[へいてい] **とじる・とざす**[閉][動] 目を閉じる/口を閉ざす **しめる・しまる**[閉][動] 戸を閉める/店が閉まる **へい**[丙][一・4画 全5画 丙丙丙丙] ●十干[じっかん]の第三。ひのえ。②順位の三番目。▽甲[こう]・乙[おつ]の次で、標準以下という感じがある。 **ヘイ**[丙][名] ②丙種合格[へいしゅごうかく] **丙午**[ひのえうま] **甲乙丙丁**[こうおつへいてい] **へい**[柄][木・5画 全9画 柄柄柄柄] ●器[うつわ]の取っ手。にぎり。え。②いきおい。相手を支配する力。③模様・体格・身分・性質などのようす。がら。材料。 **ヘイ**[柄][名] ①花柄[かへい],葉柄[ようへい] ②柄臣[へいしん],横柄[おうへい],権柄[けんぺい] ③笑柄[しょうへい],話柄[わへい] ④家柄[いえがら],大柄[おおがら],時節柄[じせつがら],花柄[はながら] **え**[柄][名] ほうきの柄 **つか**[柄][名] 柄杓[ひしゃく] **へい**[塀](塀)[土・9画 全12画 塀塀塀塀] 家や庭のまわりの囲い。しきり。「―をめぐらす」 **ヘイ**[塀][名] 塀囲[へいがこ]い,板塀[いたべい],土塀[どべい] **へい**[幣][巾・12画 全15画 幣幣幣幣] <1228> **へい**[弊] [廾・12画 全15画 弊弊弊弊] ①古くなってやぶれる。つかれおとろえる。②よくない。害になる。③自分側のことをへりくだっていう語。ヘイ 弊衣[名]弊履[い][名]疲弊[∽∽][名][-スル]②弊害[灬][名]弊風[名]旧弊[名]語弊[ㄛˇ][名]③弊社[名]弊店[众][名]弊[っか]れる **へい**[丙/兵/塀] [名]→漢字項目を見よ。 **べい**[米] [米・0画 全6画 米米米米] ●穀物のこめ。②「亜米利加[が]」の略。③「メートル」をあらわす。字形から「八十八」の意味にも。「米寿」ペイ・マイ 米作[名]米食[名]/玄米[誌][名]新米[名]白米[名]米英[名]米国[名]欧米[名]渡米[名][-スル]平米[へいべい][名]立米[りゅうべい][名]こめ 米粒[つぶ][名]米屋[こめや][名]もち米[どぁ]米の祝い[いい] **ペイ** [名]〈名〉報酬[』]。賃金。「―が低い」「―する」「pay **へいあん**[平安] [名・形動]なにごともなく、ぶじで安らかなこと。「―な暮らし」[園]平穏[松] **へいあんきょう**[平安京] [名]桓武天皇の七九四年から、一八六八年に東京に移されるまでの都。今の京都市の中心部。唐の都、長安にならい、道路が碁盤の目のように整備された。 **へいあんじだい**[平安時代] [名]七九四年-一一八五年。桓武天皇が平安京に都[みゃく]を定めてから、鎌倉[は]政権が成立するまでの約四百年間。律令制のもと、藤原氏を中心とする貴族によって政治がおこなわれ、国風文化が育った。 **へいい**[平易] [名・形動]わかりやすく簡単なこと。「―な問題」[対]難解 > つかいわけ 容易・平易 > 「容易」は、おこなうことがたやすいこと。「容易にできる問題」。「平易」は、理解することがたやすいこと。「平易な文章」。 **へいいはぼう**[弊衣破帽] [名]回漢ぼろの衣服と破れた帽子の、粗野な服装。▽旧制高等学校の生徒が好んだ蛮[ん]カラな服装をいう。 **へいえい**[兵営] [名]兵士が集団生活する建物がある場所。[圏]軍営 **へいえき**[兵役] [名]軍隊にはいり、きめられた期間兵士の務めを果たすこと。「―に服する」「―制度」 **へいおん**[平温] [名]平年並みの気温。平均の温度。 **へいおん**[平穏] [名・形動]何ごともなくおだやかなこと。安らかなこと。[国]平安▽「平隠」は誤り。 **へいおんぶじ**[平穏無事] [名]回國何ごともなく、おだやかであること。「―な航海を願う」 **へいか**[平価] [名]①固定相場制のもとで、二国間の貨幣交換比率。ふつう、貨幣にふくまれる金の量やドル貨幣を基準に算出する。▽一九七三年以降、主要国は変動相場制に移った。②有価証券の価格が額面価格に等しいこと。 **へいか**[兵火] [名]戦争によって起こる火災。また、戦争のこと。戦火。「―をのがれる」「―のちまた」 **へいか**[陛下] [名]天皇・皇后・国王などを敬った言い方。▽宮殿の階段の下という意味で、天子を直接名[ざ]すのをさけた呼び方。「殿下」は、御殿の下の意。 **べいか**[米価] [名]米の値段。「―審議会」 **へいかい**[閉会] [名]会議や集会を終えること。「―式」[対]開会 **へいがい**[弊害] [名]多くの人々に害をあたえるような悪いこと。害悪。「―をおよぼす」▽「幣害」は誤り。 **へいかきりさげ**[平価切り下げ] [名]その国の貨幣[い]の対外価値をひき下げること。 **へいかつきん**[平滑筋] [名]胃や腸などを形づくっている筋肉。意志によっては動かせない不随意筋。☆横紋筋 **へいかん**[閉館] [名]圏「図書館や映画館などで、その日の業務を終えること。また、館を閉鎖して業務をやめること。[対]開館 **へいき**[平気] [名・形動]何が起こっても少しも気にならないこと。気にしないこと。「―な顔」「―をよそおう」 > 平気の平左[い] ものともしないこと。▽「へい」を重ねて人名化したもの。平気の平左衛門[篇]。 > つかいわけ 沈着・従容・平気・平然 > どれも落ち着いていること。「沈着」は、非常なときにも冷静であわてない心の状態。「沈着な処置」。「従容」は、心静かに死に対する態度。「従容として死におもむく」。「平気」は、特別なことをしてもいつもと変わらず、何ともないという気分。「徹夜だっも平気だ」。「平然」は、いつもと変わらないそぶり。「爆撃を受けても平然としていた」。「平気」「平然」は、よくないと思われる行動に対しても使う。「平気でうそをつく」「平然と犯行を重ねる」。 **へいき**[兵器] [名]戦闘に用いる器材。武器。「化学―」「―庫」 **へいき**[併記] [名]「ス」二つ以上のことがらを並べて書くこと。「氏名と学年を―する」 **へいきょく**[平曲] [名]「平家[か]物語」を、琵琶[が]に合わせて曲節をつけて語ったもの。鎌倉時代に始まる。 **へいきん**[平均] [名]①函 高低・大小・多少など、ふぞろいがないようにならすこと。等しくすること。 <1229> ・へいじょう **へいきんじゅみょう**[平均寿命][名] 年齢ごとの死亡率から割りだした、ゼロ歳児の平均余命。 **へいきんだい**[平均台][名] 体操用器具の一つ。一本の横木の上でからだの平均をとりながら回転などの運動をする。また、その女子体操競技種目。 **へいきんよめい**[平均余命][名] ある年齢の人が、平均してあとどのくらい生きられるかを予想した数字。 **へいけ**[平家][名] ◎平[たいら]の姓を名のる一族。平氏[へいし]。↔源氏 ②「平家物語」「平家琵琶[びわ]」の略。 **へいけがに**[平家蟹][名] ヘイケガニ科のカニ。▽こうらが人の顔に似ていることと、瀬戸内海に多いことから、そこでほろびた平家一族の化身だと伝えられる。 **へいけびわ**[平家琵琶][名] 「平家物語」を琵琶の伴奏[ばんそう]で語る音曲[おんぎょく]。平曲[へいきょく]。 **へいけものがたり**[平家物語][名] 一二四〇年ころか。作者未詳[みしょう]。語り物の「平曲」として、盲目の琵琶法師が、平清盛ら平家一門の栄華と滅亡のようすを語った、七五調の力強い軍記物語。ふつう一二巻。 **へいげん**[平原][名] たいらで広い野原。「大―」 **べいご**[米語][名] 英語のうち、とくにアメリカで使われる言語。アメリカ英語。 **へいこう**[日][平行][名][-スル] 二つの直線や平面が、どこまでのびても交わらないこと。 **へいこう**[目][並行][名][-スル] ①並んでいくこと。「JRの線路と高速道路が―している」類並進 ②二つ以上のものが同時におこなわれること。「―して分科会がおこなわれる」▽「併行」とも書く。 **へいこう**[平衡][名] 一方に片寄らないで安定を保つこと。バランス。「―を保つ」類均衡 **へいこう**[閉口][名][-スル] うんざりすること。困りはてること。「人ごみに―する」 **へいごう**[併合][名][-スル] 合わせて一つにすること。国・学校・会社などにいう。「町村―」類 合併 **へいこうしへんけい**[平行四辺形][名] 向かいあう二組みの辺がそれぞれ平行な四角形。 **へいこうせん**[平行線][名] ⊕同一平面上でどこまでのばしても交わらない二直線。「―をえがく」 ②意見や主張が対立して、問題についての議論がかみあわず、どこまでいっても話しあいがつかないこと。「交渉[こうしょう]が―をたどる」 **へいこうぼう**[平行棒][名] 体操用器具の一つ。二本の横木を平行にわたし、回転や倒立などの運動をする。また、それを使っておこなう男子の体操競技種目。 **べいこく**[米国][名] アメリカ合衆国。▽「亜米利加[アメリカ]」の略。 **べいこく**[米穀][名] 穀類をまとめた呼び方。とくに、米。「一商」「一年度(=米の取り入れをもとにした年度。一一月から翌年一〇月まで)」 **べいごま**[貝、独楽][名] バイ貝の殻からに似せてつくった鉄のこま。べい。▽「ばいごま」の変化した形。 **へいこら**[副] ぺこぺこと頭を下げて、権力者のきげんをとるようす。「上役に―する」 **へいさ**[閉鎖][名][-スル] ①入り口を閉めて中に入れないようにすること。内にこもって、外と交流しないこと。「―社会」「門を―する」↔開放 ②活動をやめること。「炭鉱を―する」 >つかいわけ→「封鎖[ふうさ]」を見よ。 **べいさく**[米作][名] ①米の栽培。 ②イネの実りぐあい。類稲作 **へいさつ**[併殺][名][-スル] 野球で、ダブルプレー。ゲッツー。 **へいざん**[閉山][名][-スル] ①その年の登山の期間が終わりになること。↔山開き ②鉱山や炭鉱などで、鉱石や石炭をとるのをやめること。「不況[ふきょう]で―になった」 **へいし**[平氏][名] 平[たいら]の姓を名のる氏族。平家[へいけ]。↔源氏▽古くは「へいじ」と読んだ。 **へいし**[兵士][名] 軍隊で、士官の指揮のもとで戦う者。兵卒。兵隊。 **へいじ**[平時][名] 戦争のない平和なとき。↔有事・戦時・非常時 **ペイシストラトス**[人名] ?―前五二七年。古代アテネの僭主[さんしゅ]。貴族を追放して、その財産を農民や市民に分配し、アテネに繁栄をもたらした。| Peisistratos **へいじつ**[平日][名] 土曜・日曜・祝祭日以外の日。ウイークデー。「―運転」「—割引料金」 **へいじのらん**[平治の乱][名] 一一五九年、平清盛[たいらのきよもり]と源義朝[みなもとのよしとも]との勢力争いから起こった戦乱。清盛が勝ち、平氏の政権が成立した。 **へいじものがたり**[平治物語][名] 一二二〇年ころ。作者未詳[みしょう]。「保元[ほうげん]物語」の姉妹編として、平治の乱のてんまつをしるした軍記物語。三巻。 **へいしゃ**[兵舎][名] 軍隊で、兵士がねおきする建物。兵営。「かまぼこ―」 **べいじゅ**[米寿][名] 八八歳[さい]。また、八八歳の祝い。▽「八十八」を一字にまとめると「米」の字になることから。 **べいじゅう**[陪従][名][-スル] 「ばいじゅう」 **へいしょ**[閉所][名][-スル] ①出口のない、閉ざされた狭い場所。「―恐怖症。」 ②事務所や研究所などを閉じること。また、その日の業務を終了すること。↔開所 **へいしょう**[併称・並称][名][-スル] 同じように並べて呼ぶこと。また、合わせてほめること。 **へいじょう**[平常][名] いつもと変わらないこと。ふだん。「休日もーどおりに店を開ける」「―心」 <1230> ・へいじょうきょう **へいじょうきょう**[平城京][名] 元明[げんめい]天皇の七一〇年から、七八四年に長岡[ながおか]京に移されるまでの都。今の奈良市の西南部。唐の都、長安にならい、道路が碁盤の目のように整備された。現在、国の手で発掘が継続[けいぞく]中。 **べいしょく**[米食][名] 米を主食とすること。 **へいじょぶん**[平叙文][名] 表現上から見た文の種類の一つ。断定・推量・決意などをあらわす文。▽疑問文・命令文・感動文に対していう。 **へいしんていとう**[平身低頭][四字熟語] からだを低くかがめ、頭を深く下げて、ひたすら謝[あやま]ったりたのんだりすること。低頭平身。「―して謝る」 **へいせい**[平成][名] 日本の年号の一つ。一九八九年一月八日から二〇一九年四月三〇日まで。▽中国、「書経」の「地平天成」、「史記」の「内平外成」から。 **へいせい**[平静][形動] ふだんと同じように落ち着いていること。「―をとりもどす」「―な気持ちではいられない」類平穏[へいおん] **へいぜい**[平生][名] ふだん。ひごろ。「―の不勉強がたたる」▽「へいせい」と読むのは誤り。 **へいぜいてんのう**[平城天皇][名] 七七四一八二四年。在位、八〇六一八〇九年。桓武天皇の第一皇子。政治をひきしめたが、病気のため退位。藤原薬子[ふじわらのくすこ]らがその復位をくわだてて、八一〇年、薬子の変を起こしたが失敗した。 **へいせつ**[併設][名][-スル] 同じ場所に、あわせて設置すること。「市民会館に図書館を―する」 **へいぜん**[平然][形動] 何ごともなかったかのように、落ち着きはらっているようす。「何があってもーとしている」「―とうそをつく」類泰然[たいぜん]・沈着 >つかいわけ→「平気」を見よ。 **へいそ**[平素][名] ふだん。つねひごろ。「―の心がけがたいせつだ」類平常・平生 **へいそく**[閉塞][名][-スル] ①閉じふさぐこと。また、ふさがって通れなくなること。「腸[ちょう]―」「―状態」 **へいそくぜんせん**[閉×塞前線][名] 動きの速い寒冷前線が温暖前線に追いつき、重なってできた前線。→図「てんきず」 **へいそつ**[兵卒][名] 下級の兵士。「一ーの身」 **へいそん**[併存・並存][名][-スル] 二つ以上のものが同時に存在すること。へいぞん。類共存 **へいたい**[兵隊][名] ①兵士の集団。軍隊。また、兵士。「―に行く」「―にとられる」「―の位」 **へいたん**[平淡][形動] 高低強弱がなく、あっさりとしていること。「―な語り口」 **へいたん**[平×坦][形動] 土地などがたいらなこと。「―な道」▽「平担」は誤り。 **へいたん**[兵×站][名] 戦場の後方にあって、食糧や軍需品を補給したり、連絡[れんらく]にあたったりする機関。「―基地」▽「站」は、一時とどまること。 **へいち**[平地][名] たいらな土地。↔山地▽家を建てる土地の場合は「ひらち」という。 **へいちゃら**[形動] 少しも気にかけないようす。へっちゃら。俗な言い方。「暑さなんか―さ」 **へいちゅうものがたり**[平中物語][名] 九六〇年ころか。作者未詳[みしょう]。平中(=平貞文[たいらのさだふみ])と多くの女性との恋[こい]を中心とする歌物語。「大和物語」と重なる部分もある。「平中日記」、また「へいじゅうものがたり」とも。一巻。 **へいてい**[平定][名][-スル] 敵や賊などを武力で服従させて世の中を平和にすること。「天下を―する」 **へいてい**[閉廷][名][-スル] その日の裁判を終えること。「これにて―します」↔開廷 **へいてん**[閉店][名][-スル] ①その日の商売を終わりにすること。「―時間」 ②それまでやってきた商売をやめること。店じまい。「本日限りでーする」↔開店 **へいてん**[弊店][名] 自分の店をへりくだっていうことば。小店。「―は木曜定休です」類弊社 **へいどん**[併吞][名][-スル] 自分の国の勢力下にあわせて従えること。「近隣の諸国を―する」 **へいねつ**[平熱][名] 健康なときの体温。ふつう、成人はセ氏三六~三七度、子供はそれよりやや高い。 **へいねん**[平年][名] ①農作物の収穫[しゅうかく]、また、平均気温などがとくにいつもの年と変わらない年。「一作」「―並み」類例年 ②二月が二十八日で、一年が三百六十五日の年。うるう年でない年。 **へいば**[兵馬][名] ①軍備。また、軍隊。「国境に―を進める」 ②戦争。「―の間に過ごす」 **べいばく**[米麦][名] 米とムギ。また、穀物[こくもつ]のこと。 **へいはつ**[併発][名][-スル] ある病気がきっかけで別の病気が起こること。「風邪[かぜ]から肺炎[はいえん]を―する」 **へいはん**[平版][名] インクの油と水の反発性を利用した印刷。文字や図形の凹凸[おうとつ]のない、たいらな印刷版を使う。 **へいばん**[平板][形動] ①<形動>話などに変化がなく、一本調子でおもしろみがないようす。「―なストーリー」「―な語り口」類単調 **へいばん**[平板][名] ①<名>平らな板。「―測量」 **べいはん**[米飯][名] 米をたいてつくっためし。「―給食」 **へいび**[兵備][名] 戦争のための準備。軍備。 **へいふう**[弊風][名] 社会のよくない習慣や風習。「―を矯正する」→美風 **へいふく**[平伏][名][-スル] 両手をつき、頭を地に着けること。ひれふすこと。「将軍の前に―する」 **へいふく**[平服][名] 日常着ている服。ふだん着。「―でご出席ください」↔礼服・式服 **へいべい**[平米][名] 「平方メートル」のこと。「建坪[たてつぼ]五―」▽「米」は、メートルの当て字。 **へいへいぼんぼん**[平平凡凡][四字熟語] 「平凡」を強めた言い方。ごくふつうなこと。「―の毎日を送る」「―たる人生」↔波乱万丈[はらんばんじょう] **へいほう**[平方][名] 同じ数を二度かけあわせること。二乗。自乗。 <1231> **へいほう【平方】** [数]①同じ数を二つかけあわせること。「三の―は九」 [同]自乗・二乗 ②長さをあらわす単位の前に付けて、面積をあらわすことば。「―メートル」 ③正方形の面積をあらわすことば。「三メートルー」▽たとえば、「三メートル平方」というと、一辺三メートルの正方形の面積で、九平方メートルのこと。 **へいほう【兵法】** [名]①いくさの方法。戦いかた。「一家の―」 [類]戦術 ②武術。とくに、剣術[けんじゅつ]。「―指南」 **へいほうこん【平方根】** [名]ある数を自乗[じじょう]してaになるとき、xをaに対するaのこと。たとえば、9の平方根は3と-3。 **へいや【平野】** [名]たいらで広い地域。「関東―」 **へいゆ【平癒】** [名・スル]病気が治って、ふだんと同じ状態になること。「ご―をいのります」 [同]治癒 **へいよう【併用】** [名・スル]二つ以上のものを同時に使うこと。「二種の薬を―する」 **へいらん【兵乱】** [名]戦争で世の中が乱れること。「―が続く中近東」 [同]戦乱 **へいりつ【並立】** [名・スル]二つ以上のことが並びたつこと。同時に成り立つこと。「両雄―せず」▽「併立」は誤り。 **へいりつじょし【並立助詞】** [助]助詞の一つ。二つ以上のことがらを並べていうときに使う。「と」「や」「やら」「だの」など。▽学校文法では、ふつう副助詞にふくめる。 **へいりょく【兵力】** [名]軍隊の勢力。戦闘力。「互角の―」「―削減[さくげん]」 **へいれつ【並列】** [名・スル]①二つ以上の電池の、同じ極どうしをつなぐこと。並列接続。パラレル。「―回路」 [対]直列 ②列をつくって並ぶこと。また、並べること。 **へいわ【平和】** [名・形動]戦争や社会的混乱などがなく、社会の秩序がなごやかでおだやかに保たれていること。「世界の―を願う」「―共存」 **へいわごげんそく【平和五原則】** [名]一九五四年、インドのネール首相と中国の周恩来首相とのあいだで確認[かくにん]された、国際関係に関する原則。領土主権の尊重・相互不可侵[ふかしん]・内政不干渉[ふかんしょう]・平等互恵・平和共存の五つ。 **へいわさんぎょう【平和産業】** [名]戦争に関連しない産業。 [同]民需[みんじゅ]産業 [対]軍需産業 **ペイン** [人名]一七三七-一八〇九年。イギリス生まれの思想家。主著「コモン-センス」で植民地の独立すべきことを説いて、アメリカ独立戦争を、また、「人間の権利」でフランス革命の気運を盛りあげた。 |Thomas Paine **ペイント** [名]ペンキ。絵の具。また、塗料[とりょう]のようなものをぬること。 |paint **ベーカリー** [名]パンやケーキをつくって売る店。 |bakery **ベーキングパウダー** [名]パンや菓子[かし]などをふくらませる粉。ふくらし粉。 |baking powder **ベークライト** [名]フェノールやホルマリンからつくる合成樹脂[じゅし]の一つ。食器や絶縁[ぜつえん]体などに使う。▽商標名。 |Bakelite **ヘーゲル** [人名]一七七〇-一八三一年。ドイツの哲学者。カントに始まるドイツ観念論を完成した。世界を精神の変化・発展する過程としてとらえ、この過程を説明する論理として弁証法を提唱した。著書に「精神現象学」「法哲学綱要」など。 |Georg Wilhelm Friedrich Hegel **ベーコン** [名]ブタなどの背や腹の肉を塩づけにして薫製[くんせい]にした食品。 |bacon **ベーコン** [人名]一五六一-一六二六年。イギリスの哲学者・政治家。「知は力なり」と説く経験論の立場で、イドラ(=偏見[へんけん])を排除し、個々の事例から一般法則を導く帰納法を唱えた。主著に「新オルガヌム」。 |Francis Bacon **ページ【頁】** [名]①本や書類などの紙の片面。また、その数を数えることば。「p.11」 **ページェント** [名]野外劇。また、祭りなどにおこなわれるはなやかなもよおしや行列。「一大―をくりひろげる」 |pageant **ベーシック** [形動]基本的。基礎的。「―な学習」「―ドレス」 |basic **ベーシック【BASIC】** [名]コンピュータのプログラム言語の一つ。おもにパソコンで使用される。プログラミングが容易で、初心者向き。▽beginner's all-purpose symbolic instruction codeの略語。 **ベージュ** [名]明るくうすい茶色。白っぽい茶色。ページ。「―のコート」 |beige **ベース** [名]①基本。土台。また、基準賃金。 ②基地。拠点。「―キャンプ」 <1232> **ベース**[base][名]③野球で、塁[るい]。「ホーム―」 **ペース**[pace][名]歩いたり走ったりするときの速度。また、仕事の進みぐあい。調子。「―を上げる」「ハイ―で工事が進む」「マイ―」[類]ピッチ・テンポ **ベースアップ**[和][名・-スル]基準賃金を上げること。賃上げ。ベア。▽base と up から。 **ベースキャンプ**[base camp][名]①登山や探検の根拠地。 **ベースキャンプ**[base camp][名]②軍隊の駐留する基地。 **ペースト**[paste][名]①魚や肉などをすりつぶして、のり状にした食品。「レバー―」 **ペースト**[paste][名]②はんだづけのときに用いるのり状のもの。 **ベースボール**[baseball][名]野球。 **ペースメーカー**[pace maker][名]①レースなどで、好記録を出すために全体をひっぱる役割をする人。 **ペースメーカー**[pace maker][名]②心臓に電気刺激[しげき]をあたえて、自動的に心拍[しんぱく]を調整する装置。 **ペーソス**[pathos][名]もの悲しさ。哀愁[あいしゅう]。「そこはかとない―がただよう」 **ベータせん**【ベータ線・β線】[名]放射線の一つ。光の速度に近い、高速の電子の流れ。ものをつきぬける力が強い。▽「ベータ」は、ギリシャ語のアルファベットの二番目。 **ベートーベン**[Ludwig van Beethoven][人名]一七七〇—一八二七年。ドイツの作曲家。ハイドン・モーツァルトに続く古典派の代表で、楽聖[がくせい]と呼ばれる。九つの交響曲をはじめ、協奏曲・弦楽四重奏曲・ピアノソナタなど多数を作曲。バッハ・ブラームスとともにドイツ音楽の「三大B」といわれる。 **ペーハー**[pH][名]溶液[ようえき]の水素イオン濃度を示す指数。pH7を中性とし、これより値[あたい]が大きければアルカリ性、小さければ酸性。ピーエイチ。▽ドイツ語での呼び名。potential hydrogen の略語。 **ペーパー**[paper][名]①紙。洋紙。「―ナイフ」 **ペーパー**[paper][名]②「サンドペーパー」の略。「―をかける」 **ペーパー**[paper][名]③論文。文書。 **ペーパーテスト**[paper test][名]筆記試験。▽口頭試問・実技に対していう。 **ペーパードライバー**[和][名]運転免許証[めんきょしょう]はもっているが、実際にはほとんど運転しない人。▷paper driverから。 **ペーパーバックス**[paperbacks][名]うすい紙の表紙で装丁[そうてい]した安い本。ペーパーバック。[対]ハードカバー **ペーパープラン**[paper plan][名]紙の上や頭の中だけのプラン。実現できそうもない計画。机上[きじょう]の空論。デスクプラン。「―に終わる」 **ペーブメント**[pavement][名]敷石[しきいし]をしきつめた歩道。舗装[ほそう]道路。 **ぺえぺえ**[名]地位の低い者や未熟な者を、あざけって言うことば。ぺいぺい。俗な言い方。 **ベーリングかい**【ベーリング海】[名]アラスカ・シベリア・アリューシャン列島に囲まれた海。サケ・マス・タラの好漁場。 **ベール**[veil][名]①女性の髪[かみ]や顔をおおう、うすい布。 **ベール**[veil][名]②ものごとをおおいかくし、見えなくするもの。「神秘の―に包まれる」 **ペガサス**[Pegasus][名]ギリシャ神話で、つばさをもったウマ。天馬[てんま]。ペガソス。ペガスス。 **べからず**【可からず】[文法]禁止、または不可能の意味をあらわす。…してはいけない。…することができない。「芝生[しばふ]にはいる―」「筆舌[ひぜつ]につくす―」 **へき**【壁】[名]①建物などの囲い。かべ。②かべのように、きり立ったところ。▽「璧、き(=たま)」は別字。 **へき**【癖】[名]片寄った習性や好み。くせ。「虚言[きょげん]の―がある」 **へき**【碧】[名]こい青色。また、あおみどり。 **べき**【可き】[文法]当然の意味をあらわす。…ねばならない。…のはずだ。「おこなうーである」▽助動詞「べし」の連体形。 **へきえき**【辟易】[名・-スル]勢いにおされて引きさがること。しりごみ。また、困りはてること。閉口。「たいへんな剣幕[けんまく]で―した」「長電話に―する」 **へきえん**【僻遠】[名・形動]政治や文化の中心地からへだたっていて、交通などが不便なようす。「―の地」 **へきが**【壁画】[名]かべや天井[てんじょう]にえがかれた絵画。「古墳の―」 **へきがん**【碧眼】[名]青い目。また、西洋人(の目)。「紅毛[こうもう]―」 **へきそん**【僻村】[名]都会から遠くはなれた村。片いなか。 **へきち**【僻地】[名]都会から遠くはなれた、人のあまり住んでいない土地。へんぴな土地。かたいなか。「山間[さんかん]―」「―教育」[類]辺地・辺境 **へきとう**【劈頭】[名]まっさき。一番目。最初。「―から会議は紛糾[ふんきゅう]した」「開会―」 **へきめん**【壁面】[名]かべや岩壁[がんぺき]の表面。「―をかざる絵」「―をよじ登る」 **へきれき**【霹靂】[名]急に起こる激しい雷鳴。「青天の―」 **ペキン**【北京】[名]中国の首都。中国の政治・経済・文化の中心地。遼・金・元・明[みん]・清[しん]代にも都が置かれた。 **ペキンげんじん**【北京原人】[名]約七十万年前から三十万年前に生息したと考えられる人類。中国、北京近くの周口店[しゅうこうてん]で化石が発見された。打製石器や火を使用した。シナントロプス・ペキネンシス。北京人類。 <1233> > へそくり **べく**【可く】[文法]「べし」の連用形。 **べくして**【可くして】①当然の結果として…するはずであって。「起こる―起こった事故」 **べくして**【可くして】②…することはできても。「言う―おこないがたい」 **ヘクタール**[hectare][名]メートル法で、面積の単位。一〇〇アール。一万平方メートル。記号はha。 **ヘクト**[hecto-][接頭]単位の上に付けて、その一〇〇倍をあらわす。記号はh **ヘクトパスカル**[hectopascal][名]圧力の単位。とくに気圧に使う。一〇〇パスカル。一ミリバール。一気圧は一〇一三ヘクトパスカル。記号はhPa。▽一九九二年から、ミリバールに代わり気圧の単位となった。 **ベクトル**[vektor][名]平面や空間で、大きさと方向をもつ量。力や速度など。矢印であらわす。▽「スカラー」は、大きさだけで方向をもたない量。 **ベクレル**[becquerel][名]放射能の単位。一ベクレルは、一秒間に一個の原子核が崩壊するときの放射能。記号はBq。▽フランスの科学者の名から。 **べくんば**【可くんば】[文法]仮定の意味をあらわす。…ができるならば。「望む―そうしたい」▽「べくは」の変化した形。 **ペケ**[名]だめ。また、罰点。バツじるし。「×」 **ヘゲモニー**[Hegemonie][名]政治上の主導権。支配権。「―をにぎる」 **へこおび**【兵児帯】[名]男性や子供が和服に用いるしごき帯。▽「へこ」は、青年のこと。 **へこたれる**[動]ものごとをする気力をなくし、動けなくなる。「落選して―」[類]へたばる **ベゴニア**[begonia][名]シュウカイドウ科ベゴニア属の植物をまとめた呼び方。品種が多く、花の色もさまざま。ベコニア。ベゴニヤ。 **ぺこぺこ**[形動・副]①ひどく空腹なようす。「おなかが―だ」 **ぺこぺこ**[形動・副]②頭をしきりに下げて、こびへつらうようす。「上司に―する」 **へこませる**【凹ませる】[動]くぼむようにさせる。「指で―」「腹を―」②相手をやりこめる。「親を―」▼「へこます」とも。 **へこむ**【凹む】[動]①力が加わってそこだけまわりより低くなる。「道が―」「おすと―」[類]くぼむ **へこむ**【凹む】[動]②やりこめられて勢いを失う。「負けて―」「おこられて―」 **へこむ**【凹む】[動]③損をする。「競馬[けいば]ではういてるが、マージャンではへこんでる」▽多く、もとより悪い状態になる。 **へさき**【舳先】[名]船のさきの部分。船首。みよし。[対]鱸[とも] **べし**【可し】[助動]①当然の意味をあらわす。必ず…ねばならない。きっと…のはずだ。「後生[ごせ]畏[おそ]る―」「お許しくださるべくお願いする」 **べし**【可し】[助動]②可能をあらわす。…することができる。「想像すべからざる惨状[さんじょう]」「満足すべき結果」 **べし**【可し】[助動]③意志をあらわす。必ず…しよう。…するつもりだ。「実現すべく努力する」▼文語の助動詞。口語では連体形「べき」、連用形「べく」の形で使い、終止形「べし」はほとんど使わない。 **ヘシオドス**[Hesiodos][人名]生没年未詳[みしょう]。紀元前八世紀ころの古代ギリシャの詩人。農民の苦しさと勤労の尊さをうたった「労働と日々」のほか、ゼウスをたたえた「神統記」がある。 **へしおる**【圧し折る】[動]強い力でおして一気に折る。「枝を―」「高慢[こうまん]の鼻を―」▽「へす」は「押す」の古語。 **ベジタブル**[vegetable][名]野菜。「―スープ」 **ペシミズム**[pessimism][名]人生を、生きる価値のないものとみる考えかた。厭世[えんせい]主義。悲観論。[対]オプティミズム **ペスタロッチ**[Johann Heinrich Pestalozzi][人名]一七四六—一八二七年。スイスの教育家。子供のさまざまな能力を調和的に発展させることが教育の目的であると説き、とくに初等教育の近代的なありかたを示した。著書に「隠者[いんじゃ]の夕暮」「リーンハルトとゲルトルート」など。 **ベスト**[best][形動]①最良。「―メンバー」「―の方法」[対]ワースト **ベスト**[best][形動]②全力。最善。「―をつくす」 **ベスト**[vest][名]チョッキ。胴着。 **ペスト**[pest][名]一類感染症の一つ。ネズミについたノミによって感染する。急に高熱を出し、皮ふが黒くなる。死亡率が高い。黒死病。 **ペスト**[La Peste][作品]一九四七年。フランス、アルベール・カミュの小説。ペストが流行した都市で、これと必死にたたかう市民の連帯感がえがかれる。悪や不正に対する集団的な反抗[はんこう]を強調したもの。 **ベストセラー**[best seller][名]ある期間にもっともよく売れた本や商品。「今週の―」「―作家」 **ベストテン**[best ten][名]ある部門で、もっともすぐれた一〇名。または一〇作品。[対]ワーストテン **ベストドレッサー**[best dresser][名]着こなしのじょうずな人。洗練されたよそおいのできる人。 **へずる**[動]けずりとる。また、かすめとる。「右側を少し―」「うわまえを―」 **ペセタ**[peseta][名]スペインの昔の貨幣[かへい]単位。記号はPtas。 **へそ**【臍】[名]①腹の真ん中にある、くぼみ。へその緒のあと。ほぞ。「―のごま」 **へそ**【臍】[名]②ものの真ん中にある、でっぱりやくぼみ。「あんぱんの―」 **へそで茶を沸かす**おかしくて笑いが止まらない。 **へそを曲げる**きげんを悪くしてすねる。[類]つむじを曲げる **べそ**[名]子供の、口をゆがめた泣き顔。なきべそ。「―をかく」 **ペソ**[peso][名]中南米諸国などの貨幣単位。 **へそくり**【臍繰り】[名]倹約[けんやく]してこっそりたくわえたかね。「―をはたく」 <1234> **へそのお** **へそ** [名]①腹のまん中にある、小さなくぼみ。「―で茶をわかす(=ばかばかしくてしかたがない)」②きげん。「―を曲げる(=きげんをそこねる)」 **へそのお**[×臍の緒] [名]胎児と母親の胎盤[炊]をつなぐひも状のもの。栄養を補給する役目を果たす。臍帯[い]。 **へそまがり**[×臍曲がり] [名・形動]性質がすなおでなく、わざわざ人とちがう行動をとること。また、ひねくれている人。つむじまがり。あまのじゃく。 **へた**[下手] [名・形動]①やりかたがうまくないこと。また、その人。「―な文章」[圏]不器用②やりかたが注意深くないこと。いいかげんなようす。「―に口出しするな」「―に手を出すとかえってよくない」[圏]不手際[ぃぎぁ][対]上手[だょう]▽悪い結果になりそうなことにいう。③「下手な〜より」の形で」いいかげんな・・・より。「―な学者よりよく知っている」「常用漢字表付表の語。 > 下手な鉄砲も数撃てば当たる 〈たでも何度もやっていれば、中にはまぐれ当たりでうまくいくこともある。 > 下手の考え休むに似たり よい知恵[結]もうかばないのに、いつまでも考えているのは時間のむだだ。▽将棋[しょう]で長考する人に向かって言う。 > 下手の長談義[愁]を 話のへたな人にかぎって、ながながと話すものだ。 > 下手の横好き[す](たなくせに)好きでたまらないこと。 > 下手をすると 悪くすると。「―命が危ない」 **へた**[×蔕] [名]ナス・カキなどの実についているがく。 **べた** 造語①〈造語〉[「べた〜」の形で』すきまなく、いちめんになどの意味をあらわす。「―組み」「―ぬり」「―金[売]」②すっかりそうだという意味をあらわす。「―ぼれ」「―ぼめ」「―負け」「―凪」①〈名〉「べた組み」の略。活字を組むとき、字間または行間をあけずに組むこと。②「べた焼き」の略。写真で、ネガを印画紙に密着させて焼きつけること。 **ベター** [形動]比較的よいようす。よりよい。「こっちのほうが―だと思う」▽goodとwellの比較級。|better **ベターハーフ** [名]よい配偶[忍]者。とくに、愛妻。|better half **へたくそ**[下手糞] [名・形動]ひどくへたなこと。また、その人。くだけた言い方。「―な文字」 **へだたる**[隔たる] [動]①距離や時間などが遠くはなれる。「百年も―昔」「心が―」②能力や考えなどに差がある。「学力が―」 **べたつく** [動]①表面がねばりつく。べとつく。②何かと人にまつわりつく。「二人で―から困る」 **へだて**[隔て] [名]①あいだに何かを置くこと。区別すること。さかい。しきり。「―をつくる」「分け―なく交際する」 **へだてる**[隔てる] [下一]◎あいだに空間や時間を置いて二つのものを別々にする。「ついたてで―」「十年を―」②あいだをひきはなす。とおざける。「二人の仲を―」 **へたばる** [動]つかれて動けなくなる。「登山でー」 **べたべた** [副]「①函ねばりつくようす。②いちめんにぬったり、はったりするようす。「ポスターを―はる」③人にあまえて、まといつくようす。「新婚さんで―する」 **べたぼめ**[べた褒め] [名]「四口をきわめてほめちぎること。べたほめ。俗[な]な言い方。 **べたぼれ**[べた惚れ] [名]函すっかりほれこむこと。俗[な]な言い方。「あの娘[ずぁ]にーだ」 **へたりこむ**[へたり込む] [動]力がぬけて、くずれるように座りこむ。「その場に―」 **ペダル** [名]自転車やピアノの、足でふんで操作する板。ペタル。「―をこぐ」|pedal **ペダンチック** [形動]少しばかりの知識を人に見せびらかすようす。衒学[愆]的。「―な文章」「pedantic **ペチカ** [名]石やれんがなどでできた、つくりつけの暖炉[ん]。ペーチ力。一|pechka **ペチコート** [名]スカートの下にはくスカート型の下着。|petticoat **べつ**[別] [刂・6画 全7画 别别别别] ベツ ◎わかれる。はなれる。②わける。わきまえる。「男女の―」ほかの。「―の部屋へを用意する」「―な考え」④他とちがった。とりわけ。①別居[名][-スル]別離[名]死別[名]送別[名]②区別[名][-スル]差別[名][-スル]選別[名][-スル]判別[岘][名]③別種[名]別人[名]別荘[名]別名[名]格別[形動]特別[会][形動]わかれる 親と別[まか]れる 別れ話[名] **べつあつらえ**[別誂え] [名]特別に注文してつくること。また、その品物。「―のワイシャツ」 **べついん**[別院] [名]①本寺直属の各地の寺。②僧たちの住居として建てた建物。 **べっかく**[別格] [名]特別のあつかいをすること。きまった格式とはちがうこと。「―の待遇」 **べっかん**[別館] [名]本館とは別に建てた建物。 **べっき**[別記] [名]函本文のほかに、説明などを書きそえること。また、他に書きそえたもの。「―のように定める」 **ぺっきょ**[別居] [名]下ご家族や夫婦などが別れて住むこと。「―生活」☆同 **べつくち**[別口] [名]別の種類。別の方面。「これはまた―の仕事だが」 **ぺっけんたいほ**[別件逮捕] [名]容疑者の証拠[しょう]が不じゅうぶんなとき、ひとまず確実な証拠のある別の事件の容疑者として逮捕すること。 **べっこ**[別個・別、箇] [名・形動]まったく異なった別のこと。いっしょにはあつかえないこと。別々。「それとは切りはなして―に考える」「―の話」 **べっこう**[×鼈甲] [名]ウミガメの一種、タイマイ(環 <1235> > べつめい **べっこん**【別懇】[名・形動]特別に親しくつきあっているようす。「昔から―のあいだがら」[類]実懇[じっこん] **べっさつ**【別冊】[名]①雑誌や全集などで、本誌とは別につけくわえてつくったもの。「―付録」 **べっさつ**【別冊】[名]②定期の雑誌のほかに、同じ誌名で特別に発行する雑誌。 **べっし**【別紙】[名]別の紙。また、別にそえた文書。「―参照」 **べっし**【蔑視】[名・-スル]さげすんで見ること。相手をばかにして軽く見ること。 **べっして**【別して】[副]「とりわけ」「とくに」の古い言い方。「―ご高配をたまわり」 **べっしょう**【別称】[名]別の呼び名。[類]別名 **べっしょう**【蔑称】[名]あなどりさげすんで言う呼び名。[対]敬称・尊称 **べつじょう**【別状】[名]ふつうと変わったようすや状態。「生命に―はない」[類]異状 **べつじょう**【別条】[名]常と変わったことがら。「毎日―なく暮らす」[類]異常 **べつじん**【別人】[名]当人でなく、ほかの人。「―のように変わる」 **ヘッセ**[Hermann Hesse][人名]一八七七—一九六二年。ドイツの詩人・小説家。ロマン的な色彩[しきさい]の作品から出発したが、第一次世界大戦で反戦の立場をとり、内面的傾向を深め、東洋思想にも関心を寄せた。ノーベル文学賞受賞。小説「車輪の下」「デミアン」「シッダルタ」など。 **べっせかい**【別世界】[名]①自分のいるところとはまったくちがった環境[かんきょう]。「わたしには―の出来事」 **べっせかい**【別世界】[名]②この世にはない理想的な世界。[類]別天地 **べっそう**【別荘】[名]ふだん住む家のほかに、避暑[ひしょ]や避寒などのために建てた家。セカンドハウス。「―で夏を過ごす」「―地」 **べったく**【別宅】[名]ふだん住む家以外に建てた家。別邸[べってい]。とくに、「お妾[めかけ]さん」を住ませている家。[対]本宅 **へったくれ**[名][「〜もへったくれも」の形で」…がとるにたりないことを、ののしっていうことば。「協議も―もあるものか」[類]へちま▽多く、下に打消の語をともなう。 **べったらづけ**【べったら漬け】[名]ダイコンを、こうじなどで浅く塩づけしたもの。あまみがある。 **べつだん**【別段】[名・副]①〈名〉特別なこと。「―のあつかいをする」[類]別格 **べつだん**【別段】[名・副]②〈副〉[「別段~ない」の形で」とくにこれといって…ない。とりたてて…ない。「―変わったこともない」[類]格別・特別 **べっちん**【別珍】[名]綿糸[めんし]で織ったビロード。たびやげたの鼻緒[はなお]などに使う。▽「別珍」は当て字。velveteenから。 **へっつい**【竈】[名]かまど。また、かまどの神。▽「へつひ」の変化した形。 **べってんち**【別天地】[名]この世とは思えないようなすばらしい場所や環境[かんきょう]。「俗世間[ぞくせけん]をはなれて―に遊ぶ」[類]別世界 **ヘッド**[vet][名]ウシの脂肪[しぼう]からとった料理用のあぶら。また、牛脂[ぎゅうし]。[類]ラード **ヘッド**[head][名]①あたま。また、器具などの頭部。「―スライディング」「ゴルフクラブの―」 **ヘッド**[head][名]②人の上に立つ人。責任者。また、首位。首席。「―コーチ」 **ヘッド**[head][名]③磁気テープ・磁気ディスク・カセットテープなどの録音・再生・消去などをおこなう部分。 **べっと**【別途】[名・副]ほかの方法。また、それ以外に。別に。「―の対策をたてる」「―会計」「旅費は―支給する」 **ベッド**[bed][名]洋風の寝床。寝台[しんだい]。ベット。「―ルーム」 **ペット**[pet][名]①かわいがっている動物。愛玩[あいがん]動物。「―ショップ」 **ペット**[pet][名]②お気に入り。「―ネーム(=愛称[あいしょう])」 **べつどうたい**【別動隊・別働隊】[名]本隊とは別に、特別の任務のために組織された隊。[対]本隊 **ヘッドギア**[headgear][名]ボクシングなどで、頭を保護するための防具。 **ベッドタウン**[和][名]大都市周辺の住宅地域都市。▽昼間は都心に出て働き、夜ねるためだけに帰るという意味。bed と townから。 **ヘッドハンティング**[headhunting][名・-スル]優秀な人材を他社からひきぬくこと。人材スカウト。 **ヘッドホン**[headphone][名]一人でステレオなどを聞くときに、頭にかけて両耳にあてる装置。 **ヘッドライト**[headlight][名]自動車や電車などの前にとりつけた明かり。[対]テールライト **べつに**【別に】[副][「別に〜ない」の形で」これといって…ない。「―用はない」「―困らない」▽意見などをきかれて「べつに」というのは、多くは「別にない」の「ない」を略した言い方。 **べつのう**【別納】[名・-スル]料金や費用などを、別の方法で、または別の時期に、納めること。「料金―郵便」「経費を―する」 **ペッパー**[pepper][名]こしょう。「ブラック―」 **へっぴりごし**【屁っ放り腰】[名]①上半身を前にかがめ、しりを後ろにつき出した、安定の悪いこしつき。[類]及び腰 **へっぴりごし**【屁っ放り腰】[名]②自信がなくて、こわごわするようす。おっかなびっくり。「雪道を―で歩く」 **べつびん**【別便】[名]便りとは別に送る荷物など。「心ばかりの品、―でお送りしました」 **べっぴん**【別嬪】[名]美人。とくに、若くて美しい女性。「―さん」 **べつべつ**【別別】[名・形動]それぞれ別であること。「―の問題」「部屋を―にとる」 **へっぽこ**[名・形動]能力や技術のひどくおとること。また、その人。あなどった言い方。「―医者」 **べつめい**【別名】[名]本名[ほんみょう]や正式の名とは別の名。ペンネームやあだ名など。[類]異名[いみょう]・別称[べっしょう] <1236> ペンネームやあだ名など。[類]異名[いみょう]・別称[べっしょう] **べつもの【別物】** [名]ちがうもの。異なるもの。②特別なもの。「―あつかいにする」 **へつらう【×諂う】** [動]気に入られようとして、何でも相手の言うことやすることをよいとする態度をとる。「目上の人に―」[類]おもねる > つかいわけ→「こびる」を見よ。 **べつり【別離】** [名]はなればなれになること。「―をおしむ」「―のなみだ」▽「別離」は、長いあいだはなればなれになる、また、なっている状態。「離別」は、夫婦や親子などが離縁すること。 **ペディキュア** [名]足指の手入れ。とくに、足のつめにぬるエナメル。[ pedicure] **ヘディング** [名・スル]①サッカーで、頭でボールを受けたりついたりすること。「―シュート」②[名]見出し。題目。標題。ヘッドライン▽「ヘッディング」とも。[heading] **ベテラン** [名]経験を積んでいてじょうずな人。老練な人。[veteran] **ペテロ** [人名]生没年未詳。一世紀ころ、イエス・キリストの弟子に。イエスの死後、エルサレム教会の中心的指導者となった。皇帝ネロの迫害にあい殉教した。[Petros] **ぺてん** [名]人をだますこと。また、人をだます手段。「―にかける」「―師」[類]詐欺 **〈ど【反吐】** [名]一度飲みこんだものをはくこと。また、はいたもの。▽とても不愉快な気持ちの表現に使うことも。「聞いただけでも―が出そうだ」 **ベドウィン** [名]アラビア半島を中心に、ラクダ・ヤギ・ヒツジなどの遊牧を営むアラブ系民族。[Bedouin] **ベトナム** [国名]正式国名は、ベトナム社会主義共和国。東南アジアの、インドシナ半島のいちばん東にある国。もと、フランスの植民地。その後南北に分かれていたが、ベトナム戦争を経て一九七六年に統一された。面積約三三万平方キロ。首都ハノイ。主要言語ベトナム語。▽「越南」と当てる。 **ベトナムせんそう【ベトナム戦争】** [名]一九六〇―七五年。ベトナムの独立と統一をめぐる戦争。旧ソ連などと結んだ北ベトナムと南ベトナム解放民族戦線が、アメリカ軍と南ベトナム政府軍を破り、南北統一を果たした。第二次インドシナ戦争。 **へとへと** [形動]力を使いはたして、つかれきったようす。「一日じゅう泳いで―になった」[類]くたくた・ぐったり **へどもど** [副]とつぜんのことにあわてて、まごつくようす。「とつぜんきかれて―する」 **ペトラルカ** [人名]一三〇四―七四年。イタリアの叙情詩人・人文主義者。古代ローマをたたえ、古典の復活に努めた。恋人への愛をうたった「カンツォニエーレ」、叙事詩「アフリカ」などがある。[Francesco Petrarca] **へどろ** [名]川・湖・沼などの岸辺にたまった、やわらかいどろのようなもの。工場からの廃液などがたまったもので、水質汚染をひき起こす。 **へなちょこ【×埴×猪口】** [名・形動]未熟でとるにたりない者を、あざけっていうことば。▽楽焼きの安っぽい、形の整っていないさかずきの呼び名から。「埴[へな]」は、粘土・どろ土のこと。 **ペナルティー** [名]①罰。罰金。「―を科す」②競技中の反則行為に対する罰則。「―キック」「―ボックス」[penalty] **ペナルティーエリア** [名]サッカーで、守備側の反則によって攻撃側にペナルティーキックがあたえられる区域。[penalty area] **ペナルティーキック** [名]サッカーやラグビーで、相手チームの重大な反則によりあたえられるキック。直接ゴールをねらえる。PK。[penalty kick] **ペナント** [名]①細長い三角の小旗。②野球で、優勝旗。また、優勝。[pennant] **ペナントレース** [名]野球で、優勝を目ざして争うこと。プロ野球の公式戦。[pennant race] **べに【紅】** [名]①あざやかな赤。べに色。くれない。「―しょうが」②化粧品のロベにやほおべに。「―をさす」 **ペニー** [名]イギリスの貨幣の単位。一ペニーは一ポンドの一〇〇分の一。複数形は「ペンス」。記号はp[penny] **べにさしゆび【紅差し指】** [名]紅をつける指。くすりゆび。 **ペニシリン** [名]青かび類からつくる抗生物質。肺炎・敗血症などに効く。▽アレルギー反応を起こす体質の人もいる。[penicillin] **ペニス** [名]陰茎。▽もと、しっぽのこと。[penis] **べにばな【紅花】** [名]キク科の二年草。アザミに似てとげがある。赤黄色の花をつけ、花から紅を、種から油をとる。すえつむはな。サフラワー。 **ベニヤいた【ベニヤ板】** [名]うすい板を一枚ごとに繊維方向を縦と横に直角にして、数枚はりあわせてじょうぶにしたもの。家具や建築用。合板。▽本来は、木材のうすい単板の意味。[veneer] **ベネズエラ** [国名]正式国名は、ベネズエラ・ボリバル共和国。南アメリカ北部の、カリブ海に面する国。産油国で、OPECに加盟。面積約九一万平方キロ。首都カラカス。主要言語スペイン語。 **ベネディクトゥス** [人名]四八〇?―五四三?年。イタリアの修道士。イタリアのモンテ・カシノに修道院を創立。西ヨーロッパで最古の修道会をおこした。ベネディクト。[Benedictus] **ベネルクス** [国名]ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの三国をまとめた呼び方。▽それぞれのかしら文字をとってつけた。「ネ」はネーデルラント(オランダのこと)。[Benelux] **ペパーミント** [名]ハッカ。また、ハッカからつくる洋酒。ふつう、こい緑色。[peppermint] **へばりつく【へばり付く】** [動]ぺったりと、はなれないようにくっつく。俗な言い方。「一日じゅう机に―」 **へばる** [動]弱って動けなくなる。「練習がきつくて―」[類]へたばる・ばてる **〈び【蛇】** [名]爬虫類へビ目の動物。からだは細長く、うろこにおおわれている。種類が多く、毒をも <1237> > ・ペリクレス つものもある。アオダイショウ・シマヘビ・マムシなど。 **ヘビー** [形動]①重いこと。「―級のボクサー」②程度のひどいこと。「―スモーカー」③馬力をかけること。「ラスト―」④厳しいようす。[heavy] **ベビー** [名・造語]①赤ちゃん。「―ブーム」「―服」②[造語]小さな。小型の。「―パール」[baby] **ヘビーきゅう【ヘビー級】** [名]ボクシングで、体重が、アマチュアでは八一キロをこえ、九一キロ以下。ライトヘビー級の上で、スーパーヘビー級の下。 **ベビーシッター** [名]外出する親に代わって、子供の世話をする人。[baby sitter] **ペプシン** [名]胃液にふくまれる、たんぱく質を分解する酵素。[pepsin] **ペプトン** [名]たんぱく質が、胃液中の酵素ペプシンなどによって分解されてできた物質。[peptone] **ヘブライ** [名]イスラエル民族。また、その言語や文化。[Hebrew] **ヘブライズム** [名]ヘブライ人(=イスラエル人)の宗教・文化に高い価値を置く考えかた。広く、キリスト教の精神や文化をさす。ギリシャに発するヘレニズムとともに、ヨーロッパ思想の根底をなす二つの精神の一つ。[Hebraism] **へべれけ** [形動]ひどく酒に酔ったようす。「―になる」 **へぼ** [名・形動]へたなこと。できが悪いこと。俗な言い方。「―将棋」「―きゅうり」 **ヘボン** [人名]一八一五―一九一一年。アメリカの宣教師・医師。一八五九年に来日し、医療・伝道に従事した。また、ヘボン式ローマ字を考案し、聖書を翻訳し、また和英辞典をつくった。[James Curtis Hepburn] **ヘボンしき【ヘボン式】** [名]日本語をローマ字でつづるときの一方式。「シ」をshi、「チ」をchiと表記する。▽アメリカ人の考案者ヘボンの名から。 **へま** [名・形動]気がきかなくて、まがぬけていること。また、まのぬけた失敗。「また―をしでかした」[類]どじ **ヘミングウェイ** [人名]一八九九―一九六一年。アメリカの小説家。第一次世界大戦後の「失われた世代」の一人。ハードボイルドと呼ばれる非情で簡潔な文体を用いた。代表作「日はまた昇る」「武器よさらば」「老人と海」。[Ernest Hemingway] **へめぐる【経巡る・『歴×廻る】** [動]次から次へと旅をしてまわる。「全国各地を―」[類]遍歴する **ヘモグロビン** [名]赤血球にふくまれる、赤い色素とたんぱく質の結合体。体内の各組織に酸素を運ぶ。血色素[けっしょくそ]。[hemoglobin] **〈や【部屋】** [名]①建物をいくつかにしきったもの。座敷・室・間「子供―」②すもうで、親方の指導を受ける力士の集まり。力士が住みこんでけいこをするところ。すもうべや。 **へやずみ【部屋住み】** [名]江戸時代、男が家督を相続する以前の身分。また、成人した次男以下が、分家できずに親や兄の家に同居する身分。 **〈ら【×箆】** [名]竹・木・プラスチックなどでつくった、さきの平たい道具。布などにしるしをつけたり、のり状のものを練ったりするのに使う。 **ヘラクレス** [名]ギリシャ神話の最大の英雄。ゼウスとアルクメネの子で、怪力の持ち主。子殺しの罪をつぐなうため、一二の難業を果たした。ハーキュリーズ。ヘルクレス。[Heraklēs] **へらす【減らす】** [動]数量や程度を少なくする。「体重を―」「予算を―」[反]増す・増やす **へらずぐち【減らず口】** [名]負けおしみで、自分勝手な理屈を言うこと。「―をたたく」▽へらずロを言う人を「口のへらないやつだ」などという。 **ベラスケス** [人名]一五九九―一六六〇年。スペインの宮廷画家。写実的で、しずんだ色調のフェリペ四世の肖像画をえがき、印象派のさきがけとなった。[Diego Rodríguez de Silva y Velázquez] **ぺらぺら** [副・形動]①どんなことも、つかえずにしゃべるようす。「英語は―だ」「仲間の悪事を―しゃべる」②うすくて弱いようす。「―の紙」 **べらぼう【×箆棒】** [形動]①信じられないほど、はなはだしいようす。めちゃくちゃ。「そんな―な話があるか」「―に速い」②人をののしっていうことば。ばか。「この―め」▽俗な言い方。 **ベランダ** [名]洋風の建物で、部屋の外へはり出した広い縁。「二階の―に出てみる」[veranda] **べらんめえことば【べらんめえ言葉】** [名]江戸の下町[したまち]の職人などが口にした、あらっぽいが威勢のいいことばつき。べらんめえ口調。▽「べらぼうめ」の変化した形という。 **〈り【縁】** [名]①もののはし。ふち。「川の―に沿って歩く」②たたみやカーテンのふちにつける布やかざり。 **ペリー** [人名]一七九四―一八五八年。アメリカの軍人。東インド艦隊の四隻の軍艦を率いて、一八五三年に浦賀に来航し、当時鎖国していた日本に開国をせまり、日米和親条約などに調印させた。ペルリ。[Matthew Calbraith Perry] **ベリーロール** [名]走り高跳びで、腹ばい式の跳びかた。[belly roll] **ヘリウム** [名]非金属元素の一つ。水素の次に軽い気体。他の元素とは化合しない。飛行船や気球のガスに使う。元素記号 He[Helium] **ヘリオトロープ** [名]ムラサキ科の多年草。かおりのいいむらさき色の小花が咲く。香料をとる。キダチルリソウ。[heliotrope] **ペリカン** [名]ペリカン科の水鳥。大形で、下のくちばしには大きなふくろがある。[pelican] **へりくだる【×遜る・『謙る】** [動]相手を敬い、自分を低くあつかう。けんそんする。「へりくだった態度」[類]卑下する▽「へり下る」は誤り。「へり」は、「減り」と同じ語源のことば。 **〈りくつ【×屁理屈】** [名]自分勝手な理屈。こじつけ。「―を並べる」「―をこねる」[類]詭弁 **ペリクレス** [人名]前四九五?―前四二九?年。古代アテネの政治家。貴族会議の権力をうばい、成年 <1238> > ヘリコプタ **ヘリコプター**[helicopter][名]プロペラが上についていて、垂直に上下したり空中に止まることができる航空機。ヘリ。 **ペリパトスは**【ペリパトス派】[名]→「しょうようがくは」 **ヘリポート**[heliport][名]ヘリコプターが離着陸[りちゃくりく]する施設。 **ベリリウム**[Beryllium][名]金属元素の一つ。常温ではもろく、高温では形を変えやすい。軽合金などの材料。元素記号Be **へる**【経る】[動]①途中[とちゅう]の止まるところを一つ一つ次々に通っていく。「京都・大阪[おおさか]を経て岡山[おかやま]に行く」 **へる**【経る】[動]②途中の一つ一つの段階を通る。「見習い社員を経て正社員になる」 **へる**【経る】[動]③月日を一日ずつ次々に送る。「歳月[さいげつ]を―」 **へる**【減る】[動]数量や程度が少なくなる。「人口が―」「くつのかかとが―」「腹が―」 **ベルト**[belt][名]①服やズボンのバンド。「チャンピオン―」 **ベルト**[belt][名]②機械で、二つの車輪にかけて動力や回転を他の車に伝える帯状のもの。 **ベルト**[belt][名]③帯状に続く地域。「グリーン―」 **ベル**[bell][名]すず。りん。呼びりん。「―が鳴って目覚める」「非常―」「始業の―が鳴る」 **ベル**[Alexander Graham Bell][人名]一八四七—一九二二年。アメリカの発明家。一八七六年、磁石[じしゃく]式の電話機を発明し、「ベル電話会社」を設立した。 **ペルー**[名]正式国名は、ペルー共和国。南アメリカ北西部の、太平洋側にある国。インカ文明発祥[はっしょう]の地。地下資源にめぐまれ、漁業も盛[さか]ん。面積約一二九万平方㌔。首都リマ。主要言語スペイン語。 **ベルギー**[名]正式国名は、ベルギー王国。ヨーロッパ西部の、北海に面する立憲君主国。おもな産業は羊毛業や鉄鋼業。面積約三万一〇〇〇平方㌔。首都ブリュッセル。主要言語、フランス語・オランダ語・ドイツ語。▽「白耳義」と当てる。 **ペルシア**[Persia][名]「イラン」の古い呼び名。ペルシャ。 **ペルシアわん**【ペルシア湾】[名]イランとアラビア半島のあいだにある湾。沿岸や海底は石油の埋蔵[まいぞう]量が多く、石油積みだしのため海上交通も盛[さか]ん。 **ヘルシー**[healthy][形動]健康によいようす。健康的な。「―食品」 **ヘルスメーター**[和][名]家庭用小型体重計。▽healthとmeterから。 **ヘルツ**[Hertz][名]振動数の単位。一秒間に振動する回数。電流や音波などに使う。記号はHz。▽日本の電流は、ほぼ中部地方をさかいに、東では五〇ヘルツ、西では六〇の交流。 **ベルツ**[Erwin von Bälz][人名]一八四九—一九一三年。ドイツの医者。来日し、一九〇五年に帰国するまで、東京医学校などで内科と産科の講義をして、日本の近代医学発展に貢献した。「ベルツの日記」は当時を知る史料でもある。 **ベルトコンベヤー**[belt conveyor][名]品物をのせて運ぶ帯状の装置。工場などで流れ作業に使われる。ベルトコンベア。 **ヘルニア**[hernia][名]内臓や脊椎[せきつい]の一部が本来の場所から外にとび出す病気。「椎間板[ついかんばん]―」 **ヘルペス**[herpes][名]皮ふに小さな水泡[すいほう]ができたもの。疱疹[ほうしん]。ウイルス感染[かんせん]の帯状疱疹など。 **ベルベット**[velvet][名]→「ビロード」 **ヘルマン・ヘッセ**[人名]→「ヘッセ」 **ヘルムホルツ**[Hermann Ludwig Ferdinand von Helmholtz][人名]一八二一—九四年。ドイツの生理学者・物理学者。エネルギー保存の法則、三原色説、神経伝導速度の測定など、多方面に活動。 **ヘルメット**[helmet][名]危険や暑さなどをさけるためにかぶる、プラスチックなどでできたかたい帽子。 **ベルリン**[Berlin][名]ドイツの首都。第二次世界大戦後、東西に分けられ、それぞれ東ドイツ・西ドイツに属した。境界は「ベルリンのかべ」で往来が制限されていた。一九八九年にかぺがこわされ、東西ドイツ統一ののち、九一年に首都と定められた。▽「伯林」と当てる。 **ベルンシュタイン**[Eduard Bernstein][人名]一八五〇—一九三二年。ドイツの政治家。マルクス主義を修正し、武力革命を否定する立場から、ドイツ社会民主党を理論的に指導した。主著に「社会主義の前提と社会民主党の任務」。 **ベレーぼう**【ベレー帽】[名]つばのない、たいらな帽子。ペレー。 **ペレストロイカ**[perestroika][名]一九八六年、旧ソ連のゴルバチョフ政権がかかげた社会主義の変革政策。政治・経済・文化の民主化や自由化をはかった。▽建て直しの意味。 **ヘレニズム**[Hellenism][名]①ギリシャ人の文化・思想に高い価値を置く考えかた。ヘブライズムとともに、ヨーロッパ二大思想の根底をなす精神の一つ。 **ヘレニズム**[Hellenism][名]②アレクサンドロス大王の東方遠征[えんせい]で、オリエント文化ととけあい、世界的・普遍的なものとなって展開したギリシャ文化。前四世紀—前一世紀。 **ヘレン・ケラー**[Helen Keller][人名]一八八〇—一九六八年。アメリカの福祉事業家。自身が盲・聾唖[ろうあ]者であったが、身体障害者の福祉のために尽力した。主著に「私の生涯」。 **べろ**[名]舌[した]。また、舌の形をしたもの。くだけた言い方。「―を出す **ベロア**[velours][名]毛足が長くて、つやのある毛や合繊[ごうせん]の織物。帽子やコートなどに使う。 **ヘロイン**[heroin][名]麻薬の一種。モルヒネからつくる。「―中毒」 **ヘロドトス**[Herodotos][人名]前四八五?—前四二五?年。古代ギリシャの歴史家。歴史の父と呼ばれる。著書「歴史」は、ペルシア戦争やオリエント諸国、ギリシャのポリスの歴史を物語的に記述したもの。 <1239> > ・べん ャのポリスの歴史を物語的に記述したもの。[Herodotos] **へん[片]** ①二つのうちの一方。②小さくてうすいもの。きれはし。また、それを数えることば。「五―の花びら」「一―の雲」③ごくわずか。④真ん中からはずれている。 **へん[辺](邊)** ①場所やものごとの程度などを漠然とさしていうことば。あたり。「お宅はこの―ですか」「この―でやめにしよう」②中央からはなれた国ざかい。はて。③多角形や多面体をつくる線分。「三角形の―」④数学で、等式の左右の式。 **へん[返]** ①もとにもどす。②回数を数えることば。[類]遍 **へん[変](變)** ①前と別のものになる。かわる。②ふつうでない。異常な。「胃のあたりが―だ」「―な味」③とつぜんに起こった事件。「本能寺の―」④音楽で、ある音が半音低いことをあらわす。記号は♭(フラット)[反]嬰[えい]→「変じる」を見よ。 **へん[編]** ①ばらばらなものを順序よく組みたてる。あむ。②文章を集めて書物をつくる。また、「編集」の略。「恩師の―になる辞典」「国文学会―」③書物の部分。小説や詩などの作品。また、それらを数えることば。[類]篇[へん]▽もと、竹簡[ちっかん](=扁)を糸でつづりあわせる意味。 **へん[偏]** ①一方にかたよる。[反]遍[へん]②左右二つの部分からなる、漢字の左側の部分。たとえば、「語」の「言」、「松」の「木」など。[旁]つくり→「偏する」を見よ。 **へん[遍]** ①すみずみまで、ゆきわたる。②回数を数えることば。 **へん【片/返/遍】** [造語]→漢字項目を見よ。 **へん【辺/変/偏/編】** [名]→漢字項目を見よ。 **べん[弁] (辨・瓣・辯)** ①みわける。②役立てる。③「弁当」の略。▼もと、「辨」と書いた。④申しひらきをする。しゃべる。話しかた。方言。また、話の内容。「辞任の―」▼もと、「辯」と書いた。⑤はなびら。⑥気体や液体の流れる量を調節し、逆流を防ぐもの。「―を開く」「心臓の―」▼⑤⑥はもと、「瓣」と書いた。→「弁じる」を見よ。 **べん[便]** ①都合がいい。「交通の―がいい」②排泄物。③口がうまい。④くつろぐ。ゆったりとしている。⑤交通の手段。⑥たより。手紙。 <1240> **べん[勉](勉)** 力を出してはげむ。むりをおして、つとめる。[反]怠[たい]・惰[だ]▽もと、出産のときに力む意味。 **べん【弁/便】** [名]→漢字項目を見よ。 **ペン** [名]①インクをつけて文字や絵をかく道具。昔は羽根ペン、近年は万年筆など。「付け―」「―習字」「―だこ」②文章を書くこと。文筆活動。「―で身を立てる」 **ペンを折る** 文筆活動をやめる。[類]筆を折る **ペンを執る** 文章を書く。[類]筆を執る **へんあい【偏愛】** [名]何人もいる中で、ある一人だけに愛情を注ぐこと。片寄った愛情。「末の子を―する」 **へんあつき【変圧器】** [名]交流電流の電圧を変える装置。トランス。 **へんか【返歌】** [名]おくられた歌の返事として詠む歌。かえしうた。かえし。▽相手の歌の趣向や表現をそのままうまくとり入れて詠むことが多い。 **へんか【変化】** [名]性質や状態などが変わること。▽「へんげ」と読めば別の語。 **べんかい【弁解】** [名]自分の失敗などについて、しかたがなかったのだと言いわけすること。「―の余地がない」「―がましい」[類]弁明・釈明 > つかいわけ→「申し開き」を見よ。 **へんかきゅう【変化球】** [名]野球で、打者の手もとで変化するボール。カーブやフォークボールなど。 **へんかく【変革】** [名]社会や政治のしくみが変わり、新しくなること。また、変えて新しくすること。「社会の―を求める」 > つかいわけ→「改革」を見よ。 **へんがく【×扁額】** [名]門などにかける、横に長い額。 **べんがく【勉学】** [名]学問にはげむこと。改まった言い方。「―にいそしむ」 **へんかくかつよう【変格活用】** [文法]動詞の活用で不規則なもの。口語には、カ行変格活用(カ変)とサ行変格活用(サ変)があり、それぞれ「来る」と「する」の一語だけ。→正格活用▽文語では、このほかにナ行変格活用(ナ変)とラ行変格活用(ラ変)がある。巻末「活用表」参照。 **へんい【変移】** [名]ちがうものやちがう状態に移りかわること。「風俗の―」[類]変遷 **へんい【変異】** [名]①異常なことが起こること。「環境の―」②同じ種の生物のあいだで、形や性質のちがうものが発生すること。また、そのちがい。「突然の―」 **べんい【便意】** [名]大小便、とくに大便をしたいという気持ち。「―をもよおす」 **へんうん【片雲】** [名]ちぎれ雲。一片の雲。 **へんえい【片影】** [名]わずかなかげ。ちらりと見た姿。 **べんえき【便益】** [名]便利で利益のあること。都合のいいこと。「―をはかる」 **へんおんどうぶつ【変温動物】** [名]周囲の温度の変化につれて体温が変化する動物。鳥類・哺乳類以外の動物。爬虫類・魚類など。冷血動物。[反]定温動物 異変。 **ペンキ** [名]塗料の一種。水性・油性・エナメルがある。ペイント。[pek] **へんきごう【変記号】** [名]音楽で、半音下げる記号。フラット。「b」[反]嬰記号 **べんぎじょう【便宜上】** [副]そうするほうが、都合がいいので。「―第二部から説明する」[類]都合上 **べんぎてき【便宜的】** [形動]その時その時の都合に合わせたものであるようす。一時のまにあわせ。「―な設備」「―な方法」 **へんきゃく【返却】** [名・スル]借りたもの、預かったものなどを返すこと。「―期限」 **へんきょう【辺境・辺×疆】** [名]国の中心から遠くはなれた地域。かたいなか。また、国境の辺り。「―の地」[類]辺地・僻地 **へんきょう【偏狭】** [名・形動]心がせまくてほかの人の意見などをうけいれないようす。「―な性格の持ち主」[類]狭量 **べんきょう【勉強】** [名・スル]①学問や技術を身につけるために努力すること。「理科を―する」②将来の役に立つ経験。「失敗もいい―になる」③商品の値段を安くすること。まけること。「お値段はせいぜい―いたします」▽商人として努力する意味から。 **ベンガラ** [名]①赤い顔料。主成分は酸化第二鉄。紅殻[べにがら]。「―ぬり」②縦は絹糸、横は木綿糸の織物。ベンガラじま。▼インドの地名、ペンガルから。[Bengala] **へんかん【返還】** [名・スル]もとの持ち主に公式に返すこと。「優勝旗の―」「領土を―する」 **へんかん【変換】** [名・スル]別なものにかえること。また、かわること。「一括―」「かなを漢字に―する」 > つかいわけ→「交換」を見よ。 **べんき【便器】** [名]大小便を受ける容器。おまる。 **べんぎ【便宜】** [名・形動]①便利なこと。都合のいいこと。「びんぎ」とも。②そのときどきに適した処置。また、特別の処置。「―をはかる」▽「便宜」は誤り。 **へんきょく【編曲】** [名・スル]ピアノ曲をオーケストラ用にするなど、楽曲を演奏のしかたに合わせて変えること。また、変えた曲。 **へんきん【返金】** [名・スル]借りたかねや余ったかねを返すこと。また、返すかね。「手付けは―せず」 **ペンギン** [名]ペンギン科の海鳥をまとめた呼び方。南極などにすみ、たくみに泳ぎ、直立して歩くが飛べない。[penguin] **へんくつ【偏屈・偏×窟】** [名・形動]考えや性質が片寄っていて、気むずかしいこと。「―な男」▽「変屈」は誤り。 **ペンクラブ** [名]詩人や小説家など、文筆業者の団体。「日本―」▽Pは詩人(poets)・劇作家(play- <1241> > へんしゅう **へんげ**【変化】[名・-スル]もともとの姿を変えてあらわれること。キツネなどが化けたり、神仏が人の姿となってあらわれたりすること。「妖怪[ようかい]―」②芝居で、一人の役者が次々とちがう役を演じることもいう。早変わり。「七―」 **へんけい**【変形】[名・-スル]①形が変わること。形を変えること。とくに、標準の形とはちがっているもの。「熱で―したゴム管」 **へんけい**【変形】[名・-スル]②「変型[へんけい]」に同じ。 **へんけい**【変型】[名]ふつうの型と少しちがう型。「B6―判の辞書」 **べんけい**【弁慶】[人名]武蔵坊弁慶。源義経[みなもとのよしつね]の忠臣として名高い豪傑。能や歌舞伎[かぶき]などに多く登場し、とくに「安宅[あたか]」が有名。▽強い者のたとえにも使う。「内[うち]―」「かげ―」 **弁慶の泣きどころ** むこうずね。また、弱点。▽強い弁慶でも、そこをけられれば泣くほど痛いとされたことから。 **へんけいぶんぽう**【変形文法】[名]チョムスキーが唱えた文法の理論。話し手が生まれつきの言語の能力によって、文を作りだしていくときの基本的な構造を変形しながら、書く言語の文が生成されると考える文法。生成文法。 **へんけん**【偏見】[名]公平でない、片寄った見かたや考えかた。「―をいだく」「独断と―のかたまり」 **へんげん**【変幻】[名・-スル]すばやく姿をあらわしたり消えたりすること。「―きわまりない」 **へんげんじざい**【変幻自在】[四字熟語]思うままに変化したり、あらわれたり消えたりすること。 **へんげんせきご**【片言隻語】[四字熟語]ほんのひとこと。ちょっとした短いことば。「―も聞きもらすまいとする」[類]片言隻句[へんげんせっく]・一言半句[いちごんはんく] **べんご**【弁護】[名・-スル]その人の疑いを晴らしたり、罪を軽くしたり、あるいは利益になるように、当人に代わって、その立場を主張し助けること。「被告[ひこく]を―する」「自己―」 **へんこう**【変更】[名・-スル]一度きまったことを変えること。あらためること。「集合時間を―する」 **へんこう**【偏向】[名・-スル]一方に片寄ること。片寄った傾向[けいこう]。「―教育」「右よりに―している」 **へんこうせい**【変光星】[名]見かけの明るさが時によって変化する恒星。 **べんごし**【弁護士】[名]訴訟[そしょう]に関することや、法律に関係する事務を、当事者に依頼されておこなう職業の人。一定の資格が必要。 **べんごにん**【弁護人】[名]刑事[けいじ]事件で、被告人[ひこくにん]の権利や立場を守るために弁護をする人。ふつう、弁護士の中から選ばれる。「国選―」 **へんさ**【偏差】[名]標準や基準となる数量や方向・位置などから片寄りずれること。 **へんさい**【返済】[名・-スル]借りたかねや品物などを返すこと。「借金を―する」▽「返斉」は誤り。 **へんざい**【偏在】[名・-スル]ある部分に片寄って、あること。「富[とみ]が―する」▽「遍在」は別の語。 **へんざい**【遍在】[名・-スル]すみずみまでゆきわたって、どこにでもあること。「国内に―する資源」 **べんさい**【弁才】[名]じょうずに話す才能。弁舌の才能。「―のすぐれている人」 **べんさい**【弁済】[名]借金を返すこと。とくに法律で、借金を返す義務を果たすこと。 **べんざいてん**【弁才天・弁財天】[名]七福神の一人。弁舌や音楽の女神で、琵琶[びわ]をもつ。弁天。 **へんさん**【編纂】[名・-スル]資料を集めて本にまとめること。「―委員」「三十年史を―する」[類]編修 **へんし**【変死】[名・-スル]老衰[ろうすい]・病死でない、不しぜんな死にかた。自殺・他殺・事故死など。[類]横死 **へんじ**【片時】[名]わずかなあいだ。かたとき。「―も忘れず」[類]寸時 **へんじ**【返事・返辞】[名・-スル]人の呼びかけや質問に答えること。また、答えることばや手紙。「―にならない」「色よい―を待つ」 **へんじ**【変事】[名]ふつうでない、変わった出来事。異変▽悪い出来事をいう。 **べんし**【弁士】[名]①演説や講話をする人。また、演説のうまい人。「応援[おうえん]―」 **べんし**【弁士】[名]②無声映画時代に映像の説明をした人。活弁。 **へんしつ**【変質】[名・-スル]①性質が変わること。「熱を加えると―する」 **へんしつ**【変質】[名・-スル]②〈名〉ふつうではない病的な性質。「―者」 **へんしつ**【偏執】[名]→「へんしゅう」 **へんさち**【偏差値】[名]個人のテストの得点が、全体の平均からどの程度ずれた位置にあるかを示す数値。平均値を五〇とし、およそ四〇から六〇までのあいだに六八・三%の人がはいる。 **ベンサム**[Jeremy Bentham][人名]一七四八—一八三二年。イギリスの哲学者・法学者。善悪の判断の基準を、「最大多数の最大幸福」に求め、功利主義を確立した。主著に「道徳および立法の諸原理序説」。 **へんじゃ**【編者】[名]本を編集する人。編集者。編さん者。へんしゃ。 **へんしゅ**【変種】[名]生物で、同じ種類であるが、一部変わったところのあるもの。かわりだね。「ばらの―」[対]原種 **へんしゅう**【偏執】[名]ある考えにこだわって、他の考えをまったくうけいれようとしないこと。「へんしつ」とも。「―狂」▽「変執」は誤り。 <1242> > へんしゅう **へんしゅう**【編修】[名・-スル]いろいろな資料を集めて、選んで、本にまとめること。「教科書の―」「昭和史を―する」[類]編纂[へんさん] **へんしゅう**【編集・編輯】[名・-スル]いろいろな材料や原稿[げんこう]を集めて、本・雑誌・新聞・映画などをつくること。「週刊誌の―」「フィルムを―する」 **へんしょ**【返書】[名]返事の手紙。[対]来書 **べんじょ**【便所】[名]大小便をするための場所。▽直接指すことをさけて「お手洗い」「化粧[けしょう]室」などという。古い言い方に、「ご不浄[ふじょう]」「厠[かわや]」「はばかり」「手水[ちょうず]」「雪隠[せっちん]」などがあるが、いずれも間接的に表現しようとして使われているうちに、直接それを指すようになると、また別の単語を用いるので、いろいろの言いかたができた。 **へんじょう**【返上】[名・-スル]借りたものやもらったものなどを返すこと。また、「かえす」のへりくだった言い方。「休日―で仕事をする」「汚名[おめい]―」 **へんじょう**【遍昭】[人名]八一六—八九〇年。平安前期の僧・歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。俗名[ぞくみょう]は良岑宗貞[よしみねのむねさだ]。円珍[えんちん]に師事し、元慶[がんぎょう]寺を創建、僧正[そうじょう]となる。歌風は軽妙[けいみょう]で、「古今集」などに入集。家集「遍昭集」。 **べんしょう**【弁償】[名・-スル]相手にあたえた損害を金品でつぐなうこと。「割った窓ガラスをーする」▽「弁償」は、個人について、「補償」や「賠償[ばいしょう]」は、国や地方公共団体などについていうことが多い。 **べんしょうほう**【弁証法】[名]哲学[てつがく]で、矛盾[むじゅん]対立する二つの考えかたを、より高い次元で統一して、あらたな考えかたに到達しようとする思考の方法。「―的唯物論」 **へんしょく**【変色】[名・-スル]色が変わること。「酸性雨で葉がーする」 **へんしょく**【偏食】[名・-スル]好ききらいが激しくて、食べるものが片寄っていること。「―を直す」 **ペンション**[pension][名]洋風の民宿。民宿風のホテル。「高原に―を建てる」 **へんじる**【変じる】[動]ちがうものになる。ちがうものにする。[対]へんずる。「きつね変じて人となる」「桑畑[そうへん]変じて滄海[そうかい]となる」 **べんじる**【弁じる】[動]①はっきりとわけを話す。意見を言う。しゃべる。「一席―」 **べんじる**【弁じる】[動]②ものごとを区別する。ちがいをはっきりさせる。「黒白[こくびゃく]を―」 **べんじる**【弁じる】[動]③済む。済ませる。「事を―」「多々[たた]ますます弁ぜず」 **へんしん**【返信】[名・-スル]返事の手紙やはがき。返書。「―用封筒」[対]往信 **へんしん**【変心】[名・-スル]考えかたや気持ちが変わること。こころがわり。「―して敵方につく」 **へんしん**【変身】[名・-スル]ほかの姿やほかのタイプに変わること。「アイドルから演技派に―する」 **へんしん**【変身】[作品]一九一六年。ドイツ、カフカの小説。朝、目を覚ますと、一匹[ぴき]の巨大な毒虫に変身していた孤独[こどく]な主人公の数奇な物語。異常な事件がごくありふれた日常茶飯事[にちじょうさはん]のように語られている。 **へんじん**【変人・偏人】[名]ふつうとは変わった考えかたや性格の人。かわり者。「奇人[きじん]―」 **ベンジン**[benzine][名]石油を蒸留してつくる揮発性の液体。特有のにおいをもつ。溶剤・しみぬき・消毒などに使う。 **ペンス**[pence][名]イギリスの貨幣[かへい]単位「ペニー」の複数形。 **へんすう**【変数】[名]数式で、条件によっていろいろな値[あたい]をとることができる数。xやyなどの文字であらわす。[対]定数 **へんずつう**【偏頭痛】[名]発作的に頭の片側が激しく痛む症状[しょうじょう]。 **へんする**【偏する】[動]一方にばかり片寄る。公正でない。偏重[へんちょう]する。「左右いずれにも偏しない」 **へんずる**【変ずる】[動]→「へんじる」 **べんずる**【弁ずる】[動]→「べんじる」 **へんせい**【編成】[名・-スル]ばらばらのものを集めて、順序をつけ、全体として関係をもって一つの目的に役立つようにすること。「予算―会議」「番組―」「一〇両―の電車」 **へんせい**【編制】[名・-スル]集団や軍隊を組織すること。「学級―」「軍を―する」 **へんせいがん**【変成岩】[名]火成岩や水成岩が、地中で高温や高圧を受け、成分や組織を変えたもの。大理石など。 **へんせいき**【変声期】[名]子供の声からおとなの声に変わる、声変わりの時期。小学校高学年から中学のはじめにかけて、とくに男子にあらわれる。 **へんせいふう**【偏西風】[名]南北の緯度三〇~六〇度の辺りの一万㍍以上の高空で、西から東へいつもふいている強い風。 **へんせつ**【変節】[名・-スル]守りとおすべき信念や主張を変えてしまうこと。「―漢と非難される」▽悪い意味で使うことが多い。 **べんぜつ**【弁舌】[名]考えを述べるときなどの話しかたや話しぶり。「―さわやかに理由を述べる」 **へんせん**【変遷】[名・-スル]時間の経過とともに、移りかわること。「食生活の―をたどる」 **ベンゼン**[benzene][名]石炭や石油からとれる揮発性の液体。特有のにおいをもつ。化学薬品の原料や航空機の燃料に使う。ベンゾール。 **へんそう**【返送】[名・-スル]送ってきたものを、送りかえすこと。「あて名不明のため―された手紙」 **へんそう**【変装】[名・-スル]顔や服装などを変えて、別人に見えるようにすること。[類]仮装 **へんぞう**【変造】[名・-スル]加工して形や内容をつくりかえること。「―紙幣」 **へんそうきょく**【変奏曲】[名]主題となるメロディーやリズムなどを、変化させながらまとめる形式の曲。バリエーション。 **ベンゾール**[benzol][名]→「ベンゼン」 **へんそく**【変則】[名・形動]ふつうのきまりややりかたから、はずれていること。[対]正則 <1243> > べんぴ **へんそく**【変速】[名・-スル]速さを変えること。「三段―の自転車」「―装置」 **へんたい**【変態】[名]①昆虫[こんちゅう]やカエルなどが、発育の時期に応じて姿を変えること。青虫がさなぎをへてチョウになるなど。「不完全―」 **へんたい**【変態】[名]②ふつうとちがう異常なよくない状態。「―性欲」▼「変体」とは書かない。 **へんたい**【編隊】[名]複数の飛行機が、形を整えて飛ぶこと。「―を組む」 **へんたいがな**【変体仮名】[名]平安時代の初め、漢字の草書体から生まれたかなの中で、現在のひらがな以外の形のもの。「う(可)」「お(於)」「こ(古)」など。▽今でも女性の手紙や看板などに使われることがある。「変体」は、ふつうとは異なる体裁のこと。「変態仮名」は誤り。 **ペンタゴン**[Pentagon][名]アメリカ国防総省の通称[つうしょう]。▽五角形という意味。建物の形が五角形であることから。 **ペンダント**[pendant][名]くさりやひもで首から胸にさげる、宝石やメダルなどのアクセサリー。くびかざり。 **べんたつ**【鞭撻】[名・-スル]強くはげますこと。「今後ともごーのほどお願いいたします」[類]督励[とくれい] **へんち**【辺地】[名]都会から遠くはなれた不便な土地。「―の無医村」[類]辺境・僻地 **ベンチ**[bench][名]①細長い簡素なこしかけ。 **ベンチ**[bench][名]②野球場で、選手のひかえ席。また、ひかえ席にいる監督[かんとく]やコーチ。ダッグアウト。「ーからの指示」 **ペンチ**[pinchers][名]針金をはさんで、曲げたり切ったりする工作用具。 **へんちくりん**[形動]奇妙[きみょう]なようす。へんてこ。へんちきりん。俗[ぞく]な言い方。 **ベンチャービジネス**[venture business][名]専門知識や先端技術を生かして、未開発の分野にいどむ中小企業[きぎょう]。研究開発型企業。 **べんとう**【弁当】[名]外出したとき持ちあるく食事。「幕の内―」「仕出し―」 **弁当を使う** 弁当を食べる。 **へんちょう**【変調】[名・-スル]①体調などがいつもとちがうこと。「心臓に―をきたす」 **へんちょう**【変調】[名・-スル]②音楽で、曲の全体または一部の調子を、別の調子に変えること。[類]移調・転調 **へんちょう**【変調】[名・-スル]③通信で、電流の周波数などを、変化させること。 **へんちょう**【偏重】[名・-スル]ものごとの一面だけを、片寄って重んじること。「学歴―社会」 **べんつう**【便通】[名]大便が出ること。「―がよくなる」[類]通じ **ペンディング**[pending][名]保留。未決定。「この件はひとまず―にする」 **へんてこ**【変梃】[名・形動]変なようす。へんちくりん。俗な言い方。 **へんてつ**【変哲】[名]何も変わったところはない。平凡[へいぼん]な。「何の―もない机」 **ヘンデル**[Georg Friedrich Händel][人名]一六八五—一七五九年。ドイツ生まれのイギリスの作曲家。バッハとともに、バロック音楽の大成者。代表作「メサイア」「水上の音楽」。 **へんてん**【変転】[名・-スル]世の中のようすなどが、大きく変化すること。「世相のめまぐるしい―」[類]流転・推移 **へんでん**【返電】[名・-スル]返事の電報。「とり急ぎ―を打つ」「―なし」 **べんてん**【弁天】[名]①→「べんざいてん」 **べんてん**【弁天】[名]②美人のたとえ。「―娘[むすめ]」[類]小町 **へんでんしょ**【変電所】[名]発電所から送られてくる電流の電圧を、使用目的に合わせて、高くしたり低くしたりして配電するための施設[しせつ]。 **へんど**【辺土】[名]都会から遠くはなれた土地。かたいなか。[類]辺地[へんち]・僻地[へきち] **へんとう**【返答】[名・-スル]問いに対して、答えること。また、問いに対する答え。[類]回答・応答 **へんどう**【変動】[名・-スル]状態が変化し、動くこと。「地価の―が激しい」「地殻[ちかく]―」 **べんどう**[名]為替相場制[かわせそうだせい]現在、世界の主要貿易国のあいだで採用されている通貨制度。市場における需要と供給にもとづいて、為替[かわせ]相場(=二国間の通貨の交換比率)が刻々と変わる。一九七一年にアメリカがドルの切り下げをおこなったことを受け、七三年に固定相場制から移行した。変動相場制。[対]固定相場制 **へんとうせん**【扁桃腺】[名]のどの奥の左右にある円形のリンパ腺。細菌[さいきん]の侵入を防ぐ。▽「扁桃」は、アーモンドのこと。 **へんどくもじ**【返読文字】[漢文]漢文を訓読するとき、必ず下から返って読む文字。不・非・有・無・可・如・欲・勿・使など。 **へんにゅう**【編入】[名・-スル]別の団体などに、あとから組みいれること。「―試験」「高校に―する」 **ペンネーム**[pen name][名]本名とは別に、文章を発表するときに使う名前。筆名。「―を使う」 **へんねんたい**【編年体】[名]歴史書で、年月の順序を追って記述する形式。日本では、六国史[りっこくし]や「栄花[えいが]物語」「水鏡[みずかがみ]」など。[対]紀伝体 **へんのう**【返納】[名・-スル]使ったものや借りたものを、もとの場所に返すこと。「図書の―期限」 **へんぱ**【偏頗】[名・形動]片寄っていて、不公平なようす。えこひいき。 **へんばい**【返杯・返盃】[名]さされたさかずきの酒を、飲みほしてから相手に返すこと。 **べんぱつ**【弁髪・辮髪】[名]もと、満州民族の男子の髪形[かみがた]の一つ。頭の周囲をそり、中央部の髪を長くのばし、編んで垂らしたもの。 **ペンパル**[pen pal][名]「ペンフレンド」に同じ。▽「パル」は、仲よしという意味。 **へんぴ**【辺鄙】[形動]文化の中心から遠くはなれていて、ひなびて不便な地域。「―な土地」[類]僻遠[へきえん] **べんぴ**【便秘】[名]大便の出る回数や量が、異常に減ること。ふんづまり。「―がちになる」 <1244> > へんぴん **へんぴん**【返品】[名・-スル]仕入れたり買ったりした品物を、返すこと。また、返された品物。 **ペンフレンド**[pen friend][名]手紙のやりとりをする友人。文通仲間。ペンパル。 **へんぺい**【扁平】[名・形動]平べったいこと。「―な顔だち」 **へんぺいそく**【扁平足】[名]足の裏が平たく、土ふまずがほとんどない足。 **べんべつ**【弁別】[名・-スル]ちがいを見きわめて、区別すること。「ことの是非を―できない」[類]識別 **ベンベルグ**[Bemberg][名]人絹[じんけん]の一種。裏地[うらじ]や下着などに使う。すべりがよい。▽商標名。 **へんぺん**【片片】[形動]①とるにたりない、ささいなものであるようす。「―たる小事」 **へんぺん**【片片】[形動]②軽くてうすいものがひるがえるようす。「花びらが―と散る」「―たる落葉」 **へんぺん**【片片】[形動]③切れぎれになっているようす。「―とうかぶ白い雲」 **べんべん**【便便】[形動]①太って腹が出ているようす。「―たる太鼓腹」 **べんべん**【便便】[形動]②むなしく時間が過ぎていくようす。「―と日を過ごす」 **ぺんぺんぐさ**【ぺんぺん草】[名]「なずな」の別名。▽実が三味線のばちに似るところから。 **ぺんぺん草が生える** 家や庭などがあれはてること。家運がおとろえることのたとえ。 **へんぼう**【変貌】[名・-スル]姿かたちがすっかり変わること。「―をとげる」[類]変容 **へんぽう**【返報】[名・-スル]①他人から受けたうらみに、しかえしをすること。「―を受ける」[類]報復 **へんぽう**【返報】[名・-スル]②他人から受けた親切などに報いること。[類]返礼・恩返し **べんぽう**【便法】[名]便利なやりかた。また、その場しのぎの手段。「―を講じる」 **へんぼうかんきゃく**【偏旁冠脚】[名]漢字で、へん・つくり・かんむり・あし。 **ペンホルダー**[penholder][名]①ペン軸[じく]。 **ペンホルダー**[penholder][名]②卓球のラケットの持ちかたの一つ。ペンを持つようににぎる。ペンホルダーグリップ。シェークハンドグリップ。 **へんぽん**【翻翻】[形動]旗などがひるがえるようす。「校旗が風に―とひるがえる」 **べんまく**【弁膜】[名]心臓・静脈[じょうみゃく]・リンパ管などの内部にある膜。血液やリンパ液の逆流を防ぐはたらきをする。 **へんめい**【変名】[名・-スル]本名[ほんみょう]をかくして、別の名前を使うこと。また、本名をかくすための別の名前。仮名・偽名[ぎめい] **べんめい**【弁明】[名・-スル]非難や批判に対して、真実を他人にわかってもらうために、説明すること。「―の機会をあたえる」[類]弁解・釈明・言い訳 **べんもう**【鞭毛】[名]原生[げんせい]動物などに生えている、細長い毛のようなもの。これを動かしてからだを移動させる。「―運動」 **へんよう**【変容】[名・-スル]外見がすっかり変わること。また、外見をすっかり変えること。「故郷の町並みの―した姿」[類]変貌[へんぼう] **べんらん**【便覧】[名]→「びんらん」 **ヘンリ**[Henry VII][人名]①七世。一四五七—一五〇九年。イギリス王。一四五五年から三十年間続いた、ばら戦争を終結させ、テューダー朝を開き、王権をのばした。 **ヘンリ**[Henry VIII][人名]②八世。一四九一—一五四七年。イギリス王。父七世のあとを受け、中央集権体制を強め、絶対王政を確立した。一五三四年にはイギリス国教会を設立して、カトリック教会からの離脱を強行した。 **べんり**【便利】[名・形動]特別な目的にうまく合うこと。都合がいいこと。「交通網[こうつうもう]の発達で―になった」[対]不便 **べんりし**【弁理士】[名]特許や商標などを特許庁に提出する手続きを、本人の代わりにおこなう職業の人。 **へんりん**【片鱗】[名]全体の中のわずかな一部分。「才能の―を示す作品」「大器の―を見せる」 **へんれい**【返礼】[名・-スル]人の親切やおくりものに対して、あいさつや品物でお礼をすること。また、お礼のあいさつや品物。 **へんれい**【返戻】[名・-スル]もどすこと。返却。 **べんれい**【勉励】[名・-スル]一生けんめい努めはげむこと。「刻苦[こっく]―」 **へんれき**【遍歴】[名・-スル]①あちこちを広くめぐりあるくこと。「諸国を―して修行する」 **へんれき**【遍歴】[名・-スル]②さまざまな経験をすること。「人生―を重ねる」 **へんろ**【遍路】[名]四国八八か所の霊場[れいじょう]をめぐりあるくこと。また、その人。「おーさん」 **べんろん**【弁論】[名・-スル]①大勢の人の前で、自分の意見を述べること。「校内―大会」 **べんろん**【弁論】[名・-スル]②法廷で、事件に関係のある人が意見を申したてること。「最終―」[類]陳述[ちんじゅつ] **ほ**【歩】(步)[名]①あるく。あゆみ。また、足を動かす回数を数えることば。「―を進める」「―を運ぶ」②段階。③尺貫法[しゃっかんほう]で、面積の単位。一歩は、一坪[つぼ]。約三・三平方メートル。「一畝[せ]三―」④割合。また、利率などの単位。一割の一〇分の一。⑤将棋[しょうぎ]の駒[こま]の名。 <1245> > ・ボアソナー **ほ[保]** ①もちつづける。たもつ。②うけあう。③まもる。世話をする。 **ほ[甫]** ①はじめて。②男子をほめていうことば。字[あざな]の下にそえる。「尼甫」は孔子(字は仲尼)のこと。 **ほ[補]** ①たりないところを、つけたす。おぎなう。②職務につかせる。③正式の職につく前の、一つ下の地位。見習い。 **ほ[捕]** 追いかけて、つかまえる。とらえる。 **ほ[浦]** みずべ。海岸。また、海や湖が陸地にはいりこんだところ。入り江。 **ほ[舗]** ①地面にしきならべる。[類]布・敷②商品を並べて売るところ。みせ。 **ほ[輔]** ①たすける。▽多く、「補」に書きかえる。②昔の官名。すけ。 **ほ【歩】** →漢字項目を見よ。 **ほ【帆】** 船の柱に張り、風を受けて船を進める大きな布。「―をあげる」 **ほ【穂】** ①こまかい花や実が、長い茎のまわりにたくさん並んでついたもの。「稲の―」②やりや筆などの細長い柄のさきについた部分。「筆の―さきをととのえる」 **ぼ[母]** ①女親。はは。[反]父・子②いろいろなものを生みだすもとになるもの。③出身。④たよるべきところ。 **ぼ[墓]** 死者をほうむるところ。はか。 **ぼ[暮]** ①ひぐれ。[反]暁[ぎょう]②一年や季節の終わりごろ。 **ぼ[募]** 広く呼びかけて集める。つのる。 **ぼ[慕]** 心がひかれる。思いを寄せる。したう。 **ぼ[簿]** ちょうめん。ノート。▽「薄く(=うすい)」は別字。 **ぼ[模]** →「も」 **ボア** [名]毛皮や羽毛などでつくったえり巻き。[boa] **ボアソナード** [人名]一八二五―一九一〇年。フランスの法学者。一八七三年に来日し、刑法・民法を起草した。民法については、法典論争が起き、日本の国情に合わないという反対にあって不採用となったが、その後の法律にあたえた影響は大きい。 <1246> **ほあん【保安】** [名]社会の平和や職場の安全を守ること。「―官」「海上―庁」「―要員」 **ほあんりん【保安林】** [名]水源を確保し、風水害などを防ぐために、国が法律で保護している森林。 **ほい【補遺】** [名]書きもらしたことがらを補うこと。また、補ったもの。「全集の―編」[類]補足 **ぽい** [造語]「〜っぽい」の形で…という感じが強くする。「水っ―」「熱っ―」 **ほいく【保育】** [名・スル]幼い子供の世話をし、守りそだてること。「二年―」 **ほいく【×哺育】** [名・スル]動物の親が乳をあたえて子供を育てること。「人工栄養―」 **ほいくえん【保育園】** [名]「保育所」のこと。 **ほいくし【保育士】** [名]→「ほぼ(保母)」 **ほいくじょ【保育所】** [名]保護者からたのまれて、乳幼児を一時的に預かり世話をするところ。[類]託児所・保育園▽児童福祉法にもとづく児童施設の一つ。 **ボイコット** [名・スル]①共同で拒絶したり排斥すること。「会合を―する」②消費者が団結して、特定の商品を買わないこと。不買同盟。[boycott] **ボイスレコーダー** [名]航空機の操縦室内の音声などを自動的に記録する装置。[voice recorder] **ホイッスル** [名]警笛。また、競技などで合図として鳴らす笛。「試合開始の―」[whistle] **ホイットマン** [人名]一八一九―九二年。アメリカの詩人。従来の詩の形式にとらわれず、自然をたたえ、民主主義の精神をうたった。詩集「草の葉」など。[Walt Whitman] **ホイップ** [名・スル]卵の白身やなまクリームなどをあわだてること。[whip] **ボイラー** [名]機械を動かしたり、部屋を暖めたりするために、高温・高圧の蒸気を発生させる装置。缶[かま]。「―マン」[boiler] **ホイル** [名]金属の薄片。箔[はく]。「アルミ―」[foil] **ボイル** [名・スル]ゆでること。にること。「―ずみの」[boil] **ぼいん【母音】** [名]声帯を振動させて出す声が、口の中でくちびる・舌・歯などにさまたげられずに出る音。現代日本語では、「ア・イ・ウ・エ・オ」の五音。「ぼおん」とも。[反]子音 **ぼいん【×拇印】** [名]親指のさきに朱肉などをつけておし、はんこの代わりにするもの。つめ印[いん]。「―で代用する」▽「母印」は誤り。 **ポインセチア** [名]トウダイグサ科の低木。クリスマスのころ、上部の葉が真っ赤に色づく。[poinsettia] **ポインター** [名]イヌの品種の一つ。代表的な猟犬。▽獲物のを発見して、その位置(=ポイント)をよく示すことから。[pointer] **ポイント** [名・造語]①点。要点。「ウイーク―」「セールス―」「―をつかむ」②スポーツ競技などで、得点。点数。「―をかせぐ」「セーブ―」③地点。場所。「―を変えて釣る」④小数点。コンマ。「芸術点はファイブ―ナイン」⑤鉄道で、分岐点。転轍機。「―故障」⑥[名・造語]活字の大きさの単位。一ポイントは約〇・三五ミリメートル。「ポ」とも略す。「八―活字で組む」[point] **ポイントゲッター** [名]チームの中心となって得点をあげる選手。[point getter] **ほう[方]** ①ある向き。「海の―」②ある地域。③部類。「せっかちの―だ」④ある部面。「編集の―の仕事」⑤並びたつものの一つ。「彼の―がじょうずだ」⑥やりかた。⑦四角。きちんとした。⑧定まった。⑨まさに。 **ほう[包]** 中に入れておおう。つつむ。 **ほう[宝](寶)** 貴重な品物。たから。 **ほう[法]** ①社会生活を営む上で、守らなければならないきまり。おきて。「―にそむく」「―を曲げる」②やりかた。③しきたり。「そんな―があるものか」「―にかなう」④仏の教え。仏道。「人を見て―を説け」 **ほう[放]** ①はなす。おいやる。遠ざける。②ときはなす。自由にする。ゆるす。③すてておく。④気ままに、好き勝手にする。 <1247> ほら **ほう[放]** 由にする。ゆるす。③すてておく。④気ままに、好き勝手[かって]ぃっにする。 [ホウ]放火[ほうか],放送[ほうそう]放逐[ほうちく]放牧[ほうぼく]追放[ついほう]馭 ②放免[ほうめん]鸩 解放[かいほう]맜釈放[しゃくほう]《③放棄[ほうき],放置[ほうち] 如,放任[ほうにん]④放逸[ほういつ]放言[ほうげん]放縦[ほうじゅう] 放胆[ほうたん]豪放[ごうほう]5奔放[ほんぽう] [はなす・はなつ・はなれる]突[つ]っき放[はな]す 放[はな]し飼[が]い/ 矢を放[はな]つ/犬が鎖[くさり]くさりから放[はな]れる [ほうり]下[だ]かす **ほう[訪]** [言・4画 全11画 訪訪訪訪] 人の家やよその土地をたずねていく。また、さがしもとめる。 [ホウ]訪客[ほうきゃく]訪米[ほうべい]訪問[ほうもん] 探訪[たんぽう]贶来訪[らいほう] 歴訪[れきほう] [おとずれる・たずねる]故郷を訪[おとず]れる 春の訪[おとず]れ/史跡[しせき]もきを訪[たず]ねる訪[たず]ね先[さき] [おとない]訪[と]う訪[とぶ]らう **ほう[報]** [土・9画 全12画 報報報報] ◎しかえしをする。むくいる。②しらせる。しらせ。ニュース。「合格の―を届ける」「「報じる」を見よ。 [ホウ]◎報恩[ほうおん]報酬[ほうしゅう] 報復[ほうふく]果報[かほう]②報告[ほうこく] 報道[ほうどう]情報[じょうほう]に電報[でんぽう]察予報[よほう]は5 [むくいる]恩に報[むく]いる前世の報[むく]い [しらせ] **ほう[豊](豊)** [豆・6画 全13画 豊豊豊豊] 穀物[こくもつ]がゆたかに実る。ものがじゅうぶんにある。凶[きょう]きよう・貧[ひん] [ホウ]豊作[ほうさく] 豊潤[ほうじゅん]ん豊年[ほうねん] 豊富[ほうふ]豊満[ほうまん] [ゆたか]心豊[こころゆた]かに暮らす豊かな実り 豊葦原[とよあしはら]にはまし豊前[ぶぜん]ん豊後[ぶんご]びん **ほう[芳]** [+4画 全7画 芳芳芳芳] ①よいにおい。かおりがよい。邇香[こう]と②相手に関することがらの上に付けて、敬った気持ちをあらわす語。 [ホウ]芳香[ほうこう]35芳醇[ほうじゅん]②芳志[ほうし]芳書[ほうしょ]芳情[ほうじょう] ほう 芳名[ほうめい] [かんばしい]芳[かんば]しい香[かお]ぉぉり芳[かんば]しくないうわさ 芳[かぐわ]しい芳[こうば]しい **ほう[邦]** [全7画 邦邦邦邦] ●くに。国家。国土。邇国[くに]②わが国。日本の。▼「那[な](=どれ)」は別字。 [ホウ]①邦土[ほうど],異邦[いほう]”本邦[ほんぽう]甓 友邦[ゆうほう]鍔 連邦[れんぽう]甓 ②邦楽[ほうがく]邦人[ほうじん] 邦文[ほうぶん] [くに] **ほう[奉]** [大・5画 全8画 奉奉奉奉] ●神仏や目上の人にさしあげる。たてまつる。②おつかえする。③目上の人の命令をうけたまわる。一◆「奉じる」を見よ。 [ホウ・ブ]奉献[ほうけん]奉呈[ほうてい]奉納[ほうのう]②奉公[ほうこう]奉仕[ほうし] /供奉[ぐぶ]③奉勅[ほうちょく]遵奉[じゅんぽう]殤信奉[しんぽう]點/ 奉行[ぶぎょう]ぶよう [たてまつる]神に五穀を奉[たてまつ]る **ほう[抱]** [・5画 全8画 抱抱抱抱] ①両手でだきかかえてもつ。だく。②心の中で思う。いだく。 [ホウ]②抱腹絶倒[ほうふくぜっとう]抱擁[ほうよう]介抱[かいほう]抱懐[ほうかい] 抱負[ほうふ],辛抱[しんぼう] [だく・いだく]肩[かた]かたを抱[だ]く/不審[ふしん]ぃんを抱[いだ]く [かかえる]頭を抱[かか]える 丸抱[まるがか]え **ほう[泡]** [・5画 全8画 泡泡泡泡] あわ。 [ホウ]泡影[ほうえい]泡沫[ほうまつ]気泡[きほう]”水泡[すいほう] 発泡[はっぽう] [あわ]泡[あわ]ぁぁを食う泡立つ[あわだつ]泡雪[あわゆき]黜 泡銭[あぶくぜに]、泡沫[うたかた]うたかた **ほう[胞]** [月・5画 全9画 胞胞胞胞] ●母の胎内[たいない]熱。②生物体をつくっている、もっとも小さい組織。 [ホウ]①胞衣[ほうい],同胞[どうほう]一劈②胞子[ほうし],芽胞[がほう]”細胞[さいぼう] さい [えな]胞衣[えな]人同胞[はらから] **ほう[砲]** [石・5画 全10画 砲砲砲砲] 火薬で弾丸[だんがん]焼を発射する兵器。おおづつ。銃[じゅう]じゅう [ホウ]砲火[ほうか]砲撃[ほうげき]砲弾[ほうだん]愁号砲[ごうほう]鉄砲[てっぽう]5 ●砲音[ほうおん] 大砲[たいほう] **ほう[飽]** [食・5画 全13画 飽飽飽飽] いっぱいになる。あきる。 [ホウ]飽食[ほうしょく]く飽満[ほうまん]悲飽和[ほうわ], [あきる・あかす]仕事に飽[あ]きる飽きっぽい/暇[ひま]ぃまに飽[あ]かす **ほう[俸]** [イ・8画 全10画 俸俸俸俸] 給料。「―をはむ」 [ホウ]俸給[ほうきゅう] 減俸[げんぽう]贶増俸[ぞうほう] 年俸[ねんぽう]究俸禄[ほうろく]5 **ほう[倣]** [イ・8画 全10画 倣倣倣倣] まねをする。ならう。 ほ <1248> **ほう[峰]** 山の頂上。また、高い山。▽「峯」は異体字。 **ほう[崩]** ①くずれる。くずす。②天子がなくなる。 **ほう[褒]** ほめたたえる。 **ほう[縫]** 糸でつづり合わせる。ぬう。 **ほう[朋]** ともだち。なかま。 **ほう[萌]** 草木が芽ぶく。また、きざし。 **ほう[鳳]** ①想像上のめでたい鳥。おおとり。②天子や宮中にかかわるものにつける語。また、他人のことばにそえる尊敬語。 **ほう[鵬]** 想像上の大きな鳥。おおとり。 **ほう[封]** →「ふう」 **ほう【封】** [名]大名などの領地。領土。「―をめしあげられる」 **ほう【×苞】** [名]芽やつぼみを包んで保護する、葉の変形したもの。フキノトウなど。 **ほう【×袍】** [名]平安時代に男性貴族の着た、正式の着物。衣冠束帯のときに着る上着。上の衣[きぬ]。→図「そくたい」 **ぼう[亡]** ①ほろびてなくなる。ほろぼす。[反]存②にげる。③死ぬ。 **ぼう[忘]** 覚えていない。わすれる。 **ぼう[忙]** ひまがない。いそがしい。[反]閑 **ぼう[防]** ①ふせぐ。万一に備えてまもる。[反]攻②つつみ。 **ぼう[坊]** ①僧たち。また、僧の住まい。「お―さん」②男の子。「―はどこから来たのじゃ」③人名にそえて親しんで呼ぶことば。「となりの健―」④状態をあらわす語に付いて、人をさげすんで呼ぶことば。「食いしん―」「けちん―」 **ぼう[妨]** じゃまする。さまたげる。 <1249> ぼう **ぼう[妨]** [ボウ]妨害[ぼうがい] 妨止[ぼうし], [さまたげる]通行を妨[さまた]げる 出世の妨[さまた]げ **ぼう[肪]** [月・4画 全8画 肪肪肪肪] 動物の肉のあぶら。類油[ゆ]・膏[こう] [ボウ]脂肪[しぼう] **ぼう[紡]** [糸・4画 全10画 紡紡紡紡] 綿[わた]やまゆの繊維をよりあわせて糸にする。つむぐ。 [ボウ]紡織[ぼうしょく] 紡錘[ぼうすい]紡績[ぼうせき]混紡[こんぼう]贶 [つむぐ]糸を紡[つむ]ぐ 紡錘[つむ]っか **ぼう[望]** [月・7画 全11画 望望望望] ●遠くをながめる。②そうなってほしいと願う。のぞみ。③人々の評判。人気。 [ボウ・モウ]望見[ぼうけん]媽望楼[ぼうろう],遠望[えんぼう]贶 眺望[ちょうぼう]嬖,展[てん] ん き 望[ちょうぼう]贶 ⓐ望外[ぼうがい]쌕 願望[がんぼう]甓 希望[きぼう]欲望[よくぼう]裝/ 懇望[こんぼう]號(既)所望[しょもう]設 本望[ほんもう]號 信望[しんぼう]點. 望[じんぼう]感[かん] 声望[せいぼう] 羨望[せんぼう]號 [のぞむ]平和を望[のぞ]む [もち]望月[もちづき]錢 **ぼう[棒]** [木・8画 全12画 棒棒棒棒] まっすぐで細長い木切れ。ぼう。また、ぼうのようにまっすぐなこと。「→足を―にする」「やぶから―」「片[かた]―を担[かつ]ょっぐ」 [ボウ]棒暗記[ぼうあんき]びき棒線[ぼうせん]棒立ち[ぼうだち]棒読み[ぼうよみ]相棒[あいぼう]針小棒大[しんしょうぼうだい] 棒に振る むだにする。手に入れそこなう。「一生を―」「社長のいすを―」 棒を吞[の]んだよう とてもびっくりしたり、あっけにとられたりするようす。「―に立ちつくす」 **ぼう[貿]** [貝・5画 全12画 貿貿貿貿] たがいに品物を売り買いする。 [ボウ]貿易[ぼうえき] **ぼう[暴]** [暴暴暴暴] 日〔ボウ〕①あばれる。あらあらしい。また、乱暴なこと。法にそむくこと。「―をもって―に易[か]ゅう(=暴力には暴力で対抗[たいこう]砕する)」②むやみに。度が過ぎる。③にわかに。急に。④手で打つ。 目〔バク〕むきだしにする。あばく。 [ボウ]暴行[ぼうこう]35 暴動[ぼうどう]暴力[ぼうりょく]、凶暴[きょうぼう] 暴[らん]赀②暴飲暴食[ぼういんぼうしょく]~暴走[ぼうそう]暴利[ぼうり] 暴騰[ぼうとう]5 暴発[ぼうはつ] 暴落[ぼうらく]④暴虎馮河[ぼうこひょうが]か [バク]暴露[ばくろ]~ [あばく・あばれる]秘密を暴[あば]く/酔[よ]って暴[あば]れる 大暴[おおあば]れ **ぼう[乏]** [J・3画 乏乏乏] かねやものなどが、たりない。とぼしい。 [ボウ]窮乏[きゅうぼう],欠乏[けつぼう]耐乏[たいぼう]貧乏[びんぼう]既 [とぼしい]経験が乏[とぼ]しい **ぼう[房]** [戸・4画 全8画 房房房房] 小さく分かれた部屋[へや]へ。②いえ。また、家の雅号[がごう]がにつける語。③垂れさがっているもの。ふさ。 [ボゥ]閨房[けいぼう]煕 心房[しんぼう]點 暖房[だんぼう]甓 厨房[ちゅうぼう]鴞,独房[どくぼう]熙 ②山房[さんぼう]嘅僧房[そうぼう]5③乳房[にゅうぼう], [ふさ]ぶどうの房[ふさ]ょき乳房[ちぶさ]さ 安房[あわ]ぁぁ **ぼう[某]** [木・5画 全9画 某某某某] 名前・場所・時などがはっきりしないときや、はっきりさせないときに使う語。「これは少年―のしわざだ」 [ボウ]某国[ぼうこく]某氏[ぼうし],某日[ぼうじつ]某所[ぼうしょ] 何某[なにがし]檗 某[それ]がし(=自分)田中某[たなかぼう]陰」何某[なにぼう] **ぼう[冒]** [目・4画 全9画 冒冒冒冒] ①むりにおしきってする。おかす。②ものごとのはじめ。▼もと、おおいかぶせる意味。 [ボウ]冒険[ぼうけん]冒瀆[ぼうとく] 感冒[かんぼう]冒頭[ぼうとう] [おかす]危険を冒[お]かす **ぼう[剖]** [刂・8画 全10画 剖剖剖剖] 二つに切りさく。 [ボウ]剖検[ぼうけん]解剖[かいぼう] [さ]く剖[さ]ゃける **ぼう[傍]** [イ・10画 全12画 傍傍傍傍] そば。かたわら。類側[がわ] [ボウ]傍観[ぼうかん]傍系[ぼうけい]傍線[ぼうせん]傍聴[ぼうちょう]がり 路傍[ろぼう]り [かたわら]傍[かたわ]らに立つ 仕事の傍[かた]ら学校に通う ●畝傍山[うねびやま]銘“傍惚[そば]れ(=片思い)傍目八目[おかめはちもく] 傍焼[そばや]き(=やきもちをやくこと) **ぼう[帽]** [巾・9画 全12画 帽帽帽帽] 頭にかぶるもの。 [ボウ]帽子[ぼうし]帽章[ぼうしょう]学帽[がくぼう]制帽[せいぼう]骱脱帽[だつぼう]筋 烏帽子[えぼし] **ぼう[膨]** [月・12画 は全16画 膨膨膨膨] ふくれて、大きくなる。はれる。 [ボウ]膨大[ぼうだい]膨張[ぼうちょう]り [ふくらむ・ふくれる]つぼみが膨[ふく]らむ/腹が膨[ふく]れる ほ <1250> > ぼう **ぼう**【謀】[名]①あれこれと計画を考える。はかる。②悪事の相談をする。たくらむ。はかりごと。 **ぼう**【卯】[名]十二支の第四番目。うさぎ。 **ぼう**【茅】[名]植物のカヤ。ち。ちがや。 **ぼう**【昴】[名]星団の一つ。すばる。プレアデス。▽「昂[こう]然[ぜん](=たかぶる)」は別字。 **ぼう**【眸】[名]ひとみ。 **ぼう**【妄】[名]→「もう」 **ぼう**【坊/某/棒/暴】[造語]漢字項目を見よ。 **ボヴァリーふじん**【ボヴァリー夫人】[作品]一八五七年。フランス、フローベールの小説。医者の妻エンマは夫との結婚生活に幻滅し、恋愛[れんあい]を夢見るがかなわず、服毒自殺する。近代リアリズムを確立した作品。 **ほうあん**【法案】[名]国会で検討される法律の原案や案文。「―が可決される」 **ぼうあんき**【棒暗記】[名・-スル]意味内容を理解せず、ただもとのとおりに覚えること。「数学の公式を―する」[類]丸暗記 **ほうい**【方位】[名]東西南北をもとに、八方・一六方と細分した方向。「地図で―を確かめる」「全―外交」[類]方角 **ほうい**【包囲】[名・-スル]にがさないように、まわりをぐるりととり囲むこと。「―網」「敵を―する」 **ほうい**【法衣】[名]僧[そう]が着る衣服。「ほうえ」とも。「むらさきの―をまとう」 **ぼうい**【暴威】[名]あらあらしく激しい勢い。「台風が―をふるう」[類]猛威 **ほういがく**【法医学】[名]医学を応用して、法律上問題となる重要な事実関係を明らかにする学問。犯罪医学。 **ほういつ**【放逸・放佚】[名・形動]わがままでだらしのないこと。「―をきわめる生活」[類]放恣[ほうし] **ぼういん**【暴飲】[名・-スル]酒などをむやみやたらに飲むこと。「―暴食をつつしむ」 **ほういん**【法印】[名]①「法印大和尚[だいかしょう]位」の略。僧たちの最高の位。また広く、僧侶[そうりょ]のこと。 **ほういん**【法印】[名]②武家時代、儒者・絵師・医師などにあたえられた称号。 **ほうえ**【法会】[名]①仏教で、なくなった人の供養[くよう]をすること。また、供養のための儀式[ぎしき]。「初七日の―を営む」[類]法事・法要 **ほうえ**【法会】[名]②多くの人々を集めて仏の教えを説く会合。 **ほうえ**【法衣】[名]→「ほうい」 **ほうえい**【放映】[名・-スル]テレビで番組を放送すること。とくに、映画を放送すること。「オリンピックの―権」「なつかしい名画を―する」 **ぼうえい**【防衛】[名・-スル]敵の攻撃を防ぎ守ること。「正当―」[類]防御 **ぼうえいしょう**【防衛省】[名]国の行政機関の一つ。国の防衛に関することをとりあつかい、自衛隊を管理する役所。長は防衛大臣。 **ぼうえき**【防疫】[名・-スル]感染症の発生や流行などを未然に防ぐこと。 **ぼうえき**【貿易】[名・-スル]外国と品物の取り引きをおこなうこと。「―不均衡[ふきんこう]」[類]交易・通商 **ぼうえきのじゆうか**【貿易の自由化】[名]貿易を拡大するために、輸入制限や関税を少なくすること。 **ぼうえきふう**【貿易風】[名]南北の緯度三〇度付近から赤道に向かって、絶えずふいている東よりの風。▽昔、貿易船がこの風を利用したことからいう。 **ぼうえきまさつ**【貿易摩擦】[名]貿易収支の不均衡[ふきんこう]などをめぐって生じる国家間の対立。日米貿易では、大はばな日本の黒字、アメリカの赤字で、両国の経済構造の改善の必要性が指摘されている。 **ほうえつ**【法悦】[名]うっとりするような、この上ない喜び。エクスタシー。「―にひたる」[類]陶酔▽仏教で、仏の教えに接して心の底からわきおこる喜びという意味から。 **ほうえん**【方円】[名]四角と丸。方形と円形。「水は―の器[うつわ]に従う」 **ほうえん**【砲煙】[名]大砲を発射するときに出るけむり。「―弾雨」 **ほうえん**【豊艶】[名・形動]女性の、ふくよかであでやかなようす。 **ぼうえんきょう**【望遠鏡】[名]レンズや鏡を使って、遠くにあるものを大きくして見ることができる装置。「天体―」 **ほうえんだんう**【砲煙弾雨】[四字熟語]銃撃戦の激しい状態。「―の中をにげまわる」 **ぼうえんレンズ**【望遠レンズ】[名]遠距離[えんきょり]のものを拡大して撮影[さつえい]するためのレンズ。望遠。 **ほうおう**【法王】[名]ローマ‐カトリック教会の長。ローマ法王。教皇。 **ほうおう**【法皇】[名]位をしりぞいた天皇(=上皇)が仏門にはいったときの呼び名。「後白河[ごしらかわ]―」 **ほうおう**【訪欧】[名・-スル]ヨーロッパをおとずれること。「六か国―の旅」 <1251> > ほうき **ほうおう**【鳳凰】[名]昔、中国でめでたいことの前ぶれにあらわれるというクジャクに似た想像上の鳥。 **ぼうおく**【茅屋】[名]かやぶき屋根のそまつな家。あばらや。また、自分の家をへりくだっていう言い方。「―にようこそおいでくださった」 **ほうおん**【報恩】[名]受けた恩に報いること。「わが師への―」[類]恩返し[対]忘恩 **ぼうおん**【防音】[名]うるさい音が部屋へにはいるのを防いだり、部屋の音を外へ出さないようにしたりすること。「―装置」[類]遮音[しゃおん]・消音 **ぼうおん**【忘恩】[名]受けた恩を忘れること。「―の徒」[類]恩知らず[対]報恩 **ほうか**【邦貨】[名]わが国のかね。「ドルを―に換算[かんさん]する」[対]外貨 **ほうか**【放火】[名・-スル]火事を起こそうとして火をつけること。つけび。「―犯」 **ほうか**【法科】[名]①法律を研究する学科。 **ほうか**【法科】[名]②大学の法律学科や法学部。「―出身」 **ほうか**【放歌】[名・-スル]ところかまわず大声で歌うこと。「―高吟」[類]放吟 **ほうか**【砲火】[名]①大砲などを撃[う]ったときに出る火。「集中ーを浴びる」 **砲火のちまた** 戦場。 **砲火を交える** 戦争をする。交戦する。 **ほうか**【烽火】[名]のろし。 **ほうが**【邦画】[名]①日本映画。「―のベストテン」 **ほうが**【邦画】[名]②日本画。[対]洋画 **ほうが**【奉加】[名・-スル]神社や寺、また、祭りやもよおしものなどに寄付をすること。「―帳を回す」 **ほうが**【奉賀】[名・-スル]つつしんでお祝いを申しあげること。「―新年」[類]謹賀 **ほうが**【萌芽】[名]①草木の芽が出ること。めばえ。「―期」▽ものごとの始まり、きざしという意味でも使う。「悪の―」 **ほうかい**【崩壊・崩潰】[名・-スル]くずれてめちゃくちゃにこわれること。「地震[じしん]でビルがーする」「家庭のーをまねく」 **ほうがい**【法外】[名・形動]ふつうに考えられる範囲をはるかにこえているようす。常識はずれ。「―な値段」[類]途方もない・度外れ▽非難する気持ちをこめていう。 **ぼうがい**【妨害・妨碍】[名・-スル]じゃまをすること。「—電波」「安眠[あんみん]—」「公務執行[しっこう]―」 **ぼうがい**【望外】[名]望んでいたより以上によいこと。「―の幸せ」 **ほうかいせき**【方解石】[名]炭酸カルシウムがしぜんに結晶[けっしょう]したもの。無色または白色で、ひし形に割れる。これを通して見ると、ものが二重に見える。 **ほうがく**【方角】[名]①その地点から見た、東西南北の向き。方位。「―を見失う」「北の―」[類]方位 **ほうがく**【方角】[名]②目的のもののある方向。「―ちがい」 **ほうがく**【邦楽】[名]日本に古くからある音楽。神楽[かぐら]・雅楽[ががく]・能楽など。また、琴・琵琶・三味線[しゃみせん]などを使った音楽。和楽。[対]洋楽 **ほうがく**【法学】[名]法律を研究する学問。法律学。 **ほうかご**【放課後】[名]学校で、一日の授業が終わったあと。 **ほうかこうぎん**【放歌高吟】[四字熟語]まわりに気をつかうことなしに、大きな声で歌うこと。[類]高歌放吟 **ほうがちょう**【奉加帳】[名]神社や寺に寄付した人の名前・品物・金額などをしるした帳面。「―に名を記す」▽「奉賀帳」は誤り。 **ほうかつ**【包括】[名・-スル]全体を一つにまとめること。「―質問」[類]総括▽「抱括」は誤り。 **ほうがん**【包含】[名・-スル]中に包みもつこと。「その行政区域は付近の小島を―している」 **ぼうかん**【防寒】[名]からだや部屋へから熱をにがさないようにして寒さを防ぐこと。「―服」 **ぼうかん**【傍観】[名・-スル]何もしないで、事態をただ見ていること。「事件を―する」「拱手[きょうしゅ]―」 **ぼうかん**【暴漢】[名]乱暴なことをする男。乱暴者。「―におそわれる」 **ほうがんし**【方眼紙】[名]縦横に平行線をひいて、細かいます目をつくった紙。設計・製図・グラフなどに使う。セクションペーパー。「五ミリ―」 **ほうがんなげ**【砲丸投げ】[名]陸上競技の種目の一つ。鉄の丸い球を投げて距離を競う。 **ほうがんびいき**【判官贔屓】[名]不運な者や力の弱い者に同情して、かたをもちたくなる気持ち。「はんがんびいき」とも。▽判官の位にあった源義経[みなもとのよしつね]が、兄頼朝[よりとも]にうとまれた悲劇的な運命に、人々が同情したことから。 **ほうがんもの**【判官物】[名]源義経の物語をあつかった御伽草子[おとぎぞうし]・浄瑠璃[じょうるり]・歌舞伎[かぶき]などの作品。▽義経の位が判官だったことから。 **ほうき**【芳紀】[名]女性の、若くて美しい年ごろ。「―まさに一八歳[さい]」 **ほうき**【法規】[名]法律や規則。法律上のきまり。「交通―」「―改正」 **ほうき**【放棄・拋棄】[名・-スル]何もしないでほうっておくこと。自分から投げすてること。「責任を―する」「相続権を―する」 **ほうき**【箒・帚】[名]ごみやほこりをはくための道具。「竹―」 **ほうき**【伯耆】[名]旧国名。今の鳥取県西部。山陰道の一国。伯州。 <1252> > ほうき **ほうき**【蜂起】[名・-スル]大勢の人がいっせいに立ちあがり、武力で国や社会に対抗[たいこう]すること。「武装―する」[類]決起▽ハチが巣から一時に飛びたつこと。 **ぼうぎ**【謀議】[名・-スル]集まって犯罪などを計画したり、相談したりすること。「―に加わる」「共同―」[類]共謀 **ほうきぼし**【箒星】[名]尾を引いて、ほうきのように見える星。彗星[すいせい]。 **ぼうきゃく**【忘却】[名・-スル]すっかり忘れてしまうこと。 **ほうきゅう**【俸給】[名]役所や会社で働いている人にしはらわれるかね。給料。サラリー。「―生活者」 **ほうぎょ**【崩御】[名・-スル]天皇・皇后・皇太后[こうたいごう]・太皇太后[たいこうたいごう]がなくなること。 **ぼうきょ**【暴挙】[名]乱暴な行為。「食料の略奪[りゃくだつ]という―に出た」 **ぼうぎゃく**【暴虐】[名・形動]乱暴なむごいやりかたで苦しめること。「―のかぎりをつくす」 **ぼうぎょ**【防御・防禦】[名・-スル]敵の攻撃を防ぎ守ること。「攻撃は最大の―なり」[対]攻撃 **ほうぎょう**【豊頰】[名]ふっくらとした美しいほお。 **ぼうきょう**【防共】[名]共産主義の侵入[しんにゅう]や拡大を防ぐこと。「―協定」[対]容共 **ぼうきょう**【望郷】[名]遠くにあって、ふるさとをしたうこと。「―の念が強い」 **ほうぎょく**【宝玉】[名]宝としてたいせつにする玉。宝石。 **ぼうぎょりつ**【防御率】[名]野球で、投手の一試合あたりの平均自責点。自責点を投球回数で割ったものに九をかける。 **ぼうぐ**【防具】[名]剣道[けんどう]やフェンシングなどで、からだを守るためにつける面・胴[どう]・こてなど。 **ぼうくう**【防空】[名]空からの攻撃を防ぐこと。「―演習」 **ぼうくうごう**【防空壕】[名]空襲[くうしゅう]から身を守るため、地下につくった穴や地下室。「―ににげこむ」 **ぼうグラフ**【棒グラフ】[名]数量を棒の長さで示したグラフ。 **ぼうくん**【亡君】[名]死んだ主君。[類]先君・先公 **ぼうくん**【傍訓】[名]漢字のそばにつける読みがな。ふりがな。ルビ。 **ぼろくん**【暴君】[名]乱暴で残酷[ざんこく]な王。「―ネロ」▽いばってばかりいて勝手[かって]なことをする人をたとえてもいう。 **ほうけい**【方形】[名]四角形。「正―」[対]円形 **ほうけい**【包茎】[名]成人後も陰茎[いんけい]のさきが皮に包まれたままであること。かわかぶり。 **ぼうけい**【傍系】[名]中心となるものから分かれたり、はずれたりしている系統。「―会社」[対]直系 **ほうげき**【砲撃】[名・-スル]大砲を撃[う]つこと。 **ほうけん**【宝剣】[名]宝としてたいせつにしている剣。 **ほうけん**【奉献】[名・-スル]神仏などに、つつしんで差しあげること。 **ほうげん**【方言】[名]①ある地方だけでつかわれる特色あることば。「―地図」▽たとえば、青森方言では、父を「アッチ」、母を「アッパ」という。 **ほうげん**【方言】[名]②一つの民族のことばが、発音上・文法上、地域によってちがった特色をもついくつかの体系に分かれるときの、その一つ一つ。[対]共通語・標準語 **ほうげん**【放言】[名]②思いのままに言ってのけること。無責任な発言。「大臣の―」「―漫語」 **ほうげん**【法眼】[名]①「法眼大和尚[びょう]」の略。法印につぐ[僧]の位。 **ほうげん**【法眼】[名]②中世以降、医師・画工・連歌師などにあたえられた位や称号。 **ぼうけん**【冒険】[名・-スル]危険なことを知っていながら、それでもおしきっておこなうこと。「―を試みる」「―旅行」[類]探検 **ぼうけん**【剖検】[名・-スル]解剖して調べること。「遺体を―する」▽医学用語。 **ぼうけん**【望見】[名・-スル]遠くからながめみること。「はるかに富士を―する」 **ぼうげん**【暴言】[名]乱暴なことば。「聞くにたえない―」 **ぼうげん**【妄言】[名]口から出まかせの、いいかげんなことば。「もうげん」とも。「―多謝」 **ほうけんじだい**【封建時代】[名]封建制度がおこなわれた時代。ヨーロッパでは六世紀から一五世紀にかけて、日本では武士が政治をとっていた鎌倉[かまくら]時代から江戸時代をいう。 **ほうけんしゅぎ**【封建主義】[名]封建制度を重んじる考えかた。 **ぼうけんしょうせつ**【冒険小説】[名]人生や旅などのさまざまな冒険をえがいた小説。「ロビンソン・クルーソー」「宝島」「トム・ソーヤーの冒険」など。 **ほうける**【惚ける・呆ける】[動]①ぼうっとする。放心する。「ほうけた顔」 **ほうける**【惚ける・呆ける】[動]②夢中になってわれを忘れる。「遊びー」「ほける」の変化した形。 **ほうけんせいど**【封建制度】[名]土地を領有する君主・貴族(大名[だいみょう])とそれを使用させてもらう家来[けらい]・農民という身分差を重んじ、上下の恩義・忠誠を中心とする政治的・社会的しくみ。 **ぼうげんたしゃ**【妄言多謝】[四字熟語]自分の批評や意見をへりくだっていうことば。勝手[かって]で無礼なことばをお許しくださいという意味。記事などの最後にしるす。▽「多謝」は「礼を言うこと」で、本来は誤った使いかた。正しくは、「妄言多罪」。 **ほうけんてき**【封建的】[形動]封建時代のように、君主が人民を保護する代わりに支配し、個人の自由や権利が強く制限される関係にあるようす。「わが家の祖父は―だ」 <1253> > ほうじちゃ **ほうげんのらん**【保元の乱】[名]一一五六年、後白河天皇と崇徳上皇の対立に、摂関[せっかん]家や武家の勢力争いが結びついて起きた戦乱。天皇方が勝利した。 **ほうげんまんご**【放言漫語】[四字熟語]無責任で勝手[かって]なことを、あたりかまわず言うこと。「―の批評家」 **ほうげんものがたり**【保元物語】[作品]一二二〇年ころか。作者未詳[みしょう]。源為朝[ためとも]を中心に、保元の乱における新興の武士の姿をえがく軍記物語。三巻。 **ほうこ**【宝庫】[名]①宝をしまっておくくら。▽すぐれたものがつまっていたり、たくさんとれたりするところという意味でも使う。「人材の―」「知識の―」 **ほうご**【邦語】[名]自国語。国語。とくに外国での日本語。「―文献だ」 **ほうご**【法語】[名]仏教で、仏の教えをわかりやすく説いた語句や文章。「仮名[かな]―集」 **ぼうご**【防護】[名・-スル]害を受けないように、防ぎまもること。「―対策」「―用ヘルメット」 **ほうこう**【方向】[名]①ものが動いたり目ざしたりしている線。「風の―」 **ほうこう**【方向】[名]②めあて。また、方針。「将来のー」 **ほうこう**【芳香】[名]いいにおい。「―を放つ」 **ほうこう**【奉公】[名・-スル]①商店などに住みこみで働くこと。古い言い方。「―さきがきまる」 **ほうこう**【奉公】[名・-スル]②国や主君のために、身をささげて仕えること。「最後のご―」「滅私[めっし]―」 **ほうこう**【放校】[名・-スル]校則を破った生徒などを退学させること。「―処分にする」 **ほうこう**【彷徨】[名・-スル]あてもなく、さまよい歩くこと。 **ほうごう**【法号】[名]仏教で、受戒するとき、師からさずかる称号。また、死者におくる戒名[かいみょう]。 **ほうごろ**【縫合】[名・-スル]傷口などをぬいあわせること。「―手術」 **ぼうこう**【暴行】[名・-スル]①なぐったりけったりなどの乱暴をはたらくこと。「―を加える」「―傷害」 **ぼうこう**【暴行】[名・-スル]②力でむりやり女性をおかすこと。 **ぼうこう**【膀胱】[名]腎臓[じんぞう]から送られる尿[にょう]を、一時ためておくふくろのような器官。「―炎[えん]」 **ほうこく**【報告】[名・-スル]調べたことや命じられた仕事の、ようすや結果を知らせること。また、その知らせ。レポート。「委員会の―」「中間―」 **ほうこく**【報国】[名]受けた恩に報[むく]いるため、祖国につくすこと。「尽忠[じんちゅう]―」 **ぼうこく**【亡国】[名]国をほろぼすこと。また、ほろびた国。「失政が―をまねく」「―の民[たみ]」[対]興国 **ぼうこひょうか**【暴虎馮河】[四字熟語]命知らずでむこうみずな行動。トラに対して素手ででたち向かい、大河を徒歩でわたるような無謀[むぼう]なこと。ぼうこひょうが。▽「暴」は素手で打つ、「馮」は徒歩で川をわたること。中国、「論語」から。 **ぼうさい**【亡妻】[名]死んだ妻。[対]亡夫 **ぼうさい**【防災】[名]火事や地震などの災害を防ぐこと。「―訓練」 **ほうさく**【方策】[名]問題を解決するための方法・策略。「万全の―を立てる」 **ほうさく**【豊作】[名]農作物が豊かに実ること。とくに、米が豊かに収穫されること。「―の祭り」[対]不作・凶作[きょうさく] **ぼうさつ**【忙殺】[名・-スル][「忙殺される」の形で」ひどくいそがしい思いをする。「問いあわせに―される」▽「殺」は、意味を強める語。 **ぼうさつ**【謀殺】[名・-スル]計画して人を殺すこと。 **ほうさん**【奉賛】[名・-スル]神社などの行事の趣旨[しゅし]に同意して、つつしんで力を貸すこと。「―会」 **ほうさん**【硼酸】[名]硼酸塩鉱物からとれる透明[とうめい]なうろこ状の結晶[けっしょう]。水にとけやすく殺菌作用がある。消毒・うがい薬・化粧[けしょう]水などに使う。 **ぼうさん**【坊さん】[名]「僧[そう]」を親しみ敬う言い方。 **ほうし**【芳志】[名]相手の心のこもったおくりものや心づかいを敬う言い方。「ごーを深く感謝いたします」 **ほうし**【奉仕】[名・-スル]①神仏・国家・人々のためなどに、自分の利害をはなれてつくすこと。「社会―」「―精神」 **ほうし**【奉仕】[名・-スル]②商品などを安く売ること。サービス。「―商品」 **ほうし**【法師】[名]①〈名〉「僧」の古い言い方。「琵琶[びわ]―」「三蔵[さんぞう]―」 **ほうし**【法師】[名]②〈造語〉[多く、「~法師」の形で」「・・・のような人」という意味をあらわす。「一寸―」「影―」 **ほうし**【胞子】[名]シダ・コケ・カビなど、花の咲かない植物や菌類がふえるための細胞[さいぼう]。 **ほうし**【放恣・放肆】[名・形動]気ままでいいかげんなこと。「生活が―に流れる」 **ほうじ**【邦字】[名]その国の文字。とくに、外国での日本文字。漢字とかな。「―新聞」 **ほうじ**【法事】[名]仏教で、なくなった人の冥福[めいふく]をいのるために命日におこなう儀式[ぎしき]。四十九日や三回忌など。[類]法要・法会[ほうえ] **ほうじ**【奉持・捧持】[名・-スル]たいせつなものをささげもつこと。「校旗を―する」 **ぼうし**【防止】[名・-スル]防ぎとめること。「事故―」 **ぼうし**【某氏】[名]氏名がわからない人や、わかっていてもかくしておきたい人、またとくに名前を挙げる必要のない人をさしていうことば。ある人。「―の意見によれば」 **ぼうし**【帽子】[名]頭を守ったりかざったりするために、かぶるもの。また、ものの上にかぶせるもの。 **ほうしき**【方式】[名]①きまったやりかたや形式。[類]スタイル **ほうしき**【法式】[名]儀式[ぎしき]などのきまったやりかたや順序。 **ほうじちゃ**【焙じ茶】[名]強い火であぶった番茶。こうばしいかおりがする。 <1254> > ぼうしつ **ぼうしつ**【亡失】[名・-スル]なくすこと。また、なくなること。「現金を―する」 **ぼうしつ**【忘失】[名・-スル]すっかり忘れること。また、忘れてなくすこと。[類]失念 **ぼうしつ**【防湿】[名]湿気[しっけ]を防ぐこと。 **ほうしゃ**【放射】[名・-スル]①熱や光などを外へ出すこと。輻射[ふくしゃ]。「―熱」 **ほうしゃ**【放射】[名・-スル]②一点から八方へ広がること。「―状にのびる道」 **ほうしゃ**【報謝】[名・-スル]①恩に報い、めぐみに感謝すること。返礼。「―の念をもつ」 **ほうしゃ**【報謝】[名・-スル]②僧[そう]や巡礼[じゅんれい]などに金品をあげること。布施。 **ほうしゃせいげんそ**【放射性元素】[名]放射線を出す性質をもつ元素。ウランやラジウムなど。天然に存在するものと人工的につくりだすものとがある。 **ほうしゃせいどういげんそ**【放射性同位元素】[名]放射能をもつ同位元素。ラジオアイソトープ。 **ほうしゃせん**【放射線】[名]放射性元素の原子核[げんしかく]がこわれるときに出るアルファ(α)線・ベータ(β)線・ガンマー(γ)線など。▽広く、電磁波と粒子[りゅうし]全体をさすこともある。 **ほうしゃのう**【放射能】[名]原子核[げんしかく]がこわれるときに、放射線を出す性質。「―汚染」 **ほうしゅ**【法主】[名]①「仏」を尊んでいう呼び名。 **ほうしゅ**【法主】[名]②一宗派の長。真宗では管長。 **ほうしゅ**【法主】[名]③法会[ほうえ]の主宰[しゅさい]者。 **ほうしゅ**【宝珠】[名]①宝の玉。 **ほうしゅ**【宝珠】[名]②さきがとがっていて、まわりを燃えあがるほのおが包む形をした玉。宝珠の玉。如意宝珠。 **ぼうしゅ**【芒種】[名]二十四節気の一つ。太陽暦では六月六日ごろ。芒[のぎ]のあるイネを植える時期という意味。 **ぼうじゅ**【傍受】[名・-スル]他人がやりとりしている無線の通信を受信すること。 **ほうしゅう**【報酬】[名]仕事に対する見かえりとして受けとるかね。「―をえる」「年間―」 **ほうじゅう**【放縦】[名・形動]勝手[かって]気ままにふるまうこと。「ほうしょう」とも。「―な生活」▽「放従」は誤り。 **ぼうしゅう**【防州】[名]→「すおう(周防)」 **ぼうしゅう**【房州】[名]→「あわ(安房)」 **ほうしゅく**【奉祝】[名・-スル]つつしんで祝うこと。「―行事」 **ほうじゅく**【豊熟】[名・-スル]農作物が豊かに実ること。[類]豊穣 **ほうしゅつ**【放出】[名・-スル]①勢いよく一度にどっと出すこと。「エネルギーのー」 **ほうしゅつ**【放出】[名・-スル]②たくわえておいた品物を手ばなして外に出すこと。 **ほうじゅつ**【方術】[名]①方法。てだて。わざ。 **ほうじゅつ**【方術】[名]②神や仙人[せんにん]などの使うふしぎな術。 **ほうじゅつ**【砲術】[名]大砲をあつかう術。また、火縄銃[ひなわじゅう]を操作する技術。「―指南」 **ほうじゅん**【豊潤】[名・形動]豊かでみずみずしくうるおっているようす。「―な大地」 **ほうじゅん**【芳醇】[名・形動]高いかおりを放ち、味わい豊かであるようす。「―なウイスキー」▽多く、酒についていう。「芳純」と書かれる場合もあるが、「純」はまじりけのない意味であり、「醇」は味がこくてうまい意味で、本来は「芳醇」と書くべきである。 **ほうしょ**【芳書】[名]他人の手紙を敬った言い方。「ご一拝見いたしました」 **ほうしょ**【奉書】[名]①天皇や将軍などの意思を受けて、臣下が下す命令書。 **ほうしょ**【奉書】[名]②「奉書紙[ほうしょがみ]」の略。 **ほうじょ**【幇助】[名・-スル]そばから力を貸して助けること。とくに法律で、犯罪や自殺をしようとしている人の手助けをすること。「自殺―罪」 **ぼうしょ**【某所】[名]ある場所。不明の場合と名前をかくしていう場合とがある。「都内―で会合する」 **ほうしょう**【法相】[名]「法務大臣」の略称。 **ほうしょう**【報奨】[名・-スル]勤労や努力に対して報いにはげますこと。「売上——金を出す」[類]奨励 **ほうしょう**【報償】[名]国が、あたえた損害をつぐなうこと。弁償。「遺族に―する」 **ほうしょう**【褒章】[名]それぞれの職場や専門分野で、長いあいだ社会のためになるりっぱな仕事をした人に、国が授ける記章。紅綬[こうじゅ]・緑綬・藍綬[らんじゅ]・紺綬・黄綬[おうじゅ]・紫綬[しじゅ]の六種がある。 **ほうしょう**【褒賞】[名・-スル]ほめたたえること。また、ほめてあたえる金品。ほうび。「―をあたえる」 **ほうしょう**【放縦】[名・形動]→「ほうじゅう」 **ほうじょう**【方丈】[名]①禅宗[ぜんしゅう]の寺の住職の居間。また、寺の住職 **ほうじょう**【方丈】[名]②一丈(=約三㍍)四方。また、四畳半[よじょうはん]ほどの広さの部屋や建物。 **ほうじょう**【芳情】[名]『「ご芳情」の形で』相手の思いやりや親切を敬っていうことば。[類]芳志。厚情[こうじょう]。 **ほうじょう**【法帖】[名]習字のてほんや鑑賞用[かんしょうよう]に、古人の筆跡や碑文[ひぶん]を石ずりにした折り本。「―仕立て」 **ほうじょう**【豊穣】[名・形動]穀物[こくもつ]や作物が豊かに実ること。豊作。「五穀―」 **ほうじょう**【豊饒】[名・形動]土地がよく肥えていて、作物が豊かに実ること。「―な土地」[類]肥沃[ひよく] **ぼうしょう**【帽章】[名]帽子につける学校の記章。 **ぼうしょう**【傍証】[名]事実があったことを認めるのに、間接的に役立つ証拠[しょうこ]。「―を固める」 **ほうじょうえ**【放生会】[名]供養[くよう]のため、とらえた生きものを放してやる儀式。京都、石清水八幡宮[いわしみずはちまんぐう]で九月一五日におこなうものが有名。 <1255> > ぼうず **ほうじょうき**【方丈記】[作品]一二一二年。鴨長明[かものちょうめい]の作。大火・地震・飢饉[ききん]など、世の無常観を述べた随筆。一巻。 **ほうじょうさねとき**【北条実時】[人名]一二三四—七六年。鎌倉[かまくら]中期の武将。北条義時[よしとき]の孫。学問を好み、自分の蔵書を公開して、武蔵[むさし]金沢の称名寺[しょうみょうじ]に金沢文庫[かなざわぶんこ]をつくった。 **ほうじょうそううん**【北条早雲】[人名]一四三二—一五一九年。戦国時代の武将。後[のち]北条氏の祖。もと伊勢新九郎[いせしんくろう]と称[しょう]した。今川氏に身を寄せ、小田原[おだわら]を本拠[ほんきょ]として相模[さがみ]・武蔵[むさし]に進出し、北条氏の基礎を築いた。 **ほうじょうたかとき**【北条高時】[人名]一三〇三—三三年。鎌倉幕府の執権[しっけん]。遊楽にふけり幕政が乱れた。一三三一年、元弘[げんこう]の変が起き、後醍醐[ごだいご]天皇を隠岐[おき]に流したが、三三年には新田義貞[にったよしさだ]に鎌倉をせめられ自刃。これにより鎌倉幕府は滅亡した。 **ほうじょうときまさ**【北条時政】[人名]一一三八—一二一五年。鎌倉幕府の初代執権[しっけん]。源頼朝[みなもとのよりとも]の妻政子の父。二代将軍源頼家[よりいえ]を殺害。北条氏が幕政を掌握する契機となったが、後妻牧[まき]の方[かた]の陰謀[いんぼう]に加わり失敗、引退した。 **ほうじょうときむね**【北条時宗】[人名]一二五一—八四年。鎌倉[かまくら]幕府の執権[しっけん]。時頼の子。相模太郎。文永・弘安[こうあん]の役[えき]の二度にわたる元寇[げんこう]に対処。円覚寺を建立し、中国から無学祖元[むがくそげん]を招いて開山した。 **ほうじょうときより**【北条時頼】[人名]一二二七—六三年。鎌倉幕府の執権[しっけん]。三浦一族をほろぼし、また、引付衆[ひきつけしゅう]を設置して幕府の機構を固め、北条氏独裁の基礎を築いた。のちの鎌倉五山の第一、建長寺を建立。中国から蘭渓道隆[らんけいどうりゅう]を招いて開山した。 **ほうじょうまさこ**【北条政子】[人名]一一五七—一二二五年。源頼朝[みなもとのよりとも]の妻。時政[ときまさ]の長女で、頼家・実朝[さねとも]の母。頼朝の死後、幕政をひきつぎ、承久の乱では武士を束ねて鎌倉幕府の基礎を固め、尼[あま]将軍と呼ばれた。 **ほうじょうやすとき**【北条泰時】[人名]一一八三—一二四二年。鎌倉幕府の執権[しっけん]。義時[よしとき]の子。承久の乱に上京し、六波羅探題[ろくはらたんだい]として京都を統轄。執権となって、貞永式目[じょうえいしきもく]を制定し、武家政権を確立した。 **ほうじょうよしとき**【北条義時】[人名]一一六三—一二二四年。鎌倉幕府の執権[しっけん]。時政[ときまさ]の子。和田義盛[わだよしもり]をほろぼしたのち、政所[まんどころ]・侍所[さむらいどころ]の別当[べっとう]をかね、執権の地位を高めた。さらに、三代将軍源実朝[さねとも]の死後、実権をにぎり、承久の乱を勝利に導いた。 **ほうしょがみ**【奉書紙】[名]厚い上質の和紙。儀式[ぎしき]のあいさつや目録用。奉書。 **ほうしょく**【奉職】[名・-スル]教員や公務員などの職に就くこと。「長年―した役所を退職する」 **ほうしょく**【飽食】[名・-スル]あきるほど腹いっぱい食べること。また、食べものに不自由しないこと。「―の時代」「―暖衣」 **ぼうしょく**【防食・防蝕】[名]金属の表面などがさびるのを防ぐこと。 **ぼうしょく**【紡織】[名]糸をつむぎ、布を織ること。 **ぼうしょく**【暴食】[名・-スル]むやみやたらに食べること。「暴飲―をつつしむ」 **ほうしょくだんい**【飽食暖衣】[四字熟語]物質的にじゅうぶんで、満ちたりた生活。 **ぼうしょく**【望蜀】[四字熟語]の願[ねが]い欲ばった望み。一つの望みがかなったとき、さらにその上を望むこと。▽中国の光武帝[こうぶてい]が隴[ろう]を平定したのち、さらに蜀[しょく]をせめようとした故事(「後漢書[ごかんじょ]」)から。 **ほうじる**【奉じる】[動]①さしあげる。たてまつる。「舞[まい]を―」[類]献上[けんじょう]する **ほうじる**【奉じる】[動]②命令や教えなどをたいせつにして、うけたまわる。また、それに心から従う。「主君の命[めい]を―」 **ほうじる**【奉じる】[動]③ささげもつ。「校旗を―」 **ほうじる**【報じる】[動]①しらせる。「時を―」「勝利を―新聞」 **ほうじる**【報じる】[動]②他人がしてくれたことに対して、ふさわしいことをして返す。むくいる。「恩に―」 **ほうじる**【焙じる】[動]火であぶり、湿気[しっけ]をとりのぞく。「茶を―」[類]煎[い]る **ほうじる**【崩じる】[動]天皇や皇后・皇太后などが死去する。[類]ほうずる。崩御する **ほうしん**【方針】[名]ものごとを処理していくために目ざす方向や目的。「施政[しせい]―」「将来の―を立てる」 **ほうしん**【放心】[名・-スル]①気をとられたり気がぬけたりして、ぼんやりすること。「―状態」[類]虚脱[きょだつ] **ほうしん**【放心】[名・-スル]②気にかけたり心配したりするのをやめること。[類]安心・放念・休心▽多く、手紙文などに使う。「ぶじ帰国しましたので、ごーください」 **ほうしん**【砲身】[名]大砲の弾丸[だんがん]を発射する円筒[えんとう]状の部分。 **ほうじん**【邦人】[名]自分の国の人。とくに、外国にいる日本人。「在留[ざいりゅう]―」 **ほうじん**【法人】[名]法律上、人間と同じように、権利や義務をもつと認められている組織。社団法人・財団法人など。具体的には、会社・寺社・病院・私立学校など。「―税」 **ぼうじん**【防塵】[名]ちりやほこりがはいるのを防ぐこと。「―装置」 **ほうず**【方図】[名]かぎり。はんい。際限。「―がない」「野―」 **ぼうず**【坊主】[名]①「住職」「ぼうさん」「僧[そう]」を親しんだ、また、さげすんだ言い方。 **ぼうず**【坊主】[名]②頭の毛を短くかってあること。「―頭」「―がり」 **ぼうず**【坊主】[名]③表面をおおうものが、なくなっていること。「開発で山を―にする」 **ぼうず**【坊主】[名]④男の子を親しんで呼ぶことば。「うちの―」 **ぼうず**【坊主】[名]⑤[「~坊主」の形で】親しみやあざけりをこめていうことば。「いたずらー」「三日―(=長続きしない人)」 **坊主憎けりゃ袈裟まで憎い** ある人をにくむと、その人に関するものすべてがにくくなる。 <1256> > ほうすい・ **坊主になる** 髪[かみ]の毛をそって、わびる気持ちをあらわす。 **坊主丸儲け** 元手ともいらず、苦労もかからずに丸ごともうかることのたとえ。 **ほうすい**【放水】[名・-スル]①水を導きながすこと。「ダムの水を―する」[類]放流 **ほうすい**【放水】[名・-スル]②ホースで水を勢いよくかけること。「芝生に―する」「はしご車でーする」 **ぼうすい**【防水】[名・-スル]水がしみこまないようにすること。「―加工」 **ぼうすい**【紡錘】[名]糸をつむいで巻きとる道具。つむ。「―形(=両はしがとがった円柱)」 **ほうすいろ**【放水路】[名]河川の洪水を防いだり、水力発電の水を流したりするための人工の川。 **ほうずる**【奉ずる/崩ずる/報ずる/焙ずる】[動]→「ほうじる」 **ほうずる**【封ずる】[動]領地をあたえてそこの支配者にする。▽「ふうずる」と読めば別の意味。 **ほうすん**【方寸】[名]①一寸(約三㌢)四方。また、ごくせまいこと。「―の地」 **ほうすん**【方寸】[名]②心の中。胸中。「わたしの―におさめる」▽「心は胸中方一寸の間[かん]にある」とする考えかたから。 **ほうせい**【法制】[名]法律と制度。また、法律の定めた制度。 **ほうせい**【砲声】[名]大砲を撃つ音。「とどろくー」 **ほうせい**【縫製】[名・-スル]ミシンでぬって洋服などをつくること。「―がしっかりしている」「―工場」 **ぼうせい**【暴政】[名]人民を苦しめる、ひどい政治。「―と戦う」[類]悪政 **ほうせき**【宝石】[名]かがやきの美しい、かたい鉱石。産出量が少ないので、アクセサリーなどにして珍重[ちんちょう]される。ダイヤモンド・サファイア・ルビーなど。 **ぼうせき**【紡績】[名・-スル]綿や毛などの繊維をつむぎ、より合わせて糸にすること。また、より合わせてつくった糸。紡績糸。「―工場」 **ほうせつ**【包摂】[名・-スル]①一つにまとめてとりいれること。 **ほうせつ**【包摂】[名・-スル]②論理学で、ある概念[がいねん]を、より一般的な概念の中にとりいれること。 **ぼうせつ**【防雪】[名]ふぶきやなだれなどの雪の害を防ぐこと。「―林」「―対策」 **ぼうせん**【防戦】[名・-スル]敵の攻撃[こうげき]を防ぎ、戦うこと。「―につとめる」[類]防御 **ぼうせん**【傍線】[名]縦書きの文章で、字句のわきに引いた線。サイドライン。「―の語の意味を書け」 **ぼうぜん**【茫然・呆然】[形動]どうしたらよいかわからず、あっけにとられているようす。「―たるおももち」「思いがけない結果に―とする」「―自失」 **ほうせんか**【鳳仙花】[名]ツリフネソウ科の一年草。夏、葉のつけ根に白・赤・むらさきなどの花が咲きく。果実は熟すとさけて種をはじきだす。観賞用。 **ぼうぜんじしつ**【茫然自失】[四字熟語]思いがけないおどろきや悲しみのため、なにがなんだかわからなくなること。「突発事故にあって―する」 **ほうそう**【包装】[名・-スル]①紙などで上から品物を包むこと。「―紙」「プレゼント用に―する」 **ほうそう**【包装】[名・-スル]②荷づくりをすること。[類]梱包[こんぽう]・パッキング **ほうそう**【放送】[名・-スル]ラジオやテレビなどの電波にのせて、ニュース・音楽・演劇・スポーツなどを、多数の人に伝えること。「実況―」「―劇」「―局」 **ほうそう**【法曹】[名]法律関係の仕事をしている人。法律家。とくに、裁判官・検察官・弁護士など。「―界」 **ほうそう**【疱瘡】[名]「天然痘[てんねんとう]」のこと。また、種痘。その痕[あと]。 **ほうぞう**【包蔵】[名・-スル]内部に包みもっていること。「危険を―する」[類]内蔵 **ほうぞう**【宝蔵】[名]宝物をしまっておく蔵[くら]。 **ぼうそう**【暴走】[名・-スル]①交通規則を無視して、車を乱暴に走らせること。「―族」 **ぼうそう**【暴走】[名・-スル]②運転手が乗っていない車が勝手[かって]に走りだすこと。「無人電車のー」 **ぼうそう**【暴走】[名・-スル]③情況を考えずに、勝手にものごとをおし進めること。「学生運動の―」 **ほうそうきょく**【放送局】[名]放送をする施設。また、おしゃべりな人のたとえ。 **ほうそく**【法則】[名]①一定の条件のもとで常に成立する関係。「万有引力の―」「エネルギー保存のー」 **ほうそく**【法則】[名]②必ず守らなければならない規則。 **ぼうだ**【滂沱】[形動]なみだがとめどなく流れるようす。また、雨が強く降るようす。「―とほおを伝うなみだ」 **ほうたい**【包帯・繃帯】[名・-スル]傷口などを保護するために巻きつけるガーゼや木綿[もめん]の細長い布。 **ほうだい**【放題】[接尾][「~放題」の形で」勝手気ままにする、ぞんぶんにする意味をあらわす。「食べ―」「したい―」▽動詞の連用形や助動詞の「たい」の下に付く。 **ほうだい**【砲台】[名]大砲をすえつけ、砲弾[ほうだん]を発射しやすくするための構築物。「―を築く」 **ぼうだい**【傍題】[名]本題につけくわえる副題。サブタイトル。 **ぼうだい**【膨大】[名・形動]①〈形動〉数量・規模などがとてもはかれないほど大きいようす。「―な資料をかかえる」「被害者は―な数にのぼる」▽「厖大」とも書く。 **ぼうだい**【膨大】[名・形動]②〈名・-スル〉ふくれて大きくなること。 **ぼうたかとび**【棒高跳び】[名]陸上競技の種目の一つ。助走をつけ、地につき立てた棒の反動を使って横木をとびこえ、その高さを[きそ]そう。 **ぼうだち**【棒立ち】[名]①おどろきや緊張[きんちょう]のあまり、からだが棒のように固くなり、立ったまま動けなくなること。「足がすくんで、その場でーになる」 **ぼうだち**【棒立ち】[名]②すもうで、相手の突っきおしなどをけんめいにこらえること。「土俵ぎわで―になってこらえる」 **ほうたん**【放胆】[名・形動]きわめて思い切りがいいようす。非常に大胆なようす。「―な性格の人物」 **ほうだん**【放談】[名・-スル]思っていることを遠慮なく話すこと。「時事——」「新春——」 <1257> > ぼうとく **ほうだん**【砲弾】[名]大砲のたま。「―が炸裂する」 **ぼうだん**【防弾】[名]ピストルなどのたまを防ぐこと。「ーチョッキ」「ーガラス」 **ほうち**【放置】[名・-スル]必要な処置をせず、そのままほうっておくこと。「―自転車」「問題を―する」 **ほうち**【報知】[名・-スル]告げ知らせること。また、その知らせ。「火災―器」 **ほうちく**【放逐】[名・-スル]その地域や組織から追いはらうこと。「国外へ―する」[類]追放 **ほうちこっか**【法治国家】[名]法にもとづいて、すべての政治がおこなわれる国家。王の専制や武力によってではなく、国民の意思を反映した法律によって政治がおこなわれる国。 **ほうちゃく**【逢着】[名・-スル]ぱったりと出くわすこと。出会うこと。「難問に―する」▽文章語。 **ぼうちゅう**【防虫】[名]衣服や書物につく虫を防ぐこと。「―剤[ざい]」 **ぼうちゅう**【傍注・旁註】[名]本文のわきに小さくそえた注解。 **ぼうちゅう**【忙中】[四字熟語]閑[かん]ありいそがしい中にあっても、わずかなひまはあるものだ。 **ほうちょう**【包丁・庖丁】[名]料理に使う刃物[はもの]。また、料理のしかた。「―の切れ味」「さしみ―」「―のさえ」 **ぼうちょう**【傍聴】[名・-スル]会議や公判を、当事者以外の者が発言権なしにそばで聞くこと。「―席」 **ぼうちょう**【膨張・膨脹】[名・-スル]①熱などによって、物質の体積がふえること。「気体の―」「―係数」[対]収縮 **ぼうちょう**【膨張・膨脹】[名・-スル]②発展し、増大すること。「予算が―する」 **ぼうちょう**【防諜】[名]スパイの侵入[しんにゅう]や活動を防ぎ、秘密を守ること。「―活動」 **ぼうちょうてい**【防潮堤】[名]高潮や高波[たかなみ]などの侵入を防ぐためにつくった堤防[ていぼう]。 **ほうてい**【法廷】[名]裁判をおこない、判決を下すところ。「―で争う」「大―」 **ほうてい**【法定】[名]法律できめられていること。「―得票数」「—金利」 **ほうていしき**【方程式】[名]未知数をふくむ等式で、その未知数に特定の数をあたえると成立するもの。「―を解く」「連立―」 **ほうていでんせんびょう**【法定伝染病】[名]患者[かんじゃ]が出た場合に、届けでて隔離・消毒などをするよう法律で定められていた病気。新たな感染症の増加や時代の変化に応じて、一九九八年一〇月、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」の制定により、廃止された。→感染症 **ほうていとうそう**【法廷闘争】[名]労働争議や政治問題などについて、自己の正当性を法廷を通して主張する訴訟[そしょう]。 **ほうてき**【法的】[形動]法律の立場に立ってあつかうようす。法律的。「―には問題はない」 **ほうてき**【放擲】[名・-スル]投げすてること。捨ててかえりみないこと。「責任を―する」 **ほうてん**【宝典】[名]①貴重な書物。 **ほうてん**【宝典】[名]②日常生活に役立つ知識を集めた便利な書物。「家庭医学―」 **ほうてん**【法典】[名]法律を組織だててまとめた書物。民法典や刑法典。また、おきて。「ハムラビ―」 **ほうてん**【奉奠】[名・-スル]神殿などで、つつしんでお供えすること。「玉串[たまぐし]―」 **ほうでん**【放電】[名・-スル]①電池などにたくわえられた電気が流れでること。[対]充電[じゅうでん] **ほうでん**【放電】[名・-スル]②空気などの絶縁[ぜつえん]体を通して、二つの電極のあいだに電流が流れること。「―管」▽静電気やいなずまなども放電現象である。 **ほうでん**【宝殿】[名]①宝物をしまっておく建物。宝物殿[でん]。 **ほうでん**【宝殿】[名]②神をまつるご殿。神殿。 **ぼうてん**【傍点】[名]文字のわきに打つ点。強調したり注意をひいたりするためにつける。「―筆者(=引用文に傍点をつけたのは筆者)」 **ほうと**【方途】[名]進むべき方向や、とるべき方法。「解決の―を探る」 **ほうど**【封土】[名]君主があたえた領地。②祭壇[さいだん]として盛りあげた土。 **ぼうと**【暴徒】[名]集団で乱暴な行動をする人々。「―を鎮圧[ちんあつ]する」「群集が―と化す」 **ほうとう**【宝刀】[名]宝物としてたいせつにしている刀。「伝家の―」 **ほうとう**【法灯】[名]仏前の灯火。また、迷いのやみを照らす正しい仏法。 **ほうとう**【宝塔】[名]寺の塔。また、多宝塔。 **ほうとう**【放蕩】[名・-スル]仕事もせずに、むやみに・かねをつかって遊び暮らすこと。どうらく。「―息子[むすこ]」「―三昧[ざんまい]」「―無頼」[類]遊蕩 **ほうどう**【報道】[名・-スル]世の中の出来事を新聞や放送などで、広く世間[せけん]に告げ知らせること。「―番組」▽「ニュース」は、知らせる内容。「報道」は、知らせる行動をふくんでいう。「海外ニュース」「報道陣[じん]」。 **ぼうとう**【冒頭】[名]文章や話、また、ものごとの、はじめの部分。「―のあいさつ」「―陳述[ちんじゅつ]」 **ぼうとう**【暴騰】[名・-スル]物価や株価などが急激に上がること。「株価が―する」[対]暴落 **ぼうどう**【暴動】[名]社会に不満をもつ者が集団でさわぎを起こすこと。「各地に―が起きる」 **ほうどうきかん**【報道機関】[名]ニュースなどを取材して知らせるための組織。新聞社や、ラジオ・テレビの放送局など。 **ほうとうざんまい**【放蕩三昧】[四字熟語]ひたすら酒と女に夢中になること。「―の生活」 **ほうとうぶらい**【放蕩無頼】[四字熟語]酒や女に夢中になって、仕事もせずぶらぶらしていること。「―をつくす」 **ぼうとく**【冒瀆】[名・-スル]神聖なものや権威[けんい]あるものをけがすこと。「神を―する」 <1258> > ぼうどく **ぼうどく**【防毒】[名]毒、とくに毒ガスを防ぐこと。「ーマスク」 **ほうなん**【法難】[名]仏法を広めるにあたって受ける迫害。 **ほうにち**【訪日】[名・-スル]外国人が日本をおとずれること。「米大統領の―」[類]来日 **ほうにょう**【放尿】[名・-スル]小便をすること。 **ほうにん**【放任】[名・-スル]したいようにさせて、ほうっておくこと。また、なりゆきにまかせておくこと。「自由—主義」 **ぼうばい**【傍輩・朋輩】[名]「同僚」「なかま」の古い言い方。▽もと、同じ師や主人に仕える者という意味から。 **ぼうはく**【傍白】[名]演劇で、観客には聞こえるが、相手役には聞こえないことにして言うせりふ。自分の心の中をうち明ける手法。わきぜりふ。 **ぼうばく**【茫漠】[形動]①土地などが限りなく広いようす。「―たる風景」 **ぼうばく**【茫漠】[形動]②つかみどころがなくてはっきりしないようす。「―とした説明でわからない」 **ほうばつ**【放伐】[名]→「ぜんじょうほうばつ」 **ぼうはつ**【暴発】[名・-スル]①不注意から、ピストルや鉄砲の弾[たま]が急に発射されること。 **ぼうはつ**【暴発】[名・-スル]②事件が急に起こること。たまっていた不平不満がとつぜん外にあらわれること。「住民の不満が―する」 **ぼうはてい**【防波堤】[名]外海からのあら波をさえぎり、港内の安全を保つために築いた堤防。 **ぼうはん**【防犯】[名]犯罪が起こらないように防ぎとめること。「―ベル」「一灯」 **ほうひ**【放屁】[名・-スル]おならをすること。また、おなら。 **ほうび**【褒美】[名]ほめてあたえる、かねや品物。「お使いのどー」[類]褒賞・恩賞 **ぼうび**【防備】[名・-スル]敵の侵入[しんにゅう]や災害を防ぐ備えをすること。また、その備え。「―を固める」 **ぼうびき**【棒引き】[名・-スル]貸し借りをなしにすること。帳消し。「借金を―にする」▽帳簿の文字や数字に棒線を引いて消すことから。 **ほうふ**【抱負】[名]心の中にいだいている計画や希望。「将来の―を述べる」 **ほうふ**【豊富】[名・形動]ものごとがたっぷりとあるようす。「商品を―にとりそろえる」「話題が―な人」[対]貧弱 **ぼうふ**【亡夫】[名]死んだ夫。[対]亡妻 **ぼうふ**【亡父】[名]死んだ父。[対]亡母 **ほうふう**【防風】[名]風の害を防ぐこと。「―林」 **ほうのう**【奉納】[名・-スル]供えものをしたり、境内[けいだい]で演劇や試合をしたりして、神仏をなぐさめること。「神楽[かぐら]を―する」「―ずもう」 **ほうふう**【暴風】[名]激しくふく風。樹木がたおれ、建物に大きな被害[ひがい]をあたえるくらい強い風。「―圏内にはいる」 **ほうふうう**【暴風雨】[名]激しい風をともなった雨。「―に見まわれる」[類]あらし **ほうふうりん**【防風林】[名]風の害を防ぐために植えた保安林。 **ほうふく**【法服】[名]①裁判官が法廷[ほうてい]ので着る制服。 **ほうふく**【法服】[名]②僧たちが着る服。法衣。僧服。 **ほうふく**【報復】[名・-スル]しかえしをすること。「―手段をとる」「―措置」[類]復讐[ふくしゅう] **ほうふくぜっとう**【抱腹絶倒・捧腹絶倒】[四字熟語]腹をかかえて転げまわるほど、大笑いすること。 **ぼうふざい**【防腐剤】[名]ものがくさるのを防ぐ薬剤。 **ほうふつ**【彷彿・髣髴】[名・-スル]①〈名・-スル〉何かかかわりのあるものにふれて、以前に知っていたものごとをありありと思いうかべるようす。「祖父の姿がーとしてよみがえる」「子供のころを―させる出来事」 **ほうふつ**【彷彿・髣髴】[名・-スル]②〈形動〉遠くにぼんやり見えるようす。「―と島影が見える」「水天―たる所」 **ほうぶつせん**【放物線・拋物線】[名]ななめに投げあげたものが落下するまでのあいだに、空中でえがく山形の曲線。▽数学では、二次関数のグラフなど。 **ぼうふら**【孑子・孑孑】[名]カの幼虫。水たまりなどにすみ、細長いからだではねるようにして泳ぐ。ぼうふり。「―がわく」 **ほうぶん**【邦文】[名]日本語の文字や文章。和文。「―タイプライター」[対]欧文[おうぶん] **ぼうへき**【防壁】[名]外敵や風雨などから身を守るためにつくったかべ。「―を築く」 **ほうへん**【褒貶】[名・-スル]ほめることと、けなすこと。「毀誉[きよ]―」 **ほうべん**【方便】[名]目的のためにとる、その場しのぎの手段や都合のいい方法。「うそもー」▽もと、仏教で、ほんとうの教えに導くためにとる、便宜[べんぎ]上のたくみな手段。 <1259> > ほうらく **ぼうぼ**【亡母】[名]死んだ母。[対]亡父 **ぼうまん**【暴慢】[形動]乱暴でわがままなようす。勝手[かって]にいばりちらすようす。「―な態度」 **ほうほう**【方法】[名]目的をとげるための計画的なやりかた。「最善の―を探る」 **ほうぼう**【方方】[名]あちらこちら。いろいろな方角や場所。「―を探す」「―手を打つ」 **ほうぼう**【魴鮄】[名]ホウボウ科の魚。海底にすみ、大きな胸びれではって歩く。食用。 **ぼうぼう**【茫茫】[形動]①地域が広くて、その果てのわからないようす。「―たる太平洋」 **ぼうぼう**【茫茫】[形動]②ぼんやりして、はっきりしないようす。「―たる視界」[類]茫漠 **ぼうぼう**【茫茫】[形動]③草や髪などが、ふぞろいにのびすぎているようす。「夏草が―としげる」 **ほうほうてきかいぎ**【方法的懐疑】[名]真理を追究する方法としておこなう懐疑。偏見や経験にもとづく誤認をさけるため、あらゆるものを疑い、それでも疑いえない真理をえようというもの。真理が存在しないとする懐疑論とは異なる。▽フランスの哲学者デカルトがおこなった。 **ほうほう**【這う這う】[四字熟語]の体[てい]さんざんな目にあって、やっとのことでにげだすようす。「―でにげ帰る」 **ほうほうろん**【方法論】[名]学問の研究方法についての理論や議論。「―が異なる」 **ほうぼく**【放牧】[名・-スル]ウシ・ウマ・ヒツジなどを、草原で放し飼いにして育てること。 **ほうまつ**【泡沫】[名]①あわ。あぶく。また、すぐに消えてしまうことから、はかないもののたとえ。「―会社(すぐにつぶれてしまう会社)」「―候補(=当選の見こみのない候補)」 **ほうまん**【放漫】[名・形動]気ままにやりっぱなしで、しまりのないこと。「―財政」▽「放慢」は誤り。 **ほうまん**【豊満】[名・形動]女性が豊かな肉づきであるようす。「―な肉体」 **ほうまん**【飽満】[名・-スル]あきるまで食べて、満腹すること。[類]飽食 **ほうみょう**【法名】[名]①出家[しゅっけ]して仏門にはいった人につける名前。 **ほうみょう**【法名】[名]②死者につける名前。戒名[かいみょう]。法号。俗名[ぞくみょう] **ほうむ**【法務】[名]①法律に関する事務。 **ほうむ**【法務】[名]②仏法や寺院に関する事務。 **ほうむきょく**【法務局】[名]法務省の地方機関。 **ほうむしょう**【法務省】[名]国の行政機関の一つ。犯罪の捜査や刑罰[けいばつ]、出入国の管理、また人権の保護など、各種の法律事務をとりあつかう。法務大臣を長として組織される。 **ほうむる**【葬る】[動]①遺体や遺骨を墓所などに納める。埋葬する。 **ほうむる**【葬る】[動]②人の目をのがれて、こっそり処理する。また、世間がに出られないようにする。「事件をやみに―」「社会から葬られる」 **ほうめい**【芳名】[名]相手の名前を敬った言い方。お名前。「―帳」▽「御芳名」とする場合が多いが、本来「御」は不要。 **ぼうめい**【亡命】[名・-スル]思想や政治上の立場のちがいなどの理由で、外国にのがれること。「―者」▽「命」は、戸籍[こせき]のこと。 **ほうめいでん**【豊明殿】[名]皇居内の表御殿にある一室。ここで諸宴会をもよおす。 **ほうめん**【方面】[名]①その方向。その地域。 **ほうめん**【方面】[名]②その分野。その領域。「技術―にくわしい人」 **ほうめん**【放免】[名・-スル]罪人などを許して自由にしてやること。「無罪―」「仕事からやっとーされる」 **ほうもつ**【宝物】[名]たからもの。 **ほうもん**【訪問】[名・-スル]人の家をおとずれること。「家庭—」「—客」▽「訪門」は誤り。 **ほうもんぎ**【訪問着】[名]婦人の和服で、改まった席で着る略礼服。模様がぬい目にまたがって、ひと続きになっているもの。 **ぼうや**【坊や】[名]男の子や未熟な若者を、親しんだり、からかったりして呼ぶことば。ぼっちゃん。「かわいい―」 **ほうやく**【邦訳】[名・-スル]外国語の文章を日本語に訳すこと。また、日本語訳した文章。[類]和訳 **ほうゆう**【朋友】[名]ともだち。友人。「―のちぎり」[類]朋輩 **ほうよう**【包容】[名・-スル]心が広く、相手の欠点にこだわらず、うけいれること。「―力」 **ほうよう**【抱擁】[名・-スル]愛情や親しみをこめてだきしめること。だきあうこと。「―する男女」 **ほうよう**【法要】[名]仏教で、なくなった人の霊[たましい]をなぐさめるためにおこなう儀式[ぎしき]。「七回忌[ななかいき]の―を営む」[類]法会・法事 **ぼうよう**【茫洋・芒洋】[形動]広びろとして限りなかったり、見当がつかなかったりするようす。「前途[ぜんと]―として」「―たる人物」 **ぼうよう**【亡羊】[四字熟語]の嘆[たん]①途方に暮れて迷うこと。 **ぼうよう**【亡羊】[四-1]の嘆[たん]②学問の道が複雑で、真理が見きわめられないなげき。多岐亡羊[たきぼうよう]にげたヒツジを追うのに、道が多くて迷うという故事(中国、「列子」)から。 **ほうよく**【豊沃】[名・形動]土地がたっぷりと栄養分をふくんでいて、作物[さくもつ]などが豊かに実ること。「―な大地」[類]肥沃[ひよく] **ぼうよみ**【棒読み】[名]①文章を、句読点や抑揚を無視して、一本調子で読むこと。「せりふを―する」 **ぼうよみ**【棒読み】[名]②漢文を、返り点などをつけずに上から下へ、字の順序のとおりに音読すること。 **ほうらい**【蓬萊】[名]①「蓬萊山」の略。中国の伝説で、東方の海上にある島で、仙人が住むという霊山[れいざん]。 **ほうらい**【蓬萊】[名]②「蓬萊飾[かざ]り」の略。三方[さんぽう]に米を盛り、のしあわび・かちぐり・こんぶなどをかざった新年の祝いもの。 **ほうらく**【法楽】[名]①神仏の前で、読経[どきょう]したり音楽を奏して神仏をなぐさめ、自分も善徳を積む楽しみをえること。 **ほうらく**【法楽】[名]②なぐさみ。たのしみ。「見るが―」 <1260> > ほうらく **ほうらく**【崩落】[名・-スル]くずれおちること。とくに、相場で、急に値[ね]が大きく下がること。[類]暴落 **ぼうらく**【暴落】[名・-スル]物価や相場が、急に大きく下がること。「ドルがーする」[類]崩落[対]暴騰[ぼうとう] **ほうらつ**【放埒】[名]勝手[かって]気ままにふるまい、だらしない生活をすること。[類]放蕩[ほうとう] **ぼうり**【暴利】[名]取り引きなどで、不当に多い利益をえること。「―をむさぼる」 **ほうりき**【法力】[名]仏法の威力[いりょく]。また、仏道を修行してえられるふしぎな力。 **ほうりだす**【放り出す】[動]①あらあらしく投げだす。「ランドセルをほうり出して遊びに行く」 **ほうりだす**【放り出す】[動]②途中でやめて、完成しようという気持ちをまったくなくす。「事業を―」 **ほうりだす**【放り出す】[動]③すべきことなどをしないで、関心をまったくもたない。「家事をほうり出して出かける」 **ほうりだす**【放り出す】[動]④あらあらしく追いだす。「収賄[しゅうわい]が発覚して大学からほうり出された」 **ほうりつ**【法律】[名]社会秩序を保つためにきめた、国民が守るべききまり。「―にふれる行為[こうい]」「―改正」 **ほうりゃく**【方略】[名]大きなはかりごと。計略。▽文章語。 **ぼうりゃく**【謀略】[名]社会の人々や外国政府をだましたりおとしいれたりする、たくらみやはかりごと。「―をめぐらす」[類]陰謀 **ほうりゅう**【放流】[名・-スル]①魚をふやすために、川に稚魚[ちぎょ]を放すこと。「鮭[さけ]を―する」 **ほうりゅう**【放流】[名・-スル]②ダムで、せきとめておいた水を流すこと。[類]放水 **ぼうりゅう**【傍流】[名]①河川などで、本流から分かれた流れ。支流。 **ぼうりゅう**【傍流】[名]②主流からはずれた流派。[類]傍系 **ほうりゅうじ**【法隆寺】[名]奈良県斑鳩[いかるが]町にある寺。六〇七年、聖徳太子[しょうとくたいし]の創建と伝えられる。金堂[こんどう]・五重の塔[ごじゅうのとう]・中門[ちゅうもん]などは、現存する世界最古の木造建築。金堂の釈迦三尊像は止利仏師[とりぶっし]の作で、飛鳥[あすか]文化の代表。 **ほうりょう**【豊漁】[名]魚がたくさんとれること。大漁。[対]不漁 **ぼうりょく**【暴力】[名]相手のからだに苦痛をあたえるような乱暴なおこない。「―をふるう」「―ざた」 **ぼうりょくかくめい**【暴力革命】[名]武力によって国家権力をえようとする革命。[対]平和革命 **ぼうりょくだん**【暴力団】[名]暴力をふるって、人をゆすったりおどしたりする無法者の集団。 **ほろりん**【法輪】[名]仏の教え。仏法。教法。▽もと、戦車のこと。戦場を戦車が勝ちすすむように、仏法がインド全土におこなわれることをたとえた。仏教の象徴[しょうちょう]。 **ボウリング**[bowling][名]室内競技の一つ。球を転がして、とっくり形の一〇本のピンをたおし、得点を争うゲーム。 **ほうる**【放る・拋る】[動]①なげる。また、なげすてる。「ボールをー」「あき缶[かん]を窓から―」 **ほうる**【放る・拋る】[動]②とても見こみがないとあきらめる。途中で投げだす。「試験を―」「仕事を―」 **ほうる**【放る・拋る】[動]③[「ほうっておく」の形で」かまわずにおく。「あいつのことはほうっておけ」 **ほうれい**【法令】[名]立法による「法律」と、行政による「命令」とを合わせた呼び方。「―集」 **ぼうれい**【亡霊】[名]死んだ人のたましい。それが現世に形をあらわした幽霊。「―にとりつかれる」 **ほうれつ**【芳烈】[名・形動]①よいかおりが強いようす。②正義を守る心の強いようす。 **ほうれつ**【放列】[名]大砲[たいほう]を横に並べて射撃できるようにした形。また、それに似たものがずらりと並んだ形。「カメラのーをしく」▽「砲列」は誤り。 **ほうれんそう**【菠蔆草】[名]アカザ科の一年草・越年草。葉はこい緑色で、根は赤い。葉や茎[くき]をゆでたりいためたりして食べる。鉄分、ビタミンAやCなどを多くふくむ。 **ほうろう**【放浪】[名・-スル]あてもなく、さまよい歩くこと。「―の旅に出る」「―記」[類]流浪[るろう] **ほうろう**【琺瑯】[名]金属の表面に焼きつけるガラス質の上薬[うわぐすり]。エナメル。また、それを表面に焼きつけたもの。「―引きのなべ」 **ぼうろう**【望楼】[名]遠くを見わたすための高い建物。物見やぐら。「消防署の―」 **ほうろうき**【放浪記】[作品]一九二八年。林芙美子[はやしふみこ]の長編小説。行商人の両親に連れられて各地を歩き、上京してさまざまな職を転々とする半生の放浪生活を、自叙伝風にえがいた作品。 **ほうろうしつ**【琺瑯質】[名]歯の外側をおおう、ほうろうのようなかたい物質。エナメル質。 **ほうろく**【俸禄】[名]武士が大名[だいみょう]から受けた給料。扶持[ふち]。 **ほうろく**【焙烙・炮烙】[名]茶やゴマなどをいったり蒸し焼きにしたりするのに使う、底の浅い素焼きの土なべ。「―蒸し」 **ぼうろん**【暴論】[名]理屈にあわない乱暴な理論や議論。「―をはく」 **ほうわ**【法話】[名]僧[そう]などが話す、仏の教えを説いた説教。 **ほうわ**【飽和】[名・-スル]①それ以上ははいらないほど満ちている状態。「人口が―状態になる」 **ほうわ**【飽和】[名・-スル]②化学で、溶媒に溶質をとかしていったとき、最大限に溶質がとけこんだ状態。「―溶液」 **ポエジー**[poésie][名]詩。また、詩情。詩精神。 **ほえづら**【吠え面】[名]をかく泣きっつらをする。「そのときになって―なよ」 **ほえる**【吠える・吼える】[動]動物が辺りに強くひびく声を出す。「よく―犬」 **ほお**【朴】[名]モクレン科の落葉高木。五月ころ白い花をつける。家具やげたなどに用いる。ホオノキ。 **ほお**【頬】[名]顔の両わきで、耳・目・口などに囲まれたやわらかい部分。ほっぺた。「ほほ」とも。 **頬が落ちそう** とてもおいしいことのたとえ。 **頬を膨らます** 不満な顔つきをする。 **ポー**[Edgar Allan Poe][人名]一八〇九—四九年。アメリカの詩人・小説家。詩は音楽的、小説は幻想[げんそう]的傾向[けいこう]をもち、探偵小説の創始者とされる。短編小説「黒猫」など。 <1261> でほおの部分が白く、声が美しい。 **ホース** [名]ガスや水などを送る、ゴムやビニールなどでつくった細長いくだ。[hose] **ポーズ** [名]①モデルなどのとる姿勢や態度。気どった姿勢。「―をつくる」[pose]②[名]休止。間。「―をおく」[pause] **ほおずき【酸漿・“鬼灯】** [名]ナス科の多年草。ふくろ状のがくに包まれている赤くてまるい実の中をからにし、空気をふきこみ、鳴らして遊ぶ。 **ほおずきいち【鬼〝灯市】** [名]七月九日、一〇日の両日、浅草寺の境内で鉢植えのホオズキを売る市。七月一〇日は浅草観音の四万六千日[しまんろくせんにち](=この日にお参りすると四万六千日参ったのと同じご利益があるという)の縁日にあたる。 **ほおずり【×頬擦り】** [名・スル]自分のほおを相手のほおなどにこすりつけて、愛情を示すこと。 **ボースン** [名]船の甲板長。水夫長。[boatswain] **ホーソン** [人名]一八〇四―六四年。アメリカの小説家。故郷のニューイングランドの地方色にあふれ、清教徒らしい倫理観で人間の内部の悪をえがく作品を発表した。代表作に「緋文字」「ワンダーブック」など。[Nathaniel Hawthorne] **ボート** [名]洋風の小舟。「―をこぐ」「モーター―」[boat] **ポーター** [名]ホテルや駅などで、客の荷物を運ぶ人。[porter] **ボーダーライン** [名]境界線。また、どちらともきめられないところ。「合否の―」[borderline] **ポーダブル** [名・形動]持ちはこびできること。持ちはこびできる大きさのもの。「―テレビ」[portable] **ポーク** [名・造語]ぶた肉。「―カツ」「―チョップ(=骨つきのあばら肉)」[pork] **ボーゲン** [名]スキーで、スキーの先端を閉じ、後部を開いた姿勢で、蛇行しながらすべること。制動回転。「プルークボーゲン」の略。[Bogen] **ほおづえ【×頬杖】** [名]座まったとき、ひじを机などにつき、手のひらでほおを支えること。「―をつく」 **ポーツマスじょうやく【ポーツマス条約】** [名]一九〇五年、日本とロシアが結んだ日露戦争の講和条約。日本は韓国における優越的地位をえ、樺太南部などの割譲りを受け、南満州の鉄道の利権をひきついだ。 **ボードセーリング** [名]→「ウインドサーフィン」[boardsailing] **ボートピープル** [名]一九七五年のベトナム戦争終結ののち、インドシナ諸国から小船で出国した難民。[boat people] **ボードビリアン** [名]喜劇俳優。また、寄席芸人。[vaudevillian] **ボードビル** [名]軽演劇。また、寄席演芸。バラエティー。[vaudeville] **ボートレース** [名]ボートをこぐ速さを競う競技。レガッタ。[boat race] **ポートレート** [名]肖像。肖像画。肖像写真。[portrait] **ボードレール** [人名]一八二一―六七年。フランスの詩人。象徴派の先駆者で、世紀末の頽廃美をうたった。代表作に詩集「悪の華」「パリの憂鬱」など。[Charles Pierre Baudelaire] **ポートワイン** [名]ポルトガル特産の、ブランデーを加えたあま味の強い赤ぶどう酒。[port wine] **ボーナス** [名]①通常の給料のほかに年末などにしはらわれる賞与。期末手当て。一時金。②株式などの特別配当金。[bonus] **ほおば【朴歯】** [名]ホオノキでつくったげたの歯。また、それを入れた高げた。 **ホーバークラフト** [名]底から高圧空気をふきだし、機体をうかせて高速で走る乗り物。水陸両用。エアクッションクラフト。▽商標名。[Hovercraft] <1262> **ほおばる**[×頬張る]国口の中に食べものをいっぱいつめこむ。「ロいっぱいに―」▽「ほらばる」は誤り。 **ホープ**[hope]图希望。のぞみ。また、有望な人やもの。「角界の―」 **ほおべに**[×頰紅]图ほおにつける紅。ほほべに。 **ほおぼね**[×頬骨]图ほおの上部に高く出ている骨。つらぼね。ほおげた。 **ホーマー**[homer]「ホームラン」 **ホーマー**名「ホメロス」 **ホーム**[home]图造語●家庭。また、故郷。「―ドクター」「マイー」「ータウン」②施設。療養,所。「老人―」③本拠地の。「ーゲーム」☆アウェー④「ホームベース」の略。「ースチール」 **ホーム**[home]图「プラットホーム」の略。 **ホームアンドアウェー**[home and away]图サッカーなどで、対戦チームがたがいの本拠[説]地で交互に試合をする方式。 **ホームイン**[home in]图[忍]野球で、走者が本塁[説]をふみ、得点すること。生還[惑]。▽homeとin から。和 **ホームグラウンド**[home ground]图①野球などで、本拠地の球場。②住みなれた故郷。▽勝手[ぃっ]を知った場所という意味でも使う。「ホームグランド」とも。 **ホームシック**[homesickness]图遠くはなれた家族や故郷を恋[ぃ]しがること。郷愁[いう]。ノスタルジア。「―にかかる」▽homesickness から。 **ホームスチール**[home steal]图野球で、本塁に盗塁すること。本盗。▽home と steal から。和 **ホームステイ**[homestay]囱外国で、一般家庭に滞在[热]し、家族の一員のように生活すること。 **ホームストレッチ**[homestretch]图競技場で、ゴールのある側の直線コース。ホームストレート。バックストレート **ホームドラマ**[home drama]图日常生活における家庭の出来事を題材にした劇。▽home drama から。和 **ホームプレート**[home plate]图野球で、本塁[説]に置く白色で五角形のゴム板。 **ホームベース**[home base]图野球で、本塁[説]。ホーム。「―をふむ」 **ホームヘルパー**图家庭にいる病人や老人などのために、企業[だよう]などから派遣されて手助けをする人。▽home helper から。和 **ホームメード**[homemade]图自家製。手づくり。また、その製品。 **ホームラン**[home run]图野球で、本塁打[べるい]。ホーマー。「―を打ってベースを一周する」 **ホームルーム**[home-room]图中学校や高校などで、担任の教師と生徒が話しあいをすること。また、その時間。H R。 **ポーランド**国名正式国名は、ポーランド共和国。ヨーロッパ中央部の、ドイツとロシアのあいだにある国。石炭などを利用した重化学工業が発達。面積約三一万平方[点]。首都ワルシャワ。主要言語ポーランド語。 **ボーリング**[boring]图[ス]かたいものに穴をあけること。また、地質調査や石油・温泉探しなどのために地中深く穴をほること。 **ホール**[hall]图①広間。「玄関[愆]ー」②会館。「市民―」 **ホール**[hole]图あな。とくに、ゴルフでボールを入れる穴。カップ。また、ティー(=第一打を打つ場所)からグリーンまでのプレー区域をさす。「ボタンー」「―アウトする」 **ボール**[ball]图①たま。まり。「―ボーイ(球拾い)」②野球で、ストライクゾーンをはずれた投球。ス トライク **ボール**[bowl]图料理に使う半球形の大きな鉢[はち]。ボウル。「サラダー」 **ポール**[pole]图①細長い棒や柱。また、棒高跳びの棒。スキーの回転競技で使う旗ざお。「センターー」「トーテムー」②電車の屋根にある、架線[窓]から電気をとりいれるための棒。 **ホールインワン**[hole in one]图ゴルフで、最初の一打でボールがホールにはいること。 **ボールカウント**[ball count]圏野球で、ストライクやボールの数。「ーツースリー」 **ボールがみ**[ボール紙]图わらなどでつくる茶色の厚紙。 **ホールディング**[holding]圏バレーボールで、ボールを手やうでの中で静止させる反則。また、サッカーやパスケットで、相手をおさえて動きを止める反則。 **ホールドアップ**[hold up]圏 「スル①〈感〉「手を挙げろ」という意味。图①〈名・スル〉ピストルなどでおどされて手を挙げること。 **ボールベアリング**[ball bearing]困機械の摩擦を少なくするために鋼球を入れた軸受け。 **ボールペン**[ball pen, ball-point pen]ペンさきの玉が回転してインクが出るしかけのペン。 **ボーロ**[bolo]图小麦粉に卵や砂糖を入れて、かたく焼いた菓子。また、赤んぼうの離乳食などに使われる、小さなまるい菓子。 **ほおん**[保湿]图下温度が変わらないように保つこと。とくに、冷めないようにすること。 **ボーンヘッド**[bonehead]图野球で、不注意でおそまつなプレー。「―をおかす」 **ほか**[外・他]图①①ここでない別のところ。よそ。「―を探す」「―〈移る」②それ以外のもの。別のもの。「そのーのこと」「話というのは―でもない」③その範囲をこえたもの。「思いの―」「恋[ぃ]は思案の―」①〈形名〉それ以外にはないという意味をあらわす。「あきらめる―ない」▽下に打消[迄]の語をともなう。 **ぼか**图思いもかけない場面での失敗。つまらないミス。俗な言い方。「―をやる」 **ほかく**[捕獲]图[鳥]やけものなどを生きたままとらえること。「―量を制限する」 <1263> **ぼく** ②艦船などをぶんどること。類拿捕▼「捕獲」は誤り。 **ほかく**[補角]图数学で、二つの角の和が二直角であるとき、その二つの角のたがいの関係。 **ほかげ**[火影]图①ともしび。あかり。「―がゆれる」②明かりによって映しだされた姿。 **ほかげ**[帆影]图遠くに見える船の帆。また、帆の姿。 **ほかけぶね**[帆掛け船]图帆を張って、風の力で走る船。類帆船[燃]・帆前船 **ぼかし**[×暈し]图①ぼかすこと。ぼかしたもの。②日本画の技法の一つ。さかいめの色をしだいにうすくする手法。 **ほかす**[《放す・《放下す]国すてる。ほうっておく。「ごみを―」▽関西[説]方言。 **ぼかす**[×暈す]国色のこさのさかいめをぼんやりさせて、だんだんうすくしていく。「遠景を―」②ことばをあいまいにして、内容をはっきりと言わない。にごす。「肝心なところを―」 **ほかでもない**[外でもない] [「ほかでもない〜」の形で」それ以外の何ものでもない。「―あのことだが」▽文末には付かない。 **ほかならない**[外ならない]『「~にほかならない」の形で」・・・以外のものではない。まさに・・・そのものだ。「合格できたのは努力の結果に―」 ②人をあらわすことばの上に付けて、自分はその人をくに信頼としていることをあらわす。「―きみのたのみだから、ひきうけよう」類ほかでもない▼「ほかならぬ」とも。 **ほがらか**[朗らか]形動表情や気持ちが明るく晴ればれとしているようす。「―な笑い声」園快活②空が雲一つなく晴れわたっているようす。「―な秋晴れ」 **ほかん**[保管]图「他人の品物を預かって、たいせつにしまっておくこと。「貴重品を―する」 **ぼかん**[母艦]图航空機や潜水艦などの活動の根拠地となる軍艦。航空母艦・潜水母艦など。 **ぼき**[簿記]图会社や商店などで、財産や取り引きの状態を、一定の形式で帳簿に記録する方法。「商業―」 **ボギー**[bogey]图ゴルフで、標準打数より一つ多い打数でホールに入れること。 **ボキャブラリー**[vocabulary]图語彙[に]。ヴォキャブラリー。「―が豊かな人」 **ほきゅう**[補給]图[函]物資の不足分を補うこと。「水分をーする」「つかいわけ」→「補充[ゅう]」を見よ。 **ほきょう**[補強]图「[忍]弱いところやたりないところを補って強くすること。「古い建造物の―工事」 **ぼきん**[募金]图[函]寄付金を広く一般から集めること。「赤い羽根―」「―運動」 **ほきんしゃ**[保菌者]图病原菌を体内にもっていて、自分は発病していないが、他の人に伝染させる可能性のある人。「コレラ菌の―」 **ぼく**[僕]①一人称単数の代名詞。男性が自分をさしていうことば。[君]きみ▽改まった言い方としては「わたくし」を使う。②男のめしつかい。しもべ。ボク ②下僕[公僕][従僕]僕[しもべ] **ぼく**[木]●地面に生えている木。②材料として使う木。③ふしくれだって、曲がった古木の根や幹。「なかなかの―だ」ボク・モク 木石[神木][大木][愍]/樹木[草木]②木剣[燃][木刀]/木琴[木材]木造[き・こ] 木登り[苗木]/木の葉[木陰]が木枯らし[馬酔木]あしび」あせび[木耳]らげ[木菟]ずく」みみずく[木偶]でく[木賊]とく[浜木綿][木瓜][木乃伊] **ほく**[北]方角の、きた。↔南②背を向ける。にげる。ホク 北極[く][北上]り 北面[怨]②敗北[熙]きた 北風[装][北国][北回り][北京][北叟笑]短くをむ **ぼく**[朴]ありのままで、かざりけがない。ボク[朴訥][質朴][影][純朴][素朴]厚朴[ほおがしわ][朴歯]が **ぼく**[牧]◎ウシ・ウマ・ヒツジなどを放し飼いにすること。②おしえみちびく。③おさめる。ボク[牧歌的][牧草][牧畜][放牧][遊牧]まき[牧場]はき(よう)②牧師、③牧民[怨] **ぼく**[撲]うつ。なぐる。関殴ボク[撲殺][撲滅][打撲傷][特]撲をぐる*[相撲]すも **ぼく**[墨](墨)筆で字を書くときに使う、すみ。また、すみで書かれた書や絵。ボク[墨客][墨痕][墨汁][墨跡][水墨画][監]が筆墨[影]すみ 墨絵[眉墨][墨染]め <1264> **ぼく**[睦]仲よくする。むつまじい。ボク 親睦[~][友睦][和睦]をむつまじい 仲睦まじい睦月[つき] **ぼく**[木]图漢字項目を見よ。 **ぼく**[僕]代名→漢字項目を見よ。 **ほくい**[北緯]图赤道を零[れぃ]度として北へはかった緯度。北極点が九〇度。☆南緯 **ほくいさんじゅうはちどせん**[北緯三十八度線]图朝鮮[浆]、半島のほぼ中央を横断する緯線。第二次世界大戦後、南北朝鮮を分ける基準となった。この付近に軍事境界線が引かれている。 **ほくおう**[北欧]图ヨーロッパの北部。スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランド・アイスランドなどをいう。南欧 **ぼくぎゅう**[牧牛]图ウシを放し飼いにすること。また、放し飼いにしたウシ。 **ぼくげん**[北限]图北の限界。とくに、生物の分布の範囲についていう。「稲作の―」 **ボクサー**[boxer] ボクシングの選手。拳闘[筑]家。②イヌの品種の一つ。顔はブルドッグに似ている。番犬用。 **ぼくさつ**[撲殺] 图―スなぐりころすこと。 **ぼくし**[牧師]图キリスト教のプロテスタント教会で、信者に神の教えを説いたり、洗礼をほどこしたりする職の人。 **ぼくしゃ**[牧舎]图牧場で、ウシやウマなどを入れる建物。 **ぼくしゅ**[墨守]图[囮]がんこに守りとおすこと。「伝統を―する」「旧套―」▽中国、春秋戦国時代の思想家墨子が、楚、の軍隊から城を守りとおした故事から。 **ぼくじゅう**[墨汁]图筆につけて書く、墨[す]。をすってつくった液。 **ぼくしょ**[墨書]图「スと墨[すみ]で書くこと。また、墨で書いたもの。 **ほくじょう**[北上]图[函]北の方向に移動すること。「台風の―」南下 **ぼくじょう**[牧場]图ウシ・ウマ・ヒツジなどを放し飼いできるようにした、広い草地。まきば。 **ほくしん**[北進]图[函]北へ向かって進むこと。北上。南進 **ほくしん**[北辰]图北極星。 **ぼくしん**[牧神]图「牧羊神」の略。ギリシャーローマ神話で、半獣[嵗]半人の姿をした、森林・狩猟・牧畜[び]の神。パン。 **ボクシング**[boxing]图両手にグローブをはめ、正方形のリングの上で、相手をたおすために打ちあう競技。「ージム」 **ほぐす**[《解す]国●こりかたまったものを解いてばらばらにする。「もつれた糸を―」「しゃけの肉を―」②かたく固まっているものを、やわらかくする。「かたのこりを―」「緊張[し]』を―」「つかいわけ→「ほどく」を見よ。 **ぼくする**[×トする]研変うらなう。また、よく調べて定める。「将来を―」「居を― **ほくせい**[北西]图北と西の中間の方角。西北。南東 **ぼくぜい**[×ト×筮]图占うらない。易[ぇき]。▽「ト」はカメの甲を、「筮」は筮竹[然]を用いてうらなうこと。 **ぼくせいき**[朴正熙][闪]图一九一七一七九年。韓国[ぃ]の軍人・政治家。日本の陸軍士官学校を卒業して帰国。クーデターを指導して実権を掌握[ひっし]、六三年、民政に移行して大統領に就任したが、圧制的な政治をおこない、七九年に暗殺された。パク・チョンヒ。 **ぼくせき**[木石]图きや、いし。また、こまやかな感情を理解できないこと。「人―にあらざ[漢]」 **ぼくそう**[牧草]「盈家畜[診]のえさになる草。「高原の一地」 **ほくそえむ**[ほくそ笑む]国思いどおりになって、ひそかに満足の笑いをうかべる。「しめたと独りー」▽「北叟笑む」とも当てる。 **ぼくたく**[木鐸]図世の人を教えみちびく人。世の指導者。「社会のーとなる」▽昔、中国で法令を人々に知らせるときに鳴らした、舌[した]が木製の大きなすず。 **ほくたん**[北端]图島やみさきなどの北の果て。北のはし。南端 **ぼくち**[墨池]図すずりの水をためる、くぼんだ部分。すずりの海。また、すみつぼ。 **ぼくちく**[牧畜]图牧場で、牛馬などの家畜を飼って、肉・乳・毛・皮をとる仕事。▽「牧蓄」は誤り。 **ほくちょう**[北朝]图南北朝時代(一三三六九二年)に、足利尊氏が京都にたてた朝廷[に]。吉野の後醍醐[いと]天皇と対立した。南朝 **ほくとう**[北東]图北と東の中間の方角。東北。☆南西 **ぼくとう**[木刀]图木でつくった刀。木剣[怨]。 **ぼくどう**[牧童]图牧場で、家畜の見張りをしたり、世話をしたりする男や少年。 **ぼくとうきだん**[澤東綺譚][個圈]一九三七年。永井荷風[勢]の小説。老作家と娼婦の交情を、時代風俗[移]や季節の推移をたくみに織りこんでえがいた。 **ほくとしちせい**[北斗七星]图北極星の近くにある、ひしゃくの形に並んだ、大熊座の七つの星。ひしゃく星。ななつ星。 **ぼくとつ**[木訥・朴訥]图形動かざりけがなく無口[ち]なようす。武骨で口数の少ないようす。 **ぼくねんじん**[朴念仁]图①口数が少なく無愛想な人。②気がきかない、わからずやをばかにした言い方。「この―め」 **ほくぶ**[北部]图北方の部分。北の地方。◇南部 **ほくべい**[北米]图北アメリカ。「―大陸」 南米 **ほくべいじゆうぼうえききょうてい**[北米自由貿易協定]图♪♪「ナフタ」 <1265> **ぼご** **ほくほく**剛「スル うまくいったうれしさをかくしきれず、しぜんに顔がほころんでくるようす。「宝くじが当たって―する」「大もうけして―顔だ」②ふかしたイモやカボチャなどが水っぽくなくて歯ざわりよくくずれるようす。「―した焼きいも」 **ぼくめつ**[撲滅]图[函]完全にほろぼしてなくすこと。根絶やしにすること。「飲酒運転の―」類絶滅 **ほくめん**[北面]图[函]北に向くこと。北向き。また、臣下や弟子となること。南面▽昔、天子は南面して臣下に対したことからいう。 **ほくめんのぶし**[北面の武士]图平安時代、法皇や上皇の院の御所[と]を守護した武士。きたおもて。ほくめん。▽白河法王のときから置かれた。 **ほくよう**[北洋]图北の方の海。南洋 **ほくようぎょぎょう**[北洋漁業]图北太平洋海域でおこなわれる遠洋漁業。サケ・マス・タラなどの漁場だが、漁業協定や条約により漁獲量が制限されている。北方漁業。 **ほくりく**[北陸]图中部地方の日本海側の地域。新潟・富山・石川・福井の四県。積雪量が多く、日本有数の米の生産地。 **ほくれい**[北×嶺]图「比叡山[殺]、」の別名。→南山(=高野山[りゃ])②「延暦寺[咲えりゃく]」の別名。南都(=興福寺[にちょく]) **ほぐれる**[解れる]下もつれたり、巻きついたりしたものがばらばらになる。「結び目が―」②かたく固まったものが、やわらかくなる。うちとける。「こりがー」「表情が―」 **ほくろ**[黒子]图皮ふの表面にある、小さな黒い点。「泣きぼくろ」 **ぼけ**[木瓜]图バラ科の落葉低木。春になると赤・白・しぼりなどの花が咲く。枝にはとげがある。 **ぼけなす**[×惚け×茄子]图ぼんやりしたまぬけな人を、あざけっていうことば。「この―め」 **ぼけ**[×惚け]图ぼけること。また、ぼけた人。「時差―」「夏休みー」②漫才[試]で、こっけいな役を演じる人。つっこみ **ぼける**[×惚ける・×耄ける]下□年をとって記憶力などがにぶる。「頭が―」 **ぼける**[×暈ける]下色がうすれたり、ものの形の輪郭がはっきりしなくなる。「ピントがー」 **ポケ**造語ポケットにはいるような。小型の。「ーベル」「ーバイ(=バイク)」 ▽ pocket から。 **ほげい**[捕鯨]图クジラをとること。「―船団」 **ほけい**[母系]图①母方[離]の血すじの系統。②母方の血すじを中心とし、家の実権や財産相続を母から娘[むすぁ]へと伝えていく社会生活の形式。「―社会」→父系 **ほげいせん**[捕鯨船]图クジラをとる目的でつくられた漁船。キャッチャーボート。 **ほけきょう**[《法華経]图天台宗や日蓮[驚]宗などの宗派の教義のよりどころとなる経典。「妙法蓮華経[れんげきよう]」の略。「ほっけきょう」とも。 **ほけつ**[補欠]图欠けた人員を補うこと。また、補うために用意されている人。「―選手」「つかいわけ」→「補充[ゅう]」を見よ。 **ぼけつ**[墓穴]图はかあな。墓穴を掘る 自分で失敗や破滅のもとをつくる。▽自分で、自分のはいる墓あなをほるという意味から。 **ほけつせんきょ**[補欠選挙]图欠員を補充[ゅう]するための選挙。 **ポケット**[pocket]图造語①〈名〉◎洋服につけた、もの入れ。かくし。ポッケ。②せまく囲まれたくぼみ。「エアー」「―地帯」①〈造語〉ポケットにはいるほどの大きさ。小型。「一カメラ」「―判」「ーブック」 **ポケットバイク**[pocket bike]图超[ちょち]小型のオートバイ。ポケバイ。▽pocket と bike から。和 **ポケットベル**[pocket bell]图呼びだし装置のついた携帯[徳]用の受信機。小型無線呼びだし機。ポケベル。▽pocketと bell から。和 **ポケットマネー**[pocket money]囱こづかい銭。 **ポケベル**图「ポケットベル」の略。▽商標名。 **ほけん**[保険]图⊕災害・病気・死亡などの偶然[だの]事故で受ける損害に備えて、前もって多数の者から少しずつかねを集め、そこから事故にあった者にまとまったかね(=保険金)をしはらう制度。「―金」「生命―が満期になる」②「健康保険」の略。「―証」「―医」 **ほけん**[保健]图心身の健康を保つこと。「―衛生」 **ぼけん**[母権]图子に対する母親としての権利。また、家族に対して母親がもつ支配権。父権 **ほけんじょ**[保健所]国市町村など地域社会の住民の健康を守るために、衛生指導や健康相談などの仕事をする役所。 **ほけんふ**[保健婦]图免許[説]をえて、保健や衛生の指導にあたる女性。正式には保健師という。 **ほこ**[矛・×鉾・×戈]图やりに似た武器で、長い柄[ぇ]のさきに両刃[ょう]の剣[児]をつけたもの。矛を収める 戦いをやめる。矛を交える たたかう。交戦する。 **ほご**[保護]图「危険から守りかばうこと。「自然―」「一者」 **ほご**[補語]文法英文法などで、述語動詞の意味を補って主語や目的語の性質や状態をあらわす語。たとえば、I am happy. では happy が補語。また、I think Mary pretty. では pretty が補語で、目的語である意味上の主語 Mary の性質をあらわす。▽日本語文法でも、主語と述語だけでは意味が不完全な文で、述語を補う語をいう。ふつう「~に」「〜と」の形。たとえば、「午後から雨になる」では「雨に」が補語。 **ほご**[反古・反故]图◎書きそこなったりして、いらなくなった紙。役に立たなくなった紙。「ほうご」とも。②捨てたり破ったりするもの。「約束を―にする」 **ぼご**[母語]图●幼児期に習いおぼえて、その人の思考などの基本となることば。②同じ系統の諸言語の、もととなる言語。祖語。 <1266> **ほこう**[歩行]图「スルあるくこと。「―困難」 **ほこう**[補講]图きまった講義以外に、学習の不足を補うためにおこなう特別の講義。また、休講などによる、年内授業時間の不足を補う講義。 **ぼこう**[母校]图自分の卒業した学校。出身校。 **ぼこう**[母港]图その船が本拠地としている港。 **ほこうしゃてんごく**[歩行者天国]图日曜日などに、人通りの多い商店街などの車道に車がはいるのを禁止して、人が自由に歩けるようにすること。 **ほごかんさつ**[保護観察]图執行猶予者や仮出所[いっしょ]者などを、指導監督[認]して更生をはかる制度。 **ぼこく**[母国]图自分の生まれた国。 >**つかいわけ**|母国・祖国・故国・本国| 「母国」は、自分が生まれた国。「母国語」。「祖国」は、それに加えて、先祖からずっと住んでいて精神的なよりどころとなっている国。「祖国愛」。「故国」は、外国に住んでいる人がふるさとという気持ちでいう。「故国の父母をなつかしむ」。「本国」は、本人の国籍がある国。「密入国者を本国〈送りかえす」。 **ほこさき**[矛先・×鋒先]图批判や非難など、攻撃[45]の方向やその勢い。「―を向ける」「―がにぶる」▽ほこややりなどの刃[は]さきのこと。 **ほごしゃ**[保護者]图親、またはそれに代わって、子供を保護したり監督[い]したりする義務のある人。 **ほごしょく**[保護色]图動物が外敵から身を守るためや、獲物[の]に気づかれいために、まわりの色に似せたからだの色。たとえば雷鳥[髟”]は、夏は茶色だが、冬は雪に合わせて白くなる。警戒色 **ほごちょう**[保護鳥]图法律でとらえることが禁止されている鳥。天然気記念物に指定されている鳥など。「国際―」園禁鳥 **ほごぼうえき**[保護貿易]图国内産業を守り、育成するために輸入に制限を加える貿易。輸入品に関税をかけたり、数量を限定するなど。 **ほこら**[×祠]图神をまつった小さなやしろ。 **ほこらか**[誇らか]形動いかにも得意そうなようす。自慢しげなようす。ほこりか。 **ほこらしい**[誇らしい]圏人に自慢したい気分だ。得意な気持ちだ。「受賞を誇らしく思う」 **ほこり**[誇り]图ほこること。名誉[に]思うこと。プライド。また、自慢のもの。「仕事に―をもつ」「わが家の―」自負・矜持[ょう] **ほこり**[×埃]图空中にまいあがる、軽くて細かなごみ。ちり。「―をはらう」「―をかぶる」 **ほこる**[誇る]国自信や満足を、ことばや態度にあらわし自慢する。また、みずからりっぱだと思う。「財力を―」「百年の伝統を―」 **ほころばせる**[×綻ばせる]下ほころびるようにする。ほころばす。「顔を―」 **ほころび**[×綻び]图ほころびたところ。ぬい目がとけたところ。「―ーをつくろう」 **ほころびる**[×綻びる]エ□①ぬい目の糸などがほどけたり切れたりして、すきまができる。「スカートのすそがー」②しぜんに少し開く。とくに花のつぼみにいう。「口元が―(=微笑する)」「桜が―」「ほころぶ」とも。 **ほさ**[補佐・×輔佐]图中心となる人を助けて仕事をすること。また、助ける役の人。「会長を―する」「課長―」 **ほさき**[穂先]图①植物の穂のさき。「稲[ぃぉ]の―」②細長くとがったもののさき。「筆の―」 **ほざく**国他人の言うのをののしっていうことば。ぬかす。「何を―か」「つべこべーな」 **ぼさつ**[×菩薩]图①仏教で、修行する者。また、仏に次ぐ位の者。「観音[器]――」②昔、朝廷[ぃぅ]がすぐれた僧[ち]にあたえた称号。「行基[ぎょら]―」③昔、神道[弘]と仏教をとりあわせる考えかたによって、神を仏になぞらえた呼び方。「八幡大――」 **ボサノバ**[bossa nova]图サンバにジャズのリズムをとりいれた音楽。ブラジルで始まった。ボッサノバ。ボッサ。▽もと、新しい感覚という意味。 **ぼさん**[墓参]图下[ぇと]はかまいり。 **ほし**[星]图①夜空に小さくかがやいて見える天体。「―がまたたく」「満天の―」②小さく丸い点。また、的の中心。③星の形をしたしるし。☆「―のマーク」④すもうで、勝ち負けをあらわす白と黒の丸いしるし。「勝ちー」⑤「犯人」「容疑者」をいう隠語[ん]。「あいつがーにちがいない」◎生まれたときから運命を支配するというもの。迎勢。「よいーのもとに生まれる」「―まわり」◎碁盤上にしるされている九つの黒点。星が割れる 犯人がわかる。星を挙げる 犯人をつかまえる。星をいただく まだ星の見える朝早くから出て働く。「星をいただいて出[ぃ]で、星をいただいて帰る」星を落とす (すもうの星取りから)勝負に負ける。星を稼ぐ 成績を上げる。点数をかせぐ。 **ほじ**[保持]图「名誉[や]力など、その状態を保ちつづけること。「日本記録―者」「権力を―する」維持 **ぼし**[母子]图母親と子。「―家庭」「1寮」父子 **ぼし**[墓誌]图死者の経歴や生前の業績などを墓石などに書きしるした文章。また、それをひつぎとともにうめるもの。「―銘[のぃ]」 **ポジ**[positive]圏フィルムを現像したネガ(=陰画)を印画紙に焼きつけて現像したもの。陽画。ポジフィルム。ネガ **ほしあかり**[星明かり]图星の光。星の光によるかすかな明るさ。「―の夜道」 **ほしい**[欲しい]圏①自分のものにしたい。手に入れたい。「新車が―」「のどから手が出るほどー」②欠けているそれがあることを望んでいる。「積極性がー」「文章にめりはりが―」①〈補助「〜てほしい」の形で]・・・てもらいたい。「静かに聞いて―」「帰らないで―」「来てほしくない」▽ふつう、かな書き。 <1267> **ほしいい**[乾し、飯・×備]图米を蒸して干した食物。かれいい。「ほしい」とも。 **ほしいまま**[縦・×恣]形動思いどおりにするようす。勝手気まま。「権力を―にする」 **ポシェット**[pochette]图かたから提げる小形のバッグ。▽もと、小さなポケットのこと。 **ほしかげ**[星影]图星の光。星の光でうす明るいこと。▽「影」は、光のこと。 **ほしがる**[欲しがる]国欲しいと思う気持ちを態度にあらわす。欲しそうなようすをする。「スポーツカーをー」 **ほしくさ**[干し草・『乾し草]图かりとって、乾燥[7]させた草。家畜[診く]のえさにする。ほしぐさ。 **ほしくず**[星×屑]图夜空にきらきらと光る、数多くの星々。 **ほじくる**[×穿る]国①つつきまわして穴をあける。また、穴をほってつつく。ほじる。「からすが種を―」「耳をー」②人の秘密などをわざわざ探す。「人の欠点を―」「根ほり葉ほりー」 **ぼしけんこうてちょう**[母子健康手帳]图都道府県知事が、妊婦への届け出によって交付する手帳。母親と出生児との健康に関する必要事項がしるされている。母子手帳。 **ポジション**[position]●野球などで、守備位置。「―争い」②地位。位置。類ポスト **ほしづきよ**[星月夜]图月は出ていなくて、星の光が月の光のように明るい夜。「ほしづくよ」とも。 **ポジティブ**[positive]图形動①〈形動積極的。肯定[碼]的。☆ネガティブ①〈名〉→「ポジ」 **ほしとりひょう**[星取り表]图すもうで、力士[り]の勝負の一覧[窓]表。 **ほしな まさゆき**[保科正之] 人名一六一一一七二年。江戸[以]前期の大名[び”]。徳川秀忠[鷲]の子で、保科家の養子となり、のちに会津[ぅぃ]の藩主となる。儒学を学んで善政をおこない、名君のほまれが高い。四代将軍家綱の補佐役として幕政にも参加した。 **ほしのおうじさま**[星の王子様]一九四三年。フランス、サン・テグジュペリの童話。砂漠[ぼく]に不時着した飛行士と、星からやってきた王子との交流をえがく。「Le petit Prince **ほしまつり**[星祭り]图七月七日の夜の七夕[窓]祭 **ほしまわり**[星回り]图人の運命を定めるという星のめぐりあわせ。運命。「―がよくない」 **ほしもの**[干し物・“乾し物]图日に干すもの。とくに、せんたくもの。「―をとりこむ」 **ほしゃく**[保釈]图[函]裁判の判決が出る前に、勾留中の刑事被告人[ひごにん]に一定の保証金を納めさせたうえで、拘置所に持[から]出所させること。「一金」 **ポシャる**国ものごとが途中[ゅう]でだめになる。つぶれる。▽「ポシャ」は「シャッポをぬぐ」のさかさことばからという。 **ほしゅ**[保守]图①いままでの伝統を守っていこうとする立場や態度。「―主義」「―政党」↔革新②機械などが正常に運転し続けるように、注意をはらうこと。「冷房[卧]装置の―」「つかいわけ」→「保存」を見よ。 **ほしゅ**[捕手]图野球やソフトボールで、ピッチャーのボールを受けとめる人。キャッチャー。投手 **ほしゅう**[補修]图「こわれたところを修理すること。「道路の―工事」 >**つかいわけ**|補充・補欠・補給・補足・補填[ん]| 補いかたによって次のように使いわける。人や品物が不足になった場合は「補充」、定員不足のときは「補欠」、必要な食料や物資などの場合は「補給」、説明する場合は「補足」、不足が生じたときのかねのうめあわせは「補填」。 **ぼしゅう**[募集]图一般に呼びかけて希望者を集めること。「会員を―する」「―要項」 **ぼしゅう**[暮秋]图秋の終わりころ。晩秋。 **ぼしゅうだん**[母集団]图統計の調査で、標本として抽出するとき、そのもととなる集団。 **ほしゅてき**[保守的]形動古い考えかたややりかたを重んじて、それを変えないようにするようす。「―な意見」「年をとると―になる」革新的・進歩的 **ぼしゅん**[暮春]图春の終わりごろ。晩春。 **ほじょ**[補助]图下[忍]不足しているところを補って助けること。「―席を用意する」「―金」 **ぼしょ**[墓所]图墓地。はかば。 **ほしょう**[保証]图将来について、確かでまちがいがないことをうけあって、責任を負こと。「―書」「身元―」「人物を―する」 **ほしょう**[保障]图山安全や権利などが、おかされないように守ること。「社会―」「安全——」「生活―」 **ほしょう**[補償]图「[函]損害などを補ったり、つぐなったりすること。「災害——金」「刑事―」圏賠償[ぶり] **ほしょう**[歩哨]图警戒[訟]や監視[域]の任務にあたる兵。見張りの兵。 **ほじょう**[捕縄]图犯人や被疑者の連行に用いるなわ。とりなわ。 **ぼじょう**[慕情]图恋[ぃ]しく思い、したう気持ち。「つのる―」「―を寄せる」 **ほしゅう**[補習]图―スルきまった授業以外に、学習の不足を補う特別の授業。「夏期―」「―授業」 **ほしょうきん**[補償金]图損害のつぐないとしてしはらうかね。 **ほしょうにん**[保証人]图その人の身元が確かであることをや、将来、法に反するようなおこないをしないことなどをうけあう人。たとえば、その人が借金を返さないときには、保証人が代わりに返済しなければなない。 <1268> **ほしょく**[捕食]图生物が、他の生物をつかまえて食べること。 **ほしょく**[補色]图二色をまぜあわせて白または灰色になるとき、その一方の色に対するもう一方の色のこと。余色。 **ぼしょく**[暮色]图夕暮れのころのうす暗い色。また、夕暮れの景色」と。「―がせまる」 **ぼしょくそうぜん**[暮色×蒼然]四[渓]夕方の景色[山と]がうす暗いようす。「―たる山中」 **ほじょけいようし**[補助形容詞] 文法形容詞が本来の意味と独立性を失い、他の語の下に付いて付属的な意味を補う、助動詞のようなはたらきをする場合をいう。たとえば、形容詞「ない」は、「時間がない」というと、存在しないという意味をあらわすが、「暑くない」というと、「暑い」という状態を否定する意味をそえる補助形容詞である。ほかに、「もうねてもよい」「早く来てほしい」なども、もとの意味でなく上の用言の補助に使われているので補助形容詞である。▽補助形容詞の「ない」は「暑くは(も)ない」のように、上に「は」「も」をはさめる点、形容詞を受ける点で助動詞の「ない」と区別する。補助形容詞はふつう、かなで書く。♪「ない」も見よ。 **ほじょどうし**[補助動詞][冈法]動詞が使われかたによって本来の意味と独立性を失い、助動詞のはたらきをする場合をいう。他の語の下に付属してさまざまな意味を補う。たとえば、動詞「しまう」は、「本をかばんにしまう」というと、収納の意味をもつ本動詞だが、「本を読んでしまう」というと、「読む」動作が完了[蹴り]した意味をそえる補助動詞である。ほかに、「ある」「あげる」「いる」「みる」「もらう」など。▽補助動詞はふつう、かなで書く。 **ほじょようげん**[補助用言]図[法]補助動詞と補助形容詞をまとめた呼び方。 **ほしん**[保身]图自分の地位や名誉、などを守ること。「―に汲々とする」「―の術にたける」 **ぼしんせんそう**[×戊辰戦争]图一八六八一六九年。日本各地で続いた、明治新政府軍と旧幕府軍との戦い。鳥羽・伏見での戦いから、箱館(=今の函館)五稜郭[ょぅ]の戦いで旧幕府軍が敗れるまで。戊辰の役。 **ほす**[干す・乾す]国◎水分をなくすために、日光や風に当てる。「こうらを―」類乾[ぁ]かす②中にある液体をすっかりなくす。「池の水を―」「さかずきを―」③食べものをあたえず飢えさせる。また、仕事や役割をわざとあたえないでおく。「意地悪な課長に、このどろ干されている」 >**つかいわけ**|干す・乾[きゃ]かす| 「干す」は、日光や風に当ててしぜんに水分をとりさること。「ふとんを干す」。「乾かす」は、日光や風によってもよいが、火に当てるなど人工的手段によって水分をとること。「乾燥[甃]機で乾かす」。 **ボス**[boss]图①職場での上役。親方[さ]。②集団の責任者。親分。首領。「―政治」「―ザル」 **ホステス**[hostess]图①パーティーや宴会などで、招待する側の主人役の女性。◆ホスト②バーやクラブなどで、客の接待をする女性。 **ホスト**[host]圏①パーティーや宴会などで、招待する側の主人役の男性。②バーやクラブなどで、客の接待をする男性。「ークラブ」 **ポスター**[poster]图広告や宣伝用のはり紙。 **ポスターカラー**[poster color]图ポスターなどを書くのに使う、不透明[らのい]な水性絵の具。 **ポスト**[post]图①〈名〉郵便物を目的地にさし出すために入れる箱。郵便ポスト。②配達される郵便物の入れもの。郵便受け。③仕事場における地位。役職。「重要な―につく」ポジション①〈造語〉…以後。・・・の次。脱[だっ]・・・。「―冷戦」「―モダン(=脱近代主義)」 **ポストスクリプト**[postscript]图手紙などの書きたし。追伸。P.S. **ボストンバッグ**[Boston bag]图底が長方形で、かまぼこ形の手提げカパン。▽ボストン大学の学生が使ったことから。 **ホスピス**[hospice]国末期のがん患者[欲]など、死の近い患者を看護する病院。治療[時]よりよりも心身の苦痛をとりのぞくことを重視する。 **ほせい**[補正]图[函]不足を補ったり、まちがいを正したりすること。「―予算」厕修正 **ぼせい**[母性]图女性の、子供を生み育てようとする母親らしい性質。「―本能」父性 **ぼせいあい**[母性愛]图母親が子供に対して本能[的]にもつ愛情。父性愛 **ほせいよさん**[補正予算]图本予算成立後、必要にせまられて年度の途中[かり]でつくりかえて提出する予算。追加予算と修正予算がある。本予算▽「補整予算」は誤り。 **ぼせき**[墓石]图墓標の石。はかいし。 **ほせつ**[補説]图[函]説明をつけくわえること。また、その説明。 **ほせん**[保線]图鉄道線路を管理し、安全を保つこと。「―工事」 **ほぜん**[保全]图[心]安全であるように保護すること。「国土を―する」「―をはかる」 **ぼせん**[母船]图遠洋漁業などで、船団の中心となる船。物資の補給や漁獲物の保存や加工などをおこなう。親船[跡]。 **ぼぜん**[墓前]图墓の前。「―に花を供える」「―に」 <1269> **ぼせんしきぎょぎょう**[母船式漁業]图加工施設を備えた母船を中心に船団を組んでおこなう漁業。長期間移動しながら操業する。サケ・マス・カニ漁のほか、昔は捕鯨[船]」もこの方式だった。 **ほぞ**[×納]图木材をつなぎあわせるとき、一方の木材のはしにつくる出っぱり。他の木材につくった穴にはめこむ。 **ほぞ**[×臍]图「へそ」の古い言い方。臍を固める かたく決心する。臍をかむ後悔する。 **ほそい**[細い]圏①ものの直径やはばが、長さのわりに小さい。「―棒」「一道」②弱々しく、少しのことでもこわれたり消えたりしそうだ。「神経が―」「火を細くする」「線が一人」③声が高くて弱々しい。関かぼそい④量が少ない。「食が―」KS **ほそう**[舗装・×鋪装]图道路の表面をアスファルトやコンクリートなどで固めること。「―道路」 **ほそうで**[細腕]图やせた細いうで。とぼしい力や経済力をたとえていう。「女の―で家族を養う」 **ほそおもて**[細面]图ほっそりとした、面長[鍵]な顔。うりざね顔。「―の美人」 **ほそかわかつもと**[細川勝元]名一四三〇一七三年。室町[甏]時代の武将。応仁[窟]の乱で東軍の中心となり、山名宗全[銭ん]らの西軍に対抗[ぶ]した。 **ほそく**[歩測]图「一定の歩はばで歩き、その歩数からおよその距離を測ること。 **ほそく**[補足]園「スと説明などのたりないところをつけくわえて補うこと。「言いたりない点を―する」「つかいわけ「補充[ゅう]」を見よ。 **ほそく**[補則]图法令などで、もとの規則を補うためにつけくわえた規則。「―をつける」 **ほそく**[捕捉]图スつかまえること。とらえること。「要点を―する」 **ほそざお**[細×棹]图清元や長唄[遜]などに使う、さおの細い、胴[ど]の小さい三味線。太ざお **ほそづくり**[細作り]图細くつくること。また、細くつくられたもの。②からだがほっそりしていること。きゃしゃ。 **ほそながい**[細長い]囲細くて長い。「―板」 **ほそびき**[細引き]图アサをよってつくった細くてじょうぶななわ。「荷物を―でからげる」 **ほそぼそ**[細細]圓①いかにも細いようす。「小さな流れが山すそまで―と蛇行する」②たよりないが、かろうじてとぎれずにいるようす。「―と暮らす」「―と続いている」 ▼「こまごま」も「細々」と書くので、どちらもかな書きにするとよい。 **ほそみ**[細身]图はばがせまくて、ほっそりしていること。「―のスラックス」 **ほそめる**[細める]下細くする。小さくする。「目を細めて喜ぶ」「声を―」 **ほそる**[細る]国細くなる。やせてくる。少なくなる。「さきが―」「身も―思い」「食が―」▽とくに、よわよわしい状態になる意味で使う。 **ほぞん**[保存]图「そのままの状態が保たれるようにしておくこと。「遺跡[き]の―」「―食」 >**つかいわけ**|保存・維持・保守 | いずれも「そのままの状態でたもつ」こと。「保存」は、物品についていう。「遺跡の保存」「食品の保存」。「維持」は、状態・活動・性質などについていう。「健康の維持」。「保守」は本来、体制ややりかたについていうが、最近は機械の機能を保つように手当てすることにいう。「コンピュータの保守のための会社」。 **ぼだい**[×菩提]图迷いを断ちきってさとりの境地にはいること。また、極楽に行くこと。成仏[ぶぅ]。菩提を弔[とむ]らう 死者が極楽浄土に往生”できるようにいのる。死後の冥福[認]をいのる。 **ぼだいじ**[×菩提寺]图先祖代々の墓や位牌のある寺。檀那寺[でんな]。 **ぼだいじゅ**[×菩提樹]图⊕クワ科の常緑高木。イチジクに似た実を結ぶ。釈迦がこの木の下でさとりを開いたといわれる。インドボダイジュ。②シナノキ科の落葉高木。夏、強いかおりの黄色の小さな花を開き、球形の実を結ぶ。 **ほだされる**[×絆される]下□相手の態度や気持ちにしばられて心や行動の自由がなくなる。「情に―」▽「ほだす(=束縛する)」の受身形から。 **ほだし**[×絆し]图自由な考えや行動をしばりつけて自由に動けなくするもの。手かせ足かせ。「浮き世のー」▽ウマの足などをつなぎとめるなわのことから。 **ほたてがい**[帆立て貝]图イタヤガイ科の海産二枚貝。貝殻[訟]はおうぎ形で大きい。貝柱[蚣』]は太く、食用にする。 **ぼたもち**[×牡丹×餅]图もち米を蒸してまるめ、あんやきなこをまぶしたもの。春の彼岸[ん]につくる。「たなから―」▽ボタンの花に似ているところから。秋の彼岸には、同じものを「おはぎ」と呼ぶ。 **ぼたやま**[『硬山]图炭鉱で、選炭後のくず石炭や石炭をとったあとの石を山のように積みあげたもの。 **ほたる**[蛍]图ホタル科の昆虫[~”。水辺にすみ、夏の夜、しりから青白い光を出す。ゲンジボタル・ヘイケボタルなど。 **ほたるがり**[蛍狩り]图ホタルを追ってつかまえる遊び。ほたるとり。 **ほたるび**[蛍火]图ホタルの出すかすかな光。また、そのようにわずかに残った火。「―をかきたてる」 **ポタージュ**[potage]图どろりとした、とろみのあるスープ。ポタージュスープ。☆コンソメ **ぼたい**[母体]图①母親のからだ。「―保護」②もととなる団体や組織。「選挙運動の―」 **ぼたい**[母胎]图①母親の胎内。「―遺伝」②ものが生みだされるもとになるもの。「発明の―」 **ぼたん**[×牡丹]图①ボタン科の落葉低木。中国原産で観賞用。五月、大形の花を開く。色は白・赤・むらさきなど。根は薬用。②イノシシの肉。「―なべ」 <1270> **ボタン**[×釦]图①洋服などの合わせ目をとめるもの。材料は貝・木・金属など。一方にそれをつけ、他方にあけた穴にはめる。②指でおして、機械などを作動させる、小さくつき出たもの。一 botão **ボタンホール**[buttonhole]图ボタンをはめる穴。ボタン穴。 **ぼたんゆき**[×牡丹雪]图ふっくらと大きなかたまりで降る雪。ぼたゆき **ぼち**[墓地]图墓のあるところ。はかば。墓所。 **ぼち**图造語①〈名〉小さな点。ぽっち。ぽつ。「―をつける」①〈造語〉[「〜ぽち」の形で』 少ししかないことをあらわす。・・・だけ。ぽっち。「これっーのかね」▽不足な感じをいう。 **ホチキス**[Hotchkiss]图コの字形の針で、紙をとじあわせる金具[ひな]。ホッチキス。▽商標名。アメリカ人の発明者の名から。 **ぼちぼち**画少しずつするようす。しだいに。そろそろ。ぼつぼつ。「―始めるとするか」 **ほちゅう**[補注・補註]图注釈[締り]や説明の不足しているところを補うために加えた注。 **ほちゅうあみ**[捕虫網]图昆虫[〜』]をつかまえるのに使う、ふくろ状のあみ。 **ほちょう**[歩調]图①歩くときの調子。あしなみ。「―をゆるめる」「―を合わせる」▽大勢で行動するときの調子や進みぐあいもいう。「仕事の―をそろえる」 **ほちょうき**[補聴器]图耳の聞こえにくい人が、聞く力を補うために用いる器具。 **ほつ**[発]↓「はつ」 **ぼっ**[没]●しずむ。すっぽりと中〈はまりこむ。また、熱中する。②死ぬ。「平成七年―」厦歿[っ]③なくなる。なくす。④「・・・がない」という意味をあらわす。「―交渉に」「―個性」「趣味」⑤とりあげる。©採用しないこと。「原稿[説]が―になる」ボツ 没頭[钙] 没入[吗”]陥没[酖] 出没[赐],神出鬼没,沈没[甓] 埋没[瑟]②没後。没年[媽]死没[戦没][甓]病没[娶],③没我[没却][没収]う[没義道] **ほつい**[発意]图↓「はつい」 **ぼっか**[牧歌]图①牧童が、家畜の見張りをしながらうたう歌。また、田園生活を主題にしたのどかな詩歌[い]。 **ぼっか**[墨家]图中国、戦国時代の諸子百家[焼か]の一つ。墨子を祖とし、兼愛説(=広く平等な愛)・非戦論・倹約説を唱えた。 **ぼつが**[没我]图熱中してわれを忘れること。また、自我を捨てさること。「―の境地」 **ほっかい**[北海]图イギリスとスカンジナビア半島南部に囲まれた海。大陸棚[ひく]が広がり、タラ・ニシンの漁場となる。石油や天然ガスを産出する。 **ほっかいどう**[北海道]图日本列島のもっとも北にある大きな島。道庁所在地は札幌[ら]市。 **ぼっかく**[墨客]图絵画や書をかく人。「ぽっきゃく」とも。「文人―」 **ボッカチオ**[Boccaccio]闪图 一三一三―七五年。イタリアの文学者。ダンテやペトラルカと並ぶイタリア・ルネサンスの代表的な文学者。代表作「デカメロン」は近代小説のさきがけとなった。「Giovanni **ぼっかてき**[牧歌的]形動田園生活を思わせる、素朴でのどかなようす。「―な風景」 **ほつがん**[発願]图[函] ①神仏に願いごとをすること。また、その祈願[意]。願かけ。②寺社を建てたり、仏像をつくったりしようと思うこと。「大仏建立[数]を―する」 **ほっき**[発起]国「何かを思いたって始めること。「1人」「一念―」▽もと、信仰心を起こして仏門にはいること。発心[場]。 **ぼっき**[×勃起]图下[忍]①急に勢いよくむくむくと起こりたつこと。厦勃興②陰茎が膨張りしてかたくなる、性的な生理現象。 **ぼっきゃく**[没却]「なくすこと。すっかり忘れさること。「おのれを―する」 **ぼっきゃく**[墨客]図↓「ぼっかく」 **ほっきょく**[北極]图①地球が自転する地軸[けし]の北はし。北緯九〇度の地点。また、北極圏[兄]。②磁石[にゃく]の北を指す方のはし。N極。◆南極 **ほっきょくかい**[北極海]图北極圏[艽]にある海。北アメリカ大陸・ユーラシア大陸・グリーンランドに囲まれている。もと、北氷洋[っぴょ]と呼ばれていた。 **ほっきょくぐま**[北極熊]图「しろくま」のこと。▽北極地方にすむ。 **ほっきょくけん**[北極圏]图北緯《六六度二三分以北の地域。一年のうち少なくとも一日、太陽のしずまない日と出ない日がある。 **ほっきょくせい**[北極星]图天の北極に近い、小熊座の二等星。ほとんど位置が変わらないので、北の方向を知るのに役立つ。 **ぼっきり**画[透晒]①〈創〉がたいものが折れるようす。また、折れる音。①〈造語〉「~ぽっきり」の形で」ちょうどそれだけであることをあらわす。「全部で一○○○円―だよ」 **ほっく**[発句]国[崎]連歌の第一句(五・七・五)のこと。また、それが独立して詩の形式となったもの。明治時代に正岡子規が「俳句」と名づけた。挙句[錦] **ホック**[hoek, hook]图衣服の合わせ目を留めるためのかぎ金[具体]。スナップ。 **ボックス**[box]图造語①はこ。また、箱形の小さな空間や建物。「アイスー」「パッター―」「電話―」②箱状にしきった座席。「―シート」 **ぼっくり**[木履]图げたの一種。少女のはくぬりげたで、台が厚く、中をえぐってある。ぽくり。 **ぼっくり**画①ものがもろく折れたり、こわれたりするようす。②健康な人が急に死ぬようす。「―いく」「―病」 <1271> **ほっけ**[法華]图「法華経」「法華宗」の略。 **ほっけ**[×鉱]图アイナメ科の海産魚。東北や北海道地方でとれる。からだは灰色。食用。 **ホッケー**[hockey]图球技の一つ。一一人ずつのニチームが、相手ゴールにボールをスティックで打ちこみ、得点を『う。フィールドホッケー。 **ほっけしゅう**[法華宗]图法華経を信奉する天台宗と日蓮[鷲]宗をさすが、とくに日蓮宗。 **ほっけん**[法顕]人名生没年[然っ]未詳[しょう]。中国、東晋の僧[たち]。四世紀末、長安をたってインドに行き、経典をえて帰国した。その旅のようすを「仏国記(法顕伝)」にしるし、西域・インドなどの事情を紹介した。 **ぼっけん**[木剣]图木製の刀。木刀。木太刀[だち]。 **ぼつご**[役後・×歿後]图ある人の死んだあと。死後。「モーツァルト―二百年」生前 **ぼっこう**[×勃興]图「国や民族などの勢いが急に盛[さ]かんになること。「新勢力が―する」「圏興隆 **ぼっこうしょう**[没交渉]图[形動]交渉のないこと。ぼつこうしょう。「世間[だ]と―な生活」圏無関係 **ぼっこん**[墨痕]图墨をつけた筆で書いたあと。「―あざやか」 **ぼっこんりんり**[墨痕×淋漓]四[漢]筆で書いた文字のあとが、墨[玉]がしたたりおちるばかりに生き生きしているようす。 **ほっさ**[発作]图急に激しく起こる病気の症状。「ぜんそくの―を起こす」「心臓―」 **ぼっしゅう**[没収]图むりやりにとりあげること。法律では、国家が個人の所有物を強制的にとりあげることをいう。「財産を―される」押収 **ぼつしゅみ**[没趣味]图[形動]おもしろみがないようす。また、趣味をもたないようす。 **ほっしん**[発心]图[函]仏教で、信仰心を起こして仏門にはいること。出家[ゅっ]すること。また広く、何かをしようと思いたつこと。劇発起[っ] **ほっしん**[発疹] 图↓「はっしん」 **ほっす**[払子]图仏具の一つ。ウマの尾やアサなどを束ねたもので、禅僧[び]が手に持つ。 **ほっする**[欲する]研変①欲しいと思う。手に入れたいと思う。「平和を―」「地位を―」②したいと思う。「おのれの―ところをおこなう」③『「~んと欲す(る)」の形で』今にも・・・なろうとする。・・・しようとする。その状態・状況に近づいていることをあらわす。「日暮れなんと―時」▼文章語。 **ぼっする**[没する]甲変①かくれたり、しずんだりして、姿が見えなくなる。「日が―」「波間に―」②死ぬ。「偉人[ど]が―」▽「歿する」とも書く。③見えなくする。かくす。「洪水[たら]が草を没した」④とりあげる。没収する。「領地を―」 **ぼつぜん**[没前・×歿前]图死ぬ前。生前[意]。没後 **ぼつぜん**[×勃然]形動①急に起こり立つようす。②急にむっとして、怒るようす。 **ほっそうしゅう**[法相宗]图仏教で、南都六宗の一つ。奈良時代に紹介された唯識思想の系統をつぐ。本山[悲]は薬師寺と興福寺。 **ほっそく**[発足]图新しくつくられた組織や団体などが、活動を始めること。「はっそく」とも。 **ほったてごや**[掘っ建て小屋]图土台をつくらずに、柱を直接地面に立ててつくった小屋。そまつな小屋。バラック。 **ほったまさよし**[堀田正睦]一八一〇一六四年。江戸末期の幕臣。下総[も]佐倉藩[몄ち]の藩主で、老中首席となる。一八五七年、ハリスと日米修好通商条約について協議したが、開国の勅許[ょき]をえられず、老中を罷免された。 **ポツダムせんげん**[ポツダム宣言]图一九四五年、ドイツのポツダムで、日本に対してアメリカ・イギリス・中国(ソ連も参戦と同時に署名)がおこなった共同宣言。無条件降伏の勧告[裟]で、日本の軍国主義の除去、戦争犯罪人の処罰[唆]、連合軍による占領”、領土の制限、民主化を規定した。日本は八月一四日に受諾[ぃ]、翌一五日に発表して、第二次世界大戦が終わった。 **ほったらかす**国投げだしたままにする。放置する。「仕事を―」「子供を―」 **ほったん**[発端]图ある出来事の始まり。「戦争の―」終局 **ぼっち**囱造語①〈名〉器具などで、小さくとびでた部分。「―をおす」①〈造語〉[「〜ぼっち」の形で」・・・だけ。・・・ばかり。ぽっち。「一人一の生活」 **ぼっち**图造語→「ぽち」 **ホッチキス**图→「ホチキス」 **ぼっちゃん**[坊ちゃん]图⊕他人の男の子を敬っていうことば。「―はおいくつですか」②[多く、「お坊ちゃん」の形で】苦労知らずで、常識に欠ける男をからかっていうことば。「―育ち」嬢じょうちゃん **ぼっちゃん**[坊っちゃん]画一九○六年。夏目漱石[ぢき]の小説。四国松山の中学の教師となった主人公が、いなかの生活ぶりや、人間関係と生徒のいたずらにいやけがさし、坊っちゃんらしい正義感を発揮して職を辞すまでの話。 **ボッティチェリ**[Sandro Botticelli]人名一四四四?—一五一〇年。イタリアの画家。フィレンツェの富豪[ぃ』]メディチ家の保護のもとで多くの傑作を残した。女体美をえがいた「ヴィーナスの誕生」「春」はルネサンスを代表する作品でもある。 **ほっと**副「スと心配や緊張[し]」などがとけて、安心するようす。「―胸をなでおろす」「まにあって―息をつく」「元気そうで、―した」 **ホット**[hot]图形動①熱いこと。「―コーヒー」アイス②熱烈[っ]なこと。「―ジャズ」クール③新しいこと。最新。「―な情報」 **ポット**[pot]图①湯や水の温度を保つ瓶[ん]。魔法瓶。②西洋式のきゅうす。「紅茶—」 **ぼっとう**[没頭]图一つのことに集中して、熱心にとりくむこと。「研究に―する」圏没入・専心・専念 <1272> **ホットウォー**[hot war]图武力を行使する戦争。熱い戦争。☆ コールドウォー **ホットカーラー**[hot curler]图髪[かみ]を巻きつけて電気の熱でくせをつける器具。▽hotとcurler から。和 **ほっとく**国手を出さず、かまわずにおく。ほったらかす。俗[く]な言い方。「いいから、ほっといてくれ」▽「ほうっておく」の変化した形。 **ホットケーキ**[hotcake]图小麦粉に、卵や牛乳などをまぜあわせ、フライパンでまるく焼いた食べもの。パンケーキ。 **ぽっとで**[ぽっと出]图①いなかからはじめて都会に出ること。また、その人。 **ホットドッグ**[hot dog]图熱いソーセージをパンにはさみ、マスタードなどで味つけした食べもの。 **ホットニュース**[hot news]图新しくてなまなましいニュース。最新ニュース。 **ホットライン**[hot line] 图緊急連絡[想誌,]用の直通の通信線。特別直通電話。 **ぼつにゅう**[没入] 图①飛びこんで、すっかりしずんでしまうこと。「水中に―する」②心身をうちこんで、一つのことに夢中になること。麵沒頭 **ぼつねん**[没年・×歿年]图①死んだときの年齢[問]。圆行年[一,]享年②死んだときの年。「―は明治元年」生年[怒] **ぼっぱつ**[×勃発]图「ス[凶]事件などがとつぜん発生すること。急に起こること。「戦争が―した」 **ほっぴょうよう**[北氷洋]图「北極海」の古い呼び名。南氷洋 **ホップ**[hop]图三段跳とびの第一段階。片足で跳ぶこと。「ー、ステップ、ジャンプ」 **ホップ**[hop]图クワ科の多年草。つる草で、雌花に芳香[5]と苦みがあるのを、ビールに用いる。 **ポップアート**[pop art]图一九六○年代にアメリカでおこった、日常的・大衆的な題材や表現を中心とする前衛的な芸術運動。 **ぼつふうりゅう**[没風流]图[形動]風流がわからないようす。無風流。 **ポップコーン**[popcorn]图トウモロコシをいって、はじけさせた食べもの。ポプコーン。 **ホッブズ**[Thomas Hobbes]名一五八八一一六七九年。イギリスの哲学者・政治思想家。ピューリタン革命をさけてフランスに亡命し、「リヴァイアサン」を刊行して、契約[惚]にもとづく国家を建てる必要性を説いた。 **ポップス**[pops]图クラシックや演歌などに対する軽音楽。ジャズ・ポピュラーなど。 **ボッブスレー**图↓「ボブスレー」 **ほっぺた**[×頬っぺた]图ほお。また、ほおのあたり。くだけた言い方。「おいしくて―が落ちそう」 **ほっぽうりょうど**[北方領土]图第二次世界大戦後、日本とロシアとがどちらの領土であるかを争っている千島列島南部のこと。一般には、国後・択捉・歯舞・色丹[殻]の四島。 **ぼつぼつ**副图①〈副〉⊕だんだんと進むようす。少しずつ。「―やっておくよ」「参加者が―集まってきた」②行動を始める、さそいのことば。そろそろ。「―仕事をはじめよう」「―出かけようか」国ぼちぼち③小さなつぶや穴が散らばっているようす。「小さな穴がーとあいている」厠ぶつぶつ①〈名〉ものの表面に散らばった、つぶや穴。「表面に―がある」厦ぶつぶつ **ほっぽる**国投げやりにする。「家業を―」 **ぼつらく**[没落]图―ス』それまで栄えていた家や勢力が、その力を失っておちぶれること。「―貴族」「平家[かぃ]の―」園凋落, **ぼつりそう**[役理想]图坪内逍遥[い]が主張した文学上の立場。主観や理想にはしらず、現実を客観的に描写すること。理想派の森[陽]外[がい]とのあいだに「没理想論争」がおこなわれた。 **ほつれ**[解れ]图そろっていたものが、ほどけて乱れること。また、ほどけて乱れたもの。「ぬい目の―」 **ほつれる**[解れる] 下髪[や]布などのはしやぬい目などがほどけて乱れる。「ほつれた髪を直す」 **ほてい**[補訂]図書物などで、部分的に補足したり訂正したりすること。 **ほてい**[布袋]图七福神の一人。大きな布ぶくろをかたにかついだ、腹のでっぷりした神。「―腹」→図「しちふくじん」 **ほてい**[補綴]图下①不足やほころびなどをつくろうこと。②古人の使った字句をつづりあわせて詩文をつくること。▼「ほてつ」とも。 **ボディー**[body]图①身体。また、腹部。「―ペインティング」「ープロー」②洋裁で、人間の胴体模型。③車体。機体。船体。「―ライン」 **ボディーガード**[bodyguard]国政府要人などの身辺警護を職業とする人。護衛。用心棒。 **ボディーコンシャス**图↓「ボディコン」 **ボディーチェック**[body check]圏からだにさわって、危険物所持の有無を調べること。セキュリティーチェック。 **ボディービル**[body building]图器具を使って筋肉を発達させ、たくましいからだをつくること。ボディービルディング。 **ボディーペインティング**[body painting]圏からだにいろいろな絵や模様をえがくこと。 **ボディーランゲージ**[body language]图意思を伝える身ぶりや手まね。身体言語。 **ボディコン**圏はだに密着して、からだの線がくっきりと出るようにデザインされた服。ボディーコンシャス。▽bodyとconscious から。和 **ほてつ**[補綴]图下↓「ほてい」 **ポテト**[potato]图造語ジャガイモ。「ーフライ」 **ポテトチップス**[potato chips]图ジャガイモをうすく切って、からあげにした菓子[ぃ]。ポテトチップ。 **ぼてふり**[《棒手振り]图◎商品をてんびん棒でかついで売りあるくこと。また、その人。類振り売り <1273> ②市場と料理屋のあいだに立って魚を売買する人。ぼて。 **ほてり**[火照り]图顔やからだが熱をおびること。 **ほてる**[火照る]国いかりやはずかしさなどで、顔やからだがかっかと熱くなる。 **ホテル**[hotel]图洋風の宿泊施設[づく]。宴会場や会議用広間などを備えているところもある。 **ほてん**[補填]图「かねのたりない分を補いうめること。「赤字を―する」「つかいわけ「補充[のう]」を見よ。 **ポテンシャル**[potential]图形動潜在[説]的な力。可能性。「―エネルギー」 **ほど**[程]图画①〈名〉◎ものごとの程度。また、許される限度。「実力の―はわからない」「身の―を知れ」「ふざけるにも―がある」②時間や距離のだいたいの範囲[呢]。「のち―うかがいます」「駅に―近いところ」③[「~のほど」の形で」・・・のようす。・・・のぐあい。「真偽[ん]の―はわからない」「ご自愛の―いのります」①〈助〉[副助]だいたいの数量の程度をあらわす。「十五分ーにこむ」「三○○○円―貸してくれないか」「いかーですか」②比較[~]において、その程度の基準をあらわす。「きのう―暑くない」「先生を負かす―上達した」「ローにもないやつだ」③最高の程度の大きさ、ものごとの度合いをあらわす。「彼―の人物はちょっといない」「これーとは思わなかった」④[「~ば~ほど」の形で」・・・につれてますます。「かめばかむ―味が出る」「見れば見る―ふしぎだ」▽「だけ」とのちがいについては「だけ④」の口を見よ。 **ほどあい**[程合い]图ちょうどよい程度。ころあい。「―のあまさ」「―を見はかる」 **ほどう**[歩道]图道路のうちで、人だけが通るようにきめた部分。人道。「横断―」車道 **ほどう**[補導・×輔導]图[函]青少年がまちがったおこないをしないように、指導すること。「非行少年の―」 **ほどう**[舗道・鋪道]图舗装した道路。 **ぼどう**[母堂]图他人の母親を敬っていうことば。「ごーによろしくお伝えください」母上尊父 **ほどうきょう**[歩道橋]图交通量の多い道路などを歩行者が安全にわたれるようにかけた橋。瀬陸橋 **ほどく**[解く]国ぬったり編んだりしたものをときはなす。「荷を―」「ゆかたをほどいておしめにする」 >**つかいわけ**|ほどく・ほぐす・とく=| 「ほどく」は、結んだもの・編んだものなどをといて、もとの糸・ひもなどにもどすこと。「セーターをほどく」。「ほぐす」は、固まっているもの、からまってかたまりになっているものをばらばらにくずす。「魚の身をほぐして食べさせる」「冗談[なっ]を言って緊張[しり]をほぐす」。「とく」は、束縛をとりさって自由にすること。「縄[ちゃ]をとく」「味方とわかって緊張をとく」。 **ほとけ**[仏]图①仏教で、さとりを開いた人。仏陀だ。とくに、釈迦[ゃ]。「―にすがる」「知らぬが―」②仏像。「―を拝む」「かぞえ方柱[はしら]・体[たい]③死んだ人。「―になる」「新―[怒り]」④正直で温和な人、慈悲深い人をたとえてもいう。「―の鈴木と言われる国語の先生」仏作って魂[たましい]入れず いちばん重要で、たいせつな点がぬけていること。仏の顔も三度 どんなにおだやかな人でも、度重[懿]なる無礼を許すには限度がある。▽「仏の顔も三度撫[はず]れば腹立つ」の略。 **ほとけごころ**[仏心]图仏のような情け深い心。慈悲深い心。「―をおこす」 **ほとけのざ**[仏の座]图春の七草の一つ。キク科の二年草。早春に黄色の花が咲く。若葉は食用。タビラコ。♪図「はるのななくさ」②シソ科の越年[怒]草。畑や道ばたに生え、春、赤むらさき色の花を開く。 **ほどける**[解ける]下□結んであったものなどが、しぜんに解けてはなれる。「くつひもがー」 **ほどこし**[施し]图めぐみあたえること。また、あたえるもの。 **ほどこす**[施す]国◎影響や効果をゆきわたらせるようにする。「策を―」「肥料を―」②金品などをあたえる。「慈悲を―」「めぐみを―」③世の人に広くあらわし示す。「面目[野]を―」 **ほどちかい**[程近い]囲距離や時間などが近い。「駅に―病院」程遠い **ほどとおい**[程遠い]圏距離や時間などがずっと〈だたっている。「理想とは―」程近い **ほととぎす**[時鳥・×杜鵑・子規・不如帰]图ホトトギス科のわたり鳥。初夏、南方から来て、卵をウグイスなどの巣に産み、自分では育てない。古くから、夏を告げる鳥として和歌や俳句に詠[ょ]まれてきた。「てっぺんかけたか」と鳴くという。 **ホトトギス**国画俳句雑誌。一八九七年創刊。正岡子規・高浜虚子[ぃょ]らが主宰し、写生説を唱え、近代俳句の中心的な位置をしめた。▽夏目漱石[ぢき]の「吾輩[唸]は猫である」は、この誌上に連載[訟]された。 **ほどなく**[程なく]画あまり時間がたたないようす。そのうちに。「―到着します」「―雨が降ってきた」類まもなく・やがて **ほとばしる**[×迸る]国勢いよく飛びちる。「血が―」 **ほとほと**圃深く身にしみて感じるようす。「―困った」「―感心した」麺つくづく[多く]、やりきれないことや困ったことに使う。 **ほどほど**[程程]图いきすぎず、ちょうどよい程度。適度。「冗談[なら]も―になさい」「―に」「才能が―」 **ほとぼり**[『熱り]图①消えずに残っている熱さ。余熱。「こたつの―」②事件などに対する興奮[妗]や関心などがまだ残っていること。「―が冷めるまで身をかくす」 <1274> **ほどよい**[程好い]囮程度やぐあいがちょうどよい。「―温度」「ほどよくにこむ」園適当 **ほとり**[辺り]图あたり。そば。海や湖など、水のあるきわ。ふち。「池の―にあるホテル」 **ボトル**[bottle]图瓶[ん]。とくに、洋酒のはいった瓶。「―キープ」 **ボトルネック**[bottleneck]图全体の活動をさまたげる要素。また、せまい道。「生産のー」 **ほとんど**[×殆ど]画图①〈副〉すべてとは言えないまでも、それに近い数量や程度であることをあらわす。「宿題は―終わった」「―食べていない」圏大部分・おおかた②あと少しのところで。「―泣きだしかけた」「水が―あふれそうにはいっている」①〈名〉全部に近い数。「参加者の―が学生だ」 **ほなみ**[穂波]图いちめんのイネやムギなどの穂が風にゆれて、まるで波のように見えること。 **ボナンザグラム**[bonanzagram]图文章中の空欄を適当な文字などでうめる形式のクイズ。 **ポニーテール**[ponytail]图 女性の髪形[絵]の一つ。髪を頭の後ろで束ねて垂らしたもの。▽小馬のしっぽという意味。 **ほにゅう**[×哺乳]图「母親が乳[ち]を赤んぼうに飲ませること。授乳。「―瓶」 **ぼにゅう**[母乳]图母親のちち。「―で育てる」 **ほにゅうるい**[×哺乳類]图脊椎動物のうち、もっとも高等なもの。肺で呼吸し、体温が温かく、子は母乳で育てる。ヒト・サル・イヌなど。 **ほね**[骨]图①動物のからだを形づくり、支えるはたらきをしているかたい組織。カルシウム分が多い。②建物や道具などのしんとなって、全体を支えている部分。「かさのー」③ものごとの中心。骨子[に]。「プランの―ができた」④自分の意志をつらぬいていこうとする姿勢。気骨。「―のある人物は少ない」⑤困難。苦労。「あすまでに仕上げるのは―だ」「―法案」骨が折れる 仕事が困難で非常に苦労する。めんどうだ。骨にしみる 心の奥深くまで感じる。骨身[似]にしみる・骨に徹[てっ]する骨の髄まで徹底的に。とことんまで。骨までしゃぶる 自分の利益のために、徹底的に他人を利用する。骨をうずめる その土地で死ぬ。また、その仕事に一生をささげる。「―覚悟でく」骨を拾う ①死後のしまつをする。遺骨を拾う。②他人がやり残した仕事などのあとをしまつする。骨を休める つかれをとる。骨休め。 **ほねおしみ**[骨惜しみ]图「[忍]労苦や仕事をいやがり、なまけること。「―せずに働きなさい」 **ほねおり**[骨折り]图精を出して働くこと。苦労すること。「彼の―で成功した」骨折り損のくたびれもうけ せっかく苦労しても、なんの報[くい]もないこと。むだぼね。 **ほねおる**[骨折る]国長い時間にわたって苦労して力をつくす。一生けんめいに努力する。「会社再建に―」 **ほねぐみ**[骨組み]图①骨の組みたて。骨格。②全体の基本構造。「文章の―」「建物の―」 **ほねつぎ**[骨接ぎ]图関節をはずしたり、骨を折ったりしたときの治療[ょう]。接骨。また、それを職業にする人。▽「骨継ぎ」は誤り。 **ほねっぽい**[骨っぽい]囲①魚料理などで、小骨を“が多いようす。②やせていて、からだつきがごつごつしている。③気骨があって手ごわい。「――男」 **ほねなし**[骨無し]图①自分の思想や生きかたなどにしっかりとした構造をもたないこと。また、そういう人。②気骨のない状態。「―にされる」▼料理で、魚や鳥などの骨をとりのぞくことから。 **ほねぬき**[骨抜き]图◎計画や考えかたのたいせつな部分をとりさって、内容のないものにすること。②意地を張ってかどばる。「容易に妥協[びよう]しない骨張った男」 **ほねばる**[骨張る]国皮と骨ばかりでごつごつしている。「骨張った手」 **ほねぶと**[骨太]形動骨が太くてたくましいようす。また、スケールの大きいようす。「―なからだつき」「―な作品」 **ほねみ**[骨身]图骨と肉。からだ。全身。骨身にこたえる 痛みや苦しみを強く感じる。「寒さが―」骨身にしみる骨身を惜しまない どんな苦労もいやがらず、少しも手をぬかない。「骨身を惜しまず働く」骨身を削る やせるほどの苦労・努力をする。 **ほねやすめ**[骨休め]图「つかれたからだを休めること。「温泉で―する」厕息抜き・休息 **ほの**[×仄]澄略[「ほの~」の形で』かすかに、また、ほのかにの意味をそえる。「―白い」「―暗い」「—見える」 **ほのお**[炎・×焰]图①燃えている火のさき。「紅蓮[がん]の―に包まれる」火炎[愁]②心中にわきおこる、激しい感情のたとえにも使う。「嫉妬[しっ]の―」「胸の―」「愛の―」 **ほのか**[×仄か]形動はっきりとはわからないが、ほんのわずかにあらわれているようす。「―な希望を持つ」「梅の香が―にただよう」厠ほんのり・かすか「つかいわけ」→「かすか」を見よ。 **ほのぐらい**[仄暗い]囲ぼんやりと暗い。うすぐらい。「―ランプの光」「―森の中」 **ほのぼの**[×仄仄]画「[忍]⊕うっすらと、かすかに明るいようす。「―と夜が明ける」②おだやかで、心あたたまるようす。「―した家庭」「―とした絵」 **ほのめかす**[×仄めかす]国ことばや身ぶりで、それとなく示す。「辞意を―」厠におわす <1275> **ほのめく**[仄めく]国ほのかに見える。「―ランプの光」 **ホバークラフト**图↓「ホーバークラフト」 **ほばく**[捕縛]图「つかまえて、しばること。「犯人を―する」 **ほばしら**[帆柱]图船に帆を張るために立てる柱。マスト。 **ほはば**[歩幅・歩×巾]图歩くときに一歩で進む距離[きょ]。「―がせまい」 **ぼひ**[墓碑]图墓のしるしとして立てた、文字を刻んだ石碑。厠墓標 **ほひつ**[補筆]图」絵画や文章などのたりないところを、あとから書きくわえること。類加筆 **ほひつ**[補×弼・×輔×弼]图四君主などのおこなう政治を助けること。また、その人。 **ぼひめい**[墓碑銘]图墓碑に刻まれた、死者の経歴などをしるした文。 **ポピュラー**[popular]图形動人気のあること。大衆的。「―な作品」「―音楽(=ポップス)」 **ぼひょう**[墓標]图墓のしるしとして立てた石や柱。類墓碑 **ほふく**[×匍匐]图「腹ばいになること。はりこと。「―前進」 **ボブスレー**[bobsleigh]图氷で固めたコースを鋼鉄製のそりですべる競技。ボブスレー。 **ポプラ**[poplar]图ヤナギ科の落葉高木。枝がまっすぐ上にのびて、ほうき状になる。公園や街路樹に多い。 **ポプリン**[poplin] 图木綿や毛のやわらかな織物。夏のブラウスやワイシャツに使う。 **ほふる**[×屠る]国①鳥やけものなどを殺し、からだを切りさく。「牛を―」②戦いで、相手をうち負かす。「強敵を―」 **ほへい**[歩兵]图陸軍で、徒歩で戦う兵士。 **ボヘミアン**[Bohemian]图芸術家など、世間[だ]の習慣を無視して自由気ままに生活をする人。 **ほほ**[×頼]图↓「ほお」 **ほぼ**[保母・保×姆]图女性の「保育士」の旧称。保育所や児童養護施設などで、児童の保育にあたる。保父 **ほぼ**[略・粗]画だいたいのところ。ほとんど。おおおかた。「―完成だ」「直径―三センチ」「―まちがいない」類おおむね **ほほえましい**[微笑ましい]圏思わずほほえみたくなるように好ましい。ほおえましい。「―光景」「―いたずら」 **ほほえむ**[微笑む]国目もと、口もとでにっこり笑って、好意や喜びをあらわす。「やさしく―」②花が少し開きかける。▼「ほおえむ」とも。 **ポマード**[pomade]图男性の頭髪を整えるための、香料[25]入りの練り油。 **ほまえせん**[帆前船]图たくさんの帆に風を受けて走る大型の船。帆船[悲]。 **ほまれ**[誉れ]图世間[だ]から価値があると認められること。よい評判。名誉[ぃ]。「名人の―が高い」「家の―」「出藍[っ]の―」類 栄誉 **ほむら**[〝炎・×焰]图ほのお。また、心が燃えたつこと。古い言い方。「燃えさかる―」「いかりの―を燃やす」▽「火群[ち]」という意味。 **ホメイニ**[Ayatollah Ruhollah Khomeini]人名一九○二―八九年。イランの宗教学者。イスラム教シーア派の指導者で、亡命さきのパリから母国の革命を成功に導き、一九七九年にイラン‐イスラム共和国を成立させた。 **ほめそやす**[褒めそやす]国ほめたてる。「口々に―」▽「そやす」は、はやしたてること。 **ほめたたえる**[褒め称える]下□相手に対する尊敬の気持ちをこめて、りっぱだと心からほめる。称賛[なら]する。「長年の功績を―」 **ほめちぎる**[褒めちぎる]国これ以上はないほど、大いにほめる。絶賛する。「口をきわめて―」 **ほめる**[褒める・誉める・賞める]下□その人のしたことやふるまいを、りっぱだと高く評価してよく言う。「ちょっと―といい気になる」 >**つかいわけ**|褒める・たたえる | 「褒める」は、地位や年の下の相手または相手の行為にを、すぐれたもの、よくやった、と上から賞賛すること。「たたえる」は、自分があおぎ見るものとして、功績や栄誉[以]、をすばらしいということ。 **ホメロス**[Homēros] 人[生]没年[怒っ]未詳[ょう]。紀元前八世紀ころの古代ギリシャの詩人。「イリアス」「オデュッセイア」の二大叙事に[ょ]詩の作者といわれ、各地の伝説や説話を集大成した。ホーマー。 **ホモ**[homo]图造語ヒト。人類。 **ホモ**[homo]图造語同一の。同類の。とくに、配偶子の同形。ヘテロ **ホモ**とくに、男性の同性愛。ホモセクシュアル。▽homosexual から。 **ホモサピエンス**[homo sapiens]图①現生人類の学名。ヒト。人間。②哲学で、理性を人間の本質とみる人間観。知性をもった人間という意味。 **ほや**[火屋]图ランプやガス灯などの火をおおう、ガラス製の筒[っっ]。「―がすすける」 **ほや**[海×鞘]图ホヤ目の原索[説]動物をまとめた呼び方。海底の岩石などに付着し、[ガ]かたいふくろに包まれている。食用。 **ぼや**[小火]图大きくならないうちに消しとめた火事。小さな火事。「―を出す」 **ぼやかす**国わざとあいまいにする。「返答を―」 **ぼやく**国満足できないで、ぶつぶつ不平を言う。「仕事がきついと―」「類ぐちる」「つかいわけ」→「こぼす」を見よ。 **ぼやける**下□色や形などが、はっきりわからなくなる。ぼんやりする。「焦点[忘,]が―」「記憶[~]が―」類ぼける **ほやほや**图形動できたばかりで、やわらかく温かいようす。「焼きたての―」「―のまんじゅう」▽新しくそうなったばかりの人についてもいう。「新婚[忌]―」 <1276> **ぼやぼや**副「ス止するべきことがわからなかったりして、気がぬけているように見えるようす。「―していて乗りおくれた」厠ぼんやり **ほゆう**[保有]图「ご自分のものとして手もとに持ちつづけていること。「核兵器[はいき]を―する」「―量」圏所有 **ほよう**[保養]图「[忍]心身を休めてゆっくりとくつろぎ、活力を養うこと。「―地」圏静養▽「目の保養になる」は、美しいものやすばらしいものを見て、なぐさめられ、楽しまされることをいう。「つかいわけ」→「休養」を見よ。 **ほら**[洞]图ほらあな。 **ほら**[法螺]图①ホラガイ。②おおげさに言ったり、でたらめを言ったりすること。「―をふく」「大一[邸]」 **ぼら**[×鯔]图ボラ科の魚。河口に近い海にすむ。食用。成長するにつれて呼び名が変わる出世魚[しゅっせ]。オボコまたはスバシリ→イナ→ボラ→トドと呼ぶ。 **ホラー**[horror]图 恐怖を感じさせるようにつくった娯楽[~]作品。「―映画」 **ほらあな**[洞穴]图岩などにできた、中がうつろな横穴。どうけつ。ほら。圓洞窟 **ほらがい**[法螺貝]图●フジツガイ科の殻からが大きくて美しい巻き貝。肉は食用。②ホラガイに穴をあけて、ふきならすようにしたもの。昔、山伏がもちあるき、また、合戦の合図としても使った。 **ほらがとうげ**[洞が峠]图有利なほうにつこうとして、自分の態度をはっきりさせないまま、なりゆきをうかがうこと。「―をきめこむ」「夏日和見▽大阪[誌]と京都のさかいにあるとうげの名。山崎[雑]の合戦のとき、筒井順慶[いふけい]がここから見て、勝ちそうなほうにつこうとしたことから。 **ほらふき**[法螺吹き]图おおげさに言ったり、でたらめを言ったりする人。うそつき。 **ポラロイドカメラ**[Polaroid Land Camera]图シャッターを切ると、その場で自動的に現像や焼きつけまでおこなって、仕上がった写真が出てくるカメラ。▽商標名。 **ボランティア**[volunteer]图社会や他人のために、すすんで労働力を無料で提供すること。また、奉仕活動をする人。「ーグループ」 **ほ・ランプ・かもめ**[帆・ランプ・鷗][個閣]一九三二年。丸山薫の詩集。海にかかわるイメージにたくして、失われた願いを知的にうたおうとした。 **ほり**[堀]图①地面をほってつくった水路。また、敵の侵入を防ぐために、城のまわりをほって水をためたところ。「―をめぐらす」[堀]土・8画全11画堀堀堀堀音は「クツ」。▽「掘[~っ](=ほる)」は別字。「堀」は名詞、「掘」は動詞に使う。ほり[堀端][内堀][野外堀][墅][釣っ]り[堀]がり **ほり**[捕吏]图罪人をとらえる役人。とりて。 **ほり**[彫り]图①彫刻[泣』]などをほること。また、ほった形。②顔の凹凸[弦]。「―の深い顔」 **ポリープ**[polyp]图皮ふや粘膜[热]にできる、茎をもったはれもののまとめた呼び方。▽元来良性だが、悪性化してがんになるものがある。 **ポリエステル**[polyester]图合成樹脂[にゅ]の一つ。耐久[誌]性があり、合成繊維や容器・塗料[より]などに広く使う。 **ポリエチレン**[polyethylene]图合成樹脂[にゅ]の一つ。天然ガスからつくる。薬品に強く、軽くて加工しやすい。包装材料などに広く使われる。 **ポリオ**[polio]图二類感染症の一つ。ウイルスの感染により、手足がまひして動かなくなる病気。小児麻痺[味]。なまワクチンで予防する。 **ホリデー**[holiday]图[滔暨]休日。休暇[ゅう]。 **ほりおこす**[掘り起こす]国①ほって地中の土を上に出す。「畑を―」②かくれていたものをおもてに出す。「人材を―」 **ほりかわてんのう**[堀河天皇][省]一〇七九一一〇七年。在位、一〇八六一一一〇七年。父、白河上皇の院政のもとで政治を執り、しだいに頭角をあらわして末代の賢王と呼ばれた。 **ほりぐちだいがく**[堀口大学]名一八九二一一九八一年。大正・昭和期の詩人・翻訳家。東京生まれ。近代フランス詩を紹介し、昭和文学に新風をふきこんだ。詩集「月光とピエロ」、訳詩集「月下の一群」など。 **ポリグラフ**[polygraph]图呼吸や脳波などのはたらきを同時に記録する装置や機械。うそ発見器。 **ほりさげる**[掘り下げる]下□①地中を、さらに下へ下へとほっていく。②深くつっこんで考える。「問題点を掘り下げて研究する」 **ポリシー**[policy]图政策。方針。 **ポリス**[police]图警官。警察。「―ボックス」 **ポリス**[polis]图古代ギリシャの都市国家。アクロポリス(=丘)とアゴラ(広場)を中心に城壁で囲まれ、自治をおこなった。アテネやスパルタなど。 **ほりだしもの**[掘り出し物]图思いがけず見つけて手に入れた、すばらしいものやめずらしい品物。また、安く手に入れた価値のある品物。「―をあさる」 **ほりだす**[掘り出す]国◎地中にうまっているものをほってとり出す。②思いがけず、めずらしいものやよいものを見つける。また、安く手に入れる。「のみの市で珍本[願]を―」 **ほりたつお**[堀辰雄][闪]图一九〇四—五三年。昭和期の小説家。東京生まれ。室生犀星・芥川竜之介[象づけ]に師事し、西洋の新心理主義をとりいれた作品を書いた。「美しい村」「風立ちぬ」「菜穂子[確」]など。 **ほりぬきいど**[掘り抜き井戸]图地下深く、地下水脈のある層までほりさげて、地下水をくみだすようにした深井戸。 **ポリネシア**国太平洋上の島々の三大区分の一つ。一八〇度の経線よりも東の地域で、ハワイ・イースター・クックなどの島がある。 <1277> **ボリビア** 国[色]正式国名は、ボリビア共和国。南アメリカの中央部にある国。銀・錫・天然ガスなどの地下資源が豊富。クーデターが多く政情は不安定。面積約一一〇万平方[点]。首都ラパス。主要言語スペイン語。 **ほりもの**[彫り物]图①彫刻[ら]。「―細工」②入れ墨[げみ]。「背中に―がある」「―師」 **ほりゅう**[保留]图[函]その場で、すぐにきめないで、決定をさきにのばすこと。「態度を―する」 **ほりゅう**[蒲柳]の質[しっ]ほっそりしていて病気しやすい体質。▽「蒲柳」は、カワヤナギの別名。 **ボリューム**[volume]图①分量。かさ。「―のある食事」。声量。「ステレオの―を上げる」 **ほりょ**[捕虜]图戦争で、敵軍にとらえられた者。とりこ。「―収容所」類俘虜[ど]・虜囚[いう] **ほりわり**[掘り割り・堀割]图地面をほってつくった水路。ほり。「城の―」「―をめぐらす」 **ほる**[彫る]国①木や金属などに小刀やのみで刻んで文字や絵などをあらわしたり、立体的な像をつくったりする。彫刻[追っ]する。「名前を―」「仏像を―」②からだに、入れ墨[げ]をする。「背中に竜[りゅう]を―」 **ほる**[掘る]国①地面に穴をつくる。「トンネルを―」②うまっているものをとり出す。「いもを―」 **ぼる**国不当な利益をむさぼりとる。法外な値段や費用をとる。俗[~]な言い方。「バーでぼられた」 **ポルカ**[polka]图一九世紀前半にボヘミア地方でおこった四分の二拍子[じょう]の活発な舞曲[びょく]やダンス。 **ボルシェビキ**[Bol'sheviki]图レーニンを支持したロシア社会労働党左派の政党名。プロレタリア独裁を樹立した革命的共産主義者。過激派。ボリシェヴィキ。メンシェビキ▽多数派という意味。 **ボルシチ**[borshch]图牛肉をキャベツなどとにこんだロシア風のスープ料理。 **ホルスタイン**[Holstein]图乳牛の一種。黒白まだらの大形で乳量の多いウシ。 **ホルダー**[holder]图造語ささえるもの。また、保持者。「ペンー」「レコードー(=最高記録保持者)」 **ポルダー**[polder]图オランダのアイセル湖を干拓[営]して造成した低地。国土の約二五にもが海抜20M以下のポルダーで、牧場や耕地として使われる。 **ボルテージ**[voltage]图①熱気。意気ごみ。「―が上がる」②電圧。 **ボルト**[volt]图造語電圧の単位。一ボルトは、一アンペアの電流が一ワットの電力を消費するときの電位差。記号はV **ボルト**[bolt]图ねじの一種。頭は六角形で、ナットと組みあわせてしめつける。 **ポルトガル** 国名正式国名は、ポルトガル共和国。ヨーロッパ大陸南西部、イベリア半島西端[愆]にある国。一五四三年、種子島[が]にポルトガル船が流れついて鉄砲[影]を伝え、南蛮[焼]貿易の相手国となった。面積約九万二〇〇〇平方[点]。首都リスボン。主要言語ポルトガル語。▽「葡萄牙」と当てる。 **ポルノ**[porno]图性を興味本位にあつかった読みもの・映像・写真など。ポルノグラフィー。▽pornographieの略。 **ホルマリン**[Formalin] 图ホルムアルデヒドの約四○[ぶ]もの水溶液。無色透明で刺激[乳を]性のにおいがある。殺菌[徒]や生物標本保存などに使う。フォルマリン。▽商標名。 **ホルモン**[Hormon]图 ①内分泌腺[悲ょんびっ]から血液中に分泌される微量[より]の物質。からだのさまざまな機能を正常に保つ。「副腎皮質―」[き]②ウシやブタなどの内臓で、食用にするもの。「―焼き」 **ホルン**[horn →図「オーケストラ」]图金管楽器の一つ。細長いくだをまるく巻いてやわらかい音色”を出す。ホーン。 **ボレー**[volley]图―スサッカーやテニスで、ボールが空中にあるうちに、けったり打ったりすること。「ーシュート」「バックー」 **ボレロ**[bolero]图①前あきでボタンがなく、ウエストよりもたけの短い女性・子供用の上着。▽もと、スペインの闘牛士の衣装。②四分の三拍子[ょう]の、スペインの民族舞踊や音楽。 **ほれこむ**[×惚れ込む]国相手をすばらしい人だと思いこみ、心の底まで好きになる。「人がらに―」 **ほれぼれ**[×惚れ惚れ]画「[忍]心をうばわれて、うっとりするようす。「―するような美声」 **ほれる**[×惚れる]下①心がぼうっとしてしまう。とくに、特定の異性が好きになって心をうばわれ、ふつうの判断ができなくなる。「ぞっこん―」 **ほろ**[×幌]图雨風や日光などをさえぎるために、馬車などの上にかけるおおい。「―を下ろす」 **ぼろ**[×襤褸]图①着ふるしてやぶれた衣服。また、使いふるして役に立たないもの。「―を身にまとう」「一家」②かくしている欠点や失敗。「―が出る」 **ポロ**[polo]图四人ずつ二組に分かれてウマに乗り、槌[っち]状のスティックでボールを打って相手ゴールに入れ、得点を争う競技。 **ぼろい**①元手[と]や労力に比べて、利益がすごく大きい。割が非常にいい。「―商売だ」②つくりかたがそまつで、安っぽい。また、使いふるしている。「―建物」▼俗[く]な言い方。 **ほろう**[歩廊]图建物をつなぐ、また、建物のまわりにある通路。回廊。 **ぼろくそ**[×襤褸×糞]图[形動]ひどくおとるものとして、ののしって言うようす。「―にけなす」「くそみそ **ポロシャツ**[polo shirt]图半そでで、折りえりのついたスポーツシャツ。▽ポロ競技のときに着たことから。 **ほろにがい**[ほろ苦い]圏多少苦みのある。「―ビルの味」「―思い出」 **ポロネーズ**[polonaise]图四分の三拍子[ょう]の、ポーランド特有の民族舞踊や音楽。 **ほろばしゃ**[×幌馬車]图雨風や日光をさえぎるほろをかけた馬車。 <1278> **ほろびる**[滅びる・“亡びる]エ□栄えていたものが勢いがおとろえてなくなる。滅亡する。ほろぶ。「古代王朝が―」「くちびる滅びて歯寒し(=助けあっている一方がほろびると一方もあやうい)」 **ほろぼす**[滅ぼす・亡ぼす]国栄えているものをこわし、だめにする。「国を―」「ばくちで身をー」絶やす **ぼろぼろ**图形動画①〈名・形動〉◎古くなったり、傷いためつけられたりして、もとの姿がきずついてるようす。「ーのズボン」「身も心も―になる」②ものが、もろくてくずれやすいようす。「―のかべ」①〈副〉小さいつぶやかたまりなどが、次々とこぼれおちるようす。「なみだが―こぼれる」 **ほろほろちょう**[珠、鶏]图ホロホロチョウ科の鳥。ニワトリに似るが、灰色で尾は短い。食用。 **ぼろもうけ**[ぼろ儲け]图「[忍]」もとでや労力のわりに利益が非常に多いこと。「競馬[ぃ]で―する」 **ほろよい**[ほろ酔い]图少し酒を飲んで、いい気持ちになっていること。「―きげん」 **ホワイトカラー**[white-collar] 図 事務職に就いている労働者。事務系労働者。☆ ブルーカラー **ホワイトソース**[white sauce]图小麦粉をバターで軽くいため、牛乳をまぜてつくった白いソース。 **ホワイトデー**[white day]图三月一四日。バレンタインデーのお返しに、男性から女性にキャンデーなどをおくる日という。▽日本の菓子[ぃ]メーカーがつくった日。 **ホワイトハウス**[White House] 图ワシントンにあるアメリカ大統領官邸。また、アメリカ合衆国大統領とその直属のスタッフ。アメリカ政府当局。 **ほん**[本]①ものごとの起こりやおおもと。もともと。もととなる。もとで。②正式の。☆仮③書物。「―にまとめる」この。今、話題にしている当の。⑤草木[な]どの細長いものや、勝負の回数などを数えることば。ほん[本]本拠[説] 本質本社[本]職[本籍]本能[本分][规]基本[根本][既]資本②本格的[畿かく]本決まり[本式]本番[贶][本名][號]③本屋[絵本]新刊[本][単行本][唸],[本件]校[説] 本人[本年][想]⑤一本勝負本[財]もと[旗本][説][本歌][本末]本意[ほん][本]奔[奔]勢いよく走る。②きまったわくの外へ出る。ホン ①奔走[説] 奔馬[吃][奔流]”東奔西走[號]②奔放[甓] 出奔[悶っ]奔[しる] **ほん**[翻]ひらひらする。②ひっくりかえす。③内容は変えずにつくりかえる。▼「縦」は異体字。ホン 翮翻[众]②翻意[啖][翻然][想][翻弄][號]③翻案[想][翻刻][張][翻訳]ひるがえる・ひるがえす 旗が翻[ひるが]える/身を翻[ひるダ]す翻筋斗[もんどり]打つ **ほん**[本]国漢字項目を見よ。 **ほん**[品]图仏典で、章・編・節のこと。②親王[乳]にたまわった位。一品から四品まである。 **ホン**[phon]图遭語音の大きさの単位。とくに、騒音[燃]の程度を示すのに使う。ふつう、話す声は四○ホンくらい。交通量の激しい道路は、八〇ホンに達する。 **ぼん**[凡]●すべて。およそ。②ふつうの。ありふれた。ポン・ハン ①凡例[説]②凡才[説][凡人]凡[凡そ][凡べて]凡庸[非凡][平凡][即] **ぼん**[盆]●まるくてふちが低く底の平たい鉢状の土器。②木やプラスチックでつくった、ものをのせる、浅くて平たい器[っっぁ]。③「盂蘭盆[聡]」の略。「―に帰省する」④ばくちをする場所。ボン盆景[盆栽][盆地]③盆踊[びり][旧盆]盆と正月が一緒に来たよう うれしいことが重なるようす。また、非常にいそがしいようす。 **ほんあみ こうえつ**[本阿弥光悦]人一五五八—一六三七年。安土桃山・江戸初期の芸術家。陶芸[悠]・漆芸・書画にすぐれ、書道では光悦流を開いた。また漆器には、大胆[然]な手法を用いた「舟橋蒔絵硯箱[該競れずりなく]」などがある。 **ほんあん**[翻案]图「すでにつくられている小説や戯曲[とく]などをもとにして、登場人物や場所などに変化・くふうを加えて作品をつくること。「―ドラマ」 **ほんい**[本位]图何かをするときの基本になること。「利益―の考えかた」「金―制」 **ほんい**[本意]图ほんとうの気持ち。「ほい」とも。「それはわたしの―ではなかった」圓真意[古語]≪ほい≫現代語の「本意」はうわべではない本心という意味だが、古語では、前々からこうしたい、こうありたいと願っていた、もとからの意向をいった。 <1279> **ほんい**[翻意]图一度決意したことを変えること。「―をうながす」 **ほんいんぼう**[本因坊]图囲碁[ぃ]の優勝者にあたえられる称号の一つ。▽江戸幕府の碁所[どころ]の家元のすまいの名から。 **ほんえい**[本営]图総指揮官のいる営所。本陣[悲]。 **ほんえい**[本影]图ものにさえぎられて光源から光が達しない部分。 **ぼんおどり**[盆踊り]图お盆の夜に、大勢が外で民謡[続]や音頭[望]に合わせておどること。 **ほんか**[本歌]国[語]和歌で、本歌取りの発想のもとになる歌。だれもが知っている有名な古歌が多い。 **ほんかい**[本懐]图心の中にいだきつづけてきた、なんとしてもやりとげたいという願い。「これぞ男子の―」「―をとげる」類本望[號] **ほんかいぎ**[本会議]图委員会や分会でない、正式の会議。とくに国会で、全議員が出席する会議。 **ぼんがいちにょ**[×梵我一如]图宇宙の根本原理であるブラフマン(=梵)と、自己の本質であるアートマン(=我)が究極的には一体であること。この真理をさとると、人間は輪廻の苦しみからのがれられるという。インドのウパニシャド哲学の考えかた。 **ほんかくしょうせつ**[本格小説] 国中村武[羅紗]らの主張した説。大正末ころの文壇[び]の主流をしめた、私小説や心境小説に対し、現実社会を本格的にえがく小説の必要を説いた。 **ほんかくてき**[本格的]形動①もともとそうあるべき手順や方式によく従っているようす。「―な作品」「―に勉強する」劇本式②本来の状態や調子になるようす。「―な夏が来る」 **ほんかどり**[本歌取り]国[語]和歌をつくるとき、有名な古歌のことばや内容などをそのまま用いて、その世界を歌の背景にとりいれ、複雑に重なりあうイメージを表現する方法。「新古今集」時代に発達した。たとえば、「駒[に]まとめて袖[そで]うち払[はら]ふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮れ」は、本歌「苦しくも降りくる雨か神[みゅ]が崎[きき]佐野の渡り[たり]に家もあらなくに」でいう旅人の苦しい心情を、あらたに雪の夕暮れという情景に点描[くり]される旅人の姿として生かしている。 **ほんかん**[本館]图別館や新館に対して、もとからある建物。 **ほんがん**[本願]图①根本の願い。とくに、仏や菩薩[り]が衆生の苦しみを救いたいとおこした願い。「阿弥陀仏の―」 **ポンかん**[×椪柑・凸×柑]图ミカン科の常緑低木。果実は球形であまくかおりが強い。食用。▽「ポン」は、原産地インドの地名 Poona から。 **ほんき**[本気]图[形動]いいかげんでなく、真剣でひたむきな気持ち。「―でおこる」「―になる」真実だと信じる。まじめに信じる。本気にする「冗談[なっ]を―」 **ほんぎ**[本義]图①ことばや文字の本来の意味。☆転義②根本となる、もっとも重要な意義。 **ほんぎまり**[本決まり]图正式に最終的にきまること。「開催[い]が―になる」類確定 **ほんきゅう**[本給]图手当などをのぞいた基本となる給料。基本給。 **ほんきょ**[本拠]图活動や仕事の中心となる場所。「―を東京に移す」「―地」 **ほんきょく**[本局]图中心となる局。「郵便局の―は日曜日もあいている」↔支局・分局 **ぼんぐ**[凡愚]图[形動]平凡[黙]でおろかなこと。何のとりえもなく、おろかな人。 **ぼんくら**图[形動]ぼんやりしていて見通しがきかないこと。ぼんやり者。まぬけ。▽賭博で、盆[ん]でふせたさいころの目が読めないという意味から。 **ぼんくれ**[盆暮れ]图盆のころと年末のころ。中元や歳暮[にぃ]をおくる時期。「―のつけとどけ」 **ほんけ**[本家]图①親戚[靴]の中で中心になる家。「―のあとつぎ」分家②流派などで、中心となるもの。家元。宗家[嗎]。「一本元[説]」 **ほんけがえり**[本×卦帰り・本×卦。還り]图満六○歳[さぃ]になること。生まれ年と同じ干支[以]の年になること。還暦[獄]。 **ほんげん**[本源]图ものごとの根本。おおもと。「―を探る」類根源 **ぼんご**[×梵語]图古代インドの文章語。サンスクリット。日本に入った語は、「僧[ぅ]」「檀那[焚]」など、仏教用語に多い。 **ボンゴ**[bongo]图打楽器の一つ。ラテン音楽で使う、音の高さがちがう一対の小太鼓[びぃ]。 **ほんこう**[本校]图①中心となる学校。分校②この学校。当校。わが校。 **ほんこく**[翻刻]图[函]昔の本をそのまま活字に組んで印刷すること。「古辞書を―する」「圏復刻 **ほんごく**[本国]图①その人が生まれ育った国。本人の国籍[数]がある国。「留学を終えて―〈帰る」②植民地でない、もともとの領土。「つかいわけ」→「母国」を見よ。 **ほんごし**[本腰]图真剣な気構え。本気。「―でとり組む」本腰を入れる 本気になってとり組む。 **ぽんこつ**图古くなって、使いものにならなくなったもの。俗[ぎ]な言い方。「―の自動車」▽もと、大きな金[かな]づちのこと。 **ホンコン**[香港]图中国広東[以]省南部の島。一八四二年からイギリス領、一九九七年に、一国二制度による中国の自治が認められて中国に返還された特別行政区。中継ぎ貿易・金融[競]業が盛[が]ん。 **ぼんさい**[凡才]图平凡な才能。また、ごくふつうの才能の人。 **ぼんさい**[盆栽]图観賞用に、草木の幹や枝をととのえた鉢植え。「―いじりを楽しむ」「かぞえ方鉢[はち]经」 <1280> **ほんざん**[本山]图仏教で、それぞれの宗派の中心となる寺。「総―」「大―」↔末寺 **ほんし**[本旨]图ほんとうの目的。本来の趣旨[しゅ]。「―を見失う」 **ほんし**[本紙]图①新聞の中心的な紙面。付録[な]分[社]どではない紙面。また、当の、この新聞。 **ほんし**[本誌]图雑誌などの中心的な部分。また、当の、この雑誌。付録・別冊 **ほんじ**[本字]图◎成り立ちに則した、本来の正しい字形による漢字。正字ともいう。たとえば、「峰」の本字は「峯」。俗字・略字②昔、かなを「仮字」というのに対して、漢字そのものをいったことば。 **ぼんじ**[×梵字]图古代インドのサンスクリット文字。梵語の文字。 **ほんしき**[本式]图[形動]本格的で省略しないやりかた。「フランス料理を―に習う」↔略式[類義語]「正式」は、正しい形式。「正式に弟子入りする」 **ほんじすいじゃく**[本地垂迹]图神道の神々も、仏や菩薩が衆生を救うために姿を変えてあらわれたものであるとする説。仏教を日本に根づかせようとして考えだされた。 **ほんしつ**[本質]图そのものが、それ以外のものではないことを示す、おおもとの性質。もとになるたいせつな要素。「問題の―を見誤るな」 >**つかいわけ**| 本質・本体 | 「本質」は、根本的な性質。「偽善者の本質を見ぬく」。本質をそなえて形をとったものを「本体」と呼ぶ。「宇宙の本体をきわめる」。 **ほんじつ**[本日]图「きょう」の改まった言い方。「一休業」 **ほんしつてき**[本質的]形動そのものを成り立たせている、もっともだいじなものにかかわるようす。本来の性質にかかわるようす。「両者には―なちがいがある」根本的 **ほんしゃ**[本社]图日会社の中心となる事業所。「―勤務になる」園本店支社②いくつかの神社の中で中心となる神社。末社・ **ほんしゅう**[本州]图日本列島の中でいちばん大きくて、中心となる島。東北・関東・中部・近畿・中国の五つの地方に分けられる。 **ほんしゅつ**[奔出]图[函]激しい勢いで、ほとばしりでること。「地下水が―する」 **ほんしょう**[本性]图①田ふだんは見えない生まれつきの性質。「―をあらわす」圈正体[짢],▽あまりよい意味では使わない。②正常な意識。「―を失う」圏本心・正気, **ぼんしょう**[×梵鐘]国寺院の鐘楼のつり鐘[がね]。 **ほんしょく**[本職]图[代名]①〈名〉団おもにそれで生計を立てている職業。本業。「―は画家だ」職・副職②専門家。くろうと。「―には負ける」①〈代名〉役人が自分をさしていうことば。本官。 **ほんしょくはだし**[本職×跣]图その道の専門家がおどろくほどの技術をもつこと。また、その人。 **ほんしん**[本心]图①おもてに出さないほんとうの心。「―をうち明ける」②正しい判断のできる心のはたらき。「―にたちかえる」「―をなくす」園本性・正気[しょ] >**つかいわけ**|本心・真意・内心・下心ほか| どれも「ほんとうの気持ち」をいう。「本心」は、本来のかざりのない心。「本心から行きたいわけではない」。「真意」は、心の底にある、いつわりのない真実の意味。「発言の真意を考える」。本心をことばにしたのが「本音」。「本音で話し合う」。「内心」は、うわべのようすとはちがう、人に見せないひそかな心。「内心ぎくりとしたが平気なふりをした」。「下心」は、人にかくした目的をもつ心。「何か下心があるにちがいない」。 **ほんじん**[本陣]图①戦場で、大将のいる場所。本営。②江戸時代、参勤交代のとき宿場に置かれた、大名[びり]などがとまった宿。「脇―(予備の本陣)」 **ぼんじん**[凡人]国ふつうの人。並でつまらない人。「―には理解できない考え」凡夫 **ポンず**[ポン酢]图ダイダイのしぼりじる。ポンス。▽pons から。 **ほんすじ**[本筋]图中心となる本来のすじみち。「話がーからはずれる」わき道 **ほんせい**[本姓]图①結婚などで姓が変わる前の、もとの姓。旧姓。②ペンネームや芸名でなく、ほんとうの姓。 **ほんせき**[本籍]国その人の戸籍をのある場所。「―を現住所に移す」 **ほんせん**[本線]国①鉄道線路などで、中心となる線。「山陽―」圓幹線支線② **ほんぜん**[本然]図もともとそうであること。生まれつき。「ほんねん」とも。「人間―の姿」 **ほんぜん**[翻然]画①急に心がけを改めるようす。「―とくいあらためる」「―として決意する」②ひるがえるようす。「―とはためく」 **ほんぜんりょうり**[本×膳料理]图正式の日本料理の膳立て。本膳・二の膳・三の膳からなる。 **ほんそう**[本葬]图本式の葬儀。仮葬・密葬 **ほんそう**[奔走]圏スルものごとがうまくいくように、あちこちとかけまわって努力すること。「資金集めに―する」園東奔西走 **ほんぞう**[本草]图薬用となる植物・動物・鉱物。また、本草学。 **ほんぞうがく**[本草学]图薬になる生物や鉱物を中心に自然を研究する学問。古来、中国で発達した。 **ほんそく**[本則]图法令などの本体となる部分。付則 <1281> **ぼんぞく**[凡俗]图[形動]ありふれていて、とりえのないこと。また、ごくふつうの人。凡人。俗人。「われわれ―のあずかり知らぬこと」「―の徒」 **ほんぞん**[本尊]图①寺院の中央に安置された、いちばんあがめられている仏像。「―は阿弥陀仏だ」②ものごとの当事者や中心人物。少しからかっていう言い方。「ごーはなにも知らない」 **ぼんだ**[凡打]園「野球で、ヒットにならない平凡な打球。「―に終わる」 **ほんたい**[本体]图①機械などの主要な部分。主体となる部分。「カメラのー」②現象の背後にある本来の姿。「―を見ぬく」類正体・実体③寺の本尊。神社の神体。「つかいわけ「本質」を見よ。 **ほんたく**[本宅]图日ごろ住んで生活している場所として正式に認められている家。☆別宅・妾宅[礼な] **ほんだ こうたろう**[本多光太郎]人名一八七〇—一九五四年。物理学者・冶金学者。愛知県生まれ。磁気のひずみの研究から、強力な磁石鋼[しゃく]「KS綱」を発明した。 **ほんたて**[本立て]图並べた本の両側を支えるもの。ブックエンド。 **ほんだとしあき**[本多利明][入名]一七四四—一八二一年。江戸後期の経世家。西欧[然]の事情を研究して、「西域物語」「経世秘策」などをあらわし、開国の必要性を説いた。 **ほんだな**[本棚]图本を並べて入れておくたな。「つくりつけの―」類本箱・書架 **ほんだわら**[《馬尾、藻]图ヒバマタ科の海藻[訟]。茶色でやわらかく、正月のかざりや肥料にする。 **ぼんち**[盆地]图まわりを山などに囲まれた平地。甲府盆地・奈良盆地など。「―だから夏は暑い」 **ポンチ**图①洋酒に果汁[ゅう]などを加えた飲みもの。パンチ。「フルーツー」②風刺画。漫画[ぇ]。「―絵」punc **ポンチョ**[poncho] 图布の中央に穴をあけて頭からかぶる服。中南米の民族衣装。 **ほんちょう**[本庁]图中心となる官庁。中央官庁。支庁 **ほんちょう**[本朝]图わが国。また、わが国の朝廷[いう]。「―偉人伝」 **ほんちょうし**[本調子]图本来の調子が出ること。ほんぢょうし。「―をとりもどす」▽もと、三味線他の基本となる調子。 **ほんて**[本手]图①ほんとうのうでまえ。また、本職。くろうと。②勝負ごとで、本すじの手。③三味線などの合奏で、基本となる旋律[咒]。 **ほんだい**[本題]图議論などの中心となる題目。「ようやく―にはいる」②正式の題。仮題 **ほんでん**[本殿]图神社で、神霊[似]をまつってある中心の建物。正殿。拝殿 **ぼんてん**[×梵天]图 ①古代インドで、万物創造の神。また、帝釈天[恋しゃく]とともに、仏法を守る神。②祭礼などに使う、大形のぬさ。③漁業で、はえなわなどにつける目じるし。 **ほんど**[本土]图 ①植民地でない、もとからの国土。「——復帰」圈本国[植民地]②小さな島々などを除いた、その国のおもな国土。日本では、本州・四国・九州・沖縄・北海道。また、とくに本州をいう。 **ポンド**[pound]图造語①ヤード‐ポンド法で、質量の単位。一六オンス。約四五三グラム。パウンド。記号はlb▽「封度」「听」と当てる。②イギリスの貨幣[〝〝]単位。一ポンドは一○○ペンス。記号はL、または£ ▽「磅」と当てる。 **ほんとう**[本当]图うそや見せかけでなく、真実であること。まこと。ほんと。うそ **ほんどう**[本堂]图寺で、本尊を安置した、中心となる建物。金堂。 **ほんどう**[本道]国①交通の要所を結ぶ大きな道路。本街道。間道②本来の正しいすじみち。「教育の―」正道 **ほんとうに**[本当に]画①うそでなく確かに。「―行く」②まったく。実際。「―困った」「―うれしい」 **ほんに**副ほんとうに。なるほど。「―助かる」 **ほんにん**[本人]图その人自身。当人。当事者。「―しだい」 **ほんね**[本音]图ほんとうの気持ちをあらわしたことば。正直な気持ちをあらわしたことば。「―をはく」建て前「つかいわけ」→「本心」を見よ。 **ボンネット**[bonnet]图①自動車の前部のエンジンのおおい。②女性や子供用の帽子の一種。つばが広く、後頭部をおおい、あごの下でひもを結ぶ形のもの。 **ほんの**連体重大ではない。それだけの。わずかの「―出来心」「―二、三分のあいだ」 **ほんのう**[本能]图人間や動物が、考えたり計画したりすることなしに、行動したり反応したりする、生まれつきの傾向[ぶ]や能力。「―のままにふるまう」「母性―」 **ぼんのう**[煩悩]图 心身をなやますいっさいの欲望。ねたみ・いかり・執着など。「―になやまされる」「百八一」 **ほんのうじのへん**[本能寺の変]图一五八二年、織田信長[器たが]が毛利氏と戦っている羽柴(豊臣)秀吉」の救援に向かう途中[ゅり]、家臣の明智光秀[で]におそわれ、京都の本能寺で殺された事件。 **ほんのうてき**[本能的]形動人や動物が生まれつきもっている性質や能力が、きまった反応をするようす。 **ぼんのくぼ**[盆の×窪]图首の後ろのくぼんだ部分。 **ほんのり**副「光や色、よいかおりなどが、ほのかにもれてあらわれるようす。「東の空が―と明るくなる」「ばらが―かおる」 <1282> **ほんば**[本場]图①そのことが本来おこなわれている場所。「―じこみの英語」②よい品がとれる主要な産地。「梨[なし]のー」 **ほんばこ**[本箱]图本を並べて収めておく箱。また、本だな。書だな。 **ほんばしょ**[本場所]图大ずもうの正式の興行[5]。ひと場所十五日で、年六回おこなわれる。 **ほんばん**[本番]图①演劇や映画、テレビなどで、テストやリハーサルではなく、そのまま観客に見せたり、撮影したりする、本式の演技。「ぶっつけー(=練習なしにいきなり本番にはいること)」 **ぽんびき**[ぽん引き]图◎売春などの客引き。②いなかから大都会に出てきたばかりの人などをだまして、かねをまきあげる人。 **ほんぶ**[本部]图組織全体の中心となって指揮をとるところ。「捜査[さ]―を設置する」支部 **ぼんぶ**[凡夫]图ありふれたふつうの人。また仏教で、欲望や迷いが多くてさとりの開けない人。ぼんぶ。 凡人 **ポンプ**[pomp]图圧力のはたらきによって、液体や気体を吸いあげたり送りだしたりするための機械。「消防―」 **ほんぷく**[本復]图病気が全快すること。古い言い方。ほんぶく。「―のきざし」 **ほんぶたい**[本舞台]图劇場で、花道[饌]などに対して、正面の舞台。また、正式の場所。 **ほんぶり**[本降り]图雨などが本格的に降ること。「―になる」小降り **ほんぶん**[本文]图◎前書きや付録などを除いた、書物の中心となる部分。「ほんもん」とも。②引用したり注釈したりするときの、もとになる文章。 **ほんぶん**[本分]图その立場にいる者で当然しなければならないこと。本来の持ち分。「―をつくす」「学生の―」 **ボンベ**[Bombe]图高圧の気体や液体を入れておく、鋼鉄製の円筒形の容器。「酸素―」 **ほんぺん**[本編・本篇]图⊕一連の書物や作品の中心となる部分。園正編↔続編②この編。この文章。 **ほんぽ**[本舗]图ある商品を製造・販売するおおもとの店。「和菓子の―」類本店 **ほんぽう**[本邦]图わが国。この国。「―初演」 **ほんぽう**[本体]图手当などを加えない、基本となる給料。基本給。本給。 **ほんぽう**[奔放]图[形動]世間[だ]のきまりやしきたりにとらわれないで、思うままにふるまうこと。「自由―な生活」「不羈―」麵放縦 **ぼんぼり**[雪洞]图小型のあんどん。木のわくに紙をはり、中に火をともす照明器具。 **ぼんぼん**[凡凡]形動ごく平凡なようす。「―たる人生を終える」「平々―」 **ぼんぼん**图良家の若い息子。若だんな。▽関西[説]方言。 **ボンボン**[bonbon]国果汁や洋酒を砂糖やチョコレートで包んだ菓子[ぃ]。「ウイスキー―」 **ほんま**囪ほんとう。まこと。「―に寒い」「―かいな」▽関西[説]方言。 **ほんまつ**[本末]图①もとと、すえ。始めと終わり。②たいせつなことと、つまらないこと。「―を誤る」 **ほんまつてんとう**[本末転倒]四[溪]たいせつなこととどうでもよいことのあつかいが逆になること。「―もはなはだしい」園主客転倒 **ほんまる**[本丸]图城の中心となる建物。多くは、中央に天守閣[怒しゅ]を築き、周囲に堀をめぐらす。☆二の丸・三の丸 **ほんみ**[本身]图鉄をきたえたほんものの刃物[の]。真剣。▽竹などでつくったものに対していう。 **ほんみょう**[本名]图芸名や偽名でない、戸籍[と]き上の名前。実名。「ほんめい」とも。 **ほんむ**[本務]图本分として、しなければならない務め。「軍人としての―をつくす」 **ほんめい**[本命]图①競輪[ぶ]や競馬などで、いちばん優勝しそうな人やウマ。対抗[誌]▽一般に、最有力と見なされている人にもいう。②生まれた年の干支[以]。「ほんみょう」とも。「―星」▽もと、易の用語から。 **ほんめい**[奔命]图いそがしく、たちまわること。「―につかれる」 **ほんもう**[本望]图①前々からの望み。「―をとげる」宿願・本懐②望みを果たして満足すること。「死んでもーです」 **ほんもと**[本元]圏いちばんのもと。おおもと。「本家ツー」 **ほんもの**[本物]图ほんとうのもの。実物。また、見せかけでない、確かなもの。「―そっくり」「彼の演技も―になった」偽物 **ほんもん**[本文]图↓「ほんぶん」 **ほんや**[本屋]图①本を売っている店。また、本を売る職業の人。書店。 **ほんやく**[翻訳]图[函]ある国のことばで話されたり書かれたりしたものを、同じ意味の他国のことばに直すこと。「―小説」 **ほんやくちょう**[翻訳調]国画外国語の原文を直訳したように見える文体。日本語の表現としてこなれていない訳文の調子。たとえば、語や文章の続きぐあいがヨーロッパ語のようだったり、漢語や指示語が多いなど。 **ぼんやり**图画「スッ①ものの形や色がぼやけてはっきりしないようす。「タワーが―と見える」はっきり②どこか元気がなく、気持ちが集中しないようす。「机に向かってーしている」←しっかり **ぼんよう**[凡庸]图[形動]平凡で、とくにすぐれたところがないこと。「―な人物」非凡 **ほんよみ**[本読み]图①本をよく読む人。読書家。②演劇や映画で、出演する俳優が脚本[瑟]、を読みあってせりふの練習をすること。「―にはいる」 <1283> **ほんらい**[本来]图画①〈名・副〉もともと。もとから。「―の調子を出す」「―あるべき姿にもどる」①〈名〉あたりまえ。そうあるべきこと。「―なら許されないこと」 **ほんりゅう**[本流]图①その川の中心となる流れ。支流・傍流②中心となる流派。主流。「保守のー」 **ほんりゅう**[奔流]图激しい勢いの流れ。「―におし流される」 **ぼんりょ**[凡慮]图凡人の考え。つまらない考え。 **ほんりょう**[本領]图①もともともっている特色。また、得意とするところ。「―を発揮する」類特性・真価②もともとの領地。先祖伝来の所領。「―安堵」 **ほんるい**[本塁]图●野球で、キャッチャーの前にあるベース。ホームベース。「―打(=ホームラン)」②よりどころとする場所。とりで。「敵の―を占拠[競]する」 **ほんろう**[翻弄]图[凶]相手をひっくりかえしたり、いじったり、思うままにもてあそぶこと。「高波[ま]に―される」「運命に―される」 **ほんろん**[本論]图論文や議論などで、中心となる部分。「ここから―にはいる」→序論 **ま**[麻]◎植物のアサ。また、アサでつくった糸や布。②しびれる。マ[麻幹][胡麻][当麻][麻疹]はしか[麻雀]ン[麻婆豆腐]!あさ[麻糸][麻縄]なわ **ま**[摩]●手でなでる。こする。類磨き②せまる。ちかづく。「◆「摩する」を見よ。マ[摩擦][摩滅][嗾][按摩]②摩天楼[ん]摩[ける]摩[ける] **ま**[磨]◎けずって、みがく。また、すりへる。②芸や技術などをみがく。はげむ。マ[①][磨滅][研磨][甏]②切磋琢磨[錬磨]みがく[腕を磨]みがく[歯磨]がき[磨り硝子] **ま**[魔]◎人をまどわして、悪に引きこむふしぎな力。また、そのような力をもち、悪事をはたらくもの。「―の金曜日」②悪事をなして害をあたえる人。③あることに度をこして熱中する人。「収集―」「電話―」マ[①][魔王]”[魔術]ゅう[魔女』][魔法』][悪魔]もく[睡魔]ぃ[病魔]じょぅ②通り魔[放火魔]か魔がさす ふと悪い考えが起こる。 **ま**[真]图造語①〈名〉ほんとう。まこと。「うそを―に受ける」①〈造語〉[「真〜」の形で」ほんとうの。まじりけのない。ちょうど。「―水」「―東」「―新しい」▽名詞や形容詞などに付く。 **ま**[間]图造語①〈名〉ものとものとのあいだ。「木。の―からもれる光」類間隔②時間と時間のあいだ。「あっという―の出来事」類暇[ぃ]・合間[もい]③ちょうどいいころあい。「―を見はからって話をきり出す」類機会・折④へや。ざしき。「八畳[じょう]の―」「茶の―」①〈造語〉部屋を数えることば。また、一間[窓]の長さ。「二ふたー」「京―」間が抜ける 拍子[ぃょう]がぬける。ばかげて見える。間が持てない 会話がとぎれてしまって困る。②時間をもてあまして困る。間が悪い ①相手に対してきまりが悪い。②運が悪い。折が悪い。 **ま**[魔]图造語漢字項目を見よ。 **まあ**画圏①〈副〉じゅうぶんではないが、一応よいとうけいれる気持ちをあらわす。どうやら。「―なんとか元気にしているよ」「―いいや」②相手を軽くなだめたり、何かをすすめたりするようす。ここのところは、ひとまず。とりあえず。「―そうおこらないで」「―一杯[熙]」①〈感〉おどろいたときや感心したときなどに、しぜんに出ることば。「―、お早いこと」「―、いやだ」 **まあい**[間合い]图①ものとものとのあいだ。「―が長い」「―をつめる」▽時間的な意味でも、空間的な意味でも使う。②ちょうどよいころあい。タイミング。「―をはかる」 **マーガリン**[margarine]图植物油や動物性脂肪[り]に食塩や香料[り]などを加えた食品。人造バター。 **マーガレット**[marguerite]图キク科の多年草。夏、多くは白い花をつける。 **マーガレット・ミッチェル** 人名↓「ミッチェル」 **マーク**[mark]图「①しるしをつけること。また、記号。しるし。めじるし。「番号に―する」「トレードー」②記録を達成すること。「新記録を―する」③注意して、動きを見張ること。「候補者を―する」 **マークシート**[mark sheet]图試験などで、あてはまる項目を選んでぬりつぶす形式の解答用紙。コンピュータで大量に処理できる。 **マーク・トウェーン**[Mark Twain] 人名一八三五一一九一○年。アメリカの小説家。少年時代に取材した地方色豊かな作品「トム・ソーヤーの冒険」「ハックルベリーフィンの冒険」など。 <1284> **まあたらしい【真新しい】** [形]まったく新しい。見るからに新しい。「―校舎で学ぶ」 **マーチ** [名]行進。また、行進曲。二拍子か四拍子の軽快なリズムの曲。「トルコ―」[march] **マーブル** [名]①大理石。また、大理石に似た模様。②ビー玉。[marble] **マーボーどうふ【麻婆豆腐】** [名]中国四川料理の一つ。とうふとひき肉を、とうがらしみそでいためもの。 **まあまあ** ①[副]じゅうぶんとはいえないが、とりあえず満足すべき程度であるようす。「―の成績」「―いいだろう」[類]まずまず・ひとまず②相手の気持ちをおさえたり、なだめたりするときのこどば。「―そう言わずに」③[感]おどろいたり、困ったりしたときなどにしぜんこ出ることば。「―どうしたの」「―よくいらっしゃいました」「まあ」を重ねた話しことば。 **マーマレード** [名]オレンジ類の果皮でつくったジャム。ママレード。[marmalade] **マーメイド** [名]人魚。[mermaid] **まい[毎]** そのたびごとに。それぞれの。…ごと。 **まい[枚]** ①一つ一つ数える。②紙や板など、うすく平たいものを数えることば。「半紙一―」 **まい[埋]** 土の中にうずめる。うまる。かくれる。 **まい[米]** →「こめ」 **まい【毎/枚】** →漢字項目を見よ。 **まい【舞】** [名]音楽や歌に合わせて、からだを美しく動かすこと。「―をまう」「―姫」▽「舞」は平面上の動き、「踊り」ははねる動きが主となる。[かぞえ方]差し・手 **まい** [助動] [意味]打消意志・打消推量「もう二度と会うまい」「行こうが行くまいがわたしの勝手だ」(打消意志)。「すぐには実現しまい」「当分雨はあがるまい」「きっと別れたがるまい」(打消推量)。意志・推量の助動詞「う」「よう」の打消。改まったときや文章で使うやや古い言い方。ふつうは、「〜ないつもりだ」「〜ないだろう」という。ぞんざいな口調に「めえ」の形がある。「そんなことあるめえ」「あるまいし」の形で、「・・・でないのに」の意味で使うことがある。「子供じゃあるまいし、だだをこねるのはやめなさい」[接続]五段動詞および助動詞「ます」「たがる」の終止形に付く。それ以外は未然形に付く。[活用]特殊型。♪巻末「活用表」参照。▼文語の助動詞「まじ」が変化してできたもの。 **まいあがる【舞い上がる】** [動]①まうようにして上のほうへ上がる。「風でほこりが―」②有頂天になって心がうかれる。「ほめられてすっかり舞い上がってしまう」 **まいあさ【毎朝】** [名]毎日の朝。朝ごと。「まいちょう」とも。 **まいおさめる【舞い納める】** [動]最後まで、ちゃんとまいおわる。 **マイカー** [名]自家用車。▽my と car から。和製英語。 **まいかい【毎回】** [副]一回ごと。いつも。「―出席をとる」「―得点」 **まいきょ【枚挙】** [名・スル]一つ一つ数えあげること。 **枚挙にいとまがない** いちいち数えあげることができないほど多い。 **マイク** [名]「マイクロホン」の略。「ワイヤレス―」 **マイクロ** [名・造語]ごく小さいもの。 <1285> **マイクロウェーブ**[microwave]图極超短波。テレビ放送やレーダーに使われる。 **マイクロコンピュータ**图↓「マイコン」 **マイクロバス**[microbus]图小型バス。 **マイクロフィルム**[microfilm]圏图本などを縮小して複写し、保存しておくフィルム。フィルムを投影機で拡大して読むことも、コピーをとって読むこともできる。マイクロ。 **マイクロホン**[microphone] 图音声を電気信号に変える装置。マイク。マイクロフォン。 **マイクロメーター**[micrometer]图ねじを利用して、精密に長さを測る器具。ミクロメーター。 **マイクロメートル**[micrometer]圀メートル法で長さの単位。一ミリメートルの一○○○分の一。ミクロン。記号はµm **マイクロリーダー**[microreader]图マイクロフィルムなどを拡大して読む装置。 **まいこ**[舞子・舞妓]图京都の祇園などで、酒の席に呼ばれて舞をまう少女。 **まいご**[迷子]图道に迷ったり、いっしょに来た人とはぐれたりした子供。「―のお知らせ」「―札[だ]」▽常用漢字表付表の語。 **まいこむ**[舞い込む]国①まうようにして、はいってくる。「桜の花びらがー」②思いがけなく、不意にはいってくる。「幸運が―」 **マイコン**[microcomputer]图超[ちょら]小型のコンピュータ。マイクロコンピュータ。▽ microcomputer から。 **まいじ**[毎時]图一時間ごとに。一時間につき。「―一〇〇キロで走る」 **まいしょく**[毎食]图食事のたび。食事ごと。 **まいしん**[×邁進]图[函]まっしぐらに、元気よくつき進むこと。「一路―する」「勇往―」つき進む」 **まいすう**[枚数]图紙や布などで、「枚」で数えるものの数。「―を制限する」 **まいせつ**[埋設]图地下や海底に水道管やケーブルなどをうめること。「下水管を―する」 **まいそう**[埋葬]图[函]遺体や遺骨を、土の中にうめてほうむること。「墓地に遺骨を―する」 **まいぞう**[埋蔵]图「スと①土の中にうめてかくすこと。「―品の調査」「―金」②鉱物資源が地下にうまっていること。「―量」 **まいちもんじ**[真一文字]图「一」という字のようにまっすぐなこと。一直線。「口を―に結ぶ」「―に」 **まいど**[毎度]图画そのたびごと。いつも。「ーありがとうございます」 **マイナー**[minor]图形動①〈名・形動〉規模が小さいこと。二流であること。「―リーグ」①〈名〉音楽で、短音階。短調。◆メジャー **まいない**[《賄賂]图「わいろ」の古い言い方。類そでの下▽もと、ささげものやおくりもののこと。 **マイナス**[minus]图①〈名・スル〉引くこと。減らすこと。「経費分を―する」①〈名〉数学で、ゼロより小さい数。負数。また、引き算の符号[ぃう]。「一」③負電荷。負極。陰極[~]。「―イオン」③陰性。「検査の結果、―でした」④不利。損失。不足。赤字。「合計一○○万円の―」「将来の―になる」「―効果」」 **まいにち**[毎日]图どの日も。日ごと。日々。 **マイノリティー**[minority]图少数派。マジョリティー **まいひめ**[舞姫]图①舞をまう女性。バレリーナやおどり子など。古い言い方。 **まいひめ**[舞姫]一八九〇年。森鷗外[がい]の短編小説。ドイツ留学中、自我に目覚めた秀才官吏[きぃ]太田豊太郎は、おどり子エリスに恋[ぃ]するが、官僚”社会を捨てきれず、エリスを捨てて帰国する。 **マイペース**[my pace]图自分なりのやりかたで進めること。「―で行く」 ▽my と paceから。和 **マイホーム**[my home]图借家ではなく、自分の持ち家。わが家。「―を手に入れる」「―主義(=家庭第一の考えかた)」▽my と home から。和 **まいぼつ**[埋没]图「すっぽりうずもれて見えなくなっていること。「ダムの底に―した村」 **まいもどる**[舞い戻る]国一度よそに出ていったものが、もとのところへもどってくる。「手紙が―」 **まいる**[参る]国①①「行く」「来る」をへりくだっていうことば。参上する。「わたしが参ります」②神社や寺へ行って拝む。「七五三での祝いに―」③勝負に負けて降参する。「一本、参った」④からだや心が弱る。また、死ぬ。「暑さに―」「とうとうやつも参ったらしい」⑤心をうばわれる。ほれる。「彼女にぞっこん―」①〈補助〉[「〜てまいります」の形で」「・・・てくる」「・・・ていく」のへりくだった言い方。「行ってまいります」「そちらへ持ってまいります」▽動詞の連用形に付く。ふつう、かな書き。 **マイル**[mile]图造語ヤードーポンド法で、長さの単位。約一・六キロメートル。▽「哩」と当てる。 **マイルド**[mild]形動おだやかなようす。やわらかい感じのするようす。「―な味」 **マインド**[mind]图造語きもち。こころ。精神。「―コントロール」 **まう**[舞う]国●音楽などに合わせて平面的におどる。「舞[まぃ]を―」「ひとさし―」▽「おどる」はもともと、はねあがる意味。②空中を軽やかに飛ぶ。「ちょうがひらひらとー」 **マウス**[mouse]图①実験用のハツカネズミ。②コンピュータで、カーソルの移動などを指示する装置。▽形がネズミに似ていることから。 **マウスピース**[mouthpiece]图 ①管楽器で、口にあてる部分。口がね。②ボクシングやラグビーなどの激しいスポーツで、舌をかまないよう口中に入れる防具。 **マウンド**[mound]图野球で、投手が球を投げる定位置。少し盛り土をしたところ。 <1286> **まえ**[前]图造語①〈名〉①顔やからだが向いている方向。「―を見て歩く」園前方②そのものの正面にあたる場所。「駅―の交番」⇔裏 後ろ③現在よりも早い時。過去の時。「何年も―の出来事」圓以前[のち]④ある状態にならない時。「夏休みー」⑤順序が一つ早い時。「―の日に準備しておく」「―の会社」次◎前科。俗[く]な言い方。「―がある」①〈造語〉[「~人前」の形で』・・・人数分の量をあらわすことば。「四人一のすし」②[「~前」の形で』それ相当のもの。「一人―」「男―」「うでー」 **まえあし**[前足・前脚]图①けものなどの前の足。②前に出したほうの足。◆後足[墊] **まえいわい**[前祝い]图「ス[凹]うまくいくことを予想して、前もって祝うこと。「優勝の―ー」 **まえうしろ**[前後ろ]图●前後の位置が逆になること。うしろまえ。②まえと、うしろ。 **まえうり**[前売り]图[函]乗車券や入場券などを、当日より前に売ること。「―券」 **まえおき**[前置き]图[函]本論にはいる前に述べること。また、本論の前に述べることばや文章。「―が長くなる」園前口上[本論]・本題 **まえかがみ**[前屈み]图上半身を前へかがめること。「まえこごみ」とも。「―の姿勢」 **まえがき**[前書き]图本論にはいる前に書く文章。厠端[に]書き・序文[後書き] **まえかけ**[前掛け]图仕事をするとき、衣服のよごれを防ぐために、こしに結んで前に垂らす布。エプロン。園前垂れ **まえがし**[前貸し]图[函]給料や金などを、約束の日より前にわたすこと。「給料を―する」園先貸し[前借り][先約] **まえがしら**[前頭]图すもうの番付[説]で、横網[誌]・大関・関脇・小結[び]以外の幕内力士の地位。一名[びり]となり、加賀藩[器]の基礎を築いた。平幕[私]の力士。東方[越し]と西方に分かれ、それぞれ上から順に、「筆頭・二枚目・三枚目・・・」と呼ぶ。 **まえがみ**[前髪]图①ひたいの近くに生えている髪の毛。また、短く切りそろえて前に垂らした髪の毛。▽昔、成人男子は前髪をそったことから、元服[愆]前の少年のこともいった。 **まえがり**[前借り]图[函]給料や代金などを、約束の日より前にはらってもらうこと。「こづかいを―する」関先借り[前貸し] **まえきん**[前金]图品物を受けとる前や使用する前に、代金や使用料をしはらうこと。また、前もってしはらうかね。「レンタル料は―でお願いします」前払い[後金][慈] **まえくづけ**[前句付け]国[語]江戸中期に流行した雑俳[感]の一種。七・七の短句を出題し、それに五・七・五の長句を付けて、三一文字の短歌と同じ形式につくるもの。「川柳[蹴り]」のもとになった。 **まえげいき**[前景気]图ものごとが始まる前に、のことへの関心が高まること。「オリンピックのー」 **まえこうじょう**[前口上]图中心となる話をする前に述べることば。「―が長すぎる」週前置き▽芝居で、幕前の挨拶の口上から。 **まえこごみ**[前屈み]图↓「まえかがみ」 **まえじま ひそか**[前島密][闪]图一八三五―一九一九年。明治政府の官僚[銃”]。越後生まれ。郵便制度の創設に尽力し、「郵便」「切手」などの名称を定めた。また、国字改良論者でもあった。 **まえだげんい**[前田玄以][入]图一五三九一一六○二年。安土桃山時代の武将。豊臣秀吉に重用され、五奉行[がぎょう]の一人であった。関ヶ原[き]の戦いでは、石田三成[祝縒り]の挙兵を徳川家康[符]に内通した。 **まえだとしいえ**[前田利家][闪]图一五三八―九九年。安土桃山時代の武将。織田信長[器たが]!仕え、豊臣秀吉、政権下では、五大老[いろう]の一人であった。柴田勝家に代わり、北陸最大の大 **まえだゆうぐれ**[前田夕暮]国一八八三-一九五一年。明治から昭和期の歌人。神奈川県生まれ。本名は洋造。「明星」のロマン主義に対抗[恋]して、自然主義短歌を唱えた。のち、口語自由律短歌も試みた。歌集「収穫[筏,]」「原生林」「生くる日に」など。 **まえだれ**[前垂れ]图まえかけ。 **まえづけ**[前付け]図書物で、本文の前に書かれている序文・目次・凡例など。後付け **まえのりょうたく**[前野良沢][闪]图一七二三一一八〇三年。江戸中期の蘭方医[吃]。青木昆陽[びんよう]にオランダ語を学び、杉田玄白[くら]と「解体新書」を翻訳した。 **まえば**[前歯]图口の前のほうにある、上下それぞれ四本の歯。門歯[奥歯] **まえばらい**[前払い]图[函]給料や代金などを、約束の日や品物の受けわたしの前にしはらうこと。「ホテルの宿泊料を―する」先払い[後払い] **まえぶれ**[前触れ]图①何かが起こることを予想させる小さな出来事。「あの地鳴りはなだれの―だ」厕前兆[び]・兆[し]②あらかじめ知らせること。「なんの―もなく予定が変わる」予告・先触れ **まえまえ**[前前]图ずっと前。「―から入念に計画を立てる」以前 **まえみごろ**[前身頃・前〝袴]图着物の身ごろのうち、前の部分。まえみ。後ろ身ごろ♪図「わふく」 **まえむき**[前向き]图①正面を向くこと。②ものごとをよい方向に考え、積極的にとり組むこと。「―に検討いたします」→後ろ向き **まえもって**[前以て]画あることが起こるのを予想して、それよりも前に。「―準備する」あらかじめ **まえやく**[前厄]图厄年の前の年。また、その年にかかる災難。後厄[仡]▽数え年で、男は四一歳さい、女は三三歳をいう。 <1287> **まえわたし**[前渡し]图 ①〈名・スル〉かねや品物を、きまりの日よりも前にわたすこと。類先渡し①〈名〉てつけ。手金[紅ん]。 **まおう**[魔王]图悪魔の王。また仏教で、人間の心をまどわし、修行[り]のじゃまをする天魔の王。 **まおとこ**[間男]图「四夫のある女性が他の男と密通すること。また、その密通した男。間夫[發]。 **まかい**[魔界]图悪魔がすむという世界。魔境。 **まがいぶつ**[磨崖仏]图自然の岩壁[銃]に刻みつけた仏像。 **まがいもの**[紛い物・擬い物]图ほんものそっくりにつくってあるもの。にせもの。本物 **まがう**[紛う]国見まちがえるほどよく似ていて、区別がつかなくなる。「まごう」とも。「雪とーばかりの花ふぶき」紛う方かない 明らかで、まちがえようもない。 **まがお**[真顔]图まじめな顔。「―で反対する」 **まがき**[×籬]图竹などをあらく編んでつくったかき根。ませがき。 **まがごと**[禍事]图わざわい。不吉なこと。古い言い方。関凶事[ょ][吉事]と **まがし**[間貸し]图「[忍]」料金をとって部屋を貸すこと。「学生相手の―」間借り **マガジン**[magazine]图雑誌。 **マガジンラック**[magazine rack]图持ち運びできる簡便なつくりの雑誌入れ。 **まかす**[任す]国「まかせる」 **まかす**[負かす]国相手を負けさせる。相手に勝つ。「おとなを―力がある」 **まかず**[間数]图家の中の部屋[へ]の数。 **まかせる**[任せる]下□◎責任をもたせて相手のやりたいようにやらせる。「経理を―」「運を天に―」②力・かね・時間などを思うままに使う。「ひまに任せて遊ぶ」「まかす」とも。「つかいわけ「ゆだねる」を見よ。 **まがたま**[×勾玉・曲玉]图古代日本のアクセサリーの一つ。巴形[髪]で、ひすいや、めのうなどでつくられた玉。曲がった玉という意味。 **まがな**[真仮名]图[片]かなに対して、「万葉仮名」の別名。 **まかない**[賄い]图①下宿や寮[ょう]で、食事をつくり、食べさせること。また、その人。「―つきの下宿」 **まかなう**[賄う]国①かねや品物をやりくりして必要を満たす。「部費で―」②食事を用意して食べさせる。「全校の給食を―」 **まかふしぎ**[摩×訶不思議]形動まったくふしぎなようす。とてもふしぎなようす。「―な現象」▽「摩訶」は梵語で、大きい、偉大[松い]なという意味。 **まがまがしい**[禍、禍しい]圏不吉[話]でいまわしい。縁起がよくない。 **まがも**[真×鴨]图カモ科の水鳥[学]。大形でアヒルの原種。おすは頭部が緑色。秋、日本に来て、春、北に帰る。 **まがり**[間借り]图「スと料金をはらって部屋を借りること。「米屋の二階に――する」→間貸し **まがりかど**[曲がり角]图●道の曲がり目。②ものごとの大きな変わり目や分かれ目。「人生の大きな―」類 転機 **まがりくねる**[曲がりくねる]国いくえにも折れまがる。「山頂への道が―」 **まかりでる**[罷り出る]下□●貴人の前から退出する。ひきさがる。「宮殿を―」②すすんで貴人の前に出る。参上する。「御前[誌]に―」類罷り越す **まかりとおる**[罷り通る]国堂々といばって通る。よくないことがしごく当然のように通用する。「不正が―」 **まかりならぬ**[罷り成らぬ]してはいけない。まかりならない。いばった言い方。「言いわけは―」 **まがりなりにも**[曲がりなりにも]不完全ながら。どうにかこうにか。「―卒業できた」 **まかりまちがう**[罷り間違う]国万一のこととしてまちがいが起きる。「―と命にかかわる」 **まかる**[負かる]国値段を安くできる。まけられる。「これ以上負かりませんか」 **まかる**[罷る]国◎古くは、相手の許しをえて退出させていただく。また、参上させていただく。参る▽その謙譲りの意味がうすれて、「進んで出る」意となったのち、「まかりでる」「まかり通る」などの現代の意味が生じた。②「死ぬ」の敬った言い方。みまかる。 **まがる**[曲がる]国①まっすぐでなくなる。「ネクタイがー」「こしが―」②進む方向を変える。「かどを―と駅がある」③性格などがひねくれる。「根性が―」 **マカロニ**[maccheroni]图小麦粉でつくった洋風のめん。多くは、穴のあいた、短いうどんに似た食品。糸状のものや貝殻状のものもある。▽ **まき**[真木・×槙]图スギ科のコウヤマキとマキ科のイヌマキをいう。どちらも庭木やかき根のほか、湿気[もっ]に強いのでおけをつくったりする。 **まき**[巻き・巻]图造語①〈名〉巻くこと。また、巻いた程度。「鉢[はち]巻き」「巻きがゆるい」②巻きものや書物。また、その区分。「巻の二▽ふつう、「巻き」とは書かない。①〈造語〉書物や書画の巻数を数えることば。また、巻いた回数や巻いたものを数えることば。「二巻きの水墨画」「糸一と巻き」 **まき**[薪]图燃料にするための割り木や材木。圏たきぎかぞえ方駄・把[ぁ] **マキャヴェリ**[Niccolò Machiavelli][入名]一四六九一一五二七年。イタリアの外交官・政治思想家。政治を宗教や道徳からひきはなして考え、近代政治学の祖となった。マキャベリ。著書に「君主論」「ローマ史論」「フィレンツェ史」など。 **マキャベリズム**[Machiavellism]图マキァヴェリの思想。「君主論」で述べたもので、国家の利益のためなら、あらゆる手段が許される、とするもの。権謀術数[5]主義。マキャベリズム。 <1288> **まきあげる**[巻き上げる]下□①巻いて上に上げる。「すだれを―」②おどしたり、だましたりして金品をうばいとる。「電車賃まで巻き上げられる」 **まきあみ**[巻き網・旋き網]图魚の群れをとり囲んでとらえるあみ。 **まきえ**[×蒔き絵]图日本独特の美術工芸の一つ。うるしで絵をえがいて、その上に金や銀の粉をちりばめてみがいたもの。「―をほどこした文箱」 **まきおこす**[巻き起こす]国急激に予想外の状態をつくりだす。「ブームをー」圏引き起こす **まきがい**[巻き貝]图貝殻[訟]が、うず巻き状になっている貝。サザエやタニシなど。二枚貝 **まきかえし**[巻き返し]图 ①勢いをもり返して反撃[影]すること。「―に出る」②糸や布などを、もとどおりに巻きもどすこと。 **まきがみ**[巻紙]图①紙を長くつなげて巻いたもの。また、毛筆で手紙を書くときなどに使う和紙を巻いたもの。▽ふつう、「巻き紙」とは書かない。 **まきがり**[巻き狩り]图昔の狩りの方法の一つ。まわりをとり囲み、獲物[の]を追いつめてつかまえる。 **まきこむ**[巻き込む]国①巻いて中に入れる。「あら波がボートを―」②事件などにひき入れる。まきぞえにする。「渋滞[25%]に巻き込まれる」 **まきじた**[巻き舌]图舌のさきを巻くようにして、あらっぽく早口にしゃべること。また、舌をふるわせながら、ラ行の音などを発音すること。「―でまくしたてる」 **マキシマム**[maximum]图最大。最大限。最大值。極大值。マクシマム。ミニマム **まきじゃく**[巻き尺]图布や紙などに目盛りをつけて、使わないときは巻いておくものさし。メジャー。 **まきぞえ**[巻き添え]图自分とは無関係な問題や事件に巻きこまれ、ひどい目にあうこと。「交通事故のーをくう」「とばっちり・そばづえ **まきちらす**[×撒き散らす]国まいて、あちらこちらに散らばるようにする。ばらまく。「うわさを―」 **まきのとみたろう**[牧野富太郎][闪]图一八六二―一九五七年。明治から昭和期の植物学者。土佐生まれ。全国各地から数十万点の標本を集め、新種・新変種の発見や分類学に貢献した。著書に「日本植物志図篇』」「大日本植物志」など。 **まきば**[牧場]图ウシ・ウマ・ヒツジなどを、放し飼いにするところ。「ぼくじょう」とも。「高原の―」 **まきひげ**[巻き×鬚]图ブドウやウリなどのように、茎[くき]や葉が細い糸のように変形したもの。ほかのものに巻きついて、からだを支える。 **まきもの**[巻き物]图絵や書などを、横に長い和紙にかいて表装[なっし]、軸[く]に巻いたもの。「―に仕立てる」かぞえ方巻[かん]・軸[じく] **マキャベリ**人名「マキャヴェリ」 **まぎらす**[紛らす]国●他のものと区別がつかないようにする。「悲しみを笑顔で―」②他のことに心を向けて、晴れない気持ちを忘れるようにする。「からオケで気分を―」▼「まぎらせる」「まぎらわす」「まぎらかす」とも。 **まぎらわしい**[紛らわしい]圏よく似ていて、まちがえやすい。区別がつけにくい。「―言いかた」 **まぎれこむ**[紛れ込む]国まちがってはいりこむ。他のものにまじってわからなくなる。「人ごみにー」 **まぎれ**[紛れ]もない まちがいようもない。まちがいなく明らかに。「―事実」「紛れもなく本人だ」 **まぎれる**[紛れる]下□◎他のものと入りまじって、見分けにくくなる。「やみに―」「人ごみに―」②よく似ていて区別しにくくなる。「―べくもない」③気をうばわれて、他のことを忘れる。「いそがしさに紛れてつい約束をすっぽかす」「気が―」 **まぎわ**[間際]图そのときのすぐ前。「出発―にかけつける」厦直前・寸前 **まく**[幕]日[マク] ①おおい[や]しきりなどのために張る、大きな布。「紅白のーを張る」かぞえ方張り・帳②劇場で、舞台”の前に垂らす布。どんちょう。また、芝居のひと区切り。区切りを数えることば。「わたしの出る―(=場面)ではない」「一――三場[餞く]」③すもうで、幕内。「―に上がる」目[パク]①将軍の陣営[感]。②「幕府」の略。マク[暗幕][枕] [除幕] [天幕]幕切[くれ]幕間[開幕][序幕][幕下][入幕]バク[幕営][幕僚]幕政[幕末][佐]幕[尉][幕]天幕幕になる おわる。「ハッピーエンドでー」幕を開ける 芝居やもよおしなどが始まる。「一1世紀がー」「オリンピックがー」→幕を閉じる幕を切って落とす 待望されていたものごとを盛大に始める。 **まく**[膜]生物やものの表面をおおったり、へだてたりする、うすい皮。「池に氷の―が張る」マク[膜質][膜壁][鼓膜]~[粘膜][皮膜][肋膜] **まく**[幕/膜]图漢字項目を見よ。 **まく**[巻く・捲く]国①もののまわりに、ひも状のものをからみつける。「包帯を―」②長いものの一方のはしから、くるくるとまとめる。「かけ軸[にく]を―」「舌を―」「管[くだ]を―」③ねじって回す。「時計のねじを―」④いくつもの輪をつくる。「うずを―」「とぐろを―」⑤まわりを囲む。「けむりに巻かれる」「けむにー」 **まく**日[蒔く・播く]国①種を土にうめたり、ま広く散らしたりする。「大根の種をー」②蒔き絵をする。「文箱[と]のふたに梅の花を―」蒔かぬ種は生えぬなにもしないで結果を期待してもむりだ。 <1289> **まくらさが** **まく**[撒] [名]①あちこちに散らす。「びらを―」「玄関[炊]に水を―(←撒水[だい]一[だん])」②はぐらかす。「尾行を―」 **まくあい**[幕間] [名]演劇で、幕がおりてから次の幕があくまでのあいだ。「―に昼食をとる」▽「まくま」と読むのは誤り。 **まくあき**[幕開き] [名]演劇で、幕があがって演技が始まること。まくあけ。[対]幕切れ▽注目されるものごとが始まることもいう。「民主政治の―」 **まくうち**[幕内] [名]①すもうの番付[説]で、前頭[賛]』以上の地位。幕の内[っち]。「―力士の土俵入り」 **まくぎれ**[幕切れ] [名]①演劇で、一つの場面が終わって幕がおりること。[↔]幕開き▽注目を集めていたものごとが終わることもいう。「事件はあっけない―となる」 **まぐさ**[×秣] [名]ウシやウマなどに食べさせるわらや干し草。かいば。「―おけ」 **まくした**[幕下] [名]すもうの番付[説]で、十両と三段目のあいだの地位。「―から十両に上がる」 **まくしたてる**[×捲し立てる] [動]息もつかずに、勢いよくしゃべりまくる。「一方的に―」 **まぐち**[間口] [名]①家や土地などを正面から見たときのはば。「―のせまい店」[対]奥行き②仕事や知識の範囲をさすこともある。 **マクドナルド** [人名]一八六六-一九三七年。イギリスの政治家。イギリス労働党党首として内閣を組織し、のちには連立内閣を率いた。第一次世界大戦(の参戦に反対したり、旧ソ連の新政権を他国にさきがけて承認するなど、国際平和のために努力した。|James Ramsay MacDonald **マグナ・カルタ** [名]一二二五年、イギリスの貴族がその権利を国王ジョンに示し、認めさせた文書。法による支配を明文化したことで、その後の立憲制を支えるものとなった。大憲章。|Magna Carta **マグニチュード** [名]地震[ん]そのものの大きさをあらわす等級。地震の規模。記号はM。▽震度とは別。|magnitude **マグネシウム** [名]金属元素の一つ。銀白色の軽い金属で、写真用フラッシュや合金などに使う。元素記号Mg。|magnesium **マグネット** [名]磁石[ゃく]。磁鉄。一magnet **まくのうち**[幕の内] [名]①↓「まくうち」②「幕の内弁当」の略。俵形のゴマをふったにぎりめしと、おかずをつめあわせた弁当。▽芝居の幕あいに食べたことから。 **マクベス** [作品名]一六○五年ころ。イギリス、シェークスピアの戯曲[ぎょく]。マクベスは、王になれるという魔女との予言を聞いて、妻にそそのかされ、王や将軍を暗殺するが、やがて王子らに復讐[ぃう]される。♪「ハムレット」の▽も見よ。-Macbeth **マグマ** [名]地中で、高温のために液状になった岩石や鉱物など。▽地表に出たものは溶岩[烤]。一magma **まくら**[×枕] [名]①ねるときに頭を支えるもの。②本題にはいる前にする、ちょっとした話。とくに、落語などの前置きにする小話[なし]。「話の―が長すぎる」「―をふる」 > 枕を交わす 男と女が共寝[も]する。 > 枕[まくら]をそばだてる 枕をななめに立てて、耳の位置を高くする。耳を澄まして聞く。▽中国、白居易[説]」の詩句「遺愛寺の鐘がねは枕を欹[そばだ]てて聴く」から。 > 枕を高くする ①安心してねむる。②安心して暮らす。 > 枕を並べて討ち死にする ①全滅する。②また、全員がそろって同じように失敗する。 **まくらがみ**[×枕上] [名]まくらもと。 **まくらぎ**[×枕木] [名]鉄道で、レールの下に横にしいて一定の間隔で並べる木やコンクリートの角材。 **まくらことば**[×枕詞] [名]国語和歌で使われる表現技法の一つ。それぞれがきまったことばについて形容語となり、下の表現を修飾ししたり調子をととのえたりする。ふつうは五音で「万葉集」に多い。たとえば、「あしひきの」は「足を引きずってのぼる」という意味で、「山」の形容語として定着していた。また、「たらちねの」は「たら(垂)ち(乳)ね(女性)」という意味で、「母」を形容することばとして定着した。こういうものを「枕詞」という。形容詞が少なかった古代日本語で発達した、修飾語としての特別な語法。▽同じような表現技法に序詞などがあるが、枕詞より音数が長く、そのつど自由に創作された。表 **まくらさがし**[×枕探し・枕捜し] [名]旅の客がねむっているあいだに、まくらもとの金品をぬすむこと。また、その人。 > おもな枕詞・ > **しろたへの**[白妙の]⇒衣・袖・紐 > **そらみつ**[空見つ]⇒大和 > **あかねさす**[茜さす]⇒日・紫 > **あきづしま**[秋津島]⇒大和[ゃまと] > **しひきの**[足引きの]⇒山・峰 > **たまきはる**[玉極る]⇒命・世 > **あづさゆみ**[梓弓]⇒引く・張る > **たまのをの**[玉の緒の]⇒絶ゆ・長し > **あまざかる**[天離る]⇒ひな > **たまぼこの**[玉梓の]⇒道・里 > **あまとぶや**[天飛ぶや]⇒雁・軽 > **たらちねの**[垂乳根の]⇒母・親 > **あらたまの**[新玉・荒玉の]⇒年・春 > **ちはやぶる**[千早振る]⇒神・宇治 > **あをによし**[青丹よし]⇒奈良 > **とぶとりの**[飛ぶ鳥の]⇒飛鳥[が] > **いそのかみ**[石の上]⇒古[ょる]・降る > **とりがなく**[鶏が鳴く]⇒東[あずま]*** > **いはばしる**[石走る]⇒滝・垂水[たるみ] > **ぬ(う)ばたまの**[射干玉・鳥玉の]⇒夜・黒・闇 > **からごろも**[唐衣]⇒着る・裾[ずえ] > **くさまくら**[草枕]⇒旅 > **さざなみの**[細波の]⇒志賀 > **しきしまの**[敷島の]⇒大和 > **しきたへの**[敷妙の]⇒衣・床・枕 > **はるがすみ**[春霞]⇒立つ・春日 > **ひさかたの**[久方の]⇒空・天・光 > **ももしきの**[百磯城・百敷の]⇒大宮 > **やくもたつ**[八雲立つ]⇒出雲[e] <1290> **まくらのそうし**[枕草子]雁[品者]一〇〇〇年ころ。清少納言[はどうなどん]の作。作者が中宮定子[にぃ]に仕えていたころの、宮廷,生活や自然風物などについての感想を、生き生きと書きしるした随筆。 **まくらもと**[×枕元・×枕〝許]图寝床のまくらのそば。「―の目覚まし時計」 **まくる**[×捲る]国造語①おおっているものを裏返すように巻いてずらす。「うでを―」①〈造語〉[「〜まくる」の形で』さかんに・・・する。「走り―」「書き―」「巻くる」は誤り。うすいものを裏返すときは「めくる」を使う。「ページをめくる」 **まぐれ**[紛れ]图思いがけず、よい結果になること。「今回の優勝は―だ」 **まぐれあたり**[紛れ当たり]图偶然[杉]に当たるこ。「―で一等をとる」 **まくれる**[×捲れる]下□まくったようになる。「風でスカートがー」厠めくれる **マクロ**[macro]图巨大な。巨視的なこと。「―経済」「ーコスモス(=大宇宙)」 ☆ミクロ **まぐろ**[×鮪]图サバ科の大形の魚。暖かい海にすむ。赤身で、さしみやすしにして食べる。 **まぐわ**[馬×鍬]图数本の鉄の歯が、くしの形に並んでいる農具。ウシやウマに引かせて、田畑の土をくだいてならす。 **まけ**[負け]图負けること。厦敗北→勝ち **まげ**[×髷]图髪[かみ]の毛を束ねて、いろいろな形にまとめたもの。「すもうとりが―を結ゅう」「ちょんー」 **まけおしみ**[負け惜しみ]图自分の負けをすなおに認めず、強がりを言ったり、〈理屈をこねたりすること。「―を言う」 **まけこす**[負け越す]国勝負ごとで、負けた回数が勝った回数よりも多くなる。「今場所は七勝八敗で―」→勝ち越す **まけじだましい**[負けじ魂]图ほかの人に負けまいとしてがんばる気持ち。「―を発揮する」 **まけずおとらず**[負けず劣らず]圓同じくらいの程度で、どちらが上とも下ともいえないようす。「二人とも―がんばり屋だ」「妹も姉に―気が強い」 **まけずぎらい**[負けず嫌い]图[形動]人に負けるのをいやがる性質。まけんき。「―なところがある」勝ち気▽「負けず」の「ず」は、否定ではなく、「負けんず(=負けようとする)」。したがって「負けようとすることがきらい」の意。こういう「ず」の使いかたは、静岡[斜]方言などにある。 **まげて**[×枉げて]圓相手になんとか聞きいれてもらうようにたのむことば。むりにでも。「そこを―お願いします」類是が非でも **まげもの**[曲げ物]图スギやヒノキなどのうすい板を曲げてつくった入れもの。わげもの。おけ・おひつ・せいろうなど。 **まける**[負ける]下□◎相手と争って敗れる。「一回戦で―」勝つ②圧倒されて逆らえずに従う。「誘惑に―」③刺激[と]によって、皮ふがかぶれたり、あれたりする。「うるしに―」「かみそりに―」④値段を安くする。おまけする。「一○○円―」負けるが勝ち 争わずに相手に勝ちをゆずるほうが、結局は得だ。 **まげる**[曲げる]下□①まっすぐなものを曲がった状態にする。「針金を―」「うでを―」伸[の]ばす②主義や主張を変える。「自説を曲げない」③事実や道理などに反すると知りながらする。「法を―」④意味をこじつける。「事実を曲げて話す」 **まけんき**[負けん気]图どんなことにも負けないと思う気持ち。「―だけは人一倍』だ」▽「負けぬ気」の変化した形。 **まご**[孫]图造語①〈名〉子供の子供。「―娘[の]」「初ー[誌]」①〈造語〉』「孫~」の形で』あいだを一つへだてた関係の。「―弟子[に]」「―引き」 **まご**[馬子]图昔、人や荷物を乗せたウマを引くことを職業とした人。馬子にも衣装 りっぱな着物を着れば、だれもがりっぱに見えることのたとえ。 **まごい**[真鯉]图黒っぽい色のコイ。緋鯉[ひごい] **まごう**[紛う]国「まがう」 **まごこ**[孫子]園まごと子供。また、子孫[た]。「―の代までたいせつに使う」 **まごころ**[真心]图相手を思う、いつわりのない気持ち。誠意。「―をこめたプレゼント」誠[と] **まごつく**国経験のないことでどうしていいかわからない。まごまごする。「外国人に話しかけられて―」うろたえる・狼狽[のり]する「つかいわけ」→「慌[ぁぁ]てる」を見よ。 **まこと**[誠・真・実]图画①〈名〉いつわりのない、ほんとうのこと。「うそか―か」真実 食[うそ]真②相手を全力で思いやる心。「―をつくす」心・誠意①〈副〉ほんとうに。じつに。「―、たぐいなき美しさ」 **まことしやか**[実しやか]形動ほんとうではないのに、いかにもほんとうらしくするようす。「―なうそ」「―に空[き]ちなみだを流す」 **まことに**[誠に]画いつわりでなく、ほんとうに。じつに。改まった言い方。「―喜ばしい」 **まごのて**[孫の手]图棒のさきに小さな手のようなものを付けた、背中を自分でかくための道具。 **まごびき**[孫引き]图「[忍]引用してある文や句を、そのもとになる本にあたって確かめないで、引用のまま書きうつすこと。「資料を―する」 **まごまご**スどうしたらいいかわからずに、うろたえるようす。まごつくようす。「道に迷って―した」 **まこも**[真×菰]图イネ科の多年草。水辺にむらがって生え、秋、浅緑色の穂[』]をたくさんつける。葉でむしろを編む。 **まさ**[柾]图まさめ。 <1291> **まさつ【摩擦】** [名・スル]①ものとものとがすれあうこと。こすりあわせること。「乾布―」②物理で、ふれあっている物体の一方がもう一方の面に沿って動くとき、ふれあっている面にはたらく、動きをさまたげようとする力。「運動―」▽雨戸などがすべりにくいのは、摩擦のせいである。③利害や考えなどのちがいから、たがいの関係がうまくいないこと。もめごと。「感情的―」「貿易―」 **まさつおん【摩擦音】** [名]発音するとき、舌・歯・くちびるなどに息がこすれるようにして出す音。[s][z][f]など。 **まさに【正に】** [副]①見こみどおりであるようす。まちがいなく。「―きみの言うとおりだ」②ちょうどそのとき。「―出発するところだった」「―その瞬間を目撃した」▽「方に」とも書く。③「正に・・・べきだ」などの形でどう考えても、当然のことである。「―守るべききまりである」▽「当に」とも書く。 **まさに【“将に・“当に・応に】** [漢文]①「将まさに〜(せん)とす」の形で再読文字の一つ。「いまにも・・・しそうだ」「いまにも・・・しようとする」という意味。「孺子まさに井に入らんとす(=幼児がいまにも井戸に落ちそうだ)」▽「且まさに」も同じ。②「当まさに〜べし」の形で再読文字の一つ。「当然…すべきだ」という意味。「まさに寸陰を惜しむべし(=当然、わずかな時間でもたいせつにすべきだ)」▽当然・義務・命令などに使う。③「応まさに〜べし」の形で再読文字の一つ。「きっと…だろう」という意味。「汝遠く来たる。―意有るべし(=あなたが遠くからやってきたのは、きっと考えがあるからだろう)」▽推量に使うことが多い。 **まさめ【正目・×柾目】** [名]板の木目が平行に通っているもの。まさ。[反]板目・逆目 **まさゆめ【正夢】** [名]夢で見たことがそのまま現実となる夢。[反]逆夢 **マザラン** [人名]一六〇二―六一年。イタリア生まれのフランスの政治家。宰相となり、ウェストファリア条約で領土を広げ、また、パリで貴族らが起こしたフロンドの乱を平定し、絶対王政の基礎を固めた。[Jules Mazarin] **まさる【勝る・』優る】** [動]他のものと比べてすぐれている。「体格で―」「聞きしに―」[反]劣る **勝るとも劣らない** すぐれていることはあっても、おとっていることはない。 **まざる【交ざる/混ざる】** [動]→「まじる」 **まし【増し】** [名・形動]①[「〜増し」の形で]もとの数量よりふえること。「三割―」「日―に暖かくなる」②両方いやだが、どちらかといえばまだよいこと。「ないより―だ」「死んだほうが―だ」 **まじ** [形動]本気。 **マジェラン** [人名]→「マゼラン」 **まじえる【交える】** [動]①見分けがつかないように、秩序もなくいっしょにする。中に入れる。「私情を―」「冗談を交えて話す」②くみあわせる。交差させる。「ひざを―(=親しく話す)」③たがいにやりとりする。とりかわす。「ことばを―」「一戦を―」 **まじきり【間仕切り】** [名]部屋と部屋とのあいだのしきり。「ついたてで―する」 **ました【真下】** [名]まっすぐ下。ちょうど下。[類]直下 **マジック** [名]①魔術。奇術。手品。②「マジックインキ」の略。③「マジックナンバー」の略。[magic] **マジックインキ** [名]筆記用具の一つ。フェルトのしんから速乾性のインクがしみだして書けるしかけのもの。マジック。▽商標名。[Magic Ink] <1292> **マジックナンバー** [名] プロ野球などで、首位のチームが優勝するために、あと何勝すればよいかをあらわす数字。▽magic と number から。 **マジックハンド** [名] 危険物のとりあつかいなどで、人間の手の代わりをする装置。マニピュレーター。| magic hand **ましてや【況してや】** [副] 上に比較的条件のいい例を挙げて、条件のより悪い下のことがらを強めることば。なおさら。まして。「ただでさえ道が悪いのに、―この雨では通れない」▽多く、上に「でも」「さえ」などをともなう。 **まじない【×呪い】** [名] 神仏の力で災いをはらったり、願いをかなえたりする術。また、そのときに唱えることば。「お―をかける」「―師」【類】呪文[じゅもん]・呪術[じゅじゅつ] **まじまじ** [副] 目をこらして見続けるようす。じっと。「―と人の顔を見る」「めずらしい皿を―とながめる」 **まします【在す・×坐す】** [動] 「いる」の敬った言い方。いらっしゃる。「天に―神」 **まじめ【真面目】** [形動] ①ふざけた気持ちでなく、本気であること。「―な顔をして話す」 ②まどころがあって誠実なこと。「―に働く」【反】不真面目▽「まじまじとものを見る目」の意味からできた語。 **まじめくさる【真面目くさる】** [動] いかにもきまじめなようすをする。「まじめくさった顔」 **ましゃく(間尺)に合わない** 割に合わない。損をする。 **ましゅ【魔手】** [名] 人を誘惑したり、危害を加えたりするもの。「殺人鬼[さつじんき]の―にかかる」「―からのがれる」▽悪魔の手という意味から。 **まじゅつ【魔術】** [名] ①人の心を迷わすふしぎな術。「―にかかる」「―師」【類】魔法 ②大がかりな手品に。ふしぎな芸や術を見せる演芸。「大―団」 **マシュマロ** [名] 卵の白身にゼラチンや砂糖[さとう]などをまぜてつくった、ふわふわした菓子[かし]。一 marshmallow **まじょ【魔女】** [名] 女の魔法使い。▽特殊な能力にすぐれた女性をたとえてもいう。 **ましょう【魔性】** [名] 人をだましたり迷わせたりする悪魔のような性質。「―の女」 **ましょうめん【真正面】** [名] ちょうど正面になること。まっしょうめん。「―から問題にとり組む」 **まじょがり【魔女狩】** [名] 一六世紀から一七世紀のヨーロッパで、キリスト教会がおこなった異端者[いたんしゃ]の摘発・追放・処刑になど。▽集団の権力者が、考えかたのちがう者などを排除することにもいう。 **マジョリカ** [名] イタリア産の陶器[とうき]。ルネサンスのころ発達した。はなやかな色彩[しきさい]の絵がえがかれている。マヨリカ。▽マジョルカ島の商人が運んだスペイン陶器をもとにしたことから。- Majolica **マジョリティー** [名] 多数派。多数势力。【反】マイノリティー | majority **ましら【《猿】** [名] 「さる」の古い呼び名。「―のごとく木に登る」 **まじりけ【混じり気・交じり気】** [名] [ふつう、「混じり気のない」の形で」他のものがまじっていない。純粋な。まじりっけ。「―なしの生ジュース」 **まじりもの【混じり物・交じり物】** [名] いろいろなものがまざったもの。また、主となるものに他のものがまじったもの。「―のない高級品」 **まじる** [動] 【交じる】二種類以上のものが、とけあわないでいっしょになる。まざる。「雨に雪が―」「白髪[しらが]が―」「かなが―」【混じる・雑じる】二種類以上のものがいっしょになって、一つにとけあって見える。まざる。「雑音が―」「酒に水が―」「血が―」 **まじろぐ【瞬ぐ】** [動] 目をぱちぱちする。まばたきをする。古い言い方。「まじろがずに見つめる」 **まじわり【交わり】** [名] つきあい。交際。「多くの人と―を結ぶ」「水魚[すいぎょ]の―」 **まじわる【交わる】** [動] ①線などが交差する。「二本の道が―」 ②つきあう。交際する。「友と―」「朱[しゅ]に交われば赤くなる」 ③性交する。 **ましん【麻疹】** [名] はしか。 **マシン** [名] ①機械。機関。「―オイル」「ーランゲージ(機械語)」「ーガン」 ②競走用の車やオートバイ。▼「マシーン」とも。一machine **まじん【魔神】** [名] 災いをもたらす神。ましん。 **マシンガン** [名] 機関銃。一machine-gun **ます【升・×枡】** [名] ①液体や穀物[こくもつ]の量をはかる箱形の容器。「一升[いっしょう]―」 ②ますではかった分量。ますめ。「―がたりない」 ③劇場などで四角に区切った見物席。ます席。 **ます【増す・益す】** [動] ①数量や程度が以前より大きくなる。また、大きくする。「補助金を一割―」「水かさが―」「悲しみが―」「需要[じゅよう]を―」【類】増える・増やす・加わる・加える【反】減る・減らす ②すぐれる。まさる。「これに―ものはどこにもない」 **ます【摩す】** [動] →「まする」 **ます【×鱒】** [名] サケ科の魚。夏、川をさかのぼって産卵する。サケに似るが、小形のものが多い。海に出ないニジマス・ヒメマスなどもいう。食用。 **ます** [助動] [意味](話す相手に対する)ていねいな気持ちをあらわす。「テニスはできません」「こちらからうかがいましょう」「できました」「歩きます」「ど自愛くださいませ」「いらっしゃいまし」[仮定形]「ますれ」は古い言い方。「ましたら」「ますなら」というのがふつう。「お目にかかれますれば、よろしく申しあげましょう」[命令形]「ませ」は多く「なさいませ」「くださいませ」の形で使う。[接続]動詞、助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「たがる」の連用形に付く。[活用]特殊型。巻末「活用表」参照。▼室町時代の「まいらする」から変化して成立した語。mairasuru → marusuru → massuru → masu **マス** [名] [造語] ①かたまり。集団。「ーゲーム」 ②一般大衆。「―カルチャー」 ③多数。多量。「―コミ」「―メディア」mass <1293> **まず【先ず】** [副] ①ほかのことはあとにして、最初に。多くの中で、まっさきに。「―健康であることがたいせつだ」「―はじめに」 ②だいたいのところとして、とりあえずは。なにはともあれ。ともかくも。「―はおめでたい」「―うまくいった」「―は御礼[おんれい]まで」 ③自信をもって、見こみをあらわすことば。どうやら。「雨は―降らないと思う」「このぶんなら―心配はない」【類】たぶん・おそらく **ますい【麻酔・×麻酔】** [名] 手術の痛みなどをなくすために、薬品を使って、局部または全身の感覚を一時的に失わせること。「―をかける」「―薬[やく]」 **まずい【不味い】** [形] ①食べものや飲みものの味が悪い。「―お茶」【反】おいしい ②できばえややりかたなどが悪い。へただ。「―字」「つくりかたがー」▽「拙い」とも書く。 ③都合い[つごう]りやぐあいが悪くて困る。「―人に出くわす」「直接言うのはー」【反】うまい ④みにくい。ぶさいくだ。「―顔」 **ますかがみ【増鏡】** [名] 一三七六年ころ。二条良基[にじょうよしもと]の作か。四鏡[しきょう]の一つ。後鳥羽院の誕生から後醍醐[ごだいご]天皇の帰京までの百五十年間を、老尼の回想談の形式でえがいた歴史物語。 **マスカット** [名] ブドウの一種。大つぶでかおりがよく、あわい緑色をしている。「muscat **マスカラ** [名] 化粧[けしょう]品の一つで、まつげをこくする墨[すみ]。| mascara **マスク** [名] ①野球やフェンシングで、顔を守るためにつける防具。「―をかぶる」 ②鼻と口をおおい、外からの細菌[さいきん]やほこりを防ぐガーゼなど。「―をかける」 ③防毒マスク。「ガスーをつける」 ④仮面。「ープレー(=仮面劇)」 ⑤顔だち。「あまい―の俳優」「mask **マスクメロン** [名] ウリ科のメロンの改良種。外皮が細かいあみ目状になっており、あまくてかおりがよい。ネットメロン。| muskmelon **マスゲーム** [名] 整然とした集団の動きを見せるための体操やダンス。-mass game **マスコット** [名] 幸運をもたらすと信じられている人、また人形や小動物など。「―ガール」「 mascot **マスコミ** [名] 「マスコミュニケーション」の略。ミニコミ▽マスメディアをさすこともある。 **マスコミュニケーション** [名] テレビ・ラジオ・新聞などの手段を通じて、広く同時に、不特定多数の人々に大量の情報を伝えること。大衆伝達。| mass communication **まずしい【貧しい】** [形] ①収入が少なくて、生活が苦しい。貧乏だ。「―家庭」 ②内容がとぼしくおとっている。貧弱だ。「―知識」「心が―」【類】貧困【反】豊か **ますせき【升席・×枡席】** [名] すもうや芝居で、見物のために設けられた、ます形の四角いしきりの客席。ます。 **マスター** [名] ①〈名〉店の主人。責任者。 ②大学院の修士。「―コース」 ③〈名・-スル〉技術や知識を習得すること。ものにすること。「英語を―する」「master **マスターキー** [名] 一つで全部の錠[じょう]をあけられる合いかぎ。親かぎ。| master key **マスターテープ** [名] 編集や複製するもとになる、録音したままの状態のテープ。-master tape **マスタード** [名] 洋がらし。-mustard **マスタープラン** [名] 全体の基本となる設計図。基本計画。一master plan **マスターベーション** [名] オナニー。また、自己満足にすぎないことのたとえ。【類】自慰・手淫[しゅいん] | mas-turbation **ますだときさだ【益田時貞】** [人] →「あまくさしろう」 **マスト** [名] 船の帆柱[ほばしら]。「メインー」 | mast **マスプロダクション** [名] 大量生産。量産。| mass production **ますます【益益】** [副] 程度がさらに大きくなるようす。前よりもいっそう。「―元気になった」「―あやしい」【類】いよいよ▽「増す増す」という意味。 **まずまず【《先ず、先ず】** [副] じゅうぶんではないが、ともかく。まあまあ。また、なにはさておき。「―の成績」「―よかった」 **ますめ【升目・×枡目】** [名] ①ますのように四角に区切ってあるもの。「原稿用紙の―をうめる」 ②ますではかった量。「―をごまかす」 **マスメディア** [名] 新聞やテレビなど、一度に不特定多数の人間に情報を伝えることのできる媒体[ばいたい]。一mass media **まずもって【先ず、以て】** [副] とにもかくにも最初に。なにはともあれ最初に。「―お祝い申しあげます」 **ますらお【益荒男・“丈夫】** [名] 強くて勇ましい男子。ますらたけお。古い言い方。「―の名を高める」【反】たおやめ **ますらおぶり【益《荒、男振り】** [名] ①強くて勇ましい男性らしさを備えていること。「みごとな―」 ②「万葉集」の歌のように、男性的でおおらかな歌いかた。【反】たおやめぶり **まする【摩する】** [動] 変ずる。みがく。また、せまる。接する。「ます」とも。「天を―建物」「先人の域に―わざ」▽文章語。 **マズルカ** [名] 三拍子で快活な調子の、ポーランドの音楽や民族舞踊[ぶよう]。一mazurka **ませいせっき【磨製石器】** [名] 砂などでみがいた鋭利な石器。日本では一万年前から紀元前三世紀ごろに見られ、この石器を使った時代を新石器時代(=縄文[じょうもん]文化)・金石併用[きんせきへいよう]時代(=弥生[やよい]文化)という。 **まぜかえす【混ぜ返す】** [動] からかったりして、他人の話をじゃまする。茶々を入れる。まぜっかえす。 **まぜこぜ** [形動] いろいろなものが入りまじっていること。ごちゃごちゃ。 **マゼラン** [人] 一四八〇?-一五二二年。ポルトガルの軍人。最初に世界一周をおこなって、地球がまるいことを実証した探検家。一五二〇年にマゼラン海峡[かいきょう]を発見したが、フィリピンで原住民に殺害された。マジェラン。|Ferdinand Magellan <1294> **ませる** [動] 年齢[ねんれい]のわりに生意気なことを言ったりしたりする。こましゃくれる。「最近の子はませてSるからね」 **まぜる** [動] 【交ぜる】二種類以上のものを、とけあわさないで、区別できないようにいっしょにする。また、同じ状態や条件になるようにかきまぜる。「片言[かたこと]の英語を交ぜて話す」「マージャンパイをー」【混ぜる】二種類以上のものをいっしょにして、一つにとけあわす。また、均質になるようにかきまぜる。「小麦粉に水を―」「卵をー」 **マゾヒスト** [名] いじめられることに性的快感をおぼえる人。マゾ。【反】サディスト | masochist **マゾヒズム** [名] 肉体的・精神的に傷[いた]めつけられることに快感をもつ、異常性欲の一つ。マゾ。サディズム▽オーストリアの作家マゾッホの名から。一masochism **また【又】** [副] ①〈名〉この次。次回。別のとき。「続きは―にしよう」「―の朝[あした]」 ②〈造語〉[「又~」の形で」間接的であることをあらわす。「―聞き」「―貸し」「―いとこ」 ③〈副〉同じことがもう一度くりかえされるようす。重ねて。「―うかがいます」「―忘れた」「―してもおまえか」【類】再び ④同様に。同時に。「それもーおもしろい」「兄も優秀だが、弟もーすぐれている」【類】やはり・同じく ⑤おどろき・疑問・感心などの気持ちをあらわす。「これは―どうしたことか」「なんで―そんなことになったんだ」【類】一体。それにつけても ⑥〈接〉並べて示したり、つけくわえたりに使うことば。同時に。その上に。「精神科医であり、―作家でもある」「―、以下の点にもご注意ください」【類】更さらに **また【×股・×叉】** [名] ①胴[どう]から両足の分かれ出るところ。両足のつけ根の部分。 ②一つのもとから二つ以上に分かれているところ。また、そういう形のもの。「木の―」「二―に分かれる」股[また]に掛かける 各地を歩きまわる。広くとびまわる。「世界を―」 **まだ【未だ】** [副] ①その状態が変わらずに続いているようす。「―雨が降っている」「―新しいビル」「ーコートが必要だ」「今なら―まにあう」【類】なお・いまだ ②「「まだ〜ない」の形で」その状態に達していないようす。「―来ない」「―ねむくない」「―五分もたたない」「食事が―なら早くとってください」▽下に打消[うちけ]しの表現をともなう。 ③これが限度でなく、残りがあるようす。また、さらに程度が進みそうなようす。「失敗の原因は―ある」「これから―いそがしくなる」【反】もう ④それでじゅうぶんとはいえないが、いくらかでもましなようす。どちらかといえば。「こちらのほうが―ましだ」「けががなくて―よかった」 ⑤「わずか」という気持ちを強調する。「―一年しか勤めていない」▽予想や予定に届かない状態にあるというのが根本の意味。 **まだい【間代】** [名] 部屋[へや]を借りる代金。部屋代。 **まだい【真×鯛】** [名] タイ科の代表的な海魚。ピンク色で、めでたい魚として祝いごとに使う。 **またいとこ【又。従兄弟・又。従、姉。妹】** [名] いとこの子供どうしを、たがいにさすことば。ふたいとこ。はとこ。「彼は―にあたる」 **またがし【又貸し】** [名] 借りたものをさらに別の人へ貸すこと。 **またがり【又借り】** [名] 人から借りたものをさらに借りること。又貸し **またがる【×跨がる】** [動] ①両足を開いて乗る。「木馬に―」 ②いくつかに関連する。「一都六県に―問題」 **またぎき【又聞き】** [名] 自分がその場で直接聞いたのではなく、話を聞いた人から伝え聞くこと。「―の話で不確かですが」 **またぐ【×跨ぐ】** [動] またを広げて、ものの上をこえる。 **まだけ【真竹・苦竹】** [名] 竹の一種。もっともよく見られるもので、幹は細工用、たけのこは食用。 **またした【×股下】** [名] ズボンなどの寸法で、またの分かれ目から下の長さ。【反】また上 **またしても【又しても】** [副] 「また」を強めた言い方。前と同じように。「―彼にやられた」「―予選落ちだ」【類】またもや・またまた▽多く、望ましくないことがくりかえされて、いまいましいときなどに使う。 **まだしも【未だしも】** [副] 「まだ」を強めた言い方。不じゅうぶんだが、ほかよりはましであるようす。まだなんとか。「中学生なら―、小学生にはむりだ」「―このほうが似あう」▽「しも」は、強めの助詞。 **またぞろ【又〝候・』復。候】** [副] 「また」を強めた言い方。なんと、またもや。「―やってきた」「―借金か」▽またしてもくりかえされることが望ましくなく、あきれるほどだという気持ちで使う。「またにそうろう」の変化した形。 **またたき【瞬き】** [名] ①星などがちらちらと光ること。 ②まばたき。 **またたく【瞬く】** [動] ①まぶたをあけたり閉じたりする。まばたく。「――間(=あっという間)」 ②光がちらちら見えかくれする。「星が―」 **またたび【木』天×蓼】** [名] マタタビ科のつる性落葉木本。夏、白い花が咲く。実は楕円形で、食べられる。ネコが好む。 **またたびもの【×股旅物】** [名] 映画や演劇などで、諸[しょ]地を旅するばくち打ちを主人公にしたもの。 **またと(又と)ない** 二度とない。また、これ以上ない。「こんな機会は―」「―感激」 <1295> **マタニティードレス** [名] 妊婦[にんぷ]愛用のゆったりした服。maternity dress **またのな【又の名】** [名] 本名[ほんみょう]とは別の名。もう一つの名。 **またのひ【又の日】** [名] ①翌日[よくじつ]。次の日。 ②別の日。後日。「―にうかがいます」【類】不日[ふじつ] **または【又は】** [接] 並べたことがらの、どれを選んでもいいことを示すことば。「黒―青で書く」「歩くか、バスか、―電車で行くか」【類】あるいは・若もしくは **またまた【又又・《復《復】** [副] ①「また」を強めた言い方。以前に起こったことがくりかえされるようす。さらに重ねて。「注意されたのに、―同じまちがいをした」「―きみの出番だよ」【類】またもや・またしても ②「まだ」を強めた言い方。「―がんばれる」「完成は―だ」 **マダム** [名] ①奥様。夫人。「有閑[ゆうかん]―」→マドモアゼル・ムッシュー ②酒場・クラブなどの女主人。ママ。「やとわれー」 | madam **またもや【又もや】** [副] 「また」を強めた言い方。あまり好ましくないことや期待していないことが重ねて起こるようす。「―しくじった」【類】またしても・またまた **まだら【×斑】** [名] ちがった色が入りまじっていること。また、その模様。ぶち。「白黒の―模様」 **まだるっこい【間、怠っこい】** [形] のろのろしていて、はたで見ていてじれったい。まどろっこしい。「―仕事ぶり」「道がこんでいて―」 **まち** [名] 【町】人家が多く集まっているところ。いなかに対して、都会。また、行政上の単位で、人口が村より多く市より少ないもの。また、市や区の中の小さな区画。「城下[じょうか]―」「―役場」【反】田舎【街】商店などが並んだ、にぎやかな通り。「―の声」「学生のー」 **まち【×檔】** [名] 衣服のはばのたりない部分にそえたり、ふくろ物を立体にするために両わきにぬいつけたりする布。 **まちあい【待ち合い・待合】** [名] ①まちあわせ。まちあい ②客が芸者などを呼んで遊ぶところ。「待合政治」 **まちあいしつ【待合室】** [名] 駅や病院などで、発車時刻や順番を待つための部屋[へや]。▽ふつう、「待ち合い室」とは書かない。 **まちあぐむ【待ち×倦む】** [動] 長く待って、うんざりする。「今か今かと―」 **まちあわせる【待ち合わせる】** [動] 時間と場所を前もってきめておいて、会うようにする。まちあわす。「駅で六時に―」 **まちいしゃ【町医者】** [名] 個人で開業している一般の医者。開業医。 **まちうける【待ち受ける】** [動] 待ちかまえる。「今やおそしと―」 **まぢか【間近】** [形動] 距離や時間がすぐ近くであること。「山頂も―」「卒業が―にせまる」【類】間遠[まどお]▽「真近」は誤り。 **まちがい【間違い】** [名] ①結果として、正しくないこと。あやまり。「計算の―」 ②ふつうでない、よくない出来事。事故。「途中[とちゅう]でーでもあるといけない」 ③やりそこないや、けんかなどのもめごと。失敗。「―をしでかす」「酒の上での―」 ④男女関係の、道徳にはずれた関係。「人妻との―」 **まちがう【間違う】** [動] ①出た結果として正しいものごとや事実に合わなくなる。「先生の答えが―」「間違った生きかた」▽他動詞「まちがえる」には置きかえられない。 ②→「まちがえる」▽本来は自動詞だが、他動詞としても使われている。 **まちがえる【間違える】** [動] ①結果が出る過程で、誤りをする。やりそこなう。「先生が答えを―」「生きかたを間違えた」 ②他のものととりちがえる。「くつを―」「教室を―」「順番を―」「友人と間違えて声をかける」 **まちがっても【間違っても】** [副] どんなことがあっても。「―死のうなどと思ってはいけない」▽下に打消[うちけ]しや禁止の表現をともなう。 **まちかど【街角】** [名] 街路[がいろ]の曲がりかど。また、街頭。 **まちかねる【待ち兼ねる】** [動] 今か今かと待って、もうこれ以上待ちきれなくなる。「春のおとずれを―」 **まちかまえる【待ち構える】** [動] じゅうぶん準備して待つ。「敵を―」【類】待ち設ける **まちくたびれる【待ち。草臥れる】** [動] 長いあいだ待ってくたびれる。 **まちこうば【町工場】** [名] 工業地帯でなく、町の中にある小さな工場。「中小の―」 **まちこがれる【待ち焦がれる】** [動] 早く来るようにと、じりじりしながら待つ。「夏休みを―」 **マチス** [人] →「マティス」 **まちどうじょう【町道場】** [名] 町なかにある剣道[けんどう]や柔道の道場。 **まちどおしい【待ち遠しい】** [形] 楽しみを待つ時間が実際より長く感じられる。「修学旅行の日が―」 **まちどしより【町年寄】** [名] 江戸時代、町奉行[ぶぎょう]の下にあって、町内の雑務を処理した役人。 **まちなか【町中】** [名] 商店などがたち並ぶにぎやかなところ。「―で起こった事件」 **まちなみ【町並み】** [名] 町の中の家が、のきを連ねて並んでいるところ。また、並んでいるようす。家並み。「古都の美しい―」 **マチネー** [名] 演劇やオペラなどでの昼間の興行[こうぎょう]。【反】ソワレ。「matinée **まちのぞむ【待ち望む】** [動] 早くそうなることをあてにして待つ。「長男の誕生を―」 **まちはずれ【町外れ】** [名] 町の中心からはなれて、家並みがとぎれているあたり。「―の一軒家[いっけんや]」 **まちばり【待ち針】** [名] ぬいものをするとき、布をとめたり、しるしにしたりするためにさしておく、頭に小さな玉などのついた針。 **まちびと【待ち人】** [名] 来るのを待たれている人。「まちうど」とも。「―来たらず」 <1296> **まちぶぎょう【町奉行】** [名] 江戸幕府の職名の一つ。江戸・京都・大坂・駿府[すんぷ](=静岡)などに置かれ、市中の司法・行政・警察をとりあつかった。 **まちぶせ【待ち伏せ】** [名] 不意[ふい]をおそうため、相手が来るのをかくれて待つこと。 **まちぼうけ【待ち×惚け】** [名] 待ちくたびれてぼんやりすること。また、待っていた人がいくら待っても来ないこと。「―を食う」 **まちまち【“区区】** [形動] それぞれに異なっているようす。区々[くく]。「意見が―に出る」「好きな色は人によってーだ」【類】さまざま・ばらばら **まちもうける【待ち設ける】** [動] ①準備して待つ。「敵を―」【類】待ち構える ②期待して待つ。「合格通知を―」 **まちやくば【町役場】** [名] 町の行政事務をとりあつか役所。「―〈出向く」 **まちわびる【待ち侘びる】** [動] 待っていてつかれはてる。気をもんだり心配したりして待つ。「わが子の帰りをー」 **まっ[末]** **まつ** **まつ【松】** [名] ①マツ科の常緑高木。葉は針状。材は建築用。クロマツやアカマツなど多くの種類がある。タケ・ウメとともにめでたい植物とされる。 ②門松[かどまつ]。また、門松を立てて祝う期間。ふつう、元日から七日まで。「―の内」門松がはずされて、正月が過ぎる。松が取れる松のことは松に習え、竹のことは竹に習え 先入観をもたずに、対象に向きあい、対象と一つにならなければ俳諧[はいかい]のまことはわからない。▽服部土芳[はっとりどほう]、「三冊子[さんぞうし]」から。 **まつ【待つ】** [動] ①人や時期などが来るようにと願って時間を過ごす。「チャンスを―」「返事を―」 ②相手の反応を見守る。「先方の出かたを―」 ③何かするのをとめている。「ちょっと、待て」「三日間だけー」 ④「「~に待つ」の形で」・・・に期待する。たよりにする。「国民の良識に―」▽「俟つ」とも書く。待ちに待った 今か今かと楽しみにして待ちこがれていた。「―運動会」待てど暮らせど 毎日毎日心待ちにしていても。いくら待っても。待てば海路[かいろ]の日和[ひより]あり あせらずに待っていれば、きっとよい時期が来るものだ。【類】果報[かほう]は寝[ね]て待て▽航海に適した好天気が来るという意味。 **まっ[抹]** **まついすまこ【松井須磨子】** [人] 一八八六-一九一九年。明治・大正期の女優。長野県生まれ。本名は小林正子[まさこ]。文芸協会に参加して、「人形の家」のノラ役で認められ、のちに愛人、島村抱月[ほうげつ]と芸術座を結成した。抱月の死後、自殺。 **まつえい【末裔】** [名] 子孫。後裔[こうえい]。「平家[へいけ]のー」 **まっ[茉]** **まつおかようすけ【松岡洋右】** [名] 一八八〇-一九四六年。大正・昭和期の政治家。山口県生まれ。一九三三年、日本代表として国際連盟脱退を宣言し、日独伊[にちどくい]三国同盟を締結[ていけつ]がした。第二次世界大戦後、A級戦犯となり、裁判中に病死。 **まつおばしょう【松尾芭蕉】** [人] 一六四四-九四年。江戸前期の俳人。別号は桃青[とうせい]など。談林[だんりん]派の影響を受けたが、独自の俳風を確立し、高い文芸性をかちとった。「俳諧七部集」にまとめられた句のほかに、紀行文に「野ざらし紀行」「奥の細道[ほそみち]」、俳文に「幻住庵記[げんじゅうあんのき]」など。 **まっか【真っ赤】** [形動] ①非常に赤いようす。まじりけのない赤。「―にぬる」「―な夕焼け」【類】真紅[しんく] ②まったく。あきらか。まるっきり。「―なうそ」▼常用漢字表付表の語。「まあか(真赤)」が「まっか」になったのは、「まっくろ」「まっきいろ」などからの類推[るいすい]か。 **マッカーサー** [人] 一八八〇-一九六四年。アメリカ合衆国軍人。元帥。太平洋戦争の連合軍最高司令官。日本降伏後は占領[せんりょう]軍最高司令官となる。朝鮮戦争のとき、トルーマン大統領と対立し解任された。| Douglas MacArthur **まつかさ【松毬】** [名] 松の実。まつぼっくり。 **まつかざり【松飾り】** [名] 正月に門前や玄関[げんかん]にかざる門松[かどまつ]。 **まつかぜ【松風】** [名] 松林にふく風。また、その音。まつかぜ【類】松籟[しょうらい]▽茶の湯では、茶がまの湯がにえたつ音をいう。 **まつかたまさよし【松方正義】** [名] 一八三五-一九二四年。幕末・明治期の政治家。薩摩藩士[さつまはんし]。大蔵大臣・首相として、紙幣整理・増税・官営事業の払い下げなど、松方財政と呼ばれる政策を実施[じっし]し、金本位制を確立した。 **まっき【末期】** [名] ある時期の終わりのころ。また、ものごとがおとろえすたれる時期。「江戸[えど]―」「―的症状」【反】初期▽「まつご」と読めば別の語。 <1297> **マッキンリー** [名] 北アメリカ北西部、アラスカ山脈にある山。北アメリカでもっとも高い。海抜[かいばつ]六一九四[メートル]。現地語では「デナリ」。| McKinley **マックス・ウェーバー** [人] 一八六四-一九二〇年。ドイツの社会学者・経済学者。事実を客観的に分析[ぶんせき]し、宗教的観念が経済や社会におよぼす影響[えいきょう]などを指摘[してき]した。著書に「経済と社会」「プロテスタンティズムの倫理[りんり]と資本主義の精神」など。|Max Weber **まっくら【真っ暗】** [形動] ①まったく光が届かないようす。「―な部屋[へや]」 ②希望や手だてが見つからず、光明[こうみょう]りがまったくないようす。「おさき―だ」「このままでは人生―だ」 **まっくらやみ【真っ暗×闇】** [名] 真[ま]んのやみ。まったく何も見えないやみ。 **まっくろ【真っ黒】** [形動] ①黒色そのものだ。「―な髪[かみ]」【反】真っ白 ②じゅうぶんに日焼けしていること。「―なはだ」 ③全体によごれていること。「―になって働く」 **まつげ【×睫・×睫毛】** [名] まぶたのふちに生えている毛。「つけー」▽「目まつ毛」という意味から。 **まつご【末期】** [名] 命の終わりの時。死にぎわ。臨終。「―の苦しみ」▽「まっき」と読めば別の語。末期の水 人が死ぬときに口にふくませる水。しにみず。「―をとる」 **まっこう【真っ向】** [名] 真正面。まとも。「―から反対する」▽もと、ひたいの真ん中という意味。 **まっこうくさい【抹香臭い】** [形] いかにも仏教的な感じがしていやな感じがして遠ざけたい。「―説教」▽広く、宗教じみたようすにも使う。「抹香」は、仏前で使う粉の香のこと。 **まっこうくじら【抹香鯨】** [名] マッコウクジラ科の哺乳[ほにゅう]動物。頭が角ばっていて大きい。良質の油と竜涎[りゅうぜん]香という香料がとれる。 **まつざ【末座】** [名] もっとも順位の低い人が座する出入り口に近い席。「ばつざ」とも。「―にひかえる」【類】下座・末席【反】上座・首座 **マッサージ** [名] 手のひらで、皮ふの上からさすったりもんだりして、こりをほぐしたり、弾力をもたせたりすること。あんま。「―師」| massage **まっさいちゅう【真っ最中】** [名] ちょうどもっとも盛[さか]んなとき。まっただなか。まっさかり。 **まっさお【真っ青】** [形動] ①青色そのものだ。「―なペンキでぬる」「空が―に晴れわたる」 ②病気のせいで、また、恐怖[きょうふ]やおどろきで、顔色 が青ざめるようす。「失敗の知らせを受けて―になる」▽常用漢字表付表の語。「さお」は「青」の意味で、万葉集にもあることば。 **まっさかさま【真っ逆様】** [形動] 「さかさま」を強めた言い方。上下が完全に逆を向いたようす。 **まっさかり【真っ盛り】** [名] 勢いのもっとも盛[さか]んなこと。「夏の―」「藤[ふじ]の花が―だ」 **まっさき【真っ先】** [名] いちばんさき。いちばんはじめ。「―をかける走者」「―に春を告げる花」 **まっさつ【抹殺】** [名] 消してなくすこと。ないものにすること。「リストから―する」「反対派を―する」【類】抹消 **まっし【末子】** [名] いちばん年下の子。すえの子。「ばっし」とも。【反】長子 **まつじ【末寺】** [名] 本山の支配下にある小さな寺。【反】本山 **まっしぐら** [副] 激しい勢いで、目標を目ざして進むようす。一直線に。「獲物[えもの]に向かってーに走る」【類】一目散[いちもくさん]▽「驀地」と当てる。 **まつじつ【末日】** [名] ある期間の最後の日。「四月―までにおしはらい願います」「会期の―」 **まつしま【松島】** [名] 日本三景の一つ。宮城県松[まつ]しま島湾[わん]一帯の景勝地。歌枕[うたまくら]の一つで、「待つ」にかけて詠まれた歌が多い。まつがうら。 **まっしゃ【末社】** [名] 本社の支配下にある小さな神社。 **マッシュ** [名] ゆでた野菜を裏ごししたもの。「―ポテト」 | mash **マッシュルーム** [名] ハラタケ科のキノコをまとめた呼び方。白またはうす茶色でまるい。食用。シャンピニオン。| mushroom **まっしょう【抹消】** [名] 字句や事項を消してしまうこと。「名簿[めいぼ]から氏名をーする」 **まっしょう【末梢】** [名] もののはし。また、重要でない細部。▽枝のさきという意味から。 **まっしょうじき【真っ正直】** [形動] うそやごまかしがなく、正直そのものであるようす。ましょうじき。 **まっしょうしんけい【末梢神経】** [名] 脳や脊髄[せきずい]から分かれでて、全身にゆきわたっている神経繊維[せんい]。【反】中枢神経 **まっしょうてき【末梢的】** [形動] ものごとの中心からはずれていて、とるにたりないこまごましたようす。「―なことにこだわる」【類】些末[さまつ]【反】根本的 **まっしろ【真っ白】** [形動] ①完全に白いようす。また、少しもよごれていないようす。「―な雪景色[ゆきげしき]」【類】純白【反】真っ黒 ②何もわからなくなるようす。「その瞬間~頭が―になった」 **まっすぐ【真っ直ぐ】** [副・形動] ①少しも曲がっていないようす。「―な線をひく」 ②寄り道しないで直接。「―帰宅する」 ③曲げたりかくしたりせず、正直なようす。「―な気性[きしょう]」 **まっせ【末世】** [名] 道徳や人情がすたれて、世の中が乱れた時代。「世は―だ」【類】末法[まっぽう]▽世相をなげくときに使う。もと仏教で、仏の教えがすたれて末法になるという考えかたから。 **まっせき【末席】** [名] 地位の低い者が座る出入り口に近い席。【類】末座・下座【反】上席末席を汚[けが]す ある組織や会合などに加わる。へりくだった言い方。 **まっせつ【末節】** [名] ささいなこと。つまらないこと。「枝葉[しよう]―」 **まった【待った】** [名] すもう・将棋・囲碁[いご]などで、相手に待ってもらうこと。また、そのときに発するこば。「―をかける」「その手、ちょっと―」 <1298> **待ったなし** 少しの猶予[ゆうよ]も許さないこと。 **まつだい【末代】** [名] その人の死後何代もたった、ずっとあとの時代。「―までの語りぐさ」「人は一代、名はー」 **まつだいらかたもり【松平容保】** [人] 一八三五-九三年。江戸末期の会津藩主[あいづはんしゅ]。京都守護職となって治安維持にあたり、尊攘[そんじょう]派を追放した。しかし、戊辰[ぼしん]戦争では会津若松城にこもり抗戦したが、維新政府軍に敗れた。 **まつだいらさだのぶ【松平定信】** [人] 一七五八-一八二九年。江戸[えど]幕府の老中[ろうじゅう]。白河藩主。寛政[かんせい]の改革の指導者。和歌や絵画にも長じ、著書に「花月双紙」「国本論[こくほんろん]」がある。 **まつだいらよしなが【松平慶永】** [人] 一八二八-九〇年。江戸末期の福井藩主[ふくいはんしゅ]。一四代将軍に一橋慶喜[ひとつばしよしのぶ]を推して、井伊直弼[いいなおすけ]と対立、安政の大獄[たいごく]で隠居[いんきょ]、謹慎[きんしん]を命じられた。のちに許されてからは幕政改革、公武合体を進めた。 **まったく【全く】** [副] ①完全に。絶対。すっかり。「―同じ」「―のでたらめ」「―覚えがない」 ②まことに。ほんとうに。じつに。「―困ってしまう」「―のところ」 **まったくもって【全く以て】** [副] 「まったく」を強めた言い方。少しもおおげさでなく、ほんとうに。「―頭の下がる思いだ」 **まつたけ【松茸】** [名] キシメジ科のキノコ。秋、アカマツの根もとに生える。味・かおりともよく、蒸し焼きや吸いものにする。 **まっただなか【真っ只中・真っ直中】** [名] まんまんかな。また、まっさいちゅう。「青春の―」「混乱のーにとり残される」 **まったん【末端】** [名] ①もののいちばんさき。はし。 ②組織などの、中心から遠くはなれた部分。「指令がーまでいきとどかない」「―価格」【反】中央 **マッチ** [名] 軸木[じくぎ]の薬品がついている部分をこすって火がつくようにした用具。「―箱」▽「燐寸」と当てる。| match **マッチ** [名] ①〈名〉試合。勝負。「タイトルー」「―プレー(=ゴルフで、一ホールごとに勝負をきめていく方法)」 ②〈名・スル〉似合う組みあわせ。つりあうこと。「ミスー」「パーティーにーした服装」| match **マッチーニ** [人] →「マッツィーニ」 **マッチポイント** [名] テニスやバレーボールなどの試合で、勝負をきめる最後の一点。一match point **マッチポンプ** [名] 自分で火をつけておいて、片方で水をかけて消すように、自分で起こしたもめごとを自分でひきうけて、相手から金品をとるやりかた。▽match pomp から。 **まっちゃ【抹茶】** [名] 上等の緑茶をうすでひいて、粉末にしたもの。湯でとかして茶の湯に使う。ひき茶。 **マッツィーニ** [人] 一八〇五-七二年。イタリアの革命家。青年イタリア党を組織し、ローマ共和国を実現したものの、鎮圧[ちんあつ]されてロンドンに亡命した。マッチーニ。| Giuseppe Mazzini **まってい【末弟】** [名] いちばん下の弟。「ばってい」とも。 **マット** [名] ①玄関[げんかん]の入り口やゆか、また、置物の下などにしく小形の敷物。「バスー」 ②体操競技やレスリングなどで使う、中にフェルトやゴムなどがはいった厚い敷物。「一発のパンチでーにしずむ(=ノックアウトされる)」 「mat **まっとう【真っ当】** [形動] まともなようす。まじめなようす。「―な職業」「―な人生」 **まっとうする【全うする】** [動] 完全にやりとおす。りっぱに果たす。「天寿を―」「使命を―」▽「まったくする」の変化した形。 **マットレス** [名] しきぶとんの下にしく寝具[しんぐ]。また、しきぶとんにあたるもの。一mattress **まつながていとく【松永貞徳】** [人] 一五七一-一六五三年。江戸[えど]前期の俳人・歌人。近世俳諧の祖。和歌・連歌を学び、一時豊臣秀吉にも仕えた。のち、貞門俳諧を樹立した。俳諧の規則を定めた「俳諧御傘[はいかいごさん]」のほか、作品「紅梅千句」、自叙伝「戴恩[たいおん]記」など。 **まつのうち【松の内】** [名] 正月の松かざりのあるあいだ。元日から七日、あるいは一五日までのあいだ。 **まつのば【松の葉】** [名] 進物[しんもつ]の包み紙に書く文字。▽マツの葉に包むほどの、わずかなものという意味。 **マッハ** [名] [造語] 高速で飛ぶ物体の速度をあらわす単位。マッハ1は、飛ぶ物体と同じ条件下の音速と同じ。記号はM▽オーストリアの物理学者の名から。| Mach **まっぱだか【真っ裸】** [形動] 一糸[いっし]もまとわない、まったくのはだか。まるはだか。【類】素っ裸 **まつばづえ【松葉杖】** [名] 足の不自由な人が、わきの下でささえて歩くつえ。マツの葉のように上部がふたまたになっている。 **まつばぼたん【松葉×牡丹】** [名] スベリヒユ科の一年草。葉はマツの葉に似て細くて短い。夏、赤・黄・白などの五弁の花が咲く。 **まつび【末尾】** [名] 文章や番号など、ひとつながりのものの終わりの部分。「列の―につく」「―ひとけたの番号」 **まっぴつ【末筆】** [名] 手紙文で、最後の文句。「―ながらお父上によろしくお伝えください」 **まっぴら【真っ平】** [副] ①それだけはどうしても。ひたすら。「―ごめんなすって」【類】ひらに ②絶対にいやで断りたいようす。「そんなところへ行くのは―だ」 **まっぴるま【真っ昼間】** [名] 「まひる」を強めた言い方。ひるひなか。【類】白昼【反】真夜中 **まっぷたつ【真っ二つ】** [名] 勢いよく真ん中から二つに切ること。まふたつ。「―に割る」 **まつぶん【末文】** [名] ①文章の終わり。 ②手紙の最後などにそえる、形式的な文章。結びのあいさつと、「敬具」や「草々」などの結語を合わせたもの。 **まっぽう【末法】** [名] 釈迦の死後千五百年を経たのちの一万年間。仏法がおとろえ、世の中が乱れる時期。「すえのよ」とも。【類】末世[まっせ] <1299> **まっぽうしそう【末法思想】** [名] 釈迦が入滅[にゅうめつ]して五百年間は仏の教えや修行・さとりが正しくなされる正法の時代であるが、続く千年はさとりのえられなくなる像法[ぞうぼう]の時代、さらにその後、末法の時代となり、仏の教えのみが説かれる乱れた世になるという考えかた。正法・像法の長さは諸説あるが、日本では一〇五二年に末法にはいるとする説が平安中期以降一般に広まり、戦乱や天災が続いたので死後の極楽往生[ごくらくおうじょう]を願う浄土教の発展につながった。 **まつぼっくり【松ぼっくり】** [名] 松の実。まつかさ。▽「松陰嚢」とも当てる。 **まつむし【松虫】** [名] コオロギ科の昆虫[こんちゅう]。からだは茶色で、ひげは長い。秋、おすは「ちんちろりん」と美しい声で鳴く。▽古くはスズムシのこと。 **まつやに【松脂】** [名] 松の幹からしみでる、ねばねばした液体。テレビン油などの原料。 **まつよいぐさ【待つ宵草】** [名] アカバナ科の多年草、とくにオオマツヨイグサをさす。夏の夕方に黄色い花をつける。ヨイマチグサ。誤ってツキミソウとも。 **まつよう【末葉】** [名] ①ある時代の終わりごろ。末期。「一八世紀―」【反】初葉 ②子孫。末裔[まつえい]。▼「ばつよう」とも。 **まつり【祭り】** [名] ①神や祖先の霊[れい]に食物・飲みものをささげて、なぐさめ、いのる儀式[ぎしき]。祭礼。 ②商店街や観光地などで、客を集めるためににぎやかにおこなう行事。「雪―」 **古語** 古語ではふつう、京都の賀茂神社の祭礼、葵[あおい]祭[まつり]をいう。 **まつりあげる【祭り上げる】** [動] おだてたり、むりじいしたりして高い地位に就[つ]ける。「会長に―」 **まつりごと【政】** [名] 「政治」の古い言い方。「国の―をおこなう」▽昔は、神に食物や飲みものをささげていのることが、国の安全と豊作を願う主たる行事だったので、「まつりごと」といった。 **まつりゅう【末流】** [名] ①その家系の子孫。「平氏の―」【類】末裔 ②芸能の流派などで、中心からはずれた小さな流派。『川の下流という意味から。「ばつりゅう」とも。 **まつる【祭る・×祀る】** [動] ①神や祖先に食物・飲みものをささていのる。 ②一定の場所(やしろ)を設けて、神としてあがめる。 **まつる【×纏る】** [動] 布の端がほつれないように、折り返してぬいつける。「ズボンのすそを―」 **まつろ【末路】** [名] ①一生の終わり。晚年。「英雄の―」 ②ものごとがおとろえた果て。「あわれな―をたどる」 **まつわる【×纏わる】** [動] ①巻きつくようにからまる。からみつく。「スカートがー」 ②深い関連がある。「湖に―伝説」 **まで** [格助] ①場所や時間の限界をあらわす。「朝から晩―働く」「最後―走りぬく」「天―届け」▽起点は「から」であらわす。 [副助]①程度の限界をあらわす。「こころゆく―味わう」「できる―やめない」「固まる―待つ」「もはやこれー」 ②添加[てんか]えをあらわす。「昼食ばかりか夕食―ごちそうになる」「子供に―ばかにされる」「きみ―疑うのか」 **マティス** [人] 一八六九-一九五四年。フランスの画家。フォービスム(=野獣[やじゅう]派)をおこす。原色によるあざやかな色彩と大胆[だいたん]な筆づかいで画面を構成し、二〇世紀の絵画を代表する独自の世界を築いた。マチス。作品に「赤いアトリエ」など。一Henri Matisse **マテオ・リッチ** [人] 一五五二-一六一〇年。イタリア出身のイエズス会宣教師。明[みん]代末の中国にわたり、伝道活動をする一方で、近代科学を紹介[しょうかい]した。世界地図「坤輿万国[こんよばんこく]全図」を作成して出版した。利瑪竇[りまとう]とも。|Matteo Ricci **まてしばし【待て、暫し】** [連語] 少し待っていろ。ちょっと待て。「―がきかない」 **マテリアリズム** [名] →「ゆいぶつろん」 「material-ism **マテリアル** [名] 材料。原料材質。素材。一material **まてんろう【摩天楼】** [名] 天に届くほどの超[ちょう]高層建築。「ニューヨークのー」▽「スカイスクレーパー(skyscraper)」の訳語。「摩天」は「天を摩する(=天にせまる)」の意。 **まと【的】** [名] ①矢や弾丸[だんがん]を発射するための標的。「―をはずす」 ②ねらうべき、だいじなところ。目標。要点。「―をしぼる」「―はずれ」 ③[「~の的」の形で」興味や関心などの集中するところ。「あこがれの―」「尊敬の―」的を射る ぴったりと要点をとらえる。また、急所をついている。「的を得る」とも。 **まど【窓】** [名] 部屋に光や空気を入れるために、かべや屋根にあけた穴。開閉できるようにしてある。 **まどあかり【窓明かり】** [名] 窓からさしこむ光。 **まとい【×纏】** [名] ①江戸[えど]時代、火消し(=消防士)が火事場で自分の組の目じるしとしたもの。 ②昔の戦場で、大将のそばに立てた目じるし。 **まどい【円居・〝団居】** [名] ①親しく集まって過ごすこと。だんらん。 ②集まって車座[くるまざ]に座ること。古い言い方。 **まとう【×纏う】** [動] 身につける。着る。「仕事着を身に―」「一糸もまとわず」 **まどう【惑う】** [動] ①判断に迷う。「四十にして惑わず」 ②よくないことに心をうばわれる。「欲に―」 ③[「〜惑う」の形で」どうしていいかわからず、うろたえる。「にげー」「思い―」▽動詞の連用形に付く。 **まどお【間遠】** [形動] 時間や距離の間隔[かんかく]があいているようす。「訪問が―になる」【反】間近[まぢか] **まどか【円か】** [形動] ①まるいようす。「―な月」 ②安らかでおだやかなようす。「―なねむり」▼古い言い方。 **まどぎわぞく【窓際族】** [名] 会社などで、ひまな仕事に身を置く人々。 <1300> **マドロス** [名]船乗り。水夫。[matroos] **マドロスパイプ** [名]太く折れまがったパイプ。水夫などが愛用した。▽matroos と pipeから。和製英語。 **まどろむ** [動]しばらくのあいだ、うとうとする。一時的な浅いねむりをとる。「昼食後しばし―」 **まどわす【惑わす】** [動]他人の考えなどを乱れさせて、どうしたらいいかわからなくする。「人心を―」 > つかいわけ →「だます」を見よ。 **マトン** [名]成熟した、めすのヒツジの肉。▽子ヒツジの肉は「ラム」。[mutton] **マドンナ** [名]聖母マリア。また、マリア像。▽あこがれの美しい女性や、アイドルとして愛される女性の意味でも。[Madonna] **まな【真名】** [名]「仮名」に対する、正式な文字としての漢字。まんな。 **マナー** [名]礼儀作法。また、それにかなった態度ややりかた。「テーブル―」「―がいい」[manner] **まないた【×俎板・×俎・真魚板】** [名]魚などを包丁で切るときにしく厚い板。 **まな板に載せる** とりあげて話題や批判の対象にする。 **まな板の鯉** 運命をほかの人の手ににぎられてしまい、どうなってもいいとすっかり覚悟をきめているようす。[類]俎上の魚 **まなかい【目交い・眼〝間】** [名]目と目のあいだ。目の前。古い言い方。「―にうかぶ母のおもかげ」 **まながつお【真魚鰹】** [名]マナガツオ科の海産魚。まるみをおびたひし形で、青みのある灰色をしている。食用。 **まなこ【眼】** [名]目。めだま。「どんぐり―」 **まなざし【《眼差し・『目差し】** [名]ものを見るときの目のようすや表情。「やさしい―をそそぐ」 > つかいわけ 『視線・まなざし・目付きほか ||「視線」は、見るものと見られるものとが一つとなる線。「視線が合う」。「まなざし」は、感情がこめられた目の向く方向。その目のようす。「熱いまなざし」。「目線」は、「視線」と同じ。映画やテレビなどの出演者が使う。「目付き」は、目の光や形があらわすその人の性質。多く、よくない意味で使う。「目付きの悪い男」。 **まなじり【×眦・×眥・×睚】** [名]目の、耳に近いほうのはしをいう。めじり。▽「目の後[しり]」という意味。 **眦を決する** おこったり、決意したりして大きく目を見開くこと。 **まなつ【真夏】** [名]夏のもっとも暑い時期。夏の盛り。[類]盛夏[反]真冬▽「真」は、「完全な」意味だが、「真春」「真秋」とはいわない。 **まなつび【真夏日】** [名]一日の最高気温がセ氏三〇度以上の日。「―が続く」[反]真冬日 **まなづる【真名×鶴・真鶴】** [名]ツル科の鳥。タンチョウに似る。全体が灰黒色で、ひたいとほおが赤い。特別天然記念物。 **まなでし【愛弟子】** [名]特別にかわいがっている弟子。 **まなびとる【学び取る】** [動]他人から学んで自分のものにする。身につける。 **まなびや【学び舎】** [名]学校。また、校舎。[類]学びの庭・学びの窓 **まなぶ【学ぶ】** [動]①まねたり教えを受けたりして、知識や技術を身につける。見習う。「生きかたを―」②勉強する。「よく学びよく遊べ」 **学びて思わざればすなわち罔し** ただ学ぶだけで、それについてよく考えて自分自身でくふうし研究しなければ、明らかに物を見ることができるようにならない。▽中国、「論語」から。 > つかいわけ→「習う」を見よ。 [語源]もとの形は「まねぶ」で、まねをする意味。「(オウムは)人の言ふらむことをまねぶらむよ(=人の言うということをまねするらしいよ)」(枕草子)。そこから、てほんどおりにして身につける、学ぶという意 <1301> **まなむすめ【『愛娘】** [名] 非常にかわいがっている娘。最愛の娘。 **マニア** [名] ある一つの趣味に熱中する人。マニヤ。「鉄道―」「オーディオー」-mania **まにあう【間に合う】** [動] ①きめられた時刻や期限におくれないですむ。「出発に―」 ②必要なだけ用意している。用がたりる。「電車賃は―」「電話で―」【類】事足りる **まにあわせ【間に合わせ】** [名] 急な場合に、その場をしのぐために簡単なもので代わりとすること。また、代わりにするもの。一時しのぎ。「―の処置をとる」 **マニキュア** [名] 手や手のつめの手入れ。とくに、つめの形を整え、エナメルをぬること。| manicure **まにまに【間に間に】** [連語] 「「~のまにまに」の形で」なりゆきにまかせて、それに従うようす。・・・のままに。「波の―ただよう」 **マニュアル** [名] ①手引き。説明書。便覧。 ②手動式。とくに、自動車の変速装置を言う。一manual **マニュファクチュア** [名] 資本主義が発達しはじめたころの生産方式。資本家が工場に労働者を集めて手工業をさせる。一六世紀のイギリスでおこり、日本では一八世紀にあらわれた。工場制手工業。-manufacture **まにんげん【真人間】** [名] まじめに働き、まともな社会生活を送っている人間。「―になって出直す」▽やくざや不良が改心するときなどに使う。 **まぬかれる【免れる】** [動] 危険や災難からうまくのがれる。まぬがれる。「責任を―」「あやうく事故を―」「免れて恥じなし(=平気な顔をしている)」 ▽最近は「まぬがれる」ということが多い。 **まぬけ【間抜け】** [形動] うっかりして、たいせつなところがぬけていること。また、その人。 **まね【真似】** [名] ①他のものに動作や姿を似せること。模倣[もほう]。「もの―」「―ごと」 ②よくないしぐさややりかた。「ばかな―はよせ」「そんな―は許さない」 **マネ** [人] 一八三三-八三年。フランスの画家。明るい色彩と軽快なタッチで、都会的な生活を題材にえがき、印象派の先駆[さきが]ぇとなった。マネー。代表作「笛吹[ふえふ]く少年」「草上の昼食」「オランピア」など。| Edouard Manet **マネー** [名] [造語] かね。金銭。「ポケットー」 「money **マネージメント** [名] 経営。管理。、また、経営者。管理者。マネジメント。「トップー」-management **マネージャー** [名] ①支配人。営業責任者。「レストランのー」 ②芸能人の身のまわりの世話や出演交渉[こうしょう]などをず人。「ステージー」 ③運動チームなどで、選手の世話をする人。「バレー部の―」▼「マネジャー」とも。一manager **マネービル** [名] 株式などによって財産をつくること。利殖[りしょく]。マネービルディング。▽money buildingから。 **まねき【招き】** [名] ①人を呼びよせること。招待すること。「おーにあずかる」「―に応じる」 ②劇場などで、見物人を呼びよせるための看板やかざり。「―ねこ」 **まねき【招き】** [名] ①流行の洋服などを着せて店に展示する等身大の人形。 ②デパートなどで、流行の服装や化粧[けしょう]をしてみせて、商品を販売する女性。マネキンガール。▼「マヌカン」とも。一 mannequin **まねく【招く】** [動] ①手などをふって、こちらへ来させる。よびよせる。「遠くから―」 ②客として来てもらう。招待する。「新居に―」 ③仕事などのために、来るようにたのむ。「講師としてー」 ④よくない状態をひき起こす。「災害を―」 **まねごと【真。似事】** [名] うわべだけをまねて、それらしくすること。▽自分の技術をへりくだっていうときにも使う。「ほんの―でおはずかしい」 **まのあたり【目の当たり】** [名] 画ちょうど目の前であること。じかに接すること。「―に見聞きする」 **まのび【間延び】** [名] ことばのあいだが長すぎて、どことなくしまりがないこと。「―した声」 **まのやま【魔の山】** [名] 一九二四年。ドイツ、トーマス‐マンの長編小説。平凡[へいぼん]な青年が、スイスの高山療養,所(=魔の山)という隔絶された世界で、さまざまな思想体験をし、死を通りぬけて生に達する精神の変容をえがく。「Der Zauberberg **まばたき【瞬き】** [名] さっと開いたまぶたを閉じて、すぐにあけること。「またたき」とも。「―する間もなく(=ほんの一瞬にして)」 **まばゆい【目映い・×眩い】** [形] 光の強いかがやきや、あまりの美しさなどで、目をあけていられない。「真夏の―太陽」「―ばかりの花嫁[はなよめ]衣装[いしょう]」【類】まぶしい **古語** 《まばゆし》古語では、現代語のように、まぶしい、まぶしいほどりっぱだ、という意味のほかに、相手をまともに見られない、目をそむけたい感じをいう。また、自分をあらわにするのが気はずかしい意味にも使う。 **まばら【疎ら】** [形動] あいだがあらく、すきまがあいていて数が少ないこと。「―な人影[ひと]」 **まひ【麻痺・×痲×痺】** [名] ①神経の障害によって、運動や感覚のはたらきを失うこと。「心臓―」 ②本来のはたらきがなくなり、活動が止まること。「良心の―」「ストライキで交通が―する」 **まびき【間引き】** [名] ①「まびくこと。「―菜」 ②子供の多い家で、ロベらしのために生まれたばかりの子供を殺す。 **まびく【間引く】** [動] ①作物[さくもつ]の発育をよくするために、密生している苗[なえ]のところどころを引きぬく。「大根を―」 ②間隔[かんかく]をあけるために、あいだを省く。「列車の本数を―」 <1302> **まひる【真昼】** [名] 昼のさなか。日が高いあいだ。まっぴるま。ひるひなか。厠白昼・日中【反】真夜中 **マフィア** [名] イタリアでおこり、アメリカでも大きな勢力をもつ秘密結社的な犯罪組織。Mafia **まぶか【目深】** [形動] 目がかくれるほど深くかぶるようす。「帽子を―にかぶる」→あみだ **まぶしい【眩しい】** [形] 強い光の刺激[しげき]や偉大ないさ・美しさなどのために、まともに見られない。「照明がー」「―笑顔」【類】まばゆい **まぶす【塗す】** [動] 粉などをまわり全体にぬりつける。「パン粉をー」 **まぶた【目×蓋・×臉】** [名] 目を閉じたとき、目をおおううすい皮ふ。▽「目の蓋[ふた]」の意味。目蓋が重くなる ねむくなる。目蓋の母 記憶[きおく]の中に残っている母のおもかげ。 **まふゆ【真冬】** [名] 冬のもっとも寒い時期。冬の盛[さか]り。【類】厳冬【反】真夏 **まふゆび【真冬日】** [名] 一日の最高気温がセ氏零[れい]度未満の日。【反】真夏日 **マフラー** [名] ①防寒用のえりまき。| muffler ②自動車や銃[じゅう]などの消音装置。サイレンサー。 **まほう【魔法】** [名] あやしくふしぎなことをおこなう術。「―使い」【類】魔術・妖術 **まほうびん【魔法瓶】** [名] 二重のガラス瓶のあいだを真空にして、中の温度を長時間保たせる容器。 **マホガニー** [名] センダン科の常緑高木。木材は赤茶色でかたく、家具や内装用の建材として使われる。| mahogany **マホメット** [人] 五七一?-六三三年。イスラム教の開祖。メッカの商人であったが天啓[てんけい]を受けて子言者となり、アラーの神への信仰を説いて、アラビアの政治・宗教両面を支配した。ムハンマド。モハメッド。| Mahomet **マホメットきょう【マホメット教】** [名] イスラム教。回教[かいきょう]。▽教祖マホメットの名から。 **まぼろし【幻】** [名] ①実際にはないものがあるように見えること。「―の王宮」【類】幻影 ②すぐに消えてしまう、はかないもの。「―の世」 **まま【間間】** [副] ときどき。おりおり。「―あること」 **まま【×儘・随・任】** [名] ①なりゆきにまかせて従うこと。「なすが―にする」 ②その状態が変わらないこと。「散らかした―だ」 ③自分の思いどおり。「―ならぬ世」 **ママ** [名] ①お母[かあ]さん。また、妻に対する、あまえた言い方。「教育―」【反】パパ | mama②バーなどの女主人。マダム。一mamma, **ままこ【継子】** [名] 血のつながりがない子。実子ではない子。「―あつかいされる」【類】継子[けいし] **ままこ【継粉】** [名] 粉末を水などでこねるときに、うまくこなれずに粉のままで残ったかたまり。だま。 **ままごと【〝飯事】** [名] 子供が、おもちゃなどで食事や家庭生活のまねをする遊び。 **ままちち【継父】** [名] 血のつながりがない父。母の後夫[こうふ]。けいふ。【反】実父・まま母 **ままならぬ【×儘ならぬ】** [形] 思いどおりにならない。ままならない。「―世の中」「―人生」 **ままはは継母】** [名] 血のつながりですながりがない母。父の後妻[ごさい]。けいぼ。【反】実母・まま父 **ままよ【×儘よ】** [副] やけぎみながら、決断するときに言うことば。なるようになれ。「ええ、―」 **まみえる【見える】** [動] ①「会う」のへりくだった言い方。「主君にはじめて―」 ②顔を合わせる。古い言い方。「敵と相[あい]―」 **まみず【真水】** [名] 塩分などをふくまない水。【類】淡水【反】塩水 **まみやりんぞう【間宮林蔵】** [人] 一七七五-一八四四年。江戸後期の探検家。常陸[ひたち]の人。伊能忠敬[いのうただたか]に測量を学び、千島[ちしま]やサハリンなどを探検・調査し、間宮海峡を発見した。 **まみれる【塗れる】** [動] からだいちめんにくっついて、よごれる。「あせに―」「一敗地に―」 **まむかい【真向かい】** [名] たがいに正面を向いていること。まんまえ。「―の家」 **まむし【×蝮】** [名] クサリヘビ科の毒ヘビ。頭は三角形で、全身に黒茶色の斑紋[はんもん]がある。「―酒」 **まめ【豆】** [名] [造語] ①〈名〉マメ科の植物。また、その種子で、食用のもの。とくに、ダイズをさすことも。 ②〈造語〉[「豆~」の形で」「小さい」「子供の」などの意味をあらわす。「―電球」「―記者」「―台風」「—自動車」「―本」豆を煮るに萁[まめがら]を燃えく きょうだいの仲が悪いこと。▽豆と豆殻[まめがら]は同じ根から出たものなのに、どうしてその殻で豆をにたきしようとするのか。中国、曹植[そうしょく]の詩から。 **まめ** [名] 手のひらや足にできる豆状の水ぶくれ。▽「肉刺」と当てる。 **まめ** [形動] ①まじめであること。また、かげひなたがないようす。「―に働く」 ②めんどうがらずに精を出すこと。「―にメモをとる」「筆―」 ③健康であること。「―に暮らす」【類】達者[たっしゃ]▽「忠実」と当てる。 **周通** まじめ、実用的という意味。昔は人にもものにも使った。「まめ人」は、まじめな人。「まめなるもの」は実用品。 **まめかす【豆×粕】** [名] ダイズから油をしぼりとったあとのかす。肥料や飼料用。 **まめたん【豆炭】** [名] 無煙炭の粉に木炭の粉をまぜて、卵形に固めた家庭用燃料。 **まめつ【摩滅・磨滅】** [名] すりへってなくなること。「タイヤが―する」【類】摩耗 **まめでっぽう【豆鉄砲】** [名] 豆を弾[たま]にした、おもちゃの竹製の鉄砲。 **まめほん【豆本】** [名] とくに小さなつくりの本。小型本。けし本。 **まめまき【豆×撒き】** [名] 節分の夜、「鬼は外、福は内[うち]」と唱え、いったダイズをまく行事。 **まめまめしい** [形] 非常にまじめに、骨身をおしまず働くようす。「まめまめしく世話をする」▽「忠実忠実しい」と当てる。 <1303> **まめめいげつ【豆名月】** [名] 陰曆[いんれき]九月十三夜の月。枝豆を供えるところからいう。「栗名月」とも。▽陰曆八月十五夜の月は、「芋[いも]名月」という。 **まめやか** [形動] まじめで誠実なようす。また、親切で気配りのあるようす。「―な人がら」「―に世話する」▽「忠実やか」と当てる。 **まもう【摩耗・磨耗】** [名] 機械や器具などが、すりへること。「―を防ぐ」【類】摩滅[まめつ] **まもなく【間もなく】** [副] あまり時間をあけずに、その状態になるようす。もうすぐ。「―彼は到着[とうちゃく]した」【類】ほどなく・じきに **まもの【魔物】** [名] ふしぎな力で人をまどわすもの。また、魔性[ましょう]のもの。ばけもの。「恋[こい]は―」 **まもり【守り・護り】** [名] ①敵の攻撃[こうげき]に備えること。守備。守護。「―を固める」「―刀[がたな]」 ②「おまもり」 **まもりがみ【守り神】** [名] 災難から身を守ってくれる神。守護神。 **まもりふだ【守り札】** [名] 神仏が災難から守ってくれるという札。おまもり。おふだ。 **まもりほんぞん【守り本尊】** [名] 自分の身の守りとして信仰する仏。 **まもる【守る・護る】** [動] ①おかされないように保護する。「熱帯雨林を―」「一敗を―」【反】攻める ②きめたことに従う。「約束を―」【反】破る **古語** もと、目をはなさずに見つめるという意味。よくよく見ることから、目をみはる、見張って守るという意味に発展した。 **まやかし** [名] 人の目をごまかすこと。また、ごまかすためにせもの。「とんだ―もの」 **まやく【麻薬】** [名] 大脳に作用して神経を麻痺[まひ]させる薬。医療[いりょう]に用いられるが、常用すると中毒となる。アヘン・モルヒネ・コカインなど。 **マヤぶんめい『マヤ文明】** [名] 四世紀から一四世紀、中央アメリカのグアテマラからユカタン半島を中心にはい、栄えた文明。巨大なピラミッドや神殿を建て、複雑な象形文字や暦法・二十進法を使った。その高度な技術はアステカ帝国にうけつがれた。 **まゆ【繭】** [名] ガの幼虫がさなぎになるとき、口から繊維[せんい]を出してつくる殻[から]。とくに、生糸[きいと]をつくるカイコのものをいう。 **まゆ【×眉】** [名] まぶたの上に弓状に生えている毛。まゆげ。また、まゆずみ。「―をひく」眉[まゆ]につばをつける だまされないように用心する。眉に火がつく 危険が目前にさしせまる。【類】焦眉[しょうび]の急眉を曇らせる 心配ごとや不快の気持ちから、暗い表情になる。【類】眉をひそめる眉をひそめる 心中の心配ごとや他人の不快な行為に顔をしかめる。眉を開く 心配ごとがなくなって、ほっと安心する。【類】愁眉[しゅうび]を開く **まゆげ【×眉毛】** [名] 「まゆ」に同じ。 **まゆじり【×眉尻】** [名] まゆ毛の、耳に近いほうのはし。まゆがしら【反】まゆ根 **まゆずみ【×眉墨・×黛】** [名] まゆをかく化粧[けしょう]品。 **まゆだま【繭玉】** [名] 一月一五日、小正月のかざりもの。ヤナギの枝に、もち米の粉をまゆ形にしてたくさんつるす。その年のまゆの収穫をいのったもの。 **まゆつばもの【×眉×唾物】** [名] 疑わしくて、だまされないように用心しなければいけないもの。まゆつば。▽まゆにつばをつけると、キツネやタヌキに化かされないとされたことから。 **まゆね【×眉根】** [名] まゆ毛の、鼻に近いほうのはし。「―を寄せる」【反】まゆじり **まゆみ【×檀】** [名] ニシキギ科の落葉低木。夏にうす緑色の小花をつける。材は器具用。昔、弓の材料。 **まよい【迷い】** [名] どうすればいいか判断がつかないとと。「―を生じる」「気の―」 **まよう【迷う】** [動] ①進む方向がわからなくなる。「道に―」 ②考えがゆれうごいて、どうしていいかわからなくなる。「判断に―」「どの新車を買えばいいか―」 ③心をうばわれて道をふみはずす。「欲に―」「女に―」 ④死者のたましいが仏になれずにいる。「迷わず成仏[じょうぶつ]うしろよ」 **まよけ【魔除け】** [名] 悪魔を寄せつけないためのもの。おまもり。【類】護符 **まよなか【真夜中】** [名] 夜がいちばんふけたとき。深夜。ミッドナイト。「―に目覚める」【反】真昼 **マヨネーズ** [名] 卵黄[らんおう]・サラダ油・酢・塩などをまぜてつくった、クリーム状のソース。サラダなどに使う。マヨネーズソース。一mayonnaise **まよわす【迷わす】** [動] 人の心を乱れさせる。迷うようにする。「人を―邪教[じゃきょう]」【類】惑わす **マラカス** [名] ラテン音楽の打楽器。マラカの実を干したものを二個ひと組みとし、ふって中の種子やビーズを鳴らす。一maracas **マラソン** [名] 陸上競技の一つ。四二・一九五[キロメートル]を走りとおす長距離ロードレース。「ハーフー」▽ペルシア戦争の戦場、ギリシャのマラトンの地名から。| marathon **マラリア** [名] 伝染病の一つ。ハマダラカの運ぶマラリア原虫による。熱帯地方に多く、高熱のため悪寒[おかん]やふるえなどの症状がある。| malaria **まり【×毬・×鞠】** [名] ゴムや革[かわ]などでつくった遊び用のボール。「―をつく」「手―」 **マリア** [名] イエス・キリストの母。聖母。マリヤ。一Maria **マリア・テレジア** [人] 一七一七-八〇年。オーストリアの女帝[じょてい]。その即位に反対するバイエルン公などとオーストリア継承[けいしょう]戦争を、続いてプロイセンなどと七年戦争を戦い、オーストリアの地位の向上に努めた。マリー・アントワネットは娘[むすめ]。マリアーテレサとも。| Maria Theresia **マリー・アントワネット** [人] 一七五五-九三年。フランス王ルイ一六世のきさき。マリア・テレジアの娘[むすめ]。浪費家だったために国民の反発を招く。フランス革命を鎮圧[ちんあつ]すべく武力援助を各国に要請[ようせい]したが、反革命派の中心人物として処刑[しょけい]にされた。「Marie Antoinette <1304> **マリオネット** [名] 上から糸で操[あやつ]る人形。また、これを使った人形劇。「marionette **マリファナ** [名] タイマの葉や花を乾燥[かんそう]させた麻薬[まやく]。タバコにまぜて吸うと幻覚[げんかく]などを起こす。マリワナ。「marijuana **まりも【×毬藻】** [名] シオグサ科の淡水[たんすい]藻。直径二~一五[センチメートル]の緑色の球で、水中を上下する。▽北海道の阿寒湖のものは特別天然記念物。 **まりょく【魔力】** [名] 人をまどわせるふしぎな力。「かねの―には勝てない」 **マリン** [名] [造語] 海の。マリーン。「ースポーツ」「ーブー」 「marine **マリンバ** [名] 共鳴させるための金属のくだがついた木琴。「marimba **まる【丸】** [名] [造語] ①〈名〉円や球などのまるい形。「大きな―」「―窓」▽「丸」は「円」より形が不正確なものもさす。 ②欠けたところがない全体。「―のままのみこむ」 ③城郭の内部。「―の内」「本―」「二の―」 ④記号の○じるし。とくに、正解の意味をあらわすしるし。「二重―をもらう」【反】ばつ ⑤句点や、半濁点の「゚」 ⑥〈造語〉「「丸~」の形で」完全なようす。そっくり、そのままのようす。「―もうけ」「―はだか」「―坊主」「―見え」 ⑦年齢や期限がその数に満ちたことをあらわす。「―十年になる」【類】満足[まん]・足[た]かけ ⑧[「~丸」の形で」船や人などの名前の下に付ける。「日本一」「牛若[うしわか]―」▽「麿」の変化した形。 **まるい** [形] 【丸い】立体として全体の形が球形である。「―地球」「背中を丸くする」 ②かどだったところがなく、円満である。「人格が―」「人間が丸くなる」「八方丸く収める」【円い】平面として輪郭[りんかく]が円形である。「―月」「―テーブル」「円く輪になる」【反】四角い丸い卵も切りようで四角 ものごとも言いかたやりかたで、円満にも、かどだったりもする。 **まるおび【丸帯】** [名] 一枚の帯地の中央を二つ折りにした、はばの広い礼装用の女帯[おんなおび]。 **まるがかえ【丸抱え】** [名] 他人のために生活費などを全部出してやること。自前[じまえ] **まるき【丸木】** [名] 山から切りだしたままのまるい木。丸太。 **マルキシズム** [名] →マルクス主義。「Marxism **マルキスト** [名] マルクス主義を信奉する人。マルクス主義者。マルキシスト。「Marxist **まるきばし【丸木橋】** [名] 一本の丸木をわたしただけの橋。 **まるきぶね【丸木舟】** [名] 一本の丸木をくりぬいてつくった舟。カヌー。 **マルク** [名] [造語] ドイツの昔の貨幣[かへい]単位。記号はM▽「馬克」と当てる。「Mark **マルクス** [人] 一八一八-八三年。ドイツの哲学者・経済学者。エンゲルスとともに、唯物論の立場で科学的社会主義の理論を確立、資本主義の矛盾[むじゅん]を指摘[してき]し、革命による社会改革を説いた。著書「共産党宣言」「資本論」など。-Karl Marx **マルクスしゅぎ【マルクス主義】** [名] 一九世紀、マルクスとエンゲルスが確立した社会主義の思想体系。労働者を資本家の搾取[さくしゅ]から解放するためには、階級闘争[とうそう]から革命を起こし、社会主義社会を実現すべきだと説く。マルキシズム。 **まるくび【丸首】** [名] シャツなどで、えりもとをまるくくりぬいてあるもの。「―のセーター」 **マルコーニ** [人] 一八七四-一九三七年。イタリアの電気技術者。電気学者リギの指導により、無線通信装置を発明して、大西洋をへだてた通信にはじめて成功した。| Guglielmo Marconi **まるごし【丸腰】** [名] 武器をなにも持っていないこと。「敵はーだ」▽もと、武士がこしに刀をささないでいること。 **まるごと【丸ごと】** [副] 手を加えた分けたりしないで、そっくり。「―暗記する」「―食べられる」 **マルコ・ポーロ** [人] 一二五四-一三二四年。イタリアの旅行家。若くして中央アジアを横断し、中国にはいって元[げん]の皇帝フビライに仕えた。帰国後、その体験を「東方見聞録」に書き、日本を黄金の国ジパングと紹介[しょうかい]した。「Marco Polo **まるシー** [名] 著作権の保護をあらわす国際的記号。本の奥付[おくづけ]などにあるマーク。© ▽Cは copyright(=著作権)のかしら文字。 **まるぞん【丸損】** [名] 利益が全然なくてすっかり損をすること。【反】丸もうけ **まるた【丸太】** [名] 皮をはいだだけの丸い材木。まるたんぼう。「―小屋」【類】丸木 **まるだし【丸出し】** [名] 全部出して、かくすところがないこと。「お国ことば―」 **マルチ** [名] [造語] 多数の。いろいろの。「―タレント」「―商法」「multi- **マルチナショナルコーポレーション** [名] →「たこくせききぎょう」 **マルチン・ルター** [人] →「ルター」 **まるっきり** [副] 完全にその状態であるようす。まったく。まるきり。「―知らない」「―損な役回りだ」「―しろうとだ」▽多く、打消[うちけ]しの語をともない、否定的な状況[じょうきょう]についていう。 **まるっこい【丸っこい】** [形] まるみをおびている。まるい感じがする。くだけた言い方。「―からだつき」 **まるつぶれ【丸×潰れ】** [名] 完全につぶれること。すっかり、なくなること。「面目[めんぼく]―」 **まるで【丸で】** [副] ①[多く、「まるで〜のようだ」の形で」そっくりなものにたとえるようす。ちょうど・・・のようだ。「―夢のようだ」【類】あたかも・さながら ②[「まるで〜ない」の形で」すべての点から見て…ない。「―ちがう」「―話にならない」【類】てんで・まるっきり・全然▽よくない、または否定的な状況[じょうきょう]についていう。 <1305> **マルテのしゅき【マルテの手記】** [作品] 一九一〇年。ドイツ、リルケの小説。パリに出てきた青年芸術家のたましいの不安や孤独[こどく]をえがいたもの。一Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge **まるてんじょう【丸天井・円天井】** [名] ①半円球をした天井。ドーム。 ②まるく広がる大空。青空。 **まるのみ【丸×呑み】** [名] ①ものをかまないでのみこむこと。 ②よく理解しないで、そのまま覚えること。また、相手の注文を全部うけいれること。「要求を―する」 **まるはだか【丸裸】** [名] ①なにも身につけていないとと。すっぱだか。【類】全裸 ②財産などがなにもないこと。「火事で―になる」【類】裸一貫 **まるぼうず【丸坊主】** [名] ①髪の毛をそったり、短くかったりした頭。 ②山などの木がすっかりなくなること。 **まるぼし【丸干し】** [名] 切ったり加工したりしないで、もとのままで干すこと。また、干したもの。「大根のー」 **まるぼちゃ【丸ぽちゃ】** [形動] 顔がまるくてかわいいようす。くだけた言い方。「―の女の子」 **まるほん【丸本】** [名] ①全部そろった書物。【類】完本【反】欠本・端本[はほん] ②全編を一冊にまとめた浄瑠璃本。院本[いんぽん]。まるぼん。 **まるまげ【丸髷】** [名] 日本髪の一種。結婚している女性が結[ゆ]う。前髪を上げ、頭のいただきに楕円形でやや平たいまげをつけたもの。♪図「にほんがみ」 **まるまる【丸丸】** [副] ①全部。すっかり。「―一年」 ②太っていていかにもまるく見えるようす。「―とした赤ちゃん」 **まるまる【丸まる】** [動] まるくなる。「日なたで猫[ねこ]が―」 **まるみ【丸み・円み】** [名] まるい感じ。まるさの程度。「―をおびた屋根」「性格に―が出る」 **まるみえ【丸見え】** [名] かくれたところがなく全部見えること。「家の中が―だ」 **まるめこむ【丸め込む】** [動] うまくだまして、言いくるめる。「ことばたくみに―」 **まるめる【丸める】** [動] ①まるい形にする。「砂を丸めて球にする」 ②髪[かみ]をそって坊主頭になる。「頭を―」 **マルメロ** [名] バラ科の落葉高木。黄色い実はかおりがよく、砂糖[さとう]づけなどにする。「marmelo **まるもうけ【丸×儲け】** [名] もとでがかからず、全部が利益となること。【反】丸損[まるぞん] **まるやき【丸焼き】** [名] 切らずに、そのままの形で焼くこと。また、その料理。「ぶたのー」 **まるやけ【丸焼け】** [名] 火事ですっかり焼けてしまうこと。全焼。「家が―になる」【反】半焼け **まるやまおうきょ【円山応挙】** [人] 一七三三-九五年。江戸中期の画家。はじめ狩野[かのう]派の絵を学んだが、西洋画の透視図法などの影響[えいきょう]もりを受けて、新しい写生画をつくりだした。作品に「雪松図屏風[びょうぶ]」「保津川図屏風」など。 **まるやまかおる【丸山薫】** [人] 一八九九-一九七四年。昭和期の詩人。大分県生まれ。四季派の詩人として三好達治[みよしたつじ]らと活躍。とくに海へのあこがれをうたったものが知られる。詩集「帆・ランプ・鷗[かもめ]」「連れ去られた海」など。 **まるゆう【マル優】** [名] 少額貯蓄の非課税制度。一定の限度額内の預金や債券の利息などを無税にする。一九八八年以後、高齢者などの貯蓄以外は原則として廃止[はいし]。 **まれ【希・×稀】** [形動] 起こることがきわめて少ないようす。「世にも―な出来事」「―に見る美しさ」「↓人生七十古来―なり」【類】珍[めず]らしい **マレーシア** [名] 国名東南アジアの、マレー半島の南部とボルネオ島の北部とからなる立憲君主国。おもな産物は天然ゴム・錫[すず]・石油などだが、近年は工業も発達し、工業製品の輸出もふえている。面積約三三万平方[キロメートル]。首都クアラルンプール。主要言語マレー語。 **まろ【×麿・麻呂】** [代名] [造語] ①〈代名〉一人称単数。自分。われ。古い言い方。 ②〈造語〉「「〜暦」「〜麻呂」の形で」男の人名に付けることば。「近衛文麿[このえふみまろ]」「柿本人麻呂[かきのもとのひとまろ]」など。▽のちに、「丸」の字を当てて、子供などの名にも使う。「牛若丸[うしわかまる]」 **まろうど【《客人・“賓】** [名] おとずれる客。客人。古い言い方。▽「まれびと」の変化した形。まれに来る人という意味。 **マロニエ** [名] トチノキ科の落葉高木。初夏に白い花が穂状[すいじょう]に咲く。街路樹にする。一marronnier **まろやか【円やか】** [形動] ①ふっくらとまるみをおびているようす。「―な体型」 ②味わいや性質などに、やわらかみがあっておだやかなようす。「―な風味」 **マロングラッセ** [名] クリの実をにて、砂糖づけにしたフランス風の菓子[かし]。一marrons glacés **まわし【回し・×廻し】** [名] からだに巻いてつけるもの。ふんどし。とくに、力士がこしにしめる布。「化粧[けしょう]―」 **まわしもの【回し者】** [名] 敵から送りこまれて、ひそかに、ようすを探る者。スパイ。「敵の―」【類】間者[かんじゃ]・間諜[かんちょう] **まわす【回す・×廻す】** [動] [造語] ①輪の形に動かす。また、回転させる。「ハンドルを―」「換気扇を―」 ②まわりを囲むようにする。「幕を―」 ③次々に送りわたす。「サイン帳を―」「回覧を―」 ④いきとどくようにする。「手を―」「気を―」 ⑤かねを運用する。「資金を―」 ⑥別のところに移動させる。「車を玄関[げんかん]へ―」「交通費を食費にー」 ⑦対立する立場に置く。「敵に―」「全軍を向こうに回して戦う」 ⑧〈造語〉[「~回す」の形で」「あちこち・・・する」「あたり一帯・・・する」という意味をあらわす。「引き―」「乗りー」「張りー」▽動詞の連用形に付く。 <1306> **まわた** **まわす**[回す・×廻す] [他]①回転させる。「ハンドルを―」②順々に送る。「手紙を―」③割りあてる。「余りを明日の費用に―」④いきとどくようにする。「手を―」「気を―」⑤かねを運用する。「資金を―」◎別のところに移動させる。「車を玄関[然]へ―」「交通費を食費に―」◎対立する立場に置く。「敵に―」「全軍を向こうに回して戦う」①〈造語〉[「~回す」の形で」「あちこち・・・する」「あたり一帯・・・する」という意味をあらわす。「引き―」「乗りー」「張りー」▽動詞の連用形に付く。 **まわた**[真綿] [名]くずまゆを引きのばしてつくった綿。 > 真綿で首を締める 遠回しにじわじわと責める。 **まわり**[周り] [名]①ぐるりとめぐっている外側の部分。「池の―」②そのものをとり巻いているもの。「―がうるさい」「―の意見」[三][回り・×廻り] [名]造語①〈名〉まわること。「あいさつ―」「―灯籠」「―舞台[がい]」②はたらきや作用の進みぐあい。「火の―が速い」「頭のーがにぶい」③そのものにそってぐるりと回って、もとにもどった全体。「胴[どぅ]ー」「―が五メートルもある大木」「身のー」①〈造語〉まわる回数を数えることば。「庭をひとーする」[類]めぐり②年齢のちがいを、十二年をひと区切りにしてあらわす。十二支を基準にしたもの。「彼のほうがひと―上だ」③大きさなどを比べて、ちがいをあらわす。「人間がひと―大きくなった」 **まわりあわせ**[回り合わせ] [名]しぜんにその人や出来事に出会う運命。めぐりあわせ。「不幸な―」「―がよい」 **まわりくどい**[回りくどい] [形]①囲話などが中心に進まないで、あちこちよけいなところにふれる。「―説明」 **まわりどうろう**[回り灯籠] [名]①わくの内側に絵の切りぬきをはって回転させ、外側に映した影絵を動かすしかけの灯籠。[圏]走馬灯[りま] **まわりぶたい**[回り舞台] [名]劇場の舞台[がい]のゆかを円形に切りぬいて回るようにした装置。幕をおろさずに場面が変えられる。→図「ぶたい」 **まわりみち**[回り道] [名]①函目的地までまっすぐに行く道よりも距離が長くなる道。また、遠回りすること。「―して帰る」[圏]迂回[↔]近道 **まわりもち**[回り持ち] [名]みんなで順番にうけもつこと。「―で当番をする」 **まわる**[回る・×廻る] [動]①国造語①輪をえがくように動く。また、回転する。「地球が―」「風車が―」②別の位置に移ったり、立場を変えたりする。「庭さきに―」「敵に―」「聞き役に―」「裏方に―」③遠回りをする。また、寄り道をする。「急がば回れ」「―ところがありますので」④あちこちへ順々に行く。「得意さきを―」⑤番や時期などが順々に来る。「日直が―」「お鉢[はち]がー」◎広く全体にゆきわたる。「毒が!」「火が―」「手が回らない」⑦その時刻を過ぎる。「三時を―」◎利息を生む。「年五分[ょ]で―」じゅうぶんにはたらく。「知恵[結]が―」「気が―」「頭が―」「舌が―(=よくしゃべる)」①〈造語〉[「~回る」の形で」「あちこち・・・する」「あたりを・・・する」という意味をあらわす。「歩き―」「にげー」「とび―」「ふれ―」▽動詞の連用形に付く。 **まん**[満](滿) [水・9画 全12画 满满满满] ●いっぱいになる。また、欠けたところやたりないところがなく、全部にゆきわたる。②年齢や期限がその数にちょうど達したことをあらわす。「―十年をむかえた」「―で五歳[さい]」[丸][まる][数え・足かけ]マン 満員[焼][名]満開[名][-スル]満喫[慧][名][-スル]満足[甓][名][-スル]満腹[まんぷく][名]みちる・みたす 潮が満ちる/要求を満たす 満天星[どうぞん]つつじ > 満を持[ぃ]す あらゆる準備を整えて、機会を待つ。 **まん**[慢] [心・11画 全14画 慢慢慢慢] ①なまける。おこたる。②うぬぼれる。おもいあがる。③ゆっくりとしている。マン ①怠慢[熱][名]②慢心[넀][名]高慢[熬][名]傲慢[ごうまん][形動]自慢[じまん][名][-スル]③慢性[慧][形動]緩慢[驗][形動] **まん**[漫] [水・11画 全14画 漫漫漫漫] ①とりとめなく気の向くまま。しまりがない。なんとはなしに。②満ちあふれる。みなぎる。マン 漫画[名]漫才[慧][名]漫然[甓][形動]漫談[梵][名]漫遊[甓][名][-スル]散漫[慧][形動]冗漫[群][形動]②漫々[慧][形動]爛漫[敖][形動]漫[え]ろ 漫[そぞ]ろだり **まん**[万/満] [名]↓漢字項目を見よ。 **まん**[真ん] 造語[「真ん〜」の形で」「ほんとうの」「完全な」の意味をそえる。「―中」「―まるい月」「―前にある」▽「真」がナ行・マ行の音で始まることばに付くときの形。 **マン** [名]①造語その仕事に従事する人。男。「スポーツマン・バン」「サラリーー」「証券」「man②人名「トマス・マン」 **まんいち**[万一] [名]①画①〈名〉めったにないが、まれにはあるかもしれないこと。「―に備える」「―のことがあったら」▽万のうちに一つという意味。 <1307> ①[副]ひょっとして。もしも。「―行けなかったら電話する」▼「まんいつ」「まんがいち」とも。 **まんいん【満員】** [名]人がいっぱいで、はいれないこと。定員に達すること。「―御礼」「―電車」 **まんえつ【満悦】** [名]満足して喜ぶこと。「―の体」「―至極」 **まんえん【×蔓延】** [名・スル]伝染病などの悪いものがはびこりひろがること。「インフルエンザが―する」 **まんが【漫画】** [名]①風刺などをふくむ、こっけいな絵。単純な線で誇張してえがく。「四こま―」②絵を中心に書いた物語。コミック。「少女―」▼ばかばかしくて、ふきだしてしまうようなこともいう。「することなすことまるで―だ」 **まんかい【満開】** [名]花がじゅうぶんに開くこと。すっかり咲くこと。「―の桜」「梅が―になる」 **まんがいち【万が一】** [名・副]→「まんいち」 **まんがん【満願】** [名]日数を限って神仏に願いごとをした、その期間が終わること。「きょうで―になる」[類]結願 **マンガン【満貫】** [名]マージャンで、最高点のあがり。▽中国語。 **マンガン** [名]金属元素の一つ。赤灰色で、鉄に似ているが、やわらかい。合金などに使う。元素記号 Mn [Mangan] **まんかんしょく【満艦飾】** [名]①祝祭日に、停泊中の軍艦が旗や電灯などで艦全体をかざりたてること。②女性がはでに着かざること。「きょうは―の彼女」▼「満艦色」は誤り。 **まんき【満期】** [名]きめられた期日に達すること。「保険が―になる」「三年―」 **まんきつ【満喫】** [名・スル]心ゆくまで味わい、満足すること。「山海の珍味を―する」「高原の秋を―する」▽じゅうぶんに飲食するという意味。 **マンゴスチン** [名]オトギリソウ科の常緑高木。まるいうすむらさき色の実は食用。果皮は染料にする。[mangosteen] **まんざ【満座】** [名]その場に集まっている人、全部。「―の注目を集める」「―同音」 **まんさい【満載】** [名・スル]①人や荷物などをいっぱいに積みこむこと。「荷を―したトラック」②新聞や雑誌などで、関係記事をいっぱいのせること。「特集記事―」▼「万載」は誤り。 **まんざい【漫才】** [名]ふつう、二人でコンビを組み、こっけいなことばのやりとりで客を笑わせる演芸。「かけあい―」「上方―」▽「万歳」が変化したもの。 **まんざい【万歳】** [名]正月、家々を回って、新年を祝う歌や舞いをする人。えぼし姿で、つづみに合わせてまう。「三河―」▽「ばんざい」と読めば別の語。 **まんさく【万作】** [名]マンサク科の落葉小高木。早春、葉にさきだって黄色い線形の花が咲く。 **まんさく【満作】** [名]農作物がよく実ること。豊作。[類]豊年[反]不作 **まんざどうおん【満座同音】** [四字熟語]その場にいる全員が同じ考えを言うこと。「―で異論はない」 **まんざら【満更】** [副]「まんざら〜ない」の形で全然だめだとはいえないようす。必ずしも・・・ない。「―捨てたものでもない」「―でもないようすだ」▽「まっさら」の変化した形。どちらかといえばいい、まあまあだ、という気持ちで使う。 **まんざん【満山】** [名]山全体。山じゅう。また、寺じゅう。「―の紅葉」[類]全山 **まんじ【×卍・×卐】** [名]仏教で、めでたいしるし。▽地図では寺院をあらわす記号。万字という意味。左まんじ(卍)と右まんじ(卐)があるが、はっきりした区別はない。 **卍どもえで戦う** 敵・味方が入り乱れて戦う。 **まんしゃ【満車】** [名]駐車場などが車でいっぱいになること。[反]空車 **まんじゅう【×饅頭】** [名]小麦粉でつくった皮にあんや肉などを包んで蒸した食べもの。「中華―」 **まんしゅうこく【満州国・満×洲国】** [名]一九三二年、日本が、中国東北部につくった国。国際的には認められなかった。第二次世界大戦で日本が敗戦したため、四五年に消滅した。 **まんしゅうじへん【満州事変】** [名]一九三一―三二年。南満州鉄道爆破事件をきっかけに、日本が中国東北部を侵略した戦い。日本は、満州国をつくったことで国際連盟の非難を受け、連盟を脱退した。▽「事変」と呼ぶのは、日本が宣戦布告をしなかったため。 **まんじゅしゃげ【×曼珠沙華】** [名]「ひがんばな」の別名。 **まんじょう【満場】** [名]その会場にいる人すべて。「―の諸君」▽「万場」は誤り。 **まんじょういっち【満場一致】** [四字熟語]その会場にいる全員の意見が同じにまとまること。「―で可決」[類]全会一致 **マンション** [名]中高層の集合住宅。高級アパート。▽もとの意味は「大きな屋敷」。[mansion] **まんくあわせ【万句合わせ・万句合】** [国語]江戸時代中ごろに、付句を一般から募集して、すぐれた句を選んだもの。また、高点をえた句を選んで印刷した句集。 **まんじりともしない** 少しもねむることができな <1308> い。一睡もしない。「昨夜は心配で、まんじりともしなかった」 **まんしん【満身】** [名]からだ全体。からだじゅう。全身。「―の力をこめる」「―創痍」[類]渾身 **まんしん【慢心】** [名]実際以上に、自分の才能がすぐれていたり、えらいと思ったりして、いい気になること。おごりたかぶること。「勝っても―するな」▽「漫心」は誤り。 **まんしんそうい【満身創痍】** [四字熟語]からだじゅうに傷があること。また、まわりから激しく非難されて、精神的にひどく傷つくこと。▽「創」も「痍」も傷のこと。 **まんすい【満水】** [名]水がいっぱいになること。「大雨でダムが―になる」 **マンスリー** [名]毎月一回発行される刊行物。月刊誌。[monthly] **まんせい【慢性】** [名]①症状に急激な変化はないが、長びいてなかなか治らない病気の性質。「―胃炎」[反]急性②好ましくない社会現象が長く続くこと。「―化した不景気」。「漫性」は誤り **まんぜん【漫然】** [形動]とりとめなくぼんやりとしているようす。「―と毎日を過ごす」「―とながめる」[類]のんべんだらり **まんだら【×曼陀羅・*曼荼羅】** [名]密教で、さとりの境地にあるたくさんの仏や菩薩を、模様のようにかいた絵。金剛界曼陀羅・胎蔵界曼陀羅など。 **まんタン【満タン】** [名]タンクに液体がいっぱいにはいっていること。「車のガソリンをーにする」 **まんだん【漫談】** [名・スル]とりとめもない話。また、風刺をきかせて世相や人情をおもしろく話す芸。「―をして時間をつぶす」「―をきく」 **まんちゃく【×瞞着】** [名・スル]あざむくこと。だますこと。「世人を―する」▽文章語。 **まんちょう【満潮】** [名]ふつう一日に二回、潮が満ちて海面の高さが高くなる状態。おもに月と太陽の引力によって起こる。[類]満ち潮[反]干潮 **マンツーマン** [名]一人に対して一人がつくこと。「―で特訓する」「―ディフェンス」[man-to-man] **まんてつ【満鉄】** [名]「南満州鉄道株式会社」の略。一九〇六年に設立された、日本の半官半民の特殊会社。日露戦争後、ポーツマス条約でロシアからえた満州(=中国、東北地方)の長春・旅順間の鉄道事業などを経営するために創設された。満州植民地支配に中心的な役割を果たしたが、四五年、日本の敗戦で閉鎖された。 **まんてん【満天】** [名]空いちめん。「―の星がまたたく」「―満地(=見わたすかぎり)の雪」[類]万天 **まんてん【満点】** [名]①試験などで、きめられた点数での最高点。「―をとる」②完全で、欠点のないこと。「サービス―」「スリル―」「百点―」▽「万点」は誤り。 **まんてんか【満天下】** [名]この世の中全体。全国。全世界。「―の話題をさらう」 **まんぞく【満足】** [名・形動]①[名・・スル]望むことが思いどおりになって、気持ちのいい状態であること。「―できる結果」「好奇心を―させる」②数学で、方程式の未知数に適当な数値をあたえたとき、等式が成立すること。「式を―させる数値」③[形動]たりないところがなく、じゅうぶんであるようす。「―な教育も受けられない」「五体―」 **マント** [名]かたからはおる、そでのない外套。[manteau] **マントル** [名]地球の、地殻と核の中間部分。地表の下、数十キロから二九〇〇キロで、地球の八〇%以上をしめる固体層。[mantle] **マントルピース** [名]洋式建築でかべに設けられた暖炉の上のかざりだな。また、暖炉そのもの。[mantelpiece] **まんなか【真ん中】** [名]ちょうど中心のところ。中央。まなか。「道の―」「三人きょうだいの―」「部屋の―」 **マンネリ** [名]型にはまった方法や形がくりかえされるだけで、おもしろみや新しさが感じられないこと。マンネリズム。「―におちいる」▽mannerism から。 **まんねん【万年】** [名・造語]①多くの年月。長い歳月。永久。「つるは千年、かめは―」②[造語][「万年〜」の形で]いつまでも変わらないことをあらわす。「―青年」「―娘」 **まんねんどこ【万年床】** [名]朝になってもあげないで、いつもしきっぱなしのふとん。「―にもぐりこむ」 **まんねんひつ【万年筆】** [名]軸の中にためたインクが自動的にペンさきに伝わって、インクをつけなくても書けるペン。 **まんねんゆき【万年雪】** [名]高山などで、一年じゅう消えないで残っている雪。 **まんねんれい【満年齢】** [名]生まれた年をゼロ歳とし、誕生日がくるたびに一歳加える年齢の数えかた。[反]数え年▽年齢を正式にいうときには、「満一五歳」のようにいう。 **まんば【漫罵】** [名・スル]むやみに相手をののしること。「衆人の中で―される」 **まんぱい【満杯】** [名]容器などが人やものでいっぱいになること。「スタンドはファンでーだ」 **まんびき【万引き】** [名・スル]店頭で、買い物をする客のふりをして商品をこっそりぬすむこと。また、その人。 **まんぴつ【漫筆】** [名]見聞きしたことを気楽に文章に書くこと。また、その文章。[類]随筆・漫録 **まんびょう【万病】** [名]あらゆる病気。「風邪は― <1309> **まんぴょう【漫評】** [名] 思いつくままの気ままな批評。 **まんぷく【満腹】** [名] 「スン[形動]腹がいっぱいになること。「―感」「たらふく食って―した」【反】空腹 **まんべんなく【満遍なく・万遍なく】** [副] すみずみまで、同じようにいきとどくようす。「―調査する」【類】くまなく **マンボ** [名] ラテン音楽の一つ。一九四〇年ころ、キューバでおこって世界的に流行した、激しいリズムをもつ音楽やダンス。一mambo **まんぼう【翻車魚】** [名] マンボウ科の海産魚。かだは卵円形で、尾びれがほとんどない。食用。 **マンホール** [名] 下水道などの点検や修理のときに出入り口となる、ふたつきの穴。「manhole **まんまく【×幔幕】** [名] 式場や会場に横長に張りめぐらす、紅白や黒白などの幕。「―を張る」 **まんまと** [副] 計画などが、思いどおりにうまくいくようす。「作戦は―成功した」「―だまされる」▽「うまうまと」の変化した形。 **まんまる【真ん丸】** [形動] ゆがみのない、完全な円形。「―な月」 **まんまん【満満】** [形動] 満ちあふれるほど、いっぱいになっているようす。「―と水をたたえるダム」「不平―」「―たる自信」 **まんまん【漫漫】** [形動] 水が遠く広びろと満ちているようす。「―たる湖水」▽文章語。 **まんめん【満面】** [名] 顔じゅう。顔全体。「―に朱[しゅ]を注ぐ(=いかりで顔を真っ赤にする)」「得意―」 **まんもく【満目】** [名] 見わたすかぎり。「―の紅葉」 **まんもくしょうじょう【満目×蕭条】** [名] [漢]見わたすかぎり草木がかれはてて、ものさびしいようす。 **マンモス** [名] [造語] ①〈名〉氷河期に北半球にすんでいた哺乳[ほにゅう]動物。ゾウに似る。高さ三~四[メートル]。長い毛でおおわれ、大きなきばをもつ。 ②〈造語>巨大にな。大型の。「―都市」「―団地」「ータンカー」「mammoth **まんゆう【漫遊】** [名] ―スとあちらこちらをあてもなく、気の向くまま旅行すること。「諸国—記」 **まんようがな【万葉仮名】** [名] 漢字の意味には関係なく、漢字の音や訓を借りて日本語の音をあらわした文字。たとえば、「海」を「宇美」、「山」を「也末」と書くなど。▽「万葉集」に多く用いられたことから。これをもとにして、平安時代に、ひらがな・かたかながつくられた。 **まんようしゅう【万葉集】** [名] 七八〇年ころの成立か。編集は長期にわたり、最終的には大伴家持[おおとものやかもち]によるとされる。わが国最古の歌集。短歌の他に長歌・旋頭歌[せどうか]・仏足石歌[ぶっそくせきか]など。五七調で素朴[そく]かつ重厚な歌が多い。約四五〇〇首。二○巻。 **まんようちょう【万葉調】** [名] 和歌の三大様式の一つ。「万葉集」の特徴的な歌風。力強く素朴で「ますらおぶり」といわれる。表現は現実的・直接的で、五七調を基調とし、二句・四句切れが多く、枕詞[まくらことば]・序詞[じょことば]・対句[ついく]が多く使われる。鎌倉時代の源実朝[みなもとのさねとも]、江戸時代の賀茂真淵[かものまぶち]が万葉調歌人として有名。近代にはいって、正岡子規[まさおかしき]が古今調を批判し、万葉調を尊重した短歌の革新を進め、斎藤茂吉[さいとうもきち]「アララギ」に継承[けいしょう]された。古今調・新古今調 **まんりき【万力】** [名] 工作するとき、ものが動かないようにはさんで固定する道具。バイス。「―でしめる」 **まんりょう【万両】** [名] ヤブコウジ科の常緑低木。夏に白い小花が咲き、冬に赤い実をつける。 **まんりょう【満了】** [名] きめられた期間がすっかり終わること。「任期―」【類】終了・修了 **「つかいわけ」** →「完了」を見よ。 **まんるい【満塁】** [名] 野球で、三つの塁すべてに走者がいること。フルベース。「―ホームラン」 **まんろく【漫録】** [名] 折おりに気のおもむくままに書きつづったもの。「病臥[びょうが]―」【類】漫筆▽多く、書名に使う。 **み【未】** **み** **み【味】** **み** **み【身】** [名] ①人間や動物の肉体。「―も心もささげる」「―のこなし」「鮭[さけ]の切りー」 ②自分自身。「―をもって示す」「わが―の不運」 ③立場。身分。「相手の―にもなってみろ」「―の程知らず」 ④刀の刀身。「ぬき―」「ほそ―の短剣[たんけん]」 ⑤ふたのある容器で、ものを入れるほう。 **み【×箕】** [名] 竹で編んだ農具。穀物[こくもつ]を入れ、ふり動かして殻[から]やごみをよりわける。「―でふるう」 **み【魅】** **み** **み** [名] [造語] 「「〜み」の形で」①そのような程度・状態・感じをあらわす。「あま―がたりない」「重―を感じる」 ②そのような場所やところをあらわす。「高―の見物」「深―にはまる」▼多く、形容詞の語幹に付いて名詞をつくる。 **み【実】** [名] ①植物の果実。また、植物の種子。「―がなる」「さやのーの入りがよい」 ②みそしるや吸いものなどに入れる野菜やとうふなど。具。「―だくさんのみそしる」 ③なかみ。内容。「―のある話」 **み【×巳】** [名] ①十二支の第六番目。ヘビ。 ②昔の方角の呼び名で、南南東。 ③昔の時刻の呼び名で、今の午前一〇時ごろ。また、その前後二時間。 **み【深】** [名] [周語] 「「み~」の形で」「美しい」「ほめるべき」という意味をそえることば。「―雪」「―山」 **み【御】** [名] [造語] 「「み~」の形で」神仏・天皇・貴人に関するものごとであることをあらわすことば。そこから、広く尊敬やていねいの気持ちもあらわす。「神の―子」「―仏[ほとけ]」「―心」 <1310> **み** **み**[身] [名]①からだ。「―のこなし」「鮭[きぃ]の切りー」②自分自身。「―をもって示す」「わが―の不運」③立場。身分。「相手の―にもなってみろ」「―の程知らず」④刀の刀身。「ぬき―」「ほそ―の短剣[燃]」⑤ふたのある容器で、ものを入れるほう。 > 身が立つ 生活できる。やっていける。「うで一本で―」 > 身が入る 気持ちを集中して一生けんめいになる。「勉強に身が入らない」 > 身から出たさび 自分がした悪いことのせいで、自分が苦しむこと。類[自業自得]だら > 身に余る 自分の身におさまりきれない。自分にとってじゅうぶんすぎる。過分である。「―光栄」 > 身に覚えがない 悪いことをしたおぼえがない。「―罪で捕らえられる」 > 身に染みる からだにしみこむように感じる。しみじみと深く感じる。「寒さが―」「人の親切が―」 > 身につける ●着る。「はかまを―」②からだから、はなさずに持つ。「大金を―」●知識や技術を自分のものにする。「学問を―」 > 身につまされる 他人のつらさや不幸が、自分のことのように思いやられる。「―事件」 > 身の置き所がない はずかしくて、どうしていいかわからないようす。 > 身の毛がよだつ (独立見出し) > 身の振り方 これからさき、どうやって生活していくかということ。「卒業後の―」 > 身二つになる 女性が子供を産む。 > 身も蓋もない あまりに露骨すぎて、味けない。むきだしでありすぎる。 > 身も世もない 自分のことも世間体[ぶん]も、かまっていられないほど悲しむようす。 > 身を誤る 悪の道にはいるなど、人生の根本にかかわる大きな失敗をする。 > 身を入れる 集中して真剣にがんばる。 > 身を起こす ①よい地位につく。出世[もっ]する。「一兵卒から―」②結婚して家庭をもつ。 > 身を切られるよう つらさや寒さが厳しいようす。 > 身を切るよう > 身を焦がす 恋に[ぃ]に夢中になって、思い苦しむ。こいこがれる。胸を焦がす > 身を粉にする ひたすら一生けんめい働く。「身を粉にして働く」▽「粉」の読みに注意。 > 身を捨ててこそ浮かぶ瀬[き]もあれ 自分はどうなってもいいという覚悟[ごく]があって、はじめて困難にうち勝てる。 > 身を立てる 仕事に就いて一人前[ん]の社会生活をする。また、立身出世する。「弁護士として―」 > 身を投じる 覚悟をきめて、事件や困難にたち向かう。「事件の渦中[ゅう]に―」 > 身を投げる 飛びこんで自殺する。「川に―」 > 身を引く ①自分から、ある立場や地位をしりぞく。「第一線から―」「―決意を固める」 > 身を持ち崩[くず]す まともでない、だらしない生活を送るようになる。「かけごとでー」 > 身をやつす わざとみすぼらしい身なりをする。「浮浪者に―」 > 身を寄せる 知り合いなどをたより、同居させてもらう。「おじの家に―」 **み**[実] [名]①植物の果実。また、植物の種子。「―がなる」「さやのーの入りがよい」②みそしるや吸いものなどに入れる野菜やとうふなど。具。「―だくさんのみそしる」③なかみ。内容。「―のある話」 **み**[×巳] [名]①十二支の第六番目。ヘビ。②昔の方角の呼び名で、南南東。③昔の時刻の呼び名で、今の午前一〇時ごろ。また、その前後二時間。 **み**[深] 周語『「み~」の形で」「美しい」「ほめるべき」という意味をそえることば。「―雪」「―山」 **み**[御] 造語『「み~」の形で」神仏・天皇・貴人に関するものごとであることをあらわすことば。そこから、広く尊敬[や]ていねいの気持ちもあらわす。「神の―子」「―仏☆」「―心」 **み**[×箕] [名]竹で編んだ農具。穀物[災]を入れ、ふり動かして殻[から]やごみをよりわける。「―でふるう」 **み** 造語[「〜み」の形で」①そのような程度・状態・感じをあらわす。「あま―がたりない」「重―を感じる」②そのような場所やところをあらわす。「高―の見物」「深―にはまる」▼多く、形容詞の語幹に付いて名詞をつくる。 **みあい**[見合い] [名]①結婚相手をきめるために、紹介者をあいだに立てて、男女がはじめて会うこと。「―写真」②つりあうこと。つりあい。「需給の―」 **みあう**[見合う] [動]①たがいに見る。「目と目」②つりあう。「収入に―生活」 **みあきる**[見飽きる] [動]圧□何回も見たので、見るのがいやになる。あきるほど見る。「見飽きた顔」 **みあげる**[見上げる] [下一]◎下から上のほうを見る。あおぎみる。「月を―」[↔]見下ろす②りっぱだと思う。「見上げた心構え」[↔]見下げる **みあたる**[見当たる] [動]国目当てのものが見つかる。目につく。「老眼鏡が見当たらない」 **みあやまる**[見誤る] [動]国みまちがえる。また、まちがった判断をする。「月光を雪と―」 **みあわせる**[見合わせる] [下一]◎たがいに見あう。「顔を―」②実行するのをやめて、ようすを見る。「出席を―」③比べて見る。対照する。「原稿[説]とー」 **みいだす**[見出す] [動]国みつけだす。発見する。「かくれた才能を―」 **ミーティング** [名]図会合。集会。うちあわせ。「スタッフー」「作業開始前の―」「meeting **みいでら**[三井寺] [名]園城寺の通り名。 <1311> **ミート** [名] ウシやブタなどの食用肉。| meat **ミイラ【《木乃伊】** [名] 人間や動物の死体がくさらずに、もとの形を保ったまま乾燥[かんそう]して固まったもの。「―化した死体」「mirra **ミイラ取りがミイラになる** 人を連れもどしに行ったきり自分も帰ってこなくなる。また、相手を説得するつもりが、逆に同調したりしてしまう。 **みいり【実入り】** [名] ①収入。所得。もうけ。「―の多い商売」 ②穀物の実が熟すこと。 **みいる** [動] 【見入る】中まで吸いこまれるように見る。くい入るように見る。「テレビに―」【魅入る】魔物[まもの]などが人にとりつく。「悪魔に魅入られた人」 **みうける【見受ける】** [動] ①目にする。みかける。「この辺でときどき―顔だ」 ②「「~と見受ける」の形で」ようすを見てそのように判断する。見てとる。「相当なうでまえと―」 **みうごき【身動き】** [名] からだを動かすこと。また、自由に活動すること。「混雑で―もできない」「資金難で―がとれない」▽下に不可能だという表現をともなうことが多い。 **みうしなう【見失う】** [動] それまで見えていたものがどこへいったのかわからなくなる。見えなくなる。「混雑にまぎれて―」「ボールのゆくえを―」 **みうち【身内】** [名] ①親子・きょうだいなど、ごく近い親類。肉親。血縁[けつえん]。「―に不幸があった」 ②同じ親分をもつ子分。 ③からだじゅう。「―がひきしまる」 **みうらあんじん【三浦按針】** [人] →「ウィリアム‐アダムズ」 **みうり【身売り】** [名] ①[スル]さきに受けとったかねとひきかえに、約束の期間、奉公すること。▽かねに困って経営できなくなった会社・組織などをそっくり売ることもいう。「工場の―」 **みえ【見栄、見】** [名] 実際以上に他人によく見せようとして、うわべをかざること。「―をはる」【類】体裁[ていさい]・外聞[がいぶん]【見得】歌舞伎[かぶき]で、役者が立ちまわりなどの動作の途中[とちゅう]で動きを止め、美しい形を客に見せること。「―を切る」▽ことさら自信のある態度をとることもいう。 **みえがくれ【見え隠れ】** [名] 見えたりかくれたりすること。「みえかくれ」とも。「月が雲間[くもま]に―する」 **みえすく【見え透く】** [動] 本心やたくらんでいることなどがすぐに見ぬける。「見え透いたおべっか」▽すきとおって底まで見えるという意味から。 **みえっぱり【見栄っ張り】** [形動] 他人によく思われようと、ことさらうわべをかざること。また、うわべをかざる人。みえぼう。 **みえぼう【見《栄坊】** [名] みえっぱり。 **みえる【見える】** [動] ①ものが目に映る。しぜんに目にはいる。「川が―」 ②見ることができる。「月のクレーターまでー」 ③それらしく思われる。・・・と思われる。「強そうに―」「気になると―」 ④「来る」を敬っていうことば。「先生が家に―」 **みお【×澪・水脈】** [名] 川や海の岸近くで、船が航行できる深い水路。みよ。「―つくし」 **みおくる【見送る】** [動] ①去っていく人を立ったままで見守る。「出発を―」「駅まで―」【反】出迎える ②見ているだけでやりすごす。「ストライクを―」 ③するのをやめて、さきにのばす。「採決を―」 ④死ぬまで世話をする。「両親を―」 **みおさめ【見納め・見収め】** [名] それを見る最後の機会となること。「この世の―」 **みおつくし【×澪、標】** [名] 水路や水深を示すためにしるしとして立てたくい。 **みおとす【見落とす】** [動] 見たのにうっかりして、気づかないで過ごす。「ゼロを一つー」【類】見逃がす **みおとり【見劣り】** [名] 見比べると、他のものよりおとって見えること。「おとなに―しない体格」【反】見栄え **みおぼえ【見覚え】** [名] 前に見た記憶があること。「―のある顔」 **みおも【身重】** [名] 妊娠していること。みもち。「―の身」▽身体の中にもう一つ身体が重なることから。 **みおろす【見下ろす】** [動] 高いところから下のほうを見る。「下界を―」【反】見上げる **みかい【未開】** [名] ①物質文明が発達したあとで、その影響[えいきょう]を受けずに、原始生活の性格を保っていること。「―の社会」【反】野蛮[やばん] ②まだ開拓[かいたく]・開発がされていないこと。「―の山野」「―の研究分野」 **みかえし【見返し】** [名] ①もう一度よく見ること。見なおし。 ②本の表紙の裏側と対向面の部分。「―に著者のサインがある」→図「ほん(本)」 ③洋裁で、前あきやそで口などをしまつするために、裏側にぬいつける布。▽「身返し」は誤り。 **みかえす【見返す】** [動] ①以前に見たり読んだりしたものを、もう一度見る。「答案を―」【類】見直す ②見ている相手をこちらからも見る。「目を―」 ③ばかにされたしかえしに、りっぱなことをして相手にその結果を見せつける。「今に見返してやる」 ④後ろをふり向いて見る。みかえる。 **みかえり【見返り】** [名] ①借金の保証や担保。また、やってもらったことにこたえて、さしだすもの。「―を要求する」「資金」 ②後ろをふりかえること。ふり向くこと。「―の松」「美人」 **みかえる【見返る】** [動] 後ろをふり向いて見る。みかえす。「通りすぎてからふと―」 **みがきあげる【磨き上げる】** [動] ①みがいて仕上げる。また、洗練されたものにする。「ゆかをぴかぴかに―」「磨き上げたうでまえ」 **みがきこ【磨き粉】** [名] ものをみがくのに使う粉。みがきずな。 **みがきたてる【磨き立てる】** [動] 目立つように美しくみがく。「玉を―」 **みがきにしん【身欠き×練】** [名] 頭と尾を切りとったニシンを、二つにさいて干した食品。みかき。▽「磨き練」は誤り。 <1312> **みかぎる【見限る】** [動] それまで期待をかけてきたが、これ以上見こみがない、相手にするのはここまでだとしてやめる。「親もすっかりー」「会社を―」【類】見捨てる・見放す **みかく【味覚】** [名] 舌で感じる味の感覚。あまい・すっぱい・苦い・塩からいなど。「―がするどい」「―の秋」 **みがく【磨く・研く】** [動] ①こすってつやを出したり、形を整えてなめらかにしたりする。「くつを―」 ②技能を上達させ、学問を深める。みがきをかける。「うでを―」 **みかけ【見掛け】** [名] 外から見て受ける感じ。「人は―によらぬもの」【類】上辺[うわべ]・外見・見場[みば] **みかげいし【御影石】** [名] 「花崗岩[かこうがん]」の別名。▽神戸の御影[みかげ]が有名な産地であったことから。 **みかけだおし【見掛け倒し】** [名] 外から見た感じはいいが、内容がそれにともなっていないこと。「―の料理」【類】看板倒れ・羊頭狗肉[ようとうくにく] **みかける【見掛ける】** [動] はたからたまたま見る。「ときどき一人」「この人を見掛けませんでしたか」 **みかた【見方】** [名] ①見て理解する方法。「芝居の―」「時刻表の―」 ②ある立場に立った考えかた。見解。「専門家の―」「―を変える」 **みかた【味方】** [名] ①自分と同じ目的や考えかたをもつ仲間。「―にひき入れる」【反】敵 ②加勢すること。力を貸すこと。「母はいつも弟に―する」 **みかづき【三日月】** [名] 細い、弓のような形の月。▽月の満ち欠けをもとにした陰暦[いんれき]で、毎月三日ごろにこの形の月が出ることから。♪巻末「月齢表」参照。 **みがって【身勝手】** [形動] 何かにつけ自分の都合[つごう]のいいように行動すること。「―な行動をとる」【類】自分勝手 **みかど【帝・御門】** [名] 「天皇」の古い言い方。「一の威光」【類】天子 **みかねる【見兼ねる】** [動] だまって見ていられなくなる。「見るに見兼ねててつだう」 **みがまえ【身構え】** [名] 敵や相手に対して、すぐに攻撃[こうげき]や防御ができる姿勢。 **みがまえる【身構える】** [動] 向かってくる相手に対して、姿勢を整える。「さあ来いと―」 **みがら【身柄】** [名] 問題になっている当人の、からだ。「犯人の―をあずかる」▽人を保護したり、ひきとったりする場合に使う。 **みがる【身軽】** [形動] ①からだが軽く動くようす。「―に川を飛びこえる」「―な服装」 ②責任や義務などがなくて、気楽に行動できるようす。「子育てが終わり―になる」 **みかわ【三河・参河】** [名] 旧国名。今の愛知県東部。東海道の一国。三州[さんしゅう]。「―万歳」 **みかわす【見交わす】** [動] たがいに相手を見る。「目と目を―」 **みがわり【身代わり】** [名] 他人に代わって危険や死をひきうけること。また、その人。「人質[ひとじち]の―となる」 **みかん【未刊】** [名] 書物などが、まだ発行されていないこと。「―の全集」【反】既刊 **みかん【未完】** [名] まだ完全にはできあがっていないとと。「―の大器」 **みかん【×蜜×柑】** [名] ミカン科の常緑小高木。初夏に白い花が咲く。果実は冬の代表的なくだもの。種類は多い。▽「密柑」は誤り。 **みかんせい【未完成】** [形動] まだ全部は完成していないこと。「―の作品」 **みき【幹】** [名] ①木で、そこから枝や葉が出る太い部分。「―の太い杉」 ②ものごとの重要な部分。根幹。 **みぎ【右】** [名] ①南を向いたとき西にあたるほう。また、そちら側の手や足。「正面に向かって―」「―投げ左打ち」【反】左 ②縦書きの文章で、前に書いたこと。「―に同じ」 ③古くからのやりかたを守り、急には変えない思想傾向[けいこう]。保守。右翼[うよく]。「―寄りの考えかた」【反】左▼古い日本語では、miの音と ni の音とは交代することがあった。昔、ミホドリ・ニホドリ、ミラ・ニラ(韮)などと言った。だから、ミギはニギだったと考えると、ニギは「逃げ」と語源が同じで、「没ぢする」こと。つまり、南を向いて太陽が没する方向。左が、「ひ(日)だ(出)り(方向)」であるのと対する。右から左へ 受けとった金品などをすぐに人にわたしてしまうこと。右と言えば左 なんでも他人の言うことに反対すること。右に出るものがない いちばんすぐれている。▽昔、中国では右を上位としたことから。 **みぎうで【右腕】** [名] ①右側のうで。【反】左腕, ②いちばん信頼している有能な部下。「社長の―ともたのむ人物」【類】片腕[かたうで]・腹心 **みきき【見聞き】** [名] ―スと直接、見たり聞いたりすること。「―したことを話す」【類】見聞[けんぶん] **みぎきき【右利き】** [名] 右手が左手よりうまく使えること。また、その人。【反】左利き **ミキサー** [名] ①野菜やくだものなどの食品をくだいてかきまぜる電気器具。 ②コンクリートをつくるためにセメントや砂利[じゃり]などをまぜあわせる機械。コンクリートミキサー。 ③放送局などで、音声を調整する装置。また、音声を調整する技術者。一mixer **みぎて【右手】** [名] 右の手。また、右のほう。右側。「―に見える山」【反】左手 **みぎひだり【右左】** [名] ①みぎと、ひだり。 ②右と左をまちがえること。逆。あべこべ。「手ぶくろがーだよ」 **みきり【見切り】** [名] ①みきること。「才能に―をつける」「―発車(=解決しきれない問題をかかえたままものごとを進行させてしまうこと)」「品」 **みぎり【×砌】** [名] 「「~のみぎり」の形で」・・・のとき。・・・のおり。改まった言い方。「幼少のー」「上京の―」『手紙文に使うことが多い。「残暑の―、いかがお過ごしですか」。もと、庭などで、雨のしずくを受けるために石をしいた場所。「水限[すいげん]」という意味。 <1313> **みきる【見切る】** [動] ①これ以上はだめだとあきらめて、とりあつかうことをやめる。【類】見捨てる▽自分のことについてもいう。「見限る」は、他人のこと。 ②もうけをあきらめ、値引きして安く売る。「一〇〇円にー」 ③最後まで全部見終わる。 **みぎれい【身奇麗・身×綺麗】** [形動] 身なりや身のまわりが清潔で、こざっぱりとしているようす。「いつも―にしている」「―な暮らしぶり」 **みきろふう【三木露風】** [人] 一八八九-一九六四年。明治から昭和期の詩人。兵庫県生まれ。本名は操[みさお]。フランス象徴[しょうちょう]詩の流れをくみ、神秘的な詩をつくり、北原白秋[きたはらはくしゅう]と並び称[しょう]せられた。詩集「廃園[はいえん]」「白き手の猟人[かりゅうど]」など。 **みぎわ【×汀・×渚】** [名] みずぎわ。なぎさ。「―に遊ぶ千鳥」▽「水際[みずぎわ]」という意味。 **みきわめる【見極める】** [動] 最後までつきつめて見て、ものごとの真相をはっきりとつかむ。「真実を―」「結果を―」 **みくだす【見下す】** [動] 相手をばかにした態度をとる。みさげる。「人を―」【類】見くびる **みくだりはん【三行半】** [名] 昔、夫が妻にわたした離縁状。▽簡略に三行し半で書いたことから。 **みくびる【見×縊る】** [動] 相手の力をたいしたことはないと見てばかにする。「子供だと―」【類】見下だす **みくらべる【見比べる】** [動] ①いくつかのものを見て質や形を比べる。「顔を―」 ②検討してみる。かんがえあわせる。「二案を―」 **みぐるしい【見苦しい】** [形] 相手のようすが、見るだけでも不快である。「―服装」「あきらめが悪いのは―」【類】みっともない **みぐるみ【身ぐるみ】** [名] 身につけているもの全部。「―ぬいで置いていけ」▽着物をとられたり、はがされたりするときに使う。 **ミクロ** [名] [遷語] ①極小。微小[びしょう]。また、個別的。部分的。「―の世界」「―経済」「―コスモス(=小宇宙)」【反】マクロ ②「マイクロ」「micro, Mikro **ミクロネシア** [名] 太平洋上の島々の三大区分の一つ。一八〇度の経線よりも西で、赤道より北の地域。マーシャル諸島などがある。「Micronesia **ミクロン** [名] [造語] メートル法で、長さの単位。一[ミリ]メートルの一○○○分の一。記号は〃 ▽現在は「マイクロメートル」を使う。一micron **みけ【三毛】** [名] 白・黒・茶色のまじった毛色。また、その毛色のネコ。 **ミケーネぶんめい【ミケーネ文明】** [名] 前一五世紀-前一二世紀。ギリシャ南部で栄えたアカイア人の文明。クレタ文明を継承して、城壁[じょうへき]のある宮殿[きゅうでん]を築き、青銅器を使用した。ドーリア人の侵入りで滅亡[めつぼう]。ミュケナイ文明。 **みけつ【未決】** [名] ①まだきまっていないこと。決裁がとれていないこと。「―書類」 ②裁判で、有罪か無罪かがまだきまっていないこと。「―囚[しゅう]」【反】既決[きけつ] **ミケランジェロ** [人] 一四七五-一五六四年。イタリアの画家・彫刻家・建築家。ルネサンスの代表的芸術家。絵に「最後の審判[しんぱん]」、彫刻に「ダヴィデ」の大理石像、建築ではサン・ピエトロ寺院の設計がとくに知られる。- Michelangelo Buonarroti **みけん【未見】** [名] まだ見ていないこと。また、まだ会ったことがないこと。「―の文書」「―の人物」 **みけん【×眉間】** [名] まゆとまゆとのあいだ。ひたいの真ん中。「―にしわを寄せる」 **みごうしゃ【見巧者】** [名] 見慣れていて見かたがうまいこと。また、その人。「芝居の―」 **みこし【見越し】** [名] へだてたものごしに見えること。「―の松(=門の内のへいぎわに植えたマツ)」 **みこし【御輿・神輿】** [名] 祭りのときに大勢でかつぐ、神体をおさめたもの。おみこし。「[かぞえ方]挺[ちょう]・基[き]・座[ざ]御輿を上げる こしをあげて立ちあがる。また、いよいよ仕事を始める。▽「輿」を「腰~」にかけたもの。御輿をかつぐ 人を、トップの座に祭りあげておだてる。御輿を据える こしを落ち着けて動こうとしない。また、ゆったりと構える。 **みごしらえ【身×拵え】** [名] 服装を整えること。「山登りの―」【類】身支度[みじたく] **みこす【見越す】** [動] ①きっとこうなるだろうと、なりゆきを予測する。「品薄[しなうす]になることを見越して仕入れた」【類】見通す ②障害物をへだてて見る。 **みごたえ【見応え】** [名] 見るだけの値打ちやおもしろさ。「―のある演技」 **みごと【見事】** [形動] ①やりかたやできばえなどが、あざやかですぐれているようす。「吉野[よしの]の桜は―だ」「―に大役を果たす」【類】素晴らしい ②すっかり。まるっきり。「―なしくじり」「―に転ぶ」「ものの―にだまされた」▽ひどい失敗などを逆説的に強調していう。▼「美事」とも当てる。 **つかいわけ** 見事・立派,||「見事」は、外から見たできばえのすばらしさ。「見事なうでまえ」。「立派」は、どこへ出してもひけをとらず、一人前[いちにんまえ]に通用するすばらしさ。「立派な信念」。 **みことのり【詔・勅】** [名] 天皇の述べたことばや文書。 <1314> **みこみ【見込み】** [名] ①将来についての予想。また、将来への期待や望みがかなう可能性。「―ちがい」「来春卒業の―」「優勝の―はない」【類】見通し ②有望だと期待すること。「将来性を見込まれる」 **みこむ【見込む】** [動] ①こうなるだろうという一つの思いこみを胸にいだく。「利益を―」 ③執念[しゅうねん]深く見る。「へびに見込まれたかえる」 **みごもる【身籠る】** [動] 妊娠する。 **みごろ【身×頃・×袴】** [名] 衣服で、そで・えりなどを除いた、胴体[どうたい]をおおう部分。「前―」 **みごろ【見×頃】** [名] 見るのにちょうどいい時期。見どき。「週末は桜のーだ」 **みごろし【見殺し】** [名] 人が殺されそうだったり、また苦しんだりしているのを見ていながら、何もせず助けてやらないこと。「友人を―にはできない」 **みこん【未婚】** [名] まだ結婚していないこと。「―の母」【反】既婚[きこん] **ミサ** [名] カトリック教会で、人間の罪のつぐないと神のめぐみをいのる儀式[ぎしき]。また、そこで歌う賛美歌。ミサ曲。▽「弥撒」と当てる。「missa **みさい【未済】** [名] まだ済んでいないこと。とくに借金などの返済が終わっていないこと。【反】既済[きさい] **ミサイル** [名] ロケットエンジンなどをもち、誘導装置によって目標に命中する爆弾[ばくだん]。誘導弾。「大陸間弾道―」「―基地」「[かぞえ方]基[き] missile **みさお【操】** [名] ①自分の立てた目標や考えを、守りとおすこと。【類】節操[せっそう] ②貞操[ていそう]。「―を守る」【もとは、「み(神)さを(青)」。神々しい青の美しさということ。】操を立てる ①主義や主張をかたく守りとおす。節操や忠誠心をつらぬく。 ②女性が愛する人のために貞操を守る。 **みさかい【見境】** [名] ものごとのよしあしの区別。見分けかた。「前後の―もなく行動する」【類】分別 **みさき【岬】** [名] 海や湖につき出している陸地のさき。「ーめぐり」▽大きいものは半島と呼ばれる。 **みさげはてた【見下げ果てた】** [連語] 「見下げた」を強めた言い方。これ以下はないほど軽べつすべきようす。「―根性の持ち主」 **みさげる【見下げる】** [動] 相手をくだらない人間だと思って、ばかにする。「見下げた男だ」【類】見下す・さげすむ【反】見上げる **みささぎ【陵】** [名] 天皇や皇后の墓。御陵[ごりょう]。 **みさだめる【見定める】** [動] はっきりするまで、よく見て確かに決定する。「ことのなりゆきを―」 **みざる(見ざる)聞かざる言わざる** よけいなことは、見ない、聞かない、言わないほうがいいということ。▽目・耳・口を両手でふさいだ三びきのサルの像と、打消[うちけ]しの助動詞「ず」の連体形「ざる」をかけたもの。 **みじかい【短い】** [形] ①もののはしからはしまでのあいだが小さい。「―廊下」「着物のたけが―」 ②時間の始まりから終わりまでのへだたりが小さい。「一旅行」「一人生」「夏の夜は―」 ③[「気が短い」の形で」せっかちだ。短気。「気が―」【類】性急【反】長い **ミシシッピがわ【ミシシッピ川】** [名] アメリカ合衆国中部を南に流れ、メキシコ湾[わん]に注ぐ川。流域は世界的な農業地帯。 **みじたく【身支度・身仕度】** [名] 目的に合わせて身なりを整えること。身ごしらえ。「外出の―をする」【類】身じまい・身ごしらえ **みしまみちつね【三島通庸】** [人] 一八三五-八八年。幕末・明治期の内務官僚[かんりょう]。薩摩藩士[さつまはんし]。福島事件・加波山[かばさん]事件を制圧したのをはじめとして、自由民権運動の弾圧[だんあつ]にあたった。のちに警視総監となり、保安条例を執行した。 **みしまゆきお【三島由紀夫】** [人] 一九二五-七〇年。昭和期の小説家・劇作家。東京生まれ。本名は平岡公威[きみたけ]。日本浪曼[ろうまん]派の影響を受ける。様式美にあこがれて唯美主義を目ざしたが、しだいにナショナリズムにかたむき、楯[たて]の会を結成。自衛隊市ヶ谷駐屯地[ちゅうとんち]で割腹自殺した。小説「仮面の告白」「潮騒[しおさい]」「金閣寺」「豊饒[ほうじょう]の海」など。 **みじめ【惨め】** [形動] いたいたしくあわれなようす。また、情けないようす。「―な生活」「―な思い」 **みしゅう【未収】** [名] まだ収納や徴収をしていないこと。「会費の一分」 **みじゅく【未熟】** [形動] ①くだものなどが、まだじゅうぶんに育ちあがっていないようす。 ②学問・技術・人格・作品などが、まだじゅうぶんにできあがっていなくて一人前[いちにんまえ]でないようす。「―者ですがよろしく」「若いころの―な作品」【類】半人前[はんにんまえ]・未成熟【反】円熟 **みじゅくじ【未熟児】** [名] 生まれたときの体重が二五〇〇[グラム]に達しない赤んぼう。 **みしょう【未詳】** [名] まだ、くわしくわからないこと。「作者―」【類】不詳[ふしょう] **みしょう【実生】** [名] 種から芽を出して生長すること。また、種から生長した植物。みばえ。 **みしらず【身知らず】** [形動] ①自分の能力や地位などを考えないこと。身の程知らず。「―な望み」 ②からだをたいせつにしないこと。むこうみず。 **みしりごし【身知り越し】** [名] 以前からの知りあいであること。また、その人。顔見知り。「―の仲」 **みしる【見知る】** [動] 以前に見て知っている。「見知らぬ人に声をかけられる」「お見知りおきください」 **みじろぎ【身動ぎ】** [名] からだをほんの少しばかり動かすこと。みうごき。「―もせず息をひそめる」▼ふつう、下に打消[うちけ]しの語をともなう。 <1315> **ミシン** [名] ①布や革[かわ]などをぬう機械。「―をふむ」 ②切手や印紙を切りはなしやすくするための、点線状の小さな穴。ミシン目。「―を入れる」▼sewing machine から。 **みじん【微塵】** [名] ①細かいちりやほこり。また、とても細かいこと。「こっぱー」「―切り」 ②[「みじんも」の形で」少しも。まったく。「いつわりなどーもない」▽下に打消の語をともなう。 **みじんこ【微塵子】** [名] 甲殻類に属する一~三[ミリメートル]の節足動物。半透明で、池や水田にすみ、魚のえさとなる。 **みす【御簾】** [名] 神前や宮殿[きゅうでん]などに用いるすだれを敬った言い方。 **ミス** [名] ①未婚女性の名の前に付けることば。「―山田」【反】ミスター・ミセス ②美人コンテストの優勝者となった未婚の女性。「―ユニバース」| Miss **ミス** [名] 失敗。やりそこない。失策。「本番では―は許されない」「ージャッジ」 「miss **みず【水】** [名] ①水素二、酸素一の割合で化合した液体。無色透明で生物が生きていくのに欠くことができないもの。飲用・洗浄・冷却[れいきゃく]・発電などに利用される。零[れい]度で氷となり、一〇〇度で沸騰[ふっとう]する。「―をえた魚のような活躍」【反】湯 ②すもうで、勝負が長びいたとき、しばらく休ませること。「―が入[い]る」水清ければ魚のおすまず あまりおこないが正しすぎると、かえって人に親しまれない。水と油 性質が正反対でまったく合わない。【類】犬と猿[さる]水に流す 過去のもめごとなどを、すべてなかったことにして仲直りする。「昔のことは―」水の泡[あわ] 努力や心づもりがすっかりむだになること。「せっかくの苦心も―だ」【類】水泡[すいほう]に帰す水のしたたるよう みずみずしい美男・美女をいうことば。「水もしたたるよう」とも。「―ないい男」水は方円[ほうえん]の器[うつわ]に従う 水が入れものによってどんな形にもなるように、人も相手や環境によってどのようにでも変わる。▽「方」は四角。水も漏らさぬ 警戒が厳しくて少しのすきもないようす。また、とても親密なようす。「―警備」「―仲」【類】蟻[あり]のはいでるすきもない水をあける 相手に大差をつける。水を打ったよう 会場などで、集まった大勢の人がしんと静まりかえっているようす。水を差す 仲のよい関係や、うまくいっていることにけちをつけてじゃまをする。「友好関係に―」水を向ける 相手が関心をもったり、話したりするようにさそいかける。 **ミズ** [名] 未婚・既婚を区別せず、女性の名の前に付けることば。▽男女差別をなくす考えかたから出たことば。「Ms. **みずあか【水×垢】** [名] 水にとけた不純物がたまったもの。「―がつく」「―を落とす」 **みずあげ【水揚げ】** [名] ①船の荷物を陸にあげること。陸揚げ。 ②魚がとれた量。漁獲量。また、水商売などの売上高。「さんまの―」 ③切り花で、水をよく吸いあげるようにすること。 ④芸者・遊女がはじめて客をとること。 **みずあたり【水中り】** [名] なま水を飲んで胃腸をこわすこと。 **みずあび【水浴び】** [名] ①からだに水をかぶること。すいよく。 ②水泳。「川〈ーに行く」 **みずあめ【水×飴】** [名] でんぷんを糖[とう]に分解してつくった、透明でとろっとしたねばりけのあるあめ。 **みずあらい【水洗い】** [名] 水だけで洗うこと。「すいせん」。「野菜を―する」 **みすい【未遂】** [名] 悪事などの計画が、実行できずに終わったり、最後までやりとげられなかったりすること。「クーデターが―に終わる」「自殺―」【反】既遂[きすい]「▽「みつい」と読むのは誤り。 **みずいらず【水入らず】** [名] 他人をまぜないで、親子やきょうだいなど、家族・近親者だけで集まっていること。「親子―」 **みずいり【水入り】** [名] すもうで、勝負が長びいたときに、しばらく休みを入れること。みず。「―の大一番[おおいちばん]」 **みずいろ【水色】** [名] うすい青色。うすいあい色。 **みずうみ【湖】** [名] 池や沼より大きくて、水をたたえたところ。「森の―」 **みすえる【見据える】** [動] ①視線を動かさずに見る。「相手の目を―」 ②ものごとの特質や内容を理解するために、よく見る。「事態の推移を―」 **みずおち【×鳩尾】** [名] →「みぞおち」 **みずかがみ【水鏡】** [名] ①水面に姿や形が映ること。また、水面を鏡として姿を映してみること。 ②一一九五年か。中山忠親[なかやまさだちか]の作という。四鏡[しきょう]の一つ。「大鏡」以前の神武天皇から仁明[にんみょう]天皇までのことを編年体でしるした歴史物語。三巻。 **みずかき【水×搔き・×僕】** [名] 水鳥やカエルの手足の指のあいだにあるうすい膜[まく]。泳ぐときにこれで水をかく。 **みずかけろん【水掛け論】** [名] たがいに自分の考えばかりを主張してまげようとせず、解決のつかない議論。「―に終わる」 **みずかさ【水×嵩】** [名] 川や池などの水の分量。水量。「ひでりでダムの―が減る」 **みずがし【水菓子】** [名] 「くだもの」の古い言い方。 **みすかす【見透かす】** [動] 表面にあらわれていない真実の姿を見ぬく。「手の内を見透かされる」【類】見抜く・見通す **「つかいわけ」** →「見破る」を見よ。 **みずから【自ら】** [名] [副] ①〈副〉自分から積極的にするようす。ほかの人ではなく、自分自身で。「―先頭に立つ」「―実行する」 ②〈名〉自分自身。「―の道を切り開く」「―に言いきかせる」▽天皇など、貴人の場合は「親[み]みずから」とも書く。 <1316> **みずがれ【水×涸れ】** [名] ひでりなどで、川や田や貯水池の水がなくなってしまうこと。 **みずき【水木】** [名] ミズキ科の落葉高木。夏、白い花が咲く。庭木や細工物[さいくもの]にする。▽春、枝を折ると、樹液がしたたることから。 **みずぎ【水着】** [名] 水泳をするときに身につける衣服。海水着。 **みずききん【水飢饉】** [名] ひでりが続いて、飲み水や農業用水が不足すること。 **ミスキャスト** [名] 配役を失敗すること。不適切な配役。| miscast **みずきり【水切り】** [名] ①水分をなくすこと。また、そのために使う道具。 ②生け花などで、水あげをよくするために、水中で茎[くき]を切ること。 ③水面に平行に石を投げて、水上ではずみながら進ませる遊び。 **みずぎわ【水際】** [名] ①陸地が海や川などと接する辺り。みぎわ。「―作戦」「―でくいとめる」【類】なぎさ ②とくに目立ってあざやかである。「―演技」 **みずくき【水茎】** [名] ふで。また、筆跡[ひっせき]。筆で書いた手紙。「―のあとも美しく」▽文章語。 **みずくさ【水草】** [名] 水中に生える草や藻。 **みずくさい【水臭い】** [形] ①親しいあいだがらなのに、他人のようによそよそしい。「―ことを言うな」【類】他人行儀 ②水分が多くて味がうすい。みずっぽい。「―酒」 **みずぐすり【水薬】** [名] 液体になっている飲み薬。 **みずぐるま【水車】** [名] →「すいしゃ」 **みずけ【水気】** [名] ①水分。「―が多い」「洗った野菜の―を切る」 ②水しぶきがとび散ってけむりのように見えるもの。「―をあげる」 **みずご【水子】** [名] ①流産・堕胎[だたい]した胎児。みずご。「―供養」「―地蔵」 ②生まれてまもない子。あかご。 **みずごころ【水心】** [名] →「うおごころ(魚心)あれば水心」 **みずぜめ【水責め】** [名] 水を使って拷問[ごうもん]すること。 **みすごす【見過ごす】** [動] ①見えるはずなのに、うっかりしていて気づかずにいる。「信号を―」「記事を―」【類】見落とす ②見て知っていながら、そのままにしておく。「こんどばかりは―わけにはいかない」【類】見逃がす **みずごり【水×垢離】** [名] 神仏に祈願するとき、水を浴びて心身を清めること。こり。「―をとる」 **みずさいばい【水栽培】** [名] 土を使わず、必要な養分をとかした水で植物を栽培する方法。水耕[すいこう]。「ヒヤシンスのー」 **みずさかずき【水杯】** [名] 生きて帰れないかもしれないときなどに、酒の代わりに水をさかずきについで飲みかわすこと。「別れの―」 **みずさきあんない【水先案内】** [名] 船が港や運河などを通るときに、進路の案内をすること。また、進路の案内をする人。パイロット。 **みずさし【水差し】** [名] コップ・花瓶・すずりなどに注ぐ水を入れておく器[うつわ]。水つぎ。 **みずしごと【水仕事】** [名] 炊事[すいじ]やせんたくなど、家庭で水を使ってする仕事。 **みずしょうばい【水商売】** [名] 客の人気しだいで、経営がよくも悪くもなる不安定な商売。飲食店や酒場など。 **みずしらず【見ず知らず】** [名] 一度も会ったことがないこと。また、会ったことのない人。「―の他人」 **みずすまし【水澄まし】** [名] ミズスマシ科の昆虫[こんちゅう]をまとめた呼び方。卵形の黒い虫で、水面をくるくる回りながら泳ぐ。 **みずぜめ【水攻め】** [名] ①城をせめる方法の一つ。敵の城に飲み水が届かないように給水路を断つこと。あるいは、川の水をせきとめて、城のまわりを水びたしにすること。 **ミスター** [名] ①男性の名の前に付けることば。【反】ミス・ミセス ②ある団体・分野を代表する男性。「―ベースボール」「Mr., Mister **みずたき【水炊き】** [名] 骨つきのニワトリの肉を、野菜などといっしょににたなべ料理。ぽん酢で食べる。 **みずたま【水玉】** [名] ①玉のようになった水の小さなつぶ。水滴[すいてき]。露。 ②小さなまるをいちめんに散らした模様。水玉模様。 **みずたまり【水×溜まり】** [名] くぼ地に雨水などがたまったところ。 **みずっぽい【水っぽい】** [形] 水でうすめたように味がうすくてまずい。みずくさい。「―カクテル」 **ミステーク** [名] スとあやまり。まちがい。失敗。ミス。一mistake **みずでっぽう【水鉄砲】** [名] 細長い筒[つつ]のさきの小さな穴から水を飛ばすおもちゃ。 **ミステリー** [名] ①神秘的なこと。ふしぎ。なぞ。「―ゾーン」 ②推理小説。「長編―」「mystery **みすてる【見捨てる・見。棄てる】** [動] めんどうをみたり、いい関係を保つことをやめる。【類】見限る・見放す **みずどけい【水時計】** [名] 昔の時計の一つ。容器にためた水を、小さな穴からしたたり落とし、その量によって時刻を計る。漏刻[ろうこく]。 **みずとり【水鳥】** [名] 川や湖などの水辺にすむ鳥。カモ・ハクチョウなど。 **みずなしがわ【水無し川】** [名] 雨が降ると水が流れるが、それ以外は水流の見られない川。ふだんは地下に浸透して伏流[ふくりゅう]している。涸れ川。 **みずのえ【×壬】** [名] 十干[じっかん]の第九。じん。▽五行[ごぎょう]で、「水の兄[え]」という意味。 **みずのただくに【水野忠邦】** [人] 一七九四-一八五一年。江戸後期の老中[ろうじゅう]。浜松藩主・京都所司代などを歴任し、天保の改革をくわだてたが厳しすぎて失敗。失意のうちに死去した。 <1317> **みずのと【×癸】** [名]十干の第一〇。き。五行で、「水の弟」という意味。 **みずのみびゃくしょう【水飲み百姓・水×呑み百姓】** [名]昔、自分の田畑をもたない貧しい農民をあなどって言ったことば。 **みずはけ【水×捌け】** [名]不要な水が流れ去るぐあい。「―がいい土地」[類]排水 **みずばしょう【水×芭蕉】** [名]サトイモ科の多年草。初夏、白色の苞[ほう]の中に棒状の黄色い小花をつける。尾瀬ヶ原のものが有名。 **みずばしら【水柱】** [名]水が水面から柱のようにふきあがったもの。「すいちゅう」とも。「―が立つ」 **みずばら【水腹】** [名]①水を飲みすぎて、腹がだぶだぶしていること。②水をたくさん飲んで空腹をしのぐこと。 **みずはらしゅうおうし【水原秋桜子】** [人名]一八九二―一九八一年。大正・昭和期の俳人。東京生まれ。本名は豊。「ホトトギス」から出て、「馬酔木[あしび]」を主宰。写生の中に叙情性をとりいれた。句集「葛飾」「霜林」など。 **みずひき【水引き】** [名]①おくりものの包みにかける紙ひも。数本の細いこよりをのりで固めたもの。祝いごとには紅白や金銀、不幸には黒白のものをかける。②タデ科の多年草。穂にまばらな赤い花をつけ、山野に生える。ミズヒキグサ。 **みずびたし【水浸し】** [名]水にすっかりつかること。「集中豪雨でゆかが―になる」[類]冠水 **みずぶくれ【水膨れ】** [名]皮ふの一部に水分がたまってふくれること。また、水分でふくれたもの。「やけどで―ができる」[類]水疱 **ミスプリント** [名]印刷の誤り。誤植。ミスプリ。「一行目のAはBの―です」[misprint] **みずべ【水辺】** [名]海・川・池など、水があるところのすぐ近く。水のほとり。みずぎわ。 **みずほ【×瑞穂】** [名]豊かでみずみずしいイネの穂。「―の国(=日本をほめていう呼び名)」 **みずぼうそう【水×疱瘡】** [名]子供に多い、ウイルス性の伝染病。全身に水のたまった赤いぼつぼつができ、熱も出る。水痘。 **みすぼらしい** [形]見た目にそまつで貧乏くさい。「―姿を見せる」「―家に住む」[類]みじめったらしい▽「身窄らしい」「見窄らしい」と書くことも。 **みずまくら【水×枕】** [名]中に氷や水を入れるゴム製のまくら。熱が出たとき頭を冷やす。 **みずまし【水増し】** [名・スル]①水を加えて量をふやすこと。②人数や金額を実際より多く見せかけること。「―入学」「―請求」 **みすみす【見す見す】** [副]①結果を目前にしながら。「―犯人をとりにがすとは何ごとか」「―損をした」②結果がわかっているのにそのまま。「勉強せずに―入学のチャンスをのがした」[類]むざむざ **みずみずしい【×瑞×瑞しい】** [形]生き生きとして若さが満ちあふれている。「―木々の緑」「―感覚」▽「水々しい」は誤り。 **みずむし【水虫】** [名]かびによる皮ふ病の一つ。手足の指のあいだなどにでき、ひどくかゆい **みずもの【水物】** [名]①水分を多くふくむもの。飲みものやくだもの。②条件や運などで変わりやすく、結果を予想することがむずかしいもの。「選挙は―だ」 **みずや【水屋】** [名]①寺や神社に参拝する人が手を洗い、きよめるところ。みたらし。②茶室についている、茶器を洗ったり、しまったりしておく場所。また、茶器や食器などを入れる戸だな。 **みずようかん【水羊羹】** [名]和菓子の一つ。寒天にアズキあんを加えて固めた、水けの多いようかん。夏の食べもの。 **みする【魅する】** [動]ふしぎな力で人の心を強くひきつけて、夢中にさせる。「観客を―演技」[類]魅了する・魅惑する▽「魅せられる」の形で使われることが多い。「山の美しさに魅せられる」 **ミセス** [名]既婚女性の名の前に付けることば。夫人。[反]ミス・ミスター[Mrs.] **みせかけ【見せ掛け】** [名]うわべ。外見。「―だけはりっぱだ」 **みせかける【見せ掛ける】** [動]いかにもそうであるかのように、うわべだけをつくって見せる。「実力以上に―」「安物を高価なものに―」 **みせがね【見せ金】** [名]取り引きで、相手を信用させるために見せるかね。 **みせがまえ【店構え】** [名]店のつくりや大きさ。店ごしらえ。「堂々とした―」 **みせけち【見せ、消ち】** [名]写本などで、消した文字が読めるように消すこと。 **みせさき【店先】** [名]店の前。店頭。「品物を―に並べる」 **みせじまい【店じまい】** [名・スル]①一日の商売を終えて店を閉めること。②商売をやめる。[類]閉店[反]店開き▽「店仕舞い」とも当てる。 **みせしめ【見せしめ】** [名]悪いことをした人をほかの人の前で罰して、同じようなことをしないようにすること。「―のために厳しく処分する」 **みせつける【見せ付ける】** [動]自慢そうにわざと人の目につくようにする。「お熱いところを―」[類]見せびらかす **みせどころ【見せ所】** [名]そこは、ぜひとも人に見せたい、見せるべきだと思うところ。みせば。「ここがうでの―」 **みぜに【身銭】** [名]自分のもっているかね。「―をきって人におごる」[類]自腹 <1318> **みせば【見せ場】** [名] 芝居や映画で、とくに、見ごたえがあり、役者が得意な演技をじっくり見せる場面。みせどころ。「ラストシーンがーだ」 **みせばん【店番】** [名] 店さきにいて客の相手をすること。また、その人。 **みせびらかす【見せびらかす】** [動] 自慢の持ちものなどをしきりに見せる。「高価な指輪を―」【類】見せ付ける▽「みせつける」は抽象的なことに、「みせびらかす」は具体的なものに使う。 **みせびらき【店開き】** [名] ①店をあけて、その日の商売を始めること。 ②新しく店を開いて商売を始めること。【類】開店【反】店じまい **みせもの【見せ物】** [名] ①料金をとって、多くの人にめずらしいものや曲芸などを見せること。また、見せるもの。「祭りには―小屋が出る」 ②まわりの人からおもしろがって見られること。「世間[せけん]のいい―になる」 ▼「見世物」とも当てる。 **みせられる【魅せられる】** [動] →「みする」 **みせる【見せる】** [動] ①人が見るようにしむける。外から見てわかるようにする。みさせる。「写真を―」「手の内を―」「景気回復のきざしを―」 ②みせかける。「年より若くー」 ③相手によくわからせる。経験させる。「つらい目を―」「目にものー」 ④見る価値があると思わせる。「なかなか―じゃないか」 ⑤〈補助〉「「~てみせる」の形で」強い自信や決意をあらわす。「きっと勝って―」 ⑥人に、ある動作や気持ちを意図的に示す。「すごんでー」「わざと笑って―」 **みぜん【未然】** [名] まだその状態になっていないこと。まだ起こらないこと。「事故を―に防ぐ」 **みぜんけい【未然形】** [名] [文法]用言や助動詞の活用形の一つ。打消[うちけし]をあらわす助動詞「ない」や、意志・推量をあらわす助動詞「う」「よう」などが下に付く形。たとえば「読まない)」「よかろ(う)」「食べ(よう)」は、「読む」「よい」「食べる」の未然形。▷巻末「活用表」参照。 **みそ【味噌】** [名] ①蒸[む]したダイズに食塩とこうじを加え、発酵させた調味料。また、みそに似ているもの。「―しる」「―煮[に]」「脳―」「かに―」 ②くふうがこらしてあって、得意な点。「簡単に折りたためるところが―だ」「手前―」味噌もくそも一緒[いっしょ] いいも悪いも区別しないで、ごちゃまぜにすること。くそみそ。味噌をつける 失敗して、いままでのよい評判に傷がつく。面目[めんぼく]を失う。 **みぞ【溝】** [名] ①水を流すためにつくった細長いくぼみ。下水道。「―をほる」 ②細長くつけたくぼみ。「レコードのー」▼うまくいっていた人間関係が、しっくりいかなくなることをたとえてもいう。「友人とのあいだに―ができる」 **みそあえ【味×噌和え】** [名] 魚や野菜などをみそであえた料理。 **みぞう【未曾有】** [名] いままでに一度もなかったこと。「古今[ここん]―の大事件」【類】空前[くうぜん]・前代未聞[ぜんだいみもん]▽「未[い]だ曾[かつ]て有[あ]らず」という意味。 **みぞおち【×鳩尾】** [名] 人の胸の真ん中あたりのくぼみ。急所の一つ。「みずおち」とも。 **みそか【×晦日・三十日】** [名] その月の最後の日。旧暦では、三○番目の日。「―ばらい」【類】つごもり【反】ついたち **みそぎ【×禊】** [名] 神にいのる前などに水を浴びて罪やけがれを洗いきよめること。「川で―をする」【類】祓[はら]い▽汚職[おしょく]などの疑いを受けた政治家が、選挙に当選して政界に復帰することを「みそぎを済ませる」ともいう。水を使わないものを「祓い」という。 **みそこなう【見損なう】** [動] ①うっかりしていて、見ないでしまう。「ドラマの最終回を―」【類】見逃がす ②評価を誤る。みあやまる。「あいつを見損なった」 **みそさざい【×鷦鷯・三十三才】** [名] ミソサザイ科の小鳥。絶えずからだを動かし、美しい声で鳴く。色は茶色で、小さな昆虫[こんちゅう]やクモなどを食べる。 **みそじ【三十路】** [名] 三〇歳[さい]。「―の声を聞く(=三〇歳になろうとする)」 **みそしる【味噌汁】** [名] みそで味をつけ、野菜やとうふなどの具を入れたしる。おみおつけ。おつけ。「―はおふくろの味」 **みそすり【味噌×擂り】** [名] ①みその中の豆をすり鉢[ばち]ですりつぶすこと。 ②おせじを言ってへつらうこと。ごますり。 **みそっかす【味噌っ×滓】** [名] 遊びで、一人前[いちにんまえ]に仲間に入れてもらえない子供。おみそ。▽もと、みそをこしたあとに残るかすという意味。 **みそづけ【味×噌漬け】** [名] 野菜・魚・肉などをみそにつけこんだ食品。 **みそっぱ【味噌っ歯】** [名] 子供の歯が、虫歯で黒くなったり欠けたりしていること。 **みそひともじ【三十一文字】** [名] 短歌・和歌のこと。▽五・七・五・七・七で三一字になることから。 **みそめる【見初める】** [動] 異性をひと目見て好きになり、忘れられなくなる。「見初めたのはパーティー会場でだった」 **みそら【身空】** [名] 身の上。置かれている立場。「若い―で苦労する」「旅の―」 **みぞれ【×霙】** [名] 雪と雨がまじって降ること。ひさめ。天気図の記号は **みそれる【見《逸れる】** [動] 見ても気がつかないでいる。また、見まちがえる。▽多く、「お見それしました」の形で使う。 **みたいだ** [助動] [意味]比況[ひきょう]・例示・様態[ようたい]用法は助動詞「ようだ」と同じ。「ようだ」よりもくだけた言い方。「花みたいにきれいだ」「彼みたいなやつはほかにはいない」[また、「みたい」の形もある]。「夢みたい」「うそみたいね」[接続]体言のみに付く。用言の連体形に付く形もしだいに一般的になってきた。「安心したみたいだ」「今日こそ行くみたいだ」[活用]形容動詞型。 <1319> **みだいどころ【《御台所】** [名] 「御台盤[みだいばんどころ]所」の略。昔の大臣や将軍などの妻を敬った言い方。みだい。 **みたけ【身丈】** [名] ①身長。みのたけ。 ②着物で、えりのつけ根からすそまでの寸法。♪図「わふく」 **みだし【見出し】** [名] ①新聞や雑誌などで、記事の内容がひと目でわかるように、大きな文字で印刷した簡単な語句。タイトル。「―をつける」【類】表題 ②辞書の項目となっていることば。見出し語。 **みだしなみ【身嗜み】** [名] 服装や態度などを整えること。「―のいい人」 **みたす【満たす・充たす】** [動] ①いっぱいにする。満ちるようにする。「会場は観客で満たされた」 ②心を満足させる。「久しぶりに満たされた思いだ」 **みだす【乱す】** [動] ①整っているものや静かなものを、乱れるようにする。「列を―」「国を―」「心を―」 **みたて【見立て】** [名] ①見立てること。「医者の―によれば」「服のーがうまい」 ②そうでないものを、それと仮定する。なぞらえる。「雪を花に―」 **みたてる【見立てる】** [動] ①見て、これがよいとして選ぶ。「母が見立てた着物」 ②診断[しんだん]する。「医者は単なる胃炎だと―」 **みたぶんがく【三田文学】** [名] 文芸雑誌。一九一〇年創刊。永井荷風[ながいかふう]・森鷗外[もりおうがい]・上田敏[うえだびん]らが、反自然主義的・耽美的な作品を発表した。▽東京、三田にある慶応義塾大学の機関誌として創刊したことから。 **みたま【御霊】** [名] 死者のたましいを尊んでいうことば。「―をまつる」 **みたまや【御霊屋】** [名] 神や貴人の霊をまつってある場所。霊廟[れいびょう]。「おたまや」とも。 **みため【見た目】** [名] 見たようす。外見。「―のよさ」 **みだら【淫ら・猥ら】** [形動] 性的な面で、乱れて、だらしがないようす。「―な行為に」 **みたらし【御手洗】** [名] 神社の入り口にあって、参拝者が口や手を清める場所。「みたらい」とも。 **みだりがわしい【×猥りがわしい】** [形] みだらなようすである。みだりがましい。 **みだりに【妄りに・濫りに】** [副] 正当な理由もなく。秩序なく、むやみに。「―立ち入ることを禁ず」「―人に話す」 **みだれ【乱れ】** [名] ①きちんと整っていた秩序がくずれること。「心の―」「世の中の―」 **みだれがみ【乱れ髪】** [名] ①整えた髪の毛がばらばらになること。ざんばら髪。「―になって荒[あ]れくるう」 **みだれがみ【みだれ髪】** [作品] 一九〇一年。与謝野晶子[よさのあきこ]の歌集。夫の鉄幹[てっかん]との恋愛[れんあい]を背景にして、古い道徳にとらわれない新しい生命感のみなぎる熱情をはなやかに歌いあげた。 **みだれる【乱れる】** [動] ①形のきちんとしていたものが、秩序をなくしてばらばらになる。「髪[かみ]が―」「行進の列が―」「一糸乱れず」 ②規則や秩序などが守られなくなる。「風紀が―」「生活が―」「世の中が―」【反】整う ③安定をなくす。「心が―」 **みち【未知】** [名] まだ知られていないこと。「―の世界」「―数」【反】既知 **みち【道・路・途・径】** [名] ①人や車などが通るところ。道路。通路。「―を横切る」「―はば」 ②目的地へ行くための経路。「―に迷う」「―をたずねる」「―しるべ」「日暮れて―遠し」 ③目的までの距離[きょり]。みちのり。道程。「駅まで一キロのー」「千里[せんり]の―も一歩から」 ④社会生活上、守らなければならないきまり。道徳。倫理。「人の―にそむく」「―ならぬ恋[こい]」 ⑤目的をとげる手段や方法。「解決の―を見いだす」 ⑥専門分野。方面。すじ。「その―の名人」道が開ける 困難な状況から脱[だっ]して見通しがつく。▽道がなかったところに新しく道ができるという意味から。道をつける 後進のために手ほどきをしたり、糸口をつくったりする。 **みちあんない【道案内】** [名] さきに立って道順を教えること。また、その人。ガイド。②道順を示す地図や看板。みちしるべ。 **みぢか【身近】** [形動] 自分のからだに近いこと。自分に関係が深いこと。「―な問題をとりあげる」「―に感じる」 **みちがえる【見違える】** [動] 見たときに、まちがって別のものだと思う。「―ほどりっぱな青年になった」【類】見誤る **みちかけ【満ち欠け】** [名] 月が満ちることと欠けること。 **みちくさ【道草】** [名] ―と目的地へ行く途中[とちゅう]で、他のことをして時間をむだにすること。「―をくう」 **みちしお【満ち潮】** [名] 干潮から満潮に移っていくとき、海面がしだいに高くなり、海岸線が沖[おき]から近づいてくる現象。類上げ潮【反】引き潮 **みちじゅん【道順】** [名] 目的地へ行くまでに通る、道の順序。「駅までの―をきく」 **みちしるべ【道。標】** [名] ①道ばたに立てて、行きさきや距離などを示したもの。道案内。▽人を導くてほんや手引きとなるものをたとえてもいう。「先人の残した記録を―にする」 **みちすう【未知数】** [名] 方程式の中の値[あたい]のわからない数。求めようとする数。x・yなどであらわす。⇔既知数▽実際の内容や、将来どうなるかがわからないことのたとえにも使う。「子供の能力は―だ」 **みちすがら【道すがら】** [名] 道を行きながら、その途中[とちゅう]で。「通学の―おしゃべりを楽しむ」【類】道々[みちみち] **みちすじ【道筋】** [名] ①通っていく道。通り道。コース。「パレードの―」 ②考えを進めていく過程。すじみち。「―をたどって説明する」 **みちたりる【満ち足りる】** [動] じゅうぶんに満足する。「満ち足りた気分」 **みちづれ【道連れ】** [名] ①旅などで、いっしょに行くこと。また、つれだっていっしょに行く人。同行。「―にする」「旅は―、世は情け」 <1320> **みちなり【道形】** [名]道が走っているそのまま。道のなりゆきそのまま。「―に行く」 **みちのく【陸奥】** [名]「東北地方」の古い呼び名。「道のおく」という意味。とくに陸前・陸中・陸奥・磐城・岩代の五国。ほぼ、今の青森・岩手・宮城・福島県をさす。 **みちのべ【道の辺】** [名]みちばた。路傍。「―の草花」 **みちのり【道程】** [名]目的地までの道の長さ。距離。「どうてい」とも。「駅まで二キロのーがある」 **みちばた【道端】** [名]道のほとり。道に沿ったところ。「―にたたずむ」[類]路傍 **みちひ【満ち干】** [名]潮が満ちたり引いたりすること。干満。「潮の―の差が大きい」[類]潮汐 海面の高さはおもに月と太陽の引力作用によって、一日にふつう二回、規則的に高まり低まる。もっとも高くなったときを満潮、もっとも低くなったときを干潮という。 **みちびく【導く】** [動]①目的の場所に連れていく。手引きする。「安全な場所へ―」②指導する。おしえみちびく。「生徒を―」③ある状態にしむける。「事業を成功に―」 **みちぶしん【道普請】** [名]道を新しくつくったり、直したりする工事。道路工事。古い言い方。 **みちみち【道道】** [副]道を歩きながら。「―話しながら帰ろう」[類]道すがら **みちゃく【未着】** [名]まだ着かないこと。まだ届いていないこと。「小包が―のままだ」 **みちゆきぶん【道行文】** [国語]旅の途中の地名を織りこみながら、七五調の韻文形式で書かれた文章。軍記物・謡曲・浄瑠璃などに多い。みちゆき。▽たとえば、「・・・末は三国の港なる、蘆の篠原波寄せて、靡く嵐の烈しきは、花の安宅に着きにけり」(謡曲「安宅」)。 **みちる【満ちる】** [動]①あふれるほど、いっぱいになる。「池に水が―」「喜びに―」②一定の期間が経過して、限度に達する。満月になる。「任期が―」「月が―」[反]欠ける③いっぱいになる。満潮になる。「潮が―」[反]干る **みつ[密]** ①ぴったりとくっついていて、すきまがない。ぎっしりとつまっている。「連絡を―にとる」[反]疎・粗②こっそりと。ひそかに。人に知らせないようす。「はかりごとは―なるをよしとする」[反]顕 **みつ【×蜜】** [名]花から出る、あまいねばりけのある液体。また、濃くくてあまい液体。「―を集める」 **みついたかとし【三井高利】** [名]一六二二―九四年。江戸前期の豪商。三井家の創業者。呉服店越後屋を開業するかたわら、両替商も営んで、巨万の富を築きあげた。 **みつうん【密雲】** [名]厚く重なっている雲。 **みつうんふう【密雲不雨】** [四字熟語]きざしがあってもその状態にならないこと。「―におちいる」▽「不雨」は雨が降らないこと。 **みっかい【密会】** [名・スル]人目をさけて会うこと。とくに、男女がひそかに会うこと。「―を重ねる」 **みっかてんか【三日天下】** [名]ほんのわずかの期間、実権をにぎること。▽明智光秀が織田信長をたおしてから、豊臣秀吉にたおされるまで、天下をとっていた期間が短かったことから。 **三日とたたないうちに** 間をおかず。しばしば。「―出かける」 **みっかぼうず【三日坊主】** [名]何かをやりはじめても、あきやすくて長続きしない人をからかって言うことば。「ラジオ体操は―に終わった」 **三日見ぬ間の桜** 世の中の変わりかたが激しいようす。▽サクラの花はあっという間に散ってしまうことから。 **みつかる【見付かる】** [動]①さがしていたものが発見される。「仕事が―」「よい方法が―」②人の目にとまる。「見付かったらたいへんだ」 **みつぎ【密議】** [名]人に知られないようにこっそりとする秘密の相談や会議。「―をこらす」[類]密談 **みつぎもの【貢ぎ物】** [名]支配者にさし出す、品物やかね。「近隣諸国が―をする」 **みっきょう【密教】** [名]大日如来を信仰し、そのさとりを知るための加持祈禱を重視する仏教。真言宗と天台宗がある。中国・ネパール・チベットに広まる。平安初期に空海らによって中国から伝えられ、とくに貴族階級におこなわれた。[反]顕教 **みつぐ【貢ぐ】** [動]①金品を贈る。「女に―」②支配者に、租税や金品をさし出す。 **ミックス** [名・スル]①まぜあわせること。まぜあわせたもの。「―ジュース」②テニスや卓球などで、男女一人ずつでペアを組むこと。混合。「―ダブルス」[mix] **みづくろい【身繕い】** [名]服装をきちんと整えること。身じたく。身ごしらえ。「急いでーする」 **みつくろう【見繕う】** [動]品物などを、適当に選んでととのえる。「おつまみを―」[類]見計らう **みつげつ【×蜜月】** [名]結婚したばかりのころ。ハネムーン。また、関係の親密な期間。「―旅行」 **みつける【見付ける】** [動]①さがしていたものを発見する。「天ぷらのおいしい店を―」「アパートを―」②たまたま目にとめる。「カンニングを―」③いつも見てよく知っている。みなれる。「ふだんから見付けた町並み」 **みつご【三つ子・三つ『児】** [名]①一度の出産で生まれた三人の子供。②三歳の子供。幼い子。 **三つ子の魂百まで** 年をとっても、幼いころの性格は変わらない。[類]すずめ百まで踊り忘れず **みっこう【密航】** [名・スル]①出入国の許可などをとらずに、かくれて船や航空機に乗りこんで外国へ行く <1321> こと。「―者があとを絶たない」②船が、法を犯して海外にひそかに航海すること。「―船が出没する」 **みっこく【密告】** [名・スル]他人の秘密や悪事などを、警察や関係者にこっそり知らせること。「―者」▽個人的なことの場合は「告げ口」という。 **みっし【密使】** [名]敵に見つからないように、ひそかに送る使者。「―をたてる」 **みっしつ【密室】** [名]①しめきってあって、出入りのできない部屋。「―殺人事件」②秘密にしてある部屋。 **みっしゅう【密集】** [名・スル]多くのものが、すきまもないほど集まっていること。「人家が―している地域」 **みつしゅっこく【密出国】** [名・スル]正式の手続きをとらずに、ひそかに国をぬけだすこと。[反]密入国 **みっしょ【密書】** [名]敵だけでなく味方にも知らせていない、秘密の手紙。「―をたずさえて出発する」 **ミッションスクール** [名]キリスト教の団体が、キリスト教を広める目的で設立した学校。[mission school] **みっしり** [副]すきまがないほど、全体にゆきわたっているようす。「箱に―つまっている」[類]びっしり **みっせい【密生】** [名・スル]草木や毛などが、すきまなく生えていること。 **みっせつ【密接】** [名・形動]①[名・・スル]すきまもないほどに、ぴったりとくっついていること。「隣家と―する」②[形動]関係が非常に深いようす。「―なつながり」「―不離」[類]緊密 **みっそう【密葬】** [名]身内の者だけでする葬式。[反]本葬 **みつぞう【密造】** [名・スル]法律で禁止されているものをかくれてつくること。「酒を―する」 **みつぞろい【三つ×揃い】** [名]三つでひとそろいになったもの。とくに、背広の上着・チョッキ・ズボンを同じ布地でつくったもの。スリーピース。 **みつだん【密談】** [名]人に知られないように、こっそりとする秘密の相談。「―をかわす」[類]密議 **ミッチェル** [人名]一九〇〇―四九年。アメリカの女流作家。南部の側から南北戦争をえがいた長編小説「風と共に去りぬ」で有名。[Margaret Mitchell] **みっちゃく【密着】** [名・スル]①ぴったりとくっつくこと。「―取材」②写真で、引きのばさずにフィルムと同じ大きさに焼きつけること。また、その印画紙。べた焼き。 **みっちり** [副]厳しく、じゅうぶんにするようす。「技術を―しこまれた」「―勉強する」[類]しっかり **みっつ【三つ】** [名]さん。み。また、三個。三歳。 **みっつう【密通】** [名]妻や夫のある男女が、他の女性や男性とひそかに性的関係をもつこと。「不義―」[類]姦通 **みってい【密偵】** [名]「スパイ」の古い言い方。ひそかに敵の秘密をさぐる人。「―を放つ」 **ミット** [名]野球で、キャッチャーと一塁手とが使う革手ぶくろ。グローブとちがって、ふつう親指だけが分かれている。[mitt] **みつど【密度】** [名]①一定の面積や体積の中に、ものがどれくらいふくまれているかを示す割合。「人口―が高い」▽内容が充実している度合いをあらわすこともある。「―のこい論文」②物理で、ある物質の一立方センチあたりの質量のこと。たとえば、水一立方センチの質量は一グラムなので、水の密度は一である。 **ミッドナイト** [名・造語]真夜中。深夜。「―ショー( =深夜興行)」[midnight] **みつどもえ【三つ巴】** [名]①三つのものが対立してたがいにからみあっていること。「―の戦い」②「ともえ」を三つ組みあわせて円形にした模様。 **みっともない** [形]他人に見せられないほど体裁が悪い。「―負けかた」「言いわけは―」[類]見苦しい▽「みとうもない(=見たくもない)」の変化した形。 **みつにゅうこく【密入国】** [名・スル]正式の手続きをとらずに、ひそかに入国すること。[反]密出国 **みつば【三つ葉】** [名]セリ科の多年草。三つに分かれた葉と細長い茎は、かおりがよく、食用。 **みつばい【密売】** [名・スル]法律で禁止されているものを、こっそり売ること。「麻薬の―人」 **みつばち【×蜜×蜂】** [名]ミツバチ科の昆虫をまとめた呼び方。一ぴきの女王バチと数万の働きバチ、数百のおすバチが一つの巣で集団生活する。はちみつをとるために飼う。 **みっぷう【密封】** [名・スル]すきまなく封をして閉じること。「ふくろを―する」 **みっぺい【密閉】** [名・スル]すきまなくぴったり閉じること。「部屋を―する」「―した容器」 **みつぼうえき【密貿易】** [名]法律を破って、こっそりとおこなう貿易。 **みつまた【三つ×極】** [名]ジンチョウゲ科の低木。枝が三つに分かれているのでこの名がある。樹皮の繊維で和紙をつくる。 **みつまめ【×蜜豆】** [名]小さく切った寒天・くだもの・赤えんどう豆などに蜜をかけたあまい食べもの。 **みつみ【三つ身】** [名]並幅一反の布の半分で仕立てる着物。三〜四歳の幼児の着物。▽前後の身ごろとおくみを、身たけの三倍で裁つことから。 **みつめる【見詰める】** [動]注意して見つづける。「相手をじっと―」[類]凝視する・見据える **みつもり【見積もり・見積】** [名]これからすることにかかる費用や日数を計算すること。「見積もりを出す」「見積書」「見積価格」[類]算定 **みつもる【見積もる】** [動]必要な金額や数量などを前もって計算する。「旅行の費用を―」 **みつやく【密約】** [名]ひそかに約束をとり交わすこと。また、ひそかにとり交わした約束。 **みつゆ【密輸】** [名・スル]法を犯して、ひそかに品物を輸出入すること。「―業者」 **みつゆしゅつ【密輸出】** [名・スル]法を犯して、ひそかに輸出すること。密輸。[反]密輸入 **みつゆにゅう【密輸入】** [名・スル]法を犯して、ひそかに輸入すること。密輸。[反]密輸出 <1322> **みつゆび【三つ指】** [名]三本の指。とくに親指・人さし指・中指。また、その指をついてするていねいなおじぎ。「―をついて出むかえる」 **みつりょう【密猟】** [名・スル]法律で、とってはいけないことになっている鳥やけものをひそかにとること。「―者」 **みつりょう【密漁】** [名]法律で、とってはいけないことになっている魚介類をひそかにとること。「―船」 **みつりん【密林】** [名]木がすきまなくおいしげっている森林。とくに、熱帯地方の林についていう。ジャングル。「―地帯」[反]疎林 **みつろう【×蜜蠟】** [名]ミツバチの巣からとり出す、ろう。ろうそくやクレヨンなどの原料にする。 **みてい【未定】** [名]まだきまっていないこと。「式の日取りは―です」[反]既定 **ミディアム** [名]肉の焼きぐあいで、中くらいの焼きかた。ウエルダン・レア[medium] **みてくれ【見てくれ】** [名]外からちょっと見た感じ。「―がいい服」[類]外観・外見・見場▽「これを見てくれ」という意味から。 **みてとる【見て取る】** [動]ようすを見て、ものごとの状態や気持ちを理解する。「相手の動きを―」 **みとう【未到】** [名]まだだれもそこに行きついた人がいないこと。「前人―」 **みとう【未踏】** [名]まだだれもそこを歩いた人がいないこと。「人跡―」「―の峰」 **みとおし【見通し】** [名]①さえぎるものがなく、遠くまで見わたすこと。「霧で―がきかない」②将来のなりゆきをはっきり見ぬくこと。また、その予測。「将来は明るい―だ」[類]見込み③[「お見通し」の形で]他人の心やかくされた部分をすべて見ぬくこと。「すっかりお―だよ」 **みとおす【見通す】** [動]①ずっと遠くまで見る。「山頂まで―」②将来のことをはっきりと予測する。「さきを―」[類]見越す③表面にあらわれていないことがらを見ぬく。「心の奥底でまで―」[類]見透かす・見抜く > つかいわけ→「見破る」を見よ。 **みとがめる【見咎める】** [動]見てあやしく思い、問題だとしてとりあげる。「だれにも見とがめられずにその家にしのびこんだ」 **みどく【味読】** [名・スル]単に理解するだけでなく、よく味わいながら読むこと。[類]熟読 **みとこうもん【水戸黄門】** [人名]→「とくがわみつくに」 **みどころ【見所】** [名]①見る値打ちのあるところ。「この映画は―がたくさんある」②すぐれたところや将来よくなる見こみなどがあること。「―のある若者」 **みとどける【見届ける】** [動]なりゆきの終わりまできちんと見る。「臨終を―」「屋敷ににげこんだところまで見届けた」 **みとめ【認め】** [名]「認め印」の略。 **みとめいん【認め印】** [名]ふだん、確認のしるしに使う略式のはんこ。みとめ。「―をおす」[反]実印 **みとめる【認める】** [動]①見て、それと気づく。「人かげを―」②申し出や意見などを当然だと判断して許可する。承認する。「必要と―」「外出を―」「延長を―」③そのとおり事実であるとして、うけいれる。「罪を―」「失敗を―」④よいものとして高く評価する。「努力を―」「才能を―」▽「見留める」という意味から。 **みども【身共】** [代名詞]自分たち。われわれ。また、わたし。武士が、同輩や目下の者に使ったことば。文章語。 **みどり【緑】** [名]①草木の葉の色。青と黄との中間の色。グリーン。②葉のしげった草木。また、草木の葉。「―が多い町」「―したたる」③さわやかで快適な感じをあらわす。「―の風」「―の窓口」など。 **緑なす** 草木があおあおと、おいしげっている。また、髪が黒くてつややかなようす。「―黒髪」▽ **緑の黒髪** 若くてつやのある黒髪。女性の髪の多さと美しさのほめことば。 **みどりご【×嬰児】** [名]二〜三歳くらいまでの赤ちゃん。「えいじ」とも。 **みとりざん【見取り算】** [名]珠算で、書かれた数字を見ながらする計算。読み上げ算 **みとりず【見取り図】** [名]建物などのおおよその形や配置などを、わかりやすく書いた図。「部屋の―」 **みどりのかくめい【緑の革命】** [名]米やコムギなどの品種改良をおこなって収穫量をふやし、発展途上国の食糧不足を解消しようという技術革新の動き。一九六〇年代に活発であったが、高額な資金が必要なため、成果は思わしくない。 **みどりのひ【みどりの日】** [名]国民の祝日の一つ。五月四日。自然に親しみ、感謝する日。▽昭和天皇の誕生日(四月二九日)から改められた。 **みとる【見取る】** [動]①見てはっきりと知る。「ひと目でしかと―」[類]見定める②[看取る]病人の世話をする。看護する。「母の最期を―」 **ミドル** [名・造語]①中央。また、中程度、中級。「―シュート」「―クラス」②中年。ミドルエージ。「ナイス―」[middle] **ミドルきゅう【ミドル級】** [名]ボクシングなどの体重別階級の一つ。アマチュアでは七一キロをこえ、七五キロ以下。ライトミドル級の上で、ライトヘビー級の下。 **みとれる【見×惚れる】** [動]見て心をうばわれ、われを忘れる。「美人に―」[類]見ほれる **みどろ** [造語][「〜みどろ」の形で]液体が全体についてよごれること。まみれること。「あせ―」「血―」 **みな【皆】** [名・代名詞]①[名・代名]すべて。残るものがないこと。すべての人。「―集まったか」「―よくな」②[副]どれもこれも。ことごとく。「―書いてしまった」 <1323> **みなおす【見直す】** [動]①もう一度よく見る。改めて見る。「部屋の中を―」[類]見返す②もう一度考えなおしてみる。再検討する。「計画は―余地がある」③前には気づかなかった値打ちを認め、評価を変える。「彼を―きっかけとなる」 **みなかみ【水上】** [名]水の流れの上のほう。水源の近く。川上。上流。[反]水下 **みなぎる【×漲る】** [動]水や活力が満ちあふれんばかりにいっぱいになる。「川に水が―」「若さが―」 **みなげ【身投げ】** [名・スル]海や川、火口などに飛びこんで死ぬこと。[類]投身 **みなごろし【皆殺し】** [名]一人残らず殺すこと。「一家―にする」 **みなさま【皆様】** [代名詞]大勢の相手をさすことば。敬った言い方。「みなさん」より改まった言い方。「ご来場の―がたに申しあげます」 **みなさん【皆さん】** [代名詞]「みなさま」のくだけた言い方。「―、こちらへいらっしゃい」 **みなしぐり【虚栗】** [書名]一六八三年。宝井其角の編。芭蕉・其角・嵐雪らの四二四句を集めた俳諧集。 **みなしご【孤児】** [名]親がいない子供。「こじ」とも。「―をひきとって育てる」 **みなす【見做す・《看做す】** [動]状況を見て、仮定したり判断したりする。「一時間以上の遅刻は欠席と―」 **みなせさんぎんひゃくいん【水無瀬三吟百韻】** [書名]一四八八年。宗祇・肖柏・宗長の作。水無瀬宮に奉納した百韻連歌。連歌のてほんとされる。一巻。 **みなそこ【《水底】** [名]水の底。みなぞこ。▽文章語。 **みなづき【水無月】** [名]陰暦で六月のこと。 **みなと【港・湊】** [名]船をとめて、客の乗り降りや荷の積みおろしができる設備のあるところ。 **みなとまち【港町・湊町】** [名]港を中心にして、栄えている町。「―神戸」 **みなぬか【三七日】** [名]人が死んだ日をふくめて二十一日目。また、二十一日目におこなう法事。みなのseventh dayか。「さんしちにち」とも。 **みなぶちのしょうあん【南淵請安】** [人名]生没年未詳。七世紀の学問僧。隋に留学。帰国後は、中大兄皇子・中臣鎌足らに儒学を講じ、大化の改新に影響をおよぼした。 **みなまたびょう【水×俣病】** [名]工場からの廃液にふくまれる有機水銀によって起こる公害病。汚染された魚を食べた熊本県水俣市周辺の人たちが、脳や神経をおかされた病気。新潟県阿賀野川流域でも発生した。 **みなみ【南】** [名]太陽の出る東に向かって右の方角。地図や地球儀では、ふつう下にあたる。記号はS[反]北▽古くは「かげとも(光の方向)」といった。日中、太陽の強く照る方向という意味。 **みなみアフリカきょうわこく【南アフリカ共和国】** [国名]アフリカ大陸の南はしにある国。アパルトヘイト(=有色人種隔離政策)は、世界的に非難を浴び、一九九一年に全廃。金・ダイヤモンドを産する。アフリカで唯一の先進工業国。面積約一二二万平方キロ。首都プレトリア。主要言語、英語・アフリカーンス語・ズル語・コサ語。 **みなみアメリカ【南アメリカ】** [名]六大州の一つ。南半球の西部をしめる大陸で、ブラジル・アルゼンチン・チリ・コロンビアなどの国々がある。南米。[反]北アメリカ **みなみかいきせん【南回帰線】** [名]赤道の南、南緯二三度二七分の緯線。太陽は冬至の日に、地球に対してもっとも南に来て、この線の真上を通る。[反]北回帰線 **みなみかぜ【南風】** [名]南のほうからふいてくる風。なんぷう。みなみ。[反]北風 **みなみじゅうじせい【南十字星】** [名]南半球で見られるケンタウルス座の中の四つの星。十字形に並んでいることから。 **みなみはんきゅう【南半球】** [名]地球を赤道で半分に分けたときの南の部分。[反]北半球 **みなも【《水“面】** [名]水の表面。水面。みのも。「川の―に月光がゆれる」▽文章語。 **みなもと【源】** [名]①川の流れでる、もと。水源。②ものごとの起こりはじまる、もと。[類]起源 **みなもとのさねとも【源実朝】** [人名]一一九二―一二一九年。鎌倉幕府の三代将軍・歌人。頼朝の次男、母は北条政子。征夷大将軍から右大臣へと進んだが、鶴岡八幡宮で暗殺された。和歌は万葉調の力強い歌風が特色。家集「金槐集」。 **みなもとのしたごう【源順】** [人名]九一一―九八三年。平安中期の学者・歌人。梨壷の五人の一人で、「後撰集」の撰進にも加わった。ほかに辞書「和名類聚抄」、家集「源順集」など。 **みなもとのたかあきら【源高明】** [人名]九一四―九八二年。平安中期の廷臣・学者。醍醐天皇の皇子。安和の変で大宰権帥に左遷され、以後、藤原氏の全盛となる。朝廷の儀式に関する「西宮記」をあらわした。 **みなもとのとしより【源俊頼】** [人名]一〇五五―一一二九年。平安後期の歌人。自由な歌風で、宮廷歌壇で重んじられた。「金葉集」を撰進したほか、歌論集「俊頼髄脳」、家集「散木奇歌集」がある。 **みなもとのみつなか【源満仲】** [人名]?―九九七年。平安中期の武将。安和の変で藤原氏に接近し、武人としての地位を確立した。多田満仲とも。 **みなもとのよしいえ【源義家】** [人名]一〇三九―一一〇六年。平安後期の武将。頼義の長男。石清水八幡宮で元服し、八幡太郎という。前九年の役・後三年の役を平定し、陸奥守・鎮守府将軍となり、東国に源氏の基盤を築いた。 **みなもとのよしつね【源義経】** [人名]一一五九―八九年。鎌倉初期の武将。義朝の九男。頼朝の異母弟。母は常磐御前。幼名は牛若丸。 <1324> **みなもとのよしなか**[源義仲][人名]一一五四ー八四年。平安末期の武将。木曾[きそ]山中で育てられたが、平家討伐のため挙兵し、入京。しかし、後白河院と対立、義経・範頼[のりより]と戦って敗死した。木曾義仲[きそよしなか]。朝日将軍。 **みなもとのよりいえ**[源頼家][人名]一一八二ー一二〇四年。鎌倉[かまくら]幕府の二代将軍。父は頼朝[よりとも]、母は北条政子[ほうじょうまさこ]。一二〇二年、将軍となるが、実権をにぎっていた母方の北条氏と対立し、翌年、伊豆修禅寺に幽閉され殺された。 **みなもとのよりとも**[源頼朝][人名]一一四七ー九九年。鎌倉幕府の初代将軍。義朝[よしとも]の三男。平治の乱に敗れて伊豆に流されたが、平家をほろぼして諸国に守護・地頭を置き、武家政権を確立。征夷大将軍となって幕府を開いた。 **みなもとのよりよし**[源頼義][人名]九八八ー一〇七五年。平安中期の武将。子義家とともに前九年の役を平定し、東国における源氏の勢力を確固たるものにした。 **みならい**[見習い][名]仕事をてつだいながら技術などを身につけること。また、見習い中の人。「調理師[ちょうりし]―」「―工[こう]」 **みならう**[見習う・見倣う][動]見てまねをする。見て覚える。「兄を見習って早起きする」 **みなり**[身形・身装][名]衣服を着けたようす。服装。「―を整える」「―にかまわない」 **みなれる**[見慣れる・見馴れる][動]いつも見ていて、めずらしくなくなる。「見慣れた風景」 **ミニ**[名]造語①、造語、小さい。小型の「―カメラ」「―バイク」②[名]「ミニスカート」の略。[英]mini **ミニアチュール**[名]中世ヨーロッパやイスラム諸国で発達した精密な挿絵[さしえ]。細密画。ミニアチュア。[英]miniature **ミニカー**[名]①小型自動車。軽自動車。②ミニチュアカー。模型自動車。[英]minicar **みにくい**[醜い][形]①姿かたちが整っていなくて、いやな感じがする。美しくない。「―顔」[対]美しい②心がいやしくてあきれるほどだ。「―争い」「―根性[こんじょう]」[類]汚[きたな]い・見苦しい・醜悪[しゅうあく] **ミニコミ**[名]少数の人々に情報を伝えること。また、少数の読者を相手とする報道や印刷物。「―雑誌」◇マスコミ[和]mini communicationから。 **ミニスカート**[名]ひざ上の、たけの短いスカート。ミニ。[英]miniskirt **ミニチュア**[名]小型模型。ミニアチュア。「…カー」[英]miniature **ミニマム**[名]最小限。最小。また、極小。[対]マキシマム[英]minimum **みぬく**[見抜く][動]表面にあらわれない、本質を見てとる。「下心[したごころ]を―」[類]見通す・見透[みす]かす >つかいわけ「見破る」を見よ。 **みね**[峰・嶺・峯][名]①山のいちばん高いところ。[類]頂[いただき]・尾根[おね]②刃物[はもの]の刃と反対側の背にあたる部分。[図]「かたな」 **みねうち**[峰打ち][名]刀の刃の背にあたるみねで打つこと。[類]棟打[むねう]ち **ミネラル**[名]生物に必要な鉱物性栄養素。カルシウム・鉄・亜鉛[あえん]など。無機質。[英]mineral **ミネラルウォーター**[名]炭酸水や鉱泉水などのように、ミネラルをふくんだ飲料用水。また、それを瓶づめにしたもの。[英]mineral water **ミネルバ**[名]ローマ神話で、知恵や戦争の女神[めがみ]。ギリシャ神話のアテナにあたる。[英]Minerva **みの**[蓑・簑][名]カヤ・スゲなどの茎[くき]でつくった、カッパのようにかたにかける雨具[あまぐ]。 **みの**[美濃][地名]旧国名。今の岐阜県南部。東山道の一国。濃州[のうしゅう]。「―紙[がみ]」「―判[ばん]」▽同県に同名の市がある。 **みのり**[未納][名]納めるべきかねなどをまだ納めていないこと。「会費―者」「―通知」[対]既納[きのう] **みのうえ**[身の上][名]①その人が生きてきた状況[じょうきょう]や現在置かれている立場。「不幸な―を語る」「―相談」②運命。「―をうらなう」「―判断」 **みのがす**[見逃す][動]①見ているのに、うっかりしていて気がつかないでやりすごす。「計算まちがいを―」[類]見落とす②見ても見ないふりをする。「いたずらを―」[類]見過ごす③見る機会を失う。見たかったものを、見ないでしまう。「七時のニュースを―」[類]見損[みそこ]なう **みのがみ**[美濃紙][名]和紙の一種。半紙よりやや大きい美濃判(=約二七㌢×三九㌢)で、厚くてじょうぶな紙。▽美濃(=岐阜県)産のものが、とくに良質だったことから。 **みのけ**[身の毛]がよだつ おそろしさや寒けなどのために、全身の毛が逆立つ。[類]総毛立[そうけだ]つ **みのしろきん**[身の代金][名]さらった人をぶじに返す代わりに、犯人が要求するかね。「―めあての誘拐[ゆうかい]」▽人を売り買いするときの代金という意味。 **みのたけ**[身の丈][名]せたけ。「―六尺もある大男」 **みのべたつきち**[美濃部達吉][人名]一八七三ー一九四八年。明治から昭和期の憲法学者。兵庫県生まれ。天皇機関説を唱え、議会中心の政党政治の必要性、大正デモクラシーの憲法理論を導いた。一九三五年右翼の迫害[はくがい]を受け、著書「憲法撮要」が発禁となる。 **みのほど**[身の程][名]その人の能力や立場などの限界。「―を知れ」「―をわきまえる」[類]分際[ぶんざい] <1325> **みのまわり【身の回り】** [名]ふだん身に着けたり、使ったりするこまごましたもの。また、日常生活にかかわること。「―の世話」[類]身辺 **みのむし【×蓑虫】** [名]ミノガ科のガの幼虫。葉や枝を口から出す糸でからめて、「みの」のような巣をつくり、中にすむ。 **みのり【実り・×稔り】** [名]①実を結ぶこと。結実。「―の秋」②努力などの成果。「―ある大会となる」 **みのる【実る・×稔る】** [動]①農作物などの実がなる。実を結ぶ。「稲が―」[類]熟す②努力などがいい結果を生む。「長年の苦労が―」 **みば【見場】** [名]外から見たようすや感じ。「―が悪い」 **みばえ【見栄え・見映え】** [名]見た目の、すばらしさ。りっぱだという感じ。「着物姿は―がする」 **みぶり【身振り】** [名]気持ちや考えをからだの動きであらわすこと。また、その動き。「―手ぶりで話す」 **みぶるい【身震い】** [名・スル]寒さやおそろしさなどで、からだがふるえること。「―するほどの冷たさ」 **みぶん【身分】** [名]その人の社会的な地位や立場。「けっこうなご―ですね」「―証明書」 **みぼうじん【未亡人】** [名]夫に死なれてひとりでいる女性。[類]後家・寡婦・やもめ。 **みほん【見本】** [名]①その品物の質や状態がどんなものか知ってもらうために、かりに多くの中から一つをぬきとって人に見せるもの。サンプル。「―をとりよせる」「―市」②模範。代表的な例。「努力家の―」 **みまい【見舞い】** [名]病人や災難にあった人をなぐさめること。また、なぐさめる手紙や品物。「お―に行く」「暑中―」 **みまう【見舞う】** [動]①病人や災害にあった人を、訪問や手紙などでなぐさめたりはげましたりする。「入院中のいとこを―」②よくないことがおそう。「毎年のように台風に見舞われる」「げんこつを一発―」 **みまがう【見紛う】** [動]みまちがえる。「昼かと―月明かりの夜」 **みまかる【身“罷る】** [動]死ぬ。「父は昨年身まかりました」▽おもに身内の者の死をへりくだっていうときに使う。 **みまさか【美作】** [名]旧国名。今の岡山県北部。山陽道の一国。作州。 **みまな【《任×那】** [名]四世紀、朝鮮半島南部におこった国。四世紀後半には、大和朝廷の勢力がおよび、日本府が置かれたといわれる。五六二年に新羅にほろぼされた。「加羅」、また「にんな」とも。 **みまもる【見守る】** [動]①たいせつに思い、気をつけて見つづける。「子供の成長をあたたかく―」②目をはなさないで、ことのなりゆきをじっと見る。「隣国の政局を―」[類]静観する **みまわす【見回す】** [動]辺りをぐるりと見る。「見回したところ欠席者はいないようだ」 **みまわる【見回る】** [動]①あちこち歩きまわって、警戒したり、監視したりする。「校内を―」[類]巡察する②あちらこちらを見物して歩く。 **みほれる【見×惚れる】** [動]そのすばらしさに心をうばわれて、うっとりと見る。「あまりの美しさに―」[類]見とれる **みまん【未満】** [名]きまった数より下であること。「一八歳―お断り」▽「一八歳以下」は、一八歳もふくむが、「一八歳未満」は、一八歳はふくまない。 **みみ【耳】** [名]①音を感じる器官。からだの平衡をとるはたらきもする。②聞くこと。「よくないうわさを―にする」③平たいものの、はし。へり。「パンの―」「小判の―」ほかに、針のめどや、のれんのさおを通す小さい輪などもいう。 **耳が痛い** 自分のよくない点を的確に指摘されて、聞くのがつらい。 <1326> **みみざわり【耳障り】** [形動]聞いて不快になったり、うるさく感じたりするようす。「―な音」「―な発言」 **みみず【×蚯蚓】** [名]たくさんの節のある、丸いひものような形をした動物。赤茶色で、土中にすむ。「―書き(=ミミズのはったようなへたな筆跡)」 **蚯蚓ののたくったよう** へたな字をたとえていう。 **みみずく【木×菟】** [名]フクロウ科の鳥で、頭部に耳のような羽がある。夜間、行動してえさをとる。コノハズクなど。 **みみずばれ【×蚯蚓、脹れ】** [名]ひっかいた傷あとなどが、ミミズのように細長く赤くはれ上がったもの。 **みみっちい** [形]考えややりかたなどが小さい。俗な言い方。「性格が―」「―考え」[類]けちくさい **みみたぶ【耳×朶】** [名]耳の下に垂れた、やわらかいところ。みみたぼ。「―まで赤くなる」 **みみどおい【耳遠い】** [形]①耳がよく聞こえない。②聞きなれない。「われわれには―ことば」 **みみなしやま【耳成山】** [名]大和三山の一つ。奈良県橿原市にある山で、多く、「万葉集」に詠まれている。 **みみなり【耳鳴り】** [名]耳の病気などで、耳の中で音が聞こえるように感じられること。「―がする」 **みみなれる【耳慣れる・耳×馴れる】** [動]いつも聞いていて、めずらしくない。ききなれる。「耳慣れないことば」 **みみもと【耳元・耳。許】** [名]耳のそば。耳の近く。「―でささやく」 **みみより【耳寄り】** [形動]聞いた話が自分の関心にうまくかなうこと。「それは―な話だ」 **みみわ【耳輪・耳環】** [名]耳かざり。イヤリング。 **みむき(見向き)もしない** そちらのほうを見ようともしない。関心を示さない。ふり向きもしない。 **みむく【見向く】** [動]そちらに顔を向ける。また、興味や関心をもつ。[類]振り向く **みめ【見目】** [名]見た感じ。また、顔かたち。とくに、女性の顔だち。器量。「―うるわしい女人」 **みめい【未明】** [名]夜がまだすっかり明けきらない、うす暗いころ。[類]払暁・暁 **みめかたち【見目形】** [名]顔かたちと姿。容姿。「―がいい」 **みめよい【見目、好い】** [形]目鼻だちが整っている。器量がいい。「見目よく生まれつく」「―娘」[類]見目麗しい **ミモザ** [名]①マメ科のオジギソウなどをまとめた呼び方。②マメ科のアカシア類の通称。ギンヨウアカシア・フサアカシアなど。早春に黄色い小花をたくさんつけるものをいう。[mimosa] **みもだえ【身悶え】** [名・スル]からだをよじって苦しむこと。「悲しみにーする」 **みもち【身持ち】** [名]①ふだんの生活態度。品行。「―がかたい」②妊娠すること。身重。 **みもと【身元・身。許】** [名]①氏名・住所・職業など、その人に関することがら。素性。「被害者の―がわかる」「―不明」②社会人としての責任を果たす能力があること。「―を保証する」▽おもに、やとわれたり借金をしたりするときにいう。 **みもとほしょうにん【身元保証人】** [名]その人の身上や財産などが、確実で信用がおけることをうけあう人。 **みもの【見物】** [名]①見たくなるようなもの。見る価値のあるもの。「どうなるかは―だ」▽「けんぶつ」と読めば別の語。 **みや【宮】** [名]①神をまつった建物。神社。「―参り」②皇族。とくに親王・内親王に対する呼び名。また、天皇や皇族の住まい。皇居。 **みゃく[脈]** ①血管。また、血液の流れ。「―をとる」②ひとすじに長く続いているもの。つながり。また、すじみち。 <1327> **みやこおち【都落ち】** [名・スル]都にいられなくなって、地方へにげのびて行くこと。「平家の―」▽中央の都会で生活できなくなって、いなかに移り住むことや、低い地位に下げられることなどもいう。「支社へ―させられる」 **みやこおどり【都踊り】** [名]京都で、毎年四月の一か月間、祇園の歌舞練場で、芸妓が出演してもよおされる行事。 **みやこどり【都鳥】** [名]「ゆりかもめ」の別名。▽「伊勢物語」で、在原業平らが、隅田川のほとりで都をしのび、「名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」と詠んだことで有名。 **みやざきやすさだ【宮崎安貞】** [人名]一六二三―九七年。江戸前期の農学者。武家の出身だが、農業を営み、みずからの体験や見聞を「農業全書」にまとめた。 **みやざわけんじ【宮沢賢治】** [人名]一八九六―一九三三年。大正・昭和期の詩人・童話作家。岩手県生まれ。農事指導のかたわら、独自の宇宙観や宗教観による詩や童話を書いた。詩集「春と修羅」、童話「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」など。 **みやしゅうじ【宮柊二】** [名]一九一二―八六年。昭和期の歌人。新潟県生まれ。本名は肇。北原白秋に師事。のち「コスモス」を創刊、主宰。孤独を見つめて叙情をとぎすませ、人間の本質にせまる。歌集「群鶏」「小紺珠」など。 **みやすい【見易い】** [形]①見るのが楽である。見るのに都合がいい。「―席をとる」「―紙面」②すじみちがよくわかる。わかりやすい。「―道理だ」③見苦しくない。見よい **みやだいく【宮大工】** [名]社寺や宮殿の建築を専門とする大工。 **みやづかえ【宮仕え】** [名・スル]①役所や会社に勤めること。「すまじきものは―(=勤め人はいやなことでもがまんしてやらなければならない)」▽もと、宮中や貴族に仕えること。 **みやび【《雅び】** [名・形動]宮廷風で洗練された感覚があり、上品で優美なようす。また、都会風であること。[類]風雅・風流[反]里び **みやびやか【《雅やか】** [形動]上品で美しく、落ち着いているようす。「―な身のこなし」[類]優雅 **みやぶる【見破る】** [動]相手のかくしている秘密やたくらみをすっかり見てとる。「正体を―」[類]看破 > つかいわけ | 見破る・見抜くほか「見破る」は、多く相手がかくそうとしている計画や作為について、見てとること。「うそを見破る」。「見抜く」「見通す」「見透かす」は、ものごとの本質やなりゆきの終点を、まっすぐにくもりなく見てとること。 **みやま【深山】** [名]①山の奥深いところ。奥山。②「山」をほめたたえることば。「―桜」 **みやまいり【宮参り】** [名]①生まれた子をつれて、はじめて土地の神社にお参りすること。おみやまいり。[類]うぶすな参り②七五三のお参りをすること。宮もうで。 **みやもとゆりこ【宮本百合子】** [人名]一八九九―一九五一年。昭和期の小説家。東京都生まれ。プロレタリア文学運動で活躍し、日本共産党にも参加した。夫顕治は共産党の指導者。小説「伸子」「風知草」「播州平野」など。 **みやる【見遣る】** [動]①遠くのほうをながめる。「山のかなたを―」②そちらに目を向ける。「彼のほうをそっとー」 **ミャンマー** [国名]正式国名は、ミャンマー連邦。東南アジア、インドシナ半島の西部にある国。一九八九年、ビルマ連邦社会主義共和国から国名を改めた。仏教が盛んで、パゴダと呼ばれる仏塔が <1328> 多い。面積約六八万平方キロ。首都ヤンゴン。主要言語ミャンマー語。 **ミュージアム** [名・造語]博物館。[museum] **ミュージカル** [名]歌とおどりが中心の演劇。「―の本場ブロードウェイ」[musical] **ミュージック** [名・造語]音楽。「テーマ―」[music] **ミューズ** [名]ギリシャ神話で、学問や芸術をつかさどる九人の女神。ムーサ。[Muse] **みゆき[行幸・《御幸】** [名]天皇が外出すること。ぎょうこう。 **みよ【御代・御世】** [名]その天皇が治めている世、皇位についている期間を敬った言い方。「明治の―」 **みよい【見、好い】** [形]①見た感じがいい。「そんな姿はーものではない」②見るのに都合のいい。「―場所を探す」[類]見やすい[反]見にくい **みよう【見様】** [名]見る方法。見かた。「―見まねで覚える」 **みょう[妙]** ①ふしぎなくらいすばらしい。すぐれている。「造化の―」「言いえて―(=うまく言いあらわしているようす)」②ふしぎなこと。「―な話」→「妙に」も見よ。③うらわかい。 **みょう[名/命/明]** →「めい」 **みょう【妙】** [名・形動]→漢字項目を見よ。 **みょうあん【妙案】** [名]非常によい考え。すばらしい思いつき。「―がうかぶ」[類]名案 **みょうえ【明恵】** [人名]一一七三―一二三二年。鎌倉中期の僧。いみ名は高弁。京都栂尾の山に高山寺を建てて、華厳宗の隆盛に努め、戒律を重視し、その著「摧邪輪」で、法然らの新しい仏教の動きを批判した。明恵上人。 **みょうが【×茗荷】** [名]ショウガ科の多年草。夏、芽が出て黄色い花をつけ、よいにおいがする。食用。 **みょうが【×冥加】** [名・形動]①知らず知らずに受ける神や仏のめぐみ。「―にあまる」[類]冥利②「冥加金」の略。江戸時代、営業許可の税として納めたかね。③[名・形動]さいわいだ。幸運だ。「命―な人(=運よく命が助かった人)」「―至極(=非常に幸せなこと)」 **みょうぎ【妙技】** [名]非常にうまいわざ。すぐれた技術。「―を競う」 **みょうけい【妙計】** [名]非常にたくみなはかりごと。「―を案じる」[類]妙策 **みょうごう【名号】** [名]仏教で、「南無阿弥陀仏」の六字。また、阿弥陀仏の名。「―を唱える」 **みょうごにち【明後日】** [名]「あさって」の改まった言い方。「明日」の次の日。 **みょうごねん【明後年】** [名]「再来年」の改まった言い方。「明年」の次の年。 **みょうじ【名字・“苗字】** [名]その家の氏。姓。「―をつぐ」[反]名 **みょうじたいとう【名字帯刀】** [四字熟語]江戸時代、町人や農民が武士の特権である名字をつけ、刀をさすことを認められること。「―を許す」 **みょうしゅ【妙手】** [名]①すばらしいわざ。また、すばらしいわざのある人。名手。「弓の―」[類]巧妙絶妙②囲碁や将棋で、うまい打ちかた。「―をひねりだす」[反]悪手 **みょうしゅ【妙趣】** [名]非常にすぐれた、味わいのあるふんいき。「―をとくと味わう」[類]妙味 **みょうじょう【明星】** [名]「金星」のこと。明け方の東の空に見えるときは「明けの明星」、夕方の西の空に見えるときは「宵の明星」と呼ぶ。 **みょうじょうは【明星派】** [国語]詩歌雑誌「明星」で活動した人々。与謝野鉄幹・晶子夫妻を中心に、石川啄木らが参加して、ロマン的な作品を発表し、恋愛を賛美した。星菫派。 **みょうじん【明神】** [名]「神」の敬った言い方。「大神―」「神田―」 **みょうせき【名跡】** [名]代々うけつがれている家の名。「―をつぐ」[類]跡目・家督 **みょうだい【名代】** [名]ある人の代理をすること。また、代理人。「主人の―でまいりました」▽「なだい」と読めば別の語。 **みょうちきりん【妙ちきりん】** [形動]奇妙なようす。変わっていてこっけいなようす。 **みょうちょう【明朝】** [名]あすの朝。みょうあさ。改まった言い方。[反]翌朝・昨朝 **みょうてい【妙×諦】** [名]この上なくすぐれた真理。「みょうたい」とも。「政治の―はそこにある」 **みょうに【妙に】** [副]ふつうならば起こらないような状態で。奇妙に。ふしぎに。へんに。「―気になる」 **みょうにち【明日】** [名]「あす」「あした」「明くる日」の改まった言い方。[反]翌日・昨日 **みょうばん【明×礬】** [名]硫酸とアルミニウムの化合物で、無色の結晶。熱すると白い粉になる。染色・製紙や、食品の加工などに用いる。 **みょうみ【妙味】** [名]すぐれたおもしろさ。うまみ。「―のある文章」「―を発揮する」 **みょうやく【妙薬】** [名]ふしぎなほどよく効く薬。「風邪の―」[類]霊薬 **みょうり【×冥利】** [名]①神仏から知らぬ間に受ける利益。おかげ。[類]冥加②よいおこないの結果として受ける幸福。 **冥利に尽きる** これ以上の幸せはない。「男―」 **みょうれい【妙齢】** [名]女性のうら若い年ごろ。としごろ。「―の美人」「―に達する」[類]芳紀 **みよしたつじ【三好達治】** [人名]一九〇〇―六四年。昭和期の詩人。梶井基次郎らと「青空」を創刊。四季派に属し、口語叙情詩を書いたが、のち、文語詩に移った。「測量船」「南窗集」「一点鐘」などの詩集のほか、訳詩集に「巴里の憂鬱」などがある。 **みよしやすのぶ【三善康信】** [人名]一一四〇―一 <1329> 二二一年。鎌倉初期の法律家。伊豆に流されていた源頼朝に京都の情勢を伝え、頼朝が幕府を開くと、問注所(=訴訟を受けつける仕事)の初代執事(=長官)に招かれた。 **みより【身寄り】** [名]親類。みうち。「―がない」 **ミラー** [名・造語]鏡。「―ボール」[mirror] **みらい【未来】** [名]これからさきの時。「人類の―を語る」「―都市」[類]将来[反]過去▽「未来」は「未だ来たらず」という意味で、「将来」よりもさきの、不確かで予測しにくいことに使う。「将来」は「将に来たらんとす」という意味で、予測可能な近い未来をいい、「将来は医者になるつもりだ」のように使う。 **みらいえいごう【未来永劫】** [四字熟語]これからさき、永久に。永遠。「―に変わらない」▽一劫には四億三千二百万年をいう。 **ミラクル** [名]奇跡。驚異。[miracle] **みり** [名・造語]①[造語]単位の上に付けて、その一〇〇〇分の一をあらわす。記号はm ②[名・造語]「ミリメートル」などの略。[milli-] **ミリオン** [名]一〇〇万。「―セラー(=年間一〇〇万以上売れた本やレコード)」[million] **ミリグラム【×】** [名]メートル法で、質量の一〇〇〇分の一グラム。記号はmg[milligramme] **ミリタリズム** [名]軍国主義。[militarism] **ミリバール** [名]圧力の単位。一〇〇〇分の一バール。一ヘクトパスカル。記号はmb ▽もと、気圧の単位に使っていたが、一九九二年一二月一日よりヘクトパスカルに変わる。[millibar] **ミリメートル【×粍】** [名]メートル法で長さの単位。一〇〇〇分の一メートル。ミリ。記号はmm[millimétre] **みりょう【未了】** [名]ものをつくったり問題を処理したりすることが、まだ済んでいないこと。「審議―」[反]完了・終了 **みりょう【魅了】** [名・スル]人の心をまどわせるほどひきつけること。「観客を―する演技」 **みりょく【魅力】** [名]人の心をまどわせるほどひきつける力。「―のあるプラン」「―的」 **ミリリットル【×蚝】** [名]メートル法で、体積の単位。一〇〇〇分の一リットル。記号はml[millilitre] **みりん【味×醂・味×淋】** [名]とろみのあるあまい酒。焼酎に蒸したもち米やこうじをまぜ、発酵させてつくる。料理などにつかう。「鰯の―干し」 **みる【見る】** [動]①目でものの形や色などをとらえる。「絵を―」「テレビを―」②ものごとの状態を調べる。「機械のぐあいを―」「味を―」③判断したり評価したりする。「世間をあまく―」「手相を―」「人を一目で―」④世話をする。「親のめんどうを―」▽「看る」とも書く。⑤経験する。「正直者がばかを―」「つらい目を―」「痛い目を―」「ざまあ見ろ」「成功を―」⑥ざっと読む。「新聞を―」「漫画を―」⑦[「~と見る」の形で]・・・であると判断する。・・・であると推定する。「失敗と見てにげ去った」「一年はかかるとー」⑧[補助][「〜てみる」の形で]ためしに・・・する。「食べて―」「やって―」「聞いて―」「言って―」▽動詞の連用形に付く。⑨「~にしてみると」「~にしてみれば」などの形で・・・の立場であれば。「彼にしてみれば、都合の悪い話だ」 **見る影もない** 以前のよさと比べると、すっかりみすぼらしくなっていて、みじめである。 **見るに忍びない** あまりにもひどくて、気の毒で見ていられない。見るも痛ましい状態である。 **見るに耐えない** ①ひどすぎて見ていられない。「―惨状」②見る価値がない。「―おそまつな映画」 **見るに見兼ねて** それ以上、だまって見ていられなくて。「―ロを出す」 [古語]平安時代には、成人した女性は夫以外の男性には顔を見せなかったことから、「見る」といえば、結婚を意味することもあった。 **みる【診る】** [動]診察する。「脈を―」「病人を―」▽診断する意の「みたてる」は「見立てる」と書く。 **みるからに【見るからに】** [副]ちょっと見るだけで、すぐにわかるようす。「―元気そうだ」「―強そうな選手」[類]いかにも・一見して **ミルク** [名]①牛乳。「粉―」②「コンデンスミルク」の略。[milk] **ミルクセーキ** [名]牛乳・卵・砂糖などをまぜあわせてつくった飲みもの。[milk shake] **ミルトン** [人名]一六〇八―七四年。イギリスの詩人。ピューリタン革命を支持したが、のちのクロムウェルの独裁には反対した。晩年は失明し不遇であった。代表作に「失楽園」。[John Milton] **みるみる【見る見る】** [副]見ていてわかるほど、わずかのあいだに変わっていくようす。みるみるうちに。「―雪が積もる」「―上達する」 **ミレー** [人名]一八一四―七五年。フランスの画家。農民の生活を題材にした詩的で宗教性の強い作品が多い。「晩鐘」「落穂拾い」「種まく人」など。[Jean François Millet] **みれん【未練】** [名・形動]あきらめがつかないこと。あきらめきれない気持ち。「―をたちきる」▽未だ心の鍛錬がたりないということ。 **みれんがましい【未練がましい】** [形]あきらめきれず、いつまでもこだわることを、よくないと思うようす。「―泣きごとを言う」 **みろく【×弥勒】** [名]仏教で、釈迦の死後、五十六億七千万年目にこの世にあらわれて人々を救うという菩薩。弥勒菩薩。 **みわく【魅惑】** [名・スル]人の心をひきつけてまどわせ、夢中にさせること。「―的な声の持ち主」 **みわける【見分ける】** [動]見て区別する。「双子の姉と妹を―のはむずかしい」 <1330> **みわすれる【見忘れる】** [動]以前見たことがあるのに忘れる。また、見るのを忘れる。 **みわたす【見渡す】** [動]①辺り一帯をすみずみまで広く見る。「―かぎりの草原」②全体をひととおりながめる。「生徒全員の顔をぐるっとー」「朝刊の紙面を―」 **みん[民]** ①社会をつくっている、ふつうの人。たみ。②国家の機関ではなく、私的な。[反]官・公 **みん[眠]** ねむる。ねむり。▽「眼が(=め)」は別字。 **みん** [人名]?―一六五三年。古代の学僧。小野妹子に従って隋に留学。帰国後、六四五年の大化の改新で国博士となり、高向玄理とともに政治の機構を整えた。 **みんい【民意】** [名]国民の意見。一般の人々の考え。「―を尊重する」「―を問う」 **みんえい【民営】** [名]民間で経営すること。私営。「―鉄道」[反]国営・公営 **みんか【民家】** [名]人々が住む家。「飛行機がーに墜落する」 **みんかつ【民活】** [名]「民間活力」の略。民間企業たちのもつ事業能力や資金力。 **みんかん【民間】** [名]国や公共の機関と関係なしに多くの人々が集まってものごとを営む世界。「―会社」「―協力」 **みんかんしんこう【民間信仰】** [名]民衆のあいだで自然発生的に生まれておこなわれる信仰。[類]庶民信仰・世俗信仰 **みんかんほうそう【民間放送】** [名]民間の資本で設立し、広告収入などによって経営される放送。民放。[類]商業放送[反]公共放送 **みんかんりょうほう【民間療法】** [名]明治時代からあとのヨーロッパ医学によらない、民衆のあいだでおこなわれている病気の治療法。鍼・灸・指圧など。 **みんぎょう【民業】** [名]営利を目的とする民間の事業。[反]官業 **ミンク** [名]イタチ科の哺乳動物。つやのある毛皮は高級品。「―のコート」[mink] **みんげい【民芸】** [名]地方の人々の生活の中から生まれた、素朴な工芸など。民間工芸。また、民衆芸術。「―品」 **みんけん【民権】** [名]国民が政治に参加する権利。また、国民が自分のからだや財産を守る権利。「自由―運動」「―尊重」 **みんじ【民事】** [名]法律のうち、私人の財産や商売のやりかたなどの権利や義務にかかわることがら。民法や商法など、私法に関する事件。▽犯罪に関する事件は「刑事」という。 **みんじさいばん【民事裁判】** [名]民事訴訟の裁判。私人間の紛争の法律的な解決をはかるもの。[反]刑事裁判 **みんじそしょう【民事訴訟】** [名]裁判所が、民事事件について審理する法律上の手続き。権利や利益の保護を目的とする。民訴。[反]刑事訴訟 **みんしゅ【民主】** [名]国を動かす権利が国民にあること。国民が主権者であること。「―国」 **みんしゅ【民需】** [名]民間での需要。[反]官需・軍需 **みんしゅう【民衆】** [名]貴族ではない、国民の多数をしめる人々。「―の声」[類]公衆・庶民・人民 > つかいわけ→「大衆」を見よ。 **みんしゅく【民宿】** [名]観光地などで、一般民家の経営する宿泊所。民泊。「海辺の―に泊まる」 **みんしゅしゅぎ【民主主義】** [名]国民が主権者として国民全体の利益のために政治をおこなおうとする考えかた。デモクラシー。 **みんしゅせいじ【民主政治】** [名]国民が主権者として国の政治に参加できるしくみ。民主主義にもとづく政治。 **みんしゅてき【民主的】** [形動]民主主義の精神や方法にかなっているようす。「―に会を運営する」[反]独裁的・封建的 **みんじょう【民情】** [名]国民一般の考えかたや生活の実際のようす。「―を視察する」 **みんしん【民心】** [名]国民の考えかたや気持ち。「―の安定をはかる」 **みんせい【民生】** [名]人々の日々の暮らし。国民の生計。「―の向上」 **みんせい【民政】** [名]①人民の幸福や利益をはかろうとする政治。②軍人以外の文民のおこなう政治。「―に移管する」 **みんせいいいん【民生委員】** [名]市町村からまかされて、生活保護が必要な人の世話をする民間人。 **みんせん【民選】** [名]国民が代表を投票で選ぶこと。「―議員」[反]官選 **みんせんぎいんせつりつけんぱくしょ【民選議院設立建白書】** [名]一八七四年、明治政府に国会の開設を要求した板垣退助らの意見書。世論を刺激して、自由民権運動のきっかけとなった。 **みんそ【民訴】** [名]「民事訴訟」の略。[反]刑訴 **みんぞく【民俗】** [名]それぞれの地方で伝わってきた風俗や習慣。民間の俗習。「―芸能」 **みんぞく【民族】** [名]多くの場合、人種的に起源を共有し、同じ地域で生活し、共通した言語・文化や宗教、同属意識をもつ人々の集まり。「遊牧―」「―自決主義」 **みんぞくかいほううんどう【民族解放運動】** [名]抑圧されていた民族の、解放と独立を目ざす運動。とくに一九世紀後半以降、帝国主義諸国の植民地であったアジア・アフリカ・ラテンアメリカの各 <1331> 国で、第二次世界大戦後に起こった運動。 **みんぞくがく【民俗学】** [名]古くから民間に伝わる慣習・行事・伝説・信仰・方言などを調べて、民衆の生活様式を明らかにする学問。フォークロア。 **みんぞくがく【民族学】** [名]いろいろな民族の文化・宗教・社会のしくみなどを歴史的に、また実際的に調査し、比較研究する学問。エスノロジー。 **みんぞくこっか【民族国家】** [名]おもに単一の民族を基礎に成立した国家。 **みんぞくじけつ【民族自決】** [名]それぞれの民族が、他民族に干渉されず、自主的に政治上の決定などをおこなうこと。第一次世界大戦後、アメリカ大統領ウィルソンが提唱した。 **みんぞくしゅうきょう【民族宗教】** [名]特定の民族のあいだで信仰される宗教。ユダヤ教など。[反]世界宗教 **みんぞくしゅぎ【民族主義】** [名]自分たちの民族の独立や発展を目ざす主張や運動。 **ミンチ** [名]みじん切りにした肉。ひき肉。メンチ。「―ボール」[mince] **みんちょう【明兆】** [人名]一三五二―一四三一年。室町初期の画僧。強い線と色彩でえがき、京都の東福寺を中心に活動した。代表作に「五百羅漢図」。 **みんちょうたい【明朝体】** [名]現在もっとも多く、新聞や書籍などに使われている、和文用活字の書体。縦線が太く、横線が細いのが特徴。「表「活字の書体」 **みんど【民度】** [名]一般国民の経済力や文化程度。「―が高い」 **みんな【皆】** [代名詞・副]①[代名]すべてのひと。「クラスのーが賛成した」②[副]ぜんぶ。なにもかも。「―すばらしい作品だ」 **みんぶしょう【民部省】** [名]律令制における八省の一つ。民政一般の戸籍・租税・土木・交通などをあつかった。 **みんぺい【民兵】** [名]民間人で組織した軍隊。また、その兵士。 **みんぽう【民放】** [名]「民間放送」の略。民間会社が、広告の契約料で経営する放送局。商業放送。[反]公共放送・国営放送▽現在、日本ではNHK以外は民放。 **みんぽう【民法】** [名]親子・夫婦関係や財産・相続の権利や義務などを広くとりきめた法律。 **みんゆう【民有】** [名]国や地方のものでなく、個人や会社が所有していること。私有。[反]国有・公有 **みんよう【民謡】** [名]民衆のあいだから生まれ、歌いつがれて、その土地に伝えられてきた歌。「素朴な生活にとけこんだ―」「ナポリー―」 **みんわ【民話】** [名]その地方の民衆のあいだに語りつがれてきた昔話や物語。「各地の―を集めた本」 **む[務]** やらなければならない役目。つとめ。つとめる。 **む[無]** ①ないこと。存在しないこと。「―から有を生じる」[反]有②むだ。ないがしろにする。「―に帰する」「好意を―にする」③・・・でない。 **む[夢]** ねむっているときに見るゆめ。また、ゆめのように現実でないこと。 **む[矛]** 長い柄のついた両刃の剣。盾 **む[霧]** けむりのようにたちこめる細かい水滴。きり。 **む[武]** →「ぶ」 **む【無】** →漢字項目を見よ。 **むい【無為】** [名]①なにもしないこと。「―に日を送る」「―徒食」「―無策」②自然のままで人の手が加わらないこと。「―自然」 **むいか(六日)の菖蒲十日の菊** 必要なときにまにあわず、役に立たないこと。▽五月五日の端午の節句にはアヤメを、九月九日の重陽の節句にはキクをかざるが、一日おくれては意味がな <1332> **むかしばなし**[昔話][名]①「むかしむかし…」や「昔、ある所に…」で始まるおとぎ話。たとえば「桃太郎」「かちかち山」など。②昔あったことを思いだして語る話。「小学校時代の―に花が咲く」 **むいぎ**[無意義][形動]社会的な価値や意味のないこと。役に立たないこと。「―に日を過ごす」[類]無意味[対]有意義[ゆういぎ] **むいしき**[無意識][形動]①[名・形動]自分のしていることを自覚しないでいること。「―に走りだしていた」②[名]意識がないこと。気を失っている状態。意識不明。[類]人事不省[じんじふせい]③ふだんは気づかない、また制御することもできないではたらいている心の領域。夢・催眠[さいみん]・精神分析[せいしんぶんせき]によって知ることができる。フロイトがこれを重くみた。深層心理。潜在意識。 **むいしぜん**[無為自然][名]なにごとにも作為[さくい]を弄せず、宇宙のありのままに従ってしぜんに生きること。▽中国の老荘思想の基本的な立場。 **むいそん**[無医村][名]医者の一人もいない村。「離島[りとう]の―」 **むいちもつ**[無一物][名]財産を何一つ持っていないこと。「むいちぶつ」とも。「人間本来―」 **むいちもん**[無一文][名]かねをまったく持っていないこと。「倒産[とうさん]して―になる」[類]一文無し・すかんぴん **むいとしょく**[無為徒食][名]なにも仕事をせずぶらぶらしていること。▽「徒食」は「徒[いたずら](=むだ)に食う」という意味。 **むいむかん**[無位無官][名]位階も官職もないこと。「―の平民」「―の身」 **むいむさく**[無為無策][名]きまった計画・対策がなにもないこと。「―の政府」 **ムース**[名]①あわだてた卵の白身やなまクリームを使った料理や菓子[かし]。②あわ状の整髪料。[英]mousse **ムード**[名]ふんいき。きぶん。「―づくり」「―音楽」[英]mood **ムービー**[名]映画。シネマ。[英]movie **ムームー**[名]はでな色の、ゆったりした夏用ワンピース。ハワイの女性服。[英]muumuu **むえき**[無益][形動]なんの役にも立たず、むだなこと。「―な戦い」「―な殺生」[対]有益 **むえん**[無縁][形動]①[名・形動]縁がないこと。関係がないこと。無関係。「きみには―の話だ」②[名]死後の供養[くよう]をする人がいないこと。「―仏[ぼとけ]」 **むえんたん**[無煙炭][名]黒色で良質の石炭。九○%以上の炭素をふくみ、ほとんどけむりが出ない。 **むが**[無我][名]①われを忘れること。自分の存在を意識しないこと。「―の境地」「V―夢中」[類]没我[ぼつが]・忘我[ぼうが]②自分の利益を求める気持ちがないこと。「―の愛」[類]無私 **むかい**[向かい][名]面と向かっていること。また、そのもの。「―の家」「お―さん」 **むがい**[無害][形動]生命や健康に害がないこと。「人畜[じんちく]―」「―無益」[対]有害 **むかいあわせ**[向かい合わせ][名]たがいに正面を向きあっていること。「―に座る」[対]背中合わせ **むかいかぜ**[向かい風][名]自分の正面からふいてくる風。逆風。「―で船が進まない」[対]追い風 **むかいきょらい**[向井去来][人名]一六五一一一七〇四年。江戸以前期の俳人。長崎[ながさき]生まれ。蕉門十哲[しょうもんじってつ]の一人。「猿蓑続[さるみののつづき]」を凡兆[ぼんちょう]と共編。俳論に「去来抄[きょらいしょう]」がある。 **むがいむえき**[無害無益][名]なんの影響[えいきょう]もおよぼさないこと。また、あってもなくてもよいこと。 **むかう**[向かう][動]①正面をその方向に向ける。「向かって右側に城が見える」②そのほうを目ざして進む。「京都へ―列車」③だんだんと、ある状態に近づく。「寒さに―折[おり]」④さからう。相手とする。「親に向かって何を言う」 **むかえ**[迎え][名]人が来るのを待ったり、人に来てもらうために呼びに行ったりすること。また、待ったり呼びに行ったりする人。「―をたのむ」「お―が来る(=死ぬ)」[対]送り **むかえうつ**[迎え撃つ][動]敵が来るのを待ちうけて戦う。「海岸で水軍を―」 **むかえざけ**[迎え酒][名]二日酔[ふつかよ]いの不快感をやわらげるために飲む酒。むかいざけ。 **むかえび**[迎え火][名]盂蘭盆[うらぼん]の初日、陰暦[いんれき]七月一三日の夕方に、帰ってくる祖先の霊[れい]をむかえるために家の門前でたく火。[対]送り火▽ふつう、麻[あさ]の皮をはいだ茎[くき](=麻幹[おがら])を燃やす。 **むかえる**[迎える][動]①人が来るのを待ちうける。「駅で友人を―」[対]送る②ある目的のために人を招く。よびいれる。「外国から教師を―」「嫁[よめ]を―」③しぜんに、ある時期や状況になることを待ちうける。「正月を―」「老いを―」 **むがく**[無学][形動]学問や知識がないようす。「―無能」 **むがくもんもう**[無学文盲][名]学問がなく、字が読めないこと。「―の徒[と]」 **むかご**[零余子][名]ヤマノイモなどの葉のわきにできる、小さなイモに似た芽。食用。ぬかご。 **むかし**[昔][名]①[名]ずっと遠い過去。ずっと以前。「―の話」[対]今②[名]過去の十年をひとまとまりにしていう言い方。「十年ひと―」「ふた―前」 >昔取った杵柄[きねづか] >昔きたえて、今でもその力がおとろえていないうでまえ。 **むかしかたぎ**[昔気質][形動]昔の考えかたややりかたを守りつづけている、がんこな性格。「―の職人」 **むかしながら**[昔ながら][副]昔のままで、少しも変わっていないようす。「―の味」「―に手でつくる」▽好ましい気持ちで使う。 **むかしなじみ**[昔馴染み][名]ずっと古くからの知りあいや友人。「彼女とは―だ」 <1333> **むかしふう【昔風】**[名][形動]現代風ではなくて、昔ながらの習慣や様式であること。類[古風]⇔[今風][現代風] **むかしむかし【昔昔】**[名]「昔」を強めた言い方。昔話の最初に使われる。「―おじいさんとおばあさんがいました」 **むかつく**[動]①はきけがする。気分が悪くなる。「船に酔って―」 ②腹が立っていらいらする。しゃくにさわる。「相手の態度に―」 **むかっぱら【向かっ腹】**[名]理由もなく腹立たしいこと。「―を立てる」 **むかで【百足・×蜈蚣】**[名]節足動物の一つ。小動物をとらえる。「―競走」 **むかむか**[副]①[―スル]はきけをもよおすようす。「胸が―する」 ②急に腹が立ってくるようす。「思い出しても―する」 **むがむちゅう【無我夢中】**[名][形動]何かに熱中してほかのことはなにも考えないこと。「―で逃げる」▽「無我無中」は誤り。 **ムガルていこく【ムガル帝国】**[名]一五二六年、イスラム教徒がインドに建てた国。イスラム文化とヒンドゥー文化の結合によるタージ・マハルの建築や、細密画などが発達し、一七世紀にもっとも栄えた。セポイの反乱をきっかけに、一八五八年イギリスによってほろぼされた。 **むかん【無官】**[名]官職についていないこと。「無位―」 **むかん【無冠】**[名]位のないこと。りっぱな賞やかた書きなどをもっていないこと。 > **無冠の帝王** 新聞記者。▽地位はないが、権力に屈[くっ]しない者ということ。 **むかん【無感】**[名]地震動の強さをあらわす階級の一つ。人体にゆれを感じない程度のもの。震度0。 **むかんかく【無感覚】**[名][形動]①感覚がはたらかず、なにも感じないこと。「足がしびれて―になる」 ②相手の気持ちなどを、まったく気にかけずにふるまうこと。無神経。 **むかんけい【無関係】**[名][形動]かかわりがないようす。「この事件には―だ」 **むかんしん【無関心】**[名][形動]関心や興味がなく、積極的にかかわる気がないこと。「―をよそおう」 > **「つかいわけ」** →「無頓着[むとんじゃく]」を見よ。 **むき【無期】**[名]①期限がきまっていないこと。無期限。「―延期」 ②「無期懲役[ちょうえき]」の略。 **むき【無機】**[名]①生活するはたらきやしくみをもっていないもの。生命のないもの。 ②「無機物」の略。「―化学」⇔[有機] **むき【向き】**[名]①方向。また、向いている方向。「風の―」「北―」「―を変える」 ②傾向[けいこう]。性質。用事の内容。「すぐ人にたよる―がある」「ご用の―をお聞かせ願います」 ③ちょうど合っていること。適していること。「―不向きがある」「中学生―の本」 ④そのような傾向・性質・関心などをもっている人。「ご希望の―はお早めに」「快く思わない―もある」 > **向きになる** ちょっとしたことに本気になったり、腹を立てたりする。「すぐ―」「子供相手に―」 **むぎ【麦】**[名]イネ科の一年草・二年草。コムギ・オオムギ・ライムギなどをまとめた呼び方。パンやうどんの原料になる。 **むきあう【向き合う】**[動]たがいにぴったり正面を向いている。「向き合ったまま口をきかない」 **むきかがく【無機化学】**[名]元素や無機化合物を研究対象とする学問。⇔[有機化学] **むきかごうぶつ【無機化合物】**[名]炭素をふくまない化合物。無機物。⇔[有機化合物] **むぎこがし【麦焦がし】**[名]オオムギをいって粉にしたもの。また、その粉でつくった菓子[かし]。はったいこ。 **むきしつ【無機質】**[名]骨や血液などにふくまれている、カルシウム・燐・鉄分・水など。ミネラル。 **むきず【無傷・無×疵】**[名][形動]傷がないこと。「―の桃[もも]」「―のまま助かった」 ②負け・失敗・悪いところなどがないこと。「―で勝ちすすむ」 **むきだし【×剝き出し】**[名][形動]くだものの皮をむくように、なかみを丸出しにすること。「いかりを―にする」「―の闘志」 **むぎちゃ【麦茶】**[名]殻[から]のついたオオムギをいって、にだした飲みもの。麦湯。「―を冷やして飲む」 **むきちょうえき【無期懲役】**[名]期間を定めていない懲役。身がらを終身拘束する刑。⇔[有期懲役] **むきどう【無軌道】**[名][形動]常識をはずれた考えやおこないをすること。「―な生活」▽レールをしいていないという意味。 **むぎとろ【麦とろ】**[名]麦めしに、とろろじるをかけた食べもの。 **むぎぶえ【麦笛】**[名]ムギの茎[くき]を細工[さいく]して笛のようにふきならすもの。 **むきぶつ【無機物】**[名]生活するはたらきをもたない物質。生物に対する水・空気・鉱物など。無機化合物。⇔[有機物] **むぎふみ【麦踏み】**[名]早春にムギの芽を足でふんで、じょうぶに育つようにする農作業。 **むきみ【×剥き身】**[名]外側の殻からをとりのぞいて、なかみだけにしたもの。「あさりの―」 **むきむき【向き向き】**[名]性質や好みによって、それぞれ方向が異なること。「人には―がある」 **むきめい【無記名】**[名]自分の名前を書かないこと。「―で投票する」⇔[記名] **むぎめし【麦飯】**[名]米にオオムギなどをまぜてたいた飯。「―は健康によい」 **むきゅう【無休】**[名]休みがないこと。休みをとらないこと。「年中―の店」 **むきゅう【無給】**[名]働いても給料が出ないこと。「―で奉仕する」⇔[有給] <1334> **むきゅう【無窮】**[名][形動]果てしないこと。無限。「宇宙は―だ」 **むきりょく【無気力】**[名][形動]やる気や元気が感じられないこと。「―な生活」 **むぎわら【麦藁】**[名]実をとりさったムギの茎[くき]。「―細工」「―帽子」 **むきん【無菌】**[名]細菌のない状態。「―室」 **むく【向く】**[動]①ものの正面が、ある方角をさしている。また、ある方向が正面になるようにする。 ②ある方向へ進む。「足が―」「運が―」 ③ふさわしい。「老人に―料理」類[適する] **むく【無垢】**[名][形動]①純真でけがれのないようす。また、煩悩をはなれて清らかなようす。「純真―」「―の浄土」 ②無地の衣服。とくに、染めてないもの。「白―」 ③まじりけのないこと。純粋[じゅんすい]。「金―の指輪」 **むく【×剝く】**[動]外側をおおっているものをはがしとる。「梨[なし]の皮を―」「目を―」「きばを―」 > **「つかいわけ」** 「はぐ」を見よ。 **むくい【報い】**[名]自分のしたことが結果として自分に返ってくること。「うそをついた―」▽多く、悪いことにいう。 **むくいぬ【×尨犬】**[名]毛のふさふさしたイヌ。むくげのイヌ。むく。 **むくいる【報いる・酬いる】**[動]身に受けたものに見合うお返しをする。「恩に―」「一矢[いっし]を―」 **むくげ【《木槿】**[名]アオイ科の落葉低木。夏に白やうすい赤むらさき色のフヨウに似た花をつける。「もくげ」とも。 **むくげ【×Mao毛】**[名]動物のふさふさと長く垂れている毛。「―の犬」 **むくち【無口】**[名][形動]口数が少ないこと。「―で人づきあいが悪い」類[寡黙] **むくつけき**[連体]武骨でむさくるしい。「―男[おのこ]」 **むくどり【×椋鳥】**[名]ムクドリ科の鳥。ハトより少し小さめで、くちばしと足が黄色い。集団で暮らし、やかましく鳴く。 **むくのき【×椋の木】**[名]ニレ科の落葉高木。春、うす緑色の小花を開く。実は食用。むく。 **むくみ【《浮腫】**[名]からだや皮ふの中に水気がたまり、はれぼったくふくらんだもの。「ふしゅ」とも。「足の甲[こう]に―が出る」 **むくむく**[副]①重なりあって、盛[さか]んにわきあがるようす。「入道雲が―盛りあがる」「闘志が―わく」 ②肉づきがよく、太っているようす。また、長い毛などでふくらんで見えるようす。「―した犬」 **むぐら【×葎】**[名]やぶをつくる草をまとめた呼び方。「―の宿」 **むくれる**[動]いかりや不満のために、ほおがふくらむ。むっとした顔をする。 **むくろ【×軀・×骸】**[名]死体。死んでたましいがぬけたからだ。なきがら。「―と化す」▽古くは、首をきられた死人のからだの意味。 **むくろじ【無患子・木×穗子】**[名]ムクロジ科の落葉高木。夏、うす緑色の小花が咲く。種は羽根突きの玉にする。 **むげ【無礙・無碍】**[名][形動]さまたげるものがないようす。「融通―」「縦横―」 **むけい【無形】**[名]はっきりした形がないこと。「有形―の恩恵[おんけい]を受ける」「―無声(=目や耳で感じることができないこと)」⇔[有形] **むげい【無芸】**[名][形動]人に見せられる芸をなにも身につけていないこと。「―無能」⇔[多芸] **むげいたいしょく【無芸大食】**[名]なんの才能もなく、ただ食べているだけであること。 **むけいぶんかざい【無形文化財】**[名]後世に伝えていく価値のある、民族的に貴重なわざ。工芸・音楽・演劇などについて文部大臣が指定する。「重要―」 **むけつ【無欠】**[名][形動]↓「かんぜんむけつ」 **むけつ【無血】**[名]人を殺したり血を流したりせずになしとげること。「―革命」 **むげに【無下に】**[副]せっかく相手がしてくれたことを、冷たくあつかうようす。少しも、とりあわないで。「―断れない」類[そっけなく・一方的に] **むける【向ける】**[動]①その方向に向くようにする。「船首を左へ―」「試合に向けて合宿する」 ②人をその場所に行かせる。「使いを―」 ③ふりあてて、そちらに使う。「旅費に―」 **むげん【無限】**[名][形動]限りや終わりがなく、どこまでも広がっていること。「―の空間」「―軌道」⇔[有限] **むげん【夢幻】**[名]夢と、まぼろし。また、夢のようにはかないこと。「―の世界」 **むげんきどう【無限軌道】**[名]↓「キャタピラ」 **むけんじごく【無間地獄】**[名]仏教で、八大地獄の一つ。たえず責め苦を受けつづけるという。阿鼻地獄。むげんじごく。 **むげんだい【無限大】**[名]限りなく大きいこと。どんな大きさよりもさらに大きい大きさ。⇔[無限小]▽数学では∞の記号であらわす。 **むげんほうよう【夢幻泡影】**[名]ものごとのはかないこと。▽「ゆめ」「まぼろし」「あわ」「かげ」、すべてはかないものを並べたててたとえた、仏教、「金剛般若経」から出たことば。 **むこ【婿・×聟】**[名]①親からみて娘[むすめ]の夫。「花―」 ②結婚して妻の家の籍[せき]にはいった男性。「―をとる」「―養子」⇔[嫁[よめ]] **むこ【無辜】**[名]罪を犯していないこと。なんの罪もないこと。「―の民」 **むごい【惨い・酷い】**[形]①目をそむけたくなるほど、ひどい。「―死にかた」類[悲惨] ②少しのあわれみの心もなく、苦しめるようす。「―しうち」「―ことを言う」類[残酷[ざんこく]] **むこいり【婿入り】**[名]婿になって嫁[よめ]の家の籍[せき]にはいること。⇔[嫁入り] **むこう【無効】**[名][形動]効きめがないこと。力をもたないこと。「白紙は―となる」「途中下車前途―」⇔[有効] **むこう【向こう】**[名]①あいだに何かをはさんで向かいあった正面。「通りの―側」類[あちら][こちら] ②ずっと遠く。「―の山」 ③相手。先方。「―の出かたを見る」類[あちら][こちら] ④これからさき。今後。「―十年間」 > **向こう三軒両隣り** 日ごろ親しく交際する範囲の家。▽自分の家の向かい三軒と左右の二軒。 > **向こうに回す** 敵にする。競争相手とする。 > **向こうを張る** 対抗[たいこう]する。はりあう。 <1335> **むこういき【向こう意気】**[名]相手に負けないで向かっていく意気ごみ。むこうっき。「―が強い」 **むこうがわ【向こう側】**[名]①向かい側。反対側。 ②相手がた。先方。「―の出かたを待つ」 **むこうきず【向こう傷】**[名]顔やひたいなどに受けた傷。むかいきず。⇔[後ろ傷] **むこうずね【向こう×脛】**[名]すねの前面。ふくらはぎの反対側。弁慶[べんけい]の泣きどころ。「―をぶつける」 **むこうはちまき【向こう鉢巻き】**[名]ひたいの上で結んだ鉢巻き。⇔[後ろ鉢巻き]▽威勢のいいことのたとえにも使う。「―でてつだう」 **むこうみず【向こう見ず】**[名][形動]自分の能力をかえりみず、結果がどうなるかを考えずに、感情だけで行動にはしること。むてっぽう。「泳げないのに飛びこむなんて―にもほどがある」 **むごたらしい【惨たらしい】**[形]残酷[ざんこく]で、痛ましく感じられる。「―殺人事件」 **むこようし【婿養子】**[名]娘[むすめ]の婿としてむかえる養子。 **むこん【無根】**[名][形動]根も葉もないようす。根拠[こんきょ]のないようす。「事実―」 **むごん【無言】**[名]ものを言わないこと。「―の圧力がある」「―の行[ぎょう]」▽すでに死んでしまったことを遠回しに言うときにも使う。「―の帰宅」 **むごんげき【無言劇】**[名]ものを言わないで、身ぶりだけで演じる劇。パントマイム。 **むさい**[形]きたならしい。乱雑である。不潔である。むさくるしい。 **むざい【無罪】**[名]罪がないこと。刑法に照らして犯罪が成立しないこと。「―を主張する」「―放免」⇔[有罪] **むさく【無策】**[名]よい対策がないこと。「無為―」 **むさくい【無作為】**[名][形動]特別に手を加えないで偶然にまかせておこなうこと。「―に選びだす」「―抽出」⇔[作為] **むさくるしい【むさ苦しい】**[形]乱雑で、きたならしい。「―ところですが」「―髪[かみ]」 **むささび【×鼯鼠】**[名]リス科の哺乳動物。森林にすむ。前足と後足のあいだに膜[まく]をもち、これを広げて木から木へ飛びうつる。 **むさし【武蔵】**[名]旧国名。今の東京都と埼玉県の大部分、および神奈川県北東部。東海道の一国。武州[ぶしゅう]。「―鐙[あぶみ]」「―七党」 **むさしの【武蔵野】**[作]一八九八年。国木田独歩[どっぽ]の短編小説。明治三○年ころの武蔵野の秋から冬にかけての風物をあざやかにとらえて、作者の自然観や人生観がうかがえる詩的な散文。 **むさべつ【無差別】**[名][形動]区別や差別、また、制限などをしないこと。「柔道場の―級タイトル」 **むさぼる【×貪る】**[動]むやみにいくらでも欲しがる。「利益を―」「ねむりを―」 **むざむざ**[副]たいせつなものを、なんの対応もなく、あっさりと失ってしまうようす。「―逆転を許す」「証拠[しょうこ]の品を―わたすわけにはいかない」類[みすみす] **むさん【無産】**[名]財産がないこと。「―者」⇔[有産] **むさん【霧散】**[動]霧[きり]が散るように、あとかたもなく消えること。雲散霧消。 **むざん【無残・無惨・無×慙】**[名][形動]①あまりにひどくて、痛々しいようす。「―な最期[さいご]をとげる」 ②仏教で、罪を犯してもはじないようす。「破戒―」 **むさんかいきゅう【無産階級】**[名]財産をもたず、資本家にやとわれて働く階級に属する人々。プロレタリア。⇔[有産階級] **むし【虫】**[名]①昆虫[こんちゅう]のや、昆虫に似た生物をまとめていうことば。ハチ・アリ・ハエ・チョウ・トンボなど。 ②秋に美しい声で鳴く虫。コオロギ・スズムシ・ウマオイなど。「草むらにすだく―の声」 ③害になる虫や寄生虫。「―がくう」「―くだし」 ④からだの中にいて、人の気分やきげんを左右するというもの。「腹の―がおさまらない」「ふさぎの―」「―がおこる」「―の居所[いどころ]が悪い」 ⑤[「~の虫」の形で]…に熱中している人。「仕事の―」「本の―」 > **「~虫」の形で** そういう性質の人をばかにして言うことば。「泣き―」「弱―」「点取り―」 > **虫がいい** 自分に都合のいいようにばかり考えて身勝手[みがって]なようす。「―話」 > **虫が知らせる** なんとなく、いやな予感がする。胸さわぎがする。 > **虫が好かない** なんとなく気に食わない。 > **虫が付く** ①植物や衣類などを害虫が食う。 ②未婚の女性によくない恋人[こいびと]ができる。「悪い―とたいへんだ」 > **虫の息** 今にも息が絶えて死にそうなようす。類[半死半生[はんしはんしょう]] > **虫も殺さない** 見たところ温和で、やさしそうなようす。「―ような顔をして」▽実際はちがっているときに使う。 **むし【無死】**[名]野球で、一人もアウトになっていないこと。ノーアウト。ノーダウン。「―満塁[まんるい]」 **むし【無私】**[名][形動]自分の都合や利益はいっさい考えないこと。「―無偏」「公平―」 **むし【無視】**[動][―スル]あるものをないと見なすこと。問題にしないこと。「信号―」「反対を―する」 **むじ【無地】**[名]布や紙の全体が一色で、絵や模様がはいっていないこと。「―のネクタイ」⇔[柄物[がらもの]] **むしあつい【蒸し暑い】**[形]風がなくて、湿度[しつど]も気温も高く、蒸すように暑い。「―夏の夜」 **むしかえす【蒸し返す】**[動]①もう一度、蒸す。 ②一度きまったことを、改めてもう一度問題にする。「その話を―のはやめなさい」 <1336> **むしょう**[無償][名]おこなったことに対して、報[むく]いやつぐないを求めないこと。また、代金をしはらわなくてよいこと。「―の愛」「―の奉仕」「―配布」[対]有償 **むじかく**[無自覚][形動]自分の責任やしていることの意味などがわかっていないこと。 **むしくい**[虫食い・虫喰い][名]①虫が食うこと。また、虫が食ったあと。②陶磁器で、うわぐすりのあとが虫食いに似ているもの。虫食い茶わん。 **むしくだし**[虫下し][名]回虫などの寄生虫を体外に出すために飲む薬。駆虫剤[くちゅうざい]。 **むしけら**[虫螻][名]虫を軽べつして言うことば。また、とるにたりない人間をさすことば。「―同然」 **むしず**[虫酸]が走る たまらないほどの不快感をもよおす。「顔を見るのも―」▽「虫酸」は、胃から出るすっぱい液。 **むじつ**[無実][名]①あるはずの内容がないこと。実質のないこと。「有名―」②罪がないのに、罪があるとされること。「―の罪」 **むじな**[狢・貉][名]①「たぬき」を誤っていう名。「一つ穴の―(=同じ悪い仲間)」②「あなぐま」の別名。 **むしのたれぎぬ**[虫の垂れ衣][名]平安・鎌倉[かまくら]時代に、女性が外出するときに、笠[かさ]の周囲に垂らしたうすい布。むしたれ。▽「京の垂れ衣」「苧[お]の垂れ衣」とも書く。 **むしば**[虫歯][名]細菌[さいきん]によって食べもののかすからつくられた乳酸におかされ、穴があいた歯。 **むしばむ**[蝕む][動]少しずつだめにする。「純真な子供の心までむしばまれる」▽「虫食[むしば]む」で、虫がかじってもとの形をなくすという意味から。 **むしめがね**[虫眼鏡][名]小さなものを拡大して見るための凸[とつ]レンズ。拡大鏡。ルーペ。 **むしもの**[蒸し物][名]①魚介類や野菜などを蒸した料理。茶わん蒸し・土瓶蒸しなど。②和菓子[わがし]で、蒸し菓子。まんじゅうなど。 **むしゃ**[武者][名]武士。とくに、よろいやかぶとを身に着けた武士。「若―」「―修行[しゅぎょう]」 **むしやき**[蒸し焼き][名]材料を容器に入れて、ふたをして焼くこと。また、その料理。「魚の―」 **むじゃき**[無邪気][形動]①子供などが、あどけなくてかわいいこと。「―にねむる」②悪意などがなくて、すなおなこと。「―な性格」[類]天真爛漫[てんしんらんまん]・天衣無縫[てんいむほう] **むしゃくしゃ**[副]いらいらして腹立たしいようす。気分が晴れないようす。「朝から気分が―する」 **むしゃしゅぎょう**[武者修行][名]①武士が各地の武芸者を訪ねて武芸をみがくこと。②技芸の向上や人格形成をめざし、別の土地に移って自分をみがくこと。 **むしゃにんぎょう**[武者人形][名]五月の節句にかざるよろいかぶとをつけた武者姿の人形。五月人形。 **むしゃのこうじさねあつ**[武者小路実篤][人名]一八八五—一九七六年。明治から昭和期の小説家。東京生まれ。志賀直哉[しがなおや]らと「白樺[しらかば]」を創刊。また、人道主義に立って、農業共同体「新しき村」を建設した。小説「お目出たき人」「友情」「或[あ]る男」「真理先生」など。 **むしゃぶりつく**[動]激しい勢いでしがみつく。「母親に―子」 **むしゃぶるい**[武者震い][名]決戦いや重大事を前にして、興奮でからだが小刻みにふるえること。「初出場で―する」 **むしゅう**[無臭][名]においがないこと。「無味―」「―の液体」 **むじゅう**[無住][人名]一二二六——一三一二年。鎌倉[かまくら]中期の僧[そう]。名は道暁[どうぎょう]。はじめ臨済宗の寺にはいり、のち密教を学んで、禅密融合[ぜんみつゆうごう]を説いた。著書に「沙石集」「雑談[ぞうだん]集」など。 **むじゅうりょう**[無重量][名]人工衛星の内部などで、遠心力と引力がつりあって重さが感じられないこと。無重力。 **むしゅく**[無宿][名]①住む家がないこと。また、住む家のない人。やどなし。「放浪[ほうろう]――」②江戸時代、罪を犯して人別[にんべつ]帳(=戸籍[こせき])から除かれること。また、戸籍がない人。「―者[もの]」 **むしゅみ**[無趣味][形動]①何も趣味をもたないようす。没[ぼつ]趣味②風流を理解しないようす。[類]無風流[ぶふうりゅう] **むじゅん**[矛盾][名]論理的につじつまが合わないこと。その二つの主張が同時には成立しないこと。「前後が―した主張」「―律[りつ]」「V―撞着[どうちゃく]」 >どんな盾[たて]でも破るという矛[ほこ]と、どんな矛によっても破ることはできないという盾を売る者がいた。その矛でその盾を突っいたらどうなるかと言われて、答えられなかったという故事(中国、「韓非子[かんぴし]」)から。 >つかいわけ >「食い違う」は、もともと上下の歯がぴったりかみあわないこと。そのように二つのことが一致しないこと。「両者の意見が食い違う」。「矛盾」は、二つのことがらのあいだに、論理的につじつまが合わない点があること。「彼の思想と行動は矛盾する」。 **むじゅんどうちゃく**[矛盾撞着][名]「矛盾」を強めた言い方。すじみちの前後がまったくくいちがって、つじつまの合わないこと。▽「撞着」も「矛盾」と同じ意味。 **むしむへん**[無私無偏][名]きわめて公平で片寄りのないこと。「―の人事」 <1337> **むじょう【無上】**[名]この上もないこと。最上。「―の喜び」 **むじょう【無常】**[名][形動]①仏教で、この世のすべてのものは絶えず移り変わって、永遠に変わらないものは何一つないという考えかた。「諸行―」⇔[常住] ②人生のはかないこと。とくに、死。「―の世」「V―迅速[じんそく]」▼中世の日本では、天変地異や戦乱が続いて、無常観が広まった。「平家物語」や「方丈記」には、この思想がよくあらわれている。 > **無常の風** 風が花を散らすように、無常が人の命をうばうこと。 **むじょう【無情】**[名][形動]相手に対する思いやりがなく冷ややかなこと。「―な仕打ち」類[冷淡[れいたん]]⇔[有情] > **「つかいわけ」** →「非情」を見よ。 **むじょうかん【無常観】**[名]すべてのものは永久に不変ではなくて、常に変化を続けており、人の世ははかないものだとする仏教の考えかた。 **むじょうけん【無条件】**[名]条件をつけないこと。文句をつけないこと。「―で認める」「―降伏」 **むじょうじんそく【無常迅速】**[名]たちまちに人の死が来ること。また、人の世の移り変わりがきわめて早いこと。「―の思い」▽仏教から出たことば。 **むじょうということ【無常といふ事】**[作]一九四二年。小林秀雄[ひでお]の評論。中世の作品の中に、第二次世界大戦中の危機感を重ねあわせての古典および日本語の伝統を再評価しようとした。 **むしょうに【無性に】**[副]どうしても気持ちがおさえられないようす。「―腹立たしい」類[むやみに] **むしょく【無色】**[名]①色がついていないこと。「―透明[とうめい]」「―無臭」⇔[有色]▽思想などが片寄っていないこともいう。「政治的に―だ」 **むしょく【無職】**[名]きまった職業をもたないこと。 **むしよけ【虫除け】**[名]害虫がつかないように防ぐこと。また、その薬や装置。 **むしょぞく【無所属】**[名]どこの政党にも団体にもはいっていないこと。「―議員」 **むしる【×毟る・×撈る】**[動]①生えているものを、指さきでつまんでねじりとる。「雑草を―」 ②はがすようにして、少しずつつまみとる。「鯛の身を―」「パンを―」 > **「つかいわけ むしる・摘む」** > 「むしる」は、指さきでねじって、むりにとること。「花びらをむしる」。「摘む」は、これと特定したものをえらんで、ちぎりとること。多くの場合、とったものを利用する。「花を摘む」「茶摘み」。 **むしろ【×筵・×蓆・×莚】**[名]イグサ・ガマ・わら・竹などで編んでつくった敷物。ござ。「―をしく」 **むしろ【寧ろ】**[副]二つのうちから一つをさして、どちらかといえば、こちらのほうを選ぶという気持ちをあらわす。「―死んだほうがましだ」「親切というより―おせっかいだ」類[いっそ] **むしろばた【×筵旗】**[名]むしろを旗にしたもの。昔、農民が一揆[いっき]などに使った。「―をおしたてる」 **むしん【無心】**[名][形動]①[名・スル]金品をねだること。古い言い方。「金の―をする」 ②[名・形動]迷いや欲などがないようす。よけいなことを考えないようす。「―に遊ぶ子供」「―の境地」 ③中世の歌学用語の一つ。正統的、伝統[でんとう]的な美「有心[うしん]」に対する語。歌題の理解が浅いこと、あるいはこっけいな狂句[きょうく]などをいう。「心なし」とも。 ④無心連歌。機知やこっけいを主題とし、日常の卑近な素材による連歌で、この派の作者を「栗本衆」と呼ぶ。和歌的な情趣[じょうちょ]を重んじる「有心連歌」に対する語。鎌倉時代には有心連歌が主流だったが、やがて無心連歌から出た俳諧[はいかい]連歌が主流となった。 **むじん【無人】**[名]人がいないこと。「―島」「―駅」 **むじん【無尽】**[名]①なくならないこと。つきないこと。「―蔵の石油資源」 ②参加者が一定のかねを出しあい、それを使う人をくじなどできめて、利用しあう組織。無尽講。頼母子講。 **むしんけい【無神経】**[名][形動]他人のいやがることなどに気づかず、平気ですること。また、感じかたがにぶいこと。「―な言動」「―に動きまわる」類[鈍感[どんかん]] **むじんぞう【無尽蔵】**[名][形動]いくらとっても、とりきれないほど多いこと。「―にあるエネルギー」 **むしんろん【無神論】**[名]神の存在を認めない立場に立つ考えかた。唯物論など。「―者」⇔[有神論] **むす【蒸す】**[動]①蒸気で熱する。「パンを―」「タオルを―」▽「蒸す」は、食物以外のものについてもいうが、「ふかす」は、食物についてしか使わない。 ②じっとりと暑く感じられる。「今夜はずいぶん―ね」 **むすい【無水】**[名]①水分がないこと。「―アルコール」 ②水と化合すれば酸を生じる性質があること。たとえば、炭酸ガスを無水炭酸などという。 **むすう【無数】**[名][形動]数限りなく多いこと。「―の花々」「―無量(=非常に数量の多いこと)」 **むずかしい【難しい】**[形]①理解・解決・達成しようとしてもしにくい。「―本」「―病気」「合格は―」 ②いろいろな困難があって、やっかいだ。「―立場」 ③きげんがよくない。とりあつかいにくい。「―人」「―顔をする」類[気難しい]▼「むつかしい」とも。 > **古語《むつかし》** 現代語では、やっかいだという意味が中心だが、古語ではきげんが悪い、とりあつかいにくいという意味で使うことが多かった。また、気味が悪く、おそろしいという意味でも使う。「あなむつかし(ああ、おそろしい)」。「むづかし」と濁音化したのは近世以降といわれる。現代語にも残る、動詞「むつかる」と語源は同じ。「子供がねむくてむつかる(=きげんが悪くて泣く)」。 **むずがゆい【むず痒い】**[形]むずむずするようにかゆい。「背中が―」 **むずかる**[動]子供がきげんを悪くして、泣いたりぐずったりする。むつかる。「赤ちゃんが―」 <1338> **むすこ【息子】**[名]自分の男の子供をいう。せがれ。「孝行―」⇔[娘[むすめ]]▽親しい相手の男の子を、「お宅の息子さん」などと呼ぶこともある。常用漢字表付表の語。 **むすび【結び】**[名]①むすびつけること。「糸の―」「縁[えん]―の神」 ②続いたものの終わり。「―の文章」「―の一番」 ③にぎりめし。「お―」 ④[文法]「係り結び」のきまりの、結びの部分。文語文法で、文中に係助詞が用いられたとき、それに対応する文末のまとめかた。たとえば、「日ぞ暮るる」では係助詞「ぞ」に対応して連体形「暮るる」の形で文を結ぶ。「こそ」の係りには、已然[いぜん]形で結ぶ。 **むすびつく【結び付く】**[動]結ばれて一つになる。また、深い関係をもつ。「政治家との癒着[ゆちゃく]に―企業献金[けんきん]」「利益に―」 **むすびつける【結び付ける】**[動]①結んでつなぎとめる。ゆわえつける。「ひもを―」 ②関係づける。「二つの事件を―根拠[こんきょ]」 **むすびのかみ【結びの神】**[名]男女の縁を結ぶという神。縁結びの神。むすぶのかみ。 **むすびめ【結び目】**[名]ひもなどを結びあわせたところ。「―を解く」 **むすぶ【結ぶ】**[動]①ひもや糸を、はなれないようにつなぎあわせる。「帯を―」類[縛[しば]る]⇔[解く・ほどく] ②はなれているものや場所などをつなぐ。「直線で―」 ③関係をもつ。約束をとりきめる。「手を―」「ちぎりを―」「条約を―」 ④かたく閉じる。「口をへの字に―」 ⑤終わりにする。しめくくる。「会長のあいさつで総会を―」「話を―」 ⑥結果として固まる。生成される。「努力が実を―」「露[つゆ]が―」 ⑦かまえる。「いおりを―」 ⑧係り結びで、活用語を上の係りにふさわしい形にする。 > **古語** 何かがまとまって、はっきりした姿形をあらわすという意味で、現代語よりも広く使われた。たとえば、両手で水などをすくいあげる。また、材料を組みあわせてものをつくる。「庵[いおり]をむすぶ」。ほかに、氷・霜[しも]・夢なども「むすぶ」ものである。 **むずむず**[副]①[―スル]はだの上を虫がはっているような感じのするようす。「背中が―する」 ②自分で直接できないのをじれったく思うようす。はがゆいようす。「帰りたくて―する」「うでが―する」 **むすめ【娘】**[名]①自分の女の子供。⇔[息子]▽親しい相手の女の子を、「お宅の娘さん」などと呼ぶこともある。 ②結婚していない若い女性。 > **音**は「ジョウ」。「娘子[じょうし]」 > **字形** 女・7画 全10画 **字音** ジョウ > **類義語** むすめ 娘盛り 小娘[こむすめ] 一人娘 娘[いとはん] 姑娘[クーニャン] **むせい【無声】**[名]音や声がないこと。音や声が出ないこと。「―映画」⇔[有声] **むせい【夢精】**[名]夢の中で性的に興奮[こうふん]し、射精すること。 **むぜい【無税】**[名]税金のかからないこと。また、税金をかけないこと。類[免税]⇔[有税] **むせいおん【無声音】**[名]発音するとき、声帯を振動[しんどう]させないで出す音声。[k][p][s][t]など。⇔[有声音] **むせいげん【無制限】**[名][形動]数量などを制限しないこと。また、限度がないこと。「―に許可する」 **むせいせいしょく【無性生殖】**[名]精細胞[さいぼう]と卵細胞との結合によらない生殖法。親のからだの一部または体細胞などから、新しい個体をつくる。分裂・出芽・胞子形成など。⇔[有性生殖] **むせいふしゅぎ【無政府主義】**[名]国家・政府など、いっさいの政治権力を否定し、個人の完全な自由が保障される社会を実現しようとする思想。アナーキズム。代表的思想家は、プルードン・バクーニン・クロポトキンなど。 **むせいぶつ【無生物】**[名]水や鉱物のように、生命がなく、生きるはたらきをもっていないもの。⇔[生物] **むせいらん【無精卵】**[名]受精していない卵。子はかえらない。⇔[受精卵] **むせかえる【×噎せ返る】**[動]激しくむせて、せきこむ。また、むれた暑さで息苦しくなる。「タバコに―」「部屋の中は―ような熱気だ」 **むせきにん【無責任】**[名][形動]①自分の言動に責任をとろうとしないこと。責任感に欠けること。「―な発言」 ②責任を負わなくてよいこと。「―を主張する」 **むせびなく【×噎び泣く】**[動]しゃくりあげて泣く。「女の―声」 **むせぶ【×噎ぶ・×咽ぶ】**[動]①息がつまりそうになる。また、息がつまってせきが出る。「けむりに―」 ②息をつまらせるようにして泣く。「なみだに―」 **むせる【×噎せる】**[動]息がつまりそうになって、せきこむ。「茶を飲んで―」「―ような花の香」 **むせん【無銭】**[副][「無銭~」の形で]かねを持っていないこと。また、はらうべき代金をはらわないこと。「―旅行」「―飲食」 **むせん【無線】**[名]①通信などに電波を使い、電線を使わないこと。「―通信」⇔[有線] ②「無線電信」「無線電話」などの略。 **むせんそうじゅう【無線操縦】**[名]航空機や自動車などを、電波によって遠くから操縦すること。ラジオコントロール。ラジコン。 **むせんでんしん【無線電信】**[名]電線を用いないで、電波を利用しておこなう通信。無線。無電。 **むせんでんわ【無線電話】**[名]無線電信を利用した電話。国際電話・自動車電話など。無線。無電。 **むそう【無双】**[名]①並ぶものがないほどすぐれていること。無比。無類。「古今―」「国士―」 ②衣服のおもてと裏が、同材料でつくってあるもの。「―羽織り」 ③すもうで、片手を相手のももに当ててたおすわざ。「外[そと]―」 <1339> **むそう【夢想】**[名]①夢の中で思ったり見たりすること。「―だにしない」 ②夢のようにとりとめもない想像。「―家」 ③夢の中で神仏のおつげがあること。 > **「つかいわけ」** →「想像」を見よ。 **むそう【無想】**[名]心になにも思わないこと。無心。「↓無念―」 **むぞうさ【無造作】**[名][形動]①注意深さに欠けること。「―な投球」 ②たやすいこと。簡単なこと。「―に仕事をこなす」 **むそうそせき【夢窓疎石】**[人]一二七五—一三五一年。鎌倉[かまくら]末期・室町[むろまち]初期の、臨済[りんざい]宗の僧[そう]。京都に天竜寺を開き、後醍醐[ごだいご]天皇・足利尊氏[たかうじ]らの帰依を受け、多くの弟子を育てた。中国、元[げん]との貿易にも積極的にとり組んだ。著書に「夢中問答集」「西山夜話」など。 **むそじ【六十路】**[名]六〇歳[さい]。「―の坂をこえる」 **むだ【無駄・《徒】**[名][形動]役に立たないこと。効果のないこと。「努力が―になる」 **むだあし【無駄足】**[名]わざわざ行ったのに目的が達せられないで、むだに終わること。「―をふむ」 **むたい【無体】**[名][形動]正しいすじみちに合わないこと。「―な要求」「無理―」類[無法・乱暴] **むだい【無題】**[名]作品などに題のないこと。また、題をきめずに詠んだ詩歌。 **むだぐい【無駄食い】**[名]必要以上に食べること。また、仕事をしないで、ただ食べること。 **むだぐち【無駄口】**[名]必要のない、つまらないおしゃべり。「―をたたく」類[駄弁] **むだじに【無駄死に】**[名]死んだことが、なんの役にも立たないこと。犬死に。 **むだづかい【無駄遣い】**[名]役に立たないことに金銭や品物をつかうこと。浪費。「紙の―」 **むだばなし【無駄話】**[名]役に立たない話。おしゃべり。「―で時を過ごす」 **むだぼね【無駄骨】**[名]「無駄骨折り」の略。役に立たない努力や苦労。「―を折る」類[骨折り損] **むだめし【無駄飯】**[名]これといった仕事もしないで、めしばかり食うこと。「―食らい」 **むだん【無断】**[名]あらかじめ連絡をしたり、許可をえたりしていないこと。「―で使用する」「―外泊[がいはく]」 **むち【無知・無×智】**[名][形動]①知識や知恵がなく、おろかなこと。「―な連中の集まり」「―無能」「V―蒙昧」「―文盲[もんもう]」 ②あることに関して知識のないこと。なにも知らないこと。「法律についてはまったく―だ」「―につけこむ」 > **無知の知** 自分の無知を自覚すること。▽古代ギリシャの哲学者ソクラテスの思想の出発点を示すことば。 **むち【無恥】**[名][形動]はずべきことを、はずかしいと思わないこと。はじ知らず。「―な言動」「厚顔―」 **むち【×鞭・×笞】**[名]①牛馬や罪人などをたたく道具。竹や革製の細長い棒やひも。「―打つ」▽人をしかってはげましたりするたとえにもいう。「愛の―」 ②ものを指し示すときなどに使う細長い棒。「―で黒板の字を指す」類[教鞭[きょうべん]] **むちうちしょう【×鞭打ち症】**[名]自動車の追突[ついとつ]事故などで、首がむちのように前後に激しく動かされて起こる障害。頭痛や手足のしびれなどの後遺症[こういしょう]をともなう。 **むちうつ【×鞭打つ】**[動]①むちで打つ。「馬を―」「死に―」 ②大いにはげまして元気づける。「老骨に―」類[鞭撻[べんたつ]する] **むちもうまい【無知蒙昧】**[名]知識がなく、ものごとの道理に暗いこと。 **むちもんもう【無知文盲】**[名]知識がなく、まったく文字が読めないこと。 **むちゃ**[名][形動]①すじみちが立たないこと。でたらめ。「―を言う」 ②守るべき程度をこえていること。「―な運転」▼「無茶」と当てる。 **むちゃくちゃ**[名][形動]「むちゃ」を強めた言い方。めちゃくちゃ。▽「無茶苦茶」と当てる。類[めちょ] **むちゃくりく【無着陸】**[名]航空機などが、長距離飛行で、目的地に着くまで一度も着陸しないこと。 **むちゅう【夢中】**[名][形動]①[名・形動]熱中して、われを忘れること。「―で練習する」「無我―」 ②[名]夢のなか。「―に亡霊となってあらわれる」 **むちゅう【霧中】**[名]霧[きり]のたちこめたなか。また、なんの見通しもつかないこと。「―信号」「五里―」 **むちん【無賃】**[名]料金をはらわないこと。「―乗車」 **むつ【六つ】**[名]①ろく。むっつ。 ②昔の時刻の呼び名で、今の午前六時ごろ(=明け六つ)および午後六時ごろ(=暮れ六つ)。むつどき。 **むつ【陸奥】**[名]旧国名。東山道の一国。奥州[おうしゅう]。みちのく。一八六九年、磐城・岩代[いわしろ]・陸前・陸中・陸奥の五つに分割された。分割後の陸奥は、今の青森県と、岩手県の一部。▽青森県にある市名。 **むつう【無痛】**[名]痛みがないこと。「―分娩[ぶんべん]」 **むつかしい【難しい】**[形]↓「むずかしい」 **むつき【×睦月】**[名]陰暦[いんれき]で、一月のこと。 **むつき【×襁褓】**[名]①おむつ。おしめ。 ②産着[うぶぎ]。 **ムック**[名]雑誌と単行本の中間に位置する書籍[しょせき]。 > magazine bookを合わせた語。| mook **むつごと【×睦言】**[名]仲よく語りあうことば。とくに、男女の語らい。「―を交わす」 **ムッシュー**[名]男性の名前の前に付けることば。英語のミスターにあたる。…さん。…氏。⇔[マダム・マドモアゼル]| monsieur **ムッソリーニ**[人]一八八三—一九四五年。イタリアの政治家。第一次世界大戦後、ファシスト党を創設。クーデターにより一党独裁の政治体制を確立。ヒトラーと結んで第二次世界大戦に参加。四五年、反ファシスト勢力により処刑された。| Benito Mussolini **むっつ【六つ】**[名]ろく。むつ。また、六個。六歳[さい]。 <1340> **むっつり**[副]口数が少なくて、あいそがないようす。「―とだまりこむ」「―屋」「―した顔」 **むっと**[副]①[―スル]急に不きげんになって、かたい表情でだまりこむようす。「―して、口もきかない」 ②蒸し暑さやいやなにおいで、息がつまりそうなようす。「―する部屋」「臭気[しゅうき]が―たちこめる」 **むつまじい【×睦まじい】**[形]家族や恋人[こいびと]どうしなどの仲がよくて、気持ちがぴったり合っている。「仲―夫婦」 **むつむ【×睦む】**[動]仲よくする。親密な関係をもつ。 **むつむねみつ【陸奥宗光】**[人]一八四四—九七年。明治期の政治家。和歌山藩士[はんし]。西南戦争に加担して入獄。のち、外務省にはいり、伊藤博文[ひろぶみ]内閣の外相[がいしょう]をつとめ、条約の改正や日清戦争時の外交を指導した。著書「蹇蹇録[けんけんろく]」。 **むていけい【無定型】**[名]詩や歌などで、一定の形式がないこと。 **むていけん【無定見】**[名][形動]自分なりの意見や主張をもたず、他人の意見に左右されやすいこと。「―で変わりやすい人」 **むていこう【無抵抗】**[名][形動]相手の攻撃[こうげき]に逆らわないこと。手向かわないこと。「―主義」 **むてかつりゅう【無手勝流】**[名]①戦わないで勝つこと。また、計略を用いて勝つ方法。 ②自分勝手[かって]な方法。自己流。 **むてき【無敵】**[名][形動]相手になる者がいないほど強いこと。「天下―の豪傑」 **むてき【霧笛】**[名]霧が深くて視界がきかないとき、事故防止のために灯台や船などで鳴らす合図[あいず]の汽笛。「きりぶえ」とも。 **むてきかんたい【無敵艦隊】**[名]一六世紀後半のスペインの海上戦力。世界最強をほこったが、一五八八年にイギリス艦隊に敗れ、スペイン衰退[すいたい]のきっかけとなった。 **むてっぽう【無鉄砲】**[名][形動]どのような結果になるかは考えないで、むちゃなことをすること。むこうみず。「―な計画」▽「無手法[てほう]」から。 **むでん【無電】**[名]「無線電信」「無線電話」の略。「―で連絡[れんらく]をとる」 **むどう【無道】**[名][形動]道徳にそむくこと。「―なふるまい」「悪逆―(=道徳的に非常に悪いおこない)」類[非道] **むどく【無毒】**[名][形動]毒がないこと。また、毒にならないこと。「―無害」⇔[有毒] **むとどけ【無届け】**[名]届け出や連絡をしないこと。「―のデモ」「―欠席」 **むとんじゃく【無頓着】**[名][形動]ものごとにこだわらず気にしないこと。むとんちゃく。「服装にまるで―な人」 > **「つかいわけ 無頓着・無関心」** > 「無頓着」は、他人がどう思うだろうとか、結果としてどうなるだろうかということに気がつかず、かまわずにする態度。「礼儀作法[さほう]にはとんと無頓着だ」。「無関心」は、積極的にそのことに関心や興味などをもたないこと。「政治には無関心な人だ」。 **むないた【胸板】**[名]①胸部のたいらなところ。「―が厚い」 ②よろいの、胸をおおう部分。 **むなぎ【棟木】**[名]屋根の棟[むね]に使う材木。むね。↓「はり(梁)」 **むなくそ(胸糞)が悪い**[連語]不愉快[ふゆかい]でいまいましい。気持ちが悪い。 **むなぐら【胸ぐら・胸倉】**[名]着物の左右のえりの合わせ目のあたり。「―をつかむ」 **むなぐるしい【胸苦しい】**[形]胸がしめつけられるように苦しい。「胸苦しくて夜中に目が覚めた」 **むなげ【胸毛】**[名]人の胸のあたりに生える毛。また、鳥の胸の毛。 **むなさき【胸先】**[名]胸のあたり。むなもと。 > **胸先三寸に納める** 「胸三寸に納める」に同じ。↓「むねさんずん」 **むなさわぎ【胸騒ぎ】**[名]悪い予感がして、胸がどきどきして落ち着けないこと。「なんとなく―がする」 **むなざんよう【胸算用】**[名]心の中でおよその見積もりをすること。心づもり。「むねざんよう」とも。「―を立てる」 **むなしい【空しい・虚しい】**[形]①意義やなかみがなく、満足を感じられない。「―演説内容」「―人生」類[空虚[くうきょ]] ②効果がなく、むだである。「―言いわけ」「努力もむなしく敗れた」▽「むなしくなる」は、死ぬという意味。 **むなだか【胸高】**[名]帯を高く胸のあたりでしめること。胸高帯[むなだかおび]。 **むなつきはっちょう【胸突き八丁】**[名]山の頂上近くの険しく急な登り坂。また、目標を達成する直前のもっとも苦しいときをたとえてもいう。「―にさしかかる」▽もと、富士山の山頂近くの急な坂八丁(=約八七二m)をさした。 **むなもと【胸元】**[名]胸のあたり。むなさき。「―にピストルをつきつける」 **むに【無二】**[名]一つだけで二つとないこと。またとないほど貴重なこと。「―の親友」「唯一―」 **ムニエル**[名]魚に小麦粉をつけて、バターで焼いた料理。| meunière **むにむさん【無二無三】**[副]他のことなどまったく考えず、ひたすらなこと。「―にひた走る」類[一心不乱・遮二無二[しゃにむに]]▽二もなく、三もなく、ただ一つという意味。 **むにんしょだいじん【無任所大臣】**[名]国務大臣として内閣を構成するが、省の仕事は直接担当しない大臣。無任所相。 **むね**[名]①[旨]述べたことの意味や内容。また、気持ちや意向。「その―を伝える」 ②[宗]主とすること。第一目的とすること。「勉学を―とする」 **むね【胸】**[名]①首と腹とのあいだの部分。「―を張る」 ②肺。また、心臓。「―をやむ」「―がどきどきする」 ③心。また、心の中。「―にひめる」 > **胸が痛む** 非常に心配する。ひどく良心がとがめる。類[胸を痛める] > **胸がいっぱいになる** 喜びや悲しみなどで、ことばも出ないほど心を強く動かされる。 > **胸が騒ぐ**[きゃぐ] 悪いことが起こりそうな予感で不安になる。胸騒ぎがする。類[虫が知らせる] > **胸がすく** 気分がすっきりとさわやかになる。類[胸のつかえが下りる] > **胸が張り裂ける** たえきれないほどの、つらさや悲しみを感じる。類[胸がつぶれる・胸を締めつけられる] > **胸が焼ける** 胸焼けする。 > **胸三寸[さんずん]に納める** ↓「むねさんずん」 > **胸に描[えが]く** いろいろと想像する。 > **胸に刻む** 忘れないようにしっかり覚えこむ。 > **胸に畳[たた]む** だれにも言わず、自分の心の中に秘めておく。類[胸三寸に納める] > **胸に手を置く** 落ち着いて考える。 > **胸を打たれる** 強い感動を受ける。「―光景」 > **胸を躍[おど]らせる** 期待や喜びで心がわくわくする。「朗報[ろうほう]に―」類[胸をときめかす・胸を弾[はず]ませる] > **胸を借りる** 実力のある相手にけいこの相手になってもらう。「横綱の―」→胸を貸す > **胸を焦がす** おもいこがれる。あつく恋[こい]したう。類[身を焦がす] > **胸を突かれる** はっとさせられて心を強く動かされる。ぎくっとするほどおどろかされる。 > **胸をなでおろす** ほっと安心する。 > **胸を膨らませる** 希望や期待で、心がうきたつ。類[胸を弾ませる] **むね【棟】**[名]①[名]屋根のいちばん高いところ。また、そこにわたしてある木材。棟木[むなぎ]。 ②[造語]建物を数えることば。「一―二―を全焼」類[軒・戸] <1341> **むねあげ【棟上げ】**[名]家を建てるとき、建物の骨組みをつくって棟木をとりつけること。また、それを祝う式。上棟[じょうとう]。建て前。「―式」 **むねさんずん【胸三寸】**[名]心の中。胸中の考え。 > **胸三寸に納める** 胸の中に納めて顔色やことばなどにあらわさない。心の中にしまっておく。「胸先三寸に納める」とも。類[胸に畳[たた]む] **むねやけ【胸焼け】**[名]食べすぎや胃の不調などのために、みぞおちのあたりに、焼けるような不快感やにぶい痛みのようなものを感じること。「むなやけ」とも。 **むねわりながや【棟割り長屋】**[名]一つの棟木でできた家を、かべでしきって何軒[なんげん]かにした長屋[ながや]。 **むねん【無念】**[名][形動]①ひどくくやしく思うこと。「―のなみだをのむ」「残念―」 ②心にうかぶさまざまな思いを捨て、なにも思わないこと。「―の境地」 **むねんむそう【無念無想】**[名]さまざまな思いを捨て、心がすみきった状態。なにも考えないこと。「―でひたすら仕事にはげむ」 **むのう【無能】**[名][形動]才能や能力のないこと。なにも役に立たない人。「―な指導者」「無芸―」「無知―」⇔[有能] **むのうりょく【無能力】**[名]①ものごとを処理する能力のないこと。 ②[法律]で、未成年や禁治産[きんちさん]者などのように、単独では完全な法律行為[こうい]の能力のないこと。「―者」 **むはい【無配】**[名]株式などの配当のないこと。無配当。⇔[有配] **ムハンマド**[人]→「マホメット」 **むひ【無比】**[名][形動]比べるもののないほど、すぐれているようす。「正確―」「痛快―」類[無二・無類] **むひつ【無筆】**[名]読み書きのできないこと。 **むひょう【霧氷】**[名]霧[きり]が樹木の枝や電線などについてできる氷の層。樹氷など。「街路樹の―」 **むびょう【無病】**[名]病気をもたないこと。健康。「―息災」 **むひょうじょう【無表情】**[名][形動]感情の動きが顔にあらわれないこと。表情に変化がとぼしいこと。「能面のような―な顔」 **むびょうそくさい【無病息災】**[名]病気もせず、健康でぶじなこと。「―を感謝する」 **むふう【無風】**[名]①風がないこと。気象用語では、けむりがまっすぐのぼる状態をいう。「快晴―」 ②おだやかなこと。影響や波乱などのないこと。「―地帯」 **むふんべつ【無分別】**[名][形動]よしあしを見分けられないこと。考えのたりないこと。「―な行動はつつしみなさい」 **むべなるかな【宜なる×哉】**[連語]いかにももっともである。当然だとなっとくするようす。▽文語表現。 **むほう【無法】**[名][形動]①乱暴なこと。「―者」 ②法律や道徳が守られないこと。「―地帯」 **むぼう【無謀】**[名][形動]ものごとのなりゆきや結果をよく考えずに、むちゃをすること。「―運転」「―な手段」▽「無暴」は誤り。 **むほん【謀反・謀叛】**[名]君主などにそむいて兵を挙げること。そむくこと。「―を起こす」類[反逆] > **「つかいわけ」** →「反抗[はんこう]」を見よ。 **むみ【無味】**[名]①味がないこと。「―無臭[むしゅう]」 ②おもしろみがないこと。 **むみかんそう【無味乾燥】**[名]心ひかれるおもしろみやうるおいのないようす。内容がなく、味気ないとと。「―なあいさつ」 **むみょう【無明】**[名]仏教で、もっとも根本的な煩悩の一つ。さまざまな欲望にとらわれて、真実や真理がわからないこと。「―のやみを照らす光」 **むみょうしょう【無名抄】**[作]一二二〇年ころ。鴨長明[かものちょうめい]の作。歌や歌人に関する逸話[いつわ]や語録[ごろく]などを集めた歌論書。 **むめい**[名]①[無名]名前がないこと。名前がわからないこと。「―戦士の墓」 ②世間[せけん]に名前を知られていないこと。「―の女優」「―無位」⇔[有名] ③[無銘]書画や刀剣[とうけん]などに作者の名前がはいっていないこと。また、作者の記名のない品。 **むめいし【無名氏】**[名]名前のわからない人。類[失名氏・某氏] **むめいし【無名指】**[名]くすりゆび。べにさしゆび。 **むめんきょ【無免許】**[名]免許を受けていないこと。「―運転」 **むやみ【無×闇・無〝暗】**[形動]①前後のことをよく考えずに行動するようす。「―な借金をつつしむ」 ②度をこしているようす。「―に暑い」 **むやみやたら【無×闇やたら】**[形動]「むやみ」を強めた言い方。むちゃくちゃ。「―にあばれる」 **むゆうびょう【夢遊病】**[名]ねむっている人が、自分は知らないうちに起きて歩きまわる病気。「―者」 **むよう【無用】**[名][形動]①不必要なこと。「遠慮は―」「心配―」類[不要] ②してはならないこと。「立ち入り―」「天地―」 ③用のないこと。「―の者の出入りを禁ず」 > **無用の長物** 役に立たず、かえってじゃまになるもの。 > **無用の用** 役に立たないと思われるものが、かえってりっぱに役割を果たしていること。▽中国、「荘子」から。 <1342> **むよく【無欲・無慾】**[名][形動]欲ばらないこと。欲がないこと。「―の勝利」「―無私」⇔[貪欲] **むよくてんたん【無欲恬淡】**[名]欲がまったくなくて、ものごとにこだわらないこと。 **むら【村】**[名]①都会からはなれたところで、人家がまとまった地域。村落。また、地方公共団体の一つ。「テント―」「―役場」 **むら【×斑】**[名]①色のこさなどが一様でないこと。「色に―ができる」「織り―」 ②こい・うすい、かたい・やわらかい、よい・悪いなどが、一定していないこと。「成績に―がある」「―のある性格」 **むらかみきじょう【村上鬼城】**[人]一八六五—一九三八年。明治から昭和期の俳人。江戸生まれ。本名は荘太郎[しょうたろう]。「ホトトギス」に拠[よ]り、貧しい生活からえた諦念[ていねん]による写生句を特色とした。「鬼城句集」がある。 **むらかみてんのう【村上天皇】**[人]九二六—九六七年。在位、九四六—九六七年。父の醍醐[だいご]天皇に続き天皇親政をおこない、その治政は天暦[てんりゃく]の治といわれる。日記「天暦御記」がある。 **むらがる【群がる・×叢る・×簇る】**[動]人や動植物が、ひとかたまりになって一つ場所に集まっている。「すすきが群がって生える」 > **「つかいわけ」** →「集まる」を見よ。 **むらき【×斑気】**[名]気持ちが一定せず、変わりやすいこと。きまぐれ。むらぎ。「―だから長続きしない」 **むらぎえ【×斑消え】**[名]ところどころ、まだらに消えること。「雪の―」 **むらくも【群雲・×叢雲】**[名]むらがりたつ雲。ひとかたまりの雲。「月に―、花に風」 **むらさき【紫】**[名]①赤と青の中間の色。むらさき色。 ②ムラサキ科の多年草。夏、白く小さい花が咲く。根から染料を取る。 ③「しょうゆ」のこと。 > **『奈良・平安時代のむらさき』** は、今の赤むらさきに近い色。当時は、位によって身につけてよい色がきまっていたが、その中でもっとも高貴な色とされた。また、色の代表とも考えられていたので、「濃[こ]き色」「薄[うす]き色」というだけでこいむらさき・うすいむらさきをあらわすことも多い。 **むらさきしきぶ【紫式部】**[名]クマツヅラ科の落葉低木。夏、うすむらさき色の花が咲き、秋に小さなむらさき色の球形の実がなる。 **むらさきしきぶ【紫式部】**[人]生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。平安中期の女流作家。一条帝[いちじょう]の中宮彰子[しょうし]に仕えた。男子をしのぐほど、漢文や仏典を読み、一万三○○○語の異なった単語を使って、長編の「源氏物語」をつくった。ほかに、「紫式部日記」「紫式部家集」など。 **むらさきしきぶにっき【紫式部日記】**[作]一〇一〇年ころ。紫式部の作。中宮彰子[しょうし]に仕えていたころの宮廷[きゅうてい]生活や人物評・芸術観などをしるした日記。 **むらさきつゆくさ【紫露草】**[名]ツユクサ科の多年草。夏、茎[くき]のさきにむらさき色の花をつける。ツユクサより全体に大きい。 **むらざと【村里】**[名]いなかで、人家が集まっている場所。村落。類[人里] **むらさめ【村雨・×叢雨】**[名]さっと降ってすぐやむ雨。とくに、晩秋に降るにわか雨。類[驟雨[しゅうう]] **むらしぐれ【村時雨・×叢時雨】**[名]ひとしきり降る雨。降ってはやみ、やんでは降る冬の雨。 **むらしばい【村芝居】**[名]村で興行[こうぎょう]する芝居。また、村人の演じる芝居。いなかしばい。 **むらす【蒸らす】**[動]料理で、火を止めてから、ふたをしたまま、じゅうぶんに熱を通してやわらかくする。「たきあがってから十五分―」 **むらすずめ【群雀】**[名]群れをなしているスズメ。 **むらたきよかぜ【村田清風】**[人]↓「むらたせいふう」 **むらたけ【群竹・叢竹】**[名]いちめんにむらがって生えているタケ。 **むらたじゅこう【村田珠光】**[人]一四二三—一五〇二年。室町[むろまち]中期の茶人。一休宗純に参禅[さんぜん]し、茶を茶道に高め、茶の湯の創始者とされる。 **むらたせいふう【村田清風】**[人]一七八三—一八五五年。江戸[えど]後期の長州藩士[はんし]。藩の財政を再建し、洋式の兵術を採用した。これにより長州は薩摩[さつま]と並ぶ雄藩になった。「きよかぜ」とも。 **むらたはるみ【村田春海】**[人]一七四六—一八一一年。江戸後期の国学者・歌人。賀茂真淵[かものまぶち]の門人で、加藤千蔭[ちかげ]とともに江戸派を代表する歌人となった。家集「琴後集」。 **むらちどり【群千鳥】**[名]むらがっているチドリ。 **むらはちぶ【村八分】**[名]村の人たちが申しあわせて、しきたりや約束を破った人とつきあわないようにすること。仲間はずれにすること。八分。▽葬式[そうしき]と火事の二分以外はつきあわないという意味。 **むらむら**[副]急に激しい感情がわきおこってくるようす。「―といかりがこみあげてくる」 **むらやくば【村役場】**[名]地方公共団体としての村の行政をとりあつかうところ。 **むり【無理】**[名][形動]①理屈に合わないこと。「―な要求を出す」「V―難題」「―無体」 ②しいて、ことをおこなうこと。「―に行かせる」「―往生(=むりやり従わせること)」 > **無理が通れば道理がひっこむ** 道理にはずれたことが、世におこなわれると、道理にかなったことがおこなわれなくなるものだ。 **むりおし【無理押し】**[名]むりやりにおし通そうとすること。「―して失敗する」 **むりかい【無理解】**[名][形動]人の気持ちなどがわからないこと。「周囲の―に苦しむ」 **むりからぬ【無理からぬ】**[連体]むりではない。もっともな。「―要求だと思う」 **むりさんだん【無理算段】**[名]むりをして、なんとかやりくりをつけること。「―して大学に入れる」 **むりし【無利子】**[名]利子がつかないこと。無利息。 **むりじい【無理強い】**[名]いやがることを、むりにさせようとすること。「酒を―する」類[強制] **むりしんじゅう【無理心中】**[名]死ぬつもりのない相手を、むりやり道づれにして心中すること。「―をはかる」 **むりすう【無理数】**[名]分数の形であらわせない実数。たとえば、円周率π(=三・一四一五九…)や√2(=一・四一四二一・…)など。⇔[有理数] **むりなんだい【無理難題】**[名]むりな言いがかり。「―をふっかける」 **むりむたい【無理無体】**[名]相手の気持ちを考えず、むりやりにおこなうこと。また、道理に合わないこと。「―に走らせる」「―なことを言う」 **むりやり【無理、遣り】**[副]理屈に合わなくてもかまわず、思ったとおりにおし通すようす。「―おしつける」「―食べさせる」類[強引]▽「無理矢理」とも当てる。 <1343> **め** **むらむら** [副]「急に激しい感情がわきおこってくるようす。「―といかりがこみあげてくる」 **むらやくば**[村役場] [名]地方公共団体としての村の行政をとりあつかうところ。 **むり**[無理] [名・形動]①理屈に合わないこと。「―な要求を出す」「V-難題」「―無体」②しいて、ことをおこなうこと。「―に行かせる」「―往生(=むりやり従わせること)」 > 無理が通れば道理がひっこむ 道理にはずれたことが、世におこなわれると、道理にかなったことがおこなわれなくなるものだ。 **むりおし**[無理押し] [名]むりやりにおし通そうとすること。「―して失敗する」 **むりかい**[無理解] [名・形動]人の気持ちなどがわからないこと。「周囲の―に苦しむ」 **むりからぬ**[無理からぬ] [連体]むりではない。もっともな。「―要求だと思う」 **むりさんだん**[無理算段] [名]「囮むりをして、なんとかやりくりをつけること。「―して大学に入れる」 **むりし**[無利子] [名]利子がつかないこと。無利息。 **むりじい**[無理強い] [名]「いやがることを、むりにさせようとすること。「酒を―する」[鬨]強制 **むりしんじゅう**[無理心中] [名]死ぬつもりない相手を、むりやり道づれにして心中すること。「―をはかる」 **むりすう**[無理数] [名]分数の形であらわせない実数。たとえば、円周率(=三・一四一五九・・・)や√2(=一・四一四二一・・・・)など。[対]有理数 **むりなんだい**[無理難題] [名]四漢むりな言いがかり。「―をふっかける」 **むりむたい**[無理無体] [名]四漢相手の気持ちを考えず、むりやりにおこなうこと。また、道理に合わないこと。「―に走らせる」「―なことを言う」 **むりやり**[無理、遣り] [副]理屈に合わなくてもかまわず、思ったとおりにおし通すようす。「―おしつける」「―食べさせる」[鬨]強引▽「無理矢理」とも当てる。 **むりょ**[無慮] [副]画数えきれないほど多いが、およそ。ざっと。「損害家屋は―数千におよぶ」 **むりょう**[無料] [名]料金がいらないこと。ただ。「入場―」[↔]有料 **むりょう**[無量] [名]分量が多すぎてはかれないこと。はかりしれないこと。「感慨[説]―」 **むりょうむへん**[無量無辺] [名]四漢限りがないこと。はてしないこと。▽仏教から出たことば。 **むりょく**[無力] [名・形動]体力・権力・財力などがないこと。「―な父親」「―感」「無知」[↔]有力 **むるい**[無類] [名・形動]ほかに同じようなものがないようす。「―の読書家」「珍》―」[圏]無二・無比 **むれ**[群れ] [名]多くのものが集まっていること。「羊の―」「―をなす」 **むれる**[群れる] [下一]人や動物などがむれになる。むらがる。 **むれる**[蒸れる] [下一]①じゅうぶん熱や蒸気が通ってやわらかくなる。「ごはんが蒸れたころだ」②熱と湿気[もっ]がこもる。「このくつは足が―」 **むろ**[室] [名]外気にあてないように、土をほったり、かべで囲ったりして、ものをしまっておく場所。 **むろうさいせい**[室生犀星] [人名]一八八九-一九六二年。大正・昭和期の詩人・小説家。石川県生まれ。「愛の詩集」「抒情小曲集」で詩人として出発し、のちに特異な感覚をもつ小説「あにいもうと」「杏[ぁんずっ]子」などを書いた。 **むろきゅうそう**[室鳩巣] [入道]一六五八-一七三四年。江戸中期の儒学者。木下順庵[読んん]に朱子学を学び、八代将軍徳川吉宗[長認]に仕えた。著書「六諭衍義大意[ㄍㄨㄥぎ]」「駿台雑話[説がい]」。 **むろまちじだい**[室町時代] [名]一三三八-一五七三年。足利氏が政権をとっていた時代。京都の室町に幕府を置いたが、一五代将軍義昭[銃]のとき織田信長[器を]がによってたおされた。足利時代。 **むろん**[無論] [副]圓言うまでもなく。あれこれ議論する必要がないとするようす。「そんなことは―わかっている」[類]勿論[もち] **ムンク** [角]一八六三-一九四四年。ノルウェーの画家。人間の生・死・恐怖・孤独などにこだわりをもってえがき、二〇世紀の表現主義の先駆[饶]者となった。代表作「叫[さけび]」。「Edvard Munch **むんむん** [副]圃「熱気やにおいなどが、息苦しいほどたちこめるようす。「会場は熱気で―している」 **め** **め**[女] [造語]「女〜」の形で]①「おんなの」という意味をあらわす。「―神」「―びな」②二つで対[っぃ]になるもので、小さいほう。勢いの弱いほう。「―松」「―波」「―滝[だき]」[対]男 **め**[雌・×牝] [造語][「雌~」の形で」「めすの」という意味をあらわす。「――株」「――鹿[じか]」②一対のもののうち、へこんでいるほう。「―ねじ」◆雄 **め**[目] [名]①造語①〈名〉目だま。眼球。まなこ。「―にしみる」「うすー」②見るはたらき。目つき。まなざし。視線。「―をそらす」「白い―で見る」「流し―」③ものを見る力。視力。「―が悪い」「つかれ―」④ものを見分けて判断する力。眼力。見識。また、視点。「―が高い」「人を見る―」「―きき」「プロの―」「子供の―で見る」「ちがった―で見直す」⑤外からの見えかたや注目。「見た―がいい」「人の―をひく」「どんぐりー」 <1344> **め** **め**[目] [名]◎体験。「ひどい―にあう」「いい―を見る」①ものの中心にある、目の形に似たもの。「台風の―」「うおの―」▼「眼」とも書く。◎縦横に区切られたものの一つ一つ。「―があらい」「あみのー」「碁盤[ん]のー」⑨一列に連続しているものの一つ一つ。「のこぎりの―」「はかりの―」「木―」◎さいころの各面にある点のしるし。また、その数。「いい―が出る(=幸運がめぐってくる)」①〈造語〉「~月」の形で』①順序をあらわす。「五人―」「二日―」▽数をあらわすことばに付く。②程度や傾向[ぶ]をあらわす。「太―」「早―」▽形容詞の語幹に付く。ふつう、かな書き。③だいじな区切りをあらわす。「親の死に―」「切れ―」▽動詞の連用形に付く。 > 目が利きく もののよしあしを見分ける能力がある。☆目がない > 目がくらむ 急に強い光を受けて見えなくなる。また、魅力がよく的なものに心をうばわれて、正しい判断ができなくなる。「ダイヤモンドに―」 > 目が肥える いいものをたくさん見て、価値の高いものがわかるようになる。よしあしがわかる。 > 目が覚める ①ねむりから覚める。また、まちがいに気づいて正常になる。 > 目が据わる 目が一点を見つめて動かなくなる。 > 目が届く 注意がいきとどく。「細部まで―」 > 目がない ①ひどく好む。「あまいものには―」②よしあしを見分ける力がない。[↔]目が利きく > 目が離せない 何が起こるかわからないので、注意をおこたることができない。 > 目が回る 目まいがする。また、非常にいそがしい。 > 目からうろこが落ちる 何かがきっかけとなって、今までわからなかったことが、とつぜん、はっきりと理解できるようになる。▽イエス・キリストのひき起こす奇跡[だき]によって、いったんは盲目にされた男の目が、再びもとどおりに見えるようになった。「新約聖書」使徒行伝から。 > 目から鼻に抜ける 頭の回転が早く、かしこい。よく気がついて、ぬけ目ない。 > 目から火が出る 頭などを強くぶつけて目がくらむような感じをいう。 > 目の黒いうち 生きているあいだ。「おれの―は決して許さないぞ」 > 目じゃない 問題にならない。「きみなんか―」 > 目と鼻の先 距離がとても近い。「駅は―だ」 > 目に余る やることがあまりにひどくて、だまって見てはいられない。「―ふるまい」 > 目に一丁字[ぃじ]もない 文字が全然読めない。 > 目に角[がど]を立てる おこってするどい目つきで見る。[類]目を三角にする > 目にする 見るともなく、目にとまる。見かける。「よく―光景」 > 目に立つ めだつ。きわだって目につく。 > 目に付く めだつ。また、目さきにちらついてはなれない。「遠くからでもー」 > 目に留まる 目に付く。注意を引く。 > 目には青葉山ほととぎす初鰹[っか] 山口素堂[そどう]がちの俳句。初夏のさわやかさを、新緑の色(視覚)、ほととぎすの鳴き声(聴覚[ぅ])、初がつおのうまさ(味覚)でとらえたもの。 > 目に入[ぃぃ]る しぜんに目に見える。気がつく。 > 目には目を、歯には歯を やられたら、やられたとおりのしかえしをせよ。▽「やられたらやり返せ」というのではなく、同じ方法で同じ量だけやり返し、「それ以上はするな」ということ。「ハムラビ法典」のことば。 > 目に見えて 見てはっきりわかるほど。めだって。「―上達した」 > 目にも留まらぬ 見てもわからないほど動きが非常にすばやいようす。「―早わざ」 > 目にもの見せる ひどい目にあわせて思いしらせる。「こんど会ったら目にもの見せてやる」 > 目の色を変える おこったり夢中になったりして表情が変わる。「目の色を変えて向かってくる」 > 目の上のたんこぶ 自分より地位や実力が上で、なにかとじゃまになる人。 > 目の敵[かたき]にする なにかにつけて目ざわりだと思って、やっつけてしまおうとする。「目の敵にして攻撃する」 > 目の下[した] 魚の目から尾までの長さ。「―一尺[やく]の鯛[たい]」▽魚の大きさを測る基準。 > 目の毒 見ると欲しくなったり、悪い影響を受けるので見ないほうがいいもの。 > 目の中に入れても痛くない 子供などがかわいくてたまらない。[週]目に入れても痛くない > 目の保養 美しいものを見て、目を楽しませること。「すばらしい作品を見せていただき―になりました」目の正月 > 目は口ほどに物を言う ことばで言う以上に、目は気持ちを相手に伝えることができるものだ。 > 目も当てられない 見ていられないくらいひどいありさまだ。「―みじめな敗北」 > 目もあや きらびやかで、みごとなようす。「―な晴れ着姿」 > 目もくれない 見向きもしない。見ようともしない。 > 目を疑う あまりに意外で信じられない。 > 目を奪われる 夢中になって見る。 > 目を覆[ぉぉ]う むごたらしかったり、ひどかったりして、見るのがつらい。目をふさぎたくなる。「思わず―」「―惨状」[類]目をそむける・目をそらす > 目をかける 特別にかわいがってめんどうをみる。ひいきにする。 > 目を晦[くら]ます 人の目をごまかす。だます。 > 目を凝らす よく見ようと、注意してじっと見つめる。[類]目を注ぐ > 目を皿のようにする 見落とすまいとして全神経を目に集中する。 > 目を三角にする おこって、こわい目つきをする。[類]目に角[がど]を立てる > 目を白黒させる もだえ苦しんだり、ひどくびっく <1345> **めい** りしたりするようす。 > 目をつける 役に立つ、あるいは用心すべきものとして注目する。 > 目をつぶる ①まぶたを閉じる。死ぬ。また、失敗などを見のがす。見て見ぬふりをする。「細かいことには目をつぶろう」 > 目を転じる 目をよそに移す。見かたを変える。「海外に―」 > 目を通す 書類などをひととおりざっと見る。 > 目を盗む 人に見つからないようにこっそりとする。「親の―」[類]目をかすめる > 目を光らせる 厳しく見張る。注意・管理がいきとどくようす。[類]目を配る > 目を開く 気づかなかったことや、知らなかったことをはっきりと知る。「さとりの世界に―」 > 目を細める うれしかったり、かわいいと思ったりして、満足そうにほほえむ。 > 目を丸くする ひどくおどろいて目を大きく開く。 > 目をみはる おどろいて目を大きく開いて見る。「―すばらしいできばえ」 > 目をむく おどろいたりおこったりして大きく目を開く。 **め**[芽] [名]①植物がそこから生長して葉や花などになる部分。「―をふく」▽これから育っていくはずのものをたとえてもいう。「犯罪の―をつむ」 > 芽が出る 世間[だ]に認められるチャンスをつかむ。めが出る。 **め**[奴] [造語]『「〜め」の形で]①相手をののしったり、いやしめたりしていうことば。「ばかなやつー」②自分のことをいやしめていうことば。「わたくしーが悪いのです」「もとは「・・・女[ゃ]」といって女をいやしめたことから。 **めあかし**[目明かし] [名]江戸時代、武士の与力[*]や同心の下で、犯人をとらえる役の町人。おかっぴき。 **めあき**[目明き] [名]①はっきり目が見える人。②ものの道理がわかる人。③文字が読める人。 **めあたらしい**[目新しい] [形]囲はじめて見る感じがする。めずらしく見える。「―商品をとりそろえる」 **めあて**[目当て] [名]①ねらい。目的。また、目標。「駅を―に進む」「財産―」「お―の品」 **メアリ** [人毛]二世。一六六二-九四年。イギリスの・父はジェームズ二世。名誉[め、]革命ののち、夫ウィリアム三世と共同統治をおこなった。Mary **めあわせる**[妻せる・×娶せる] [下一]二結婚させる。夫婦にする。めあわす。「長女を知人の息子こに―」▽「女“合わせる」という意味から。 **めい**[名] [口・3画 全6画 名名名名] なまえ。よびな。②評判がいい。なだかい。ほまれ。③おもてむき。たてまえ。実[な]④人数を数えることば。メイ・ミョウ ①名刺[し]名称[しょう][名]名簿[ぼ]記名[い][名]題名[だいめい][名]/名字[ょう][名]戒名[かいみょう][どり]本名[ほんみょう][名]②名作[さく][認][名]名所[しょ][名]名物[ぶつ][一名]誉[よ]`/`名利[みょうり][高]名[な]③名分[ぶん][名]名目[もく][認] > 名は体を表す 名前[な]は、そのものの実体をあらわすというこど。[宛名][誌]。名高[すじ][かい]仮名[かな][名]名残[なごり] **めい**[命] [口・5画 全15画 命命命命] 上からの言いつけ。②いのち。[圏]生③名。なづける。④めぐりあわせ。「死生―あり」⑤めあて。一「命じる」を見よ。メイ・ミョウ 命令[れい][名][-スル]厳命[げんめい][説][名]任命[にんめい][燃]/宣命[せんみょう][號]②人命[じんめい][名]生命[せいめい][灬][名]長命[ちょうめい][龄]/寿命[じゅみょう][钱”][名]③命名[めいめい][名][-スル]命運[めいうん][怨][名]命数[めいすう][弥][名]運命[うんめい][殼][名]宿命[しゅくめい][名]天命[てんめい][名]⑤命中[めいちゅう][から][名][-スル]いのち 命[いのち]からがら 命懸[いのちが]け[のちけ]命綱[いのちづな][つな]大国主命[おおくにぬしのみこと][にぬしの]命婦[みょうぶ] > 命、旦夕[たんせき][銃]に迫[せま]まる 命が終わるのが、きょうの朝(=旦)か夕がたかという、非常に切迫した状態にある。 **めい**[明] [日・4画 全8画 明明明明] 光がじゅうぶんであかるい。[☆]暗②はっきりとわかる。③ものごとを見通す力がある。かしこい。「D先見の―」④夜があける。⑤こよみの上で、次の。あくる。[類]翌[ょく]メイ・ミョウ 明暗[あん][恕][名]明月[げつ][吻][名]照明[しょうめい][心][名][-スル]透明[とうめい][烤]/光明[こうみょう][灯明”][名]②明快[かい][灬][形動]明確[かく][認][形動]明言[げん][名][-スル]明白[はく][然][形動]説明[せつめい][然][名][-スル]表明[ひょうめい][烨][名][-スル]不明[ふめい][形動]③明君[めいくん][名]明晰[めいせき][形動]明敏[びん][怂][形動]賢明[けんめい][咒][形動]聡明[そうめい][形動]未明[みめい][名]黎明[れいめい][쌌][名]ⓑ明春[みょうしゅん][名]明朝[みょうちょう][名]明年[みょうねん][始][名]あかり・あかるい 薄明かり/地理に明るい あかるむ・あからむ 事件が明るみに出る/東の空が明[ぁぁ]らむ あきらか 明[もき]らかな誤り あける・あく 夜が明ける 明け暮れ/目が見[ゅ]く あくる・あかす 明[ぁ]くる年/説き明かす 明後日[あさって][もきって][名]明日[あす][松][名]明朝体[みんちょうたい][欲][もよら]明太子[んたい] **めい**[迷] [辵・6画 全9画 迷迷迷迷] ●道がわからなくなる。ふみまよう。②心がまどわされる。まぎらわしい。③ちょっと変わっていてこっけいだ。わけがわからず、へんてこな。[類]珍[ちん][売]・奇[き]▽「名作」を「迷作」のように、「名〜」をもじって言いかえたしゃれ。メイ 迷宮[きゅう][夢][名]迷走[そう][名][-スル]迷路[めいろ][黎][名]迷彩[さい][名]迷信[めいしん][名]頑迷[がんめい][形動]迷案[然][名]迷文[恕][名]まよう 路頭に迷[まよ]う 迷[まよ]い込む 迷子[まいご][名] **めい**[盟] [皿・8画 全13画 盟盟盟盟] <1346> **めい** かたい約束をして仲間になる。ちかい。メイ 盟主[しゅ][名]盟約[やく][名]加盟[かめい][名][-スル]同盟[どうめい][名][-スル]連盟[れんめい][灬]盟[ちゅう]盟神探湯[くかたち] **めい**[鳴] [鳥・3画 全14画 鳴鳴鳴鳴] ◎けもの・鳥・虫などがなく。また、人が声を出す。②音がする。なる。メイ ⓙ鳴禽[きん][恝][名]鷄鳴[けいめい][邲][名]悲鳴[ひめい][名]百家争鳴[ひゃっかそうめい][名]②鳴動[めいどう][名][-スル]共鳴[きょうめい][名][-スル]雷鳴[らいめい][名]なく・なる・ならす 虫が鳴[ぇ]く 鳴き声/胸が高鳴[なる] 海鳴り/警鐘を鳴らす 自鳴琴[オルゴール][めい] **めい**[銘] [金・6画 全14画 銘銘銘銘] ◎金属や石に文字を刻みつける。また、器物や刀剣[悲]などに刻んだ作者名。「―のはいった茶わん」②深く心に刻みつける。「→座右の―」③特別に名の通った品物。茶・木・菓子など。④「銘記」の略。しるし。メイ ①銘を打つ 作者が作品に名を刻みつけて入れる。②銘を記[しる]すことを記[感]銘[めい]③銘茶[めいちゃ][名]銘木[めいぼく][愍][名]銘菓[めいか][名]銘柄[めいがら][名] **めい**[名] [名]造語漢字項目を見よ。 **めい**[命/明/銘] [名]→漢字項目を見よ。 **めい**[×姪] [名]その人のきょうだいの娘、おい。[対]甥[おい]▽他人の姪の場合は、「姪御[ぃ]さん」と呼ぶ。 **めいあん**[名案] [名]よい考え。すばらしい思いつき。すぐれたアイデア。「それは―だ」[関]妙案[效], **めいあん**[明暗] [名]①明るいことと暗いこと。また、幸と不幸などの対照的なことがら。「人生の―」「―を分ける」②色のこいうすい。また、明るさの程度。 **めいあん**[明暗] [作名]一九一六年。夏目漱石[誇き]の未完の小説。結婚後も恋人を忘れきれない主人公が、病後におとずれた温泉場で、恋人と再会する。人物の心理描写がとくにすぐれた作品。 **めいい**[名医] [名]すぐれた医者。 **めいうつ**[銘打つ] [他]国品物に特別な名前をつけて宣伝する。「日本一の名品と―」 **めいうん**[命運] [名]運命。運勢。「―をかける」「―がつきる」 **めいおうせい**[×冥王星] [名]太陽系のもっとも外側を小天体群と回る矮惑星。もと九番目の惑星だったが、二〇〇六年国際天文学連合総会で、惑星からはずされた。大きさは地球の約一〇分の七。公転周期約二五〇年。プルートー。 **めいか**[名花] [名]田美しい花。有名な花。②評判の美人。「社交界の―」 **めいか**[名家] [名]田代々りっぱな人の出る家がら。有名な家がら。「―の出」[類]名門②学問や芸ごとなどの道にすぐれた名高い人。[圏]名士・大家 **めいか**[名歌] [名]すぐれた歌。有名な歌。「万葉―」 **めいか**[日][銘菓] [名]特別な名をもった有名な菓子。[同][名菓] [名]有名な菓子。すぐれたおいしい **めいが**[名画] [名]園すぐれた絵。有名な絵。また、すぐれた映画。有名な映画。 **めいかい**[日][明快] [形動]はっきりとすじみちが通っていて、わかりやすいようす。「―に答える」「単純―」[明晰] > 「つかいわけ」→「明瞭[り]」を見よ。 **めいかい**[冥界] [名]あの世。「―の人となる(死ぬ)」[類]冥途[どう] **めいかく**[明確] [形動]はっきりしていてまちがいのないようす。「―な答弁をさける」「―に表現する」 **めいがら**[銘柄] [名]商品や株式の名前。商標。とくに有名な商品。ブランド。「―米[まい]」 **めいかん**[名鑑] [名]人の名前を集めた本。「美術家―」[類]名簿 **めいき**[名器] [名]すぐれた器具や楽器。有名な器具や楽器。 **めいき**[日][明記] [名]「スとはっきりと書きしるすこと。「条文に―してある」「名前を―する」 **めいき**[目][銘記] [名]「ス」忍と深く心に刻んで忘れないこと。「師の教えを―する」「心に―する」 **めいぎ**[名義] [名]①書類などに使う名前。「預金通帳の一人を変更する」 **めいきゅう**[迷宮] [名]①はいると出口がわからなくなるようにつくった宮殿[いう]。②犯罪事件などで、解決の見こみがたたなくなるとと。「殺人事件が―入りする」 **めいきょうしすい**[明鏡止水] [名]四選一点のくもりもわだかまりもなく、心が澄みきっていること。「―の心境」▽くもりのない鏡と澄んだ水という意味。 **めいきょく**[名曲] [名]すぐれた曲。有名な曲。「―鑑賞[はいり]」 **めいく**[名句] [名]圏すぐれた俳句。有名な俳句。また、すぐれた文句。有名な文句。「―選」 **メイクアップ** [名]「」→「メーキャップ」 **めいくん**[回名君][酒]すぐれた君主。「一名相[比],」[目][明君] [名]かしこい君主。「―賢相[談](=かしこい君主と大臣)」[対]暗君 **めいげつ**[日][名月] [名]①陰暦[鷲]八月十五夜の月。②また、陰暦九月十三夜の月。「中秋[””]の―」「いもー」[目][明月] [名]晴れた夜、きれいにかがやくまるい月。「清風―」 **めいげん**[こ名度]。ずばりはいいだしていたすぐれう「名句」より長いものにいう。[目][明言] [名]「あいまいでなく、はっきり言うこと。「ただちに実行すると―した」「―をさける」「[類]言明・公言 > つかいわけ」→「断言」を見よ。 **めいこう**[名工] [名]すぐれた技術をもつ職人。有名な職人。「―の手になる品」[類]名匠[どり] <1347> **めいそう** **めいさい**[明細] [名・形動]はっきりしてくわしいこと。また、くわしく書いたもの。「――に調べる」「―書」 **めいさい**[迷彩] [名]①軍隊で、敵の目をごまかすために服・建物・武器などにいろいろな色をぬること。カムフラージュ。「―をほどこす」「―服」 **めいさく**[名作] [名]すぐれた作品。有名な作品。「—童話」[類]傑作 **めいさつ**[明察] [名]①真実をはっきりと見ぬくこと。すぐれた推察。②相手の推察を敬っていう言い方。「ご―のとおり」 **めいさつ**[名刹] [名]古くから有名な寺。「京都には―が多い」▽「刹」は、寺のこと。 **めいさん**[名産] [名]その土地でできる有名な産物。「―の桃[もも]」[類]特産 **めいざん**[名山] [名]美しく堂々とした山。有名な山。「日本のー」 **めいし**[名士] [名]すぐれた人。有名な人。「土地の―に会う」[関]名流 **めいし**[名刺] [名]紙でつくった小形のふだ。住所・氏名・職業などを印刷したもの。「―入れ」 **めいし**[名詞] [名]図法品詞の一つ。人やものの名前や呼びかたなどをあらわすことば。自立語で活用がなく、主語・主題となることができる。「体言」ともいう。 > ●名詞の種類と例● > **普通名詞** 月・夏・誠実・文学・裁判・ことば > **固有名詞** 夏目漱石・枕草子・東京・富士山 > **数詞** {**基数詞** 一・二・千万・ひとつ・みっつ・とお, **序数詞** 第一・二番目・三位・四等 > **形式名詞** こと・ところ・もの・ほう・とき・とおり > **代名詞** {**人称代名詞** わたし・あなた・かれ・だれ・きみ, **指示代名詞** これ・そちら・あそこ・どっち・だれ **めいしどめ**[名詞止め] [名][文法]「体言止め」に同じ。 **めいしゅ**[名手] [名]すぐれたわざをもつ人。「バイオリンのー」[圏]名人・達人 **めいしゅ**[盟主] [名]同盟の中心となる人や国。「―とあおぐ」 **めいしょ**[名所] [名]有名な観光地。景色もがよかったり、歴史上有名だったりする場所。「―めぐり」「―旧跡[き]」[圈]景勝・名勝 **めいしょう**[名匠] [名]すぐれた、名高い芸術家・職人・学者など。 **めいしょう**[名称] [名]呼び名。名前。「雑誌の―を変える」 **めいしょう**[名将] [名]すぐれた武将・将軍。有名な武将・将軍。「―の器[らっゃ]」 **めいしょう**[名勝] [名]景色[もの]よいことで名高いところ。「天下のー」「―史跡[き]」[類]景勝 **めいじ**[明示] [名]「スとはっきりとわかるように示すこと。「内容を―する」[対]暗示 **めいじ**[明治] [名]日本の年号の一つ。一八六八年九月八日から一九一二年七月三〇日まで。▽中国、「易経」の「聖人南面而聴』天下、嚮」明而治」から。 **めいじいしん**[明治維新] [名]一八六八年、徳川幕府がたおれて明治政府ができ、大改革がいろいろとおこなわれたこと。また、その時期。日本近代化のきっかけをつくった。▽「維新」は「維[こ]れ新[ぁら]たなり」という意味。 **めいじけんぽう**[明治憲法] [名]↓「だいにっぽんていこくけんぽう」 **めいじつ**[名実] [名]名前と実質。評判と実際。「―ともにそなわる」 **めいじてんのう**[明治天皇] [名]一八五二-一九一二年。在位、一八六七-一九一二年。名は睦仁[路]。日本の近代国家の形成の過程で、王政復古、大日本帝国憲法の制定、日清・日露の両戦争や韓国併合[訟]などにあたり、近代天皇制の基礎を確立した。 **めいじょうしがたい**[名状しがたい] [形]その状態をことばで表現することができない。「―美しさ」 **めいじる**[命じる] [圧□]①上から下へ指図[です]る。命令する。「部下に仕事を―」②ある地位につける。任命する。「支店長を―」▼「めいずる」とも。 **めいじる**[銘じる] [圧□]心に深く刻みつけて忘れない。めいずる。「失敗をきもに―」 **めいしん**[迷信] [名]理屈[ぃっ]に合わない誤った信仰[弘]や言いつたえ。「―家」 **めいじん**[名人] [名]◎技術やうでまえのすぐれた人。「―芸」「―気質[かたぎ]」[圏]名手・達人②将棋[しょう]や囲碁[訟]などの最高位の呼び名。「―戦」 **めいすう**[名数] [名]①同じ種類のものの中からすぐれたものをいくつか選び、その数を付けてまとめた呼びかた。たとえば、「日本三景」「四天王」「七福人」など。②数量に単位を付けたもの。たとえば、「三人」「八本」「五グラム」など。 **めいすう**[命数] [名]生命の長さ。寿命[』]。「―がつきる」[類]天寿・天命 **めいずる**[命ずる/銘ずる] [研変]→「めいじる」 **めいせい**[名声] [名]よい評判。ほまれ。「―を博す」「―が高い」 **めいせき**[名跡] [名]①有名な古跡。②名字[ょち]や家名の跡目[吧]。「みょうせき」とも。「―をつぐ」 **めいせき**[明晰・明×皙] [名・形動]すじみちが通っていて、はっきりしてわかりやすいようす。「言語が―だ」「頭脳―」[圏]明快▽頭のはたらきに使うことが多い。 > つかいわけ↓「明瞭[認]」を見よ。 **めいせん**[銘仙] [名]太い絹糸で織った布。着物やふとんに使う。 **めいそう**[名僧] [名]すぐれた僧。有名な僧。高僧。 **めいそう**[迷走] [名]①函決まった道をとらずに不規則に走ること。「―台風」 **めいそう**[×瞑想] [名]「ス」目を閉じて深く静かに考えること。「―にふける」 <1348> **めいそうじ** **めいそうじょうき**[明窓浄×几] [名]四漢勉学をするのに適した場所。▽明るい窓と清潔な机のこと。 **めいそうしんけい**[迷走神経] [名]脳神経の一つ。延髄[い]から出て各部に分布し、内臓の運動や分泌をつかさどる。 **めいだい**[命題] [名]ある判断を、ことばであらわしたもの。たとえば、「人間は考える葦[ぁし]である」。 **めいだん**[明断] [名]「きっぱりとした、よい悪いの判断。「―をくだす」 **めいちゃ**[銘茶] [名]特別な名前をつけた質のよい茶。特製の茶。 **めいちゅう**[命中] [名]①下とねらったものに、ぴったりあたること。「弾丸[焼]が標的に―する」[類]的中 **めいちょ**[名著] [圏]内容がすぐれていて、高い評価を受けている書物。 **めいいっぱい**[目一杯] [副]画もうこれ以上はできないというところまで。限界ぎりぎりまで。「―がんばった」「―待ってみよう」[類]精一杯 **めいてい**[×酩酊] [名]「ひどく酒に酔[ょう]こと。[園]泥酔・深酔い **めいど**[明度] [名]色の三要素の一つ。色の明るさの度合い。「―が高い」[対]彩度[い]・色相 **めいど**[×冥土・冥途] [名]死んだ人のたましいが行くという世界。あの世。「―の旅」「―のみやげ」[圏]黄泉[よみ]一冥界 **めいとう**[名答] [名]みごとな答え。適切な答え。「ごー」[対]愚答[どう] **めいとう**[明答] [名]「」はっきりした答え。明確な回答。 **めいどう**[鳴動] [名]「一場大きな音を立てて、ゆれうごくこと。とくに、地震[じん]のとき、地鳴りがすること。「大山ーしてねずみ一ぴき」 **めいどのひきゃく**[冥途の飛脚] [作品]一七一一」年。近松門左衛門[跡もん]の作。飛脚問屋[び]の忠兵衛[婦]が遊女の梅川とかけおちした事件を脚色した世話物[誌]の浄瑠璃。 **めいにち**[命日] [名]①毎年、または毎月めぐってくる、その人の死んだ日と同じ日。[圏]忌日[きにち]に一つ▽現在では、「祥月命日(=毎年の死んだ月日)」をさすことが多い。 **めいはく**[明白] [名・形動]だれが見てもはっきりしていて、疑う余地のないようす。「容疑は―だ」「―な事実」[類]明々白々 > 「つかいわけ」→「明瞭[り]」を見よ。 **めいび**[明×媚] [名・形動]自然の景色が清らかで美しいこと。「―なながめ」「風光―」 **めいひつ**[名筆] [名]①名高い書画。すぐれた書画。また、それをかいた人。「古今[ここの]――を集める」 **めいひん**[名品] [名]名高い品。すぐれた品。[圏]逸品 **めいびん**[明敏] [名・形動]頭のはたらきがすばやくて、すぐれていること。「―な頭脳」 **めいふ**[×冥府] [名]死後の世界。とくに、閻魔[獒]大王がいるとされる地獄。 **めいふく**[×冥福] [名]死後の幸福。あの世での幸福。「―をいのる」 **めいぶつ**[名物] [名]①有名で評判になっている人やもの。「学校の―先生」②その土地の有名な産物。 > 名物にうまいものなし 有名だからといって、必ずよいとはかぎらない。 **メイフラワーごう**[メイフラワー号] [名]イギリスのピューリタンが、国王の宗教的圧迫[愍]からのがれて信仰[弘]の自由を求め、一六二〇年にアメリカ大陸へわたったときの船。 **めいほう**[盟邦] [名]同盟を結んだ国。たがいに助けあうと約束した国。同盟国。[類]友邦 **めいぼう**[名望] [名]名声が高く、人望があること。評判がよく、人々から尊敬されていること。「―家」 **めいぼうこうし**[明眸皓歯] [名]四国顔かたちが非常に美しいこと。澄みきって美しいひとみと、歯並びのよい白い歯。美人のほめことば。 **めいぼく**[日][名木] [名]①いわれのある名高い木。樹齢をへて姿がりっぱな木。②すぐれた香木[彫り]。とくに、伽羅をさす。 **銘木** [名]床柱[』]や床の間などに用いられる、材質や形などがすぐれていて、おもむきのある木材。 **めいぼくせんだいはぎ**[伽羅先代萩] [作品名]一七七七年。奈河亀輔[」]の作。仙台伊達[だだ]家に起こった相続争いの事件を脚色した時代物の歌舞伎脚本[ほん]。 **めいみゃく**[命脈] [名]細々と続くいのち。生命が続くこと。「―を保つ」 **めいめい**[命名] [名]「ス」名前をつけること。名づけ。「―式」 **めいめい**[銘銘] [名]画各自。ひとりひとり。「一皿(=各人がとり分けて盛る小皿)」「義士―伝」「一発言すると収拾ができなくなる」「[類]それぞれ > つひわけ↓「おのおの」を見よ。 **めいめいはくはく**[明明白白] [名]四騰「明白」を強めた言い方。あまりにもはっきりしていて、疑うところがまったくないようす。「―の事実」「―な理由」 **めいぶん**[車][名]。[名文] [名]習内容や表現がすぐれている文[めいほう][明波]「明かりが[ついたら][こえた][わ]オンの―」[圏]点滅 **めいぶん**[明文] [名]①あいまいなところがないように、文章としてはっきり書かれた条文。「―化する」 **めいぶん**[名分] [名]①臣下や子としての立場上守らなければならないきまり。大義名分。②世間に対する正しい理由づけ。「―が立たない」 **めいぼ**[名簿] [名]ある組織や団体に属している人の姓名や住所などを記入した帳簿。「―にのせる」「会員―」 **めいもう**[迷妄] [名]ものごとの道理を知らないために、事実でないことを事実であるように思いこむとと。心の迷い。 **めいもく**[名目] [名]①形式だけの名前や呼びかた。「―だけで実体がない」「―賃金」②おもてむきの理由や口実。「みょうもく」とも。 <1349> > **「つかいわけ 明瞭・明白・明晰・明快」** > 「明瞭」は、はっきりしている、細かいところまでよくわかる状態に広く使う。「明白」は、事実がだれの目にもはっきりしていること。「明白な証拠[しょうこ]」。「明晰」は、頭脳のはたらきや発言がはっきりしていること。「明晰な答弁」。「明快」は、すじが通っていて気持ちがいいこと。「明快な論理」。 **めいる【『滅入る】**[動]気力がなくなる。ふさぎこむ。「雨ふりの日が続いて気が―」 **めいれい【命令】**[名][―スル]あることをおこなうように命じること。上位の者が下位の者に言いつけること。また、その言いつけ。 > **「つかいわけ 言いつけ・命令・指令」** > 「言いつけ」は、私的な場合にいう。「親の言いっけを守る」。「命令」は、公的な場合にいう。「上司の命令」。「指令」は、官庁や軍隊などの組織での命令。「党員に指令を発する」。 **めいれいけい【命令形】**[名][文法]動詞や助動詞の活用形の一つ。相手に命令する形。たとえば、「走れ」「来[こ]い」は「走る」「来る」の命令形。▽形容詞・形容動詞、大部分の助動詞には命令形がない。↓巻末「活用表」参照。 **めいろ【迷路】**[名]一度はいりこむと、出られなくなってしまうような道。こみいった迷いやすい道。また、迷いやすくつくった道。「―におちいる」 **めいろう【明朗】**[形動]①性格が明るくておおらかなようす。「―活発な生徒」 ②うそやごまかしがなく、公正であるようす。「―会計」⇔[不明朗] > **「つかいわけ 明朗・陽気・快活・気さくほか」** > 「明朗」は、暗い部分がなくて明るく活力があること。「明朗な近代女性」。「陽気」は、気分が楽しくてにぎやかなこと。「陽気な歌声」。「快活」は、若々しくいつも元気があり、きびきびして明るいこと。「快活な青年」。「気さく」は、明るくさっぱりとしていてうちとけやすく、いばったりしないこと。「気さくに応じる」。「ひょうきん」は、気軽くこっけいなことをする性質。「彼はひょうきん者だ」。 **めいろん【名論】**[名]すぐれた議論。また、りっぱな意見。「―卓説[たくせつ](=非常にすぐれた意見)」 **めいわく【迷惑】**[名][―スル][形動]ほかの人がしたことによって、いやな思いをしたり、困ったりすること。「―をかける」「ありがた―」「―千万[せんばん]な話」 **メイン**[造語]「メーン」 **めうえ【目上】**[名]地位や年齢などが自分より上であること。また、自分より上の人。⇔[目下] **めうち【目打ち】**[名]①「千枚通し」のこと。 ②ウナギなどをさくとき、目に打ちこむ用具。 ③郵便切手などの切り目につけた線状の小さな穴。 **めうつり【目移り】**[名]あれこれ見て迷うこと。関心が移ること。「―してきめかねる」 **メーカー**[名]①製造業者。とくに、名の通った大手の製造会社。「―品」⇔[ユーザー] ②ある状態をつくりだす人。「トラブル―」「チャンス―」| maker **メーキャップ**[名][―スル]化粧[けしょう]。とくに、映画や舞台[ぶたい]の出演者が化粧をすること。舞台化粧。メイクアップ。メーク。「―を落とす」|make-up **メーター**[名]①電気・水道・ガスなどの使用量や、タクシーの料金などを表示する計器。 ②「メートル」| meter **メーデー**[名]五月一日の労働者の日。また、その日におこなわれる労働者の集会や祭典。|May Day **メーテルリンク**[人]一八六二—一九四九年。ベルギーの劇作家。はじめパリで象徴派の影響[えいきょう]を受けて詩作、のち劇作に転じた。「ペレアスとメリザンド」「青い鳥」など。|Maurice Maeterlinck **メード**[名]おてつだいさん。また、ホテルの客室係の女性。メイド。| maid **メードインジャパン**[名]日本製品であることの標示。日本製。|made in Japan **メートル【米】**[造語]①メートル法で、長さの基本単位。一九八三年、光が真空中を二億九九七九万二四五八分の一秒間に進む距離[きょり]ときめられた。メーター。記号はm ②「メーター」| mètre > **メートルを上げる** 酒を飲んで気勢を上げる。 **メートルほう【メートル法】**[名]計量単位の国際的な体系。メートル・キログラム・リットルなどを基本単位とし、十進法にもとづく。 **メール**[造語]郵便。郵便物。「エアー―」「ダイレクト―」| mail **メーン**[造語]主要。中心。メイン。「―ディッシュ」「―ストリート」| main **メーンイベント**[名]中心となる演目。とくに、プロレスリングやプロボクシングなどで最後におこなわれる、いちばんの呼びものの試合。メーンエベント。|main event **メーンスタンド**[名]競技場正面の観客席。▽mainとstandから。| main stand **メーンストリート**[名]大通り。本通り。|main street **メーンテーブル**[名]宴席[えんせき]などで、もっとも重要な客が座る正面中央のテーブル。| main table **メーンバンク**[名]その人や会社などがおもに取り引きをしている銀行。| main bank **メーンポール**[名]競技場で、中央にあるいちばん高い旗をあげる柱。|main pole **メーンマスト**[名]客船の中央にあるもっとも太くて高い帆柱[ほばしら]。| mainmast <1350> **メーテルリ** **メーデー** [名]五月一日におこなわれる労働者の集会や祭典。|May Day **メーテルリンク** [人名]一八六二-一九四九年。ベルギーの劇作家。はじめパリで象徴派の影響[もり]を受けて詩作、のち劇作に転じた。「ペレアスとメリザンド」「青い鳥」など。|Maurice Maeterlinck **めおと**[夫婦] [名]「ふうふ」の古い言い方。「みょうと」とも。「はれて―となる」「―茶わん」 **メカ** [名]↓「メカニズム」「メカニック」 **メガ** [造語]単位の上に付けて、その一○○万倍をあらわす。記号はM。|mega **めか**[目顔] [名]めつき。目と顔の表情。「―で知らせる」 **めかくし**[目隠し] [名]①函布や手などで目をおおって、見えないようにすること。②家の中のようすが外から見えないようにした囲い・塀[へぃ]・植木など。 **めかけ**[×妾] [名]男性が、妻以外に生活費のめんどうを見て、性的関係を保っている女性。二号。「―をかこう」 **めがける**[目掛ける] [下一]目標にする。目標を目指す。「ゴール目がけてつっ走る」 **めかしい** [造語]『「〜めかしい」の形で」「・・・のように見える」という意味をあらわす。「古―」「なま―」 **めかしこむ**[粧し込む] [動]国身なりをかざりたてる。ひどくおしゃれをする。「デートのため―」 **めがしら**[目頭] [名]目の、鼻に近いほうのはし。めもと。「―が熱くなる(=感動してなみだが出そうになる)」「―をおさえる(=なみだをそっととどめる)」[↔]目じり **めかす**[粧す] [動]国みんなが注目するほどおしゃれをかざりたてる。「めかして出かける」▽「〜めかす」と語源は同じ。「美人めかす」 **めかす** [造語][「〜めかす」の形で]「・・・のように見せる」「・・・らしくする」という意味をあらわす。「ほの―」「冗談[なら]―」「親切―」▽もと、「めく」の他動詞形。名詞などに付いて動詞をつくる。 **めかた**[目方] [名]はかりで量った重さ。重量。「―のある荷物」 **めかど**(目角)を立てる おこってするどい目つきで見る。[類]めくじらを立てる **メガトン** [名]造語①質量の単位。一○○万トン。②TNT火薬一○○万トンに相当する核爆発[はっ]力をあらわす単位。一megaton **メカニズム** [名]①機械装置。メカ。②機構。ものごとのしくみ。「経済の―」「n mechanism **メカニック** [名・形動]①〈名〉機械。機械工。とくに、競走用自動車の整備陣[悠]。メカ。②〈形動〉動きなどが機械的な。無意識の。メカニカル。「mechanic **めがね**[眼鏡] [名]①視力を補うなどのために、目にかける器具。「―橋(=二つのアーチ形からなる橋)」②もののよしあしを見分ける力。目きき。▼常用漢字表付表の語。 > 眼鏡に叶う 目上の人に気に入られる。 **めがねちがい**[眼鏡違い] [名]人物のよしあしの判断を誤る **メガヘルツ** [名]造語周波数の単位の一つ。一○○万ヘルツ。記号はMHz。|megahertz **メガホン** [名]声を遠くまで伝えるための、らっぱ形の筒[っっ]。メガフォン。一megaphone **めがみ**[女神] [名]女性の神。「勝利の―がほほえむ」「自由の―」[↔]男神 **メガロポリス** [名]都市がいくつか帯状に連なり、全体で巨大な都市をつくりだしている地域。京浜地域や京阪神[ぶん]地域など。-megalopolis **めきき**[目利き] [名]①「凶刀剣・書画・骨董[ら]などのよしあしや、ほんものであるか、にせものであるかを見分けること。鑑定。また、それにすぐれた人。 **メキシコ** [国名]正式国名は、メキシコ合衆国。北アメリカ大陸南部にある国。古くはマヤ文明・アステカ文明が栄えた。銀の産出量は世界一。面積約一九六万平方[キロ]メートル。首都メキシコシティ。主要言語スペイン語。 **めきめき** [副]圃きわだって早く、向上・成長するようす。「―上達する」「―実力をつける」 **めキャベツ**[芽キャベツ] [名]キャベツの一変種。葉のつけ根にできる小形キャベツ。食用。コモチカンラン。 **メーンポール** [名]競技場で、中央にあるいちばん高い旗をあげる柱。一main pole **メーンマスト** [名]客船の中央にあるもっとも太くて高い帆柱[がしら]。|mainmast <1351> えない」タマナ。コモチカンラン。 **めく**[造語]「〜めく」の形で」「・・・のようになる」「・・・らしくなる」という意味をあらわす。「きら―」「春―」 **めくされがね【目腐れ金】** わずかなかねをばかにしていうことば。はしたがね。「こんな―では何も買えない」 **めくじら(目くじら)を立てる** 細かな欠点を探しだして、あれこれうるさく言う。 **めぐすり【目薬】** 目の病気の予防や治療のために、目にさして用いる水薬。「二階から―」 **めくそ(目糞)鼻糞[はなぐそ]を笑う** 自分の欠点には気がつかないで、人の欠点をあざ笑う。 **めくばせ【目配せ】** 目つきで合図をして知らせること。「めくわせ」とも。 **めくばり【目配り】** 注意してあちらこちらを見ること。配慮すること。「―がきく」 **めぐまれる【恵まれる】**[下]ものごとがしぜんに望ましい状態になる。じゅうぶんにあたえられる。「緑に恵まれた土地」「幸運に―」 **めぐみ【恵み】** めぐむこと。ほどこし。情けをかけること。「天のー」「―の雨」[類]恩恵[おんけい] **めぐむ【芽ぐむ】**[自]芽が出はじめてふくらむ。「庭の木々が―」 **めぐむ【恵む】**[他]あわれんで金品をあたえる。「おかねを恵んでください」[類]施[ほどこ]す **めくら【《盲】** ①目に障害があって見ることができないこと。盲目。②文字が読めないこと。③ものごとの価値や本質を見ぬく力のないこと。 **めくら蛇[へび]に怖[お]じず** 事情を知らないとそのおそろしさもわからないので、ものおじせず、大胆なふるまいをする。 **めぐらす【巡らす・“回らす・×廻らす】**[他]ぐるりと回す。また、とり囲むようにする。「こうべを―(=ふりかえる)」「かき根を―」「包囲網を―」②いろいろ考える。「計画を―」 **めくらばん【《盲判】** 書類の内容を確かめないで、機械的に承認の印をおすこと。また、その印。 **めくらめっぽう【盲滅法】**[名・形動]むやみに、ものごとをすること。わけもわからず、ことをおこなうこと。[類]やみくも **めぐり【巡り・“回り・×廻り】** ①回ること。循環。「四季の―」②あちこち回って歩くこと。「名所―」③まわり。周囲。周辺。「池の―」 **めぐりあう【巡り合う】**[自]たまたまばったりと会う。別れていたものに思いがけず出会う。「よい友人に―」 **めぐりあわせ【巡り合わせ】** しぜんに回ってくる運命。まわりあわせ。「―が悪い」 **めくる【×捲る】**[他]重なっている紙や布の、上のものをはがすように裏返す。「ページを―」▽「まくる」の変化した形。 **めぐる【巡る・“回る・×廻る】**[自]ぐるぐる回る。また、回ってもとにもどる。「季節が―」「因果は―」②あちこち、たち寄る。「名所を―」③まわりをとり囲む。「堀りを巡らした城」④あることを中心にいろいろ関連している。「世界情勢を―話しあい」▽本来、「回る」は、それ自体でくるくるまわること。「巡る」は、一周して出発点にもどること。 **めくるめく【目眩く】**[自]目がくらむ。目まいがする。「―太陽の下」 **めくれる【×捲れる】**[自]うすいものの一部が裏返る。「強風にあおられてポスターが―」[類]まくれる▽「まくれる」のなまった形。 **めげる**[自]がっかりする。気力をなくす。「失敗にめげない」 **めこぼし【目×溢し】** [多く、「おめこぼし」の形で]失敗や悪事などを、見ないふりをして見のがしてもらうこと。大目に見てもらうこと。「お―願いたい」 **めさき【目先】** ①目の前。眼前。「―にちらつく」「―の利益」②すぐさきの見通し。「―がきく」③趣向。「―を変える」 **めざし【目刺し】** イワシを数尾ずつ、竹やわらで目をさし通して、干した干物。 **めざす【目指す・目差す】**[他]目じるしや目的となるものに向かう。「山頂を―」「優勝を―」 **めざとい【目、敏い】** ①気がついて目にとめるのが早い。目が早い。「目ざとく見つける」②目が覚めやすい。「年寄りになると―」 **めざまし【目覚まし】** ①目を覚まさせること。また、目を覚まさせるもの。②「目覚まし時計」の略。③子供が目を覚ましたときにやる菓子。おめざ。 **めざましい【目覚ましい】** 目が覚めるほどすばらしく、おどろくほどだ。びっくりするほどりっぱだ。「―進歩をとげる」「目覚ましく成長する」 > **古語《めざまし》** 現代語ではよい意味で使うが、平安時代の宮廷では、見くだしていた相手がりっぱになると、「自分に対して不愉快だ・失礼だ」という意味でしばしば使った。ねむっているのを覚まされるのは不愉快だから。 **めざめる【目覚める】**[自]①ねむりから覚める。目を覚ます。「風の音で―」②いままでねむっていた本能などが、はたらきはじめる。「性に―」「良心に―」③あらたに、その価値に気がつく。自分のすべきこととして意識する。「現実に―」「ボランティアに―」 **めされる【召される】**[自]①「めす」の敬った言い方。「着物を―」「食事を―」「お年を―」②「する」の敬った言い方。なさる。あそばす。「ご心配―な」 **めざわり【目障り】**[名・形動]ものを見るのにじゃまになること。また、じゃまになるもの。②見て不快に感じること。また、気にさわるもの。「―な看板」「目触り」は誤り。 **めし【飯】** ①米をたいたもの。ごはん。「五目―」②食事。ふつう、男性が使う。「―の食いあげ(=生活できなくなること)」[かぞえ方]膳・杯 <1352> **めじ【目地】** 石やれんがを積んだり、タイルを張ったりするときのつぎ目。 **メシア**[宗]「旧約聖書」で預言されている救世主。「新約聖書」ではイエスがそれにあたることから、イエスの尊称。メサイア。▽もと、ヘブライ語で油を注がれた者という意味。「Messiah」 **めしあがる【召し上がる】**[他]「食う」「飲む」などの敬った言い方。「何を召し上がりますか」 **めしあげる【召し上げる】**[他]政府や役人などがとりあげる。「領地を―」 **めしい【盲】** 「盲目」「盲人」の古い言い方。 **めしかかえる【召し抱える】**[他]家来や使用人としてやとう。「五〇〇石で―」 **めした【目下】** 地位や年齢などが自分より下であること。また、自分より下の人。[対]目上 **めしだす【召し出す】**[他]目下の者を呼びだす。また、呼びだして職や給料などをあたえる。 **めしつかい【召使・召し使い】** 昔、身分の高い人が、家の雑用や身のまわりの世話をさせるために使った人。奉公人。下男や下女。 **めしつかう【召し使う】**[他]人をやとって手もとで使う。身辺の雑用をさせる。 **めしとる【召し捕る】**[他]悪人などをとらえる。逮捕する。「犯人を―」 **めしびつ【飯櫃】** たいた飯を入れる木製の容器。円形でふたがある。おはち。おひつ。 **めしべ【雌蕊】** 種子植物の花の中心にある器官。ふつう、子房・花柱・柱頭からなる。おしべから花粉を受けて実を結ぶ。[対]雄しべ **メジャー** ①計量器具。「―カップ」②洋裁などに使う巻き尺。[英]measure **メジャー**[名・形動]①主流。大手。②音楽で、長音階。長調。[対]マイナー[英]major **メジャー** 国際石油資本。石油の採掘・輸送・精製・販売などの石油産業をあつかう特定の大企業で、一般には、モービル・ロイヤル・ダッチ・シェルなど六社をいう。International Oil Majorsから。[英]Majors **メジャーリーグ** アメリカプロ野球団最高位にある連盟。一四球団のアメリカンリーグと一二球団のナショナルリーグとからなる。大リーグ。[対]マイナーリーグ[英]major league **めしゅうど【《召“人】** ①宮中で、年頭の歌会始の勅題の歌の選者。▽昔は和歌所の寄人[よりうど]の別名。②舞楽奉仕のために呼びだされた人。③平安時代、貴族の家に仕えて、主人と特別の関係を認められていた女房。▼「めしひと」の変化した形。 **めしゅうど【囚人】** とらえられて牢屋に入れられている人。しゅうじん。▽「めしびと」の変化した形。 **めじり【目×尻】** 人間の目の、耳に近いほうのはし。[対]目頭[めがしら] **目尻を下げる** いかにも気に入ったような、また、うれしそうな顔つきをする。 **めじるし【目印】** 見つけやすくするために、しるしを付けること。また、覚えのためのしるし。 > **つかいわけ** →「印[しるし]」を見よ。 **めじろ【目白】** メジロ科の小鳥。スズメよりやや小さく、美しい声で鳴く。目のまわりが白い。 **めじろおし【目白押し】** 大勢の人が一か所に集まってこみあい、おしあいへしあいすること。▽メジロは木の枝に何羽もおしあうように並んで止まる習性があることから。 **めす【雌・×牝】** 動物のうちで、子を産む能力のあるほう。[対]雄[おす] **めす【召す】**[他]①「よびよせる」「よびだす」「とりよせる」などを敬っていうことば。「神に召される(=死ぬ)」「主君に召される」②「食う」「飲む」「着る」「乗る」「買う」などの敬った言い方。「お酒を―」「花を召しませ」▽「ふろを―」「風邪[かぜ]を―」「気に―」「腹を―(=切腹する)」「年を―」も。「ひく」「入る」「切る」「とる」などの意味にも。③「する」を敬っていうことば。「覚悟を召される」▽多く、尊敬の助動詞が付いた「召される」の形で使う。 **メス** 手術や解剖に使う小刀。メス。[蘭]mes **メスを入れる** 問題を解決するために思いきった手段をとること。「政界の腐敗に―」 **めずらしい【珍しい】** ①ほとんど見られない。「―出来事」「珍しく時間を守る」[類]まれ②ふつうとはちがっている。風変わりだ。「お茶がきらいとは―」「―模様」[類]目新しい③ありふれていないので価値がある。「―みやげ」「―動物」[類]貴重 > **古語《めづらし》** 古くは、もっと見聞きしたいという気持ちをあらわした。心ひかれて新鮮に感じられるのであきない、というところから、希少価値がある、めったにないという意味でも使われた。現代語に残ったのはその意味である。 **めずらしがる【珍しがる】**[他]まれに見るので、めずらしいものと思う。「外国人がげたを―」 **めせん【目線】** 「視線」の俗な言い方。「―が合う」▽おもにテレビや映画界でいう。 > **つかいわけ** →「まなざし」を見よ。 **メゾソプラノ** ソプラノとアルトの中間の女声の音域。また、その音域の歌手。[伊]mezzo-soprano **メソッド** 方式。方法。とくに、教授法。メソード。「ギター―」[英]method **メゾピアノ** 音楽で、強弱記号の一つ。「やや弱く」という意味。記号はmp[対]メゾフォルテ[伊]mezzo piano **メゾフォルテ** 音楽で、強弱記号の一つ。「やや強く」という意味。記号はmf[対]メゾピアノ[伊]mezzo forte **メソポタミアぶんめい【メソポタミア文明】** 紀元前六五〇〇年ころから、チグリス・ユーフラテス川の流域に発達した古代文明。農耕・牧畜に始まる <1353> **メタン**[名]炭化水素の一つ。無色無臭[むしゅう]の気体。天然ガスにふくまれるほか、水中の生物の死骸[しがい]からも発生する。燃料などに使う。|Methan **メチエ**[名]絵画・彫刻[ちょうこく]・文学などで、その作家特有の表現上の技巧[ぎぼう]。メチエー。|métier **めちがい【目違い】**[名]みそこない。見当[けんとう]ちがい。 **めちゃくちゃ**[名][形動]①まったくすじみちが通らないこと。でたらめ。「―な話」 ②程度がひどいこと。度はずれ。「建物が―にこわれる」類[むちゃくちゃ・めちゃめちゃ]▼「めちゃ」を強めた言い方。「滅茶苦茶」と当てる。「めちゃ」は、天然痘[てんねんとう]によってできた、顔のあばた。皮ふに不規則な小穴がたくさんあいた。 **メチルアルコール**[名]無色で揮発性の有毒な液体。工業燃料などに広く使われる。木精[もくせい]。メタノール。メチル。|Methylalkohol **めっ**[滅] > **字形** ・10画 全13画 **字音** メツ > **類義語** ①ほろびる。ほろぼす。②火や明かりが消える。 > **熟語** ①滅却[めっきゃく]、滅亡[めつぼう]/支離滅裂[しりめつれつ]、消滅[しょうめつ]。破滅[はめつ]、撲滅[ぼくめつ]②点滅[てんめつ]、明滅[めいめつ] > **ことば** ほろびる・ほろぼす/家が滅びる/身を滅ぼす/罪滅ぼし/滅入る、滅多[めった]、滅茶苦茶[めちゃくちゃ] **メッカ**[名]サウジアラビア西部にある都市。マホメットの生地[せいち]で、イスラム教の聖地。▽ものごとの中心地で、人々のあこがれとなっている場所という意味にも使う。「スキーの―、アルプス」|Mecca **めつき【目付き】**[名]ものを見るときの目のようす。「―がよくない」 > **「つかいわけ」** →「まなざし」を見よ。 **めっき**[名][―スル]美しく見せたり、酸化を防いだりするために、金・銀・ニッケルなどのうすい膜で、金属の表面をおおうこと。また、その加工品。▽「鍍金」「滅金」と当てる。 > **めっきがはげる** なかみをかくしていたかざりがはげて、地金が出る。本性[ほんしょう]があらわれる。化けの皮がはがれる。 **めっきゃく【滅却】**[名][―スル]ほろぼし、消しさること。「心頭―すれば火もまた涼[すず]し」 **めっきり**[副]急に目立っておとろえたり低下したりするようす。目に見えて。「近ごろ視力が―弱った」 **めっきん【滅菌】**[名][―スル]熱や薬品の力で、細菌などを死滅させること。「―作用」 **めつけ【目付け・目付】**[名][「お目付け役」の形で]監視役。「お―役でつきそう」▽江戸[えど]時代に、旗本[はたもと]・御家人[ごけにん]を監視し、不正をとりしまった幕府の職名から。 **めっけもの【めっけ物】**[名]思いがけない幸運。ほりだしもの。▽「見つけもの」の変化した形。 **めっしほうこう【滅私奉公】**[名]自分の欲望を捨てて、もっぱらおおやけのためにつくすこと。 **メッシュ**[名]あみの目。また、あみ目状にあらく編んだもの。「―のくつ」|mesh **めっする【滅する】**[動]①ほろびる。ほろぼす。「生あるものは必ず―」 ②なくなる。なくす。また、消える。消す。「おのれを―」 **メッセージ**[名]①伝言。ことづて。「―を残す」 ②声明。声明書。「―を発表する」| message **メッセンジャー**[名]伝言[でんごん]や品物をとどける役目の人。使い。「―ボーイ」|messenger **めっそう【滅相】**[形動]とんでもない不吉なようす。「―なことを言う」▽もと仏教語で、業[ごう]がつきて命が終わるという意味。 > **滅相もない** そんなことはあってはならない。とんでもない。「―話」「先生に話していただくなんて―」 **めった**[形動]①前後のことを考えないようす。「―な口はきけない」「―打ち」「―切り」類[むやみ・やたら] ②[「めったに〜ない」の形で]まれにしか…ない。「―に見ない植物」類[ほとんど]▼「滅多」と当てる。 **めったうち【めった打ち】**[名]①めちゃめちゃにたたくこと。 ②野球で、相手チームの投手の球を打ちまくること。「エースが―にあう」 **めったぎり【めった切り】**[名]めちゃくちゃに切ること。むやみに切りつけること。 **めったに**[副]↓「めった②」 <1354> **めったやたら**[形動]めちゃくちゃなようす。むやみに。「―にけんかする」「―に多い」 **メッテルニヒ**[人]一七七三—一八五九年。オーストリアの政治家。ウィーン会議を主催し、ウィーン体制の中心となった。自由主義運動を弾圧したが、一八四八年にウィーン三月革命が起こり失脚[しっきゃく]した。| Klemens Wenzel Nepomuk Lothar von Metternich **めつぶし【目潰し】**[名]砂や灰などを投げつけて、相手の目を一時的に見えなくすること。また、それに使う砂や灰。 **めつぼう【滅亡】**[名][―スル]種族や国などがほろび絶えること。「―にひんする」「帝国の―」 **めっぽう【滅法】**[名][形動]①[形動]常識をはずれているようす。法外。「―なことを言う」 ②[副]はなはだしく。程度がとても大きいようす。「―うれしい」「―強い」類[並外れ]▼もと仏教語で、すべての法をなくすこと。法外という意味。 **めて【馬手・右手】**[名]右手。また、右のほう。⇔[弓手]▽ウマのたづなをとる手のこと。 **めど**[名]①[目、処]目ざすところ。めあて。目標。見当。「月末を―にする」「―がつく」▽「目途」とも当てる。 ②[針孔]針のはしにある、糸を通す小さなあな。はりのみみ。 **めどおり【目通り】**[名]身分の高い人に会うこと。「お―がかなう」類[拝謁[はいえつ]・謁見[えっけん]] **めとる【×娶る】**[動]妻としてむかえる。「妻を―」▽「妻“取とる」という意味から。 **メドレー**[名]①いくつかの曲の一部分をつなげて、一つの曲に編曲したもの。 ②「メドレーリレー」の略。|medley **メドレーリレー**[名]①水泳で、四人ひと組みの選手が、それぞれ背泳・平泳ぎ・バタフライ・自由形を一つずつうけもってリレーをする競技。 ②陸上競技で、四人の選手が、それぞれちがう距離[きょり]を走るリレー競技。▼medley relay race から。 **メトロ**[名]地下鉄。とくにパリのもの。|métro **メトロノーム**[名]音楽で、速度を測る器具。ふり子の原理を利用してつくられたものだが、現在は電子式のものもある。拍節器。|Metronom **メディア**[名]①手段。方法。とくに、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなど、情報を伝える媒体[ばいたい]。「マス―」 ②コンピュータなどの記憶媒体。フロッピーディスクや磁気テープなど。「―変換[へんかん]」|media **めでたい**[形]①世間[せけん]がみんなが、喜ばしいこととしてお祝いをするのにふさわしい。「鶴亀の―模様」「めでたく合格する」 ②りっぱだ。すばらしい。「社長の覚えが―(=好意をもたれている)」 ③「おめでたい」 ▼「目出度い」「芽出度い」と当てる。 > **語源《めでたし》** 古語では、「愛[め]で甚[いた]し」の変化したもので、愛でる(=賞賛する)ことがはなはだしいという意味。そこから、喜ばしく祝うべきだ、という現代語の意味に発展した。 **めでる【愛でる】**[動]たいせつにし、いとおしむ。また、よさをほめて味わう。鑑賞する。「利休好み[ごのみ]の茶わんを―」「花を―」「月を―」 **メヌエット**[名]フランスで生まれた四分の三拍子[びょうし]の優雅な曲やおどり。| Menuett **めぬきどおり【目抜き通り】**[名]その町の中で、もっともにぎやかな大通り。「商店がたち並ぶ―」 **めねじ【雌×捻子】**[名]雄ねじがはいるように、穴の内側に螺旋状にみぞをつけたねじ。ナット。⇔[雄ねじ] **めのう【×瑪瑙】**[名]石英[せきえい]・玉髄[ぎょくずい]・たんぱく石の混合物。赤・白・緑などの美しい色のしま模様がある。装飾品や彫刻[ちょうこく]の材料に用いる。 **めのこざん【目の子算】**[名]品物を見ておよその計算をすること。目の子。概算[がいさん]。目の子勘定[かんじょう]。 **めのたま【目の玉】**[名]めだま。「―がとび出る(=びっくりする)」「―の黒いうち(=生きているうち)」 **めのと【乳母】**[名]「うば」の古い言い方。母親代わりに赤んぼうに乳[ちち]をあたえて育てる女性。 **めのまえ【目の前】**[名]①見ているすぐ前。眼前。「―で起こった事故」「―が暗くなる(=希望を失い、ぼう然とする)」 ②時間的に非常に近いこと。目前[もくぜん]。「期限が―にせまる」 **めばえ【芽生え】**[名]①新しい芽が出はじめること。出はじめた芽。発芽。 ②ことの起こりはじめ。きざし。萌芽。「民主主義の―」 **めばえる【芽生える】**[動]①草木の芽が土の中から出はじめる。「草花が―」 ②何かのきざしが、あらわれはじめる。「友情が―」 **めはし【目端】**[名]その場その場をうまく見はからう、とっさの判断。気転。「―がきく」 **めはちぶ【目八分】**[名]①目の高さより少し低めにささげもつこと。「お膳[ぜん]を―に持つ」 ②容器に八分目ほど入れること。はちぶんめ。 > **目八分に見る** 相手を見くだした態度をとる。 **めはな【目鼻】**[名]目と鼻。また、顔だち。「―の整った顔」 > **目鼻がつく** 見とおしがつく。「仕事に―」 **めばり【目張り】**[名]目もとをはっきり見せ、顔だちをひきたてるための化粧。また、その化粧料。アイシャドー・アイラインなど。 <1355> **めばな【雌花】** めしべだけしかない花。マツ・キュウリ・カボチャなど。[対]雄花[おばな] **めはなだち【目鼻立ち】** 顔だち。器量。「―が整っている」 **めばり【目張り・目×貼り】** ①戸のつぎ目やすきまに紙をはってふさぐこと。「窓に―をする」②目を大きく見せるために、目のふちに墨を入れること。アイライン。「―を入れる」 **めぶく【芽吹く】**[自]草木の芽がわずかに出はじめる。「やなぎが―」 **めぶんりょう【目分量】** 目ではかったおよその分量。「―で三等分する」 **めべり【目減り】** ①品物をとりあつかっているあいだに、こぼれたりもれたりして重さや量が減ること。②そのものの価値の実質が下がること。「賃金の―」「貯金が―する」 **めぼし【目星】** ①めあて。見当。「―をつける」②眼球にできる白い小さな点。 **めぼしい【目ぼしい】** 見た中で、とくに目立って、手に入れたいと思うような値打ちがある。「―ものは売りきれた」 **めまい【目×眩・×眩暈】** 目がくらむこと。「―がしてたおれる」 **めまぐるしい【目まぐるしい】** ものごとの動きがあまりに激しく、見ていると目が回るほどである。「―働きをする」「目まぐるしく変わる世の中」 **めめしい【女女しい】** 弱々しい女性のように、いくじがない。「男のくせに泣いてばかりで―」[対]雄々しい▽多く、男性に使う。 **メモ** 忘れないように短く書きとめること。また、書きとめたもの。おぼえがき。メモランダム。「―をとる」「取材―」「―帳」[英]memo **めもと【目元・目“許】** 目のあたり。また、まなざし。「―がすずしい」 **メモランダム** 心覚えのために書きとめること。また、そのもの。備忘録。メモ。[英]memorandum **めもり【目盛り】** 長さ・重さ・量などをはかるために、計器などにつけたしるし。 **メモリー** ①記憶。思い出。②コンピュータの記憶装置。メモリ。[英]memory **メモワール** 政治家などの回想録。回顧録。[仏]mémoire **めやす【目安】** ①およその基準。「―をつける」②箇条書きにした文書。 **めやすばこ【目安箱】** 江戸幕府八代将軍徳川吉宗が、享保の改革で設置した投書箱。庶民の意見やうったえを聞くためのもの。 **めやに【目。脂】** 目から出る粘液。また粘液が固まったもの。めくそ。 **メラニン** からだの表面にある黒や茶色の色素。その分量で、はだの色がきまる。▽日焼け・ほくろ・しみ・そばかすは、この色素による。[英]melanin **メラネシア** 太平洋上の島々の三大区分の一つ。一八〇度の経線より西で、赤道より南の地域。ニューギニア・フィジーなどの島がある。[英]Melanesia **メランコリー** 気分が重くしずむこと。ゆううつ。また、そのような状態。うつ病。[英]melancholy **メリーゴーラウンド** 遊園地の乗り物の一つ。円形の台上にすえつけた木馬に人を乗せ、音楽に合わせて上下しながら回転させるもの。回転木馬。[英]merry-go-round **メリケンこ【メリケン粉】** 小麦粉。▽「メリケン」は「アメリカン」の変化した形。最初、アメリカから輸入されたから。「米利堅粉」とも当てる。 **めりこむ【《減り込む】**[自]①中へ深くはまりこむ。「タイヤが砂地に―」②強くおされて表面がへこむ。 **メリット** 利益や価値。利点。長所。「なんの―もない」[対]デメリット[英]merit **めりはり【『減り張り】** ①音声を低く弱くすることと、高く強くすること。抑揚。「―がきいたせりふ」▽「めり」は「滅入り」(小さくなること)、「はり」は「張り」(大声になること)。②ゆるめたり、張ったりする変化。「生活に―をつける」「文章の―」 **メリヤス** 綿糸や毛糸を輪のようにからませて編んだ布地。やわらかくてのびちぢみがきく。下着やくつしたなどに使われる。「―編み」「―のシャツ」▽「莫大小(=大小莫し)」と当て、布地の性質をあらわしている。[西]medias **メリンス** うすくてやわらかい毛織物。モスリン。[葡]merinos **メルカトルずほう【メルカトル図法】** 地図の投影法の一つ。経線と緯線が平行な直線で、直角に交わり、距離や面積が高緯度ほど拡大されるが、角関係は正しい図法。航海図に利用される。→図「ちず」 **メルクマール** めじるし。目標。[独]Merkmal **メルシー**[感]ありがとう。サンキュー。[仏]merci **メルヘン** おとぎ話。童話。民話。「―の世界」[独]Märchen **メロディー** 旋律。ふし。「親しみやすい―」[英]melody **メロドラマ** 感傷的で通俗的な恋愛劇や映画。[英]melodrama **メロン** ウリ科の一年草。まるい実の果肉は黄緑色で水分が多く、あまい。マスクメロン・プリンスメロンなど。[英]melon **めん[面]** ①人の顔。つら。②演劇や舞踊などのときに、顔にかぶって役をあらわすもの。おめん。「おかめの―」「―を打つ(=能面をつくる)」③剣道で、顔にかぶる防具。また、頭に打ちこむわざ。④名誉。⑤顔を向きあわせる。まのあたり。「―と向かう」⑥ものやことがらに向かっているほう・部分。むき。「費用の―では問題ない」⑦ものの外側に向いた広がり。うわっつら。⑧広がりのある平たいもの。⑨テニスコートなど平たいものを数えることば。「琴一―」 <1356> →「面する」を見よ。 **めん[綿]** ①植物のワタからとれる、じょうぶな繊維。もめん。わた。「―のシャツ」②つむいだ糸のように細く長く続く。③こまかい。「ワタの木は「棉」と書く。 [字義]①面識 顔面 赤面 洗面 面前 ②仮面 能面 ③素面 ④面目 体面 ⑤面会 面接 面談 面壁 ⑥経済面、資金面 正面、前面 側面 方面 面積 地面 水面 断面 表面 ⑧紙面 図面 帳面 三面鏡 **おも・おもて・つら** 面影 面白い 面長 面持ち 矢面にもてに立つ 細面おもてづら 面面の皮 面魂おもだましい 字面[じづら] **めん[×麵]** 小麦粉やそば粉などを練ってのばし、ひも状に細長く切ったもの。めん類。そば・うどん・スパゲッティなど。 **めんえき【免疫】** 病原菌に対する抵抗力ができて、その病気にかかりにくくなっていること。「はしかの―ができる」▽何度も経験し、慣れて気にしなくなってしまうことをたとえてもいう。「おふくろのぐちもーになる」 **めんおりもの【綿織物】** 木綿糸で織った布。 **めんか【綿花・×棉花】** ワタの種子を包んでいる白い毛のようなもの。よりあわせて綿織物をつくる。 **めんかい【面会】** 人と会うこと。人に会うこと。「―を申しいれる」「―謝絶」 > **つかいわけ** **面会・会見・対面・面接** > 「面会」は、病院・刑務所など、相手に自由がない場合に、相手の都合に合わせてそこへ行って会うこと。「病院の面会時間」。「会見」は、組織の代表者として正式に会うこと。「大臣が記者団と会見する」。「対面」は、知らない人、または久しく会っていない人のあいだで、予定を立てて、あるいは正式に向きあうこと。「二十年ぶりの親子対面」。「面接」は、相手の人柄などを知る目的で会う、試験などの場合。「面接試験」。 **めんかん【免官】** 官職を辞めさせること。 **めんきつ【面詰】** 面と向かって相手の悪い点をとがめること。 **めんきょ【免許】** ①官公庁が許可をあたえること。「―をとる」「運転―証」②弟子が芸を身につけたとき、師匠があたえる資格。「―状」 **めんきょかいでん【免許皆伝】** 師匠がその道の奥義をすべて弟子に伝え、一流になったことを認めること。「剣には―のうでまえ」 **めんきょしょう【免許証】** 役所が資格を認めて許可した証明書。とくに、自動車の運転免許証。 **めんくい【面食い】** 顔立ちの美しい人を好むこと。器量好み。俗な言い方。 **めんくらう【面食らう・面×喰らう】**[自]意外なことになってあわてふためく。「急に結婚したいと言われて―」 **めんこ【面子】** 子供の遊び道具の一つ。ボール紙を円形や長方形に切って表面に絵をはったもの。地面に置いた相手の札などに自分の札をぶつけ、裏返しにしたりはじき出したりして自分のものにとる。▽「メンツ」と読めば別の語。 **めんこい** かわいい。「―子馬」▽東北方言。古語「めぐし」の変化した形。 **めんざい【免罪】** 刑罰が実際におこなわれることをまぬかれること。「大赦によりーとなる」 **めんざいふ【免罪符】** カトリック教で、それがあると犯した罪のつぐないを免除される札。中世、教会の資金集めに盛んに販売され、ルターの宗教改革のきっかけになった。▽責任や非難をまぬがれる口実となるような、おもてむきの理由をたとえてもいう。 **めんし【綿糸】** 木綿の糸。 **めんしき【面識】** たがいに顔を見知っていること。しりあい。「彼とは―がある」「―をえる」 **めんじゅうふくはい【面従腹背】** おもてむきは服従するように見せかけて、内心ではそむくこと。 **めんじょ【免除】** 課せられるはずの義務を果たさなくてもよいとして特別に許すこと。「授業料を―する」 **めんじょう【免状】** ①免許のしるしとなる文書。免許状。「生け花の―をとる」②卒業証書。 **めんしょく【免職】** 職を辞めさせること。「職務怠慢で―される」「懲戒―」[類]解雇・罷免[ひめん] **めんじる【免じる】**[他]①義務を果たさなくていいと許す。免除する。「税を―」 <1357> ②「~に免じて」の形で]その人(または第三者)の社会的な地位や功績などを考えに入れて、罪や失敗を許す。「わたしに免じて見のがしてやってください」③やめさせる。「職を―」 ▼「めんずる」とも。 **メンス** 月経。生理。[英]Menstruationから。 **めんする【面する】**[サ変]向きあう。直面する。「海に面した家」 **めんずる【免ずる】**[サ変]→「めんじる」 **めんぜい【免税】** 税金を納めなくてもいいこと。「―措置をとる」「一品」 **めんせき【免責】** ふつうならばとるべき責任を許すこと。また、法的な義務をまぬかれること。「国会議員は―特権がある」 **めんせき【面積】** 平面や曲面の広さ。「―を求めなさい」「―を測る」 **めんせつ【面接】** 入学・入社試験などで、人柄などを知るために、その人に直接会って話すこと。「応募者に―する」 > **つかいわけ** →「面会」を見よ。 **めんぜん【面前】** 人の見ている前。目の前。「公衆の―ではじをかかせる」 **めんそう【面相】** 顔つき。人相。「なぐられてひどいーだ」「百―」 **メンタイ【明太】** 「すけとうだら」の別名。また、その卵をトウガラシなどと塩づけにしたもの。明太子めんたい。朝鮮語。 **メンタル**[形動]精神的。知的。「―な要素をだいじにする」[対]フィジカル[英]mental **メンタルテスト** 知能や性格を調べるための検査。知能検査。[英]mental test **めんだん【面談】** 直接会って話しあうこと。「委細―」「個人一」 **メンチ** ひき肉。ミンチ。「―カツ」[英]mince **めんちょう【面×庁】** 顔にできる化膿性の炎症。 **メンツ【面子】** 体面。面目。「―を立てる」「―がつぶれる」▽中国語。 **めんてい【面体】** かおかたち。かおつき。面相。「―を改める」 **メンテナンス** 建物や機械などの維持や管理をすること。メインテナンス。[英]maintenance **メンデル**[人名]一八二二―八四年。オーストリアの植物学者。修道院の司祭をつとめるかたわら、エンドウを用いて人工交配による遺伝の研究をし、遺伝の法則を発見した。[英]Gregor Johann Mendel **メンデルスゾーン**[人名]一八〇九―四七年。ドイツ・ロマン派の作曲家。作品はのびのびとして明るく気品がある。代表作「真夏の夜の夢」「バイオリン協奏曲」。[独]Felix Mendelssohn **めんどう【面倒】**[名・形動]①〈名・形動〉処理・解決するのに手数のかかること。わずらわしいこと。「―な問題にぶつかる」②〈名〉あれこれと世話すること。「一生―をみる」 **めんどうくさい【面倒臭い】** 仕上げるのに手数がかかってわずらわしい。めんどくさい。「役所の手続きが―」 **めんとおし【面通し】** 犯人を特定または確認するために、事件の関係者に容疑者を見せること。面割り。 **めんどり【雌鳥・雌鶏】** めすのニワトリ。[対]おんどり **めんぴ【面皮】** つらの皮。「鉄―」 **面皮をはぐ** 表面をとりつくろっている者のほんとうの姿をあばく。 **めんぷ【綿布】** 綿糸で織った布。 **めんぺきくねん【面壁九年】** 目的に向かってねばり強くとりくむこと。▽達磨が、少林寺で、かべに向かって九年ものあいだ座禅を続けてさとりを開いた故事から。 **めんめん【面面】** ひとりひとり。おのおの。「集まった―」「役員の―」 **めんめん【綿綿】**[形動]とぎれることなく長く続いているようす。「話は―としてつきない」「―とうったえる」[類]脈々・連綿 **めんぼう【綿棒】** さきに綿を巻いて、耳や鼻の治療やそうじに使う細い棒。 **めんぼう【×麺棒】** そばやうどんをつくるとき、練った粉をたいらにおし延ばすための棒。 **めんぼく【面目】** ①一人前のりっぱな人間と認められて、世間の人々に向きあっていく資格。世間に対する顔向け。また、人に合わせる顔。名誉。体面。「―を保つ」「―を失う」②外から見た姿。体裁。「―を一新する」「―躍如」▼「めんもく」とも。 **面目が立たない** 名誉や評価を失う。[類]面目をつぶす[対]面目が立つ **面目次第もない** はずかしくて顔も合わせられない。まったく面目ない。 **面目丸つぶれ** 名誉が完全に傷つけられること。 **面目を施す** りっぱにつとめを果たして高い評価をえる。名声を高める。 **めんぼくない【面目ない】** 失敗などをして、人前に出られないほどはずかしい。世間に顔向けできない。合わせる顔がない。「試合に負けて―」 **めんぼくやくじょ【面目躍如】** その人にふさわしい姿が生き生きとあらわれていること。「―たる文章」 **めんみつ【綿密】**[名・形動]すみずみまで細かく、ぬかりなく注意をはらうこと。「―な計画を立てる」「―に調査する」[類]緻密 **めんめ【面罵】** 面と向かって相手をののしること。「痛烈な―を加える」 **メンバー** 集団を構成する人々。会員。また、顔ぶれ。「チームのーが顔をそろえる」[英]member **めんもく【面目】** →「めんぼく」 **めんよう【綿羊・×緬羊】** 毛をとるために家畜化したヒツジ。毛から毛糸や織物をつくる。 **めんよう【面×妖】**[形動]あやしいようす。奇怪なようす。「はても―な話」 **めんるい【×麵類】** 小麦粉やそば粉を練ってのばし、細長くした食品。うどん・そば・ラーメンなど。 <1358> **も**[喪] なくなった人の身内が、ある一定の期間、はなやかな交際などをさけ、静かに暮らすこと。「母のーに服する」▽ふつう、翌年の年賀状は出さず、代わりに年内に喪中のはがきを出す。 **も**[藻] 水中に生える植物。藻類。 **も【×裳】** ①昔の貴族の男性が礼装のとき、おもてばかまの上につけたもの。②昔の女子が礼装のとき、こしの後方につけ、すそを長く引いた衣。▷図「じゅうにひとえ」 **も**[副助]①ほかにも並んで存在することを示す。「わたし―元気です」「こんどー負けるかなあ」「彼―しっかりやっているだろう」②列挙をあらわす。「どこかしこ―大にぎわいだ」「痛く―かゆく―ない」「味―そっけーない」③添加をあらわす。「わたし―行きたい」「この本―読みたい」「風が強いのに雨も降ってきた」④疑問詞を受けて全部をあらわす。「どこ―満員だ」「いつ―元気だ」⑤疑問詞や分量をあらわすことばを受けて、全然ないことをあらわす。「だれ―いない」「どこに―行けない」「一つ―できない」「少し―ない」⑥極端な例を挙げて、ほかも類推させる。「返事―しない」「水―飲まない」⑦程度の限界をあらわす。「一時間―待たされた」「ブラウスには一万円―出せない」「一週間―あればじゅうぶんだろう」「七〇点―とれればいいほうだ」⑧話題を提示する。「春―まぢかだ」「クラシックーなかなかいいね」▽「は」は確かなものを一つ選んで提示する。したがって、その下は肯定になるが、「も」は不確かなものとして提示するので、下は否定になることが多い。「少しはある」「少しもない」、「行ってはみた」「行ってもみない」など。『文語文法では、ふつう係助詞に分類する。 **モア**[人名]→「トマス・モア」 **もう[毛]** ①人や動物に生える、け。②作物が実る。③わずか。④割合・長さ・重さをあらわす単位。匁もんめの一〇〇〇分の一。「一割二分三厘四—」。また、金銭の単位。銭の一〇〇分の一。 [字義]①羊毛 ②不毛 毛髪 毛布 脱毛 二毛作 ③毛細管、毛頭 **もう[安]** もう[盲] →「もう[安]」「もう[盲]」を見よ。 **もう[耗]** すりへらす。すりへる。▽「モウ」は慣用音で、本来は「コウ」。 **もう[猛]** あらあらしく強い。はげしい。[類]烈 **もう[網]** あみ。また、あみの目のように張りめぐらしたもの。▽「綱(=つな)」は別字。 **もう[妄]** みだり。むやみやたら。でたらめ。 **もう[孟]** ①はじめ。とくに、四季を三つ(孟・仲・季)に分けた、それぞれのはじめの一か月。②古代中国の思想家、孟子。「孟(=うつわ)」は別字。 <1359> **もう**[望] →「ぼう」 **もう**[副]①すでにそうなってしまった、そうなることがはっきりしたようす。「―昼過ぎだ」「―まにあわない」「―だめだ」「―一銭もない」[類]もはや②じきにその状態になることが確かなようす。「―すぐ幕があく」「―そろそろ着くころだ」[類]やがて③すでに成り立っている状態に、さらにつけくわえるようす。「―一ぱい下さい」「―少し待とう」[類]このうえに・なお▽分量をあらわすことばの上に付く。④〈感〉感動を強めることば。「それは―たいへんなものだ」「うるさいんだから、―」 **もうあ【盲×啞】** 目が見えないことと、口がきけないこと。 **もうあい【盲愛】** むやみやたらに、かわいがること。「子供を―する」[類]溺愛[できあい] **もうい【猛威】** 人間社会をおびやかすようなすさまじい勢い。激しい力。「インフルエンザがーをふるう」 **もうか【猛火】** 激しく燃える火。大火事。「―に包まれる」 **もうがっこう【盲学校】** 目に障害のある生徒を教育する学校。 **もうかる【×儲かる】**[自]利益が上がる。とくをする。「―商売」「風がふけばおけ屋が―」 **もうかん【毛管】** ①非常に細いガラス管。毛細管。②「毛細血管」の略。 **もうかんげんしょう【毛管現象】** 水に細いくだを立てたとき、くだの中の水面が外の水面より高くなる現象。毛細管現象。 **もうきん【猛禽】** 肉食で、性質のあらあらしい鳥。ワシやタカなど。猛鳥。 **もうけ【×儲け】** もうけること。利益。「―の多い仕事」「くたびれー」 **もうけぐち【×儲けロ】** 利益をえる方法や手段。「うまい―を探す」 **もうけもの【×儲け物】** 思いがけず手に入れた利益。「これは―だった」[類]拾い物 **もうける【設ける】**[他]用意する。準備する。「会場を―」「欠席の口実を―」「一席―」 > **古語《まうく》** 「設く」と書く。もと、準備する、用意するという意味で、「まうけの君(=皇太子)」は、次の天皇として準備されている人という意味。 **もうける【×儲ける】**[他]①出した以上のかねをえる。利益をえる。得をする。「大金を―」②子供をつくる。「一男一女を―」 > **つかいわけ** →「稼ぐ」を見よ。 **もうけん【猛犬】** 性質があらあらしく強い犬。「―注意」 **もうげん【妄言】** →「ぼうげん」 **もうげんたしゃ【妄言多謝】** →「ぼうげんたしゃ」 **もうこ【×蒙古】** →「モンゴル」 **もうこう【猛攻】** 猛烈に攻撃すること。はげしい攻撃。「敵の―を受ける」「―をかわす」 **もうこうぜん【孟浩然】** 六八九―七四〇年。中国、盛唐の詩人。名は浩。浩然はあざな。王維とともに田園詩人として自然のすばらしさをうたった。「もうこうねん」とも。 **もうこはん【×蒙古×斑】** 黄色人種の子供のしりなどにあらわれる、青いあざ。たいてい七~八歳ごろまでに消える。児斑。 **もうこん【毛根】** 皮下にある毛の根の部分。 **もうさいかん【毛細管】** →「もうかん」 **もうさいけっかん【毛細血管】** 全身にはりめぐらされた、毛のように細い血管。 **もうし【孟子】**[人名]前三七二―前二八九年。中国、戦国時代の思想家。名は軻。字は子輿。魯の人。孔子の孫の子思の門人に学び、諸国を遊説して孔子の仁を発展させた性善説を説いた。その言行を弟子がまとめた「孟子」は、「論語」「大学」「中庸」とともに「四書」といわれる。 **もうしあげる【申し上げる】**[他]①「言う」のへりくだった言い方。「もうす」より相手に敬意を示した言い方。「お礼を―」②〈補助〉[「お(ご)~申し上げる」の形で]「・・・してさしあげる」「・・・させていただく」という、へりくだった意味をあらわす。「お願い―」「ご辞退―」▽動詞の連用形や名詞に付く。 **もうしあわせる【申し合わせる】**[他]①多くの人々が、話しあって、とりきめる。「町内会で―」「五時集合と―」②事前にうちあわせる。「二人とも申し合わせたように欠席した」 > **つかいわけ** →「約束」を見よ。 **もうしいれる【申し入れる】**[他]手続きをふんでこちらの意見や要求を相手に伝える。「反対の旨もねを―」「駐車しないように―」 **もうしうける【申し受ける】**[他]「もらう」のていねいな言い方。いただく。「養子に―」「仕事を―」「席料一〇〇円申し受けます」 **もうしおくる【申し送る】**[他]①事務上のことを相手に伝えてやる。「用件は手紙で―」②次の人に言いつたえる。「後任者に―」 **もうしかねる【申し兼ねる】**[他]「言いかねる」のへりくだった言い方。「くわしいことは―」 **もうしご【申し子】** ①神仏にいのって授かった子。「観音様の―」[類]落とし子②ある特殊な社会状況から生みだされたもの。「戦後教育の―」 **もうしこし【申し越し】** 手紙や使いなどを通して、言ってよこすこと。「おーのとおりにいたします」 **もうしこみ【申し込み・申込】** 意向や希望などを申し出ること。「申し込みを受けいれる」「申込書」「申込者」「申込件数」「申込順」「申込期限」 **もうしこむ【申し込む】**[他]①自分の意思を相手に伝えて、相手の承諾か反対かの返事を求める。「結婚を―」 <1360> ②相手の条件のもとで、参加・買い入れ・予約などをする意向があることを相手に伝える。「ホテルに予約を―」「入会を―」 **もうしたてる【申し立てる】**[他]役所や目上の人に向かって、自分の意見をはっきりと言う。「異議をー」 **もうしつける【申し付ける】**[他]「言いつける」の改まった言い方。命令する。「切腹を―」 **もうしで【申し出】** 申し出ること。「もうしいで」とも。「援助の―」「―を断る」 **もうしでる【申し出る】**[他]自分の意見や希望などを、目上の者に言う。「退職を―」 **もうしひらき【申し開き】** 失敗してもしかたがなかった理由や、自分の正しさを公式に上役などに説明すること。「―ができない」 > **つかいわけ** **申し開き・言い訳ほか** > 「申し開き」は、相手の知らない理由や事情をきちんと説明して、自分が正しいこと、やむをえなかったことをはっきりさせること。「弁明」は、非難や攻撃に対して自分の立場を明らかにすること。「弁解」は、失敗した事情を説明すること。「言い訳」は、「申し開き」と同じに使うこともあるが、失敗をおわびする気持ちをあらわすこともある。「申し訳」は自分の責任を認めて事情を説明する。「死んで申し訳する」。 **もうしぶん【申し分】** ①「申し分のない」の形で]どこにも欠点などなく、すぐれている。「―のないできばえ」②言いたいこと。「相手の―も聞こう」 **もうじゃ【亡者】** ①死んだ人。死んで成仏できないでいる人。②ものごとにとりつかれて、ぬけだせない人。「かねの―」「権力のー」 **もうしゅう【妄執】** 心の迷いにとらわれ、ぬけだせないこと。「―にとりつかれる」 **もうしゅう【猛襲】** 激しくおそいかかること。「相手陣地を―する」 **もうじゅう【盲従】** 言われるままに従うこと。言いなりになること。「権力に―する」 **もうじゅう【猛獣】** 強くて性質のあらい肉食のけもの。ライオン・トラなど。 **もうしょ【猛暑】** 激しい暑さ。「連日ーが続く」[類]炎暑・酷暑 **もうしわけ【申し訳】** ①自分を低めて、相手に対してする言いわけ。「―が立たない」[類]申し開き・弁解・弁明②形だけで内容がないこと。やっと言いわけできる程度であること。「―ばかりのお礼」▽下に「程度」「ばかり」などが付く。 > **つかいわけ** →「申し開き」を見よ。 **もうしわけない【申し訳ない】** たいへんすまない。言いわけのしようがない。「彼には―ことをした」▽ていねいには、「申し訳ありません」「申し訳ございません」という。 **もうしわたす【申し渡す】**[他]目下の者にたしかに言いわたす。言って聞かせる。「処分を―」 **もうしん【妄信・盲信】** ろくに考えずに信じこむこと。理屈ぬきに、ただ信じるばかりであること。「本に書かれていることを―する」 **もうしん【猛進】** 激しい勢いで、つきすすむこと。「猪突―」 **もうじん【盲人】** 目の見えない人。 **もうす【申す】**[他]①「言う」「告げる」などのへりくだった、また、ていねいな言い方。「父がそう申しております」「―までもありません」②〈補助〉[「お(ご)~申します」の形で]「・・・させていただく」などという、へりくだった意味をあらわす。「お願い申します」「ご説明申します」▽動詞の連用形や名詞に付く。簡単に、「いたします」を使うことが多い。「お願いいたします」 **もうせい【猛省】** 厳しく反省すること。「―をうながす」 **もうせん【毛×氈】** 羊毛などに湿気・熱・圧力などを加えておしのばし、布のようにした、敷物用の毛織物。フエルト。「緋―」 **もうぜん【猛然】**[形動]ものすごい勢いで力強いようす。「―と突進する」「―と抗議する」 **もうせんごけ【毛×氈苔】** モウセンゴケ科の多年草。湿地に自生する食虫植物。 **もうそう【妄想】** 空想を事実と信じこむこと。また、病的な原因によって生じる、まったく根拠のない想像や思いこみ。「―をたくましくする」「誇大―」 > **つかいわけ** →「想像」を見よ。 **もうそうちく【×孟宗竹】** 竹の一種。幹が太く細工用。たけのこは食用。もうそうだけ。 **もうだ【猛打】** 野球などで、猛烈に打つこと。「―で逆転する」「―賞」 **もうたくとう【毛沢東】**[人名]一八九三―一九七六年。中国の政治家・思想家。中国共産党の創立に参加し、紅軍を組織して抗日民族戦線を結成、党主席となる。国民党に勝って、中華人民共和国を樹立し、国家主席。一九六六年、文化大革命を起こしたが、死後、その誤りが認められた。著書に「実践論」「矛盾論」など。 **もうちょう【盲腸】** 小腸から大腸に続く部分で、右下腹部にある。下にひものような突起が下がる。また、「盲腸炎」の略。 **もうちょう【猛鳥】** 「猛禽」に同じ。 **もうちょうえん【盲腸炎】** →「ちゅうすいえん」 **もうつい【猛追】** 激しく追いかけること。「―もおよばず惜敗した」 **もうでる【×詣でる】**[自]寺や神社にお参りする。参拝する。「神社に―」 **もうてん【盲点】** ①眼球の奥の視神経が網膜にはいる部分で、光を感じないところ。②うっかりして気づかない点。「法の―をつく」 **もうとう【毛頭】**[副][「毛頭~ない」の形で]ほんのわずかも・・・ない。毛のさきほどのわずかな量も。「疑う気持ちは―ない」[類]少しも <1361> **もうどう【妄動・盲動】** 考えもなく、でたらめに行動すること。「軽挙―」 **もうどうけん【盲導犬】** 盲人の道案内ができるように訓練されたイヌ。 **もうどく【猛毒】** 激しく作用する毒。[類]劇毒 **もうはつ【毛髪】** 髪の毛。頭髪。 **もうひつ【毛筆】** けものの毛を束ねてつくった筆。また、その筆で字を書くこと。[対]硬筆 **もうひとつ【もう一つ】**[副]①さらに。そのうえ。いっそう。「―あげる」「―悪い」②あとひと息。もうすこし。いまひとつ。「―おしがたりない」「できは―」 **もうふ【毛布】** 厚地の毛織物。おもに、寝具に用いる。ブランケット。 **もうぼさんせん【×孟母三遷】** 子供の教育には環境がだいじであるということ。「―の教え」▽孟子の母は子供の教育のために、よい環境を求めて住まいを墓場の近く、市場の近く、学校の近くと、三度も変えたという故事(中国、「列女伝」)から。 **もうぼだんき【孟母断機】** 「だんきの戒め」に同じ。 **もうまい【蒙、味】**[名・形動]知識がとぼしくて、ものごとの道理がわからないこと。「無知―」 **もうまく【網膜】** 眼球の内側にある膜。光を感じる細胞や視神経繊維がある。「―剝離」▷図「め(目)」 **もうもう【×濛濛・朦朦】**[形動]見通しがきかないほど、霧・けむり・ほこりなどがたちこめるようす。「―たる砂塵」 **もうもく【盲目】** ①目の機能がまったくはたらかないで、ものが見えないこと。②理性を失って、分別がつかないこと。「恋は―」 **もうもくてき【盲目的】**[形動]理性が少しもはたらかないようすをたとえていうことば。「親の―な愛情」 **もうら【網羅】**[他]残らずとりいれること。「あらゆる資料を―している」▽「網」は魚をとるあみ、「羅」は鳥をとるあみのこと。 **もうりもとなり【毛利元就】**[人名]一四九七―一五七一年。戦国時代の大名。弘元の子。周辺の尼子氏などをほろぼし、領国は中国地方一〇か国余におよんだ。 **もうれつ【猛烈】**[形動]勢いや程度が非常に激しいようす。「―な台風」「―にかねが欲しい」 **もうろう【×朦朧】**[形動]意識やものごとの状態などがぼんやりとしてはっきりしないようす。「なぐられて―とする」「意識―」 **もうろく【×耄×碌】** 年をとって心身、とくにはたらきがおとろえること。 **もえぎ【×萌黄・×萌×葱】** 黄色がかった緑。「―色」▽芽が出たばかりのネギの色のこと。 **もえさかる【燃え盛る】**[自]勢いよく燃える。盛んに燃える。「強風で―家」「にくしみが―」 **もえさし【燃え差し】** 燃えきらずに残ったもの。もえのこり。「ローソクのー」 **もえたつ【燃え立つ】**[自]①盛んに燃えあがる。勢いよく燃える。「―かがり火」②感情が激しく高まる。「胸に―思いを秘める」 **もえる【燃える】**[自]①火がついて、ほのおが上がる。「―炭火」②ゆらゆらと、ほのおのようにたちのぼる。「かげろうがー」③気力が高まる。「情熱に―」「向学心に―」 **もえる【萌える】**[自]草木の若い芽がのびる。「柳の芽が―」 > **つかいわけ** **燃える・焼ける** > 「燃える」は、勢いよくほのおが上がること。「たき火が燃える」。「焼ける」は、ほのおが出ない場合にもいう。「もちが焼ける」。 **モーション** 動作。はたらきかけ。身ぶり。「ピッチャーがーをおこす」「スローー」「―をかける(=異性の気をひこうとする)」[英]motion **モース**[人名]①一八三八―一九二五年。アメリカの生物学者。日本で進化論の紹介・普及につくした。東京大森で縄文時代後期の貝塚を発見し、考古学・人類学の発展にも貢献。著書「日本その日その日」。[英]Edward Sylvester Morse②「モールス」 **モーゼ**[人名]紀元前一三世紀ころの人。古代イスラエルの指導者。イスラエル人を率いてエジプトを脱出、荒野をさまよい約束の地カナンへ導いた。十戒など、ユダヤの教律の中心部分を定めたといわれる。モーセ。[英]Moses **モーター** ①原動機や発動機をまとめた呼び方。とくに、電力を使ったもの。電動機。モートル。②自動車。「ーショー」[英]motor **モーターバイク** 小型オートバイ。原動機付き自転車。バイク。[英]motorbike **モータープール** 駐車場。[英]motor pool **モーターボート** エンジンの力で進む高速のボート。「ーレース」[英]motorboat **モータリゼーション** 自動車が日常生活に欠かせないものになる現象。[英]motorization **モーツァルト**[人名]一七五六―九一年。オーストリアの作曲家。神童とうたわれ、六〇〇以上の曲を残した古典派を代表する一人。オペラ「フィガロの結婚」「魔笛」、交響曲「ジュピター」など。[独]Wolfgang Amadeus Mozart **モーテル** 自動車で旅行する人のための、車庫付きの簡易ホテル。モテル。▽motorとhotelを合わせた語。[英]motel **モード** 服装などの流行。流行の型。「トップー」「―雑誌」[仏]mode **モーニング**[造語]①〈名・造語〉朝。午前。②〈名〉男性の昼間の正式な礼装。後ろの長い黒の上着、黒のチョッキ、縦じまのズボンの組みあわせ。 <1362> モーニングコート。[英]morning **モーニングコール** ホテルなどで、指定された時刻に客を電話で呼びおこすこと。[英]morning call **モーニングサービス** 喫茶店などで、朝食などを午前中、割引料金で出すこと。▽morningとserviceから。 **モーパッサン**[人名]一八五〇―九三年。フランスの小説家。自然主義作家の一人で、現実の人生のはかなさを冷徹に見すえ、たくみな構成と簡潔な文体でえがいた。小説「女の一生」「ベラミ」「ピエールとジャン」など。[仏]Guy de Maupassant **モーム**[人名]一八七四―一九六五年。イギリスの小説家・劇作家。皮肉や風刺をまじえた、たくみなストーリー性と平明な文体が特色。小説は、短編「雨」、長編「人間の絆」「月と六ペンス」など。[英]William Somerset Maugham **モーメント** ①瞬間。刹那。②きっかけ。契機。③回転能力の大きさをあらわす量。「モメント」とも[英]moment **モール** ①洋裁用のかざりひも。「金―のついた服」②工作用、また、商店のウインドーなどをかざるひも。[葡]mogol **モールス**[人名]一七九一―一八七二年。アメリカの発明家。電磁石を応用した最初の電信機を発明し、モールス符号を考案した。モース。[英]Samuel Finley Breese Morse **モールスふごう【モールス符号】** 長短の二種類の符号の組みあわせで文字をあらわす電信符号。モールス信号。▽アメリカ人の考案者モールスの名から。 **モカ** アラビア産の、かおりの強い上等なコーヒー。▽もと、イエメンのモカ港から積みだされていたことから。[英]mocha **もがく【腕く】**[自]①手足をばたばた動かして苦しむ。「けむりからのがれようとして―」②あせっていらいらする。「スランプから抜け出そうと―」 **もぎ【模擬・×摸擬】** ほんものに似せておこなうこと。「―試験」 **もぎてん【模擬店】** 文化祭やパーティーなどで、ほんものの店をまねてつくった飲食店。 **もぐ【×腕ぐ】**[他]ねじるようにしてとる。もぎる。ちぎる。「羽をもがれた鳥」 **もぎり【×捥ぎり】** 映画館などで、入場券の半券をもぎりとる仕事。また、その仕事をする人。 **もぎる【×捥ぎる】**[他]ねじってとる。ちぎってとる。 **もく[目]** め。また、目で見ること。[類]眼②だいじなところ。目ざすところ。③いちばん上に立つ人。かしら。④みだし。また、たてまえ。⑤整理して分類したもの。生物学では「綱」の下、「科」の上。⑥囲碁で、盤の目や石の数を数えることば。「白の二ー半勝ち」→「目する」を見よ。 **もく[黙]** ものを言わない。だまる。→「黙する」を見よ。 **もく[木]** →「ぼく」 **もく【目】**[造語]→漢字項目を見よ。 **もく**[俗]「タバコ」の俗な言い方。「―拾い」▽けむりを「くも・雲)」に見立て、さかさまに言ったことば。 **もくぎょ【木魚】** 読経のときにたたく、木でできた仏具。まるく中空で、表面に魚のうろこが刻んである。 **もくげき【目撃】** その現場にいて直接見ること。「交通事故を―する」「―者の話」 **もぐさ【×艾】** ヨモギの葉を干してつくった綿のようなもの。これに火をつけて灸に用いる。 **もくざい【木材】** 建材や家具などのために切った木。「―パルプ」[類]材木▽「材木」に比べ、材質に重点がある。 **もくさつ【黙殺】** 相手にしないでだまっていて、問題として取りあげずに無視すること。「反対意見を―する」 **もくさん【目算】** ①およその見当をつけること。もくろみ。「―がはずれる」②将来の予定。計画。みつもり。「―を立てる」 **もくし【黙視】** だまって見ていること。「―するにしのびない」[類]静観・傍観 **もくじ【目次】** 本や雑誌の内容の見出しを順番に並べてページを示したもの。 **もくしつ【木質】** ①木の性質。木のような性質。②木の中のかたい部分。「―部」 **もくしょう(目睫)の間** きわめて近いこと。目前。まぢか。「―にせまる」▽目とまつげのあいだという意味から。 **もくしろく【黙示録】** キリスト教で、人には計りしれない真理を神が示した書。「ヨハネの―」 **もくす【目す/黙す】** →「もくする」 **もくず【藻屑】** 海藻などのくず。また、水中のごみ。「海の―となる」 **もくする【目する】**[他]目をつける。注目する。みなす。もくす。「次の大臣と目される人物」 **もくする【黙する】**[サ変]口をきかない。だまる。もくす。「黙して語らず」 **もくせい【木星】** 太陽から五番目の惑星。大き <1363> **もけい** **もくせい**[木星] [名]太陽系の第五惑星。大きさ・質量ともに最大。衛星は現在一六個が発見されている。ジュピター。 **もくせい**[木製] [名]家具や道具などが木でつくられていること。また木でつくられたもの。木づくり。 **もくせい**[木犀] [名]モクセイ科の常緑小高木。秋、あまいかおりの強い、白または黄色の小さな花を咲きせる。キンモクセイ・ギンモクセイなど。 **もくぜん**[目前] [名]①ごく近くであること。まのあたり。「入試が―にせまる」 **もくぜん**[黙然] [名・形動]↓「もくねん」 **もくそう**[黙想] [名]「だまって考えにふけること。「―にふける」[類]黙思・黙考 **もくぞう**[木造] [名]①建造物が木でつくられていること。また、木でつくられた建造物。「―家屋」 **もくぞう**[木像] [名]木でつくった像。 **もくそく**[目測] [名]目でおよその長さや大きさなどを測ること。「――を誤る」→実測 **もくたん**[木炭] [名]①木を蒸し焼きにしてつくった燃料。すみ。「―自動車」②絵画で、デッサンをかくときに用いる細くてやわらかな炭。「―画」 **もくちょう**[木彫] [名]①木材に絵や模様などをほりきざむこと。また、木材を使った彫刻。木彫り。 **もくてき**[目的] [名]やりとげたいと目ざしていること。めあて。「―を達する」「―格」 > つかいわけ 目的・目標= > 「目的」は、手に入れよう、実現しようと目ざすものやことがら。「ジョギングは減量が目的」。「目標」は、到達しようとする目じるし・数量。「減量は五キロが目標」。 **もくてきいしき**[目的意識] [名]目的に対してのはっきりした自覚。「―をもって行動する」 **もくてきかく**[目的格] [名]図法文や旬の中で、名詞などが、動詞からその作用を受ける目的語であることを示す格。 **もくてきご**[目的語] [名]丈述文の成分の一つ。他動詞が述語となるとき、動作や作用の目的となるものをあらわす語。客語。たとえば、「水を飲む」「本も読む」の「水を」「本も」など。 **もくてきろん**[目的論] [名]すべての事象は、ある目的を実現するためにあると考える説。 **もくと**[目途] [名]めあて。めど。目標。「三月末を完成の―とする」 **もくとう**[黙×禱] [名]無言のまま心の中でいのること。「死者に―をささげる」 **もくどく**[黙読] [名]函声を出さないで、目だけで読むこと。[対]音読 **もくにん**[黙認] [名]「ス」とりあげてとがめることをしないで見のがすこと。また、暗黙のうちに認めること。 **もくねじ**[木×捻子] [名]螺旋状のねじくぎ。ドライバーで木材にねじこんで固定させる。 **もくねん**[黙然] [名・形動]じっとだまりこんでいるようす。「もくぜん」とも。「―と座[ぉ]っている」 **もくば**[木馬] [名]木でつくった馬。子供の遊戯や神社への奉納に用いる。「回転―」 **もくはん**[木版] [名]木板に文字や絵をほった印刷用の版。また、それで刷ったもの。「―画」[対]活版 **もくひ**[黙秘] [名]取り調べられるときに自分に不利益なことは言わないでだまっていること。「―権」▽「黙否」は誤り。 **もくひょう**[目標] [名]ものごとをなしとげる目当てや目じるし。「今月の―」「売り上げ―」 > 「つかいわけ」→「目的」を見よ。 **もくへん**[木片] [名]木のきれはし。木ぎれ。こっぱ。 **もくほん**[木本] [名]「木」の専門的な言い方。木質の茎[くき]をもっている植物。樹木。[対]草本[黪]▽高木と低木に分ける。 **もくめ**[木目] [名]材木の断面に見られる年輪[炊]などの線。板目とまさ目がある。「きめ」とも。 **もくもくと**[黙黙と] [副]画仕事などをだまって熱心にしているようす。「ひとり―練習をする」 **もくもくと** [副]けむりや雲などが盛[ょかん]にわき起こるようす。「火口から噴煙[試]が―たちのぼる」 **もくやく**[黙約] [名]おもてむきではないが、たがいの了解のもとに結んだ約束。暗黙の約束。「両国間の―」 **もくよう**[木曜] [名]週の第五番目の日。木曜日。 **もくよく**[×沐浴] [名]「湯や水を浴びて髪[ぁぁ]やかだを洗い、身を清めること。「→斎戒」 **もぐら**[土竜] [名]モグラ科の哺乳動物。ネズミに似る。土をほるため、農作物に害をあたえる。むぐら。もぐらもち。 **もぐり**[潜り] [名]①水中にもぐること。潜水。②無許可でこっそりとおこなうこと。また、仲間だと認められないしろうと。「―営業」「この業界で彼を知らないなんて―だ」 **もぐりこむ**[潜り込む] [動]国もぐって中まではいる。こっそり入る。「ふとんに―」「貨物船に―」 **もぐる**[潜る] [動]①国水中や、すきまなどにはいりこむ。「潜って貝をとる」②世間[だ]の目からかくれる。「地下に―」 **もくれい**[目礼] [名]「目だけであいさつすること。「―を交わす」 **もくれい**[黙礼] [名]「ことばに出さずに、だまったままおじぎすること。「―して去る」 **もくれん**[木×蓮・木×蘭] [名]モクレン科の落葉低木。春、葉に先立って、赤むらさき色の大形の花が咲[き]く。シモクレン(紫木蘭)。▽白色の花を咲かせるのは高木のハクモクレンで別。 **もくろく**[目録] [名]①所蔵物や出品物の品目を書きならべたもの。「出品―」②実物の代わりに、おくりものの品名だけを書いたもの。「記念品―」 **もくろみ**[目論見] [名]何かをねらって計画すること。「―が成功する」「[圏]企[くわだ]て > 「つかいわけ」→「計画」を見よ。 **もけい**[模型] [名]実物の形に似せてつくったもの。モ <1364> **もげる【×腕げる】**[自]くっついているものが、ちぎれてとれる。「ドアの取っ手が―」 **もこ【模糊・×糢糊】**[形動]ものごとがはっきりと見えないようす。「きりの中に―と見える山」[類]曖昧・ぼんやり **もさ【猛者】** 勇ましくて力が強い者。とくに、スポーツなどで、まわりからおそれられるような力を持つ人。つわもの。豪傑。「柔道部の―連中」▽常用漢字表付表の語。 **モザイク** いろいろな色のガラス・石・貝殻・木などの小片を組みあわせ、絵や模様などをあらわしたもの。[英]mosaic **もさく【模作】** あるものをまねてつくること。また、まねてつくったもの。 **もさく【模索・×摸索】** 手さぐりでものを探すこと。「解決の方法を―する」「暗中―」 **もし【若し】**[副]これから起こりそうなこと、はっきりしないこと、事実とは反対のことなどを、かりに心の中で思いえがいて表現すれば、ということ。「―雨なら遠足は中止だ」「―雨が降っても決行だ」「―きみが男だったら」▽下に、「ば」「なら」「たら」「ても」「と」などをともなう。 **もし**[感]相手に呼びかけることば。もしもし。「―、そこの人」▽「申し(=申し上げます)」を略したことば。 **もじ【文字】** ①点や線を組みあわせた、ことばを書くための記号。字。もんじ。「象形―」②男子が着物の上に着る、角そでの外套。 **もしおぐさ【藻塩草・藻×汐草】** 昔、塩をとるためにかき集めた海藻。▽書き集めた随筆という意味でも用いる。 **もしかすると【若しかすると】** ひょっとすると。もしかしたら。「―まだまにあうかもしれない」 **もしくは【若しくは】**[接]ことがらを並べて、どれを選んでもいいことをあらわすことば。「反則は、減点―退場となる」[類]あるいは・又は **もじづら【文字面】** 書いてある文字の書きかたや並びかたなどから受ける感じ。ごづら。「―がかたい」 **もじどおり【文字通り】** 文字に書かれているそのままで、少しの誇張もないこと。 **もじばん【文字盤】** 時計や計器などで、文字や記号が書いてある部分。 **もしも【若しも】**[副]①「もし」を強めた言い方。②[「もしもの」の形で]望ましくないが起こるかもしれないと仮定する表現。万が一。「―のときは呼んでくれ」「―の場合に備える」 **もしもし**[感]電話のはじめに相手に呼びかけたり、知らない人を呼びとめるときのことば。「―、切符が落ちましたよ」▽「申し申し(=申し上げます、申し上げます)」を略したことば。 **もじもじ**[副・スル]遠慮したり、はずかしがったりして、ためらっているようす。「―しないで、はっきり言いなさい」 **もしや【『若しや】**[副]ひょっとすると、ちがうかもしれないと思いながら推定する気持ちをあらわす。古い言い方。もしかしたら。「―事故ではと心配した」「―ご存じではないかと思いまして」 **もしゅ【喪主】** 中心になって葬式をおこなう人。「―をつとめる」[対]施主 **もしょう【喪章】** 喪中であることをあらわす黒色の布。黒のリボンや腕章など。「―をつける」 **もじり【×捩り】** ①もじった表現。もとの表現を、こっけいに、また皮肉につくりかえたもの。パロディ。②もじった表現。もとの表現を、こっけいに、また皮肉につくりかえたもの。パロディ。 **もじる【×捩る】**[他]有名なことばや表現をまねて、おもしろおかしく言いかえる。「古い和歌を―」▽もと、ねじる、ひねるなどの意味から。 **もす【燃す】**[他]もやす。「手紙を―」 **もず【×鵙・百舌】** モズ科の小鳥。スズメよりやや大きく、虫やカエルなどを食べる。とらえたものを木の枝につきさす習性がある。 **モスク** イスラム教の寺院。礼拝所。[英]mosque **もずく【水、雲・海雲・海蘊】** モズク科の海藻。茶色でやわらかくてねばりけがある。食用。 **モスクワ** ロシアの首都。旧ソビエト連邦の首都でもあった。市街はクレムリンを中心に放射状に整備されている。モスコー。[露]Moskva **もすそ【×裳×裾】** 女性の衣服のすそ。古い言い方。「―をひるがえす」 **モスリン** 「メリンス」のこと。[英]mousseline **もする【模する】**[サ変]あるものをまねて表現する。にせる。もす。「ゴッホをー」 **もぞう【模造・×模造】** ほんものに似せてつくること。また、似せてつくったもの。「―真珠」 **もぞうし【模造紙】** 洋紙の一種。表面がなめらかでつやがあり、じょうぶ。 **もだえる【×悶える】**[自]からだをよじってなやみくるしむ。「恋に―」「痛みにたえきれずに―」 **もたげる【×擡げる】**[他]①ある部分を上に起こす。能力や勢力などが目立つようになる。もちあげる。「頭を―」「かま首を―」▽「抬げる」は俗字。 **もだしがたい【黙し難い】** だまって見すごすわけにはいかない。何かをせずにはいられない。古い言い方。「主命もだしがたく」▽「もだす」は、だまる意味。 **もたせる【持たせる】**[他]①持つようにさせる。また、持って行かせる。「荷物を―」「みやげを―」②そのままの状態を続けさせる。たもたせる。「三日間―」▽「保たせる」とも書く。③期待させる。「気を―」④しはらいをひきうけさせる。「費用を―」 **もたせる【×凭せる】**[他]支えによりかからせる。もたせかける。「柱に背を―」 **もたつく**[自]ぐずぐずして、はかどらない。もたもたする。「工事が―」 **モダニズム** 近代主義。伝統的なものを否定し、近代的な合理性や感覚を強調する立場。文学上は大正末期から昭和初期の新感覚派や新興芸術派などの文学運動をさす。[英]modernism <1365> **もたらす【齎らす】**[他]もちはこんでくる。もってくる。「春を―雨」「吉報を―」 **もたれかかる【×凭れ掛かる】**[自]①からだをあずけるようにして、ものに寄りかかる。「かべに―」②人にたよる。依存する。「両親に―」 **もたれる【×凭れる・×靠れる】**[自]①からだをつけて、よりかかる。「ベンチにもたれて休む」②食物がこなれないで残る感じがする。「胃に―」 **モダン**[形動]現代的。また、近代的。モダーン。「―ジャズ」[英]modern **モダンアート** 美術で、とくに二〇世紀以降の超現実主義や抽象主義をさす。また、その傾向の作品。現代美術。[英]modern art **もち【持ち】**[造語]①自分のものとして、もっていること。「―家」「一金」②その状態を長く保つこと。「―がいい」「日ーする菓子」③費用などを負担すること。「交通費は会社―だ」 **もち【×餅】** もち米を蒸して、臼でつき、丸めたり、平たくのしたりした食品。 **餅は餅屋** ものごとにはそれぞれに専門家がいて、その人にまかせるのが一番だということ。「餅屋は餅屋」とも。 **もち【×糯】** ねばりけが強く、ついてもちにすることのできる穀物。「一米」[対]粳[うるち] **もち【×黐】** モチノキ。また、その皮からつくったねばねばしたもの。棒のさきにつけて鳥などをとるのに使う。とりもち。「―竿」 **もちあがる【持ち上がる】**[自]①高く盛りあがる。上にあがる。「土台が―」②急に起こる。「一大事が―」「縁談が―」③教師が、進級した生徒の担任をそのまま続ける。「四年から六年まで―」 **もちあげる【持ち上げる】**[他]①ものを手に持って上のほうへ動かす。「リフトでー」②おだてあげる。「お世辞を言って―」 **もちあじ【持ち味】** もともと、備わっている味。また、ある人物や作品などがもつ独特のふんいきや趣き。「材料の―を生かした料理」「―を出す」 **もちあわせ【持ち合わせ】** ちょうどそのときに持っているもの。とくに、かねについていう。「あいにく―がない」 **モチーフ** 芸術家などが作品を生みだすきっかけとなるもの。動機。また、作品の主題。[仏]motif **もちいる【用いる】**[他]①つかう。役に立てる。「ペンを用いて書く」②仕事などのために、人や人の考えなどを採用する。「才能のある人を―」「彼の考えを―」 **もちかける【持ち掛ける】**[他]話しかけてさそう。「うまい話を―」 **もちきり【持ち切り】** もっぱらその人やそのことが、話題の中心でありつづけること。「朝からそのうわさで―だ」 **もちぐさ【×餅草】** ヨモギの若葉。もちにまぜて草もちをつくる。 **もちぐされ【持ち腐れ】** 値打ちのあるものを持っていても活用できないで、それをだめにしてしまうこと。「宝の―」 **もちくずす【持ち崩す】**[他]正常な状態を続けられなくなる。品行を乱す。「身を―」 **もちこす【持ち越す】**[他]仕上げにいたらずに残したまま、さき送りする。「仕事をあすへ―」「結論を―」 **もちこたえる【持ち。堪える】**[自]現状より悪くさせないで、そのまま維持し続ける。「敵の攻撃を―」「病人が―」 **もちごま【持ち×駒】** 将棋で、相手からとって手もとに持っていて、必要なときに使える駒。②必要なときに、思いどおりに使えるように用意してある人材やものをたとえてもいう。「―が豊富なチーム」 **もちこむ【持ち込む】**[他]①はこびいれる。中に持ってはいる。「荷物を―」②相談や苦情をもってくる。「難題を―」③決着しないまま、次の段階に移す。「延長戦に―」 **もちごめ【×糯米】** ねばりけが強く、もちや赤飯などにする米。[対]うるち **もちだす【持ち出す】**[他]①持って外へ出す。また、他人のものを勝手に持って出て使う。「家財道具を―」「会社の金を―」②人々の前に出す。話題にする。「会議に―」③たりない費用を自分が出す。「結果的には―ことになった」 **もちつき【×餅搗き】** もちをつくこと。また、もちをつく人。とくに、正月用のもちをつくこと。 **もちづき【望月】** 陰暦一五日の夜の月。満月。とくに、陰暦八月一五日の夜の月をいう。十五夜。「―をめでる」♪巻末「月齢表」参照。 **もちなおす【持ち直す】**[他]①重い荷物などをもちかえる。「左手に―」②悪かったものが、もとのようによくなる。もとにもどる。「景気が―」「病状は持ち直したようだ」 **もちにげ【持ち逃げ】** 他人から預かった品物やかねを持ってにげること。「公金をーする」 **もちぬし【持ち主】** その品物やかねを持っている人。所有者。オーナー。「車の―」 **もちば【持ち場】** うけもちの場所。担当の任務。「―につく」「―を守る」 **もちはだ【×餅肌】** きめが細かく、白くてやわらかいはだ。 **もちばな【×餅花】** 小正月のかざりものの一つ。ヤナギなどの小枝に、紅白の小さいもちやだんごをさし、花が咲いたようにして、神だな近くにかざる。 **もちひとおう【以仁王】**[人名]一一五一―八〇年。後白河天皇の第三皇子。源頼政と平家討伐をはかったが、事前に発覚し、敗死した。 **もちぶん【持ち分】** 全体のうちで各人がうけもつ部分。分担する部分。 **もちまえ【持ち前】** もともと持っている技能・性質。「―の打撃力で圧勝する」 **もちまわり【持ち回り】** 関係者のあいだを順に持ってまわること。「―閣議(=会議を開かずに各大 <1366> 臣に案を見せてまとめる方法)」 **もちもの【持ち物】** 身につけて持っているもの。所持品。また、所有しているもの。 **もちゅう【喪中】** 人の死後、近親者が交際や祝いごとをさけて生活している期間。「―につき年賀欠礼いたします」[類]忌中 **もちよる【持ち寄る】**[他]めいめいが持って集まる。「お菓子を―」「プレゼントをー」 **もちろん【×勿論】**[副]とりあげて論じる必要もないようす。言うまでもなく。「勉強はー、スポーツもできる」「―全力をつくします」[類]無論 **もつ[物]** →「ぶつ」 **もつ【持つ】**[他]①手ににぎる。手にとる。「箸をもっこう」「本を―」「かばんを―」②自分のものにする。所有する。「資格を―」「車を―」③その人にそなわる。「才能を―」④心にいだく。「自信を―」「うらみを―」⑤ひきうける。うけもつ。「責任を―」「クラスをー」⑥自ら進んでそのことをする。「交渉を―」「会議を―」「関係を―」⑦そのままの状態が続く。また、保存できる。「天気が―」「冷蔵庫で一週間―」▽「保もつ」とも書く。⑧負担する。「ここの勘定はわたしが持ちます」 > **つかいわけ** →「所有」を見よ。 **もつ** 「臓物」の略。鳥やけものの内臓。「―煮こみ」「―焼き」 **もっか【目下】**[副]現在進行しているようす。いまのところ。やや改まった言い方。「―、原因究明中です」「―のところは順調だ」▽さきのことはわからないがさしあたって、という気持ちで使うことも多い。 **もっか【黙過】** だまって見のがすこと。「とうていーできない不正行為」 **もっかん【木簡】** 古代、文字を書きつけた細長い木の札。一九六一年に平城京の発掘調査で発見されて以来、各地の遺跡で数万点見つかり、その記述内容は古代史を知るうえで重要な史料。 **もっかんがっき【木管楽器】** 木製の管楽器。また、もとは木製だった管楽器。フルート・クラリネットなど。[対]金管楽器 **もっきん【木琴】** 打楽器の一つ。長さのちがう木片を並べ、棒でたたいて鳴らす。シロホン。 **もっけい【黙契】** なにも言わなくとも、たがいの気持ちが通じあうこと。また、そうしてできた約束。「―が交わされる」 **もっけ(勿怪)の幸い** 思いがけない幸運。「見つからなかったのが―」 **もっこ【×畚】** なわを編んでひもをつけ、棒でかついで土石や農作物などを運ぶ道具。 **もっこう【木工】** 木材の加工や工芸。「―機械」 **もっこう【黙考】** だまってじっくり考えること。「沈思―」[類]黙想 **もっこう(沐猴)にして冠す** 外見はりっぱでも、なかみがない。着かざってみても、心がいやしい。▽サルがかんむりをかぶるという意味。中国、「史記」から。 **もっこく【木×斛】** ツバキ科の常緑高木。葉はまるみがあり、夏、黄白色の花が咲く。庭木用。 **もっそうめし【物相飯】** ①盛りきりのめし。▽物相という円筒形の型でぬいためしのこと。②昔、牢屋で出した盛りきりのめし。 **もったい【×勿体】** ものものしいこと。えらそうにいばっているようす。「―をつける」 **もったいない【×勿体ない】** ①ものの値打ちをむだにするような気持ちだ。「使いすては―」②ありがたすぎて、おそれおおい。身にあまる。「―おことばをいただく」 **もったいぶる【×勿体振る】**[自]わざとものものしく、おごそかな態度をとる。「もったいぶらずに話せ」 **もって【以て】**[接]①〈接〉それによって。「―彼のこころの実力のほどを知る」②しかも、その上に。「計算が簡単で―速い」①〈連語〉[多く、「~をもって」の形で]・・・を用いて。・・・によって。・・・で。「賞品の発送を―発表に代える」▽格助詞のような使いかた。「これを―祝辞とする」「和を―貴しとなす」②限度を示す。「三月で―会社をやめた」「これを―会議を終わる」③原因として。「おかげを―賞をいただいた」▼「持ちて」の変化した形。ていねいに言うときには「もちまして」を使う。 **以ての外** とんでもないこと。とても許されないこと。「このうえ遊びに行きたいなんて―だ」[類]言語道断 **以て瞑すべし** これで満足すべきだという気持ちをあらわす。▽それによって成仏できるだろうという意味から。 **もってこい【持って来い】**[形動]求めや願いにうまく適合するようす。いちばんぴったりして好都合なようす。「運動会には―の天気」 **もってまわる【持って回る】**[自]不必要に遠回しな言いかたややりかたをする。▽多く、「もってまわった」の形で使う。 **もっと**[副]これ以上、それ以上に、程度や分量が大きくなると見こんだり希望したりする気持ちをあらわす。「いや、―多かった」「来月は―寒くなるだろう」[類]さらに・いっそう **モットー** 日常生活や人生の指針となることがら。また、それを言いあらわした短いことば。信条。座右の銘。「節約を―とする」[伊]motto **もっとも【最も】**[副]ほかのものと比べて、程度が一番であるようす。「世界で―美しい花」「―残念なことは」[類]なによりも・最高に・このうえなく **最も強い者の言い分が常に最も正しい** 封建時代の主君と民衆の関係を表現した皮肉。▽フランスの詩人ラ‐フォンテーヌの「寓話集」から。 **もっとも【×尤も】**[名・形動]①〈形動〉道理にかなっているようす。「しごく―な意見」「―です」②〈接〉話した内容の例外などを、あとから補うときに言うことば。そうはいうものの。とはいえ。ただし。「彼は仕事が早い。―まちがいも多いが」 <1367> **もっともらしい【×尤もらしい】** ①ほんとうかうそかは別にして、いかにも理屈にかなっている感じだ。「―理由を並べる」「―返事」②まじめくさっているかっこうをしている。「―顔つきをする」▽ほんとうはうそだ、という気持ちがこめられることが多い。 **もっぱら【専ら】**[副]①〈名〉「専らにする」の形で]ひとりじめにする。「権力を―にする」②〈副〉ひとすじに。いちずに。「―勉強に熱中する」「―のうわさ」 **モップ** ゆかをそうじするための、柄のついたぞうきん。[英]mop **もつやく【《没薬】** 熱帯産のカンラン科の樹脂からとった薬品。健胃剤などにする。 **もつれ【×縺れ】** ①もつれること。もつれたもの。②もめごと。ごたごた。「後継者争いの―」 **もつれる【×縺れる】**[自]①からまって解けなくなる。複雑で解決できなくなる。「糸が―」「話が―」②思いどおりに動かなくなる。「足が―」「舌が―」③混乱して、すんなり進まなくなる。「交渉が―」「試合が―」 **もて**[造語]「もて〜」の形で]動詞に付いて意味を強める。「―あつかう」「―はやす」 **もてあそぶ【×弄ぶ・×玩ぶ】**[他]①手に持って遊ぶ。興味本位にあつかう。「刃物を―」②思うままにいじりまわす。軽くあつかう。「人の気持ちを―」「運命を―」 **もてあます【持て余す】**[他]うまくあつかいきれないで困る。「大きなからだを―」「ひまを―」 **もてなし【持て成し】** 客あつかい。待遇。また、ごちそうすること。接待。「おーにあずかる」 **もてなす【て成す】**[他]客をだいじにあつかう。とくに、客をむかえてごちそうする。「国賓として―」「客に酒食を―」 **もてはやす【持て囃す】**[他]盛んにほめあげる。ほめておだてる。「昔、もてはやされた映画」▽もと、相手をひきたたせる意味。 **モデラート**[音]音楽の速度記号の一つ。「中ぐらいの速さで」という意味。[伊]moderato **モデリング** 彫刻や絵画で、立体感をつくりだすこと。[英]modeling **もてる【持てる】**[自]人気がある。すかれる。「若者に―」 **モデル** ①見本。模範。「―ハウス」「―地区」②型。型式。「―チェンジした新車」③絵や彫刻や写真などの題材となる人やもの。④小説や芝居などの素材となった人物や事件。「この小説の―は彼の祖母だ」⑤「ファッションモデル」の略。「トップー」⑥模型。「プラー」[英]model **モデルガン** 模造拳銃。[英]model gun **モデルケース** 代表的な例。模範例。[英]model case **モデルチェンジ** 自動車などの型や性能を改めること。▽model と change から。和製英語。 **もと【下】** ①そのましたのところ。すぐ近く。「桜の―での宴」②勢力や影響ぶりのおよぶ範囲。「法の―に平等」「→勇将の―に弱卒なし」「一撃の―にたおす」 **もと【元】**[造語]①〈名〉時間的に見てはじめの状態。ことの起こり。出発点。原因。「―にもどす」「火の―」「失敗は成功の―」「口はわざわいの―」▽原因の意味では「因」とも書く。②何かをするときの、資本金。もとで。「―がかかる」「―をとる」③原価。もと値。「―を割る」④原料。「だしの―」▽「素」とも書く。①〈造語〉[「元~」の形で]以前・・・だったという意味をあらわす。「―市長」 **元のさやに収まる** 仲たがいしていた男女が仲なおりする。 **元の木阿弥** よくなりかかっていたものが、もとのよくない状態にもどってしまうこと。▽「木阿弥」という人が妻を離縁として、仏道の修行をしたが、やがてもとの妻といっしょになったので、人々があざけって「もとの木阿弥」といったという故事がある。 **元も子もない** おおもとからなくなってしまう。▽元金も利子もないという意味。 **もと【本】**[造語]①〈名〉ものごとの基本。根本。「―を正す」「―が枯れる」[対]末②〈造語〉細長いものを数えることば。「一―の桜」 **もと【基】** ものごとの土台となるところ。基礎。「会社の―を築く」「―になるデータ」 **もとい【基】** 土台や基礎。「発展の―を築く」 **もとうた【本歌・元歌】** ①かえ歌のもとになった歌。メロディーの同じ歌。②「ほんか」 **もとおりのりなが【本居宣長】**[人名]一七三〇―一八〇一年。江戸中期の国学者。賀茂真淵に師事して古典作品を実証的な方法で研究し、三十五年かかって「古事記伝」を書き、古代精神を明らかにして国学のもとを固めた。「もののあはれ」論は有名。著書「古事記伝」「源氏物語玉の小櫛」「玉勝間」など。全集二三巻がある。 **もどかしい**[形]思いどおりにできなくていらだたしい。「本心を言えなくて―」「―手つき」[類]歯がゆい **もどき【擬き】**[造語][「〜もどき」の形で]そのものに似せてつくること。また、似ているもの。まがい。「芝居―」「梅―」「雁―」 **もときしょうぞう【本木昌造】**[人名]一八二四―七五年。幕末、長崎で通詞を務める一方、なまり活字を発明した。東京に活版所を開き、「横浜毎日新聞」を印刷するなど、近代活字印刷の基礎をつくった。 **もときん【元金】** ①貸し借りをした、もとのかね。「がんきん」とも。[対]利息・利子②もとで。資本金。「―を用意する」 **モトクロス** オートバイで山林や原野などを走るレース。[英]motocross **もとごえ【元肥・基肥】** 作物を植えたり、種ま <1368> きをしたりする前に、ほどこす肥料。[対]追い肥 **もとじめ【元締め】** 商売などの中心をしめくくる人。 **もどす【戻す】**[他]①うけいれないでもとへ返す。もとの状態にする。「来た書類がまちがっていたから―」「わかめを水でー」②飲みものや食べものが胃におさまらず、はく。「高熱のために―」 > **つかいわけ** →「返す」を見よ。 **もとちょう【元帳】** 会計で、いちばんもとになる帳簿。勘定をする科目ごとに口座を設け、収支を計算して記録する。 **もとづく【基づく】**[自]それをよりどころにする。もとにして考える。「教科書に―問題集」▽「もとずく」は誤り。 **もとで【元手】** 事業や商売などを始めるために必要な資金。資本。また広く、もとになるもの。「商売の―がかかる」「力士はからだが―だ」 **もとどおり【元通り】**[名・形動]以前と同じ状態。もとのとおり。 **もとどり【×髻】** 髪の毛を頭の上にまとめ、結んだところ。たぶさ。 **もとなり【本成り・本』生り】** 植物の実が、つるや幹のもと近くになること。また、もと近くになった育ちのいい実。[対]うら成り **もとね【元値】** 商品などを仕入れたときの値段。原価。「―を切って売る」 **もとめ【求め】** 求めること。注文や要求。「―に応じる」 **もとめて【求めて】**[副]自分から進んで。すきこのんで。わざわざ。「―苦難の道を歩む」 **もとめる【求める】**[他]①手に入れたいと思う。ほしがる。「幸福を―」「職を―」[類]追求する②相手に何かをしてほしいとたのむ。要求する。「助けを―」③買って手に入れる。「デパートでー」 **もともと【元元】**[副]①〈名〉もとの状態と同じで、損にも得にもならないこと。「負けて―だ」②〈副〉より素よりもはじめから。もともと。元来。「―覚悟のうえだ」「―承知」③言うまでもなく。「彼は、―知るはずもない」「国語は―英語も得意だ」 **もどり【戻り】** ①もとにもどること。②家に帰ること。また、帰り道。③鉤かぎや釣り針のいちばんさきの、逆の方向にとがったところ。 **もとる【×悖る・』戻る】**[自]人のおこなうべき道にそむく。正しいことに逆らう。「正義に―おこない」 **もどる【戻る】**[自]他へ移らずに、もとの場所やもともとの状態にかえる。「席へ―」「正気に―」 **もなか【最中】** もち米の粉をこねて延ばして焼いた皮に、餡をはさんだ和菓子。▽「さいちゅう」と読むと別の語。 **モナコ**[国名]正式国名は、モナコ公国。フランス南東部、イタリアとの国境に近く、地中海に面する国。保養地としてや、国営のとばく場で有名。面積約一・五平方キロ。首都モナコ。主要言語フランス語。 **モナド** →「たんし(単子)」 **モニター**[名・他]①放送や録音のよしあしを監視・調整すること。また、そのための装置や係りの人。「―テレビ」②記事や商品などについて、意見や感想を述べるようにたのまれた人。「―をつとめる」[英]monitor **モニュメント** 記念碑。また、記念となるような作品。[英]monument **もぬけ【蛇】** セミやヘビなどが脱皮すること。▽「藻抜け」とも当てる。 **蛻の殻** 人がふとんなどからぬけだしてしまったあと。また、たましいのぬけたなきがら。 **もの【物】**[造語]①〈名〉見たりさわったりすることのできる、形ある対象。物体。物質。また、物品。材料。とくに所有物。「忘れ―」「―をたいせつにする」「―のいいセーター」「彼の―」②ことば・文章・考えたことなどを一般的にあらわす語。「―を書く」「―には順序がある」「―を思う」③とりたてて言うほど、りっぱな状態。認められるほどの状態。「―の数ではない」「とうてい―にならない」④道理。すじみち。社会的なきまり。習慣。「―のわかった人」⑤ふしぎな霊力をもつ存在。「―に憑かれる(=とりつかれて夢中になる)」「―のけ」▽②~④は、かなで書くことが多い。①〈形名〉[「ものだ」「ものです」の形で]希望・回想・感嘆・断定・当然などをあらわす。「早く食べたい―だ」「よくけんかをした―だ」「たいそう便利になった―だ」「親はたいせつにする―だ」②[「もので」の形で]原因や理由などをあらわす。「ねぼうした―で、約束の時刻におくれました」③[「というもの」の形で]提示することがらを存在として強めていう。「そもそも教師という―は」①〈造語〉[「もの~」の形で]なんとなく。「―さびしい」「―静かだ」▽形容詞や形容動詞に付く。②[「〜もの」の形で]それに属する品物や作品。また、それに値するもの。「時代―」「人情―」「まゆつば―」「冷やあせ―」 **物言えば唇寒し秋の風** なまじよけいなことを言うと災いをまねくものだということ。▽芭蕉の句。 **物ともしない** 問題にしない。なんとも思わない。 **物にする** ①習得する。身につける。「英語を―」②自分のものとして、手に入れる。「土地を―」③完成させる。「建設工事を一年で―」 **物になる** 一人前のうでまえになる。また、きちんとした作品・製品などになる。 **物のはずみ** その場のちょっとしたなりゆき。 **物は言いよう** 同じことでも言いかたによってどうにでも聞こえる。[類]物も言いようで角が立つ **物は相談** ものごとは、人に相談してみればひとりで考えるよりうまくいくことも多い。 <1369> ②相談をもちかけるときのことば。「―ですが」 **物は試し** ものごとはなんでも実際にやってみなければ、そのよしあしはわからないものだ。 **物を言う** 力を発揮する。効果がある。「かねが―世の中」 > **つかいわけ** **もの・こと** > 一般に、「もの」は形があるもの、また形はなくても存在が確かである対象、また、きまっている法則性をあらわす。「子供というものはかわいいものだ(=きまっている)」「もの(=社会的慣習)を知らないにもほどがある」。「こと」は「もの」の性質・ようす・時間的ななりゆき、個々の出来事などをあらわす。「子供のことになるともう夢中だ」「ことしだいによっては許さない」。 **もの【者】**[「~の者」の形で]・・・の状態の人。「私のようなー」「一八歳未満の―」「右のー」▽「人」より自分がへりくだったり、相手を低く見たりする気持ちをあらわす。 **もの**[終助]①きまっているという気持ちをあらわす。「そんなことをしてもどうせ助からない―」②やわらかく理由を示す。「さびしいんですー」「わからなかったんだ―」『話しことばで使う。くだけると「もん」になる。 **ものいい【物言い】** ①しゃべりかた。ことばづかい。「―を知らない」②いいあらそい。口論。「―の種になる」③すもうなどで、判定や結論に異議を唱えること。 **ものいう【物言う】**[他]①口をきく。はなす。②役立つ。効果がある。「体力が―」 **ものいみ【物忌み】** 昔、悪いとされる日や夢見が悪かったときなど、ある期間、家にこもって謹慎し、身の安全を保とうとしたこと。▽とくに平安時代、貴族たちは陰陽道の影響を受け、凶事をおそれてしきりに物忌みした。その間は門を閉じ、「物忌」と書いた木札や白紙をすだれや冠につけ、人と会わないようにした。「あすは―なるを門つよくささせよ(=門をきちんと閉めさせなさい)」(蜻蛉日記)。 **ものいり【物要り・物入り】** 費用がかかること。出費。「四月は―が多かった」 **ものうい【物憂い・×懶い】**[形]なんとなくけだるい。気分がしずんでいる感じだ。「―春の午後」 **ものおき【物置】** あまり使わない道具や小物などをしまっておくところ。[類]納屋 **ものおじ【物怖じ】** ものごとにおびえて、しりごみすること。「―しない子供」 **ものおしみ【物惜しみ】** ものを人並みに使ったり、あげたりするのをおしがること。けちけちすること。「―せずにあたえる」 **ものおと【物音】** 何かが動いて立てる音。 **ものおぼえ【物覚え】** ものごとをおぼえこむこと。記憶する能力。「―がはやい」 **ものおもい【物思い】** 自分ひとりで心配ごとなどで考えこむこと。「―にしずむ」「―にふける」 **ものおもう【物思う】**[自]思いにふけったり、なやんだりする。あれこれ考える。「―年ごろ」 **ものか**[終助]強く否定の気持ちをあらわす。「もう、遊んでなんかやる―」「負けてたまる―」「そんなことできるー」「ネッシーなんかいるー」▽くだけると「もんか」になる。「知るもんか、あんなやつ」 **ものかき【物書き】** 文章や原稿を書くこと。また、書くことを職業とする人。「―のはしくれ」 **ものかげ【物陰】** ものにかくれて見えないところ。 **ものかげ【物影】** 何かの影。何かはっきりしないものや人の姿。「―が動く」 **ものがたり【物語】** ①まとまったすじのある話として語ること。また、その話。「悲しい―を聞く」②古くから語りつたえられた話。「―で有名な地」③国語物語文学。平安時代から鎌倉時代に書か <1370> れた文学の形。平安時代に、はじめは男がかな文字で書いた。のちにはおもに宮廷に仕える女房たちが書いた。空想的なことをえがいた「伝奇物語」(「竹取物語」「宇津保物語」「浜松中納言物語」など)の流れと、和歌を中心とする「歌物語」(「伊勢物語」「大和物語」「平中物語」など)の流れが「源氏物語」で集大成された。やがて院政の時代になると、「歴史物語」(「栄華物語」「大鏡」など)が書かれ、鎌倉時代には「軍記物語」(「平家物語」「源平盛衰記」「太平記」など)が生まれた。 **ものがたる【物語る】**[他]①すじみちのある話をする。「自分の体験を―」②一つの事実が、ある別のことがらの存在を明らかに人々に示す。「好成績がこれまでの努力を―」「あれた手が生活をー」 **ものがなしい【物悲しい】**[形]わけもなく、なんとなく悲しい。「―琴のことのしらべ」 **ものかは【物かは】**[「〜もものかは」の形で]・・・もものともせず。ものの数ではない。平気である。「あらしの中もー」 **モノカルチャーけいざい【モノカルチャー経済】** 特定の一次産品(農産物・水産物・木材・鉱産物)の輸出に依存している経済。開発途上国に多くみられる。 **ものぐさ【物臭】**[名・形動]めんどうくさがること。また、なまけもの。「―な性格」 **モノグラム** 姓名のかしら文字など、二つ以上の文字を組みあわせて図案化したもの。組み字。[英]monogram **ものぐるおしい【物狂おしい】**[形]気がくるいそうな感じだ。ものぐるわしい。「考えることさえ―」「―思いにかりたてられる」 **モノクローム** 一つの色でえがかれた絵。単色画。単彩画。また、白黒の写真や映画。モノクロ。[英]monochrome **ものごい【物、乞い】** 人にめぐみを求めること。また、こじき。 **ものごころ【物心】** 世の中のようすや善悪の分別、人の気持ちなどが理解できる心。 **物心が付く** 子供が幼年期を過ぎ、もののよしあしや人の気持ちなどがわかる年ごろになる。 **ものごし【物腰】** ことばづかいや人に応対するしぐさや態度。「やわらかい―」 **ものごと【物事】** 世の中のさまざまなことがら。[類]事物 **ものさし【物差し・物指し】** ①ものの長さを測る道具。②ものごとを評価する基準。「ふつうの―では測れない人物」[類]尺度 **ものさびしい【物寂しい・物×淋しい】**[形]なんとなくさびしい感じだ。ものさみしい。うらさびしい。「―秋のけはい」 **ものしずか【物静か】**[名・形動]①話しかたや態度がひかえめでおだやかなようす。「―に応じる」②ひっそりと静まりかえっているようす。「―な森」 **ものしりがお【物知り顔】** いかにもものを知っているような顔つき。「―に話す」 **ものす【物す】**[他]作品を書く。詩歌や文章などを書く。ものする。「一句―」「傑作を―」 **ものずき【物好き】**[名・形動]①ちょっと風変わりなことを好むこと。また、好んで変わったことをする人。「―な男だ」[類]好事家②とてつもない。異常なほどだ。「―な暑さ」[類]一人好き▽もと、なんとなくさびしくて、ぶきみなようすという意味。 **ものする【物する】**[サ変]→「ものす」 **モノセックス** 男女の区別がないこと。とくに、衣服や髪形などで、男女共通。ユニセックス。▽monoとsexから。和製英語。 **ものだね【物種】** ものごとのもととなるもの。「命あっての―」 **ものたりない【物足りない】**[形]なんとなくたりない感じだ。ものたらない。「説明が―」「―食事」 **モノトーン** 単調。一本調子。また、単色の濃淡・明暗で表現すること。[英]monotone **ものとり【物取り】** 他人のものやかねをぬすむこと。また、どろぼう。「―にやられた」 **ものなれる【物慣れる】**[自]ものごとに慣れて扱いがうまくなる。「物慣れた態度」 **ものの【物の】**[連体]時間や距離などが、ごくわずかであるようす。「―五分もかからない」「―数センチの差で負けた」[類]ほんの・せいぜい▽数量をあらわすことばの上に付く。 **ものの**[接助]逆接の確定条件をあらわす。「家を出てはみた―行く当てもない」「つくってはみた―役に立ちそうもない」▽多く、よくない結果になる場合に使う。 **もののあわれ【物の哀れ】** ①四季の移り変わりや人生に感じられるしみじみとしたおもむき。また、男と女のあいだのはかない愛情。「―をもよおす」②国平安時代の和文の中で、しみじみとした気分をあらわすことば。「をかし」「おもしろし」などの明るい感情に対するもの。季節の移りゆきや音楽の味わい、男女の情などについていうことが多い。本居宣長は、「源氏物語」の注釈書の「玉の小櫛」で、「源氏物語」の本質は「もののあわれ」であり、これが日本文学の本質であると説いた。 **もののかず【物の数】** かぞえたてるほどの価値のあるもの。「―ではない(―問題にならない)」「―にはいらない」▽下に打消の語をともなう。 **もののけ【物の“怪】** 人にたたりをするといわれる霊。死霊や生き霊など。「―にとりつかれる」▽とくに平安時代には、病気や死の原因となると考えられ、祈禱などで調伏(=はらうこと)した。 **もののふ【『武士】** 「武士」や「さむらい」の古い言い方。「―の道」 **もののべのもりや【物部守屋】**[人名]?―五八七年。古代の豪族。仏教をうけいれることに反対 <1371> **ものやわらか【物柔らか】** [形動]ことばづかいやしぐさなどが、やわらかい感じがするようす。「―な話しぶり」 **もののほん【物の本】** [名]そのことに関することが書いてある書物。「―によれば」 **もののみごとに【物の見事に】** [副]見ていて、そのあざやかさにおどろくほどに。「―やってのけた」「―うち負かされた」 **ものほし【物干し】** [名]せんたくものを干すための場所や道具。「―場」 **ものほしげ【物欲しげ】** [形動]いかにも欲しいものがありそうなようす。ものほしそう。「―な顔をする」 **モノマニア** [名]あることに病的に執着する人。偏執狂[へんしつきょう]。 |monomania **ものまね【物真似】** [名]人や動物などの声・音・表情・しぐさなどをまねてみせること。 **ものみ【物見】** [名]①見物。「―遊山[ゆさん]」 ②見張り。斥候[せっこう]。 ③遠くを見るためにつくられた台。物見やぐら。 **ものみだかい【物見高い】** [形]何でもめずらしがって見たがる。好奇心が強い。「―は江戸[えど]っ子の常」「―観客」 **ものみゆさん【物見遊山】** [名]見物して遊びまわること。「―の客」 [同]行楽[こうらく] **ものめずらしい【物珍しい】** [形]ふだん見かけないので、いかにもめずらしい。「―ちんどん屋」 **ものもうす【物申す】** [動]ものを言う。改まって注文をつけたり、抗議[こうぎ]したりする。「総理大臣に―」▽文章語。 **ものもち【物持ち】** [名]①財産を多くもっている人。金持ち。 ②品物をていねいにあつかって長持ちさせること。「―のいい人」 **ものものしい【物物しい】** [形]①おおげさでいかめしい。「―いでたち」 [同]仰々しい ②厳重でぬかりがない。「―警戒…」 **ものもらい【物貰い】** [名]①こじき。 ②まぶたにできる小さいはれもの。麦粒腫[ばくりゅうしゅ]。 **モノラル** [名]単一系統で放送や録音をする方式。モノーラル。モノ。 [対]ステレオ |monaural **モノレール** [名]一本のレールで走る鉄道。車体がレールをまたぐものと、レールにつりさがるものとがある。 |monorail **モノローグ** [名]劇などの中で、相手なしで語るせりふ。独白[どくはく]。 [対]ダイアローグ |monologue **ものわかり【物分かり】** [名]他人の意見や立場などを理解する力。「―がいい」 **ものわかれ【物別れ】** [名]話しあいで、双方の意見が一致[いっち]しないまま別れてしまうこと。「労使の交渉は―に終わる」 **ものわすれ【物忘れ】** [名]覚えていたはずのことをさっと思いだせないこと。「―がひどくなった」 **ものわらい【物笑い】** [名]人からあざけり笑われること。わらいぐさ。「世間の―となる」「―の種」 **モハメッド** [人名]→「マホメット」 **もはや【最早】** [副]すでに終わってしまったようす。今となっては。「―これまでの命」「―日も暮れた」 **もはん【模範】** [名]見習うべきもの。てほん。「―的な生徒」「―解答」 > **つかいわけ** 模範・規範= どちらも、てほんのこと。「模範」は、よいできばえ、よい状態として見習うべきもの。「模範演技」。「規範」は、価値判断などの基準・きまり。それにそむくべきではないとされること。自然的な状態とか欲望などと対立することがら。「道徳規範」。 **モビール** [名]動く彫刻[ちょうこく]。糸や針金で紙片や木片をつりさげて室内装飾[そうしょく]としたもの。 |mobile **もふく【喪服】** [名]葬式や法事などに着る黒やグレーの服。 **モヘア** [名]アンゴラヤギの毛織物。毛足が長くやわらかい。モヘヤ。 |mohair **モヘンジョダロ** [名]パキスタン南部シンド地方にあるインダス文明の都市遺跡[いせき]。 |Mohenjo-daro **もほう【模倣・模倣】** [名・スル]すでにあるものをまねたり、それに似せてつくったりすること。「外国の作品を―したにすぎない」 [対]創造 **もほん【模本・摸本】** [名]原本を写した本。模写本。また、習字などのてほん。 **もみ【籾】** [名]稲穂からとったままで、外皮のついた米。また、米を包んでいる外皮。もみがら。 **もみ【紅・紅絹】** [名]紅色[べにいろ]で無地のうすい絹の布。女性用の和服の裏地に使われる。 **もみ【樅】** [名]マツ科の常緑針葉高木。線状の葉が小枝のまわりにびっしりつく。建築や製紙などに使用。若木をクリスマスツリーに使う。 **もみあう【揉み合う】** [動]たがいにぶつかり、おしあって争う。「群衆が警官隊と―」 **もみあげ【揉み上げ】** [名]こめかみから耳に沿って、細く生えさがった髪[かみ]の毛の部分。 **もみがら【籾殻】** [名]米を包んでいる外皮。もみぬか。もみ。 **もみくちゃ【揉みくちゃ】** [名]ひどくもまれること。もまれて、しわだらけになること。「満員電車で―にされる」「―の新聞紙」 **もみけす【揉み消す】** [動]①火のついたものを手でもんで消す。「タバコの火を―」 ②悪い事件やうわさなどが広まらないようにおさえてかくす。「汚職[おしょく]事件を―」 **もみじ【紅葉】** [名]①秋に、木の葉が赤や黄に色づくこと。また、その葉。 ②「かえで」の別名。▽常用漢字表付表の語。 > **紅葉を散らす** 少女がはずかしさで顔を赤らめる。 **もみじおろし【紅葉卸し】** [名]トウガラシまたはすりおろしたニンジンをまぜた、大根おろし。 **もみじがり【紅葉狩り】** [名]秋の山野に、紅葉した木々を訪ねあるき、観賞して楽しむこと。 <1372> **もみで【×揉み手】** 左右の手のひらを前で合わせ、もむようにすりあわせること。▽たのみごとやわびごとをする場合の動作。 **もむ【×揉む】**[他]①両の手にはさんでこすりあわせる。「きりを―」「紙を―」②手でつかんで押したりする。「かたを―」「塩で―」③はげしくゆりうごかす。「みこしを―」「気を―(=心配する)」「世のあら波にもまれる」④相手をしてきたえる。「いっちょうもんでやるか」 **もめごと【*揉め事】** 争いごと。いざこざ。「家庭内のー」 **もめる【×揉める】**[自]①なかなか意見が決着しないでごたごたする。「会議が―」「ちょっとしたことで―」②心配で心が乱れる。「気が―」 **もめん【木綿】** ①綿花からつくった糸。木綿糸。また、それを織ってつくった布。▽常用漢字表付表の語。 **モメント** →「モーメント」 **もも【桃】** バラ科の落葉小高木。四月ごろ淡紅色の花が咲き、夏、こぶし大の実が熟す。 **桃栗三年柿八年** 芽生えてからモモとクリは三年、カキは八年で実をつける。 **もも【×股・腿】** 足の、ひざから上の部分。大腿部。 **ももいろ【桃色】** モモの花のような、淡紅色。ピンク。 **ももだち【×股立ち】** はかまの左右両わきの、あいたところ。「―を取る(=ももだちを帯にはさむ)」 **ももとせ【百歳】** 百年。また、長年月。古い言い方。 **もものせっく【桃の節句】** 三月三日の節句。ひなまつり。 **ももひき【股引き】** 木綿などでできた、ズボン状のもの。下着と作業着がある。 **ももやまぶんか【桃山文化】** 豊臣秀吉の時代の文化。新興の大名や大商人の力を示す豪華さが特徴。安土城・姫路城などの城郭建築や、その中をかざる障壁画が発達した。また、千利休が茶道を完成した。 **ももわれ【桃割れ】** 娘の日本髪の一つ。モモの実を二つに割ったような形にまげを結う。▷図「にほんがみ」 **ももんが【×鼯鼠】** リス科の哺乳動物。ムササビに似て、木の上にすみ、空中を飛ぶ。夜行性。 **もや【×靄】** 大気中に低く立ちこめた、動かない、うすい霧。「朝―がたちこめる」「―がかかる」[類]霞 > **つかいわけ** →「霧」を見よ。 **もやい【×舫い】** 船を、ほかの船やくいなどにつなぎとめること。また、つなぎとめる綱。「―船」 **もやし【×萌やし】** ダイズやムギなどの種子を水にひたし、暗い場所で発芽させたもの。食用。「―っ子(=ひょろひょろして体力のない子)」 **もやす【燃やす】**[他]①火をつける。ほのおがたつようにする。もす。「かれ枝を―」「手紙を―」②感情を高ぶらせる。「ファイトをー」 **もやもや**[副・スル]①〈副・―スル〉もやがかかったように、すっきりしないようす。「―した気分が残る」②〈名〉心の中にひっかかるもの。わだかまり。「―が晴れない」 **もよい【催い】**[造語][「〜もよい」の形で]今にもそうなりそうなようすをあらわす。「雨―の空」 **もよう【模様】** ①織物や工芸品などに装飾としてほどこす、図形や色の組みあわせ。「市松―」下段図②現在進行していることのありさま。ようす。「火事の―を話す」「空—」[類]状況③会合などをおこなうこと。「記念式典の―」 > **つかいわけ** →「状態」を見よ。 **もようがえ【模様替え】** ①家具の置き場所や室内の装飾などをかえること。「部屋の―」②方法や手順を、いつもとちがったやりかたでやってみること。 **もよおし【催し】** 大勢の人を集めてする行事。 **もよおしもの【催し物】** 大勢の人を集めてする会や演芸など。「デパートの―会場」 **もよおす【催す】**[他]①生理的にその気を起こす。「はきけを―」「ねむけを―」②会合を計画してひらく。「集会を―」 **もより【最寄り】** もっとも近くの場所。「―の駅まで五分です」▽常用漢字表付表の語。 **もらいご【×貰い子】** 他人の子をもらいうけて育てること。また、もらいうけた子。養子。 **もらいぢち【×貰い乳】** 母乳が出なかったり不足したりして、他人の乳をもらって育てること。「らいぢ」とも。 **もらいて【×貰い手】** もらいうける人。「嫁の―がない」[対]くれ手 **もらいなき【×貰い泣き】** 他人が泣いているのに同情し、自分もつられて泣いてしまうこと。「身の上話を聞いてつい―する」 **もらいび【×貰い火】** ①よそから出た火事で、自分の家が焼けること。[類]類焼②よそから火種を分けてもらうこと。 **もらいみず【×貰い水】** よそから水をもらうこと。また、もらう水。 **もらう【×貰う】**[他]①自分のものとしてものを受けとる。「ほうびを―」 <1373> ②家族の仲間にむかえる。「嫁を―」③〈補助〉[「〜てもらう」の形で]近しい相手から利益を受ける意味をあらわす。「医者にみてー」「こちらへ来て―」▽少し粗略な受けとりかたを意味する。動詞の連用形に付く。 > **つかいわけ** **あげる・やる・もらうほか** > ものの授受についていう。関係する人物の社会心理的位置の上下によって使いわけられる。「あげる」は、仕手が下で、上に向かってする動作。「記念品をあげる」「書いてあげる」。「やる」は、仕手が上で、下に向かってする動作。「金をやる」「書いてやる」。「やる」は受け手の気持ちにおかまいなしの動作だから、受け手に迷惑をあたえるように「死んでやる」などともいう。「いただく」は、受け手が下で、上からものや動作を受けとること。受け手と仕手とのへだたりが大きい。「賞状をいただく」「書いていただく」。「もらう」は、仕手と受け手のへだたりが近いときにいう。「ものをもらう」「書いてもらう」。「くれる」は、仕手がものをわたすことを受け手が好意・恩恵として受けとること。「お金をくれた」「書いてくれた」。迷惑を受けるときに反語的に「困ったことをしてくれた」と使うこともある。犬や鳥には、以前はえさを「やる」といったが、最近は家族同様の動物に「やる」は乱暴と思われるようになり、他に適当な表現がないので「えさをあげる」という。 **もらす【漏らす・×洩らす】**[他][造語]①⊕気体や液体や光を小さいすきまから少しずつ出るようにする。「水をー」②かくしておくべきことを知らせる。また、思わず外にあらわす。「答えを―」「本音を―」③〈造語〉[「〜もらす」の形で]「・・・にがす」「・・・おとす」などという意味をあらわす。「聞き―」「言い―」「書き―」▽動詞の連用形に付く。 **モラトリアム** ①しはらい猶予期間。非常時に政府が借金の返済などに猶予期間を設けること。②一般社会人となるまでの猶予期間。準備期間。青年期。「―人間(=おとなになりきれない青年)」[英]moratorium **モラリスト** ①道徳を重んじる人。道徳家。②フランスで、一六~一八世紀に人間性について随想風の文章を書いた思想家。モンテーニュやパスカルなど。[仏]moralist, moraliste **モラル** 道徳。倫理。「―に欠ける」[英]moral **もり【森・×杜】** 木がたくさん茂っているところ。また、大木の茂る神聖な場所。「鎮守の―」 **もり【守り・守】**[造語]①〈名〉子供の世話をすること。また、その人。「弟のお守りをする」②〈造語〉[「~守」の形で]まもること。また、まもる人。「灯台守」「子守」「渡し守」▽ふつう、「守り」とは書かない。 **もり【盛り】** ①入れものなどに盛ること。また、盛った量。「山―」「てんこ―」「―が少ない」②「盛りそば」の略。せいろうに盛り、つけじるで食べるそば。 **もり【×銛】** 先端がとがった漁具で、魚などを突きさしてとるもの。「―で突く」 **もりあがる【盛り上がる】**[自]①内部からふくらんで高くなる。「うでの筋肉が―」「入道雲が―」②勢いが内部から盛んになる。「ふんいきが―」「反対運動が―」 **もりあげる【盛り上げる】**[他]①盛って高くする。②人気や勢いを内から高めようとする。「世論を―」 **もりありのり【森有礼】**[人名]一八四七―八九年。明治期の政治家。薩摩藩士。明六社を創設して、欧米の思想の紹介に努め、文部大臣として学校令を制定するなど、教育体制の整備を進めたが、国粋主義者に暗殺された。 **モリエール**[人名]一六二三―七三年。フランスの劇作家・俳優。人間の気どりやエゴイズムなどの性格をとらえ、喜劇に仕立てた。コルネイユ・ラシーヌと並んで、フランス古典劇を代表する。代表作「ドン・ジュアン」「タルチュフ」「人間ぎらい」。[仏]Molière **もりおうがい【森鷗外】**[人名]一八六二―一九二二年。明治・大正期の小説家・軍医。石見津和野生まれ。本名は林太郎。ドイツに留学後、軍医総監・帝室博物館長となる。夏目漱石と並ぶ、近代日本を代表する作家。反自然主義でロマン的風潮を起こした。小説に「舞姫」「雁」「阿部一族」「渋江抽斎」、翻訳に「即興詩人」など多数がある。 **もりかえす【盛り返す】**[他]おとろえた勢いをもとのように盛んにする。「勢力を―」 **もりきり【盛り切り】** 器に一度盛っただけで、おかわりのないこと。「―のごはん」 **もりこむ【盛り込む】**[他]いろいろな内容を中にふくませる。「人々の希望を盛り込んだ企画」 **もりじお【盛り塩】** 料理屋などで、縁起をかついで門や玄関の両側に塩を盛ること。また、その塩。 **もりだくさん【盛りだくさん】**[名・形動]限られたところに内容が豊富にあるようす。「――な企画」▽「盛り沢山」とも当てる。 **もりたけ【守武】**[人名]→「あらきだもりたけ」 **もりたてる【“守り立てる】**[他]その人や事業が成功するように周囲の人々が力を寄せ合ってはたらく。「新社長を―」「家業を―」 **もりつける【盛り付ける】**[他]料理などを、器に見ばえのするように盛る。「さしみを皿に―」 **もりつち【盛り土】** 土を盛って、土地を高くすること。また、盛った土。 **もりばな【盛り花】** 生け花で、水盤やかごなどに花を盛ったようにかざること。また、その花。 **もりよししんのう【護良親王】**[人名]一三〇八―三五年。後醍醐天皇の第一皇子。父を助け、建武の新政には征夷大将軍となる。足利尊氏と対立してとらえられ、殺された。大塔宮。「もりながしんのう」とも。 <1374> **もる【盛る】**[他]①高く積む。器に高く積みあげる。「土を―」「めしを―」②薬を調合して飲ませる。「毒を―」「一服―」③文章に思想や感情などをふくませる。「あわせて感謝の気持ちを―」 > **つかいわけ** →「積む」を見よ。 **もる【漏る・×洩る】**[自]→「もれる」 **モル**[化]物質量の単位。一モルは、〇・〇一二キログラムの炭素一二にふくまれる原子と同じ数の電子・原子・分子などをふくむ物質のまとまり。記号はmol[英]Mol **モルタル** セメントに砂と水を加えて練ったもの。家の外壁・ゆか・タイルなどの塗装や接合などに使う。「―仕上げ」[英]mortar **モルト** 麦芽。また、乾燥麦芽からつくられたウイスキーの原酒。[英]malt **モルヒネ** アヘンの主成分のアルカロイド。多用すると中毒になりやすいが、痛み止めや麻酔薬として医療用にも使う。[独]morphine **モルモット** テンジクネズミ科の哺乳動物。体長は約二五センチ。ネズミに似ているが、尾が短い。実験用に飼育される。▽実験台にされる人のたとえにも使う。「新薬の―にされる」[蘭]marmot **モルワイデずほう【モルワイデ図法】** 地図の投影法の一つ。面積が正しい図法。緯線は赤道と平行する直線であらわされるが高緯度ほど間隔がせまい。経線は中央経線だけが直線。図のはしではゆがみが大きいという欠点がある。図「ちず」 **もれ【漏れ・洩れ】** ①もれて出ること。「ガスー」「水ー」②脱落。おち。「記入―」 **もれきく【漏れ聞く】**[他]「聞く」のへりくだった言い方。また、ふと耳にしたり、人づてに聞いたりする。「―ところでは」 **もれなく【漏れなく】**[副]一つ一つ、一人一人欠けることがないように。すべてにわたって。「話をーメモする」「―ご記入ください」 **もれる【漏れる・×洩れる】**[自]①水や光などが、すきまや穴からわずかに出る。もる。「ガスが―」②かくしておいたことがひそかに人々に知られる。「秘密がー」③ぬけおちる。はずれる。「例に―」「選に―」 **もろ【諸】**[造語][「もろ〜」の形で]二つの。両方の。「―手」「―差だし」▽「両」とも書く。②「ともに」という意味をあらわす。「―しらが」③多くの。全部の。「―人」「―神」 **もろい【×脆い】** ①こわれやすい。かけやすい。「―砂糖菓子だ」②外の力に動かされやすい。「情に!」「もろく敗れる」 **もろこし【唐・《唐土】** 日本から中国を呼ぶときの、古い言い方。「一人で」 **もろこし【×蜀黍・《唐黍】** イネ科の一年草。トウモロコシに似た葉をもつ。実は赤茶色で、菓子の原料や家畜の飼料。とうきび。コーリャン。 **もろざし【諸差し】** すもうで、両うでを相手のわきにさし入れるわざ。「―になる」 **モロッコ**[国名]正式国名は、モロッコ王国。アフリカ北西部の、地中海と大西洋に面した国。燐鉱石などの地下資源に富む。面積約四五万平方キロ。首都ラバト。主要言語、アラビア語・フランス語。 **もろて【諸手】** 両手。「―を挙げて賛成する」[対]片手 **もろとも【諸共】**[副]みんないっしょ。ともども。「死なば―」「家―におしつぶされる」 **もろに**[副]全面的に、強い力や被害などを受けるようす。正面からまともに。くだけた言い方。「台風による被害を―受けた」「柱に―ぶつかる」 **もろは【《諸刃】** 刃物の両側が刃になっていること。両刃。[対]片刃 **諸刃の剣** 役に立つ面と危険な面を同時に備えていること。 **もろはだ【諸肌】** 上半身全部のはだ。左右のかたからうでにかけてのはだ。[対]片肌 **諸肌を脱ぐ** ①着物の上半身をぬぐ。②他人のために全力をつくす。 **もろびと【諸人】** 関係するすべての人。一同。「―こぞりて」 **もろみ【諸味・×醪】** 醸造の途中でまだかすをこしてない、どろどろした酒やしょうゆ。 **もろもろ【諸諸】**[副]すべてのもの。あらたまった言い方。「―の原因により」「その他―」[類]諸般 **もん[門]** ①出入り口。「社会人にも―を開く」「せまき―」②みうち。一族。③その先生に就いて教えを受ける仲間。「師の―をたたく(=入門する)」④学問・芸術や職業などの、ある方面。[類]科⑤生物学で、もっとも大きな分類の区分。「綱」の上。「節足動物―」⑥大砲を数えることば。 **もん[問]** ①たずねる。とう。とい。また、問題などを数えることば。「全部で七―」[対]答②おとずれる。[類]訪 **もん[紋]** ①もよう。②その家のしるし。「葵の―」 <1375> **もん【文/聞]** →「ぶん」 **もん【門/紋】** →漢字項目を見よ。 **もん【問】**[造語]→漢字項目を見よ。 **もんえい【門衛】** 建物などに出入りする場所にいて、門の開閉や人の出入りをとりしまる人。門番。 **もんか【門下】** その先生について教えを受けること。また、教えを受ける人。でし。「―生」 **もんがい【門外】** ①門のそと。「―不出」②専門外。 **もんがいかん【門外漢】** ①その分野については専門でない人。「私のような―にはわからない」②そのことには直接かかわりのない人。 **もんがいふしゅつ【門外不出】** 美術品などを、外部に持ちだしたり他人に見せたりしないで、大切に秘蔵しておくこと。「―の名画」 **もんがまえ【門構え】** 門をかまえること。門のつくり。「りっぱなーの家」 **もんきりがた【紋切り型】** 型どおりできまりきったやりかたや言いかた。ステレオタイプ。「―のあいさつ」▽もと、紋形を切りぬく型のこと。 **もんく【文句】** ①文章の中の語句。「きまりー」「歌のー」②不平不満。悪口や苦情。「―なしのできばえ」「―を付ける」 **もんげん【門限】** 夜、門を閉める、きまった時刻。「―におくれる」「―は午後一〇時」 **もんこ【門戸】** ①家の出入り口。入り口。「―をとざす」「―開放」②一家。また、一流一派。「―を構える」 **門戸を張る** ①一家を構える。②独立して、一派を立てる。 **もんこかいほう【門戸開放】** 市場などを制限しないで、自由に出入りさせること。▽「門戸解放」は誤り。 **モンゴメリ**[人名]一八七四―一九四二年。カナダの女流小説家。生まれた土地プリンスエドワード島を中心に、少女の成長をえがいた「赤毛のアン」シリーズで有名。[英]Lucy Maud Montgomery **モンゴル**[国名]正式国名は、モンゴル国。アジアの中央部、中国北部のモンゴル高原にある社会主義の国。一九九〇年以降、自由化が進められつつある。国土の大部分は草原・砂漠・森林で耕地面積がいちじるしく少ない。蒙古。面積約一五七万平方キロ。首都ウランバートル。主要言語モンゴル語。 **モンゴロイド** 「黄色人種」に同じ。[英]Mongoloid **もんごん【文言】** 文章中の語句。手紙の文句。「ぶんげん」とも。 **もんさつ【門札】** 姓名などを書いて家の門などに出す名札。表札。「―をかける」 **もんし【門歯】** 口の中央にある上下四本ずつ計八本の前歯。 **もんし【×悶死】** もだえ苦しんで死ぬこと。もだえじに。 **もんじ【文字】** →「もじ」 **もんじゅ【文殊】** 「文殊菩薩」の略。獅子に乗り、釈迦如来の左に位置する仏。知恵を象徴する。「三人寄れば―の知恵」▽「文珠」は誤り。 **もんじょ【文書】** 書類。かきもの。ぶんしょ。古い言い方。「古―」 **もんしょう【紋章】** ある家やある団体をあらわす図がら。「天皇家の菊の―」 **もんしろちょう【紋白蝶】** シロチョウ科の昆虫。幼虫は緑色のアオムシで野菜類を食べる。白い羽に黒い点が三つあり、ごくふつうに見られる。 **もんしん【問診】** 医者が診断の参考にするため、患者に病歴や症状についてたずねること。 **もんじん【門人】** 師の門下にあって教えている人。弟子・門弟。 **モンスーン** 日本や東南アジア・インドなどで、夏は海から大陸へ、冬は大陸から海へ向かってふく季節風。「—地帯」[英]monsoon **モンスター** ばけもの。怪物。[英]monster **もんせき【問責】** 問いただすこと。責任を問いつめること。「失言を―する」「―決議案」 **もんぜき【門跡】** ①祖師の教えを受けつぎ、宗門を指導する寺院。その宗門を代表する僧。②皇族や貴族出での人が出家している特定の寺院。門跡寺院。また、その寺院の住職。 **もんぜつ【×悶絶】** 苦しみもだえて気を失うこと。「あまりの痛さに―する」 **もんぜん(門前)市を成す** その家の門の前に人がむらがって、市が立ったように大にぎわいする。人の出入りの多いようす。 **もんぜん(門前)雀羅を張る** 落ちぶれておとずれる人もなく、家はさびれるばかりである。人の出入りがないので、門のところにはスズメが群れとび、あみを張ってとらえられるほどであるという意味。▽「羅」は、とりあみ。中国、「史記」から。 **もんぜん(門前)の小僧習わぬ経を読む** 日ごろ見たり聞いたりしていると、知らないうちに、しぜんにものごとを覚えることのたとえ。▽寺の前に住んでいる子供は朝夕の読経を聞いて育つので、しぜんに習ってもいない経を読むことができる。 **もんぜんばらい【門前払い】** おとずれた人を会わずに帰すこと。「―をくわせる」 **もんぜんまち【門前町】** 神社や寺院の門前にできて発達した町。伊勢神宮のある伊勢市、新勝寺のある成田市など。 **もんぜんよみ【文選読み】** 漢文の訓読で、一つの熟語を音と訓で二度読む方法。たとえば、「細細」を「さいさいとほそやかなる」と読むなど。 **モンタージュ** 映画や写真で、いくつかの部分や場面をつなぎあわせてあるかたちを構成すること。構成。「―写真」[仏]montage **もんだい【問題】** ①答えを求める問い。「―集」[対]解答 <1376> **もんだいい** **もんだい**[問題] [名]①答えを求める問い。「―を解く」②研究・批判・論争などの対象となることがら。「値段は―ではない」「それは良心の―だ」③それをどうあつかうかをとりあげて話しあったり、研究したり、考えたりするような、人々にとってむずかしいことがら。「失言―」④社会で注目を集めていることがら。「―の人物」「―作」[圏]話題⑤やっかいな、めんどうなことがら。「とくに―ない」 **もんだいいしき**[問題意識] [名]ある現象を積極的に、問題としてとりあげようとする姿勢や自覚。 **もんちゃく**[×悶着] [名]もめごと。ごたごた。「―が絶えない」「ひと―ある」 **もんちゅう**[門柱] [名]門の両わきにある柱。 **もんつき**[紋付き] [名]その家の紋をつけた礼装用の和服。紋服。「―袴[はかまで]出席する」 **もんてい**[門弟] [名]弟子や門人。 **モンテーニュ** [人名]一五三三-九二年。フランスの思想家。ルネサンス期のモラリストを代表する一人。内省的な態度で人間を観察し、「随想録」にその思索[し]をまとめた。「Michel de Montaigne **モンテ・クリストはく**[モンテ・クリスト伯] [作品名]一八四五年。フランス、アレクサンドル・デュマ(大デュマ)の小説。無実の罪で投獄された男が、脱獄して巨万[隷]の富をえて、裏切り者に復讐[いう]た。二〇〇一年、文部科学省に再編成された。 **モンテスキュー** [人名]一六八九-一七五五年。フランスの思想家・法学者。その著「法の精神」で三権分立の理論を確立し、アメリカの独立やフランス革命に影響[怒り]をあたえ、近代政治の基盤[さん]となった。Charles de Secondat, Baron de Montesquieu **もんと**[門徒] [名]①門人。でし。②仏教で宗門を同じくする信者。信徒。③「浄土真宗[にいう]」の別名。門徒宗。 **もんとう**[門灯] [名]門にとりつけた電灯。 **もんどう**[問答] [名]①問いと答え。「禅[ぜん]―」②言いあうこと。[類]議論 **もんどうむよう**[問答無用] [名]四漢まったく話しあう必要がないこと。▽「問答無要」は誤り。 **もんどころ**[紋所] [名]家々で用いる紋章。紋。定[じょう]紋。 **もんどりうつ** [動]国空中でひと回りする。とんぼがえりする。「もんどりうってたおれる」 **もんなし**[文無し] [名]かねをまったく持っていないこと。また、かねのまったくない人。「一文無し」の略。「―では心細い」▽「文」は昔のかねの単位。 **もんばつ**[門閥] [名]家がら。とくに、よい家がら。「―の出身で気位[だらい]も高い」[類]門地・名家 **もんばん**[門番] [名]門のところにつめていて、出入りする人の監視や応対をする人。[類]門衛 **もんび**[門扉] [名]門のとびら。古い言い方。「―を閉[とざ]す」 **もんぴょう**[門標] [名]門にとりつけた表札[設]。[圈]門札・標札 **もんぶかがくしょう**[文部科学省] [名]国の行政機関の一つ。人材の育成、学術・文化・科学技術の振興などをはかる役所。長は文部科学大臣。 **もんぶく**[紋服] [名]家紋[ジ]をつけた着物。紋付き。「―に身をただす」 **もんぶしょう**[文部省] [名]旧行政機関。文部大臣を長として、学術・教育・文化などに関する仕事をする物語。Le Comte de Monte-Cristo **モンブラン** [名]フランスとイタリアの国境にある、アルプス山脈でもっとも高い山。海抜[唸]四八〇七[松]。▽白い山という意味。-Mont Blanc **もんむてんのう**[文武天皇] [名]闪图六八三-七〇七年。在位、六九七-七〇七年。天武天皇の孫。父は草壁皇子[だかべの]みこ。母は元明天皇。大宝律令[節]らを制定した。 **もんめ**[匁] [名]②造語◎尺貫[舞っ]法で、重さの単位。一貫の一〇〇〇分の一。約三・七五グラム。②江戸時代の貨幣の単位。小判一両の六〇分の一。「日本でつくった漢字(国字)。 **もん**[匁] **もんぺ** [名]農作業などに用いる婦人の衣服。はかまの形で足首のところがくくれている。 **や** **や**[匆] [勹・2画 全4画 匆匆匆] **や**[文盲] [名]文字の読み書きのできないこと。また、読み書きのできない人。「無学―」 **もんもん**[×悶悶] [名・形動]なやみや心配ごとのために、もだえくるしむようす。「―として一夜を明かす」 **もんよう**[文様・紋様] [名]絵画や工芸品などに装飾[し]として用いられた図がら。もよう。「土器の―」 **モンロー** [人名]一七五八-一八三一年。アメリカ合衆国第五代大統領。ラテン・アメリカ諸国の独立への干渉[ぃいり]や、ロシアの南下政策に反対する「モンロー宣言」を出し、ヨーロッパ諸国とのあいだに相互ご不干渉の外交関係を確立した。|James Monroe **や**[夜] [夕・5画 全8画 夜夜夜夜] よる。昼[ひる]・日[にち]ヤ 夜学[ぐ]夜間[かん][名]夜具[名]深夜[しんや][名]徹夜[てつや][名][-スル]夜行[ぎょう][名]夜景[けい][名]夜食[やしょく][名]後夜[ごや][名]よ・よる 夜明け[名]夜中[が]月夜[らき]/夜昼[き]十六夜[いぎょい][名]昨夜[ゆうべ][名]夜業[結べ][名]夜半[が] **や**[野] [里・4画 全11画 野野野野] ◎広びろとしたところ。のはら。[圏]郊②自然のままの。文化的でない。かざりがない。[文]③自分の身にふさわしくない。⑤政治や権力の外にある。民間の。「―に広く人材を求める」[対]与・官◎範囲[呢]。ヤ ①野営[やえい][名][-スル]野外[やがい][名]荒野[こうや][~]平野[へぃ][の]②野獣[やじゅう][名]野生[やせい][名]野鳥[やちょう][名]③野心[いん][名]野望[やぼう][名]④視野[しや][名]分野[ぶんや][名]野原[のはら][名]荒れ野[あれの][名]裾野[すその][名]野良[のら][名]野次馬[やじうま][名]野暮[やぼ][形動]野性[やせい][名]野蛮[やばん][名][-スル]粗野[そや][形動]⑥野党[やとう][名]下野[げや][名][-スル]在野[ざいや][名] <1377> **やえむぐら** **や**[也] [乙・2画 全3画 也也也] ●漢文で、断定をあらわす助字。・・・なり。②漢文で、疑問・詠嘆[怒]・反語をあらわす助字。……や。 **や**[冶] [冫・5画 全7画 冶冶冶冶] ●金属をとかしてものをつくる。鋳[ぃ]る。②鉱物から金属を分離・精製する。③なまめかしい。▽「治」(=おさめる)」は別字。ヤ ①鍛冶[とうや][名]陶冶[とうや][名]②冶金[やきん][名]③艶冶[えんや][形動]鍛冶[かじ] **や**[耶] [耳・3画 全9画 耶耶耶耶] ●漢文で、疑問・反語・感嘆[烈]などをあらわす助字。……や。……か。②父。ヤ ②耶嬢[いよう](父母)耶蘇教[やそきょう]耶馬台国[ではたい] **や**[椰] [木・9画 全13画 椰椰椰椰] 植物のヤシ。ヤ 椰子油[やしあぶら] **や**[【野] [名]→漢字項目を見よ。 **や**[矢・×箭] [名]昔の武器。さきにやじりのついた細い棒状のもの。弓につがえて飛ばす。かぞえ方[筋][すじ]・条・本 > 矢でも鉄砲でも持ってこい 覚悟をきめて、ものごとに対処すること。やや捨てばちな気持ちで言う。 > 矢の催促[慈] 次から次へと矢を放つように、たてつづけにうながすこと。 > 矢も盾[たて]でもたまらず 思いつめて、気持ちをおさえきれなくなること。▽矢でも盾でもこらえきれないほどの激しい勢いをいう。 **や**[屋・家] [造語][「~屋」の形で】●その職業の人・家。「花―」「パンー」②屋号・雅号などにそえる語。「成田―」③人の性向・性質や職業の分野につける語。あまり尊敬の意をふくまない。「がんばりー」「わからずー」「のんびりー」▽「政治家」「技術家」といえば、りっぱにその仕事をなしとげている人。「政治屋」「技術屋」というと、職業としてそれに従事してはいるが、本質的にりっぱなことはしていないという、やや軽べつ的な言い方。 **や**[終助]①軽く言いはなす。「まあ、いいー」「もう、よそうー」②呼びかけ。「花子ちゃん―」「おい、ばあさん―」▽自分より目下[と]の者に使う。古い言い方。 **や**[造語]『「〜や」の形で』名前などの下にそえて親しみをあらわすことば。「坊[ばら]―」「ばあ―」「ねえ―」 **やあ** [感動]圏久しぶりで人に会ったときや、おどろいたときなどに言うことば。や。「―、元気かい」「―、大きくなったな」▽おもに、男性が用いる。 **ヤード** [名]造語ヤード‐ポンド法で、長さの単位。三フィート。約九一・四センチメートル。▽「碼」と当てる。一yard **ヤード・ポンドほう**[ヤード・ポンド法] [名]計量」単位の体系。ヤードやポンドなどを基本単位とする。おもに、アメリカやイギリスで使われる。 **ヤール** [名]造語布地の長さの単位。約九一・四センチメートル。一ヤード。▽yardから。 **ヤールはば**[ヤール幅] [名]布地で、約九一・四[ほし]のはばのもの。 **やいと**[×灸] [名]きゅう。「―をすえる」▽「焼き処[と]」の変化した形。 **やいなや**[や否や] [連語]①・・・したかと思うとすぐ。・・・するが早いか。「帰る―飛びだした」②・・・かどうか。古い言い方。「期日までにできる―」 **やいのやいの** [副]うるさく要求や催促[愁]をするようす。「―としつこく言う」 **やいば**[刃] [名]①刃物。刀剣[贱]。また、刃の上にある波状の模様。「氷の―」 > 刃[やいば]に掛ける 刀[かたた]で殺す。 **やいん**(夜陰)に乗[じょう]ずる 月のない夜の暗やみを利用して、ことをおこなう。「夜陰に乗じてせめこむ」 **やえ**[八重] [名]①ものが八つ、またはいくつもに重なっていること。「―の潮路[に](=長い航路)」②花びらがいくつも重なっていること。また、花びらの重なっている花。[圏]重弁 **やえい**[夜営] [名]「軍隊などが夜、野外に陣営[以]を張ること。「―のテント」 **やえい**[野営] [名]「忍野外にテントを張ってねること。キャンプ。[②]軍隊が野外に陣をしくこと。「―地」[團]露営 **やえがき**[八重垣] [名]何重にもめぐらしたかき根。「八雲たつ出雲[ぃずも]―(古事記)」 **やえざき**[八重咲き] [名]花びらが何重にも重なって咲[だ]くこと。また、そのように咲く花。重弁。 **やえざくら**[八重桜] [名]サクラの一種で、花弁が多いもの。他のサクラよりおくれて咲く。[圏]ぼたん桜 **やえば**[八重歯] [名]ふつうに生えている歯のわきに、重なって生えた別の歯。[圏]添[きい]歯・鬼歯[に] **やえむぐら**[八重×葎] [名]①いくえにもおいしげった <1378> つる草。②アカネ科の二年草。小さいとげで、からみつきながらのびる。夏、黄緑色の細かな花を開く。雑草。 **やえん【野猿】** 野生のサル。 **やおちょう【八百長】** 前もって勝敗をうちあわせておき、表面だけ真剣な戦いに見せかけること。なれあいでことをおこなうこと。「―試合」▽江戸時代、囲碁の勝負で、八百屋の長兵衛という人が、相手のきげんをとるためにわざと負けたところからという。常用漢字表付表の語。 **やおもて(矢面)に立つ** 質問・非難・攻撃などを、まともに受ける立場に立つ。「抗議のー」▽「矢面」は、敵の矢の飛んでくる正面。 **やおや【八百屋】** 野菜などを売る店。また、それを職業とする人。[類]青物屋▽博学の人、なんでも屋をたとえてもいう。常用漢字表付表の語。 **やおよろず【八百万】** 数限りなく多いこと。 **やおよろずのかみ【八百万の神】** 古代の日本で信仰の対象となった数多くの神々。太陽・山・海・かみなり・風などをつかさどる自然神のほか、各氏族の祖先神などもあった。 **やおら**[副]少し間をおいて、ゆったりと動作を始めるようす。古い言い方。「―席から立ちあがる」[類]おもむろに **やかい【夜会】** 夜にもよおされる洋風の社交を目的とした宴会。 **やがい【野外】** ①家の外。戸外。屋外。「―劇」②野原。郊外。「一演習」[対]屋内 **やかいふく【夜会服】** 夜の宴会などに着る礼服。男子は燕尾服、女子はイブニングドレス。 **やがく【夜学】** 夜間に授業をおこなう学校。夜間学校。「一生」 **やかずはいかい【矢数俳諧】** 三十三間堂の通し矢にちなんで、一日のあいだに一人でつくる句数を競う俳諧。井原西鶴の一六〇〇〇句独吟が最初。大矢数。大句数。 **やがすり【矢絣・矢〝飛白】** 矢羽根の模様の絣。 **やかた【屋形・館】** ①貴人などの邸宅。また、その邸宅の主人。「お―様」▽多く、「館」と書く。②船の上に設けた屋根のある家の形をしたもの。ふなやかた。③「屋形船」の略。屋根をもつ船。遊覧に使う。 **やがて【×鑣て】**[副]①あまり時間のたたないうちに。「列車は―見えなくなった」「―三年になる」[類]まもなく・じきに②それに続く結果として。結局は。「小さな努力が―大きな成果をもたらす」 > **古語** 現代語では「そのうちに」という意味で、ある程度の時間のへだたりをあらわすが、古語では多くの場合「すぐに」という意味だった。また、状態がそのまま続くこともあらわした。 **やかましい【×喧しい】**[形]①声や音が大きく、耳にひびいていやな感じだ。「子供たちのさわぐ声が!」[類]騒々しい・うるさい②厳しく文句や注文をつけて、気むずかしい。「―母親」「コーヒーに一人」[類]口うるさい③世の中で盛んに話題にとりあげられている。「―問題となる」 **やかましや【×喧し屋】** うるさく小言や理屈を言う人。うるさがた。 **やから【族】** ①一族。家族。②やつら。連中。「ふていの―(=無法者)」▽「輩」とも書く。 **やがる**[造語][「〜やがる」の形で]他人の動作をぞんざいに言ったり、あざけりやにくしみなどの意味をあらわす。「何を言い―」「笑ってい―」▽動詞の連用形に付く。「あがる」の変化した形。相手が相手自身の動作を「あがる(=高くあつかっているなあ)」と表現して、相手に対する不快をあらわす言い方。 **やかん【夜間】** 夜。夜のあいだ。「―工事」[対]昼間 **やかん【薬缶】** アルマイトなどでつくった湯わかし。▽もと、薬を煎じるのに使ったことから。 **やき【夜気】** ①夜の静かなけはい。「―がせまる」②夜の空気。「ひんやりした―にあたる」 **やき【焼き・焼】**[造語]①〈名〉⊕焼くこと。焼けぐあい。「焼きがいい壷」②やいばを熱して水に入れ、冷やしてかたくすること。「刀の焼きがあまい」①〈造語〉[地名などの下に付けて]工芸品の名をあらわす。「九谷焼」「唐津焼」▽ふつう、「焼き」とは書かない。 **焼きが回る** 年をとったり、能力や勢いがおとろえたりして役に立たなくなる。▽刃物を焼くとき、火がまわりすぎて切れ味がにぶくなることから。 **焼きを入れる** ①こらしめて気持ちや態度をひきしめさせる。②刃物を加熱して、かたく強くする。 **やぎ【『山。羊】** ウシ科の哺乳動物。多くは二本のつのと白い毛をもつ。おすにはあごひげがある。ヒツジに似た家畜で、毛・乳・肉・皮を利用。 **やきあがる【焼き上がる】**[自]すっかり焼ける。よく焼ける。「パンが―」 **やきいも【焼き芋】** 焼いたサツマイモ。「石―」 **やきいれ【焼き入れ】** かたさや強さを高めるために、鉄鋼を加熱したのち、急に冷やすこと。「刀の―をする」 **やきいん【焼き印】** 火で熱してものにおす金属製の印。また、その印をおしたあと。烙印。 **やきうち【焼き打ち・焼き討ち】** 不平や不満を表明するために、大勢の人々が関係者の城・市街・家屋などに火をつけること。「―にあう」「―をかける」「一事件」 **やきごて【焼き×鏝】** 火などで熱して、布や紙のしわをのばしたり、折り目をつけたりするこて。 **やきそば【焼き×蕎麦】** 蒸した中華そばに野菜や肉などを加えて油でいためたり、あげたりした食べもの。「ソースー」 **やきつく【焼き付く】**[自]①焼けてくっつく。こげつ <1379> く。「もちがあみに―」②心に強く感じる。印象に強く残る。「胸に―」 **やきつける【焼き付ける】**[他]①金属などを焼いておしつけ、しるしをつける。また、太陽が強く照りつける。②強い印象をあたえる。「まぶたに思い出を―」③写真で、ネガ(=陰画)と印画紙を重ねて光を当てて、ポジ(=陽画)をつくる。プリントする。④陶磁器の表面に模様をえがき、かまで焼く。 **やきどうふ【焼き豆腐】** とうふをあぶって、表面にこげ目をつけたもの。 **やきとり【焼き鳥】** 小さく切った鳥肉やウシ・ブタなどの臓物を、くしにさして焼いた料理。 **やきなおし【焼き直し】** ①一度焼いたものを、また焼くこと。②すでに発表されている作品と同じ趣向の作品を新作として発表すること。また、その作品。「古典戯曲がよくのー」 **やぎのうた【山羊の歌】** 一九三四年。中原中也の詩集。過去の自分を確かめて、現在の内面の生の意味を追究しようとした。「朝の歌」「少年時」「生ひ立ちの歌」などをふくむ。 **やきば【焼き場】** ①火葬場。②ものを焼く場所。「ごみー」 **やきはたのうぎょう【焼き畑農業】** 山地の斜面などの雑木を焼き、その灰を肥料としてアワ・ムギ・ヒEなどをつくる原始的農業。土地がやせると別のところに移る。わが国では九州地方。また、東南アジアなどに見られる。次々に移動して同じ方法で耕作し、土地がやせるのを防ぐ。 **やきはまぐり【焼き×蛤】** ハマグリを貝のまま焼いた料理。また、むきみをくしにさして焼いたもの。 **やきはらう【焼き払う】**[他]辺りいちめん、すっかり焼きつくす。「山火事が森を―」 **やぎひげ【山羊鬚】** ヤギのように、あごの下に長くのばしたひげ。 **やきぶた【焼き豚】** ぶた肉をかたまりのまま味つけし、蒸しやきにしたもの。チャーシュー。 **やきまし【焼き増し】** 追加して焼きつけること。また、追加して焼きつけた写真。 **やきめし【焼き飯】** ①いためたごはん料理。チャーハン。②にぎりめしをあぶったもの。やきむすび。 **やきもき**[副・スル]待っている結果がどうなるかわからず、気になっていらだつようす。気をもむようす。「今来るか今来るかと、―して待った」[類]いらいら **やきもち【焼き×餅】** ①火であぶって焼いたもち。②ねたみ。嫉妬。▽嫉妬することを「やく」ということから、「焼きもちをやく」という。 **やきもちやき【焼き×餅焼き】** 嫉妬深い人。すぐにねたむ人。 **やきもの【焼き物】** ①土でつくり、かまで焼いた器。陶磁器や土器など。「―師」②魚や肉などを焼いた料理。 **やきゅう【野球】** 九人ずつの二チームが、たがいに攻撃と守備とを九回くりかえし、投げたボールをバットで打って得点を争う球技。ベースボール。 **やぎゅう【野牛】** ウシ科の哺乳動物。草食性の、大形の野生のウシ。毛は黒茶色。バイソン。 **やぎょう【夜業】** 夜間仕事をすること。また、夜の仕事。よなべ。 **やきょく【夜曲】** →「セレナーデ」 **やきん【夜勤】** 夜間、勤務すること。また、夜の勤務。[対]日勤 **やきん【×冶金】** 鉱石から金属をとりだして精製・加工すること。「―学」▽「治金」は誤り。 **やきん【野×禽】** 野生の鳥類。野鳥。[対]家禽 **やく[役]** ①人民に課せられた労働や租税。②はたらかせる。③戦争。「西南の―」 **やく[約]** ①とりきめ。「―を果たす」②簡単にする。短くまとめる。③むだをなくして、きりつめる。④おおよそ。「一三万円」→「約する」を見よ。 **やく[訳]** 外国語や古文などを、別の言語や現代語などに置きかえる。また、置きかえたもの。「原文に―をつける」「こなれた―」→「訳す」を見よ。 **やく[薬]** ①くすり。毒②化学変化によって作用を起こす物質。③「麻薬」の略。俗な言い方。 <1380> **やく[厄]** ①わざわい。よくないめぐりあわせ。「―よけ」「―落とし」[類]凶②「厄年」の略。「―が明ける」 **やく[躍]** おどる。勢いよく、とんだりはねたりする。[類]跳 **やく【厄/役/訳/薬】** →漢字項目を見よ。 **やく【約】**[画]→漢字項目を見よ。 **やく【焼く・焚く】**[他]①火でものを燃やす。「落ち葉を―」「手紙を―」②火であぶる。加熱して食べられるようにする。「魚を―」「にて食おうと焼いて食おうと」③陶磁器や炭などをつくる。「壷を―」④日光にからだをさらし、皮ふを黒くする。「海辺ではだを―」⑤おもいこがれる。心をなやます。「恋に身を―」⑥気をつかう。めんどうをみる。「世話を―」⑦写真で、フィルムをもとにポジ(=陽画)をつくる。やきつける。「キャビネ判に―」⑧薬品で皮ふをただれさせる。「酸でー」 **やく【×妬く・嫉く】**[他]他人をねたみうらやむ。嫉妬する。「女房の―ほど亭主にもてもせず」 **やく【葯】** おしべのさきにある、花粉のはいったふくろ。 **ヤク** ウシ科の哺乳動物。長い毛をもち、インドやチベットの高原にすむ。運搬用や食用にする。犛牛。[チベット]yak **やくいん【役員】** ①会社や団体などを代表する幹部。「一室」②会合やもよおしで係りをうけもつ人。「競技会の―をつとめる」 **やくえき【薬液】** 液体状の薬。また、薬の液。 **やくおとし【厄落とし】** 災いをはらいおとすこと。とくに、厄年の災いを除くこと。やくばらい。 **やくがい【薬害】** 薬品の副作用などで、害を受けること。また、その害。 **やくがく【薬学】** 薬の製造・検査・使用法などについて研究する学問。 **やくがら【役柄】** ①役目のある身分。役目の性質。「―をわきまえる」②演劇で、登場人物の種別や性格。 **やくげん【約言】** 要点をかいつまんで言うこと。要約。「―すれば」 **やくご【訳語】** 外国語を翻訳したり、古語を現代語に直したりしたことば。「適切な―」[対]原語 **やくざ**[名・形動]役に立たず、くだらないこと。また、世の中の役に立たない人。とくに、ばくち打ち。「―仕事」「―な人間」[対]堅気▽「三枚」というばくちで、八・九・三の目が出ると負けになることからという。 **やくざい【薬剤】** くすり。薬品。「―散布」 **やくざいし【薬剤師】** 薬を調合する資格を持つ人。 **やくさつ【薬殺】** 毒薬で殺すこと。薬品を使って殺すこと。 **やくさつ【×扼殺】** 手やうでで首をしめて殺すこと。[類]絞殺 **やくし【訳詩】** ①外国語の詩を翻訳すること。また、翻訳した詩。「―集」②外国語の歌詞を翻訳すること。また、翻訳した歌詞。「シャンソンの―」 **やくしじ【薬師寺】** 奈良市にある法相宗の大本山。六八〇年に天武天皇が藤原京(=橿原市)に建立したものを、平城遷都後、現在地に移した。東塔および本尊の薬師三尊像は白鳳文化の代表作。 **やくしにょらい【薬師如来】** すべての人の病気を治すという仏。薬師瑠璃光如来。 **やくじほう【薬事法】** 医薬品・医療用具などの基準やとりあつかいなどに関する法律。 **やくしゃ【役者】** ①役に扮して劇などを演じる人。俳優。「千両―」「歌舞伎―」②弁舌やかけひきなどにすぐれた人。 **役者が一枚上** 人物・貫禄・かけひきなどが相手よりもすぐれていること。[対]役者が違う **やくしゃ【訳者】** 翻訳をした人。翻訳者。 **やくしゅ【薬酒】** 漢方薬などを入れた酒。薬用酒。「くすりざけ」とも。 **やくしゅ【薬種】** 漢方薬などの原料や材料。きぐすり。「―店」 **やくしゅつ【訳出】** 翻訳すること。 **やくじゅつ【訳述】** 翻訳して、内容を文章にすること。また、その文章。 **やくしょ【役所】** 国や地方のおおやけの仕事をとりあつかうところ。役場。官庁。「区一」 **やくしょ【訳書】** 外国語を翻訳した本。訳本。[対]原書 **やくじょ【躍如】**[形動]目前にあるように、生き生きと感じられるようす。「面目―」 **やくじょう【約定】** 約束してきめること。「一書」 **やくしょく【役職】** ある組織や団体で、うけもっている仕事と、その地位のうち、重役など高い地位の職。「―につく」 **やくしん【躍進】** 目に見えて、急に発展すること。「―する会社」 **やくす【訳す】**[他]ある国の言語を別の国の言語に <1381> **やくづき【役付き】**[図]会社などで、特定の高い地位につくこと。また、その人。「―になる」「―手当て」 **やくとう【薬湯】**[図]①漢方薬をにだした湯。せんじ薬。②薬を入れたふろ。くすりゆ。 **やくどう【躍動】**[図]「生き生きと動くこと。「青春の血が―する」「―感にあふれる」 **やくとく【役得】**[図]その役についているために、しぜんに手にはいる特別な利益。「幹事の―」[類]余禄 **やくどく【訳読】**[図]函翻訳機したり解釈はごしたりして読むこと。 **やくどころ【役所】**[図]その人にあたえられた役目。また、その人にぴったり合った役目。「―がかわる」「―にはまる」 **やくどし【厄年】**[図]陰陽號道で、災いが起こるとされる年齢[い]。とくに、男の四二歳[きぃ]と女の三三歳は 大厄[やく]然という。またそこから、災いが続いて起こる年の意味にもいう。「来年は―にあたる」 **やくなん【厄難】**[図]わざわい。不幸。災難。 **やくにん【役人】**[国]国や地方のおおやけの仕事をする人。公務員。「―根性」「―風[かぜ]をふかす」 **やくば【役場】**[図]町村の行政の仕事をするところ。「村のー」 **やくはらい【厄払い】**[図]神仏にいのって災いを追いはらうこと。また、やっかい者を追放すること。やくばらい。 **やくび【厄日】**[図]陰陽統道で、災いが起こりやすいのでつつしむべきだとされる日。またそこから、災いにあったり、失敗が続く日の意味にもいう。「きょうは―だよ」 **やくびょう【疫病】**[図]↓「えきびょう」 **やくびょうがみ【疫病神】**[図]伝染性の熱病をはやらせるという神。また、災難を呼ぶとして人にきらわれ、相手にされない人。「―が来たぞ」▽「厄病神」は誤り。 **やくひん【薬品】**[図]くすり。医薬品。また、化学ぐすり。 **やくぶそく【役不足】**[図]形動あたえられた役が軽すぎてその役者にとって不満なこと。また、あたえられた役が、その人の実力にふさわしくなく軽いこと。「―をかこつ」▽へりくだったつもりで、自分のもらった役目について「過分な」「手に余る」などの意味で使うのは最近生じはじめた誤り。 **やくぶつ【薬物】**[図]薬品となる物質。くすり。「―アレルギー」 **やくぶん【約分】**[図]分数の分母と分子を最大公約数で割って簡単にすること。たとえば、3-6の分母と分子を3で割って1-2にするなど。 **やくぶん【訳文】**[図]外国語を自国語に翻訳びしたり、古い文章を現在の文章に表記し直したりした文章。[対]原文 **やくほん【訳本】**[図]外国語の文章を自国語に翻訳やした本。訳書。⇔原本 **やくまわり【役回り】**[図]割りあてられた自分の役目。「損な―をひきうける」 **やくみ【薬味】**[図]料理のうまみをひきたてたり、食欲を増すために、からみなどを加えるもの。ネギ・ショウガ・ワサビなど。「―をそえる」 **やくめ【役目】**[図]やるようにきめられた仕事。つとめ。「―を果たす」「いやなー」 **やくよう【薬用】**[図]薬として使うこと。「―植物」 **やくよけ【厄除け】**[図]災いをはらいのぞくこと。「―のお守り」 **やぐら【×櫓】**[図]①柱などを組んでつくった細長く高い建物。「火の見―」②すもうや芝居の小屋で太鼓を打つ高い台。③こたつに使う、木を四角に組んでふとんをかける台。「―ごたつ」④昔、見張りをしたり、敵を矢で射[ぃ]たりするために、高い場所につくった建物。 **やぐらだいこ【×櫓太鼓】**[図]すもう場や劇場などで、開場や閉場のときに、やぐらの上で打ち鳴らす太鼓。 る」。 直す。翻訳処する。「次の英文を訳してみよ」 **やくちゅう【訳注・訳註】**[図]翻訳機と部分的な注釈ちら。また、翻訳者がつけた注釈。 ②古語やむずかしい語を、現代語やわかりやすいことばに直す。解釈べくする。▼「やくする」とも。 **やくすう【約数】**[図]ある数や式を割りきることのできる数や式。「2は4の―である」→倍数 **やくする【約する】**[サ変]①約束をする。「再会を約ぐすて別れる」②簡略にする。「高等学校を約して高校という」③数学で、約分する。▼「やくす」とも。 **やくせき【薬石】**[図]いろいろな薬や手当て。▽薬と石鍼の意味から。 薬石効なく いろいろと治療[より]をほどこしたが、その効果もなく。「―本日死去」 **やくそう【薬草】**[図]薬にする草。薬用植物。 **やくそく【約束】**[図][-ス]これからすることを二人以上の人のあいだで前もってきめること。また、そのとりきめ。「―を破る」 >つかいわけ約束・契約・誓ちゃうほか 「約束」は、私的にも公的にもすることができる。「取り決める」は、公的な場合についていうことが多い。「結婚結の日取りを取り決める」。「契約」は、利害関係が対立するもののあいだでなされる法的な約束。「売買契約」。「申し合わせる」は、大勢が話しあって約束する。「事前に申し合わせる」。「誓う」は、神仏に対して決して違反応しないと心にきめて、また、それを表明すること。「契る」は、とくに男女間の約束をいうことが多い。「将来を契 **やくそくてがた【約束手形】**[図]きめた日に、その金額をはらう約束をしるした書きつけ。約手[てが]。 **やくたい(益体)もない** 役に立たない。たわいもない。古い言い方。「―ことを言うな」 **やくだつ【役立つ】**[国]助けになる。有用である。役に立つ。「将来に―知識」 <1382> **やくりきし**[役力士] 力士のうち、横綱・大関・関脇・小結[び]ちびをまとめた呼び方。 **やぐるま**[矢車] 矢の形をしたものを、車の軸[じく]に輪のように並べてとりつけたもの。こいのぼりの、さおのさきにつける。 **やぐるまそう**[矢車草] ◎「やぐるまぎく」の通称[いおり]。キク科の一年草・越年[怒]草。夏から秋に、青むらさき・赤・白などの矢車に似た花が咲く。 ②ユキノシタ科の多年草。夏、白い花が咲く。高山植物。 **やくろう**[薬×籠] 昔、薬を入れた箱。くすりばこ。 薬籠中の物 いつでも自分の思うとおりに使えるものや人。「自家―」 **やくわり**[役割] 圀役目を割りあてること。また、割りあてられた役目。「―を果たす」「―分担」 **やけ** 思いどおりにならなくて、どうにでもなれという気持ちになること。すてばち。「―を起こす」「―になる」▽「自棄」と当てる。 やけのやん八[ばち] 「やけ」と同じ音[ぇ]「や」をくりかえして意味を強め、人名化したもの。類やけっぱち・やけくそ **やけあと**[焼け跡] 火事になって焼けたあと。「―をかたづける」 **やけい**[夜景] 夜の景色[も]。「百万ドルのー」 **やけい**[夜警] 夜、火事やぬすみを防ぐために見まわること。また、その人。「町内の―」 **やけいこっか**[夜警国家] 国国家は、治安の維持[ひと]国防など、夜警のような最小限の任務を果たす活動に限定すべきだとする考えかた。▽福祉国家・行政国家に対していう。一九世紀なかばのドイツの社会学者ラッサールが当時の自由放任主義的な国家を批判して用いた語。 **やけいし**(焼け石)に水 援助や努力が少なくて効き目がないこと。▽焼けた石に少しばかりの水をかけても冷めないことから。 **やけおちる**[焼け落ちる] [圧□]建物などが火に焼けて、たおれくずれる。「天守閣が―」 **やけくそ**[やけ×糞] 「やけ」を強めた言い方。「―になる」類やけっぱち **やけざけ**[やけ酒] どうにでもなれという気持ちで飲む酒。「―をあおる」 **やけだされる**[焼け出される] 下火事で家が焼けて、住むところがなくなる。「年末の大火で―」 **やけつく**[焼け付く] 焼けてくっつく。高熱でこげつく。「フライパンに―」「―ような暑さ」 **やけっぱち**[形動]「やけ」と「すてばち」を合わせたことば。やけを起こして腹を立てるようす。圏やけ **やけど**[『火』傷] 「熱いものにふれて、皮ふがただれること。また、熱でできたただれ。▽やけどの程度は、第一度が表面だけ赤くなるぐらい、第二度は水疱[邸]ができるぐらい、第三度は皮ふが壊死するぐらいをいう。また、あぶないことに手を出して、ひどい目にあうことをたとえてもいう。「株に手を出して大―する」 **やけに**[画]どうなったってかまわないと思うほどに、程度が大きいようす。俗[〈な]言い方。「―楽しそうだね」「きょうは―暑い」圏やたらに・むちゃくちゃに・ばかに・いやに **やけの**(焼け野)の雉子[きぎす]夜[ょる]の鶴[っる] 子を思う親の愛情の深いこと。▽巣のある野を焼かれたキジが自分をかえりみず子を助け、寒い夜、ツルがこ。 **やけのはら**[焼け野原] ①野火で焼いた野原。 ②いちめんに火事で焼けたあと。「―になった町」 **やけぶとり**[焼け太り] 火事にあって人の同情を買うなどして、かえって以前よりも生活が豊かになること。 **やけぼっくい**(焼け棒杭)に火がつく 過去に関係のあった男女は、もとの関係にもどりやすい。▽もえさしのくいには、再び火がつきやすいことから。 **やける**[焼ける・×焚ける] [下二]火がついてこげる。また、燃える。「火事で家が―」 「魚が―」 ②加熱されて食べられるようになる。「パンが―」 ③陶磁器や炭などができあがる。「茶わんが―」 ④火や日光で熱くなる。「焼けた砂浜」 ⑤光や熱のために色が変わる。「真っ黒に焼けた顔」「たたみが―」「写真が―」 ◎空が赤く染まる。「西の空が―」 気づかいが要[ぃ]る。「世話[だが]―」 ◎消化不良でむかつく。「胸が―」 > 「つかいわけ」→「燃える」を見よ。 **やける**[×妬ける・×嫉ける] [下]ねたましく感じる。「仲のよい恋人たちを見ると―」 **やけん**[野犬] 飼い主のいないイヌ。野良犬。「―狩がり」 **やげん**[薬研] 漢方薬などを細かくくだく、船形の器具。 **やご** トンボの幼虫。小川や池にすむ。 **やこう**[夜行] 夜間、運転すること。「―列車」 ②夜、活動すること。「やぎょう」とも。「―性の動物」「百鬼[ひゃっ]―」 **やこう**[夜光] 暗くなると光ること。また、暗いところで出る光。「―塗料[よう]」「―時計」 ②晴れた夜空の月や星とはちがったらすい光。 **やごう**[屋号] ◎商店などがつける呼び名。姓の代わりに用いたりする。越後屋など。 ②歌舞伎役者の家の呼び名。成駒屋など。 **やごう**[野合] 園「四正式の手続きをふまずにひそかに結びつくこと。とくに、正式の結婚[約]手続きをふまない男女関係にいう。 **やこうちゅう**[夜光虫] ヤコウチュウ科の原生動物。夜は波間に青白く光る。 **やこうとりょう**[夜光塗料] 暗いところでも文字や数字が見えるように、燐光[兒]を発する塗料。 **やさい**[野菜] 食べるために畑などでつくる植物。「無農薬―」「―サラダ」 <1383> ▶やすいそう **やさおとこ【優男】**[图]顔つきやからだつきなどがほっそりした、やさしげな感じの男。 **やさがし【家捜し】**[图][函]家の中をすみずみまでさがすこと。「―しても見つからない」▽住む家をさがすという意味では「家探し」と書く。 **やさがた【優形】**[圏]からだつきのすらっとした、やさしげなかっこう。「―のいい男」 **やさかにのまがたま【八“尺×瓊の“曲玉】**[图]三種の神器の一つ。大きな曲玉。また多くの曲玉をひもで通して輪にしたものともいわれる。 **やさき【矢先】**[图]①矢のさき。やじり。 ②矢が飛んでくる方向。やおもて。「―に立つ」 ③何かを始めようとする、ちょうどそのとき。「帰りかけた―に呼びとめられる」 **やさしい** **【易しい】**[囲]わかりやすい。たやすい。「―問題から解く」「言うのはーが実行は難しい」[簡単・平易・容易]⇔[難しい] **【優しい】**[圏]こまやかな思いやりや温かみがある。「優しくなぐさめる」「気立ての―娘[むすめ]」 ②上品でおだやかである。「―顔だち」[優美] 古語《やさし≫動詞「瘦[や]す」が形容詞となったもの。はじめは、肩身がせまく、やせる思いだという意味だった。そこから、身が縮むようにはずかしい、[土地]。さらに、がひかえめでつつまし[い]という意味にまで発展したのが今の「優しい」であり、かよわくてあつかいやすいととらえて発展したのが「易しい」である。 **やし【香具師・野師】**[图]祭りや縁日などで、芸をしたり、ものを売ったりする人。てき屋。 **やし【×椰子】**[图]ヤシ科の常緑高木をまとめた呼び方。熱帯産。実は食用。ナツメヤシ・ココヤシなど、種類が多い。 **やじ**[图]からかったり、ひやかしたりすること。また、からかったり、ひやかしたりすることば。「―をとばす」▽「野次」「弥次」と当てる。 **やじうま【やじ馬】**[图]自分とは関係がないのに、おもしろ半分にさわぎたてる人。「―根性」 **やしき【屋敷・邸】**[图]広い邸宅[愆]や家のたっている[土地]。敷地[しき]。また、広い邸宅。「家―を手放す」「武家―」▽ふつう、「屋敷[き]」とは書かない。 **やじきた【×弥次喜多】**[图]男二人で気楽に旅行すること。また、おどけたことをする二人組み。「―道中」▽十返舎一九[つてんしゃ]の「東海道中膝栗毛」の主人公、弥次郎兵衛と喜多八[談]の名から。 **やしないおや【養い親】**[图]子をもらって育てる親。育ての親。養父母。 **やしなら【養う】**[国]①生命を保つように食物をあたえる。「家族を―」「家畜を―」 ②体力や知力が発達するようにつとめる。「病[ゃまい]を―」「英気を―」 >つかいわけ↓「育てる」を見よ。 **やしま【八×洲】**[图]「日本国」の別名。おおやしま。多くの島のこと。 **やしゃ【夜叉・薬×叉】**[图]古代インドのおそろしい顔をした鬼神。のち、仏教では、毘沙門天[延ゃもん]の従者となって北方を守る。 **やしゃご【玄孫】**[图]孫の孫。ひまごの子。げんそん。▽「やしわざ」の変化した形。 **やしゅ【野手】**[图]野球で内野や外野を守る選手。 **やしゅ【野趣】**[图]いなかの野や山にあるような、かざ[発]やらない味[夜襲]夜、やみにまぎれて不意に敵をおそうこと。「―をかける」圏[夜討ち] **やしゅう【野州】**[图]↓「しもつけ」 **やじゅう【野獣】**[图]野生のけもの。やばんなけもの。 **やじゅうは【野獣派】**[图]↓「フォービスム」 **やしょく【夜色】**[图]夜の景色[も]。夜景。 **【夜食】**[图]①夜おそくとる軽い食事。[やしょく] ②夕方の食事。夕食。 **やじり【×鏃・矢尻】**[图]矢のさきのとがったところ。「―に毒をぬる」 **やじる**[国][他]人の言動を、大声でからかったり非難したりする。「演説を―」▽「野次る」「弥次る」と当てる。 **やじるし【矢印】**[图]方向や行くさきをあらわす、矢の形のしるし。「―の方向に進んでください」 **やしろ【社】**[图]神をまつってあるところ。神社。「―の森」 **やじろべえ【×弥次郎、兵、衛】**[图]人形が左右にのばした両手のさきに重りをつけて、つりあうようにしたおもちゃ。かたにふりわけ荷物をかついで旅した弥次郎兵衛をかたどったもの。つりあい人形。 **やしん【野心】**[图]①能力や地位につりあわないような大きな望み。天下をとろうとする望み。野望。「―をいだく」 ②大胆[び]で新しいことを試みること。「―作」 **やじん【野人】**[图]①いなかもの。「↓田夫―」 ②礼儀[ぃ]や身なりなどを気にかけない人。 ③民間人。「―の立場をつらぬく」▽公職に就かない、在野[ぃ]の人という意味。 **やす【×籍】**[图]突[っ]きさして魚をとる道具。 **やすあがり【安上がり】**[图][形動]しはらうかねが安くてすむこと。「往復乗車券を利用すれば―だ」 **やすい** **日【安い】**[い]値段が低い。「物価がー」 ② 「おやすい」 **安かろう悪かろう** 値段の安いものは品質も悪いものだ。 **目【易い】**[い][囮][造語]①〈形〉たやすくできる感じだ。「言うは易く行[ぉこな]うは難[かた]し」▽口語で、「やすい」を単独で使うことはない。 ①〈造語〉「〜やすい」の形で』①・・・するのが簡単だ。「歩き―」「食ベ―」「読み―」 ②すぐに・・・になってしまう。「こわれー」「変わりー」[にくい]動詞の連用形に付いて形容詞をつくる。 **やすいそうたろう【安井曾太郎】**一八八八―一九五五年。大正・昭和期の洋画家。京都生まれ。 <1384> やすらけあ れ。浅井忠[烈]に学び、フランス留学後はピサロやセザンヌらの影響[なり]を受け、明るい色彩で肖像[なら]5画をえがいた。代表作「孔雀[にゃく]と女」「金蓉[続]」。 **やすうけあい【安請け合い】**[图]「よく考えもしないで、軽がろしくひきうけること。「―されては、はたが迷惑[認]する」 **やすうり【安売り】**[图]「①ふだんよりも安い値段で売ること。バーゲンセール。「夏物の―」 ②簡単に応じたり、あたえたりすること。「親切の―」「自分を―する」 **やすき【易き】**[图]やさしいこと。楽なこと。「―に就く」「―に流れる」⇔[難き]▽文語の形容詞「やすし」の連体形。 **やすけ【×弥助】**[图]「にぎりずし」の別名。▽歌舞伎[熱ょ]の「義経千本桜」に出てくるすし屋の名から。 **やすだ ゆきひこ [安田靫彦】**[国]一八八四―一九七八年。大正・昭和期の日本画家。東京生まれ。本名は新三郎[ひざぶ]。大和[やまと]絵の技法を用いて新日本画運動をおこし、格調の高い歴史画をえがいた。代表作「黄瀬川[謎]の陣[じん]」。 **やすっぽい【安っぽい】**[い][圏]①安くて質が悪く見える。「一[家]具」 ②見るからに品や深みがなく、軽い感じだ。「ードラマ」 **やすで【安手】**[图形動]①程度が安っぽいようす。値段が安いようす。「―なつくり」「―の服」 ②値段の安い、そまつなもの。[やすもの]【安物】[图] **やすで【馬、陸】**[图]倍脚類に属する節足動物をまとめた[あら]をう[かわ]かに細長い、小形。 **やすね【安値】**[图]①値段が安いこと。安い値段。「―で仕入れる」 ②取り引きで、その日、またはその場でいちばん安い値段。⇔[高値]か **やすらか【安らか】**[形動]静かで心配もなく、おだやかなようす。「―なねむり」「世の中が―に治まる」 **ヤスパース**[人名]一八八三一九六九年。ドイツの哲学者。人間は限界状況に直面して、みずからの有限性と超越[線]者の存在を感じとると説き、体系的な実存主義哲学を確立。著書に、「現代の精[一]神的状況」「哲学」「理性と実存」など。|Karl Jaspers **やすぶしん【安普請】**[图]安い費用で家などを建てること。また、安い費用で建てた家。 **やすまる【休まる】**[国]からだや心がゆったりと落ち着いた状態になる。「気の―ときがない」 **やすみ【休み】**[图]日①仕事や活動などを一時やめること。休息。「―をとらずに働く」 ②仕事や学校などのないこと。「―時間」「夏—」 ③仕事や学校などに行かないこと。欠勤。欠席。「ずるー」 ④ねむること。「もうお―ですか」 **やすみやすみ【休み休み】**[画]続けずに間をおいて。あわてずにするようす。「―山に登る」「ばかも―[に言え]」 **やすむ【休む】**[国]①心やからだをゆったりと楽にする。休息する。「日曜日もなかなか休めない」 ②ねむる。「ふとんをしいて―」 ③欠勤や欠席をする。「会社を―」 ④続けていた活動を一時中止する。「早朝のジョギングをしばらく―」 **やすめる【休める】**[下□]◎①活動を一時中止させる。「仕事の手を休めて雑談する」 ②心身を安らかにする。休息させる。「頭を―」 **安物買いの銭失い** 安いからといってとびつくと、かえって損をする。 **やすい。易。**[易、画]きわめてたやすく。そうさ[やすい] **やすらう【休らう】**[国]やすむ。休息する。古い言い方。「木の下でー」 **やすらぐ【安らぐ】**[国]安らかな気持ちになる。「音楽に心が―」 **やすり 【×鑢】**[图]工作物をこすって、面をたいらにしたり、かどを落としたりする道具。「―をかける」 **やすんじる【安んじる】**[圧□]◎①安心する。 [白の]安心する。ま[る]。また、安心させる。「安んじて仕事をまかせる」 ②満足する。あまんじる。「現状に安んじていては進歩がない」 ▼「やすんずる」とも。 **やせ【×痩せ・×瘠せ】**[图]やせていること。また、やせている人。「―の大食い」⇔[でぶ] **やせい** **日【野生】**[图]「動植物がしぜんに山野で生まれ育つこと。「―の大根」 **目【野性】**[图]教育などを受けていない、本能のままのあらあらしい性質。▽「野性味」「野性的」というと、しぜんのままで洗練されていないのが、かえって力強い魅力[はよく]であるようすをいう。 **やせがまん【×痩せ我慢】**[图]むりにがまん[し]て、平気そうに見せかけること。「―を張る」 **やせぎす【×痩せぎす】**[图形動]やせて骨ばって見えること。また、やせて骨ばった人。 **やせこける【×痩せこける】**[下]ひどくやせて、顔やからだの肉が落ちる。「骨と皮ばかりに―」 **やせさらばえる【×痩せさらばえる】**[下□]やせて骨と皮ばかりになる。やせさらばう。「見るかげもなくー」▽「さらばえる」は、雨などにさらされて骨だけになるという意味。 **やせち【×痩せ地】**[图]作物[襲]の育ちにくいあれた土地。養分の少ない土地。 **やせっぽち【×痩せっぽち】**[图]ひどくやせていること。また、やせている人。からかいぎみに言う。くだけた言い方。「見るからにーの子」[台]⇔[太っちょ]▽ **やせる【×痩せる】**[下□]①肉が落ちて細くなる。「病気で―」「―思い」→太る ②作物を育てる土地の養分が少なくなる。「やせた土地」⇔[肥える] **痩せても枯れても** どんなに落ちぶれても。どんなにおとろえても。「―一国一城のあるじだ」 **やせん【野戦】**[图]市街をはなれた、野山などでする戦[いくさ]。「―を得意とする」「―病院」 <1385> **ヤソ**[×耶蘇] イエス・キリスト。また、キリスト教。▽Jesus の中国音訳を日本語読みしたもの。 **やそう**[野草] 野山にしぜんに生える草。「のぐさ」とも。 **やそうきょく**[夜想曲] 夜の気分にふさわしい、静かでゆったりとしたピアノ曲。ノクターン。 **やそじ**[八十路] 八〇歳[さい]。古い言い方。「本年―をむかえる」 **やたい**[屋台] 祭りのときに引く、神をまつった家の形の台。だし。 ②小さな家のように屋根をつけた台。また、移動できるように屋根と車をつけた店。「ラーメン屋の―」 ③劇場などで使う、家の形をした大道具。 ④祭りで使う屋根のついたおどりの舞台[さい]。 **やたいぼね**[屋台骨] ◎屋台を支えている柱やはりなど。 ②その家を支える財産や人物。「―がかしぐ」「―をしょって立つ」類 大黒柱 **やたて**[矢立て] 矢の入れもの。やなぐいなど。 ②こしにさす、墨[すみ]つぼと筆を入れる筒[っっ]のついた筆記用具。 **やたのかがみ**[八咫の鏡] 三種の神器[製]の一つ。皇位継承[ぶり]のしるしであり、伊勢神宮の神体とされる鏡。 **やだま**[矢玉] 弓の矢と、鉄砲の弾丸[燃]。「―がつきる」 **やたら**[画形動]ものごとに順序や規律がなく程度のはなはだしいようす。「―なことは言えない」「―広い公園」「めったーとさわぐ」圏むやみ▽「矢鱈」と当てる。 **やちぐさ**[八千草・八千種] 多くの草。また、たくさんの種類。「野にしげる―」 **やちよ**[八千代] きわめて多くの年代。「千代[さ]に―に」 **やちょう**[野鳥] 野山にすむ鳥。野生の鳥。 **やちん**[家賃] 家を貸したり、借りたりするときの料金。たなちん。 **やつ**[八つ] 圏はち。やっつ。「―切り」 ②数の多いこと。「―ざきにする」 ③昔の時刻の名。今の午前または午後の二時ごろ。やつどき。「お―の時間」 **やつ**[奴] [代名]①〈名〉「ひと」「もの」をぞんざいに言うことば。「あいつはいい―だ」「むこうの―をとってくれ」 ①〈代名〉三人称単数。あいつ。「―にやらせろ」圏野郎・きゃつ▽男性が、親しみやにくしみなどをこめて使うことが多い。 **やつあたり**[八つ当たり] 「おこって、関係のない人にまでぶつかること。「相手かまわずーする」 **やっか**[薬禍] 薬の副作用によって起こる障害。 **やっかい**[厄介] [形動]①〈名・形動〉手数がかかってめんどうなこと。「―な話」「―ばらい(=じゃま者を追いはらうこと)」類煩雑[説] ①〈名〉せわ。「しばらく―になります」▽多く、人に生活のめんどうをみてもらうときにいう。 **やっかいもの**[厄介者] 他人に迷惑[惣]をかける者。また、いそうろう。食客。「―あつかいする」 **やつがしら**[八つ頭] サトイモの一種。親イモのまわりに数個の子イモがつく。食用。 **やっかむ** うらやむ。ねたむ。 **やつがれ**[僕] [代名]一人称単数。わたくしめ。自分をへりくだっていう。古い言い方。▽「やつこ(奴)あれ(吾)」の変化した形。 **やっかん**[約款] 法令などでとりきめた、一つ一つの約束の条文。「保険―」 **やっき**[躍起] [形動]むきになってあせること。「―になってうち消す」▽「躍気」は誤り。 **やっきょくほう**[薬局方] 国薬の調合・品質・分量などについて、厚生省がきめた規定。日本薬局方。| Jacke 防水や防寒のためのフード付きの上着も。ヤッケ **やっこ**[奴] [代名]①〈名〉◎江戸時代、武士の供をした召使い。中間[隐う]。 ②江戸時代の俠客[様ぅ]。旗本[説]奴と町奴があった。 ③「奴豆腐」の略。「冷や―」 ④「奴凧[ごと]」の略。 ①〈代名〉[「やっこさん」の形で」他人をいやしめたり軽くあつかったりするときにいうことば。やつ。「―さん、どこまで行ったんだろう」▼「ヤ(家)ツ(の)コ(子)」から。 **やっこう**[薬効] 薬の効き目。「―あらたか(=効き目がいちじるしい)」 **やっこだこ**[奴凧] たこの一種。江戸時代の武家の下僕の、そでを張り、鎌[がま]ひげをのばした姿に似せてつくったもの。 **やっこどうふ**[“奴豆腐] 四角に切ったとうふに、薬味[く]としょうゆをつけて食べるもの。ひややっこ。 **やつざき**[八つ裂き] ずたずたに切りさくこと。「―にしてもあきたりない男」 **やつす**[×窶す・×佾す] みすぼらしい姿や目立たない身なりに変える。「旅の僧たちに身を―」 ②やせるほど思いなやんだり熱中したりする。「恋[ぃ]に身を―」 **やっちゃば**[やっちゃ場] 「青果市場」の俗[《]な言い方。▽「やっちゃ」は、せりのかけ声。 **やっつ**[八つ] はち。やつ。また、八個。八歳[さい]。 **やっつけしごと**[《遣っ付け仕事] 見かけの形だけ仕上がっていればいいとして、乱暴にやった仕事。 **やっつける**[《遣っ付ける] [下□]◎相手をうち負かす。うちこらす。「ロ論でー」 ②ものごとを一気に乱暴に仕上げてしまう。「宿題を全部―」 **やつぎばや**[矢継ぎ早] [形動]矢を次々と射るように、続けざまにおこなうこと。「―に質問する」 **やっきょう**[薬×莢] 鉄砲の弾を発射させる火薬をつめた、金属製の小さな筒[っっ]。底の部分に雷[管]悲をつけてある。 **やっきょく**[薬局] ㉠薬剤師が薬を売る店。 ②病院で、薬を調合する場所。「―の窓口」 <1386> **やつで**[八つ手] ウコギ科の常緑低木。葉は手のひらの形をして、大きく厚い。晩秋、白色の小花がかたまって咲き[く]。葉は薬用。 **やっと**[副]長い時間や労力がかかったうえで、なんとか思いどおりになるようす。ようやく。「―のことでトンネルが貫通した」「―電話がつながった」 **やっとこ**[×鋏] 熱した鉄をはさんだり、針金を曲げたりする鉄製の道具。 **やつばら**[《奴原] やつら。あいつら。いやしめた言い方。▽「ばら」は複数をあらわす語で、「原」は当て字。 **やっぱり**[画]「やはり」のくだけた言い方。やっぱし。▽「矢っ張り」と当てる。 **やつめうなぎ**[八つ目×鰻] ヤツメウナギ科の魚をまとめた呼び方。ウナギに似て細長い。一対の目と、その後方の七対のえら穴がすべて目のように見えるので、この名がある。食用。 **やつれる**[×窶れる] [下]病気や心労などのためにやせほそる。「長い闘病生活でー」 ②容姿や服装などがみすぼらしいようすになる。「やつれはてた姿」 **やど**[宿] 旅さきでとまるところ。宿屋。旅館。「―をとる」 ②住む家。住所。「埴生[はにゅう]のー」「仮の―」 **やといにん**[雇い人] 人にやとわれて働く人。使用人。雇い主 **やといぬし**[雇い主] 人をやとって使う人。雇用主。雇い人 **やとう**[野党] 政権を担当していない政党。与党 **やとう**[雇う・傭う] 賃金や料金をはらって人や乗り物を使う。「店員を―」「釣り船を―」 **やどがえ**[宿替え] 「忍」「ひっこし」「転居」の古い言い方。また、旅館を変わること。 **やどかり**[宿借り] ヤドカリ科とその仲間の節足[ご]動物。エビに似ているが、カニのようなはさみがある。巻き貝の貝殻[い]を借りてその中にすむ。成長するにしたがって大きな殻に移る。寄居虫。 **やどさがり**[宿下がり] 函奉公人などが、休みをもらって親もとなどに帰ること。 **やどす**[宿す] 表面や内部にとどめておく。「露[っゅ]を―」「かげを―」「子を―(=妊娠[巡]する)」 **やどちょう**[宿帳] 宿屋で、宿泊[膨く]者の氏名や住所などを書きこむ帳簿[ょう]。 **やどちん**[宿賃] 旅館の宿泊[く]料。宿代。 **やどなし**[宿無し] 住むためのきまった家をもたないこと。また、きまった家のない人。 **やどや**[宿屋] 旅行者をとめる職業の家。旅館。 **やどやのめしもり**[宿屋飯盛] 人道一七五三—一八三〇年。江戸後期の国学者・狂歌師。石川雅望[む勢]の号。大田南畝[続]に狂歌を学ぶ。また、古語や雅語[び]をいろは順に配列した辞書「雅言集覧[びらん]」をつくった。 **やどりぎ**[宿り木・“寄“生木] ◎他に寄生する植物。「―のような生活」 ②ヤドリギ科の常緑低木。ケヤキやクリなどの樹上に寄生し、早春に淡黄[読]色の小花をつける。 **やどる**[宿る] 旅さきで宿にとまる。宿をとる。「山荘[賛]に―」 ②表面や内部に一時とどまる。「露[っゅ]がー」「湖面に月かげが―」「正直のこうべに神―」 **やどろく**[宿六] 妻が夫を親しんで、また軽んじて呼ぶことば。亭主。「うちの―」山の神 **やな**[×梁・×築] 木・竹・石を並べて水の流れを一か所に集め、そこに置けなどを張って魚をとるしかけ。 **やなあさって**[×弥な“明。後“日] ↓「やのあさって」 **やないはらただお**[矢内原忠雄] [人鱼]一八九三—一九六一年。大正・昭和期の経済学者・教育者。愛媛県生まれ。反戦的思想により東大教授を辞職。戦後に復帰して総長も務めた。無教会派のクリスチャンとしても知られる。著書に「帝国主義下の台湾[恋]」「イエス伝」などがある。 **やながわなべ**[柳川×鍋] ドジョウをさいて頭と骨をとり、ささがきゴボウを入れてにて、卵でとじた料理。やながわ。どじょうなべ。 **やなぎ**[柳] ヤナギ科の植物をまとめた呼び方。また、シダレヤナギのこと。 柳に風と受け流す 相手のいかりなどを、逆らわずにたくみにそらす。圏柳に風 柳に雪折れなし しなやかなものは、かたいものよりかえってつらい試練によくたえるものだ。国柳に風折れなし 柳の下にいつも泥鰌[どじょう]はいない 偶然だに幸運をつかんだからといって、再び同じ方法で成功するとはかぎらない。 **やなぎごうり**[柳行李] 皮をはいだヤナギの枝で編んだ、衣類などを入れる箱形の入れもの。 **やなぎごし**[柳腰] 細くてしなやかなこしつき。美人の姿のたとえ。 **やなぎさわよしやす**[柳沢吉保] [人鱼]一六五八|一七一四年。江戸[以]中期の政治家。五代将軍徳川綱吉に重用され、側用人[話にん]となって文治政治を推進した。領地として甲府[誌],一五万石をえたが、綱吉の死後は職をしりぞいた。 **やなぎたくにお**[柳田国男] 一八七五十一九六二年。明治から昭和期の民俗[登]学者。兵庫県生まれ。民間伝承や習俗を研究して、日本民俗学を確立した。著書に「遠野物語」「桃太郎の誕生[銃]」「妹の力」「方言覚書」など。 **やなぎだる**[柳×樽] 祝いごとに使う、柄の長い朱[しゅぬ]りの酒[とか]だる。 **やなぎむねよし**[柳宗悦] [入屋]一八八九一一九六一年。大正・昭和期の民芸研究家。東京生まれ。雑誌「白樺[能]」に参加、各地の民芸品に注目し、日本や朝鮮[醇]。の陶磁器を再評価するなど、民芸運動を提唱した。 **やなぐい**[×胡×簇・×胡×籙] 矢を入れて背負う道具。形によって、筒形[粉]の壷[っ]『胡簇や、平たく低い平[ぃも]胡簇などがある。 **やなみ**[家並み・屋並み] 家の並びかた。また、多く並んだ家々。 <1387> ・やぶさめ た、多く並んだ家々。いえなみ。「古い―の町」 ②家ごと。のきなみ。 **やに【脂・樹脂】**[图]①木の皮からしみでる、ねばねばした液体。また、それが固まったもの。「松―」 ②パイプなどにたまる、タバコのねばねばした液体。 ③目やに。 **やにさがる【脂下がる】**[国]得意になってにやにやする。「ちやほやされて―」▽もと、キセルの雁首[がんくび]のほうを上げて、やにが吸い口のほうへ下がるような気どったくわえかたをするという意味。 **やにょうしょう【夜尿症】**[图]夜、ねむっているあいだに無意識に小便をもらす症状[には]。 **やにわに**[画]だしぬけに。その場で、おどろくほど急に。古い言い方。「―走りだす」「―切りつけた」[いきなり]▽「矢庭」と当て、矢を射る場所のこと。 **やぬし 【家主】**[图]貸家[での]持ち主。大家[ぉ]。いえぬし。▽「屋主」は誤り。 **やね【屋根】**[图]①雨などを防ぐために、建物の上部につくったおおい。「かわら―」 ②ものの上部のおおい。「自動車の―」▼「家根」は誤り。 **切り妻** **寄せむね** **入り母屋** **方形**[ほうぎょう] **陸屋根**[ろくやね] やね① **やねうら【屋根裏】**[图]①天井と屋根とのあいだの空間。また、屋根の裏側。 ②屋根のすぐ下の、天井のない小[部屋]。屋根裏[部屋]。 **やねのうえのサワン【屋根の上のサワン】**図一九二九年。井伏鱒二[の]短編小説。傷ついたガンのサワンと「私」との、出あいから別れまでの交情をえがく。 **やのあさって【×弥の《明《後〝日】**[图]明後日の翌[翌]日。しあさっての次の日。やなあさって。▽地方によってはあさっての次の日をいう。 **やのりゅうけい【矢野竜渓】**一八五〇―一九三一年。明治期の政治家・小説家。豊後[で]生まれ。本名は文雄。立憲改進党の結成に参加し、自由民権の思想を宣伝するため、政治小説「経国美談」などを発表した。 **やばい**[囲]「まずい」「あぶない」の俗[な]言い方。見つかったり、つかまったりしそうで危ない。「―仕事に手を出すな」 **ヤハウェ**[图]「旧約聖書」にある、天地創造神の名。イスラエル民族の唯一[ヅ]の神。ヤーベ。エホバ。|Yahweh **やはず【矢×筈】**[图]⊕矢のはしの、つるにかけるくぼんだ部分。 ②さきに二またをつけた、掛[かけ]軸[じく]をかける棒。 **やはり**[画]①ほかの場合や前の状態などと同じであると判断するようす。同様に。「わたしも―そう思う」「あすも―雨だろう」 ②予想や想像のとおりであるようす。思ったとおり。「―うそだったのか」「―あなたでしたか」 ③たしかにそのとおりだと改めて思いかえす気持ちをあらわす。「彼は―天才だ」「―行ったほうがいい」[結局は]「やっぱり」「やっぱし」「やっぱ」とも。「矢張り」と当てる。 **やはん【夜半】**[图]よなか。「―の火事」「―来の雨」 **やばん【野蛮】**[图形動]①文明をまったく知らずに生[の]活を営んでいる状態。「―な習俗」⇔[文明] ②粗野でで乱暴なこと。無教養で無作法が[ぼう]なこと。「―な行為に」 **やひ【野卑・野×鄙】**[图形動]下品でいなかびていること。「―なことばづかい」 **やぶ【×藪】**[图]①雑草や低木や竹などの密生しているところ。とくに、竹やぶ。 ②「藪医者」のこと。▽もと、「野巫」。呪術[じょう]による医者。知識が少なくてよい治療[よう]ができないものという意味。 **藪から棒** 「藪から棒を出す」の略。だしぬけなこと。とつぜんなこと。[類]寝耳に水 **藪の中** 関係者の言うことがくいちがって真相がわからないこと。▽「やぶ」は、外部から中がわからないから。 **藪をつついて蛇を出す** ↓「やぶへび」 **やぶいしゃ【×藪医者】**[图]診察[説]や治療[よう]などのへたな医者。やぶ。 **やぶいちくあん【×藪井竹×庵】**[图]やぶ医者のことを人名めかした、ふざけた言い方。 **やぶいり【×藪入り】**[图]正月と盆[ん]に、住みこみで働いている人が休暇をもらって実家に帰ること。また、その日。▽草深い地方へ帰るという意味。 **やぶか【×藪蚊】**[图]ヤブカ属の力[を]まとめた呼び方。草やぶにすみ、大形で黒く、腹に白いまだらがあり、人をさして血を吸う。やぶっか。ヒトスジシマカ・ヤマトヤブカなど。 **やぶく【破く】**[国]紙や布など、うすいものをさいて破る。「古新聞を―」 **やぶける【破ける】**[下□]紙や布などがさける。 **やぶさか【×吝か】**[形動]【多く、「~するにやぶさかでない」の形で」・・・することをおしまない。ためらわず、こころよく・・・する。改まった言い方。「協力するに―でない」「あやまちを改めるに―でない」▽「やぶさか」は、ものおしみするようす。 **やぶさめ【《流鏑馬】**[图]ウマで走りながら、三つの的[まと]あるいは投げたおうぎを矢で射る競技。犬追物[訟ぁ]などとともに、馬術や弓術の訓練として、鎌[や]倉[こと]。 や <1388> **やぶにらみ**[×藪×睨み] 斜視[しゃ]。 ②見かたや考えかたなどが見当はずれであること。 **やぶへび**[×藪蛇] 「藪をつついて蛇を出す」の略。よけいなことをして、かえって災いを受けること。「―になる」 **やぶみ**[矢文] 手紙などを、矢がらに結びつけて射て飛ばすこと。また、その手紙類。 **やぶる**[破る] 国紙や布などをさいて傷つけてだめにする。「ノートを―」「ズボンを―」 ②固く閉ざされたものをこわしてあける。「かべを―」「金庫を―」 ③それまでの状態を乱したり、変えたりする。「平和を―」「沈黙[読]を―」「型を―」 ④守るべきことや習慣にそむく。「法律を―」「約束を―」「しきたりをー」 ⑤勝負ごとで、相手を負かす。「宿敵を―」「日本記録を―」▽「敗る」と書けば、負けること。 > 「つかいわけ」「裂[き]く」を見よ。 **やぶれかぶれ**[破れかぶれ] [形動]せっぱつまって、結果などどうなってもいいという気持ちでするようす。「―で挑戦[殻、]する」圏」自暴自棄・やけ・すてばち・すてみ **やぶれる**[破れる] [下]紙や布がさけて、もとの形を保っていなくなる。「服が―」 ②傷がついてこわれる。「血管が―」「はれものが―」 ③心に打撃がきを受ける。「恋[とぃ]にー」 ④成り立たなくなる。だめになる。「縁談が―」「同盟が―」「夢が―」「記録が―」 **やぶれる**[敗れる] [下]勝負ごとなどで、相手に負ける。「決勝戦で―」「人世に―」 **やぶん**[夜分] 夜。夜間。夜おそく。「―おさわがせしてすみません」 **やぼ**[形動]世間知らずで気がきかないこと。また、気がきかない人。「―なことを言う」 ②洗練されていないこと。また、洗練されていない人。「―な服装」粋[き]「野暮」と当てる。 **やぼう**[野望] 天下を取ろうというような、身分に過ぎた大それた望み。野心。「―をいだく」 **やぼったい**[圏]あかぬけしない感じがする。やぼな感じである。やぼくさい。「いかにも―服装」▽「野暮さい。「いかにも―服装」▽「野暮ったい」と当てる。 **やぼてん**[图]いかにもやぼなこと。また、やぼな人。↔粋人[誌]・通人▽「野暮天」と当てる。 **やぼよう**[やぼ用] 仕事上のつまらない用。また、ちょっとした用。▽「野暮用」とも当てる。 **やま**[山] [造語]①〈名〉⊕しぜんに地表が高く盛りあがって、丘[ぁ]よりもはるかに高くなっているもの。▽昔は神が降下してくるとされ、また、死者をほうむったところ。「あとは野となれ―となれ」 ②高く盛りあげたもの。また、盛りあがっている部分。「せんたくものの―」「ねじの―がつぶれる」う。 ③鉱山。「―をほりあてる」「―師」 ④量の多いこと。「借金の―」 ⑤いちばん重要なところ。絶頂。「話のー」「病人は今夜がーだ」「この試合の―」 ◎幸運をかけること。ねらいをつけること。やまかん。予想。「試験の―がはずれる」「―をはる」 ①〈造語〉◎[「山〜」の形で』山野に自生すること。野生の。「―ゆり」「―いも」 ②盛りわけたものを数えることば。「一[至]―一○○円」 山が当たる ものごとがねらったとおりになる。↔山が外れる 山が見える 見通しがつく。困難の頂点を過ぎて終わりが近くなる。 山高きが故[ゅえ]に貴[ぇっと]からず ものや人の値打ちは外見ではなく、なかみがいいか悪いかである。 山高ければ谷深し 株価は急に上がったあと、必ず暴落する。広く、景気のよしあしについてもいう 山笑う 春の山の、草木が芽ぶくようすをいう。 山眠[ねむ]る [俳句の季語で、独特の表現。 山を掛ける 幸運をあてこんで、予想してものでとをおこなう。類山を張る 山を越す もっとも盛[ょか]んな時期やむずかしいところ、たいせつなところを過ぎる。圏山を越える 周古語ではふつう、比叡山延暦寺をいう。同じ天台宗の三井寺[訟](園城寺)を「寺」と呼ぶのに対して使う。 **やまあい**[山間] 山と山とのあいだ。たにま。「―の村」▽「山合い」は誤り。 **やまあらし**[山荒らし] ヤマアラシ科の哺乳[ゅう]動物。からだに針状のかたい毛があり、これで敵から身を守る。 **やまい**[病] ①病気。「―の床にふせる」 ②なかなかなおらない、悪いくせ。「ぬすみの―」 病膏肓[5]に入る 治る見こみのない病気にかかること。もはや、手のほどこしようのない状態にあること。病[菌]が、治療[よう]のしにくい膏(=心臓の下)や肓(=横隔膜[かく]の上)まではいること。▽「膏肓345」を誤って「膏盲」とも。 病は気から 病気は気持ちのもちようでかかるものだ。 病は口より入り、禍[わざわ]いは口より出[づ] 病気は口からはいる食べものが原因だが、災いは口から出るよけいなおしゃべりが原因となる。口はつつしんだほうがいい。 **やまいぬ**[山犬] ◎イヌ科の哺乳動物。オオカミに似て性質はあらい。昔、各地にいたが現在は絶滅。ニホンオオカミ。 ②野生のイヌ。 **やまいも**[山芋・×薯蕷] ↓「やまのいも」 **やまうば**[山×姥] 伝説や昔話で、山奥[撃]に住んでいるとされた鬼女[よ]。やまんば。 **やまおとこ**[山男] ①きこりや猟師など、山で働く男。また、炭鉱や鉱山で働く男。 ②登山の好きな男。登山のベテラン。 ③伝説や昔話で、山奥に住んでいるとされた男の怪物。 **やまおろし**[山嵐] 高い山からふきおろす、強く冷たい風。 <1389> **やまが**[山家] 山の中の家。山里の家。「―育ち」 **やまかけ**[山掛け] マグロのさしみやそばなどに、とろろをかけた料理。 **やまかげ**[山陰] 山にさえぎられて、日光のよく当たらないところ。「消えのこる―の雪」 **やまかぜ**[山風] ●山中をふく風。また、山からふきおろす風。▽文屋康秀[銃器]の「吹[ょ]くからに(=ふくとすぐに)秋の草木のしをるれば(=色あせるので)むべ(=なるほど)山風をあらしといふらむ」は「山風」と「嵐[ぁらし]」を結びつけた漢字遊び。 ②夜間に空気が冷えて、山から平地に向かってふきおろす風。 **やまがそこう**[山鹿素行] [人圈]一六二三一八五年。江戸[以]初期の儒学者・兵学者。朱子学を批判する「聖教要録」を書いたために、赤穂[ぁとう](=兵庫県)に流された。また、儒学の理念にもとづく武士道を大成し、山鹿流の兵法を始めた。 **やまがたありとも**[山県有朋] 国一八三八―一九二二年。幕末から大正期の軍人・政治家。長州生まれ。明治維新[点]後、徴兵[崞;]制の制定や陸軍の創設に努め、大将・元帥[ゞ]、また内相・首相らなどを歴任し、権力をふるった。 **やまがただいに**[山県大弐] [入国]一七二五 六七年。江戸中期の医師・兵学者。「柳子新論」を書き、尊王[然]論を説いて幕政を批判した。明和事件で、甲府・江戸城を攻撃する軍略を語ったとして処刑された。 **やまがら**[山×雀] シジュウカラ科の小鳥。スズメほどの大きさで、人になれ、芸を覚える。 **やまがり**[山狩り] 山で鳥やけものをとらえること。 ②山ににげた犯人などをとらえるために、大勢で山中をさがしまわること。 **やまかん**[山勘] 勘[変]にたよって見当をつけること。あてずっぽう。「―で当てる」▽山師の計算という意味から。 **やまぎわ**[山際] 山のすぐ近くの空の部分。空が山に接している辺り。「夕日でーが赤く染まる」 **やまくじら**[山鯨] イノシシの肉。圏牡丹[がん] **やまぐちせいし**[山口誓子] [入名]一九〇一―九四年。昭和期の俳人。京都生まれ。「ホトトギス」から出て、水原秋桜子[し]とともに新興俳句運動の中心に位置し、「天狼[気]」を創刊して、近代約感覚で力強い作風を示した。句集に「凍港」「炎昼[畝う]」など。 **やまぐに**[山国] 山の多い国や地方。また、まわりを山に囲まれた国や地方。「―の出身」 **やまけ**[山気] かけごとなどを好む気質[ぃっ]。やまっけ。「やまき」とも。「―を出す」 **やまごえ**[山越え] 「函◎江戸時代、関所札[せ]粒(=通行札)を持たない人が、間道を通ったこと。 ②山をこえること。山ごし。 **やまごもり**[山×籠り] 「山中にこもること。また、山寺にこもって修行[もり]すること。 **やまごや**[山小屋] 登山者がとまったり休んだりするために、山中に建てた小屋。ヒュッテ。 **やまざきあんさい**[山崎闇斎] [人鱼]一六一八ー八二年。江戸以前期の儒学者・神道[弘]家。谷時中[びゅう]に朱子学を、吉川惟足[読勢]に神道を学び、二つを統合して垂加、神道を始めた。京都で弟子にを養成して崎門[誌]学派をつくり、のちの尊王[競]運動に影響[しぶり]をあたえた。 **やまざきそうかん**[山崎宗鑑] [人鱼]生没年[然]未詳[ょう]。室町末期の連歌師。本名は志那範重[」げ]。足利義尚[読器]に仕えたのち出家[ゅっ]。俳諧連歌をおこし、「新撰犬筑波[」集」を撰した。 **やまざくら**[山桜] ①山中に咲くサクラ。 ②サクラの一種。四月ごろ、若葉と同時にうす紅色、または白色の花が咲く。 **やまさち**[山幸] 山でとれる獲物の。鳥やけもの。また、山菜の類。 **やまざと**[山里] 山中の小さな村。また、山に近い村。山村。 **やまざる**[山猿] ①山にすむサル。 ②いなか者をあざけっていうことば。 **やまし**[山師] 鉱山の発掘や山林の売買などに従事する人。 ②幸運をあてこんで、冒険[燃]的な投資をする人。 ③たくみに人をだます詐欺師。ぺてん師。 **やまじ**[山路] 山の中のこみち。やまみち。「―に分けいる」 **やましい**[疾しい・×疚しい] 囲悪いおこないや考えがあって、良心がとがめる。「何も―ことはしていない」類後ろめたい **やましろ**[山城] 旧国名。今の京都府南部。五畿内[縫い]の一国。山州[う]。城州[にょう]。平安京があった地。「―の国一揆[いっ]」 **やましろのおおえのおう**[山背大兄王] [人鱼]?|六四三年。聖徳太子の子。推古天皇のあと、舒明天皇と皇位を争ったが、蘇我入鹿[に]攻撃されて自殺した。 **やますそ**[山×裾] 山のふもとの、なだらかに広がった部分。邇山麓[感] **やませ**[山背] 東北地方や佐渡になどに、初夏にふく冷たい北東風。濃霧を発生させ、冷害の原因となる。 **やまたいこく**[×耶馬台国・《邪馬台国] 「魏志倭人伝[読んさん]」に見える国で、三世紀ごろ日本に存在し、卑弥呼[ぃみ]とという女王が支配していたという。北九州にあったという説、大和[ゃまと]にあったという説などがある。 **やまたかぼうし**[山高帽子] 男子の礼装用帽子の一つ。ふつう、黒で上部がまるくて高く、つばのあるもの。山高帽。 **やまだこうさく**[山田耕筰] [入围]一八八六一一九六五年。大正・昭和期の作曲家。東京生まれ。ドイツ留学後、指揮者として演奏会のほか、作曲活動もおこなって楽界に貢献[爛]した。歌曲「砂山」「からたちの花」など。 **やまだし**[山出し] ①木や炭などを山から運びだすこと。また、運びだされたもの。 ②いなかから出てきたばかりで、都会風の習慣やことばに慣れていないこと。また、その人。「―のいなか娘[むすめ]」 <1390> **やまだながまさ**[山田長政] ?-一六三〇年。江戸[以]初期、シャム国にわたり重臣となる。日本人町の長となり活躍[や]、国王の信頼[ん]をえたが、内紛[怂]にまきこまれて毒殺された。 **やまだびみょう**[山田美妙] 一八六八一一九一○年。明治期の小説家・詩人・評論家。東京生まれ。硯友社結成に加わり、「言文一致[かっ]」を唱えて、小説「胡蝶[ちょう]」などを発表した。ほかにアクセントを付した「日本大辞書」を編集。 **やまっけ**[山っ気] ↓「やまけ」 **やまつなみ**[山津波] 豪雨や大地震などで、山から大量の土砂や岩石がおし流されること。「—がおそう」類土石流 **やまづみ**[山積み] 山のようにうず高く積むこと。また、処理すべきことがたくさんたまること。 **やまて**[山手] →「やまのて」 **やまでら**[山寺] ①山の中にある寺。 ②山形市の立石[いく]寺の通り名。 **やまと**[大和・×倭] 旧国名。今の奈良県。五畿内[がい]の一国。大和朝廷[は]の発祥地。「―路」 ②「日本国」の古い呼び名。「―民族」「大和」は常用漢字表付表の語。 **やまと** ある[畝傍山・耳成山・香具山]。この三山に囲まれた地に、六九四年藤原京がつくられた。 **やまとだましい**[大和魂] 日日本人固有の精神。とくに近世以降の、国粋的な武勇を尊ぶ精神。やまとごころ。 ②漢学でえた知識に対して、実務的な処理能力や手腕[鵡]。和魂。 **やまとちょうてい**[大和朝廷] 四世紀から七世紀にかけて、大和地方を中心に日本を支配した政府。皇室を頂点に豪族たちが連合した政権で、氏姓[も]制度をとった。 **やまとなでしこ**[大和撫子] ①「なでしこ」の別名。 ②日本女性のしとやかな美しさをほめていうことば。 **やまとみんぞく**[大和民族] 日本人を構成する主要な民族。 **やまとものがたり**[大和物語] 九五六年か。作者未詳[ぃょう]。実在の人物と伝説的な説話を歌に結びつけた物語。一七三段。二巻。 **やまどり**[山鳥] ①キジ科の鳥。日本特産。からだは赤茶色で、おすは尾が長い。 ②山にすむ鳥。 **やまない**[止まない・×已まない] [「~してやまない」の形で】・・・して、それが終わることがない。い それが終わることがない。どこまでも・・・しつづける。「世界平和を願って―」 **やまなそうぜん**[山名宗全] [人名]一四〇四十七三年。室町時代の守護大名[びり]。宗全は法名。本名は持豊。嘉吉[診への]乱で勢力を拡大し、応仁の乱では細川勝元と対立、西軍の総帥となった。 **やまなみ**[山並み] 山が連なり並んでいること。また、連なった山々。山脈。「遠くのーに目をやる」 **やまなり**[山鳴り] 噴火などのために、山が震動[説]すること。また、山の地鳴りの音。 **やまなり**[山形] 山のような形の弧[こ]をえがくこと。「―のカーブ」 **やまねこ**[山猫] ネコ科の哺乳[にゅう]動物。夜行性で鳥や魚を捕食[ぃよく]する。 **やまねこスト**[山猫スト] 労働組合員の一部が、本部の指令なく勝手[ぃっ]におこなうストライキ。 **やまのいも**[山の芋・×薯蕷] ヤマノイモ科のつる性多年草。根は棒状で、とろろにして食べる。じねんじょ。やまいも。 **やまのうえのおくら**[山上憶良] 六六〇一七三三?年。奈良時代の歌人。唐にわたり、帰国後、伯耆守[りき]の・筑前守[競ぜん]のなどを歴任。儒教[詰り]や仏教に通じ、人生や社会を題材にして「万葉集」に残した歌が多く、代表的歌人の一人。 **やまのうちとよしげ**[山内豊信] [人鱼]一八二七―七二年。江戸末期の土佐藩主[談]。号は容堂。公武合体に尽力し、一八六七年には後藤象二郎[にたじろう]の意見で将軍徳川慶喜[ㄍ器]に大政奉還[感悲]を進言し、実現させた。 **やまのかみ**[山の神] ①山を支配する神。 ②口やかましい自分の妻のこと。俗[《な]言い方。 **やまのぐちばく**[山之口貘] [人名]一九〇三十六年。昭和期の詩人。沖縄県生まれ。本名は山口重三郎”。三〇代まで放浪生活を送り、生活感情を独自のユーモアと風刺[ぃぅ]でうたった。詩集に「思弁の苑[その]」「鮪[まぐろ]と鰯[いわし]」など。 **やまのて**[山の手] ①山に近い地域。 ②都会で、高台にある住宅地域。▽とくに東京では、旧市内の文京区を中心に新宿区、渋谷区、港区あたりをいう。含下町[髪] **やまのは**[山の端] 山が空に接して見える尾根の部分。山のはし。「―にかかる月」類 山際 **やまのひ**[山の日] 国民の祝日の一つ。八月一一日。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日として制定された。 **やまば**[山場] ものごとのもっとも盛りあった重要な場面。クライマックス。「試合の―をむかえる」 **やまはだ**[山肌・山〝膚] 山の表面。土砂[じゃ]や岩石がむきだしになった地[はだ]。「露出[以ゅっ]した―」 **やまびこ**[山×彦] こだま。▽古くは、山の神の声とされていた。 **やまとうた**[大和歌] 「和歌」の別名。唐歌[結](漢詩)に対していう。 **やまとえ**[大和絵] 九世紀ごろから発達した、日本的な題材の絵画。びょうぶや絵巻物に多く見られる。唐絵 **やまとごころ**[大和心] 日本人に固有の精神。やまとだましい。漢心[ころ] **やまとことば**[大和言葉] 日本固有のことば。和語。漢語・外来語 ②和歌。また、平安時代のことば。類雅言[がん] **やまとさんざん**[大和三山] 奈良盆地南部にある畝傍山・耳成山・香具山。この三山に囲まれた地に、六九四年藤原京がつくられた。 <1391> **やまひだ**[山×襞] 山の谷間と[の]くぼみなど、衣服のひだのような地形。 **やまびらき**[山開き] ①その年、はじめて登山を許すこと。また、登山を許可する日。「富士山の―」 ②山を切り開いて、新しく道をつくること。 **やまぶき**[山吹] ①バラ科の落葉低木。春、あざやかな黄色の、五弁または八重の花が咲く。 ②「山吹色」の略。 ③大判や小判の金貨。▽色が似ているところから。 **やまぶきいろ**[山吹色] ヤマブキの花のような色。こがねいろ。「―の小判」 **やまぶし**[山伏] 修験者[総覧]。仏の道を修行[い]する僧[そう]。「―がほら貝をふきならす」 **やまふところ**[山懐] 山の奥深[絞く]はいりこんだところ。「―にいだかれた集落」 **やまべ**[山辺] 山の近く。山のほとり。海辺 **やまべのあかひと**[山部赤人] 人生没年[燃ばっ]未詳[ょう]。奈良時代の歌人。三十六歌仙の一人。各地を旅行し、自然をうたった清澄な歌風の作品が「万葉集」に多くとられている。 **やまぼこ**[山×鉾] 台の上に山の形をつくり、ほこやなぎなたなどの、かざりものを立てた山車[だし]。京都祇園祭[読]のものが有名。「―巡行」 **やまめ**[山女] サケ科の魚。谷川などのきれいな淡水[機]にすむ。からだの側面に黒い斑点[磯]がある。食用。ヤマベ。 **やまもとけんきち**[山本健吉] [入名]一九〇七八八年。昭和期の評論家。長崎県生まれ。本名は石橋貞吉。文芸評論・俳句鑑賞、[いり]など、広く古典から現代文学の分野で活躍[ご]した。著書に「古典と現代文学」「私小説作家論」「芭蕉[よう]」「柿本人麻呂[との]」など。 **やまもとごんべえ**[山本権兵衛] [人名]一八五二―一九三三年。明治・大正期の軍人・政治家。薩摩[蛙っ]の人。海軍大臣をつとめたのち、内閣を組織したが、シーメンス事件(=軍部の収賄事件)や虎[とら]の門事件(=裕仁親王狙撃事件)により、総辞職に追いこまれた。名は「ごんのひょうえ」とも。 **やまもとしゅうごろう**[山本周五郎] [八名]一九〇三―六七年。昭和期の小説家。山梨県生まれ。本名は清水三十六[詩]。江戸時代の下級武士や庶民[怨]の苦しみを好んでえがいた。「青べか物語」「さぶ」「樅[もみ]の木は残った」など。 **やまもとゆうぞう**[山本有三] 八一八八七一一九七四年。大正・昭和期の小説家・劇作家。栃木[ち]県生まれ。本名は勇造。「嬰児、殺し」「坂崎出羽守。」などで劇作家として認められ、のちに、小説「女の一生」「真実一路」「路傍の石」などを書いた。戦後、国字改革に乗りだし、現代かなづかい・当用漢字などを中心となって制定した。 **やまもり**[山盛り] 山のような形に盛りあげること。また、山のように盛ったもの。「―のごはん」すり切り **やまやき**[山焼き] 春の初め、山野のかれ草を焼くこと。土を肥やし、害虫の卵を除き、新芽の出るのを助ける。「―のけむり」類 野焼き **やまやま**[山山] [画]①〈名〉たくさんの山。あの山この山。「遠くのー」 ⑪〈副〉多いようす。たくさん。「言いたいことは―あるが」 ②熱望するが、実際にはそうできない場合に用いる。「行きたいのは―だが、ひまがない」 **やまわけ**[山分け] 「もうけなどをほぼ等しく分けること。「利益を―する」 **やみ**[×闇] 真っ暗で、光のない状態のこと。また、希望がないこと。「暗―」「一寸さきは―」 ②正規の手続きをふまないこと。「―で買う」「―市」「―取引」 闇から闇に葬[ほうむ]る 世間[だ]に知られないように、こっそりものごとをしまつしてしまう。 **やみあがり**[病み上がり] 病気が治ったばかりで、まだ本調子でないとき。 **やみいち**[×闇市] 闇取引で、品物を売る市場。ブラックマーケット。@人 **やみうち**[×闇討ち] ⊕暗やみにまぎれて相手をおそうこと。「―をかける」 ②相手の不意をつくこと。だましうち。 **やみくも**[×闇雲] [形動]さきの見通しもつけず、むやみに何かをするようす。俗[ぞく]な言い方。「―なやりかたではだめだ」掴むやみやたら **やみじ**[×闇路] ①やみ夜の道。真っ暗な道。 ②心が迷い、分別がなくなってしまうこと。「恋[ぃ]の―にまどう」 ③あの世。冥土。 **やみつき**[病み付き] あるものごとに熱中してやめられなくなること。「パチンコにーになる」 **やみつく**[病み付く] 床』につくほどの病気にかかる。 やみつきになる。 **やみとりひき**[×闇取引・×闇取り引き] 法律を無視して、価格などについて不正におこなう商業上の取り引き。 ②当事者間でこっそりとおこなう交渉に。「役員人事の―」 **やみほうける**[病み×耄ける] [下□]長いあいだ病気をして心身ともにおとろえる。病気でぼける。 **やみや**[×闇屋] 闇取引を商売とする人。圏闇商 **やみよ**[×闇夜] 月の出ていない真っ暗な夜。暗夜月夜 闇夜に烏[から]雪に鷺[さぎ] まわりと区別しにくいもののたとえ。 闇夜に鉄砲 あてずっぽうで、でたらめな行動をすること。やっても効果のないこと。類闇夜につぶて 闇夜の提灯[햤], 困りはてているときにたよれるものにめぐりあうこと。また、待ちのぞんでいたものにめぐりあうこと。類闇夜の灯火〜し **やむ**[病む] 国病気にかかる。「肺を―」 ②心配する。あれこれなやむ。「気に―」 **やむ**[止む・×已む] 国いままで続いていた動作や状態などがとまる。 <1392> 「雨が―」「騒音[然]がぴたっとやんだ」「倒[だぁ]れてのちー」 **ヤムチャ**[飲茶] 中国式の軽い食事。茶を飲みながらシューマイなどの点心をつまむ。▽中国語。 **やむない**[×已むない] 囲しかたがない。やむをえない。「やむなく欠席した」「延期のやむなきにいたる」 **やむにやまれぬ**[×已むに×已まれぬ] やめようとしてもやめられない。そうしないではいられない。「―事情がある」 **やむをえず**[×已むを得ず] 圃そうしたくないが、事情を考えてしかたなく。「―中止します」「―ひきうけた」類やむなく **やめる**[病める] [下□]いたむ。なやむ。病気にかかっている。「足が病めて困る」 **やめる**[止める・×已める] [下]続けていた動きや習慣などをとめる。「タバコをー」 ②予定を中止する。とりやめる。「旅行を―」 **やめる**[辞める・罷める] [下□]勤めや地位などからしりぞく。「役所を定年で―」「組合の委員長を―」 **やもうしょう**[夜盲症] 暗いところで視力が低下する病気。類鳥目▽ビタミンAの不足による。 **やもめ**[圀]夫をなくした女性。未亡人。後家[だ]。▽「寡婦」と当てる。 ②妻をなくした男性。男やもめ。やもお。「―暮らし」▽「鰥夫」「寡男」と当てる。 **やもり**[守宮] 爬虫類ヤモリ科の動物。形はトカゲに似ており、色は黒みがかった灰色。多く、屋内で夜間に活動し、昆虫を捕食[いよく]する。 **やや**[×稍] [剛]いくらか。すこし。「―多い」 ②しだいに。ようやく。「―暖かくなる」 ③しばらく。「―あって、返事する」 **ややこ**[稚児] あかんぼう。あかご。やや。 **ややこしい**[歴]複雑でめんどうだ。ややっこしい。「―問題が山積している」▽「ややこ」は、赤んぼう。きげんの悪い赤んぼうのようにあつかいにくい意味から。 **ややもすると**[『動もすると] [剛]そのような状態や状況になりがちなようす。なにかにつけて。どうかすると。ややもすれば。「―予算をオーバーする」 **やゆ**[×揶揄] 「凶悪意で、からかうこと。「―するような口ぶり」 **やよい**[×弥生] 陰暦で、三月のこと。 **やよいしきどき**[×弥生式土器] 弥生時代に日本で使われはじめた形式の土器。赤褐色で、うすいがかたい。▽東京の本郷弥生町で発見されたことから。 **やよいじだい**[×弥生時代] 前三世紀後三世紀ころ。日本で、はじめて稲作[訟]・金属器・機織*り・共同墓地の使用が始まった時代。▽弥生式土器がはじめてあらわれたことから。 **やら**[圏][副助]不確かなことをあらわす。「だれ―来たようだ」「なに―動くけはいがする」「完成はいつになるー」と。俗[ぞく]な言い方。 ②不確かな対比をあらわす。「行くの―行かないの―はっきりしない」▽打消[迄]の語をともなう。 ③並列・列挙をあらわす。「びっくりする―うれしい―」「なぐる―ける―たいへんな暴れようだ」▼古典語の「・・・やあらん」の変化した「やらん」が、「やらであろう」となり、さらに「やら」に変わったもの。①②の用法は「か」と似ているが、「やら」ははっきりしないことが言いたいだけで、「か」はさらに何だろうという疑問の気持ちをつけくわえてあらわす。「だれか来たようだ」 **やらい**[矢来] 竹や丸太をあらく組んださく。「竹―」▽「やらう(=追いはらう)」という意味から。 **やらい**[夜来] 前の夜からずっと続くこと。昨夜以来。「―の雨」 **やらかす** 「やる」「する」のおおげさな言い方。やってのける。「大失敗を―」 **やらず**(遣らず)の雨[ぁぁ] 帰ろうとする人を、まるで帰さないためであるかのように降る雨。 **やらずぶったくり**[《遣らずぶったくり] 人にあたえることなく、一方的にとりあげるばかりであること。 **やり**[×槍・×鑓] 武器の一つ。細長い柄[もの]さきに、とがった刃をつけたもの。かぞえ方条・筋[すじ]・本[ほん] ②将棋[しょう]の駒[とま]の香車のこと。 ③陸上競技のやり投げに使う長い棒。 槍が降っても どんな障害や困難があっても。 **やりあう**[《遣り合う] たがいに相手をやっつけようと、腕力[認し]やことばで争う。「ささいなことでー」願いがみあう **やりかえす**[《遣り返す] しかえしをしてやりこめる。「相手に逆に―」「やられたら―」 **やりかた**[遣り方] やる方法。する態度。しかた。「選挙の―」 **やりきれない**[遣り切れない] 囲気持ちがおさまらない。がまんできない。「―暑さだ」「犠牲者を思うと―」 **やりくち**[遣り口] やりかた。てぐち。しかた。「あくどい―」「―がきたない」 **やりくり**[遣り繰り] 「あれこれとくふうをして、うまく都合をつけること。「家計を―する」 **やりくりさんだん**[《遣り繰り算段] 金銭的な、さまざまなやりくりのくふう。 **やりこなす**[《遣りこなす] むずかしいことをうまく処理する。「大役[態]をりっぱにー」 **やりこめる**[《遣り込める] [下二]言いあいで相手を負かす。「ぐうの音も出ないほど―」 **やりすごす**[《遣り過ごす] ①あとから来たものが、自分を通りすぎてさきに行くようにする。「前の電車を―」 ②限度をこえてする。しすぎる。「マージャンをー」 **やりそこなう**[《遣り損なう] 失敗する。また、する機会を失う。圏し損なう・し損じる **やりだま**(槍玉)に挙げる 目標にして、非難したり攻撃[影]したりする。 **やりっぱなし**[《遣りっ放し] したままで、あとしまつをしないでおくこと。 **やりて**[《遣り手] ①ものごとをしとげていく人。「だれもーがいない」 ②仕事をてきぱきとしあげたり、かたづけたりしていくうでまえのある人。「あの人はなかなかの―だ」類うできき・敏腕[が]家 <1393> **やりど**[《遣り戸] 左右にあけしめする引き戸。→妻戸・開き戸 **やりとげる**[《遣り遂げる] [下□]完成するまでやりおおせる。しとげる。「一人で最後までー」 **やりとり**[《遣り取り] 囮のものをあたえたり、受けとったりすること。「さかずきの―」圏交換 ②ことばを交わすこと。「電話での―」 **やりなおす**[《遣り直す] あらたにもう一度する。「はじめから―」 **やりなげ**[×槍投げ] 陸上競技の種目の一つ。やりの形をした棒を投げて、飛んだ距離を競[きそう]。 **やりば**[《遣り場] もっていく場所。「―のない悲しみ」「目の―に困る」 **やりみず**[《遣り水] 庭の草木などに水をあたえること。 ②庭に外部から引きこんでつくった、水の流れ。 **やる**[《遣る] [造語]①◎言いつけて人や車などを行かせる。「学校へ―」「駅までやってくれ」 ②目下[地]との者などにあたえる。「弟にこづかいを―」 ③「する」のくだけた言い方。「―気を起こす」 ④生活する。くらす。「どうにかやっていける」 ⑤口にする。たべる。のむ。「一ぱい―」 ①〈補助〉[「〜て(で)やる」の形で」①「上の者が下の者に対して力を貸して・・・する」という姿勢をあらわす。「勉強を教えて―」 ②相手が困る、迷惑[認]することなどをわざとする意味をあらわす。「思いしらせて―」「殺して―」 ①〈造語〉[「〜やる」の形で』①その動作が遠くへおよぶ意味をあらわす。遠くまで・・・する。「思い―」「ながめー」 ②その動作をやり終える意味をあらわす。「寝[ぉも]やらず」「覚めやらぬねむり」▽多く、下に打消をと類もなう。『動詞の連用形に付く。 > 「つかいわけ「もらう」を見よ。 **やるかたない**[《遣る方ない] 圏思いを晴らす方法がない。どうしようもない。「憤懣[瑟]―」 **やるせない**[《遣る瀬ない] 囲気持ちを晴らすところがどこにもなくてつらい。つらく切ない。「―思い」「やるかたない **やれ**[破れ] ①やぶれること。やぶれたもの。 ②印刷物で、すりそこなったもの。すりやれ。「―が出る」 **やれ**[圏の]ほっとしたり、あきれたりしたときに出ることば。「―、なんとかうまくいった」「―、困った」 ②呼びかけたり、注意を引くようなときに言うことば。やあ。おい。古い言い方。「―打つなはへ(=はえ)が手をすり足をする(一茶[っ])」 **やれやれ**[圏]ものごとが一段落して、ほっとしたときやがっかりしたときに出ることば。「―、助かった」「―、また雨か」▽「やれ」を重ねて強めた言い方。 **やろう**[野郎] [代名]①〈名〉「男」をぞんざいに言うことば。「―ども、ついて来い」「トラックー」▽多く、ののしったり、いやしめたりするときに使う。 ①〈代名〉三人称単数。軽べつしてぞんざいに言うことば。あいつ。「―を見張れ」類やつ **やろうじだい**[夜郎自大] [四漢]自分の力のほども知らずに、仲間の中でいばること。「―の考えかた」▽夜郎という小国の君主が、大国の漢を知らずに、自分の国が大きいと思いこんでいたという故事(中国、「史記」)から。「野郎自大」は誤り。 **やわ**[柔] [形動]やわらかなようす。また、こわれやすいようす。「―なからだ」「――な考え」 **やわ**[夜話] 夜、集まってする話。また、夜に話すような、うちわ話を集めた本。 **やわい**[柔い] 囲やわらかい。きゃしゃである。 **やわたせいてつじょ**[八幡製鉄所] 明治政府が軍需産業の中心として、北九州市につくった官営の製鉄所。近代的な設備をもち、一九〇一年に操業を開始した。戦後、分割解体されたが、合併が『して「新日本製鉄」となった。「やはたせいてつじよ」とも。 **やわた**(八幡)の藪知[し]らず 道に迷ってしまうこと。迷って出口がわからないこと。▽千葉県市川市の八幡に、はいると出口のわからなくなるやぶがあったことから。 **やわはだ**[柔肌] 女性のやわらかくてきめ細かいはだ。 **やわら**[柔ら] 「柔道,」「柔術」の古い言い方。 **やわらか**[柔らか・軟らか] [形動]ふっくらしていて、力を加えると簡単に形が変わるようす。「柔らかな布団」「この肉は柔らかだ」「軟らかな木材」 ②よく曲がったり、のびたりするようす。しなやか。柔軟[ぶぅ]。「柔らかな関節」 ③激しさがなく、おだやかなようす。「口のききかたが柔らかだ」「軟らかな表情」 ④かたくるしくなく、融通がきくようす。「子供の頭は柔らかだ」 **やわらかい**[柔らかい] 圏力を加えると簡単にへこんだり形が変わるが、弾力がありもとにもどる。「―パン」「―はだ」 ②よく曲がったりのびたりする。しなやかなようす。「―毛布」「からだが―」「身のこなしが―」 ③おだやかで、静かなようす。「―ものごし」「人あたりが―」「―春の日ざし」「圏柔和[水ゅら] ④その場に応じた処理ができる。融通がきく。「頭が―」▼見たりさわったりした感じでいう。 **やわらかい**[軟らかい] 圏力を加えると変形しやすい。「―粘土[吸]」「ごはんが―」「軟らかく煮たごぼう」 ②かたくるしくなく、さばけている。「―話」 ③よく練れている。「文章が―」▼内容やなかみについていう。 **やわらぐ**[和らぐ] 激しさや厳しさが弱まっておだやかになる。「寒さが―」「痛みが―」 **やわらげる**[和らげる] [下□]やわらかくする。おだやかにする。「態度を―」 **ヤンキー**[图]アメリカ人を、親しみをこめたり、あざけったりした呼び方。| Yankee **ヤング**[图][造語]若いこと。また、一〇代の若者。「—パワー」「ーレディー」→オールド | young <1394> やんごとな ちパワー」「ーレディー」→オールド | young **やんごとない**[圏]とても高貴で、おそれおおい。「―身分のかた」 **やんちゃ**[图形動]子供がだだをこねたり、いたずらをしたりするようす。また、その子。「―坊主」 **やんぬるかな【×已んぬる×哉】**もはやどうにもしかたがない。万事休す。古い言い方。▽「やみぬるかな」の変化した形。 **やんばるくいな【《山、原水、鶏】**[图]クイナ科の鳥。くちばしと足が赤く、飛べない。沖縄[諺]にすむ。 **やんま**[图]オニヤンマやギンヤンマなど、大形のトンボをまとめた呼び方。 **やんや**[圏]盛[さか]んにほめることば。古い言い方。「―の喝采[かっさい]」 **ヤン・ヨーステン**[人名]?-一六二三年。オランダの航海士。一六○○年、ウィリアム・アダムズとともにオランダ船リーフデ号で豊後[びん]の臼杵湾に漂着[ひより]し、徳川家康[紫等]に用いられ、耶揚子[どりす]と名のって、対外政策や朱印船貿易に活躍した。▽耶揚子のもらった江戸屋敷[いもと]にちなんで、現在の東京駅「八重洲」の名が残る。|Jan Joosten van Loodenstijn **やんわり**[形動]やわらかに。おだやかに。「―とふれる」「―断る」 ゆ **由**[田・0画 全5画 由由由由] ●よりどころ。いわれ。②もとづく。よる。③経る。[ユ・ユウ・コイ]由縁/事由[じ]理由[5]/由緒[しょ]②由来/自由③経由 **よし** 知る由[ょし]もない お元気の由[ょし]由もある **油**[그・5画 油油油油] あぶら。[類]脂[し][ユ]油井[せい]油田[でん]鯨油[げい]幣[へい]原油[ゆ]重油[き]。「―姿」醬油[しょうゆ]灯油[とうゆ]あぶら 油絵[え]結[ぶら]菜種油[なたね]談[よう]油然[ゆうぜん](=盛[きゃん]にわきおこるようす) **輸**[車・9画 全16画 輸輸 輸輸] [ゆ][ゆ]ものを運ぶ。別のところへ移す。▽「輪』(=わ)」は別字。[ユ]輸出[しゅう]輸送[そう]輸入[にゅう]運輸[ゆ]密輸[ゆ] **偷**[그・9画 全12画 偷偷偷偷] [ゆ]心にわだかまりがなく、たのしい。よろこぶ。 [類]快・楽[ユ]愉悦[えつ]愉快[かい]愉楽[らく]愉しい **諭**[言・9画 全16画 諭諭諭諭] [ゆ]おしえみちびく。いいきかせる。さとす。[ユ]諭告[ゆこく]諭旨[し]教諭[ゆ]説諭[ゆ],勅諭[く]さとす 教[おし]え諭[さと]す[と] **癒**[그・13画 全18画 癒癒癒癒] [ゆ]病気や傷が治る。[ユ]癒合[ごう]癒着[ちゃく]快癒[かい]、治癒[ゆ]平癒[ゆ]癒[ぃ]える癒[ぃ]やす **ゆ** **③温泉。「―の町」** **ゆあか【湯×垢】**[图]やかんやふろおけなどの内壁[心]につくあか状のもの。水にふくまれている石灰などが凝固[ぎょう]してできる。 **ゆあがり【湯上がり】**[图]①ふろから出たばかりのこと。 ②入浴後に用いる大型のタオル。バスタオル。 **ゆあたり【湯、中り】**[图][函]長時間ふろや温泉にはいっていたため、めまいがしたり、気分が悪くなったりすること。 **ゆあみ【湯浴み】**[图]「入浴」の古い言い方。 **唯**[口・8画 全11画 唯唯唯唯] 日[ユイ」①ただそれだけ。 目〔イ」②「はい」という返事。[ユイ]唯一[いつ]唯我独尊[が]唯美主義[び]影[えい]唯物論[ょっ]目唯々諾々[だく]唯[ただ] **ゆいいつ【唯一】**[图]ただひとつ。それ一つだけでほかにないこと。「ゆいいち」「ゆいつ」とも。 **ゆいいつむに【唯一無二】**[土画]「唯一」を強めた言い方。「―の貴重な資料」 **ゆいえん【唯円】**[人]生没年[然っ]未詳[ょう]。鎌倉時代の僧[そう]。親鸞の弟子[に]。師の死後、その教えを「歎異抄」にまとめた。 **ゆいがどくそん【唯我独尊】**[四週]この世に自分ほどすぐれたものはいないとうぬぼれること。ひとりよがり。「―の境涯に」▽釈迦が生まれたとき、「天上天下[能]、唯我独尊」と言ったということから。 **ゆいごん【遺言】**[图][下忍]死後にそなえて言いの[とす]こと。また、そのことば。「―状」圏[遺書]▽法律用語では「いどん」という。 **ゆいしき【唯識】**[图]仏教で、すべてものごとは心のはたらきによって認識[し]され、存在するという考えかた。法相宗の説。唯心。 **ゆ【湯】**[图]①水に熱を加えて熱くしたもの。「―をわかす」 ②ふろ。銭湯[説]。「―にはいる」 <1395> ・ゆら **ゆいしょ【由緒】**[图]そのものについての起こりや、古くから伝えられていることがら。「―をたずねる」「―ある家がら」[由来・いわれ] **由緒正しい** 古くからのりっぱな歴史をもっている。「―血すじ」 **ゆいしょうせつ【由井正雪】**[人]一六〇五十五一年。江戸初期の軍学者で、慶安[殻]の変の主謀者。浪人[唸]丸橋忠弥[続~]らをさそいいれ、討幕を計画したが未遂に終わり、駿府[え]で自殺した。 **ゆいしんろん【唯心論】**[图]哲学[怒]で、万物は精神[中心]のはたらきによって生ずるとする説。[類]観念論⇔唯物論 **ゆいのう【結納】**[图]婚約[気]のしるしとして、品物や[か]ねを交換すること。また、その品物や[か]ね。「―をとり交わす」「一金」 **ゆいびしゅぎ【唯美主義】**[图]美に最高の価値があるとする、人生や芸術上の態度。[圏]耽美主義 **ゆいぶつしかん【唯物史観】**[图]↓「してきゆいぶつろん」 **ゆいぶつろん【唯物論】**[图]哲学で、世界の本質は物質であるとする説。物質からはなれた精神などの存在を認めない考えかた。⇔唯心論 **友**[又・2画 友友友] [ゆう]ともだち。みかた。[ユウ]友軍[ぐん]友好[こう]友情[じょう]交友[ゆう] 親友[ゆう]とも 竹馬[咲く]の友[とも]友垣(=ともだち)友釣[ども]り[ゆう]®友達[だち] **有**[月・2画 全6画 有有有有] [ゆう]①ある。存在する。☆[無]②もつ。もっている。たもつ。「わが―に帰す」③その上に。・・・に加えて。一[■]「有する」を見よ。[ユウ]有害[がい]有望[ぼう]有利[り]固有[う]特有[ゆう][ゅう]五年[ねん]ゅう二年有半[はん]①有為[うい]()有象無象[うぞうむぞう]有無[うむ]希有[け]有[ぁる]こと無いこと 有[ぁり]金[がね]® 有耶無耶[うやむや][斡] 仰[おっ]有[お]っしゃる **勇**[力・7画 全9画 勇勇勇勇] [ゆう]いさましい。いさむ。思いきりがいい。「匹夫[っ]の―」[類]猛⇔[怯きょう]▽力がわきでる意味から。[ユウ]勇敢[かん]勇壮[そう],勇退[たい]〝蛮勇[ばん]武勇[ゆう]いさむ 喜び勇[ぃょ]む勇[ぃ]きみ足[あし]勇魚[いさな] **勇気をふるいたたせる。**勇を鼓[こ]とす **郵**[・8画 全11画 郵郵郵郵] [ゆう]●宿駅。うまつぎ場。②手紙や小包などを送りとどける制度。[ユウ]郵亭[てい]②郵政省[せい]郵送[そう] 郵袋[たい]闆郵便[びん] **遊**[・9画 全12画 遊遊遊遊] [ゆう]◎あそぶ。好きなことをして楽しむ。また、酒色にふ[け]る。②あちこちへ旅に出る。③何もしないでいる。役に立たない。④自由に動く。⑤およぐ。うかぶ。[ユウ・긔]遊園地[ぢぇん]遊郭[かく]遊戲[ぎ],遊蕩[とう]遊[酆]豪遊[ごう]②遊学[がく]遊説[ぜい] 外遊び[そと]遊[5]/遊行[ぎょう]よう 遊山[さん]③遊閑地[らかん]休施設[せつ]ゅ遊民[みん]體[たい]④遊軍[ぐん]遊牧[ぼく]鹦[16]⑤遊泳[えい]浮遊[ふ]”回遊[かい]あそぶ 野山に遊[ぁそ]ぶ舟遊び[ぶな]口遊[くちずさ]ちむ **優**[イ・15画 全17画 優優優優] [ゆう]◎やさしい。しとやか。上品。てあつい。③すぐれる。まさる。⇔[劣れっ]④のんびり。のろい。⑤役者。◎成績を評価する語。ふつう、すぐれた順に「優」「良」「可」「不可」となる。「―をとる」[ユウ]優雅[が],優美[び];②優遇[ぐう]優待[たい]③優越[えつ] 優秀[しゅう]優勝[しょう] 優勢[せい]優柔不断[じゅう]優長[ちょう]⑤俳優[はい]名優[ゆう]やさしい・すぐれる 心が優[ゃき]しい/学力が優れる優[ま]きる 優曇華[のどん]優婆塞[うば]俳優[わざおぎ] **幽**[幺・6画 全9画 幽幽幽幽] [ゆう]●おくぶかい。かすか。くらい。②ひっそりと。かく[け]れる。とじこめる。③死後の世界。あの世。[類]冥[めい][ユウ]幽玄[げん]幽谷[こく]幽居[きょ]幽囚[しゅう]”幽閉[へい]③幽界[かい]幽冥[めい]幽霊[れい]幽[かす]か幽[かそ]けし幽[くら]い **悠**[心・7画 全11画 悠悠悠悠] [ゆう]①とおい。はるか。②ゆったりしている。[ユウ]悠遠[えん]悠悠[ゆう]久[きゅう],②悠然[ぜん]悠長[ちょう],悠[悠]悠揚[よう]悠[はる]か **猶**[犭・9画 全12画 猶猶猶猶] [ゆう]●ためらう。ぐずぐずする。②漢文で、「なホ・・・(ノ)ごとシ」と再読し、「まるで・・・のようだ」という意味をあらわす。[ユウ]猶予[よ],②猶子[ゆうし]猶[なお]猶太[ユダヤ] **裕**[ネ・7画 全12画 裕裕裕裕] [ゆう]ゆたかで、ゆったりしている。⇔[窮きゅう][ユウ]裕福[ふく]富裕[ゆう]余裕[よゆう]裕[いろい]裕[ゅた]か **②国有[ゆう]私有[ゆう]保有[ゆう]領有[ゆう],十有[じゅう]** J ゆ <1396> **ゆう [雄]** [佳・4画 全12画] 雄 雄 雄 雄 ①おとこ。おす。[対]雌②強くて勇ましい。また、りっぱですぐれた人。「戦国の―」「一方の―」 [ユウ] 雌雄 ②雄姿, 雄大 雄弁 英雄[以 42] 群雄割拠 お・おす 雄しべ 雄花を雄々しい/雄犬崎 雄鶏[號] **ゆう [誘]** [言・7画 全14画] 誘 誘 誘 誘 ◎さきに立って導く。②さそいだす。おびきよせる。③ひきおこす。 [ユウ] 誘致 誘導 勧誘[贶] ②誘拐 誘惑 ③誘因 誘発 さそう 涙[なみだ]を誘[き]そう 誘[さそ]い水 誘[いざな]う 誘[おび]き出[効き]す **ゆう [憂]** [心・11画 全15画] 憂 憂 憂 憂 おもいなやむ。心配する。うれえる。[関]愁[しゅう][対]喜 [ユウ] 憂国 憂愁 憂慮 一喜一憂[う] 内憂外患 うれえる・うれい・うい 将来を憂[うゃ]える/備えあれば憂[ちゃ]いなし/物憂[の]い 憂き目 **ゆう [融]** [虫・10画 全16画] 融 融 融 融 ●固体が液状になる。とける。②心がうちとける。③かねを用立てる。 [ユウ] 融解 融点 溶融 融然 融和 *③融資 融通 金融 融[と]る 融[と]かす 融[と]ける **ゆう [西]** [酉・0画 全7画] 西 酉 酉 酉 十二支の第一〇番目。とり。▽「鳥」を「とり」、「住」を「ふるとり」、「酉」を「日読みのとり」という。 [ユウ] 辛酉(と) とり 酉年 **ゆう [邑]** [邑・0画 全7画] 邑 [邑] [邑] 品 人が多く集まって住むところ。みやこ。むらざと。集落。 [ユウ] 邑落 村邑 都邑 むら 邑里[彭] **ゆう [佑]** [イ・5画] 佑 佑 佑 佑 たすける。てだすけ。[類]祐[ゅら] [ユウ] 佑啓 佑助 天佑 **ゆう [祐]** [ネ・5画 全9画] 祐 祐 祐 祐 たすける。[類]佑[ゅう] [ユウ] 祐助 祐筆 神祐 天祐 **ゆう [有]** [イ・6画 全8画] 侑 侑 侑 侑 食べものや酒をすすめる。 [ユウ] 侑飲 侑觴 侑食[く] **ゆう [宥]** [ウ・6画 全9画] 宥 宥 宥 宥 ◎大目にみてゆるす。②なだめる。 [ユウ] 宥恕 宥免[烤] ②宥和 **ゆう [袖]** [木・5画 全9画] 柚 柚 柚 柚 植物のユズ。 [柚子] 柚餅子[ネ] **ゆう [湧]** [水・9画] 湧 湧 湧 湧 水がわきでる。 [ユウ] 湧出 湧泉[燃] わく 泉が湧[ゅ]く **ゆう [熊]** [灬・10画 全14画] 熊 熊 熊 熊 動物のクマ。 [ユウ] 熊掌 熊胆[燃] 熊野 くま 熊笹 熊手 白熊[しも] **ゆう [右]**「う」 **ゆう [由]**「ゆ」 **ゆう【夕】**[図]日の暮れるころ。夕方。「朝にーに」→朝 **ゆう【有/勇/雄/優】**[図]漢字項目を見よ。 **ゆう【結う】**[国]きちんとまとめて結ぶ。とくに、髪[かみ]を束ねる。「ちょんまげを―」「帯を―」 **ゆうあい【友愛】**[図]友人としての愛情。友情。「―精神」 **ゆうあかり【夕明かり】**[図]日がしずんでも、なお残っているほのかな明るさ。残照。 **ゆうい 【有為】**[図]形動能力や才能があり、役に立つこと。「前途[ゾ]ーの青年」「―多望(=将来性が大いにあること)」 ▽「うい」と読めば別の語。 **ゆうい【有意】**[図]①意思があること。②意味があること。[対]無意 **ゆうい【優位】**[図]形動他のものよりまさった位置や立場。「―に立つ」「―をしめる」←劣位[っ] **ゆういぎ【有意義】**[図]形動意義があること。意味や価値があること。「夏休みを―に過ごす」 **ゆういん【誘引】**[図]「うまく、さそい入れること。さそいだして仲間にひき入れること。 **ゆういん【誘因】**[図]直接の原因とは言えないが、ある作用をひき起こすのに関係のあるもの。「ぜんそく <1397> 吾。Thic発作っの―となる」 **ゆううつ**【憂鬱】[形動]心がふさいで、晴ればれしないこと。「―になる」「―な日々」 **ゆうえい**【遊泳】[名]①およぐこと。「―禁止」「宇宙―」②世の中をわたっていくこと。世[わたり]。処世[せい]。「―術にたける」 **ゆうえき**【有益】[形動]利益のあること。役に立つこと。「―な書物」「―な意見」→無益 **ユーエスエー** [USA][名]アメリカ合衆国。▽United States of America の略語。 **ゆうえつ**【優越】[名][-スル]他のものよりも、すぐれていること。「―した技術の持ち主」 **ゆうえつかん**【優越感】[名]自分は他人よりもすぐれていると得意になる心。「―にひたる」→劣等感 **ユーエッチエフ** [UHF][名]テレビ放送や無線などに利用される極超短波。周波数三〇〇~三〇〇〇MHz。↔VHF▽ultrahigh frequency の略語。 **ユーエヌ** [UN][名]↓「こくさいれんごう」を見よ。►United Nations の略語。 **ユーエヌエイチシーアール** [UNHCR][名]国連難民高等弁務官事務所。一九五一年、難民の国際的な保護や救済、定住の促進などを図るために設置された。本部はジュネーブ。▽Office of the United Nations High Commissioner for Refugees の略語。 **ユーエヌディーピー** [UNDP][名]国連開発計画。一九六六年、発展途上国に資金を供与する目的で設立された。本部は、ニューヨーク。▽United Nations Development Program の略語。 **ゆうえん**【幽遠】[形動]俗世間[けん]から、はるかに遠くはなれていること。「―のおもむき」 **ゆうえんち**【遊園地】[名]遊ぶための道具や施設をととのえた公園。 **ゆうおうまいしん**【勇往邁進】[四漢]目標に向かって、勇ましくつき進むこと。 **ゆうが**【優雅】[形動]しなやかで上品なこと。「―にふるまう」「―な生活」 **ゆうかい**【幽界】[名]死後の世界。あの世。冥土。「―の人となる」 **ゆうかい**【誘拐】[名][-スル]だまして人を連れさること。かどわかし。「―事件」「―犯」 **ゆうかい**【融解】[名][-スル]固体が熱のために液体となること。「氷が―する」「―熱」↔凝固[ぎょうこ] **ゆうがい**【有害】[形動]害があること。「―な食品」↔無益・無害 **ゆうがい**【有蓋】[名]屋根やおおいのあること。「―車」↔無蓋 **ゆうかいてん**【融解点】[名]固体が熱で液体となりはじめるときの温度。融点。氷では、一気圧(一〇一三hPa)の条件でセ氏零[れい]度。 **ゆうがいむえき**【有害無益】[四漢]害だけあって、まったくためになることがないこと。 **ゆうがお**【夕顔】[名]ウリ科の一年生つる草。夏の夕方、白い大きな花を開く。実から、かんぴょうをつくる。 **ゆうかく**【遊郭・遊廓】[名]江戸時代、多くの遊女屋が集まっていた区域。圏遊里・くるわ・色里[いろざと] **ゆうがく**【遊学】[名][-スル]生まれ故郷をはなれ、遠くの土地や外国に行って学問をすること。古い言い方。「パリに―する」類 留学 **ゆうかげ**【夕影・夕光】[名]①夕方のほのかな日の光。夕日。②夕日が当たって映える姿。 **ゆうかしょうけん**【有価証券】[名]手形・小切手・株券・公社債券など、私法上の財産権をあらわす証券。 **ゆうがた**【夕方】[名]日がしずむころ。日の暮れるころ。ゆうぐれ。↔朝方[あさがた] **ゆうがとう**【誘蛾灯】[名]夜間、ガなどの虫をさそいあつめて殺すしかけになっている照明装置。 ついてのものとがある。 **ユーカリ**[名]フトモモ科の常緑高木。オーストラリアなどに多い。木は建材。葉からとるユーカリ油は、香料用や薬用にする。コアラが葉を好んで食べることでも知られる。[eucalyptus] **ゆうかん**【夕刊】[名]毎日、夕方に発刊される新聞。↔朝刊 **ゆうかん**【有閑】[名]生活にゆとりがあり、時間をもてあましていること。「―階級」「―マダム」 **ゆうかん**【勇敢】[形動]勇気があり、ものごとをおそれずにおこなうようす。「―な行動」「―に戦う」 **ゆうき**【有機】[名]●生命をもち、生活機能をもつこと。また、生活機能をもつもの。②「有機化学」「有機化合物」の略。◆無機 **ゆうき**【勇気】[名]ものごとにおそれないでたち向かう強い心。「―を出す」「―づける」 **勇気を鼓とす** 勇気をふるいおこす。圏勇を鼓す > 專欄 > **ゆうぎ**【遊技】[名]おもにおとなが、娯楽としてする遊びごと。「―場」 **ゆうぎ**【遊戯】[名][-スル]①遊びたわむれること。「ことばの―」②幼稚園や小学校などでおこなう、遊びの要素の多い運動。 **ゆうぎ**【友誼】[名]友人としての親しい関係。友達のよしみ。「―に厚い」「―団体」 **ゆうきかがく**【有機化学】[名]有機化合物を研究の対象とする化学。↔無機化学 **ゆうきかごうぶつ**【有機化合物】[名]炭素をおもな成分としてできている化合物。動植物のからだなど。☆無機化合物 **ゆうきたい**【有機体】[名]①生命体としての機能をもつ組織体。生物体。②多くの部分が、それぞれ密接なつながりをもって構成される一つの組織体。 **ゆうきつむぎ**【結城紬】[名]つむぎの一種。茨城[いばらき]県の結城地方で生産される、高級な絹織物。 **ユーカラ**[名]アイヌ民族に口承[こうしょう]で伝えられてきた長編の叙事詩。神々についてのものと、英雄についてのものとがある。 **ゆうきてき**【有機的】[形動]生物のからだのように、 <1398> **ゆうげい【遊芸】**[図]趣味や遊びごとに関係した芸能。茶道・生け花・琴[とと]・三味線・おどりなど。 **ゆうげき【遊撃】**[図]①戦列外にいて、状況に応じて味方を援護したり、敵を攻撃[影]したりすること。また、その軍隊。遊軍。②野球で、「遊撃手」の略。ショート。 **ゆうけん**[日][勇健][図]形動勇ましくてじょうぶなこと。②健康ですこやかなこと。「ますます―などようす」[圏]壮健▽主として手紙で使うことば。 **ゆうけん**[目][雄健][図]形動力強くて元気あふれること。「―なタッチの絵」 **ゆうげん【有限】**[図]形動限りがあること。「生物は―な存在である」[対]無限 **ゆうげん【幽玄】**[百]図形動情趣[ぅ]が微妙[よう]で、はかりしれないほど奥深[ぐ]いこと。余情に富み、深い味わいがあり、また、やさしく柔らかな感じのあること。「―の美」▽多く、中世の歌の世界で美を形容するのに使う。もと、中国で遠い冥界[い]をさす。 回国歌論用語。藤原俊成[誌]。が深く微妙[どう]な味わいをもつ歌体を幽玄体といったことから、中世の和歌理念の一つとなった。たとえば、「心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮」に対して「こころ幽玄に、姿およびがたし」と評している。のちに、連歌論、世阿弥[讐]の能学論、松尾芭蕉[たいょう]の俳論にも影響[もり]をおよぼした。 **ゆうげんがいしゃ【有限会社】**[図]会社の形態の一つ。有限責任会社。株式会社の特色である有限責任のしくみを中小企業[だより]向けに簡単にした五○人以下の会社。二○○六年、この制度は廃止された。 **ゆうげんじっこう【有言実行】**[四圏]一度口に出したことは、必ず行動にあらわすこと。 **ゆうけんしゃ【有権者】**[図]選挙権をもっている人。 **ゆうこう【友好】**[図]国や組織間の仲のよいつきあい。「隣国と―関係を保つ」「―国」 **ゆうこう【有効】**[図]形動効き目があるようす。また、役に立つようす。「もっともーな手段を考える」「―にはたらく」「―期限」[対]無効 **ゆうごう【融合】**[図]函とけあって一つになること。「核[なく]―」 **ゆうこうじゅよう【有効需要】**[国]実際に貨幣[い]の支出が見こまれる需要。単なる欲求ではなく、購買力[い]をともなった社会全体の需要をいう。イギリスの経済学者ケインズは、有効需要が社会の経済活動の水準を決定すると説いた。 **ユーゴー**八一八〇二―八五年。フランスの詩人・小説家。ロマン派の国民詩人として生前もっとも人気があり、共和主義者で人道的な作品を残した。代表作「レ・ミゼラブル」。ユゴー。- Victor Hugo **ゆうこく【夕刻】**[図]日暮れどき。ゆうがた。 **ゆうこく【幽谷】**[図]人里[説]はなれた山の奥にある深い谷。「深山―」 **ゆうこく【憂国】**[図]国の現状や将来について深く心配すること。「―の情[やみ]がたく」「―の士」 **ユーゴスラビア**[図]バルカン半島の中西部にあった国の略称。もとの、ユーゴスラビア社会主義連邦共和国、またはユーゴスラビア連邦共和国をさす。ユーゴ連邦。一九九一年にスロベニア・クロアチア・ボスニア・ヘルツェゴビナ・マケドニアが分離独立し、二〇〇三年、国名をセルビア・モンテネグロと改称した。面積約一〇万平方[は点]。首都ベオグラード。 **ゆうこん【雄×渾】**[図]形動文字や文章が力強く、のびのびとしていること。「――な書」 **ユーザー**[図]商品とくに、機械や自動車などを買って使う人。使用者。利用者。「―側の要求にこたえる」[対]メーカー | user **ゆうざい【有罪】**[図]裁判所の判決で、犯罪の事実があったと認められること。「―判決が出る」←無罪 **ユーサネイジア**[図]↓「ユータナジー」 **ゆうさんかいきゅう【有産階級】**[図]資本家や地主など、財産をもつ階級。ものをつくる大規模な設備を所有する。[対]無產階級 **ゆうし【有史】**[図]文字による記録が残っていること。 **ゆうきひりょう【有機肥料】**[図]動植物を利用した[あさ]糞尿・魚粉・堆肥など。→無機肥料 **ゆうきぶつ【有機物】**[図]①生命体を構成する物質。②「有機化合物」のこと。[◆]無機物 **ゆうきゅう【有給】**[図]給料のしはらいがあること。[対]無給 **ゆうきゅう【悠久】**[図]形動年月が果てしなく長いとと。永久。永遠。「―の昔」[類]悠遠 **ゆうきゅう【遊休】**[図]設備などが活用されず、そのままに放置されていること。「―施設[っ]」 **ゆうきゅうきゅうか【有給休暇】**[図]休んでも給料を引かれることのない休暇。 **ゆうきょう【遊興】**[図]函遊び楽しむこと。とくに、料亭[いっ]などで飲食して遊ぶこと。「―費」 **ゆうぎり【夕霧】**[図]夕方にたちこめる霧[きり]。[対]朝霧[どり] **ゆうぐう【優遇】**[図]手厚くもてなすこと。とくに、給料を多くしはらうこと。「経験者は―します」[対]厚遇[↔]冷遇 **ユークリッド**[人名] 紀元前三〇〇年ごろの古代ギリシャの数学者。「幾何学[び]原理」をあらわし、ギリシャ数学を集大成してユークリッド幾何学をつくりあげた。エウクレイデス。| Euclid **ゆうぐれ【夕暮れ】**[図]ゆうがた。日の暮れるころ。日のしずむころ。「―がせまる」「―時[どき]」 **ゆうぐん【友軍】**[図]味方の軍隊。「一機」[対]敵軍 **ゆうぐん【遊軍】**[図]特定の部署につかず、自由に活動できるように待機している人。また、戦列をはなれ、必要に応じて出動する軍隊。「―記者」 **ゆうげ【夕餉】**[図]夕食。ばんごはん。古い言い方。「―のけむり」[対]朝餉 **ゆうけい【有形】**[図]形があること。実質をもち、はっきり目に見えること。「―文化財」[対]無形 **ゆうけい【雄、勁】**[図]形動力がみなぎっているようす。「―な筆勢」 <1399> 歴史があること。「―以来の大地震」→先史 **ゆうし**[有志] 共にやろうとする気持ちのある人。「―をつのる」「―一同」▽「有士」とは書かない。 **ゆうし**[勇士] 勇気のある人。勇ましい軍人。勇者。「歴戦の―」 **ゆうし**[勇姿] 勇ましい姿。 **ゆうし**[雄姿] おおしくりっぱな姿。「富士山のの―を拝む」類英姿 **ゆうし**[遊子] 「旅人」の古い言い方。「雲白く、―悲しむ(島崎藤村[娃感])」 **ゆうし**[融資] 「銀行などが必要な資金を用立てること。また、そのかね。「多額の―を受ける」 **ゆうじ**[有事] 戦争や大事件などが起こること。「―に備える」 **ゆうしき**「有識[が]広くて、深[ゆかり]のある指導的立場の人。「―の意見を聞く」 **ゆうしてっせん**[有刺鉄線] 太い針金に短いとげ状の針金をたくさんつけて、よりあわせたもの。ばら線。「―を張りめぐらす」 **ゆうしゃ**[勇者] なにものもおそれず、目的に向かってつき進む人。勇気のある人。勇士。 **ゆうじゃく**[幽寂] [形動]人里[髭]はなれて、奥深くもの静かなこと。「―なおもむきにひかれる」 **ゆうしゅう**[幽囚] とらえられて牢獄におしこめられること。また、その人。「―の身」 **ゆうしゅう**[幽愁] 深いもの思い。「―のおもむき」 **ゆうしゅう**[憂愁] 心配や悲しみで、心を深く痛[いぇ]めること。「深い―に閉ざされる」「―の色」 **ゆうしゅう**[優秀] [形動]他のものと比べて、とくにすぐれているようす。「―な成績で卒業する」圏抜群・優良 **ゆうしゅう**(有終)の美を飾る 最後までやりとおして、成果をあげる。最後をりっぱにする。 **ゆうじゅうふだん**[優柔不断] [四漢]意志が弱く、ぐずぐずして決断がにぶいこと。剛毅果断 **ゆうしゅつ**[×湧出・×涌出] 函液体がわきでること。「温泉の―量」▽「ようしゅつ」の慣用読み。 **ゆうじょ**[遊女] 昔、遊郭で客の相手をつとめた女性。女郎[な]。あそび女[ぁ]。 **ゆうじょ**[×宥恕] 囝「函寛大な心で罪を許し、とがめないこと。「―をこう」▽「宥怒」は誤り。 **ゆうじょう**[友情] 友人に対しての思いやり、りきまごころをつくそうとする心。「―に厚い人」 **ゆうしょう**[有償] 利益を得たものに対して代価をはらうこと。「土地を―ではらいさげる」→無償 **ゆうしょう**[勇将] 勇ましくて強い大将や将軍。 勇将の下[もと]に弱卒なし 大将がりっぱであれば、部下もみなしっかりしている。 **ゆうしょう**[優勝] 函⊕競技会などで、第一位になること。「―をさらう」「―旗」 **ゆうしょうれっぱい**[優勝劣敗] 國國生存競争で、すぐれたものが勝って生きのこり、おとったものはほろびること。「―は世のならい」圏適者生存 **ゆうしょく**[有色] 色がついていること。「―野菜」↔無色 **ゆうしょく**[憂色] 心配や悲しみなどで心を痛[ぃぇ]めている顔色。「―に包まれる」「―がこい」→喜色 **ゆうしょくじんしゅ**[有色人種] 黄色人種や黒色人種。↔白色人種 **ゆうしんろん**[有神論] 神の存在を認める立場に立つ考え。とくに、神は世界を超越[線]して実在し、人格をもつとするキリスト教の主張をいう。 **ゆうすいち**[遊水池] 洪水のとき、河川の水を一時的に流して、水量の調節をするための池。 **ゆうすう**[有数] [形動]とりたてて数えあげられるほど、少なくてすぐれているようす。「日本―の景勝地」国屈指・指折り **ゆうずう**[融通] 函①かねやものなどを、たがいに貸し借りすること。「資金を―する」 ②その場に応じて、うまく対応すること。「彼は―がきかなくて困る」hostel ③すらすら通ること。「―自在」 **ゆうずうむげ**[融通無碍] [四議]行動や思考が、なにものにもまったくとらわれず、自由であること。 **ゆうすずみ**[夕涼み] 图「函夏の夕方、縁側[登な]どで風にあたり、くつろぐこと。類納涼 **ユースホステル**[图]若者の旅行者が安く利用できる宿泊施設[はく]。多くは会員制。YH。一youth **ゆうする**[有する] [研変]もっている。所有する。ゆうす。「資格を―」▽文章語。多く、抽象的なことについていう。 > 「つかいわけ」→「所有」を見よ。 **ゆうせい**[遊星] 「惑星」に同じ。 **ゆうせい**[優性] 両親が対立する遺伝上の性質をもっているとき、その子にあらわれるほうの性質。「―遺伝」劣性 **ゆうせい**[優勢] [形動]相手よりも勢いがあり、有利な状況 や立場にあること。「―を保つ」「―勝ち」⇔劣勢[い] **ゆうぜい**[有税] 税金がかかること。無税 **ゆうぜい**[郵税] 郵便物を送るのにかかる料金。郵便料。郵送料。 **ゆうぜい**[遊説] 「政治家が、各地を回って自分の考えかたや政策について説くこと。「全国を一して回る」「―さき」▽「ゆうせつ」とは読まない。 **ゆうせいおん**[有声音] 声帯[結]をふるわせて出す音声。日本語では、ア・イ・ウ・エ・オの母音や鼻音(m・n・』)とガ・ザ・ダ・バ行の子音など。 無 **ゆうせいしょう**[郵政省] 旧行政機関。郵便・貯金・簡易保険などの事業と電信・電波などに関する業務をおこなった。二○○一年、総務省に再編成、その後郵政三事業は、○七年完全民営化された。 **ゆうせいせいしょく**[有性生殖] 生物で、おすとめすの区別があり、おすの精子とめすの卵子が結合して、新しい個体をつくること。無性生殖 <1400> **ゆうせいほごほう**[優生保護法] 優生学上不良な子孫の出生を防止するとともに、母体を保護する目的でつくられた法律。不妊手術・人工妊娠中絶や受胎[灬]調節の指導などについて規定する。 **ゆうせん**[有線] ①通信に電線を用いること。 ②「有線放送」の略。◆無線 **ゆうせん**[優先] 他をさしおいて、さきにすること。「―順位をきめる」「歩行者―」「―権」「―的」 **ゆうぜん**[友禅] 「友禅染め」の略。絹の布などに花・鳥・風景などの模様を染めだしたもの。京友禅や加賀友禅など。▽江戸時代、宮崎友禅斎?が始めた。「友染」は誤り。 **ゆうぜん**[悠然] [形動]ゆったりとしていて、ものごとに動じないようす。「―と構える」類悠々 **ゆうぜん**[油然] [形動]盛[さか]んにわきおこるようす。「―とわきおこる雲」 **ゆうせんほうそう**[有線放送] 限られた地域内で、電線を使ってする放送。校内放送や商店の音楽放送など。無線放送 **ゆうそう**[勇壮] [形動]勇ましくて意気盛[さぁん]なようす。「―な行進曲」「一活発」 **ゆうそう**[郵送] 郵便で送ること。「―料」 **ゆうそく**[有職・有識] 朝廷[政]や武家の儀式[びき]や行事などについてのしきたりに関する知識。また、その知識をもっている人。「―家[か]」 **ゆうそくこじつ**[有職故実・有識故実] 朝廷[さい]。や武家[ば]の、古来からの慣習や風俗などを研究する学問。 **ゆうたい**[勇退] 「スンあとから来る若い人たちに道を開くために、自分からすすんで職を辞めること。「校長がーする」▽テニスなどで、続けて勝った人が他にゆずってひきさがるのは「優退」と書く。 **ゆうたい**[郵袋] 郵便物を中に入れて輸送する布製のふくろ。 **ゆうたい**[優待] 「凶手厚くもてなすこと。特別に有利なあつかいをすること。「―券」類優遇 **ゆうだい**[雄大] [形動]景色[き]や考えなどの規模が大きくて、堂々としているようす。「富士[ぃ]の―なながめ」「―な計画」壮大 **ゆうたいるい**[有袋類] 哺乳[ゅう]動物の有袋目[も]をまとめた呼び方。めすは腹部にふくろをもち、その中で子を育てる。カンガルー・コアラなど。 **ゆうだち**[夕立] 夏、夕方のように暗くなり、短時間にかみなりをともなって激しく降る雨。「―にあう」▽ふつう、「夕立ち」とは書かない。 **ユータナジー**[图]安楽死。一euthanasie **ゆうだん**[勇断] [国]「忍」勇気をふるって決断すること。思いきった決断。「社長の―にまつ」圏英断 **ゆうち**[誘致] 「函積極的に招きよせること。「オリンピックの―運動」「企業[だ]よりを―する」 **ゆうちょう**[悠長] [形動]ものごとがさしせまっているのに、のんびり構えていること。まわりの人間がはらはらしていう。「まぎわまで―に構える」「―な話」類おっとり・のんき性急 **ゆうづき**[夕月] 夕方に出る月。夕方見える月。 **ゆうづきよ**[夕月夜] 夕方に出る月。ゆうづき。また、月の出ている夕方。「ゆうづくよ」とも。 **ゆうづる**[夕鶴] 同一九四九年。木下順二[聽餞]の戯曲[ぎよく]。民話「鶴のおんがえし」に材をとり、俗世間[がんに]生きる与ひょうと純粋な愛情をもつツルの化身[ん]つうとの出会いから別れまでをえがく。 **ユーティリティー**[圀]役に立つこと。実用性。関連するいくつかの機能をもつ設備「―ディスク」「―ルーム(=家事室)」「utility **ゆうてん**[融点] 固体がとけて液体となるときの温度。融解点。↔凝固[ょう]点 **ゆうと**[雄図] 非常に規模の大きな計画。雄大な計画。「―むなしく失敗する」「圏壮図 **ゆうとう**[優等] 成績などが、他より格段にすぐれていること。「―生」「―賞」↔劣等[紗] **ゆうとう**[遊×蕩] 函酒や女遊びにおぼれてまじめに働かないこと。「―にふける」「―児」圏放蕩 **ゆうどう**[誘導] 目的とするところへ、うまく導くこと。「車の―」「安全な場所に―する」 ②物理で、電気や磁気が、その場にある物体におよぼす作用。「電磁―」「—電流」 **ゆうどうえんぼく**[遊動円木] 丸太の両端[怨],を鉄のくさりでつりさげた遊び道具。上に乗ってゆりうごかしたり、その上をわたったりして遊ぶ。 **ゆうどうじんもん**[誘導尋問] 「容疑者のとり調べなどで、警官や検察官などが、見こみどおりの答えをひき出すように導くたずねかた。 **ゆうとうせい**[優等生] 成績が優秀な生徒。劣等生▽模範的だが、おもしろみがない人という意味でも使う。 **ゆうどうだん**[誘導弾] ミサイル。 **ゆうとく**[有徳] [形動]人格がすぐれていて、人に尊敬されること。また、徳を備えた人。「うとく」とも。「―の僧[そう]」 **ゆうどく**[有毒] [形動]毒性があること。また、毒になること。「ーガス」「―植物」「―な成分がふくまれる」→無毒 **ユートピア**[图]現実にはありえないような理想の国。理想郷[よう]。▽一五一六年、イギリスのトーマス・モアがあらわした書物から。どこにもない国という意味。| Utopia **ゆうなぎ**[夕凪] 夕方の海岸で、海風が陸風に変わるとき、一時無風状態になること。朝なぎ **ゆうなみちどり**[夕波千鳥] 夕方に立つ波の上をむれとぶチドリ。 **ゆうに**[優に] [画]①ある数量を、ゆとりをもってこえているようす。「観客は―一万人をこえる」「―五日分の水はある」 気持ちやふるまいなどが、しとやかで上品なようす。「―やさしい」 <1401> **ゆうのう**[有能] [形動]能力がすぐれていて、実行力があること。「―な社員」→無能 **ゆうはい**[有配] 株式などで、利益配当のあること。無配 **ゆうばえ**[夕映え] 夕日を受けて空が美しく照りかがやくこと。「―の山々」圏夕焼け **ゆうばく**[誘爆] 「ある爆発がきっかけとなって、他の爆発をひき起こすこと。 **ゆうはつ**[誘発] 「あることがきっかけとなって、他のことをひき起こすこと。圏触発 **ゆうはん**[夕飯] 夕食。ばんめし。→朝飯[愍] **ゆうはん**[有半] [澄語] [「~有半」の形で』「・・・とその半分」という意味をあらわす。「一年―」 **ゆうひ**[夕日・夕陽] しずむ太陽。また、夕方の日の光。類入り日・落日朝日 **ゆうひ**[雄飛] 「新天地で思いきり活躍すること。「海外に―する」→雌伏~ ▽おす鳥が勇ましく飛びたつという意味から。 **ゆうび**[優美] [形動]上品で美しいこと。「―な身のこなし」 **ユーピーアイ**[UPI] アメリカの通信社。APとともに世界最大の通信網[も]をもつ。▽United Press International の略語。 **ユーピーユー**[UPU] 万国郵便連合。一八れた。日本の加盟は一八七七年。一九四七年に国際連合の専門機関となる。事務局はベルン。▽Universal Postal Union の略語。 **ゆうひかげ**[夕日影] 夕方の日の光。夕日の光。☆朝日影▽「影」は、光のこと。 **ゆうひつ**[右筆・×祐筆] 武家[ば]で、文書や記録をつかさどった書記役。また、文筆にすぐれた者。▽もと、貴人のそばにいた秘書のこと。 **ゆうびん**[郵便] 手紙などを集めて、あてさきに送りとどける制度。また「郵便物」の略で、手紙・はがき・小包などをまとめていうことば。「―配達」 **ゆうびんきって**[郵便切手] 郵便で、料金をはらったしるしにはりつける証票。切手。 **ゆうぼう**[有望] [形動]見こみがありそうなようす。また、将来の期待がもてるようす。「―視される」「前途[ぜん]―な若者」團有為 **ゆうぼく**[遊牧] 家畜を飼うために、水や牧草を求めて移動すること。「―民族」 **ゆうびんきょく**[郵便局] 主に、郵便・貯金・保険・年金など、日本郵政グループから委託された窓口業務をおこなうところ。郵便局と簡易郵便局がある。「 **ゆうびんちょきん**[郵便貯金] 「函郵便局でとりあつかうゆうちょ銀行の預金システム。通常貯金・積立貯金・定額貯金など。 **ゆうびんはがき**[郵便はがき] 郵便料金をしはらったしるしを印刷した、もと郵政省が発行した通信用紙。現在は郵便事業会社が発行。 **ゆうびんばんごう**[郵便番号] 全国の郵便局の配達地域ごとにつけられた番号。 **ゆうぶ**[勇武] [形動]勇気があって武術にすぐれているようす。「―のほまれ」 **ユーフォー**[UFO] 未確認飛行物体。空飛ぶ円盤[戯]など。目撃[影]者はいても、その存在が確認されていない物体。▽unidentified flying object の略語。 **ゆうふく**[裕福] [形動]財産にめぐまれていて生活が豊かなようす。「―な家庭」「―に暮らす」 **ユーフラテスがわ**[ユーフラテス川] トルコ・シリア・イラクを流れ、ペルシア湾に注ぐ川。下流でチグリス川と合流、シャトルアラブ川となる。流域はメソポタミア文明発祥[はや]りの地。エウフラテス。 **ゆうべ**[夕べ] ゅうがた。ひぐれ。「夏の―」 ②もよおしものをする夜。「音楽の―」 **ゆうべ**[昨夜・昨夕] きのうの夜。前の日の夜。さくや。「―はよくねむれた」「昨晚[感] **ゆうへい**[幽閉] 「人をある場所に閉[と]じこめて自由をうばうこと。「地下室に―する」類監禁 **ゆうべん**[雄弁] [形動]話しぶりが力強く、たくみであること。「―をふるう」「―に物語る」園能弁 **ゆうほう**[友邦] 仲のよい関係にある国。親しい国。「―のよしみ」 **ゆうほどう**[遊歩道] 国車が通らず、そぞろ歩きができる道。プロムナード。 **ゆうまぐれ**[夕間暮れ] 夕方になって、辺りがうす暗くなったころ。ゆうぐれ。圏たそがれ▽「まぐれ」は、「目暗され」という意味。 **ゆうみん**[遊民] 定職をもたず、遊んで暮らす人。古い言い方。「高等―」 **ゆうめい**[有名] [形動]世間に広く知られていること。「一躍[だ]―になる」「無実」無名 **ゆうめい**[勇名] 勇気があるという評判。「―をはせる」「―をとどろかす」 > 「つかいわけ有名・高名・名高い・著名|| よくも悪くも世間がに名をよく知られているのが「有名」。「高名」には敬意がともなう。「名高い」はよい意味で広く一般的に使う。また、「有名→著名→高名」の順に評価が高くなる。 **ゆうめい**[幽明] 死後の世界と現実の世界。あの世とこの世。 幽明境[さかい]を異[こと]にする 死別する。一人は死んであの世に行き、一人はこの世に残って別れ別れになる。類幽明相隔てる **ゆうめい**[幽冥] 死後の世界。あの世。「―界」 **ゆうめいむじつ**[有名無実] [國漢]名前や評判だけで実質のないこと。「―の会長職」 **ゆうめし**[夕飯] 「夕食」のぞんざいな言い方。圏晩めし朝めし **ユーモア**[图]上品なおかしさやおもしろさ。「―を解する」「ブラックー」類 ウイット humor **ゆうもう**[勇猛] [形動]どんな困難にも、おそれたりひるんだりしないこと。「―心」 <1402> ゆらもうか **ゆうもうかかん【勇猛果敢】**[週週]なにごとにも、ひるんだりおそれたりせず、思いきりよくたち向かうようす。 **ゆうもや【タ×靄】**[图]夕方になってたちこめるもや。[今]朝もや **ユーモラス**[形動]こっけいで、あいきょうのあるようす。「―なしぐさ」|humorous **ユーモレスク**[圀]軽快で、おどけた感じのする小曲。[圏][悠然]ドボルザークの作品が有名。|-humoresque **ゆうもん【幽門】**[图]胃の末端[結]で、十二指腸に続く部分。「―閉塞[訟]」⇔[噴門統] **ゆうもん【憂悶】**[图]「[スと]心配ごとにうれえもだえること。なやみくるしむこと。「―の日々を過ごす」 **ゆうやく【勇躍】**[图][画]「やる気にあふれてじっとしていられないこと。「―、海外に向かう」 **ゆうやく【×釉薬】**[图]ガラス質の粉末で、素焼きの陶磁器の表面にぬるもの。うわぐすり。 **ゆうやけ【夕焼け】**[图]太陽がしずむときに西の空が赤く染まること。「―雲」[関]夕映え ⇔朝焼け **ゆうやみ【夕闇】**[图]夕方になって、辺りが暗くなること。「―がせまる」[類] 宵闇 **ゆうやろう【遊×冶郎】**[图]着かざって酒色[ぐ]にふける者。 **ゆうゆう【悠悠】**[圓形動]①〈副〉じゅうぶんにゆとりがあるようす。「発車時刻に―まにあった」「希望校に―合格した」[類]らくらく ①〈創・形動〉落ち着いてゆったりしているようす。「新人なのに―としている」[関]悠然 ②時間が限りなく長いようす。また、空間が遠くは[るかなようす。「―三千年の歴史」「―たる天地」[類]悠久 **ゆうゆうじてき【悠悠自適】**[四漢]世間[だ]のわずらわしさからはなれて、自分の思いどおりのことをしながら、心静かに暮らすこと。「―の生活を送る」 **ゆうよ【有余】**[造語][「~有余」の形で」・・・以上。・・あまり。それよりも多い意味をあらわす。「五年―」 **ゆうよ【猶子】**[图]「[忍]ぐずぐずしていて決断しないこと。「一刻の―もならない」 ②実行する限度としてきめた期日をさきに延ばすこと。「―期間」「執行―」 **ゆうよう【有用】**[图形動]役に立つようす。よい使い道があるようす。「会社にとって―な人物」⇔[無用] **ゆうよう【悠揚】**[形動]ゆったりとしてものごとにこだわらず、落ち着いているようす。「―せまらぬ態度」 **ユーラシア**[图]ヨーロッパとアジアとをまとめた呼び方。「―大陸」|Eurasia **ユーラトム [EURATOM]** [图]ヨーロッパ原子力共同体。一九五八年、原子力の平和利用と発電の共同開発を目的に設立。六七年にECに統合された。►European Atomic Energy Community の略語。 **ゆうらん【遊覧】**[图]山[旅]さきでバスや船などに乗り、見物してまわること。 **ゆうり【有利】**[图形動]より多くの利益をえるのに都合がいいようす。「―な条件」「形勢―」⇔[不利] **ゆうり【遊里】**[图]遊女屋を集めた地域。くるわ。[遊郭・色里診] **ゆうり【遊離】**[图][下]①とかけはなれて、つながりがなくなってしまうこと。「現実を―した議論」 ②化学で、原子または原子団が他の物質と化合しないでいること。また、化合物から原子または原子団が分離すること。「一酸」 **ゆうりすう【有理数】**[图]整数や分数の形であらわせる数。⇔[無理数]▽小数であらわすと、有限小数か、循環小数になる。 **ゆうりょ【憂慮】**[图]―ス[と]悪くなることを予想して、心配すること。「―にたえない」「将来を―する」 >つかいわけ 心配・憂慮・懸念[がん]= 「心配」は、軽い出来事にも使う。「心配そうな顔」。「憂慮」は、重大なことについて深く心配すること。「事態を憂慮する」。「懸念」は、悪い結果が生じないかと気にかかること。「ご懸念にはおよび[類]ません」。 **ゆうりょう【有料】**[图]料金がいること。料金をとること。「―道路」⇔[無料] **ゆうりょう【優良】**[图形動]品質などがすぐれていること。「―な成績を修める」「健康―児」⇔[劣悪][勢]「つかいわけ」→「良好」を見よ。 **ゆうりょく【有力】**[形動]日①勢力が大きいようす。「―な実業家」⇔[無力] ②影響力が大きいようす。「―なコネ」 ③可能性の強いようす。「―な候補に」「その見かたがーだ」 **ゆうりょくしゃ【有力者】**[图]その社会での実質的な力をもつ人。権力や影響力をもっている人。「財界のー」 **ゆうれい【幽霊】**[图]⊕①死んだ人が仏になれずに、この世に姿をあらわしたもの。[圏]亡霊・お化け ②実際にはないものを、あるように見せかけたもの。「一会社」「一人口」 **ゆうれき【遊歴】**[图][下]各地をめぐりあるくこと。旅行してまわること。「諸国を―する」 **ゆうれつ【優劣】**[图]すぐれていることと、おとっていること。「―を競[き]そう」「―をつけがたい」[圏]甲乙 **ユーロ**[图][造語]ヨーロッパの経済通貨統合による単一の共通通貨の名称。またその通貨単位。一九九一年より徐々に自国の通貨を廃止して導入され、二〇〇二年より十二ヶ国で流通が開始された。記号は€ **ゆうわ【融和】**[图]「①うちとけて、なかよくすること。「二国間の―をはかる」 ②化学変化で、一つにとけあうこと。 **ゆうわ【×宥和】**[图]「[凶]相手の態度を大目に見て、仲よくすること。「―政策」 **ゆうわく【誘惑】**[图][凶]相手の心を迷わせて、自分の思うところにさそいこむこと。「―に負けてちかいを破る」 **ゆえ【故】**[图][画]①〈名〉そうする原因や理由。「―あって故郷を出る」[圏]事情・訳[協] <1403> **ゆえつ**[愉悦] 「楽しみよろこぶこと。心から楽しむこと。「生の―にひたる」 **ゆえに**[故に] 圏前文の内容を理由や原因として、その当然の結果や結論を導くことば。したがって。「三辺が等しい。―、正三角形である」▽文章語。数学の証明では「:」の記号を使う。 **ゆえん**[由縁] ものごとのいわれ。ゆかり。▽由来や因縁[ひ]のこと。 **ゆえん**[油煙] 油やろうそくなどを燃やしたときに出る、黒い炭素の粉。「―ですすけた天井」 **ゆえん**[所以] 理由。いわれ。「若者に人気のある―をさぐる」▽漢文訓読で、「故[豊]になり」が変化した「ゆえんなり」から。 **ゆえんさいていりゅう**[油煙斎貞柳] [名]一六五四一一七三四年。江戸中期の狂歌師。家号は鯛屋[焼い]。歌風は平明で機知に富み、享保期の狂歌の主流となった。弟は浄瑠璃,作者の紀海音いかん。「家づと」「続家づと」など。 **ゆか**[床] 家の中で、地面より高いところに板などを張りつめた場所。天井 ②劇場で、浄瑠璃[ち]を語る高座。5 **ゆかい**[愉快] [形動]楽しくて気持ちがいいこと。おもしろいこと。「ひとときを―に過ごす」不愉快 > 「つかいわけ「快適」を見よ。 **ゆかいた**[床板] ゆかに張ってある板。 **ゆかうえ**[床上] 家のゆかの上。ゆかよりも高い位置。「—浸水」床下 **ゆかうんどう**[床運動] 体操競技の種目の一つ。一二四方のマットの上で、ジャンプ・逆立ち・回転などを組みあわせて、連続するリズミカルな動作をするもの。 **ゆがく**[湯、掻く] あくをぬくためなどに、熱湯にくぐらせる。「野菜をさっと―」 **ゆがけ**[弓懸け] 弓を射るとき、指を傷つけないためにはめる皮の手ぶくろ。 **ゆかげん**[湯加減] ふろなどの湯の適当な温度。「―をみる」 **ゆかしい**[圏]上品で、ひきこまれる感じだ。「―人柄」類奥ゆかしい ②昔風で、いい感じだ。「古式―行事」▼「床しい」と当てる。 > 古語《ゆかし≫動詞「行く」から作られた形容詞。もと、よいことがありそうなところへ行きたいという気持ちをあらわした。そこから、文脈に応じて興味をひかれて、見たい、知りたい、欲しいなどの意味で使う。その中で、心をひかれて慕[した]わしいという意味が現代語まで続いて使われてきた。 **ゆかした**[床下] 家のゆかの下。縁[ぇ]の下。床上[ぴ] **ゆかた**[浴衣] 夏に着る着物。木綿[処]のひとえ。「―がけで夕すずみ」▽昔、入浴のときに着たひとえ。のち、入浴後に着るようになった。常用漢字表付表の語。 **ユカタンはんとう**[ユカタン半島] メキシコ南東部、メキシコ湾[ん]とカリブ海のあいだの半島。四世紀から一四世紀にはマヤ文明が栄えた。 **ゆかわひでき**[湯川秀樹] 国一九〇七一八一年。昭和期の物理学者。東京生まれ。地理学者小川琢治の三男。兄は貝塚茂樹[影]。(中国史学者)、弟は小川環樹(中国文学者)。原子核[試]しの存在を予言した中間子理論により、日本人としてはじめてノーベル賞を受賞した。 **ゆかん**[湯×灌] 「ス凶棺[え]に納める前に、死んだ人のからだを湯でふききよめること。 **ゆき**[雪] 大気中の水蒸気が、急に冷えて氷のつぶとなったもの。結晶”は美しい六角形をしている。天気記号は「―にうもれる」▽降りかたやつぶの大きさによって、「粉雪」「細雪[だ]。」「牡丹[が]雪」「淡雪[野]」「吹雪[ふぶき]」などという。 ◎白いものをたとえていうことば。「―のはだ」「頭で に―をいただく(=白髪になる)」 雪を欺[ぁざむ]く 雪とまちがえるほどに真っ白な女性のはだのたとえ。 **ゆき**[行き・『往き] ↓「いき」 **ゆき**[×裄] 着物の背中の中心のぬい目から、かたを通ってそで口までの長さ。「―たけを長めにする」→図「わふく」 **ゆぎ**[×靫] 矢を入れてもちあるく、木や革製の箱形の筒[っっ]。平安時代以降は壷胡[篠ぐ]いとなった。 **ゆきあう**[行き会う・行き合う] ↓「いきあう」 **ゆきあかり**[雪明かり] 積もった雪のために、夜でも辺りがぼんやりと明るく見えること。「―の中に人かげがうかぶ」 **ゆきあたる**[行き当たる] ↓「いきあたる」 **ゆきうさぎ**[雪×兎] 雪でつくったウサギ。目はナンテンの実、耳はユズリハをつける。 **ゆきおとこ**[雪男] ヒマラヤの山中にすむといわれる人間に似た動物。 **ゆきおれ**[雪折れ] 山降りつもった雪の重みで、木の枝が折れること。「柳[ゃたき]に―なし」 **ゆきおろし**[雪下ろし] 屋根に積もった雪を、地面に落とすこと。 ②山から雪をまじえてふきおろす冷たい風。▽「雪颪」とも書く。 **ゆきおんな**[雪女] 伝説で、雪の夜、白い着物姿の女であらわれるという雪の精[ぃ]。 **ゆがみ**[×歪み] ①ゆがむこと。ゆがんだ形。「―を直す」 ②心やおこないが正しくないこと。「精神の―」 **ゆがむ**[×歪む] ①ものの形が曲がったり、ねじれたりする。「ネクタイが―」 ②心やおこないなどが正常な状態でなくなる。「ゆがんだ性格をたたきなおす」 > 「つかいわけ」→「ひずむ」を見よ。 **ゆがめる**[×歪める] [下□]ゆがませる。また、正常でなくする。「顔を―」「事実を―」 **ゆかり**[『縁・“所“縁] つながりや関係があること。「啄木[窓]―の地」「縁[ぇ]も―もない」圏縁故 > ①〈助>[接助]原因や理由をあらわす。「財産家―のなやみ」「古い言い方。 故ありげ 何かわけがありそうなようす。 <1404> 雪娘[鍔の]。雪女郎[だろう]。 **ゆきかう**[行き交う] ↓「いきかう」 **ゆきかき**[雪×搔き] 積もった雪を、とりのぞくこと。また、その道具。「道路の―をする」類 除雪 **ゆきがこい**[雪囲い] 雪や霜[しも]の害を防ぐために、植木や家の入り口などを、わらやむしろなどで囲うこと。また、その囲ったもの。 **ゆきがた**[行き方] 「ゆくえ」の古い言い方。「―知れず」 **ゆきがっせん**[雪合戦] 雪を小さく丸めてぶつけあう遊び。雪投げ。 **ゆきぐつ**[雪靴・雪×沓] 雪の中を歩くときにはく、わらでつくった長ぐつ。 **ゆきぐに**[雪国] 雪が多く降る地方。 **ゆきぐに**[雪国] [確爵為]一九三五一四七年。川端康成[謀]の長編小説。小説家島村と上越[なら]の温泉芸者駒子[に]との交情を主とし、ひたむきに生きる葉子という娘[まぁ]を配して、雪にとざされた世界の純粋[いんな]美の世界をえがこうとしたもの。 **ゆきぐも**[雪雲] 雪を降らせる雲。 **ゆきくれる**[行き暮れる] [下□]目的地に行く途中[がの]で日が暮れる。「山中で行き暮れて野宿[く]する」 **ゆきげ**[雪、消] 雪が解けること。ゆきどけ。「―水」「―どき」 **ゆきげしき**[雪景色] 雪が降りつもった景色。雪が降っている景色。 **ゆきげしょう**[雪化粧] 雪が降って、辺りいちめんが化粧したように真っ白に一変すること。「―した山々」 **ゆきけむり**[雪煙] 雪がけむりのようにまいあがったもの。「―をあげてすべる」 **ゆきさき**[行き先] →「いきさき」 **ゆきすぎ**[行き過ぎ] ☆「いきすぎ」 **ゆきしな**[行きしな] [几]「いきしな」 **ゆきずり**[行きずり] たまたま通りかかっただけであること。「―の人」類通りすがり ②一時的なこと。かりそめ。「―の恋[とぃ]」 **ゆきぞら**[雪空] 雪が降りだしそうな空模様。 **ゆきだるま**[雪、達磨] 雪をまるめてつくっただるま。▽雪の玉を雪の上に転がしていくうちに大きくなるように、どんどん大きくふえるようすをたとえてもいう。「―式に借金がふえる」 **ゆきつく**[行き着く] ↓「いきつく」 **ゆきつけ**[行きつけ] ↓「いきつけ」 **ゆきつぶて**[雪×礫] 雪をにぎりかためたもの。「―を投げる」 **ゆきづまる**[行き詰まる] →「いきづまる」 **ゆきつもどりつ**[行きつ戻りつ] 行ったり来たり何度もすること。いきつもどりつ。 **ゆきづり**[雪吊り] … 図雪折れを防ぐために、枝をひもでつっておくこと。ゆきつり。 **ゆきどけ**[雪解け] 気温が上がって、積もっていた雪が解けること。また、その時期。「―水のせせらぎ」▽対立する者どうしの関係や緊張[しり]がやわらぐことをたとえてもいう。デタント。「東西間のーのきざし」。「雪溶け」とは書かない。 **ゆきどけ**[雪解け] 一九五四年。ロシア、エレンブルグの小説。社会主義リアリズムのありかたとして、人間の肯定面も否定面も、ともにえがくべきだとした。「Ottepel' **ゆきとどく**[行き届く] ↓「いきとどく」 **ゆきどまり**[行き止まり] ↓「いきどまり」 **ゆきなやむ**[行き悩む] じゃまなものがあって、前に進むのに苦労する。「雪道で捜索隊が―」「②ものごとが思うようにはかどらない。「交渉[にど]の打開に―」「いきなやむ」とも。 **ゆきのした**[雪の下] ユキノシタ科の常緑多年草。初夏、白い小さな花が咲く。葉は、ハート形で、薬用。 **ゆきひら**[行平] 陶器製の平たいなべ。「―で おかゆをたく」 **ゆきま**[雪間] 雪の降りやんているあいだ。雪の晴れ間。 ②降りつもった雪の、ところどころ消えた場所。 ③降りつもった雪の中。 **ゆきみ**[雪見] 雪景色[き]をながめて楽しむこと。「―酒[ぎぃ]」 **ゆきもよう**[雪模様] いまにも雪が降りだしそうな空のようす。ゆきもよい。「―の空」雪空 **ゆきやけ**[雪焼け] 「雪が反射する光で、皮膚が焼けて黒くなること。「―した顔」 **ゆきやなぎ**[雪柳] バラ科の落葉小低木。春、多数の白い小花をいちめんにつけたようすが、ヤナギの枝に雪が積もったようなのでこの名がある。コゴメバナ。 **ゆきやま**[雪山] 雪の降りつもった山。類冬山 **ゆぎょう**[遊行] [忍]僧[ち]が、修行[り]などのために諸国をめぐりあるくこと。「―僧」圏行脚[競] **ゆきよけ**[雪。除け] 雪をとりのぞいて道をつけること。また、雪を防ぐための設備。 **ゆきわたる**[行き渡る] 国すみずみにまで広くおよぶ。いきわたる。「問題用紙が―」「福祉[ぃく]が―」 **ゆきわりそう**[雪割り草] ⊕キンポウゲ科の多年草。山地に生える。春、白・赤・むらさき・ピンクなどの小さい花が咲く。ミスミソウ。 ②サクラソウ科の多年草。高山に生える。夏、うす紅色の赤い小さい花が咲く。 **ゆく**[行く] [♪]「いく」 **ゆく**[逝く] 人が死ぬ。「一代の英雄[祭]ついに―」圏逝去[認]する ▽行って二度と帰らない意味から。 **ゆくえ**[行方] ①行ったさき。行った場所。「―不明」 ②行くべき方角。目的地。「―知れぬ旅」 ③これからさき。「勝敗の―をうらなう」圏将来・行く末夏常用漢字表付表の語。 > つかいわけ行方・行く手・行く先 「行方」は、行くさきがわからないときに使う。「行方をくらます」。「行く手」は、目ざして進んで行く方向。 <1405> **ゆせん** **ユゴー** [Hugo][名]一八〇二―八五年。フランスの作家。詩・小説・劇と多方面で活躍。「レ=ミゼラブル」「ノートル=ダム=ド=パリ」などを書いた。 **ゆくえ**【行方】[名]①行った方向。また、これから行く方向。「―不明」②将来。「国の―を案じる」 > つかいわけ > 「行方」は、進んでいく方向。「行方不明」。「行く手」は、これから進んでいくさきの方向。「行く手をさえぎる」。「行く先」は、予定の目的地。また、将来行く方向。「旅行の行く先」「日本経済は行く先不明だ」。 **ゆくさき**【行く先】[名]①これから行こうと思うところ。ゆきさき。「人生は―知れない旅だ」圏行く手②これからさき。ゆくすえ。「子供たちの―が心配だ」翔将来▽「いくさき」とも。 > つかいわけ > 「行方[ゆくえ]」を見よ。 **ゆくすえ**【行く末】[名]これから進んでいく到達さき。将来。「―を見とどける」「来[き]し方[かた]行[ゆ]く末[すえ](=過去と将来と)」 **ゆくて**【行く手】[名]これから進んでいくさきのほう。「大軍に―をはばまれる」類行く先 > つかいわけ > 「行方[ゆくえ]」を見よ。 **ゆくとし**【行く年】[名]過ぎていく年。「―来る年」▽年末に一年をふりかえっていう。 **ゆくはる**【行く春】[名]暮れていく春。暮春。晩春。「―をおしむ」 **ゆくゆく**【行く行く】[副]「ゆくゆくは」などの形で」将来の予定や見こみとして。「―は教師になりたい」「―は市長になるだろう」類やがて **ゆこく**【諭告】[名][-スル]さとしきかせること。また、さとすことば。 **ゆさい**【油彩】[名]油[あぶら]絵の具で色をぬること。また、油絵の具でかいた絵。↔水彩 **ゆさぶる**【揺さぶる】[他五]はげしくゆりうごかす。「大風が木の枝を―」 **ゆすぶる**【揺すぶる】[他五]「ゆさぶる」 **ゆずゆ**【柚子湯】[名]冬至[とうじ]の日、ユズを入れてわかしたふろ。邪気[じゃき]をはらい、風邪[かぜ]やひび・あかぎれの予防になるという。 **ゆすり**【強請り】[名]①おどして、かねや品物をむりに出させること。また、その人。「―たかりをはたらく」類恐喝[きょうかつ]②人の心を落ち着かなくさせる。「政界を―大事件」類揺する▽「ゆすぶる」とも。 **ゆざまし**【湯冷まし】[名]わかした湯を冷ましたもの。 **ゆざめ**【湯冷め】[名][-スル]ふろからあがったあと、からだが冷えてくること。「―すると風邪[かぜ]をひくよ」」 **ゆさん**【遊山】[名]野山などへ遊びに行くこと。また、遠くへ気ばらしに出かけること。古い言い方。行楽。「物見―」 **ゆし**【油脂】[名]動物や植物の中にふくまれている油や脂肪[しぼう]。「―工業」「動物性―」 **ゆし**【諭旨】[名]わけを言いきかせること。「―退学」 **ゆしませいどう**【湯島聖堂】[名]東京都文京区湯島にある孔子[こうし]をまつった堂。一六三三年に林羅山[はやしらざん]が上野の家塾[かじゅく]に建てたものを、一六九〇年に、五代将軍徳川綱吉が現在地に移した。併設の学問所で、朱子学が講義された。聖堂。 **ゆしゅつ**【輸出】[名][-スル]外国へ品物や技術などを売りだすこと。「車を―する」→輸入 **ゆしゅつちょうか**【輸出超過】[名]海外貿易で、ある期間内の輸出総額が輸入総額より多いこと。出超。↔輸入超過 **ゆしゅつにゅう**【輸出入】[名]輸出と輸入。 **ゆず**【柚子】[名]ミカン科の常緑小高木。初夏、白い花が咲き、でこぼこした黄色い実をつける。実はかおりがよくてすっぱく、料理などに使う。ユウ。 **ゆすぐ**【濯ぐ/漱ぐ】[他五]→「すすぐ」 **ユスティニアヌス** [Justinianus][名]一世。四八二?―五六五年。東ローマ皇帝。領土を拡大する一方、ローマ法の編[へん]さん、聖ソフィア大聖堂の建立[こんりゅう]などの事業をおこない、帝国の全盛期を築いた。[Iustinianus] **ゆずりあい**【譲り合い】[名]たがいに相手の意思・立場を尊重しあうこと。相手をさきに行かせようとしたり、相手の好みに合わせたりすること。 **ゆずりうける**【譲り受ける】[他下一]物品や権利などを他の人からゆずられて受けとる。「親の財産を―」↔譲り渡す **ゆずりは**【譲り葉】[名]ユズリハ科の常緑高木。新しい葉が生長すると古い葉が落ちるので、この名がある。葉は楕円形[だえんけい]でかたく、正月のしめかざりに使う。古名「ゆずるは」。 **ゆずりわたす**【譲り渡す】[他五]自分の所有物や権利などを、他の人にゆずってわたす。譲渡[じょうと]する。「全財産を―」↔譲り受ける **ゆする**【揺する】[他五]ゆりうごかす。「かたを揺すって笑う」製揺さぶる・揺すぶる **ゆする**【強請る】[他五]おどして金品などをまきあげる。「昔の犯罪を種に―」 **ゆずる**【譲る】[他五]●自分の地位・財産・権利を他人にわたす。「王位を―」「お年寄りに席を―」②自分をあとにして、他人をさきにする。「順番を―」「道を―」③別の機会にのばす。「説明は後日に―」④希望する人に売りわたす。「パソコンを安くー」 **ゆせい**【油井】[名]地下の石油をくみあげるための井戸。「―をほる」 **ゆせい**【油性】[名]油の性質をもっていること。「―のインク」↔水性 **ゆせん**【湯銭】[名]銭湯[せんとう]にはいる料金。古い言い方。入浴料。「―にもことかく」 **ゆせん**【湯煎】[名][-スル]入れものごと湯の中に入れ <1406> 「―にしてバターをとかす」「―なべ」 **ゆそう**[輸送] 人やものなどを大量に運ぶこと。「救援[瑟],物資を―する」「―船」圏運送・運輸 **ゆたか**[豊か] [形動]①ゆったりとして満ちたりているようす。めぐまれているようす。「才能―な人」「―に暮らす」「―な胸」類豊富・豊滿 ②のびのびとしていて、ゆとりがあるようす。おおらか。「馬上―に乗る武者』」「――な気持ち」 **ゆだねる**[委ねる] [下□]①ものごとの権利・義務をすっかり人にまかせる。「代表に全権を―」 ②からだや心をすなおに他に従わせる。「医療[い]ように身を―」「運命に―」 > 「つかいわけ任せる・ゆだねる| 「任せる」は、他人の意向でしたいようにすることを認めること。「子供の自由に任せる」。「ゆだねる」は、自分のすべきことを人にゆずって、してもらうこと。「国の命運をゆだねる」。 **ゆだま**[湯玉] 湯がにえたつとき、表面にわきあがってくるあわ。また、玉のようにとび散る熱湯。 **ユダヤきょう**[ユダヤ教] 唯一神[ぶっ]ヤハウェを信仰するユダヤ人の宗教。モーセの律法をもととして、ユダヤ人は神に選ばれた民[たぁ]であり、神の国を地上にもたらすメシアの到来を信じる点に特徴[詰り]がある。キリスト教の母胎[がい]となる。聖典は「旧約聖書」。 **ゆだる**[×茹だる] 熱湯でじゅうぶんにられる。ゆであがる。「うだる」とも。「たこが―」 ②「うだる」 **ゆだん**[油断] 気を許すこと。注意をおこたること。類不覚 ▽仏教から出たことば。消してはならない仏前の灯[ぃ]の油を絶やしてしまう意味。 油断も隙もない すくにつけこまれてそうで少しの油断もできない。 **ゆだんたいてき**[油断大敵] ■注意をおこたることば、失敗や災いにつながるから、もっともおそろしい敵である。 **ゆたんぽ**[湯』湯“婆] 寝床の中で足やからだをあたためる道具。アルミニウムやせとものなどでできていて、中に熱湯を入れ、布でくるむ。 **ゆちゃく**[癒着] 函炎症ん[り]や傷などのために、はなれているべき皮ふや粘膜[熱]などが、たがいにくっついてしまうこと。「傷口が―する」 ②別にあるべき組織などが、たがいの利益のために深く結びつくこと。「政治家と財界との―がはなはだしい」▽不正がおこなわれているという意味でいう。 **ゆっくり**[と]時間をかけてするようす。「―考えてからきめる」「車輪が―と回る」 ②時間をかけて、くつろぐようす。「どうぞごー」「休日は―ねて過ごす」圏のんびり ③時間や空間にゆとりがあるようす。「今から送ってもーまにあう」「―五人は座れる」らくらく **ゆったり**[圃]「●時間や空間にゆとりがあって、のびのびとくつろいだ感じがするようす。「―した服」「―した大河の流れ」 ②心にゆとりがあるようす。おだやかにくつろぐようす。「一日―と過ごす」「―と構える」麺ゆっくり・のんびり **ゆづる**[『弓弦] 弓に張るつる。「ゆみづる」とも。 **ゆでだこ**[×茹で蛸] ゆでて赤くなったタコ。また、入浴や飲酒などにより、顔が赤くなった人のことをたとえていう。「うでだこ」とも。 **ゆでたまご**[×茹で卵] 鶏卵[然]を殻[から]のままゆでたもの。「うでたまご」とも。 **ゆでる**[×茹でる] [下]熱湯でにる。「うでる」とも。 **ゆでん**[油田] 地下の石油の層から石油がとれる場所。「海底——」「―地帯」 **ゆどうふ**[湯豆腐] 熱湯の中でとうふを温めて、しょうゆや薬味[やく]をつけて食べるなべ料理。 **ゆとうよみ**[湯桶読み] 漢字二字の熟語を、「湯桶(ゅトウ)」のように、上の字は訓[ん]、下の字は音読でよむ読みかた。「荷物・見本[と]」など。重箱読み **ゆどおし**[湯通し] [下と]料理で、材料を熱湯[勢]にさっとくぐらせること。 ②布や毛織物などを湯にひたし、しわや糊[のり]のけをとりさること。 **ゆどの**[湯殿] 「ふろば」の古い言い方。 **ゆとり**[图]時間や場所、また、気持ちなどに余裕があって、窮屈でないこと。「―のある生活」 **ユニーク**[形動]ほかにない特色をもっているようす。独特。独自。「―な意見」「unique **ユニオン**[图]連合。同盟。結合。 ②組合。労働組合。「union **ユニオンジャック**[图]イギリス国旗。 **ユニオンショップ**[图]会社にはいった人が一定期間内に、労働組合に加入しなければならない制度。労働組合から脱退したり除名されると、解雇[ぃ]される。「―制」▽ほかに、オープンショップ・クローズドショップ。「union shop **ユニセックス**[图]衣服や髪形[器]などで、男女の区別がないこと。モノセックス。「unisex **ユニセフ**[UNICEF] 国連児童基金。一九四六年、開発途上[により]国の母子・児童の援助[説]のために設立された機関。給食や保健活動などの援助をおこなっている。▽United Nations International Children's Fund の略語。 **ユニット**[图]単位。とくに、オーディオ機器や組みたて家具などの組みあわせ。構成部品。「―バス」 ②教育や教科書などの単元。「unit **ユニットしき**[ユニット式] 工場で一定の基準で生産された単位のそれぞれを、組みあわせてつくる方式。家具や住宅など。ユニットシステム。 **ユニドー**[UNIDO] 国連工業開発機関。一九六七年、発展途上[により]国の工業化を進めるための調査や、技術援助をおこなうために設立された。本部Jackはウィーン。▽ United Nations Industrial Development Organization の略語。 Union <1407> **ユニバーサル**[形動]世界的。普遍的。宇宙的。| universal **ユニバーシアード**[图]二年に一度、春と秋に分けて開かれる世界の学生総合スポーツ大会。国際学生スポーツ大会。| Universiade **ユニバーシティー**[图]複数の学部をもつ大学。総合大学。カレッジ | university **ユニホーム**[图]制服。とくに、スポーツチームなどで着るそろいの服。ユニフォーム。一 uniform **ゆにゅう**[輸入] 「函外国から、品物や技術などを買いいれたり、とりいれたりすること。輸出 **ゆにゅうちょうか**[輸入超過] 海外貿易で、ある期間内の輸入総額が輸出総額より多いこと。入超。輸出超過 **ユネスコ**[UNESCO] 国連教育科学文化機関。一九四六年に設立された国際連合の機関。教育・科学・文化などの分野での国際協力を進めることによって、世界平和の実現をめざす。▽United Nations Educational, Scientific, and Cultural Organization の略語。 **ユネップ**[UNEP] 国連環境計画。一九七二年、オゾン層の保護や砂漠[を]化の防止など、環境問題の研究と政策の調整をおこなうために設立された機関。本部はナイロビ。▽United Nations Environment Programme の略語。 **ゆのし**[湯熨] 布を湯気にあててしわをのばすこと。また、その道具。 **ゆのはな**[湯の花] 温泉にふくまれる、硫黄[り]・鉄・炭酸カルシウムなどの鉱物質が沈殿したもの。 **ゆのみ**[湯飲み・湯呑み] 湯や茶を飲むための茶わん。湯飲み茶わん。 **ゆば**[湯葉] 豆乳[貼りを]熱してできる膜[まく]を乾燥[裂]させた食品。吸いものや煮たものにする。生湯葉と干し湯葉がある。 **ゆはず**[弓×筈] 弓の両端[殻]のつるをかける部分。「ゆみはず」とも。 **ゆび**[指] 手足のさきの、細く五本に分かれた部分。「―でつまむ」 指一本も差させない 他人の干渉や非難をまったく許さない。 指をくわえる その気はあっても力がなくて手出しできず、だまって見ている。 指を差す かげで悪口を言う。圏後ろ指を差す **ゆびおり**[指折り] ◎指を折りまげて、数をかぞえること。「―かぞえて待つ」 ②多くの中で、指を折ってかぞえられるほどすぐれていること。とくにすぐれているもの。「関西[訟]でもーの実業家」圏屈指[っ]・有数 **ゆびきり**[指切り] 「約束を守るしるしとして、たがいに小指をからませあうこと。げんまん。 **ゆびさす**[指差す] 指でさし示す。「友達を―」 **ゆびずもう**[指相撲] 二人で、たがいに親指を立て、他の四本の指をにぎりあい、相手の親指を自分の親指でおさえこんだほうが勝ちとする遊び。 **ゆびにんぎょう**[指人形] 人形のからだをふくろのようにつくり、その中に手を入れて動かすようにした人形。ギニョール。操[ぁゃっ]り人形 **ゆびぬき**[指“貫き] 裁縫[駅]で、ぬいものをするときに、針の頭をおすために指にはめる道具。金属や革[かぁ]でつくる。▽「指抜き」は誤り。 **ゆびわ**[指輪] かざりとして指にはめる、貴金属などでつくった輪。リング。「結婚[ぶ]―」 **ゆぶね**[湯船・湯槽] 入浴のための湯を入れる大きな入れもの。ふろおけ。「―につかる」類 浴槽 **ゆべし**[×柚餅子] 米の粉にユズの実のしるや砂[糖どり]などをまぜてこね、蒸した菓子。 **ゆみ**[弓] 矢を飛ばす武器。木や竹を曲げて、つるを張ったもの。「―をひきしぼる」「かぞえ方張り・張 ②弓で矢を射る技術。弓術[25]。弓道。「―を習う」 ③バイオリンやチェロなどで、弦をこすって音を出すもの。 弓折れ矢尽[っ]く 力がつきて、どうしようもないこと。▽戦争でさんざんな負けかたをすること。 弓を引く 敵対する。そむく。とくに、力の強い者に対して手向かう。 **ゆみず**[湯水] ゆや、みず。また、どこにでもたくさんあるもののたとえ。 湯水のように使う かねをあるにまかせてむだづかいする。 **ゆみとり**[弓取り] ⊕武士。「―の家に育つ」▽弓を手に持つことから。 ②すもうで、最後の勝負が終わったあと、弓を持っておこなう儀式[びき]。弓取り式。 **ゆみなり**[弓形] つるを張った弓のような曲線の形。ゆみがた。「―に反る」 **ゆみはりづき**[弓張り月] 上弦[炸],または下弦[がん]の月。弓のような形をした月。弦月[覧]。 **ゆみひく**[弓引く] 弓を射る。 ②そむく。反抗[説]する。敵対する。「主君に―」 **ゆみや**[弓矢] ゆみと、や。また、武器。「―とる身(=武士)」 **ゆみやはちまん**[弓矢八幡] [画]①〈名〉弓矢の神。八幡大菩薩[部”]。 ①〈副>武士が神かけてちかうときのことば。けっして。かならず。断じて。 **ゆめ**[夢] ①ねむっているあいだに、目の前に見て、現実と同じようにものごとを経験したと感じる現象。「狭[く]は―を食う動物といわれる」→現実・現[っっっ] ②決して実現しそうもない、現実ばなれしたこと。「―のような話」「圏絵空事[私』どと]・夢想 ③将来、実現させたいと思っている望み。希望。「野球選手になる―をいだく」 ④はかなく消えてしまうこと。「―の世」 夢の中のことなのか、現実なのか。夢か現[っっっ]か ▽思ってもみなかったことに出くわしたときにいう。 夢の跡 今はなにも残っていない、むなしい昔のあと。「夏草やつはものどもが―(芭蕉[ょう])」 夢の通い路 夢を見ること。夢路[ぁ]。また、夢の中で男女が会うこと。 <1408> **ゆめみごこち【夢見心地】**[図]V「ゆめごこち」 **ゆめものがたり【夢物語】**[図]①見た夢についての話。また、夢のようにはかなく現実にはありえないような話。「そんなことは―にすぎない」 **ゆめゆめ**[画]『「ゆめゆめ〜ない」などの形で』「ゆめ」を強めた言い方。強い打消や禁止をあらわす。決して・・・ない。絶対に・・・してはいけない。「うまくいくとは―思わなかった」「―疑うなかれ」▽「努々[嬲]」と当てる。「夢々」は誤り。 **ゆもじ【湯文字】**[図]こしまき。ゆまき。▽昔、女性が入浴のときつけたもの。女房詞[とらぼう]。 **ゆもと【湯元・湯本】**[図]温泉のわきでる場所。また、最初に温泉の発見された場所。 **ゆゆしい**[圏]ほうっておくと、とりかえしのつかないことになる。容易ならない。「―問題が起こる」▽「由々しい」と当てる。 古語《ゆゆし》古語では、「ゆ」は「忌[ぃむ]」の「い」と語源が同じ。神聖なものや不浄なものをおそれ、それから遠ざからなければいけないという気持ちをいった。「ゆ」はおそろしくて、ふれてはいけないの意。おそれる気持ちから、不吉[話]だという意味も生じた。平安時代になると、よくも悪くも「はなはだしい」という意味もあらわしたが、現代語には悪いほうの意味だけが残った。 **【由来】**[図]画①〈名・スル〉ものごとが起[ゆらい]こり、いままでにたどってきた道すじ。「家名の―をたどる」[類]来歴・由緒①〈副〉もともと。本来。「口約束なんかは―当てにならない」 **ゆらく【愉楽】**[図]たのしみ。悦楽[多]。 **ゆらぐ【揺らぐ】**[国]もとからゆれうごく。また、心などが落ち着かず、不安定になる。「地震[んで]家が―」「権威が―」「身代〜が―」 **ゆらす【揺らす】**[国]揺れるようにする。「つり橋を―」 **ゆらめく【揺らめく】**[国]ゆらゆらと、ゆれうごく。ゆらぐ。「川面に―灯[ぃ]」 **ゆらゆらと** ゆるやかに、ゆれうごくようす。「かげろうがーとたちのぼる」 **ゆり【百合】**[図]ユリ科の多年草。じょうご形の花が茎[くき]のさきに咲く。種類が多い。根は食用。ヤマユリ・クルマユリ・オニユリなど。 **ゆりうごかす【揺り動かす】**[国]田ゆさぶって動かす。「ゆりかごを―」「大木を―」②人の心に打撃[き]をあたえる。また、打撃をあたえて何かをする気持ちを起こさせる。「人心を―事件」 **ゆりおこす【揺り起こす】**[国]からだをゆすって目覚めさせる。「ねている人を―」 **ゆりかえし【揺り返し】**[図]ゅれた反動で、もう一度ゆれること。とくに、大きな地震[いん]のあとに続く小さな地震。ゆりもどし。余震。「―がくる」 **ゆりかご【揺り籠・揺り×籃】**[図]赤んぼうを入れ、静かにゆりうごかして、ねかしつけたりあやしたりするためのかご。 揺りかごから墓場まで 生まれてから死ぬまで。▽イギリスの労働党の唱えた、社会保障制度の充実を表現したスローガン。一生を通じて最低限度の生活を保障しようというもの。 **ゆりかもめ【『百合×鷗】**[図]カモメ科の海鳥。羽は白色で、くちばしと足が赤い。秋、日本に来るわたり鳥。▽「伊勢物語」東下[線まり]に出てくる都鳥はこの鳥だといわれる。 **ゆるい【緩い】**[圏]①ぴったりとしまっていなくて、すきまがある。「服が―」「ねじを緩くしめる」②きまりやとりしまりなどが厳しくない。あまい。「規制が―」「警備を緩くする」[◆]きつい③傾斜[認]・曲線・進みかたがおだやかである。「―坂道」「―カーブ」「速度が緩くなる」[↔]急④水分が多くてやわらかい。しまりがない。「地盤[匹]が―」「―カレーをにつめる」「ゆるい」の「ゆる」は、「許す(=ゆるくする)」の「ゆる」と同じ意味。 **ゆるがす【揺るがす】**[国]ぐらぐらとゆりうどかす。大きな動揺をあたえる。「大地を―大音響[試り]」「世界を―ニュース」 **ゆめ**[画]『「ゆめ〜な」などの形で』強い禁止をあらわす。決して・・・してはいけない。ゆめゆめ。古い言い方。「―忘れるな」「―おどろくことなかれ」▽「努[ゅぁ]」と当てる。 **ゆめうつつ【夢現】**[図]夢と現実。また、夢を見ているのか、現実のことなのかはっきりしない状態。「鳥の声を―に聞く」 **ゆめうらない【夢占い】**[図]見た夢の内容で、吉凶[きょ]を判断すること。ゆめうら。[類]夢合わせ **ゆめごこち【夢心地】**[図]夢を見ているようなぼんやりとした、また、うっとりとした気分。ゆめみどこち。「合格と聞いてもまだ―だ」 **ゆめじ【夢路】**[図]夢の中でいき来する道。また、夢を見ること。ゆめ。「―をたどる」 **ゆめにも【夢にも】**[画]『「夢にも〜ない」などの形で』たとえ夢の中でも、そんなことはありえないという気持ちをあらわす。かりにも・・・ない。「優勝できるとは―思わなかった」[類]万に一つも・よもや **ゆめはんだん【夢判断】**一九〇〇年。ドイツ、フロイトの著。人間の深層心理にかくされた無意識が、夢や幻想[説]となってあらわれるものだとした。|Die Traumdeutung **ゆめまくら【夢枕】**[図]夢を見ているときの、まくらもと。また、見ている夢の中。 夢まくらに立つ 神仏などが夢の中にあらわれて、なにごとかを告げる。「死んだ父がー」 **ゆめまぼろし 【夢幻】**[図]ゆめと、まぼろし。現実にはありえないようなこと。また、はかないことのたとえ。「―の計画」「―のこの世・ **ゆめみ【夢見】**[図]夢を見ること。また、見た夢「―夜の―が悪かった」 夢のまた夢 きわめてはかないこと。また、とうてい実現不可能なものごとについてもいう。 夢を追う 途方もない望みなどを実現しようと、追いもとめる。 夢を見る とりとめのない空想をえがく。 夢を結ぶ 安らかにねむりにつく。 <1409> **ゆるがせ**[忽せ] いいかげんにあつかうこと。おろそかにすること。なおざり。「―にしない」 **ゆるぎない**[揺るぎない] 囲ぐらぐらと動くことがない。不動の。「―地位をしめる」 **ゆるぐ**[揺るぐ] ①ゅれうごく。「土台が―」 ②心があちこちゅらついて不安定になる。気が変わる。「信念が―」 **ゆるし**[許し] ①ゆるすこと。許可。「―をこう」 ②茶の湯や生け花などで、免許[説]の階級の一つ。「奥—」「一状」 **ゆるす**[許す] ●願いや望みを聞きいれる。自由にさせる。許可する。「入学を―」「盗塁を―」 ②あやまちや罪をとがめないことにする。「失敗を―」 ③警戒心などをゆるめる。「気を―」「心を―」 ④自由にする。都合をつける。「事情の―限り」 ⑤世間だが認める。「自他ともに―第一人者」▼相手をゆるくあつかうこと。 **ゆるみ**[緩み・×弛み] ゆるむこと。ゆるい程度。 **ゆるむ**[緩む・×弛む] 強く張ったりしめたりしていたものが少しでも動くようになる。「帯が―」「地盤[ん]がー」 ②緊張[しり]が弱まる。「気が―」引き締[しま]る ③寒さや暑さなどの厳しさがやわらぐ。「寒さが―」 > 「つかいわけ」→「弛[たぁ]む」を見よ。 **ゆるめる**[緩める・×弛める] [下□]張ったりしめたりしている力を弱くする。ゆるくする。「弦[ん]を―」 ②緊張[しり]を弱くする。ゆるむようにする。「気を―」 ③規則の厳しさなどの程度を弱くする。ゆるやかにする。「とりしまりを―」 ④速度などを低下させる。「スピードをー」 **ゆるやか**[緩やか] [形動]強くしめつけず、ゆとりがあるようす。ゆったり。「ーなドレス」 ②規律などが寛大なようす。おだやか。「―な規制」 緩和厳しい ③かたむきや曲がりかたが、少しずつであるようす。「―な坂道」「打球が―な曲線をえがく」急[M] ④動きが、少しずつゆっくりしているようす。「風が―にふく」「―な改革」類緩慢 **ゆるゆる**[圓形動]「スク急がないでゆっくりしたようす。「―と山を登る」 ②すっかりくつろいだようす。ゆったり。「―とした気分」 ゆるんで、しまりのないようす。「ズボンがーだ」 **ゆれ**[揺れ] ゅれること。その程度。また、不安定なこと。「船の―がひどい」「心の―をかくせない」 **ゆれる**[揺れる] [下□]◎前後・左右・上下などに動く。「家が―」「大会旗が風に―」 ②心が不安定な状態になる。「気持ちが―」 **ゆわえる**[結わえる] [下口]しばる。むすぶ。ゆわく。「古雑誌をひもでー」類くくる **ゆわかし**[湯沸かし] 湯をわかすための器具。やかんなど。「―器」 **ユングフラウ**[图]スイスの南部、アルプス山脈にある山。海抜[唸]四一五八[片]。登山鉄道で中腹まで登れるため、観光地としても有名。▽若い女性という意味。|Jungfrau **ゆんで**[〝弓手] 左の手。また、左のほう。↔馬手▽弓を持つ手のこと。 **よ**[予] ①あらかじめ。前もって。類預②ぐずぐずして、ためらう。③一人称[ん]の代名詞。昔、男性が目下*の者に向かって、自分をさすときに使った、いばった言い方。われ。余 **よ**[余] ●必要なものを使ったあとの残り。あまり。②本来のもののほか。③数をあらわすことばに付けて、それより多めであることをあらわす。・・・とちょっと。「一○人―」④一人称[柒ん]の代名詞。身分の高い武士などが、目下[と]の者に向かって、自分をさすときに使った、いばった言い方。類予 余の儀ではない ほかのことではない。ほかでもない。 **よ**[預] ①人にあずける。また、あずかる。②あらかじめ。類予 **よ**[与] ①あたえる。圏賦。②仲間になっていっしょにやる。③かかわる。 **よ**[誉] <1410> **よ**[世] 人が集まり生活しているところ。世の中。世間[だ]。「―に知られる」「――を捨てる」 ②一人の支配者、または、一つの政権の治めている期間。時代。時世。「武家の―」▽「代」とも書く。 ③人の一生。「わがーの春」▽「代」とも書く。 ●仏教で、過去・現在・未来のそれぞれのこと。「あのーの世界」 世が世なら 世の中が今とはちがって、自分に都合のいい情勢のときなら。 世に行われる 広く世間[だ]で通用する。 世に出る 有名になる。出世[ゅっ]する。 ②出版される。「遺稿集が―」 世に問う 公表して批評を求める。「信[ん]を―」 世にはばかる 世間[だ]で大きな顔をする。「にくまれっ子ー」 世の聞こえ 世間[だ]の評判。 世の常 世間[だ]にありがちなこと。とりたててどうこうということもなく、ごくふつうのこと。 世の習い 世間[だ]の通例。「栄枯盛衰」は―」 世も末[ぇ] この世の中になんの期待ももてないこと。 世を挙げて 世の中の人すべてで。 世を去る 死ぬ。 世を忍[しの]ぶ 世間に知られないようにひっそりと暮らす。「―仮の姿」 世を背[そ]く 出家。[っ]する。類世を捨てる 世を渡る 生活する。生計を立てる。 **よ**[夜] よる。日没から日の出までのあいだ。「―が明ける」 夜の目も寝ずに 夜も休まず、夜どおしで。 夜も日も明けない それがないと一時[約]も過ごせないほど、夢中であるようす **よ**[余] [名代名造語]漢字項目を見よ。 夜を徹[っ]する 夜どおしで、ものごとをおこなう。徹夜[にっ]する。 夜を日に継[っ]ぐ 夜も昼もぶっとおしで続ける。 **よ**[囫][終助]◎親しみをもって念をおす気持ちをあらわす。「もう、ねなさい―」「やめたほうがいいにきまっている―」 ②依頼・勧誘[麩]・命令などを強めて言う。「どうか、助けてくださいー」「一緒に行こう―」「早く取れ―」『話しことばで使う。 **よあかし**[夜明かし] 「ひと晩じゅう、ねむらずに起きていること。徹夜[~っ]。「試験勉強で―する」 **よあけ**[夜明け] ●夜が終わり、辺りが明るくなること。また、辺りが明るくなるころ。あけがた。 ②新しい時代の始まり。「ハイテク時代の―」 **よあけまえ**[夜明け前] 一九二九—三五年。島崎藤村[様]の長編小説。父親がモデルである青山半蔵[や雑]の一生をえがいたもの。国学を信奉[覧]する半蔵は、明治維新後の時代の流れについていけず、あせりなやんで座敷牢続きで狂死[きょう]する。 **よあそび**[夜遊び] [下函]夜、外に出て遊びまわること。「―が過ぎる」 **よい**[宵] 夜になって、まもないころ。「―のうち」 **よい**[良い・好い・佳い] [圏造語]①〈形〉性質・位・状態が他と比べてすぐれまさっている。「上等な」「うまい」「とうとい」「こころよい」「うつくしい」「たかい」など、文脈に応じて使われる。「―成績」「品質が―」「発音が―」「―家[が]らの人」「気分が―」「容姿が―」「値』が―」「割の―仕事」 ②適している。好都合だ。ふさわしい。「読書に―季節」「夏ばてに―食べもの」「―ところへ来たね」 ③じゅうぶんで、それ以上はいらない。「これ以上はもう―」「準備は―か」 ④そうあることが望ましい。また、そうあってもかまわない。「年寄りの忠言は聞くが―」「ねむいのならとまったら―」「もう、帰ってもーぞ」 ⑤めでたい。幸運である。「春の佳[はき]日に挙式する」「なんと―めぐりあわせ」 ①〈造語〉[「〜よい」の形で」そうすることが容易だという意味をあらわす。・・・しやすい。「書き―」「はき―」▽動詞の連用形に付いて形容詞をつくる。 **よい**[善い] 圏人のおこなうべき道に合っていて、正しい。「―心がけ」「―おこない」→悪い と > とも話しことばでは、終止形と連体形は「いい」を用いる。したがって、ここでの用例中の「―」の部分はすべて「いい」に置きかえられる。 また、漢字の使い分けについては、「良」は広く一般に使う。「好」は望みどおりのこと、「佳」はめでたい感じのこと、「善」は社会的に正しいことをあらわす。■「いい」も見よ。 《よし・よろし≫どちらも現代語の「よい」にあたる意味だが、平安時代には程度による区別があった。「よし」は、絶対的によいという積極的評価。「よき酒(=上等の酒)」。「よろし」は、悪くはない、とりあえず水準に達しているという消極的評価。「よろしき衣[き](=悪くはない衣服)」。「よし」は「悪[も]し」の、「よろし」は「わろし」の対。 **よい**[酔い] 酒を飲んで心身がふつうの状態でなくなること。「急に―が回る」「―を冷ます」 ②乗り物に乗っていて、気分の悪くなる状態。「乗り物―」 **よいごし**[宵越し] ひと晩を過ごすこと。 宵越しの金は持たない その日にもうけたかねはその日のうちに使いはたしてしまい、ためたりはしない。圏宵越しの銭[ぜに]は持たぬ▽江戸っ子のいさぎよさをいったことば。 **よいざめ**[酔い覚め・酔い×醒め] 酒の酔いが覚めること。酔いから覚めること。「―の水」 **よいしれる**[酔い痴れる] [下]ひどく酔って正気[乱ょう]を失う。また、夢中になってうっとりする。「勝利の美酒に―」「名演奏にー」 **よいっぱり**[宵っ張り] [下スと]夜いつまでもきていること。よふかし。また、夜ふかしのくせのある人。「―の朝ねぼう」 **よいつぶれる**[酔い×潰れる] [下二]酒に酔って正 <1411> **よう** **よい** **よい**【酔い】[名]酒に酔うこと。「―がまわる」「ほろ―」 **よい**【良い・善い・好い】[形]①性質や状態などがすぐれている。「頭が―」「人が―」「腕が―」「都合が―」②正しい。道徳にかなっている。「行いが―」③好ましい。美しい。「気立てが―」④人間関係が親密だ。「仲が―」⑤利益がある。役に立つ。「からだに―」⑥動詞の連用形に付いて、…するのがやさしい意を表す。「読み―」「住み―」 > つかいわけ > 「良い」は、一般的な意味で使う。「良い天気」。「善い」は、「悪」の反対で、道徳的に正しいこと、好ましいことに使う。「善い行い」。「好い」は、主観的に好ましいと思うことに使う。「好い人」。 **よい**【宵】[名]日が暮れて、まだあまり時間がたたないころ。「―のうち」 **よいごし**【宵越し】[名]前の晩から次の日まで持ち越すこと。「―の金は持たない」 **よいさ**[感]重いものを大勢で動かすときなどのかけ声。 **よいしょ**[感]①力を入れるときのかけ声。「―と持ち上げる」②相手をおだてるときに使うことば。 **よいどれ**【酔いどれ】[名]ひどく酒に酔った人。よっぱらい。 **よいのくち**【宵の口】[名]夜になって、すぐのころ。よいのうち。「まだ―だ」 **よいのみょうじょう**【宵の明星】[名]日没後、西の空に明るくかがやく金星[きんせい]。↔明けの明星 **よいまちぐさ**【宵待ち草】[名]↓「まつよいぐさ」 **よいまつり**【宵祭り】[名]神社の祭日の前夜におこなう祭り。宵宮[よいみや]。夜宮。 **よいみや**【宵宮】[名]「よいまつり」のこと。 **よいやみ**【宵闇】[名]①夕方の暗さ。「―がせまる」②陰暦で、一六日から二〇日ごろの、月の出るまでの暗さ。 **よいよい**[名]手足がしびれたり、舌がもつれたりする病気。また、その病気の人。俗[ぞく]な言い方。 **よいん**【余韻】[名]①音が消えたあとに残る、かすかなひびき。「鐘[かね]の―が残る」「―嫋々[じょうじょう]に(=快い音が長くひびいて絶えないようす)」②詩歌[しいか]や文章を読んだあとに残る、味わい。「―のある歌」類余情 **よう**【幼】[幺・2画 全5画 幼幼幼幼]年が少ない。おさない。「―にして俊敏[しゅんびん]」類少☆長▽「幻[げん](=まどわす)」は別字。 ヨウ 幼児 幼少 幼稚。幼虫[ようちゅう] 老幼 おさない 幼[おさな]い考え 幼[おさな]なじみ 幼友達[おさなともだち] 幼い[いたいけ]ない 幼気[いたいけ] **よう**【用】[用・0画 全5画 用用用用]◎つかう。もちいる。②役に立つ。はたらき。「―に立つ」「大きすぎて―をなさない」③しなければならない仕事。「―がある」④ものごとをおこなうのに必要なものやかね。⑤…のために使うこと。…向き。「自宅―」「子供―」◎大小便をする。 ヨウ ①用意,用途 用法 愛用[あいよう] 採用[さいよう] 起用[きよう] 使用 任用 ②効用 作用 有用 ③用件[ようけん] 用事,用務,急用[きゅうよう] 私用 ④用具 用紙,用度,日用品[にちようひん] 費用[ひよう] 路用[ろよう] ⑥用便 小用, もちいる 重く用[もち]いる 御用達[ごようたし] 用を足す ①用事を済ませる。②大小便をする。 **よう**【羊】[羊・0画 全6画 羊羊羊羊]動物のヒツジ。 ヨウ 羊毛 牧羊 綿羊 羚羊[かもしか] 羊歯[しだ] 山羊[やぎ] 羊羹[ようかん] ひつじ 羊飼[ひつじか]い 羊雲[ひつじぐも] 小羊[こひつじ] **よう**【洋】[・6画 全9画 洋洋洋洋]①大きな海。そとうみ。②水が広がるように、広びろとしたようす。③世界を東西に分けて呼ぶときの語。とくに、西洋の。ヨーロッパ。↔和 ヨウ ②洋上,遠洋[えんよう] 海洋[かいよう] 太平洋[たいへいよう] 洋へ、北洋[ほくよう] ③洋式 洋室 洋食 洋々[ようよう] 洋服 和洋折衷[わようせっちゅう] 洋傘[こうもり] 洋灯[らんぷ], 洋の東西を問わず 区別なく、全世界的に。 **よう**【要】[西・3画 全9画 要要要要]①中心となるたいせつな部分。かなめ。「―は、正確さだ」②だいじなところをとりまとめる。「―をえた解説」③もとめる。いる。「弁解の―はない」④むかえうける。類邀[むか]う⑤…が欠かせないこと。「―検討」 ヨウ ①要所 要職、要点 主要 重要。要撃[ようげき] ②要旨,要約 要領 概要 摘要[てきよう] ③要求[ようきゅう] 要望[ようぼう] 需要[じゅよう] 必要 肝心要[かんじんかなめ] いる 許可が要[い]る **よう**【容】[・7画 全10画 容容容容]●中にいれる。また、なかみ。②かたち。すがた。③ききいれる。ゆるす。類許④ゆったりとして落ち着いている。⑤たやすい。 ヨウ ●容器,容積 容量[ようりょう] 収容[しゅうよう],内容 ②容姿[ようし]は、容色,容貌[ようぼう] 形容 美容 ③容赦[ようしゃ] 容認[ようにん] 寛容[かんよう] 許容 ④従容[しょうよう] 容易[ようい] 容[い]れる 容易[たやす]い **よう**【葉】[++9画 全12画い 葉葉葉葉]●草や木の、は。また、はのような形をしたもの。②時代。世。③紙や写真など、うすいものを数えることば。「写真一―」 ヨウ ①葉脈[ようみゃく] 葉緑素[ようりょくそ] 針葉樹[しんようじゅ],前頭葉[ぜんとうよう] 落葉 ②中葉,末葉 万葉[まんよう] ③葉桜[はざくら] 落ち葉[おちば] 若葉[わかば] 落葉松[からまつ] 紅葉[もみじ] 黄葉[もみじ] **よう**【陽】[・9画 全12画 陽陽陽陽]●ひ。ひのひかり。②ひの当たるほう。ひなた。北半球で、山の南側、川の北岸。③明るくあたたかい。④ものごとを二つに分けたとき、積極的で活動的なほう。プラスの。「月」に対する「日」、「女」に対する「男」など。⑤おもてから見えるところ。うわべ。「陰[かげ]に―に助ける」→陰 <1412> よう **よう[陽]** [ようどう]①陽光[ようこう]斜陽[しゃよう] 太陽[たいよう]懿 落陽[らくよう]②岳陽[がくよう]が 42 山陽[さんよう]娆 洛陽[らくよう](=洛水の北)③陽春[ようしゅん]ん ④陽画[ようが]陽気[ようき],陽極[ようきょく]く陽性[ようせい] 重陽[ちょうよう] 4⑤陽動作戦[ようどうさくせん]らぜん [ひ]紫陽花[あじさい]あじさい陰陽道[おんみょうどう]號みょう腸炎[ちょうえん]かげろう」かぎろい 夕陽[せきよう] **よう[様](様)** [木・10画 図 全14画 様様様様] ①ありさま。ようす。②図がら。あや。③一定のかた。きまったやりかた。④「・・・のしかた」「・・・に似ていること」「・・・とおり」などの意味をあらわす。「考え―」「話しー」「円盤[えんばん]貶ーの物体」「三者三ー」 [ヨウ]●様子[ようす]様相[ようそう]異様[いよう]が一様[いちよう] 同様[どうよう] ②模様[もよう]文様[もんよう]甃③様式[ようしき] 仕様[しよう] [さま]奥様[おくさま] 神様[かみさま] 田中様[たなかさま]か **よう[養]** [食・6画 全15画 養養養養] ●食物をあたえて育てる。②体力をつける。③心をみがいて豊かにする。④血のつながらないものを子として育てる。実[じつ] [ヨウ]②養育[よういく]養鶏[ようけい]は養殖[ようしょく]培養[ばいよう]が扶養[ふよう] ②養生[ようじょう]養分[ようぶん]慤 栄養[えいよう] 休養[きゅうよう] 養[きょう]修養[しゅうよう]養子[ようし]養母[ようぼ], [やしなう]病[やま]ぐまいを養[やし]なう 養[やしな]わない親[おや] [いぬかい]犬養[いぬかい](姓氏) **よう[曜]** [日・14画 れ全18画 曜曜曜曜] ●一週間の七日それぞれの日の名にそえる語。「日―」「火ー」②日・月・星をまとめて呼ぶ語。③ひかりかがやく。類耀[よう] [ヨウ]①曜日[ようび]。②九曜[くよう]③黒曜石[こくようせき]ぎょう **よう[庸]** [8画 全11画 庸庸庸庸] ふつう。なみ。かたよらない。類凡[ぼん]ぼん②律令[りつりょう]いう制の税の一つ。労役の代わりに品物を納めること。 [ヨウ]①中庸[ちゅうよう],凡庸[ぼんよう]甃②租庸調[そようちょう] [つね]に **よう[揚]** [印② 全12画 揚揚揚揚] ①高くあげる。あがる。②気分などが高まる。たかめる。③ほめあげる。抑[よく]よく [ヨウ](D)揚名[ようめい] 掲揚[けいよう]邨 浮揚[ふよう]②揚言[ようげん]焓高揚[こうよう] * 宣揚[せんよう]抑揚[よくよう]③称揚[しょうよう] [あげる・あがる]引[ひ]き揚[あ]げる旗揚げ[はたあげ]/花火が揚[あ]がる **よう[溶]** [・10画 全13画 溶溶溶溶] とける。とかす。類融[ゆう] [ヨウ]溶液[ようえき] 溶解[ようかい]溶岩[ようがん]溶接[ようせつ]水溶液[すいようえき] [とける・とかす・とく]砂糖が溶[と]ける/絵の具を溶[と]かす/水で溶[と]く溶き卵[ときたまご] **よう【腰]** [③教胴[どう]どぅの下の部分。こし。 [ヨウ]腰椎[ようつい] 腰痛[ようつう] 腰部[ようぶ], [こし]腰が低い腰抜け[こしぬけ]及び腰[およびごし]~弱腰[よわごし] **よう【踊]** [足・7画 全14画 踊踊踊踊] 音楽やリズムに合わせておどる。おどり。圏躍[やく]く 舞踊[ぶよう]ら [おどる・おどり]胸が踊[おど]どる/踊り子[おどりこ] 盆踊[ぼんおど]びり **よう【窯】** [穴・10画 全15画 窯窯窯窯] 陶器[とうき]もちを焼くかま。かまど。 [ヨウ]窯業[ようぎょう] 窯変[ようへん] 景徳鎮窯[けいとくちんよう]とくちん [かま]窯入れ[かまいれ]窯元[かまもと]ゞ 炭焼き窯[すみやきがま]がま **よう[擁]** [・13画 全16画 擁擁擁擁] ●両うでで、だきかかえる。類抱[ほう]ほらだきかかえるように守る。たすける。一「擁する」を見よ。 [ヨウ]②抱擁[ほうよう]②擁護[ようご],擁立[ようりつ] **よう[揺](搖)** [摇摇摇摇] ゆれる。ゆれうごく。ゆりうどかす。 [ヨウ]揺籃[ようらん] 動揺[どうよう] [ゆれる・ゆる]気持ちが揺[ゆ]れる/揺[ゆ]り起こす [ゆらぐ・ゆるぐ]土台が揺[ゆ]らぐ/揺[ゆ]るぎない地位 [ゆする・ゆさぶる・ゆすぶる]体を揺[ゆ]する/政界を揺[ゆ]さぶる [たゆた]う **よう[謡](謠)** [類言・9画 歌全16画 謡謡謡謡] 節[ふし]電をつけてうたう。類 [ヨウ]謡曲[ようきょく]歌謡[かよう]俗謡[ぞくよう] 童謡[どうよう]民謡[みんよう] [うたい・うたう]謡物[うたいもの]誤地謡[じうたい]/高砂[たかさご]談を謡[うた]ょう うたい **よう[遥](遙)** [9画 全12画 遥遥遥遥] ●ぶらぶら歩く。さまよう。②はるか遠く。 [ヨウ]逍遥[しょうよう],②遥曳[ようえい]遥遠[ようえん]遥拝[ようはい]はら [はるか]遥[はる]かかなた **よう[瑶](瑤)** [王・9画 全13画 瑶瑶瑶瑶] 美しくかがやく玉。 [ヨウ]瑶顔[ようがん] 瑶台[ようたい]なら **よう[蓉]** [+10画 全13画 蓉蓉蓉蓉] よ <1413> 植物のハス。 [語例]蓉花[ようか] 芙蓉[ふよう] **よう**[楊] [木・9画 全13画] 植物のカワヤナギ。ネコヤナギ。枝は垂れない。 [語例]楊枝[ようじ],楊柳[ようりゅう] 白楊[はくよう] 楊梅[やまもも] **よう**[燿] [火・14画 全18画] ひときわ、かがやく。ひかる。[類]耀[よう] [語例]燿々[ようよう] **よう**[耀] [羽・14画 全20画] ひかりかがやく。てりはえる。 [語例]栄耀[えいよう] 光耀[こうよう] **よう**[鷹] [鳥・13画 全24画] 鳥のタカ。 [語例]鷹爪[ようそう] 鷹視[ようし]/鷹揚[おうよう] **たか**[鷹] 鷹狩[たかが]り 鷹匠[たかじょう] 鷹派[たかは],禿鷹[はげたか] **よう**[幼/用/洋/要/陽] 造語[ぞうご]⇨漢字項目を見よ。 **よう**[葉/様/曜] 造語[ぞうご]⇨漢字項目を見よ。 **よう**[酔う] 酒を飲んで、心身の状態が正常でなくなる。「ワインにー」 ②乗り物のゆれなどで気分が悪くなる。「バスにー」 ③心をうばわれて、うっとりとなる。夢中になる。「氷上の妙技にー」 **よう**[助動] [意味]意志・勧誘・推量 助動詞「う」とは接続がちがうだけで用法は同じ。「勉強しよう」(意志)。「いっしょに行ってみよう」(勧誘)。「できようはずがない」(推量)。 [接続]動詞上一[かみいち]段・下一[しもいち]段・サ変・カ変の未然形に付く。それ以外の動詞には「う」が付く。 [活用]無活用。→巻末「活用表」参照。 **ようあん**[溶暗] 舞台や映画などで、場面や画面をしだいに暗くすること。フェードアウト。[対]溶明 **よろい**[用意] ◎前もって、心構えや必要な人手・品物などの手配をすること。「いい席を―する」「―万端[ばんたん]、ぬかりなし」「V―周到[しゅうとう]」 ②競走や競泳で、スタートの体勢をとれ、というかけ声。「―、ドン」 >つかいわけ 支度・用意・準備 どれも、一つのことに向かって前もってすること。「支度」は、食事や服装など、具体的な場合にいう。「出かける支度」。「用意」は、まず心構えをつくって、必要なことに向かう。「用意が整う」「用意周到[しゅうとう]」。「準備」は、いつもの例を見て、このくらいでじゅうぶんだなと見当をつけて、落ちがないように手配する。「戦闘[せんとう]を準備した」「準備完了[かんりょう]」。 **よろい**[容易] [形動]たやすいようす。簡単にできるようす。「―に解ける問題」「―ならざる事態」[対]困難 **つかいわけ** →「平易」を見よ。 **ようイオン**[陽イオン] 陽電気をおびたイオン。プラスイオン。[対]陰イオン **よういく**[養育] 子供を育てること。「―費」 **よういしゅうとう**[用意周到] [四選]じゅうぶん用意が整っていて、ぬかりのないこと。注意がいきとどいていること。「―に準備する」 **よういん**[要因] そうなったことについての、おもな原因。「物価高の―となる」 **よういん**[要員] そのことをするのに必要な人。また、その人数。「―を確保する」 **ようえい**[揺曳] 下とゆれて、たなびくこと。また、あとまで長く尾をひくこと。 **ようえき**[溶液] 液体に他の物質をむらなくとかしたもの。「水[すい]―」 **ようえん**[×妖×艶] [形動]あでやかで、なまめかしいようす。「―なおどり」▽女性についていう。 **ようおん**[×拗音] 国語「きゃ」「しゅ」「ちょ」「くぁ」など、一音節だがかな二字であらわす音。「や・ゆ・よ・わ」を右下に小さくしるす。▽かな一字であらわす音は直音[ちょくおん]という。 **ようか**[養家] 養子としてはいった家。 **ようが**[洋画] 西洋の技法や画材による絵。油絵・水彩画・テンペラ画など。[対]日本画 ②ヨーロッパやアメリカでつくった映画。[対]邦画[ほうが] **ようが**[陽画] 写真で、明暗や色彩が実物と同じ画面。ポジ。[対]陰画 **ようかい**[溶解] 「ス凸とけること。とかすこと。「氷がーする」 ②化学で、物質が液体の中でむらなくとけること。また、とかすこと。 ③金属に熱を加えて液状にすること。また、液状になること。▽「熔解」「鎔解」とも書く。 **ようかい**[×妖怪] ばけもの。「V―変化[へんげ]」 **ようかい**[容×喙] 「忍自分の力をかさにきて横から口出しすること。▽「喙」はくちばし、「容」は入れること。 **ようがい**[要害] ①地形が険しく、敵をふせぎ、味方を守るのによいところ。「―の地」 ②とりで。「―を築く」 **ようがいけんご**[要害堅固] [四圏]守りやすく、せめにくいこと。「―なとりで」 **ようかいへんげ**[×妖怪変化] [四選]ふしぎな化けもの。また、異様な現象や物体。 **ようがく**[洋学] 西洋の学問。[対]和学・漢学 ▽江戸時代には蘭学[らんがく]、幕末から明治初期には英学など。 **ようがく**[洋楽] 西洋の音楽。[対]邦楽 **ようがさ**[洋傘] 西洋風の傘。こうもりがさ。[対]と <1414> うもり。 **ようがし**[洋菓子] 西洋風の菓子。ケーキ・クッキー・キャラメルなど。[対]和菓子 **ようかん**[洋館] 西洋風の建物。西洋館。 **ようかん**[羊羹] 砂糖を入れて練ったあんを固めた和菓子[わがし]。蒸し羊羹と練り羊羹とがある。 [かぞえ方]棹[さお]・本[ほん] **ようがん**[容顔] かおかたち。「―美麗[びれい]」 **ようがん**[溶岩・×熔岩] 地中のマグマが地上にふきだしたもの。また、それが固まった岩石。「―が流れだす」「―台地」 **ようき**[容器] 入れもの。うつわ。 **ようき**[陽気] [形動]①〈名〉気候。時候。「春らしいーになる」 ①〈形動〉はなやかで、にぎやかなようす。ほがらかなようす。「ぱっとーにいきましょう」「―な性格が好かれる」[類]快活 [対]陰気 **つかいわけ** →「明朗[めいろう]」を見よ。 **ようき**[妖気] 異常なことの起こりそうな、ぶきみなふんいき。「―がただよう」 **ようぎ**[容疑] 罪を犯したという疑い。「ぬすみのーがはれる」[類]嫌疑 **ようぎ**[容儀] 礼儀にかなった態度や姿。「―を正す」 **ようぎしゃ**[容疑者] 罪を犯した疑いのある者。とり調べは受けているが、まだ起訴[きそ]はされていない者をいう。[類]被疑者 **ようきゅう**[洋弓] 西洋式の弓。アーチェリー。 **ようきょく**[謡曲] 能楽の歌詞。また、それをうたうこと。うたい。 **ようきゅう**[要求] 下としてほしいと強く求めること。「相手のーをのむ」「―を突っきつける」 >つかいわけ 要求・要望・要請・請求 「要求」は、必ず入用だとして相手に求める。「賃上げ要求」。「要望」は、それより弱く、希望程度の意味。「住民の要望にこたえる」。「要請」は、願いもとめることで「頼む」に近い。「立候補を要請する」。「請求」は、法律上すでにきめられた権利として求める。「代金を請求する」。 **ようぎょ**[幼魚] 少し成長した魚。ふつう、成魚と稚魚[ちぎょ]のあいだの魚をいう。[対]成魚 **ようぎょ**[養魚] いけすで、大がかりに魚を飼い、ふやすこと。「―場」 **ようきょう**[容共] 共産主義を認め、うけいれること。[対]反共 **ようぎょう**[窯業] 陶磁器・ガラス・セメントなどをつくる工業。▽「窯」は、かまのこと。 **ようきょく**[陽極] 電気が流れだすほうの電極。プラス極。正極。[対]陰極[いんきょく] **ようぎん**[洋銀] ニッケル・銅・亜鉛[あえん]の合金。銀色でさびにくい。細工用。 **ようぐ**[用具] 何かをするために使う道具。「筆記―」「―係」 **ようげき**[要撃] 凸待ちぶせして敵を攻撃すること。[類]出撃 **ようげき**[×邀撃] 止攻撃影してくる敵をむかえうつこと。待ちうけて敵を撃つこと。[類]迎撃[げいげき] **ようけい**[養鶏] 卵や肉をとるために、大がかりにニワトリを飼うこと。「―業」「―場[じょう]」 **ようけつ**[要訣] ものごとをするためのかなめとなる点。もっともたいせつなこつ。[類]秘訣 ▽「訣」は奥義のこと。 **ようけん**[用件] 図しなければならないこと。用事の内容。「手短に―を話す」 **ようけん**[要件] 図だいじな用事。「―を処理する」[類]要用 ②必要な条件。「―を満たす」 **ようけん**[楊堅] 人名五四一一六〇四年。中国を統一し、隋[ずい]の初代皇帝となる。科挙・均田制・府兵制などを実施[じっし]し、中央集権体制を整備した。隋の高祖。文帝。 **ようげん**[用言] 丈滅自立語で、活用のあるもの。動詞・形容詞・形容動詞。[対]体言 **ようげん**[揚言] 図「公然と言いふらすこと。声を大[だい]にして言うこと。 **ようご**[用語] 図ことばの使いかた。また、ある人やある部門でよく使われることば。術語。専門のことば。「学術―」「業界―」 **ようご**[要語] 図だいじなことば。重要語。「日本史―集」 **ようご**[養護] 「ス」からだの弱い、また不自由な子供や老人を保護し、世話をすること。「―学級」「—施設[しせつ]」 **ようご**[擁護] 図凹害されないように、かばいまもること。保護。「人権を―する」 **ようこう**[洋行] 図「ヨーロッパやアメリカへ旅行や留学をすること。古い言い方。「―帰り」 **ようこう**[要港] 図交通上、軍事上からみて、たいせつな港。 **ようこう**[要項] 図必要なことがら。また、それらをまとめた文書。「選抜[せんばつ]―」 **ようこう**[要綱] 図基本となることがら。また、基本となることがらをまとめたもの。「設置―」「経済学——」 **ようこう**[陽光] 図太陽の光。日の光。日光。「さんさんと降りそそぐー」 **ようこうろ**[溶鉱炉・〝熔鉱炉] 囷鉄や銅などの鉱石をとかして金属をとりだすための炉。 [かぞえ方]基[き] **ようごがっこう**[養護学校] 図心身障害児童や生徒のための学校。 **ようごしせつ**[養護施設] 図保護者のいない児童や、虐待された子供をひきとって養育する施設。 **ようこそ** [副][感]相手の訪問を喜びむかえるときのことば。「―おこしくださいました」▽「よくこそ」の変化した形。 **ようさい**[洋裁] 図洋服を仕立てること。また、仕立てるための技術。「―店」[対]和裁 **ようさい**[要塞] 図せめてくる敵を防ぐために、重要な地点につくった砲台[ほうだい]などのがらなどのある軍事施設[ぐんじしせつ]。 <1415> ようじん とりで。「堅固[災]なー」 **ようさい 【栄西】**[入名]「えいOS」 **ようざい【用材】**[图]工事や工作の材料とする木材。「建築―」 **ようざい【溶剤】**[图]物質をとかす薬品。アルコール・シンナーなど。 **ようさん【葉酸】**[图]ビタミンBの複合体。ホウレンソウや動物の肝臓[甃]に多くふくまれる。貧血に効く。 **ようさん【養蚕】**[图]まゆをとるために、大がかりに力イコを飼うこと。「―業」 **ようし【用紙】**[图]あることのために使う紙。書くための紙。「計算―」「メモー」 **ようし【要旨】**[图]話や文章のおもな点を短くまとめたもの。「質問の―をまとめる」 **ようし【洋紙】**[图]西洋式の製法による紙。新聞や本などに使う。⇔[和紙] **ようし 【容姿】**[图]顔かたちや姿。「―端麗[憾]」 「つかいわけ」→「姿態」を見よ。 **ようし【陽子】**[图]中性子とともに原子核[〜]をつくっている素粒子[ゅうし]。正[ぃ]の電気をもつ。プロトン。 **ようし 【養子】**[图]ほんとうの子ではないが、法律上、親子の関係にある子。「―にむかえる」→実子 **ようじ【用字】**[图]文字の使いかたや使う文字。 **ようじ 【幼児】**[图]一歳[さぃ]から六歳ぐらいまでの子供。おさなご。「―教育」 >つかいわけ 新生児・乳児・幼児・児童ほか 生まれてほぼ一か月目ぐらいまでを「新生児」、半年ぐらいまでを「赤んぼう」と呼ぶ。以下、児童福祉法では、満一歳までを「乳児」、満一歳から小学校就学時までを「幼児」、一八歳未満を「児童」とする。学校教育法では、満六歳から一二歳までを「学齢児童」という。 **ようじ【用事】**[图]済ませるべきことがら。「―を言いつける」[願]所用・用件 **ようじ【幼時】**[图]おさないころ。「―の思い出」 **ようじ【×楊枝・×楊子】**[图]①歯のあいだにはさまったものをとりのぞいたり、くだものなどをさして食べたりするために使う、さきをとがらせた細く短い棒。まようじ。 ②歯ブラシのこと。▼「揚枝」は誤り。 **楊枝で重箱の隅をほじくる** 細かなことをとりたてて問題にする。[圏]重箱の隅をつつく **ようしえんぐみ【養子縁組み】**[图]親子でない者のあいだに、法律上の親子関係を成立させること。 **ようしき【洋式】**[图]西洋風のやりかた。⇔[和式] **ようしき【様式】**[图]①一定のやりかた。「生活―が[女子]。変わる」 ②芸術作品の形式的特徴[憝り]をまとめたもの。 >つかいわけ 『形式・様式 「形式」は、内容に対して、外から認められるかたち。「ソナタの形式をとる」。「様式」は、建築や芸術作品に共通する形式的特徴[”]。時代や流派、あるいは作者によって異なる。「歌舞伎の様式美」。 **ようしたんれい【容姿端麗】**[回]顔かたちも体形も整っていて美しいこと。 **ようしつ【洋室】**[图]西洋風の部屋。⇔[和室] **ようしつ 【溶質】**[图]溶液の中にとけている物質。☆溶媒[ばい] **ようしゃ【容赦】**[图]「①あやまちなどを許すこと。見のがすこと。「どうかごーください」 ②相手の事情などを考えて、手かげんすること。遠慮しすること。「情け―なく切り捨てる」▽ふつう、下に打消[もの]語をともなう。 **ようじゃく 【幼弱】**[图形動]まだ幼くて、か弱いこと。幼少。 **ようしゅ【洋酒】** [图]ウイスキーやブランデーなどのような西洋風の酒。⇔[日本酒] **ようじゅつ【×妖術】**[图]人をまどわす、あやしい術。[魔術]ゅう・幻術[っ] **よろしゅん【陽春】**[图]①おだやかで、暖かい春。「―の候」「―の日ざし」 ②陰暦で、正月のこと。 **ようしょ【要所】**[图]だいじな部分。要点。「―をおさえる」 **ようしょ 【洋書】**[图]西洋で出版された書物。↔和書 **ようじょ【幼女】**[图]幼い女の子。童女。 **ようじょ【養女】**[图]養子縁組みをして子になった[女子]。 **ようしょう【幼少】**[图]幼いこと。「―のころの記憶だ[く]」 **ようしょう【要衝】**[图]交通や軍事などの面で、絶対にはずせないだいじな地点。「交通の―」「―をしめる地点」▽「要衝」は誤り。 **ようじょう【洋上】**[图]広い海の上。「―訓練」 **ようじょう【養生】**[图][函]①からだをたいせつにすること。「―して長命を保つ」[圏]摂生 ②病気やけがが早く治るように努力すること。「温泉でーする」[類]保養 ③工事のとき、周囲を傷つけないようにあらかじめしておく手当て。 **ようしょく 【洋食】**[图]西洋風の料理。西洋料理。⇔[和食] **ようしょく【要職】**[图]重要な地位や仕事。だいじな役目。「―に就く」「―をこなす」[圏]重職 **ようしょく【容色】**[图]顔かたちの美しさ。「―がおとろえる」[容貌]劈 **ようしょく【養殖】**[图]「魚や貝などを人工的に育てたりふやしたりすること。「―真珠」 **ようじん【用心・要心】**[图]気をつけること。注意すること。「火のー」☆[不用心]びりじん「ついわけ」↓「注意」を見よ。 **ようじん【要人】**[图]重要な地位にある人。「―の警護にあたる」「政府―」 よ <1416> **ようじんぶかい**[用心深い] [囲]じゅうぶんに注意している。「―性格」[類]慎重[しんちょう] **ようじんぼう**[用心棒] 図①身辺を守るためにやとっておく人。 ②外からあけられないように、戸にあてがっておく棒。しんばり棒。 **ようす**[様子] 図①その場のありさま。「―を探る」 ②表情や動作。「つかれた―」 ③わけ。事情。「―ありげな行動」 ④ものごとのなりゆき。「―を見る」 ⑤おこりそうなけはい。「雨になりそうなーだ」 **ようす**[要す] 国→「ようする」 **ようず**[要図] 図必要な点だけをかきとめた、簡単な図や地図。 **ようすい**[用水] 図飲料・灌漑[かんがい]・消火などのために引いて使う水。「防火―」「―路」 **ようすい**[羊水] 図子宮[しきゅう]の羊膜内にあって、胎児[たいじ]を保護し、分娩[ぶんべん]を助ける液体。 **ようすい**[揚水] 図水を高いところにあげること。「―ポンプ」 **ようすこう**[揚子江] 図中国の長江[ちょうこう]の一部分。本来は揚州付近のみをいうが、長江全体をさしていう場合もある。 **ようする**[要する] [変] [「~を要する」「~に要する」の形で]…を必要とする。・に必要になる。ようす。「技術を―仕事」「入学に―資金」 **ようする**[擁する] [田][変]両手でだきかかえる。自分のものとして持つ。「わが子を擁して泣く」「巨万[きょまん]の富を―」「大軍を―」 ②もりたてる。「幼君を擁して旗あげする」「古い言い方。「ようす」とも。 **ようするに**[要するに] [画][圏]要点をまとめてしめくくるときのことば。「―できればいいのだ」「―、何が言いたいの?」[類]つまり **ようせい**[幼生] 図動物で、卵からかえったときの形が成体と異なるもの。おたまじゃくしなど、▽昆虫[こんちゅう]の場合は「幼虫」という。 **ようせい**[要請] 図函こうしてくれと、たのみもとめること。「支援」を―される」 **つかいわけ** →「要求」を見よ。 **ようせい**[陽性] [形動]●明るく朗らかな性格。 ②「陽性反応」の略。病気かどうかを検査して、反応があらわれること。[対]陰性 **ようせい**[養成] 図函知識や技能を教えて、一人前[いちにんまえ]にすること。「人材を―する」[類]育成 **ようせい**[×夭逝] 図四年若くして死ぬこと。[類]夭折 **ようせい**[×妖精] 図西洋の伝説や童話などに出てくる自然や動植物などの精。フェアリー。「森の―」 **ようせいてい**[雍正帝] 国一六七八一一七三五年。中国、清[しん]の第五代皇帝。独裁体制を強化し、軍事機関や財政制度を整備した。また、地方官からの文書に朱筆で批評を加えたものが編集され、「雍正硃批諭旨」として知られている。 **ようせき**[容積] 図①入れものの中にはいる分量。容量。 ②立体がしめる空間の大きさ。体積。 **ようせきりつ**[容積率] 図建物の延べ面積と敷地[しきち]面積との割合。 **ようせつ**[溶接・×熔接] 図函金属などを高熱でとかして、つなぎあわせること。「はんだでーする」 **ようせつ**[×夭折] 図函若くして死ぬこと。「―した詩人」[類]夭逝[ようせい]・早世[そうせい] [対]長寿[ちょうじゅ] **ようせん**[用船] 図ある目的のために使う船。 **ようせん**[×傭船] 図―」船をやとうこと。また、やとった船。チャーター船。 **ようそ**[要素] 図ものごとが成り立つために、ぜひとも必要なもの。「肥料の三―」 **ようそ**[沃素] 図非金属元素の一つ。黒みがかったむらさき色の結晶[けっしょう]。海藻[かいそう]類にふくまれる。ヨードチンキなど、医薬品の原料となる。元素記号1 **ようそう**[洋装] 図西洋風の服装。 ②洋書風の装丁。洋とじ。[対]和装 **ようそう**[様相] 図ものごとのありさま。「泥試合[どろじあい]のーを呈[てい]する」 **ようだ** [助動][意味]比況[ひきょう]・例示・様態 「まるで夢を見ているようで信じられない」「雪がつもったように白い」(比況)。「しかられるようなことはしていない」「このようにやってください」(例示)。「彼はすっかり元気になったようだ」「来られるようなら来てください」(様態)。また、「よう」の形もある。「雨のようだね」「時間を守るよう注意する」。 [接続]用言および助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」「たがる」「ない」「たい」「ぬ」「た」の連体形に付く。 [活用]形容動詞型。▷巻末「活用表」参照。 **ようたい**[様態] 日囪ものごとのありさまや、そのようす。ものの存在や行動。 目文法「…のように思われる」という不確実な判断をあらわす言いかた。用言に助動詞「そうだ」「そうです」を付けてあらわす。「雨が降りそうだ」「うまくいきそうなら言ってくれ」など。 **ようたい**[要×諦] 図↓「ようてい」 **ようだい**[容態・容体] 図病気やけがのようす。病状。ぐあい。「―が悪化する」 **ようだい**[煬帝] 人五六九一六一八年。中国、隋[ずい]の第二代皇帝。大運河を開き、また西域、朝鮮[ちょうせん]などに遠征した。 **ようたし**[用足し・用。達し] 図下囮の用事を済ませること。「―に出かける」 ②大小便をすること。「ごようたし」 **ようだてる**[用立てる] [下二]金品を貸したり、たてかえたりして他人の役に立てる。「三万円を―」 **ようだん**[用談] 図仕事に関する話しあい。「―を済ませる」 **ようだん**[要談] 図重要な話しあい。たいせつな相談。「数時間にわたる―」 **ようち**[用地] 図ある目的のために使用する土地。「工場建設―」 **ようち**[要地] 図重要な土地。「交通の―」 <1417> **ようち**[幼稚] [形動]①年齢が低いようす。幼いようす。「―園」[類]幼少 ②考えかたややりかたなどが子供っぽいようす。「―な技術」[類]未熟 **ようち**[夜討ち] 図夜のやみにまぎれて、敵を攻撃[こうげき]すること。「―をかける」[類]夜襲[やしゅう] [対]朝駆け >夜討ち朝駆け 新聞記者などが、情報をえようとして、深夜または早朝におしかけること。 **ようちえん**[幼稚園] 図満三歳[まんさんさい]から、小学校に入学するまでの子供を集めて教育するところ。 **ようちゅう**[幼虫] 図卵からかえって、さなぎや成虫になるまでの虫。「かぶとむしの―」[対]成虫 **ようちょう**[羊腸] [形動]道などがヒツジの腸のように、曲がりくねっているようす。つづらおり。「―たる山道」 **ようちょう**[×窈窕] [形動]しとやかで奥ゆかしいようす。古い言い方。「―たる美女」 **ようつい**[腰椎] 図脊椎[せきつい]での骨のうち、こしのところにある五つの骨。 **ようつう**[腰痛] 図こしに感じる痛み。 **ようてい**[要×諦] 図そのものの本質にあたる重要な点。「ようたい」とも。「教育の―」[類]要点 **ようてん**[要点] 図文章や話などの重要な部分。「―をかいつまんで話す」[類]要旨・要所 **ようてん**[陽転] 図「スル]ツベルクリン反応検査で、陰性[いんせい]が陽性に変わること。陽性転化。 **ようでんき**[陽電気] 図ガラス棒を布でこすったとき、ガラス棒に起こる電気。正電気。[対]陰電気 **ようでんし**[陽電子] 図物理学で、素粒子[そりゅうし]の一つ。陽電気をおびた電子。[対]陰電子 **ようと**[用途] 図使用目的。「―が広い」[類]使途 **ようど**[用度] 図学校や会社などで、仕事に必要な事務用品などをととのえること。「一係」 **ようとうくにく**[羊頭狗肉] [四漢]見かけと実質・内容が合わないこと。みかけだおし。「羊頭を掲[かか]げて狗肉を売る」の略。▽看板にはヒツジの頭を出して狗肉を売る」の略。▽看板にはヒツジの頭を出ししながら、実際にはヒツジよりもおとるイヌの肉を売るということから。「羊頭苦肉」は誤り。 **ようどうさくせん**[陽動作戦] 図敵を混乱させたり、注意をひきつけたりするために、わざと目につくように関係のない目立つ行動をとること。「―にひっかかる」▽「揺動作戦」は誤り。 **ようとじ**[洋×綴じ] 図針金や糸で一冊にまとめ、厚紙や布で表紙をつけた西洋風のとじかたの本。[類]洋装 [対]和とじ **ようとして**[×杳として] [圓] [「杏として〜ない」の形で』ゆくえや事情などが、はっきりとわからないようす。古い言い方。「彼のゆくえは―知れない」▽「杳[よう]」は、くらくて見通しがきかないこと。 **ようとん**[養豚] 図肉や皮をとるために、ブタを飼うこと。「―業」 **ようにん**[用人] 図江戸時代、主君のそばにあって、庶務[しょむ]や出納[すいとう]をつかさどった人。 **ようにん**[容認] 図下函大目にみて許すこと。「不法な行為には―できない」 **つかいわけ** →「許容」を見よ。 **ようねん**[幼年] 図幼い年齢[ねんれい]。子供。「―時代」 **ようはい**[×遥拝] 図「函遠くはなれたところから神社や仏、墓などを拝むこと。「皇居―」 **ようばい**[溶媒] 図物質をとかしこんでいる液体。[対]溶質 **ようはつ**[洋髪] 図西洋風の髪形[かみがた]。古い言い方。[対]日本髪 **ようび**[曜日] 図一週間の、それぞれの日。日曜日から土曜日まで。「―を忘れる」 **ようひし**[羊皮紙] 図ヒツジの皮をうすくなめし、紙のようにしたもの。中世までのヨーロッパで、紙の代わりに使われた。 **ようひん**[用品] 図あることのために必要な品。使用する品物。「スポーツー」 **ようひん**[洋品] 図西洋風の品物。とくに、衣服や装身具。シャツ・ネクタイ・くつしたなど。 **ようふ**[養父] 図養子に行ったさきの父。養い育ててくれた義理の父。[対]実父・養母 **ようふ**[×妖婦] 図あやしい美しさで、男性をまどわす女性。 **ようぶ**[洋舞] 図西洋の舞踊[ぶよう]。ダンス・バレエなど。[対]日舞・邦舞[ほうぶ] **ようふう**[洋風] 図西洋式のやりかた。洋式。西洋風。「―の建物」[対]和風 **ようふく**[洋服] 図西洋風の衣服。ズボン・スカート・ワイシャツなど。[対]和服 **ようぶん**[養分] 図栄養となる成分。「―をとる」 **ようへい**[用兵] 国戦いにおける軍隊や兵の動かしかた。「―を誤る」「―の妙[みょう]」 **ようへい**[葉柄] 図葉の一部で、葉を支えて枝や茎[くき]についている柄[え]のようなところ。 **ようへい**[×傭兵] 図給料をはらって兵をやとうこと。また、やとった兵。 **ようべん**[用便] 図函大便や小便をすること。また、大小便。[類]用足し **ようほう**[用法] 図ものの使いかた。使用法。 **ようほう**[養蜂] 図凹みつをとるためにミツバチを飼うこと。「―家」 **ようぼう**[要望] ⑧「こうしてほしいと願うこと。「実現を―する」「―書」 **つかいわけ** →「要求」を見よ。 **ようぼう**[容貌] 図顔かたち。[類]容色 **ようぼうかいい**[容貌×魁偉] [回][選]男性の顔つきが、いかつくてこわく見えるようす。 **ようま**[洋間] 図西洋風の部屋へ。洋室。[対]日本間 **ようみゃく**[葉脈] 図葉についているすじで、水分や養分の通路になっている組織。 **ようみょう**[幼名] 図→「ようめい」 **ようむ**[用務] 図果たすべき仕事。つとめ。 **ようむ**[要務] 図たいせつな仕事。重要な任務。「―をおびる」 **ようむいん**[用務員] 図学校・会社・官庁などで、 <1418> 雑用をする人。 **ようむき**[用向き] 图仕事や用事の内容。「―を伝える」[類]用件 **ようめい**[幼名] 图幼いときの名前。「ようみょう」とも。 **ようめい**[用命] 图[「ご用命」の形で』用事を言いつけること。商品を注文すること。「なんなりとごーください」▽注文を受ける側が言うことば。 **ようめい**[溶明] 图舞台や映画などで、場面や画面がしだいに明るくなりはっきりすること。フェードイン。[対]溶暗 **ようめいがく**[陽明学] 图中国、明[みん]代の王陽明[おうようめい]が始めた儒教[じゅきょう]の一派。知ることとおこなうことは一致[いっち]させなければならないとする、「知行合一[ちこうごういつ]」を説いた。日本では江戸時代、中江藤樹[なかえとうじゅ]らにうけいれられた。 **ようもう**[羊毛] 图ヒツジ・ヤギなどの毛。織物や毛糸の原料となる。ウール。 **ようもう**[養毛] 图ぬけ毛などをふせぐ手入れをして、髪[かみ]の毛を生き生きと保つこと。「―剤[ざい]」 **ようもく**[要目] 图だいじな項目。重要な項目。 **ようもく**[洋もく] 图外国製タバコ。くだけた言い方。「もく」も見よ。 **ようやく**[要約] 图「スル]話や文章のだいじな点を短くまとめたもの。「主張を―する」 **つかいわけ** →「粗筋」を見よ。 **ようやく**[漸く] [副]団長い時間をかけて、だんだんと、待ち望んでいる状態になっていくようす。「夜も―明けた」「―寒さもやわらいできた」[類]しだいに ②ぎりぎりのところで、なんとか望ましい状態になるようす。「―期限にまにあう」「―二〇人に達した」[類]かろうじて やっと ▽「ようよう」とも。 **ようよう**[洋洋] [形動]①水が果てしなく広がっているようす。「―たる大海原」 ②将来が希望に満ちあふれているようす。「未来は―たるものだ」「前途―」 **ようよう**[漸う] [画]「ようやく」の変化した形。 **ようらん**[要覧] 图必要な資料などを短くまとめ冊子[さっし]にしたもの。「学校―」 **ようらん**[揺籃] 图①ゆりかご。 ②ものごとが発生し、発展しはじめたころ。「―期」「エジプト文明―の地」 **よろりつ**[擁立] 图凹みんなでもりたてて、ある地位に就かせること。「知事候補として―する」 **ようりゃく**[要略] 图必要なところを簡単にまとめること。また、まとめたもの。 **ようりゅう**[×楊柳] 图ヤナギのまとめた呼び方。▽「場」はカワヤナギ、「柳」はシダレヤナギのこと。 **ようりょう**[用量] 图薬などを飲むときの一定の分量。「一回の―」「―をこえる」 **ようりょう**[要領] 图①ものごとの要点。「―をえない説明」「学習指導―」 ②ものごとをうまく処理する方法。こつ。「―を覚える」 **ようりょう**[容量] 图日中に入れることのできる分量。「タンクのーを量る」[類]容積 ②コンピュータの記憶[きおく]装置に入れられるデータの数。また、ケーブルで送ることのできる通信量。[類]キャパシティ **ようりょく**[揚力] 图空中などで、運動方向に対して、垂直に上向きにはたらく力。飛行機はこの力でうきあがる。[類]浮揚力・浮力 **ようりょくそ**[葉緑素] 图植物の葉にふくまれる緑色の色素。炭酸同化作用がある。クロロフィル。 **ようれい**[用例] 图実際に使われている例。用いかたの見本。「―を多く集める」[類]引用例 **ようれき**[陽暦] 图「太陽暦」の略。[対]陰暦 **ようろ**[要路] 图重要な道路。「交通の―」 ②重要な職務や地位。「財界の―にある人物」 **ようろう**[養老] 图老人をいたわり、世話をすること。「―院(=老人ホーム)」 ②老後を安楽に暮らすこと。「―保険」 **ようよう**[揚揚] [形動]いかにも得意げなようす。「意気―」 **yoke** **ヨーク**图洋裁で、かたや胸などにつける切りかえ布。 **ヨーグルト**图牛乳やヤギの乳などに乳酸菌[にゅうさんきん]を加えて発酵させ、クリーム状にした食べもの。整腸作用がある。「yogurt **ヨーデル**图アルプス地方で、地声と裏声をまぜて歌う民謡[みんよう]。また、その歌いかた。「Jodel **ヨードチンキ**图ヨウ素とヨウ化カリウムを、エチルアルコールにとかした液体。ヨーチン。「Jodtinktur **ヨーヨー**おもちゃの一つ。二枚の円形の木片をつなぐ軸[じく]にひもを巻きつけて、回転させながら上下させて遊ぶ。▽商標名から。「yo-yo **ヨーロッパ**图六大州の一つ。ユーラシア大陸のウラル山脈や黒海より西の地域と、その周辺の島々からなる。欧州[おうしゅう]。「一共同体(=EC)」▽「欧羅巴」と当てる。「Europa **ヨーロッパきょうどうたい**[ヨーロッパ共同体] 图↓「イーシー」 **ヨーロッパけいざいきょうりょくきこう**[ヨーロッパ経済協力機構] 图↓「オーイーイーシー」 **ヨーロッパげんしりょくきょうどうたい**[ヨーロッパ原子力共同体] 图↓「ユーラトム」 **ヨーロッパじゆうぼうえきれんごう**[ヨーロッパ自由貿易連合] 图↓「エフタ」 **ヨーロッパせきたんてっこうきょうどうたい**[ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体] 图↓「イーシーエスシー」 **よか**[予価] 图発売前にあらかじめ予定してつけておく値段。 **よか**[余暇] 图あまった時間。仕事をはなれたひまな時間。レジャー。「―を利用する」 **ヨガ**图インドの修行法の一つ。からだの鍛練[たんれん]と瞑想[めいそう]をおこないながら、自然との結合を目ざす。本来は宗教的なものであるが、現代では健康法として普及[ふきゅう]りしている。ヨーガ。▽もと、梵語[ぼんご]。一 <1419> yoga **よからぬ**[良からぬ] [連体]よくない。「―うわさ」 **よかれあしかれ**[善かれ、悪しかれ] よくても悪くても、とにかく。どっちにしても。「―やるしかない」▽「よくあれあしくあれ」の変化した形。 **よかん**[予感] 图「スと前もってなんとなく感じとること。また、何かが起こりそうな感じ。「―が的中」「不吉な―がする」[類]予覚・虫の知らせ **よかん**[余寒] 图立春後も続く寒さ。手紙文などに多く使う。「―厳しい折から」 **よき**[予期] 图」前もって起こるだろうと予想し、期待すること。「―せぬ事態」[類]予想・予測 **よぎ**[余技] 图専門のこと以外に趣味としてできる技芸。「―に絵をかく」 **よぎ**[夜着] 图ねるときにかける、ふとんやかいまきなど。 **よぎしゃ**[夜汽車] 图夜間に走る汽車。夜行列車。 **よぎない**[余儀ない] [囲]●他に方法がない。やむをえない。「それもーことだ」 ②[「~を余儀なくされる」の形で』…せざるをえなくなる。…しないわけにはいかなくなる。「欠席を余儀なくされる」 **よきょう**[余興] 图宴会[えんかい]や集会などで、場をおもしろくするためにする演芸やかくし芸。「―の手品」 **よぎり**[夜霧] 图夜にたちこめる霧。「―が深い」「―にけむる」 **よぎる**[過ぎる] 国目の前をかすめて通りすぎる。よこぎる。「けもののかげがー」「不安がー」 **よきん**[預金] 图スとかねを銀行などに預けること。また、銀行に預けたかね。「定期―」 >つかいわけ 貯金・預金 ふつう、自分でためたり郵便局に預けたりする場合には「貯金」。「郵便貯金」。銀行や信用金庫などに預ける場合には「預金」という。「銀行預金」。 **よきんじゅんびりつ**[預金準備率] 图市中銀行が、支払い準備金として中央銀行に預けるかねの額が、預金残高にしめる割合。支払[しはら]い準備率。 **よく**[浴] [水・7画 全10画] 水・湯・光などをあびる。一→「浴する」を見よ。 [語例]浴室[よくしつ] 浴場[よくじょう] 浴槽[よくそう] 海水浴[かいすいよく] 日光浴[にっこうよく] 入浴[にゅうよく] 沐浴[もくよく] **あびる・あびせる**[浴びる・浴びせる] 非難を浴びる/冷水を浴びせる **ゆかた**[浴衣] **よく**[欲] [欠・7画 全11画] ほしがる。…したがる。また、ほしがる気持ち。「―が深い」▽「慾」とも書く。 [語例]欲求[よっきゅう] 欲得[よくとく] 欲望[よくぼう] 意欲[いよく]、食欲[しょくよく] **ほっする・ほしい**[欲する・欲しい] 己[おのれ]の欲[ほっ]するまま/人手[ひとで]が欲しい >欲と相談 何ごとをするにも、自分の利益を考えてものごとをおこなうこと。 >欲と二人連れ 欲につられてがんばること。[類]欲と道連れ >欲に目が眩む 欲のために理性を失い、見さかいがつかなくなる。 >欲の皮が突っ張る 欲が非常に強いたとえ。 >欲も得もない 欲得ぬきで動く。また、希望やぜいたくなどは言っていられない。 >欲を言えば このままでも不足はないが、なおいっそう完全を望むならば。 >欲をかく さらに欲張ったことをする。 **よく**[抑] [手・4画 全7画] ①おさえつける。[類]圧 ②ことばや声の調子を下げる。[対]揚[よう] ▽「仰[ぎょう](=あおぐ)」は別字。 [語例]①抑圧[よくあつ] 抑止[よくし]、抑制[よくせい] 抑留[よくりゅう]②抑揚[よくよう] **おさえる**[抑える] 怒[いか]りを抑[おさ]える **そもそも**[抑] **よく**[翼] [羽・11画 全17画] ●つばさ。はね。また、はねのように左右に張りだしているもの。②たすける。 [語例]●羽翼[うよく] 右翼[うよく] 銀翼[ぎんよく] 左翼[さよく] 主翼[しゅよく] 比翼[ひよく]②翼賛[よくさん] 扶翼[ふよく] **つばさ**[翼] 空想の翼[つばさ] **よく**[欲/翼] 图↓漢字項目を見よ。 **よく**[翌] [連体]漢字項目を見よ。 **よく**[副]画程度が満足のいくようす。「―考えなさい」「―見る」「―似ている」 ②しょっちゅう起こって、めずらしくないようす。「―ある話」「―みかける人」[類]たびたび・しばしば ③ほめる気持ちや好ましい気持ちをあらわす。「―できました」「―来たね」[類]よくぞ ▽ふつう、下に過去や完了[かんりょう]の形をともなう。 ④意外な気持ちやあきれた気持ちをあらわす。「一平気だね」「―言うよ」[類]よくも ▽「良く」「善く」「好く」「能く」「克く」などと書くこともあるが、ふつう、かな書き。 **よくあつ**[抑圧] 图四行動や欲望などをむりにおさえること。「自由を―する」[類]圧迫[あっぱく] **よくげつ**[翌月] 图その次の月。[類]明[きた]る月・来月 [対]前月 **よくさん**[翼賛] 图「政治などを、力ぞえして助けること。「大政一会」 **よくし**[抑止] 图―ス」そうさせないようにおさえつけ <1420> **よくしたも** **の** **よくしたもので** まったく都合よくできていて。「世間[せけん]だというものは―、かねがなくてもなんとかなっていくものだ」 **よくしつ**【浴室】[名]ふろば。湯殿[ゆどの]。 **よくじょう**【浴場】[名]大きなふろ場。また、銭湯[せんとう]。ふろ屋。「公衆―」 **よくじょう**【欲情】[名][-スル]性欲をおこすこと。「―にかられる」 **よくする**【浴する】[サ変]◎湯水や光などを浴びる。入浴する。「温泉に―」②恩情や光栄などを身に受ける。「恩恵に―」圏被[こうむ]る▽「よくす」とも。 **よくする**【善くする・能くする】[サ変]①よくできる。じょうずにする。「短歌を―」②できる。なしうる。「初心者の―ところではない」 **よくせい**【抑制】[名][-スル]度をこさないように、勢いをおさえること。「感情を―する」↔促成 **よくせいさいばい**【抑制栽培】[名]野菜や草花の生育をおさえて、季節におくれて出荷するような栽培法。↔促成栽培▽「抑制」を「促成」に合わせて「抑成」と書くのは誤り。 **よくせき**【翼跡】[名]飛行機が飛んだあとにできる、白い筋のような雲。ひこうき雲。 **よくそう**【浴槽】[名]湯船。「―につかる」 **よくち**【沃地】[名]地味が肥えていて、作物がよくできる土地。類沃土↔痩地[そうち], **よくど**【沃土】[名]よく肥えた土地。圏肥土・沃地▽「ようど」とは読まない。 **よくとく**【欲得】[名]利益を欲しがること。「―勘定」 **よくとくずく**【欲得ずく】[名]ものごとをすべて損得かの計算にもとづいてすること。「―の行為に」 **よくとし**【翌年】[名]その次の年。「よくねん」とも。 > つかいわけ > ↓「来年」を見よ。 **よくばり**【欲張り】[形動]必要以上に欲しがること。また、その人。「―根性[こんじょう]」圏強欲・貪欲[どんよく] **よくばる**【欲張る】[自五]度をこえてむやみにものを欲しがる。「欲張って元[もと]も子もなくす」 **よくふか**【欲深】[形動]欲が深いようす。また、欲が深い人。 **よくぼう**【欲望】[名]不足を感じて、それを満足させようと望む心。「―を満たす」類 欲求 **よくめ**【欲目】[名]自分に都合のいいように、実際よりよく見てしまうこと。ひいきめ。「親の―」 **よくも**[副]「よく」を強めた言い方。他人の行動などにあきれたり、くやしがったりする気持ちをあらわす。「―ここまで調べたものだ」「―やったな」 **よくや**【沃野】[名]土地のよく肥えた平野。「緑の―」「―千里」 **よくよう**【抑揚】[名]音楽や朗読などで、内容によって音の調子を上げたり下げたり強めたり弱めたりすること。イントネーション。「―をつけて読む」 **よくよう**【浴用】[名]入浴のときに用いること。また、用いるもの。「ータオル」 **よくよく**【善く善く・能く能く】[副]①細かいところまで、じゅうぶんに注意して。「将来について―考えなさい」「―見たらにせものだった」圏念入りに②これ以上ないほどの。「―のお人よし」「―の子供好き」類極めて▽少しあきれた気持ちでいう。 **よくよく**[副]やむをえないようす。よくよく。「自殺を考えるのは―のことだ」 **よくよく**[副]やむをえないようす。「彼が休むなんてーの事情があったのだろう」「借金をするなんてーのことだ」圏よほど▽「よく」を重ねて強めた言い方。 **よくよくねん**【翌翌年】[名]次のまた次の年。 **よくりゅう**【抑留】[名]一定期間、むりにそこにとどめおくこと。また、留置すること。「―生活」 **よけい**【余計】[形動]①〈形動〉予定や必要などより多いようす。また、余ってむだなようす。「一人分―に注文する」「人より―に練習する」「―なことをするな」↔余分②〈副〉それまでよりもっと。前にもまして。いっそう。「見るなと言われると―見たくなる」 **よけいもの**【余計者】[名]いるとじゃまになる人。厄介者。 **よける**【避ける】[他下一]身をかわす。わきへ退[の]く。「水たまりを―」「車を―」▽「よこ(横)」と語源が同じ。 **よけん**【予見】[名][-スル]ことが起こる前に、さきを見こして知ること。「未来を―する」↔予知 **よげん**【予言】[名][-スル]未来のことを予測して言うこと。また、予測して言うことば。「―が当たる」「地震[じしん]を―する」 **よげん**【預言】[名][-スル]キリスト教で、神の霊感[れいかん]を受けた者が神のお告げとして語ること。また、お告げとして語ることば。「―者」 **よこ**【横】[名]①上下の方向に対して、水平方向。左右の方向。「―に並ぶ」「―になる(=ねる)」→縦②正面でなく、わきの方向。側面。「箱の―に札[ふだ]をはる」「―から口をはさむ」③本すじからはずれたところ。また、正式でないこと。「―道にそれる」▼日本人には縦を正しいとする感覚があるので、横は道理にはずれた邪悪[じゃあく]なことをあらわす。「源氏物語」では、夫人の一人が帝[みかど]の寵愛[ちょうあい]を一身に集めたため、周囲にうらまれて早死にしたことを、「横さまなるやうにて」亡[な]くなった、といっている。寿命どおりをまっとうせず、いまわしい死にかただということ。「よこしま」は、「よこさま」が変化した形といわれる。 > 横の物を縦にもしない > めんどうくさがって何もしようとしない。ひどくぶしょうなようす。 > 横を向く > 気に入らないようす。拒絶する態度を示す。 **よご**【予後】[名]手術や病気の経過の見通し。また、病後の経過。「―を見極める」▽「余後」は誤り。 <1421> よこみつり **よこあい【横合い】**[图]①横の方面。わきのほう。 ②直接関係のない立場。「―から口を出す」[類] 局外 **よこあな【横穴】**[图]古代の住居で、山のふもとや中腹に横にあけた穴。「——式住居」→縦穴・竪穴 **よこいと【横糸・緯糸】**[图]織物で、左右の方向に通っている糸。ぬきいと。⇔[縦糸・経糸]焼―」 **よこう【余光】**[图]①日没[劈]後も、なお残っている空の明かるさ。 ②死後も残っているめぐみ。おかげ。「親の―」[圏]余德[とく] **よこう【予行】**[图]「本番どおりに、前もって練習すること。「卒業式の―」「―演習」 **よこがお【横顔】**[图]①横から見た顔。横向きの顔。 ②ある人物の、人に知られていない一面。プロフィール。「スターの―」 **よこがき【横書き】**[图]文字を横に並べて書くこと。現代日本語では左から右へ書く。↔縦書き **よこがみやぶり【横紙破り】**[图]ものごとを思いどおり、むりにおし通すこと。また、むりおしする人。「―の男」▽和紙は、横には破りにくいところから。 **よこぎ【横木】**[图]横にわたした木。バー。 **よこぎる【横切る】**[国]横の方向に通りすぎる。横断する。「車道を―」 **よこく【予告】**[图]「前もって知らせること。「映[画の一編」 **よこぐみ【横組み】**[图]印刷で、活字を横に並べて組むこと。また、その形式の印刷物。⇔[縦組み] **よこぐるま(横車)を押す** 道理に合わないことを、むりやりにおし通す。 **よこざま【横様】**[图][形動]①〈名〉横の方向。横向き。「―にたおれる」 ①〈名・形動〉道理に合わない不正なようす。 **よこしま【邪ま】**[图形動]ねじけていて、正しくないこと。古い言い方。「―な考え」[類]邪悪 **よこす【寄越す】**[国]①先方からこちらへ送られたり、わたされたりする。「手紙を―」 [「~てよこす」の形で」こちらへ向かって・・・]してくる。「電話で知らせて―」 **よごと【寿、詞】**[图]天皇の治める世を祝い、それが長く栄えることをいのることば。賀詞。 **よごと【夜。毎】**[画]毎晩。毎夜。「―夢に見る」 **よごす【汚す】**[国]きたなくする。「衣服を―」「口を―」 **よこすじ【横筋】**[图]◎①横に通ったすじ。横線。 ②横にそれたすじ。よこみち。「話が―にそれる」 **よこすべり【横滑り・横×辷り】**[图]①いたまま横にすべること。「車が―する」 ②同程度の地位に移ること。「営業課長に―する」 **よこずわり【横座り・横×坐り】**[图]「ひざをくずし、足を横に出して座ること。多く、女性の座りかた。 **よこたえる【横たえる】**[下]横にする。横にねかせる。「病身を―」 **よこだおし【横倒し】**[图]立っているものが横向きにたおれること。また、その姿勢。 **よこたわる【横たわる】**[国]①からだを横にして、ねる。「ベッドにー」 ②大きなものが横に長くのびている。「大河が―」 ③前にひかえている。「多くの困難が―」 **よこちょう【横町・横丁】**[图]おもて通りから横へはいった通り。また、その町並み。 **よこづけ【横付け】**[图][下][函]乗り物の側面を接するようにつけたり、目的の場所に直接つけたりすること。「自家用車を玄関[炊]に―する」 **よこっちょ【横っちょ】**[图]横のほう。横向き。側面。くだけた言い方。「帽子を―にかぶる」 **よこっつら【横っ面】**[图]ものの側面。とくに、顔の側面。よこつら。「―をはりとばす」 **よこづな【横綱】**[图]①すもうで、力士の最高の地位。また、最高位の力士が土俵入りのとき、化粧[とち]まわしの上にしめる太いつな。「―を張る」「―に昇進[しょっ]する」▽力や技量の最高位のものをたとえてもいう。「長者番付の―」 **よこて【横手】**[图]横にあたる方向や方面。「駅の―の広場」[側面] **よことじ【横×綴じ】**[图]紙を横長[証]にとじること。また、横長にとじた本。 **よことび【横跳び・横飛び】**[图]「[スと]横のほうにとぶこと。よこっとび。また、あわてて走りだすこと。「ぴょんと―する」「雨にあって―に帰る」[前を向] **よこどり【横取り】**[图]「[忍]他人のものを、わきからむりにうばいとること。「遺産を―する」[圏]横奪[おうだつ] **よこながし【横流し】**[图][下と]品物を正規の手続きによらないで売ること。「製品を―する」 **よこなぐり【横殴り】**[图]横のほうから強くたたきつけること。また、横にはらうこと。「雨が―に降る」 **よこなみ【横波】**[图]横から打ちつける波。「舟が―を受けて転覆[感]する」→縦波 **よこばい【横×這い】**[图]①横の方向にはうこと。「かにの―」 ②物価や相場などが、大きく変動しない状態が続くこと。「株価は―だ」 **よこばら【横腹】**[图]腹やものの側面。わきばら。よこっぱら。「―にさしこむ痛み」「車の―」 **よこぶえ【横笛】**[图]横に構えてふく笛。とくに、雅楽[がく]の篠笛[しのぶえ]など。 **よこぶとり【横太り】**[图]身長のわりに太っていること。また、その人。 **よこぶり【横降り】**[图]強風のために、雨や雪が横から降りつけること。 **よこみ【横見】**[图]①横から見ること。わきみ。また、よそめ。 **よこみち【横道】**[图]①本道から横にそれたわき道。間道[筑] ②正しい道からはずれること。邪道。 ③本すじからそれたところ。「話が―にそれる」 **よこみつりいち【横光利一】**一八九八一一九四七年。昭和期の小説家。福島県生まれ。本名は利一[発]。川端康成[銘饌]らと、新感覚派運動を起こし、プロレタリア文学に対抗[ぶ]した。小説「日輪」「機械」「旅愁[いょう]」など。 よ <1422> **よこめ**[横目] 图①目だけ動かして横を見ること。また、横を見る目つき。「―をつかう」 ②木目や紙のすじ目が横に通っていること。[対]縦目 **よこもじ**[横文字] 图ローマ字のように横書きで書きつづる文字。また、ヨーロッパ言語の文字。また、ヨーロッパ語。 **よこやまたいかん**[横山大観] 一八六八―一九五八年。明治から昭和期の日本画家。水戸生まれ。本名は秀麿[ひでまろ]。岡倉天心らと日本美術院を創設し、近代日本画を確立し、名実ともにその代表者となった。 **よこやり**[横×槍] 图横から口をさしはさむこと。干渉[かんしょう]。「―を入れる」▽横合いからやりを突っき出すという意味から。 **よごれ**[汚れ] 图きたなくなること。きたなくなったあと。「空気のー」「―を落とす」[類]不潔・けがれ **よごれやく**[汚れ役] 图映画や演劇などで、きたない身なりの役や、浮浪者や娼婦[しょうふ]などの役。 **よごれる**[汚れる] [下□]きたなくなる。 ②不正なことに関係する。「汚れたかね」 ③純粋でなくなる。「心が―」 **よこれんぼ**[横恋慕] 图「他人の妻・夫または恋人[こいびと]などを、横合いから恋いしたうこと。 **よざい**[余罪] 图主となる罪以外に犯している罪。「―を追及する」 **よざくら**[夜桜] 图夜見て楽しむサクラの花。「―見物」 **よさのあきこ**[与謝野晶子] 人名一八七八一九四二年。明治から昭和期の歌人。大阪生まれ。旧姓[きゅうせい]は鳳[ほう]。与謝野鉄幹と結婚。大胆に恋愛[れんあい]への情熱と自我の解放をうたって、明星派を確立した。歌集「みだれ髪[がみ]」「恋衣[こいごろも]」のほか、「新訳源氏物語」がある。 **よさのてっかん**[与謝野鉄幹] 人名一八七三―一九三五年。明治から昭和期の歌人・詩人。京都生まれ。本名は寛[ひろし]。鉄幹は号。新詩社をつくり雑誌「明星」を刊行。「ますらおぶり」を主張し、妻晶子[あきこ]とともにロマン主義時代を開いた。詩歌集に「東西南北」「天地玄黄[てんちげんこう]」など。 **よさぶそん**[与謝蕪村] 人鱼一七一六一八三年。江戸中期の俳人・画家。別号は落日庵[らくじつあん]・夜半亭[やはんてい]など。俳諧[はいかい]の復興を唱えて、天明調の中心となる。文人画家としても池大雅[いけのたいが]と合作して名作を残した。俳文集「新花摘[しんはなつみ]」「夜半楽[やはんらく]」など。 **よさむ**[夜寒] 图夜の寒さ。とくに晩秋のころ、夜になって感じる寒さ。よざむ。「秋の―」 **よさん**[予算] 图前もって必要な費用を見積もるここと。また、見積もった費用。「―を組む」「補正―」[対]決算 **よし**[由] 图理由。事情。「―ありげなさま」 ②趣旨[しゅし]。内容。「この―、お伝えください」 ③方法。手段。「知る―もない」 **よし**[×葦・×蘆・×葭] 图アシ。▽「悪[あ]し」に通じるのをきらって「善[よ]し」とした呼び方。 >葦の髄から天井覗く 自分だけのせまい考えで、勝手[かって]に広大な世界をおしはかること。ものの見かたや考えかたがせまいこと。▽ごく細いヨシの管[くだ]から広い天井をのぞくのにたとえた。 **よし**[縦し] [圓] [「よし〜としても」「よし〜でも」などの形で]もしも…としても。たとえ…でも。古い言い方。「―失敗に終わるとしても、全力をつくそう」[類]よしや・よしんば **よし**[圏]対等以下の相手の言うことをうけいれるときや、自分の決意をあらわすときに言うことば。ようし。「―、わかった」「―、がんばるぞ」 **よしあし**[善し悪し] 图①よいことと、わるいこと。また、よいか、わるいか。善悪。「ことの―をわきまえる」[類]良否 ②よい点も悪い点もあって、簡単にはきめられないこと。「厳しくするのもーだ」 **よしかわえいじ**[吉川英治] 入国一八九二一九六二年。大正・昭和期の小説家。横浜生まれ。本姓[ほんせい]は吉川[ひでつぐ]。種々の職につきながら独学し、大衆作家となった。小説「鳴門秘帖」「宮本武蔵」「私本太閤記[たいこうき]」「新平家[しんへいけ]物語」など。 **よしきた**[よし来た] [圏]相手のたのみに即応[そくおう]賛したり、決意をあらたにして自分を元気づけたりするときのことば。「―、ほい」 **よしきり**[×葦切・“行“行“子] 图ヒタキ科の鳥。アシの中にすみ、やかましく鳴く。ギョウギョウシ。 **よじげん**[四次元] 图縦・横・高さの三次元空間に時間を加えたもの。 **よしず**[×葦×簀・×葭×簀] 图アシを編んでつくったすだれ。よしすだれ。 **よしずばり**[×葦×簀張り] 图よしずで囲うこと。また、よしずで囲った小屋。 **よしだ けんこう**[吉田兼好] 一二八三?-一三五〇?年。鎌倉[かまくら]末期の歌人・随筆家。本名はト部兼好[うらべかねよし]。二条派の和歌四天王の一人。仏教的無常観をもとにした随筆「徒然草」、家集に「兼好法師集」など。 **よしだしげる**[吉田茂] 八一八七八一一九六七年。大正・昭和期の外交官・政治家。高知県生まれ。一九四八年から五四年まで首相を務め、五一年にはサンフランシスコ講和条約に調印するなど、第二次世界大戦後の日米関係を決定づけた。 **よしだ しょういん**[吉田松陰] 人一八三〇一五九年。幕末の思想家。長崎[ちょうそく]や江戸[えど]に遊学。ペリー再航の折、密航をくわだてて失敗。松下村塾[しょうかそんじゅく]を開き、尊王[そんのう]論者を多く育成したが、安政の大獄[あんせいのたいごく]でとらえられて刑死した。 **よじつ**[余日] 图期日までの残りの日。また、その日以外の別の日。「もはやーもない」「―にゆずる」 **よしつねせんぼんざくら**[義経千本桜] [國]一七四七年。竹田出雲[たけだいずも]・並木宗輔[なみきそうすけ]からの合作。 <1423> 義経[よしつね]伝説と平家没落を題材とする時代物の浄瑠璃。 **よしない**[由ない] [圏]これといった理由がない。「一主張」 ②方法がない。しかたがない。「由なく彼に従う」 ③つまらない。くだらない。「―ことで争う」「古い言い方。 **よしなに** [剛]相手にまかせてたのむときのことば。うまくことが運ぶように。いいように。古い言い方。「あとは―たのむ」「どうぞー」 **よしのがりいせき**[《吉野ヶ里遺跡] 图佐賀県神埼[かんざき]郡にある弥生[やよい]時代の遺跡。大規模な環濠[かんごう]集落と墳墓[ふんぼ]群で形成されている。 **よしのがわ**[《吉野川] 图四国の中央部、徳島県の西から東にかけて流れる、四国第一の川。長さ一九四[いちきゅうし]点[てん]。別名、四国三郎[しこくさぶろう]。▽利根川を「坂東太郎」、筑後[ちくご]も《川を「筑紫次郎」という。 **よしのさくぞう**[吉野作造] 人图一八七八―一九三三年。明治から昭和期の政治学者。宮城県生まれ。大正デモクラシーの代表的思想家。天皇主権のもとで民衆が政治に参加する民本[みんぽん]主義を唱え、普通選挙の実施[じっし]、軍閥[ぐんばつ]の排撃[はいげき]を説き、晩年は「明治文化全集」の編集にあたった。 **よしのざくら**[『吉野桜] 图⊕奈良県吉野山に咲さくサクラ。 ②「そめいよしの」の別名。 **よじのぼる**[×攀じ登る] 国ものにつかまりながら登る。「がけを―」 **よしみ**[×誼・《好] 图親しい交わり。「―を結ぶ」 ②つながり。縁[えん]。「昔の―で断りきれない」 **よしや**[縦しや] [剛]「よし」を強めた言い方。たとえ…にても。よしんば。「―うらぶれても」▽「よし」に助詞「や」が付いたもの。 **よしゅう**[予州] 图↓「いよ」 **よしゅう**[予習] 图「まだ習っていないところを前もって学習すること。[対]復習 **よじょう**[余情] 图あとまで心に残る、しみじみとした味わい。とくに、ことば以外にふくまれる豊かなおもむき。「―の深い文章」[類]余韻[よいん] **よじょうはん**[四畳半・四×帖半] 图たたみを四枚半しいた正方形の部屋へ。また、待合いなどのせまくて粋[いき]な和室。「―趣味」 **よじる**[×捩る] 国ひねって曲げる。「針金を―」「身をよじって泣く」 [つかいわけ] →「ねじる」を見よ。 **よじれる**[×捩れる] [下□]よじった状態になる。ねじれる。「ひもが―」「腹の皮が―(=大笑いする)」 **よしわら**[吉原] 图江戸時代の遊郭。最初、今の東京都日本橋にあったが、明暦[めいれき]大火以降は現在の台東区浅草の北部に移された。 **よしん**[余震] 图大地震[だいじしん]のあとに続いて起こる小さな地震。「―が続く」[類]揺り返し **よじん**[余人] 图ほかの人。別人。「―を交えず語りあう」「―は知らず」 **よじん**[余×燼] 图⊕まだくすぶっている火。燃えのこりの火。 ②事件などが一応解決したあとに残る問題。「戦火のー」 **よしんば**[縦しんば] [圓]』「よしんば〜としても」などの形で」「よし」を強めた言い方。たとえ…としても。よしや。「―知らなかったとしても罪は罪だ」 **よす**[止す] 国やめる。中止する。「行くのはよした」 **よすが**[縁・“便] 图たよりとするもの。てがかり。「身を寄せる―もない」「故郷をしのぶ―」[類]方法・♪手立て **よすぎ**[世過ぎ] 图世[よ]わたりすること。生活。「身過ぎ―」 **よすてびと**[世捨て人] 图僧[そう]や隠者[いんじゃ]など、俗世間[ぞくせかい]がんをはなれた人。「―のような生活」 **よせ**[寄席] 图人を集めて落語・講談・漫才・浪曲[ろうきょく]・奇術[きじゅつ]・手品をなどの大衆芸能を見せる場所。「―芸人」 **よせ**[寄せ] 图寄せること。加えること。「客―」「一算」 ②囲碁や将棋[しょうぎ]の終盤[しゅうばん]、での、勝ちをきめる攻撃[こうげき]。「そろそろ―にはいる」 **よせい**[余生] 图社会的な活動を終えたあとに晩年の生活。「静かに―を送る」▽「余世」は誤り。 **よせい**[余勢] 图何かをやりとげたあとの、余った力。残っている勢い。「―をかって一気にせめる」 **よせがき**[寄せ書き] 图忍多くの人が一枚の紙や布に文章や絵などをかくこと。また、そのかいたもの。「色紙[しきし]に―する」 **よせぎざいく**[寄せ木細工] 图色や木目のちがった木片を組みあわせて、模様や形をえがきだす細工[さいく]。モザイク。「―の宝石箱」 **よせぎづくり**[寄せ木造り] 图仏像などで、数個の木に彫刻[ちょうこく]したものを組みあわせてつくる方法。[対]一木造り **よせざん**[寄せ算] 图足し算。加法。[対]引き算 **よせつける**[寄せ付ける] [下□]自分のまわりに近づける。身近に近づける。「人を寄せつけない」▽多く、打消[うちけ]しの語をともなう。 **よせて**[寄せ手] 图せめよってくる軍勢。「―の総大将」 **よせなべ**[寄せ鍋] 图魚・貝・鳥肉・野菜などをとりあわせて、にながら食べるなべ料理。 **よせむねづくり**[寄せ棟造り] 图屋根の形式の一つ。大棟(=いちばん高い部分の棟)の両はしから四すみに降[くだ]り棟のおりている屋根。四注[しちゅう]造り。[図]「やね」 **よせる**[寄せる] [下□]①目的のところ、もとになるところに近づける。「波が―」「片側に―」「ほおを―」 ②心をかたむける。「同情を―」「関心を―」「思いを―」 ③一か所に集める。「客を―」「ごみを―」 ④くわえる。足し算をする。「2に3を―」 <1424> ⑤たよりにする。ゆだねる。「親類に身を―」 ◎書いたものなどを出版元に送る。「原稿を―」 ①あることに関係づける。「花に寄せて歌を詠む」 ⑧「寄せてもらう」の形で]他人の家を訪問する。▽おもに関西[かんさい]でいう。 **よせん**[予選] 图日本大会に出場する選手やチームを選びだすための試合や競技。「―通過」 ②多くの中から一定の水準以上のものを、前もって選びだすこと。[対]本選 **よせんかい**[予餞会] 图卒業や旅立ちなどの前におこなう送別会。▽「錢」は、はなむけすること。 **よそ**[余所・《他“所] 图●別の場所。自分に関係のないところや人。「―では見られない芸」「―の子」[類]はた目・わき目 ②関係や関心がないこと。「勉強をーにする」 **よそいき**[余所行き] 图①よそへ行くこと。また、外出のときの衣服。「―に着がえる」 ②ふだんよりていねいな話しかたや行動。「―のことば」「よそゆき」とも。 **よそう**[予想] 图前もって、結果を思いえがくこと。また、その内容。「―がはずれる」「―を大きく上回る」[類]予測・予見 **よそうがい**[予想外] [形動]前もって思ってもみなかった結果。思いのほか。「―の結果」[類]意外 **よそえる**[比える] [下二]なぞらえる。たとえる。「美しさを花に―」 ②ことよせる。かこつける。古い言い方。 **よそおい**[装い] 图外出するときの衣服や身じたくを整えること。「はれの日の―」 ②かざりつけたり、ふさわしく見せたりすること。ようす。「―をあらたに開店する」「―をこらす」 **よそおう**[装う] 国身なりや設備などを整えたりかざったりする。「晴れ着に―」「式場を―」 ②そのように見せかける。「平静を―」「留守を―」 **よそく**[予測] 图スと根拠にもとづいて、前もっておしはかること。「勝敗は―しがたい」[類]予想 **よそごと**[余。所事] 图自分とは関係のないこと。ひとごと。他人ごと。「―とは思えない」 **よそじ**[四十路] 图四○歳[さい]。古い言い方。 **よそながら**[余所×乍ら] [圓]相手を思いやるあいさつに使うことば。遠くからではあるが。おもてだって直接するのではないが。「―ご活躍をいのります」「―案じておりました」[類]かげながら・それとなく **よそみ**[余所見] 图函見なければならないところを見ず、別のところを見ること。わきみ。 **よそめ**[余所目] 图他人の見る目。他人が見た感じ。「―にもうらやましい仲のよさ」「―を気にする」 **よそもん**[余所者] 图よその土地で生まれた者。よそから移り住んだ者。他国者。「―あつかいする」 **よそよそしい**[余、所余。所しい] [囲]親しいあいだがらなのに、いかにも気持ちにへだたりがある感じだ。「―態度を見せる」「―あいさつ」[類]他人行儀[ぎょうぎ] **よそゆき**[余所行き] 图↓「よそいき」 **よたか**[夜×鷹] 图田ヨタカ科の中形の鳥。タカに似る。夜行性で、昆虫[こんちゅう]りをとらえて食う。 ②江戸時代、夜、町に出て客をとった売春婦。 ③「夜鷹蕎麦[そば]。」の略。夜中まで路上で売りあるくそば屋。よなきそば。 **よたく**[預託] 图函金銭や株券[かぶけん]などを一時預けて、運用をまかせること。「株券の―」「一金」 **よだつ**[×弥立つ] 国おそろしさや寒さのために、からだの毛が立つ。「身の毛も―」 **よたもの**[よた者] 图よくないことばかりして暮らすなまけ者。不良。「―にからまれる」▽「与太者」とも当てる。 **よたよた** [圃]「足どりがもつれて歩くようす。「つかれきって―する」[類]ふらふら **よたる** 国よた者のような、不良じみた言動をする。 ②口から出まかせを言う。出たらめを言う。「与太る」と当てる。 **よだれ**[×涎] 图口から流れて出るつばき。「―かけ」 >涎を垂らす 非常に欲しがる。欲しくてたまらない気持ちをいう。[類]涎を流す・涎が出る **よだれかけ**[×涎掛け] 图幼児のあごの下にかけて、よだれで衣服などがよごれないようにする布。 **よたろう**[与太郎] 图知恵[ちえ]のたりない者。まぬけ。▽落語に出てくる人物の名から。 >よた(与太)を飛ばす でたらめや、くだらないことを言う。▽「与太」は「与太郎」の略。 **よだん**[予断] 图前もってなりゆきを断定すること。「―を許さない」▽「余断」は誤り。 **よだん**[余談] 图話の本すじからそれた話。「―はさておき」「―になりますが」 **よだんかつよう**[四段活用] 法文語文法で、動詞の活用のしかたの一つ。活用語尾が五十音図のア・イ・ウ・エの四段にわたって変化する。たとえば、カ行四段活用「書く」は活用語尾「く」が、「書かず」「書きたり」「書く」「書くとき」「書けども」「書け」と変化する。▽動詞中では四段活用がもっとも多く、カ・ガ・サ・タ・ハ・バ・マ・ラの各行にある。口語文法ではオ段にもわたるので「五段活用」となる。たとえば「書く」は未然形に「書かない」のほかに「書こう」が加わる。 [巻末]「活用表」参照。 **よち**[予知] 图前もって知ること。「―能力」「地震[じしん]を―する」[類]予見 **よち**[余地] 图①わずかにあいている場所。余った土地。「駐車場をつくる―がない」 ②まだ、あいて残っている部分。ゆとり。「弁解の―もない」「改善の―がある」 **よちょう**[予兆] 图ことが起こるきざし。何かが起こりそうな感じ。前ぶれ。 **よつ**[四つ] 图●し。よん。よっつ。 ②昔の時刻の名で、現在の午前または午後一○時ごろ。よつどき。 ③すもうで、たがいに両手をさしあって組むこと。四つ身[み]。「―ずもう」「がっぷりーに組む」「右―」 **よつあし**[四つ足] 图足が四本あること。また、四本足のもの。とくに、けもの。 **よつかど**[四つ角] 图二本の道が十字に交わっているところ。十字路。「―を右に曲がる」 **よつぎ**[世継ぎ] 图「あとつぎ」の古い言い方。相 <1425> 続。相続人。 **よっきゅう**[欲求] 图非常に欲しがって求めること。「―を満足させる」 **よっきゅうふまん**[欲求不満] [國][漢]欲求が満たされないで、いらだつこと。フラストレーション。「―が爆発する」 **よつぎり**[四つ切り] 图写真で、印画紙の全紙を四分した大きさ。二五・五×三〇・五[センチ]。 **よっつ**[四つ] 图し。よん。よつ。また、四個。四歳[さい]。 **よつつじ**[四つ×辻] 图道が十字に交わるところ。十字路。よつかど。 **よって**[因って・依って] [圏]前に述べた理由や条件から、当然の結果や結論を導くときのことば。そういうわけで。それだから。「優秀な成績をおさめました。―ここに表彰する」「―くだんのごとし(=前書のとおり)」▽「よりて」の変化した形。 **よってたかって**[寄ってたかって] 一つのこと、一人の人に対して、大勢の人がくっついて集まって。「―いじめる」「先生に―文句を言う」 **ヨット**图スポーツや遊びに使われる軽快な帆船[はんせん]。モーター付きのものもある。「―ハーバー」「ーレース」「yacht **よっぱらい**[酔っ払い] 图酒などにひどく酔った人。酔漢[すいかん]。「―運転」 **よっぴて**[夜っぴて] [剛]夜[よ]どおし。ひと晩じゅう。よっぴいて。「―さわぐ」▽「よひとよ(夜一夜)」→「よっぴとい」→「よっぴて」と変化した形。 **よつみ**[四つ身] 图すもうで、「よつ」に組んだ体勢。「―が得意の力士」 ②和裁で、一〇歳[さい]前後の子供の着物。また、その着物の裁ちかた。▽並幅[なみはば]で、身長の四倍の布をぬいあわせてつくる。 **よつめがき**[四つ目垣] 图竹を縦横にあらく組んだかき根。すきまが四角になっている。→下段図 **よつゆ**[夜露] 图夜、空中の水分が冷えて、葉などについたしずくのこと。「―がおりる」[対]朝露 **よつんばい**[四つん這い] 图両手両足を地面につけてはうこと。よつばい。「―になって歩く」 **よてい**[予定] 图前もってきめておくこと。また、その内容。「―どおりに決行する」 **よていちょうわ**[予定調和] 图世界を構成する無数の単子(モナド)は、神があらかじめ選択[せんたく]した最善の宇宙に適合するように配分されているという考えかた。▽ドイツの哲学者ライプニッツの説。 **よてき**[余滴] 图⊕筆のさきなどに余ったしずく。また、こぼれ話。 ②雨のあとのしたたり。 **よど**[×淀・×澱] 图水がよどんだところ。よどみ。 **よとう**[与党] 图政権を担当する政党。内閣を支持する政党。[対]野党[やとう] ▽「与」は、なかまのこと。 **よどおし**[夜通し] [圓]夜から朝まで。ひと晩じゅう。「―語りあう」[類]徹夜 **よとぎ**[夜×伽] 图下』◎夜、ねないでそばにつきそうこと。また、その人。 ②女が男の求めで共寝すること。 ③通夜で、遺体につきそうこと。▼古い言い方。 **よどぎみ**[淀君] 人名一五六七一一六一五年。豊臣秀吉[とよとみひでよし]の側室。名は、ちゃちゃ。浅井長政[あざいながまさ]の子。母お市[いち]の方は織田信長[おだのぶなが]の妹。秀吉の死後、秀頼[ひでより]を後見し、大坂夏の陣で自刃[じじん]した。淀殿[よどどの]。 **よどどの**[淀殿] 人名→「よどぎみ」 **よどみ**[×淀み・×澱み] 图水などの流れの止まっているところ。「―にうかぶうたかた(方丈記)」 ②ものごとがとどこおって、進まないこと。「―なくしゃべる」 **よどむ**[×淀む・×澱む] 国●水や空気などが流れずに、その場に止まる。また、底にしずんでたまる。「水がー」 ②ものごとが順調に進まない。また、活気を欠く。「ことばが―」「よどんだ表情」 **よなおし**[世直し] 图世の中の不況[ふきょう]やよくない制度などを改めること。 **よなか**[夜中] 图夜の中ごろ。よふけ。とくに、午前零時から二時ごろ。やはん。 **よなが**[夜長] 图夜の長いこと。とくに、秋の夜をいう。「秋の―」[対]日長 **よなきそば**[夜鳴き×蕎麦] 图夜、屋台を引いて、路上でそばやうどんなどを売りあるく人。よたかそば。[類]夜鳴きうどん **よなべ**[夜なべ] 图函夜、仕事をすること。また、夜にする仕事。「―仕事」 >夜なべをかける 昼に続いて夜も仕事をする。▽なべをかけて夜食をとりながら仕事をすること。 **よなよな**[夜な夜な] [画]毎夜。夜ごと。古い言い方。「―幽霊が出るそうだ」[対]朝な朝な **よなれる**[世慣れる・世×馴れる] [下二]世の中をよく知っている。人情に通じる。「世慣れた人」 **よにげ**[夜逃げ] 图下と借金などが重なり、その土地にいられなくなって、夜中にこっそりよその土地へ行ってしまうこと。「―同然にひっとす」 **よにも**[世にも] [画]はなはだ。きわめて。「―ふしぎな話」「―悲惨な事件」 **よね**[米] 图◎「とめ」の古い言い方。 八八歳[さい]。「―の祝い」▽「米」の字形の「八十八」から。 **よねつ**[余熱] 图冷めきらないで残っている熱。また、熱気。ほとぼり。「太陽の―を利用する」 **よねん**[余念] 图ほかの考え。よぶんな考え。雑念。「―がない」 **よのなか**[世の中] 图①人々の住んでいる社会。世間[せけん]。「―がいやになる」「―はせまい」 ②時代。「科学万能の―だ」「たいへんな―だ」 **よのぶとん**[四〝幅布団・四〝布×蒲団] 图「よの(=並幅[なみはば]の布の四倍)」の布でつくったふとん。▽「の」 <1426> は、布のはばを数えることば。 **よは**[余波] 图①風がおさまったあとも、まだ高い波があること。なごり。「台風のー」 ②あとに残る影響[えいきょう]。あおり。「事故の―」 **よばい**[夜這い] 图夜、男が女の寝所[しんじょ]へしのんでいくこと。▽求婚[きゅうこん]する意味の古語「呼ばふ」の連用形「よばひ」から。 **よはく**[余白] 图文字や絵を書いた用紙の、白く残っている部分。「ノートのー」「―を汚す」 **よばなし**[夜話・夜×咄] 图夜、集まってする話。よがたり。「やわ」とも。「夏の―」 **よばなれる**[世離れる] [下二]世間[せけん]から遠くはなれる。世事にうとくなる。 **よばわり**[呼ばわり] [造語][「~呼ばわりする」の形で]相手をけなして、いかにもそうであるように決めつけて言う。「悪者―する」「どろぼうーする」 **よばわる**[呼ばわる] 国大声で呼ぶ。「遠くから―声」▽文章語。 >ヨハン・シュトラウス ①一八〇四一四九年。オーストリアの作曲家。ワルツの父と呼ばれる。「アンネン・ポルカ」「ラデツキー行進曲」など。「Johann Strauss ②一八二五一九九年。オーストリアの作曲家。①の子。ワルツ王と呼ばれる。「美しき青きドナウ」「皇帝円舞[こうていえんぶ]曲」など。「Johann Strauss **よび**[予備] 图用心して、前もって用意しておくこと。また、そうしておくもの。「―のタイヤ」「―費」 **よびおこす**[呼び起こす] 国いままでねむっていた、気づかなかった感情や状態を起こさせる。「幼いころの記憶~を―」「関心を―」[類]喚起する **よびかけ**[呼び掛け] 图声をかけて気づかせること。すすめること。「参加の―」「―に応じる」 **よびかける**[呼び掛ける] [下二]人に向かって声をかける。「道行く人に親しげにー」 ②広く、自分の考えに対して賛成や協力などを求める。「会員に協力を―」 **よびかわす**[呼び交わす] 国たがいに声をかけあう。「あらしの中で名を―」 **よびこ**[呼び子] 图人を呼ぶ合図[あいず]のためにふきならす笛。よぶこ。「―の合図」 **よびこう**[予備校] 图おもに、大学受験の指導をする学校。 **よびごえ**[呼び声] 图⊕呼ぶ声。「売り出しの―」 ②人選に関する評判やうわさ。「大臣の―が高い」 **よびこむ**[呼び込む] 国●呼んで中に入れる。よびいれる。「客を―」 ②ひきいれる。ひきこむ。「水を―」 **よびさます**[呼び覚ます] 国忘れていたことを思い出させる。「記憶~を―」 **よびじお**[呼び塩] 图塩からい食品をうすい塩水につけて、塩ぬきすること。また、それに使う塩。 **よびすて**[呼び捨て] 图「さん」や「くん」の敬称[けいしょう]をつけないで、名前だけで呼ぶこと。「―にする」 **よびだし**[呼び出し] 图⊕呼びかけて連れだすこと。「仲間の―に応じる」 ②電話のない人が、近所の電話でとりついでもらうこと。「―電話」 ③すもうで、力士の名を呼んで土俵に上がらせる役。 **よびだす**[呼び出す] 国呼んでその場所に来させる。「公園〈ー」「電話口〈―」 **よびたてる**[呼び立てる] [下□]◎声を張りあげて呼ぶ。「わが子の名を―」 ②わざわざ呼びよせる。「命令を伝えるために―」 **よびちしき**[予備知識] 图それについて前もって知っていることがら。「外国旅行の―」 **よびつける**[呼び付ける] [下二]自分のところに来るように命令する。「呼び付けてしかる」「呼び付けてしかる」 ②よびなれている。「呼び付けているニックネーム」 **よびとめる**[呼び止める] [下二]声をかけて、立ちどまらせる。「道行く人を―」 **よびな**[呼び名] 图①そのものの名前。名称[めいしょう]。[類]呼称[こしょう]。 ②ほんとうの名でなく、ふだん呼びなれた名前。とおり名。通称。[対]実名 **よびみず**[呼び水] 图①ポンプの水が出ないとき、水をさそいだすために上から注ぐ水。さそい水。 ②きっかけをつくるもと。「勝利の―となる一打」 **よびもどす**[呼び戻す] 国呼んで、もとにもどらせる。また、もとの状態にひきもどす。「本社に―」「感覚を―」 **よびもの**[呼び物] 图もよおしものなどで、人気のある出しもの。「―の空中ブランコ」 **よびや**[呼び屋] 图外国の芸能人などを呼ぶ興行師[こうぎょうし]。くだけた言い方。 **よびょう**[余病] 图一つの病気によってひき起こされた、ほかの病気。合併症[がっぺいしょう]。「―を併発[へいはつ]した」 **よびよせる**[呼び寄せる] [下二]呼んで自分のそばに来させる。「弟子[でし]を―」 **よびりん**[呼び鈴] 国人を呼ぶために鳴らす、すずやベル。「玄関の―」「―をおす」 **よぶ**[呼ぶ] 国声を出す。「母の名を―」 ②なづける。「神童[しんどう]と呼ばれた男」[類]称[しょう]する ③声をかけてこちらに来てもらう。また、招く。「医者を―」「結婚式に―」 ④こちらにひきよせる。「湿気[しっけ]を―」「共感を―」 ⑤ひきおこす。「あらしを―」 **よふかし**[夜更かし] 图「山夜おそくまで起きていること。「―はからだに毒だ」 **よふけ**[夜更け] 图夜が深まるころ。深夜。よなか。 **よぶこどり**[呼ぶ子鳥] 图「かっこう」の別名。▽人を呼ぶように鳴くところから。 **よぶん**[余分] [形動]①〈名〉あまった分。のこり。 ①〈形動〉必要以上であるようす。「―なことは言うな」[対]余計 **よぶん**[余聞] 困もとの話からはずれた話。こぼれ話。「家康公―」[類]余話 **よほう**[予報] 图「ス凹前もって知らせること。また、前からの知らせ。「天気―がまたはずれた」 **よぼう**[予防] 图」災害や病気などが起きないように、前もって防ぐこと。「病気の―」「―注射」 **よぼうせっしゅ**[予防接種] 图下と伝染病を防 <1427> ぐため、力を弱めた病原体をからだに入れて、免疫[めんえき]数をつけること。 **よぼうせん**[予防線] 图あとで攻撃されないように、前もって手を打っておくこと。「―を張る」 **よほど**[余程] [画]①ふつうとは大きくかけはなれて、はなはだしいようす。「―苦しかったにちがいない」「―のことがないかぎり続ける」 ②実際にはそうしなかったのだが、ほとんどそうしようときめるところまでいったようす。「―言ってやろうかと思った」[類]よくよく ▽「よっぽど」とも。 **よまいごと**[世迷い言] 图わけのわからない不平やぐち。「―を並べる」 **よませる**[読ませる] [下□]読む者をひきこむ力がある。よます。「彼の小説は―ね」 **よまわり**[夜回り] 图函夜、用心のため見回ること。また、その人。「―の当番」[類]夜警 **よみ**[読み] 图文字を読むこと。読んで内容を理解すること。「―書きそろばん」 ②漢字の音や訓の読みかた。 ◎囲碁や将棋[しょうぎ]などで、局面のなりゆきを予想すること。また、広くものごとのなりゆきを前もって見通すこと。「―を誤る」「―が深い」 **よみ**[《黄泉] 图死後、霊魂[れいこん]法が行くという国。よみの国。冥土[めいど]へ。 **よみあげざん**[読み上げ算] 图珠算[しゅざん]で、読みあげる数字を聞きとりながらする計算。見取り算 **よみあげる**[読み上げる] [下二]大きな声を出して読んだり、言ったりする。「合格者の名前を―」 ②最後まで読む。よみおえる。「ひと晩で本を―」 **よみあわせる**[読み合わせる] 下ある文章や数字を一人が読みあげ、他の人がそれを聞いて相違を確かめる。 ②俳優がそれぞれ自分のせりふを読んでけいこをする。本読みをする。 ③百人一首などの歌ガルタで読む役の人。取り手[とりて] **よみがえる**[×蘇る・×甦る] 国⊕死んだと思われたものが生きかえる。「人工呼吸で―」[類]蘇生する ②なくなったものが、もとの好ましい状態にもどる。「雨で草木が―」「平和が―」「記憶が―」▼もと、「黄泉[よみ](=死者の国)から帰る」という意味。 **よみかえす**[読み返す] 国一度読んだところをもう一度読む。くりかえして読む。「はじめから―」 **よみかた**[読み方] 图文字や文章の発音のしかた。「―のわからない漢字」「たどたどしい―-」 ②文字や文章を理解する方法。「詩の―」 ③昔の小学校の国語科の分野の一つ。 **よみがな**[読み仮名] 图漢字の読みかたを示すために書いたかな。ふりがな。「―をふる」[類]ルビ **よみきり**[読み切り] 图一回ごとに話が完結する読みもの。「―小説」 **よみくだす**[読み下す] 国文章を上から下へと一気に読む。「難しい論文を―」 ②漢文を、日本文の順序に直して読む。 **よみごたえ**[読み応え] 图読んだ内容から感じる手ごたえ。また、読むのに努力がいること。「―のある作品」「―のする分量」 **よみこなす**[読みこなす] 国読んで内容をじゅうぶん理解する。「原書を―」 **よみこむ**[詠み込む] 国詩歌[しいか]、などに、人名やものの名を入れて詠む。「地名を―」▽「読み込む」と書けば、内容をじゅうぶんにつかんで読むという意味。 **よみさし**[読み。止し] 图本などを読みかけて途中でやめること。また、読みきらない本。よみかけ。 **よみじ**[《黄泉路] 图冥土へ行く道。また、冥土。よみ。 **よみする**[×嘉する] [田][変]よしとしてほめる。ほめたたえる。古い言い方。「そのこころざしを― **よみせ**[夜店] 图夜、道ばたなどでものを売る小さな店。「縁日の―」▽「夜見世」とも当てる。 **よみ、て**[読み手] [園]の文章などを読む人。[対]読む[きき]手 **よみて**[詠み手] 图和歌や俳句をつくる人。[類]詠み人 **よみで**[読みで] 图読む量が多くあること。また、読みごたえがあること。「―がある本」 **よみとる**[読み取る] 国文章を読んで、その意味や内容を理解する。「大意を―」「機械でー」 ②ようすから相手のほんとうの気持ちを感じとる。「話しかたからうそのけはいを読み取った」 **よみながす**[読み流す] 国①すらすらと読む。「原稿[げんこう]を―」 ②ざっと目を通す。いいかげんに読む。「軽く―」 **よみのくに**[黄泉の国] 图「よみ」に同じ。 **よみびとしらず**[読み人知らず] [国]語和歌の撰集[せんしゅう]で、歌の作者が不明なこと。作者の名前をふせたいときにも使う。 **よみふける**[読み×耽る] 国他のことを忘れて、夢中になって読む。「漫画[まんが]を―」 **よみほん**[読本] 国江戸時代の小説の一種。一八世紀後半に上方[かみがた]で生まれ、のち江戸で流行した和漢混交文の伝奇[でんき]的な小説。上田秋成[うえだあきなり]の「雨月物語」、滝沢馬琴[たきざわばきん]の「南総[なんそう]里見八犬伝」など。 **よみもの**[読み物] 图①気軽に読める本や文章。「子供向きの―」 ②読みごたえのある文章。「雑誌中いちばんのー」 **よみや**[夜宮・宵宮] 图「宵祭り」のこと。▽「よいみや」の変化した形。 **よむ**[読む] 日[国]文字の音読を声に出す。「ニュースを―」「経を――(←読経[どきょう])」 ②図や文章などの意味や内容を理解する。「グラフを―」「目盛りを―」 ③外見や表面などを手がかりにして、判断する。「顔色を―」「選挙の票を―」 ④一つ一つ数える。「秒を―」 **よむ**[詠む] 国詩歌[しいか]をつくる。「梅の花を歌に―(↑ **よめ**[嫁] 图①息子[むすこ]の妻。「―としゅうとめ」「↓②秋茄子[あきなす]は―に食わすな」 <1428> ②結婚する相手の女性。「―をもらう」「花―」[対]婿[むこ] **よめ**[夜目] 图夜、うす暗い中でものを見ること。「―にもわかるその姿」 >夜目遠目笠かきの内 女性が実際よりも美しく見えるのは、細かいところまで見えない夜と、遠くから見るときと、笠をかぶった顔をちらっとのぞき見るときとである。 **よめい**[余命] 图これからさき、死ぬまでの命。残りの命。「―いくばく(=いくら)もない」「―をつなぐ」 **よめいり**[嫁入り] 图女性が結婚して夫[おっと]のもとへ行くこと。また、その儀式。「―道具」「―前の娘[むすめ]」 **よめごりょう**[「嫁御寮] 图「嫁」の敬った言い方。よめご。およめさん。 **よめとり**[嫁取り] 图函嫁を夫の家にむかえいれること。また、そのための儀式[ぎしき]。[対]婿を取り **よめな**[嫁菜] 图キク科の多年草。秋の初め、むらさき色の花が咲く。若い芽は食用。 **よも**[四方] 图東西南北。前後左右。しほう。また、いたるところ。「―の海」 **よもぎ**[×艾・×蓬] 图キク科の多年草。よいかおりがするので、若芽をつんで草もちに入れる。また、葉から、もぐさをつくる。もちぐさ。 **よもすがら**[夜もすがら・終、夜] [剛]夜通し。ひと晩じゅう。よすがら。「―強い風がふく」[対]ひねもす・ひもすがら ▽「すがら」は終わりまで、ずっと通してという意味。 **よもや** [圃]「[「よもやしまい」などの形で]「よも」を強めた言い方。いくらなんでも…ないだろう。まさか…ない。「―失敗することはあるまい」[類]万に一つも・夢にも **よもやま**[四方山] 图世の中のいろいろなこと。雑多なこと。「―話[ばなし]」▽「よもやも(四方八方)」の変化した形。 **よやく**[予約] 图前もって約束すること。また、前からしてある約束。「―席」「旅館を―する」 **よゆう**[余裕] 图じゅうぶんにあって、余ること。ゆとり。「体力に―がある」 **よゆうしゃくしゃく**[余裕×綽綽] [四国]非常にゆったりとして落ち着いていること。 **よゆうは**[余裕派] [国画]世俗のことを忘れてゆとりのある文学を目ざしたグループ。[類]低徊[ていかい]派。俳諧派。正岡子規[まさおかしき]・高浜虚子[きょし]、初期の夏目漱石[そうせき]らきら。代表作は、漱石の「草枕[くさまくら]」など。 **よよ**[代代・世世] 图年月が重なること。代を重ねること。だいだい。「―の人々」 **より**[寄り] 图涸語①〈名〉◎人が一つの中心に集まること。また、集まりぐあい。「きょうは客のーがいい」 ②できもののはれが一か所にかたまること。また、そのかたまったもの。「あせもの―」 ③すもうで、相手と四つに組んで土俵ぎわにおしていくこと。「怒濤の―を見せる」 ④取引市場で、「よりつき」の略。 ①〈造語〉[「~寄り」の形で』それに近い位置をあらわす。「山―の道」 **より**[×縒り] 图ひもや糸をねじってからませること。「―の強い糸」「うでに―をかける」 >縒りを戻す もとどおりの関係にする。とくに、一度別れた男女がもとどおりの仲になる。 **より**[画]他と比べて、程度がいっそう進んでいるようす。いっそう。「―よい方法をさがす」▽もと、助詞「より」の転じたもの。英語の more beautiful などの比較級の形容詞を翻訳[ほんやく]する必要からできた。 **より**[格助]比較・選択の基準をあらわす。「サッカーーラグビーが好きだ」 ②限定・限界をあらわす。「これ―ほかに方法がない」「あなた―ほかにたのめない」「あきらめる―しかたがない」▽下に打消[うちけ]がちの語をともなう。 ③動作や時間の起点をあらわす。「任地―もどりました」「これ―試合を開始します」「心のーとする」 ④原料・構成要素をあらわす。「本年度の卒業生―幹事の選出をする」▼③④は「から」よりも改まった言い方。 **よりあい**[寄り合い] 图一つの場所に集まって話しあうこと。「同業者の―」[類]会合・集まり **よりあいじょたい**[寄り合い所帯] 图多くの所帯が一か所に寄りあつまって暮らすこと。 ②統一のない雑多なグループの寄りあつまり。 **よりかかる**[寄り掛かる・×凭り掛かる] 国⊕ものにもたれてからだを支える。「塀[へい]ー」 ②たのみにする。あてにする。「いつまでも親に―」 **よりき**[与力] 图江戸時代、奉行[ぶぎょう]などの部下として実務にあたり、同心を指揮した職。▽もと、加勢・助力のこと。 **よりきり**[寄り切り] 图すもうで、相手のまわしをつかみ、組んだまま土俵の外におし出すわざ。 **よりごのみ**[選り好み] 图気に入ったものだけを選ぶこと。「えりごのみ」とも。「仕事の―をする」 **よりすがる**[寄り×縋る] 国●寄っていってとりつく。すがりつく。「泣いて―子」 ②力として、それにたよる。「人の情けに―」 **よりすぐる**[《選りすぐる] 国多くの中からすぐれたものを選びだす。「えりすぐる」とも。「よりすぐった選手」 **よりそう**[寄り添う] 国主となる人のわき近くについている。「寄り添って歩く」▽「寄り沿う」は誤り。 **よりたおし**[寄り倒し] 图すもうで、相手のまわしをつかんだまま、おしたおすわざ。 **よりつき**[寄り付き] 图①はいってすぐの部屋へ。また、庭園などにつくった簡単な休憩所。 ②取引市場で、午前・午後の最初の取り引きや、そのさいの相場。より。[対]大引け **よりつく**[寄り付く] 国①そばに行く。そばへ近づく。「だれも寄り付かない場所」 ②取引所で、その日の最初の取り引きが成り立つ。 **よりどころ**[《拠り所] 图①たよりになるもの。ささえ。「心のーとする」 <1429> ②もとになるもの。根拠[こんきょ]。「なんの―もない話」 **よりどり**[《選り取り] 图多くの中から好きに選びとること。「―均一一〇〇円」「―見どり」 **よりによって**[選りに、選って] ほかにもっとよい選びかたもあるのに。こともあろうに。「―こんな不便なところにひっこしたとは」 **よりぬき**[《選り抜き] 图とくにすぐれたものを選びぬくこと。また、選ばれたすぐれたもの。「えりぬき」とも。「―の選手」 **よりまし**[×憑坐] 图神霊が乗りうつり、神意を告げさせるための人や人形。▽子供の場合が多い。 **よりみち**[寄り道] 图函目的地に行く途中[とちゅう]で、ついでにたち寄ること。みちくさ。「―して買い物をする」 **よりゅうど**[寄人] 图①もと、宮内省[くないしょう]御歌所[おうたどころ]の職員。現在は民間の選者がつとめる。 ②昔、朝廷[ちょうてい]の記録所や御歌所の役人(平安時代)や、幕府の政所[まんどころ]・侍所[さむらいどころ]・問注所などの役人(鎌倉・室町時代)。 **よりょく**[余力] 图何かしたあとで、まだ余っている力。ゆとり。「―を残して戦う」 **よりわける**[《選り分ける] [下二]よいものと悪いものとを選別する。「えりわける」とも。 **よる**[夜] 图日がしずんでから日の出までのあいだ。[対]昼 ▽月の明るさなどから、「十三夜[じゅうさんや]」「十六夜[いざよい]」「朧月夜[おぼろづきよ]」「星月夜[ほしづくよ]」「闇夜[やみよ]」「白夜[びゃくや]」などという。 >夜の帳[とばり] 夜の暗やみ。「―がおりる」▽夜の暗さを垂れ幕に見たてた表現。 **よる**[因る・由る] 国原因がある。もとづく。「不注意に―事故」「たばこに一火災」 **よる**[依る] 国方法や手段にする。したがう。「親からの仕送りに―生活」「時と場合に―」「読書によって知識を豊かにする」 **よる**[拠る] 国根拠[こんきょ]とする。よりどころとする。「天気予報によれば」「城に―(=たてこもる)」 **よる**[寄る] 国もとになるところやものに近づく。接近する。「もっとこちらに寄りなさい」「すみに―」 ②一か所に集まる。また、多くなる。「三人寄れば文殊の知恵」 ③途中[とちゅう]でおとずれる。たちよる。「帰りがけに―」 ④もたれかかる。「柱に寄って休む」 ⑤老年に近づく。「―年波」 ◎すもうで、組んで土俵ぎわに相手をおしていく。「一直線に―」 >寄ってたかって (独立見出し) >寄らば大樹の陰 たよる人を選ぶなら、力のある人物にしなさい。 >寄ると触ると 人が集まるたびごとに。なにかというと。「―そのうわさでもちきりだ」 >寄る年波には勝てない いくらがんばっても、年とともに体力もおとろえて、思うにまかせない。 **よる**[選る・択る] 国よくないものを捨てて、基準にあったものをとり出す。いいものをえらぶ。「よって食べる」▽「える(選る)」の変化した形。 **よる**[×縒る・×撚る] 国繊維をねじりあわせて一本にする。「こよりを―」 >ヨルダン 国名正式国名は、ヨルダン・ハシミテ王国。アラビア半島北西部にある立憲君主国。国土のほとんどは、砂漠地帯。隣国[りんごく]イスラエルとは紛争[ふんそう]が続いたが、和平の方向に進んでいる。面積約九万八〇〇〇平方[へいほう]点[てん]。首都アンマン。主要言語アラビア語。 **よるひる**[夜昼] [图][画]①〈名〉よると、ひる。「―なく働く」 ①〈副〉夜も昼も。たえず。「―催促[さいそく]される」 **よるべ**[寄る辺] 图たよりにして身を寄せるところやたよりにする人。「―ない身の上」 **よろい**[×鎧] 图昔、戦場でからだを守るために身につけた武具。「―かぶとに身を固める」 [かぞえ方]領[りょう] **よろいど**[×鎧戸] 图⊕細い横板をすきまをもたせて並べた戸。風通しがよく、直射日光をさえぎる。 ②細い鉄の横板をつなぎ、巻きあげるようにした戸。シャッター。 **よろく**[余録] 图正式な記録以外の記録。こぼれ話の記録。余話 **よろく**[余×禄] [園]予定した収入以外にえた金品。よぶんのもうけ。「―のある仕事」「―にあずかる」[類]余得 **よろける** [下二]足もとがふらついて、転びそうになる。「石につまずいて―」 **よろこばしい**[喜ばしい・“悦ばしい] [圏]喜ぶべきことだ。喜びたくなることだ。「―結果をえる」「成功を喜ばしく思う」▽「うれしい」は個人的な感情。「よろこばしい」は、世間[せけん]的に見てもよいNと、りっぱなこと、人々がみな喜ぶべきことだと思うという意味。 [つかいわけ] →「楽しい」を見よ。 **よろこばせる**[喜ばせる・“悦ばせる] [下□]うれしがらせる。よろこばす。「人を―のが好きな人」 **よろこび**[喜び・“悦び・歓び・慶び] 图楽しくて心がうきたつこと。「旧友に会えた―」[対]悲しみ ②めでたいこと。また、その祝いのことば。「―ごと」「新年のお―を申しあげます」▽ふつう、「慶び」と書く。 **よろこぶ**[喜ぶ・“悦ぶ・歓ぶ・慶ぶ・×欣ぶ] 国うれしく思う気持ちを態度に示す。「母の―顔が見たい」[対]悲しむ ②[「喜んで~する」の形で]うれしく思い積極的に…する。「喜んで参加します」▼「よろこぶ」を、漢字表記によって細かい意味のちがいをいうと次のようになる。「喜ぶ」は、うれしくてよろこぶ。「悦ぶ」は、満足してよろこぶ。「歓ぶ」は、おどりあがるように よろこぶ。「慶ぶ」は、社会的にめでたいことを祝いよろこぶ。「欣ぶ」は、心がうきたちよろこぶ。 **よろしい**[宜しい] [圈][圈]①〈形〉団「よい」の改まった言い方。「本日はお日がらもよろしく」 ②許容をあらわす。…してもよい。「もう帰っても―」「よろしかったらめしあがれ」[類]かまわない [対]いけない ①〈感〉「わかった」「ひきうけた」などの気持ちをあら <1430> わす。「―、やってみましょう」 **よろしく**[宜しく] 日[圓][造語]①<副〉その場に合わせてほどよくするようす。「あとは―やってくれ」[類]適当に・うまく ②好意を求めたり伝えたりするときのあいさつのことば。「ことしもどうぞー」「お父さまに―」 ①〈造語〉「〜よろしく」の形で」いかにも…のようなようすで。「舞台女優―おおげさな身ぶりをする」▽名詞に付く。 日漢文 [「宜しく〜べし」の形で』再読文字の一つ。「…するのがよろしい」という意味。「―其[そ]の長[ちょう]ずる所を取るべし(=その人の長所を認めてやるのがよろしい)」 **よろず**[万] [图][画]①〈名〉「まん」の古い言い方。また、数の多いこと。「千[ち]―[よろず]」「八百―の神々」 ①〈雨〉すべて。万事。「―うけたまわります」 **よろずや**[万屋] 图◎広くいろいろな種類の品物を売る店。 ②なんでも一応知っている人。なんでも屋。 **よろずよ**[万代] 图限りなく長い年代。永世。永久。「―までの語りぐさ」 **よろめく** 国足どりが乱れて、転びそうになる。「目がくらんでー」[類]よろける ②気持ちが迷う。また、誘惑に乗りそうになる。 **よろん**[世論・×輿論] 图世間一般の人の大多数がもつ意見。「せいろん」「せろん」とも。「―調査」▽もとは「輿論」で、「輿」は「衆」のこと。「与論」は誤り。 **よわ**[余話] 图ある人物や事件などから出た、人に知られていないちょっとした話。こぼればなし。 **よわ**[夜半] 图よなか。夜間。よふけ。「―のあらし」 **よわい**[弱い] [圏]力が小さい。「日ざしが―」 ②能力がたりない。ふつうよりおとっている。「腹筋がー」「計算に―」「アルコール分の―酒」 ③しっかりしていないで、たよりない。「からだが―」「気が―」「根拠が―」「意志が―」 ④【多く、「~に弱い」の形で]…に対して抵抗できない。たえられない。また、だらしがなくあまい。「せんたくに―生地[きじ]」「暑さに―」「あまいものにー(=めっぽう好き)」「かねに―」[対]強い >弱き者よ、汝の名は女なり 女とは、なんと心弱いものであることか。▽シェークスピアの戯曲[ぎきょく]「ハムレット」の中で、王子ハムレットが、母で王妃のガートルードを非難することば。 **よわい**[齢] 图「年齢」の古い言い方。とし。「―を重ねる」 **よわき**[弱気] [形動]気が弱いこと。失敗をおそれて、進んでやろうという気持ちが強くないこと。「―になる」[対]強気 **よわごし**[弱腰] 图いくじのないこと。たち向かう気持ちが少ないこと。[対]強腰 ▽もと、こしの細いところ、帯をしめるところという意味。 **よわたり**[世渡り] 图「と世間[せけん]で生きのびていくこと。他人とのつきあいを上手にして、かねをかせぎ地位を得て生活していくのがうまいこと。処世[しょせい]。た。「―のじょうずな人」 **よわなさけうきなのよこぐし**[与話情浮名横櫛] 一八五三年。三世瀬川如皐[せがわじょこう]の作。与三郎[よさぶろう]とお富の再会を中心にした世話物[せわもの]の歌舞伎脚本[きゃくほん]。「切られ与三[きられよさ]」とも。 **よわね**[弱音] 图気の弱い発言。「―を吐く」 **よわのねざめ**[夜半の寝覚] 一〇五五年ごろ。菅原孝標[すがわらのたかすえ]の女[むすめ]の作か。権中納言[ごんちゅうなごん]と寝覚の上との恋[こい]物語。「源氏[げんじ]物語」をまね、さらに神秘的[しんぴてき]。傾向[けいこう]を強めたもの。「夜の寝覚」「寝覚物語」とも。 **よわまる**[弱まる] 国勢いがおとろえる。元気がなくなる。「風雨が―」「発言力が―」[対]強まる **よわみ**[弱み] 图弱点。うしろめたさ。「―につけこむ」「―をにぎる」 [つかいわけ] →「欠点」を見よ。 **よわむし**[弱虫] 图おくびょう者。いくじなし。あざけった言い方。「そんな―でどうするの」 **よわめる**[弱める] [下二]力や勢力をおとろえさせる。「ガスの火を―」[対]強める **よわよわしい**[弱弱しい] [囲]いかにも元気や力がない感じだ。「―声でつぶやく」 >弱り目に祟り目 不運なうえに、さらに不運が重なること。[類]泣きっ面[つら]に蜂[はち] **よわる**[弱る] 国体力や勢いなどがおとろえる。「足が―」[類]衰弱[すいじゃく]する ②応対できないで困る。「子供がうるさくて―」 **よんげんとく**[四元徳] 图古代ギリシャの哲学者プラトンが説いた、四つの基本的な徳。知恵[ちえ]・勇気・節制・正義。 **よんだいこうがいさいばん**[四大公害裁判] 图水俣病・イタイイタイ病・四日市[よっかいち]ぜんそく・新潟[にいがた]水俣病の四つの公害病の責任を争った裁判。いずれも原告の患者側が勝訴[しょうそく]した。 **よんだいぶんめい**[四大文明] 图メソポタミア・エジプト・インダス・黄河の四つの古代文明。いずれも大河の流域で栄え、早くから穀物を生産し、金属を使い、都市や国家を築き、階級をもち、文字を使った。 **よんどころない**[拠ん所ない] [圏]どうしてもしないわけにはいかない。どうにもしかたがない。「―用ができた」[類]やむない ▽言いわけとして「拠[よ]る所がないけれども」という意味から。 **ら**[裸] [ネ・8画 全13画] はだか。また、むきだしになっている。 [語例]裸子植物[らししょくぶつ] 裸出[らしゅつ] 裸身[らしん] 裸体[らたい] 裸婦[らふ] 赤裸々[せきらら] 全裸[ぜんら] <1431> **はだか**[裸] **裸一貫**[はだかいっかん] **真っ裸**[まっぱだか] **裸足**[はだし] **ら**[羅] [②・14画 全19画] ①あみでとらえる。②つらなり、並ぶ。③うすい絹織物。 [語例]①網羅[もうら],門前雀羅[もんぜんじゃくら] ②森羅万象[しんらばんしょう] 羅列[られつ]③一張羅[いっちょうら] 綺羅[きら] 羅宇[らお] 羅紗[らしゃ] 羅甸[らてん] 羅馬[ローマ] 羅府[らふ] 羅馬尼亜[ルーマニア] **ら**[《等] [造語]◎人を示すことばについて、複数であることをあらわす。▽自分と同等もしくは下にあつかう言い方。謙譲・親愛[しんあい]・侮蔑の意を含むことがある。「僕―」 ②場所や方向を示す代名詞について、おおよそのところを示す。あたり。「ここー」 **ラード**图ブタの脂肪[しぼう]からつくった料理用の油。▽ウシの脂肪はヘット。「lard **ラーメン**[×拉麵‧《老麵] 图中国風のめん。また、めんにネギや焼きぶたなどを入れてスープを加えた食べもの。支那そば。中華[ちゅうか]そば。▽中国語。 **らい**[来](來) [木・3画 全7画] ●こちらへ近づく。くる。[対]往・去 ②時間的に、次の。きたる。[類]翌・明 [対]去 ③その時から今まで。④ものごとが起こる。⑤次の…。「―年度」「―学期」…以来。「数日―」「昨夜——」 [語例]ライ ①来客[らいきゃく] 来賓[らいひん] 来訪[らいほう] 往来[おうらい] 外来[がいらい]②来月[らいげつ] 来年[らいねん] 将来[しょうらい],未来[みらい]③以来[いらい] 元来[がんらい] 生来[せいらい] 由来[ゆらい] 来歴[らいれき] **くる・きたる・きたす**[来る・来たる・来たす] 春が来くる/来きたる一〇日/健康に支障を来きたす **出来**[しゅったい]。**勿来**[なこそ](地名) **らい**[雷] [雨・5画 全13画] ①かみなり。②爆発する兵器。 [語例]ライ ①雷雨[らいう] 雷鳴[らいめい] 春雷[しゅんらい] 避雷針[ひらいしん] 落雷[らくらい]②機雷[きらい] 魚雷[ぎょらい] 地雷[じらい] 雷管[らいかん] **かみなり**[雷] **雷雲**[らいうん] **いかずち**[雷] **らい**[頼](賴) [頁・7画 全16画] あてにする。たのみにする。たよる。[類]依[い] [語例]ライ 頼信紙[らいしんし] 依頼[いらい] 信頼[しんらい] 無頼漢[ぶらいかん] **たのむ・たのもしい・たよる**[頼む・頼もしい・頼る] 留守を頼[たの]む 神頼[かみだの]み/末頼[すえたの]もしい/勘[かん]に頼[たよ]る **頼母子講**[たのもしこう] **らい**[礼] ↓「れい」 **らい**[来] [造語]漢字項目を見よ。 **らいい**[来意] 图訪ねてきた理由。また、手紙で書いてきた用件。「―を告げる」 **らいう**[雷雨] 图かみなりが鳴って雨が降ること。かみなりをともなう雨。「激しい―に見まわれる」 **らいうん**[雷雲] 图かみなりの原因となる雲。積乱雲が発達したもの。かみなりぐも。 **らいえん**[来援] 图函そこへ助けに来ること。来て助けること。「自衛隊の―を求める」 **らいえん**[来演] 图函その土地に来て、音楽や劇などを演じること。 **ライオン**图ネコ科の哺乳動物。体長は二[メートル]前後。体毛は褐色[かっしょく]で、おすにはたてがみがある。アフリカやインドの草原にすみ、肉食。「百獣の王」といわれる。獅子[しし]。「lion **ライオンズクラブ**图 地域社会に奉仕することをモットーとする国際的社交団体。▽「ライオンズ」はliberty, intelligence, our nation's safetyの略語。「Lions Club **らいかい**[来会] 图集まりの場に来ること。会に集まること。「ごーのみなさん」 **らいかん**[来観] 图函来て、見ること。 **らいかん**[雷管] 图金属の管などに火薬をつめ、爆発させる道具。発火装置。 **らいきゃく**[来客] 图訪ねてやってくる客。 **らいぎょ**[雷魚] 图「台湾[たいわん]どじょう」または「カムルチー」の通称[つうしょう]。ともに淡水[たんすい]魚で性質はあらい。食用。 **らいこう**[来校] 名名「スとその学校にやってくること。 **らいこう**[来航] 图外国から船に乗ってやってくること。「ペリーの―」 **らいこう**[来貢] 图外国からみつぎものを持って使者が来ること。[類]朝貢 **らいごう**[来迎] 图①人が死ぬとき、阿弥陀如来[あみだにょらい]や菩薩が、極楽へ導くためにむかえに来ること。 ②「「ご来迎」の形で】高い山の頂上で見る日の出。 **らいごうず**[来迎図] 图阿弥陀さんが来迎[らいごう]するようすをえがいた絵。平安後期から鎌倉時代に多くえがかれた。 **らいさん**[礼賛・礼×讃] 图―スとありがたくほめたたえること。とくに、仏を拝んでその徳をたたえること。「れいさん」とも。「自然の偉大さを―する」 **らいさんよう**[頼山陽] 道一七八〇一八三二年。江戸後期の儒学者・歴史家。著書「日本外史」「日本政記」で述べた歴史観は、幕末の尊王[そんのう]派の思想に大きな影響をあたえた。また、漢詩文にもすぐれ、書もたくみであった。 **らいしゃ**[来社] 图凹会社などにやってくること。 **らいしゅう**[来襲] 图「ス凹せめこんでくること。襲来[しゅうらい]。「敵機の―」 **らいしゅん**[来春] 图現在をもとにして次の春。来年の春。「らいはる」とも。[類]明春・翌春[よくしゅん] **らいじょう**[来場] 图その場所や、会場に来ること。「ビーのみなさま」 **らいしん**[来信] 图「よそから来た手紙や電信。[類]来書・来状 **らいしん**[来診] 图医者が患者[かんじゃ]の家に来て診察すること。「先生のご―をお願いする」[類]往診 **らいじん**[雷神] 图かみなりを起こす神。鬼[おに]の姿で、太鼓を背負い、ばちを持つ。ふつう、風神[ふうじん] <1432> と対[つい]にされる。鳴神[なるかみ]。 **らいしんし**[頼信紙] 图「電報賴信紙」の略。電報の、電文を書く用紙。現在は「発信紙」という。 **ライス** 图米のめし。こめ。「チキンー」 | rice **ライスカレー** 「カレーライス」 **らいせ**[来世] 图三世[さんぜ]の一つ。仏教で、死後に行くとされる世界。後世[ごせ]。[類]後生[ごしょう] ▽前世・現世に対していう。 **ライセンス**图 免許[めんきょ]。許可。また、免許証。許可証。とくに、運転や取り引きなどの免許。「―をとる」「A級―」| licence **ライター**图タバコに火をつけるための器具。「ガス―」「電子—」| lighter **ライター**图文章を書く職業の人。作家。記者。「シナリオー」「新進気鋭[しんしんきえい]いの―」- writer **ライダー**乗り手。騎手[きしゅ]。とくに、オートバイの乗り手。|rider **らいたく**[来宅] 图人が自分の家を訪ねてくること。「近所へおこしの折は、ぜひごーください」 **らいだん**[来談] 图「スル]やってきて話をすること。「明日[あす]っごーください」 **らいちょう**[来朝] 图」「来日」の古い言い方。外国人が、わが国に来ること。 **らいちょう**[来聴] 图凼講演や演奏などを聞きに来ること。「―者」 **らいちょう**[雷鳥] 图ライチョウ科の鳥。高地にすみ、夏は羽に茶色の斑[ふ]があるが、冬はぬけかわって純白になる。特別天然記念物。 **らいてん**[来店] 图忍店に来ること。 **らいでん**[雷電] 图かみなりと、いなずま。かみなりが鳴り、いなずまが光ること。「―風雨」 **ライト**图[造語]①〈名〉ひかり。照明。灯火。光線。「車の―をつける」「―をあてる」 ①〈造語〉◎あかるい。あわい。「ーグリーン」「ーブー」[対]ダーク ②かるい。また、軽量の。「―ランチ」「一級」[対]へビー | light **ライト**图①みぎ。右側。また、野球で右翼。右翼手。「ライトフィールド」「ライトフィールダー」の略。[対]レフト ②権利。「コピーー(=版権)」|right **らいどう**[雷同] 图函わけもわからずに、他の意見にすぐ同調すること。「付和[ふわ]が―」▽かみなりが鳴るとものが共鳴してひびくことから。 **ライトきゅう**[ライト級] 图ボクシングの、体重別階級の一つ。アマチュアでは五七[キロ]をこえ、六○[キロ]以下。フェザー級の上で、ライトウェルター級の下。 **ライトきょうだい**[ライト兄弟] 人鱼兄は一八六七―一九一二年、弟は一八七一―一九四八年。ともにアメリカの飛行機製作者。共同で複葉飛行機を製作し、はじめて動力による飛行に成功した。一Wilbur Wright/Orville Wright **ライトバン**图後部に荷物を置くことができる箱形の自動車。乗用車と貨物車をかねる。おもに商業用。「light van から。和 **ライナー**图①野球で、低く一直線に飛ぶ打球。「センター前のー」 ②定期船。定期航空機。また、定期便。 ③コートなどの裏につける、とりはずしのできる裏地。「liner **らいにち**[来日] 图函外国人が日本に来ること。「―記念公演」 **らいねん**[来年] 图ことしの次の年。[類]明年[みょうねん] [対] ↔ 去年・昨年 >来年のことを言うと鬼が笑う 将来のことは予測できないし、するのはおろかなことだ。 >つかいわけ 来年・翌年 「来年」は、話し手がいる時を中心にして、やがて来る年。「翌年」は、第三者から見て、どの年でもよいある年を基準として次の年。したがって、「来年の春に大学を卒業した」「わたしは翌年の春大学を卒業するだろう」とはいえない。▽「来」と「翌」の関係については、「来週」と「翌週」、「来月」と「翌月」、「来春」と「翌春」なども同じ。 **らいはい**[礼拝] 图「函仏の前に手を合わせて拝むこと。▽キリスト教などでは「れいはい」という。 **らいはる**[来春] 图来年の春。「らいしゅん」とも。 **ライバル**图たがいに実力を認めあう競争相手。好敵手。「強力な―の登場」「―意識」「rival **らいびょう**[×癩病] 图↓「ハンセンびょう」 **らいひん**[来賓] 图会や式などに招かれて来た客。「―の祝辞[しゅくじ]」「―席」 **ライフ**图[造語]①生命。いのち。「―ライン」 ②生活。くらし。「―スタイル」「カレッジー」 ③一生。生涯[しょうがい]。「―サイクル」 ④救命の。「―ボート」「―ジャケット」 | life **ライブ**图音楽で、なま演奏。また、放送で、現場中継。「―コンサート」「live **ライフサイクル**图 生物が生まれてから死ぬまでの、全過程。「life cycle **ライブラリー**图田図書館。図書室。また、レコードや映画を収集・保管した施設。「フィルムー」「レコードー」 ②書庫。蔵書。文庫。 ③叢書。全集。シリーズ。「library **ライフル**图「ライフル銃[じゅう]」の略。命中度を高め、射程をのばすために銃身の内部に螺旋状のみぞをほってある銃。| rifle **ライフワーク**图一生をかけてする仕事。作品の制作・研究・事業などについていう。| lifework **らいほう**[来訪] 图下四人が訪ねてくること。「―を受ける」「一者」 **らいほう**[来報] 图「スル]やってきて知らせること。また、その知らせ。 **ライム**ミカン科の常緑低木。実は酸味が強く、料理にそえて使うことが多い。「―ジュース」「lime **ライむぎ**[ライ麦] 图イネ科の一年草または二年 <1433> 草。寒冷地ややせ地でもよく育つ。黒パンやウイスキーの原料、また飼料にする。 **ライむぎばたけでつかまえて**[ライ麦畑でつかまえて] [閣]一九五一年。アメリカ、サリンジャーの小説。中途[ちゅうと]退学になった高校生の内面を、歯切れのよい文体とさわやかな感覚でとらえた作品。「The Catcher in the Rye **ライムライト**图①石灰棒などを熱して出す強烈な白色光。昔、欧米の劇場で、主要な出演者を照らすスポットライトに使った。 ②注目を集めること。名声。評判。「limelight **らいめい**[雷名] 图広く天下に知れわたった名声や評判。また、相手の名声を敬っていうことば。「―は全国にとどろく」「かねてよりご―は存じております」 **らいめい**[雷鳴] 图かみなりの鳴りひびく音。「―がとどろく」 **らいらく**[×磊落] [形動]さっぱりしていて細かいことにこだわらない性格。「豪放―」 **ライラック**「リラ」「lilac **らいりん**[来臨] 图「他人がある場所に出席したり訪問したりすることを敬っていうことば。「ごーの栄をたまわる」 **らいれき**[来歴] 图ものごとが、いままでたどってきたすじみち。「故事―」[類]いわれ・由来 **ライン**①線。「アンダーー」「アイー」 ②列。行列。また、系列。「ーダンス」「ライフー」 ③水準。基準。「合格」 ④航路。航空路。「エアー」 「line **ラインがわ**[ライン川] 图ヨーロッパ西部を北に流れ、オランダで北海に注ぐ国際河川。運河によってドナウ川やセーヌ川と結ばれ、水上交通の大動脈となっている。河口にはEUの玄関口[げんかんぐち]といわれるユーロポートがある。 **ラインダンス**图レビューで、ダンサーが舞台[ぶたい]のはしからはしまで、一列に並んでおどるダンス。▽lineと dance から。和 **ラインナップ**图野球で、打順。 ②顔ぶれ。陣容。「lineup **ラインプリンター** コンピュータで処理したデータを一行分の単位で高速印刷する装置。「line printer **ラウ**[羅宇] 图↓「ラオ」 **ラウドスピーカー**图拡声器。一loudspeaker **ラウンジ**图ホテルや劇場などの談話室。「カクテル―」[類]ロビー | lounge **ラウンド**图①〈名〉ボクシングやレスリングなどの試合の各回。「第二―開始」 ①〈名・スル〉ゴルフで、一コース一八ホールをひとめぐりすること。「ワンーする」「round **ラオ**图キセルの雁首[がんくび]と吸い口のあいだをつなぐ竹のくだ。ラウ。▽ラオスから渡来した竹を使ったことから。「羅宇」と当てる。「Lao→[図]「キセル」 **ラオチュー**[老酒] 图アワやキビからつくる中国の酒。とくに、紹興酒[しょうこうしゅ]をいう。古くなるほど尊[たっと]ばれる。▽中国語。 **ラガー**图ラグビー。また、ラグビーの選手。「ーメン」「ーシャツ」「rugger **らかん**[羅漢] 图仏教で、最高のさとりを開いた修行者。阿羅漢。「五百―」 **らがん**[裸眼] 图眼鏡やコンタクトレンズを使わないときの目。「視力は―で○・二だ」 **らぎょうへんかくかつよう**[ラ行変格活用] ウ文法文語文法で、動詞の活用のしかたの一つ。ラ行の四段「ラ・リ・ル・レ」に活用し、終止形は「リ」で言いきる。四段にわたって活用するが、四段活用の終止形はウ段の音で言い切るのに対して「リ」で終わるので、これと区別し、変格活用と呼ぶ。「あり」「をり」「はべり」「いまそかり(=いらっしゃる)」の四語だけ。たとえば「あり」は「あらず」「ありて」「あり」「あるとき」「あれども」「あれ」と活用する。ラ変。▽ロ語文法では五段活用に合流した。終止形「あり」が「ある」となり、未然形に「あろう」が加わり、ラ行五段活用となる。 『巻末「活用表」参照。 **らく**[落] [+9画 全12画] ①おちる。おとす。②とりのこされ、はずれる。もれる。③おちぶれる。④手にはいる。⑤おちつく。 [語例]ラク 落飾[らくしょく] 落下[らっか] 落花[らっか] 墜落[ついらく] 転落[てんらく]②落後[らくご] 脱落[だつらく]③落魄[らくはく] 没落[ぼつらく] 落馬[らくば]④落手[らくしゅ] 落札[らくさつ]⑤落成[らくせい] 落着[らくちゃく] 段落[だんらく] 集落[しゅうらく],村落[そんらく] **おちる・おとす**[落ちる・落とす] 人気が落ちる/命を落とす **おちゅうど**[落人] **からまつ**[落葉松] **しゃれ**[洒落] **ひかす**[落籍] **らく**[絡] [糸・6画 全12画] ●つながる。つなぐ。②まといつく。からまる。 [語例]ラク ②短絡[たんらく] 脈絡[みゃくらく]、連絡[れんらく]②籠絡[ろうらく] **からむ・からまる**[絡む・絡まる] 利害が絡む/糸が絡[から]まる **からげる**[絡げる] **らく**[酪] [酉・6画 全13画] ウシやヒツジなどの乳からつくった食品。 [語例]ラク 酪農[らくのう] 乾酪[かんらく] 牛酪[ぎゅうらく],乳酪[にゅうらく] **らく**[楽]→「がく」 **らく**[楽] [形動]①〈名・形動〉⊕心身の苦痛がなく、ゆったりしていること。「気分が―になる」 ②ゆとりがあること。たやすいこと。「―に勝つ」 ①〈名〉「千秋楽[せんしゅうらく]」の略。楽日。 ②「楽焼[らくやき]」の略。「―の茶わん」 >楽あれば苦あり 世の中は、いいことばかり、悪いことばかりの一方だけということはない。 >楽は苦の種、苦は楽の種 人生で、現在楽をすればあとで苦労しなければならず、逆に現在苦労す <1434> ればあとに楽が待っている。 **らくいちらくざ**[楽市楽座] 图織田信長[おだのぶなが]のおこなった経済政策。商工業者の同業組合である座の特権を廃止して、商業の自由化を図った。 **らくいん**[×烙印] 图昔、刑罰[けいばつ]として罪人のひたいなどにおした焼き印。 >烙印を押される 消しさることのできない評判を立てられる。「裏切り者の―」 **らくいん**[落胤] 图高貴な人が妻以外の女性に、ひそかに生ませた子。おとしだね。「将軍のご―」 **らくいんきょ**[楽隠居] 图「四年をとって仕事をやめ、家督をゆずって、安楽な生活を送ること。また、その人。 **らくえん**[楽園] 图苦しみやなやみがなく、楽しさにあふれた場所。パラダイス。「地上の―」[類]極楽 **らくがい**[洛外] 图京都の郊外。洛中 ▽中国の古い都[みやこ]洛陽の外という意味から。 **らくがき**[落書き] 图「四門やかべなどに文字や絵をいたずら書きすること。いたずらがき。 **らくがん**[落雁] 图①米・ムギ・ダイズなどの粉を、砂糖や水あめで練りかためてかわかした菓子[かし]。 ②列になって空から池などにおりるガン。 **らくご**[落後・落伍] 图函仲間や集団からおくれ、ついていけなくなること。「―者」「マラソンの途中[とちゅう]でーする」▽「伍」は隊列のこと。 **らくご**[落語] 图演芸の一つ。寄席などで、演者が一人で身ぶりをまじえて語るこっけいな話。おとしばなし。▽終わりに「落ち」というおもしろい結末がつくことから「おとしばなし」といった。 **らくごか**[落語家] 图職業として、落語を話す人。はなしか。 **らくさ**[落差] 图水が流れおちるときの水位の差。「―一〇〇[メートル]のダム」 ②二つのもののあいだにある差。「成績の―」「理想と現実の―が大きい」 **らくさつ**[落札] 图入札の結果、目的物や権利を手に入れること。「工事はわが社が―した」 **らくじつ**[落日] 图しずもうとしている太陽。入り日。 **らくしゅ**[落手] 图①〈名・・スル〉手紙などを受けとること。古い言い方。「本日お便り、―いたしました」[類]落掌[らくしょう] ①〈名〉将棋[しょうぎ]や囲碁[いご]で、見落とした手。 **らくしゅ**[落首] 图江戸時代、政治や人物などを風刺して、人目につくところに書きつけた匿名の狂歌[きょうか]や狂句。 **らくしょ**[落書] 图函昔、政治や人物などを風刺[ふうし]し、人目につくところにはったり、わざと道に落としたりした匿名の文書。 **らくしょう**[落掌] 图受けとること。多く、手紙文に用いる。「お手紙―いたしました」[類]落手 **らくしょう**[楽勝] 图忍苦もなく勝つこと。「一回戦は―だった」[対]辛勝 **らくじょう**[落城] 图戦[いくさ]に負けて、敵に城をあけわたすこと。[類]陥落[かんらく] **らくしょく**[落飾] 图函高貴な人が、髪[かみ]をそりおとして僧[そう]や尼[あま]になること。 >ラクスマン 人名一七六六—?年。ロシアの軍人。一七九二年、日本人漂流民、大黒屋光太夫[だいこくやこうだゆう]とら[だ]をともない根室に来航。エカチェリーナ二世の通商要求の国書をたずさえていたが、松前での幕府との交渉には失敗に終わった。ラックスマン。「Adam Kirilovich Laksman **らくせい**[落成] 图建物・橋・記念碑[きねんひ]などができあがること。「新校舎の―式」 **らくせき**[落石] 图下山の上から石が落ちてくること。また、落ちてきた石。「―注意」 **らくせん**[落選] 图函⊕選挙に落ちたり、くじがはずれたりすること。[対]当選 ②コンクールなどで選ばれないこと。[対]入選 **らくだ**[×駱駝] 图ラクダ科の哺乳[ほにゅう]動物。砂漠[さばく]にすみ、背中のこぶに脂肪[しぼう]をたくわえているので耐久[たいきゅう]力がある。荷物を運んだり、人が乗ったりするのに使われる。毛は織物の原料。 **らくだい**[落第] 图凼◎試験や審査に合格しないこと。不合格。「―点をとる」[対]合格 ②きまった水準に達しなくて進級できないこと。[類]留年 [対]及第[きゅうだい] ▼合格レベルに達していないことをくだけてもいう。「教育者としては―だ」 **らくたん**[落胆] 图函期待がはずれてがっかりすること。「不採用の通知に―する」[類]気落ち [つかいわけ] →「拍子[ひょうし]ぬけ」を見よ。 **らくちゃく**[落着] 图函ものごとのきまりがつくこと。決着。「一件―」「争いごとが―する」 **らくちゅう**[×洛中] 图京都の市内。洛内[らくだい]。[対]洛外 ▽中国の古都洛陽[らくよう]の中という意味から。 **らくちょう**[落丁] 图本をつくるときにページの一部がぬけること。また、ぬけおちたページ。「―本」 **らくてんか**[楽天家] 图くよくよせずに、明るいいいほうに考える人。「根っからの―」[対]厭世家 **らくてんてき**[楽天的] [形動]なにごともいいほうに考えて、くよくよしないようす。「―に生きる」[類]楽観的 **らくど**[楽土] 图楽しい暮らしが送れる土地。楽園。パラダイス。「王道―」 **らくのう**[酪農] 图ウシ・ヒツジ・ヤギなどを飼い、乳をしぼったり、バター・チーズをつくったりする農業。 **らくば**[落馬] 图「山乗ったウマから落ちること。 **らくはく**[落魄] 图―ズ」おちぶれること。古い言い方。「―の身」[類]零落[れいらく]・没落 **らくばく**[落×莫] [形動]ひっそりと、ものさびしいようす。「秋風―」「―たる人生」[類]寂寞 **らくばん**[落盤] 图下凹鉱山などで、坑内の天井[てんじょう]やかべの岩石・土砂がくずれ落ちること。 **ラグビー**图球技の一つ。一チーム一五名で、楕円[だえん]形のボールをけったり、持って走ったりして、相手方のインゴールにトライして得点を争う。ラガー。一rugby **らくめい**[落命] 图「思いがけない災難で死ぬこと。「戦場で―する」 **らくやき**[楽焼き] 图指さきで形をつくり低温で <1435> 焼いた陶器。多く、茶の湯の茶わん。、 ②素焼きの陶器に、客に絵をかかせて短時間で焼きあげたもの。 **らくよう**[落葉] 图木の葉が枝から落ちること。また、落ちた葉。おちば。 **らくよう**[落陽] 图入り日。夕日。落日。 **らくよう**[×洛陽] 图①中国の河南省北西部にあった古い都。▽洛水の陽(=北)にあったのでいう。 ②「京都」の別名。 >洛陽の紙価を高からしむ 著書の評判がきわめてよいこと。ベストセラーになること。▽中国、左思[さし]の詩「三都の賦[ふ]」を洛陽の人々が争って書き写したので、紙の値段が高くなったという故事(「晋書」)から。 **らくようじゅ**[落葉樹] 图秋に葉が落ち、翌年[よくしゅん]の春になると新しい葉が出てくる木。カエデ・ケヤキ・サクラなど。[対]常緑樹 **らくらい**[落雷] 图「スル]かみなりが落ちること。 **らくらく**[楽楽] [画]余裕をもってできるようす。苦労なく、たやすく。容易に。らくに。「―まにあう」「難問も―こなす」[類]ゆうゆう **ラグラン**图洋服のそでつけの形の一種。えりぐりからそで下にかけてななめに切りかえる。ラグランスリーブ。「raglan **らくるい**[落涙] 图 なみだを流すこと。 **らくろうぐん**[楽浪郡] 图紀元前一〇八年、漢の武帝[ぶてい]が朝鮮[ちょうせん]半島に置いた行政区域の一つ。今のピョンヤン付近。日本への大陸文化の伝来に大きな役割を果たしたが、後三一三年、高句麗にほろぼされた。 **ラケット**图テニスや卓球などで、球を打つ道具。「racket **ラジアルタイヤ**图高速用の自動車タイヤ。タイヤ補強のためのスチール製などのコードを、ゴムの中に中心から放射状にうめこんだもの。▽「ラジアル」は、放射状という意味。「radial tire **ラジアン**图[造語]平面の角度の単位。一ラジアンは、円周上で円の半径[はんけい]と同じ長さの弧とを切り取る二本の半径のつくる角度で、約五七・三度。弧度。記号は rad | radian **らしい** [動][動] [意味]根拠[こんきょ]のある推定「きのうは休みらしかった」「この映画はおもしろいらしくて満席だ」「もうすぐ始まるらしい」 [接続]動詞と形容詞の終止形、形容動詞の語幹、名詞に付く。 [活用]形容詞型。▷巻末「活用表」参照。 ▼体言だけに付く造語成分「らしい」との区別に注意。 **らしい**[造語] [「〜らしい」の形で』①いかにも…のふうらしいである。「男―態度」「北国―寒さ」▽名詞の下に付く。 ②いかにも…の感じがする。「かわいー」「にく―」「いやー」「わざと―」▽形容詞・形容動詞の語幹、副詞の下に付く。 >ラシーヌ 人一六三九九九年。フランスの悲劇作家。コルネーユ・モリエールと並ぶ古典劇の代表者。女性の心理を写実的にとらえ、完成度の高い悲劇をえがいた。代表作「アンドロマック」「ベレニス」。「Jean Racine **ラジウム**图 金属元素の一つ。銀白色で放射能をもつ。医療[いりょう]ようなどに使う。元素記号 Ra ▽キュリー夫妻が発見した。「radium **ラジエーター**暖房装置の放熱器。 ②自動車のエンジンの冷却[れいきゃく]器。一radiator **ラジオ**图放送局がおこなう、電波による音声放送。また、その受信装置。「―ドラマ」「radi **ラジオアイソトープ**图放射性同位元素。放射性同位体。-radioisotope **ラジオコントロール**图機械などの無線操縦。ラジコン。「radio control **ラジオゾンデ**图気球にとりつけて上空にあげ、気象状態などを測定して、その情報を地上に通信する装置。| Radiosonde **ラジカセ** 图ラジオ付きカセットテープレコーダー。▽商標名。radio と cassette から。和 **ラジカル** [形動]→「ラディカル」 **ラジコン**图「ラジオコントロール」の略。 **らししょくぶつ**[裸子植物] 图種子植物の一種。子房をつくらず、胚珠がむきだしになっているもの。マツ・イチョウ・ソテツなど。[対]被子植物 **ラシャ**[羅×紗] 图あつでで織り目の目立たない毛織物。一raxa[ポルトガル]、 **らしゃとししゃ**[裸者と死者] [国]一九四八年。アメリカ、ノーマン・メイラーの小説。太平洋戦争に従軍した経験をもとに、孤島へ上陸したアメリカ機動部隊と、島を死守する日本軍との戦いを、一小隊の行動を通して、過去と現在を織りまぜた手法でえがく。「The Naked and the Dead **らしょうもん**[羅生門] 一九一五年。芥川竜之介[あくたがわりゅうのすけ]の短編小説。死人の髪[かみ]を売ることを正当化する老婆[ろうば]、それを聞いて老婆の着物をはぎとる下人[げにん]。「今昔物語集」をもとに、生きるための人間のエゴイズムをえがいたもの。 **らしん**[裸身] 图はだかのからだ。裸体。 **らしんばん**[羅針盤] 图磁石[じしゃく]の針が南北を指すことで、方角や船・航空機の進路をはかる道具。コンパス。▽中国四大発明の一つ。 **ラスク**图パンなどをうすく切って、油であげたり焼いたりしたかたい菓子。一rusk **ラスト**图おわり。最後。「―シーン」「―ナンバー(=最後の曲)」「last **ラストスパート**图競走などで、最後の力走。最後のがんばり。「―をかける」「last spurt **ラストヘビー**图最後のがんばり。▽last heavyから。和 **らせつ**[羅刹] 图仏教で、人間をだまし、その肉を食うといわれる悪鬼[あっき]。のち、羅刹天として守護神となる。 **らせん**[×螺旋] 图巻き貝の殻[から]のように、ぐるぐる巻きになっているもの。うずまき。「―階段」 **らぞう**[裸像] 图はだかの人体をあらわした絵や彫刻 <1436> ちよう。 **らたい**[裸体] 图はだかのからだ。裸身。「―画」 **らち**[×埒] 图ものごとの範囲や限度。「―をつける」「―をこえる」▽もと、馬場の周囲のさくのこと。 >埒が明かない きまりがつかない。はかどらない。「電話では―」 >埒もない とりとめがなく、つまらない。ばかばかしい。「―ことを言う」 **らち**[×拉致] 图スと人をむりやりに連れていくこと。「らっち」とも。「ゲリラにーされる」 **らちがい**[×埒外] 图範囲の外。わくの外。「―の問題」[対]埒內 **らちない**[×埒内] 图範囲の内。わくの内。[対]埒外 **らっか**[落下] 图「スル]高いところから落ちること。 **らっか**[落花] 图花が散りおちること。また、散りおちた花。「―のふぶき」「V-流水」「狼藉[ろうぜき]」 **ラッカー**图セルロースなどからつくる揮発性の塗料[とりょう]。かわきが速くて水に強い。-lacquer **らっかさん**[落下傘] 图航空機から飛びおりるとき、かさのように開いて安全に着地できる用具。パラシュート。「―部隊」 **らっかせい**[落花生] 图マメ科の一年草。夏、黄色い小花が咲き[さき]、地中に殻[から]のついた実がなる。種は食用。なんきんまめ。ピーナッツ。 **らっかりゅうすい**[落花流水] [四園]春ののどかな自然のことをいう。 ②男女のたがいに思いあう気持ちのたとえ。▽落花(=女)には流水(=男)に流れたいという心があり、流水には落花をうかべて流れたいという気持ちがある。 **らっかろうぜき**[落花狼藉] [四漢]ものが散らかっているようす。 ②女性に乱暴をすること。▼花が散り乱れている意味から。 **らっかん**[落款] 图完成した絵や書などに筆者が署名し、印[いん]をおすこと。また、筆者の署名や押印[おういん]。 **らっかん**[楽観] 图「ス凸凹ものごとが都合よく運ぶと考えて、心配しないこと。明るい見通しをもつこと。「現状を―する」[対]悲観 ▽「楽感」は誤り。 **ラッキー** [形動]運のいいこと。幸運。「―な結末」「―ボーイ」「lucky **ラッキーセブン**图野球で、七回目の攻撃[こうげき]。▽得点する機会が多いとされる。-lucky seventh **ラッキーゾーン**图野球場で、外野スタンドと手前につくったさくとのあいだ。打球がここにはいるとホームランになる。一九九二年に廃止[はいし]。| lucky zone **らっきょう**[×辣×韮] 图ユリ科の多年草。秋にむらさき色の小花が咲く。地下茎[ちかけい]は食用。特有のにおいがある。らっきょ。「―を甘酢[あまず]につける」 **ラック**图たな。台。じょうさし。「マガジンー」「rack **ラック**图食品などを包む透明なフィルム。「―して冷蔵庫に入れておく」-wrap **ラック**图ラグビーで、地上にあるボールを両チームの選手が密集してうばいあう状態。| ruck **ラックスマン**「ラクスマン」 **らっけい**[落慶] 图神社や仏殿などの新築、または落成を祝うこと。「―法要を営む」▽文章語。 **ラッコ**[猟×虎] 图イタチ科の哺乳[ほにゅう]動物。海にすみ、後足に水かきがある。あおむけにういて、腹の上で貝を割って食べる。▽アイヌ語。 **ラッシュ**图①〈名〉◎多くの人やものが一時的に集中すること。「通勤―」「ゴールドー」 ②映画の、編集前の試写フィルム。 ①〈名・スル〉ボクシングなどで、突進。-rush **ラッシュアワー**图 通勤や通学などで、朝夕、電車などが混雑する時間帯。ラッシュ。-rush hour **ラッセル**图山登山で、先頭の人が雪をふみわけて進むこと。また、「ラッセル車」の略。-russell **ラッセル**图呼吸器に異常があるとき、聴診器に聞こえる雑音。ラッセル音。ラ音。▽ Rasselgeräusch[ドイツ]から。 >ラッセル 人图一八七二十一九七○年。イギリスの数学者・哲学者。第一次世界大戦時に徴兵制に反対して平和主義を唱えた。その後も、アインシュタインらと原水爆[げんすいばく]の廃絶[はいぜつ]をうったえ、また、ベトナム戦争を批判するなど、平和運動を推進した。ノーベル文学賞受賞。著書に「数学原理」「西洋哲学史」など。- Bertrand Russell **ラッセルしゃ**[ラッセル車] 图線路の雪かきをする車両。 **らっぱ**[×喇叭] 图 金管楽器をまとめた呼び方。口をあてる部分は細く、さきのほうはアサガオ形に広がっている。トランペットなど。「進軍―」 >喇叭を吹く おおげさに言う。ほらをふく。 **らっぱのみ**[×喇叭飲み] 国「らっぱをふくように、瓶[びん]に直接口をつけて飲むこと。「ビールを―する」 **ラップ**图競走などで、一周。または一往復。|lap **ラップ**图競走などで、一周。または一往復。|lap **ラップじん**[ラップ人] 图ラップランドに住むアジア系の民族。トナカイの遊牧や漁労により生活を営む。自称[じしょう]はサーミ。 **ラップタイム**图競走や競泳などで、途中[とちゅう]りの一定距離。ごとにかかる時間。途中計時。[類]スプリットタイム。| lap time **ラップランド**图スカンジナビア半島の北部とコラ半島をふくむ地方。大部分はツンドラ気候で、ラップ人が住む。| Lapland **らつわん**[×辣腕] 图ものごとをてきぱきと処理する能力。すごうで。「―をふるう」「―家」 **ラディカル** [形動]急進的。また、根本的。ラジカル。「―な思想をもつ」 「radical **ラディッシュ**图赤くてまるい、小形の大根。ハツカダイコン。|radish **ラテン**图「ラテン語」「ラテン音楽」の略。▽「拉丁」「羅甸」と当てる。 **らでん**[×螺鈿] 图貝殻[かいがら]の真珠色に光る部分をさまざまに切り、漆器[しっき]などの表面に装飾[そうしょく]としてにはめこんだもの。「―細工[ざいく]」 <1437> **ラテンアメリカ**圀アメリカ大陸で、アメリカ合衆国とメキシコの国境より南の地域。中央アメリカと南アメリカ。[対]アングロアメリカ ▽コロンブスの新大陸発見後、ラテン系のスペイン人やポルトガル人が多く移住したことから。| Latin-America **ラテンおんがく**[ラテン音楽] 图中南米の音楽。タンゴ・ルンバ・ボサノバ・サンバなど。 **ラテンご**[ラテン語] 图古代ローマ帝国で使われた言語。現代では学術用語やローマカトリック教会の公用語に使われる。 **ラテンみんぞく**[ラテン民族] 图おもに南ヨーロッパの地中海沿岸に住み、ラテン系の言語を用いる民族。宗教はカトリックが多い。 **ラトビア** 国名 正式国名は、ラトビア共和国。バルト三国の一つ。バルト海に面する。一九九一年、旧ソ連から分離独立。面積約六万五〇〇〇平方[へいほう]芯[キロ]。首都リガ。 **ラドン**图非金属元素の一つ。ラジウムが崩壊するときにできる、放射線をもつ気体。元素記号 Rn radon **らぬけことば**「ら抜け言葉】图「らぬきことば」とも。「見られる」「食べられる」「来られる」のように、上一段活用・下一段活用・カ行変格活用では、助動詞「られる」を付けるのがふつうだが、近年広まってきた「見れる」「食べれる」「来れる」のように「ら」をはぶいた表現をいう。「られる」には「受身・尊敬・自発・可能の四つの使いかたがあるが、「らぬけ」の表現は、可能の意味だけに使われるので、新しい「可能動詞」が生じつつあると認めることができる。現在、二音節の「見る」「着る」、三音節の「受ける」「食べる」などについていわれているが、まだ四音節の下一段動詞(たとえば「助ける」)については「たすけれる」という形は、一般的に成立していない。▽江戸時代に「書ける」「取れる」という可能動詞が発達したのと似た現象である。 **らば**[×驛馬] 图めすのウマと、おすのロバとのあいだにできた雑種。ロバより大きくウマより小さい。じょうぶで力が強いので労役用。生殖力はない。 **ラバー**圏ゴム。また、卓球のラケットにはってあるゴム。「フォームー」「―ソール(=ゴム底の革[かわ]ぐつ)」 | rubber **らふ**[裸婦] 图美術などの素材としてのはだかの女性。「一像」 **ラフ**[形動]①〈形動〉◎大ざっぱであらいようす。「―スケッチ」「―プレー」「―にえがく」 ②形式ばらずに、くだけたようす。「ーなスタイル」 ①〈名〉ゴルフで、コース内の雑草のしげったところ。[対]フェアウエー | rough **ラブ**图[造語]①愛。とくに、恋愛[れんあい]。「―ソング」 ②テニスなどで、無得点。「―ゲーム」 「love >ラファエロ 後一四八三一五二〇年。イタリアの画家・建築家。レオナルド・ダ・ビンチ・ミケランジェ口とともに、ルネサンス美術を代表する。バチカン宮殿の内装画やサン・ピエトロ大聖堂の建設などを手がけた。| Raffaello Santi >ラ・フォンテーヌ 人名一六二一一九五年。フランスの詩人。イソップに取材した「寓話[ぐうわ]詩集」など、動物の擬人化と平明な表現で時代や社会を生き生きとえがいた。「Jean de La Fontaine **ラブシーン**图映画や演劇などで、男女の恋愛[れんあい]や情事の場面。ぬれば。| love scene **ラプソディー**图自由な形式の器楽曲。民族や英雄などを表現するものが多い。狂詩[きょうし]曲。▽もと、叙事詩という意味。一rhapsody >ラフカディオ・ハーン 名「こいずみやくも」 **ラプラタがわ**[ラプラタ川] 图アルゼンチンとウルグアイの国境を南に流れ、大西洋に注ぐ川。パラナ川とウルグアイ川の合流地点から下流をいう。 **ラブレー** 人名一四九四?|一五五三?年。フランスの文学者。ルネサンスの自由な思想をもとに民間伝承に取材し、笑いと風刺にとんだ巨人父子二代の物語「ガルガンチュアとパンタグリュエル」を書いた。François Rabelais **ラブレター**图恋文。「―を書く」「love letter **ラベンダー**園シソ科の多年草。うすむらさき色のかおりのよい小花が咲き[さき]、香料などに使う。一lavender **らへん**[ラ変] 丈逵「ラ行変格活用」の略。 **ラベル**图商品の名前などを印刷した小形のはり紙。はり札[ふだ]。レッテル。|label **ラボ**图①「ランゲージラボラトリー」の略。↓「エルエル」 ②「ラボラトリー」の略。「labo **ラボラトリー**图研究室。実験室。また、写真現像所。ラボ。|laboratory **ラマ**图ラクダ科の哺乳動物。南アメリカにすみ、高地での荷物の運搬[うんぱん]などに使われる。| llama **ラマきょう**[×喇嘛教] 图チベットを中心に伝わった仏教の一派。教主はダライラマ。チベット仏教。▽「ラマ」はチベット語で、無上の人という意味。 **ラム**图サトウキビの糖蜜を発酵させた強い酒。ラム酒。|rum **ラム**图子ヒツジ。また、子ヒツジの肉。|lamb **ラム**[RAM] 图コンピュータの情報の出入を任意におこなうこと(=ランダム‐アクセス)ができる記憶[きおく]装置。とくに、読みだしと書きこみがともにできる半導体記憶装置のこと。▽random access memory の略語。 **ラムネ**图炭酸飲料の一つ。ガラス玉で栓[せん]をした独特の瓶につめる。▽lemonade から。 **ラメ**图織物に織りこんだ金銀の糸や箔[はく]く。また、その織物。|lamé **らもん**[羅文] 图①うすぎぬに織りだした文様。羅紋。 ②透垣[すいがい]などの上に、細い竹や木を二本ずつ交差させてかざりとしたもの。 **ラリー**图①テニスなどで、たがいにボールを続けて打ちあうこと。「長い―が続く」 ②自動車の長距離[ちょうきょり]耐久レース。一rally **ラルゴ**图音楽の速度記号の一つ。「きわめてゆるく」「表情豊かにゆったりと」という意味。一largo <1438> られつ **られつ【羅列】**[圏][スと]ずらりと並べること。ずらりと並ぶこと。「特色を―する」 **られる**[囲][動][意味]受身・可能・自発・尊敬「れる」とは接続がちがうだけで用法は同じ。「母に見られてはずかしい」(受身)。「もう小さくて着られない」(可能)。「青だと冷たく感じられる」(自発)。「先生が来られれば静かになるだろう」(尊敬)。 [接続]動詞上一[笃]段・下一段・力変の未然形に付く。その他の動詞には「れる」が付く。 [活用]下一段型。▷巻末「活用表」参照。 ▼「られる」を使うべきところに「れる」を使う「着れる」「食べれる」の形については、「ら抜け言葉」を見よ。 **ラワン** フタバガキ科の常緑高木をまとめた呼び方。家具や装飾[く]材の材料に使われる。「lauan **らん[乱】(亂)**[L・6画 全7画 乱乱乱乱] ●順序やきまりがみだれて、まとまりがなくなる。②@世の中のみだれ。戦争。「―が起こる」「壬申[てん]の―」③むやみに。みだりに。[ラン]②乱雑[ざつ]乱舞[ぶ]~乱暴[ぼう]乱立[りつ]號[ごう]波乱万丈[び]②戦乱[らん]競[きょう]騒乱[そう]然[ぜん]動乱[どう]然[ぜん]反乱[はん]然[ぜん]③乱獲[かく]訖[きつ]乱読[どく]纥[こつ]乱用[よう]號[ごう] 淫乱[いん]았[あつ]みだれる・みだすことばが乱[みだ]れる/心を乱[みだ]だす胡乱[うろん] **らん[卵】**[卵卵卵卵] 鳥・魚・虫などの、たまご。[ラン]卵黄[おう]殼[かく] 卵生[せい] 卵白[ぱく]赀[し] 鷄卵[けい]然[ぜん]產卵[さん]녔[れき]たまご 医者の卵[たまご] 卵焼[たまごや]焼[ま]どき 生卵[なま]ど[たまご] 地卵[ぢ]だま[たま]ど[ご] **らん[覧](覽)**[見・10画 全17画 覽覽覧覧] よく見る。広く見わたす。[ラン]閲覧[えつ]慫[しょう] 回覧[かい]然[ぜん]照覧[しょう]怨[えん],展覧[てん] 天覧[らん]」 **らん[濫]**[・15画 全18画 博覧会[はくらん]便覧[びん]ㄧㄨ[らん]濫濫濫濫] ●水があふれる。②むやみに。みだりに。[圏]乱[ラン]①氾濫[はん]얬[らん]②濫獲[かく]虼[かく] 濫伐[ばつ]馼[ばつ] 濫用[よう]號[ごう]濫[みだ]り **らん[欄】(欄)**[木・16画 全20画 欄欄欄欄] てすり。②書類などで何かを書きこむために囲ってあるところ。「住所を書く―」③新聞や雑誌などで、とくに囲んである部分。コラム。かこみ。また、同じ種類の記事がまとめてある部分。「投書―」[ラン]②欄干[かん]效[こう]②欄外[がい]營[えい]解答欄[とう]忿[ふん]空欄[くう] **らん[嵐]**[山・9画 全12画 嵐嵐嵐嵐] ●山にたちこめる気。山気。②暴風雨。あらし。[ラン]①嵐気[き]甏[ほう]翠嵐[すい]然[ぜん]青嵐[せい]然[ぜん](はし)あらし 砂嵐[すなあらし] **らん [藍]**[+15画 全18画 藍藍藍藍] ◎①植物のアイ。また、アイからとる染料。あい色。②ぼろ。[ラン]②藍本[ぽん]愍[びん]藍碧[へき]敛[れん]出藍[しゅつ]赐[し],②藍縷[る]あい 藍玉[あいだま]伽藍[がらん]甘藍[かんらん] **らん[蘭](蘭)**[+・16画 全19画 蘭蘭蘭 蘭] ◎①ラン科の多年草をまとめた呼び方。美しくかおりのいい花が多い。観賞用。②「和蘭陀」の略。[ラン]①春蘭[しゅん]洋蘭[よう]玆[じ] ②蘭学[がく]狁[いん] 蘭書[しょ]蘭草[らんそう]ょ[お]じばかま[ま] **らん【乱/欄/蘭】**[图]漢字項目を見よ。 **ら** **ラン**[图]①野球で、得点。「ノーヒットノーー」 ②映画や演劇などで、興行[おう]が続くこと。「ロングー」 ③ゴルフで、球が地面に落ちてから転がった距離。「低いボールで―をかせぐ」「run **らんらん【乱雲】**[图]●①風に吹かれて乱れとぶ雲。また、雨のとき空いちめんをおおう黒い雲。 ②乱層雲。 **らんおう【卵黄】**[图]卵の黄色い部分。脂肪やたんぱく質に富む。黄身。⇔[卵白] **らんがい【欄外】**[图]本や印刷物の紙面の記事を囲んだわくの外。余白。「―にメモする」 **らんかく【卵殻】**[图]卵のから。 **らんかく【乱獲・濫獲】**[图][函]鳥・けもの・魚類などをやたらにとること。「―されて絶滅した」 **らんがく【×蘭学】**[图]江戸中期以後、オランダ語の書物によって西洋の文化を学んだ学問。当時幕府は鎖国政策をとっていたが、オランダとは貿易していたため、医学・数学・天文学などが伝えられ、杉田玄白[焼く]ら、多数の蘭学者が出た。 **らんがくことはじめ【蘭学事始】**「らんとうことはじめ」 **らんかん【欄干】**[图]階段や橋などのふちに、木や鉄などでつくったてすり。「橋の―」 **らんぎょう【乱行】**[图]乱暴なおこない。また、ふしだらな行為。「―におよぶ」「若殿[誌]のごー」 **らんぎり【乱切り】**[图]料理で、野菜などを形をそろえずに切ること。「大根の―」 **らんきりゅう【乱気流】**[图]航空機のゆれや事故の原因となる気流の乱れ。前線やジェット気流の周辺、また地形による気流の変化などによって起こる。 **ランキング**[图]順位づけ。順位。等級。「―入りする」「月間売り上げー」「ranking **ランク**[图]順位や等級をつけること。順位をつけて並べること。また、順位。「―づけ」「第一位に―される」「rank **らんぐいば【乱×杙歯・乱杭歯】**[图]ひどくふぞろい <1439> 歯並びの悪い歯。 >ランケ 者一七九五——一八八六年。ドイツの歴史学者。史料批判と客観的・実証的な歴史記述をおこない、近代歴史学の方法を確立した。主著「世界史」は未完。「Leopold von Ranke **らんけいどうりゅう**[蘭渓道隆] 人名一二二三——七八年。鎌倉時代の臨済[りんざい]宗の僧[そう]。中国、宋[そう]の人で、一二四六年に来日。執権[しっけん]北条時頼[ほうじょうときより]の帰依を受け、鎌倉に建長寺を開いた。大覚禅師[だいかくぜんじ]。 **らんさく**[乱作・濫作] 图函多量の作品をやたらにつくること。「―による質の低下」 **らんざつ**[乱雑] [形動]入りみだれて、整理されていないこと。「部屋[へや]が―になる」 **らんし**[卵子] 图めすの生殖細胞[せいしょくさいぼう]。卵巣[らんそう]でつくられ、精子と結合して新しい個体をつくる。[対]精子 **らんし**[乱視] 图眼球の角膜[かくまく]や水晶[すいしょう]体が正しい球面になっていないため、光がうまく屈折[くっせつ]せず、はっきりとした像が結べないこと。また、その目。 **ランジェリー**图 女性のおしゃれな下着類をまとめた呼び方。| lingerie **らんしゃ**[乱射] 图「スル]ピストルなどをねらいをさだめずに撃つこと。「暴力団の―事件」 **らんじゅく**[×爛熟] 图函くだものなどが熟しすぎること。うれすぎること。 ②文化などが発達しきって退廃[たいはい]のけはいがあること。「―期」「―した元禄[げんろく]文化」 **らんじゅほうしょう**[×藍×綬褒章] 图褒章の一つ。公共の利益につくした人に国があたえる、あいい色のリボンのついた記章。 **らんしょう**[濫觴] 图ものごとの始まり。起源。「―をなす」▽大河[たいが]もそのみなもとは觴[さかずき]を濫[うか]べるほどの小さな流れであったという意味。中国、「荀子[じゅんし]」から。 **らんしん**[乱心] 图「心が乱れること。気がくるうこと。発狂[はっきょう]いう。「―者[もの]」 **らんしんぞくし**[乱臣賊子] [四漢]国を乱す臣と親にそむく子。 [刀]乱臣逆子 ▽「賊」は、そこなうこと。 **らんすうひょう**[乱数表] 图たくさんの数字を不規則に並べた表。統計の無作為[むさい]抽出や暗号などに用いる。 **らんせい**[卵生] 图卵の形で生まれること。虫・鳥・魚類など、哺乳[ほにゅう]類以外の大部分の動物に見られる。[対]胎生 **らんせい**[乱世] 图秩序の定まらない混乱した世の中。戦乱の世の中。らんせ。「―を生きぬく」「―の英雄」[対]治世 **らんせつ**[嵐雪] 人名↓「はっとりらんせつ」 **らんせん**[乱戦] 图⊕敵味方が入りみだれて戦うこと。また、その戦い。混戦。 ②勝敗のつかないあれた試合。「逆転また逆転の大―」「―模様」 **らんそう**[卵巣] 图動物のめすの生殖器。卵子をつくり、ホルモンを出す。[対]精巣 **らんぞう**[乱造・濫造] 图乏品質を考えずに、量だけをむやみに多くつくること。「粗製―」 **らんそううん**[乱層雲] 图雲の種類の一つ。地上二[キロ]ぐらいまでの空をおおう灰色の雲。雨や雪を降らせる。雨雲[あまぐも]。乱雲。 **らんだ**[乱打] 图「ス凹むやみやたらに打ちつづけること。「半鐘を―する」 ②野球で、打者が次々にヒットを打つこと。「最終回にーを浴びる」「―戦」 **らんだ**[×懶惰] [形動]なまけおこたるようす。ものぐさ。古い言い方。▽「らいだ」と読むのは誤り。 **らんたいせい**[卵胎生] 图卵が胎内[たいない]でかえり、そこで成長して生まれること。マムシ・タナゴ・グッピーなど。 **ランダム**图手あたりしだい。任意。無作為[むさい]。「―に選びだす」「―方式」-random **ランタン**图 手提げランプ。四面をガラスで張った四角いランプ。のきにも下げる。-lantern **ランチ**图昼食。とくに、洋風の定食。「―タイム」「お子様―」「lunch **ランチ**图小型の蒸気船。はしけ。-launch **らんちきさわぎ**[乱痴気騒ぎ] 图大勢で集まって、はめをはずして大さわぎすること。どんちゃんさわぎ。また、ちわげんか。▽「痴気」は当て字。 **らんちょう**[乱丁] 图本のページの順序がくるっていること。「落丁・―本はお取り替[か]えいたします」 **らんちょうし**[乱調子] 图相場の高低が激しくて、安定しないこと。乱調。 ◎調子が乱れていること。乱れた調子。 **ランデブー**スと「デート」の古い言い方。あいびき。密会。 ②人工衛星や宇宙船がドッキングするために接近すること。| rendez-vous **らんとう**[乱闘] 图敵味方が入りみだれて争うこと。「場外―」 **らんとうことはじめ**[蘭東事始] [圍]一八一五年。杉田玄白[すぎたげんぱく]の作。「解体新書」を仲間とともに訳したときの苦心談など。「蘭学事始」とも。 **らんどく**[乱読・濫読] 图凶手あたりしだいに本を読むこと。「―のすすめ」 **ランドセル**图小学生が通学のために背負う、学童用のかばん。| ransel **らんどり**[乱取り] 图柔道で、二人ずつ組んで、思い思いにわざをかけあう練習。 **ランドリー**图せんたく場。クリーニング店。「コイン― | laundry **ランナー**图野球や陸上競技などで、走者。「ピンチ―」「マラソンー」| runner **らんにゅう**[乱入] 图四大勢の者が乱暴におし入[い]ること。「会場に―する」 **ランニング**走ること。競走。また野球で、走塁。「ベースー」 ②「ランニングシャツ」の略。-running **ランニングシャツ**图競技用の、そでなしのシャツ。また、そでなしの男性用下着。▽runningと shirt <1440> **ランニングホームラン**图野球で、外野手が転がった打球を追っているあいだに、打者がホームをふむこと。ランニングホーマー。▽running と home run から。和 **らんばい**[乱売] 图「ス凹むやみに安く売ること。なげうり。「―競争」 **ら んぱく**[卵白] 图卵の白い部分。白身。[対]卵黄[らんおう] **らんばつ**[乱伐・濫伐] 图下凼山林の樹木を、むやみに切りたおすこと。「―による水害」 **らんぱつ**[乱発・濫発] 图紙幣[しへい]などを、むやみに発行すること。「手形を―する」 **らんはんしゃ**[乱反射] 图忍光線が、表面がでこぼこしたところに当たって、いろいろな方向に反射すること。 **らんび**[乱費・濫費] 图金品をむやみに使うこと。むだづかい。「公金を―する」[類]空費 [つかいわけ]「浪費」を見よ。 **らんぴつ**[乱筆] 图乱暴に書いた文字。 ②自分の書いた文字をけんそんしていうことば。手紙などの終わりに書く。「―にて失礼いたします」 **らんぶ**[乱舞] 图「ご入りみだれておどること。おどりくるうこと。「狂喜[きょうき]―」 **ランプ**图照明具の一つ。石油などに芯をひたして火をつける。「アルコールー」 ②電灯。「ーシェード(=電気スタンドのかさ)」▼「洋灯」と当てる。「lamp **ランプ**图 高速道路の出入り口に設けた坂道。ランプウエー。「ramp **らんぼう**[乱暴] [図][形動]①〈名・・スル〉ものを傷つけそうなほどに、あらあらしくふるまうこと。また、無法なふるまい。「―をはたらく」 ①〈形動〉おおざっぱでいいかげんなこと。「―な発言」 **らんま**[欄間] 图日本間[にほんま]で、天井[てんじょう]にいうと鴨居[かもい]とのあいだに、採光・通風・装飾[そうしょく]などのため、格子[こうし]や透かしぼりの板などをとりつけた部分。 **らんまん**[×爛漫] [形動]花が咲きみだれているようす。「桜花―たる春」「春―」 ②明るくかげりのないようす。「→天真―」 **らんみゃく**[乱脈] [形動]秩序やすじみちが乱れていること。「―な経理」「乱世―の時代」 **らんよう**[乱用・濫用] 图函よく考えずにむやみに使うこと。「職権を―する」 **らんりつ**[乱立・濫立] 图「統一なく、むやみやたらに立ちならぶこと。「―する看板」 ②選挙などで、むやみに多くの候補者が立つこと。 **らんる**[×襤褸] 图ぼろ。ぼろきれ。「―を身にまとう」 **り**[利] [リ・5画 全7画] よく切れる。するどい。かしこい。[対]鈍 ②役に立つ。都合がいい。「地の―(=交通の便)」[対]害 ③もうける。もうけ。また、利子。「―にさとい」「―を求める」「漁父の―」[類]得 [対]損 ④よくする。一「利する」を見よ。 [語例]リ ①利器[りき] 利口[りこう] 利発[りはつ] 鋭利[えいり]②利害[りがい] 利点[りてん] 利用[りよう] 便利[べんり] 有利[ゆうり]③利益[りえき] 利潤[りじゅん] 利殖[りしょく] 営利[えいり] 元利[がんり] 金利[きんり] 高利[こうり],利水[りすい] 利尿[りにょう] **きく**[利く] 無理が利[き]く 目利[めき]き **あしかが**[足利](姓氏) **じゃり**[砂利] **とねがわ**[利根川] **り**[里] [里・0画 全7画] ①人家が集まっているところ。さと。また、いなか。民間。②尺貫[しゃっかん]法で、長さの単位。約三・九キロメートル。 [語例]リ ②里諺[りげん] 里謡[りよう] 郷里[きょうり]②里程[りてい] 一里塚[いちりづか] **さと**[里] 里帰り[さとがえり] 里心[さとごころ] 山里[やまざと] 巴里[パリ] **り**[理] [王・7画 全11画] ①ものごとのすじみち。ことわり。きまり。「―を通す」「自然の―」「盗人[ぬすびと]にも三分[さんぶ]の―」②ものの表面のすじ。③正しく整える。おさめる。自然科学の学問。 [語例]リ ①理解[りかい] 理由[りゆう] 道理[どうり]、物理[ぶつり] 論理[ろんり]②肌理[きめ] 節理[せつり] 木理[もくめ]③理事[りじ] 理髪[りはつ] 管理[かんり] 修理[しゅうり] 整理[せいり] 理科[りか] **ことわり**[理] **きめ**[肌理] >理が非でも なにがなんでも。 >理に落ちる 話が理屈っぽくなる。 >理にかなう 理屈やすじみちに合っている。 >理の当然 まことにもっともで、あたりまえのこと。 >理を尽くす あるかぎりの理屈や道理をもちだす。「理を尽くして説得する」 **り**[裏] [衣・7画 全13画] ●うらがわ。[対]表 ②うちがわ。③…のうちに。「暗々―」「成功―」「秘密―」 [語例]リ ②裏面[りめん] 表裏[ひょうり]②内裏[だいり] 脳裏[のうり], **うら**[裏] 裏をかく 裏切り[うらぎり] 屋根裏[やねうら] **り**[吏] [口・3画 全6画] 役人。公務員。▽「史(=文書・記録)」は別字。 [語例]リ 吏員[りいん] 官吏[かんり] 公吏[こうり],能吏[のうり] **り**[痢] [・7画 全12画] [語例]リ 痢疾[りしつ] 赤痢[せきり] <1441> **り[璃]** [王・11画 全15画] 璃 璃 璃 璃 美しい玉。 瑠璃 玻璃 **り[鯉]** [魚・7画 全18画] 鯉 鯉 鯉 鯉 魚のコイ。 [リ] 鯉魚 鯉素(=てがみ) 鯉口 鯉幟 錦鯉 緋鯉[ごい] **り【利/理】**[図]→漢字項目を見よ。 **り【里/裏】**[造語]→漢字項目を見よ。 **リアおう【リア王】**一六〇五年ころ。イギリス、シェークスピアの戯曲[ぎょく]。リア王は、三人の王女の中でただ一人まごころをもつ末娘[戦]』を信じられなかったため、悲惨な境遇のうちに死ぬ。♪「ハムレット」の▽も見よ。|King Lear **リアカー**[図]↓「リヤカー」 **リアクション**[図]反応。反作用。反動。一reaction **リアシート**[図]自動車などの後部座席。一 rear seat **リアスしきかいがん【リアス式海岸】**[図]みさきと入り江[ぇ]が複雑に入りくんだ海岸。陸地がしずんでできる。湾[ん]は深く、天然の良港。三陸海岸など。 **リアリスティック**[形動]現実的なようす。写実的であるようす。「―な考え」「―な描写」「 realistic **リアリスト**[図]ものごとを現実的に考える人。現実主義者。また、芸術上の写実主義者。レアリスト。| realist **リアリズム**[図]理想よりも現実を重んじる考えかた。現実主義。また、芸術上の写実主義。レアリスム。realism **リアルタイム**[図]①同時。即時[咬]。「世界の出来事を―で知らせる」②コンピュータで、入力データを瞬時に処理する方式。宇宙船の制御や銀行のオンラインシステムなど。即時処理。| real time **リーグ** [図]「①情報などを他にもらすこと。「企業秘密をマスコミに―する」②漏電。| leak **リーグ**[図]スポーツで、試合に参加するチームの連合体。連盟。「メジャーー」「league **リーグせん【リーグ戦】**[図]参加チームが総当たりで試合をして勝率を争う試合方式。[対]トーナメント **リース**[図]建物や機械などを長期間料金をとって貸すこと。「―会社」▽短期間のときはレンタル。| lease **リーゼント**[図]「リーゼントスタイル」の略。男性の髪形[器]の一つ。前髪を高くし、横の毛を後方になでつける。リージェント。一regent **リーダー**[図]①指導者。指揮者。「オピニオンー(=理論的指導者)」②点線。文中での省略や会話文での沈黙[し]をあらわす記号。「………………」「leader **リーダー**[図] ①教科書に使う、外国語の読本。②読者。一 reader **リーダーシップ**[図]指導者としての地位や力。指導力。「―をとる」「―を発揮する」| leadership **リーチ【『立。直】**[図]マージャン用語。次の手であがりだと宣言すること。▽中国語。 **リーチ**[図]ボクシングで、うでをのばして相手に届く範囲・長さ。「―が長い」「reach **リーディング**[図]外国語などの読みかた。朗読。一reading **リーディング**[図]首位であること。「―ヒッター(=首位打者)」「―カンパニー(=一流企業だよう)」 「leading **リート**[図]ドイツの独唱用歌曲。一九世紀初めごろに発達した。リード。| Lied **り[履]** [尸・12画 全15画] 履 履 履 履 ①はきもの。②実際におこなう。経験する。ふむ。 [リ] ②草履, 弊履[い] ②履行 履修[いゅう] 履歴 はく 靴[くっ]を履く 履物[誤] 上履き 履[ふ]む*草履 木履[く] **り[難]** [佳・11画 全19画] 離 離 離 離 はなれる。はなす。わかれる。 [リ] 離婚 離散[햔] 離別[㌧] 隔離[〝] 距離 は不即不離 分離[ん] はなれる・はなす 親元を離れる 乳離れ/切り離はたす 夜離れ **り[李]** [お木・3画] 李 李 李 李 ①植物のスモモ。②おさめる。『「季[き](=季節)」は別字。 [リ] 李園 李花 桃李,②行李 **り[莉]** [+7画 全10画] 莉 莉 莉 莉 香草の名。 [リ] 茉莉[味っ] **り[梨]** [木・7画 全11画] 梨 梨 梨 植物のナシ。 [リ] 梨園 梨花 梨[なし]のつぶて 梨壷 花梨 梨子地[吃] はらくだし。 疫痢 下痢” 赤痢[き] <1442> **リード** **り** **リード**[名]①〈名・スル〉◎指導すること。「若者をーする」②先頭をきること。相手をひきはなすこと。相手にまさること。「一歩―する」③野球で、ランナーが盗塁のために塁からはなれること。「大きく―をとる」①〈名〉新聞や雑誌などの記事で、見出しのあとに内容を短くまとめた文。導入文。リード文。②歌や演奏で、メロディーをうけもつこと。「―ボーカル」「ーギター」→サイド [lead] **リード**[名]管楽器やオルガンなどで、空気を振動させて音を出すうすい板[した]。「reed」 **リードオフマン**[名]①野球で、一番打者。②全体をひっぱっていく人。「lead-off man」 **リーフレット**[名]宣伝や説明用の一枚の印刷物。圏パンフレット | leaflet **リール**[名]①釣[つ]り糸やフィルムなどを巻きとる装置。②映画フィルムのひと巻き。「reel」 **リヴィングストン** [Livingstone][名]一八一三―七三年。イギリスの探検家。宣教師として十六年間ナイル川の源流を探るなど、アフリカ各地を探検して歩いた。リビングストン。「 David Livingstone」 **リウマチ**[名]↓「リューマチ」 **りえき**【利益】[名]①商売上のもうけ。↔損失②ためになること。役に立つこと。「公共のー」▼「りやく」と読めば別の語。 **りえん**【離縁】[名][-スル]夫婦または養子の関係を絶つこと。「―状」「妻を―する」 **りえん**【梨園】[名]演劇の社会。とくに、歌舞伎[かぶき]俳優の世界。「―の名門」▽中国、唐の玄宗[げんそう]が、ナシを植えた庭園で俳優に舞楽を教えた故事(「新唐書」)から。 **りえん**【李淵】[名]五六五―六三五年。中国、唐との初代皇帝。はじめ、隋[ずい]の武将であったが、煬帝[ようだい]の失政に乗じ、長安を占領し、唐を建てた。唐の高祖。 **リオデジャネイロ**[名]ブラジル東南部にある港湾[こうわん]都市。もと、ブラジル連邦共和国の首都。カーニバルで有名。「Rio de Janeiro」 **りか**【理科】[名]①物理・化学・生物・地学・天文学など、自然科学に関する学科をまとめた呼び方。②大学で、自然科学を研究する部門。理学部・工学部・医学部・農学部などをまとめた呼び方。↔文科 **りかい**【理解】[名][-スル]①意味や内容のすじみちがよくわかること。「―が早い」「―力」②人の立場や気持ちをくみとること。「相手の意見に―を示す」「―に苦しむ」 **りがい**【利害】[名]利益と損害。得と損。「―を説く」「―が一致[いっち]する」「―関係がからむ」 **りがいとくしつ**【利害得失】[四漢]利益と損害。得と損失。強めた言い方。「―をはなれた交際」 **りかでん**【李下瓜田】[四漢]あらぬ疑いをかけられるおこない。▽スモモの木の下(=李下)でかんむりをかぶりなおしたり、ウリ畑(=瓜田)でくつをはきなおしたりする行為[こうい]は、ぬす人にまちがえられる。 > 李下に冠を正さず > 他人に疑われるような行為には最初からしないほうがいい。スモモの木の下でかんむりを直そうとして手を上げれば、実をとろうとしていると疑われかねない。関瓜田[かでん]に履[くつ]を納[い]れず▽中国、「文選[もんぜん]」から。 **りかん**【離間】[名][-スル]仲が悪くなること。仲を悪くさせること。「両人の―をはかる」 **りかん**【罹患】[名][-スル]病気にかかること。「―率」 **りき**[力][名]→「りょく」 **りき**【力】[名][造語]①〈名〉ちから。能力。体力。「―をつける」「―がある」①〈造語〉『「〜力」の形で』人数をあらわす語に付き、人数分のちからがある意味をあらわす。「五人―」 **りき**【利器】[名]①するどくてよく切れる刃物[はもの]。②便利な機械や器具。「文明の―」 **りきえい**【力泳】[名][-スル]力いっぱい泳ぐこと。 **りきえん**【力演】[名][-スル]力いっぱい演じること。熱演。「なかなかの―」 **りきがく**【力学】[名]①物理学の一分野。物体と物体のあいだにはたらく力や、力と運動の関係などを研究する学問。「量子―」②状況の変化に応じて、新しいつりあいを求めてはたらく力。「政治―」 **りきかん**【力感】[名]力がみなぎる感じ。「―あふれた彫像[ちょうぞう]」 **りきさく**【力作】[名]精力をうちこんでつくった作品。 **りきし**【力士】[名]すもうとり。「優勝―」 **りきせつ**【力説】[名][-スル]自分の考えを、強く主張したり説明したりすること。「人命の尊さを―する」 **りきせん**【力戦】[名][-スル]力いっぱい戦うこと。「―奮闘」圏力闘[りきとう] **りきそう**【力走】[名][-スル]力いっぱい走ること。 **リキッド**[名]液状になったもの。液体。「ヘアー」↔ソリッド|liquid **りきてん**【力点】[名]①とくに力を入れるところ。主眼を置く点。重点。「守備に―を置く」②てこでものを動かすとき力のかかるところ。↔支点・作用点 **りきとう**【力投】[名][-スル]全力で投げること。とくに野球で、ピッチャーが力いっぱい投球すること。 **りきとう**【力闘】[名][-スル]力をつくしてたたかうこと。「―むなしく敗れる」 **りきにげんろん**【理気二元論】[名]物質の素材や運動を「気」とし、気を統制したり、存在の根拠[こんきょ]となったりするものを「理」とする。この理と気によって存在の構造を解明しようとする考えかた。▽中国、朱熹[しゅき]の説く宇宙論。理気説。 **りきむ**【力む】[自五]①全身に力を入れる。「顔を赤くしてー」類息む②力がありそうに見せる。「力んでみせる」類気負う **りきゅう**【離宮】[名]皇居や王宮とは別に建てられた宮殿。「吉野[よしの]の―」 **りきゅういろ**【利休色】[名]灰色がかった緑色。▽千利休が好んだといわれる。 **りきゅうねずみ**【利休鼠】[名]利休色[りきゅういろ]がちのねずみ <1443> **りく[陸]** **リキュール** [名] 洋酒の一つ。アルコールに香料[こうりょう]を加えた、あまくて強い酒。ベルモット・ペパーミントなど。[liqueur] **りきょう【離京】** [名・スル] 東京、または京都をはなれること。[着京] ▽みやこを離れるという意味。 **りきょう【離郷】** [名] 故郷をはなれること。[類]出郷[帰郷] **りきりょう【力量】** [名] ものごとをやりとげる能力の程度。うでまえ。「―を発揮する」「―をためす」 > 陸[おか] 陸上[りくじょう] 陸地[りくち] 上陸[じょうりく] 着陸[ちゃくりく] ②陸続[りくぞく] > 陸稲[りくとう] 陸路[りくろ] 陸奥[むつ] 陸尺[ろくしゃく] 陸屋根[ろくやね] **りくあげ【陸揚げ】** [名・スル] 船の積み荷を陸に運びあげること。揚陸。[船積み] **りぐい【利食い・利喰い】** [名・スル] 株の転売や買いもどしによって、差額をかせぐこと。「―売り」 **りくうん【陸運】** [名] 陸上の輸送機関で貨物や旅客を運ぶこと。[類]陸送[海運・水運] **リクエスト** [名] ご注文すること。とくに、ラジオやテレビなどで、視聴しよう者が出す希望や注文の曲。「一番組に―する」[request] **りくぐん【陸軍】** [名] 陸上での戦闘や防備を任務とする軍隊。[海軍・空軍] **りくげい【六芸】** [名] 中国の周代、官吏になるために必修とした六つの技芸。礼・楽[がく]・射[しゃ]・御[ぎょ](=馬術)・書・数。 **りくしょ【六書】** [名] 漢字の成り立ちを説明する六つの分類。象形・指事・会意・形声・転注・仮借[かしゃ]。六義[りくぎ]。 **りくじょう【陸上】** [名] ①陸地のうえ。「―交通」[海上・水上] ②「陸上競技」の略。 **りくじょうきょうぎ【陸上競技】** [名] トラックやフィールドでおこなわれる、走・跳[ちょう]・投を基本とする競技をまとめた呼び方。競走・マラソン・幅跳び・やり投げなど。 **りくじょうじえいたい【陸上自衛隊】** [名] 自衛隊の一つ。防衛庁[ぼうえいちょう]に属し、わが国の陸上の防衛にあたることを任務とする。 **りくせい【陸生・陸棲】** [名] 動植物が陸上で生活すること。「―植物」[水生・水棲] **りくぜん【陸前】** [地名] 旧国名。今の宮城県と岩手県の一部。一八六八年、陸奥の国を分割して設置された。「―浜海道」 **りくそう【陸送】** [名] 陸上の輸送。[陸運] **りくぞくと【陸続と】** [副] たくさんのものが、とぎれないで次々に続くようす。古い言い方。「―つめかける」「―集まる」[類]続々と **りくたい【六体】** [名] 漢字の書体の六つの分類。大篆[だいてん]・小篆[しょうてん]・八分・隷書[れいしょ]・行書[ぎょうしょ]・草書[そうしょ]。 **りくち【陸地】** [名] 海面に対し陸である土地。おか。 **りくちゅう【陸中】** [地名] 旧国名。今の岩手県と秋田県の一部。一八六八年、陸奥[むつ]の国を分割して設置された。 **りくちょう【六朝】** [名] 後漢の滅亡[めつぼう]後、中国東南部の建業(=今の南京[ナンキン])を都とする六つの王朝。呉・東晋・宋[そう]・斉[せい]・梁[りょう]・陳[ちん]。仏教が広まり、書画や詩文が発達して六朝文化が栄えた。 **りくつ【理屈・理窟】** [名] ①ものごとの道理。すじみちの通った考え。論理。「―に合わない意見」 ②むりにつけた理由や理論。こじつけ。「―をこねる」 **りくつっぽい【理屈っぽい】** [形] なにかと理屈をつけたがる感じだ。やたらと理屈が多い。「―人で話が長くなる」「―話はたくさんだ」 **りくとう【陸稲】** [名] 畑でつくるイネ。「おかぼ」とも。 **りくふう【陸風】** [名] 夜に、陸地から海に向かってふく風。陸軟風[りくなんぷう]。[海風] **りくやね【陸屋根】** [名] ↓「ろくやね」 **リクライニングシート** [名] 列車などで、背もたれの角度を調節できる座席。[reclining seat] **リクリエーション** [名] ↓「レクリエーション」 **リクルート** [名・スル] 社員や会員を募集[ぼしゅう]すること。とくに、学生が就職活動をすること。▽もと、新兵、また、新兵をつのるという意味。[recruit] **りくろ【陸路】** [名] 陸を通っていくこと。また、陸上のみち。「―ローマへと向かう」 **りけい【理系】** [名] 理科系。[文系] **リケッチア** [名] 微生物[びせいぶつ]で、ウイルスより大きく細菌[さいきん]より小さいものをまとめた呼び方。生物の細胞内でふえる。発疹[はっしん]チフスの病原体など。▽アメリカ人の発見者リケッツの名から。[rickettsia] **りけん【利権】** [名] 業者が政治家や公的機関と結んで大きな利益をえる権利。「―をあさる」「―屋」 **りげん【俚諺】** [名] 人々の生活から生まれ、使われてきたことわざ。[類]格言 **りこ【利己】** [名] 自分だけの利益を求めること。「―心」「―的」[利他] **りこう【利口・悧巧】** [名・形動] ①動き[うごき]がよく、かしこいこと。「お―にしていなさい」[類]利発 ②ぬけめのないこと。「―者」 > >つかいわけ 利口・賢明・聡明ほか > 「利口」は、頭の回転が早く、じょうずにものごとをこなすこと。少しずるくて才ばしるといった悪いニュアンスもある。「利口に立ちまわる」。「賢[かしこ]い」は、ものごとのすじみちの理解力があること。悪い意味で使うこともある。「賢い人」は、両方の意味となる。「賢明」は、ものごとの本質やすじみちがよくわかること。方法についていうことが多い。「賢明な処置」。これも「利口」に近づけて、よくない意味にも使う。「あの人は賢明だから負け犬は助けない」。「聡明」は、かしこいだけでなく大きな深い道 <1444> 理を明るく見通しているようす。「賢[さか]しい」は、「利口ぶって、でしゃばっている感じがある。「賢しい口出し」。 **りこう【履行】** [名・スル] ①約束したことを実際におこなうこと。実行。「契約[けいやく]を―する」 ②責務を果たすこと。「債務[さいむ]を―する」 **りごう【離合】** [名・スル] はなれることと合うこと。はなれたり集まったりすること。 **りごうしゅうさん【離合集散・離合聚散】** [四字熟語] ばらばらにはなれたり、集まったりすること。「―をくりかえす」「政治家の―は世のならい」 **りこうしょう【李鴻章】** [人名] 一八二三—一九〇一年。中国、清[しん]末の政治家。太平天国の乱の平定に功があり、対外的には日清戦争後、全権として下関[しものせき]の条約を結んだ。 **リコール** [名] ①選挙で選ばれた知事や市長などを、住民投票によって辞めさせること。国民解職。「―運動」[recall] **りこしゅぎ【利己主義】** [名] 自分の利益や欲求だけを追求するやりかた。エゴイズム。[利他主義] **りこん【離婚】** [名・スル] 夫婦が別れて、関係を解消すること。「―届[とど]け」[関]離縁[結婚] **リサーチ** [名] 調査。研究。「マーケティングー」(=市場調査)[research] **リザーブ** [名・スル] 予約すること。また、予備。「部屋[へや]を―する」「―タンク」[reserve] **りさい【罹災】** [名・スル] 災害をこうむること。被災。「―者」▽「羅災」は誤り。 **リサイクル** [名・スル] 不用品の再生利用。再資源化。「ーショップ」「―運動」[recycle] **リサイタル** [名] 独奏会。独唱会。「―を開く」「ピアノ―」[recital] **りざや【利鞘】** [名] 取り引きで、売値と買値[かいね]の差額によってえられる利益。「―をかせぐ」 **りさん【離散】** [名・スル] ともにいるべき者が、はなればなれになること。四散。「一家が―する」 **りし【利子】** [名] 貸したり預けたりしたかねに対する報酬として、きまった割合で定期的にしはらわれるかね。利息。「―がつく」「―が―を生む」[元金] **りじ【理事】** [名] 法人や団体の代表として、その運営や事務をつかさどる役。また、法人や団体の役員。 **りじせい【李自成】** [人名] 一六〇六?—四五年。中国、明[みん]末の農民運動の指導者。飢饉[ききん]と重税に苦しむ農民が起こした反乱に加わり、洛陽[らくよう]・北京[ペキン]を攻略[こうりゃく]して明朝をほろぼす。一度はみずから帝位についたが、清[しん]軍にせめられ敗走、自殺した。 **りしちょうせん【李氏朝鮮】** [地名] 一三九二年、李成桂[りせいけい]が高麗[こうらい]に代わって朝鮮半島に建てた国。首都は漢城(=今のソウル)。一五世紀には政治も安定し、銅活字による印刷術の普及[ふきゅう]、ハングルを制定するなど、文化も栄えた。一九一○年、日本の韓国併合により滅亡[めつぼう]。李朝。 **りしゅう【履修】** [名・スル] 規定の学科や課程を修めること。「単位を―する」▽「履習」は誤り。 **リシュリュー** [人名] 一五八五—一六四二年。フランスの政治家。ルイ一三世に仕える宰相[さいしょう]として、絶対主義の確立に努めた。また、対外的にもオーストリアをおさえるために三十年戦争に介入するなど積極的であった。[Armand Jean du Plessis, Duc de Richelieu] **りじゅん【利潤】** [名] 売り上げから費用をさし引いた残り。もうけ。利益。「―を上げる」「―の追求」 **りしょく【利殖】** [名] 資金を運用することによって、財産をふやすこと。「―の才がある」 **りしょく【離職】** [名] 職務からはなれること。また、勤めていた職業からはなれること。「―率」[類]失業[就職] **りす【栗鼠】** [名] リス科の哺乳[ほにゅう]動物。小形で尾[お]が長く太い。森や林にすみ、木の実などを食べる。 **りすう【理数】** [名] 理科と数学。「―科」「一系」 **リスク** [名] 危険。また、事故や損害の起こる可能性。「―を背負う」「―が大きい」[risk] **リスト** [名] 一覧表。目録。名簿[めいぼ]。「―をつくる」「ブラックー」[list] **リスト** [名] 手首。「―が強い」▽とくに、スポーツでいう。[wrist] **リスト** [人名] 一八一一—八六年。ハンガリーの作曲家。ロマン主義を推進し、多くのピアノ曲をつくった。交響詩「レ‐プレリュード」「ハンガリー狂詩曲[きょうしきょく]」など。[Franz Liszt] **リストアップ** [名・スル] 選びだすこと。また、それを表にしたもの。▽list と up から。和。 **リスナー** [名] 演奏の聞き手や、ラジオなどの聴取[ちょうしゅ]者。[listener] **リズミカル** [形動] リズムがあって生き生きと調子のいいようす。律動的。「―な動き」[rhythmical] **リズム** [名] ①音楽の三要素の一つ。音の長短や強弱などの組みあわせ。拍子[ひょうし]。▽他の二つはメロディーとハーモニー。 ②規則的にくりかえされる動き。「生活の―がくるう」[rhythm] **りする【利する】** [動] ①利益がある。役に立つ。「人生に―ところが大きい」「敵を―行為」 ②うまく利用する。「地勢を利した建物」▼文章語。 **りせい【理性】** [名] 道理に沿って考え、感情や願望によって曲げられずに判断し、行動する能力。「感情に走りーを失う」 **りせいけい【李成桂】** [人名] 一三三五—一四〇八年。李氏朝鮮[りしちょうせん]の建国者。高麗[こうらい]の将軍となり倭寇[わこう]を討伐。政権につき、国号を朝鮮とした。 **りせいてき【理性的】** [形動] 感情にまどわされず、すじみちの通った考えによって判断したり行動したりするようす。「―判断が求められる」[感情的] **りせいみん【李世民】** [人名] 五九八—六四九年。中国、唐[とう]の第二代皇帝。父李淵[りえん]の建国を助けたが、きょうだいを殺し、父に譲位をせまって即位[そくい]、中国を統一した。三省六部[さんしょうりくぶ]の官職機構、租庸調[そようちょう]制、府兵制などを整備し、国力を充実[じゅうじつ]させた治世は、「貞観[じょうがん]の治」とたたえられる。唐 <1445> の太宗[たいそう]。 **りそう【理想】** [名] 最高によいと考え、完全な目標として心にえがくもの。「―が高い」「―の男性」[現実] **りそうきょう【理想郷】** [名] 理想的な生活が営める社会や土地。ユートピア。桃源郷。▽「理想境」は誤り。 **りそうこっか【理想国家】** [名] 統治階級である支配者(哲人)が知恵の徳を、防衛階級である武人が勇気の徳を、生産階級である庶民[しょみん]が節制の徳を発揮[はっき]したときに実現する国家。▽古代ギリシャの哲学者プラトンが説いた国家論。 **りそうしゅぎ【理想主義】** [名] 理想にもとづいて判断したり、理想の実現を目ざして努力したりする生きかた。[現実主義] **りそうてき【理想的】** [形動] こうありたいと思う最上の状態に合っているようす。「―な環境[かんきょう]」 **リゾート** [名] 都会からはなれてくつろぐことのできる、気候のいい高原や海辺の地。「―開発」「―ホテル」[resort] **リゾートウエア** [名] 海や山などの行楽地で着る、くつろいだ衣服。[resort wear] **りそく【利息】** [名] 利子。金利。[元金] **りそん【離村】** [名・スル] よその土地で生活するため、生まれそだった村をはなれること。 **りた【利他】** [名] 他人の利益や幸福を第一に考えること。「―主義」[利己] **リターンマッチ** [名] プロボクシングなどで、タイトルをうばわれた者が、もう一度うばった相手と、選手権をとりかえすためにする試合。[return match] **リタイア** [名・スル] 引退。退職。また、故障などによる退場。棄権。[retire] **りたつ【利達】** [名] 出世[しゅっせ]して高い地位につくこと。立身出世。栄達。 **りだつ【離脱】** [名・スル] 属していた集団からぬけだすこと。「戦線を―する」 **りち【理知・理智】** [名] ①理性と知恵。 ②ものごとの道理を正しく判断し理解する能力。 **リチウム** [名] 金属元素の一つ。白銀色でやわらかい金属。電池などに使う。元素記号 Li [Lithium] **りちぎ【律儀・律義】** [名・形動] 義理がたく、きまじめなこと。実直[じっちょく]。▽「律気」は誤り。 > 律儀者[もの]の子沢山[だくさん] 律儀者は他の女性などに目を向けないので、家庭が円満で子供がよくできるということ。 **りちしゅぎ【理知主義】** [名] 洗練された感覚と知性によって、反自然主義をかかげる考えかた。雑誌「新思潮」によった芥川竜之介・菊池寛[かん]らに見られる。 **りちてき【理知的】** [形動] 冷静で、すじみちの通った考えによって行動したり判断したりするようす。 **りちゃくりく【離着陸】** [名・スル] 航空機などが飛びたったり降りたりすること。離陸と着陸。離着。 **りっ[立]** > [リツ]・[リュウ] 立脚[りっきゃく] 立食[りっしょく] 立像[りゅうぞう] 起立[きりつ] 直立[ちょくりつ] 建立[こんりゅう] ②立案[りつあん] 立憲[りっけん] 立身[りっしん] 立法[りっぽう] 自立[じりつ] 成立[せいりつ] 国立[こくりつ] 春[はる]立[た]ち 冬[ふゆ]立[だ]ち > [たつ]・[たてる] 腕[うで]が立つ 立ち上がる/白羽[しらは]の矢を立てる 立て替え[たてかえ] ①まっすぐにたつ。たてる。②なりたつ。なりたたせる。③「・・・が設立した」という意味をあらわす。「県―」「都―」④季節が始まる。⑤「リットル」に当てる。 **りつ[律]** > [リツ]・[リチ] 律令[りつりょう] 戒律[かいりつ] 規律[きりつ] 自律[じりつ] 不文律[ふぶんりつ] 法律[ほうりつ] ②律動[りつどう] 旋律[せんりつ] 調律[ちょうりつ] ③律詩[りっし] 五言律[ごごんりつ] 呂律[ろれつ] ●きまり。おきて。きまりに従う。とくに、刑法[けいほう]。②音楽の調子。リズム。③漢詩の一体。「■■「律する」を見よ。 **りつ[栗]** 植物のクリ。 > [リツ] 栗子[りっし] 栗林[りつりん] 甘栗[あまぐり] [くり]栗鼠[りす] **りつ[率]** ↓「そつ」 **りつ【律】** [名] →漢字項目を見よ。 **りつ【率】** [名] 全体にしめる割合。歩合[ぶあい]。「合格―が高い」「―のいい仕事」 **りつあん【立案】** [名・スル] 案を立てること。計画すること。「―にかかる」「一者」 **りっか【立夏】** [名] 二十四節気の一つ。こよみのうえで夏が始まる日。五月六日ごろ。[立冬] **りつがん【立願】** [名] ↓「りゅうがん」 **りつき【利付き】** [名] 株式や公債[こうさい]などで、配当や利札[りふだ]のついているもの。[利落ち] **りっきゃく【立脚】** [名・スル] 立場をきめて、それをよりどころとすること。「―点」「現状に―する」 **りっきょう【陸橋】** [名] 道路や線路の上にかけた橋。「交差点に―ができる」[跨線橋・歩道橋] **りっけん【立憲】** [名] 憲法を制定すること。「―政体」 **りつげん【立言】** [名・スル] 自分の考えや意見をはっきり述べること。 **りっけんかいしんとう【立憲改進党】** [名] 大隈重信[おおくましげのぶ]を中心に、一八八二年に結成された政党。イギリス流の議会政治を理想とした。改進党。 **りっけんくんしゅこく【立憲君主国】** [名] 王や君主はいても、憲法に従い、議会によって政治がおこなわれている国。 **りっけんせいじ【立憲政治】** [名] 憲法を定め、議会を通して国民が政治に参加できるようにした政治。憲政。[専制政治] **りっけんせいゆうかい【立憲政友会】** [名] 伊藤博 <1446> **りっこう** **り** **りっかい**【立会】[名]①証人としてその場にいること。「―演説」②売買の取引をする人たちが集まること。「―時間」 **りっかく**【立脚】[名]立場や考えの基礎を置くこと。「事実に―した意見」 **りっかん**【立腹】[名]腹を立てておこること。 **りっきゃく**【立脚】[名]→「りっかく」 **りっきょう**【陸橋】[名]線路や道路をまたぐようにかけられた橋。 **りっく**【立句】[名]連歌[れんが]や俳諧[はいかい]で、前の句に句をつけること。付け句。 **りっくんし**【立君主】[名]君主は存在するが、憲法の規定によって政治を行う政体。「―制」 **りっけん**【立憲】[名]国民の権利や自由を保障するために、憲法を制定して政治を行うこと。「―君主制」 **りっけんせいゆうかい**【立憲政友会】[名]伊藤博文[いとうひろぶみ]らが一九〇〇年に結成した政党。第二次世界大戦以前の日本を代表する政党で、原敬[はらたかし]総裁のとき本格的政党内閣をつくった。政友会。 **りっこう**【力行】[名]努力してものごとをおこなうこと。「苦学ーする」 **りっこうほ**【立候補】[名][-スル]選挙の候補者として名のりをあげること。「市長に―する」 **りっこく**【立国】[名]①あらたに国を建設すること。建国。「―の精神にかえる」②国力を繁栄させること。「貿易—」 **りっこくし**【六国史】[名]奈良・平安時代に編集された六つの官撰[かんせん]の歴史書。「日本書紀」「続[しょく]日本紀」「日本後紀[にほんこうき]」「続日本後紀」「日本文徳天皇実録(文徳実録とも)」「日本三代実録(三代実録とも)」。 **りっし**【立志】[名]将来に向かって目的を立て、それをなしとげようと決心すること。 **りっし**【律師】[名]◎仏教の教えをよく守って修行[しゅぎょう]し、高い徳を身につけた僧[そう]。②僧の階級の一つ。僧都の次の位。 **りっし**【律詩】[漢]近体詩の形式の一つ。八つの句からなり、二句ずつをまとめ、首聯[しゅれん]・頷聯[がんれん]・頸聯[けいれん]・尾聯[びれん]と呼ぶ。一句あたりの字数が五字のものは五言律詩、七字のものは七言律詩となる。原則として第三句と第四句、第五句と第六句は対句[ついく]になる。押韻[おういん]は、五言は偶数句末、七言は第一句と偶数句末。次にあげる杜甫の五言律詩では、首・頷・頸聯が対句で、・印が押韻である。 > 昔聞洞庭水 今上岳陽楼 > 呉楚東南坼 乾坤日夜浮 > 親朋無一字 老病有孤舟 > 戎馬関山北 憑軒涕泗流 > (昔聞く洞庭の水、今上る岳陽楼[がくようろう]。呉楚[ごそ]は東南に坼[さ]け、乾坤[けんこん]は日夜浮かぶ。親朋[しんぽう]一字無く、老病孤舟[こしゅう]有り。戎馬[じゅうば]関山の北、軒に憑[よ]りて涕泗[ていし]流る。) **りっしでん**【立志伝】[名]こころざしを立て、努力を重ねて成功した人の伝記。「―中の人」 **りっしゃくじ**【立石寺】[名]山形市にある天台宗の寺。八六〇年に円仁[えんにん]の開創。松尾芭蕉[まつおばしょう]の「閑[しずか]さや岩にしみ入る蟬[せみ]の声」(奥[おく]の細道)の句で有名。山寺[やまでら]。「りゅうしゃくじ」とも。 **りっしゅう**【立秋】[名]二十四節気の一つ。こよみのうえで秋が始まる日。八月八日ごろ。↔立春 **りっしゅん**【立春】[名]二十四節気の一つ。こよみのうえで春が始まる日。二月四日ごろ。↔立秋 **りっしょう**【立証】[名][-スル]証拠[しょうこ]を示して、ことがらの真実を明らかにすること。「無実を―する」 **りっしょうあんこくろん**【立正安国論】[名]一二六〇年。日蓮[にちれん]の作。浄土[じょうど]宗など他の宗派を邪教[じゃきょう]として批判し、法華[ほっけ]思想を正法[しょうぼう]とすべきだと説く問答体の書。一巻。 **りっしょく**【立食】[名][-スル]立ったままで食べること。とくにテーブルに置かれた飲食物を、立ったまま自由にとって食べる宴会[えんかい]の形式。「―パーティー」 **りっしん**【立身】[名][-スル]社会的に認められる立場や地位につくこと。 **りっしんしゅっせ**【立身出世】[四漢][-スル]低い身分・貧乏な家に生まれた人が、社会的に重要な地位につき、有名になること。圏利達・栄達 **りっすいのよちもない**【立錐の余地もない】ひどい混雑。超満員。▽錐[きり]を立てるほどの、わずかなすきまもないという意味。 **りっする**【律する】[サ変]規準や規則にあてはめて判断する。「おのれを厳しく―」▽文章語。 **りつぜん**【慄然】[形動]おそろしさにぞっとして、ふるえおののくようす。「罪の深さに―とする」 **りつぞう**【立像】[名]立っている姿の像。「菩薩[ぼさつ]―」 **リッターカー**[名]エンジンの排気量が一[いち]l(=一〇〇〇cc)未満の車。▽liter と carから。和 **りったい**【立体】[名]①長さ・はば・厚さという三次元からなるもの。長さとはばだけの平面(二次元)の対。②奥行きや深さのあるもの。「―放送」 **りったいこうさ**【立体交差】[名]陸上の交通路が交差するときに、道路の一方が他方をまたぐ形になっていること。↔平面交差 **りったいし**【立太子】[名][-スル]公式に皇太子を定めること。「―式」 **りったいてき**【立体的】[形動]●高さ・深さや奥行きなどをもっているようす。「―にえがく」②ものごとをいろいろな角度から同時に見るようす。「事件を―にとらえる」圏多角的↔平面的 **りっち**【立地】[名][-スル]目的に適した自然・社会環境の土地を定めること。 **リッチ**[形動]豊かなようす。「―な生活」「rich」 **りっちじょうけん**【立地条件】[名]土地をある目的で利用しようとするとき、その土地が備えていなければならない、社会的・自然的な条件。 **りっとう**【立冬】[名]二十四節気の一つ。こよみのうえで冬が始まる日。一一月八日ごろ。↔立夏 **りつどう**【律動】[名][-スル]規則正しくくりかえされる運動。リズム。「―感にあふれる」 **リットル**[名][造語]メートル法で、体積の単位。一〇〇〇立方センチメートル。リッター。記号はl ▽「立」と当てる。「litre」 **りっぱ**【立派】[形動]申し分のないほど、堂々としてすぐれているようす。「―に成人した」▽「これはもう―な犯罪だ」のように、悪いことを逆説的に強調する用法もある。もと、相手の説を論破[ろんぱ]する「立破[りっぱ]」という意味。 > つかいわけ > →「見事」を見よ。 **リップ**[名][造語]くちびる。また、口さき。「ークリーム」「―サービス」「lip」 **リップサービス**[名]おせじ。口さきだけのことば。「lip service」 **リップスティック**[名]棒状の口紅[くちべに]。|lipstick **りっぽう**【立方】[名][造語]①〈名〉同じ数を三回かけあわせること。三乗[さんじょう]。②〈造語〉「立方〜」の形で」長さをあらわす単位の前に付けて、体積の単位をつくることば。「三ーメー <1447> **リビア** **り** トルの土」②[「~立方」の形で]長さをあらわす単位のあとに付けて、その長さを一辺とする立方体(の体積)をあらわすことば。「三メートルーの箱」 **りっぽう**【立法】[名]法律をつくって定めること。「国の―機関」▽司法・行政に対していう。 **りっぽう**【律法】[名]神により、祭司や預言者を通して出される命令。ユダヤ教のモーゼの十戒[じっかい]など。 **りっぽうけん**【立法権】[名]法律を制定する国家の権限。日本では国会がもつ。▽行政権・司法権に対していう。 **りっぽうたい**【立方体】[名]六つの等しい正方形で囲まれた立体。正六面体。 **りっぽうふ**【立法府】[名]法律を定める国家機関。日本では国会。 **りづめ**【理詰め】[名]話や考えを理屈[りくつ]でおし進めること。「とことん―で考える」 **りつりょう**【律令】[名]奈良・平安時代の朝廷[ちょうてい]が国の基本として定めた法律。「―国家」▽「律」は刑法[けいほう]、「令」は行政上の法律全般。 **りつりょうせいど**【律令制度】[名]律や令などの法律に従っておこなう政治。中国の隋[ずい]や唐[とう]で実施[じっし]され、日本では、七〇一年の大宝[たいほう]律令から一〇世紀なかばまで続いた。 **りつろん**【立論】[名]議論のすじみちを組みたてること。また、組みたてられた議論。 **りてい**【里程】[名]みちのり。「―標」圏里数 **りてきこうい**【利敵行為】[名]敵の利益になるようなことをすること。「―を非難する」 **りてん**【利点】[名]有利な点。役立つ点。「―が多い」↔ **リトアニア**[名]正式国名は、リトアニア共和国。バルト三国の中で南端[なんたん]にある国。一九九一年、旧ソ連から分離独立。面積約六万五〇〇〇平方㎢。首都ビリニュス。 **りとう**【離島】[名]①〈名〉本土から遠くはなれた島。はなれじま。「―での生活」①〈名・スル〉住んでいた島を去って、他へ移ること。↔帰島 **りとう**【離党】[名][-スル]属していた政党や党派などからはなれること。↔入党 **りとく**【利得】[名]利益をえること。もうけ。「―に走る」「不当な―」↔損失 **リトグラフ**[名]石版画。石版印刷。リトグラフィー。「lithograph」 **リトマス**[名]リトマスゴケなどからとれる、あおむらさき色の色素。水素イオンの濃度により、酸性では赤くなり、アルカリ性では青くなる性質がある。「―反応」「litmus」 **リトマスしけんし**【リトマス試験紙】[名]酸性とアルカリ性の判別に使用する、リトマスの水溶液をしみこませた青色と赤色の紙。青色の紙が赤くなると酸性、赤色の紙が青色になるとアルカリ性、どちらも変わらなければ中性であることを示す。 **リニアモーターカー**[名]回転式モーターや車輪を使わない高速車両。車両と線路とにとりつけた磁石[じしゃく]の吸引力・反発力を利用するものが多い。「-linear motor car」 **りにち**【離日】[名][-スル]日本にいた外国人が、日本をはなれ去ること。↔来日 **りにゅう**【離乳】[名][-スル]生後半年以後の子供が、乳[ちち]以外の食べものをあたえられて、しだいに乳からはなれること。ちばなれ。「―食」「―期」 **りにょう**【利尿】[名]小便の出をよくすること。「ビールの―作用」「―剤[ざい]」 **りにん**【離任】[名][-スル]任務からはなれること。↔就任・着任 **りねん**【理念】[名]①どうあるべきかという、もっとも根本となる考えかた。「民主主義のー」②哲学で、理性によって考えられる最高の概念[がいねん]。イデア。イデー。 > つかいわけ > →「概念」を見よ。 **リネン**[名]↓「リンネル」「linen」 **リノールさん**【リノール酸】[名]脂肪酸の一つ。植物油にふくまれており、動脈硬化を予防する。 **リノリウム**[名]リノキシン・樹脂[じゅし]・コルクくずなどを練りあわせて布状にしたもの。ゆか材などに使う。「linoleum」 **リハーサル**[名]映画・テレビ・演劇・演奏などの下げいこ。本番前の通しげいこ。「rehearsal」 **リバーシブル**[名]洋服などで、裏表[うらおもて]とも同じように使えること。「ーコート」「reversible」 **リバイバル**[名]一度すたれたものが復活して流行すること。また、映画などの再上映や再公演。「ーソング」「ーブーム」「revival」 **りはく**【李白】[名]七〇一―七六二年。中国、盛[せい]唐[とう]の詩人。字[あざな]は太白。号は青蓮居士[せいれんこし]。杜甫[とほ]とともに、中国を代表する詩人。詩仙[しせん]と呼ばれ、酒を好み奇行[きこう]も多かった。豪放活発な詩風で、中傷のため追放されたが、社会や政治にも批判の目を向けた。酒に酔[よ]って、水面に映った月をとろうとしておぼれ死んだという。 **りはつ**【利発】[形動]頭の回転が早くてかしこいようす。「―そうな子」圏利口[りこう]▽ふつう、子供に対していう。 **りはつ**【理髪】[名][-スル]はさみやかみそりなどを使って髪[かみ]をかりそろえること。「―店」圏調髪・散髪 **りはば**【利幅】[名]利益のはば。「―が大きい」 **リハビリテーション**[名]病気やけがをした人が、社会復帰するためにおこなう訓練や療法[りょうほう]。リハビリ。「rehabilitation」 **りばらい**【利払い】[名]利息のしはらい。「借入金の―に追われる」 **りはん**【離反・離叛】[名][-スル]つき従っていたものからはなれ、そむくこと。「民心が―する」 **りひ**【理非】[名]道理にかなっていることと、道理からはずれていること。「―をただす」「―曲直」圏是非・正邪 **りのう**【離農】[名][-スル]農業をやめて別の職に就くこと。「―者が続出する」 **リビア**[国名]正式国名は、社会主義人民リビア・アラブ国。アフリカ北部の、地中海に面する国。国土の <1448> **リピート**「とくりかえすこと。反復すること。②音楽で、曲の一部や全体をくりかえして演奏することをあらわす記号。反復記号。「」 | repeat **りひきょくちょく 【理非曲直】**[四]道理に合っているか合っていないか、曲がっているかまっすぐかということ。「―を明らかにする」 **リヒテンシュタイン** [圃園]正式国名は、リヒテンシュタイン公国。スイスとオーストリアにはさまれた小国。外交権はスイスに委任。面積約一六〇平方[信]。首都ファドゥーツ。主要言語ドイツ語。 **リビドー**[図] 精神分析[数学]で、人間のすべての行動のもとになる性的欲望。|libido **リヒャルト・シュトラウス** [人名]一八六四—一九四九年。ドイツの作曲家・指揮者。作品に交響[もり]詩「ドン-ファン」、歌劇「サロメ」「エレクトラ」など。| Richard Strauss **りびょう【×罹病】**[図]病気にかかること。「―率が高い」[類]罹患 **リビングキッチン**[図]居間・台所・食堂をかねた部屋。living と kitchenから。和 **リビングルーム** [図]洋風の居間[む]。家族の集まりの中心となる部屋へ。| living room **リファイン**スと洗練すること。精製。|refine **リフォーム** 「①洋服を仕立てなおすこと。「母親の服を―して子供服にする」②建物などの増改築。「住宅の―」 | reform **りふじん【理不尽】**[図]形動すじが通らないことをむりやりおし通そうとすること。「―な要求」 **リフト**[図]①昇降、機。とくに、スキー場などで、人を運ぶこしかけ形の乗り物。「スキーー」②起重機。| lift **リプリント**[図]印刷物などの複写。複製。また、重版や復刻。|reprint **リフレーン** [図]詩や曲で、同じ句などをくりかえすこと。とくに、節の終わりのくりかえし部分。リフレイン。ルフラン。「refrain **リフレッシュ**「心身をさわやかにすること。元気を回復させること。「―休暇[きゅう]」 「refresh **リベート**[图]しはらい代金の一部を、手数料・謝礼などとしてしはらった人に返すこと。割りもどし。▽わいろに近い意味でも使う。「―をとる」「rebate **りべつ【離別】**[图]乏人と別れはなれること。「―を悲しむ」②夫婦が別れること。 **リベット**[图] 金属板などをつぎあわせるのに使う、頭のまるい鋲[びょう]。| rivet **リベラリスト**[图]自由主義者。|liberalist **リベラリズム**[图]自由主義。|liberalism **リベラル**[图形動]自由。自由主義的。また、自由主義者。「―な考えかた」「libe **りべん【利便】**[图]都合のいいこと。利益と便宜[べぎ]。便利。「―をはかる」 **りべんか【離弁花】**[图]花弁が、すべて分離している花。ウメ・サクラなど。[対]合弁花 **りほう【理法】**[图]だれもが従うべき正しい道理。法則。「自然の―にかなう」 **リポーター**[图]↓「レポーター」 **リポート**[图]「函◎学校や会社などで課される報告。とくに、その報告書や小論文。「調査結果を―にまとめる」②新聞・雑誌・テレビなどで、取材記事。また、現地からの報告。「被害状況[にぶきよう]を―する」「レポート」「レポ」とも。| report **りボかくさん【リボ核酸】**[图]↓「アールエヌエー」 **リボン**[图]かざりなどに使う、細いはばの布やひも。②ワープロなどの印字用のテープ。「インクー」 | ribbon **りまわり【利回り】**[图]利息や配当の、元金[髪]に対する割合。「高―の貯蓄は」 **リミット**[图]限界。限度。範囲[呢]。また、期限。「タイムー」|limit **リム**[图]自転車などの、タイヤをつける車輪の外わくの部分。rim **リムジン**[图]大型で高級な乗用車。また、空港などで送迎[咲り]専用の大型バス。「limousine →図「じょうようしゃ」 **リメーク** [图]「スルつくりなおすこと。とくに、再映画化すること。その作品。リメイク。|remake **りめん【裏面】**[图]⊕うらがわ。うちがわ。②おもてに出ない部分。内幕。「―工作」[◆]表面 **リモートコントロール**[圏]はなれた場所から機械などを操作すること。遠隔操作。リモコン。-remote control **リヤカー**[图]人が引いたり、自転車などにつけたりして荷物を運ぶ二輪車。リアカー。「野菜を―に積む」rear carから。和 **りやく【利益】**[图]神仏によってあたえられるめぐみ。ごりやく。「どーがある」「現世[戦]―」▽「りえき」と読めば別の語。 **りゃく [略]** [田・6画 全11画] 略 略 略 略 ①たいせつでないところを省いて簡単にする。あらまし。「以下―」②うばいとる。かすめとる。[圏]奪[だっ]③はかりごと。かんがえ。[圏]策・謀一「略す」を見よ。 [リャク] 略称 略図 略歴[懿]、簡略 概略 省略 ②略奪、攻略~侵略 ③計略 策略~ 略[ほぼ] **りゃくが【略画】**[图]重要な部分だけがわかるように略してかいた簡単な絵。 **りゃくぎ【略儀】**[图]作法[庭り]やしきたりを簡単に済ますこと。略式。「―ながら書面にて失礼いたします」 **りゃくご【略語】**[图]長い語の一部分を省略して短くしたことば。たとえば、「インフレーション」を「インフレ」、「science fiction」を「SF」というなど。 **りゃくごう【略号】**[图]ことばを簡単にあらわすためにとりきめた短い記号。たとえば、◎はcopyright(=著 <1449> **りゃくじ【略字】**[图]①字形の複雑な漢字の点画[びな]どを省略して、簡単な形であらわしたもの。「藝」を「芸」、「醫」を「医」と書くなど。[圏]本字・正字②メモをとるときなど、はやく書くために、簡単にした漢字。「国」を「口」、「歴」を「ㄏ」と書くなど。▽正式の書類には使わない。 **りゃくしき【略式】**[图]形動正式な手続きや形式の一部を省略したり形を変えたりして、簡単にした方式。「——命令」[圉]略儀[対]正式・本式 **りゃくしゅ【略取】**[图]力ずくでかすめとること。力でうばいとること。[類]略奪 **りゃくじゅつ 【略述】**[图]「たいせつな部分だけを簡単に述べること。「経歴を―する」→詳述 **りゃくしょう【略称】**[图]下正式の名前の一部分を省略して、簡略な短い呼び名にすること。また、その呼び名。「臨時教育課程審議[甏]会」を「臨教審」、「International Monetary Fund(=国際通貨基金)」を「IMF」というなど。 **りゃくす【略す】**[国]全体の量や複雑さを考えて簡単になるようにする。省略する。「敬称[ぶり]は―」「通商産業省を略して通産省という」 **りゃくず【略図】**[图]おもなものだけをかいた簡単な図。「―で説明する」 **りゃくせつ【略説】**「ス概略が[く]だけを簡単に説明すること。およその説明。[対]詳説[しょ], **りゃくそう【略装】**[图]略式の服装。[対]正装 **りゃくだつ【略奪・掠奪】**[图]ルむりやりうばいとること。「食糧を―される」[類]強奪[↔]略取 **りゃくでん【略伝】**[图]おおまかな経歴を書いた伝記。「作者―」[対]詳伝[忌], **りゃくひつ【略筆】**[图]①〈名・―スル〉おもな部分だけを簡単に書くこと。また、その文章。略記。①〈名〉略字。 **りゃくふ【略譜】**[图]①簡単にあらわした系譜[い]。②音楽で、数字などで音階を示した簡単な楽譜。 **りゃくふく【略服】**[图]略式の服装。略装。 **りゃくれき【略歴】**[图]およその経歴。また、およその経歴を書いたもの。「―の紹介[ょう]」 **りゃっかい【略解】**[图]函要点だけの簡単な解説や解釈[ぐ]。[対]詳解[ぃぅ]・精解 **りゃっき【略記】**[图]函要点だけを簡単に書くこと。また、その書いたもの。[邇]略書[対]詳記 **りゆう【理由】**[图]そのことのわけ。いわれ。「遅刻のー」「―をたずねる」 **りゅう[流]** [水・6画] 流 流 流 流 ◎ながれる。ながす。また、ながれ。②ながされて、ただよう。うつりかわる。さすらう。③刑罰[邸]として遠くおいやる。④世間[だ]に広まる。⑤やりかた。系統。◎程度。等級。地位。⑦流れるようになめらかなさま。⑧わきへそれる。⑨だめになる。⑩旗やのぼりを数えることば。 [リュウ・ル] 流血[賜], 流出, 流水, 逆流 急流 電流” ②流離, 漂流[影]/流転 流浪 ③流刑[ㄣ] 流罪[〞] 流人 遠流[る 焚] 流言飛語 流行[锡], 流通[5%] 2/流布 ⑤流儀, 流派 伊賀流[器] 自己流” 主流” 一流” 上流 青柳 柳葉魚[ししゃも] 柳ケ瀬[なが](地名) ⑦流暢[캙] 流麗[〝〝] ⑧流弹[愁], 流用。 ⑧流会, 流產, ながれる・ながす 計画が流れる 流れ星/水に流[なが]す 流石[さすが] 流行[はゃ]る 流鏑馬[ょさ] **りゅう [留]** [田・5画 全10画] 留 留 留 留 一つのところにとどまる。とめる。とめておく。 [リュウ・ル] 留意 留学, 留年[端], 残留 駐留[5] 逗留 保留[ゅう]/留守 とめる・とまる 目に留める 帯留め 書留[縫]/耳に留まる 留[とど]める **りゅう[柳]** [木・5画 全9画] 柳 柳 柳 柳 植物のヤナギ。また、ヤナギのような。 [リュウ] 柳糸[ゅぅ] 柳眉[ゅぅ] 花柳界[りゅう] やなぎ 柳[ゃなぎ]に風 柳腰 枝垂れ柳[ゃなぎ] **りゅう[竜]**(龍) [竜・0画 全10画] 竜 竜 竜 竜 ●大蛇[ぶ]に似た形の想像上の動物。四本の足と二本のつのをもち、天にのぼり、雲を起こして、雨を降らせるという。たつ。また、竜のようにすぐれているもの。②天子に関することに付ける語。③将棋で、飛車[ぃゃ]が成ったもの。成り飛車。竜王。 [リュウ] 竜宮, 竜神[隐], 竜頭蛇尾[と] 恐竜 [5ゅう] ②竜顔[心], 竜車, たつ 竜[だっ]の落とし子 竜巻 鳥[竜]茶, 画竜点睛 土竜[もぐ] 竜胆 **りゅう【粒]** [米・5画 全11画] 粒 粒 粒 粒 小さなつぶ。また、つぶ状のものを数えることば。 [リュウ] 粒子[ゅっ] 粒状 つぶ 粒[っょ]より 大粒 微粒子[がゅうし] 米粒 **りゅう[隆]**(隆) [B・8画 全11画] 隆 隆 隆 隆 ①高く盛りあがる。②盛[きゃ]んになる。 [リュウ] 隆起[ゅぅ] 隆鼻術 ②隆運, 隆盛 興隆 **りゅう[硫]** [石・7画 全12画] 硫 硫 硫 硫 ①鉱物の、いおう。②「硫酸」の略。 [リュウ] ①硫化銀[ゅぅか] 硫酸[讪],②硫安[鵝], 作権)の略号。 <1450> 硫黄[いおう] **りゅう[琉]** ●紺色の美しい玉。②地名。諸島の名。 > [リュウ]・[ル] 琉璃[るり] ②琉球[りゅうきゅう] **りゅう【竜】** [名] →漢字項目を見よ。 **りゅう【流/粒】** [造語]→漢字項目を見よ。 **りゅうあん【硫安】** [名] 「硫酸アンモニウム」の略。 **りゅうあんかめい【柳暗花明】** [四字熟語] ヤナギがしげって暗く、花が咲きいて明るいという、春の美しい景色[けしき]をいう。また、花柳界(=いろまち)の意味でも使う。「―のちまたに遊ぶ」 **りゅうい【留意】** [名・スル] 気をつけること。心にとめること。「―事項」「健康に―する」 **りゅういき【流域】** [名] 川の流れに沿った地域。流水区域。「利根川[とねがわ]―」 **りゅういん【溜飲】** [名] 消化不良のために胃の中の食物が酸化し、すっぱくなった液。また、その液がのどにあがってくる状態。 > 溜飲を下げる たまっていた不快な気持ちが去って、せいせいする。 **りゅううん【隆運】** [名] 勢いが盛[さか]んになっていく機運。運が向いてくること。 **りゅうえい【柳営】** [名] 将軍のいる陣営[じんえい]。また、将軍家。幕府。▽漢の将軍、周亜夫[しゅうあふ]が細柳という土地に陣を構えたことから。 **りゅうおう【竜王】** [名] ①竜神。「八大一」 ②将棋[しょうぎ]で、飛車[ひしゃ]が敵陣にはいって成って、金将のはたらきももったもの。成り飛車。 **りゅうかい【流会】** [名・スル] 出席者の不足などで会合が成立しないで終わること。おながれ。 **りゅうがく【留学】** [名・スル] 外国に行って一定の期間学び研究すること。「イギリスにーする」[遊学] **りゅうかすいそ【硫化水素】** [名] 硫黄[いおう]と水素の化合物。無色で悪臭[あくしゅう]がある。火山ガスや温泉などにふくまれる有毒の気体。 **りゅうかん【流感】** [名] 「流行性感冒[りゅうこうせいかんぼう]」の略。「―にかかる」▽「流患」は誤り。 **りゅうがん【立願】** [名・スル] 神仏に願をかけること。願立て。「りつがん」とも。 **りゅうき【隆起】** [名・スル] 地盤[じばん]の変動により、土地などが高く盛りあがること。「―海岸」[沈降] **りゅうぎ【流儀】** [名] その人個人やその集団独自の考えかたややりかた。「自分の―でやる」 **りゅうきゅう【琉球】** [地名] 「沖縄」の別名。 **りゅうぐう【竜宮】** [名] 海底深くにあって、竜の神や乙姫がすむという伝説上の宮殿[きゅうでん]。竜宮城。 **りゅうけい【流刑】** [名] ↓「るけい」 **りゅうけつ【流血】** [名] 戦いや革命などで多くの血を流すこと。「―の惨事」「―事件」 **りゅうけつりんり【流血淋漓】** [四字熟語] 血がとめどなく流れおちること。 **りゅうげん【流言】** [名] 確かな根拠[こんきょ]のないうわさ。デマ・流説。 **りゅうげんひご【流言飛語・流言蜚語】** [四字熟語] なんの根拠[こんきょ]もないうわさ。「―にまどわされる」▽「流言」と「飛語」は同じ意味。 **りゅうこ【竜虎】** [名] ①竜とトラ。「―の勢い」 ②どちらもきわめてすぐれていて、優劣をつけがたい二人の英雄[えいゆう]。「りょうこ」とも。 > 竜虎相打[あいう]つ ともにすぐれた英雄[えいゆう]・豪傑がたがいに争う。[類]竜虎の争い **りゅうこう【流行】** [名・スル] 早い勢いで世間[せけん]に広まっていくこと。また、広まったものごと。「ことし―の服」「不易[ふえき]―」 **りゅうこうか【流行歌】** [名] その時期に広く好まれ、愛唱される歌。はやり歌。[類]歌謡曲 **りゅうこうご【流行語】** [名] 一時的に世間[せけん]にはやることば。外来語や新語など。はやりことば。 **りゅうこうせいかんぼう【流行性感冒】** [名] インフルエンザウイルスにより感染する、強い症状[しょうじょう]の風邪[かぜ]。流感。 **りゅうこうせいけつまくえん【流行性結膜炎】** [名] りゅうこうびょう【流行病】急にまぶたがはれ、白目が充血[じゅうけつ]し、なみだが出る病気。アデノウイルスの感染で起こり、うつりやすい。はやり目。 **りゅうこうびょう【流行病】** [名] 感染しやすく、大勢の人に広がる病気。はやりやまい。 **りゅうこつ【竜骨】** [名] 船の中心を船首から船尾にかけてつらぬく、船の背骨にあたる部分。キール。 **りゅうさん【硫酸】** [名] 硫黄・酸素・水素が化した無色のねばりけのある液体。水にとかすと高熱を発する。強い酸性をもち、金[きん]や白金以外の金属をとかす。 **りゅうざん【流産】** [名・スル] ●妊娠[にんしん]から二四週未満に胎児が母体の外に出てしまうこと。 ②計画したものが途中[とちゅう]でつぶれてしまうこと。「法案は―した」 **りゅうさんアンモニウム【硫酸アンモニウム】** [名] アンモニアを硫酸に吸収させてつくる白い結晶。窒素[ちっそ]肥料として使う。硫安。 **りゅうし【粒子】** [名] 物質を形づくる、非常に小さなつぶ。「ミクロの―」「―があらい」 **りゅうしつ【流失】** [名] 建造物などが大水などに流されてなくなること。「洪水による―家屋」 **りゅうじゅ【竜樹】** [人名] 一五〇?—二五〇?年。インドの思想家。仏教中観[ちゅうがん]派の祖。「中論」など、大乗仏教の経典を注釈し、空[くう]の思想の基礎を固めた。ナーガールジュナ。 **リュージュ** [名] 木製の小型のそり。また、それを使って速さを競[きそ]う競技。[luge] **りゅうしゅつ【留出】** [名] 蒸留時に液体となって出ること。 **りゅうしゅつ【流出】** [名・スル] 流れでること。とくに、すぐれた人材や文化遺産などが外国に流れだすこと。「土砂[どしゃ]のー」「頭脳―」[流入] **りゅうじょ【柳絮】** [名] ヤナギの種が綿毛とともに飛びちるもの。「―のごとく降る雪」 **りゅうじょう【粒状】** [名] つぶになっている状態。 **りゅうしょうき【劉少奇】** [人名] 一八九八—一九 <1451> 六九年。中国の政治家。共産党の指導者として、労働運動や抗日運動で活躍。一九五九年には国家首席となったが、文化大革命で失脚[しっきゃく]した。 **りゅうじん【竜神】** [名] 竜の姿をしていて、雲を起こし雨を呼ぶといわれる神。竜王。 **りゅうず【竜頭】** [名] ①うで時計や懐中[かいちゅう]時計のねじを巻くためのつまみの部分。 ②つりがねの頭部の、竜の頭の形をしたつるす部分。 **りゅうすい【流水】** [名] 流れる水。「行雲[こううん]―」[止水] **りゅうせい【流星】** [名] 地球に近づいた天体のかけらが、大気との摩擦により高熱を発して光るもの。ながれぼし。「―群」 **りゅうせい【隆盛】** [名・形動] 勢いの盛[さか]んなこと。「―をほこる」「―をきわめる」[類]隆昌 **りゅうせつ【流説】** [名] 根拠[こんきょ]のないうわさ。「るせつ」とも。「―にまどわされる」[デマ・流言] **りゅうぜつらん【竜舌蘭】** [名] リュウゼツラン科の常緑多年草。葉のさきはとがり、とげがある。夏、黄緑色の花が咲[さ]く。観賞用。 **りゅうせんけい【流線型】** [名] 乗り物などで、空気や水の抵抗を減らすために、なめらかな曲線にした形。「―をした新幹線」▽「流線形」とは書かない。 **りゅうそうげん【柳宗元】** [人名] 七七三—八一九年。中国、中唐[ちゅうとう]の文人。河東(=山西省南西部)の人。唐宋八大家[とうそうはちだいか]の一人で、韓愈[かんゆ]と並ぶ古文の大家。詩文集に「柳河東集」。 **りゅうたい【流体】** [名] 液体と気体をまとめた言い方。流動体。「一力学」 **りゅうだん【流弾】** [名] 目標をはずれて飛んでくる弾丸。ながれだま。「―に傷つく」 **りゅうち【留置】** [名・スル] 罪を犯した疑いのある人を警察署に一時とどめておくこと。「一場[じょう]」 **りゅうちょう【留鳥】** [名] 季節によって移動しないで、一年じゅうほぼ同じ場所で生活をする鳥のまとめた呼び方。スズメ・カラスなど。[候鳥・渡り鳥] **りゅうちょう【流暢】** [形動] すらすらとしていてよどみなく話すようす。「フランス語を―に話す」[類]なめらか ▽ふつう、外国語についていう。 **りゅうつう【流通】** [名・スル] ①貨幣[かへい]が世間[せけん]に通用していること。「広く―している紙幣[しへい]」 ②生産物が、生産者から消費者の手にわたる間[あいだ]のしくみ。「―経路」「―革命」「―機構」 ③流れかようこと。「空気の―が悪い」 **りゅうつうかくめい【流通革命】** [名] 商品の流通機構を効率よくする経営方式。スーパーマーケット・コンビニエンスストアなど。 **りゅうていたねひこ【柳亭種彦】** [人名] 一七八三—一八四二年。江戸後期の読本[よみほん]・合巻の作者。旗本[はたもと]であったが、「偐紫田舎源氏」で合巻の第一人者となる。天保[てんぽう]の改革で幕府の弾圧[だんあつ]を受け、それがもとで病没したといわれる。 **りゅうとう** [形動] 服装や着こなしがりっぱで、堂々としたようす。「―した背広を着こむ」 **リュート** [名] 弦楽器[げんがっき]の一つ。洋ナシ形の胴[どう]で、演奏法はギターに似ている。一六世紀前後に、ヨーロッパで流行した。[lute] **りゅうどう【流動】** [名・スル] 一か所にとどまらず、自由に流れうごくこと。条件次第で、移りかわること。「情勢は―的だ」 **りゅうどうしょく【流動食】** [名] おもゆやくずゆなど、病人用の液状の食べもの。[固形食] **りゅうとうげきす【竜頭鶴首】** [四字熟語] ↓「りょうとうげきす」 **りゅうとうだび【竜頭蛇尾】** [四字熟語] はじめは勢いが盛[さか]んであるが、終わりになるにつれてふるわなくなること。しりつぼみ。「―の政治改革」「―に終わる」▽竜の頭で始まり、ヘビの尾[お]で終わるという意味。 **りゅうにゅう【流入】** [名・スル] 水が流れこむこと。また、多くの人やものが他からはいりこむこと。「人々が大都市に―する」[流出] **りゅうにん【留任】** [名・スル] 辞任や転任をせず、現職にそのままいつづけること。「文部大臣は―」 **りゅうねん【留年】** [名・スル] 学生が、ふつうの年限以上に、同じ学年や学校にとどまること。[落第] **りゅうは【流派】** [名] 芸術や芸能などで、一つの方法や考えかたを受けつぐグループ。「―が異なる」 **りゅうび【柳眉】** [名] ヤナギの葉のように細く美しい美人のまゆ。 > 柳眉を逆立てる 美人がまゆをつりあげておこる。[類]柳眉をつりあげる **りゅうび【劉備】** [人名] 一六一—二二三年。中国、三国時代の蜀[しょく]の初代皇帝。関羽[かんう]・張飛[ちょうひ]と結び、諸葛亮[しょかつりょう]を重用し、呉[ご]・魏[ぎ]と天下を三分して争った。 **りゅうひょう【流氷】** [名] 氷結していた氷が割れて、流れただよっているもの。「―の群れ」 **りゅうへい【流弊】** [名] 以前から広く世間[せけん]におこなわれている悪い風習。 **りゅうべつ【留別】** [名・スル] 旅立つ人が、残る人々に別れを告げること。古い言い方。送別。 **りゅうほ【留保】** [名・スル] その場で決定しないで、あとにもちこすこと。保留。「意思表明を―する」 **りゅうほう【劉邦】** [人名] 名前二四七—前一九五年。中国、漢の初代皇帝。項羽[こうう]とともに秦[しん]をほろぼしたのち、項羽も破り天下を統一。長安に都を定めて郡国制をしき、漢の基礎を築いた。漢の高祖。 **りゅうぼく【流木】** [名] ①ただよい流れる木。 ②山から切りだして、川にうかべて流す木材。 **リューマチ** [名] 関節や筋肉などが激しく痛む病気をまとめた呼び方。リューマチ熱・慢性関節リューマチなど。リョーマチ。ロイマチス。リウマチ。リューマチス。[rheumatism] **りゅうみん【流民】** [名] 一定の住居をもたず故国をはなれてさすらう人。流浪の民。「るみん」とも。 **りゅうよう【流用】** [名・スル] 本来の目的以外のことにも使用すること。「予算を―する」 **りゅうり【流離】** [名] 故郷をはなれて他国をさまようこと。古い言い方。「―のうれい」[類]流浪[るろう] **りゅうりゅう【隆隆】** [形動] ①勢いが盛[さか]んなようす。「―たる勢い」 <1452> **りゅうりゅ** **りょう** **りゅうりょう**【流量】[名]水や電気などが、一定の時間に流れる量。「―を測定する」 **りゅうりょう**【朗々・朗亮】[形動]楽器の音がさえわたってひびくようす。「―たるらっぱの音」 **りゅうれい**【流麗】[形動]姿かたちやリズムなどがのびのびとして流れるように美しいようす。「―な文章」「―な調べ」 **りゅうろ**【流露】[名][-スル]内にある感情などが、しぜんに外にあらわれでること。「熱情の―」 **リュックサック**[名]登山や遠足などのときに使う背負いぶくろ。ルックザック。リュック。「Rucksack」 **りょ**【旅】[方・6画 全10画 旅旅旅]●家からはなれて、他の土地を歩きまわること。たび。②軍隊。▽「族」は別字。 リョ ④旅客 旅館 旅行 旅愁[りょしゅう] 旅情[りょじょう] “逆旅[げきりょ] ②旅団[りょだん] 軍旅[ぐんりょ] たび 旅立ち 旅路 船旅 旅籠[はたご] **りょ**【虜】(虜)[虍・7画 全13画 虞虜虞虜]いけどる。敵にとらわれた人。とりこ。▽旧字体は「田」(五画)の部分が「母」(四画)なので虎部の六画になる。 リョ 虜囚[りょしゅう] 捕虜[ほりょ] とりこ **りょ**【慮】[心・11画 全15画 盧盧盧慮]いろいろと考えをめぐらす。 リョ 慮外[りょがい] 考慮[こうりょ] 思慮 深慮 配慮 おもんぱかる **りょ**【呂】[口・4画 全7画 呂呂呂呂]雅楽[ががく]の音階の一つ。↔律 リョ 律呂[りつりょ] 風呂[ふろ] 呂宋[ルソン] 呂律[ろれつ] **りよう**【利用】[名][-スル]⊕役立てて使うこと。「余暇[よか]の―」「廃物[はいぶつ]―」②利益をえる手段として使うこと。「地位を―する」 **りよう**【里謡・俚謡】[名]民間でうたい伝えられている歌。地方でうたわれる歌。民謡。 **りよう**【理容】[名]理髪[りはつ]と美容。髪[かみ]や容姿を整えること。「―師」 **りょう**【両】(兩)[一・5画 全6画 両両両]●対[つい]になっている二つのもの。「―の目ではっきり見た」↔単・一②くるま。また、車や列車などを数えることば。輛[りょう]。「八―編成」類台③昔のかねの単位。一両は四分[ぶ]で、一六朱[しゅ]。 リョウ ①両親,両手 両方[りょうほう],両立,一挙両得[いっきょりょうとく] ②車両[しゃりょう] ③両替[りょうがえ],千両[せんりょう] 両手[もろて] 両刃[もろは] 両個[もろ] **りょう**【良】[艮・1-画 全7画 良良良]①よい。すぐれている。②成績の段階を示すことば。「優」の下、「可」の上。③おだやかで気分がいいようす。 リョウ ①良好。良質[りょうしつ] 良友,改良 善良 不良[ふりょう] ②優良可[ゆうりょうか] ③良日 良夜(=月の夜) 手際良[てぎわよ]い 仲良し 良人[おっと] 奈良[なら] 野良[のら] **りょう**【料】[斗・6画 全10画 料料料料]①ものをつくるもとになるもの。類材②ものとひきかえにはらうかね。代金。③食べものをつくる。きりもりする。④かんがえる。⑤「…の材料」「…の費用」の意味をあらわす。「調味―」「着色―」「保存―」「使用―」「受験―」 リョウ ①飲料 原料 材料 食料 資料[しりょう] ②料金[りょうきん],給料 送料無料[そうりょうむりょう] ③料亭,料理[りょうり] ④料簡[りょうけん],思料[しりょう] 料[はか]る **りょう**【量】[里・5画 全12画 量量量量]●重さやかさをはかる。類計・測②重さやかさ。「質より―」③心や能力の大きさ。うでまえ。④心でおしはかる。 リョウ ①計量 測量,度量衡[どりょうこう] ②量感 量産[りょうさん],雨量 数量,容量。③器量[きりょう] 技量[ぎりょう] 裁量 度量 力量[りきりょう] ④裁量[さいりょう] 酌量[しゃくりょう] 推量[すいりょう] はかる 推し量[はか]る 量[はか]り売り **りょう**【領】[頁・5画 全14画 領領領領]◎自分のものにする。②土地を治める。また、治める土地。③うなじ。えり。④受けとる。⑤ぬきんでる。⑥たいせつなところ。一「領する」を見よ。▼「頒[はん](=わける)」は別字。 リョウ ①領収 領有,横領[おうりょう] 占領[せんりょう] ②領主[りょうしゅ],首領[しゅりょう] 大統領[だいとうりょう] 領域[りょういき] ③綱領[こうりょう] 本領[ほんりょう] 要領[ようりょう] 領巾[ひれ] ④受領[ずりょう] **りょう**【了】[亅・1画 全2画 了了]①おわる。…してしまう。②わかる。「―とする」③占 <1453> **りょう** **りょう** あきらか。 リョウ 完了,終了 読了[どくりょう] 魅了[みりょう] 了解[りょうかい] 了承[りょうしょう] ③了然[りょうぜん] 了[しま]える **りょう**【涼】[・8画 全11画 涼涼涼涼]◎すずしい。「―を求めて高原に行く」「―をとる」②ものさびしい。▼「凉」は俗字。 リョウ ①涼風[りょうふう],涼味[りょうみ] 納涼[のうりょう] ②荒涼[こうりょう] すずしい・すずむ 涼しい顔/縁台[えんだい]で涼[すず]む 夕涼[ゆうすず]み **りょう**【猟】(獵)[犭・8画 全11画 猟猟猟猟]①野生の鳥やけものをとる。かり。「―に行く」「かもー」②狩りをするように、広くさがしもとめる。あさる。 リョウ ①猟犬、猟師[りょうし] 猟銃 禁猟 狩猟[しゅりょう] ②猟奇[りょうき] 渉猟[しょうりょう] 猟虎[らっこ] **りょう**【僚】[イ・12画 全14画 僚僚僚僚]◎仕事なかま。とも。②役人。 リョウ ①僚船[りょうせん],僚友,同僚 ②閣僚[かくりょう] 官僚 幕僚[ばくりょう] **りょう**【寮】[・12画 全15画 寮寮寮寮]寄宿舎。宿泊施設[しゅくはくしせつ]。「大学の―」 リョウ 寮歌[りょうか] 寮生 寮母[りょうぼ] 独身寮[どくしんりょう] 主殿寮[とものりょう] **りょう**【療】[疒・12画 全17画 療療療療]病気やけがを治すこと。 リョウ 療養 医療[いりょう] 診療[しんりょう] 治療[ちりょう] **りょう**【糧】[米・12画 全18画 糧糧糧糧]たべもの。「―を絶つ」 リョウ・ロウ 糧食[りょうしょく] 糧米,食糧/兵糧, かて 心の糧[かて] 日々の糧[かて] **りょう**【陵】[・8画 全11画 陵陵陵陵]①天子の墓。②大きなおか。類丘[きゅう]③しのぐ。こえる。圏凌[りょう]④おかす。類凌 リョウ ①陵墓,御陵[ごりょう] 山陵[さんりょう] ②丘陵[きゅうりょう] ③陵駕[りょうが],⑤陵辱[りょうじょく] みささぎ 天皇の陵[みささぎ] **りょう**【凌】[・8画 全10画 凌凌凌凌]●しのぐ。こえる。②あなどる。おかす。▼多く、「陵」に書きかえる。 リョウ ①凌雲[りょううん],凌駕[りょうが] ②凌辱[りょうじょく] **りょう**【崚】[山・8画 全11画 崚崚崚崚]山が高いようす。 リョウ 崚噌[りょうそう] **りょう**【稜】[禾・8画 全13画 稜稜稜稜]かど。すみ。 リョウ 稜角 稜線[りょうせん] 岩稜[がんりょう] 御稜威[みいつ] **りょう**【綾】[糸・8画 全14画 綾綾綾綾]美しい模様を織りだした絹布[けんぷ]。あやおり。 リョウ 綾綺[りょうき] 綾羅[りょうら] あや 綾絹[あやぎぬ] 綾紋[あやもん] 綾子[あやこ] **りょう**【亮】[亠・7画 全9画 亮亮亮亮]①あきらか。②昔の官位の一つ。すけ。 リョウ 亮月,明亮[めいりょう] **りょう**【椋】[木・8画 全12画 椋椋椋椋]植物のムクノキ。 むく 椋鳥[むくどり] **りょう**【諒】[言・8画 全15画 諒諒諒諒]①まこと。②なるほどと理解する。おもいやる。▼多く、「了」に書きかえる。 リョウ ①諒闇[りょうあん],②諒解,諒察[りょうさつ],諒恕[りょうじょ],諒承[りょうしょう] 諒知[りょうち] **りょう**【遼】[・12画 全16画 遼遼遼遼]①はるかに遠い。②中国の王朝名。 リョウ 広遼[こうりょう] 前途遼遠[ぜんとりょうえん] **りょう**【燎】[火・12画 全16画 燎燎燎燎]やきはらう。また、かがりび。 リョウ 療火[りょうか] 燎原[りょうげん],庭燎[ていりょう] **りょう**【瞭】[目・12画 全17画 瞭瞭瞭瞭]はっきりしている。あきらか。 リョウ 一目瞭然[いちもくりょうぜん] 明瞭[めいりょう] **りょう**【漁】[さんずい・11画 全14画 漁漁漁漁]①魚や貝などをとること。すなどり。いさり。②不当な利益をむさぼりとること。 リョウ 漁業[ぎょぎょう] 漁夫[ぎょふ] 漁船[ぎょせん] 漁港[ぎょこう] 大漁[たいりょう] 不漁[ふりょう] ②漁夫[ぎょふ]の利[り] すなどる いさる **りょう**【霊】[雨・7画 全15画 霊霊霊霊]①たましい。②不思議な力をもつもの。 リョウ ①霊魂[れいこん] 霊前[れいぜん] 霊柩車[れいきゅうしゃ] 幽霊[ゆうれい] 悪霊[あくりょう] ②精霊[せいれい] たま **りょう【了/両/良/涼/陵/量】**[名]↓漢字項目を見よ。 <1454> 目を見よ。 **りょう【料】** [造語]→漢字項目を見よ。 **りょう【漁】** [名・スル] 魚・貝など、川や海の産物をとること。「―に出る」「こんぶー」 **りょう【猟】** [名] →漢字項目を見よ。 **りょう【寮/糧】** [名] →漢字項目を見よ。 **りょうあん【良案】** [名] よい考えや思いつき。 **りょういき【領域】** [名] ①国のおさめる地域。領土・領海・領空など。「―をおかす」 ②関係のおよぶ範囲や分野。「科学の―に属する」 **りょういん【両院】** [名] 二院制度の二つの議会。たとえば、日本の衆議院と参議院。イギリスやアメリカなどの上院と下院。 **りょういんきょうぎかい【両院協議会】** [名] 国会で、衆議院と参議院の意見が分かれた場合に、調整する機関。どちらかの議院の要求により、各院一〇名の協議委員で組織する。 **りょううんしゅう【凌雲集】** [名] 八一四年ころ。嵯峨天皇の命により、小野岑守[おののみねもり]らが編集した、最初の勅撰[ちょくせん]漢詩集。唐の宮廷詩の影響が大きい。「凌雲新集」とも。 **りょうえん【良縁】** [名] よい縁組み。よい縁談。 **りょうえん【遼遠】** [名・形動] はるか遠いようす。はるかなようす。「前途バー」 **りょうか【良家】** [名] ↓「りょうけ」 **りょうか【良貨】** [名] 品質のいい貨幣。「悪貨は―を駆逐する」[悪貨] **りょうか【寮歌】** [名] 同じ寮に住む人がうたうための歌。とくに、旧制高校の寮生たちがうたった歌。 **りょうが【凌駕】** [名・スル] 他をしのいで、その上に出ること。「実力は先輩[せんぱい]を―する」 **りょうかい【了解・諒解】** [名・スル] よく理解し、なっとくすること。「―をえる」「―事項」[了承] **りょうかい【領海】** [名] その国の主権のおよぶ沿海の帯状の海域。領土から一二海里以内の海域。「―侵犯」[公海] **りょうがえ【両替】** [名・スル] 紙幣[しへい]や貨幣を、同額の 他の種類の紙幣や貨幣ととりかえること。「円をドルに―する」▽ふつう、「両替え」とは書かない。 **りょうがえや【両替屋】** [名] 江戸時代、金・銀・銅貨などの交換を、手数料をとっておこなった店。両替商。 **りようかち【利用価値】** [名] 利用できる値打ち。「―が高い」 **りょうがわ【両側】** [名] 両方の側。おもてとうら、右と左など、ものの二つの側の両方。[片側] **りょうかん【猟官】** [名] 官職をえようと手をつくして争うこと。「―運動」 **りょうかん【量感】** [名] 分量・重さ・厚さのある感じ。ボリューム。「―たっぷり」 **りょうかん【良寛】** [人名] 一七五八—一八三一年。江戸後期の禅僧[ぜんそう]・歌人。俗名[ぞくみょう]は山本栄蔵。字[あざな]は曲[まがり]。号は大愚[たいぐ]。出家[しゅっけ]して諸国を遍歴[へんれき]し、脱俗[だつぞく]の生活を送った。漢詩・和歌のほかに書もよくした。歌集に「蓮[はちす]の露[つゆ]」など。 **りょうき【涼気】** [名] すずしさ。すずしいさわやかな気分。「―を求める」 **りょうき【猟奇】** [名] 怪奇[かいき]なものや異常なものを好みもとめること。「―趣味。」 **りょうき【猟期】** [名] ある鳥や動物がよくとれる時期。また、その鳥や動物を狩猟することが許可されている期間。 **りょうき【漁期】** [名] ある魚がよくとれる時期。また、その魚をとることが許可されている期間。「ぎょき」とも。 **りょうきょく【両極】** [名] ①地球の北極と南極。また、電池の陽極と陰極[いんきょく]。 ②対立するものの両方。[両端・両極端] **りょうきょくたん【両極端】** [名] ひどくかけはなれていること。「―の意見」▽両はしの意味。 **りょうぎり【両切り】** [名] 両切りタバコ。フィルターなどのついていない紙タバコ。 **りょうきん【料金】** [名] ものの使用や見物、また、かけた手数などに対してしはらう金銭。 **りょうくう【領空】** [名] 領土と領海の上[うわ]の空間で、そ の国の主権がおよぶ空の部分。外国機は許可なしに飛行できない。「一侵犯」 **りょうけ【良家】** [名] 身分や血統のいい家がら。また、しつけのいい家庭。「りょうか」とも。「―の子女」 **りょうけい【良計】** [名] よい計画。よいはかりごと。良策。 **りょうけい【量刑】** [名] 刑罰[けいばつ]の程度を裁判官がきめること。「不当な―」 **りょうげのかん【令外の官】** [名] 律令[りつりょう]の令ではきまっていない官職。平安初期から必要に応じて設けられた。内大臣・中納言・検非違使・蔵人・摂政・関白[かんぱく]など。 **りょうけん【了見・料簡・了簡】** [名] ①[名]ものごとの見かたや考えかた。心のもちかた。「―がせまい」▽ふつう、よくない考えについていう。 ②[名・スル]がまんする。許すこと。「―してくれ」 **りょうけん【猟犬】** [名] 狩りに使うイヌ。 **りょうけんちがい【了見違い】** [名] 根本的な考えかたがまちがっていること。「―もはなはだしい」[不心得] **りょうげん(燎原)の火** いか どうしても止められないほど、勢いの激しいようす。「―のごとく広がる」▽野原につけた火のこと。 **りょうこ(両虎)相闘えば勢い俱に生きず** 力の差のない二頭のトラが戦えば、二頭ともに死ぬ。優劣[ゆうれつ]つけがたい者が戦うのも同じだ。[両雄並び立たず・両虎相打つ] **りょうこう【良好】** [形動] よい状態にあること。すぐれていること。「結果は―だ」「感度―」 > >つかいわけ 善良・優良・良好 > 「善良」は、性質がすなおでまじめなこと。「善良な市民」。「優良」は、健康・成績・品質などがすぐれていること。「優良な製品」。「良好」は、状態が順調でよいこと。「手術後の経過は良好だ」。 <1455> **りょうさい【良妻】** [名] かしこくて気だてのいい妻。「―賢母[けんぼ]」[悪妻] **りょうさいけんぼ【良妻賢母】** [四字熟語] 夫に対してよい妻であり、子に対してかしこい母であること。 **りょうさいしい【聊斎志異】** [書名] 一七一五年。蒲松齢[ほしょうれい]の小説。神仙[しんせん]や鬼狐[きこ]などに関する四四五編の怪異[かいい]談を集めたもの。作者の書斎を「聊斎」といったので、この書名がある。 **りょうさく【良策】** [名] よい方法。すぐれたはかりごと。良計。 **りょうさん【量産】** [名] 「大量生産」の略。「―態勢をとる」 **りょうざんぱく【梁山泊】** [名] 豪傑[ごうけつ]や野心家などの集まる場所。▽中国、「水滸伝[すいこでん]」に出てくる地名から。 **りょうし【料紙】** [名] 書いたり印刷したりするための用紙。古い言い方。 **りょうし【猟師】** [名] 狩猟を職業とする人。かりゅうど。 **りょうし【漁師】** [名] 漁を職業とする人。漁夫[ぎょふ]。 **りょうじゅう【猟銃】** [名] 狩猟[しゅりょう]などに使う銃。 **りょうし【量子】** [名] エネルギーなどの物理量の最小の単位。「―論」「一力学」 **りょうじ【領事】** [名] 外国にいて、自国との貿易や交流をうながしたり、在留する自国民を保護したりする役人。「総―」 **りょうじ【療治】** [名] 治療。古い言い方。「荒[あら]―」「腰痛を―する」 **りょうじかん【領事館】** [名] 領事がその任地で職務をとる役所。 **りょうしき【良識】** [名] 健全なものの考えかた。すぐれた判断力。「―を疑う」 > >つかいわけ 常識・良識 > 「常識」は、ふつう一般の人がもっている知識。また、判断のしかた。「常識でわかること」。「良識」は、より理性的で社会人としてのすぐれた判断をふくむ。「良識にうったえる」。 **りょうじさいばんけん【領事裁判権】** [名] 外国人が犯罪を犯した場合、その裁判を犯罪者の国の領事がおこなう権利をもつこと。一九世紀には、ヨーロッパ諸国がアジア・アフリカ諸国でこの特権をえた。 **りょうしつ【良質】** [名・形動] 性質や品質がすぐれていること。「―の油がとれる」[悪質] **りょうじつ【両日】** [名] 二日間。「一―中にきめる」 **りょうしゃ【両者】** [名] 相対[そうたい]する二つのものや人。双方。「―の言い分とももっともだ」 **りょうしゅ【領主】** [名] ①領地や荘園[しょうえん]の持ち主。 ②江戸時代、土地を所有し住民を支配した、大名[だいみょう]、旗本[はたもと]など。 **りょうしゅう【領収】** [名・スル] 代金などを受けとって収めること。「―済み」[受領] **りょうしゅう【領袖】** [名] 人の上に立つ指導者。代表となる人物。「各政党の―」▽着物で目立つ部分、えりとそでという意味から。 **りょうしゅうしょ【領収書】** [名] かねを受けとったしるしに出す書きつけ。うけとり。レシート。[類]領収証 **りょうしょ【両所】** [名] ①「両人」の敬った言い方。「ご―におまかせする」[御両人] ②二つの場所。二か所。 **りょうしょ【良書】** [名] すぐれた内容の本。[悪書] **りょうしょう【了承・諒承】** [名・スル] 事情を知って承知すること。「すでに―済みのこと」[了解] **りょうじょう(梁上)の君子** ぬすっと。盗賊。▽梁[はり]の上にひそむ盗賊をさして、人は本来善良な君子なのだが、悪い慣習で悪人になったのだと子供たちに教えた故事(中国、「後漢書[ごかんじょ]」)から。②「ねずみ」のこと。 **りょうしょく【糧食】** [名] たくわえた食料。「―がつきる」「非常用の―」 **りょうじょく【陵辱・凌辱】** [名・スル] ①人をはずかしめる言動をとること。 ②暴力で女性を犯すこと。 **りょうしん【両親】** [名] 父と母。ふたおや。 **りょうしん【良心】** [名] 自分の言動が道徳的に善か悪かを判断し、正しいことをしようとする心。「―にはじる」「―の呵責[かしゃく]」 **りょうしんてき【良心的】** [形動] 良心に従って誠実にものごとをするようす。「―に行動する」「―な店」 **りょうじんひしょう【梁塵秘抄】** [書名] 一一六九年。後白河法皇の撰[せん]。平安末期の、主として今様形式の歌を集めた歌謡集。二〇卷。 **りょうする【領する】** [動] ①自分の領土にする。支配する。「一国を―力をもつ」▽文章語。 ②自分のものとして受けとる。 **りょうせい【両性】** [名] ①男性と女性。また、おすとめす。「婚姻は―の合意にもとづく」 **りょうせい【良性】** [名] たちのいいこと。とくに病気などで、治療[ちりょう]で治るもの。「―の腫瘍」[悪性] **りょうせい【寮生】** [名] 寮で生活する学生や生徒。 **りょうせいばい【両成敗】** [名] ことを起こした二人を、両方に罪があるとして同じように罰[ばっ]すること。「喧嘩[けんか]―」 **りょうせいるい【両生類・両棲類】** [名] 脊椎[せきつい]動物の分類の一つ。卵生で子供のときは水中でえら呼吸し、成長後は肺呼吸をして陸上にすむ動物。カエル・イモリ・サンショウウオなど。 **りょうせん【稜線】** [名] 山のみねからみねへと続く線。尾根。「なだらかな―をえがく」 **りょうぜん【両全】** [名] 両方ともが完全であること。二つのことを完全におこなうこと。「―の策」 **りょうぜん【瞭然】** [形動] はっきりしていて、疑いよ <1456> うのないようす。「一目―」[歴然・明白] **りょうぞく【良俗】** [名] その時代に、その地方でよいとされる風俗や習慣。善良な風習。「公序―に反する」 **りょうたん【両端】** [名] ものの両方のはし。りょうはし。「ひもの―を結ぶ」「―を持す(=有利なほうにつこうとなりゆきをうかがう)」[一端] **りょうだん【両断】** [名・スル] 真っ二つに断[た]ちきること。「一刀ー」 **りょうち【領地】** [名] 所有し、支配している土地。領土。 **りょうて【両手】** [名] 左右両方の手。もろて。「―を合わせる」[片手] > 両手に花 一人の男性が左右にいる美人をひとりじめにすること。また、ほしいと思っている二つのものを同時に手に入れること。 **りょうてき【量的】** [形動] ものごとを量の面から見たようす。「―にも不足している」[質的] **りょうてんびん【両天秤】** [名] ものごとがどちらに展開してもいいように、ふたまたをかけること。「―にかける」 **りょうど【領土】** [名] その国が所有し、主権のおよぶ土地。領地。「敗戦で―を失う」「―権」 **りょうとう【両刀】** [名] 武士がこしにさした大小二本の刀。大刀と脇差し。「―をたばさむ」 **りょうどう【糧道】** [名] 軍隊に食糧を運ぶ道。「敵の―を絶つ」 **りょうとうげきす【竜頭鶴首】** [名] 平安・鎌倉時代、貴族が、その上で音楽を演奏させたり舞わせたりして、風流な舟遊びをした船。「りゅうとうげきす」「りゅうとうげきしゅ」とも。▽船首に竜の頭をほったものと鶴(=水鳥の一種)の頭をほったものの二隻[せき]を一対[つい]にした。 **りょうどうたい【良導体】** [名] 電気や熱をよく伝える物質。導体。銀や銅など。[不良導体] **りょうとうづかい【両刀遣い】** [名] ①ふつうは同時に できない二つのことをうまくこなす人。とくに、酒もあまいものも両方好きな人。▽両手に大小の刀を持って戦う二刀流の意味から。 ②勢力のおよぶ範囲[はんい]。なわばり。「自然科学の―」 **りょうとう(遼東)の豕** いのと 世間[せけん]知らずで、自分一人がえらいと思いこんでいること。ひとりよがり。▽遼東に白い頭のブタが生まれたのでめずらしいと思い、お上[かみ]に献上[けんじょう]しようと河東に来てみると、辺りのブタはみな白い頭だった。「遼東」は中国、秦代の郡名。 **りょうとく【両得】** [名] ①一度に二重の利益をえること。「一挙―」 ②自分も相手も両方が利益になること。 **りょうどなり【両隣】** [名] 左右、両方のとなり。「向こう三軒[げん]―」 **りょうば【両刃】** [名] 両側に刃のついていること。また、その刃物。「―のかみそり」[もろ刃][片刃] **りょうば【猟場】** [名] 鳥やけものをとるのにいい場所。 **りょうば【漁場】** [名] 魚や貝をとるのによい場所。「ぎょば」「ぎょじょう」とも。「最北の―」 **りょうひ【良否】** [名] よいことと悪いこと。よしあし。優劣。「製品の―を見分ける」 **りょうびらき【両開き】** [名] 戸などが真ん中から、両方に分かれて開くこと。[類]観音開き[片開き] **りょうひん【良品】** [名] 質のいい品。[佳品] **りょうふう【涼風】** [名] すずしい風。すずかぜ。「部屋[へや]に―を入れる」「―が立つ」 **りょうふうびぞく【良風美俗】** [四字熟語] 非常によい風俗や習慣のこと。「―を保つ」 **りょうぶしんとう【両部神道】** [名] 中世の神道の一派。真言宗の両部(=金剛界と胎蔵[たいぞう]界の菩薩[ぼさつ])の教えによって、神道を解釈[かいしゃく]したもの。神仏の調和を目ざす本地垂迹[ほんじすいじゃく]説のもととなるもの。両部習合神道。[唯一神道] **りょうぶん【両分】** [名・スル] 二つに分けること。「二分。「世界を―ーする勢力」 **りょうぶん【領分】** [名] ①所有している土地。領地。「他国の―をおかす」 **りょうぼ【陵墓】** [名] 皇族の墓をまとめた呼び方。▽「陵」は、天皇や皇后などをほうむるところ。みささぎ。「墓」は、その他の皇族をほうむるところ。 **りょうほう【両方】** [名] 二つのもの。二つとも。双方。「―とも買う」「―の言い分を聞く」[片方] **りょうほう【療法】** [名] 病気の治療法。「民間―」 **りょうまい【糧米】** [名] 食糧用の米。「―が底をつく」 **りょうみ【涼味】** [名] すずしい感じ。ひんやりした感じ。「川下りで―を満喫する」「―満点」 **りょうみん【良民】** [名] ①善良でまじめな人民。一般市民。 ②律令制で、天皇が直接支配する人民。貴族・公民。[賤民] **りょうめ【量目】** [名] はかりで計った品物の重さ。「―をごまかす」 **りょうめん【両面】** [名] ①おもてと裏の二面。「―印刷」[片面] ②二つの方面や方向。「物心——」「——作戦」 **りょうやく【良薬】** [名] 病気によく効く薬。 > 良薬は口に苦[にが]し 忠告は聞きづらいものだが、自分のためになる。[忠言耳に逆らう]▽よい薬は飲みにくいが、よく効くという意味から。中国、「孔子家語」から。 **りょうゆう【両雄】** [名] 二人の英雄。二人のすぐれた人物。「―並び立たず」 **りょうゆう【良友】** [名] つきあってその人のためになる人。よい友人。「―と交わる」[悪友] **りょうゆう【僚友】** [名] 同じ職場の友達。同僚。 **りょうゆう【領有】** [名・スル] 土地やものを自分のものとしてもつこと。「英国の―する島」 **りょうよう【両用】** [名] 二つの目的に使えること。兼用。「水陸―」 **りょうよう【両様】** [名] 二つの様式。ふたとおり。「和戦―の構え」 **りょうよう【療養】** [名・スル] 病気の治療をしながら、 <1457> からだを休め養うこと。「転地——」「一所」 **りょうよく【両翼】** [名] ①鳥や飛行機などの左右のつばさ。「―を広げる」 ②つばさのように左右にはり出したもの。とくに、軍隊の陣[じん]。 **りょうらきんしゅう【綾羅錦繡】** [四字熟語] 美しい衣服のたとえ。あやぎぬ・うすぎぬ・にしき・ぬいとりを並べたことば。「―をまとう」 **りょうらん【撩乱・繚乱】** [形動] 入りみだれるようす。多くの花が咲ききみだれるようす。「百花―」 **りょうり【料理】** [名・スル] ①材料をにたり焼いたりしておいしく食べられるように手を加えること。また、手を加えた食べもの。「家庭―」[調理] ②手ぎわよく処理すること。「難問題を―する」 **りょうりつ【両立】** [名・スル] 二つのものごとが同時に、さしつかえることなく成り立つこと。「勉強とクラブ活動を―させる」 **りょうりや【料理屋】** [名] 客に主として和風料理などを飲食させる店。「駅前の小―」[類]料亭 **りょうりょう【寥寥】** [形動] 数量が少なく、ひっそりとしてさびしいようす。「参加者は―たるものだ」 **りょうりょう(両両)相俟って** 両方が相手を助けあって。両方がいっしょになって。「形と色とが―すばらしい作品になった」 **りょうりん【両輪】** [名] 車の左右の輪。また、二つそろって、はじめて用をなすもの。「夫婦は車の―」 **りょかく【旅客】** [名] 列車・航空機・船などを利用して旅行する人。「りょきゃく」とも。「一列車」 **りょかっき【旅客機】** [名] 旅客を運ぶ目的でつくられた航空機。 **りょかん【旅館】** [名] 料金をとって旅行者をとめる家。宿屋。「温泉―」▽和風のもの。洋風のホテルに対していう。 **りょきゃく【旅客】** [名] ↓「りょかく」 **りょく【利欲】** [名] 自分の利益ばかりをはかろうとする考え。「―に走る」「―に目がくらむ」 **りょく[力]** ①ものに作用するちから。はたらき。②ちからを出してはげむ。つとめる。③…の能力。「政治―」「理解―」「行動―」 > [リョク]・[リキ] 学力[がくりょく] 実力[じつりょく] 電力[でんりょく] 能力[のうりょく] 力学[りきがく] 力量[りきりょう] 自力[じりき] 馬力[ばりき] 尽力[じんりょく] 努力[どりょく] 力作[りきさく] 力説[りきせつ] > [ちから]力強い[ちからづよい] 力関係[ちからかんけい] 底力[そこぢから] > 力こめる[ちからこめる] 加特力[かすがもり] 外角力[そとずもう] **りょく[緑](綠)** みどりいろ。②草や木。▼「縁[えん]」「録」は別字。 > [リョク]・[ロク] 緑茶[りょくちゃ] 葉緑素[ようりょくそ] 緑青[ろくしょう] ②緑陰[りょくいん] 緑化[りょっか] 緑地[りょくち] 新緑[しんりょく] > [みどり] 緑[みどり]の黒髪[くろかみ] 薄緑[うすみどり] 黄緑[きみどり] **りょく【力】** [造語]→漢字項目を見よ。 **りょくいん【緑陰】** [名] 緑の木のかげ。青葉のしげったすずしい木の下。「―講座」「―に憩[いこ]う」 **りょくじゅほうしょう【緑綬褒章】** [名] 褒章の一つ。りっぱな徳行と事業を通して社会につくした人におくられる、緑色のリボンのついた記章。 **りょくち【緑地】** [名] 公園や農地などで、いちめんに草木のおいしげっている土地。「―計画」 **りょくちたい【緑地帯】** [名] 道路の中央部などにある植えこみ。また、都市の周辺に防災・自然保護・大気浄化などの目的でもうけられた草木の多い地域。グリーンベルト。 **りょくちゃ【緑茶】** [名] 茶の若葉を蒸[む]し、もみながら乾燥させてつくったもの。[紅茶] **りょくど【緑土】** [名] 草木のしげった土地や国土。 **りょくないしょう【緑内障】** [名] 眼球の圧力が増し、視力がおとろえる病気。あおそこひ。▽ひとみが緑色に見えることもあるのでいう。 **りょくひ【緑肥】** [名] ウマゴヤシやレンゲソウなどを青草のまま土にすきこんで肥料とするもの。草肥[くさごえ]。 **りょくふう【緑風】** [名] 初夏のころ、青葉をふきわたるさわやかな風。「―かおるころ」 **りょくや【緑野】** [名] 草木がしげった野原。「目の前に―が開ける」 **りょけん【旅券】** [名] 外国を旅行する者のために政府が発行する身分証明書。パスポート。 **りょこう【旅行】** [名・スル] 旅に出ること。たび。 **りょしゅう【旅愁】** [名] ①旅さきで感じる、しみじみとしたわびしさ。「―にひたる」 **りょしゅう【旅愁】** [書名] 一九三七年。横光利一[よこみつりいち]の未完の小説。西洋と東洋の思想を対置し、これに恋愛[れんあい]をからませて、伝統的な東洋の精神主義による近代の再興をはかろうとした大作。 **りょしゅう【虜囚】** [名] 敵にとらわれた人。捕虜[ほりょ]。「―の身となる」 **りょしゅく【旅宿】** [名・スル] 旅さきでとまること。こた、旅さきの宿[やど]。 **りょじょう【旅情】** [名] 旅さきでのしみじみとした思い。旅人の心情。「―をなぐさめる」「―をそそる」 **りょそう【旅装】** [名] 旅じたく。旅行の服装。「―をといてくつろぐ」 **りょっか【緑化】** [名・スル] 草や木をたくさん植えて緑をふやすこと。りょくか。「―運動」 **りょてい【旅程】** [名] 旅の道のり。また、旅の日程。「―をくりあげる」 **りょひ【旅費】** [名] 旅行にかかる費用。「出張―」 **りょりょく【膂力】** [名] 筋肉の力。腕力[わんりょく]。 **リラ** [名] ①モクセイ科の落葉低木。春に、うすむらさき・赤むらさき・白などのかおりのいい小花を穂の形につける。ライラック。[lilas] ②[造語]トルコや昔のイタリアの貨幣[かへい]単位。記号はL または Lit. [lira] **リライト** [名・スル] もとの文章に手を入れて、書きなおすこと。「わかりやすくーする」[rewrite] **リラックス** [名] 緊張[きんちょう]をゆるめ、くつろぐこ <1458> と。のんびりと楽にすること。「―して本番に臨[のぞ]む」[relax] **リリース** [名・スル] ①CDやビデオソフトなどの発売。 ②一度釣[つ]った魚を水にもどすこと。[release] **リリーフ** [名・スル] ①[名・スル]野球で、救援[きゅうえん]のための投手交替[こうたい]。また、その投手。 ②[名]→「レリーフ」[relief] **リリカル** [形動] 叙情的。「――な詩」[lyrical] **りりく【離陸】** [名・スル] 航空機などが地上をはなれて飛びたつこと。[着陸] **りりしい【凜凜しい】** [形] 姿や言動がきりっとして勇ましい。「―晴れ姿」「凛々しくたち向かう」 **リリシズム** [名] 叙情詩的なおもむき。叙情性。「清冽なー」[lyricism] **りりつ【利率】** [名] 元金[がんきん]に対する利息の割合。 **リリック** [形動] 叙情詩。また、叙情的。「―な表現」[エピック][lyric] **リリヤン** [名] 人絹[じんけん]やナイロンなどを細いまるひもに組んだ手芸用の糸。リリアン。[lily yarn] **りりょう【李陵】** [書名] 一九四三年。中島敦[なかじまあつし]の中編小説。中国古代の史実に取材した作品。行動者の蘇武[そぶ]と認識者の司馬遷[しばせん]の中間にあって、生活人として生きた李陵の姿をえがく。 **リルケ** [人名] 一八七五—一九二六年。オーストリアの詩人。旅でえた体験をふまえ、生と死を深く見つめながら、内面世界を象徴化した。詩集「ドゥイノの悲歌[エレジー]」、小説「マルテの手記」など。[Rainer Maria Rilke] **リレー** [名] ①[名・スル]うけついで順送りすること。中継。交替。「バケツー」「投手―」 ②[名]「リレーレース」の略。継走。継泳。「メドレー」[relay] **りれき【履歴】** [名] 現在までにどんな学校に行き、どんな仕事に就いたかという生活の歴史。 **りれきしょ【履歴書】** [名] その人が現在ま[ま]でに行ったりん[臨]学校や就いた職業、趣味などを年代順・項目別に書いた書類。 **りろせいぜん【理路整然】** [四字熟語] 議論や意見のすじみちが正しく整っているようす。「―とした説明」「―たる文章」 **りろん【理論】** [名] 個々の事実の体験を、体系的に説明する考え。証拠[しょうこ]や注意深い理由づけにもとづいているが、まだ完全には証明されていない原理や法則。「一物理学」[実践] **りろんとうそう【理論闘争】** [名] 理論にもとづいてなされる論争。とくに、社会運動などの主義や主張のたたかいにいう。 **りろんりせい【理論理性】** [名] 「純粋[じゅんすい]理性」に同じ。経験とかかわりなしに、ものごとを認識する能力。[実践理性] ▽ドイツの哲学者カントの用語。 **りん[林]** 木や竹が多く生えているところ。はやし。②同じ程度のものがたくさん集まっていること。 > [リン] 林間[りんかん] 林道[りんどう] 原始林[げんしりん] 森林[しんりん] ②林立[りんりつ] 学林[がくりん] 酒池肉林[しゅちにくりん] > [はやし] 雑木林[ぞうきばやし] 松林[まつばやし] **りん[輪]** ①車のわ。また、わの形をしたもの。②ものの外まわり。③代わるがわるする。④車輪や花を数えることば。「梅一―」「輸」は別字。 > [リン] 輪禍[りんか] 競輪[けいりん] 車輪[しゃりん] 日輪[にちりん] 年輪[ねんりん] ②輪郭[りんかく] 外輪[がいりん] ③輪唱[りんしょう] 輪読[りんどく] 輪廻[りんね] 輪番[りんばん] > [わ] 輪切り[わぎり] 輪投げ[わなげ] 指輪[ゆびわ] **りん[綸]** ◎いと。②天子のことば。 > [リン] ①綸子[りんず] ②綸言[りんげん] 綸旨[りんじ] ◎すぐそばにある。面している。②その時、その場に居[い]あわせる。③身分の高い人が来る。おいでになる。④そばに置いて見る > [リン] 臨海[りんかい] 臨港[りんこう] ②臨機応変[りんきおうへん] 臨時[りんじ] 臨終[りんじゅう] 臨床[りんしょう] 臨席[りんせき] ③臨幸[りんこう] 光臨[こうりん] 降臨[こうりん] 来臨[らいりん] > ④臨写[りんしゃ] 臨書[りんしょ] 臨画[りんが] 臨模[りんも] > [のぞむ]海に臨[のぞ]む別荘 **りん[厘]** ●昔のかねの単位。一円の一○○○分の一。一銭の一〇分の一。②尺貫[しゃっかん]法で、長さの単位。一寸の一○○分の一。約○・三ミリメートル。また、重さの単位で、一匁[もんめ]の一○○分の一。③小数の単位。一の一〇〇分の一。 > [リン] ③九分九厘[くぶくりん] **りん[倫]** 人として守るべき道。②同じような仲間。[類] > [リン] 倫理[りんり] 不倫[ふりん] ②絶倫[ぜつりん] 比倫[ひりん] > 倫敦[ロンドン] **りん[隣]** となり。となりあう。 > [リン] 隣家[りんか] 隣国[りんごく] 隣人[りんじん] 隣接[りんせつ] 近隣[きんりん] > [となる]・[となり]隣り合う[となりあう]/隣近所[となりきんじょ] 両隣[りょうどなり] **りん[琳]** 美しい玉。 **りん[凜]** 寒くて、厳しいようす。また、りりしいようす。▽ <1459> 「凛」は俗字[ぞくじ]。「凜と」も見よ。 > [リン] 凜気[りんき] 凜然[りんぜん] 凜々[りんりん] 凜冽[りんれつ] > 凜々しい[りりしい] **りん[麟]** 中国の想像上の動物の「麒麟」のこと。また、すぐれた人物のたとえ。 > [リン] 麟鳳[りんぽう] **りん[鈴]** ↓「れい」 **りん【厘/輪】** [造語]→漢字項目を見よ。 **りん【鈴】** [名] ①合図[あいず]のために、おしたりふったりして音を出す道具。ベル。「―を鳴らす」 ②経[きょう]を読むときなどにたたく、金属製の鉢形[はちがた]の仏具。 **りん【燐】** [名] 非金属元素の一つ。暗い場所で青白い光を発して燃える。骨や歯に多くふくまれ、マッチ・肥料・殺虫剤[さっちゅうざい]などに使う。元素記号P **りんう【霖雨】** [名] 何日も降りつづく雨。ながあめ。 **りんか【輪禍】** [名] 自動車や電車などにはねられたり、ひかれたりする災難。「子供を―から守る」 **りんか【隣家】** [名] となりの家。 **リンカーン** [人名] 一八〇九—六五年。アメリカ合衆国第一六代大統領。奴隷解放を宣言し、南北戦争に勝って合衆国の統一に成功したが、暗殺された。ゲチスバーグの演説の「人民の人民による人民のための政治」ということばは民主主義の理念をあらわすといわれる。[Abraham Lincoln] **りんかい【臨海】** [名] 海のそばにあること。「―工業地帯」 **りんかい【臨界】** [名] 物質が、ある状態から別の状態に変化するさかいめ。「―温度」 **りんかいがっこう【臨海学校】** [名] 夏、児童・生徒を海辺に集めて、からだをきたえる訓練をすること。また、その施設[しせつ]。 **りんかく【輪郭・輪廓】** [名] ①ものを形づくる線。「整った顔の―」「山の―があらわれる」 ②ものごとのあらまし。概略[がいりゃく]。アウトライン。「話の―がつかめた」 **りんかんがっこう【林間学校】** [名] 夏、林や高原などに児童・生徒を集めて、からだをきたえる訓練をすること。また、その施設も。 **りんき【悋気】** [名] 男女間のやきもち。しっと。「―をおこす」 **りんぎ【稟議】** [名] 官庁や会社などで、会議を開くことなく、文案を関係者に回して承認を求めること。「―書」▽古くは「ひんぎ」と読んだ。 **りんきおうへん【臨機応変】** [四字熟語] その場その場に応じて適切な方法をとること。「―の処置」▽「機に臨[のぞ]み、変化に応じる」という意味。 **りんぎょう【林業】** [名] 植林して樹木を育て、それを材木・パルプ・炭などにする一連の職業をいう。 **リンク** [名] ①[名・スル]連結すること。つなぎ。 ②[名]くさりの輪。[link] **リンク** [名] スケート場。「スケートー」[rink] **リング** [名] ①輪。また、輪状のもの。 ②指輪。「エンゲージー」 ③ボクシングなどの競技場。「―に上がる」[ring] **リングサイド** [名] ボクシングなどで、リングに近い最前列の席。[ringside] **りんけい【鱗茎】** [名] 地下茎のまわりに養分をたくわえ、それが生育して球形や卵形などになったもの。ユリ・スイセン・タマネギなど。 **りんげつ【臨月】** [名] 出産が予定される月。うみづき。 **リンゲルえき【リンゲル液】** [名] 塩化ナトリウム・塩化カリウムなどの混合水溶液[ようえき]。血液の代用・水分補給などに利用する。リンゲル。リンガー液。▽イギリス人の創製者リンガーの名から。 **りんけん【臨検】** [名・スル] その場に行ってとり調べること。「―を受ける」 **りんご【林檎】** [名] バラ科の落葉高木。春、白い花が咲[さ]き、秋、円形であまずっぱい実がなる。食用。 **りんこう【燐光】** [名] ①黄燐[おうりん]を空気中に放置したとき発する青白い光。 ②ある物質に、光を当てたのち、光をなくしてもしばらくのあいだ発光する現象。 **りんこう【燐鉱】** [名] 燐酸カルシウムを多量にふくむ鉱物。人造肥料の原料となる。「―石」 **りんごく【隣国】** [名] となりの国。隣邦[りんぽう]。 **りんさく【輪作】** [名・スル] 同じ土地に、性質の異なる作物を、一定の順序で年ごとにかえて栽培[さいばい]すること。[連作] **りんさん【林産】** [名] ①山林から産出すること。また、山林で産出したもの。「―物」 **りんさん【燐酸】** [名] 燐の酸化物が水にとけてできるもの。吸湿性が強く、酸味がある。医薬や工業用。「―カルシウム」 **りんさんひりょう【燐酸肥料】** [名] 燐酸を多量にふくむ肥料。過燐酸石灰・骨粉[こっぷん]・豆かすなど。 **りんし【綸旨】** [名] 天皇の命令。また、天皇の命を受けて蔵人[くろうど]が出した文書。りんじ。 **りんじ【臨時】** [名] きまった日時でなく、その時だけ特別であること。「―ニュース」「―休業」 > >つかいわけ 臨時・一時 > 「臨時」は、予定外に必要なときだけ、用意するもの。「臨時列車」「臨時国会」。「一時」は、しばらくのあいだ。また、そのとき一度だけ。「一時金」「一時のまにあわせ」。 **りんじこっかい【臨時国会】** [名] 通常国会が開かれていないとき、緊急の議題について、内閣[ないかく]かいずれかの議院の四分の一以上の議員が要求して召集[しょうしゅう]される国会。臨時会。 **りんしつ【隣室】** [名] となりの部屋。 **りんじゅう【臨終】** [名] 命が終わるというとき。死に <1460> ぎわ。「―がせまる」[末期・今わの際] **りんしょ【臨書】** [名・スル] 書を、てほんを見ながら、そのとおりに書くこと。また、てほんのとおりに書いた書。臨写。 **りんしょう【輪唱】** [名] 同じメロディーを、間隔[かんかく]をおいて、追いかけるようにうたう歌いかた。 **りんしょう【臨床】** [名] 実際に病人を診察し、治療すること。「―医学」「―実験」 **りんじょう【臨場】** [名・スル] ものごとがおこなわれている場に出ること。[類]臨席 **りんしょういがく【臨床医学】** [名] 病人を実際に診察[しんさつ]したり、治療したりする医学。[基礎医学] **りんじょうかん【臨場感】** [名] 実際にその場にいるような感じがすること。「―のある話」 **りんしょく【吝嗇】** [名・形動] ものや金銭を非常におしむこと。けち。「―家」(=けちんぼ) **りんしるい【鱗翅類】** [名] 昆虫[こんちゅう]の分類の一つ。羽やからだが鱗粉[りんぷん]におおわれているもの。チョウ・ガなど。 **りんじんあい【隣人愛】** [名] 隣人である他人への愛。イエス・キリストは、すべての人に対する無償[むしょう]で無差別の愛の実践[じっせん]を説いた。 **リンス** [名] シャンプーのあと、髪[かみ]の毛の保護や手入れのために使う液剤[えきざい]。また、それを使って髪をすすぐこと。▽すすぐという意味。[rinse] **りんず【綸子】** [名] 精練した生糸[きいと]で紋様を織りだした、なめらかでつやのある高級な絹織物。 **りんせい【輪生】** [名] 植物の葉が、一つの節から三枚以上出る生えかた。ほかに、互生[ごせい]・対生。 **りんせき【隣席】** [名] となりの席。 **りんせき【臨席】** [名・スル] 式や会に出席すること。改まった言い方。「ごーの先生方がた」 **りんせつ【隣接】** [名・スル] となりあっていること。「公園の一画に―する」 **りんせん【臨戦】** [名] 戦場に出ること。戦いにのぞむこと。「―態勢にはいる」 **りんぜん【凜然】** [形動] ①寒さが厳しいようす。「―たる冷気」 ②きりっとして勇ましいようす。「―とした態度」 **りんそくじょ【林則徐】** [人名] 一七八五—一八五○年。中国、清[しん]末の政治家。アヘン禁止を主張して、アヘンの没収や密売者の処分、イギリス商館区の封鎖などを強行したが、それがアヘン戦争を招いたとして追放された。 **リンチ** [名] 法律によらない、私的で集団的で暴力的な制裁。私刑[しけい]。「―を受ける」[lynch] **りんてんき【輪転機】** [名] 印刷機械の一種。円筒[えんとう]形の印刷版と圧力を加える部分のあいだに紙を通 して印刷する。高速なので、新聞や雑誌などの印刷に適している。 **りんと【凜と】** [副] きりっとひきしまって、厳しいようす。「―した姿」「―した冬の朝」 **りんどう【林道】** [名] 林の中の道。とくに、切りだした材木を運搬するための道。 **りんどう【竜胆】** [名] リンドウ科の多年草。山野に自生し、秋、青むらさき色でつりがね状の花が咲[さ]く。根は薬用。 **りんどく【輪読】** [名・スル] 一冊の本を数人で分担し、順番に読み、解釈[かいしゃく]・研究すること。「一会」 **リンドバーグ** [人名] 一九〇二—七四年。アメリカの飛行家・軍人。はじめて大西洋横断無着陸飛行に成功。ニューヨーク〜パリ間を三十三時間半で飛んだ。次いで北太平洋横断飛行にも成功した。[Charles Augustus Lindbergh] **りんね【輪廻】** [名] 車輪が回転して極まるところがないように、仏教で、人間をはじめあらゆる生物の霊魂が、迷いの世界でさまざまな肉体に生まれかわり死にかわりしてとまることはないという考えかた。流転。「―思想」 **りんねてんしょう【輪廻転生】** [四字熟語] 仏教で、車輪が回りつづけるように、六道[ろくどう]の煩悩の中で生死をくりかえすこと。 **リンネル** [名] 亜麻[あま]の繊維で織ったうすい織物。リネン。▽liniéreから。 **リンパ【淋巴】** [名] 脊椎動物で、血管からしみだして細胞[さいぼう]間を満たす体液。免疫[めんえき]にかかわるリンパ球を多くふくむ。リンパ管を通って静脈にはいる。リンパ液。[lymph] **リンパせつ【淋巴節】** [名] リンパ管の各部にある粒状[つぶじょう]の組織。病菌[びょうきん]の侵入[しんにゅう]をくいとめる。リンパ腺[せん]。 **リンパせん【淋巴腺】** [名] 「リンパ節」 **りんばん【輪番】** [名] 一つの仕事を大勢の人が交替[こうたい]で順番にうけもつこと。まわり番。「―制」 **りんびょう【淋病・麻病】** [名] 性病の一つ。淋菌に粘膜[ねんまく]がおかされる。淋疾。トリッペル。 **りんぶ【輪舞】** [名] 大勢の人が輪になって、回りながらおどること。また、そのおどり。 **りんぷん【鱗粉】** [名] チョウやガなどの羽についている、うろこ状の粉。 **りんぼう【隣邦】** [名] となりの国。隣国。 **りんもう【厘毛】** [名] ごくわずかなこと。「―の差もない」▽一厘と一毛のこと。多く、下に打消[うちけ]の語をともなう。 **りんや【林野】** [名] 森林と原野。「―をきり開く」 **りんやちょう【林野庁】** [名] 農林水産省の外局の一つ。国有林の維持[いじ]や管理にあたる役所。 **りんり【倫理】** [名] ①人としてこうでなければいけないと考えられる生きかたの原則にもとづく体系。「職業―」「政治―」「一的」[道徳・モラル] ②「倫理学」の略。 **りんり【淋漓】** [形動] 血やあせなどがしたたりおちるようす。「流汗―」 **りんりがく【倫理学】** [名] 社会生活で守るべききまりや人間関係、善悪の問題などを研究する哲学の一分野。 **りんりつ【林立】** [名・スル] 林の木のように、たくさん立ちならぶこと。「―するビル」 **りんりん【凜凜】** [形動] ①寒さや緊張しなどで心身がひきしまるようす。また、りりしく勇ましいようす。「―たる寒気」「勇気―と進む」 <1461> **りんれつ【凜冽】** [形動] 寒さの厳しいようす。さすように寒いようす。「寒風―」▽「例」は寒いこと。 **る[瑠]** 紺色の美しい玉。 > [ル] 瑠璃[るり] **ルアー** [名] 小魚や虫などに似せてつくった釣[つ]り針。擬餌針。[lure] **るい[類](類)** ●似たもの。また、似たものの集まり。なかま。「―のない事件」「―を見ない」②似たような目にあう。③生物学上の分類で、綱[こう]・目[もく]の代わりに使われる。「哺乳[ほにゅう]のうー」「◆「類する」を見よ。 > [ルイ] 類型[るいけい] 類語[るいご] 類似[るいじ] 類人猿[るいじんえん] 衣類[いるい] 親類[しんるい] 同類[どうるい] ②類火[るいか] 類焼[るいしょう] > [たぐい]類いない[たぐいない] > 類は友を呼ぶ 似た者どうしはしぜんに集まるものだ。 **るい[涙](涙)** なみだ。▽「泪」は異体字。 > [ルイ] 涙腺[るいせん] 暗涙[あんるい] 感涙[かんるい] 声涙[せいるい] 落涙[らくるい] > [なみだ]涙ぐむ[なみだぐむ] 悔し涙[くやしなみだ] 涙雨[なみだあめ] **るい[累]** ①次々と積みかさねる。②かかわりあい。 > [ルイ] 累加[るいか] 累計[るいけい] 累進[るいしん] 累積[るいせき] 累代[るいだい] 累々[るいるい] ②係累[けいれい] > [かさねる]累かさねる > 累を及ぼす 関係のない人にまで迷惑[めいわく]をかける。 **るい[塁](壘)** ●小さな城。とりで。②野球のベース。「―に出る」 > [ルイ] 塁壁[るいへき] 堅塁[けんるい] 敵塁[てきるい] 土塁[どるい] 塁審[るいしん] > 残塁[ざんるい] 盗塁[とうるい] 本塁[ほんるい] 満塁[まんるい] > [とりで]塁とりで > 塁を摩ます ①敵のとりでにせまる。 ②ある人と同じ地位や能力に達する。 **るい【累/塁/類】** [名] →漢字項目を見よ。 **ルイ** [人名] ①一四世。一六三八—一七一五年。フランス王。絶対主義君主の典型。宰相[さいしょう]にマザランを置き、貴族のフロンドの乱をしずめ、マザランの死後は王権神授説をとって親政を始めた。専制君主としてブルボン朝の最盛期を築いた。ヴェルサイユ宮殿を建て、重商主義政策をとり、植民地開発のための戦争を再三おこなった。[Louis XIV] ②一六世。一七五四—九三年。フランス王。財政の建て直しに努めたが、果たせずフランス革命が起き、后妃マリー・アントワネットとともにギロチンで処刑にされた。[Louis XI] **るいえん【類縁】** [名] ①血のつながりがある人々。親類。一族。 ②生物で、形や性質などに似たところがあって、たがいの関係が近いこと。「―関係」 **るいおんご【類音語】** [名] 発音が似ていることば。「いち(一)」と「しち(七)」、「せいしん(精神)」と「せいひん(製品)」など。 **るいか【累加】** [名・スル] 次々と重ね、加えること。重なり加わること。「―記録」 **るいぎご【類義語】** [名] 意味が近いことば。「きれい」 と「美しい」、「用意」と「準備」など。シノニム。[類語][対義語・反対語] **るいく【類句】** [名] ①よく似た語句。よく似た文句。 ②俳句で、表現や意味の似通っているもの。また、和歌の上[かみ]の句と下[しも]の句、俳句の初句などを集めて、検索[けんさく]しやすくしたもの。 **るいけい【累計】** [名・スル] 次々に加えていって合計すること。小計の合計。 **るいけい【類型】** [名] ①いくつかのものに共通する一つの性質。タイプ。典型 ②個性がなく、ありふれていること。これという特色のないこと。「―的」▼「類形」は誤り。 **るいけいか【類型化】** [名・スル] 数々のものから共通な点をぬきだして多くのものを区分すること。 **るいげん【累減】** [名・スル] だんだんと減ること。しだいに減らすこと。[累増] **るいご【類語】** [名] 意味分類の上で、ある共通のわくの中にはいることばのグループ。対象となることばの範囲は類義語より広く、対義語までふくまれる。たとえば、かねを持っているかどうかをあらわすという点から見て、「金持ち」と「貧乏[びんぼう]人」とは類語である。そのわくの中には、「富豪[ふごう]」「百万長者[ひゃくまんちょうじゃ]」「成金[なりきん]」「貧者[ひんじゃ]」など、「貧富[ひんぷ]」という切り口にあてはまるさまざまなことばがはいる。[類]類義語[対語] **るいじ【累次】** [名] 同じことが何度も重なること。重なりつづくこと。しばしば。「―の火災」 **るいじ【類字】** [名] ①形の似た字。「烏[からす]」と「鳥」、「田」と「由」、「己」と「已[い]」、「巳」など。 ②意味の似た字。 **るいじ【類似】** [名・スル] たがいによく似ていること。共通点があること。「―した品」 > >つかいわけ 類似・相似・酷似[こくじ]・近似ほか > 「類似」は、似ていること。一般に使う。「類似した事件が続発する」。「相似」は、形や性質が似ていること。「相似形」。「酷似」は、うり二つである <1462> こと。「ほんものに酷似した複製画」。「近似」は、数値などにあまりちがいがないこと。「近似値」。「疑似」は、病気の症状が似ていてまぎらわしいこと。「疑似コレラ」。「空似[そらに]」は、血がつながっていないのに顔がよく似ていること。「他人の空似」。 **るいじゅう【類従・類聚】** [名・スル] 同じ種類のものを集めて分類し、編集すること。類集。「群書―」 **るいしょ【類書】** [名] ①内容や形式が似ている書物。同じ種類の書物。「他に―はない」 ②内容を事項別に分類・編集した書物。 **るいしょう【類焼】** [名・スル] よそから出た火事が燃えうつって焼けること。[類]延焼・類火・もらい火 **るいじょう【累乗】** [名・スル] 同じ数を何回かかけあわせること。 **るいしん【累進】** [名] ①地位などが、しだいに上に進むこと。 ②数量や価格が増加するにつれて、それに対する割合も増加すること。 **るいしん【塁審】** [名] 野球で、一・二・三塁のそばにいて、その近辺のプレーの審判[しんぱん]をする人。[球審] **るいしんぜい【累進税】** [名] 所得の多い人ほど課税率が高くなる税金。 **るいすい【類推】** [名・スル] すでにわかっている同じようなことがらをもとにして、他のものごとを推し量ること。アナロジー。「―解釈[かいしゃく]」 **るいする【類する】** [動] にかよう。共通する。「それに―話は多い」「児戯に一行為」 **るいせき【累積】** [名・スル] どんどんたまっていくこと。積みかさねること。「―赤字」 **るいせん【涙腺】** [名] なみだを出す器官。「―がゆるむ(=なみだぐむ)」 **るいぞう【累増】** [名・スル] だんだんにふえること。しだいにふやすこと。 **るいだい【累代】** [名] 代を重ねること。何代も続いていること。代々。「先祖―の墓」 **るいねん【累年】** [名] 年を重ねること。長年月にわたること。「―の赤字」 **るいひ【類比】** [名・スル] 比べあわせること。比較。 **ルイ・フィリップ** [人名] 一七七三—一八五〇年。フランス王。七月革命でシャルル一〇世が追放され、ブルジョワ派に推されて即位したが、反対勢力も強く、二月革命が起きるとイギリスに亡命した。[Louis Philippe] **ルイベ** [名] こおらせたサケのさしみ。▽アイヌ語。 **るいへき【塁壁】** [名] とりでのかべ。城壁。また、とりで。「―を守る」 **るいべつ【類別】** [名・スル] 種類によって、いくつかに分けること。[類]分類 **るいるい【累累】** [形動] たくさんつらなって重なりあうようす。「死屍[しし]―」「―たる死体」「―と重なる瓦礫[がれき]の山」▽多く、死体や残骸がうち捨てられているような状態にいう。 **るいれい【類例】** [名] よく似た例。「他に―がない」 **ルー** [名] 小麦粉をバターでいためたもの。カレーなどをつくるのに使う。「カレーー」[roux] **ルーキー** [名] 新人。とくに、野球の新人選手。「―の活躍」「ゴールデンー」[rookie] **ルージュ** [名] 口紅。▽赤という意味。[rouge] **ルーズ** [形動] だらしのないようす。ゆるいようす。ルース。「時間に―だ」[loose] **ルーズベルト** [人名] ①↓「セオドア・ルーズベルト」 ②→「フランクリン・ルーズベルト」 **ルーズリーフ** [名] 用紙を自由にとりはずしたり、加えたりできるノート。[loose-leaf] **ルーチン** [名] ①日常のきまった仕事。日課。 ②コンピュータのプログラム・システムの中で、特定の処理をおこなうまとまり。 ③シンクロナイズドスイミングで、音楽に合わせてするもの。「ルーティーン」とも。[routine] **ルーツ** [名] 起源。また、祖先。「日本語の―を探る」[roots] **ルート** [名] 数学で、平方根。記号は√ [root] **ルート** [名] あるところにいたる道すじ。路線。経路。「目的地までの―」「外交―」[route] **ルーフ** [名] [造語]屋根。また、屋上。「―ガーデン」[roof] **ループ** [名] 糸やひもなどでつくった輪。また、輪の形をしたもの。「―タイ」「―線」[loop] **ルーブル** [名] [造語]ロシアなどの貨幣[かへい]単位。ルーブリ。一ルーブルは一○○カペイカ。記号はRまたはRbh▽「留」と当てる。[rubl'] **ルーペ** [名] 虫眼鏡[むしめがね]。拡大鏡。[Lupe] **ルーベンス** [人名] 一五七七—一六四〇年。フランドル(ベルギー)の画家。バロック絵画を代表する一人で、雄大な構図を明るく美しい色彩でえがいた。外交官としても活躍[かつやく]した。代表作「マリードーメディシスの生涯[しょうがい]」。[Peter Paul Rubens] **ルーマニア** [国名] ヨーロッパ南東部の、黒海にのぞむ共和国。社会主義国であったが、一九九○年以後自由化が進められている。面積約二四万平方㌔。首都ブカレスト。主要言語ルーマニア語。 **ルーム** [名] [造語]部屋。室。「―サービス」[room] **ルール** [名] 規則。きまり。「交通―を守る」「―ブック」[rule] **ルーレット** [名] ①回転式の賭博盤[とばくばん]を使ったかけの一種。浅いすり鉢[ばち]形の回転盤に玉を転がし、止まった位置の数で勝負をきめる。 ②裁縫で、回転する歯車で布地に点線をつける道具。ルレット。[roulette] **ルクス** [名] [造語]照度の単位。一ルクスは、一カンデラの光源から一メートルはなれた、一平方メートルの面の明るさ。ルックス。記号は lx [lux] **ルクセンブルク** [国名] 正式国名は、ルクセンブルク大公国。ベルギー・ドイツ・フランスに囲まれた立憲君主国。オランダ・ベルギーとともにベネルクス経済同盟を結んでいる。面積約三○○○平方㌔。首都 <1463> ルクセンブルク。[looks] **るけい【流刑】** [名] 罪人を遠くはなれた土地や島などに追放する刑罰[けいばつ]。流罪[るざい]。島流し。「りゅうけい」とも。「―地」 **ルゴールえき【ルゴール液】** [名] ヨードやグリセリンなどをまぜた、赤茶色の液体の薬。のどの炎症[えんしょう]に効く。ルゴール。▽発明者のフランス人医師ルゴールの名から。 **るこつ【鏤骨】** [名] 文章などをつくるのにひどく苦心すること。「彫心―」▽骨に刻むことから。 **るす【留守】** [名] ①外出して家にだれもいないこと。不在。「―にする」「―をあずかる」 ②外出してだれもいないとき、その家を守ること。留守番。「―をたのむ」 ③[多く、「お留守」の形で]他のことに気をとられて、集中できないこと。「話に夢中で、手がおーになる」 **るすばん【留守番】** [名] 家の者が外出してだれもいないあいだ、その家を守ること。また、その役目の人。留守居。 **るせつ【縷説】** [名・スル] 細かいところまで、くわしく説明すること。[類]縷述 **ルソー** [人名] 一七一二—七八年。フランスの思想家。近代の父と呼ばれる。人民主権を主張し、経済的平等なしには政治的平等はないと、直接民主制を重んじた。著書に「社会契約論」「エミール」「告白」など。[Jean-Jacques Rousseau] **ルター** [人名] 一四八三—一五四六年。ドイツの宗教改革者。カトリック教会の免罪符[めんざいふ]乱売に抗議[こうぎ]して宗教改革運動を起こした。また、聖書のドイツ語訳も名訳とされる。ルーテル。[Martin Luther] **るたく【流謫】** [名] 罪をえて遠くへ流されること。「りゅうたく」とも。「―の地」 **ルック** [名] [造語]服装のスタイル。流行の服装。「アイビーー」「ミリタリーー」[look] **ルックス** [名] 顔つき。容姿。見た目。「―がいい」 **るつぼ【坩堝】** [名] ①金属を熱したりとかしたりするのに使う底の深い耐熱性の器[うつわ]。 ②大勢の人が夢中になり、熱狂しているようす。「興奮の―と化す」 ③雑多なものが入りまじっていること。「人種の―」 **るてん【流転】** [名・スル] ①ものごとが絶えず移りかわって変化しつづけること。「万物は―す」[変転・推移] ②仏教で、生前の因果によって、生まれかわり死にかわりしながら、迷いの世界をめぐりつづけること。輪廻[りんね]。 **ルナール** [人名] 一八六四—一九一○年。フランスの小説家・劇作家。平凡[へいぼん]な庶民[しょみん]の善意を叙情的にペーソスをまじえてえがいた。代表作「にんじん」「博物誌」。[Jules Renard] **るにん【流人】** [名] 罪によって遠くの地へ追放された人。流罪[るざい]となった人。 **ルネサンス** [名] 一三世紀から一六世紀にかけて、イタリアで始まりヨーロッパ全体に広がった政治・経済・芸術・文化の革新運動。神を中心とした中世の文化から、古代ギリシャ・ローマをてほんに、現世・個性・人間性の尊重を目ざす文化への転換[てんかん]。文芸復興。ルネッサンス。▽再生という意味。[Renaissance] **ルノアール** [人名] 一八四一-一九一九年。フランスの画家。印象派から出発して、市民の生活や風景を、やわらかな色彩[しきさい]で明るく甘美[かんび]にえがいた。ルノワール。代表作「草を持つ少女」「水浴の女たち」。[Pierre-Auguste Renoir] **ルパシカ** [名] ロシアの男子用民族衣装。細いひもでこしをしめる。ルバシカ。[rubashka] **ルビ** [名] ふりがな用の小さい活字。また、ふりがな。「―をふる」「―付き」[ruby] **ルビー** [名] 宝石の一つ。赤色透明の鋼玉[こうぎょく]。紅玉。▽七月の誕生石。[ruby] **ルピー** [名] [造語]インドやパキスタンなどの貨幣[かへい]単位。[rupee] **るふ【流布】** [名・スル] 世間[せけん]に広く知れわたること。世間に広まること。 **るふぼん【流布本】** [名] 古典などで、同一の原本から出たいくつかの本のうち、もっとも世に広まっている本。通行本。 **ルポ** [名] 「ルポルタージュ」の略。 **ルポライター** [名] ルポルタージュを書く職業の人。取材記者。▽reportage と writer から。和。 **ルポルタージュ** [名] 新聞や放送などの現地報告。また、記録文学。ルポ。[reportage] **ルミノールはんのう【ルミノール反応】** [名] 血痕[けっこん]がついている衣服などに見られる化学反応。ルミノールという化合物と過酸化水素によって青色に発光する。ルミノール試験。 **るり【瑠璃】** [名] ①仏教で、七宝[しっぽう]の一つ。美しい青色の宝石。 ②「ガラス」の古い言い方。 **るりいろ【瑠璃色】** [名] むらさきがかったこい青色。 **るる【縷縷】** [形動] ①糸が長く続くように、細く長く続くようす。「―と流れる水」 ②細かいところまでくわしく話すようす。「事件について―説明があった」[類]こまごま **るろう【流浪】** [名・スル] あてもなく、さまよいあるくこと。さすらうこと。「―の民[たみ]」[浪々] **ルンバ** [名] キューバが起源の、四分の二拍子の激しいリズムのダンス音楽。[rumba] **ルンペン** [名] 浮浪者。こじき。▽ぼろという意味から。[Lumpen] **れ[れ]** **レア** [名] ステーキなどで、表面だけ焼き、中はなまに近い焼きかた。[rare] <1464> れい い焼きかた。| rare **れい [礼](禮)**[ネ・1画 全5画 礼礼礼礼] ●①守らなければならない作法。「―にかなう」「―をつくす」②作法に従っておこなわれる儀式[き]。③おじぎをする。「―をする」④感謝の気持ちをあらわすためにおくることばや金品。「お―の品」[レイ・ライ]礼儀[ぎ]、礼法[ほう]點[てん]失礼[しつ]礼[れい]~無礼[ぶ]装[さ]纱[しゃ]礼服[れい]紗[ふく] 婚礼[こん]殼[かく] 祭礼[さい]怒[ど] 朝礼[ちょう]殼[かく],礼拝[らい]蚣(点)敬礼[けい]灬[れい]答礼[とう]拝礼[はい]灬[れい]/礼賛[らい]④礼金[れい]熱[ねつ]礼状[じょう]認[にん],謝礼[しゃ]礼[れい]返礼[へん] **れい [令]**[人・3画 全5画 令令令令] ◎①いいつける。さしずする。②政府などが出す規則。法律。③りっぱな。うまい。④他人の親族を敬っていうときにそえる語。「―息」「―夫人」[レイ]②令状[じょう],号令[ごう]媽[ま]指令[し]礼[れい]い[い]命令[めい]禁令[きん]梵[ぼん]訓令[くん]条令[じょう],政令[せい] 法令[ほう]令[れい]名[めい]巧言令色[こう]にんげん[げん]く令[し]む仮令[たと]い律令[りつ]令外[りょう]叻[かく]ょう[りょう]の官[かん] **れい [冷]**[・5画 全7画 冷冷冷冷] ●①温度が低い。つめたい。ひえる。②暖・温情がうすくて心がつめたい。思いやりがない。[レイ]冷害[がい]冷却[きゃく]熱[ねつ]、冷蔵[ぞう]愁[しゅう] 冷房[ぼう] 寒冷[かん]②冷血[けつ] 冷酷[こく]冷笑[しょう]冷静[せい]冷淡[たん]ស្លា[れい]つめたい・ひえる 冷[っぁ]たい戦争/室内が冷[ひ]えるひゃ・ひゃす・ひやかす 冷や汗[ぁせ]冷[ぃ]ゃ飯[めし]めし/肝[きも]を冷[ぃ]やす/夜店を冷[ぃ]やかすさめる・さます 興奮が冷[さ]める 湯冷[ゆざ]め/熱を冷[き]ます 湯冷[ゆざ]まし **れい [例]**[イ・6画 全8画 例例例例] ●①習慣となっていること。いつもの。「―になく寒い」②基準となるきまり。「―にならう」③同じような仲間。また、説明のためにたとえとして示す見本。「―を挙げる」「―を引く」[レイ]②例会[かい] 慣例[かん]梵[ぼん] 例年[ねん]恕[じょ] 恒例[こう] 定例[てい]恋[こい]②例規[き]、条例[じょう],凡例[はん]想[そう]法例[ほう]③例外[がい]例題[だい]例文[ぶん]歛[れん] 実例[じつ]類例[るい]たとえる 花に例[たと]える例[たと]え話[ばなし]例[ためし] **例によって例のごとし** いつもと同じで、まったく変わりばえがしないようす。 古語《れい》前例。通例。そこから、ふだん、ふつうという意味も出た。「例よりはのどやかなる心地(=ふだんよりは静かな感じ)」(源氏物語)。「童[わちわ]べの名は例のやうなるはわびしとて(=召使いの子の名はふつうの名ではつまらないといって)」(堤中納言物語)。 **れい [励](勵)**[力・5画 全7画 励励励励] 一生けんめいにつとめる。はげむ。はげます。[園]勉[レイ]励行[こう]激励[れい]奨励[しょう],奮励[ふん]Ṁ[れい]勉励[べん]はげむ・はげます 勉学に励[はげ]む仕事の励[はげ]み/選手を励[はげ]はげます **れい [戻] (戻)**[20戻戻戻戻] かえす。もとにもどす。[レイ]返戻[へん]〜もどす・もどる 白紙に戻[もど]どす/学校から戻[もど]る **れい [鈴]**[金・5画 全13画 鈴鈴鈴鈴] すず。ベル。[レイ・リン]電鈴[でん]~予鈴[よ]/風鈴[ふう]器[き] 呼び鈴[よ]見[み]すず 鈴生[すずな]ずり 鈴虫[すずむし]馬鈴薯[ばれいしょ]、電鈴[でんれい]が **れい [零]**[雨・5画 全13画 零零零零] ●①数のゼロ。数量がないことをあらわす。正と負のさかいの数。②わずか。規模が小さい。③おちぶれる。盛・隆[ゅう]▼「雰[ょん](=たちこめる)」は別字。[レイ]零下[れい]幣[へい]零時[じ]넴[ねん]零点[てん]础[そ] 零度[ど]零細[さい]零落[らく]沙[しゃ]零[と]ばす零[と]ばれる零[お]ちれる零余子[むか]ど[ご] **れい[霊】(靈)**[雨・7画 全15画 霊霊霊霊] ①死者のたましい。また、たましい。「―が宿る」「死者の一をまつる」②人間の能力をこえたふしぎなもの。[レイ・リョウ]霊魂[こん] 霊前[ぜん]愁[しゅう] 全身全霊[ぜん] 亡霊[ぼう]幽霊[ゆう]/悪霊[あく]怨霊[おん]”②霊感[かん]쌌[さつ]霊験[げん]쌌[さつ] 霊妙[みょう]岔[たく]たま 祖先の御霊[みたま]霊祭り[まつり] 木霊[こだま]花[き]ま[だま]言霊[こと]も[だま] **れい [隷】(隸)**[隶・8画 全16画 隸隸隸隸] ●①つきしたがう。②漢字の書体の一つ。[レイ]隷属[ぞく]欲[よく]奴隷[ど]』②隷書[しょ]篆隷[てん] **れい [齢】(齢)**[歯・5画 全17画 齡齡齡齡] とし。よわい。▽略して、「令」の字を使うことも。[レイ]高齢[こう]樹齢[じゅ] 年齢[ねん]妙齢[みょう]老齢[ろう]齢[よわい] **れい [麗]**[鹿・8画 全19画 麗麗麗麗] 形が整っていて美しい。うるわしい。[レイ]麗句[く]麗人[じん]毖[ひつ]華麗[か]壮麗[そう]端麗[たん]うるわしい 見目麗[うるわ]しい麗[うら]らか麗春花[ぐびじんそう]ひなげし <1465> **れい[伶]** ●音楽を演奏する人。②かしこい。[類]怜[れい]。 > [レイ] 伶人[れいじん] ②伶俐[れいり] **れい[怜]** さとく、かしこい。 > [レイ] 怜悧[れいり] **れい[玲]** 玉が美しく鳴る音の形容。また、玉のように美しくかがやいているようす。 > [レイ] 玲瓏[れいろう] **れい[黎]** ①もろもろの。②ころあい。 > [レイ] 黎民[れいみん] ②黎明[れいめい](=よあけ) **れい[澪]** 船の通る道すじ。みお。 > 澪標[みおつくし] **れい[嶺]** 山のいただき。 > [レイ] 嶺雲[れいうん] 銀嶺[ぎんれい] > 分水嶺[ぶんすいれい] **れい【礼/例/零/霊】** [名] →漢字項目を見よ。 **レイ** [名] ハワイで、歓迎の気持ちをあらわすために、客の首などにかける花輪。▽ハワイ語。[lei] **レイアウト** [名・スル] 商品などの配置。また、新聞や雑誌などの紙面の構成。割りつけ。[layout] **れいあんしつ【霊安室】** [名] 病院などで、遺体を安置しておく部屋。 **れいいき【霊域】** [名] 神仏をまつった神聖な地域。神社・寺など。「―をけがす」[霊地] **れいえん【霊園・霊苑】** [名] 公園のように、道路や樹木などが整備された広い共同墓地。 **レイオフ** [名・スル] 不況[ふきょう]対策などのため、一時的に従業員を解雇[かいこ]すること。一時帰休。[lay off] **れいか【冷夏】** [名] 例年に比べて気温の低い夏。 **れいか【冷菓】** [名] こおらせたり、冷やしたりしてつくった菓子[かし]。アイスクリーム・ゼリーなど。 **れいか【零下】** [名] 温度がセ氏零度以下であること。氷点下。「―三度」 **れいかい【例会】** [名] 日をきめて、定期的に開く会。定例会。「毎月三日の―」 **れいかい【例解】** [名・スル] 例を挙げて解説すること。 **れいかい【霊界】** [名] ①霊魂[れいこん]がすむという世界。死後の世界。 ②精神や心に関する世界。[肉界] **れいがい【例外】** [名] 一般の例からはずれること。規則にあてはまらないこと。「―のない規則はない」 **れいがい【冷害】** [名] 夏、気温が低かったり、日射量が少なかったりして、農作物が受ける被害[ひがい]。 **れいかん【霊感】** [名] 神仏の教えを受けたように、ぴんと感じること。六感。インスピレーション。「―がはたらく」 **れいかん(冷汗)三斗** 思い おそろしかったり、はずかしかったりして、冷やあせがいっぱい出るようす。 **れいき【冷気】** [名] 冷たい空気。「早朝の―」[熱気] **れいき【霊気】** [名] ふしぎなけはい。また、神聖なふんいき。「―がただよう」「―にうたれる」 **れいぎ【礼儀】** [名] 人が生活するうえで守るべききまり。とくに、相手に対する敬意のあらわしかた。「―にかなう」「―を重んじる」「―作法[さほう]」 > >つかいわけ 礼儀・作法・行儀・儀礼 > 「礼儀」は、相手に対する敬意をあらわす、社会的に正しい行動。「礼儀に反するふるまい」。「作法」は、形式的なことばや動作のきまり。「食事の作法」。「行儀」は、日常の立ったり座ったりする態度や身のこなし。「行儀のいい子」。「儀礼」は、慣習に従った儀式。「儀礼的なあいさつ」。 **れいきゃく【冷却】** [名・スル] ひやすこと。ひえること。「―水」「―装置」 **れいきゃくきかん【冷却期間】** [名] 争いごとで、当事者どうしの感情的な対立をしずめるため、交渉[こうしょう]にはいりを休む期間。 **れいきゅう【霊柩】** [名] 遺体を納めたひつぎ。棺[かん]。「一車」 **れいきん【礼金】** [名] ①謝礼としてわたすかね。 ②家や部屋を借りるとき家主[やぬし]にわたす一時金。 **れいく【麗句】** [名] 美しくかざりたてたことば。[美辞] **れいぐう【礼遇】** [名・スル] 礼儀[れいぎ]をつくして厚くもてなすこと。[類]厚遇・優遇 **れいぐう【冷遇】** [名・スル] 人を冷たくあしらうこと。冷淡[れいたん]な待遇。「よそ者は―される」[厚遇] **れいけい【令兄】** [代] 他人の兄を敬った言い方。[令弟] **れいけつ【冷血】** [形動] ①人間としてのあたたかみや思いやりが欠けていること。[冷酷] ②体温が低いこと。 **れいけつかん【冷血漢】** [名] 薄情[はくじょう]な男。人間らしい温かみのない男。▽「漢」は、男のこと。 **れいけつどうぶつ【冷血動物】** [名] 「変温動物」のこと。[温血動物]▽心が冷たく、人間的な感情がない人をののしっていうこともある。 **れいげん【冷厳】** [形動] ①冷静でおごそかなようす。「―な態度」「―に見つめる」 ②無視やごまかしのできない厳しいようす。動かしがたいようす。「―な現実を直視する」[厳粛] **れいげん【例言】** [名] ①[名]書物や辞書などのは <1466> じめに述べる注意書き。[凡例] ②[名・スル]例を挙げて説明すること。 **れいげん(霊験)あらたか** 神仏への祈願[きがん]の効き目があるようす。「―な神」 **れいこう【励行】** [名・スル] きまったことをきちんと実行するように努力すること。「あいさつの―」 **れいこく【冷酷】** [名・形動] 思いやりの気持ちがなく、むごいようす。「―無情」「―なしうちを受ける」[無慈悲・冷血・酷薄] **れいこん【霊魂】** [名] 人間の心を支配し、肉体の死後も存在すると考えられているもの。たましい。 **れいこんふめつ【霊魂不滅】** [四字熟語] 肉体はほろんでも、たましいは永遠に存在するという考え。 **れいさい【例祭】** [名] 神社で毎年きまった日におこなう祭り。「秋の―」 **れいさい【零細】** [名・形動] 規模も小さく、分量も少ないようす。「―な収入しか望めない」 **れいさいきぎょう【零細企業】** [名] わずかな資本や設備でおこなわれる、きわめて小規模な企業。 **れいざん【霊山】** [名] 神仏をまつった神聖な山。 **れいし【令姉】** [代] 他人の姉を敬った言い方。[令妹] **れいし【麗姿】** [名] うるわしい姿。美しい姿。 **れいし【荔枝】** [名] ムクロジ科の常緑高木。実は球形で食用。ライチー。 **れいじ【例示】** [名・スル] 一つの例として示すこと。 **れいじ【零時】** [名] 一日が始まる時刻。また、一日の真ん中の時刻。一二時。 **れいじ【麗辞】** [名] うるわしいことば。美辞。 **れいしき【礼式】** [名] 礼儀[れいぎ]にかなったやりかた。礼儀作法。 **れいしつ【令室】** [名] 他人の夫人を敬った言い方。[令夫人] **れいしつ【麗質】** [名] もって生まれたすぐれた素質[そしつ]と美しさ。「天性の(=生まれつきの)―」 **れいしゅ【冷酒】** [名] 燗[かん]をしていない酒。ひやざけ。また、冷やして飲むようにつくられた酒。冷用酒。[熱燗] **れいじゅう【隷従】** [名・スル] ある者の言いなりになること。部下として、つき従うこと。[類]隷属 **れいしょ【令書】** [名] 行政処分の命令などを書きしるした文書。「徴税[ちょうぜい]もは!」 **れいしょ【隷書】** [名] 漢字の書体の一つ。「篆書[てんしょ]」を簡略にした書きかた。▽中国、漢代の標準書体として発達し、これをもとに、楷書[かいしょ]・行書・草書ができた。→[表]「漢字の書体」 **れいしょう【冷笑】** [名・スル] ばかにしてあざわらうこと。「口もとに―をうかべる」 **れいしょう【例証】** [名・スル] 例を挙げて証明すること。また、証明するための例。「―となる実験」 **れいじょう【令状】** [名] 命令を伝える文書。とくに、裁判所が、捜索や逮捕[たいほ]などの強制処分を命じる文書。「召集―」「逮捕―」 **れいじょう【礼状】** [名] お礼の手紙やはがき。 **れいじょう【令嬢】** [名] 他人の娘[むすめ]を敬った言い方。[令息] **れいじょう【霊場】** [名] 神社や寺などがある神聖な地。霊地。「四国八十八か所めぐり」 **れいじん【麗人】** [名] 「美人」の古い言い方。「男装の―」 **れいすい【冷水】** [名] 冷たい水。「―浴」[温水] **れいすいまさつ【冷水摩擦】** [名] 冷水でタオルをしぼり、全身をこすること。身体に抵抗力をつける健康法。[乾布摩擦] **れいせい【冷静】** [名・形動] 感情に左右されず、落ち着いていること。「ものごとを―に判断する」 **れいせつ【礼節】** [名] 礼儀[れいぎ]と節度。「―を重んじる」「衣食足りて―を知る」 **れいせん【冷泉】** [名] 冷たい泉の水。とくに、セ氏二五度以下の鉱泉。[温泉] **れいせん【冷戦】** [名] 武力は使わないが、まるで戦争しているような、国と国との対立した関係。とくに、第二次世界大戦後のアメリカと旧ソ連の関係。「―構造」▽cold war の訳語から。 **れいせん【霊泉】** [名] ふしぎなほど、病気や傷などによ く効く温泉や泉。 **れいぜん【冷然】** [形動] 冷ややかで人情が感じられないようす。「―と拒否する」[冷淡] **れいぜん【霊前】** [名] 神または死んだ人をまつってあるところの前。仏前。「―に花をたむける」 **れいそう【礼装】** [名・スル] 儀式[ぎしき]などに出るときの正式な服装。正装。[略装] **れいぞう【冷蔵】** [名・スル] 飲食物などの腐敗[ふはい]を防ぐため、低温でしまっておくこと。 **れいぞうこ【冷蔵庫】** [名] 飲食物などを保存したり冷やしたりする箱形の装置。「電気―」 **れいそく【令息】** [名] 他人の息子[むすこ]を敬った言い方。[令嬢] **れいぞく【隷属】** [名・スル] 支配されてつき従うこと。従属。 **れいだい【例題】** [名] 理解や練習のために、例として出す問題。 **れいたん【冷淡】** [名・形動] 関心や思いやりがないようす。冷ややか。「周囲が―な目を向ける」[類]冷然 **れいち【霊地】** [名] ①神仏のご利益[りやく]のある土地。また、神社や寺などがある神聖な地。霊場。「―エルサレム」[聖地] **れいちしゅぎ【礼治主義】** [名] 客観的な規範[きはん]である礼によって政治をおこなう立場。▽中国、戦国時代の荀子[じゅんし]が性悪説にもとづき、人々の性質を正すために主張した。 **れいちょう【霊長】** [名] ふしぎな力をもつ、もっともすぐれたもの。「人間は万物の―である」 **れいちょう【霊鳥】** [名] ふしぎな力をもつ鳥。めでたいしるしとされている鳥。鳳凰[ほうおう]など。[霊禽] **れいてい【令弟】** [代] 他人の弟を敬った言い方。[令兄] **れいてき【霊的】** [形動] 霊魂[れいこん]や精神に関するようす。神聖で清らかなようす。「―体験」[肉的] **れいてつ【冷徹】** [名・形動] 感情に左右されず、冷静にするどくとらえるようす。「―な観察」 **れいてん【礼典】** [名] 礼儀[れいぎ]に関するきまり。礼の儀 <1467> 式や法則。また、それらをしるした書物。 **れいてん【零点】** [名] ①得点がないこと。ゼロ。また、セ氏温度計の目盛りの零度。氷点。 **れいど【零度】** [名] 度数を計算するときのもとになる点。「一以下」 **れいとう【冷凍】** [名・スル] 食品などを長く保存するためにこおらせること。「―庫」 **れいまい【令妹】** [代] 他人の妹を敬った言い方。[令姉] **れいみょう【霊妙】** [名・形動] 人間の知恵でははかりしれないほど、ふしぎですぐれていること。「―な筆づかい」「―不可思議」 **れいめい【令名】** [名] 高いよい評判。名声。「―が高い」「―をはせる」 **れいめい【黎明】** [名] よあけ。あけがた。また、新しい時代の始まり。「―期をむかえる」 **れいもつ【礼物】** [名] お礼としてさし出す品物。 **れいらく【零落】** [名・スル] おちぶれること。没落。「見るかげもなく―する」[凋落] **れいり【怜悧】** [名・形動] りこうなこと。[聡明] **れいりょく【霊力】** [名] 霊のもつふしぎな力。 **れいれいしい【麗麗しい】** [形] おおげさで人目につく感じだ。「―看板[かんばん]をかかげる」[仰々しい] **れいろう【玲瓏】** [形動] ①澄みきって美しくかがやいているようす。「―たる月の光」 ②玉や金属がふれて出す音などがさえているようす。「―とひびく鈴[すず]の音」 **れいわ【令和】** [元号] 日本の年号の一つ。二〇一九年五月一日から。▽「万葉集」の梅花の歌の序「于[ここ]時、初春令月、気淑風和」から。 **れいわ【例話】** [名] 実例として出す話。たとえばなし。 **レインコート** [名] 雨よけに着るコート。レーンコート。[raincoat] **レインシューズ** [名] 雨天用のくつ。雨靴[あまぐつ]。レーンシューズ。▽rain と shoes から。和。 **レインボー** [名] 虹[にじ]。[rainbow] **レーサー** [名] ①競走用の自動車やオートバイ。また、自動車やオートバイのレースに出る選手。[racer] **レーザー** [名] 周波数がそろった、細くて強い光を発生させる装置。光通信・機械の精密加工・医療[いりょう]用器具などに使われる。[laser] **レーザープリンタ** [名] コンピュータの印刷装置で、一ページ単位で印刷できるページプリンタの一種。レーザー光線を利用して印字する。高速で精度が高 く、音も静かという利点をもつ。[laser printer] **レーシングカー** [名] 競走用の車。[racing car] **レース** [名] ①糸をかがったり編んだりして、すかし模様にしたうすい布。「―編み」[lace] ②スポーツで、順位を競[きそ]うこと。競走。また広く、競争。「―展開を読む」「総裁―」[race] **レーズン** [名] 干しぶどう。[raisin] **レーダー** [名] 超[ちょう]短波の反射を利用して、物体の位置などを測定する装置。電波探知機。[radar] **レート** [名] 割合。率。とくに、通貨などの交換率。「為替[かわせ]―」[rate] **レーニン** [人名] 一八七〇—一九二四年。ロシアの革命家・政治家。マルクスの理論を受けてプロレタリアート独裁を主張し、十月革命に成功し、世界最初の社会主義政権であるソビエト政府を樹立。さらに、国際共産党活動を指導した。主著「国家と革命」。[Vladimir Il'ich Nikolai Lenin] **レーヨン** [名] セルロースからつくる再生繊維をまとめた呼び方。人絹。[rayon] **レール** [名] ①電車などの車両を走らせるための線路。鉄道線路。 ②戸などをまっすぐ動かすためにとりつけた棒状のもの。「カーテンー」 ③ものごとや人生がそのとおりに進むように、あらかじめ用意された進路や道すじ。「―をしく」「―の上をあゆむ」[rail] **レーン** [名] ①道路などの車線。「バスー」 ②ボーリングで、球を転がす床[ゆか]。[lane] **レーンジャー** [名] ①奇襲攻撃用の、特殊な訓練を受けた戦闘[せんとう]員。「―部隊」 ②国公立公園の管理人。森林警備隊員。▼「レンジャー」とも。[ranger] **レオ** [人名] 三世。七五〇?—八一六年。ローマ教皇。八○○年、カール大帝にローマ皇帝の帝冠[ていかん]を授[さず]け、西ローマ帝国の復活を宣言した。これによって教皇がローマ皇帝より優位に立つことを確認することとなった。[Leo III] <1468> **レオタード** [名] ダンスなどの練習に着用する、からだにぴったりした、上下のつながった服。[leotard] **レオナルド・ダ・ビンチ** [人名] 一四五二—一五一九年。イタリアの芸術家・科学者。ルネサンスの理想像「万能人」の代表者。絵画「モナリザ」「最後の晩餐[ばんさん]」のほかに、芸術・科学のあらゆる分野にわたり研究活動をおこなった。[Leonardo da Vinci] **レガート** [名] 音楽で、一連の音を切らず、なめらかに演奏すること。また、その記号。⇔スタッカート[legato] **レガッタ** [名] ボートやヨットなどの競技会。競漕[きょうそう]会。[regatta] **れき[歴](歴)** ●通りすぎてきたあと。②次々と。一つ一つ順を追って。③はっきりと。④・・・をした経験。「逮捕[たいほ]―」 > [レキ] 歴史[れきし] 経歴[けいれき] 履歴[りれき] ②歴世[れきせい] 歴代[れきだい] 歴任[れきにん] 歴訪[れきほう] 遍歴[へんれき] ③歴然[れきぜん] 歴々[れきれき] > [へる]歴る[へる] [れっきとした]歴とした[れっきとした] **れき[暦](暦)** こよみ。カレンダー。 > [レキ] 暦学[れきがく] 暦年[れきねん] 暦法[れきほう] 還暦[かんれき] 西暦[せいれき] [こよみ]暦[こよみ] 暦を繰る[こよみをくる] 花暦[はなごよみ] > 延暦寺[えんりゃくじ] 天暦[てんりゃく](年号) **れき【歴】** [造語]→漢字項目を見よ。 **れきがん【礫岩】** [名] 堆積[たいせき]岩の一種。小石が土や砂などとともに水底に積もり、固まったもの。 **れきさつ【轢殺】** [名] 車輪でひき殺すこと。 **れきし【歴史】** [名] ●過去の出来事。ことに、今日[こんにち]まで続いている長い経過として見られたもの。また、それを語りつたえ、書きつたえたもの。 ②過去の出来事として、学校で教える課目。 **れきし【轢死】** [名] 車輪にひかれて死ぬこと。「―体で発見される」 **れきししょうせつ【歴史小説】** [名] 歴史上の事件や人物に題材をとって書かれた小説。 **れきじつ【暦日】** [名] こよみできめてある日。また、年月日・月日。「山中―なし」 **れきしてき【歴史的】** [形動] ●歴史の流れにかかわるようす。また、長い歴史のあるようす。史的。「―事実」「家族制度を―にとらえる」 ②将来、歴史に残るほど大きな意味をもつようす。「―な第一歩となる」「―事件」[類]画期的 **れきしてきかなづかい【歴史的仮名遣い】** [名] 平安時代前期までの発音をもとにした、かなの書きわけるもの。江戸時代に国学者契沖[けいちゅう]がこれを整理し、それからのち、戦後に「現代かなづかい」が公布されるまで、日本語のかなの正書法として守られてきた。今も古典の文章はこのきまりに従う。旧かなづかい。[現代仮名遣い] ▽歴史的かなづかいでは、「ゐ・ゑ」と「い・え」、「ぢ・づ」と「じ・ず」が書き分けられる。たとえば、「声」は「こゑ」、「越[こえ]」は「こえ」と書く。「井戸」は「ゐど」、「糸」は「いと」と書く。平安時代には「ゑ [we]」と「え[e]」、「ゐ [wi〕」と「い[i]」、「ぢ[di]」と「じ[ji]」、「づ〔du〕」と「ず〔zu〕」のように、発音の区別があったので、それを文字で書きわけたものである。しかし、中世以後は発音の混同によって表記を区別しなくなった。また、読むときには、語頭以外のハ行音はワ行音で発音する。たとえば、「あはれ」は「あわれ」、「言ふ」は「言う」と読む。これも平安時代までは実際に「言ふ」は「イフ」のように発音したものだった。長音や拗音[ようおん]については、たとえば、「けふ」は「きょう」、「まうす」は「もうす」と読む。これも実際に「ケフ」「マウス」のように発音した。 **れきしものがたり【歴史物語】** [名] 平安時代以降に書かれた、歴史的事実を素材にした和文の物語。「栄花物語」「大鏡[おおかがみ]」「今鏡[いまかがみ]」など。 **れきせん【歴戦】** [名] 戦いや試合を何度も経験していること。「―の勇士」 **れきぜん【歴然】** [形動] もののあとが、きわめてはっきりしていて疑いのないようす。「両者のちがいは―としている」[判然] **れきだい【歴代】** [名] あるものごとの、始まってからいままですべて。「―の内閣」「世界―三位の記録」[類]代々・歴世 **れきだん【轢断】** [名・スル] 電車などが、車輪で人をひいて切断すること。「死後―」 **れきにん【歴任】** [名・スル] 次々にさまざまな官職に任命されてきたこと。「大蔵大臣と総理大臣を―する」 **れきねん【暦年】** [名] ①こよみのうえできめた一年。二月一日に始まり一二月三一日に終わる一年。②一月十六日。また単に、年月。「―制」 **れきねん【歴年】** [名] 長い年月を経ること。「―の大事業」 **れきねんれい【暦年齢】** [名] こよみで数えた年齢。[生活年齢] **れきほう【暦法】** [名] こよみに関する法則。また、こよみをつくる方法。 **れきほう【歴訪】** [名・スル] あちらこちらを次々と訪問すること。「ヨーロッパーの旅に出る」 **レギュラー** [名] ①正規。正式。定期。通常。「―コース」「ーガソリン」 ②いつものきまった出演者や出場選手。常連。「レギュラーメンバー」の略。[regular] **れきれき【歴歴】** [形動] ①[名][「お歴々」の形で]地位の高い人々。権威[けんい]者。「お―に披露する」 ②[形動]ありありと見えるようす。歴然。「激戦のあとが―と残る」 **レギンス** [名] 幼児用のズボンで、足の甲や先までをおおうように作られたもの。[leggings] **レクイエム** [名] カトリック教会で、死者が天国にむかえいれられるよう、神にいのるミサ。また、鎮魂曲。レクィエム。▽ミサの最初のことばで、「安息を」という意味。[requiem] **レクチャー** [名] 講義。講演。また、説明。解説。 <1469> 説。レクチュア。「―を受ける」[lecture] **レグホン** [名] ニワトリの品種の一つ。卵をよく産む。「白色―」[leghorn] **レクリエーション** [名] 仕事の合間に気ばらしにする、さまざまな活動。余暇活動。リクリエーション。リクレーション。[recreation] **レゲエ** [名] ジャマイカから広まった音楽。二拍目・四拍目を強調する。[reggae] **レコーダ** [名] 記録装置。録音機。また、記録係。レコーダー。「タイムー」「テープー」[recorder] **レコーディング** [名] 録音すること。ふきこみ。[recording] **レコード** [名] ①演奏などを録音した円盤[えんばん]。「ープレーヤー」「ーコンサート」 ②スポーツや競技などでの記録。とくに、最高記録。「―をぬりかえる」「オリンピックー」[record] **レコードプレーヤー** [名] レコードに録音された音を再生する装置。プレーヤー。[record player] **レコードホルダー** [名] 最高記録保持者。[record holder] **レザー** [名] ①皮革。なめし皮。「―コート」 ②「レザークロス」の略。[leather] **レザークロス** [名] 布に樹脂[じゅし]などをぬって皮革のようにしたもの。レザー。[leather cloth] **レザノフ** [人名] 一七六四—一八〇七年。ロシアの商人。一八〇四年、アレクサンダー一世の使節として長崎に来航し、通商を要求したが、江戸幕府に拒絶されたため、樺太[からふと]などを報復攻撃[こうげき]した。[Nikolai Petrovich Rezanov] **レジ** [名] 「レジスター」の略。 **レシート** [名] レジスターから価格などが記録されて出てくる紙片。領収書。[receipt] **レシーバー** [名] ①耳に当てて使う、無線受信機。受話器。 ②バレーボールやテニスなどで、相手の打球を受ける人。[receiver] **レシーブ** [名・スル] バレーボールやテニスなどで、相手の打球を受けて打ちかえすこと。[receive] **レジスター** [名] 現金取引の金額などを記録したり表示したりする機械。金銭登録器。レジ。[register] **レジスタンス** [名] 圧政や侵略[しんりゃく]者に対する抵抗、また、その運動。とくに、第二次世界大戦中のナチスードイツの占領下におけるフランス国民の抵抗運動をさす。[résistance] **レジャー** [名] 余暇[よか]。また、ひまなときにする遊び。娯楽。「―ウエア」「ーランド」[leisure] **レジュメ** [名] 講演や研究発表などの内容を簡単にまとめたもの。要約。レジメ。[résumé] **レスキュー** [名] 人命救助。救出。「一隊」[rescue] **レストハウス** [名] 観光地などにある休憩[きゅうけい]所や宿泊[しゅくはく]所。[rest house] **レストラン** [名] おもに、西洋料理を出す店。料理店。「―バー」「和風―」[restaurant] **レスビアン** [名] 女性の同性愛。また、同性愛を好む女性。レズ。[lesbian] **レスラー** [名] レスリングの選手。[wrestler] **レスリング** [名] 格闘技の一つ。二人の競技者が組みあって、相手の両かたをマットにつけたほうが勝つ。[wrestling] **レセップス** [人名] 一八〇五—九四年。フランスの外交官・技術者。スエズ運河の開削[かいさく]を立案し、工事責任者となって一八六九年に完成させた。パナマ運河の建設もくわだてたが失敗、不遇[ふぐう]のうちに死んだ。[Ferdinand de Lesseps] **レセプション** [名] ①公式に歓迎[かんげい]をあらわすためにもよおされる会合。歓迎会。「―に出席する」 ②うけつけ。[reception] **レター** [名] [造語]①手紙。書簡。「ラブー」 ②文字。「キャピタルー」(=大文字)[letter] **レタス** [名] タマヂシャの一種。キク科の一年草、または二年草。球状に巻きついた葉をサラダなどに使う。[lettuce] **レタリング** [名] 広告やポスター用などに、文字をデザインすること。また、その文字。[lettering] **れっ[列]** ならぶ。ならべる。ならんだもの。また、ならんだものを数えることば。「―をつくる」「長蛇[ちょうだ]の―」 > [レツ] 列記[れっき] 列挙[れっきょ] 行列[ぎょうれつ] 前列[ぜんれつ] 配列[はいれつ] ②列強[れっきょう] 列国[れっこく] > [つらなる]列なる[つらなる] [ならぶ]列ぶ[ならぶ] **れっ[烈]** ①勢いがはげしい。②節操がかたく、気性[きしょう]がはげしい。③すぐれたてがら。 > [レツ] 烈火[れっか] 烈日[れつじつ] 強烈[きょうれつ] 壮烈[そうれつ] 熱烈[ねつれつ] ②烈士[れっし] 烈女[れつじょ] 忠烈[ちゅうれつ] ③烈業[れつぎょう] 遺烈[いれつ] > [はげしい]烈しい[はげしい] **れっ[裂]** ばらばらに、ひきやぶる。さける。 > [レツ] 裂傷[れっしょう] 決裂[けつれつ] 支離滅裂[しりめつれつ] 分裂[ぶんれつ] > [さく]・[さける] 引き裂く[ひきさく] 八つ裂き[やつざき]/胸が張り裂ける[むねがはりさける] > [きれ]古代裂[こだいぎれ] **れっ[劣]** ①力・技量などがたりない。おとっている。②いやしい。 > [レツ] ①劣弱[れつじゃく] 劣勢[れっせい] 劣等[れっとう] 拙劣[せつれつ] 優劣[ゆうれつ] ②劣情[れつじょう] 愚劣[ぐれつ] 卑劣[ひれつ] > [おとる]能力が劣る[のうりょくがおとる] 見劣り[みおとり]がする **れつ【列】** [名] →造語→漢字項目を見よ。 **れつあく【劣悪】** [名・形動] 質がひどくおとっていてよくないようす。「品性が―な人物」「―な品物」 <1470> [優良] **れつい【劣位】** [名] 他よりもおとっている地位や立場。「―に置かれる」[優位] **れっか【烈火】** [名] 激しい勢いで燃える火。「―のごとくいかる」 **レッカーしゃ【レッカー車】** [名] 故障したり、事故で動けなくなったりした車を、備えつけのクレーンでつりあげて移動させる車。[wrecker] **れっき【列記】** [名・スル] 順に並べて書くこと。「参加者[さんかしゃ]をーする」 **れっきとした【歴とした】** [連体] 身分や家がらが高くてりっぱである。また、出所が確かである。「―地位」「―証拠[しょうこ]」 **れっきょ【列挙】** [名・スル] 一つ一つ並べあげること。「罪状を―する」 **れっきょう【列強】** [名] 勢力の強い国々。「世界の―に伍[ご]していく」 **れっこく【列国】** [名] たくさんの国。「アラブーの会議」[類]諸国・万国 **れつざ【列座】** [名・スル] 一員として、その座に連なること。居並ぶこと。[列席] **れっし【烈士】** [名] 気性[きしょう]が激しく、節義を守りとおす人。[烈女] **れつじつ【烈日】** [名] 激しく照りつける太陽。また、太陽のような激しい勢い。[秋霜] **れっしゃ【列車】** [名] 鉄道で、人や貨物を運ぶために、車両を長くつないだもの。「夜行―」 **れつじょ【烈女】** [名] 気性[きしょう]が激しく、かたく信念を守りとおす女性。烈婦。[烈士] **れっしょう【裂傷】** [名] 皮ふの表面がさけてできた傷。 **れつじょう【劣情】** [名] いやしい心情。とくに、性欲や肉欲をいやしめていうことば。「―をそそる」 **れっしん【烈震】** [名] 地震動の強さをあらわした昔の震度の階級の一つ。三〇[メートル]を近くの家がたおれ、がけくずれや地割れができ、人が立っていられないくらいの激しい地震。 **レッシング** [人名] 一七二九—八一年。ドイツの劇作家・評論家。精神の自由と宗教上の寛容[かんよう]を主張し、ドイツ啓蒙思想の代表で、古典主義文学をひらいた。代表作「ラオコーン」「賢者[けんじゃ]ナータン」。[Gotthold Ephraim Lessing] **れっする【列する】** [動] 仲間入りする。会合などに出席する。「大国に―」「式に―」▽文章語。 **レッスン** [名] 学課。練習。また、個人教授。「ーワン」「ピアノのー」[lesson] **れっせい【劣性】** [名] ①性質がおとっていること。 ②遺伝で、対立する形質のうち、現れにくいほうの性質。メンデルの法則では、雑種第一代には現れない。[優性] **れっせい【劣勢】** [名・形動] 相手より勢力がおとっていること。形勢が悪いこと。「―をはねかえす」[優勢] **れっせき【列席】** [名・スル] 式や会議の席に並ぶこと。出席すること。「―を許される」[類]列座・臨席 **レッテル** [名] 商品の名前や内容を表示してある紙片。ふだ。商標。ラベル。[letter] > レッテルをはる 人物について、ある評価をあたえる。「なまけものの―」▽多く、悪い評価に使う。 **れつでん【列伝】** [名] 人々の伝記を書きならべた記録。「高僧[こうそう]―」[紀伝] **れっとう【列島】** [名] 列をなして連なっている島々。「日本一」 **れっとう【劣等】** [名・形動] ふつうのものよりもおとっていること。「―生」[優等] **れっとうかん【劣等感】** [名] 自分が他人よりもおとっていると感じ、みじめに思う気持ち。コンプレックス。「―をいだく」[優越感] **レッドパージ** [名] 共産主義者を公職などから追放すること。とくに、一九五〇年、GHQの指示で行われたもの。[red purge] **れっぱ【劣敗】** [名] おとっている者の方が競争に負けること。[優勝] **れっぱく【裂帛】** [名] 絹をひきさくような、するどい音や悲鳴のこと。「―の気合い」 **れっぷう【烈風】** [名] 風の強さの程度の一つ。太い樹木の幹を動かすほどの強い風。 **れつれつ【烈烈】** [形動] 勢いが激しく盛[さか]んなようす。「―とした意気ごみ」 **レディー** [名] 女性。婦人。貴婦人。淑女[しゅくじょ]。「トップ―」[ジェントルマン][lady] **レディーファースト** [名] 女性を優先すること。婦人優先。[ladies first] **レディーメード** [名] すぐに着られるように作られている製品。既製品。既製服。⇔オーダーメード[ready-made] **れてん【レ点】** [名] 漢文[かんぶん]を訓読するときの返り点の一つ。二字のあいだで上下を逆に読むことを示す記号。かりがね点。「問[と]う君[きみ]に(=君に問う)」の「レ」。 **レトリック** [名] 効果的に話したり書いたりするための、ことばの活用技術。修辞。[rhetoric] **レトルト** [名] ①化学実験器具の一つ。フラスコの頭の曲がったもの。蒸留のために使う。 ②「レトルト食品」の略。調理済みの食品をふくろなどにつめて密封[みっぷう]・殺菌[さっきん]したもの。▽高温高圧で殺菌するかまの名から。[retort] **レッド** [名] 赤。「―ワイン」「―クロス」(=赤十字社)[red] **レトロ** [形動] デザインやファッションなどが復古調であること。懐古趣味。「―感覚の装飾」[類]リバイバル[rétro] **レニングラード** [地名] ロシア連邦[れんぽう]のサンクトペテルブルグの旧ソ連時代の呼び名。革命家レーニンを記念して名付けられた。[Leningrad] **レバー** [名] ①ウシ・ブタ・ニワトリなどの肝臓[かんぞう]で食用のもの。きも。「―いため」「―ペースト」[liver] ②機械や装置などを動かすための取っ手。操縦桿[そうじゅうかん]。「チェンジー」[lever] **レパートリー** [名] ①常に演奏や上演の用意ができている曲目または演目。「―をそろえる」 ②いつでもやろうと思えばできる範囲[はんい]。得意の分野。「―が広い」[repertory] **レバノン** [国名] 正式国名は、レバノン共和国。西アジアの、地中海に面する国。古代には都市国家フェニキア。 <1471> **れん** **れ** **レ**[ノ・1画 全1画 レ]①カタカナ。②囲碁[いご]で、石を斜めに並べること。③漢文を訓読[くんどく]するための符号。 **れあ**【レア】[形動]肉の焼き方が、生に近いようす。「―のステーキ」↔ウェルダン|rare **れい**【礼】(禮)[名]①社会秩序を保つための様々な決まりごと。作法。「―にかなったあいさつ」②感謝の気持ちやそのしるし。「お―を言う」③授業の始めと終わりのあいさつ。「―、着席」④儒学[じゅがく]。「―楽」 **れい**【令】[名]①いいつけ。命令。「辞令」②法律。おきて。「律―」③よい。「―名」④他人の親族への敬称。「御―嬢」「御―息」 **れい**【冷】[形動]①つめたい。ひや。ひややか。「―水」「―麦」②さめる。さます。「―汗」「―房」③気持ちがさめている。情がない。「―たい人」「―笑」 **れい**【励】(勵)[動]はげむ。はげます。 **れい**【例】[名]①ためし。てほん。②いつも。ふだん。「―の服装」③いつも決まっていること。ならわし。「―によって処理する」 **れい**【泥】[名]どろ。「―人形」 **れい**【霊】(靈)[名]①死者のたましい。「―前」「―きゅう車」②不思議な力をもつもの。「精―」③神聖で、すぐれていること。「―山」「―峰」④感覚が鋭いこと。「―感」 **れい**【鈴】[名]すず。「風―」 **れい**【零】[名]①数のゼロ。「―点」②わずか。少し。「―細」 **れい**【麗】[形動]うるわしい。うららか。 **れい**【齢】[名]①とし。年齢。「―を重ねる」②「馬齢[ばれい]」の略。 **れいか**【零下】[名]温度が氷点[ひょうてん]より低いこと。マイナス。「―一〇度」 **れいがい**【例外】[名]いつも決まっていることから外れていること。「―を認める」 **れいかん**【霊感】[名]神がかりになってひらめく考え。インスピレーション。「―が浮かぶ」 **れいき**【冷気】[名]つめたい空気。寒気[かんき]。「―がただよう」 **れいきゅうしゃ**【霊柩車】[名]死体を火葬場や墓地まで運ぶ自動車。 **れいく**【麗句】[名]美しく飾ったことば。 **れいぐう**【冷遇】[名]つめたくあしらうこと。「―される」↔優遇 **れいけつ**【冷血】[形動]人間らしい感情のないこと。冷酷。「―な男」 **れいげん**【霊験】[名]神仏のあらわす不思議なききめ。「―あらたかな」 **れいこう**【励行】[名]決めたこと、言われたことなどを、そのとおりに実行すること。「約束を―する」 **れいこく**【冷酷】[形動]思いやりがなく、むごいこと。「―な仕打ち」 **れいさい**【零細】[形動]きわめて小さいこと。「―な企業」 **れいしき**【礼式】[名]儀式の作法。 **れいしょう**【冷笑】[名]さげすんで笑うこと。あざ笑い。「―を浴びせる」 **れいせい**【冷静】[形動]感情に動かされず、落ち着いているようす。「―な判断」 **れいせん**【冷戦】[名]武力を使わない戦争。第二次世界大戦後、アメリカを中心とする西側[にしがわ]諸国と、ソ連を中心とする東側諸国との対立。 **レバノン**[国名]正式国名はレバノン共和国。地中海東岸の国。古代フェニキアが栄えた。中東戦争や内戦で混乱したが、一九九一年から正常化に向かっている。面積約一万平方㎢。首都ベイルート。主要言語アラビア語。 **レビュー**[名]①批評。評論。「ブックー(=書評)」「review」②歌と音楽におどりを組みあわせた、はなやかで大衆的なショー。「revue」 **レファレンス**[名]①参考。参照。また、問い合わせ。照会。「ーブック(=参考図書)」「reference」②「レファレンスサービス」の略。 **レファレンスサービス**[名]図書館などで、利用者が文献[ぶんけん]をさがすのをてつだったり情報を教えたりする仕事。レファレンス。「reference service」 **レファレンダム**[名]↓「じゅうみんとうひょう」 **レフェリー**[名]レスリング・ボクシング・サッカー・ラグビーなどで、主となる審判[しんぱん]員。主審。レフリー。「referee」 **レフト**[名]ひだり。左側。また野球で、左翼。左翼手。「レフトフィールド」「レフトフィールダー」の略。↔ライト | left **レプリカ**[名]原作同様につくられた模造品。絵画・彫刻などの複製品。「replica」 **レベル**[名]①水準。程度などの標準。「事務―の交渉」「ーアップ」②水平。水平面。「―スイング」「level」 **レポ**[名]「レポート」「レポーター」の略。「現地からの―」「街頭一」 **レポーター**[名]①テレビや新聞などで、直接現場に出かけて状況を取材・報告する記者。②報告者。連絡係。▼「レポ」「リポーター」と「reporter」 **レポート**[名]→「リポート」 **レボリューション**[名]革命。変革。「revolution」 **レマルク**[名]一八九八―一九七〇年。ドイツ生まれの小説家。第一次世界大戦に従軍した経験から「西部戦線異状なし」を発表。ヒトラーが政権をとると、アメリカに亡命し、第二次世界大戦後に「凱旋門[がいせんもん]」を書いた。「- Erich Maria Remarque」 **レ・ミゼラブル**[作品名]一八六二年。フランス、ユーゴーの小説。パン一片をぬすんで投獄された主人公が、社会に対する憎悪の念を燃やすが、司祭の愛で良心に目覚め、不幸な人々を救おうとする。黒岩涙香[くろいわ るいこう]は「噫[ああ]無情」と訳す。「Les Misérables」 **レモネード**[名]レモンじるに砂糖などを加えた飲みもの。「lemonade」 **レモン**【檸檬】[名]ミカン科の常緑低木。実は黄色で楕円形[だえんけい]。果汁[かじゅう]はすっぱく、ビタミンCを多くふくんでいる。「lemon」 **れもん**【檸檬】[名]一九二五年。梶井基次郎[かじいもとじろう]の短編小説。青年の不吉な予感やあせりが、洋書店の画集の上に一箇[いっこ]のレモンを置きざりにすることで、氷解していく。 **レモンスカッシュ**[名]レモンじるにシロップを加え、炭酸水でうすめた飲みもの。「lemon squash」 **レモンティー**[名]うすい輪切りのレモンをうかせた紅茶。「lemon tea」 **レリーフ**[名]うきぼり。リリーフ。「relief」 **れる**[助動][意味]受身・可能・自発・尊敬「母にしかられればやめるだろう」(受身)。「歩いては行かれない」(可能)。「活躍が期待される」(自発)。「先生が話される」(尊敬)。 > 受身の主語は、古くは生物に限られていたが、ヨーロッパ語の翻訳[ほんやく]文の影響で無生物でも主語に立つようになった。「規則が守られる」。また、ヨーロッパ語では、他動詞の文からしか受身文はつくれないが、日本語では「死ぬ」「にげる」「泣く」などの自動詞に、「れる」をつけて受身をあらわすこともできる。これらは迷惑[めいわく]の気持ちをあらわすことが多い。「父に死なれる」「子供に泣かれて困った」。可能・自発・尊敬に命令形はない。 > 可能をあらわすのに「できる」というのは、「出て来る」、つまり「しぜんに出現する」ととらえているからである。助動詞「れる」「られる」が、たとえば「いとしく思われる」のように自発にも可能にも使われるのは、日本人が「可能」を努力の結果獲得すると見るよりも、自然の恵みによってしぜんに出現することと見てきたことのあらわれである。 [接続]動詞五段・サ変の未然形に付く。その他の動詞には「られる」が付く。 [活用]下一段型。♪巻末「活用表」参照。 > ▼「られる」とは接続がちがうだけで、意味・用法は同じ。「られる」を使うべきところに「れる」を使う「着れる」「食べれる」の形については「ら抜け言葉」を見よ。 **れん**【連】[・7画 全10画 連連連連]①ひと続きになる。次々とつらなる。また、ひと続きのものや紙を数えることば。「数珠[じゅず]一―」「印刷用紙一―(=一〇〇〇枚)」②ひきつづいて。③なかま。つれ。④「連合」「連邦[れんぽう]」「連盟」の略。⑤競馬などで、「連勝式」の略。「―にからむ」 レン ①連鎖 連続[れんぞく] 一連[いちれん] 関連[かんれん] ②連載 連日 連戦 連勝[れんしょう] 連夜[れんや] ③連中[れんじゅう] 常連[じょうれん],国国連[こくれん] ソ連 ④大連[だいれん] 注連縄[しめなわ] つらなる・つらねる 山脈が連[つら]なる/名を連[つら]ねる つれる 引き連[つ]れる 親子連[おやこづ]れ **れん**【練】(練)[糸・8画 全14画 練練練練]①こねる。②くりかえしきたえて、技芸などをみがく。 レン ①練炭[れんたん] 練乳[れんにゅう] ②練習[れんしゅう] 訓練[くんれん] 試練 熟練[じゅくれん]、洗練[せんれん] 手練手管[てれんてくだ] ねる 案を練る 手練[てだ]れ **れん**【錬】(錬)[金・8画 全16画 鍊鍊鍊鍊] <1472> **れん** **れ** ①金属をきたえる。②心身や技術などをみがき、きたえる。 レン ㉠錬金術[れんきんじゅつ] 精錬[せいれん] ②錬成[れんせい] 百戦錬磨[ひゃくせんれんま] 冷鍛錬[れいたんれん] **れん**【恋】(戀)[心・6画 全10画 恋恋恋恋]おもいこがれる。こいしたう。こい。 レン 恋愛 恋慕[れんぼ] 恋々[れんれん] 失恋 悲恋[ひれん] こい・こいしい 母を恋[こ]う/恋心[こいごころ] 恋人[こいびと] 初恋[はつこい]/故郷が恋[こい]しい **れん**【廉】[广・10画 全13画 廉廉廉廉]◎心が正しい。いさぎよい。私欲がない。②値段が安い。 レン ①廉潔[れんけつ] 廉士[れんし] 廉直[れんちょく]、清廉潔白[せいれんけっぱく] 破廉恥[はれんち] ②廉価[れんか] 廉売 低廉[ていれん] 一廉[ひとかど]の人物 **れん**【蓮】[++10画 全13画 蓮蓮蓮蓮]植物のハス。ハチス。 レン 蓮華[れんげ] 蓮根[れんこん] 一蓮托生[いちれんたくしょう] 睡蓮[すいれん] **れん**【鎌】[金・10画 全18画 鎌鎌鎌鎌]草や柴[しば]をかる道具。かま。 レン 鎌刃[かまば] 鎌利[かまとぎ](=かまのようにするどい) かま 利鎌[とがま](=よく切れるかま) 鎌[かま]を掛ける **れん**【連】[名][造語]漢字項目を見よ。 **れん**【聯】[名]①漢詩で、律詩の対句[ついく]となる二句。②書や絵をかいたものを、柱やかべなどの左右にかけてかざりとする細長い板。 **れんあい**【恋愛】[名]男女間の、たがいにしたいあう感情。恋[こい]。「―結婚」 **れんか**【廉価】[形動]値段が安いこと。安価。「―販売」↔高価 **れんが**【連歌】[名]詩の形式の一つ。和歌の上句五・七・五に別人が下句七・七をつけることを、かわるがわる唱和してくり返すもの。ふつう、一〇〇旬からなる百韻[ひゃくいん]または五十韻をいう。鎌倉時代になると、和歌的な有心連歌[うしんれんが]とこっけいな無心連歌[むしんれんが]に分かれた。南北朝のころ、二条良基[にじょうよしもと]が連歌を大成し、連歌論「筑波問答」をあらわした。最盛期には、飯尾宗祇[いいおそうぎ]が「水無瀬三吟[みなせさんぎん]百韻」をなし、「新撰菟玖波集[しんせんつくばしゅう]」を選んだ。また、心敬[しんけい]は連歌論「ささめごと」をあらわした。 **れんが**【煉瓦】[名]粘土[ねんど]に砂をまぜて練りかためて焼いたもの。赤茶色で建築用。「―づくりの建物」 **れんかん**【連関・聯関】[名]いくつかのものごとが、たがいにある関係でかかわりあっていること。関連。「―がある産業」 **れんき**【連記】[名][-スル]いくつか並べて書くこと。「五名―で投票する」→単記 **れんきゅう**【連休】[名][-スル]休日が続くこと。また、二日以上続く休日。「飛び石―」 **れんぎょう**【連翹】[名]モクセイ科の落葉低木。早春にあざやかな黄色の花をつけ、のちに葉が出る。 **れんきんじゅつ**【錬金術】[名]古代エジプトから中世ヨーロッパにかけておこなわれた、銅などを金[きん]に変えようと試みたさまざまな技術。 **れんく**【連句】[名]俳諧[はいかい]連歌のこと。五・七・五に七・七を一定の規則に従って交互につなげていく形式。巻頭の五・七・五の一七音を発句[ほっく]といい、やがてこれが独立して俳句となった。一巻の句数は一〇〇句からなる百韻[ひゃくいん]が基本だが、蕉風[しょうふう](=松尾芭蕉[まつおばしょう]はやりの作風)では三六句の歌仙形式が多い。連句は自然と人事の全般にわたり、前後がひびきあいながら変化をつくすのを目ざした。 **れんげ**【蓮華】[名]①「蓮華草[れんげそう]」の略。「―畑」②ハスの花。「―座」③中華料理などに使う陶製のさじ。ちりれんげ。 **れんけい**【連係・連繫】[名][-スル]たがいにつながっていること。また、つながり。「―動作」 **れんけい**【連携】[名][-スル]たがいに連絡[れんらく]をとりあってものごとをおこなうこと。「―を保つ」「―プレー」 **れんげそう**【蓮華草】[名]マメ科の二年草。春、赤むらさき色の小花をつける。牧草や緑肥[りょくひ]にするために栽培[さいばい]する。レンゲ。ゲンゲ。 **れんけつ**【連結・聯結】[名][-スル]たがいに結びあわせること。「寝台車を―する」 **れんけつ**【廉潔】[形動]おこないが正しく、やましいところがないこと。ことに、不正なかねを受けとらないこと。清廉潔白。「―の士」 **れんけつき**【連結器】[名]列車の車両をつなぎあわせる装置。「―の故障で電車がおくれる」 **れんこ**【連呼】[名][-スル]同じことばを何回も続けてさけぶこと。「候補者名を―する」 **れんご**【連語】[名]二つ以上の単語が結びついて、ひとつの語のようにまとまったことば。たとえば「梅の花」「気がつく」など。▽複合語も二つ以上のことばが結びついて一語になったものだが、年月のうちに結びつきがかたくなり、もはや分けることはできない。たとえば、「梅花」「気づく」など。 **れんこう**【連行】[名][-スル]犯人または容疑者などを、むりやり警察署に連れて行くこと。 **れんこう**【連衡】[名]中国の戦国時代、東西に連なる六つの国に、個別に大国秦[しん]に仕えさせようとした、張儀[ちょうぎ]の同盟政策。↔合従[がっしょう]▽「衡」は横のことで、東西という意味。 **れんごう**【連合・聯合】[名]二つ以上のものが結びついて、ひとつのまとまりや組織になったもの。「国際―」「―軍」 **れんごうこく**【連合国】[名]共通の利益や目的のために、いくつかの国が連合したもの。 **れんごうこくさいこうしれいかんそうしれいぶ**【連合国最高司令官総司令部】[名]↓「ジーエイチキュー」 **れんごく**【煉獄】[名]カトリックで、罪をつぐなうま <1473> **れんこん** [【蓮根】] [名] ハスの地下茎[ちかけい]。筒[つつ]状で、中に多くの穴が通っている。食用。「からし―」 **れんさ** [【連鎖】] [名] 同じ種類のものが、くさりのように連なること。また、連なっているもの。「食物―」「―店(=チェーンストア)」 **れんざ** [【連座・連坐】] [名] 他人の犯罪にかかわりをもって、連帯責任でいっしょに罰[ばっ]せられること。まきぞえをくうこと。 **れんさい** [【連載】] [名] 新聞や雑誌などに、続きものとして毎号のせること。「―小説」「新聞に―する」☆読み切り **れんさく** [【連作】] [名] ①同じ土地に同じ作物を毎年連続してつくること。⇔輪作[りんさく]②一人の作者が、同じ主題でつくった一連の作品。また、複数の作者が、統一的な主題で一連の作品をまとめること。 **れんざせい** [【連座制】] [名] 犯罪の責任を犯人と関係のある、一定の範囲の他人まで負わせる制度。とくに現在は、公職選挙で、選挙運動の責任者が違反[いはん]を犯[おか]して罰[ばっ]せられた場合、当選を無効とする制度。 **れんさはんのう** [【連鎖反応】] [名] 一つのことがきっかけとなって、同じようなことが次々に起こり、広がっていくこと。▽もと、核分裂[かくぶんれつ]などのように、次々と起こる連鎖的な化学反応の意味から。 **れんざん** [【連山】] [名] いくつもつながり、重なりあうように続いている山々。類[るい]連峰[れんぽう] **れんじ** [【連子・橘子】] [名] 窓や欄間[らんま]にとりつけた細い格子[こうし]。「―窓」 **レンジ** [名] コンロやオーブンのついている調理用の加熱器具。「ガス―」「電子―」| range **れんじつ** [【連日】] [名] 何日間も続くこと。毎日。「―三〇度をこす猛暑」「―連夜」 **レンジャー** →「レーンジャー」 **れんじゅ** [【連珠・聯珠】] [名] ⊕碁石[ごいし]を連ねるゲームで、五目並べ。②たまをつなぐこと。そのつないだたま。また、真珠を連ねたような美しい詩文のたとえにも。 **れんしゅう** [【練習】] [名] 技術などがうまくなるように同じことを何度もくりかえし習うこと。「ピアノの―」「―帳」類[るい]訓練・稽古 **れんじゅう** [【連中】] [名] 邦楽で、音曲などの一座の人びと。「長唄―」「お囃子[はやし]―」◎↓「れんちゅう」 **れんしょ** [【連署】] [名] 文書などに、二人以上の人が名前を並べて書くこと。また、並べて書いた署名[しょめい]。▽「連書」は誤り。 **れんしょう** [【連勝】] [名] ①勝ちつづけること。連破。「連戦―」⇔連敗②競馬や競輪で、一着と二着を組みにして当てること。「―複式」⇔単勝 **れんじょう** [【連声】] [名] 国漢語の熟語で、前の字の末尾[まつび]の子音m・n・tの音の、次にくるア・ヤ・ワ行音が変化する現象。「因縁[いんえん]」が「いんねん」、「観音[かんおん]」が「かんのん」、「雪隠[せついん]」が「せっちん」になるなど。 **れんじょう** [【恋情】] [名] 人を恋[こ]いしたう心。こいごころ。 **レンズ** [名] 片面または両面が、曲面になったガラス。光を集めたり、分散させたりするはたらきをもつ。「凸[とつ]―」| lens **れんせい** [【練成・錬成】] [名] 心身をきたえてりっぱな人間にすること。「―道場」類[るい]錬磨 **れんせん** [【連戦】] [名] 続けて戦うこと。「―連勝」「―の勇士」「三―」 **れんそう** [【連想・聯想】] [名] 関連して、他のことが思いうかぶこと。また、関連して思いうかんだことがら。「―がはたらく」 **れんぞく** [【連続】] [名] 切れ目なくずっと続くこと。また、そのように続けること。「不幸の―」「―殺人事件」⇔断続 > **つかいわけ** **連続・継続・続行** > 「連続」は、同じことが何度も続くこと。「二打席連続ホームラン」。「継続」は、区切り目がきたときに、やめずにひき続きおこなうこと。「定期券を継続する」。「続行」は、中断するようなことが起こっても、中断しないでそのまま続けること。「雨でも試合を続行する」。 **れんだ** [【連打】] [名] ①続けざまに打つこと。「鐘を―する」②野球で、ヒットが続くこと。「―を浴びせる」 **れんたい** [【連帯】] [名] 二人以上の人が、共同でことにあたり、責任をもつこと。「―責任を負う」「―保証人」 **れんたい** [【連隊・聯隊】] [名] 軍隊を編制するうえでの一単位。旧日本陸軍では、ふつう三個大隊で組織した。「歩兵―」 **れんだい** [【輦台】] [名] 昔、川をわたる旅人を乗せた乗り物。数人の人足[にんそく]でかついだ。 **れんたいけい** [【連体形】] [文法] 用言や助動詞の活用形の一つ。名詞へと続く形。たとえば、「散る(花)」「青い(空)」「静かな(海)」は、「散る」「青い」「静かだ」の連体形。▽文語では、終止形と連体形は形が異なるものが多かったが、口語の動詞と形容詞は、連体形と終止形が同じ形になった。♪巻末「活用表」参照。 **れんたいし** [【連体詞】] [品詞] 品詞の一つ。体言を修飾[しゅうしょく]するだけのはたらきをもつことば。自立語で活用がなく、主語・述語にもならない。「この」「あらゆる」「小さな」など。▽体言を修飾するといっても、他の品詞としてあつかえるものは入れない。「あんな」「こんな」などは、本辞典では形容動詞としてあつかっているが、連体詞とする説もある。「この」「わが」などは、文語では代名詞+助詞とする。▷一四派表 <1474> > **連体詞の種類と例(口語文法)・** > 〜の この その あの どの ほんの わが > 〜る ある あらゆる さる 来たる いかなる いわゆる > 〜な 大きな ちいさな おかしな > 〜た たった たいした > 〜だ とんだ **れんたいしゅうしょくご** [【連体修飾語】] [名] 体言をくわしく説明する文節。たとえば「真っ白な雲がゆっくりと流れる」で、「真っ白な」は体言「雲」を説明する連体修飾語。 **れんたいせきにん** [【連帯責任】] [名] 連帯して負わなくてはならない共同の責任。「―をとって辞職する」 **れんたいどめ** [【連体止め】] [文法] 「体言止め」に同じ。 **レンタカー** [名] 短期間借りて使用できる車。貸し自動車。| rent-a-car **れんだく** [【連濁】] [名] 二つのことばが結びついて複合語になるとき、下のことばの最初の清音が濁音[だくおん]に変わること。たとえば「たに」と「かわ」で「たにがわ」、「しま」と「くに」で「しまぐに」など。▽この連濁がどんなときに起こるか、法則は明らかでない。ただし、下のことばの第二音節以下に濁音があるときには連濁を起こさない。「はれすがた」「たかしまだ」など。 **れんたつ** [【練達】] [名] 技術や芸が、完璧[かんぺき]に近いところまで達していること。「―の士」「柔道[じゅうどう]に―する」類[るい]熟達 **レンタル** [名] 機械や自動車の短期間の有料貸し出し。賃貸し。「―料」▽長期の賃貸しは「リース」という。| rental **れんたん** [【練炭・煉炭】] [名] 石炭や木炭などの粉を練りかためた燃料。「―火鉢[ひばち]」 **れんだん** [【連弾・聯弾】] [名] 一台のピアノを二人で同時に弾くこと。「―曲」 **れんち** [【廉恥】] [名] 心が清らかで、はじを知る気持ちが強いこと。「―心」「破―」 **レンチ** [名] 工具の一つ。ナットやボルトをしめるのに使う。スパナ。「モンキーー」| wrench **れんちゃく** [【恋着】] [名] 深く恋[こ]いしたって、ひとときも忘れられないこと。 **れんちゅう** [【連中】] [名] ①仲間と思われる人々。れんじゅう。「会社のー」「とんでもない―だ」類[るい]同僚 5 やつら▽多く、よくない意味で使う。②「れんじゅう①」 **れんちょく** [【廉直】] [形動] おこないが正しくて正直[しょうじき]なこと。「―の士」▽文章語。 **れんどう** [【連動】] [名] 機械の一つの装置を動かすと、それにつながる他の部分も自動的に動くこと。「―装置」「コンピュータに―させる」 **レントゲン** [名] ①〈名〉エックス線。「―をとる」「―写真」②〈名・造語〉エックス線などの照射線量の単位。記号はR▽現在はクーロン毎キログラムを使う。ドイツ人の発見者レントゲンの名から。| Röntgen **レントゲン** [人名] 一八四五-一九二三年。ドイツの物理学者。エックス線を発見して、第一回ノーベル物理学賞受賞。|Wilhelm Konrad Röntgen **れんにゅう** [【練乳・煉乳】] [名] 牛乳に砂糖を加え、につめてこくしたもの。コンデンスミルク。 **れんにょ** [【蓮如】] [人名] 一四一五-九九年。室町[むろまち]中期の僧そう。比叡[ひえい]山の僧兵に追われて京都をのがれ、越前[えちぜん]で布教活動を続けた。やがて山科[やましな]に本願寺を建て、信者の結束を固め、強大な教団を築き、浄土真宗[じょうどしんしゅう]中興の祖といわれる。 **れんぱ** [【連破】] [名] 続けざまに相手を負かすこと。「連戦―」「敵を―する」 **れんぱ** [【連覇】] [名] 続けて優勝すること。「春夏二―をとげる」 **れんばい** [【廉売】] [名] 安く売ること。安売り。バーゲンセール。「夏物[なつもの]の大―」「―品」 **れんばい** [【連敗】] [名] 続けて負けること。「―をまぬがれる」「連戦―」「―を喫[きっ]する」→連勝 **れんぱつ** [【連発】] [名] ①同じようなことが、続けざまに起こること。「事故が―する」⇔散発②続けざまに放つこと。「六―銃[じゅう]」「質問を―する」→単発 **れんばん** [【連判】] [名] 同じ書類に連名で印[いん]をおすこと。連印。れんばん。 **れんばんじょう** [【連判状】] [名] こころざしを同じくする人々が署名し、印[いん]をおしてかたく約束したことを示す文書。 **れんびん** [【憐憫・憐愍】] [名] あわれむこと。かわいそうに思うこと。「―の情をもよおす」 **レンブラント** [名] 一六〇六-六九年。オランダの画家。光とかげをとらえたすぐれた油絵をえがいたほか、銅版画でもエッチングの技法を完成した。代表作「テュルプ博士[はくし]の解剖[かいぼう]」「夜警」など。-Rembrandt Harmenszoon van Rijn **れんぶんせつ** [【連文節】] [文法] 文節がすぐ下の文節と結びついていて、ひとまとまりの意味をもち、一つの文節のようなはたらきをするもの。たとえば「赤い・花が・咲き・て・いる」は四文節に分かれるが、それぞれの文節は単独では文の成分とはなれない。「赤い」は「花」を修飾し、連文節「赤い花が」で主部になる。また「咲いて」は「いる」を補い、連文節「咲いている」で述部となる。 **れんぼ** [【恋慕】] [名] 異性を恋[こ]いしたうこと。「―の情をいだく」「横―」 **れんぼう** [【連邦・聯邦】] [名] 二つ以上の国や州が、結合して統一した組織をもつ国家。「―政府」類[るい]連合国家 **れんぼう** [【連峰】] [名] 連なり続く山のみね。連山。「アルプス―」 **れんま** [【錬磨・練磨】] [名] 精神・肉体・わざ・術などをきたえみがくこと。「百戦―」 **れんめい** [【連名】] [名] 二人以上の名前を並べて書くこと。また、並べて書いた名前。「―で申しいれる」 <1475> **れんめい** [【連盟・聯盟】] [名] 共通の目的のために、協力することをちかった仲間や団体。「―に加入する」「国際―」類[るい]同盟 **れんめん** [【連綿】] [形動] 絶えないで長く続いているようす。「―としてつきない伝統」類[るい]綿々・脈々 **れんや** [【連夜】] [名] 毎夜。毎晩。「連日―」 **れんよう** [【連用】] [名] 同じものを続けて使うこと。「睡眠薬[すいみんやく]を―する」 **れんようけい** [【連用形】] [文法] 用言や助動詞の活用形の一つ。文を中止したり、他の用言を下にしたがえたりする形。たとえば、「冬は寒く、夏は暑い」の「寒く」や、「歌いおどる」の「歌い」など。また、助動詞の「ます」「た」(文語では「けり」「たり」「ぬ」など)、助詞の「て」などが下にくる形。たとえば、「行き(ます)」「見(た)」「起き(て)」は、「行く」「見る」「起きる」の連用形。また、連用形が体言になる場合もある。「早起き」「思いを述べる」など。▽「た」や「て」が下にくるとき、動詞によっては音便[おんびん]になる。「取りた」が「取った」、「読みて」が「読んで」になるなど。♪巻末「活用表」参照。 **れんようしゅうしょくご** [【連用修飾語】] [文法] 用言をくわしく説明する文節。たとえば、「真っ白な雲がゆっくりと流れる」で、「ゆっくりと」は、用言「流れる」を説明する連用修飾語。 **れんようちゅうしほう** [【連用中止法】] [文法] 連用形のはたらきの一つ。あとに直接用言が続かず、読点[とうてん]でいったん文章が切れるもの。たとえば、「文章を読み、書き、話す」の「読み」「書き」など。 **れんらく** [【連絡・聯絡】] [名] ①中断せずにつながること。「―を保つ」「―船」②情報などを相手に知らせること。「―をとる」「結果を―する」 **れんらくせん** [【連絡船】] [名] 海峡[かいきょう]や湖などで、両岸の交通機関として乗客や貨物を運ぶ定期船。 **れんりつ** [【連立・聯立】] [名] 同じものが並び立つこと。また、別々のものがいっしょになって成立していること。「二人の候補者が―する」 **れんりつないかく** [【連立内閣】] [名] 二つ以上の政党が協力して大臣を出してつくる内閣。 **れんりつほうていしき** [【連立方程式】] [名] 数学で、二つ以上の未知数をふくむ方程式を、その未知数と同じ数だけ組みにしたもの。 **れんり(連理)の枝** [えだ] 根は二つだが枝は一つにつながっているといわれる枝。男女の愛情が深くて変わらないことをたとえていう。類[るい]比翼[ひよく]の鳥▽中国、白居易[はくきょい]の「長恨[ちょうごん]歌」から。 **れんれん** [【恋恋】] [形動] 相手をしたう思いが断ちきれないようす。また、ものごとに未練がましいほど執着するようす。「政権に―とする」「―の情」 **ろ** **ろ** [【炉】(爐)] [炉] [炉] [炉] [炉] ①家のゆかを四角に切り、炊事[すいじ]や暖房[だんぼう]のために火をたくところ。いろり。「―を切る」②工業用に高温で火をたく装置。 **ろ** [炉] 炉辺[ろへん] 囲炉裏[いろり] 夏炉冬扇[かろとうせん] 暖炉[だんろ] **ろ** ②原子炉[げんしろ] 溶鉱炉[ようこうろ] **ろ** [【路】] [路] [路] [路] [路] ①通りみち。道中。②ものごとのすじみち。③重要な地位。 **ろ** [路] ①路銀[ろぎん] 路地[ろじ] 路上[ろじょう] 路傍[ろぼう] 路面[ろめん] 路用[ろよう] 帰路[きろ] 道路[どうろ] ②経路[けいろ] 理路[りろ] ③当路[とうろ] 要路[ようろ] **ろ** [路] 家路[いえじ] 小路[こうじ] 旅路[たびじ] 山路[やまじ] **ろ** [路] みち **ろ** [【露】] [露] [露] [露] [露] ①水蒸気が冷えて水滴となったもの。つゆ。また、つゆのようにはかない。②むきだしの。また、むきだしになる。③「露西亜[ろしあ]」の略。 **ろ** [露] ①露点[ろてん] 露命[ろめい] 雨露[あまつゆ] 玉露[ぎょくろ]②露見[ろけん] 露骨[ろこつ] 露地[ろじ] 露出[ろしゅつ] 露店[ろてん] 暴露[ばくろ] 披露[ひろう] ③日露戦争[にちろせんそう] 露和辞典[ろわじてん] **ろ** つゆ 朝露[あさつゆ] 露払[つゆはら]い 夜露[よつゆ] **ろ** 露[あらわ]に 露[あら]われる **ろ** 吐露[とろ] **ろ** [【蕗】] [蕗] [蕗] [藍] [蕗] 植物のフキ。 **ろ** [蕗] ふき 蕗[ふき]の薹[とう] 伽羅蕗[きゃらぶき] **ろ** [【炉】] 漢字項目を見よ。 **ろ** [【絽】] [名] うすい絹織物。透けき目のある夏物の和服用。「―の羽織り」 **ろ** [【艫・櫓】] [名] 和船をこぐための櫂[かい]に似た木製の用具。かぞえ方 挺[ちょう] **ろ** [【鱸】] [名] 船首。へさき。みよし。↔船尾。とも。舳[じく] **ろあく** [【露悪】] [名] 人間の欠点や悪いところを、わざとさらけだして見せること。「―趣味」 **ロイドめがね** [【ロイド眼鏡】] [名] セルロイド製の丸くてふちの太い眼鏡。▽アメリカの喜劇俳優ロイドがかけていたことから。 **ロイヤリティー** [名] 特許権や著作権の使用料。ローヤルティー。「royalty **ロイヤルボックス** [名] 劇場や競技場などで、皇室関係者や外国からの要人などが利用する特別席。貴賓席。ローヤルボックス。「royal box **ろう** [【老】] [老] [老] [老] [老] ◎年をとる。おいる。また、年月のたった。ふるい。 <1476> ろ ろう **ろう[老]** ☆若[わか]②経験を積み、ものごとをよく知っている。③老人を敬ってその名の下に付ける語。また、自分のへりくだった言い方にも使う。「鈴木―」④古代中国の思想家、老子。 [ロウ]②老朽[ろうきゅう]”老人[ろうじん] 老若[ろうにゃく]喲~老木[ろうぼく]敬老[けいろう] 25 ②老獪[ろうかい]老成[ろうせい]老練[ろうれん]長老[ちょうろう]。③愚[ぐ]ろう [おいる・ふける]年老[としお]いる/老[ふ]け込む [えび]海老[えび]老舗[しにせ]しkㄝ老海鼠[ほや]㏊ゃ老酒[ラオチュー]ウ **ろう[労](勞)** [力・5画 全7画 労労労労] ①骨折って働く。ほねおり。「―をいとわない」「―に報いる」圏働[どう]②つかれる。③つかれをねぎらろう。いたわる。④「労働組合」「労働者」の略。一■「労する」を見よ。 [ロウ]①労苦[ろうく]労作[ろうさく]鹁労働[ろうどう] 労力[ろうりょく]~勤労[きんろう]號 徒労[とろう]②過労[かろう]”心労[しんろう]疲労[ひろう] 慰労[いろう] ①労使[ろうし],国労[こくろう] [いたわる]労[ねぎ]らう [ろう]労多くして功[こう]と少なし 苦労したわりには、ほとんど報[むく]われない。 労を取る 人のためにわざわざ何かをしてやる。「仲介のー」 **ろう[朗](朗)** [月・6画 全10画 朗朗朗朗] ●明るく快活である。ほがらか。②声が明るく澄んで、よく通る。 [ロウ]②朗報[ろうほう]?”天気晴朗[てんきせいろう]明朗[めいろう]朗詠[ろうえい] 朗唱[ろうしょう]朗読[ろうどく]朗々[ろうろう] [ほがらか]朗[ほが]らかな笑い声 [あき]らか **ろう[郎](郞)** [・6画 全9画 郎郎郎郎] ●おとこ。年若い男性。②けらい。③男子の名前に使う語。 [ロウ]郎党[ろうとう] [いち]郎[たろう]太郎[たろう] 特 郎子[いらつこ]いらっ郎女[いらつめ]からっ外郎[ういろう] 女郎花[おみなえし] **ろう[浪]** [・7画 全10画 浪浪浪浪] ◎大きななみ。②あてもなく、さまよう。③むだに。みだりに。 [ロウ]①激浪[げきろう]波浪[はろう]”②浪人[ろうにん]唸浮浪者[ふろうしゃ]放浪[ほうろう]流浪[るろう]”③浪死[ろうし],浪費[ろうひ], [なみ]白浪[しらなみ]浪速[なにわ]なにわ浪花節[なにわぶし]にゃ **ろう[廊](廊)** [广・9画 全12画 廊廊廊廊] 部屋[へや]へと部屋をつなぐ通路。 [ロウ]廊下[ろうか]回廊[かいろう]灬画廊[がろう]”柱廊[ちゅうろう], **ろう[楼](樓)** [木・9画 全13画 楼楼楼楼] 高い建物。たかどの。また、高い建物や料亭などの店名に付ける語。 [ロウ]楼閣[ろうかく] 楼門[ろうもん] 黄鶴楼[こうかくろう]25〈高楼[こうろう]25 摩天楼[まてんろう]まてん [たかどの] **ろう[漏]** [・11画 全14画 漏漏漏漏] ◎すきまからもれる。②秘密が外に知れる。③ておち。てぬかり。④水時計。 [ロウ]①漏屋[ろうおく]漏水[ろうすい]診漏電[ろうでん]殄②漏洩[ろうえい]③遣漏[いろう] 疎漏[そろう]漏刻[ろうこく] [もる・もれる・もらす]雨が漏[あま]もる/ガスが漏[も]れる/秘密を漏[も]らす [ろうと]漏斗[ろうと]ょ **ろう【老】**造語漢字項目を見よ。 **ろう【労/楼】**图漢字項目を見よ。 **ろう【×牢】**图罪人[ざいにん]をとじこめておく場所。” **ろう【×蠟】**图動植物からとった、とけやすく燃えやすい脂肪のかたまり。ろうそくやつやだしなどに使う。「一人形」 **ろうあ【×聾啞】**图耳が聞こえず、口がきけないこと。 **ろうえい【朗詠】**图―スと詩歌、を節[ふし]電をつけて歌うこと。「和歌を―する」 **ろうえい【漏洩】**图「秘密がもれること。秘密をもらすこと。「機密の―」▽古くは「ろうせつ」と読んだ。 **ろうえき【労役】**图課せられた肉体労働をすること。骨の折れる力仕事。「―に服する」 **ろうおう【老翁】**图年とった男。おきな。掴老爺[ろうや], **ろうおう【老×媼】**图年とった女。老女。おうな。類老婆[ろうば]的, **ろうおく【×陋屋】**图せまくてむさくるしい家。また、自分の家をへりくだった言い方。陋居[ろうきょ]ち。 **ろうか【老化】**图函 年をとって、からだがおとろえること。「―現象」 ②時間とともに変質してくること。「―したゴム」 **ろうか【廊下】**图建物と建物、また、部屋[へや]へと部屋とをつなぐ通路。「わたり―」 **ろうかい【老獪】**图形動経験を積んで悪がしこいようす。「―な人物」 **ろうがい【労×咳・×癆×疚】**图漢方医学で、肺結核[はいけっか]かくのこと。肺病。「―病み」 **ろうかく【楼閣】**图高くてりっぱな建物。高殿[たかどの]跡。「砂上の―」「空中——」圏楼台[ろうだい] **ろうがっこう【×聾学校】**图聾者[ろうしゃ]を教育するための学校。 **ろうかとんび【廊下×鳶】**图用もないのに、廊下や他の部屋[へや]へをうろうろする人。 **ろうがん【老眼】**图年をとるにしたがって、近くのものが見えにくくなること。 **ろうがんきょう【老眼鏡】**图老眼になった人がかける眼鏡[めがね]か。凸[とつ]とっレンズを使う。 <1477> **ろうきほう** [【労基法】] [名] 「労働基準法」の略。 **ろうきゅう** [【老朽】] [名] 古くなってぼろぼろになり、役に立たなくなること。「―校舎」「―化」 **ろうきゅう** [【籠球】] [名] 「バスケットボール」の訳語で、古い言い方。 **ろうごく** [【牢獄】] [名] 罪人を閉じこめておく場所。ろうや。類[るい]獄舎[ごくしゃ] **ろうきょ** [【陋居】] [名] せまくて、むさ苦しい家。あばらや。陋屋[ろうおく]。▽自分の家をへりくだってもいう。 **ろうきょう** [【老境】] [名] 年寄りの境地。老年。「―にいたる」「―にはいる」 **ろうきょく** [【浪曲】] [名] なにわぶし。「―師」 **ろうぎん** [【朗吟】] [名] 声高らかに詩歌を歌うこと。朗詠[ろうえい]。「漢詩を―する」 **ろうく** [【労苦】] [名] つらい仕事にたえる苦労。ほねおり。「―をいとわない」 > 「つかいわけ」→「苦労」を見よ。 **ろうく** [【老軀】] [名] 年をとっておとろえたからだ。老体。「―にむちうつ」 **ろうけつ** [【蠟纈・蒻纈】] [名] 染色の一種。白くぬく部分に蠟[ろう]と樹脂[じゅし]とをまぜた液をぬって染める方法。ろうけつぞめ。「ろうけち」とも。 **ろうこ** [【牢固】] [形動] 建物とか決心などがびくともしないで、しっかりと、かたく、じょうぶなようす。「―たる城砦[じょうさい]」 **ろうこ** [【牢乎】] [形動] しっかりとしてゆるがないようす。「―として動かず」「―たる決意」 **ろうご** [【老後】] [名] 年をとってからあとの生活。晩年。「―の計画」「―に備える」 **ろうこう** [【老公】] [名] 年老いた貴人を敬った言い方。 **ろうこう** [【老巧】] [形動] 経験豊富で、配慮[はいりょ]が行きとどき、たくみにものごとが処理できること。老練。「―なプレー」⇔稚拙[ちせつ] **ろうこう** [【陋巷】] [名] せまくてむさ苦しい町。裏町。路地裏。「―にくちはてる」 **ろうこく** [【鏤刻】] [名] ①木や金属に、絵や文字などを刻むこと。②文章を苦心して整えること。▼「るこく」とも。 **ろうこつ** [【老骨】] [名] 年とって弱くなったからだ。また、老人が自分をへりくだっていう言い方。老体。「―にむちうつ」 **ろうさいほけん** [【労災保険】] [名] 「労働者災害補償保険」の略。働く人たちの、業務上のけが・病気・死亡などに対する保険。 **ろうさく** [【労作】] [名] 苦心してつくった作品。力作。 **ろうざん** [【老残】] [名] 老いぼれながらも生きながらえること。「―の身を横たえる」 **ろうし** [【老師】] [名] 年とった先生、または僧そう。 **ろうし** [【労使】] [名] 労働者と使用者。「―交渉」 **ろうし** [【労資】] [名] 労働者と資本家。「―協調」▽ふつう「労使」を使う。 **ろうし** [【浪士】] [名] 仕える主君のいない武士。浪人。「赤穂[あこう]―」 **ろうし** [【老子】] [人名] 生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。中国周代の思想家。姓は李[り]。名は耳[じ]。道家の祖。孔子[こうし]の説く儒教[じゅきょう]に対して道教を起こした。その教えを伝える書物を「老子」という。現象にまどわされることなく、あるがままに道に従って生きる「無為[むい]自然」を説いた。 **ろうしゃ** [【聾者】] [名] 耳の聞こえない人。聴覚障害者。 **ろうじゃく** [【老若】] [名] ↓「ろうにゃく」 **ろうじゃく** [【老弱】] [形動] ①〈名〉年寄りと子供。老幼②〈名・形動〉年をとってからだが弱っているようす。 **ろうしゅう** [【老醜】] [名] 年をとってみにくいこと。「―をさらす」 **ろうしゅう** [【陋習】] [名] 悪い習慣。「旧来の―にとらわれる」 **ろうじゅう** [【老中】] [名] 江戸幕府で、将軍に直属して政務を担当する幕府の最高職。 **ろうじゅく** [【老熟】] [名] 経験を積んで、じょうずなこと。「―の域にある」 **ろうしゅつ** [【漏出】] [名] ①水などがもれだすこと。また、もらしだすこと。「ガスの―事故」 **ろうじょ** [【老女】] [名] ①年とった女性。老婆。②江戸時代の大名[だいみょう]の夫人の侍女のかしら。「大奥様の―」 **ろうしょう** [【朗唱・朗誦】] [名] 声高く読みあげること。また、声高く唱えること。「詩を―する」 **ろうじょう** [【老嬢】] [名] 未婚のまま婚期を過ぎた女性。オールドミス。⇔ハイミス **ろうじょう** [【籠城】] [名] 敵に囲まれて、城などにたてこもること。▽仕事に集中して部屋にこもることをたとえてもいう。 **ろうしょうふじょう** [【老少不定】] [漢] 人はいつ死ぬかわからない。寿命[じゅみょう]は定められない。▽老人がさき、若者があとに死ぬとは限らないという意味。 **ろうじん** [【老人】] [名] 年をとった人。法律上は六五歳[さい]以上。類[るい]年寄り・老体▽「年寄り」は男女どちらにもいうが、「老人」は男性をさす場合が多い。 **ろうじんとうみ** [【老人と海】] [作品名] 一九五二年。アメリカ、ヘミングウェイの小説。老いた漁夫が長い不漁のあと海に出、大魚を四日間の死闘の末とらえるが、帰途サメにおそわれ、その骨だけを持ちかえる。The Old Man and the Sea **ろうじんホーム** [【老人ホーム】] [名] 老人が安全に生活するための集合住宅施設。養老院。 **ろうすい** [【老衰】] [名] 年をとって、心身のはたらきがおとろえること。 **ろうすい** [【漏水】] [名] 水がもれること。また、もれた水。みずもれ。「水道管が―する」 **ろうする** [【労する】] [サ変] つらい思いをして働く。骨を折る。苦労する。わずらわす。「心身を―」「労せずして利を得ようとする」 **ろうする** [【弄する】] [サ変] 手[て]さきの手段や方法をあれこれと用いる。もてあそぶ。「奇策[きさく]を―」▽文章語。 **ろうする** [【聾する】] [サ-変] 聞こえなくする。「耳を―爆音[ばくおん]」▽文章語。 <1478> **ろうせい** [【老成】] [名] ①年のわりに、おとなびていること。「若いのに―して見える」②経験を積んで、人間ができてくること。「―した人物」「―円熟[えんじゅく]の域に達する」 **ろうせき** [【蠟石】] [名] ろうのような感じのやわらかい鉱物。れんが・タイル・陶器[とうき]の原料などに使う。 **ろうぜき** [【狼藉】] [形動] ①あばれて乱暴をすること。「―をはたらく」②とりちらかっていること。「落花―」『オオカミが草をしいてねたあとの乱れたようすをいう。「狼籍」は誤り。 **ろうそ** [【労組】] [名] 「労働組合」の略。古くは「ろうくみ」とも。 **ろうそうしそう** [【老荘思想】] [名] 老子・荘子[そうし]が説いた思想。天と一体になり、「無為[むい]自然」に生きることを理想とする。道家[どうか]にうけつがれ、一般民衆に浸透した。 **ろうそく** [【蠟燭】] [名] 糸やこよりなどでつくったしんのまわりに、ろうを円柱形に固めたもの。照明用。かぞえ方 丁[ちょう]・本[ほん] **ろうたい** [【老体】] [名] 年をとったからだ。また、年をとった人。老人。としより。「ごーをいたわる」 **ろうたいか** [【老大家】] [名] 年をとり、経験を積んで、その道にすぐれている人。「日本画壇[がだん]の―」 **ろうたける** [【萠たける】] [下一] 経験を積んで洗練される。とくに、女性が年を重ねることによって気品をもって美しくなる。古い言い方。「ろうたけた身のこなし」▽多く、「ろうたけた」の形で用いる。 **ろうだん** [【壟断】] [名] 利益を独りじめすること。独占[どくせん]。▽「壟」は、切りたった小高いおかという意味。そこからは市場全体が見わたせるので、品物の値段を見比べて大きな利益をえることができた。中国、「孟子[もうし]」から。 **ろうちん** [【労賃】] [名] 労働に対してしはらわれるかね。賃金。「―の値上げを要求する」 **ろうでん** [【漏電】] [名] 電流が、器具や電線の不備のために、別のところに流れてしまうこと。「-よる火災」 **ろうと** [【漏斗】] [名] 口がせまい入れものに、液体を注ぐための道具。じょうご。 **ろうとう** [【郎党・郎等】] [名] 武士の家来。所領をもたない従者。ろうどう。「一族―」 **ろうどう** [【労働】] [名] 賃金や利益をえるために、知力や体力を使って働くこと。「―時間」「肉体―」 **ろうどううんどう** [【労働運動】] [名] 生活や働く条件をよくするために、労働者が使用者側に対して団結しておこなう運動。労働組合運動。 **ろうどうきじゅんかんとくしょ** [【労働基準監督署】] [名] 労働基準法を施行[せこう]・運用する労働基準局の下部機関。全国の主要都市に置かれ、労働基準法の実施を監督する。 **ろうどうきじゅんほう** [【労働基準法】] [名] 労働者を保護するために、労働条件の最低基準をきめた国の法律。 **ろうどうきほんけん** [【労働基本権】] [名] 労働者が人間性をそこなわずに生活を維持するために保障される基本的な権利。勤労の権利・団結権・団体交渉権・団体行動権など。 **ろうどうきょうやく** [【労働協約】] [名] 労働条件その他に関する、労働組合と使用者とのあいだで交わした文書による契約[けいやく]。 **ろうどうくみあい** [【労働組合】] [名] 働く条件や生活をよくするために、労働者が自主的につくる団体。 **ろうどうさいがい** [【労働災害】] [名] 労働者が業務上の理由によってこうむった災害。負傷・疾病・障害・死亡があり、救済に必要な保険は原則として使用者が負担する。業務災害。労災。 **ろうどうさんけん** [【労働三権】] [名] 日本国憲法で保障されている労働者の三つの権利。団結権・団体交渉権・団体行動権。 **ろうどうしゃ** [【労働者】] [名] 働くことによって、賃金をえて生活している人。⇔資本家 **ろうどうしゃかいきゅう** [【労働者階級】] [名] 労働者の属する社会階級。労働の代償[だいしょう]に賃金をえて生活する人々。プロレタリアート。⇔資本家階級 **ろうどうしょう** [【労働省】] [名] 旧行政機関。労働者の生活の保護や職業の確保などの仕事をした。二〇〇一年、厚生労働省に再編成された。 **ろうどうじょうけん** [【労働条件】] [名] 賃金・労働時間・休日などについて、労働者と使用者とのあいだでとりきめる条件。「―のよい会社をさがす」 **ろうどうそうぎ** [【労働争議】] [名] 労働条件などに関して、労働組合と会社など使用者とのあいだに起こる争い。「―の調停をする」 **ろうどうりょく** [【労働力】] [名] 生産のために必要とする知的または肉体的能力。労働のための人手。 **ろうどく** [【朗読】] [名] 声に出して詩や文章などを読むこと。「自作の詩を―する」 **ろうなぬし** [【牢名主】] [名] 江戸時代、囚人[しゅうじん]の中から選ばれて牢内をとりしきった囚人のかしら。 **ろうにゃく** [【老若】] [名] 年とった人と若い人。「ろうじゃく」とも。 **ろうにゃくなんにょ** [【老若男女】] [漢] 老人も若者も男も女も。すべての人。「―の別なく参加する」 **ろうにん** [【浪人】] [名] ①入学試験に失敗して、来年改めて試験を受けるために勉強すること。また、その人。「自宅―」②特定の主人に仕えていない武士。類[るい]浪士▽失業中の人をたとえてもいう。 **ろうねん** [【老年】] [名] 年をとって心身がおとろえてくる時期。「いつのまにか―に達する」類[るい]老齢[ろうれい] 老爺[ろうや] **ろうば** [【老婆】] [名] 年をとった女性。老女。類[るい]老媼[ろうおう] **ろうはい** [【老廃】] [名] 年をとったり、古くなったりして、役に立たなくなること。 **ろうばい** [【狼狽】] [名] あわてふためくこと。「知らせを聞いて―する」類[るい]周章[しゅうしょう]― **ろうばい** [【蠟梅・臘梅】] [名] ロウバイ科の落葉低木。二月ごろにかおり高い黄色の花をつける。観賞用。カラウメ。 **ろうはいぶつ** [【老廃物】] [名] 新陳代謝[しんちんたいしゃ]により、体内にできた不用な物質。 <1479> **ろうばしん** [【老婆心】] [名] 不必要な注意を人に向かって口にしようとする気持ち。「―ながら申しそえます」▽年をとった女性は、よけいな気をつかったり、せわをやきがちであることから。 **ろうば(老馬)の智** [ち] 経験からえた知恵[ちえ]が役立つこと。また、経験の豊かな人の判断には誤りがないこと。▽山道に迷ったとき、年老いたウマの案内でぶじだったという故事(中国、「韓非子[かんぴし]」)から。 **ろうばん** [【牢番】] [名] 牢屋の番をする人。 **ろうひ** [【浪費】] [名] かねやものなどをむだに使うこと。むだづかい。「時間の―だ」 > **つかいわけ** **乱費・浪費・空費** > 「乱費」は、金銭をむやみやたらと使うこと。「予算の乱費」。「浪費」は、いつもかねや時間や労力などをむだに使うこと。「浪費癖[ぐせ]」。「空費」は、役に立たないことに使うこと。一回の支出についてもいう。「あの会合は時間の空費だった」。 **ろうふ** [【老父】] [名] 年をとった自分の父親。⇔老母 **ろうへい** [【老兵】] [名] 年とった兵士。また、経験を重ねた兵士。「―は消えゆくのみ」 **ろうべん** [【良弁・朗弁】] [名] 六八九-七七三年。奈良時代の僧そう。華厳宗[けごんしゅう]の第二祖。東大寺を開き、初代別当[べっとう]となった。二歳[さい]のとき、ワシにさらわれて春日大社[かすがたいしゃ]の前のスギに置かれていた、という伝説がある。「りょうべん」とも。 **ろうほ** [【老舗・老舗】] [名] 古くから続いていて、客の信用が厚い店。「しにせ」とも。 **ろうぼ** [【老母】] [名] 年をとった自分の母親。⇔老父 **ろうほう** [【朗報】] [名] うれしい知らせ。よい知らせ。「合格の―を受けとる」⇔悲報 **ろうぼく** [【老木】] [名] 長いあいだ生きつづけている樹木。古木。「樹齢三〇〇年のー」 **ろうまん** [【浪漫・浪曼】] [名] 現実ばなれした、夢のような、あるいはありえないようなこと。「―主義」▽「ロマン(roman)」の当て字。 **ろうまんしゅぎ** [【浪漫主義】] [名] ↓「ロマンしゅぎ」を見よ。 **ろうむしゃ** [【労務者】] [名] おもに肉体労働をする人。「日やとい―」 **ろうもん** [【楼門】] [名] 二階づくりのやぐらのある門。寺などに見られる。 **ろうや** [【老爺】] [名] 年をとった男性。老翁[ろうおう]⇔老婆[ろうば] **ろうや** [【牢屋】] [名] 「刑務所」の古い呼び方。牢獄[ろうごく]。 **ろうやぶり** [【牢破り】] [名] 囚人が、牢をぬけだすこと。また、ぬけだした囚人。脱獄[だつごく]。 **ろうよう** [【老幼】] [名] 老人と子供。また、老人から子供まで。老若[ろうにゃく]・一切[いっさい] **ろうらく** [【籠絡】] [名] 相手をうまく言いくるめて、思いのままに操[あやつ]ること。まるめこむ。「まんまとーする」 **ろうりょく** [【労力】] [名] 働く力。ほねおり。また、生産するために必要な人手。労働力。「―を費やす」「―が不足する」 **ろうれい** [【老齢】] [名] 年をとっていること。老年。「―の身」「―年金」類[るい]高齢 **ろうれん** [【老練】] [形動] 多くの経験を積み、手慣れていてじょうずなこと。「―なやりかた」 **ろうろう** [【朗朗】] [形動] ①声が澄んで大きくはっきりしているようす。「―と詩を読みあげる」「音吐[おんと]―」②光が明るく、さえているようす。「―たる名月」 **ろうろう** [【浪浪】] [名] あてもなく、さまよっていること。また、職に就かずぶらぶらと暮らしていること。「―の身をなげく」類[るい]流浪[るろう]▽文章語。 **ろえい** [【露営】] [名] 軍隊などが野外に陣営[じんえい]を張ること。また、野外につくった陣営。類[るい]野営 **ロエスレル** [人名] 一八三四-九四年。ドイツの法学者。一八七八年に来日、政府顧問[こもん]として明治憲法起草のほか商法制定にもたずさわり、九三年に帰国。レースラー。| Karl Friedrich Hermann Roesler **ロー** ①〈造語〉ひくい。すくない。「―コスト」「―カロリー」⇔ハイ②〈名〉自動車のギアの第一速。いちばん低速用の歯車。「―に入れる」| low **ローカル** [形動] 地方の。いなかの。また、地元の。限られた地域の。「―番組」「―な話題」| local **ローカルカラー** [名] その地方独特の風土や習慣。地方色。郷土色。| local color **ローカルせん** [【ローカル線】] [名] 鉄道などで、本線から分かれ、特定地域を走る路線。⇔幹線 **ローカルニュース** [名] その地方に関するニュース。| local news **ローション** [名] 化粧[けしょう]水。| lotion **ロージンバッグ** [名] 野球などで、手のすべり止めに使う松やにの粉のはいったふくろ。-rosin bag **ロース** [名] ウシやブタの背やかたの、やわらかくて上等な肉。▽roast から。 **ローズ** [名] バラ。また、ばら色。ピンク色。| rose **ロースト** [名] 焼き肉。また、焼き肉料理。「―ビーフ」「ーチキン」 | roast **ロータリー** [名] ①駅前の交差点などの中央につくられた小高い円形地帯。車はこれに沿って方向を変える。環状[かんじょう]交差路。|rotary②「ロータリークラブ」の略。 **ロータリーエンジン** [名] 内燃機関の一つ。シリンダの中でピストンの代わりに三角形のローター(=回転子)が回転して動力をえるエンジン。回転式発動機。| rotary engine **ロータリークラブ** [名] 一九〇五年にアメリカで設立された、国際的な社会福祉[ふくし]や親善のための団体。| Rotary Club **ローティーン** [名] 一三歳[さい]から一五歳ころの少年や少女。⇔ハイティーン ▽low と teens から。和[わ]製語。 **ローテーション** [名] ①仕事などを複数の人間でするときの、きめられた交替[こうたい]の順序。 <1480> ②野球で、先発投手の登板順序。投手回転。「―がうまくいく」 ③バレーボールで、選手が規定に従って順番に守備位置を移ること。| rotation **ロードゲーム** [名] 遠征[えんせい]試合。とくにプロ野球で、自分の本拠[ほんきょ]地をはなれてする試合。類[るい]アウェーゲーム ⇔ホームゲーム | road game **ロードショー** [名] 新作映画を特定の映画館で他にさきがけて独占興行[どくせんこうぎょう]すること。| road show **ロードマップ** [名] 自動車を運転するための道路地図。ドライブマップ。「road map **ロードレース** [名] マラソンや自転車など、道路上でおこなう競走。| road race **ロートレック** [名] 一八六四-一九〇一年。フランスの画家。酒場や芝居[しばい]小屋などをえがき、ポスターの芸術性を高めた。代表作「ムーラン・ルージュ」。| Henri de Toulouse-Lautrec **ロードワーク** [名] 足こしのトレーニングのために、とくにボクサーなどが路上でおこなうランニングやなわとび。|roadwork **ローヒール** [名] かかとの低い婦人ぐつ。⇔ハイヒール ▷low heeled shoesから。 **ローブ** [名] ①婦人のドレス。「―デコルテ」②ゆったりした、たけの長い部屋着。化粧着[けしょうぎ]。「バス―」③裁判官などの着る、たけの長い外衣。-robe **ロープ** [名] 細い繊維[せんい]をよってつくった太いひも。つな。なわ。「rope **ロープウエー** [名] 空中に張りわたしたワイヤロープに運搬[うんぱん]器をつるし、人や貨物を乗せて輸送する装置。空中ケーブル。|ropeway **ローブデコルテ** [名] 女性の正式な夜会服。胸の部分を大きくあけ、すそは長い。「robe décolletée **ローマ** [名] ①イタリア共和国の首都。文化遺産が多く、世界的観光地として知られる。「Roma」②前二七-後三九五年。紀元前七世紀ころおこった都市国家から発展した大帝国。二世紀初めには、西ヨーロッパからアフリカ北岸・小アジアまでを支配した。ゲルマン人の侵入[しんにゅう]や都市の衰退[すいたい]などで、三九五年、東西に分裂[ぶんれつ]。その後、西ローマ帝国は五世紀、東ローマ帝国は一五世紀まで続いた。ローマ帝国。▼「羅馬」と当てる。 **ローマは一日にして成らず** 大きな仕事は、多大の努力なしではなしとげられない。 **ローマカトリックきょう** [【ローマカトリック教】] [名] ローマ法王[ほうおう]を最高権威[けんい]とする正統派のキリスト教。天主教。旧教。 **ローマじ** [【ローマ字】] [名] ①ローマ帝国[ていこく]以来欧米諸国で使われている文字。ラテン文字。▽英語では二六文字。②①の文字で日本語を表記したもの。ヘボン式・訓令式・日本式などがある。ローマ字つづり。 **ローマすうじ** [【ローマ数字】] [名] 古代ローマで使われた数字。 > **ローマ数字** **ローマほうおう** [【ローマ法王】] [名] ローマカトリック教会の最高位の聖職者。ローマ教皇[きょうこう]は、バチカン市国の元首でもある。法皇。 **ローム** [名] 火山灰が風化[ふうか]してできた土壌[どじょう]。「関東—層」| loam **ローヤルゼリー** [名] ミツバチの働きバチが、女王バチの幼虫にあたる、栄養価の高いゼリー状の分泌物[ぶんぴつぶつ]。強壮剤[きょうそうざい]となる。王乳[おうにゅう]。ロイヤルゼリー。- royal jelly **ローラー** [名] 転がして使う、円筒形のもの。地面をたいらにする道具や印刷機の回転棒など。| roller **ローラースケート** [名] くつ底に前後四つの車輪をつけた、滑走[かっそう]用のくつ。また、それをはいてすべること。| roller skate **ローリエ** [名] 月桂樹[げっけいじゅ]。また、その葉を乾燥[かんそう]させた香辛料。にこみ料理に用いる。ローレル。ベイリーフ。「laurier **ローリング** [名] 船や飛行機などの横ゆれ。ロール。⇔ピッチング | rolling **ロール** [名] ①〈名・スル〉巻くこと。また、巻いて形づくったもの。「―パン」「バターー」②〈造語〉巻いたものを数えることば。「六―入り」| roll **ロートル** [【老頭児】] [名] 老人。年より。▽中国語。 **ロールシャッハテスト** [名] 紙の上に落としたインクのしみでできた図形が、何に見えるかを答えさせることで、その人の性格の特性を診断する検査方法。| Rorschach test **ローレル** [名] ↓「ローリエ」| laurel **ローレンス** →「ロレンス」 **ローン** [名] ①貸し付け。貸付金。借金。「―を組む」「住宅―」| loan②芝生[しばふ]。「―テニス」③ごくうすでの平織り綿布。「lawn **ろか** [【濾過】] [名] 液体をこして、中のまざりものをとりのぞくこと。「海水―装置」 **ろかた** [【路肩】] [名] 道路の両はしの部分。道路のへり。とくに、下ががけのようになっているところ。「ろけん」とも。「車を―ーに寄せる」「大雨のあとで、―が弱くなる」 **ロカビリー** [名] アメリカで生まれた、熱狂的なリズムの音楽。ロックンロールとカントリーミュージックを合わせたもの。「rockabilly **ろぎょ(魯魚)の誤** [あやま]り 文字の誤りのこと。「魯」と「魚」は字形が似ていて誤りやすいところから。類[るい]魯魚烏焉[ろぎょうえん]の誤り▽「書[しょ]三度[みたび]学写せば魯も魚となる」は、何度も書きうつすうちには誤字が出るという意味。 **ろぎん** [【路銀】] [名] 「旅費」の古い言い方。「―を工面[くめん]する」 <1481> **ろく** [【六】] [六] [六] [六] ①むっつ。六番目の。 **ろく** [六] 六月[ろくがつ] 六代目[ろくだいめ] 六感[ろっかん] 六法全書[ろっぽうぜんしょ] **ろく** 四六時中[しろくじちゅう] **ろく** む・むつ・むっつ 六月[むつき]/明け六[む]つ/六[むっ]つ違ちがい **ろく** むい 六日[むいか]のあやめ **ろく** 六芸[りくげい] 六書[りくしょ] 六国史[りっこくし] **ろく** [【録】(錄)] [録] [録] [録] [録] ①かきしるす。また、書きしるしたもの。②音や映像をうつしとる。 **ろく** [録] ①記録[きろく] 登録[とうろく] 秘録[ひろく] 目録[もくろく] ②録音[ろくおん] 録画[ろくが] **ろく** [【鹿】] [鹿] [鹿] [鹿] [鹿] ①動物のシカ。②天子の位や権力。 **ろく** [鹿] ①鹿砦[ろくさい] 馴鹿[じゅんろく] ②逐鹿[ちくろく] **ろく** 鹿尾菜[ひじき] **ろく** [【禄】(祿)] [禄] [禄] [禄] [禄] ◎さいわい。②封建[ほうけん]時代の武士の給与[きゅうよ]。主君からあたえられる。類[るい]扶持[ふち] **ろく** [禄] ①福禄[ふくろく] ②禄高[ろくだか] 俸禄[ほうろく] **禄を盗む** 大した才能やはたらきもないのに高い給与[きゅうよ]をもらう。 **禄を食む** [はむ] 給与をもらって生活をする。 **ろく** [【六/禄】] →漢字項目を見よ。 **ろくえふ** [【六衛府】] [名] 平安時代の皇居の警護にあたった役所をまとめた呼び方。それぞれ左右の近衛府[このえふ]・兵衛府[ひょうえふ]・衛門府[えもんふ]の六つ。「りくえふ」とも。 **ろくおん** [【録音】] [名] テープ・レコード・コンパクトディスクなどに音を記録すること。 **ろくおんじ** [【鹿苑寺】] [名] 金閣寺の正式の名。 **ろくが** [【録画】] [名] ビデオテープに映像を記録すること。「―どり」 **ろくさんせい** [【六三制】] [名] 第二次世界大戦後に制定された現行の日本の教育制度。小学校の六年間と中学校の三年間が義務教育。高校は三年、大学は四年がふつう。「六・三・三・四制」とも。 **ろくしゃく** [【六尺】] [名] ①一尺の六倍。一間[いっけん]。約一・八。②「六尺棒(=天秤棒[てんびんぼう])」「六尺褌[ふんどし]」の略。③昔、貴人のかごをかついだ者。かごかき。▽「陸尺」とも書く。 **ろくじゅう(六十)の手習い** 年をとってからする勉強やけいこごと。晩学のたとえ。類[るい]八十の手習い▽六〇歳[さい]になってから習字をするという意味。 **ろくしょう** [【緑青】] [名] 銅の表面にできる有毒な緑色のさび。 **ろくすっぽ** [【陸すっぽ・碌すっぽ】] [副] [「ろくすっぽ〜ない」の形で]満足に・・・ない。じゅうぶんに・・・ない。くだけた言い方。「―知りもしないくせに」▽「陸[ろく]」は、じゅうぶんなこと。 **ろくだいしゅう** [【六大州】] [名] アジア・アフリカ・ヨーロッパ・北アメリカ・南アメリカ・オセアニアの六つの大陸をまとめた言い方。 **ろくだか** [【禄高】] [名] 武士の給与の額。「―二〇〇石」類[るい]石高[こくだか] **ろくでなし** [【陸でなし・碌でなし】] [名] のらくらしていて、役に立たないだめな人。 **ろくでもない** [【陸でもない・碌でもない】] [形] なんの役にも立たない。なんの値打ちもない。「―小説ばかり読む」▽「陸」は、たいらで正しいこと。 **ろくどう** [【六道】] [名] 仏教で、すべての衆生[しゅじょう]が前世[ぜんせ]のおこないによって生まれかわり、死にかわっていく六つの世界。地獄・餓鬼[がき]・畜生・修羅[しゅら]・人間・天上。類[るい]六趣[ろくしゅ]▽とくに、地獄・餓鬼・畜生の三つを「三悪道(三悪趣[さんなくしゅ])」という。 **ろくな** [【陸な・碌な】] [連体] [「ろくな〜ない」の形で]大した・・・ない。まともな・・・ない。「―者にならないだろう」「―ことを言わない」 **ろくに** [【陸に・碌に】] [副] [「ろくに〜ない」の形で]満足に・・・ない。「昨夜は―ねていない」まともに▽「陸」は、じゅうぶんなこと。 **ログハウス** [名] 丸太でつくった住宅。また、丸太小屋。-log house **ろくはらみつ** [【六波羅蜜】] [名] 仏教で、修行者がなすべき六つのこと。布施[ふせ](=あたえること)・持戒[じかい](=戒律を守ること)・忍辱[にんにく](=たえしのぶこと)・精進[しょうじん](=道を修める努力をすること)・禅定[ぜんじょう](=精神を安定させること)・智恵[ちえ](=迷いを消すこと)。 **ろくぶんぎ** [【六分儀】] [名] 二つの星のあいだの角度を測って、測定地点の位置と時間を知る器具。測量や航海などで使う。セクスタント。▽目盛り環[めもりかん]が円周の六分の一の形であることから。 **ろくぼく** [【肋木】] [名] 体操用具の一つ。数本の柱のあいだに、多くの横木とをわたしたもの。 **ろくまく** [【肋膜】] [名] 肋骨[ろっこつ]に沿って、胸の内側と肺の表面とをおおっている膜。胸膜[きょうまく]。 **ろくまくえん** [【肋膜炎】] [名] 結核菌[けっかくきん]によって起こる肋膜の炎症[えんしょう]。胸や背中が痛む。胸膜炎。 **ろくめいかん** [【鹿鳴館】] [名] 一八八三年、東京の日比谷に建てられた社交用の洋館。条約改正交渉[こうしょう]を成功させるための欧化[おうか]政策の一つで、舞踏会などが開かれた。 **ろくやね** [【陸屋根】] [名] ほとんど傾斜のない、水平な屋根。鉄筋コンクリートの建物に多く、屋上として庭園などに利用できる。平屋根。「りくやね」とも。▽「陸」は、たいらなこと。『図「やね」 **ろくろ** [【轆轤】] [名] ①回転運動を利用して、陶器[とうき]やこけしなどをつくる道具。「―を回す」②かさの柄[え]につけて、かさを広げたり閉じたりするために使う器具。 **ろくろく** [【陸陸・碌碌】] [副] [「ろくろく〜ない」の形で]「ろくに」を強めた言い方。まともに・・・ない。 <1482> 「―あいさつもできない」類[るい]ろくすっぽ **ろくろくび** [【轆轤首】] [名] 長くのびたり縮んだりする首をした化けもの。ろくろっくび。 **ロケ** [名] 「ロケーション」の略。「海外―」「―隊」「―バス」「ーハン」 **ロケーション** [名] ①映画などで、野外での撮影[さつえい]。ロケ。②位置。場所。「―がいい」| location **ロケット** [名] ①ガスを噴出[ふんしゅつ]させて、その反動で進むようにした装置。また、その装置を積みこんだ飛行物体。「宇宙——」| rocket②写真を入れて、首からさげるアクセサリー。| locket **ロケットだん** [【ロケット弾】] [名] 内部で燃料を燃やし、そのガスをふきだして飛ぶ弾丸。 **ロケハン** [名] ロケーションに適した場所を下見して歩くこと。▽location と hunting から。和[わ]製語。 **ろけん** [【露見・露顕】] [名] 秘密や悪事が人に知られること。「不正入試が―する」類[るい]露呈 **ろこう** [【露光】] [名] 「露出②」に同じ。 **ロココ** [名] 一八世紀なかばのフランスの美術・建築などの様式。曲線や曲面を多く使い、優雅で繊細[せんさい]なかざりや色彩を特色とする。-rococo **ロゴス** [名] ①哲学で、宇宙を構成し支配する根本原理。②ことば。論理。理性。⇔パトス | logos **ろこつ** [【露骨】] [形動] 欲望や感情などをかくさずに、じかにあらわすようす。「―にいやな顔をする」「―な表現」類[るい]あらわ・むきだし **ロザリオ** [名] カトリックで、マリアへのいのりのときに用いる十字架[じゅうじか]のついた数珠[じゅず]。-rosario **ろし** [【濾紙】] [名] 液体をこすときに使う紙。こしがみ。 **ろじ** [【路地】] [名] ①家と家とのあいだのせまい道。「―裏の花屋さん」類[るい]小路[こうじ]②茶席の庭。③「路地②」に同じ。 **ろじ** [【露地】] [名] 屋根のない地面。「―栽培」 **ろじ** [【路次】] [名] 旅などの道すがら。道のついで。道中。古い言い方。 **ロシア** [国名] 正式国名は、ロシア連邦[れんぽう]。ヨーロッパ東部からシベリア・極東におよぶ国。およそ、旧ソビエト社会主義共和国連邦の中のロシア共和国にあたる。三〇余の共和国や自治管区などから成る。面積約一七〇八万平方キロ。首都モスクワ。主要言語、ロシア語と各民族語。▽二〇世紀初め、社会主義革命によってソビエト連邦ができるまでは、ロシア帝国[ていこく]。「露西亜」と当てる。 **ロシアかくめい** [【ロシア革命】] [名] 一九一七年の二月と一〇月にロシアで起きた革命。労働者・農民・兵士などが皇帝の専制政治に反対して帝政を廃止し。レーニンを中心に初の社会主義国家を建てた。 **ロジウム** [名] 金属元素の一つ。白金との合金にして、触媒[しょくばい]や温度計の材料などに使う。元素記号 Rh | rhodium **ロジカル** [形動] 論理が整っているようす。論理的。-logical **ロジック** [名] 論理。また、論理学。| logic **ろじもの** [【露地物】] [名] ハウス栽培によらない露天での栽培の野菜。ビタミンCが多い。 **ろしゅつ** [【露出】] [名] ①ふつうはかくれているものがむきだしになること。「岩はだ[いはだ]が―する」②写真をとるときに、フィルムに光を当てる作用。露光。「―が不足する」「―計」 **ろじょう** [【路上】] [名] ①道路の上。みちばた。「―駐車」類[るい]路頭・路傍②どこかへ行く途中[とちゅう]。類[るい]途上[とじょう] **ろじん** [【魯迅】] [人名] 一八八一-一九三六年。中国の小説家。本名は周樹人[しゅうじゅじん]。日本にも留学し、中国近代文学のさきがけとなった。小説「狂人[きょうじん]日記」「故郷」「阿Q正伝」など。ルー・シュン。 **ロス** [名] 損失。むだ。「―が多い」「ータイム」-loss **ろせい(盧生)の夢** 「邯鄲[かんたん]の夢」に同じ。→「かんたん」 **ろせん** [【路線】] [名] ①鉄道・バス・飛行機などが通る道すじ。「バス―の案内板」「赤字―」▽基本方針の意味でも使う。「純愛―の映画」 **ろだい** [【露台】] [名] 「バルコニー」のこと。 **ロダン** [人名] 一八四〇-一九一七年。フランスの彫刻[ちょうこく]家。写実的な手法から内面の生命感を表現するなど、近代を代表する彫刻家となった。代表作「考える人」「地獄の門」。「François Auguste René Rodin **ロッカー** [名] 衣服や持ちものなどを入れるための、かぎ付きの戸だな。「コイン―」「ールーム」| locker **ろっかせん** [【六歌仙】] [名] 平安時代初期の六人の和歌の名人。在原業平[ありわらのなりひら]・僧正遍昭[そうじょうへんじょう]・喜撰[きせん]法師・大伴黒主[おおとものくろぬし]・文屋康秀[ふんやのやすひで]・小野小町[おののこまち]。▽「古今集」の仮名序[かなじょ]にあげられている。 **ろっかんしんけいつう** [【肋間神経痛】] [名] あばら骨のあいだの神経に生じる痛み。 **ロッキーさんみゃく** [【ロッキー山脈】] [名] 北アメリカの西部を南北にのびる山脈。四〇〇〇メートル級の山が連なり、自然公園が多数ある。 **ロック** [名] ①錠[じょう]。また、錠を下ろすこと。かぎをかけて固定すること。「ドアをーする」| lock②岩石。岩壁。暗礁[あんしょう]。③「ロックンロール」の略。「rock **ロック** [人名] 一六三二-一七〇四年。イギリスの哲学者・政治学者。経験が観念より優先するとして、イギリス経験論哲学を体系化、近代民主主義思想の祖として知られる。| John Locke **ロックアウト** [名] 労働者のストライキなどに対抗[たいこう]するために、使用者が作業所を閉鎖[へいさ]し、労働者をしめだすこと。工場閉鎖。|lockout **ロッククライミング** [名] 登山で、岩壁[がんぺき]をよじ登ること。その技術。岩登り。-rock-climbing **ロックンロール** [名] 一九五〇年代なかばのアメリカで生まれた、強いビートと激しいリズムをきかせた音楽やおどり。ロック。| rock'n'roll <1483> **ろっこつ** [【肋骨】] [名] 哺乳[ほにゅう]動物の胸を囲む左右一二対[つい]の骨。あばらぼね。♪図「こっかく」 **ろっこんしょうじょう** [【六根清浄】] [漢] あらゆる欲望を断ちきってけがれをなくし、清らかになること。霊山[れいざん]に登るときや寒参りのときなどに唱えることば。▽感覚や意識を生じる、眼根[げんこん]・耳根[にこん]・鼻根[びこん]・舌根[ぜっこん]・身根[しんこん]・意根[いこん]をまとめて「六根」という。 **ロッジ** [名] 山小屋。また、山小屋風の宿泊[しゅくはく]所。| lodge **ロッシュ** [人名] 一八〇九-一九〇〇年。江戸末期の駐日[ちゅうにち]フランス公使。一五代将軍徳川慶喜[よしのぶ]に幕政改革を進言し、薩長[さっちょう]の討幕運動を支持するイギリス公使パークスと対立。| Léon Roches **ロッド** [名] ①つりざお。②棒。「―アンテナ(=のび縮みするアンテナ)」| rod **ろっぴゃくばんうたあわせ** [【六百番歌合】] [作品名] 一一九三年。藤原良経[ふじわらのよしつね]家でおこなわれた歌合わせ。一二人が一〇〇首ずつ詠[よ]んで組みあわせ、六〇〇番とし、藤原俊成[としなり]が判者となった。 **ろっぽう** [【六方】] [名] ①東西南北と天地を合わせた六つの方角。②歌舞伎で、役者が花道[はなみち]から揚げ幕に入るときにする、手足を大きく動かしおどるようなはでな所作[しょさ]。「―をふむ」 **ろっぽう** [【六法】] [名] 六つの重要な法律。憲法・刑法[けいほう]・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法。 **ろっぽうぜんしょ** [【六法全書】] [名] 六法、およびそれらに付属する法律を収めた本。 **ろてい** [【路程】] [名] 目的地までの道のり。類[るい]道程[どうてい] **ろてい** [【露呈】] [名] かくしていたことがまる見えになること。「手ぬき工事が―する」類[るい]露見 **ロデオ** [名] カウボーイが野生のあら馬を乗りこなして見せる競技。- rodeo **ろてん** [【露天】] [名] 屋根やおおいのないところ。「―商」類[るい]野天[のてん] **ろてん** [【露店】] [名] 道ばたで、敷物[しきもの]や台の上に品物を並べて売る店。「縁日の―を冷やかす」 **ろてん** [【露点】] [名] 空気中の水蒸気が冷えて、つゆに変わりはじめるときの温度。「―温度計」 **ろてんぶろ** [【露天風呂】] [名] 温泉地などで、屋外にあるふろ。野天[のてん]ぶろ。 **ろてんぼり** [【露天掘り】] [名] 石炭や鉱石などを、地表から直接ほりだすこと。 **ろとう** [【路頭】] [名] 道路の上。みちばた。類[るい]路傍[ろぼう]▽「頭」は、ほとりのこと。 **路頭に迷う** 住む家も収入もなくて、生きていくのにも困る。 **ろどん** [【魯鈍】] [形動] おろかでにぶいようす。 **ろは** [名] 料金や代金などがいらないこと。無料。俗[ぞく]な言い方。「会費は―にしよう」▽「只[ただ]」をかたかなのロとハに分けて、読みかえた語。 **ろば** [【驢馬】] [名] ウマ科の哺乳[ほにゅう]動物。ウマより小さく耳が長い。足が強く、農作業や運搬などに使う。うさぎうま。 **ろば** [人名] ↓「オーウェン」ロバート・オーウェン **ろばた** [【炉端】] [名] いろりのまわり。「―焼き」類[るい]炉辺[ろへん] **ろばん** [【路盤】] [名] 道路や線路などの土台となる地盤。 **ロビー** [名] ホテルや劇場などで、通路をかねた広間。待ちあわせや休息に使う。| lobby **ロビイスト** [名] 法案を促進したり、阻止したりするため、政党や議員にはたらきかける人。▽議院内のロビーで活躍する人という意味。-lobbyist **ロビングボール** [名] テニスやサッカーなどで、高く打ちあげたり、高くけりあげたりしたボール。ロブ。-lobbing ball **ロビンソン・クルーソー** [作品名] 一七一九年。イギリス、デフォーの小説。船乗りのロビンソン・クルーソーの船があらしで難破[なんぱ]し、無人島に漂着[ひょうちゃく]して自給自足の生活をする。-Robinson Crusoe **ロブスター** [名] 海洋産の大形食用エビ。大きなはさみをもつ。-lobster **ロベスピエール** [人名] 一七五八-九四年。フランスの政治家。フランス革命でジャコバン党を指導し、ルイ一六世をはじめ反対派を次々に処刑にし、恐怖[きょうふ]政治を断行した。だが、みずからも反対派のクーデターにより処刑された。-Maximilien François Marie Isidore de Robespierre **ろぼう** [【路傍】] [名] 道路の上。みちばた。「―の人(=あかの他人)」類[るい]路頭 **ろぼうのいし** [【路傍の石】] [作品名] 一九三七年。山本有三[ゆうぞう]の長編小説。苦境にもめげずに一途に生きる少年吾一[ごいち]の成長ぶりをえがいた小説。 **ロボット** [名] ①工場などで、人間に代わって機械の操作や作業を自動的におこなう装置。「産業―」②人造人間。▽他人の命令のままに動く人をたとえてもいう。-robot **ロマネスク** [形動] ①〈名〉一一世紀から一二世紀のヨーロッパの美術や建築の様式。古代ローマと東方キリスト教世界の影響が見られる。▽ローマ風という意味。②〈形動〉波乱万丈[はらんばんじょう]な。伝奇[でんき]小説的。空想的。| romanesque **ロマン** [名] ①夢や空想をかきたてるもの。「歴史の―」②長編小説。「恋[こい]と冒険の―」| roman **ロマンしゅぎ** [【ロマン主義】] [名] 一八世紀から一九世紀のヨーロッパに、古典主義・合理主義が広まったあとに、それに反対して広がった文学思潮。自我の解放と個性の尊重を唱え、情熱・あこがれ・空想などを重んじた。日本では、一九世紀後半の森鷗外[もりおうがい]の小説、「文学界」の北村透谷[きたむらとうこく]の評論、島崎藤村[しまざきとうそん]や土井晩翠[どいばんすい]の詩を経て、「明星[みょうじょう]」の短歌で全盛をむかえた。ローマン主義。浪漫主義。 **ロマンス** [名] ①恋愛[れんあい]。恋愛事件。②空想的な伝奇[でんき]物語。また、恋愛をえがいた小説。-romance **ロマンスグレー** [名] 中年男性の、白髪[しらが]まじりの髪[かみ]。また、白髪まじりの髪の魅力[みりょく]的な中年男性。▷ romance gray から。和[わ]製語。 <1484> **ロマンスシート** [名] 男女二人が並んでかけられるようになっている座席。▽romance と seat から。和[わ]製語。 **ロマンチシズム** [名] ①空想的なこと。夢を愛し、感傷にひたる傾向[けいこう]。②一八世紀末から一九世紀前半にかけてヨーロッパに広がった文学・芸術・思想上の主義。伝統にとらわれず、感情や主観を重視するもので、日本のロマン主義も、ここから発展した。-romanticism **ロマンチスト** [名] 現実からかけはなれた理想や夢を追い求めている人。夢想家。ロマン主義者。ロマンチシスト。|romanticist **ロマンチック** [形動] 夢のような。空想的な。ロマンティック。「―な物語」 | romantic **ロマン・ロラン** [人名] 一八六六-一九四四年。フランスの小説家。行動と思考の統一を探求するとともに、人道主義的反戦・反ファシズム運動に尽力[じんりょく]した。長編の代表作「ジャン・クリストフ」「魅せられたる魂[たましい]」。| Romain Rolland **ロム** [ROM] [名] 読みだし専用の半導体記憶装置。情報を書きいれることはできないが、電源が切れてもメモリー内容は消滅することなく保存される。▽read only memory の略語。 **ろめい** [【露命】] [名] すぐに消えてしまう、つゆのようにはかない命。「―をつなぐ(=ほそぼそと生きのびる)」 **ろめいけんばい** [【驢鳴犬吠】] [漢] ロバの鳴き声とイヌのほえる声。聞く価値のない話やつまらない文章のたとえ。 **ろめん** [【路面】] [名] 道路の表面。「―電車」 **ろよう** [【路用】] [名] 「旅費」の古い言い方。路銀[ろぎん] **ロラン** [人名] →「ロマン・ロラン」 **ロリータコンプレックス** [名] おとなの男性が幼女や少女にしか興味や性欲を感じない心理状態。ロリコン。▽アメリカの作家ナボコフ作「ロリータ」の主人公の少女の名から。| Lolita complex **ロリコン** [名] 「ロリータコンプレックス」の略。 **ろれつ** [【呂律】] [名] ものを言う調子。▽雅楽[ががく]でいう、呂[りょ]と律[りつ]という二つの調子の名から。 **呂律が回らない** 舌がうまく動かず、ことばがはっきりしない。「酒に酔[よ]って―」 **ロレンス** [人名] 一八八五-一九三〇年。イギリスの小説家・詩人。社会制度や文化よりも、人間性を回復するものとして性の面を大胆に追究しようとした。ローレンス。代表作「虹[にじ]」「チャタレー夫人の恋人[こいびと]」。| David Herbert Lawrence **ろん** [【論】] [論] [論] [論] [論] ◎すじみちを立てて述べる。「―を展開する」②意見。かんがえ。「―をたたかわす」■「論じる」を見よ。 **ろん** [論] ①論争[ろんそう] 論文[ろんぶん] 論理[ろんり] 議論[ぎろん] 弁論[べんろん]②異論[いろん] 持論[じろん] 人生論[じんせいろん] 世論[よろん] **ろん** あげつらう **論より証拠** [しょうこ] 人を説得するには、議論するよりも証拠を示したほうが早いし、確実だ。 **論をまたない** 言うまでもなく、明らかである。 **ろんがい** [【論外】] [形動] わざわざ議論する価値がないこと。もってのほかであること。問題外。「今さらひき返すなんてーだ」 **ろんかく** [【論客】] [名] ↓「ろんきゃく」 **ろんぎ** [【論議】] [名] ある問題について、たがいに意見を述べあって、検討すること。「―を重ねる」類[るい]議論・討論 **ろんきつ** [【論詰】] [名] 論じて責めること。やりこめること。 **ろんきゃく** [【論客】] [名] 人と議論をするのが好きな人。すじみちを立てて話をするのがうまい人。「ろんかく」とも。 **ろんきゅう** [【論及】] [名] ものごとを述べるさいに、関連する他のことがらにもふれること。「公害問題にも―する」 **ろんきゅう** [【論究】] [名] ものごとの道理を論じきわめること。「生物の起源を―する」 **ろんきょ** [【論拠】] [名] 意見や議論のよりどころとなるもの。「―を明らかにする」 **ロング** [造語] 距離や時間が長いこと。「―ヘア」「ーシュート」「―ラン」⇔ショート | long **ロングショット** [名] ①映画の撮影で、全体がはいるように、遠くから撮影すること。→クローズアップ②ゴルフなどの長打。| long shot **ロングセラー** [名] 長期にわたってよく売れるもの。とくに、本についていう。- long seller **ロングヒット** [名] 野球で、長打。二塁打・三塁打・本塁打のこと。⇔シングルヒット | long hit **ロングラン** [名] 評判がいいため、長い期間にわたって映画や演劇を興行[こうぎょう]すること。「long run **ろんご** [【論語】] [書名] 年代・編者ともに未詳[みしょう]。中国春秋時代の思想家孔子[こうし]とその弟子[でし]の言行[げんこう]を記録したもの。漢代に成立。二〇編。「大学」「中庸[ちゅうよう]」「孟子[もうし]」とあわせ、儒教の基本的文献である四書の一つ。孔子の、人間・社会・政治・学問などに対する考えかたが示されているが、それらすべての基盤は「仁[じん]」であると説く。儒学の中でもっとも広く読まれてきた最重要古典。 **論語読みの論語知らず** 人間のなすべきことの根本を教える論語を文字で読んでいるだけの人。書物に書かれているところが読めるだけで、それを実行しないものをあざわらっていうことば。 **ろんこうこうしょう** [【論功行賞】] [名] ひとりひとりの功績の大きさを論じ、その程度に応じてほうびなどをあたえること。 **ろんこく** [【論告】] [名] 裁判で、検察官が被告[ひこく]人の犯罪の内容について最終的に意見を述べ、それにふさわしい刑[けい]を求めること。「―求刑」 **ろんし** [【論旨】] [名] 意見や議論の中心の考え。議論の主旨。「―が明快である」 **ろんじゅつ** [【論述】] [名] 意見や考えを、すじみちを立てて述べること。「―試験」 **ろんしょう** [【論証】] [名] 証拠[しょうこ]をあげて、考えかたの正しさを明らかにすること。 **ろんじる** [【論じる】] [上一] ◎すじみちを立てて述べる。 <1485> **ワーカホリ** **わ** **ろん** **ろん**【論】[言・8画 全15画 論論論]①すじみちを立てて述べる。「―より証拠」②意見をたたかわせる。「―をたたかわせる」 ロン ①論理 論証 論法[ろんぽう] 論点[ろんてん] 論文[ろんぶん] 論説[ろんせつ] 理論[りろん] 結論[けつろん] 正論[せいろん] ②議論[ぎろん] 論争[ろんそう] 論戦[ろんせん] あげつらう **ろんじる**【論じる】[サ変]①すじみちを立てて述べる。「宗教についてー」②意見をたたかわせる。議論する。「是非を―」→「あげつらう」の▽も見よ。▼「ろんずる」とも。 **ろんじん**【論陣】[名]議論をするために考えておく意見やその組みたて。「―を張る」 **ろんずる**【論ずる】[サ変]↓「ろんじる」 **ろんせつ**【論説】[名]自分の考えをすじみちを立てて説明すること。また、その文章。とくに、新聞の社説。「―文」「―委員」 **ろんせん**【論戦】[名][-スル]ちがった考えをもつ者がたがいに激しく議論をたたかわせること。「―を交える」類論争 **ろんそう**【論争】[名][-スル]ちがう意見をもつ者がたがいに強く主張し、言いあらそうこと。「―の焦点[しょうてん]」類論戦 **ろんだい**【論題】[名]議論や論文のテーマ。 **ろんだん**【論壇】[名]◎評論家や批評家の集まり。また、論文を発表する場。②論を述べるために上がる台や舞台[ぶたい]。「―に立つ」 **ろんちょう**【論調】[名]議論や論説などの調子や傾向。「新聞の―」 **ろんてき**【論敵】[名]議論の相手。論争の相手。 **ろんてん**【論点】[名]議論や論説などの中心になる問題。「―を明らかにする」 **ロンド**[名]ほかのメロディをはさみながら主題をくりかえしていく形式の器楽曲。回旋[かいせん]曲。一rondo **ロンドン**[名]イギリスの首都。イングランド南東部の、テムズ川のほとりにある。バッキンガム宮殿・大英博物館などがある。▽「倫敦」と当てる。「London」 **ロンドンかいぎ**【ロンドン会議】[名]一九三〇年、ロンドンで開かれた軍縮会議。アメリカ・イギリス・フランス・イタリア・日本の五か国が参加。海軍軍備の制限をきめた。 **ろんなん**【論難】[名]相手の誤りなどを指摘しきびしく非難すること。 **ろんば**【論破】[名]自分の論を強く主張して相手を言いまかすこと。「相手の主張を―する」 **ろんばく**【論駁】[名]相手の説や誤りを激しく攻撃[こうげき]すること。反論すること。「―を加える」 **ろんびょう**【論評】[名][-スル]すじみち立てて述べ、批評すること。 **ろんぶん**【論文】[名]あるテーマについての意見や研究の結果などを、すじみち立てて書いた文章。 **ろんぼう**【論法】[名]議論や論理を進める方法。「彼のーによれば」「三段―」 **ろんり**【論理】[名]意見や考えのきちんとしたすじみち。「―に飛躍[ひやく]がある」 **ろんりがく**【論理学】[名]すじみちの正しい考えかたや判断をするための方法や形式を研究する学問。 **ろんりてき**【論理的】[形動]すじみちの通った考えかたをするようす。「―な考えかた」「―におかしい」 **わ** **わ**【和】[口・5画 全8画 和和和和]●音楽で、二つ以上の音を鳴らしながら、それが一つに聞こえること。調子を合わせる。②仲よく、なごやかな関係であること。やわらぐ。「―を結ぶ(=仲直りする)」③おだやかな。のどかな。④まぜあわせる。⑤足し算の答え。「―を求める」⇔差◎日本の。また、日本語。↔洋一「和する」を見よ。 ワ・オ ①和音 唱和[しょうわ] 調和[ちょうわ] ②和解[わかい] 平和 協和[きょうわ] 親和[しんわ] ③和気 温和[おんわ] 緩和[かんわ] 柔和[にゅうわ],④混和[こんわ] 中和[ちゅうわ] ⑤総和 ⑥和歌 和食[わしょく] 和風 和服 和洋折衷[わようせっちゅう] 漢和辞典 やわらぐ・やわらげる 寒さが和[やわ]らぐ/表情を和[やわ]らげる なごむ・なごやか 気持ちが和[なご]む/和[なご]やかな雰囲気[ふんいき] 和[あ]える 和泉[いずみ] 温和[おとな]しい 和蘭[オランダ] 和尚[おしょう] 和幣[にきて] 和毛[にこげ]*日和[ひより] 和布刈[めかり] *大和[やまと] 和布[わかめ] > 和をもって貴しとなす > たがいに調和を保つことが、もっとも重要なことである。▽聖徳太子[しょうとくたいし]の「十七条憲法」から。 **わ**【話】[言・6画 全13画 話話話話]◎はなしをする。②はなし。ものがたり。 ワ ①話術[わじゅつ] 話題[わだい] 会話[かいわ],手話 電話[でんわ] ②実話[じつわ] 説話[せつわ],童話 民話 はなす・はなし 英語を話[はな]す 話[はな]し声/笑い話[ばなし] **わ**【倭】[イ・8画 全10画 倭倭倭倭]昔、中国・朝鮮[ちょうせん]で日本をさしたことば。やまと。 ワ 倭寇[わこう] 倭人 倭文[しず]の苧環[おだまき](=織物用の麻糸の玉) 倭建命[やまとたけるのみこと] **わ**【和】[名]漢字項目を見よ。 **わ**【輪】[名]①細長いものを曲げて円形にしたもの。「みんなで―になる」②車輪。 > 輪を掛ける > 大きく広げる。はなはだしくする。「父は母に輪をかけて口うるさい」 **わ**[画][終助]①感動をあらわす。「すごい―」②断定をやわらげる。「レモンティーにする―」「彼にちがいない―」▽助詞「は」から変わった形。おもに女性が使う。また「おもしろいように、もうかる―もうかる―」のようにくりかえして強調する言いかたもあり、この場合は男女ともに使う。 **ワーカホリック**[名]仕事中毒。仕事を第一に考え、 <1486> 働いてばかりいる人を中毒症[ちゅうどくしょう]に見立てていうことば。▽ work と alcoholic (=アルコール中毒)を合わせた語。-workaholic **ワークショップ** [名] 講師の話を一方的に聞くだけでなく、受講者の個人的なくふうなどが生かされる創造的な講習会や研究集会。-workshop **ワーグナー** [人名] →「ワグナー」 **ワークブック** [名] 練習問題集。学習帳。ワーク。-workbook **わい** [【賄】] [賄] [賄] [賄] [賄] ◎自分に都合よくとりはからってもらおうと、不正に金品をおくること。②食事の世話をする。 **わい** [賄] ①賄賂[わいろ] 収賄[しゅうわい] 贈賄[ぞうわい] **わい** まかなう 経費を賄[まかな]う/賄[まかな]い婦 **ワイエムシーエー** [YMCA] [名] キリスト教男子青年会。社会事業などをおこなう国際的な青年団。Young Men's Christian Association の略語。女子は「YWCA」。 **わいきょく** [【歪曲】] [名] ゆがみ、曲がること。また、ゆがめ、曲げること。「事実を―して伝える」 **わいざつ** [【猥雑】] [形動] 整理されず、下品でごたごたしていること。「―な感じをあたえる」 **ワイシャツ** [名] 背広の下に着る、えりつきシャツ。▽「Yシャツ」とも書く。white と shirt から。和[わ]製語。 **わいしょう** [【矮小】] [形動] ①背が低く小さいようす。「―な犬」類[るい]ちんまり②小さくこぢんまりとしているようす。「問題を―化する」 **わいせつ** [【猥褻】] [形動] 性について、意識的にみだらに表現したり、いやらしい行為をすること。「―行為でつかまる」「強制わいせつ」 **ワースト** [名] 最悪の。最低の。「―番組」「―記録」⇔ベスト | worst **ワーズワース** [人名] 一七七〇-一八五〇年。イギリスの詩人。友人コールリッジと「抒情民謡[じょじょうみんよう]集」をまとめ、とくにその「序文」は、イギリス・ロマン主義を代表するものといわれる。作品はほかに長編自伝詩「序曲」など。| William Wordsworth **ワードプロセッサー** [名] キーボードで文章を打ちこんで編集し、印刷・記憶[きおく]させる装置。文書作成専用のコンピュータ。ワープロ。-word processor **わいだん** [【猥談】] [名] 性についての、みだらな話。 **ワールド** [造語] 世界。世の中。「ーワイド(=世界的な)」 | world **ワールドカップ** [名] ゴルフ・サッカー・スキーなど、スポーツ競技の世界選手権大会。また、その大会の優勝杯[はい]。W杯。| World Cup **ワールドシリーズ** [名] アメリカのプロ野球で、ナショナルリーグとアメリカンリーグのそれぞれの優勝チームが争う選手権試合。| World Series **ワイド** [形動] はばや範囲が広いようす。大型。「―番組」「―な画面」「―スクリーン」 | wide **ワイドレンズ** [名] カメラで、広い角度が写せるレンズ。広角レンズ。▽wide-angle lensから。 **ワイパー** [名] 自動車や電車などの、フロントガラスなどにつく雨のしずくをふきとる装置。ウインドクリーナー。- wiper **ワイフ** [名] 妻。女房[にょうぼう]。細君[さいくん]。⇔ハズバンド | wife **わいほん** [【猥本】] [名] 性に関することを、ことさら刺激[しげき]をするように書いた本。エロ本。類[るい]春本[しゅんぼん] **ワイマールけんぽう** [【ワイマール憲法】] [名] 一九一九年、ドイツの国民議会が制定した憲法。主権在民や男女平等の普通選挙制の導入など、二〇世紀の民主主義憲法のさきがけとなる内容であった。▼議会が開かれたワイマールの地名から。 **ワイヤ** [名] ①針金。「―ブラシ」②電線。「ーレス(=無線)」③「ワイヤロープ」の略。「ワイヤー」とも。-wire **ワイヤレスマイク** [名] コードのいらないマイクロホン。無線マイク。-wireless mike **ワイヤロープ** [名] 鋼鉄製の針金をよりあわせてつくったつな。鋼索[こうさく]。ワイヤ。-wire rope **ワイルド** [形動] 野生の。野性的な。乱暴な。「―ベリー(=野イチゴ)」- wild **ワイルド** [人名] 一八五四-一九〇〇年。イギリスの劇作家・小説家・詩人。芸術のための芸術、つまり芸術至上主義を主張した。小説「ドリアン・グレイの肖像[しょうぞう]」、戯曲[ぎきょく]「サロメ」、童話集「幸福な王子」など。- Oscar Wilde **ワイルドピッチ** [名] 野球で、投手が捕手[ほしゅ]のとれないような球を投げること。暴投。|wild pitch **わいろ** [【賄賂】] [名] 職権を利用して自分に有利にとりはからってもらおうとして贈る金品。まいない。「―を使う」⇔そでの下 **ワイン** [名] ブドウを発酵させてつくった酒。ぶどう酒。「ーグラス」 | wine **ワインドアップ** [名] 野球で、投手が球を投げる前に、うでを頭上にふりあげる動作。| windup **わえい** [【和英】] [名] ①日本とイギリス(英国)。また、日本風と英国風。「―両様式をとりいれる」②「和英辞典」の略。日本語から、それにあたる英語を引く辞典。⇔英和辞典 **わおん** [【和音】] [名] 音楽で、二つ以上の高さのちがった音が同時に鳴って、それが一つの音に聞こえる音。コード。 **わか** [【和歌】] [名] 日本に古くからあった短歌・長歌・旋頭歌[せどうか]・片歌[かたうた]など、五音・七音を中心としてできている定型の詩。漢詩に対していう。とくに、五・七・五・七・七の三一音の短歌。みそひともじ。やまとうた。▽和歌は日本文学のもとになったもので、詞書[ことばがき](=どういう時によまれたかという説明)がしだいに発達して歌物語[うたものがたり]が生まれ、やがて「源氏『物語』などの、つくり物語が書かれるにいたった。 <1487> **わが** [【我が】] [連体] わたしの。自分の。「―国」「―子のようにかわいがる」 **我が意を得る** (独立見出し) **我が事終わる** →「わがこと」 **我が事成れり** →「わがこと」 **我が身につまされる** ↓「わがみ」 **我が身を抓** [つね]って人の痛さを知れ ↓「わがみ」 **我が世の春** (独立見出し) **わかあゆ** [【若鮎】] [名] 若くてぴちぴちしたアユ。「―のように元気のいい少女」 **わかい** [【和解】] [名] 対立し、争っていた者が、仲直りすること。「当事者のあいだで―が成立する」 > **つかいわけ** **仲直り・和解・和睦**[わぼく] > 「仲直り」は、日常生活のちょっとしたこじれをもとにもどすこと。「兄と仲直りする」。「和解」は、より正式で団体間にも使われる。「相続争いに和解が成立する」。「和睦」は、戦争が終わったときに使う。「敵国と和陸する」。 **わかい** [【若い】] [形] ①身体的にはおとなの仲間にはいるが、精神的にはまだじゅうぶん成長してはいない。「―ときは二度とない」「若くして社長になる」「やなぎの―芽」②経験が少ない。未熟である。「まだ考えが―」③比べてみて、年齢が下である。「彼女のほうが七つー」▽子供にはふつう「小さい」を使う。日本語には young baby にあたる「若い」はなく、若い赤んぼうとはいわない。英語の young は「生まれてから時があまりたっていない」という意味があるが、日本語の若いは、大きさは一人前[にんまえ]のものについていう点がちがう。④数が小さい。「―番号から順に並ぶ」⑤意気盛[さか]んだ。「年のわりに―」 **わかいげいじゅつかのしょうぞう** [【若い芸術家の肖像】] [作品名] 一九一六年。イギリス、ジョイスの長編小説。芸術家の成長の過程を、さまざまな文体を用いて正確に表現しようとして、新しく「意識の流れ」という方法を試みた。- A Portrait of the Artist as a Young Man **わかいしゅ** [【若い衆】] [名] 年の若い男。とくに、商店などの若い使用人や、祭りなどの世話を中心になってする若者をさす。わかいし。わかいしゅう。 **わかいつばめ** [【若い燕】] [名] 年上の女の愛人となった若い男。 **わかいもの** [【若い者】] [名] 年の若い男。とくに、商店などの若い使用人など。わかいしゅ。わかいもん。 **わがい(我が意)を得** [え]る 自分の考えにぴったり合う。自分の期待していたとおりになる。 **わかがえる** [【若返る】] [五] 若さをとりもどす。「気分がー」「チームが―」 **わかぎ** [【若木】] [名] 芽が出てからあまり時間がたっていない若い木。⇔老木 **わかぎみ** [【若君】] [名] 年の若い主君。また、主君の息子。幼君。 **わがく** [【和学】] [名] 日本の古典や歴史などを研究する学問。日本古来の学問。国学。⇔漢学・洋学 **わかくさ** [【若草】] [名] 春、芽を出したばかりのやわらかな草。「―がもえでる」 **わかくさものがたり** [【若草物語】] [作品名] 一八六九年。アメリカ、オルコットの小説。四人姉妹、メグ・ジョー・バス・エミーのそれぞれが成長する姿をえがいた作品。| Little Women **わかげ** [【若気】] [名] 若い人が血気にはやり、判断がじゅうぶんにできないこと。わかぎ。「―のあやまち」「―の至り」 **わがこと** [【我が事】] [名] 自分に関することがら。「―のように喜ぶ」 **我が事終わる** もはや自分のなすべきことはすべて終わった。 **我が事成れり** 自分の立てた計画がうまくいった。 **わかさ** [【若狭】] [名] 旧国名。今の福井県西部。北陸道の一国。若州[じゃくしゅう]。「―塗り」「―湾[わん]」 **わかさぎ** [【公魚・鱔・若鷺】] [名] キュウリウオ科の細長い淡水魚。てんぷらなどにする。 **わかざり** [【輪飾り】] [名] 正月のかざりものの一つ。わらでつくった輪に、ウラジロをそえたもの。 **わかし** [名] 出世魚[しゅっせうお]であるブリの、関東での最初の呼び名。▽ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリの順で、名が変わる。関西ではツバスという。 **わがし** [【和菓子】] [名] 日本風の菓子。⇔洋菓子 **わかじに** [【若死に】] [名] 若いうちに死ぬこと。「―をおしむ」類[るい]早世[そうせい]・夭折[ようせつ]⇔長生き **わかしゅ** [【若衆】] [名] ①若い者。わかいしゅ。②江戸時代、元服[げんぷく]する前の前髪[まえがみ]を垂らした男子。「―歌舞伎」 **わかす** [【沸かす】] [五] ①にえたたせる。「ミルクをー」②興奮させる。熱狂[ねっきょう]させる。「ファンを―」「血を―」 **わかぞう** [【若造・若僧】] [名] 若くて一人前[いちにんまえ]あつかいできない未熟な者。「―のくせに生意気だ」 **わかたけ** [【若竹】] [名] その年に生えた竹。また、たけのこ。 **わかだんな** [【若旦那】] [名] 商店や旧家などの若主人。⇔大旦那[おおだんな] **わかちあう** [【分かち合う】] [五] たがいに分けあう。「苦楽を―」 **わかちがき** [【分かち書き】] [名] 読む人が理解しやすいように、語と語、文節と文節、または意味の切れ目などで少しあけたり、行をかえたりする書きかた。 **わかつ** [【分かつ】] [五] ①別々にする。「明暗を―」「昼夜を分かたず」「たもとを―」②分配する。「財産を―」「喜びを―」▽「頒つ」とも書く。③判断して見分ける。「黒白[こくびゃく]を―」■「わける」の古い言い方。 **わかつきれいじろう** [【若槻礼次郎】] [人名] 一八六六-一九四九年。大正・昭和期の政治家。島根県生まれ。大蔵官僚から政界にはいり、一九二六年組閣したが、金融恐慌[きんゆうきょうこう]により総辞職。ロンドン会議全権をつとめたのち、再度内閣を組織したが、満州事変が起こり、辞職に追いこまれた。 <1488> **わかづくり** [【若作り】] [名] 年齢[ねんれい]よりも若く見えるように化粧[けしょう]したり、着物を選んだりするようす。「―なので年を聞いておどろく」 **わかて** [【若手】] [名] 集団の中で若くて働きざかりの人。 **わかとう** [【若党】] [名] 武士の若い家来[けらい]。若いさむらい。▽若い郎党のこと。 **わかどしより** [【若年寄り・若年寄】] [名] ◎若いくせに分別[ふんべつ]くさい人。②江戸幕府で、老中に次ぐ重職。▽「若年寄」と書く。 **わかな** [【若菜】] [名] 春の初めに芽生える、食用の草をまとめた呼び方。「―をつむ」 **わかなしゅう** [【若菜集】] [作品名] 一八九七年。島崎藤村[とうそん]の第一詩集。若々しい恋愛叙情[じょじょう]詩をはじめさまざまな詩想を、七五調を中心とした流麗[りゅうれい]な詩語にたくして、新しい時代の声を伝える。 **わがねる** [【綰ねる】] [下一] たわめ曲げて輪にする。「針金を―」 **わかば** [【若葉】] [名] 生えでてまもないやわらかな葉。「りゅうら」 **わがはい** [【我が輩】] [代名] 一人称単数。男性が使う、「自分」「わたくし」のえらぶった言い方。 **わがはいはねこである** [【吾輩は猫である】] [作品名] 一九〇五年。夏目漱石[そうせき]の長編小説。捨てネコの「吾輩」の目を通して、中学の英語教師の家庭やそこに出入りする人々を、風刺とユーモアを交えてえがいたもの。 **わがひとにあうるあいか** [【わがひとに与ふる哀歌】] [詩集名] 一九三五年。伊東静雄の第一詩集。ストーリーを設定し、設定した情景にたくして心情を表現したもの。 **わかまつ** [【若松】] [名] マツの若木。小松。また、正月用のかざりの小松。 **わがまま** [【我が儘】] [形動] 他人のことは考えず、自分のしたいようにふるまうこと。「―を言う」 > **かいわけ** **わがまま・勝手**[かって]**・気まま** > どれも自分の欲するままということ。「わがまま」は、多くは気質として他人がどうであれ、自分の思うとおりにすること。「わがままな性分だから、しかたがない」。「勝手」は、自分が慣れていて都合がちよいことを第一として、ずばずばとものごとをすること。「相談もせず勝手にきめたこと」。「気まま」は、他人に気がねをしないで、自分の気分のおもむくままにすること。「気ままな一人旅」。 **わがみ** [【我が身】] [代名] ①〈名〉自分の身。②〈代名〉わたし。 **我が身につまされる** 自分の身に比べて思いやられる。同情させられる。身につまされる。 **我が身を抓** [つね]ってお人の痛さを知れ なにごとも自分のこととして他人のことを考えなさい。 **わがもの** [【我が物】] [名] 自分のもの。 **我が物顔** [がお] 自分のもののような顔つきや態度。ずうずうしくふるまうこと。人間以外のものにもいう。「―に歩きまわる」「雑草が―にはびこる」 **わかやか** [【若やか】] [形動] いかにも若々しいようす。「―な娘[むすめ]たち」 **わかやぐ** [【若やぐ】] [五] 若々しい感じになる。若がえった気になる。「気持ちが―」 **わかやまぼくすい** [【若山牧水】] [人名] 一八八五-一九二八年。明治から昭和期の歌人。宮崎県生まれ。本名は繁[しげる]。酒と旅の中で、叙情性豊かな歌を詠[よ]んだ。歌集「海の声」「みなかみ」など。 **わがよ(我が世)の春** [はる] なにごとも自分の思いどおりにうまくいく、満ちたりた絶頂期。「―を謳歌[おうか]する」 **わからずや** [【分からず屋】] [名] ものの道理や人情が理解できない、がんこな人。 **わかりきる** [【分かり切る】] [五] 説明しなくてもわかる。すっかりわかっている。「分かり切ったことを言うな」 **わかみず** [【若水】] [名] 元日の早朝、いちばん最初にくむ縁起のいい水。 **わかみどり** [【若緑】] [名] ①みずみずしい緑色。②マツの若葉。 **わかみや** [【若宮】] [名] ①幼い皇子。とくに、皇族のあとつぎの子。②本社の神の子孫をまつった神社。また、新しくまつった神社。新宮。 **わかむき** [【若向き】] [名] 若い人にふさわしく、似合うこと。「―のデザイン」 **わかむしゃ** [【若武者】] [名] 年の若い武士。また、若い武士をほめたことば。「堂々たる―ぶり」 **わかむらさき** [【若紫】] [名] うすいむらさき色。 **わかめ** [【若芽】] [名] 出てまもない草木の芽。新芽。 **わかめ** [【若布・和布】] [名] コンブ目[もく]の海藻[かいそう]の一つ。平たくて、いくすじにも枝分かれしている。あえものやしるものに使う。 **わかもの** [【若者】] [名] 年の若い人。わこうど。青年。 **わかる** [【分かる・判る・解る】] [五] ①はっきりとしていなかったものごとにイエスとノーのけじめをつけることができて、明らかになる。「事情が―」「結果が―」②それをうけいれて、うまく対応・処理できる能力をしっかりともっている。「英語が―」③ものごとのすじみち・価値などをはっきりとらえて、じゅうぶんに理解する。「きみは分からない人だね」「絵が―」 > 「つかいわけ」→「知る」を見よ。 **わかれ** [【別れ】] [名] ①人と人とが別れること。また、別れのあいさつ。「―のつらさ」「―を告げる」「会うは―の始め」②分かれでたもの。「本家[ほんけ]からの―」 **わかれじ** [【別れ路】] [名] ①人と別れて行く道。わかれみち。また、人と別れること。②死への道。冥途[めいど]への道。③「わかれみち②」 **わかれじも** [【別れ霜】] [名] 春の最後に降りる霜。晩霜[ばんそう]。 <1489> **わかればなし** [【別れ話】] [名] 夫婦や恋人が別れるかどうかについてする話。「―をもちだす」 **わかれみち** [【分かれ道・分かれ路】] [名] ①道が二つに分かれているところ。「人生の―」類[るい]分岐点[ぶんきてん] 岐路[きろ]②本道から分かれた道。えだみち。類[るい]別れ路 **わかれめ** [【分かれ目】] [名] ①分かれているところ。また、ものごとがどちらになるかきまるところ。「勝負の―」「生死[せいし]の―」 **わかれる** [【分かれる】] [下一] 一つだったものが包丁で切ったように、二つ以上になる。区分される。「道が―」「意見が―」 **わかれる** [【別れる】] [下一] いっしょにいた人が、はなれて暮らすようになる。「夫と―」 **わかれわかれ** [【別れ別れ】] [副] はなればなれ。別々。「家族がーになる」 **わかわかしい** [【若若しい】] [形] 元気があって、いかにも若く見える感じだ。「その年齢[ねんれい]とは思えないほど―」「青年の―笑顔」▽ほんとうに若い場合と、若くはないが若さを強調する場合とがある。 **わかんこんこうぶん** [【和漢混交文・和漢混淆文】] [名] 文語の文体の一つ。和文体に漢文の訓読体がまじったもの。▽「平家物語」の文章はその代表例。たとえば「那須与一[なすのよいち]」の一節、矢が扇[おうぎ]に命中したところ。「夕日[ゆうひ]の輝[かが]いたるに、みな紅[くれない]の扇[おうぎ]その日いだしたるが、白波の上にただよひ、浮きぬ沈[しず]みぬゆられければ、沖[おき]には平家ふなばたをたたいて感じたり、陸[くが]には源氏ゑびらをたたいてどよめきけり」 **わかんろうえいしゅう** [【和漢朗詠集】] [書名] 一〇一三年ころ。藤原公任[きんとう]の撰[せん]。当時愛読された漢詩や和歌の中から朗詠に適するもの、約八〇〇を選んだもの。二巻。「倭漢抄」「朗詠」とも。 **わき** [【脇・傍】] [名] ①胸の両側でうでのつけ根の下の部分。「―をしめる」②かたわら。そば。「―に置く」③本来の方向でない方向。よそ。「―にそれる」④能でシテ(=主人公)の相手となる役者。ワキ師。「ふつう、「ワキ」と書く。⑤連歌や俳諧[はいかい]で、発句[ほっく]五・七・五の次に続ける七・七の句。わき句。 **わぎ** [【和議】] [名] 仲直りするための相談。「敵との―が成り立つ」 **わきあいあい** [【和気藹藹】] [漢] なごやかな気分に満ちているようす。「会談は―のうちに終了」 **わきあがる** [【沸き上がる】] [五] 激しく起こる。さわぎたてる。「大喚声が―」 **わきおこる** [【沸き起こる】] [五] 盛りあがるように勢いよくあらわれる。「拍手が―」「悲しみが―」 **わきが** [【腋臭】] [名] わきの下の汗腺[かんせん]から出るいやなにおい。 **わきかえる** [【沸き返る】] [五] ◎激しくにえたぎる。「湯が―」②大勢が熱狂してさわぐ。「―スタンド」③感情が胸の中でくりかえし生じる。「―いかり」 **わきざし** [【脇差し】] [名] 大小二つの刀のうちの小刀。また、守り刀とした小さい刀。 **わきたつ** [【沸き立つ】] [五] ①にえたつ。「湯がぐらぐらと―」②大勢が興奮する。「場内が―」③雲などが勢いよくおこる。「入道雲が―」 **わきづけ** [【脇付け】] [名] 手紙のあて名に書きそえて、相手を敬う気持ちをあらわすことば。「机下[きか]」「侍史[じし]」など。 **わきでる** [【湧き出る】] [下一] 水などが地中からわいて出る。また、考えや感情などがあふれるようにあらわれる。「温泉が―」「闘志が―」 **わきのした** [【腋の下】] [名] うでのつけ根の下側のくぼんだ部分。わき。「―から冷やあせが出る」 **わきばら** [【脇腹】] [名] 腹の両側面。よこばら。 **わきまえる** [【弁える】] [下一] ◎ものごとの道理をじゅうぶん判断できる。ちがいを見わける。「よしあしを―」「時と場所を―」「人情を―」②知る。こころえる。「礼儀[れいぎ]を―」 **わきみ** [【脇見・傍見】] [名] ①見るべきほうから目をそらして他を見ること。よそ見。「―運転」②よそ見。 **わきみず** [【湧き水・湧き水】] [名] 地下からわきだしてくる水。「トンネル内の―」 **わきみち** [【脇道】] [名] ①本通りからそれた道。よこみち。②進むべきすじみちから、ずれた方向。「話が―にそれる」 **わきめ** [【脇目・傍目】] [名] ①他のほうを見ること。②他人の見る目。よそ目。「―にはよく見える」 **脇目も振らず** よそ見もしないで。一心不乱に。 **わきやく** [【脇役・傍役】] [名] ①演劇などで主役を助ける役。また、その役者。「―を演じる」⇔主役②中心になる人を助ける役。また、助ける人。「―に徹[てっ]する」 **わぎゅう** [【和牛】] [名] ①古くから日本にいるウシ。黒や褐色[かっしょく]のものが多い。②国内産の牛肉。 **わぎり** [【輪切り】] [名] 円筒[えんとう]形のものを、切り口が円になるように切ること。「大根を―にする」 **わく** [【惑】] [惑] [惑] [感] [惑] どうしたらいいのか迷う。まどう。まどわす。 **わく** [惑] 惑乱[わくらん] 疑惑[ぎわく] 不惑[ふわく] 迷惑[めいわく] 誘惑[ゆうわく] **わく** まどう 逃げ惑[まど]う/戸惑[とまど]う **わく** [【枠】] [名] ①まわりを囲むもの。「―にはめる」②きめられた範囲[はんい]。制限[せいげん]。「予算の―がある」「―にしばられる」▼日本でつくった漢字(国字)。 **わく** [【枠】] [枠] [枠] [枠] [枠] 枠組み[わくぐみ] 別枠[べつわく] 窓枠[まどわく] **わく** [【沸く】] [五] ①水などが熱せられて、湯気やあわが盛[さか]んに出る状態になる。「ふろが―」②ものごとが盛んにおこなわれる。また、興奮[こうふん]状態になる。「ブームに―」「観客が喜びに―」 <1490> **わく** [【湧く・涌く】] [五] ①液体が表面からふきだす。「地下水がー」②一度に多くのものが発生する。「ぼうふらが―」「雲が―」③気持ちがおさえきれないほど盛んになる。「興味が―」「闘志が―」「血わき肉おどる」 **わくがい** [【枠外】] [名] きめられた範囲や限度の外。「定員の―」「予算の―」→枠内 **わくぐみ** [【枠組み】] [名] ①わくを組んでおよその形をつくること。また、わくを組んでつくったもの。②ものごとのおよそのしくみや構想。 **わくせい** [【惑星】] [名] 地球・水星・金星など八つの星。自己重力があり、太陽の周囲を公転し、その軌道上において主要な大きさをもつ天体をいう。遊星。⇔恒星▽実力や人物などがまだじゅうぶんに知られていない有力者をたとえてもいう。「財界の―」 **ワクチン** [名] 弱めた病原菌[びょうげんきん]などからつくる感染症の予防薬。接種して、体内に抗体[こうたい]をつくる。「Vakzin **わくでき** [【惑溺】] [名] よくないことに迷いおぼれること。分別を失って身を誤ること。 **ワグナー** [人名] 一八一三-一八八三年。ドイツの作曲家。ベートーベンの影響[えいきょう]を受け、音楽と演劇を総合した壮大なロマン、「楽劇」を創始した。ワーグナー。「トリスタンとイゾルデ」「ニュールンベルグの名歌手」「タンホイザー」など。| Wilhelm Richard Wagner **わくない** [【枠内】] [名] きめられた範囲や限度の中。「収入のー」「常用漢字の―」⇔枠外 **わくらば** [【病葉】] [名] 病気などで赤や黄に色づいた葉。古い言い方。とくに、夏のうちに変色したものをいう。 **わくらん** [【惑乱】] [名] 心が迷いみだれること。また、まどわせみだすこと。「人心を―する事件」 **わくん** [【和訓】] [名] 漢字や漢語を日本語読みにしたもの。くん。 **わけ** [【訳】] [名] ①①理由。原因。事情。「―がわからない」②ふくまれる意味。「―のわからないことばを発する」③ものごとのすじみち。「―のわかる人」④手数がかかり、やっかいなこと。「そんなこと―はない(=簡単だ)」▼「分かる」「分ける」と同源のことば。ものごとのすじみちをはっきりと区別すること。①〈形名〉◎当然の結果である意味をあらわす。「腹を立てる―だよ」②[「~するわけにはいかない」の形で]そう簡単には:できない。「中止する―にはいかない」③[「~ないわけにはいかない」の形で]どうしても・・・せざるをえない。「行かない―にはいかない」④「~するわけではないが」の形で]そのつもりがないことをあらわす。「いばる―ではないが、合格した」 **わげい** [【話芸】] [名] 話術で人に聞かせる芸。落語や漫才[まんざい]など。 **わけいる** [【分け入る】] [五] 左右に開くようにして中にはいる。「深山に―」「人垣[ひとがき]に―」 **わけぎ** [【分葱】] [名] ネギの一種。ネギより小形で細い。食用。フユネギ。 **わけしり** [【訳知り】] [名] 世情に通じていること。また、その人。とくに、男女間の微妙[みみょう]な心の動きなどをよく理解できる人。粋人[すいじん]。 **わけても** [【別けても】] [副] いくつの中から、とくに目立つものやはなはだしいものをとりあげることば。とりわけて、とくに。「スポーツ、―水泳が好きだ」「――冬景色[ふゆげしき]が美しい」 **わけない** [【訳ない】] [形] 手間がかからず、簡単だ。「わけはない。「この仕事なら―よ」「訳なく読める」 **わけのきよまろ** [【和気清麻呂】] [人名] 七三三-七九九年。奈良[なら]末期の公卿[くぎょう]。称徳[しょうとく]天皇に仕え、道鏡の即位の陰謀[いんぼう]を阻止にしたため流されたが、復帰後は平安京への遷都に尽力[じんりょく]した。 **わけへだて** [【分け隔て・別け隔て】] [名] 人によって差別をつけたあつかいをすること。「―なく育てる」 **わけまえ** [【分け前】] [名] 分けて一人一人が受けとるぶん。わりまえ。「―にあずかる」「―が少ない」 **わけめ** [【分け目】] [名] ①どちらになるかの重要なさかいめ。「天下―の戦い」②区別やさかいをつけたところ。「髪[かみ]に―をつける」 **わける** [【分ける・別ける】] [下一] ①一つのものをいくつかに区切る。分離[ぶんり]する。「五回に分けてしはらう」「馬の背を―」②分配する。くばる。「遺産を―」「実費で―」▽「頒ける」とも書く。③左右におして開く。「草の根を分けてもさがしだす」「人波を分けて行く」④仲裁する。「勝負を―」⑤すじみちをはっきりさせる。「ことを分けて話す」 **わこ** [【和子・吾子】] [名] 身分の高い人の男の子供を敬っていうことば。古い言い方。 **わご** [【和語】] [名] 漢字が入ってくる前から日本で使われてきたことば。「やま」「かわ」など。類[るい]大和言葉[やまとことば]⇔漢語・外来語 **わこう** [【倭寇・和寇】] [名] 鎌倉[かまくら]から室町時代にかけて、中国や朝鮮[ちょうせん]の沿岸にあらわれて私的な貿易をし、ときには金品を略奪[りゃくだつ]した日本人の集団。▽中国・朝鮮から見た呼び名。 **わごう** [【和合】] [名] 親しみ、仲よくすること。「夫婦―」 **わこうど** [【若人】] [名] 若者。青年。「―の集い」▽常用漢字表付表の語。 **わこうどうじん** [【和光同塵】] [漢] 俗世間の中で、目立たないように才能をかくして暮らすこと。▽もと、中国、「老子」から。仏教では、菩薩[ぼさつ]が人を救うため、人間に姿を変えて交わること。 **わごと** [【和事】] [名] 歌舞伎[かぶき]で、恋愛[れんあい]や情事などを演じる場面や役。▽荒事[あらごと]・実事[じつごと]に対していう。 **ワゴン** [名] ①「ステーションワゴン」の略。②料理などを運ぶための、手おし車。-wagon **わこんかんさい** [【和魂漢才】] [漢] 日本人が本来もつ精神と中国伝来の学問の才能をあわせもつこと。類[るい]和魂洋才[わこんようさい] **わこんようさい** [【和魂洋才】] [漢] 日本人が本来もつ精神と西洋伝来の学問の才能をあわせもつこと。 <1491> **わざ** [【技】] [名] ①武道・スポーツ・工芸などの分野で、うまくこなすために身につける技術。「―を競[きそ]う」「―をみがく」 **わざ** [【業】] [名] 仕事。職業。また、行為。しわざ。「至難の―」「神―」「離れ―を演じる」 **わさい** [【和裁】] [名] 和服をつくること。和服をつくる技術。⇔洋裁 **わざし** [【業師】] [名] ①すもうや柔道などで、とくに技術のすぐれた人。「あの力士は―だ」②交渉[こうしょう]などで、かけひきのうまい人。「政界の―」▼「技師」とは書かない。 **わざと** [【態と】] [副] 相手に対する悪意や自分の利益などのために、ふつうならしないようなことを、しいてするようす。「―知らん顔をする」「―ぶつかる」類[るい]故意に▽「わざわざ」は相手に対する好意の場合にもいう。 **わざとらしい** [【態とらしい】] [形] いかにも不しぜんで、見せつける感じだ。「―お世辞を言う」 **わさび** [【山葵】] [名] アブラナ科の多年草。水のきれいな谷川などで栽培[さいばい]される。強いからみがあり、香辛料[こうしんりょう]にする。「―づけ」 **わざもの** [【業物】] [名] 名工のきたえた切れ味のいい刀剣[とうけん]。▽「技物」とは書かない。 **わざわい** [【災い・禍】] [名] よくない出来事。不幸な出来事。不幸。災難。「―が降りかかる」→幸い **災いを転じて福となす** 不幸に出あっても、それをかえって幸福をつかむきっかけとする。 **わざわざ** [【態態】] [副] ふつうならしないようなことを、とくにするようす。「―お出むかえくださってありがとう」「雨の中を―出かけることはない」 **わさん** [【和算】] [名] 中国から伝わり、江戸時代に日本で発達した数学。 **わさん** [【和賛・和讃】] [名] 仏教で、声明[しょうみょう]の一つ。仏や高僧の教えをたたえた七五調の歌。 **わし** [【和紙】] [名] 日本独自の製造法による手すきの紙。コウゾ・ミツマタなどが原料。奉書紙[ほうしょがみ]・鳥の子紙[とりのこがみ]など。⇔洋紙 **わし** [【儂】] [代名] 一人称単数。「わたし」のえら[偉]ぶった言い方。▽おもに、高齢[こうれい]の男性が使う。 **わし** [【鷲】] [名] ワシタカ科の鳥のうち、大形のものをまとめた呼び方。くちばしやつめがするどく、小動物をおそって食べる。オオワシ・イヌワシなど。 **ワジ** [名] 乾燥地域などに見られる、降雨時だけ水が流れる川。平常はかわいており、交通路となる。涸[か]れ川。-wādī **わしき** [【和式】] [名] 日本に古くからある伝統的な様式。日本式。⇔洋式 **わしつ** [【和室】] [名] たたみや木の柱などがある日本風の部屋。日本間[にほんま]。⇔洋室 **わしづかみ** [【鷲掴み】] [名] ワシが獲物[えもの]のをつかむように、ものをあらあらしくつかみとること。「札束[さつたば]を―にする」 **わしばな** [【鷲鼻】] [名] ワシのくちばしのように、さきが曲がっている鼻。かぎばな。 **わじゅう** [【輪中】] [名] 江戸時代に、集落や耕地を水害から守るために周囲を堤防[ていぼう]で囲んだ地域。濃尾[のうび]平野の木曾[きそ]川などの流域に見られる。 **わじゅつ** [【話術】] [名] 話をうまく聞かせる技術。話しかた。「たくみなー」 **わしょ** [【和書】] [名] ①日本語で書かれている本。洋書・漢書②和とじの本。 **わじょう** [【和尚・和上】] [名] 仏教の真宗・真言宗・法相宗[ほっそうしゅう]・律[りっ]宗などで、修行を積んだ僧たちを敬っていうことば。「鑑真[がんじん]―」▽天台宗は「かしょう」、禅宗では「おしょう」という。 **わしょく** [【和食】] [名] 日本風の食事。日本料理。さしみ・てんぷらなど。⇔洋食 **わしん** [【和親】] [名] 国と国とが仲よくすること。「―条約」類[るい]和睦[わぼく] **わじん** [【倭人・和人】] [名] 中国などで、古く日本人をさしていったことば。「―伝」 **ワシントン** [名] アメリカ合衆国の首都。アメリカの政府機関や国際機関の本部が多い。ワシントンDC。初代大統領ワシントンの名から。「華盛頓」と当て、る。| Washington **ワシントン** [人名] 一七三二-九九年。アメリカ合衆国初代大統領。建国の父と呼ばれる。独立戦争でイギリス軍を破り、一七八三年に独立を達成した。| George Washington **ワシントンかいぎ** [【ワシントン会議】] [名] 一九二一年に、ワシントンで開かれた軍縮会議。アメリカ・イギリス・日本・フランス・イタリア・中国・ベルギー・オランダ・ポルトガルの九か国が、海軍軍備の制限やアジア・太平洋地域の平和問題に関するとりきめをした。 **わずか** [【僅か】] [形動] ①程度や分量がきわめて少ないようす。「―な収入」「―一年」「あと―」②[「わずかに」の形で]かろうじて。「―に昔のなごりをとどめる」「―におよばない」 **わずらい** [【患い】] [名] 肉体的な病気。やまい。「長[なが]の―」「恋[こい]わずらい」 **わずらい** [【煩い】] [名] 精神的に心をなやませること。心配。「生活上の―」 **わずらう** [【患う】] [五] 病気にかかる。やむ。「肺を―」 **わずらう** [【煩う】] [五] ①[「~煩う」の形で]苦しみなやむ。心配する。「思い―」②なかなか・・・できない。…するのにうまくいかない。「言い―」「読み―」▼動詞の連用形に付く。 **わずらわしい** [【煩わしい】] [形] 手間がかかるのでやっかいで、かかわりたくない感じだ。「いちいち報告するのが―」類[るい]煩雑[はんざつ]・厄介 > 周語≪わづらはし≫動詞「わづらふ(煩ふ・患ふ)」が形容詞となったものだから、古語には、体調が悪い、病気が重いという意味もある。 **わずらわす** [【煩わす】] [五] ①おもいなやませる。つかれさせる。「心を―」②手数をかけさせる。世話をやかせる。「お手を煩わせます」 <1492> **わする** [【和する】] [サ変] ①仲よくする。親しくする。②調子を合わせて歌う。「ピアノに和して歌う」▼古い言い方。 **和して同ぜず** 人と仲よくはするが、なんでもかんでも同じにはしない。道理に合わないことにまでは従わない。▽中国、「論語」から。 **わすれがたみ** [【忘れ形見】] [名] ①その人を忘れないために残しておく記念の品。かたみ。「―の着物」②親が死んで、あとに残された子。遺児。 **わすれぐさによす** [【萱草に寄す】] [詩集名] 一九三七年。立原道造[たちはらみちぞう]の詩集。一四行のソネット形式で、恋愛[れんあい]体験を追想しながら、うつろいやすい純粋[じゅんすい]な青春を形づくろうとした。 **わすれさる** [【忘れ去る】] [五] すっかり忘れてしまう。「いやなことはすぐーがいい」 **わすれじも** [【忘れ霜】] [名] 春の終わりごろに降りる霜。わかれじも。 **わすれっぽい** [【忘れっぽい】] [形] もの忘れしやすい。すぐ忘れる性質だ。「―性格」 **わすれなぐさ** [【勿忘草】] [名] ムラサキ科の多年草。春から夏にかけて、青色の小さな花を多数つける。観賞用。 **わすれもの** [【忘れ物】] [名] うっかり置きわすれてしまうこと。また、置きわすれたもの。 **わすれる** [【忘れる】] [下一] ①覚えていたことを思いだせなくなる。また、努力して記憶を消してしまう。「住所を―」「戦争のことは―」⇔覚える②気がつかない状態になる。「時のたつのもー」「寝食[しんしょく]を―」③うっかりして、すべきことをしないで、そのままにする。「宿題を―」「恩を―」 **わすれんぼう** [【忘れん坊】] [名] すぐ忘れやすい人。わすれんぼ。 **わせ** [【早生】] [名] ①野菜やくだものなどで、いちばん早く実る品種。とくに、イネにいう。▽イネの場合だけ「早稲」と書く。②ませて、おとなじみていること。早熟。◆おくて **わせい** [【和製】] [名] 日本でつくること。また、日本でつくったもの。日本製。国産。 **わせいえいご** [【和製英語】] [名] 日本でつくられた英語風のことば。「イメージアップ」「イージーオーダー」「マルチタレント」「ナイター」など。 **わせだぶんがく** [【早稲田文学】] [名] 文芸雑誌。一八九一年、東京専門学校(=現在の早稲田大学)文学科機関誌として創刊。坪内逍遥[つぼうちしょうよう]主宰。広津柳浪[ひろつりゅうろう]・島村抱月[ほうげつ]らが活躍し、自然主義文学を育てた。 **ワセリン** [名] 石油からつくる、無味・無臭[むしゅう]・半透明のゼリー状の物質。化粧[けしょう]品や軟膏[なんこう]などに使う。▽商標名。| Vaseline **わせん** [【和船】] [名] 日本で昔からつくられていた木造の船。関船[せきぶね]・高瀬舟[たかせぶね]など。 **わせん** [【和戦】] [名] ①平和と戦争。「―両様の構え」②戦争をやめて和解すること。「―交渉[こうしょう]」 **わそう** [【和装】] [名] ①着物を着ること。また、着物姿。「―小物」②和とじの本の装丁。◆洋装 **わた** [【綿】] [名] ①アオイ科の一年草。種の表面を包む白い毛をつむいで糸にする。種からは油をとる。②ワタの実からとった繊維[せんい]のやわらかいかたまり。 **綿のように疲** [つか]れる つかれてくたくたになる。 **わた** [【腸】] [名] 魚介類のはらわた。内臓。 **わだい** [【話題】] [名] 話の材料。話すことがらの中心になるもの。「―をまく」「―にのぼる」 **わたいれ** [【綿入れ】] [名] ①ふとんなどの中に綿を入れること。②綿を入れた防寒用の着物。 **わだかまり** [【蟠り】] [名] 心の中に疑いや不満などがあって、すっきりしない気持ち。「―がとける」「―を残す」 **わだかまる** [【蟠る】] [五] 心の中に気にかかることがあって、すっきりしないでいる。「不信感が―」▽ヘビが輪のようにとぐろを巻くことから。 **わたくし** [【私】] [代名] ①〈代名〉一人称単数。改まった正式な場合に、男女ともに使う。②〈名〉自分だけに関すること。また、自分中心の利益に関すること。「―のない正直者」「―をはかる」 **わたくしごと** [【私事】] [名] ①自分だけに関すること。個人的なこと。「―で恐縮ですが」⇔公事[おおやけごと]②秘密のこと。かくしごと。「―を暴露[ばくろ]される」 **わたくししょうせつ** [【私小説】] [名] 作者自身を主人公として、その生活や体験をありのままに書いた小説。自然主義文学がしだいに自伝的傾向[けいこう]を強め、内面を告白するようになっていった、近代日本文学特有の形。島崎藤村や田山花袋などの作品が有名。 **わたくしする** [【私する】] [サ変] おおやけのものを自分に都合よく勝手[かって]に使う。「公共の資産を―」 **わたくしりつ** [【私立】] [名] 私立。▽「市立」とまぎらわしくなるのをさける読みかた。 **わたぐも** [【綿雲】] [名] 綿をちぎったような、ふわふわした感じの白い雲。積雲。 **わたげ** [【綿毛】] [名] ①綿のようなやわらかい毛。うぶ毛。「たんぽぽの―」 **わたし** [【渡し】] [名] 船で人や荷物などを対岸にわたすこと。また、その船や場所。わたし場[ば]。「矢切の―」 **わたし** [【私】] [代名] 一人称単数。「―の本です」▽自分をさすことばとしては、「わたし」がふつう。改まった場合は「わたくし」。くだけた場合に、女性は「あたし」を使う。 **わたしぶね** [【渡し舟・渡し船】] [名] 人や荷物などを対岸にわたす船。渡船[とせん]。「―の船頭[せんどう]さん」 **わたしもり** [【渡し守】] [名] わたし船を操[あやつ]る船頭。ふつう、「渡し守り」とは書かない。 **わたす** [【渡す】] [五] ①ものや人を一方の手から他方の手へ移す。「犯人を警察に―」「家を人手に―」「政権を―」②船などで向こう岸へ運ぶ。「舟で―」 <1493> ③上をまたぐようにして向こう側に届かせる。「川に橋を―」 ④〈造語〉[「~渡す」の形で]①「しっかりと相手に届くように・・・する」という意味をあらわす。「言い-」「ゆずりー」②広い範囲におよぶように、「ずっと・・・する」という意味をあらわす。「見―」「ながめ―」『動詞の連用形に付く。 **わだち** [【轍】] [名] 車が通ったときに道に残る車輪のあと。 **わだつみ** [【海神】] [名] ①うみ。また、海を支配する神。古い言い方。⇔山神[やまのかみ] **わたどの** [【渡殿】] [名] ①寝殿[しんでん]造りで、寝殿・対の屋・釣殿などの各建物をつなぐ、わたり廊下。②わたし場。渡船場。 **わたなべかざん** [【渡辺崋山】] [人名] 一七九三-一八四一年。江戸後期の画家・洋学者。三河[みかわ]田原藩士。高野長英[たかのちょうえい]らと蘭学[らんがく]を修め、絵は谷文晁[たにぶんちょう]につき、西洋画の手法をとりいれた写生を得意とした。蛮社[ばんしゃ]の獄[ごく]に連座して自殺。著書に「慎機論」、絵に「四洲[ししゅう]真景」「一掃百態[いっそうひゃくたい]」など。 **わたぼうし** [【綿帽子】] [名] 真綿でつくった防寒用の白いかぶりもの。のちに、和装の花嫁がかぶる。 **わたゆき** [【綿雪】] [名] 綿をちぎったような、ふわふわした雪。 **わだよしもり** [【和田義盛】] [人名] 一一四七-一二一三年。鎌倉[かまくら]初期の武将。侍所[さむらいどころ]の初代別当となるが、源頼朝[よりとも]の死後は北条氏と対立した。一二一三年、挙兵し、鎌倉由比ヶ浜[ゆいがはま]で戦い敗死、和田氏は滅亡した。 **わたらいいえゆき** [【度会家行】] [人名] 一二五六?-一三五一?年。室町初期の神道家。伊勢神宮の外宮の神官で、外宮を内宮[ないくう]と同等の立場にひきあげるために伊勢神道を始めた。著書に「類聚神祇本源[るいじゅうじんぎほんげん]」「神道簡要」など。 **わたり** [【渡り】] [名] ①〈名〉わたること。「祭りの行列のー」②わたし場。渡船場。③あちこちと移動すること。「―職人」④二者のあいだの話しあいのきっかけ。交渉[こうしょう]にいう。「―を付ける」⑤動物が季節によって移動すること。「白鳥の―」「―鳥」 ⑥〈造語〉[「~渡り」の形で]外国から運ばれたこと。舶来。「南蛮[なんばん]―の品」 **渡りに船** 何かしようとしているところへ、都合よく、それに必要なものなどがそろうこと。 **わたりあう** [【渡り合う】] [五] ◎相手と対等に議論し合う。「上司[じょうし]とー」②刀できりあう。「相手と五分[ごぶ]に―」 **わたりあるく** [【渡り歩く】] [五] 住所や職場をあちこちと変わりながら生活する。「全国を転々と―」 **わたりどり** [【渡り鳥】] [名] 繁殖地と越冬地のあいだを、毎年定期的に移動する鳥。候鳥。ツバメ・カモなど。⇔留鳥[りゅうちょう] **わたりろうか** [【渡り廊下】] [名] 建物と建物とをつないでいる廊下。「病棟の―」 **わたる** [【渡る】] [五] ①橋などを通って向こう側に行く。「川を―」「石橋をたたいて―」「危ない橋を―」②海をこえて行く。「中国へ―」「海を渡った絵」③ものが人手ごとに移される。「財産が人手に―」@空間を一方から他方へ移動する。「青田を―風」「月が―」⑤暮らして生きていく。「世を―」 ⑥〈造語〉[「~渡る」の形で]それが広くおよぶ意味をあらわす。「行き―」「晴れ―」「さえ―」▽動詞の連用形に付く。 **渡る世間**[せけん]**に鬼にはない** どこへ行っても世の中は無情の人ばかりではなく、困った人を助けるような人情の厚い人もいるものだ。 **わたる** [【亘る】] [五] ①ある範囲に及ぶ。「多岐に―」②ある時間、引き続く。「長年に―」③かかわる。関連する。「私事に―話ですが」 **ワックス** [名] つややすべりをよくするためにぬる、ろう。「車に―をかける」| wax **わつじてつろう** [【和辻哲郎】] [人名] 一八八九-一九六〇年。大正・昭和期の倫理学者・評論家。兵庫[ひょうご]県生まれ。西洋哲学を批判的に受容し、西洋思想に根ざした独自の倫理学を構築した。著書に「風土」「倫理学」「古寺巡礼」「鎖国[さこく]」など。 **ワット** [名] 仕事率や電力の単位。一ワットは、一秒間に一ジュールの仕事をする割合。また、一ボルトの電圧で一アンペアの電流が流れるときの電力。記号はW-watt **ワット** [人名] 一七三六-一八一九年。イギリスの発明家。ボールトンと共同で蒸気機関を発明し、さまざまな機械の動力に用いられた。彼の名にちなんで仕事率を「ワット」であらわす。「James Watt **ワッフル** [名] 洋菓子[ようがし]の一つ。小麦粉に牛乳や卵などを加えて平たく焼き、二つ折りにして、あいだにジャムやクリームをはさんだもの。「waffle **ワッペン** [名] 紋章[もんしょう]のようなししゅうをしたかざり。ブレザーなどの胸やうでにつける。記章。エンブレム。| Wappen **わて** [【私】] [代名] 一人称単数。わたし。▽関西の方言。「わたし」→「わたい」→「わて」と変化した形。 **わどうかいほう** [【和同開珎】] [名] 七〇八年につくられた日本最初の貨幣[かへい]。▽「珎」を宝の旧字「寶」の略字と解釈[かいしゃく]する。また「珍」の俗字と解して「わどうかいちん」とも。 **わとう(話頭)を転** [てん]じる 話題を変える。 **わどくじてん** [【和独辞典】] [名] 日本語から、それにあたるドイツ語を引くための辞典。⇔独和辞典 **わとじ** [【和綴じ】] [名] 日本風の本のとじかた。和紙を二つ折りにして重ね、はしを糸でとじたもの。和装。⇔洋とじ **わな** [【罠】] [名] ①鳥やけものがひっかかるようにして、つかまえるしかけ。「―をしかける」②人をおとしいれるためのはかりごと。「―にかける」 <1494> **わななく** [【戦く】] [五] 恐怖や寒さのためにふるえる。おののく。「おそろしさにーばかり」 **ワニス** [名] 樹脂[じゅし]を油などにといてつくった、透明な塗料。木材の塗装などに使う。ニスと[ど]言う。| varnish **わに** [【鰐】] [名] ワニ目[もく]の爬虫類[はちゅうるい]をまとめた呼び方。熱帯地方の川や沼にすむ。からだはかたいうろこにおおわれ、するどい歯をもつ。皮は財布[さいふ]・ハンドバッグ・ベルトなどに利用。 **わに** [【王仁】] [人名] 生没年[せいぼつねん]未詳[みしょう]。古代、百済[くだら]からの渡来人という。応神天皇のころ来朝。「論語」一〇巻、「千字文」一巻を伝えたという。 **わにぐち** [【鰐口】] [名] 神殿[しんでん]や仏殿ののきにつるし、つなをふって打ち鳴らす金属製の平べったいすずのようなもの。 **わび** [【侘び・佗び】] [名] ①茶道や俳諧[はいかい]でいう、簡素でひっそりしたおもむき。「―の境地」「―住[ず]まい」 **わび** [【詫び】] [名] 自分の過失を認めて謝ること。謝罪。「―を入れる」「おーのことば」「―証文[じょうもん]」 **わびごと** [【詫び言】] [名] わびること。また、わびることば。わび。「―は聞きたくない」 **わびしい** [【侘しい】] [形] ①たよれるものなどがなくて心細く、さびしい。「―独り暮らし」②いかにも貧しく、みじめでみすぼらしい。「―食卓[しょくたく]につく」「―ことを言うな」③なんとなく活気がなく心さびしい。「―風景」 > 古語≪わびし≫動詞「わぶ」が形容詞となったもので、力がぬけてがっかりした気持ちをあらわす。「君来ずは我は・・・わびし(=あなたが来ないと、わたしは・・・がっくりする思いだ)」(万葉集)。そこから、つらい・貧しいなど、さまざまな気落ちやなげきの心情をあらわした。「暑さのわびしきに添えへて(=暑さがつらいのに加えて)」(枕草子)。現代語では「さびしい」と意味が近いが、古語の「さびし」は活気がおとろえてあれはてたようすをいう。また、「わびし」には貧乏感をつらぬきとおして華美[かび]・ぜいたくをきらう気持ちがあり、それが閑寂感[かんじゃくかん]の美を生み、「わび」といわれ、現代語の③に伝えられている。 **わびじょう** [【詫び状】] [名] 謝りの手紙。 **わびすけ** [【侘助】] [名] ツバキの一品種。冬、赤や白の小花が咲[さ]く。▽豊臣秀吉が朝鮮へ出兵したとき、侘助という人物が持ちかえったという。 **わびずまい** [【侘び住まい】] [名] ①静かにひっそりと暮らすこと。②みすぼらしい暮らし。多く、けんそんしていう。 **わびちゃ** [【侘び茶】] [名] 茶の湯の一種。小さな座敷[ざしき]で簡素な道具立てでおこない、精神性を重視するもの。村田珠光[じゅこう]の草庵[そうあん]の茶に始まり、千利休[せんのりきゅう]が茶道として大成した。 **わびる** [【詫びる】] [上一] ①あやまちや失敗したことを謝ること。「ごぶさたを―」 > **つかいわけ**=**謝**[あやま]**る・わびる**ほか > 「謝る」は、「誤る」と語源が同じ。まちがったと思う気持ちをことばにあらわすこと。「わびる」は、失敗をした自分が気落ちしているということを相手に説明すること。「謝罪する」は、罪に当たることしたことを認めて、それを相手にことばであらわすこと。「陳謝する」は、相手に対して理由を述べてわびること。 **わびる** [【侘びる】] [上一] ①心細くてさびしく思う。わびしくなる。「いなか暮らしを―」 ②〈造語〉[「〜わびる」の形で]「つらくて・・・しかねる」という意味をあらわす。「待ち―」「訪ねー」▽動詞の連用形に付く。 **わふう** [【和風】] [名] ①日本の古くからのやりかたやおもむき。日本風。「―建築」⇔洋風②旧風力階級の一つ。木の葉が動く程度のおだやかな風。微風[びふう]。 **わふく** [【和服】] [名] 日本で古くから用いてきた衣服。着物。「―でくつろぐ」⇔洋服 > **わふく 各部の名称** **わふつじてん** [【和仏辞典】] [名] 日本語から、それにあたるフランス語を引くための辞典。⇔仏和辞典 **わぶん** [【和文】] [名] ①日本語で書かれた文章。国文。邦文。「―英訳」「―タイプ」⇔欧文・漢文②漢文に対して、主として平安時代の和語で書かれたかなの文章。 **わへい** [【和平】] [名] 国と国とが戦いをやめて、仲直りすること。「―会議」 **わほう** [【話法】] [名] ◎話しかた。話をする技術。②自分の話や文章の中に、他人の言ったことを引用するときの形式。「」をつけて、言ったそのままを引用する直接話法と、「 」をつかわずに話し手の立場から言いかえた間接話法とがある。 **わぼく** [【和睦】] [名] 国と国とが争いをやめて、仲直りすること。「―を結ぶ」類[るい]和親 > 「つかいわけ」「和解」を見よ。 **わほん** [【和本】] [名] ①日本風につくった本。和紙を和とじにした本。類[るい]和書[わしょ]⇔洋本 **わみょう** [【倭名・和名】] [名] ①日本で古くから使われてきた名称。日本名。「わめい」とも。 **わめい** [【和名】] [名] 動植物につけた日本語の名前。日本語名。⇔学名 <1495> **わりあい** **わ** 家庭や個人の生活をかえりみない人。 **わか**【和歌】[名]五・七・五・七・七の三一文字[みそひともじ]からなる日本の伝統的な詩。短歌。 **わかい**【和解】[名]あらそいをやめて、仲直りすること。「―が成立する」 **わかい**【若い】[形]①年が少ない。「―人」↔老いた②経験が浅い。未熟だ。「考えが―」③生き生きしている。元気だ。「気持ちが―」 **わかぎ**【若木】[名]植えてからあまり年月のたっていない木。 **わかげ**【若気】[名]若さからくる向こう見ずな気持ち。「―の至り」 **わかす**【沸かす】[他五]①水を熱して湯にする。「湯を―」②熱狂させる。興奮させる。「会場を―」 **わかちあう**【分かち合う】[他五]分け合う。「喜びを―」 **わかつ**【分かつ】[他五]分ける。「勝敗を―」 **わかとの**【若殿】[名]大名や貴族の息子。 **わかな**【若菜】[名]春早く萌えでた食用になる草。 **わかば**【若葉】[名]芽を出して間もない、みずみずしい葉。「―のころ」 **わかひげ**【若ひげ】[名]若いのにはえているひげ。 **わかみず**【若水】[名]元日の朝、初めてくむ水。 **わかむしゃ**【若武者】[名]若い武者。 **わかめ**【和布・若布】[名]海に生えるこんぶ類の海草。食用。 **わかもの**【若者】[名]若い人。青年。 **わからずや**【分からず屋】[名]道理を言い聞かせても、なかなかわかろうとしない人。 **わかれる**【別れる】[自下一]①一緒だったものが、別々になる。はなれる。「ここで君と―」「妻と―」②分かれる。「道が二つに―」 **わかれる**【分かれる】[自下一]いくつかの部分に分かれる。「意見が―」「派に―」 **わかれわかれ**【別れ別れ】[名]別々になること。 **わき**【脇】[名]①腕のつけねの下の所。②すぐそば。かたわら。「―にすわる」「本の―に置く」③中心からはずれたほう。「―へそれる」「話が―にそれる」 **わきあがる**【湧き上がる】[自五]①わいて上にあがる。「温泉が―」②ある感情などが、急に激しく起こる。「歓声が―」 **わきでる**【湧き出る】[自五]わいて外へ出る。「清水が―」 **わきまえる**【弁える】[他下一]物事の道理やよしあしを、よく判断する。心得ている。「礼儀を―」「場所柄を―」 **わきやく**【脇役】[名]演劇などで、主役を助ける役。また、その俳優。バイプレーヤー。 **わきめ**【脇目】[名]わき見。 > 脇目も振らず > 他のことには少しも心を動かされないで、一つのことに集中する。「研究に―」 **わく**【沸く】[自五]①水などが煮えて湯になる。沸騰[ふっとう]する。「湯が―」②ある感情が激しく起こる。「勇気が―」③興奮する。熱狂する。「ファインプレーに場内が―」 **わく**【湧く】[自五]①地中から水などがふき出る。「温泉が―」②虫などが発生する。「うじが―」③ある考えや感情などが生じる。「疑いが―」 **わく**【枠】[名]①物のまわりにつけるふち。「窓の―」②範囲。制限。「予算の―」 **わくせい**【惑星】[名]太陽のまわりを回る天体。水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星。遊星。 **わご**【和語】[名]古くから日本で使われてきたことば。漢語・外来語に対していう。やまとことば。 **わごん**【和琴】[名]「わごん」 **わび**【侘び】[名]飾りけがなく、静かで落ち着いたおもむき。さび。「―とさび」 **わびしい**【侘びしい】[形]①心細く、もの悲しい。「一人―暮らし」②貧しくて、みじめだ。「―なり」 **わびる**【詫びる】[他上一]あやまる。わびを言う。「無礼を―」 **わぶ**【侘ぶ】[自上二]→「わびる」 **わぶん**【和文】[名]日本語の文章。「―英訳」 **わめく**【喚く】[自五]大声でさけんだり、さわいだりする。どなる。「わめき散らす」 **わや**[形動]①むちゃ。むり。「―なこと」②だめなようす。「―にする」▼関西[かんさい]方言。 **わやく**【和訳】[名]外国語を日本語に直すこと。日本語に訳したもの。「英文―」圏邦訳 **わよう**【和洋】[名]日本と西洋。また、日本風と西洋風。「―二種の料理」「―折衷[せっちゅう]」 **わよう**【和様】[名]日本式。和風。↔唐様 **わようせっちゅう**【和洋折衷】[四漢]日本風と西洋風のいいところを、うまくとり合わせること。「―の建物」 **わら**【藁】[名]イネやムギなどの茎[くき]を干したもの。「麦―細工[むぎわらざいく]」「―人形[にんぎょう]」 > 藁にもすがる > 困りはてて、たよりになりそうにないものにでも助けを求める。「―思いでたのむ」 > 藁の上から > 生まれたときからずっと。「―だいじに育てあげた一人娘[ひとりむすめ]」 **わらい**【笑い】[名]①笑うこと。また、笑う声や表情。②人をばかにして笑うこと。「もの―になる」③「おわらい」 > 笑いが止まらない > すべて思ったとおりにいって、うれしくてしようがない。 > 笑いを殺す > 笑いたいのを一生けんめいがまんする。 **わらいぐさ**【笑い種】[名]笑いをさそう原因や材料。笑いのたね。「人の―になる」「とんだおーさ」 **わらいこける**【笑いこける】[自下一]身をよじって笑う。ひどく笑う。「笑いこけていすから落ちる」 **わらいごと**【笑い事】[名]笑ってすませるような軽いものごと。「―ではない」 **わらいじょうご**【笑い上戸】[名]①酒に酔[よ]うと、むやみに笑うくせのある人。↔泣き上戸②ちょっとしたことでもすぐ笑う人。 **わらいとばす**【笑い飛ばす】[他五]とりあわないで笑ってすませる。「単なるうわさと―」 **わらいばなし**【笑い話】[名]①こっけいな内容の短い話。笑話[しょうわ]。②笑いながら気軽に聞けるような話。「―ですます」 **わらいもの**【笑い物】[名]人からばかにされて笑われる対象。ものわらい。「―にされる」 **わらう**【笑う】[自五]①相手に対して優越を感じたとき、つまり、自分が相手よりすぐれていることを喜んだり、相手がおとっていることをおかしく感じる気持ちなどを、声や顔の表情であらわす。「声に出して―」▽「笑う」ことをあらわす表現のいろいろ。「口もとがほころぶ」「相好[そうごう]をくずす」「破顔する」「ふきだす」「噴飯[ふんぱん]もの」「へそで茶をわかす」「あごがはずれる」「腹をかかえる」「腹の皮がよじれる」「抱腹絶倒する」▽相手にしてやられたときに、「にやっ」と笑うのは、笑う表情を示すことによって、自分のおとった状態をかくそうとする心理にもとづいている。②相手をせせら笑って、ばかにする。「腹の中で―」圏嘲笑[ちょうしょう]する▽「嗤う」とも書く。③開いたりゆるんだりする状態をいう。「花―(=花が咲[さ]く)」「ひざが―」「山―」 > 笑う門には福来たる > いつもにこにこ暮らしている家には、しぜんと幸福がやってくる。 **わらさ**【稚鰤】[名]ブリの幼魚。体長六〇㎝くらいのもの。食用。▽おもに、関東でいう。 **わらじ**【草鞋】[名]わらで編んだ、ぞうりの形をした昔のはきもの。ひもで足に結びつけてはく。 > 草鞋を脱ぐ > ●旅の途中[とちゅう]で宿をとる。②旅を終えてそこにとどまる。また、ばくち打ちが身を落ち着ける。 > 草鞋を履く > 旅に出る。また、ばくち打ちが追っ手からのがれて旅に出る。 **わらじせん**【草鞋銭】[名]ほんの少しの旅費。「ほんのーですが」▽わらじが買えるほどのかねという意味。昔、旅に出る人にせんべつとしてわたした。 **わらしべ**【藁稭】[名]イネの穂[ほ]のしん。わらすべ。「―長者の昔話」 **わらづと**【藁苞】[名]わらをたばねた中にものを入れて包んだもの。「なっとうの―」 **わらばんし**【藁半紙】[名]もと、わらを主にコウゾやミツマタをまぜてつくった紙。ざらがみ。現在は、木材パルプからつくる。 **わらび**【蕨】[名]コバノイシカグマ科の多年生シダ植物。春、地下茎[ちかけい]からこぶし状の若芽を出す。食用。 **ワラビー**[名]カンガルーより小形の有袋類の呼び名。オーストラリアやニューギニアにすむ。クロテワラビーなど。「-wallaby」 **わらぶき**【藁葺き】[名]わらで屋根をふくこと。また、わらでふいた屋根。「―の家が残る」 **わらべ**【童】[名]「子供」「児童」の古い言い方。▽「わらわべ」→「わらんべ」→「わらべ」と変化した形。 **わらべうた**【童歌】[名]昔から歌いつがれてきた、子供の歌。 **わらわ**【童】[名]こども。わらべ。とくに、一〇歳[さい]前後の子供をいう。古い言い方。 **わらわせる**【笑わせる】[他下一]◎人を笑うようにしむける。「客を―」②人をあざけるときに使うことば。「ふん、これが名作とは―」 **わり**【割り・割】[名][造語]①〈名〉⊕割ること。「すいか割り」②わりあて。「部屋ー」「頭割り」③水などでうすめること。「水割りのウイスキー」④比率。割合。歩合[ぶあい]。「週に一度の割で通う」「割がいい仕事」①〈造語〉一〇分の一をあらわす単位。「打率三割三分」 > 割に合わない > 損得を比べて得になるほうが少ない。損である。「―仕事を受ける」 > 割を食う > 損をする。不利になる。 **わりあい**【割合】[名]①〈名〉全体の中でしめる比率。「人件費の―」②わりあて。「月一万円の―でしはらう」 <1496> ③〈副〉ほかにくらべて。思ったより。「―よくできた」 **わりあて** [【割り当て】] [名] 分けてあてがうこと。分担。また、あてがった仕事や負担。「寄付金の―」 **わりあてる** [【割り当てる】] [下一] いくつかに分けて、それぞれにあてがう。分担させる。「役を―」 **わりいん** [【割り印】] [名] 二枚の書類がひとつづきである証明として、両方にまたがって印[いん]をおすこと。また、その印。「契約[けいやく]念書に―をおす」類[るい]割り判 **わりがき** [【割り書き】] [名] ①注などを、本文の途中[とちゅう]で二行に割って小さく書きいれること。また、その書きいれた注。②歌舞伎の狂言[きょうげん]名題の上に二行に割って書くことば。つのがき。 **わりかし** [【割かし】] [副] わりに。俗な言い方。「―いい味だよ」 **わりかん** [【割り勘】] [名] 「割り前勘定[かんじょう]」の略。代金を人数で割って、各人が同じ額をしはらうこと。「きょうは―でいこう」 **わりきる** [【割り切る】] [五] ①他の条件を気にしないで、単純に結論を出す。「生活のためだと―」「割り切った考えかた」 **わりきれる** [【割り切れる】] [下一] ①なっとくして、気持ちがさっぱりする。「割り切れないものが残る」②割り算で、余りが出ない。 **わりこみ** [【割り込み】] [名] ①行列の途中[とちゅう]にむりにはいりこむこと。「―乗車」「―禁止」②劇場などの大衆席。ます席。類[るい]追い込み **わりこむ** [【割り込む】] [五] 人と人の間におし分けてはいる。「列に―」「人の話に―」 **わりざん** [【割り算】] [名] ある数が他の数の何倍にあたるかを求める計算。答えは「商[しょう]」。除法。⇔掛け算 **わりした** [【割り下】] [名] しょうゆにみりんや出しじるを加えたもの。なべ料理用。「すきやきのー」 **わりだか** [【割高】] [形動] 品質や分量に比べて値段が高いようす。「ばらで買うと―になる」⇔割安 **わりだす** [【割り出す】] [五] ①計算して数を出す。「経費を―」「単価を―」②検討して結論を出す。「共犯者を―」 **わりちゅう** [【割り注・割り註】] [名] 本文の途中[とちゅう]に、割りがきにして小さく書いた注。一行分のはばに二行割りにして入れたもの。「―をつける」 **わりつけ** [【割り付け】] [名] 印刷物で、紙面に文章・図版・写真などをどう配置するかを指定すること。レイアウト。「―用紙」 **わりと** [【割と】] [副] 「割に」に同じ。 **わりない** [【理無い】] [形] ①説明できない。どうしようもない。「―仲になる(=深く愛しあう)」▽「理屈ではわりきれない」という意味から。 **わりに** [【割に】] [副] 予想したよりも意外に。割合に。割と。「―おもしろい映画だ」「―うまくできた」「若[わか]い―しっかりしている」類[るい]比較的 **わりばし** [【割り箸】] [名] 割れ目がついていて、使うときに割って二本にする木や竹製のはし。「杉の―」 **わりびき** [【割引】] [名] きめられた値段よりも何割か安くすること。「学生―」「―料金」類[るい]値引き⇔割り増し **わりびく** [【割り引く】] [五] ◎定価から、ある割合の金額だけ安くする。「定価より三割―」②実際より少なめに見る。「彼の話は割り引いて聞いたほうがいい」③しはらい期限の前に、手形をもつ人の要求によって、銀行などの金融[きんゆう]機関が満期までの利息をさし引いて、その手形を買いとる。 **わりふ** [【割り符】] [名] 木の札[ふだ]などの中央に文字や印[いん]をしるして二つに割ったもの。わっぷ。合札[あいふだ]。▽一片ずつ持ち、のちに合わせて証拠[しょうこ]とした。 **わりふる** [【割り振る】] [五] それぞれに割りあてる。配分する。「仕事を―」「人数を―」 **わりまえ** [【割り前】] [名] それぞれに割りあてた分量や額。「―をとる」「―勘定[かんじょう]」類[るい]分け前 **わりまし** [【割り増し】] [名] きまった値段より何割か高くすること。また、高くした金額。「深夜―料金」⇔割引 **わりもどす** [【割り戻す】] [五] いったん受けとった金額の一部を返す。「会員には一割を―」 **わりやす** [【割安】] [形動] 品質や分量に比べて値段が安いようす。「まとめて買えば―です」→割高[わりだか] **わる** [【悪】] [名] ①〈名〉社会の秩序を害する者。人間としてしてはならないことをいつもする者。「なかなかの―だ」 ①〈造語〉悪いこと、また過度なことなどをあらわす。「―気」「―ふざけ」「―あがき」「―乗り」 **わる** [【割る】] [五] ①力を加えてこわす。「ガラスをー」「氷を―」②分ける。割り算をする。「総額を人数でー」「ひと部屋を二つに―」③介入[かいにゅう]する。「けんかに割ってはいる」④うちあける。秘密や内情をしゃべる。「口を―」⑤混ぜてうすめる。「焼酎[しょうちゅう]をお湯で―」 ⑥ある数字に達しない。「一万円の大台を―」「志願者が定員を―」 ⑦スポーツで、ラインや土俵によりから出る。「土俵を―」「タッチを―」▼二つに分けてそれが保っている状態をこわすこと。「折る」と母音の交代したことば。 > 「つかいわけ」↓「砕く」を見よ。 **わるあがき** [【悪足掻き】] [名] いらだちあせって、むだなことをあれこれ試みること。「―はおよしなさい」 **わるい** [【悪い】] [形] ①おこないなどが、社会に害をあたえるようす。人間としてすべきでないことをするようす。「―仲間にはいる」「―遊びをおぼえる」②能力や技術がおとっている。また、質やたちがよくない。「成績が―」「できの―映画」③見たり接したりした感じや状態がよくない。「見ばえが―」「体裁が―」「気味が―」「悪く思うなよ」④どこかにさしさわりがあって、正常ではない。「顔色が―」「気分が―」「水の流れが―」⑤めでたくない。好ましくない状態である。「縁起が―」「運が―」「天気が―」「―夢を見る」 ⑥健康に害がある。「目に―」「タバコはからだに―」 <1497> ⑦「―ことは言わないから早くねなさい」⇔よい ⑧迷惑をかけて、申しわけない。すまない。「―けどたのむよ」 > 古語≪あし・わろし≫どちらも「わるい」という意味だが、平安時代には、程度による区別があった。「あし」は、本質的・絶対的に悪いこと、根本的なまちがいに用いる。「わろし」は、水準よりおとる感じでよくないという消極的な意味合い。「手のわろき人(=字のうまくない人)」。「あし」は「よし」の、「わろし」は「よろし」の対。 **わるがしこい** [【悪賢い】] [形] 悪いことに頭がよくはたらく。悪知恵[わるぢえ]が回る。「子供ながら―」 **わるぎ** [【悪気】] [名] 人に害をあたえたり、傷つけたりするような悪い心。悪意。「――はない」 **わるくち** [【悪口】] [名] 人を悪く言うこと。また、そのことば。わるぐち。「あっこう」とも。「かげで―を言う」 **わるさ** [【悪さ】] [名] ①いたずら。「―ばかりする小犬」②悪いこと。悪い程度。「目にあまる―」「後味の―」 **ワルシャワじょうやくきこう** [【ワルシャワ条約機構】] [名] 一九五五年に旧ソ連を中心に結成された、東ヨーロッパ諸国の集団安全保障機構。ナトー(NATO)に対抗[たいこう]し統一軍を設け、加盟国間の軍事援助[えんじょ]や平和共存を目的とした。東欧友好協力相互援助条約。一九九一年に解体。 **わるずれ** [【悪擦れ・悪摺れ】] [名] 世間にもまれてずるがしこくなること。「変に―した子」 **わるだくみ** [【悪巧み】] [名] 人をおとしいれるような、悪いたくらみ。「―にひっかかる」 **わるだっしゃ** [【悪達者】] [名] ①技術はたくみだが品がないこと。「―な芸」 **わるぢた** [【悪知恵】] [名] 悪いことをよく考えつく頭のはたらき。「―がはたらく」 **ワルツ** [名] 四分の三拍子[びょうし]の軽快な舞曲[ぶきょく]やダンス。円舞曲。| waltz **わるのり** [【悪乗り】] [名] 調子に乗って、度をこしたことを言ったり、ふざけすぎたりすること。 **わるびれる** [【悪びれる】] [下一] 気おくれして、きまり悪そうな態度をとる。「悪びれずに答える」「悪びれた風もなく」▽多く、打消[うちけし]の語をともなう。 **わるふざけ** [【悪ふざけ】] [名] たちのよくないふざけかたや、度をこしたいたずら。「―がすぎる」 **わるもの** [【悪者】] [名] 性質のよくない人。また、悪事をする人。悪人。「―あつかいされる」 **わるよい** [【悪酔い】] [名] 酒に酔って、頭痛やはきけをおこすこと。また、気分が悪くなる酔いかた。 **われ** [【我・吾】] [代名] ①〈名〉自分自身。また、自分のほう。②〈代名〉一人称単数。「わたし」「わたくし」の古い言い方。 **我思う、故に我あり** すべてのものが疑わしいが、疑ったり考えたりする自分自身の存在だけは疑うことができない。▽フランスの哲学者デカルトのことば。 **我と思う** 自分は他よりすぐれていると自信をもつ。我こそはと思う。 **我に返る** 正気[しょうき]にもどる。意識がもどる。また、はっともとの平静な状態に落ち着く。 **我に自由を与**[あ]ええよ、しからずんば死を与えよ アメリカ独立戦争のときのパトリック・ヘンリーの演説の最後のことば。 **我にもなく** ◎自分の本心ではなく無意識のうちに。無我夢中で。②やむをえず。しぶしぶ。 **我も我もと** 多くの者が、われこそはと、さきを争っておしかけるようす。われがちに。 **我を忘れる** 自分を忘れるほど、ものごとに夢中になる。心をうばわれて理性を失う。 **われかえる** [【割れ返る】] [五] すっかり割れる。大さわぎする。「―ような拍手」 **われがね** [【割れ鐘・破れ鐘】] [名] 割れてひびのはいったつり鐘[がね]。「―のような大声」 **われさきに** [【我先に】] [副] 自分の利益を優先し、他人をおしのけて急ぐようす。「―にげる」⇔我勝ちに **われしらず** [【我知らず】] [副] おもわず。無意識のうちに。「―さけんでいた」 **われと** [【我と】] [副] 自分から進んで。自分の意志で。「―わが身をふりかえる」 **われながら** [【我乍ら】] [副] 自分で自分の行動などを批評するときのことば。自分のしたこととはいいながら。「―情けない」「―うまくできた」「自分ながら **われなべ(割れ鍋)に綴じ蓋**[ぶた] どんな人でも、それにふさわしい手ごろな結婚相手が見つかるものだというたとえ。▽「とじぶた」は、つぎあわせて修理したふたという意味。 **われめ** [【割れ目】] [名] ①さけめ。ひび。「氷の―」②割れたもの。「―をかたづける」 **われもこう** [【吾亦紅・吾木香】] [名] バラ科の多年草。山野に生え、秋に赤むらさき色の小花が穂[ほ]のようになって咲く。根は薬用。 **われもの** [【割れ物】] [名] ①割れやすいもの。せとものやガラス製品など。「―注意」②割れたもの。「―をかたづける」 **われら** [【我等】] [代名] 一人称複数。わたしたち。「―が母校」「―に課せられた任務」類[るい]我々 **われる** [【割れる】] [下一] ◎多くの平面的なものが二つ以上にこわれたり、集まっているものが二つ以上に分かれたりして、もと一体となっていたものがだめになる。「ガラスが―」「意見が―」「仲間が―」②かくしていた名前や出生地などが、すっかりあらわれる。すっかりわかる。ばれる。「身元[みもと]が―」③割り算で割りきれる。 **われわれ** [【我我】] [代名] 一人称[いちにんしょう]複数。「わたしたち」より改まった言い方。 **わん** [【湾】(灣)] [湾] [湾] [湾] [湾] ①海が陸地にはいりこんでいるところ。いりえ。②弓なりに曲がっている。 <1498> **わん** **を・ん** **わん**【腕】[月・8画 全12画 腕腕腕腕]①うで。②能力。うでまえ。てなみ。 ワン 腕章[わんしょう] 腕力[わんりょく] 鉄腕[てつわん] ②手腕[しゅわん] 敏腕[びんわん] うで 腕比べ 腕前 片腕[かたうで] すご腕[うで] 腕[かいな] **わん**【椀・碗・鋺】[名][造語]①〈名〉飲食物を盛るための器[うつわ]。また、器に盛った料理。かぞえ方[きゃく]①〈造語〉わんにもった食物などを数えることば。「一―のしる」▽「腕」は木製、「碗」はせともの、「銃」は金属製。 **わんがん**【湾岸】[名]湾の海岸。「―道路」「―戦争」 **わんきょく**【湾曲・彎曲】[名][-スル]弓のように曲がっていること。「―した海岸線」「背骨が―する」 **ワンクッション**[名]ショックや作用をやわらげるために、あいだに設けた一段階。「―おいて話す」▽oneとcushionから。和 **ワンサイドゲーム**[名]一方が他方より圧倒的に強く、大差で勝つ試合。「one-sided game」 **わんさと**[副]大勢でがやがやとおしかけるようす。また、ものがたっぷりあるようす。「―集まったファン」 **わんしょう**【腕章】[名]服のうでに巻きつけて目じるしとする布。儀式[ぎしき]や行事のときに使う。 **ワンステップ**[名]①一歩。一段階。「練習の―」②四分の二拍子[にびょうし]の軽快なダンス。「one-step」 **ワンダーフォーゲル**[名]山野を歩き、からだをきたえるスポーツ。その運動の仲間。ワンゲル。▽もと、わたり鳥という意味。「Wandervogel」 **ワンタッチ**[名]①機器の操作が、ボタンを一回おせばすむくらい簡単なこと。「―の傘[かさ]」②バレーボールで、ボールが一度選手の手にふれてアウトになること。「one と touch から。和」 **ワンダフル**[感]すばらしい。すてきだ。「wonderful」 **ワンタン**【饂飩・雲吞】[名]小麦粉のうすい皮でブタのひき肉などを包んでゆで、熱いスープにうかせた料理。▽中国語。 **ワンツーパンチ**[名]ボクシングで、相手のからだの同じ部分を左右両手で続けて打つこと。「―をくう」「one-two punch」 **わんにゅう**【湾入・彎入】[名][-スル]海岸線や湖などが、弓のように曲がって陸地にはいりこんでいること。また、その形。 **わんぱく**【腕白】[形動]子供がいたずらで手に負えないこと。また、その子供。やんちゃ。「―盛[ざか]り」「―小僧」▽多く男の子にいい、女の子には「おてんば」という。 **ワンパターン**[形動]言動やようすなどが、いつも同じであること。型にはまってくふうのないこと。「言うことが―だ」▽oneとpattern から。和 **ワンピース**[名]上下ひと続きになっている婦人服。one-piece **ワンポイント**[名]①一点。一か所。「―に集中する」②競技などで、一点。「―リードする」「one point」 **ワンボックスカー**[名]車内を広く使うために、エンジンと客室とトランクなどがひと続きになっている箱形の車。「one box car」 **ワンマン**[形動]①他人の意見にかまわず、自分勝手[かって]にふるまうこと。また、独裁者。「―経営」②一人だけ。「ーショー」 one-man から。和 **ワンマンカー**[名]運転手が車掌[しゃしょう]の仕事もかねるバスや電車。▽one-man と car から。和 **わんりょく**【腕力】[名]うでの力。「―が強い」「―をふるう」 **ワンルームマンション**[名]バス・トイレ・台所とひと部屋[へや]の形式のマンション。▽ one-room mansion から。和 **ワンレングス**[名]女性の髪形[かみがた]の一つ。髪を左右に分けて同じ長さに水平に切りそろえた形。ワンレン。「one-length」 **を**[格助]●動作や状態の目的や対象をあらわす。「英語—話す」「彼—尊敬する」「子供—遊ばせる」②動作の起点をあらわす。「家—出る」「車—降りる」「日本—はなれる」▽帰着点は「に」であらわす。「家に帰る」③動作のおこなわれる場所や通過点をあらわす。「北海道—旅行する」「空—飛ぶ」「駅前—通る」▽「に」も場所をあらわすが、「を」はそこを通りすぎていく場合に、「に」はそこに止まる場合に使う。「雨の中を走る」「雨の中にたたずむ」④経過する時間をあらわす。「正午—まわったところだ」「試験開始から三十分—経過した」 **をことてん**【乎古止点】[名]平安時代以後、漢文を訓読するために、「て」「に」「を」「は」など、しばしば使われる助詞その他を、符号で漢字の四すみや上下などにつけて読みやすくさせようとしたもの。てにをは点。▽学派によってつける位置とそれがあらわす音とが異なるが、平安時代に一般的だった形式が、漢字の右のかたにつける点を「ヲ」、そのすぐ下の点を「コト」ときめていたので、それを合わせて「ヲコト点」という名前ができた。 **ん**[格助]→「の」[助動]→「ぬ」